新しく「キーボードコース」をはじめました。

ギター弾き向けのピアノレッスン,個人レッスン ピアノコード カウンター クリシェ テンションのつなぎ 個別指導 アッパーストラクチャー 転回型や分数コード セカンダリードミナント プライベートレッスン 

これは、ギター主体で弾く人が、作曲や編曲など音楽理解のためにある程度ピアノも弾けるようになりたいという希望に答えるための珍しいレッスンです

まったくピアノが弾けない人がギターのコードをピアノで弾いてみたいというケースはもちろん、ある程度弾ける人がギターでは鳴らすことの出来ない近接音や逆に低音が別行動のコード進行など、音楽を広い視野で把握したい場合にも向いています。

 海外の優れた音楽大学ではキーボード・ピアノ専科以外の人向けの鍵盤のカリキュラムやメソッド、教科書があります。なかなか日本にはありません。市販の本もキーボーディスト向けに五線譜で書かれたものか、クラシック向けの初心者本しかありません。
また、作曲やアレンジのために学ぼうとしても市販の本ははじめから楽譜が読めて鍵盤が弾ける前提の小さ〜い楽譜と細かい字が羅列した理論書が多いです。しかも外国の本と違って製本に配慮が無く、広げて置いておくのが困難です。読みながら弾きたくても開いておくことが出来なかったり、すぐ閉じてしまいます。これが海外に大きく遅れをとっている大きな原因です。

★ギターで、ある程度コード進行感というものを知っている人間は、まず指で和音を鳴らすことが大事です。単純な3和音でいいので右手だけで弾いてみる。普段ギターで弾いているコードはこれだったんだ、と発見できます。そうしたら転回形も見えてきます。ギターでは意識していなかった転回形を把握することでギター上の音が和音のどの音に当たるのか理解も深まります。
 慣れたら左手でベース音を加えます。シンプルで最低限の状態ですが、実はこの三和音+ベース音でもなかなかしゃれたことが出きるものです。例えばCというコードでもRootのC以外を弾くことが出来ます。簡単な分数コードですね。ゴスペルミュージックやカントリーではこれを応用して広がりを作っているのです。
また、4番目の音(7thやadd9thまたは6th) を加えると、より透明感が出てきますし、色彩の種類が増えます。他のコードと読み替えることも可能になってきます。(代理コード)
コードが変わっても共通の音程はそのまま鳴らし続けることが出来ます。(コモントーン、ペダルポイント、オスティナート)アレンジや作曲に興味のある方はそれをギターとピアノに振り分けるなどアイディアが広がります。
短調も練習します。この時同じ音階をもとにした「平行短調」と、同じ主音をもとにして音階は変わる「同主短調」の二通りを理解します。

作曲に興味のある人は、特に同じ調で一時的に短調に変わるのはインスピレーションが刺激されるものです。これを分数コードやペダルポイントと組み合わせるとなかなか素敵な状態になるのです。

 ジャズ的なコードにしたい場合は基本や転調が理解して弾けるようになってから5つめの音を加えます。(11thや13th)また、ドミナントコード時に9thや5thや13thに変更を加えます。(オルタード・テンション)これらをある法則でヴォイシングするとモダンで知的な響きになるのです。(これは上級コース) アレンジでホーンセクションやストリングスに転用すると、大人の音楽になります。

基本コース   主な内容
ギターと照らし合わせてトライアド(三和音)をどの調でも弾けるようにしよう。
基本音階と指の割当てを覚えよう。転回型の見つけ方。各調での主要スリーコードの見つけ方。
主要スリーコード進行を転回形でつなげて弾く方法。
左手のベース音と右手の組み合わせで作るリズミカルなパターン。
長調と短調の関係を見つける方法を覚えてギターに置き換えてみよう。
楽譜をピアノでもギターでも読めるようにしよう。(間隔の広い五線譜などを使います)
両手の簡単なコンビネーションでリズム通りに弾いてみよう。
コードとメロディーの関係、コードトーン以外の音の使い方。
7thコードと転回型、トライトーン。ドミナントモーションの解決。
トゥーファイヴ・ワン進行の合理的な押さえ方。
トニックソルファで音程の名前を歌ってみよう。
ダイアトニックコードのディグリーと性質を覚えよう。

基本コース
レッスンの長さ レッスン料金
1時間 2200円
1時間半 3200円
2時間 4000円
2時間半 4800円
3時間 5600円
3時間半 6300円
4時間 7000円
以降は応相談。
私がMIDIキーボードとパソコンを持って行って隣で見えるように弾く状況をご希望の場合は1000円加算して下さい。

★応用コース 主な内容(習う方の目標によって多少内容は調整します)
アルペジオのいろいろなパターン。左手2音に増やした押さえ方。
SUS4コードの使い方。上声とバスの別行動、基礎的な分数コード。
装飾音符でカッコよく聞かせる方法。コモントーン、ペダルポイントの様々な例。
メロディック・マイナー音階を弾いてみよう。
ハーフ・ディミニッシュでのトゥーファイヴ・ワン進行をマイナーキーでもメジャーキーでも使ってみよう。。
カウンターやクリシェの見つけ方、ギターへ割り当てたアンサンブル。
倚和音」の使い方。8beatで弾いてみよう。
セカンダリードミナント、ブルースコード、同主調転調の入ったコード進行。
キーボードとギターで違う和音を弾いてカッコよく聴かせる方法。(実例で理解したい人は使い慣れたレコーダーやDTMセットをご用意下さい。その場では私と2重奏なので響かせられますが、ご自宅に帰って分からなくなると思いますので)
9thコードの導入、転回型。
ハーモニック・メジャー音階を弾いてサブドミナント・マイナーとの関係を理解しよう。
いろんなパッシングディミニッシュ進行を弾いてみよう。
和音と旋律の関係、和声外音の種類を覚えてメロディーを作ってみよう。刺繍音、経過音、倚音、エシャッペ、アンティシペーション、リズミック・アンティシペーション。
知っているメロディーにコードをつけてみよう。
サブトニック和音のロック的進行。初歩的なリハーモナイゼイション。
ジャズ和音の仕組みの初歩、AタイプBタイプヴォイシングの見つけ方。

応用コース料金
レッスンの長さ レッスン料金
1時間 2700円
1時間半 3800
2時間 4900円
2時間半 5900円
3時間 6900円
3時間半 7800円
4時間 8700
以降は応相談。
私がMIDIキーボードとパソコンを持って行って隣で見えるように弾く状況をご希望の場合は1000円加算して下さい。

★上級コース(ジャズやコンテンポラリーの領域です。鍵盤演奏に慣れていて指がとっさに動くことが前提です)
主な内容
オルタード・テンションの流れ、5和音6和音の音の選び方。
転回型片手フォームでクロース・ヴォイシングの作り方。
両手を使ったPhatコード、豊かなオープンヴォイシング。
循環コードでのさまざまなテンション選択、それをギターで弾いてみよう。
分数コード(ポリコード、アッパーストラクチャートライアド)の両手ポジション。
分数コードをギターとピアノに振り分けるアレンジ法。
3度などの複音を使ったオブリガート。
ノンダイアトニック・コードの連結。
様々なペンタトニック・スケールを使ったフレーズメイク。
R&Bなどでよく使われるRun、Licks。エレクトリックピアノに適した弾き方。
サブスティチュート・コード(トライトーンによる代理コード)の使い方。
左手ベースと右手コードの様々なリズム表現。(16beat、シャッフル、チャールストン、モダン等)
シーケンスパターンの中高域オスティナートと和音変化の関係を使ったアレンジ。
左手コード、右手メロディー・アドリブの状態
ブロークンコードとクロマチック・ラインを使ったアドリブライン。
様々なオルタード・スケールを使ったアドリブライン。
アッパーストラクチャー・トライアドを使ったアドリブライン。
アウトサイド・フレーズの様々な作り方。
トニック・ディミニッシュ。
4th Build Chords(4度堆積和音)を導入した現代的なハーモニー。
コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケールの使い方。
リハーモナイゼーション。

上級コース料金
レッスンの長さ レッスン料金
1時間 3000円
1時間半 4100
2時間 5200円
2時間半 6100円
3時間 7200円
3時間半 8100円
4時間 9000
以降は応相談。
私がMIDIキーボードとパソコンを持って行って隣で見えるように弾く状況をご希望の場合は1000円加算して下さい。

というわけでギターはあるていど弾けるけれど、もっとコードの意味を理解したい、あか抜けたアレンジができるようになりたい、ジャズコードの仕組みを理解したい、CubaseなどのDTMでコードの流れを打ち込むのに手で弾けるようになりたい、ギターでは表現しにくい分数コードやアッパーストラクチャーを把握したい、メロディーと和音の関係をしっかり把握したい、という人に最適の内容です。

★ギターに限らずサックスなど管楽器をなさっている方でも受講可能です。管楽器編成のセクショナルライティングの基礎につながります。
クラシックでチェロなどの弦楽器をやっているが、コードやアドリブを把握したいという人も向いています。是非ご自分の楽器を持参して、鍵盤で鳴らした音と交互に鳴らして関係を把握して下さい。

★ちまたの教室に通っているが、ただ課題曲をやるだけでコードどうしの関係や、テンションや付加音、クリシェなどがどういうものか教えてもらえないと不満の方がよくいらっしゃいます。作曲してもダサイものになってしまう。ただコードトーンを並べているだけになってしまう。もっと理にかなったコード進行を増やしたい、そういう方は目からウロコと思います。

★また、ギターではタブ譜を見て音階やメロディーが弾けるけれど、五線譜で読むことがなかなかできない、という人にも意味のあるコースです。
 
なぜギターを弾くほとんどの人は楽譜が読めないのか。これにはいくつも理由があるのです。例えば、鍵盤楽器では常に右に行くほど音が高くなるけれど、ギターでは弦が太い方へ変わると高いフレットでも音が下がる、また、鍵盤楽器ではオクターヴごとに音階の並びは同じだがギターでは2〜3弦間だけ3度音程なため、音域が変わると覚え直す必要がある、鍵盤楽器では同じ音域のある音程は1箇所しかないので迷わないが、ギターでは3箇所以上あるのでどのポジションで度の指で弾くか迷う、コードを鳴らすのに音の名前が分からなくても図を見て押さえる場所が分かればとりあえず鳴らせてしまう(今ファが鳴っているのかミが鳴っているのかファの#が鳴っているのかは分かっていない)・・などです。
ですので、鍵盤で楽譜に慣れて、それをギターに置き換えることで徐々にギター上での「絶対音」が見えやすくなってきます。自分で五線譜に簡単な音程を書いて、それをピアノでもギターでも弾く、ということをくり返しているうちにギターで楽譜が読めるようになります。

楽譜に慣れるには、簡単な和音を耳と体の運動で覚え、それが楽譜上ではどう記録されるのかということを反復することが大切です。どの音が主音で、どの音がドミナントか。実は一音一音ずつにメディアントやスーパートニックなど名前が付けられ役割を与えられているのですが、日本の本には書いてありません。楽譜に書かれた音を何のあしがかりもなく抽象的な音として毎回反応するのではかなりの反射神経が必要になりますが、音の意味を見抜けば文章を読み解くように弾けるようになります。これをギター上でもなぞればいいのです。これはもちろん作曲やアドリブ、アレンジのために必要なスキルです。
ただ、楽譜無しでもレッスンは可能です。調の何番目の音か、コードのルートから何番目の音か、を重視して行いますので。

★注意点など
どのコースも実際のレッスンではまず初回から3回まではギターとピアノ両方で行います。

その後は目的と技量にあわせてピアノだけだったり、ギターと交互、またはDTM(Cubase)とシンクロさせて、など変化します。

場所は習う方ご自身のお宅にピアノか電子ピアノがあって、車をとめられればれば出張でおうかがいしますし、練習スタジオを予約していただいてそこのピアノで行うこともできます。あきる野市に安いスタジオがあります。駐車場無料のスタジオも何カ所か有ります。これらはギターレッスンの方と全く同じです。
あきる野市から遠い場所でご希望の場合は距離によって遠方費がかかりますのでこのページ→交通費・遠方費等のページをよく読んで、ご自分で予算と照らし合わせて検討してから申し込んで下さい。

ご希望の場所にピアノが1台しかない場合、時間が長い場合は上記の料金表にありますようにこちらもMIDIキーボードとMacBookを持っていき、横で弾いて見せることが可能です。押さえた鍵盤や使う指が見やすく効率がいいです。
ただ、希望時間が短い場合はセットアップと片づけ時間がもったいないため、その場所にあるピアノだけで行います。適した音域(ソノリティー)のため立ったり座ったりして入れ替わる必要がありますのでご協力下さい。

一番効率がいいのはピアノと、となりに電子ピアノなど移動出来るものを近づけて連弾のように私をまねて押さえることです。現在行っているレッスンでもこの形が一番習得が早いです。

レッスンで使用する鍵盤楽器の注意点ですが、ピアノタッチでないシンセサイザーなどの鍵盤楽器やMIDIキーボード、オルガンでは厳しいです。「ソノリティ」というものがあり、はじめは柔らかいタッチで鳴らせるかが大切なのです。習得した後にはもちろんどの鍵盤楽器でも表現できますが、初心者がペチャペチャのちゃちなキーボードで弾くのは響きの深みも感じられませんし、和音の重要性が理解できないので無理です。ただ、シンセサイザーの中でもMotif、Fantom G8、Triton、Kronosなどプロ向けの88腱でピアノタッチのものはokです。音を出すにはアンプかスピーカーにつなげる必要があることをお忘れ無く。
 それよりは移動式の電子ピアノでもYamaha p105,140やKorg SP170、250といったものは良質で、スピーカー付きですので電源さえ届けばすぐ鳴らせてお勧めです。
 練習スタジオでのレッスンを希望する方はスタジオ機材で配備されているか、別途料金がかかるかなどあらかじめ調べておいて下さい。アップライトピアノかグランドピアノが置いてあるスタジオに、これらのピアノタッチ・キーボードを横に置いて行うのが一番効率的で音もよく、理想的です。そして時々ギターに持ち替えて、同じ音がどこにあるか確認するのが一番の近道です。 ちなみに私がよく使うスタジオではアップライトピアノがある小さい部屋で1時間700円です。その他長時間単位で安く使える施設が八王子にあります。

ピアノのないレンタルスタジオの場合、時間内になってから、受付でキーボードをレンタルして運んで電源やアンプとつないで、というセットアップをするとロスが多いので、あっというまに20分ぐらい経ってしまいもったいないです。あらかじめ店員に伝えて設置しておいてもらうのが望ましいです。

ご自宅をご希望でKawai、Yamahaなどの高級な電子ピアノがある場合は問題有りません。

★必要な場合指くぐりや正しいフォームなど基礎的な訓練をしますが、クラシック曲を人前で弾けるようにするためのカリキュラムではありません。それを希望する方はお近くのピアノ教室へ通ってください。逆にコードやアドリブ、テンションは教えてもらえないと思いますが。
また、習熟すればライブでギターとキーボードを兼任して演奏できるようになると思いますが、特定のこの曲を弾けるようにして下さいと持ち込むのはやめてください。むしろ人に頼らず自分で弾けるようにするためのカリキュラムです。

★練習スタジオの場合の注意点
個人レッスンわくでバンド練習より安く貸す設定のスタジオがありますが、たいていはバンド枠を優先するため、前日の夜か当日になって空いている場合に限る、と予約が出来ないことになっております。この場合はこちらの予定が定められないため、無理です。
(ただし、何回もレッスンした方で、定期的な曜日で受けられる場合に限り、ある条件の下では相談を受け付けます。)

★次レッスンの日にちや場所を毎回メールで相談するのはご勘弁ください。
隔週や、月1回などご自分のモチベーションで構いませんが、基本何曜日の何時頃という原則を決めて頂くのが一番望ましいです。仕事の都合などで一時的に変更というのは可能ですが、レッスン終了時に次回の予定を決められないと続けることは出来ません。
また、不定期でも、レッスンの際に次の回の希望日時や長さを第3希望まで提示していただければ、次回が決められるのでOKです。
決めた日時をキャンセルする場合は一般常識としてキャンセル料がかかります。ギターレッスンのほうと同じです。
その他お支払い方法や経費など、本来のギター教室のページをご覧下さい。
★ギター教室ページ

 申し込み方法もギターレッスンの場合と同じですので共通のこのフォームに記入して送信して下さい。
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時々こちらから返信してもエラーが返ってきて連絡がとれない場合があります。(特にDocomoのアドレス)受信設定で自動にブロックされている可能性がありますので、もし、申し込んだのになかなか返信が無いという場合は違うアドレスからもう一度申し込むか、電話で受けられるようにして下さい。

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