疾患別治療法|外科疾患



一般的に外科疾患は、手術を行うことができれば当院では可能な限り手術を行っています。
その中でも、他の治療法を併用するなどして特に効果があった療法を紹介します。




◆ 骨折【再生医療/幹細胞移植】

 骨折の治療法は骨のズレが少なければギブスなどの外固定、
 ズレがひどければ手術をします。
 しかし特に、

・複雑骨折
・治りが遅い
・骨密度が高くない子

などは、再生医療の幹細胞移植を行うことにより、
障害された組織・骨の修復・神経細胞の再生などを促進され、術後の経過がよくなります。



◆ 腫瘍摘出【再生医療/樹状細胞療法+活性化リンパ球療法】

腫瘍の治療法は、外科手術・抗がん剤投与など様々です。
外科的に摘出した後、悪性だったりした時に、摘出した腫瘍を用いて樹状細胞療法を行います。
これはがん細胞のジョウホウをリンパ球に教えたり、リンパ球の攻撃性を高める効果があります。

また同時に、採血をした血液中のリンパ球を培養し、攻撃性の高いリンパ球を体内に戻す・活性化リンパ球療法も行う とよりいっそう効果が期待できます。

飼い主様の中には、他院で手術を行い、再生医療のみを当院で希望される方もいらっしゃいます。
その場合は摘出した腫瘍の一部を10%ホルマリンに漬けた状態で持ってきて頂ければ再生医療を行えます。



◆ 広範囲の外傷【ハーブ系外用薬の塗布】

一般的に外科手術を行ったりすることが多いのですが、
全身麻酔をかけられない子・かけたくない子などの場合は、あるハーブ系の外用薬を塗布すると傷口の修復が通常の外用薬 を使用した時に比べ半分くらいの期間で修復されます。