A.ドップラー検査
●基本検査 @各断面の心臓の形態と動きを検査 ・長軸四腔断面(右側) ・長軸流出路断面(右側) ・短軸(腱索・乳頭筋レベル/右側) ・短軸(心基底部レベル/右側) ・心尖四腔断面(左側) ・心尖五腔断面(左側) Aカラードップラー法による弁逆流の検査【僧帽弁・三尖弁・肺動脈弁・大動脈弁など】 たとえば… ◎僧帽弁閉鎖不全症の診断とステージ分類をするためには、 ・カラードップラー法による僧帽弁逆流の確認 ・大動脈弁の逆流 ・左心房径の計測(AO/LV比) ・左心室内腔壁計測、内径短縮率計測(FS%) …などを検査します。 B上記の検査で心筋症(肥大型・拘束型・拡張型など)や、狭窄病変や短絡血管の有無なども同時に検査します。 ●+αの検査 左心室流入血流速波形検査 E/A波測定 左心房圧・肺水腫のリスクの検査ができます 逆流血流速波形の計測 たとえば、僧房弁逆流の重症度評価や、 左房圧及び左室収縮態を評価します 他に必要であれば、三尖弁・肺動脈弁・大動脈弁の逆流も検査します 大動脈血流速波形の計測 大動脈の波形の形状や時間の計測値により、 心臓の収縮機能などを検査します 肺動脈血流速波形の計測 肺高血圧症の有無や重症度の検査をします 一回拍出量(SV)、心拍出量(CO)の計測 高拍出状態や低拍出状態の把握・検査をします
B.組織ドップラー検査
↑心臓の筋肉の状態を検査します。赤色が筋肉収縮時、青色が筋肉拡張時。 E/e比を測定したりすることにより、 心臓の収縮機能障害や拡張機能障害を診断することができます この画像は左房圧・肺水腫のリスク・左心室拡張及び収縮機能を検査しています 心臓壁(心筋)の各部位による動きを測定し、 心臓の状態を検査します ◆腹部臓器 ・肝臓(肝がん) ・胃 ・脾臓 ・腸 ・膀胱(膀胱炎・結石) ・腎臓 ・前立腺(前立腺肥大) ・子宮(子宮水腫) ・胆嚢(胆泥症) ・胆嚢(胆嚢破裂) ・副腎 ・膵臓(膵炎) ◆眼 ★特殊な眼検査用プローブを使用 ・白内障 ・硝子体炎 ・網膜剥離 ……など |