PIC16F84Aで作る

スーパーインポーズ機能付き 4ch ビデオセレクタ

最終更新日 : 2001.7.20

PIC16F84Aを使って、ビデオ信号にスーパーインポーズできるビデオセレクタです。入手性の悪いスーパーインポーズ専用のLSIを使わず、PICと同期分離用のLM1881、スイッチ用ICだけで製作できるので再現性は高いと思います。パチンコ液晶など小さな画面で使うことを前提に、ちょっと大きめの文字で表示されます。ハードの制約上、文字がギザギザになってしまいますが、小さな画面だとそれほど気にはならないでしょう(^^;) 本来は、カーナビと車載カメラの切り替え用に製作しましたが、近日、自宅の玄関カメラなどのセレクト用に汎用のセレクタも作る予定です。

車載用バージョン(カーナビ、車載カメラ)の詳細

製作した基板の様子

セレクト用プッシュスイッチ

車載用バージョンは、カーナビ/前カメラ/後カメラ/外部入力の4チャンネル切り替え式で、切り替えた時に、どのチャンネルを選択したかスーパーインポーズでモードを表示する機能を持っています。丁度、テレビのチャンネル表示のような感じです。

切り替えスイッチは、上の写真のようなLED付きプッシュスイッチを使います。青は前カメラ、赤は後カメラで、それぞれ青/赤のLEDが点灯します。起動時には自動的にナビに切り替わり、前/後カメラを選択後、30秒〜1分ほどで自動的にナビに戻ります。ナビや外部入力時には、5〜10秒ほどでインポーズ文字が消えるので邪魔になりません。切り替えたチャンネルにビデオ信号が無ければ自動的にナビに戻ります。


インポーズ画面

カーナビ(N)

後部カメラ(R)

前部カメラ(F)

外部入力(E)
ダウンロード (詳細はCQ誌(2001.8)をごらん下さい)

訂正版回路図(vsel2.pdf) (2001.7.20)

車載バージョンのソースリスト(vsel2.asm) (2001.7.20)