平成動物病院(埼玉県川口市 統合医療認定医)|超高濃度ビタミンC点滴療法

超高濃度のビタミンCを点滴する治療法です。

ビタミンCは内服で大量に摂取しても吸収されません。すぐに排出されてしまうため、高濃度のものを投与する時は点滴で摂取することにより全身へ行き渡り、高い治療効果を期待できるようになります。
ビタミンCは、人間では 美肌効果・抗酸化作用・疲労回復・免疫力増強・ガンの予防(※1)、歯科では歯周病などの治療効果が期待されています。また、高濃度のビタミンCは国内で販売されておらず、海外のものを使用します(人間も同様です)。したがって、日本国内産のビタミンCをたくさん注射しても大半が尿から排出される為、以下の効果は期待できません
※1 超高濃度ではガン細胞を殺し、高濃度では抗酸化作用でガン細胞の発生を抑えます

動物でも超高濃度ビタミンC点滴療法で、鎮痛作用・免疫賦活作用・コラーゲン増強作用・腫瘍血管新生阻害作用・解毒作用・抗炎症作用などが期待されています。
その中でも特にQOL(生活水準)の改善症例は学会でも多く報告があります

この方法は、抗がん剤と違い、正常細胞にはまったく副作用がなく、薬に対する耐性が起こらないといういい点があります。そして、この療法を行うには、必ず体内のビタミンC濃度を測定して、グルコース6リン酸脱水酵素欠損症(この疾患時に投与すると多々死亡する事ある為)でないことを、遺伝子検査をして調べなければなりません。また、腎疾患・心疾患・肥満細胞腫なども注意が必要です。
また、抗がん剤投与との併用もできますので、ご相談ください。


禁忌疾患(一例)
グルコース6リン酸脱水素酵素欠損(低下)症、肥満細胞腫、重度の心不全、重度の腎不全 など

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