INRADのホームページを覗いた時に、MP用ルーフィングフィルターなんてのが目に付き、衝動的に注文しました。理由はこいつを付ければ近接に強烈な信号があっても今までよりは、かなり受信のIMDが良くなるんじゃないか?などと、よく解かりもしないのに・・・・・・・


 注文した一番の理由は、IC7800やFT9000なんていう優れたルーフィングフィルターを装備した最新鋭機が宝くじでも当たらない限り、絶対に購入できないことなんですけどね。


 注文をしたら、すぐにINRADからMailが届き、「注文ありがとう。でも今一生懸命注文の品物を作っているところだから、発注まで少し待ってくれ。2月には発送できるように努力する」との内容でした。色々メールで問い合わせたら、かなり多くの注文があったようです。

 INRADから再びMailが届き「2月1日に注文の品物を発送した」旨の連絡があり2月7日に手元に到着しました。
 送料は、US$15でした。
INRADって、ちゃんと約束守るし、丁寧なメールをくれるしなかなか良心的です。


Roofing Filtre Mod (70.455MHzのフィルター
付属パーツ
       フィルターの取り付け手順

 FT−1000MP MARK5の底の7本のネジを外しケースを外します。

 AF−IF−UNITの基板が現れてます。この部分にRoofing
Filter Modを取り付けます。

      
Roofing Filtre Mod 取り付け位置
 MARK5とFildeの場合、付属パーツに入っているビニール被覆線を右画像のように加工して2本作る必要があります。
 MPの場合このMODをつけるためのコネクターが基板上
J3043に既設されていますが、MARK5とFildeにはそれがありません。
ビニール被覆線の加工
電源用の配線をしたところ
 Roofing Filter Modを取り付けるため付属されているスタンドオフ(スペーサー)を基板に取り付けます。
 少々、スペーサーの取り付けはきついです。基板に損傷を与えないように慎重に付けます。
スタンドオフ(スペーサー)の取り付け状態
 基板にRoofing Filter Modを取り付けます。
Modの電源コネクターに配線がちゃんと接続されていることを確認します。
 J2003 に接続されている同軸を外して、この同軸ケーブルをRoofing Filter Modの J1コネクターに接続します。
 
Roofing Filter ModのJ2に付属の同軸ケーブルを接続し、これを先ほど抜いたJ2003に接続します。

 説明書に書いてあるとおり、メニューモードを呼び出して、ゲイン調整を行います。デフォルトのゲインは13でした。
 Roofing Filter取り付け後の感想
 測定器などを持っていませんので、あくまでも私の聞いた感じでの感想になります。
 Roofing Filter 取り付け後の使用感ですが、大きなパイルアップに遭遇していませんので実際良くわかりません。しかし、7MHzなどを受信してみると確実に近接の強力な信号による抑圧は取り付け前より減少しているようです。そして、相手の信号が以前よりきれいに聞こえる感じです。信号のない周波数などを聞くと、静かになったと感じます。はじめは、取り付け後のゲイン調整を間違えたのかと思ってしまうくらいでした。これは、多分IMDの改善の結果なんでしょうね。



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