たくさんの局が愛用しているBencherパドルですが、このパドルにはダストカバーがありませんので長い間使用しているといつの間にかほこりだらけになってしまいます。

 そこで、アクリル板を使用してダストカバーケースを製作てみました。見た目にもなかなかFBでしょ!
 
















 製作には、透明の2mm厚のアクリル板を使用しました。接合部は、Bencherの基台への固定用も兼て 同じく1辺が2mmのアクリル三角棒を使用しました。

 強度を出すためには、2mm以上の厚みのアクリル板がお勧めですが、2mm以上のものは加工が大変です。
腕に自信のある方は挑戦されてください。

 2mm厚のアクリル板でも十分な強度が得られます。

 パーツ図面
 

 パーツ実物大図面のDownload
   (要 Adobe Acrobat Reader Ver.4.0)
        Bencher_cover.pdf (4.5KB)


  製作の手順
  各パーツの切り出し寸法を正確にだします。
切断は、アクリル専用カッターを使用します。
カッターでアクリル板の厚みの1/3程度切込みを入れれば、アクリル板を曲げるときれいに切断できます。
 切断した各パーツの切断面には、バリがありますのでアクリル専用カッターでバリを削っておきます。
 切断面を軽く、アクリルカッターの刃のカーブ部分を使用してバリを取ります。
 
   さらに、切断面をサンドペーパーで平らに仕上げます。
この作業をしっかりやらないと、接着の仕上がりが悪くなってしまいます。
 各パーツの切り出し状態です。
  保護用の紙が付いていますが、余分なゴミや瑕が付かないよう  に接着作業直前まで剥がさないでおきます。
 
   接着にはアクリル板専用のアクリル接着剤を使用します。接合面に注射器で流し込みます。
 (流し込むと言うよりも隙間に入れる)

 紙の付いたアクリル板と2ミリのアクリル三角棒
 アクリル三角棒を規定の長さにカットし接着位置が、ずれないようにテープなどで固定し、注射器を用いて接着剤を流し込みます。
 
 このとき少量の注入でOKです。液体接着剤ですから、表面張力でアクリル板とアクリル三角棒の接触面に広がります。
 (大量に流し込むと接着剤がはみ出て仕上がりが汚
 くなってしまいます。)
 
   ほぼ、瞬間的に接着されてしまいますので、後からの接着やり直しはできませんので、慎重に行ってください。
無理に剥がすと、接着面が非常に汚い形で残ってしまいます。

 三角棒とサイドパネルの接着状態
 各パネルは輪ゴムなどで仮固定して組み立てて接着面を正確に合わせます。接着面が正確に重なっている事を確認しながら接着剤を注射器で流し込みます。 
 作業は結構細かい作業になります。

 接着剤を流し込み輪ゴムをはずせば、完成です。概ね2時間位で製作することが出来ます。
 ぜひ、製作してみてください。

 
 

 私は、プロでありませんから製品と言うレベルの物を製作できませんでしたが、何個か製作しローカル局に使用していただきましたが、
  なかなか好評です。

  
  
 同様にCT社のHAM IAMBIC にも2ミリ厚のアクリル板で防塵用ケースを作ってみました。ベンチャーに比べて一回り小さく80o角の台座にゴールドのダブルレバーのパドルです。 このカバーの方が小さい分2mmのアクリル板でも十分な強度が得られました。
 
CT社のHAM IAMBIC用

 Olkey−F88ケーシングコンテストの副賞で貰ったGHD社GN507DX用にも作成しました。今回のダストカバーはパドルの台座と全く同じ大きさの100×100(mm)で前作のものとは異なりマグネットシートで台座に固定されるようにしました。 (2009.Jan.3)
GHD社 GN507DX用



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