2月5日(火)、都内の某幼稚園父母会主催の「子どもたちのための演奏会」に行って参りました。

 日頃、レッスンなどで小さなお子様に接する機会はありますが、大勢の子どもたちの前で、真剣に演奏することはあまりありません。

 事前の演奏者打ち合わせで、着ぐるみやかぶり物が必要ではないか…、子どもが喜んでくれる曲ってどんなだろう…。

など、普段と違うのでかなり頭を悩ませる演奏者もいました。

 大勢の人に楽しんでもらえるのが「スーパー音楽家」。たとえ子どもだからといって、手抜きはしません。

 幼稚園側からリクエストをいただいていたので、その中からピックアップし、アレンジなどを考えるうち、あえて子どもに媚びるような演奏会にはしない方針としました。

というのも、私の子どもが通う幼稚園の誕生日会での催しで、動物の着ぐるみにメイクを施した新人のロックバンドが、演奏中に苦戦する姿を見てしまったのです。

 息を潜めて演奏を聴く必要はありませんが、音楽を楽しんでもらうのだから、外見よりいい音で子どもたちに挑みました。

そして何より、一生懸命、真剣に演奏しようと…。

その結果、子どもたちはわかってくれました。キラキラ輝くその瞳が、私たちの誠意を受け取ってくれたことを物語っていました。

一緒に観覧くださった先生方、お母様方にも喜んでいただけたと自負しております。

このような楽しい演奏をする場をもてたことを感謝します。

そして、「幼稚園のみんな、元気をありがとう! また『さんぽ』を一緒に歌おうね!」