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硬質クロムと装飾クロム


・構成面からの比較
装飾クロムめっきは下地にニッケルあるいは銅ーニッケルめっきを施し、その上にクロムを0.25〜1.25um程度にめっきする。工業用クロムめっきは素地に直接5〜500umの厚めっきをおこなう。


・特殊な前処理を必要とする材質
工業用クロムは、分厚くてかつ均一なめっきを施す関係上、めっき操作は極めて工数をわずらわすものである。


工業用クロムめっきと装飾用クロムめっきの電着操作条件の相違
  工業用クロムめっき 装飾用クロムめっき
素地 使用条件下でその性能を十分期待できる素地を選定する。 素地の欠陥以外はとくに選ばない。
めっきの
不必要部分
有効面以外は電着されないように絶縁保護する。 とくに考慮は払わない。
前処理 普通の油脂洗浄のほかに陽極エッチングをおこなう。 アルカリ脱脂するかあるいは水洗いのみでよい。
陽極 適合陽極を用いて品物の各部の間隔を一定にする。 簡単な平板陽極を用いる。
めっき浴 電着速度を考慮してクロム酸の低濃度浴を用いる。 光沢および被覆力を重点にした浴を用いる。
中間めっき 施さない。 銅または銅ーニッケルの中間めっきをおこなう。
電流操作 最初数秒間ストライクをおこないめっきの密着性の均一化をはかる。 とくにおこなわないのが普通である。
電着条件 比較的高温度にて大電流密度を使用する。 50度前後の浴温で光沢を重点にした電流密度を選ぶ。
後処理 水素除去をおこなったり、おこなわなかったりする。 水素除去はおこなわない。
仕上げ 使用目的によりグラインダーまたはバフ仕上をおこなう。 とくにおこなわないのが普通である。



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