ATX電源の改造
サービスコンセントを連動式に

ATX電源の改造

ATX用電源のサービスコンセントは、コンピュータの電源スイッチに連動しません。パソコンのACケーブルをコンセントに差し込めば、サービスコンセントもずっと通電したままになってしまいます。最近のCRTなんかは自動でON/OFFしますので問題ありませんが、モデムやプリンタなんかはそうもいきません。そこで、サービスコンセントを連動式にする改造をしてみました。

改造した電源

連動式にするといっても、とても簡単です。DCリレーを入れてスイッチが入った時だけリレーがONになれば、サービスコンセントに電流が流れるようにするだけです。リレー用の電源には、+5Vか+12Vが良いでしょう。私は手持ちのリレーの都合で5Vにしました。もう1つの問題は、サービスコンセントの電源容量です。実際、どの程度の容量の周辺機器を付けるかで変ってきますが、数100Wもの機器をつなぐなら、かなり容量のあるリレーが必要です。私はモデム(実はTA)と、スキャナくらいしかつながないので全部で100Wもあれば十分ですが、手持ちのジャンクの10A/250V?の容量を持つ松下電工の5Vリレーを使いました。形状からみると、精々3A程度にみえますが・・・

使用したリレー

松下電工 JQ1P-5V AJQ6349

実は、この改造は数ヶ月前からやっていたのですが、時々、電源スイッチをいれても、次の瞬間、電源が切れてしまい、2度とスイッチが入らなくなるというトラブルが発生していました。リレーへの突入電流が流れて安全装置が働いてしまうようです。そこで、10Ωの抵抗を直列につないだ所、うまくいきました。ちなみに、5V時のリレーに流れる電流は80mA(実測)でしたので、10Ωの抵抗にかかる電力は1/20W程度なようですから、1/4Wの抵抗でもいけそうです。