2008.Apr.1 Renewal                  

Tri−Ex社 Model LM470D

 マストパイプ交換編
 









 マストパイプの交換をしました。
50MHzのスタック化を視野にタワー建設時スタック間隔が6m以上取れるように60φ8mの一本物を設定したが、8mもの長さになると亜鉛ドブ付けメッキでは歪み(曲がってしまう)との事で、当時あきらめてペイント(ジンク)仕様の物を仕様したが、やはり錆が出てきた。見た目も良くない。

 さらに、このマストパイプは、2重管ではなかったために3年前の台風で若干であるが曲がってしまったため交換することとした。
マスト交換前のアンテナタワー



 交換する新しいマストパイプは60φ6mの2重管。
約3mまで2重になっていて重さは48kgある。

2重パイプのメインマスト




 古いマストには、所々ペイントが甘かった部分から錆がでている。
このマストをマストベアリングの上で切断。
流石、プロの仕事は速いし安全。補助マストをタワーに付けてマストの落下防止をしてから切断、上部の5.2mが取り除かれた。
サンダーでマストを切断




 切断された錆だらけのマストパイプは滑車で地上に下ろされた。

 11年間ご苦労様。十分に働いてくれました。
地上に降ろされたマスト



 新しいマストパイプの上端には、ステンレス製のキャップが付けられ、雨水の進入防止が施されている。
新しいマストパイプ



 新しいマストパイプが吊り上げられて取り付けられる。
補助マストの先端には、バンセンでループが作られていて、倒れこまないようにされている。なるほど。
新しいメインマストパイプの取り付け


マストパイプはタワートップから焼く1.5m入れ込み、タワートップから4.5m出るように設定にしました。
LM470Dのロータープレートは、その位置を自由に設定出来る。
増設した上部プレート






 今回、新たにロータープレートを1枚増設しました。
実際にローターを取り付けたプレート上部にもう一枚設置しました。

これは、以前に自分でローターが故障して交換した時にマストパイプの固定にずいぶんと苦労した教訓からで、交換の際マストの左右へのずれを最小限にする為です。

 ※ベアリングの取り付けは出来ません。
ローター上部に増設されたプレート




 新しいマストパイプが取り付けられた。
タワーから補助マストを取り外せば交換完了です。
マスト交換の方法、勉強になりました。
マスト交換用の補助マストの取り外





 新しいマストパイプは、以前よりタワートップから70センチほど短くなったのですが光っているので細くそして長く見えます。
 安心してアンテナが、取り付けられます。