これまでは、トランス・ナゴム両レーベルに御世話になったのであるが、今後の展開として井手は自主製作でレコードを出すことを決意する。
まずは、大物キャニスルーパスとの新宿LOFTでの競演を成功させるため、ソノシート
無料配布の計画(のちソノシートはEPシングルに変更)、その後、痛郎のフルアルバム
発売の実現に向けての計画である。
ZIKS(のちのZK)の名前の由来はデタラメにタイプしたらこうなったと私は聞いている
真相は分からない。
痛郎EPの次ぎに井手が目をつけたのがDip The FlagのGuitarist,Vocalistの
山路であった。そして山路参加のウォルトフォールのフルアルバムCDを井手がプロデュースすることになった。井手に売れるという勝算があったかどうかは私は分からない。
井手にしろトランス後のSSE代表北村氏を始め皆が山路を一目置いていたことは確かだったろう。

(山路は永瀬○×似のいい男と私は思っている)

たまが以前「しおしお」を新宿ジャムでレコーディングしたということで痛郎もそこでレコーディングする事を決めた。EP用に三曲、フルアルバム用に何曲かレコーディングしたが
「カラカラ」はロフトのVTPに収録していたこともあって、録音の予定では実はなかった。
たまたまリハーサルで取った音が良かったので、残す事にしたのだ。
Dの浜田がWEEDに専念したいと言う事で脱退を表明し、井手は痛郎の解散を決意するが、この解散記念CDにこの時予定外で取った「カラカラ」「雲(サイレンスバージョン)」
「春夏秋冬(風のカケラの替え歌)」をレアテイクとして収録。フルアルバム用に録音した曲をいずれ世に出すだろう「素顔」のために現在手元に残している。

2nd Single Zics-001

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