父の日記1

待合室に響く産声・・・のはずでした

立ち会うべきか立ち会わざるべきか。初めて子供を授かった多くのおとーさんが悩むところだと思います。かくいう私もそのひとりでした。妻に「立ち会おうか?」と尋ねたところ、返ってきたのは「どっちでも〜」という、ツレない返事・・・。さて、困った。
 
あれこれ考えたあげく、「待合室で『オギャー』という産声を聞く」ことへの憧れ(?)もあって、ひとり分娩室の外で待つことに決めました。
 
そして8月31日の朝、いよいよその時を迎えました。早朝、産気づいた妻とともに入院準備を整えて、いざ病院へ。診察の結果「まあ、今日中には生まれるでしょう。」とのこと。長丁場だなと、とりあえず落ち着いた部屋に妻を残し、外へ出ました。
 
ところが午前9時頃、野暮用から部屋に戻ると、お腹をかかえこむ妻を看護婦さんが部屋から担ぎ出すところでした。急にお産が進行し、もう生まれそうとのこと。あわてて私も妻の肩を持ち一緒に分娩室へ。看護婦さんが慌しく分娩室の準備をしている傍らで、痛みに顔をゆがめる妻を励ましつつ見守っていました。そのうちに主治医の先生や看護婦さんが続々と登場、私は分娩室の奥へ奥へとどんどん追いやられ、出るに出られない状況に・・・。
 
  私    「えっと、待合室に・・・。」
看護婦さんA 「ご主人!奥さんの脚をそこに乗せて!」
  私    「は、はい。」
看護婦さんB 「ご主人、もうすぐ生まれますよ!」
  私    「えっ、そうですか。」
看護婦さんA 「はい、力んで!」

 
なにがなにやら、わからぬうちに「おぎゃ〜!」
やったー!生まれた!
 
思いがけず立ち会うことになってしまった私ですが、生まれる瞬間というのは、実に感動的で貴重なものでした。迷っているおとーさんには、立ち会うことをぜひオススメします。
 
SHOTAROの父