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2006.Aug.25 Renewal |
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愛車の一番簡単に出来るメンテナンスといえば、エンジンオイル交換ですね。 殆どの車が、5000Km又は6ヶ月程度に交換とメンテナンスノートに記載されています。このオイル交換くらいはと、自分で行っている方も多いはず。
愛車を長く快適に乗り続けるには、しっかりオイル管理することが肝要ですよね。私も勿論、自分で交換しています。
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Mobil1 15W-50 Militec
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特にこだわりを持っているわけではないのですが、使用するオイルは、100%化学合成のオイルを使用しています。
純正指定オイルは、鉱物油で10W-30という粘度のもので、価格は安いのですが、ターボ車の為タービン保護を考えるとちょっと粘度が心配だったからなのです。一般的な乗り方なら本当はメーカーが指定するオイルで十分なのかもしれません。
整備書に記載がありますが、絶対に5W-20とか低粘度のオイルは使わないことが肝要です。最近エコオイルなんていう0W-30とかは絶対にNG!焼き付いちゃいますよ!特に4G63T
はね!
効果の程はデータを取っていませんので、残念ながらハッキリしませんが、Militecという添加剤を使用しています。
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アメリカ本国仕様946mlボトル Militec
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エンジンオイルの粘度表示について
10W−40などの表示は、アメリカ自動車技術者協会(SAE)という所が規定したオイル粘度分類です。
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10W-30 →オイルの高温時の性能で数値高いほど高温環境に対応
↓
Wはウインターの意味で低温時性能を表す
0Wなんていうオイルは、−30度でも問題なく始動できる。 |
エンジンオイルのグレード
SJやSLなどの表示 これがオイルのグレードで、アメリカ石油協会(API)による品質規格。
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SJ->SL->SM の順に高品質となっていく。 |
鉱物油と化学合成油 <ベースオイルの成分が違う>
<化学合成油>
100%化学合成油は、原料として石油ガスが使用され、カーボンの発生が少なくオイル消費が少ない。ベースオイルの粘度指数が高いので、高温潤滑性に優れているという特徴。
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<鉱物油>
鉱物油は、原油からガソリン・灯油・軽油・重油などを蒸留した後に残った物を精製してベースオイルとしたもの。粘度指数・酸化安定性・流動性は化学合成油に劣るが、コストが安い。
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エンジンオイルの役目って?
- エンジンの冷却 高温になるエンジンパーツを冷却して、焼き付きを防止する
- エンジンの潤滑 パーツが異常磨耗したりしないように保護し、スムースに動くようにする
- エンジンの洗浄 燃料としてガソリンが燃焼したときに出るカーボン等を取り除く
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化学合成油は、各オイルメーカーがオリジナルで酸化防止剤や洗浄成分等を配合している。
良く「オイル交換してまだ期間が短いのにもう黒く汚れちゃって、あまり良いオイルじゃない」なんて聞きますが、
それは嘘! しっかりとオイルがエンジン内部を洗浄している証拠なんですよね。意外と間違った知識だったりします。
汚れたから、オイル性能が落ちるのではなくて、汚れてもオイル性能が落ちないオイルが良いオイルだそうだ。
化学合成油は、そういった考え方を基本に造られている。
安いオイル(鉱物油ベース)を小まめに交換するのも一つの方法かもしれないが、本当にエンジンにとって良い方法なのか疑問?
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昔は、エンジン内部に金属粉が結構あるから、新車時は十分慣らし運転が必要とか言われていました。新車時はまず500Kmくらいで1回目のオイル交換をするのが常識でしたが、「最近の車は慣らし運転はいらない」なんて言われていますが本当?
整備のプロの方に聞いたんですが、エンジンの製造工程で昔より部品洗浄や管理が向上したので、それほど気にしなくても良いそうだが、やはりエンジンに十分オイルなどが馴染んだ状態にするには新車時は、500km位までは、無理な負荷を掛けない方が良いそうだ。やはり、慣らし運転は必要なんだ。
部品管理が良くなったとはいっても、多少の金属粉がエンジン内部に存在する。お呪いみたいなものだけど、オイルパンの底にマグネットを貼り付けています。鉄粉があればマグネットに吸い寄せられて鉄粉をエンジン内部に循環させない方法です。
オイル交換のときに、マグネットを取り外して、ドレーンボルトを抜く(オイル流出の勢いで鉄粉も排出) 正直なところ結構金属粉て溜まるんですね。
4G63エンジンは最新のアルミ鋳造エンジンとは異なり鉄鋳造エンジン、耐久性はあるけどやはりその辺を気遣ってあげる方がベターかな。
最近、カーショップでドレーンボルトにマグネットを付けたものが売られていますが、結構良い値段します。 |
オイルパンに付けてあるマグネット
(最近はドレーンボルトにマグネットがついてるものがある)
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エアトレックのOILフィルターはオイルパン右後方にあります。
純正の品番は MD136466 です。
OILフィルターの交換は通常OIL交換2回に1回でOK。 |
OILフィルターを取り外した状態
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純正OILフィルターも結構いい値段します。確か定価1400円だったかな。
殆ど変わらない値段で社外品のOILフィルターが売られていますので、使っています。
取り付けはねじ込み式-->手締めで十分です。
取り外しはOILフィルター用カップレンチが必要な場合もありますので、自分のオイルフィルターに合ったものをひとつ用意しておいた方が無難です。
カップレンチがなくて、どうしてもフィルターが回らずに外せない場合、最後の手段じゃないですが、貫通ドライバーをフィルターの側面から叩き込んで回すなんていう荒技もありますけどね。(昔ランエボVの時にやったなぁ・・)
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MD136466の互換品
PIAA製 Z10
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←80φのOILフィルターカップソケットとラチェットレンチ。 |
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OILフィルターを取り付けるときは、フィルターのパッキン部分にOILを薄く塗っておきます。
OILフィルター容量は300ccです。
エアトレックは、エンジンOIL 4.0L ですから、フィルター交換のときは4.3L のOILが必要となります。 |
交換する新しいOILを少し指に付けてパッキンに塗る
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オイルパンのドレーンボルトに付いているメタルパッキンです。 メーカーによって材質が違いますので、純正品を使う事をお勧めします。メーカーによってはフラットの銅製のワッシャーのような物やガスケット風の物もあります。 三菱車はアルミ成型の物です。 オイルパンのドレーンボルトを強く締めすぎると、いつの間にかつぶれてペッタンコになってしまいます。そうなると、ジワジワとオイルがドレーンボルトから滲んでくるようになってしまいますので、くれぐれもドレーンボルトの締め過ぎには注意が必要です。
このタイプのメタルパッキンはつぶれて漏れを防止していますので、強く締めすぎなくても、数回のオイル交換でパッキングの役目をしなくなりますので、オイル交換2回に1回は、フィルターと同様交換する方が懸命です。 |
ドレーンボルトのメタルパッキン
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OIL交換の結論
オイル管理は、愛車を長く乗り続けるためには適正に行われることが重要ですね。
長期間オイルを交換しないでいると、エンジン内部にスラッジやカーボンが溜まって、ある日突然エンジンの調子が悪くなることになります。
ディーラーにオイルキープして定期的に点検を受ける時に交換するなんていうサービスもあるようで、それを利用するのも良い方法ですね。
オイル交換の方法ですが、カーショップなどでは、最近上抜きといって、オイルゲージ部分からバキュームする方法で交換しているところもありますね。下抜き(ドレーンボルト)と同等と言う人もいますが、オイルパンの形状によっては十分にオイルが抜けずに、汚れたオイルが残ってしまう車種もあるようですから、自分の車のオイルパン形状を知っておいた方が良いかと・・・・・ 自分は、こだわって下抜き派です。
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