モデル考 

 ここから先は30年以上前へ、タイムスリップした気持ちで書きますので、駄文 お許し下さい。                                                                           戻る
(1) これまでのレイアウトについて

 30年以上前、たしか和久田氏の記事に刺激されまして9.5oゲージのレイアウトを製作しました。エンドレスに枝線1本という簡単なもので、曲線半径たしか20p位のものでした。 一応生意気にトンネルと踏切がありまして、線路もポイントも勿論、手でスパイクしました。

 その後、9oナローが出てきまして高低差のある、立体的なレイアウトとなりました。 台枠は平角材をL型にした例の技法で組み、線路はその頃出始めたPEKOのフレキを全面的に使用。 新聞紙による、石膏プラスター利用で作りました。 樹木はライケンと手製タワシ技法による例のものです。 手前下の橋はMR誌を参考にした、木とピアノ線のポニートラスです。 路盤は9o位のベニヤの切り出しで、その上に数ミリのコルクを貼ってフレキを貼り付けましたが、いざ運転すると ガーガーとうるさかったです。 今度製作するときは音対策を考えなければなりません。 建材用のテックスみたいな物も良いのでは?

 下は当時の私のレイアウト(浅滝高原鉄道)です。

 上の短い枝線などは、実際作りませんでしたが、運転、けっこう楽しめましたよ。でも、
橋の上が一番静かなんて、ちょっと変でした。又、ターンテーブルは手回し式でした。
 
しかし、その後の度重なる転勤と引越で全て破棄。以来、20年余り、ご無沙汰です。 

(2) ゲージについて

 さあ、それではスケールとゲージはどうしましょうか
  @ 場所、つまりスペースに限りがあること。
  A 運転がメインか それ以外か。
  B エンドレスを作るかそれともジオラマ風にするか。
  C 市販品の利用は可能か。
  D 車輌の存在感に重点を置くか、それとも風景か。
  E 部品の調達は。

  昔はすぐ近くに鉄道模型専門の店が在りましたし、西荻のニットー教材という模型屋さんが”お気に”でしょっちゅう通ってましたが、今はど田舎なもんで通販といったってやっぱし、ネジ一つ買うにしても、東京まで買い出しに行かなければなりません。

  あ、それから確か阿佐ヶ谷あたりの模型屋さんだったと思いますが、ハイドロメタルとかいうわけのわからない素材を売っていまして、真鍮板より軟らかく、安かったもので色々利用しました。 それで矢羽根式のポイント信号機を作りまして、クランクとダミーのポイントロッドをガチャガチャさせて楽しんでいました。 でも、コテの温度が上がると溶けてしまうのには参りましたが。

(3) プロトタイプは

 手っ取り早いのは どこかの鉄道の好きなタイプを作ることですね。 それに実物では当然ですが、それぞれ当時の需要に即した設計で作られているわけですから、それなりの存在感というか主張があります。 まあ 間の抜けたフリーランスを作るより間違いが無いわけですね。 

 上は1/76 10.5oナローです。プロトはTMSより。屋根部分のモデル寸法、
全長124o、高さ42oです。縮尺にご注意を。台車はアーチバーが良いでしょう。

 

同じく1/76 10.5oナロー 宮崎県営のヲジ2です。プロトはピクより、
この辺は模型化のため 0.5〜1.0oの誤差があります。あしからず。    

 

 同じく1/76 10.5oナロー 草軽電鉄のホト106です。

 

 

 1/76 10.5oナロー 尾小屋か沼尻か栃尾か 不明です。

(4) 操作盤について

 話は急に飛びますが、レイアウトの操作盤ですと、まさか新幹線とか、電車の運転席のようにもゆきませんし、軽便の中にはバスみたいのも有ります。
 ややレトロ調なDLの運転台みたいのも面白いのではと思います。 

 

 上の操作盤は立山の保存DLのものです。右下の黒いのが
速度計の様で、欠けてますが最大30km/hです。 
 

戻る  続く