アクセス
顎関節症について
治療
 痛みを取り除く
  治療を始めるにあたり、最初に考えなくてはならないのは痛みなどの苦痛を軽減させることだと考えています。多くの場合は、マウスピース(スプリント)という装置を歯につけていただき、それを噛むことによって痛みを取り除きます。時には痛み止めなどの薬を併用していくこともありますが、患者様によってその症状はまちまちなので詳しい検査が必要となってきます。
Copyright (C) 2005-2018 General Dentistry AOKI
 病状を把握する
   患者様の骨格のパターン、噛み合わせの状態、問題となる症状の種類をきちんと把握してから治療をすすめることが大切です。まず痛みなどの急性症状が無くなってきたら、噛み合わせに関する詳しい検査をする必要があります。詳しくは噛み合わせの検査の項を参照して下さい。

顎関節症とは
   顎関節の周囲に痛みや雑音(ポキポキ、ガリガリ)があったり口が開けにくいといった症状が主なものですが、首や肩の筋肉にも痛みが出ることがあるようです。さらに耳、目などの症状も顎関節症の中の症状だと主張する人も少なからずいますし、姿勢に影響を及ぼす人もいると言われています。

 本格的な治療
     検査をしてからその結果に応じて治療の方法が選択されます。治療方法としては、矯正治療を行う場合や補綴(ほてつ:差し歯や入れ歯)を入れる場合、さらにその療法が必要な場合など様々です。最初に行うマウスピース(スプリント)や薬物療法では、痛みなどを取り除くことはできても根本的な原因を取り除くことは困難です。多くの場合には本格的な噛み合わせの治療をする必要性があることが多いようです。
原因
   顎関節症の原因は噛み合わせなど様々なことが言われています。確実にいえることは「何らかの原因」によって、顎関節の内部の正しい営みができなくなっていろいろな症状が出てきていることと考えています。歯ぎしりや食いしばり(ブラキシズム)や悪習癖(極端な噛み癖、悪い姿勢を長時間するなど)は原因と言うよりもむしろその結果をさらに悪くする因子ではないかと考えています。
 リコール
   噛み合わせの治療が終わってからは、症状の変化を見極めていくことが重要になってきます。矯正治療を行った場合には、その噛み合わせが悪い方に戻っていかないようにリテーナーという装置を入れることが多いですし、補綴治療を行った場合にも定期的な診査をし続けることが重要です。