基地強化を許さない 12/22行動in相模原

ブッシュ政権はイラク戦争の大義がウソであったことを自己暴露しました。ブッシュや
小泉のペテン師達に振り回されていたら平和の到来はこないと反戦・平和運動による在日米軍の
完全撤去こそが『平和の証』と市民らが声を掛け合い12月22日にキャンドールデモをおこなった。
米陸軍第1軍団を歓迎しない会もこのデモに賛同した。



集会アピールをサンタクロースの衣装で読み上げる県央コミュニティユニオンの
大窪智恵子さん



相模原市役所前から補給敞西門を経て相模原駅までをデモ行進する団体や個人





集 会 ア ピール


 基地の下で70年。もう我慢の限界。黙っていると100年先も基地の街。
 「相模原市米軍基地返還等促進市民協議会」は今、こう市民に訴えかけ、額賀防衛庁長
官とライス、ラムズフェルド両長官宛に抗議ハガキを送ろうとの運動をスタートさせた。
1937年にキャンプ座間の前身、日本陸軍士官学校が、翌1938年に相模総合補給廠の前身、
相模陸軍造兵廠が設置された。いずれも、その地を生活の糧にしていた農民から半ば
強制的に土地を取り上げ、以来70年にわたって、軍隊がその地を占有し続けているのである。
こんな不条理がこの先何十年も続いていいわけがない。
 基地のために道路は寸断され、街づくりにも大きな支障をきたし、土ぽこりが民家に舞い込む。
かつてはゴルフボールが飛び込んできたり、重金属に汚染された排水が川に垂れ
流されたりしたこともある。ヘリコプターの離発着によるに騒音被害も市民生活を脅かすものだ。
フェンスー枚を隔てた広大な基地は、私たちの立ち入りを拒むばかりか、数々の
迷惑、被害を市民に及ぼしてきたのだ。

 ◆◆◆

10月29日、日米両政府は「日米同盟:未来のための変革と再編」を発表、在日米軍基
地の再編計画を示した。
 キャンプ座間には米陸軍第1軍団を改編した新司令部と陸上自衛隊の中央即応集団司令
部が、相模総合補給廠には陸上自衛隊普通科連隊がやって来るという。相模原、座間両市
の度重なる要請に対し、日本政府は直前まで「まだ決まっていない」との答えを繰り返し
ていたのに、その約束は全く反故にされ、こうした計画がいきなり示されたのである。
これ以上の基地負担はゴメン、と繰り返してきた相模原、座間両市の訴えは全く考慮されず、
無視されたのである。
 小川勇夫=相模原市長は「戦車にひかれたって、相模原のために命をかけてやる」と、
星野勝治=座間市長は「ミサイルを撃ち込まれても、基地強化を阻止する」と相次いで、
不退転の決意を表明した。両市長とも意気軒昂である。1年以上にわたって取り組まれて
いる市民ぐるみの基地強化反対運動を今、さらに強めようとしている。

 ◆◆◆

11月13日、私たちは2月19日に続いて、キャンプ座間司令部を包囲した。3500人もの市民、
労働者が米軍再編による基地強化の声を司令部にぶつけたのである。しかし、「中間報告
から「最終報告」に向かう今、こうした抗議の声、運動をさらに大きくする必要がある。
相模原、座間両市の取り組みとも連携しながら、市民ぐるみ、県民ぐるみの運動に
発展させ、米軍再編による基地強化策を撤回させよう。
 もう一つの基地強化、原子力空母の横須賀母港化も決して受け入れることはできない。
同じく米軍再編の名で計画されている沖縄一辺野古の新基地建設も、お隣の国、韓国一平
澤(ピョンテク)で進められている基地拡張も認めることはできない動きだ。沖縄や韓国で基
地強化に反対する運動とも連帯しながら、米軍基地の再編計画を撤回させよう。

                             2005年12月22日
          基地強化を許さない12/22行動血相榛原 参加者一同