2009.May.11 Renewal

 
 シャックの窓から顔を出さずに 「アンテナの状態を監視できたらFBだな」 という横着な考えは、ずーと変わらず以前設置していたCCDカメラが経年変化で壊れてしまったので、新たに計画しました。
 今回は、Webカメラを使用してアンテナの状態をモニターすることにしました。



ロジクールのQCAM-130E 130万画素 Webカラーカメラ
F 2.4 f  画角53度  AutoWhite バランス


エレコムUSB2延長ケーブル






 DVD−R(50枚入り)のプラスチックケースにWebカメラユニットを格納することにしました。

 Webカメラを内蔵させるのに内径12センチで上部ケースと底ケースは、回転させてロックが出来るので非常に都合が良い。


アクリルドームの内径95mmに合わせて穴あけ




DVD−R(50枚入り)のプラスチックケースに直径95mmの穴を開ける。アクリルドームを取り付けるためで木工用ホールソーで切断しました。



DVD−R(50枚入り)のプラスチックケースに100mmのフランジ付きアクリルドームを載せたところアクリルドームのフランジがピッタリサイズで驚いた。

 アクリルドームは、2mm厚の
物でフランジは約10mm
アクリルドームをDVDケース上に置く


 DVD-Rの下ケースの真ん中にあるパイプをカットして、ステンレス製のL型アングルでカメラを取り付けた。
 USBケーブルを取り出す穴は、水抜き穴も兼ねて少々大きな穴を開けてみました。



 アクリルドームを取り付けたDVD-R 上ケースを取り付けた状態。
 アクリルドームとDVD-R上ケースは接触面に防水用シリコンを塗って、3mmネジで取り付けました。



 カメラを収めたケースを取り付ける台座は、アルミ板をベンダーで曲げ加工して、作成しました。

 完成した台座にはUボルト金具を取り付けた

台座にスペーサーを付けてDVD-Rケース下を取り付ける


 カメラの設置は衛星放送パラボラアンテナ用の取り付け金具で屋上の手摺に設置しました。
 

透明のアクリルドームを投資手の画像は、歪みが生じるかと思いましたが、ほとんど影響も無くきれいにアンテナを映し出すことが出来ました。
画像の写り具合からカメラの設置を屋上手摺の外側に設置
 問題は、カメラからUSBケーブルでシャックまで約10mほどケーブルを必要とするため画像信号の減衰劣化です。
通常USBケーブルは最大5mが限度とされ、接続する機器によては5m以上でも動作する場合がありますが、映像信号は普通のUSB延長ケーブルではNGでした。
 今回は画像信号を扱うためケーブル延長による画像信号の減衰劣化が最大の問題でしたが、信号の減衰劣化を補正するエレコムUSB延長用のケーブル
USB2−EXA50という5mのケーブルで、で問題なく画像が取り込めました。
 このケーブルは最大20m(4本)まで連結して使用することが出来るというもので、今回は屋上からシャックまでの距離+引き込み口からの長さの合計10m(2本連結)で使用しました。
 



 クランクアップタワーを動作させている状態を監視するのには、非常に有効です。
 また、急に強風が吹いて来た時や、急な降雨をいち早く知る手段として非常に便利で、あらためてカメラの設置の有効性を感じました。



CCDカメラ

Webカメラ
(カメラからアンテナまでの距離は約18m)


 カメラの設置の高さは、CCDカメラの時と今回設置したWebカメラユニットは、ほぼ同じですが、CCDカメラの方が広角で良かった感じです。
しかし、カメラの有効画素数がCCDカメラよりWebカメラの方が画質が良いですし、最大4メガピクセルの画像が取り込むことができるのが魅力です。また、モニター画面上でズームできるので、アンテナの部分的な状態までも監視することが出来るので非常にFBです。



       To Remodeling Menu