2005年11月23日

今回は、またもや昔の友達に関する思い出話を思い出したので、それを書きます。
ぇえ〜と、何度も言うが実話だ!!信じろ。
俺は嘘は書かないんだ。
友達に話しても「できすぎだ」「嘘だろ」「ネタだろ」「よく思いついたな」とか言われまくるのは、あんまりだーーー!!
本当なのに!
ただ、ちょっと常識という名のレールから外れた人生を送ってしまっているだけなんだ!
(それが問題)信じてくれ!頼む!
では、友達に関する昔話をいくつか話しましょう。
友達っていいですよね。
金より資産より大事だと思います。
一生に残る、自分の人生に変化をもたらす、自分を成長させる、そんなかけがえのない存在だと思います。
今回は、そんな大切な友達に変態さんが助けられて思わず心がハートフルウォーミングになっちゃった時のお話。

高校の頃・・・
女友達にMと言う美人でレディースのヘッドっぽい雰囲気を持つ、ちょいヤンキーっぽい子がいた。
やっぱりそういう雰囲気が影響してか、Mはクラスの中では浮いてる感じだった。
だからと言って友達がいなかったわけじゃないんだがね。
Mは優しくておもしろくて、時々毒を吐くような感じの私にとっては面白い子だった。
美人で頭も良かったしね。
ただ怒らせたら怖そうな感じはしたけど、実際怒った所を見た事がなかった。
で・・・夏休みのある日。
ハマジさんとハマジさんの先輩(女の子)とMの3人で他校に英検(英語検定)を受けに行く事になった。
受けたのは英検3級です。ハイ。
で、やっぱり他の学校からも沢山生徒達が来てたわけで行列が学校の玄関の外にまで続いてたわけで私達3人は、このクソ熱い夏の日差しの中外で突っ立って行列に並んで待つ事に。
待つ事1時間くらいだったろうか?(全く知らない学校だったから早めに行って早くに着いてしまったんだよ)
なんだか猛烈に頭が熱くてクラクラしてきたハマジさん。
平衡感覚がないと言うか、日射病みたいな感じ?になってしまった。
さすがに
「これはヤバイかも。試験があるのにどうしよう?」
そう思ったハマジさんは助けを求めるべく先輩とMに
「なんか・・・頭が熱くてクラクラする。ちょっとヤバイかも」
そう言った。
先輩「えぇ?!大丈夫か?ちょっと、どうしよう?」
先輩「まだ並んでるねんけど・・・他の場所に移動するか?」
私「んー・・・どうしよう?移動したらまた並ばなあかん」
先輩「そうやけど・・・あんたヤバそうやん。大丈夫か?」
私「んー・・・熱い、頭が熱い・・・なんか視界が暗い気がする」
↑本当に視界が青く見えてた感じだった
先輩「おいおい」
すると突然Mが・・・
M「おまえら、もっと前つめろや!!」
そう叫びだした。
M「まだ空いてるやろうが!つめろっつってんねん!ボケ!」
M「オラ、そこのおまえ!つめれるやろうが!つめろ!」
指を指されて罵声を浴びた生徒はオロオロしながら前へ。
M「聞いてんのか?ぁあ!!つめろってんねん!!」
M「つめろや!!殺すぞ!」
Mのレディースばりの罵声に(見た目も金髪でレディースなんだが)前に並んでいた他校の生徒達はビビッタ顔で前にいそいそとつめだした。
この時、初めてMの怒ったのを見た私。
確かに怖い。もろちょん怖い。
もし、あの罵声が自分に向けられていたら何も言えなかっただろう。
もろにレディースだ。
敵にまわすと厄介だが、見方にいるとこれ以上心強いものはない。
友達でよかったと思う。
そして、私達は前に進む事ができてなんとか日陰に入る事ができた!!
私「ふはぁ〜・・・・」
先輩「大丈夫か?日陰やで」
私「うん、さっきより楽になったよ」
先輩「そっか」
私「M、ありがとうな」
M「あはっ、いいで〜。別に〜」
おちゃめに返してくれたM。
この話は、ここで終わりですがこの時、友達のありがたみを改めて実感しましたよ。
友達って助けてくれるんやなぁ。
Mは「大丈夫?」とか、そいういう言葉は何も言わんかったけどちゃんと行動に示した。
なんか格好いいな。無口な男みたいやで。
いや、Mはよく喋るけど、こういう事に関しては硬派っつうか正義感あるっつうか、黙ってやる!って所が凄いな。
そう思ったです。ハイ。
んでは次の話〜。
これはハマジさんがやってしまった話。↓

中学の頃・・・
女友達?なのかよく分らん関係やけど何故かいつも一緒にいるJって子がおったんです。
私は、その時すごく擦れてた子だったから友達と呼べる人間もいたのか?いなかったのか?ただJは席が近いのもあって、一緒にいただけみたいな感じやったんですわ。
だから、Jと一緒にいても、あんまりJの事を好いてなかった。
Jは、すごく気が小さくて恥ずかしがりやな女の子。
でも、なんかそこが気に入らんかったんですわ。
ムカツクというかなんていうか・・・なんでなんかは、よう分らんのですが。
多感な時期やったという事にしときましょう。
・・・で、ある日。
Jから「好きな人ができた」と、恥ずかしそうにモジモジしながら照れ笑いで言われた。
Jも中学生。年頃のおなごだ。
好きな人の一人や二人はできて当然。
まさに青春。ピンクの嵐。(AVのタイトルみたいだ)
恋の疾風あばれ太鼓だ!!ドドン!(意味不明)
そしてJから「ほら、あの人」そう言って指をさして教えてもらった。
その男の子は隣のクラスのK君と言う男子だった。
パッと見て、失礼かもしれんが
「魚類みたいな顔だな」
と印象を受けた。
(ホンマスンマセン。子供やったから堪忍です!自分がブッサイクなのも充分知ってますから!)んで、Jがこう言った。
「告白しようと思うねん」
だから私は
「いいやん。頑張れ」
と軽く言った。
私は、この頃人間関係がうまくいかず、妙に擦れていて変にサバサバしていたので、友達Jの発言に対しても心の底では「馬鹿らしい」とか思っていた。
(いやな子だな、おい)・・・・が!!
Jに「ついてきてほしい」と言われた。
私「え?!」
J「お願い!何もせんでいいから!」
J「一緒に横におってくれるだけでいいから!」
J「お願い!ついてきて」
よくありがちなシチュエーション。
「好きな人に告白するから、恥ずかしいからついてきて」
そう、この手のシチュエーションは私の周りの女子の間ではよくある事だった。
中学生ってのは、多感な時期だ。
Jの発言を聞いた時「絶対にいやだ!こんなアホな茶番劇につきあってられっか!アホ臭ぇ!コイツ馬鹿か?」とか、そんなヒドイ事を思っていた。
(擦れてるなぁ)だが・・・
「でも、ちょっとおもしろそうかも?」
そんな、今考えると子供じみたアホな考えがでてきた。
よくそんなシチュエーションは遠くから見たり聞いたりしていたが自分がその当事者になるのは初めてだったので好奇心が頭を出してしまったのだよ。
で、とりあえず・・・
私「ええのん?」
J「うん。お願い」
私「わかった。ついていくだけならええよ」
そう言って黙ってついていく事にした。馬鹿だな、あたい。
Jは、隣のクラスの男子に「K君を呼んでほしい」と言ってなんとか呼び出す事に成功した。
・・・のだが!!なんか、近くにいらん男子(やじ馬)が何匹かニヤニヤしながらこっち見てるよ!!
そら簡単には行かんわな。
普通に隣のクラスの見知らぬ女子が「K君呼んでほしい」なんて言ったらどういう意味か容易に想像つくよな。
でなきゃ見知らぬ女子が、突然見知らぬ男子を呼び出したりなんてしないだろうし。
でも、来てしまったもんはしょうがない。
とりあえず告白するしかない。
Jの正面には魚顔したK君。
Jのすぐ隣には私。
私は「頑張れ」と、冷たくそう言った。
J「う、うん」よく見るとJの足がガクガク震えていた。
そんなJを見てると、さっきまで「アホか?コイツ」とか思ってた自分が馬鹿らしく思えてきて混乱した。
なんか逆に初々しいというか共感するというのか「Jも女の子なんやなぁ」Jに好感すら沸いてきてしまった。
どういう事だ?!
なんともいえない気持ちのまま、見守る事に。
J「ずっと・・・前からK君の事が好きでした」震える声で下を俯いたまま告白したJ。
本当よく聞く言葉だ。
漫画みたいな告白だが、普通に告白してんだから、そうなるよな。
Jも頑張って言ったと思う。
で、K君とやらはJに対してどう答えるのか?
そう思ってKを見ると・・・
すんごく嫌そうな顔!!!
「なんて顔してんだ!貴様!!魚顔がもっと魚みてぇだぞ!」
そう思った。
そして同時に結果が見えた。
だが、なにも言わずに見守る事にした。
そしてKはこういった。
K「勘弁して」・・・・は?K「おまえみたいなブサイクと付き合いたくない」
魚類、暴言吐きました。
魚類、自分のツラを鏡で見た事がないようです。しかしJは、その言葉に頭が一瞬真っ白になったみたいで呆然としていましたがしばらくして
J「・・・・っ・・・・・ぅっ・・・・」
静かに泣き始めてしまいました。(そらそうだ)
それを見た途端、私は・・・・
ビタンっ!!!
思いっきりKの横っ面を引っ叩いてしまいました。
もうビックリです。
いつから自分はこんな「いい人」になったんだ?!
なに怒ってんの?
んで、とんでもない事言いました。ハイ。
これは鮮明に今でも覚えてます。
私「ちょっとなぁ、考えてからモノ言えや」
↑昔、自分が親父に怒られた時に言われた台詞です。K「!」
私「己のツラ見てモノ言えいうとんねん!」
↑うちの親父は怒ると相手の事を己と言います。K「・・・・」
私「深海魚みたいな潰れた顔しやがって!魚類が!」↑毒です。ええ、毒です。毒吐きだったんで。K「!!」
私「己の顔の方がよっぽどやっちゅうねん」
私「行くで、J」
J「うん」
少し強引にJの手を引っ張って連れて行きましたよ。ええ。
だって引っ叩いた上に自分の事を棚にあげてヒドイ事言ったし相手は男子だし仕返しとかされたら負け確定ですよ。
怖いから逃げるに決まってるじゃないっすか!
仕返しとかされる前に早足で退散っすよ!
んで後ろの方で男子のヒソヒソとした話し声が聞こえておったんですが、知らん顔して歩き続けました。
私は、パニック状態に陥ってました。
やってもうたよ!!やってもうた!
目立ったよ絶対!私、アホやで!
なに真剣に怒ってんの?!
なんであんな事してもうたんやろ??
なんで〜?あー、明日から大丈夫かな?
隣のクラスの男子とかに苛められたりせーへんかな?
殴られたりせーへんかな?
とか最後の方はビビリですが。
明日の不安を感じながら誰もいない場所へGО!!
んで、誰もいない校舎の裏っぽい所?でしばらくJと二人で突っ立ってました。
片方は、明日への漠然とした不安と自分の起こした不可解な行動でパニック状態。
片方は振られた事がショックで泣き続ける状態。
で、しばらくして落ち着いたのかJがこういいました。
J「ありがとう」
私「・・・え?・・あぁ・・うん」
私「別にえーよ」
頭の中が「明日への不安」でイッパイイッパイだったためJへの返事は適当でした。
(本当、頭の要領小せぇな)
それよりも
明日をどう生きよう?それしか考えられなかった!!
まぁ、次の日は何もなかったかのように普通でした。
魚類と呼んでしまったK君に関しては二度と目を合わせる事がなかったです。
というか、合わせられんわ!!
私も何もなかったかのように知らん顔して過ごしてましたし。
ただ・・・Jは好きな人ができる度に何故か私に絶対相談してくるようになった。
まぁ、以前よりは「馬鹿らしい」とか思わなくなったしJの話は普通に聞くようにした。
でも心のどこかで「Jウザッたいな」みたいな感情があったのは確かだ。
めちゃくちゃ擦れてたし人間が信じられなかった時期だったしな!
Jが大嫌いとかそういうワケではなかったんだが。そこは正直に言おう。
今思うと、なんだか自分の行動が恥ずかしくて
「なに正義感ふりまいてんだよ!腐女子が!」
「電車男みたいなマネしやがって」
「だから、おまえの人生は漫画なんだ!」
と死にたい気分ですが自分の行動が、なんらかの形でJの救いになっていたのであればよかったのかなぁ、とも思います。
あ、今は完璧な負け犬ですよ。ええ。
「靴舐めろ」とか言われたら美味しそうにバター犬みたいにペロペロ、ペロペロ舐めまわしますからね。ええ。
自分より下の人間には「尻にキスしな!」とか言いますし。
年食うと人間、臆病になるんですよ。
変態ダメ人間的カースト制度の底辺におりますし。ハイ。
皆さんも友達との熱き友情的なエピソードはございますでしょうか?
あれば、教えていただきたい。