疾患別治療法|皮膚病



皮膚病の原因はさまざまです。
たとえば、寄生虫・細菌・真菌の感染によるものや、内分泌疾患などの内臓疾患、ガンやアレルギーなどでも皮膚病変が生じます。
西洋医学療法では皮膚科の治療分野で 抗生剤・抗真菌剤・ステロイド剤・免疫抑制剤などが使用されます。



◆ 漢方薬

特に熱をもっている皮膚疾患・かゆみがある時に西洋医学の薬と組み合わせると効果が期待できます。
皮膚の体質改善にも効果的です。


◆ 薬膳食

その子の体質・状態・症状など「証」にあった食材を使用し調理する食事です。
特に皮膚に熱を持っている時に効果的です。


◆ ホモトキシコロジーにる鍼治療

アレルギー性皮膚疾患に特に効果が期待できます。
他院の症例も含め、ステロイド・免疫抑制剤でコントロールできなかった子、これらの薬を使いたくない子が、
この療法と漢方薬を組み合わせることにより状態をコントロールできるようになる場合があります。

ホモトキシコロジー鍼治療と漢方薬の使い方は2パターンあります。

@ホモトキシコロジー鍼治療薬膳食
Aホモトキシコロジー鍼治療 漢方薬内服手作り食

難治性のアレルギー性皮膚炎の子には、副作用も少なく一番おすすめの治療法です。


◆ 紅豆杉(こうとうすぎ)

紅豆杉とは、名前は「杉」ですがスギ科の植物ではなく、「イチイ(一位)」の植物です。
そのため、杉アレルギーの子でも使用できます。
使用する紅豆杉は中国の雲南紅豆杉です。

紅豆杉は、人間ではいろいろなガンに対して抗がん作用が報告されており、
現在は乳がん・胃がん・肺癌・卵巣がん・子宮がんなどの時に使用されています。
話題の「タキソール」もこの紅豆杉をもとに製造されています。
紅豆杉は骨粗鬆症・リウマチ・糖尿病。C型肝炎・花粉症・高血圧などにも有効との報告があります。

人間では上記のような効果が出ていますが、動物では主に皮膚リンパ腫に有効との報告があります。
一般的な抗がん剤による皮膚リンパ腫の治療は当院でも行っていますが、この紅豆杉を用いた治療法も選択肢として取り入れています。
抗がん剤を使いたくない場合など、お気軽にご相談ください。



◆ イスラエルの死海の泥による薬浴

死海の泥による治療法は、タラソテラピーとも言われています。
これは「海水・海藻・海泥・海洋性気候を組み合わせた療法」と定義づけられています。

泥療法とは「体温以上に温めた泥を身体の皮膚表面に塗布して行う療法」よフランスでは定義づけられています。
その中でも死海の泥は、世界で最もミネラル濃度が高く、地球上の海の中で最も塩分濃度と高いとされています(濃度32%)
そのため、皮膚疾患。アトピーなどに効果が期待できます。

当院では一般的な治療法で効果が薄かった難治性皮膚病の治療にこの療法を併用し、効果をあげています。
詳しくはこちらをご覧ください。


◆ オゾン水による薬浴
 
細菌や真菌による感染症に効果が期待できます。


◆ オゾン軟膏(外用薬)

細菌感染・真菌症(マラセチアなど)に効果があります。


◆ クマの油(外用薬)

火傷に効果があります。


◆ オゾンガスによる治療

免疫力を高め、各種皮膚炎に効果が期待できます。