IDE内蔵型16倍速CD-R/CD-RWドライブ

YAMAHA CRW2100E-VK

3年半ぶりにCDRドライブを買い換えました。最初に買ったときは2倍速で27800円、そして今度は16倍速で8800円です。どちらも内蔵型ですが、前のはSCSI、今度のはIDE。読み込み速度は、前のが4倍速、今度のは40倍速、そしてCDRWメディアも10倍速で使えます。バンドルソフトは同じ、B's Recorderでした。付属品に、CDRとCDRWのメディアが付いてたのが、なんか嬉しかったです(笑) そういや、当時のCDRメディアの値段は200円程度、今は30円程度で買えます。

最終更新日 : 2001.9.27


YAMAHA CRW2100E-VKは、IDE内蔵型で16倍速です。16倍速といっても、内周は12倍速なので実質12倍速ドライブのようです。パケットライト対応ではありますが、どうやらBURN-Proof対応ではなさそうです。16倍速でヤマハのドライブなら大丈夫だろうと思っていただけに、ちょっとショックでした(調査不足ですね、でも衝動買いだったので)。やっぱ、パッケージ品で8800円な理由がそこにありそうです。ただ、付属のソフト(B'sRecorder GOLD)はBURN-Proofには対応していないようです。でも、パケットライト用付属ソフト(B'sCLIP)は対応しています。ソフトのバージョンが古いだけなのか、パケットライト以外では使用できない仕様なのか不明(これも調査不足ですね)ですが・・・ そのせいか、自分のマシン(セレロン100MHzx4.5動作)では、16倍速では速度不足でエラーが出ます(^^;) HDDと同じプライマリ(同じケーブル)に接続しているせいかもしれません。12倍速ならOKということで、今後は12倍速で使用することになりそうです(ウムム)。

12倍速といえ、やっぱり2倍速とは全然速度が違います。でも、イメージファイル作る速度は同じなんで、最初の5分は同じです。お気軽に書き込みができるようになったのは良いですね。そういえば、80分メディアにも対応できるようになりました。音楽CDをコピるには良さそう(^^;)

CDRWのパケットライトは遅い?

パケットライトは、FDやMOのようにCDR/CDRWを使えるとのことなので、試しに使ってみました。試したのは数年前に買ったCDRWメディアなのですが、4倍までしか使えないらしく、初期化に1時間も掛かってしまいました。その後、200MBのファイルコピーをしたところ30分も待たされました! この間、パソコンで他のソフトはマトモに動きません。パケットライトのソフトが最優先でタスクを握っているようです。時間換算すると標準速(150KB/S)のCDROM並の速度です!

それだけではありません! メディアを入れてもパケットライト・フォーマットされたメディアどうか自動判別するため10数秒ハングします(^^;) そして、パケットライトのメディアだと、強制ejectはできずソフトからejectしなくてはなりません。おまけに、メディアが出てくるまで10数秒ハングします(^^;;;;

ソフトが悪いのか、方式が悪いのか、古くて遅いメディアを使っているのが悪いのかわかりませんが、かなりイラつきます。CDRを1枚焼くのに少し時間が掛かっても、仕方がないかと思えますが、ちょっと(FDやMO感覚で)バックアップするのに散々待たされるのは閉口します。特に、CDを入れたら、どんなフォーマットだろうがハングするのは問題ですね!

DMAを使用するに変更

インストールしたままだと、ドライブのDMAがONにはならないようです。コントロールパネル>システム>デバイスマネージャー>CDROM>YAMAHA CWR2100E プロパティ>設定>DMA で、DMAをONにしてみたところ、16倍速での書き込みができるようになりました。これで、イメージ製作(5分)+書き込み(5分)で10分でCDRが焼けるようになりました。もっとも、12倍も16倍も体感的な差は余りありませんけど・・・


ここで、少し、お勉強・・・

このドライブで焼けるメディアは、CDRとCDRWです。CDRは1度書いたら消せません。CDRWは1000回程度なら、いったん消去してから再書き込みができます。そして、両方共にCDROMと互換性があり、CDROMドライブでも読むことが可能です。ただし、CDRWは、メディアがレーザー光を反射する強さが違うので、レーザー光の強度を可変させる必要があり、このモードに対応したCDROMドライブでないと読むことはできません。

また、パケットライトという方式に対応しています。これは、通常のCDROMなどのフォーマットとは異なり、メディアを沢山のブロックに分け、ブロック単位に追記書き込みができるというものです。このような方式は、通常のCDRでもできるのですが、ブロック単位で管理していないので、自由度が少なく使用効率が悪いと言う欠点がありました。そして、ドライバを組み込むことで、パケットライト・フォーマットされたメディアを、読み書き可能なリムーバブルメディアと認識させ、見かけ上、自由に読み書き削除ができます。もちろん、CDRでは削除はできませんので、見かけ上ファイルが無くなるだけでメディアの残量は増えません。しかし、CDRWならブロック単位で消去可能なので、事実上MOのような感覚でメディアが扱えます。デメリットは、メチャクチャ速度が遅いということのようです(^^;)


書き込み不良対策に・・・


セロテープで目張りをする(笑)

2002.12.10 追記

CD−Rドライブって結構ホコリに弱いみたい。CD−Rとして全く使わなくても、半年もしないうちに、うまく書けなくなってしまった! で、トレイを開けてみると、結構ホコリが付いている。トレイに付いたホコリや、ヘッドに付いたホコリのせいで、書き込み不良を起こす感じ・・・ そこで、ドライブの隙間という隙間を全部塞ぐようにセロテープを貼って、ホコリが入らないように目張りしてみました。熱の影響でトラブルを招きそうですが、ドライブ自体を長時間使うことはないし、書き込み自体は直ぐ終わるので、たまに(1週間〜1月に1枚程度)使う程度の人なら、まったく問題無いようです。今年の熱い夏も乗り切ってくれました。ドライブの書き込み不良が起きたら、ドライブ買い換える前に掃除してみましょう! それで直ったら目張りすればバッチリです(笑)