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以下ある紙製品メーカーからの昨年暮れに来た通知文書の抜粋です。

トイレットペーパー価格修復のお願い
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より当社製品の販売につきまして格別のご配慮を頂き、有り難く厚く御札申し上げます。
 さて、皆様ご承知の通り、弊社では第1次〜第3次にわたる3回の価格復元を本年8月末より来年3月にかけて実施する方針で進めてまいりました。これまて第1次、第2次価格復元につきましては、お取引先様のご理解とご協力により、着実に成果をあげております。しかしながら、以下に述べますように数々のコストアップ要因が、予想を上回る勢いで迫っており、3月に計画していた第3次復元を、来年1月に前倒ししてお願いすることが避けられない状況に至ったと考えております。

 まず原料古紙価格につきましては、9月以来2回の値上げにより約40%の上昇をみましたが、需給の逼迫は解消するに至らず、未だに入荷が不安定な状況が続いております。相場的には更なる上昇も予想されます。また梱包用の段ボールにつきましては11月より約15%値上がりし、年内にも再値上げとの要請が来ております。さらに重油、天然ガスなどの燃料費につきましても、年末から年始にかけて大幅な値上げがアナウンスされております。以上のように急速で大幅なコストアップは、経営努力によって吸収することは不可能であり、価格復元の予定を繰り上け、早急に対処する必要があると判断いたしました。

諸般の事情をご腎察の上、是非ともご協力賜りますようお願い申し上けます。                                                                             

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