陰嚢湿疹(いんのうしっしん)の自家体験記。いんきんたむし、インキンタムシ(股部白癬)との違いと、金玉の痒み、陰部の痒み、湿疹、陰嚢湿疹(いんのうしっしん)に漢方薬が有効であった事を書いています。その他水虫の治療薬について書いています。


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様々な病気と漢方


陰嚢湿疹治療(いんのうしっしん)の自家体験
いんきんたむしとの違い

(お客様からの治験はたくさんいただいているのですが、忙しくてなかなか書き切れません。
今回は、気軽に自分の体験を少し書いてみましょう)
 
 記事を書く資料は、色々な分野の病気の相談者さんからもいただき、『実例に使っていいよ』と許可を得ているものがあるのですが、こういう相談は恥ずかしいという事もあり、なかなかHPに載せるのは抵抗があるようです。

男女ともに、陰部の痒みは非常に多く、恥ずかしいせいか、なかなか表に出てこない皮膚疾患です。
男では、陰嚢(いんのう)の湿疹と、股間部のインキンタムシが有名です。(インキンタムシについてはのちほど書きます)

陰嚢湿疹は簡単に言えば、金玉のかゆみです。
女性でも、男性の陰嚢(いんのう)は当然無いのですが、陰毛部分に湿疹が出来やすいようです。

他の人の実例には載せにくいので、私の体験を書いてみる事にしましょう・・・ちょっとした息抜きにでも読んでください。

もうおそらく12〜3年以上も前の事でしょう。
陰嚢部(金玉袋です♪)に赤みがついて痒くなってきていたのを感じていました。湿疹だろうと
考え、こういうものは簡単に『ステロイド軟膏』を塗れば治るということで、お風呂上りなどに塗っていました。
確かに効くんですね。痒みもほとんど取れようとしますし、赤みも減りました。ところが効果が長く続かず、しばらくするとまた赤み、痒みが出てきます。だんだんと範囲が広がってきているようでした。赤く腫れてきています。浸潤というやつでしょうか?
そうして毎日ステロイド軟膏剤を塗って、2ヶ月以上は経っていたかもしれません。
気がついたら陰嚢部全体、さらにそこから広がり陰毛部からおへそに向かって、真っ赤になって痒みが広がっている状態にまでなっていました。

『あかん、これではお風呂・温泉にも行きにくい・・・』

ここまできて、さすがに慌てました。
病院に行っても、大体治療方法はよく似たものですし、かといってこれ以上ステロイド剤を塗っていても、強度だけ強くしても良くないと思いました。

漢方家だし、当然漢方を考えます。
まずはこの赤みから、血熱を考えて「○○湯」などを使ったと記憶しています。
ですが、2〜3日服用しても身体の反応が何も感じられないような気がしました。

それでは何が良いかなっと考えてながら、漢方薬の備蓄台を見ながら考えていると、石膏の入っているものが目に入りました。
それを1回分エキス顆粒剤を飲みました。
1時間くらいで、なんとなく良いような感じを受けたように記憶しています。
それで、早速「■■湯」を加減して、煎じ薬を作り飲み始めました。
■■湯は石膏剤と呼ばれるものの代表処方です。
気分証に分類されます。気分というのは、血そのものの熱ではなく、肌肉の熱と考えると分かり易いかもしれません。
「大熱、大渇、大汗、脈洪大」の4大症状が目標とされます。

実際には、私自身はそれほど、のどの渇きも普段からあるような体質なので、見逃していたのかもしれません。

さて、結果から言いますと、1日目から効果は現われ、3〜4日くらいでほとんど問題はなくなりました。覚えているのは、赤く腫れていたのが、色がだんだんとまだらに抜け出して、そのうち消えて行きました。もちろんそのときには外用剤は使っていません。
完全を期して、1週間くらい服用しました。

漢方薬は効果が分かりにくいという人が多くおられるのは知っていますが、実際には服用後すぐから身体に作用を起こしています。
私だから分かるのだろうというものではありません。
身体の反応を、耳で音を聞くようによく注意を向けていますと、なんとなく反応が起こっているのがわかる人は結構いるものです。
鼻炎などでも、すぐに反応がなければ中々合っている薬とは言えないかも知れませんね。

次に「インキンタムシ、いんきんたむし」との違いと治し方です。

〔ご注意〕上記『■■湯』加減の処方を欲しいと言われる相談者さんがおられますが、同じ陰嚢に出来る湿疹であっても、その方の体質によって選択される漢方処方は異なるものです私の場合でも2回変えています。必ずご相談カードを通じて相談してください。
このページに漢方処方名を書いたために、○○湯、■■湯を下さいという依頼が多くて困りました。
今回処方名を○や■でごまかすことなりました。ご了承ください。(2007年4月)


平成17年7月26日

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いんきんたむしとの違いと治し方の違い
水虫の治し方

股間部に皮膚病ができると、まず「インキンタムシ」ではないかと思ってしまうほど特徴があります。
実際、学生時代の体育会系のクラブの属していていた人は、一度は経験したことがあるかもしれませんね。
私もこれは経験があります。
中学生くらいの時ですから、かゆみもありますし、股間部に輪郭(盛り上がり)のはっきりした「しみ」のような皮膚病ですから、格好悪くて、また恥ずかしい意識もあり、なかなか親にも言い出せませんでした。
ちなみにこの「インキンタムシ」は水虫と同じ白癬菌によるものです。身体にできるものを一般に「ゼニタムシ」などと呼ばれています。水虫と同じですから移っていきます。

ところがこの「インキンタムシ」、結構特徴があり、ほとんどの場合、股間部にのみ広がります。また男性が多いのですが、女性にもあるということです。
男性の場合、上に書いた私の実例のように「陰嚢部」にはうつる事がほとんどありません。
陰嚢湿疹は湿疹の治療に従いますが、「インキンタムシ」の治療は水虫の治療になります。
インキンタムシに湿疹に使うステロイド剤を使いますと、インキンタムシは悪化することがありますので、注意が必要です。

「インキンタムシ」に関しましては、漢方薬ではなく、病院で診て頂いて外用薬を処方していただくか、一般市販されている最新の水虫の軟膏、もしくはクリームを使用してください。結構簡単に治ります。
決してタムシチンキなどの液剤は使わないようにしてください。刺激が強すぎます。

ゼニタムシも同じですね。股間部のインキンタムシと比べ湿疹と判断が難しくなります。皮膚科さんの診断を仰いだ方が良いと思います。

なお、足にできる水虫に関しては、私のところでは、土槿皮チンキ
ほとんどこれ一本で対処しています。
あんまり安直すぎてバカらしくなるかもしれませんが、実によく効きます。
この漢方薬は水虫の部分を皮ごと剥いていくという感じの薬ですが、感覚的には、おそらく現代医薬品よりもスピードも速く短期間に治療が終わります。
ただし、患部がじくじくしている、または切れて肉がむき出しになっているような水虫にはあまりに刺激が強すぎます。
先に軟膏、もしくはクリームの水虫薬で軽く皮膚が回復するまで治療してから追加して使うと良いでしょう。

平成17年7月26日

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