クワガタ用語ヨウゴシュウ
  ヨウ  カタ 意  味イミ 参照サンショウ項目コウモク
飼育シイクヘン        
用品ヨウヒン        
  マット まっと クワガタやカブトムシなどの幼虫ヨウチュウのエサや成虫セイチュウユカザイ産卵サンランショウなどに使用シヨウするため、ナマ粉砕フンサイしたもの。モット一般的イッパンテキなのは椎茸シイタケのほだ廃材ハイザイ粉砕フンサイしたもので、さらにこれを発酵ハッコウさせたものなど、用途ヨウトによって様々サマザマなものがある。キノコのキン腐朽フキュウしていない生木ナマキ粉砕フンサイしたものは、マットとばずに「ナマオガ」とぶことがオオい。  生木ナマキ ほだ フレーク
  マット うめこみまっと マットの一種イッシュで、保湿などのため産卵サンランめて産卵サンランセットとするためのもの。マットのなかでは粒子リュウシアラめで、添加剤テンカザイ発酵ハッコウなどの過程カテイていないものが主流シュリュウのため、比較的ヒカクテキ安価アンカ。おもにマットに産卵サンランせず産卵木にのみ産卵するタイプのクワガタに使用する。また、成虫の床として利用することも多い。 産卵サンラン マット 発酵ハッコウマット 一次イチジ発酵ハッコウマット トコ
  発酵ハッコウマット はっこうまっと オモにクワガタの幼虫ヨウチュウエサとするため、薄力粉ハクリキコやフスマなどの添加剤テンカザイをマットにクワえて発酵ハッコウさせ、栄養価エイヨウカタカめるとトモに、マットナイ微生物ビセイブツ環境カンキョウ安定アンテイさせて異常イジョウ発酵ハッコウこりニクくしたもの。オオくのシュのクワガタの幼虫ヨウチュウ飼育シイク飼料シリョウとして利用リヨウされるほか、アンタエウスオオクワガタなどマットみのクワガタの産卵サンランショウとしても使用シヨウされる。添加剤テンカザイクワえずに自然シゼン発酵ハッコウさせたものを「一次イチジ発酵ハッコウマット」とぶこともあり、これと区別する意味イミで、添加物テンカブツクワえて発酵ハッコウさせたマットを「添加テンカ発酵ハッコウマット」または「添加テンカマット」と呼ぶヨブコこともある。 添加剤テンカザイ 発酵ハッコウ マットみ 一次イチジ発酵ハッコウ 異常イジョウ発酵ハッコウ
  無添加ムテンカマット むてんかまっと 一般イッパンに、発酵ハッコウさせていない粉砕フンサイしただけのマットをす。添加剤を加えずに自然発酵させた、いわゆる一次イチジ発酵ハッコウマットをすこともある。 発酵ハッコウ 一時イチジ発酵ハッコウ 朽ち木クチキ 添加剤テンカザイ 
  針葉樹シンヨウジュマット しんようじゅまっと 針葉樹シンヨウジュ原料ゲンリョウにしたマット。針葉樹シンヨウジュ生木ナマキ粉砕フンサイしたものがほとんどで、朽木クチキ原料ゲンリョウとしたものはあまりかけない。一般的イッパンテキなクワガタの幼虫ヨウチュウは、針葉樹シンヨウジュフクまれるヒノキチオールなどの成分セイブンキラうため、広葉樹コウヨウジュ原料ゲンリョウにしたマットで飼育シイクするが、この成分セイブンはダニをフクめたホトンどの昆虫コンチュウキラうため、ダニの発生ハッセイ防止ボウシ観点カンテンから、成虫セイチュウ飼育シイクトコとして針葉樹シンヨウジュマットをコノ飼育シイクもいる。針葉樹シンヨウジュ広葉樹コウヨウジュクラべて分解ブンカイオソいため、劣化レッカオソ異常イジョウ発酵ハッコウスクないテンも、トコとしてテキしてはいるが、クワガタの成虫セイチュウが、針葉樹シンヨウジュ成分セイブン影響エイキョウをまったくけないかどうかは疑問ギモンノコる。また、幼虫ヨウチュウキラうというテン利用リヨウして、ザイ飼育シイク埋め込ウメコみマットとして使用シヨウし、幼虫ヨウチュウザイからてきてしまうのをフセぐといった使用法シヨウホウもある。ただし、十分ジュウブン発酵ハッコウした針葉樹シンヨウジュのマットであれば、クワガタやカブトムシの幼虫ヨウチュウ飼育シイク使用シヨウできる場合バアイもあり、発酵ハッコウ過程カテイでヒノキチオールなどの成分セイブン分解ブンカイされてしまうのかもしれない。 マット 生木ナマキ トコ ザイ飼育シイク 埋め込ウメコみマット 発酵ハッコウ
  ナマオガ なまおが ではないきた伐採バッサイして粉砕フンサイし、マットジョウにしたもの。菌床キンショウ作成サクセイのベースとしてモチいられるホカ発酵ハッコウマットの材料ザイリョウとしてモチいる場合バアイもある。一般イッパンにクワガタの幼虫ヨウチュウエサとして使用シヨウされる発酵ハッコウマットは、椎茸シイタケのほだ廃材ハイザイなど原料ゲンリョウとしたものであるが、のマットにナマオガをクワえたり、また、ナマオガ100%で作成サクセイする場合バアイもある。ナマオガを使ツカった発酵ハッコウマットは,一般イッパンエサちがいとされている。  マット キントコ 発酵ハッコウマット エサち 
  プラケース ぷらけえす 主に昆虫などの小動物飼育のために販売されている透明なケース。通常、青や緑や黒の網状のフタが付いており、「ミニ」、「小」、「中」、「大」、「特大」、「ジャンボ」の各サイズがある。いくつかのメーカーからそっくりなものが販売ハンバイされているが、規格キカク微妙ビミョウチガうため、フタをチガえると完全カンゼンにロックされない場合バアイがあり、クワガタに脱走ダッソウされる事故ジコ発生ハッセイする可能性カノウセイがあるので注意チュウイ必要ヒツヨウ小蝿コバエなどが出入デイりできるのと、通気ツウキセイすぎて乾燥カンソウしてしまうため、そのままでクワガタ飼育シイク使用シヨウするのはムズカしい。 脱走ダッソウ アナあきビニール クリアシールド コバエシャッター
  プラケ ぷらけ プラケースのリャク プラケース
  アナあきビニール あなあきびにいる 適当テキトウなビニールシートに、ハリ数箇所スウカショからスウ十箇所ジュッカショアナをあけたもの。プラケースのフタと本体ホンタイとのアイダ挟み込ハサミコんで、小蝿コバエ進入シンニュウフセぐとトモに、保湿効果ホシツコウカるために使用シヨウする。チイさなアナでも、想像ソウゾウ以上イジョウ通気ツウキセイがあり、夏場ナツバれやエサの果物クダモノなどの異常発酵イジョウハッコウにさえければ、酸欠サンケツ心配シンパイスクない。初心者ショシンシャが、クワガタの成虫セイチュウ飼育中シイクチュウコロしてしまう原因ゲンイン第一位ダイイチイ乾燥カンソウであり、穴あきビニールはクワガタ飼育シイクかせないアイティムである。最近サイキンは、クリアシールドなどの、これにカワわる商品ショウヒンもある。 プラケース 小蝿コバエ 異常発酵イジョウハッコウ 酸欠サンケツ クリアシールド 
  コバエシャッター こばえしゃったあ クワガタやカブトムシなどの飼育シイクのために特別トクベツ開発カイハツされた、専用センヨウ飼育シイクケース。「タイニー」、「ミニ」、「ショウ」、「チュウ」、「大」のカクサイズがある。フタがアミジョウタイになっていないため、クワガタがアゴハサんでれなくなりそのまま消耗ショウモウしてんでしまうとった事故ジコ心配シンパイがなく、適度テキド保湿ホシツ効果コウカもある。また、フタに装着ソウチャクするフィルターによりハエ進入シンニュウフセいでくれるスグれものであり、これが商品名ショウヒンメイ由来ユライとなっている。この素晴スバらしいアイティムの開発カイハツシャ敬意ケイイヒョウして、「シーラフタ」とぶこともある。 ハエ
  コバシャ こばしゃ コバエシャッターのリャク コバエシャッター
  クリアシールド くりあしいるど アナあきビニールと同様ドウヨウ効果コウカのある商品ショウヒン透明トウメイなプラスチックのイタチイさなアナけたもので、プラケースのフタにぴったりとはまるようなカタチ加工カコウされている。プラケースにハジめて装着ソウチャクするときは、ケース本体ホンタイにクリアシールドをかぶせて、そのウエからフタをめると、上手ウマくフタの内側ウチガワにはまってくれる。保湿性ホシツセイタカいため、エサの果物クダモノなどがプラケース内部ナイブ腐敗フハイした場合バアイには、酸欠サンケツになるコトがあるので、注意チュウイ必要ヒツヨウ用途ヨウト予算ヨサンオウじて、コバシャやアナあきビニールと使ツカけるとい。 プラケース コバシャ アナあきビニール 酸欠サンケツ
  タイベストフィルター たいべすとふぃるたあ 元々モトモト建材ケンザイ一種イッシュであるタイベスト(タイベックともう)を、クワガタの幼虫ヨウチュウ飼育用シイクヨウビンクチより一回ヒトマワオオきくカットしたもの。一見イッケンただのシロ紙切カミキれのようにえるが、通気ツウキタモちつつ雑菌ザッキンハエ進入シンニュウオサえるフィルターとして、菌糸瓶キンシビンのフタに挟み込ハサミコんで使用シヨウする。販売ハンバイされている菌糸瓶キンシビンクチには、スデにセットされているものもオオい。建材ケンザイヨウのものを大型オオガタシートで購入コウニュウして自分ジブンでカットしてもオモったほどテイコストとはならないため、昆虫コンチュウ専門店センモンテンでカットみのものを購入コウニュウするのが無難ブナン 菌糸キンシビン ハエ
  菌床キンショウ きんしょう オモ広葉樹コウヨウジュナマキオガに加水カスイして添加剤テンカザイクワえ、滅菌メッキンしてキノコのキン植菌ショッキンし、菌糸キンシ蔓延マンエンしてシロくなるまで培養バイヨウしたもの。もともとは、キノコの人工ジンコウ栽培サイバイ使用シヨウされるものであるが、水分スイブン添加剤テンカザイ調整チョウセイしてクワガタヨウ製品化セイヒンカしたものが、ブロックやビンなど様々サマザマ状態ジョウタイ販売ハンバイされている。オモに、オオクワガタなどの比較的ヒカクテキ分解ブンカイススんでいない朽木クチキエサとする幼虫ヨウチュウ飼育シイク使用シヨウされ、スベてのクワガタに使用シヨウできるものではない。 菌糸キンシ 菌糸キンシビンビン 菌床キンショウブロック 滅菌メッキン 植菌ショッキン 加湿カシツ 添加剤テンカザイ
  菌糸キンシビン きんしびん ガラスの瓶に菌床キンショウまった、クワガタの幼虫ヨウチュウ飼育シイクのための資材シザイ加水カスイしたマットをビンめてから加熱カネツ殺菌サッキンしたノチキンけて培養バイヨウしたもの(ウエツキンビン)もあるが、菌床ブロックをほぐしてビンえたもの(詰替ツメカビン)が最近サイキン主流シュリュウ国産コクサンオオクワガタなどの幼虫ヨウチュウ飼育シイク使ツカう。ガラスビンではなくポリボトルを使用シヨウした「菌糸キンシボトル」もあるが、ナカ様子ヨウス観察カンサツしやすいテン幼虫ヨウチュウカジれないテンなどから、ガラスセイの「菌糸瓶キンシビン」をコノヒトオオい。また、ポリよりガラスのホウ放熱ホウネツセイタカく、夏季カキ飼育シイクにはガラスビンいとするきもある。国産コクサンオオクワガタなどのあまり分解ブンカイススんでいない乾燥カンソウ気味ギミ朽木クチキコノシュにはめてからアサアタラしめの菌糸キンシビンを、比較的ヒカクテキ分解ブンカイススんだ朽木クチキ水分スイブン多めの朽木クチキコノシュにはめてから2週間シュウカン以上イジョウって熟成ジュクセイした菌糸キンシビンアタえるとい。 菌床キンショウ 菌糸キンシボトル 菌床キンショウブロック 加水カスイ
  菌糸キンシボトル きんしぼとる ポリセイのボトルに菌床キンショウまった、クワガタの幼虫ヨウチュウ飼育シイクのための資材シザイ加水カスイしたマットをポリボトルにめてから加熱カネツ殺菌サッキンしたノチキンけて培養バイヨウしたもの。ポリボトルの場合バアイ、ガラスビンでは実現ジツゲンしていない、詰め込ツメコみから植菌ショッキンまでの過程カテイのオートメーション可能カノウであり、大量生産タイリョウセイサンによる低価格化テイカカクカ比較的ヒカクテキ容易ヨウイであるメリットがある。国産コクサンオオクワガタなどの幼虫ヨウチュウ飼育シイク使ツカう。ガラスビン使ツカった「菌糸キンシビン」のホウコノまれる傾向ケイコウがあるが、ボトルは安価アンカであるコトと、軽量ケイリョウ取り扱トリアツカいやすいコトから、大量タイリョウ使用シヨウするブリーダーには根強ネヅヨ人気ニンキがある。 菌床キンショウ 菌糸キンシビン 加水カスイ
  キンシトコブロック きんしょうぶろっく 耐熱性タイネツセイタカ専用センヨウのビニールフクロオモにポリプロピレンセイ)に、加水カスイして添加剤を加えたマットを3〜4gほどめて四角シカクいブロックジョウタイ成形セイケイし、滅菌メッキンしてキノコの菌を植菌ショッキン菌糸キンシを繁殖させたもの。ビンなどにえて菌糸キンシビン作成サクセイする。製品化された菌糸瓶を購入するのと比べた場合、菌糸キンシビンより安価アンカであるテンと、詰め替ツメカえのトキにさらに添加剤テンカザイクワえ、自分ジブンゴノみの菌糸キンシビン作成サクセイできるテンがメリット。 菌床キンショウ 菌糸キンシビン 加水カスイ ウエキン 菌糸キンシ
  キンカップ きんかっぷ 菌床ブロックをほぐしてプリンカップに詰め替えたもの。小型コガタ菌糸キンシビンとして使用シヨウするが、カタトコロスス性質セイシツツヨいクワガタなどでは、ヤブって脱走ダッソウする事故ジコこる可能性カノウセイがあり、このようなシュ長期間チョウキカン飼育シイクには管理カンリ注意チュウイヨウ不向フムき。ジャクレイ幼虫ヨウチュウを、雌雄シユウ判別ハンベツ可能カノウとなる2レイ後期コウキマタは3レイ初期ショキ)までのアイダ100〜200cc程度テイド小型コガタキンカップで飼育シイクして、その後ソノゴに♂なら大型オオガタビンに♀なら小型コガタビン投入トウニュウすることによって、菌糸キンシビン飼育シイクにおける経済ケイザイ効率コウリツタカめるための使用シヨウ効果的コウカテキ。また、たくさんられた幼虫ヨウチュウ友達トモダチなどに譲渡ジョウトする場合バアイにも便利ベンリで、ショップで販売ハンバイされているジャクレイ幼虫ヨウチュウは(トキにはアワれな3レイ幼虫ヨウチュウも)、これに入っている事ハイッテイルコトオオい。 菌床キンショウブロック カップ 若齢ジャクレイ
  カップ かっぷ プリンカップと同義ドウギ プリンカップ
  プリンカップ ぷりんかっぷ 食品ショクヒンヨウ販売ハンバイされている、合成ゴウセイ樹脂ジュシキセイヒンの透明なフタきカップ。ポンカップともう。様々サマザマオオきさがあり、菌床ブロックをほぐして詰めて菌糸キンシビンわりに使用シヨウしたり、成虫セイチュウ一時イチジ保管ホカン容器ヨウキとして使用シヨウしたりする。ガラスビンやプラケースとくらべて強度キョウドヒクいため、食い破クイヤブってアナ脱走ダッソウされることもあり、幼虫ヨウチュウ成虫セイチュウとも長期チョウキ使用シヨウには不向フムき。メーカーによって、気密キミツキミツセイがあり、一般的イッパンテキなものはそのままでも幼虫ヨウチュウ飼育シイク十分ジュウブン通気ツウキセイがあるが、一部イチブ気密性キミツセイタカいものはフタにチイさなアナけて使用シヨウする必要ヒツヨウがある。一般イッパンられている気密性キミツセイタカいものとしては、ウラホノオのキャラクターのしるし(やせると意味イミらしい)のいたものがある。 菌床キンショウブロック キンカップ 脱走ダッソウ
  ビン えすびん 幼虫ヨウチュウ飼育シイク使用シヨウするビンのうち、450t程度の容量のガラス瓶を、クワガタ飼育シイク業界ギョウカイではこう場合バアイオオい。ナカ菌床キンショウ発酵ハッコウマットをめて、クワガタの幼虫ヨウチュウ飼育シイクする。中〜大型種の初令幼虫を、2レイ後期コウキ〜3令初期程度まで育成するために使用されることが多い。小型コガタシュのオスオヨびメス、中型チュウガタシュのメスでは、羽化ウカまでこのサイズで十分ジュウブン Mビン Lビン 菌床キンショウ 発酵ハッコウマット
  ビン えむびん 幼虫ヨウチュウ飼育シイク使用シヨウするビンのうち、800t程度の容量のガラス瓶を、クワガタ飼育業界ではこう呼ぶ場合が多い。「マヨビン900」や「ハチミツ1000」とばれるものが、このサイズ。中に菌床や発酵マットを詰めて、クワガタの幼虫を飼育する。オスなら、大型種で3令初期程度まで育成でき、中型チュウガタシュなら羽化までこのサイズで可能カノウ。メスなら、大型オオガタシュでも羽化までこのサイズで十分。ちなみに、「マヨビン900」は「マヨネーズが900グラムハイビン」、「ハチミツ1000」は「蜂蜜ハチミツが1000グラムハイビン」の意であり、その容積はいずれも800〜850cc程度であるから、ミズのものの比重ヒジュウ考慮コウリョせずに商品ショウヒン容量ヨウリョウ表示ヒョウジ苦情クジョウうとハジをかくので注意チュウイ必要ヒツヨウ Sビン Lビン 菌床キンショウ 発酵ハッコウマット
  ビン えるびん 幼虫ヨウチュウ飼育シイク使用シヨウするビンのうち、1500t程度テイド容量ヨウリョウのガラスビンを、クワガタ飼育業界ではこう呼ぶ場合が多い。通称ツウショウ「ハチミツ2000」とばれるカタモノが、オオ利用リヨウされているが、これより背丈セタケヒク直径チョッケイオオきい通称ツウショウ「ダルマビン」とばれるものをコノんで使用シヨウするヒトもいる。中に菌床や発酵マットを詰めて、クワガタの幼虫を飼育する。メスにはほとんど使用シヨウせず、大型オオガタシュのオス専用センヨウカンガえてい。ほとんどの大型オオガタシュがこのサイズのビン十分ジュウブン羽化ウカ可能カノウであるが、パラワンオオヒラタクワガタ、ギラファノコギリクワガタ、マンディブラリスフタマタクワガタなど最大級サイダイキュウシュナカで、特大トクダイ幼虫ヨウチュウソダった場合バアイには、蛹室ヨウシツツクるための直径チョッケイ若干ジャッカン不足フソクする場合バアイいわけではない。 Sビン Mビン 菌床キンショウ 発酵ハッコウマット 蛹室ヨウシツ
  衣装イショウケース いしょうけえす ホームセンターなどで購入コウニュウできる、樹脂ジュシセイヒン大型オオガタケース。20リットル〜100リットル程度テイドまで様々サマザマなサイズがあり、フタがロックでき脱走ダッソウ心配シンパイスクなく、比較的ヒカクテキ安価アンカであるため、大型オオガタシュ産卵サンランセットヨウケースや発酵ハッコウマット作成サクセイヨウのケースとして利用価値リヨウカチタカい。一般的イッパンテキにキャスターがソナわっており、この出っ張デッパりがケースの内側ウチガワにあるモノは、作業サギョウサイ意外イガイ邪魔ジャマになるので、なるべく内側ウチガワがフラットなモノエラぶとく、トク発酵ハッコウマット作成サクセイヨウとしては、攪拌カクハンしやすいようフカさを重視ジュウシする必要ヒツヨウる。また、あまりにも安価アンカなものは、強度キョウド問題モンダイのあるモノスクなくないため、用途ヨウトオウじた最低限サイテイゲン強度キョウド考慮コウリョしてエラびたい。 産卵サンランセット 発酵ハッコウマット
  添加剤テンカザイ てんかざい 発酵ハッコウマットや菌糸瓶キンシビン作成サクセイアタって、マットに混ぜ込マゼコむものの総称ソウショウ。そのアツカいやすさから、乾燥カンソウした粉末状フンマツジョウのものが利用リヨウされることがオオく、薄力粉ハクリキコとフスマが代表的ダイヒョウテキ。その添加テンカ目的モクテキ多岐タキワタるが、オモ目的モクテキは、発酵ハッコウマット作成サクセイにおいては発酵ハッコウ促進ソクシン発酵ハッコウ過程カテイのコントロールに、菌糸瓶キンシビン作成サクセイにおいては菌糸キンシ成長セイチョウのための栄養エイヨウミナモトアタえることにあり、添加剤テンカザイ自体ジタイ幼虫ヨウチュウ摂取セッシュされて直接的チョクセツテキ幼虫ヨウチュウ栄養エイヨウゲンになる部分ブブンスクないものとオモわれる。 発酵ハッコウマット 菌糸キンシビン 薄力粉ハクリキコ フスマ
  フスマ ふすま コムギカラにあたる部分ブブンで、ムギ製粉セイフンしたアトノコ廃棄物ハイキブツ。クワガタ飼育シイクにおいては、小麦コムギフスマが、発酵ハッコウマット作成サクセイヨウ菌床キンショウへの添加剤テンカザイとして利用リヨウされる。一般イッパンには、飼料シリョウ肥料ヒリョウとして若干ジャッカン需要ジュヨウがあり、JA(農協ノウキョウ)などで購入コウニュウできるが、大袋オオブクロ(20リットル程度テイド)のみの販売ハンバイであって、昆虫コンチュウ専門センモンテン小分コワけしたものを取り扱トリアツカっていれば、これを購入コウニュウするのが便利ベンリ店頭テントウ取り扱トリアツカっていなくても、お店オミセヒトいてみると、けてもらえる場合バアイもある。 発酵ハッコウマット 菌床キンショウブロック 添加剤テンカザイ
  薄力粉ハクリキコ はくりきこ 小麦粉コムギコ一種イッシュで、比較的ヒカクテキ蛋白質タンパクシツ含有率ガンユウリツヒクいもの。蛋白質タンパクシツ含有ガンユウリョウリツタカい「強力粉キョウリキコ」や、蛋白質タンパクシツ含有量ガンユウリョウ中間的チュウカンテキな「チュウリョク」もあるが、腐敗フハイし難シニクアツカヤスい「薄力粉ハクリキコ」が、発酵ハッコウマットの添加剤テンカザイとしてヒロ利用リヨウされている。 添加剤テンカザイ 発酵ハッコウマット
  ビール酵母コウボ びいるこうぼ ビールの製造セイゾウ過程カテイでできる廃棄物ハイキブツで、アルコールの生産セイサンえて不要フヨウとなった酵母コウボキンったもの。良質リョウシツ蛋白タンパクシツ、ビタミン、ミネラルのカタまりであり、通常ツウジョウは、乾燥カンソウ粉末フンマツやタブレットジョウ加工カコウして、健康食品ケンコウショクヒンセイチョウイチョウザイとして販売ハンバイされている。健康食品ケンコウショクヒンとして販売ハンバイされているものは、発酵ハッコウマットや菌床キンショウ添加剤テンカザイとして利用リヨウするには高価コウカであるが、昆虫コンチュウ専門店センモンテン取り扱トリアツカっていれば、比較的ヒカクテキ安価アンカ購入コウニュウできる場合バアイオオい。 添加剤テンカザイ 発酵ハッコウマット
  トレハロース とれはろうす 昆虫コンチュウ微生物ビセイブツ菌類キンルイなどの生物セイブツ体内タイナイ存在ソンザイするトウルイ生物セイブツ細胞サイボウ乾燥カンソウ凍結トウケツなどから保護ホゴ再生サイセイタスけるハタラきがあり、椎茸シイタケがもとどうりになるのも、越冬エットウチュウ氷点下ヒョウテンカ昆虫コンチュウ生存セイゾンできるのも、このトウハタラきによるものであるとわれている。食品ショクヒン添加物テンカブツとしてモチ菓子ガシなどの硬化コウカ防止ボウシ使用シヨウされ、コメ添加テンカしてきあげるとめてもカタくなりにくいご飯ゴハンける。菌床キンショウなどに少量ショウリョウ添加テンカすると、クワガタの幼虫ヨウチュウカタ安定アンテイし、いわゆる「居食イグい」状態ジョウタイ維持イジしやすい傾向ケイコウがあるため、エサナカ成分セイブンとして、幼虫ヨウチュウナンらかの反応ハンノウこさせる物質ブッシツであることはほぼ間違マチガいない。フルくは、高価コウカ食品ショクヒン添加物テンカブツであったが、近年キンネン安価アンカになり、入手ニュウシュし易シヤスくなった(酵母コウボ遺伝子イデンシクワえてトレハロースを生産セイサンさせる技術ギジュツ確立カクリツし、大量生産タイリョウセイサン可能カノウとなったためとわれている)。昆虫コンチュウ専門店センモンテンでも、取り扱トリアツカっている場合バアイがある。 添加剤テンカザイ
  グルタミンサンナトリウム ぐるたみんさんなとりうむ アミノ酸アミノサン一種イッシュ精製セイセイした状態ジョウタイで、商品名ショウヒンメイ味の素アジノモト」として販売ハンバイされているものが入手ニュウシュしやすい。発酵ハッコウマットや菌床キンショウ添加剤テンカザイとしてクワえたり、ミズかして産卵木サンランボクみこませて産卵サンラン促進ソクシン効果コウカ期待キタイしたりする。どのような使用シヨウ方法ホウホウにあっても、添加剤テンカザイよりスクなめに使ツカうのがポイント。 添加剤テンカザイ
  産卵サンラン さんらんぼく クワガタのメスに産卵サンランさせるためのオオくの種類シュルイのクワガタは、キノコのキンイトやバクテリアなどの微生物ビセイブツによって分解ブンカイされかけた産卵サンランし、幼虫ヨウチュウはこれをべてソダつ。したがって、このような種類シュルイのクワガタに産卵サンランさせようとする場合バアイには、これにテキした産卵サンランアタえる必要ヒツヨウがある。モットもポピュラーなのは、椎茸シイタケ栽培サイバイ使用シヨウしたクヌギやナラなどのほだ乾燥カンソウさせたもので、ホカに、レイシザイやカワラザイなどの高価コウカなものもある。 ほだ カワラザイ レイシザイ 
  ほだ ほだぎ 椎茸シイタケ栽培サイバイ利用リヨウされる、クヌギやナラの椎茸シイタケキン植菌ショッキンして培養バイヨウしたもの。クワガタヨウの産卵木として、安価アンカ一般的イッパンテキ産卵木サンランボクとして利用リヨウされるのは、適度テキドちたこの廃材ハイザイを10スウcmにカットし十分ジュウブン乾燥カンソウさせたもので、昆虫コンチュウ専門店センモンテン販売ハンバイされている。クワガタの幼虫ヨウチュウきた椎茸シイタケ菌糸キンシキラうため、ほだ乾燥カンソウさせて菌糸キンシをほぼ死滅シメツさせた状態ジョウタイ販売ハンバイされているので、産卵木サンランボクとしてクワガタのメスにアタえる場合バアイは、クワガタの種類シュルイごとに、適度テキド水分スイブンリョウ加水カスイする必要ヒツヨウる。一般イッパンに、ナラよりクヌギのホウ人気ニンキがあり若干ジャッカン高価コウカ一緒イッショ陳列チンレツされているもののナカにも、カタめのものや柔らかヤワラカメめのものがあるので、使用シヨウするクワガタの種類シュルイオウじたカタさのものをエラんで購入コウニュウする。選定センテイ使用シヨウレイとしては、「オオクワガタに使用シヨウするので若干ジャッカンカタめがいから、切り口キリクチツメててみてカルアト程度テイドカタさのものを購入コウニュウし、水分スイブンリョウヒカえめに、3時間ジカン浸水シンスイ時間ジカン陰干カゲボしして使用シヨウしよう。自己ジコ採集サイシュウ大切タイセツムシなので、チョット奮発フンパツして、ナラではなくクヌギにしてシテミみた。」とったところ。 産卵木サンランボク 加水カスイ
  カワラザイカワラザイ かわらざい カワラタケキンによって腐朽フキュウした、ブナやクヌギなどのザイ産卵サンランとしてや、幼虫ヨウチュウ飼育シイクのためのザイとして使用シヨウする。天然テンネンのものはクワガタの天敵テンテキとなる様々サマザマ昆虫コンチュウハイっていてアツカいにくいが、人工的ジンコウテキ作成サクセイした昆虫コンチュウ進入シンニュウのないものが昆虫コンチュウ専門店センモンテン販売ハンバイされており、レイシザイナラんで、モット高級コウキュウ産卵サンランヒトつとなっている。国産オオクワガタなどの、乾燥ぎみの朽木クチキコノんで産卵サンランするタイプのクワガタを中心チュウシンに、ほとんどのザイみのシュ効果コウカがある。 カワラタケ 産卵サンラン
  レイシザイレイシシバザイ れいしざい レイシ(霊芝レイシキンによって腐朽フキュウした、ザイ原木ゲンボクにナラを使用シヨウしたものがほとんど。アンタエウスオオクワガタなど、ヤワらかいザイコノザイケイのクワガタの産卵木サンランボク最適サイテキとされており、オオゴンオニクワガタ、タランドスオニツヤクワガタなどのブリードチョウ難関ナンカンシュにおいても、ある程度テイド実績ジッセキがある。カワラザイナラんでモット高級コウキュウ産卵木サンランボクヒトつである。内部ナイブはスポンジジョウで、非常ヒジョウ水分スイブンいやすく、保水ホスイリョク非常ヒジョウタカいため、加水カスイはごくタン時間ナンジカン(30フン以内イナイ)にする必要ヒツヨウがあり、乾燥カンソウしきっていない状態ジョウタイ販売ハンバイされているものは、加水カスイせずに使用シヨウする場合バアイもある。キノコを栽培サイバイするサイツチめたタイプとスナめたタイプとがあり、ツチめタイプにクラべてザツムシスクなく柔らか過ヤワラカスぎないものがオオスナめタイプがコノまれる。 産卵木サンランボク レイシ(霊芝)
  温室オンシツ おんしつ クワガタを加温カオン飼育シイクするために、熱源ネツゲン温度オンド調節器チョウセツキソナえた小部屋コベヤマタハコ園芸用エンゲイヨウタカさ1.8mまでのガラスセイものがホームセンタなどで入手ニュウシュしやすく、クワガタヨウとして利用リヨウされることがオオいが、ガラスは意外イガイ保温ホオンセイノウヒクく、ダンボールや建築用ケンチクヨウ断熱ダンネツザイなどを利用リヨウして自作ジサクしたホウが、保温性ホオンセイタカ安価アンカなものができる。熱源ネツゲンには園芸用エンゲイヨウ熱帯ネッタイギョヨウ爬虫類ハチュウルイヨウのヒーターが利用リヨウでき、これを電子式デンシシキマタはバイメタルシキのサーモスタットに接続セツゾクして温度オンド調節チョウセツすることがオオいが、安全面アンゼンメン重視ジュウシするなら、爬虫類ハチュウルイヨウ温度調節オンドチョウセツ機能キノウきのシートジョウのヒーターがお勧オススめ。この場合バアイ温室オンシツナイ温度オンドは、爬虫類ハチュウルイヨウヒーターの設定セッテイ温度オンド温室オンシツのサイズ、保温ホオン性能セイノウ室温シツオンなどに左右サユウされるので、最高サイコウ最低サイテイ温度計オンドケイ使ツカって温度オンド確認カクニンしながらの十分ジュウブン試運転シウンテンかせない(どんな温室オンシツでも、温度オンド安定アンテイするまでの試運転シウンテンは、かせないのであるが)。ヒト部屋ヘヤマルごと保温ホオンして、クワガタ専用センヨウ部屋ヘヤとした場合バアイ概念的ガイネンテキには温室オンシツ同一ドウイツのものであるが、このような部屋ヘヤは「むし部屋ヘヤ」または「クワ部屋ヘヤ」とばれ、温室オンシツとはばないことがオオい。 加温カオン飼育シイク 最高サイコウ最低サイテイ温度計オンドケイ むし部屋ヘヤ
  最高サイコウサイ最低サイテイテイオン時計ドケイ さいこうさいていおんどけい 最高サイコウ温度オンド最低サイテイ温度オンドを、自動的ジドウテキ記録キロクしておいてくれる温度計オンドケイ園芸エンゲイヨウのものが3000エン〜5000エンほとで販売ハンバイされているが、熱帯ネッタイギョ中心チュウシンとした多目的タモクテキ利用リヨウできる製品セイヒンが、1500エンほどで販売ハンバイされているので、これがお勧オススめ。最近サイキンでは、この製品を取り扱トリアツカっている昆虫コンチュウ専門店センモンテンもあるので、サガしてみてほしい。ガイ気温キオン変化ヘンカ影響エイキョウ受け難ウケニク安定アンテイした環境カンキョウである水中スイチュウ飼育シイクするような熱帯魚ネッタイギョナド飼育シイクにおいてはカナラずしも必要ヒツヨウではないが、ガイ気温キオン変化ヘンカ影響エイキョウをもろにけるクワガタ飼育シイクにおける温度管理オンドカンリには必須ヒッスカンガえてい。 温室オンシツ
  サーモスタット さあもすたっと ヒーターなどにつないで、温度オンド一定イッテイ調節チョウセツする装置ソウチ園芸用エンゲイヨウのものは精度セイドタカいようだが、高価コウカ入手ニュウシュしづらいため、安価アンカ入手ニュウシュしやすい観賞魚カンショウギョヨウのものが使用シヨウされる場合バアイオオい。最近サイキンは、爬虫類用ハチュウルイヨウのもので、ヒーター自体ジタイ温度オンド調節チョウセツ機能キノウったものがハイりやすいので、サーモスタットを使用シヨウしないヒトオオいが、厳格ゲンカク温度オンド管理カンリモトめるなら、必須ヒッス 温室オンシツ
  霧吹キリフ きりふき そのまま、霧吹キリフき…。初心者ショシンシャけの飼育シイクショに、「毎日マイニチ霧吹キリフきでマットを湿シメらせましょう。」との記載キサイがあるが、この方法ホウホウではオオくの場合バアイ水分スイブン過剰カジョウとなり、マットが異常イジョウ発酵ハッコウしてクワガタをコロしてしまうことになりやすい。水分スイブンは、すのではなく、アナあきビニールをハサむなどして、がさないことで保持ホジしたい。 アナあきビニール 異常イジョウ発酵ハッコウ
  ゼリー ぜりい ゼリージョウタイカタめた、クワガタの成虫セイチュウのための人工ジンコウ飼料シリョウ野生ヤセイのクワガタの成虫セイチュウは、樹液ジュエキオモエサとしているシュオオいが、飼育下シイクカ天然テンネン樹液ジュエキアタえることは困難コンナンであるため、クワガタの成虫セイチュウ必要ヒツヨウとする成分セイブン研究ケンキュウして商品化ショウヒンカされているものが、昆虫コンチュウぜりーとばれている。パッケージ以外イガイ見た目ミタメは、人間用ニンゲンヨウのゼリー菓子カシわらないようにえるが、甘味料カンミリョウショ糖ショトウではなくブドウトウやトレハロースを使用シヨウしたり、タンパク質タンパクシツアミノ酸アミノサン強化キョウカするなど、その成分セイブンにおいては別物ベツモノである。エサとしてアタえる場合バアイ果物クダモノよりもクサりにくく長期チョウキ保存ホゾンができることや、小蝿コバエ発生ハッセイスクないなどのメリットがある。一般イッパンのクワガタヨウに16gのタイプが、大型オオガタシュヨウに60gのタイプがオオ流通リュウツウしている。フタのフィルムをがしてアタえる方法ホウホウ一般的イッパンテキであるが、専用センヨウのゼリーカッターなどで2つにカットしてアタえる方法ホウホウ最近サイキン流行ハヤりつつある。 樹液ジュエキ ブドウトウ ゼリーカッター 
  ゼリーカッター ぜりいかったあ 昆虫コンチュウゼリーを縦割タテワりにして、2つに切り分キリワける専用センヨウ道具ドウグチイさなクワガタがゼリーのナカオボれて死亡シボウする事故ジコ低減テイゲンする効果コウカある他アルホカ中型チュウガタ以上イジョウのクワガタのオスが、オオアゴをゼリーのカップに突き刺ツキサしてれなくなり消耗ショウモウしてしまう事故ジコフセ効果コウカもある。また、オオアゴナガいクワガタのオスでも、チイさなゼリーを最後サイゴまでべきれることも、メリット。 ゼリー
  エササラ えさざら エサのゼリーが転倒テントウしないよう、ゼリーをはめ込ハメコアナいたトク使用シヨウしなくてもいが、そのシタバ成虫セイチュウ隠れ場所カクレバショになるため、コノんで使用シヨウするヒトもいる。自作ジサクにはフトいドリル使用シヨウできる旋盤センバンなどが必要ヒツヨウであるので、一般イッパンには昆虫コンチュウ専門店センモンテン購入コウニュウする。ホームセンターなどで販売ハンバイされているもののナカには、アナチョッケイチイさいためゼリーのカップがはまらないものもあるので注意チュウイ必要ヒツヨウ ゼリー
  オアシス おあしす ハナけるトキなどに使用シヨウする、弾力ダンリョクいスポンジジョウタイ資材シザイ。カッターナイフやスプーンなどで簡単カンタンケズることができるため、人工ジンコウ蛹室ヨウシツ材料ザイリョウとして使ツカわれる。サナギ活動カツドウによって蛹室ヨウシツ内側ウチガワケズれてサナギ緑色ミドリイロコナくためキラヒトオオいが、アキらかにこれが原因ゲンインられる羽化ウカ不全フゼン死亡シボウレイイマのところかない。一般的イッパンテキなものはミドリイロのブロックジョウのもので、園芸エンゲイテンやホームセンターなどで入手ニュウシュできる。 人工ジンコウ蛹室ヨウシツ
  エタノール えたのおる 消毒用ショウドクヨウのアルコール。エチルアルコールともう。アルコールにはホカにメタノールがあるが、安全面アンゼンメンなどから、通常ツウジョウ薬局ヤッキョクなどで購入コウニュウできるのはエタノールである。クワガタ飼育シイクにおいては、菌床キンショウビンへの詰め替ツメカえのときにビンなどを滅菌メッキンするために使用シヨウする場合バアイもあるが、ビン器具キグ完全カンゼン乾燥カンソウさせて作業サギョウにあたればまずカビたりすることはないため、あまり使用シヨウしない。エタノールを使用シヨウした場合バアイビン器具キグにエタノールがノコっていると、エタノールのれた部分ブブンキンイト死滅シメツしてそこから雑菌ザッキンけてカビてしまう可能性カノウセイがあるので、エタノールが完全カンゼン揮発キハツしてから使用シヨウすること。 菌糸キンシ 菌糸キンシビンビン 菌床キンショウブロック
  シーラー しいらあ 発酵ハッコウマットなどを小蝿コバエ乾燥カンソウからマモりつつ保存ホゾンするため、ビニールブクロクチ熱処理ネツショリして密封ミップウする器具キグ昆虫コンチュウ専門店センモンテン販売ハンバイされている発酵ハッコウマットなどは、この様コノヨウ器具キグフウがしてある。発行ハッコウマットの自作ジサクホカ、あまったマットルイフクロクチめておくためにも便利ベンリであるので、一家イッカに1つはしいアイティム。昆虫コンチュウ専門店センモンテン取り扱トリアツカっている場合バアイもあり、価格カカクは2,000エン〜3000エン程度テイド ショウハエ
採卵サイラン        
  採卵サイラン さいらん 成虫セイチュウからタマゴること。ペアマタは、交尾コウビみのメスのみを、それぞれの種類シュルイった産卵サンランセットにれてタマゴませる。んだタマゴは、通常ツウジョウ時期ジキ見計ミハカらって、孵化フカした幼虫ヨウチュウ回収カイシュウすることがオオい。回収カイシュウまでの期間キカンシュによって、また温度オンドによってコトなるが、一般イッパンテキなオオクワガタの仲間ナカマでは、産卵サンランセット1〜2ヶ月カゲツ程度テイド。ただし、オヤメスをずっとれておくと、孵化フカして成長し始セイチョウシハジめた幼虫ヨウチュウをメスがべてしまうため、3週間シュウカンほどませたらメスを取り出トリダして孵化フカつのが一般的イッパンテキ ペア 交尾コウビ 割り出ワリダし 産卵サンランセット
  加水カスイ かすい 産卵サンランやマットにミズクワえて湿シメらせること。「過水」とは意味がコトなるので、誤用に注意をヨウする。産卵サンラン通常ツウジョウ乾燥カンソウした状態ジョウタイ販売ハンバイされており、湿シメらせて使用シヨウしなければほとんどのクワガタのメスは産卵サンランしない。産卵サンランボクむためや、幼虫ヨウチュウエサとして使用シヨウするマットも、乾燥カンソウした状態ジョウタイ販売ハンバイされているものは、同様ドウヨウ加水カスイして使用シヨウする。適切テキセツ水分スイブンリョウは、クワガタの種類シュルイによってコトなる。 産卵木サンランボク マット ミズ
  ミズ かすい 水分スイブン過多カタ」ので、産卵木やマットに水分スイブンオオすぎる状態ジョウタイのこと。加水カスイとは意味イミコトなるので、誤用ゴヨウ注意チュウイヨウする。クワガタのメスは、幼虫ヨウチュウ生育セイイクテキした水分スイブンリョウ環境カンキョウエラんで産卵サンランする傾向ケイコウがあり、シュルイごとに適切テキセツ水分スイブンリョウ産卵サンランなどをアタえなければ、採卵サイランから孵化フカまでの過程カテイ支障シショウをきたすことがある。水分スイブンスクなすぎる場合バアイには産卵サンランイタらないという失敗シッパイオオく、水分スイブンオオすぎる場合バアイにはタマゴクサって孵化フカしないという失敗シッパイオオい。 加水カスイ
  交尾コウビ こうび 卵子ランシ精子セイシ受精ジュセイさせるため、オスがメスの体内タイナイ精子セイシ送り込オクリコむための行為コウイ。クワガタの場合バアイは、オスが触角ショッカクれるコトにより相手アイテ同種ドウシュのメスかどうかを判断ハンダンし、さらにクチキカンでメスの上翅ジョウシ前胸ゼンキョウめて最終サイシュウ確認カクニンしたノチ、オスは体勢タイセイ入れ替イレカえて、メスの交尾コウビキキカン自分ジブン交尾器コウビキチカづけ、コウシアシでメスの上翅ジョウシフチソクサスってメスの受け入ウケイ態勢タイセイウナガしながら、挿入ソウニュウイタる。この際コノサイ、メスの成熟セイジュク不十分フジュウブンであったり、メスがスデ十分ジュウブン交尾コウビみであった場合バアイ、メスはコウシアシ交差コウサするなどして、交尾コウビコバむ。攻撃的コウゲキテキなオスが、交尾コウビコバまれると、交尾コウビ行動コウドウハ攻撃コウゲキわり、メスをハサコロしてしまう事故ジコ発生ハッセイする。 クチキカン 上翅ジョウシ 前胸ゼンキョウ ウシアシ 交尾器コウビキ メスコロし オスコロ
  カケアかる かかる 交尾コウビ成立セイリツし、オスからメスへの精子セイシワタしが完了カンリョウすること。精子セイシワタしの正否セイヒわず、オスの交尾コウビウツワがメスの交尾コウビウツワ挿入ソウニュウされた事実ジジツのみを場合バアイもある。 交尾コウビ
  掛けカケア おいがけ すでに交尾コウビみの(または交尾済みと思われる)メスに、再度サイド交尾コウビをさせること。交尾コウビズミみであるにもかかわらず無精卵ムセイランばかりをむようなメスや、んだタマゴ孵化フカリツ極端キョクタンヒクいメスに、有精卵ユウセイランませるためにオコナう。最初サイショ交尾コウビさせたオスとチガうオスをけする場合バアイまれたオスの父親チチオヤがどちらかワカらなくなり系統ケイトウ管理カンリ支障シショウがあるため、掛けカケア最後サイゴ手段シュダンカンガえる場合バアイオオい。 交尾コウビ 系統ケイトウ管理カンリ ユウセイタマゴ
  ペアリング ぺありんぐ 繁殖ハンショクのため、オスとメスを交尾コウビさせること。国産コクサンオオクワガタなどのヨウ温厚オンコウ種類シュルイでは、オスとメスオナじケースに1週間シュウカン以上イジョウれてオコナうが、外国産ガイコクサンオオヒラタクワガタなどのヨウにオスがメスをハサコロしてしまうような種類シュルイでは、洗面器センメンキオオきめのプリンカップなどのナカ人間ニンゲン監視カンシモトオコナうのが無難ブナン 交尾コウビ ハンドペアリング
  ハンドペアリング はんどぺありんぐ オスがメスを挟み殺してしまうような種類において、小さなケースの中にれて人間の監視下で行う交尾コウビ方法ホウホウ本来ホンライは、チョウ交雑コウザツ個体コタイ人為的ジンイテキツクすためにオコナわれる方法ホウホウで、手に持った雌雄シユウチョウ生殖器セイショクキ強制的キョウセイテキ交尾コウビ状態ジョウタイ保持ホジすることにより、交尾コウビ完了カンリョウさせる方法ホウホウであるが、クワガタにおいてはそれほど強制的キョウセイテキではないため、このカタ不適当フテキトウとする意見イケンオオい。ネーミングセンスがイマイチではあるが、「強制キョウセイ見合ミアい」といったところが、その実態ジッタイ反映ハンエイしていて妥当ダトウではないかとカンガえる。 交尾コウビ
  セット せっと 産卵サンランヨウのケースに、メスのみか、オスとメスをれること。または、そのケースのこと。ケースに産卵サンラン必要ヒツヨウなものを配置ハイチすること。または、配置ハイチしたケースのこと。 産卵サンランセット
  マット まっとうみ 産卵サンランボクには産卵サンランせずに、マットに産卵サンランする産卵サンラン形態ケイタイのこと。カブトムシのほとんどや一部イチブのクワガタはマットみ。アンタエウスオオクワガタなど、マットと産卵サンラン両方リョウホウ産卵サンランするクワガタもオオい。 マット 産卵木サンランボク
  ザイ ざいうみ マットのみではほとんど産卵サンランせず、産卵サンラン産卵サンランする産卵サンラン形態ケイタイオオくのクワガタが、この産卵サンラン形態ケイタイをとる。  
  わりだし クワガタのメスに産卵サンランさせた産卵サンランって、幼虫ヨウチュウマタタマゴすこと。産卵木サンランボクから早期ソウキ割り出ワリダして個別コベツ菌糸瓶キンシビンなどの栄養価エイヨウカタカエサ飼育シイクするコトにより、大型オオガタ成虫セイチュウ羽化ウカ期待キタイできる。産卵木の中でそのまま育てる事も不可能ではないが、その場合バアイ過密カミツ飼育シイクのため、極端キョクタン小型コガタ個体コタイばかりが羽化する事ウカスルコトになる。 産卵サンラン 菌糸キンシビン
  ほりだし マットみのクワガタのタマゴ幼虫ヨウチュウを、産卵サンランセットのマットのナカから作業サギョウ理由リユウとタイミングは、しとほぼオナじ。 割り出ワリダ
  産卵サンランセット さんらんせっと 産卵サンラン必要ヒツヨウなものを配置ハイチして、あとはタネオヤれるばかりとなったケース。クワガタの種類シュルイごとにセット方法ホウホウコトなり、ザイみの種類シュルイやマットみの種類シュルイなど、それぞれの生態セイタイオウじたセット方法ホウホウ必要ヒツヨウ 産卵サンラン 埋込ウメコミマット プラケース 衣装イショウケース
  無精卵ムセイラン むせいらん 受精ジュセイしていないタマゴ発生ハッセイススコトはなく、ただクサるのをつのみ。交尾コウビ成立セイリツしても、カナラずしも有精卵を生むとは限らないのは、体内授精をする動物には共通の現象。原因としては、単に交尾が完全には成功していなかった場合や、種親として使用したオス又はメスの成熟期間が足りず、成熟しきっていなかった場合などが考えられる。大抵の場合、無精卵であれば、生まれて数日で黒くなったりしぼんでしまったりするが、中には、1ヶ月以上経っても白くて丸く、生きているような姿を保つ場合もあり、生まれた卵が有精卵か無精卵かの判断には、熟練を要する。 有精卵
  ユウ精卵ムセイラン ゆうせいらん 受精ジュセイみのタマゴ環境カンキョウ適切テキセツ範囲内ハンイナイであれば、発生ハッセイススんで孵化フカイタる。クワガタのメスの場合バアイ交尾コウビネン以上イジョウアイダ体内タイナイ精子セイシ保存ホゾンできるため、今年コトシ交尾コウビしたメスは、来年ライネンユウセイタマゴむことが出来デキる。 無精卵
  若齢ジャクレイ じゃくれい 初令ショレイ幼虫ヨウチュウと2レイ幼虫ヨウチュウ時期ジキをまとめた呼び方ヨビカタ。この時期ジキは、3レイ幼虫ヨウチュウクラべて、アタラしい環境カンキョウ適応テキオウするチカラツヨく、また、3レイ幼虫ヨウチュウチガって、アタマハバなどまだまだ成長セイチョウ可能性カノウセイをもった状態ジョウタイであるため、3レイ幼虫ヨウチュウとそれ以外イガイ幼虫ヨウチュウとを区別クベツした言い方イイカタをするものである。 初令ショレイ 亜終令アシュウレイ 1レイ 2レイ
  ショレイ しょにれい 若齢ジャクレイオナ意味イミで、初令ショレイと2レイをまとめた呼び方ヨビカタ。「初令ショレイ」ときたら、「2レイ」ではなく「亜終令アシュウレイ」を組み合クミアわせるべきだとオモうのだが…。「ショ亜終令アシュウレイ」、「1・2レイ」、どちらもゴロがワルいとうことか? 初令ショレイ 亜終令アシュウレイ 1レイ 2レイ
  エサカブト えさかぶと 産卵サンランのための栄養エイヨウ補給ホキュウとして、クワガタのメスにアタえるカブトムシのサナギ。クワガタのメスは、産卵サンランのためにオオくの蛋白タンパクシツ消費ショウヒするため、幼虫ヨウチュウ時代ジダイタクワえたブンではりなくなってしまう場合バアイがある。このような場合バアイまれてくるタマゴヨワチイさいものになったり、自分ジブンである孵化フカした幼虫ヨウチュウべて栄養エイヨウオギナおうとしたり、トキには「オスコロし」が発生ハッセイしたりするため、カブトムシのサナギ蛋白タンパクゲンとしてアタえてこれらの蛋白質タンパクシツ不足フソクによる弊害ヘイガイフセぐもの。それ専用センヨウ特別トクベツなものではなく、普通フツウ国産コクサンカブトのサナギを、こうショウして販売ハンバイしているものである。カブトムシにカギらず、クワガタなどのサナギでも同様ドウヨウ使用シヨウできる。また、サナギではなく幼虫ヨウチュウアタえた場合バアイには、幼虫ヨウチュウがマットのナカんでしまったりして、クワガタのメスが摂取セッシュできない場合バアイがあるため、やはりミズカらはウゴマワれないサナギ状態ジョウタイアタえるのがよいようである。ただし、クワガタ愛好家アイコウカナカには、「ムシムシべさせるなんて、可愛カワイそう!」と、サナギアタえるコト嫌悪感ケンオカンイダヒトもいるので、あまりシタしくないクワ仲間ナカマには、安易アンイに「エサカブトをアタえている」とはわないホウ無難ブナンかもしれない。  
  成熟セイジュク期間キカン せいじゅくきかん クワガタが羽化ウカしてから、正常セイジョウ交尾コウビ産卵サンラン行動コウドウをとれるようになるまでに必要ヒツヨウ期間キカン。クワガタの成虫セイチュウは、羽化ウカ直後チョクゴから生殖セイショク能力ノウリョクがあるわけではなく、ある程度テイド期間キカンは、カラダナカ完全カンゼンには生殖セイショクテキした状態ジョウタイ完成カンセイしていない期間キカンがある。この期間キカンは、クワガタの種類シュルイやその個体コタイオオきさなどでまちまちであり、ミジカいもので数週間スウシュウカンナガいものでは1ネンチカ必要ヒツヨウなものもいる。 羽化ウカ 交尾コウビ
幼虫ヨウチュウ育成イクセイ        
  エサ交換コウカン えさこうかん 幼虫ヨウチュウソダてるための菌糸キンシビンなどの中身ナカミがある程度テイドべられてしまったときに、アタラしい菌糸キンシビンなどに幼虫ヨウチュウえる作業サギョウのこと。ゼリーなど成虫セイチュウのエサのノコしを、アタラしいものに交換コウカンするコト場合バアイもある。幼虫ヨウチュウエサ交換コウカン場合バアイアタラしいビンえることから、「ビン交換コウカンマタは「ビンえ」と場合バアイもある。 菌糸瓶キンシビン ゼリー
  エサ交換コウカンのタイミング えさこうかんのたいみんぐ クワガタ幼虫ヨウチュウエサは、ビンハイった菌床キンショウなどであり、それはエサであると同時ドウジ幼虫ヨウチュウ生活セイカツ環境カンキョウスベてであり、飼育下シイクカ幼虫ヨウチュウにとっては世界セカイそのものであるとっても過言カゴンではない。したがって、エサとしてアタえる菌床キンショウなどは、エサとしての栄養価エイヨウカ必要ヒツヨウリョウたしていることのみならず、快適カイテキ環境カンキョウであるための条件ジョウケンをもたしている必要ヒツヨウがある。幼虫ヨウチュウエサとしての菌床キンショウ発酵ハッコウマットなどのナカ温度オンド湿度シツド酸素サンソリョウなどの環境カンキョウは、そのナカきているキンシやバクテリアなどの微生物ビセイブツ活動カツドウ左右サユウされ、ツネ一定イッテイではないため、内部ナイブ環境カンキョウ幼虫ヨウチュウ成長セイチョウトキには生存セイゾンにも)にテキさなくなる場合バアイがある。タトえば、@キン活動カツドウにより木質モクシツタクワえていた水分スイブン排出ハイシュツされて内部ナイブ湿度シツド上昇ジョウショウぎた場合バアイ、Aキン保持ホジしきれなかった水分スイブン空気中クウキチュウ発散ハッサンされて菌床キンショウ乾燥カンソウしすぎた場合バアイ、Bキンイト活動カツドウヨワまって微生物ビセイブツ活動カツドウ活発化カッパツカしたため菌床キンショウ腐敗フハイスス酸欠サンケツ状態ジョウタイになった場合バアイ、Cキンなどによる分解ブンカイススみ、菌床キンショウ栄養価エイヨウカ低下テイカぎた場合バアイなどである。このような場合バアイには、アタラしい菌糸キンシビン幼虫ヨウチュウ入れ替イレカえる必要ヒツヨウがある。また、D幼虫ヨウチュウエサべつくしてしまった場合バアイにも、その必要ヒツヨウがあるのは当然トウゼンのことである。これら@からDのうちどれかの状態ジョウタイ発生ハッセイしたトキにはエサ交換コウカンをする必要ヒツヨウがあるのであるが、大型オオガタ個体コタイ羽化ウカノゾむのであれば、これらのどれかが発生ハッセイするスコマエエサ交換コウカン実施ジッシする必要ヒツヨウがある。ヨウは、幼虫ヨウチュウにストレスをアタえてしまうマエに、エサ交換コウカンしてしまうと言う事イウコト。では、幼虫ヨウチュウエサ交換コウカンは、ハヤければハヤいほどいのかとうと、そうではない。クワガタの幼虫ヨウチュウは、キンなどによってある程度テイド分解ブンカイされた木質モクシツを、体内タイナイ共生キョウセイバクテリアなどとぜて坑道コウドウナイタクワえて、さらに吸収キュウシュウ可能カノウ状態ジョウタイにまで分解ブンカイされるのをってから摂取セッシュすることによって、効率的コウリツテキ栄養素エイヨウソ吸収キュウシュウしている。この傾向ケイコウは、土中ドチュウ微生物ビセイブツによる木質モクシツ分解ブンカイ期待キタイできないれをコノむオオクワガタなどにおいてトク顕著ケンチョであり、エサ交換コウカンハヤすぎると、木質モクシツ栄養エイヨウ十分ジュウブン分解ブンカイ吸収キュウシュウできないまま、アタラしいエサ交換コウカンされてしまい、十分ジュウブン成長セイチョウができない結果ケッカとなる。したがって、エサ交換コウカンエサ交換コウカン間隔カンカクは、ある程度テイドナガさが必要ヒツヨウなのであり、具体的グタイテキには、オオクワガタのキンビン飼育シイク最低サイテイヶ月カゲツほしい所ホシイトコロである。このカンに、前述ゼンジュツの@〜Dの交換コウカンしなければならない状態ジョウタイのどれかか発生ハッセイしそうな場合バアイには仕方シカタなく交換コウカンし、2ヶ月3カゲツ以上イジョウ経過ケイカしてナン問題モンダイいようにえる場合バアイは、もう少モウスコしまってから交換コウカンするのである。このような、交換コウカンヨウする時期ジキ到来トウライは、飼育シイク部屋ヘヤ温度オンド湿度シツド菌床キンショウやマットの銘柄メイガラ、クワガタの種類シュルイ幼虫ヨウチュウ個体差コタイサ幼虫ヨウチュウオオきさにタイするビンオオきさのバランスなど、オオくのものに影響エイキョウされるため、一概イチガイ何ヶ月ナンカゲツとはえず、飼育シイクシャ各人カクジン十分ジュウブン観察カンサツ考察コウサツによる的確テキカク判断ハンダンによっていただくしかない。トクに、Cについては、見た目ミタメでは判断ハンダンできないため、1つの銘柄メイガラ菌床キンショウやマットをオナ環境カンキョウ何度ナンド使用シヨウして、経験ケイケンんで判断ハンダンする必要ヒツヨウがある。よく、「生き物イキモノ飼育シイクにはセンスが必要ヒツヨウ」とわれるが、「センス」とは、なんとなくできてしまうことではなく、観察カンサツによる膨大ボウダイなデータの蓄積チクセキと、そのデータにモトづく綿密メンミツ考察コウサツによる的確テキカク判断ハンダンなのであり、その判断ハンダンまでの過程カテイ自然シゼンにできてしまうヒトを「センスのヒト」とうのではないか。 食痕ショッコン エサ
  仕上シアビン しあげびん 幼虫飼育に使用する菌糸瓶などのうち、蛹室を作成させ、最後の瓶にする予定の瓶のこと。3令後期から羽化までの長期に渡って使用される瓶である上、蛹化・羽化と言う非常にデリケートな期間を過ごす瓶でもあるため、中の菌床などの劣化は致命的である。したがって、劣化までの期間を引き延ばし蛹室内の湿度過多を防止するため、水分量・添加物量ともに少なめで、なおかつ、十分な大きさの蛹室が作成できるよう、瓶の直径に余裕のあるものが求められる。 エサ交換コウカンのタイミング 羽化ウカ不全フゼン
  ビン すてびん あまりべずに、すぐにサナギしてしまうのを覚悟カクゴウエで、成熟セイジュクしきったレイ幼虫ヨウチュウ投入トウニュウしたビンのこと。ジュクしきってこれからサナギしようと段階ダンカイタッしたときに、ビンナカキントコ劣化レッカハジめてしまう最悪サイアクのタイミングとなった場合バアイエサ交換コウカンをしても、最後サイゴビンキントコホトンべられる事無コトナ無駄ムダになってしまうが、エサ交換コウカンをしなければ羽化ウカ不全フゼンマヌガれないとう、苦渋クジュウ選択センタクセマられる。キントコ比較的ヒカクテキ安価アンカになった近年キンネンにおいては、マヨわず、ビンとなるのを覚悟カクゴエサ交換コウカンをする場合バアイオオいが、キントコ高価コウカであった時代ジダイには、重大ジュウダイナヤみどころであった。このヨウな、最後サイゴビンビンとなってしまうような状態ジョウタイは、それまでのエサ交換コウカンのタイミングの失敗シッパイサイたるものであり、ナンとかけたいものである。 エサ交換コウカンのタイミング
  いぐい ビンナカのクワガタの幼虫ヨウチュウが、ビンナカホトン移動イドウせずに一箇所イッカショトドまって、自分ジブンマワりのエサって自分ジブンのいる空間クウカンヒロげるヨウにして成長セイチョウしていくカタ通常ツウジョウ、クワガタの幼虫ヨウチュウは、ビン内壁ナイヘキメン沿ってある程度テイド移動イドウしながらススむため、幼虫ヨウチュウ成長セイチョウりを観察カンサツできるが、「居食イグい」の状態ジョウタイハイられてしまうと、幼虫ヨウチュウ姿スガタ確認カクニンできないことがオオく、エサ交換コウカンのタイミングがりにくい。しかし、「居食イグい」の状態ジョウタイは、幼虫ヨウチュウにとって栄養エイヨウ摂取セッシュ効率コウリツ非常ヒジョウいらしく、ショレイ菌糸キンシビン投入トウニュウしてから一度イチド姿スガタなかったビンから、特大トクダイ幼虫ヨウチュウコロがりてくるコトオオい。これがまさに「居食イグい」の状態ジョウタイであり、ビンナカホウオオきな空間クウカンツクって、そのマワりのキントコクロになるまでって、ソトからはえないところでオオきく成長セイチョウしていたのである。 エサ交換コウカンのタイミング
  アバれる あばれる クワガタの幼虫ヨウチュウ落ち着オチツいてエサべずに、ぐるぐると移動イドウばかりすること。このような場合バアイには、あまり成長セイチョウせず、体重タイジュウっていくこともオオい。一般的イッパンテキにクワガタの幼虫ヨウチュウは、エサ状態ジョウタイ満足マンゾクしていれば、あまりビンナカ動き回ウゴキマワらず、ソコホウからじっくりウエホウべていくものであるから、アバれる状態ジョウタイ場合バアイ幼虫ヨウチュウ気に入キニイらないナンらかの要素ヨウソがあるものとオモわれる。モットオオいのは、菌糸キンシビン作成後サクセイゴアサく、キンがまだ活発カッパツ活動カツドウしている状態ジョウタイにあるため、酸素サンソ消費ショウヒし、微妙ビミョウ発熱ハツネツしていることによるものである。これが原因ゲンインである場合バアイには、スコしだけ温度オンドヒク場所バショ移動イドウして菌糸キンシ活動カツドウオサえるとともに、ビンサカさにして空気クウキよりオモ二酸化ニサンカ炭素タンソ排出ハイシュツしやすくすることにより、改善カイゼンされることがオオいが、根本的コンポンテキ対策タイサクとしては、十分ジュウブン熟成ジュクセイした菌糸キンシビン入れ替イレカえることである。また、キンショウ種類シュルイや、配合ハイゴウされている添加剤テンカザイシツリョウ気に入キニイらないこともカンガえられ、この場合バアイは、ベツエサ取り替トリカえるか、アキラめてチイさな成虫セイチュウ羽化ウカつかのどちらかであろう。幼虫ヨウチュウにも個体差コタイサがあり、一部イチブ個体コタイアバれているのはくあることであるが、ほとんどスベての個体コタイアバれている場合バアイには、共通キョウツウした原因ゲンインがあるはずであり、的確テキカク対策タイサクコウじることにより、改善カイゼン可能カノウである。 菌糸キンシビン
  ワンダリング わんだりんぐ アバれる」と同義ドウギオモわれる。北海道ホッカイドウではあまりミミにしない言葉コトバであり、本州ホンシュウ方面ホウメン使用シヨウされている言葉コトバか?登山トザン用語ヨウゴ起源キゲンであるとの情報ジョウホウあり。 アバれる
  食い荒クイアらす くいあらす アバれる」とほぼ同義ドウギ。「アバれる」がエサをほとんどべていないイメージであるのにタイして、「食い荒クイアらす」は落ち着オチツかないながらもとりあえず成長セイチョウしていくイメージであり、ニジイロクワガタが菌床キンショウソダサマはこのイメージにチカい。 アバれる
  エサ えさもち 幼虫ヨウチュウエサとしての菌糸キンシビンビンなどの、交換コウカン時期ジキまでの期間キカンナガさ。幼虫ヨウチュウエサとして使用シヨウする菌床キンショウ発酵ハッコウマットは、キンルイやバクテリアなどの生物セイブツがマットの原料ゲンリョウである木質モクシツ分解ブンカイしている途中トチュウ状態ジョウタイのものであるから、いつまでもオナ状態ジョウタイタモたれるわけではなく、分解ブンカイススめばいつかは幼虫ヨウチュウエサとしてテキさない状態ジョウタイとなる。この、幼虫ヨウチュウエサとしてテキさなくなるまでの期間キカンナガいもの、言い換イイカえれば、幼虫ヨウチュウエサとしてテキした状態ジョウタイナガタモたれるものを、エサもちのエサう。クワガタの幼虫ヨウチュウは、エサ交換コウカントキビンから掘り出ホリダされてしまい、さらには、アタラしいエサイマまでとはオオきくコトなった環境カンキョウ入れ替イレカえられてしまうため、エサ交換コウカンそのものがストレスとなったり、アタラしいエサ馴染ナジむまでのアイダせてしまったりするため、エサ交換コウカン回数カイスウは、なるべくスクないホウいとされている。しかし、前述ゼンジュツ理由リユウにより、菌床キンショウ発酵ハッコウマットも、ほとんどのクワガタが成虫セイチュウになるまでのアイダに、何回ナンカイかの交換コウカンをしなければならない。したがって、交換コウカンのサイクルをなるべくナガくできるよう、エサちのエサモトめられるのである。クワガタの幼虫ヨウチュウ飼育シイクカギは、自分ジブン使用シヨウするエサエサちを如何イカ性格セイカク把握ハアクし、如何イカ適切テキセツ時期ジキエサ交換コウカン実施ジッシできるかにかっているとっても過言カゴンではない。 劣化レッカ エサ交換コウカン エサ交換コウカンのタイミング
  キンカス きんかす 菌糸キンシビンなどでクワガタの幼虫ヨウチュウ飼育シイクしたアトノコった、ノコした菌床キンショウフン食痕ショッコン総称ソウショウクダいてマットジョウにして、クワガタやカブトムシの幼虫ヨウチュウ飼育シイク再利用サイリヨウする。クワガタの幼虫ヨウチュウアタえる場合バアイは、異常イジョウ発酵ハッコウフセぐため、一度イチド乾燥カンソウさせてから発酵ハッコウマット作成サクセイ材料ザイリョウ一部イチブとする使い方ツカイカタお勧オススめ。カブトムシには、カブトヨウのマットに混ぜ込マゼコんで、1週間シュウカン以上イジョウ異常イジョウ発酵ハッコウしないか様子ヨウスをみてから使用シヨウする。いずれの場合バアイも、キンカスのナカ発生ハッセイしているダニが、オオかれスクなかれアタラしいエサウツるため、使用シヨウキラヒトもいる。 異常イジョウ発酵ハッコウ
  人工ジンコウサナギ じんこうようしつ 人間ニンゲンツクったサナギシツ。クワガタが自分ジブンツクった蛹室ヨウシツが、クズれてしまったり、湿度シツド過多カタになってしまった場合バアイに、マエサナギサナギウツして羽化ウカさせるために使用シヨウする。マットやツチツク場合バアイもあるが、最近サイキンはオアシスかティッシュペーパーを使ツカってツクるのが一般的イッパンテキ木製モクセイのものやウレタンを使用シヨウしたものなどが、専門店センモンテン販売ハンバイされている場合バアイもある。 蛹室ヨウシツ 羽化ウカ不全フゼン オアシス
  キン詰めツメコ きんつめ ブロックの状態ジョウタイ菌床キンショウを、ビンやカップに詰め替ツメカえる作業サギョウキンビンちをくするため、ある程度テイドキツクめる必要ヒツヨウがあるため、クワガタ飼育シイクにおける作業サギョウナカでは、非常ヒジョウ重労働ジュウロウドウであり、資金シキン余裕ヨユウがあるのであれば、完成カンセイした菌糸キンシビンビン状態ジョウタイ購入コウニュウするなどしてなんとかけたい作業サギョウ水分スイブンオオめの菌床キンショウブロックであれば、さほどオオきなチカラでなくても、しっかりめることができるが、水分スイブンスクなめのものだと、きつくめるのは非常ヒジョウ重労働ジュウロウドウである。詰め替ツメカえにあたっては、スベての道具ドウグ完全カンゼン乾燥カンソウした状態ジョウタイにしておくコトスコしでも湿シメった道具ドウグ菌床キンショウサワると、カビの原因ゲンインになる。トクに、人間ニンゲンは、菌床キンショウセッするもののナカモット不潔フケツなものであるから、よくアラって完全カンゼン乾燥カンソウさせておく必要ヒツヨウがある。詰め替ツメカえに使用シヨウする道具ドウグを、消毒用ショウドクヨウのエタノールで滅菌メッキンしてから使用シヨウする慎重派シンチョウハオオいが、この場合バアイも、スコしでもエタノールがノコっていると、カビの原因ゲンインになり、かえってギャク効果コウカとなるので、完全カンゼンにエタノールが蒸発ジョウハツしてから使用シヨウすること。フユアイダ空気中クウキチュウにカビなどの胞子ホウシスクなく、また、気温キオンヒクめでカビよりもヒラタケキンなどの活動カツドウ適温テキオンチカいいため、ほとんど失敗シッパイすることはいが、夏場ナツバ注意チュウイ必要ヒツヨウ 菌床キンショウ 菌床キンショウブロック エタノール ヒラタケ
系統ケイトウ管理カンリ        
  系統ケイトウ管理カンリ けいとうかんり ベッコウ稿ゲンコウ参照サンショウ  
  えふ ベッコウ稿ゲンコウ参照サンショウ  
  F1 えふわん ベッコウ稿ゲンコウ参照サンショウ  
  F0 えふぜろ ワイルド個体コタイのメスから、持ち腹モチバラられたのこと。マタは、ザイワリ採集サイシュウられた幼虫ヨウチュウソダてて成虫セイチュウにした個体コタイのこと。どちらをこうぶかは業者ギョウシャやブリーダーごとにまちまちで、共通キョウツウした認識ニンシキ確立カクリツしていないため、表記ヒョウキとしては曖昧アイマイで、あまり役に立ヤクニタっていない。(→F1 ベッコウ稿ゲンコウ参照サンショウ 持ち腹モチバラ WF1 
  WF1 わいるどえふわん 持ち腹モチバラられたのこと。マタは、両親リョウシンともにワイルドであることを保証ホショウできるF1個体コタイのこと。どちらをこうぶかは業者ギョウシャやブリーダーごとにまちまちで、共通キョウツウした認識ニンシキ確立カクリツしていないため、表記ヒョウキとしては曖昧アイマイで、あまり役に立ヤクニタっていない。(→F1 別稿参照) F0 持ち腹モチバラ ワイルド
  持ちモチバハラ もちばら 野外ヤガイ採集サイシュウしたワイルドのメスが、飼育シイクシタ交尾コウビせずに産卵サンランすること、マタは、それによってまれたのこと。飼育下シイクカでオスと交尾コウビさせていないことから、野生ヤセイ状態ジョウタイでオスとメスが出会デアった自然シゼン状態ジョウタイでの交尾コウビによる産卵サンランであるテン着目チャクモクして、通常ツウジョウのF1個体コタイよりも価値カチタカいものとして、区別クベツしてアツカわれることがオオい。オオクワガタなど寿命ジュミョウナガいクワガタのワイルド個体コタイのペアを入手ニュウシュしたような場合バアイ、オスは単独タンドク翌年ヨクネンまで大切タイセツ飼育シイクしておいて、とりあえずメスのみをセットし、持ち腹モチバラ採卵サイランして子供コドモソダて、翌年ヨクネン、ぺアの片割カタワれのワイルドオスと交配コウハイして、くなるのをフセいだり、変異ヘンイ多様性タヨウセイ引き出ヒキダしたりするとうテクニックもある。(→F1 別稿参照) ワイルド くなる
  ワイルド わいるど 野生ヤセイからの採集サイシュウ個体コタイのこと。成虫セイチュウ採集サイシュウした個体コタイのみをすこともあり、その場合バアイには幼虫ヨウチュウ採集サイシュウしたものを飼育シイクシタ羽化ウカさせた個体コタイノゾかれる。ワイルド個体に内在ナイザイする遺伝的イデンテキ多様性タヨウセイに、改良品種作出のための種親としての価値を見出そうとする熱帯魚ネッタイギョやハ虫類チュウルイ業界ギョウカイでは、成体セイタイでの採集サイシュウ個体コタイと幼体での採集個体を区別して呼ぶことは少ないが、品種ヒンシュ改良カイリョウタノしみカタがまだ一般的イッパンテキではないクワガタ飼育シイク業界ギョウカイでは、幼虫ヨウチュウ飼育シイク環境カンキョウ成虫セイチュウ形態ケイタイアタえる影響エイキョウホウ重視ジュウシして、これを区別クベツしてアツカ場合バアイオオい。(→F1 別稿参照) CB WC
  わいるど 「ワイルド」の、略号リャクゴウ  
  WC だぶりゅうしい Wild Caughtのリャクで、野生ヤセイからの採集サイシュウ個体コタイのこと。爬虫類などの業界において古くから使用されている「CB」とツイになる用語であるが、クワガタなどの業界では、「ワイルド」または「W」と表記ヒョウキされ、ほとんど使用シヨウされてない。 CB ワイルド
  天然テンネンモノ てんねんもの 「ワイルド」と同義。「天然個体」とも言う。「天然記念物テンネンキネンブツ」と言葉コトバのイメージがダブることを利用リヨウして、より価値カチタカいものとの印象インショウアタえるため、商業的ショウギョウテキ使用シヨウされはじめたものであろう。 ワイルド
  CB しいびい Captive Breedのリャクで、飼育シイクシタでの繁殖ハンショク個体コタイのこと。爬虫類ハチュウルイなどの業界ギョウカイにおいてフルくから使用シヨウされている用語ヨウゴであるが、クワガタなどの業界ギョウカイでは、あまり定着テイチャクしていない。F1、F2、F3などの累代ルイダイスウサダかではない個体コタイをまとめて場合バアイや、産地サンチ不明フメイ人工ジンコウ繁殖ハンショク個体コタイ場合バアイにはモチいられることもある。 WC ワイルド
  ブリードモノ ぶりいどもの 飼育下での繁殖個体のこと。CBと同義ドウギ CB
  ブリード ぶりいど 飼育下シイクカ繁殖ハンショクさせること。マタは、それによってられた個体コタイのこと。  
  累代ルイダイスウ るいだいすう 広義コウギでは、飼育シイクシタにおける累代ルイダイ飼育シイクによってカサねた世代セダイカズ狭義キョウギでは、単一タンイツタネオヤからインラインブリードによって重ねた世代の数。一般イッパンに「累代ルイダイスウは?」との質問シツモンに、「F2です」のようにコタえる。このカゾカタには様々サマザマカンガカタがあり、ブリーダー各人カクジン累代ルイダイ飼育シイクタイする価値観カチカンオオきく左右サユウされているとオモわれる。具体的グタイテキには、@人為的ジンイテキまされたペアよりも、自然シゼンカイチカラにより運命ウンメイテキ結び付ムスビツけられたペアからられたホウ価値カチ見出ミイダヒト、Aタネオヤ選別センベツなど、飼育下シイクカでの計画的ケイカクテキ系統ケイトウ管理カンリによって、安定アンテイした形質ケイシツ約束ヤクソクされた個体コタイに価値を見出す人、Bインラインブリードによってくなることをキラい、なるべくトオ血統ケットウでの交配コウハイに価値を見出しつつも、同一ドウイツ産地サンチ個体コタイ同士ドウシ交配コウハイにこだわる人、C飼育下シイクカダイカサねることによって、菌床キンショウ飼育シイクなどの飼育下シイクカでの特殊トクシュ環境カンキョウ馴染ナジんで、飼育シイクしやすく、かつ、大型オオガタ期待キタイできるようになった系統ケイトウに価値を見出す人などである。@とAのヒトは、「人為的ジンイテキ交配コウハイ回数カイスウ」に着目チャクモクし、持ち腹で得られた子をF0として、そのをF1とする場合バアイオオく、BとCのヒトは、「飼育シイクでの世代セダイ交代コウタイ回数カイスウ」に着目し、持ち腹で得られた子であってもF1として、その子をF2とする場合バアイオオい。また、@とBのヒトは、累代ルイダイスウスクないもののホウタカ評価ヒョウカし、AとCのヒトは、累代ルイダイスウオオいもののホウタカ評価ヒョウカする傾向ケイコウにある。また、これ以外イガイにも、D他人タニンによる累代ルイダイ飼育シイク系統ケイトウキラい、あくまでも、ワイルド個体コタイからの自分自身ジブンジシンによる累代ルイダイ飼育シイクにこだわるヒトや、E幼虫ヨウチュウ飼育シイクにより羽化ウカさせた個体コタイは、たとえそれが幼虫ヨウチュウ採集サイシュウ個体コタイであろうとも、本来ホンライ野生ヤセイのままで羽化ウカした場合バアイ成虫セイチュウオナカタチにはなり得ナリエず、この傾向ケイコウは、累代ルイダイカサねるゴトにより顕著ケンチョになっていくとカンガえるヒトなど、ヒト価値観カチカンカズカギりなく存在ソンザイし、オオくの場合バアイタガいに譲歩ジョウホしないものであるから、差別化サベツカによりアラたな価値カチ見出ミイダすための物差モノサしとして自然シゼン発生ハッセイしてきた累代ルイダイスウカゾカタに、統一トウイツモトめるコト自体ジタイ無理ムリうものなのかもしれない。(別稿参照) 累代ルイダイ飼育シイク F0 インラインブリード 系統ケイトウ管理カンリ スパテクホン
  累代ルイダイ飼育シイク るいだいしいく 飼育シイクする動物ドウブツ世代セダイ交代コウタイをさせながら、ナン世代セダイかにわたって飼育シイクすること。「インラインブリード」と混同コンドウしているヒトオオいが、「インラインブリード」は系統ケイトウ掛合カケアわせること累代ルイダイ飼育シイクをすることであり、何処ドコかの時点ジテン系統ケイトウ交配コウハイすればそこで途切トギれてしまうものであるのにタイし、「累代ルイダイ飼育シイク」は、系統ケイトウ交配コウハイしながらススめていく場合バアイもありるものであり、区別クベツして使用シヨウする必要ヒツヨウがある。 インラインブリード
  インラインブリード いんらいんぶりいど 単一タンイツオヤからの子孫シソンのみで累代ルイダイ飼育シイクツヅけること。兄弟キョウダイ姉妹シマイマタ親子オヤコ関係カンケイにある雌雄シユウのみを交配コウハイしていく場合バアイカギって、こう場合バアイオオい。これに対コレニタイして、ツネベツ系統ケイトウ雌雄シユウ交配コウハイしてツヅける累代ルイダイ飼育シイクを、ハイブリットブリードと場合バアイもある。 累代ルイダイ飼育シイク
  近親キンシン交配コウハイ きんしんこうはい 同一ドウイツ系統ケイトウナイ雌雄シユウ交配コウハイすること。どの程度ドノテイドチカければ近親キンシン交配コウハイぶかの明確メイカクなラインは存在ソンザイしないが、一般イッパンには、兄弟キョウダイ姉妹シマイ同士ドウシ交配コウハイや、オヤ交配コウハイは、アキらかに近親キンシン交配コウハイんでいる。くなることによる悪影響アクエイキョウがあるため、なるべくけたいとカンガえるヒトオオいが、スクないタネオヤからの系統ケイトウ維持イジ必要性ヒツヨウセイから、頻繁ヒンパンオコナわれている。また、劣性遺伝レッセイイデンによる潜在的センザイテキ形質ケイシツアラワれやすい交配コウハイ方法ホウホウであるため、品種改良ヒンシュカイリョウオコナおうとする場合バアイにはカナラ利用リヨウされる交配コウハイ方法ホウホウでもある。マレに「近親キンシン相姦ソウカン」との表現ヒョウゲンられるが、「交配コウハイ」はられなければ不成立フセイリツわるものであるのにタイして、「相姦ソウカン」は行為コウイのみで完結カンケツするものであって同義語ドウギゴではない。また、「近親キンシン相姦ソウカン」は倫理リンリテキ意味合イミアいをもフクませた表現ヒョウゲンであり、「ヒト」以外イガイ交配コウハイ使用シヨウするのは一般イッパン誤用ゴヨウであって、ずかしいので注意チュウイしたい。 くなる 劣性レッセイ遺伝イデン
  くなる ちがこくなる インラインブリードをツヅけることにより、遺伝子イデンシ多様性タヨウセイウシナわれること。劣性レッセイ遺伝イデンによってカクれていた形質ケイシツが、ノゾましいものもノゾましくないものも発現ハツゲンしてくる確立カクリツ現象ゲンショウであり、血液ケツエキ濃度ノウドがることではない。スクないタネオヤからコノましい形質ケイシツ固定コテイするためには、インラインブリードはけてトオれない手法シュホウであるが、ノゾましい形質ケイシツ固定コテイできる反面ハンメン同時ドウジに、ノゾましくない形質ケイシツ発現ハツゲン固定コテイされてしまうことになり、これが、個体コタイ矮小化ワイショウカ産卵サンランスウ減少ゲンショウ孵化フカリツ低下テイカ羽化ウカ不全フゼン多発タハツなどのカタチアラワれたとカンガえられる事例ジレイオオい。この傾向ケイコウは、ツヨ飛翔ヒショウノウリョクモトづくタカ移動イドウ能力ノウリョクつため野生ヤセイ状態ジョウタイにおいて近親キンシン交配コウハイこりニクいとオモわれるシュにおいて顕著ケンチョであり、もともと野生ヤセイ状態ジョウタイではこりえないヨウ何代ナンダイにもワタ近親キンシン交配コウハイえるチカラを、シュとして持ち合モチアわせていないためなのではないか。これにタイして、オオクワガタのようにあまり飛翔ヒショウセイツヨくなく何年ナンネンオナドウクツヨウシュにおいては、インラインブリードの弊害ヘイガイオモわれる事例ジレイ比較的ヒカクテキスクなく、野生ヤセイ状態ジョウタイにおいてもある程度テイド近親キンシン交配コウハイこっているため、シュとしてこれにえる能力ノウリョクっているものとカンガえられる。(生物セイブツ形態ケイタイナド子孫シソンツタえるためオヤから受け継ウケツがれるものは、血液ケツエキではなく遺伝子イデンシであるから、この言い回イイマワしは、遺伝子イデンシうものの存在ソンザイがまだられていなかったころの遺物イブツであり、現代ゲンダイにおける使用シヨウはあまりコノましくないとカンガえる。) 劣性遺伝レッセイイデン 入れ替イレカ
  入れ換イレカ ちのいれかえ インラインブリードの系統ケイトウに、系統ケイトウのオスまたはメスを交配コウハイして、くなるのをフセぐこと。輸血ユケツをすることではない。タンに、累代ルイダイ飼育シイク継続ケイゾクしていくことが目的モクテキである場合バアイには、近親キンシン交配コウハイによる弊害ヘイガイフセぐため、入れ替イレカえをオコナったほうがいとされるが、インラインブリードによって、ある特徴トクチョウ固定コテイしようとしている場合バアイなどにあっては、入れ替イレカえをすると、遠回トオマワりになってしまうため、なるべくける必要ヒツヨウがある。 劣性遺伝レッセイイデン くなる 固定コテイ
  異種イシュ交配コウハイ いしゅこうはい ベツシュ雌雄シユウ交配する事コウハイスルコト。オオクワガタとコクワガタを交配コウハイする場合バアイなどがこれにあたり、シュ同士ドウシ類縁ルイエン関係カンケイ研究ケンキュウ役立ヤクダつ。インドアンタエウスとタイアンタエウスとの交配コウハイなどは別種ベッシュ交配コウハイではないから、これを異種イシュ交配コウハイぶのはアヤマり。  
  ハイブリット はいぶりっと 一般イッパンに、それぞれ性質セイシツコトなったフタ以上イジョウのものから、それぞれのコノましい性質セイシツいで完成カンセイした、より高次元コウジゲンのものをし(タトえば、ガソリンシャいところと電気デンキ自動車ジドウシャいところをわせて完成カンセイしたハイブリットカー)、タンフタ以上イジョウのものをわせただけのものの意味イミではない。しかしながら、クワガタ飼育業界においては、産地サンチチガうオスとメスとをわせてまれたのことをアヤマった用法ヨウホウ定着テイチャクしかけている。この業界には、「産地の違うオスとメスとを掛け合わせることは、ある産地サンチ特徴的トクチョウテキ形質ケイシツ後世コウセイツタえる貴重キチョウ純血ジュンケツ個体コタイ損失ソンシツさせる行為コウイであり、これによってまれた価値カチのないものマタ価値カチヒクいものである。」とする風潮フウチョウ根強ネズヨく、実際ジッサイにこのような個体コタイは、雑種ザッシュ・ハイブリット・CB・産地サンチ不明フメイ個体コタイなどとばれ、産地サンチアキらかな純血ジュンケツ個体コタイよりも数段スウダンヒク価格カカクきされている。しかし、本来ホンライのハイブリットとは、モトになったオヤよりもスグれた性質セイシツをもってまれたもののことであるから、「能勢ノセサンのメスに佐賀サガサンのオスをけたら、アタマ前胸ゼンキョウフトくてアゴがすらりとびた、能勢産にも佐賀産にもられない、非常ヒジョウにカッコくしかも大型オオガタする傾向ケイコウツヨ系統ケイトウられた。」とうような評価ヒョウカをする場合バアイは、これをハイブリットとんで間違マチガいないが、「能勢産のメスに佐賀産のオスを掛けちゃったので、能勢産とも佐賀産ともつかない中途半端チュウトハンパなオオクワガタになってしまい、産地サンチ不明フメイ国産コクサンオオクワガタとしてヤスるしかない。」と言うような評価をする場合は、これをハイブリットとぶのは、本来的ホンライテキにはアヤマりである。 雑種ザッシュ CB 産地サンチ
  HB えいちびい ハイブリットのリャク  
  雑種ザッシュ ざっしゅ セマ意味イミでは、ベツシュであるオスとメスのアイダまれたのことをす(タトえば、オオクワガタとコクワガタの雑種ザッシュ)が、ヒロ意味イミでは、別々ベツベツ亜種アシュ別々ベツベツ改良カイリョウ品種ヒンシュカンまれた場合バアイもある(タトえば、雑種ザッシュイヌばれるイヌは、イヌという同種ドウシュナイのちがう品種ヒンシュ交配コウハイしてまれたもの)。クワガタ飼育シイク業界ギョウカイにおいては、別種ベッシュまたはベツ亜種アシュではなくても産地サンチチガ同種ドウシュドウ亜種アシュのオスとメスとのアイダまれたのことも雑種ザッシュ傾向ケイコウがあるが、厳密ゲンミツ意味イミでは、この用法ヨウホウアヤマりであるとわざるをない。しかし、イマまでオナ亜種アシュとされていた2つの産地サンチ個体群コタイグンが、ジツ亜種アシュとして分類ブンルイできるものであったとして分類ブンルイ考え方カンガエカタカワるのは、昆虫コンチュウ分類ブンルイ世界セカイでは日常茶飯事ニチジョウサハンジであり、「もしかしたら、将来ショウライベツ亜種アシュ(またはベツシュ)となるかもしれないと可能性カノウセイ考慮コウリョして、一応イチオウけて系統ケイトウ管理カンリしておいたホウ懸命ケンメイだな。」とカンガえに起因キインするのならば、この用法ヨウホウアヤマりとして一概イチガイ否定ヒテイしてしまうのも、コクうものかもしれない(はたして、どれほどの飼育シイクがそこまでカンガえて、言葉コトバ使い分ツカイワけているだろうか?)。この用法をアヤマりとしてキラヒトタチナカには、産地の違う同亜種アシュのオスとメスとの間に生まれた子のことを「ハイブリット」とぶようにしているきもあるが、これも「ハイブリット」の本来ホンライ意味イミからハズれた用法ヨウホウである。 ハイブリット 交雑コウザツシュ 産地サンチ
  タネオヤ たねおや 累代ルイダイ飼育シイクのもとにするための成虫セイチュウ。ワイルドのメスのみの場合バアイと、ワイルドマタはCB個体コタイのペアの場合バアイがある。近年キンネンは、大型オオガタ個体コタイ美形ビケイ個体コタイ作出サクシュツのため、タネオヤには、大型オオガタ個体コタイ美形ビケイ個体コタイモトめられる傾向ケイコウにある。 ワイルド CB
  産地サンチラベル さんちらべる その個体コタイマタは、その個体コタイタネオヤ採集サイシュウメイのこと。採集サイシュウアキらかな個体コタイを、「産地サンチラベルき」とい、産地サンチ不明フメイ個体コタイよりも高値タカネ取引トリヒキされることがオオい。近年キンネンは、クニメイ県名ケンメイのみならず、最小サイショウ行政ギョウセイ区画クカク名称メイショウや、ヤマ名前ナマエ林道リンドウ名前ナマエなど、ゴクセマ範囲ハンイ採集サイシュウ限定ゲンテイできる個体コタイがもてはやされる傾向ケイコウにあり、このようなコマかい産地サンチのことを、「詳細ショウサイ産地サンチラベル」と場合バアイもある。専門店センモンテンやネットオークションなどで販売ハンバイされている個体コタイには、詳細ショウサイ産地サンチラベルが表示ヒョウジされていないものもオオいが、産地サンチ採集サイシュウシャ集中シュウチュウするのをけるための配慮ハイリョである場合バアイオオく、購入者コウニュウシャにはオシえてくれる場合バアイもあるので、購入コウニュウたっては、販売ハンバイ広告コウコク表示ヒョウジされていない詳細ショウサイ産地サンチいてみるのがい。 ラベル タネオヤ 林道リンドウ 最小サイショウ行政ギョウセイ区画クカク名称メイショウ
  産地サンチマニア さんちまにあ 産地サンチラベルにこだわって、オナシュのクワガタの各産地カクサンチラベルきの個体コタイアツめるヒトのこと。産地サンチイツワって法外ホウガイガク騙し取ダマシトろうとする悪質アクシツ業者ギョウシャのカモになるヒトもいるが、個体コタイカタチただけで詳細ショウサイ産地サンチ言い当イイアてる、いわゆる「目利メキき」であるヒトオオい。このようなヒトのクワ部屋ヘヤアソびにったときに、「これが何処ドコサンで、これが何処ドコサン」と解説カイセツされた場合バアイ、けして「全部ゼンブオナじにえますが…」などとクチにしてはいけない。 産地サンチラベル
トラブル        
  ちる おちる 死んでしまうこと。鳥の飼育家が使用しはじめたとされる言い回しで、鳥が死んだ時に止まり木からポトリと落ちる様子からきたもの。クワガタ飼育を含め、鳥以外の飼育の場面でも使用される場合がある。標本作成などのため意図的に殺したのではなく、大切に飼育していたにもかかわらずに死亡してしまった場合に用いることが多い。「★になる」とほぼ同義。 ★になる
  ★になる ほしになる ぬこと。「ちる」と同様ドウヨウに、標本ヒョウホン作成サクセイなどのため意図的イトテキコロしたのではなく、大切タイセツ飼育シイクしていたにもかかわらずに死亡シボウしてしまった場合バアイモチいることがオオい。標本ヒョウホンにするもなく、大切タイセツにもしていないものがづいたらんでいた場合バアイにもモチいるが…。オモ電子デンシ掲示板ケイジバンなど、ネットジョウでの発言ハツゲンにおいて使用シヨウされ、実社会ジッシャカイ使用シヨウするヒトスクない。 ちる める
  異常イジョウ発酵ハッコウ いじょうはっこう クワガタの幼虫ヨウチュウエサ成虫セイチュウトコとして使用シヨウしているマットのナカ微生物ビセイブツ急激キュウゲキ活動カツドウハジめ、発熱ハツネツ酸欠サンケツなどクワガタに悪影響アクエイキョウアタえるほどの発酵ハッコウこすこと。その現象ゲンショウ自体ジタイは、発酵ハッコウマットの作成サクセイ過程カテイにおける発酵ハッコウナンカワらないものであるが、飼育シイクシャ思惑オモワクチガった場面バメンきたがために、「異常イジョウ」の2文字2モジいてしまう。人間ニンゲンにとって有益ユウエキなものを「発酵ハッコウ」とび、有害ユウガイなものを「腐敗フハイ」とぶのであるから、発酵ハッコウ異常イジョウであれば、本来ホンライそれは腐敗フハイぶべきなのであろうから、「異常イジョウ発酵ハッコウ」とは、ナンとも奇妙キミョウ言い回イイマワしである。「何事ナニゴトも、TPOをカンガえて」と教訓キョウクンであろう(・・・チガうか?)。 発酵ハッコウ 発酵ハッコウマット
  サイ発酵ハッコウ さいはっこう 発酵ハッコウ熟成ジュクセイ過程カテイ完成カンセイしたはずの発酵ハッコウマットが、フタタ発酵ハッコウハジめてしまうこと。十分ジュウブン発酵ハッコウしきったようにえる発酵ハッコウマットも、水分スイブンクワえたりアタタかい部屋ヘヤ移動イドウしたりした場合バアイには、フタタ発酵ハッコウハジめる場合バアイがある。発酵ハッコウマットをクワガタの幼虫ヨウチュウ飼育シイク使ツカうにあたっては、水分スイブンリョウ温度オンド幼虫ヨウチュウ実際ジッサイ飼育シイクするときの状態ジョウタイにしてから、1程度テイドサイハッコウ発酵ハッコウしないか様子ヨウス必要ヒツヨウがある。 発酵ハッコウ 発酵ハッコウマット
  酸欠サンケツ さんけつ 空気中クウキチュウ酸素サンソ濃度ノウド減少ゲンショウし、クワガタの呼吸コキュウ支障シショウたすこと。幼虫ヨウチュウ飼育シイクチュウのマットのサイ発酵ハッコウや、成虫セイチュウ飼育シイクチュウトコエサゼリーの水分スイブン染み込シミコんで異常発酵イジョウハッコウこす場合バアイなど、微生物ビセイブツ活動カツドウによって酸素サンソ急激キュウゲキ消費ショウヒされてしまう場合バアイと、夏場ナツバのケースナイれによって、水蒸気スイジョウキ空気クウキ自体ジタイ濃度ノウドげてしまう場合バアイとがあり、いずれの場合バアイ温度オンド上昇ジョウショウトモナうため、クワガタ自体ジタイ酸素サンソ要求ヨウキュウリョウ上がっている事アガッテイルコトとあいまって、死亡シボウイタるケースもスクなくない。 サイ発酵ハッコウ 異常イジョウ発酵ハッコウ
  羽化ウカ不全フゼン うかふぜん 羽化ウカ失敗シッパイして、完全カンゼン成虫セイチュウれないこと。原因ゲンイン態様タイヨウ様々サマザマであり、そのままシボウイタコトオオい。軽度ケイド比較的ヒカクテキ頻繁ヒンパンられるものに「ハネパカ」があり、重度ジュウドレイとしてはハネがぐしゃぐしゃになりハラしになるものなどがある。ディンプルも羽化ウカ不全フゼン一種イッシュであるとされる場合バアイもある。羽化ウカ不全フゼン原因ゲンインとしては、高温、低温、前蛹ゼンヨウからサナギ期間キカンアタえた振動シンドウ蛹室ヨウシツナイれ、酸欠サンケツ蛹室ヨウシツ崩壊ホウカイ菌床キンショウ発酵ハッコウマットの劣化レッカビンケイ不足フソクによるチイさな蛹室ヨウシツ幼虫ヨウチュウ栄養エイヨウのアンバランスなどがげられる。 羽化ウカ ハネパカ ディンプル
  ハネパカ はねぱか 代表的ダイヒョウテキな、羽化ウカ不全フゼンイチ形体ケイタイ上翅ジョウシ完全カンゼンにはじず、アイダいたままカタまってしまう状態ジョウタイヒラきの程度テイドスクなく後翅コウシさえ完全カンゼンりたたまれていていれば、生存セイゾン繁殖ハンショク支障シショウ場合バアイオオく、羽化ウカ不全フゼンとしては「不幸中フコウチュウサイワい」の部類ブルイげられる。幼虫ヨウチュウ栄養過多エイヨウカタにより腹部フクブがアンバランスにオオきくなった場合バアイや、羽化ウカ過程カテイうつ伏ウツブせになるべき場面バメンうつ伏ウツブせになれなかった場合バアイ発生ハッセイしやすいとわれるが、後翅コウシりたたむのに失敗シッパイし、これが上翅ジョウシ引っ掛ヒッカかった状態ジョウタイである程度テイド上翅ジョウシカタまってしまってから後翅コウシ格納カクノウ成功セイコウした結果ケッカハネパカ状態ジョウタイ発現ハツゲンすることもある。 羽化不全
  ディンプル でぃんぷる 一般イッパンには「えくぼ」のであるが、クワガタ飼育シイクにおいては、クワガタ成虫セイチュウ前胸ゼンキョウ頭部トウブナドにできるヘコみのコトす。ワイルド個体コタイよりもブリード個体コタイオオいため、不完全フカンゼン飼育シイク環境カンキョウ起因キインする羽化ウカ不全フゼン一種イッシュカンガえられている。マット飼育シイクよりも菌床キンショウ飼育シイク個体コタイ比較的ヒカクテキオオ発生ハッセイするようであり、また、サナギ時期ジキ環境カンキョウ高温コウオン多湿タシツであると発生ハッセイリツがるようにオモわれる。発生ハッセイリツタカ系統ケイトウ存在ソンザイするようで、スベ後天的コウテンテキ原因ゲンインのみによるものではなく、遺伝的イデンテキにディンプルの発生ハッセイしやすい個体コタイ存在ソンザイする可能性カノウセイ否定ヒテイしきれない。オオヒラタの大型オオガタ個体コタイオオられるアゴショウじるクボみも、これにフクめてカンガえることもある。 羽化不全
  脱走ダッソウ だっそう クワガタが、ケースからげてしまうこと。脱走ダッソウしたクワガタのメスは、ホカ脱走ダッソウ個体コタイ取り違トリチガえてしまう可能性カノウセイがあり、また、脱走ダッソウしていたのオスと交尾コウビしてしまっている可能性カノウセイもあるため、厳格ゲンカク系統ケイトウ管理カンリメンからカンガえると、繁殖ハンショクタネオヤとして使ツカわないホウ無難ブナン 系統ケイトウ管理カンリ タネオヤ
  不明フメイ幼虫ヨウチュウ ふめいようちゅう ラベルの貼り忘ハリワスれや脱落ダツラクなどにより、ナン幼虫ヨウチュウだったかからなくなってしまった幼虫ヨウチュウ成虫セイチュウになればアキらかにシュ同定ドウテイができるものならいが、ゴク似通ニカヨった複数フクスウシュマタ亜種アシュ飼育シイクしている場合バアイ不明フメイ幼虫ヨウチュウしてしまうと、その個体コタイタネオヤとして使用シヨウできない。複数フクスウシュ割り出ワリダしをオナオコナわないことや、ラベルの貼り忘ハリワスれに注意チュウイするなどして、不明フメイ幼虫ヨウチュウさないよう、ココロがけたい。 同定ドウテイ ラベル
  チイハエ こばえ クワガタの飼育シイクケースなどに発生ハッセイするチイさなハエの総称ソウショウ。ショウジョウバエとクチキバエに大別タイベツできる。どちらも、何処ドコからともくやってき繁殖ハンショクしてしまうので、カク飼育シイクケースへの出入デイりを阻止ソシして、なるべく繁殖ハンショクさせないヨウにしたい。プラケースにはアナアあきビニールをハサんでガードし、幼虫ヨウチュウ飼育シイクしているビンにはカナラずフィルターをハサむようにしてフセぐ。また、クリアシールドやコバエシャッターといった、ケースへの小蝿コバエ出入デイりをフセ商品ショウヒン利用リヨウする方法ホウホウもあるが、ある程度アルテイドカズのクワガタを飼育シイクしている場合バアイ完全カンゼン撲滅ボクメツはほぼ不可能フカノウカンガえてい。「アキラめて、れる。」とうのが、モット有効ユウコウ対策タイサクか・・・。産卵サンランケースや幼虫ヨウチュウ飼育シイクチュウビンにこれらの幼虫ヨウチュウ発生ハッセイした場合バアイタマゴ幼虫ヨウチュウ危害キガイオヨばないか心配シンパイになるが、アキらかに小蝿コバエヨウチュウムシがクワガタのタマゴなどに危害キガイクワえたとオモわれる事例ジレイ無いナイヨウようにオモわれる。 ショウジョウバエ 朽ち木クチキハエ 発酵ハッコウマット 菌糸キンシ 菌床キンショウ プラケース クリアシールド コバエシャッター アナあきビニール  
  ショウジョウバエ しょうじょうばえ 果物を食べて育つハエで、成虫の餌のゼリーやバナナなどに産卵し、これを食べて成長し、繁殖する。目の色が赤や黄色で、クチキバエよりやや大きい。 小蝿コバエ クチキバエ
  クチキバエ くちきばえ ゾク小蝿コバエばれるハエの一種イッシュ。「朽木クチキハエ」とく。キノコバエともばれる。キノコの菌糸またはその分解物ブンカイブツを食べて育つハエで、発酵マットや菌床に産卵して、これを食べて成長し繁殖する。ショウジョウバエよりも小さく、ほんの少しの隙間からも出入りしてケースからケースへと移動するため、撲滅ボクメツはショウジョウバエよりも困難コンナン 小蝿コバエ ショウジョウバエ
  ダニ だに クモガタ類クモガタルイのなかの一群イチグンで、昆虫コンチュウよりもクモやサソリにチカ節足セッソク動物ドウブツ。クワガタ飼育シイクにおいて出会デアうことのオオ生物セイブツで、劣化レッカしたマットにモノや、ゼリーや果物クダモノべるモノオモにクワガタの成虫セイチュウシロいものや、幼虫ヨウチュウにもアカいもの、幼虫ヨウチュウ節々フシブシいてピンクにえるものなど、カズカギりないとオモえる種類シュルイ存在ソンザイする。クワガタにタイする影響エイキョウ懸念ケネンされるが、幼虫に付く比較的ヒカクテキ大型オオガタで赤いタイプのもの以外イガイは、クワガタにタイするアキらかな直接的チョクセツテキ悪影響アクエイキョウいようにえる。成虫セイチュウカラダ寄生キセイしているものも、クワガタの体液タイエキっているのではなく、クワガタのカラダ付着フチャクした樹液ジュエキなどをべたり、クワガタの移動イドウによってハコんでもらい、生息セイソク範囲ハンイ拡大カクダイすることを目的モクテキとしているシュがほとんどであるとわれている。それよりも重大ジュウダイなのは、妻子サイシにダニを発見ハッケンされ、クワガタ排除ハイジョ法案ホウアン提出テイシュツされるとった間接的カンセツテキ影響エイキョウであり、こちらの被害ヒガイ深刻シンコクである。成虫セイチュウいたものは、水道水スイドウスイをかけながらブラシなどでコスるとれるが、完全カンゼン撲滅ボクメツするには、ケースにマットをれずにらしたティッシュペーパーのみで管理カンリし、毎日マイニチアラとす作業サギョウカエす。  
  退去タイキョ命令メイレイ たいきょめいれい ツマ」「ハハ」「ムスメ」など、家庭カテイ比較的ヒカクテキツヨ権力ケンリョクニギっているモノからされる命令メイレイで、これが発令ハツレイされると、飼育シイクしているスベてのクワガタタチは、屋外オクガイでの常温ジョウオン飼育シイクいられる。小蝿コバエやダニの発生ハッセイ原因ゲンインとなる場合バアイがほとんど。小蝿やダニについては、発生ハッセイさせない対策タイサクだけではなく、発見ハッケンされない対策タイサク併用ヘイヨウしてイドむのが現実的ゲンジツテキ対応タイオウサクであろう。 小蝿コバエ ダニ
その        
  トコ とこ 成虫セイチュウ飼育シイクするときにケースのソコくもの総称ソウショウ。クワガタがモグって安心アンシンするためと、ケースナイ湿度シツドタモ目的モクテキ使用シヨウするため、産卵サンランセットでないカギりあまりフカ必要ヒツヨウはない。アサいケースでトコをあまりたくさんきすぎると、クワガタがフタにトドいてしまい、脱走ダッソウや、フタにオオアゴハサんでしまう事故ジコ原因ゲンインになるので注意チュウイ必要ヒツヨウ具体的グタイテキには、トコウエでクワガタが立ち上タチアがってアシをいっぱいにばしてもフタにトドかないくらいのタカさが確保カクホできればよい。トコ異常イジョウ発酵ハッコウによってクワガタが酸欠サンケツこすのをフセぐため、一般イッパンには一次イチジ発酵ハッコウみのマットを使用シヨウすることがオオいが、安価アンカ保湿ホシツリョクがあり異常イジョウ発酵ハッコウこしにくいものならナンでもよく、ミズゴケや針葉樹シンヨウジュマットが使用シヨウされる場合バアイもある。 異常イジョウ発酵ハッコウ 酸欠サンケツ 針葉樹シンヨウジュマット
  一次イチジ発酵ハッコウ いちじはっこう 無添加ムテンカマットを発酵ハッコウさせる方法ホウホウ(もしくはその過程カテイ)の一種イッシュで、添加剤テンカザイクワえずに加水カスイしただけの状態ジョウタイ発酵ハッコウさせること。これにより作成サクセイしたマットを、一次イチジ発酵ハッコウマットとぶ。添加テンカザイクワえないので急激キュウゲキ発酵ハッコウしないため、完成カンセイまでに時間ジカンはかかるが、添加剤テンカザイクワえた場合バアイほど厳密ゲンミツ管理カンリ必要ヒツヨウく、比較的ヒカクテキ手間テマをかけずに作成サクセイできるメリットがある。栄養価エイヨウカヒクオサえられているのでハエ発生ハッセイニクく、発酵ハッコウみであるため異常イジョウ発酵ハッコウをしニクいことから、埋込ウメコミマットとして利用リヨウされることがオオい。添加発酵ハッコウマットや菌糸キンシビン飼育シイクでは死亡率シボウリツタカシュ飼育シイクにおいて、大型化オオガタカノゾまずとりあえず安全アンゼン成虫セイチュウにしたいような場合バアイには、幼虫ヨウチュウエサとして使用シヨウする場合バアイもある。 無添加ムテンカマット 添加剤テンカザイ 加水カスイ発酵ハッコウ ハエ 異常イジョウ発酵ハッコウ マット 
  二次ニジ発酵ハッコウ にじはっこう 一次イチジ発酵ハッコウマットに添加剤テンカザイクワえて、さらに発酵ハッコウさせる方法ホウホウ(もしくはその過程カテイ)。これにより作成したマットを、2次発酵マットと呼ぶ。最近サイキンは、1発酵ハッコウ過程カテイずに、無添加ムテンカマットやナマオガにはじめから添加剤テンカザイクワえて発酵ハッコウさせる方法ホウホウ主流シュリュウであり、二次発酵ハッコウマットと言葉コトバはあまり使ツカわれなくなった。 一次イチジ発酵ハッコウマット 添加剤テンカザイ
  発酵ハッコウ はっこう 一般に、酵母類・細菌類などの微生物が、有機化合物を分解してアルコール類・有機酸・炭酸ガスなどを生じる過程のこと。腐敗との違いは人間にとって役に立つかどうかで、役に立つ場合を発酵と呼び、役に立たず悪臭を伴うような場合を腐敗と呼ぶ。コメ発酵ハッコウしてサケとなり、ニュウ発酵ハッコウしてヨーグルトとなり、大豆ダイズ発酵ハッコウして納豆ナットウとなるように、オオくの場合バアイ消化ショウカ吸収キュウシュウくなったり栄養価エイヨウカしたりする。クワガタ飼育シイクにおいては、マットを発酵ハッコウさせて、幼虫ヨウチュウエサとしての価値カチタカめたり、マットみのシュのための産卵サンラントコとして利用リヨウできるマットを作成サクセイしたりする。 異常イジョウ発酵ハッコウ マットみ 発酵ハッコウマット
  滅菌メッキン めっきん 菌類キンルイコロして、無菌ムキン状態ジョウタイチカ清潔セイケツ状態ジョウタイにすること。菌床キンショウ作成サクセイにおいては、添加剤テンカザイクワえて加水カスイしたオガを、巨大キョダイ圧力釜アツリョクガマのようなもので加熱カネツして滅菌メッキンしてから、オオヒラタケなどのタネキン植菌ショッキンする。また、菌床キンショウビン詰め替ツメカえるときに、ビン内側ウチガワ使用シヨウする器具キグなどを消毒用ショウドクヨウアルコールで滅菌メッキンして、あとでカビてしまうのを防止ボウシする場合バアイもある。 エタノール キントコ
  キラセイ けんきせい 酸素サンソ必要ヒツヨウとしない種類シュルイの、微生物ビセイブツ性質セイシツ。「嫌気性ケンキセイバクテリア」などのようにう。水分スイブン過多カタになって通気ツウキセイ極端キョクタンワルくなった状態ジョウタイのマットに発生ハッセイし、硫黄イオウのような不快フカイシュウハッする。クワガタ飼育シイクにおいては、出会デアいたくないタイプ。 好気性
  セイ こうきせい 酸素サンソ必要ヒツヨウとする種類シュルイの、微生物ビセイブツ性質セイシツ。「好気性コウキセイバクテリア」などのようにう。通気ツウキ十分ジュウブン確保カクホされた状態ジョウタイのマットのナカでは、オモにこのタイプの微生物ビセイブツ主流シュリュウをしめる。好気性コウキセイ微生物ビセイブツは、発酵ハッコウマットの作成サクセイにはかせないものであるが、トク人為的ジンイテキ添加テンカしなくても、発酵ハッコウマットのナカにも空気中クウキチュウにも普通フツウ存在ソンザイする。 嫌気性
  露天ロテン ろてん 蛹室の上部のマットや菌床などを取り除き、蛹室の上部に穴を開けて羽化を待つ状態。湿度過多や酸欠に起因する羽化不全の多いアンタエウスオオクワガタなどの種において行う羽化不全防止策で、エアコンなどの冷房装置無しで羽化が夏場にかかる場合には、是非知っておきたいテクニックの一つ。蛹室に通気口を設けることにより、酸欠が防止できるとともに、蛹化時と羽化時にクワガタの体内から排出される水分を蛹室の外に逃がしてやることができる。蛹室に穴を開ける作業は慎重に行い、中の蛹を傷つけないよう細心の注意を払う必要がある。開口部は、大きすぎると正常な羽化に支障をきたす可能性があり、小さすぎると残った蛹室の天井が崩れる危険があるので、蛹室の全長の7〜8割程度が無難。また、穴を開ける際に蛹室内部に落ちてしまったマットなどは、羽化不全の原因になるので、ピンセットや先の小さなスプーンなどを駆使して、きれいに取り除くこと。この時も、蛹に傷をつけないよう、細心の注意を払う必要があるが、蛹の扱いに慣れたブリーダーは、蛹を一度蛹室から取り出してしまい、蛹室内の掃除をしてから、元通りに蛹を戻す場合もある 蛹室ヨウシツ 酸欠サンケツ 羽化ウカ不全フゼン
  露天ロテン ろてんぼり 露天ロテンにすること。または露天ロテンにする作業サギョウ過程カテイ 露天ロテン
  常温ジョウオン飼育シイク じょうおんしいく ヒーターやエアコンによる温度オンド管理カンリをせず、四季シキ外気ガイキ温度オンド変化ヘンカマカせて飼育シイクする方法ホウホウ室内シツナイ飼育シイク場合バアイは、完全カンゼンに四季の温度変化に任せたものとは言い難イイガタいが、クワガタのために特別トクベツ冷暖房レイダンボウ装置ソウチモウけていない場合バアイは、これにフクめてカンガえることがオオい。 加温飼育
  加温カオン飼育シイク かおんしいく クワガタのための温室オンシツなど暖房ダンボウ設備セツビモウけて、飼育環境シイクカンキョウ温度オンド下限カゲン管理カンリして飼育シイクする方法ホウホウ熱帯ネッタイセイのクワガタには、この方法ホウホウによらなければブリードが困難コンナンシュルイスクなくない。また、以前は、「日本のクワガタのような四季のある温帯域原産のものは、四季の温度変化に任せて育成した方が、長い幼虫期間をかけてより大きな成虫に育つ。」と言う説が支持されていたが、近年では、「この様な種も、比較的高温で管理して、高栄養下での短期間育成が大型成虫を得る近道である。」と言う説も有力となりつつある。 常温飼育
  冬眠トウミン とうみん フユアイダ低温テイオンエサ不足ブソクりきるため、動物ドウブツ代謝タイシャのレベルをげて、ネムったようになること。クワガタでは、温帯オンタイから亜寒帯アカンタイ生息セイソクする種類シュルイ冬眠トウミンをするものがオオい。冬眠トウミンをする種類シュルイのクワガタは、体内タイナイ時計ドケイハタラくのか、室内で加温飼育していてもフユチカづくとマットにモグってエサべになくなる場合バアイオオく、この傾向ケイコウはCB個体コタイよりもワイルド個体コタイ顕著ケンチョである。また、亜熱帯アネッタイから熱帯ネッタイ生息セイソクする種類シュルイ生息地セイソクチフユのないものであっても低温テイオンツヨ種類シュルイがおり、冬眠トウミンのようにフユ場合バアイもあるが、生理的セイリテキ冬眠トウミン同様ドウヨウ状態ジョウタイになっているのか、ただツヨくてなないだけなのかは不明フメイ。ただし、幼虫ヨウチュウカンしては、寒冷地カンレイチむものが消化管ショウカカンナイ不凍液フトウエキのような性質セイシツをもつ糖質トウシツなどでたして低温テイオンえる機能キノウユウするのにクラべ、温暖オンダン地域チイキのものはこの機能キノウたないことがられており、その適応テキオウアキらかである。 加温飼育 CB ワイルド
  むし部屋ヘヤ むしべや クワガタなどの昆虫コンチュウ飼育シイクするための飼育シイク部屋ヘヤ標本ヒョウホン作成サクセイ保管ホカンをするための部屋ヘヤ場合バアイもある。 クワ部屋ヘヤ
  クワ部屋ヘヤ くわべや クワガタを飼育シイクするための部屋ヘヤ妻子サイシあるクワ馬鹿バカアコガれ。エアコンなどで通年ツウネン温度オンド管理カンリ可能カノウなものが本格的ホンカクテキ  
  セルロース せるろうす 木質モクシツシュたる構成コウセイ要素ヨウソヒトつ。クワガタの幼虫ヨウチュウは、これの分解ブンカイによってられる糖質トウシツ栄養エイヨウゲンとしているものとカンガえられている。褐色カッショク腐朽フキュウキンやバクテリアなどによって分解ブンカイされるホカ、クワガタの幼虫ヨウチュウ体内タイナイ共生キョウセイキンによっても分解ブンカイされる。 リグニン リグノセルロース 褐色カッショク腐朽フキュウキン
  ヘミセルロース へみせるろおす 木質モクシツシュたる構成コウセイ要素ヨウソヒトつで、リグニンとセルロースをムスびつけるハタラきをしている。 リグノセルロース
  リグニン りぐにん 木質モクシツシュたる構成コウセイ要素ヨウソヒトつ。セルロースとムスびついてその分解ブンカイサマタげており、白色ハクショク腐朽フキュウキンによって分解ブンカイされるため、カワラタケやヒラタケなどの白色ハクショク腐朽フキュウキンによって腐朽フキュウした木質モクシツは、クワガタの幼虫ヨウチュウにとって非常ヒジョウ消化ショウカ吸収キュウシュウしやすいエサとなる。 セルロース リグノセルロース 白色ハクショク腐朽フキュウキン
  リグノセルロース りぐのせるろうす 木質モクシツ基本キホン構造コウゾウで、セルロースとリグニンがヘミセルロースにより結合ケツゴウしたもの。ジョウ強固キョウコで、これを消化ショウカ分解ブンカイして利用リヨウできる生物セイブツスクない。キンルイ一部イチブ微生物ビセイブツはこれを分解ブンカイする酵素コウソっており、木質モクシツをエサとするスベての動物ドウブツは、この菌類キンルイなどの分解ブンカイ能力ノウリョクタヨっている。 セルロース リグニン ヘミセルロース
  作出サクシュツ さくしゅつ クワガタをソダてて、目的モクテキとするカタチオオきさなどの形質ケイシツソナえた成虫セイチュウ羽化ウカさせること。熱帯魚ネッタイギョ爬虫類ハチュウルイなどにおいて「作出サクシュツ」と場合バアイ、ある程度テイド固定コテイされた品種ヒンシュ完成カンセイさせることを場合バアイオオいが、クワガタの飼育シイクにおいては「品種ヒンシュ改良カイリョウ」と概念ガイネンがあまり普及フキュウしておらず、目的モクテキとする形質ケイシツカネソナえた成虫セイチュウの1個体コタイしても、「作出サクシュツした」と場合バアイオオい。イノチあるモノカンして「作出サクシュツ」と言葉コトバ使用シヨウするコト嫌悪感ケンオカンイダヒトもいるので、使用シヨウアタっては注意チュウイ必要ヒツヨウ 固定コテイ
  ペア ぺあ 繁殖用ハンショクヨウんだ、オス1頭1トウとメス1頭1トウのセットのこと。当然トウゼン昆虫コンチュウ専門センモンテンでは、クワガタの成虫セイチュウ通常ツウジョウ1ペアごとでの販売ハンバイ基本キホンとなっており、オス単独タンドクやメス単独タンドクでは販売ハンバイしないか、割高ワリダカとなる場合バアイオオい。  
  トリオ とりお オスメス判別ハンベツのつく程度テイド成長セイチョウした個体コタイの、3トウセットのこと。オス2トウにメス1トウなのか、オス1トウにメス2トウなのかは、それぞれの動物ドウブツ業界ギョウカイにおける慣習カンシュウによってサダまっている。タトえば、「ポピュラーな熱帯魚ネッタイギョであるグッピーのある品種ヒンシュにおいては、その品種ヒンシュ本来ホンライのヒレの特徴トクチョウったオスには生殖セイショク能力ノウリョクがないため、この品種ヒンシュ繁殖ハンショクのためのタネオヤとして販売ハンバイする場合バアイには、その品種ヒンシュのペアのホカに、その品種と色彩シキサイのみが一致イッチするのオス1尾1ビクワえたトリオが基本キホンとなる。」といった具合グアイである。しかし、クワガタ飼育シイク業界ギョウカイイマ歴史レキシアサく、また、3トウセットにしなければならない決定的ケッテイテキ理由リユウ存在ソンザイしないため、タンに「トリオ」と表示ヒョウジされても、オスが2頭なのかメスが2頭なのかは明確メイカクではない。 タネオヤ
  スパテクホン すぱてくぼん 1996ネンに(ユウ)むしシャから発行ハッコウされた、小島コジマ啓史ケイジチョ「クワガタムシ飼育シイクのスーパーテクニック」の略称リャクショウ。クワガタの飼育シイクショとしては、共生キョウセイバクテリアの役割ヤクワリハハムシからの受継ウケツぎなどにハジめて言及ゲンキュウした。飼育シイク技術ギジュツ目覚メザマしい進歩シンポにより一般イッパンテキシュ飼育シイク技術ギジュツがほぼ確立カクリツした現在ゲンザイにおいても、基本的キホンテキ知識チシキ習得シュウトクのための「クワガタ飼育シイクのバイブル」テキ存在ソンザイとして一度イチドんでいただきたい名著メイチョ  
  植菌ショッキン しょっきん 加水カスイしたオガや原木ゲンボクに、キンをまわすためににタネキン植え付ウエツけること。菌床キンショウブロックや菌糸キンシビンビンなどを作成サクセイするためにオコナうが、一般イッパンヒトは、スデキンイトのまわった菌床キンショウブロックを購入コウニュウして詰め替ツメカえて使用シヨウすることがオオく、自分ジブン植菌ショッキンして菌糸キンシビンビン作成サクセイするヒトスクない。植菌ショッキンオコナうには、その前提ゼンテイとして、ベースとなる加水カスイしたオガを高温コウオン高圧コウアツ滅菌メッキンしておく必要ヒツヨウがあり、そのための設備セツビ大掛オオガかりなものになってしまうコトと、既製品キセイヒンとしての菌床キンショウブロックや菌糸キンシビンビンがの価格カカクがってきたコトが、植菌ショッキンによる菌糸キンシビンビン自作ジサク普及フキュウしない原因ゲンインであろう。  
  積算セキサン温度オンド せきさんおんど 1ニチ平均ヘイキン温度オンド毎日マイニチしていった合計ゴウケイ温度オンド平均ヘイキン20℃のが10カンツヅけば、積算セキサン温度オンドは200℃となる計算ケイサン。チョウなどでは、この積算セキサン温度オンド幼虫ヨウチュウ期間キカン関係カンケイがよく研究ケンキュウされており、「孵化フカから起算キサンして積算セキサン温度オンドが○○○○℃にタッすると羽化ウカする」というように、飼育シイク環境カンキョウ温度オンド把握ハアクして計算ケイサンしておけば、羽化ウカをほぼ正確セイカク予測ヨソクすることが可能カノウである。しかし、クワガタにおける積算セキサン温度オンド幼虫ヨウチュウ期間キカン関係カンケイは、イマアキらかにはなっていない。幼虫ヨウチュウ越冬エットウし、羽化ウカに1ネン以上イジョウヨウするものがオオいことや、カラダオオきさについて個体差コタイサオオきいことなどが、積算セキサン温度オンド幼虫ヨウチュウ期間キカン関係カンケイ複雑フクザツにしているものとオモわれる。また、んでいる朽木クチキ腐朽フキュウ状態ジョウタイや水分量など、要素ヨウソ幼虫ヨウチュウ期間キカン決定ケッテイ関係カンケイしている可能性カノウセイがあり、これも、積算温度と幼虫期間の関係解明カイメイサマタげとなっているのかもしれない。  
採集サイシュウヘン        
用具ヨウグ    
  ルアーケース るああけえす りに使ツカ疑似餌ギジエであるルアーを整理セイリしてハコぶためのケース。クワガタを1アタマ収容シュウヨウするのにテキしたサイズのチイさな小部屋コベヤかれており、個体コタイどうしがキズつけうのをフセぐことができ、しかもコンパクトに収納シュウノウできるため、採集サイシュウしたクワガタなどをカエるために愛用アイヨウする採集家サイシュウカオオい。完全カンゼン密閉ミッペイできるものはほとんどないため、通気ツウキヨウアナをあける必要ヒツヨウはあまりないが、長時間チョウジカンハコ場合バアイや、クルマナカなど高温コウオンになるような場所バショ場合バアイなどには、安全アンゼンのためゴクチイさな通気ツウキアナけておくと安心アンシンできる。これは、高温コウオン環境カンキョウにおいては昆虫コンチュウ代謝タイシャタカまり、酸素サンソ要求ヨウキュウリョウ増加ゾウカするとともに、呼吸コキュウによるガス交換コウカン効率コウリツ低下テイカするためである。  
  クマスズ くまよけずず ヤマヒソクマタイして自分ジブン存在ソンザイをアピールし、クマホウから人間ニンゲンけてもらうためにオトらすスズコシけて使ツカうタイプがオオい。北海道ホッカイドウにおいてはヒグマの生息セイソクするヤマフカってクワガタなどをサガ機会キカイオオく、クワガタ採集サイシュウイエオオくが携行ケイコウしている。  
  懐中カイチュウ電灯デントウ かいちゅうでんとう 携帯用ケイタイヨウ照明ショウメイ器具キグオモ夜間ヤカン採集サイシュウで、クワガタなどをサガすために使用シヨウする。民家ミンカ付近フキンでの採集サイシュウでは、民家ミンカマドらさないなどの配慮ハイリョ必要ヒツヨウアカるくて、チョウ寿命で、カルいものをエラぶようにする。クワガタ採集サイシュウシャナカには懐中カイチュウ電灯デントウマニアもオオく、ったオオクワガタのカズよりもっている懐中カイチュウ電灯デントウカズホウオオヒトスクなくない。  
  酢酸サクサンエチル さくさんえちる 標本ヒョウホン作製サクセイ過程カテイで、採集サイシュウした昆虫コンチュウ固定コテイするための薬剤ヤクザイ殺虫サッチュウ効果コウカだけでなく、防腐ボウフ効果コウカもあるためすでに死亡シボウした個体コタイ処理ショリにも使ツカわれる。劇薬ゲキヤクであって、一般イッパン薬局ヤッキョクでは常時ジョウジ在庫ザイコしていることはほとんどなく、せには注文チュウモン印鑑インカン要求ヨウキュウする店舗テンポもある。 固定コテイ 標本ヒョウホン
  サクエチ さくえち 酢酸サクサンエチルの略称リャクショウ 酢酸サクサンエチル
  ドクビン どくびん 標本ヒョウホンとして採集サイシュウした昆虫コンチュウを、その場ソノバ固定コテイするための道具ドウグ密閉ミッペイ容器ヨウキ酢酸サクサンエチルをしみこませた脱脂綿ダッシメンれたもので、きた昆虫コンチュウをこのナカれると、殺虫サッチュウすると同時ドウジ防腐ボウフ処理ショリ完了カンリョウするしくみ。きたままの昆虫コンチュウセマいケースにれてカエると、ナカアバれて符節フセツ触覚ショッカク脱落ダツラクしてしまう場合バアイがあり、完全カンゼン標本ヒョウホンノコすには現地ゲンチ固定コテイしてしまうのが基本キホン昆虫コンチュウ専門店センモンテンなどで専用センヨウのものも販売ハンバイされているが、酢酸サクサンエチルによって変質ヘンシツしない材質ザイシツ(ガラスやポリプロピレンなど)のもので完全カンゼン密閉ミッペイできる容器ヨウキであれば、色々イロイロなものを流用リュウヨウできるので、初心者ショシンシャ高価コウカ専用センヨウのものを購入コウニュウする必要ヒツヨウはない。 固定コテイ 標本ヒョウホン
  灯火トウカセット とうかせっと 灯火トウカ採集サイシュウ道具ドウグ一式イッシキのこと。または、それらを設置セッチした状態ジョウタイのこと。一般的イッパンテキには、発電機・安定アンテイ・ケーブル・ソケット・水銀灯スイギントウ電球デンキュウ支柱シチュウシロヌノ(シーツなど)で構成コウセイされている。セットとして販売ハンバイされているのではなく、目的モクテキ予算ヨサン機器キキカンのバランスなどを考慮コウリョして、自分ジブンソロえてんでいくもの。 灯火トウカ採集サイシュウ
  スポーク すぽうく 自転車ジテンシャ車輪シャリン車軸シャジクをつないでいるパーツ。オオクワガタやコクワガタなどのヒソカホラセイのあるクワガタを、ホラナカからかきすために利用リヨウできる。 ヒソカホラセイ
その        
  灯火トウカ採集サイシュウ とうかさいしゅう クワガタなどの昆虫コンチュウヒカリアツまる習性シュウセイ利用リヨウして、夜間ヤカン照明ショウメイアツまったものをヒロアツめる採集サイシュウ方法ホウホウ街灯ガイトウなど既存キゾン照明ショウメイマワってヒロアツめる「街灯ガイトウマワり」とばれる方法ホウホウと、発電機ハツデンキ水銀灯スイギントウなどを利用リヨウしてオビせる「自前ジマエ灯火トウカ」「ライトトラップ」とばれる方法ホウホウとがある。クワガタの走光性を利用リヨウした採集サイシュウ方法ホウホウであるとされる(クワガタの走光性については別項ベッコウ「クワガタの走光性について」を参照サンショウのこと)。 ライトトラップ
  シロ街灯ガイトウ しろいがいとう 昆虫コンチュウのよくアツまるシロっぽいヒカリハッする街灯ガイトウのこと。街灯廻りによる灯火採集において、昆虫コンチュウのよくアツまる街灯ガイトウ見極ミキワめることはその効率コウリツタカめるウエ非常ヒジョウ重要ジュウヨウで、トク街灯ガイトウハッするヒカリイロツヨさ・場所バショオオきなポイントとなる。昆虫コンチュウヒトにはえないほど波長ハチョウミジカい「紫外線シガイセンイキヒカリによく反応ハンノウすることがられており、ヒトにはシロえる水銀灯スイギントウヒカリにこの紫外線シガイセンオオフクまれているコトオオく、シロくてアカるい街灯ガイトウサガすことが灯火トウカ採集サイシュウ成果セイカげる近道チカミチとなる。ただし、シロえても、樹脂ジュシセイのカバーのついた水銀灯スイギントウ蛍光灯ケイコウトウ使ツカった街灯ガイトウなどは、紫外線シガイセンをあまりハッしていないので期待度キタイドヒクい。 黄色キイロ街灯ガイトウ 灯火採集
  黄色キイロ街灯ガイトウ きいろのがいとう 昆虫のあまり集まらない黄色キイロっぽい光を発する街灯のこと。昆虫コンチュウにはえない波長ハチョウナガアカにかたよったヒカリ比較的ヒカクテキオオハッしており、ヒトにはアカるくえても昆虫コンチュウにとってはあまりアカるくえないため、灯火トウカ採集サイシュウでは成果セイカがらないことがオオい。しかし、ホカ街灯ガイトウがない場合バアイや、立地リッチ環境カンキョウ非常ヒジョウによい場合バアイには、十分ジュウブン昆虫コンチュウアツまるコトもあり完全カンゼン無視ムシすることもできない。 シロ街灯ガイトウ 灯火採集
  標本ヒョウホン ひょうほん 学術ガクジュツ目的モクテキ保存ホゾンする生物セイブツなどのサンプルのことであるが、学術ガクジュツ目的モクテキではなく個人コジン趣味シュミ収集シュウシュウしているものをもフクめてぶことがオオい。クワガタにおいては、酢酸サクサンエチルなどの薬品ヤクヒン防腐ボウフ防虫ボウチュウ処理ショリをして、てん足をした上で乾燥させ、防虫剤ボウチュウザイれた昆虫コンチュウヨウ標本ヒョウホンハコれて保管ホカンするのが一般的イッパンテキ北海道ホッカイドウにおいては、低湿テイシツ・低温のため腐敗し難く、標本を食害する昆虫も少ないため、薬剤ヤクザイ処理ショリをせず防虫剤ボウチュウザイれなくても長年ナガネンワタって標本ヒョウホン完全カンゼンカタチ保存ホゾンすることが可能カノウであり、トク昆虫コンチュウ採集サイシュウ初心者ショシンシャにとっては非常ヒジョウメグまれた環境カンキョウにある。標本ヒョウホン作製サクセイする場合バアイには、学術ガクジュツ目的モクテキ作成サクセイするのではなくても「ラベル」をカナラずつけるようにしたい。そのときはトク学術的ガクジュツテキ価値カチのないものとカンガえていたものに、後日ゴジツ重要ジュウヨウ価値カチ見出ミイダされることもオオいからである。昆虫コンチュウ研究ケンキュウは、アマチュア研究家ケンキュウカチカラ依存イゾンするところが非常ヒジョウオオきい分野ブンヤであるから、一個人イチコジン所有ショユウする標本ヒョウホンであっても、「人類ジンルイ全体ゼンタイ財産ザイサン一部イチブ管理カンリしている」と気概キガイ保管ホカンたっていただきたい。 酢酸エチル てん足ラベル
  てんソク てんそく 昆虫コンチュウ標本ヒョウホン作製サクセイするにたって、アシ触覚ショッカクカタチトトノえること。クワガタにおいては、コルクイタなどのウエハリ使ツカって固定コテイしてカタチトトノえることがオオい。トクまったやりカタく、ノチ標本ヒョウホン各部カクブ観察カンサツしやすいようにココロがけてカタチトトノえるべきであろうが、自分ジブン満足マンゾクくカッコいいカタチトトノえればい。また、カギられたスペースに、よりオオくの標本ヒョウホン保管ホカンできるよう、標本ヒョウホンバコナカでなるべくコンパクトにオサまるようなカタチコノヒトオオい。 標本ヒョウホン
  樹液ジュエキ採集サイシュウ じゅえきさいしゅう クワガタなどの成虫セイチュウコノ樹液ジュエキしているサガして、これにアツまっているものを採集サイシュウする方法ホウホウ。クワガタなどのコノ樹液ジュエキしやすいジュシュはある程度テイドカギられており、北海道ホッカイドウでは、ミズナラ・ハルニレ・ヤナギなどのよく樹液ジュエキ見分ミワけることが必要ヒツヨウ樹液ジュエキしているにはチョウやハチなどがアツまっていることがオオく、マワりにまとわりつくようにんでいるこれらの昆虫コンチュウ目印メジルシサガすと、比較的ヒカクテキ容易ヨウイサガすことができる。また、樹種ジュシュによって樹液ジュエキハジめる時期ジキコトなることをオボえておくと、効率コウリツ採集サイシュウできる。 樹液ジュエキ
  採集サイシュウ さいしゅう 昆虫コンチュウなどを標本ヒョウホン資料シリョウにするため、採取サイシュしてアツめること。昆虫コンチュウ愛好家アイコウカアイダでは、標本ヒョウホンとはせずに飼育シイクしてタノしむためや、販売ハンバイするために採取サイシュすることも、また、アツめずに1個体コタイのみ採取サイシュすることもフクめて「採集サイシュウ」と場合バアイオオい。 採取サイシュ
  採取サイシュ さいしゅ ある目的モクテキ必要ヒツヨウなものをエラんでひろいとること。採集サイシュウとのちがいは、「アツめるのではないテン」と「目的モクテキ標本ヒョウホン作製サクセイ研究ケンキュウ資料シリョウではないテン」であるが、昆虫愛好家の間では、どんな場合バアイでも「採集サイシュウ」をもちいることがオオく、ほとんど使ツカわれない。 採集サイシュウ
  樹液ジュエキ じゅえき いたキズからにじみ液体エキタイ糖質トウシツやタンパクシツナド豊富ホウフフクまれていることがオオく、発酵ハッコウして甘酸アマズっぱいカオりをハナつと、これにサソわれてクワガタなどの昆虫コンチュウアツまる。北海道ホッカイドウでは、ミズナラ・ハルニレ・ヤナギなどが、ムシアツまる樹液ジュエキしやすい。  
  ホラ じゅどう エダちたアトなどにいたアナ内部ナイブ、もしくはその周辺シュウヘン樹液ジュエキているものは、オオクワガタをハジめとする潜洞性の高いクワガタにとって、格好の住みかとなる。中のクワガタを取り出すため、入り口を削って広げてしまうと、乾燥や隠れ家としての価値の低下により、以後、クワガタが住まなくなってしまうので、絶対に削ったりしてはならない。 樹液ジュエキ 潜洞性
  ザイワリ採集サイシュウ ざいわりさいしゅう ナカんでいる種類シュルイのクワガタなどの幼虫ヨウチュウ成虫セイチュウなどを、ナタやオノなどでって採集サイシュウ方法ホウホウ。クワガタなどの生息セイソクできる環境カンキョウ破壊ハカイしてしまうことになるので、この方法ホウホウによる採集サイシュウはなるべくツツシみたい。また、私有地シユウチにかってにハイんでオコなうマナーのワル採集サイシュウシャオオく、地主ジヌシ地域チイキ住民ジュウミンとのトラブルの発生ハッセイ事例ジレイかれる。 朽木クチキ
  潜洞性 せんどうせい 洞のナカヒソんで生活セイカツする、クワガタなどの生態セイタイ。オオクワガタやコクワガタなどが、この生態セイタイ代表的ダイヒョウテキなもの。 樹洞
  走光性ソウコウセイ そうこうせい ベツ稿コウ参照サンショウ  
  先行者センコウシャ せんこうしゃ 街灯廻りによる灯火トウカ採集サイシュウなどで、サキにポイントをマワっているライバルのこと。サキにポイントにいてサガしているヒト邪魔ジャマになるような行動コウドウツツシみたいが、自分ジブン先行者センコウシャだからといって、アトから採集サイシュウシャをしめすような行動コウドウも、正当セイトウとはえない。ポイントはダレのものでもないのだから、採集サイシュウシャどうしタガいにユズ心掛ココロガけが大切タイセツ 灯火トウカ採集サイシュウ
  オン神木シンボク ごしんぼく 樹液ジュエキ豊富ホウフしており、さらにはジュホラ樹皮ジュヒシタ隙間スキマなどのクワガタのカク場所バショ豊富ホウフにあるため、クワガタなどが沢山タクサンアツまるのこと。けばカナラれるとして、自分ジブンだけの秘密ヒミツ場所バショにしておく場合バアイオオい。御神木ゴシンボクにワラ人形ニンギョウけておいて、採集サイシュウシャけないようにすると荒業アラワザもあるようだが、ワタシなら自分ジブン近付チカヅけなくなるであろう・・・。 樹洞 樹液ジュエキ
  ホリ採集サイシュウ ねほりさいしゅう ミヤマクワガタなどの部分ブブンべて成長セイチョウするタイプのクワガタなどを、部分ブブンこして採集サイシュウする方法ホウホウで、ヒロ意味イミではザイ採集サイシュウ一種イッシュ。クワガタなどのすでに活動中カツドウチュウ成虫セイチュウが、アツすぎたりサムすぎたりするトキなどに、のきわにモグんでヤスんでいるものをして採集サイシュウする方法ホウホウ場合バアイもある。 朽木クチキ
  乱獲ランカク らんかく 保護ホゴカンガえず、むやみにオオくの個体コタイ採集サイシュウすること。どのくらいの個体数コタイスウ採集サイシュウすれば乱獲ランカクにあたるかは一概イチガイにはえない非常ヒジョウムヅカしい問題モンダイであり、採集サイシュウシャ各自カクジ節度セツドタモった採集サイシュウココロがけたい。「必要ヒツヨウスウえた採集サイシュウ乱獲ランカク」とのカンガえも間違マチガいである。ナンのために必要ヒツヨウ採集サイシュウなのかによって結論ケツロンわるし、必要ヒツヨウスウ生息セイソクスウ非常ヒジョウチカいかこれをえていれば、必要数ヒツヨウスウ採集サイシュウですら乱獲ランカクである。クワガタなどの場合バアイ、メスをなるべくカエらないようにすればよいとのカンガカタもあるが、結局ケッキョクは、最後サイゴまでいきれるだけ、または、きちんと標本ヒョウホンにして管理カンリしきれるだけを持ち帰モチカエるといった自己ジコ管理カンリ期待キタイするよりほかない。乱獲ランカク阻止ソシしたいのであれば、生態系セイタイケイ複雑フクザツさや微妙ビミョウさを中心チュウシンとして自然シゼン大切タイセツさをウッタえ、これを啓発ケイハツしていくことが重要ジュウヨウであり、安易アンイに「乱獲ランカク」の言葉コトバ使ツカって他人タニン採集サイシュウ行為コウイ非難ヒナンすることは、有効性ユウコウセイける軽率ケイソツ思慮シリョアサ行為コウイである。 採集サイシュウ 標本ヒョウホン
  車中シャチュウハク しゃちゅうはく クルマナカて、宿泊シュクハクえること。クワガタの採集サイシュウにおいては、ヤマフカ分け入ワケイることがオオく、また、気象キショウ状況ジョウキョウによって採集サイシュウ場所バショ採集サイシュウ方法ホウホウなどを臨機応変リンキオウヘン変更ヘンコウする必要ヒツヨウもあり、さらには、一般的イッパンテキ人間ニンゲン活動カツドウ時間ジカンとはかけ離カケハナれたスケジュールで行動コウドウするコトもあって、宿ヤドをとらずにクルマネム採集サイシュウシャオオい。シートをタオしただけの状態ジョウタイ十分ジュウブン熟睡ジュクスイできるようになれば、クワガタ採集サイシュウ名人メイジンイキ一歩イッポチカづいたとえる。ちなみに、名人メイジンイキをもえると無睡で24時間採集ができると聞く。  
  たちがれ ったままれたのこと。カワラタケなどの菌類キンルイによってホドよくちれば、乾燥カンソウ気味ギミコノむオオクワガタやコクワガタなどの幼虫の良い生息場所になることが多い。 カワラザイ
  倒木トウボク とうぼく 自然シゼンタオれたり、ヒトによってタオされて放置ホウチされたりしたのこと。ホドよくちれば、水分スイブンオオコノむクワガタなどの幼虫ヨウチュウ生息セイソク場所バショになることがオオい。 朽木クチキ
  ナマ なまき きている、または、朽ちていない木。木は死ぬと(時には生きながら)、主にシン菌類によって腐朽し分解していく。クワガタのほとんどの種の幼虫は、この木質が分解していく途中の状態のものを摂取して栄養源としているため、朽ちていない状態である生木はクワガタの幼虫ヨウチュウが餌として利用できる状態にはない。したがって、材割採集においては程よく朽ちた木を発見する事が必要であり、枯れてはいるがまだ十分に朽ちていない木を生木と呼ぶこともある(採集における「生木」とは、「生きている木」を指すことも多く、この場合、死んでいるが朽ちていない木は、「枯れ木」と呼んで区別する)。 材割採集
  部分ブブン ぶぶんがれ エダミキ一部イチブれた、または、そのれた部分ブブンのこと。立ち枯タチガれと同様ドウヨウ、乾燥気味の朽ち木を好むオオクワガタやコクワガタなどの幼虫の、良い生息場所になることが多い。
  トラップ とらっぷ 昆虫コンチュウなどをツカまえるためのワナのこと。昆虫コンチュウなどの生態セイタイオウじて様々サマザマ種類シュルイがあるが、クワガタにはオモに「果実カジツトラップ」や「ライトトラップ」などが使用シヨウされる。 ライトトラップ 果実カジツトラップ バナナトラップ
  果実カジツとラップ かじつとらっぷ クワガタなどをツカまえるための、果物クダモノ利用リヨウしたワナ樹液ジュエキ果実カジツ発酵ハッコウシュウサソわれる性質セイシツのあるクワガタをらえることができる。ストッキングやミカンのフクロなどに、バナナやパイナップルなどの果物クダモノれ、焼酎ショウチュウなどの酒類シュルイをかけて発酵ハッコウ促進ソクシンして使用シヨウする。設置セッチ場所バショはクワガタの種類シュルイなどによって工夫クフウする必要ヒツヨウがあり、樹木ジュモク地上チジョウスウメートルの高所コウショ仕掛シカけたり、根元ネモト仕掛シカけたりする。基本キホンテキには、クワガタをオビせてアシめしておくだけのものであるので、設置セッチは、アツまった獲物エモノを回収するため、できれば毎日マイニチ見回ミマワるのがい。使ツカわったトラップは、カナラ回収カイシュウして処分ショブンするのが最低限サイテイゲンのマナー。また、クマ生息地セイソクチでは自分ジブンだけではなく採集サイシュウシャをも危険キケンにさらすことになるので、使用シヨウツツシむべきであろう(「クマ」のコウ参照サンショウのこと)。 クマ トラップ
  バナナトラップ ばななとらっぷ バナナを使ツカった、果実カジツトラップ。果実カジツトラップにはバナナがモットオオ使用シヨウされる。 果実カジツトラップ
  ライトトラップ らいととらっぷ かりをトモしてクワガタなどをオビせてらえるためのワナのこと。発電機ハツデンキ水銀灯スイギントウわせたものが一般的イッパンテキクルマのバッテリーから電源デンゲンをとって蛍光ケイコウトウなどをトモ方法ホウホウ手軽テガルだが、発電機と水銀灯の組み合わせによるヒカリリョウにはかなわない。街灯ガイトウマワリりとちがって、自分ジブンきな場所バショ設置セッチできるメリットがあるが、発電機ハツデンキ騒音ソウオン道路ドウロにはみしての設置セッチなどにより地元ジモト住民ジュウミンとトラブルにならないよう配慮ハイリョ必要ヒツヨウ 灯火トウカセット 灯火トウカ採集サイシュウ
  灯火トウカトラップ とうかとらっぷ 「ライトトラップ」と同義ドウギ ライトトラップ
  ラベル らべる 標本ヒョウホンカンするデータを記録キロクしたチイさなカミ最低サイテイでも、採集サイシュウ年月日ネンガッピ採集サイシュウ場所バショ採集サイシュウシャの3つの情報ジョウホウ記載キサイして、標本ヒョウホンしたハリ標本ヒョウホン一緒イッショしておく。標本ヒョウホン学術的ガクジュツテキ価値カチは、90%以上イジョウがこのラベルにかっているとっても過言カゴンではない。また、学術的ガクジュツテキ価値カチ以外イガイにも「オモ記録キロク」としての価値カチもあるため、採集サイシュウした昆虫コンチュウにはカナラずラベルをけて標本ヒョウホンにしておくようにしたい。 採集サイシュウ 標本ヒョウホン
  ホスト ほすと クワガタにタイしてエサと生活セイカツ提供テイキョウしてくれるのこと。タトえば、北海道ホッカイドウにおけるオオクワガタの成虫セイチュウオモなホストは、比較的ヒカクテキ樹液ジュエキすことのオオいミズナラとハルニレであるが、北海道ホッカイドウではザイりでオオクワガタが採集サイシュウされていないため幼虫ヨウチュウのホストはイマ判明ハンメイしていない。北海道ホッカイドウオオくのクワガタの幼虫ヨウチュウのホストとなっているブナが、その第一ダイイチ候補コウホではある。 樹液ジュエキ ザイ採集サイシュウ
  クマ くま スズメバチにいで、北海道ホッカイドウ陸上リクジョウ野生ヤセイ動物ドウブツナカで2番目バンメ危険キケン動物ドウブツ。ちなみにダイ3はマムシ。野生ヤセイ動物ドウブツではないが、「ヒト」と動物ドウブツ危険性キケンセイクラべれば、どれも可愛カワイいものではあるが。北海道ホッカイドウ生息セイソクするのは、世界セカイ最大サイダイ陸棲リクセイ捕食ホショク動物ドウブツ「ヒグマ」である。ヤマでクマにオソわれて格闘カクトウのすえ命拾イノチビロいしたハナシしもくが、そのほとんどスベてが本州ホンシュウなどに生息セイソクする「ツキノワグマ」であって、ヒグマにオソわれた場合バアイは「それまで」とカンガえたほうがい。北海道ホッカイドウでクワガタを採集サイシュウする場合バアイ、クマとの遭遇ソウグウけてトオることのできないものとカンガえ、常日頃ツネヒゴロからその生態セイタイについての知識チシキフカめ、危険キケン回避カイヒする手段シュダンけておく必要ヒツヨウがある。  
  林道リンドウ りんどう オモ人口ジンコウリン管理カンリするためにツクられた、ヤマの中の道。ほとんどが国有林の中にあって営林署エイリンショが管理しており、その場合は特段の事情が無い限り国民に対して開放されているものであるため、山菜りや昆虫採集で利用することが多い。ただし、管理作業の妨げになる場合や、整備が不完全で危険な場合などは一般車両の進入が制限されていることも多く、入り口に施錠されたゲートがある場合がこれに当たるので、このような林道への侵入は慎むべき。注意すべきは、不当な侵入者によってゲートが開けられている場合もあると言うこと。このような林道に侵入した場合、帰りには正当な管理者によって施錠されてしまっている可能性も考慮して、判断に迷うような場合には進入を見合わせるようにすべきであろう。  
共通キョウツウヘン        
  クワガタ くわがた クワガタムシ分類ブンルイされる昆虫コンチュウ総称ソウショウ標準ヒョウジュン和名ワメイとしては「クワガタムシ」とするのが妥当ダトウであろうが、ホン用語ヨウゴシュウにおいては一般イッパン多用タヨウされ馴染ナジみのフカいこのカタ統一トウイツした。  
  劣性レッセイ遺伝イデン れっせいいでん ベツ稿コウ参照サンショウ  
  優性ユウセイ遺伝イデン ゆうせいいでん ベツ稿コウ参照サンショウ  
  ホワイトアイ ほわいとあい クワガタなどにマレられる、シロ個体コタイ変異ヘンイ遺伝イデンするというセツと、遺伝イデンしないというセツリョウセツがある。その発現ハツゲン原因ゲンイン単一タンイツのものではなく、シロくなる遺伝子イデンシったもの、シロくなりやすい遺伝子イデンシったもの、遺伝イデンとは関係カンケイなく幼虫ヨウチュウからサナギ時期ジキ環境カンキョウによる後天的コウテンテキなものなど、いくつかのパターンがあるとカンガえるのが妥当ダトウではないか。  
  SP. えすぴい (スピーシーズ)のリャクで、「シュ」の意味イミ。「○○sp.」といて「○○のイチシュ」との意味イミアラワし、ゾクまではワカっているがどのシュかはっきりしない個体コタイ表記ヒョウキ使用シヨウする。 SSP.
  SSP. えすえすぴい (サブ・スピーシーズ)のリャクで、「亜種アシュ」の意味イミ。「○○ssp.」といて「○○のイチ亜種アシュ」との意味イミアラワし、シュまではワカっているがどの亜種アシュかはっきりしない個体コタイ表記ヒョウキ使用シヨウする。 SP.
  前胸ゼンキョウ ぜんきょう 背中セナカガワを「前胸ゼンキョウセナカバン」とい、ハラガワを「前胸ゼンキョウフクバン」とう。  
  セツ ふせつ 腿節、脛節、フ節と、おおまかに3つのセツかれる昆虫コンチュウアシのうちモット先端センタン部分ブブン羽化ウカ長期間チョウキカン活動カツドウした個体コタイでは、このフセツれてしまっていることもオオい。クワガタの場合バアイ、フセツれてしまっていても、タネオヤとしての使用シヨウにはほとんど問題モンダイない。オスのウシアシのフ節は交尾にあたってメスをなだめる作業に使用するため、オス後脚の脱落は種オスとしての機能に問題ありとする説もあるが、後脚フ節の無い個体では中脚フ節によってメスをなだめる作業をこなす例も観察されており、生命のたくましさを感じる。  
  テンコクイン てんこく クワガタのカラダ表面ヒョウメンられるゴクチイさなクボみ。このダイショウ密度ミツドチガいなどが、表面ヒョウメン艶消ツヤケしにえたり光沢コウタクられたりなどのチガいとなってアラワれる。なかでも比較的ヒカクテキオオきいものは、肉眼ニクガンでもテンとして認識ニンシキできる。  
  点刻テンコクレツ てんこくれつ オオクワガタのメスの上翅ジョウシ表面ヒョウメンなどにられる、点刻テンコク数本スウホンレツジョウナラんでスジのようにえるもの。このスジ密度ミツドさなどが、シュ亜種アシュ同定ドウテイのポイントとなることがオオい。 点刻テンコク
  ミミジョウタイ突起トッキ じじょうとっき ミヤマクワガタなどの大型オオガタ個体コタイ発達ハッタツする、頭部トウブられるミミヨウ張り出ハリダし。この部分ブブン形状ケイジョウチガいは、シュ亜種アシュ同定ドウテイ要素ヨウソとなる場合バアイもある。また、標本ヒョウホンのコレクターには、この部分ブブンオオきく張り出ハリダした個体コタイは、タンにカッコいいと理由リユウにより、もてはやされる傾向ケイコウにある。この形状ケイジョウ生態セイタイウエ、どのようなメリットがあるのかは不明フメイ  
  ハナムシ ほうちゅう 飼育シイクシタにあるクワガタなどの昆虫コンチュウを、野外ヤガイハナつこと。在来種ザイライシュとの直接チョクセツ競合キョウゴウシン伝染病デンセンビョウ持込モチコミみ、遺伝イデン撹乱カクランなどの危険キケントモナ生態系セイタイケイタイする犯罪ハンザイ行為コウイであり、ゲンツツシむべきである。生物セイブツ観察カンサツ採集サイシュウ飼育シイクし、そこからオオくのことをマナんでいく過程カテイにおいて、「ハナムシがなぜワルいのか」が理解リカイできた段階ダンカイは、ヒトつの到達トウタツテンっても過言カゴンではない。最近サイキン小学校ショウガッコウ先生センセイにさえ、「っているカメやクワガタは、かわいそうだから自然シゼンカエしてあげましょう。」などと間抜マヌけなことをヤカラ存在ソンザイし、飼育シイク動物ドウブツ自然シゼンナカハナつ(それが外来ガイライシュであっても在来種ザイライシュであっても)ことの生態系セイタイケイへの影響エイキョウ理解リカイした大人オトナ絶滅ゼツメツ危機キキヒンしている状態ジョウタイは、非常ヒジョウナゲかわしいカギりである。  
  発生ハッセイ はっせい クワガタなどの成虫セイチュウサナギシツて、人間ニンゲンれるような活動カツドウハジめること。クワガタは、シュルイごとに、また、地域チイキごとに発生ハッセイする時期ジキがある程度テイドまっており、この発生期を知らないと採集において成果を上げることは難しい。 サナギシツ
  周年シュウネン発生ハッセイ しゅうねんはっせい トクまった発生ハッセイ時期ジキはなく、気温キオン湿度シツド左右サユウされながら、一年中イチネンジュウ成虫セイチュウ活動カツドウられるタイプのクワガタの生活史。このタイプは、熱帯ネッタイ雨林ウリンのクワガタの一部イチブられ、日本ニホンには存在ソンザイしないとオモわれる。 発生ハッセイ
  一年イチネンイッカヘンカカタ いちねんいっかがた ハルからアキ産み付ウミツけられたタマゴからカエった幼虫ヨウチュウ幼虫ヨウチュウまたはサナギ越冬エットウ翌年ヨクネンハルからナツにかけて羽化ウカし、そのトシのうちに蛹室ヨウシツて、交尾コウビ産卵サンランなどの活動カツドウをするクワガタの生活セイカツレキシ。一年一越型のイレギュラーなパターンと意見イケンもあり、その場合バアイ、一年一越型にフクめてカンガえる。日本ニホンにこのタイプを基本キホンとしているクワガタが存在ソンザイするかどうか、不明フメイ 一年一越型 若齢ジャクレイ幼虫ヨウチュウ 越冬エットウ 蛹室ヨウシツ 蛹化ヨウカ 羽化ウカ
  一年イチネンイッカカタ いちねんいちえつがた ハルからアキ産み付ウミツけられたタマゴからカエった幼虫ヨウチュウ若齢ジャクレイ幼虫ヨウチュウのまま越冬エットウ翌年ヨクネンハルからアキにかけて蛹化ヨウカ羽化ウカし、シン成虫セイチュウはそのまま蛹室ヨウシツナイトドまりもう一度イチドこんどは成虫セイチュウ越冬エットウして、翌年ヨクネンハルからアキ蛹室ヨウシツて、交尾コウビ産卵サンランなどの活動カツドウをするタイプのクワガタの生活セイカツレキシ。マダラクワガタ、ツヤハダクワガタをこのタイプであるとする見解ケンカイもあり、コクワガタのオオくや、初夏ショカ活動カツドウするミヤマクワガタやノコギリクワガタの一部イチブはこのタイプであろうとカンガえられる。 若齢ジャクレイ幼虫ヨウチュウ 越冬エットウ 蛹室ヨウシツ 蛹化ヨウカ 羽化ウカ
  イチネンイッカヘンカカタ にねんいっかがた ハルからアキ産み付ウミツけられたタマゴからカエった幼虫ヨウチュウ若齢ジャクレイ幼虫ヨウチュウのまま1カイ越冬エットウ翌年ヨクネン幼虫ヨウチュウのままごし2回目カイメ越冬エットウ、その翌年ヨクネンハルからナツにかけて蛹化ヨウカ羽化ウカし、その年のうちに蛹室を出て、交尾、産卵などの活動をするクワガタの生活史。年一越型のイレギュラーなパターンと見る意見もあり、その場合、年一越型に含めて考える。晩夏バンカに活動するミヤマクワガタ、ノコギリクワガタや、アキ発生ハッセイするヒメオオクワガタはこのタイプである可能性カノウセイタカい。 二年一越型 若齢ジャクレイ幼虫ヨウチュウ 越冬エットウ 蛹室ヨウシツ 蛹化ヨウカ 羽化ウカ
  イチネンイッカカタ にねんいちえつがた ハルからアキ産み付ウミツけられたタマゴからカエった幼虫ヨウチュウ若齢ジャクレイ幼虫ヨウチュウのまま1カイ越冬エットウ翌年ヨクネン幼虫ヨウチュウのままごし2回目カイメ越冬エットウ、その翌年ヨクネンハルからアキにかけて蛹化ヨウカ羽化ウカし、シン成虫セイチュウはそのまま蛹室ヨウシツナイトドまり、成虫セイチュウで3カイ越冬エットウをして、翌年ヨクネンハルからアキ蛹室ヨウシツて、交尾コウビ産卵サンランなどの活動カツドウをするタイプのクワガタの生活セイカツレキシ。オオワガタ、ヒラタクワガタ、ヒメオオクワガタがこのタイプであるとされており、初夏ショカ活動カツドウするミヤマクワガタ、ノコギリクワガタのオオくはこのタイプであろうとカンガえられる。また、マダラクワガタやツヤハダクワガタなどもこのタイプである可能性カノウセイタカい。 若齢ジャクレイ幼虫ヨウチュウ 越冬エットウ 蛹室ヨウシツ 蛹化ヨウカ 羽化ウカ
  TSD てぃいえすでぃい 温度オンド依存性イゾンセイセイ決定ケッテイリャクで、オオくの爬虫類ハチュウルイられる性決定方法。産卵サンランから孵化フカまでのうちのある時期ジキ温度オンド環境カンキョウによって、そのタマゴがオスとしてカエるかメスとしてカエるかがカワるもの。クワガタにおけるこのセイ決定ケッテイ方法ホウホウをもったシュ存在ソンザイイマ確認カクニンされていないが、ブリーディングにおいてセイヒリツカタヨりがあまりにもオオきい事案ジアン出会デアった場合バアイに、この可能性カノウセイ議論ギロンされることがある。  
  単為タンイ生殖セイショク たんいせいしょく セイラン受精ジュセイなしで発生ハッセイハジめ、繁殖ハンショクできる成体セイタイにまで成長セイチョウすることが可能カノウ生殖セイショク形態ケイタイ昆虫コンチュウではナナフシの仲間ナカマがこの単為タンイ生殖セイショクをすることがられており、交尾コウビのメスがんだタマゴからまれたソダち、スベてメスとなる。クワガタにおいても近年キンネン、ノコギリクワガタの仲間ナカマが「単為タンイ生殖セイショクをする」との報告ホウコクがある。 無精卵
  固定コテイ こてい 採集サイシュウにおいては、標本ヒョウホン作成サクセイのため採集サイシュウしたクワガタをなるべく採集サイシュウしたトキ姿スガタのままにとどめるため、生命活動セイメイカツドウ停止テイシさせて防腐ボウフ処理ショリなどをホドコすこと。飼育シイクにおいては、種親の選別を繰り返して、ある個体コタイ特徴トクチョウがその子孫シソンホトンスベての個体コタイ受け継がれるウケツガレルヨウような系統ケイトウを、累代ルイダイ飼育シイクによって作り上ツクリアげること。 採集サイシュウ 累代ルイダイ飼育シイク タネオヤ
  産地サンチ さんち クワガタなどの個体コタイれた場所バショのこと。または、そのシュ(または亜種アシュ)の生息地セイソクチのこと。クワガタは、同種ドウシュナイでの地域チイキ変異ヘンイオオいため、産地サンチにこだわって取引トリヒキされることがオオい。  
  leg. れぐ 採集サイシュウシャ」の意味イミで、標本ヒョウホンラベルに記載キサイされる。「leg.○○」といてあれば、「○○さんが採集サイシュウした個体コタイである」とうこと。「○○leg.」とくこともある。採集サイシュウシャダレかと情報ジョウホウは、標本ヒョウホン大切タイセツなデータであるから、ラベルにはカナラ記入キニュウする。 ラベル
  ギネスサイズ ぎねすさいず クワガタやカブトムシなどの、その種類シュルイナカでの最大サイダイ個体コタイオオきさ(ナガさ)のこと。昆虫コンチュウ専門誌センモンシ月刊ゲッカンむし」に掲載ケイサイされていたクワガタオオきさくらべコーナーのタイトル「クワガタギネス」が語源ゴゲンとされ、通常ツウジョウ採集サイシュウ個体コタイ最大サイダイサイズをす。養殖ヨウショク個体コタイ最大サイダイサイズは、これと区別クベツして「ブリードギネス」とぶこともある。  
  ノギス のぎす 本来ホンライは、建築ケンチクをはじめとする精密セイミツ工作コウサク作業サギョウにおいてモノチョッケイナイスンなどをハカ道具ドウグであるが、クワガタホビーにおいては、当然トウゼンにクワガタをハカ道具ドウグとして使用シヨウする。成虫セイチュウ全長ゼンチョウハカることは勿論モチロン幼虫ヨウチュウアタマハバやオス成虫セイチュウオオアゴハバなどもハカってエツるためのクワ馬鹿バカ必需品ヒツジュヒン基本的キホンテキ自分ジブン以外イガイモノハカったサイズは信用シンヨウせず、カナラ自分ジブンでノギスをてなければまないのが本物ホンモノ  
  体長タイチョウ たいちょう 生物セイブツツノなどの付属フゾク器官キカンテキ部分ブブンノゾいたナガさのこと。「アタマドウタイチョウ」と場合バアイもある。クワガタにおいては、「体長タイチョウ」と「全長ゼンチョウ」をあまり使い分ツカイワけず、どちらも、上翅ジョウシコウブマッタンからオオアゴ先端センタンまでのナガさをうことがオオいが、厳密ゲンミツに「体長タイチョウ」と場合バアイオオアゴフクめずにハカったナガさをうのが本来ホンライであろう。 全長ゼンチョウ オオアゴ
  全長ゼンチョウ ぜんちょう 生物セイブツツノなどの付属フゾク器官キカンテキ部分ブブンをもフクめたナガさのこと。クワガタにおいては、「体長タイチョウ」と「全長ゼンチョウ」をあまり使い分ツカイワけず、どちらも、上翅ジョウシコウブマッタンからオオアゴ先端センタンまでのナガさをうことがオオい。 体長タイチョウ オオアゴ
  ザイ ざい キノコの菌糸キンシなどによって程良ホドヨちて、クワガタなどの幼虫ヨウチュウエサとして利用リヨウできるようになった朽木クチキのこと。飼育においては産卵のことをすが、採集サイシュウにおいては野外ヤガイ存在ソンザイするものをす。 産卵サンラン 朽木クチキ
  フレーク ふれえく 最近サイキンは、「マット」と同義ドウギ使用シヨウされるが、本来ホンライは、ちて年輪ネンリン沿って同心ドウシン円状エンジョウがれやすくなった(またはがれちた)状態ジョウタイのものをす。コーンフレークを想像ソウゾウすると状態ジョウタイオモかべやすい。ナマの根部や樹洞の内部に溜まってさらに分解ブンカイし、マルバネクワガタなどの幼虫のエサとなる。 マット
  昼行性チュウコウセイ ちゅうこうせい 昼間ヒルマ活発カッパツ活動カツドウするタイプのクワガタなどの生態セイタイ。ヒメオオクワガタやアカアシクワガタなどがこの代表的ダイヒョウテキなもの。また、夏場ナツバでも比較的ヒカクテキ気温キオンヒク北海道ホッカイドウでは、ノコギリクワガタやミヤマクワガタなどもこの性質セイシツツヨい。  
  夜行性ヤコウセイ やこうせい 夜間に活発カッパツ活動カツドウするタイプのクワガタなどの生態セイタイ。オオクワガタなどがこの代表的ダイヒョウテキなもの。本州ホンシュウにおいては、ノコギリクワガタやミヤマクワガタなども夜間ヤカン活動カツドウするが、北海道ホッカイドウのノコギリクワガタやミヤマクワガタが昼間ヒルマにも活動カツドウすることからカンガえると、この2シュは、昼夜チュウヤわず適温テキオントキ活動カツドウするだけである可能性カノウセイがある。  
  める しめる コロすこと。通常ツウジョウ、クワガタをめるのは標本ヒョウホンツクるためであるので、「固定コテイ」とほぼ同義ドウギ使用シヨウされる。語源ゴゲントリなどをコロ場合バアイクビめるところからきているとオモわれるが、実際ジッサイにクワガタをコロヒトはあまりいない。 固定コテイ
  朽木クチキ くちき オモ真菌シンキンルイによって腐朽フキュウ分解ブンカイしていく過程カテイにある腐朽フキュウするキン種類シュルイ腐朽フキュウのしかたによって、アカれ・シロれ・クロれなどにけられる。オオくの種類シュルイのクワガタが、これをエサとしこのナカ幼虫ヨウチュウ時代ジダイごす。 アカれ シロ
  菌糸キンシ きんし 真菌シンキンルイ本体ホンタイ細胞サイボウ連続レンゾクして糸状イトジョウびたものの集合体シュウゴウタイであるが、ビンめたオガクズ(菌糸キンシビン)に蔓延マンエンすると、シロえる。 菌糸キンシビン 真菌類
  子実体シジツタイ しじつたい キノコなど、真菌類が繁殖ハンショクのために一時的イチジテキ形成ケイセイする器官キカンのこと。真菌シンキンルイ本体ホンタイキンイトであり、キノコはその繁殖ハンショクのための器官キカンであって、植物ショクブツハナたるものである。 菌糸キンシ
  真菌シンキンルイ しんきんるい 細菌サイキンルイ以外イガイ菌類キンルイのこと。カビやキノコとばれるもの。本体ホンタイ菌糸キンシというゴクホソ糸状イトジョウのもので、通常ツウジョウシツなど栄養エイヨウゲンとすべき対象タイショウさりんだりツツんだりで蔓延マンエン成長セイチョウする。「菌糸キンシビン」は、これを利用リヨウしてクワガタの幼虫ヨウチュウソダてるもの。 菌糸キンシ 菌糸キンシビン
  ダイカタ だいしがた 国産コクサンオオクワガタなど、オオアゴ形態ケイタイ変異ヘンイ連続的レンゾクテキ明確メイカク区分クブンできない変異ヘンイパターンをつクワガタのカタヒトつで、ナイ前方ゼンポウくタイプの呼称コショウ大型オオガタ個体コタイ比較的ヒカクテキオオられる。 中歯型 小歯型
  チュウケイ ちゅうしがた 国産コクサンオオクワガタなど、オオアゴ形態ケイタイ変異ヘンイ連続的レンゾクテキ明確メイカク区分クブンできない変異ヘンイパターンをつクワガタのカタヒトつで、ナイ内側ウチガワくタイプの呼称コショウ中型チュウガタ個体コタイ比較的ヒカクテキオオられる。 大歯型 小歯型
  チイケイ しょうしがた 国産コクサンオオクワガタなど、オオアゴ形態ケイタイ変異ヘンイ連続的レンゾクテキ明確メイカク区分クブンできない変異ヘンイパターンをつクワガタのカタヒトつで、ナイ後方コウホウくタイプの呼称コショウ小型コガタ個体コタイ比較的ヒカクテキオオられる。 大歯型 中歯型
  チョウガタ ちょうしがた アルキデスヒラタクワガタなど、オオアゴ形態ケイタイがいくつかのカタ比較的ヒカクテキ明確メイカク区分クブンできる変異ヘンイパターンをつクワガタのカタヒトつで、オオアゴナガびてナイ消失ショウシツする傾向ケイコウにあるタイプの呼称コショウ大型オオガタ個体コタイ比較的ヒカクテキオオられる。 短歯型
  タンガタ たんしがた アルキデスヒラタクワガタなど、オオアゴ形態ケイタイがいくつかのカタ比較的ヒカクテキ明確メイカク区分クブンできる変異ヘンイパターンをつクワガタのカタヒトつで、オオアゴ全体ゼンタイナガさがあまりびずにウチ発達ハッタツするタイプの呼称コショウ小型コガタ個体コタイから大型オオガタ個体コタイまでられることがオオい。 長歯型
  サキカタ せんしがた ノコギリクワガタなど、オオアゴ形態ケイタイがいくつかのカタ比較的ヒカクテキ明確メイカク区分クブンできる変異ヘンイパターンをつクワガタのカタヒトつで、ナイオオアゴ先端センタン付近フキン集中シュウチュウするタイプの呼称コショウ大型オオガタ個体コタイオオられる。 両歯型 原歯型
  リョウカタ りょうしがた ノコギリクワガタなど、オオアゴ形態ケイタイがいくつかのカタ比較的ヒカクテキ明確メイカク区分クブンできる変異ヘンイパターンをつクワガタのカタヒトつで、ナイオオアゴ全体ゼンタイ散在サンザイするタイプの呼称コショウ中型チュウガタ個体コタイオオられる。 先歯型 原歯型
  ゲンカタ げんしがた ノコギリクワガタなど、オオアゴ形態ケイタイがいくつかのカタ比較的ヒカクテキ明確メイカク区分クブンできる変異ヘンイパターンをつクワガタのカタヒトつで、ナイ同士ドウシがノコギリ状にツラなったタイプの呼称コショウ小型コガタ個体コタイオオられる。 先歯型 両歯型
  基本キホンカタ きほんがた ミヤマクワガタにおける歯型ハガタの1つで、内歯のうち第1内歯がモットナガく発達しているものの、顎を閉じて大顎先端を接触セッショクさせた状態で左右の第1内歯が接触しない程度テイドのもの。オオアゴ先端センタン二股フタマタ蝦夷エゾカタクラべてややヨワい。 富士型 蝦夷型
  富士フジカタ ふじがた ミヤマクワガタにおける歯型ハガタの1つで、ナイのうちダイウチ発達ハッタツ基本キホンカタ以上イジョウキワめて顕著ケンチョであり、アゴじた状態ジョウタイ左右サユウダイウチ接触セッショクオオアゴ先端センタン接触セッショクしないもの。先端センタン二股フタマタ発達ハッタツ非常ヒジョウヨワい。 基本型 蝦夷型
  蝦夷エゾカタ えぞがた ミヤマクワガタにおける歯型ハガタの1つで、ナイのうちダイウチ発達ハッタツ非常ヒジョウヨワダイ3内歯よりも短いもの。オオアゴ先端センタン二股フタマタオオきく発達ハッタツする傾向ケイコウにあり、アゴカタチ非常ヒジョウにカッコいのだが、ミミ状突起の発達が弱いため頭幅の狭い個体が多く迫力に欠ける面もある。また、オオアゴ全体ゼンタイ湾曲ワンキョクツヨ傾向ケイコウにあるため、カラダオオきくてもサイズがニクい。比較的ヒカクテキ寒冷カンレイ地域チイキオオく、北海道ホッカイドウオオられることからこうばれる。本州ホンシュウでも標高ヒョウコウタカ山地サンチられるが、北海道ホッカイドウサンのものとは若干ジャッカンバランスがコトなるようにカンじる。ミヤマクワガタの亜種アシュではないかとわれていた時期ジキもあるが、北海道ホッカイドウでは蝦夷エゾカタ基本キホンカタ富士フジカタドウショテキられる地域チイキもあるため、現在ゲンザイでは個体差コタイサ範疇ハンチュウとされる場合バアイがほとんど。 基本型 富士型
  Cタイプ しいたいぷ クルビデンスタイプの略号リャクゴウ クルビデンスタイプ Gタイプ
  クルビデンスタイプ くるびでんすたいぷ タイワンオオクワガタにおける形態ケイタイジョウの1タイプで、マエムネイタ縁側エンガワのラインがクルビデンスオオクワガタにチカ個体コタイのこと。その形がクルビデンスオオクワガタにていることから、一時イチジは「のオオクワガタとの交雑コウザツ個体コタイでは?」とのウタガいがけられたコトもあったが、現在ゲンザイでは、純粋ジュンスイなタイワンオオクワガタのナカ個体差コタイサカンガえられている。 グランディスタイプ
  Gタイプ じいたいぷ グランディスタイプの略号リャクゴウ グランディスタイプ Cタイプ
  グランディスタイプ ぐらんでぃすたいぷ タイワンオオクワガタにおける形態ケイタイジョウの1タイプで、マエムネイタ縁側エンガワのラインがグランディスオオクワガタにチカ個体コタイのこと。このカタ使ツカわれハジめたコロは、入荷ニュウカするホトンスベてのグランディスオオクワガタはこのようなカタであったが、現在ゲンザイではインドサンなどクルビデンスタイプのグランディスオオクワガタも入荷ニュウカするようになり、カタ適切テキセツさを結果ケッカとなってしまっている。 クルビデンスタイプ
  クロムシ くろむし オオクワガタやコクワガタなどのクロいクワガタのこと。生物学セイブツガクジョウ分類ブンルイではなく、趣味シュミウエでの分類ブンルイ色彩シキサイなどの派手ハデさはいが、重厚ジュウコウさ・無骨ブコツさ・洗練センレンされた形態ケイタイウツクしさなどがコノまれる。イロクロくても、ミヤマクワガタなどの形態ケイタイ派手ハデなものは、クロムシにはフクめない場合バアイオオい。 イロムシ
  イロムシ いろむし ニジイロクワガタやホソアカクワガタの仲間ナカマなど、色彩シキサイ形態ケイタイ派手ハデなクワガタのこと。生物学上の分類ではなく、趣味の上での分類。色彩シキサイ変異ヘンイオオシュもあり、形態の面白オモシロさや美しさなどが好まれる。 クロムシ 色彩シキサイ変異ヘンイ
  Dorcusケイ どるくすけい Dorcusゾクオヨびその近縁キンエンのクワガタの総称ソウショウ。コクワガタの仲間ナカマやヒメオオクワガタなどは、過去カコにおいてはDorcusゾクにはフクめられていなかったため、これらのシュフクめての総称ソウショウとして使ツカわれるようになった。現在ゲンザイにおいては、オオくのシュがDorcusゾクフクめられるようになった結果ケッカ、あまり必要ヒツヨウではなくなってしまった言葉コトバ。「クロムシ」とほぼ同義ドウギ クロムシ
  ガイサン がいさん 一般イッパンには、日本ニホン生息セイソクしないもののこと。マレには、日本ニホンにも生息セイソクする種類シュルイ外国ガイコク生息セイソクする個体コタイまたは個体群コタイグンをもフクめて場合バアイもある。 国産
  国産コクサン こくさん 日本ニホン国内コクナイ生息セイソクするもののこと。日本ニホンのオオクワガタのことを「国産コクサンオオクワガタ」とび、中国チュウゴク大陸タイリク同種ドウシュ朝鮮チョウセン半島ハントウドウ亜種アシュ区別クベツする。 外産
  ショレイ しょれい タマゴから孵化フカしてからまだ1脱皮ダッピをしたことの幼虫ヨウチュウ段階ダンカイで、「1レイ」とオナ意味イミ。この段階ダンカイ幼虫ヨウチュウを、初令ショレイ幼虫ヨウチュウう。 孵化フカ 脱皮ダッピ 1レイ
  シュウレイ あしゅうれい 回目カイメ脱皮ダッピえた幼虫ヨウチュウ段階ダンカイで、2レイオナ意味イミ。この段階の幼虫を、亜終令アシュウレイ幼虫ヨウチュウう。 脱皮ダッピ 2レイレイ
  シュウレイ しゅうれい 回目カイメ脱皮ダッピえた幼虫ヨウチュウの段階で、3令と同じ意味。この段階の幼虫を、終令シュウレイ幼虫ヨウチュウう。 脱皮ダッピ 3レイ
  レイ いちれい 卵から孵ってからまだ1度も脱皮をしたことの無い幼虫の段階で、「ショ令」と同じ意味。この段階の幼虫を、1レイ幼虫ヨウチュウう。 脱皮ダッピ ショレイレイ
  レイ にれい 回目カイメ脱皮ダッピえた幼虫ヨウチュウ段階ダンカイで、シュウレイオナ意味イミ。この段階の幼虫を、2レイ幼虫ヨウチュウう。 脱皮 アシュシュウリョウレイ
  レイ さんれい 回目カイメ脱皮ダッピえた幼虫ヨウチュウの段階で、「シュウ令」と同じ意味。この段階の幼虫を、3レイ幼虫ヨウチュウう。 脱皮 終令シュウレイ
  ゼンサナギ ぜんよう レイシュウレイ幼虫ヨウチュウが、サナギになる準備ジュンビのために活動カツドウ停止テイシして蛹室ヨウシツのなかでボウヨウになった状態ジョウタイ。3令幼虫から脱皮ダッピをして変化ヘンカするわけではないので、3レイ幼虫ヨウチュウにおける段階ダンカイヒトつであるが、活動カツドウの3レイ幼虫ヨウチュウとはその性質セイシツマッタコトなるためトク区別クベツしてこうぶ。この状態ジョウタイからサナギ初期ショキまでのアイダは、カラダ構造コウゾウ幼虫ヨウチュウから成虫セイチュウへと劇的ゲキテキ変化ヘンカさせるため体内タイナイがドロドロにけたような状態ジョウタイになり、非常ヒジョウにデリケートであって振動シンドウ酸欠サンケツにはトクヨワい。 脱皮ダッピ 3レイ 終令シュウレイ 初令ショレイ 蛹室ヨウシツ
  サナギシツ ようしつ レイ幼虫ヨウチュウツクる、マエサナギサナギ成虫セイチュウへと変化ヘンカする期間キカンごすための部屋ヘヤ幼虫ヨウチュウこの部屋コノヘヤツクったら、なるべく振動シンドウアタえないよう注意チュウイ必要ヒツヨウとなる。 脱皮ダッピ 3レイ 前蛹ゼンヨウ 
  脱皮ダッピ だっぴ 成長セイチョウ変態ヘンタイのためにカワてること。昆虫の外骨格である皮は一切成長しない(クワガタなどの幼虫では若干の弾力はあるが、)ため,これを脱ぎ捨てなければ成長することはできない。クワガタの幼虫は、卵から孵ってから4回脱皮して成虫になる。1度も脱皮をしたことの無い状態が初令幼虫で、1回目の脱皮で亜終令(または2令)幼虫に,2回目の脱皮で終令(または3令)幼虫に、3回目の脱皮で蛹に、4回目の脱皮で成虫になる。3回目の脱皮を特に「蛹化」と、4回目の脱皮を特に「羽化」と言う。 ショレイ シュウレイ シュウレイ サナギ 成虫セイチュウ レイ
  カスイレイ かれい クワガタやカブトムシなどの幼虫ヨウチュウ脱皮ダッピして、1レイから2レイ、2レイから3レイとなること。昆虫コンチュウ代表ダイヒョウされるガイ骨格コッカク動物ドウブツは、成長セイチョウしないガイ骨格コッカクオオわれているため、これを脱ぎ捨ヌギスてて段階的ダンカイテキ成長セイチョウしていく。このガイ骨格コッカク脱ぎ捨ヌギスてる作業サギョウのうち、脱皮ダッピ幼虫ヨウチュウ姿スガタのままでいるのがクワレイである。 脱皮ダッピ
  サナギ ようか クワガタやカブトムシなどの3レイ幼虫ヨウチュウ脱皮ダッピして、サナギになること。 脱皮ダッピ サナギ
  羽化ウカ うか クワガタやカブトムシなどのサナギ脱皮ダッピして、成虫セイチュウになること。ホトンどの昆虫コンチュウ成虫セイチュウにはハネえていることからこうばれる。孵化フカ間違マチガえやすいので注意チュウイ必要ヒツヨウ 脱皮ダッピ サナギ 成虫セイチュウ 孵化フカ
  孵化フカ ふか タマゴがかえって、幼虫ヨウチュウてくること。羽化ウカ(うか)と間違マチガえやすいので注意チュウイ必要ヒツヨウ 羽化ウカ
  成虫セイチュウ せいちゅう 昆虫コンチュウオヤのこと。成虫セイチュウになると脱皮ダッピすることはなく、それ以上イジョウ成長セイチョウしない。昆虫コンチュウ興味キョウミのないヒトナカには、このことをらないヒト意外イガイオオいので注意チュウイ必要ヒツヨウ 脱皮ダッピ
  幼虫ヨウチュウ ようちゅう 昆虫コンチュウヨウチュウカラダのこと。クワガタやカブトムシでは乳白色ニュウハクショクいクリ−ムイロ芋虫イモムシジョウタイで、脱皮ダッピしながら成長セイチョウする。 脱皮ダッピ
  サナギ さなぎ 完全カンゼン変態ヘンタイ昆虫コンチュウが、幼虫ヨウチュウから成虫セイチュウになるための準備ジュンビ段階ダンカイのこと。エサべず、ただひたすらに成虫セイチュウカラダ作り上げる事ツクリアゲルコトだけにスベてをツイやす期間キカントク蛹化ヨウカしてから数日間スウジツカンは、カラダ構造コウゾウ変更ヘンコウのため内部ナイブがドロドロになったような状態ジョウタイであり、ちょっとした振動シンドウでも重大ジュウダイなダメージをけやすい期間キカンであるから、なるべくサワらないなど取扱トリアツカいには注意チュウイ必要ヒツヨウ。クワガタやカブトムシなどでは、通常ツウジョウレイ幼虫ヨウチュウ脱皮ダッピしてサナギになる。 脱皮ダッピ 幼虫ヨウチュウ 成虫セイチュウ
  おす オス(オス)をあらわす記号キゴウ。クワガタにカギらず、動物ドウブツにおいてヒロ使用シヨウされる。 ♀(めす)
  めす メス(メス)をあらわす記号キゴウ。クワガタに限らず、動物において広く使用される。 ♂(おす)
  産卵サンランコン さんらんこん クワガタのメスがタマゴ産み付ウミツけるためにったアトのこと。ルリクワガタの仲間ナカマなどは、朽木クチキ表面ヒョウメンに(・)のようなカタチ明確メイカク産卵サンランコンセキをつけ、真ん中マンナカテン部分ブブンタマゴヒト産み付ウミツけられており、その両脇リョウワキのカッコカタキザみは、水分スイブン調整チョウセイのためのものであるとわれている。もっと身近ミジカシュでは、コクワガタもオナじような産卵サンランコンをつける場合バアイがある。  
  ラン らんざ クワガタのメスがタマゴむために、朽木クチキやマットのナカツクった空間クウカン。または、そのナカ朽木クチキクズカタめてツクられたタマゴ台座ダイザ。クワガタのメスは、朽木クチキオオアゴアナってタマゴみつけて、朽木クチキクズ埋め戻ウメモドすが、タマゴは、朽木クチキ完全カンゼン押さえ込オサエコまれてしまった状態ジョウタイではなく、朽木クチキナカツクられた、タマゴよりも一回ヒトマワりからフタマワオオきい空間クウカンオサまった状態ジョウタイみつけられている。これは、成長セイチョウ過程カテイマワりの水分スイブンってフクらむタマゴのために、メスオヤがそのための空間クウカン用意ヨウイしておくものだとわれている。 朽木クチキ マット
  ショクヒンコンセキ しょっこん クワガタの幼虫ヨウチュウによりススまれた坑道コウドウナカたされた、幼虫ヨウチュウ噛み砕カミクダいて粉砕フンサイした朽ち木クチキ幼虫ヨウチュウフンなど。または、坑道コウドウそのもの。朽ち木クチキ潜行センコウするタイプのクワガタの幼虫ヨウチュウは、この坑道コウドウに、粉砕フンサイした朽ち木クチキミズカらのフン混ぜ込マゼコんだものを詰め込ツメコんで確保カクホ保存ホゾンし、これがフンナカ微生物ビセイブツにより発酵ハッコウしたものを摂取セッシュする。つまり、坑道コウドウまった食痕ショッコンは、クワガタの幼虫ヨウチュウにとってサイロの役割ヤクワリたしているのである。ザイワリ採集サイシュウにおいては、この食痕ショッコンってケズススみ、幼虫ヨウチュウ居場所イバショたどり着タドリツ目安メヤスとする。菌糸瓶キンシビン飼育シイクにおいては、シロ菌糸キンシマワった菌床キンショウ幼虫ヨウチュウトオったアトが、茶色チャイロ食痕ショッコンとなって明確メイカクアラワれるため、この食痕ショッコンリョウイロなどにより菌糸キンシビン状態ジョウタイ把握ハアクし、エサ交換コウカンのタイミングの目安メヤスとする。また、ヒメオオクワガタなどの樹皮ジュヒミズカキズけて樹液ジュエキさせて吸うタイプのクワガタの成虫が、木の枝等に付けた削り跡を指す場合もある。 坑道コウドウ ザイワリ採集サイシュウ エサ交換コウカンのタイミング
  坑道コウドウ こうどう クワガタの幼虫が、朽ち木などに穴を掘って食い進んでできたトンネル。一本イッポン朽ち木クチキナカに、複数フクスウ幼虫ヨウチュウ坑道コウドウりながら生活セイカツしている場合バアイでも、坑道コウドウタガいにつながってしまう事シマウコトく、暗闇クラヤミナカでもまるでえているかのヨウ上手ウマけあってススめられていく。これは、幼虫ヨウチュウがそのアシにある発音ハツオンによってオトして自分ジブン居場所イバショ(テリトリー)を主張シュチョウったり、この音波オンパをソナーのヨウ利用リヨウして、その反響ハンキョウにより朽ち木クチキナカ坑道コウドウ立体的リッタイテキ認識ニンシキする能力ノウリョクをもっているからであるとわれている(ソナー:オモ船舶センパクなどに搭載トウサイされているレーダーのヨウなもので、音波オンパマタ超音波チョウオンパハッして反射ハンシャしてくる音波オンパなどを解析カイセキするコトによって、視界シカイかない海中カイチュウ様子ヨウス把握ハアクする装置ソウチ。イルカが海底カイテイスナナカエサ探し出サガシダすのも、一部イチブのコウモリが真っ暗マックラヤミナカ自由ジユウ飛び回トビマワエサ昆虫コンチュウ捕らえる事トラエルコト出来デキるのも、このシステムをソナえているため)。 食痕ショッコン 朽木クチキ
  ムシ むしや 狭い意味では、採集、購入、交換、強奪(?)など、あらゆる手段を用いて多くの昆虫標本を収集し、昆虫の分類や新種の記載などに執念を燃やす人達のこと。広い意味では、純粋に集めて自慢することを目的とする人や飼育・繁殖を楽しむ人、標本商の人なども含まれる。けして、昆虫コンチュウ専門店センモンテン店主テンシュ店員テンインさんのコトではない(本来ホンライこちらが、本当ホントウ意味イミでの「虫屋ムシヤ」であるとオモうのだが…)。 生きイキムシ虫屋ムシヤ
  ムシ いきむしや 虫屋ムシヤナカでも、標本ヒョウホンよりもどちらかとうと生体セイタイ価値カチ見出ミイダし、飼育シイク繁殖ハンショク中心チュウシンタノしむヒトのこと。これに対コレニタイして、生体セイタイよりも標本ヒョウホン価値カチ見出ミイダし、新種シンシュ記載キサイ分類ブンルイ中心チュウシン執念シュウネンやすヒトたちがおり、狭義キョウギの「虫屋ムシヤ」であるこのような人達ヒトタチが、ムシ飼育シイクする人達ヒトタチ軽視ケイシして「虫屋ムシヤ」とぶようになったのであって、虫屋ムシヤ本人ホンニンタチ自分ジブンのことを「生きイキムシ虫屋ムシヤ」とはばないことがオオい(そもそも、いわゆる「生き虫イキムシ」のナカには、「虫屋ムシヤ」と呼称コショウツヨ嫌悪感ケンオカンイダき、「虫屋ムシヤ虫屋ムシヤって、てめームシって生活セイカツしとるんかい!」と、不快フカイ表明ヒョウメイするヒトもいるため、その使用シヨウには注意チュウイヨウする。)。これに対抗タイコウした虫屋ムシヤが、狭義キョウギの「虫屋ムシヤ」をして、「シボウ虫屋ムシヤ」と場合バアイもある。 虫屋ムシヤ
  ワシントン条約ジョウヤク わしんとんじょうやく 絶滅ゼツメツオソれのある野生ヤセイ動植物ドウショクブツシュ国際コクサイ取引ショウトリヒキカンする条約ジョウヤク」の俗称ゾクショウ正式セイシキ略称リャクショウで、「CITES(サイティス)」とんだホウツウっぽい。絶滅の恐れのある野生動植物を、過度カド国際コクサイ商取引ショウトリヒキから保護ホゴすることを目的モクテキとした条約ジョウヤクで、個人コジン海外カイガイからちかえる場合バアイにも適用テキヨウがある。日本ニホンは1980ネン批准ヒジュンした。絶滅ゼツメツ危険キケンセイなどにより、ツギの3つの附属書フゾクショけて記載キサイされている。@附属書フゾクショT/国際コクサイ取引トリヒによって絶滅ゼツメツオソれがショウじているシュで、営利目的の国際取引が禁止キンシされ、学術ガクジュツ目的モクテキ場合バアイのみ証明書ショウメイショきでの取引トリヒきがミトめられる。ただし、CITES事務局ジムキョク登録トウロクした養殖場ヨウショクジョウでの繁殖ハンショク個体コタイは、附属書フゾクショUシュとしてアツカわれる。A附属書フゾクショU/国際コクサイ取引トリヒキ規制キセイしないと、今後コンゴ絶滅ゼツメツオソれがショウじるとオモわれるシュで、輸出ユシュツには許可証キョカショウ必要ヒツヨウ。B附属書フゾクショV/各国カクコク自国内ジコクナイでの保護ホゴのため、他国タコク協力キョウリョク国際取引コクサイトリヒキ規制キセイしたいとカンガえるシュで、申し出モウシデをしたクニ生息セイソクする個体コタイにしか適用テキヨウい。輸出には許可証が必要。この条約ジョウヤク規制キセイされるのは、海外カイガイからの持ち込モチコみと海外カイガイへの持ち出モチダしについてのみだが、国内コクナイにおいてはベツに、「絶滅の恐れのある野生動植物の種の保存ホゾンカンする法律ホウリツ」によって、この条約ジョウヤク附属書フゾクショTシュについて国内コクナイ取引トリヒきの制限セイゲンがなされている(イマのところ、UシュとVシュについては国内コクナイでの取引トリヒきにカンする制限セイゲンはないが、日本ニホン国内コクナイシュについては、ベツに「特定トクテイ国内コクナイ希少キショウ野生ヤセイ動植物ドウショクブツシュ」として、ドウホウホウによって規制キセイされているものもある)。いずれにせよ現在ゲンザイのところは、クワガタでこの条約ジョウヤクオヨ関連カンレン国内法コクナイホウ規制キセイされているシュ存在ソンザイしないので、クワガタの飼育シイク標本ヒョウホンのコレクションにカンして、問題モンダイになることはない。日本ニホン国内コクナイにおいてクワガタに関係カンケイのある規制キセイは、「植物ショクブツ防疫ボウエキホウ」のみであり、CITESと混同コンドウしないよう注意チュウイ必要ヒツヨウ 「植物防疫法
  絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際ショウ取引に関する条約 ぜつめつのおそれのあるやせいどうしょくぶつのしゅのこくさいしょうとりひきにかんするじょうやく 「ワイントン条約ジョウヤク」の正式セイシキ名称メイショウ ワシントン条約ジョウヤク
  CITES さいてぃす 絶滅ゼツメツオソれのある野生ヤセイ動植物ドウショクブツシュ国際コクサイ取引ショウトリヒキカンする条約ジョウヤク」の略称リャクショウ ワシントン条約ジョウヤク
  植物ショクブツ防疫ボウエキホウ しょくぶつぼうえきほう ニホンコクナイガイ農業ノウギョウ生産セイサン保護ホゴするため、農作物ノウサクモツタイする有害ユウガイ動植物ドウショクブツ輸出入ユシュツニュウ制限セイゲンし、その蔓延マンエン防止ボウシするための法律ホウリツ。クワガタにカンして、外国ガイコクからのみを直接チョクセツ制限セイゲンする法律ホウリツはこのホウだけである。したがって、「農業ノウギョウ害虫ガイチュウとなる可能性カノウセイい」と判断ハンダンされたクワガタを外国ガイコクからむことにカンしては、法的ホウテキになんら問題モンダイない。ただし、「農業害虫となる可能性が無い」とされているシュ持込モチコミたり、明確メイカク同定ドウテイ可能カノウなオス成虫セイチュウ個体コタイ以外イガイについては、「そのシュである」と現地ゲンチ官権の証明書が必要である。 同定ドウテイ ワシントン条約ジョウヤク
  クヌギ くぬぎ 北海道ホッカイドウには自生ジセイしていないとされる広葉樹コウヨウジュ一種イッシュで、本州ホンシュウではクワガタのれる代名詞ダイメイシ道内ドウナイでは、厚沢部町アッサブチョウ小樽市オタルシなどにゴク小規模ショウキボなクヌギハヤシられるが、ヒトによって植林ショクリンされたものとオモわれる。気候キコウわないためか、ドウナイえられたクヌギからはクワガタをツヨ誘引ユウインする樹液ジュエキることはスクないようである。マレ道内ドウナイにおいても「クヌギのからクワガタをった」とハナシくが、そのほとんどスベてがミズナラのアヤマりである。クヌギはクワガタの幼虫ヨウチュウにとって栄養価エイヨウカタカいとされており、比較的ヒカクテキ高価コウカなマットはクヌギを原料ゲンリョウとしている場合バアイオオい。 マット コナラ ブナ
  ブナ ぶな 北海道ホッカイドウ原生林ゲンセイリン代表ダイヒョウする一種イッシュ本州ホンシュウでは標高ヒョウコウ1000メートル以上イジョウ高地コウチオオいが、北海道ホッカイドウでは平地ヘイチにもられる。黒松内クロマツナイ低地帯テイチタイがブナハヤシ北限ホクゲンとされるが、これよりキタにも小規模ショウキボハヤシられる。北海道ホッカイドウにおけるオオクワガタとヒメオオクワガタの分布ブンプイキは、このブナの分布ブンプイキカサなる部分ブブンオオい。ブナのマットは比較的ヒカクテキ分解ブンカイハヤいとされており、これを原料ゲンリョウとした菌糸キンシビン一部イチブのクワガタにタイしてクヌギよりもっていることがある。 クヌギ コナラ ミズナラ
  コナラ こなら 本州ホンシュウ方面ホウメンでは、クヌギにいでクワガタのれる北海道ホッカイドウにも一部イチブ自生ジセイするが、気候キコウわないのかクワガタのアツまる樹液ジュエキすものはスクない。クワガタの幼虫ヨウチュウにとって、クヌギよりも栄養価エイヨウカヒクいとされ、マットの原料ゲンリョウとしては比較的ヒカクテキ安価アンカ栄養価エイヨウカヒクいとされるのは分解ブンカイオソいためではないかとカンガえられ、成虫セイチュウトコとしてはテキしているようにオモわれる。 マット クヌギ ブナ ミズナラ
  ミズナラ みずなら 北海道ホッカイドウでクワガタのれる代名詞ダイメイシ樹液ジュエキていれば、それはクワガタをツヨ誘引ユウインする樹液ジュエキである確立カクリツ非常ヒジョウタカい。ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタなどは、いミズナラのってさえいれば、大漁タイリョウ間違マチガいなし。 ハルニレ
  ハルニレ はるにれ ミズナラにぐ、北海道でクワガタの採れる木の代名詞。ミズナラとはチガい、樹液ジュエキていてもクワガタがアツまるものはスクなく、樹液ジュエキである確立カクリツヒクい。アツまるクワガタのシュはミズナラと同様ドウヨウ ミズナラ
  ヤナギ やなぎ アカアシクワガタやヒメオオクワガタなどがアツまるオオくの種類シュルイがあり、区別クベツするのはなかなかムズカしい。ミズナラやハルニレのスクない場所バショでは、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ、コクワガタ、スジクワガタなどもアツまる場合バアイがある。 ミズナラ ハルニレ
  ハンノキ はんのき アカアシクワガタやヒメオオクワガタなどがアツまるオオくの種類シュルイがあり、区別クベツするのはなかなかムズカしい。ミズナラやハルニレのスクない場所バショでは、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ、コクワガタ、スジクワガタなどもアツまる場合バアイがある。 ミズナラ ハルニレ
  ブドウトウ ぶどうとう 非常ヒジョウテイ分子ブンシ糖類トウルイタン糖類トウルイ)で、ショトウ分解ブンカイ吸収キュウシュウできないとされるクワガタの成虫セイチュウがそのまま吸収キュウシュウできる状態ジョウタイ糖類トウルイ  
  グルコース ぐるこおす ブドウトウ一種イッシュ ブドウトウ
  ガラクトース がらくとおす ブドウトウ一種イッシュ ブドウトウ
  シロ しろがれ 白色ハクショク腐朽フキュウキンによってちたのこと。ブナやミズナラなどがこの状態ジョウタイになる場合バアイオオく、オオクワガタやコクワガタなどの幼虫ヨウチュウテキしたホストとなる。 白色ハクショク腐朽フキュウキン ホスト
  アカ あかがれ 褐色カッショク腐朽フキュウキンによってちたのこと。カツラ、サクラなどがこの状態ジョウタイになる場合バアイオオく、ツヤハダクワガタやマダラクワガタなどの幼虫ヨウチュウテキしたホストとなる。 褐色カッショク腐朽フキュウキン ホスト
  白色ハクショク腐朽フキュウキン はくしょくふきゅうきん シロ腐朽フキュウさせるキンルイ総称ソウショウ。これらのキンは、オモ木質モクシツチュウのリグニンを分解ブンカイするため、ノコったセルロースによってシロえる。野生ヤセイのオオクワガタがコノむカワラタケ菌糸キンシビン使用シヨウされるヒラキノコ仲間ナカマなどがそのレイ リグニン セルロース リグノセルロース
  褐色カッショク腐朽フキュウキン かっしょくふきゅうきん 赤茶色アカチャイロ腐朽フキュウさせるキンルイ総称ソウショウ。これらのキンは、オモ木質モクシツチュウのセルロースを分解ブンカイするため、ノコったリグニンによって赤茶色アカチャイロえる。マスタケなどがそのレイ リグニン セルロース リグノセルロース
  カワラタケ かわらたけ 瓦のように小さなキノコが沢山重なった状態の子実体を形成する、白色ハクショク腐朽フキュウキン一種イッシュ。このキンちたには野生ヤセイのオオクワガタがコノんで産卵サンランするため、クワガタの幼虫ヨウチュウにとって非常ヒジョウ栄養価エイヨウカタカ状態ジョウタイ朽木クチキツクすものとカンガえられる。しかし、木質モクシツ分解ブンカイするスピードが非常ヒジョウハヤいことと、雑菌ザッキンヨワ傾向ケイコウがあるため、菌糸キンシビンには利用リヨウニクい。 白色ハクショク腐朽フキュウキン オオヒラタケ 菌糸キンシビン カワラザイ
  オオヒラタケ おおひらたけ 食用ショクヨウにもされる白色腐朽菌の一種。このシュシンキンルイとしては比較的ヒカクテキ高温コウオンにもツヨく、クワガタの菌糸キンシビン利用リヨウしやすいため、オオくの菌糸キンシビンにはこのシュキン使用シヨウされている。 白色ハクショク腐朽フキュウキン ヒラタケ 菌糸キンシビン
  ヒラタケ ひらたけ 食用ショクヨウにもされる白色腐朽菌の一種。クワガタの菌糸瓶に利用リヨウするには多少タショウ高温コウオンヨワいため、オオヒラタケよりは使用シヨウされることがスクないが、低温テイオンでの管理カンリさえできれば問題モンダイなく、一部イチブ菌糸キンシビンには使用シヨウされているようである。 白色ハクショク腐朽フキュウキン オオヒラタケ 菌糸キンシビン
  アワビタケ あわびたけ ゴクマレに、菌糸キンシビン使用シヨウされている白色腐朽菌の一種。オオヒラタケばれるものと、オナじものかもしれない。  
  レイシ(霊芝レイシ れいし 漢方薬カンポウヤクとして珍重チンチョウされる、白色腐朽菌の一種。シュとしてのキンそのものではなく、その子実体を場合バアイオオい。 霊芝ザイ 万年マンネンタケ
  万年マンネンタケ まんねんたけ レイシ(霊芝レイシ)と同一ドウイツのもの。こちらは、キンそのものの呼称コショウとして使用シヨウされることがオオい。 レイシ(霊芝)