『キリシタン司祭後藤ミゲルのラテン語の詩とその印刷者税所ミゲルをめぐって』 


目次

はじめに
1章 17世紀初頭にマニラでラテン語の詩を書いた日本人司祭後藤ミゲルについて
  1 「ミゲル・ゴトーのラテン語の詩」についての石田幹之助氏の言及
  2 ミゲル・ゴトーのラテン語の詩
  3 ラテン詩人ミゲル・ゴトーと転びバテレン後藤ミゲル了順
  4 後藤ミゲルが受けたラテン語教育
   (1) 就学の時期
   (2) 八良尾、有家、長崎のセミナリヨにおけるラテン語教育と詩作の練習
   (3) 長崎の教区大神学校における勉学とバレト師編纂『聖教精華』
2章 後藤ミゲルのラテン語の詩をマニラで印刷した日本人税所ミゲルについて
  1 「ミゲル・サイショ」についての石田幹之助氏の言及
  2 薩摩最初の殉教者税所レオン七右衛門敦朝とその次男ミゲル
  3 都城の税所家系譜が伝える税所ミゲル敦吉の生涯
  4 長崎とフィリピンにおける税所ミゲルについての仮想
  5 税所ミゲル敦吉の「帰国」とその後
むすびに
注・参考文献・あとがき
川内、都城、高岡を訪れて(1997年11月)
ラテン語要約 De vita utriusque Michaelis Iaponis, unius qui saeculo XVII versus scripsit Latinos et alterius qui tum eos typis mandavit in libro Manilae edito.
図版・写真
  (1) 1621年マニラ版教義書の表題頁
  (2) 1621年マニラ版教義書の第22頁(ミゲル・ゴトーのラテン語の詩)
  (3) 後藤了順署名のキリシタン転び証文(長崎・西勝寺蔵)
  (4) 1618年バコロル版殉教伝の表題頁
  (5) 1618年バコロル版殉教伝の巻末刊記
  (6) 税所レオン殉教像(川内カトリック教会ヨハン・レヒナ神父作)
  (7) ドミニコ会京泊教会跡(鹿児島県川内市)
  (8) 税所家系譜原本(都城島津家蔵)
  (9) 税所家系譜と各人の略歴
  (10) 税所レオン木像(都城カトリック教会)

補正表

41頁8行:誤「Licentia」→ 正「Licencia」

49頁9行:「日本の司教ドン・ルイス・セルケイラの報告書」の後に「ローマ・イエズス会文書館Jap.Sin.56. f.459-482.(第一経由)」を補う。

58頁「各人の略歴」1行:誤「北郷三町」→ 正「北郷三百町」

80頁16行:誤「一六・七世紀」→ 正「十六・七世紀」



著作    ホーム