当院の症例


外科内科泌尿器科皮膚科眼科産科耳鼻科歯科エキゾチック科統合医療科

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■外科
犬後肢足根関節骨折【シーズー/12歳】
足根関節には、距骨・踵骨・中心足根骨・第1〜4足根骨の7つの骨から構成されています。
この関節疾患の診断は他の場所に比べ難しく、複雑な場所です。




前肢骨折【共にTプードル/6ヶ月齢、10ヵ月齢】


2頭とも飼い主様のご希望により手術をせずギプス固定をしました。
1ヵ月後、無事骨はくっつき、ギプスを外すことができました。


胃捻転【共にMダックス/13歳、1歳】
胃捻転は急性疾患です。すぐに手術をしないと助かりません。
お腹が急に膨らんで来たら、様子を見たりせずすぐに動物病院へ!

▲胃が捻転することにより、ガスが流れず胃が大きく拡張しています
 この2頭は急患で真夜中の手術となりましたが、無事成功し、元気に退院できました


横隔膜ヘルニア【日本猫/生後半年(推定)】
交通事故にて来院。横隔膜という胸部と腹部の境界の膜が破け、お腹の臓器が胸部へ入ってしまいました。そのため、肺が潰されてしまい、空気を貯留できず呼吸困難で苦しい状態でした。
この手術は、呼吸を止めて人工呼吸下で行います。胸にあった腹部の臓器を元の腹腔へ戻し、破れた横隔膜を修復しました。
予後は良好で、元気にご自宅へ帰られました。


誤飲【日本猫/5歳】
遊んでいるうちに、間違って縫い針を飲み込んでしまったとのこと。
手術にて無事針を取り出し、元気に退院しました。


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■内科
心肥大および肺水腫【キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル/9歳】
呼吸が苦しく、立ち上がれないとの事で来院。




心肥大および肺水腫【マルチーズ/13歳】
呼吸が苦しく、咳が止まらないとの事で来院。




消化管腫瘍【ミニチュア・シュナウザー/7歳】
食欲がなく、嘔吐しているとの事で来院。バリウム造影をしました。


バリウムが○位置から先に流れず(写真4枚目参照)異物閉塞や腫瘍を疑い手術を実施。結果、消化管に腫瘍があることがわかりました。
摘出を試みましたが、腹腔内への転移が酷く、残念ながら手遅れの状態でした。
その後、一般の西洋医学の薬に加え、漢方薬とオゾン療法を併用。
亡くなる直前まで(術後3ヶ月間)食欲を維持することが出来、最期はご自宅でご家族に見守られながら亡くなりました。


猫伝染性腹膜炎【日本猫/4歳】
呼吸が苦しく、食欲がないとの事で来院。



この病気は、この仔のように胸水がたまる他に、腹水貯留したり、腎臓・肝臓・胸などの機能障害を発症することがあります。
血液検査をしないと確定診断は下せませんが、おかしいと感じたら早めの受診をおすすめ致します。この病気は一度感染してしまうと 完治は無理ですが、末期でなければ症状が出来るだけ出ないようにする方法はあります。

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■泌尿器科
膀胱結石【犬 雑種/7歳】
頻尿、血尿とのことにて来院。
この仔は手術により結石を摘出し、頻尿・血尿もおさまり無事退院されました。



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■皮膚科
内分泌性皮膚炎(他院からの転院)



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■眼科
猫好酸球性角結膜炎(他院からの御紹介 / かかりつけ病院にて1ヶ月治療、症状が改善されなかったため)



流涙症
流涙症はいろいろな原因で発症しますが、この仔は特に眼の炎症があるわけでもなく、生まれつき涙管が閉鎖していて涙が流れなくなり、 眼から涙があふれ出ていました。治療法はいろいろありますが、この仔は、ある特別なサプリメントのみ与えてみたところ、一ヶ月でだいぶ効果がでてきました。


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■産科
妊娠【柴犬/3歳、日本猫/1歳】
何頭いるかわかりますか?


どちらの仔も元気に、ご自宅にて無事お産できました。


子宮蓄膿症【日本猫/1歳】
子宮蓄膿症とは、子宮に膿がたまってしまう病気です。ここまでひどくなってしまうと手術しなければ治りません。
手術後、元気に退院しました。


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■耳鼻科
猫慢性鼻炎【日本猫/年齢不明】
この仔は数年前より慢性鼻炎に悩まされていました。来院時はかなりひどく、食事も食べられませんでした。
当院にてネブライザー療法・ツボ療法・内服薬を投与したところ、1ヵ月ほどで良くなり、食事も食べられ、1年経過後も再発しませんでした。



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■歯科
歯肉炎【ヨークシャーテリア/8歳、日本猫/14歳】
歯に歯石がついたために歯肉炎を発症。よだれが出たり、口臭がきつくなったり、口が痛いために食欲も落ちてしまい、歯石処置をしました。
※動物では、一般的には全身麻酔をかけないとキレイに歯石が取れないので、麻酔をかけて歯石除去をしています

歯肉炎・口内炎にならないよう、歯石がついたら歯石の褥尾を。また、歯石がつかないように日頃から歯石予防をすることが大事です。


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■エキゾチック科
中耳炎【ミシシッピアカミミガメ/年齢不明】


卵づまり症【文鳥/年齢不明】
食欲がなく、体をふくらませているとのことで来院。
レントゲン検査の結果、卵づまり症と判明。入院治療をし、翌日食欲も出て無事退院できました。


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■統合医療科
鼻腔内腫瘍【日本猫/15歳】
《併用した治療法:西洋医学療法(ネブライザー療法)・ゲルマニウム療法・鍼灸療法》

鼻炎および鼻出血があり、他院にてMRI検査を実施。鼻腔内腫瘍と診断される。
症状が半年間改善されなかったため、当院を受診。
当院では上記治療法を併用したところ、1ヵ月で症状は消失。その後は維持療法にて落ち着いていましたが、2ヵ月治療を中断したところ再発。 治療を再開すると症状はなくなりましたが、おそらく完治は難しい症例でした。
しかし治療を続けることにより、猫ちゃんの鼻炎症状はなくなり、食欲も落ちることなく幸せな生活を送られています。


腰痿(腰のふらつき)【ジャーマン・シェパード・ドッグ/5歳】
《併用した治療法:大量自家血オゾン療法・漢方薬・鍼灸治療》

腰に力が入らず、ふらつき、歩くことが出来ないとのことで来院。
高度医療設備のある病院にてMRI検査等の精密検査を実施。原因がわからず、症状も改善されないため当院を受診。
当院では、オーナー様のご希望もあり大量自家血オゾン療法をメインに上記治療法を併用。3回の治療で症状はだいぶ改善され、 通常の歩行は問題なく行えるようになりました。半年経過後も、漢方薬の内服のみで維持が出来ています。
再び歩けるようになり、現在もオーナー様と幸せな生活を送られています。


頸椎症、痙攣発作、歩行不能【チワワ・14歳】
《併用した治療法:鍼灸治療・西洋医学療法(抗痙攣薬)・生薬(漢方)》

痙攣発作、頸椎炎、前肢疼痛、両前肢ナックリングの為、全く歩けず。他院にては、ステロイド、抗痙攣薬、漢方薬にて治療していたが良化せず。また、近郊の鍼治療をしている病院にて3回ほど施術もしたが全く効果がなく、痛がり起き上がることも出来ないとの事にて当院に受診。
当院では、抗痙攣薬と生薬(漢方)を飲ませながら、1時間コースの鍼治療を実施。1回目の鍼治療後は痛みがなくなり、2回目の鍼治療後には自力で立ち上がり歩きだしました。また、食事も今まであまり食べなかったのに催促するようになったとの事。その後5回目の治療後には発作もなくなりほとんど良くなったので生薬をやめて粉末の漢方に変更してみる。しかし、鍼治療をしばらくやめてしまったら、再び発作、前肢疼痛が発症し立ち上がれなくなる。飼い主は、もよりの動物病院にて再生医療幹細胞移植をしたが、全く効果なかった為、再び当院に受診。
当院では、前回と同じ様に、鍼治療、生薬、抗痙攣薬にて治療をした所、帰宅途中には痛みもなくなり歩き出したとの事。


起立不能、肝臓癌、癌肺転移、腎不全(BUN92,Cre3.3)、血球容積比5.4(参考値37〜55)
《併用した治療法:鍼灸治療・西洋医学療法(輸液、ビタミンK、肝臓薬、腎臓薬など)・大量自家血療法・ホモトキシコロジー療法》

動物医療センターなど、当院来院前に5件の動物病院にて治療を試みたが、いずれもなすすべがなく当院に受診。飼い主様は、ここ数日流動食も飲まなくなったので食欲だけでもどうにかならないかとの事にて来院。飼い主様は、超高濃度ビタミンc療法を希望しておりましが、腎機能が悪化しているので出来ず。
当院では、総合的に飼い主様の希望を叶えるために、補液などの西洋医学療法に加え、大量自家血オゾン療法、鍼治療(1時間コース)、ホモトキシコロジー療法を提案。2回目の鍼・オゾン治療(受診3日)の治療後、自宅で食欲がでて以前と同じように一般食をガツガツ食べだす。3回目の施術後には、ここ2ヵ月寝たきりだったのが立ち上がり歩きだす。血液検査の値も以前よりよくなり(BUN 92→58.9,Cre 3.3→2.4,血球容積比5.4→12)なりました。しかし、当院受診2ヵ月後容態が急変し立ち上がれなくなり1週間後には自宅にて亡くなってしまいした。飼い主様いわく、医療センターを含む5件の病院で成すすべがなかったのに、約2ヵ月間食欲も出て歩けるようになり、最後は自宅にて苦しむことなく看取れてよかったと、おっしゃっておられました。当院スタッフ一同、これからも飼い主様のご希望を少しでも叶えらるよう、最善を尽くしたいと思います。


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