2004年

 8月25日

映画『苦い涙の大地から』上映&馮佳縁さん証言集会

 8月29日

第9回総会 &高橋融弁護士講演会

 

 8月25日夜、遺棄毒ガス問題に関するドキュメンタリー映画『にがい涙の大地から』制作者の海南友子氏と、昨年8月チチハルの毒ガス噴出事件で被害を受けた小学生馮佳縁さん・母親の白玉栄さんを招き、映画と証言の集会を開きました。平日夜の時間帯にもかかわらず30名を越える参加があり、あまり知られていない遺棄毒ガス問題に対する認識を深め、問題意識を共有することができました。なお馮さん親子は、集会前に仙台市内を観光。今年留学100周年を迎えた魯迅の記念碑を訪れたことを喜んでいました。

 次いで8月29日午後、宮城の総会が開催されました。強制連行訴訟弁護団の高橋融弁護士を招き、強制連行問題の現状と展望について講演をいただきました。その中で、強制連行の裁判が着実に勝利に向かって前進していること、問題の全面的解決のためには裁判の勝利だけでなく、強制連行問題そのものに対する認識の高まりと世論の盛り上がりが必要であることを深く学びました。

戻る