津田真道と箕作麟祥のラテン語学書
目次
はじめに
1.「津田」と「箕作」の名を留める2冊のラテン語学書
2.水田昌二郎氏遺稿「津田真道と箕作麟祥」
3.箕作麟祥の蔵書と欧文筆跡
−国立国会図書館憲政資料室寄託箕作家文書の調査−
4.箕作麟祥の欧文筆跡
−同時代の洋学者との比較−
5.津田真道から箕作麟祥に贈られたラテン語学書の書誌
6.津田によるラテン語学書の入手の時期と場所について
(1) 幕末の日本におけるラテン語学書の輸入状況とその書誌的報告
(2) オランダにおける津田真道のラテン語学書購入について
−蔵書印と表装をめぐるフィッセリング講義筆記ノートとの関係−
7.ラテン語学書が津田から箕作に贈られた時期について
(1) 維新前後における津田と箕作の活動とラテン語学書
(2) 箕作の欧文署名の形状とその時期について
8.明治時代の日本におけるラテン語受容と箕作麟祥
(1) 明治時代の日本におけるラテン語受容
(2) 箕作麟祥におけるラテン語受容
『泰西勧善訓蒙』
『百科全書 教導説』
箕作麟祥旧蔵ラテン語読本
むすびに
正誤表 53頁 下 2行: 誤 「ツ」と「ク」 → 正 「ツ」 53頁 下 1行: 誤 「tsou」と「cou」→ 正「tsou」 54頁 3行: 誤 「Mitsoucoury」 → 正「Mitsoucury」 60頁 下 4行: 誤 Kurzgefa、tes → 正 Kurzgefaァtes 70頁 14行: 誤 Cicero) → 正 Cicero |