網膜萎縮は、失明を引き起こす病気です。遺伝性・炎症性・栄養性・毒性・加齢など、様々な原因で発症します。 ![]() ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() 視神経(円形の白い部分)から伸びている血管が、1本から3本へ増えました。 この仔は一般の治療の他に漢方薬を併用し、月に1回のペースでオゾンガスによる大量自家血療法の治療を行いました。その他改善された症状としては、治療開始前には対光反射(光を眼に 当てた時に縮瞳する反応)が無かったのが、治療後は反射が出るようになりました。この眼底所見を見る限りでは視力はあるようには見えませんが、サプリメント・漢方薬・ オゾン大量自家血療法(血液と混ぜたオゾンガスを血中に投与)などの治療により、実際この仔はこの後、明るい所のみですが20ヵ月以上視力を保っておりました。 好発犬種として、アイリッシュ・セッター、コリー、コッカー・スパニエル、ミニチュア・シュナウザー、ミニチュア・ダックスフント、ラブラドール・レトリーバーなどがあげられます。 当院での例としては、定期検診をしているわんちゃんを除くと、殆どが失明してからの来院です。特にミニチュア・ダックスフントが多く来院しております。 上記の犬種は特に眼底の定期検診をおすすめ致します。 |