クワガタ等の累代飼育におけるいわゆるF値の表記について

 

0.言い訳

10年程前のオオクワガタブームに始まり、近年の外産種解禁で一気に普及した感のある、クワガタの累代飼育という趣味の世界。生きたクワガタを取り扱う専門店も次々と現れ、「生き虫業界」「生き虫産業」なる言葉を目にする機会も少なくないが、熱帯魚や爬虫類の飼育と比べると、まだまだ発展途上の分野であろう(既にブームを終え、成熟期に入ったとの意見もあるかもしれないが)。業界には「業界用語」があり専門分野には「専門用語」があって、その業界なり分野が発展途上であれば、そこで使用される「言葉」も発展途上であることが多々あり、発展途上である言葉には、その言葉の定義が曖昧であり使う人ごとに微妙に違った意味で使用されているものが少なくない。クワガタ飼育の世界にもこの様な意味の曖昧な言葉が幾つかあるが、「F0」とか「WF1」等の言葉(又は記号)はその最も顕著な例ではなかろうか。私自身初、心者の方からこれらの意味について質問されて簡潔で明確な回答ができた試しがないように思う。

そこで、「W」「F0」「F1」「F2」「WF1」等の言葉(以下、「Fx表記」と言う。)の意味を初心者の方にも解り易く明確に説明すべく本稿の執筆を始めた訳であるが、結果的に、「Fx表記」の確定的な意味など現段階においては定まっておらず、私程度の理解力と文章力ではその完全な説明は不可能であるとの結論に至った次第である。よって本稿は、「Fx表記」についての私見を羅列したに留まり、決して中立で客観的な見地からの説明とはなり得ていないことを予めお断りしておくとともに、初心者の方々にあっては本稿の内容を鵜呑みにすることなく、一つの見解として参考にしていただき、もって「Fx表記」の意味の理解の一助として頂ける事を祈念して、冒頭の言い訳としたい。

 

1.経緯

クワガタの累代飼育普及の過程が、オオクワガタブームに端を発する事は冒頭述べた。このブームの頃、オオクワガタが非常に高価であったためと採集者が有名産地に集中し多くの個体を自己採集することも困難であったため、多くの飼育者が極少数(殆どは1ペアのみ)の種親からの累代飼育開始を余儀なくされていた。そのような現状にあっては、近親交配の継続による遺伝的弊害(「劣性遺伝」参照)を心配していた飼育者も、少なからず存在してであろう事は想像に難くない。そんな中、自らが種親として使用するため入手した個体が、野生の個体なのか、また累代飼育個体であったとした場合すでにどの程度の近親交配を経ている個体なのかといった点に関心が高まり、ある程度統一されたその表示方法を求める要求が発生してきたのは必然と言うものであろう。また、オオクワガタの幼虫が体内に共生する微生物の力を借りて木質を分解しているであろうこと、及び、その共生微生物が何らかの方法により母虫から承継したものであろうこと、さらには、飼育環境下で世代を重ねるうちにその共生微生物が与えられた環境に適応したものに取って代わっていくことによって、そのオオクワガタの幼虫が与えられたエサを効率的に利用できるよう適応していくであろうこと等の研究結果が小島氏()によって発表され、広く認識されるに至っては、「系統管理のためのある程度統一された累代数表示の方法の存在」は、クワガタの累代飼育に取り組む者達の共通した要求にまで発展したと言っても過言ではない程のものとなった。

この時、前述の小島氏の発表において使用された「F1」「F2」と言った用語(記号?)は、この様な要求に応える唯一のものであった様に思う。本来は「雑種第1世代」という意味の「F1」を、別種でも別系統でもない交配の1代目の子に使用したことは不適切であったと御本人も認めているところではあるが、その不適切さに多くの人が気付きながらもこれを修正できずに現在に至っている理由は、「大きな要求があったため」と「他に妥当な代替案がなかったため」の2点に尽きるであろう。その妥当性はともかく、この「Fx表記」は、その後乱立し始める多くのクワガタ・カブト専門誌の中での記事や業者の広告において多用され、広く浸透していったのである。

「Fx表記」の使用が一般化してきた当初は、採集個体が「W」(ワイルド)と、「W」から得た子が「F1」、F1同士を交配させて得た子が「F2」と呼ばれ、その用法はほぼ安定したものであった。しかし、時代は進み、「飼育技術の進歩」と「採集者の増加」と言う二つの現象により、事はそう単純なものではなくなってくる。飼育技術の進歩は、人口繁殖個体の流通量を増加させ種親の入手を容易にさせるとともに、自己繁殖個体を多数所持している飼育者も増加させた。その結果、「F1×F2の交配」や「他系統の個体の交配」など、一概に「F値」を確定できない状況が増加してきたのである。また、採集者が増えて樹液採集や灯火採集の効率か下がってくると、採集者は材割り採集を積極的に行なうようになり、材割り採集個体の割合が増加した。これにより、それまで採集されるオオクワガタの多くが成虫採集個体であったのに比べ、幼虫を採集し飼育して成虫にした個体が増え、これから得られた子をF1と呼ぶのかどうかが問題となり、「Fx表記」の使用の不統一な部分が目立ってきた。「別系統のF2同士を交配すると、その子はF1である」とする者と「いいや、F3である」とする者、「F2とWを交配して得た子はF1である」とする者と「いいや、F3である」とする者、「幼虫採集個体はWであるから、その子はF1である」とする者と「いいや、F2である」とする者、「幼虫採集個体は、その子がF1なのだからF0である」とする者と「いいや、F0などと言う表記は存在しない」とする者、「W♀が持ち腹で産んだ子は、F0である」とする者と「いいや、F1である」とする者等がその例である。この様な「Fx表記」の使用の不統一が生じ、それが現在まで統一されずにいる理由として、「自分の販売する商品の価値を少しでも高く評価して欲しい(高く見せたい)」との生き虫業者の思惑(W♀から持ち腹で得た子をF1として売るよりF0として売った方が、より野生に近いものとして価格がつけやすい)の存在を第一に挙げる向きもあるが、それだけが原因ではないであろう。筆者は、次の二点がその最大の原因であると考える。

@      本来は、インラインブリードにおける遺伝子の振る舞いについて、観察・記録・考察・発表するための、簡易で統一された累代数の表記方法としてメンデルの時代(あるいはそれ以前)から使用されてきた、「F1」を、別種でも別系統でもない交配の1代目の子に使用したことの不適切さ。

A      様々な価値観が存在しているにもかかわらず、他人の価値観を理解しようとする姿勢の欠如している者があまりにも多すぎること。

Aの理由についてはあまりにも漠然としたものであるので、以下に具体的にはどのようなことなのか述べる。

 

2.問題の核心

ある物事について表記の基準を定める場合に明確にしておかなければならないのは、「基準を定めて表記する目的は何なのか。」と言うことである。「目的」を見失っては、妥当な結論を導き出すことはできない。遺伝の研究をするにあたって「Fx表記」を設けたことの目的は、前述のとおり、インラインブリードにおける遺伝子の振る舞いについて、観察・記録・考察・発表するための、簡易で統一された累代数の表記方法が求められたところにある。しかし、近年の生き虫業界における要請は、単純にこれと同じものではない。具体的には、次のような幾つかの価値観に基づく価値表示手段の追求によるものであると考えられる。第一に、「近親交配による弊害を少なくするため、本来はワイルド個体を入手し、これを基に累代飼育を開始したいのであるが、金銭面等の制約等でこれが叶わない場合に、なるべく累代飼育の進んでいない個体を入手したい。」とする考え。第二に、「種親として使用したある個体が、劣性遺伝によって潜在的に持っていた望ましい形質もそうでない形質も、累代飼育を重ねた個体では既に表現形質の上に顕在化している可能性が高いため、好ましい形質を持った個体を種親として選べば、その個体が持っている望ましい形質を子孫に伝える可能性が高く、望ましくない形質を隠し持っている可能性の低い、より累代を重ねた個体を入手したい。」とする考え。第三に、「クワガタ等の昆虫は、成虫の形態が幼虫時代の飼育環境に大きく影響を受け、この傾向はその環境で代を重ねるごとに顕著になっていく(この辺りの価値観は、獲得形質の遺伝を信じているかのようで、筆者個人的には賛同しかねる部分があるが…)ため、なるべく飼育環境による形質への影響の少ない個体を入手したい。」とする考え。第四に、「クワガタは、菌床飼育や定温飼育等、飼育下における自然状態とは異なった環境にあって、体内共生菌の統合や変化と、その環境に適応できない個体の人為的淘汰によって、代を重ねるごとにより高度にその飼育環境に適応していくため、飼育下で世代を重ねて菌床飼育等の飼育下における特殊な環境に対してより適応した個体を入手したい。」とする考えである。主にこの四つが、(前提が事実と符合しているかどうかは別として)理論的な根拠を伴った価値観として挙げられるであろう。第一と第二の価値観は、累代飼育における遺伝子(特に、野生形に対して劣性の遺伝子)の振る舞いに着目したものであり、第三と第四の価値観は、飼育環境が個体に及ぼす影響に着目したものである。そして、第一又は第三の価値観を持つ人は、F値の小さいものを求め、第二又は第四の価値観を持つ人は、しっかりとした系統管理がなされている事を前提に、ある程度F値の大きいものを求めることになる。また、ワイルド♀の持ち腹の子については、第一又は第二の価値観を持つ人にとっては、遺伝的にワイルド個体と変わる物ではない(=自然環境の下での交配であり、インラインブリードは始まっていない)から、ワイルド個体と同等の価値をこれに見出すのであって、「ワイルド♀単独で採卵した場合は、その子をF1とするのはもったいないから、便宜F0と呼んで、ワイルド個体に準じる扱いとしましょう。」と考えてしかるべきであるが、第三又は第四の価値観を持つ人にとっては、飼育下で採卵し幼虫を飼育して成虫にしたものであるから、ワイルド個体と同等の価値ではなく、F1個体と同等に評価すべきものであって、「これをF1と区別してF0と呼び、その子をF1としましょう。」と言われても、これに賛同できないのは当然である。さらに、WF2とCBF2を区別する必要性について、第一と第二の価値観を持つ人にとってはWF2もCBF2も、飼育者が把握できている近親交配は1度しか行われていない(F1の親の雌雄は、同じ場所で採集されたとしても同血統とは限らないから、近親交配ではなく、F1同士の交配のみが近親交配)個体であるからその遺伝的価値は同等であるが、第三と第四の価値観を持つ人にとっては人工飼育下で2世代しか経過していない事が保証されているWF2個体と2世代以上は経過している事が明らかなCBF2個体は明確に区別すべきものなのである。

この様に、多様な価値観の存在する現状において、他人の価値観を無視して自己の価値観のみに基づくF値表記を主張することは、あまり有意義な事ではない。なぜならば、昨今のクワガタ等の累代飼育におけるいわゆるF値表記というものは、(本来の意味はさておき、)不特定多数の飼育者に対してその個体の価値を簡易な表示によって明確に伝える事を目的としている現実が存在するからである。

そこで、この多様な価値観をもつ人達の求める価値を、なるべく的確に表現できる体系的な表示方法を確立し、多くの人が共有することが望まれるのである。言葉の意味は単一でなければ混乱が生じるし、場合によっては言葉がその存在価値を失う。一つの言葉に複数の意味が存在したり、その言葉を使う人によって意味が違っては、相手に意思が伝わらない。言葉が意思伝達の手段である限り、言葉には単一の意味が求められ、意思伝達の失敗が重大なトラブルにつながる可能性の高い場面においては、その単一の意味は絶対的でなければならない。そもそもトラブルの場で多用されることを運命付けられている法律用語においては、その意味の単一性は相当厳格に守られている。例えば、ものを受け取ることを「受理」と言う言葉で呼んだとしても、普段の生活の中においては間違いとは指摘されないであうし、それが原因でトラブルになることもないであろう。しかし、法律上の手続きにおいては、ものを受け取ることは「受理」ではなく「受領」であり、ただ受け取っただけで「受理しました」と言ってしまっては明らかに誤りなのである。法律用語における「受理」とは、内容の審査を受けるような書面等を提出した場合に、その内容の可否が審査され、「可」と決定された事を言うのであって、書類を窓口の人に受け取ってもらった段階ではその書類は「受領」されただけであり、その後に内容の審査を経てOKであれば「受理」されるのである。窓口の人が内容も確認せずに「受理しました」と言ってしまっては、誤りであり、後日において「却下」される場合もあるのであるから、重大なトラブルにつながる可能性がある。法的手続きの場面においては、「受理」と「受領」のような、どっちでも良さそうな言葉も、厳格に区別して使わなければならないのである。これに対して、「キモイ」と言う女子中高生用語は、一般的な辞書には載っていない略語であり、「キモちいイ」のか「キモちわるイ」のか、その意味は一見定かではない。しかし、「みんながなんとなく『キモちわるイ』の意味で使ってるから、そうなんだろ」と言った程度の曖昧さで使用したとしても、そこそこ意味は伝わるし、その曖昧さにより意思伝達に失敗したとしても、さほど重大なトラブルには発展しようがない。彼女たちの言葉は仲間内でだけそこそこ機能すれば十分なのであって、その言葉を浴びせられたオジサンが理解していなくてもよいのであるし、そもそも、彼女たちの会話そのものに、さほど重大な意味など存在していないのである。

さて、クワガタ等の累代飼育におけるいわゆるF値の表記の意思伝達機能に求められる厳格さは、「法律用語」的なものであろうか。それとも、「女子中高生用語」程度のものであろうか。それによって価値を表示し価格の適性さを判断してもらうための材料を提供すると言うのがF値の表記に課せられた最も重要な使命であるとすれば、その答えは明白である。

 

 

 

3.提案

以上の点を踏まえ、以下に「累代飼育におけるF値表記の新スタンダード」を提案する。

 

T.採集個体はその採集時のステージを問わず、これを総じて「W」と表記し、詳細に表記する場合には、卵採集個体を「W0」、初令採集個体を「W1」、亜終令採集個体を「W2」、終令採集個体を「W3」、蛹採集個体を「W4」、成虫採集個体を「W5」と表記する。(採集時のステージに拘らずに表記する場合は、単に「W」と表記すれば良い。)

U.「W」からのインラインブリードで得られた累代数の明らかな個体以外の個体を「CB」と表記する。

V.インラインブリード以外の方法により飼育下で得られた子の総称を「F1」とし、詳細に表記する場合には、このうち両親共にW個体であることが明確な子を「WF1」として、両親の内一方でも「CB」である子を「CBF1」とする。

W.インラインブリードをn回経た個体をFx(x=n+1)とする。ただし、インラインブリードで累代飼育してきた系統に別系統の個体を交配した場合には、インラインブリードの回数はリセットされ、その次世代から数え直す。

X.産地が明白で、他の産地の個体を交配していない個体の表記には、産地名を冠記する。

Y.F値計算におけるインラインブリードとは「交配すべき♂♀双方の祖先を遡り同一の♀親にたどり着くまでの間、当該同一の♀から得られた子孫以外の個体を交配していない場合」のみを言うものとし、同一産地ラベルでも別血統の累代個体同士の交配はインラインブリードではないものとみなす。

 

この「新スタンダード」においては、様々な価値観に対応しつつ表示基準を統一するため、以下の各点に留意して策定したものである。

@      近親交配による累代飼育の影響に(良くも悪くも)注目する人のために、同一産地の個体同士であっても、祖先を同じくしている事が飼育下で把握できていない個体同士の交配では、F値の進行がリセットされるものとした。

A      血統にかかわらず、飼育下での累代の進行による影響(人工的環境への適応)に注目する人のために、@によりリセットされた後のF値とWから数えたF値の区別がつくように、「W」または「CB」の記号を常に冠記するものとした。

B      その定義が曖昧な「F0」なる表記は、採用しないものとした。

C      種親が「幼虫採集か成虫採集か」また「初令採集か終令採集か」などに注目する人のために、累代飼育開始に使用した個体の採集時のステージを「W0」〜「W5」の記号により表示し、これにより幼虫採集や成虫採集などの区別をして表示することを可能とした。

D      採集したW♀にW♂を交配(いわゆる追い掛け)した場合であっても、その子が交配に使ったW♂の子であるか既にW♀と交尾済みであった未採集♂の子であるかは不明であるから、これをW♀の持ち腹によって得られた個体と区別することはしないものとした。ただし、追い掛けにCB♂を使用した場合には、これを区別できるものとした。

 

    W♀単独で持ち腹により採卵した子は、その♂親が当然W個体であり、自然状態での交配(=インラインブリード以外の方法による交配)によって、飼育下で得られた子であるから、T及びVによって「WF1」と表記されることになり、さらにTにより詳細に表記すれば、「W5F1」となる。

    ○○村の同一の材から同時に採集した数頭の終令幼虫を飼育し、そこから得られた成虫ペアを交配(この交配は、Yによりインラインブリードとはみなさない)して得た子は、T及びVにより「W3F1」であり、Xにより「○○村産」を冠記して「○○村産W3F1」となる。

    同一産地の別系統のCB個体を交配して得られた子は、「○○産CBF1」と表示され、別の産地の♂♀を交配したいわゆるハイブリットは、産地が表記不能であるから、単に「CBF1」と表記されることになる。但し、札幌産と小樽産を交配した場合には「北海道産CBF1」と表記する事ができ、その場合に両親とも成虫採集個体の「W」であれば「北海道産W5F1」と表記することになる。

    WF1兄弟姉妹を交配して得られた子は、Wにより「WF2」となる。

    WF2♀にその父であるWF1を交配して得られた子は、Wにより「WF3」となる。

    ○○産WF2♀に同一産地ではあるが別系統の○○産WF2♂を交配して得られた子は、W及びYにより「○○産CBF1」となる。

    ○○産WF2♀に同一産地ではあるが別系統のW♂を交配して得られた子は、W及びYにより「○○産CBF1」となる。

    幼虫採集である事は解っているが、採集時に何令であったか定かではない個体には、「W1〜3」のような表示も考えられる。

 

ここに提案した新スタンダードは、厳格でありなおかつ様々な価値観に対応した素晴らしいものであると自負する。しかし、この提案が広くクワガタ業界に受け入れられ、混乱に終止符を打つ決定打となることは無いであろう。あまりにも厳格な基準は、良く言えば「融通のきかない」ものであり、はっきり言えば「ごまかしのきかない」ものであるし、他人の価値観を理解し尊重するのは容易なことではないからである。この業界で「ズルをしてでも自分の商品に価値を認めさせて儲けようと言う気持ち」や「他人の価値観を理解する努力をせず自分の主張のみを押し通そうと言う気持ち」を前面に押し出す人たちの勢力が大きい限り、また、物事を自分の頭で考え自分の目で商品価値を判断する事を放棄した「他力本願的且つ浪費者的消費者」の多い限り、F値表記の混乱はいつまでも続いていくことであろう。

 

この「提案」に対する質問や建設的なご意見及び事実認識に関する明確な誤りのご指摘は喜んでお受けいたしますが、批判のみのご意見は、これと同等またはそれ以上に整合性のある「代替案」の提示を伴わない限り、一切お受けできかねます

 

 

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