<クラシック・輸入盤新譜情報 12-07>


<Deutsche Grammophon>
4779982 ¥1850
クロード・ドビュッシー(1862-1918):
前奏曲集 第1巻(1909-10)
前奏曲集 第2巻(1912-13)
ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)
録音:2012年5月17-21日 ラ・ショード・フォン
ドビュッシー生誕150年。現代音楽の旗手、エマールによるドビュッシーの前
奏曲集です。
エマールはワーナー時代の2002年に《映像》と《練習曲》を収録したドビュッ
シー・アルバムを録音し、非常に高い評価を得ています。また、2005年の来日
の際には前奏曲集から何曲かを演奏し、磨き抜かれた音色と、そこはかとなく
立ち上る香気で絶賛を博しました。記念イヤーの最重要リリースです。
前奏曲集全2巻が1枚のCDに収録されているのも嬉しいところです。"





<DECCA>
4783527 ¥1850
1)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番 Op.22*
2)サン=サーンス/ゴドフスキー編:動物の謝肉祭-白鳥
3)ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調*
4)ラヴェル:前奏曲
5)ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー*
6)ガーシュウィン/パーシー・グレインジャー編:ラヴ・ウォークト・イン
ベンジャミン・グロヴナー(ピアノ)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジェームス・ジャッド(1,3,5)
録音:2012年4月16-19日 リヴァプール
2012年に20歳になるイギリスのピアニスト、ベンジャミン・グロヴナー。11歳
でBBC青少年音楽コンクールに優勝し、著名な室内楽ホールであるロンドンの
ウィグモア・ホールや、音楽の殿堂ニューヨークのカーネギーホールに次々デ
ビュー。神童の名を欲しいままにした彼が2011年デッカと専属契約を締結し、
デビューをリリース。先週6/8にはUK Critics’ Circle’の “Exceptional
Young Talent” 賞を受賞しました。セカンド・アルバムとなる今作には、サ
ン=サーンス、ラヴェル、ガーシュウィンの作品を収録し、鮮烈な演奏を聴か
せてくれます。

4783533 ¥1850
ヴィラ=ロボス:
子供のカーニヴァル(全7曲)
ショーロス第5番(ブラジルの魂)
実用の手引き-A Mare Encheu
苦悩のワルツ
ブラジルの密林への郷愁
貧しい目の見えない女
ひっくり返ったカヌー
カボークロの伝説
グァルニエリ:
黒人の踊り
ポンティオ第24番
トッカータ
オズワルド:ゆるやかなワルツ
レヴィ:ブラジルのタンゴ
ネット:ミンハ・テラ
フェルナンデス:ソナチネ形式の3つの練習曲
ヴィラ=ロボス:赤ちゃんの一族第2集-O Gatinho de Papelao
サントロ:パウリスターナ第1番
サントロ:トッカータ
ヴィラ・ロボス:ニューヨーク・スカイライン
ミニョーネ:
Valse Elegante
マロカ
コンガーダ
ネルソン・フレイレ(ピアノ)
録音:2012年2月21日-25日 ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ
ブラジルが生んだ伝説的ピアニスト、フレイレがラテンの香りあふれる故郷
ブラジルの作品に取り組みました。フレイレと同様、ヨーロッパ、中でもフラ
ンスで特に高い評価を得ている、ヴィラ・ロボスの作品を中心に、ブラジルの
作曲家によるピアノ作品を集めています。並はずれたテクニック、メロディに
寄り添う感性、そして生まれついてのリズム感で奏でられる当アルバムで、ブ
ラジル音楽に開眼する聴き手もいるのではないでしょうか。
フレイレの前作「夕べの調べ-リスト:ピアノ作品集(4782728)は “完全なる
美とエレガンス”(英ガーディアン紙), “フレイレの特別上質な演奏が聴き手
をリストに直接ひきあわせる”(BBCミュージック・マガジン誌)“など 非常
に高い評価を得ました。今作は、今年生誕125年を迎える同郷の作曲家ヴィラ
=ロボスへのフレイレの熱い共感があふれる演奏が印象的です。

<DECCA>
4783515 3枚組 \2350
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
CD1 ピアノ協奏曲第1番ハ長調 作品15・第2番変ロ長調作品19
CD2 ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37・第4番ト長調作品58
CD3 ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73《皇帝》"
ダニエル・バレンボイム(ピアノ・指揮)
シュターツカペレ・ベルリン
録音:2007年5月21-23日 ボーフム、ヤールフンデルトハレ
バレンボイムが世界に贈るベートーヴェン・プロジェクト「ベートーヴェン・
フォー・オール」。
第3弾はバレンボイム自ら指揮とピアノ・ソロを担当したピアノ協奏曲集です。
伴奏はベルリン国立歌劇場管弦楽団。
7歳の時にピアニストとしてデビューしたバレンボイム。指揮者としての多忙
な日々を送るかたわら、ピアニストとしても今なお精力的に活動しています。
このピアノ協奏曲全集は、2007年ドイツのボーフムで行われたルール・ピアノ
・フェスティバルでの録音で、ベートーヴェン作品では珍しい、弾き振り(指
揮とピアノ・ソロを兼務)による演奏です。バレンボイムはかつてクレンペラ
ーの伴奏指揮でベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を録音、その後ルービン
シュタインのソロの伴奏指揮を担当、1985年には自らベルリン・フィルを弾き
振りして全曲録音を行っています。今回の弾き振りによる全曲録音はそれ以来
となるものです。

●Decca Opera 追加1点
4784147 2枚組 \1850
『レオンカヴァルロ:歌劇「道化師」(全曲)』
プラシド・ドミンゴ(T: カニオ), テレサ・ストラータス(Sp: ネッダ)
フアン・ポンス(Br: トニオ), フロリンド・アンドレオッリ(T: ペッペ)
アルベルト・リナルディ(Br: シルヴィオ),
アルフレード・ピストーネ(Br: 第1の農夫)
イヴァン・デル・マント(T: 第2の農夫)
『マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」(全曲)』
プラシド・ドミンゴ(T: トゥリッドゥ),
エレーナ・オブラスツォワ(Ms: サントゥッツァ),
フェドーラ・バルビエリ(Ms: ルチア),
レナート・ブルゾン(Br: アルフィオ)
アクセル・ガル(Ms: ローラ)
ジョルジュ・プレートル(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団
《録音》1981年, ミラノ (ステレオ:セッション)音源:PHILIPS
フランコ・ゼッフィレッリ演出のオペラ映画のサウンドトラックとして録音さ
れたものです。19世紀の南イタリアを舞台に繰り広げられる愛憎劇。愛するが
故の嫉妬が生んだ結末まで、ドミンゴの迫真の演技と熱唱によるヴェリズモ・
オペラの傑作です。



<Deutsche Grammophon>
4790534 2枚組 \1850
《ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの芸術》追悼記念盤
【CD1】
シューベルト:
『音楽に寄せてD.547』『ミューズの子D.764』『君はわが憩いD.776』
『セレナードD.957-4』『緑の中の歌D.917』『好きな色D.795-16』
『かじかみD.911-4』『辻音楽師D.911-24』
『メロドラマ「別れ-美しきこの世よさらば」D.829』-
ジェラルド・ムーア(P)
《録音》1969-1972年
J・S・バッハ:
『カンタータ第82番「われは満ち足れり」BWV.82より第1曲アリア
-カール・リステンパルト(指揮)管弦楽団
《録音》1951年
グルック:
歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」よりアリア「あな、君失せぬ」』,
モーツァルト:『歌劇「魔笛」よりアリア「私は鳥刺し」』
-フェレンツ・フリッチャイ(指揮)ベルリン放送交響楽団
《録音》1956年
ブラームス:『野にひとりいてOp.86-2』-イェルク・デムス(P)
《録音》1958年
リスト:『それはすばらしいことに違いないS.314』
-ダニエル・バレンボイム(P)
《録音》1979年
R・シュトラウス:『セレナードOp.17-2』
-ヴォルフガング・サヴァリッシュ(P)
《録音》1981年
ヴォルフ:『隠棲』-スヴャトスラフ・リヒテル(P)
《録音》1973年
ワーグナー:『歌劇「タンホイザー」より「宵星の歌」』
-オットー・ゲルデス(指揮)ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
《録音》1968年
ワーグナー:
『楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より「にわとこが何とやわ
らかく」』
-オイゲン・ヨッフム(指揮)ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
《録音》1976年
R・シュトラウス:
『歌劇「アラベラ」より「伯爵さま・・・古い戦友として」』
-ヨゼフ・カイルベルト(指揮)バイエルン州立管弦楽団
《録音》1963年
【CD2】
マーラー:
『「リュッケルトによる5つの詩」より「真夜中に」「私はやわらかな香りを
かいだ」「私の歌をのぞき見しないで」「私はこの世に忘れられ」』
-カール・ベーム(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音》1963年
シューマン:『歌曲集「詩人の恋」Op.48(全曲)』-イェルク・デムス(P)
《録音》1965年
ラームス:『エオルスの竪琴に寄せてOp.19-5』『月夜』
-イェルク・デムス(P)《録音》1967年
ヴォルフ:
『皆様方にセレナードをお贈りすべく』
『どんな歌を歌ってあげたらいいだろう』
-ヘルタ・クルスト(P)
《録音》1950年
ドビュッシー:『洞窟』『マンドリン』-カール・エンゲル(P)
《録音》1959年
シェック:『追悼の辞Op.20-14』-マルグリット・ウェーバー(P)
《録音》1958年
オルフ:『「カルミナ・ブラーナ」より「胸のうちは、抑えようもない」』
-フェレンツ・フリッチャイ(指揮)ベルリン放送交響楽団
《録音》1949年
F=ディースカウ、わが人生を語る(一部)
《録音》1963年
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
20世紀後半を代表するバリトン、フィッシャー=ディースカウの魅力を凝縮
した2枚組です。古典から現代に至る幅広いレパートリーをもち、表現力や歌
詞への理解などで高い評価を得ていました。




<Decca>
4784389 23CD+1DVD ¥7080
《カーゾン/コンプリート・デッカ・レコーディングズ》
【CD1】
『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」』
-ジョージ・セル(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1949年9月》
『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23』
-ジョージ・セル(指揮)ロンドン新交響楽団《録音:1950年9月》
【CD2】
『シューベルト:4つの即興曲D.935,Op.142』《録音:1952年12月》
『シューベルト:ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D.850,Op.53』《録音:1963年6月》
【CD3】
『モーツァルト:「ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488」
「ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595」』
-ジョージ・セル(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1964年12月》
【CD4】
『フランク:交響的変奏曲』
『アンリ・リトルフ:交響的協奏曲:第4番ニ短調Op.102』
-エイドリアン・ボールト(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1955&1958年》
『ファリャ:スペインの夜の庭』
-エンリケ・ホルダ(指揮)ロンドン新交響楽団《録音:1951年7月》
『アラン・ロースソーン:ピアノ協奏曲第2番』
-マルコム・サージェント(指揮)ロンドン交響楽団
【CD5】
『幻想曲ハ長調「さすらい人」(リスト編曲版)』
-ヘンリー・ウッド(指揮) クイーンズ・ホール管弦楽団《録音:1937年4月》
『モーツァルト:「ピアノ四重奏曲第1番ト短調K.478」
「ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調K.493」』
-アマデウス弦楽四重奏団メンバー《録音:1952年9月》
【CD6】
『モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488』
-ボイド・ニール(指揮)ナショナル交響楽団《録音:1945年12月》
『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15』
-エンリケ・ホルダ(指揮)ナショナル交響楽団《録音:1946年1月》
【CD7】
『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23』
-ゲオルク・ショルティ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1958年10月》
『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18』
-エイドリアン・ボールト(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1955年6月》
【CD8】
『グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16』
-エイヴィン・フィエルスタート(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1959年6月》
『ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83』
-ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1957年10月》
【CD9】
『ベートーヴェン:「ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58」
「ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」』
-ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1954&1957年》
【CD10】
『シューベルト:4つの即興曲D.899,Op.90』《録音:1954年6月》
『モーツァルト:「ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488」
「ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491」
-ヨーゼフ・クリップス(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1953年10月》
【CD11】
『シューマン:「幻想曲ハ長調Op.17」「子供の情景Op.15」』
《録音:1954年3月》
『シューベルト:「幻想曲ハ長調「さすらい人」D.760,Op.15」』
《録音:1949年7月》
【CD12】
『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15』
-エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団《録音:1953年5月》
『グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16』
-アナトール・フィストゥラーリ(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1951年10月》
【CD13】
『リスト:「ピアノ・ソナタ ロ短調S.178」「愛の夢第3番変イ長調S.541-3」
「忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調S.215-1」
「演奏会用練習曲第2番嬰ヘ短調「小人の踊り」S.145-2」「子守歌S.174」』
《録音:1963年9月》
【CD14】
『ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲第2番イ長調Op.81』
『フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調』
-ウィーン・フィルハーモニー弦楽四重奏団《録音:1962&1960年》
【CD15】
『モーツァルト:「ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488」
「ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491」
-イシュトヴァン・ケルテス(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1967年10月》
【CD16】
『モーツァルト:「ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」」
「ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595」』
-イシュトヴァン・ケルテス(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1967年12&10月》
【CD17】
『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15』
-ジョージ・セル(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1962年6月》
『ブラームス:「愛の歌(18のワルツ、4声と4手ピアノのための)Op.52」
「新しい愛の歌Op.65-さて、ミューズよ」』
-イルムガルト・ゼーフリート(Sp), キャスリーン・フェリアー(A),
ユリウス・パツァーク(T), ホルスト・ギュンター(Br),
ハンス・ガルピアーノ(P)《録音:1952年9月》
【CD18】
『シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D.667,Op.114「ます」』
-ウィーン八重奏団員《録音:1957年10月》
『ブリテン:「序奏とブルレスク風ロンドOp.23-1」
「マズルカ・エレジアカOp.23-2」』《録音:1944年1月》
『ウィレム・ペイペル:交響曲第3番』
-エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団《録音:1953年5月》
【CD19】
『シューベルト:即興曲D.899,Op.90-3&4』《録音:1963年6月》
『シューベルト:即興曲変イ長調D.935-2』
『シューベルト:楽興の時D.780,Op.94』
『ベートーヴェン:「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ変ホ長調
Op.35』《録音:1971年2&4月》
【CD20】
『ブラームス:「ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5」
「間奏曲変ホ長調Op.117-1」「間奏曲ハ長調Op.119-3」』《録音:1963年12月》
『シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960』《録音:1972年11月》
【CD21】
『モーツァルト:「ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466」
「ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595」』
-ベンジャミン・ブリテン(指揮)イギリス室内管弦楽団《録音:1970年9月》
【CD22】
『ベートーヴェン:ロンド・ア・カプリッチョ ト長調Op.129』
『メトネル:4つの抒情的断片Op.23-3』
『リスト:ペトラルカのソネット第104番』
『ブラームス:「カプリッチョ ロ短調Op.76-2」「間奏曲ハ長調Op.119-3」
「間奏曲変ホ短調Op.118-6」「ラプソディ第2番ト短調Op.79-2」
「間奏曲変ホ長調Op.117-1」』『リスト:「メフィスト・ワルツ第1番S.514」
「愛の夢第3番変イ長調S.541-3」』『ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調』
《録音:1942-1949年》
『ファリャ:スペインの夜の庭』
-エンリケ・ホルダ(指揮)ロンドン新交響楽団《録音:1945年9月》
【CD23】『BBCインタビュー』(「師シュナーベル、ランドフスカの思い出」
「無人島への一枚」について語る)《録音:1973&1978年》
【DVD:BBCリサイタル】
『シューマン:子供の情景 Op.15』
『ブラームス:カプリッチョ ニ短調 op.116-1』《収録:1959年, モノクロ》
『シューベルト:「楽興の時 第3番D.780」「即興曲第2番 変イ長調」
「ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960」』《収録:1968年, カラー》
ケテルビーの甥に当たるイギリスのピアニスト、クリフォード・カーゾン。
シュナーベルのもとで研鑽を積み、1939年のアメリカ・デビューで大成功を
収めて以来、欧米での評価が格段に上がり、生涯、神のごとく尊敬を集めま
した。録音嫌いだったために、残された数少ない録音は一枚一枚が貴重な宝物
といえます。師匠シュナーベルと同様、モーツァルト、ベートーヴェン、シュ
ーベルト、ブラームスなどドイツ=オーストリア系の作品を得意とし、その
透明な音色と品格ある音楽性で圧倒的な支持を得ました。ブラームス、シュー
ベルト他のアルバムでも、作品の隅々までを知り尽くし、最高の理想を追い
求めるアーティストのみが実現できる、心に深く響く音楽を聴かせてくれます。


●Decca Opera 2枚組 ¥1850 3枚組 ¥2580
4784159 2枚組
《J.シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」(全曲)》
ヴォルフガング・ブレンデル(Br:アイゼンシュタイン),
キリ・テ・カナワ(Sp:ロザリンデ),
トム・クラウセ(Br:フランク),
ブリギッテ・ファスベンダー(Ms:オルロフスキー)
リチャード・リーチ(T:アルフレート),
オラフ・ベーア(Br:ファルケ)
アントン・ヴェンドラー(Br:ブリント),
エディタ・グルベローヴァ(Sp:アデーレ)
カリン・ゲットリング(Sp:イーダ),
オットー・シェンク(語り:フロッシュ)
アンドレ・プレヴィン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団
《録音》1990年11月, ウィーン、ムジークフェラインザール
(デジタル:セッション) 音源=PHILIPS
プレヴィン&ウィーン・フィル初のオペラ録音となったアルバム。キリ・テ・
カナワ、オラフ・ベーア、エディタ・グルベローヴァなど、豪華な歌唱陣によ
る「こうもり」です。真面目さを基調とした歌手を起用しつつ、その中に面白
さを追求したプレヴィン&ウィーン・フィルの見事な演奏です。

4784167 2枚組
《ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」(全曲)》
ジュゼッペ・タッディ(Br:ファルスタッフ),
ローランド・パネライ(Br:フォード),
フランシスコ・アライサ(T:フェルトン),
ライナ・カバイヴァンスカ(Sp:フォード夫人),
クリスタ・ルートヴィヒ(A:クイックリー夫人),
ジャネット・ペリー(Sp:ナネッタ),
トゥルデリーゼ・シュミット(Ms:ペイジ夫人)、他
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団
《録音》1980年5月, ウィーン(デジタル:セッション)  音源=PHILIPS
ほぼ同じキャストによる1982年ザルツブルク音楽祭の映像もありますが、この
アルバムはその2年前にカラヤンが完璧さを追求したスタジオ録音です。巨匠
の至芸による丁寧で緻密な曲運びと堂々とした演奏。60才を越えたタッディを
タイトル・ロールとして起用し、「真剣に人生を歩む時にこそ、本当の笑いが
感じられる」ことを教えられる名演です。

4784153 2枚組
《プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」(全曲)》
レナータ・テバルディ(Sp:蝶々夫人),
カルロ・ベルゴンツィ(T:ピンカートン)
アンジェロ・メルクリアーリ(T:ゴロー),
フィオレンツァ・コッソット(Ms:スズキ)
エンツォ・ソルデッロ(Br:シャープレス),
ヴィルジリオ・カルボナーリ(Bs:神官)
パオロ・ワシントン(Bs:僧侶), オスカー・ナンニ(Bs:ヤクシデ)
リディア・ネロッツィ(Ms:ケート・ピンカートン)、他
トゥリオ・セラフィン(指揮)
サンタ・チェチーリア国立音楽院管弦楽団&合唱団
《録音》1958年7月、ローマ、サンタ・チェチーリア音楽院
(ステレオ:セッション)   音源=Decca
イタリア・オペラの黄金期を支えた最高のソプラノ、テバルディの歌う、温か
く可憐な蝶々さん。加えてリリック・テノールの最高峰ベルゴンツィ、シミオ
ナートの後を担う若き日のコッソットらの見事な歌唱。更にイタリア・オペラ
の神様とも言える大御所セラフィンの指揮によるこの録音は、あまたの演奏の
中でもベストと言えるものでしょう。録音も優秀で、イタリア・オペラの神髄
を伝える歴史的な名盤です。

4784141 2枚組
《ビゼー:歌劇「カルメン」(全曲)》
ジェシー・ノーマン(Sp:カルメン), ニール・シコフ(T:ドン・ホセ)
ミレッラ・フレーニ(Sp), サイモン・エステス(Br)
ギレーヌ・ラファエル(Sp), ジーン・リグビー(Ms)
ジェラール・ガリーノ(T), フランソワ・ル・ルー(Br)(バリトン)
ニコラス・リヴェンク(Br), ジャン=フィリップ・クリティ(Bs)、他
小澤征爾(指揮) フランス国立管弦楽団
フランス放送合唱団, フランス放送少年合唱団
《録音》1988年7月、パリ、ラジオ・フランス(デジタル:セッション)
音源=PHILIPS
豪華なオールスター・キャストで贈る小澤のカルメン。ノーマンの圧倒的な美
声のカルメン、復帰後間もないカレーラスの劇的な歌唱、そして最高の当り役
のひとつと言えるフレーニなど、古き良き日ならではの豪華な饗宴が繰り広げ
られています。

4784145 3枚組
《グノー:歌劇「ファウスト」(全曲)》
キリ・テ・カナワ(Sp), フランシスコ・アライサ(T)
エフゲニー・ネステレンコ(Bs), アンドレアス・シュミット(Br)
パメラ・コバーン(Sp),  マリヤーナ・リポヴシェク(A)、他
コリン・デイヴィス(指揮)
バイエルン放送交響楽団&合唱団
《録音》1986年2月, ミュンヘン(デジタル:セッション)音源=PHILIPS
豪華キャストによる見事な「ファウスト」の演奏。特にネステレンコのメフィ
ストが巧演で、このオペラの劇的性格を奥深いものにしています。テ・カナワ
の素晴らしいアリアも聴きもの。合唱、オケの水準も高く、リアルで驚異的に
質感が高い超優秀録音です。

4784165 2枚組
《ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」(全曲)》
モンセラート・カバリエ(Sp), ソーナ・ガザリアン(Sp)
パトリシア・ペイン(Ms), ホセ・カレーラス(T),
イングヴァル・ヴィクセル(Br), 他
コリン・デイヴィス(指揮)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
カバリエとカレーラスの豪華主演で贈るデイヴィスのの珠玉の「仮面舞踏会」。
リリカルな声質でヒロイックに熱演するカレーラス。彼のリッカルドは正に理
想的で、唖然とするほど見事な歌唱で歌われます。デイヴィスの劇的緊張感に
貫かれた指揮も見事。

4784161 3枚組
《R・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」(全曲)》
イヴリン・リアー(Sp:元帥夫人),
フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms:オクタヴィアン)
ジュール・バスタン(Bsバス:オックス男爵),
ルース・ウェルティング(Sp:ゾフィー)
デレク・ハモンド=ストラウド(Br:ファーニナル),
ホセ・カレーラス(T:歌手)、他
エド・デ・ワールト(指揮) ネザーランド・オペラ合唱団
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団,
《録音》1976年7月, ロッテルダム、デ・ドゥーレン(ステレオ:セッション)
音源=PHILIPS
「流麗なメロディ・ライン」と「豪華なオーケストレーション」を見事に浮き
出させたデ・ワールト。彼の解釈は、ワーグナー的楽劇寄りではなく、濃厚的
でなくあっさりとした喜劇風の解釈。ワーグナーとモーツァルトを統合した作
品として意図されていたということで、音楽の美点が強調されたものです。
シュターデの歌うオクタヴィアンも絶品。

4784155 3枚組
《ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」(全曲)》
レオ・ヌッチ(Br), チェチーリア・バルトリ(Ms),
ウィリアム・マッテウッツィ(T), ミケーレ・ペルトゥーシ(Br)
グローリア・バンディテルリ(Sp), パータ・ブルチュラーツェ(Bs)
エンリーコ・フィゾーレ(Br),ピッポ・アネパータ(Bs)
ジュゼッペ・パターネ(指揮)
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団&合唱団
《録音》1988年7月, ボローニャ(デジタル:セッション)音源=Decca
ボローニャでの「セビリャの理髪師」。“天性のロジーナ”と評されたデビュ
ー間もないバルトリ。高域まで廻るハイ=テナーのマッテウッツィのアルマヴィ
ーヴァ伯爵など、充実の歌手陣を起用。パターネの精彩に富んだ指揮によって、
この作品が生き生きとしたものとなり、心地よい悦びに浸れます。

4784169
ヴェルディの処女作
《ヴェルディ:歌劇「オベルト」(全曲)》
サミュエル・レイミー(Bs), マリア・グレギーナ(Sp)
ヴィオレッタ・ウルマーナ(Ms), 他
ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー室内管弦楽団, ロンドン・ヴォイセズ
《録音》1996年8月, セント・ジョーンズ・スミス・スクェア
(デジタル:セッション)音源=PHILIPS
ヴェルディの処女作。娘を奪われた末、決闘で殺される伯爵オベルトと、悲し
みで自ら生命を絶つその娘を描いた作品。最初の作品なので目新しさはないの
ですが、後の成功を予告する面が見受けられます。

4784173 2枚組
《ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」(全曲)》
ロバート・ヘイル(Br:オランダ人), ヒルデガルト・ベーレンス(Sp:ゼンタ)
ヨーゼフ・プロチュカ(T:エリック), クルト・リドル(Bs:ダーラント)
ウヴェ・ハイルマン(T:舵手), イリス・フェルミリオン(Ms:マリー)、他
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団
《録音》1991年11月, ウィーン、コンツェルトハウス(デジタル:セッション)
音源=Decca
輪郭のしっかりとした力感に満ちたドホナーニの指揮に乗せて、現代を代表す
るワーグナーの歌い手ヘイルが見事な歌唱を聴かせ、ベーレンス、リドルらも
好演を繰り広げた1枚です。「その海は、まさにワーグナーが意図通りに、ス
コアを流れ滑らせてゆく」と、高い評価を得ている名盤の1枚です。

4784177 4枚組 ¥3680
《ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」(全曲)》
ビルギット・ニルソン(Sp:イゾルデ), フリッツ・ウール(T:トリスタン)
レジーナ・レズニック(Ms:ブランゲーネ),
トム・クラウゼ(Br:クルヴェナール)
アルノルト・ヴァン・ミル(Bs:マルケ王),
ヴァルデマール・クメント(T:水夫)
エルンスト・コツープ(T:メロート), ペーター・クライン(T:牧童)
テオドール・キルシュビヒラー(Br:舵手)
ゲオルグ・ショルティ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン楽友協会合唱団
《録音》1960年9月, ウィーン、ゾフィエンザール(ステレオ:セッション)
音源=Decca
当時絶頂期にあったビルギット・ニルソンと、人気ヘルデン・テナーだったフ
リッツ・ウールの共演。ウィーン・フィルも若きショルティによって迫力ある
サウンドを聴かせており、この作品のオーケストラ・パートとしては異例と言
って差し支えない起伏の激しい音楽が今聴くと実に新鮮。カルショウによる半
世紀前の録音とは思えないリアルな録音。そしてウィーン・フィルの濃厚な音
色も個性的で魅力十分です。

4784171 2枚組
《ヴェルディ:歌劇「椿姫」(全曲)》
ジョーン・サザーランド(Sp), ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
マッテオ・マヌグエッラ(Br), デラ・ジョーンズ(Ms), 他
リチャード・ボニング(指揮)
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団 ロンドン・オペラ合唱団
《録音》1979年11月, ウィーン、キングズウェイ・ホール
(デジタル:セッション)音源=Decca
サザーランド2回目の録音。1回目のプリッチャードの盤も若々しくすばらしい
名唱を聴かせてくれましたが、こちらも持ち前の美声が生かされたヴィオレッ
タ。そして、おおらかに歌い切るパヴァロッティのアルフレードに、マヌグエ
ッラがソフトなバリトンで色をそえています。伸びやかな声がホールの空間の
隅々まで響きわたるDeccaの優秀録音です。

4784175 2枚組
ドホナーニの白熱のワーグナー
《ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」(全曲)》
ロバート・ヘイル(Bs), ハンナ・シュヴァルツ(Ms)
ナンシー・グスタフソン(Sp), ペーター・シュライアー(T), 他
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
クリーヴランド管弦楽団
《録音》1993年12月, クリーヴランド、セヴェランス・ホール
(デジタル:セッション)音源=Decca
アメリカ・スーパー・オケによる「リング」。デッカの超優秀録音によって、
コンサート形式の定期演奏会と並行して録音されたものです。すばらしいキャ
ストたちを起用し、ドホナーニが白熱の指揮を聴かせてくれます。

4784139 2枚組
《ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」Op.72(全曲)》
ライナー・ゴルトベルク(T:フロレスタン),
ジェシー・ノーマン(Sp:レオノーレ)
アンドレアス・シュミット(Br:ドン・フェルナンド),
エッケハルト・ヴラシハ(Bs:ピツァロ)
クルト・モル(Bs:ロッコ), パメラ・コバーン(Sp:マルツェリーネ)
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(T:ヤキーノ)、他
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン, ドレスデン国立歌劇場合唱団
《録音》1989年11月, ドレスデン、聖ルカ教会(デジタル:セッション)
音源=PHILIPS
愛と自由を高らかに謳ったベートーヴェン唯一のオペラ「フィデリオ」。投獄
された最愛の恋人フロレスタンを解放する勇敢なレオノーレに、ジェシー・ノ
ーマンほどふさわしいソプラノは今後もきっと見つからないことでしょう。ノ
ーマンをはじめ、傑出したキャスト陣を巨匠ハイティンクが見事にまとめた名
盤です。「ジェシー・ノーマンの声の傑出した美声と演技力は、この最も高貴
なオペラに完璧に一体化している」と、高い評価を得ています。

4784151 3枚組
《オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」(全曲)》
フランシスコ・アライサ(T:ホフマン), エーファ・リント(Sp:オランピア)
ジェシー・ノーマン(Sp:アントニア),
シェリル・ステューダー(Sp:ジュリエッタ)
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms:ミューズ、ニクラウス)
サミュエル・レイミー
(Bs:リンドルフ、コルペリウス、ミラクル博士、ダペルトゥット)
マルティノヴィチ(Br:クレスペル:ボリス),
リカルド・カッシネッリ(T:スパランツァーニ)
ジェフリー・テイト(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン, ライプツィヒ放送合唱団
《録音》1989年6月, ドレスデン、聖ルカ教会(デジタル:セッション)
音源=PHILIPS
燻し銀のドレスデン・サウンドで聴くフランス・オペラの傑作「ホフマン物
語」。一見、真逆とも言えるこの取り合わせが、不思議なマリアージュを醸し
出すテイト盤。アライサら、充実の歌手陣たちの機知にあふれた名歌唱も見事
です。

4784143 2枚組
《ブリテン:歌劇「ねじの回転」Op.54(全曲)》
ヘレン・ドナート(Sp), ヘザー・ハーパー(Sp),
ロバート・ティアー(T), アヴァ・ジューン(Sp),
フィリップ・ラングリッジ(T), 他
コリン・デイヴィス(指揮)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団員
《録音》1981年5月, ロンドン(ステレオ:セッション)音源=PHILIPS
家庭教師に起こる怪奇な出来事を描いたヘンリー・ジェームズ原作の小説を、
ブリテンが神秘的な雰囲気をもつ室内楽的オペラに仕上げた作品です。コリン
・デイヴィスはこのドラマに真撃に対峙し、氷のような冷たい響きの中に、
熱い情感を引き出していきます。

4784157 3枚組
《シュレーカー:歌劇「烙印を押された人々」(全曲)》
ハインツ・クルーゼ(T), エリザベス・コンネル(Ms),
モンテ・ペダーソン(Br), アルフレート・ムーフ(Bs),
ラスロ・ポルガー(Bs), 他
ローター・ツァグロゼク(指揮)
,ベルリン・ドイツ交響楽団  ベルリン放送合唱団
《録音》1993年8月, ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル:セッション)
音源=Decca
作曲家フランツ・シュレーカーは、ウィーンでヴァイオリンと作曲を学び、
1920年以降はベルリンで教鞭をふるい、ハーバやクシェネクを輩出しました。
彼の歌劇は初期のシュトラウスのような豪華絢爛なオーケストレーションと、
印象主義やワーグナー的な動機の手法を取り入れました。この作品は数少ない
彼の成功作で、ツァグロゼクはこの退廃音楽を見事に復活させています。

4784149 2枚組
《モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」K.384(全曲)》
エディタ・グルベローヴァ(Sp:コンスタンツェ),
キャスリーン・バトル(Sp:ブロンデ)
エスタ・ウインベルイ(T:ベルモンテ), ハインツ・ツェドニック(T:ペドリロ)
マッティ・タルヴェラ(Bs:オスミン), 他
ゲオルク・ショルティ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ウィーン祝祭合唱団
《録音》1985年12月, ウィーン、ゾフィエンザール(デジタル:セッション)
音源=Decca
モーツァルトがコンスタンツェとの結婚を控えた幸福の時期に書かれた作品。
昇竜の勢いにあった時代のグルベローヴァの見事なコロラトゥーラをはじめ、
珠玉のモーツァルト歌手を起用。軽快なだけでなはく、ときに激しさをストレ
ートに表現するウィーン・フィルの音楽作りも聞き逃せません。

4784163 2枚組
《チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」(全曲)》
ベルント・ヴァイクル(Br:オネーギン),
テレサ・クビアク(Sp:タチヤーナ)
ユリア・ハマリ(Ms:オリガ),
ニコライ・ギャウロフ(Bs:グレーミン公爵)、他
ゲオルク・ショルティ(指揮)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
《録音》1974年7月, キングズウェイ・ホール(ステレオ:セッション)
音源=Decca
ショルティと国際的スターキャストによるロシア・オペラの最高傑作。ショル
ティにとっては珍しいレパートリーです。精緻を極めた指揮によって、元々芯
の強い美しさをもった作品が一層洗練されたインターナショナルな演奏です。



<Deutsche Grammophon>
47973 ¥1850
《ぺぺ・ロメロ/スパニッシュ・ナイツ》
『フェデリコ・モレーノ・トローバ:「ソナティナ」「夜想曲」』
『ロドリーゴ:「3つのスペイン風小品」』
『セレドニオ・ロメロ:「マドリレナ組曲第1番」』
『トゥーリーナ:「セビリアーナ」』
ペペ・ロメロ(G)
《録音》2010年12月, ミュンヘン、バイエルン・ムジーク・スタジオ
(デジタル:セッション)
現代ギタリストの巨匠のひとり、ぺぺ・ロメロの最新録音は古典的フラメンコ
・スタイルによる作品集です。もちろんスペイン・ギター名作曲家というだけ
でなく、彼らはペペ・ロメロの演奏に触発されてギター作品の筆を執ったそう
です。さらに彼の父親であるセレドニオ・ロメロの曲も収録されています。

47992 ¥1850
《マンドリンで聴く、J・S・バッハ:協奏曲集》
『チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052』
『チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056』
『ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041』
『フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調BWV.1034』
アヴィ・アヴィタル(マンドリン&編曲)
カンマーアカデミー・ポツダム
《録音》2010年9月, ベルリン放送局スタジオ(デジタル:セッション)
マンドリン奏者アヴィ・アヴィタルが、グラモフォンにレコーディングを開始
しました。イスラエル出身の彼は、「絶妙に敏感な演奏」「素晴らしい俊敏性」
と高い評価を得ているマンドリン奏者です。2010年には、アブナー・ドーマン
作曲の「マンドリン協奏曲」(Naxos)で“グラミー賞2010ベストインストゥル
メンタルパフォーマンス”部門にノミネートされました。このアルバムでは、
バッハの協奏曲をマンドリンで奏するもの。すでに「卓越した技術と演奏力で
マンドリン演奏の限界を超える」と評されており、テクニックに走るだけでな
く上品な表現とカラフルな色彩感を引き出しています。


●Collectors Edition
479379 14枚組 ¥8350
ヴェルディの音楽が内包する熱い情熱
《クラウディオ・アバド/ヴェルディ:名オペラ録音集》
【Disc1&2】
『歌劇「アイーダ」(全曲)』
カティア・リッチャレッリ(Sp), プラシド・ドミンゴ(T),
エレーナ・オブラスツォワ(Ms), レオ・ヌッチ(Br), 他,
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
《録音》1981年1月, ミラノ(デジタル:セッション)
【Disc3&4】
『歌劇「仮面舞踏会」(全曲)』
カティア・リッチャレッリ(Sp), プラシド・ドミンゴ(T),
エレーナ・オブラスツォワ(Ms), エディタ・グルベローヴァ(Sp),
レナート・ブルゾン(Br), ルッジェーロ・ライモンディ(Bs), 他
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
《録音》1979-1980年, ミラノ(ステレオ:セッション)
【Disc5-8】
『歌劇「ドン・カルロ」(フランス語版全曲)』
-カティア・リッチャレッリ(Sp), プラシド・ドミンゴ(T),
ヴァレンティーニ・テラーニ(Ms), レオ・ヌッチ(Br),
ルッジェーロ・ライモンディ(Bs), ニコライ・ギャウロフ(Bs), 他
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
《録音》1983-1984年, ミラノ(デジタル:セッション)
【Disc9&10】
『歌劇「ファルスタッフ」(全曲)』
ブリン・ターフェル(Br), トーマス・ハンプソン(Br),
ダニール・シュトーダ(Br), エンリコ・ファチーニ(T),
アンソニー・ミー(T), アナトーリ・コチェルガ(Bs),
アドリアンネ・ピエチョンカ(Sp), ドロテア・レシュマン(Sp), 他
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ベルリン放送合唱団
《録音》2001年4月, ベルリン、フィルハーモニー(デジタル:セッション)
【Disc11&12】
『歌劇「マクベス」(全曲)』
ピエロ・カプッチッリ(Br), ニコライ・ギャウロフ(Bs),
シャーリー・ヴァーレット(Sp), プラシド・ドミンゴ(T), 他
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
《録音》1976年, ミラノ(ステレオ:セッション)
【Disc13&14】『歌劇「シモン・ボッカネグラ」(全曲)』
ピエロ・カプッチッリ(Br), ミレッラ・フレー二(Sp),
ホセ・カレーラス(T), ニコライ・ギャウロフ(Bs),
ジョゼ・ヴァン・ダム(Bs), ジョヴァンニ・フォイアーニ(Bs)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
《録音》1977年1月, ミラノ(ステレオ:セッション)
2013年に80才をむかえるアバド。それを記念して、彼の最も得意としている
ヴェルディのオペラ6作品を収録したボックスです。「ファルスタッフ」を除
いてアバドがミラノ・スカラ座の音楽監督であった時代の録音で、アバドの
スカラ座時代10数年の輝かしい成果といえるでしょう。力強く色彩的な表現、
精緻な美しさ、ヴェルディの音楽自体が内包する激しく熱い情熱がここに収録
されています。

479377 5枚組 ¥2980
ゲーベルならではの選曲と切れ味鋭い演奏
《『Bachiana』-バッハ一族の音楽集》
【Disc1&2】
『ヨハン・ミヒャエル・バッハ:「われらのもとに留まりたまえ、主イエス・
キリストよ」「いざ、われら主を讃えん」「そは大いなる利得」「愛するイエ
スよ、わが願いを聞きたまえ」「ああ、いかにこの時を待ち望んでいたこと
か」』
『ゲオルク・クリストフ・バッハ:「見よ、いかに美しく愛らしきかを」』
『ヨハン・クリストフ・バッハ:「いとしき女よ、汝は美しく」「かくて争い
は起これり」「ああ、私の頭が水で満ちていたなら」「主よ、ふりむきたまえ、
われを慈しみたまえ」「おお神よ、汝はいかにして怒りに燃え立ち」「主の畏
れ」』
『ハインリッヒ・バッハ:「神よ、われ汝に感謝す」』
マリア・ツェデーリウス(Sp), ウラ・グレーネヴォルト(A)
デイヴィッド・コーディアー(CT), ポール・エリオット(T)
ハイン・メーンズ(T), ミヒャエル・ショッパー(Bs),
スティーヴン・ヴァーコー(Bs)
ヘルマン・マックス(合唱指揮), ライニッシェ・カントライ
《録音》2000年9月, ケルン(デジタル:セッション)
【Disc3】
『ヨハン・クリストフ・バッハ:「ああ、私の頭が水で満ちていたなら」』
『フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ:「私の魂は切望します」』
『J・S・バッハ:カンタータ「満ち足れる安らい、うれしき魂の喜びよ」
BWV.170』
『J・S・バッハ:カンタータ「告白しましょう、そのみ名を」BWV.200』
『C・P・E・バッハ:「ゼルマ」H 739(Wq. 236)』
『ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ:「アメリカの女」』
マグダレーナ・コジェナー(Ms)
《録音》2003年2月, ケルン(デジタル:セッション)
【Disc4】
『ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ:「序曲ト長調」』
『ハインリヒ・バッハ:「5声のソナタ ハ長調&ニ長調」
『ヨハン・ルードヴィヒ・バッハ:「協奏曲ニ長調」』
『ヨハン・クリストフ・バッハ:「アリア」』『ヴィルヒェ:「戦い」』
『ヨハン・ミヒャエル・バッハ:「ソナタとカプリッチョ ト短調」』
『J・S・バッハ:「協奏曲ニ長調」(復活祭オラトリオより)」
《録音》2000年9月, ケルン(デジタル:セッション)
【Disc5】
『ヨハン・クリスティアン・バッハ:「ヴァイオリンとチェロのための協奏交
響曲イ長調」』
『ヴィルヘルム・フリードマン・バッハ:「フルート協奏曲ニ長調」』
『ヨハン・クリストフ・フリードリッヒ・バッハ:「フォルテピアノとヴィオ
ラのための二重協奏曲変ホ長調」』
『C・P・E・バッハ:「チェンバロとピアノのための二重協奏曲変ホ長調」』
《録音》2002年6月, ケルン(デジタル:セッション)
ラインハルト・ゲーベル(指揮)
ムジカ・アンティクヮ・ケルン
《録音》2000-2003年 ケルン(デジタル:セッション)音源=Archiv
ゲーベル&ムジカ・アンティクヮ・ケルンが、2000年から開始したバッハ一族
の音楽を集めたシリーズ『Bachiana』。その5枚分を収録したボックスです。
[ライハルト・ゲーベル] 1952年ウェストファーレンのジーゲン生まれ。ケル
ン音楽院でF.マイヤーに師事し、メルクスの集中講座を受け、マリー・レオン
ハルトの下で研鑽を積む。またケルン大学で音楽学を修める。在学中の73年
に仲間とピリオド楽器によるバロック音楽専門のムジカ・アンティカ・ケル
ンを設立。78年にアルヒーフと専属契約を結び、79年にオランダのフェスティ
バルで国際的なデビューを飾る。以降意欲的で刺激的な活動をする。2007年
に30年間のムジカ・アンティクヮ・ケルンの演奏活動を休止・解散。

479378 11枚組 ¥5180
《ブラームス:室内楽作品全集》
【Disc1】
『ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」』
『ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100』
『ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108』
オーギュスタン・デュメイ(Vn), マリア・ジョアオ・ピリス(P)
《録音》1991年8月, ミュンヘン(デジタル:セッション),
『F-A-Eソナタ-スケルツォ』
クリスチャン・フェラス(Vn), ピエール・バルビゼ(P)
《録音》1968年6月, ベルリン(ステレオ:セッション)
【Disc2】
『チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38』
『チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99』
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc), ルドルフ・ゼルキン(P)
《録音》1982年7月, ワシントン(デジタル:セッション)
【Disc3】
『クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1』
『クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2』
カール・ライスター(Cl), イェルク・デムス(P)
《録音》1968年8月, ベルリン(ステレオ:セッション)
『クラリネット三重奏曲イ短調Op.114』
カール・ライスター(Cl), オトマール・ボルヴィツキー(Vc)
タマーシュ・ヴァーシャーリ(P)
《録音》1981年11月, ベルリン(デジタル:セッション)
【Disc4】
『ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8』『ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op.87』
オーギュスタン・デュメイ(Vn), マリア・ジョアオ・ピリス(P)
ジャン・ワン(P)
《録音》1994-1995年, ベルリン(デジタル:セッション)
【Disc5&6】
『ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.101 』
『ピアノ四重奏曲第2番イ長調Op.26』『ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25』
『ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60』
タマーシュ・ヴァーシャーリ(P), トマス・ブランディス(Vn)
ヴォルフラム・クリスト(Va), オトマール・ボルヴィツキー(Vc)
《録音》1981-1982年, ベルリン(デジタル:セッション)
【Disc7&8】
『弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.51-1』『弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.51-2』
『弦楽四重奏曲第3番変ロ長調Op.67』『ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34*』
エマーソン弦楽四重奏団, レオン・フィッシャー(P*)
《録音》2005-2006年, ニューヨーク(デジタル:セッション)
【Disc9】
『弦楽五重奏曲第1番ヘ長調Op.88』『弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.111』
ハーゲン弦楽四重奏団, ジェラール・コセ(Va)
【Disc10】
『ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40』
ノルベルト・ハウプトマン(Hr), タマーシュ・ヴァーシャーリ(P)
トマス・ブランディス(Vn)
《録音》1981年11月, ベルリン(デジタル:セッション)
『クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115』
デイヴィッド・シフリン(Cl), エマーソン弦楽四重奏団
《録音》1996年12月, ニューヨーク(デジタル:セッション)
【Disc11】
『弦楽六重奏曲第1番変ロ長調Op.18』『弦楽六重奏曲第2番ト長調Op.36』
アマデウス弦楽四重奏団, セシル・アロノヴィッツ(Va)
ウィリアムス・プリース(Vc)
《録音》1966-1967年, ベルリン(ステレオ:セッション)
世界のグラモフォンが誇る極めつけの「ブラームス演奏」の音源による室内楽
作品全集。奇しくもグラモフォン社はブラームスの生地ハンブルグにあり、ブ
ラームスを愛することでは随一のレコード会社ですので、この全集もグラモ
フォン・レーベルにして実現したきわめて質の高いものです。ブラームスの音
楽の魅力のすべてがたっぷりと味わえるこの全集から、音楽の深い喜びをあじ
わうことができましょう。なお、「ヴィオラ・ソナタ」は「クラリネット・ソ
ナタ」と同曲のため、収録されておりません。





<Australian Eloquence>
4805003 2枚組 ¥1400
《ヘンリー・パーセル:アンセム集》
『彼らは船で海に出て行く Z.57』『主よ、わが敵の何と多きことか Z.135』
『わが愛する者語りて Z.28』『主に向かって新しい歌を歌え Z.44』
『主よ、おんみはいつまで怒りたもうや Z.25』
『我らが宣るところを信ぜしは誰ぞ Z.64』
『見よ、大いなる歓喜の訪れを我汝に告ぐ Z.2』
『主よ、われ汝に依り頼む Z.16』『テ・デウムとユビラーテ・デオ Z.232』
『葬儀の音楽-行進曲とカンツォン』
『主よ、われらの罪を思い出したもうことなかれ Z.50』
『主よ、汝はわが心の秘密を知りたもう Z.58』
『彼らの言いたる時、われ喜ぶZ.19』『おお主よ、万軍の神よ Z.37』
『主に感謝せよ』
ジョージ・ゲスト(指揮)
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団
《録音》1964, 1972, 1975年,
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ・チャペル 
(ステレオ:セッション)
セント・ジョンズ・カレッジ合唱団は、世界屈指の大学聖歌隊として、多くの
人々に親しまれ、愛されています。カレッジのチャペルでの礼拝は英国国教会
の大聖堂の伝統にのっとって行われており、1670年代から礼拝での役目を担っ
てきました。伝統的な少人数制の編成は、英国の大聖堂聖歌隊の大多数とは一
線を画す、表現力に満ちた豊かな響きをもっています。

4804844 2枚組 ¥1400
《J・S・バッハ:カンタータ集》
(1)『カンタータ第51番BWV.51』
(2)『カンタータ第202番「いまぞ去れ、悲しみの影よ(結婚カンタータ)
BWV.202』
(3)『カンタータ第10番「わが魂は主をあがめ」BWV.10』
(4)『カンタータ第80番「われらが神は堅き砦」BWV.80』
(5)『カンタータ第140番「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」
BWV.140』
カール・ミュンヒンガー(指揮), シュトゥットガルト室内管弦楽団
シュザンヌ・ダンコ(Sp:(1)(2)), エリー・アーメリンク(Sp:(3)),
ヘレン・ワッツ(A:(3)), ヴェルナー・クレン(T:(3)),
マリウス・リンツラー(Bs:(3)), ガブリエレ・フォンターナ(Sp:(4)(5)),
ユリア・ハマリ(A:(4)(5)), エスタ・ウィンベルイ(T:(4)(5)),
トム・クラウセ(Bs: (4)(5)),
ウィーン・アカデミー合唱団((3)), 室内合唱団((4)(5))
《録音》1968, 1977, 1984年,
シュネーヴ, シュトゥットガルト(ステレオ:セッション)
1960年代後半-70年代初めのバロック音楽復興期に大活躍した巨匠ミュンヒン
ガー。ヴィヴァルディ「四季」の録音がベストセラーになり、「パッヘルベル
のカノン」などを有名にしたなど様々な功績がありますが、何と言っても彼の
本質はバッハの演奏にありました。カール・リヒターの厳格な演奏とは違い、
穏やかで優しいバッハは今でも多くの人に愛されています。名歌手シュザンヌ
・ダンコ, エリー・アーメリンクの美しい歌声も収録。

4802336 ¥900
《ブリテン:合唱作品集》
『5つの花の歌 Op.47』『2つの2声部合唱曲』
『古いフランスのキャロルによるコラール』『羊飼いのキャロル』
『幼いマスグレイヴとバーナード夫人のバラード』
『“グロリアーナ”からコーラル・ダンス』『エイブラム・ブラウン老』
『オリバー・クロムウェル』『おまえはクッションが縫えるかい?』
『サリー・ガーデン』『聖母への讃歌*』
『ミサ・ブレヴィス ニ長調Op.63**』
ルイス・ハルシー(指揮)ザ・エリザベサン・シンガーズ,
ジョージ・マルコム(指揮)ロンドン交響合唱団*
ジョージ・マルコム(指揮)ウェストミンスター大聖堂聖歌隊**
《録音》1960, 1961, 1964年, ロンドン(ステレオ:セッション)
ブリテンは、歌曲や合唱の分野でもたくさんの作品を残しています。ブリテン
はとりわけ少年合唱を愛し、伝統的に少年のみの構成を貫いてきた教会聖歌隊
のためのレパートリーの充実のために多大な貢献をしました。合唱の透明な響
きとその残響を大切にした美しい作品が多いことでも有名です。このアルバム
でもスケールの大きい充実した内容の作品ばかりで、感動的な音楽が心に響き
ます。「聖母への讃歌」は、初CD化。

4802077 2枚組 ¥1400
《イギリス合唱作品集》
(1)パリー:『別れの曲』,
(2)スタンフォード:
『ヘラクレイトス』『Sweet love for me』『僕の恋人はアルブツス』
『ヴェネタ』『チリンガム』『ダンスをしましょう』,
(3)エルガー:
『夏の激流のように』『愛する人は北の地にありて』『行け、私の歌よ』
『冬来たりなば春遠からじ』『驟雨』『愛の嵐』『碑銘』『泉』『甘い調べ』
『私の心の奥深く』,
(4)ディーリアス:
『夏至の歌』『クレイグ・ドゥーの山頂にて』『夏の夜、水の上にて歌える』
『夕日の輝きが城壁に落ち』,
(5)イギリス民謡:
『Captain Bover』『A fair maid』『Matthew, Mark, Luke and John』
『I sowed the seeds of love』『Wassail Song』『Bushes and Briars』
『O Waly, Waly』『Dance to your Daddy』『Bobby Shaftoe』
『Adam Buckham O!』『I love my Love』『The Sailor and Young Nancy』
『Our Captain calls all hands』 『Bonny at Morn』『Soul Cake』
『Down among the dead men』『Brigg Fair』『Early One Morning』
『Derwentwater’s Farewell』
ルイス・ハルシー(指揮)
ルイス・ハルシー・シンガーズ((1)-(4))
ザ・エリザベサン・シンガーズ((5))
《録音》1965, 1968, 1977年, ロンドン(ステレオ:セッション)
イギリスの穏健な書法、旋法性の高さが堅持されたイギリス合唱作品。このメ
ロディーだけでなく和声の美しさを表現豊かな名合唱団の演奏で、イギリスの
溢れる叙情に陶酔されることでしょう。初CD化。

4784972 2枚組 ¥1400
《ウォルトン:合唱作品集》
(1)『戴冠式テ・デウム』
(2)『オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」』
(3)『神をたたえよ』『汝の心に封印をするように』
『生まれた音楽はどこへ行くのか』『ミサ・ブレヴィス』『十二夜』
『リタニア「涙はゆるやかに流れ」』『今まで』
『Make we joy in this fest』『What cheer?』
(4)『領主市長の仕事台』『3つのシトウェルの歌』
(1)ソールズベリー大聖堂聖歌隊, ウィンチェスター大聖堂聖歌隊, 
チチェスター教会聖歌隊
(2)ゲオルグ・ショルティ(指揮) 
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
ベンジャミン・ラクソン(Br)
(3)サイモン・プレストン(指揮)
オックスフォード・クライスト・チャーチ聖歌隊
(4)ヘザー・ハーパー(Sp)ポール・ハンバーガー(P)
《録音》(1)(2)1977年, ロンドン/(3)1972年, オックスフォード/(4)不明 
(ステレオ:セッション)
ロマンティックで、イギリス的な雰囲気な作風のウォルトン。戦後純音楽の分
野で活躍しました。「戴冠式テ・デウム」は、英国女王エリザベス2世の戴冠
式の最後を彩る音楽は壮麗で祝典的。「ベルシャザールの饗宴」では、ユダヤ
人のバビロン捕囚と、やがて実現される予言へ期待を描いている作品です。二
重合唱や二軍の吹奏楽を要する壮大なこの作品は、さすがショルティらしくダ
イナミックな表現が冴えた演奏です。オックスフォード・クライスト・チャー
チ聖歌隊による合唱作品も、透明な歌声を聞かせてくれます。(3)(4)は初CD化

4802296 ¥900
《ブリテン:声楽作品集》
(1)『今日のための発言 Op.75』
(2)『金曜日の午後 Op.7』『鳥たち』『聖体拝領のキャロル』
(3)『カンティクル第2番「アブラハムとイサク」Op.51』
(4)『子守歌のお守りOp.41』
(5)『ボトムの夢-「夏の夜の夢」より』
(6)『王様の剣』
(7) パーセル:『束の間の音楽(ティペット編)』『薔薇のあずまやから』
(1)ベンジャミン・ブリテン(指揮)
ケンブリッジ大学音楽協会合唱団
デイヴィッド・ウィルコックス(指揮)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
(2)ジョン・ハーヘシー(B-A), ベンジャミン・ブリテン(P)
(3)ノーマ・プロクター(A), ピーター・ピアーズ(T),
ベンジャミン・ブリテン(P)/(4)&(7)パメラ・ボウデン(A),
ピーター・ゲルホーン(P)
(5)ジェライント・エヴァンス(Br),
エルンスト・アンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団
(6)ヴァルター・ゲール(指揮)&管弦楽団
《録音》 1952-1966年
ブリテンはイギリス国教会聖歌隊の編成のための作品を数多く書いた作曲家の
ひとりです。無調的な音階や機能和声とは逸脱したパッセージを使用しながら
も美しい和声を保ちつつ、壮大な教会に響く残響を取り入れ、ボーイソプラノ
の天使のような歌声の感動的な響きを作り出しました。(2)では、ブリテンが
その歌声に感動し録音したボーイアルト、ジョン・ハーヘシーは、現在バロッ
クのテナー歌手として有名なジョン・エルウィス氏のこと。(1)(2)(4)(6)(7)
は世界初CD化。

4802157 ¥900
《シューベルト:声楽作品集》
(1)『祈り D.815』『夜の明かり D.892』『自然に中の神 D.757』
『若者の喜び D.983』『セレナード D.920』『ゴンドラを漕ぐ人 D.809』
『詩篇第23篇「主は私の牧者で」D.706』『嵐の中の神 D.985』
『天使の合唱(ゲーテの「ファウスト」より)D.440』
(2)『流れの上で D.943』
(3)『岩の上の羊飼い D.965』『ます D.550』
『糸を紡ぐグレートヒェン D.118』『ミューズの子 D.764』
『君はわが憩い D.776』
(1)ルイス・ハルシー(指揮)ザ・エリザベサン・シンガーズ
(2)ロバート・ティアーズ(T), ニール・サンダース(Hr),
ラマー・クラウソン(P),
(3)シュザンヌ・ダンコ(Sp), ジェルヴァーズ・ドゥ・ペイエ(Cl),
グイド・アゴスティ(P)
《録音》 (1)1966年, (2)1969年, (3)1956年
ルイス・ハルシーが指揮する名門ザ・エリザベサン・シンガーズの透明で温か
い歌声。そして、純粋なハーモニーがシューベルトの詩情を表出しています。
そして名歌手ロバート・ティアーと、エレガントな声による歌曲集を収録。世
界初CD化。




<Archiv>
479441 50枚組 ¥11000
《アルヒーフ・ザ・オール・バロック・50CDボックス》
初回のみの完全限定生産
【Disc1&2】
モンテヴェルディ:『歌劇「オルフェオ」(全曲)』
-ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮),
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ, モンテヴェルディ合唱団,
ヒズ・マジェスティーズ・サッグバッツ&コルネッツ,
アントニー・ロルフ・ジョンソン(T:オルフェオ),
ジュリアン・ベアード(Sp:エウリディーチェ), 他
《録音》1985年, ロンドン(デジタル:セッション),
モンテヴェルディ:『アリアンナの嘆き』
-アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms),
ヤコブ・リンドベルイ(リュート)
《録音》1997年, ケルン(デジタル:セッション)
【Disc3&4】
モンテヴェルディ:『「聖母マリアの夕べの祈り」』
-ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮),
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ, モンテヴェルディ合唱団,
ヒズ・マジェスティーズ・サッグバッツ&コルネッツ,
アン・モノイオス(Sp)、マイケル・チャンス(CT)、マーク・タッカー(T),
ブリン・ターフェル(Bs), 他、
《録音》1989年, ヴェネツィア&ロンドン(デジタル:ライヴ)
【Disc5】
〔モンテヴェルディ:マドリガーレ集〕
「かぐわしき唇よ、なんという甘美さで」「口づけしたいのだが、ああ、
フィッリ」「チェトラの調子を整えて」「麗しいアンジョレッタが」
「なんと快い今日のそよ風」「金色の髪よ」「貴婦人、もしもあなたの心が」
「ああ私の愛しい人はどこに?」「恋する者はみな戦士だ」
「打ち明けようか、あわれな男、それとも黙っていようか」
-アントニー・ルーリー(指揮&リュート), コンソート・オブ・ミュージック
《録音》1981年, ノース・フィンチリー(ステレオ:セッション)
【Disc6】
〔ヴェネツィアのサン・ロッコ教会のための音楽〕
ジョヴァンニ・ガブリエリ:
「トッカータ(4声)」「教会にて主を祝福せよ(14声)」
「カンツォーナとソナタ集-ソナタ第19番(15声)」
「受け入れたまえ、いと慈悲深き神よ(12声)」
「カンツォーナとソナタ集-カンツォーナ第14番(10声)」
「トランペットを吹き鳴らせ,新月の時に(19声)」
「イントナツィオーネ:5度低く移高された第9旋法による」
「愛らしいひとよ,聞いてくれ(独唱マドリガーレ)」
「私の心は燃え(独唱マドリガーレ)「恐れと震えが(6声)」
「イントナツィオーネ:5度低く移高された第12旋法による」
「神に向かいて歓呼せよ(10声)」
「カンツォーナとソナタ集-ソナタ第18番(14声)」
「主よ、御身の慈悲は(12声)」
「カンツォーナとソナタ集-ソナタ第20番(22声)」
「マニフィカト(33声:ヒュー・キートによる復刻版)」, バルバリーノ:
「わが主なる神よ(6声)」
「カンツォーナとソナタ集-ソナタ第21番(3つのヴァイオリンのための)」
-ポール・マクリーシュ(指揮)
ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ
《録音》1995年, ヴェニス(デジタル:セッション)
【Disc7】
〔シュッツ:宗教的声楽作品集〕
「若い時からの妻に喜びを抱けSWV.453」
「エフライムはわが親愛の息子ならずやSWV.40」
「サウル、サウル、なぜ私を迫害するのかSWV.415」
「山上で叫びがきこえたSWV396」
「葬送音楽(ドイツ・レクイエム)Op.7, SWV279-281」
-ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮),
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ, モンテヴェルディ合唱団,
ヒズ・マジェスティーズ・サッグバッツ&コルネッツ
《録音》1987年, ロンドン(デジタル:セッション)
【Disc8&9】
〔ヴェネツィアの晩課〕:『聖具室の鐘』
『ガブリエリ:「イントナツィオーネ」
「ヴェルシクルスとレスポンソリウム:神よ、われの保護に, 主よ、われを助
けに」「アンティフォナ、主の天使が」』
『リガッティ:「詩篇109:主はわが主に言いたまいぬ」』
『グランディ:「モテトゥス:おお、けがれなく」
「アンティフォナ:マリアよ、御身は」』
『モンテヴェルディ:「詩篇112:しもべらよ、主をたたえよ」』
『バンキエリ:「ソナタ第1番」「アンティフォナ:すべての世代の人々は」』
『モンテヴェルディ:「詩篇121:われは喜びに満ちたり」』
『フィネッティ:「モテトゥス:おお、人の心を奪い取りたもうマリア」
「アンティフォナ:この女性は」』
『リガッティ:「詩篇126:主が家を建てたまわずば」』
『バンキエリ:「オルガン曲:ディアローゴ第2番」
「アンティフォナ:この乙女の」』
『カヴァッリ:「詩篇147:イエルサレムよ、主をたたえよ」』
『グランディ:「モテトゥス:おお、汝は何と美しき者か」』
『作者不詳:「プレアンブルム」「カピトゥルム:見よ、乙女がみごもり」』
『モンテヴェルディ:「イムヌス:神よ、御身は罪におぼれたるこの世を」
「ヴェルシクルスとレスポンソリウム:めでたし、めぐみに満てるマリア」
「アンティフォナ:聖霊が御身に下りたり」』
『リガッティ:「マニフィカト」』
『マリーニ:「エコーによる3つのヴァイオリンのためのソナタ」
「集祷文:主は汝らとともにいたもう-神よ、祝福されし乙女マリアの」
「主は汝らとともにいたもう-われら主をたたえん」』
『モンテヴェルディ:「モテトゥス:その聖所にて主をたたえよ」』
『ファゾーロ:「イントナツィオーネ」より』
『リガッティ:「モテトゥス:めでたし女王」』
-ポール・マクリーシュ(指揮)
ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ
《録音》1990年, ノーサンバーランド(デジタル:セッション)
【Disc10】
『バルトロメウス・リードル:「長く美しい行列, 美しい行列」』
『パーテル・イグナティウス・アウグスティヌス:「美しい行列」』
『ビーバー:「ザルツブルク大聖堂ミサ曲」』
-ラインハルト・ゲーベル(指揮)
ムジカ・アンティクヮ・ケルン&ポール・マクリーシュ(指揮)
ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ
《録音》録音:1997年, ラムジー(デジタル:セッション)
【Disc11】
〔映画「王は踊る」サウンドトラック〕:『リュリ:「テ・デウム」より』
『コルディエ:「ラ・ボカンヌ・プリミティヴ」
「ラ・ボカンヌ・コンプリケ」』
『リュリ:「ファエトン」「夜のバレ」「快楽のバレ」「セルセ」
「平和の田園詩」「アルシディアーヌのバレ」「愛の勝利」「ペルセ」
「町人貴族」「アルミード」「アティス」より』
『ランベール:「私の恋人の影が」』『カンベール:「ポモーヌ」より』
-セリーヌ・シェーン(Sp),
ラインハルト・ゲーベル(指揮)
ムジカ・アンティクヮ・ケルン
《録音》1999年, ケルン(デジタル:セッション)
【Disc12】
シャルパンティエ:『テ・デウム H.146』
『クリスマス・オラトリオ「主の御降誕のカンティクム」H.416-「夜」』
『真夜中のミサH.9』-マルク・ミンコフスキ(指揮)ルーヴル宮音楽隊
《録音》1997年, パリ(デジタル:セッション)
【Disc13】
パーセル:『歌劇「ディドーとエネアス」』
-トレヴァー・ピノック(指揮)
イングリッシュ・コンサート, リン・ドーソン(Sp),
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms), ナイジェル・ロジャーズ(T),
スティーヴン・ヴァーコー(Br), 他
《録音》1988年, ロンドン(デジタル:セッション)
【Disc14】
パーセル:『聖チェチリアの祝日の頌歌「たたえよ、輝かしきチェチリアを」
Z.328』『アンセム「わが愛する者語りて」Z.28』
『アンセム「主に向かって新しい歌を歌え」Z.44』
ポール・マクリーシュ(指揮)
ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ
《録音》録音:1994年(デジタル:セッション)
【Disc15&16】
コレッリ:『合奏協奏曲Op.6(全12曲)』
-トレヴァー・ピノック(指揮)
イングリッシュ・コンサート
《録音》1987年, ロンドン(デジタル:セッション)
【Disc17】
〔クープラン一族のクラヴサン曲集〕:
『ルイ・クープラン:「クラヴサン組曲 ニ短調」』
『フランソワ・クープラン:「クラヴサン奏法への作品集(1716)」
「クラヴサン曲集 第3巻(1722):第15組曲」から」』
『アルマン=ルイ・クープラン:「クラヴサン曲集(1751)」から』
-グスタフ・レオンハルト(Cemb)
《録音》1987年, ハールレム(デジタル:セッション)
【Disc18】
『ガスパリーニ:歌劇「目をお覚まし、私のリディア」より』
『マルチェッロ:歌劇「苦悩を思う時」より』
『パスクィーニ:「4声のシンフォニー」』
『ガスパリーニ:歌劇「さあ、最後に私は戻る」より』
『コレッリ:「7声の小コンチェルト」』
『パスクィーニ:歌劇「小舟よ、何処へ行く」より』
『ベンチーニ:「4声のイントロダクション」』
『A・スカルラッティ:歌劇「今こそとどまれ、移ろいと美しさ」より』
-アンドレアス・ショル(CT),
オッタヴィオ・ダントーネ(指揮&Cemb),
アカデミア・ビザンチーナ
《録音》1987年, ミラノ(デジタル:セッション)
【Disc19】
『パッヘルベル:カノンとジーグ』『ヘンデル:トリオ・ソナタ ト長調Op5-4』
『ヴィヴァルディ:トリオ・ソナタ ニ短調Op.1-12「ラ・フォリア」』
『J・S・バッハ:「管弦楽組曲第2番BWV.1067」
「管弦楽組曲第5番BWV.1070(偽作)」』
-ラインハルト・ゲーベル(指揮)
ムジカ・アンティクヮ・ケルン
《録音》1982年, ハンブルク(デジタル:セッション)
【Disc20】
ヴィヴァルディ:『協奏曲集「調和の霊感」Op.3より第1-9番』
-サイモン・スタンデージ(Vn),
トレヴァー・ピノック(指揮)
イングリッシュ・コンサート
《録音》1986年, ロンドン(デジタル:セッション)
【Disc21】
ヴィヴァルディ:『協奏曲集「調和の霊感」Op.3より第10-12番』
-サイモン・スタンデージ(Vn),
トレヴァー・ピノック(指揮)
イングリッシュ・コンサート
《録音》1986年, ロンドン(デジタル:セッション)
ヴィヴァルディ:『協奏曲集「四季」Op.8-1-4』
-サイモン・スタンデージ(Vn),
トレヴァー・ピノック(指揮)
イングリッシュ・コンサート
《録音》1981年, ロンドン(デジタル:セッション)
【Disc22】
ヴィヴァルディ:
『グローリア ニ長調RV.589』
『弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調RV.128』
『スターバト・マーテルRV.621』
『弦楽と通奏低音のためのシンフォニア ロ短調「聖なる墓に」RV.169』
『詩篇第126(127)「主が建て給うのでなければ(Nisi Dominus)」RV.608』
-トレヴァー・ピノック(指揮)
イングリッシュ・コンサート, ジェニファー・スミス(Sp),
ナンシー・アージェンタ(Sp), キャスリーン・ウィン・ロジャース(A),
マイケル・チャンス(C-T)
《録音》1992&1995年, ローマ&ロンドン(デジタル:セッション)
【Disc23】
テレマン:
『フルート協奏曲ニ長調』
『3つのオーボエ, 3つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 変ロ長調』
『2つのシャルモーのための協奏曲ニ短調』『トランペット協奏曲ニ長調』
『フルートとリコーダーのための協奏曲ホ短調』
『トランペットとヴァイオリンのための協奏曲ニ長調』
-ラインハルト・ゲーベル(Vn&指揮),
ムジカ・アンティクヮ・ケルン
《録音》1986年, ケルン(デジタル:セッション)
【Disc24&25】
ラモー:『オペラ「ダルダニュス」』(全曲)
-ジョン・マーク・エインズリー(T: ダルダニュス),
マグダレナ・コジェナー(Ms: ウネ・ベルゲーレ(最初のフリギアの娘)),
ミレッレ・デルンシュ(Sp), ラッセル・スミス(Bs), ベロニク・ゲンズ(Sp),
ローラン・ノール(Br), ジャン=フィリップ・コーティス(Bs),
マルク・ミンコフスキ(指揮)
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
《録音》1998年, パリ(デジタル:ライヴ)
【Disc26】
〔ラモー:サンフォニー・イマジネール(空想のシンフォニー)〕
『英雄牧歌劇「ザイス」-序曲(混沌からの解放と四大元素が分離する時の衝撃
を描いた序曲)』
『音楽悲劇「カストールとポリュクス」-葬儀の場(第2幕第2場)』
『オペラ=バレ「エベの祭典」-優美なエール(第2アントレ:音楽、第5場)』
『音楽悲劇「ダルダニュス」-タンブーランI&II(プロローグ)』
『オペラ=バレ「栄光の神殿」-女神たちのための優美なエール(第1幕)』
『音楽悲劇「レ・ボレアード」-ロンドー形式によるコントルダンス』
『アクト・ド・バレ「オシリスの誕生」-優雅なエール』
『音楽悲劇「レ・ボレアード」-時とゼフィールのためのガヴォットI&II
(第4幕第4場)』『バレ・ブフォン「プラテ」-嵐(第1幕第6場)』
『音楽悲劇「レ・ボレアード」-前奏曲(第5幕第1場)』
『コンセール第6番「めんどり」(六重奏による6つのコンセールから)(「新ク
ラヴサン曲集」からの作者不詳の編曲)』
『オペラ=バレ「エベの祭典」-ロンドー形式によるミュゼット(テルプシコ
ーレのダンス)-ロンドー形式によるタンブーラン(第3アントレ: 舞踏)』
『音楽悲劇「イポリトとアリシ」-リトゥルネル(第3幕)』
『英雄牧歌劇「ナイス」-リゴドンI&II(プロローグ)』
『オペラ=バレ「優雅なインドの国々」-未開人の踊り: ロンドー(第4アント
レ:未開人)』
『音楽悲劇「レ・ボレアード」-ポリヒュミニアのアントレ(第4幕第4場)』
『オペラ=バレ「優雅なインドの国々」-シャコンヌ(第4アントレ:未開人)』
-マルク・ミンコフスキ(指揮)
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
《録音》2003年, ボワシー劇場(デジタル:ライヴ)
【Disc27】
ヨハン・ダーフィト・ハイニヒェン:『ドレスデン協奏曲集』よりSeibel .234,
213, 235, 233, 208, 240, 231
-ラインハルト・ゲーベル(指揮),
ムジカ・アンティクヮ・ケルン
《録音》1992年, ケルン(デジタル:セッション)
【Disc28】
J・S・バッハ〔オルガン作品集〕
『トッカータとフーガ ニ短調BWV.565』『幻想曲ト長調BWV.572』
『「高き天よりわれは来れり」によるカノン風変奏曲BWV.769』
『前奏曲とフーガ ニ長調BWV.532』『パストラーレ ヘ長調BWV.590』
『前奏曲とフーガ変ホ長調BWV.552』
-サイモン・プレストン(Org)
《録音》1988年, ボン聖十字架教会(デジタル:セッション)
【Disc29】
J・S・バッハ:
『イギリス組曲第3番ト短調BWV.808』
『平均律クラヴィーア曲集-BWV.846, 876, 881』
『半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903』
『フランス組曲第5番ト長調BWV.816』
-トレヴァー・ピノック(Cemb)
《録音》1991年, Wollaton Hall(デジタル:セッション)
【Disc30】
J・S・バッハ:『ゴルトベルク変奏曲BWV.988』(全曲)
-クリストフ・ルセ(Cemb)
《録音》1994年, フランス(デジタル:セッション)
【Disc31&32】
J・S・バッハ:
『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータBWV.1001-1006』(全曲)
-ナタン・ミルシテイン(Vn)
《録音》1973年, ロンドン(ステレオ:セッション)
【Disc33&34】
J・S・バッハ:『無伴奏チェロ組曲BWV.1007-1012』(全曲)
-ピエール・フルニエ(Vc)
《録音》1960年, ハノーファー(ステレオ:セッション)
【Disc35】
J・S・バッハ:『ブランデンブルク協奏曲第1-5番』
-トレヴァー・ピノック(指揮)
イングリッシュ・コンサート
《録音》1982年, ロンドン(デジタル:セッション)
【Disc36】
J・S・バッハ:
『ブランデンブルク協奏曲第6番』
『ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041』
『ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042』
『2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043』
-サイモン・スタンデージ(Vn),
トレヴァー・ピノック(指揮)
イングリッシュ・コンサート
《録音》1983年, ロンドン(デジタル:セッション)
【Disc37】
J・S・バッハ:
『カンタータ第82番「われは満ち足れり」BWV.82』
『カンタータ第140番「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」BWV.140』
『カンタータ第147番「心と口と行いと生きざまもて」BWV.147』
-ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮),
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ, モンテヴェルディ合唱団
《録音》1990&2000年(デジタル:セッション)
【Disc38&39】
J・S・バッハ:『マタイ受難曲BWV.244』(全曲)
-マーク・パドモア(T:福音史家), ピーター・ハーヴェイ(Bs:イエス),
デボラ・ヨーク(Sp), ジュリア・グッディング(Sp),
マグダレーナ・コジェナー(Ms), スーザン・ビックリー(Ms),
ジェイムズ・ギルクライスト(T), シュテファン・ローゲス(B),
ポール・マクリーシュ(指揮),
ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ
《録音》2002年, デンマーク(デジタル:セッション)
【Disc40&41】
J・S・バッハ:『ミサ曲ロ短調 BWV.232』(全曲)
-ナンシー・アージェンタ(Sp), リン・ドーソン(Sp),
マイケル・チャンス(C-T), アシュレイ・スタッフォード(C-T),
ウィンフォード・エヴァンズ(T), ハワード・ミルナー(T),
スティーヴン・ヴァーコー(Bs), リチャード・ロイド・モーガン(Bs),
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮),
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ, モンテヴェルディ合唱団
《録音》1985年, ロンドン(デジタル:セッション)
【Disc42-44】
ヘンデル:『歌劇「ジューリオ・チェーザレ」(全曲)』
-マリヤナ・ミヤノヴィチ(Ms), マグダレーナ・コジェナー(Sp),
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(Ms), ベジュン・メータ(CT),
パスカル・ベルタン(CT), シャルロット・エルカン(A),
アラン・ユーイング(Bs), ジャン=ミシェル・アンカウア(Br),
マルク・ミンコフスキ(指揮)
ルーヴル宮音楽隊
《録音》2002年, ウィーン(デジタル:ライヴ)
【Disc45&46】
ヘンデル:『オラトリオ「メサイア」(全曲)』
-アーリーン・オジェー(Sp), アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms),
マイケル・チャンス(CT), ハワード・クルック(T),
ジョン・トムリンソン(Bs),
トレヴァー・ピノック(指揮)
イングリッシュ・コンサート&合唱団
《録音》1988年, ロンドン(デジタル:セッション)
【Disc47】
ヘンデル:『組曲「水上の音楽」』『王宮の花火の音楽』
-トレヴァー・ピノック(指揮)
イングリッシュ・コンサート
《録音》1983-1984年, ロンドン(デジタル:セッション)
【Disc48】
『ヘンデル:「主は言われた(Dixit Dominus)」HWV.232』
-サイモン・プレストン(指揮)
ウェストミンスター寺院聖歌隊&管弦楽団
《録音》1987年, ロンドン(デジタル:セッション),
『ヘンデル:「戴冠アンセム」』
-サイモン・プレストン(指揮)
ウェストミンスター寺院聖歌隊&イングリッシュ・コンサート
《録音》1981年, ロンドン(デジタル:セッション)
【Disc49】
〔D・スカルラッティ:ソナタ集〕
『ハ長調 K. 460』『ハ長調 K. 461』『ニ長調 K. 478 』『ニ長調 K. 479』
『ハ長調 K. 502』『ニ短調 K. 516』『ニ短調 K. 517』『ヘ長調 K. 518』
『ヘ短調 K. 519』『変ロ長調 K. 529』『変ロ長調 K. 544』
『変ロ長調 K. 545』『ト短調 K. 546』『ト長調 K. 547』
-トレヴァー・ピノック(Cemb)
《録音》1986年, ニューカッスル(デジタル:セッション)
【Disc50】
『ペルゴレージ:「スターバト・マーテル」「サルヴェ・レジナ ハ短調」
-エマ・カークビー(Sp), ジェイムズ・ボウマン(CT),
クリストファー・ホグウッド(指揮),
エンシェント室内管弦楽団
《録音》1988年, ロンドン(デジタル:セッション),
『アレグリ:「ミゼレーレ」』
-サイモン・プレストン(指揮)
ウェストミンスター寺院聖歌隊
《録音》1985年, ロンドン(デジタル:セッション)
『アルヒーフ』は音楽史の専門レーベルとしては最も古い歴史を誇るレーベル
です。オリジナル楽器による名演奏によるデジタル録音のものを中心にバロッ
ク音楽の名曲の数々を網羅したお買い得価格のボックスです。アルヒーフの優
れた演奏の数々をお楽しみいただけます。
◎名オリジナル楽器演奏による名演奏家による演奏(ガーディナー、ピノック、
ゲーベル、マクリーシュ、ミンコフスキ、等) 
◎バロック時代の主要作曲家の作品を網羅 
◎バッハの無伴奏ヴァイオリンとチェロの作品は、アルヒーフの名盤である、
ミルシティン、フルニエの演奏で収録。 
◎140ページのトラック・リスト&解説書付 
◎初回のみの完全限定生産ボックスです

<EMI CLASSICS>
CZS-4643142 11枚組 ¥3500
ローテンベルガー他/11の一幕ものオペラ
(ORIGINAL ELECTROLA ONE-ACT OPERAS)(限定盤)
偉大な巨匠たちによる、小さな宝石...。ここに収録された1幕ものの短いオペ
ラは残念ながら上演の機会が少ないが、これらの”ミニ・オペラ”は、耳馴染
みのよい音楽であふれている宝石のようなもの。ほとんどが1975年から80年に
かけてエレクトローラからリリースされた録音で、はじめてコンプリート・エ
ディションとして登場!
CD1 モーツァルト:「バスティアンとバスティエンヌ」KV50
主要キャスト:バスティエンヌ・・・・ブリギッテ・リントナー(S)
バスティアン・・・・・・・・・・・・・アドルフ・ダッラポッツァ(T)
魔法使いコラ・・・・・・・・・・・・・クルト・モル(B)
演奏:ネヴィル・マリナー指揮/アカデミー室内管弦楽団
録音:1975年7月(ミュンヘン)&1971年5月(ロンドン)
CD2 モーツァルト:「劇場支配人」K486
主要キャスト:フランク・・・・ペーター・ユスティノフ(スピーカー)
ヘルツ夫人・・・・・・・・・・・マディ・メスプレ(S)
フォーゲルザング・・・・・・・ニコライ・ゲッダ(T)
マドモワゼル・ジルバークラング・・・・エッダ・モーザー(S)
演奏:エベルハルト・シェーナー指揮/バイエルン国立管弦楽団
録音:1975年5月(ミュンヘン)、1973年10月(ロンドン)
CD3 グルック:「だまされた回教の裁判官」
主要キャスト:裁判官・・・・・・ワルター・ベリー(B-Br)
ファティーム・・・・・・・アンネリーゼ・ローテンベルガー(S)
ヌラダン・・・・・・・・・ニコライ・ゲッダ(T)
オマール・・・・・・・・・クラウス・ヒルテ(Br)
演奏:オットマール・スイトナー指揮/バイエルン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:1974年7月(ミュンヘン)
CD4 シューベルト:「四年間の歩?兵勤務」
主要キャスト:ヴァルテル・・ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ケートヒェン・・・・・・・・・・・・・・ヘレン・ド-ナト(S)
デュヴァル・・・・・・・・・・・・・・・ペーター・シュライアー(T) 
演奏:ハインツ・ワルベルク指揮
ミュンヘン放送管弦楽団、バイエルン放送合唱団
録音:1977年7月ー8月(ミュンヘン)
CD5 シューベルト:「双子」
主要キャスト:リースヒェン・・・・ヘレン・ドーナト(S)
アントン・・・・・・・・・・・・・・・・・・ニコライ・ゲッダ(T)
フランツ&フリードリッヒ・シュピース
・・・ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
演奏:ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮/バイエルン国立歌劇場管弦楽団
録音:1975年1月(ミュンヘン)
CD6 シューベルト:「謀反人たち」
主要キャスト:ヘリベルト・フォン・リューデンシュタイン
・・・・・クルト・モル(B)
アストルフ・フォン・ライセンベルク・・・・マルティン・フィンケ(T)
ルドミッラ・・・・・・・・・・・・・エッダ・モーザー(S)
演奏:ハインツ・ワルベルク指揮/ミュンヘン放送管弦楽団
録音:1977年7月(ミュンヘン)
CD7 ウェーバー:「アブ=ハッサン」
主要キャスト:アブ=ハッサン・・・・・・ニコライ・ゲッダ(T)
ファティーメ・・・・・・・・・エッダ・モーザー(S)
オマール・・・・・・・・・・・クルト・モル(B)
演奏:ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
バイエルン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:1975年5月(ミュンヘン)
CD8 ロルツィング:「オペラのおけいこ」
主要キャスト:伯爵・・・・・・・・・・クラウス・ヒルテ(Br)
伯爵夫人・・・・・・・・・・・・・・・・・ジレラ・リッツ(CA)
アドルフ・フォン・ラインタール・・・ニコライ・ゲッダ(T)
ヨハン・・・・・・・・・・・・・・・・・ワルター・ベリー(B-Br)
演奏:オットマール・スイトナー指揮/バイエルン国立歌劇場管弦楽団
録音:1974年7月(ミュンヘン)
CD9 メンデルスゾーン:「二人の教育者」
主要キャスト:フォン・ロベール・・・ギュンター・ヴェーヴェル(B-Br )
カルル・・・・・・・・・・・・アドルフ・ダラポッツァ(T)
お化け・・・・・ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
演奏:ハインツ・ワルベルク指揮/ミュンヘン放送管弦楽団
録音:1978年7月(ミュンヘン)
CD10 メンデルスゾーン:「異国よりの帰郷」
主要キャスト:母親・・・・ハンナ・シュヴァルツ(MS)
リズベス・・・・・・・・ヘレン・ドーナト(S)
ヘルマン・・・・・・・・ペーター・シュライアー(T)
カウツ・・・・・・ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
演奏:ハインツ・ワルベルク指揮/ミュンヘン放送管弦楽団&合唱団
録音:1977年7月&8月(ミュンヘン)
CD11 ダルベール:「門出」
主要キャスト:ジルフェン・・・・・・・・ヘルマン・プライ(Br)
ルイゼ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エッダ・モーザー(S)
トロット・・・・・・・・・・・ペーター・シュライアー(T)
演奏:ヤノシュ・クルカ指揮/ハンガリー・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年1月(Reckinghausen)
クラムシェル・ボックス、CDは紙ケース入り。
ブックレットなし。トラック・リスト等は紙ケース裏に記載。

CZS-4404712 6枚組 ¥2480
ホルスト:ザ・コレクターズ・エディション(限定盤)
「惑星」の色彩感豊かな音楽で知られるホルストは、教育、民謡、ヨーロッパ
のアヴァンギャルド、古代インドの神秘主義への傾倒などから、個人的志向が
反映された作品を次々発表。そんなホルストの、ブラス・バンドからオペラま
で様々なジャンルを網羅したコレクション。
ホルスト(1874-1934):
CD1
1-7 組曲「惑星」作品32
演奏:サー・エイドリアン・ボールト指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1978年
9-11 どこまでも馬鹿な男
12  エグドン・ヒース 作品47
演奏:アンドレ・プレヴィン指揮/ロンドン交響楽団 録音:1974年
CD2
1 サマセット狂詩曲 作品50
2-4 ブルック・グリーン組曲 H190
演奏:ノーマン・デル・マー指揮
ボーンマス・シンフォニエッタ 録音:1980年
5-7 フーガ風協奏曲 作品40-2
演奏:ユーディ・メニューイン指揮/イギリス室内管弦楽団 録音:1993年
8-9 ベニ・モラ(東洋的組曲)作品29-1
演奏:サー・マルコム・サージェント指揮/BBC交響楽団
11-14 セント・ポール組曲 作品29-2
演奏:サー・マルコム・サージェント指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1965年
15-17 リグ・ヴェーダからの合唱讃歌 作品26-2
18 死への頌歌 作品38
演奏:サー・チャールズ・グローヴス指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1977年
CD3
1 詩編 86 H117 No.1
演奏:イアン・パートリッジ(T)、ラルフ・ダウンズ(オルガン)
2 ア・コーラル・ファンタジー 作品51
演奏:デイム・ジャネット・ベイカー(MS),ラルフ・ダウンズ(オルガン)、
ザ・パーセル・シンガーズ、イモーゲン・ホルスト指揮
イギリス室内管弦楽団 録音:1963年
3-5 吹奏楽のための組曲 第1組曲 作品28-1
6-9 吹奏楽のための組曲 第2組曲  作品28-2  録音:1965年
演奏:イモージェン・ホルスト指揮
セントラル・バンド・オブ・ザ・ロイヤル・エア・フォース 
10-12 ムーア風組曲 H173
演奏:イモゲン・ホルスト指揮/BMC(オックスフォード)・バンド 
録音:1965年
13-14 鍛冶屋 作品52 H178 録音:1965年
演奏:J.L.ウォーレス指揮
セントラル・バンド・オブ・ザ・ロイヤル・エア・フォース
CD4
1 リグ・ヴェーダからの讃歌 作品26-4
2 ザ・ホームカミング H120
演奏:バッコーリアン・シンガーズ・オブ・ロンドン 録音:1966年
3 二人の戦士のための挽歌
演奏:バッコーリアン・シンガーズ・オブ・ロンドン 録音:1966年
4-8 6つの合唱民謡
演奏:バッコーリアン・シンガーズ・オブ・ロンドン 録音:1966年
9-13 6つのコーラス 作品53
演奏:バッコーリアン・シンガーズ・オブ・ロンドン 録音:1966年
イアン・ハンフリス指揮/イギリス室内管弦楽団
14-16 8つのカノン H187
演奏:バッコーリアン・シンガーズ・オブ・ロンドン 録音:1966年
17 Bring us in good ale Op.34-4
演奏:ザ・キングス・シンガーズ 録音1987年
18 Vedic Hymns 作品24
演奏:フレデリック・ハーヴェイ(Br)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 
録音:1966年
19 3つの祝祭合唱 作品36a
演奏:リチャード・シール(オルガン)、ジョン・バーチ指揮
チチェスター・カテドラル合唱団
録音:1966年
20 Lullay my liking Op.34-2
演奏:ジョナサン・スティール指揮/ロンドン・ボーイ・シンガーズ 
録音1965年
21 3つのキャロル H133
演奏:バッハ合唱団、サー・デイヴィッド・ウィルコックス指揮
ジャック・オーケストラ 録音:1965年
22 讃歌:イン・ザ・ブリーク・ミッドウィンター
演奏:エドウィン・ベイツ(オルガン)、ロドニー・スミス・ビシュトン指揮
ロドニー・クリスティアン・フェローシップ・フェスティヴァル合唱団 
録音:1966年
CD5
1-5 イエスの讃歌 作品37
演奏:セント・ポール寺院合唱団、ロンドン・シンフォニー・コーラス
サー・チャールズ・グローヴス指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 
録音:1977年
6 ショート・フェスティヴァル・テ・デウム H145
演奏:ロンドン・シンフォニー・コーラス、
サー・チャールズ・グローヴス指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 録音;1977年
7-11 合唱交響曲 作品41
演奏:フェリシティ・パーマー(S)、ロンドン・フィルハーモニック合唱団
サー・エイドリアン・ボールト指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 
録音:1974年
CD6 
1-11 歌劇「さまよう学者」作品50
主要キャスト:ルイス・・・・・・・・マイケル・リッポン(Br)
アリソン・・・・・・・・・・・・・・ノーマ・バロウズ(S)
フィリップ・・・・・・・・・・マイケル・ラングドン(B)
ピエール・・・・・・・・・・・ロバート・ティアー(T)
演奏:イギリス・オペラ・グループ
ステュワート・ベッドフォード指揮/イギリス室内管弦楽団 録音:1974年
12-23 歌劇「ボアーズ・ヘッドで」作品42
主要キャスト:プリンス・ハル・・・・・フィリップ・ラングリッジ(T)
ファルスタッフ・・・・・・ジョン・トムリンソン(B)
ドール・ティアシート・・フェリシティ・パーマー(MS)
演奏:リヴァプール・フィルハーモニー合唱団
デイヴィッド・アサートン指揮
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1981年
クラムシェル・ボックス、ブックレット付き(オペラの歌詞対訳はなし)



<EMI フランス>
CZSW-0856832 6枚組 ¥1350
ベスト・バーバラ・ヘンドリックス100
歌曲、オペラからポピュラー・ソングまで幅広いレパートリーを誇る清澄なる
天の歌声をもつといわれるソプラノ、ヘンドリックスの歌唱を100曲収録!
CD1 聖なる歌
1 グノー:アヴェ・マリア
演奏:エリック・エリクソン指揮/ストックホルム室内管弦楽団
2 バッハ:マニフィカト BWV243
演奏:ネヴィル・マリナー指揮/アカデミー室内管弦楽団
3 バッハ:カンタータ「我は満ち足れり」BWV82a-我は満ち足れり
4 -我はわが死を楽しみて待ちのぞむ
5 バッハ:結婚カンタータBWV202-消え去れ、悲しみの影
6 バッハ:カンタータ「狩り」BWV208-元気な時こそがわ楽しみ
7 カンタータ:全地よ、神に向かいて歓び呼ばわれ
演奏:ペーター・シュライアー指揮/CPEバッハ室内管弦楽団
8 フォーレ:レクイエム作品48-ピエ・イエス
演奏:ミシェル・プラッソン指揮/トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団
9 プーランク:スタバト・マーテル-Vidit Suum
演奏:ジョルジュ・プレートル指揮
フランス国立管弦楽団、フランス放送合唱団
10 グノー:聖セシーリアのための荘厳ミサ-ベネディクトゥス
演奏:ジョルジュ・プレートル指揮/フランス放送管弦楽団&合唱団
11 ハイドン:ミサ・ブレヴィス
演奏:ネヴィル・マリナー指揮/ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
12 フランク:パニス・アンジェリクス
13 シューベルト:アヴェ・マリア D839
演奏:エリック・エリクソン指揮/ストックホルム室内管弦楽団
CD2 聖なる歌&クリスマスの歌
1 モーツァルト:
2 モーツァルト:聖霊によって処女マリアより生まれ-大ミサ曲ハ短調
3 モーツァルト:戴冠ミサ-神の子羊
4 モーツァルト:主日のための晩?-主を讃えよ
演奏:ネヴィル・マリナー指揮/アカデミー室内管弦楽団
5 ロイド=ウェバー:レクイエム-ピエ・イエス
演奏:エリック・エリクソン指揮/スウェーデン放送交響楽団
6 ラヴェル:カディッシュ
演奏:ジョン・エリオット・ガーディナー指揮/リヨン国立歌劇場管弦楽団
7 聖しこの夜
8 さやかに星はきらめき
9 神の子は生まれた
10 ジングル・ベル
11 もみの木
12 神の御子は今宵しも
13 みんなに楽しいクリスマスを
演奏:エリック・エリクソン指揮
ストックホルム室内管弦楽団、エリック・エリクソン室内合唱団他
CD3 オペラ&オペレッタ・アリア
1 モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」-楽しい想い出はどこへ
2 モーツァルト:歌劇「魔的」-愛の喜びは露ときえ
3 モーツァルト:歌劇「イドメネオ」-父よ、兄よ、さようなら
4 モーツアルト:歌劇「ルーチョ・シッラ」-不吉な死の想いとともに
演奏:ジェフリー・テイト指揮/イギリス室内管弦楽団
5 カタラーニ:歌劇「ラ・ワリー」-さようなら、ふるさとの家よ
6 プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」-私のお父さん
7 プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」-ある晴れた日に
8 チレア:歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」-私はいやしいめしつかいです
9 ビゼー:歌劇「カルメン」-恋は野の鳥<ハバネラ>
演奏:パーヴォ・ヤルヴィ指揮/フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
10 グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」
-Cet asile aimable et tranquille
演奏:ジョン・エリオット・ガーディナー指揮/リヨン国立歌劇場管弦楽団
11 ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」-Volate verso il ciel
演奏:ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
12 J.シュトラウスII:「微笑みの国」-チャルダッシュ
演奏:ローレンス・フォスター指揮/フィルハーモニア管弦楽団
13 レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」-ヴィリアの歌
-くちびるは語らずとも
演奏:ローレンス・フォスター指揮/リヨン国立歌劇場管弦楽団
15 メサジェ:喜歌劇「お菊さん」-恵みの太陽が輝く日
演奏:ローレンス・フォスター指揮/フィルハーモニア管弦楽団
16 メサジェ:「ヴェロにーク」-恋のブランコ
17 -ロバにゆられて
演奏:ローレンス・フォスター指揮/リヨン国立歌劇場管弦楽団
18  オッフェンバック:喜歌劇「パリの生活」
-Autrefois plus d'un amant
19 ロウ:マイ・フェア・レディ-一晩中踊れたら
演奏:ローレンス・フォスター指揮/フィルハーモニア管弦楽団
CD4  歌曲
1 モーツァルト:寂しい森の中で
2 モーツァルト:ルイーゼが不実な恋人の手紙を
演奏;マリア・ジョアン・ピレシュ(ピアノ)
3 モーツァルト:
演奏:ミカ・アイヒェンホルツ指揮/ローザンヌ室内管弦楽団
4 シューベルト:糸をつむぐグレートヒェン
5 シューベルト:セレナーデ
6 シューベルト:君は我が憩い
7 シューベルト:若い尼僧
8 シューベルト:夜と夢 D827
9. シューベルト:シルヴィアに D891
10 シューベルト:ます
演奏:ラドゥ・ルプー(ピアノ)
11 R.シュトラウス:朝 作品27-4
演奏:ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
12-15 四つの最後の歌
演奏:ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮/フィラデルフィア管弦楽団
16 R.シュトラウス:子守歌 作品41-1
演奏:ラルフ・ゴソーニ(ピアノ)
17 R.シュトラウス:私は花束を編みたかった
18 R.シュトラウス:葉をゆらせ、愛らしいミルテよ
演奏:ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮/フィラデルフィア管弦楽団
19 ヴォルフ:出会い
20 ヴォルフ:ミニヨンII
演奏:ローランド・ポンティネン(ピアノ)
CD5 メロディー
1 デュパルク:旅への誘い
演奏:ジョン・エリオット・ガーディナー指揮/リヨン国立歌劇場管弦楽団
2 フォーレ:月の光 作品46-2
3 フォーレ:夢のあとに
4 フォーレ:マンドリン
5 ドリーブ:カディスの娘たち
6 アーン:私の歌に翼があれば
演奏:ミシェル・ダルベルト(ピアノ)
7 ドビュッシー:忘れられたアリエッタ
演奏:ミシェル・ベロフ(ピアノ)
8 ラヴェル:ハバネラ形式のヴォカリーズ
9 ラヴェル:シェエラザード-アジア
10  -魔法の笛
11  -つれない人
演奏:ジョン・エリオット・ガーディナー指揮/リヨン国立歌劇場管弦楽団
12 マルティーニ:愛の喜び
演奏:ミシェル・ダルベルト(ピアノ)
13 グリーグ:ペール・ギュント-ソルヴェーグの歌
14 グリーグ:Med en vlandje
演奏:ローランド・ポンティネン(ピアノ)
15   ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番-カンティレーナ
演奏:エンリケ・バイツ指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のチェロ奏者たち
16 コルンゴルト:夏 作品9
演奏:フランツ・ウェルザー=メスト指揮/フィラデルフィア管弦楽団
17 ブリテン:イルミナシオン:出発
演奏:コリン・デイヴィス指揮/イギリス室内管弦楽団
CD6 アメリカのうた
1 時には母のない子のように
2 昔の信仰
3 流れを渡れ
4 戦いなんてもう学ばない
5 主よ、クリスチャンでありたいのです
演奏:モーゼス・ホーガン・シンガーズ
6 バーバー:エミリ・ディキンソンの詩
7 バーバー:ノクターン
演奏:マイケル・ティルソン・トーマス指揮/ロンドン交響楽団
8 ガーシュウィン:ス・ワンダフル
9 ガーシュウィン:オー・レイディ・ビー・グッド
10  ガーシュウィン:ザ・マン・アイ・ラヴ
11  ガーシュウィン:サマータイム
演奏:ポール・ベイトマン指揮/ギルドホール・ストリングス
ジェフリー・キーザー(ピアノ)、イラ・コールマン(ベース)、
エド・シグペン(パーカッション)
12  デューク・エリントン:イン・ア・センティメンタル・ムード
13  デューク・エリントン:イット・ドント・ミーン・ア・シング
14  デューク・エリントン:ムード・インディゴ
演奏:ザ・モンティ・アレクサンダー・トリオ
ディズニーのうた
15  白雪姫-いつか王子様が
16  白雪姫-口笛ふいて、精出して
17  メアリー・ポピンズ-2ペンスを鳩に
18  不思議の国のアリス-ゴールデン・アフタヌーン
以上:バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
マルチパック、ブックレット付き(フランス語表記、歌詞対訳なし) 

<Sony Classical>
8869196114-2(38CD+6DVD) ¥14300
グールドの録音の中でも最も大きな割合を占めるバッハの録音。録音史におけ
るバッハ演奏の金字塔として、没後30年が経った今もその独自性と魅力を失っ
ていません。この44枚組のボックス・セットは、グールドの生前にコロンビア
-CBSからLP発売されたバッハ作品の全アルバム(CD30枚分)を初出LPのカップリ
ングおよびデザインによる紙ジャケット仕様で再現するのみならず、没後に発
売されたライヴ録音を含むさまざまな演奏やアウトテイクス、バッハ作品につ
いてのインタビューを完全網羅。さらに最晩年のブルーノ・モンサンジョン制
作による伝説的な「ゴールドベルク変奏曲」の演奏映像を含むDVDにして6枚分
の映像も収録され、グールドがバッハに関して残した足跡が集大成されていま
す。
■DVDには約40分間にのぼる未発表のインタビュー映像を収録予定。
■永久保存版としての豪華仕様パッケージ
・銀の箔押し・布張りの厚紙製アウター・ボックスに収納
・各ディスクは初出LPのデザインによる紙ジャケットに収納
・オールカラーのハードカヴァー別冊解説書付き(オリジナルLPの全ライナー
ノーツ、ドイツでの
グールド研究の権威ミヒャエル・シュテーゲマンによる書き下ろし解説などを
掲載)
■DVDの仕様(予定)
・フォーマット: 片面2層(DVD 1, 3); 片面1層(DVD2, 4-6)
・音声: LPCM STEREO/MONO
・画面: 4:3 NTSC
・リージョン・コード: Free(0)
・Color/BW
・字幕:フランス語・ドイツ語(DVD 4-6のみ; DVD 1-3には字幕なし)
・Total playing time DVDs: 7 時間 3分
DISC1(モノラル録音)
・ゴールドベルク変奏曲BWV988(1955年)
DISC2(モノラル録音)
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品19
・バッハ:ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV1052
レナード・バーンスタイン(指揮)コロンビア交響楽団
DISC3(モノラル録音)
・パルティータ第5番ト長調BWV829
・平均律クラヴィーア曲集第2巻より
第14番嬰ヘ短調BWV883-フーガ、第9番ホ長調BWV878-フーガ
・パルティータ第6番ホ短調BWV830DISC4
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調作品15
・バッハ:ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056
 ウラディミール・ゴルシュマン(指揮)コロンビア交響楽団
DISC5
・イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
・パルティータ第1番変ロ長調BWV825
・パルティータ第2番ハ短調BWV826DISC6


8869197504-9(DVD-Video) 3枚組 ¥3050
初回生産限定盤
1979年から1981年にかけて、グールドが最晩年に精力を傾注した『バッハ・シ
リーズ(グレン・グールド・プレイズ・バッハ)』三部作の映像がついにまとめ
てDVD化されることになりました。グールドは早くからTV出演やTV番組の制作に
力を入れ、その軌跡は昨年発売のDVD10枚組『グレン・グールド・オン・テレ
ヴィジョン――1954-1977年全放送』で辿ることができますが、この『バッハ・
シリーズ』は、その成果と経験を引き継ぎ、まさにそれまでのグールドの音楽
活動・映像制作の集大成ともいうべき究極の映像作品となりました。
3つの映像は、それぞれ『バッハでピアノを弾く理由』『フーガの技法をめぐっ
て』『ゴールドベルク変奏曲』と題され、バッハの本質語るうえで重要なテー
マを扱っています。いずれもそれぞれの映像のテーマでキーとなる作品の演奏
をメインに据え、フランスの映像作家でヴァイオリニストでもあるブルーノ・
モンサンジョンとの対話を交える形で構成されており、細部にいたるまで緻密
に脚本が吟味された密度の濃い対話部分の充実度の高さのみならず、パルティ
ータ第4番、フーガの技法、そしてゴールドベルク変奏曲の映像で示される、
グールドの演奏の深遠さは言語を絶するほど。なおゴールドベルク変奏曲は、
ソニー・クラシカルへの2度目の録音と同時に収録されたもので、ごく一部を除
いて同一演奏です。
DVD1とDVD2は、1994年にLDとVHSで発売されて以来、今回が初めてのDVD化であ
り、一度DVD化されながら国内盤として長らく入手困難な状態が続いていたゴー
ルドベルク変奏曲の久しぶりの復活も合わせて、グールドのアニヴァーサリー
・イヤーにふさわしいリリースといえるでしょう。
DVD1 『バッハでピアノを弾く理由』
[1979年11月19日-26日、トロントCBCで収録/1983年9月29日放映]
・フーガの技法BWV1080より コントラプンクトゥス第1番
・ブルーノ・モンサンジョンとの対話
・半音階的幻想曲とフーガBWV903より 半音階的幻想曲
・ブルーノ・モンサンジョンとの対話
・パルティータ第4番ニ長調BWV828(全曲)
・エンディング・クレジット
[エクゼクティヴ・プロデューサー]ヘルベルト・G・クロイバー  
[プロデューサー]マリオ・プリゼク
[ディレクター]ブルーノ・モンサンジョン  
[音声]マス・キクタ
DVC2 『フーガの技法をめぐって』
[1980年11月20日-25日、トロントCBCで収録/1983年10月6日放映]
・BACHの名によるフーガBWV898より-ブルーノ・モンサンジョンとの対話
・平均律クラヴィーア曲集第2巻 フーガ第9番ホ長調BWV878より
-ブルーノ・モンサンジョンとの対話
・平均律クラヴィーア曲集第2巻 フーガ第9番ホ長調BWV878
・ブルーノ・モンサンジョンとの対話
・3声のシンフォニアより 第1番ハ長調BWV787
・ブルーノ・モンサンジョンとの対話
・平均律クラヴィーア曲集第2巻 フーガ第22番変ロ短調BWV891より
-ブルーノ・モンサンジョンとの対話
・平均律クラヴィーア曲集第2巻 フーガ第22番変ロ短調BWV891
・ブルーノ・モンサンジョンとの対話
・平均律クラヴィーア曲集第2巻 前奏曲とフーガ第19番イ長調BWV888
・ブルーノ・モンサンジョンとの対話
・「フーガの技法」BWV1080より コントラプンクトゥス第2番、第4番、第15番
・エンディング・クレジット
[エクゼクティヴ・プロデューサー]ヘルベルト・G・クロイバー  
[プロデューサー]マリオ・プリゼク
[ディレクター]ブルーノ・モンサンジョン  
[音声]ディートマル・ニーミーツ
DVD3 『ゴールドベルク変奏曲』
[1981年4月-5月、ニューヨーク、30丁目スタジオで収録/1983年10月17日放映]
・イントロダクション:ブルーノ・モンサンジョンとの対話
・ゴールドベルク変奏曲BWV988(全曲)
・エンディング・クレジット
[エクゼクティヴ・プロデューサー]ヘルベルト・G・クロイバー
[ディレクター]ブルーノ・モンサンジョン  
[音声]サム・カーター、リチャード・エインホーン
・字幕:フランス語・ドイツ語

8872542176-2(2CD+DVD) ¥2480
Best of Glenn Gould's Bach
EU盤未定ハードカヴァー・ブック仕様 完全生産限定盤
DISC1
・ゴールドベルク変奏曲BWV988よりアリア-第7変奏[1955年録音]
・パルティータ第1番変ホ長調BWV825[1959年]
・半音階的幻想曲とフーガニ短調BWV903-幻想曲[1979年]
・イギリス組曲第2番イ短調BWV807[1971年]
・トッカータホ短調BWV914[1963年録音]
・インヴェンションとシンフォニアBWV771-801より
インヴェンション第1番、シンフォニア第1番、インヴェンション第8番、
シンフォニア第8番、
インヴェンション第11番、シンフォニア第11番[1964年]
・フランス組曲第5番ト長調BWV816より 第1、4、7曲[1971年]
・ゴールドベルク変奏曲BWV988より第30変奏、アリア・ダ・カーポ
[1981年録音]
DISC2
・イタリア協奏曲ヘ長調BWV971[1959年]
・イタリア風アリアと変奏イ短調BWV989[1971年]
・協奏曲ニ短調BWV974(A.マルチェッロのオーボエ協奏曲による)[1979年]
・平均律クラヴィーア曲集第1巻より
 前奏曲とフーガ第1番ハ長調BWV846、第5番ニ長調BWV850[1962年]
・平均律クラヴィーア曲集第2巻より
 前奏曲とフーガ第14番嬰ヘ短調BWV883、第17番変イ長調BWV886
[1966、67,71年]
・BACHの名による前奏曲とフーガ変ロ長調BWV898[1980年]
・フーガの技法BWV1080より
 コントラプンクトゥス第7番、第8番、第9番(抜粋)[1962年]
・ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056[1958年]
 ウラディミール・ゴルシュマン指揮コロンビア交響楽団
DISC3 (DVD)
『ゴールドベルク変奏曲』
[1981年4月-5月、ニューヨーク、30丁目スタジオで収録/1983年10月17日放映]
・イントロダクション:ブルーノ・モンサンジョンとの対話
・ゴールドベルク変奏曲BWV988(全曲)
・エンディング・クレジット
[エクゼクティヴ・プロデューサー]ヘルベルト・G・クロイバー
[ディレクター]ブルーノ・モンサンジョン  
[音声]サム・カーター、リチャード・エインホーン
・字幕:フランス語・ドイツ語
グールドの録音の中でも最も大きな割合を占めるバッハの録音。録音史におけ
るバッハ演奏の金字塔として、没後30年が経った今もその独自性と魅力を失っ
ていません。この3枚組は、グールドによるバッハ演奏のエッセンスをCD2枚DVD
1枚に凝縮したもので、ピアノ独奏のみならずオルガンによる「フーガの技法」
やコンチェルトまでをまんべんなく網羅したCD部分の収録曲の充実ぶりに加え
て、何と1981年の「ゴールドベルク変奏曲」の全曲映像が付いているのがなん
とも豪華です。このDVDは、1979年から1981年にかけて、グールドがブルーノ・
モンサンジョンとのコラボレーションで最晩年に精力を傾注した『バッハ・シ
リーズ(グレン・グールド・プレイズ・バッハ)』三部作の最後を飾るもので、
2度目の「ゴールドベルク変奏曲」の録音と並行して収録された映像です。ここ
で示されているグールドの演奏の深遠さは言語を絶するほど。バッハ演奏史上
に輝く永遠の名演です。

8869197115-2 10枚組 ¥2780
レオポルド・ストコフスキー/ザ・コロンビア・ステレオ・レコーディングズ
CD1
ファリャ:バレエ『恋は魔術師』(全曲)
-シャーリー・ヴァーレット(Ms)-フィラデルフィア管弦楽団
〔録音:1960年2月〕
ワーグナー:
楽劇『トリスタンとイゾルデ』より「愛の音楽」(ストコフスキー編)
-フィラデルフィア管弦楽団〔録音:1960年2月〕
CD2
J・S・バッハ:『ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV.1050』
-アンシェル・ブルシロウ(Vn), ウィリアム・キンケイド(Fl),
フェルナンド・ヴァレンティ(Cemb), フィラデルフィア管弦楽団
〔録音:1960年2月〕,
J・S・バッハ(ストコフスキー編):
『コラール前奏曲「イエスよ、私は主の名を呼ぶ」BWV.645』
『コラール前奏曲「来れ異教徒の救い主よ」BWV.659』
『コラール前奏曲「我ら唯一の神を信ずる」BWV.680』
-フィラデルフィア管弦楽団〔録音:1960年2月〕,
CD3
ベートーヴェン:『ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」』
-グレン・グールド(P), アメリカ交響楽団 〔録音:1966年3月〕,
CD4
アイヴズ:『交響曲第4番』
-アメリカ交響楽団, デイヴィッド・カッツ&ホセ・セレブリエール
(Associate Conductor), ニューヨーク・スコラ・カントールム合唱団
〔録音:1965年4月〕,
アイヴズ:
『民衆』『ゼイ・アー・ゼア!(新しい自由な世界のための戦い)』『選挙』
『リンカーン』
-グレッグ・スミス・シンガーズ, イサカ大学合唱団, アメリカ交響楽団
〔録音:1967年11月〕
CD5
ビゼー:『「カルメン」第1&2組曲』『「アルルの女」第1&2組曲』より
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1976年8月〕
CD6:ストコフスキー編曲によるアンコール!
『R=コルサコフ:熊蜂の飛行』『ドビュッシー:月の光』
『ショパン:マズルカ第17番変ロ短調Op.24-4』
『ドビュッシー:グラナダの夕べ』『ノヴァチェック:無窮動Op.5-4』
『チャイコフスキー:ユーモレスクOp.10-2』
『アルベニス:セビーリャの聖体祭』『ショスタコーヴィチ:前奏曲変ホ短調』
『R=コルサコフ:イワン雷帝』『ショパン:前奏曲ニ短調Op.28-24』
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1976年7月〕,
CD7
シベリウス:『交響曲第1番ホ短調Op.39』『トゥオネラの白鳥』
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1976年11月〕,
CD8
チャイコフスキー:
『オーロラ姫の婚礼』(「眠れる森の美女」の第三幕、オーロラ姫の結婚式の
場面を中心に組み立てられたディアギレフによる短縮版)
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1976年5月〕,
CD9:ラスト・レコーディング
メンデルスゾーン:『交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」』
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1977年6月〕,
ビゼー:『交響曲 ハ長調』
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1977年6月〕,
CD10
ブラームス:『交響曲第2番ニ長調Op.73』『悲劇的序曲Op.81』
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1977年4月〕,
【演奏】
レオポルド・ストコフスキー(指揮)
20世紀の演奏・録音史に輝かしい業績を残した巨匠レオポルド・ストコフスキ
ー(1882-1977)。その生誕130年を記念して、ストコフスキーが1960年から1977
年にかけてCBSコロンビアにステレオで残した全録音を集成したボックス・セッ
トです。これまでさまざまな形でCD化されていましたが、オリジナルLPのカッ
プリングでまとめて発売されるのは今回が初めてです。1960年にフィラデル
フィア管弦楽団へ約20年ぶりに復帰した演奏会と並行して録音されたファリャ、
ワーグナー、そしてバッハは、戦前の実験的な試みやライヴ録音を除けばこの
名門オーケストラとの唯一のステレオ録音となったもの。自ら創設したアメリ
カ交響楽団と作曲から半世紀を経て初演したアイヴズの「交響曲4番」の世界初
録音も貴重な名演。個性的なグールドのピアノにぴったりと寄り添ったベート
ーヴェンの「皇帝」の気宇壮大な演奏もストコフスキーならでは。
そしてなんといってもこのボックスのハイライトは、1976年、ストコフスキー
が94歳の時にCBSと結んだ100歳までの録音契約によって制作されたLP5枚分の演
奏でしょう。ロンドン在住の名奏者を集めて結成された録音用のオーケストラ、
ナショナル・フィルと録音されたこれらのアルバムは、90歳を超えても全く衰
えることのなかったストコフスキーの若々しいエネルギーに満ち、純粋無垢で
融通無碍な境地を描き出しています。生涯最後のスタジオ録音は亡くなる3か月
前に収録されたメンデルスゾーン「イタリア」とビゼーの交響曲でしたが、
セッションの最終日に収録されたビゼーの交響曲の終楽章は通しのワン・テイ
クでOKとなったという奇跡的な名演です。
ストコフスキー研究家のエドワード・ジョンソン氏書き下ろしによるライナー
ノーツ入り32ページ・オールカラー・ブックレット付き。各アルバムは初出LP
のジャケットデザインを採用しています

8872542311-2 ¥1550
ヴォーン=ウィリアムズ:
『2台のピアノのための協奏曲』*、『交響曲第5番ニ長調』
タール & グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)*
ダグラス・ボイド(指揮)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム
〔録音〕2012年2月、ヴィンタートゥール・シュタットハウス
(デジタル:セッション)
「2台のピアノのための協奏曲」は、もともとハリエット・コーエンのために
1931年に作曲された「ピアノ協奏曲ハ長調」で、ブゾーニのバッハ編曲に刺激
されたものといわれています。しかし非常に難曲なため、1946年にJ・クーパー
の助力を得て2台ピアノ用の協奏曲に改作され、ここに収録されています。この
版で入手できる録音はごくわずかなので、タール&グロートホイゼンによる新
録音は歓迎されるところでしょう。「交響曲第5番」は、田園交響曲のスタイル
に立ち返った明るく牧歌的で古典的な作品。元ヨーロッパ室内管弦楽団のオー
ボエ奏者だったダグラス・ボイドは、このところMDGからのシューベルトやベー
トーヴェン、SONYからのモーツァルト等、スイスの室内オーケストラ、ヴィン
タートゥール・ムジークコレギウムとの録音を積極的にリリースしています。
ヴォーン・ウィリアムズの交響曲第5番は、彼の交響曲の中では最も編成が小さ
く、室内オーケストラでの演奏に向いている作品といえるでしょう。小編成の
引き締まった響きを生かした明瞭なテクスチュアによって、作品の新たな魅力
を引き出したボイドの手腕が見事です。タール & グロートホイゼン1985年に
結成されたピアノ・デュオ。イスラエル出身の女性ピアニスト、ヤアラ・ター
ルと、ドイツ出身のアンドレアス・グロートホイゼンの2人。タールはテル・ア
ヴィヴの音楽院を経てドイツに留学し、ともにペーター・ホイフトヴァンガー
やルートヴィヒ・ホフマンに学ぶ。このデュオは、高い芸術性を持つピアノ連
弾曲、あるいはピアノ二重奏曲の発掘と紹介に務め、均質な音色と完璧にタイ
ミングの一致した演奏は高く評価されています。

8872540489-2 2枚組 ¥1550
『グラナドス:歌劇「ゴイェスカス」より間奏曲』
『グリーディ:10のバスクの旋律』
『アルベニス:ナバーラ』
『ファリャ:「三角帽子」第2組曲』
『ブレトン:サパテアード』
『トゥリーナ:幻想的舞曲』
『チャピ:「ファンタジア・モリスカ」よりセレナータ』
『ファリャ:火祭りの踊り』
『トゥリーナ:闘牛士の弔辞』
『アルフテル:メヌエット』
『ロドリーゴ:「アランフェス協奏曲」より第2楽章』*
『ファリャ:ペドロ親方のシンフォニア』
『チャピ:サルスエラ「人騒がせな娘」より前奏曲』
『グリーディ:サルスエラ「農場」より前奏曲』
『ソウトゥーリョ:サルスエラ「くちづけの伝説」より間奏曲』
『ヘロニモ・ヒメネス:サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚式」より間奏曲』
『チャピ:サルスエラ「狂った王(犬に噛まれた王様)」より夜想曲』
『ブレトン:サルスエラ「パロマの前夜祭」より前奏曲』
『ビベス:サルスエラ「ドニャ・フランシスキータ」よりファンダンゴ』
『ブレトン:ホタ・デ・ラ・ドローレス』
『チャピ:サルスエラ「擲弾兵の太鼓」より前奏曲』
『ルナ:サルスエラ「ユダヤの子」より前奏曲』
『チュエカ:サルスエラ「ずぶぬれの年」より前奏曲』
『ヘロニモ・ヒメネス:サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚式」よりアロンソ
のボレロ』
『チュエカ:サルスエラ「果樹園の愉しみ」より前奏曲』
『ビベス:サルスエラ「ボヘミオス」より間奏曲』
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
スペイン国立管弦楽団, マドリード交響楽団, マドリード室内管弦楽団,
グラン・オーケストラ・シンフォニカ, 他、 ナルシソ・イエペス(G)*
〔録音〕1950年代
44歳の若さで亡くなったスペインの名指揮者アルヘンタ(1913-1958)。このア
ルバムは彼の祖国スペインにちなんだ作品を集めたもので、前半はスペイン作
曲家のクラシックの名曲を。後半は有名なオペラ歌手を起用して、スペイン・
コロンビアに録音した50曲近いサルスエラの中から前奏曲や間奏曲を中心に収
録したものです。アルヘンタの精気に満ちた色彩豊かな演奏をお聴きいただけ
ます。

8869197900-2 3枚組 ¥1550
ベッリーニ:歌劇『ノルマ』(全曲)
モンセラート・カバリエ(Sp:ノルマ), プラシド・ドミンゴ(T:ポリオーネ),
フィオレンツァ・コッソット(Ms:アダルジーザ),
ルッジェーロ・ランモンディ(Bs:オロヴェーゾ),
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団,
アンブロジアン・オペラ・コーラス,
〔録音〕1972年9月 ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール 
(ステレオ:セッション)
ベル・カントの極致ともいえる「ノルマ」。若々しく豊麗なカバリエのノルマ、
ドラマティックなコッソットのアダルジーザ、そして情熱的なドミンゴのポリ
オーネ。それぞれに適役をそろえたアナログ時代の名盤です。

8869197901-2 2枚組 ¥1450
ドニゼッティ:歌劇『愛の妙薬』(全曲)
ドニゼッティ:歌劇『愛の妙薬』(全曲)
プラシド・ドミンゴ(Tノモリーノ), イレアナ・コトルバス(Sp:アディーナ),
ジェライント・エヴァンス(Bs:ベリコーレ),
イングヴァル・ヴィクセル(Br:ドゥルカ
マーラ), リリアン・ワトソン(Spジャンネッタ)、他
ジョン・プリッチャード(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
〔録音〕1977年、ロンドン (ステレオ:セッション)
ドニゼッティの絶妙なコミック・オペラの優れた録音です。ドミンゴのネモリ
ーノは珍しく、生真面目ながらも、この役にふさわしいとぼけた味わいがあり
ます。コトルバスが歌うアディーナは従来にない内気なイメージ。プリッチャ
ードの熟練の棒が、ドニゼッティとは思えない立派な響きを出しています。

8869197902-2 ¥1250
マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』(全曲)
ユッシ・ビョルリンク(Tトゥリッドウ), ロバート・メリル(Br:アルフィオ),
ジンカ・ミラノフ(S:サントゥッツア), キャロル・スミス(A:ルチア),
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(Sp:ローラ)
レナート・チェリーニ(指揮)
RCAビクター交響楽団, ロバート・ショウ合唱団
〔録音〕1953年 ニューヨーク、マンハッタン・センター 
(モノラル:セッション)
ビョルリンクのトゥリッドゥのリリックな魅力。そしてミラノフの充実感のあ
るドラマティック・ソプラノ。ロス・アンヘレスなど錚々たる顔ぶれをそろえ
た「カヴァレリア・ルスティカーナ」は、モノラル期の歴史的名演です。

8869197906-2 3枚組 ¥1550
モーツァルト:歌劇『魔笛』K.620(全曲)
マルッティ・タルヴェラ(Bs:ザラストロ),
ズディスラヴァ・ドナート(Sp:夜の女王),
イレアナ・コトルバス(Sp:パミーナ), エリック・タピー(T:タミーノ),
クリスティアン・ベッシュ(Br:パパゲーノ), 他
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団, テルツ少年合唱団員
〔録音〕1980年ウィーン、ムジークフェラインザール (デジタル:セッション)
1978年のプレミエ以来8年にわたって、ザルツブルク音楽祭を代表する名舞台と
して知られた「魔笛」。輝くような生気にみちたレヴァイン&ウィーン・フィ
ルの演奏も当時大絶賛され、あまりの評判に1980年にムジークフェラインザー
ルでスタジオ録音されたのが当盤。コトルバスのパミーナ、ベッシュのパパゲ
ーノも、そのハツラツとした演技と歌唱が話題を呼んだ演奏です。

8869197907-2 2枚組 ¥1450
プッチーニ:歌劇『ボエーム』(全曲)
モンセラ・カバリエ(S:ミミ), プラシド・ドミンゴ(T:ロドルフォ),
ジュディス・ブレゲン(S:ムゼッタ), シェリル・ミルンズ(Br:マルチェッロ),
ルッジェーロ・ライモンディ(B:コルリーネ)、他
ゲオルク・ショルティ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
〔録音〕1973年 ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
(ステレオ:セッション)
ショルティというと、どうしても「筋肉質」なイメージが先行してしまいプッ
チーニの音楽の持つ叙情性とは程遠いのでは?と思われる向きも多いかもしれ
ませんが、これを聴けばそんな考えは一掃されるに違いありません。哀愁より
も刺激的。いかにもショルティらしい元気な前半部と、抒情におぼれず毅然と
した後半部が鮮明なコントラストをみせる隠れた名盤で、刺激的なボエームで
もあります。「お涙頂戴」的になりやすいこのオペラの悲劇的な格調を明確に
描いているあたりは、極めて現代的な「ボエーム」と言えるでしょう。カバリ
エ、ドミンゴ、ミルンズ、この3人の見事な歌唱も聴き所。

8869197909-2 2枚組 ¥1450
プッチーニ:歌劇『トスカ』(全曲)
レオンタイン・プライス(Sp:トスカ),
プラシド・ドミンゴ(T:カヴァラドッシ),
シェリル・ミルンズ(Br:スカルピア), ポール・プリシュカ(B:堂守)、他
ズービン・メータ(指揮)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
〔録音〕1972年 ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール 
(ステレオ:セッション)
このオペラを3回もレコーディングしているスペシャリスト、メータにとって最
初の「トスカ」録音。そして、レオンタイン・プライスの円熟のトスカ。彼女
の同役は62年のカラヤンとの共演が有名ですが、円熟味と陰影をを増したこの
再録音は、より強く聴き手に訴えかけてきます。そして堂々たるドミンゴのカ
ヴァラドッシ、ミルンズの憎らしいほどのワルぶりにも惚れ惚れ。メータのエ
ネルギッシュで華麗な音作りも魅力的です。

8869197911-2 3枚組 ¥1550
ヴェルディ:歌劇『アイーダ』(全曲)
ユッシ・ビョルリンク(T:ラダメス), ジンカ・ミラノフ(Sp:アイーダ),
フェドーラ・バルビエリ(Ms:アムネリス),
レナード・ウォーレン(Br:アモナスロ)プリニオ・
クラバッシ(Bs:エジプト王), ボリス・クリストフ(Bs:ランフィス)
ブルーナ・リッツォーリ(S:巫女), マリオ・カルリン(T:使者),
ジョネル・ペルレア(指揮) ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団
〔録音〕1955年 ローマ歌劇場 (モノラル:セッション)
モノラル時代にトスカニーニ盤と並び称された「アイーダ」の名盤。何といっ
ても聴きものはスウェーデンの名テノール、ユッシ・ビョルリンクの知的で気
品のある表現、しなやかで、透き通るように美しい歌声でしょう。惜しくも49
歳という若さで他界しましたが、その叙情の深さと表現の見事さは今も語り継
がれています。ビョルリンクの最盛期の輝きが刻印されたラダメスのほか、ミ
ラノフのアイーダ、バルビエリのアムネリス、ウォーレンのアモナスロなど、
1950年代メトの舞台を飾った名歌手が勢ぞろいしています。

8869197913-2 2枚組 ¥1450
ヴェルディ:歌劇『椿姫』(全曲)
モンセラ・カバリエ(Sp:ヴィオレッタ),
カルロ・ベルゴンツィ(T:アルフレード),
シェリル・ミルンズ(Br:ジェルモン)、他
ジョルジュ・プレートル(指揮)
RCAイタリア・オペラ管弦楽団&合唱団
〔録音〕1967年、ローマRCAスタジオ (ステレオ:セッション)
若かりしカバリエの美しい声がなにより魅力的な録音で、彼女の安定した歌唱
はいかなる時でも崩れることはなく、第3幕での最期の時でも余裕すら感じられ
ます。ベルゴンツィの少々オーバーアクションな歌がいかにも田舎貴族的で、
このオペラの本質がわかりやすい表現されています。プレートル独特の熱っぽ
い音楽造りも生気に満ちた演奏で、まさにシャンデリアの煌きを思わせてくれ
ます。

8869197915-2 2枚組 ¥1450
ヴェルディ:歌劇『リゴレット』(全曲)
ロバート・メリル(Br:リゴレット),
アルフレード・クラウス(T:マントヴァ公), アンナ・モッフォ(Sp:ジルダ),
エツィオ・フラジェッロ(Bs:スパラフチーレ),
ロザリント・エリアス(Ms:マッダレー
デイヴィッド・ウォード(B-Br:モンテローネ伯爵),
アンナ・ディ・スタシオ(Ms:ジョヴァンナ), ピエロ・デ・パルマ(T:ボルサ),
ロバート・カーンズ(Br:マルッロ), マリオ・リナウド(Bs:チェプラーノ伯爵),
コリンナ・ヴォッツァ(Ms:チェプラーノ伯爵夫人),
ティナ・トスカーノ(Sp:小姓),エンツォ・ティッタ(Bs:衛兵)
ゲオルク・ショルティ(指揮)
RCAイタリア・オペラ管弦楽団&合唱団
〔録音〕1963年6月、ローマRCAスタジオ  (ステレオ:セッション)
1950-60年代にRCAがローマで制作した一連のオペラ全曲盤の中でも屈指の名盤
とされるショルティ指揮の「リゴレット」です。ともすれば単調になりがちな
ヴェルディの音楽をここまで鮮烈に聴かせてくれる指揮者はなかなかいないか
も。そしてクラウスの格調高きマントヴァ公と芸達者なメリルのリゴレットの
息詰まる心理戦も見事。モッフォの暖かな歌声が華を添えています。

8869197922-2 2枚組 ¥1450
ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』(全曲)
ロバータ・ピータース(Sp), ピーター・ピアーズ(T),
フィリップ・マエロ(Br), ジョルジョ・トッツィ(Bs),
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団
〔録音〕1958年、ローマ(ステレオ:セッション)
リビング・ステレオ期の名盤の一つ。若きロバータ.ピーターズの新鮮で、絶品
のコロラトゥーラが聴きものです。ピアーズの情熱的な名唱も素晴らしく、こ
の悲劇的なオペラの劇性を強調したラインスドルフの指揮が全体を完璧にまと
めあげています。


●『MASTERS』-全9タイトル 初回生産限定盤
8869197578-2 9枚組 ¥2480
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
【CD1】
『第1番ヘ長調Op.18-1』『第2番ト長調Op.18-2』
『弦楽四重奏曲ヘ長調Hess.34(ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1の編曲版)』
【CD2】
『第3番ニ長調Op.18-3』『第4番ハ短調Op.18-4』
『第6番変ロ長調Op.18-6』
【CD3】
『第5番イ長調Op.18-5』『弦楽五重奏曲ハ長調Op.29*』
【CD4】
『第7番ヘ長調Op.59-1「ラズモフスキー第1番」』
【CD5】
『第8番ホ短調Op.59-2「ラズモフスキー第2番」』
『第10番変ホ長調Op.74「ハープ」』
【CD6】
『第9番ハ長調Op.59-3「ラズモフスキー第3番」』
『第11番ヘ短調Op.95「セリオーソ」』
【CD7】
『第12番変ホ長調Op.127』『第14番嬰ハ短調Op.131』
【CD8】
『第13番変ロ長調Op.130』『大フーガ変ロ長調Op.133』
【CD9】
『第15番イ短調Op.132』『第16番ヘ長調Op.135』
《演奏》 東京クヮルテット〔ピーター・ウンジャン(Vn), 池田菊衛(Vn),
磯村和英(Va), 原田禎夫(Vc)〕
ピンカス・ズカーマン(Va)*
《録音》 1989-1990年, プリストン大学リチャードソン・ホール
(デジタル:セッション)
1969年に創設され、いよいよ来シーズンで解散する東京クヮルテット。1981年、
第1ヴァイオリンが創設時のメンバーである原田幸一郎からピーター・ウンジャ
ンに変わり、豊潤な美に満ちた演奏を繰り広げ世界的に絶賛された第3期の充実
ぶりは、1987年から開始されたRCA Red Sealへの集中的なレコーディングに結
実しています。その最良の結実が、1989年から3年がかりで録音されたこのベー
トーヴェン全集です。世界各地での全曲演奏と並行してレコーディングされた
この全集は、のびやかで豊麗な音色で描き出された東京クヮルテットならでは
のベートーヴェン像を確立した名盤。ズカーマンとの『弦楽五重奏曲Op.29』。
ピアノ・ソナタ第9番から編曲された『弦楽四重奏曲ヘ長調Hess.34』という珍
しい2曲が併録されています。


8869197579-2 5枚組 ¥1900
《若かりしドミンゴの、オペラ・アリア&デュエット・レコーディングズ》
【CD1】
『ヘンデル:歌劇「ジュリアス・シーザー」第1幕-心によびさませ』
『モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」第2幕-恋人を慰めて』
『ドニゼッティ:歌劇「アルバ公爵」第4幕-清く美しき天使』
『アレヴィ:歌劇「ユダヤの女」第4幕-主の恵みにより』
『ヴェルディ:歌劇「ルイザ・ミラー」第2幕-穏やかな夜には』
『ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第3幕-はるかな国に』
『ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」第2幕-心に炎が燃える』
『チャイコフスキー:歌劇「エウゲニ・オネーギン」第2幕-青春の日は遠く過
ぎ去り』
『プッチーニ:歌劇「ヴィリ」第2幕-幸せの日々よ、いま一度』
『マスカーニ:歌劇「イリス」第1幕-窓をあけよ』
『マスネ:歌劇「ウェルテル」第3幕-オシアンの歌「春風よ、なぜ私を目ざます
のか」』
『トローバ:「ルイナ・フェルナンダ」-この心地よい一隅に』
『ヴェルト、ソウトゥーリョ:「最後のロマンティスト」-美しい恋人よ』
『ヴェルディ:歌劇「リゴレット」第2幕-ほおの涙が』
『ヴェルディ:歌劇「椿姫」第2幕-燃ゆる思いを』
【CD2】
『レオンカヴァッロ歌劇「ボエーム」第3幕-いとしい面影』
『ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」第2幕-人知れぬ涙』
『レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」第1幕-衣装をつけろ』
『マスネ:歌劇「マノン」第3幕-消え去れ、優しい面影よ』
『チレア:歌劇「アルルの女」第2幕-フェデリーコの嘆き「ありふれた話」』
『フロトー:歌劇「マルタ」第3幕-夢のように』
『プッチーニ:歌劇「西部の娘」第3幕-やがて来る自由の日』
『ヴェルディ:歌劇「リゴレット」第3幕-女心の歌「風の中の羽根のように」』
『マスネ:歌劇「ル・シッド」第3幕-おお、主よ』
『マイアベーア:歌劇「アフリカの女」第4幕-おお、パラダイス』
『レオンカヴァッロ:歌劇「ボエーム」第2幕-ぼくの住家はちっぽけな屋根裏
部屋だけど』
『ヴェルディ:歌劇「アイーダ」第1幕-清きアイーダ』
『プッチーニ:歌劇「ボエーム」第1幕-冷たい手を』
『ビゼー:歌劇「カルメン」第2幕-花の歌「おまえが投げたこの花は」』
『ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」第4幕-五月の晴れた日のように』
『マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」-母との別れ「お母さん、
あの酒は強いね」』
『ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」第3幕-ああ、あなたこそわたしの恋人』
『プッチーニ:歌劇「トスカ」第3幕-星は光りぬ』
【CD3】
『マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」-乾杯の歌「酒をたたえ
て」』
『グノー:歌劇「ファウスト」第3幕-清らかな住まい』
『ヴェルディ:歌劇「リゴレット」第1幕-あれか、これか』
『ヴェルディ:歌劇「運命の力」第3幕-天使のようなレオノーラよ』
『チレア:歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」第2幕-心身ともにくたくたで』
『プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」第1幕-泣くなリュー』
『プッチーニ:歌劇「西部の娘」第2幕-あれから6ヶ月たった』
『プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」-フィレンツェは花咲く木のように』
『ビゼー:歌劇「真珠採り」第1幕-耳に残るは君の歌声』
『ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」第1幕-今度の航海は無事だろうか』
『グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」第2幕-君は暁の星のごとく』
『レオンカヴァッロ:歌劇「チャタートン」第2幕-詩歌よ、お前だけが私に残
されたもの』
『ボイト:歌劇「メフィストーフェレ」エピローグ-世の果てに近づいた』
『ベッリーニ:歌劇「ノルマ」第1幕-ヴィーナスの祭壇にわたしとともに』
『ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」第1幕-ある日、青空をながめて』
『プッチーニ:歌劇「トスカ」第1幕-妙なる調和』
『ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」第4幕-嘆きの日』
『ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」第3幕-見よ、恐ろしい火を』
『ヴェルディ:歌劇「オテロ」第4幕-オテロの死「わたしを恐れる者はない」』
【CD4】
『ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」第1幕-あの方だ!彼だ、王子だ!…われら
の胸に友情を』
『ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」第2幕-わたしは君の傍らに』
『ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」第3幕-夢を見ているのか…わた
しの心を向けた時に』
『ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」第4幕-さあ、私の激しい怒り
よ、静まれ!…アッリーゴ!あなたの胸にお話しなさい…わたしのことを考えて』
『ヴェルディ:歌劇「運命の力」第3幕-最後の頼みだ』
『ヴェルディ:歌劇「運命の力」第4幕-アルヴァーロよ、隠れようとしてもむだだ』
『ヴェルディ:歌劇「オテロ」第1幕-すでに夜もふけた』
『ヴェルディ:歌劇「オテロ」第2幕-神よ、幾千の命をあれに与えたまえ!
…神かけて誓う』
『ヴェルディ:歌劇「アイーダ」第4幕-運命の石が…さらばこの世』
【CD5】
『プッチーニ:歌劇「ボエーム」第1幕-愛らしいおとめよ』
『プッチーニ:歌劇「ボエーム」第4幕-馬車にだって?…もう帰らないミミ』
『プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」第2幕-もっと美しくなってみせる』
『ザンドナイ:歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」第3幕-おかえりなさい、
義理の弟よ』
『ビゼー:歌劇「真珠採り」第1幕-神殿の奥深く』
『セラーノ:サルスエラ「カーネーション」-ローザとフェルナンドの二重唱』
『ベッリーニ:歌劇「ノルマ」第2幕-あなた方の怒りに対して…あなたの裏切っ
た心が』
『ポンキエッリ:歌劇「ジョコンダ」第1幕-エンツォ・グリマルド、何を考え
ている』
『プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」第1幕-いとしいひとよ、泣くのをおやめ
…夕暮れは迫り』
《演奏》プラシド・ドミンゴ(T)
《録音》1968-1978年 (ステレオ)
ドミンゴが68年から78年にかけてRCAに録音した音源から、ソロ・アリアと二
重唱を抜粋した集大成。豊かで力強く響き渡るテノールの輝きとずばぬけた集
中力で聴き手を圧倒する、まさに「最盛期」と呼ぶにふさわしい演奏の記録で
す。若き日のドミンゴならではの奔放な声の魅力は、私たちに感動を与えてく
れます。


8869198830-2 11枚組 ¥2680
《ルドルフ・ゼルキンのベートーヴェン:協奏曲, ソナタ, ディアベリ変奏曲》
ベートーヴェン:
【CD1】
『ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15』『ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19』 
-ユージン・オーマンディ(指揮)フラデルフィア管弦楽団 
《録音》1965年1月,
フィラデルフィア(ステレオ:セッション)
【CD2】
『ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37』 
-レナード・バーンスタイン(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック 
《録音》1964年1月, マンハッタン・センター
(ステレオ:セッション)
『ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58』 
-ユージン・オーマンディ(指揮)フラデルフィア管弦楽団
《録音》1962年1月, フィラデルフィア(ステレオ:セッショ
ン)
【CD3】
『ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」』『合唱幻想曲ハ短調Op.80*』 
-レナード・バーンスタイン(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック,
ウェストミンスター合唱団* 
《録音》1962年5月, マンハッタン・センター(ステレオ:セッション)
【CD4】
『ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2-1』『第6番ヘ長調Op.10-2』
『第8番ハ短調Op.13「悲愴」*』『第11番変ロ長調Op.22』
《録音》1962-1973年, ニュー
ヨーク(ステレオ:セッション)
【CD5】
『ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26「葬送」』『第13番変ホ長調Op.27-1』
『第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」』『第16番ト長調Op.31-1』 
《録音》1962-
1980年, ニューヨーク(ステレオ:セッション)
【CD6】
『ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」』
『第23番ヘ短調Op.57「熱情」』『第24番嬰ヘ長調Op.78「テレーゼ」』
『第26番変ホ長調Op.81a「告別」』 
《録音》1962-1977年, ニューヨーク(ステレオ:セッション)
【CD7】
『ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101』
『第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィーア」』 
《録音》1969&1970年, ニューヨーク(ステレオ:セッション)
【CD8】
『ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109』『第31番変イ長調Op.110*』 
《録音》1976年, ニューヨーク、1960年, ヴァーモント*(ステレオ:セッション)
【CD9】
『ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110*』『第32番ハ短調Op.111』 
《録音》1971年*, 1967年ニューヨーク(ステレオ:セッション)
【CD10】
『ディアベッリの主題による33の変奏曲ハ長調Op.120*』
『11の新バガテルOp.119』『幻想曲ロ長調Op.77』 
《録音》1957年, バーモント(モノラル)*/
1966&1970年, ニューヨーク(ステレオ:セッション)
【CD11】
『ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための協奏曲ハ長調Op.56*』
『ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58』 
-ハイメ・ラレード(Vn*), レスリー・パルナス(Vc*),
アレクサンダー・シュナイダー(指揮)マールボロ祝祭管弦楽団 
《録音》1960年*, 1974年、 ヴァーモント(ステレオ:ライヴ)
《演奏》ルドルフ・ゼルキン(P)
20世紀を代表する世界的ピアニスト、ルドルフ・ゼルキン。ゼルキンは、精神
性とヴィルトゥオジティの共存を実現させた巨匠で、特にドイツ・ロマン派の
作品の解釈に定評があるピアニストでした。当ボックスは、ゼルキンがソニー
・クラシカル・レーベルに残したステレオ録音によるベートーヴェンの作品を
集成したもの。「協奏曲全集」は、オーマンディ&バーンスタインと共演した、
高い芸術性と深い音楽をたたえた名演で、特にオーマンディとの共演になる3曲
は久々の発売。全曲の録音を残すことはなかったピアノ・ソナタは、強靭なタ
ッチと堂々たる構築性と凝縮された音楽性あふれる演奏です。「第31番」は、
1960年と1971年の2種類の録音を、【CD11】の協奏曲では、マールボロ音楽祭
でのライヴ録音を収録。いずれも彼の絶頂期の記録として永遠に聴き継がれる
魅力的な演奏が収録されています。


8869198911-2 10枚組 ¥2480
《リチャード・ストルツマン/プレイズ・コンチェルト、ソナタ、室内楽作品集》
【CD1】
『モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調K.622』 
-リチャード・ストルツマン(Cl&指揮)イギリス室内管弦楽団 《録音》1990年
『モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581』 
-東京クヮルテット 《録音》1990年
【CD2】
『モーツァルト:「ファゴット協奏曲変ロ長調K.191(クラリネット編曲版)」』
-アレクサンダー・シュナイダー(指揮)イギリス室内管弦楽団 《録音》1980

『ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番ヘ短調Op.73』
『アンダンテ ハ長調K.315(クラリネット編曲版)」』
『ロッシーニ:主題と変奏』 
-アレクサンダー・シュナイダー(指揮) 
モーストリー・モーツァルト管弦楽団 《録音》1982年
【CD3】
『フィンジ:クラリネット協奏曲ハ短調Op.31』
『ローレンス・アシュモア:四季(イギリス民謡)』 
-ギルドホール弦楽アンサンブル 《録音》1990年
『ニールセン:クラリネット協奏曲Op.57』 
-ローレンス・レイトン・スミス指揮 ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
《録音》1999年
【CD4】
『ストラヴィンスキー:エボニー・コンチェルト』 
-ウディ・ハーマンズ・サンダリング・ハード
《録音》1987年
『バーンスタイン:クラリネット・ソナタ』 
-エリック・スターン(指揮)ロンドン交響楽団 《録音》1993年
『ルトスワフスキ:ダンス・プレリュード』 
-ローレンス・レイトン・スミス(指揮)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団 《録音》1999年
『バーンスタイン:プレリュード, フーガとリフ』
『コープランド:クラリネット, 弦楽, ハープ, ピアノのための協奏曲』 
-ローレンス・レイトン・スミス(指揮)
ロンドン交響楽団 《録音》1987年
【CD5】
『ウィリアム・トーマス・マッキンレー:クラリネット協奏曲第2番』
『エイナル・エングルンド:クラリネット協奏曲』
『ルーカス・フォス:クラリネット協奏曲』
-ルーカス・フォス(指揮)ベルリン・ドイツ交響楽団 《録音》1993年
【CD6】
『モーツァルト:クラリネット三重奏曲変ホ長調K.498「ケーゲルシュタット・
トリオ」』
『ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調Op.11「街の歌」』
-ヨーヨー・マ(Vc), エマニュエル・アックス(P) 《録音》1993年
『ウェーバー:クラリネット五重奏曲変ロ長調Op.34』 
-東京クヮルテット《録音》1993年
【CD7】
『ウェーバー:グランド・デュオ・コンチェルタンテ変ホ長調Op.48』
『シューベルト:アルペジオーネ・ソナタD.821(クラリネット編曲編)』 
-エマニュエル・アックス(P) 《録音》1982年
『シューベルト:「ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)第1番ニ長調D.384」
「ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)第2番イ短調D.385」(クラリネット編曲編)』
-リチャード・グード(P) 《録音》1987年
【CD8】
『ブラームス:「クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1」
「クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2」』
『シューマン:「幻想小曲集Op.73」「3つのロ
マンスOp.94」(クラリネット編曲編)』 
-リチャード・グード(P) 《録音》1981&1987年
【CD9】
『ブラームス:「クラリネット三重奏曲イ短調Op.114」』 
-ヨーヨー・マ(Vc), エマニュエル・アックス(P) 《録音》1993年
『ブラームス:「クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115」』 
-東京クヮルテット 《録音》1993年
【CD10】
『プーランク:クラリネット・ソナタ』
『サン=サーンス:クラリネット・ソナタ』 
-イルマ・ヴァルレチルロ(P) 《録音》1988年
『プロコフィエフ:ソナタ Op.94』 
-ローレンス・レイトン・スミス(指揮)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団  《録音》1999年
『サン=サーンス:ロマンス Op.37』 
-ナンシー・アレン(Hp) 《録音》1988年
《演奏》リチャード・ストルツマン(Cl)
クラリネットの未曾有の巨匠、リチャード・ストルツマンの70歳記念リリース。
ストルツマンは1942年生まれ、イェール大学で音楽学を修め、修士号を得、さ
らにコロンビア大学で博士号を取得。1967年以来マールボロ音楽祭に参加し、
そこで出会ったピーター・ゼルキンらとともにアンサンブル"タッシ"を結成。
古典から現代曲に及ぶ幅広いレパートリーに取り組む優れたアンサンブルとし
て高い評価を得ました。その頃より武満徹氏との交友を始め、同グループのた
めに「カトレーン」を、その後もストルツマンのために「ファンタズマ/カント
ス」を作曲しています。タッシの成功とユニークなクラリネット奏法で国際的
評価を得たストルツマンは、カーネギー・ホール、ハリウッド・ボウル、ケネ
ディ・センターという超一流のホールでソロ・リサイタルを行なった最初のク
ラリネット奏者となりました。またクラシック音楽のフィールドのみならず
ジャズ・アーティストとしての才能も発揮し、キース・ジャレット、チック・
コリア、エディ・ゴメス、ビル・ダグラス、ジェレミー・ウォール、渡辺香津
美などとの共演でコンサートや録音を行っており、ボーダーレスな活動も行い、
多くのファンを獲得しています。彼の奏法は、ダブル・リップ奏法と呼ばれる
やや特殊なもので、上の唇で歯を巻いて楽器を構え、歯でくわえて固定しない
ため柔らかく構えることから、より繊細な表現が可能となっています。高音域
での極弱音や、クロスオーバー音楽のアルバムなどでは、あたかも人間の声の
ようなビブラートや音色を持つ、数少ないクラリネット奏者です。このアルバ
ムに収録された古典-現代作品でも、絶妙な機知、好感度の高いセンス、そして
卓越した演奏技量を、ストルツマン独自のしなやかさで包み込んだ音作りは、
今や彼の独壇場ともなっています。当ボックス・セットは、ストルツマンによ
るRCA(およびソニー・クラシカル)への数多くの録音から、クラシックの分野に
おける協奏曲、ソナタ、室内楽を集大成したもの。


<SONY CLASSICAL>
8869199136-2 4枚組 ¥1550
《エミール・ギレリス/プレイズ・コンチェルト&ソナタ》
【CD1】
『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23』
-フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
《録音》1955年10月29日(ステレオ:セッション:音源:RCA)
『ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11』
-ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
《録音》1964年12月31日(ステレオ:セッション:音源:Colombia)
【CD2】
『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23』
-ズービン・メータ(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック
《録音》1979年11月14日(ステレオ:ライヴ:音源:CBS)
『ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83』
-フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
《録音》1958年2月8日(ステレオ:セッション:音源:RCA)
【CD3】
『シューベルト:ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D.850』
《録音》1960年1月16-22日(ステレオ:セッション:音源:RCA)
『J・S・バッハ:フランス組曲第5番ト長調BWV.816』
《録音》1960年2月25日(ステレオ:セッション:音源:RCA)
『J・S・バッハ:前奏曲ロ短調BWV.855a』
《録音》1979年11月14日(ステレオ:ライヴ:音源:CBS)
【CD4】
『リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調』
《録音》1964年12月-1965年1月(ステレオ:セッション:音源:RCA)
『ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ第2番ロ短調Op.61』
《録音》1964年1月8日(ステレオ:セッション:音源:RCA)


8869199176-2 5枚組 ¥1900
《バーンスタイン/ハイドン:交響曲選集》
ハイドン:
【CD1】
『交響曲第93番ニ長調』 《録音》1971年
『交響曲第94番ト長調「驚愕」』 《録音》1971年
『交響曲第95番ハ短調』 《録音》1973年
【CD2】
『交響曲第96番ニ長調「奇蹟」』 《録音》1973年
『交響曲第97番ハ長調』 《録音》1975年
【CD3】
『交響曲第98番変ロ長調』 《録音》1975年
『交響曲第99番変ホ長調』 《録音》1970年)
【CD4】
『交響曲第100番ト長調「軍隊」』 《録音》1970年
『交響曲第102番変ロ長調』 《録音》1962年
『交響曲第104番ニ長調「ロンドン」』 《録音》1958年
【CD5】
『交響曲第101番ニ長調「時計」』 《録音》1970年
『交響曲第103番変ホ長調「太鼓連打」』 《録音》1970年
《演奏》
レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
バーンスタイン&ニューヨーク・フィルのハイドン録音の中から、第93-104番
までの後期交響曲を収録したボックスです。瑞々しい弦楽器、チャーミングな
木管群、軽やかなリズム。それでいて大編成による堂々とした風格が漂い、そ
して朗々と歌いながらも表情は豊かで、実に清々しい演奏です。

8872540911-2 7枚組 ¥2200
《アンドルー・デイヴィス/ドヴォルザーク:交響曲全集》
ドヴォルザーク:
【CD1】
『交響曲第1番ハ短調 Op.3「ズロニツェの鐘」』
『序曲「自然の中で」Op.91*』
【CD2】
『交響曲第2番変ロ長調 Op.4』『管楽セレナードOp.44**』
【CD3】
『交響曲第3番変ホ長調 Op.10』『交響曲第4番ニ短調 O.13』
【CD4】
『交響曲第5番ヘ長調 Op.76』『交響曲第7番ニ短調 Op.70』
【CD5】
『交響曲第6番ニ長調 Op.60』『交響曲第8番ト長調 Op.88』
【CD6】
『交響曲第9番ホ短調 Op.95「新世界より」』『弦楽セレナードOp.22***』
【CD7】
『スラヴ舞曲集Op.46(全8曲)』『スケルツォ・カプリチオーソ Op.66』
『序曲「謝肉祭」Op.92』
《演奏》
アンドルー・デイヴィス(指揮)フィルハーモニア管弦楽団
《録音》1979年(ステレオ:セッション)
デイヴィッド・ジンマン(指揮)南西ドイツ放送交響楽団* 
《録音》1988年(デジタル:セッション)
マルセル・モイーズ(指揮)マールボロ音楽祭管楽アンサンブル** 
《録音》1957年(モノラル)
ルドルフ・ケンペ(指揮)ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団*** 
《録音》1968年(ステレオ:セッション)
アンドルー・デイヴィスは、1944年英国ハーフォードシャー生まれ。ケンブリ
ッジ・キングス・カレッジでオルガンを、ローマ聖チェチーリア音楽院でフェ
ラーラから指揮法を学び、アカデミー室内管弦楽団でチェンバロ奏者も務め、
70年インバルの代役でBBC響を振ってデビュー。トロント響の音楽監督(75年
-88年)、グラインドボーン音楽祭音楽監督(88年-2000年)、BBC響首席指揮者
(89年-2000年)、ピッツバーグ響音楽顧問(2005年-08年)などを歴任、現在はシ
カゴ・リリック・オペラとメルボルン響の音楽監督を兼任しています。オール
ラウンドで幅広いレパートリーを持つデイヴィスですが、録音ではエルガーや
ディーリアス、ヴォーン・ウィリアムズなどの近代イギリス音楽に定評があり
ます。ソニー・クラシカルには70年代後半に多くの録音を残しており、このド
ヴォルザークの交響曲全集はその代表盤。ボヘミアの風景を描いていくような、
オーケストラを美しくたっぷりと自然体に鳴らした演奏が魅力的です。フィル
アップには、ジンマン、モイーズ、ケンペ指揮のオーケストラ曲を収録したお
買い得なボックス・セットです。


8872541720-2 12枚組 ¥2780
《ユージン・オーマンディ:Conducts 20th Century Classics》
【CD1】
『ドビュッシー:交響詩「海」』 《録音》1972年(音源:RCA)
『ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」第2組曲』 
《録音》1971年(音源:RCA)
『ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」』 
《録音》1973年(音源:RCA)
【CD2】
『ラヴェル:スペイン狂詩曲』 《録音》1963年(音源:CBS)
『ラヴェル:ボレロ』 《録音》1973年(音源:RCA)
『ファリャ:スペインの夏の夜』 
-アルトゥール・ルービンシュタイン(P)《録音》1971年(音源:RCA)
『ロドリーゴ:アランフェス協奏曲』 
-ジョン・ウィリアムズ(G)《録音》1965年(音源:CBS)
【CD3】
『ホルスト:組曲「惑星」』 《録音》1975年(音源:RCA)
『ブリテン:青少年のための管弦楽入門』 《録音》1974年(音源:RCA)
『エルガー:行進曲「威風堂々」第1番』 《録音》1963年(音源:CBS)
【CD4】
『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30』 
-ウラディーミル・アシュケナージ(P)《録音》1975年(音源:RCA)
『ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲Op.43』 
-ヴァン・クライバーン(P)《録音》1970年(音源:RCA)
『ハチャトゥリアン:「剣の舞」「バラの娘たちの踊り」』 
《録音》1964&1966年(音源:CBS)
【CD5】
『プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調「古典交響曲」Op.25』 
《録音》1961年(音源:CBS)
『プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調Op.63』 
-アイザック・スターン(Vn)《録音》1963年(音源:CBS)
『R=コルサコフ:スペイン奇想曲Op.34』 《録音》1965年(音源:CBS)
『スクリャービン:交響曲第4番Op.54「法悦の詩」』 
《録音》1971年(音源:RCA)
【CD6】
『ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47』 
《録音》1975年(音源:RCA)
『ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調Op.107』 
-ヨーヨー・マ(Vc)《録音》1982年(音源:CBS, デジタル)
『カバレフスキー:道化師のギャロップ』 《録音》1972年(音源:RCA)
【CD7】
『ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」』 
《録音》1955年(音源:CBS, モノラル)
『ストラヴィンスキー:バレエ「ペトルーシュカ」組曲』 
《録音》1964年(音源:CBS)
『R・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」組曲』 《録音》1964年(音源:CBS)
【CD8】
『エネスク:ルーマニア狂詩曲第1番 イ長調』 《録音》1972年(音源:RCA)
『バルトーク:管弦楽のための協奏曲Sz.116』 
《録音》1979年(音源:RCA、デジタル)
『コダーイ:「ハーリ・ヤーノシュ」組曲』 《録音》1975年(音源:RCA)
【CD9】
『ヒンデミット:交響曲「画家マティス」』 《録音》1962年(音源:CBS)
『ウェーベルン:管弦楽のための牧歌「夏風の中で」』 
《録音》1963年(音源:CBS)
【CD10】
『オルフ:カルミナ・ブラーナ』 《録音》1960年(音源:CBS)
『マーラー:交響曲「大地の歌」-「大地の哀愁に寄せる酒の歌」
「春に酔える者」』 《録音》1966年(音源:CBS)
【CD11】
『アイヴズ:交響曲第2番』 《録音》1973年(音源:RCA)
『シベリウス:悲しきワルツOp.44-1』 《録音》1973年(音源:RCA)
『シベリウス:交響詩「フィンランディア」Op.26』 
《録音》1968年(音源:CBS)
『アルヴェーン:スウェーデン狂詩曲第1番「夏至の徹夜祭」Op. 19』 
《録音》1968年(音源:CBS)
【CD12】
『アイヴズ:ニュー・イングランドの3つの場所』
《録音》1974年(音源:RCA)
『ガーシュイン:ラプソディー・イン・ブルー』 
-フィリップ・アントルモン(P)《録音》1967年(音源:CBS)
『コープランド:アパラチアの春』 《録音》1969年(音源:RCA)
『バーバー:弦楽のためのアダージョ』 《録音》1957年(音源:CBS)
《演奏》
ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
ユージン・オーマンディは、何といってもフィラデルフィア管弦楽団の音楽監
督として、1936年から1980年までほぼ半世紀にわたってこの名門オケを指揮し、
カラヤン+ベルリン・フィルと並ぶ20世紀のオーケストラ演奏の極致を極めた
名匠です。レコーディングにも積極的に取り組み、RCAとソニー・クラシカル
に膨大なディスコグラフィを築きあげました。オーマンディのレパートリーは
幅広く、同時代・現代音楽への取り組みも積極的でした。このボックスは、オ
ーマンディが指揮した20世紀の音楽集。オーマンディらしい正攻法の表現なが
ら、ときにはゴージャスに、ロマンティックに、そして神秘的な響きが飛び交
い、刻々と表情を変えていく大作を見事に描き上げています。分厚い弦楽パー
トを土台に、卓越した木管と美しい金管セクションを絶妙にブレンドさせた
「フィラデルフィア・サウンド」の醍醐味がここにあります。1955年モノラル
録音の「春の祭典」は世界初CD化。


8869199173-2 5枚組 ¥1900
≪ジュリアード弦楽四重奏団/シューベルト、ブラームス弦楽四重奏曲集≫
【CD1-2】
シューベルト:
『弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」』
『弦楽四重奏曲第12番ハ短調D.703』
『弦楽四重奏曲第13番イ短調D.804,Op.29「ロザムンデ」』
『弦楽四重奏曲第15番ト長調D.887,Op.161』
【CD3】
ブラームス:『弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.51-1』
『弦楽四重奏曲第3番変ロ長調Op.67』
【CD4】
ブラームス:『弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.51-2』
『クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115*』
【CD5】
ブラームス:『弦楽五重奏曲第1番ヘ長調Op.88』
『弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.111』
《演奏》
ジュリアード弦楽四重奏団
 〔ロバート・マン(Vn), アール・カーリス(Vn:シューベルト),
ジョエル・スミルノフ(Vn:ブラームス),サミュエル・ローズ(Va),
ジョエル・クロスニック(Vc)〕
チャールズ・ナイディック(Cl:CD4*)
ワルター・トランプラー(Va:CD5)
《録音》
〔Disc1-2〕1978-1981年(ステレオ:セッション),
〔Disc3-5〕1993-1995年(デジタル:セッション),
第2次大戦後に創設された20世紀最高の弦楽四重奏団のひとつ、ジュリアード
弦楽四重奏団。名手ロバート・マンが半世紀にわたって率いた全盛期には、ソ
ニー・クラシカルに数多くの名盤を残しています。その中から、1970年代後半
に録音された極めて密度が高いシューベルトの弦楽四重奏曲4曲と、1990年代
中期に録音されたブラームスの弦楽四重奏曲全曲を収録。カップリングは、ク
ラシカル・クラリネットの名手としても有名なナイディックが参加したブラー
ムスのクラリネット五重奏曲、ヴィオラの名手トランプラーが参加しシューベ
ルトの弦楽五重奏曲です。円熟のアンサンブルが奏で上げる極上の演奏です。






<deutsche harmoniamundi>
8869196508-2 ¥1550
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736):
歌劇「オリンピアーデ」-『シンフォニア』『Queldestrier』
『Gemoin un puntoe fremo』,
歌劇「誇り高き囚人」-『シンフォニア』『Trema il cor』
『Che fiero martire』『Trucidatia questepiante』
歌劇「サルスティア」-『シンフォニア』『Most rocrudele orrendo』
『Si, tiranna, fradureritorte』『Talordel fiumealtero』
『Per trucidarla perfida』
歌劇「シリアのハドリアヌス」-『シンフォニア』
『Dal labro che t'accende』『Fra poco assiso in trono』
『Tutti, nemicie rei』
ダニエラ・バルチェッローナ(Ms)
マルチェロ・ディ・リーザ(指揮)
コンチェルト・デ・カヴァリエーリ(ピリオド楽器使用)
《録音》2011年6月, ローマ(デジタル:セッション)
1999年にペーザロのロッシーニ・フェスティヴァルで「タンクレディ」のタイ
トル・ロールを演じ、一躍注目を集めたダニエラ・バルチェッローナ。以後、
一気に活躍の場を広げ、ロッシーニのスペシャリストとして絶賛浴びました。
また、2001年にアバド&ベルリン・フィルと共演したヴェルディ:レクィエム
のライヴ録音でも高い評価を得ました。現在、最も人気を持つメゾ・ソプラノ
歌手の一人として幅広いレパートリーで活躍しています。最近ではバロック・
オペラのカストラートのためのタイトル・ロールを歌い始めています。後期バ
ロックの時代のペルゴレージの音楽は、軽やかさだけでなく、より色彩的なト
ーンをまとっており、すでに次の時代の音楽を先取りしていました。当時の音
楽モードの発信地として一歩リードしていたナポリ楽派の音楽。そうでいなが
ら18世紀のアリアとは一味違う多彩さが含まれており、より「歌」と「声」を
魅惑的に聴かせようという当時の斬新なオペラ・アリアが歌われています。

8869196510-2 2枚組 ¥1950
アントニオ・ブリオスキ(1725-1750):6つのシンフォニー Vol.2
「変ロ長調 Op.V, n.226(1744)」「ト長調 Op.II n.56(1741)」
「変ホ長調 Op.V n.206(1744)」「変ロ長調 Op.II n.80(1741)」
「変ロ長調 Op.III n.148(1744)」「変ホ長調 Op.VI n.295(1740)」
ヴァンニ・モレット(指揮)
アタランタ・フーギエンス(ピリオド楽器使用)
《録音》2008年5月, イタリア(デジタル:セッション)
イタリアを代表する鬼才若手ピアニスト、アンドレア・バケッティ。バッハの
作品や、RCAへの録音のケルビーニ、マルチェロやガルッピの隠れた作品の録
音など、ロマンティックなピアノ解釈ではなく歴史的チェンバロ奏法を研究し
それを応用した自由な発想で、様々な角度から作品の魅力や特徴を捉えていく
ことに成功しています。「フランス組曲」は、バッハ自身が付けた名称ではあ
りませんが、各作品の書法は大変洗練されている作品集です。その作品を、見
事なテンポとアコーギグと、柔軟で軽やかさで表現した絶品な美しさのバッハ
演奏です。2012年夏PMFアーティストとして来日予定。

8869790108-2 ¥1550
アントニオ・ブリオスキ(1725-1750):6つのシンフォニー Vol.2
「変ロ長調 Op.V, n.226(1744)」「ト長調 Op.II n.56(1741)」
「変ホ長調 Op.V n.206(1744)」「変ロ長調 Op.II n.80(1741)」
「変ロ長調 Op.III n.148(1744)」「変ホ長調 Op.VI n.295(1740)」
ヴァンニ・モレット(指揮)
アタランタ・フーギエンス(ピリオド楽器使用)
《録音》2008年5月, イタリア(デジタル:セッション)
アントニオ・ブリオスキは、1730-1750年頃にミラノ付近で活躍した知られざ
る作曲家。ここに収録されたシンフォニーは、古典派の交響曲として知られる
最初期のもの。彼は当時人気も高く、多作な初期の交響曲作曲家で、作品の多
くは1730年代に、あるいはもっと以前に作曲されたと推定されています。
交響曲の大部分が3声または4声の弦楽オーケストラのためのもので、3楽章構
成によっています。また、ほとんどの楽章はソナタ形式または2部形式で、
第1楽章はソナタ形式をとることが標準となっています。ソナタ形式の楽章は
大規模な展開を示し、サンマルティーニのものより明瞭な輪郭を示しているの
が特徴です(ヴィヴァルディのシンフォニアとは、全く異なった様式)。ミラノ
に吹き込む新鮮な息吹を感じる、爽やかな曲感。そしてピリオド楽器によるは
じける様な快活な楽しい演奏は、聴く者をとてもリラックスさせてくれます。
指揮者のヴァンニ・モレットは、指揮者としてだけでなく、現代音楽(電子音
楽)作曲家、コントラバス奏者、ヴィオローネ奏者としても活躍しており、イ
ル・ジャルディーノ・アルモニコのコントラバス奏者も務めており、またジャ
ズ・ベース奏者としても活躍しています。彼はイタリア・バロック作曲家の研
究を行っており、ここでも彼独自の研究成果を発揮しています。

8869790156-2 ¥1550
フランチェスコ・ザッパ:6つのシンフォニー
「第1番変ホ長調」「第2番ト長調」「第3番変ロ長調」「第4番ハ長調」
「第5番ニ長調」「第6番変ホ長調」
ヴァンニ・モレット(指揮)
アタランタ・フーギエンス(ピリオド楽器使用)
《録音》2008年5月, ミラノ(デジタル:セッション)
“フランチェスコ・ザッパ”は、あのフランク・ザッパの同名アルバムの
“ザッパ”です。フランク・ザッパはカリフォルニア大学バークレー校の図書
館で偶然この作曲家の作品を発見し、室内楽作品をシンクラヴィアで使用して
演奏したものといわれています。フランチェスコ・ザッパは、実際に1763年か
ら1788年にかけて作曲活動を行なったイタリアの作曲家で、それ以外あまり詳
しいことはわかっていません。同時代に活躍したシュターミッツ、J・C・バッ
ハ、ハイドン、モーツァルトの交響曲に似たような様式によっており、ミラノ
風の爽やかな曲感が新鮮に感じられるでしょう。指揮者のヴァンニ・モレット
は、指揮者としてだけでなく、現代音楽(電子音楽)作曲家、コントラバス奏者、
ヴィオローネ奏者としても活躍しており、イル・ジャルディーノ・アルモニコ
のコントラバス奏者も務めており。また、ジャズ・ベース奏者としても活躍し
ています。彼はイタリア・バロック作曲家の研究を行っており、ここでも彼独
自の研究成果を発揮しています。

8869196506-2 ¥1550
ジュゼッペ・サルティ(1729-1802):
『マニフィカト』『グローリア』
バルバラ・フリットリ(Sp), エカテリーナ・セメンチュック(Ms),
ドミートリー・ヴォロパエフ(T), ユーリー・ヴォロビエフ(Bs),
マッティア・ロンデッリ(指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団&合唱団
《録音》2011年6月, サクトペテルブルク (デジタル:ライヴ)
ジュゼッペ・サルティは、1729年イタリアのファエンツァ生まれ。マルティー
ニ神父に作曲を師事し、1753年デンマーク宮廷楽長に任命。イタリア、ロンド
ン、ヴェネツィア、ミラノ、ウィーンで活動した後、1785年から16年間サンク
トペテルブルク宮廷楽長を務めました。サルティは主に数多くのオペラを作曲
し、モーツァルトにも影響を与えたといわれています。歌劇「漁夫の利」のア
リア「子羊のように」は、歌劇「ドン・ジョヴァンニ」第2幕において引用さ
れ、「サルティの歌劇による8つの変奏曲K.460」でも主題として用いられて
います。ここに収録されている2つの作品はサンクトペテルブルク宮廷楽長時
代の作品で、今回世界初録音となります。この演奏は「サンクトペテルブルク
白夜祭2011」の一環として行われた演奏で、ゲルギエフの招待によって指揮を
とったマッティア・ロンデッリとマリインスキー劇場管弦楽団と合唱団、ソプ
ラノには現代イタリア・オペラ界の女王バルバラ・フリットリをむかえ、大成
功をおさめたライヴ録音です。

<NAXOS> 各1枚 ¥1000
8.573029
プロコフィエフ:
1-3.交響組曲「1941年」Op.90(1941)(戦闘の中で/夜に/人類の親和のために)
4-6.交響曲 第5番 変ロ長調 Op.100(1944)
サンパウロ交響楽団
マリン・オールソップ(指揮)
1944年に作曲された「交響曲第5番」は、プロコフィエフ(1891-1953)の最大傑
作の一つとされています。これは、当時、ヒトラー率いるドイツ第三帝国が、
一方的にソ連に攻め入ることで祖国愛に目覚めたというプロコフィエフが、自
ら持てる音楽の力で、祖国に貢献すべく作曲した作品であり、構想からわずか
1か月でピアノ・スコアが完成、そこから1か月でオーケストラのスコアが完成
したというのですから、その創作意欲には並々ならぬものがあったのは間違い
ありません。オールソップの冷徹な指揮が曲全体を引き締めています。

8.572432
リスト:ピアノ作品全集 第35集 ロシアの作曲家によるトランスクリプション集
1.チャイコフスキー:
歌劇「エウゲニ・オネーギン」からポロネーズ S429/R262
2-3. 2つのロシアのメロディ(アラベスク)S250/R102
(第1曲 アリャビエフ:ロマンス「うぐいす」/第2曲 ブラホフ:ボヘミアのシャ
ンソン)
4.別れ-ロシア民謡 S251/R104
5.サンクト・ペテルブルクのアマチュア作曲家のマズルカ S384/R115
6.グリンカ:
歌劇「ルスランとリュドミラ」からチェルケッスク行進曲(第2稿)S406/R164
7.ボロディン:ポルカへの前奏曲 S207a/R297
8.ブルハコフ:ロシア風ギャロップ S478/R143
9.キュイ:タランテラ S482/R147
10.ダルゴムィジスキー:タランテラ S483/R148
11.ルビンステイン:おお、永遠にこうしていられれば Op.34-9 S554/R239
12.ルビンステイン:アシュラ Op.32-6 S554/R239
13.ウィルホルスキー:かつては-ロマンス(第2稿)S577/R291
アレクサンダー・ドッシン(ピアノ)
ハンガリー生まれの作曲家&ピアニスト、リスト(1811-1886)については、もう
今更語ることもなさそうですが、この曲集に含まれている作品などを聴いてみ
ると、まだまだ知られざる面が多いのではないか・・・と思ってしまいます。

8.572914
ホルスト:
1.ウォルト・ホイットマン序曲 Op.7 H42
2-5.コッツウォルド交響曲 Op.8 H47 (アレグロ・コン・ブリオ/エレジー
(ウィリアム・モリスの思い出に):モルト・アダージョ/スケルツォ/フィナーレ
:アレグロ・モデラート)
6.冬の牧歌 H31
7-12.日本組曲 Op.33 H126(前奏曲:漁師の踊り/儀式の踊り/操り人形の踊り
/間奏曲:漁師の踊り/桜の木の下の踊り/終曲:狼たちの踊り)
13.交響詩「インドラ」Op.13 H66
アルスター管弦楽団
ジョアン・ファレッタ(指揮)
ホルスト(1874-1934)といえば、「イギリス音楽の代表格」の作曲家ですが、
実は様々な国の文化の影響を受けている人でもありました。Op.7の序曲は1899
年、彼が王立音楽大学を卒業した頃に作曲されたもので、当時の作曲仲間に刺
激を受けながらも、まだ自らの独自性を開発しきれていなかったホルストらし
く、思い切りワーグナーの影響が見受けられる明るく朗らかな作品となってい
ます。また、当時傾倒していた社会主義を唱えたウィリアム・モリスに触発さ
れて作曲したのが「コッツウォルド交響曲」であり、こちらはイギリス民謡も
多用されています。それ以前の「冬の牧歌」(1897)は学生時代の習作です。ア
ルバム中、最も注目されるのは、日本の振付師、伊藤道郎から委嘱を受けた
「日本組曲」で、こちらは全編を通じて日本民謡が使われているというもの。
日本人ならたまらない音楽であることは間違いありません。交響詩インドラは
インド哲学からインスパイア作品。彼の父の2度目の妻が神学者であり、その
影響も多分にあることでしょう。

8.572482
ペンデレツキ:
1.フルートと室内オーケストラのための「フォノグラミ」(1961)
2.オーケストラのための「ヤコブ目覚めし時」(1974)
3.弦楽オーケストラと打楽器のための「アナクラシス」(1960)
4.オーケストラのための「デ・ナトゥラ・ソノリス I」(1966)
5.ハープシコード,エレキ・ギター,ベース・ギター,ハープ,コントラバスと
オーケストラのための「パルティータ」(1971…改編1991)
6.ホルンとオーケストラのための「ホルン協奏曲"冬の旅"」(2008…改編2009)
ウルズラ・ヤニク(フルート)…1/ジェニファー・モントン(ホルン)…6
エルジュビェタ・ステファンスカ(ハープシコード)…5
ミハル・ピンダキエヴィツ(エレキ・ギター)…5
コンラッド・クビッキ(ベース・ギター)…5
バルバラ・ヴィトコウスカ(ハープ)…5
イェルジ・チェムブルジンスキ(コントラバス)…5
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
2008年にペンデレツキ(1933-)自身の指揮によって日本初演が行われたホルン
協奏曲(独奏は名手ヴラトコヴィチ)は、その幾分懐古的な音使いと、ホルンの
超絶技巧が相俟って、すぐさま人気作品となり、瞬く間にCDリリースも行われ、
多くの人たちが「現代におけるペンデレツキの存在価値」について思いを馳せ
るきっかけとなりました。このホルン協奏曲は、初演時から幾分の改編を経て、
2010年に録音されたもの。当時の熱狂ぶりから一歩離れた冷静な聴き方ができ
るのではないでしょうか?他の5つの作品は、60年代の“尖ったペンデレツキ”
を中心に選曲。ヴィトによる安定感のある演奏は、ペンデレツキ・サウンドの
変遷をじっくり味わわせてくれること間違いありません。こてこてのゲンダイ
オンガクからジャズの影響、インプロヴィゼーション、そしてネオ・ロマン
ティシズム。ペンデレツキの語法は、まるで流れる水のような柔軟さを持って
います。

8.572485
マルティヌー:
1-3.ハープシコードと小オーケストラのための協奏曲 H246(1935)
4-6.室内音楽 第1番(夜の祭り)H376(1959)
7-12.ラウンド H200(1930)
13-22.調理場のレヴュー(バレエ・ジャズ)(1927)H161
(プロローグ/イントロダクション/リールの大釜の周囲で躍る/鍋と蓋のダンス
/タンゴ(愛のダンス)/決闘/間奏曲/葬送行進曲/晴れやかな踊り/ドラマの踊り)
バレエ完全版…クリストファー・ホグウッド監修
ロバート・ヒル(ハープシコード…1-3)
ホルスト-シンフォニエッタ
クラウス・サイモン(指揮…1-3,13-22/ピアノ…7-12)
マルティヌー(1890-1959)がイマイチ知名度を上げられないのは、もしかしたら
あまりにも作品数が多すぎて、聴くべき曲がわからないからなのかも知れませ
ん。そんな時は、やっぱり楽しい曲から攻めてみませんか?この「調理場のレ
ヴュー」などは入門曲としてうってつけ。結婚を控えたポットと蓋ですが、泡
だて器が横やりを入れ、そこに布巾が介入、ほうきも交えてのケンカが始まり
ます。最終的には仲直りをするという物語ですが、なんといっても音楽が楽し
いこと!タンゴ、チャールストンなど当時流行の音楽が至るところに使われて
います。組曲版としての上演機会は稀にありますが、残念ながら、バレエとし
ては、初演以降忘れられてしまっていたもので、今回、ホグウッドによる綿密
な校訂のもと、この全曲盤が蘇ったのです。ハープシコード協奏曲は、マルセ
ル・ド・ラクール(パリ国立高等音楽院にチェンバロ科を設立した人物)に献呈
され、初演もラクールが行いました。プーランクの「田園のコンセール」にも
ひけを取らないほどの、ネオクラシカル調の精彩に満ちた名作です。

8.572714
メシアン:
1-5.われら死者たちの復活を待ち望む(1964)
6.輝ける墓(1932)
7.賛歌(1932)
フランス国立リヨン管弦楽団
準・メルクル(指揮)
メシアン(1908-1992)の作品の中でも、とりわけ規模が大きく、また「いかに
もメシアンらしい」この音楽。本来は第二次世界大戦の犠牲者を追悼するため
に、当時のフランスの文化相から委嘱されたのですが、この頃、宗教的な題材
をとことん追求していたメシアンは、曲中に戦闘の恐怖などを盛り込むことは
せず、もっと全人類的で普遍的な「救済、復活」の音楽を描き出しました。編
成は木管楽器と金管楽器、そして打楽器と言う変則的なもので、5つにわかれた
部分は、全て聖書からの引用によるタイトルが付けられています。もちろんお
約束の鳥の声も聞こえてきます。他には、若い頃に書かれた2つの作品も収録。
準・メルクルは今回も冴えた棒捌きを見せてくれます。

8.112072
グレート・ヴァイオリニスト・シリーズ
/ヤッシャ・ハイフェッツ アンコール集 第1集(1946-1956)
1.ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲 第1番(J.ヨアヒム編)
2.ブラームス:ハンガリー舞曲 第17番(F.クライスラー編)
3.ブラームス:ハンガリー舞曲 第20番(F.クライスラー編)
4-6.ベネット(1894-1981):歌のソナタ(抜粋)
7.シュルマン(1915-2002):コド・リヴァー・イル
8.ハチャトゥリアン(1903-1978):剣の舞(J.ハイフェッツ編)
9.パガニーニ(1782-1840):カプリース 第13番(F.クライスラー編)
10.パガニーニ:カプリース 第20番(F.クライスラー編)
11.ズガンバーティ(1841-1914):ナポリのセレナーデ Op.24-2
12.クロール(1901-1980):バンジョーとフィドル
13.ストラヴィンスキー(1882-1971):
「火の鳥」より「子守歌」(S.ドゥシュキン編)
14.ラヴェル(1875-1937):ソナチネ 第2楽章(L.ロケ編)
15.ショスタコーヴィチ(1906-1975):
3つの幻想的舞曲よりワルツ Op.5-2(H.グリックマン編)
16.ドビュッシー(1862-1918):亜麻色の髪の乙女(A.ハルトマン編)
17.ディニーク(1889-1949):ホラ・スタッカート(J.ハイフェッツ編)
18.プロコフィエフ(1891-1953):
4つの小品よりガヴォット Op.32-3(J.ハイフェッツ編)/
19.プロコフィエフ:10の小品より行進曲 Op.12-1(J.ハイフェッツ編)
20.ラフマニノフ(1873-1943):
練習曲「音の絵」Op.39より第2番(J.ハイフェッツ編)
21.ラフマニノフ:6つの歌より「雛菊」 Op.38-3(J.ハイフェッツ編)
22.2つの小品より「東洋風舞曲」Op.2-2(J.ハイフェッツ編)
23.カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
一人の男にいいよる2人の乙女 Op.24-3(J.ハイフェッツ編)
24-25.ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ(抜粋)(J.ハイフェッツ編)
26.メトネル(1880-1951):
2つのおとぎ話より第1番 Op.20-1(J.ハイフェッツ編)
27.ドビュッシー(1862-1918):ビリティスの3つの歌より第2番「髪」
28.ファリャ(1876-1946):
「恋は魔術師」より第1番「パントマイム」(P.コハルスキー編)
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
ブルックス・スミス(ピアノ)…1-11/エマヌエル・ベイ(ピアノ)…12-28
録音 1946-1956年ハリウッド,RCAスタジオ マーク・オーバート=ソーン復刻
ハイフェッツと言えば、あの端正かつ情熱的なチャイコフスキーやブラームス
の協奏曲を思い出す人も多いかもしれませんが、彼の神髄を知るには、ぜひと
もこれらの小品集を押さえていただきたいものです。彼自身の編曲も含むこれ
らのコンサート・ピースは、極めて上品であり、かつ彼の妙技をたっぷりと味
わわせてくれる逸品であり、コンサートを締めくくるための素晴らしいデザー
トとしての役割も担っていたのでしょう。
“ヴァイオリンの神”ここに降臨です。

8.111218
グレート・ピアニスト・シリーズ
/女性ピアニストたち 歴史的名演集 第4集(1921-1955)
1.ベートーヴェン(1770-1827):
創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO80
(演奏: コンスタンス・キーン/録音 1952年9月27-29日ニューヨーク)
2.ブラームス(1833-1897):2つの狂詩曲より第2番 ト短調 Op.79-2
(演奏: レーヌ・ジャノーリ/録音 1947年5月30日パリ)
3.リスト(1811-1886):
ハンガリー狂詩曲 第12番 嬰ハ短調(C.サン=サーンス復元版)
(演奏: ジーナ・バッカウアー/録音 1949年6月8日EMI第3スタジオ)
4.ショパン(1810-1849):スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 Op.39
(演奏: ローザ・タマルキーナ/録音 1947年モスクワ)
5.スメタナ(1824-1884):チェコ民謡による幻想曲
(演奏: ライザ・フックソーヴァ/録音 1944年ロンドン)
6.アルベニス(1860-1909):スペイン組曲 Op.47より「セビーリャ」
(演奏: リリー・ダイモント/録音 1930年ドイツ)
7.ファリャ(1876-1946):「三角帽子」より「粉屋の踊り」
(演奏: マルセル・メイエ/録音 1925年12月1日ロンドン)
8.モンポウ(1893-1987):郊外-ギタリストと老いぼれ馬
(演奏: マグダ・タリアフェッロ/録音 1930年3月26日パリ)
9.フォーレ(1845-1924):舟歌 第3番 変ト長調 Op.42
(演奏: マリー=テレーズ・フルノー/録音 1944年4月21日パリ)
10.マレスコッティ(1902-1995):ファンタスク
(演奏: ロッティー・モレル/録音 1953年スイス)
11-13.ルーセル(1869-1937):3つの小品 Op.49
(演奏: イヴォンヌ・ルフェビュール/録音 1949年6月20日パリ)
14.ローゼンタール(1862-1946):蝶々
(演奏: ウィニフレッド・クリスティ/録音 1921年ロンドン)
15.シューベルト=リスト:ウィーンの夜会 S427/R252
(演奏: バルベル・アンドレーエ/録音 1929年)
16.J.シュトラウス2世:宝のワルツ(E.ドホナーニ編)
(演奏: エディット・ファルナディ/録音 1955年6月)
※修復&マスタリング…エド・トンプソン
どうしても歴史の影にかくれがちだった20世紀初頭の女性ピアニストたち。彼
女たちは、どれほど素晴らしい才能を有していたとしても、「ピアニスト」と
して認められることは難しかったのはご存知の通りです。このシリーズを通し
て聴くことができる彼女たちの名演は、ほんの片鱗ではありますが、どれも驚
くほどに素晴らしく、他多様性に満ちています。30歳の若さでこの世を去った
伝説的名手タマルキーナの豪快で力強いショパンや、ほとんど音源の残ってい
ない1913年生まれのフックソーヴァのしっとりした演奏など、このアルバムを
聴いているだけで、野に咲く花々を一輪ずつ眺めるような楽しさがあります。

8.572423
ヴァイグル:
1-6.6つの幻想曲(1942)/7.死の島(1903)…世界初録音
8-13.絵画とお話 Op.2(1909)…世界初録音
(むかし、むかし/白雪姫/コウノトリ、ひょろひょろ、長い脚/眠れ、よいこ、
眠りなさい/眠り姫の墓/月の光の中で)
14.復讐の女神の踊り(1937-38)…世界初録音
15-19.夜の幻想曲集 Op.13(1911)
ジョセフ・バノヴェツ(ピアノ)
カール・ヴァイグル(1881-1949)はウィーンの後期ロマン派の作曲家です。彼は
上流階級出身の両親の元で、幼い頃から音楽に親しみ、一時期はツェムリンス
キーから作曲の手ほどきも受けていました。ウィーン大学に進み、音楽学を学
びながら、ウェーベルンやシェーンベルクとも交友関係を結びます。1903年に
は「創造的音楽家協会」を設立し、その会員として、当時の最先端の音楽の初
演に携わります。この頃に書かれた「死の島」は、あの有名なベックリンの絵
に触発されたもので、同じ絵を題材としたラフマニノフやレーガーの曲とは、
また違った雰囲気を有しています。マーラーの第7交響曲を彷彿させる「夜の
幻想曲集」も秀逸。しかし、ナチスの台頭とともにアメリカに亡命し、故国へ
の思いが募るとともに、その作品も懐古的となり、最晩年に書かれた「6つの
幻想曲」には良き時代へのオマージュとも思える郷愁が漂っています。

8.572861-62 2枚組
ディーリアス:
《CD1》
1-5.人生のミサ 第1部
6-8.第2部
《CD2》
1-4.第2部(続き)
5-6.前奏曲と牧歌
ジャニス・ワトソン(ソプラノ)
キャサリン・ウィン=ロジャース(メゾ・ソプラノ…人生のミサのみ)
アンドリュー・ケネディ(テノール…人生のミサのみ)
アラン・オピー(バリトン)/バッハ・コア(人生のミサのみ)
ボーンマス交響楽団
デヴィッド・ヒル(指揮)
ニーチェの「ツァラトゥストラ」からインスパイアされた音楽と言えば、R.
シュトラウスやマーラーを思い出しますが、このディーリアス(1862-1934)の
「人生のミサ」も同じテキストを用いて、全く違ったテイストの音楽を書き上
げました。ディーリアスと言えば、イギリスを代表する作曲家と思われていま
すが、彼の両親は実はドイツ人であり、彼自身もドイツ語を操り、ドイツ文学
をこよなく愛していたのです。このタイトルにある「人生」とは超人ツァラ
トゥストラの辿った人生の遍歴であり、ディーリアスは、そこに普遍性を見出
していたようです。この作品、当初はウォレスによる英訳歌詞で歌われること
が多かったのですが、最近は原語歌唱によるものが増え、この録音もドイツ語
で歌われています。

8.559722
ヘイルストーク:
1-4.交響曲 第1番(1988)
5-7. 3つのスピリチュアルズ(2005)
(第1番:いつも私は魂を感じている/第2番:クン・バ・ヤ/第3番:おお、自由よ)
8.アメリカン・ポート・オブ・コール(1985)
9.アメイジング・グレイスによるファンファーレ(2003)
10.ホイットマンの旅:1.無限の海に出航(2005)
ケヴィン・ディーズ(バリトン)…10/ヴァージニア交響楽団&合唱団…10
ジョアン・ファレッタ(指揮)
ニューヨーク生まれの作曲家、大学教授ヘイルストーク(1941-)の作品集です。
今回は彼の3曲ある交響曲から第1番(既発売、第2&3番…8.559295),と、その他
の特色ある作品を収録することで、彼の描き出す色彩感豊かで郷愁誘う世界を
味わっていただけます。交響曲第1番は1987年にニュージャージー州の夏の音楽
祭から委嘱されたもので、20分程度のコンパクトで古典的な趣きを持っていま
す。雄大な第1楽章を経て、第2楽章のアダージョはまるでドヴォルザークの作
品のような懐かしさに溢れています。騒がしいスケルツォ、全てを総括する終
楽章と、聴きやすさも満点です。「3つのスピリチュアルズ」はオルガンのた
めに書かれた作品の管弦楽編曲でありアメリカ民謡が至るところに使われてい
ます。ちなみに弟2曲の「クン・バ・ヤ」とは1930年代から変わらず愛されて
いる黒人霊歌で「Come By Here」を省略した言葉とも言われています。高らか
に奏される「アメイジング・グレイスによるファンファーレ」も心が高揚しま
す。NAXOSイチオシの女性指揮者ファレッタのしなやかな指揮でお楽しみくだ
さい。

8.572748
オネゲル:
1-3.オネゲル(1892-1955):交響曲 第2番
4-6.ラザロフ(1932-):管弦楽のための協奏曲 第2番「イカロス」
7.ラザロフ:管弦楽のための「ポエマ」
シアトル交響楽団
ジェラール・シュワルツ(指揮)
第二次世界大戦の最中、オネゲルが書き上げた交響曲第2番。これは1936年に
バーゼル室内管弦楽団の創立10周年記念のためにパウル・ザッハーが委嘱した
ものでした。しかし曲の完成が遅れ、その間に刻々と世相は混乱を極めていき
ます。作品の持つ暗い陰鬱な雰囲気は、確かにそんな当時の空気を反映したも
のですが、終楽章に現れるトランペットで奏される壮麗なコラールは、そんな
重苦しさを一瞬にはねのける輝かしさを有しています(トランペットの使用は
任意ですが・・・)。ラザロフの2つの作品は、シアトル交響楽団の性能を存分
に発揮させるために書かれた作品で、とりわけ「ポエマ」は指揮者シュワルツ
の結婚祝いでもあり、華麗さとロマンティックな雰囲気が見事に融合した美し
い曲です。

8.572892
ロペス=グラサ:
1-6.素朴な組曲 第1番(1950)/7.11月の詩曲(1961)/8.祝祭行進曲(1954)
9-11.交響曲(1944)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
アルヴァロ・カッスート(指揮)
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994)は20世紀のポルトガルにおける、
最も多作な作曲家の一人です。リスボン音楽院で学び、その後パリへ留学、ケ
クランに作曲と管弦楽法を学んでいます。1941年からはポルトガルで教鞭をと
り、数多くの音楽家を育てあげました。ポルトガルの民謡やポピュラー音楽を
題材にすることの多い彼の作品は、とても耳に馴染みやすく、またドラマティ
ックな面も持ち合わせています。「素朴な組曲」の冒頭に現れるのどかな旋律
を聴いていると、まるで草原で深呼吸をする時のような清々しさを感じさせて
くれます。その後に続く速い部分はお約束通りに荒々しくと、全て聴き手の期
待を裏切ることはありません。これらとは対照的な「11月の詩曲」は、暗く陰
鬱であり、この作曲家の懐の広さを感じさせてくれることは間違いありません。
とは言え「祝祭行進曲」や「交響曲」はやっぱり情熱的。手に汗握るようなわ
くわくする音楽です。

8.572924
アダン:バレエ音楽「ジゼル,またはウィリたち」(ハイライト)
〈第1幕〉1.導入曲/2.葡萄収穫人の登場/3.ロイスの登場/4.ジゼルの登場
/5.葡萄収穫人の再来とワルツ/6.葡萄耕作者の行進
7.パ・スル-パ・ド・ドゥ/8.ポラッカ/9.アンダンテ
10.アレグレット・ペサンテ/11.アレグロ・アン・プゥ・ルレ
12.全員のギャロップ/13.第1幕の終曲と狂乱の場/
〈第2幕〉14.導入曲,猟師の休息と鬼火の出現/15.ミルタの登場
16.ヒラリオンの登場/17.グラン・パ・ド・ドゥ:アダージョ
18.ヴァリアシオンI:アンダンテ
19.ヴァリアシオンII:アンダンテ・モデラート/
20.ワルツ/21.ウィリのアンサンブル/22.終曲/23.日の出と貴族たちの到着
スロヴァキア放送交響楽団
アンドリュー・モグレリア(指揮)
数多くのバレエ作品の中でも、このアダンのジゼルは物語の幻想性においても、
音楽性においても、群を抜く人気を誇るのではないでしょうか?「結婚を目前
に死んでしまった娘は妖精ウィリになり、森に迷い込んだ男性を死ぬまで躍ら
せる」というオーストリア地方の伝説を元に作られた2幕の物語で、信じていた
相手に裏切られた村娘ジゼルが息絶えるという第1幕、彼女が妖精となって踊る
という第2幕で構成されています。このアルバムはこのバレエから聴きどころを
集めたもので、聴いているだけでも詩的な気分になれること請け合いです。

8.571208
ヘンデル:
ヘンデル(1685-1759):合奏協奏曲 Op.6より 1-5. ト長調 Op.6-1 HWV319
6-10.ト短調 Op.6-6 HWV324/11-16. ヘ長調 Op.6-9 HWV327
17-19.ヴィヴァルディ(1678-1741):
フルート協奏曲 ニ長調「ごしきひわ」Op.10-3 RV428
20-22.C.P.E.バッハ(1714-1788):フルート協奏曲 ニ短調 H425
スコット・ゴフ(フルート)/サイモン・ジェームス(第1ヴァイオリン)
マイケル・ミロポスルキー(第2ヴァイオリン)/テレサ・ベンシューフ(チェロ)
キンベリー・ルス(ハープシコード)
シアトル交響楽団
ジェラール・シュワルツ(指揮)
シアトル交響楽団の主要な奏者たちをソリストとして演奏されたバロックの名
曲の数々です。ヘンデルの合奏協奏曲は、バランスの取れた響きと、渋めの音
色が魅力的。最近はどちらかというと軽快で刺激的な録音の多いヘンデル作品
ですが、この演奏はある種の懐かしさを感じさせてくれます。エレガントな
ヴィヴァルディの「ごしきひわ」とC.P.E.バッハで煌めくように美しいフルー
トを吹いているゴフは2011年までシアトル交響楽団の首席を務めていた人で、
彼は42シーズンに渡ってこのオーケストラで活躍していました。味わい深い音
色がたまりません。

9.70164
※特殊な品番となっておりますので、ご注文の際はお気をつけ下さい
シューベルト:ヴァイオリンとフォルテピアノのための作品集 第1集
1-3.ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)ニ長調 Op.137-1 D384
4-7.ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)イ短調 Op.137-2 D385
8-11.ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)ト短調 Op.137-3 D408
12-15.デュオ・ソナタ イ長調 Op.162 D574
ジャクリン・ロス(ヴァイオリン)
マギー・コール(フォルテピアノ)
シューベルト(1797-1828)の作品の中でも、あまり演奏の機会が多くないヴァイ
オリンのためのソナタ(ソナチネ)。Op.137の3曲は、彼がまだ20歳になる前に
書かれるも、忘れられたままになり、死後の1836年にようやく実兄フェルディ
ナントの手で出版された作品です。簡素な中に、いかにもシューベルトらしい
伸びやかで美しい旋律が聞こえてくるというもので、モーツァルトやベートー
ヴェンの影響も多分に感じられる、若さ故の情熱が潜んでいます。本来ならば
「配信のみ」で企画された音源なのですが、この曲をバロック・ヴァイオリン
とフォルテピアノで演奏したものは極めて珍しく、その上、あまりにも素晴し
い演奏であるため、急遽アルバム化したという逸品です。精妙な響きと軽やか
な音は、聴き手を200年前の世界へといざないます。

8.559721
レシュノフ:
1-3.弦楽四重奏曲 第2番「エデルマン」(2008)
4.蜃気楼の中の7つの視線(2003)
5.とりつかれた主題による宇宙的な変奏曲(2002)
6.…チャンスなし(2002)
カルペ・ディエム弦楽四重奏団…1-3
ジェローム・シマス(クラリネット)…4
スティーヴン・マイアキー(ヴァイオリン)…4
ジョシュア・ネミス(ピアノ)…4/トリオ・オーパス3…5
バリー・ダヴ(ヴィヴラフォン)…6/スヴェト・ストヤノフ(マリンバ)…6
デイヴ・デピーターズ(パーカッション)…6
現代アメリカ音楽界の中で、最もエキサイティングな作風を持つレシュノフ
(1973-)。彼の作品はすでにNAXOSレーベルからも2作リリースされていて
(8.559398,8.559670)、その対照的な音楽には、思わず声を上げてしまうほど
の驚きがあったものでした。今作も多彩な音世界が描かれた4つの作品を収録。
謎めいた表情から暴力的な表情と、様々な音楽を楽しむことができます。
作曲家の友人であるロバート・エデルマンのために書かれた弦楽四重奏曲第2
番は、極めて個人的な作品であるにもかかわらず、その内容は不変性を持ち、
大いなる生命への賛美につながるものとなっています。たくさんの想像を喚起
させる「蜃気楼-」、メシアン的な響きも垣間見える「宇宙的な変奏曲」、そ
して意味深なタイトルの「チャンスなし」。自分の観ているものが本当に正し
いのか、考え直したくなるような意表を突いてくる音楽です。

8.572475-76 2枚組
カベソン:ティエントとバリエーション全集
〈CD1〉1-14.ティエント集-新式タブラチュアによる曲集(1557)より
15-22.8つのティエント集-Obras de musica(1578)より
〈CD2〉1-3.ティエント集-Obras de musicaより(続き)
4-13.バリエーション集-Obras de musicaより
14-17.バリエーション集-新式タブラチュアによる曲集より
18-19.フーガ-Obras de musicaより
20.6つの音によるティエント-Musica nova(1540)より
グレン・ウィルソン(ハープシコード)
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566)はスペインのルネサンス時代の作曲家、
オルガニストです。彼は幼児期に失明したものの、素晴らしい音楽的才能を発
揮し、オルガンと鍵盤楽器のための作品を数多く残しました。当時はジョスカ
ン・デ・プレの音楽が流行していて、カベソンも彼の声楽曲を鍵盤楽器用に編
曲したものもありますが、一方、当時としては先鋭的な技法を用い、後のバロ
ック音楽を先取りするかのような作品も数多くあります。彼の代表作である
ティエントとは、イベリア半島に発生したポリフォニー様式の器楽作品の様式
で、スペイン語の「触れる」という意味のtentarが語源と言われていて、その
起源はフォリア(狂乱を表す舞曲)や、民謡にさかのぼることができます。形式
は変化に富んでいますが、カベソンの曲は即興的な前奏とリチェルカーレを元
にした、比較的厳格なもので、オルガン音楽の発達にも多大なる貢献をしてい
ます。

8.573023
期待の新進演奏家シリーズ ウラディーミル・ゴルバッチ:ギター・リサイタル
1-4.ピアソラ(1921-92):
ブエノスアイレスの四季(S.アサドによるギター編)(春/夏/秋/冬)
5.ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ 変ロ長調 K441(S.ソボルによるギター編)
6.D.スカルラッティ:ソナタ ロ短調 K87(C.ジュリアーニによるギター編)
7.D.スカルラッティ:ソナタ ロ短調 K27(E.フィスクによるギター編)
8.D.スカルラッティ:ソナタ ト長調 K431(R.オーセル編)
9.ジュリアーニ(1781-1829):ロンドデット
10-14.アセンシオ(1908-1979):
内なる思い(心静かに/宝物/静寂/よろこび/憧れ)
ウラディーミル・ゴルバッチ(ギター)
2011年、GFA(Guitar Foundation of America)国際ギターコンクールで第1位を
獲得した、ロシア生まれの若いギタリスト、ウラディーミル・ゴルバッチのリ
サイタルCDです。彼はノロシビルスク音楽学校、グリンカ音楽院を経て、ケル
ン音楽アカデミーでギターを学びました。メニューイン財団の主宰する音楽会
に出演したことで、一躍有名になり、その後は各国で開催されたギター・コン
クールで賞を獲得しながら、50回を超す演奏会もこなし、着々と腕を磨いてい
ます。ここで聴けるのは、スカルラッティからピアソラまでと多種多彩。ピア
ソラでの力強さもさることながら、スカルラッティで聴かせる独創性と器用さ
は、特筆ものです。アセンシオの「内なる思い」も名演であり、この若者の揺
るぎない感性には驚かされるばかりです。

8.572745-46 2枚組
ヘンデル:エイシスとガラテア HMV49 全曲
DELOSより移行盤
ガラテア…ドーン・コトスキ(ソプラノ)
エイシス…デヴィッド・ゴードン(テノール)
デイモン…グレン・シーベルト(テノール)
ポリフェルマス…ヤン・オパラッハ(バス)
シアトル交響楽団&合唱団
ジェラール・シュワルツ(指揮)
1712年にイギリスに渡ったヘンデル(1685-1759)は、最初はイタリア風のオペ
ラを上演し人気を保っていたものの、次第に情勢が変わり、仕事にも事欠くよ
うになってしまいました。そんなヘンデルを救ったのが、当時カナーボンの伯
爵(のちにシャンドス侯爵となる)であったブリッジズで、彼は自らの財力を誇
るために広大な邸宅を建築し、美術品や音楽家を集めていて、ヘンデルもその
恩恵に預かったというわけです。この「エイシスとガラテア」はその邸宅で演
奏されたもので、その時の楽長は「乞食オペラ」で知られるペープシュでした。
内容は、ニンフのガラテアと羊飼いのエイシスの物語。美しいガラテアに片思
いする一つ目の巨人ポリフェルマスによって、エイシスは石で打ち殺されてし
まうのですが、ガラテアは自らの力をもって、エイシスを永遠に流れる清らか
な泉に変えるというものです。仮面劇と言っても、技巧的なアリアや迫力あ
る合唱が存分に楽しめる素晴らしい作品です。




<MARCOPOLO>
8.225342 ¥1780
J.シュトラウス 1世:作品集 第22集
1.ワルツ「つばめたち」Op.208/2.オーストリアの分列行進 Op.209
3.有名なカティンカのポルカ Op.210
4.オベールのオペラ「悪魔の分け前」による有名なカドリーユ Op.211
5.マリーのワルツ Op.212
6.レントラーのスタイルによる「野の花」のワルツ Op.213
7.ナドル・ケル、パタティナル・ダンス Op.214
8.マルタ・カドリーユ Op.215
9.マルタ・カドリーユ(選択可能な補足部分)Op.215
10.ワルツ「達人」Op.216/11.羊飼いのカドリーユ Op.217
12.ワルツ「信号の踊り」Op.218
スロヴァキア・シンフォニエッタ
クリスティアン・ポラック(指揮)
1847年、43歳のヨハン・シュトラウス1世(1804-1849)は、相変わらず精力的に
創作活動に勤しんでいました。彼は1827年に自らの楽団を率い、何度かオース
トリアのための“分列行進”を行っていましたが、このOp.209の作品は1847年
の8月のパレードで演奏されたもので、熱烈な拍手で迎えられたと記録に残っ
ています。Op.211のカドリーユは、当時大変流行していたオベールのオペラか
ら題材を得たものであり、同じ素材を用いてJ.シュトラウス2世もカドリーユを
作曲しています。また「カティンカ」とは、当時ボヘミアの女性を総称した呼
び名です。他にもステキなワルツとカドリーユが盛りだくさんです(ちなみ
にカドリーユとは、4組の男女のカップルが四角い形を作って踊る舞曲です)。

8.225351 ¥1780
1871年ハーゼル・ヒル,夏のコンサート
1.ヨーゼフ・グングル(1810-1889):ワルツ「イモーテルの花々」Op.82
2.グングル:ポルカ「プラウデルモイルヒェン」Op.227
3.グングル:行進曲「ストックホルムへの挨拶」Op.260
4.グングル:インディアナ・ポルカ Op.78
5.グングル:シェーンブルンのカドリーユ Op.127
6.ハンス・クリスチャン・ランビ(1810-1874):銀婚式のポルカ
7.ヨーゼフ・ランナー(1801-1843):ワルツ「魔女の踊り」Op.203
8.グングル:行進曲「ムラート」Op.88
9.J.シュトラウス2世(1825-1899):ニコ・ポルカ Op.228
10.グングル:ワルツ「幻影」Op.222
11.ヨハン・グングル(1818-1883):行進曲「前へ!」Op.81
12.ヨーゼフ・ラビツキー(1802-1881):ポルカ「ロンドンへの挨拶」Op.134-3
13.グングル:ワルツ「海の上の夢」Op.80
14.ベラ・ケーラー(1820-1882):励ましのポルカ Op.24
ストックホルム・シュトラウス管弦楽団
ミカ・アイヒェンホルツ(指揮)
19世紀、ウィーンで大流行していたウィンナ・ワルツですが、ベルリンではハ
ンガリー生まれのヨーゼフ・グングルが「ベルリンのシュトラウス」として大
活躍していました。彼は本家シュトラウスのように、自身のオーケストラを率
い、ヨーロッパ全土を演奏旅行して大喝采を浴びたのです。このアルバムは、
彼が1871年にストックホルムで行った演奏会を再現したもので、スウェーデン
の音楽史の中でも“最もエキサイティングなイヴェント”として広く語り継が
れています。このツアーでは、同じくワルツ作曲家であったクリスチャン・ラ
ンビのオーケストラと合流し、混成メンバーで演奏会を行ったそうですが、新
聞批評では「グングルの指揮の腕前はランビよりも優れている」とされたそう
です。





<Cantolopera>
楽譜出版社の大手「Ricordi」がヴォーカル・スコアとセットで販売している
レーベル「Cantolopera」。このレーベルのポイントは、通常の録音のほかに、
管弦楽伴奏のみのトラックも収録されているところ。学習者には必携のシリー
ズ。レッスン用に最適。聴くだけでも、様々な再発見があるかも?

HLCD95038 ¥2450
ソプラノのためのオペラ・アリア集 1(カラオケ付)
1.ベルリーニ(1801-1835):歌劇「ノルマ」-「清らかな月よ」
2.ジョルダーノ(1867-1948):
歌劇「アンドレア・シェニエ」-「亡くなった母を」
3.プッチーニ(1858-1924):歌劇「ジャンニ・スキッキ」-「私のお父さん」
4.ペルゴレージ(1710-1736):
歌劇「奥様女中」-「おこりんぼさん、私のおこりんぼさん」
5.プッチーニ(1858-1924):歌劇「蝶々夫人」-「ある晴れた日に」
6.ベルリーニ:歌劇「清教徒」-「あなたの優しい声が」
7.チレア(1866-1950):
歌劇「アドリアーナ・ルクブルール」
-「私は創造の神のつつましい下僕にすぎません」
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)ガブリエラ・チェゴレア(ソプラノ)…1.5
アントニア・チフローネ(ソプラノ)…2
リンダ・カンパネッラ(ソプラノ)…3.6
アンジェラ・ヴェントゥリーノ(ソプラノ)…4.7
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団&合唱団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
ソプラノ歌手なら一度は歌ってみたいベルリーニの「清らかな月よ」を始めと
したアリア集。模範演奏だけを聴いてもよし、自分で歌ってみてもよし。

HLCD95041 ¥2450
ソプラノのためのオペラ・アリア集 2(カラオケ付)
1.ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇「ランメルモールのルチア」-「あたりは沈黙に閉ざされ」
2.ベルリーニ(1801-1835):歌劇「夢遊病の女」-「ああ、信じられないわ」
3.モーツァルト(1756-1791):
歌劇「フィガロの結婚」-「愛の神よ、ご照覧あれ」
4.プッチーニ(1858-1924):歌劇「ラ・ボエーム」-「私が町を歩けば」
5.ビゼー(1838-1875):歌劇「カルメン」-「何を恐れることがありましょう」
6.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「アイーダ」-「勝ちて帰れ」
7.ポンキエルリ(1834-1886):歌劇「ジョコンダ」-「自殺!」
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)リンダ・カンパネッラ(ソプラノ)…1.2
マルチェッラ・ポリドーリ(ソプラノ)…3.5
アンジェラ・ヴェントゥリーノ(ソプラノ)…4
アントニア・チフローネ(ソプラノ)…6
マリア・マスティーノ(ソプラノ)…7
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
同じソプラノと言っても、その表現は多種多彩。ルチアとジョコンダでは性格
的にも違うかも。そんな女性たちを頭に思い浮かべたくなるアリア集。

HLCD95042 ¥2450
ソプラノのためのオペラ・アリア集 3(カラオケ付)
1.プッチーニ(1858-1924):歌劇「ラ・ボエーム」-「私の名はミミ」
2.ボーイト(1842-1918):歌劇「メフィストフェレ」-「ある夜、暗い海に」
3.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「エルナーニ」-「エルナーニ、一緒に逃げて
4.モーツァルト(1756-1791):
歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」-「女も15になったら」
5.プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」-「華やかに着飾っても」
6.ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」-「恋はばら色の翼に乗って」
7.モーツァルト:
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-「あの恩知らずは私を裏切った」
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)マルチェッラ・ポリドーリ(ソプラノ)…1.5.7
マリア・マスティーノ(ソプラノ)…2
アントニア・チフローネ(ソプラノ)…3.6
アンジェラ・ヴェントゥリーノ(ソプラノ)…4
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
「私の名はミミ」をちょっぴり悲しげに、そして魅惑的に・・・。モーツァル
トで蠱惑的に。女はこんなに変われるの・・・。

HLCD95047 ¥2450
ソプラノのためのオペラ・アリア集 4(カラオケ付)
1.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「オテロ」-「アヴェ・マリア」
2.ドニゼッティ(1797-1848):歌劇「連隊の娘」-「さようなら」(イタリア語)
3.モーツァルト(1756-1791):
歌劇「魔笛」-「復讐の心は地獄のようにわが胸に燃え」
4.ヴェルディ:歌劇「運命の力」-「天使の中の聖処女よ」
5.カタラーニ(1854-1893):歌劇「ラ・ワリー」-「さようなら、故郷の家よ」
6.モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-「ぶってよ、マゼット」
7.ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」-「ありがとう、愛する友よ」
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)パトリツィア・ツァナルディ(ソプラノ)…1.2
リンダ・カンパネッラ(ソプラノ)…3.6
アントニア・チフローネ(ソプラノ)…4.5.7
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団&合唱団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
あの超絶技巧で知られる「夜の女王」のアリア収録。まずは喉の調子を整えて、
それから憎いアイツを思い浮かべてトライしましょう。

HLCD95051 ¥2450
ソプラノのためのオペラ・アリア集 5(カラオケ付)
1.プッチーニ(1858-1924):
歌劇「修道女アンジェリカ」-「母もなしに、ああ坊や」
2.モーツァルト(1756-1791):歌劇「ドン・
ジョヴァンニ」-「恋人よ、私を不親切な女と思わないで」
3.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「トロヴァトーレ」-「静かな夜」
4.ヴェルディ:歌劇「椿姫」-「不思議だわ…花から花へ」
5.ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」-「私の最後の願い」
6.ヴェルディ:歌劇「椿姫」-「さようなら過ぎ去った日よ」
7.プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」-「氷のような姫君の心も」
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)ガブリエラ・チェゴレア(ソプラノ)…1.6
アンジェラ・ヴェントゥリーノ(ソプラノ)…2
アントニア・チフローネ(ソプラノ)…3.5
リンダ・カンパネッラ(ソプラノ)…4
パトリツィア・ツァナルディ(ソプラノ)…7
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
ヴェルディの名作「椿姫」の第1幕で歌われる有名な「花から花へ」。生まれ
て初めて恋心を感じたトキメキと戸惑い。そういうものが表現できればステキ
です。

HLCD95052 ¥2450
ソプラノのためのオペラ・アリア集 6(カラオケ付)
1.プッチーニ(1858-1924):歌劇「トスカ」-「歌に生き、恋に生き」
2.ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇「ドン・パスクワーレ」-「あの目に騎士は-私もその不思議な力は知って
るわ」
3.プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」-「この宮殿の中で」
4.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「運命の力」-「神よ平和を与えたまえ」
5.ヴェルディ:歌劇「リゴレット」-「慕わしき人の名は」
6.ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」-「美しい女たちに」
7.モーツァルト(1756-1791):歌劇「フィガロの結婚」-「恋人よ、早くここへ」
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)アントニア・チフローネ(ソプラノ)…1.3.4
リンダ・カンパネッラ(ソプラノ)…2.5.6.
パトリツィア・ツァナルディ(ソプラノ)…7
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
「これがトスカのキスよ!」恋する人を守るため、必死で訴える歌姫トスカの
アリア。女たらしの悪いヤツとも知らずに恋してしまった純情な心を歌うジル
ダのアリア。みんな真摯な思いを抱いています。

HLCD9088 ¥2450
ソプラノのためのオペラ・アリア集 7(カラオケ付)
1.ベルリーニ(1801-1835):歌劇「カプレーティとモンテッキ」-ああ幾たびか
2.ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇「アンナ・ボレーナ」-「あなたたちは泣いているの-私の生まれたあの
お城」
3.ヴェルディ(1813-1901):
歌劇「海賊」-「彼はもう戻ってこない-夢ではない」
4.ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」-「夕闇に星と海はほほえみ」
5.レオンカヴァルロ(1857-1919):
歌劇「道化師」-「あの目つきは炎のようだった」
6.プッチーニ(1858-1924):歌劇「エドガール」-「エドガールの村で」
7.プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」-「さようなら、あなたの愛の呼ぶ声に」
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)リンダ・カンパネッラ(ソプラノ)…1-4.
マリア・クリスティーナ・ベラルド(ソプラノ)…5-7
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
これらの曲を、オペラに憧れる人たちが最初に耳にすることはあまりないかも
知れませんが、どれも美しく切ないアリアです。

HLCD95039 ¥2450
テノールのためのオペラ・アリア集 1(カラオケ付)
1.ドニゼッティ(1797-1848):歌劇「愛の妙薬」-「人知れぬ涙」
2.プッチーニ(1858-1924):
歌劇「マノン・レスコー」-「貴方たち、ブルネット、ブロンドの美人の中で」
3.ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクワーレ」-「青春の甘く清らかな夢よ」
4.ドニゼッティ:
歌劇「ランメルモールのルチア」-「わが祖先の墓よやがてこの世に別れを告
げよう」
5.プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」-「さようなら愛の家よ」
6.ヴェルディ:歌劇「アイーダ」-「清きアイーダ」
7.マスネ(1842-1912):
歌劇「ウェルテル」-「春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか」
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)ステファノ・セッコ(テノール)…1-3.7
シルバーノ・サンタガータ(テノール)…4-6
ヴァルター・カリニャーノ(テノール)…4
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団&合唱団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
「人知れぬ涙」・・・テノールなら、この曲を切々歌うと喝采を浴びること間
違いなし。本気で涙を流してもいいけれど、目薬を使うのもあり?

HLCD95043 ¥2450
テノールのためのオペラ・アリア集 2(カラオケ付)
1.プッチーニ(1858-1924):歌劇「トゥーランドット」-「誰も寝てはならぬ」
2.ロッシーニ(1792-1868):歌劇「セヴィリアの理髪師」-「空はほほえみ」
3.チレア(1866-1950):
歌劇「アルルの女」-「ありふれた話(フェレデリーコの嘆き)」
4.ビゼー(1838-1875):歌劇「カルメン」-「お前が投げたこの花は」
5.プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」-「なんと素晴らしい美人」
6.プッチーニ:歌劇「トスカ」-「星は光りぬ」
7.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「オテロ」-「喜べ!」
8.ヴェルディ:歌劇「オテロ」-「主よ!あなたは私の頭上に」
9-16:1-8のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)シルバーノ・サンタガータ(テノール)…1.6.7.8
フランチェスコ・パオロ・パンニ(テノール)…2
ステファノ・セッコ(テノール)…3-5
アルベルト・ガツァーレ(バリトン)…7.8
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団&合唱団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
様々なロケーションで使用され、一躍有名になった「誰も寝てはならぬ(ネッ
スン・ドルマ)」。これぞ甘い声の聞かせどころです。

HLCD95048 ¥2450
テノールのためのオペラ・アリア集 3(カラオケ付)
1.フロトウ(1812-1883):歌劇「マルタ」-「夢のように」(イタリア語歌唱)
2.プッチーニ(1858-1924):歌劇「ラ・ボエーム」-「冷たい手を」
3.マスカーニ(1863-1945):
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」-「 母さん、あの酒は強いね」
4.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「トロヴァトーレ」-「見よ、恐ろしい炎を」
5.ヴェルディ:
歌劇「リゴレット」-「あの娘は攫われてしまった!…突然の危難に遭って」
6.ジョルダーノ(1867-1948):歌劇「フェドーラ」-「愛さずにはいられない」
7.プッチーニ:歌劇「トスカ」-「妙なる調和」
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)ステファノ・セッコ(テノール)…1.2.4-6
シルバーノ・サンタガータ(テノール)…3.7
マリア・ブリッコ(コントラルト)…3
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団&合唱団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
浅草オペラで人気を博した「マルタ」の「夢のように」は憧憬たっぷりの美し
いアリアです。トロヴァトーレの「見よ、恐ろしい炎を」はハイCを期待され
ます。どこから攻めましょうか?

HLCD95049 ¥2450
テノールのためのオペラ・アリア集 4(カラオケ付)
1.ポンキエルリ(1834-1886):歌劇「ジョコンダ」-「空と海」
2.レオンカヴァルロ(1857-1919):歌劇「道化師」-「衣装をつけろ」
3.ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇「愛の妙薬」-「なんてきれいなんだろう、なんてかわいいんだろう」
4.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「ルイザ・ミラー」-穏やかな夜には
5.モーツァルト(1756-1791):
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-「あのひとの安らぎは私の安らぎ」
6.プッチーニ(1858-1924):歌劇「西部の娘」-やがて来る自由の日
7.ヴェルディ:歌劇「マクベス」-「ああ、父の手は」
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)シルバーノ・サンタガータ(テノール)…1.2.6.7
ステファノ・セッコ(テノール)…3.4
フランチェスコ・パオロ・パンニ(テノール)…5
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
「泣き」と言えば、オペラ「道化師」の「衣装をつけろ」でしょう。慟哭こそ
命。たっぷり感情移入してみてはいかがでしょう。

HLCD95053 ¥2450
テノールのためのオペラ・アリア集 5(カラオケ付)
1.ジョルダーノ(1867-1948):
歌劇「アンドレア・シェニエ」-「この胸のときめきを…ある日、深く澄みわた
った青い空に」
2.ビゼー(1838-1875):歌劇「真珠採り」-「耳に残るは君の歌声」
3.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「リゴレット」-「あれか、これか」
4.ヴェルディ:歌劇「リゴレット」-「女心の歌」
5.ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」-「今度の航海は無事だろうか」
6.グノー(1818-1893):歌劇「ファウスト」-「この清らかな住まい」
7.プッチーニ(1858-1924):歌劇「トゥーランドット」-「泣くな、リュー」
8.ワーグナー(1813-1883):
歌劇「ローエングリン」-「はるかな国に、何たりとも近付けえぬ場所が」
9-16:1-8のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)シルバーノ・サンタガータ(テノール)…1.7.8
ステファノ・セッコ(テノール)…2-6
クリスティーナ・トニエッティ(ソプラノ)…5
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団&合唱団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
POPSにも編曲されて、おなじみとなった「耳に残るは君の歌声」や、有名な
「リゴレット」の「女心の歌」。イタリア物だけでは物足りないと仰る貴殿の
ためにはわーぐなーもご用意しました。

HLCD9090 ¥2450
テノールのためのオペラ・アリア集 6(カラオケ付)
1.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「運命の力」-「天使のようなレオノーラ」
2.ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」-「私の友はみな」
3.マイアベーア(1791-1864):歌劇「アフリカの女」-「おお楽園よ」
4.ドニゼッティ(1797-1848):歌劇「ラ・ファヴォリータ」-「やさしい魂よ」
5.ボーイト(1842-1918):歌劇「メフィストフェレ」-最後の時がやってきた
6.マスカーニ(1863-1945):歌劇「イリス」-「窓を開けよ」
7.レオンカヴァルロ(1857-1919):歌劇「ラ・ボエーム」-「我が家の喜び」
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)ファブリツィオ・ファブッツィ(テノール)
サラ・バルドッチ(メゾ・ソプラノ)…2
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
ちょっとマニアックだけど、ここらへんを押さえておけば間違いなし。通好み
のアリアをご用意いたしました。


●Cantoloperaオペラ全曲シリーズ(日本語帯なし)

HLCD9111 2枚組 ¥3450
HLCD9112 2枚組 ¥3450
HLCD9113 2枚組 ¥3450
HLCD9114 2枚組 ¥3450
HLCD9111…全曲
HLCD9112…蝶々さん練習用
HLCD9113…ピンカートン練習用
HLCD9114…他キャスト練習用
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」
(模範演奏)ヌンツィア・サントディロッコ(ソプラノ)…蝶々さん
ヴィンセンツォ・デ・アンゲリス(テノール)…ピンカートン
サンティーナ・ランツァ(ソプラノ)/パオロ・ロヴェーラ(バリトン)
コッラード・マルグッティ(テノール)/マルコ・パウルッツォ(バス)
ダニエレ・メーレ(テノール)/シモーネ・デル・サヴィオ(バス・バリトン)
アレッサンドロ・カンピーニ(バス)
エレナ・ダンジェロ(メゾ・ソプラノ)他
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団&合唱団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
日本人なら外せないオペラの筆頭「蝶々夫人」。各々のパートがカラオケと
なってます。もちろん、男の人が蝶々さんを歌っても構いません。

HLCD9115 2枚組 ¥3450
HLCD9116 2枚組 ¥3450
HLCD9117 2枚組 ¥3450
HLCD9118 2枚組 ¥3450
HLCD9115…全曲
HLCD9116…リゴレット練習用
HLCD9117…ジルダ練習用
HLCD9118…マントヴァ侯爵練習用
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
パオロ・ロヴェーラ(バリトン)…リゴレット
ジョルジョ・カスチアッリ(テノール)…マントヴァ公爵
ミンマ・ブリガンティ(ソプラノ)…ジルダ
マルコ・パウルッツォ(バス)/マリア・アドリアーニ(メゾ・ソプラノ)
エレナ・ダンジェロ(メゾ・ソプラノ)/ヴァルター・カリニャーノ(バス)他
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団&合唱団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
話としては、若干理不尽?だけどメロディ的には素晴らしい。有名な「女心の
歌」だけでなく全てを楽しんでほしい作品です。


●Soloist In Concert
「Cantolopera」同様、楽譜出版社「Ricordi」からリリースされているレーベ
ル「Soloist In Concert」。こちらは協奏曲を扱っている。同じように、通常
版とソロなしの管弦楽作品集伴奏のみのトラックが収録されている。コンクー
ル等の練習に最適。もちろん、聴くだけでも面白い。

HLCD9095 ¥2450
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲 第1番(カラオケ付)
1-3.ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.15
4-7.カラオケ・ヴァージョン(トラック6はピアノ・ソロ部分)
(模範演奏)カテリーナ・アルツァーニ(ピアノ)…1-3
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)

HLCD9096 ¥2450
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲 第3番(カラオケ付)
1-3.ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37
4-6.カラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)ロベルト・カッペッロ(ピアノ)
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)

HLCD9097 ¥2450
グリーグ(1843-1907):ピアノ協奏曲(カラオケ付)
1-3.ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
4-6.カラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)イラリア・スケッティーニ(ピアノ)
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)

HLCD9098 ¥2450
チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲 第1番(カラオケ付)
1-3.ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23
4-6.カラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)ロベルト・カッペッロ(ピアノ)
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)

HLCD9099 ¥2450
モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲 第20番 K466(カラオケ付)
1-3.ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K466
4-8.カラオケ・ヴァージョン(トラック5&8はピアノ・ソロ部分)
(模範演奏)ロベルト・カッペッロ(ピアノ)
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)

HLCD9100 ¥2450
モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリン協奏曲 第5番「トルコ風」(カラオケ付)
1-3.ヴァイオリン協奏曲 第5番「トルコ風」 イ長調 K.219
4-6.カラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)フランチェスコ・マナーラ(ヴァイオリン)
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)

HLCD9101 ¥2450
メンデルスゾーン(1809-1847):ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64(カラオケ付)
1-4.ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
5-8.カラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)フランチェスコ・マナーラ(ヴァイオリン)
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)

HLCD9102 2枚組(1枚価格) ¥2450
ヴィヴァルディ(1768-1741):四季(カラオケ付)
〈CD1〉
1-3.ヴァイオリン協奏曲 ホ長調「春」Op.8-1 RV269
4-6.カラオケ・ヴァージョン
7-9.ヴァイオリン協奏曲 ト短調「夏」Op.8-2 RV315
10-12.カラオケ・ヴァージョン
〈CD2〉
1-3.ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調「秋」Op8-3 RV293
4-6.カラオケ・ヴァージョン
7-9.ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調「冬」Op8-4 RV297
10-12.カラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)マッシモ・マリン(ヴァイオリン)
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)

HLCD9103 ¥2450
モーツァルト(1756-1791):クラリネット協奏曲 K622(カラオケ付)
1-3.クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
4-6.カラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)デニツァ・ラフチエヴァ(クラリネット)
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)




<Arthaus>
101645(DVD-Video) ¥3450
ブルックナー:交響曲 第4番 変ホ長調
1.ブルックナー:交響曲 第4番 ハ短調
《ボーナス》
ブルックナーの交響曲第4番についてのチェリビダッケへのインタビュー
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
1983年ミュンヘン・ヘラクレス・ザール収録
収録時間:82分+40分(ボーナス映像)
字幕(ボーナス):仏語(オリジナル),英,独
ルーマニアの伝説的名指揮者セルジュ・チェリビダッケ(1912-1996)。彼が音
楽へと向き合う姿勢は堅固であり、ある時は祈りとさえも思えるほどに崇高な
ものでした。あまりにも練り上げた演奏を追求するため、晩年の演奏はあまり
にも深すぎるものへと変貌して行くのですが、ミュンヘン・フィルの常任とな
ったばかりである、この1983年の映像は、まだまだ若々しさと猛々しさが残る
チェリビダッケの颯爽とした指揮ぶりを堪能していただけます。

100163(DVD-Video) ¥5650
108055(Blu-ray) ¥5650
ネーデルランド・ダンス・シアター 輝夜姫
KAGUYAHIME-The Moon Princess
コレオグラフィ…イリ・キリアン/舞台デザイン&照明…マイケル・サイモン
衣装…フェリアル・サイモン/音楽…石井眞木(指揮)/芝祐靖(龍笛)
近藤克次(日本太鼓)/宮田まゆみ(笙)/八百谷啓(篳篥)
サークル・パーカッション 他
収録時間:70分
字幕:なし
1984年に交響的組曲として作曲された「輝夜姫」は石井眞木(1936-2003)の代
表作として知られています。本来、日本太鼓とパーカッションのために書かれ
ましたが、その翌年にイリ・キリアンの委嘱により、「幻想的バレエ」として
再編することになりました。石井は様々なストーリーが混在する「かぐや姫」
の物語を自ら編纂し、台本を書き上げ、その際、竜笛、笙、篳篥の雅楽合奏を
付け加えることで、一層神秘的な雰囲気を醸し出すことに成功しています。東
洋の音と西洋の音を融合させることで、各々の登場人物の性格に対比を付けて
います。舞台上でのパーカッション群の配置も興味深いところです。キリアン
の振付は、独特の動きの中にも仄かな「和」を感じさせ、気高い心や、入り組
んだ愛情までが見事に表出されています。

108069(Blu-ray) ¥5650
1.ブルックナー:交響曲 第8番 ハ短調 1887年版(第1稿のノヴァーク校訂版)
《ボーナス映像》
ディー・ペリー&フランツ・ウェルザー=メストによるプレ・コンサート・
トーク
クリーヴランド管弦楽団
フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)
2010年8月クリーブランド セヴェランス・ホール ライヴ収録
字幕:英語(ボーナス映像)
ブルックナー(1824-1896)の最高傑作、交響曲第8番はまさに「神の領域」に達
したかのような荘厳で壮麗な音楽です。1887年に完成されたこの曲は、最初ブ
ルックナーが「我が芸術上の父」として慕った指揮者ヘルマン・レヴィに届け
られましたが、レヴィは無情にも「この曲は演奏困難である」と返事をしたの
です。そのため、ブルックナーは作品を前面改訂し、曲のほとんど全てに手を
加えました。こちらは「1890年第2稿」と呼ばれ、現在は大抵こちらのヴァー
ジョンによって演奏されますが、ウェルザー=メストは敢えて、1887年の初稿
版(後に研究者ノヴァークが校訂)によって演奏を行っています。普段聴きなれ
ている第2稿と比べ、終楽章の終わり方がかなりあっさりしていますが、「こ
れがもしかするとメストの狙いだったのかも知れない」と思えるほど、自然な
結末であり、聴衆の拍手も感動的です。第7番の映像と同じく、世界で最も美
しいと言われるセヴェランス・ホールでのライヴ収録です。ボーナスにはメス
ト自身による演奏への解説も収録されています(英語字幕)。

107331(DVD-Video) ¥5650
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」全曲
1幕のメロドラマ
サントゥッツァ…イルディコ・コムロージ(S)
トゥリッドゥ…パク・サンギュ(T)/ルチア…チンジア・デ・モーラ(C-A)
アルフィオ…マルコ・ディ・フェリーチェ(Br)
ローラ…バルバラ・ディ・カストリ(Ms)
テアトロ・ディ・サン・カルロ管弦楽団&合唱団
張潔敏(指揮)
マウリツィオ・スカパッロ(舞台演出)
ニコラ・ルベルテッリ(装置デザイン)
ザイラ・デ・ビンチェンティス(衣装)/ジュセッペ・ペッレッラ(照明)
2007年バイア,古代ローマ浴場 ライブ収録
収録時間:78分+31分(ボーナス映像…舞台裏より)
字幕(ボーナス):伊(オリジナル),英,独,仏,西
演奏が行われたのは「古代テルマエ・ロマエ(古代のローマの浴場)」で、2000
年の長き歴史を経るうちに浴場の壁の一部が損失してしまいましたが、現在は
世界遺産に登録されるほどの重要な遺跡です。音響も素晴らしく、またその高
い壁もユニークです。




<GrandPiano>
GP607 ¥1750
ワインベルク:ピアノ作品全集 第2集
1-10.パルティータ Op.54
(前奏曲/コラール/セレナーデ/サラバンド/インテルメッツォ/行進曲/アリア
/オスティナート/エチュード/カノン)
11-13.ピアノのためのソナチネ Op.49
14-17.ピアノ・ソナタ 第4番 ロ短調 Op.56
※1-13…世界初録音
アリソン・ブリュースター・フランツェッティ(ピアノ)
録音 2010年6月25-26日アメリカ ニュージャージー、
ジーン&シェリー・エンロウ・リサイタル・ホール
ポーランドで生まれ、ロシアで活躍した作曲家ワインベルク(1919-1996)のピ
アノ作品集第2集です。ここでは1950年から1955年までの作品を収録していま
す。10の小品からなる「パルディータ」の簡潔な書法の中に込められた歌心
(とりわけ第7曲のアリアは息を飲むほどの美しさ)。そしてやはり抒情的な表
情を持つ「ソナチネ」、作曲当時、民謡に魅せられていたワインベルクの心意
気を表現したかのように親しみ易い曲想の「ソナタ」。この3つの作品に漂う
独特の作風に触れてみると、彼がどれほどまでに独自の作風を模索していたか
がわかるのではないでしょうか?

GP612 ¥1750
ラフ:ピアノ作品集 第2集
1-3.幻想的ソナタ Op.168/4-26.創作主題による変奏曲 Op.179
27-30.4つの小品 Op.196…世界初録音
(アシの茂みに/子守歌/ノヴェレッテ/即興曲)
チャ・グエン(ピアノ)
録音 2011年6月25-26日UK モンマス,ウィアストン・コンサート・ホール
知られざるスイスの作曲家ヨーゼフ・ラフ(1822-1882)。最近彼の作品への注
目度が高まっていますが、このシリーズもその一連の流れに大きく寄与するも
のとなるでしょう。この第2集に収録されているのは、1871年前後の作品で、
彼のキャリアの頂点に位置する充実の音に満ちています。リストよりもシュー
マン的な味わいを持つ「幻想的ソナタ」、微妙なゆらぎ感のある主題を、とこ
とんまでに変容させた「変奏曲」、詩的で抒情的な煌めきが美しい「4つの小
品」と、ラフの音楽の持つ深い味わいを感じることができるはず。

GP613-14 2枚組 ¥2450
J.B.クラーマー:ピアノのための練習曲 第1集&第2集
フェルッツィオ・ブゾーニ:クラーマーによる8つの練習曲
〈CD1〉
1-42.クラーマー:ピアノのための練習曲 第1集 Op.30
43-50.ブゾーニ:10のピアノ練習帳より… 第7集 クラーマーによる8つの練習
曲(第1番 ハ短調/第2番 変ロ長調/第3番 ニ長調/第4番 ニ長調/第5番 ハ長調
/第6番 イ長調/第7番 ト長調/第8番 変イ長調)
〈CD2〉
1-42.クラーマー:ピアノのための練習曲 第2集 Op.40
ジャンルカ・ルイージ(ピアノ)…CD1:1.4.9-10.13-14.16.18.21.29.35.39.
43.47、CD2:2.5-7.13.18.22.24.26.29-30.36-37.42
アレッサンドロ・デリャヴァン(ピアノ)…CD1:2-3.6.11.19-20.22.24.26-27.
30.32.36-37.40-42.45-46.49-50.31-33、
CD2:3.8.10.12.14-15.17.25.27.39.41.
ジャンパオロ・ストゥアーニ(ピアノ)…CD1:5.7-8.12.15.17.23.25.28.31.
33-34.38.44.48、CD2:1.4.9.11.16.19-21.23.28.34-35.38.40.
録音 2011年5月18-20,30日,6月1日イタリア ヴィチェンツァ,
バッサーノ・デル・グラッパ,
ピエーヴェ・ストリカ・ディ・サント・エウセビオ
ピアノを学んでいる人は、大半の人が「クラーマー=ビューロー」という作曲
家が書いたと思っている(に違いない)60の練習曲。実はヨハン・バプティスト
・クラーマー(1771-1858)が作曲した第5巻からなる84曲の練習曲をハンス・
フォン・ビューロー(リストの娘コジマの元夫)が、改訂したものであり、日本
でもおなじみの練習曲として定着したものなのです。ここでは、本来の姿であ
る84の練習曲を全てお聴きいただけます。この練習曲はベートーヴェンの甥カ
ールが練習用として用いたほか、クララ・シューマンもピアノを学ぶ際、父か
ら与えられたことで知られています。また他の後世の作曲家に与えた影響も大
きく、ここに収録されたブゾーニ(1866-1924)の作品は、自らが作曲した「10
の練習帳」の中に含まれているもので、クラーマーの曲を元にしながらも、
もっと難しくなっています。演奏する楽しみと聴く楽しみをお届けいたします。




<DSO Live>
1900年に活動を開始したアメリカの名門オーケストラ、ダラス交響楽団による
自主制作レーベルです。1945年にアンタル・ドラティを音楽監督に迎え飛躍的
向上を遂げたことで知られます。その後はパウル・クレツキ、ゲオルク・ショ
ルティ、エドゥアルド・マータらの薫陶を受け、1994年から2006年まではアン
ドルー・リットンが音楽監督を務めていました。2008年にオランダ生まれのヤ
ープ・ファン・ズヴェーデンを音楽監督に迎え、更なる飛躍が期待されていま
す。本拠地であるモートン・マイヤーソン・シンフォニー・センターのホール
は音響の良さでも定評があり、とりわけ天井近くに設けられた可動式の74のド
アを自由自在に開閉することで残響が変えられるという、すばらしいホールの
仕組みは、他では見ることができません。

DSOLIVE001 ¥1750
ベートーヴェン:交響曲 第5番&第7番
1-4.交響曲 第5番 ハ短調 Op.67
5-8.交響曲 第7番 イ長調 Op.92
ダラス交響楽団
ヤープ・ファン・ズヴェーデン(指揮)
録音 ダラス マイヤーソン・シンフォニー・センター,
マクダーモット・コンサート・ホール
2007年11月1-4日…1-4, 2007年11月8-11日…5-8
Engineers: George Gilliam and Roy
Cherryhomes/Soundboard Recording, Producer,
Recording Editor and Mastering Engineer:
Paul Phillips, Executive Producers: Mark Melson and Victor Marshall
史上最年少でコンセルトへボウ管のコンサートマスターを務めたヤープ・ファ
ン・ズヴェーデンですが、90年代からは指揮者へと転向、着々とキャリアを積
み重ねてきました。2008年に、先代アンドルー・リットンの後任としてダラス
交響楽団の音楽監督に就任が決まりましたが、これはその直前、2007年11月の
「ベートーヴェン祭」での記録です。5番も7番も、最近の潮流通り、比較的軽
やかに始まりますが、小気味よいテンポと、入念に解釈の施された細部の処理
が興味深く、すぐに引き込まれてしまうこと間違いなし。どちらの曲も終楽章
での盛り上がりがすごく、この指揮者の昔のハーグのベートーヴェン(1770-
1827)に比べても、著しく深化していることがわかるでしょう。
これは素晴らしいの一言です。

DSOLIVE002 ¥1750
チャイコフスキー:
1-4.交響曲 第5番 ホ短調 Op.64
5.イタリア奇想曲 Op.45
ダラス交響楽団
ヤープ・ファン・ズヴェーデン(指揮)
録音 ダラス マイヤーソン・シンフォニー・センター,
マクダーモット・コンサート・ホール
2009年1月15-17日…1-4, 2009年5月21-23日…5
Engineers: George Gilliam and Roy
Cherryhomes/Soundboard Recording, Producer,
Recording Editor and Mastering Engineer:
Paul Phillips, Executive Producers: Mark Melson and Victor Marshall
このチャイコフスキー(1840-1893)は、ズヴェーデンがダラス交響楽団の音楽
監督に就任して初のシーズンにライブ収録された演奏です。重心が低めの響き
と、精緻なニュアンス、そして最終楽章のエキサイティングなエンディングに
至るまでの緩やかなテンション上昇など全てが考え抜かれた交響曲第5番はこ
の曲を数多く聴いてきた熟練の耳をも唸らせる迫真の出来栄えです。イタリア
奇想曲の祝祭的な雰囲気もgood。暖かさと鋭さを兼ね備えた美しすぎるチャイ
コフスキーです。

DSOLIVE003 ¥1750
チャイコフスキー:
1-4.交響曲 第4番 ヘ短調 Op.36
5-8.組曲 第4番 ト長調「モーツァルティアーナ」Op.61
(ジグ/メヌエット/祈り/フィナーレ)
ダラス交響楽団
ヤープ・ファン・ズヴェーデン(指揮)
録音 ダラス マイヤーソン・シンフォニー・センター,
マクダーモット・コンサート・ホール
2009年9月17-20日…1-4, 2010年9月15-16日…5-8
Engineers: George Gilliam and Roy
Cherryhomes/Soundboard Recording, Producer,
Recording Editor and Mastering Engineer:
Paul Phillips, Executive Producers: Mark Melson and Aldert Vermeulen
チャイコフスキー(1840-1893)の対照的な2つの作品を収録した興味深い1枚。
ズヴェーデン率いるダラス交響楽団は、交響曲においては衝撃的で重厚な響き、
そして組曲では繊細な響きを紡ぎ出すことに成功しています。

DSOLIVE004 ¥1750
スティーブン・スタッキー:1964年8月4日
1.最も悲しい瞬間/2.史学者たち/3.大統領執務室 I
4.私は戦いの一部になりたい/5.アメリカの隠れた本心/6.大統領執務室 II
7.悲歌/8.ミシシッピからの手紙/9.大統領執務室 III/10.8月4日
11.知っていたら/12.大切なのは忘れぬこと
インディラ・マハジャン(ソプラノ)/ロドニー・ギルフリー(バス・バリトン)
クリスティーン・ジェプソン(メゾ・ソプラノ)
ヴェイル・ライドアウト(テノール)
ダラス交響楽団&合唱団
ヤープ・ファン・ズヴェーデン(指揮)
録音 ダラス マイヤーソン・シンフォニー・センター,
マクダーモット・コンサート・ホール
2011年5月6日Engineers: George Gilliam and Roy Cherryhomes/Soundboard
Recording, Producer, Recording Editor and Mastering Engineer:
Paul Phillips, Executive
Producers: Mark Melson and Aldert Vermeulen
この「世俗オラトリオ1964年8月4日」は、アメリカの第37代副大統領および
第36代大統領であった、リンドン・ベインズ・ジョンソン(1908-1973)の生誕
100年を称えるためにスタッキー(1949-)が作曲、2008年9月18日に初演された
作品です。とは言え、内容は重く、決してジョンソン大統領の働きを賛美した
ものではないことは確かです。、1960年頃に激化したと言われるベトナム戦争
ですが、ケネディ大統領から政権を引き継いだジョンソン大統領は、1964年8月
4日の北ベトナム海軍の魚雷艇誤爆事件(トンキン湾事件)を口実に、翌8月5日
から大規模な軍事行動を行うこととなります。この作品は、その8月4日のジョ
ンソン大統領とマクナマラ長官の行動に、同日、公民権運動の労働者の3人の
遺体がミシシッピ州で発見された事件も絡め、ホワイトハウスの電話テープ、
殺害された労働者の母親からの手紙、ジョンソン大統領のスピーチなどが巧妙
に織り込まれた、緊迫感あふれる音楽を描き出しています。




<TOCCATA>
TOCC0066 ¥2450
ヨハネス・ブラームス:編曲集 第1集
1-4.弦楽五重奏曲 ヘ短調(原曲…ピアノ五重奏曲 第1番 A.カルットゥネン
編曲)Op.34…初録音
5-8.弦楽五重奏曲 ロ短調(原曲…クラリネット五重奏曲 作曲者自身による
編曲)Op.115
ゼブラ弦楽三重奏団(メンバー)エルンスト・コヴァチク(ヴァイオリン)
スティーヴン・ダン(ヴィオラ)/アンシ・カルットゥネン(チェロ)
クリシア・オソストヴィツ(第2ヴァイオリン)
ジェームス・ボイド(第2ヴィオラ…1-4)
リチャード・レスター(第2チェロ…5-8)
録音 2011年10月1-2日西サセックス,チャンプ・ヒル ミュージック・ルーム
1864年に作曲されたピアノ五重奏曲Op.34は、最初(このCDに収録されている)
弦楽五重奏曲として構想されたのですが、試演の際の評価が芳しくなかったた
めに破棄されてしまいました。後に2台ピアノのためのソナタとして書き換えら
れ、周囲からの助言もあり、最終的には現在の形として定着したものです。こ
こでは、破棄された弦楽五重奏版をチェリストのカルットゥネンが復元したも
のを演奏。ブラームスの最初の構想をなぞるに相応しい演奏となっています。
もう1曲は、クラリネット五重奏曲のクラリネットをヴィオラに置き換えたも
の。最初はかなり驚きますが、聴いているうちに「これもありかな」と思えて
くるのが、ブラームスの懐の深さでしょう。

TOCC0059 ¥2450
デイヴィッド・マシューズ:弦楽四重奏曲全集 第2集
1-3.弦楽四重奏曲 第5番 Op.36/4-13.弦楽四重奏曲 第12番 Op.114
クロイツェル弦楽四重奏団
録音 2010年6月25日トゥリング 聖ピーター&聖パウル…1-3, 2011年10月26日
オルドバリー 聖ジョン・パプティスト…4-13
アメリカの最も注目される現代作曲家の一人、マシューズ(1943-)の弦楽四重奏
曲集の第2弾です。このアルバムは1984年に作曲された「第5番」と、2009年か
ら2010年に作曲された最新作「第12番」の2曲です。ベートーヴェンやバルトー
クから薫陶を受けた作曲家だけに、その作品も、堅固な構成を持っています。
とは言え、決して音楽が古いわけではありません。斬新な和声とリズムが炸裂。
とりわけ第12番は、様々な形式の見本市のような様相を呈しており、セレナー
デあり、メヌエットあり、タンゴありの興味深い作品です。

TOCC0128 ¥2450
ニコライ・コルンドルフ:チェロのための作品全集
1-2.チェロと弦楽、パーカッションのためのコンチェルト・カプリッチョーソ
3-5.チェロとピアノのための三部作
6-9.独奏チェロのためのパッサカリア
アレクサンダー・イヴァシュキン(チェロ)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
コンスタンティン・クリメッツ(指揮)
アーニャ・アレクセイエフ(ピアノ)
録音 2005年11月21日モスクワ・コンセルヴァトワール・大ホール…1-2(ライ
ブ), 2006年12月1日カナダ ワーテルロー,ラザリディス劇場…3-5(ライブ),
2001年8月3-6日モスクワ・ラジオ・ハウス スタジオ・ワン…6-8
ロシアの知られざる作曲家、コルンドルフ(1947-2001)の作品集です。彼はモス
クワ音楽院で学び、オペラを発表しながら指揮者としてのキャリアも重ねまし
た。その作風は年代毎に変化していますが、基本的に無調であり、神秘的な表
現主義をとる曲が多いことで知られています。晩年はカナダのヴァンクーヴァ
ーに移住し、電子音楽にも興味を示しました。このアルバムには3つのチェロ作
品を収録。宗教的であり、ロック音楽の影響も受けている「コンチェルト・カ
プリッチョーソ」、民謡とロシア正教を結びつけた「三部作」、ダンテの新曲
からインスパイアされた「パッサカリア」(チェリストは口笛も吹く)と、不思
議な音空間が広がります。チェリストのイヴァシュキンはコルンドルフの親し
い友人で、パッサカリアは彼のために書かれています。

TOCC0125 ¥2450
エルンスト・クシェネク:室内オーケストラのための作品集
1.最初から Op.219(1974)/2.ナイチンゲール Op.68a(1931)
3.時の谷間に Op.232(1979)/4-13.静かに、そして有頂天に Op.214(1971-72)
14.偽善者 Op.229(1978)※3…初録音, 4-13…初CD
アガタ・ズーベル(ソプラノ…2)/マティアス・ハウスマン(バリトン…14)
レオポルディヌム・オーケストラ
エルンスト・コヴァチク(指揮)
録音 ポーランド ワルシャワ放送ホール
2011年3月21-23日…1.2.4-13.14, 2011年5月15日…3
あの橋本國彦も師事していた作曲家クシェネク(1900-1991)ですが、まだまだ
全容が知られているとは言えません。このアルバムにはクシェネクが1931年か
ら1979年の間に書いた室内オーケストラのための5つの作品が収録されていま
す。チェコ系の家庭に生まれたクシェネクは、ナチスの弾圧から逃れることが
できず、1938年にアメリカへ亡命。ニューヨーク、ミネソタ、カリフォルニア
へと移住し、この地の風味を取り入れた音楽を数多く書きました。彼の音楽は
シニカルで、不安定なユーモアを含みながらも、総じて劇的なもの。どれも面
白いのですが、1931年の「ナイチンゲール」は、初期の作品だけあってまだま
だ後期ロマン派の影を引きずっているのが興味深いところ。その後の彼の変遷
を辿るのはまことに興味深いものです。




<Rondeau>
ROP4026 ¥1750
J.S.バッハ:聖霊降臨祭のカンタータ集
1.来たり給え、創造主なる聖霊よ
2-7.J.S.バッハ:鳴り響け、我らの歌声 BWV172
8.聖霊来たりたまえ
9-16.J.S.バッハ:われを愛する者は、わが言葉を守らん BWV74
17.精霊の恵みは
18-22.J.S.バッハ:おお永遠の炎、おお愛のみなもと BWV34
聖トーマス教会少年合唱団
コンラッド・ツーバー(ボーイソプラノ…合唱団内ソリスト)
ローベルト・ポーラーズ(アルト…合唱団内ソリスト)
マルティン・デッケルマン(アルト…合唱団内ソリスト)…18-22
マルティン・ペッツォルト(テノール)…2-7
クリストフ・ゲンツ(テノール)…9-22
ラインハルト・デッカー(バス)…2-7
マティアス・ヴァイヒェルト(バス)…9-22
ゲヴァントハウス管弦楽団
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)
2012年3月19日聖トーマス教会 ライブ録音
聖トーマス教会合唱団による、創立800周年記念のバッハ・カンタータ・シリー
ズの第7集にあたる「精霊降臨祭のカンタータ」集です。J.S.バッハ(1685-1750)
も第15代目の音楽監督(カントール)を務めた由緒ある団体で、その純粋で鄙び
た響きは、2012年の来日公演でも多くの聴衆の心をつかみました。このアルバ
ムでは1714年5月20日に初演されたBWV172、1725年5月20日初演のBWV74、1727
年6月1日(1746/47初演の説もあり)初演のBWV34の3曲が演奏されています。キ
リスト教において、最も大切な祝日のための作品であり、彼らも実に心を込め
て演奏しています。

ROP7014 ¥1750
ハノーヴァー少年合唱団
1.ヴィヴァルディ(1678-1741):グローリア ニ長調 RV589より
2.J.S.バッハ(1685-1750):
カンタータ第106番「神の時こそ最善の時」BWV106より
3.ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):
讃歌第98番より「地上のすべての者よ、主に歓呼せよ! 」
4.ミヒャエル・プレトリウス: Venite, cantate in cythara Deo
5.モンテヴェルディ(1567-1643):主はわが主に仰せられる
6.メンデルスゾーン(1809-1847):詩篇43番「神よ、私を審き」Op.78-2
7.シュッツ(1585-1672):わが心は主をあがめ SWV426
8.ブクステフーデ(1637-1707頃):来たれと天使に告げて言え
9.ハンマーシュミット(1610/11-1675):主よ,我らに平安を与えたまえ
10.メンデルスゾーン:主よ,我らに平安を与えたまえ
11.アルフレード・ケルッペン(1926-):主よ,我らに平安を与えたまえ
12.ハラルド・ヴァイス(1949-):レクイエムより「楽園にて」
13.シュッツ:主に向かって新しい歌を歌え SWV35
14.J.S.バッハ:マニフィカト ニ長調より BWV243
15.ジークフリート・シュトローバッハ(1929-):
汝らキリスト者よ、こぞりて主をたたえよ
16.ジョン・ラッター(1945-):マニフィカトより「父と子と聖霊に栄光あれ」
ハノーヴァー少年合唱団
イェルク・ブライディング(指揮)
気品あふれ、艶やかな響きを持つドイツの伝統あるハノーヴァー少年合唱団。
2002年1月にこの合唱団を創設したハインツ・ヘンニングが亡くなり、方向性
が危ぶまれたのですが、指導を引き継いだイェルク・ブライディングは、合唱
団の良さをつぶすことなく、更なるレパートリーの拡充に努め、一層の発展を
遂げていると評価されています。このアルバムには、そんな彼らの2006年から
の演奏が収録されています。既発リリースからの曲もありますが、いくつかは、
このCDが初収録であり、とりわけトラック6のメンデルスゾーンは、2012年3月
のライブという「現在の彼ら」の姿を捉えています。およそ400年に渡る合唱
作品の変遷も楽しめます。

ROP6042 ¥1750
ビクトリア:レクイエム(死者のための聖務曲集全曲)とモテット集
1-10.死者のためのミサ曲「レクイエム」(6声)(1605)
11.おお、聖なる饗宴(4声)/12.われはハトのごとき美しき人を見たり
13.よい羊飼いはよみがえられた
ザールブリュッケン室内合唱団
ゲオルク・グリュン(指揮)
ルネサンス時代のスペインの最大の作曲家ビクトリア(1548-1611)は、その生
涯におよそ180曲の作品を書き、ほとんどが宗教曲でした。彼はレクイエムを
2曲作曲していて、このアルバムに収録されているのは、1603年に亡くなった
フェリペ2世の妹、マリア太后(ビクトリアの庇護者)のために書かれたもので、
4声のレクツィオと6声のレクイエム、葬送モテットとレスポンソリウムを含め
た全てで「死者のための聖務曲集」と呼ばれています。グレゴリオ聖歌の導入
で始まる無伴奏合唱は、まさにこの世のものとも思えぬ美しさです。ザールブ
リュッケン室内合唱団の控え目な中にも情感あふれる歌唱です。

ROP6043 ¥1750
パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ曲 他
1.伝承曲「久しく待ちにし」
2.パレストリーナ(1525-1594):教皇マルチェルスのミサ曲-キリエ
3.エッカールト(1553-1611):山を越えてマリアが行く
4.パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ曲-グローリア
5.エッカールト:高き天よりわれは来れり
6.シュレーター:愛するキリスト者よ、今ぞ喜べ
7.ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):今こそ主エマヌエルは生まれ給う
8.パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ曲-クレド
9.ミヒャエル・プレトリウス:一輪のばらが咲いて
10-11.パレストリーナ:
教皇マルチェルスのミサ曲-サンクトゥス・ベネディクトゥス
12.ミヒャエル・プレトリウス:甘き喜びのうちに
13.シュレーター:甘き喜びのうちに
14.ヒエロニムス・プレトリウス:ヨゼフよ、私の愛しいヨゼフよ
15.シャイト(1587-1654):おおいとしきみどり子、やさしきイエス
16.J.S.バッハ(1685-1750):おおいとしきみどり子、やさしきイエス BWV493
17.パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ曲-アニュス・デイ I
18.エッカールト:私は死の深い夜であった
19.パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ曲-アニュス・デイ II
オープス・ヴォカーレ
フォルカー・ヘッドフェルト(指揮)
宗教改革に対するカトリック教会の姿勢を明確にし、世俗化しかけたキリスト
教を刷新するために行われたトリエント公会議。これは当時、自由な形式が跋
扈していた教会音楽にも影響が及び、「全てのポリフォニー音楽を廃止する」
という案まで出たほどでした。そんな時、パレストリーナが神に導かれて作曲
し、会議で演奏。その素晴らしさに感動した人々が「やっぱりポリフォニー音
楽は必要」と納得したのが、この「教皇マルチェルスのミサ」と言われていま
す。ただし、今ではその逸話は単なる伝説とされていますが・・・。このアル
バムには、他に、この時代のキリスト降誕を喜ぶ賛美歌を収録。カトリックと
プロテスタントの架け橋としての音楽を綴ります。

ROP6049 ¥1750
サウダーデ
1-4.モザルト・カマルゴ・グアルニエリ(1907-1993):Missa Diligite
5-6.ヴィラ=ロボス(1887-1959): Duas Lendas Amerindias Em Nheengatu
7.オズワルド・ラセルダ(1927-):Ofulu Lorere
8.ロナルド・ミランダ(1948-):ベロ・ベロ
9-12.ロナルド・ミランダ:ノルデスチ組曲
13-18.ヴィラ=ロボス:知識に祝福あれ
19.エルナーニ・アギア(1950-):詩篇CL
20-24.ホセ・マウリシオ・ヌネス・ガルシア(1767-1830):
Motetos para a Semana Santa
アポリーニ・エ・ムジス/イェルク・シュトロットホット(オルガン)
ヴィンツェンツ・ヴァイセンブルガー(指揮)
19世紀から20世紀、2つの世紀に渡るブラジルの合唱作品種です。スペインの
植民地であったブラジルとポルトガルでは、言うまでもなく音楽のルーツもス
ペインにあります。しかし、この地で様々な人々によって磨かれていくうちに、
独自の発展を遂げ、静謐な中にも情熱的な感情が盛り込まれた見事な作品が数
多く生まれました。ここに名が挙がった作曲家の多くは、現在、ほとんど名前
も知られていませんが、どの曲も素晴らしく熱いものです。タイトルの「サウ
ダーデ」はポルトガル語で、郷愁、孤独、などの数多くの意味を持つ、心の底
に大切にしまっておきたい言葉です。

ROP6052 ¥1750
愛のオマージュ
1.シューマン(1810-1856):トロイメライ
2.朗読:1789年4月13日のモーツァルトからコンスタンツェへの手紙
3.モーツァルト(1756-1791):トルコ行進曲
4.朗読:1816年7月6日のベートーヴェンからヨゼフィーネ・フォン・ブルンス
ヴィックへの手紙
5.ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ 第14番「月光」より第1楽章
6.朗読:1814年7月19日のウェーバーからカロリーネ・ブラントへの手紙
7.ウェーバー(1786-1826):舞踏への勧誘 Op.65
8.朗読:1837年8月13日のシューマンからクララ・ヴィークへの手紙
9.シューマン(1810-1856):ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6-第9番
10.朗読:1837年9月18日のシューマンからクララ・ヴィークへの手紙
11.シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6-第4番
12.朗読:1834年のリストからマリー・ダグーへの手紙
13.リスト(1811-1886):コンソレーション 第3番 変ニ長調
14.朗読:1836年7月23日のリストからマリー・ダグーへの手紙
15.リスト:愛の夢 第3番 変イ長調
16.朗読:1851年4月13日のリストからカロリーネ・フォン・ヴィトゲンシュタ
インへの手紙
17.リスト:3つの演奏会用練習曲 第3番「ため息」
18.朗読:1856年5月のブラームスからクララ・シューマンへの手紙
19.ブラームス(1833-1897):6つの小品 Op.118 第2番「間奏曲」イ長調
20.朗読:
1859年1月1日のワーグナーからマティルデ・ヴェーゼンドンクへの手紙
21.ワーグナー(1811-1886)=リスト:
トリスタンとイゾルデから「イゾルデの愛の死」S447/R280
ザンドラ・ブルーネ(ピアノ)/ライナー・ゲルネマン(朗読)
名作曲家たちが、愛しい人に向けて綴った「愛の手紙」を朗読し、そして彼ら
のピアノ曲を聴く。そんな胸熱くなるようなコンセプト・アルバムです。モー
ツァルト、ベートーヴェン、シューマン、リスト、ブラームス、ワーグナーの
6人の心模様を綴っていくうちに、クララを巡ってのシューマンとブラームス
の仄かな三角関係?も浮かび上がってきます。イマジネーション膨らむ1枚で
す。

ROP6053 ¥1750
…mit der Seel' und Mundes Stimm' バロック時代の宗教的歌曲とアリア
パッヘルベル、ベーム、テレマン、ハッセ、ブクステフーデ、シュトラット
ナー、C.P.E.バッハ、J.S.バッハ、W.F.バッハ、J.C.F.バッハの作品集
ゴットホルト・シュヴァルツ(バス)
ジークフリート・パンク(チェロ,ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ハンス=クリストフ・ベッカー・フォス(ハープシコード・オルガン)
ドイツの名バス歌手、ゴットホルト・シュヴァルツの歌う、ドイツ・バロック
のアリア集です。彼はザクセンに生まれ、1964年から聖トーマス少年合唱団の
メンバーとして活躍し、その後はドレスデンの教会音楽大学で学びました。
マックス・ボマーとハンス・ヨアヒム・ロッチュから指揮法について学び、ヘ
ルムート・リリンクにも私淑するなど、研鑚を重ねています。1979年からは聖
トーマス少年合唱団のヴォーカル・コーチとして少年たちの指導にあたる傍ら、
歌手としても目覚ましい活動を行っています。日本にも来日経験があり、その
深い声で全てを魅了します。

ROP6060 ¥1750
シャンソネット・ミット・バッハ
1.はじめに/2.レディ・マドンナ/3.アヴェ・マリア/4.イエスタディ
5.あなたは私の心を与える-あなたは再び心に距離を与える
6.愛の修練もて-愛のために/7.恋なんかでもう泣かない/8.気楽に行こう
9.この神聖な殿堂に-イルジオーネン/10.わがままで強情な娘ど
も-人々/11.Want to buy some illusions/12.子どもを持つものではない
13.水に流して/14.パダム・パダム/15.残念なんていやな言葉
16.あなたは私の心を与える/17.頭のてっぺんからつま先まで完全に
18.ラ・ヴィ・アン・ローズ/19.なあ、ウテ、私にキスしておくれ
20.ジョニー、もしあなたの誕生日だったら
21.あなたと共に すべての喜びは高まり-日曜日にあなたと
22.ソーホーの空の月は見えるかな?-私はあなた、あなたは私
23.あなたは私とともに/24.サムウェア
ウテ・レック(ヴォーカル)
トーマス・クリストフ・ビラー(ヴォーカル)
シュテファン・ケーニヒ(ピアノ)
「バッハ・イン・ジャズ」では、その斬新な世界を垣間見せてくれたRONDEAU
レーベル。今回はなんと「シャンソンとバッハ」を融合させてしまいました。
一見、ちょっと無理な組み合わせでは?と思ってしまいますが、バッハの世俗
カンタータのいくつかを思いうかべてみれば、実はバッハもユーモアの精神の
持ち主であったことに思い至り、結構イケそうな気がしてくるではありません
か。ここでは「愛」をテーマにし、バッハの作品をシャンソンだけでなく、
キャバレー・ソング、ミュージカルに溶け込ませています。ウテ・レンパーや
マリアンヌ・フェイスフルの流れを組むウテ・レックと、いつもは指揮者とし
て厳めしさを漂わせているビラーが肩の力を抜いた軽妙な歌を披露しています。
これはステキです。

ROP6062 ¥1750
A.スカルラッティ:聖母マリアの夕べの祈り
1.主が私の主に言った(詩篇第109)
2.ほめたたえよ、神のしもべたちよ(詩篇第112)
3.われ、喜びに満てり(詩篇第121)
4.主が建てたもうのでなければ(詩篇第126)
5.エルサレムよ、主をほめたたえよ(詩篇第147)
6.めでたし海の星
7.マニフィカト
マグナス・アンドレソン(テオルボ)/ジェームス・ブッシュ(チェロ)
ミリヤム・ヴィットゥルスキ(コントラバス)
ザビーネ・エルドマン(オルガン&チェンバロ)
ヴォーカルアカデミー・ベルリン
フランク・マルコヴィチュ(指揮)
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725)の珍しい声楽曲です。とはいえ
これは実際に存在する作品ではなく、研究者イェルク・ヤコビが、「1840年代
に演奏された」と言われる5声の作品を元に各地の図書館に散逸した楽譜を収
集、2004年に「聖母マリアの夕べの祈り」として出版したものです。有名なモ
ンテヴェルディの作品に倣って曲と曲の間はグレゴリオ聖歌を挟み見事な作品
として蘇らせています。

ROP6067 ¥1750
Msterium Crucis-十字架の神秘
1.讃歌「Vexilla regis 」/2.入祭唱「Nos autem gloriari cum Tropis」
3.昇階唱「Christus factus est」/4.降臨「Ad Corinthios I 1, 18-24」
5.アレルヤ「Dulce lignum cum Tropis」
6.奉献唱「Protege Domine cum Tropis」
7.聖体拝領唱「Per signum crucis」/8.赦祷文「Agnus Dei Christus」
9.赦祷文「Surrexit pastor bonus」/10.赦祷文「Dulce lignum」
11.降臨「Ad Philippenses」/12.赦祷文「Crux fidelis
13.赦祷文「Crux benedicta nitet」/14.赦祷文「O crux benedicta」
15.赦祷文「O crux, viride lignum」
16.アンティフォナ「O crux, splendidior」
17.赦祷文「Hoc signum crucis」
グレース&ヴォイセス
録音 2012年3月28-31日エステルライヒ
共産主義の支配下で抑圧された人々のための記念碑として建立された十字架が
印象的な、リトアニアの丘の風景からインスピレーションを得たというこの
1枚。グレゴリオ聖歌のシンプルで美しいメロディを、このうえない美声で歌
い上げるというアルバムです。多くは修道僧などの男声によって歌われるグレ
ゴリオ聖歌ですが、ここでは珍しく女声が歌うことで、禁欲的な中に仄かな甘
やかさが感じられます。




<Solo Musica>
SM151 ¥1750
バース・オブ・ザ・ヴァイオリン
1-5.ヴェストホフ(1656-1705):ヴァイオリンのための組曲 イ長調
6.ビーバー(1644-1704):「ロザリオのソナタ」よりパッサカリア ト短調
7-9.ピゼンデル(1687-1755):ヴァイオリン・ソナタ イ短調
10.ジェミニアーニ(1687-1762):エチュード
11.マッティス(1670-1737):ファンタジア イ短調
12.ギュマン(1705-1770):無伴奏ヴァイオリンのための楽しい曲集 Op.18より
13-17.ルスト(1739-1796):無伴奏ヴァイオリンのためのパルディータ ニ短調
レベッカ・ハートマン
(ヴァイオリン 1669年製アマティ、1675年製ストラディヴァリ)
Solo Musicaレーベルの人気シリーズ、"Birth of …"。今作はヴァイオリン曲
のルーツを探ります。現在演奏可能であり、最も古い時期の楽器と、その時代
の音楽を再現すること…。このアルバムを聴けば、ヴァイオリンという楽器の
成り立ちが理解できることでしょう。また、収録された曲のほとんどは初録音
であり、音楽史に埋もれた作品を再発掘する喜びも多いことでしょう。
演奏はミュンヘン生まれのヴァイオリニスト、レベッカ・ハルトマンで、彼女
はドイツ国内外の多くのコンクールの入賞者です。

SM153 ¥1750
セントラル・ヨーロッパ
1-3.シューベルト(1797-1828):アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821
4.ドヴォルザーク(1841-1904):「ボヘミアの森」より「静かな森」Op.68-5
5.ドヴォルザーク:ロンド ト短調 Op.94
6-8.ヤナーチェク(1854-1928):おとぎ話 JW VII/5
9.ヤナーチェク:プレスト JW VII/6
10-15.マルティヌー(1890-1959):スロヴァキア民謡による変奏曲 H378
16-21.バルトーク(1881-1945):
ルーマニア民族舞曲 BB68より第1番-第6番(A.ミタルによるチェロ編)
アダム・ミタル(チェロ)/オリンピア・トーラン(ピアノ)
このアルバムはシューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」と、中央ヨーロッ
パの作曲家たちの作品をバランス良く配したものです。チェリスト、アダム・
ミタルはウィーンの作曲家シューベルトの音楽が周辺地域に及ぼした影響に着
目、ウィーン近隣都市であるプラハやブダペスト、そしてモラヴィア地方で活
躍した音楽家たちの曲に見られる詩的要素を掬い上げることに成功しました。
森、民謡、そして伝説。これらが美しく浮かび上がる選曲です。ピアノを演奏
するのは彼の妻であるオリンピア・トーラン。親密な語らいが感じられる演奏
にも注目です。

SM159 ¥1750
無限の端にある夢のような - ゲンツマー:作品集
1-3.フルート・ソナタ 第3番/4-7.無伴奏フルート・ソナタ 第3番
8-13.ピアノのための6つの小品
(アンダンテ/夜-夕暮れ/静かに/小さなメロディ/ドルチッシモ/夢の音楽)
14-18.別れの幻想曲
エマニュエル・パユ(フルート)…1-7.14-18
マルガリータ・ヘーエンリーダー(ピアノ)…1-3.8-18
録音 2011年2月7-9日Bibliotheksaal im Kloster Polling
ドイツの現代作曲家、ハラルド・ゲンツマー(1909-2007)の作品集です。彼は
ベルリン音楽大学でヒンデミットに作曲を師事、1934年から1937年までブレス
ラウ歌劇場で働きました。クラリネットを演奏し、また教師としても活躍、フ
ライブルク音楽大学とミュンヘン音楽大学で教鞭を執っています。彼のフルー
トとピアノのための作品は、晩年の2003年から2004年にかけて書かれたもので、
その活力とユーモアに満ちた音楽は、もはや時代を超越していると言ってもよ
いでしょう。また、作曲家の最期の何日かを共にした、ピアニスト、マルガリ
ータ・ヘーエンリーダーには、彼の最後の作品である“無限の端にある夢のよ
うな”「別れの幻想曲」を捧げています。ゲンツナーはこの曲をヘーエンリー
ダーとエマニュエル・パユを初演者に指定しました。彼女はゲンツナーに演奏
についてのいくつかの質問をし、その最後が「私はあなたのために何ができま
すか?」だったそうなのですが、彼の答えは「私の作品を演奏すること!」
だったそう。その約束は見事に守られたのです。

SM161 3枚組 ¥3050
バース・オブ・ザ・ストリングス
SM112 バース・オブ・ザ・チェロ
SM126 バース・オブ・ザ・ストリング・カルテット
SM151 バース・オブ・ザ・ヴァイオリン
ヴァイオリン、チェロなどの弦楽器の発展は、間違いなくクラシック音楽の歴
史と同一であり、本質と言ってもいいでしょう。これらの弦楽器の誕生の時を
探るのは、何とも興味深く、また奥深いものなのでしょうか?このシリーズは、
文献ではなく、それぞれの「現存する」最古の楽器を演奏し、その時代に想い
を馳せようという趣旨から生まれました。演奏されている曲は、その楽器が生
まれた時代に書かれたもので、どれもが、奏法や音色についても熟考されてい
て、学術的にも貴重なものとなっています。チェロとヴァイオリン、弦楽四重
奏の既発アルバムを3枚セットにし、各々の特質を存分に楽しめます。

SM14 ¥1750
バース・オブ・ザ・ストリング・カルテット Vol.2
1-4.テレマン(1681-1767):
6つの四重奏曲 第4巻より第5番 ト長調 ト長調 TWV 43:G5(弦楽四重奏編)
5-7.ギュマン(1705-1770):フルート四重奏曲 ロ短調 Op.12-2(弦楽四重奏編)
8-11.モーツァルト(1756-1791):弦楽四重奏曲 第10番 ハ長調 K170
12-15.ハイドン(1732-1809):
弦楽四重奏曲 第60番 ト長調 Op.76-1 Hob.III:75
カザル弦楽四重奏団
録音 2009年10月
カザル弦楽四重奏団による「バース・オブ・ザ・ストリング・カルテット」
第1集は、第1集は、スカルラッティ、サンマルティーニ、モーツァルト、ボッ
ケリーニハイドンを並べ、楽器の発展と音楽の発展を巧妙に結び付けたもので、
その歴史的な価値と音楽性の高さにより、2010年に権威ある「エコー・クラシ
ック賞」を受賞しました。今回の第2集は、伝説的名ヴァイオリン製作者ヤコ
プ・シュタイナーの手による貴重な楽器を用いて、18世紀のフランスとドイツ
の作品を演奏、更なる音色と楽器への探求心を深めてくれます。

SM160 ¥1750
マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調
ウェストファーレン・ノイエ・フィルハーモニー
ハイコ=マティアス・フォルスター(指揮)
Solo Musicaレーベルで、既にいくつかのCDをリリースしている指揮者ハイコ
=マティアス・フォルスターは、1966年ドイツ生まれの注目の人です。とりわ
け、前作のベートーヴェン交響曲第7番を中心とした1枚は、その斬新な解釈が
話題となりました。どちらかというと近現代作品が得意な人のイメージが先行
していますが、日本にも度々来日し、有名ピアニストと共演を重ね、その都度
じっくりと音楽を創り上げていく姿勢が共感を呼んでいました。そんなフォル
スターとウェストファーレン・ノイエ・フィルハーモニーの新しいアルバムは、
マーラー(1860-1911)の交響曲第5番。この一筋縄ではいかない作品を、彼は決
して音楽の渦に呑まれることなく、じっくりと正攻法でものにしています。




<Two Pianists>
TP1039046 ¥2450
メンデルスゾーン:若き頃の作品集
1-3.ヴァイオリン協奏曲 ニ短調/4.弦楽のための交響曲 第10番 ロ短調
5-7.ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 ニ短調
ゾエ・バイヤーズ(ヴァイオリン)
ルイス・マガリャアエス(ピアノ)…5-7
ステレンボッシュ・ユニバーシティ・カメラータ
ここに収録された3曲は、いずれも天才少年の名を欲しいままにしたメンデル
スゾーン(1809-1847)が10代に書いた才気煥発な作品です。有名なホ短調では
なく、ニ短調のヴァイオリン協奏曲は13歳、弦楽のための交響曲と、彼の唯一
の複数楽器による「ヴァイオリンとピアノのための協奏曲」は14歳の時に書か
れたものですが、その完成度の高さには目を見張るばかりです。これらは、メ
ンデルスゾーン家で毎週開催されていた「日曜音楽会」で演奏されたものだと
されていますが、その真偽のほどは定かではありません。1982年、南アフリカ
生まれの才能あるヴァイオリニスト、バイヤーズの香り高き演奏は、これらの
作品からにじみ出る気品高さと、間違うことなき天才の証を存分に証明してい
ます。

TP1039145 ¥2450
光の陰影
1.ボザ(1905-1991):ブコリーク/2.ホフメイル(1957-):カント・ノットゥルノ
3-5.ラインベルガー(1839-1901):クラリネット・ソナタ ホ短調 Op.105a
6-8.マルティーノ(1931-2005):クラリネットのためのセット
9.ベンジャミン(1893-1960):ラヴェルのトンボー、ヴァルス=カプリース
10.ネグレア(1893-1973):マルティー
11.バッシ(1833-1871):「リゴレット」のモティーフによる幻想曲
マリア・デュ・トワ(クラリネット)
ニーナ・シューマン(ピアノ…1-5.9-11)
録音 2011年11月14-17日ライブ収録 南アフリカ ステレンボッシュ大学、
エンドラー・ホール
南アフリカが生んだ才能溢れるアーティストをフィーチャーすることが目的で
ある「Two Pianist」レーベルの自信作です。マリア・デュ・トワは、現在ケ
ープタウンのケープ・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者を務
める実力派です。8歳でピアノを始め15歳の時にクラリネットを手にした彼女
は、さいしょステレンボッシュ大学で音楽を学び、その後、ニューヨークのマ
ンハッタンへ留学します。2006年にルーマニアで開催された国際クラリネット
・コンクールで賞を獲得するなど、注目を浴びながら、多くのオーケストラと
共演、着々とその音楽性を開花させていきます。このアルバムには、フランス
のボザを始め、イタリア、イギリスの近代作曲家たちの作品を中心に収録。ま
さに光と影の饗宴とも言える、艶めかしい音楽が心を浮き立たせます。




<cpo>
777759-1(アナログLP) ¥2950
アントニオ・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
管楽を加えたドレスデン版
ラルテ・デラルコ/フェデリコ・グリエルモ(独奏ヴァイオリン&指揮)
LP ヴァージン・ビニール,180g重量盤
一度はCDに取って変わられたかに思えたLPレコードですが、一部のファンの強
い要望のため決して市場から姿を消すことはありませんでした。今回cpoレー
ベルから発売となる「四季」のLPも、一度でも耳にした方は、その驚くべき高
音質に息を飲むことでしょう。これまでも、高音質を追求し、数多くのSACD盤
をリリースしてきたレーベルですが、このLPの登場は、更に「良い音」への飽
くなき挑戦と言えるのではないでしょうか。演奏するのは、おなじみフェデリ
コ・グリエルモの独奏ヴァイオリンとラルテ・デラルコのコンピです。通常は
管楽器なしのヴァージョンで演奏されますが、今回は音の多彩さを存分に楽し
んでいただけるように、管楽器を加えた「ドレスデン版」が選択されていて、
より充実した音色を堪能できるようになっています。リコーダー、オーボエ、
ホルン、ファゴットなどの名技は、曲のそれぞれに、花たちの揺れる風景や、
鳥の声、狩りの合図、そして冷たい風が吹きすさぶ様子を見事に表現している
ではありませんか!この衝撃体験をぜひ。(SACD版 777037-2)

777658-2 2枚組 ¥4900
ドミトリー・カバレフスキー:ピアノと管弦楽のための作品全集
〈CD1〉
1.ピアノ協奏曲 第1番 イ短調 Op.9/2.ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.23
〈CD2〉
1.ピアノ協奏曲 第3番 ハ長
調 Op.50/2.シューベルト(カバレフスキー編):幻想曲ヘ短調 D.940
3.歌曲「学生時代」の主題による狂詩曲 Op.75
4.ピアノ協奏曲 第4番「プラハ」Op.99
ミヒャエル・コルスティック(ピアノ)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
アラン・フランシス(指揮)
録音 2010年3月22-26日,10月4-8日Groser Sendesaal, NDR Hannover,
ロシアの作曲家カバレフスキー(1904-1987)は、ショスタコーヴィチとほぼ同
世代の人ですが、彼は当時のソヴィエト政府とうまく折り合いをつけたため、
例の「ジダーノフ批判」もうまくかわし、生涯ソ連の音楽界の重鎮として数多
くの名誉を受けた人です。ここでは彼が生涯に渡って書いたピアノ協奏曲を全
て収録。ラフマニノフやショスタコーヴィチの影響が感じられる第1番から、
独自の作風を切り開いた第2番、彼が力を注いだ「青少年育成のための音楽」
である第3番、スネアドラムが炸裂する第4番と、あのギレリスの伝説的爆演で
知られる「シューベルトの幻想曲、カバレフスキー編」、そしていかにもカバ
レフスキーらしい「狂詩曲」。コルスティックの超真面目な演奏が曲の真価を
引き出しています。

777667-2 ¥2450
アントニオ・カシミール・カルテッリエリ:交響曲全集
1.交響曲 第1番/2.交響曲 第2番/3.交響曲 第3番/4.交響曲 第4番
エヴァーグリーン交響楽団/ゲルノート・ シュマルフス(指揮)
録音 2011年1月25-27日Taiwan, Keelung City Cultural Center,
Keelung City, Taipei,
ポーランドの地方都市グダニスク(ドイツ語ではダンツィヒ)で生まれたカル
テッリエリ(1772-1807)。オペラ歌手であった両親から初期の音楽教育を受け
ましたが、13歳の時に両親が離婚、彼は母と共にベルリンに移住し、同時期に
作曲を学びはじめます。その後ベルリンへ行き、サリエリの弟子となりました。
ベートーヴェンの熱心なプロモーターでパトロンであったロブコヴィッツ侯爵
が主催したコンサートで、オラトリオ「ユダヤの王ジョアス」を演奏(その時
のコンサートではベートーヴェンも演奏しています)、大好評を得たことでも
知られています。ベートーヴェンの親友でもあり、しばしば初演の手伝いをし
たとも伝えられます。そんなカルテッリエリによる交響曲は、古典派の形式を
遵守しながらも、流麗で、一筋縄ではいかない力強さを秘めています。

777345-2(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥5900
北ドイツのバロック・オルガン 第9集
ヒエロニムス・プレトリウス:オルガン作品集
(マニフィカトからの作品全集)
1第1旋法から第8旋法のマニフィカト
2.マニフィカト・ゲルマニセ/(その他のオルガン作品集)
1.わが死の時に臨みて/2.恵み深き光の創り主よ
3.来たり給え、創造主なる聖霊よ/4.いざ来ませ、異邦人の救い主よ
5.われらの主キリスト、ヨルダンの川に来れり
6.キリエ・スンムム/荒野の果てに/7.サンクトゥス・スンムム
8.セクエンツァ/9.聖霊の恵みは、私たちと共に
10.エジプトのイスラエルからの解放
フリードヘルム・フランメ(1624年製 ドイツ、タンゲルムンデ,
聖シュテファン教会 シェーラー・オルガンを演奏)
録音 2007年8月1-4日St. Stephanskirche, Tangermunde,
大好評シリーズの最新作は、北ドイツ、後期ルネサッンス期に活躍した作曲家
ヒエロニムス・プレトリウス(1560-1629)の作品集です。彼はハンブルクに生ま
れ生涯のほとんどをその地で過ごしました。数多くの宗教曲を書き、また、オ
ルガン伴奏による「四声のコラール集」を編集した最初の作曲家であり、この
作品はプロテスタント教会の基準ともなっています。彼のオルガン作品のうち、
9曲はマニフィカトからの編曲で、これらは既存のメロディ=定旋律を用い、
精緻な手法によって書かれているもので、オルガン独奏に置き換えることで、
一層磨き抜かれた対位法が味わえます。歴史あるオルガンの響きにも圧倒され
ます。

777678-2(SACD-Hybrid) ¥2950
シャルル=マリー・ウィドール:オルガン交響曲 第2集
1-2.オルガンと管弦楽のための交響曲 第3番 ホ短調 Op.69
3-8.オルガン交響曲 第7番 イ長調 Op.42-3
クリスチャン・シュミット(オルガン)/バンベルク・シンフォニカー
シュテファン・ショーヨム(指揮)
録音 2008年10月9-12日Bamberger Konzerthalle…1,
2010年10月11-14日Abteikirche Saint-Ouen in Rouen(France)…2
フランス有数のオルガン奏者で、作曲家でもあったウィドール(1844-1937)は、
わずか25歳でサン・シュルピス教会の終身オルガニストに就任し、以降64年間
の長きに渡って、このオルガンを演奏し続けました。彼はバッハの作品を愛し、
フランス国内にバッハ作品を普及させることに力を注いだことでも知られてい
ます。自身の作品もドイツ音楽の影響を受けたものが多く、10曲あるオルガン
交響曲(これは全てオルガンソロ)も、極力転調や半音階使用を抑えた、聴きや
すい音楽となっています。このアルバムで注目したいのでは、Op.69の「オル
ガンと管弦楽のための交響曲」。あまり演奏されることはありませんが、これ
こそ完全無欠の音響とも言えるべき華やかな作品で、ウィドールの目指した世
界が理解できるような気がします。

777514-2 ¥1700
コンスタンティノ・ガイト:ピアノと弦楽器のための室内楽作品集
1.ピアノ三重奏曲 Op.25/2.チェロとピアノのためのソナタ Op.26
3.2台のヴァイオリンとヴィオラ、チェロ、ピアノのための五重奏曲 Op.24
ザラストロ四重奏団
アグスティーナ・エレーラ(ピアノ)
録音 2009年3月14-16日Radiostudio Zurich
アルゼンチン、ブエノスアイレスに生まれたコンスタンティノ・ガイト(1878-
1945)は、イタリア移民であった父からヴァイオリンを学び、その後、フリア
ン・アギーレからピアノの教えを受けました。政府より奨学金を得て、父の祖
国であるイタリアに留学し、22歳までナポリ王立音楽院で学んでいます。その
後は、「アルゼンチン音楽の創始者」として活躍し、数多くの作曲家を育て、
また自身も多くの作品を残しています。オペラから室内楽、歌曲に至るまで多
岐に渡りますが、ここに収録されている室内楽は、1916年から1918年頃に書か
れたもので、流麗な表現が魅力的です。ここでピアノを演奏しているエレーラ
は作曲家の曾孫にあたり、この演奏に際しても「曾祖父に対して最大の敬意を
払い、その作品を知ってもらいたい」と意気込みを述べています。

777623-2 ¥1700
「美しきアーモンド」
スクアルチャルーピ写本よりバッラータ、カッチャ、マドリガーレ集
アンサンブル「パラティノ87」(メンバー)マリア・ヨナス(ヴォーカル)
ジャン・アクトマン(ヴィエール)
マルク・レウォン(リュート/クィンテルネ/ヴィオラ・ダルコ/ヴォーカル)
マイク・ヘルツィヒ(リコーダー/ポルタティフ・オルガン)
録音 2010年9月17-20日Deutschlandfunk Kammermusiksaal, Koln,
15世紀のフィレンツェで編纂されたイタリアの豪華装飾写本の一つである「ス
クアルチャルーピ写本」は、14世紀のイタリア「トレチェント音楽(イタリア最
初の多声音楽文化で名前は1300年代を表す)」を伝える資料として貴重なもの
です。ここに含まれているのは353曲の世俗歌曲で、各々の作曲家は、ロレン
ツォ・ダ・フィレンツェ、フランチェスコ・ランディーニ、ドナート・デ・
フィレンツェ、ヴィンツェンツォ・ダ・リミニ、ジョヴァンニ・ダ・カッシャ、
バルトリノ・ダ・パドヴァ、ヤコボ・ダ・ボローニャ、そしてニコラ・ダ・ペ
ルージャとなります。宗教作品とはまた違った、とてもシンプルでメロディア
スな作品は、当時の文学と密接な関係を保ち、また上流階級の人々の暮らしを
そのまま伝えてくれるものです。「パラティノ87」のきわめて親密なアンサン
ブルで、この贅沢な気分を味わってください。





<SibaRecords>
シベリウス・アカデミーの自主制作レーベル「SibaRecords」です。設立は2009
年で、アカデミーの学生、卒業生の演奏で構成されています。ジャンルはクラ
シックだけでなく、教会音楽、民謡からジャズまでと多岐にわたります。高音
質のサウンドが特徴で、SACDハイブリッド盤としてリリースされています。

SACD-1001(SACD-Hybrid) ¥2080
ハイドン:
1-3.バリトン三重奏曲第63番ニ長調Hob.XI:63
4-6.バリトン三重奏曲第87番イ短調Hob.XI:87
7-9.バリトン三重奏曲第32番ト長調Hob.XI:32
10-12.バリトン三重奏曲第66番イ長調Hob.XI:66
13-19.バリトン三重奏曲第97番ニ長調Hob.XI:97
フィンランド・バリトン三重奏団
録音2008年2月28日-3月1日Konserttihovi of Imatra
ここで言う「バリトン」とは、声楽ではなく、18世紀頃まで使われていた弦楽
器の一種(Baryton)です。ヴィオールの一種であり、大きさはチェロと同じく
らいで、6本、もしくは7本のガット弦と、9本から24本の共鳴弦が張られた低音
充実の楽器で、演奏はとても困難であったため、現在ではほとんど演奏される
機会がありません。ハイドン(1732-1809)はこの楽器のために175曲の作品を書
きましたが、それは彼のパトロンであったエステルハージ公が、この楽器を愛
用していたためだったようです。ふくよかで艶やかなこの音色は一度聴くと病
みつきになること間違いありません。

SACD-1002(SACD-Hybrid) ¥2080
オープン・ケース-ヤルノ・クッコネン:作品集
1.On the Radar/2.Enough Turmoil/3.Suite M.D.: Part I: Closed Case
4.Broken Mirror/5.Prelude/6.Panopticon/7.Decadence
8.Hot Shot/9.Suite M.D.: Part III: Lonely Child
ヤルノ・クッコネン(ギター)
ジョージ・コントラフォリス(ハモンド・オルガン)
ヤスカ・ルッカリネン(ドラムス)
録音2008年6月5-6日ヘルシンキトンミ・バイニカイネンフィンフォックス・
スタジオ
北欧ジャズ&ロック&フュージョン。1964年生まれのヤルノ・クッコネンは
1980年にラジオ・デビューし、フィンランド内外で広く活躍しています。
1988年以来、ビッグ・バンドを率い、別の芸名を持ち3枚のアルバムをリリー
スするなど、アクティヴに活動しています。

SACD-1003(SACD-Hybrid) ¥2080
J.S.バッハ:オルガン小曲集BWV599-644
マルック・ヘイキンヘイモ(オルガンa=468Hz)
バッハ(1685-1750)は、教会歴に従って164曲を作曲する予定をたて、先に譜面
に全てのタイトルを書きこみましたが、結局は46曲と1曲の断片が作曲された
だけで中断されただけでした。1-4は待降節、5-14はクリスマス、15-19は年末
と新年、20-26は受難節、27-32は復活祭、33-36は聖霊降臨祭(このアルバムで
は35を割愛)、37-38は教理問答、39-40は告白と回心、41は品行と体験、42-44
は苦難、45は死と埋葬、46は永遠の命のため、とされています。

SACD-1004(SACD-Hybrid) ¥2080
ストーン・ダンス - カレフ・ティーツ作品集
1.Vox numica I/2.Stan's Metal Works/3.Vox numica II
4.Terra non firma/5.Vox numica III/6.Abacus
カレフ・ティーツ(エレクトロニクス)
録音 2006年3月17日ヘルシンキ ココ劇場
説明不要、摩訶不思議な電子音の世界。

SACD-1005 ¥2080
アンッティ・パーラネン:BREATHBOX - アコーディオン作品集
1.Breathe/2.Permafrost/3.Tailspin/4.Boggler/5.Northern Wind
6.Winter's Dance/7.Mementos/8.gaza/9.Solitude
アンッティ・パーラネン(アコーディオン)
録音&mixed…Antti Murto 2010年6月.9月ヘルシンキ シーウォルフ・スタジオ
マスター…Pauli Saastamoinen
2010年10月ヘルシンキ フィンヴォックス・スタジオ
シベリウス・アカデミーで学び、卒業後は中国、ロシア、メキシコを始めヨー
ロッパ全土でツアーを行い人気を博しているアコーディオン奏者パーラネン。
この「BREATHBOX」は、フィンランドの名手キンモ・ポーヨーネンがプロデュー
スしたもので、フィンランドの民謡や風景からインスピレーションを受けた、
独特の作品。何とも言えない懐かしさが溢れた音の世界が広がります。

SACD-1006(SACD-Hybrid) ¥2080
ブラームス:ピアノ作品集
1.シューマンの主題による16の変奏曲 嬰ヘ短調 Op.9
2.創作主題による変奏曲 ニ長調 Op.21-1
3.ハンガリーの歌の主題による変奏曲 ニ長調 Op.21-2
4.ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24
テルヒ・ドスタル(ピアノ)
録音 2009年12月19-21日,28-30日,2010年6月5-10日
フィンランド、ヘルシンキ シベリウス・アカデミー・コンサート・ホール
ブラームス(1833-1897)は30歳までの若い頃にピアノ独奏曲を集中して作曲し
たものの(恐らくシューマンとクララの影響?)15年くらいの空白期間があり、
その後は大曲を書くことをせず、耽溺するが如くの小品を書きました。ここで
は、ドスタルが若き頃の作品である変奏曲を4曲演奏しています。フィンラン
ドのピアニスト、テルヒ・ドスタル(旧姓はヤースカライネン)は、5歳からピ
アノを始め、ゲルギエフ指揮、キーロフ歌劇場管弦楽団との共演で、その輝か
しいキャリアをスタートさせました。ヨーロッパ全土とアメリカで高い評価を
受けた彼女が心酔するのはブラームスの作品であり、大学での博士論文も「ブ
ラームスのピアノ曲」だった程の力の入れようです。

SACD-1007(SACD-Hybrid) ¥2080
コンペティション・ウィナーズ シビス・ビッグバンド・コンポージング・
コンテスト 2005-2009
1.ハッシネン:Karhunvartija/2.ヴァンネマー:One for Oatts
3.ロンカ:Wandering, Wondering/4.コソネン:グラン・ツーリスモ
5.ハルコサルミ:ソロ・ファイト
6.ヤラヴァ:Pluto? - It's Still Swinging There!
7.ランペラ:砂漠の砂/8.レヴァント:サマルカンドの金の馬
9.ハルコサルミ:カイク/10.ヒッレ:Odd Men Out
シビス・ビッグ・バンド/アンッティ・リッサネン(指揮)
フィンランド東部の町イマトラで、1年おきに開催される「ビッグバンドのた
めの作曲コンテスト」での入賞曲集です。2005年から開催され、数多くの作品
が生まれました。このアルバムは過去の受賞曲全てが収録されています。演奏
する「シビス・ビッグバンド」はシベリウス・アカデミーのジャズ音楽学科の
学生たちがメンバーの中心となる独自の楽団で、2007年に設立され、すでに高
い評価を受けています。




<Cantolopera>
HLCD95037 ¥2450
メゾ・ソプラノのためのオペラ・アリア集 1(カラオケ付)
1.ビゼー(1838-1875):歌劇「カルメン」-「ハバネラ:恋は野の鳥」
2.ビゼー:歌劇「カルメン」-「セギディーリャ:セヴィリャの城壁の近くの」
3.モーツァルト(1759-1791):歌劇「フィガロの結婚」-
4.ロッシーニ(1792-1868):歌劇「セヴィリヤの理髪師」
-今の歌声は」/5.サン=サーンス(1835-1921):歌劇「サムソンとデリラ」
6.グルック(1714-1787):
歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」-「われエウリディーチェを失えり」
7.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「ドン・カルロ」-「むごい運命よ」
8.ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」-「地獄の王よ、急ぎたまえ」
9-16:1-8のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)ジャネット・ニコライ(メゾ・ソプラノ)…1-3.5.6
ソニア・ツァラメッラ(メゾ・ソプラノ)…4
サラーハ・エム・プンガ(メゾ・ソプラノ)…7.8
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
さあ、冒頭は誰もが知っているカルメンのハバネラです。あなたは妖艶に歌い
ますか?それともコケティッシュに歌いますか?メゾ・ソプラノの落ち着いた
響きをフルに使ってください!

HLCD95046 ¥2450
メゾ・ソプラノのためのオペラ・アリア集 2(カラオケ付)
1.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「トロヴァトーレ」-「炎は燃えて」
2.マスカーニ(1863-1945):
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」-「ママも知る通り」
3.チレア(1866-1950):
歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」-「甘い喜び、甘い責め苦を」
4.トマ(1811-1896):歌劇「ミニョン」-「君よ知るや南の国」
5.モーツァルト(1756-1791):
歌劇「フィガロの結婚」-「恋とはどんなものかしら」
6.ロッシーニ(1792-1868):歌劇「タンクレーディ」-「こんなに胸騒ぎが」
7.ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇「ファヴォリータ」-「私のフェルナンド-天国で書かれた」
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)サラーハ・エム・プンガ(メゾ・ソプラノ)…1-3.7
ソニア・ツァラメッラ(メゾ・ソプラノ)…4-6
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
大人の魅力を存分に発揮したい名曲集。アズチェーナのアリア「炎は燃えて」
に恨みつらみを込めるもよし、まだまだイケテル女優、アドリアーナ・ルクブ
ルールのアリアを熱唱するもよし。

HLCD95035 ¥2450
バリトンのためのオペラ・アリア集 1(カラオケ付)
1.ビゼー(1838-1875):
歌劇「カルメン」-「闘牛士の歌「諸君の乾杯を喜んで受けよう」
2.ドニゼッティ(1797-1858):
歌劇「ドン・パスクワーレ」-「天使のごとく美しく」
3.ヴェルディ(1813-1901):
歌劇「仮面舞踏会」-「立て!...おまえこそ心を汚すもの」
4.レオンカヴァルロ(1857-1919):
歌劇「道化師」-「ごめんください,皆様がた」
5.ロッシーニ(1792-1868):歌劇「ウィリアム・テル」-「じっと動かずに」
6.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「ナブッコ」-「ユダヤの神よ」
7.ワーグナー(1813-1883):
歌劇「タンホイザー」-夕星の歌「死の予感のごとく夕闇が地を覆い」
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)アルベルト・ガツアーレ(バリトン)…1-3.6.
ロベルト・ロヴェーラ(バリトン)…2.7
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団&合唱団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
大人の男の包容力をここぞとばかりに発揮するのがバリトンの魅力です。かっ
こよすぎる闘牛士のアリアから、思い報われぬ騎士のアリアまで。「夕星の歌」
の「夕星」は“ゆうづつ”と読むということはご存知でしたか?

HLCD95040 ¥2450
バリトンのためのオペラ・アリア集 2(カラオケ付)
1.ロッシーニ(1792-1868):
歌劇「セビリヤの理髪師」-「私は町のなんでも屋」
2.ジョルダーノ(1867-1948):
歌劇「アンドレア・シェニエ」-「国を裏切る者」
3.ヴェルディ(1813-1901):
歌劇「ドンカルロ」-「おお、カルロお聞き下さい」
4.ドニゼッティ(1797-1848):歌劇「愛の妙薬」-「聞け、聞け、村の衆」
5.ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」-「君のほほえみ」
6.ヴェルディ:歌劇「マクベス」-「憐れみも、誉れも、愛も」
7.ヴェルディ:歌劇「リゴレット」-「悪魔め、鬼め」
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)アルベルト・ガツアーレ(バリトン)…1-3.5-7
マッテオ・ペイローネ(バリトン)…4
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団&合唱団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
こちらも名曲揃い。この中でまずトライしたいのは、ロッシーニの「私は町の
なんでも屋」。早口が難しかったら、まずは「フィガロ、フィガロ、フィガロ、
フィ--ガロ」の連呼から。

HLCD95050 ¥2450
バリトンのためのオペラ・アリア集 3(カラオケ付)
1.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「椿姫」-「プロヴァンスの海と陸」
2.ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇「ランメルモールのルチア」-「無残な、縁起でもない」
3.マスカーニ(1863-1945):
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」-「馬が地を蹴る」
4.プッチーニ(1858-1924):歌劇「トスカ」-「巡査を3人と馬車を1台」
5.ヴェルディ(1813-1901):
歌劇「エルナーニ」-「おお、わしの青春時代の夢と偽りの幻影よ」
6.ヴェルディ:歌劇「リゴレット」-「似たりよったり」
7.ヴェルディ:歌劇「オテロ」-「無慈悲な神の命ずるままに」
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)アルベルト・ガツアーレ(バリトン)…1-7
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団&合唱団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
ヴェルディの「椿姫」は、テノールとソプラノが主人公ではありますが、ここ
で存在感を示したいのが、アルフレードのお父さんであるジョルジョの歌。
「プロヴァンスの海と陸」で観衆を涙に誘ってください。

HLCD9091 ¥2450
バリトンのためのオペラ・アリア集 4(カラオケ付)
1.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「運命の力」-「天使のようなレオノーラ」
2.ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇「ラ・ファヴォリータ」-「だが、邪な者どもの嫉妬と怒りは私の頭上に…
よいか、レオノーラ、そなたの足下に」
3.ポンキエルリ(1834-1886):
歌劇「ジョコンダ」-「漁師よ,餌を沈めるがよい」
4.ベルリーニ(1801-1835):歌劇「清教徒」-「永久にあなたを失って」
5.ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」-「人生が希望と喜びに満ちているならば」
6.レオンカヴァルロ(1857-1919):歌劇「ザザ」-「ザザ、小さなジプシー」
7.ヴェルディ:歌劇「二人のフォスカリ」-「ああ、年老いた心臓よ」
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)パオロ・ロヴェーラ(バリトン)…1-7
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団&合唱団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
かなり渋めのレパートリー一覧。ここらへんを極めれば怖いものなし。ドラマ
ティックに、そしてロマンティックに。

HLCD95036 ¥2450
バスのためのオペラ・アリア集 1(カラオケ付)
1.モーツァルト(1756-1791):歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-「窓辺においでよ」
2.モーツァルト:
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-「奥さん、これが恋人のカタログ」
3.ロッシーニ(1792-1868):
歌劇「セビリアの理髪師」-「かげ口はそよ風のように」
4.ヴェルディ(1813-1901):
歌劇「シチリア島の夕べの祈り」-「おお、おまえパレルモ」
5.ヴェルディ:歌劇「エルナーニ」-「わしは不幸な男だ」
6.モーツァルト:歌劇「魔笛」-「この清き宮殿は」
7.プッチーニ(1858-1924):歌劇「ラ・ボエーム」-「外套の歌」
8.ヴェルディ:歌劇「マクベス」-「空が急にかげったように」
9.ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」-「哀れなる父の胸は」
10-18:1-9のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)ヴァルター・カリニャーノ(バス)…1.2
マルコ・パウルッツォ(バス)…3-9
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団&合唱団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
全ての人を痺れさせる低音の魅力炸裂!バスのアリア集です。バス=バリトン
でも大丈夫。悪い男になりきって、日ごろのストレスを発散させるもよし。

HLCD95045 ¥2450
バスのためのオペラ・アリア集 2(カラオケ付)
1.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「ドン・カルロ」-「彼女は私を愛していない」
2.グノー(1818-1893):歌劇「ファウスト」-「金の子牛は常に生きていて」
3.ムソルグスキー(1839-1881):
歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」-「あと一つ物語を書き終えて」
4.ベルリーニ(1801-1835):歌劇「夢遊病の女」-「懐かしこの美しい国」
5.モーツァルト(1756-1791):
歌劇「フィガロの結婚」-「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」
6.モーツァルト:
歌劇「フィガロの結婚」-「もしもダンスをお望みならば、伯爵様」
7.ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」-「来なさい、ああレヴィの人よ」
8.モーツァルト:
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-「みんな楽しく、お酒を飲んで」
(シャンペンの歌)
9-16:1-8のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)マルコ・パウルッツォ(バス)…1-4.7
マッテオ・ペイローネ(バス)…5-6/ヴァルター・カリニャーノ(バス)…8
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団&合唱団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
オペラの役なら悪魔にもなりきれます。バス歌手は見せ場が少ない?なんてこ
とはありません。どれも名曲ばかりです。

HLCD9092 ¥2450
バスのためのオペラ・アリア集 3(カラオケ付)
1.ベルリーニ(1801-1835):歌劇「清教徒」-「ほどけた美しい髪を花で飾り
2.ボーイト(1842-1918):
歌劇「メフィストフェレ」-ワルプルギスの夜 「これが世界か、空で、丸く」
3.ヴェルディ(1813-1901):
歌劇「トロヴァトーレ」-「何をぐずぐずしているのか」
4.ヴェルディ:
歌劇「アッティラ」-「ウルディーノ、ウルディン…ローマの前で私の魂が」
5.モーツァルト(1756-1791):歌劇「フィガロの結婚」-「さあ、目をあけろ」
6.ペルゴレージ(1710-1736):
歌劇「奥様女中」-「私はすでに心変わりしている」
7.グノー(1818-1893):歌劇「ファウスト」-「眠ったふりをせずに」
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)マルコ・パウルッツォ(バス)…1-7
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団&合唱団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
大地を揺るがすような低い声を持った貴方に捧げる低音アリア集。美女は大抵
テノールに取られてしまって悔しい思いをするのでしょうが、背中で語るのも
いいかもしれません。

HLCD95044 ¥2450
テノール・バス練習用:オペラ二重唱曲集 1(カラオケ付)
1.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「椿姫」-パリを離れて
2.ヴェルディ:歌劇「イル・トロヴァトーレ」-「われらの山へ」
3.ヴェルディ:歌劇「椿姫」-陽気に楽しく杯をくみ交わそう「乾杯の歌」
4.モーツァルト(1756-1791):
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-「お手をどうぞ」
5.ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇「ドン・パスクワーレ」-「私の元へ帰ってきて」
6.プッチーニ(1858-1924):歌劇「ラ・ボエーム」-「ああ、麗しの乙女」
7.ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」-「共に生き、共に死ぬ」
8.ヴェルディ:歌劇「アイーダ」-「おお、大地よ、さらば」
9-16:1-8のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)ステファノ・セッコ(テノール)…1.3.5-7
シルヴァーノ・サンタガータ(テノール)…2
マッテオ・ペイローネ(バス)…3
(カラオケ・ヴァージョン)リンダ・カンパネッラ(ソプラノ)…1.3.4.5
マルチェラ・ポリドーリ(ソプラノ)…6
アントニア・チフローネ(ソプラノ)…8
サラーハ・エム・プンガ(メゾ・ソプラノ)…2.7
アルベルト・ガツァーレ(バリトン)…7
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団&合唱団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
テノール歌手の方、そしてバス歌手の方。デュエットのお相手がいなくても大
丈夫。それぞれのお相手をご用意いたしました。ヒロインと歌ったり、盟友と
歌ったり。

HLCD95054 ¥2450
ソプラノ(メゾ・ソプラノ、バリトン含む)練習用:
オペラ二重唱曲集 2(カラオケ付)
1.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「椿姫」-パリを離れて
2.ヴェルディ:歌劇「イル・トロヴァトーレ」-「われらの山へ」
3.ヴェルディ:歌劇「椿姫」-陽気に楽しく杯をくみ交わそう「乾杯の歌」
4.モーツァルト(1756-1791):歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-「お手をどうぞ」
5.ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇「ドン・パスクワーレ」-「私の元へ帰ってきて」
6.プッチーニ(1858-1924):歌劇「ラ・ボエーム」-「ああ、麗しの乙女」
7.ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」-「共に生き、共に死ぬ」
8.ヴェルディ:歌劇「アイーダ」-「おお、大地よ、さらば」
9-16:1-8のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)リンダ・カンパネッラ(ソプラノ)…1.3.4.5
マルチェラ・ポリドーリ(ソプラノ)…6
アントニア・チフローネ(ソプラノ)…8
サラーハ・エム・プンガ(メゾ・ソプラノ)…2.8
アルベルト・ガツァーレ(バリトン)…7
(カラオケ・ヴァージョン)ステファノ・セッコ(テノール)…1.3.5-7
シルヴァーノ・サンタガータ(テノール)…2.8
マッテオ・ペイローネ(バス)…3
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団&合唱団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
こちらはHLCD95044のソプラノ、メゾ・ソプラノ、バリトンの練習用CD。これ
で一人でも存分に歌えます。

HLCD9094 2枚組 ¥3050
トスティ:声楽作品集(カラオケ付)
(CD1)
1.四月/2.理想/3.魅惑/4.マレキアーレ/5.セレナータ/6.ニノン
7.君なんかもう/8.最後の歌/9.夢/10.わが望み
11-20:1-10のカラオケ・ヴァージョン
(CD2)
1.かわいい唇/2.暁は光から/3.別れの歌/4.口づけのために
5.安らぎを返させたまえ/6.さようなら/7.私の歌/8.朝の歌/9.秘密
10.夏の月/11.祈り
12-22:1-11のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)ステファーノ・セッコ(テノール)
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
学習者も必携。トスティ(1846-1916)の名歌曲のカラオケ付CD。オペラとはまた
違った歌唱法が必要です。

HLCD9108 ¥2450
イタリア声楽作品集「ナポリ・リサイタル」1(カラオケ付)
1.デスポジト:アネマ・エ・コーレ
2.ダンツァ(1846-1922):フニクリ・フニクラ
3.ディ・カプア(1864-1917):オー・ソレ・ミーオ
4.ドニゼッティ(1797-1848):あなたが大好き
5.トスティ(1846-1916):マレキアーレ
6.コットラウ(1827-1879):サンタ・ルチア
7.ディ・カプア:マリア、マリ
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)ルカ・ルポーリ(ヴォーカル)
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
ひたすら陽気に、明るい声で!イタリア民謡の醍醐味です。お腹から声を出す
と健康にもよいかも。

HLCD9109 ¥2450
イタリアの声楽作品集「ナポリ・リサイタル」2(カラオケ付)
1.カルディルロ(1874-1947):カタリ、カタリ
2.ガムバルデルラ(1873-1913):おかあさん、どうしたの?
3.ベルリーニ(1801-1835):光さす窓辺
4.カニーノ(1875-1949):兵士の恋
5.ダンニバーレ(1894-1950):太陽の土地
6.ロッシーニ(1792-1868):音楽の夕べ-「踊り」
7.デ・クルティス(1875-1937):夜の声
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)ルカ・ルポーリ(ヴォーカル)
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
抒情的な歌もばっちり。イタリア民謡の奥深さを心の底から楽しんでください。

HLCD9110 ¥2450
イタリア声楽作品集「ナポリ・リサイタル」3(カラオケ付)
1.ガムバルデルラ(1873-1913):海の男
2.マリオ(1884-1961):遥かなるサンタ・ルチア
3.デ・クルティス(1875-1937):帰れソレントへ
4.アルバーノ:農夫/5.ディ・カプア(1864-1917):あなたの口づけを
6.ドニゼッティ(1797-1848):恋する船乗り
7.タリアフェルリ(1889-1937):プレジコの漁師
8-14:1-7のカラオケ・ヴァージョン
(模範演奏)ルカ・ルポーリ(ヴォーカル)
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
「遥かなるサンタ・ルチア」は、あの有名な作品とは違いますが、こちらも名
曲です。「帰れソレントへ」は、最初の短調の部分と長調の部分の対比を楽し
んでください。

HLCD9093 ¥2450
ヴェルディ:オペラ合唱曲集 1(カラオケ付)
1.歌劇「エルナーニ」-カスティッリャの獅子が目覚めんことを
2.歌劇「二人のフォスカリ」-「風が静かで、波が静かに」
3.歌劇「十字軍のロンバルディア人」-「ああ主よ、あなたは聖なる約束で」
4.歌劇「マクベス」-虐げられた祖国よ!
5.歌劇「ナブッコ」-「行け、わが思いよ、金色の翼に乗って」
6.歌劇「リゴレット」-「寂しい町外れ」
7.歌劇「椿姫」-「私たちはジプシー」
8.歌劇「トロヴァトーレ」-「運命のさいは投げられた」
(模範演奏)カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ合唱団
カンパーニャ・オペラ・イタリアーナ管弦楽団
アントネッロ・ゴッタ(指揮)
合唱団のみなさん、これでレパートリーが広がること間違いなし。




<SonoLuminus>
DSL-92150(1CD+1Blu-ray) \2450
Rupa-khandha
1-5.エリック・ガイニヴァン:典礼の踊り
6.シーン・ハイム(1967-):Rupa-khandha
7-10.ジョセフ・ペレイラ:打ち出し細工
11.ジェフリー・ホルメス(1971-):日没
ロサンジェルス・パーカッション・カルテット
(メンバー)マシュー・クック/ジャスティン・デハルト
/エリック・ガイニヴァン/ニック・テリー
2008年に結成されたロサンジェルス・パーカッション・カルテットは、とりわ
け、カリフォルニアの「異端」作曲家の作品を中心に演奏し、高く評価されて
いるアンサンブルです。彼らは積極的に新作を委嘱し、その新鮮な響きを聴衆
に届けています。多くの意義ある賞を獲得し、また多数の大学で「月曜のコン
サート」を開催、こちらも好評です。このアルバムでも、特異でエキゾチック
な音色と、完璧な技術で刺激的な音楽を聞かせます。素晴らしい響きを体験し
ていただくために、通常CDに併せて、Blu-ray サラウンド盤も同梱されていま
す。

DSL-92151 \2080
MIND MELD
1.バーンスタイン(1918-1990):「キャンディード」序曲(C.ハーモン編)
2-4.シェイペロウ(1920-):4手のためのピアノ・ソナタ
5-10.ドビュッシー(1862-1918):6つの古代の墓碑銘
11-24.ストラヴィンスキー(1882-1971):バレエ音楽「春の祭典」(4手ピアノ編)
ゾフォ・デュエット(ピアノ)エヴァ=マリア・ツィメルマン/中越啓介
ゾフォ・デュエットによる連弾曲集です。彼らは2009年からピアノ・デュオと
して活躍、国際的に高い評価を受けています。昨年の大阪国際室内楽フェスタ
での「春の祭典」の凄演でも、聴衆の度肝を抜いたことで知られています。共
同研究者であり、また親しい友人でもある彼らの目的は、連弾曲の新しいレパ
ートリーを追求すること。既存の作品はもちろんのこと、常に新しい作品を演
奏することを目標としています。このアルバムは、彼らがサンフランシスコ音
楽院で最初に行ったコンサートの演目が収録されています。有名なバーンスタ
インの「キャンディード序曲」もピアノで演奏されることで、また違った様相
を見せてくれます。また、ドビュッシー、ストラヴィンスキーの作品もさるこ
とながら、シェイペロウの「ソナタ」の素晴らしい音響効果も見事なものです。

DSL-92152 \2080
The Kernis Project: Schubert
1-4.シューベルト(1797-1828):弦楽四重奏曲第14番ニ短調「死と乙女」D810
5-8.カーニス(1960-):弦楽四重奏曲第1番「天体の音楽」
ジャスパー弦楽四重奏団
2008年、プラウマン室内楽コンクールでグランプリと観客賞を受賞したことで、
一躍脚光を浴びたジャスパー弦楽四重奏団。他にも様々なコンクールで入賞経
験のある、新進気鋭のカルテットです。昨年は権威ある「クリーブランドカル
テット賞」を受賞したことでも注目を集めました。前作(DSL-92142)では、ベ
ートーヴェンとカーニスという意欲的な作品を収録したアルバムで、見事な解
釈を聴かせた彼らですが、今作は、やはりカーニスとシューベルトのカップリ
ングで、また新境地を見せてくれます。作曲年代にはおよそ150年近くの開きが
ある2つの作品ですが、楽章構成などには驚くほど類似点があります。「新調
性音楽」を推し進めるカーニスの作品は、メロディアスで神秘的なもの。耳と
心に優しい響きが特徴です。

DSL-92153 \2080
A Change of Worlds
1.フィル・カニンガム:Monday Morning Reel-O'Neill's March
2.トニー・サリヴァン/ジャッキー・モーラン:1923-エリンの追放者
3.スキンナー(1843-1927):ヘクターヒーロー
4.スウェーデン民謡:Klovsjo Brudmarsch-Polska-Slangpolska
5.伝承曲:装備万端の船-年寄り雌鶏の鳴き声-南方の響き:なんと素晴らしい愛
6.アイルランド民謡:乳を搾るかわいい小間使い
7.スウェーデン民謡:ポロネーズ
8.スー・リチャード:私のために悲しむことはない
9.リャン・マッカソン:クッロデン
10.ニコラ・マッテイス(1650-1709):Ground upon a Scotch Humour
11.伝承曲:ジェシー・スミス-アソーレ・ブローゼ-Ms.ラッタレー
-Brumlay Brae-門の上の鳩
12.アイルランド民謡:川をのぼる鮭
13.スーリック:ダスト・ボウル
14.ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):O lux beate trinitas
15.スーリック:さすらい人の夢
16.カロラン(1670-1738):スクワイアウッドの嘆き
アンサンブル・ガリレイ
アイルランド民謡やアメリカ民謡を、現代的な音楽と組み合わせることで、イ
ンスピレーションが無限に広がります。ここで演奏しているアンサンブル・ガ
リレイはクラシックの奏法を学びつつもトラディショナルな味付けを施し、即
興性に満ちた楽しい音楽を奏でることで知られています。このアルバムはメト
ロポリタン美術館の学術的なプロジェクトの一環として企画されたもので、音
楽だけでなく、写真、詩などの様々な文献からアメリカを知ることが目的で、
このCDに含まれた曲は2010年に初演され2015年まで各地で演奏されることにな
っています。超絶技巧と弾けるエネルギーに満ちた力強い音楽です。

DSL-92154 2枚組 \2450
ラモー:ハープシコード作品全集
(CD1)
1-9.クラヴサン曲集第1集イ短調(第1組曲)
10. LesPetitsMarteaux
11-19.クラヴサン曲集組曲ホ短調(第2組曲)
20.Menuet de Rondeau
21-30.クラヴサン組曲ニ長調(第3組曲)
(CD2)
1-7.新クラヴサン組曲イ短調(第4組曲)
8-15.新クラヴサン組曲ト長調/ト短調(第5組曲)
16-19.「コンセール用クラヴサン曲集」から抜粋された作品集
(リヴリ/軽はずみ/内気/おしゃべり)
20. La Dauphine
21.ピグマリオン序曲(バルバトル編)
ジョリー・ヴィニクール(ハープシコード)
ラモーはフランス語のオペラ作曲家として知られていますが、鍵盤独奏作品は
全部で65曲あり、それらのほとんどは、彼が劇音楽作曲家として活動する以前
に書かれました。彼の父親はディジョン大聖堂のオルガニストであったため、
恐らく幼少期からクラヴサンの演奏には親しんでいたはずで、青年時代にはク
レルモン大聖堂を始めいくつかの教会でオルガニストを務めるほど鍵盤音楽に
精通していました。機能和声と調性を体系的に最初に理論化した人としても知
られています。フランス18世紀の鍵盤音楽の重要なレパートリーである彼の作
品ですが、現代では「めんどり」や「タンブーラン」などの一部の曲が良く演
奏されるばかり。この全曲盤は彼のユニークな作曲技法を知るための恰好の素
材となるでしょう。1963年シカゴ生まれでパリ在住のヴィニクールはミンコフ
スキー、メゾ・ソプラノのフォン・オッターやリュートのリンドベルイとの共
演など様々な活動をしており、最近は指揮者としても活動を始めています。

DSL-92155 \2080
2台のリュートイギリス黄金時代のリュート二重奏曲集
1.作者不詳:グリーンスリーヴス/2.作者不詳:うぐいす
3.作者不詳:Drewriesaccordes/4.ジョンソン(1540-1594):Trenchmore
5.ジョンソン:喜びのパヴァン/6.ジョンソン:ダンプI
7.マーチャント/ピルキントン:エコーもしくはアルマン
8.作者不詳:こまどりは緑の森に/9.ジョンソン:ロゲロ
10.作者不詳:Callinoe/11.ジョンソン:フラットのパヴァン
12.ジョンソン:フラットのガリアルド/13.ジョンソン:ナッツ・ブラウン
14.ジョンソン:女王のトレブル/15.ダニエル:ファンシー
16.ダニエル:パッセメゾのガリアルド
17.ダウランド(1563-1626):侍従長のガリアード
18.ダウランド:我が主人ウィロビー卿のご帰館
19.ジョンソン:この道を行くもの/20.ジョンソン:緑のウェイクフィールド
21.ロビンソン:ファンタジー/22.ロビンソン:女王の良き夜
23.ロビンソン:パッセメゾのガリアルド/24.ロビンソン:プレーン・ソング
25.ロビンソン:鐘を鳴らす20の方法/26.ロビンソン:A Toye
27.作者不詳:アルマイン
ロン・マクファーレン&ウィリアム・シムス(リュート)
イギリスの「黄金時代」とは、16世紀後半のエリザベス1世の頃を指します。こ
の時代は宗教音楽だけでなく、世俗歌曲も目覚ましい発展を遂げました。同じ
頃にイタリアではマドリガレが全盛期を迎え、これらの曲がイギリスにもたら
され、多くの曲が筆写されました。イギリスの作曲家たちも、これに倣い、数
多くのマドリガルが生まれました。しかし、17世紀に入ると衰退を始め、その
代わりに台頭してきたのが、リュート付きの歌曲、もしくはリュート曲だった
のです。とりわけ2台のリュートによるアンサンブルは音楽的にも素晴らしい
ものでした。一人が即興的にメロディを奏で、もう一人がそれを伴奏するので
すが、お互いが醸し出すハーモニーは、それはそれは自発的で流麗なものだっ
たことでしょう。名手2人によるこの演奏で、400年前の世界の音の世界に遊ん
でください。

DSL-92156 \2080
しかし、忘れられない
1-2.ドロシー・ラド・ムーア(1940-):夜の幻想
3.アルヴィン・バティステ(1932-2007):エピソード
4.クラランス・キャメロン・ホワイト(1880-1960):バスクの民謡
5.ウンディーネ・スミス・ムーア(1904-1989):序奏とアレグロ
6.サクエル・アクパボット(1932-2000):ナイジェリアの情景から「田園曲」
7-9.クインシー・ヒリアード(1954-):コティ
10.ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978):ロマンス
11.スコット・ジョプリン(1868-1917):しだれ柳
12.トッド・コクラン(1951-):ソウル・バード
13.アメイジング・グレイス(スティーブンソン編)
マーカス・エリー(クラリネット)/ルーセンス・セ・ダ(ピアノ)
クラリネットとピアノのための「アフリカ系アメリカ人作曲家」による音楽集
です。クラシック音楽の世界において、比較的忘れられがちになってしまって
いる彼らの音楽。若干の歌曲や管弦楽作品は聞かれることがあっても、これら
の独奏楽器のための作品はほとんど知られていません。しかし、これらの作品
のユニークさや、リズム感は本当に捨てがたいものです。現代の作品から「ア
メイジング・グレイス」まで、興味深い曲が並びます。クラリネットのマーカ
ス・エリーはインディアナ大学を卒業した後、ウィーン国立音楽大学で学んだ
俊英。ベルリン交響楽団、インディアナ交響楽団などと共演し、アメリカの主
要都市で数多くのリサイタルを開いています。

<TESTAMENT>
EMIのカタログの中から選ばれた名盤を、マスター・テープから復刻しLP化。
再入荷が未確定なため、締切日までにご注文をお願いいたします。

●アナログLP シリーズ
SAX 2253 ¥4000
《ダヴィッド・オイストラフ/アンコールズ》
『ドビュッシー:月の光』『ファリャ:ホタ』
『イザイ:エクスタシー』『チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォOp.34』
『スーク:愛の歌Op.7-1』『コダーイ:3つのハンガリー舞曲』
『ヴィエニャフスキ:伝説』『ザジツキ:マズルカ』
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
ヴラディーミル・ヤンポリスキー(P)
《録音》1956年 (原盤:EMI英Columbia, モノラル)
気迫のこもった緊張感に満ちた演奏。彼のヴァイオリンは美しいだけのヴァイ
オリンと違い、厳しいものを感じさせる音色と音作り。オイストラフ壮年期の
名演です。

SAX 2518 ¥4000
《ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集》
『ヴァイオリン協奏曲イ長調RV.350,F.I-106』(マリピエロ編)
『ヴァイオリン協奏曲ハ長調RV.186,F.I-3』(マデルナ編)
『ヴァイオリン協奏曲ハ短調「疑い」RV.199,F.I-2』
『ヴァイオリン協奏曲イ長調RV.352,F.I-5』(マデルナ編) 
ナタン・ミルシテイン(Vn&指揮)
with 室内管弦楽団
《録音》1962年 (原盤:EMI英Columbia, ステレオ)

3SAX 2579 ¥4000
《ナタン・ミルシテイン&エリカ・モリーニ/二重協奏曲集》
『J・S・バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043』
『J・S・バッハ:
2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ長調BWV.1037〔偽作〕』
『ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調Op.3-11*』
ナタン・ミルシテイン(Vn), エリカ・モリーニ(Vn)
ベティ・フィッシャー(P)*,
with 室内管弦楽団
《録音》1964年 (原盤:EMI英Columbia, ステレオ)
確かな技巧と作品そのものを見通したようなミルシテインの演奏は、派手なパ
フォーマンスばかりを披露するのはなく、その人柄を思わせるような真摯な演
奏で、ロマン派の大曲も印象的でした。定評あるバッハとヴィヴァルディの作
品の録音で、ミルシテインの演奏スタイルによる協奏曲は、堂々とした磨きの
かかった演奏です。モリーニを迎えての2台ヴァイオリンの協奏曲でのメロディ
ーの掛け合いも絶品です。

SAX 2323 ¥4000
チャイコフスキー:
『ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35』
『瞑想曲ニ短調Op.42-1』
レオニード・コーガン(Vn)
コンスタンティン・シルヴェストリ(指揮)
パリ音楽院管弦楽団
《録音》1959年 (原盤:EMI英Columbia, ステレオ)

SAX 2386 ¥4000
ベートーヴェン:『ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61』
レオニード・コーガン(Vn)
コンスタンティン・シルヴェストリ(指揮)
パリ音楽院管弦楽団
《録音》1959年 (原盤:EMI英Columbia, ステレオ)
レオニード・コーガン(1924-1982)は、ダヴィッド・オイストラフと並び旧ソ連
を代表する偉大なるバイオリニスト。切れ味抜群の技巧、厳格ともいえるシャ
ープなスタイルは、これらの協奏曲に潜む力感や鋭さを改めて浮き彫りにする
演奏です。シルヴェストリの指揮も、彼を見事にサポートしています。

SBTLP6 175 6枚組 ¥20000
ワーグナー:楽劇『神々の黄昏』(全曲)
アストリッド・ヴァルナイ(Sp: ブリュンヒルデ)
ベルント・アルデンホフ(T: ジークフリート),
ヘルマン・ウーデ(Br: グンター)
エリーザベト・ヘンゲン(Ms: ヴァルトラウテ)
ハインリヒ・プフランツェル(Bs: アルベリヒ)
ルートヴィヒ・ウェーバー(Bs: ハーゲン)
マルタ・メードル(Sp: グートルーネ)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(Sp: ヴォークリンデ)
ハンナ・ルートヴィヒ(Sp: ヴェルグンデ)
ヘルタ・テッパー(Ms: フロースヒルデ), 他
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
バイロイト祝祭劇場管弦楽団・合唱団
《録音》1951年8月4日(モノラル:ライヴ、音源:Decca)
約半世紀を経過して初めて陽の目を見た音源!
ワーグナーが自らの創作した楽劇を、理想的な条件のもとで上演するために建
てられたバイロイト祝祭劇場。そこで行われるバイロイト音楽祭は、ワーグナ
ー音楽のメッカとも言われ、歴代の公演では幾多の伝説が生み出され、そして
今日まで伝えられています。中でも1951年には、ワーグナー演奏において今日
でも他の追随を許さない圧倒的な演奏を実現させてきたクナッパーツブッシュ。
ここで初登場となったクナッパーツブッシュ指揮の《神々の黄昏》は、当時の
デッカが総力を挙げて録音に取り組んだものですが、出演アーティストの契約
問題で発売されることなく、その存在が語り継がれながら、まさに伝説的な録
音となってきたものでした。その後、再三の発売要請にも係わらず実現しませ
んでした。テスタメント社が諸問題を解決、約半世紀を経過して陽の目を見た
音源です。

33CX 1281 ¥4000
『グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.82』
『パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.6』
マイケル・レビン(Vn)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
《録音》1954年 (原盤:EMI英Columbia, モノラル)

33CX 1538 ¥4000
『ブルッフ:スコットランド幻想曲 Op.46』
『ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番嬰へ短調 Op.14』
マイケル・レビン(Vn)
エードリアン・ボールト(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
《録音》1957年 (原盤:EMI英Columbia, モノラル)

33CX 1597 ¥4000
(1)『メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64』
(2)『ラヴェル:ツィガーヌ』
マイケル・レビン(Vn)
(1)エードリアン・ボールト(指揮) フィルハーモニア管弦楽団
(2)アルチェオ・ガリエラ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
《録音》1957年 (原盤:EMI英Columbia, モノラル)

SP8506 ¥4000
《Mosaics -ヴァイオリン小品集》
『ショパン(ウィルヘルミ編):ノクターン第8番 Op.27-2』
『ヴィエニャフスキ(クライスラー編):エチュード=カプリース Op.18-4』
『モンポウ(シゲティ編)::庭の乙女たち』
『スクリャービン(シゲティ編):エチュード Op.8-10』
『ドビュッシー(ロクェ編):レントより遅く』
『サラサーテ:ハバネラ Op.21-2』
『エルガー:気まぐれ女 Op.17』
『エンゲル(ジンバリスト編):貝がら』
『サラサーテ:スペイン舞曲集第2番「サパテアード」』
『ラヴェル:ハバネラ形式の小品』
『プロコフィエフ(ハイフェッツ編):「3つのオレンジへの恋」-行進曲』
『スーク:ブルレスカ Op.17-4』
マイケル・レビン(Vn)
レオン・ポマース(P)
《録音》1959年 (原盤:EMI, Capitol ステレオ)

SP 8510 ¥4000
《The Magic Bow-管弦楽伴奏によるヴァイオリン小品集》
『クライスラー:ウィーン奇想曲 Op.2』
『ディニーク(ハイフェッツ編):ホラ・スタッカート』
『マスネ:タイスの瞑想曲』
『サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20-1』
『パガニーニ(クライスラー編):無窮動』
『ブランドル(クライスラー編):オールド・リフレイン』
『R=コルサコフ(ハイフェッツ編):熊蜂の飛行』
『サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28』
マイケル・レビン(Vn)
フェリックス・スラトキン(指揮)
ハリウッド・ボウル交響楽団
《録音》1959年 (原盤:EMI, Capitol ステレオ)

SPBR 8477 2枚組 ¥7000
パガニーニ:『24のカプリース Op.1』(全曲)
マイケル・レビン(Vn)《録音》1958年 (原盤:EMI, Capitol モノラル)

TSP 8801 ¥4000
《Mosaics Vol.2-ヴァイオリン小品集》
『ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 Op.71-2』
『クライスラー:中国の太鼓』
『ドビュッシー(ハルトマン編):亜麻色の髪のおとめ』
『クロール:バンジョーとフィドル』
『サラ=サーテ:序奏とタランテラ Op.43』
『ファリャ:「はかなき人生」から スペイン舞曲第1番』
『シューマン(ハイフェッツ編):「森の情景」から予言鳥』
『クライスラー:狩』
『ショパン(サラサーテ編):夜想曲Op.9-2』
『ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ第1番』
マイケル・レビン(Vn)
ブルックス・スミス(P)
《録音》1961年 (原盤:EMI, Capitol ステレオ)

33CX 1422 ¥4000
チャイコフスキー:『ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35』
サン=サーンス:『序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調Op.28』
マイケル・レビン(Vn)
アルチェオ・ガリエラ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
《録音》1957年 (原盤:EMI英Columbia, モノラル)
35歳で世を去った若きヴィルトゥオーソ、マイケル・レビンがEMIに残した名
演のLPの数々。ニューヨーク・フィルのヴァイオリン奏者の父、ジュリアード
のピアノ教師の母の元に生まれたレビンは、早熟の天才として9歳からジュリ
アード音楽学校でガラミアンに師事。12歳で録音を開始し、14歳の時にはカー
ネギー・ホール・デビューを飾り大成功を収めました。早熟なヴィルトゥオー
ソぶりは少年期のメニューインを彷彿とさせ、ハイフェッツの再来とも言われ
ましたが、過密なスケジュールは次第に彼の精神を蝕み、30代半ばにして不幸
な事故により人生の幕を閉じることとなりました。レビンの黄金の弓さばきが
生み出した比類無いパガニーニの「24のカプリース」など、貴重な録音の数々
が50年の歳月を経て、リマスターされて蘇っています。




<DELOS>
DE 3425 ¥2080
スペンサー/ヴィオラとピアノのための作品集
-再発見された宝石たち
パウル・ユオン:ヴィオラ・ソナタ ニ長調 Op.15
アーネスト・ウォーカー:ヴィオラ・ソナタ ハ長調 Op.29
ベンジャミン・デイル:組曲 ニ短調 Op.2-第2楽章
ロベルト・フックス:ヴィオラ・ソナタ ニ短調 Op.86
スペンサー・マーティン(ヴィオラ) Miko Kominami (ピアノ)
”ヴァイオリンの忘れられた義姉妹”と例えられるヴィオラのつややかで極上
の響きは、音楽ファンなら誰もが知るところでしょう。ヴィオラ界の卓越した
名手、スペンサー・マーティンが録音したのは、知られざる4人の作曲家がヴィ
オラとピアノのために作曲した美しく愛らしい佳曲集。題して「再発見された
宝石たち」。ヴィオラ奏者、ヴィオラ・ファンならずとも音楽を愛する全ての
人の心をつかんで離さない魅力的な作品の登場です。




<MD+G>
30317552 ¥2080
《レオン・ボエルマン:室内楽作品集》
『ピアノ三重奏曲ト長調Op.19』
『ピアノ四重奏曲ヘ短調Op.10』*
『チェロとピアノのための2つの小品Op.31』
『2つのピアノ三重奏曲』
トリオ・パルナッスス
〔ヤメイ・ユ(Vn), ミヒャエル・グロス(Vc), チアオ・チョウ(P)〕
ジェラール・コセ(Va)*
《録音》2011年11月22-24日, マリエンミュンスター修道院
(デジタル:セッション)
すでに20年以上のキャリアを誇るトリオ・パルナッスス。ブラームスの名演の
他、メンデルスゾーン、ラインベルガー、モーツァルト、レーガー、フンメル、
ラロ、バルギールなど、様々なレパートリーで優れた演奏を聴かせる彼らは、
室内楽ファンにはおなじみの存在です。レオン・ボエルマン(1862-1897)は、
35歳で早世したオルガニスト。教師、評論家としても活躍しました。彼は宗教
音楽で定評のあるニーデルメール学校出身で、教会旋法や二線記譜法を用いた
典礼用声楽作品やオルガン曲を多く作曲しました。ここに収録された室内楽作
品も彼の優れた創作分野でした。ピアノ四重奏では世界的ヴィオリスト、ジェ
ラール・コセが参加しています。

30417492 2枚組 ¥2950
《フランソワ・ドヴィエンヌ:オーボエとファゴットのためのソナタ集》
(1)『オーボエと通奏低音のためのソナタOp.70-1-3』
(2)『オーボエと通奏低音のためのソナタOp.71-4-6』
(3)『ファゴットと通奏低音のためのソナタOp.24-5&2』
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ
インゴ・ゴリツキ(Ob), セルジオ・アッツォリーニ(Fg)
イルゼ・グラドゥ(Vc), 池田愛(Fg),
ディエゴ・カンタルピ(リュート), クリスティアン・ニークイスト(Fp)
《録音》(1)(2):2007年9月, (3):2011年8月, マリエンミュンスター修道院
(デジタル:セッション)
フランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803)は、コンセール・スピリテュエルで活
躍したもん木管楽器奏者。フルートとファゴットを演奏し、パリ・オペラ座で
ファゴットを演奏し、パリ音楽院の最初のフルート教授のひとりでもありまし
た。ここに収録されたソナタは通奏低音が独立した動きをとっているのが特徴
的です。古典派への過渡期ということで、リュートとフォルテ・ピアノが通奏
低音として使用されています。オーボエの大御所インゴ・ゴリツキとファゴッ
トの鬼才セルジオ・アッツォリーニによる演奏は、流麗ながら個性的な雰囲気
を醸し出しています。

60317522 ¥2080
《カルロス・ミチャンス:室内楽作品集》
(1)『ピアノ五重奏曲』
(2)『ドラヴィダ・ムーズ』
(3)『弦楽八重奏のためのディヴェルティメント』
ユトレヒト弦楽四重奏団
セヴェリン・フォン・エッカードシュタイン(P:(1))
パウリーネ・オーステンレイク(Ob:(2))
ロイスダール弦楽四重奏団((3))
《録音》2011年10&12月,(デジタル:セッション)
カルロス・ミチャンス(1950-)は、ブエノスアイレス出身で、1982年にオラン
ダに移住した作曲家です。彼は世界中を旅し、民族音楽と言葉から多大な影響
を受けています。そしてそれらが結合し、彼独特なスタイルの素晴らしい表現
力が形成されました。このアルバムには南インドのドラヴィダの言葉、文化、
民謡、宗教などから影響され作曲した作品を収録。雰囲気は抽象的でありなが
ら、ヨーロッパの音楽形式にのっとった作品3作です。

90617536(SACD-Hybrid) ¥2950
《ノルデンのシュニットガー・オルガンVol.3》
『シュザンヌ・ファン・ソルトの鍵盤音楽帳より「シャンパーニュのブランル」』
『シャイト:讃歌「来たれ創り主なる聖霊よ」SSWV153』
『ブクステフーデ:「前奏曲とフーガ ニ短調」BuxWV.140』
『J・S・バッハ:コラール・ファンタジー「主なる神、我らの側にいまさずし
て」BWV 1128』
『モーツァルト:「ああ、ママに言うわ」による12の変奏曲ハ長調K.265(キラ
キラ星変奏曲)』
『J・S・バッハ:「トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調」BWV.564』
『ゲオルク・ベーム:コラール変奏曲「愛する御神の統べしらすままにまつろ
い」』
『ブクステフーデ:「テ・デウム・ラウダームス」BuxWV.218』
『モーツァルト:「アンダンテと5つの変奏曲ト長調」K.501』
アグネス・フルターハント(Org)
ティエモ・ヤンセン(Org)
(1690年頃アルプ・シュニットガー製オルガン)
《録音》2011年11月, ノルデン、聖ルートゲリ教会(デジタル:セッション)
アルプ・シュニットガー(1648?-1719)は、当時最も有名であったオルガン製作
者の一人で、北ドイツにおけるバロックオルガンの代表的製作者でした。彼の
活動範囲は北ヨーロッパに広がっており、100基を超えるオルガンを製作しま
した。現在も約30基は、その基本部分が保存されています。彼のオルガンは国
際的名声を博し、ブクステフーデ、バッハ、ヘンデルらも見学に訪れています。
1708年にはプロイセン王のオルガン製造者に指名されました。当アルバムには、
この楽器の特性であるポリフォニックな性質をもったストップが多用された作
品を選んで収録され、力感に満ちた演奏美学が堪能できます。モーツァルトの
作品は、演奏者アグネス・フルターハント編曲によって演奏されています。

90117546(SACD-Hybrid) ¥2950
《ウェーバー:クラリネット協奏曲集》
『クラリネット協奏曲第1番ヘ短調』
『クラリネット協奏曲第2番変ホ長調』
『クラリネット小協奏曲』
『歌劇「オベロン」序曲』
『序曲「幽霊の支配者」』
マルティン・シュパンゲンベルク(Cl&指揮)
オーケストラ・M18
《録音》2011年10月, 2012年2月, マリエンミュンスター修道院
(デジタル:セッション)
ミュンヘン宮廷の名クラリネット奏者ベールマンを識ったウェーバーは、3つ
のクラリネット協奏曲を立て続けに作曲しました。これらはクラリネットのロ
マン性、幻想的な旋律、そして華麗さを融合した、クラリネット協奏曲作品の
傑作として親しまれています。シュパンゲンベルクは、23才でミュンヘン・
フィル首席となったクラリネット奏者。ボンでのドイツ音楽コンクールで優勝
し、バイロイト音楽祭の首席も務めています。またワイマール国立音楽大学教
授も務めています。「オーケストラM18」は、グスタフ・マーラー・ユーゲン
ト・オーケストラなどの若いメンバーが集結したオーケストラで、シュパンゲ
ンベルクが吹き振りをし、多様な音楽性を表現していきます。

61315242 2枚組 ¥2950
《モートン・フェルドマン:ヴァイオリンとピアノのための作品集》
『spring of chosroes(1977)*』『エクステンションズ 1(1951)*』
『エクステンションズ 3(1952)*』『vertical thoughts 2(1963)*』
『vertical thoughts 4(1963)』
『アーロン・コープランドのために(1981)*』
『ヴァイオリンとピアノのための小品(1950)*』
『プロジェクション IV(1951)*』
『4台のピアノのための小品(1957)』『ジョン・ケージのために(1982)』
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー(P)
アンドレアス・ザイデル(Vn)*
《録音》2009年11月, マリエンミュンスター修道院(デジタル:セッション)
1950年代のはじめから、ケージらとともにニューヨークを拠点として前衛美術
家たちと交わりつつ、戦後アメリカ音楽の新しい流れを開拓していった作曲家
フェルドマン。点描的で寡黙、音に対して厳しい態度で知られています。図形
楽譜を最初に用いたことでも有名です。現代音楽のピアニストとして、ケージ
の全集をはじめMDGに多くの録音を残しているシュライエルマッヒャーが、フェ
ルドマンの作風である微妙に移ろう音と揺らいだリズム、研ぎ澄まされた美し
さと緊張感を表現していきます。

<韓国ローカルUniversal>
DN 0015(53CDs+5DVDs) ¥14850
ショルティシモ 2
-ゲオルグ・ショルティ1970年代デッカ・オーケストラ・レコーディングス
*美麗紙ボックス仕様(サイズ:縦140mm×横220mm×奥行160mm)、
177ページ・ブックレット(日、韓、英語表記)、各ディスクは、それぞれオリ
ジナル・デザインが印刷された紙ジャケットに収納されてます。
※曲目詳細は当店にメールでお問い合わせ下さい(Goodies)

SONY S70658C 28枚組 ¥8100
Masterworks Heritage Limited
マスターワークス・ヘリテージ・リミテッド
クラムシェル・ボックス仕様、各CDはオリジナル・アート・ワーク仕様の紙
ジャケに収納されます。
※詳細は当店までメールでお問い合わせ下さい(Goodies)。




<Brilliant Classics>
BRL 9258 \540
ギターのためのノクターン集
ジョルジオ・ミルト(1972-):3つのノクターン
Livio Torresan(1956-):ノットルノ
Roberto Manca(1963-):ノットルノ第3番、ウリッセ
Rosolino Di Salvo(1970-):La notte di Penelope
Giorgio Signorile(1962-):Ninna nanna a Donegal
Le colline di Karen, notturno africano、
Giovanni Albini b.1982:Corale No.45、ノットルノ
プホール(1957-):ノットルノ
アンヘル・エウヘニオ・ラサラ(1914-2000):ノットルノ
ミクロス・ロージャ(1907-95):Valse crepusculaire
アンドリュー・ヨーク(1958-):イントゥ・ダーク
ジョルジオ・ミルト(Guitar)

BRL 9263 3枚組 \1550
Cage Piano Music Vol.4
ジョン・ケージ:ピアノのための音楽1-84
ジャンカルロ・シモナッチ(pf)
ASLSP、One、One2、One5

BRL 9269 \540
パッサカリア - オルガン曲集
マティアス・ハヴィンガ(Org)
レーガー:序奏とパッサカリア
ブクステフーデ:パッサカリアBuxWV161
メンデルスゾーン:パッサカリア ハ短調
F.クープラン:クラブサン曲集第2巻第8オルドルよりロンドー、パッサカーユ
ヤン・ウェルメルス(1937-):パッサカリア
ケルル:パッサカリア ニ短調
ショスタコーヴィチ:ムツェンスク郡のマクベス夫人よりパッサカリア
J.S.バッハ:パッサカリアBWV.582

BRL 9270 \540
Bartok Violin Works Vol.2
バルトーク:無伴奏ヴァイオリンソナタSz117
アンタル・シャライ(Vln)
2台のヴァイオリンのための44の二重奏曲Sz98
ヴァレリー・オイストラフ(Vln)

BRL 94355 \540
マスネ:バレエ組曲集
バレエ組曲「ル・シッド」「サンドリヨン」「タイス」
ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団

BRL 94368 \540
メンデルスゾーン:チェロとピアノのための作品全集
協奏的変奏曲Op.17、チェロソナタ第1番、第2番、無言歌ニ長調Op.109、
アルバムの綴り(1835)
ルカ・フィオレンティーニ(Vc)
ステファニア・レダエリ(pf)

BRL 94415 5枚組 \2550
ドビュッシー:ピアノ曲全集
ゴードン・ファーガス=トンプソン(pf)

BRL 94425 \540
ベートーヴェン:チェロソナタ集
シューマン:幻想小曲集Op.73、5つの民謡風の小品集Op.102
クヴェリーヌ・フィエルセン(Vc)
ジルケ・アヴェンハウス(pf)

●Brilliant Classics Opera Collection
BRL 94373 2枚組 \1080
モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」
シルヴィア・ポッツェール(Sop)
ウイリアム・マッティウッツィ(Ten)
サラ・ミンガルド(MSop)アンジェラ・ブッチ(Sop)
ジャンパオロ・ダル・ドッソ(Bs)
セルジオ・ヴァルトロ指揮、他

BRL 94374 3枚組 \1550
モーツァルト:歌劇「偽ののろま娘」
ヘレン・ドーナト(Sop)ロベルト・ホル(Bs)
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(Ten)テレサ・ベルガンツァ(Sop)
トーマス・モーザー(Ten)
レオポルド・ハーガー指揮、
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、他

BRL 94375 3枚組 \1550
チャイコフスキー:歌劇「チェレヴィチキ」
ヴァレリー・ポポフ(Ten)リュドミラ・セムチュク(MSop)
アルベルト・シャギドゥリン(Br)ウラジーミル・オグノヴェンコ(Bs)
エカテリーナ・モロゾヴァ(Sop)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、
カリアリ歌劇場管弦楽団、他

BRL 8402 10枚組 \4580 ※再発売
Historical Russian Archives 
ダヴィッド・オイストラフ(Vln)室内楽曲名演奏集
モーツァルト:ヴァイオリンソナタ第3番
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ヒンデミット:ヴァイオリンソナタ第1番
アルベニス:「夢」より愛の歌
ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲 
パウル・バドゥラ=スコダ、フリーダ・バウアー、
イーナ・コレゴルスカヤ、ヴラディーミル・ヤンポリスキー(pf)
ブラームス:ヴァイオリンソナタ第3番
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第6番 
スヴャトスラフ・リヒテル(pf)
シューマン:ピアノ三重奏曲第1番
フンメル:ピアノ三重奏曲第2番 
スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(Vc)レフ・オボーリン(pf)
ヤナーチェク:ヴァイオリンソナタ
ドビュッシー:ベルガマスク組曲より「パスピエ」、とだえたセレナード
コダーイ:ハンガリーの民族舞踊
バルトーク:ヴァイオリンソナタ第1番
タルティーニ:悪魔のトリル
ルクレール:ヴァイオリンソナタ
ロカテッリ:カプリース
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」 
フリーダ・バウアー(pf)
ヴラディゲロフ:
ブルガリア組曲より「歌」第2番、ラセニスタ、
ブルガリアの民族舞踊による幻想曲 
アブラム・マカロフ(pf)ヴラディーミル・ヤンポリスキー(pf)
プロコフィエフ:ヴァイオリンソナタ第1番、第2番
J.S.バッハ:ヴァイオリンソナタ第5番 レフ・オボーリン(pf)
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番
イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番
レーガー:無伴奏ヴァイオリンプレリュード
ヴィエニャフスキ:アンダンテ、アジタート・エ・ヴィゴローソ
プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタ 
イーゴリ・オイストラフ(Vln)
ベートーヴェン:セレナード ニ長調 
グリゴリー・マダトフ(Flu)ミハーリ・テリアン(Vla)
バルトーク:6つのルーマニアの民族舞踊 イーナ・コレゴルスカヤ(pf)
スーク:ウンポーコ・トリステ、ブルレスカ アブラム・マカロフ(pf)
メトネル:ノクターン第1番
イザイ:哀しき詩曲
ヴィエニャフスキ:伝説
ザルチスキ:マズルカ
ヴィターリ:シャコンヌ
シューベルト:幻想曲D.934
グリーグ:ヴァイオリンソナタ第2番
チャイコフスキー:瞑想曲、ワルツスケルツォOp.34、
シマノフスキ:神話-3つの詩Op.30 ヴラディーミル・ヤンポリスキー(pf)
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのためのソナタ第2番 
イーゴリ・オイストラフ(Vln)ヴラディーミル・ヤンポリスキー(pf)
カトワール:ヴァイオリンソナタ第1番、第2番、エレジー
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第4番 
アレクサンダー・ゴールデンワイザー(pf)

BRL 93546 36枚組 \7850 ※再発売
D.スカルラッティ:ソナタ全集
ピーター=ヤン・ベルダー(Cemb、Fortepiano、Org)


●Brilliant Classics
★ヨーロッパのみで流通していたブリリアントレーベルのライトクラシック集
の取り扱いを開始いたします。  
すべて簡易日本語帯付き、特別価格での販売となります。

※曲目詳細はこちらにございます。

BRL9223 6枚組 \1350
Top 100 Favourite Classical Piano Melodies
ピアノ曲集

BRL9224 6枚組 \1350
Top 100 Favourite Violin Melodies
クラシカル・ヴァイオリン・メロディ

BRL9225 2枚組 \680
Viva la France! フランスのクラシック名曲集

BRL9226 2枚組 \680
Viva Espana! スペインのクラシック名曲集

BRL9227 2枚組 \680
Viva la Italia! イタリアのクラシック名曲集

BRL9228 2枚組 \680
Vienna - Music Capital of the world
ウィーンのクラシック名曲集

BRL9229 6枚組 \1350
Top 100 Favourite Classical Chillout Tunes
リラックス・クラシック

BRL9230 5枚組 \1350
Voices
美しき宗教曲とオペラアリア

BRL94122 5枚組 \1350
クラシカル・ヴォイス 宗教曲の歌声

BRL94128 5枚組 \1350
The Romantic Age
ロマンティック・クラシック

BRL94131 6枚組 \1350
ベスト・フィルム・クラシック 映画の中のクラシック

BRL94132 10枚組 \2080
The Ultimate Classical Collection
作曲家別・クラシック有名曲集

BRL94134 5枚組 \1350
穏やかなクラシック音楽を 安らかな心のために

BRL94234 5枚組 \1350
Summer Classics 夏のクラシック

BRL94235 3枚組 \1050
日曜日の朝に クラシック名曲集

BRL94236 3枚組 \1050
Evening Classics 夜に聴きたいクラシック




<Regis>
RRC 1384 \680
ベートーヴェン:ピアノソナタ集
スヴャトスラフ・リヒテル(pf)
ピアノソナタ第8番「悲愴」、第17番「テンペスト」、第23番「熱情」
1961年録音

RRC 1385 \680
ショスタコーヴィチ:
チェロ協奏曲第1番 
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団 1960年録音、
ヴァイオリン協奏曲第1番 
ダヴィッド・オイストラフ(Vln)
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮、
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 1959年録音

RRC 1386 \680
ガーシュウィン:ラプソディインブルー、ピアノ協奏曲へ調
ユージン・リスト(pf)
ハワード・ハンソン指揮、
イーストマン・ロチェスター交響楽団
パリのアメリカ人 
アンタル・ドラティ指揮、ミネアポリス交響楽団 1959年録音

RRC 1387 \680
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮、
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
1961年録音

RRC 1388 \680
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲K.365
アルフレッド・ブレンデル、ワルター・クリーン(pf)
パウル・アンゲラー指揮、ウィーン国立歌劇場管弦楽団
2台のピアノのためのソナタK.448 1961年録音、
ピアノ協奏曲第17番K.453
アルフレッド・ブレンデル(pf)
パウル・アンゲラー指揮、ウィーン国立歌劇場管弦楽団 1960年録音

RRC 1389 \680
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガOp.35、
イギリス国歌による7つの変奏曲WoO.78、
「ルール・ブリタニア」による5つの変奏曲WoO.79、
ジュスマイアーの歌劇「ゾリマンII世」の「ふざけて、からかって」
による8つの変奏曲WoO.76 1961年録音
アルフレッド・ブレンデル(pf)
ハインツ・ワルベルク指揮、ウィーン交響楽団

RRC 1390 \680
シューベルト:ピアノソナタ第16番D.845
楽興の時D.780-1、即興曲D.899-2、D.899-4
ベートーヴェン:
7つのバガテルOp.33より第3曲、第5曲、11のバガテルOp.119より、
第2曲、第7曲、第9曲、6つのバガテルOp.126より第1曲、第4曲、第6曲
スヴャトスラフ・リヒテル(pf)

RRC 1391 \680
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ヴァン・クライバーン(pf)
キリル・コンドラシン指揮、RCA交響楽団
シューマン:ピアノ協奏曲Op.54 
ヴァン・クライバーン(pf)
フリッツ・ライナー指揮、シカゴ交響楽団

RRC 2092 2枚組 \1380
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集
チェロソナタ全曲、
モーツァルトの歌劇「魔笛」の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲Op.66
モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲WoO.46
ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカウベス」の「見よ勇者は帰る」の主題
による12の変奏曲WoO.45
ピエール・フルニエ(Vc)
フリードリヒ・グルダ(pf)

RRC 3012 3枚組 \2040
シューベルト:室内楽曲集
弦楽四重奏曲第15番D.887、第8番D.112、第14番D.810「死と乙女」、
ヴァイオリンとピアノのための幻想曲D.934、ピアノ三重奏曲第2番D.929
ルドルフ・ゼルキン(pf)
ブッシュ室内合奏団

RRC 3013 3枚組 \2040
ジョーン・サザーランド(Sop)名唱集
ヘンデル:
エイシスとガラテアより、メサイアより、アルチーナより、サムソンより
ヴェルディ:オテロより、椿姫より、リゴレットより
ベッリーニ:ノルマより、清教徒より、夢遊病の女より
グノー:ロミオとジュリエットより、ファウストより
モーツァルト:後宮からの逃走より
ドリーブ:ラクメより
マイアベーア:ユグノー教徒より
アルネ:アルタクセルセより
ロッシーニ:セミラーミデより
トマ:ハムレットより 1960年録音

RRC 4011 4枚組 \2720
A Centenary Tribute
生誕100周年記念盤
キャスリーン・フェリア(Alt)
ブラームス:アルト・ラプソディ 
クレメンス・クラウス指揮、
ロンドンフィルハーモニー管弦楽団 1947年録音
マーラー:大地の歌、亡き子をしのぶ歌 
ブルーノ・ワルター指揮、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 
1952年録音、1949年録音
ブラームス:4つの厳粛な歌Op.121 
ジョン・ニューマーク(pf) 1950年録音
他、歌曲、イギリス民謡、オペラアリアなど多くのレパートリーを収録。

RRC 9010 9枚組 \3380
ベートーヴェン:ピアノソナタ全集
ヴィルヘルム・ケンプ(pf)
51-56年モノラル録音

RRC 9011 13枚組 \4050
プッチーニ:歌劇集
ラ・ボエーム 
ユッシ・ビョルリング(Ten)ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(Sop)
トーマス・ビーチャム指揮、RCAビクター管弦楽団、他 1956年録音
トスカ 
マリア・カラス(Sop)ジュゼッペ・ディ・ステファノ(Ten)
ヴィクトル・デ・サバータ指揮、
ミラノ・スカラ座管弦楽団、他 1953年録音
蝶々夫人 
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(Sop)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(Ten)
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮、
ローマ歌劇場管弦楽団、他 1954年録音
西部の娘 
エリナー・スティーバー(Sop)マリオ・デル・モナコ(Ten)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮、
フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団、他 1954年録音
外套 
ティート・ゴッビ(Br)マーガレット・マス(Sop)
ヴィンチェンツォ・ベレッツァ指揮、
ローマ歌劇場管弦楽団、他 1956年録音
修道女アンジェリカ 
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(Sop)フェドラ・バルビエリ(MSop)
トゥリオ・セラフィン指揮、ローマ歌劇場管弦楽団、他 1957年録音
ジャンニ・スキッキ 
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(Sop)ティート・ゴッビ(Br)
ガブリエレ・サンティーニ指揮、
ローマ歌劇場管弦楽団、他 1958年録音
トゥーランドット 
マリア・カラス(Sop)ジュゼッペ・ネッシ(Ten)
トゥリオ・セラフィン指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団、他 1954年録音

<CHALLENGE CLASSICS>
CC72539(SACD-Hybrid) ¥2080
クリストフ・グラウプナー:
2本のシャリュモーと弦楽、チェンバロのための協奏曲 ハ長調 GWV303
オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ ト短調 GWV709
3本のシャリュモーと弦楽器、チェンバロのための序曲 ヘ長調 GWV449
チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ ト短調 GWV711
2本のホルン、ティンパニ、2本のシャリュモー、ファゴット、弦楽器、
チェンバロのための序曲へ長調 GWV452
グナール・レツボール(指揮/ヴァイオリン)
アルス・アンティクア・オーストリア
ピリオド楽器による鮮やかな表現力で、古楽界にその存在力を見せつけるアル
ス・アンティクア・オーストリア。2002年にはヴィヴィアーニのCDでカンヌ・
クラシカル・アワードを受賞した彼らによるニューアルバムが登場です。今回
注目すべきは、シャリュモーという楽器です。シャリュモーはニュルンベルク
の楽器製造者でありクラリネットの発案者でもあるヨハン・クリストフ・デン
ナー(1655-1707)によって、17世紀の終わりに開発されたと言われています。
バロック時代や前古典派の作曲家たちが協奏曲や組曲、アリアや室内楽のため
に頻繁に用いたほど、構造的にも音響的にも重宝する楽器でした。シャリュモ
ーはクラリネットの前身ではありますが、18世紀には両者が共存していました。
後期バロック時代になるとより大きく力強い音が出るバロック・クラリネット
の人気が高まり、シャリュモーは次第に音楽シーンから姿を消すこととなりま
した。
クリストフ・グラウプナーという人物は、シャリュモー音楽におけるもっとも
重要な作曲家と見なされています。彼は限られた音域しかもたないこの楽器を
巧みに用い、世俗音楽にも宗教音楽にも使用しました。ところが、J.S.バッハ
やJ.J.フックスと同時代人でありながら、グラウプナーの名が世に広く知れ渡
ることはありませんでした。彼の雇い主であるエルンスト・ルートヴィヒ伯爵
がダルムシュタットの宮廷楽長の座に彼を留まらせたためです。彼は生涯ウィ
ーンを訪れることもありませんでした。ルートヴィヒ伯爵は、1723年にグラウ
プナーが一生ダルムシュタットに留まることができようにと、給与を上げてい
きました。そのため、当時の彼は宮廷指揮者として相当な高給取りとなってお
り、カントルの座を打診してきたライプツィヒにも移住することはありません
でした。37年もの間ダルムシュタットの宮廷に仕えたのち、グラウプナーは
1760年には視力を失っており、死を迎えるまでの6年間はもはやオーケストラ
を指揮することもなくなりましたが、18世紀におけるもっとも革新的な作曲家
であり、音響実験者の一人だったのです。

CC72547 ¥1880
ダリオ・カステッロと仲間たち?17世紀ヴェネツィアの管弦楽のためのソナタ集
1.Girolamo Frescobaldi; Chromatic Recercada from Fiori Musicali
2.Dario Castello; Sonata Decimaterza a 4 libro 2
3.Giovanni Antonio Bertoli; Sonata fagotto VIII per fagotto solo
4.Dario Castello; Sonata Sesta a 2 libro 1
5.Dario Castello; Sonata Decimaquinta a 4 libro 2
6.Dario Castello; Sonata Ottava a 2 libro 1
7.Dario Castello; Sonata Duodecima a 3 libro 2
8.Biagio Marini; Sonata Ottava per 2 Fagotti o Tromboni
9.Dario Castello; Sonata Undecima a 3 libro 1
10.Giuseppe Scarani; Sonata Decimaterza a 3
11.Dario Castello; Sonata Quarta a 2 libro 1
12.Giovanni Picchi; Sonata a 2
13.Biagio Marini; Sonata Nona per 2 Fagotti o Tromboni
14.Dario Castello; Sonata Decimaquarta a 4 libro 2
チェチーリア・コンサート
キャスリーン・クック(ハープシコード&オルガン)
ビャッテ・アイケ(ヴァイオリン)
ウーター・ヘルシューレン(ドゥルツィアン)
アイラ・マリア・レティプ(ヴァイオリン)
アダム・ウールフ(アルト&テノールトロンボーン)
ジェイミー・サヴァン(コルネット)
17世紀の器楽や声楽曲を専門に国際的な活躍を広げるチェチーリア・コンサー
ト。このCD「カステッロと仲間たち」で、チェチーリア・コンサートのメンバ
ーは、室内楽の草分け的な作品にフレッシュでダイナミックなアプローチを行
いました。古楽器によるしなやかな表現力と高度な技巧によって、新たなレパ
ートリーを切り開いています。
このCDに作品が収録されている作曲家・音楽家たちは、ヴェネツィアのサン・
マルコ寺院のバシリカ聖堂に雇われていた人々で、歌手としても器楽奏者とし
ても活動していました。その一人が17世紀の前半に活躍したダリオ・カステッ
ロです。彼の生涯や作品についての情報は現在ほとんど残されておらず、楽譜
の表紙に書かれている内容から、サン・マルコ寺院の音楽家であり、吹奏楽ア
ンサンブルのリーダーであったということだけがわかっています。カステッロ
は29曲に及ぶソナタを2集に分けて、それぞれ1621年と1629年にヴェネツィア
で出版しています。カステッロのソナタは多様なテンポと劇的な情緒の変化に
富んでおり、当時のモダンな作曲スタイルが反映されています。また、どの楽
器にもヴィルトゥオーゾ的なパッセージが散りばめられています。楽譜は何度
も再版が重ねられており、アントワープなどでも出版されています。それは彼
の作品がもたらす人気と絶え間ない影響力を示しています。
カステッロ作品の他、ジュゼッペ・スカラーニ(1628-1642年頃活躍)、ビアー
ジョ・マリーニ(1594-1663)、ジョヴァンニ・アントニオ・ベルトーリ(1639-
1645年頃活躍)、ジョヴァンニ・ピッキ(1600-25年頃活躍)、ジローラモ・フレ
スコヴァルディ(1583-1643)の作品が本CDに収録されています。

CC72548(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3250
ヘンデル:合奏協奏曲集 作品6より
Disc1 第1番 ト長調/第8番 ハ短調/第6番 ト短調
Disc2 第10番 ニ短調/第5番 ニ長調/第11番 イ長調
エドゥアルド・ロペス・バンゾ
(指揮&ハープシコード)
アル・アイレ・エスパニョール
エドゥアルド・ロペス・バンゾ率いる、声楽と器楽による古楽アンサンブル
「アル・アイレ・エスパニョール」による、ヘンデルの傑作「合奏協奏曲集」。
2004年にはスペイン国立音楽賞を受賞した彼らが、ヘンデルの濃密かつ軽やか
な器楽曲の世界を体現しています。全12曲の中から、第1、5、6、8、10、11番
の抜粋版です。

<EIGENART>
EIGENARTはTACETレーベルのグループレーベルです。若いアーティストの作品
を中心に発売しています)
10440 ¥2380
海浜独唱-日本歌曲の新たなる響き 
1. 富士山見たら (詩:久保田宵二、曲:橋本国彦)
2. 牡丹 (詩:北原白秋、曲:橋本国彦)
3. 鴉(からす) (詩:清水重道、曲:信時潔) チェンバロ伴奏
4. なめいし (詩:北原白秋、曲:清瀬保二)
5. 城ヶ島の雨 (詩:北原白秋、曲:梁田貞)
6. ゆくはるの宵 (詩:八木重吉、曲:浦田健次郎)
7. きずつけずあれ (詩:しゃく・ちょうくう、畑中良輔)
八木重吉による五つの歌 (詩:八木重吉、曲:畑中良輔)
8. I 秋の空 
9. II 素朴な琴
10. III 秋
11. IV 雨
12. V 夕焼
13. 海浜独唱 (詩:室生犀星、曲:畑中良輔)
14. 花林 (詩:杉浦伊作、曲:畑中良輔)
15. 百姓唱 (詩:北原白秋、曲:橋本国彦)
16. 沙羅 (詩:清水重道、曲:信時潔) チェンバロ伴奏
17. 春の鳥 (詩:北原白秋、曲:団伊玖麿)
18. 追分 (詩:北原白秋、曲:平井康三郎)
19. 石と光 (詩:谷川俊太郎、曲:寺嶋陸也)
吉原輝(バリトン)
重岡麻衣(フォルテ・ピアノ:ハンマーフリューゲル/チェンバロ) 
収録された19内、3と16以外はフォルテ・ピアノ演奏です。
2011年録音
解説は日本語、ドイツ語、英語。歌詞は日本語とドイツ語表記。
畑中良輔氏による本アルバム発売に寄せた推選文章を収録。
装丁には全てに日本語が表記されております。
美しい日本語を、溢れる情感で現す吉原輝のバリトンと、筝の音色に似たチェ
ンバロと独特の丸く柔らかい懐かしい響きをフォルテ・ピアノから引き出す卓
越した技巧を持つ、重岡麻衣の伴奏が見事に調和された美しい歌曲アルバム
です。
※吉原輝(バリトン) 東京芸術大学、同大学院卒業後、ミラノ音楽院留学後
シュトゥットガルト国立音楽大学院リート科及びオペラ科卒業。
第7回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位入賞後、多くの演奏会に出演。
1997年より畑中良輔氏の構成による日本歌曲シリーズをはじめドイツを中心に
日本歌曲の演奏会を多数出演。シュトゥットガルト国立音楽大学、ルードヴィ
クスブルク国立教育大学講師。



<TACET>
TACET 197 ¥2380
ブラームス:練習曲集
(1)パガニーニの主題による変奏曲(第1部:14曲) op.35
(2)左手のための練習曲(練習曲第5番)「シャコンヌ」(J.S.バッハ作品の編曲)
(3)パガニーニの主題による変奏曲(第2部:14曲) op.35
(4)ピアノのための練習曲第3/4-「プレスト」(J.S.バッハ作品の編曲)
(5)左手のための練習曲から「即興曲 op.90-2」 (シューベルト作品の編曲)
(6)ピアノのための練習曲第1番-「練習曲」(ショパン作品の編曲)
(7)ピアノのための練習曲第2番-「ロンド」(ウェーバー作品の編曲)
エリカ・ハーゼ(ピアノ) Erika Haase
2012年録音
1935年ドイツのダルムシュタット生まれのエリカ・ハーゼはその優れた技巧と
音質の透明感において多くの現代曲の演奏を手がけ、特に1963-67年において
イギリスBBC主催のブーレーズとの一連の演奏で素晴らしい実績を残しました。
現在はハノーヴァー他の各大学で後進を育てるかたわら音の良さに定評ある
TACETレーベルを中心に教育的且つ学術的なアルバムを録音、発表し続けてい
ます。




<VENEZIA>
CDVE04407 2枚組 ¥1650
レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ録音集
CD. 1
(1)バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、パルティータ第2番から「シャコンヌ」
アイザック・スターン(ヴァイオリン)
1956年5月 レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ
第二次世界大戦後の初のアメリカ人アーテイストとしてヴァイオリニスト、メ
ニューインと共にソビエトを訪問。
1956年5月3日から30日までに行われたモスクワを中心に6都市18回の
ソビエト・ツアーからレニングラードでの演奏会の一部。
(2)シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
オトマール・スイットナー指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
1963年1月 レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ
1961年のプラハの春に続いて行われたソビエト・ツアー(1963年)からレニング
ラードでの演奏会の一部。
CD. 2
(1)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」ホ短調 op.95
エミール・チャカロフ指揮
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
1987年6月 レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ
ブルガリア出身のチャカロフ(1948-1991)はソフィアで学び、ベルリンでカラ
ヤンに学んだ後、多くの西側のオーケストラを指揮しました。若い時期からブ
ルガリア政府の後押しでソビエトに演奏旅行を行っています。特にレニングラ
ード・フィルとの結びつきは強く、度々客演しています。
若くして亡くなったチャカロフの実力を示す熱演です。
(2)ファリャ:バレエ音楽「恋は魔術師」
イリーナ・アルヒーポワ (メゾ・ソプラノ)
レオポルド・ストコフスキー指揮
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
1958年 レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ
1935年から度々ソビエトを訪れているストコフスキーが1958年にソビエトを訪
れ、モスクワではショスタコーヴィチの交響曲第11番等を演奏しています。そ
のツアーの際のレニングラードでの演奏会の一部。
上記4曲共に、レニングラード(ペテルブルグ)放送局のアーカイブから。
録音年月日に統一感が無く、音質もそれぞれで且つ、ライヴ特有の傷が聴かれ
ますが、それぞれ良好な音質です。全てモノラル録音。

CDVE04342 9枚組 ¥3780
ハイドン:ピアノ・ソナタ全集(54曲)
リューボフ・チモフェーエワ(ピアノ)
1951年ソビエトのゴーリキで生まれ。8歳でデビューリサイタルを開いた後9歳
でオーケストラと共演。モスクワ音楽院でヤコブ・ザークに学び15歳でパリ国
際コンクールで入賞し18歳でロン=ティボー国際コンクールで優勝。技巧的に
も優れ、リリシズム溢れる女流ピアニストとして国際的に活躍しています。
1977-1982年録音
VENEZIAレーベル2008年に発売されたものの価格を下げての再発売となります。
尚、限定生産との連絡が入っております。





<THE SPOT RECORDS>
2886981 ¥2080
(1)バッハ:6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタから
無伴奏パルティータ第3番 ホ長調 BWV.1006
(2)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 op.27-2
(3)バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
(4)イサン・ユン:ヴァイオリン独奏のための「王の主題」
スザンナ・ヨーコ・ヘンケル(ヴァイオリン)
2000年9月19-23日 ドイツ The Church in Berge での録音
ヨーコ・ヘンケルの新作は、ヴァイオリン独奏のために書かれた4つの作品を
収録。パーフェクトなテクニックに裏付けされた、愛する音楽を奏でる喜びに
溢れるさまが聴く者に伝わる感動的なアルバムです。





<VENEZIA>
CDVE04405 ¥1350
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第12番「1917年」 二短調 op.112
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
1961年10月1日レニングラード・フィルハーモニー大ホールでの初演時のライヴ
レニングラード(ペテルブルグ)放送局のアーカイブから。モノラル録音
(2)アルチュニアン:祝典序曲
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
1949年11月15日レニングラード・フィルハーモニー大ホールでの初演時のライヴ
レニングラード(ペテルブルグ)放送局のアーカイブから。モノラル録音
共に、ライヴ特有の緊張感ある感動的な初演時の録音です。ショスタコーヴィ
チは現在聴くことの出来る1961年10月のスタジオ録音や1984年4月29日のライ
ヴ録音における完成された解釈が、この初演時の演奏から聴かれる事に驚きを
禁じえません。音質は良好です。




<TACET>
TACET 202 ¥2380
ショパン:ピアノ作品集
1. バラード第4番 ヘ短調 op.52
2. 夜想曲第7番 嬰ハ短調 op.27-1
3. 夜想曲第14番 嬰へ短調 op.48-2
4. 舟歌 嬰ヘ長調 op.60
5. 即興曲第1番 変イ長調 op.29
6. 即興曲第2番 嬰ヘ長調 op.36
7. 即興曲第3番 変ト長調 op.51
8. 幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66
9. 前奏曲第25番 嬰ハ短調 op.45
10. スケルツォ第4番 ホ長調 op.54
11. 華麗なる円舞曲 イ短調 op.34-2
エフゲニ・コロリオフ(ピアノ) Evgeni Koroliov
2011年 ベルリン、ダーレム、イエス・キリスト教会での録音
透明感ある見通しの良い、細部にまで神経の行き届いた構成力に優れた演奏。
TACETレーベルによる、とても優秀な録音が、コロリオフの紡ぎ出す思慮深い
音、ひとつひとつの動きを鮮明に聴く者に伝えます。




<FORLANE>
FOR16596 ¥1800
プロコフィエフ:
(1)ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 op.1
(2)4つの小品 op.3
(3)アレグレット イ短調 (1904-1905年の作品)
(4)スケルツォ ニ長調 (1904-1905年の作品)
(5)4つの練習曲 op.2
(6)4つの小品 op.4
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
1981年11月 オランダ、コンセルトヘボウでの録音
聴く機会の少ない曲を集めた学術的にも注目すべきアルバムです。

FOR16722 ¥1800
シューマン:
(1)ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 op.22
(2)森の情景 op.82
(3)ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 op.14
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
1993年9月フランス、ポアシー劇場(Theatre de Poissy)での録音
完璧にコントロールされたテクニックに裏付けられた溢れる情熱としなやかな
歌心を持った演奏が特徴的なエル=バシャのシューマンです。

FOR16756 ¥1800
シューベルト:
(1)ピアノ・ソナタ第18番「幻想」 ト長調 op.78 D.894
(2)3つのピアノ曲 D.946
(3)ピアノ・ソナタ第14番 イ短調 op.143 D.784
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
1995年9月フランス、ポアシー劇場(Theatre de Poissy)での録音
自制心を保ちつつも流れる歌心を存分に味わえる深いシューベルトです。

FOR16764 ¥1800
シューベルト:
(1)弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」 二短調 D.810
(2)弦楽四重奏曲第12番「四重奏断章」 ハ短調 D.703
エネスコ弦楽四重奏団
1982年11月 パリ Salle Adyar での録音
メロディを大いに歌った叙情的な演奏で、息苦しい程の並ならぬ緊張感を持つ
演奏として高く評価されている名盤の再発売です。

FOR16795 ¥1800
ショパン:
(1)17のポーランドの歌 op.74
1. 願い 2. 春 3. 悲しみの川 4. 遊び 5. 彼女の好きな 
6. 私の見えぬところに
7. 使者 8. かわいい若者 9. メロディ 10. 闘士 11. 2人の死
12. 私のいとしい人 13. 望みはない 14. 指環 15. 花婿 
16. リトアニアの歌
17. 舞い落ちる木の葉
(2)魅惑
(3)ドゥムカ
※アルバムには、上記の順で収録されていません。
エヴァ・ポドレシ(メゾ・ソプラノ)
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
1998年7月スイス、ラ・ショー・ドゥ・フォン(La Chaux-de-Fonds)音楽劇場で
の録音
ディスク・リリック・アカデミーからジェラルド・ムーア賞の最優秀伴奏者賞
を授与された名アルバム。
聴く機会の少ない曲を集めた注目すべきアルバムです。



<CARUS>
83.299 ¥2380
ニコライ:
1. 3つの典礼、第1番
2. Spruch: Herr, ich habe lieb
3. Der 100: 詩篇「主に向いて歓呼の声をあげよ
4. Der 31:詩篇「主よ御もとに身を寄せ
5. Der 84:詩篇「貴方の住まいはいかに麗しいことか 
6. Der 97:詩篇「Der Herr ist Konig」
7. Offertorium in Assumption beatae Mariae Virginis
8. 詩篇54番
フリーダー・ベルニウス指揮
シュトゥットガルト室内合唱団
2009年10月3-4日 ドイツ、ヴッパータール Wupertal、2010年2月16日 及び
2011年10月18-19日録音 オランダ、クローニンゲン教会 Gonningen での録音
1842年にウィーンにフィルハーモニー協会をつくった一人、また作品では
歌劇「ウインザーの陽気な女房たち」の作曲者でしられるオットー・ニコライ
(Otto Nicolai 1810-1849 ドイツ)による教会合唱曲集です。
詩篇第31番及び、97番を除き初CD化となる、貴重なアルバムです。

83.350 2枚組 ¥3450
シャイン:合唱曲「イスラエルの泉」
(マドリガル風モテット集)全26曲
1. おお主よ、我は汝のしもべ 2. 汝の若き日の女に喜び
3. 涙とともに種まく人は 4. 我は汝を見捨てず 5. 我はなの元に留まらん
6. 主よ再び我を顧みたまえ 7. シオンは言う、主は我を見捨てられた
8. 我、若かりし時 9. 主は我を思いたまう 
10. ヤコブが没した時
11. 愛らしく美しい生は虚無である 
12. エフライムは我が最愛の子であろうか
13. 神の御業を見よ 14. 我しゅによりて喜ぶ 15. 我らの人生は70年に及ぶ
16. 汝ら聖徒たちよ主をほめたたえよ 17. 主よ我が嘆きを除きたまえ
18. 見よ、いためののちになお不安が 19. ああ主、我が美しき者
20. 3つの美しきことあり 21. 何を悲しむのか我が魂よ
22. 貞淑なる妻に恵まれたる者は 23. おお主イエス・キリスト
24. 我はダヴィデ一族の祖なり 25. 我らは死すべきものと悟らせたまえ
26. 今ぞ、すべての人よ神に感謝せよ
ハンス=クリストフ・ラーデマン Hans-Christoph Rademann
ドレスデン室内合唱団
2000年3月22-27日 ドレスデンでの録音
シュッツ、シャイトと共にドイツ初期バロック音楽の隆盛に貢献したヨハン・
ヘルマン・シャイン(Johann Hermann Schein 1586-1630 ドイツ)。
ワイマールの宮廷楽長やライプツィヒの聖トーマス教会の楽長を勤めルター派
のコラールを魅力を存分に知らしめ、ヴェネツィア楽派のコンチェルタート様
式による教会音楽の発展に貢献したシャインの代表的な合唱作品です。

83.398 ¥2380
シーフェルデッカー:教会コンチェルト
Geistliche Konzerte集
1. Triumph, Triumph, Balial ist nun erleget
- Geistliches Konzert fur Bass, 2Violine, Viola und Basso Continuo
2. コンチェルト第9番 ト短調
- Konzert fur 2Violine, Viola und Basso Continuo
3. 「イン・テ・ドミネ・スペラヴィ」 In te domine speravi
- Geistliches Konzert fur Tenor, Violine, und Basso Continuo
4. Auf, auf, mein herz, Sinn und Gemute
- Geistliches Konzert fur Bass, 2Violine, Viola und Basso Continuo
5. コンチェルト第13番 ハ短調
- Konzert fur 2Violine, Viola und Basso Continuo
6. Weiche, ihr schwarzen Trauerwolken
- Geistliches Konzert fur Bass, 2Violine, Viola und Basso Continuo
クラウス・メルテンス(バス) Klaus Mertens
ヤン・コボウ(テノール) Jan Kobow
シモーネ・エッケルト(指揮とヴィオラ・ダ・ガンバ)
ハンブルク・ラーツムジーク・アンサンブル
2012年1月16-18日 ドイツ、エッケンフェルデ聖ニコライ教会での録音
作曲家ブクステフーデの弟子の1人であるヨハン・クリスティアン・シーフェ
ルデッカー(Johann Christian Scieferdecker 1679-1732 ドイツ)。
オルガニストとしてリューベックの聖マリア教会に勤め、作曲家として多くの
作品を残すも、現在ではほとんど演奏される機会がありません。
コンチェルト第9番及び、13番を除き初CD化となる、貴重なアルバムです。

<QUERSTAND>
VKJK 1115(SACD-Hybrid) ¥2380 ※6月29日までのご注文特価 ¥1980
日本語オビ・解説付き
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調
(リンツ稿ノヴァーク版)
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:2011年6月16-17日ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるライヴ
革命的傑作の正統的解釈、ブロムシュテットのブルックナー:第1番。
いよいよ第7弾目のリリースとなる巨匠ブロムシュテットによるブルックナー
・ツィクルス。交響曲第1番の登場である。長年に渡る録音のキャリアの中で
もこの曲は初録音となる。演奏は、2012年に85歳を迎える人とは思えないほど
若々しい。この頃のブロムシュテットは定評ある緻密さに加え、以前は多少感
じられた、神経質さがうまく抑制され、なんとも温かみのある鄙びた音楽を奏
でるような気がしてならない。特に第一番という曲は、ブルックナーが音楽界
に名乗りを上げたかのような苛烈な名曲であり、晩年に至って到達した無制限
な広がりを持つ曲とは異なる魅力に満ちている。ゲヴァントハウス管はかつて
ヴァツラフ・ノイマンとの名録音を遺しているが、ブロムシュテットは明るく
てモダンで硬質な、あえて言えば知的な響き。オーケストラの洗練も特筆すべ
きものがある。緩徐楽章も深刻ぶらずに正に純音楽的で清清しく、その良好な
アンサンブルは当然スケルツォにも受け継がれる。フィナーレも豪快一辺倒に
押し切るのではなく、然るべき所に話が落ち着くといったまとまりのよさに今
更ながらブロムシュテットの誠実な姿勢に心打たれるのである。

VKJK 1128 ¥1680
「シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ全集」
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 D384
ヴァイオリン・ソナタ イ短調 D385
ヴァイオリン・ソナタ ト短調 D408
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D574
ゲルノート・ジュスムート(ヴァイオリン)
フランク=インモ・ツヒナー(ピアノ)
録音:2006年12月22、23日、ベルリン、DDD、73'04
シューベルトのヴァイオリン・ソナタ4曲を1枚に収めたCDは意外に少ない。
ジュスムートは現在シュターツカペレ・ワイマールの第1コンサートマイスタ
ーを務めている。2000年から2002年までシュターツカペレ・ベルリンのコンサ
ートマスターを務め、また1979年から2000年までの長きに渡ってペーターゼン
四重奏団のメンバーだったことでも知られている。ドイツ人ヴァイオリニスト
らしい手堅さと、同時に柔らかく美しい音色の持ち主で、シューベルトのヴァ
イオリン曲によく合っている。

VKJK 1204 ¥1680
「ヒストリカル・トロンボーンVol.2」
-バロック・トロンボーン1553-1837
アルビノーニ:5声の協奏曲第2番
テレマン:ソナタ第1番,ソナタ,ソナタ第4番-ラルゴ,アレグロ
マルチェッロ:ソナタ第2番,ソナタ第3番
D.ガブリエッリ:リチェルカール第2番
エルコレ・ニシーニ(バロック・トロンボーン)
インストルメンタ・ムジカ
録音:2011年10月22-26日、ドレスデン
「ルネッサンス・トロンボーン(VKJK1012)」に続くバロック・トロンボーンの
名手エルコレ・ニシーニによる、バロック時代の音楽のトロンボーン演奏。大
半は他の楽器のための曲を編曲して演奏している。インストルメンタ・ムジカ
は2004年にニシーニによって創設されたピリオド楽器アンサンブル。

VKJK 1207 ¥1680
「聖アンネ教会オルガン・コンサート」
ギルマン:オルガン・ソナタ 第1番 ニ短調
ラインベルガー:オルガン・ソナタ第4番 イ短調
フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18
レーガー:コラール「私たちの神は堅牢な砦」による幻想曲 Op. 27
マティアス・ジュース(オルガン)
録音:2011年10月、アンナベルク=ブフホルツ
19世紀後半のオルガン作品を集めたCD。(フェリックス=)アレクサンドル・ギ
ルマン(1837-1911)は、フランス最北部のブローニュ・シュル・メール出身。
名オルガニストとして活躍し、作曲活動も盛んだったほか、マルセル・デュプ
レの師匠としても名高い。マティアス・ジュースは1957年生まれ。1980年の
J.S.バッハ国際コンクールのオルガン部門で第5位に入賞している。2004年か
ら、ドイツ東部のチェコ国境に近い町、アンナベルク=ブフホルツの教会の音
楽監督を務めている。

VKJK 1218 ¥1680
「マクデブルグ大聖堂のオルガンによるバッハ作品集」
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547
パルティータ「おお神よ、善なる神よ」BWV.767
コラール「天から大勢の天使がやって来た」BWV.607
コラール「私たちはキリストを讃えましょう」BWV.611
コラール「あなたに喜びがある」BWV.615
コラール「おお罪のない神の小羊よ」BWV.618
コラール「私たちがこの上なく大きな悩みにある時」BWV.641
コラール「目覚めよと、声が私たちを呼ぶ」BWV.645
コラール「私はどこへ逃れるべきなのか」BWV.646
コラール「ただ愛する神の力に委ねる者は」BWV.647
コラール「私の魂は主を崇め」BWV.648
コラール「ああ私たちの許に留まってください、主イエス・キリストよ」
BWV.649
コラール「イエスよ、今こそ天から降りて来てください」BWV.650
トッカータとフーガ ヘ長調 BWV.540
バリー・ジョーダン(Org)
録音:2012年3月4日、マクデブルク
バリー・ジョーダンは1957年南アフリカ生まれのオルガニスト。1990年代から
ドイツ、マクデブルク大聖堂のオルガニスト兼合唱指揮者として活動を続けて
いる。前作(VKJK1101)ではニーデルンドデレーベンのオルガンを使用していた
が、今回は本拠地マクデブルク大聖堂のオルガンを弾いている。




<ローマ聖チェチリア音楽院管弦楽団レーベル(イタリア)>
SCO1937-2010 8枚組 ¥9450
ローマ聖チェチリア音楽院管弦楽団(SCO)「アーカイヴより1937-2010」
イタリアでシンフォニー・オーケストラとしては最古の存在として知られるロ
ーマ聖チェチリア管(SCO)のアーカイヴより蔵出しの名演集が登場。高い技術と
明るい音色に定評がありますが、ディスクには恵まれているとは言い難いのが
実情。渇を癒す今回は、圧巻の豪華アーティスト、細切れや抜粋でない内容の
センスの良さ。つくづく有難いボックス(化粧箱、豪華ブックレット=英文あ
り)です。イタリアの国内の定期会員、スポンサー向けの配布、販売商品とい
うことで、当初輸出は断られましたが、「輸出に関する唯一の例外」として許
されました。在庫も少なく輸入は初回のみです。
(ボックスに内容の記載がないため、オリジナル日本語帯にて収録曲詳細をお
付け致します)。
CD1
(1)パガニーニ(モリナーリ編):無窮動
(2)ヴィヴァルディ(モリナーリ編):「四季」
(3)ドビュッシー:「牧神の午後への前奏曲」、「夜想曲」より“雲”
(4)ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲
(1)-(3)ベルナルディーノ・モリナーリ指揮
((1)1937年シュトウットガルト・ライヴ,(2)1942年ローマ,(3)1942年ローマ)
(4)ヴィクトル・デ・サバタ指揮
(1945年6月15日ヴァチカン・ライヴ)
CD2
(1)ワーグナー:「パルジファル」第1幕前奏曲、
(2)ストラヴィンスキー:「花火」、
(3)ラヴェル:「マ・メール・ロワ」抜粋
(4)ドビュッシー:交響詩「海」
(5)ベートーヴェン:交響曲第8番
(1)-(3)ヴィクトル・デ・サバタ指揮
(1945年6月15日ヴァチカン・ライヴ)
(4)ヴィクトル・デ・サバタ指揮
(1948年2月、3月ローマ)
(5)フランコ・フェラーラ指揮
(1951年ローマ)
CD3
(1)ロッシーニ:歌劇「コリントの包囲」序曲
(2)ロッシーニ:歌劇「泥棒かささぎ」序曲
(3)ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー
(4)カセッラ:バレエ音楽「甕」
(5)ペトラッシ:管弦楽のための協奏曲第1番
(1)グイド・カンテルリ指揮
(1949年5月9日ローマ)
(2)ジョン・バルビローリ指揮
(1947年2月8日ローマ)
(3)ウィリー・フェレッロ指揮
(1953年8月30日ローマ)
(4)フェルナンド・プレヴィターリ指揮、フェリーチェ・ルーツィ(T)
(1956年7月18日ローマ・ステレオ)
(5)フェルナンド・プレヴィターリ指揮
(1956年7月18日ローマ・ステレオ)
CD4
(1)レスピーギ:交響詩「ローマの松」
(2)ケルビーニ:レクイエム ハ短調
(1)フェルナンド・プレヴィターリ指揮
(1956年7月18日ローマ、ステレオ)
(2)カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
(1952年ローマ)
CD5
(1)ダラピッコラ:とらわれ人の歌
(2)スポンティーニ:歌劇「ヴェスタの巫女」序曲
(3)ブラームス:交響曲第1番
(1)イーゴリ・マルケヴィッチ指揮
(1954年ローマ)
(2)ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
(1993年12月18日ローマ・デジタル・ライヴ)
(3)ダニエレ・ガッティ指揮
(1997年9月3日、ローマ・デジタル・ライヴ)
CD6
(1)ベートーヴェン:「エグモント」序曲
(2)チャイコフスキー:交響曲第5番
ジュゼッペ・シノーポリ指揮
((1)1998年5月25日、ローマ・デジタル・ライヴ、
(2)1996年2月15日、ローマ・デジタル・ライヴ)
CD7
(1)ブラームス:交響曲第3番
(2)ブラームス:交響曲第4番
(1)ジョルジュ・プレートル指揮
(2010年5月31日、ローマ・デジタル・ライヴ)
(2)チョン・ミュンフン指揮
(1996年4月29日、ローマ・デジタル・ライヴ)
CD8
(1)ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
(2)ブレーズ:ノタシオン
(3)レハール:ワルツ「金と銀」
(4)ポンキエッリ:歌劇「ジョコンダ」より時の踊り
アントニオ・パッパーノ指揮
((1)2005年1月5日、(2)2008年1月16日、(3)(4)2008年12月22日、
いずれもローマ・デジタル・ライヴ)




<GENUIN>
GEN 12247 ¥1980
「アメリカン・クラシックス」
バーンスタイン:
「キャンディード」序曲/「ウエストサイド・ストーリー」-「サムフェア」
&交響的舞曲/演奏会序曲「スラヴァ!」
ガーシュイン:
ストライク・アップ・ザ・バンド/メドレー(ライザ,ス・ワンダフル
/お前が好きだ、ポーギー/誰かが私に恋している/サマータイム
/アイ・ガット・リズム)
マンシーニ:ムーン・リバー/
伝承歌:山を登って告げよ/
ペンダース:グレンがヴォルフガングに会う
トーマス・クラモー(指揮)
ザクセン管楽フィルハーモニー
イネス・アグネス・クラウトヴルスト(Vo)
録音:2011年10月7-9日、バート・ラウシック
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の元トランペット奏者、トーマス・クラ
モーがドイツの管楽オーケストラを指揮してアメリカの音楽を演奏したもの。
ザクセン管楽フィルハーモニーは60年以上の歴史がある名門である。このCDは
「シフォニック・クラシックス(GEN11221)に続く当コンビのGENUINへの第2弾。
イネス・アグネス・クラウトヴルストは、ライプツィヒのメンデルスゾーン音
楽大学で学んだ後、ミュージカルなどで活躍している歌手。

GEN 12229 ¥1980
ドビュッシー:ピアノ作品集第4集」
子供の領分/ハイドンを讃えて/小さな黒人
英雄的な子守歌/悲歌/題名のない商品
練習曲集第1巻/練習曲集第2巻
ユリア・ダールクヴィスト(ピアノ)
録音:2011年9月29日-10月2日、ライプツィヒ
GENUINが1枚ずつ別の奏者を起用して進めているドビュッシーのピアノ作品全集
の第4集。ユリア・ダールクヴィストはシベリア生まれのフィンランド系ロシア
人のピアニスト。2004年に北欧国際ピアノ・コンクールで優勝、以来フィンラ
ンド、スウェーデンなど北欧を中心に活躍している。ドビュッシーは2006年か
ら2008年までの間にピアノ曲全曲を演奏するほど得意としている。

GEN 12234 ¥1980
「エモシオン」-オブラドルス、アーン、R.シュトラウス、
エルナーニ・ブラーガ歌曲集
オブラドルス:
恋人に/僕のただ一人のラウレオラ/その柔らかな黒髪で/心よ、お前はなぜ
愛をこめて、私のお母さん/嫉妬深い恋人/ちっちゃい花嫁
アーン:クロリスに/春/リラの木の夜鳴き鶯/五月/最後のワルツ
R.シュトラウス:
巡り合い/赤い薔薇/薔薇のリボン/目覚めた薔薇/母の自慢話/わが子へ
セレナード
ブラーガ:
草むしり/小さな家/オキニンバ/聖ジョアンのわらべ歌/子守歌
/新しいサトウキビ絞り器
カロリーナ・ウルリヒ(ソプラノ)
マルセロ・アマラル(ピアノ)
録音:2011年10月20-23日、ベルリン
スペイン、カタルーニャのフェルナンド・オブラドルス(1897-1945)、フランス
のレイナルド・アーン(1874-1947)、ドイツのR.シュトラウス、ブラジルのフラ
ンチスコ・エルナーニ・ブラーガと、変化に富んだ歌曲を集めている。ブラー
ガの歌曲は、メトロポリタン歌劇場のプリマドンナだったブラジル出身のソプ
ラノ、ビドゥ・サヤンが好んで歌ったことで知られる。ウルリヒは2010年以来
ドレスデンのゼンパー・オーパーに所属している若いソプラノ。しっとりとし
た情感のある声の持ち主である。彼女はドイツ系チリ人で、ドイツ的なカッチ
リした音楽にも、ラテン系の情熱的な音楽にも、どちらにも秀でている。

GEN 12235 ¥1980
「ドイツ音楽コンクール2010優勝者」
-デュオ・アンガー=ゲラッシメツ
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
ベートーヴェン:
モーツァルト「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲
変ホ長調
シューマン:アラベスク ハ長調 Op.18
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
ペンデレツキ:全くのチェロ
シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
ノルベルト・アンガー(チェロ)
ニコライ・ゲラッシメツ(ピアノ)
録音:2011年7月25-27日、ベルリン
2010年のドイツ音楽コンクールで優勝した当デュオのお披露目CD。ノルベルト
・アンガー1987年、ドレスデン近郊のフライタル生まれ。滴るような美音を駆
使して実によく歌い、たいへん優れたチェリストであることがこのCDからよく
分かる。ニコライ・ゲラッシメツはエッセンの出身。前に出すぎず堅実にチェ
ロを支えながら、全体の手綱を見事に引き締めている。今後が注目のデュオで
ある。

GEN 12240 ¥1980
「ファゴット協奏曲集」
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲 イ短調 RV497
ジェイコブ:ファゴット、弦楽、パーカッションのための協奏曲
フランセ:ファゴットと11の弦楽器のための協奏曲
C.P.E.バッハ:協奏曲 イ長調(原曲 フルート協奏曲)
クリスティアン・クーネルト(ファゴット)
ポツダム室内アカデミー
録音:2011年11月22-24日、ベルリン
ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の首席ファゴット奏者、クリスティア
ン・クーネルトによるファゴット協奏曲集。ゴードン・ジェイコブ(1895-1984)
は20世紀英国の作曲家で、このファゴット協奏曲は彼の代表作の一つ。フラン
セの協奏曲が珍しい。

GEN 12242 ¥1980
「ドイツのミサ曲」
-シューベルトのドイツ・ミサの曲間に別の作品を挿入しての演奏
シューベルト:ドイツ・ミサ曲 D.872
ヘラー:キリエ・エレイソン
トーマス:私たちは人生のただ中にある
ハウプトマン:高みにおいて神に栄光がありますように
シュレンカー:神は光の中にお住まいになる
サン=サーンス:来てください、創造主である聖霊よ
ディストラー:
私たちは父である神を信じる
/主よ、あなたがお望みになるものをお授けください
/おお人よ、お前の大きな罪を嘆け
マウエルスベルガー:ベッソブルンの祈り
プレトリウス:主よ、深きふちの底より
ビラー:私たちに恵み深く平和を授けてください
アンサンブル・ノビレス(男声五重唱)
録音:2011年9月6-10日、2012年1月14日、ライプツィヒ
シューベルト:ドイツ・ミサ曲の8つの部分の間に、9人の作曲家の作品を挟み込
んだ興味深い企画。アンサンブル・ノビレスは、2006年にライプツィヒのトー
マス教会聖歌隊の団員によって結成された男声声楽アンサンブル。現在5人のメ
ンバーで活動している。

GEN 12248 ¥1980
「ヴィヴァルディ:ピゼンデル・ソナタ集」
ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 RV2
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 RV29
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 RV25
ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 RV6
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 RV19
アンネッテ・ウンガー(ヴァイオリン)
ミヒャエル・プフェンダー(チェロ)
ルドガー・レミ(チェンバロ)
録音:2011年8月22-24日、イエス・キリスト教会,ベルリン
18世紀前半のドイツのヴァイオリンの名手、ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル
(1687-1755)は、ドレスデンの宮廷楽団で活動していたが、その初期の1716年
にヴェネツィアを訪れ、9歳年上のヴィヴァルディに学んでいる。彼がドレス
デンに持ち帰った筆者譜のいくつかには「ピゼンデル氏のために」と銘打たれ
た曲があり、ここにはその5曲のヴァイオリン・ソナタが収録されている。ア
ンネッテ・ウンガーはドレスデン生まれのヴァイオリニスト。ソリストとして
活躍する他、1992年からドレスデン音楽大学の教授を務めている。瑞々しい音
色が美しい。高名なベルリンのイエス・キリスト教会での録音。

GEN 12249 ¥1980
「ファンタジーとシンメトリー」
ヘンデル:フーガ ハ短調 HMV610
チャイルズ(b.1957):花壇
ブレハルツ(b.1981):航空路線
バッハ:フーガの技法 BWV.1080-コントラプンクトゥス4
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガOp.87-フーガ ハ長調
バッハ:フーガの技法 BWV.1080-コントラプンクトゥス9
パソフスキ(b.1980):ペッセル
ヘンデル:フーガ ロ短調HWV.608
ライター(b.1976):約束の地への移動
カルテット・ニュー・ジェネレーション(リコーダー四重奏)
録音:2011年2月24-25日、ヌレンベルク
斬新な選曲で話題となった「いたずらに」(GEN 89143)に続くリコーダー四重
奏団、カルテット・ニュー・ジェネレーション(略称QNG)のCD。ズザンネ・フ
レーリヒ、アンドレア・グットマン、ハンナ・パペ、ハイデ・シュヴァルツと
いう女性4人のアンサンブルは実に鮮烈。今回も古楽と近現代音楽を交えたプ
ログラミングが刺激的である。




<NMC>
NMC D172 \1980
-デビュー・ディスク・シリーズ-
「シークレット・フォレスト」
-藤倉大(b.1977)作品集
(1)シークレット・フォレスト
(2)ルビコン
(3)ファントム・パルス
(4)エターナル・エスケープ
(5)オケアノス
(1)高関健(指揮)アール・レスピラン
(2)ケイト・ロマノ(Cl)、
(3)ミシェル・チェルッティ(指揮)ルツェルン・パーカッション・グループ、
(4)エードリアン・ブラッドバリー(Vc)、
(5)オケアノス:【メリッサ・ホールディング(筝)、ロビン・トンプソン(笙)、
ケイト・ロマノ(Cl)、ジニー・ショー(Ob)、ブリジット・キャリー(Va)】
録音:(1)2008年11月5日、紀尾井ホール,
(2)(4)(5)2011年1月15-16日ロンドン,(3)2006年9月11日、ルツェルン
藤倉大は大阪に生まれ、今や20年以上を英国で過ごしている。英国ではロック
スバラ、ランズウィック、ベンジャミンに師事。これまでハダースフィールド
国際音楽祭作曲家賞、ロイヤル・フィルハーモニック作曲賞、国際ウィーン作
曲賞、パウル・ヒンデミット賞、第57回尾高賞および第19回芥川作曲賞、中島
健蔵音楽賞、エクソン・モービル賞をはじめ、数々の著名な作曲賞を受賞して
いる。
ロンドンでは、BBCプロムスから2つの委嘱を受けているほか、コントラバス協
奏曲がロンドン・シンフォニエッタによって初演されている。2013年には
《atom》がBBC交響楽団によってイギリス初演される予定である。藤倉の音楽
はフランスでも受け入れられ、多数の委嘱が行われている。中でも彼の初めて
のオペラ作品(演出:勅使川原三郎、シャンゼリゼ劇場・ローザンヌ歌劇場・リ
ール歌劇場による共同制作)はそれらの頂点と言える。ドイツでは、ドゥダメ
ルとシモン・ボリバル・ユース・オーケストラに捧げられた作品である、
《Tocar y luchar》がベルリンでヨーロッパ初演された。ほかにもミュンヘン
室内管弦楽団の委嘱で《Grasping》を作曲。
これまでに共同作業を行った指揮者には、ブーレーズ、エトヴェシュ、ノッ
ト、ドゥダメル、リープライヒ、山田和樹らが挙げられる。国際的な共同委嘱
がますます増えており、2012/13シーズンには、木管楽器・打楽器ソリストと
オーケストラのための《Mina》がシアトル交響楽団、バンベルク交響楽団、名
古屋フィルハーモニー交響楽団によって、それぞれの大陸で初演される予定で
ある。今回のこの作品集は藤倉のこれまでの軌跡を知る上で大変貴重なディス
クです。
日本語オビ・解説付き

NMC D164 \1980
-デビュー・ディスク・シリーズ-
「ヒュー・ワトキンズ(b.1976):作品集」
(1)チェロと8楽器のためのソナタ
(2)4つのスペンサー・ピース
(3)3つのオーデン歌曲集
(4)ヴァイオリン独奏のためのパルティータ
(5)グッディソン四重奏曲第4番
「イン・マイ・クラフト・オア・サレン・アート」
(1)ポール・ワトキンズ(Vc)、
イアン・ブラウン(指揮)ナッシュ・アンサンブル
(2)(3)ヒュー・ワトキンズ(Pf)
(3)(5)マーク・パッドモア(T)、
(4)アリーナ・イブラギワ(Vn)
(5)エリアス四重奏団
録音:2010-2011年
ヒュー・ワトキンズはイギリス・サウスウェールズ出身の若手作曲家でケンブ
リッジのキングズ・カレッジとロンドン王立音楽院で学んだ。作風は12音技法、
モード、調性的な語法、クラスターなどの諸様式を柔軟に併用・折衷しつつ
様々な音響イベントを息もつかせず繰り出す。W.H.オーデンの詩による「3つ
のオーデン歌曲集」は自由な無調の伴奏に調性的な旋律が歌われるブリテンを
思わせる抒情的な作品。ブリテンからオリヴァー・ナッセンへと連なるイギリ
ス現代音楽の新保守派の最先端に位置する俊英作曲家である。

NMC D168 \1980
-デビュー・ディスク・シリーズ-
「サム・ヘイデン(b.1968):作品集」
(1)システム/エラー
(2)出席/欠席
(3)見当違い
(4)モジュール方式
(1)トリオEKL:【菅野みえこ(Vn)、アンヌ・ラ・ベルゲ(Fl)、
クレア・エドワーズ(Perc)】
(2)(4)エンノ・ポッペ(指揮)アンサンブル・モザイク
(3)ユージン・ウゲッティ指揮エリシオン・アンサンブル
録音:2010-2011年
サム・ヘイデンはマイケル・フィニシーとジョナサン・ハーヴェイに師事し
1995年にはベンジャミン・ブリテン国際作曲コンクールに優勝している。ヴァ
イオリン、フルート、打楽器が終始フリー・ジャズのようにぶつかり合う攻撃
的な「システム/エラー」、いらいら・せかせかしたモティーフとノイズが神
経を逆なでする「見当違い」、同じように常に緊張した音響が聴き手をいらつ
かせるファーニホーばりの「モジュール方式」など、ヨーロッパ前衛(特に
「新しい複雑性」)の好きなリスナーにはお薦め。





<BRIDGE>
BCD 9351 \1980
「モーツァルト:ピアノ協奏曲集Vol.3」
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482(カデンツァ/C.サン=サーンス)
(2)ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453(カデンツァ/W.A.モーツァルト)
ヴァシリー・プリマコフ(Pf)、
スコット・ユー(指揮)
オーゼンセ交響楽団
録音:2010年10月カール・ニールセン・ホール,オーゼンセ,デンマーク
プリマコフによるモーツァルト:ピアノ協奏曲録音シリーズ第3弾。これまでユ
ニークなカデンツァを使用しており、第24番ではフォーレ、第26番ではランド
フスカ、第20番ではベートーヴェン&ツァハリス、第21番ではリパッティなど
を使用していました。今回は第22番でサン=サーンスのカデンツァを聴くこと
ができます。澄み切った端正なタッチのプリマコフは新しい時代のモーツァル
ト弾きと言うに相応しいものです。

BCD 9347 \1980
ラフマニノフ:チェロとピアノのための作品集
(1)東洋風の踊りOp.2-2/(2)チェロ・ソナタ ト短調Op.19
(3)音の絵Op.39(全9曲)/(4)歌(1890)
(1)(2)(4)スティーヴン・ドーン(Vc)
(1)-(4)バリー・スナイダー(Pf)
録音:1996年8月イーストマン・シアター
間にピアノ独奏曲「音の絵」を挟んでラフマニノフのチェロのための作品を集
めた。チェロのスティーヴン・ドーンはイーストマン音楽学校でチェロの教授
をしている。カーネギー・ホールとケネディ・センターにもデヴィッド・ジン
マンの指揮でR.シュトラウスの「ドン・キホーテ」でデビューしている。現在、
アメリカ、イギリス、アジアで幅広く活動している。ピアノのスナイダーは
1966年のヴァン・クライバーン・コンクールでシルバー・メダルを受賞。その
後、ストコフスキーやジンマン、デュトワなど巨匠たちとの共演も果たしてい
る。スナイダーもまたイーストマン音楽学校で教授を務めている。

BCD 9355 \1980
「42トラック」-ドヴォルザーク、バルトーク、プロコフィエフ
ドヴォルザーク:ユモレスクOp.101-No.6、No.5
プロコフィエフ:束の間の幻影Op.22
ドヴォルザーク:ユモレスクOp.101-No.2、No.3、No.4
バルトーク:14のバガテルOp.6
ドヴォルザーク:ユモレスクOp.101-No.1、No.8、No.7
オリオン・ワイス(P)
録音:2010年9月ニューヨーク
ドヴォルザークのピアノ曲「8つのユモレスク」を全体にばらして配しつつ、
間にロシアのプロコフィエフ、ハンガリーのバルトークという20世紀前半の作
曲家を挟んで東欧、ロシアの音楽的共通点、系譜を浮かび上がらせようとした
企画。オリオン・ヴェイスはジュリアード音楽院でエマヌエル・アックスに師
事したアメリカの若手で既にロサンジェルス・フィル、シカゴ響、クリーヴラ
ンド管、ボストン響などと共演しているホープ。

BCD 9366 \1980
「イマジナリー・アイランド」
-ポール・ランスキー(b.1944)の音楽
(1)2台ピアノと管弦楽のため協奏曲「シェープシフターズ」(2007-08)
(2)ギター協奏曲「木目に沿って」(2009)
(3)イマジナリー・アイランド(2010)
ジャスティン・ブラウン(指揮)
アラバマ交響楽団
(1)クアトロ・マニ(ピアノ・デュオ):
【スーザン・グレース&アリス・リバック】、
(2)デヴィッド・スタロビン(G)、
録音:2010-2011年
ポール・ランスキーはミルトン・バビットらに作曲を学び、主にコンピュータ
音楽、電子音楽の分野で多くの仕事をしている。現在はプリンストン大学の作
曲科教授として後進の指導にもあたっている他、アルゴリズムによるコンピュ
ータ音楽作曲のためのソフトを開発するなどテクノロジーの進歩にも一役買っ
ている。収録の作品は伝統的な管弦楽曲ではあるもののコンピュータ音楽に関
わっている作曲家らしくミニマル的な音の堆積が次第に大きなうねりを形成し、
時にバルトーク、ジョン・アダムズ、ハリウッド映画のサントラのように変化
に富んだ様相を見せる。ランスキーは当Bridgeより既に10枚のCDと1枚のDVDを
リリースしており、ジョージ・クラムを並んで当レーベル一押しの作曲家。




<WEITBLICK>
SSS0132-2 \1980
(1)サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付」
(2)ルーセンベリ:「街のオルフェウス」組曲
演奏タイミング:(1)[12:53][10:33][8:57][11:14]/(2)[13:49(トータル)]
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)
スウェーデン放送交響楽団
(1)ヴァンサン・ワルニエ(Org)
録音:(1)1998年9月3日グスタフ・ヴァーサ教会ライヴ,
(2)1983年1月14日ベルワルドホール・ライヴ
続々リリースのスヴェトラーノフ・スウェーデン放送響ライヴに、驚異的な名
演が登場。何とサン=サーンスの「オルガン付」です。巨匠はロシア国立響と
1982年にスタジオ録音を遺しておりますが、こちらも堂々40分を超える長演で
す。日頃のベルワルドホールではなく、立派なオルガンを備えたグスタフ・
ヴァーサ教会での演奏会故に存分に残響を生かし、気の遠くなるようなスケー
ルで迫ります。カプリングはスウェーデンの作曲家ルーセンベリの小粋なバレ
エ組曲「街のオルフェウス」(第3幕第2場「フルスウィングのダンスホール」)
です。フランス音楽を思わせる繊細な1938年の作品で劇場の人、スヴェトラー
ノフのセンス溢れる美音が心楽しい名演です。
※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。

●WEITBLICK名盤、再プレスのご案内
SSS0059-2 \1980
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
(2)ヤナーチェク:ラシュスコ舞曲集-(第1、2、5、6番)
クラウス・テンシュテット指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1975年バイエルン放送によるスタジオ録音(ステレオ)
しばらくメーカー品切れが続いておりましたWEITBLICKの名盤が、待望の再プ
レス!WEITLBLICKのテンシュテット・シリーズ第2弾として発売されたもので、
ミュンヘン・フィルを指揮した唯一の録音です。ショスタコーヴィチの5番は
テンシュテットがしばしば演奏していたものの、CDにはなっておりませんでし
た。またヤナーチェクもテンシュテットの初CDレパートリー、とファンには堪
らない貴重な1枚です。
※日本語オビ・解説付。





<東武レコーディングズ>
TBRCD 0017 \2200
(1)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
(2)ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死
演奏タイミング:(1)[9:27][13:18][8:22][10:58]/(2)[10:57][7:30]
ペーター・マーク(指揮)東京都交響楽団
録音:(1)1986年3月31日、東京文化会館,第232回定期演奏会デジタル・ライヴ
(2)1995年10月17日、サントリーホール,第416回定期演奏会デジタル・ライヴ
ブルックナーの5番(TBRCD0012,レコード芸術特選)、シューマンの交響曲第1番
&第2番(TBRCD0014)に続くマーク&都響の名演がさらに登場です。
絶妙なコンビネーションを見せた、ペーター・マーク+都響。その終演の中か
ら、「新世界」が登場です。巨匠マークにとっても音盤初レパートリーです。
今までのリリース同様に「他の誰からも聴けない解釈」を展開してくれます。
マークは真の叙情派交響曲としてこの有名曲を分解しております。冒頭の予期
せぬ柔らかさ、ブラームス的というよりシューマン的といった感じの詩情豊か
なドヴォルザークで、知られざる魅力を教えてくれます。カプリングの「トリ
スタン」も初出レパートリーです。これまた軽やかで明るい音色、しかし、と
ころどころに神経質な心の揺れがあり、それがドラマを掻き立てます。オーケ
ストラの上手さも特筆ものです。優秀なデジタル録音。
※サウンド・マスタリング:WEITBLICK

<Onyx>
ONYX 4100 ¥2180
マーラー:歌曲集《子供の魔法の角笛》
ヴォルフガング・ホルツマイアー(バリトン)、
チャールズ・スペンサー(ピアノ)
フィリップス時代のシューベルトやシューマンの圧倒的名唱で、全世界にその
名声と歌声を轟かせてきたホルツマイアー。2012年で60歳を迎えるホルツマイ
アーは、「子供の魔法の角笛」をバースデー・イヤーに向けたリサイタル・プ
ログラムの中心に据えてきており、今回のマーラーの新録音は、まさに待望の
ものと言えるだろう!豊かな歌声、深みを増した洞察力。ホルツマイアーのマ
ーラー「子供の魔法の角笛」が美しく鳴り響く ――!




<Et'cetera>
KTC 1412 2枚組 ¥4600
ライデンのクワイアブックからの音楽Vol.3 - レクイエム ――
クレメンス・ノン・パパ(c.1510-1555/6):
主よ, 御身はわれをためしたまいぬ、我が幸福はこの家と共に在り、
そしてアンナは
ヨハネス・ルピ(c.1506-1539):神の聖なる御母は高められたもう
ピエール・ムリュ(c.1484-c.1550):汝はわが心を奪いぬ
ヒエロニムス・ヴィンデルス(1525/26-?):マニフィカト
作曲者不詳:天の女王
ヨハネス・ルピ:海の星(ステラ・マリス)
クレメンス・ノン・パパ:アドヴェニト・イグニス
コルネリウス・カニス(ca.1500/10-1561):ミサ曲《羊飼いたちは互いに語り》
作曲者不詳:死者のためのミサ曲(レクイエム)
ジョスカン・デ・プレ(1450-1521):われに答えよ
エギディウス・クヮルテット&カレッジ
クレメンス・ノン・パパ、ピエール・ムリュ、コルネリウス・カニス、ヨハネ
ス・ルピ、ヒエロニムス・ヴィンデルス、そしてジョスカン・デ・プレ。
隆盛を誇ったフランドル楽派の作曲家たちの音楽の中でも、"作曲者不詳"とい
うベールをまとった「死者のためのミサ曲」は異彩を放っている。
アムステルダム・バロック合唱団のメンバー4人によって結成されたエギディ
ウス・クヮルテットが歌う「ライデンのクワイアブック」からは、その音楽と
共に当時のライデンの音楽の歴史が蘇る。
録音:2012年1月&2月、マインスヘーレンラント(オランダ)&ベルリン(ドイツ)




<PentaTone>
PTC 5186 462(SACD-Hybrid) 4枚組 ¥3850
モーツァルト:初期交響曲集 ――
交響曲第7番ト長調K45a《旧ランバッハ》/交響曲ト長調《新ランバッハ》
交響曲第12番ト長調K.110/75b/交響曲第18番ヘ長調K.130
交響曲第20番ニ長調K.133/交響曲第45番ニ長調K.95/73n
交響曲第46番ハ長調K.96/111b/交響曲第47番ニ長調K.97/73m
交響曲第51番ニ長調K.196/121/交響曲第7番ニ長調K.45
交響曲第8番ニ長調K.48/交響曲第9番ハ長調K.73
交響曲第19番変ホ長調K.132/アンダンティーノ・グラツィオーソK.132
交響曲第6番へ長調K.43 /交響曲第48番ニ長調K.111/120
交響曲第50番ニ長調K.161/163/交響曲第51番ニ長調K.121
交響曲第52番ハ長調K.208/102/交響曲第55番変ロ長調K.App.214
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)、
アカデミー・オヴ・ザ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
旧PHILIPSの4チャンネル・アナログ音源をオリジナル・マスター・テープまで
さかのぼってDSDマスタリングしSACD化するRQRシリーズ。
イギリスの大ベテラン、サー・ネヴィル・マリナーが、手兵のアカデミー・オ
ヴ・ザ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(ASMF)を振って1972年か
ら1973年にかけてロンドンで録音を行った「モーツァルトの初期交響曲集(若
き日の交響曲)」がボックス・セット化!
ポリヒムニア(Polyhymnia)のリマスタリングによって、「番号付き」の初期交
響曲と「第42番以降」の番号を割り当てられた神童モーツァルトの「番号無し」
の交響曲が鮮明に響きます。オリジナル音源のプロデューサーはウィルヘルム
・ヘレウェーグが担当。




<Audiomax>
903 1703-6(SACD-Hybrid) ¥2850
オランダのチェロ・ソナタ集Vol.4 ――
シェーファー:チェロ・ソナタ ハ長調Op.13
ボスマンス:3つの即興曲、チェロ・ソナタ イ短調
エッカン:ジュジュ・メカニーク、田舎娘の踊り、サハロフのための踊り
ドリス・ホッホシャイト(チェロ)、フランス・ファン・ルート(ピアノ)
オランダのチェロ・ソナタ集第4巻は、コンセルトヘボウ管の首席チェリストを
務めたジェラール・エッカン(1879-1942)など3人の音楽家たちの作品集。
オランダの円熟した後期ロマン派の作風を感じさせるシェーファー、ボスマン
ス、エッカンのチェロ作品は、同世代のユリウス・レントヘンの音楽にも比肩
し得る魅力がある。2011年3月の録音。

703 1682-2 ¥2300
ドヴォルザーク:
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90《ドゥムキー》
ピアノ三重奏曲第3番ヘ短調Op.65
マックス・ブロート・トリオ
マックス・ブロート・トリオは、フランツ・カフカの友人であり、作曲家、評
論家として活躍したチェコのユダヤ系作家マックス・ブロート(1884-1968)の
名を冠するボヘミア、ドイツ、オーストリアの多国籍トリオ。
ケルスティン・シュトラスブルクのピアノが美しく光るドヴォルザークは、民
族色と幻想性を醸し出している。2010年9月の録音。

946 1623-6(SACD-Hybrid+DVD-Video/PAL) ¥3380
日本語解説付き
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調Op.135
シューマン:
弦楽四重奏曲第1番イ短調Op.41-1、弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.41-2
ベートーヴェン弦楽四重奏団
ショスタコーヴィチの生誕100周年を記念した2006年に結成された"新しい"ベ
ートーヴェン弦楽四重奏団のドイツ・プログラム。ヴィオラには、1989年の
ミュンヘンARD国際コンクールで最高位入賞を果たし、サイトウ・キネン・オ
ーケストラのメンバーとしても活躍する小林秀子が参加している。2010年1月
の録音。
※DVD-VideoはPAL方式対応のプレーヤー、PCでのみ再生可能です。




<Globe>
GLO 6067(CD+DVD-Video/PAL) ¥3780
ヒエロニムス・ボスの《7つの大罪》
カメラータ・トラジェクティナ、ラ・カッチャ
オランダの古楽&声楽アンサンブル、カメラータ・トラジェクティナが、ルネ
サンス・オランダの画家ヒエロニムス・ボスの「7つの大罪」と音楽を結びつ
けたプログラム。DVD-Videoには、舞台芸術ヴァージョンのに「ヒエロニムス
・ボスの《7つの大罪》」が収録されている。2006年&2009年の録音。
※DVD-VideoはPAL方式対応のプレーヤー、PCでのみ再生可能です。





<Hortus>
HORTUS 960 ¥2300
レヴェンス:テ・デウム/主こそ我らが避け所なり
ミシェル・ラプレニー(指揮)、
アンサンブル・サジタリウス、
レ・パッシオン、アンサンブル・バロック・オルフェオ、
アンサンブル・ヴォーカル・アルページュ
優れた"グラン・モテ"の遺したマルセイユ出身の音楽家シャルル・レヴェンス
(1689-1764)の華やかな「テ・デウム」を収録。
ルイ15世時代のフランスで生きたレヴェンスは、1718年にヴァンヌの聖ピエー
ル大聖堂、1738年にはトゥールーズの聖アンドレ大聖堂の音楽監督に就任する
など、王家お抱えの宮廷音楽家としてではなく、"宮廷の外"で実力を活躍した
実力者である。
HORTUSカタログ付き&スリップケース仕様。




<Ameson>
ASCP 1019(CD+DVD-Video/PAL) ¥2300
アペルギス:ポルテ・ドゥ・ヴォワ
ヴァレリー・フィリピン(ヴォーカル)
、ジャン=フィリップ・コス(ヴォーカル&指揮)、
ルドヴィク・モンテ(ヴォーカル&マリンバ)、
オーレリー・ピション(クラリネット)、
オーレリー・サラフ(ヴォーカル&ハープ)
ジョルジュ・アペルギス(1945-)は、クセナキスから作曲を学んだギリシャの
現代音楽作曲家。ヴァレリー・フィリピンの"声"が、実験音楽的作品の中で強
烈な主張をアピール。2010年の録音。
※DVD-VideoはPAL方式対応のプレーヤー、PCでのみ再生可能です。




<Hyperion>
CDA 67816 ¥2080 ※6月26日までのご注文特価 ¥1750
メシアン:トゥーランガリラ交響曲
スティーヴン・オズボーン(ピアノ)、シンシア・ミラー(オンド・マルトノ)、
ファンホ・メナ(指揮)、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
2つのサンスクリット語、"時"を意味する"トゥーランガ"と"戯れ"を意味する
"リラ"に由来し、メシアンが自ら名付けた"トリスタンとイゾルデ三部作"の
第2部にあたる「トゥーランガリラ交響曲」。
「トゥーランガリラ」の楽章と「愛」の楽章の絡み合い、スティーヴン・オズ
ボーンのピアノ、シンシア・ミラーのオンド・マルトノ、ファンホ・メナ&ベ
ルゲン・フィルのオーケストラのトライアングルが、様々なキーワードを1つに
まとめあげ、極彩色の万華鏡の如く"神の愛"を描いてゆく。
録音:2011年6月20日-24日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)

CDA 67910 ¥2080
ブロッホ:
ヘブライ狂詩曲《シェロモ》、
チェロ、弦楽とハープのための《ユダヤの生活から》
(クリストファー・パルマー編)、
交響詩《荒野の叫び》
ブルッフ:コル・ニドライOp.47
ナタリー・クライン(チェロ)
イラン・ヴォルコフ(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
ユダヤにルーツを求め、抒情的な旋律を備えたブロッホの「シェロモ」とブル
ッフの「コル・ニドライ」。
前作のコダーイに続き、民族色豊かな作品を取り上げてきたナタリー・クライ
ンのスタイル、方向性は、確実にEMI時代とは異なる新たな領域に歩みを進め
ている証拠と言えるだろう。
ナタリー・クラインと1777年製のグァダニーニ"シンプソン"から広がるユダヤ
の音楽世界。これは要注目でしょう!
録音:2011年9月7日-8日、シティ・ホール(グラスゴー)

CDA 67959 ¥2080
リシャフォール:ジョスカン・デ・プレ追悼のレクイエム ――
ジョスカン:
ニンフたち, ナパイアたち/彼らはわたしを取り囲み、金がないのは
リシャフォール:
死者のためのミサ曲《レクイエム》(ジョスカン・デ・プレ追悼)
ジョスカン:森のニンフ, 泉の女神/永遠の安息
アッペンツェラー:最も大いなるユピテルの娘ムーサたちよ
ジョスカン:ミゼレーレ(われを憐れみ給え、神よ)
ゴンベール:最も大いなるユピテルの娘ムーサたちよ
フィンデルス:おお避けがたき死よ
チンクエチェント
気品に満ちあふれるハーモニーで一躍スターダムに上り詰めたルネサンス系男
声ヴォーカル・アンサンブル、チンクエチェント。
チンクエチェントが歌うジャン・リシャフォール(c.1480-a.1547)は、フランド
ル楽派におけるジョスカン・デ・プレの次の世代を代表する音楽の1人。経歴に
は不明な点が多く残されているものの、フランスの王室礼拝堂やブリュッセル
の宮廷で活躍したとされている。師である偉大なる存在、ジョスカンから大き
な影響を受け、その音楽を追い続けたリシャフォール。ジョスカン追悼のため
に書かれたと伝わる「レクイエム」は、リシャフォールの卓越した作曲技法が
発揮されたフランドルの傑作である。
録音:2010年7月30日-8月1日、ヴァルトフィアテル(オーストリア)




<Helios>
CDH 55404 ¥1280
ヴィヴァルディ:6つのヴァイオリン・ソナタ集Op.2 ――
ヴァイオリン・ソナタ ト短調RV.27, Op.2-1
ヴァイオリン・ソナタ イ長調RV.31, Op.2-2
ヴァイオリン・ソナタ ニ短調RV.14, Op.2-3
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調RV.20, Op.2-4
ヴァイオリン・ソナタ ロ短調RV.36, Op.2-5
ヴァイオリン・ソナタ ハ長調RV.1, Op.2-6
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン)、
リチャード・タニクリフ(チェロ)、マルコム・プラウド(チェンバロ)
イギリスの古楽器復興時代において大きな役割を担った女流ヴァイオリニスト、
エリザベト・ウォルフィッシュのヴィヴァルディ。
アルビノーニやロカテッリ、コレッリ、タルティーニなど、ハイペリオンに録
音を行ったイタリアン・レパートリーはいずれも名演と評されている。チェロ
のリチャード・タニクリフの参加も頼もしい。
録音:2003年11月24日-26日/CDA 67467からの新装移行再発売

CDH 55397 ¥1280
ランバート:
ピアノと9人の奏者のための協奏曲/李白の8つの詩/ピアノ・ソナタ
ミスター・ベア・スカッシュ・ユー・オール・フラット
ナッシュ・アンサンブル、ナイジェル・ホーソーン(ナレーター)、
イアン・ブラウン(ピアノ)、フィリップ・ラングリッジ(テノール)、
ライオネル・フリエンド(指揮)
「ロメオとジュリエット」に代表されるバレエ音楽、管弦楽作品の作曲家、
指揮者としても高名な20世紀イギリスの音楽家コンスタント・ランバート
(1905-1951)。
ナッシュ・アンサンブルのメンバーには、クラリネットのマイケル・コリンズ、
トランペットのジョン・ウォーレス、トロンボーンのロジャー・ハーヴェイな
ど英国の超一流プレーヤーたちの名前が!豪華共演によるランバート作品集。
ジャケット・デザインのインパクトも特大(?)です!
録音:1994年5月4日-7日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
CDA 66754からの新装移行再発売




<Champs Hill Records>
CHRCD 037 ¥2180
リヒャルト・シュトラウス:歌曲集 ――
〔ノクターンとファンタジー〕
森の幸せOp.49-1、夜Op.10-3、舟歌Op.17-6、 ひそかな歌Op.39-1、
いやな天気Op.69-5、詩人の夕べの祈りOp.47-2、星Op.69-1
〔花々〕
もの言わぬ花Op.10-6、サフランOp.10-7、青い夏Op.31-1、
花束を編みたかったOp.68-2
〔告別と子守歌〕
わが魂よ, 憩えOp.27-1、万霊節Op.10-8、変わらざるものOp.69-3、
わが子にOp.37-3、子守歌Op.41-1、お母さんの自慢の種Op.43-2、献呈Op.10-1
〔少女たちと失恋〕
冬の聖化Op.48-4、ばらの冠Op.36-1、ツェツィーリエOp.27-2 、
ああ, 何という悲しみOp.49-8
オフェーリアの3つの歌Op.67
明日には!Op.27-4
フェリシティ・ロット(ソプラノ)、グレアム・ジョンソン(ピアノ)
当代最高のマルシャリン(《ばらの騎士》の元帥夫人)、フェリシティ・ロット
が歌う「リヒャルト・シュトラウス歌曲集」。
ASVからリリースされながらも、レーベルの活動停止によって長らく入手不能
となっていた名盤が復活!
連作歌曲を丸ごと取り上げるのではなく、テーマごとに分類、それぞれふさわ
しい作品を連ねるなど、フェリシティ・ロットのリヒャルト・シュトラウスの
音楽への愛情があふれるコンセプト・アルバム。
録音:2002年2月18日-20日、
チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(プルボロー、イギリス)
ASV(CDDCA 1155)からの新装移行再発売

CHRCD 027 ¥2180
エルガー:
7つの歌曲〔羊飼いの歌Op.16-1、嘆願Op.48-1、ダマスク・ローズ
のように、あの娘は楽しく過ごしているか?、語れ, 音楽よOp.41-2、
ロンデルOp.16-3、メアリー女王の歌〕
ピアノ五重奏曲イ短調Op.84
ピアノ三重奏のための3つの楽章
フェリシティ・ロット(ソプラノ)、ジョセフ・ミドルトン(ピアノ)、
シューベルト・アンサンブル、グールド・ピアノ・トリオ
エドワード・エルガーがサセックス州のブリンクウェルズに滞在していた時期
に作曲された"歌曲"と2つの"室内楽作品"。
近代イギリス歌曲の至宝、エルガーの7つの歌曲を歌うのは、フェリシティ・
ロット!エルガーが過ごしたサセックスの大自然の風景が広がるかのような、
雄大なスケールの歌声に感嘆。
2007年にイギリスの作曲家ポール・エリドリアン・ルークが補筆完成させた未
完の室内楽作品、「ピアノ三重奏のための3つの楽章」も楽しみ。
2001年&2010年の録音。

CHRCD 028 2枚組(1枚価格) ¥2180
プーランク:室内楽作品全集 ――
チェロ・ソナタ/ヴァイオリン・ソナタ/フルート・ソナタ
オーボエ・ソナタ/クラリネット・ソナタ/ピアノと管楽器のための六重奏曲
廃墟を見守る笛吹の像/ヴィラネル
ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ/サラバンド
2つのクラリネットのためのソナタ
クラリネットとファゴットのためのソナタ/エレジー
ピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲
ロンドン・コンコード・アンサンブル
BBC交響楽団やコヴェントガーデン王立歌劇場管、スコットランド室内管(SCO)
の首席奏者たちを中心とした2002年に結成されたイギリスの管楽器アンサンブ
ル、ロンドン・コンコード・アンサンブルによるプーランクの室内楽作品全集。
SCOの首席クラリネット、マキシミリアーノ・マルティンやフィルハーモニア
の首席クラリネット、バーナビー・ロブソンといった中心メンバーに加えて、
今回のプーランクでは、BBCウェールズ・ナショナル管の首席トランペット、
フィリップ・シャーツやフィルハーモニア管の首席トロンボーンのバイロン・
フルチャーがゲスト参加!イギリスを活躍の場とする一流プレーヤーたちの優
れたテクニックとサウンド、アンサンブルで愉悦感にあふれるプーランクを
じっくりと。2001年-2011年の録音。

CHRCD 031 ¥2180
J.S.バッハ:フルート作品集 ――
フルート・ソナタ ロ短調BWV.1030/フルート・ソナタ イ長調BWV.1032
無伴奏フルート・パルティータ イ短調BWV.1013
管弦楽組曲第2番変ロ短調BWV.1067
ダニエル・ペイルソープ(フルート)、ジュリアン・ミルフォード(ピアノ)、
ロンドン・コンコード・ソナタ
BBC交響楽団の副首席フルート奏者、ロンドン・コンコーディア・アンサンブル
の創設メンバー、ダニエル・ペイルソープの"フルートのための"バッハ・アル
バム。愛用する木製のモダン・フルートが奏でる表情豊かで柔らかく、そして
暖かみのある音色と大バッハの音楽のブレンド感が美しい。
2004年&2006年の録音。

CHRCD 029 ¥2180
ヴィオラとピアノのための作品集 ――
シューマン:おとぎの絵本Op.113/ブリテン:ラクリメOp.48
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタOp.147
クシシュトフ・ホジェルスキ(ヴィオラ)、
カーチャ・アペキシェワ(ピアノ)
ベルチャ弦楽四重奏団のメンバー、ギルドホール音楽院教授のホジェルスキと、
ONYXデビューを果たしたモスクワの若き女流ピアニスト、アペキシェワのデュ
オ・アルバム。シューマン、ブリテン、ショスタコーヴィチは、作品それぞれ
の柔と剛、陰と陽が表現された佳演。ホジェルスキの芯の通ったヴィオラの
存在感が非凡な才能を窺わせる。2010年10月10日-12日の録音。

CHRCD 034 2枚組(1枚価格) ¥2180
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調Op.21
ピアノ三重奏曲第3番ヘ短調Op.65
ピアノ三重奏曲第2番ト短調Op.26
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90《ドゥムキー》
グールド・ピアノ・トリオ〔ルーシー・グールド(ピアノ)、
アリス・ニアリー(チェロ)、ベン・フリス(ピアノ)〕
2011-12シーズンで創立20周年を迎えたイギリスのアンサンブル、グールド・
ピアノ・トリオ。
オランダ・チャールズ・ヘンネン国際コンクール、メルボルン国際室内楽コン
クールでの優勝経験を持つなど実績十分のアンサンブルのドヴォルザークでは、
哀愁を帯びた旋律が、時に優しく、時に活発に語りかけてくる。
2011年6月15日-17日の録音。

CHRCD 030 ¥2180
ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13《悲愴》
ブラームス:2つのラプソディOp.79
スティーヴン・デ・プレッジ(ピアノ)
レコーディングではペルトやメシアン、ブリスなど近現代作品を主に取り上げ
てきたオセアニア、ニュージーランドの実力派が描くムソルグスキーの「展覧
会の絵」。
「展覧会の絵」冒頭のプロムナードから始まる落ち着いたテンポ設定、作品の
隅々まで行き届いた音楽設計が印象的な演奏。2008年12月11日-12日の録音。

CHRCD 032 ¥2180
シャピラ:ヴァイオリン協奏曲集 ――
老人と海/コンチェルト・ラティーノ/カプリース・ハバネラ
イッタイ・シャピラ(ヴァイオリン)、
ニール・トムソン(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
ロンドン・セレナータ
イスラエル出身のヴァイオリニスト=コンポーザー、イッタイ・シャピラの自
作自演集。
アーネスト・ヘミングウェイの海洋小説「老人と海」を題材としたコンチェル
トなど、3作品すべてが1745年製のグァダニーニを手にしたシャピラの独壇場
2010年&2012年の録音。

CHRCD 036 ¥2180
デイヴィッド・リース=ウィリアムズ:フル・イングリッシュ ――
カントリー・ソング/グリーンスリーブス
ブリティッシュ・グレナディアーズ/エニグマ/エルサレム/アルマンド
希望と栄光の国/ボビー・シャフト/ニムロッド
リンカーンシャー・ポーチャー/スカボロー・フェア/マイ・オールド・マン
10本の瓶
デイヴィッド・リース=ウィリアムズ(ピアノ&オルガン)
イギリスの象徴的なメロディ、伝承曲などを題材としたインプロヴィゼーショ
ンで、イージーリスニング風に仕上げた純英国のピアノ・アルバム。
幻想的なピアノ・ピースにアレンジされた「グリーンスリーブス」やエルガー
の「希望と栄光の国」などのイギリスのメロディです。
2011年11月&2012年4月の録音。

CHRCD 033 ¥2180
バウアーマン:ファンタジー集 ――
エルガーの主題による変奏曲/シェイクスピアの5つの歌曲
フランクの前奏曲、コラールとフーガによる弦楽四重奏曲/カーン・ビーチ
シェイクスピアの5つのソネット/ゲロンティアスの再訪
マスターソングによる幻想曲
ロンドン・セレナータ、アンナ・リーズ(ソプラノ)、
スティーヴン・デ・プレッジ(ピアノ)、
ブロンテ弦楽四重奏団、サッコーニ弦楽四重奏団、
グールド・ピアノ・トリオ
理学士の学位を持った農家であり、65歳から本格的に作曲活動をスタートさせ
た異色の音楽家デイヴィッド・バウアーマン(1936-)の作品集。
エルガーの「ゲロンティアスの夢」からインスピレーションを得た「ゲロン
ティアスの再訪」などはイギリス人ならではのアイディア。
2006年&2011年の録音。




<Signum Classics>
SIGCD 288 ¥2080
トリビュート・トゥ・ベニー・グッドマン ――
グッドマン:ドント・ビー・ザット・ウェイ&サヴォイでストンプ
パガニーニ(マーティン編):カプリース第24番
カーマイケル:レイジー・リバー/セイツ:世界は日の出を待っている
デ・ランゲ:ムーングロウ
ジョージ&アイラ・ガーシュウィン:レディー・ビー・グッド
グッドマン:セヴン・カム・イレヴン
ヴァン・ヒューゼン:こんなにも雨の日
シンダー:アラビアの酋長
ジェンキンス:グッドバイ
ジョルソン:アヴァロン
グッドマン:ソフト・ウィンズ
クリーマー:君去りしのち
ジュリアン・ブリス・セプテット
13歳でアメリカの名門インディアナ大学のアーティスト・ディプロマを取得し
た神童が、2010年に自らのジャズ・グループの結成を決断。
この"トリビュート・トゥ・ベニー・グッドマン"は、ドラムスのマット・スケ
ルトンなど、ジュリアン・ブリスの提案に賛同したメンバーのショータイム!
録音:2011年9月19日-20日、エンジェル・スタジオ(ロンドン)

SIGCD 295 ¥2080
語られない言葉 - バード&デ・モンテ:宗教作品集 ――
バード:
悲しみと不安が、目覚めていよ、これらの町が受けし試練のことを、
主よ苦しみを見よ、主よ怒りたもうな
デ・モンテ:
主よいかに増大するや、ミゼレーレ、われは主に対し声の限りに叫び奉りぬ、
おお優しく甘きものよ、バビロンの流れのほとりに
バード:われらはいかに主の歌を歌わん
ガリカントゥス、ガブリエル・クロウチ(指揮)
イギリスとフランドルの巨匠。弾圧が拡がる中でカトリックとしての信仰を貫
いたウィリアム・バード(c.1540-1623)と、神聖ローマ皇帝の宮廷礼拝堂に仕
えたフィリップ・デ・モンテ(1521-1603)の宗教作品集。
ガリカントゥスは、キングズ・シンガーズのメンバーとして活躍したガブリエ
ル・クロウチ、ナイジェル・ショートを中心とするイギリスのア・カペラ・グ
ループ。タリス・スコラーズやカージナルズ・ミュージックに続く古楽系ヴォ
ーカル・アンサンブルとして英国内外での評価は高まっている。
2008年7月&2011年1月の録音。

SIGCD 298 ¥2080
トッド:合唱作品集 ――
主は私の羊飼い/我と共に、主よ/コール・オヴ・ウィスダム
マン・アンカインド/我が主が来て/ザット・ウィー・メイ・ラヴ・アゲイン
我はハトのごとき美しき人を見たり/アマング・エンジェルズ
ユー・ハヴ・シーン・ザ・ハウス・ビルト/私は歌う...
テネブレ、イギリス室内管弦楽団、
ナイジェル・ショート(指揮)
ジャズ・スタイルを採り入れた「青のミサ(ミサ・イン・ブルー)」で一躍合唱
作曲家として有名となったイギリスのコンポーザー=ピアニスト、ウィル・
トッドの合唱作品集。
「コール・オヴ・ウィスダム(The Call of Wisdom)」は、エリザベス女王即位
60周年記念式典ダイヤモンド・ジュビリーで、セント・ポール大聖堂聖歌隊に
よって歌われた作品。




<Dal Segno>
DSPRCD 038 ¥2180
ロシアの偉大なるピアニストたち ――
レシェティツキ:2つのひばりOp.2-1〔レシェティツキ〕
サペルニコフ:妖精の踊りOp.3〔ガブリロヴィチ〕
チャイコフスキー:あし笛の踊り〔グレインジャー〕
プロコフィエフ:前奏曲Op.12-7〔プロコフィエフ〕
ラフマニノフ:
前奏曲Op.32-8、前奏曲Op.32-10、前奏曲Op.23-5〔ホロヴィッツ〕
プロコフィエフ:
リゴードンOp.12-3、スケルツォOp.12-10、行進曲、
間奏曲、〔プロコフィエフ〕
グラズノフ:ガヴォット〔プロコフィエフ〕
プロコフィエフ:年老いた祖母のお話Op.31〔プロコフィエフ〕
スクリャービン:
前奏曲Op.11-1、前奏曲Op.11-2、前奏曲Op.11-13〔スクリャービン〕
リャプノフ:リストの死へのエレジー〔リャプノフ〕
ラフマニノフ:V.R.のポルカ〔チェルカスキー〕
チャイコフスキー:無言歌〔チェルカスキー〕
モシュコフスキ:ポロネーズOp.17〔ゴドフスキ〕
モシュコフスキ:マラゲーニャop.49-1〔ガンツ〕
レシェティツキ:マズルカOp.24〔レシェティツキ〕
モシュコフスキ:セレナーデOp.15〔フリードマン〕
様々なアーティスト(〔   〕が演奏者)
プロコフィエフやスクリャービンの自作自演など、ロシアのピアニストやグレ
インジャーたちによるロシアの音楽が、ピアノ・ロールで蘇る。自作自演は作
曲者自身の解釈を知れる貴重な機会。

DSPRCD 602 ¥2180
おお、我が甘美なキリスト ――
シュッツ:万軍の主よ、あなたのいますところは
ガブリエリ:おお大いなる神秘、6声のカンツォン第2番
モンテヴェルディ:主に向かいて新しき歌を歌え
シュッツ:アレルヤ!聖所で主を賛美せよ
コッラディーニ:Prospera lux venit
ガブリエリ:すべての民よ、手を打ち鳴らせ
コッラディーニ:おお、我が甘美なキリスト
A・ガブリエリ:おお、聖なる饗宴よ
シュッツ:死者は幸いである
モンテヴェルディ:主を畏るる者は幸いなり
ガブリエリ:おお、我が甘美なキリスト
コロ、カメラータ・アンティカ、マーク・グリフィス(指揮)
2000年9月にロンドンを拠点として結成されたイギリスの室内合唱団、コロ
(CORO)が歌うシュッツやガブリエリなど16世紀の宗教合唱作品集。2003年には
エストニアのタリン国際合唱コンクールでグランプリに輝いた実績を持つ。
2011年10月29日-30日の録音。




<CORO>
COR 16103 ¥2080
ヘンデル:オラトリオ《サウル》HWV.53
クリストファー・パーヴェス(バリトン/サウル)、
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ/ダビデ)、
ロバート・マレー(テノール/ヨナタン)、
エリサベス・アサートン(ソプラノ/メラブ)、
ジョエル・ハーヴェイ(ソプラノ/ミカル)、
マーク・ドベル(テノール/大司祭)、
ジェレミー・バッド(テノール/エンドルの巫女)、
スチュワート・ヤング(バス/サムエルの亡霊)、
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
円熟期を迎えたヘンデルが、"旧約聖書サムエル記"の悲劇の王サウルと英雄ダ
ビデの物語を題材とした劇的なオラトリオ「サウル」。サウルのクリストファ
ー・パーヴェス、ダビデのサラ・コノリーなど、当代屈指のヘンデリアンたち
ソリストに起用されるなど、全世界が称賛する"ザ・シックスティーンのヘンデ
ル"に相応しいオール・スター・キャストが実現!




<Et'cetera>
KTC 1440 ¥3250
J.S.バッハ:宗教音楽集Vol.1 - イエスよ、わが喜び ――
前奏曲ホ短調BWV.548
カンタータ第64番《見よ、父のわれらに賜いし愛の》BWV.64
ファンタジア《イエスよ、わが喜び》BWV.713
モテット第3番《イエスよ、わが喜び》BWV.227
カンタータ第81番《イエスは眠り給う、わが望みはいずこに》BWV.81
フーガ ホ短調BWV.548
ジェズアルド・コンソート・アムステルダム、ムジカ・アンフィオン
"ジェズアルド・コンソート・アムステルダム"と"ムジカ・アンフィオン"。
古楽大国オランダを代表する2つのアンサンブルの共演によるプロジェクト
「バッハ・コンテクスチュアル」第1弾は、J.S.バッハの「イエスよ、わが喜
び」がテーマ。
ソプラノのアマリリス・ディールティエンス、バスのハリー・ファン・デル・
カンプなど、ジェズアルド・コンソート・アムステルダムのメンバーたちの存
在感のある歌声、ピーター=ヤン・ベルダーが牽引するムジカ・アンフィオン
のクリアなサウンドとハイレベルのアンサンブル。
ドイツ、アルンシュタットのバッハ教会で誕生した"J.S.バッハの宗教音楽集"
は、現在のオランダ古楽界から生まれた1つの完成形と言っても過言ではない
だろう!
ブックタイプ仕様、84ページのフルカラー・ブックレット付き
録音:2011年9月28日-30日、バッハ教会(アルンシュタット/ドイツ)

KTC 1441 ¥2300
シューマン:チェロとピアノのための作品集 ――
おとぎの絵本Op.113/民謡風の5つの小品Op.102/幻想小曲集Op.73
3つのロマンスOp.94/アダージョとアレグロOp.70
フランス・スプリンゲル(チェロ/トマソ・バレストリエリ1752年製)、
ヤン・フェルミューレン
(フォルテピアノ/ヨハン・ネポムク・トレンドリン1835年頃製)
1978年の第6回チャイコフスキー国際コンクールで第4位に入賞した経歴を持つ
ベルギーの女流チェリスト、フランス・スプリンゲルと、同じくベルギーの古
楽系鍵盤奏者ヤン・フェルミューレンのデュオによるシューマン。
"クレモナ"のトマソ・バレストリエリが1752年に製作したチェロと、"ドレス
デン"のヨハン・ネポムク・トレンドリンが1835年頃に製作したフォルテピア
ノ。幻想的で抒情性豊かなシューマンの音楽が、樹のぬくもりのように優しく
柔らかく響く。2011年9月9日-10日の録音。

KTC 1431 ¥2300
シューベルト:
アルペジョーネ・ソナタ イ短調D.821
ピアノ五重奏曲イ長調D.667,Op.114《ます》
ヤン・フェルミューレン
(フォルテピアノ/ナネッテ・シュトライヒャー1826年製)、
クリスティーネ・ブッシュ(ヴァイオリン)、
フランス・スプリンゲル(チェロ)、パウル・デ・クレルク(ヴィオラ)、
ヤン・バイスシャールト(コントラバス)
ヤン・フェルミューレンが、19世紀ウィーンの女流ピアノ製作者ナネッテ・
シュトライヒャーの(1826年製)フォルテピアノを弾いた「シューベルトのピア
ノ独奏作品全集」の続編となる「アルペジョーネ・ソナタ」&「ます」!
「アルペジョーネ・ソナタ」ではスプリンゲルのピッコロ・チェロ、「ます」
ではフェルミューレンのフォルテピアノ(シュトライヒャー)が、シューベルト
晩年のウィーンの香りを届けてくれる。2010年12月&2011年4月の録音。

KTC 1905 ¥2300
シャンティー写本Vol.2 ――
作曲者不詳(13世紀):Toute Clarte/サンレーシュ:Fuions de ci
ヴァイヤン:Dame document/ソラージュ:En l'amoureux vergier
マショー:De petit po/グイード:Or voit tout/グリマス:Se Zephirus
フランシスコ師:Phiton, phiton/ソラージュ:Tres gentil cuer
テトラクティス、ケース・ブッケ(リコーダー&音楽監督)
オランダの世界的リコーダー奏者ケース・ブッケが主宰する古楽アンサンブル、
テトラクティスの「シャンティー写本」からの音楽第2集。
アルス・ノヴァを発展、複雑化したアルス・スブティリオル様式の音楽を収め
ている「シャンティー写本」。ハンガリーのソプラノ、ジュジィ・トートの古
楽唱法とテトラクティスのアンサンブルが広げる中世フランス音楽の幽玄なる
音世界。2010年1月&5月の録音。

KTC 4033 ¥2300
シューマン:合唱作品集 ――
4つの二重合唱曲Op.141/ロマンスとバラードOp.67
6つの歌Op.33より 夢見る湖、吟遊詩人、はすの花
4つの歌Op.59より ボーデン湖、おやすみ
ロマンス第1集Op.69より タンバリンを鳴らして、修道女
スペインのリーダーシュピールOp.74より インテルメッツォ、夜に、裏切られ
たのだ、私は愛されている
フランダース放送合唱団、ボー・ホルテン(指揮)、
インゲ・スピネット(ピアノ)、カレン・ルメール(ソプラノ)、
ヒルデ・ヴェンケン(ソプラノ)、サーキ・ラマン(アルト)、
イヴァン・グーセンス(テノール)、フィリップ・スーヴァジィ(バリトン)
1937年に結成されたベルギー、フランダース地方の室内合唱団、フランダース
放送合唱団が歌うロベルト・シューマン(1810-1856)の合唱作品集。
室内合唱が歌うシューマンの合唱作品では、室内楽やピアノ、交響曲とは違っ
たドイツ・ロマン派の巨匠の姿に接することが出来る。
2009年10月&2010年6月の録音。

KTC 4038(CD + Bonus CD) ¥2300
イギリスのリュート歌曲とコンソート・ミュージック ――
作曲者不詳:泣きますか、あるいは歌いますか/ロック:パヴァーヌ
モーリー:ティルジスとミラ/バートレット:あらゆる鳥の中で
ピルキントン:おやすみ、愛しい妖精たち
ローズ:ゆるやかに流れよ、銀色の川/ジョンソン:とめどない涙と
ヒューム:タバコ/伝承曲:蝶々/ダウランド:時間は静止して/他
ゼフィーロ・トルナ
詩人ペトラルカの詩「西風がもどり」をアンサンブル名に冠するフランドル地
方の声楽と器楽による古楽アンサンブル、ゼフィーロ・トルナの結成15周年記
念リリースは、イギリスのリュート歌曲集。
ソプラノのセシル・ケンペナースがユーモアたっぷりの歌声を披露してくれる
バートレットの「あらゆる鳥の中で」が出色の出来。
ゼフィーロ・トルナの録音のハイライトを集めたボーナス・ディスク付き。
2011年9月の録音。

KTC 4042 ¥2300
12×12 - 音楽による黄道十二星座 ――
シュトックハウゼン:黄道十二宮
14世紀:アルス・ノヴァ&アルス・スブティリオル
カピラ・フラメンカ、コレクティーフ
シュトックハウゼンの大作「黄道十二宮」と14世紀の「アルス・ノヴァ」、
「アルス・スブティリオル」をコラボレーションさせた音楽による"黄道十二
星座"のストーリー。
時代も作風も全く異なる2つのテーマが、カピラ・フラメンカとコレクティー
フの演奏で「黄道十二宮」の音楽として融和する。2010年10月の録音。

KTC 1906 ¥2300
ディヴィジョン・ヴィオリスト - バトラー:ヴィオール作品集 ――
グラウンド上のディヴィジョン ニ長調
グラウンド上のディヴィジョン ト長調《カリーノ・カストゥラメ》
グラウンド上のディヴィジョン ホ短調
グラウンド上のディヴィジョン イ短調/前奏曲とソナタ ホ短調
グラウンド上のディヴィジョン ハ長調
グラウンド上のディヴィジョン ニ短調
グラウンド上のディヴィジョン ヘ長調
グラウンド上のディヴィジョン イ短調
前奏曲とディヴィジョン イ短調《スペインのパヴァーヌ》
ロベルト・ジーニ(バス・ヴィオール)、
マルコ・アンジレラ(バス・ヴィオール)、
サラ・ディエチ(チェンバロ&オルガン)、
エレーナ・スポッティ(ハープ)
イタリア古楽界の名匠ロベルト・ジーニが、17世紀イギリスの作曲家、ヴィオ
ール奏者ヘンリー・バトラー(-1652)の音楽をバス・ヴィオールで弾く!
イングランド王ではなく、カトリックのスペイン王フェリペ4世の礼拝堂にヴィ
オール奏者として仕えたバトラーは、その優れた作曲技法によって"グラウンド
に基づくディヴィジョンの作曲家"として称賛された音楽家である。
ロベルト・ジーニのヴィオールによって次々と変奏してゆくバトラーの旋律。
17世紀と現代の名手のヴィオールの才がここにリンクする。
2009年5月21日-24日の録音。

KTC 1427 2枚組 ¥4600
サティ:ユスピュ
- 3幕のキリスト教的バレエのための/天国の英雄的な門のための前奏曲
ばら十字教団の鐘/星たちの息子/ゴシック舞曲
ラインベルト・デ・レーウ(ピアノ)
現代音楽のスペシャリストであり、70年代と90年代にかけて個性的かつ画期的
なエリック・サティのピアノ作品集を録音しているラインベルト・デ・レーウ。
オランダで収録された2010年の新録音では、ラインベルト・デ・レーウが、モ
ダン・ミュージックのアンチ・ヒーロー、サティの音楽のさらなる深層へ。
無機的な響きが支配する「ユスピュ」の奥底に佇む感情が、デ・レーウのピア
ノで浮かび上がる。2010年11月22日-23日の録音。

KTC 1432 ¥2300
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第1番ニ短調Op.28/ラヴェル:ソナチネ、鏡
ハンネス・ミンナール(ピアノ)
ハンネス・ミンナール(1984-)は、2010年のエリザベート王妃国際音楽コンク
ールのピアノ部門では、コジュヒン、ボジャノフに次ぐ第3位に輝き、ユトレ
ヒト国際室内楽音楽祭ではジャニーヌ・ヤンセンやミッシャ・マイスキーと
共演を果たすなど、オランダの次世代の名ピアニスト候補として期待されてい
る逸材。
潤いと色彩感のある音色に彩られたラヴェルは、高音域の煌めく響き、美しく
華麗なフレーズも印象的。今後の飛躍が楽しみなピアニストの登場です。
2011年6月の録音。

KTC 1438 ¥2300
サン=サーンス:ピアノ三重奏曲第1番ヘ長調
レーヴェンディ:アッカームジーク
ラヴェル:ピアノ三重奏曲
ファン・ヴァールレ・トリオ〔ハンネス・ミンナール(ピアノ)、
マリア・ミルシテイン(ヴァイオリン)、ギデオン・デン・ヘルダー(チェロ)〕
ボザール・トリオの伝説的ピアニスト、メナヘム・プレスラーの薫陶を受けた
オランダ&ロシアの若きピアノ三重奏、ファン・ヴァールレ・トリオのデビュ
ー・タイトル。
サン=サーンスとラヴェル、現代オランダのテオ・レーヴェンディ(1930-)の
音楽では、ピアノのミンナールの鋭い感性が、色彩豊かでエレガントな空間構
築をリードしている。2011年8月19日-21日の録音。

KTC 1428 ¥2300
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集Vol.2 ――
協奏曲ト短調RV.531/協奏曲変ロ長調RV.501《夜》/協奏曲イ短調RV.498
協奏曲ト短調RV.106/協奏曲ハ短調RV.480/協奏曲ト長調RV.545
協奏曲ト短調RV.496/ラルゲット ニ短調
フランス・ロベルト・ベルクホウト(ファゴット)、
ピーター・ダークセン(チェンバロ&指揮)、ラ・スアーヴェ・メロディア
フランス・ロベルト・ベルクホウトは、18世紀オーケストラやレオンハルト・
コンソート、ラ・プティット・バンドなど、世界一流のピリオド・オーケスト
ラで活躍してきた古楽系ファゴット奏者。
1685年頃に製作されたファゴットのレプリカ・モデルを自由自在に操るベルク
ホウト、音楽学者としても高名なピーター・ダークセンの時代考証や楽曲研究
に基づくヴィヴァルディは、演奏、解釈共に高水準です!
2010年9月&2011年1月の録音。

KTC 1433 ¥2300
グバイドゥーリナ:
7つの言葉/イン・クローチェ/カデンツァ/われ死者の復活を待ち望む
イニャキ・アルベルティ(クラシカル・アコーディオン)、
アシエル・ポロ(チェロ)、
ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)、バスク国立管弦楽団
2011年10月で80歳を迎えたタタールスタン共和国出身の大作曲家、ソフィア・
グバイドゥーリナのアコーディオン作品集。
バスクのアコーディオン奏者イニャキ・アルベルティ(1973-)を筆頭とするス
ペインのチームが、凄まじい集中力と緊迫感を感じさせる神懸った演奏を展開。
2010年8月の録音。

KTC 1434 ¥2300
ルイエ一族のソナタ、組曲、協奏曲集 ――
ジャック・ルイエ:ソナタ ロ短調
ジャン・バティスト・ルイエ:ソナタ イ短調Op.1-1
ジョン・ルイエ:ソナタ ト短調Op.1-3、組曲第3番ハ短調
ジャック・ルイエ:協奏曲ニ長調、協奏曲変ホ長調
ジョン・ルイエ:ダンス・チューン
デフリーガー:ルイエ氏の旋律によるリフレクション
ル・グー・オーセンティクス
18世紀のベルギーで栄えた音楽一家"ルイエ一族"のトラヴェルソ、リコーダー
を伴う室内楽作品集。
ルイエ一族には同名の"ジャン・バティスト・ルイエ"が2人おり、ジャック・
ルイエの兄(1680-1730)を"ジョン・ルイエ"、"ロンドンのルイエ"と呼び、ベ
ルギー、フランスで活躍した従兄弟のジャン・バティストを"ヘントのルイエ"
と呼ぶなど、家系図は複雑(?)。
ルイエ一族はリコーダーやトラヴェルソの扱いに長けており、流麗な旋律を持
つ作品は、ロンドンやアムステルダムなど欧州各地で高い評判を誇った秀作が
多い。2010年10月-11月の録音。

KTC 1437 ¥2300
イェツ:
スケール《マーラーのトンボー》/弦楽四重奏曲第3番*
メメ(2つのヴィオラと管弦楽のための)+
モニュメント・トゥ・ア・ユニヴァーサル・マリッジ#
エド・スパニャールト(指揮)、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、
ドゥーレン弦楽四重奏団*/#、今井信子(ヴィオラ)+、
スザンネ・ファン・エルス(ヴィオラ)+、
オットー・タウスク(指揮)+、オランダ放送室内フィルハーモニー管弦楽団+、
ラース・ヴォウタース・ファン・デン・オウデンヴェイエル(クラリネット)#、
マイケ・セクヘウス(ソプラノ)#、カーリン・ストローボス(メゾ・ソプラノ)#
ヴィレム・イェツ(1959-)は、ハンス・コックスとトリスタン・ケウリスに作曲
を学び、現在はアムステルダム音楽院で作曲の指導も行う現代オランダの作曲
家。スパニャールト&ロイヤル・コンセルトヘボウ管、今井信子など、豪華な
演奏家陣がズラリと並ぶ。2007年-2011年の録音。




<PentaTone>
PTC 5186 008(SACD-Hybrid) ¥2580
タンゴ・ロイヤル ――
クラーイェンホフ:赤いカーネーション
ピアソラ:天使のミロンガ、ロコへのバラード
クラーイェンホフ:マキシマ、ミロンガ・パラ・ティアザ
ピアソラ:バンドネオン協奏曲《アコンガクア》、オブリビオン
アルバレス:マイパ/ピアソラ:アディオス・ノニーノ
カレル・クラーイェンホフ(バンドネオン)、
ヴェスコ・エシュケナジー(ヴァイオリン)、ヘーレン・クーレ(ソプラノ)、
セステート・カンジェンゲ、
エド・スパニャールト(指揮)、
コンセルトヘボウ室内管弦楽団、オランダ室内合唱団
オランダにおけるバンドネオンのアンバサダー、カレル・クラーイェンホフの
ピアソラと自作をメインとしたタンゴ・アルバム!
ピアソラの弟子であり、オランダ皇太子の結婚式で演奏した「アディオス・ノ
ニーノ」が話題を呼んだクラーイェンホフ。2002年にオランダのみでリリース
された際には、50000枚以上(!)のセールスを記録した驚異のバンドネオン・
アルバム「タンゴ・ロイヤル」が、ピアソラ没後20周年の2012年に復活です!
2002年4月、MCO(ヒルヴァーサム)

PTC 5186 445(SACD-Hybrid) ¥2580
ゲッティ:歌劇《プランプ・ジャック》
ウルフ・シルマー(指揮)、
ミュンヘン放送管弦楽団、バイエルン放送合唱団、
クリストファー・ロバートソン(バス・バリトン)、
ニコライ・シューコフ(テノール)、メロディー・ムーア(ソプラノ)、
ナサニエル・ウェブスター(バリトン)、レスター・リンチ(バリトン)、
ダイアナ・ケーリッヒ(メゾ・ソプラノ)、他
アメリカの石油王ポール・ゲッティの息子として有名な音楽家ゴードン・ゲッ
ティ(1934-)の「プランプ・ジャック」は、シェイクスピアの「ヘンリー4世」
や「ヘンリー5世」を題材とした2幕のオペラ。
自らを「19世紀の作風を持つ現代の作曲家」と称するゲッティは、サンフラン
シスコ音楽院で音楽を学んでおり、作曲家としての手腕も確かである。




<Musica Ficta>
MF 8011 ¥2300
ジェンキンズ:4声のコンソート・ミュージック集 ――
ファンタジー第7番/ファンタジー第6番/ファンタジー第3番
ファンタジー第12番/ファンタジー第9番/ファンタジー第14番
パヴァン/ファンタジー第13番/ファンタジー第11番/ファンタジー第5番
ファンタジー第8番/ファンタジー第15番/ファンタジー第2番
ファンタジー第16番
スピリット・オヴ・ガンボ
ジョン・ジェンキンズ(1592-1678)は、バードからパーセルに至るイギリスの
器楽黄金時代を生き、ヴィオール・コンソートのための傑作を数多く遺すなど、
ヴィオール作品の発展に大きな影響を与えた音楽家である。
スピリット・オヴ・ガンボは、ヴィオールの名手フレーク・ボルストラップを
中心として"ガンバの魂"の名を持つオランダのヴィオール・コンソート。ジェ
ンキンズの音楽の優れた調性感が表現された美しいアンサンブルを聴かせてく
れている。2009年2月の録音。




<BNL>
BNL 112966 2枚組 ¥4600
ブラームス:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8/ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op.87
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.101/ピアノ三重奏曲Op.posthume
フレデリク・ペラシー(ヴァイオリン)、ジャン・デュベ(ピアノ)、
フローラン・オーディベール(チェロ)
メニューイン・スクールのエリートでありフランスの天才ヴァイオリニスト、
フレデリク・ペラシーが参加するブラームスの「ピアノ三重奏曲集」。
ジャン・デュベのピアノから響く気品のある音色、持ち前の音楽性に経験が加
わったペラシーのヴァイオリン、ピアノとヴァイオリンを支えるオーディベー
ルのチェロ。3人のスタイル、音楽性が絶妙にブレンドした味わい深きブラー
ムスです。





<Hortus>
HORTUS 071 ¥2300
モーツァルト(ジャンヴラン編):グラン・パルティータK.361(オルガン版)
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)、
ヨアン・タルディヴェル・エルコフ(オルガン)
モーツァルトの管楽合奏のための名曲「グラン・パルティータ」の"オルガン・
ヴァージョン"!
ジャンヴラン自身の編曲によるオルガン・ヴァージョンは、パリのサン・ニコ
ラ・デ・シャン教会にあるフランソワ・アンリ・クリコが1772年から1777年に
かけて製作したオルガンによる演奏。華やかで重厚な「グラン・パルティータ」
も魅力十分。2009年5月の録音。




<Raumklang>
RK 3009 ¥2300
ムッター:グスタフ・マーラーの後に
ベルトル・ムッター(バス・トロンボーン)
インプロヴィゼーションを得意とするオーストリアのマルチ・トロンボニスト、
ベルトル・ムッターの自作自演集。
シャガールのバストロで吹き続けるマーラーの「亡き子をしのぶ歌」を題材と
した無伴奏作品。重音あり低音ありハイトーンあり。超絶技巧を駆使した不思
議な空間が広がります・・・。2010年の録音。

RK 2410 ¥2300
ウナ・ムーサ・プレベア - ルネサンス時代のイタリアの音楽 ――
ティヤマ・エー・リスポンディ/ストランボッティ
オッターヴァ・ア・コントラスト/ラ・トリコッテ/ピアンツェテ・ドーネ
ロマネスカ/オー・グラティオサ・ヴィオラ・ミア・ジェンティレ/他
アンサンブル・ルチダリウム
ルネサンス時代のイタリアの大衆音楽、トスカーナとコルシカに伝わる詩を組
み合わせて、当時の庶民の間で親しまれていた音楽を再現。
イタリアの古楽アンサンブル、ルチダリウムの演奏からは、中世イタリアの
"詩"と"音楽"が持つ大きな力が伝わってくる。2004年12月の録音。

RK 3002 ¥2300
ローゼンモント・ウント・リンデントラウム - 愛と命の歌 ――
春はいま/麗しき月よ/愛しい方、来て下さい/小川の辺に水車が
おお、愛しのカタリーナ/あの下の谷間に/菩提樹
おお君こそ麗しき薔薇の園/雪山には/昨夜、悪夢をみた/他
クリスティーネ・マリア・レンベック(ソプラノ&ピアノ)、
エミリア・グリオッツィ(チェロ)
ドイツ、ロレーヌの民謡、カルミナ・ブラーナの詩と音楽などを、ライプツィ
ヒ音楽大学で古楽を学んだドイツのソプラノ、クリスティーネ・マリア・レン
ベックがアレンジ。
弾き歌いとチェロのデュオが綴る歌曲集は、春の到来を感じさせるかのように
明るく爽やか。2009年の録音。





<Syrius>
SYR 141440 ¥2300
パラッツァーゴ - イタリアの宝物 ――
フレスコバルディ:カンツォーナ、アリアと変奏/ダンドリュー:奉献唱
ジェンティーリ:協奏曲イ長調/ヘンデル:アンダンテと変奏
ヴィエルヌ:アラベスク
ボッシ:ダフニスとクロエ、ガウデアムス・イジトゥル
A・マルチェッロ/J.S.バッハ:協奏曲第3番ニ短調BWV.974
モランディ:ロンド、牧歌/ダヴィデ・ダ・ベルガモ:シンフォニア
ティラボスキ:ディン・ディン
ロベルト・ムッチ(オルガン)
イタリア、ベルガモにある2つの宝物、セラッシ・オルガンとボッシ・オルガ
ンで聴くフレスコバルディやマルコ・エンリコ・ボッシ、ベルガモの聖職者兼
音楽家パードレ・ダヴィデ・ダ・ベルガモ(1791-1863)たちの音楽。
2010年10月の録音。





<Hortus>
HORTUS 1018 ¥2300
デュリュフレ:レクイエムOp.9/プーランク:パドヴァの聖アントニオのラウダ
メシアン:おお、聖なる晩餐
ジョエル・スービエ(指揮)、
レゼレマン室内合唱団、パトリシア・フェルナンデス(メゾ・ソプラノ)、
ミシェル・ボウヴァート(オルガン)
20世紀の合唱作品をレパートリーの中心とし、特にフランス音楽の演奏に定評
のあるスービエ率いるレゼレマン室内合唱団の代表盤が復刻。HORTUS 018から
の新装移行再発売。





<Onyx>
ONYX 4108 ¥2180
ベートーヴェン:
ヴィオラとチェロのためのソナチネWoO.33/4&5
二重奏曲変ホ長調WoO.32《2つのオブリガート眼鏡付きの二重奏曲》
ピアノ、ヴィオラとチェロのための三重奏曲変ロ長調Op.11《街の歌》
(リザノフ編)
セレナード ニ長調Op.8より 主題と変奏(プリムローズ編
ヴィオラ&ピアノ版)
チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2
マキシム・リザノフ(ヴィオラ)、
クリスティーヌ・ブラウマネ(チェロ)、ヤコフ・カツネルソン(ピアノ)
ユーリ・バシュメットから「遂に私のライバルが現れた」という最大級の賛辞
を贈られたウクライナ出身のヴィオラの大器マキシム・リザノフ。
リザノフが自身の代名詞となった「ブラームス」(ONYX 4033、ONYX 4055)の次
に選んできたのは楽聖ベートーヴェンの"初期"と"後期"の室内楽作品!
1790年代に作曲された「WoO.33」と「WoO.32」、リザノフの手によりピアノ、
ヴィオラ(原曲はクラリネット)、チェロのための音楽へと生まれ変わった「街
の歌」、ヴィオラ・ソロのパイオニア、プリムローズのアレンジによる「主題
と変奏」など、まさに"ヴィオラ"のためのベートーヴェン・プログラム!




<Stone Records>
5060192780154 ¥2180
ブライアン:歌曲全集Vol.1 ――
コントラルトまたはバリトンのための3つの歌曲Op.6
リトル・スリーパーOp.13a/ジョン・ダウランドのファンシー
3つの現代歌曲/伝説/3つのエリザベス朝の歌/3つの調和の歌
3つのイルミネーション/Soliloquy upon a dead child Op.13a
テノールのための3つの歌曲Op.13b
マーク・ストーン(バリトン)、ジョナサン・ストーン(ヴァイオリン)、
ショルト・カイナッチ(ピアノ)
超巨大編成の「交響曲第1番《ゴシック》」の作曲者でありその生涯で32曲の
交響曲を書いたイギリスのシンフォニスト、ハヴァーガル・ブライアン
(1876-1972)の世界初録音を含む歌曲全集第1巻。
エリザベス朝のシェイクスピア、作曲者と同世代の詩人たちの詩を題材とした
ブライアンの歌曲はリリカルで時に気まぐれ。「ゴシック」の陰に隠れてきた
ブライアンの歌曲がいよいよ再評価の時を迎える!2011年8月の録音。

5060192780161 ¥2180
ヴォルフ:歌曲全集Vol.4 ――
旅路でII/つばめの帰郷/黄金色の朝/太陽が輝くごとく/セレナード
つつましい恋/真珠採り/思い/さすらいの歌/旅路でI/旅で
恋の目覚め/美しい人!と言わせて/別れた後/墓場/夕べの鐘/一晩中
夜と墓/泉のほとりの子供/子供の死/ケラーの6つの詩による歌曲集
イプセンの《ゾルハウグの祭り》による3つの歌
メアリー・ベヴァン(ソプラノ)、クィライン・デ・ラング(バリトン)、
ショルト・カイナッチ(ピアノ)
2008年に創設されたストーン・レコーズ(Stone Records)の看板シリーズ、フ
ーゴー・ヴォルフの歌曲全集第4巻は、2011年のオックスフォード・リーダー
・フェスティヴァル(歌曲音楽祭)でのライヴ・レコーディング。
第4巻はケラーやホフマン・フォン・ファラースレーベン、イプセンの詩によ
る歌曲がテーマ。演奏にはウィーン音楽学出版社(Musikwissenschaftlicher
Verlag)のフーゴ・ヴォルフ全集(Hugo Wolf Complete Edition)を使用してい
る。2011年10月11日のライヴ録音。




<Quartz>
QTZ 2094 ¥2180
J.S.バッハ:パルティータ第2番ハ短調BWV.826
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》
シューベルト:4つの即興曲D.899
藤沢玲子(ピアノ)
武蔵野音楽大学からイギリスへと渡り、マルティーノ・ティリモ、ヨンティ・
ソロモンからピアノを学んだ日本人ピアニスト、藤澤玲子のソロ・ディスク。
丁寧に練られた音と均整のとれたフォルム、ヘンリー・ウッド・ホールの適度
な響きが、バッハ、ベートーヴェン、シューベルトの音楽を美しく引き立てて
いる。2011年8月12日-14日の録音。





<Oxford Philomusica Records>
OP 001 ¥2180
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Op.2 ――
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2-1/ピアノ・ソナタ第2番イ長調Op.2-2
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2-3
マリオス・パパドプーロス(ピアノ)
キプロス島、リマソール出身のピアニスト、マリオス・パパドプーロスが弾く
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集!
1974年にロンドン・デビューを果たし、ピアニスト、指揮者としてキャリアを
重ねてきたパパドプーロス。1998年にはオックスフォード大学のオーケストラ
・イン・レジデンス、オックスフォード・フィロムジカを創設している。
美音と包み込むような残響が印象的なベートーヴェン。幼少よりビザンティン
聖歌に親しみ続けてきたパパドプーロス独自の解釈もユニーク。
1995年5月30日-31日の録音。Carltonからの新装移行再発売

OP 002 ¥2180
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Op.10 ――
ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1/ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10-2
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3
マリオス・パパドプーロス(ピアノ)
1995年10月16日-17日の録音。Carltonからの新装移行再発売

OP 003 ¥2180
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1/ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2
ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調Op.22
マリオス・パパドプーロス(ピアノ)
1996年12月の録音。Carltonからの新装移行再発売

OP 004 ¥2180
ベートーヴェン:後期三大ソナタ集 ――
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109/ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
マリオス・パパドプーロス(ピアノ)
1991年5月18日-19日の録音。Carltonからの新装移行再発売





<JCL Records>
JCL 516 ¥2180
R・シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調Op.6
ブラームス:チェロ・ソナタ ホ短調Op.38
テュイレ:チェロ・ソナタ ニ短調Op.22
ジェイミー・ウォルトン(チェロ)、ダニエル・グリムウッド(ピアノ)
イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの最後の弟子の1人であり、
シグナム・クラシックスをメイン・ステージとして活躍中のチェリスト、ジェ
イミー・ウォルトンの"ドイツのチェロ・ソナタ集"。
得意とするロマン派以降の音楽を幅広く演奏してきたウォルトンのチェロが、
ブラームスと次世代のR・シュトラウス&テュイレの「ソナタ」を濃密な演奏
で聴かせてくれる。2009年3月31日-4月1日の録音。

JCL 512 ¥2180
バーント・シエンナ ――
ヘリング:太陽神スーリヤの鏡/作曲者不詳:ショーロ
パウエル:名前のないワルツ/ウルクズノフ:4つのブルガリア舞曲
ペルナンブーコ:鐘の響き、ヘボリーソ
ピアソラ(アサド編):ブエノスアイレスの四季
ラウロ:ベネズエラ風ワルツ第3番《ナタリア》
ヴィラ=ロボス:ショーロ第1番/ヘリング:コメディー広場
カール・ヘリング(ギター)、ブーピンデル・シン・チャガール(タブラ)、
デミ・ガルシア・サバト(カホン&ティナハ)
カール・ヘリングは、英国王立音楽アカデミーのファースト・クラス出身で
ジュリアン・ブリーム賞を授与されたイギリスの若手ギタリスト。"南米"のピ
アソラやパウエル、ペルナンブーコ、"東欧"ブルガリアのコンポーザー・ギタ
リスト、ウルクズノフ、"西欧"ヘリングの自作自演を、ギター、タブラ、カホ
ンとティナハが繋ぐ。2007年3月23日-24日の録音。

JCL 513 ¥2180
シューマン(ヘリング編):詩人の恋Op.48(ギター&声楽版)
メルツ:シューベルトの6つの歌曲
カール・ヘリング(ギター)、ケヴィン・カイル(ギター)
イギリスのギタリスト、カール・ヘリングのアレンジによる"ギター伴奏版"の
ロベルト・シューマンの「詩人の恋」。ギターの音色が、テノールの歌う愛の
喜びと失恋のコントラストをさらに際立たせている。
2008年6月17日&2007年10月11日-12日の録音。

JCL 514 ¥2180
ラフマニノフ:練習曲集《音の絵》Op.39、コレルリの主題による変奏曲op.42
フォトプーロス:トッカータ
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調(1913年版)
コスタス・フォトプーロス(ピアノ)
英米両国の名門、英国王立音楽大学、王立音楽アカデミー、アメリカのジュリ
アード音楽院で研鑽を積み映画音楽のコンポーザー、アレンジャー、クラシッ
ク&ジャズのピアニストとして活躍するコスタス・フォトプーロス。1974年生
まれのマルチ・プレーヤーが弾くラフマニノフでは、映画音楽を彷彿とさせる
ような劇的な展開が繰り出される。2008年7月の録音。

JCL 515 ¥2180
ケヴィン・カイル - リサイタル・プログラム ――
ヴォーン=ウィリアムズ:真昼の静けさ/クィルター:紅の花が眠れば
シューマン:明るい夏の朝にOp.48-12
クィルター:
来たれ, 死よ、穏やかな声が絶えるとき、ああわたしの恋人よ、行け麗しいバラよ
シューマン:古いおとぎ話からOp.48-15
サルティ:いとしい女から遠く離れて
アーン:クロリスに/ヘンデル:静かな賛美/アレン:ソネット
サティ:シルヴィ/シューマン:恋人の歌の響きを聞くと
ディブディン:トム・ボーリング/フィンジ:ため息
ブリッジ:美しい花のように/ダウランド:流れよ、わが涙
レオンカヴァッロ:マッティナータ
ケヴィン・カイル(テノール)、カール・ヘリング(ギター)、
ダニエル・グリムウッド(ピアノ)
2004年のヘンデル・シンギング・コンペティションのファイナリスト、2005年
にはガーディナーとの共演でのBBCプロムスへのデビューを果たすなど、順調
なステップアップを続けるイギリスのテノール、ケヴィン・カイルが歌うシュ
ーマンとクィルターをメインに据えたリサイタル・プログラム。
2007年10月11日-12日&2008年6月17日の録音。




<Guild Historical>
GHCD 2392 ¥1350
美しく青きドナウ&弦楽のための作品集 ――
ヨハン・シュトラウスII世:美しく青きドナウ
ボロディン(サージェント編):ノットゥルノ
パガニーニ(ラヴァニーノ編):常動曲
ラフマニノフ(ドゥベンスキー編):ヴォカリーズ
ヘンデル(ウィッタカー編):歌劇《アルチーナ》より タンブリーノ
パーセル(ハーベッジ編):歌劇《アーサー王》より ホーンパイプ
グルック(ストコフスキ編):
歌劇《アウリスのイフィゲニア》より レント、
歌劇《アルミード》より ミュゼット、シシリエンヌ、
歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》より 精霊の踊り
ボッケリーニ(ストコフスキ編):弦楽五重奏曲ホ長調Op.13-5より メヌエット
チャイコフスキー(ストコフスキ編):
弦楽四重奏曲第1番ニ長調より アンダンテ・カンタービレ
ベルガー:ロンディーノ・ジョコーソ
レオポルド・ストコフスキ(指揮)
ヒズ・シンフォニー・オーケストラ
音の魔術師レオポルド・ストコフスキの"指揮"と"アレンジ"、そして「美しく
青きドナウ」(初CD化!)を収録した1957-1958年録音の名演集。
グルック、ボッケリーニ、チャイコフスキーでストコフスキの編曲をたっぷり
と味わい、「美しく青きドナウ」やマルコム・サージェント編曲のボロディン
などではストコフスキの音楽創りをじっくりと味わう・・・。
リマスター:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング
原盤:エドワード・ジョンソン・コレクション(Capitol and Seraphim LPs)
録音:1957年-1958年

GHCD 2391 ¥1350
アナトール・フィストゥラーリ - ロシア管弦楽名曲集 ――
リムスキー=コルサコフ:歌劇《ムラダ》より 貴族たちの行進
グリンカ:幻想的ワルツ
チャイコフスキー:組曲第1番ニ長調より 軍隊行進曲
ボロディン(チェレプニン編):ノットゥルノ*
チャイコフスキー:バレエ音楽《白鳥の湖》より ワルツ*
グラズノフ:演奏会用ワルツ第1番ニ長調Op.47*
プロコフィエフ:
組曲《キージェ中尉》より キージェの結婚、トロイカ、キージェの葬送*
グラズノフ:交響詩《ステンカ・ラージン》*
アナトール・フィストゥラーリ(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団*
7歳でチャイコフスキーの「悲愴」を指揮した神童として名を馳せ、20世紀最高
のバレエ音楽指揮者の1人に数えられているアナトール・フィストゥラーリ
(1907-1995)の「ロシア管弦楽名曲集」。
キエフに生まれ、リムスキー=コルサコフとルビンシテインに師事したフィス
トゥラーリ。ロシア音楽の演奏にも秀でていたフィストゥラーリがイギリスの
2つのオーケストラを振ったロシアン・プログラムがギルド・ヒストリカルの
リマスターで復活です!
リマスター:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング
原盤:エドワード・ジョンソン・コレクション
(HMV Stereo LP SXLP 30101、SXLP 30119*)
録音:1958年&1956年-1957年*





<Guild>
GMCD 7386 ¥2180
火の手 ――
プーランク:オルガン、ティンパニと弦楽のための協奏曲ト短調
リュッティ:オルガン、弦楽と打楽器のための協奏曲、火の手
アレンスキー:チャイコフスキーの主題による変奏曲Op.35a
マーティン・ヘイニ(オルガン)、
マリオ・シュービガー(打楽器&ティンパニ)、ライナー・ヘルド(指揮)、
ノヴォシビルスク国立フィルハーモニー室内管弦楽団
"フランス"のプーランクと現代"スイス"の作曲家カール・リュッティの「オル
ガン協奏曲」に"ロシア"のアレンスキーの「変奏曲Op.35a」をカップリング。
ロシア、シベリアの室内オーケストラ、ノヴォシビルスク国立フィルハーモニ
ー室内管の起用は、マイナー・オケ・ファンならば心をくすぐられてしまうに
違いない。

GMCD 7381 ¥2180
フリビンス:弦楽四重奏曲第2番《アフター・クローマー》
ハイドン前奏曲/ピアノ協奏曲/ヴィオラとピアノのための幻想曲
ダイアナ・ブレカロ(ピアノ)、
ロベルタス・セルヴェニカス(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、チリンギリアン弦楽四重奏団、
サラ=ジェーン・ブラッドリー(ヴィオラ)、
アントニー・ヒューイット(ピアノ)
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェに作曲を学んだ現代イギリスの秀才作曲家、ピ
ーター・フリビンス(1969-)の作品集第2巻。
ハイドンの旋律を用いた「ハイドン前奏曲」や、近現代イギリスの新しいレパ
ートリーに加わると評される「ピアノ協奏曲」など、旋律や調性を重視した作
風は英国内外で高い評価を受けている。

GMCD 7369 ¥2180
マッケイブ:クラリネットのための室内楽作品集 ――
クラリネット、ヴァイオリンとチェロのための楽章
クラネット、チェロとピアノのためのソナタ/フォヴェール・ロンドー
クラリネット五重奏曲
リンダ・メリック(クラリネット)、アーロン・ショーア(ピアノ)、
クロイツェル弦楽四重奏団
イギリスの名コンポーザー=ピアニストであり、英国音楽協会の会長を務める
大物音楽家、ジョン・マッケイブ(1939-)のクラリネットのための室内楽作品
集。これまでに40以上の委嘱作品の初演を行ってきた近現代音楽のスペシャリ
スト、リンダ・メリックのクラリネットが、緊張感に満ちたマッケイブの世界
を構築している。





<Guild Light Music>
GLCD 5194 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - 自然の王国 ――
シュトラウスII世(トーチ編):雷鳴と電光
アーレン(グールド編):ストーミー・ウェザー/アーノルド:汚れなき瞳
グッドウィン:ワールプールのテーマ/アンダーソン:サマー・スカイズ/他
フレデリック・フェネル(指揮)、
イーストマン・ロチェスター・ポップス・オーケストラ、
シドニー・トーチ&ヒズ・オーケストラ、
モートン・グールド&ヒズ・オーケストラ、
ロン・グッドウィン&ヒズ・オーケストラ、他
ライト・ミュージックの黄金時代を蘇らせるギルド・ライト・ミュージックの
第94巻は、シドニー・トーチのアレンジによる「雷鳴と電光」など"自然"にま
つわるプログラム。ウィンド・アンサンブルの父、フレデリック・フェネルの
音源も収録。※リマスター:アラン・バンティング

GLCD 5193 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - アレンジャーの芸術Vol.2 ――
ロジャース(サリンジャー編):ア・ワンダフル・ガイ
ストレーチー(モーリー編):ジーズ・フーリッシュ・シングス
ガーシュウィン(ライト編):オー・レディ、ビー・グッド
ワイル(ショウ編):9月の歌/ルビンシテイン(ウィルキンソン編):ロマンス
リムスキー=コルサコフ(キャロル編):シェヘラザードのテーマ/他
バディ・ブレグマン(指揮)、
コンラッド・サリンジャー・オーケストラ、
アンジェラ・モーリー&ヒズ・オーケストラ、
ジョージ・メラクリーノ(指揮)、メラクリーノ・オーケストラ、
ロン・グッドウィン&ヒズ・オーケストラ、他
第93巻では、コンラッド・サリンジャーやアンジェラ・モーリー、デイヴィッ
ド・ローズなど、ライト・ミュージックの黄金時代に活躍した"アレンジャー"
たちの功績を回顧する。※リマスター:アラン・バンティング

GLCD 5192 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - ステレオ・イントゥ・ザ・シックスティーズ ――
ポーター(フェイヒー編):ナイト・アンド・デイ
ガーシュウィン(ライト編):時を待とう/マントヴァーニ:イタリア・ミア
グッドウィン:ロンドン・セレナーデ/コーツ:マイフェア/他
シリル・オーデナル&スターライト・シンフォニー、
フレデリック・フェネル&ヒズ・オーケストラ、
マントヴァーニ&ヒズ・オーケストラ、
エリック・ジョンソン&ヒズ・オーケストラ、他
BBCの元エンジニア、アラン・バンティングのリマスターによる1960年から
1961年にかけて収録された"ステレオ録音"のライト・ミュージックたち。
※リマスター:アラン・バンティング

GLCD 5191 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - ストリングス・アファイア ――
ロビンソン:ストリングス・アファイア/ガーシュウィン:ス・ワンダフル
ジョビン:悲しみよさようなら/アンダーソン:チャイナ・ドール
アルヴェーン(フェイス編):スウェーデン狂詩曲第1番/他
クレオバノフ&ヒズ・オーケストラ、
フレデリック・フェネル&ヒズ・オーケストラ、
ヘルムート・ツァハリアス&ヒズ・マジック・ヴァイオリンズ、
フレデリック・フェネル(指揮)、
イーストマン・ロチェスター・ポップス・オーケストラ、
パーシー・フェイス&ヒズ・オーケストラ、他
パーシー・フェイスのアレンジによるアルヴェーンの「スウェディッシュ・ラ
プソディ・ミッドサマー(スウェーデン狂詩曲第1番)」やアントニオ・カルロ
ス・ジョビン、ルロイ・アンダーソンなどバラエティに富んだプログラムが魅
力的。※リマスター:アラン・バンティング






<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 250/251 2枚組 ¥4600
アドルフォ・フマガッリ(1828-1856):
ピアニストの近代的学校 Op.100(全18曲;1853)
フランチェスコ・サンガッリ(1820-1892):12の練習曲 Op.3(1846)
エレーナ・ブルネッロ、エウジェニア・カナーレ、エレーナ・コスタ、
エレオノーラ・クラヴィーニ、ダニエル・ダスカル、
アンナリーザ・フェッラーラ、
マッテオ・フェッラーリオ、パトリツィア・フォッサト
、イリアス・フォウリディス、
ジ・ソンジャン、セルゲイ・キム、マテウシュ・コヴァルスキ、
カミッラ・マローネ・ビアンコ、ガストン・ポッレ・アンサルディ、
アンカ・サフトゥレスク、
カミッラ・シバーニ、ハンナ・タルハラ、アンジェイ・タタルスキ(ピアノ)
録音:2011年8月23-28日、フラテッリ・オリヴィエーリ・ホール、
ノヴァーラ・グイード・カンテッリ音楽院、イタリア
ショパンとリストの時代に符号するイタリアのピアノ練習曲集を取り上げたア
ルバム。アドルフォ・フマガッリはイタリアのミラノ近郊インツァーゴに生ま
れたヴィルトゥオーゾ・ピアニスト兼作曲家フマガッリ四兄弟の次兄。兄弟の
中で最も才能に恵まれ、27歳で夭折するまでに100を超えるピアノ曲集を残し
ました。フランチェスコ・サンガッリはイタリアのクレモナ近郊ロマネンゴに
生まれた作曲家。
ノヴァーラ・グイード・カンテッリ音楽院(イタリア)、フェルトキルヒ・フォ
アアールベルク州立音楽院(オーストリア)、リンツ・ブルックナー音楽大学
(オーストリア)、オーフス王立音楽アカデミー(デンマーク)、ポズナン音楽ア
カデミー(ポーランド)、ブカレスト国立音楽大学(ルーマニア)の学生と教師が
弾き分けています。

DISCANTICA 252 ¥2300
ハープのためのワルツ、アラベスク、夢、バラード、子守歌
アルフレート・ホリー(1866-1948):小品 Op.16
マルセル・グランジャニー(1891-1975):アラベスク
アーノルド・バックス(1883-1953):ワルツ
マルセル・トゥルニエ(1879-1951):ロシアの子守歌 Op.40
ソフィア・ジュスティナ・コッリ(1775-1847):ワルツ
ヤン・フレイドリン(1944):ワルツ、クロード・モネへのオマージュ
ジョセフ・ジョンゲン(1873-1953):ワルツ Op.23
ヴィンチェンツォ・ペロッタ(1913-?):詩[Poemetto]
アルフォンス・アッセルマン(1845-1912):小ワルツ Op.25
アンリエット・ルニエ(1875-1956):紅葉
エライアス・パリシュ・アルヴァーズ(1808-1849):影と光
レインゴリト・グリエール(1875-1956):ワルツ
ベルナール・ガレ(1921-):夢
ヴィンチェンツォ・ジテッロ(1956-):ドラード
ジャック・イベール(1890-1962):バラード
エマヌエーラ・デリ・エスポスティ(ハープ)
録音:2011年10月、マッサ・フィナレーゼ、モデナ県、イタリア

DISCANTICA 254 ¥2300
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
アッカデーミア・ヘルマンス
ファビオ・チオフィーニ(指揮)
録音:2011年5月21、25日、クチネッリ劇場、ソローメオ、ペルージャ県、
イタリア
バルト・ファン・オールトはスタンレー・ホーフラント(スタンリー・ホッホ
ランド)、マルコム・ビルソンに師事したオランダのフォルテピアニスト。エ
ンリコ・ガッティがコンサートマスターを務めるピリオド楽器オーケストラ、
アッカデーミア・ヘルマンスとの共演。

DISCANTICA 256 ¥2300
パスクイーニ、ブクステフーデ:オルガン作品集
ベルナルド・パスクイーニ(1637-1710):
トッカータ ニ短調/幻想曲「ラ・ミ・ファ」/パッサカリア
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):
トッカータ ト長調 BuxWV164/暁の星の何と美しいことか BuxWV223
カンツォーナ ニ短調 BuxWV168
ベルナルド・パスクイーニ:
変奏曲ト短調/リチェルカーレ第2旋法/フランス風カンツォン in f fa ut
ディートリヒ・ブクステフーデ:
マニフィカト第9旋法 BuxWV205/カンツォーナ ハ長調 BuxWV166
カンツォーナ ト短調 BuxWV173
ベルナルド・パスクイーニ:
ソナタ ハ短調/変奏曲(ペトロニッラのための)/ビッツァリアと変奏
ディートリヒ・ブクステフーデ:
アリア「ロフィリス」とパルティータ BuxWV248
イエス・キリスト、われらの救世主 BuxWV198/フーガ ハ長調 BuxWV174
ダヴィデ・メレッロ(オルガン)
録音:2011年3月26-27日、追悼の小礼拝堂、サンタ・マルゲリータ・リーグレ、ジェノヴァ県、
イタリア
使用楽器:1688年、ジョヴァンニーニ/ロッカタリアータ製




<Channel Classics>
CCSSA 32812(SACD-Hybrid) ¥2580
ノルディック・サウンズ2 ――
ヤン・サンドストレム:ヘラジカの歌
ダーヴィド・ヴィカンデル:スズランの王、春の夕べ
ヤン・サンドストレム:尾根の風に寄せるヨイク、山の風に寄せるヨイク
伝承曲(グンナー・エリクソン編):イェンディーネの子守歌
ヨーアン・イェアシル:私のお気に入りの谷
ヤーッコ・マントゥヤルヴィ:天体の組曲
ヒューゴ・アルヴェーン:そして乙女は輪になって踊る、夕べ
伝承曲(アルネ・ルンドマルク編):美しき水晶
アンデシュ・ヒルボルイ:モウヲオアエエユイユエアオウム
ピーター・ダイクストラ(指揮)、
スウェーデン放送合唱団
巨匠エリク・エリクソン、オルウェル、ショークヴィスト、カリユステたちが
育んだ北欧の名門スウェーデン放送合唱団を受け継いだダイクストラ。
バイエルン放送合唱団の音楽監督、オランダ室内合唱団の首席客演指揮者、
ジェンツの創設者兼首席客演指揮者を務める合唱界の若き盟主は、さらなる進
化を遂げようとしている。
録音:2011年6月、ストックホルム

CCSSA 33112(SACD-Hybrid) ¥2580
マーラー:交響曲第1番ニ長調《巨人》
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ブダペスト祝祭管弦楽団
軍楽隊風の音楽、鳥のさえずり、レントラー、フレール・ジャック、クレツマ
ー音楽など、様々な要素を持ち、"ブダペストでの初演失敗後"に2度の改定を
経て「交響詩」から現在の「交響曲第1番」となったマーラー最初のシンフォ
ニー。イヴァン・フィッシャーは「ハンガリー人としてこの作品が聴衆に完璧
で非常に美しい傑作であると確信させる道義的義務がある」という強い使命感
を帯びており、まさに満を持して実現したブダペスト祝祭管とのレコーディン
グ。
イヴァン・フィッシャーの独創的な解釈、チャンネル・クラシックスの優秀録
音に要注目!

CCSSA 27012(SACD-Hybrid) ¥2580
J.S.バッハ:6つのトリオ・ソナタBWV.525-530(様々な楽器のための編曲版)
トリオ・ソナタ ト長調BWV.525
(フルート、ヴァイオリン、チェロとチェンバロのための)
トリオ・ソナタ ト長調BWV.530
(ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための)
トリオ・ソナタ ニ長調BWV.529(フルートとチェンバロのための)
トリオ・ソナタ ホ短調BWV.528
(ヴィオラ/ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロとリュートのための)
トリオ・ソナタ ト短調BWV.527(ピッコロ、チェロとチェンバロのための)
トリオ・ソナタ ホ短調BWV.526
(フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュートとチェンバロの
ための)
フロリレジウム
大バッハのオルガンのための「6つのトリオ・ソナタ」を、フロリレジウムが
器楽によるトリオ・ソナタ、室内楽編成の編曲版でレコーディング!
「BWV.525」でのフルート、ヴァイオリンと通奏低音の編成だけでなく、
「BWV.529」ではフルート(トラヴェルソ)とチェンバロのデュオを用いており、
「トリオ・ソナタBWV.525-530」が持つ可能性と魅力を様々な姿で奏でてくれ
ている。

<NIGHTINGALE>
NC 0000652 \1850
シューベルト:歌曲集
デルフィーネの歌/クレールヒェンの歌/エルラフ湖
糸を紡ぐグレートヒェン/憩いなき愛/流れ/「4つのカンツォーネ」
草原の羊飼いの乙女/どんなに慕っていることか/ズライカI/ズライカII
ミニョンの歌(ただ憧れを知るものだけが)/蝶々/野ばら/流れのほとりにて
ます/ミニョンの歌(どうかこのままの姿でいさせてください)
エディタ・グルベローヴァ(S)
アレクサンダー・シュマルツ(P)
録音:2011年7月7-10日ウィーン(セッション・デジタル)
「ベルカントの女王」グルベローヴァ久々の新譜はシューベルトのリート集。
2011年にウィーンでセッション録音したもので全21曲を歌っています。
代名詞のドニゼッティ、ベッリーニのベルカント・オペラをはじめ、モーツァ
ルトなどのオペラでは豊富なディスコグラフィを誇るグルベローヴァですが、
リートの分野ではシュトラウスが比較的充実しているものの、シューベルトに
ついてはこれまでまとまったものがなかったので、このたびのリリースは広く
歓迎されるのではないでしょうか。
収録曲のうち、ズライカI、クレールヒェンの歌、憩いなき愛、エルラフ湖、
流れのほとりにて、蝶々、デルフィーネの歌の7曲は、グルベローヴァが1980
年のザルツブルク音楽祭に出演した際、モーツァルテウムでのリート・リサイ
タル(ORFEOR635041)でも取り上げていたので、とりわけお気に入りのナンバー
とおもわれます。
ほかにも「野ばら」「ます」といった人気曲も収められているのもうれしいと
ころで、女王グルベローヴァが満を持して取り組んだシューベルト・アルバム
はおおいに期待が高まるところです。




<agOgique>
AGO 005 \2380
テレマン:
(1)3つのヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調 
(2)組曲 ト長調「ドン・キホーテのブルレスカ」 
(3)ヴィオラ協奏曲 ト長調 
(4)2本のヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調 
(5)組曲 ト長調「風変わり」
ファビオ・ビオンディ(Vn&指揮)、アンドレア・ロニョーニ(Vn)、
ステファノ・マルコッチ(Va)、ファビオ・ラヴァシ(Vn)、
エウローパ・ガランテ
録音:2011年2月13-16日
1989年にファビオ・ビオンディによって設立されたイタリアの古楽器演奏団
体、エウローパ・ガランテが待望の最新盤をリリースしました!ヴィヴァル
ディやコレッリをはじめ、これまでにもバロック期の室内楽作品を多く手がけ
てきた名門が今回収録したのは、ドイツ後期バロックの大家テレマン!彼が残
した多くの作品の中から、本アルバムでは3つの協奏曲と2つの組曲を収録。
鬼才ビオンディ率いるエウローパ・ガランテは、相変わらず躍動感に満ちた
鮮烈な演奏を聴かせてくれます。ビオンディだけに限らず、ロニョーニ、マ
ルッコチ、ラヴァシそれぞれのソロも見事。巨人ガリバーと小人たちの物語
を描いた組曲「ドン・キホーテのブルレスカ」では、楽章ごとにガラリと変
わる多彩な音色に魅せられます。2006年のオペラシティ来日公演でも演奏さ
れ、鮮やかな描写力が高い評価を受けただけに、待望の録音といえましょう!
全体的にテンポは前向き。エウローパ・ガランテ節炸裂の、迷いのない決然
としたアンサンブルに圧倒される1枚です。




<APARTE>
AP 034 \2300
忘れられた歌声 スペインの伝承音楽集
マルティン・コダス:
カンティガ・デ・アミーゴ(全曲)/「聖母マリアのカンティガ集」より抜粋
エストレマドゥーラの伝承歌/アビラの伝承歌、ほか(全22曲)
ヴォックス・スアヴィス{アナ・アルナズ(歌、パーカッション)、
ドミニク・ヴェラール(歌、ウード)、
バティスト・ロマン(ヴィエール、バグパイプ)}
録音:2011年5月10-13日、サン=フロラン教会(ティル=シャテル、フランス)
スペイン伝統音楽の再発見と保存に尽力する演奏団体、ヴォックス・スアヴィ
スによるスペインの中世歌曲集。エストレマドゥーラ、アビラといったスペイ
ンの地方や、ポルトガルに伝わる伝統的な世俗歌曲&器楽曲の数々が収録され
ています。注目は、13世紀のスペインに活躍したと言われる吟遊詩人、マル
ティン・コダスの「カンティガ・デ・アミーゴ」が全曲収録されていること!
19世紀に発見されたカンティガ集で、少女が海岸に立ち、遠地にいる恋人を想
うという切なくも美しい歌曲集です。恋人を想う少女の独唱あり、互いを想う
男女の二重唱あり…中東の響き色濃いノスタルジックな旋律に心打たれます。
また、本アルバムでは歌曲と並んで器楽曲も収録。アルフォンソ10世が編纂し
た「聖母マリアのカンティガ集」からの抜粋や、ポルトガル・スペインに伝わ
る伝統曲の数々が収録されています。ウードやヴィエール、バグパイプといっ
た古楽器の響きと、アルナズとヴェラールの艶やかな歌声のハーモニーも聴き
所。時代の影に埋もれてしまったスペイン中世の響きに想いを馳せる1枚です。

AV 120515 \2300
(1)オルトラ=フェレ:3つの愛のカンツォーネ 
(2)ファリャ:クロード・ドビュッシーに捧げる賛歌 
(3)ガルシーア=ロルカ:
13のスペインの古い歌より「アンダ、ハレオ」、「ハエンのムーア娘たち」、
「18世紀のセビリャーナ」
(4)カステルヌオーヴォ=テデスコ:ロマンセロ・ギターノ op.152 
(5)ロドリーゴ:祈りと踊り(ファリャをたたえて) 
(6)オルトラ=フェレ:3つのアンダルツァ
ジャン=ミシェル・ハスラー(指揮)、
ベンジャミン・ヴァレット(ギター)、アンサンブル・クロノクロミー
録音:2011年7-10月、フランス
ハスラー率いるアンサンブル・クロノクロミーが、フェデリコ・ガルシーア=
ロルカ(1898-1936)にまつわる作品を集めた希少な新譜をリリース!ガルシー
ア=ロルカといえば20世紀に活躍し、スペイン内乱の折に銃殺された非業の詩
人ですが、18歳頃までは音楽家を志していた人物でもあります。クラシック音
楽だけでなく民謡にも造詣深かったロルカは民謡の収集や編曲にも積極的で、
「13のスペインの古い歌」は彼の代表的な民謡編曲集。いずれもギターのリズ
ミカルな伴奏に乗って歌われるメゾ=ソプラノの艶やかな旋律が美しく、スペ
インの伝統的な響きを堪能できます。また、本アルバムではガルシーア=ロル
カの詩に基づく作品も収録。オルトラ=フェレ(1922-)の作品には民謡的な響
きの中にもどこか聖歌を思わせる荘厳な雰囲気があり、詩人ガルシーア=ロル
カに対する大きな敬意が感じられるよう。カステルヌオーヴォ=テデスコのロ
マンセロ・ギターノは、ガルシーア=ロルカの7つの詩に基づくギターと混声
の作品で、こちらも多種多様な曲調を楽しめます。全体的にギターの哀愁漂う
伴奏と混声とのアンサンブルが美しい1枚です。
アンサンブル・クロノクロミーは、レザール・フロリサンやアクサンチュス
合唱団といった9つの名門の発意の下、1999年にジャン=ミシェル・ハスラー
によって設立された演奏団体。中世から現代まで幅広い作品をレパートリー
としつつ、ヨーロッパを中心に演奏活動を行っています。





<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2081 \2250
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」
イシュトヴァン・ケルテス(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1961年3月22-24日、ウィーン、ゾフィエンザール、ステレオ
使用音源:London(U.S.A.)80120
(オープンリール・テープ、19センチ、4トラック)
■制作者より
ケルテス指揮、ウィーン・フィルのドヴォルザークの「新世界より」は今でも
非常に人気の高い名盤のひとつで、CD時代になっても繰り返し再発売されてい
ます。当CDを制作するにあたり、オリジナルの英デッカ盤LP(SXL 2289)と、ア
メリカ・ロンドンの19センチ、4トラックのオープンリール・テープ(L 80120)
を入手し、比較試聴した結果、より音像の明快で瑞々しい雰囲気のあるテープ
を復刻の素材としました。
■解説書の内容
ケルテスの没後一周年に寄せて書かれた2つの追悼文(英デッカのプロデューサ
ー、エリック・スミス、およびウィーン・フィルのヴァイオリン奏者、ヴィル
ヘルム・ヒューブナーによる)の邦訳を掲載します。ケルテスの人間性を浮き
彫りにすると同時に、彼の急逝が関係者にとっていかに衝撃だったかも改めて
知ることが出来る貴重な文献です。(以上、平林直哉)




<ARTE VERUM>
QEC 2012ENC(3CD+ボーナスCD) ¥2850
2012年エリザベート王妃国際コンクール・ヴァイオリン部門
アンドレイ・バラーノフ【ロシア(第1位、クイーン・ファビオラ賞)】
成田達輝【日本(第2位、ウジェーヌ・イザイ賞)】
シン・ヒョンス【韓国(第3位)】
エステル・ユー【韓国(第4位)】
チェン・ユーチェン【台湾(第5位)】
アルティオム・シシュコフ【ベラルーシ(第6位)】
[CD1]
(1)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 op.77
/アンドレイ・バラーノフ
(2)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47/シン・ヒョンス
[CD2]
(1)イザイ:ソナタ ニ短調 op.27-3/成田達輝
(2)ヴィクトール・キーシン:カプリス/アンドレイ・バラーノフ
(3)ラヴェル:ソナタ ト長調/チェン・ユーチェン
(4)ブロッホ:ニーグン/アルティオム・シシュコフ
(5)パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 op.6/成田達輝
[CD3]
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61/エステル・ユー
(2)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 op.108/シン・ヒョンス
(3)酒井健治:ヴァイオリン協奏曲
[ボーナスCD]
(1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 ト長調 KV 216(カデンツァ:S.フランコ)
/アンドレイ・バラーノフ
(2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 KV 218(カデンツァ:J.ヨアヒム)
/シン・ヒョンス
(3)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 イ長調 KV 219(カデンツァ:J.ヨアヒム)
/アルティオム・シシュコフ
管弦楽/ベルギー国立管弦楽団、
ジルベール・ヴァルガ指揮[CD1][CD2:(5)][CD3:(1)&(8)]
ピアノ/ダナ・プロトポペスク[CD2:(2)]、
ダニエル・ブルーメンタール[CD2:(3)]、ダシャ・モロズ[CD2:(4)]、
佐藤卓史[CD3:(2)]
ライヴ録音/2012年5月7-12日(セミ・ファイナル)および2012年5月21-26日
(ファイナル)
2012年5月に行われた世界三大コンクールのひとつ、エリザベート王妃国際音
楽コンクール・ヴァイオリン部門の、セミ・ファイナルおよびファイナルの実
況ライヴ録音が早くも登場!第2位に入賞し大きな話題となった、20歳の成田
達輝(1992年生まれ)の演奏が聴けるとあって、注目です!さらに、2011年に作
曲家部門で日本人として35年ぶりにグランプリに輝いた酒井健治の「ヴァイオ
リンとオーケストラのための協奏曲」も成田の演奏で収録されており、話題性
満点のセットとなっています!
第1位になったバラーノフのショスタコーヴィチの協奏曲は、研ぎ澄まされた音
色と極限までの集中で、圧巻の出来栄え。成田のパガニーニの協奏曲の演奏は、
「優雅な演奏」と地元メディアでも絶賛されたとおり、実にノーブルな音色で、
美しいヴィブラートを活かしながら、ふくよかに歌います。そしてピントが見
事に絞られた美しい音程の高音部、超絶技巧的なパッセージでの精緻で自在な
技巧は完璧。曲の最後まで途切れることのない集中で聴かせます。イザイのソ
ロでも、よく通る音色でダイナミックな作品を美しく響かせています。
酒井健治の作品は、演奏時間9分弱の単一楽章からなる作品で、冒頭、ヴァイオ
リンが執拗に繰り返すGの音色の上に、様々な要素が襲いかかる場面から始ま
り、最後はまたヴァイオリンの奏でるGの音色が響く中曲が閉じます。演奏後の
客席の盛り上がりからも、作品の力、そして、成田の演奏がいかに素晴しいも
のだったがよくわかる録音となっています。




<Coviello CLASSICS>
COV 51207 ¥2350
ベルリンの動物たち
(1)私のゴリラは動物園に別荘がある/(2)こうもり
(3)ミミズはこんなに領地を持っている/(4)漁師/(5)とんぼ/(6)鱈
(7)ハンノキの王/(8)蛆虫/(9)ノミ/(10)イゲルとアゲル/(11)鱒
(12)モグラの歌【3匹の毛虫/童謡/蟲/ミミズ/民謡/蝿/蚊に刺された象
/ペキンダック】/(13)私のオウムは堅い実を食べる/(14)雌鶏
(15)カンガルー/(16)人類の進化
アンサンブル・ヴォーカルツァイト、フィリップ・マイヤース(Pf)
録音:2011年
鉄道や鳥をテーマにしたアルバムがあるのだから、動物の音楽も一挙にまとめ
てみようと出来た好企画。哺乳類のみならず、鳥類、魚類、昆虫まで盛りだく
さん。蚊に刺されたと感じる象、ミミズの語源、蝿の悲愴的な短い飛行および
蛆虫の存在の深みまでを音楽で表現。さらにヨハン・シュトラウスの喜歌劇
「こうもり」全曲を3分で演じるという信じ難い芸当も披露。いずれも男声4人
のヴォーカル・アンサブルにより、巧みなアレンジで、面白い言葉遊びとアク
ロバット的歌唱で、ユーモアあふれる世界を創りだしています。




<Alba>
ABCD 294(SACD-Hybrid) ¥1980
嘆き-ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008)
(1)弦楽のための交響曲Op.43(1978) 
(2)弦楽のための協奏曲Op.54(1982)
(3)全世界が嘆くだろうOp.26b(1974)(弦楽オーケストラのための)
(4)オーボエ協奏曲Op.116(2001)
ユハ・カンガス(指)オストロボスニア室内管、アンニ・ハーパニエミ(Ob)
 [録音:2008年12月1日-3日、2009年5月4日-5日(オーボエ協奏曲)
/スネルマン・ホール(コッコラ、フィンランド)]
2008年に亡くなった作曲家ペール・ヘンリク・ノルドグレンの遺産を紹介する
シリーズ。ノルドグレンと緊密な関係を続けたオストロボスニア室内管弦楽団
とユハ・カンガスによるアルバム『嘆き』では、悲しみの気分の濃い作品が4曲
演奏されました。《弦楽のための交響曲》は、管弦楽のための8曲の交響曲とは
別に、1978年に作曲された作品。この作品の2つの楽章、「悲歌の〈エスプレシ
ーヴォ〉と弔いの音楽〈アダージョ〉」はノルドグレンの葬儀で演奏されまし
た。《全世界が嘆くだろう》は、1968年、既成秩序に反抗する学生たちが蜂起
しフランス五月革命の年、ユハの父、エイノ・カンガスの学生オケのために作
曲されました。曲の基になったのはフィンランドの古い賛美歌です。1974年、
弦楽オーケストラのために改訂され、ユハ・カンガスとオストロボスニア室内
管が初演しました。《オーボエ協奏曲》は、スウェーデンのオーボエ奏者ヤー
レンの提案から生まれた「想像できるかぎりもっとも美しい楽器の組み合わせ」
のオーボエと弦楽のための音楽を書きたいというノルドグレンの夢が実現した
作品。ヤーレンから伝えられた新しいテクニックにインスピレーションを得た
といわれます。タピオラ・シンフォニエッタのオーボエ奏者アンニ・ハーパニ
エミソロを務めます。

ABCD 339(SACD-Hybrid) ¥1980
セッポ・ポホヨラ:
(1)交響曲第1番(2002) 
(2)交響曲第2番(2006)
サカリ・オラモ(指)フィンランド放送交響楽団 
[録音:2010年8月30日-9月1日(第1番)、2011年4月14日-15日/文化ホール
(ヘルシンキ)]
1990年代、生粋のモダニストからスタートしながら、次第にモダニズムから距
離を置き「自分の声」で語るようになった世代の作曲家のひとり、セッポ・ポ
ホヨラ(1965-)の弦楽四重奏曲集(ABCD334)に続き、2曲の交響曲が紹介されま
す。どちらも彼がより簡素で伝統的な響きのスタイルを探るようになった2000
年代の作品。両曲ともベートーヴェンやシベリウスの交響曲のように主題を有
機的に展開するのではなく、いろいろなエピソードから音楽を構成する方法を
採っています。第1番は優れた音楽家でもあった二人の兄を追悼して作曲され
ました。ベートーヴェンの〈歓喜の歌〉をはじめとするいくつかの引用には、
自分自身への皮肉も含め、さまざまな思いがこめられているとのこと。第2番
はオーケストレーションにポホヨラの本領が発揮されているといわれます。
「管弦楽のための協奏曲」と呼ばれてもいいくらい、それぞれの楽器が強い印
象を与える音色で色彩のパレットに加わります。ポホヨラの従兄にあたるサカ
リ・オラモがフィンランド放送交響楽団を指揮。世界初録音。

ABCD 340(SACD-Hybrid) ¥1980
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集Vol.1
(1)ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70の1「幽霊」
(2)ピアノ三重奏曲第6番 変ホ長調Op.70の2
(3)ピアノ三重奏曲 変ロ長調WoO39
テロ・ラトヴァラ(Vn)、マルコ・ユロネン(Vc)、リスト・ラウリアラ(Pf)
[録音:20010年11月25日-28日/アクスティーカ(ユリヴィエスカ、
フィンランド)]
コシュホルム音楽祭の芸術監督を務めるフィンランドのチェリスト、マルコ・
ユロネン(1966-)がベートーヴェンの三重奏曲シリーズを開始。ヴァイオリン
のテロ・ラトヴァラは、2011年秋からタンペレ・フィルハーモニックの准コン
サートマスター。ピアノのリスト・ラウリアラ(1949-)は、1972年にシベリウ
ス・アカデミーのディプロマを取得。フィンランド、ヨーロッパ、日本、アメ
リカなどでソロと室内楽のピアニストとして活動しています。

NCD 46(SACD-Hybrid) ¥1980
フィンランド・ルター教会賛美歌集
真実の精神(484番)/イエス様、あなたはお気づきです(513番)
イエスの歌だけを歌えれば(343番 1, 2, 6)/一日と一瞬を正しく(338番)
一番高い丘に登ろう(515番)/汝の平安をわれらに(514番)
イエスよ、あなたが一番おわかりになっています(510番)
主よ、わたしを危難よりお守りください(509番)
最初に井戸を掘った者は(512番)/学校がまた始まると(485番)
ああ、なんと輝かしい春よ(567番)/讃えることのなんと素晴らしき(342番)
今、この世は栄え(571番 1-3)
天にまします父よ、わが祈りをお聞きください(501番)
主よ、あなたからの贈り物を受け取りました(507番)
目を上げ天を仰ぐ(490番)/子供たちを愛する神(492番)
すべては神の御手に(499番)/道は整った(511番)
創り主は讃えられよ(462番)/夕べになりました、わが創り主よ(563番)
タパニ・ティリラ(指)オウライネン・ユース合唱団、
ヴェリ・アイナリ(Org、Harm)、ミンナ・ユリカウマ、
ライサ・パイヴィネン(Vn)、スサンナ・ニエトゥラ(Va)、
シニ・ヒュヴァイネン(Vc)、エサ=ペッカ・シルヴォラ、
ヴィーヴェ・マエメツ(Pf)、ウッラ=マリア・ポユヒュタリ(Fl)、
ヤンネ・ニエトゥラ(Trp)、ブラヴァーデ・リコダーアンサンブル
フィンランド、北部オストロボスニアのオウライネン市に1972年に創設された
団員約30人の女声合唱団、オウライネン・ユース合唱団のアルバム第2弾。ル
ター教会の賛美歌集から、子供時代、青春、学校、春、夕べの祈りをテーマに
した賛美歌が21曲歌垂れています。原曲を尊重しつつ、共演する楽器の異なる
音色に合わせた新しい響きを探る試みが行われています。





<Simax>
PSC 1302 ¥2280
北緯69度42分東経19度からの展望
(1)ウェーベルン:弦楽オーケストラのための5楽章Op.5
(2)ペルト:ベンジャミン・ブリテン追悼のカントゥス
(3)クルターグ:遠方より III(弦楽四重奏のための)
(4)フレードリク・ホーグベリ:
ヒッティング・ザ・ファーストベース(2008)(コントラバス協奏曲)
(5)ルトスワフスキ:葬送音楽
コールビョルン・ホルテ(指)
トロムソ室内管弦楽団、
ダーン・ステュッフェ(Cb)
[録音:2011年10月17日-19日、2012年1月17日-19日/モールセルヴ教会
(ノルウェー)]
北緯69度42分東経19度に位置するトロムソは、人口約6万7千、北極圏ノルウェ
ー最大の町。この町のトロムソ室内管弦楽団は、ノルウェー唯一の常設のプロ
の室内管弦楽団としてコンサート活動を行っています。芸術監督は、2006年8月
に指名された、ヴァイオリニストのコールビョルン・ホルテ(1973-)。スウェー
デンの作曲家フレードリク・ホーグベリ(1971-)のコントラバス協奏曲《ヒッ
ティング・ザ・ファーストベース》の曲名の「ヒット」にはベースボールの
「ヒット」とポストモダンの爆発が聞き手の感覚を「打つ」の二つが重ねられ
ました。〈トッピングをありったけ載っけたピザのように〉〈ブルース〉
〈アニメ・レーシングカーのビデオゲームにつける音楽のように〉〈ワン・
ノート・カデンツァ〉〈熟し切っていないカデンツァ〉〈ホームラン〉の6部
分が続けて演奏されます。独奏のダーン・ステュッフェは、今日のノルウェー
音楽を支え彩る音楽家のひとり。ゲーリー・カーのアシスタントとノルウェー
・オペラ管弦楽団の首席を経てオスロ・フィルハーモニック管弦楽団の副首席
奏者を務めながら、ソロと室内楽の活動を行っています。



<ALTUS>
ALT 239/40 2枚組 ¥3150
ステレオ
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 Op.21、第9番ニ短調「合唱付き」 Op.125
カール・シューリヒト(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
アグネス・ギーベル(ソプラノ)、マルガ・ヘフゲン(アルト)、
ラグナー・ウルフング(テノール)、
エドゥアルト・ヴォリッツ(バス)、
フランス国立放送合唱団、ルネ・アリックス(合唱指揮)
録音:1965年6月15日実況録音 シャンゼリゼ劇場(パリ)、ステレオ
当シリーズの目玉でライヴの第9のステレオは初めてとなります。シューリヒト
のライヴにおけるステレオ録音は大変少なく(FMのステレオ放送は概ね1965年か
ら)大変うれしい発掘です。平成の盤鬼平林直哉氏は「鮮明なステレオ録音ゆえ
に生き生きとした音は如実の伝わり、情熱に溢れかえった響きに陶然とするの
みである。ライヴゆえの豊かな雰囲気はシューリヒトの第9のベストパフォー
マンスにしたい。」と絶賛です。
「オリジナル・マスターから復刻されたのは今回が初めてである。この2曲と
もに正規のスタジオ録音並みの鮮明なステレオというのが何よりも嬉しい。
個人的にはシューリヒトの第9番のベスト・パフォーマンスにしたい。」
(平林直哉)

ALT 236/7 2枚組 ¥3150
モノラル
ベートーヴェン:エグモント序曲、交響曲第6番ヘ長調「田園」Op.68
ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73
カール・シューリヒト(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
録音:1963年7月3日、リヨン、モノラル
当初このブラームスのマスターテープは失われたことになっていましたが関係
者の真剣な捜索によりマスターテープが発見され今日発売に至りました。盤鬼
平林直哉氏は「近接したマイクによる収録音のため指揮者の解釈が手に取るよ
うにわかり、ファンには見逃せない。シューリヒトとフランスのオーケストラ
との組み合わせは実に魅惑的」と述べておられます。

ALT 238 ¥2450
モノラル
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
カール・シューリヒト(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
録音:1963年9月11日、ブザンソン、モノラル
シューリヒトのブルックナー7番はコンセール・コロンヌ管を振ったALT169も
大変好評でしたが新たに晩年のフランス国立の演奏が加わりました。旧盤
(ALT169)との大きな違いは2楽章で旧盤では使用されなかったトライアングル
が使用されており平成の盤鬼平林直哉氏は「ALT169も音質は良かったが当盤は
さらに厚みと奥行きがあるので全体的な聴きごたえは勝っている。このような
演奏ならいくつでてきても大歓迎である。」と絶賛しております。

ALTDVD 010(DVD-Video) ¥4580
日本語字幕付
チェリビダッケの庭
モーツアルト:
弦楽四重奏曲第15番、交響曲第41番「ジュピター」、レクイエム
ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第3番
シューベルト:交響曲第5番
ブルックナー:交響曲第9番
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
出演:セルジュ・チェリビダッケ
イオアン・チェレビダーキ監督
映画「チェリビダッケの庭」は、波乱万丈の人生を送ってきたチェリビダッケ
が晩年を迎え、自らの音楽体験を若い学生やオーケストラそして聴衆にメッセ
ージとして伝えていく様を、独特の形で映像化した作品である。監督は、長男
のセルジュ・イオアン・チェレビダーキ。映画の中で、父親であるチェリビ
ダッケはドキュメント撮影の対象であると同時にドラマの主人公にもなってお
り、監督はこの作品を「ドキュドラマ」と称している。なお、チェリビダッケ
というのはいわゆる通称であり、本名はチェレビダーキである。また、様々な
印刷物において誤りが目立つため、ここにあらためて生没について記しておき
たい。チェリビダッケは1912年7月11日(ルーマニアの旧暦では6月28日)に生ま
れ、1996年8月14日に他界した。私は初上映に参集し、監督の依頼により日本
語訳を担当することとなった。禅問答にも例えられるチェリビダッケの言葉を、
限られた文字数の範囲で日本語字幕に訳すのは、相当の意識の集中と勇気を要
するが、極めて楽しみな仕事であった。映画では、芸術家としての信条やブル
ックナーの音楽についての思いが、チェリビダッケ自身の口から雄弁に語られ
ていく。指揮者のドキュメントは多々あるが、このような映像作品をもつ指揮
者はチェリビダッケのみであろう。
「チェリビダッケの庭」訳者 石原良也




<Phil harmonie>
PHIL 06015 2枚組 ¥3980
J.S.バッハ:6つのパルティータ(全曲)
[CD1](1)第2番 ハ短調 BWV.826 (2)第3番 イ短調 BWV.827 
(3)第4番 ニ長調 BWV.828 
[CD2](1)第1番 変ロ長調 BWV.825 (2)第5番 ト長調 BWV.829 
(3)第6番 ホ短調 BWV.830
ピ=シェン・チェン(Pf)
録音:2011年6月7-8日、アッテンバッハ(ベルクノイシュタット、ドイツ)
H.レイグラフ、T.ニコラーエワ、W. ケンプら巨匠に師事し、世界的に活躍す
る台湾の女流ピアニスト、ピ=シェン・チェンによるJ.S.バッハの6つのパル
ティータ。シェーンベルクやケージといった前衛音楽作品の演奏・録音にも
積極的なピ=シェン・チェンですが、J.S.バッハもまた彼女の主たるレパート
リーの一つといえましょう。ゴルドベルク変奏曲(PHIL 06006)でも好評を博し
た迷いのないシンプルな演奏は今回も健在。過度な装飾や情感を排した誠実な
演奏が心に真っ直ぐ響きます。全体的に堅実なテンポを保っている印象があり
ますが、第6番のサラバンドなどでは適度な情感を込めた演奏でじっくりと聴
かせてくれます!

PHIL 06013 ¥2180
コルンゴルト(1897-1957):
ヴァイオリンとピアノのための作品
・組曲『から騒ぎ』op.11より(「花嫁の部屋の乙女」、
「野生リンゴとリンボク酒」、「庭の風景」、「仮面舞踏会」)
・バレエ『雪人形』より「雪人形」
・ピアノ『おとぎ話の絵』op.3より「幻想的カプリス」
・オペラ『死の都』より「マリエッタの歌」、「ピエロの踊り歌」
弦楽六重奏曲op.10(1914-15)
(1)ダニエル・ゲーデ(Vn)、セッシュ・リュー(Pf) 
(2)ベルリン・フィル弦楽六重奏団{ベルンハルト・ハルトーク(Vn)、
リュディゲル・リーベルマン(Vn)、ヴォルフラム・クリスト(Va)、
ヴァルター・キュッスナー(Va)、ゲオルク・ファウスト(Vc)、
アンスガル・シュナイダー(Vc)}
録音:2011年5月21-22日、スタジオ4(ベルリン)
10代から完成度の高い作品を多く輩出し、“ヴォルフガング”という共通の名
を持つことから「モーツァルトの再来!」とも言われた早熟の天才音楽家、エ
ーリヒ・ウォルフガング・コルンゴルト(1897-1957)。本アルバムではアメリ
カ亡命前、彼が神童と注目されていた10代の頃の作品を中心に収録。
メロディ・メーカーとしてのコルンゴルトの魅力満載のヴァイオリン作品は、
様々な自曲からの編曲。甘い旋律が魅力の「雪人形」は、もともとはコルンゴ
ルトが11歳で作曲したバレエ音楽「雪人形」の一部。甘い旋律が魅力で、後に
ハイフェッツも好んで演奏しました。他にも組曲「から騒ぎ」からの抜粋や、
自身のヒット作「死の都」からのメロディなど、コルンゴルトの甘いメロディ
が魅力の作品が並びます。
弦楽六重奏曲は17歳の頃に作られた作品で、若者らしい瑞々しい旋律に満ち溢
れたもの。軽やかかつ優雅なソロの掛け合いが美しく、洗練されたアンサンブ
ルに聴き入ります。
演奏陣の豪華さも本アルバムの注目されるところ。1994-2000年にウィーン・
フィルのコンサートマスターを務めていたダニエル・ゲーデの演奏は流石の
一言。多彩な曲調を含む小品集を見事に弾きこなし、繊細かつ優雅な音色で
しっとりと聴かせてくれます。弦楽六重奏曲を演奏するベルリン・フィル弦楽
六重奏団はベルリン・フィルのメンバー、元メンバーからなるアンサンブル団
体。ソリストとしても活躍する名手らによる極上のアンサンブルは見事です。




<harmonia mundi>
HMU 807522(SACD-Hybrid) ¥2500
バーバー:
(1)十二夜 op.42-1 (2)水の歌で歌うop.42-2 (3)2つの合唱曲 op.8 
(4)生まれ変わり(全3曲)op.16 (5)ストップウォッチと軍用地図 op.15 
(6)「この輝く夜にきっと」op.13-3 (7)アニュス・デイ op.11 
(8)恋人たち*(R.キアー編/室内合唱団&オーケストラ版) op.43 
(9)昇天日のための合唱「イースター・コラール」
(R.キアー編/室内合唱団&オーケストラ版)*
*世界初録音
コンスピラーレ{クレイグ・ヘッラ・ジョンソン(指揮)、
カンパニー・オブ・ヴォイシズ、室内オーケストラ}
録音:2011年9月
アメリカが誇る合唱団体、コンスピラーレ(またの名をクレイグ・ヘッラ・ジョ
ンソン&カンパニー・オブ・ヴォイシズ)によるサミュエル・バーバーの合唱作
品集。「アニュス・デイ」や「この輝く夜にきっと」といった20世紀の合唱を
語るに外せないバーバーの代表作を、本場アメリカを代表する名門の演奏で、
さらにはSACD Hybrid盤の高音質でたっぷりと堪能できるのは嬉しい限りです。
非常にゆったりとしたテンポの「アニュス・デイ」では、抑えの効いた美しい
弱音から、クライマックスへの盛り上がりの大音量まで、名門の面目躍如の演
奏です。さらに注目されるのは、本アルバムには世界初録音となる編曲作品が
2曲収録されていること! いずれもジョンソンの依頼を受けたロバート・キア
ーが、他ならぬコンスピラーレの演奏のために室内合唱団&オーケストラ用に
編曲したものとなります。「恋人たち」では、80人の音楽家達による原曲の巨
大なオーケストレーションを15人編成まで凝縮し、弦管打楽器全てのパートが
ソロという密なアンサンブルが実現されています。カンパニー・オブ・ヴォイ
シズの洗練された歌声と、ソリスト妙技の光る器楽伴奏隊との絶妙なハーモニ
ーは必聴の美しさです!

HMC 905269 ¥2450
ティエリー・ペク(b.1965):
(1)畏怖(2005-2010) (2)ソレイユ・ティグル(太陽・虎)(2009) 
(3)マノア(2005) (4)花の咲いた木(2010) 
(5)改革の散歩道(1995-2011) (6)ダンソン
アンサンブル・ヴァリアンス、ペルキュシオン・クラヴィエ・ドゥ・リヨン
録音:2012年1月
現代音楽と伝承音楽を融合した作風で世界的に高い注目を集めているフランス
の現代作曲家、ティエリー・ペクの作品集。本アルバムでは、とりわけアメリ
カ・ラテン音楽の要素を強く盛り込んだ作品を中心に収録。多様な音楽が混ざ
りあうブラジルの謝肉祭にインスピレーションを受けて作曲された「畏怖」で
は、躍動感あふれるリズム感と、目まぐるしく入れ替わる多彩な曲調に引き込
まれます。原曲は管弦楽編成ですが、今回はピアノ、フルート、サックス、
チェロ、打楽器という小編成。今回のアルバムの収録のためにペク自身が編曲
した新版での演奏です!フルート独奏曲「ダンソン」は、様々な演奏法を駆使
した多彩な音色が愉しい小品。「改革の散歩道」では、ラテン情緒あふれる旋
律とリズミカルなアンサンブルに心踊ります。技巧的な作品から親しみやすい
民俗音楽まで多彩な曲調を含む、まさに“グローバル”なペクの魅力に迫る1枚
です!
アンサンブル・ヴァリアンスはペクが2009年に設立したアンサンブル団体。ペ
クの作品に造詣深く、鍵盤打楽器アンサンブル団体、ペルキュシオン・クラ
ヴィエ・ドゥ・リヨンとのセッションも見事。卓越したアンサンブルで、躍動
感にはあふれつつも、安定したアンサンブルを聴かせてくれます。halmonia
mundiレーベルでの録音も着々と進み、ロト指揮による『ジャガー交響曲』
(HMC 905267)も好評のペク。2012年4月にはレ・ヴァン・フランセの来日公演
で六重奏曲が委嘱初演され、今後日本でもさらなる注目必至の作曲家といえま
しょう!




<LSO Live>
LSO 0720(SACD-Hybrid) ¥2180
ディミトリ・ティオムキン:
・「シラノ・ド・ベルジュラック」(1951)-序曲
・組曲「アラモ」(1960)
・「老人と海」(1958)-メイン・テーマ、クバーナ&フィナーレ
・「4枚のポスター」(1952)-序曲
・組曲「ジャイアンツ」(1956)
・「ローマ帝国の滅亡」(1964)-愛の翳り[インストゥルメンタル・テーマ]
・「真昼の決闘」(1952)より主題歌「Do Not Forsake Me, Oh My Darlin'」※
・「ローハイド」(1959)-テーマ ※
・組曲「紅の翼」(1954)
・ヒッチコック組曲:「ダイヤルMを廻せ!」(1954)&「見知らぬ乗客」(1951)
・「野性の息吹」(1958)-主題歌 #
・「サンダウナーズ」(1960)-テーマ
・「サーカスの世界」(1964)-ジョン・“デューク”・ウェインのマーチ
・「ピラミッド」(1955)-主題歌&ファラオの行進 #
・「友情ある説得」(1956)-フェア
・「友情ある説得」-主題歌「Thee I Love」 ※#
ホイットニー・クレア・カウフマン(ボーカル)# 
アンドルー・プレイフット(ボーカル)※
ロンドン・ヴォイセズ
リチャード・カウフマン(指揮)ロンドン交響楽団
録音:2011年10月27日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス&ニール・ハッチンソン
LSO Liveの最新アルバムは、ディミトリ・ティオムキンの映画音楽集。LSO
Liveがあらたに随時お届けする、史上最も偉大な映画音楽の作曲家たちのシリ
ーズ第1弾となります。
【R=コルサコフの弟子グラズノフに学んだティオムキン】
ロシアのサンクトペテルベルクに生まれたディミトリ・ティオムキン(1894-
1979)は、もっとも高い評価を受けるハリウッド映画の作曲家のひとり。ペテ
ルブルク音楽院で、R=コルサコフの弟子ブルメンフェリトとグラズノフに学
び、ベルリンでエゴン・ペトリとブゾーニに師事しています。
ロシア革命を経て、第1次大戦後に、ティオムキンはベルリンでプロのコンサ
ート・ピアニストとしてデビュー。1928年にはパリ・オペラ座でガーシュウィ
ンのピアノ協奏曲ヘ調のヨーロッパ初演を行ってもいます。
【西部劇からサスペンスまで、多彩な作風で人気を博したティオムキン】
1925年には初の訪米を果たしますが、今日、映画音楽に偉大な足跡を残すティ
オムキンに最大の転機が訪れるのは、1929年に妻とともにハリウッドに移って
から。西部劇の音楽のスタイルを確立した「真昼の決闘」「アラモ」や、「紅
の翼」「ローマ帝国の滅亡」のようなスペクタクル巨編、そして「サスペンス
の神様」ヒッチコックの「ダイヤルMを廻せ!」「見知らぬ乗客」と、ジャンル
を問わず、ティオムキンは、140本ともいわれる数多くの映画音楽を手掛けま
した。さらに、クリント・イーストウッド出演で知られるテレビ・ドラマ・シ
リーズ「ローハイド」の主題歌もティオムキンの仕事で、天賦のソングライタ
ーでもあったティオムキンはまた、「野性の息吹」や、アカデミー賞で主題歌
賞を獲得した「真昼の決闘」といったスタンダード・ナンバーを書いています。
【“フルオケによるオリジナル・サウンドトラックのパイオニア”LSO】
最近では「ハリー・ポッター」シリーズをはじめ、ジョン・ウィリアムズ作曲
の「スター・ウォーズ」シリーズ、「スーパーマン」や「レイダース-失われた
アーク」といった大ヒット超大作のオリジナル・サウンドトラックを担当した
ことで有名なLSO。LSOと映画産業との関わりは、1936年のアーサー・ブリス作
曲「来るべき世界」の時代まで遡ることができ、オーケストラというものが映
画のサウンドトラックをレコーディングした走りでした。
【映画音楽の第一人者リチャード・カウフマン】
ロサンジェルス生まれで、MGM映画の音楽部門に在籍していたキャリアを持つ、
グラミー賞受賞指揮者のリチャード・カウフマンは、幾多のコンサート・ホー
ルでの映画音楽、クラシック音楽の演奏活動だけでなく、映画音楽ならびにテ
レビ番組の音楽の指揮と監督に、その音楽人生の大半を捧げてきた第一人者。
ダラス響の桂冠ポップス指揮者であるカウフマンは、やはり首席ポップス指揮
者を務めるパシフィック・シンフォニーのほか、現在、「Friday Night at
the Movies」というシリーズでシカゴ交響楽団に定期的に出演しています。
カウフマンはまた、ジョン・デンバー、アンディ・ウィリアムズ、ダイアナ・
クラール、クリス・ボッティ、ビーチ・ボーイズ、パティ・オースティン、
アート・ガーファンクルといったアーティストのために指揮をしてきたことで
も有名。
先だってもLSOとは、“飛行”にまつわる古今の映画音楽を集めた最新アルバ
ム「紅の翼」を発表したばかりのカウフマンが、いままた「サントラの心得あ
るオーケストラ」LSOを指揮して、ティオムキンの作品を取り上げたアルバム
は、映画ファンのみならず、クラシック音楽のファンにもあらためて、ティオ
ムキンの魅力を気付かせてくれるものといえるでしょう。




<ORFEO>
ORFEO 858121 ¥2450
R.シュトラウス:
4つの最後の歌
「アラベッラ」-ほんとに良かったわ、マンドリカ(第3幕幕切れの二重唱)
「カプリッチョ」-明日の昼11時に
「薔薇の騎士」-マリー・テレーズ!
アンネ・シュヴァーネヴィルムス(S)
レギーナ・リヒター(Ms)
ユッタ・ベーネルト(S)
マルクス・シュテンツ(指)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
録音:2011年2月2-4日、ケルン
今やドイツを代表するシュトラウス・ソプラノであるアンネ・シュヴァーネ
ヴィルムスが、ついにR.シュトラウス・アルバムを発売。現在の彼女の公式サ
イトでは、レパートリーとして、ワーグナーはエルザとエリーザベト、モー
ツァルトでも「フィガロの結婚」の伯爵夫人と「イドメネオ」のエレットラし
かないのに、R.シュトラウスだと、アラベラ、アリアドネ、クリソテミス、
「影のない女」の皇后、ダナエ、そして日本でも歌った元帥夫人と、6役もあ
ります。それだけ彼女はシュトラウスで高く評価され、自信を持っているとい
うことです。今年で45歳、まさに絶頂期のシュヴァーネヴィルムス、このCDも
素晴らしい出来上がりです。透明感がありながら柔らかさと潤いのある声は非
常に美しく、しかも気品ある憂いが浮かぶシュヴァーネヴィルムスの歌は、
シュトラウスの豊潤かつ繊細な音楽との愛称は抜群、比類ない美しさを醸しま
す。
マルクス・シュテンツの指揮もたいへんに素晴らしいものです。彼は2002年か
らケルンのギュルツェニヒ管弦楽団の首席指揮者、及び同オーケストラがピッ
トに入るケルン歌劇場の音楽総監督を務めています。両者の息の合ったコンビ
が、明晰で響きの美しい新時代のR.シュトラウスを聞かせてくれます。




<WIGMORE HALL LIVE>
WHLIVE 0052 ¥1050
(1)シューベルト:
ズライカI/ガニュメート/ミニヨンの歌/憩なき愛/君は安らぎ
水の上で歌う/糸を紡ぐグレートヒェン/岩の上の羊飼い*
(2)グリーグ:6つのドイツ語の歌Op.48
(3)シベリウス:
春はいそぎ過ぎゆくOp13の3/初めての口づけOp.37の1/それは夢かOp.37の4
そよげ葦Op.36の3/逢引から戻った娘Op.37の5
(4)グリーグ:君を愛すOp.5の3(デンマーク語歌唱)
ミア・パーション(Sop)、ロジャー・ヴィーニョルズ(Pf)、
リチャード・ホスフォード(Cl)*
[2011年2月16日/ウィグモア・ホール(ロンドン)ライヴ]
バッハ・コレギウム・ジャパンのカンタータ・シリーズでの独唱でもおなじみ
のミア・パーション。現在古今のオペラ両道でひっぱりだこの人気・実力とも
にNo.1のスター。そのパーションが2011年2月16日にウィグモア・ホールで行っ
たリサイタルのライヴが登場します。魅力的なひと晩の演奏会を再現するかの
ようにシューベルト8曲をじっくり聴かせた後、グリーグのドイツ語歌曲での
やさしさと温かみにあふれる表現に酔わされ、さらにシベリウスのスウェーデ
ン語歌曲で透きとおった叙情を堪能させてくれる極上のひとときを楽しめます。
さすが母国語、発音の素晴らしさに加え、感情表出のレベルが違います。アン
コールはグリーグのあの名曲「君を愛す」。デンマーク語歌唱で、涙がでるほ
どピュアで感動的です。

WHLIVE 0053 ¥1050
(1)リゲティ:弦楽四重奏曲第2番
(2)マティアス・ピンチャー:習作第4番「ヴェールについての考察」
(3)ケージ:4つのパートによる弦楽四重奏曲
(4)クセナキス:テトラス
ジャック四重奏団
[2010年9月12日/ウィグモア・ホール(ロンドン)ライヴ]
まるでロックのように現代音楽を演奏するジャック四重奏団。技術、アンサン
ブルともに完璧ながら、その尖った音楽性がまさに今風。クセナキスの音楽を
得意とし、弦楽四重奏のための作品全集のDVDも評価が高いものでした。今回
は2010年9月12日にウィグモア・ホールで行われたコンサートのライヴ。コン
サートでリゲティの猟奇的難曲をこの精密さで演奏できるとは驚愕のひとこと
に尽きます。今年11月のサントリーホール公演ではラッヘンマンの弦楽四重奏
が予定されているのも楽しみです。




<SUPRAPHON>
SU 4093 4枚組 ¥3150
「プロコフィエフ:交響曲全集/コシュラー&チェコ・フィル」
[CD 1]
・交響曲第1番ニ長調Op.25「古典」 (録音:1976年9月27-29日)[14:14]
・交響曲第2番ニ短調Op.40 (録音:1980年3月28-31日)[35:53]
[CD 2]
・交響曲第3番ハ短調Op.44 (録音:1982年10月1-5日)[36:46]
・交響曲第4番ハ長調Op.47/112 (録音:1981年11月16-18日)[40:05]
[CD 3]
・交響曲第5番変ロ長調Op.100 (録音:1978年12月13日、1979年1月9日)[44:29]
・スキタイ組曲Op.20 (録音:1973年3月26-27日)[23:27]
[CD 4]
・交響曲第6番変ホ長調Op.111 (録音:1980年9月15-17日)[41:50]
・交響曲第7番嬰ハ短調Op.131 (録音:1977年10月3日、11月30日)[34:31]
ズデニェク・コシュラー(指揮)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
収録場所:すべてプラハ、ルドルフィヌム(セッション)
旧品番SU0091からのプライスダウン再発。チェコの名匠ズデニェク・コシュラ
ー(1928-1995)がチェコ・フィルを指揮して、アナログ完成期にセッション録音
したプロコフィエフの交響曲全集がSUPRAPHONのカタログに復活します。
プロコフィエフ生誕100年の1991年に日本でもセットとして国内発売されたこの
交響曲全集は、全集ブームを先取りして発売当時おおいに注目されたもの。コ
シュラーはプロコフィエフを交響曲のほかにも、ここでカップリングのPANTON
原盤の「スキタイ」組曲や、1975年に東京都交響楽団と「ピーターと狼」を
セッション録音していました。
また、チェコ・フィルによるプロコフィエフの録音では、バレエ「ロメオと
ジュリエット」を、1959年にアンチェルの指揮で、1986年にヴァーレクの指揮
で、それぞれセッション録音してもいました。
スロバキア・フィル、プラハ響とも結びつきの強かったコシュラーですが、
チェコ・フィルともプラハ芸術アカデミーを卒業して間もない1952年に初めて
指揮をして以来、1976年からの数年間は常任指揮者を務めるほどの間柄で、コ
シュラーが1994年11月におこなった最後のオーケストラとのコンサートまで終
生に亘り、良好な関係を継続しました。
プロコフィエフの交響曲といえば、機能美の極み「古典」やアヴァンギャルド
な第3番、モダニズムの傑作第5番と多岐に亘りますが、若き日にブザンソン国
際指揮者コンクール、ミトロプーロス国際指揮者コンクールと相次いで優勝を
飾り、実績豊かなコシュラーのもと、チェコ・フィルの合奏能力をフルに引き
出しています。
なお、このたびのリリースに際して、2012年オリジナルのマスター・テープに
ヤン・ルジチャーシュが最新リマスタリングを施しているので、音質の向上に
も期待したいところです。

SU 4118 2枚組 ¥2980
16-18世紀、イギリス・スペイン・ポルトガルのチェンバロ作品集
[CD1]
ダウランド:
(1)憂うつなガイヤルド (2)靴屋の女房 (3)ハンズドン令夫人のパフ 
(4)リチャードソン:パヴァーナ 
(5)作者不詳:アルマンド 
ブル:
(6)ブル博士の宝物 (7)イン・ノミネ (8)ウォルシンガム(変奏曲) 
(9)王の狩(変奏曲) 
(10)マンデイ:愛しのロビン 
(11)モーリー:アルマン 
(12)ピアソン:落葉 
(13)バード:パッサメッツォのガイヤルド 
(14)ファーナビー:誰のためでもないジグ 
パーセル:(15)エア (16)カナリ (17)クロフト:グラウンド
[CD2]
カベソン:(1)ティエント (2)「御婦人の望み」 
セイシャス:
(3)ソナタ ホ短調 (4)ソナタ ハ短調 (5)トッカータ ヘ短調 
カルバーリョ:(6)トッカータ (7)アンダンテ 
ソレール:
(8)ソナタ ホ短調 (9)ソナタ ト長調 (10)ソナタ ハ長調 
(11)ソナタ イ短調 (12)ソナタ ヘ長調 (13)ソナタ 変ニ長調
ズザナ・ルージチコヴァー(Cemb.)
録音:[CD1]1966年4月、ドモヴィナ・スタジオ(プラハ) 
[CD2]1983年10月、ルドルフィヌム(プラハ)
20世紀チェンバロ界の第一線に活躍し、現在もなお輝き続ける女性チェンバリ
スト、ズザナ・ルージチコヴァー。チェコが誇る名手が2012年に生誕85周年を
迎えたことを祝し、SUPRAPHONレーベルから豪華2枚組のアルバムがリリースさ
れました!J.S.バッハからマルティヌーまで幅広い時代の作品に多くの名盤を
残しているルージチコヴァーですが、記念アルバムに選ばれたのは16-18世紀
のチェンバロ作品集。イギリスものを収録した1枚目は1966年録音、スペイン
・ポルトガルものを収録した2枚目は1983年録音といずれも20年以上前の過去
音源ですが、CDとしてのリリースは今回が初出!記念リリースにふさわしい、
ファン必携のアルバムといえましょう!ダウランド、バード、カベソンといっ
た大家から、ヴァージナル音楽を語るに欠かせないブルやファーナビー、師ス
カルラッティの影響色濃いソレールまで、16-18世紀を満遍なく収録した内容
にも注目。チェンバロの黎明期から最盛期までの音楽をたっぷりと堪能するこ
とが出来ます。
ルージチコヴァーは1927年プルゼニュ(チェコ)生まれのチェンバリスト。第二
次世界大戦中の強制収容所生活を乗り越え、戦後プラハ芸術アカデミーでピア
ノとチェンバロを学びます。バロック音楽だけでなく近代作品の解釈にも積極
的で、16世紀から20世紀におよぶ幅広いレパートリーを持つチェンバロの大家
としての地位を確立。J.S.バッハのチェンバロ作品全集をはじめ、これまでに
65枚以上のアルバムをリリースしてきました。近年は後継の教育にますます積
極的なルージチコヴァー。世界的名手として、チェンバロ界の第一線で活躍し
ていた当時に想いを馳せる名盤です!

SU 4098 2枚組 ¥2980
ボヘミア・バロック期の歌と踊り
[CD1]
(1)死の舞踏-そんなに急いでどこへ行くつもり-おおわが愛しの神
(2)ヒルシュメンツェル:5つのバロック舞曲
(3)ボンレポの死の舞踏(1720)
(4)ワラキア(1700頃)
(5)ハナーの3つの舞曲(1700頃)
(6)オンジェイ・フルカ収集のズラター・コルナ地方の歌と踊り(全22曲)
[CD2]
チェコの民謡と踊り最古コレクション(全34曲)
ヤロスラフ・クルチュク(指)ムジカ・ボヘミカ
録音:1989、1995年
20年程前にリリースされて話題となったチェコの民謡と踊りを集めた最古の曲
集。民俗楽器も交えた団体ムジカ・ボヘミカの演奏によるカラフルな演奏が楽
しめた全34曲が再リリースされます。それもムジカ・ボヘミカによる録音のな
かから魅力的なものを選りすぐって2枚組としたお買い得品です。中でも興味
深いのが、チェコの民謡と踊りの最古の曲集を演奏したもの。1825年に出版さ
れたもので、国民楽派はもちろん、まだ古典派から抜け出していない時代のワ
ールドミュージックの貴重な記録です。さらに18世紀後半の辻音楽師フルカ収
集の歌と踊り、宮廷舞曲としてはヒルシュメンツェルの「5つのバロック舞曲」
までバラエティに富んでいます。いずれもクルチュク兄弟の編曲で、歌のほか
ハーディ・ガーディやバグパイプ、ツィンバロンまで含め、東欧ならではの情
緒あふれる世界を創り出しています。




<EUROARTS>
20 55304(Blu-ray) ¥4250
字幕:英独仏(※ドキュメンタリー)
「バレンボイム&ベルリン・フィル / ヨーロッパ・コンサート2006」
モーツァルト:
・交響曲第35番ニ長調KV. 385「ハフナー」
・ピアノ協奏曲第22番変ホ長調KV. 482
・ホルン協奏曲第1番ニ長調KV. 412/514(KV. 386b)
・交響曲第36番ハ長調KV. 425「リンツ」
ラデク・バボラーク(ホルン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(ピアノ & 指揮)
収録:2006年5月1日プラハ、エステート劇場(ライヴ)
=特典映像=「プラハの芸術点描」
「ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート2006」の映像が装いもあらたに
ブルーレイで登場します。毎年5月1日恒例の「ベルリン・フィルのヨーロッパ
・コンサート」は、モーツァルト歿後200年の1991年に、アバドの指揮により
プラハの市庁舎スメタナ・ホールでおこなわれたのがその始まり。以来、プラ
ハが公演の開催地となるのはこれが2度目で、2006年の会場に選ばれたエステ
ート劇場は、1787年にモーツァルト自ら「ドン・ジョヴァンニ」を初演指揮し
たことで知られ、2006年はモーツァルト生誕250年のアニバーサリーというこ
とで、1991年の第1回と同じく、やはりオール・モーツァルト・プログラムと
なっています。
指揮を務めるバレンボイムは、指揮者として1992年、1997年に出演、また、ピ
アニストとしても1994年、2004年に出演と、これが5度目の出演を数える当コ
ンサートの常連でもあり、ベルリン・フィルとの呼吸もピッタリ。1989年にも
ベルリン・フィルとは同じく弾き振りで収録しているピアノ協奏曲に顕著なよ
うに、オケとのみごとな掛け合いはこの巨匠ならではのものがあります。さら
に、エレガントで、まばゆいばかりの美観に彩られた交響曲2曲も申し分のな
い仕上がりで、「ハフナー」については1991年にアバドも取り上げていたので
聴き比べも興味深いところです。
そして、なんといっても、収録当時、楽団の首席を務めていたバボラークが吹
くホルン協奏曲が絶品。師バウマンが「チャーミングでやわらかな音色が18世
紀の祝祭的なムードへと誘う」と評した驚異的な腕前を目と耳で存分に味わう
ことができます。




<Radioservis>
CR 0595 ¥1850
MONO
ロベール・カサドシュ プラハ・ライヴ
(1)ドビュッシー:前奏曲集第1巻
(2)同:前奏曲集第2巻
(3)同:仮面/版画-グラナダの夕暮れ/喜びの島
(4)フランク:前奏曲、コラールとフーガ
ロベール・カサドシュ(Pf)
[録音:1962年5月28日(1)(2)(3)、1958年5月24日(4)
/ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール(ライヴ)]
プラハの春音楽祭に来演した大物演奏家の貴重な音源復刻シリーズ、今回はフ
ランスの名匠ロベール・カサドシュの1958年と1962年のライヴです。それも
十八番のドビュッシーとフランク。当時60歳前後、最も脂ののった頃の演奏を
楽しむことができます。カサドシュならではの透明な美音、エレガントな歌い
回しと余裕の技巧で真似の出来ない芸風を披露してくれます。

CR 0596 ¥1850
STEREO
MONO
ドラホミーラ・ティカロヴァー オペラ・リサイタル
(1)スメタナ:「売られた花嫁」第1幕-マジェンカのアリア「愛の夢」
(2)同:「口づけ」第1幕-二重唱「私たちの心は」
(3)同:「悪魔の壁」第1幕-カトゥシュカのアリア
(4)ヴェルディ:「アイーダ」第1幕-アリア「勝ちて帰れ」
(5)マイヤベーア:「アフリカの女」第1幕-セリカのアリア「私の膝の上に」
(6)プッチーニ:
「修道女アンジェリカ」-アリア「ママもなしに坊やは死んだのね」
(7)シャルパンティエ:「ルイーズ」第3幕-アリア「その日から」
(8)モニューシコ:「ハルカ」第4幕-アリア「ああ、いとしのわが子は死ぬ」
(9)ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」第3幕-イゾルデの愛の死
(10)ドヴォルザーク:「ルサルカ」第3幕最終景
(11)同:4つの歌曲Op.82
ドラホミーラ・ティカロヴァー(Sop)、ベノ・ブラフト(Ten)(2)(10)、
カレル・カラシュ(Bs)(10)、
フェルディナンド・ポフルレイフ(Pf)(11)、
フランティシェク・ディク(2)-(8)、ヨセフ・フルンチシ(1)
ヴァーツラフ・イラーチェク(指)プラハ放送響
すべてチェコ語歌唱
[録音:1958年(1)、1952年(2)(3)、1956年(4)(5)(7)、1959年(6)、1953年(8)、
1954年(9)、1951年(10)、1968年(11)/チェコ放送スタジオ]
チェコのオペラ歌手ドラホミーラ・ティカロヴァー(1915-1997)。ポップやグ
ルベローヴァより一世代前の伝説的な存在でしたが、活動の中心がチェコ国内
だったのと、後年は教育に従事したため、なかなかその芸術に触れることがで
きませんでした。しかし全盛期の名演が日の目をみました。お国ものは絶対的
な巧さと迫真の演技で聴き惚れてしまいます。ドヴォルザークの歌曲のしっと
りした歌い回しもベテランならでは。メロディ・メーカーのドヴォルザークの
魅力も堪能できます。さらにヴェルディの「アイーダ」から「勝ちて帰れ」や
ワーグナーの「イゾルデの愛の死」が聴きもの。チェコ語による歌唱が不可思
議ながら、美しい声に聴き惚れされられます。

CR 0545 ¥1850
(1)スメタナ:弦楽四重奏曲第2番ニ短調
(2)マルティヌー:ピアノ五重奏曲H.35
(3)ノヴァーク:ピアノ五重奏曲イ短調Op.12
大滝美知子(Pf)、グラッフェSQ
グラッフェSQは1997年にブルノ音楽院のミロシュ・ヴァツェク教授(ヤナーチェ
クSQのリーダー)の生徒たちにより結成された団体。各国のコンクールで入賞し
たほか、ヤナーチェクの弦楽四重奏曲の演奏によりヤナーチェク財団賞を2度も
受賞した実力派。「チェコ・モダニズムの夜明け」と題された当アルバムはま
だロマン派の香りを残しつつ20世紀的な要素を感じさせる3篇が選ばれていま
す。スメタナの「弦楽四重奏曲第2番」は1883年の作ながら、精神に異常をき
たしつつあったゆえか、不協和音の連続と難解さに満ち、現代音楽のはしりと
みなされています。またマルティヌー作品はよく知られた2篇のピアノ五重奏
ではなく、初期チェコ時代の習作。世界初録音です。




<ANIMA RECORDS>
ANM1 20400002 ¥2350
スクリャービン:ピアノ作品集
1-2. ソナタ第2番 op.19
3. マズルカ op.25-8
4-5. マズルカop.40-1, 2
6-7. プレリュード op.15-2, 4
8. エチュード op.2-1
9-13. 5つのプレリュード op.16
14. ファンタジア op.28
15-16. 2つの詩曲
17. 「たよりなさ」4つの小品op.51-1
18-20. 「苦しみ、悲痛な」「劇的アレグロ」
「ゆっくりした、漠然と、あいまいな」(5つの前奏曲op.74より1,3,4)
21. ピアノ・ソナタ第10番 op.70
22. マズルカ ハ長調op.25-2
保都玲子(Pf)
録音:2011年11月
ヨーロッパで活躍する保都が極めたスクリャービンの世界。芯まで響くタッチ
で描かれるスクリャービン特有のうねりや、「たよりなさ」などで聴かせる、
煙ったような和音の神秘的な美しさが、聴き手にぐぐっとせまってきます。
=保都玲子プロフィール=
国立音楽大学付属中学ピアノ科、付属高校フルート科で学んだ後パリに留学。
パリ・エコールノルマルのフルート科にて工藤重典氏に師事、ディプロマ・コ
ンサーティストを首席で卒業(同時にイダ・リベラ、アラン・マリオン、ジャ
ン=ピエール・ランパルから教えを受ける)。ふとした事からアラン・マリオ
ンの推薦によりパリ国立高等音楽院(CNSMDP)フルート科のピアノ伴奏者とし
て就任。その後ピアノをドイツ、シュトゥットゥガルト国立音楽大学ソリスト
コースで、オレグ・マイセンベルクに師事、首席卒業。スイス、チューリッヒ
音楽院にてオメロ・フランシェシュに師事、ランドール賞受賞。エフゲニー・
マリーニン、ジャック・ルヴィエ、ジャン・ユボー、ジャン・ケルネルらのも
とでも研鑽を積む。ジョルジュ・ドンとの出会いをきっかけに、音楽・ダンス
にも強い興味をもっている。2001年から2007年にかけてドイツ今世紀最大の作
曲家シュトックハウゼンが開催したシュトックハウゼン・セミナーで、ピアノ
曲14曲を学ぶ。2005年には、ピアノ曲10番の演奏に対し、作曲家自身から日本
人初シュトックハウゼンベストパフォーマンス賞を受賞。ロン・ティボー、ラ
ンパル・コンクール、ロストロポーヴィチ・コンクールなどの公式伴奏者もつ
とめている。2000年にパリ国立高等音楽院の初見科教授に就任。2009年9月よ
りライセンスレベルの伴奏科の教授としても後進の指導にあたっている。




<LIMEN>
CDVD008 C008(1CD+1DVD) ¥2980
(1)グリンカ:ヴィオラ・ソナタ ニ短調(未完) 
(2)シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ(ヴィオラ版) 
(3)シューマン:おとぎ話の挿絵 op.113(全曲)
ダニロ・ロッシ(Va)、ステファノ・ベッツィケリ(Pf)
録音:2010年、ミラノ
LIMENレーベルよりヴィオラ・ソナタを続けてリリースしてきたダニロ・ロッシ
&ステファノ・ベッツィケリの名コンビ、待望の新譜!ヒンデミットとショスタ
コーヴィチのソナタを収録したアルバム(CDE10 C011)から一転、今回はロマン
派時代に焦点を当てたプログラムになっています。アンサンブルに欠かせない
存在でありながら、独奏楽器として脚光を浴びたのは近現代以降と比較的遅か
ったヴィオラ。ヴィオラ独奏曲のレパートリー全体を見ても、ロマン派時代の
楽曲は多くはありません。今回収録されているのは、そうした数少ないロマン
派作品の中を代表する名作の数々。シューベルトのアルペッジョーネ・ソナタ
は現在チェロでの演奏が多く知られておりますが、バシュメットや今井信子と
いった名手達が演奏し、今やヴィオラ奏者にとっても重要なレパートリーの一
つといえましょう。グリンカのソナタは2楽章までの未完作品ではありますが、
哀愁漂う民族的な旋律が親しみ深い作品。「おとぎ話の挿絵」も、シューマン
の歌曲を思わせるロマンティックな小品集です。アルバムを通して、技巧的な
近現代の作品で見られるのとはまた一味違う、ヴィオラの奥深い魅力を存分に
堪能できる1枚といえましょう。アルバムの全曲演奏の模様を収録したDVDも添
付されており、耳だけでなく目でも楽しめるものに仕上がっています。
ダニロ・ロッシは20歳の若さでリッカルド・ムーティからミラノ・スカラ座管
弦楽団のソリスト、第1ヴィオラ奏者に任命され、同オケの歴史上最も若い第1
奏者となった注目の名手。1988年よりステファノ・ベッツィケリとコンビを組
み、ヨーロッパ各地でコンサートを開いています。間もなく結成25年を迎えよ
うとする二人の息の合ったアンサンブルはもちろん、ロッシが奏でる艶やかな
ヴィオラの音も聴き所です!




<SONARE>
SONARE 1013 ¥2520
Romanze senza parole無言歌-前田昌利
トスティ:最後の歌
プッチーニ:誰も寝てはならぬ-オペラ「トゥーランドット」
フォーレ:夢のあとに
ロッシーニ:ダンツァ - ナポリのタランテラ
カルディッロ:カタリ、カタリ- つれない心
サン=サーンス:あなたの声にわが心は開く-オペラ「サムソンとデリラ」 
鳥の歌 (カタロニア民謡-前田恭子 編)
レオンカヴァッロ:マッティナータ
マルティーニ:愛の喜びは…
トスティ:セレナータ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ドニゼッティ:人知れぬ涙-オペラ「愛の妙薬」
トスティ:魅惑
プッチーニ:星は光りぬ-オペラ「トスカ」
リスト:愛の夢 第3番
前田昌利(Vc)
前田恭子(Pf)
録音:2011年12月、12年1月-2月 CREOホール
オペラ・アリアから歌曲まで、人の声にもっとも近い楽器チェロが歌う愛の物
語。「Romanza senza Parole (無言歌)の名にふさわしいひとときの憩いを聞く
人にあたえてくれることでしょう。」(奥田恵二 ライナーノーツより)




<Ligia>
LIDI 0104244 ¥2250
セヴラック:オルガン作品全集
(1)組曲ホ短調(全4曲)
(2)オルガンのためのヴェルセ(全5曲)
(3)スコラ風小組曲(全5曲)
(4)四重奏の前奏曲
(5)英雄的悲歌
(6)かくも偉大な
(7)4つの賛歌(1913)
(8)サルヴェ・レジーナ(1917)
(9)まことのおからだ(1897)
(10)おお、聖なる宴よ
オリヴィエ・ヴェルネ(Org)
アルレット・ステイエール(指)
コルマール少年聖歌隊(6)-(10)
録音:2011年9月/ドミニク・トマ大聖堂(モナコ)(1)-(5)、
サン・ローラン教会(ソーシェイム)(6)-(10)
ドビュッシーが「よい香りのする音楽を書いた」と絶賛した作曲家デオダ・ド
・セヴラック。彼の個性的なピアノ曲は近年録音に恵まれつつありますが、オ
ルガン曲はまだ決定打に欠く感がありましたので、大歓迎のアルバム登場と申
せましょう。
ここではオルガン独奏の5篇のほか、合唱とオルガンのための5篇も収めら、セ
ヴラックのオルガンを含む作品が網羅されています。セヴラックのオルガン曲
は、大半が教会音楽としての制約ゆえか、ピアノ曲のような陽光あふれる明る
さや絵画的な自由さはないものの、大作「組曲ホ短調」など並々ならぬ情念に
満ち、ピアノ曲「リヴィアのキリスト像の前のラバ引きたち」などの世界がお
好きなら、はまること間違いなしの感動作。さらに「スコラ風小組曲」中の
「哀愁のカンティレーナ」や未完の弦楽四重奏からセヴラック自身が編み直し
た「四重奏の前奏曲」など、セヴラック節全開のものもあり痺れさせられます。
Ligiaレーベル代表でもあるオルガニスト、オリヴィエ・ヴェルネのリズム感
あふれる明快な演奏も素晴らしく、録音もクリアで、モナコの教会のオルガン
の響きを満喫できます。
さらに嬉しいのが合唱作品。コルマール少年聖歌隊の澄んだ声質が、まさに天
上の響き。あまりの美しさに涙がこぼれるような、心洗われるひとときを味わ
えます。




<Profil>
PH 12023 2枚組 ¥4250
ヤーコプ・シェーンベルク:
(1)わが過去の地
(2)6つのヘブライの歌
(3)ハシディック組曲-Pfのための
(4)私の中の3つの花
(5)ヴァイオリンソナタ
(6)2つのヘブライの歌-Sop, Fl, Vaのための
(7)イェフダ・アレヴィによる3つの恋歌
(8)ピアノ四重奏曲
(9)中国の詩による4つの歌曲-Sop, Fl, Pfのための
テヒラ・ニニ・ゴルトスタイン(Sop)、フランク・ライネッケ(Vn)、
シュテファン・フェーラント(Va)、シュテファン・フォルク(Vc)、
エレノア・パメイエール(Fl)、ヤーシャ・ネムツィフ(Pf)
録音:2010年1月/ドイツ放送(ケルン)
シェーンベルクといえば、誰もが十二音技法を生み出したアルノルトを思い出
しますが、ヤーコプ・シェーンベルクなる作曲家も存在しました。今日ほぼ忘
れ去られ、その作品が演奏される機会もありませんでしたが、各ジャンルの作
品をまじえた2枚組CDが待望の登場となります。
ヤーコプ・シェーンベルクは1900年に北バヴァリアで生まれ、ダルムシュタッ
トとベルリンで学びました。1933年頃までは映画や放送のための音楽の作曲と
指揮で活躍、同時にドイツのシナゴーグ(ユダヤ教会)の音楽を調査し、さらに
パレスチナのユダヤ音楽を初めて組織的に研究しました。自身の音楽も現代音
楽にユダヤの要素を加味させた独特のものとして、ひとつのスタイルを確立す
るかに思われましたが、ナチスの隆盛とともに職を追われ、1939年にはイギリ
スへ逃れ、1948年にはアメリカに渡りニューヨークのトリニティ・スクールで
教鞭をとり、1956年にはニュージャージーのカーネギー音楽学校に招かれるも
のの、その直前に56歳で脳腫瘍のため歿しました。
彼は歴史に翻弄され、国を転々としたため今日忘れられましたが、ワイルやア
イスラーに匹敵する魅力的な作品が眠っており、それがユダヤ系音楽発掘の旗
頭ヤーシャ・ネムツォフの情熱で蘇りました。エキゾチックな要素と20年代の
ワイマール文化の爛熟した香りが綯い交ぜになった作風が興味津々です。




<haenssler>
98 644 ¥2080
ショスタコーヴィチ:
(1)弦楽四重奏曲第3番ヘ長調Op.73
(2)同第4番ニ長調Op.83
(3)同第7番嬰ヘ短調Op.108
メタ4【アンッティ・ティッカネン、ミンナ・ペンソラ(Vn)、
アッテ・キルペレイネン(Va)、トマス・デュプスヤバツカ(Vc)】
録音:2012年1月5-8日/セッロサリ(フィンランド)
2001年に結成されたフィンランドの若手弦楽四重奏団メタ4。ヨーロッパ室内
楽アカデミー(ECMA)でハット・バイエルレのクラスメートたちで、ハイドンか
ら現代までを得意とします。しかし2004年にモスクワで行われたショスタコー
ヴィチ国際四重奏コンクールで優勝したこともあり、ショスタコーヴィチの弦
楽四重奏曲には特別な思いがあるとのこと。実際、物凄い集中力と驚くべきテ
クニックで、全く新しいショスタコーヴィチの四重奏像を聴くかのよう。非常
に期待の団体の登場です。全員が歴史的銘器【ヴァイオリン:ベロジオ(1770)、
ストラディヴァリウス(1702)、ヴィオラ;グイダントゥス(1737)、チェロ;ス
トリオーニ(1780)】使用なのも注目です。




<TXA>
TXA 12001 ¥2350
ヨヨ15歳・デビュー
(1)ハイドン:ピアノソナタ ヘ長調Hob.XVI/23
(2)モーツァルト:ピアノソナタ イ長調K331「トルコ行進曲付」
(3)ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番ニ短調Op.31の2「テンペスト」
(4)ヨヨ:ピアノソナタ第1番「ツィッター・マシーン」
ヨヨ(Pf)
録音:2012年
youtubeで話題になったドイツの天才少年ヨヨ、ついにCDデビューとなりまし
た。まだ15歳ながら驚くべき深みと熟達ぶりを示す演奏。自作のソナタまで披
露する才能に脱帽せざるを得ない凄さです。

TXA 12003 ¥2350
アウト・オブ・ブルー
(1)ガラパゴス/(2)小さな歌/(3)ジャングルの声/(4)アウト・オブ・ブルー
(5)子守歌/(6)幽霊トリオ/(7)サブマリン/(8)恋の痛み/(9)ネットの中で
(10)トンボの羽/(11)イエンナ/(12)ペトルーシュカの綱渡り/(13)陳列
(14)零下の墓碑/(15)ラクリモサ
トリオ・ゼロ【コリンヌ・シャペユ(Vn)、アレクサンダー・シュライマン(Vc)、
フランツ・フンメル(pf)】
録音:2012年
ヴァイオリン交響曲「福島」の作者にしてピアニストのフランツ・フンメル率
いるトリオ・ゼロ。このアルバムの凄さは、すべて彼らの創作でありながら、
事前の打ち合わせも一切ないまま「あんたから始める?」「いや、今回はあな
たからお願いしたい」という風に進んだとのこと。まさに天才による即興の貴
重な記録と申せましょう。




<新書館>
DD12 0508(DVD-Video) ¥5880
2004年収録
ジョン・ノイマイヤー:「ヴェニスに死す」
◆キャスト◆
グスタフ・フォン・アッシェンバッハ(巨匠の振付家):ロイド・リギンズ
アシスタント/母/タッジオの母:ラウラ・カッツァニガ
フリードリヒ大王:イヴァン・ウルバン
ラ・バルバリーナ:エレーヌ・ブシェ
アッシェンバッハのコンセプト:シルヴィア・アッツォーニ
/アレクサンドル・リアブコ
タッジオ:エドヴィン・レヴァゾフ
タッジオの三姉妹:アンナ・ハウレット/カロリナ・マンクーソ
/リサ・トッド
旅人/ゴンドラの船頭/踊るカップル/デュオニュソス/理髪師
/ギタリスト:イリ・ブベニチェク/オットー・ブベニチェク
ヤシュー、タッジオの友人:アルセン・メグラビアン
幼い日のアッシェンバッハ:コンスタンティン・シェリコフ
ほか ハンブルク・バレエ
[原作]トーマス・マン
[音使用楽]ヨハン・セバスティアン・バッハ/リヒャルト・ワーグナー
[振付・演出・照明]ジョン・ノイマイヤー
[舞台装置]ペーター・シュミット
[衣裳]ジョン・ノイマイヤー/ペーター・シュミット
[収録]2004年バーデンバーデン祝祭劇場
トーマス・マンによる同名小説「ヴェニスに死す」を原作に、今世紀を代表す
る振付家ジョン・ノイマイヤーが演出・振付したバレエ作品。芸術的創造に苦
悩する巨匠の“振付家”アッシェンバッハ。逃避の旅先ヴェニスで出会う少年
タッジオに魅了され、想像力を強くかきたてられた彼は、愛に満ちたパ・ド・
ドゥを振付ける。やがてヴェニスを襲う悲劇に振付家が選択する道とは?芸術
的創造の苦悩をテーマにした小説を、バッハ、ワーグナーの音楽にのせて見事
にバレエ化した本作は、バレエ・ファンはもちろん、ルキノ・ヴィスコンティ
の映画ファンも、トーマス・マンの小説ファンも、必見のバレエです。ある意
味、このバレエは生命とのラブ・ストーリーである。私はトーマス・マンの小
説の絶対的な愛の表現に心を打たれた。バレエでは、アッシェンバッハは振付
家の巨匠となる。だが、タッジオ少年と出会うことによって、芸術家はずっと
目をそむけてきた自己の内奥と否応なく向き合わされる。最初は少年への想い
にあらがい、彼は自分の思慕を純粋な芸術に昇華させようとする。しかし、
ついに彼は屈服し、芸術を捨て生命を求め―やがてヴェニスに死す。
──ジョン・ノイマイヤー(翻訳:堤理華)
=ジョン・ノイマイヤー[演出・振付・照明・衣装]=
1942年アメリカン・ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれ。マルケット大学
で英文学と演劇を専攻し、同時にバレエも学ぶ。1962年ロイヤル・バレエ・ス
クール入学。1963年マルシア・ハイデに見いだされ、ジョン・クランコ率いる
シュツットガルト・バレエに入団。ソリストとして活躍するとともに、振付活
動を開始。フランクフルト・バレエの芸術監督を経て、1973年にハンブルク・
バレエの芸術監督に就任。ハンブルク・バレエをドイツのバレエ界における屈
指のカンパニーに育て上げた。これまでに『椿姫』『幻想-「白鳥の湖」のよう
に』『人魚姫』『ヨンダーリング』など100以上の振付作品を発表、世界的振
付家としての名声を確固たるものにしている。




<KII>国内仕様盤
KKC 5220 2枚組 ¥3600
[HELICON] HEL 029656
輸入盤・日本語解説付
マーラー:交響曲第9番ニ長調
レナード・バーンスタイン(指)
イスラエル・フィル
[録音:1985年8月25日/テルアヴィヴ、マン・オーディトリアム(ライヴ)]

KKC 5221 ¥3000
[HMF] HMC 902105
輸入盤・日本語解説付
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
(2)ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
イザベル・ファウスト(Vn)、
クラウディオ・アバド(指)モーツァルト管弦楽団
[録音:2010年11月/マンゾーニ・オーディトリウム(ボローニャ)]

KKC 5223 ¥3000
[HMF] HMC 902104
輸入盤・日本語解説書付
ショスタコーヴィチ:
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.35
(2)同第2番ヘ長調Op.102
(3)ヴァイオリン・ソナタOp.134
アレクサンドル・メルニコフ(Pf)、イザベル・ファウスト(Vn)(3)、
イェルン・ベルヴァルツ(Tp)(1)、
テオドール・クルレンツィス(指)
マーラー・チェンバー・オーケストラ

KKC 5222(SACD-Hybrid) ¥3000
[BIS] BIS SA 1857
輸入盤・日本語解説付
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲
第2番ト長調Op.9の1/第3番ニ長調Op.9の2/第4番ハ短調Op.9の3
トリオ・ツィンマーマン
【フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)、
アントワーヌ・タムスティ(ヴィオラ)、クリスチャン・ポルテラ(チェロ)】
[録音:2010年7、8月/旧ストックホルム音楽アカデミー、
11年8月/ポツダマー・マイスターザール(ベルリン)]

KKC 5219 ¥3000
[MIRARE] MIR 048
輸入盤・日本語解説付
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988
シュ・シャオメイ(ピアノ)
[録音:1990年]

KKC 5207 ¥3000
[GLOR] GC 11451
輸入盤・日本語解説書付
ベートーヴェン:
(1)交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
(2)序曲「レオノーレ」第1番Op.138
シルヴァン・カンブルラン(指)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
[録音:2009年2月14日/バーデン=バーデン(1)、
2004年12月17日/フライブルク、コンツェルトハウス(ライヴ)(2)]




<helicon>
HEL 029653 ¥2080
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調op.55「英雄」
ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)
録音: 1993年10月28日テルアビブ、マン・オーディトリアム
(ライヴ・ステレオ)
大物バーンスタインのサプライズ登場で「ライヴ音源の金脈」として俄かにク
ローズアップされつつある「Helicon Classics」に、こんどはシノーポリ
(1946-2001)が登場。イスラエル・フィルを指揮して、ベートーヴェンの「エ
ロイカ」を演奏した注目の内容です。




<ARTE DELL'ARCO JAPAN>
ADJ 032 ¥2450
モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調 K.543
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」
鈴木秀美(音楽監督・指揮)/オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2011年10月21日(石橋メモリアルホール)、22日(逗子なぎさホール)
ライヴ収録
鈴木秀美とOLCの最新アルバムは2011年10月の第28回定期公演ライヴ録音。モー
ツァルトの3大交響曲のひとつ、第39番では透き通るような弦と溌剌とした金管
が響きわたります。また期待のベートーヴェン第3番「英雄」では、かつてない
ほどに切れ味抜群でありながら驚くほどまろやかな響きに脱帽!「変ホ長調交
響曲」の代表曲と言えるこの2つの名曲に新たな名録音の登場です。




<ATMA>
ACD2 2565 ¥1850
J.S.バッハ(編/ブルース・ヘインズ): 新ブランデンブルク協奏曲集
(1)第7番 第1楽章(カンタータBWV34-1)- 第2楽章(カンタータBWV 150-1)
- 第3楽章(カンタータBWV 31-1) 
(2)第8番 第1楽章(カンタータBWV 74-7)- 第2楽章(カンタータ BWV 99-5)
- 第3楽章(カンタータBWV65-6)
(3)第9番 第1楽章(カンタータBWV 11-1)
- 第2、3楽章(カンタータ BWV 34-5) 
(4)第10番 第1楽章(ミサ曲ト短調BWV 235-1)
- 第2楽章(カンタータ BWV 78-2)-第3楽章(ミサ曲ト短調 BWV 235-6)
(5)第11番 第1楽章(カンタータBWV 35-1)
- 第2楽章(3台のチェンバロのための協奏曲第1番ニ短調 BWV 1063-2)
- 第3楽章(カンタータBWV 35-5)
(6)第12番 第1楽章(カンタータBWV163-3)
- 第2楽章(カンタータBWV 80-7)- 第3楽章(カンタータBWV 18-1)
( )内原曲
エリック・ミルンズ(指)
バンド・モントリオール・バロック
録音:2011年6月、サン・トーギュスタン教会(ケベック)
モントリオール古楽祭のために結成されたピリオド楽器団体、バンド・モント
リオール・バロックが、ブランデンブルク協奏曲「第7番-第12番」を収録した
注目の新譜をリリース!ブランデンブルク協奏曲に第7番以降があったのか?!
という疑問はごもっとも。研究の結果新たに発見された…わけではなく、亡き
バロック・オーボエの巨匠ブルース・ヘインズが、J.S.バッハのカンタータや
ミサ曲を器楽編成に編曲し、「ブランデンブルク協奏曲風」に6つの協奏曲と
してまとめあげたものになります!既存の作品を異なる編成にアレンジするこ
とは当時の音楽家達にとっては決して珍しいことではありませんが、現代の音
楽家が過去の巨匠の作品の編曲を行うというのはなかなか大きな試みと言える
のではないでしょうか。各作品の楽章構成や楽器編成などは原作のブランデン
ブルク協奏曲に倣っており、ヘインズの強いオマージュが感じられます。原曲
の印象を損なうような過激な編曲ではなく、合唱の各声部をソロ楽器の掛け合
いに当てはめた素直な編曲といえましょう。編成上、原曲よりも音響の規模が
小さくなってしまうのは否めませんが、代わりに小編成ならではの密なアンサ
ンブルを堪能できます。ミルンズ率いるバンド・モントリオール・バロックの
素晴らしい演奏も本アルバムの聴き所。極上の音色と洗練されたアンサンブル
が、ヘインズの編曲の魅力をぐっと引き出してくれています。

ACD2 2489 2枚組 ¥3380
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.4
[CD1](1)第26番 変ホ長調「告別」op.81a (2)第5番 ハ短調op.10 
(3)第15番 ニ長調「田園」op.28
[CD2](1)第1番 ヘ短調op.2-1 (2)第4番 変ホ長調op.7 
(3)第27番 ホ短調op.90
クリスチャン・レオッタ(Pf)
録音:2011年5月、グスタフ・マーラー音楽堂(ドッビアーコ、イタリア)
今最も注目されるベートーヴェン弾きの一人、クリスチャン・レオッタによる
ベートーヴェン・ソナタ集。2002年に22歳という若さでベートーヴェンのソナ
タ全曲演奏会を成し遂げ、バレンボイム以来の快挙として一躍注目を集めたレ
オッタ。2005年よりATMAレーベルでピアノ・ソナタ全曲録音を開始しており、
本アルバムは4枚目となるシリーズ最新盤です!好評の第3弾(ACC2 2488)に引
き続く今回は、初期から中期寄りの作品を多く織り込んだプログラム。32曲に
及ぶピアノ・ソナタの最初を飾る第1番がようやく収録されたと共に、表題付
ソナタの傑作の一つと名高い第26番「告別」が収録されています。また、ベー
トーヴェンが苦境の最中にあった時期に作曲した第27番も収録。シンプルな
旋律の中にロマン的な抒情性も垣間見える美しい作品です。直前に収録された
第4番と聴き比べると、最初期の作風との変化を感じることができましょう。
近年中に第5弾のリリースも予定しているレオッタ。未収録の作品も残すとこ
ろ後わずかとなり、全曲録音完遂のゴールも間近といえましょう。

ACD2 2673 ¥1850
(1)バリエール:トリオ・ソナタ第2番 ニ短調 
(2)ド・ヴィゼー:テオルボのための小品集 ニ長調 
リュリ(ド・ヴィゼー編):
(3)「あなたの前に全てがひれ伏し、震えんことを」
(4)アポロンの入場(宮廷バレ「愛の勝利」より) 
(5)オトマン:パッサカリア 
(6)リュリ(ド・ヴィゼー編):道化役者(アルルカン)達のシャコンヌ 
(7)ブラウン:シャコンヌ 
(8)バリエール:チェロと通奏低音のためのソナタ第3番 ニ短調 
(9)ド・ヴィゼー:組曲 イ短調 
(10)バリエール:チェロと通奏低音のためのソナタ第6番 ハ短調 
(11)リュリ(ド・ヴィゼー編):音楽悲劇「ロラン」より「ロジスティーユ」
エステバン・ラ・ロッタ(テオルボ)、ジフコ・ゲオルギエフ(Vc)、
マーガレット・リトル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、カトリン・クラーク(Org)
録音:2010年12月8-10日、聖ジョセフ教会(モントリオール、カナダ)
カナダが誇るバロック音楽の名手らによるフランス・バロックの小品集。何よ
りもまず注目されるのは本場フランスでも殆ど知られていないという音楽家、
ロベール・ド・ヴィゼー(v.1655-1732/33)とジャン=バティスト・バリエール
(1707-1747)を中心に取り上げたプログラムでしょう!ド・ヴィゼーはリュリ
のオペラ座楽団で通奏低音楽器の演奏者として活躍し、全盛期のリュリの影響
を色濃く受けた音楽家。本アルバムには現存する手稿譜から再現したテオルボ
・ソロのための小品集とソナタが収録されています。また、映画「王は踊る」
でも有名な「アポロンの入場」をはじめ、リュリの作品をテオルボ用に編曲し
た作品も収録。舞曲のリズムと典雅な装飾に満ちた旋律が美しく、テオルボな
らではの深い音色が絶品です。一方のバリエールはリュリの没後、イタリア趣
味が流行し始めた時代に生きた音楽家。その作風にはイタリアからの影響も垣
間見え、優雅な旋律の中に技巧的な要素が多く散りばめられています。ゲオル
ギエフは今回の収録に際し、演奏に最適としてフレットなしの5弦チェロを使
用。ガンバ、テオルボ、オルガンとの深みのあるハーモニーを堪能できます。
モントリオールを中心に、バロック音楽界に広く活躍する名手たちの見事な演
奏にも注目。力みのない自然な演奏で、低音域の古楽器ならではの奥深い響き
を存分に聴かせてくれます。

ACD2 2651 ¥1850
ルクー:(1)ピアノ三重奏曲 (2)ピアノ四重奏曲(未完)
トリオ・オシュラガ{アンヌ・ロベルト(Vn)、ポール・マーリン(Vc)、
ステファン・ルムラン(Pf)}、
テン・リー(Va、(2))
録音:2011年3月、ケベック(カナダ)
カナダが誇る名団体トリオ・オシュラガが、知る人ぞ知るベルギーの作曲家ギ
ヨーム・ルクー(1870-94)の室内楽を収録した新譜をリリースしました!活動
初期から高い評価を受けるも、24歳という若さで病死してしまった早熟の天才、
ルクー。20代前半の青年が作曲したとは思えないほど完成度の高い濃密な音楽
に圧倒されます。抒情的な旋律の美しさだけでなく、明暗の対比鮮やかな曲調
の変化も聴き所。堅固に組まれたアンサンブルには、どこか後期ベートーヴェ
ンの弦楽アンサンブルも思わせます。ピアノ四重奏曲は、第2楽章を書き終え
る前にルクーが急死し、未完のまま残されてしまった作品。未完なことが惜し
まれる名作ですが、これだけでも聴き応え十分の完成度に、ルクーの音楽の魅
力を改めて思い知らされましょう。現在は師ダンディが第2楽章の最後の数小
節を付け加えた版が多く用いられており、本アルバムもその版での演奏となり
ます。ベートーヴェンやシューベルトの室内楽曲がお好きな方には是非とも聴
いて頂きたい名盤です。
トリオ・オシュラガは2000年にカナダで結成された演奏団体。2004年には来日
公演も果たし、注目を集めました。古典派から現代まで幅広いレパートリーを
持ち、知られざる作品の発掘にも積極的な団体です。ピアノ四重奏曲でヴィオ
ラを弾くのはアメリカを中心に活躍する屈指の若手実力派テン・リー。溌溂と
したアンサンブルで、ルクーならではの多彩な曲調を見事に表現しています。

ACD2 2674 ¥1850
(1)エルガー(G.C.マルタン編):帝国行進曲op.32 
(2)シューマン(L.ショーン編):
ペダル・ピアノのための練習曲より 変イ長調op.56-4 
(3)リスト:
J.S.バッハのカンタータ「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」(BWV.12)による
変奏曲 
(4)ロジェ=デュカス:パストラール ヘ長調 
(5)ヴィエルヌ:月の光op.53-5 
ウィットロック:(6)「フォーク・チューン」嬰ヘ短調 
(7)アレグレット ホ長調
(8)デュプレ:前奏曲とフーガ ロ短調 op.7-1 
(9)ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘op.54-6
クリスチャン・レーン(Org)
録音:2012年1月、聖守護天使教会(ケベック、カナダ)
2011年にカナダのオルガン国際コンクールで第1位に輝き、今最も注目を集め
る若手オルガニストの一人であるクリスチャン・レーンによるオルガン・ソロ
作品集。「このアルバムの全てを聴いて、オルガンという楽器ならではの多面
性を強く感じてくれれば」と語るレーンの言葉通り、19世紀から20世紀の様々
な音楽達の作品が収録されています。エルガーとシューマンの作品はいずれも
原曲が作曲されて程なくオルガン用に編曲されたものです。リストのJ.S.バッ
ハのカンタータを主題とした変奏曲も、ピアノ・ソロの原曲を彼自身がオルガ
ン用に完成させたもの。オルガン版はピアノ版よりも長く壮大で、パッサカリ
ア形式で書かれた30もの変奏が綿々と続く大作に仕上がっています。また、オ
ルガン好きなら見逃せない、20世紀最大のオルガン奏者マルセル・デュプレの
作品も収録。「幻想的小品集」からとりわけ知名度の高い2曲が抜粋されてい
ます。他にも、フォーレの後継ロジェ=デュカスが残した唯一のオルガン曲や、
フォーク・ロアを前面に出した作風が魅力のイギリスの作曲家ウィットロック
の作品も収録。レーンの演奏は安定感抜群で、作曲家ごとに異なる多彩な音の
響きを聴かせてくれると同時に、オルガンの壮大な音響世界を魅せてくれます。

ACD2 2395 ¥1850
(1)デニス・ブリアン(1955-):
アンティコスティ島の川岸のリズムとエコー(2009) 
デニス・グージョン(1951-):(2)アコーディオンで(2004) (3)変動(2011) 
(4)ジョン・リア(1944-):シンギュラティ・T(リゲティ氏へのトンボー)(2007)
ジョセフ・パトリック(アコーディオン)、
ロレーヌ・ヴェランクール(指)
ヌーヴェル・アンサンブル・モデルヌ
録音:(1)2012年1月8日、(2)2006年10月24日、
(3)2008年6月10日、モントリオール大学(カナダ)
カナダが誇る現代音楽演奏団体ヌーヴェル・アンサンブル・モデルヌ(NEM)が、
カナダを代表する現代作曲家たちの作品を収録した新譜をリリース!いずれも
近年に作曲された作品で、NEMが作曲を依頼したという作品も多く収録してい
ます。1989年に創立されて以来、日本も含め世界各国で公演を行い、現代音楽
界の高揚に大きく貢献してきたNEM。
難曲の多い現代音楽作品において、演奏者の実力は作品の評価に関わる大きな
要素のひとつ。現代音楽に造詣深い15人の名手らによる圧巻のアンサンブルで
カナダの“今”の音楽を堪能できる希少盤です。
デニス・ブリアンは北米・ヨーロッパを中心に活躍する作曲家で、芸術監督兼
指揮者のヴェランクールと共にNEMを創始した人物でもあります。今回収録さ
れているのは、彼がアンティコスティ島(カナダのセントローレンス河口に位
置する島)滞在し、その文化に触れたことが作曲の契機となった作品。北米の
音楽と16世紀ヨーロッパの音楽との融合を試み、ヨーロッパの宮廷舞曲を想起
させる様々なリズムが次から次へと現れます。グージョンの「アコーディオン
で」は圧縮と拡張を繰り返すアコーディオンの蛇腹の形状のように音楽が展開
していく作品。カナダの名手ジョセフ・パトリックの巧みなアコーディオン・
ソロも聴き所です。「変動」は、NEMのために作った3作目の作品。ゆっくりか
ら徐々に鋭く変動していくハーモニーに心が高揚します。最後に収録された
「シンギュラティ・T」は、2006年に亡くなったハンガリーの現代音楽家リゲ
ティ・ジョルジュへの追悼を込めた作品。メトロノームのように強い拍感を持
つ音楽と、テンポ感のない混沌とした音楽の対比が印象的です。




<FIRST HAND RECORDS>
=リマスターズ=
FHR 16 ¥1780
・チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
トマス・シッパース(指揮)フィルハーモニア管弦楽団
録音時期:1957年5月27-28日ロンドン、キングズウェイ・ホール
(セッション・ステレオ)
・スクリャービン:交響的楽章「夢」Op.24
ユージン・グーセンス(指揮)フィルハーモニア管弦楽団
録音時期:1956年2月15日ロンドン、キングズウェイ・ホール
(セッション・モノラル)
・プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調Op.25「古典」
ユージン・グーセンス(指揮)プロ・アルテ管弦楽団
録音時期:1958年4月25日ロンドン、
ウォルサムストウ・アッセンブリー・ホール(セッション・ステレオ)
プロデューサー:ヴァルター・イェリネック(チャイコフスキー)、
デイヴィッド・ビックネル(スクリャービン)
オリジナル・エンジニア:ロベルト・グーチ(チャイコフスキー)、
ダグラス・ラーター(スクリャービン)
リマスタリング:2011-2012年アビー・ロード・スタジオ 
リマスタリング・エンジニア:イアン・ジョーンズ
EMIのアーカイヴを掘り起こし、純正のマスターテープ使用による丁寧なリマ
スタリングと詳細なデータを掲載した資料価値の高いブックレットにより、
パッケージを所有する喜び一入と評判の「FIRST HANDSリマスター・シリーズ」。
最新作は、シンシナティ響ゆかりの指揮者ふたり、1970年の就任より肺癌で早
世するまでのあいだ、音楽監督を務めたトマス・シッパース(1930-1977)と、
作曲家としても知られ、1931年から1946年まで楽団の国際的な発展に尽力した
ユージン・グーセンス(1893-1962)とが振ったロシア・プログラムという内容
です。
このたびもリマスタイング・エンジニアには定評あるイアン・ジョーンズを起
用、2011年から2012年にかけてアビー・ロード・スタジオにおいて全曲の編集
とマスタリングおよびリマスタリングを施しています。



<APARTE>
AP 036 2枚組 ¥3560
F.クープラン(1668-1733):クラヴサン曲集
[CD1]
《クラヴサン曲集 第2巻》第7組曲
メヌトゥ嬢/子供の時代-ミューザの誕生、幼年期、思春期、逸楽/バスク風
/シャーゼ/気ばらし
《クラヴサン曲集 第2巻》第8組曲
ラファエル(女流画家)アルマンド -オーゾニエーヌ(女流詩人)
/クーラント 第1,2番/サラバンド(風変わり)/ガヴォット/ロンドー
/ジグ/パッサカリア/モラン嬢
[CD2]
《クラヴサン曲集 第4巻》第25組曲
空想にふける女/神秘的な女/モンフランベール夫人/勝利したミューズ
/さまよう亡霊たち
《クラヴサン曲集 第4巻》第26組曲
病み上がりの女/ガヴォット/ソフィ/とげのある女/パントマイム
《クラヴサン曲集 第4巻》第27組曲
アルマンド~上品な女/けしの実/中国風/頓智
ブランディーヌ・ヴェルレ(チェンバロ/1751年製アンリ・エムシュ
(フレデリク・アース・コレクション)
録音:2011年11月12-16日/サン・レミ・ドゥ・フラン・ヴァレ教会(ベルギー)
ジャケットのヴェルレの肖像:H.クレイグ・ハンナによる
フランスが生んだ根強い人気の名クラヴサン奏者ブランディーヌ・ヴェルレ、
待望の新録音の登場です!ヴェルレのF.クープランといえば、1976-80年にか
けて全曲録音されたアストレの名盤(近年XRCD化(JMXR.24510)もされ話題とな
りました)が有名ですが、今回、アンリ・エムシュの銘器を奏でての新録音と
なりました。
1942年生まれのヴェルレ。間もなく70歳となる現在も、ますます磨かれた知性
と信念に満ちた演奏を展開しています。彼女ならではの絶妙なテンポ設定も、
節度ある美しい装飾、絶妙なアーティキュレーションや間の取り方など、すべ
てが最上級に活きるためのものであることにすぐ気づかされます。フランス・
バロック演奏のひとつの真の姿がここにある、といっても過言ではないでしょ
う。ヴェルレのライフワークともいえるF.クープランとその作品に対する、
最上級の敬意と真摯な愛情に満ちた演奏です。
録音は、アンブロワズィ・レーベルなどでも長年エンジニアを務めている名人
ニコラス・バルトロメーが担当。楽器がフルに鳴り響いている様子、ヴェルレ
のニュアンスを楽器がもらさずキャッチしている様子がわかる優秀録音です。
ブックレットにはヴェルレ女史がF.クープランに宛てて書いたメッセージが収
められており、こちらも興味津々です。
ヴェルレは1942年、パリに生まれました。マルセル・ド・ラクール(パリ国立
高等音楽院にチェンバロ科を設立した人物)にチェンバロを師事、1963年にミュ
ンヘン国際コンクールのチェンバロ部門で満場一致の第1 位と特別賞を受賞し
ました。その後ユゲット・ドレフュスのもとでさらに研鑽を積むほか、ルッ
ジェーロ・ジェルリン(1899-1983、ランドフスカの弟子)やラルフ・カークパ
トリック(1911-1984、N. ブーランジェにピアノを、ランドフスカにチェンバ
ロを師事。D. スカルラッティ作品のK 番号の頭文字でおなじみ)らの薫陶も受
けていました。70年代からフィリップスに、90年代からはアストレでレコー
ディングを行いました。実に約30年以上ぶりとなるフランソワ・クープランの
新録音となる当盤、注目です!




<harmonia mundi>
HMC 902106 ¥2450
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956
アルカント・カルテット〔アンティエ・ヴァイトハース(1st Vn)、
ダニエル・ゼペック(2nd Vn)、
タベア・ツィンマーマン(Vla)、ジャン=ギアン・ケラス(Vc)〕
オリヴィエ・マロン(第2チェロ)
録音:2010年12月13-16日
ケラス率いる豪華メンバーによるアルカント・カルテット、待望の新譜はシュ
ーベルトの最高傑作、弦楽五重奏曲。ケラスの高弟オリヴィエ・マロンを第2
チェロに迎え、心に刺さる冴えまくった名演を展開しています。
第1楽章冒頭、心に突き刺さるような、研ぎ澄まされたハーモニーから、この
演奏のただならぬ凄味を感じます。シューベルト独特の、うつろいゆく気分、
哀しみと喜びが共存するような表情をもらさずとらえており、圧巻。続く第2
楽章では極限の集中と柔和な表情のバランスに、彼らの冴えたセンスが光りま
す。第3楽章スケルツォの一気呵成に聴かせる絶妙に軽快なテンポ設定はさす
がです。5人の音色が風のように駆け抜けます。終楽章は聴きもの。執拗に繰
り返されるシンコペーションのリズムが浮き彫りにするシューベルトの心の闇、
そして終幕の駆け上がるパッセージと最後の和音は何とも悲痛な叫びのように、
聴き手の心に刺さってきます。この作品の意外性を存分に聴かせると共に、
シューベルトの心の闇にもくまなく光を当てた、注目の演奏といえるでしょう。
第2チェロを担当するオリヴィエ・マロンも、エッジの効いた音色で本質にズ
バっと切り込むアルカント・カルテットの面々の音色に見事に融け込んで、時
に甘く時に悲痛に、美しい低音を響かせています。レコード・アカデミー賞
(銅賞)を二年連続で受賞するなど、日本で、そして世界中でもますます高い評
価を得ているカルテットの、危険といってしまえるかもしれないくらいに鋭く
心に刺さる演奏に、心して向き合いたい一枚です。




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 288 ¥2250
シューベルト:
・交響曲第5番変ロ長調D 485
・交響曲第4番ハ短調D 417「悲劇的」
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)
録音:2011年11月5日-8日シュトゥットガルト、
SWRフンクシュトゥーディオ(セッション・デジタル)
「ピリオド・アプローチの雄」として知られる巨匠ノリントンが、現在、名誉
指揮者のポストにあるシュトゥットガルト放送響を指揮して、シューベルトの
交響曲をレコーディング。交響曲第4番と第5番は、13年間にも亘る首席指揮者
を勇退して間もない2011年11月にセッション収録されたものです。
これまでにもノリントンはシューベルトの交響曲をレコーディングしており、
ピリオド楽器使用のオケ、ロンドン・クラシカル・プレイヤーズと、1988年9、
10月に「グレイト」を、1989年3月に第5番と「未完成」を、1990年5月に第4番
と第6番を、いずれもセッション録音しているほか、2001年にシュトゥットガル
ト放送響と「グレイト」をライヴ録音、2002年に首席指揮者時代のカメラータ
・ザルツブルクと第3番と「未完成」をライヴ録音しています。
このようにノリントンにとって、交響曲第4番は11年ぶり、交響曲第5番は12年
ぶりのいずれも再録音ということになりますが、前回との比較では新録音は7-
10パーセント程度全曲の演奏時間が拡大しており、細部への目配りとともに、
よりスケールゆたかな歌へとシフトした表現を展開しているものとおもわれま
す。ノリントンといえば、NHK交響楽団を指揮した2012年4月の来日も好評で、
旺盛な表現意欲と健在ぶりを広く示していましたが、お気に入りのシューベル
トを取り上げたここでの内容は、かつての手兵との良好な関係を伝えるもので、
なによりファンにとっては嬉しい一枚といえるでしょう。




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2080 ¥2250
(1)ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14a
(2)ドビュッシー:交響詩「海」
ルイ・フレスティエ(指揮)、セント・ソリ管弦楽団
録音:(1)1957年4月8、9日、パリ、サル・ワグラム、(ステレオ)
(2)1955年9月25日、パリ、サル・アポロ、(モノラル)
使用音源: (1)Omegatape(U.S.A.)ST 3013(オープンリール・テープ、
19センチ、2トラック)
(2)Le Club Francais du Disque(France)55(LP)
■制作者より
フレスティエ指揮の幻想交響曲はLP時代に国内では発売されず、半ば幻と化し
ていましたが、熱心なファンの間では「ミュンシュ/パリ管(EMI)」に匹敵す
る名演と言われ続けてきました。演奏は速いテンポでぐんぐん突き進むのと
(総演奏時間は世界最短?)、現代のフランスの団体からはもはや聴くことの出
来ない明るくしゃれた音色(特に管楽器)が聴きものです。また、第5楽章のコ
ーダはミュンシュ/パリ管のライヴ(Altus)が登場するまでは、史上最速との
評判でした。その幻想交響曲をセミ・プロ仕様の19センチ、2トラックのオープ
ンリール・テープより復刻しました。また、「海」はモノラル録音ですが、こ
ちらは世界初CD化です(CDRは除く)。これも幻想交響曲同様、手際の良いテン
ポと、オーケストラの独特の色彩が魅力です。こちらは初期LPからの復刻です。
■解説書の内容
この幻想交響曲と「海」は「クラブ・フランス」と呼ばれる通販専門のレーベ
ルによって録音、販売されていました。また、セント・ソリ管弦楽団はこのレ
ーベルの録音専用(?)オーケストラだったようですが、従来この周辺の事情に
関してはまとまった記載はありませんでした。しかし、それについては現在判
明している範囲で、可能な限り詳細に記しました。(以上、平林 直哉)




<Profil>
PH 12034 2枚組 ¥4250
メンデルスゾーン:オラトリオ「エリヤ」(全曲)
クリスティーネ・ヴォルフ(S)、ブリッタ・シュヴァルツ(A)、
マルクス・シェーファー(T)、クラウス・メルテンス(Bs)
ドリス・ハーゲル(指揮)
、カペラ・ヴァイルブルゲンシス(オリジナル楽器使用)、
ヴァイルブルク・シュロス教会合唱団
録音:2011年11月
巨匠アーノンクールの下でピリオド奏法の実践を学んだドリス・ハーゲル率い
るカペラ・ヴァイルブルゲンシスが、メンデルスゾーンのオラトリオ「エリヤ」
を全曲収録した新譜をリリース!メンデルスゾーン晩年の大作であり、「聖パ
ウロ」と共に彼の「二大オラトリオ」とも称される傑作です。殉教の物語であ
る「聖パウロ」に比べると、異国からもたらされた新興宗教との闘争と勝利を
題材とする「エリヤ」の音楽は劇的で重厚な響きに満ち溢れたもの。合唱とオ
ーケストラが織りなす猛々しく荘厳なハーモニーと、小編成のアンサンブルの
上でソリストたちが歌いあげる室内楽的なハーモニーの対比が素晴らしく、メ
ンデルスゾーンの多彩な表現力に魅せられる作品といえましょう。モーツァル
ト・アルバム(PH10036)で美声を披露した名手メルテンスは、「聖パウロ」に
引き続き今回もバスを担当。ベルリン古楽アカデミーやムジカ・アンティクヮ
・ケルンといった名門からの信頼も厚いヴォルフは、シュヴァルツと共に柔ら
かくも輝かしい歌声を聴かせてくれます。テノールは、ヤーコプス、クイケン、
コープマンなど数々の巨匠と共演する名手シェーファー。ドイツ古楽界に活躍
するソリスト達と、カペラ・ヴァイルブルゲンシス&合唱団の明晰かつ鮮烈な
演奏に聴き入る一枚です。「聖パウロ」(PH 09008)に引き続き、「エリヤ」の
収録も終えたハーゲル&カペラ・ヴァイルブルゲンシス。これは、今後、オラ
トリオ三部作の最後を飾る「キリスト」(未完)の収録にも期待がかかりましょ
う!




<IDIS>
IDIS 6647 2枚組 ¥3300
ベッリーニ:「ノルマ」-清き女神
マリア・カラス(S)
フランチェスコ・モリナーリ・プラデッリ(指)
RAIトリノ交響楽団/1949年3月7日、トリノ
トゥリオ・セラフィン(指)
コロン劇場管弦楽団/1949年7月9日、ブエノスアイレス
グイード・ピッコ(指)
ベジャス・アルテス宮管弦楽団/1950年5月、メキシコシティ
ヴィットーリオ・グイ(指)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
/1952年11月18日、コヴェントガーデン王立歌劇場
アントニーノ・ヴォットー(指)
トリエステ・ジュゼッペ・ヴェルディ劇場管弦楽団
/1953年11月19日、トリエステ
トゥリオ・セラフィン(指)
ミラノ・スカラ座管弦楽団/1954年4-5月、ミラノ
トゥリオ・セラフィン(指)
RAIローマ管弦楽団/1955年6月29日、ローマ
アントニーノ・ヴォットー(指)
ミラノ・スカラ座管弦楽団/1955年12月7日、ミラノ
ガブリエーレ・サンティーニ(指)ローマ歌劇場管弦楽団
/1958年1月2日、ローマ
ジョルジュ・セバスチャン(指)
パリ・オペラ座管弦楽団/1958年12月19日、パリ
ひたすらマリア・カラスの歌ったベッリーニ「ノルマ」の“清き女神”を集め
た酔狂なCDです。1949年のトリノの録音は、放送用リサイタルの録音。あまり
盤のない珍しい録音です。同年、ブエノスアイレスでのものは、アルゼンチン
独立記念演奏会のライヴ録音。1954年のものは、EMIの全曲録音から。1958年
のローマのものは、第1幕の後突如キャンセルして大スキャンダルとなったそ
のライヴ録音。同年パリのものは、オペラ座でのリサイタルのライヴ録音。そ
の他は全曲公演からのライヴ録音です。CD2枚ドップリとカラスの魅力に浸り
ましょう!




<harmonia mundi>
HMU 907576 ¥2450
イモジェン・ホルスト(1907-1984):
(1)ミサ曲 イ短調(1927) (2)キリストへの賛歌(1940) 
(3)3つの詩篇(1943) (4)喜びと悲しみの歓迎(1950) 
(5)放蕩者よ、どこへ行くのか(1972) 
(6)ブリテン(I.ホルスト管弦楽編曲):
祝祭カンタータ「キリストによりて喜べ」op.30(1952)
グラハム・ロス(指揮)、ケンブリッジ・クレア・カレッジ聖歌隊
(4)ターニャ・ホートン(Hp)、
(6)クレシダ・シャープ(S)、ロバート・クロス(C-T)、
ステファン・ケネディ(T)、ドミニク・セジウィック(Bs)、
(3)(4)(6)ドミートリー・アンサンブル
録音:2011年7月、オール・ハロウズ教会、ゴスペル・オーク(ロンドン)
イギリス声楽曲ファン必聴の注目の新譜!グラハム・ロス率いる名門ケンブリ
ッジ・クレア・カレッジ聖歌隊が、「惑星」などで知られる大家グスターヴ・
ホルストの愛娘、イモジェン・ホルストの宗教合唱曲を取り上げました!父の
作品の校訂・編曲、あるいは伝記著者としての功績が専ら有名なイモジェンで
すが、彼女自身も生涯を通して作曲活動に邁進した音楽家でありました。本ア
ルバムでは彼女の宗教合唱曲に焦点を当て、初期から晩年にいたる幅広い年代
の作品を満遍なく収録。しかも、その全てが世界初録音という価値あるもので
す!いずれの作品も透明感のある美しいハーモニーが素晴らしく、これまで埋
もれていたことが惜しまれる作品ばかり。ヴォーン・ウィリアムズやブリテン
といったイギリスものがお好きな方には特におすすめのアルバムです!
1926年、父グスターヴと同じ英国王立音楽大学に入学したイモジェンは、イギ
リスの大家ヴォーン・ウィリアムズの下で作曲を学びます。この時期に作曲さ
れた「ミサ曲イ短調」は、ルネサンス聖歌を思わせる厳格な旋律とポリフォニ
ーの柔らかな響きが絶品。その和声の美しさは師のミサ曲も思わせます。「3
つの詩篇」は、1943年にロンドンのウィグモアホールで行われた自作自演のコ
ンサートで演奏された記念的作品。どこか父の作風も思わせる弦の深い響きと、
幾層にも折り重なっていく合唱の厚みのあるハーモニーが見事です。また、
ダーリントン・ホールの音楽監督就任以降のイモジェンはブリテンとの親交も
厚く、彼の誘いを受けてオールドバラ音楽祭へ参加し始めます。「喜びと悲し
みの歓迎」はこの音楽祭のために作曲されたもの。最後のブリテンの祝祭カン
タータ「キリストによりて喜べ」は、音楽祭のために彼がイモジェンに編曲を
依頼したオーケストラ編成版になります。壮大な響きの広がりと、多彩な表現
力は管弦楽版ならではの魅力といえましょう。ロンドンのオール・ハロウズ教
会の音響も素晴らしく、イモジェンの持ち味とも言える清廉な響きにただただ
聴き入る名盤に仕上がっています。

HMU 807551(SACD-Hybrid) ¥2500
クリストファー・ギボンズ(1615-1676):
モテット、アンセム、ファンタジー、ヴォランタリー集 (全12曲)
パヴロ・ベズノシウク(Vn)、ロドルフォ・リヒター(Vn)、
マーク・レヴィ(Gamb)、リチャード・エガー(指揮、オルガン)、
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(AAM)&合唱団
録音:2010年11月、オール・ハロウズ教会、ゴスペル・オーク(ロンドン)
ピリオド楽器演奏の概念を打ち破る鮮烈な演奏のヘンデル・シリーズも好評の
エガー&アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(AAM)が待望の新譜を
リリース!しかも、「クリストファー・ギボンズ」の作品集という古楽マニア
も唸る注目の収録内容です!クリストファー・ギボンズは、16世紀末-17世紀
前半に活躍したイギリス人音楽家オーランド・ギボンズの息子。父と同じく教
会のオルガニストとして活躍し、宗教曲だけでなくヴィオール・コンソートや
マドリガルといった世俗作品も多く残しました。15年ほど前に「ミスター・ギ
ボンズ」と称されたクリストファーの記事を見つけて以来、古文書館などを回
って楽譜の発見に努めてきたエガー。本アルバムには、モテット、アンセムと
いった宗教曲はもちろん、古楽器の柔らかいアンサンブルが美しいファンタジ
ーも数多く収録。3世紀の間殆ど忘れ去られていた珠玉の作品集を存分に堪能
できます。作風は当時のロウズやパーセルを思わせる高雅な旋律と素朴な柔ら
かい古楽器の響きに満ちたもの。演奏陣はお馴染みのメンバーで、今回も洗練
された見事なアンサンブルを聴かせてくれます。オール・ハロウズ教会に響く
美しいハーモニーに、高音質でじっくりと浸る希少な名盤です。




<ELOQUENTIA>
EL 1234 ¥2380
J.S.バッハ:トッカータ集
(1)ニ長調 BWV.912 (2)ニ短調 BWV.913 (3)ト長調 BWV.916 
(4)ハ短調 BWV.911 
(5)ト短調 BWV.915 (6)ホ短調 BWV.914 (7)嬰ヘ短調 BWV.910
ノエル・スピート(クラヴサン)
【使用楽器:(1)(2)(5)(7)エミール・ジョビン1995年製J.C.フライシャーモデ
ル(1710年、ハンブルグ)、
(3)(4)(6)エミール・ジョビン1983年製J.C.グジョンモデル(1749年、パリ)】
録音:2011年9月、アミリー(フランス)
フランスが誇る世界的クラヴサン奏者ノエル・スピート女史によるJ.S.バッハ
のトッカータ作品集。ELOQUENTIAレーベルからは、ラモーの「コンセールによ
るクラヴサン作品集」を演奏した話題のアルバム(EL 0920)に引き続く2枚目の
リリースとなります。近年はクープラン、ラモーなど得意のフランスものの録
音が専らの話題となっていたスピートですが、意外にも大家J.S.バッハの作品
を収録したのは本アルバムが初めて。ニ長調やト長調のトッカータは比較的
アップテンポですっきりと弾いていく一方、ニ短調やハ短調では適度な緩急の
表現を交えつつ、落ち着いた演奏を聴かせてくれます。速いパッセージでも曇
ることのない煌びやかな音の粒と、重みのある低音の響きが耳に心地よく、安
心して聴き入ることが出来る演奏といえましょう。
ノエル・スピートはチェンバロをK.ギルバート、G.レオンハルトらに師事し、
1977年のパリ国際チェンバロコンクール優勝を経て、世界各地で今広く活躍す
るフランスの名手。2006年には近江楽堂で来日公演も行い、注目を集めました。
フランス・バロックを得意のレパートリーとするスピートですが、その卓越し
た演奏技術と表現力は今回も健在。エミール・ジョビンによる複製クラヴサン
の煌びやかな音色も必聴です。




<K 617>
K617 237 ¥2250
シュッツ:「ダヴィデの詩編歌集」op.2より抜粋
(1)「われらを総べたもう主よ御名は尊きかな」SWV.27 
(2)「エフライムはわが最愛の子なのであろうか」SWV.40 
(3)「主は我が羊飼なり」SWV.33 
(4)「全地よ、主に向かって喜びの声をあげよ」SWV.47 
(5)「われ山に向かって眼を上げ」SWV.31 
(6)「バビロン川のほとりで」SWV.37 
(7)「今ぞわが魂よ、主をたたえよ」SWV.41 
(8)「シオンは言う、主はわれを見捨てられたと」SWV.46 
(9)「われらにではなく主よ、御名にのみ栄光あれ」SWV.43 
(10)「アレルヤ!聖なる所にある主をほめたたえよ」SWV.38
ブノワ・アレ(指揮)、ラ・シャペル・レナーン
録音:2009年1月20-23日、
ヴィルファヴァール農場(オート=ヴィエンヌ、フランス)
2001年に結成された注目の若手演奏団体ラ・シャペル・レナーンが、ドイツ初
期バロックの大家ハインリヒ・シュッツの「ダヴィデ詩編歌集」リリース!こ
れまでにも「シンフォニア・サクラ」(K617 163)や「葬送音楽」(K617199)な
どで見事なアンサンブルを聴かせてくれているラ・シャペル・レナーンだけに、
期待必至の新譜といえましょう。本アルバムでは「ダヴィデ詩編歌集」全26曲
のうち珠玉の10曲を抜粋。師G.ガブリエーリの影響色濃い壮麗な音楽と、活き
活きとした合唱の掛け合いが美しい初期の名作を、ラ・シャペル・レナーンの
持ち味ともいえる色鮮やかな演奏で存分に堪能できるのは嬉しい限りです!名
歌手らによる卓越した合唱はもちろんのこと、完成度の高い器楽伴奏も必聴の
素晴らしさ。特に低音域の響きが絶品で、小編成とは思えぬ深みのあるアンサ
ンブルを聴かせてくれます。収録会場は素晴らしい音響で名高いフランス、リ
ムザン地方のヴィルファヴァール農場の音楽ホール。また、アレ&ラ・シャペ
ル・レナーンは、2012年のユトレヒト音楽祭などで「ダヴィデ詩編歌曲」を演
奏する予定。音楽祭より一足先に演奏を先取り出来るおすすめ盤です。




<AD VITAM>
AV 120115 ¥2280
アルメニア教会の復活祭の賛歌(全11曲)
グサン・アルジャニアン(T)
録音:2003年5月、アブ・ゴーシュ修道院(イェルサレム)
3イェルサレムにある聖ジェームズ教会でソリストを務めるテノール歌手アル
ジャニアンによるアルメニア教会(アルメニア使徒教会とも)の復活祭賛歌集
。アルメニアのキリスト教信仰の歴史は非常に古く、301年にアルメニア王国
が他の国家に先駆けて国教化を果たして以来、綿々とその信仰が今なお受け継
がれています。アルメニア教会の聖歌の多くは教会体制が黄金時代を迎える
5世紀頃にアルメニア人によって作曲され、その種類も賛歌やオードなど多岐
に渡ります。本アルバムではアルメニア教会の伝統的な聖歌から、復活祭に
歌われるものを収録。その曲調はヨーロッパの古き聖歌の響きとはまた異なっ
た、中東の響きを色濃く感じさせる神秘的な響きです。余計な感情移入のない
フラットな歌声で延々と途切れることなく続いていくモノフォニーの旋律は
我々を深い瞑想へと誘うよう。1964年トルコに生まれ幼い頃より聖ジェームズ
教会に所属し、アルメニア教会の音楽に造詣深いアルジャニアンが、キリスト
教の始原に迫る聖歌の数々に今一度光を当てた希少盤です!




<Supraphon>
SU 4100 2枚組 ¥2980
MONO, STEREO
ハチャトゥリヤン:
[CD1]
(1)ヴァイオリン協奏曲ニ短調
【レオニード・コーガン(Vn)、アラム・ハチャトゥリヤン(指)
モスクワ放送響(1959年5月15日/スメタナ・ホール(ライヴ)】
(2)チェロ協奏曲ホ短調
【スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(Vc)、
アレクサンドル・ガウク(指)ソヴィエト国立響(録音データ不明)】
(3)レーニン追悼の頌歌
【アラム・ハチャトゥリヤン(指)
プラハ放送響(1955年9月21-22日/ドヴォルザーク・ホール】
[CD2]
(4)剣の舞
【アラム・ハチャトゥリヤン(Pf)
(1950年4月27日/ロコスカ・スタジオ(プラハ)】
(5)エレヴァンの春
【アラム・ハチャトゥリヤン(歌&Pf)
(1950年4月27日/ロコスカ・スタジオ(プラハ)】
(6)祝杯
【アラム・ハチャトゥリヤン(歌&Pf)
(1950年4月27日/ロコスカ・スタジオ(プラハ)】
(7)組曲「仮面舞踏会」(ワルツ/夜想曲/マズルカ/ロマンス/ギャロップ)
【アラム・ハチャトゥリヤン(指)
プラハ放送響(1955年9月21-22日/ドヴォルザーク・ホール】
(8)バレエ組曲「ガイーヌ」(バラの乙女の踊り/子守歌/アイシャの踊り
/ゴパーク/剣の舞/レズギンカ)
【アラム・ハチャトゥリヤン(指)
カルロヴィ・ヴァリ響(1955年9月15日/カルロヴィ・ヴァリ(ライヴ)】
(9)ピアノ協奏曲変ニ長調
【アントニーン・イェメリーク(Pf)、
アロイス・クリーマ(指)チェコ・フィル
(1960年11月7-9日/ドヴォルザーク・ホール(ステレオ)】
これまた興奮ものの音源が出現しました。ハチャトゥリヤンの音楽を2時間半
たっぷり楽しめる夢のアルバムですが、内容が凄すぎます。チェコの放送局に
眠っていた秘宝を発掘、CD化しました。コーガン、ハチャトゥリヤンによる
ヴァイオリン協奏曲のプラハ・ライヴも魅力的ですが、代表作「剣の舞」を含
むバレエ組曲「ガイーヌ」や、浅田真央で人気となったワルツを含む「仮面舞
踏会」、さらに「レーニン追悼の頌歌」なる御用達作品を、ハチャトゥリヤン
がチェコのオーケストラを指揮している超レア音源も収録。ハチャトゥリヤン
自身が指揮した時に現れるアルメニア独特のリズム感と、当時のロシアのオケ
とは異なる明るい響きが新鮮です。
さらに超弩級のお宝は、ハチャトゥリヤンのピアノ演奏と独唱が残されていた
こと。もともとチェロを学んだハチャトゥリヤンは、ショスタコーヴィチやプ
ロコフィエフのようなピアニストでなかったため、自作自演録音は非常に貴重
です。「剣の舞」はスピード感と活気にあふれ、意外な名手ぶりを披露してい
ます。また、自作の歌曲「エレヴェンの春」と「祝杯」は、アルメニア語で弾
き語りをしているというお宝中のお宝音源。早くからモスクワへ出てきて、
アルメニア語が出来なかったと伝えられることへの反証例となるでしょう。こ
れもさながら民謡歌手のように朗々とした低音を聴かせてくれます。ロシアに
さえなかったお宝満載のアルバム、買い逃すと後悔すること間違いないと申せ
ましょう。

SU 4097 2枚組 ¥2980
STEREO
ショパン:ノクターン第1番-第19番
イヴァン・モラヴェッツ(Pf)
[録音:1965年4月/セント・ポール教会(コロムビア大学、ニューヨーク)、
11月/モーツァルトザール(コンツェルトハウス、ウィーン)]
チェコの巨匠イヴァン・モラヴェッツ(1930-)。熱狂的なファンを持つ彼のピ
アニズムは独特で、強靭なテクニックによる曖昧さのない技術はもちろんなが
ら、その不思議な美音と歌い回しに酔わされてしまいます。彼の音色はミケラ
ンジェリのような極彩色にボレットのようなコクを加えたようなもので、まさ
にショパンのノクターンにうってつけ。全曲ながらあっと言う間に聴き通させ
てしまう語り口も最高です。




<EuroArts>
20 59314(Blu-ray) ¥4550
20 59318(DVD-Video) 2枚組 ¥4250
字幕(ドキュメンタリー):日英独韓中
ベルリン・フィル12人のチェリスト-40周年コンサート
クレンゲル:讃歌
フランセー:朝のセレナーデ
ピアソラ:天使の組曲
ブルタイル&ヴァンデール:パリの花
フォーレ:パヴァーヌ
ヴァンサン・スコット:パリの橋の下
ミシェル・ルグラン:女は女である
フップフェルド:時の過ぎゆくままに-映画「カサブランカ」
ドビュッシー:そぞろな悩み心
同:鐘
ラヴェル:ハバネラ形式による小品
モリコーネ:ザ・マン・ウィズ・ザ・ハーモニカ-映画「ウエスタン」
デューク・エリントン:キャラヴァン
ピアソラ:フーガと神秘
エディット・ピアフ:ばら色の人生
カイザー=リンデマン:”12人”のためのボサ・ノヴァ
セロニアス・モンク:ラウンド・ミッドナイト
ビートルズ:イエスタデイ
ドキュメンタリー:
「12人・40年」(エンリケ・サンチェス・ランシュ監督)
ベルリン・フィル12人のチェリスト
アンネッテ・ダッシュ(Sop)、ティル・ブレナー(Trp)
[2012年5月9日/ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ)]
日本でも大ブームを起こしたスーパー・チェロ集団「ベルリン・フィル12人の
チェリスト」。1972年のザルツブルク・イースター音楽祭で、クレンゲル作曲
による12人のチェロのためのオリジナル作品「讃歌」を演奏したことで正式に
誕生して丁度40周年。彼らが2012年5月に行ったコンサートのライヴ映像で、
40年にわたる歴史を十八番のレパートリーで俯瞰します。記念すべきクレンゲ
ルの「讃歌」から、彼らのために書き下ろされたフランセーの「朝のセレナー
デ」、クラシックの名曲からジャズ、映画音楽、ポップスまでを抜群の楽しさ
で聴かせてくれます。個々のテクニックの凄さは当然ながら、12人がまるで大
きな1本のチェロのように響くアンサンブル能力は驚異的のひとことに尽きま
す。話題のソプラノ、アンネッテ・ダッシュとジャズ・トランペットのスター、
ティル・ブレナーが華を添えています。チェロだけで観客を興奮の渦に巻き込
む魔術をご照覧下さい。





<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2079 ¥2250
モノラル
(1)モーツァルト:交響曲第35番ニ長調、K.385「ハフナー」
(2)ブラームス:交響曲第1番ハ短調、作品68
ブルーノ・ワルター(指揮)、NBC交響楽団
録音:(1)1940年2月17日、スタジオ 8H、(2)1939年3月18日、スタジオ 8H
■制作者より
交響曲第35番「ハフナー」は「宇野功芳編集長の本/ブルーノ・ワルター」
(オントモムック)にて絶賛された名演です。また、ブラームスの方は世界初
CD化となる音源で、ワルター唯一のブラームス第1のライヴです。原盤はアセ
テート盤で、多少お聴き苦しい部分もありますが、壮年期のワルターの荒れ
狂った迫力は想像以上です。(解説:宇野功芳)
■おことわり
ブラームスの方は第1楽章と第4楽章に回転ムラが含まれますが、先ほど触れた
ようにこの曲の唯一のライヴという希少性を考慮してCD化しました。ご了承下
さい。(以上、平林 直哉)




<Profil>
PH 12021 ¥2080
シェーンベルク:交響詩「ペレアスとメリザンド」op. 5(1902-03)
シェーベルク:モノドラマ「期待」op. 17(1909)
ジャンヌ=ミシェル・シャルボネ(S)
ケルンWDR交響楽団
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
録音:2011年1月[交響詩]&3月[モノドラマ]
ケルン・フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
独Profilレーベルがお届けする、首席指揮者サラステとケルンWDR響によるラ
イヴ・シリーズの最新作。シェーンベルク初期を代表する2曲、交響詩「ペレ
アスとメリザンド」とモノドラマ「期待」という組み合わせです。



<Orfeo>
ORFEO 849121 ¥2450
(1)ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ調
(2)オネゲル:パシフィック231
(3)同:ラグビー
(4)フランク・マルタン:ヴァイオリン協奏曲
(5)ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ
バイバ・スクリデ(Vn)、
ティエリー・フィッシャー(指)
BBCウェールズ・ナショナル管
[録音:2011年6月/BBCホッディノット・ホール]
ラトヴィア出身のヴァイオリンのスター、バイバ・スクリデ待望の協奏曲最新
盤。今回はストラヴィンスキーとマルタンという20世紀の難曲に挑戦していま
す。ヴァイオリンのおどけて飄々とした性格を強調したストラヴィンスキー作
品でも、彼女ならではの潤いのある温かな音色が光ります。奇矯な部分でも、
鮮やかな技巧で聴く者をうならせる魔力を見せてくれます。マルタン作品は対
照的にデリケートで、不思議系の映画かドラマの音楽のような世界がとりとめ
なく続きます。この音世界はちょっと類のない魅力で、波調の合う人ははまる
こと請け合い。知らないともったいないと申せましょう。スクリデの独奏も完
全にその世界に溶け込み、夢に現れる謎の美女のような非現実的美しさに満ち、
頭から離れなくなってしまいます。
名古屋フィルの常任指揮者として日本でもおなじみのティエリー・フィッシャ
ー。母国スイスのマルタンとオネゲルはさすがの共感度。オネゲルの「パシ
フィック231」と「ラグビー」はスクリデの独奏が入らない純管弦楽曲ですが、
フィッシャーの推進力が魅力。ことに「ラグビー」はあまり録音に恵まれてい
ないので大歓迎。曲の面白さを再認識させてくれます。




<CAvi>
4260085532285 ¥2450
ドヴォルザーク:詩的な音画 op.85,B.161(全13曲)
クラウディア・シェレンベルガー(Pf)
録音:2011年9月
ドイツを中心に世界的に活躍しているピアニスト、クラウディア・シェレンベ
ルガーによるドヴォルザークの「詩的な音画」。管弦楽版でも知られておりま
すが、原曲はピアノ版。全13曲から成る小品集で、どこか東欧情緒を感じさせ
るロマンティックな旋律の数々が美しい名作です。モラヴィア出身の母を持つ
シェレンベルガーにとって、ドヴォルザークの響きはことさら造詣深いもの。
18&19世紀ラテン・アメリカ音楽を収録した初のソロ・アルバム
(4260085531998)で聴かせてくれた情熱あふれる鮮烈な演奏とはまた一味違う、
繊細かつ流麗なタッチで魅せてくれます。
世界各国の音楽祭に出演し、リサイタルなども積極的に行うなどますます活動
の幅を広げているシェレンベルガー。プラハのドヴォルザーク・シンフォニー
・オーケストラと幾度もドイツ・ツアーを行った他、2007年にはチェリストの
G.リプキンとアメリカ・ツアーを行い、成功を収めています。




<Aliud>
ACDBO 060 ¥2250
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
(1)第13番 変ホ長調 op.27-1 (2)第14番 嬰ハ短調「月光」 op.27-2 
(3)第6番 ヘ長調 op.10-2 (4)第31番 変イ長調 op.110
ステファニー・プルート(Pf)
録音:2011年11月11-13日、ヘント(ベルギー)
2011年、ボンのベートーヴェン国際コンクールで見事フェヴァリット賞に輝い
たベルギーの新星、ステファニー・プルートによるベートーヴェンのピアノ・
ソナタ集。1800年前後に作曲された初期のピアノ・ソナタ3曲と、最晩年の傑
作とも言われる第31番が収録されています。心の底にずしんと響き渡るような
フォルテッシモは、その細く可憐な外見から生み出されているとは思えないほ
どの衝撃。2012年で25歳を迎えるプルートですが、その演奏は決して若さゆえ
の勢いに任せたものに留まらず、聞かせどころを捉えた緩急の表現に富む演奏。
一方、鮮烈なフォルテッシモや、明瞭で軽やかな指運びなどには若手らしい
瑞々しさも感じられます。
ステファニー・プルートは1987年生まれ、ベルギー出身の若きピアニスト。ア
ントワープ王立音楽院でL.ケンデに学んだ後、パリのエコール・ノルマル音楽
院高等課程へ進学。ベルギーでアブデル・ラーマン・エル=バシャに師事。ボ
ンのベートーヴェン国際ピアノコンクール、ポルト市国際ピアノコンクールな
ど数々の国際コンクールで輝かしい受賞歴を誇る屈指の若手実力派です。ベル
ギー国立管弦楽団やブリュッセル・フィルハーモニーと共演を果たすなど、ベ
ルギーを中心に活躍の幅を広げているプルート。今後の活躍に更なる期待必至
のピアニストです。




<PREISER>
PRCD 90809 ¥2080
シューベルト:
さすらい D795-1
菩提樹 D911-5
鱒 D550
糸を紡ぐグレートヒェン D118
至福 D433
子守歌 D498
魔王 D328
セレナード D957-4
野ばら D257
シューマン:献呈 Op.25-1
リスト:それは素晴らしいことに違いない S314
ブラームス:
子守歌 Op.49-4
甲斐なきセレナード Op.84-4
砂の精 WoO 31/4
夜の歌 WoO 32/14
ねえお母さん、欲しいものがあるの WoO 33/33
下の谷底では WoO 33/6
僕の彼女は薔薇色の唇をしている WoO 33/25
ヴォルフ:祈り
R.シュトラウス:献呈 Op.10-1
マーラー:
自惚れ
ラインの小伝説
外へ!外へ!
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(Ms)
ロベルト・レールバウマー(P)
録音:2011年10月、ウィーン
人気メッゾソプラノ、アンゲリカ・キルヒシュラーガーがドイツリートをたっ
ぷり23曲歌っています。シューベルト、シューマン、リスト、ブラームス、
ヴォルフ、R.シュトラウス、マーラーと有名作曲家の作品が23曲。ことにシュ
ーベルトは、野ばら、魔王、鱒、菩提樹、糸を紡ぐグレートヒェンなど人気の
高い曲が並んでいるのが嬉しいものです。キルヒシュラーガーの情感のある声
と知性豊かな歌い口は絶品です。




<TAHRA>
TAH 725 ¥2300
キャスリーン・フェリアー イン・メモリアム
(1)マーラー:大地の歌-第2楽章「秋に寂しき者」
【ブルーノ・ワルター(指)ウィーン・フィル(1949年8月21日ザルツブルク)】
(2)同:第3楽章「青春について」【
ブルーノ・ワルター(指)ウィーン・フィル(1949年8月21日ザルツブルク)】
(3)同:第5楽章「告別」
【ブルーノ・ワルター(指)ウィーン・フィル(1952年5月17日】
(4)J.S.バッハ:マタイ受難曲-憐れみ給え、わが神よ
【ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)ウィーン交響楽団(1950年6月9日)】
(5)ヘンデル:歌劇「セメレ」-汝の歩む所
【ジョルジオ・ファヴァレット(Pf)(1951年2月6日/ミラノ)】
(6)ヘンデル:歌劇「アトランタ」-恋に悩むウミガメのように
【ジョルジオ・ファヴァレット(Pf)(1951年2月6日/ミラノ)】
(7)グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」
-われエウリディーチェを失えり
【ジョルジオ・ファヴァレット(Pf)(1951年2月6日/ミラノ)】
(8)キャスリーン・フェリアーのインタビュー【1949年8月】
キャスリーン・フェリアー(コントラルト)
今年2012年は、イギリスの生んだ不出世のコントラルト歌手キャスリーン・
フェリアーの生誕百年にあたります。それを記念したアルバムが登場。フェリ
アーといえばワルターとの「大地の歌」の決定的名演で忘れられませんが、今
回ORFオーストリア放送で未発表の1949年8月21日ザルツブルクでのライヴ音源
が発見され日の目を見ることとなりました。フェリアー独唱による第2、第3楽
章が収められていますが、音の状態はあまり芳しくないものの、それがかえっ
て迫力と凄みの効果を生んでいます。
また、かつてアンダンテ盤とともに信憑性が疑問視された1952年5月17日のワル
ター&ウィーン・フィルとの共演音源も、ラジオ・フランスのプロデューサー
の尽力でマスターテープのコピーが入手できたため、正真正銘の同日演奏のロ
ットヴァイスロットによる録音が日の目をみました。これは音質も良く驚愕の
内容。フェリアーは高まる感情を隠すことができず、涙ながらの壮絶な表現に
心を打たれます。最上等のカウンターテナーのような深みと陰影がゾクゾクす
るほど魅力的。
さらにカラヤン指揮のロマンティックな「マタイ受難曲」、ピアノ伴奏による
ヘンデルの美しいアリア等、いずれもフェリアーの魅力を存分に堪能できる逸
品ばかり。
もうひとつの注目が、1949年8月に収録されたフェリアーのインタビュー。ト
ラック(1)(2)と同時期なのも興味津々ですが、ドイツ語の質問に落ち着いた英
語で答えるフェリアーの話声に聴き惚れてしまいます。話し言葉も魅力的だっ
たという伝説が実感できます。




<Profil>
PH 12022 3枚組 ¥4050
[CD 1] 
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調(1866 / キャラガン校訂版)
[CD 2] 
ブルックナー:交響曲第2番ハ短調(1872 / キャラガン校訂版)
[CD 3] 
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1874 / キャラガン校訂版)*世界初録音
ゲルト・シャラー(指揮)
フィルハーモニー・フェスティヴァ
[バイエルン放送収録による共同制作]
録音:2011年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
ブルックナー好きから快哉をもって迎えられたゲルト・シャラーによるブルッ
クナー・シリーズに続篇が登場します。前作に引き続き、フィルハーモニー・
フェスティヴァを指揮して、すべてキャラガン校訂譜を使用した演奏内容は、
2011年7月末に一挙にライヴ収録されたもので、交響曲第1番から第3番まで、
初期の番号付きの3曲を収めています。
●キャラガン校訂譜による『交響曲第3番』1874年版の世界初録音
ブルックナーの交響曲第3番には、大別すると作曲時期の異なる3つの版が存在
します。作曲者が崇拝するワーグナー作品の引用をふんだんに留め、インバル
を皮切りに近年、ノリントン、ナガノ、ヤング、ボッシュ、ブロムシュテット
ら多くの指揮者が選択する傾向にある、1872年から1873年にかけての第1稿。
1874年、1876年から1877年にかけての、別名エーザー版ともいわれる第2稿。
そして、交響曲第8番の初稿校了後、1888年から1889年にかけての第3稿は、後
期の交響曲への接近を随所に感じさせるもので、もっぱらヴァントやチェリビ
ダッケ、ザンデルリングなどが取り上げたのもこの版でした。
ここでブルックナー研究の第一人者ウィリアム・キャラガンによると「1874年
版は、ワーグナーに献呈された1873年初稿とは対をなす片方の複製スコア、そ
れはブルックナーが取っておいて、1874年におもに第1楽章でテクスチャーにか
なりの追加を書き込むことになったスコアに完全にもとづくものであり、剥き
出しの1873年初稿よりもいくぶん、カノン風の導入部は増強され、細部のリズ
ムはより複雑に、そして全体の響きがよりあたたかく、洗練されている」との
ことなので、その1873年初稿との相違にもおおいに着目したいところです。
キャラガン校訂譜による交響曲第1番1866年版、交響曲第2番1872年初稿版
このシャラー&シンフォニー・フェスティヴァによるライヴ盤がキャラガン校
訂譜による『交響曲第3番』1874年版の初録音であるのに対して、キャラガン校
訂譜による交響曲第1番には、ティントナー指揮ロイヤル・スコティッシュ・
ナショナル管とのセッション録音(1998年)があり、また、キャラガン校訂譜に
よる交響曲第2番には、アイヒホルン指揮リンツ・ブルックナー管(1991年)、
ティントナー指揮アイルランド国立響(1996年)によるセッション録音、シモー
ネ・ヤング指揮ハンブルク・フィル(2006年)、ボッシュ指揮アーヘン響(2010
年)によるライヴ録音などがあり、いずれもブルックナー・ファンのあいだで
は話題を呼んでいました。




<PREISER>
PRCD 90810(SACD-Hybrid) ¥2080
「時点 Zeitpunkte」
ムートシュピール:協奏パ・ド・ドゥ
レシュ:カントゥス・フィルムス
エレート:クラリネット協奏曲 Op.88
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指)
ニーダーエスターライヒ・トンキュンストラー管弦楽団
ベンヤミン・シュミト(Vn)
内山 詠美子(打楽器)
シネ・ノミネ合唱団
シャロン・カム(Cl)
録音:2009年10月(協奏パ・ド・ドゥ),2010年10月(カントゥス・フィルムス),
2011年10月(クラリネット協奏曲)
新音楽監督アンドレス・オロスコ=エストラーダ率いるニーダーエスターライ
ヒ・トンキュンストラー管弦楽団の新録音は、SACDによる現代音楽集。
クリスティアン・ムートシュピールは1962年生まれのオーストリアの作曲家、
トロンボーン奏者。協奏パ・ド・ドゥは、ヴァイオリン、打楽器とオーケスト
ラのための協奏曲。これは2009年10月3日、4日のオロスコ=エストラーダ就任
披露演奏会で初演されたもの(この時のメインのマーラーの交響曲第1番は既に
PRCD 90784で発売されています)。マリンバの名手として知られる内山詠美子
が打楽器を担当しているのも注目です。
ゲラルト・レシュは1975年、リンツ生まれ。カントゥス・フィルムスは、オー
ケストラとアドリブの合唱による交響曲。これも世界初演。
イヴァーン・エレートは、1936年にブダペストに生まれ、1956年以降ウィーン
を拠点に活動している作曲家。独奏のシャロン・カムは、1971年、イスラエル
生まれの名クラリネット奏者。クラリ

PRCD 91207 ¥2080
シューマン:
子供のための歌のアルバム Op.79-五月の歌,幸福,春の歌,燕
3つの二声部の歌 Op.43(もし私が小鳥ならば,秋の歌,美しい花)
メンデルスゾーン:
6つの二声の歌 Op.63-恋人が僕にぶちまけてほしいのだが,
渡り鳥の別れの歌,挨拶,秋の歌,鈴蘭と花
3つの二声の歌 Op.77(日曜の朝,実りの畑,「ルイ・ブラス」からの歌)
詩篇第95番「さあ、主に向かって礼拝しよう」 Op.46-あなたの手の中にあって
交響曲第2番 変ロ長調 Op.52 「讃歌」-私は主を待ち焦がれ
ブラームス:
3つの二重唱曲 Op.20(愛の道1,愛の道2,海)
14のドイツ民謡集-静かな夜に
14の子供のための民謡-砂の精
子守歌 Op.49-4
シューマン:月の夜 Op.39-5
アロイス・ミュールバッハー(BS) クリストフ・シュレーグル(BS) 
フロリアン・エシェルミュラー(BS) カーステン・ケーネ(BS)
フランツ・ファーレンベルガー(P)
難曲てんこ盛りのオペラ・アリア集(PRCD 91185)が話題になった驚異のボーイ
ソプラノ、アロイス・ミュールバッハー、新刊は聖フローリアン少年合唱団の
仲間たちとの二重唱曲集です。シューマン、メンデルスゾーン、ブラームスの
様々な曲が集められています。大人が歌った時の旨みとはまた違った、天使の
ように美しい声の絡み合いは、少年合唱ファンならずともウットリとしてしま
うでしょう。あと数年で変声してしまう少年たち、その束の間の至芸をお楽し
みください。



<C Avi>
=シュパヌンゲン音楽祭ライブ・シリーズ20113タイトル=
4260085532599 ¥2450
(1)ハイドン:ピアノ三重奏曲第34番 変ロ長調 Hob. XV:20 
(2)ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏曲 
(3)シューベルト:弦楽四重奏曲第14番 イ短調「死と乙女」
(1)ヴェロニカ・エーベルレ(Vn)、マリー=エリザベート・ヘッカー(Vc)、
マーティン・ヘルムヘン(Pf)
(2)ターニャ・テツラフ(Vc)、アロイス・ポッシュ(Cb)
(3)アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、クリスティアン・テツラフ(Vn)、
レイチェル・ロバーツ(Va)、ターニャ・テツラフ(Vc)
録音: 2011年6月6日((1))、7日((3))、10日((2))、
シュパヌンゲン音楽祭ライブ録音
ドイツのハイムバッハで毎夏行われるシュパヌンゲン音楽祭ライブ録音をリリ
ースするC Aviレーベルの好評シリーズに、2011年のライブ演奏が登場!2011
年の音楽祭はピアノ・アンサンブルに焦点を当て、ハイドンからヤナーチェク
にいたる多彩な室内楽作品を中心とするプログラム。本アルバムではシューベ
ルトの「死と乙女」をはじめ、室内楽ジャンルに広く知られる名作が収録され
ています。ドイツの精鋭たちが生み出す全体的に爽やかで気品あふれるハーモ
ニーが美しく、洗練されたアンサンブルに聴き入ります。
毎年出演者の豪華さも話題のシュパヌンゲン音楽祭。本アルバムもドイツが誇
る世界的名手らの豪華共演が大きな魅力です。ハイドンのピアノ三重奏曲を演
奏するエーベルレとヘルムヘンはチェリストの石坂団十郎と共に2012年4月の
来日公演で同曲を披露し、好評を博したばかり。今回チェロを担当しているマ
リー=エリザベート・ヘッカーは、2005年のロストロポーヴィチ・コンクール
で史上初となる第1位と特別賞2つの同時受賞で話題となった注目の若手。2012
年6月には初の来日ツアーも予定しており、注目必至です。2010年音楽祭ライブ
録音(4260085532254)に引き続き、テツラフ兄弟、ヴァイトハ-ス、ロバーツは
今回も卓越したアンサンブルで魅せてくれます。激しくも気品さを失わない圧
巻の「死と乙女」は必聴です!

4260085532605 ¥2450
(1)スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 op.15 
(2)ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調 
(3)ワトキンス:
クラリネット、ヴィオラ、ピアノのためのトリオ(2011)*世界初録音
(1)アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、マリー=エリザベート・ヘッカー(Vc)、
ヒュー・ワトキンス(Pf)
(2)フローリアン・ドンダラー(Vn)、ターニャ・テツラフ(Vc)、
ラルス・フォークト(Pf)
(3)セバスティアン・マンツ(Cl)、フローリアン・ドンダラー(Vn)、
ヒュー・ワトキンス(Pf)
録音:2011年6月10日((3))、11日((1))、12日((2))、
シュパヌンゲン音楽祭ライブ録音(ハイムバッハ、ドイツ)
本アルバムで注目なのは、この音楽祭の委嘱作品で、初演されたヒュー・ワト
キンス(1976*)のトリオ。このライブ音源が世界初録音となります!20世紀半
ばまで活躍したウェールズの詩人ディラン・トマスの詩にあてた作品で、細か
な音符が複雑に絡み合って生み出される繊細かつ抒情的な音のうねりが美し
い作品。ワトキンス自身がピアノを担当している他、難関ミュンヘン国際音楽
コンクールで40年ぶりの第1位に輝いた注目の若手セバスティアン・マンツが
クラリネットを演奏しています。また、本アルバムにはスメタナとラヴェルの
ピアノ三重奏曲も収録。スメタナのピアノ三重奏曲では、ヴァイトハースが奏
でる慟哭のような冒頭のヴァイオリン・ソロに冒頭からぐっと惹きこまれます。
2012年6月に来日を控えるヘッカーのチェロも必聴です。一方、ラヴェルでは
繊細かつ流麗なアンサンブルにうっとり。音楽祭の主宰者でもあるフォークト
をはじめ、名手たちによる洗練された掛け合いに聴き入ります。

4260085532612 ¥2450
(1)シュポーア:大九重奏曲 ヘ長調 op.31 
(2)イベール:2つの間奏曲(フルート、ヴィオラ、ハープのための) 
(3)ヤナーチェク:六重奏曲「青春」 
(4)J.ヴィトマン(1973*):ヴィオラとチェロのための11の二重奏曲
アンドレア・リーバークネヒト((1)(2)(3)Fl、(1)Picc)、
フランソワ・ルルー((1)(3)Ob)、
セバスティアン・マンツ((1)Cl、(3)B-Cl)、シャーリー・ブリル((3)Cl)、
マリー=ルイーズ・ノイネッカー((1)(3)Hr)、
ダーグ・イェンセン((1)(3)Fg)、リザ・バティアシュヴィリ((1)Vn)、
クリスティアン・テツラフ((4)Vn)、
レイチェル・ロバーツ((1)Va)、フローリアン・ドンダラー((2)Va)、
ジュリアン・アルプ((1)Vc)、
マリー=エリザベート・ヘッカー((3)(4)Vc)、アロイス・ポッシュ((1)Cb)、
ヤナ・ボウシュコヴァー((2)Hp)
録音:2011年6月、シュパヌンゲン音楽祭ライブ録音(ハイムバッハ、ドイツ)
C Aviレーベルの好評シリーズ、シュパヌンゲン音楽祭ライブ・シリーズ最新
盤!第1弾(4260085532599)、第2弾(4260085532605)に引き続き、第3弾となる
今回は室内楽曲に焦点を当てたアルバムです。18世紀から21世紀まで幅広い
時代の作品を収録した多彩なプログラムだけでなく、音楽祭ならではとも言
える豪華演奏陣による見事なアンサンブルもこのアルバムの大きな魅力。古
典派の響きを残しつつもロマンティックな旋律が美しいシュポーアの大九重
奏曲、ハープとフルートの煌びやかな響きとヴィオラの艶やかなハーモニー
が絶品なイベールの間奏曲、技巧的な疾走する旋律と抒情的でゆるやかな旋
律の対比が愉しいヤナーチェクの「青春」……曲調は違えど、いずれの作品
も小編成アンサンブルならではのソリスト達の妙技の掛け合いを堪能できま
す。そして、今注目のヴィトマンの「ヴィオラとチェロのための24の二重奏
曲」第2巻。ドイツが誇る名手テツラフと期待の若手実力派ヘッカーの二人が
織りなす超絶技巧炸裂の掛け合いは圧巻です!

4260085532568 ¥2450
ベートーヴェン:
(1)ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 op.106「ハンマークラヴィア」 
(2)ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111
ディーナ・ウゴルスカヤ(Pf)
録音:2011年9月、ミュンヘン
アナトール・ウゴルスキの愛娘にしてドイツが誇る世界的ピアニスト、ディー
ナ・ウゴルスカヤがベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタ2曲を収録した新譜
をリリース!鮮烈な演奏で好評を博したシューマン後期のピアノ作品集
(4260085532179)に続き、今回もウゴルスカヤの持ち味とも言える柔軟で活き
活きとした演奏を存分に聴かせてくれます。技術的にも音楽的にも極限的な
難曲として知られる「ハンマークラヴィア・ソナタ」に挑戦している点で、
彼女の自信がうかがえます。ベートーヴェン最後のピアノ・ソナタである第
32番は、父ウゴルスキも27分に及ぶ長大な第2楽章で話題となった名演を残し
ておりますが、娘ウゴルスカヤはそれとはまた異なる、過度な表現を控えた
すっきりとした演奏で魅せてくれます。父であり師であるウゴルスキの血を
垣間見せつつも、独自の伸びやかな演奏に聴き入る名盤です。




<INTEGRAL>
INTEG 221243 ¥2080
ショスタコーヴィチ:
(1)チェロ・ソナタニ短調 op.40(レネールによるヴィオラとピアノ編曲版) 
(2)ヴィオラ・ソナタ op.147
ピエール・レネール(Va)、エリアンヌ・レイエ(Pf)
録音:2011年9月、オペラ・バスティーユのロルフ・リーバーマンホール(パリ)
パリ国立オペラ座管弦楽団が誇るソリスト、ピエール・レネール&世界的ピア
ノ奏者エリアンヌ・レイエがショスタコーヴィチのヴィオラ・ソナタ2曲を収
録した新譜をリリース!本アルバムで何より注目されるのは、ショスタコー
ヴィチ夫人に許可を得てレネール自身がヴィオラとピアノ用に編曲したという
チェロ・ソナタニ短調でしょう!同じ弦配列を持ち、共に深い音色を持つチェ
ロとヴィオラ。音域の差はあれど、原曲がチェロの高音域を駆使する超絶技巧
の印象が強いためか、ヴィオラ・ソロでの演奏でも意外と違和感がありません。
レネールが使用するヴィオラが非常に深みのある音色を持っていることもあり、
高音域の旋律も耳に心地よく、原曲の雰囲気は保ちつつもさらに洗練された印
象があります。さらに、本アルバムではショスタコーヴィチ最後の作品である
ヴィオラ・ソナタを収録。ヴィオラが小さく見えるほど大柄なレナールの演奏
はダイナミックで、超絶技巧部分の熱演は息を呑むほどの圧巻さ。レイエのピ
アノ伴奏も素晴らしく、卓越した2人のアンサンブルに安心して聴き入ること
ができます。




<BIS>
BIS SA 1971(SACD-Hybrid) ¥2500
J.S.バッハ:世俗カンタータVol.2
(1)シンフォニア ヘ長調BWV1046a/1
(2)狩のカンタータ「わが楽しみは、元気な狩のみ」BWV208
(3)セレナータ「時は日と年をつくりて」BWV134a
ディアナ:ソフィー・ユンカー(Sop)、パラス:ジョアン・リン(Sop)、
エンデュミオン、時:櫻田亮(Ten)、パン:ロデリック・ウィリアムズ(Br)、
時の摂理:ダミアン・ギヨン(A)
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン
[録音:2011年7月/しらかわホール(名古屋)]
BCJの世俗カンタータは第1弾が大絶賛でしたが、約8年を経てようやく第2弾の
登場となります。「狩のカンタータ」は、狩を趣味としたザクセン=ヴァイセ
ンフェルス公クリスティアンのために1712年に作曲されたもので、ローマ神話
の狩猟の女神ディアナと、その恋人エンデュミオンを主人公としています。オ
ペラを残さなかったバッハの作品中、最もオペラ的な内容を持ち、バロック・
オペラ・ファンも必聴です。また、このカンタータ初演の際に序曲として用い
られたとされる「シンフォニアヘ長調BWV1046a/1」を置いているのも興味津々。
「ブランデンブルク協奏曲第1番」の初稿でもあり、楽器編成の違いを実感でき
ます。BCJメンバーの芸達者ぶりも楽しめます。

BIS SA 1940(SACD-Hybrid) ¥2500
ガーシュウィン:
(1)ピアノ協奏曲ヘ調
(2)ラプソディ・イン・ブルー(オリジナル・ジャズバンド版)
(3)セカンド・ラプソディ(オリジナル版)
(4)「アイ・ゴット・リズム」による変奏曲
フレディ・ケンプ(Pf)
アンドルー・リットン(指)ベルゲン・フィル
[録音:2011年8月/グリーグホール(ベルゲン)]
フレディ・ケンプの最新録音はガーシュウィンのピアノとオーケストラのため
の作品全集。全集とはいえケンプならではのこだわりを見せています。有名な
「ラプソディ・イン・ブルー」は、通常の大オーケストラ版ではなく、珍しい
初演時のジャズ・バンド版。響きの印象も異なるうえ、バンジョーなどの特殊
楽器も入っているのが興味津々。通常行われているカットも一切ない完全全曲
版というのも貴重。この曲の「柳の下のドジョウ」を狙って失敗した「セカン
ド・ラプソディ」もオリジナルのオーケストレーションによります。ゴージャ
スなピアノ協奏曲と近年CFで使われ人気の出たキャッチーな「アイ・ゴット・
リズム」による変奏曲いずれも魅力的で、ケンプのスウィング感たっぷりのピ
アニズムを楽しめます。

BIS SA 1972(SACD-Hybrid) ¥2500
(1)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004
(2)同:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV1006
(3)レーラ・アウエルバッハ:パル・ティ・タ(2007)
(4)イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番イ短調Op.27の2
ワジム・グルズマン(Vn)
[録音:2011年12月/センデザール(ブレーメン)]
BISが力を入れるヴィルトゥオーゾ、グルズマンがバッハのパルティータに挑
戦しました。本人も得意としている「シャコンヌ」はまさに圧巻、金縛りに
あったような緊張の12分間を体験できます。さらに、20世紀と21世紀の作曲家
がバッハの無伴奏パルティータから霊感を受けて産み出した作品を配置してい
ます。アウエルバッハ作品はグルズマンに捧げられたもので、バッハからの引
用はないものの、精神的な影響濃厚な作品。イザイの名作も近代のバッハとい
う趣に満ちています。グルズマンの技巧と求心力の凄さに圧倒されます。

BIS SA 1610(SACD-Hybrid) ¥2500
最も偉大なる死
(1)ジョージ・バターワース:
ブレドンヒルとその他の歌/「シュロップシャーの若者」より6つの歌
(2)アイヴァー・ガーニー:
フランダースにて/セヴァーンの牧草地/眠れ/二羽のカラス/そんな時に
/棺台脇で
(3)ヴォーン・ウィリアムズ:旅の歌
ジェイムズ・ラザフォード(Br)
ユージン・アスティ(Pf)
[録音:2008年9, 12月/ポットン・ホール(イギリス)]
第1次世界大戦の犠牲となった3人の英国作曲家の作品を集めています。ジョー
ジ・バターワース(1885-1916)はその将来を嘱望されながら、ソンム戦役にて
狙撃され、31歳の若さで戦死。アイヴァー・ガーニー(1890-1937)は詩人とし
ても才能を示しながら、フランス戦線で毒ガスを吸引したことによる後遺症
で精神を病み、後半生を精神病院で送りました。ヴォーン・ウィリアムズは
従軍中に大砲で聴覚を損傷し、後に影を落としています。彼らの歌曲をワーグ
ナー歌手として頭角を現してきた英国の俊英ジェイムズ・ラザフォードが美し
く再現。詩の素晴らしさも含め、涙なしで聴くことができない感動的な出来と
なっています。

BIS 1803 ¥2380
リスト:
(1)聖ドロテア S.187
(2)小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ
(3)コンソレーション(全6曲)
(4)不運! S.208
(5)水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ
メシアン:
(6)鳥の小スケッチ(全6曲)
(7)カンテヨジャージャー(1949)
フレドリク・ウレーン(Pf)
[録音:2009年4, 6月/旧ストックホルム音楽アカデミー]
世界のピアニスト中屈指のテクニックを誇るフレドリク・ウレーン。本業は神
経科学の権威ながら、演奏不可能な作品をいとも涼しげにこなす怪物。これま
で同僚たちが避けて通ってきたレパートリーを開拓してきたウレーンが、リス
トの名作とメシアンに挑戦。この両者はカトリック信仰で結びついていて、ウ
レーンはそれらを並列することで近似性を証明しようとしています。ことに鳥
の描写の共通性と違いは、目から鱗の落ちる思いがします。鮮やかなテクニッ
クももちろん、さすがウレーン、真の奇才と申せましょう。

BIS 1787 ¥2380
C.P.E.バッハ:チェンバロ協奏曲全集Vol.18
(1)協奏曲 ヘ長調Wq43/1(H471)
(2)協奏曲 ニ長調Wq43/2(H472)
(3)協奏曲 変ホ長調Wq43/3(H473)
(4)協奏曲 ハ短調Wq43/4(H474)
ミクローシュ・シュパーニ(Cem)
マールタ・アーブラハーム(指)
コンチェルト・アルモニコ・ブダペスト
[録音:2011年11月/フェニックス・スタジオ(ハンガリー)]
独奏曲とならび、C.P.E.バッハの全鍵盤協奏曲を録音中のシュパーニ。前作か
ら3年を経て第18巻の登場となりました。今回はハンガリーの美人ヴァイオリ
ニスト、マールタ・アーブラハームを指揮者とする同国の古楽器団体コンチェ
ルト・アルモニコ・ブダペストとの共演。チェンバロ協奏曲ながら、オーケス
トラには管楽器も含むという当時としては大編成で、色彩的な世界を描いてい
て魅力的。ハンガリーの団体ゆえか、舞曲的なリズムの巧さも光ります。




<SONARE>
SONARE 1012 ¥2520
祈り
エルガー:愛の挨拶 作品12
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 作品78 「雨の歌」
ヴィターリ:シャコンヌ
マスネ:タイスの瞑想曲
ショスタコーヴィチ:3つのプレリュード 作品34-10, 16, 20
ドビュッシー:美しき夕暮れ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン 作品20
ビーチ:祈り 作品55
城代さや香(ヴァイオリン)
林 絵里(ピアノ)
録音:2012年1-2月。フィリアホール
桐朋学園、英国王立音楽院で学び、第7回ジュリオ・カルドナコンクール(ポル
トガル)優勝、フランス モナコでTV出演、小澤征爾音楽塾オペラプロジェクト
IXコンミスなどの活躍を続ける城代(きのしろ)さや香デビュー・アルバム。品
格と情熱の美しき結晶。

<ARS VIVENDI>
AV 2210225 2枚組 ¥2080
ケルビーニ(1760-1842):鍵盤楽器のための作品全集
フォルテピアノのための奇想曲または練習曲
ピアノまたはオルガンのための幻想曲
チェンバロのための6つのソナタ
第1番ヘ長調/第2番ハ長調/第3番変ロ長調
第4番ト長調/第5番ニ長調/第6番変ホ長調
ピエトロ・スパーダ(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:1991年
当商品のレーベル名は「EUROMUSICA」、規格番号は「2210-225」と表示されて
おりますが、弊社では「ARS VIVENDI」レーベルの「AV 2210225」として管理い
たします。

AV 2210245 2枚組 ¥2080
リスト(1811-1886):
バッハの作品のトランスクリプション&バッハにインスパイアされた作品集
6つの前奏曲とフーガ R.119(1842-1850)
イ短調/ハ長調/ハ短調/ハ長調/ホ短調/ト短調
幻想曲とフーガ ト短調 R.120(1842-1850)
バッハの主題による変奏曲 R.24(1862)
前奏曲「泣き、嘆き、Sorgen、Zagen」R.23(1859)
BACHの名による幻想曲とフーガ R.296(1871)
ピエトロ・スパーダ(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:1991年
当商品のレーベル名は「EUROMUSICA」、規格番号は「2210-245」と表示されて
おりますが、弊社では「ARS VIVENDI」レーベルの「AV 2210245」として管理
いたします。

AV 2210250 2枚組 ¥2080
ジョヴァンニ・パイジェッロ(1740-1816)/
ピエトロ・メタスタージオ台本:イエス・キリストの受難(1784)
ミロスラワ・カツプシャク(アルト:ペテロ)
イェジ・クネティク(テノール:ヨハネ)
ハリナ・グルジンスカ(ソプラノ:マグダレーナ)
イェジ・マフラー (バス:アリマテアのヨセフ)
クシシュトフ・マヴォゼク(オルガン)
ワルシャワ室内オペラ合唱団
リシャルト・ジマク(合唱指揮)
ワルシャワ・シンフォニエッタ
ヴォイチェフ・チェピエル(指揮)
録音:データ記載なし 発売:1991年
当商品のレーベル名は「EUROMUSICA」、規格番号は「2210-250」と表示されて
おりますが、弊社では「ARS VIVENDI」レーベルの「AV 2210250」として管理
いたします。なお、当盤が初出の形態であると思われますが、同一音源が
ARTSレーベルからも発売されております。ご注意ください。

AV 2010270 3枚組 ¥2850
テレマン(1681-1767):オルガン作品全集
幻想曲;ニ長調/ホ長調/ト短調/イ長調/ニ長調/ニ短調
フーガ;第1番ロ短調/第2番ホ長調/第3番ト長調/第4番ホ短調
第5番ト短調/第6番ハ長調/第7番ヘ短調/第8番イ長調
第9番ニ短調/第10番ホ短調/第11番ハ長調/第12番ホ短調
第13番ハ短調/第14番イ短調/第15番ホ短調/第16番ト短調
第17番ホ短調/第18番ヘ長調/第19番ニ長調/第20番イ短調
小フーガ ヘ長調/小フーガ ニ長調
2段鍵盤とペダルのためのソナタ ニ長調
コラール前奏曲(全50曲)
アルトゥーロ・サッケッティ(オルガン)
録音:データ記載なし 発売:1991年
当商品のレーベル名は「EUROMUSICA」、規格番号は「2010-270」と表示され
おりますが、弊社では「ARS VIVENDI」レーベルの「AV 2010270」として管理
いたします。




<RADIOSERVIS>
CR 0599-2 2枚組(1枚価格) ¥1850
ベルリオーズ(1803-1869):劇的交響曲「ロミオとジュリエット」Op.17(1839)
ヴィエラ・クリロヴァー(メゾソプラノ)
ベノ・ブラフト(テノール)
ラディスラフ・ムラース(バス)
チェコ・フィルハーモニー合唱団
ヨセフ・ヴェセルカ(合唱指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ロリン・マゼール(指揮)
録音:1960年5月19日、「プラハの春」音楽祭、ライヴ、
プラハ市民会館スメタナ・ホール、
チェコ
モノラル録音の可能性があります。

CR 0545-2 ¥1850
チェコ・モダニズムの夜明け
スメタナ(1824-1884):弦楽四重奏曲第2番ニ短調
マルチヌー(1890-1959):ピアノ五重奏曲 H.35(*)
ノヴァーク(1870-1949):ピアノ五重奏曲イ短調 Op.12
大滝美知子(ピアノ(*))
グラッフェ弦楽四重奏団
シュチェパーン・グラッフェ、ルカーシュ・ベドナジーク(ヴァイオリン)
ルカーシュ・ツィブルスキ(ヴィオラ) ミハル・フレニョ(チェロ)
録音:データ未詳

CR 0554-2 ¥1850
ヴァーツラフ・ベドナーシュ オペラ・リサイタル
スメタナ(1824-1884):
「悪魔の壁」から ヴォクのアリア(第1幕) 録音:1955年
「リブシェ」から プシェミスルのアリア(第2幕) 録音:1952年
「ダリボル」ヴラディスラフのアリア(第3幕) 録音:1952年
「秘密」から カリナのアリア(第2幕) 録音:1951年
「口づけ」から トメシュとルカーシュの二重唱(第2幕)(+) 録音:1952年
フィビフ(1850-1900):
「シャールカ」から プシェミスルのアリア(第1幕) 録音:1954年
ドヴォルジャーク(1841-1904):
「ジャコバン党員」から ボフシュとユリエの二重唱(第2幕)(*) 録音:1947年
イジー・パウエル(1919-2007):「ズザナ・ヴォイージョヴァー」から
ペロル・ヴォクのアリア(第3幕)(#) 録音:1963年
チャイコフスキー(1840-1893):
「スペードの女王」から エレツキーのアリア(第2幕) 録音:1951年
ボロディン(1833-1887):
「イーゴリ公」から イーゴリ公のアリア(第2幕) 録音:1952年
ビゼー(1838-1875):
「カルメン」から エスカミーリョのアリア(第2幕) 録音:1955年
グノー(1818-1893):
「ファウスト」から ヴァランタンのアリア(第2幕) 録音:1951年
レオンカヴァッロ(1857-1919):「道化師」から プロローグ 録音:1953年
ワーグナー(1813-1883):
「タンホイザー」から ヴァルフラムのアリア(第3幕) 録音:1951年
ヴァーツラフ・ベドナーシュ(バリトン)
ルドミラ・チェルヴィンコヴァー(ソプラノ(*))
ベノ・ブラフト(テノール(+))
シュテファ・ペトロヴァー(ソプラノ(*))
カレル・フルシュカ、アントニーン・ヴォタヴァ(テノール(*))
プラハ放送交響楽団
フランチシェク・ディク(指揮(#以外))
イジー・スタレク(指揮(#))
録音場所:チェコスロヴァキア放送スタジオ
1945年から1972年までプラハ国民劇場のソリストを務めたヴァーツラフ・ベド
ナーシュ(1905-1987)の放送録音集。歌唱はすべてチェコ語。

CR 0555-2 2枚組 ¥2450
ミロスラフ・ランゲル 放送録音集
メンデルスゾーン(1809-1847):無言歌集 から(#)
Op.19 No.1 / Op.30 No.3 / Op.30 No.6 / Op.62 No.5 / Op.67 No.3
Op.38 No.6 / Op.53 No.2 / Op.30 No.2 / Op.19 No.3 / Op.19 No.5
シューベルト(1797-1838):ピアノ・ソナタ第18番ト長調 Op.78 D.894(*)
ラモー(1683-1764):ガヴォットと6つの変奏曲イ短調
ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ ロ短調 Hob.XVI:32
モーツァルト(1756-1791):
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲ニ長調 K.573
リスト(1811-1886):(+)
3つの演奏会用練習曲 から ため息
コンソレーション第3番変ニ長調/コンソレーション第4番変ニ長調
幻影/パガニーニによる練習曲第4番ホ長調
パガニーニによる練習曲第5番ホ長調/ペトラルカのソネット第123番
ウィーンの夜会(シューベルトのワルツ・カプリス第9番)
スクリャービン(1872-1915):左手のための2つの小品 Op.9
ミロスラフ・ランゲル(ピアノ)
録音:1981年(無印)、1982年(*)、1986年(+)、1989年(#)、チェコ放送
チェコのピアニスト、ミロスラフ・ランゲル(1945-2010)の追悼盤と思われま
す。外装に「MONO」と誤表示されています。

CR 0564-2 ¥1850
スク(1874-1935):ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 Op.17(1900)
ルボシュ・スルカ(1928):ヴァイオリン・ソナタ(1970)
プロコフィエフ(1891-1953):
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.94bis(1942-1943/1944)
ヴラスティミル・コブルレ(ヴァイオリン)
マルチン・フィラ(ピアノ)
録音:2010年6月7日、10月6、12日、マルティーネク・スタジオ、プラハ、
チェコ

CR 0566-2 ¥1850
ヤン・クシュチテル・ヴァンハル(1739-1813):スターバト・マーテル(*)
ペトル・フィアラ(1943-)/ズザナ・ノヴァーコヴァー台本:
修道女アネシュカと聖フランチシェクの歌(+)
ハナ・シュカルコヴァー(ソプラノ(*))
ルツィエ・ヒルシェロヴァー(アルト(*))
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団(女声合唱(*)、男声合唱(+))
チェコ室内ソロイスツ(*)
イヴァナ・ヴァレショヴァー(朗読(+))
レア・ヴィートコヴァー(ソプラノ(+))
マルチン・ヤクビーチェク(オルガン(+))
ペトル・フィアラ(指揮)
録音:2011年2月、フス派教会、ブルノ、チェコ(*)
/1992年4月、聖アウグスティン教会(+)

CR 0568-2 ¥1850
ヤロスラフ・レジェク(1906-1942):ピアノ作品集
ソナティナ(1928)/小組曲(1928)(*)/練習曲(1933)(*)
バガテル集(1933)(*)/狂詩曲(1938)/トッカータ(1939)/ソナタ(1941)
ヤン・ノヴォトニー(ピアノ)
録音:1975年(無印)/1985年(*)、プラハ、チェコ 原盤、
ライセンサー:Panton
ヤロスラフ・レジェクはプラハ音楽院でヨセフ・スク、アロイス・ハーバに師
事したチェコの作曲家。プラハ解放劇場付き作曲家兼指揮者として活躍、また
ジャズ・オーケストラを組織し人気を得ましたが、ナチスによるチェコスロ
ヴァキア占領を逃れた亡命先のニューヨークで30代半ばの若さで病死しました。

CR 0569-2 ¥1850
ボヘミアとモラヴィアのルネサンス&バロック・オルガン
[インドジフーフ・フラデツ城内礼拝堂](*)
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):アリア「バレット」
ヨハン・カスパル・ケルル(1627-1693):カプリッチョ「かっこう」
ヨハン・パッヘルベル(l653-1706):
「アポロの六弦琴」(1699)から アリア第4番
[ポルナー参事会教会](+)
マティアス・ヴェクマンン(1616頃-1674):
前奏曲によるトッカータ第1旋法/カンツォン ハ短調
アントン・ツぃンマーマン(1741-1781):前奏曲
ザムエル・マルクフェルナー(1621-1674):
前奏曲/前奏曲第1旋法/4声の前奏曲/主に感謝せよ
ファンタジア第8旋法
[ネトリツェ、ヴァーツラフ教会](#)
ヨゼフ・フェルディナント・ノルベルト・ゼーガー(1716-1782):
2つの主題によるフーガ/フーガ ハ長調
不詳:フーガ ハ長調
ジャン・フィリップ・ラモー(1683-1764):雌鶏
J・S・バッハ(1685-1750):
ああ、罪人である私は何をすべきか BWV770(コラール・パルティータ)
パヴェル・コホウト(オルガン)
録音:2001年8-10月、インドジフーフ・フラデツ城内礼拝堂、チェコ(*)
2004年11月、ポルナー参事会教会、チェコ(+)
2009年8-9月、ヴァーツラフ教会、ネトリツェ、チェコ(#)

CR 0570-2 ¥1850
モーツァルト(1756-1791):
弦楽四重奏曲第19番ハ長調「不協和音」D.465(1785)(*)
シュールホフ(1894-1942):弦楽四重奏曲第1番(1924)(+)
マルチヌー(1890-1959):弦楽四重奏曲第2番(1925)(#)
ヤナーチェク弦楽四重奏団
ミロシュ・ヴァツェク(第1ヴァイオリン)
ヴィチェスラフ・ザヴァディリーク(第2ヴァイオリン)
ヤン・ジェズニーチェク(ヴィオラ) ブジェチスラフ・ヴィビーラル(チャロ)
録音:2009年12月16日(#)、2010年4月8日(+)、2010年4月29日(*)、
ブルノ放送スタジオ

CR 0572-2 2枚組 ¥2450
アントニーン・レイハ[アントン・ライヒャ](1770-1836):交響曲集
変ホ長調 Op.41(1797)/ハ短調(1808以前)
ヘ短調(1808以前)/ト長調(1808)
プラハ放送交響楽団
オンドジェイ・クカル(指揮)
録音:2010年3、11月、2011年5月、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ、チェコ

CR 0577-2 ¥1850
ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940):
ピアノ協奏曲ニ短調 Op.7(*)/3つのピアノ小品 Op.9
聖エティエンヌ・デュ・モン教会のカリヨンによる変奏曲 Op.16
ソナタ・アッパッショナータ Op.6
アリツェ・ライノホヴァー(ピアノ)
ボフスラフ・マルチヌー・フィルハーモニー管弦楽団(*)
トマーシュ・ハヌス(指揮)
録音:2010年11月、芸術館、ズリーン、チェコ
2011年6月、コングレス・センター、ズリーン、チェコ
ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァーはヤナーチェク門下の作曲家ヴァーツ
ラフ・カプラールの娘。作曲をヴィレーム・ペトルジェルカ、ヴィーチェスラ
フ・ノヴァーク、ボフスラフ・マルチヌー(パリ)、ナディア・ブーランジェ
(パリ)に、指揮をズデニェク・ハラバラ、ヴァーツラフ・タリフ、シャルル・
ミュンシュ(パリ)に師事。1937年にはチェコ・フィルハーモニー管弦楽団を
指揮して自作を演奏。ナチスのチェコスロヴァキア占領によりフランスに留ま
り、チェコの画家アルフォンス・ムハ[ミュシャ]の息子イジーと結婚しまし
たが、その後2ヶ月足らずで結核のため25歳の若さで亡くなりました。短命な
がら多くの作品を残しています。

CR 0578-2 ¥1850
チェコのヴァイオリン音楽
ヤン・ノヴァーク(1921-1984):
ソナタ・ソリス・フィディブス(無伴奏ヴァイオリンのための)
ヤナーチェク(1854-1928):ヴァイオリン・ソナタ
スク(1874-1935):バラード Op.3b
スメタナ(1824-1884):わが故郷から
ヤロスラフ・コチアン(1883-1950):ユモレスク Op.17
オタカル・シェフチーク(1852-1934):チェコ舞曲集 Op.10 から 青い瞳の少女
フランチシェク・ノヴォトニー(ヴァイオリン)
ヴラディミール・ホリー(ピアノ)
録音:1994年5月、1998年2月、2000年2月、チェコ放送ブルノ支局スタジオ・
ドゥルカ

CR 0581-2 ¥1850
フランチシェク・クサヴェル・リフテル(1709-1789):フルート協奏曲ホ短調
フランチシェク・ベンダ(1709-1786):フルート協奏曲イ長調
ヤン・ヴァーツラフ・スタミツ(1717-1757):フルート協奏曲ハ長調
ロマン・ノヴォトニー(フルート)
プラハ室内管弦楽団
イジー・ポスピーハル(コンサートマスター)
アレシュ・バールタ(チェンバロ)
録音:2010年9、11月、聖シモン&ユダ教会、プラハ、チェコ

CR 0596-2 ¥1850
ドラホミーラ・チカロヴァー オペラ・リサイタル
スメタナ(1824-1884):「売られた花嫁」(#)、「口づけ」(*)、「悪魔の壁」、
ヴェルディ(1813-1901):「アイーダ」、
マイアベーア(1791-1864):「アフリカの女」、
プッチーニ(1858-1924):「修道女アンジェリカ」、
G・シャルパンティエ(1860-1956):「ルイーズ」、
モニュシュコ(1819-1872):「ハルカ」、
ワーグナー(1813-1883):「トリスタンとイゾルデ」(**)、
ドヴォルジャーク(1841-1904):「ルサルカ」から(*/+)
ドラホミーラ・チカロヴァー(ソプラノ)
ベノ・ブラフト(テノール(*))
カレル・カラシュ(バス(+))
プラハ放送交響楽団(+以外)
フランチシェク・ディク(指揮(+/#/**以外))
ヨセフ・フルンチーシュ(指揮(#))
ヴァーツラフ・イラーチェク(指揮(**))
フェルディナント・ポフルレイフ(ピアノ(+))
録音:1951-1959年、モノラル/1968年、ステレオ(+)
1943年から1984年までプラハ国民劇場のソリストを務めたドラホミーラ・チカ
ロヴァー(1915-1997)の放送録音集。歌唱はすべてチェコ語。

CR 0004-3 ¥1850
甘きフランスの歌
Bubenik / Svarny tambor / Tri princezny / Plavovlaska / Bojacna
Pastyrka / Kral Dagobert / Matej Tuhy / Necita / Drevacky / Cestar
Krasna lod / Tri namornici / Lod s obilim aneb Osizena pani
Byla jednou lodka mala / Na svateho Jana / Kral Louis
アルフレト・ストレイチェク、ハナ・マツィウホヴァー(朗読)
ハイレー・プシーブラム(声楽&ピリオド楽器アンサンブル)
ヨセフ・クルチェク(アーティスティック・ディレクター)
録音:2009年7月、ヴァルドルフ学校、プシーブラム、チェコ
チェコの詩人ハヌシュ・イェリーネク(1887-1944)のチェコ語訳による13-14世
紀フランスの歌。




<ARS PRODUKTION>
ARS 38106(SACD-Hybrid) ¥2250
オールド・フレンズ
ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621)/ピーター・リーヴ編曲:
「テルプシコーレ」からの組曲
(4つのトランペット、4つのトロンボーン、ホルン、テューバと打楽器のための)
Entree / Ballet du Roy / Volte / Courante de Perichou / La Canarie
La Bouree / La Pavane Courante / Finale
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704)/
エドワード・タール、wes10brass編曲:聖ポリカルピのソナタ
(4つのトランペット、4つのトロンボーンとティンパニのための)(*)
ジローラモ・ファンティーニ(1600-1675)/ポール・プランケット編曲:
トランペットと通奏低音のための8つのソナタ より Sonata detto del Nero
(4つのトロンボーンとトランペットのための)(*)
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643)/wes10brass編曲:
「聖母マリアの夕べの祈り」(4つのトランペット、4つのトロンボーン、
ホルンとテューバのための)より Toccata / Nisi Dominus / Lauda Jerusalem
ジローラモ・ファンティーニ(1600-1675)/エドワード・タール、wes10brass編曲:
皇帝のソナタ第1番[Sonata imperiale I]
(4つのトランペット、4つのトロンボーンとティンパニのための)(*)
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1554/1557頃-1612)/wes10brass編曲:
Jubilate Deo omnis terra
(W.-Nr.C17;4つのトランペットと4つのトロンボーンのための)
ジョヴァンニ・ガブリエーリ/キース・ブラウン編曲:
ソナタ第20番(W.-Nr.214;4つのトロンボーンのための)(*)
ジョヴァンニ・ガブリエーリ/ロバート・ポール・ブロック編曲:
8声のカンツォン第7旋法
(W.-Nr.172;4つのトランペットと4つのトロンボーンのための)
チェーザレ・ベンディネッリ(1542頃-1617)/エドワード・タール、wes10brass編曲:
5つのトランペットのためのソナタ第336番
(4つのトランペット、4つのトロンボーンとティンパニのための)(*)
アントニー・ホルボーン(1545-1602)/ロジャー・ハーヴィー編曲:
組曲「妖精のラウンド」
(4つのトランペット、4つのトロンボーン、ホルン、テューバと打楽器のための)
The Fairie Round / The Hornie Suckle / The Choise / Muy Linda
Last Will and Testament / Galliard / The Night Watch
wes10brass
ヤン・エッシュ、フロリアン・キルナー、ペーター・ロート、
ジュルゲン・シュスター(トランペット)
オリヴァー・ニコライ(ホルン)
フレッド・デイツ、マティアス・ミュラー、ハリー・リース(トロンボーン)
ローラント・ギレセン(バストロンボーン) 高橋秀行(テューバ)
クン・プラーティンク(打楽器)
ミヒャエル・フォルスター(指揮)
録音:2011年7月19-22日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
(*)はピリオド楽器による演奏、他はモダーン楽器による演奏です。

ARS 38503 ¥1850
ピアノ・ワークス Vol.3
ショパン(1810-1849):
マズルカ ホ短調 Op.17 No.2/マズルカ変イ長調 Op.17 No.3
マズルカ イ短調 Op.17 No.4/マズルカ ハ長調4 No.2
マズルカ変ロ短調 Op.24 No.4/マズルカ変ニ長調 Op.30 No.3
ポロネーズ イ長調「軍隊」 Op.40 No.1/夜想曲嬰ヘ短調 Op.48 No.2
スケルツォ ロ短調 Op.20/即興曲嬰ヘ長調 Op.36
練習曲変ト長調「黒鍵」Op.10 No.5/大ワルツ変イ長調 Op.42
ワルツ変ニ長調「メヌエット・ワルツ」Op.64 No.1
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
ボリス・ブロッホ(ピアノ)
録音:2010年2月14日、生誕200年記念ショパン・マチネ、ライヴ、
アルフリート・クルップ・ホール、エッセン・フィルハーモニー、ドイツ
ボリス・ブロッホ(ブロフ)は1951年ウクライナのオデッサに生まれ、モスクワ
音楽院でドミートリー・バシキーロフに師事したピアニスト。音楽院卒業の翌
年、1974年にニューヨークに移住し、1978年にはブゾーニ国際ピアノ・コンク
ールで優勝、1985年にエッセンのフォルクヴァング大学教授に就任以降ドイツ
に定住しています。

ARS 38517 ¥1850
バッハ・ミーツ・ジャズ
J・S・バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集 から
前奏曲とフーガ第18番嬰ト短調 BWV887
前奏曲とフーガ第6番ニ短調 BWV875
前奏曲とフーガ第2番ハ短調 BWV871
前奏曲とフーガ第12番ヘ短調 BWV881
前奏曲とフーガ第15番ト長調
ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):
前奏曲第1番(1926)/前奏曲(メロディー第17番;1925-1926)
前奏曲(ルバート;1923)/前奏曲第2番(ブルー・ララバイ;1926)
前奏曲(4度のノヴェレッテ;1919頃)/前奏曲第3番(スペイン前奏曲)
前奏曲(断章;1925)
ニコライ・カプースチン(1937):トッカティーナ Op.36(1983)
アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):3つのアルゼンチン舞曲 Op.2(1937)
エヴェリン・ヒルシュマン(ピアノ)
録音:2012年2月2日、場所の記載なし

ARS 38818 ¥1550
プレイエル博物館の珍曲コンサート Vol.8 パリ四重奏曲集 Vol.1
イグナツ・ヨゼフ・プレイエル(1757-1831):
弦楽四重奏曲ハ長調 Ben365(1803)
弦楽四重奏曲変ロ長調 Ben366(1803)
弦楽四重奏曲ヘ短調 Ben368(1803)
ヤナーチェク弦楽四重奏団
ミロシュ・ヴァツェク、ヴィーテスラフ・ザヴァディリーク(ヴァイオリン)
ヤン・レズニーチェク(ヴィオラ) ブレチスラフ・ヴィビーラル(チェロ)
録音:2011年5月8日、イグナツ・プレイエル協会(IPG)第155回演奏会、ライヴ、
プレモントレ会大理石ホール、ゲラス、オーストリア




<NETHERLANDS MUSIC INSTITUTE>
NMICD 1201 ¥2080
オランダの歌曲集
ベルタ・フレンセル・ウェーヘネル=コープマン(1874-1953):
Ein Stundchen lang / Frauenhande / Und hab' so grosse Sehnsucht doch
Ich will den Sturm
アルフォンス・ディーペンブロック(1862-1921):
De klare dag / Meinacht / L'Invivation au voyage / Es war ein alter
Konig
Berceuse(*)
ベルナルト・ワーヘナール(1894-1971):
At Dusk / May Night / I stood in dreams of darkness
ルイス・ヴィクトル・サール(1868-1937):
Sell me a dream Op.112 No.5 / To One I Love / Liebes-Ode Op.54 No.3
Four Seasons(A Canadian Song Cycle)Op.119; Winter, Spring, Summer,
Fall
アニー・メスリッツ・ファン・フェルトハイセン(1887-1965):
Trois Chansons; Adieu, Le Bonheur, Baroque d'Or
エリーザベト・フォン・マグヌス(ソプラノ)
ヤコプ・ボガールト(ピアノ)
クウィリーネ・フィエルセン(チェロ(*))
録音:2004年11月26日、フリッツ・フィリップ・ホール、エイントホーフェン、
オランダ
2007年10月27日、MCO 1、ヒルフェルスム、オランダ
まとめて聴ける機会が少ないオランダの歌曲。オランダ語のテキストによる曲
が「De klare dag」だけというところがこの国際的な国民性を表していると言
えるかもしれません。オランダ語・英語・ドイツ語の解説文と原語の歌詞がブ
クレットに記載されています。




<ENSEMBLE LA SESTINA>
LA-SESTINA 65620 ¥2080
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1572):
モテット集(1572、ヴェネツィア)
サルヴェ・レジナ[めでたし、元后;Salve Regina](6声)
恐れるな、マリアよ[Ne timeas Maria](4声)
老人は幼児を抱き[Senex puerum portabat](4声)
誰を見たのか、羊飼いたちよ[Quem vidistis pastores](6声)
おお、天の王を[O Regem coeli](4声)
おお、大いなる神秘よ[O magnum mysterium](4声)
喜べ、処女マリアよ[Gaude Maria Virgo](5声)
何と美しいことか[Quam pulchri sunt](4声)
まことに私たちの弱さを[Vere languores nostros](4声)
主の天使が下って[Descendit Angelus Domini](5声)
聖霊降臨祭の日が来て[Dum complerentur](5声)
アヴェ・レジナ・チェロールム
[幸あれ、天の元后;Ave Regina coelorum](5声)
私をほめなさい[Congratulamini mihi](6声)
アヴェ・マリア[Ave Maria](8声)
アンサンブル・ラ・セスティーナ
アドリアーノ・ジャルディーナ(指揮)
録音:2006年8月、カトリック教会、ゼーヴェン、スイス
ビクトリアの最初の出版曲集(全33曲)から14曲を収録。アンサンブル・ラ・セ
スティーナは1999年にスイスの音楽学者・指揮者アドリアーノ・ジャルディー
ナ(1970年生まれ)によって創設されたルネサンス・ポリフォニー専門の声楽ア
ンサンブル。アドリアーノ・ジャルディーナは2007年にスイス国立科学研究基
金の研究員としてローマに派遣され、ビクトリアに関する調査の監督を務めま
した。




<VISTA VERA>
VVCD 00246 ¥1550
アレクサンドル・イオヘレス Vol.1
J・S・バッハ(1685-1750)/
エゴン・ペトリ(1881-1962)編曲:
リュートのためのパルティータ ハ短調 BWV997
レオポルド・ゴドフスキー(1870-1938)編曲:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ロ短調 BWV1002 より
サラバンド,ドゥブル
サン=サーンス(1835-1921)編曲:
カンタータ第3番 BWV3 より 序奏とコラール(イ長調)
編曲者不詳:
カンタータ第30番 BWV30 より レチタティーヴォ、アリアとコラール(ニ長調)
カンタータ第36番 BWV36 より アリア(ト長調)
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV1006 より ガヴォット
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 BWV1005 より ラルゴ
アレクサンドル・イオヘレス(1912-1978)編曲:
おお、人よ、自分の罪の大きさを嘆け(コラール前奏曲)BWV622
エゴン・ペトリ(1881-1962)編曲:
カンタータ第208番 BWV208 より アリア「羊たちは安らかに草を食み」(ヘ長調)
アレクサンドル・イオヘレス編曲:
カンタータ第51番 BWV51 より レチタティーヴォ
マニフィカト BWV243 より アリア
アレクサンドル・メネロフスキー(1859-1915)編曲:
フルートとチェンバロのためのソナタ変ホ長調 BWV1031 より シチリアーナ
アレクサンドル・イオヘレス(ピアノ)
録音:1960-1975年
アレクサンドル・イオヘレス(1912-1978)はソヴィエトのピアニスト・教育者。
モスクワ音楽院を卒業後コンスタンチン・イグムーノフ(1873-1948)に師事し、
第1回全ソヴィエト連邦演奏家コンクールで第2位に入賞。モスクワ音楽院、グ
ネーシン音楽学校で教鞭をとりました。バッハは彼のレパートリーの中心を成
していました。

VVCD 00245 2枚組 ¥2980
イラリオン・アルフェエフ府主教(1966-):マトフェイ受難曲(マタイ受難曲)
ヴィクトル・シロフスキー助祭長(バリトン:福音史家)
ナイラ・アサトリアン(ソプラノ)
オレシア・ペトロヴァ(メゾソプラノ)
マクシム・パステル(テノール)
ドミートリー・ベロセリスキー(バス)
モスクワ宗務局合唱団
チャイコフスキー記念モスクワ放送交響楽団
ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮)
録音:2010年10月、SHR第5スタジオ、モスクワ

VVCD 00242 ¥1550
リヒテル 1949年モスクワ・ライヴ
ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ第62番変ホ長調 Hob.XVI:52
シューマン(1810-1856):ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22 No.1
ショパン(1810-1849):
スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31/夜想曲変ロ短調 Op.9 No.1
ワルツ変ニ長調 Op.70 No.3/マズルカ ハ長調 Op.24 No.2
マズルカ変ニ短調 Op.30 No.3/練習曲ホ長調 Op.10 No.3
練習曲ハ長調 Op.10 No.1/練習曲ハ短調「革命」Op.10 No.12
バラード第4番ヘ短調 Op.52
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1949年5月30日、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール
AQUARIUSレーベル、AQVR 358-2と同一音源。





<STRADIVARIUS>
STR 33916 ¥1850
私のフルートの音
ジャン・ガスパール・ヴァイス(1739-1815):
ラウト・トラヴェルソとチェロのための作品集
フルートのためのソロ第6番ニ短調(1816)
ドイツ・フルート、ヴァイオリンと通奏低音のための三重奏曲 Op.2 No.6
チェロのためのソロ第5番ト長調(1816)
ドイツ・フルートと通奏低音のためのソロ ト長調 Op.3 No.6
フルート四重奏曲ヘ長調 Op.4 No.4(1781)
チェロのためのソロ第15番ニ長調(1816)
ドイツ・フルートと通奏低音のためのソロ ニ短調 Op.3 No.5
フルートとヴァイオリンのための前奏曲第2番(1816)
ドイツ・フルート、ヴァイオリンと通奏低音のための三重奏曲 Op.1 No.4
フランソワ・ニコレ(フラウト・トラヴェルソ)
トビアス・ボンツ(チェロ)
アンティーキ・ストルメンティ(アンサンブル)
ジャン・ガスパール・ヴァイスはフランス、アルザス地方の都市ミュルーズ
(ドイツ語名ミュールハウゼン)に生まれたフルート奏者・作曲家・実業家。
ドイツのチェリスト、トビアス・ボンツは大英博物館でヴァイスの音楽を
「再発見」し、その再評価に務めています。

STR 33924 ¥1850
ステファノ・グロンドーナ 四大作曲家を弾く
J・S・バッハ(1685-1750)/ミゲル・リョベト(1878-1938)編曲:
無伴奏チェロ組曲第3番 BWV1009 より 前奏曲
リュートのための前奏曲 BWV999
無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007 より 前奏曲
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 BWV1002 より サラバンド,ブレ
無伴奏チェロ組曲第4番 BWV1010 より 前奏曲
モーツァルト(1756-1791)/ミゲル・リョベト編曲:
オペラ「ドン・ジョヴァンニ」より 薬屋の歌
ピアノ・ソナタ第10番 K.330 より アンダンテ
ベートーヴェン(1770-1827)/ミゲル・リョベト編曲:
ピアノ・ソナタ第4番 Op.7 より ラルゴ
ピアノ・ソナタ第23番「熱情」Op.57 より 断章
ピアノ・ソナタ第30番 Op.109 より 断章/ソナティナ/ロマンス
ピアノ・ソナタ第10番 Op.14 No.2 より アンダンテ
ピアノ・ソナタ第14番「月光」Op.27 No.2 より アレグレット
ワーグナー(1813-1883)/ミゲル・リョベト編曲:
オペラ「パルジファル」より 断章
ステファノ・グロンドーナ(ギター)
使用楽器:アントニオ・デ・トレス製(ピリオド楽器)
「語らずに-ステファノ・グロンドーナが弾くリョベトのロマンテック・トラ
ンスクリプション」(STR 33915)に続く、グロンドーナによるリョベトのギター
編曲集。ミンモ・フェルッポ製ニュー・ナイルガット弦を使用と表示されてい
ます。

STR 33925 ¥1850
J・S・バッハ(1685-1750):ゴルトベルク変奏曲 BWV988
ルーカ・グリエルミ(チェンバロ)
ルーカ・グリエルミは1977年イタリアのトリノに生まれた指揮者・作曲家・
チェンバロおよびオルガン奏者。当レーベルの他、ACCENTレーベル等からソロ
CDをリリースしています。

STR 33930 ¥1850
ナポリの旅
ニコラ・フィオレンツァ(1700-1764):
ヴァイオリン、チェロのオブリガートと通奏低音のための協奏曲ニ長調
フランチェスコ・ドゥランテ(1684-1755):
協奏曲第8番イ長調「ラ・パッツィア」
レオナルド・レーオ(1694-1744):
チェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調
マルチェッロ・スカンデッリ(チェロ、指揮)
ミラノ・クラシカ管弦楽団
マルチェッロ・スカンデッリはミラノ・クラシカ管弦楽団の首席奏者・ソリス
ト・指揮者を務めるイタリアのチェリスト。




<PLECTRA MUSIC>
PL 21201 3枚組 ¥3580
ランソワ・クープラン(1668-1733):クラヴサン曲集第1巻(1713)
第1組曲(*)/第2組曲(*)/第3組曲(*)/第4組曲(+)/第5組曲(+)
デイヴィット・モロニー(チェンバロ)
録音:データ記載なし
使用楽器:1707年、パリ、ニコラ・デュモン製(*)
1627年、アントワープ、ヨハネス・ルッカース製(+)
グスタフ・レオンハルト亡き後の古楽界を代表する鍵盤楽器奏者の一人、デイ
ヴィット・モロニーが満を持して取り組むフランソワ・クープランのクラヴサ
ン独奏全作品録音プロジェクト第1作。デイヴィット・モロニー(1950年生まれ)
はスージー・ジーンズ、ケネス・ギルバート、グスタフ・レオンハルトに師事
した英国の鍵盤楽器奏者・音楽学者。20年以上本拠としていたパリから2001年
合衆国に移住し、カリフォルニア大学バークレー校教授兼オリガニストを務め
ています。





<Alto>
ALC 1172 ¥750
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482(1785)
ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466(1785)
マルティノ・ティリモ(ピアノ、指揮)
プラハ室内管弦楽団
録音:2004年 原盤:Classic Sound Recordings 前出:Regis, RRC 1273

ALC 1177 ¥750
オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):ミサ・ヴィヌム・ボーヌム&礼拝曲集
音楽は神の贈り物[Musica Dei donum](6声)/ビチニウムIII
良きワイン[Vinum bonum a](8声)
ミサ・ヴィヌム・ボーヌム[Missa ad imitationem Vinum bonum](8声)から
キリエ/グローリア
サルヴェ・レジナ[Salve Regina](6声)/ビチニウムXIV
神をたたえよ[Laudent Deum](4声)
正しい人の魂は[Justorum animae](5声)
ミサ・ヴィヌム・ボーヌム から クレド
何と美しいことか[Quam pulchra es](6声)
私たちはあなたに感謝する[Agimus tibi](3声)
蘇ったキリストは[Christus resurgens](5声)
ミサ・ヴィヌム・ボーヌム から サンクトゥス,ベネディクトゥス
私の魂は悲しむ[Tristis est anima mea](5声)/ビチニウムIX
アヴェ・ヴェルム・コルプス[Ave verum corpus](6声)
ミサ・ヴィヌム・ボーヌム から アニュス・デイ
良きイエス[Bone Jesu](8声)
天はあなたのものである[Tui sunt coeli](8声)
見よ、人間よ[Vide homo](7声)
エクス・カテドラ(合唱)
ヒス・マジェスティーズ・サグバッツ&コルネッツ
ジェフリー・スキッドモア(指揮)
録音:1995年 原盤・前出:ASV Gaudeamus, CDGAU 150

ALC 1185 ¥750
ジョーン・サザーランド・コレクターズ・アルバム CD初出放送音源集
ヘンデル(1685-1759):オペラ「アルチーナ」から
Ecco l’infido... Di, cor mio, quanto t'amai(*)
Tiranna gelosia... Tornami a vagheggiar
Ah! Ruggiero crudel... ombre pallide, lo so m'udite
ノーマ・プロクター(アルト(*)) トマス・ヘムズリー(バリトン(*))
カペッラ・コロニエンシス フェルディナント・ライトナー(指揮) 
録音:1959年
ハイドン(1732-1809):もしもあなたを失ったら
デニス・ブレイン(ホルン)
ゴールズボロ管弦楽団 チャールズ・マッケラス(指揮) 録音:1956年
モーツァルト(1756-1791):エクスルターテ・ユビラーテ
ケルン放送交響楽団 アルベルト・エレーデ(指揮) 録音:1959年
ドニゼッティ(1797-1848):オペラ「リヴァプールのエミリア」から
Madre, deh placati... Ah! di contento(*)
Confusa e alma... non intende il mio contento
エイプリル・カンテロ(ソプラノ(*))
リヴァプール・ミュージック・シンガーズ・グループ
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団 
ジョン・プリチャード(指揮)
録音:1957年
ロッシーニ(1792-1868):
フィレンツェの花売り娘(*) 録音:1957年
音楽の夜会 から 約束(*),狂宴(#),アルプスの羊飼い娘(*),
ゴンドラでの散策(*)
ボノンチーニ(1670-1747):
オペラ「グリゼルダ」から Per la gloria d'adoravi(*)
チャールズ・エドワード・ホーン(1786-1849):チェリー・ライプ(+)
リチャード・ボニング(ピアノ(*)、チェンバロ(+)) 
アーネスト・ラッシュ(ピアノ(#))
録音:1958年(#)/1960年(*)/1961年(+)
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)
音源:BBC、他

ALC 1186 ¥750
ヒンデミット、ブリテン、ショスタコーヴィチ:
ヴィオラとピアノのための音楽
ヒンデミット(1895-1963):ヴィオラ・ソナタ ヘ長調 Op.11 No.4
ブリテン(1913-1976):ラクリメ Op.48
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ヴィオラ・ソナタ Op.147
ユーリー・バシュメット(ヴィオラ)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:ライヴ、1985年6月、フライブルク、ドイツ ライセンサー:Olympia

ALC 1187
オルガン・エクストラヴァガンツァ
ジェレミー・ニコラス:トッカータ・ジュビローソ
サン=サーンス/E・H・ラマール編曲:死の舞踏
ラフマニノフ/ルイ・ヴィエルヌ編曲:前奏曲嬰ハ短調
チャールズ・ウィリアムズ/ジョージ・ブラックモア編曲:悪魔のギャロップ
ナイジェル・オグデン:ペンギンズ・プレイタイム
アルバート・ケテルビー/フランク・マシューズ編曲:ペルシャの市場にて
エドワード・マーシュ:「Pat le Facteur」の主題によるトッカータ
マルコ・エンリコ・ボッシ:交響的練習曲
ノーマン・コッカー:チューバ・チューン
録音:1998年または2000年、モントフォート・ホール、レスター、イギリス
使用楽器:テイラー製
ジョゼフ・ジョンゲン:トッカータ
エリック・コーツ/エドワード・マーシュ編曲:ダム・バスターズ(行進曲)
ジャック・ストレイチー/ジョージ・ブラックモア編曲:
イン・ア・パーティー・ムード
スコットソン・クラーク/エドワード・マーシュ編曲:たいまつ持ちの行進曲
レオン・イェッセル:おもちゃの兵隊の行進曲
ジョン・フィリップ・スーザ/エドワード・マーシュ編曲:星条旗よ永遠なれ
グノー/T・W・ベスト編曲:操り人形の葬送行進曲
ケネス・J・オルフォード:ボギー大佐
エルガー/A・ハーバート・ブルワー編曲:朝の歌
録音:1998年または2000年、王立病院学校礼拝堂、ホルブルック、
サフォーク、イギリス
使用楽器:ヒル、ノーマン&ベアード製
ケヴィン・ボウヤー(オルガン)
原盤:Cathedral Classics ライセンサー:Dinmore Records
前出:Regis, FRC 8103, FRC 8104

ALC 1188 ¥750
ベートーヴェン:
創作主題による6つの変奏曲ヘ長調 Op.34
「アテネの廃墟」のトルコ行進曲による6つの変奏曲ニ長調 Op.76
「プロメテウスの創造物」の主題による15の変奏曲変ホ長調
(エロイカ変奏曲)Op.35
シューマン:ノヴェレッテ Op.21 から Nos.2,4,8
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1970、1979年、ADD ライセンサー:Olympia 前出:Regis, RRC 1230

ALC 1191 ¥750
グリーグ&シベリウス・フェイヴァリッツ フィヨルドと森から
グリーグ(1843-1907):
トロルハウゲンの婚礼の日(フッペルツ管弦楽編曲)
2つの悲歌的旋律 Op.34/2つのノルウェーの旋律 Op.63
シベリウス(1865-1957):
悲しいワルツ Op.44/組曲「国王クリスチャン2世」から 悲歌,ミュゼット
組曲「ペレアスとメリザンド」から 間奏曲,城門にて
グリーグ:
組曲「ホルベアの時代より」から 前奏曲(*)
組曲「ペール・ギュント」から 朝,アニトラの踊り,山の魔王の宮殿(+)
シベリウス:
組曲「カレリア」Op.11から 間奏曲(#)/トゥオネラの白鳥 Op.22 No.3(**)
音詩「フィンランディア」Op.26(#)
ロンドン新交響楽団(無印)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(*/+/#/**)
チャールズ・マッケラス(指揮(無印/#))
ユーリー・シモーノフ(指揮(*))
マルク・エルムレル(指揮(+))
オーレ・シュミット(指揮(**))
録音:1961年、ADD?(無印)/1995年(*/+/#/**) 
原盤:RCD(無印)/RPO(*/+/#/**)
初出:RCA, SB 2063(LP?)

ALC 1192 ¥750
メリーメーカーズ ブリティッシュ・ライト・クラシックス
エリック・コーツ:序曲「メリーメーカーズ」
トレヴァー・ダンカン:コルシカの娘
アーネスト・トムリンソン:小さなセレナード
エリック・コーツ:春の組曲 から たそがれの踊り
ハミッシュ・マッカン/イアン・サザーランド編曲:
「サザーランズ・ロー」のテーマ
アーサー・ブリス:映画「来るべき世界」から 行進曲
ロナルド・ビンジ:水車
ピーター・ホープ:おどけたスケルツォ
セシル・アームストロング・ギブズ:夕暮れ
ヴォーン・ウィリアムズ:日曜日には17歳
チャーリー・チャップリン/レグ・ティルズリー編曲:
映画「ライムライト」のテーマ
ライオネル・モンクトン/アーサー・ウッド編曲:
オペレッタ「アルカディア人」序曲
チャールズ・ウィリアムズ:オルウェンの夢
マルコム・アーノルド:イングランド舞曲第6番
伝承曲/ゴードン・ラングフォード編曲:ぼくの恋人は赤い赤いばらのよう
伝承曲/ピーター・ホープ編曲:メキシハン・ハットの踊り
伝承曲/エイドリアン・ステインズ編曲:スオ・ガン(ウェールズの子守歌)
アーネスト・トムリンソン:
イングランド民俗舞踊組曲 から ディックのマゴット
アルバート・ケテルビー:牧場を渡る鐘
マルコム・アーノルド:序曲「タモシャンター」
コンサート管弦楽団
イアン・サザーランド(指揮)
録音:1983、1988年 原盤:ASV、他 ライセンサー:Dinmore Records

ALC 1196 ¥750
チャイコフスキー(1840-1893):
弦楽四重奏のための初期の5つの小品
ニ長調/変ロ長調/ホ長調/ホ短調/ト長調
弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.11
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 Op.22
ショスタコーヴィチ弦楽四重奏団
録音:1973-1978年、モスクワ放送中央スタジオ、ソヴィエト、ADD 
ライセンサー:Olympia

<EDITION RZ>
RZ3006/8(2CD+DVD) ¥3050
Inventionen VII 30 Jahre Inventionen 1982-2012
ed.ZR3006(DVD)(NTSC)
1. Jonty Harrison Beastory(2010)(8:09)
2. Daniel Teruggi: Sounding Landscapes(2007)(18:06)
3. Hans Tutschku: Firmament- Schlaflos(2010)(20:23)
4. Hans Tutschku: Zwei Raume(2008)(21:04)
5. Francis Dhomont: Le Travail du Reve(2008/9,2010,2011)(17:12)
6. Gilles Gobeil: Castalie(2008)(10:41)
7. Gilles Gobeil: Les Ioitains Noirs et Rouges(2009)(10:46)
8. Scott Wilson: Rose(2010)(9:06)
9. Kotoka Suzuki: Automata- Mechanical Garden(2010)(8:34)
10. Hanna Hartman: Measures of Control(2008)(8:01)
11. Richard Hartman: Simorgh(2010)(11:05)
12. Pei-Yu Shi; Movements(2010)(3:55)
13. Kees Tazelaar: Zeitraum- Ort- Zeichen- Sterne(2007)(19:41)
14-17. Trevor Wishart: Encounters in the Republic of
Heaven, Akt 1-4(2010/11)(75:00)
18. Iannis Xenakis: Bohor(1962)(21:31)
19. Sukhi Kang: Inventio - Musicae clavichordii et
sonorum artificiosorum(1984)(23:34)
20. Eolf Enstrom: Fractal(Videofassung)(1984)(24:02)
ed.RZ3007(CD)Inventionen
1. Boguslaw Schaeffer: Berlin 80 II(Tonbandfassung)(1980)(13:18)
2. Ricardo Mandolini: Fabulas II(1980)(10:25)
3. Takehiro Shimazu: Zytoplasma(1980)(10:46)
4. Boguslaw Schaeffer: Maa'ts(1981)(9:49)
5. Rolf Enstrom: Fractal(Tonbandfassung)(1984)(22:54)
ed.RZ3008(CD)Ricardo Mandolini Elektroakustische Musik
1. Estallido Breve(Tonbandfassung)(1980)(8:37)
2. Juego de Marionetas(1979/1980)(9:43)
3. El Cuaderno del Alquimista(1979)(9:27)
4. Cancion de madera y Agua(1981)(8:27)
5. Poema Reiterado(1983)(10:51)
6. Elogio de lo Efimero(2004)(12:06)
7. El Silencio de un Trueno(Ausschnit)(2010)(11:49)
クセナキス、テリッッジ、ドーモンなどの映像も楽しみ。

BTC04 ¥1350
Because Tomorrow Comes #4
1. Lary 7: D.J. from hell(9:13)
2. C.M. Hausswolff: Breeze Experience(8:35)
3. Berhard Gall: Tong-hua yie-shi(5:29)
4. Maria de Alvear: Trueno(3:49)
5. Maria de Alvear: The Inner(9:45)
6. Miki Yui: fffax(2:38)
7. Alvin Lucier: Music for Soprano with Slow Sweep Pure Wave(15:35)
アルヴィン・ルシエの1993年作品やドイツで活躍しているサウンド・インスタ
レーション作家Miki Yuiの作品が含まれている。




<NEW WORLD RECORDS>
80726-2 4枚組 ¥4180
Victor Herbert/ Collected Songs
1. Three Songs, Op. 15: Die Stille Rose
2. Lieder eines Fahrenden Gesellen, Op. 10: Vogelfang
3. Im Mondelicht
4. Under an Oak(from Prince Ananias)
5. Me and Nancy
6. To Be Near Thee(from Peg Woffington)
7. The Secret
8. Columbia, an Anthem
9. She Was a Country Girl(from Babes in Toyland)
10. An Easter Dawn
11. If Love Were What the Rose Is
12. Love’s Hour
13. The Romping Redheads(from The Century Girl)
14. When the Sixty-ninth Comes Back
15. The Love Boat
16. In Khorassan(from the Ziegfeld Foliies of 1921)
17. Weaving My Dreams(from the Ziegfeld Foliies of 1922)
18. Lady of the Lantern(from the Ziegfeld Foliies of 1923)
19. Little Old New York
20.Wild Oats
21. She’s a Dog Gone Lovable Girl
22. I’m Going in the Movies
演奏:
Marnie Breckenridge
George Dvorsky
Sara Jean Ford
Steven LaBrie
Aaron Lazar,
Jeanne Lehman
Rebecca Luker
Daniel Marcus
Dillon McCartney
Jonathan Michie
Ron Raines
Valerian Ruminski
Zachary Stains
Rosalie Sullivan,
Korliss Uecker
Margaret Jane Wray
William Hicks, piano
アイルランド生まれのヴィクター・ハーバート(1859-1924)
創世記の米国ミュージカルやオペレッタを作曲。
作品の中にはこれまで録音されなかったものも含まれた貴重な作品集。

80729-2 ¥1350
Annea Lockwood/ In Our Name
1. Jitterbug(2007)(28:26)
2. In Our Name(2009-10)(11:48)
3. Thirst(2008)(20:18)
演奏:
David Behrman(psalter,rattle,processing)
John King(electric guitar)
William Winant(percussion)
Thomas Buckner(baritone)
ニュージーランド出身、英国王立音楽大学で学んだ女性作曲家「アニア・ロッ
クウッド」。初期作品ではガラス楽器による作品が有名だが、この内容もテー
プ作品としては秀逸。

<MEMORIES>
MR2219 \1680
(MONO)
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲(1960年6月ライヴ)、
シューマン:チェロ協奏曲(1953年5月ライヴ)
カザルス(Vc)、
シュナイダー指揮プエルト・リコ・カザルス祝祭管弦楽団(ドヴォルザーク)、
オーマンディ指揮プラド祝祭管(シューマン)
カザルスの「ドボコン」と言えば、セル+チェコフィルとの至高のSP録音がつ
とに有名ですが、その録音からさらに23年の時を経て84歳の巨匠が盟友アレク
サンダー・シュナイダーの強烈なバックを得た当演奏も知られざる名盤として
名高いものです。オリジナルであるEVERESTの中古LPは天上知らずで価格高騰
が続いており、こうしてCDで聴けることは有難いことです。演奏内容は人間愛
そのものと言える温かさ、真摯な気持ちに満ちたもので、唸り声を上げるカザ
ルスがぐっと身近に感じられることでしょう。シューマンも異形の作品と呼べ
るでしょうが、カザルスの骨太な造型も圧倒的な名演奏です。

MR2220 \1680
(MONO)
フリッツ・クライスラー(Vn)
ベル・テレフォンアワー管(指揮者不詳)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番第1楽章
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲第1楽章
クライスラー:
昔の歌、愛の喜び、ベートーヴェンの主題によるロンディーノ、
ウィーン奇想曲、中国の太鼓
アルベニス:タンゴ
マスネ:タイスの瞑想曲
ドヴォルザーク:ユモレスク
1944年から1945年
ヴァイオリンの神様、クライスラー。その活動は戦前に終っていたかに思われ
ますがそうではありません。アメリカ移住を余儀なくされたクライスラーは
1941年に交通事故に遭い生死をさまよいますが奇跡的に回復、その復活後の数
少ない演奏がこの「ベル・テレフォンアワー」です。電話を発明したベルの会
社がスポンサーとなったラジオ番組で、豪華なアーティストで好評を得ており
ました。かつてMADRIGALレーベルで20数年前にCD化されて以来久々の復刻とな
ります。肝心の演奏内容ですが、涙なしには聴けないロマン、情緒纏綿。この
時期は既に過去の人という評価もありますが、元々機械的なテクニックを誇る
人ではなかっただけに人間的成熟を得た節回しの上手さには抗し難い魅力があ
ります。音質も時代相応で聞きにくいものではなく、「ヴァイオリンの音色」
を追求したい人は必携の名盤と申せましょう。

<XCP>
今は亡き、フランスが誇るバリトン歌手、カミーユ・モラーヌのレーベル
3タイトルが久しぶりに代理店に入荷いたしました!
彼のフォーレはシャンソンを歌っているような魅惑的な声でした。

XCP5001 \2300
カミーユ・モラーヌ:フォーレ歌曲集
漁師の歌 op.4-1、夢のあとに op.7-1、この世で op.8-3、
ネル op.18-1、秋 op.18-3、ある愛の歌-出会い op.21-1、
永久に op.21-2、別れ op.21-3、ゆりかご op.23-1、
秘密 op.23-3、イスファハンのばら op.39-4、
夜明け op.39-1、贈物 op.46-1、涙 op.51-1、
墓地にて op.51-2、ばら op.51-3、消え去らぬ香り op.76-1、
アルペジオ op.76-2、牢獄 op.83-1、夕暮れ op.83-2、
いちばん楽しい道 op.87-1
演奏:カミーユ・モラーヌ(バリトン)
ピエール・メイヤール=ヴェルジュ(ピアノ)
1959年

XCP5009/10 2枚組 \3500
カミーユ・モラーヌ:Hommage a Camille Maurane
カミーユ・モラーヌ(バリトン)
ピエール・メイヤール=ヴェルジュ(ピアノ)
内容:
フォーレ:5つのヴェニスの歌 Op.58
フォーレ:やさしき歌 Op.61
フォーレ:閉ざされた庭 Op.106
フォーレ:まぼろし Op.113
グノー・ヴェニス
フォーレ:月の光
フォーレ:ノクターン
プーランク:動物詩集
ラヴェル:博物誌 他
1957-1959

XCP5011 \2300
カミーユ・モラーヌ:Poemes en Musique
カミーユ・モラーヌ(バリトン)
セボック(ピアノ)
内容:
グノー:ヴェニス
モンポウ:アンダルーズ
オッフェンバック:ルナのバラード
ボワエルデュー:シャンソン
ビゼー:田園
マスネ:スペインの夜
グノー:セレナーデ 他全32曲
1957-1959

<ソニー・ミュージックダイレクト>
MECO-1011(SACD-Hybrid)¥3000
柏木俊夫:「芭蕉の奥の細道による気紛れなパラフレーズ」
1.「草の戸も住み替はる代ぞ雛の家」 (江東区深川)
2.「行く春や鳥啼き魚の目は涙」 (足立区千住)
3.「入りかかる日も絲遊の名残かな」 (埼玉県室の八嶋)
4.「あらたふと青葉若葉の日の光」 (栃木県日光山)
日光東照宮に参拝した際、山全体の新緑がざわめき日の光に輝くさまに、芭蕉
は神々しく荘厳な気分に包まれた。曲は、左手の動きがゆったりと景色に目を
向けながら歩む芭蕉の足取りを表す。
5.「野を横に馬ひきむけよほととぎす」 (栃木県那須)
6.「落ち来るや高久の宿のほととぎす」 (栃木県那須)
高久で宿を取った芭蕉は、夜通しほととぎすが降るように鳴き続けることに詩
情をかきたてられ、夜通し筆をとったという。
曲は、静かな夜のようすを描く夜想曲(ノクターン)の形式をとる。
7.「卯の花をかざしに関の晴着かな(曾良)」 (福島県白河)
白河は古来由緒ある関所で、通る者は正装し冠をつけたといわれる。
晴れ着を持たない芭蕉が、いちめんに咲く卯の花をかざし晴れ着に見立てたユ
ーモアを、曲はスケルツォ風の行進曲によって表している。
8.「風流のはじめや奥の田植えうた」 (福島県須賀川)
白河の関を通り、「奥州(陸奥)」に入った芭蕉。その土地の田植え歌を聴いて、
初めてみちのくの風流に触れた気持ちを詠む。
曲は、田植え歌らしい田舎風の主題を2つ導入したのちにぎやかに盛り上がっ
て終る。
9.「笈も太刀も五月にかざれ紙幟」 (福島県飯塚)
飯塚の里である寺で、芭蕉は弁慶の笈と義経の太刀が飾られているのを目にす
る。折りしも五月の節句、力強く男児を激励した句。
曲は、活発なリズムと歯切れの良いスタッカートを反復し、男子の祝いを祝福
している。
10.「夏草やつはものどもが夢の跡」 (岩手県平泉)
奥州藤原氏が頼朝によって滅ぼされたという平泉の城跡で、血を流した「つわ
もの」が今は跡形もないことと変わらぬ山河をくらべ、人の世のはかなさを感
じた芭蕉。曲は、瞑想的に悲しく空しい歴史を懐古する心境を表す。
11.「五月雨の降りのこしてや光堂」 (岩手県平泉)
藤原氏が威信をかけて建立した中尊寺金色堂。長い年月の風雨がそこだけ残し
たのかと思うほどお堂が変わらず輝いて立つのを見て詠む。曲は、雨中にひっ
そりとたたずむ光堂を思い描き、静かに瞑想する。
12.「閑さや岩に泌み入る蝉の声」 (山形県立石寺)
山形・立石寺は高い岩山の上にあり、夏木立は蝉の鳴く声のほかは夏の物音ひ
とつしない。
静寂のなかにピアノのCシャープの音が鳴り続き、ひとすじ鳴き続ける蝉の声
を象徴的に表す。
13.「五月雨をあつめて早し最上川」 (山形県最上川)
14.「暑き日を海に入れたり最上川」 (山形県酒田)
15.「終宵秋風聞くや裏の山(曾良)」 (石川県全昌寺)
16.「散る柳あるじも我も鐘を聞く」 (石川県金沢)
17.「荒海や佐渡に横たふ天の河」 (新潟県越後路)
越後路を旅し、日本海に面した宿にたどり着いた芭蕉は、荒れる波の彼方に佐
渡島、その上に冴える天の川を見る。
絶え間なく魂を削るように激しく響く波音を聴きながら、芭蕉は胸を打たれ涙
を流したという。曲は、その心中の荒海を率直に表現している。
浦山 純子(pf)
「スタインウェイピアノを愛し、世界各地のコンサートステージでスタイン
ウェイピアノを自らの意思で選んで弾くトップアーティストであり、ピアノ演
奏史に不滅の名を残すアーティスト」の1人として、浦山純子がスタインウェイ
・アーティストに指名されたのはロンドンで活躍していた当時のこと。その後、
逆輸入される形で2005年より活動の拠点を日本へ移し、以来多彩な活動を行っ
てきた。長い海外生活ののち、運命的な出会いをしたこの「芭蕉の奥の細道に
よる気紛れなパラフレーズ」は、東北出身の浦山にとって日本人として、そし
て東北の人間としてのルーツに思い至らせるものであり、以降本作を自らライ
フワークとして掲げ、演奏を重ねている。作曲者・柏木俊夫氏の生誕100年を
迎える今年、ついに念願の全曲録音CDをリリース。
■「芭蕉の奥の細道による気紛れなパラフレーズ」とは
本作品は、東京藝術大学講師、東京学芸大学名誉教授などを歴任し作曲家・音
楽研究家・教育者として活躍した柏木俊夫氏が、第二次世界大戦中に防空壕の
中で着想を得て作曲した組曲である。それぞれ「奥の細道」の俳句からインス
ピレーションを受けた2-3分ほどの短い曲、全17曲からなる。本作品は柏木氏
の代表作であり、この作品で1951年毎日コンクール入選、1952年イタリア・
ジェノバ国際作曲コンクール2位入賞を果たしている。