オタクで腐女子(2次元のホモ好き)な主婦、ハマジの日記サイト。
エロゲーも好きと言うどこまでも救えない奴なので、かーなーりー変態発言が出てきます。
※背後に注意!(一応、普通の日常日記もありますが念のため)
ゲームレビュー
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シャドウゲイト

ざんねん
!! わたしの ぼうけんは これで おわってしまった !!
1989年 ケムコ
ファミコン
ADV

五段階評価

クソ度 ★★★★★
難易度★★★★★
爆笑度★★★★★
死亡率★★★★★★★★★★
不条理★★★★★

ジャンル:自殺ゲー

(五段階越えとる)


すぐ死ねるゲームです、本当。

死にすぎて、勇者の辞世の句が大変有名なゲームです。

クソすぎて「もう二度としない」と誓い封印したくらい。

しかし、このクソさ加減が逆にアンダーグラウンドで根強い人気。

イカレゲー、死にゲー、クソゲー、だの囁かれながら、いろんな所で
レビューやら攻略が語られています。
そのクソ具合は・・・・



ゲーム開始して5秒でゲームオーバー



「ざんねん !! わたしの ぼうけんは これで おわってしまった !!


この台詞(ゲームオーバー台詞)を何度聞いた事か。

何度もこの台詞を聞いてるうちに


「ざんねん !! わたしは くだならい ゲームを かってしまった !!


と思えてくる。(私の頭が残念!というか、本当に残念なゲームを買ってしまったのか、と)

あんまりにも不条理な死が多すぎるため(システムが不親切というか明後日の方向を向いている)スペランカー同様にキレて、カセットをゴミ箱にブチ込んだ経歴を持つ素敵すぎるクソゲー。

攻略本がないと絶対にクリアできないのではないか?と思わせるほどの謎&不条理っぷり。

攻略本なしでクリアした人こそ真の勇者!
(っつうか攻略本は出てなかったはず)


つっても・・・ヒントが全くないわけじゃない。


セレクトボタンを押せば、それなりのヒントがもらえる所もある。


・・・が!!!


絶対もらえるわけじゃない。

場所によっては・・・


「あきらめるな!」


おい、それヒント違う。応援。


あきらめたくねぇから、ヒント見てんだろうが!!
ボケが!察しろや!
諦めてたらゴミ箱にたたきつけてるわ!
誰がそんな応援聞きたい言うた?!教えろや!

・・・・みたいな事も、しばしばある素敵なゲームだ。

ストーリー
悪の魔導士ワーロックを倒すために単身でワーロックの居城「シャドウゲイト」に勇者が乗り込む。
世界の平和を取り戻す!
そんな感じのよくあるストーリー。

システム
・しらべる ・とる
・あける  ・しめる
・つかう  ・たたく
・すてる  ・はなす
もちもの:たいまつ
・いどう
・セルフ
・セーブ
↑これらのコマンドと現在自分のいる場所画面のグラフィックを駆使してゲームを進めるわけですが
 (「しらべる」を選んだ後、しらべる場所を選択する感じです)


コマンド セルフ


これが非常にやっかいなコマンドで「セルフ」だけで主人公が頻繁に死にます。(セルフ=自殺?)



まぁ、セルフっちゅうのは、自分自身に対してコマンドを行うという事ですが

例えばですね
冒険の最中で拾った武器のヤリを自分自身が装備すると言う意味で

「やり」→「セルフ」 なんて選択しようもんなら・・・





「わたしは やりのはを ひだりむねに ついた。
・・・ドクドクと ちが わきでてくる !!」

「あぁ !!なんて おろかなのだ。
 じぶんの いのちを じぶんで たってしまうとは !!
 ・・・わたしなきあとの せかいは やみに つつまれて
 しまうであろう・・・」

「ざんねん !!
わたしの ぼうけんは これで おわってしまった !!」



おまえ、なんでも左胸に突き刺すんじゃねぇよ!!



どうなるかくらい分るだろうが!!
左胸に突き刺せば何とかなると思ってんだろ!

装備するって意味わかるか?身につける=自殺か?!

そうか・・・装備という概念がないのだな。
このゲームは・・・そうか。


とか思ってたら、実際装備できるアイテム(マント)とかあるしな!!!
(装備しないと切り抜けられない)

本当、わっかんねぇわ!!!


他にも・・・


「しらべる」→「セルフ」


「私こそ真の勇者だ!!」


よーし、おまえが真のアホだという事はわかった!
どうやったら、その頭は治るんだ。えぇ?勇者さまよぉ。



つかう(使う)にしてもそうです。

アイテムを使用するという意味なのですが


「つかう」→「たいまつ」


なんてコマンド入力しようもんなら・・・・


「ギャーッ!!
 かっ かみのけが!!
 かみのけが もえている!!」

「やけどは からだじゅうに ひろがって いく!!
 わたしは くるしみ もがいたすえ
 いのちたえて しまった。」

「ざんねん !!
わたしの ぼうけんは これで おわってしまった !!」




誰が焼身自殺をしろと・・・




あぁん!また死んだ!!

本当、自殺が好きなんだな、勇者さま。
そんな風にたいまつを使う人間は初めて見るよ。

常に斜め上を行ってくれる常識を逸脱した行動は
私と似てる気がする。

あ、このアイテムなら自殺できそう?できるかな?
ドキドキ・・・
いろいろ自殺できるかどうか試してみたくなっちゃうよ。(不思議だ!)

簡単に死ねる勇者がアホすぎて、アホすぎて・・・それなのに、これでもか!と言わんばかりに

「私は勇者だ!」
「私の 勇者としての 血がさわぐ」


とか、ほざいちゃう!!

もう勇者は、おまえじゃなくてもいいんじゃない?

この勇者さまは最弱です。スペランカーの主人公と同じくらい最弱!
(いや、スペランカー以下?!)

重要なアイテム
このクソゲーにして、最弱の勇者さまの唯一の命綱である重要なアイテム。

それは・・・


たいまつ


たいまつですよ、えぇ。
周りを明るく照らすたいまつ。

たいまつの火が消えた途端・・・

「ああっ ひが・・・!!
 たのみのつなの ひがきえてしまった。
 くらい!! みわたすかぎり まっくらやみだ!!」

「わたしは あかりを もとめて てさぐりで
 いどうしようとした。」

「ゴン!!」

「あわてたわたしは すべってころんで あたまをかべに たたきつけてしまった」

「ざんねん !!
わたしの ぼうけんは これで おわってしまった !!」




しんのゆうしゃ!!




たいまつの火が消えた途端に、慌てふためいて
足を滑らせて壁に後頭部を激打して、勝手に死んでくれるんだから、凄いや!

落ち着こう、勇者さま。頼む。下らない事で死なないでくれ。

「あー、もう、まった死にやがった!しょうがねぇ勇者様だな」

が口癖になっちゃったよ。

たいまつに火をつければいいじゃないか。なぁ?
慌てて滑って転んで頭激打して死ぬって、どんだけ慌ててた?

なんか、すぐイッパイイッパイになっちゃうんだな、勇者さまよ。

とはいっても、このゲームで消えたたいまつに火を灯すなんて
気の利いたコマンドはあるはずもなく・・・

たいまつの炎は徐々に消えていくわけですよ。時間経過とともに。

だから、次のたいまつを見つけるなりしないと即ゲームオーバーなわけですよ。

なので、私は何度たいまつが原因で頭を打って死んだ事か!!

「あわてたわたしは すべってころんで カセットをゴミ箱に たたきつけてしまった」


えぇ、当時はゴミ箱に何度もたたきつけましたよ。
捨ててやるぅ!!って。

だって、これゲームじゃねぇもん。おかしいもん。


たいまつが足りないまま、セーブなんてとんでもない!
ゲームクリアできません。最初からやりなおし。
たいまつには気をつけて、セーブしましょう。
(これでもクリアは不可能に近いが)

勇者さまの素敵な死に様
勇者さまの素晴らしき死に様と辞世の句の一部を紹介します。

「移動」→「溶岩」



「わたしは なにを ちまよったか いきなり ようがんのなかへ とびこんだ!」

「ああっ! からだがもえる!! ようがんは そうぞうどおり じごくのあつさだ!
 どうして こんなことを させるんだ!!」



「どうして こんなことを させるんだ」って、あんたがやってんだろうが。
本当に血迷ってるなぁ。


「移動」→「炎」



「うおーっ!
 わたしは さけびごえを あげ ほのおの なかへ
 ホップ ステップ ジャンプ・・・かーるいす!!
 わたしは もえつきてしまった。」



もう・・勇者様がいなくても世界は平和な気がしてきたよ。
かーるいす、って何?


「移動」→「炎が消えたばかりの熱く煮えたぎる油」
(詳しくは忘れた)


「わたしは はなを つまみ あぶらのなかへ
 とびこんだ。
 あづーっ!!
 わたしは とけてしまった。
 ああ!! わたしは ゾンビにも なれないのか・・・。」


もうね、鼻をつまむ理由がわからない。
煮えたぎってる油の中でも鼻をつまめば大丈夫なのか?!
呼吸の問題?!
炎が消えたばかりの熱く煮えたぎる油、ってのは
男塾名物「油風呂」の事ですかね?


「移動」→「階下」


「わたしは くらやみを はしごづたいに おりていった。
 はっ はしごが ない!!
 おもわず あしを ふみはずして しまった。
 くらやみに らっかして しぬことは
 わたしの うんめいだったのかも しれない・・・。」



普通、階段から降りてて死ぬか?!



なんていうか冷静だね、勇者様。
死ぬ間際の勇者様の辞世の句が冷静に自分を見つめてるよ。
でも、そこまで冷静に辞世の句を読めるなら
もっと普段から自分の行動にも冷静になろう?

しかし、なんでこんな自殺コマンドを可能にしてしまうのか?!
ケムコよ、教えてくれ。

呪文
一応、呪文を覚えると呪文コマンドも出てくるみたいなんですが、この呪文もボケナスな感じでいいです。
プーロ・・・・・・ロープをあやつる呪文
レナニゼカ・・・風になる呪文



逆読みしただけじゃん!!



この適当さがたまりませんね、ケムコ。
呪文考えるのがそんなに大変だったのだろうか?

「呪文どうします?」
「あぁ、逆読みでいんじゃね?」

くらいのノリで決めてしまったんじゃないか?と思えてなりませんが。

まぁ、わかりやすいっちゃ、わかりやすいですけど。
ここまで、はっちゃけてくると・・・ある意味オシャレ。ナイス!

勇者のダメっぷり、ヘタレっぷり
スフィンクス(敵)と遭遇した時・・・

「ひいっ でっ でた!!
 スフィンクスだ!!
 どっしりと こしをすえ こっちを にらんでいる。
 どうしよう? どうしたらいいんだ?」


どうしよう? どうしたらいいんだ?
じゃねんだよ。おまえ勇者だろ?
ビビりすぎだよ。

スフィンクスっつっても、ただのモジャ公だしな。
(顔は結構オヤジっぽい)


とぐろをまいた大蛇と遭遇した時・・・

「ヒッ・・・ヒイッ!!
 だいじゃだ!! とぐろを まいている!!
 せまい ほらあなの なかには とてつもない
 きょうふが まちかまえていた。」


勇者が「ヒッ・・・ヒイッ!!」は、ないんじゃないか?
本当に勇者か?おまえ


とぐろをまいた大蛇が作り物だと判明した時点で・・・

「う・・・うごかない?
 わたしは おそるおそる かおを ちかづけてみた。
 これは・・・・・!!
 ばかに している!!
 だいじゃは ただの つくりものだ。」


急に強気ですな、勇者様。
気付くのも遅い気がしますが。

心境は・・・

「脅かしやがって!バッ、バカヤロウ!!!」
「お、俺は勇者だぞ、そんなもん怖くないんだからな!」

でしょうか?



「わたしこそ しんの ゆうしゃだ!!」



真の勇者やめろ。
そのへんの町民でも勇者は務まる。


・・・とまぁシャドウゲイトは、こんな感じの、もうゲームをクリアするよりも

「どうやって死ぬか?」

を追求し、楽しむ、そんな自殺ゲームです。(言い切った)

興味のある方は、やってみてはどうでしょうか?

現在・・・

任天堂64で「シャドウゲイト64」
ゲームボーイで「シャドウゲイトリターン」

が、出ています。(他にも出てるかもしれないが)



ある意味、ゼルダは超えてます。(ある意味でですよ!)


言っておきますが、短気な人には向きません。
私の弟も、足をすべらせてゴミ箱に叩きつけましたから。


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