ソルティガZ6000、Z6000GT不具合

スプールとローターの間からラインが入り込み、メインシャフトに絡まります。

一番発生しやすい状況を想定して説明します。
リールをロッドにセットして、ラインをガイドに場合です。

スプールがこの位置にある場合は、あまり問題になりません。
(この状態でも、トラブルはゼロではありません)


スプールが外にあるほどトラブルが発生します。


通常ラインをガイドに通す場合はこのようにロッドは立てた状態にします。
この状態でベールを起こします。


特に張りのある新品のリーダーは、「ボワッ」っとなり、下の方に弛みます。


このラインが弛んだ状態から、ラインを引き出します。
ラインがスプールの中に入り始めます。


さらに引き出すとこの状態です。
これで、メインシャフトにラインはからまっています。
こうなると、スプールを外さない限り、直すことは出来ません。


スプールを外した状態。
PEラインが絡まった場合は最悪です。


以上、一番簡単に発生させる場合ですが、通常使用している場合でも発生します。

原因は
@スプールとローターの隙間が大きい。
Aスプール端が斜めになっていて、ローター側に落ちやすい。


対策としては、常にラインにテンションをかけておくことです。
ラインをセットする場合は、ドラグを緩めてラインを引き出す。
ジグをセットする時も常にラインを引っ張りながらテンションをかける。
ラインを出す時は、スプールに手を添えてラインを押さえる。
など。かなり注意深く使用していましたが、ちょっと気を抜くと絡みます。


この件に関してのメーカーの見解
        1.スプールとローターの隙間
          下記理由により、隙間を小さく出来ない。
          ローターの大径化:小型軽量のためこの径にした。
          スプール端の小径化:スプールを削り出しで製作しているため、小径に加工できない。
        2.メーカーもこの不具合は認めています。
          小型軽量をコンセプトとしており、そこを理解し、注意して使用してくださいとのこと。
        3.対策案として、ローターにバンドのようなものを巻いて、隙間を少なくするおしゃれな物を製作して
          くれるように頼んでおきましたが、作ってくれねーだろうな?ダイワさん。
          ここにテープ巻くなんてカッコ悪くてできやせんね。
          こんなに高けーリールなんだから、なんとかしろよ。


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