2002.9.16
Palmが登場した当時は、HP200LXをバリバリ使っていた頃で、キーボードの付いていないオモチャ(と思っていた)には、全く興味を持てませんでした。去年頃から、HP200LXも余り使わなくなってきたので、今年の初めに手放してしまい、しばらくPDA無しで過ごしていました。少し前までは脳味噌の一部だと思っていたくらい活用していたのに、今では、新たなPDAの必要は感じていません。 最近、初期型PalmのIBM WorkPad 30Jが3000〜5000円くらいで売られるようになり、少し興味を引かれるようになったものの、購入するまでには至りませんでしたが、ひょんなこと(下記参照)で買ってしまい、買ってから3日目だというのに、未だにハマリまくっています(^^;) Palm自体は、なんの変哲もない、いや、機能が劣った旧世代のPDAに過ぎません。30Jは、160x160の白黒LCDで、PCカードの類も付かず自閉的なPDAっぽいのですが、実はパソコンとの連携がシリアルででき、データ類だけでなくプログラムまで転送可能です。おまけに、プログラミング情報が公開されているので、ユーザーがアプリを作ることが可能になっています。そして、今では、膨大な数のプログラムが登場しています。フリーソフトウエアも多く、一頃、HP200LXで多用していたソフトも幾つか移植されています。おかげで、格安PDAですが、使えるPDAにすることができるのです。 Palmの魅力は、ユーザーが自由にアプリケーションが作れ、膨大なフリーなアプリケーション有ること。そして、シリアルインターフェースを持っていることでしょう・・・ 30JのRAM容量は4MBですが、もう全然足りません(^^;) やっぱ、8〜16MBは欲しいですね。 |
購入は、あぷあぷで4680円でした。購入したWorkPad
31JはPHS内蔵型です。PHSなんか要らないので、もっと安く欲しいところですが、30Jは、売られていなかったので、こっちを買いました。買う気になった直接の原因は、秋月のペン型オシロが使えるソフトがあったからです。それ専用にするつもりだったのですが、それ以外にも使えるので、最近では持って歩いています。 これを見ていると、Palmって、もう商品寿命が終わっているのかと思ってしまいますが、SONYの現行品なんか、安いWindows機並の値段で売っています。白黒タイプ(画面サイズ160x160)も、まだ2万円程度はします。30Jは初期型で、白黒だし、メモリも少なく、拡張性にも乏しいので、まあ使いにくい端末ではあるのですが、これが5000円未満なら、数万もするpalmがバカらしく思えてきます(^^;) でも、HP200LX同様、使い込んだ人には、その価値があるんでしょうね・・・ (当時は、自分もそうだったし) |
内蔵のPHSユニット |
何ができる? |
2002.10.20
使い道は、HP200LX同様に、メモ、スケジュール管理、地図類の管理ですが、電車の中での暇つぶしでゲームもやります。現在インストールしているのは以下のソフトです。他にも面白い物があったら教えてね・・・
ペン型オシロ(osziFOX)用ビュアー | これがやりたくてPalmを買いました | http://hotspace.jp/~hirock/index.html |
TRAIN | 鉄道経路検索 HP200LX時代にお世話になった |
http://muchy.com/review/train.html |
TRAIN用データ | 色々揃っています | http://homepage1.nifty.com/kibojin/train/index.html |
TrainTime | リアルタイム時刻表 HP200LX時代にお世話になった |
http://muchy.com/review/datraintime.html |
TrainConv Explorer | TrainTime用の時刻表データを インターネットを使い自動作成する |
http://www.bzwind.com/users/ntak/index.html |
HandWrite3 | 軽快手書きメモ 手書きで図面の覚え書きに便利 |
http://muchy.com/review/handwrite.html |
AccessIt! | 通信ターミナル | http://muchy.com/review/accessit.html |
J-DOC Reader | テキストビュアー(通信log閲覧用) | http://muchy.com/review/jdocreader.html |
MapPilot | 地図の表示ができます なんと、GPSにも対応しています 30Jは白黒の旧版が便利 |
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/7789/ |
PocketRogue | 昔なつかしのRogue(元祖RPG) | http://muchy.com/review/pocketrogue.html |
MineHunt | マインスイーパー | http://muchy.com/review/minehunt.html |
Palmの情報の入手には
Muchy's Palmware Review! Palmのハードウエアからソフトウエアまでの情報が満載です、FSWもダウンロードできます
2002.10.20
IBM WorkPad 31Jのクレードルです。RS232Cのコネクタが付いていて、これをパソコンに挿してパソコンと通信します。 スタンド型になっていて、ここにWorkPadを差し込んで使います。パソコン側のコネクタはD-SUB9pin(EIA-574)です。 |
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クレードル側のコネクタは、こんな感じです。10ピンで2mmピッチのコネクタになっています。 端子に出ている信号は、コネクタからテスターで導通を調べて推察することができます。 シリアル通信関連の信号は、写真のようになっています。 |
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クレードルを分解してみました。中にはICなどは入っていません。つまり、WorkPad自体がシリアル信号を 出しているわけです。特徴的なのは、ホットシンク用のスイッチが付いていて、それも、そのままWorkPadへ 接続されていることです。 特に端子番号は書かれていませんが、左から1番とすると以下のような配列になっています。
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今度は、WordPad側から見てみましょう。これは、背面にあるコネクタ部分です。クレードルが、このカバーを押し開き、 中の端子と接触するようになっています。 |
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中の端子は、カードエッジ型です。安価ですが、耐久性は?な接点です。 | |||||||||||||||||||||
奥に見える引っ込んだ部分で、接続したコネクタをホールドするようです。ここに填るコネクタがあれば、 クレードルを使わなくても、シリアル通信が可能になるのですが・・・ そんな市販ケーブルもあるそうですが、かなり高いようです。(4680円の本体と比べれば・・・ですが) |
ジャンクのクレードルからコネクタを入手 |
2002.12.15
正体不明のジャンク・クレードルを破格(98円)で購入、判断基準は、コネクタのピンが10本あることだけだったけど、みごとピッタリで思わぬ拾い物だった。バラしてみると、中にはコネクタのケースまで入っている! 蓋は無いけどネジ穴は有るので、プラバンでも切ってネジ止めすれば完璧な通信用コネクタになりそう。 | |
裏側は、こんな感じ。色が黒でないので、Palm社製の純正品か? 実は、Palm製品の色が何色かは知らないのだけど(笑) | |
中の端子部分は、IBMのクレードル・コネクタより上質。ただ、ちょっとピンが堅い感じ、カードエッジコネクタが劣化(削れそう)しそうでちょっと怖い・・・ | |
早速、ハンディオシロ用のケーブルを自作。これで、オシロを使うときも、純正クレードルを持ち出さなくても良くなった。ちなみに結線は、3pin=DATA 10pin=GND CTS-RTSもショートした方が良いかもしれない・・・ (しなくても動くみたい) |
31JのPHSモジュール
2002.12.21
少しは電池の持ちが良くなるかもしれないと思い、31Jのオープン拡張スロットのPHSモジュールを外してみることに・・・ 外す前に何か必要な設定が有るかどうか不明だったので、いきなり外してみました。物理的に外すのは簡単で、裏蓋外して、ツメで引っかかってるモジュールを外すだけです。アンテナがせり出しているので、壊さないように気遣う程度でしょう。
作業が終わり、電源入れ直すと様子がヘンです(^^;) どうやらメモリの一部が壊れてしまったようで不安定、あげくに「リセットしますか」と言われて仕方なくハードリセットしました(^^;) ROMに入ってるアプリ(予定表など)のデータは全部消えてしまいましたが、一部の実行ファイルは残ってるようです。仕方なく、デスクトップに残っていたデータと同期を取ってデータは復活。アプリは新たに入れ直すことになりました。前回はいろんなアプリを入れましたが、実際に使い続けているモノは多くはありません。使わないもをインストールしないと、空きメモリは1MBほどに、前回より500KBほど増えました。あれから1週間ほど経ちましたが不具合はありません。電池の持ちは、まだ不明です。まあ、変化が分かるほどの効果は無いと思いますが・・・
不吉な陰
1週間ほど、全く電源を入れずに放置しておいた。で、1週間ぶりに電源を入れてみるとフリーズしている・・・ 仕方がないのでリセットしたけど、なんか気持ち悪いなあ。実は、PHSモジュール抜いてから、3〜4度目のフリーズ(抜いた時のフリーズ含む)、モジュールを抜いておくと、不具合が出るのかなあ? 元に戻しておくかなあ? それとも、最初にフリーズした時に残ってたアプリが腐って、新たなフリーズを引き起こす原因になってるのかな? でも、電池の持ちは心なし良いようです。(2003.2.1)
カムバック
最近、数日に1度の割りでしか31Jの電源を入れません(^^;) あきたかな・・・ 忘れないウチに、PHSモジュールを元に戻すことにしました。メモリ吹っ飛んでもいいや、くらいの軽い気持ちで取り付けましたが、全く問題はありませんでした。めでたし、めでたし、でも使わない(笑) (2003.4.7)
2003.1.9
PFU Happy Hacking クレードルというのが98円で売られていたので、すかさず購入、このクレードルはPS2キーボードをPalmで使える付加機能を持っているようだ。試しに使ってみたが、ちゃんと使えた。でも、クレードルに電池が2本必要だし、Palm本体の電池も消耗激しいし、必要性も少ないので、パソコン接続用に純正クレードル互換として使うことにした。形状的に太いケーブルが無いし、蓋も閉まるのでIBM純正品より使いやすそう。
シリアルクレードルとして使うには、クレードルのスイッチをOFFにするだけでOK、ただし、シリアルコネクタはPalmと同等のカードエッジコネクタ! ここに、D-SUBコネクタを半田付けして、パソコンとストレートケーブルで繋げるように改造してみた。
裏面側 D-SUB9pinコネクタを端子に半田付け。ただし、ピッチが合わないので、 端子を削り無理矢理合わせる。 |
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当然、ピンレイアウトが合わないので手配線せねばならない。 配線方法は、純正クレードルを参考に行う。 |
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上面側 基板上面にはパターンは無い。GNDに当たる部分だけ、レジストを 剥がし半田付けする。 |
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配線は基板の裏側から引っ張ってくる。 こっちの面はTXD、RXDとGNDだけ。 |
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ケースの加工も必要、コネクタの形に合わせ、ケースを切り取る。 少々ギザギザでもコネクタがボロ隠ししてくれる(^^;) 下部の、蓋部分も削らないと入らない。 |
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はい、これで完成! 強度的には、あまり強くないので、 気を付けて扱おう・・・ |
PFU Happy Hacking クレードルには立派なホームページ(http://www.pfu.fujitsu.com/hhcradle/)まで有る! ただ、販売終了製品なので見切られたもよう。最新版ドライバも手に入る。WorkPad-30シリーズは正規サポート品なので使えて当然だった。ちなみに、98円の店は売り切れのようです。買った店は忘れましたが(^^;) ZOAの近くだったと思います。