はじめに このファイルは何番目に読まれるのかな?などと思いながら書いております。 まずは ねこ2 の企画にご参加いただきありがとうございます。 このファイルはTNCとしての追加されたコマンドについての説明をします。 ねこ1の時にあったコマンドも一部残っております。 おきまりの言い訳から・・・ 私たちはtapr1.1.8aのソースを持っていません ですから絶対確実というパッチを あてる事は出来ていないと思います。 ただ、現在に於いて独自調査の結果から一番 理想的な方法を選択したつもりでおります。それに伴ってオリジナルのファームの 一部を大きく移動させる事になってしまいました。元からあるファームの一部を移動 させるという事は大変リスクが大きい反面、移動させた事によるメリットも大きく なります。今回ファームに於いてねこ1のコンセプトとしてのパッチと大きく違う 点はここです。今回もお願いが1つ・・・決してパッチに起因するバグが発見され てもtapr様、ヤエス無線様に苦情等々・・をおこされませんようにお願いします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 仮にまさかの事態が有った場合についても責任はとれないのでご了承下さい。 本題のコマンドの説明 コマンド名 パラメーター デフォルト 次行に内容 ----------------------------------------------------------------------------- BAudrate 600-38400 最初にオートホ゛ーレートで決めたやつ オートボーレート以後の変更が出来なかったのを改善 CAT 0123456789 記憶されないので無い 10桁のcat汎用のコマンド DCDIgnor ON/OFF ON DCDが点灯していない状態でもデーターの受信をするスケルチの問題改善用 FREQuenc 01234567 00000000 のはず(^^; 8桁で周波数を指定する(FT-712等専用) HIPOwer ON/OFF ON 送信出力を切り替える (FT-712等専用) MODEm Ffsk/Afsk FFSK 外部modem(tcm3105)との切り替えに使用 PICWR なし picライターモードへのダイレクトコマンド SPeaker ON/OFF ON モニター用スピーカーのon/offをする TXTAil 1---15 5 パケットのendフラグの延長時間を変更する <削除したコマンド> out $00〜FF 0 i/oアドレス0BFhに対し暇な時間に値を出力する ねこ2としては不要と判断したので実行部分ごと削除しました。 以上で簡単に説明させていただきました。拡張したコマンドもDISPLAY コマンドで表示がされますので多少便利になったかな?と思っております。 cat関係はねこ1のコマンドとほぼ同一で機能的に変わった点はありません。 CATの詳しい内容はCAT搭載の無線機のマニュアルを見て下さい。 CATコマンドはFT-712のマニュアルに記載されていた仕様の順番でコマンドを送る仕様に してあります。無線機の種類によって若干方言が有るらしいので汎用の為に存在します。 参考資料かな?? ねこ1をお使いの方から風の便りでRESET時のオートボーレートを無くして 欲しいとの要望が有りました。 やはりKISSモード等でお使いになるとめんどくさいですよね。。。 KISSモードでお使いの方が大勢いらっしゃったので当初の予定と狂いました(^^; 今回は簡単な変更でオートボーレートを潰せるようにしておきましたので参考にして 下さい。 602D 00 nop 602E 3E 00 ld A ,00h 6030 F6 10 or 010h 6032 32 FF FF ld (CTCWRK) ,A 6035 CD 4B 60 call ATBAUD 6038 00 nop ここで短いダンプリストをみていただいて、0602Ehの 3E 00を3E 01〜07まで任意の 数字を入れて下さい。ちなみに08以上の値を入れた時の保証は有りません。 数字を入れたら今度は 06035hの CD 4B 60を 00 00 00で置き換えて下さい。 これでオートボーレートは作動しなくなり、RESET時から希望のボーレートに なります。また、BAudrateコマンドで後から変更が効きますのでbbs等でメンテを RESETだけで簡単に済ませるような使い方等でお使いいただけます。 値は01:38400 02:19200 03:9600 ・・・・・・・・・ 06:1200 07:600 となってます。 戯言はじまり 暇な人はお読み下さい、組立てや動作そのものに付いての記述では有りません。 貴重な時間の浪費につながります(^^; 今回は自分でもめちゃめちゃに移動させまくったな・・・と反省してます。 一つご質問ですがCATお使いの方はどの位いらっしゃるのでしょうか?? ねこ2の企画が持ち上がった時に私個人としてはcatは捨てたかったのですが。。 盲腸という事で機能が付いてしまいました(;_;) ねこ1の反省から貴重なご意見の一部は今回反映させていただきましたが、 どうも私の感触ではkissモードでお使いの方が多いように思うのですが。。。 fwdのportの一部としてご使用になる場合には周波数の変更や、9600/1200の 切り替え、RS232Cのボーレートの変更等の必要性は全くといって無く安定動作が命 ですよね。。。個人的には最近のタスコさんのromの様にkissでもハードフロー をちゃんとする仕様にあこがれていますが。。といいつつ改善の努力をしてない私(^^; みなさんちゃんとケースに入れてくださいね〜 やばくなったので話をそらすので あった。。。(^^;;; 今回の追加した部分について・・・ TNCの一部の動作に付いてですが、コマンドが入力されるとまずコマンドテーブル (この言い方が一般的なのかな??)のデーター列との照合を開始します。 一致すればそのコマンドに対する属性をみて属性毎の処理に渡されます。 ねこ1ではこのコマンドの検索部分の先頭にパッチをあて、処理を横取りして独自の ルーチンを組んで自分のコマンドの検索をした後に本来の検索部分に戻す作業によって コマンドの拡張を実現しています。「ここまででなんとなくも分からない方はレベル upしませう」で、ねこ2では何をしたかというとコマンドテーブルに独自のコマンド を同じformatで組み込んでしまおう という考えかたを取りました。 このコマンドテーブルはコマンドに対する各種の属性や格納位置など一つ一つ違いが有 りますが、すべて情報が詰まっています。まずはここの解析をしないと先に進めません と言ってここで説明するとこれだけで長々となるので書きません(^^; そのうちね☆ オリジナルのコマンドの属性を調べていくと、私たちが拡張したい機能に相当 する属性がない事が判明しました。で しょうが無いから過去のファームについて 追跡調査をしてRev.UPとともに追加されて属性が拡張されたところを探しだし、不変 部分を発見することが出来たので今後ファームがRev.UPされてもまずここには拡張 されまいという部分に独自の属性を作りました。 あとは簡単です。コマンド検索は勝手にやってくれるので私は属性を便りに処理を させれば良いだけになりました。当然displayコマンドによる一括表示も コマンドテーブルに追加される事によって苦労せずに手に入れることができました。 こんな事をしたせいでコマンドテーブルが今までの部分に入り切らなくなってしまい 大移動という危険な事をしなければならなかったのですが・・・ 大移動に際し、最終的には1つ1つコマンドについて参照などしてるところはないか バイナリーエディターの検索機能を使って探しまくりました。(^^;ひまなのね俺って 最後にこんな機会が無いとファームのパッチなんてやる気も無かったのでWTKな みなさまには感謝しております。結構 開発関係者が一番楽しい所をもってってます ので企画にご参加されたみなさまにも感謝しております。 本当は完全オリジナルのファームを作りたいのですが、やはり遥か彼方ですので 究極の野望ですね(^_^)言い換えれば永遠のテーマ(笑) AX.25のエンジン等もCでパソコン用にかかれてる方が大勢いらっしゃってレベルの差 を感じてしまいます。メーカー製で実現してる機能つけた位で喜んでては行けないな とか思いつつ 戯言おわり 1996.10.12 D