北海道・東北エリアページ九州・沖縄エリアページ朝食付きルーム検索ペットと泊まれる宿全国ペンション&民宿一発検索駅から検索高速バス予約東京ディズニーリゾート(R)

グッディーズ店主の音楽試聴記
2006-11

メールマガジンでも発行しています。

<musicaphon>
M 56849 \2080
世界初録音
ベートーヴェン:ピアノ五重奏版
ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.3788(編曲者不詳)
ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58(アレクサンダー・ペッシンガー:編曲)
ハイドルン・ホルツマン(Pf)、
コンチェルティーノ・ミュンヘン

発売がやや遅れていたものですが、ようやく入荷しました。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲の室内楽版は初めて耳にしますが、この編曲
は世界初録音です。このような編曲の楽しみ方の一つに大編成では聴き取り
づらい和声が聴けると言うのがあると思いますが、この盤は聴き進むと室内
楽版である事を意識させないほどしっくりと響いています。管弦楽曲のピア
ノ版などはどうしても響きの違いに違和感がありますが、室内楽版はその点
で有利です。反面、このような聴きなれた作品だと、聴き手が本来のオーケ
ストラの響きを自分で頭の中で補ってしまう事もあります。ティンパンなど
入っていなのに、頭の中では自然に鳴っていると言うような状態ですね。
自然に聴けすぎてしまうのも良し悪しで難しいところです。
第4番ではベートーヴェン自身が弾いたとされる独奏パート(やはり草稿ま
ま残された)は現行版と異なる部分があるらしいとの事ですが、すんなり
聴けてしまい詳細は不明です。
演奏は特に強い主張を感じさせるものではありませんが作品の良さは十分に
伝わるもので好演です。録音は響きより鮮明さ優先で、この版を聴くには
良い傾向です。



楽天ブックストップページ