花岡事件56周年記念フォーラム、2001年6月26日

東京高裁、裁判官への公開書簡(全文)


東京高等裁判所民事十七部
新村正人裁判官
宮岡 章裁判官
田川直之裁判官

 われわれ花岡被害者及び遺族は、 2000年11月29日に東京で成立を見た花岡「和解」を拒否することを通告致します。 なぜなら、花岡訴訟の目的は、 日本政府及び鹿島による残虐な中国人強制連行・強制労働の罪責を 暴露追及することにあります。 しかし、「和解」では、中国人被害者が提起した「公式謝罪、記念館建設、 一人あたり五百万円の賠償金」という花岡闘争の3項目要求が 1つも実現されていないからです。 戦犯企業・鹿島は謝罪も賠償もしなかったにもかかわらず、 我々を救済するなどと言っています。 われわれ中国人を虐殺した殺人犯が慈善家の仮面を臆面もなくかぶろうというのです!
 この「和解」に反対する態度を明確にするために、 先に「日本政府・企業による中国人強制労働の罪責を追求し続ける連誼会」 (準備会)を発足させました。 この会は、先生方に対してのみならず広く日本社会に対しても、 被害者を侮辱する「和解」が拒否すべきものであることを示すために存在するのです。 耿諄をはじめとする11人の原告には「和解」の本当の内容を知らせることなく その成立に同意させるという所為は、背信行為でなくて何なのでしょう。 従って、われわれは新たに、 弁護士を通じて日本政府と鹿島の罪責を追及する訴訟を起こすことを、 ここにあらためて通告致します。

日本政府と企業による中国人労働者の強制労働に関する犯罪責任を引き続き追及する花岡受難者聯誼会
  会長 魯堂鎖
  2001年6月26日
  連絡先住所:中国河北省正定県南楼郷南楼村
  郵便番号:050800


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