9月20日(水)くもり
ほんとにこりゃ「移動老人ホーム」ですよ、と高橋さん。みんな、集合時間に遅れたりするのは、何せ耳が遠いでしょ?連絡してても、時間の連絡が先ず聴こえてないんですよ。なるほど。
道路には車線がないので、長沼さん曰く「勇気のある方が先に行くんですよ〜」うう〜ん、中国。
中国人民抗日戦争記念館:
1987年 盧溝橋事件 50周年記念館として開館
1997年 改築
写真パネルの展示がメインで、瀋陽の新しい9・18記念館よりは平淡な印象だが、おっとどっこい、地下にはりめぐらされた八路軍の地下道部屋は、ほんとうに怖かった!!最初は、うす暗い粗末な台所のような狭い部屋があり、「ほ〜、これが、、、」と入って行って、地下に続く階段があり、降りて行くと、、、最後は出口の見つからないトンネル状態で、めっちゃこわいっ。こんなに徹底して作らなくても、と思うんだけど、、、。迷う人がいるのか、入り口(出口?)には地下道部屋コーナーの係の人がいるようだった。あ〜、まじで怖かった。
帰りの北京でランチしてる時、梶村さんと隣合わせて、本の話しになり、「戦争と罪責」岩波書店 野田正彰著は中帰連会員の元憲兵、三尾豊さんのケースも含んだ名著で、借りて読んでもいいけど、自分で持っておくべき、とても良い本ですよ、とアドバイスし下さった。帰ったらすぐ探してみよう。
印象深かったこと:被害者意識だけじゃダメ。民衆1人1人が「しっかりしないと!」という意識を持っていること。他国に侵略された戦争からしっかりと学習している中国の民衆。また「戦争を友好に変える」という大きな考え方。
北京の対外友好協会の黄さん。彼は本当に爽やかな好青年で、始終笑顔で丁寧にガイドをしてくれたが、旅も終わりに差し掛かった日の車内で、梶村さんからの「中国共産党はいつまでもちますか?」の問いに、表情が真顔になり、「ソ連の共産主義の崩壊はとてもショックだったけど、、でも中国は大丈夫です!」と力強く答え、心から確信しているのが印象的だった。

日中間の歴史はとりあえず知っとかないとあかん事だよなぁ、と思う。そうすることで自然に、現在に繋がるいろんな事もわかるし、見えてくるし、っていう感じ。まぁ、中国に、撫順に行ってみたらわかるよ〜、っていう事につきるけど。
余談:
ペットとして北京で犬を飼う場合:年間3000元(約45000円)程度の税金を納める規則だそうだ。これは中流サラリーマンの2ヶ月分の給料に相当。こっそり飼っていることがばれると、即刻、そのペットは処分されるそうだ。日本のペットは幸せだ。良かったね、ヒューちゃん。


HUGO’S HEAVEN
(こたつ天国)