地上波デジタル
去年まではBSデジタルでしたが、
今年のメインはやはり地上波デジタル。
3の地図は圧巻で現在の再送信設備の場所にピンをうち
地上波デジタルの送信所を豆電球で光らせていました。
7・・気になったのが今年の技研公開
サムソンの液晶ディスプレイが多数使われていました
世の中の流れを考えると当たり前なんでしょうが感じる物が有りますね。
最後の地上波デジタルラジオ・・電波を飛ばさずに模擬のデモだったようです。
NHK アーカーブス
埼玉にしかないと思っていたNHKアーカーブス・・実はここにもあったんですね。
他にも渋谷等にもあり光ファイバーで埼玉と繋いでいるそうです。
これから各所のNHK放送局に設置していく計画らしいので
マンガ喫茶のように暇さえ有れば通う・・なんて人も居そうですね
(ビバヒルなどの海外ドラマは残念ながら収録されてません(笑))
地上波デジタル系技術
上の方の地図でも分かる通り日本全国で受信できるようにするためには
再送信設備が欠かせません。今のアナログ放送では受信した電波を
そのまま増幅して再送信しているために何回も再送信を繰り返すと
ノイズだらけになってしまうが、地上波デジタルでは一旦ノイズを取り除いてから
再送信するので何処にいても良好な映像が受信できる・・という展示
4000本級カメラ
去年初号機が公開された時にはハイビジョンにダウンコンバートしたした映像でも
ノイズが見えていましたが、今回の2号機はCCDからCMOSに変更し
半導体メモリーを利用していたため30秒近くしか撮影できなかったのを
HDD録画にしたため記録時間を大幅に増やせたそうです(何分か忘れました・・失礼)
そのため今回は様々な映像を収録できたそうです。
実際に下の階で4っつのプロジェクターで映像を出力していましたが
残念ながら30分待ちで諦めてしまいました。
4000本級というと映画はもとよりI-MAXなどよりも綺麗な映像だそうですよ
2↓のカメラだけで映像を処理している訳ではなく・・4枚のCMOSから出る情報をそのまま
ケーブルで送り見えないところに置いてあるラックで処理しているそうです。
CASの高度化&ネットリクエストサービス
現在のB-CASを発展させたカードで蓄積型のサービスを
するに当たって絶対必要な著作権保護機能だそうです。
フレキシブル有機ディスプレイ
まだまだ綺麗な表示ではありませんが
実際にぺにょぺにょさせてくれました(笑)
5の携帯電話型のモックは凄いですね・・巻物みたいで
小さい液晶にチャンネル表示がありました。
開業時のテレビカメラの復元
当時VTRは無かったのですが偶然このカメラで撮影した映像をフィルムで
撮ったと言う映像が流れていました(DVD-Rで再生していると言うのも乙ですが(笑))
カメラの設計図がしっかり残っていたそうです。
一番最後のはオリンピックのために作られたカメラだそうです。
『このカメラの解像度は?』と聞いてる人が居ましたが
『今も昔も変わらず525本です』だそうです・・そりゃそうですよね・・
超高速度CCD
日経産業新聞他に大きく扱われた高速度カメラですが、画像素子が傾いているのが
面白いですよね・・これは画像素子にメモリーを付けて居るのが原因です。
どの速度でも108枚分しか撮影できないので、バッタを撮影する時は神業的な感覚が必要だそうです(笑)
風船の中に水を入れて針で割る映像(割れても暫く水は落ちない)では、音をトリガーとして撮影しているそうです。
ソフトウェア受信装置
日進月歩で技術の進歩する世界、何でもソフトフェアで書き換えられれば
便利じゃないか・・という展示・・去年も展示が有りましたが
今年は書き換えスピードが向上したそうですが展示の内容としては
変わっていないそうです。FPGAが12段だそうです
ケーブルテレビ1024QAM
ケーブルテレビの1ch分6Mhzに現在の倍のハイビジョン映像を流そう
という展示・・・・既存のCATV設備を改修させずとも1024QAM技術が
使えるようにしようという事で、実際に横浜のイッツコムなどで実験も
したそうですね。地上波アナログは政府の方針道理の時期に終了するとしても
CS、BSなどのアナログCATV放送は早期に終了できる可能性が
有ると思いますので早期に実現して欲しいと思いますね。
1024QAMというのはまだ実用化されている物では無いらしく
実際に受信機を製造するにはコストの問題が有るそうです。
関連記事:ZDNet http://www.zdnet.co.jp/broadband/0305/23/lp13.html
ハイビジョン MPEG2 アリゴリズム最適化
BSデジタルのハイビジョンが20Mbps、地上波デジタルが15Mbpsだそうですが
単純にデーターを落としてしまうと映像が目に見えて悪くなるのを
最適化?して遜色ない映像にしようという展示です。
メリットとしては、受信機の変更は必要なく
エンコードする装置を変えるだけで良いことだそうです。
また↓にもあるHDDレコーダなどではHDD容量を削減できます。
20MbpsあるBSデジタルでも同装置を使って浮いた5Mbpsで
データー放送を充実させる事も出来るそうです。
DVDなどの作成では映像ソースにあった圧縮方法を取っているそうですが
リアルタイムの放送では今まで難しかったそうです。
移動体・モバイル・地上波デジタル受信
三洋端末
実際に電波を飛ばして受信するデモ・・・
あまり情報は与えられていないので写真を見て頂きたいんですが
CFスロットやCASスロット?(SD?)スロットが有ったりPDAのような感じですね。
液晶については全画面にする際には横にして見ることになる
どういう形状が見やすいのか検討が必要かも知れませんね。
今旬のリボルバー型などは便利かも知れませんね。
この大きさで実際に受信できることは素晴らしいのですが
なぜか下のKDDIの端末の方が注目されていますね。
KDDI研究所端末
実際に電波を受信するのではなく、放送波を無線LANに
携帯などのIP網をPHS(Air-H")に置き換えたデモ・・・
映像は4ch分が受信されており下のように切り替えて表示できました。
大容量のバッテリーを搭載しているのでACアダプタを使わずに
受信することが出来るようです。
3っつのPCカードスロットがあり、CFメモリー、Air-H"(CF)、無線LANで
使っているようです。5の写真で見るとコネクタが有りますが
何用なのかはわかりませんでした・・
オーディオの入出力端子やCASスロットが有るように
見えますが詳細は不明です
現場で教えて貰えた情報は、CPUはSHでOSはトロンだということ
文字情報の表示はHTMLですが、BMLでの表示を考慮して作っているので
BML相当の表示であると言う事を強く言っていました。
ブラウザを開発するまではHTMLブラウザーを代行で使って実験するそうです。
白色LEDライト
毎年こういう実務的な製品が出品されますね。。
実際の利用には前面に磨りガラスのような物が置かれて
光を拡散するそうです。
AM放送のノイズリダクション
去年新聞に出た500円サイズのHDD・・・
Motion-Jpeg2000
放送局内のデーターとして使う技術でMPEG2よりコマ毎の編集がしやすく生のデーターでは
大きすぎるという事でモーションJPEG2000を利用したそうです。
実際にハイビジョンサイズに対応しているLSIですが
実際にアナログデバイセズではテストしたことが無いそうで、NHKが初めて実証してくれたとのこと

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ZD
“地上デジタル放送”から“丸められる有機EL”まで――NHK技研が見せた最新技術
http://www.zdnet.co.jp/news/0305/24/nj00_giken.html
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21世紀のリモコン? “たまちゃん”
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