まず、気分だ。向こう10年、飽きないで使えそうな竿か考える。
これが価格より大事だ。2年とかで飽きてまた買うことを考えたら、少々高めでもそっちのほうが安くつく場合がある。
何より交渉だ。我が家を取り仕切る御代官様に何度も頭を下げることを考えたら、一度のほうがよい。必ずこれ買ったらもう10年買わないとか、しばらく何も要らないとかアピールする。
カタログみて大きなため息とか。(以外に効果ある)そしてまだ駄目なら、女遊びをしてサラ金から金を借りるとダダをこねる。(時と場合、使い方注意)
男はノンズームだ。
初めて買った竿がズームだった。最大の欠点は担いだ時にちょうど繋ぎ目が頭の真裏辺りにくる。そして仕事をしていると、襟足の毛がいつの間にか隙間に入る、そして毎回毛が抜ける。痛たたた・・・
それと、たった50センチのことで、重さがあれだけ出ると、プラスマイナスで0にできない。
やはり一番行くであろう河川に合わせた竿でしょう。
そうは言っても瀬を主体なのか、チャラ瀬か・・となると、オールラウンドかな?特価品は要注意だ。修理の寿命が短い危険性が高い。
もうひとつ、竿の硬さは重要なのだが、いつも自分のほしい硬さよりワンランク硬いのを選ぶ。
なぜなら、3年ぐらい使ってくるとコシが抜けてくる。グデグデして使いにくい。
鮎を初めて2年の話。
釣りたくてたまらない状態の年で、2本目の竿を注文してあった。確かダイワの13万ぐらいの竿でした。
注文のときにお金を払った77,500円。そして竿が入荷した連絡をもらい、入金済みなので一ヶ月して取りに行く。
オヤジが俺の顔を見るなり、モジモジしている。俺に惚れたか?と思わせるほどモジモジ。
竿取り来たよと言うと、沈黙。どうしたかと尋ねると、俺が取りに来ないので先ほど売ってしまったようだ。
まあ、取りに来ない俺も悪い。そしてオヤジが2〜3日で来るからと謝った。
でもね、俺っちは今晩から四万十川にいくことのなっていた。そして、展示してある竿を調べると、マミヤのロイヤルプレジデントX90と書いてあった24万の竿が目に付いた。
じゃーこれにするかと言うと、オヤジは差額を〇〇〇円出してというので、じゃー俺の竿と言うと、半べそでそれを受け取ってくれという。あまりにも可哀相なので、やはり差額をと言うと、受け取れないという。
それならと24万の竿を77,500円でゲットした。
尚且つ使いやすかったのでオオ儲け。
結局のところシマノのリミテッドプロを買った。
不思議とこの竿を買ったら他の竿をほしいと思わなくなった。(現在は……)
〜2011年5月〜