<クラシック・輸入盤新譜情報 12-05>


<Deutsche Grammophon>
47969 ¥1350
ドゥダメル/ディスカヴァリーズ CD
1.ベートーヴェン:交響曲第5番-第1楽章
2.チャイコフスキー:交響曲第5番-第3楽章
3.チャイコフスキー:くるみ割り人形-トレパーク
4.ブルックナー:交響曲第9番-第2楽章
5.ショスタコーヴィチ:祝典序曲
6.サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」-バッカナール
7.マーラー:交響曲第5番-第4楽章
8.メンデルスゾーン:交響曲第3番-第2楽章 ★CD初出
9.マルケス:ダンソン 第2番
10.レブエルタス:マヤ族の夜
11.ストラヴィンスキー:「春の祭典」-生贄の踊り
12.マルケス:炎のコンガ
13.バーンスタイン:「ウエスト・サイド・ストーリ」-マンボウ
ベネズエラ・シモン・ボリバル交響楽団(1-3,5,7,9-13) 
エーテボリ交響楽団(4) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(6) 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(8)
指揮:グスターヴォ・ドゥダメル

479350(上記CD+DVD) ¥2550
「音楽にできる事」を濃縮還元したドキュメンタリー映像と音
ドゥダメル/ディスカヴァリーズ 
【DVD=734427 プロミス・オブ・ミュージック(ドキュメンタリー部分)】
1. プロローグ/2. 最初のベートーヴェンのリハーサル
3. ヨアナ―ベネズエラの音楽教室/4. フェリクス―エル・ティグレへ
5. フェリクスとキャサリン―カラカスへ/6. ディエゴ―ヴァイオリンと指揮
7. グスターボの子供時代/8. ヨアナとキャサリン―物騒な街
9. フェリクス―音楽か勉強か/10. ヨアナ―25万の子供と若者
11. ロス・チョロス―児童養護施設のオーケストラ
12. フェリクス―エル・ティグレでの指導/13. グスターボ―指揮を始める
14. エディクソン・ルイース/15. ベートーヴェン―最後のリハーサル
16. グスターボ―新国立青少年オーケストラ/17. 演奏旅行の準備
18. ディエゴ―将来/19. キャサリンとヨアナ―将来
20. フェリクス―アコーディオンを物色/21. ベートーヴェン・ハレ
22. コンサート/23. クレジット
今年も世界中にエネルギー満ち溢れる音楽を贈り届け、快進撃が止まらない
ドゥダメルのツアーアイテムとして作成された企画CDです。そしてコンサート
などで初めて彼の音楽に接した人にぜひ見て頂くべく、音楽家ドゥダメルを生
み育てたベネズエラの音楽教育プログラム、エル・システマのドキュメンタリ
ー映像をセットにしたCD+DVDという2形態でのリリース。ドゥダメルがタク
トを取るオーケストラは手兵シモン・ボリバル・オーケストラを中心に、エー
テボリ、ベルリン・フィル、ウィーンフィルとヴァラエティ豊か。ウィーン・
フィルとのメンデルスゾーン:交響曲第3番はチャリティーLPとしてのみリリー
スされており、CDはこれが初出となります!

47958 12枚組 ¥8250
ラン・ラン-Complete Recordings 2000-2009
 (ラン・ラン30歳記念限定ボックス)
【Disc1】
『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23』
『メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25』
ダニエル・バレンボイム(指揮)
シカゴ交響楽団
《録音》2003年2月シカゴ(4Dオーディオ・レコーディング)
【Disc2&3:ライヴ・アット・カーネギー・ホール】
『シューマン:アベッグ変奏曲 Op.1』
『ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番ハ長調 Hob.XVI-50』
『シューベルト:幻想曲ハ長調D.760「さすらい人幻想曲」』
『タン・ドゥン:8つの記憶Op.1』『ショパン:夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2』
『リスト:「ドン・ジョヴァンニ」の回想』『シューマン:トロイメライ』
『中国民謡:2頭の馬の競走』『リスト:愛の夢第3番』
《録音》2003年11月7日カーネギー・ホール
(4Dオーディオ・レコーディング:ライヴ)
【Disc4】
ラフマニノフ:
『ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18』『パガニーニの主題による狂詩曲Op.43』
『前奏曲ト短調Op.23-5』
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団
《録音》2004年7月フィンランド、ミッケリ(4Dオーディオ・レコーディング)
【Disc5:メモリー】
『モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330』
『ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58』
『シューマン:子供の情景Op.15』
《録音》2005年8月ハンブルク(4Dオーディオ・レコーディング)
【Disc6:ドラゴン・ソングズ】
『ピアノ協奏曲「黄河」』、他
ロン・ユー(指揮)
中国フィルハーモニー管弦楽団
《録音》2006年1月北京(デジタル)
【Disc7】
ベートーヴェン:
『ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15』『ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58』
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
パリ管弦楽団
《録音》2007年1月パリ(デジタル)
【Disc8】
ショパン:
『ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21』『ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11』
ズービン・メータ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音》2008年6月ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)
【Disc9】
『チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調Op.50「ある偉大な芸術家の思い出
のために」』
『ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調「悲しみの三重奏曲」』
ワディム・レーピン(Vn)、ミッシャ・マイスキー(Vc)
《録音》2009年月ドイツ、イツェホー劇場(デジタル)
【Disc10:ライヴ・アット・タングルウッド】
『ハイドン:ピアノ・ソナタ第31番』『ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番』
『ブラームス:6つのピアノ小品Op.118』
『チャイコフスキー:「ドゥムカ ハ短調(ロシアの農村風景から)Op.59」
「夜想曲 嬰ハ長調Op.19-4」』『バラキレフ:イスラメイ(東欧風幻想曲)』
《録音》2000年8月タングルウッド、小澤征爾ホール(デジタル:ライヴ)
【Disc11:ライヴ・アット・プロムス】
『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番ニ短調』
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
『中国民謡:リューヤン河』
『スクリャービン:「練習曲集」-「嬰ハ短調Op.2-1」「嬰ヘ短調Op.8-2」
「ロ短調Op.8-3」「変イ長調Op.8-8」「変ニ長調Op.8-10」「変ロ短調Op8-11」
「嬰ニ短調Op.8-12」「嬰ヘ長調Op.42-4」「嬰ヘ長調Op42-3」
「ト長調Op.65-3」』
《録音》2001年8月ロイヤル・アルバート・ホール、(デジタル)
【Disc12:ボーナス・トラックス】
『ベートーヴェン:ピアノ連弾ソナタ ニ長調Op.6』
withクリストフ・エッシェンバッハ(P)
『レオンカヴァッロ:歌曲「四月!」「あなたの眼差しにはある」
「竪琴への賛歌」「瞳の歌」「さらば!」
withプラシド・ドミンゴ(T)
『マイク・オールドフィールド:「天空の音楽」より「兆し」』
withマイク・オールドフィールド(G,キーボード),
カール・ジェンキンス(指揮)
シンフォニア・スフェラ・オーケストラ
『これからも僕はいるよ』
withアンドレア・ボチェッリ(T)
『ナイジェル・ヘス:ピアノ協奏曲』
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指揮)
ロンドン室内管弦楽団
『シラー:タイム・フォー・ドリームズ』
『レオンカヴァッロ:「ヴェネツィアの舟歌」「愛らしいワルツ」』
『リスト:「ペトラルカのソネット第104番「平和は見出せず」」
「リスト:ハンガリー狂詩曲第2番」』『サティ:グノシエンヌ第1番』
1982年に中国のシェンヤンに生まれ、3歳の時にピアノを学び始める。5歳の時、
初めての発表会後のシェンヤン・ピアノ・コンクールにて第1位を受賞。9歳で
北京の中央音楽学院に入学、13歳で第2回チャイコフスキー国際青少年音楽家
コンクールで第1位。その後フィラデルフィアへ移住し、カーティス・インス
ティテュートでゲイリー・グラフマンの下で学び、2002年に卒業。この間にも、
アジアのオーディエンスとの強い繋がりを維持し続けていました。最近では、
その傑出した音楽の才に対し、初のレオナルド・バーンスタイン賞が贈られま
した。2009年には、TIME誌が毎年選出する「世界で最も影響力のある100人」
に選ばれ、2008年には北京五輪の開会式で演奏。若者の象徴と中国の未来のシ
ンボルとして、50億人以上の観客を魅了しました。有名なインターナショナル
・フェスティバルに参加するだけでなく、世界でも第一線のオーケストラや指
揮者と、有名なコンサート・ホールで共演。“クラシック音楽の惑星で最もホ
ットなアーティスト”、とニューヨーク・タイムズ紙も賞賛する現代最高のピ
アニストです。このボックスでは、最初にテラークに録音した2枚分を含む、
ドイツ・グラモフォンに録音したすべての音源を収録したものです。
※サウンドトラック盤など一部の音源は、権利上収録されておりません。
※Disc10と11は、テラークの音源となります。




●First Choice(DG, Archiv) 各1枚 ¥1350
479356
C・P・E・バッハ:
(1)ソナタ ト短調Wq65-17
(2)ロンド イ長調Wq58 (専門家と愛好家のためのクラヴィーア曲集第4巻から)
(3)ソナタ ハ短調Wq65-31
(4)ソナタ ニ長調Wq61-2(専門家と愛好家のためのクラヴィーア曲集第6巻から)
(5)ソナタ嬰ヘ短調Wq52-4
(6)ロンド ニ短調Wq61-4(専門家と愛好家のためのクラヴィーア曲集第6巻から)
(7)ソナタ ト長調Wq62-19
(8)ロンド ハ短調Wq59-4(専門家と愛好家のためのクラヴィーア曲集第5巻から)
(9)ソナタ ホ短調Wq59-1
(10)アンダンテ・コン・テネレッツァWq65-32
ミハイル・プレトニョフ(P)
《録音》1998年10月, ベルリン、テルデック・スタジオ [デジタル
(4Dオーディオ・レコーディング):セッション]
「専門家と愛好家のためのクラヴィーア曲集」は、愛好家を楽しませると同時
に識者をも納得させるという課題に応え、多彩な鍵盤技法の奥義が駆使されて
いる作品集です。他の作品も当時の音楽理論をさらに応用し、バロックの名残
りをなお留めつつも彼の想像力がふんだんに盛り込まれ、多彩な表現性にあふ
れた作品です。ピアニスト、プレトニョフの鋭い感性とピアニズム、卓越した
タッチにより、作品の本質に迫る見事な演奏を展開されています。

479358
ベートーヴェン:
(1) 交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
(2) 合唱幻想曲ハ短調Op.80"
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティク,
モンテヴェルディ合唱団,  ロバート・レヴィン(Fp:(2))
リューバ・オルゴナソヴァ(Sp:(1)),
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms:(1)),
アントニー・ロルフ・ジョンソン(T:(1)),
ジル・カシュマイユ(Bs:(1))
《録音》(1)1992年10月, ロンドン、オール・センイツ教会
(2)1995年1月, ロンドン、セント・ジョーンズ・スミス・スクェア
[デジタル(4Dオーディオ・レコーディング):セッション]
ベートーヴェンを「どんな作曲家よりも、その深い詩的な感情を経験し、それ
を音楽の言葉を通じて表現した最初の作曲家」と語るガーディナーが、オルケ
ストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティクを指揮した第9交響曲です。
歴史的な楽器を用いることで音楽がかえって斬新に響くことを、この情熱溢れ
る演奏は見事に証明し、新しい時代のベートーヴェン像を衝撃的に提示してい
ます。レコード・アカデミー大賞受賞作品。「合唱幻想曲」も追加で収録。

479359
(1) ブラームス:
ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25
(2) シューマン:
幻想小曲集Op.88
マルタ・アルゲリッチ(P), ギドン・クレーメル(Vn),
ミッシャ・マイスキー(Vc), ユーリ・バシュメット(Va:(1))
《録音》2002年2月, ベルリン、テルデックス・スタジオ
[デジタル(4Dオーディオ・レコーディング):セッション]
アルゲリッチ、クレーメル、バシュメット、マイスキーの現代クラシック音楽
界でも、稀有な才能を持つ世紀の演奏家たちによる夢のアルバム。彼らはアル
ゲリッチがもつ強い磁力によって集まり、歴史的な名盤が誕生しました。その
表情に多彩な側面を持つブラームス作品、ファンタジーのセンスをまとうシュ
ーマン作品、両曲ともクララ・シューマンに霊感を与えられて生まれた作品で
す。互いの才能を認め刺激をしあう4人の奏者は、これらの作品に強い生命を
吹き込み、火花を散らせながら輝かしい世界を築き上げていきます。

479361
音楽の感性をそのまま表現した晩年のバーンスタイン。
ドヴォルザーク:
(1)『交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」』
(2)『スラヴ舞曲第1, 3, 8番』
レナード・バーンスタイン(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
《録音》(1)1986年9月パリ、サル・プレイエル
(2)1988年6月, テルアヴィヴ、フレデリック・R.マン・オーディトリアム
[デジタル:ライヴ]
アメリカに滞在中のドヴォルザークが新天地で出会った様々な音楽を素材に採
り入れながら、祖国ボヘミアへの郷愁を雄大なスケールで謳い上げた傑作交響
曲「新世界より」は、ノスタルジックな旋律によって古今の交響曲のなかでも
屈指の人気を誇っています。作品への感情移入の濃厚なバーンスタインの指揮
と、それに存分に応えたイスラエル・フィルハーモニーが、作品の真髄を明ら
かにしています。風格に満ちた感動的な演奏をお楽しみください。

479363
ハイドン:
(1) チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIb-1
(2) チェロ協奏曲第2番ニ長調Hob.VIIb-2
(3) ヴァイオリン協奏曲第4番ト長調Hob.VIIa-4(チェロ版)
ミッシャ・マイスキー(Vc&指揮)
ヨーロッパ室内管弦楽団
《録音》1986年10月, ウィーン、コンツェルトハウス、モーツァルトザール
[デジタル:ライヴ]
1959年に発見され61年に蘇演された、力強い曲想の第1番。シューマンやドヴォ
ルザークと並んで「三大チェロ協奏曲」と称される、充実した筆致で書かれた
第2番。ハイドンの2曲のチェロ協奏曲に加え、バロック的な傾向の色濃いヴァ
イオリン協奏曲第4番をチェロの独奏による演奏で収録しています。自ら指揮
も務めるマイスキーは美しいチェロの音色を駆使しながら、豊かな感性と情熱
を存分に発揮した瑞々しい演奏を繰り広げています。

479365
《マグダレナ・コジェナー/モーツァルト、グルック、ミスリヴェチェク:アリ
ア集》
(1)モーツァルト:
私は行く、しかし、いとしき人よ(歌劇《皇帝ティートの慈悲》第1幕 第9曲
セストのアリア)
(2)グルック:甘い恋の美しき面影が(歌劇《パリーデとエレーナ》第2幕 第3場
パリーデのアリア)
(3)ミスリヴェチェク:
どうか、頼むから話しておくれ(歌劇《アブラーモとイサッコ》第2幕 第2場
第8曲 サラのレチタティーヴォとアリア)
(4)モーツァルト:
あなたがたはご存知でしょう恋とはどんなものなのかを(歌劇《フィガロの結
婚》第2幕 第3場 第12曲 ケルビーノのアリエッタ)
(5)ミスリヴェチェク:
私は怒涛のようになりましょう(歌劇《アッティゴーナ》第2幕 第13場:
クレオンのアリア)
(6)モーツァルト:
おお、なんという-恋こがれる父よ(歌劇《イドメネオ》第1幕 第10場: イダマ
ンテのレチタティーヴォ-第7曲 アリア)
(7)グルック:
ああ、私の甘い情熱よ(歌劇《パリーデとエレーナ》第1幕 第1場 パリーデの
アリア)
(8)モーツァルト:
それでは希望をもてるのか-やさしい瞬間(歌劇《ルーチョ・シッラ》第1幕
第2場 チェチーリオのレチタティーヴォ-第2曲 アリア)
(9)モーツァルト:
他の男の腕に抱かれるがいい(歌劇《にせの女庭師》第3幕 第6場 第26曲
ラミーロのアリア)
(10)ミスリヴェチェク:
それでは不実なリチダは-もはや見つからない(歌劇《オリンピアーデ》第1幕
第7場: アルジェーネのレチタティーヴォとアリア)
(11)グルック:
もし万一顔に感じたならば(歌劇《皇帝ティートの慈悲》第2幕:セストのアリア)
(12)ミスリヴェチェク:
かつて私に言わなかったこと(歌劇《オリンピアーデ》第2幕 第3場 アルジェー
ネのアリア)
(13)モーツァルト:
ああ、このひと時だけでも(歌劇《皇帝ティートの慈悲》第2幕第9場: 第19曲
セストのロンド)
マグダレナ・コジェナー(Ms)
ミシェル・スヴィエルチェフスキー(指揮)
プラハ・フィルハーモニー管弦楽団
インドルジーハ・パヴリス(Cl:(2)), ヴラディスラフ・ボロフカ(Ob:(7))
バーバラ・マリア・ヴィリ(Cemb)
《録音》2001年9月, プラハ、ドヴォルザーク・ホール
[デジタル(4Dオーディオ・レコーディング):セッション]
バッハのアリア集では生まれながらの艶やかな歌声と見事なアーティキュレー
ションによって、多く人に高く評価をされたマグダレナ・コジェナー。今作で
はモーツァルト、グルックとボヘミアの作曲家ミスリヴェチェクのオペラ・ア
リア集を完成させました。彼女の場面に応じて音色を変える見事な歌唱は、こ
れらのレパートリーをとおして発揮され、ドラマティックといえるアリアが生
み出されています。特にミスリヴェチェクでの艶やかな歌声とアーティキュレ
ーションは見事。

479367
ムソルグスキー:
(1) 組曲『展覧会の絵』(ラヴェル編)
(2) 交響詩『はげ山の一夜』(R=コルサコフ編)
ラヴェル: 
(3) 『高雅にして感傷的なワルツ』
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
《録音》1989年12月, ニューヨーク、マンハッタン・センター [デジタル]
ムソルグスキーのピアノ曲をラヴェルが卓越した管弦楽技法を駆使して色彩的
な作品に編曲した「展覧会の絵」は、現在では原曲以上にポピュラーになって
います。聖ヨハネ祭の夜に集う悪魔や妖怪たちの饗宴を描いた「はげ山の一夜」
と、ラヴェルがシューベルトのワルツを範として書いた「高雅にして感傷的な
ワルツ」をカップリング、シノーポリが名門ニューヨーク・フィルハーモニッ
クから多彩にして華麗な響きを引き出しています。

479369
プロコフィエフ:
(1) 『ピアノ協奏曲第1番変ニ長調Op.10』
(2) 『ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26』
スクリャービン:
(3) 『4つの小品Op.51』
(4) 『練習曲嬰ハ短調Op.42-5』
エフゲニー・キーシン(P)
クラウディオ・アバド(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音》1993年9月((1)(2)), 1988年12月((3)(4)),
ベルリン、フィルハーモニー [デジタル]
土俗的な逞しい生命力と新古典主義的な彫琢が見事な調和を示すプロコフィエ
フ。そのピアノ協奏曲の2曲をキーシンのソロで聴くアルバムです。若干23歳
で録音したプロコフィエフは、アバドの好サポートを受けて鋭いリズム感覚を
存分に駆使した爽快さ。そして強烈で興奮がやまない演奏を聴かせています。
17歳のキーシンが80歳のカラヤンと共演した時に収録されたスクリャービンの
録音も収録。

479371
《トーマス・クヴァストホフ/ドイツ・ロマン派歌曲集》
シューベルト:
『春の想い D.686』『野ばら D.257』『ます D.550』『春に D.882』
『ブルックにて D.853』『夕映えの中で D.799』
『歌曲集「美しき水車小屋の娘」D.797-第7曲「いらだち」』
シューマン:
『ベルシャザル王Op.57』『歌曲集「ミルテの花」Op.25-「献呈」「自由な心」
「きみは花のよう」』
メンデルスゾーン:『春の信仰 Op.9-8』『歌の翼に Op.34-2』
ヴォルフ:『旅先で』『癒えたものが希望に寄する歌』『こうのとりの使い』
レーヴェ:
『海を行くオーディン Op.118』『オールフ殿 Op.2-2』『詩人トム Op.135a』
R・シュトラウス:
『「最後の木の葉」からの8つの歌Op.10-「献呈」「万霊節」
「ひそやかな誘い」「あした!」
アイルランド民謡:『ダニーボーイ』
トーマス・クヴァストホフ(Br)
ユストゥス・ツァイエン(P)
《録音》2003年11月((1)(2)),ミュンヘン、 バイエルン・ムジーク・スタジオ
[デジタル(4Dオーディオ・レコーディング):セッション]
身体的なハンディにもかかわらず独自の歌唱法を習得して、ミュンヘン国際コ
ンクールに優勝。フィッシャー=ディースカウ以来のリート歌手と評価されて
いるクヴァストホフ。彼の得意とするドイツ歌曲、ロマン派の名作を集めたも
のです。温かく艶のある声による抒情的な美しさ。そして幅広い表現力と劇的
な迫力を伴った歌唱は、このディスクでもその実力を発揮し名唱を聴かせてく
れます。

479374
ラモー:サンフォニー・イマジネール(空想の管弦楽曲)
(1)英雄牧歌劇『ザイス』-序曲〔混沌からの解放と四大元素が分離する時の
衝撃を描いた序曲〕
(2)音楽悲劇『カストールとポリュクス』-葬儀の場(第2幕第2場)
(3)オペラ=バレ『エベの祭典』-優美なエール(第2アントレ: 音楽、第5場)
(4)音楽悲劇『ダルダニュス』-タンブーランI&II(プロローグ)
(5)オペラ=バレ『栄光の神殿』-女神たちのための優美なエール(第1幕)
(6)音楽悲劇『レ・ボレアード』-ロンドー形式によるコントルダンス
(7)アクト・ド・バレ『オシリスの誕生』-優雅なエール
(8)音楽悲劇『レ・ボレアード』-時とゼフィールのためのガヴォットI&II
(第4幕第4場)
(9)バレ・ブフォン『プラテ』-嵐(第1幕第6場)
(10)音楽悲劇『レ・ボレアード』-前奏曲(第5幕第1場)
(11)コンセール 第6番(六重奏による6つのコンセールから)
(『新クラヴサン曲集』からの作者不詳の編曲)めんどり
(12)オペラ=バレ『エベの祭典』-ロンドー形式によるミュゼット(テルプシコ
ーレのダンス)―ロンドー形式によるタンブーラン(第3アントレ: 舞踏)
(13)音楽悲劇『イポリトとアリシ』-リトゥルネル(第3幕)
(14)英雄牧歌劇『ナイス』-リゴドンI&II(プロローグ)
(15)オペラ=バレ『優雅なインドの国々』-未開人の踊り: ロンドー(第4アント
レ: 未開人)
(16)音楽悲劇『レ・ボレアード』-ポリヒュミニアのアントレ(第4幕第4場)
(17)オペラ=バレ『優雅なインドの国々』-シャコンヌ(第4アントレ: 未開人)
マルク・ミンコフスキ(指揮)
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
《録音》2003年6月ポワシー劇場
[デジタル(4Dオーディオ・レコーディング):ライヴ]
ベルリオーズ以前のフランスで最も偉大な管弦楽作曲家といわれるラモーは、
オーケストラのみの作品を残しませんでした。このアルバムにはミンコフスキ
自身が選んだオペラの序曲や舞曲などを17曲収録し、偉大なオーケストラ巨匠
にオマージュを捧げています。ミンコフスキの躍動感あふれる指揮が、ラモー
の色彩豊かなオーケストラをいっそう魅力的なものとしています。




<DECCA>
4764879 ¥1850
ローラ・ライト - グローリアス
パリー:「イェルサレム」
エルガー:「サンクトゥス」(ニムロッド)
ウォルター・ケント:「ドーヴァーの白い崖」(There’ll Be Bluebirds Over)
ヴァンゲリス:「炎のランナー」
アイルランド民謡:「ダニー・ボーイ」
ジョン・バリー:「野生のエルザ」
ロバート・ハートショーン:「Stronger As One」
スコットランド民謡:「紅き薔薇」
ホルスト:「我は汝に誓う、我が祖国よ」
アマンダ・マクブルーム:「ザ・ローズ」
エルガー:「希望と栄光の国」
カール・ジェンキンス:「ベネティクトゥス」
ラヴェル:「ボレロ」(Flame of Love)---(Bonus Track)
ローラ・ライト(ヴォーカル)
リチャード・ヘイン(指揮)プラハ市フィルハーモニー管弦楽団
ニコラス・ドッド(指揮)アポロ・ヴォイセズ
《録音》2012年2-3月、ロンドン
イギリスで話題のクロスオーバーの歌姫、ローラ・ライトの最新アルバムの登
場です。彼女は現在21歳でロイヤル・カレッジの学生であり、モンテヴェル
ディ、モーツァルト、そして現代音楽までの幅広い年代のクラシックのレパー
トリー。それだけでなく、彼女の祖母に影響されたという伝統的な民謡やバラ
ードを歌い、その純粋な声は、イギリスで今や話題沸騰中。すでにプロムスや
有名寺院・大聖堂。国会や王室、スポーツ行事などにひっぱりだこ。今回のア
ルバムでは、伝統ある民謡、イギリスを代表する作曲家の作品、ポピュラーま
で、イギリス国民の心にある有名なメロディーの作品ばかりを収録。編曲もコ
ントラストをあげるために、3つの異なるアレンジを用いて、ダイナミックに
歌い上げます。

4783506 ¥1850
ガブリエーリ没400年記念
ロドヴィコ・ヴィアダーナ(1560-1627):
「主よ、早く私を導いてください」「いと優しきマリア」「ニシ・ドミヌス」
「私は黒い」「王が右の腕で私の頭をいだき」
ジョヴァンニ・ガブリエーリ:
「万軍の神なる主」「第9旋法のトッカータ」「28声によるマニフィカト」
パレストリーナ:「そのかたの名を」
モンテヴェルディ:「われ永遠より立てられ」「めでたし、海の星」
他、作者不詳のアンティフォナ
ロバート・ホリングワース(指揮)  
イ・ファジョリーニ
《録音》2012年1月, ロンドン [デジタル:セッション]
1612年は、ジョヴァンニ・ガブリエーリが亡くなった重要な年でした。ガブリ
エーリは、当時最も影響力のあった音楽家で、ヴェネツィア楽派の頂点に立っ
てルネッサンス音楽からバロック音楽への過渡期を代表する存在でした。彼の
独特な作曲技法に、複数の合唱群による多声音楽がありました。ここに収録さ
れた「28声によるマニフィカト」はもともと7つの合唱群による作品でしたが、
失われた20声部を復活させて世界初録音となります。モンテヴェルディの「聖
母マリアの夕べの祈り」は最も有名な作品ですが、それまではまとまった形で
演奏されることはまれでした。つまりこの典礼の時には、様々な作曲家作品を
組み合わせて行われていました。1612年に行われた「聖母マリアの夕べの祈り」
を、ここでは典礼様式で再現しています。ヴィアダーナも同時代の作曲家で数
字付通奏低音の慣習を定着させた作曲家であり、ルネサンス音楽の没落とバロ
ック音楽の興隆を決定づけた最初の重要人物でした。この時代の研究家でもあ
るロバート・ホリングワースとアンサンブルによる演奏は、音楽の中に埋もれ
た細部までも研究し尽くしており、息をのむような透明で大きな空間音楽の再
現に成功しています。

4783964 ¥1350
《メディテーション》-美しきマスネの世界
(1)『タイスの瞑想曲』
ナイジェル・ケネディ(Vn)
R・ボニング(指揮)ナショナル・フィル
(2)『恐ろしい決闘のため心は打ちひしがれ』(歌劇「ル・シッド」より)
ジョーン・サザーランド(Sp)
R・ボニング(指揮)ロンドン交響楽団
(3)『なぜ我を目覚めさせるのか、春風よ』(歌劇「ウェルテル」より)
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
オリヴィエロ・デ・ファブリティス(指揮)ナショナル・フィル
(4)『彼は優しい人』(歌劇「エロディアード」より)
アンジェラ・ゲオルギュー(Sp)
J・マウチェリー(指揮)トリノ劇場管弦楽団
(5)『僕は独りきりだ…消え去れ優しい面影よ」(歌劇「マノン」第より)
ヨナス・カウフマン(T)
M・アルミリアート(指揮)プラハ・フィル
(6)『Esprits de l'air! Esprits de onde』(歌劇「エスクラルモンド」より)
ジョーン・サザーランド(Sp)
R・ボニング(指揮)ナショナル・フィル
(7)『Ah! Ah!』(歌劇「エスクラルモンド」より)-
ジョン・オールディス合唱団, R・ボニング(指揮)ナショナル・フィル
(8)『私はどこにいるの?』(歌劇「エスクラルモンド」より)
ジャコモ・アラガル(T)
ジョン・オールディス合唱団
R・ボニング(指揮)ナショナル・フィル
(9)『あ!やっと1人になれた…私は美しいと言っておくれ(鏡の歌)』
(歌劇「タイス」より)
ルネ・フレミング(Sp)
イヴ・アベル(指揮)ボルドー・アキテーヌ管弦楽団
(10)『言って頂戴、あたしは美しい』歌劇「タイス」より)
ルネ・フレミング(Sp)
イヴ・アベル(指揮)ボルドー・アキテーヌ管弦楽団
(11)『とても遅いワルツ』
R・ボニング(指揮)ナショナル・フィル
(12)『Vive amour qui reve』(歌劇「シェリュバン」より)
アンジェラ・ゲオルギュー(Sp)
J・マウチェリー(指揮)トリノ劇場管弦楽団
(13)『不安が去り…目を閉じると』(歌劇「マノン」より)
ジョセフ・カレヤ(T)タチアナ・リスニック(Sp)
カルロ・リッツィ(指揮)アカデミー室内管弦楽団
(14)『ああ、私の姉さんたちが』(歌劇「サンドリヨン」より)
ジョーン・サザーランド(Sp)
R・ボニング(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団
(15)『遊娼館でのワルツ』(歌劇「マノン」よりレイトン・ルーカス編曲)
R・ボニング(指揮)コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
(16)『ぼくは目覚めているのか』(歌劇「ウェルテル」より)
ホセ・カレーラス(T)
コリン・デイヴィス(指揮)コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
(17)『お願い、涙を流させて』(歌劇「ウェルテル」より)
マリリン・ホーン(Ms)
ヘンリー・ルイス(指揮)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
(18)『ああ、もし花に目があったなら』
ジョーン・サザーランド(Sp)
R・ボニング(指揮)ナショナル・フィル
(19)『聖母の永眠』(オラトリオ「聖母」より)
レイモン・アグー(指揮)ロンドン新交響楽団
マスネ没100年を記念し、マスネの美しいアリアばかりを集めたコンピレーショ
ン盤です

4783963 24枚組 ¥7250
ジュール・マスネ没100年記念ボックス
《ジュール・マスネ・エディション》
【Disc1&2】
『歌劇「ドン・キホーテ(ドン・キショット)」(全曲)』
レジーヌ・クレスパン, ニコライ・ギャウロフ, ガブリエル・バキエ,
カジミエシュ・コルト(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団 [録音:1978年]、他
【Disc3-5】
『歌劇「エスクラルモンド」(全曲)』
ジョーン・サザーランド, ジャコモ・アラガル,
R・ボニング(指揮)ナショナル・フィル[録音:1975年]
【Disc6&7】
『歌劇「ノートルダムの曲芸師」(全曲)』
ロベルト・アラーニャ,
エンリケ・ディーメッケ(指揮)モンペリエ国立管弦楽団[録音:2007年]
【Disc8-10】
『歌劇「マノン」(全曲)』
ビヴァリー・シルズ, ニコライ・ゲッダ,
ユリウス・ルーデル(指揮)ニュー・フィルハーモニア管弦楽団[録音:1970年]
【Disc11&12】
『歌劇「ラオールの王」(全曲)』
ジョーン・サザーランド, ニコライ・ギャウロフ,
R・ボニング(指揮)ナショナル・フィル[録音:1979年]
【Disc13&14】
『歌劇「タイス」(全曲)』
ルネ・フレミング, トーマス・ハンプソン,
イヴ・アベル(指揮)ボルドー・アキテーヌ管弦楽団[録音:1998年]
【Disc15】
『歌劇「テレーズ」(全曲)』
ユゲット・トゥランジョー, ライランド・デイヴィス, ルイス・キリコ,
R・ボニング(指揮)ニュー・フィルハーモニア管弦楽団[録音:1973年]
【Disc16&17】
『歌劇「ウェルテル」(全曲)』
ホセ・カレーラス, フレデリカ・フォン・シュターデ,
コリン・デイヴィス(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団[録音:1980年]
【Disc18】
《歌曲集》『Le sais-tu?』『噂』『夢中で』『花の精』『秋の想い』
『思い出』『小さなイエス』『閉じた眼』『鐘は何を語る』
『口づけのメロディ』『おちびさん』『スペインの夜』『扇子』『君を愛す』
『恋する女は夢中になる』『最後の春』『10月のばら』『秋のセレナード』
『願い』『彼女は行ってしまった』
ユゲット・トゥランジョー(Ms),
R・ボニング(P)[録音:1975年]
『閉じた眼』『Amours benis』『秋の想い』
『ああ、もし花に目があったなら』『彼に僕の命を捧げたので』
『ああ、もし花に目があったなら』『たそがれ』
ジョーン・サザーランド(Sp)
R・ボニング(指揮&P)ニュー・フィルハーモニア管弦楽団[録音:1972年]
【Disc19&20】
『歌劇「マノン」によるバレエ音楽』(レイトン・ルーカス編曲)
R・ボニング(指揮)コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団[録音:1985年]
【Disc21】
《劇中のバレエ音楽集》『歌劇「ル・シッド」』『歌劇「ラオールの王」』
『歌劇「サンドリヨン」』よりバレエ音楽集, 『タイスの瞑想曲』
『組曲第7番「アルザスの風景」』『組曲第3番「劇的風景」』
R・ボニング(指揮)ナショナル・フィル[録音:1975年]
【Disc22】
『バレエ「鐘」』『バレエ「蝉」』
R・ボニング(指揮)ナショナル・フィル[録音:1983&1978年]
【Disc23】
『組曲第4番「絵のような風景」』『組曲第7番「アルザスの風景」』
アルベルト・ヴォルフ(指揮)パリ音楽院管弦楽団[録音:1955年]、他
【Disc24】作品解説・歌詞などを収録したCD-ROM
マスネ没100年を記念し、マスネの代表する歌劇「マノン」「ウェルテル」
「タイス」だけでなく、珍しい歌劇「ドン・キホーテ」「エスクラルモンド」
「ノートルダムの曲芸師」「ラオールの王「テレーズ」の全曲盤も収録。さら
に歌曲集や管弦楽組曲なども収録されています。なお作品解説・歌詞などは、
CD-ROMでの提供となります。


●DG&Decca/20世紀の音楽シリーズ
479340 ¥1350
エドガー・ヴァレーズ:管弦楽作品集
『アメリカ』
『アルカナ』
『砂漠』
『イオニザシオン(13人の打楽器奏者のための)』
ピエール・ブーレーズ(指揮)
シカゴ交響楽団
《録音》1995-1996年, シカゴ・オーケストラ・ホール
[デジタル:セッション]
現代屈指の作曲家としても知られるブーレーズが、シカゴ交響楽団とともに
ヴァレーズの作品を再録音したアルバム。「アメリカ」「アルカナ」は巨大な
オーケストラの編成を必要とされる作品で、「アメリカ」では22の打楽器が登
場し、さらに多くの管楽器群も必要とされます。ここでは圧倒的な力量を持つ
シカゴ交響楽団が、ブーレーズの牽引のもと、比類ない迫力で見事な演奏を展
開しています。ヴァレーズ作品の決定盤です。

479341 ¥1350
ジェルジー・クルターク:
(1)『ギターと器楽アンサンブルのための「シュテファンの墓」Op.15
(シュテファン・シュタインを追悼して)』
(2)『ステーレ(墓碑)Op.33』
シュトックハウゼン:
(3)『3群のオーケストラのためのグルッペン-作品第6番』
クラウディオ・アバド(指揮)
フリードリヒ・ゴールドマン(指揮:(3))
マーカス・クリード(指揮:(3))
ユルゲン・ルック(G:(1))
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音》1994年12月, ベルリン、フィルハーモニー
[デジタル:セッション(1)/ライヴ(2)(3)]
静寂と突然の目覚め、そして薄明の世界へと呼び戻す「シュテファンの墓」。
動的な波動による響きの美しさが特徴的な「ステーレ」。3人の指揮者と3つの
オーケストラ群による多彩な音色による滝のような「グルッペン」。アバドは
これらの作品を見事にコントロールし、音色の美しさを表出しています。

479342 ¥1350
ルチアーノ・ベリオ:
『シンフォニア』(8人の声と管弦楽のための)[1968]
『エクフラシス』(管弦楽のためのコンティヌオII)[1996]
ペーター・エトヴェシュ(指揮)  
イェーテボリ交響楽団  ロンドン・ヴォイセズ
《録音》2004年4月、イェーテボリ、コンセルトフセット [デジタル]
さまざまなコラージュがちりばめられ、ヴォーカルまでが加わる「シンフォニ
ア」は、1960年代のイコンとも称される作品。言語と音楽が融合した多層音楽
で、ニューヨーク・フィルの創立125周年に委嘱され、被献呈者バーンスタイン
によって初演されました。エトヴェシュのパフォーマンスは、ベリオがスコア
に書いたエッセンスと対話の各声部に特別な重要性を与え、複雑な音楽を非常
に明確に提示しています。

479343 2枚組 ¥1850
ライヒ:ドラミング
スティーヴ・ライヒ:
(1)『ドラミング』
(2)『6台のピアノ』
(3)『マレット楽器、声、オルガンのための音楽』
スティーヴ・ライヒと音楽家たち
《録音》1974年1月,  ハンブルク・ムジークスタジオ [ステレオ]
1974年にLPとして初発売され、当時話題となったアルバム。1970年台初頭に作
曲されたこれらの作品は、ライヒ初期の作品の中でも重要な作品でしょう。そ
れぞれ調律された小さなドラムによって次第に複雑なリズムを形作っていく
「ドラミング」。ミニマリズムが転換期を迎えた時期の代表作「6台のピアノ」。
2012年12月ライヒ来日! (1)(3)は演目となります。

479346 2枚組 ¥1850
オスヴァルド・ゴリホフ: 
『マルコ受難曲』"
アキレス・バエス(ギター) 
マイケル・ウォード=バーグマン(アコーディオン)
ゴンサロ・グラウ(P) 
デイヴィッド・ぺナ(Cb)
シモン・ボリバル・ユース・オーケストラのメンバー
マリア・ギナンド(指揮)
《録音》2007年1月, カラカス [デジタル]
1960年、ロシア移民の子としてアルゼンチンに生まれたオスバルド・ノエ・ゴ
リホフは、26歳の時にアメリカに渡り、ジョージ・クラム、ルーカス・フォス、
オリヴァー・ナッセンらの薫陶を受け、特定の技法に拘泥しない独自の作風を
育みました。彼はグラミー賞に輝くなど、映画音楽の分野でも活躍が著しく、
サリー・ポッター監督作品の「タンゴレッスン」や「耳に残るは君の歌声」に
おけるポッターとの共同作業が注目を集めているのは周知の通りです。本作は、
グバイドゥーリナ、譚盾、リームらと共に、シュツットガルト国際バッハアカ
デミーの「J.S.バッハを記念する受難曲2000プロジェクト」のための委嘱を受
けて書かれた受難曲ですが、いきなり聴こえてくるリズミカルなドラムの音に
は、ある種の戸惑いを抱いてしまうかもしれません。しかしやがて、そのリズ
ムにホーンセクションが加わってくると、それはまさにラテン音楽の響きで、
クラシック音楽とは全く異質の音楽世界をお楽しみいただけるはずです。そし
て、能天気な磔やイエスの死の場面もきっと笑って許せてしまうことでしょう。
2010年度第17回エコー賞クラシック部門20-21世紀合唱録音賞受賞作品。

4784249 ¥1350
ハリソン・バートウィッスル:作品集
(1)『時の勝利』
(2)『アース・ダンス』
(3)『パニック』
(1) ピエール・ブーレーズ(指揮) BBC交響楽団
(2) ピエール・ブーレーズ(指揮) アンサンブル・モデルン
(3) アンドルー・デイヴィス(指揮)  BBC交響楽団
ジョン・ハール(Sax)ポール・クラーヴィス(パーカッション)
《録音》
(1)1974年1月, ロンドン [ステレオ:セッション]
(2)2001年10月, フランクフルト [デジタル:ライヴ]
(3)1995年10月, ロンドン [デジタル:セッション]"
英国の作曲界において指導的・先進的な立場で活動を続けるハリスン・バート
ウィッスルは1934年生まれの作曲家。特にオペラ、あるいは声楽・器楽に演劇
の要素を融合したシアトリカルな作品を得意とし、また管楽器の活用もその作
風の特徴の一つと言えます。このアルバムに収録された作品は、バートウィッ
スルの1970-1990年台それぞれの代表する傑作として高く評価されています。
2013年度武満徹作曲賞審査員として来日予定。

4784250 ¥1350
ジョン・ケージ:《ピアノのためのソナタとインターリュード》
『ソナタ第1-16番』
『インターリュード(第1-4の)』
ジョン・ティルバリー(プリペアドP)
《録音》(1)1974年12月, オール・セインツ教会 [ステレオ:セッション]
ジョン・ティルバリーは、現代音楽の演奏家として知られ、ハワード・スケン
プトン、クリスチャン・ヴォルフ、ジョン・ケージなどの作品を数多くレコー
ディングし、モートン・フェルドマンの作品については、最高の演奏者のひと
りと言われています。静けさと響き、そして考えずに楽譜通り弾くことによっ
て、音楽の意味を超越した名演が奏されていきます。

4784251 ¥1350
ドビュッシー:管弦楽作品集
『牧神の午後への前奏曲』
『交響詩「海」』
『夜想曲』
『バレエ「遊戯」』
シャルル・デュトワ(指揮) モントリオール交響楽団
《録音》1988-1989年, モントリオール [デジタル:セッション]
フランス音楽の第一人者デュトワがモントリオール交響楽団を指揮したドビュ
ッシー・アルバム。印象主義と呼ばれる新しい音楽語法を確立し、20世紀音楽
の扉を開いたと称されるドビュッシーの多彩な管弦楽法を、デュトワが洗練の
極致ともいうべき見事な解釈で聴かせます。1990年度レコード・アカデミー賞
受賞作品。

4784252 ¥1350
ショスタコーヴィチ:
『交響曲第5番ニ短調Op.47』
『室内交響曲Op.110a(弦楽四重奏曲第8番-バルシャイ編)』
ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《録音》1987&1989年, ロンドン [デジタル:セッション]
ロイヤル・フィル常任のポスト就任の記念すべき第1弾録音だったもの。前半の
端正な表情の弦楽による落ち着いた表現。最終楽章では、ロイヤル・フィルら
しい分厚い金管と安定したテンポによる見事な造形が聴かれます。。バルシャ
イ編による室内交響曲も収録。録音も優秀です。

4784253 ¥1350
ストラヴィンスキー:
(1)『バレエ「春の祭典」(1947年版)』
(2)『3楽章の交響曲』
(3)『バレエ「アゴン」』
ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団((1)(3))
ベルリン放送交響楽団((2))
《録音》1991-1994年, ベルリン [デジタル:セッション]
ダイナミックレンジの幅を広くとったDecca録音の技術を活かした録音。打楽器
群やリズム楽器的な効果を持つ金管などの音程をかなり明瞭にくっきりと出し
ているのが特徴。それによって、ストラヴィンスキーの作品でことさら鮮烈な
リズムの効果を聴くことができます。「春祭」の後半の迫力と緊迫感は圧巻。



<Decca>
4583822 ¥1850
イ・サロニスティ/タイタニック号の音楽
廃盤復活です。(品番変更はありません)
1)コミック・ケイク・ウォーク
2)運命
3)エル・カピタン(スーザ)
4)ただ憧れを知る者が(チャイコフスキー)
5)岸辺のモリー(グレインジャー)
6)「カヴァリア・ルスティカーナ」-間奏曲(マスカーニ)
7)「リュシストラータ」-蛍(リンケ)
8)白鳥の歌-セレナード(シューベルト)
9)エリート・シンコペーション(スコット・ジョプリン)
10)ウィーン気質
11)カヴァティーナ(ラフ)
12)エブリバディズ・ドゥイング・イット・ナウ
13)ユモレスク(ドヴォルザーク)
14)威風堂々第1番(エルガー)
15)ニアラー・マイ・ゴッド・トゥ・ジー
イ・サロニスティ
1997年12月の映画公開から15年、映画「タイタニック」が今月3D作品として
世界同時公開されます。また今年はタイタニック号の事件から100年の節目の
年でもあり、映画の中でも船上で優雅な音楽を奏でていたイ・サロニスティ
の演奏でつづる当盤が再プレスの運びとなりました。

●Double Decca シリーズ
4783931 2枚組 ¥1850
J.S.バッハ:ロ短調ミサ曲
フェリシティ・ロット(S)
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(A)
ハンス・ペーター・ブロッホヴィッツ(T)
ウイリアム・シメル(Br)
グウィン・ハウエル(Bs)
シカゴ交響楽団&合唱団  
サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)
《録音》1990年
各声部がくっきりと浮かび上がるショルティらしい明快な演奏。堂々たるス
ケール感と圧倒的な説得力が聴き手をドラマティックな感動の境地へと誘い
ます。





<Deutsche Grammophon>
47955 82枚組 ¥16600
カラヤン1960年代BOX (82枚組/インターナショナル盤)
没後20年以上を経てなお人々を魅了して止まない音楽界の帝王
カラヤン1960年代を中心とするオーケストラ録音の名演を集めた豪華BOX
完全限定盤
CD 1
R. Strauss: Ein Heldenleben op.40
CD 2
Brahms: Hungarian Dances / Dvorak: Slavonic Dances
CD 3
Liszt: Mazeppa, Hungarian Fantasy and Hungarian Rhapsodies 4 & 5
CD 4
Delibes: Coppelia / Chopin-Douglas: Les Sylphides
CD5
Mozart: Requiem"
"CD 6-13
Beethoven: Symphony No.1-9
CD 14
Tchaikovsky: Piano Concerto No.1
CD 15
Stravinsky: Le Sacre du Printemps
CD 16
Tchaikovsky: Symphony No.6 "Pathetique"
CD 17
Dvo?ak: Symphony No.9(5)"From the New World"
CD 18
Debussy: La mer, Prelude a l'apres-midi d'un faune
Ravel: Daphnis & Chloe Suite No.2
CD19-22
Brahms: Symphony No.1-4, Haydn Variations"
CD23
Brahms: Violin Concerto in D
CD24
Brahms: German Requiem
CD25
Sibelius: Violin Concerto, Finlandia
CD26
Berlioz: Symphonie Fantastique op. 14
CD27
Sibelius: Symphony No.5, Tapiola
CD28
Sibelius: Symphony No.4, Der Schwan von Tuonela
CD29-30
Bach: Brandenburg Concerto No.1-6, BWV.1046-1051
CD31
Bach: Orchestral Suites No.2, 3 BWV.1067, 8
CD32
Schubert: Symphony No.8 "Unfinished" / Beethoven: Overtures
CD33
Mozart: Symphonies Nos. 29 & 33
CD34
Bartok: Concerto for Orchestra
CD35
Mozart: Eine kleine Nachtmusik, Divertimento No.15
CD36
Mozart: Divertimento No.17
CD37
R. Strauss: Don Quixote
CD38
Mussorgsky: Pictures at an Exhibition / Ravel: Bolero
CD39
Bruckner: Symphony No.9
CD40
Handel: Concerti Grossi op.6 No.5, 12, 10
CD41
Mozart: Divertimenti Nos. 11 & 10
CD42
Johann and Josef Strauss: Waltzes and Polkas
CD43
Sibelius: Finlandia, Valse triste, Der Schwan von Tuonela, Tapiola
CD44
Tchaikovsky: Symphony No.4
CD45
Tchaikovsky: Symphony No.5
CD46
Shostakovich: Symphony No.10
CD47
Beethoven: Violin Concerto op. 61
CD48
Rimsky-Korsakov: Scheherazade
CD49
Beethoven: Piano Concerto No.1 in C
CD50
Tchaikovsky: Violin Concerto in D op. 35, Capriccio Italien op. 45
CD51, 52
Beethoven: Missa Solemnis op.123
CD53, 54
Haydn: Die Schopfung
CD55
Tchaikovsky: Overture "1812", Marche Slave, Romeo and Juliet
CD56
Tchaikovsky: Serenade for Strings, Nutcracker Suite
CD57
Opera Intermezzi
CD58
Sibelius: Symphonies Nos. 6 & 7
CD59
Mozart: Serenata Notturna, Divertimenti K.136, 137, 138
CD60
Brahms: Piano Concerto No.2
CD61-62
Handel: Concerti grossi op.6 -No.6, 4, 2, 7, 3, 9
CD63
Liszt: Les Preludes, Hungarian Rhapsody No.2
/ Smetana: Vyehrad, Die Moldau
CD64
Mozart: Horn Concertos No.1, 2, 3, 4
CD65
Rossini: String Sonatas No.1, 2, 3, 6
CD66
Prokofiev: Symphony No.5 op.100
CD67
Handel: Concerti grossi op.6 ? No.1, 8, 11
CD68
Schubert: Symphony No.9 "The Great"
CD69
Dvorak: Cello Concerto in b op.104
Tchaikovsky: Rococo Variation op.55
CD70
Beethoven: Marches
CD71-72
Beethoven: Orchestral Works
CD73
Johann and Josef Strauss
CD74
Suppe: Overtures
CD75
Bartok: Sz.106 / Stravinsky: Apollon musagete
CD76
Mozart/Beethoven/Strauss: Metamorphosis for Strings
CD77
Honegger: Symphony No.2, 3 "Liturgique"
CD78
Adagio - Albinoni, Pachelbel, Boccherini, Respighi
CD79
Stravinsky: Concerto in D ""Basel"", Symphony in C, Circus Polka
CD80
Beethoven: "Egmont"
CD81
Strauss: Oboe Concerto in D, Horn Concerto No.2
CD82
Bach: Violin Concertos BWV1041-1043
CD83
Brahms:Symphony No.4 E minor op.98
Wagner:Die Meistersinger von Nurnburg
5 Prelude to Act I
没後20年以上を経てなお絶大な人気を保持するカラヤンが1960年代を中心と
してDGに残したオーケストラ録音のコンプリート・エディション82枚組。
1枚1枚オリジナルLPデザインの紙ジャケに封入されています。豪華200ページ
のブックレットには1962年から1983年までベルリン・フィルの黄金時代を支
えたコンサートマスター、トーマス・ブランディスによる興味深い逸話が多
数含まれるインタビュ一記事、カラヤンの指揮姿の写真などが盛り込まれて
います。しばらく入手困難だった音源も含んだこの豪華82枚組は昨年まず韓
国版として発売されましたが、今回のインターナショナル盤は韓国盤よりも
さらにお手ごろ価格になった完全限定版です。是非この機をお見逃し無く!




<Australian Eloquence>
4805378 2枚組 ¥1400
ショパン:マズルカ全集(全51曲)
ニキタ・マガロフ(P)
《録音》1956年, ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(ステレオ:セッション)
音源:Decca
ショパンのスペシャリストとして名を馳せたマガロフが、デッカに40代半ば
に録音したマズルカ全曲。
後年フィリップスにも全集を録音していましたが、個性的なリズムを捉えス
ケールの大きい悠然とした彼のこの演奏は、立体的で豊潤な音色によって色
彩豊かな音楽に仕上がっています。

4804116 ¥900
グラナドス: 
『ゴイェスカス』(全6曲)
『わら人形』
ニキタ・マガロフ(P)
《録音》1952&1954年, ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
(モノラル:セッション)
音源:Decca
マガロフは、ショパンとリストの両方の流れを引き継ぐ貴重なピアニストで
した。フィリップスへのショパン録音は、現在においても華麗でロマンチッ
クかつドラマチックな名盤といわれています。マガロフによるグラナドス録
音はほとんどなく、この録音は最初、「ゴイェスカス第1部」と「わら人形」
のカップリングで12インチLPとして発売されました。その後「第2部」の2曲
が追加録音され、それらをカップリングしたのがこのCD。あふれるパッショ
ンが抒情的に奏されるメロディ。そこに、リズミカルな活力と強さが加わっ
ています。テクスチャを明快に浮き彫りにするのは、決して容易ではありま
せんが、マガロフは内声部を保持することによっての作品に陰影を与えつつ、
メロディ・ラインを見事にトレースしています。

4803483 2枚組 ¥1400
メンデルスゾーン:
(1)『劇音楽「夏の夜の夢」Op.61(抜粋)』
(2)『序曲「フィンガルの洞窟」Op.26』
ドリーブ:
(3)『バレエ音楽「泉」(抜粋)』
ロッシーニ:
(4)『歌劇「ウィリアム・テル」序曲』
(5)『歌劇「チェネレントラ」序曲』
(6)『歌劇「セミラーミデ」序曲』
(7)『歌劇「どろぼうかささぎ」序曲』
ショパン(ダグラス編):
(8)『バレエ音楽「レ・シルフィード」』
ペーター・マーク(指揮)
(1)ジェニファー・ヴィヴィアン(Sp), マリオン・ロウ(Sp),
ロンドン交響楽団, コヴェントガーデン王立歌劇場女声合唱団,
(2)ロンドン交響楽団
(3)-(8)パリ音楽院管弦楽団
《録音》
(1)1957年2月, ロンドン、ギングズウェイ・ホール(ステレオ:セッション)
(2)1960年4月, ロンドン、ギングズウェイ・ホール(ステレオ:セッション)
(3)&(8)1957年11月, パリ、共済組合会館ホール(ステレオ:セッション)
(4)-(7)1958年11月, パリ、化学会館ホール(ステレオ:セッション)
音源:Decca
マークの得意のメンデルスゾーン。まさにその核心に当たる演奏で、若々し
い息吹にあふれた颯爽とした表現が満ちあふれた名盤です。「フィンガルの
洞窟」の第2主題の強弱が聴き手の心を揺らします。マークは指揮者としての
活動をヨーロッパ各地の歌劇場やウィーン・フォルクスオーパでスタートさ
せ、そのキャリアを積み重ねました。「ロッシーニ:序曲集」では、長年の舞
台音楽演奏の経験を生かした、堂に入った演奏を聴かせています。また、
「レ・シルフィード」や「泉」での抒情の表出の見事さは特筆に値するもの
です。

4805946 4枚組 ¥3150
ベートーヴェン:
(1)『ピアノ協奏曲第1-5番』
(2)『ピアノ協奏曲変ホ長調WoO.4(W・ヘスによる復元版)』
(3)『ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61』
(4)『ロマンス第1番ト長調Op.40』『ロマンス第2番ヘ長調Op.50』
(5)『ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調Op.56』
(1)スティーヴン・コヴァセヴィチ(P),
コリン・デイヴィス(指揮)ロンドン交響楽団
(2)リディア・グリフトウーヴナ(P),
ハインツ・ドレッセル(指揮)フォルクヴァング室内管弦楽団
(3)ヘルマン・クレバース(Vn),
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
(4)アルテュール・グリュミオー(Vn)、
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
(5)クラウディオ・アラウ(P), ヘンリック・シェリング(Vn),
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc),
エリアフ・インバル(指揮)ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
《録音》
(1)1969-1974年, ロンドン(ステレオ:セッション)
(2)1967年, ハンブルク、フォノグラム・スタジオ(ステレオ:セッション)
(3)1973年, アムステルダム、コンセルトヘボウ(ステレオ:セッション)
(4)1960年, アムステルダム、コンセルトヘボウ(ステレオ:セッション)
(5)1970年, ロンドン(ステレオ:セッション)
音源:PHILIPS
(1):コヴァセヴィチのピアノ協奏曲全集。ピアノとオーケストラがしっかり
と呼応し合って、古典的でふくよかな交響的世界を現出しています。
(2):ベートーヴェンが14歳の時に作曲したといわれているピアノ協奏曲を収
録。ピアノ独奏パートの写譜のみ現存。ベートーヴェン自身によるオーケス
トラパートのピアノ・スコアが書き込まれており、ここからフルート2本、
ホルン2本、弦楽五部にスイスの音楽学者ウィリー・ヘスが1939年復元発表し
たものです。繊細で活き活きとした響きで聴かせてくれます。
(3):コンセルトヘボウ管弦楽団の名コンサート・マスターとして名高い、ヘ
ルマン・クレバースによるヴァイオリン協奏曲。
(4):グリュミオーの甘美で洗練された音楽性が光る珠玉。ここではハイティ
ンク指揮による1960年の録音のもの。ハイティンクにとっての初のベートー
ヴェンの録音でした。(5)には、3人の見事な息のあった名盤も収録。

4806025 ¥900
イギリス王室のための音楽集
ヘンデル:『司祭ザドク』
パーセル:『メアリー女王のための葬送音楽』
パーセル:『アンセム「人われにむかいて言えるときわれ喜べり」』
ブリス:『叙任式の交誦ファンファーレ』
ウォルトン:『戴冠式行進曲「王冠」』
パリー:『私は歓喜した』
バックス:『エリザベス王女の結婚式のためのファンファーレ』
ブリス:『行進曲「ようこそ女王陛下」』
ウォルトン:『戴冠テ・デウム』
エルガー:『帝国行進曲(イギリス行進曲)Op.32』
ウォルトン:『行進曲「宝玉と勺杖」』
イギリス国歌(ブリテン編)『神よ女王陛下を守り給え(女王陛下万歳)』
デイヴィッド・ウィルコックス, ジョージ・ゲスト, ゲオルク・ショルティ,
ベンジャミン・ブリテン(指揮)
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団,
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
カルロ・カーリー, サイモン・プレストン(Org)
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル他
音源:Decca
イギリスの王室のために作曲された作品集です。もちろん、イギリスを代表
する作曲家のものばかりであり、演奏もイギリス王室に仕える伝統ある合唱
団などでとりそろえてあるコンピレーション盤です。

<EMI CLASSICS>
CDSW-4649522 8枚組 ¥3980
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 全30曲
CD1 Heroic Ideas 英雄的思想
第26番(作品81a)「告別」、第11番(作品22)、
第29番(作品106)「ハンマークラヴィーア」
CD2 The Eternal Feminine 永遠に女性的なもの
ソナタ第4番(作品7)、第9番(作品14-1)、第10番(作品14-2)、第13番(作品27-1)
第14番(作品27-2)「月光」
CD3 Aspects of an Inflexible Personality 確固たる個性の形勢
第1番(作品2-1)、第2番(作品2-2)、第3番(作品2-3)
CD4 Nature 自然
第25番(作品79)、第15番(作品28)「田園」、第22番(作品54)、
第21番(作品53)「ワルトシュタイン」
CD5 Extremes in Collision 極端なものの衝突
第5番(作品10-1)、第6番(作品10-2)、第7番(作品10-3)
CD6 Resignation and Action あきらめと受け入れ
第16番(作品31-1)、第17番(作品31-2)「テンペスト」、第18番(作品31-3)、
第28番(作品101)
CD7 Eternal Feminine-Maturity 永遠に女性的なもの、成熟期
第24番(作品78)「テレーゼ」、第27番(作品90)、第30番(作品109)、
第31番(作品110)
CD8 Destiny 運命
第8番(作品13)「悲愴」、第12番(作品26)、第23番(作品57)「熱情」、
第32番(作品111)
演奏:H.J.リム (ピアノ)
2011年7月ー8月にヤマハの誇るコンサート・グランド・ピアノ CFXを弾いて
録音。
スリップケース付き、ブリリアント・ボックス、32ページ・ブックレット。
EMIクラシックス期待の大型新人ピアニスト、リムのデビュー・レコーディン
グはなんとベートーヴェンのソナタ全集!韓国生まれの24歳、独特な演奏スタ
イルと新人らしからぬカリスマ性をもつ大型新人は、すでにパリでベートー
ヴェン・チクルス・コンサートを1週間連続公演でやってのけている。
リムは、12歳でピアノの学習のため、単独パリへ渡ったが、ピアノの演奏を韓
国の家族に見せるため、演奏姿をユーチューブにアップしたところ話題となり、
それが音楽関係者の目にとまり、EMIクラシックスとの契約に至っている。
まるで現代版シンデレラ・ストーリー。
リムはパリへ渡ってから15歳でDEM(Diplome d'Etudes Musicales complete
(Normandy))を史上最年少で取得、ルーアン国立音楽院とパリ国立高等音楽院
を主席で卒業。2007年、パリで開催されたフラム国際音楽コンクールのピアノ
部門で観客賞を受賞。独自の演奏スタイルをもつリムは、録音にもこだわりを
見せ、ソナタを順番通り入れるのではなく、テーマ別に収録。また、ソナタの
作品49-1、49-2については、ベートーヴェンが学生用練習曲として書いただけ
で、本人の意思に反して出版されたとし、あえて全集から外して録音していな
い。2月に先だってリリースされた全集からのVol.1に続き、早くも全集ボック
スの登場!本人書き下ろしの解説付き。

CMSW-9562842 3枚組 ¥1880
キャスリーン・フェリア/ザ・コンプリートEMIレコーディングス
今年生誕100年を迎えるイギリスが誇る伝説的コントラルトがEMIに録音した全
てをCD3枚に収録。ヘンデル、パーセル等の他、グルック「オルフェオとエウ
リディーチェ」、ワルター&ウィーン・フィルと録音した1949年10月の録音の
「亡き子をしのぶ歌」と、その別テイクを2曲
ボーナス・トラックとして特別収録!
CD1
1.グルック:あなたなしの人生とは?-オルフェオとエウリディーチェより
2.ブラームス:愛のまこと 作品3-1
3.ブラームス:かわいい恋人よ
4.エルガー:My work is done…It is because-「ジェロンティアスの夢」
演奏:ジェラルド・ムーア(ピアノ)録音1944年6月
5.グリーン:I will lay me down in peace arr. Roper
6.グリーン:O praise the Lord arr. Roper
演奏:ジェラルド・ムーア(ピアノ)録音1944年9月
7.ヘンデル:春が来る(オットーネ)
8.ヘンデル:Come to me, soothing sleep-「オットーネ」
演奏:ジェラルド・ムーア(ピアノ) 録音1945年4月
9.パーセル:トランペットが鳴り響き-「メアリー王女の誕生日のためのオード」
10.パーセル:あてもなく人目かまわず歩きまわろう-「インドの女王」
11.パーセル:羊飼いよ、羊飼いよ-「アーサー王」
12.メンデルスゾーン:わたしは願う、わたしの愛を伝える 作品63-1
13.メンデルスゾーン:挨拶 作品63-3
演奏:イゾベル・バイユ(ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 
録音:1945年9月
マーラー:亡き子をしのぶ歌
14.いま太陽は輝き昇る
15.なぜそんなに暗い眼差しか、今にしてよくわかる
16.お前のお母さんが戸口から入ってくるとき
17.ふと私は思う、あの子はちょっと出かけただけなのに
18.こんな風に!
演奏:ブルーノ・ワルター指揮・ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
録音1949年10月
CD2
JSバッハ:ミサ曲ロ短調BWV232-
1.キリストよ、憐れみたまえ
2.父の右に座しておられる方よ
3.また唯一のイエス・キリストを
4.神の子羊
演奏:エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)1、3、
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮・ウィーン交響楽団 録音:1950年6月
グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」全曲
5.シンフォニア
6-14.第1幕
15-19.第2幕
CD3
1-7. 第2幕(続き)
8-18. 第3幕
演奏:オルフェオ・・・キャスリーン・フェリア
エウリディーチェ・・グリート・コ-エマン
アモーレ・・・・・・・ネル・デュヴァル
チャールズ・ブルック指揮・オランダ歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:1951年7月アムステルダム
ボーナス・トラック(未発表テイク)
19.マーラー:亡き子をしのぶ歌-いま太陽は輝き昇る
20.マーラー:亡き子をしのぶ歌-こんな嵐に!
演奏:ブルーノ・ワルター指揮・ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1949年10月の録音の別テイク(これまで未発表)
演奏:キャスリーン・フェリア(コントラルト)
マルチパック、16ページ・ブックレット




<EMI GERMANY>
●INSPIRATION 各1枚 ¥550
CDZW-3271862
ジャクリーヌ・デュ/プレ/ポートレート
1-3.ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb:1
演奏:ダニエル・バレンボイム指揮
イギリス室内管弦楽団 録音:1967年4月
4-7.ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調作品69
演奏:スティーヴン・コヴァセヴィッチ(ピアノ) 録音:1965年12月
8-10.シューマン:チェロ協奏曲イ短調作品129
演奏:ダニエル・バレンボイム指揮
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 録音:1968年5月
演奏:ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)

CDZW-3271892
JSバッハ:マタイ受難曲-アリアと合唱
第1部
1.第1曲:合唱:おいで、娘たち 共に嘆こう
2.第3曲:コラール:心から愛するイエスよ
3.第9曲:レチタティーヴォ(アルト):愛する救い主よ
4.第10曲:アリア(アルト):悔い改めの念が
5.第12曲:アリア(ソプラノ):血を流せ、この心よ
6.第17曲:また、杯をとり、感謝の祈りを唱え
7.第18曲:レチタティーヴォ(ソプラノ):わが心は涙の中に漂う
8.第19曲:アリア(ソプラノ):あなたはわたしの心を捧げます
9・第24曲:レチタヴィーヴォ:そこで、イエスは言われた
10.第24曲:レチタティーヴォ:(テノール、合唱):
なんと痛ましい。苛まれた心がうち震えている
11.第26曲:アリア(テノール、合唱):わたしはイエスのもとで目覚めていよう
第2部
12.第47曲:アリア(アルト):憐れみたまえ
13.第51曲:アリア(バス):わたしのイエスを返してください
14.第57曲:レチタティーヴォ(ソプラノ):あの方は良いことだけをされました
15.第58曲:アリア(ソプラノ):愛ゆえにわたしのイエスは死のうとしている
16.第63曲:合唱:おお、血と傷にまみれた御頭
17.第74曲:レチタティーヴォ(バス):その夕べ、涼しくなったころ
18.第75曲:アリア(バス):わが心よ、自分を浄める
19.第78曲:合唱:われら涙してひざまずき
演奏:テオ・アルトマイヤー(福音史家)
テレサ ツィリス=ガラ(ソプラノ=アリア)
ニコライ・ゲッダ(テノール=アリア)
フランツ・クラス(イエス)
ユリア・ハマリ(アルト=アリア)
ヘルマン・プライ(バス=アリア)
南ドイツ・マドリガル合唱団
コンソルティウム・ムジクム
ヴォルフガング・ゲネンヴァイン
録音:1969年

CDZW-3271842
レーヴェ:魔王-ロマンティック・バラード集
1.魔王 作品1-3-3つのバラードより
2.オルフ氏 作品2-2
3.歩きまわる鐘 作品20-3-3つのバラードより
4.婚礼の歌 作品20-1-3つのバラードより
5.誠実なエッカルト 作品44-2-3つのバラードより
6.アーチボルト・ダグラス 作品128
7.詩人トム 作品135
8.鳥刺しハインリヒ 作品56-1
9.エーベルシュタイン伯 作品9-5
10.高貴な騎士、オイゲン公 作品92
11.オーディンの海の騎行 作品118
12.エドワード 作品1-1-3つのバラードより
13.水の精 作品129-2
14. Evershoh Op.118-2
15.ハラルド 作品45-1-2つのバラードより
16.時計 作品123-3
演奏:ヘルマン・プライ(バリトン) 1-10
ギュンター・ヴァイセンボルン(ピアノ) 1-10
トマス・クヴァストホフ(バリトン) 11-16
ノーマン・シェトラー(ピアノ) 11-16
録音:1962年10月 1-10
1989年5月 11-16

CDZW-3271872
ロメオとジュリエット-ロマンティック・ラヴ・ストーリー
グノー:ロメオとジュリエット第4幕
1.プレリュード
2.さぁ、私はあなたを許しましたわ
3.ロメオ!
演奏:アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)、ロベルト・アラーニャ(テノール)
ミシェル・プラッソン指揮・トゥールーズ・カピトール国立歌劇場管弦楽団
録音:1995年10月
4.ベルリオーズ:ロメオとジュリエット作品17-キャピュレット邸の饗宴
演奏:リッカルド・ムーティ指揮・フィラデルフィア管弦楽団
ベルリーニ:カプレーティとモンテッキ
5.ああ!いくたびか
6.そう、逃げるのです。僕たちには残されていない
7.来て、ああ!来て。
演奏:ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、ベヴァリー・シリズ(ソプラノ)
ジュゼッペ・パターネ指揮・ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
録音:1975年6月
8.ディーリアス:村のロメオとジュリエット-楽園への道
演奏:ジョン・バルビローリ指揮・ロンドン交響楽団
録音:1965年8月
9.プロコフィエフ:ロメオとジュリエット-バルコニーの場
演奏:アンドレ・プレヴィン指揮・ロンドン交響楽団
10.チャイコフスキー:ロメオとジュリエット-
演奏:マリス・ヤンソンス指揮・オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1987年4月
グノー:ロメオとジュリエット-第5幕 フィナーレ
11.プレリュード(ジュリエットの眠り)
12.お、僕の妻!僕のいとしい人
13.君に、僕のジュリエット
15.君自身をおいたわりなさい、気の毒な魂よ
演奏:アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)、ロベルト・アラーニャ(テノール)
ミシェル・プラッソン指揮・トゥールーズ・カピトール国立歌劇場管弦楽団
録音:1995年10月

CDZW-3271882
ヴァイオリン・メディテーション
1.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季1-第1番「春」
演奏:クリストファー・ウォレン・グリーン(ヴァイオリン&指揮)、
ロンドン室内管弦楽団
2.JSバッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041第2楽章:アンダンテ
演奏:ジョナサン・リース(ヴァイオリン&指揮)、
スコティッシュ・アンサンブル
3.JSバッハ:パルティータ第1番 ロ短調第4曲:サラバンド
演奏:クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
4.JSバッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042 第2楽章:アダージョ
演奏:ジョナサン・リース(ヴァイオリン&指揮)、
スコティッシュ・アンサンブル
5.JSバッハ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調BWV1005 第3楽章:ラルゴ
演奏:クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
6.JSバッハ:2台のヴァイオリンのための協奏曲二短調BWV1043 第2楽章
演奏:ジェーン・マードック(ヴァイオリン)、
ジョナサン・リース(バイオリン&指揮)
スコティッシュ・アンサンブル
7.JSバッハ:パルティータ第3番ホ長調BWV1006第2曲:ルーア
演奏:クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
8.ジャン=マリ・ルクレア:
ヴァイオリン協奏曲ヘ長調作品7-14第2楽章:アダージョ
演奏:ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン&指揮)
オーヴェルニュ管弦楽団
9.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調KV216第2楽章:アダージョ
演奏:クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン&指揮)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー、ブレーメン
10.グルック:オルフェオとエウリディーチェ-精霊の踊り
演奏:ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、ジェローム・デュクロ(ピアノ)
11.シューベルト:アヴェ・マリア
演奏:ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、ジェローム・デュクロ(ピアノ)
12.ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61第2楽章:ラルゲット
演奏:ドミトリ・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)
ネヴィル・マリナー指揮・アカデミー室内管弦楽団
録音:1.1988年12月、2.1991年10月、3.、5.、7.、1993年11月
4.、6.1990年2月、 8.1993年9月、9.1995年10月、10.、11.2006年7月
12.1991年12月




<EMI FRANCE>
CZSW-4649292 2枚組 ¥2050
マスネ・アニヴェルセール
マスネ(1842-1912):
CD1
1.タイスの瞑想曲
演奏:ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、
ダニエル・ハーディング指揮
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン 録音:2000年12月
2.聖処女-聖処女の最後の眠り
演奏:ポール・トルトゥリエ(チェロ)、イギリス室内管弦楽団 
録音:1987年3月
3.ル・シッド-I.カスティラーヌ
演奏:ルイ・フレモー指揮・バーミンガム市交響楽団 録音:1971年4月
4.組曲第4番「絵のような風景」-I.行進曲
演奏:ルイ・フレモー指揮・バーミンガム市交響楽団 録音:1971年4月
5. 復讐の女神たち-夜の悲しみ
演奏:バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)、ミシェル・ダルベルト(ピアノ)、
クリストフ・リヒテル(チェロ) 録音:1995年3月
6.レ・マン
演奏:ジョゼ・ファン・ダム(バリトン)、
ジャン・フィリップ・コラール(ピアノ) 録音:1993年1月
7.たそがれ 
演奏:バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)、ミシェル・ダルベルト(ピアノ)、
録音:1995年3月
8.黒い蝶(アレグロ・アジタート・モルト)
9.白い蝶(アレグロ)
10.よどんだ水-2つの即興曲
演奏:アルド・チッコリーニ(ピアノ) 
録音:1975年1月(2009年デジタル・リマスター)
11.流れる水-2つの即興曲
演奏:アルド・チッコリーニ(ピアノ) 
録音:1979年1月(2009年デジタル・リマスター)
12.舟歌-10の風俗的小品集より
13.リゴドン-10の風俗的小品集より
14.サルタレロ-10の風俗的小品集より
15.カリヨン-10の風俗的小品集より
演奏:アルド・チッコリーニ(ピアノ) 
録音:1972年1月(2009年デジタル・リマスター)
16.非常にゆっくりしたワルツ
演奏:アルド・チッコリーニ(ピアノ) 
録音1975年1月(2009年デジタル・リマスター)
17. 聖母の御前で(ローマの田園の想い出)
18. 過ぎ去りし年第2集-秋の日々
19.過ぎ去りし年第2集-11月2日
20.過ぎ去りし年第2集-楽しい狩り
21.3つの行進曲-4手のための
22.2つの子守歌-4手のための
23.聖処女-
演奏:アルド・チッコリーニ(ピアノ) 
録音1979年1月(2009年デジタル・リマスター)
24.ピアノ協奏曲 第2楽章:ラルゴ
25.ピアノ協奏曲 第3楽章:アレグローアレグロ・マエストーソーアレグロ・
モルト・アニマート
演奏:アルド・チッコリーニ(ピアノ)、シルヴァン・カンブルラン指揮
モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団 
録音:1970年1月(2009年デジタル・リマスター)
CD2
1. 歌劇「ラオールの王」第4幕-妙なる陶酔で我を満たす声
演奏:ロランド・ヴィラゾン(テノール)、エヴェリーノ・ピド指揮
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 録音:2004年3月
2. 歌劇「エロディアード」-美しく優しい君
演奏:レジーヌ・クレスパン(ソプラノ)、ジョルジュ・プレートル指揮
パリ国立歌劇場管弦楽団 録音:1963年1月
3. 歌劇「エロディアード」-はかない幻
演奏:トーマス・ハンプソン(バリトン)、ミシェル・プラッソン指揮
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団 録音;1994年1月
4. 歌劇「マノン」第2幕-さようなら、私達の小さなテーブルよ
演奏:アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)、アントニオ・パッパーノ指揮
モネ交響楽団 録音:1999年5月
5. 歌劇「マノン」第2幕-目と閉じると <夢の歌>
演奏:ロベルト・アラーニャ(テノール)、アントニオ・パッパーノ指揮
モネ交響楽団 録音1999年5月
6. 歌劇「マノン」第3幕-私、それほど美しいかしら?
演奏:ナタリー・デセイ(ソプラノ)、ミシェル・プラッソン指揮
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団 録音:2003年8月
7. 歌劇「マノン」第3幕-君! あなた!
演奏:アルフレード・クラウス(テノール)、イレアナ・コトルバシュ(ソプラノ)
ミシェル・プラッソン指揮・トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団 
録音:1982年1月
8. 歌劇「ル・シッド」-統べたまい、裁きたもう御父よ
演奏:プラシド・ドミンゴ(テノール)、アッシャー・フィッシュ指揮
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団 録音:1996年12月
9. 歌劇「ル・シッド」-泣け、泣け、わが瞳よ
演奏:マリア・カラス(ソプラノ)、ジョルジュ・プレートル指揮
フランス放送国立管弦楽団 録音:1961年(1997年デジタル・リマスター)
10. 歌劇「ウェルテル」第3幕-手紙!手紙!
演奏:タチアナ・トロイヤノス(メゾ・ソプラノ)、ミシェル・プラッソン指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1979年9月
11. 歌劇「ウェルテル」第3幕
-ああ僕の夢は幾度も・・・なぜ我を目覚ますのか
演奏:ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、
ニコライ・ゲッダ(テノール)
ジョルジュ・プレートル指揮・パリ管弦楽団 録音:1968年9月ー1969年6月
12. 歌劇「魔術師(マージ僧侶)」-ああ、現れよ、わが天空の運命を司る星よ
演奏:ロランド・ヴィラゾン(テノール)、エヴェリーノ・ピド指揮
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 録音:2004年3月
13. 歌劇「タイス」第2幕-私は美しと言っておくれ<鐘の歌>
演奏:ジャニーヌ・ミショー(ソプラノ)、ジョルジュ・プレートル指揮
パリ国立歌劇場管弦楽団 録音:1961年1月
14. 歌劇「サンドリヨン」
-行け、僕を独りにさせろ・・・悲しみと僕だけを残して行ってしまえ
演奏:ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)、
大野和士指揮・リヨン国立歌劇場管弦楽団
録音:2010年9月
15. 歌劇「グリセリディス」第2幕
-冬の寒さが大枝から追いたてた鳥、それが僕なのさ
演奏:ロランド・ヴィラゾン(テノール)、エヴェリーノ・ピド指揮
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 録音:2004年3月
16. 歌劇「ノートル・ダムの曲芸師」
-Legende de la sauge:Marie avec l'enfant jesus
演奏:ジュール・バスタン(バス)、ロジャー・ブトリ指揮
モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団 録音:1978年1月
17. 歌劇「シェリュバン」
-讃えましょう、夢見て燃え上がり、逃げざる愛を!
演奏:ナタリー・デセイ(ソプラノ)、ミシェル・プラッソン指揮
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団 録音:2003年8月
18.  歌劇「ドン・キショット」第1幕-Une place publique
19. 歌劇「ドン・キショット」第4幕-Lorsque le temps d'amour a fui
演奏:テレサ・ベルガンサ(ソプラノ)、ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン)
ミシェル・プラッソン指揮・トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団 
録音:1992年1月
20. 歌劇「ローマ」第3幕-彼女に会うのだ
演奏:ロランド・ヴィラゾン(テノール)、エヴェリーノ・ピド指揮
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 録音:2004年3月
ブリリアント・ボックス、12ページ・ブックレット付き(英語表記)
「マノン」や「ウェルテル」などのオペラで有名なフランスの作曲家、マスネ
の没後100年企画。CD2枚にカピュソン演奏の「タイスの瞑想曲」、チッコリー
ニ演奏のピアノ曲から、ゲッダやデセイ、ヴィラゾンなどが歌うオペラまでを
収録したマスネ・ベスト!




<Virgin Classics>
VMW-6025112 ¥1050
レオポルドI世宮のウィーン〈Wien Am Hofe LeopoldsI)
ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660-1741):シンフォニアII
1.I.Allegro assai-Grave-Allegro-Adagio 2.II. Libertein
3. III. Entree 4. IV. Menuet 5. V. Passepied 6. VI. Ciacona
7. ジョヴァンニ・レグレンツィ(1629-1690):
Sonata Quinta a quattro Viola da Gamba aus "La Cetra 1682"
ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー(c1620/23ー1680):
Pars III aus "Mensa Sonora…1680"
8. I. Gagliarda(Allegro) 9. II. Aria 10. III. Ciacona
11. IV. Sonatina
ヨハン・ヨーゼフ・フックス:シンフォニアVII 
aus "Concentus musice instr.
12. I. Adagio-Andante-Allegro
13. II. La joye des fidels sujets(Allegro)
14. III. Aria italiana-Aire francoise(Andante)
15. IV. Les enemis confus(Maestoso e diciso)
16. ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(c1620/23-1680):
Sonata III aus "Sacro profanus concerntus"
17. レオポルドI世(1640-1705):Regina Coeli a 5. Mense Maio 1655
18. ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:
Sonata X aus "Sacro profanus concentus"
演奏:ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンセントゥス・ムジクス
録音:1963年1月
(2012年デジタル・リマスター)
ジュエル・ボックス、20ページ・ブックレット
ヴァージン・クラシックスが贈る、レア音源発掘のリディスカヴァリーズ・シ
リーズ第1弾は、ハプスブルク=ロートリンゲン家の血をひくアーノンクール
が唯一EMIに録音している貴重な音源。17世紀のレオポルドI世時代の宮廷の音
楽世界への誘い。

DVBW-6025099(DVD-Video) 2枚組 ¥2480
マスネ:サンドリヨン全曲
主要キャスト;ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)・・・サンドリヨン
アリス・クート(メゾ・ソプラノ)・・・・・・・シャルマン王子
ジャン=フィリップ・ラフォント(バス・バリトン)・・父親
エヴァ・ポドレス(コントラルト)・・・マダム・ドゥ・ラ・ハルティエール
ベルトラン・ドゥ・ビリー指揮
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
ローラン・ペリー(演出)
収録:2011年
歌唱 :フランス語
黒のトールケース、2DVD(NTSC)
今をときめく旬のメゾ・ソプラノ、ジョイス・ディドナートがサンドリヨン
(シンデレラ)で英国コヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラに登場!シャル
マン王子の心ばかりでなく聴衆を魅了したクラシックなおとぎ話。ローラン・
ペリー演出のチャーミングでウィットにとんだ舞台。

●Veritas x Veritas
VBSW-6025032 2枚組 ¥980
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」
CD1 ヴィヴァルディ:
1-3 協奏曲第1番「春」
4-6 協奏曲第2番「夏」
7-9 協奏曲第3番「秋」
10-12 協奏曲第4番「冬」
13-15 協奏曲第5番「海の嵐」
16-18 協奏曲第7番二短調
CD2 
1-3 協奏曲第11番ニ長調 
4-6 協奏曲第10番変ロ長調「狩」
7-9 協奏曲第9番二短調
10-12 協奏曲第8番ト長調
13-15 協奏曲第6番ハ長調
16-18 協奏曲第12番ハ長調
演奏:ファビオ・ビオンディ(指揮&ヴァイオリン)
エウローパ・ガランテ
録音:2000年10月
ブリリアント・ボックス、ブックレット付き

VBSW-6024932 2枚組 ¥980
ダンスプル、パワー-ミサ&モテット
CD1 パワー(1370/85-1445):
1.アヴェ・レジーナ・チェローラム
2.グロリア
3.Beata viscera -Three Part motet
4.クレド -Mass Movement, two to five parts
5.サンクトゥスーFour part mass movement
6.アニュス・デイーFour part mass movement
7.サルヴェ・レジナーThree part Maria motet
Missa Alma redemptoris mater
8.I.グロリア
9.II.クレド
10.III サンクトゥス
11.IV アニュス・デイ
12.Ibo michi ad montem
CD2 ダンスタプル(1390-1453):
1. 来たれ、主なる聖霊よ
2.救い主のうるわしき母
3.Credo super "Da guadiorum premia"
4.アニュス・デイ-3声のイソ・リズム・ミサ
5.聖なる御姿に栄光あれー4声のイソ・リズム・モテトゥス
6.Gaude Virgo salutata-4声のイソ・リズム・モテトゥス
7.あなたは何者にもまして美しいー3声のモテット”Songs of Songs”より
8.Salve Regina misericordiae-3声のモテトゥス
9.Preco preheminenciae-4声のイソ・リズム・モテトゥス
演奏:ザ・ヒリヤード・アンサンブル
録音:CD1 1982CD2 1984
ブリリアント・ボックス ブックレット付き

VBSW-6024982 2枚組 ¥980
フローベルガー:ハープシコード作品集
フローベルガー(1616-1667)
CD1
1.トンボー FbWV632
パルティータ FBWV619
2.アルマンド
3.ジーグ
4.クーラント
5.サラバンド
6.ラメンテーション FbWV633
パルティータ FBWV606
7.第1のパルティータ
8.第2のパルティータ
9.第3のパルティータ
10.第4のパルティータ
11.第5のパルティータ
12.第6のパルティータ
13.クーラント・ソプラ・Mayrin.Double
14.サラバンド・ソプラ・Mayrin
15.トッカータ FbWV121
16.カプリッチョ FbWV506
パルティータ FbWV631
17.Allemande, faite en passant le Rhin dans un barque en grand peril
18.ジーグ
19.クーラント
20.サラバンド
21.トッカータ FbWV 103
パルティータFbWV611a
22.メディテーション
23.ジーグ
24.クーラント
25.サラバンド
26.トッカータ FbWV101
パルティータ FbWV612
27.ラメント
28.ジーグ
29.クーラント
30.サラバンド
CD2 
1.トッカータ FbWV102
パルティータ FbWV614
2.ラメンテーション
3.クーラント
4.サラバンド
5.ジーグ
6.フーガ FbWV407a
7.カプリッチョ FbWV504
パルティータFbWV602
8.アレマンダ
9.クーラント
10.サラバンダ
11.ジーグ
12.カンツォン FbWV305
13.リチェルカル FbWV412
14.トッカータ FbWV108
パルティータFbWV617
15.アレマンド
16.ジーグ
17.クーラント
18.サラバンド
19.トッカータ FbWV110
20.トッカータ FbWV106
21.ファンタジア FbWV202
22.トッカータ FbWV111
23.ファンタジアSopra UT RE MI FA SO LA
演奏:ジークベルト・ランペ(ハープシコード)
録音:CD1 1995年CD2 1996年Germany



<EMI CLASSICS>
CZS-0919342 17枚組 ¥5480
デュ・プレ/ザ・コンプリートEMIレコーディングス(限定盤)
CD1
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調作品85
演奏:ジョン・バルビローリ指揮
ロンドン交響楽団 録音:1965年Kingsway Hall(2004年リマスター)
ディーリアス:チェロ協奏曲
演奏:マルコム・サージェント指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 
録音:1965年1月 No1 Studio, Abbey Road(2001年リマスター)
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調作品33
演奏:ダニエル・バレンボイム指揮
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
録音:1968年9月 No1 Studio, Abbey Road(2000年リマスター)
CD2
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調作品104
ドヴォルザーク:森の静けさ作品68-5
演奏:ダニエル・バレンボイム指揮
シカゴ交響楽団
録音:1970年11月 Medinah Temple, Chicago(1995年リマスター)
シューマン:チェロ協奏曲イ短調作品129
演奏:ダニエル・バレンボイム指揮
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
録音:1968年9月 No1 Studio, Abbey Road(2000年リマスター)
CD3
モン:チェロ協奏曲ト短調
演奏:ジョン・バルビローリ指揮
ロンドン交響楽団、ヴァルダ・エイヴリング(チェンバロ) 
録音:1968年9月 No1 Studio, Abbey Road(2000年リマスター)
ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調HobVIIb1
演奏:ダニエル・バレンボイム指揮
イギリス室内管弦楽団
録音:1967年4月No1 Studio, Abbey Road(1998年リマスター)
ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調HobVIIb2
演奏:ジョン・バルビローリ指揮
ロンドン交響楽団
録音:1967年4月No1 Studio, Abbey Road(1998年リマスター)
CD4
ショパン:チェロ・ソナタト短調作品65
フランク:チェロ・ソナタイ長調
演奏:ダニエル・バレンボイム(ピアノ) 
録音:1971年12月 No1 Studio Abbey Road(2000年リマスター)
ブルッフ:コル・ニドライ作品47
演奏:ジェラルド・ムーア(ピアノ) 
録音:1962年7月 No1 Studio, Abbey Road(2012年リマスター)
CD5
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番二短調BWV1008
録音:1962年1月(1-6)、1962年1月(7-12) BBC Studios, London
ヘンデル:ソナタト短調HWV287(Arr.J.W.Satter)
演奏;アーネスト・ラッシュ(ピアノ)、録音:1961年3月(1999年リマスター)
CD6
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番作品5-1
べートーヴェン:チェロ・ソナタ第2番ト長調作品5-2
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調作品69
CD7
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番ハ長調作品102-1
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番ニ長調作品102-2
ベートーヴェン:ヘンデルの「見よ勇者は帰る」の主題による変奏曲
ベートーヴェン:
モーツァルトの「魔的」の「恋を知る男たちは」の主題による変奏曲
ベートーヴェン:
モーツアルトの「魔的」の「娘か女房か」の主題による変奏曲
演奏:ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
録音:Recorded Live,1970年3月25-26日、Usher Hall, Edinburgh
CD8
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1番作品1-1
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第2番ト長調作品1-2
ベートーヴェン:変ホ長調作品44
CD9
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第3番ハ短調作品1-3
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第6番作品97「大公」
ベートーヴェン:アレグレット変ホ長調Woo39
ベートーヴェン:アレグレット変ホ短調
CD10
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番ニ長調作品70-1「幽霊」
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番変ホ長調作品70-2
ベートーヴェン:仕立て屋カカドゥの主題による変奏曲
CD11
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲変ホ長調WoO38
演奏:ピンカス・ズッカーマン(ヴァイオリン)、
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
録音:1969年12月&1970年1月No1 Studio, Abbey Road (2001年リマスター)
Pinchas Zukerman appears by courtesy of CBS Records
ベートーヴェン:クラリネット三重奏曲変ロ長調作品11
演奏:ジェルバーズ・ドゥ・ペイエ(クラリネット)、
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
録音:1970年 No1 Studio, Abbey Road (2006年リマスター)
クープラン:趣味の融合-コンセール第13番ト長調
演奏:ウィリアム・プリース(チェロ)
録音:1963年3月 BBCStudios, London (1999年リマスター)
CD12
R.シュトラウス:
ドン・キホーテー騎士的な性格の一つの主題による幻想的変奏曲作品35
演奏:ハーバート・ダウンズ(ヴィオラ)、
デスモンド・ブラッドリー(ヴァイオリン)
エイドリアン・ボールト指揮
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
録音:1968年4月 No.1 Studio, Abbey Road ,(1995年リマスター)
ラロ:チェロ協奏曲二短調
演奏:ダニエル・バレンボイム指揮
クリーヴランド管弦楽団
録音:Recorded Live1973年10月Sevearance Hall, Cleveland
(1995年リマスター)
CD13
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番作品38
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番作品99
演奏: ダニエル・バレンボイム(ピアノ) 
録音:1968年8月No1Studio, Abbey Road(2000年リマスター)
録音:1968年8月No1 Studio, Abbey Road (2000年リマスター)
ボッケリーニ:チェロ協奏曲変ロ長調(Arr.&Cadenzas Grutzmacher)
演奏:ダニエル・バレンボイム指揮
イギリス室内管弦楽団
録音:1967年No1 Studio, Abbey Road(1998年リマスター)
CD14
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番作品69
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番作品102-2
演奏:スティーヴン・コヴァセヴィッチ(ピアノ)
録音:1965年7月No1 Studio, Abbey Road(2001年リマスター)
ファリャ:7つのスペイン民謡(Arr.Maurice Marechal)
演奏:アーネスト・ラッシュ(ピアノ)
録音:1961年3月BBC Studios, London(1999年リマスター)
CD15
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番作品38
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番作品99
演奏:ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
ブルッフ:コル・ニドライ作品47
演奏:ダニエル・バレンボイム指揮
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1968年4月(1-7)&6月London(2002年リマスター)
CD16
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番作品99
演奏:アーネスト・ラッシュ(ピアノ) 
録音:Recorded Live at the Edinburgh Festival
1962年9月3日 Freeman's Hall(1999年リマスター)
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲作品50
演奏:ダニエル・バレンボイム(ピアノ)、
ピンカス・ズッカーマン(ヴァイオリン)
録音:1972年7月Recorded Live by Israel Radio,
Frederick Mann Auditorium, Tel Aviv
CD17
パラディス:シシリエンヌ(Arr.Dushkin)
シューマン:幻想小曲集作品73
メンデルスゾーン:無言歌 作品109
演奏:ジェラルド・ムーア(ピアノ) 
録音:1962年7月15-16日No1 Studio, Abbey Road(2012年リマスター)
フォーレ:エレジーハ短調作品24
演奏:ジェラルド・ムーア(ピアノ) 
録音:1969年4月No1 Studio, Abbey Road(2012年リマスター)
J.S.バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ BWV564ーアダージョ
演奏:ロイ・ジェッソン(オルガン) 
録音:1962年7月No1 Studio, Abbey Road(1995年リマスター)
J.S.バッハ:ソナタニ長調BWV1028-アダージョーアレグロ
演奏:ロナルド・キンロック・アンダーソン(チェンバロ)
録音:1962年7月15-16日No1 Studio, Abbey Road(2012年リマスター)
サン=サーンス:白鳥
演奏:オージアン・エリス(ハープ)
録音:1962年7月21日No1Studio, Abbey Road(,2012年リマスター)
ファリャ:ホタ
演奏:ジョン・ウィリアムス(ギター) 
録音:1962年7月21日No.1Studio,Abbey Road(2012リマスター)
ブリテン:チェロ・ソナタハ長調作品65
演奏:スティーヴン・コヴァセヴィッチ(ピアノ)
録音:1965年2月BBC Studios, London(1999年リマスター )
パラディス:シシリエンヌ(Arr.Dushkin)
シューマン:幻想小曲集作品73
演奏:ジェラルド・ムーア(ピアノ)
録音:1963年10月No1Studio, Abbey Road(2007年リマスター)
以上:ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
クラムシェル・ボックス 32ページ・ブックレット
イギリスが誇る伝説の女流チェリト、デュ・プレがEMIに残した全録音CD17枚
組。1962年のデビュー・リサイタルのバッハのソナタの2つの楽章をCD初収録!
2012年リマスター音源も収録。 <没後25周年企画>
※以前発売になった没後20周年特別企画 CZS-5041672 17枚組とほとんど曲目の
違いはありません


CZS-0919752 4枚組 ¥1480
デュ・プレ/ザ・サウンド・オブ・ジャクリーヌ・デュ・プレ(限定盤)
CD1
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調作品85 
演奏:ジョン・バルビローリ指揮ロンドン交響楽団 
録音:1965年(2004年りマスター)
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番作品33
演奏:ダニエル・バレンボイム指揮
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 録音:1969年(2000年リマスター)
シューマン:チェロ協奏曲作品129
演奏:ダニエル・バレンボイム指揮
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 録音:1969年(2000年リマスター)
CD2
ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調
演奏:ダニエル・バレンボイム指揮
イギリス室内管弦楽団 録音:1967年(リマスター1998年)
モン:チェロ協奏曲ト短調
演奏:ヴァルダ・エイヴリング(チェンバロ)、
ジョン・バルビローリ指揮
ロンドン交響楽団
録音:1968年(2000年リマスター)
ボッケリーニ:チェロ協奏曲変ロ長調 第1楽章
演奏:ダニエル・バレンボイム指揮
イギリス室内管弦楽団 
録音:1967年(リマスター1998年)
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調作品104
演奏:ダニエル・バレンボイム指揮
シカゴ交響楽団
録音:1970年(1995年リマスター)
CD3
ヘンデル:ソナタト短調 HWV287
演奏:アーネスト・ラッシュ(ピアノ)
録音:1961年(リマスター1999年)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番作品70「幽霊」第1楽章
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第6番作品97「大公」第1楽章
演奏:ピンカス・ズッカーマン(ヴァイオリン)、
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
録音:1969年&1970年(2001年リマスター)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番作品102-2第1楽章
演奏:スティーヴン・コヴァセヴィッチ(ピアノ)、
録音:1965年(リマスター1988年)
ショパン:チェロ・ソナタト短調作品65 第4楽章フィナーレ
演奏:ダニエル・バレンボイム(ピアノ) 録音1970年(リマスター2000年)
フランク:チェロ・ソナタイ長調第1楽章
演奏:ダニエル・バレンボイム(ピアノ) 録音1971年(リマスター2000年)
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番作品38
演奏:ダニエル・バレンボイム(ピアノ) 録音:1968年(リマスター2000年)
CD4
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番BWV1007
録音:1962年(リマスター1999年)
J.S.バッハ:アダージョ BWV564
演奏:ロイ・ジェッソン(オルガン) 録音:1962年(リマスター1995年)
パラディス:シシリエンヌ 
演奏:ジェラルド・ムーア(ピアノ) 録音:1962年(リマスター2011年)
ベートーヴェン:「魔的」の「娘か女房か」の主題による変奏曲
演奏:ダニエル・バレンボイム(ピアノ) 
録音:1970年(リマスター1999年)LIVE
シューマン:幻想小曲集作品73
演奏:ジェラルド・ムーア(ピアノ) 録音:1962年(リマスター2001年)
メンデルスゾーン:無言歌作品109
演奏:ジェラルド・ムーア(ピアノ) 録音:1962年(リマスター2001年)
サン=サーンス:白鳥
演奏:オーシアン・エリス(ハープ) 録音:1962年(リマスター2001年)
フォーレ:エレジー作品24
演奏:ジェラルド・ムーア(ピアノ) 録音:1969年(リマスター2001年)
ブルッフ:コル・ニドライ作品47
演奏:ジェラルド・ムーア(ピアノ) 録音1962年(リマスター2001年)
ファリャ:ホタ
演奏:ジョン・ウイリアムス〈ギター) 録音:1962年(リマスター2001年)
以上、ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
クラムシェル・ボックス
没後25年記念、デュ・プレの魅力を凝縮した4CDベスト。

<SONY CLASSICAL>
8869195270-9(3DVD+2CD) ¥4350
初回生産限定盤
ブルックナー:
[DISC1=DVD]
交響曲第6番イ長調 WAB106
(タイムI.=18:51 / II.=22:49 /III.=8:37 / IV.=15:50 /end credit=2:18)
[DISC2=DVD]
交響曲第7番ホ長調 WAB107
(タイムI.=26:29 / II.=27:53 /III.=12:08 / IV.=14:00 /end credit=1:52)
[DISC3=DVD]
交響曲第8番ハ短調 WAB108
(タイムI.=21:30 / II.=16:52 /III.=31:55 / IV.=29:43 /end credit=2:18)
[DISC4&DISC5=CD]
交響曲第4番変ホ長調 WAB104「ロマンティック」 世界初発売
(タイム I.=22:34 / II.=18:17 / III.=11:17 / IV.=31:42)
[演奏]
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:セルジュ・チェリビダッケ
[録音]
【第4番】1989年2月5日&6日、
ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング
【第6番】1991年11月26日-30日、
ミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニーでのライヴ・レコーディング
【第7番】1990年10月18日、
東京、サントリーホールでのライヴ・レコーディング
【第8番】1990年10月20日、
東京、サントリーホールでのライヴ・レコーディング
アマレイケース4点を厚紙製ボックスに収納予定
チェリビダッケがその晩年にもっとも頻繁に取り上げたのがブルックナーの交
響曲でした。日本を含む世界各地への演奏旅行でも必ずブルックナーの交響曲
をプログラムに入れることで、チェリビダッケ=ミュンヘン・フィル=ブルッ
クナーの名は不可分のものとなったのです。1980年代後半から映像制作に積極
的に乗り出していたソニー・クラシカルは、このコンビによるブルックナーの
主要交響曲を映像収録してソフト化するプロジェクトを立ち上げ、録音を忌避
していたチェリビダッケを説得し、1990年10月の日本公演に際して交響曲第7
番と第8番を、1991年11月に地元ミュンヘンで第6番を収録しました。チェリビ
ダッケがミュンヘン・フィルの首席指揮者に就任してからすでに10年以上が経
っていたこの時期はまさにこのコンビの絶頂期にあたり、細部まで指揮者の意
志が浸透し、緻密に磨き抜かれた究極の演奏が現実のものになっていました。
1993年にはレーザーディスク(および海外ではVHSソフトとしても)ソニー・ク
ラシカルから発売されましたが、1996年の再発売以降は廃盤となり、入手困難
な状況が続いていました。日本からもソニー・クラシカル側に対して再三DVD
化の要請を出していたにもかかわらず具体化することはありませんでしたが、
今年生誕100年を機に、遺族の承認のもと、晴れて正式にDVD化されることにな
りました。グレン・グールドのCBC映像やホロヴィッツのDVD化を手掛けたベル
リンのb-sharpスタジオで映像・音声のマスタリングとオーサリングが行われ
ています。
さらに今回のボックス化に際しては、これまでどんな形でも発売されたこと
のない交響曲第4番「ロマンティック」をDISC4+DISC5にCD2枚組で収録してい
ます。これは1989年2月、ウィーン・ムジークフェラインザールでの演奏会を
ソニー・クラシカルが収録したもので、生前からその存在は知られながら、
これまで未発表だった幻のライヴ録音です。演奏時間はトータルが83:50とな
っており、EMIから正規盤として1996年に発売された1988年10月のミュンヘン、
ガスタイクでのライヴTOTAL=79:12よりもトータルで4分以上長く、それゆえ
収録にCD2枚を要しています。これはおそらく残響の豊かなムジークフェライ
ンの音響効果を考慮してのテンポ配分と思われ、30分を超える巨大な造形に
よるフィナーレでは、極遅のコーダで管のコラールを支えるチェリビダッケ
独特の弦の刻みに施されたアクセントがどう実現されているか、期待が高ま
ります。

8869197116-2 ¥1600
ボーイト:「メフィストーフェレ」よりめでたし、主よ
ボーイト:「メフィストーフェレ」よりこれが地球だ
ボーイト:「メフィストーフェレ」より私はすべてを否定する霊です
グノー:「ファウスト」より金の子牛は常に生きていて
ビゼー:「カルメン」より闘牛士の歌
マスネ:「ドン・キホーテ」より O Mon maitre,O mon grand!
オッフェンバック:「ホフマン物語」より輝け、ダイアモンド
ヴェルディ:「アッティラ」よりMentre gonfiarsi l’anima
ヴェルディ:「十字軍のロンバルディ人」より惨事
プッチーニ:「トスカ」より巡査を3人と馬車を1台
カルロス・ゴメス:「サルヴァトーレ・ローザ」より夫として父として
ソロサバル:港の酒場よりDespierta negro
モーツァルト:
ドン・ジョヴァンニよりお手をどうぞ(レチタティーヴォとアリア)
アーウィン・シュロット(バリトン)
ダニエレ・ルスティオーニ指揮
ウィーン放送交響楽団
2012年3月ウィーンでの最新録音
1998年ドミンゴが主催する「オペラリア」国際オペラ・コンクールでグランプ
リを受賞。2000年のデビュー以来、深みある迫力たっぷりの声と迫真の演技で
観客を魅了するシュロット。世界の主要なオペラハウスで次々と成功をおさめ
ている彼の当たり役である「カルメン」から闘牛士の歌、「ドン・ジョヴァン
ニ」からはお手をどうぞ、をはじめ有名アリア-サルスエラを収録した2012年
3月の最新録音。
【アーウィン・シュロット】
1972年ウルグアイ生まれ。2000年ハンブルクとメトロポリタンでデビュー、
2003年には英国ロイヤル・オペラでの「ドン・ジョヴァンニ」のレポレッロ役
で大絶賛され、2003/2004年のシーズンの落としの公演でスカラ座デビュー。
ロサンゼルス・オペラでフィガロとドン・ジョヴァンニをワシントン・オペラ
でもドン・ジョヴァンニを好演し、「カルメン」のエスカミーリョ役でMETや
シンシナティ・オペラにも出演。2006年のMET来日公演ではドン・ジョヴァンニ
を歌っている。そのMETの公演で共演したネトレプコと電撃結婚。2008年にはザ
ルツブルク音楽祭に「ドン・ジョヴァンニ」でデビュー。

8869197465-9(DVD-Video) ¥1500
8869197469-9(Blu-ray) ¥2300
Yo-Yo MaThe Goat RodeoSessions Live
1. Quarter Chicken Dark / 2. Where’s My Bow? / 3. Here and Heaven
4. Franz and the Eagle / 5. Helping Hand / 6. 13:8 / 7. Hill Justice
8.No One But You / 9. Attaboy / 10. All Through the Night /
*Bonus Tracks Fiddle Medley / Less is Moi / Parallax / Bach: Gamba
Sonata No. 1, Movements 3 & 4ARTISTS:
Yo-Yo Ma . cello
Stuart Duncan . fiddle
Edgar Meyer . bass
Chris Thile . mandolin
Aoife O’Donovan . guest vocalist
昨年リリースされたヨーヨー・マの最新作『ゴート・ロデオ・セッションズ』
に参加したドリーム・チームが再び集結。一夜限りのコンサートを収録した、
贅沢な一枚。
2011年10月にリリースされたヨーヨー・マのアメリカン・ミュージック・プロ
ジェクト第3弾『ゴート・ロデオ・セッションズ』は、現在アメリカが誇る最高
のストリングス奏者たちが集結したドリーム・チームによるアルバムとして注
目を集め、高い評価を得た。現代最高のチェリストとして人気のヨーヨー・マ
を中心に、マンドリン:クリス・シーリー、フィドル&バンジョー:ステュアー
ト・ダンカン、ベース:エドガー・メイヤーというグラミー賞常連がずらりと顔
をそろえたわけだが、このメンバーが今年2012年1月31日、一夜限りのコンサー
トのためボストンの名門“ハウス・オブ・ブルース”に再び集結した。この映
像は、そのコンサートの模様を収録した貴重な記録である。二度と実現しない
であろう、至福の一夜を永久保存!CDと同様、ゲスト・ヴォーカルには躍進中
の女性ヴォーカリスト、イーファ・オドノヴァンを迎えている。

8869798466-2 ¥1600
アンドレア・カウテン-リスト・リサイタル2
Disc1:
『死の舞踏 S.126』『呪い S.121』『ハンガリー幻想曲 S.123』
『交響詩「前奏曲」S.97』
Disc2:
『巡礼の年第2年「イタリア」S.161(全曲)』
『メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」S.514』
『ハンガリー狂詩曲第14番ヘ短調S.244-14』
アンドレア・カウテン(P)
アダム・メドヴェツキー(指揮)
サヴァリア交響楽団(Disc1)
Disc1:2011年9月, ハンガリー、バルトーク・ホール(デジタル:セッション)
Disc2:2012年1月, フンガロトン・スタジオ(デジタル:セッション)
前アルバムでは「ロ短調ソナタ」を中心に、いくつかの「巡礼の年第2年」の
中の曲を演奏することで、「リスト弾き」としての才能の片鱗を見せつけたア
ンドレア・カウテン。今作では、満を持しての「イタリア」全曲と、「メフィ
スト・ワルツ」、「ハンガリー狂詩曲第14番」という聴きごたえのあるプログ
ラムを用意しています。またDisc1では、オーケストラとの華麗なる競演も。
彼女独特の柔らかいタッチも健在。メリハリのある表情豊かなリストが花開き
ます。

8869752695-2 ¥1600
ヘンデル:管弦楽編曲による、オペラとオラトリオなどからのアリア集
『聖セシリアの日のオード』『リナルド』『アポロとダフネ』『テセオ』
『時と真理の勝利』『忠実な心』『アマディージ』『テレプシコーレ』
『テオドーラ』『快活の人、沈思の人、温和の人』『タメルラーノ』
『トロメーオ』『サムソン』より
ヴォルフガング・カチュナー(指揮、テオルボ、編曲)
ラウテン・カンパニー(ピリオド楽器使用)
2009年3月, ザールブリュッケン放送局ホール・スタジオ
(デジタル:セッション)
ヘンデルの音楽はロンドンでは大絶賛を浴び、そのほとんどは上流階級層のた
めに書かれた音楽でした。孤児院慈善演奏会のオラトリオでさえ、そのチケッ
トは高価となり富裕層しか聴くことができなかったようです。しかしヘンデル
のオペラやオラトリオなどのアリアは、小オーケストラから家庭で演奏できる
くらいの室内楽版までたくさんの編曲版まで出版され、中流階層まで広がって
いきました。それらの編曲版は歌とチェンバロといったものだけでなく、オー
ボエやフルートといった器楽で演奏されることもよくあることでした。またオ
ペラ・アリアのコロラトゥーラはコンチェルト形式で書かれているため、器楽
奏者にとってみれば自分の腕の見せ所でもありました。このアルバムでは、指
揮者であるW.カチュナーが当時のバロック書法を守りながら、ヘンデルのオペ
ラ、オラトリオ、オードのアリアを、合奏または器楽のための協奏曲風にアレ
ンジした版で、ヘンデルのアリアの壮大さだけでなく、バロック音楽様式の歴
史的音色や情熱を味わっていだきたいという意図で制作されました。また、ラ
ウテン・カンパニーの創立25周年とヘンデル賞受賞記念盤でもあります。

8869192605-2 3枚組 ¥2100
テレマン:歌劇『ランゴバルドの王フラヴィウス・ベルタリドゥス』(全曲)
マイテ・ボーモン(Sp), ニーナ・ベルンシュタイナー(Sp),
アン=ベス・ソルヴァング(Ms), アントニオ・アベーテ(Bs),
カテリーナ・トレチャコヴァ(Sp), ユルゲン・ザッハー(T),
デイヴィッド・DQ・リー(C-T), 他
アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)
アカデミア・モンティス・レガリス(ピリオド楽器使用)&合唱団
2011年8月, チロル州立劇場(デジタル:インスブルック古楽音楽祭でのライヴ)
1729年に初演が行われた3幕のオペラ。2006年にベーレンライターより校訂版
が出版され、2011年インスブルック古楽音楽祭で上演されたもののライヴ録音
です。テレマンは、伝統を誇るハンブルクの市民オペラ劇場の復興に尽力し、
数々のオペラを作曲しましたが、彼のオペラ作品に関してのみ生前から人気が
なかったため彼の努力の甲斐もなく1738年に閉鎖されてしまいました。そのせ
いか彼のオペラが現代で上演されることはあまりありません。このオペラは、
イタリアのオペラ・ブッファの様式とセリアの様式が同居しており、ドラマ
ティックな音楽手法が用いられています。
指揮者のアレッサンドロ・デ・マルキは、現代楽器とピリオド楽器の垣根をこ
え、世界各地で活躍しています。サンタ・チェチーリア音楽院でオルガンと作
曲を、バーゼル・スコラ・カントールムにてチェンバロと室内楽を学んだあと、
ルネ・ヤーコプスの伴奏やアシスタントをつとめました。ダニエル・バレンボ
イムの招きでベルリン国立歌劇場のアシスタンと、次いで客演指揮者に就任。
1998年、バロック・オーケストラ、アカデミア・モンティス・レガリスの音楽
総監督、2009年、ルネ・ヤーコプスの後継としてインスブルック古楽週間の音
楽監督を務めたほか、ヨーロッパの歌劇場とともに日本、カナダ、オーストラ
リアなどに演奏ツアーを行っています。

8869796624-2 ¥1600
グレツキ:交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」Op. 36
イザベル・ベイラクダリアン(Sp)
ジョン・アクセルロッド(指揮)
デンマーク国立交響楽団
2011年3月, デンマーク放送協会コンサートホール, コペンハーゲン
(デジタル:セッション)
アクセルロッドの最新録音は、グレツキのあの有名な「悲歌のシンフォニー」。
アクセルロッドは、多様で幅広いレパートリー、斬新なプログラミング、カリ
スマ的な演奏スタイルを誇り、世界中のオーケストラから引く手数多の現代屈
指の指揮者です。1988年、名門ハーバード大学を卒業。バーンスタインに指揮
を師事し、90年代にサンクト・ペテルブルク音楽院のイリヤ・ムーシンのもと
でも研鑽を積み、アメリカ交響楽団連盟でも指揮の指導を受けました。ルツェ
ルン交響楽団およびルツェルン劇場の音楽監督兼首席指揮者を5年間務めたの
ち、フランスのナントとアンジェに拠点を置くフランス国立ロワール管弦楽団
の音楽監督に就任。2011年4月からはミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
の首席指揮者も兼任。2009年より、ウィーン放送交響楽団のガラ・コンサート
・シリーズ「ハリウッド・イン・ウィーン」の音楽監督も務めており、毎年
ウィーン・コンツェルトハウスにて、映画音楽を集めたコンサートや、ハリウ
ッド映画の作曲に貢献したウィーン出身の音楽家にちなんだシンポジウム、ハ
リウッド映画から影響を受けた多くの作曲家の紹介等に関わっています。また、
世界各国の主要オーケストラや歌劇場にも出演し、高い評価を得ています。




<RCA Red Seal>
8869196319-2 ¥1600
ハンス・ロット:
交響曲第1番ホ長調[1878-1880年]
管弦楽のための組曲 変ロ長調[1877年] 世界初録音
スケルツォ:アレグロ・コン・ブリオ
終楽章:とても速く
フランクフルト放送交響楽団
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
[録音]2010年4月15日&16日、フランクフルト、アルテ・オーパー(交響曲)、
2010年6月29日、フランクフルト、ヘッセン放送ゼンデザール(組曲)
マーラーのウィーン音楽院時代の友人であり、狂気のうちに25歳で夭逝したオ
ーストリアの作曲家、ハンス・ロットの交響曲第1番。「ブルックナーとマーラ
ーをつなぐミッシング・リンク」とも称され、19世紀末ウィーンに渦巻いてい
た後期ロマン派の爛熟を宿した大作において、パーヴォ・ヤルヴィが衝撃的な
演奏を披露。現在絶好調のフランクフルト放送響の豊かなソノリティを駆使し
て、作品に内包するドラマや軋みを緻密に、かつ劇的に描き出し、ロット受容
史に新たな一歩を記す名演を成し遂げています。
当アルバムが世界初録音となる「管弦楽のための組曲 変ロ長調」をカップリ
ング。




<deutsche harmonia mundi>
8869795997-2 ¥1600
ヨハン・ヨーゼフ・フックス:
『死者のためのミサ曲-皇帝レクィエム K.51-53』
『4声のためのソナタ K.347』
『3声のためのソナタ K.370』
『モテット:リベラ・メ(我を解き放ちたまえ)K.54』
『ミゼレーレ』
ローラント・ウィルソン(指揮)
ムジカ・フィアータ(器楽アンサンブル)
ラ・カペラ・デュカーレ(声楽アンサンブル)
《録音》2010年12月2-4日, ケンペン、ペータース教会 
(デジタル:セッション)
ヨハン・ヨーゼフ・フックスは1698年、皇帝レオポルト1世の宮廷作曲家に任命
され、ウィーン聖シュテファン寺院の礼拝堂副楽長、同首席楽長を務めました。
1715年、次の皇帝カール6世によって首席宮廷礼拝堂楽長に任命され、終生この
職にあり、バロック時代の様々な声楽曲・器楽曲を残しています。彼の名はと
りわけ「グラドゥス・アソ・パルナッスム」という対位法の理論書の著書とし
て有名でしたが、近年その再評価著しい作曲家のひとりでしょう。ここに収録
された「レクィエム(死者のためのミサ曲)」は「皇帝のレクィエム」とも呼ば
れ、皇太后エオノーラ(皇帝レオポルト1世の未亡人)の葬儀のために書かれ、そ
の後皇帝フランツ1世の父親、オイゲン公、皇帝カール6世の葬儀ために演奏さ
れました。それまでのバロック時代のレクィエムのような祝典的な響きや器楽
の協奏的な扱いが排除された悲しみに満ちた作風とメロディーによっており、
その比類ない美しさは多くのレクィエムの名作の中でも群を抜いているもので
す。ローランド・ウィルソンは、1980年代からドイツやヴェネツィア初期バロ
ックの宗教作品を数多く録音してきているベテランです。各パート1人という小
器楽編成。またローランド・ウィルソンが結成した各メンバーが全てソリスト
級の合唱団ラ・シャペル・デュカーレも小編成によって、器楽、独唱と合唱の
色彩を際立たせています。当時この曲と同時に演奏されたであろう作品と、こ
の曲の演奏で話題となったルネ・クレマンシック盤(BVCE38107)には収録されな
かった長大な「ミゼレーレ」(演奏時間約24分)をはさみこみ、レクィエムとい
う作品の特徴と美を、最大に引き出すことに成功しています。

<Warner Classics>
2564.661403 ¥1600
オペラ・ベイブス サイレント・ヌーン
『V=ウィリアムズ:Silent Noon(静かな真昼)』
『ロジャー・クィルター:Now sleeps the Crimson Petal
(赤い花びら優しく眠る)』
『ロジャー・クィルター:Drink to me only with thine eyes
(ただまなざしだけで乾杯を)』
『ジョン・アイアランド:If there were dreams to sell(夢が売れたなら)』
『ブリテン:O Waly Waly(悲しみの水辺)』
『ブリテン:The Salley Gardens(サリー・ガーデン)』
『パーセル:Let us wander not unseen(あてもなく人目かまわず歩きまわろう)』
『アイヴォー・ノヴェロ:We'll gather lilacs(ライラックの花を)』
『アリシア・スコット:Think on Me(シンク・オン・ミー)』
『ヘンデル:Come to me soothing sleep』
『アラン・マレイ:I'll walk beside you(私はあなたそばで歩きます)』
『チャールズ・ディプソン:Tom Bowling(トム・ボウリング)』
『マイケル・バルフ:When other lips and other hearts(放浪少女)』
『ケテルビー:Bells across the meadow(牧場を渡る鐘)』
オペラ・ベイブス(Vo), ジャネット・ハネイ(P)
「カレン」と「レベッカ」のふたりのオペラシンガーによる、クラシックのポ
ピュラーなアリアなどを、オペラの伝統を維持しながら現代のグルーヴで甦ら
せた「オペラ・ベイブス」。 今回、ワーナーへの移籍第1弾として、イギリス
の有名な歌曲を中心とした選曲。ピアノ伴奏によって、しっとりと歌われてい
ます。

2564.664684 10枚組 ¥5580
ボリス・ベレゾフスキーザ・テルデック・レコーディグズ
【Disc1】
ショパン:『練習曲集Op.10&25(全曲)』『3つの新しい練習曲』
【Disc2】
ショパン:
『練習曲集Op.10-1,2,4,5,6,12』『練習曲集Op.25-1,5』
『 ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1「小犬」(ゴドフスキー編)』,
ゴドフスキー:
『「ショパンのエチュードに基づく53の練習曲」より
第1,4,6,8,9,13,26,24,34,47,48番』『トリアコンタメロン第11番』
【Disc3】
シューマン:
『ダヴィット同盟舞曲集Op.6』『ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22』
『トッカータ ハ長調Op.7』
【Disc4】
リスト:『超絶技巧練習曲集S.139(全曲)』
【Disc5】
リスト:
『ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124』『ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125』
『死の舞踏S.126
ヒュー・ウルフ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団,
シューベルト(リスト編):『さすらい人幻想曲』 -
クルト・マズア(指揮)
ニューヨーク・フルハーモニック
【Disc6】
ムソルグスキー(チェルノフ編):『禿山の一夜』
ラフマニノフ:『練習曲集「音の絵」op.39-第3・4・7・9曲』
リャードフ:『前奏曲Op.57-1,Op40-2, Op39-4』
メトネル:
『おとぎ話 Op.34-2, Op.20-1, Op.34-3, Op.51-1』
『若人のためのロマンティックなスケッチop.54-2』
バラキレフ:『イスラメイ-東洋風幻想曲』
【Disc7】
チャイコフスキー:『ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23』
ハチャトゥリアン:『ピアノ協奏曲変ニ長調』
ドミトリ・リス(指揮)
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
【Disc8】
ラフマニノフ:
『ショパンの主題による変奏曲Op.22』『ピアノ・ソナタ第1番ニ短調Op.28』
【Disc9】
ラフマニノフ:『ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30』
エリアフ・インバル(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
ラフマニノフ:『前奏曲集Op.23 -第6,5,10,9,2番』
【Disc10】
ヒンデミット:『ルードゥス・トナリス』『1922年』
ボリス・ベレゾフスキー(P)
ボリス・ベレゾフスキーは、きわめて力強い技巧をもったピアニストとして、
また独自の洞察力と豊かな感性を兼ね備えた才能あふれる音楽家として非常に
高い評価を得ています。モスクワに生まれ、1988年にウィグモア・ホールでロ
ンドン・デビューを飾り、タイムズ紙は、「輝かしい技巧と圧倒的なパワーを
持つ、将来を嘱望させる類稀な才能を持ったアーティスト」と絶賛。2年後の
1990年、モスクワのチャイコフスキー国際コンクールで優勝しました。ベレゾ
フスキーはBBC響、ミュンヘン・フィル、ニューヨーク・フィルなど世界の著
名なオーケストラの数々と共演しており、リサイタルはパリのシャンゼルゼ劇
場、ブリュッセルのパレ・デ・ボザール、ウィーンのコンツェルトハウスなど
で行っているほか、ヴェルビエ、ザルツブルク、ラ・ロック・ダンテロンなど、
世界中の有名な国際音楽祭に登場し高い評価を得ています。ここに収録された
テルデックに録音したソロと協奏曲のアルバムは、目の覚めるような粒立ちの
タッチ、超絶技巧、そして時には強引さを持ちながらナチュラルな音楽性の見
事なこの上ない音楽を聴かせてくれます。

2564.662795 4枚組 ¥3300
シベリウス:交響曲全集
『交響曲第1番ホ短調Op.39』 『交響曲第2番ニ長調Op.43』
『交響曲第3番ハ長調Op.52』 『交響曲第4番イ短調Op.63』
『交響曲第5番変ホ長調Op.82』 『交響曲第6番ニ短調Op.104』
『交響曲第7番ハ長調Op.105』
『交響詩「フィンランディア」Op.26』 『「カレリア」組曲Op.11』
『交響詩「ポヒョラの娘」Op.49』 『交響詩「吟遊詩人」Op.64』
『交響詩「タピオラ」Op.112』
サカリ・オラモ(指揮)バーミンガム市交響楽団
[録音:2000-2003年、デジタル:セッション]
1998年にサイモン・ラトルの後任として首席指揮者に就任し、翌年には34歳の
若さで音楽監督に着任したオラモは、極めて繊細に音色を表現することから大
変高い評価を得ています。迸るカンタービレ、豊潤で冷涼感のある細部描写。
オラモによる、激しくも限りなく透明なシベリウスの演奏は、北欧の冷たい空
気と人間的温和さと重厚さがほどよく配合されつつ、ダイナミックな表出にも
事欠かない演奏です。




<NONESUCH>
7559.796251 ¥1400
クシュトフ・ペンデレツキ&ジョニー・グリーンウッド・コラボレーション
(1)クシュトフ・ペンデレツキ:『広島の犠牲者に捧げる哀歌』
(2)ジョニー・グリーンウッド:『Popcorn Superhet Receiver』
(3)クシュトフ・ペンデレツキ:『ポリモルフィア』
(4)ジョニー・グリーンウッド:『ポリモルフィアへの48のレスポンス』
ジョニー・グリーンウッド
クシュトフ・ペンデレツキ(指揮:(1)(3)),
マレク・モシュ(指揮:(2)(4)), AUKSO オーケストラ
[録音] 2011年9月, クラカウ・ポーランド国立視聴覚研究所,
アルビニア・スタジオ
ポーランドを代表する現代作曲家ペンデレツキと、あのレディオヘッドのギタリ
スト、ジョニー・グリーンウッドとのコラボ・アルバム誕生です! ペンデレツ
キの代表する作品「広島の犠牲者に捧げる哀歌」は、彼がクラカウの電子音楽
スタジオで得た経験と微分音の集積からなるトーン・クラスターによる強い表
現力で書かれてあります。元々の題名は「8分37秒」で、当初は広島の犠牲者
に捧げる目的で書かれたものではありませんでした。「ポリモルフィア」は映
画「シャイニング」で使われた作品でもあります。グリーンウッドは、幼少の
頃からチェロやピアノを学び、クラシック音楽を中心とした音楽的素養を身に
つけていました。レディオヘッドではギターだけでなく様々な楽器をあやつる
マルチプレーヤーですが、2004年からはBBCへのオーケストラ作品や映画スコア
を作曲し高い評価を得ています。このアルバムに収録されたグリーンウッドの
2作品は、ペンデレツキのそれぞれの作品からインスパイアされた作品で、彼
はペンデレツキを「ポーランドの前衛音楽のゴッドファーザー」と呼び尊敬し
ている作曲家だそうです。この録音は2011年9月、ポーランドのヨーロピアン
・カルチャー・コングレスに出演した直後に収録されたものです。

7559.796279 ¥1250
ウラジーミル・マルティノフ:
『The Beatitudes(真福九端)』『シューベルト=クインテット「未完成」』
『Der Abschied(別れ)』
クロノス・クァルテット, ジョーン・ジャンルノー(Vc)
ウラジーミル・マルティノフ(1946-)は、モスクワ生まれの作曲家で、ソビエ
ト連邦の第二次世界大戦後世代作曲家のリーダー的存在です。アヴァンギャル
ドなスタイルの彼の作品は旧ソビエトからは軽視されていましたが、グバイド
リーナ、シュニトケ、デニソフらと集い、またロックバンドの結成の手伝いや、
ロック・オペラを作曲。さらに神学、哲学、宗教史などを研究し、近年ではロ
シア正教やキリスト教をテーマにした大規模な作品などを作曲しています。こ
こに収録された『The Beatitudes』はロシア聖歌をもとに。『シューベルト=
クインテット「未完成」』はシューベルトの弦楽四重奏曲を。『Der Abschied』
は彼の父親のために「マーラー/大地の歌」をもとにしており、アメリカ同時
多発テロ事件の犠牲者への追悼の意を表しています。

<NAXOS> 各1枚 ¥1000
8.572986
トニー・バンクス:管弦楽のための6つの小品
1.サイレン/2.静かな領海/3.バラード/4.野生の巡礼/5.神託
6.黄金の都市
チャーリー・シーム(ヴァイオリン)…3
マーティン・ロバートソン(アルト・サクソフォン)…1
プラハ市交響楽団
ポール・イングリッシュバイ(指揮)
2004年、あのトニー・バンクス(1950-)がNAXOSから管弦楽作品「セブン」
(8.557466)をリリースした時は、世界中に衝撃が走ったものでした。確かに
彼が作り上げたジェネシス・サウンドは、分厚い和音を駆使した攻撃的でシ
ンフォニックなもの(ショスタコーヴィチやマーラーの影響を受けているとも)
で、前作「セブン」でも実際のオーケストレーションこそ行わなかったもの
の、彼が描きたかった音世界がそのまま表現されているものでした。今回の
新しい作品は、様々なイメージが喚起される6つの小品で、この中には誘惑や
旅、英雄、試練など、わくわくするような要素が詰まっているといいます。
この構想は、ジェネシスが最後のツアーを終えた2007年にはもう芽生えてい
たといい、次々と湧き上がるアイデアがこのような壮大な作品になりました。
全ての人の期待通りの名作誕生です。

8.559709
バーンスタイン・バーバー・ダイアモンド:作品集
1-8.バーンスタイン(1918-1990):
アリアと舟歌(1988)(B.シェンによるメゾ・ソプラノとバリトン、弦楽合奏と
パーカッション編)(プレリュード /ラヴ・デュエット/スメリーちゃん/生涯
の恋人/あいさつ/私の結婚式で/ウェッブ夫妻のおやすみなさい/後奏)
9.バーバー(1910-1981):序曲「悪口学校」(1931)
10.ダイアモンド(1915-2005):
モーリス・ラヴェルの思い出に捧げる哀歌(1937)
ジェーン・バネル(メゾ・ソプラノ)…1-8
デイル・デュージング(バリトン)…1-8
シアトル交響楽団/ジェラード・シュワルツ(指揮)
アメリカを代表する3人の作曲家の作品集です。時として機能的になりがちな
アメリカ音楽にも、こんなにも抒情的な面があるということを再確認できる
選曲がステキです。バーンスタインの歌曲集「アリアと舟歌」は1988年、彼
の晩年に完成しましたが、1955年ころから構想が練られていたようで、1960
年にはタイトルが決められていて、しばしばメロディの断片が書きつけられ
るなど、バーンスタインがずっと温め続けた「愛と結婚」についてのツィク
ルスです。本来は声と4手ピアノのために書かれたものですが、ブライト・
シェンがバーンスタイン監修の下、弦楽合奏とパーカッション伴奏にと拡大
したヴァージョンが収録されています。バーバーの作品はエネルギーに溢れ
ていて、ダイヤモンドの作品は、ノーブルさの中に暴力的な嘆きを反映させ
た革新的なものです。

8.572743
ブロッホ:アメリカ・合奏協奏曲 第1番
1-3.アメリカ-叙事的狂詩曲(1620年:土-インディアン-(英国)-メイフラワー
号-巡礼者の上陸/1861-1865年:喜びのとき-悲しみのとき/1926年:現在-未来
(賛歌))
4-7.ピアノと弦楽オーケストラのための「合奏協奏曲 第1番」(前奏曲/挽歌
/田園曲と田舎の踊り/フーガ)
シアトル交響合唱団…トラック3
パトリシア・マイケリアン(ピアノ)
シアトル交響楽団
ジェラード・シュワルツ(指揮)
スイス、ジュネーヴに生まれ、ブリュッセル音楽院でウジェーヌ・イザイに
師事、1916年にアメリカに移住した作曲家ブロッホ(1880-1959)は、この地で
数多くの音楽家を育てあげるなど、アメリカの新古典主義音楽の興隆に尽力
した事でも知られます。彼は自作の中に、しばしばユダヤの民族音楽を取り
入れた独自の作風を示しましたが、この1926年に作曲された「アメリカ-叙事
的狂詩曲」は、彼を受け入れたアメリカに対する"愛国心"が描かれたもので、
実は、彼がアメリカへと向かう船の中で最初に構想されたものが10年を経て
ようやく実現したものだったのでした。ネイティヴ・アメリカンの時代から、
ブロッホが生活していた1926年、そして未来への予想図が3つの楽章に分けて
描かれ、そこには数多くのメロディの引用が織り込まれた音楽による歴史絵
巻となっています。1927年、ミュージカル・アメリカ誌の主宰する作曲コン
クールで受賞した作品です。合奏協奏曲は、バロック音楽の形式を再現した
新古典派の流儀による作品。ピアノが面白いように活躍します。

8.559695
ボルコム:ゴスペル・プレリュード全集
1-3.第1集
(いつくしみ深き/沈める寺(中世のロック)/ジャスト・アズ・アイ・アム)
4-6.第2集
(まもなくかなたの(幻想曲)/アメイジング・グレイス/私たちはイエスを呼ぶ)
7-9.第3集
(世の波騒げど 御声静かに /つみとがを赦され/主よ御許に近づかん)
10-12.第4集
(時には母のない子のように/しずけき祈りの/「神より生まれしものよ」と
「なんと確かないしずえなんだろう」による自由な幻想曲)
グレゴリー・ハンド(オルガン)
クラシックの作曲家というよりも、どちらかと言うとジャズの分野で知られ
るボルコム(1938-)ですが、NAXOSでは、25年の歳月をかけて作曲した「無垢
と経験の歌」(8.559216-18)がとりわけ人気を誇っているように、そのジャン
ルを超えた多彩な作品は、全ての人々に訴えかける力を持っています。この
「ゴスペル・プレリュード」もその流れに位置する作品群で、敬虔な響きと
ジャジーな和声が交錯する不可思議な親しみやすさを持っているものばかり
です。おなじみの「アメイジング・グレイス」も幻想的な面持ちで登場し、
刻々と姿を変えていきます。あの有名な讃美歌「主よ御許に近づかん」は、
重苦しい不協和音で始まり、どうなることか・・・と思っていると、突然鐘
の音とともに、メロディが現れます。スウィングしちゃうぞ!

8.572834
スイングしなけりゃ意味がない
1.デューク・エリントン:スイングしなけりゃ意味がない/2.デューク・エリ
ントン:ムード・インディゴ/3.コール・ポーター:マイ・ハート・ビロングス
・トゥ・ダディ/4.ホレス・シルヴァー:リベレイテッド・ブラザー/5.デイ
ヴ・ブルーベック:トルコ風ブルーロンド/6.ベニー・グッドマン:サボイで
ストンプ/7.ハロルド・アーレン:降っても晴れても/8.ジョー・ガーランド:
イン・ザ・ムード/9.ジミー・ジュフリー:フォー・ブラザーズ/10.ゲリー・
アンダーソン:マンハッタン・メドレー(マンハッタン-ララバイ・オブ・ブ
ロードウェイ-四十二番街)
ストリング・フィーヴァー
マリン・オールソップ(リーダー)
指揮者マリン・オールソップのもう一つの顔とも言える、1981年に創立された
「ストリング・フィーヴァー」の録音集です。彼女はマンハッタンに生まれ、
ジュリアード音楽院でヴァイオリンを学び、1989年にはタングルウッド音楽祭
クーセビッツキー賞を受賞し、バーンスタインから教えを受けています。この
時の体験は彼女の音楽生活に強い影響を及ぼし、まずはジャズとクラシック音
楽の融合に力を注ぐことにしました。この時立ち上げたのが「ストリング・
フィーヴァー」であり、また1984年にはもう少し大きな組織である「コンコー
ディア管弦楽団」も立ち上げています。そんな彼女を中心としたこの演奏は、
ジャズやポップスなどのスタンダード・ナンバーをクラシック調に編曲し、
楽しさと多様性を持たせることで、当時の批評家や聴衆の心をぐっとつかんだ
というものです。エリントンからブルーベックまでのゴキゲンなアレンジは、
確かに今聴いてもばっちりです。

8.572695
ヤナーチェク:
1-3.狂詩曲「タラス・ブーリバ」JWVI/15(1918)(アンドレイの死/オスタップ
の死/タラス・ブーリバの予言と死)
4-9.ラシュスコ舞曲 JWVI/17(1889-90)(昔の踊り 第1番/祝福の踊り/ふいご
/昔の踊り 第2番/チェラデンスキーから/のこぎりの踊り)
10-14.モラヴィア舞曲 JW VI/7(1891)(コジツ(コート)/カラマイカ(ウクライ
ナの輪舞)/トロイカ(三頭立てのソリ)/シルニツェ(街道)/ロジェック(隅っこ))
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
ヤナーチェク(1854-1928)が1918年に作曲した表題音楽「タラス・ブーリバ」
は、ニコライ・ゴーゴリの小説を下敷きに、ヤナーチェク自身の愛国心を万遍
なく盛り込んだ野心作です。ラシュスコ舞曲は、ヤナーチェクが民謡収集を
積極的に行うようになった時期である1890年頃に作られたもので、こちらは
生き生きとした音楽が、極めてわかりやすい和声で歌われます。官能的なハ
ーモニーはありませんが、これはこれでヤナーチェクらしい音楽と言えるで
しょう。モラヴィア舞曲も同じテイストで、どちらかというとドヴォルザー
クに近いものかもしれません。
アントニ・ヴィトとワルシャワ・フィルは、前作のグラゴル・ミサ(8.572639)
を上回る熱気でこれらの曲を演奏しています。

8.571204
ドラッテル:
1.悲しみは憂鬱ではない/2.炎の踊り:クラリネット協奏曲/3-4.リリス
5.炎の中に/6.Syzygy-連接
デヴィッド・シフリン(クラリネット)/スコット・ゴフ(フルート)
シアトル交響楽団
ジェラード・シュワルツ(指揮)
ニューヨーク、ブルックリンで生まれたユダヤの血をひくドラッテル(1956-)
は19歳という比較的遅い時期に作曲を始めたといいます。それまではヴァイ
オリニストとしての勉強を続けていた彼女ですが、この仕事に夢中になり、
「書き始めたら止まらなかった」と語るほど熱い情熱を曲つくりに向けるよ
うになります。最初は器楽曲を書いていましたが、2000年以降は劇音楽やオ
ペラを作曲し、2003年の「ニコラウスとアレクサンドラ」ではドミンゴが主
役を演じ話題となりました。彼女の音楽は、その鮮やかな色彩感が、ネオ・
ロマンティックの様式の中で生かされるというものであり、独自の官能性と
心躍るリズムを内包しています。ひたすら悲しみと諦めに満ちたトラック1、
クラリネットの扱いが素晴らしいトラック2、など聴きどころの多い曲が並び
ます。名手シフリンのクラリネットも最高です。

8.572607
フックス:
1-4.セレナード 第3番 ホ短調 Op.21
5-9.セレナード 第4番 ト短調 Op.51
10-13.セレナード 第5番 ニ長調 Op.53
ケルン室内管弦楽団
クリスティアン・ルートヴィヒ(指揮)
オーストリアに生まれ、教師としても多くの作曲家を育てあげたローベルト
・フックス(1847-1927)ですが、彼自身は先進的な作曲語法には興味がなかっ
たようで、その作品は、まるでブラームスの時代に遡ったかのように古風で
端正な佇まいを見せています。数多くの作品を残していますが、生前もっと
も人気を博したのは5曲のセレナードであり、NAXOSではすでに第1番と第2番
がリリースされ(8.572222)高い人気を得ており、今回の第3番-第5番の登場で、
その全貌を知ることができることでしょう。第3番はまさにブラームス風です
が、冒頭の寂しげな旋律は、後のシベリウスの「悲しきワルツ」を彷彿させ
ます。第4番はその17年後に書かれたもので、一層練り上げらたオーケストレ
ーションと心地よいメロディに満ちた豊かな作品です。そして第5番は、まる
でマーラーの交響曲を予感されるようなアダージョで始まり、時折辛口な音
をはさみつつも、全体的にはウィーン的な軽妙さと優雅さを持つ名作となっ
ています。精妙な響きを堪能したい人にオススメの1枚です。

8.572779
ワインベルク:
1.モルダヴィアの主題によるラプソディ Op.47-1(1949)
2-6.交響曲 第6番 Op.79(1963)
グリンカ・コラール・カレッジ少年合唱団…3.5.6
サンクトペテルブルク交響楽団
ウラディーミル・ランデ(指揮)
ポーランドに生まれ、ショスタコーヴィチの友人としても知られる20世紀の
最大の作曲家の一人、ワインベルク(1919-1996)の2つの作品です。1949年、
彼が30歳の時に作曲した「モルダヴィアの主題によるラプソディ」は物憂い
風情を湛えた前半部と、興奮の坩堝と化した後半部のコントラストが見事で
す。民謡を多用したこの「親しみやすい」作品は、当時の社会情勢の求めで
書いた曲であり、必ずしも彼の本意が表出されているとはいえませんが、人々
の賞賛を集めたことは間違いありません。1949年11月30日にアレクサンドル
・ガウク指揮、モスクワ放送交響楽団によって初演されました。交響曲第6番
は、児童合唱を用いる描写的な音楽で、初演を聴いたショスタコーヴィチが
大絶賛したと言います。確かにショスタコの一連の作品を上回るほどの凶暴
性を持つスケルツォはロシア好きでなくとも、一聴の価値ありです。

8.572635
カーゲル:フルートのための作品集
1.コンチェルト(2001-02)/2.幻想小曲集(フルートとピアノ編)(1987-88)
3.ピッコロと弦楽四重奏のための「パン」
4.幻想小曲集(フルート、ピアノとアンサンブル編)(1987-88)
ミヒャエル・ファウスト(フルート…1.2.4/ピッコロ…3)
パウロ・アルバレス(ピアノ)…2.4/アンサンブル・コントラスツ…3.4
ロベルト・HP・プラッツ(指揮)…4
シンフォニア・フィンランディア・ユバスキュラ…1
パトリック・ガロワ(指揮)…1
アルゼンチンのブエノスアイレスに生まれ、作曲は独学で習得したというカー
ゲル(1931-2008)。1957年にケルンに移住し、すぐさま独自の「破壊的な」作
風を確立、電子音楽や前衛音楽の先鋒者として、音楽と劇、映画を統合した
「総合音楽」を提唱したことで知られます。そんな彼の作品は、どれもパフォ
ーマンス的な要素が強く、ここで聴ける4つの作品も一筋縄ではいかないもの
ばかりです。コンチェルトは、一応フルート協奏曲の形式をとっていますが、
伴奏の弦楽合奏、パーカッション、ハープなどは全てフルートと同等の扱いを
受けているため、名前の通りの印象を受けることはあまりありません。トラッ
ク3の「パン」は、あの有名なパパゲーノの笛をモティーフにしたもので、現
代に迷い込んだ鳥刺しの困惑が描かれているかのようです。またシューマンに
敬意を表した「幻想小曲集」では、2つのヴァージョンを聴くことができます。
フルートとピアノ版で古典的とも言えるアンサンブルを堪能した後に、もう一
つのヴァージョンを聴いてみると、一層の面白さを感じられることでしょう。

8.570985
ストラヴィンスキー:
1-7.プルチネルラより「イタリア組曲」(1932)(ドゥシュキン編)
8-13.妖精の口づけより「ディヴェルティメント」(1934)(ドゥシュキン編)
14-18.協奏的二重奏曲(1932)
キャロリン・ヒューブル(ヴァイオリン)
マーク・ウェイツ(ピアノ)
「新古典派」の作曲家ストラヴィンスキー(1882-1971)の面目躍如と言った感
のある、このプルチネルラの「イタリア組曲」は、バレエ・リュスの主宰者
ディアギレフの発案によって1919年に書かれました。最初はペルゴレージの楽
曲を素材に。と考えられていたようですが、結局は数多くの作曲家たちの曲を
元に、ストラヴィンスキーが近代的な和声を取り入れて、きわめて小粋な合
奏協奏曲風の組曲として仕上げたのです。その後、ストラヴィンスキーが最初
のヴァイオリン曲である「ヴァイオリン協奏曲」を作曲する際、協力してくれ
たドゥシュキンのために、この「イタリア組曲」をはじめとしたいくつかの作
品をヴァイオリンとピアノで演奏できるように編曲、またオリジナルの「協奏
的二重奏曲」も作曲しています。シュニトケのソナタ(8.570978)で鮮烈な演
奏を聴かせたヒューブルが、ここでも見事な切れ味で、この一癖も二癖もあ
る痛快な音楽を演奏しています。

8.572472
ドビュッシー&メシアン:2台のピアノのための音楽
1-3.ドビュッシー:
白と黒で(1915)(無我夢中で/ゆるやかに。沈痛に/スケルツァンド)
4-10.メシアン:
アーメンの幻影(1943)(I.創造のアーメン/II.星たちと、輪のある惑星のアー
メン/III.イエズスの苦悶のアーメン/IV.欲望のアーメン/V.天使、聖者、
鳥の歌のアーメン/VI.神の裁きのアーメン/VII.終わりのアーメン)
ラルフ・ファン・ラート(第1ピアノ)/ヘコン・アウストベ(第2ピアノ)
ともに戦時中に書かれた2つの「2台のピアノのための音楽」です。第一次世
界大戦中に書かれたドビュッシー(1862-1918)の「白と黒で」は、その第2曲目
に戦争の影響がはっきり表れています。タイトルについては、鍵盤の白と黒、
そしてそれを混ぜ合わせた灰色がイメージされているといい、そちらもなかな
か意味深です。活動的な第1曲、フランソワ・ヴィヨンの詩による第2曲、ドル
レアンの詩による第3曲から出来ています。メシアンの作品は、深淵なる宗教
的な瞑想の曲で、2台のピアノの役割が明確に分かれています。リズミックで
華やかさを表現する第1ピアノはイヴォンヌ・ロリオが演奏し、メシアン(1908
-1992)は第2ピアノでメロディと表現を担当するというものでした。この演奏
では、2人の「現代音楽ピアニスト」が素晴らしい解釈を聞かせています。

8.572916
期待の新進演奏家シリーズ/ラファエル・アギーレ ギター・リサイタル
1.ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):
「ルイス=アロンソの結婚式」より間奏曲(山下和仁編)
2.ドビュッシー(1862-1918):
版画第2集より「グラナダの夕べ」(C.トレパット編)
3.パコ・デ・ルシア(1947-):ガヒーラズ・デ・ルシア
4-6.セルジオ・アサド(1952-):
スペインの印象(R.アギーレに捧ぐ)
(アストゥリアーノ/バレンシアーノ/アンダルーサ)
7.ドビュッシー:前奏曲 第2集より「ヴィーノの門」(C.トレパット編)
8.マヌエル・ロペス=キローガ(1899-1988):
フランシスコ・アレグレ(C.トレパット編)
9.アルベニス(1860-1909):イベリア 第2集より「トリアーナ」
10.ロドリーゴ(1901-1999):トッカータ
11.タレガ(1852-1909):グラン・ホタ
12.ホアキン・マラツ(1872-1912):セレナータ・エスパニョーラ(タレガ編)
※4-6…世界初録音
録音 2011年9月7-10日カナダ オンタリオ,聖ジョン・クリソストム教会
2007年タルレガ・ギター・コンクールで優勝したことにより、既にNAXOSから
アルバムが1枚発売されている(8.572064)1984年生まれの若手ギタリスト、ア
ギーレが一層パワーアップして戻ってまいりました。今回は2010年に開催さ
れたアルハンブラ・国際ギターコンクールの優勝を讃えた録音ですが、彼は
他にも合計13もの国際コンクールで1位を獲得していて、現代の最も有名、か
つ有望なギタリストとして世界中から注目を集めています。今回のプログラ
ムは、ドビュッシーやアルベニスを始めとした「イベリア」の影響を受けた
作品を集めたという練りに練った1枚。フラメンコや闘牛など、まさに「血が
騒ぐ」曲が集められています。ヒメネスの間奏曲は、山下和仁が編曲した超
絶技巧を駆使したヴァージョンであり、こちらも興味深いものです。

8.660295-96 2枚組
ヴァッカイ:歌劇「メッシーナの花嫁」
ドンナ・イザベラ…ジェシカ・プラット(ソプラノ)
ドン・エマニュエーレ…フィリッポ・アダミ(テノール)
ドン・チェザーレ…アルマンド・アリオスティーニ(バリトン)
ベアトリーチェ…小野 和歌子(メゾ・ソプラノ)
ディエゴ…マウリツィオ・ロ・ピッコロ(バス)
ブルノ・クラシカ・チャンバー・コア
ヴィルトージ・ブルネンシス
アントニオ・フォリアーニ(指揮)
1803年にシラーが書いた「メッシーナの花嫁」は、のちに社会的な流行を引き
起こす「ロマン派運命悲劇」の先駆とみなされています。この作曲家ヴァッカ
イ(1790-1848)は、声楽教師として有名であり、またベッリーニのライバルとし
ても知られています。この作品は1939年の初演時に不評を被り、結果優れた作
品であるにも拘らず、すっかり忘れられてしまったものです。2009年のこの蘇
演では万全のキャストを配しており、作品の真価に光を当てたものと言えるで
しょう。2人の王子から愛されるベアトリーチェを歌うのは、日本が誇るメゾ・
ソプラノ、小野和歌子さんです。彼女の深い表現力に満ちた輝かしい声をどう
ぞお楽しみください。

8.111384
クライスラー:完全録音集 第4集
1.ブランドル(1835-1913):昔の歌/2.グラナドス(1867-1916):アンダルーサ
3.クライスラー(1875-1962):ロマンティックな子守歌 Op.9
4.ドヴォルザーク(1841-1904):わが母が教え給いし歌
5.マスネ(1842-1942):タイスの瞑想曲/6.クライスラー:愛の喜び
7.クライスラー:クープランの様式によるプロヴァンス朝の歌
8.フォスター:故郷の人々/9.ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲 第5番
10.スメタナ(1824-1884):わが故郷から「ボヘミアの幻想」
11.チャイコフスキー(1840-1893):アンダンテ・カンタービレ
12.ボッケリーニ(1743-1805):メヌエット
13.クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
14.ビゼー(1838-1875):アルルの女から「アダージェット」
15.スペンサー(1878-1944):星の下に
16.ハベル(1879-1954):ビッグ・ショー「プア・バタフライ」
17.シューベルト(1797-1828):ロザムンデより「アンダンティーノ」
18.ウィンターニッツ(1872-1948):若き夢
19.パデレフスキ(1860-1941):メヌエット/20.クライスラー:道化役者
21.シューベルト:楽興の時 Op.94-3/22.ラモー(1683-1764):タンブーラン
23.キング(1862-1932):美しきオハイオ
24.クラカウアー(1866-1894):天国にて
25.クライスラー:ジプシーの女
26.バルデス:セレナーデ・ドゥ・ツィガーヌ
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
カール・ラムソン(ピアノ)…1-10/モーリス・アイスナー(ピアノ)…21.22
スタジオ・オーケストラ…15-20,23-26
ジョセフ・A・パステルナック(指揮)…15-20,23-26 他
録音1916,1917,1919年ウォード・マーストン復刻
1914年に第一次世界大戦が勃発、ニューヨークに住んでいたクライスラーも召
集され、東部戦線に出征しますが、重傷を負い名誉の除隊となります。その後、
演奏活動を再開、このアルバムで演奏が聴くことができる1916年から1919年頃
は、彼のアーティストとしての絶頂期といっても過言ではないでしょう。1916
年に録音された「愛の喜び」を含む一連の作品は、驚異的な技術と、彼独特の
「話すように歌う」奏法が駆使されていて、グラナドスの「アンダルーサ」や、
チャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」などは、その特徴をはっき
り物語るものと言えます。また「美しきオハイオ」は後に州の公式ソングにも
なるほどの人気を博しました。

8.111385
ジョン・マッコーマック 録音集 第9集
ビクター・トーキング・マシン・カンパニー・レコーディングス(1920-1923)
1.ウィッガーズ:ザ・ベアフット・トレイル
2.ヘンデル(1685-1759):セメレ HMV58より「おお眠りよ,なぜ私から去るの?」/
3.シューマン(1810-1856):歌人の慰め Op.127-1/4.伝承曲:次の市の日
5.伝承曲:A Ballynure Ballad
6.ラフマニノフ(1873-1943):夜の静けさに Op.4-3
7.ラフマニノフ:乙女よ、もう私のために歌うな Op.4-4
8.クレーマー(1890-1969):最後の時/9.ジョンソン(1873-1954):君去りし後
10.マーシャル(1857-1927):僕を呼ぶあなたの声が聞こえた
11.ヒルシュ(1887-1924):オブライエンの少女-笑ってごらん
12.サンダース(1882-1956):古い都の小さな街/13.ロブレド:朝3時
14.カーン,グリフィン,ライマン:島の母
15.サイモンズ(1896-1949):彼女の系図-ばらを思い出して
16.サリヴァン(1842-1900):失われた音階
17.バーンビー(1838-1896):イエス、わが主、わが神、わがすべて
18.ニコルズ(1888-1964):瞳の中の王国
19.メリカント(1868-1924):炎の妖精の物語
20.ラフマニノフ:子どもたちに Op.26-7
21.ホワイトマン,グローフェ:ワンダフル・ワン
22.オープンショウ:小さなばらの花束で愛を伝えよう
23.エイヤー:虹の彼方に/24.エイヤー:世界のどこかに
25.ルックウッド:モリーを見て/26.スクヮイア(1871-1963):夢よ再び
27.ブレーヘ(1885-1956):神への感謝
ジョン・マッコーマック(テノール)
エドウィン・シュナイダー(ピアノ)…3-9
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)…6-9
スタジオ・オーケストラ
ジョセフ・A・パステルナック(指揮)…1-2,10-17,20
ロザリオ・ブールドン(指揮)…18,21-27 他
録音1920-23年ウォード・マーストン復刻
NAXOSの人気シリーズ、マッコーマックの第9集です。アイルランドが生んだ比
類なきテノール、マッコーマックはその絶妙な息のコントロールで美しい響き
を生み出し、オペラ・アリアだけでなく、故郷のアイルランドの民謡や、当時
流行していた歌まで幅広く歌い、絶大なる人気を誇っていました。この第9集
には、1920年4月から1923年9月にニュージャージーのカムデンで録音された27
曲を収録しています。トラック6-9まではクライスラーとのコラボレーション
です。またメリカントと、ラフマニノフの「子どもたちに」、シューマン「歌
人の慰め」はマッコーマックの生前にも発表されたことがなく、今回初めての
リリースとなります。



<NAXOS>
●NAXOS 25周年記念TheGREAT CLASSICSeries(日本語帯付き)
8.501059 10枚組 ¥4000
グレート・ロシアン・シンフォニーズ
《CD1》
(1)チャイコフスキー:交響曲第4番ホ短調Op.36
(2)ボロディン:交響曲第2番ロ短調
《CD2》
(1)チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
(2)チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
《CD3》
(1)チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」Op.74
(2)チャイコフスキー:序曲「1812年」
《CD4》
(1)プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調Op.100
(2)ミャスコフスキー:交響曲第25番ヘ短調Op.63
《CD5》
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47
(2)プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調「古典的」Op.25
《CD6》
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番ハ長調「レニングラード」Op.60
《CD7》
(1)リムスキー=コルサコフ:交響曲第2番「アンタール」Op.9
(2)リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」Op.35
《CD8》
(1)ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27
(2)ラフマニノフ:幻想曲「岩」
《CD9》
(1)スクリャービン:交響曲第3番ハ短調Op.43
(2)スクリャービン:交響曲第4番「法悦の詩」Op.54
《CD10》
(1)グラズノフ:交響曲第6番ハ短調Op.58
(2)カリンニコフ:交響曲第1番ト短調
エイドリアン・リーパー(指揮)(CD1(1), CD2(2), CD3(2))
ジェラルド・シュウォーツ(指揮)(CD1(2), CD7(2))
アントニ・ヴィト(指揮)(CD2(1), CD3(1))
テオドレ・クチャル(指揮)(CD4(1), CD5(2), CD10(2))
ドミートリー・ヤブロンスキ(指揮)(CD4(2), CD6)
ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)(CD5(1))
アンドレイ・アニハーノフ(指揮)(CD7(1))
アレクサンダー・アニシモフ(指揮)(CD8, CD10(1))
イゴール・ゴロフスチン(指揮)(CD9)
ポーランド国立放送交響楽団(CD1(1),CD2(1),CD3(1))
シアトル交響楽団(CD1(2), CD7(2))
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(CD2(2), CD3(2))
ウクライナ国立交響楽団(CD4(1), CD5(2), CD10(2))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(CD4(2))
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(CD5(1))
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団(CD6)
サンクトペテルブルク交響楽団(CD7(1))
アイルランド国立交響楽団(CD8)
モスクワ交響楽団(CD9,CD10(1))

8.501057 10枚組 ¥4000
グレート・ロマンティック・シンフォニーズ
《CD1》
(1)シューベルト:交響曲第7番(第8番)ロ短調「未完成」D759
(2)シューベルト:交響曲第8番(第9番)ハ長調「グレート」D944
《CD2》
(1)ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
(2)シューマン:交響曲第1番変ロ長調「春」Op.38
《CD3》
(1)ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
(2)シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120
《CD4》
(1)メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調「スコットランド」Op.56
(2)メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調「イタリア」Op.90
《CD5》
(1)ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
(2)ベルリオーズ:序曲「ベンヴェヌート・チェッリーニ」Op.23
(3)ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」Op.9
《CD6》
マーラー:交響曲第1番ニ長調(花の章付き)
《CD7》
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調
《CD8》
(1)サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」Op.78
(2)フランク:交響曲ニ短調
《CD9》
(1)ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調「新世界より」Op.95
(2)ドヴォルザーク:交響的変奏曲Op.78
《CD10》
(1)R.シュトラウス:アルプス交響曲Op.64
(2)R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op.20
イムリフ・サボー(オルガン)(CD8(1))
ミヒャエル・ハラース(指揮)(CD1, CD6)
アレクサンダー・ラハバリ(指揮)(CD2(1), CD3(1))
アントニ・ヴィト(指揮)(CD2(2), CD3(2), CD10(1))
ラインハルト・ザイフリート(指揮)(CD4)
ヨアフ・タルミ(指揮)(CD5)
ゲオルク・ティントナー(指揮)(CD7)
スティーヴン・ガンゼンハウザー(指揮)(CD8(1), CD9)
ロベルト・ベンツィ(指揮)(CD8(2))
ズデニェク・コシュラー(指揮)(CD10(2))
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団(CD1(1), CD9, CD10(2))
ファイローニ管弦楽団(CD1(2))
ベルギー放送フィルハーモニー管弦楽団(CD2(1), CD3(1))
ポーランド国立放送交響楽団(CD2(2), CD3(2), CD6)
アイルランド国立交響楽団(CD4)
サンディエゴ交響楽団(CD5)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(CD7)
スロヴァキア放送交響楽団(CD8(1))
アルンヘム・フィルハーモニー管弦楽団(CD8(2))
ヴァイマール・シュターツカペレ(CD10(1))

8.501060 10枚組 ¥4000
グレート・クラシカル・シンフォニーズ
《CD1》
(1)ハイドン:交響曲 第45番 嬰ヘ短調「告別」
(2)ハイドン:交響曲 第88番 ト長調
(3)ハイドン:交響曲 第92番 ト長調「オックスフォード」
《CD2》
(1)ハイドン:交響曲 第94番 ト長調「驚愕」
(2)ハイドン:交響曲 第100番 ト長調「軍隊」
(3)ハイドン:交響曲 第101番 ニ長調「時計」
《CD3》
(1)ハイドン:交響曲 第95番 ハ短調
(2)ハイドン:交響曲 第103番 変ホ長調「太鼓連打」
(3)ハイドン:交響曲 第104番 ニ長調「ロンドン」
《CD4》
(1)ハイドン:交響曲 第96番 ニ長調「奇跡」
(2)ハイドン:交響曲 第98番 変ロ長調
(3)ハイドン:交響曲 第102番 変ロ長調
《CD5》
(1)モーツァルト:交響曲 第25番 ト短調 K183
(2)モーツァルト:交響曲 第35番 ニ長調「ハフナー」K385
(3)モーツァルト:交響曲 第41番 ハ長調「ジュピター」K551
《CD6》
(1)モーツァルト:交響曲 第38番 ニ長調「プラハ」K504
(2)モーツァルト:交響曲 第39番 変ホ長調 K543
(3)モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K550
《CD7》
(1)モーツァルト:交響曲 第29番 イ長調 K201
(2)モーツァルト:交響曲 第34番 ハ長調 K338
(3)モーツァルト:交響曲 第36番 ハ長調「リンツ」K425
《CD8》
(1)ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」Op.55
(2)ベートーヴェン:交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93
《CD9》
(1)ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 Op.67
(2)ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調「田園」Op.68
《CD10》
(1)ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調「合唱」Op.125
カペラ・イストロポリターナ(CD1-7)
バリー・ワーズワース(指揮)(CD1-7)
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア(CD8-9)
ベーラ・ドラホシュ(指揮)(CD8-10)
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア&合唱団(CD10)
ハスミク・パピアン(ソプラノ)(CD10)
クラウディオ・オテリ(バス・バリトン)(CD10)
マンフレッド・フィンク(テノール)(CD10)
ルクサンドラ・ドノーセ(メゾ・ソプラノ)(CD10)

8.501055 10枚組 ¥4000
グレート・バレエ
《CD1》アダン:ジゼル(抜粋)
《CD2》ドリーブ:コッペリア/シルヴィア(抜粋)
《CD3》チャイコフスキー:白鳥の湖(抜粋)
《CD4》チャイコフスキー:眠りの森の美女(抜粋)
《CD5》チャイコフスキー:くるみ割り人形(抜粋)
《CD6》グラズノフ:四季/ライモンダ(抜粋)
《CD7》
ハチャトゥリアン:ガイーヌ&スパルタクス(抜粋)
プロコフィエフ:シンデレラ(抜粋)
《CD8》プロコフィエフ:ロメオとジュリエット(抜粋)
《CD9》
ラヴェル:ダフニスとクロエ(抜粋)
ストラヴィンスキー:火の鳥 組曲(1919年版)
《CD10》ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ/春の祭典(1913年版抜粋)
演奏: 様々な演奏者

8.501056 10枚組 ¥4000
グレート・ピアノ・コンチェルツ
《CD1》
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467
《CD2》
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K488
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番ハ長調K503
《CD3》
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
《CD4》
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」Op.73
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K595
《CD5》
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
(2)リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S124
《CD6》
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
(2)リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調S125
《CD7》
(1)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
(2)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
《CD8》
(1)ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
(2)ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
《CD9》
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
(2)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
《CD10》
(1)ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
(2)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26
(3)ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
イェネ・ヤンドー(ピアノ)(CD1-2, CD4(2), CD7, CD9(2))
シュテファン・ヴラダー(ピアノ)(CD3,CD4(1))
イディル・ビレット(ピアノ)(CD5(1),CD6(1), CD8)
エルダー・ネボルシン(ピアノ)(CD5(2), CD6(2))
ベルント・グレムザー(ピアノ)(CD9(1))
フランソワ・ジョエル・ティオリエ(ピアノ)(CD10(1))
クン・ウー・パイク(ピアノ)(CD10(2))
キャスリーン・セルビー(ピアノ)(CD10(3))
コンツェントゥス・フンガリクス(CD1-2, CD4(2))
カペラ・イストロポリターナ(CD3, CD4(1))
ポーランド国立放送交響楽団(CD5(1), CD6(1), CD9(1), CD10)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(CD5(2), CD6(2))
ブダペスト交響楽団(CD7, CD9(2))
スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団(CD8)
スロヴァキア放送交響楽団(CD10(3))
アンドラーシュ・リゲティ(指揮)(CD1, CD4(2), CD7)
マーティアス・アンタル(指揮)(CD2)
バリー・ワーズワース(指揮)(CD3,CD4(1))
アントニ・ヴィト(指揮)(CD5(1), CD6(1), CD9(1), CD10)
ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)(CD5(2), CD6(2))
ルベルト・スタンコフスキー(指揮)(CD8)
ジェルジ・レーヘル(指揮)(CD9(2))
リチャード・ヘイマン(指揮)(CD10(3))

8.501058 10枚組 ¥4000
グレート・ヴァイオリン・コンチェルツ
《CD1》
(1)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」(全曲)
(2)J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲イ短調BWV1041
(3)J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調BWV1042
《CD2》
(1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ト長調K218
(2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K219
(3).シュポーア:ヴァイオリン協奏曲第8番イ短調「劇唱の形式で」Op.47
《CD3》
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
(2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K216
《CD4》
(1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
(2)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
(3)ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調Op.37「ル・グレトリ」
《CD5》
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77(カデンツァ=クライスラー)
(2)パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6
《CD6》
(1)サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調Op.61
(2)ラロ:スペイン交響曲Op.21
《CD7》
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
(2)グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.82
《CD8》
(1)エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61
(2)ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.22
《CD9》
(1)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
(2)ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調
《CD10》
(1)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.99
(2)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19
演奏:様々な演奏家

8.501061 10枚組 ¥4000
グレート・バロック・マスターピース
演奏:様々な演奏家

8.501054 10枚組 ¥4000
グレート・オペラ
《CD1.モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ(抜粋)》
《CD2.モーツァルト:魔笛(抜粋)》
《CD3.ロッシーニ:セヴィリアの理髪師(抜粋)》
《CD4.ヴェルディ:椿姫(抜粋)》
《CD5.ヴェルディ:アイーダ(抜粋)》
《CD6.ビゼー:カルメン(抜粋)》
《CD7.マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ(抜粋)》
《CD8.プッチーニ:トスカ(抜粋)》
《CD9.プッチーニ:蝶々夫人(抜粋)》
《CD10.プッチーニ:ラ・ボエーム(抜粋)》
演奏:様々な演奏者

8.501062 10枚組 ¥4000
グレート・セイクリッド・マスターピース
《CD1.名宗教音楽集》
(1)タリス:汝の他にわれ望みなし/(2)アレグリ:ミゼレーレ
(3)ペルゴレージ:スターバト・マーテル
(4)モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス K618
(5)バッハ=グノー:アヴェ・マリア/(6)フランク:天使の糧
《CD2》J.S.バッハ:ロ短調ミサ曲 BWV232(抜粋)
《CD3》J.S.バッハ:マタイ受難曲(抜粋)
《CD4》ヘンデル:オラトリオ「メサイア」HWV56より
《CD5》ハイドン:オラトリオ「天地創造」(抜粋)
《CD6》モーツァルト:レクイエム ニ短調 K626(全曲)
《CD7》メンデルスゾーン:オラトリオ「エリア」Op.70(抜粋…ドイツ語歌唱)
《CD8》ベートーヴェン:荘厳ミサ曲 ニ長調 Op.123(全曲)
《CD9》ヴェルディ:レクイエム(抜粋)
《CD10》
(1)フォーレ:レクイエム Op.48/(2)ヴィエルヌ:アンダンティーノ
(3)セヴラック:タントゥム・エルゴ/(4)フォーレ:小ミサ曲
(5)フォーレ:ラシーヌの雅歌 Op.11
アン・ハレンベリ(Ms)(CD2)/マリアンネ・ベアーテ・キーラント(Ms)(CD2)
マルクス・シェーファー(T)(CD2)/スンハエ・イム(S)(CD2, CD5)
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(B-Br)(CD2, CD5)
イシュトヴァーン・ガーティ(B)(CD3)/イボルヤ・ヴェレビス(S)(CD3)
ペーテル・コヴェシュ(B)(CD3)/ユディト・ネメス(A)(CD3)
ヨジェフ・ムック(T)(CD3)/クリスティーネ・ヴェーラー(A)(CD5)
ヤン・コボウ(T)(CD5)/ペーテル・ミクラーシュ(B)(CD6)
マグダレーナ・ハヨーショヴァ(S)(CD6)
ヤロスラヴァ・ホルシュカ(C-A)(CD6)/ヨゼフ・クンドラク(T)(CD6)
クラウディア・マーンケ(Ms)(CD7)/クリストフ・ゲンツ(T)(CD7)
ラルフ・ルーカス(B)(CD7)/ルート・ツィーザク(S)(CD7)
ジェイ・バイロン(B-Br)(CD8)/ジェイムズ・テイラ(T)(CD8)
ロビンヌ・レドモン(Ms)(CD8)/ロリ・フィリップス(S)(CD8)
エレーナ・フィリポヴァ(S)(CD9)/カルロ・コロンバーラ(B)(CD9)
グローリア・スカルキ(Ms)(CD9)/セザール・ハルナンデス(T)(CD9)
ニコラス・ゲッジ(B-Br)(CD10)/リサ・ベックリー(S)(CD10)
ジェレミー・サマリー(指揮)(CD1(1)(2), CD10)
ミヒャエル・ハラース(指揮)(CD1(3))
ヨハネス・ヴィルトナー(指揮)(CD1(4))
ラースロー・コヴァーチ(指揮)(CD1(5)(6))
ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮)(CD2)
ゲーザ・オベルフランク(指揮)(CD3)
アンドレアス・シュペリンク(指揮)(CD5)
ズデニェク・コシュラー(指揮)(CD6)
準・メルクル(指揮)(CD7)
ケネス・シャーマーホーン(指揮)(CD8)
ピエール・ジョルジョ・モランディ(指揮)(CD9)
オックスフォード・カメラータ(CD1(1)(2), CD10)
カメラータ・ブダペスト(CD1(3). CD1(5)(6))
カメラータ・カッソヴィア(CD1(4))
コシツェ・ティーチャーズ合唱団(CD1(4))
ケルン室内管弦楽団(CD2)/ドレスデン室内合唱団(CD2)
ハンガリー・フェスティバル合唱団(CD3)
ハンガリー国立交響楽団(CD3)/ハンガリー放送少年合唱団(CD3)
スコラーズ・バロック・アンサンブル(CD4)
カペラ・アウグスティナ(CD5)/ケルン声楽アンサンブル(CD5)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団(CD6)
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団(CD6)
ライプツィヒMDR交響楽団(CD7)/ライプツィヒMDR放送合唱団(CD7)
ナッシュヴィル交響楽団&合唱団(CD8)
ハンガリー国立歌劇場管弦楽団&合唱団(CD9)
スコラ・カントルム・オブ・オックスフォード(CD10)





<MARCO POLO>
8.225341 ¥1780
J.シュトラウス1世:管弦楽作品集 第21集
1.どんちゃん騒ぎのカドリーユ Op.196/2.ワルツ「花束」Op.197
3.ワルツ「牧歌的に、道徳的に」Op.198/4.新年のポルカ Op.199
5.カドリーユ「1847年の謝肉祭のおみやげ」Op.200
6.ワルツ「テミスの音」Op.201
7.ポルカ「アイゼレとバイゼレ-ジャンプ」Op.202
8.ワルツ「心の旋律」Op.203/9.ヘレンのワルツ Op.204
10.勝利のカドリーユ Op.205/11.ナイヤードのカドリーユ Op.206
12.ワルツ「スウェーデンの歌」Op.207
スロヴァキア・シンフォニエッタ/クリスティアン・ポラック(指揮)
1846年から1847年にかけて、ヨハン・シュトラウス1世(1804-1849)はさまざま
は記念日や、貴族、各界の名士のために、数多くのワルツやポルカ、カドリー
ユを作曲しました。1940年代には彼の楽団とともに、ウィーンの郊外にあるカ
ジノに定期的に出演、その際に演奏したカドリーユにつけられた「Charivari」
というタイトルは、最初「カラフルな品ぞろえ」という意味でしたが、のちに
「どんちゃん騒ぎ」と言った意味が加えられるなど、不思議な広まり方をした
ようです。他にも、医師たちの集まりのために書かれた曲や、当時最高のソプ
ラノ歌手ジェニー・リンドのために書かれた「スウェーデンの歌」など、19世
紀中頃のウィーンの世相を感じさせる作品が集結しています。




<OEHMS CLASSICS>
OC-930 3枚組 ¥3450
プフィッツナー:音楽的伝説「パレストリーナ」
パレストリーナ…ペーター・ブロンダー(テノール)
イギーノ(その息子)…ブリッタ・シュタルマイスター(ソプラノ)
シッラ(弟子)…クラウディア・マーンケ(メゾ・ソプラノ)
カルロ・ボロメオ(枢機卿)…ヴォルフガンク・コッホ(バリトン)
ジョヴァンニ・モローネ(枢機卿使節)
…ジョハネス・マルティン・クランツル(バリトン)
ベルナルド・ノヴァゲリオ(枢機卿使節)
…フランク・ファン・アーケン(テノール)
クリストフ・マルトルシュト/教皇ピウス4世…アルフレード・ライター(バス)
ロートリンゲンの枢機卿…マグヌス・バルトヴィンソン(バス)
アドヴィウス…ペーター・マルシュ(テノール)他
フランクフルト歌劇場管弦楽団&合唱団
キリル・ペトレンコ(指揮)
録音 2010年6月フランクフルト歌劇場 ライブ録音
この作品は実在の作曲家パレストリーナが「教皇マルチェルスのミサ曲」を書
くにあたってのエピソードを中心に、芸術家の厳しい自律の精神と、16世紀当
時の宗教問題も交え描かれた壮大なるドラマです。1917年にワルターの指揮で
初演され、トーマス・マンを始めとした文化人たちに高く評価されました。高
い倫理性と哲学的な真摯さを持ち、また、パレストリーナが霊感を得る場面か
らミサを書き上げるまでの音楽の素晴らしさは、言葉に尽くせません。ドイツ
では非常に大切にされているこの作品、オペラに付き物の恋愛要素はありませ
んし、なかなか理解するのは難しいかもしれませんが、過去にはクーベリック
の名演があったり、最近では見事な映像もリリースされているので、一度味わ
ってみてはいかがでしょう?素晴らしい歌手陣とペトレンコの集中力ある指揮
が、このドラマを一気呵成に聴かせます。

OC-831 ¥2080
ペルゴレージ:
1-12.スターバト・マーテル
13-19.ラウダーテ・プエリ・ドミヌム 詩篇112番
ヴェラール・バルナ=サバドゥス(カウンターテナー)
テリー・ヴァイ(カウンターテナー)
マインツ・アンサンブル・バロック・ヴォーカル
ノイマイヤー・コンソート
ミヒャエル・ホフステッター(指揮)
録音 2011年3月マインツ音楽大学 ローターザール
夭折の天才、ペルゴレージが死の直前に作曲したスターバト・マーテル(1710-
1736)は、その旋律の美しさで格別の人気を誇っています。最近の録音は、ほ
とんどが女声によって歌われていますが、ホフシュテッターはこの曲を純粋な
教会音楽として位置付け、当時はカストラート2人によって歌われた事実から、
独唱にカウンターテナーを起用することで、本来の姿へと近づけています。登
場するのは、近頃、最も注目を浴びているカウンターテナー、ヴェラール・バ
ルナ=サバドゥスと、元ウィーン少年合唱団の大スター、テリー・ヴァイ。こ
の2人の共演から生み出される響きは、悲劇性に中にも、少しだけ倒錯的な美
しさを備えたものであり、これまでにない演奏として高く評価されることで
しょう。輝かしい神への讃歌である「ラウダーテ・プエリ」は、あまり耳にす
る機会のない曲ですが、こちらも絶品です。

OC-957 2枚組 ¥3050
アントーニョ・カルロス・ゴメス:歌劇「サルヴァトル・ローサ」
アルコス公爵…リー・デブン(バス)
イザベッラ…マリア・ポルブチノヴァ(ソプラノ)
サルヴァトール・ローザ…レイ.M.ウェイドJr.(テノール)
マサニエッロ…マルテ・レーズナー(バリトン)
ジェンナリエッロ…ジモーネ・リヒテンシュタイン(ソプラノ)他
ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団
ブラウンシュヴァイク州立歌劇場合唱団
ゲオルク・メンスケス(指揮)
録音2010年1月20日ブラウンシュヴァイク歌劇場ライブ録音
Recording Producer:Hans-Ulrich Bastin
Sound Engineer: Helge Martensen
Editing: Hans-Ulrich Bastin
ブラジル出身のオペラ作曲家、アントーニョ・カルロス・ゴメス(1836-1896)
は、音楽一家に生まれ、早いうちから才能を示し、指揮者であった兄の助言を
受け、芸術に理解のあった皇帝ドン・ペドロ2世の庇護を受けます。ブラジル
で充分な音楽教育を受けるも、やはりオペラと言えばイタリア!ということで、
皇帝から奨学金を賜り、1864年にイタリアへ留学、当時この地を席捲していた
ヴェルディから多大なる影響を受けたのです。このオペラは、彼の代表作の一
つであり、実在の画家サルヴァトル・ローサ(1615-1673)をモデルにしたもの
です。優れた芸術家であったローサですが、なかなかの暴れん坊であり、1647
年にナポリで起こった「マザニエッロの乱」に加わり、また生涯を終えたのも
暴動に巻き込まれたためだったと言われます。そんな波乱万丈のローサの生き
方に、ナポリ総督の娘イザベッラとの悲恋を合わせ、まるで「シモン・ボッカ
ネグラ」を思わせる壮大な悲劇が生まれたのでした(ブックレットに挿入され
ている写真を見ると、ローサは革ジャンをすっきり着こなしたイケメンとして
描かれています)。イタリア風の音楽でありながらも、やはり南米らしい滾る
血潮が感じられます。

OC-797 ¥1750
モーツァルト・ベートーヴェン:ピアノ作品集
1-4.モーツァルト:幻想曲ハ短調K475
5-7.モーツァルト:ピアノ・ソナタハ短調K457
8-10.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調「ワルトシュタイン」Op.53
11.ベートーヴェン:アンダンテ・ファヴォリヘ長調WoO57
アレハンドロ・ピコ=レオニス(ピアノ)
録音2010年5月28日,6月21-22日ベルリンテルデック・スタジオ
Recording Producer:Friedemann Engelbrecht
Balance Engineer: Rene Moller
Editing: Martin Litauer, Piano:
Steinway-Haus Berlin
前作「VARIATIONS」ではモーツァルト(1756-1791)からショパンまで「変奏曲」
の形式で書かれた作品を並べ、その溢れ出る表現力の一端を見せつけたスペイ
ン生まれのアレハンドロ・ピコ=レオニス。今作でもまた興味深いプログラム
が興味をそそります。モーツァルトの幻想曲K475と、ソナタK457は各々独立し
た作品ではありますが、曲調や楽想が密接に関連性を持ち、またセットで出版
された事を鑑みると、モーツァルト自身も「同じグループに属する作品」と
考えていたことは間違いなさそうです。また、ベートーヴェン(1770-1827)の
「ワルトシュタイン」と「アンダンテ・ファヴォリ」の関連についても良く知
られていて、こちらは、最初ワルトシュタインの中間楽章として構想した楽章
を、「長い」という理由で削除したベートーヴェンですが、結局、捨てるには
忍びなく「お気に入り(Favori)」として独立させたもの。もちろん関連性はば
っちりです。そんな4曲を絶妙の呼吸で演奏するピコ=レオニス。常に冷静沈
着です。

OC-762 ¥1750
チャイコフスキー:
1-4.交響曲第2番ハ短調「小ロシア」Op.17
5-9.交響曲第3番ニ長調「ポーランド」Op.29
ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
(旧…ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモ
ニー管弦楽団)
クリストフ・ポッペン(指揮)
録音2009年6月15日…5-9, 2010年6月27日…1-4
ザールブリュッケンコングレスホール
ライブ録音
Recording Producers: Sigurd Krumpfer(op. 17)
Dr. Markus Brandle(op. 29),
Balance Engineer:Thomas Becher
今や、ヴァイオリニストとしてよりも指揮者としてその名前が知れ渡りつつあ
るクリストフ・ポッペン。彼とドイツ放送フィルによるチャイコフスキー・
ツィクルスも4作目となりました。今回も見通しの良い構成感と的確なテンポ
設定は健在、チャイコフスキー(1840-1893)の全交響曲の中では比較的地味な
存在である第2番と第3番に新しい風を送ることに成功しました。ポッペンは弦
の響きを最大限に引き出しながら小気味よいテンポで曲を進めていきます。両
曲ともライブならではの盛り上がりが素晴らしく、とりわけ第3番の終楽章の
鮮やかさは類を見ません。聴衆たちの熱狂を肌で感じる拍手入りです。

OC-832 ¥2080
時を越えて
1.J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌ BWV1004
2.イザイ(1925-1931):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ「バラード」 Op.27-3
3.ベリオ(1925-2003):ゼクエンツァ VIII
4.パガニーニ(1782-1840):カプリース 第24番 イ短調
5.ロックバーグ(1918-2005):カプリースより
6.エルンスト(1814-1865):練習曲 第4番「最後のバラ」
7.ブレム(1944-):時計仕掛け
8.メシアン(1908-1992):
世の終わりのための四重奏曲より「イエスの不滅性への賛歌」
ダニエル・ドッズ(ヴァイオリン)/トマス・トルゼビアトウスキ(ピアノ)
録音 2009年2月20-22日、2010年4月19-21日
サントハウゼン,トンスタジオ・ファン・ギースト
Recording Producer, Editing & Mastering: Ralf Kolbinger
時間を超越する音楽の旅の始まりです。バッハのシャコンヌの普遍的な順序、
イザイのバラードに見られる胸の鼓動のようなテンション、ベリオ「ゼクエン
ツァ」の永久に続くかのような繰り返し、パガニーニでの短い動機が拡大し変
化する姿、ロックバーグの破壊的なまでの変容、エルンストでは美しく飾り付
けられていくバラの花、ブレムでの耳に残る執拗なリズム・・・そしてメシア
ンでの止まりゆく時の流れ。極めて多くのことを語りかけるストーリー性を持
ったアルバムです。オーストリアに生まれた中国系のヴァイオリニスト、ダニ
エル(ハオ=ミン)・ドッズは5歳でデビュー、数多くの奨学金を得て、スイス
に留学しました。ミルシテインのマスター・クラスに参加した時はミルシテイ
ンから「まるでパガニーニの孫のようだ」と絶賛されたと言います。現在では
室内楽、ソロの両面で活躍し、世界中で名声を博しています。現在は、ルツェ
ルンの財団から貸与された1717年製のストラディヴァリウス「EXバウムガルト
ナー」を愛奏。滴る美音がたまりません。

OC-419 ¥1750
わが魂よ、大いに喜べ
1-5.F.コレッリ(1653-1713):
コンチェルト・グロッソ ト短調 Op6-8「クリスマス」(J.ヴァームルスト/C.
ブレムベック…オルガン編)
6.J.S.バッハ(1685-1750):
慈悲によってわれらを死なせ BWV22(M.デュリュフレ…オルガン編)
7-8.クレープス(1713-1780):いと高きところには神にのみ栄光あれ
9.J.S.バッハ:
フランス風序曲 ロ短調 BWV831から「エコー」
(S.カルク=エーレルト…オルガン編)
10.S.カルク=エーレルト(1877-1933):わが魂よ、おおいに喜び Op.65-5
11.レーガー(1873-1916):メロディ Op.59
12.S.カルク=エーレルト:汝に、エホバよ、われ汝に向かいて歌わん Op.65-24
13.高く戸を上げよ Op.65-8
14-17.H.F.ミヒェールゼン(1902-1973):コラールムジークから4つの小品(1936)
18.L.J.A.ルフェビュール=ヴェリ(1817-1870):
人間の声のコーラスより「アンダンテ」
19.G.A.メルケル(1827-1885):アンダンテ イ短調 Op.122-2
20-22.F.カポッチ:
グレゴリア聖歌「来たり給え、創造主なる聖霊よ」のメロディによる幻想曲
23.フランツ・シュミット(1874-1939):トッカータ ハ長調(1924)
クリスティアン・ブレムベック
(オルガン…オーストリア マイスホーフェン、レンター=オルガン)
録音 2011年10月13-15日オーストリア マイスホーフェン,プファール教会
Lenter-Orgel der Kath
Recording Producer: Linus Holzapfel,
Editing & Mastering: MarkoSchneidr
(SkywalkMastering,Trierweiler)
2010年に建立されたばかりの「オーストリアで最も美しい」25のストップを持
つ新しいいオルガンに捧げられたこのアルバムは、コレッリなどのバロック時
代を作品も、レーガー、フランツ・シュミットのような後期ロマン派の作品も
万遍なく響かせます。演奏するのは、1960年ミュンヘン生まれのオルガニスト、
ブレムベック。1987年にチェリビダッケに認められ、彼がバッハなどの鍵盤楽
器を要する作品を演奏する際には必ず起用されたという、チェリお墨付きの名
手です。指揮者としても活躍していますが、やはり本領はオルガンにあり、こ
こでも納得の演奏を聴かせています。

OC-834 ¥2080
バッハ・トゥ・ジャズ
1-7.J.S.バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
8.ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲 第9番 ホ短調
9.チャイコフスキー(1840-1893):白鳥の湖から「ロシアの踊り」
10.イザイ(1858-1931):マズルカ
11.サラサーテ(1844-1908):序奏とタランテラ
12.モンティ(1868-1922):チャールダッシュ
13.伝承曲:スカボロー・フェア/14.伝承曲:トス・ザ・フェザーズ
15.伝承曲:クパリンカ
16.E.ケッチャー/E.プレッソウ:ソーニャがロシアのダンスを踊る時
17.G.M.ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
18.デューク・エリントン:スィングしなけりゃ意味がない
19.ビル・ウィザース:消えゆく太陽
20.ポール・デスモンド:テイク・ファイヴ
トーマス・ハストレイター(パーカッション)…18-20
キャロライン・アドメイト(ヴァイオリン)/ジュリアン・リーム(ピアノ)
録音 2011年10月2-3日ミュンヘン 音楽演劇大学,大コンサートホール
Recording Engineers: Asparuh Tashev and Sebastian Braun
才能ひしめくヴァイオリン界に、新たなヒロインが誕生しました。キャロライ
ン・アドメイトはドイツ系の英国人で、ハンブルクとミュンヘンに留学し、オ
ランダではコンセルト・へボウのコンサート・マスターを務めたこともある名
手ヘルマン・クレッバースから教えを受けています。もちろん数多くのコンク
ールで入賞し、マインツ・フィルハーモニーを始め、ヨーロッパの各地のオー
ケストラとも共演しています。そんな彼女のデビュー盤は、彼女のお気に入り
がたっぷり詰め込まれた多彩なプログラムで構築されています。バッハで始ま
り、少しずつ荒々しい舞曲へと移行、心と体が存分に温まった(?)ところで民
謡で一息つき、タンゴからスイングになだれこみ、最後はスタンダードの名曲
「テイク・ファイヴ」で締めくくるというもの。これは「聴かなきゃ意味がな
い」と言ったところでしょうか。期待たっぷりの新鋭登場です!




<BR KLASSIK>
900112 2枚組(1枚価格) ¥1750
ブラームス:
交響曲第1番ハ短調Op.68
交響曲第4番ホ短調Op.98
バイエルン放送交響楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音2007年10月30-31日…第1番,
2012年2月6-10日…第4番ミュンヘン・ヘラクレスザール(ライブ)
Recording Producer:WilhelmMeister. / Balance Engineer:Winfried
Mesmer(Symphonie Nr.1),Ulrike Schwarz(Symphonie Nr.4).
/Editing:Elisabeth Panzer.
昨年発売のヤンソンス&バイエルン放送響によるブラームス(1833-1897)の
第2番&第3番は、第2番での伸びやかさ、第3番でのドラマティックさを前面に
出しつつも、細部に至るまでの濃密な感情表現と、練りに練られた解釈と、充
実の音色が相俟った素晴らしい演奏を聴くことができました。今回は、残りの
2曲、第1番と第4番が満を持しての登場となります。第2番の翌年、2007年に録
音された第1番と、2012年2月に録音されたばかりの第4番は、同曲異演盤の中で
も群を抜く「革新さ」を持ち、この曲を聞き飽きるほど楽しんだ方にも新たな
衝撃を与えることは間違いありません。今回はSACD収録でないのが残念ですが、
会場はどちらもヘラクレス・ザールで、豊かな音響は健在です。

900307 ¥1750
ヘルマン・プライ GREAT SINGERS
1.モーツァルト(1756-1791):歌劇「魔笛」から「彼女か女房がいれば」
2.モーツァルト:
歌劇「フィガロの結婚」から「すべて準備は整った」
-「少しばかりその目を開け」
3.モーツァルト:
歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」から「彼に目を向けて下さい」
4.ロッシーニ(1792-1868):
歌劇「セヴィリアの理髪師」から「私は町のなんでも屋」
5.ロルツィング(1801-1851):
歌劇「密猟者」から「明るい朝の太陽はどのように優しい輝き」
6.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「椿姫」から「プロヴァンスの海と陸」
7.ヴェルディ:
歌劇「仮面舞踏会」から「お前だったのか、あの魂を汚したのは」
8.グノー(1818-1893):歌劇「ファウスト」から「生まれ故郷を離れる前に」
9.レオンカヴァッロ(1857-1919):
歌劇「道化師」から「ごめんください、皆様方」
10.J.S.バッハ(1685-1750):
クリスマス・オラトリオ BWV248から「大いなる主、おお、強き王よ」
ベートーヴェン(1770-1827):連作歌曲「遥かなる恋人に寄す」
11.丘の上に私は座って
12.山々の青いところ
13.空高く軽やかに舞う鳥
14.空高くゆく雲
15.5月が巡ってきて
16.お別れにこの歌を
17.アーヴィング・バーリン(1888-1989):
「アニーよ銃を取れ」から「恋におちるのは素晴らしい!」
ヘルマン・プライ(バリトン)
ミュンヘン放送交響楽団…1-10.17/アルゲオ・クアドリ(指揮)…1.4.5.8
ハインツ・ワルベルク(指揮)…2.7.9/ハインツ・フリッケ(指揮)…3.6
クルト・アイヒホルン(指揮)…10/ロベルト・アバド(指揮)…17
ヴォルフガンク・サヴァリッシュ(ピアノ)…11-16
録音 1966年2月10日…1.4.5, 1977年1月16日…2.7.9, 1966年12月1日…3.6,
1972年9月1日…8, 1972年12月17日…10, ミュンヘン,コングレスザール ド
イツ博物館/1988年1月10日…11-16 ミュンヘン,プリンツレゲンテン劇場/
1992年7月26日…17 ミュンヘン,ヘラクレスザール
このアルバムは、ミュンヘンの放送番組「日曜コンサート」に出演した時の録
音を集めたもので、未発表音源も含まれています。1966年の絶頂期、張りのあ
る若々しい歌声は一度聴いたら忘れることができないほどの強烈なインパクト
を有していますし、1992年の練られた声もまた枯淡の境地に達しています。ま
た、ベートーヴェンの歌曲集での、サヴァリッシュが見事なピアノ伴奏も聴き
ものです。




<CD ACCORD>
ACD-176 ¥1750
エウゲニウシュ・モラフスキ:交響詩集
1.ドン・キショット/2.ユーラリューム/3.Nevermore-もはやない
シンフォニア・ヴァルソヴィア/モニカ・ウォリンスカ(指揮)
録音ワルシャワ,ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・
スタジオ 2011年2月15-16日, 2011年7月28日
このアルバムには現存する全3曲の交響詩が収録されています。まるで彼自身
を表すかのように勇壮な「ドン・キショット(ドン・キホーテ)」と、神秘的
な幽界をさまようかのような、エドガー・アラン・ポーの詩にインスパイア
された2つの作品という、この作曲家を知るにふさわしいもの。女性指揮者モ
ニカ・ウォリンスカはパワフルさと繊細さを併せ持ち、知られざる作品を顕
在させるために尽力しています。




<Sono Luminus>
DSL-92149 ¥2080
寓話
1-7.ソーゲ(1901-1989):動物たちと人間たち(馬/牛/鳥/犬/猫/めんどり/豚)
8.セヴラック(1872-1921):仔馬の歌/9.セヴラック:梟
10.イベール(1890-1962):物語-白い小さなろば
11-13.カプレ(1878-1925):3つの寓話
14.グロヴレ(1879-1944):絵の暦より第5番「ろば」
15-16.ソーゲ:印象派の詩による6つの歌より(第5番:猫I/第6番:猫II)
17-28.ヘルシュ=クレマン(1878-1941):
楽園の寓話(いたち/鱒/おんどりとめんどり/蜘蛛/ヤツガシラ/猫/梟/
女王バチ/カワセミ/小さなサル/ハエ/黒鳥への詩篇)
※10&14…ピアノ独奏
セリーヌ・リッチ(ソプラノ)/ダニエル・ロッカート(ピアノ)
何とも魅惑的なアルバムです。表向きは「動物」の様子を描いた歌曲、ピアノ
曲集ですが、もちろんそれで終わるわけではありません。ここで取り上げられ
た様々な詩人たちは、人間をとことん観察し、それらを見事に動物に擬えてみ
せました。この種の曲集で有名なのは、例えばサン=サーンスの「動物の謝肉
祭」がありますが、ここに収録されているのは、もっともっと奥深く、ウィッ
トに富んだものです。フランス語に堪能でなくても、これらの面白さは存分に
伝わることでしょう。

DSL-92148 ¥2080
スティル・サウンド-ブルース・リヴィングストン:ピアノ・リサイタル
1.ペルト(1935-):アリーナのための
2.ペルト:アリヌシュカの回復による変奏曲
3.サティ(1866-1925):3つのジムノペディ第2番
4-5.グロス:ヴェンチャリング・フォース・アニュー
6.シューベルト(1797-1828):4つの即興曲Op.90-4 変イ長調
7.ショパン(1810-1849):夜想曲第1番Op.9-1
8.ボルコム(1938-):ニューヨーク・ライツ
9.サティ:3つのグノシェンヌ第2番/10.グロス:精霊の踊り
11.グロス:チェンジ/12.グロス:リフレクション・オン・エアー
13.サティ:3つのジムノペディ第3番
ブルース・リヴィングストン(ピアノ)
録音2005年9月…3-5.7-10.12-13, 2009年10月…1-2.6.11
ピアニスト、リヴィングストンによる「コンセプト・アルバム3部作」の最後
を飾る1枚です。既発の「HERATSHADOW(DSL92137)」では、シューマンを中心
に、ビーラワ、ウォーリネンと言った現代作を配したもので、「NIGHTBREAK
(DSL92144)は、ブラームス、リストの内省的な作品と、グラスの「ドラキュラ
組曲」を合わせると言うもの。今作も期待大ではありませんか。「STILL
SOUND」と題されるだけあって、静かで意味深な曲が並びます。中でもボルコ
ムの「ニューヨーク・ライツ」は世界初演でもあり、とても興味深い作品で
す。感情を高ぶらせることなく、最小限の音で描かれた永遠の静寂感の中に、
ほんのときおり見られる感情の爆発。何かを考えたくなるアルバムです。

DSL-92146 ¥2080
クリティカル・モデルズ -モハメド・フェイルーズ(1985-):室内楽作品集
1.リタニー/2-5.4つのクリティカル・モデル
6.ピアノ小品 第1番 「ノクターナル・スナップショット」
7.ピアノ小品 第2番/8.ピアノ小品 第3番/9.ピアノ小品 第4番
10.ピアノ小品 第5番/11.ピアノ小品 第6番「アディオ」
12-13.哀歌と風刺/14-16.3つのノヴェレッテ/17-20.エア
ケイティ・ライマー(ピアノ)…6-11.14-16/リディアン弦楽四重奏団…12-13
マイケル・クーパー(アルト・サクソフォン)…2-5.14-16
マーテン・ストラギエル(ギター)…17-20
ジェームズ・オルラーンズ(コントラバス)…1
ジョナサン・イングル(フルート)…1
クレール・カッティング(オーボエ)…1
ヴァスコ・ドゥコフスキ(クラリネット)…1
トーマス・フレミング(ファゴット)…1
ラヨン・アーン(ヴァイオリン)…2-5
若いニューヨークの作曲家、モハメド・フェイルーズの室内楽作品集です。
彼の作品は、楽器の扱いが非常に巧みであり、また仄かに感じられるオリエン
タリズムが曲に陰影と味わいを与えています。「クリティカル・モデル」での
忙しない動きと、ピアノ小品での抒情的な流れは、この作曲家を端的に表すも
のでしょう。このような表情豊かな作品は、現在の音楽シーンにとてもマッチ
しているようで、アメリカを始め、ヨーロッパから中東、オーストラリアなど
数多くのコンサート・ホールで演奏され好評を博しています。

DSL-92147 ¥2080
フランシスコ・ミニョーネ(1897-1986):弦楽四重奏曲集
1-3.弦楽四重奏曲 第2番/4.セレスタ第2番/5-7.弦楽四重奏曲 第1番
8.バルカローラ/9.劇音楽「ダイアモンド商人」からメヌエット
10-12.3つのスペインの歌/13-14.2つのエッセイ
ラテンアメリカ四重奏団
ブラジルのクラシック音楽を代表するフランシスコ・ミニョーネ・彼はヴィラ
=ロボス以降の最も重要な作曲家として認識されています。また偉大なる教師
でもあり、指揮者、卓越したピアニストとしても知られます。彼は1933年にリ
オ・デ・ジャネイロに定住し、音楽の発展に尽力しました。いくつかのオペラ
作品が有名で、1923年にはR.シュトラウスが演奏したという記録もあるほどで
す。このアルバムでは弦楽四重奏曲を中心に収録。どの曲からも血沸き肉躍る
エネルギーが感じられる、独特の感性に満ち溢れています。もちろん、これは
ラテンアメリカ四重奏団の巧みな演奏も一役買っています。




<OUR Recordings>
6.220604(SACD-Hybrid) ¥1980
ヴィルトゥオーゾ・バロック
1.ヴィターリ(1663-1745):シャコンヌ ト短調
2-5.テレマン(1681-1767):
音楽の練習帳よりリコーダー・ソナタ ニ短調 TWV41:d4
6-9.J.S.バッハ(1685-1750):フルート・ソナタ ハ長調 BWV1033
10-13.ヴィバルディ(1678-1741):
忠実な羊飼い Op.13よりソナタ第4番 イ長調 RV59
14.コレッリ(1653-1713):リコーダー・ソナタ「ラ・フォリア」Op.5-12
15-17.タルティーニ(1692-1770):
ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」
18-20.ヘンデル(1685-1759):リコーダー・ソナタ 変ロ長調 HWV377
ミカラ・ペトリ(リコーダー)/ラース・ハンニバル(リュート)
録音 2011年3月2-4日デンマーク コッケダル,OURレコーディング・スタジオ
ミカラ・ペトリとラース・ハンニバル・デュオのお気に入りの曲を集めた「バ
ロック・アルバム」です。1991年の冬からコンビを組んでいる彼らは92年の夏
にスペインの修道院で素晴らしいコンサートを行い大好評を得ました。それ以
降、世界中でコンサートを行い、またフェスティバルに登場、驚くほど幅広い
レパートリーは、全ての聴衆に大きな驚きを与え続けています。このアルバム
で、ハンニバルはギターをリュートに持ち替え、見事なテクニックを披露して
います。ペトリの超絶技巧はここでも健在。本来ならヴァイオリンで演奏する
難曲をこともなげに吹ききっています。とりわけコレッリやタルティーニは圧
巻。SACDの高音質で、微細な息遣いまでが克明に捉えられています。

6.220605(SACD-Hybrid) ¥1980
ナイチンゲール
1-9.ユージス・プラウリニュシュ(1957-):
ナイチンゲール(第1場:序奏…皇帝の庭/第2場:ナイチンゲールの主題/第3場:
皇帝と紳士-入場-待ちわびる/第4場:探求/第5場:彼女はここに/第6場:王宮に
て/第7場:人工の鳥/第8場:皇帝とその死/第9場:もう一度)
10.ダニエル・ベルツ(1943-):ネメシス・ディヴィナ
11.ソンライフ・ラスムセン(1961-):I
12-13.ピーター・ブルーン(1968-):
ひばりと2つの情景(海とひばり/籠の中のひばり)※全て世界初録音
デンマーク国立声楽アンサンブル/ミカラ・ペトリ(リコーダー)
スティーヴン・レイトン(指揮)
録音2011年8月8-12日デンマーク,コペンハーゲンクリスチャンキルケン
4人の現代作曲家による、無伴奏合唱とリコーダーのコラボ作品の登場です。
確かにリコーダーと合唱の組み合わせは珍しいものではありません。人間の
声に近い響きを持つリコーダーは、バロックの時代にも重用され、多くの作
曲家たちがこの響きの妙を表現してきました。しかし、ここでは更にそのコラ
ボレーションを深化させることで、全く新しい音色を生み出すことに成功しま
した。ラトヴィアの作曲家プラウニュシュの「ナイチンゲール」は、おなじみ
アンデルセンの寓話を元にした作品で、まさにリコーダーでなくては成し得な
い神秘的な響きが多用されています。人間の心の深層を垣間見るかのようなラ
スムセンとベルツの曲、天高く舞うひばりをモティーフにしたブルーンの曲を、
色彩感溢れた合唱とリコーダーが驚くばかりの表現力で、音のキャンバスに描
いていきます。SACDによる高音質も魅力的で、豊かな残響も深い感動へと誘う
スパイスとなっています。

6.220606(SACD-Hybrid) ¥1980
イギリスのリコーダー協奏曲集
1-5.ハーヴェイ(1953-):コンチェルト・インカント(2009)
6-8.アーノルド(1921-2006):リコーダーと管弦楽のための協奏曲Op.133(1988)
9-15.ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):
リコーダーと弦楽合奏のための組曲(1957)(前奏曲/イギリス舞曲/悲歌/ルンバ
風ブルレスカ/パヴァーヌ/序奏とカデンツァ/タランテッラ)
ミカラ・ペトリ(リコーダー)
香港室内管弦楽団/ジャン・トレル(指揮)
録音2011年5月24-29日香港カルチャー・センター
単純な楽器なのだけど奥深い楽器リコーダー。かれこれ700年に渡って西洋音
楽の一部となっています。近代から現代のイギリスの作曲家たちも、この楽器
のもつ鄙びた音色に魅せられ多くの作品を書いています。このアルバムには
3世代に渡る作曲家たちの曲を収録。その絶妙な作風の違いを味わっていただ
けることでしょう。ゴードン・ジェイコブは前世紀に生まれるも、リコーダー
の曲は1950年代から手掛け始め、多数の名作を残しています。アーノルドは
ジェイコブスの例に倣い、素晴らしいリコーダー協奏曲を書き上げました。
こちらはミカラ・ペトリが初演しましたが、以降なかなか演奏の機会に恵まれ
ることがありませんでした。今回、この録音が再評価のきっかけになるのでは
ないでしょうか?3人の中で最年少(?)を誇るハーヴェイの作品は、やはりミ
カラ・ペトリのために書かれたもので、「魔法」がテーマとなっています。
柔軟な音楽は、とても魅力的で、ハリー・ポッターの世代にも好意をもって
受け入れられること間違いありません。

8.226906 ¥1780
HALFMONK-プーランク(1899-1963):無伴奏合唱作品集
1-7.7つの歌FP81(白い雪/ほとんどゆがまずに/またいつかの夜に/すべての
権利/美と似たもの/マリー/光る)
8-11.アッシジの聖フランチェスコの4つの小さな祈りFP142
12.アヴェ・ヴェルム・コルプスFP154
13-16.小室内カンタータ「ある雪の夕暮れ」FP126
17-20.パドゥバの聖アントニウスのラウダFP172
21-28.フランスの歌Op.130(マルゴトンは水くみに/美しい人は塔の下に座り
て/麦打ち/カタコト木靴の踊り/かわいい小さなお姫様/美しい人がいるなら/
ああ私の愛しい農夫/機織り人)
29.酒飲み歌FP31
デンマーク国立声楽アンサンブル/スティーヴン・レイトン
録音2008年8月25-28日,2009年8月20-21日コペンハーゲンガルニソン教会
タイトルの「HALF MONK」とはプーランクの偉大なる側面を表す言葉として知
られています。これは評論家のクロード・ロスタンから「ガキ大将と聖職者が
同居している」と評されたことが元になっていますが、確かに彼のピアノ曲や
室内楽作品にみられる「皮肉や諧謔」と宗教作品に見られる「荘厳な面持ち」
は全く相反する性格と言っても差し支えないでしょう。このアルバムは、そ
んな彼の「2つの面」を合唱作品から追求します。あまりにも美しく清冽な
「アッシジの聖フランチェスコ-」などの宗教曲と、ウィットにとんだ「フラ
ンスの歌」などの世俗曲は、全く違う様相を見せながらも、まぎれもなくプ
ーランクの作品です。このアルバムは「ナイチンゲール」(6.220605)にて、
ミカラ・ペトリとスティーヴン・レイトン&デンマーク国立声楽アンサンブル
が共演したことが縁で生まれたもの。次回作も予定されているとのことです。




<paladino music>
PMR-0025 ¥1750
フランツ・クロンマー:クラリネットと管弦楽のための作品集
1-5.協奏交響曲 Op.70
6-8.クラリネット協奏曲 Op.36
ドミトリー・アシュケナージ(クラリネット)
シェフィカ・クトゥルエル(フルート
Track 1-5)/カミラ・シャッツ(ヴァイオリン Track 1-5)
ノーザン・シンフォニア
ハワード・グリフィス(指揮)
録音1994年1月UK ニューカッスル・アポン・タイン 諸聖人教会
名ピアニスト、ウラディーミル・アシュケナージを父とする1969年生まれのド
ミトリー・アシュケナージ。現在はそんな「親の七光り」は全く必要のない確
固たる経歴を築いています。このアルバムは古典派を代表する管楽器作品の作
曲家であるクロンマー(1759-1831)の代表作「クラリネット協奏曲」とフルート
との絡みが見事な「協奏交響曲」の2曲を演奏しています。アシュケナージのク
ラリネットが素晴らしいのはもちろんですが、ここではフルートを吹くトルコ
生まれの女性奏者クトゥルエルの流麗な演奏にも注目です。スイスのレーベル
「VDE-GALLO」からゴールデンCD賞を授与され、またアメリカの批評家からも
大絶賛されるなど、その卓越した技巧(と美貌)に世界中から関心が寄せられて
いる人です。

PMR-0010 ¥1750
ハイペリオン・アンサンブル -6から7へ
1-4.エルヴィン・シュルホフ(1894-1924):弦楽六重奏曲(1924)
5.R.シュトラウス(1864-1949):
メタモルフォーゼン(1945)…R.レオポルドによる弦楽七重奏編曲版
ハイペリオン・アンサンブル(メンバー:アンネリー・ガール(ヴァイオリン)
/グンデ・イェーヒ=ミッコ(ヴァイオリン)/フィルミアン・レルマー(ヴィオ
ラ)/イェルク・シュタインクラウス(ヴィオラ)/デトレフ・ミエルケ(チェロ)
/アストリッド・スルツ(チェロ))
/マルティン・ハインツ(コントラバス)…5のみ
録音1997年オーストリア St・コンラッド・アベルゼー
ハイペリオン・アンサンブルの前作は「5から6へ」。ブルックナーの弦楽五重
奏曲とシューベルトの幻想曲の弦楽六重奏版という選曲でした。今アルバムは、
そのコンセプトを継承し、楽器が一つずつ増えていることになります。今回取
り上げられたのはシュルホフとR.シュトラウス。後期ロマン派から近代へと移
り変わる時期に書かれ、また戦争の影を重く引き摺った影のある作品です。

PMR-0024 ¥1750
ファイルマイア&ファイルマイア デビュー・レコーディング
1-3.ウェーバー(1786-1826):大協奏的二重奏曲 Op.48(1816)
4-6.プーランク(1899-1963):クラリネット・ソナタ
7-14.ジャン・フランセ(1912-1997):主題と変奏(1974)
15-17.アントニ・シャホフスキ(1907-1973):クラリネット・ソナタ(1936)
ベンヤミン・ファイルマイア(クラリネット)
フローリアン・ファイルマイア(ピアノ)
録音 2011年12月29-30日
オーストリア、ケフェルマルクト シュロス・ヴァインベルク
弱冠21歳、若きクラリネット奏者ベンヤミン・ファイルマイヤのデビュー・ア
ルバムです。リンツのブルックナー管弦楽団とモーツァルト、ウェーバーのク
ラリネット協奏曲を演奏し絶賛されたのを皮切りに、数多くのコンサート・ホ
ールでオーケストラと共演、着実にその実力を見せつけている期待の若手です。
また兄のフローリアン・ファイルマイアは1989年生まれのピアニストで、彼も
既に多くのコンクールで受賞歴を持ち、将来を嘱望されている人です。こんな
2人の感性とニュアンスの豊かさ、その美しい音色を、このアルバムて存分に
味わってみてください。ウェーバーでの煌めく技巧性、プーランクやフランセ
でのしなやかさ、シャホフスキでの構成力。驚異的な才能です。




<ONDINE>
ODE-1193 ¥2080
ヨーゼフ・マルティン・クラウス:ヴィオラ協奏曲集
1-3.ヴィオラ協奏曲 変ホ長調 VB153c
4-6.ヴィオラ協奏曲 ハ長調 VB153b
7-9.ヴィオラとチェロのための協奏曲 ト長調 VB153a
※全て世界初録音
デイヴィッド・アーロン・カーペンター(ヴィオラ)
リッタ・ペソラ(チェロ…7-9)
タピオラ・シンフォニエッタ
録音 2011年11月7-9日エスポー タピオラ・ホール
ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792)は「スウェーデンのモーツァル
ト」として、一部のファンには既におなじみの存在です。ルンドの大学図書館
に保存されていたこの3つのヴィオラ協奏曲は、長らく作曲家が特定できません
でしたが、最近の研究結果で、250年近く失われていたとされるクラウスの作で
あろうと判定されました。これは彼の親友ホフシュテッター(オーストリアのア
マチュア作曲家であり、本職はベネディクト会の修道士である)のために書かれ
たと推測され、ホフシュテッターがいかに素晴らしい技巧を有していたかの証
明にもなるものです。ヴィオラを演奏するのは、ONDINEレーベルでおなじみ
D.A.カーペンターです。

ODE-1201 ¥2080
メンデルスゾーン/クレーク:詩編集
1.メンデルスゾーン:詩篇第100番 「主に向かいて歓呼の声をあげよ」
2.クレーク:詩篇第22番「神よ、わが神よ、なぜ、私を見捨てたのですか」
3-5.メンデルスゾーン:
3つの詩編 Op.78 (詩編第2番「なぜ異邦人たちは騒ぎ立て」/詩編第43番「わた
しを裁いてください、神よ」/詩編第22番「神よ、わが神よ、なぜ、私を見捨て
たのですか」)
6.クレーク:詩篇第141番「主よ、わたしはあなたに呼ばわります」
7.クレーク:詩編第104番「わが魂よ、主をほめよ」
8.クレーク:幸せな人
9.クレーク:詩編第137番「われらはバビロンの川のほとりにすわり」
10.メンデルスゾーン:
オラトリオ「エリア」Op.70第2部より「山に向かいて目をあげよ
11.メンデルスゾーン:
オラトリオ「エリア」Op.70第1部より「それ、主汝のためにみ使いたちに命じ」
12.メンデルスゾーン:2つの宗教的合唱曲 Op.115-1「死せる者は幸いなり」
13-17.クレーク:
宗教的な民謡集より(私たちの貧しさは素晴らしい/最も良きイエス/イエス様、
私はあなたに祈ります/おおイエス、あなたの痛みは/私の心は目を覚まし、
そして歌う)
エストニア・フィルハーモニー室内合唱団
ダニエル・ロイス(指揮)
録音 2009年9月14-17日エストニア ハープサル・ドーム教会
トゥールの「覚醒」(ODE-1183)で高性能のアンサンブル能力をまざまざと見せ
つけたエストニア・フィルハーモニー室内合唱団&ダニエル・ロイス。待望の
新録音はメンデルスゾーン(1809-1847)とエストニアの作曲家クレーク(1889-
1962)による、ユニークな「詩編」アルバムです。クレークはサンクトペテル
ブルク音楽院で学び、エストニアの音楽の基礎を作った人として尊敬されてい
ます。最初はトロンボーンと作曲を学びましたが、後に合唱指揮者として各地
で指導を行いつつ、1911年頃からは民俗音楽の収集にも力を注ぎ、そのエッセ
ンスを自らの作品に封じ込めたのです。彼は生涯に700曲以上もの合唱作品を書
いていて、どれもが素朴で力強いエネルギーを感じさせるものとなっています。
ドイツの伝統を継承するメンデルスゾーン、エストニアの伝統を重んじるクレ
ーク。この2人の作品をバランス良く配したこのアルバムは、聴き手の興味を
大いに喚起することでしょう。




<CEDILLE>
CDR-90000130 2枚組 ¥1750
ソ連の経験 第2集
(CD1)
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
1-4.弦楽四重奏曲 第1番 ハ長調 Op.49
5-8.弦楽四重奏曲 第2番 イ長調 Op.68
9-12.弦楽四重奏曲 第4番 ニ長調 Op.83
(CD2)
1-5.弦楽四重奏曲 第3番 ヘ長調 Op.73
6-8.プロコフィエフ(1891-1953):弦楽四重奏曲 第2番 ヘ長調 Op.92
パシフィカ弦楽四重奏団
録音 2011年11月24-25日…CD1:1-8, 2010年7月23-24日…CD2:1-5,
2011年8月29-31日…CD1:9-12,CD2:6-8
イリノイ フォーリンジャー・グレート・ホール
ショスタコーヴィチと同世代の作曲家たちによる弦楽四重奏曲を集めたシリー
ズの第2集です。この第2集は第二次世界大戦を取り巻く時代、1938年から1949
年に書かれた5つの作品を集めています。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲は
どれも多くの問題を内包する作品ですが、それ自体は驚くほどの深化を見せる、
ショスタコーヴィチの最高傑作の集合体です。プロコフィエフの第2番も、戦争
によって地方都市へ退去させられた彼が、当地の民謡をベースに独自の味付け
をして書き上げたものです。全てパシフィカ弦楽四重奏団による納得の演奏。
第1集(CDR90000127)も大好評です。




<DIVOX>
CDX-21006 ¥1750
アンサンブル・ピラミッドのポートレート
1-2.モーツァルト(1756-1791):
フルート四重奏曲第3番 ハ長調 K.Anh. 171/285b (オーボエと弦楽三重奏編)
3.デュティユー(1916-):
ソナチネ(M.ブレニマンによるフルート、ハープと弦楽三重奏編)
4.モーツァルト:
アダージョとアレグロ ヘ短調 K594(M.ブレニマンによるフルート、ハープと
弦楽三重奏編)
5-7.イベール(1890-1962):三重奏曲
8.ラヴェル(1875-1937):
亡き王女のためのパヴァーヌ(M.ブレニマンによるアンサンブル編)
アンサンブル・ピラミッド
録音 1999年9月2-4日
アンサンブル・ピラミッドはスイス、チューリッヒで1991年に設立されたアン
サンブルです。マルクス・ブレニマン(フルート、編曲)、バーバラ・ティルマ
ン(オーボエ)、ウルリケ・ヤコビ(ヴァイオリン)、ミュリエル・シュヴァイ
ツァー(ヴィオラ)、ジャエル・ベルツヒンガー(ハープ)のメンバーで構成され、
曲によって柔軟に編成を変え、バロックから近現代まで幅広い音楽を演奏して
います。彼らはプログラムに必ず「新しいもの」と「古いもの」を並列に並
べることで、音楽の流れを自然に感じ取れるような働きかけをしています。ま
た忘れられてしまった作品の蘇演にも力を入れており、そちらでも高い評価を
受けています。このアルバムでは、そんな彼らのスタンスがはっきり理解でき
ることでしょう。モーツァルトに挟まれたデュティユーは、決して居心地悪そ
うではなく、ごく自然に収まっているところが見事です。

CDX-21005 ¥1750
フランスの組曲集
1-5.ラヴェル(1875-1937):クープランの墓(抜粋)
6-9.ドビュッシー(1862-1918):小組曲
10-15.ドビュッシー:6つの古代の墓碑銘
16-21.ピエルネ(1863-1937):私の子供たちのためのアルバム Op.14
※全てマルクス・ブレニマンの編曲による
アンサンブル・ピラミッド
録音 2007年4月27-29日マルトハレン教会
こちらはアンサンブル・ピラミッドが「フランス音楽」に特化してプログラム
したアルバムです。19世紀後半の印象派の音楽を中心に、これらの移り変わる
色彩感を絶妙な編曲で楽しませてくれます。ラヴェルの「クープランの墓」で
はラヴェルによってピアノ・ソロから管弦楽曲へと変容された「プレリュード」、
「フォルラーヌ」、「メヌエット」、「リゴドン」の4曲に「フーガ」が加えら
れていて、全く新しい響きを味わうことができるというものです。ドビュッシ
ーの2つの作品、とりわけ小組曲での「洋上の小舟」はもともとこの編曲だった
のではないか。と思えるほどのはまり方。静けさの中に妖艶さがたっぷり感じ
られる粋な響きです。

CDX-55257 7枚組 ¥2450
チェロ・ジュエルズ
(CD1)
1-2.ベートーヴェン(1770-1827):チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 Op.5-1
3-5.ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.5-2
6-8.ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 Op.69
(CD2)
1-2.ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第4番 ハ長調 Op.102-1
3-4.ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 Op.102-2
5.ベートーヴェン:
モーツァルト「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲
変ホ長調 WoO46
6.ベートーヴェン:
ヘンデル「ユダ・マカベウス」の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲
ト長調 WoO45
7.ベートーヴェン:
モーツァルト「魔笛」の「娘か女か」の主題による12の変奏曲 Op.66
(CD3)
1-3.ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38
4-5.シューベルト(1797-1828):
アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821(チェロ編)
6-9.ブラームス:チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op.99
(CD4)
1-3.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Op.78(チェロ編)
4-16.ドホナーニ(1877-1960):チェロ・ソナタ 変ロ短調 Op.8
17-20.フックス(1847-1927):幻想小曲集 Op.78より
(CD5)
1-3.メンデルスゾーン(1809-1847):チェロ・ソナタ 第1番 変ロ長調 Op.45
4-8.シューマン(1810-1856):民謡風の5つの小品 Op.102
9-12.メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ 第2番 ニ長調 Op.58
(CD6)
1-4.ショパン(1810-1849):チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
5-8.フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調(チェロ編)
9-11.グリーグ(1843-1907):チェロ・ソナタ イ短調 Op.36
(CD7)
1-3.R.シュトラウス(1864-1949):チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6 TrV115
4-7.プフィッツナー(1869-1949):チェロ・ソナタ 嬰ヘ短調 Op.1
8-10.ヤナーチェク(1854-1928):おとぎ話 JW VII/5
11.ヤナーチェク:プレスト JW VII/6
エステル・ニッフェネッガー(チェロ)
ジェラルド・ワイス(ピアノ…CD1-3.5-7)
アンネッテ・ヴァイスブロード(ピアノ…CD4)
録音 1975年8月7日,30-31日,9月27日…CD1,2, 1978年…CD5,
1978年11月…CD3,7, 1992年…CD6, 2000年10月…CD4
ベートーヴェンからヤナーチェクまで、チェロ・ソナタの名曲がたっぷり楽し
める7枚組です。演奏しているのはエステル・ニッフェネッガー。彼女はチュー
リッヒ生まれのチェリストで、パブロ・カザルスとエンリコ・マイナルディの
マスター・クラスを受講し、スイス協会のソリスト賞を受賞、イスラエルで開
催された国際カザルス・コンクールで第2位を獲得するなど、世界的な活躍をし
ています。室内楽奏者としても名高く、また1977年には長い間失われていたと
された、ハンス・プフィッツナーのチェロ協奏曲の初演を行いました。日本に
も所縁が深く、1983年から1986年まで東京芸術大学の客員教授も勤めていまし
た。優美さの中に強い芯が感じられる見事な演奏です。

CDX-69715 2枚組 ¥2450
ラフーゼン:創造の歌 II
(CD1)
1-3.朝の歌/4-9.春の歌/10.間奏曲第1番(4月-5月-4月)/11-15.夏の歌
16-20.秋の歌/21.間奏曲第2番(1月-2月-9月)/22-26.花の賞賛
27.間奏曲第3番(6月-11月)/28-30.音楽の光
(CD2)
1-8.夕べの歌 I/9.間奏曲第4番(10月-3月-10月)/10-15.愛、結婚
16.間奏曲第5番(7月-8月-12月)/17-22.夕べの歌 II
ヨハン・ヴォルフガンク・ゲーテ・ユニヴァーシティ・フランクフルト室内
合唱団
クリスティアン・リディル(指揮)
フランク・ブリッジ弦楽四重奏団…間奏曲
録音 2008年10月10-1.17-18日,11月7-8.14-15日
「創造の歌 I」(CDX--69711/12)の続編となります。ラフーゼン(1886-1975)が
作曲したおよそ150曲の女性合唱のための歌曲を主題やモティーフごとに並べ、
4-5夜のコンサートで聴くというというコンセプトで、第1集では1942年から
1944年頃に書かれた8つの歌曲集からが収録されていましたが、こちらの第2集
では演奏家を変えて、1952年以降に書かれた作品が演奏されています。簡素な
スタイルの中に無尽蔵のアイデアを秘めたこれらの曲集ですが、ほとんど演奏
される機会もないため、ここでの録音はとてお貴重なものです。歌の間に挟ま
れる弦楽四重奏曲も美しさの極みです。

CDX-20905 ¥1750
ラフ:ピアノ四重奏曲集 Op.202
1-4.ピアノ四重奏曲 ト長調 Op.202-1
5-8.ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.202-2
アンサンブル・イル・トリティコ
デイヴィッド・グリーンリーズ(ヴィオラ)
録音 2009年2月9-12日
ラフ(1822-1882)はかなりの多作家であったにも拘わらず、現在では「カヴァ
ティーナ」1曲が知られているのみで、ほとんどその作品を耳にする機会もあり
ません。しかしながら、彼の作品は同時代のブラームスやリストを凌駕するほ
どの魅力を持ち、一度聴いたら忘れられないほどの強烈な印象を残すものが多
いのです。このアルバムでは、1877年に初演された2つのピアノ四重奏曲を収
録。和やかなト長調、冒頭こそ悲しげに始まるものの、第2主題で極めて美しさ
を増してくるハ短調。ラフ入門としても格好の1枚です。アンサンブル・イル・
トリティコのピアニスト、ヤン・シュルツは長い間ラフの作品の啓蒙に努めて
きたそうで、今回の演奏でも熱の入った音楽を奏でています。




<cpo>
777747-2 2枚組 ¥4900
J.シュトラウス2世:喜歌劇「メトゥザレムの王子」全曲 3幕
V.ヴィルダー&A.ドラクール台本、C.トロイマン編
ヤーナ・フライ(ソプラノ)/ジェシカ・グラッテ(ソプラノ)
フランク・エルンスト(テノール)/ゲルト・ヴィーマー(バリトン)
エルマー・アンドリー(バス・バリトン)
フランク・オベリューバー(テノール)他
ドレスデン州立オペレッタ管弦楽団&合唱団
エルンスト・タイス(指揮)
1874年、ヨハン・シュトラウスとその妻イェッティはパリに滞在し、その地で
オッフェンバックの作品について検討していました。彼の見込みによると、
「もうオッフェンバックの時代は終わった」と断言してはみたものの、ウィー
ンで上演予定の新しいオペレッタの台本は、どうみても「オッフェンバック風」
のものだったのです。シュトラウス自身は、この台本について、前述の理由か
ら懐疑心を抱いたものの、付けたメロディは極上のものだったためか、1877年
のカール劇場での初演時には大成功を収め、公演回数は80回を超えたといいま
す。

777551-2 ¥1700
プレイエル:プロイセン四重奏曲集 第4-6番
1.弦楽四重奏曲 ハ長調 Ben334/2.弦楽四重奏曲 イ長調 Ben335
3.弦楽四重奏曲 変ホ長調 Ben336
ケルン・プレイエル弦楽四重奏団
7-9番(777315-2)で、その上品で雅びな作風が話題となったプレイエル(1757-
1831)の弦楽四重奏曲の続編です。今作でもケルン・プレイエル弦楽四重奏団
による演奏です。作曲家としてのプレイエルは、未だその全貌が解明されてい
るとは言い難く、もちろんその作品の評価も定まっていないのが実情です。以
前は出版業者として身を立てるまえの修業期間の秀作として、また、数多くの
「忘れられた」古典派の作曲家たちと同列に扱われてしまったプレイエルです
が、実はハイドンからベートーヴェン、そしてシューベルトへと繋がる、古典
派から前ロマン派の作風を見事に体現している作曲家でもあるのです。逆に言
えば「独創的なものに欠ける」と捉えられてしまうかもしれませんが、この頃
の弦楽四重奏曲が、いかに魅力的な文体を持っていたかの証明でもありましょ
う。魅力的なメヌエットを含む形式美に満ちた音楽です。

777735-2 ¥2450
アントン・ブルックナー:交響曲 第2番 ハ短調(1877)
ノーザン・シンフォニア/マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)
ヴェンツァーゴの魅力あふれる「ブルックナー(1824-1896)交響曲ツィクルス」
の第3弾です。今作はあまり演奏機会の多くない第2番で、「曲のスケールに合
わせてオーケストラを選択する」というコンセプトを踏襲するヴェンツァーゴ
は、比較的規模の小さいノーザン・シンフォニアを選びました。ノーザン・シ
ンフォニアは1958年に創立されたイギリス・イングランド北部のニューカッス
ル・アポン・タイン近郊のゲイツゲッド市にある室内オーケストラで、I.フィ
ッシャー、R.ヒコックス、H.シフらが歴代の指揮を務め、現在はヴァイオリニ
ストのトーマス・ツェトマイアーが音楽監督を務めてます。このエキサイティ
ングかつ革新的なオーケストラからヴェンツァーゴは極めて精緻な響きを引き
出すことに成功しました。

777242-2 ¥2450
ゲオルク・フィリップ・テレマン:ヴァイオリン協奏曲全集 第4集
1.ヴァイオリン(2つのオーボエも共に)、弦楽合奏と通奏低音のための序曲
(協奏曲)ト長調 TWV55:G6
2.ヴァイオリン、弦楽合奏と通奏低音のための序曲(協奏曲)ホ長調 TWV55:E3
3.ヴァイオリン(2つのオーボエも共に)、弦楽合奏と通奏低音のための序曲
(協奏曲)ト短調 TWV55:G7
オルフェオ・バロック管弦楽団
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン&指揮)
cpoの膨大なテレマン(1681-1767)・コレクションの中でも、多くの人が続編を
待ち望んでいるヴァイオリン協奏曲集、第4集の登場です。第3集では、自身が
率いるアンサンブルとの演奏を披露したエリザベス・ウォルフィッシュですが、
今作では、第2集と同じく、オルフェオ・バロック管弦楽団と極めて濃密なやり
とりを聴かせます。テレマンのヴァイオリン協奏曲は非常に独創的、かつ実験
的なフォームを持っていることで知られ、それは、ドイツの伝統的な音楽の形
式にフランスとイタリアの潮流を取り入れたテレマンらしく、ヴァイオリンの
奏法にも華やかで技巧的なものが多くみられ、また形式的にも面白いものが多
いのです。遊び心と優雅さを併せ持つこれらの作品、どの曲にも「演奏する喜
び」と「聴く喜び」が満ち溢れています。

777748-2 ¥2450
アレッサンドロ・スカルラッティ:世俗カンタータ集
1.ソプラノ、弦楽合奏と通奏低音のための「オリンピア」
2.ソプラノ、弦楽合奏と通奏低音のための「アリアンナ」
3.ソプラノ、トランペット、弦楽合奏と通奏低音のための「テブロ川のほとり
で」
アドリアーナ・フェルナンデス(ソプラノ)
ガブリエーレ・カッソーネ(トランペット)
コンチェルト・ド・カヴァリエーリ
マルチェッロ・ディ・リーザ(指揮)
ナポリで生まれたアレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725)は、おもにナポ
リ楽派の歌劇の創始者として知られます。彼の音楽、とりわけ声楽曲は、17世
紀の初期イタリア・バロックの声楽様式と、古典派の重要な橋渡しとしての働
きを持っていて、形式的にも、感情表現などでも、それまでのものから一歩踏
み込んだ素晴らしいものとなっています。彼は500曲以上のソロ・カンタータを
作曲していて、これらも歌劇同様に、主人公の感情表現、ことに女性心理を巧
みに扱っており、構造的にも見事な作品として愛好されています。宗教的作品
集(777476-2)と同じ、マルチェッロ・ディ・リーザ率いるコンチェルト・ド・
カヴァリエーリの演奏。ソリスト、フェルナンデスも芯のある美声を聴かせます。

777630-2 ¥1700
ミェチスワフ・ヴァインベルク:木管楽器のための室内楽集
1.クラリネット・ソナタ Op.28/2.フルートとピアノのための12の小品 Op.29
3.無伴奏ファゴットのためのソナタ Op.133
4.フルート、ヴィオラ、ハープのための三重奏曲 Op.127
エリザヴェッタ・ブルミナ(ピアノ&芸術コンセプト)
ヴェンゼル・フックス(クラリネット)/ヘンリク・ヴィーゼ(フルート)
マティアス・バイアー(ファゴット)/ニムロッド・グェス(ヴィオラ)
ウータ・ユングヴィルト(ハープ)
最近、その作品の復興が盛んなポーランド=ロシアの作曲家ヴァインベルク
(1919-1996)、新しい作品も次々と発見され、更に世界的評価が高まっていま
す。このアルバムでは比較的珍しい室内楽作品を4曲収録。比較的初期の作品
であるクラリネット・ソナタは聴く機会もありますが、晩年の無伴奏ファゴッ
ト・ソナタや三重奏曲はほとんど知られていません。彼の作品は、よくショス
タコーヴィチとの類似点が指摘されますが、実際にはもう少し抒情的な要素を
持ち、また驚くほど感傷的な面も見えたりします。各々の楽器には高い技術が
要求され(特にピアノ・パート)、演奏もなかなか困難ではありますが、ここで
見事な統率力を見せるピアニストのブルミナを始めとする演奏家たちは、文句
なしの名演を聴かせています。

777750-2 ¥1700
ドミトリー・ショスタコーヴィチ:
1.付随音楽「ハムレット」組曲 Op.32a(1932年オリジナル・ヴァージョン)
2.ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 Op.35
3.ピアノ協奏曲 第2番 ヘ長調 Op.102
ヴァレンティーナ・イゴーシナ(ピアノ)/トーマス・ハンメス(トランペット)
ドイツ・カンマーアカデミー・ノイス
ラヴァー・スコウ=ラーセン(指揮)
ショスタコーヴィチ(1906-1975)の「ハムレット」というと、1964年に書かれた
映画音楽がよく知られています。しかし、彼はもっと早い時期からシェークス
ピアのこの作品を愛していたといい、1932年には既にこの付随音楽が作曲され
ています。この年に上演されたアキーモフの演出による「ハムレット」はかな
り型破りな解釈が施され、本来なら悲劇であるはずのこの物語も、皮肉たっぷ
りの喜劇として描かれました。ショスタコーヴィチの音楽は、前述の映画音楽
に比べると、かなり軽快で才気走ったもの。もちろん当局の検閲は、この作品
を上演禁止にしてしまったことは言うまでもありません。後の54年に彼自身が
再編したヴァージョンもありますが、ここでは32年のオリジナル・ヴァージョ
ンを収録しています。同時収録は、有名な2曲のピアノ協奏曲。ピアニストの
イゴーシナは息を飲むほどの明瞭さで、この魅力ある作品を演奏しています。




<Grand Piano>
GP605 ¥1750
サン=サーンス:ピアノ作品全集 第2集
1.ピアノ協奏曲 第3番 変ホ長調 Op.29(ピアノ独奏版)-第1楽章
2-5.組曲 ヘ長調 Op.90 (前奏曲とフーガ/メヌエット/ガヴォット/ジーグ)
6.アレグロ・アパッショナート 嬰ハ短調 Op.70(ピアノ独奏版)
7.主題と変奏 Op.97/8-13.6つのフーガ Op.161
ジェフリー・バールソン(ピアノ)
録音 2011年10月アメリカ パトリッチ・サウンド・スタジオ
第1集(GP601)では、「練習曲」と題されながらも、実際には華麗かつ演奏困難
な作品を寸分の隙もなく演奏していたバールソン。この第2集でも、サン=サー
ンス(1835-1921)の知られざる魅力の発掘に邁進しています。このアルバムに
は、サン=サーンスによる「バロック、古典的な形態」と「ロマンティック」
の融合作品を中心とした5つの作品が収録されています。協奏曲第3番のピアノ
・ソロヴァージョンは、管弦楽パートを全て巧みにソロ・パートに入れ込んで
しまうというもの。「アレグロ・アパッショナート」も同系統の作品で、まさ
にヴィルトゥオーゾの言葉を感じさせる音の多さに目を見張ります。「組曲」
と「6つのフーガ」もかなり手の込んだもので、とりわけフーガについては、
演奏家のバールソンも心酔しているようで、彼によるブックレット(英語、フラ
ンス語)にも、この作品の意義と素晴らしさが熱を持って記載されており、サン
=サーンスの手法の見事さ以上に、その熱き解説に息を飲む思いがします。も
ちろん演奏も文句なし。説得力に満ちた音楽です。

GP608 ¥1750
チェレプニン:ピアノ作品全集 第1集
1-10.10のバガテル Op.5(1918)/11-14.ソナタ 第1番 Op.22(1918)
15-23.9つのインヴェンション Op.13(1921)…世界初録音
24-26.ソナタ 第2番 Op.94(1961)
27-36.10の練習曲 Op.18(1920)…世界初録音
ジョルジョ・コウクル(ピアノ)
録音 2011年3月13日スイス ルガーノ
スイスイタリアーナ・コンセルヴァトーリオ
ディアギレフのロシア・バレエ団の指揮者を務め、バレエ音楽作曲家としても
知られるニコライを父としてロシアに生まれた作曲家アレクサンダー・チェレ
プニン(1899-1977)。ロシア革命後、グルジアを経由しパリに亡命、この地でフ
ランス6人組の薫陶を受けますが、結局はそのような「定まった技法」からの脱
却を図り、様々な国の民謡を採り入れた音楽を書くようになります。民謡採取
旅行の傍ら、中国や日本で若手作曲家の育成に当たり、早坂文雄や伊福部昭ら
を指導、多くの感銘を与えたことでも知られています。そんな彼の作品の中に
は、様々な要素が混在しています。この第1集には比較的初期の作品である「バ
ガテル」などの小品と、青年の巧みな書法が目立つ「ソナタ第1番」そして、
それに対比するかのような「練られた音楽」が際立つ「ソナタ第2番」など5つ
の曲集が収録されています。彼の音楽を知るための絶好の入門作としてもオス
スメです。

<DELOS>
DRD 2010 ¥2080
アントン・ルビンシテイン:
『交響曲第2番 ハ長調 Op.42「大洋」』(1851年初稿版)
『歌劇「フェラモール」より バレエ音楽』
イーゴリ・ゴロフチン(指揮)
ロシア国立交響楽団
《録音》1993年10月、モスクワ音楽院
ドイツ・ロマン派の影響が強い作風をもち、同時代の国民楽派と対立的にあっ
たルビンシテイン。交響曲「大洋」は、西欧水準に達した最初のロシアの交響
曲といわれている作品です。1851年に4楽章構成で作曲されましたが、その後
改作。追加を繰り返し最終的に表題をもつ7つの楽章作品となりました。海の
自然の力に対する勇敢な人間精神の勝利の喜びが描かれています。ここでは、
初稿版である4楽章形式のもので録音されています。東洋風なメロディーを多
く含む歌劇「フェラモール」より バレエ音楽も収録。この時代のロシア音楽
を熱心に研究・演奏し、42歳の若さで急死した指揮者イゴール・ゴロフチンの
演奏による待望の再発売です。

DE 6013 5枚組 ¥4580
ブラジリアン・ギター・クァルテット
ラテン・グラミー受賞記念限定ボックス
《Disc1:ブラジルのエキス》
V=ロボス:『ブラジル風バッハ第1番』
カマルゴ・グァルニエリ:
『黒人の踊り』『カンサオ・セルタネージャ』『ブラジル舞曲』
『ポンテイオス第24番』
フランシスコ・ミニョーネ:『ルンドゥ』
カルロス・ゴメス:『ソナタ ニ長調』
《Disc2:バッハの管弦楽組曲》
J・Sバッハ:『管弦楽組曲第1-4番』(Tadeu do Amaral編曲)
《Disc3:エンカンタメント(ギター音楽の魅力)》
ロナルド・ミランダ:『シリアスな変奏曲』
クラウディオ・サントーロ:『フレーヴォ』
フランシスコ・ミニョーネ:『奥地の伝説第8番』『コンガーダ』
エンリケ・オズワルド:『泡雪』『子守歌』『タランテラ Op.14-3』
カマルゴ・グァルニエリ:『魅惑』『弦楽四重奏曲第2番』
《Disc4:アルベニスのイベリア》
アルベニス:
『イベリア 第1巻』『イベリア 第2巻』『イベリア 第3巻』『イベリア 第4巻』
《Disc5:ヴィラ=ロボス作品集》
V=ロボス:
『花の組曲』『シランダス』『アフリカ的性格舞曲』『弦楽四重奏曲第5番』
ブラジリアン・ギター・クァルテット
《録音》1998-2010年 (デジタル:セッション)
ブラジリアン・ギター・カルテットは、ポール・ガルブレイスによって結成さ
れたクァルテット。ガルブレイスは、チェロやギタロンのようにエンドピンが
あり、その下に共鳴箱をつけた8弦ギターで演奏することで有名で、1998年に
はバッハの無伴奏ヴァイオリン録音でグラミー賞にノミネートされました。彼
が率いる名門ブラジリアン・ギター・クァルテットは、ギターが国民的楽器で
あるブラジルにおいて「ドリーム・チーム」と謳われています。同国で最も人
気のある作曲家ヴィラ=ロボスに挑んだDisc5のアルバムは、今年の「ラテン
・グラミー・クラシック音楽部門」を受賞しました。それを記念して代表的な
アルバム5枚分をボックス化した、お買い得な限定盤です。




<molto Fine>
MF 20106 ¥3000
長岡京室内アンサンブル創立15周年
林 光 追悼「裸の島」 &”創意の試み”溢れる《四 季》
林 光:
3つの映画音楽
1. 裸の島のテーマ-「裸の島」より
2. 下克上の歌 -「真田風雲録」より
3. ラストシーン・新子の死-「秋津温泉」より
ヴィヴァルディ
協奏曲集「和声と創意への試み」作品8より 《四季》
長岡京室内アンサンブル(音楽監督:森悠子)
「四季」のソロ・ヴァイオリン:
春=谷本華子、夏=高木和弘、秋=青谷友香里、冬=舘野ヤンネ
録音: 長岡京記念文化会館 2011年4月12日
今年(2012年)創立15周年を迎えた長岡京室内アンサンブルの第6弾は、林光の
新作「3つの映画音楽」(長岡京室内アンサンブル、東京・春・音楽祭共同委嘱
作品)とヴィヴァルディの「四季」のカプリングです。
音楽監督の森悠子は、1970年代の初頭に留学先のパリで台詞のまったくない映
画「裸の島」を見て感動、それが今回の委嘱のきっかけとなりました。映画
「裸の島」(新藤兼人監督 1960年)に加えて、「真田風雲録」(加藤泰監督1963
年)と「秋津温泉」(吉田喜重監督 1962年)の3作品で組曲の形にしているのは、
武満 徹が最晩年に作曲した「3つの映画音楽」にならってのものです。
初演は2011年4月9日の「東京・春・音楽祭」(東京文化会館小ホール)ですが、
このCDの収録は4月12日に長岡京記念文化会館で行われました。
1930年生まれの武満徹は「音楽家の中で一番尊敬しているのは林光さん」と述
べ、1931年生まれの林光は「武満徹は私のプライベート・フレンド」という仲
の良いふたりでした。奇しくも仲の良かった2人は、「3つの映画音楽」の作曲
の翌年に亡くなりました。
2003年1月、長岡京室内アンサンブルは、フランスのナント市のラ・フォル・
ジュルネに日本の団体として初めてルネ・マルタンから招かれ「四季」「海の
嵐」など3つのプログラムで望みました。その年はイタリアン・バロック(モン
テヴェルディからヴィヴァルディへ)がテーマ、ラ・フォル・ジュルネの特色
のひとつは同じ曲の競演で、「四季」はビオンディ&エウローパ・ガランテ、
アレッサンドリーニ&コンチェルト・イタリアーノやシンフォニア・ヴァルソ
ヴィア(サバ指揮)など計6団体の競演となりました。
「四季」のディスクを300枚も集めているコレクターの男性から「新しい『四
季』の誕生おめでとう。景色が見えるような『四季』だった」と長岡京の演奏
に大きな賛辞が寄せられ、主宰のマルタン氏の評価も「モダン楽器なのにバ
ロックのエネルギーを感じさせてくれる」ときわめて高いものでした。
「四季」はソネットと呼ばれる詩に沿って音楽が進行しますが、その描き方に
は様々な可能性があります。その可能性にナント以後も長岡京室内アンサンブ
ルは独自の感性で挑みつづけました。
ナントから9年、さらに「創意の試み」溢れる「四季」がここに誕生しました。




<ECM>
4764672 ¥2180
ルトスワフスキ:
(1)『葬送音楽』
バルトーク:
(2)『ルーマニア民俗舞曲』(アルトゥール・ウィルナー編曲弦楽合奏版)
(3)『弦楽のためのディヴェルティメント』
(4)『2声または3声の合唱曲集(27のハンガリー民謡)』より7曲
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
シュトゥットガルト室内管弦楽団
ハンガリー放送少年少女合唱団((4))
《録音》2010年2月18-20日,
シュトゥットガルト、ジルヒャー・ザール(デジタル:セッション)
ルトスワフスキの「葬送音楽」は、バルトークを追悼して作曲されました。
12音技法に基づいていますが、独自な音列を織り込み、独特のハーモニーを
作り出しています。バルトークの(2)(4)は、彼の作曲技法である、ハンガリ
ーの民謡語法と印象主義音楽以降の同時代の手法を取り入れたものです。
(2)は、ウィルナーによる弦楽合奏版によるもので、ヴァイオリン・ソロも多
くエキゾチックでシンプルな曲調から人気がある編曲版です。(3)は、パウル
・ザッハー主催のバーゼル室内管弦楽団のために書かれ、バロックの合奏協
奏曲の範をとり、簡潔で明快に響く佳作です。シュトゥットガルト室内管弦
楽団の桂冠指揮者でもある鬼才D・R・デイヴィスが作品を分析し、これらの
作品を明快に紐解いていきます。

4764735 2枚組 ¥3880
ドビュッシー:前奏曲集
(1)『前奏曲集第1巻』
(2)『前奏曲集第2巻』
(3)『牧神の午後への前奏曲』(2台のピアノ版)
(4)『夜想曲』(ラヴェルによる2台のピアノ用編曲版)
アレクセイ・リュビーモフ(P)
アレクセイ・ズーエフ(P:(3)(4))
《録音》2011年4月4-7日, ベルギー、マースメレヘン、
聖ピータース教会(デジタル:セッション)
ネイガウスの系譜を受け継ぐ超テクニシャン鬼才リュビーモフ。彼のデビュ
ー盤はドビュッシーの「前奏曲集」(メロディア)でした。今回はECMへの再録
音となります。「ドビュッシーは抒情的でドラマティック。ポエジーのある
柔らかなニュアンスを出す作曲家」とリュビーモフ自身語っているとおり、
鍵盤楽器の機能を知り尽くした彼ならではの抒情詩を、作品に反映させて語っ
ていきます。彼の弟子でもあるズーエフとの共演による2台用の作品も収録。
1925年製ベヒシュタインと1913年製スタインウェイの対照的な音色を持った
ピアノを使用しているところにも、彼ならではのこだわりが見えます。

4764499 ¥2180
ヴォックス・クラマンティス/
Filia Sion(喜べ、シオンの娘よ!)
グレゴリオ聖歌:詩篇94篇「来たれ、主をたたえ」
グレゴリオ聖歌:マニフィカト「おお、いと聡明なる乙女」
グレゴリオ聖歌:「ガウデアムス」
ウエルガス写本より:オルガヌム「あわれみの讃歌」
グレゴリオ聖歌:「グローリア」
プレトリウス:「祝せられた胎よ」
グレゴリオ聖歌:「娘よ、聞き、よく見なさい」
ペトルス・ヴィルヘルミ・デ・グラウデンツ:「Prelustri elucentia」
グレゴリオ聖歌:オッフェトリウム「アヴェ・マリア」
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:セクエンツァ「聖霊の炎」
グレゴリオ聖歌:「アニュス・ディ」
グレゴリオ聖歌:「シオンの娘よ、喜べ」
モンペリエ写本より:「おお、マリア」
グレゴリオ聖歌:アンティフォン「サルヴェ・レジナ」
ユダヤ典礼聖歌より:「Ma navu」
ヤーン=エイク・トゥルヴェ(指揮)
ヴォックス・クラマンティス
《録音》2010年9月14-18日,
エストニア、ハープサル聖ニコラス聖堂(デジタル:セッション)
ヴォックス・クラマンティスは、1996年設立。エストニアの歌手・器楽奏者
から成り、中世の多声声楽曲と現代音楽を得意としています。エストニアの
作曲家ペルトからの信頼が篤く、多くの作品を献呈され初演しています。ま
たロシア正教典礼音楽とジャズ・ギターの共演など新しいコラボにも挑戦し
ていますが、このアルバムではグレゴリオ聖歌と初期ポリフォニーの音楽を
聴かせてくれます。全員が見事にそろった声、そしてハーモニー。美しい残
響とECMのクリスタルなサウンドによって、聖歌が感動的に歌われています。





<MDG>
90315986(SACD-Hybrid) ¥2950
20世紀の後期ロマン-現代オーボエ作品
オーボエのための協奏曲とソロ作品集Vol.2
(1)R・シュトラウス:オーボエ協奏曲ニ長調AV.144
(2)ニコス・スカルコッタス:
オーボエと室内オーケストラのためのコンチェルティーノ
(3)カレヴィ・アホ:7つのインヴェンションと後奏曲
カク・ヒョンヒ(Ob)
ヨハネス・ゴリツキ(指揮)ミュンヘン放送管弦楽団
ダヴィッド・ピア(Vc:(3))
録音》(1)&(2)2008年7月, ミュンヘン、ヘルクレスザール
[デジタル:セッション]
(3)2011年3月, マリエンミュンスター修道院 [デジタル:セッション]
Vol.1(903 15866)に続く、オーボエという楽器の魅力と表現能力の可能性を広
く知らしめようというシリーズ協奏曲編。今回は有名なR・シュトラウスのオー
ボエ協奏曲を含む作品集。スカルコッタスは、シェーンベルク・サークルのひ
とりで、ディミトリ・ミトロプーロスと並び、ギリシアでいち早く無調と12音
技法を採用した作曲家です。演奏しているカク・ヨンヒは、1970年ソウル生ま
れで、現在はドイツ在住の女性オーボエ奏者。第5回日本オーボエ国際コンク
ールで1位なしの第2位に入賞した逸材です。

91417436(SACD-Hybrid) ¥2950
J・S・バッハ:初期オルガン作品集
『前奏曲とフーガ ハ長調BWV.531』『幻想曲ハ短調 BWV.1121』
『コラール「水の深きを求めるごとく」BWV.1119』『幻想曲ト短調BWV.917』
『コラール「心よりわれ汝を愛す、おお主よ」BWV.1115』
『前奏曲とフーガ ト短調BWV.535a』『前奏曲とフーガ ト短調BWV.535』
『コラール「輝く暁の星のいと美わしきかな」BWV.739』
『パルティータ「おお罪人なるわれ、何をなすべきか」BWV.770』
『コラール「ああ主よ、哀れなる罪人なるわれを」BWV.742』
『コレルリの主題によるフーガ ロ短調BWV.579』
『コラール「われ心よりこがれ望む」BWV.727』
『コラール「今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ」BWV.734』
『コラール「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」BWV.709』
『コラール「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」BWV.726』
『トッカータとフーガ ニ短調BWV.565』
ハラルド・フォーゲル(1680年製シュニットガー・オルガン)
《録音》2012年10月, ハンブルク、聖ヨハニス大修道院
[デジタル:セッション]
18世紀及びそれ以前の作曲家の場合と同じように、バッハの初期の作品につい
ても不明な点が多数発見されています。バッハがいつから作曲を始めたのか、
現存する作品が何時どのような変遷を経て成立してきたかといったことがはっ
きりわからない状況です。バッハの作品が再評価される様になった19世紀の前
半には、初期の作品は「準備段階」あるいは「習作」として軽視されていたこ
ともあり、現在でもその研究が続けられています。ここに収録されている作品
にも、バッハの真作であるかどうか疑わしい作品も含まれています。しかし、
ルネサンスからバロックにいたるドイツオルガン音楽演奏解釈の世界的権威
フォーゲルの演奏は、他の追随を許さない生き生きとした力強さと構築性の高
さが際だっています

90317396(SACD-Hybrid) ¥2950
アルベニス:『セレナータ』
『前奏曲ト短調(アストゥーリアス)Op.232-1』
『グラナダ(セレナータ)Op.47-1』『セビーリャOp.47-3』
『コルドバ ニ短調Op.232-4』『マジョルカ 嬰ヘ短調Op.202』
『組曲「スペイン」Op.165』『オリエンタル ニ短調Op.232-2』
『セレナード「朱色の塔」Op.92-12』『サンブラ(東洋風舞曲)』
スティーヴン・マーチオンダ(G)
《録音》2011年8月, マリエンミュンスター修道院 [デジタル:セッション]
ギターのスティーヴン・マーチオンダは、アメリカ、ニュー・メキシコ州出身。
ジュリアン・ブリームに師事し、これまでにセゴヴィア国際コンクール、アメ
リカ国際ソロ・コンクールなど数々のコンクールでの優勝歴を持っています。
もともとアルベニスのピアノ作品なのですが、アストゥリアス、セビリア、グ
ラナダなどのように多くが様々なギター用に編曲され、しかもギターのために
作曲されたような美しい音楽となって響きます。彼の演奏は小さなものではな
く、ダイナミックさをいかんなく発揮されているのも特徴的です。

31717412 ¥2080
ホレイショ・パーカー:オルガン作品集
『4つのオルガンのための小品Op.66』
『ソナタ Op.65』
『5つのオルガンのための小品Op.66』
ルドルフ・イニング(2003年クーン製オルガン)
《録音》2011年7月, オスナブリュック大聖堂 [デジタル:セッション]
ホレイショ・パーカー(1863-1919)は、アメリカの作曲家・音楽教師。19世紀後
半において、コネチカット州ニューヘイブンの音楽界の中心人物でした。1880
年代に渡欧し、ミュンヘンでヨーゼフ・ラインベルガーに師事。この時期早く
も最初の主要な作品を書き、交響曲や劇的カンタータで受賞。アメリカに帰国
後、主にニューヨーク市で教師、オルガニスト、合唱指導者の順に仕事に就き、
1893年にエール大学教授に就任、終生この地位にありました。このアルバムで
は、彼のオルガン作品だけの魅力を引き出そうという画期的なアルバムです。
彼の作風は、オルゴールのようなファンタジックな世界が繰り広げられます。
当時の新近代オルガンのシステムをフルに活用された音色の組み合わせによっ
て、チャップリンのような茶目っ気ある道化と悲しみ、そして祈り。1つの楽章
だけでも、数小節ごとにそれらが変化していくのも、パーカー独自の世界なの
です。ラインベルガー、メシアン、メンデルスゾーンなど、様々な作曲家のオ
ルガン作品全集を録音してきたルドルフ・イニングによる秘曲の発掘の演奏です。

60917442 ¥2080
マリタ・パパリズー-バロック・オペラ・アリア集
『ヴィヴァルディ:歌劇「狂乱のオルランド」-深い闇の世界へ』
『ヴィヴァルディ:歌劇「狂乱のオルランド」-Sorge l'irato nembo,
E la fatal tempesta』
『ヴィヴァルディ:「スターバト・マーテル」』
『ヘンデル:歌劇「テゼオ」-Moriro, ma vendicata』
『ヴィヴァルディ:歌劇「ファルナーチェ」-凍りついたようにあらゆる血管を』
『フェルディナンド・ベルトーニ:歌劇「タンクレーディ」
-Addio, o miei sospiri』
マリタ・パパリズー(Ms)
クラウディオ・シモーネ(指揮)
イ・ソリスティ・ヴェネティ
《録音》2011年9月, スキーオ [デジタル:セッション]
ギリシャのボロスで生まれたメゾ・ソプラノ、マリタ・パパリズーは、数多く
の奨学金を得てアテネの音楽院で学び、優秀な成績で卒業後、いくつかのオペ
ラに出演しています。2000年にはイスタンブールで開催された「レイラ・ジェ
ンチェル・コンクール」で1位を獲得、ジェノヴァでポルポラの「ナッソのアリ
アンナ」のオラーノ役を歌い注目を浴びました。すでにMDGレーベルにはヘン
デルの「クレタのアリアンナ」(タウリード役)の録音があります。彼女の声は
とても重心が低く、安定していて、また独特の凄味があります。もちろん技巧
も申し分なく、バロック物だけでなく、ロッシーニやヴェルディも歌いこなし、
舞台全体を支える重要な歌手として、今後も期待される逸材です。

<CHANLLENGE CLASIICS>
CC72388(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥2700
ブリテン:戦争レクイエム
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(総指揮)
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
オランダ放送合唱団
ラインベルト・デ・レーウ(指揮)
セルソ・アントゥネス(合唱指揮)
エヴェリーナ・ドブラチェヴァ(ソプラノ)
アンソニー・ディーン・グリッフィー(テノール)
マーク・ストーン(バリトン)
この録音は、2011年5月オランダ、ユトレヒトで行われたコンサートのライブ
盤です。ブリテンが音楽で伝えようとした戦争反対の声は、非常に深く、そし
て強く、凛とした崇高さを誇る大作の忘れがたい演奏会がディスクになって登
場です。EXTONとも歴史に残る好録音を多数リリースしているズヴェーデン&
オランダ放送フィルのコンビによる高純度で且つ隙のない完璧な音楽が、繊細
で、大胆で、深淵なブリテンの世界を描いていきます。まさにワールド・クラ
スの演奏です。

CC72535 ¥1880
ラヴェル:ピアノ・トリオ イ短調
ショスタコーヴィチ:ピアノ・トリオ 第2番 ホ短調
トリオ・モンドリアン
オハッド・ベン=アリー(ピアノ)
ダニエル・バード(ヴァイオリン)
ヒラ・カルニ(チェロ)
高名なボルレッティ-ブイトーニ財団の奨学生として国際的なキャリアを着実
に構築している優秀な若手音楽家によるトリオ・モンドリアン。その名声は急
速に発展しています。最新録音である当CDでは、このトリオの持つ重厚且つ豊
かな表現力と深い音楽性が充分に披露されています。トリオ・モンドリアン曰
く、“音楽の喜びを維持する鍵となるのは、 私たち3人が音楽家として、人と
して、そして友人として分かち合っている絆なのです。…”3人の絆はまさに
トリオとしての一体感であり、それは非常に強いものです。このCDではその完
璧な成果を聴くことができます!
※トリオ・モンドリアン
ピアニストのオハッド・ベン=アリー、ヴァイオリン奏者ダニエル・バード、
そしてチェロ奏者ヒラ・カルニは、卓越したサウンドによる個性的な音楽のタ
ペストリーを作り上げており、そのサウンドは、音楽を奏でる際の3人の優れ
た感性、成熟した理解、そして豊かな経験を反映している。
2007年にイタリア、トリエステで行われた名門国際室内楽コンクールで優勝し、
それ以外にも数々の国際的な音楽コンクールにおいて入賞暦を誇る。イタリア
の著名な音楽家であり作曲家であるマルチェロ・アバドは、「トリオ・モンド
リアン」というタイトルの新曲を同トリオに献呈した。
トリオ・モンドリアンは、イスラエル及びヨーロッパで定期的な演奏活動を
行っており、ブラームスとドヴォルザークの作品を収録した第1弾の録音がリ
リース。2009年高名なボルレッティ-ブイトーニ財団のフェローシップの受賞
者のうちの一団体に選ばれた。

CC72544 ¥1880
「ワインと音楽」-15-16世紀 ニュルンベルク起源の歌曲&舞踏
Die Kaiserburg: The Emperor’s Castle
[1] Anonymous: Fanfare
[2] Robert Morton(1440-1478): L’Homme arme a 4
[3] Arnold von Bruck(1490-1554): Fortitudo Dei regnantis a 6
[4] Anonymous: Basse Danse Aliot Nouvelle
Die Hauptkirchen: The Principal Churches
[5] Anonymous(Text: Conrad Celtis 1459-1508):
Hymnus in vitam S. Sebaldi a 3
[6] Salomone Rossi(1570-1630): Kaddish a 5
[7] Konrad Paumann(1410-1473): Benedicite Almechtiger Gott 6
[8] Josquin Desprez(1450-1521): Ave Maria a 6
Das Fest: The Feast
[9] Bruder Hess: Tanz/Nachtanz a 5
[10] Guillaume Dufay(1397-1474): Se la face ay pale a 3 und a 4
[11] Konrad Paumann: Se la phase pale 10
[12] Anonymous(15th century): Ich spring an diesem Ringe 11
[13] Gregorianisch / Josquin Desprez: Salve Regina prima pars 12
[14] Arnold von Bruck: So trinken wir alle a 5
[15] Anonymous/Improvisation: Passamezzo
Humanismus: Humanism
[16] Adrian Willaert(1490-1562): Dulces exuviae
[17] Paul Hofhaimer(1459-1537):Exegi monumentum aere perennius
[18] Ludwig Senfl(1486-1542): Fortuna - nasci, pati, mori
[19] Adrian Willaert: Vecchie Letrose
ドミニク・ヴィス(アルト)
カタリナ・ボイムル
(ショーム、ダルシアン、指揮)
カペラ・デ・ラ・トーレ
「500年前に、ニュルンベルクという都市のイメージや重要性について長々と意
義を唱えようとする者は誰もいなかっただろう。この都市は、膨大な数の貿易
ルートの交差点であり、皇帝が居を構え、ドイツ・ヒューマニズムの萌芽を蓄
えていた。そのような当時のヨーロッパの中心たるニュルンベルクをめぐる音
楽の旅、それが、ドミニク・ヴィスとカペラ・デ・ラ・トーレがこのCDで辿ろ
うとする冒険に他ならない。この素晴らしい音楽家たちは、我々聴く者を1500
年前後の一つの『華やかなる時代』― 自由な帝国都市の全盛期と常に考えら
れている時代 ― に誘ってくれる。
カペラ・デ・ラ・トーレのアンサンブルは、当時のニュルンベルクの都市にい
た音楽隊の編成とほぼ正確に一致している。ショーム、ボンバルド、通奏低音
に、トロンボーンとコルネットで増強している。…」 
カペラ・デ・ラ・トーレは歴史的な演奏を実践する専門集団として定評のある
団体で、近年共演することの多いドミニク・ヴィスと取り組んだ意欲的な企画
です!

CC72546
ハイドン/ホセ・ペリス・ラカーサ編:十字架上のキリストの7つの最後の言葉
(弦楽四重奏と声楽による編曲版)
スザンネ・ケリング(メゾ・ソプラノ)
ヘンシェル弦楽四重奏団
アマデウス弦楽四重奏団、アルバン・ベルク弦楽四重奏団、ラサール弦楽四重
奏団等このジャンルの史上燦然と輝く音楽家たちからの薫陶を受け、この若い
メンバーによる弦楽四重奏団は、国際的な最高水準まで到達しました。数々の
国際コンクールでの入賞歴に加え、1996年には大阪国際室内楽コンクール優勝。
日本においても縁の深いクァルテットです。今年6月にはサントリーホール(ブ
ルーローズ)でのチェンバーミュージックガーデンに参加。ベートーヴェンの
弦楽四重奏曲全曲演奏を行います。
「この『十字架上のキリストの7つの最後の言葉』は、スペインの王室付作曲家
であるホセ・ペリスが弦楽四重奏と声楽のために編曲したいわば新しいハイド
ン・スタイルによる版です。ヘンシェル弦楽四重奏団が、名誉なことに大司教
ベネディクト16世の聖名祝日のお祝いで演奏するためにバチカンに招待された
際、ホセ・ペリスによるこの版を紹介する機会はここしかないと彼らは決めま
した。この時、声楽パートを演奏するためにバチカンが招待したのは、ドイツ
人のメゾ・ソプラノ歌手スザンネ・ケリングでした。
ホセ・ペリス・ラカーサ(1924-)は、スペインの作曲家で、同国の国家遺産の音
楽部門の査定人であり、マドリッド王宮の教会のオルガン奏者。パリでナディ
ア・ブーランジェとダリウス・ミヨーに師事し、ミュンヘンでのカール・オル
フによる作曲のマスタークラスで研鑽を積みました。
ホセ・ペリス・ラカーサは、ハイドンの「7つの最後の言葉」の新しい版を手
掛け、初めて、その主声部をメゾ・ソプラノのソロに担わせました。ハイドン
の原曲である弦楽四重奏版は、18世紀末にカディスの教会参事がサンタ・クエ
バ教会の聖金曜日のお祝いのために委嘱したもので、ハイドンの最も人気のあ
る作品の一つとなりました。
マドリッドでのホセ・ペリス版の世界初演は、ヘンシェル四重奏団が、スペイ
ン王室所蔵のストラディヴァリウスの名器コレクションを使用して行い、2008
年聖週間の王室で熱狂的に受け入れられました。」 
*本CDは、バチカンでの演奏会のライヴ収録ではなく、2012年1月の録音です。

<Berlin Classics>
●ETERNA Kultur SPIEGEL series 各1枚 ¥1280
BC 0300348
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
エッダ・モーザー(Sop)ローズマリー・ラング(Alt)
ペーター・シュライアー(Ten)テオ・アダム(Bs)
クルト・マズア指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、他

BC 0300349
シューベルト:交響曲第8番「未完成」、第9番「グレート」
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮、シュターツカペレ・ドレスデン

BC 0300350
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲Op.64
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番
イーゴリ・オイストラフ(Vln)
コンヴィチュニー指揮、ゲヴァントハウス管弦楽団"
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲BWV.1043
ダヴィッド・オイストラフ(Vln)

BC 0300351
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
ヴァーツラフ・ノイマン指揮、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

BC 0300352
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 
ハインツ・レーグナー指揮、ベルリン放送交響楽団

BC 0300353
モーツァルト:オペラ序曲集
にせの花作り女、イドメネオ、後宮からの逃走、劇場支配人、
フィガロの結婚、ドン・ジョヴァンニ、コシ・ファン・トゥッテ、
魔笛、皇帝ティートの慈悲、交響曲第32番ト長調K.318
オトマール・スイトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン

BC 0300354
ハイドン:交響曲第93番、第94番「驚愕」
交響曲第103番「太鼓連打」
ギュンター・ヘルビッヒ指揮、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

BC 0300355
ヘンデル:水上の音楽、0300355
ヘルムート・コッホ指揮、ベルリン放送交響楽団
王宮の花火の音楽

BC 0300356
トランペット協奏曲とコルノ・ダ・カッチャ協奏曲集
ヘンデル:組曲ニ長調HWV.341/モルター:協奏曲ニ長調
ヘルテル:
協奏曲変ホ長調第2番、トランペットとオーボエのための協奏曲変ホ長調
ラートゲーバー:協奏曲Op.6-17/シュペルガー:トランペット協奏曲ニ長調
ルートヴィヒ・ギュトラー(Trp)ヴィルトゥオージ・サクソニエ、他

BC 0300357
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集
RV.104、RV.106、RV.108、RV.433「海の嵐」、RV.443、RV.441、
RV.428 「ごしきひわ」
エッカート・ハウプト(Flu)
ペーター・シュライアー指揮、ベルリン・バロック・ゾリステン

BC 0300358
オーボエ協奏曲集
ヴィヴァルディ:協奏曲RV.447、RV.461
テレマン:協奏曲TWV51:e1、TWV51:c2、TWV51:f1
ブルクハルト・グレツナー(Obe)
ハルトムート・ヘンヒェン指揮、ベルリン室内管弦楽団

BC 0300359
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲Op.61
カール・ズスケ(Vln)
クルト・マズア指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ロマンスOp.40、Op.50、WoO.5
ハインツ・ボンガルツ指揮、ゲヴァントハウス管弦楽団

BC 0300360
マーラー:大地の歌
ペーター・シュライアー(Ten)ビルギット・フィニレ(Alt) 
クルト・ザンデルリンク指揮、ベルリン交響楽団

BC 0300361
オルフ:カルミナ・ブラーナ
ユッタ・ヴルピウス(Sop)ハンス・ヨアヒム・ロッチュ(Ten)
クルト・リーム(Br)クルト・ヒューベンタール(Bs)
ヘルベルト・ケーゲル指揮、ライプツィヒ放送交響楽団、他

BC 0300362
デッサウ:管弦楽曲集
ベルトルト・ブレヒトの思い出に、バッハ・ヴァリエーション
パウル・デッサウ指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
管弦楽曲第2番 「嵐の海」 
ヘルベルト・ケーゲル指揮、ライプツィヒ放送交響楽団
管弦楽曲第4番 
ギュンター・ヘルビッヒ指揮、シュターツカペレ・ベルリン

BC 0300363
アイスラー:ドイツ交響曲Op.50
マックス・ポンマー指揮、ベルリン放送交響楽団、他

BC 0300364
ブレヒト・ソング集
ワイル、デッサウ、アイスラー、他の作品
ギーゼラ・マイ

BC 0300365
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」
ペーター・シュライアー(Ten)
ワルター・オルベルツ(pf)

BC 0300366
カウンター=テナーのためのオペラアリア集
グラウン、ボノンチーニ、テレマン、ハッセ、
プロイセン国王フリードリヒ2世、アグリコラ、の作品より
ヨッヘン・コヴァルスキー(C-T)
マックス・ポンマー指揮、ベルリン室内管弦楽団、他

BC 0300367
オペラアリア集
ハンネローレ・クーゼ(Sop)
ワーグナー:
タンホイザー、さまよえるオランダ人、ローエングリン、
トリスタンとイゾルデより
ベートーヴェン:フィデリオより
ヘンデル:ジュリアス・シーザーより
モーツァルト:ドン・ジョバンニより
ヴェルディ:マクベスより 
クルト・マズア指揮、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴェルディ:ドンカルロより 
ハインツ・フリッケ指揮、シュターツカペレ・ベルリン
ムソルグスキー:ボリス・ゴドゥノフより 
ヘルベルト・ケーゲル指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
ベルク:ヴォツェックより 
ヘルベルト・ケーゲル指揮、ライプツィヒ放送交響楽団

BC 0300368
ワーグナー:オペラアリア集
テオ・アダム(Bs)
オトマール・スイトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
R.シュトラウス:ばらの騎士、影のない女より 
シュターツカペレ・ドレスデン

BC 0300369
オペラの中の合唱曲集
ベートーヴェン、モーツァルト、ニコライ、ウェーバー、ワーグナー、
ヴェルディ、ビゼー、グノー、他の作品より
オトマール・スイトナー指揮、
シュターツカペレ・ベルリン、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団

BC 0300370
シュッツ:ダヴィデの詩篇集より
SWV35、SWV28、SWV23、SWV36、SWV33、SWV29、SWV25、SWV24、SWV31、
SWV41、SWV34
ルドルフ・マウエルスベルガー指揮、ドレスデン聖十字架合唱団

BC 0300371
J.S.バッハ:モテット集
BWV.225-BWV.230
クルト・トーマス指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

BC 0300372
ムソルグスキー:展覧会の絵
ぺーター・レーゼル(pf)
ドビュッシー:チェロソナタ 
ヨアヒム・ビショフ(Vc)
ドビュッシー:ヴァイオリンソナタ 
クリスチャン・フンケ(Vln)

BC 0300373
J.S.バッハ:オルガン曲集
トッカータとフーガBWV.565、オルガン協奏曲第4番BWV.595、
幻想曲とフーガBWV.542、パストラーレBWV.590、
コラール変奏曲「おお、正しく善なる神よ」BWV.767
ヘルベルト・コルム(Org)
18のライプツィヒ・コラールより BWV.655、BWV.658、BWV.661、BWV.666、
BWV.667、BWV.668 
ハンス・オットー(Org)

BC 0300374
モーツァルト:弦楽四重奏曲第16番、第17番「狩」、弦楽四重奏曲第21番
ズスケ四重奏団

BC 0300375
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第4番、第5番「春」
ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」
カール・ズスケ(Vln)ワルター・オルベルツ(pf)

BC 0300376
シューベルト:ピアノ三重奏曲D.929
ベートーヴェン三重奏団
シューベルト:ヴァイオリンソナタD.385 
マンフレッド・シェルツァー(Vln)アマデウス・ウェーバージンケ(pf)

BC 0300377
シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」
アダージョとロンド・コンチェルタンテD.487
ペーター・レーゼル(pf)ゲヴァントハウス四重奏団




<WARNER CLASSICS>
WARNER 2564 664232 ¥1050
シューベルト:弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」、第14番「死と乙女」 
エンデリオン四重奏団

WARNER 2564 663163 6枚組 ¥4580
R.シュトラウス:
ドン・キホーテ、ドン・ファン、
ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら、英雄の生涯、
アルプス交響曲、交響的幻想曲「影のない女」
マーラー:交響曲第5番、大地の歌
シェーンベルク:浄夜、5つの管弦楽曲Op.16、3つのピアノ曲Op.11、Op.19
サミュエル・マガド(Vln)ヴァルトラウト・マイアー(MSop)
ジークフリート・イェルザレム(Ten)ダニエル・バレンボイム(pf)
ダニエル・バレンボイム指揮、シカゴ交響楽団

WARNER 2564 663139 3枚組 ¥2450
チャイコフスキー:後期交響曲集
交響曲第4-6番
幻想序曲「ロミオとジュリエット」、序曲「1812年」
ダニエル・バレンボイム指揮、シカゴ交響楽団
ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」 
ダニエル・バレンボイム(pf)

WARNER 2564 666189 9枚組 ¥4850
エラート録音全集ニコライ・ルガンスキー(pf)
ベートーヴェン:
ピアノソナタ第7番、第14番「月光」、第22番、第23番「熱情」
ショパン:
練習曲Op.10、Op.25、3つの新しい練習曲、24の前奏曲、バラード第3番、
第4番、ノクターンOp.48-1、Op.27-2、Op.62-2、チェロソナタ
ラフマニノフ:
チェロソナタ、ヴォカリーズ(ウォルフィッシュ編)、
前奏曲集Op.23、Op.3-2、楽興の時Op.16、ピアノ協奏曲全集、
パガニーニ主題による狂詩曲、コレルリの主題による変奏曲Op.42、
ショパンの主題による変奏曲Op.22
プロコフィエフ:
ピアノソナタ第6番、第4番、
バレエ「ロミオとジュリエット」より10の小品Op.75
アレクサンドル・クニャーゼフ(Vc)
サカリ・オラモ指揮、バーミンガム市交響楽団

●WARNER Opera series
WARNER 2564 662133 2枚組 ¥2450
シャブリエ:歌劇「いやいやながらの王様」
ジーノ・キリコ(Br)ジャン=フィリップ・ラフォン(Br)
バーバラ・ヘンドリックス(Sop)イザベル・ガルシサン(Sop)
シャルル・デュトワ指揮、新フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、他

WARNER 2564 662129 3枚組 ¥3500
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」
アンドレアス・シュミット(Br)レッラ・クベルリ(Sop)
ジョーン・ロジャース(Sop)ジョン・トムリンソン(Bs)
チェチーリア・バルトリ(MSop)フィリス・パンチェッラ(Sop)
ダニエル・バレンボイム指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、他

●WARNER CETRA opera collection series
WARNER 2564 662118 2枚組 ¥1050
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
メリー・カーティス・ヴェルナ(Sop)フランコ・コレッリ(Ten)
ミリアム・ピラッツィーニ(MSop)ジュリオ・ネーリ(Bs)
ジャン・ジャコモ・グエルフィ(Br)アントニオ・ゼルビーニ(Bs)
アトス・チェザリーニ(Ten) 
アンジェロ・ケスタ指揮、トリノRAI放送交響楽団、他
ヒストルカル・モノラル・レコーディング

WARNER 2564 662114 2枚組 ¥1050
ヴェルディ:歌劇「レニャーノの戦い」
マリオ・フロシーニ(Bs)アルビーノ・ガッジ(Bs)ロランド・パネライ(Br)
アメーデオ・メルディーニ(Ten)エドメア・リンベルティ(MSop) 
フェルナンド・プレヴィターリ指揮、ローマRAI放送交響楽団、他
ヒストルカル・モノラル・レコーディング

WARNER 2564 662115 2枚組 ¥1050
ヴェルディ:歌劇「椿姫」
マリア・カラス(Sop)フランチェスコ・アルバネーゼ(Ten)
ウーゴ・サヴァレーゼ(Br) 
ガブリエレ・サンティーニ指揮、トリノRAI放送交響楽団、他
ヒストルカル・モノラル・レコーディング

WARNER 2564 662116 2枚組 ¥1050
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
ジュゼッペ・タッデイ(Br)リナ・パリューギ(Sop)ジュリオ・ネーリ(Ten) 
アンジェロ・ケスタ指揮、トリノRAI放送交響楽団、他
ヒストルカル・モノラル・レコーディング




<MEMBRAN>
MEMBRAN 233506 10枚組 ¥1080
Ein heller stern in dunkler Zeit
ピーター・アンダース(Ten)名唱集
レハール:喜歌劇「微笑みの国」/カールマン:喜歌劇「伯爵家令嬢マリツァ」
カールマン:歌劇「チャールダーシュ侯爵夫人」
レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」/ミレッカー:喜歌劇「乞食学生」
J.シュトラウスII:喜歌劇「こうもり」/ツェラー:歌劇「小鳥売り」
J.シュトラウスII:歌劇「ヴェネチアの一夜」
J.シュトラウスII:喜歌劇「ジプシー男爵」/スメタナ:歌劇「売られた花嫁」
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」/プッチーニ:歌劇「トスカ」
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」/プッチーニ:歌劇「ボエーム」
ヴェルディ:歌劇「椿姫」/ビゼー:歌劇「カルメン」
オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」よりアリア
R.シュトラウス、マルシュナー、ヴォルフ、シューベルト、シューマン、
ブラームスの歌曲より
1933年-54年録音

MEMBRAN 233505 10枚組 ¥1080
Welterfolge und Raritoeten
フリッツ・ヴンダーリヒ(Ten)名唱集
モーツァルト:
歌劇「魔笛」「偽の女庭師」「コシファントゥッテ」「ドンジョバンニ」
「後宮からの逃走」
ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」
ロルツィング:歌劇「ロシア皇帝と船大工」
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」「タンホイザー」
フロトー:歌劇「マルタ」/ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」
ツェラー:歌劇「小鳥売り」喜歌劇「坑夫長」
ミレッカー:喜歌劇「乞食学生」
J.シュトラウスII:喜歌劇「愉快な戦争」「ヴェネツィアの一夜」「こうもり」
ヴェルディ:歌劇「椿姫」「リゴレット」
ヘンデル:歌劇「アルチーナ」/オルフ:歌劇「暴君エディプス王」
ヤナーチェク:歌劇「ブロウチェク氏の旅」
R.シュトラウス:歌劇「無口な女」よりアリア
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」より
ヴォルフ:イタリア歌曲集より
プフィッツナー:カンタータ「ドイツの精神」より
シュミット:オラトリオ「7つの封印の書」より
ヴェルディ:レクイエムより
シュッツ:Gott auf, dass seine Feind
モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」より
ギュンター・ラファエル:PALMSTRAM-SONATE
フリッツ・ノイマイヤー:STUDENTENLIEDER
ヴェルナー・エック:オラトリオ「大胆で親切」  
1955年-60年録音


●Membran DOCUMENTS Series
MEMBRAN 232481 3枚組 ¥1650
J.S.バッハ:マタイ受難曲
イルムガルト・ゼーフリート(Sop)キャスリーン・フェリア(Alt)
ヴァルター・ルートヴィヒ(Ten)オットー・エーデルマン(Bs)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ウィーン交響楽団、他
1950年録音

MEMBRAN 233447 2枚組 ¥950
Karajan-Wunderlich
モーツァルト:レクイエム/ブルックナー:テ・デウム
1960年4月録音
テレマン:音楽による礼拝より Warum Verstellst Du Die Gebaerden
1958年録音
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、他


●Membran Acanta Series
MEMBRAN 233499 2枚組 ¥1750
Flotenmusik am Hofe
フルートのための作品集
フリードリヒ2世:Il Re pastore 
ペーター・ギュルケ指揮、ベルリン室内管弦楽団
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ:協奏曲ニ長調 
エベルハルト・グルネンタール(Flu)
ハインツ・シュンク指揮、ベルリン室内管弦楽団
C.P.E.バッハ:協奏曲ト長調 
ウェルナー・タスト(Flu)
ヴォルフ=ディーター・ハウシルト指揮、シュターツカペレ・ワイマール
ベンダ:ソナタ ホ短調 
カール=ハインツ・パッシン(Flu)
ジークフリート・パンク(Vc)マリア・ブロイティガム(Cemb)
C.P.E.バッハ:ソナタ ハ短調 
マリア・ゴールドシュミット(Flu)
カール・ハインリヒ・グラウン:ソナタ ニ長調 
エッカルト・ハウプト(Flu)Frank Deicke(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アルミン・タールハイム(Cemb)
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ:ソナタ ハ短調 
ウェルナー・タスト(Flu)
ホルスト・クラウス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)ベルント・カスパー(Cemb)
フリードリヒ2世:協奏曲第3番 
ウェルナー・タスト(Flu)
ペーター・ギュルケ指揮、ベルリン室内管弦楽団

MEMBRAN 233497 ¥1250
フンク:組曲ニ長調
クレンゲル:讃歌
ブラッヒャー:ブルース・エスパニョラ・ルンバ
フランセ:オーバード
ベルリン・フィルの12人のチェロ奏者

MEMBRAN 233493 ¥1250
ブラームス:歌曲集
愛のまことOp.3-1、わたしの歌Op.106-4、
エオリアン・ハープに寄せてOp.19-5、荒野を越えてOp.105-4、
海辺の庭でOp.86-4、落胆Op.72-4、菩提樹に霜が降りてOp.106-3、余韻、
おお涼しい森よOp.72-3、またしてもぼくを縛りつけようというのかOp.32-5、
秘めたる憧れOp.91-1、聖なる子守歌Op.91-2、乙女の歌Op.107-5、
5月の夜Op.43-2、セレナードOp.106-1、静かな夜に、
永遠の愛についてOp.43-1
ブリギッテ・ファスベンダー(MSop)
アーウィン・ゲイジ(pf)

MEMBRAN 233498 ¥1250
ヴィヴァルディ:マンドリンのための作品集
合奏協奏曲ハ長調 越智敬、シルヴィア・越智(マンドリン)、他、
リュート協奏曲、オーボエ協奏曲 
Pierre W. Feit(Obe)、
マンドリン協奏曲ハ長調 
越智敬(マンドリン)、
ヴィオラ・ダ・ガンバとリュートのため協奏曲 
佐々木忠(Lute)レイマー・ペータース(Vln)、
2つのオーボエのための協奏曲 
Pierre W. Feit(Obe)ディートヘルム・ヨナス(Obe)
ジークフリート・ベーレント指揮、
Das Deutsche Zupforchester




<florestan>
FLCP-21017 ¥2800
ANTHOLOGY-ふるさと
1.サリーガーデン(アイルランド民謡)
2.雨降りお月さん(野口雨情作詞/中山晋平作曲/岩河智子編作)
3.電話(川路柳虹作詞/山田耕筰作曲)
4.赤とんぼ(三木露風作詞/山田耕筰作曲)
5.この道(北原白秋作詞/山田耕筰作曲)
6.揺籃(ゆりかご)の歌(北原白秋作詞/草川信作曲/岩河智子編作)
7.津軽のふるさと(米山正夫作詞・作曲)
8.サマータイム(ヘイワード作詞/G.ガーシュウィン作曲)
9.さとうきび畑(寺島尚彦作詞・作曲)
10.花-すべての人の心に花を-(喜納昌吉作詞・作曲)
11.故郷(ふるさと) (高野辰之作詞/岡野貞一作曲/岩河智子編作)
薗田真木子(ソプラノ) 長町順史(ピアノ)
薗田真木子の演奏を聴くと、日本歌曲、歌謡曲、ジャズに至るまで、ジャンル
の違いを全く感じさせず、歌の神髄に迫る、持ち前の美声が心に沁みわたって
くる。
※薗田真木子(ソプラノ)
桐朋学園大学音楽学部卒業。同大学研究科修了。 二期会オペラスタジオ修了。
修了時に優秀賞受賞。平成5年度文化庁インターンシップ研修生。 
第39回全日本学生音楽コンクール東日本大会第3位。第12回奏楽堂日本歌曲コン
クール第1位、及び木下記念賞受賞。第71回日本音楽コンクール声楽部門第3位
(歌曲)。菅谷君夫、大島洋子、木村俊光、長町順史の各氏に師事。




<Piano classics>
PCL 0032 ¥1050
ベリオ:ピアノ曲全集
5つの変奏曲/ラウンズ/6つのアンコール/セクエンツァIV/小組曲
ピアノソナタ
フランチェスコ・トリスターノ(pf)
ベリオが残した魅惑的な世界を作る「十二音技法」の作品を見事に演奏する驚
異的なピアニスト・トリスターノ。1981年ルクセンブルクで生まれ、ニューヨ
ーク・ジュリアード音楽院で勉強しました。2004年にフランス・オルレアンの
「20世紀ピアノ音楽のためのコンクール」で優勝しています。作曲の分野でも
独自の作品を発表し注目されているだけでなく、即興とクラシックを組み合わ
せたコンサートも積極的に開催し、またジャズピアニストとしても活躍してい
ます。 Licensed from Sisyphe

PCL 0034 ¥1050
シューベルト:ピアノソナタ集
ピアノソナタ第3番、第4番、第5番、第7番「白ミサ」、詩曲Op.32-1、
アルバムの綴りOp.45-1、マズルカOp.25-3、8つの練習曲Op.42、
10のマズルカOp.3、2つの小品Op.57、アルバムの綴りOp.58、
2つの小品Op.59、2つの詩曲Op.63、Op.69、Op.71
ミケランジェロ・カルボナーラ(pf)
ミケランジェロ・カルボナーラは最も面白く最も才能のある若きイタリアのピ
アニストのうちのひとりです。有名なイモラ音楽院で多くの著名なピアニスト
に師事し、多彩な作品に挑戦し続けています。中でもラヴェル、スカルラッ
ティの演奏には高い評価を受けています。このシューベルトに関してもコンク
ールでの入賞経験のある作品で、カルボナーラ自身、心に響く作品と位置付け
ているようです。 
録音:2011年5月

PCLM 0036 5枚組 ¥2450
ベートーヴェン:ピアノソナタ選集
Disc.1
ピアノソナタ第8番「悲愴」、第14番「月光」、第17番「テンペスト」、
第21番「ワルトシュタイン」
Disc.2
第2番、第4番、第5番
Disc.3
第6番、第7番、第13番、
アンダンテ・ファヴォリWoO.57
Disc.4
第1番、第12番、第19番、第20番、ロンドOp.51-1、メヌエット変ホ長調、
喜びと悲しみWoO.54、エリーゼのために
Disc.5
第24番「テレーゼ」、第30番、第31番、第32番
ブルース・ハンガーフォード(pf)
Licensed from Entertainment One
オーストラリアのピアニスト、ブルース・ハンガーフォード(1922-1977)。ア
メリカに渡りこのベートーヴェンのソナタ集に取り組んでいる途中で死を迎え
てしまうのですが、強力で劇的な演奏をボックスとして発売できることはとて
も意義あることと思われます。素晴らしいピアノ演奏技術、音楽的才能だけで
なく、古生物学者およびエジプト学者としても活躍していました。




<イタリアUniversal>
PO 480 6068 16枚組 ¥5150
The Art of Sinopoli
ジュゼッペ・シノーポリ(Cond)演奏集
ベートーヴェン:交響曲第9番
ブルックナー:交響曲第4番、第7番
シューベルト:交響曲第8番「未完成」、第9番「グレイト」
R.シュトラウス:ドン・ファン 
シュターツカペレ・ドレスデン
ブラームス:ドイツレクイエム 
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
チャイコフスキー:交響曲第6番、ロミオとジュリエット序曲
エルガー:エニグマ変奏曲、弦楽のためのセレナードOp.20、南国にてOp.50
マーラー:交響曲第5番
メンデルスゾーン:交響曲第4番
ラヴェル:ボレロ、ダフニスとクロエ第2組曲
ドビュッシー:交響詩「海」
シェーンベルク:ペレアスとメリザンド、浄夜 
フィルハーモニア管弦楽団
シューマン:交響曲第2番 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
マデルナ:クァドリヴィウム、アウラ、ビオグランマ 
北ドイツ放送交響楽団
ムソルグスキー:展覧会の絵、はげ山の一夜
ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ
レスピーギ:ローマ三部作
R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき 
ニューヨーク・フィルハーモニック
シノーポリ:組曲「ルー・サロメ」 
シュトゥットガルト放送交響楽団
R.シュトラウス:7つのヴェールの踊り 
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団

PO 480 6057 8枚組 ¥3150
Una vita per il Violino Vol.2
ヴァイオリンに捧げた人生 第2集
サルヴァトーレ・アッカルド(Vln)
ヴィヴァルディ:6つのヴァイオリン協奏曲Op.11、Op.12 イ・ムジチ合奏団
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲D.96、D.117、D78 イ・ムジチ合奏団
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲Hob.VIIa-1、3、4 イギリス室内管弦楽団
パガニーニ:
ヴァイオリン協奏曲第5番、第6番、春のソナタ、感傷的な堂々たるソナタ、
ヨゼフ・ヴァイグルの主題による変奏付きソナタ、
ロッシーニの「シンデレラ」の主題による序奏と変奏曲、
魔女たちの踊りOp.8
シャルル・デュトワ指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 
パガニーニ:24のカプリースOp.1
チャイコフスキー:
ゆううつなセレナードOp.26、ワルツ・スケルツォOp.34
コリン・デイヴィス指揮、BBC交響楽団
ラヴェル:ツィガーヌ
クラウディオ・アバド指揮、ロンドン交響楽団
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第3番、スコットランド幻想曲Op. 46
クルト・マズア指揮、ゲヴァントハウス管弦楽団




<Brilliant Classics>
BRL 9251 5枚組 ¥2550
バレエ組曲集
チャイコフスキー:
バレエ組曲「白鳥の湖」Op.20a「眠れる森の美女」Op.66a
「くるみ割り人形」Op.71a 
エンリケ・バティス指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ハチャトゥリアン:組曲「ガイーヌ」「スパルタクス」「仮面舞踏会」
ユーリ・シモノフ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ドリーヴ:組曲「シルヴィア」「ラクメ」「歓楽の王」「コッペリア」
コリン・デイヴィス指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
アダン:バレエ音楽「ジゼル」
マスネ:バレエ組曲「ル・シッド」「シンデレラ」「タイス」
ネヴィル・マリナー指揮、
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ

BRL 9261 2枚組 ¥1080
シメオン・テン・ホルト:カント・オスティナート(4台ピアノ版)
ピアノアンサンブル

BRL 94166 ¥540
ヴォルフ:
弦楽四重奏曲ニ短調
間奏曲、イタリア風セレナード
クァルテット・プロメテオ

BRL 94298 ¥540
C.P.E.バッハ:オーボエ協奏曲集
オーボエ協奏曲Wq.164、Wq.165、オーボエソナタWq.135、
パストラーレWq.deest
アンナ・スター(Obe)ムジカ・ポエティカ、ヨルン・ボイセン(Cemb)

BRL 94351 ¥540
Pour un plaisir
ルネサンス・ダブル・ハープによるカベソンの作品集
アントニオ・カベソン:
Cancion Francesca(Clemens non Papa)、Tiento Primo tono、
Differencias sobre el canto Ilano del Caballero、
Tiento del quarto tono sobre Maheur me bat、
Differencias sobre la gallarda milanesa
アロンソ・ムダーラ:Tiento para harpa o organo
アントニオ・カベソン:
Anchor que col partire(Cipriano de Rore)、Pavana(con su glosa)
フアン・デ・カベソン:Quien Ilamo al partir partir
フランシスコ・フェルナンデス・パレーロ:
Mort m’a prive par sa cruelle envie
アントニオ・カベソン:
Tres ‘Sobre el canto Ilano de la alta’、
Tiento Cuarto tono、Pour un plaisir(Thomas Crecquillon)、
Romance ‘Para quien crie yo cabellos’
不明:Tiento Secondo tono
アントニオ・カベソン:Je suis ayme de la plus belle(Crecquillon)
不明:Cinque differencias sobre Las Vacas
エルナンド・デ・カベソン:Doulce Memoire(Pierre Sandrin)
ヴェロニク・ミュッソン=ゴノー(ルネサンス・ダブル・ハープ)

BRL 94356 2枚組 ¥1080
サンマルティーニ:後期交響曲集
交響曲JC.63、JC.22、JC.31、JC.60、JC.11、JC.28、JC.17、JC.40、JC.26、
3つのヴァイオリン ヴィオラ チェロと通奏低音のための五重奏曲第5番
アレッサンドラ・ロッシ・ルーリック指揮、アカデミア・ダルカディア

BRL 94360 2枚組 ¥1080
サン・サーンス:交響曲全集
交響曲第1番-第3番「オルガン付き」、交響曲イ長調、ヘ長調「ローマ」
ジャン・マルティノン指揮、フランス国立放送管弦楽団

BRL 94361 19枚組 ¥7780
シュッツ:作品集
シンフォニア・サクラ第1番、第2番、クリスマス・オラトリオ、聖歌集、
小宗教的コンチェルト集、マドリガル集、イエス・キリスト復活の物語、
ヨハネ受難曲、十字架上のキリストの最後の7つの言葉、ルカ受難曲、
マタイ受難曲、クライネ・ガイストリッヒェ・コンチェルトOp.9(SWV306-337)、
ムジカーリッシュ・エクセークヴィエンOp.7(SWV279-281)
ガイストリッヒェ・コアムジークOp.11(SWV369-397)、他
マッテオ・メッソーリ指揮、カペラ・アウグスターナ
既発売の品番92196(5枚組)、92440(5枚組)、92795(4枚組)93972(5枚組)をまと
めたもの。




<Sarastro LP>
●レコードのご案内です。ご注意ください。
SAR 7810 ¥5400
ブラームス:4つのバラードOp.10、3つの間奏曲Op.117
テオドール・パラスキヴェスコ(pf)

SAR 7811 ¥5400
シューベルト:弦楽四重奏曲第9番D.173、第12番「四重奏断章」D.703
フランツ・シューベルト四重奏団

SAR 7812 ¥5400
ハイドン:ピアノソナタ第52番Hob.XVI-52、主題と変奏Hob.XVII-5
テオドール・パラスキヴェスコ(pf)

SAR 7813 ¥5400
チャイコフスキー:弦楽セレナードOp.48
メンデルスゾーン:カプリッチョ
Otokar Stejskal指揮、プラハ・チェコスロヴァキア室内管弦楽団

SAR 7814 ¥5400
モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番K.415
シューベルト:弦楽のための序曲ハ短調
テオドール・パラスキヴェスコ(pf)
Otokar Stejskal指揮、プラハ・チェコスロヴァキア室内管弦楽団

SAR 7701 ¥5400
クラヴサン曲集
シャンボニエール:クラヴサン曲集より Allemande "La Loureuse"、
Courante de Madame、Sarabande、Les Barricades、Gigue
ジャック・デュフリ:クラヴサン曲集より Rondeau、Medee、La Forqueray
D.スカルラッティ:ソナタK42、K49、K45
アンネ=フランソワ・シャプラン(クラヴサン)

SAR 7702 ¥5400
ピアノ曲集
ショパン:
ポロネーズ第3番「軍隊」Op.40-1、第1番Op.26-1、ノクターン第5番Op.15-2、
第9番Op.32-1
ラフマニノフ:前奏曲Op.3-2
シューマン:トロイメライ
バルトーク:アレグロ・バルバロ
ファリャ:火祭りの踊り
ベートーヴェン:エリーゼのために、他
テオドール・パラスキヴェスコ(pf)

SAR 7704 ¥5400
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番
ジャック・ルヴィエ(pf)ジャン=ジャック・カントロフ(Vln)
フィリップ・ミュレール(Vc)

SAR 7708 2枚組 ¥8100
ベートーヴェン:ピアノソナタ集
ピアノソナタ第17番「テンペスト」、第23番「熱情」、
6つのバガテルOp.126
テオドール・パラスキヴェスコ(pf)

SAR 7925 ¥5400
シューベルト:楽興の時D.780
メヌエットD.600-トリオD.610
テオドール・パラスキヴェスコ(pf)

SAR 7926 ¥5400
J.C.バッハ:ヴィオラと管弦楽のための協奏曲
テレマン:ヴィオラと管弦楽のための協奏曲
リボー・ノヴァセック(Vla)
Otokar Stejskal指揮、プラハ・チェコスロヴァキア室内管弦楽団

<若林工房レーベル(日本)>
WKSP 1006-17 12枚組 ¥10500
完全限定盤
「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」
[disc-1] ピアノ・ソナタ 第1・2・26番、バガテル 《喜びと悲しみ》 WoO54
[disc-2] ピアノ・ソナタ 第6・24・25・27番、前奏曲 WoO55
[disc-3] ピアノ・ソナタ 第3・19・8番、アレグレット WoO53
[disc-4] ピアノ・ソナタ 第5・20・9・21番
[disc-5] ピアノ・ソナタ 第4・11・12番
[disc-6] ピアノ・ソナタ 第13・14・16・22番
[disc-7] ピアノ・ソナタ 第7・15・17番
[disc-8] ピアノ・ソナタ 第29・32番
[disc-9] ピアノ・ソナタ 第10・18・23番
[disc-10] ピアノ・ソナタ 第28・30・31番
(以上、録音:2007年-2009年、新川文化ホール)
〔特典盤 Bonus CD〕 ピアノ・ソナタ 第9・14・18・21・30・31・32番
(録音:2011年12月、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館でのコンサート・ライ
ヴ録音)
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
日本を拠点に活躍するロシアの実力派ピアニスト、イリーナ・メジューエワが
2007年から3年がかりで録音したベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲。5集に
わたって発売され、その全てが「レコード芸術」誌で特選盤に輝くなど極めて
高い評価を受けた10枚を、メジューエワの日本コンサートデビュー15周年を記
念してボックスセット化。さらにボーナス特典盤(2CD)として、2011年12月に
新潟で行われた演奏会のライヴ録音を収録しました。新しい時代のスタンダー
ドとの呼び声も高い注目の全集、聴き応えたっぷりの12枚組です。
なお、12CDのうち10CDは原盤流用、オリジナル発売時と同じ曲順です。各ディ
スクは片面透明ビニール不織布に封入されています。カートンボックス入り。
完全限定プレス。
「新たな発見と説得力に溢れたメジューエワのベートーヴェン像、繰り返し聴
きたくなる個性的なソナタ全集の誕生だ」
(高沖秀明/ライナーノートより)
「(新潟公演は)両日ともセッションCD録音を上回るのではないかと思える程の
熱気溢れる名演であり、特に《ワルトシュタイン》と《後期3大ソナタ》は神懸
かり的とも言えるような素晴しい演奏が繰り広げられていた」
(佐藤利幸/ライナーノートより)





<PIERRE VERANY>
PV 711101 ¥2250
アレッサンドロ・グランディ(1586頃-1630):ヴェネツィアのモテット集
(マリア様、あなたは何と美しいことか/イエス様は私にはとても優しい/
私にキスさせて/あなたは何と美しい/主よ、私がどれだけ愛しているか/
神よ、新しい歌を/聡明な処女よ/ああ染み一つない/私の床に/神よ、
下に目を向けてください/天よ、お喜びください/ああイエスの甘美な名よ
/天の女王よ、お喜びください)
ドミニク・モアティ(ソプラノ)
シャルマン・プレスネ(ヴァイオリン)
カロリーヌ・ゲルバー(ヴァイオリン)
ジャン=クリストフ・デュリュフォルジュ(ヴィオローネ)
マリー・ラングレ(テオルボ)
ピエール・カゼ(チェンバロ)
録音:2008年10月
グランディ(1586頃-1630)は、聖マルコ大聖堂でモンテヴェルディの部下として
働いた後、ベルガモで活躍した作曲家。このCDにはソプラノ・ソロによる様々
な曲が集められている。

PV 711031 ¥2250
ドミニク・フィノ(1510頃-1556頃):
ミサ「何と美しい」
モテット集(「私たちは幸いを受けたので」/ほか)
ジェレミー・クロー(指揮)アンサンブル・スカンディクス
ジャン=ルイ・コモレット(指揮)ア・セイ・ヴォーチ
録音:2010年10月、DDD、59'52
ドミニク・フィノは16世半ばに活躍したルネサンスの作曲家。フランスや北イ
タリアで活動し、ポリフォニー書法のパイオニアの一人。1977年創立のフラン
スの古豪ルネサンス声楽アンサンブル、ア・セイ・ヴォーチと、2001年結成の
アンサンブル・スカンディクスの合同による演奏。

★PIERRE VERANYレーベル再発売新譜
長い間廃盤となっておりましたPIERRE VERANYの名盤が大量に復活しました!

PV 711011 ¥2250
ベスト・オブ・ハイファイ・ドラムズ
ジャン・クロード・クリヌ(Perc)
スタッフ・エルメッダ
録音:1980年代初頭
旧PV793114の再発。題名通り様々なタイプのパーカッション演奏を18トラック
集めたもの。

PV 711021 ¥2250
ハイ=ファイ・ドラムズ
(Mamba Percussions Vol.2)
ジャン・クロード・クリヌ(Perc)
スタッフ・エルメッダ
録音:1983年7月30、31日
旧PV784051の再発。クリヌによる打楽器演奏の一つ。西アフリカのバラフォン
が多用されている。

PV 711041 ¥2250
「トランペットとオルガン」
パーセル:組曲 ニ長調
ヘンデル:組曲 ニ長調
テレマン:ソナタ ト短調
アルビノーニ:サン・マルコ協奏曲
トマジ:クスコの聖週間
ランドウスキ:悔いと許しの日,喜びの日
ベルナール・スーストロ(トランペット)
フランソワ=アンリ・ウバール(オルガン)
録音:1986年5月
PV789103、730012の再発。オルガン伴奏によるトランペット演奏は少なくない
が、バロック音楽と20世紀の音楽を併せているのが面白い。

PV 711051 ¥2250
ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」(リムスキー=コルサコフ編)
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編)
ボロディン:交響詩「中央アジアの平原にて」
マルク・スーストロ(指揮)
ロワール・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1988年9月28、29日
PV789103、730012の再発。御存知ムソルグスキーの二大名曲とボロディンの代
表曲を1枚にまとめた嬉しい内容。現在マルメ交響楽団の首席指揮者を務める
マルク・スーストロ(1949生まれ)は、1976年から1994年までロワール・フィル
ハーモニー管弦楽団の首席指揮者、音楽監督を務め、ここで大いに名声を高め
た。この録音は両者の良好な関係の成果の一つである。

PV 711061 ¥2250
「ルドヴィクス・レックス」
-聖ルイ礼拝の聖務日課から
パリ・グレゴリオ合唱団
録音:1996年11月1-3日
旧PV797082の再発。聖ルイとして知られるフランス国王ルイ9世(1214-1270)を
讃えるために、様々な曲を集めたもの。ルイ9世縁のパリのサント・シャペル
での録音で、豊かな響きに加え、時折遠くから聞こえる鐘の音が趣を増してい
る。

PV 711062 ¥2250
フェスタ:エレミア哀歌
アンサンブル・スカンディクス
録音:2006年9月
PV707101の再発。コスタンツォ・フェスタ(1490頃-1545)は16世紀前半の重要
な作曲家。北イタリア出身でローマでも活躍した人だが、フランドルの様式も
吸収したことで知られる。2001年創立のルネサンス声楽アンサンブル、アンサ
ンブル・スカンディクスの名を広めた録音である。

PV 711071 ¥2250
「バッハ:ヴァイオリン協奏曲集」
ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV.1041
ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV.1042
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV.1060(2台のチェンバロの
ための協奏曲第1番からの復元)
フィリップ・ブリド(ヴァイオリン)
クリスティアン・クレンヌ(ヴァイオリン)
ダニエル・アリニョン(オーボエ)
フランス室内合奏団
録音:1988年11月5、6日
旧PV788114、730020の再発。フィリップ・ブリドはパリ出身のヴァイオリニス
ト。1978年からパリ室内管弦楽団のソロ首席ヴァイオリニスト、1983年からフ
ランス室内合奏団の音楽監督、1994年にはマルセイユ歌劇場フィルハーモニー
管弦楽団の首席指揮者を務めた。

PV 711081 ¥2250
「金管とオルガンによる勇壮な作品集」
グリーグ:葬送行進曲/R.シュトラウス:祝典入場曲
デュプレ:英雄的詩曲/リスト:リベラ・メ
エルガー:行進曲「威風堂々」第1番 ニ長調 Op.39-1
フランク:天使の糧/フォーレ:パヴァーヌ
グラズノフ:「ライモンダ」のファンファーレ
カルク=エレルト:勝利の行進曲
コンセール・アルバン
フランシス・プティ(打楽器)
フランソワ=アンリ・ウバール(オルガン)
録音:1985年2月11-13日
旧PV785096、730015の再発。オルガンと金管アンサンブルによる勇壮で輝かし
い音楽集。

PV 711091 ¥2250
「おもちゃの交響曲」
-モーツァルト親子の楽しい作品集
レオポルト・モーツァルト:おもちゃの交響曲
モーツァルト:音楽の冗談 ヘ長調 K.522
7つのメヌエット K.61b
6つのレントラー 変ロ長調 K.606
アラン・モーリア(指揮)
トゥールーズ国立室内管弦楽団
録音:1995年2月19-21日
旧PV730057の再発。モーツァルト親子の愉快な音楽を集めたもの。

PV 711111 ¥2250
「J.シュトラウス2世:ワルツ&ポルカ集」
百発百中 Op.326/美しく青きドナウ Op.314
トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214/山の上から Op.292
蜃気楼 Op.330/エピソード Op.296
「こうもり」序曲/心と魂 Op.323/ルイーズちゃん Op.339
雷鳴と電光 Op.324/シルフのポルカ Op.309
クラウス・アルプ(指揮)
カイザースラウテルン南西ドイツ放送管弦楽団
録音:1994年10、11月
旧PV730031の再発。クラウス・アルプは1950年生まれのドイツの指揮者。1987
年から1995年までカイザースラウテルン南西ドイツ放送管弦楽団の首席指揮者
を務めた。作曲家としても知られる。このシュトラウス集は、崩しの少ないド
イツ風の演奏で、しかも響きが軽くサックリしているのが特徴。

PV 712021 ¥2250
「マンドリンでオペラ」
ヴェルディの「トラヴィアータ」による幻想曲
ベッリーニの「清教徒」による大幻想曲
ドニゼッティの「ルチア」から
ヴェルディの「トロヴァトーレ」から
ヴェルディの「リゴレット」による組曲
クリスティアン・パルマンティエ(指揮)
オー=ド=セーヌ・アンサンブル・ア・プレクトル
録音:1994年6月11、12日
旧PV795042の再発。マンドリン合奏によるイタリアオペラの名曲。




<MSRレーベル(アメリカ)>
MS 1359 ¥1980
「殉教者」-サックスと吹奏楽のための協奏曲集
(1)ポウル・クレストン(1906-1985):
アルト・サクソフォンとバンドのための協奏曲(1941)
(2)デヴィッド・デブア・キャンフィールド(b.1950):
アルト・サクソフォンと吹奏楽のための協奏曲「殉教者」(2003)
(3)ジョン・チーザム(b.1939):コンチェルト・アグラリアーナ(2003)
(4)インゴルフ・ダール(1912-1970):
アルト・サクソフォンと吹奏楽のための協奏曲(1949/53)
ケネス・ツェ(アルトSax)
アイオワ大学シンフォニー・バンド
(1)(3)(4)リチャード・マーク・ヘイデル指揮、
(2)レイ・クレーマー指揮
録音:2010/2011年
ケネス・ツェ(チェ)は香港出身のサクソフォン奏者。地元香港で学んだ後渡米、
インディアナ大学で研鑽を積み1996年にニューヨークのカーネギー・ホールで
デビューしニューヨーク・タイムズ紙で絶賛される。1997年と1999年に来日し
てリサイタルを開催している。また須川展也とのデュオでアルバムも出してい
る(CRYSTAL RECORDS)。楽器はヤマハを使用、同社のパフォーミング・アーティ
ストでもある。

MS 1418 ¥1980
「干し草の中のダイアモンド」-20世紀のピアノ・トリオ
アルノ・ババジャニアン(1921-83):ピアノ三重奏曲嬰へ短調(1952)
ジャン・フランセ(1912-97):ピアノ三重奏曲(1986)
ポール・シェーンフィールド(b.1947):カフェ・ミュージック(1987)
トリオ・ソリス:
【コリーン・スティルウェル(Vn)、グレゴリー・ソーアー(Vc)、
リード・ゲインズフォード(Pf)】
録音:2010/2011年
アルバム・タイトルの「干し草の中のダイアモンド」とは「隠された宝物」、
「知る人ぞ知る名品」というほどの意味だろうか。とは言え、ハチャトゥリア
ンの次の世代に属するアルメニアの作曲家ババジャニアンはロストロポーヴィ
チが彼のチェロ協奏曲を初演するほどの大物で、アルメニア民謡に由来するエ
キゾチックな(時にボロディンを彷彿とさせる)旋律は忘れられないほどの印象
を残す。今年が生誕百年となるフランセの軽妙洒脱な三重奏曲、ジャズのイ
ディオム満載のシェーンフィールドの楽しい「カフェ・ミュージック」と聴き
所たっぷり。

MS 1394 ¥1980
ヴィットリオ・ジャンニーニ(1903-66):
(1)ピアノ五重奏曲
(2)ピアノ三重奏曲
(1)J.ジェノーヴァ(Vn)、(1)(2)S.ミレンコヴィチ(Vn)、
(1)A.ルディアコフ(Va)、(1)(2)A.アズナヴォオリアン(Vc)、
(1)(2)A.ネイマン(Pf)
録音:2011年1月
アルフレッド・リードの師として、またMERCURYレーベルのイーストマン・ウィ
ンド・アンサンブルの録音で、吹奏楽ファンには有名なジャンニーニの珍しい
室内楽作品集。
ジャンニーニはイタリア系アメリカ人としてフィラデルフィアに生まれ、ジュ
リアード音楽院で学んだ。その後1939年にニューヨークに移住しジュリアード、
カーティス、マンハッタン音楽院で教鞭を執った。作風はこの時代を生きた作
曲家としては穏健でフォーレ、フランク、ブラームス、ラフマニノフの影響を
感じさせる。ピアノ五重奏曲は野村芳太郎監督の映画「砂の器」(1974)のサウ
ンドトラック(菅野光亮)を思わせる歌謡性に富んだ旋律と劇的要素にあふれた
美しい作品。

MS 1272 ¥1980
「フローレンス・マストリック/オルガン・コンサート第3集」
-ジャスト・フォー・ファン
ロバート・エルモア:ルンバ/ギ・ボヴェ:サラマンカ
ギ・ボヴェ:マンシーニの「ピンク・パンサー」によるフーガ
ロバート・エルモア:童謡による幻想曲
ジャイルズ・スウェイン:リフ・ラフ
モーリス・デュリュフレ:スケルツォ
シューマン:スケッチ第4番変ニ長調
バッハ:幻想曲とフーガイ短調
フローレンス・マストリック(Org)
録音:2007年1-2月ルドルフ・フォン・ベッケラート・オルガン(1956)使用
(トリニティ福音ルーテル教会,クリーヴランド)
マストリックのオルガン作品集第3集は前半がオルガンには珍しい「ルンバ」
や「ピンク・パンサー」など楽しい作品が集められています。エルモアの「童
謡による幻想曲」には日本人にもなじみの深い「キラキラ星」や「ロンドン橋
おっこちた」なども聞こえてきます。後半はデュリュフレ、シューマンとバッ
ハで締められています。

MS 1273 ¥1980
「フローレンス・マストリック/オルガン・コンサート第4集」
マルセル・デュプレ(1886-1971):3つの前奏曲とフーガOp.7
セザール・フランク(1822-1890):3つのコラール(ホ長調、ロ短調、イ短調)
フローレンス・マストリック(Org)
録音:2007年1-2月ルドルフ・フォン・ベッケラート・オルガン(1956)使用
(トリニティ福音ルーテル教会,クリーヴランド)
第3集とは一転、第4集は硬派な作品集。オルガンのフローレンス・マストリッ
クはオバーリン大学音楽学部で学び、バロックからロマン派、現代曲まで幅広
いレパートリーをカバーしている。ヴィドールとメシアンを結ぶオルガン音楽
の作曲家として名高いデュプレとワーグナーの影響を感じさせるフランクの代
表作を華麗に弾いている。

MS 1364 ¥1980
「ジョセフ・ラッカーズ・デビュー」
バッハ:半音階的幻想曲とフーガBWV.903
シューマン:幻想曲Op.17
ラヴェル:ラ・ヴァルス
バルトーク:ピアノ・ソナタSz.80
ジョセフ・ラッカーズ(Pf)
録音:2010年8月南カリフォルニア音楽大学リサイタル・ホール
ジョセフ・ラッカーズはイーストマン音楽学校からドクターの称号も受けてお
り、スタインウェイ・アーティストにも選ばれ、既に全米各地やヨーロッパ、
アジアでコンサート活動を行っている。またロマゾフ・ラッカーズ・ピアノ・
デュオとしても活動しており、高い評価を受けている。

MS 1384 ¥1980
「愛はあなたの声を飛翔させる」
-ソプラノ、ヴァイオリンとピアノのための音楽
カーソン・クーマン(b.1982):もとに戻らない心(詩:J.ハッシュフィールド)
タリック・オレガン(b.1978):神聖なるもの(詩:S.マラルメ)
レナード・エンズ(b.1948):歌曲集《終わりへ》より
リチャード・ウィルソン(b.1941):
カップル、スウィフト・オーバー・ダブリン
エリザベス・ハスキンズ(b.1951):私の庭(詩:C.ロセッティ)
ドナルド・ワックスマン(b.1925):ラヴ・ソングズ
クリスティン・ハウレット(Sop)、
パトリック・ウッド・ウリベ(Vn)、
ホリー・チェイサム(Pf)
録音:2010-2011年
アメリカの新旧世代の作曲家によるソプラノ、ヴァイオリン、ピアノのために
書かれた歌曲を収録。いずれも調性で書かれた叙情的な作品で親しみやすい。
ソプラノのクリスティン・ハウレットは歌手活動だけでなく合唱やオペラの指
揮者としても活動するマルチな音楽家。

MS 1396 ¥1980
「美しきフランス」-フランス・バロックの音楽
ニコラス・ベルニエ(1665-1734):カフェ
F.クープラン(1668-1728):愛と名づけられたコンセール第9番
マレ(1965-1728):イ短調の小品
ジャック・デュフリ(1915-1789):ニ長調の小品
モンテクレール(1667-1737):バッカスのアリア
レ・グラーセ:
【ジェニファー・ポーリーノ(S)、アネッテ・バウアー(リコーダー)、
レベカー・アーレント(gamba)、ジョナサン・ローズ・リー(Cemb)】
録音:2010年3月
バロック・アンサンブル、レ・グラーセは2008年に結成したばかりの新しい
グループでメンバーは地元アメリカで学んだ後、ヨーロッパで研鑽を積んだ若
い音楽家で構成される。カンタータからのアリア、室内楽曲、ヴィオル独奏曲
など様々な編成の作品が収められフランス・バロック音楽の諸要素がこれ一枚
で一応は味わえる内容となっている。

MS 1401 ¥1980
バルトーク:「44の二重奏曲」全曲(Sz.98/1931)
(バルトーク提案の曲順による演奏、全46トラック)
デュオ・ランドン:
【フリフ・シグルヨンスドッティル(Vn)、ヒョルレイフル・ヴァルソン(Vn)】
録音:2005年8月
シグルヨンスドッティルはアイスランド人を父にデンマークに生れた。アイス
ランドのレイキャビク音楽院で学んだ後、渡米、ウィリアム・プリムローズや
ヤノシュ・シュタルケルに学んだ。ヴァルソンはアイスランド出身でチェコの
プラハ音楽院で学び、現在はクラシックと民族音楽のバンドの両方で活躍して
いる。デュオ・ランドンの名前の由来は2人が使う楽器がクリストフ・ランド
ン氏制作のヴァイオリンから。
ヴァイオリンのミクロコスモスともいうべきこの作品を一種のワールド・ミュ
ージックとしてとらえ、活き活きと演奏している。この録音はバルトーク提案
の曲順で演奏され、一部の曲は2回演奏されているためトラックが46となって
いる。

MS 1422 ¥1980
「クイック・ステップ」
-アメリカ南北戦争当時のブラス・バンド音楽
トマス・コーツ:
ノーサンプトン・クイック・ステップ、バークレーのミンストレル
ウィリアム・タンザー:セント・マーティンズ
ジョージ・H.グッドウィン:ワルツ
A.カーリック:死の行進曲
トマス・コーツ:ファントム、クイック・ステップ31
ほか全19曲
ダグラス・F.ヘドウィグ指揮
コーツ・ブラス・バンド
(1855-72頃のピリオド楽器&マウス・ピース使用)
録音:2011年8月ポーリング・クエーカー・ヒル・キリスト教会,ニューヨーク
アメリカ南北戦争(1861-1865)当時に北部で盛んに演奏された曲を収録。楽器
やマウス・ピースは当時のものを使用している。





<イヤーズ&イヤーズ・クラシックス>
YYC 0003 ¥3000
『ニーベルングの指輪』-佐藤久成
ワグネリアンによるヴァイオリン・トランスクリプション&パラフレーズ集
1.歌劇『さまよえるオランダ人』より「序曲」(オンドジーチェク編)*
2.歌劇『ローエングリン』より「前奏曲」(オンドジーチェク&佐藤久成編)*
3.夢(レオナルド編)
4.楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より「前奏曲」(ジット編)*
5.楽劇『ニーベルングの指輪「ラインの黄金」』より「ラインの乙女たち」
(マイヤー編)*
6.楽劇『ニーベルングの指輪「ワルキューレ」』より「死の予告」
(ブラントシュテットナー&シュルツェ=ビーザンツ編)*
7.楽劇『ニーベルングの指輪「ジークフリート」』より「小鳥たちは歌った」
(クリントヴォルト編)*
8.楽劇『ニーベルングの指輪「神々の黄昏」』より「葬送行進曲」
(ゲルトナー&佐藤久成編)*
9.舞台神聖祝典劇『パルジファル』より「前奏曲」(マイヤー&佐藤久成編)*
(*印:世界初録音)
佐藤久成(ヴァイオリン)、田中良茂(ピアノ)
録音:2012年1月5-6日、11日、富士見市民文化会館 キラリふじみ(埼玉県)、
セッション(デジタル)
宇野功芳氏を始め、音楽誌や新聞等で絶賛されているヴァイオリニスト佐藤久
成のイヤーズ&イヤーズ・レーベル待望の第3弾!壮大なる神話世界と伝説的
ドラマによる19世紀異次元パノラマ。ワーグナーの毒に魂を奪われてしまった
往年のワグネリアンたちによるワーグナー/ヴァイオリン・トランスクリプショ
ン&パラフレーズ集。鬼才ヴァイオリニスト佐藤久成による大好評の前作『ト
リスタンとイゾルデ』に続く、YYCレーベル待望の第3弾『ニーベルングの指輪』。
ヴァイオリン・ファン、ワーグナー・ファン、珍曲ファンのみならず、すべて
の音楽ファンに捧げる究極のアルバムは必聴もの!全9曲中8曲が世界初録音!
<以下、宇野功芳、ライナーノートより抜粋>
まさに「ザ・佐藤久成」というべきCDの出現である。(中略)このCDは「さまよ
えるオランダ人」序曲で開始されるが、凄まじい気迫と熱いロマンの血が燃え
さかっている。全身全霊をこめたエネルギーの持続と官能的なヴィブラート、
すでに久成節全開だ。「ローエングリン」第1幕への前奏曲の高音のヴィブラ
ートは、さながらメンゲルベルクのよう。(中略)佐藤久成は一本のヴァイオリ
ンの線ですべてを表現してしまうのだ!なんという才能!ここに佐藤久成の芸
術の《真実》がある。

<CARUS>
83.374 ¥2250
トマ=ルイ・ブルジョワ(Thomas-Louis Bourgeois 1676-1750 フランス):
(1)カンタータ「Les Sirenes」
(2)カンタータ「Boree」
(3)カンタータ「Zephire et Flore」
(4)カンタータ「Hippomene」
(5)カンタータ「Phiche」
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
Le Concert Lorrain(2000年に結成されたドイツとフランスのバロック作品演
奏を得意とする6人の古楽アンサンブル)
2011年11月28-30日フランス、メッス、サン・ピエール・オ・ノナンでの録音
バッハ・コレギウム・ジャパンとの共演など多くのCDで日本にも知られている
知性を感じさせる伸びやかな美声が特徴的なソプラノ、キャロリン・サンプソ
ンを迎えて、18世紀のフランス・カンタータに大きな影響を与えたトマ=ルイ
・ブルジョワの全て世界初録音と成るカンタータ、5曲を収録したアルバムです。

83.399 ¥2250
(1)フランツ・シュレーカー(1878-1934):
主にオペラの作曲家(歌劇「宝さがし人 Der Schatzgraber」、焼印を押され
た人々 Die Gezeichneten」など)として当時良く知られた作曲家であるシュ
レーカーの合唱曲7曲を収録。
「Der Holdestein」「Vergangenheit」「Versunken」「Auf dem Gottesacker」
「Meereswogen」「Gesang der Armen im Winter」「Schlehenblute」
(2)ロベルト・フックス(Robert Fuchs 1847-1927 オーストリア)
「3つの女性合唱曲集」 op.65
2つの女性合唱曲集:「妖精と小人」、「冬の歌」 op.66
(3)ヴァルター・ブラウンフェルス (Walter Braunfels 1882-1954 ドイツ)
ピアニストとしても活躍しケルン音楽大学の学長でもあったブラウンフェルス。
歌劇「鳥たち」ツァグロセーク指揮や「テ・デウム」ヴァント指揮のCDで現在
においても知られています。
「2つの男性合唱曲集」 op.41
ミヒャエル・アルバー指揮
コンラート・エルサー(ピアノ)
オルフェウス・ヴォーカル・アンサンブル
2011年3月10-13日ドイツ、バーデン、ランデス・アカデミーでの録音

83.452 ¥2250
ヘルツォーゲンベルク:世俗合唱曲集
ハインリヒ・ヘルツォーゲンベルク(1843-1899)
(1)混声合唱のための6つの歌 op.10
(2)混声合唱のための12のドイツに伝わるの宗教的合唱曲集 op.28
(3)混声合唱のための15,16,17世紀から伝わる合唱曲集 op.35
(4)混声合唱のための6つの歌 op.57
マルクス・ウッツ指揮
アンサンブル・カンティッシモ
2011年2月4-6日ドイツ、クローニンゲン、リュートリンゲン教会での録音
ヘルツォーゲンベルク:声楽作品集(CARUS:83.451)に続く、作品集アルバム
第2集。
(2)のop.28と(3)のop.35が世界初録音となります。




<FORLANE>
FOR16567 ¥1800
ハイドン:
(1)ホルン協奏曲第1番 ニ長調
(2)歌劇「まことの貞操 La Vera Costanza」序曲
(3)歌劇「報われた真心 La Fedelta」序曲
(4)歌劇「薬剤師 Lo Speziale」序曲
(2)ホルン協奏曲第2番 ニ長調
ダニエル・ブルグ(ホルン)
アモーリ・ドゥ・クルーセル指揮
カメラータ・ド・ヴェルサイユ
1987年5月パリ、ノートルダム・デュ・リバン教会での録音
フランスを代表するホルン奏者の1人で、明るく柔らかい音色と優雅で清潔感の
ある音質で知られ、また教育者として多くのホルン奏法の書物も多い。
1938年生まれでフランス・ホルン界に一時代を築いたブルクの芸術を存分に楽
しめるアルバムです。改めて発売となりました。

FOR16777 ¥1800
モーツァルト:
(1)ヴェニ・サンクテ・スピリトゥス(来たれ聖霊) ハ長調 K.47
(2)ミサ・ソレムニス「孤児院ミサ」 ハ短調 K.139
(3)モテット K.117 : Benedictus Sit Deus
Nicolas Brooymans(ボーイ・ソプラノ:パリ国立歌劇場児童合唱団員)
Benjamin Hilly(ボーイ・アルト:パリ国立歌劇場児童合唱団員)
フランソワ・ニコラ・ジェスロ(テノール)
ピエリック・ボワソー(バス)
フランシス・バルド指揮
ベルナルド・トマ管弦楽団
パリ国立歌劇場児童合唱団
1998年8月フランス、サン・クルーでの録音
ウィーンの孤児院教会の新装における献堂式の為に作曲されたミサ曲。
当時演奏されたであろう曲の構成を検証し、K.117をK.139の間に挟む形で演奏
されているアルバムです。改めての発売となりました。

FOR16673 ¥1800
(1)フランク:ピアノと管弦楽のための交響的変奏曲
(2)グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 op.16
フランス・クリダ(ピアノ)
ズデニェク・マーカル指揮
フィルハーモニア管弦楽団
1979年4月イギリス、ヘンリーウッド・ホールでの録音
透明感ある美しいピアノが魅力的なクリダの名演奏が、改めて発売となりました。




<VENEZIA>
CDVD 00105 (DVD+2CD) 3枚組 ¥2300
ティモフェイ・ドクシツェル(トランペット)の芸術2700000001059と、2CDの
3枚組です。
DVD
テレビ放映用にインタビューや、ソロ、室内楽の演奏をまとめた映像集。
サラサーテ、ラフマニノフ、リムスキー=コルサコフ、メンデルスゾーン等
9トラック。69分24秒。NTSC。視聴地域(リージョン・コード)ALL。
字幕無し。モノラル録音。
非常に古い映像も、含まれており、音や映像の傷などがございます。
CD. 1  独奏集
(1)ショパン:前奏曲 op.28-24
(2)ショパン:練習曲 op.10-3
(3)ショパン:練習曲 op.25-9
(4)R.シュトラウス:「さびしい泉のほとり」 op.9-2
(5)シューベルト:即興曲 op.90-3
(6)シューベルト:セレナード D.957-4
(7)メンデルスゾーン:無言歌集 op.62-6
(8)スクリャービン:練習曲 op.8-11
(9)スクリャービン:練習曲 op.8-12
(10)チャイコフスキー:「感傷的なワルツ」 op.51-6
(11)ラフマニノフ:「春の奔流」 op.14-11
(12)ドビュッシー:アラベスク第1番
(13)リスト:コンソレーション第3番
(14)リスト:「おお、夢に来ませ Oh! Quand je dors」
セルゲイ・ソロドヴニク(ピアノ) Sergei Solodovnik
1987年 スタジオ録音
CD. 2  ロシアの作曲家による協奏曲集
(1)アルチュニアン:トランペット協奏曲
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 Gennadi Rozhdestvensky
ボリショイ劇場管弦楽団 
1968年 スタジオ録音
※一部にマスターに起因する音の揺れなどが聴かれます事ご了承下さい。
(2)ヴァインベルク:トランペット協奏曲
アルギス・ジュライチス指揮 Algis Zhiuraitis
ボリショイ劇場管弦楽団 
1968年 スタジオ録音
(3)ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 ※初CD化かと思われます。
ヴィクトリア・ポストニコワ(ピアノ) Victoria Postnikova
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 Gennadi Rozhdestvensky
ソビエト文化省交響楽団 
1984年モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
※ポストニコワの鋭いアタックと加速するテンポに丁々発止とやり合う
ドクシツェルの技巧が聴きものです。
以上 トランペットは 全て ティモフェイ・ドクシツェル 
素晴らしい技巧と英雄的で高らかな音量が、真にロシア的なトランペット奏者
であるドクシツェイルのDVD映像(Disc.1)と音盤(CDx2枚)の魅力的なアルバム
です。

CDVE00027 3CD ¥1650
ワシリー・ネボルシン(指揮者)の芸術
CD.1   
(1)リャードフ:「キキモラ」(アナログ盤からの復刻) 
※初CD化かと思われます。
ボリショイ劇場管弦楽団
(2)ボロディン:「中央アジアの草原にて」 
※初CD化かと思われます。
(3)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
ソビエトRTV大交響楽団  
CD.2
(4)ヴァノ・ムラデリ:交響曲第2番(1945年の作品) 
※初CD化かと思われます。
ソビエトRTV大交響楽団
CD.3
(5)スクリャービン:交響曲第2番
ボリショイ劇場管弦楽団
以上 指揮は 全て ワシリー・ネボルシン
録音は1938年から1950年の間です。
音質はアナログ盤からの復刻であるリャードフを除き、非常に良い音質です。
ワシリー・ネボルシン(Vasili Nebolsin 1898-1958)
主にボリショイ劇場のオペラ指揮者として有名で、多くのロシアや西側のオペ
ラを手がけ1950年にはスターリン賞を授与されました。現在では、そのオペラ
作品以外に紹介される事があまり無いネボルシンですが、今回のアルバムでは
彼がオーケストラ作品の演奏でも、素晴らしい功績を残している事が聴き取れ
ます。オペラを通して西側の音楽に精通しており、洗礼された音作りが基本で
すがロシア音楽を集めたこのアルバムでは、ロシアと西側のバランス感覚が
見事にあいまって、高貴な音楽を作り出しています。また、アルバムでは、特
にムラデリ(Vano Muradeli 1908-1970)の作品が聴けるのが注目です。
ソビエト連邦共産党の書記アンドレイ・ジダーノフよって芸術様式の統制と批
判(ジダーノフ批判 1948-1958)の発端とされているオペラ「偉大なる友情
(The Great Friendship : 1948)」の作曲家であるムラデリによる、批判の3年
前に書かれたこの作品は、強い民族色を感じさせる興味深い約48分の大作です。
スターリンの死後にムラデリの名誉は回復され1968年にソビエト人民芸術家
の称号を得ましたが、現在においてはほとんど聴くことができない作曲家の
一人であり貴重な録音です。

CDVE00028 3枚組 ¥1650
ニコライ・ペトロフ(ピアノ)の芸術 Vol.2
CD. 1 ショパンのバラード全曲とスケルツォ第1、2番
ショパン:
(1)バラード第1番 ト短調 op.23
(2)バラード第2番 ヘ長調 op.38
(3)バラード第3番 変イ長調 op.47
(4)バラード第4番 ヘ短調 op.52
(バラード第4番の一部にマスターに起因する音の揺れが聴かれます。ご注意
ください)
(5)スケルツォ第1番 ロ短調 op.20
(6)スケルツォ第2番 変ロ短調 op.31
1989年録音
CD. 2 ショパンのスケルツォ第3、4番
ショパン:
(1)スケルツォ第3番 嬰ハ短調 op.39
(2)スケルツォ第4番 ホ長調 op.54
1989年録音
ロシアの作曲家による協奏曲集
(3)カバレフスキー:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 op.23
ドミトリー・キタエンコ指揮 Dmitri Kitaenko
モスクワ・フィル  
1984年 ライヴ録音
(4)シチェドリン:ピアノ協奏曲第2番
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
ソビエト国立交響楽団
1977年 ライヴ録音
CD. 3 ラフマニノフの協奏曲集 (※2曲共に初CD化かと思われます)
(1)ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
ソビエト国立交響楽団 
1978年 スタジオ録音
※とても甘味で美しい伴奏と合いまったアナログLP時代から
名盤との定評ある演奏です。
(2)ピアノ協奏曲第4番 ト短調 op.40
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
ボリショイ劇場管弦楽団 
1966年 スタジオ録音
以上 ピアノは 全て ニコライ・ペトロフ
一部にマスターに起因する音の揺れや傷が聴かれます。ご注意ください。
強靭なタッチと超絶技巧と華麗な音色を併せ持つピアニストペトロフの芸術
第2弾。情熱的で、荒々しいショパン、強烈なリズムが特徴的なカバレフスキー
とシチェドリンの協奏曲。ペトロフの力量が存分に味わえます。今回は、ラフ
マニノフの2曲(CD化初出かと思われます)で醸し出されるロマンティシズムに
注目です。




<ARCHIPEL>
ARPCD0484 ¥880
ハイドン:交響曲集
(1)交響曲第88番 ト長調
ウィーン・フィル
1951年10月22日 シュトゥットガルト
(2)交響曲第94番「驚愕」 ト長調
ウィーン・フィル
1950年9月25日 ストックホルム
(3)交響曲第104番「ロンドン」 ニ長調
コロン劇場管弦楽団 
1950年4月14日 ブエノス・アイレス
以上、指揮は ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
フルトヴェングラーの復刻では定評のあるARCHIPELの復刻です。

ARPCD0485 ¥880
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」から第2幕のみ
キルステン・フラグスタート(イゾルデ)
アイヴィンド・ラホルム(トリスタン)
エニド・サーントー(ブランゲーネ)
ジョン・ガーニー(マルケ王)
ダニエル・ハリス(クルヴェナール、メロート)
ジョン・バルビローリ指揮
ニューヨーク・フィル
1939年4月16日 ニューヨーク、カーネギーホールでのライヴ
放送用音源です。冒頭に指揮者を紹介するナレーションが収録されています。
以前アナログ盤(LP ROGER FRANK MR2002)では発売あり。
オリジナル・テープからの復刻。所々に傷は聴かれますが、全体的に良い音質
です。バルビローリ・ファン待望のアルバムです。



<MYTO HISTRICAL>
MYTO 304 2枚組 ¥1750
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
アルフレード・クラウス(マントヴァ公爵)
アルド・プロッティ(リゴレット)
ジャンナ・ダンジェロ(ジルダ)
ジョルジョ・タデオ(スパラフチーレ)
ブルーナ・ロンチーニ(マッダレーナ)
アルベルト・エレーデ指揮
ヴェルディ劇場トリエステ管弦楽団、合唱団
1961年3月2日 ヴェルディ劇場でのライヴ
臨場感ある、とても良い音質です。

MYTO 305 2枚組 ¥1750
モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」
ルート=マルグレート・ピュッツ(コンスタンツェ)
レナーテ・ホルム(ブロント)
フリッツ・ヴンダーリヒ(ベルモンテ)
エルヴィン・ヴォールファールト(ペドリロ)
ジェルジ・リッタシー(オスミン)
アンドレアス・ヴォルフ(大守セリム:語り役)
イシュトヴァーン・ケルテス指揮
ザルツブルク・モーツアルテウム管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
1961年8月4日 ザルツブルクでのライヴ
以前、MMレーベル 他から発売あり。
指揮者ケルテスが世界的に注目されるきっかけとなったザルツブルク音楽祭
でのヴンダーリヒ(ベルモンテ)とのアルバムです。

MYTO 310 2枚組 ¥1750
ヴェルディ:歌劇「マクベス」
マリア・カラス(マクベス夫人)
エンツォ・マスケリーニ(マクベス)
ジーノ・ベンノ(マクダフ)
イタロ・ターヨ(バンクォー)
ヴィクトル・デ・サーバタ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
1952年12月7日 スカラ座でのライヴ
以前、多くのレーベルから発売あり。
今回MYTO HISTRICALレーベルが手に入れたオリジナル・マスターからの復刻。
マリア・カラスの若々しく張りつめた声の威力が存分に楽しめるアルバムです。




<WALHALL>
WLCD0356 2枚組 ¥1750
初出!
グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」
アラン・ヴァンゾ(ロメオ)
ユゲット・リヴィエール(ジュリエット)
ジャック・マルス(ローラン神父)
アンリ・ペロット(メルキューシオ)
ピエール=ミッシェル・ル・コント指揮
リリック放送管弦楽団、合唱団
(リリック放送管弦楽団はフランス放送フィルの前身の楽団です)
1960年12月2日 パリでのライヴ
音質は、とても良いです。
また、演奏も大変素晴らしく、同曲で多くの名盤を残しているロメロ役の
アラン・ヴァンゾ(テノール)も立派です。

WLCD0360 2枚組 ¥1750
初出!
ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」
ジョージ・ロンドン(ヴォータン)
ノーマン・ミッテルマン(ドンナー)
ロバート・ナジ(フロー)
カール・リーブル(ローゲ)
ジェローム・ハインズ(ファゾルト)
エルンスト・ヴィーマン(ファフナー)
ラルフ・ハーバート(アルベリヒ)
パウル・クーエン(ミーメ)
アイリーン・デイリス(フリッカ)
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1961年12月16日 ニューヨーク、メトロポリタンでのライヴ
音質はとても良いです。
メトロポリタンにとって56-57年のシーズン以来のリング・サイクルから。
ミーメ役のパウル・クーエンのメト・デビュー。ヴォータン役のジョージ・
ロンドンのリアリズム、ローゲ役のカール・リーブルの美声が特に印象的です。

WLCD0361 2枚組 ¥1750
フロトー:歌劇「マルタ」(英語版)
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(レディ・ハリエット・ダラム)
ロザリンド・エリアス(ナンシー)
ロレンツィ・アルヴァリー(トリスタン・ミクルフォード卿)
リチャード・タッカー(ライオネル)
ジョルジョ・トッツィ(プランケット)
ニーノ・ヴェルキ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1961年2月25日 ニューヨーク、メトロポリタンでのライヴ
以前、COLUMNA(スペイン)レーベル 他から発売あり。
音質はとても良いです。




<OPERA RARA>
ORC45 3枚組 ¥6240
ベッリーニ:歌劇「海賊(イル・ピラータ)」
カルメン・ジアンナッタシオ(イモージェネ:ソプラノ)
ホセ・ブロス(グアルティエーロ:テノール)
ルドヴィク・テツェール(エルネスト:バリトン)
ブレンドレイ・シェラット(ゴッフレード:バス)
マーク・レ・ブロック(イトゥルボ:テノール)
ヴィクトリア・シモンズ (アデーレ:ソプラノ)
デイヴィッド・パリー指揮 David Parry
ロンドン・フィル
ジェフリー・ミッチェル合唱団
2010年3、4月 スタジオ録音
いつもながらの丁寧で豪華な装丁。
チャールズ・ロバート・マトゥリンによる悲劇を題材にして、多くの共同作業
により素晴らしい作品(夢遊病の女、ノルマ など)を生み出していくフェリー
チェ・ロマーニによる台本でベルリーニの出世作と成ったこの作品を、パリー
による指揮と強力な歌手陣によって劇的でロマンティクに美しく描き出します。




<VIDEOLAND>
前回ご案内申し上げました、レハール、J.シュトラウスの6タイトルに続き、
今回は権利の移譲にともないJ.シュトラウスとツェラーの作品(共に既に別の
会社から発売実績あり)を扱わせて頂くことになりましたのでご案内申し上げ
ます。

VLMD003(DVD-Video) ¥2850
メルヴィッシュ1996年
J.シュトラウス:オペレッタ「こうもり」
ペーター・エーデルマン(アイゼンシュタイン)
シルヴァーナ・ドゥスマン(ロザリンデ)
ヴァルデマール・クメント(フランク)
アルトゥール・シュテファノヴィチ(オルロフスキー公爵)
トマス・リント(アルフレード)
パウル・アルミン・エーデルマン(ファルケ博士)
ウテ・グフレラー(アデーレ) 他
メルビッシュ音楽祭合唱団 
ブルゲンラント交響楽団
ルドルフ・ビーブル指揮
エルマール・オッテンタール演出
1996年メルビッシュ音楽祭でのライヴ
サブ・タイトル:英語
解説書:ドイツ語、英語

VLMD004(DVD-Video) ¥2850
メルヴィッシュ1998年 
カール・ツェラー:オペレッタ「小鳥売り」
マルティナ・セラフィン(マリー)
マリカ・リヒター(アデライーデ)
ヘルムート・ベルガー・ツナ(ヴェプス男爵)
マルク・クレアー(スタニスラウス伯爵)
セバスティアン・ラインターラー(アーダム)
ウテ・グフレラー(アーダム) 他
メルビッシュ音楽祭合唱団
ブルゲンラント交響楽団
ルドルフ・ビーブル指揮
ヴィンフリート・バウエルンファイント演出
1998年メルビッシュ音楽祭でのライヴ
サブ・タイトル:英語
解説書:ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語

<Passacaille>
Passacaille 977 ¥2300
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.3 - J.S.バッハ&ゼレンカ ――
J.S.バッハ:カンタータ第46番《考えみよ、かかる苦しみのあるやを》BWV.46
ゼレンカ:聖木曜日のための哀歌I
J.S.バッハ:カンタータ第102番《主よ、汝の目は信仰を顧みたもう》BWV.102
ゼレンカ:聖土曜日のための哀歌II
ダミアン・ギヨン(カウンターテナー)、マーカス・ウルマン(テノール)、
リーヴェン・テルモント(バリトン)、
マルセル・ポンセール(ディレクター&オーボエ)、イル・ガルデリーノ
マルセル・ポンセールとヤン・デ・ヴィネを中心として1988年に結成され、現
在も古楽王国ベルギーを代表する世界有数のピリオド・アンサンブルとして活
躍するイル・ガルデリーノの「J.S.バッハのカンタータ集Vol.3」。
「Vol.1」のヨハン・クリストフ・バッハ、「Vol.2」のグラウプナーと続いて
きたJ.S.バッハの音楽との共演者。「Vol.3」はJ.S.バッハと、"ボヘミアの
バッハ"ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745)!
録音:2010年11月24日-27日、アミューズ(アントワープ)

Passacaille 984 ¥2300
J.S.バッハ:
フランス組曲第1番ニ短調BWV.812/フランス組曲第2番ハ短調BWV.813
フランス組曲第3番ロ短調BWV.814/イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971
イタリア風アリアと変奏イ短調BWV.989
ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ)
ミラノ聖シンプリチアーノ教会のオルガニストを務め、ミラノ国際音楽アカデ
ミー、バーゼル・スコラ・カントルムで教鞭を執るなど、ルネサンス、バロッ
ク音楽、そしてバッハの音楽の権威として高名なロレンツォ・ギエルミ。
東京カテドラル聖マリア大聖堂の新オルガン建設に携わるなどオルガニストと
して数多くの功績を残しているギエルミが、J.S.バッハの「フランス組曲」と
「イタリア協奏曲」で"チェンバリスト"としての姿を披露!
深い音楽性を感じさせるバッハの解釈、高貴な品格を備え持ったチェンバロ演
奏は、イタリア古楽界の巨匠だからこそ成し得た芸術である。
録音:2011年10月28日&11月10日、クレーマ(イタリア)

Passacaille 982 ¥2300
C.P.E.バッハ:
オーボエ協奏曲変ホ長調Wq.165/シンフォニア ホ短調Wq.177
オーボエ協奏曲変ロ長調Wq.164
パウル・ドンブレヒト(オーボエ&指揮)、イル・フォンダメント
バロック・オーボエの世界的名手であり先駆者的存在、パウル・ドンブレヒト
とイル・フォンダメントのC.P.E.バッハは、「2つのオーボエ協奏曲」と「シ
ンフォニア」!
C.P.E.バッハがベルリン時代の1765年に「チェンバロ協奏曲」から「オーボエ
協奏曲」へと編曲を行った「Wq.164」と「Wq.165」では、ドンブレヒトのバロ
ック・オーボエの妙技が色鮮やかに冴え渡る。イル・フォンダメントの洗練さ
れた豊かなサウンドも絶品。
録音:1996年9月、サン・アポリネール教会(ボーラン)




<Et'cetera>
KTC 1439 2枚組(1枚価格) ¥2300
古典派の音楽 - ドゥシークVol.1 ――
ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク:
ソナタ第2番変ロ長調Op.34、6つのソナチネ、
イギリスのバラッド《真夜中に》による変奏曲、アンダンテとロンド
ソフィア・ジュスティーナ・ドゥシーク=コッリ:
3つのソナタ(スコットランドのアリアとエールによるアダージョとロンドOp.2,
Book 1より)、
3つのソナタ(スコットランドのアリアとエールによるアダージョとロンドOp.2,
Book 2より)、
シチリアのアリア、
ドゥシーク夫人のために作曲された協奏曲(ハープ・ソロ版)
長澤真澄(シングル・アクション・ハープ)
ピリオド・ハープの世界的名手マラ・ガラッシの愛弟子で、日本を代表するハ
ーピスト、長澤真澄の新シリーズ「古典派時代の音楽」がスタート!
シリーズの幕開けとなる「Vol.1」は、没後200周年を迎えたボヘミア古典派の
大作曲家ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(ドゥセック/1760-1812)と妻のソ
フィア・ジュスティーナ・ドゥシーク=コッリ(1775-1831)の音楽!
ロシアのエカチェリーナ2世、フランスのマリー・アントワネットに重用されな
がらも、陰謀とフランス革命のために両国に留まれなかったドゥシーク。
ロンドンで出会い結ばれた妻のコッリとも不仲が続き、義父との共同設立会社
が倒産すると、家族を捨てて今度はドイツへと逃亡するなど、音楽的才能に恵
まれながらも、その人生は波乱万丈のドラマに満ちている。
音楽で結ばれたマダム&ムッシュ・ドゥシークの作品を、長澤真澄のシングル
・アクション・ハープが優雅に、そして華麗に響かせる ――。
録音:2011年10月、ヴァールゼ教会(アムステルダム)
使用楽器:F.J.ナーデルマン(パリ)1815年頃製作




<NIFC>
NIFCCD 026 ¥2300
ヴォイチェフ・シヴィタワ - 4つのバラード ――
バラード第2番ヘ長調Op.38/バラード第3番変イ長調Op.47
バラード第1番ト短調Op.23/バラード第4番ヘ短調Op.52
夜想曲第13番ハ短調Op.48-1/夜想曲第14番嬰ヘ短調Op.48-2
スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
ヴォイチェフ・シヴィタワ(フォルテピアノ/プレイエル1848年製)

NIFCCD 211 ¥2300
ヴォイチェフ・シヴィタワ - 4つのバラード ――
バラード第2番ヘ長調Op.38/バラード第3番変イ長調Op.47
バラード第1番ト短調Op.23/バラード第4番ヘ短調Op.52
夜想曲第13番ハ短調Op.48-1/夜想曲第14番嬰ヘ短調Op.48-2
スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
ヴォイチェフ・シヴィタワ(ピアノ/スタインウェイ)
イタリア・バルドリーノ国際ピアノ・コンクール第1位、ロン=ティボー国際
コンクール第2位&聴衆賞を獲得し、第12回ショパン国際ピアノ・コンクール
ではポロネーズ賞に輝いた、ポーランドの次代のショパン弾きとして期待され
るヴォイチェフ・シヴィタワ(1967-)がNIFCに再び登場!
シヴィタワがピリオドの"1848年製のプレイエル"とモダンの"スタインウェイ
モデルD"で弾き分けるショパンは、「4つのバラード」と「2つの夜想曲Op.48」
「スケルツォ第2番」。
フレージング、タッチ、響きの創り方に独特の感性を持つシヴィタワ。
"ショパン存命当時の楽器"と"モダン楽器"による演奏が、楽器の進化と共に
歩んできたショパンの「4つのバラード」の響きの変遷を聴かせてくれる。
録音:2011年2月7日-10日&5月30日-31日、ポーランド放送ヴィトルド・ルト
スワフスキ・コンサート・ホール(ワルシャワ)




<Signum Classics>
SIGCD 308 2枚組 ¥3250
ジミー - ジェイムズ・ローズ・ライヴ・イン・ブライトン ――
マルチェロ(J.S.バッハ編):アダージョ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》
モシュコフスキ:エチュード ヘ長調Op.72-6
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調Op.3-2
ショパン(バラキレフ編):ロマンツェ(ピアノ協奏曲第1番より)
J.S.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
シューマン(リスト編):君に捧ぐOp.25-1
グリーグ(ギンズブルク編):山の王の宮殿にて
ジェイムズ・ローズ(ピアノ)
精神的なダメージが音楽活動に影響を与えてしまい、ギルドホール音楽院の
奨学金を打ち切りにされながらも、独学でステージへの復活を果たしたイギ
リスの異色のピアニスト、ジェイムズ・ローズ。
刺激的で独特のタイトルを持った前2作、「カミソリ、小さな錠剤と大きなピ
アノ」(SIGCD 153)、「すべてのフロイト主義者は脇へ寄ってくれますか」
(SIGCD 185)に続くローズのシグナム第3弾は、イギリス、ブライトンのオー
ルド・マーケット・シアターでのライヴ・レコーディング。
繊細なタッチと音楽創り、思慮深い感情表現。サー・デヴィッド・タンやス
ティーヴン・フライといった支援者を得た異色のピアニストのピアノ・リサ
イタル。その独特の世界観に接していただきたい。
2011年12月8日-9日の録音。

SIGCD 292 ¥2080
ウィドール:オルガン交響曲集Vol.1 ――
オルガン交響曲第6番ト短調Op.42-2/オルガン交響曲第5番ヘ短調Op.42-1
ジョセフ・ノーラン(オルガン)
19世紀後半-20世紀前半のフランス・オルガン界を代表する巨匠、シャルル=
マリー・ウィドール(1844-1937)のオルガン交響曲全集がスタート。
ウィドールの代表作と称される「オルガン交響曲第5番」を収録した第1集は、
フランス、パリ・マドレーヌ寺院の由緒ある楽器、アリステッド・カヴァイエ
=コルが製作した銘器による演奏。
イギリス、セント・ジェームズ宮殿チャペル・ロイヤル付きの世界的オルガ
ニスト、ジョセフ・ノーランの起用も楽しみなポイント。
2011年5月18日-24日の録音。




<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 2745 ¥1700
ジェームズ・P・ジョンソン:管弦楽作品集 ――
ヴィクトリー・ストライド/ハーレム・シンフォニー
コンチェルト・ジャズ・ア・マイン/アメリカン・シンフォニック・スイート
ラメント/ドラムス/チャールストン
レスリー・スタイフェルマン(ピアノ)、
マリン・オールソップ(指揮)、コンコーディア管弦楽団
ラグタイムから発展したスタイル、"ストライド・ピアノ"の父と呼ばれた20世
紀前半アメリカの偉大なるジャズ・ピアニスト、ジェームズ・P・ジョンソン
(1894-1955)の管弦楽作品集。
1930年代から作曲を本格化させたジョンソンのクラシック作品は、ジャズのリ
ズム、オリエンタルな旋律が特徴的。ジャズ発祥の地アメリカで誕生したエキ
サイティングなクロスオーヴァー作品です!
指揮者のマリン・オールソップ、ソリストのクリス・ゲッカー、ローレンス・
フェルドマン、ジム・ピューなど豪華メンバーのパフォーマンスも必聴!
1992年2月&1994年1月の録音。Music Masters音源。

NI 5865 ¥2080
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第10番Op.118
ワインベルク:ピアノ五重奏曲Op.18
コペルマン四重奏団、エリザヴェータ・コペルマン(ピアノ)
ボロディン・クヮルテット、東京クヮルテットのメンバーとしてその名声を
轟かせたロシアの名ヴァイオリニスト、ミハイル・コペルマンが2002年に結
成したコペルマン四重奏団のニンバス第3弾。
張りつめた緊迫感ではなく、コペルマンを中心として磨き抜かれたアンサン
ブルが印象的なショスタコーヴィチは、旧ソ連からの時代、スタイルの移り
変わりを感じさせる。父子共演となるワインベルクの「ピアノ五重奏曲」も
楽しみなプログラム。

NI 1720 3枚組 ¥4350
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲集 ――
ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18/ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1
ピアノ・ソナタ第2番変ロ長調Op.36/ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40/コレルリの主題による変奏曲Op.42
パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
ジョン・リル(ピアノ)、
尾高忠明(指揮)、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
1970年のチャイコフスキー国際コンクールで第1位に輝いたイギリスの大ピア
ニスト、ジョン・リルが尾高忠明&BBCウェールズ・ナショナル管と共に1990
年代にレコーディングを行ったラフマニノフ全集。豊かな経験から生まれる
主張と説得力、十分にコントロールされた抒情性。壮大なスケールで響くラ
フマニノフは、ジョン・リルの代表的名演である。1993年-1996年の録音。

NI 2579/80 2枚組 ¥2700
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 ――
ピアノ協奏曲第1番ヘ長調K.37/ピアノ協奏曲第2番変ロ長調K.39
ピアノ協奏曲第3番ニ長調K.40/ピアノ協奏曲第4番ト長調K.41
交響曲第14番イ長調K.114/チェンバロ協奏曲ニ長調K.107-1
チェンバロ協奏曲ト長調K.107-2/チェンバロ協奏曲変ホ長調K.107-3
マルコム・ビルソン(フォルテピアノ)、
トーマス・クロフォード(指揮)、アメリカン・クラシカル・オーケストラ
30年以上にわたり、フォルテピアノ演奏のパイオニア、研究者として活躍し
てきたアメリカの古楽系鍵盤楽器の権威マルコム・ビルソンのモーツァルト。
現在も高評価を得ているガーディナーとの共演盤の後に、母国アメリカで収
録された隠れ名盤である。演奏には1990年にトーマス&バーバラ・ヴォルフ
が製作した1780年代のヨハン・シャンツのレプリカを使用。
Music Masters音源。

NI 5872/3 2枚組 ¥3180
ツェルニー:ピアノ・ソナタ集Vol.3 ――
ソナタ第10番変ロ長調Op.268/ロンディーノ変ホ長調Op.42
ソナチネ ト長調Op.251/大カプリッチョ ハ短調Op.172
ソナタ第3番ヘ短調op.57/アンダンテとアレグロ/ロマンスOp.755-13
カプリッチョ・ア・ラ・フーガOp.89/ソナタ第4番ト長調Op.65
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)
Cレパートリーの広さはあのアムランにも匹敵するニンバスのメイン・ピアニ
スト、マーティン・ジョーンズのツェルニーVol.3。同時代有数の多作家でベ
ートーヴェンの弟子でもあったツェルニー。マーティン・ジョーンズの演奏
は、学習用作品の作者ではなく、19世紀有数のピアノ作品の作曲者だったツェ
ルニーの功績を伝えてくれる。2008年-2010年の録音。

NI 2578 ¥1780
ブラームス:
ワルツ集Op.39/幻想曲Op.116/ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24
ミッシャ・ディヒター(ピアノ)
ミッシャ・ディヒター(1945-)は、上海でユダヤ系ポーランド人の両親の下に
生まれ、移住先のアメリカで名教師ロジーナ・レヴィーンとの出会いにより
才能を開花させたピアニスト。妻であるシーパ・ディヒターとのモーツァル
ト(NI 2537/9)などの録音での堅実な演奏、1966年のチャイコフスキー国際
コンクール準優勝などのコンクール実績で知られている。
1993年6月の録音。Music Masters音源。



<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7839 ¥1700
プリマ・ヴォーチェ・パーティ ――
デラノワ:フィリピン
メンデルスゾーン:たったひとつの言葉にのってOp.63-1
モシュコフスキ:かわいいナイチンゲール
ツェラー:ナイチンゲールの歌/他
ユーグ・キュエノー(テノール)、ローザ・ポンセル(ソプラノ)、
リヒャルト・タウバー(テノール)、ミリザ・コルジャス(ソプラノ)、
エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、他
78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行うニンバスの
「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手たちの歌声を収めた貴重なシリーズ。
1910年-1941年の演奏を収録した「プリマ・ヴォーチェ・パーティ」は同レー
ベルのベスト盤。




<Halle>(Halleはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
CDHLL 7528 ¥1780
イングリッシュ・スプリング ――
バックス:春の炎/ディーリアス:春の牧歌、春の訪れ/ブリッジ:春の訪れ
マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団
近年一気に評価を高め、現音楽監督マーク・エルダーと共に黄金期を過ごす
マンチェスターの名門ハレ管弦楽団。「春(Spring)」を共通のテーマに持つ
バックス、ディーリアス、ブリッジの管弦楽作品は、イギリスの"春"の光景
を連想させてくれる秀作ばかり。エルダー&ハレ管弦楽団の充実振りが際立
つ好演である。
2010年3月&10月の録音。





<Gala>
GL 100.816 2枚組 ¥2560
ヴェルディ:歌劇《椿姫》
ヴィルジニア・ゼアーニ(ヴィオレッタ)、
ジャンニ・ライモンディ(アルフレード)、
ウーゴ・サバレーゼ(ジョルジョ・ジェルモン)、
アンジェロ・クェスタ(指揮)、
ナポリ・サン・カルロ劇場管弦楽団&合唱団、他
1956年8月11日、アレーナ・フレグレア(ナポリ)での録音。ヴィルジニア・ゼ
アーニがルチアを歌うドニゼッティの「ランメルモールのルチア」(1957年5月
13日、ロンドン)の抜粋をボーナストラックとして収録。




<Nimbus Alliance>
NI 6148 ¥2080
ラフマニノフへのトリビュート ――
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30*/エレジー変ホ短調Op.3-1
前奏曲ロ長調Op.32-11/前奏曲嬰ト短調Op.32-12/前奏曲ロ短調Op.32-10
前奏曲ニ長調Op.23-4/前奏曲ト短調Op.23-5/前奏曲ハ短調Op.23-7
ウラディミール・フェルツマン(ピアノ)、
ミハイル・プレトニョフ(指揮)*、ロシア・ナショナル管弦楽団*
1992年11月13日にモスクワ音楽院大ホールで演奏された「ピアノ協奏曲第3番」
で指揮台に立ったのは、フェルツマンと同じくヤコブ・フリエールを師とす
るミハイル・プレトニョフ。2人の名匠が恩師フリエールに捧げたラフマニノ
フでは、2つの強烈な個性がぶつかり合いながら、強靭であり抒情的なラフマ
ニノフを創り上げていく。
録音:2010年10月25日、モンマス&1992年11月13日、モスクワ(ライヴ)*

NI 6142 2枚組 ¥3180
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータBWV.1001-1006
デイヴィッド・ジュリッツ(ヴァイオリン/J.B.グァダニーニ1748)
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズのリーダーを務めた南アフリカ、ケ
ープタウン出身のヴァイオリニスト、デイヴィッド・ジュリッツのバッハ無
伴奏。
ジュリッツは2007年に音楽によるチャリティー活動として、ストックホルム
や上海、リオ・デ・ジャネイロなどの世界各地でバッハの街頭演奏を行って
おり、このレコーディングは1つの集大成としての意味を持つ。
1748年にピアチェンツァで製作されたJ.B.グァダニーニのヴァイオリンから
響くバッハには、力強い音色と確固たる信念が存在している。
2008年10月&2009年3月、5月の録音。

NI 6144 ¥2080
ベートーヴェン:
交響曲第3番変ホ長調Op.55《英雄》
バレエ音楽《プロメテウスの創造物》Op.43より 序曲
歌劇《フィデリオ》Op.72より 序曲
劇音楽《シュテファン王》Op.117より 序曲/序曲《献堂式》Op.124
ヨンダニ・バット(指揮)、ロンドン交響楽団
インディアナ大学とミシガン大学で音楽を学び旧ASVレーベルに多くの録音を
行った指揮者兼科学者、ヨンダニ・バットとロンドン交響楽団のベートーヴェ
ン・チクルスが始動。
「交響曲第3番」でも、デュナーミクやフレーズ、アクセントの処理、リズム
の刻み方などで独自のカラーを打ち出している。

NI 6145 ¥2080
ベートーヴェン:
交響曲第6番ヘ長調Op.68《田園》/交響曲第7番イ長調Op.92
ヨンダニ・バット(指揮)、ロンドン交響楽団
SONY BMGのゼネラル・マネージャー、クリス・クレイカーがプロデュースす
るヨンダニ・バット&ロンドン交響楽団のベートーヴェン・チクルス第2弾。
旧ASV時代にはグラズノフやリムスキー=コルサコフ、ゴルトマルク、サン=
サーンスなど、マニアックな選曲を売りとしていただけに、ドイツ系の正統
派レパートリーでの解釈が気になるところ。2010年10月13日-14日の録音。

NI 6150 ¥2080
リフレクションズ ――
伝承曲:フォーク・イン・ア・ボート/ヒューズ:リフレクションズ
ロイド・ウェッバー:ファンタジア/ナイマン:イフ
イールズ:エルフ・ダンス、ソング・フォー・ザ・マイ・マザー、
フェアウェル・パタゴニア
コリア:スペイン/ザヴィヌル:バードランド
シアリング:バードランドの子守唄/パーカー:オーニソロジー
ジェフ・イールズ(ピアノ)、デイヴ・リー(ホルン)、
アンディ・フィンドン(フルート)
マイケル・ナイマン・バンドのホルニスト、デイヴ・リーと、フルートのアン
ディ・フィンドン、ヨーロッパ随一のインスピレーショナル・ジャズ・ピアニ
スト、ジェフ・イールズのトリオによるELFプロジェクト。
幻想的な空間を創り出すこの「リフレクションズ」では、3人の名手たちがク
ラシック、フォーク、ジャズ、ロック、ラテン、ミュージカルなど、様々な
音楽のスタイルの共存を実現させている。個々のテクニックはもちろんのこ
と、トリオとしての適応力、アンサンブルもハイレベル!

NI 6151 ¥2080
アンダー・ザ・インフルエンス ――
ピンク・フロイド:狂ったダイヤモンド
ウェザー・リポート:バードランド
マッコール:
ザ・ファースト・タイム・エヴァー・アイ・ソー・ユア・フェイス
ナイマン:映画《魔王》からの組曲
パストリアス:タブラ・エ・トロンパ
ワイル:マック・ザ・ナイフ
ストレイホーン:赤血球判定
マックスウェル・デイヴィス:海の鷲
ナイマン:詩篇
サティ:ジムノペディ第1番
モーチーバ:コル
ペルト:鏡の中の鏡
ボウイ:ライフ・オン・マース
デイヴ・リー(ホルン)、ポール・ガーダム(ホルン)、
クリス・デイヴィス(ホルン)、
アンディ・フィンドン(サクソフォン&フルート)、スカイ(ヴォーカル)、他
BBCスコティッシュ響、バーミンガム市響、ロイヤル・フィル、ロンドン・
フィル、BBCコンサート・オーケストラ、コヴェント・ガーデン王立歌劇場の
ホルン奏者を歴任し、マイケル・ナイマン・バンドのソロ・ホルンとして活
躍するマルチ・プレーヤー、デイヴ・リーのソロ・アルバム。
ジャンルの枠を超えたホルンの限界への挑戦と超絶技巧に圧倒させられるこ
と請け合い!Quartzレーベルからの移行再発売。

NI 6140 ¥2080
ジェフコット:
弦楽のためのアダージョ/ブルー・ナイル/ラドロー・エアー/グレンコー
エジプト組曲/プレーリー・ウィスラー/難民の哀歌/ファントムのワルツ
クラーク・ランデル(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
商業的で学術的な人生のストレス解消のために本格的に作曲を始め、調性を
大切にした"美しい旋律"がエジンバラ音楽祭でも高い評価を受けたデイヴィ
ド・ジェフコット(1949-)。
旋律美を重視したジェフコットの音楽は、その故郷、イギリス、シュロプシャ
ー州の緑豊かな風景を連想させる。2007年の録音。

NI 6139 ¥2080
煙と騒音 - スポリアンスキー&キス・アンド・キャバレーのソングブック
Life’s a swindle/CRUNCH/l'heure bleue/The Smart set
Carbon Footprints in my Jimmy Choos/Das Lila Lied
Where flamingoes fly/I am a vamp/Toy Boy/Auf der Mundharmonica
Close your eyes and wish for happiness
Leben ohne liebe kanst du nicht/Kleptonmania/Smokers Lament
Don't be afraid/Auf Wiedersehen
メリンダ・ヒューズ(ヴォーカル)、キス・アンド・テル・キャバレー
ロシア、ドイツ、イギリスを渡り歩き、映画音楽の作曲家として大成したミ
シャ・スポリアンスキー(1898-1985)のソングブック。
マーストリヒト音楽院、ロンドンの王立音楽大学、ブリュッセル・オペラ・
スタジオで学んだ経歴を持つソプラノ、メリンダ・ヒューズの美技に酔う。




<CORO>
COR 16102 ¥2080
偉大なるヨーロッパの合唱作品集 ――
ヘンデル:ディキシット・ドミヌス
モンテヴェルディ:主を畏るる者は幸いなりI
パレストリーナ:マリアは天に昇らされたまいぬ
ビクトリア:喜べ、処女マリア/ブクステフーデ:足について
ラッスス:恐れと震えが/ブラームス:幸いなるかな、悲しみを抱くものは
モーツァルト:ラウダーテ・ドミヌム
マルタン:サンクトゥス&ベネディクトゥス
プーランク:極悪なる商人ユダは/フォーレ:アニュス・デイ
シュッツ:主よ、今こそあなたはこのしもべを
テイシェラ:栄光ある者が汝を
J.S.バッハ:おお永遠の火、おお愛の源よ(カンタータ第34番より)
ザ・シックスティーン、ハリー・クリストファーズ(指揮)
ザ・シックスティーンの名演として名高いビクトリア、パレストリーナ、ヘン
デル、モンテヴェルディや、プーランク、マルタンなどの近代音楽が、ヨーロ
ッパの宗教音楽、合唱音楽の歴史を綴る。




<Danacord>
DACOCD 721 ¥2300
ディーリアス:イングリッシュ・マスターワークス ――
日没の歌/シェリーの3つの抒情詩/北国のスケッチ/去り行くひばり
ヘンリエッテ・ボンデ=ハンセン(ソプラノ)、ヨハン・ロイター(バリトン)、
ボー・ホルテン(指揮)、オーフス交響楽団&合唱団、オーフス大聖堂聖歌隊
「デンマーク・マスターワークス」(DACOCD 536)、「ノルウェー・マスターワ
ークス」(DACOCD 592)に続くデンマークの名指揮者ボー・ホルテンとオースフ
交響楽団のディーリアス第3集は、作曲者の生誕150年を記念したアニヴァーサ
リー・リリース。
BBCシンガーズの首席客演指揮者、フランダース放送合唱団の首席指揮者など
を歴任してきた北欧の名匠が振るディーリアスは、英国の風景が目の前に広が
るかのような雄大な演奏。ボンデ=ハンセン、ヨハン・ロイターの歌声も見事。
2011年10月&12月の録音。

DACOCD 718 2枚組(1枚価格) ¥2300
ウィング・スパン ――
ホルムボー:ソナタ第2番Op.179a《ブルレスコ》/クリステンセン:王冠
アギーレ:ヤマヤ/エブラハムセン:カンツォーネ
エアヴェーズ:ウィング・スパン/ヘイスゴー:下絵
J.S.バッハ(エアヴェーズ編):半音階的幻想曲とフーガBWV.903
フランク(エアヴェーズ編):前奏、フーガと変奏曲Op.18
プロコフィエフ(エアヴェーズ編):トッカータOp.11
フランク(エアヴェーズ編):牧歌Op.19
J.S.バッハ(エアヴェーズ編):フランス風序曲BWV.831
アダム・エアヴェーズ(クラシカル・アコーディオン)
デンマークのクラシカル・アコーディオン・プレーヤー、アダム・エアヴァー
ズのソロ・アルバム。若きデンマークのヴィルトゥオーゾは、世界初録音とな
る"現代デンマーク"の作品、エアヴァーズ自身のアレンジを1台のアコーディ
オンで弾きこなす。独自の世界観を持つ期待のアーティストである。
2009年-2011年の録音。

DACOCD 722-723 2枚組 ¥4600
ルイ・カユザック - デンマーク・スタジオ録音全集 ――
モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調K.622*(録音:1952年)
ニールセン:クラリネット協奏曲Op.57+(録音:1947年)
シューマン:幻想小曲集Op.73(録音:1949年)
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581#(録音:1948年10月31日)
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1(録音:1949年10月29日)
カユザック:カンティレーナ(録音:1948年11月14日)
ジャンジャン:アラベスク(録音:1948年11月14日)
オネゲル:ソナチネ(録音:1947年11月7日)
ピエルネ:カンツォネッタ(録音:1947年11月7日)
ルイ・カユザック(クラリネット)、フォルマー・イェンセン(ピアノ)、
モーエンス・ヴェルディケ(指揮)*、デンマーク放送室内管弦楽団*、
ヨン・フランセン(指揮)+、王立管弦楽団+、コペル四重奏団#
20世紀フランス・クラリネット界のレジェンド、ルイ・カユザック(1880-1960)
がキャリア後期の1947年から1952年に北欧のデンマークで行った録音全集。初
出となるシューマン、ブラームスなど、円熟期を迎えたカユザックの至芸が復
活です!
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

DACOCD 724 ¥2300
エアリング・ブレンダール・ベンクトソンへのトリビュート ――
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85*(録音:1973年10月4日)
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調D.821(録音:1979年5月7日)
コレッリ:アダージョ ホ短調(録音:1975年12月)
ウェーバー:ロンド ニ長調(録音:1975年12月)
ショパン:ラルゴ(録音:1975年12月)
プロコフィエフ(ピアティゴルスキー編):ワルツ(録音:1975年12月)
サン=サーンス:白鳥(録音:1975年12月)
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行(録音:1975年12月)
エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)、
アウルニ・クリスチャウンソン(ピアノ)、
ジャン=ピエール・ジャキャ(指揮)*、アイスランド交響楽団*
2012年3月8日で80歳を迎えたデンマークを代表するチェリスト、エアリング・
ブレンダール・ベンクトソンのアニヴァーサリー・アルバム。アイスランド放
送に保管されていたテープから復刻された演奏は全て初出音源。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

DACOCD 714-715 2枚組 ¥4600
エンドレ・ヴォルフ - デンマークTONO録音全集 ――
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35*(録音:1949年)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲イ長調K.219+(録音:1949年)
パガニーニ:カプリース第5番(録音:1947年)
アウリン:ユーモレスク(録音:1947年)
バルトーク:ハンガリー民謡(録音:1950年)
J.S.バッハ:サラバンド(録音:1947年)
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.26#(録音:1949年)
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調Op.24《春》(録音:1949年)、
ヴァイオリン・ソナタ イ長調Op.47《クロイツェル》(録音:1951年)
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行(録音:1950年)
エンドレ・ヴォルフ(ヴァイオリン)、アントワネット・ヴォルフ(ピアノ)、
トマス・イェンセン(指揮)*、エーリク・トゥクセン(指揮)#、
デンマーク国立放送交響楽団*/#、コペンハーゲン室内管弦楽団+
2011年3月にスウェーデンでこの世を去ったハンガリー、ブダペスト出身のヴァ
イオリニスト、エンドレ・ヴォルフ(1913-2011)のオマージュ・アルバム。デン
マークのTONOに1949年から1951年にかけて録音された演奏は初CD化となる。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




<Danica>
DCD 8238 ¥2300
フィリップ:血の婚礼(世界初録音)
シモーネ・ケルメス(ソプラノ)、
ベラ・ドラホシュ(指揮)、ブダペスト放送交響楽団&合唱団
北欧のフィルム・コンポーザーとしても有名なデンマークの作曲家、ハンス=
エーリク・フィリップの「血の婚礼」は、スペインの詩人フェデリコ・ガルシ
ーア・ロルカの同名の戯曲を題材とした作品。ドイツのソプラノ、シモーネ・
ケルメスの歌声と存在感に惹きつけられる。




<Avie>
AV 2237 \2180
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85
ハンス・ガル:チェロ協奏曲Op.67(世界初録音)
アントニオ・メネセス(チェロ)、
クラウディオ・クルス(指揮)、ノーザン・シンフォニア
2012年は帝王カラヤンが認めたチェロの巨星アントニオ・メネセスが、1982年
のチャイコフスキー国際コンクールで優勝を果たしてから30周年のアニヴァー
サリー・イヤー。ブラジル生まれの名チェリストの新録音は、"世界初録音"の
ハンス・ガルと、メネセスにとって"初録音"となるエルガーの"2つの初録音"
を組み合わせたチェロ・コンチェルト集!
サセックスの山荘で作曲されたエルガーの「チェロ協奏曲」、ナチス侵攻を避
けるために渡ったエジンバラで作曲されたガルの「チェロ協奏曲」。メネセス
はガルの「チェロ協奏曲」を「チェロ・レパートリーにとって今までで本当に
大きな発見の1つであり、本当に美しいコンチェルト!」と大絶賛しており、
傑作中の傑作エルガーの「チェロ協奏曲」とのカップリングにより、その真価
が明らかになることだろう。
録音:2012年1月、セージ・ゲイツヘッド(イギリス)

AV 2257 \2180
ヴェニス・バイ・ナイト ――
作曲者不詳(1730年頃):シ・ラ・ゴンドラ・アヴェーレ
パラローロ:シンフォニア
アルビノーニ:シンフォニア ト短調Si.7
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲ハ長調RV.477
作曲者不詳(1730年頃):カラ・ニナ・エル・ボン・トゥ・セスト
ヴェラチーニ:フーガ、4つの主題による奇想曲ニ短調
ロッティ:モテット《アルマ・ライド・エクスルタ・モルタリス》
アルビノーニ:《イル・ノーメ・グロリオーソ》へのシンフォニア
作曲者不詳(1730年頃):ノ・ステ・ア・コンダナルメ
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ホ短調RV.278
ポルタ:シンフォニア ニ長調
ヴィヴァルディ:
歌劇《オリンピアーデ》RV.725より、歌劇《モンテズマ》RV.723より
ラ・セレニッシマ、
エイドリアン・チャンドラー(ヴァイオリン&ディレクター)、
マイリー・ローソン(ソプラノ)、サイモン・マンデイ(トランペット)、
ピーター・ホイーラン(ファゴット)
サウサンプトン大学特別研究員という姿を持つヴィヴァルディの研究家でもあ
るヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーとラ・セレニッシマ。
ヴィヴァルディと同世代の作曲家たちのスペシャリストとして高く評価されて
きたラ・セレニッシマが、アヴィー(Avie)からリリースする10タイトル目のレ
コーディングは「ヴェネツィアの夜」がテーマ。
「ゴンドラでの旅」、「終課の音楽」、「セレナータ」、「オペラハウスで」
などの副題が付けられたプログラムが、芸術が栄華を極めたヴェネツィア共和
国の時代を呼び起させる。

AV 2254 \2180
インヴォカシオン ――
ショパン(タレガ編):夜想曲第2番Op.9-2
タレガ:アラブ風奇想曲、アルハンブラの思い出、前奏曲《ラグリマ》、
前奏曲第2番
ショパン(タレガ編):前奏曲第7番Op.28-7
タレガ:前奏曲ニ長調《哀歌》
ショパン(タレガ編):マズルカ第22番
タレガ:マズルカ《アデリータ》、マズルカ《夢》
ショパン(タレガ編):
前奏曲第15番Op.28-15《雨だれ》、前奏曲第6番Op.28-6、
前奏曲第20番Op.28-20、マズルカ第47番Op.67-4、マズルカ第22番Op.33-1、
夜想曲第9番Op.32-1
プジョル:3つのスペイン風小品
リョベート:盗賊の唄、アメリアの遺言、聖母の御子、エル・メストレ
マティアス・ヤコブソン(ギター)
名門ジュリアード音楽院で研鑽を積み、イェラン・セルシェル、シャロン・イ
ズビンからギターを学んだスウェーデンの若きギタリスト、マティアス・ヤコ
ブソンのアヴィー・デビュー・アルバム。
ヤコブソンが披露するデビュー・プログラムは、師タレガと弟子プジョル、
リョベートのスペインのギター音楽。師弟共演、タレガがギター版にアレンジ
を行ったショパンなど、聴き応えのあるプログラムに仕上がっています!




<Hyperion>
CDA 67882 2枚組(1枚価格) ¥2080
ハイドン:ピアノ・ソナタ集Vol.3 ――
ピアノ・ソナタ第6番ト長調Hob.XVI-6
ピアノ・ソナタ第1番ハ長調Hob.XVI-1
ピアノ・ソナタ第2番変ロ長調Hob.XVI-2
ピアノ・ソナタ第47番ホ短調Hob.XVI-47bis
ピアノ・ソナタ第44番ト長調Hob.XVI-44
ピアノ・ソナタ第25番変ホ長調Hob.XVI-25
ピアノ・ソナタ第20番ハ短調Hob.XVI-20
ピアノ・ソナタ第36番嬰ハ短調Hob.XVI-36
ピアノ・ソナタ第22番ホ長調Hob.XVI-22
ピアノ・ソナタ第29番ヘ長調Hob.XVI-29
ピアノ・ソナタ第51番ニ長調Hob.XVI-51
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ/スタインウェイ)
アムランが"ハイドンVol.3"のために約60曲のソナタの中から選んだのは、1770
年代、シュトゥルム・ウント・ドラングの時代(疾風怒濤期)に作曲された「ハ
短調Hob.XVI-20」、1750年代の若き日の秀作「ハ長調Hob.XVI-1」や「変ロ長調
Hob.XVI-2」、1794年にロンドンで作曲された円熟の「ニ長調Hob.XVI-51」な
ど、初期から晩年までの11作品。また「ヘ長調Hob.XVI-47」ではなく初期稿で
あるとされる「ホ短調Hob.XVI-47bis」を取り上げるなど、アムランのハイド
ン、古典派音楽への情熱は高まるばかり!
録音:2011年8月27日-29日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

CDA 67828 ¥2080
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズVol.57 ――
ヴィークルンド:
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.10/演奏会用小品ハ長調Op.1
ピアノ協奏曲第2番ロ短調Op.17
マッティン・ステュルフェルト(ピアノ)、
アンドルー・マンゼ(指揮)、ヘルシンボリ交響楽団
母国スウェーデンのストックホルム音楽院からパリ、ベルリンへと渡り、作曲
家、指揮者、ピアニストとして欧州各国で成功を収めたヴィークルンド。
ラフマニノフを彷彿とさせる濃厚なカラーと劇的なスタイル、グリーグのよう
な北欧の清澄感にあふれた美しい旋律が共存する「ピアノ協奏曲」は、間違い
なくスウェーデン・ロマンティシズムの傑作である。
ソリストはシリーズ初登場となるスウェーデンの俊傑マッティン・ステュル
フェルト。ピアノ王国ハイペリオンが注目する北欧の名手は、ヴィークルンド
のソリストに適任。マンゼ&ヘルシンボリ響とのコンビにも要注目!
録音:2010年9月21日-25日、ヘルシンボリ・コンサート・ホール(スウェーデン)

CDA 67921 ¥2080
モーツァルト:
ミサ曲ハ長調K.337《荘厳ミサ》/教会ソナタ ハ長調K.336
レジナ・チェリ(天の女王)K.108/主日のための晩課K.321
アンドルー・カーウッド(指揮)、
セント・ポール大聖堂聖歌隊、セント・ポール・モーツァルト管弦楽団、
リンダ・ラッセル(ソプラノ)、リナ・マーケビー(メゾ・ソプラノ)、
ジェームズ・オクスリー(テノール)、
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バリトン)
ハイペリオンの黎明期を支えた名門セント・ポール大聖堂聖歌隊が、新音楽監
督を迎えてモーツァルトでレコーディングの舞台に復帰!
英国屈指の名門聖歌隊の音楽監督に迎えられたのは、カージナルズ・ミュー
ジックのディレクターとして優れた手腕を発揮してきたアンドルー・カーウッ
ド!
録音:2011年7月4日-6日&11日-12日、セント・ジャイルズ・クリップルゲート
(ロンドン)

CDA 67933 ¥2080
ムトン:
ミサ曲《汝はペテロなり》/貞節な聖なる母
アヴェ・マリア、清らかな処女よ/エクスルテット・コニウビランド
善き甘き御言葉/ボナ・ヴィタ、ボナ・リフェクティオ/天には静けさがあり
ブラバント・アンサンブル、スティーヴン・ライス(指揮)
ハイペリオンが誇るフランドル楽派のスペシャリスト集団、スティーヴン・ラ
イスとブラバント・アンサンブルの10作目は、ルネサンス・フランスの作曲家
ジャン・ムトン(b.1459-1522)。
作曲家、聖歌隊指揮者としてフランス宮廷で重要な地位に就いていたムトン。
唯一の5声のミサ「汝はペテロなり(Tu es Petru)」や二重合唱のための「貞節
な聖なる母(Nesciens mater)」など創造性に富んだ16世紀の傑作を、フランド
ル楽派の音楽の伝承者たち、ブラバント・アンサンブルのハーモニーで ――。
録音:2011年8月16日-18日、セント・マイケル・アンド・オール・エンジェル
ズ教会(オックスフォード)

CDA 67924 ¥2080
グァダーニのためのアリア集 ――
ヘンデル:
おお主よ, あなたの慈しみは限りなく、歓喜した魂、
だがあの甘いさえずりを聞いてよいのだろうか、デストラクティヴ・ワー
ハッセ:
ああ, 私はなんと言っているのか!、ここにとどまることにより、
フリギア人のトランペットを聴いたか?、勝つため呼ばれ
クリストファー・スミス:言ってください、美しい夢を!
アーン:平和の鳩は空高く
C.P.E.バッハ:シンフォニア第1番ニ長調H.663
グルック:
ああ, 彼の危機に心をわずらわせてはいけない、精霊の踊り、
なんて澄んだ空!、ああ, 私は何をしたのでしょう?、
エウリディーチェを失って
グァダーニ:私への愛をとどめておいて
イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー)、
ジョナサン・コーエン(指揮)、アルカンジェロ
イギリス古楽界に現れたライジング・スター、イェスティン・デイヴィスの
ソロ・レコーディング第2弾は、18世紀イタリアのカストラート、ガエターノ
・グァダーニ(1728-1792)のために書かれたアリア集。
イェスティン・デイヴィスの歌声を支えるアルカンジェロは、ポッジャーのブ
レコン・バロックのメンバー、ボヤン・チチッチやヨハネス・プラムゾーラー
などが参加する強力ピリオド・アンサンブル。イギリス系カウンターテナーの
伝統を受け継ぐ大器と、名手揃いのアンサンブルの共演。今回も豪華です!
録音:2011年8月10日-12日、殉教者聖サイラス教会(ロンドン)




<Helios>
CDH 55306 ¥1280
ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》
プロコフィエフ:
《ロメオとジュリエット》からの10の小品Op.75、トッカータ ニ短調Op.11
ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)
ゴリデンヴェイゼルの流れを汲みながら"美音"という持ち味と自らのスタイル
を確立したロシアの名ピアニスト、ニコライ・デミジェンコ。
ムソルグスキー&プロコフィエフは、多くのレコーディングを行ったデミジェ
ンコのハイペリオン時代を代表する名盤の1つ。「展覧会の絵」では音量や迫
力ではなく、その音楽のスケールの大きさに圧倒させられる。
録音:1997年7月29日-31日/CDA 67018からの新装移行再発売。

CDH 55377 ¥1280
メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲集 ――
弦楽五重奏曲第1番イ長調Op.18/弦楽五重奏曲第2番変ロ長調Op.87
ラファエル・アンサンブル
キャリアの初期(1826年)と晩年(1845年)に作曲されたメンデルスゾーンの2つ
の弦楽五重奏曲。すでに円熟味を漂わせている10代で作曲された「弦楽四重奏
曲第1番」は、早熟の天才メンデルスゾーンの才能の結晶である。アンソニー・
マーウッドを擁するラファエル・アンサンブルの演奏も充実。
録音:1997年6月23日-25日、セント・ジョージ教会(ブリストル)




<Linn>
CKD 398(SACD-Hybrid) ¥2380
モーツァルト:歌劇《アポロとヒュアキントス》K.38
クラシカル・オペラ、イアン・ペイジ(指揮)、
クララ・エク(メリア)、ソフィー・ビーヴァン(ヒュアキントス)、
ローレンス・ザッツォ(アポロ)、クリストファー・エインズリー(ゼフィルス)、
アンドルー・ケネディ(オエバルス)、
マーカス・ファーンズワース(アポロの司祭)、
デイヴィッド・シップレー(アポロの司祭)
世界有数の高音質レーベル"Linn Records"の初のオペラ・レコーディング、ア
ーンの「アルタクセルクセス」(CKD 358)で期待を上回る好演を披露してくれ
たイアン・ペイジとクラシカル・オペラ(・カンパニー)。
モーツァルトと同世代の作曲家たちのスペシャリストとして評価を確立したク
ラシカル・オペラの新録音は、当時11歳(!)だった神童モーツァルトが作曲し
た3幕のラテン語の叙事詩劇「アポロとヒュアキントス」!
クラシカル・オペラは、この若きモーツァルトが書いた2番目の舞台作品を
1998年と2006年に上演しており、ヒュアキントスを歌うソフィー・ビーヴァン
をはじめとしたソリストたち、あのマッケラスも称賛したピリオド・オーケス
トラがイギリス内外で高く評価されたという実績がある。
いまイギリスで最もエキサイティングなオペラ・カンパニーが、ピリオド楽器
という特徴を最大限に活かしてオペラ界に新風を吹き込む!




<Tactus>
TC 740209 ¥2180
ボッケリーニ:6つの弦楽四重奏曲Op.26(2台フォルテピアノ版/世界初録音)
アンナ・クレメンテ(フォルテピアノ/ヨハン・シャンツc.1810-1815))、
スザンナ・ピオランティ(フォルテピアノ/ヨハン・シャンツc.1800)
18世紀イタリアの室内楽王ボッケリーニがスペイン時代の1778年に作曲した代
表作、「6つの四重奏曲Op.26」の"世界初録音"となる2台のフォルテピアノ編曲
版!
ドイツ、ドレスデンのザクセン州立図書館に写本の形で所蔵されている2台の
フォルテピアノ(チェンバロ)版。編曲者は不明とされているが、その楽譜の存
在は「ピアノ四重奏曲」にも編曲された「Op.26」の音楽的価値の高さを物語っ
ている。
イタリアの女流デュオが弾く楽器は、それぞれがウィーンの名工ヨハン・シャ
ンツが製作したオリジナルのフォルテピアノ!
2011年7月、フィレンツェでの録音。

TC 671301 ¥2180
マリーノ:弦楽と通奏低音のための作品集 ――
4つのソナタOp.3(5声)/3つのソナタop.6(4声)
4声の協奏曲(全曲世界初録音)
カルロ・アントニオ・マリーノ室内管弦楽団、
ナターレ・アルノルディ(指揮)
17世紀後半-18世紀前半のイタリア、ベルガモで、ヴァイオリン奏者、作曲家
として活躍し、サンタ・マリア・マッッジョーレ教会に音楽家として仕えてい
たカルロ・アントニオ・マリーノ(1670-1735)。弦楽のためのソナタ集はコレッ
リからの影響が見られ、チェロにヴァイオリンと同等の役割を与えるなど、優
雅で大胆な書法が特徴である。2011年7月、ベルガモでの録音。

TC 280003 ¥2180
16世紀-17世紀イタリアの修道院でのクリスマス ――
タエッジョ:幼子が生まれ/ソデリーニ:おおマリア
バダーラ:シンティラーテ・アミカエ・ステラ
マセンツィオ:ノエ・ノエ、博士たちはその星を見て
コッツォラーニ:見よ大きな喜びを告げる
アサンドラ:キリストはお生まれになった
グレゴリオ聖歌:今日、我らの天の王が
ロータ:キリストはお生まれになった
マッサイーノ:羊飼いたちよ、汝らが見たものを語れ
レイナ:沈黙/シュペール:輝かしき日に
ストラータ:おお聖母マリア/カザーティ:イエスが生まれ
ペルコナ:アド・ガウディア/レオナルダ:グローリア(全曲世界初録音)
カペラ・アルテミジア、カンダーチェ・スミス(指揮)
16世紀から17世紀にかけて、イタリアの女子修道院で演奏されたクリスマスの
ための音楽集。当時のイタリアで修道女であり作曲家でもあったマリア・ザベ
リオ・ペルコナやイザベラ・レオナルダなどの珍しい宗教作品も収録。
2011年6月、ボローニャでの録音。

TC 940001
カルミナ・ノヴァ - コンテンポラリーの中の伝統 ――
スカットリン:ナンナ・ナンネ、アッドンナ・ヴァ・サ・フィルメナ
クルティ:ペア・ム・パスカ・ケン・キスメ
スカットリン:哀歌、めでたし女王/タシーニ:ヴィタドロI&II
他(全曲世界初録音)
ラティーノバルカニカ・アンサンブル
カルミナ・ノヴァとは、イタリアやバルカン半島の伝統音楽を採り入れるなど、
現代と伝統の両面を持ち合わせた独唱、合唱音楽を世に送り出すプロジェクト。
ここには難解な実験的な音楽と一線を画し、伝統的な手法を用いた現代イタリ
アの祈りの音楽がある。2009年&2010年の録音。




<Avie / SFS Media>
SFS 0052(DVD-Video) ¥3380
サンフランシスコ交響楽団創立100周年
2011-2012シーズン・オープニング・ナイト・ガラ・コンサート ――
コープランド:バレエ組曲《ビリー・ザ・キッド》
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
ブリテン:青少年のための管弦楽入門
アダムズ:ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、
サンフランシスコ交響楽団、イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
1911年から1世紀。2011-2012シーズンで遂に創立100周年を迎えたアメリカ西
海岸の雄サンフランシスコ交響楽団。2011年9月7日、本拠地デイヴィス・シン
フォニー・ホールで行われた2011-2012シーズンのオープニングであり、創立
100周年を祝うガラ・コンサートのライヴが「SFS Media」から登場!
MTT&SFSにとって重要な存在である2人のアメリカ人作曲家アーロン・コープ
ランドとジョン・アダムズの作品、教育プログラムにも熱心なこのコンビなら
ではのブリテンの「青少年のための管弦楽入門」、そしてパールマンをソリス
トに迎えてのメンデルスゾーンなど、ガラ・コンサートのために組まれた特別
なプログラムは、ティルソン・トーマスが打ち出してきたカラーと、サンフラ
ンシスコ交響楽団の歩んできた歴史のハイライトと言えるだろう。
収録時間:88分(ガラ・コンサート)、58分(ドキュメンタリー)
録音:2011年9月7日、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)




<Nimbus Alliance>
NI 6190 ¥2080 ※来日記念期間限定特価 ¥1780
日本語解説&日本語曲目表記オビ付き
日本の旅路 ――
遠くへ行きたい/宵待草/水色のワルツ/赤とんぼ/かんぴょう/この道
かやの木山の/出船/待ちぼうけ/ちんちん千鳥/早春賦
たあんき ぽーんき/野薔薇/花/さくら横ちょう/たんぽぽ/初恋
九十九里浜/夏の思い出/芭蕉布/浜辺の歌/椰子の実
シャーロット・ド・ロスチャイルド(ソプラノ)
斎藤雅広(ピアノ)
このCDには、過去十数年にわたって毎年日本を訪れ、四季折々に様々な土地を
巡り、多くの月日を過ごした思い出がこめられています。偉大なシューベルト
の歌曲と同じように、これら一連の曲の意味の奥深さを知るためには、詩と音
楽が織りなす綾を解きほぐすようにしていかなければなりません。
ピアノ伴奏をしてくださった斎藤雅広氏との素晴らしいレコーディングのひと
ときを私が体験したように、皆様にも是非、このアルバムを通してお楽しみい
ただきたいと願っております。
(シャーロット・ド・ロスチャイルド/ブックレットより抜粋)
世界中にその歌声を響かせているイギリスのソプラノ歌手で、ロスチャイルド
6世の長女シャーロット・ド・ロスチャイルド。「日本人以上に日本人の心を、
細やかな情感と感性で歌う歌手」と称されるシャーロット・ド・ロスチャイル
ドが歌う「日本の旅路」は、外国人歌手が日本歌曲を全て日本語で歌った初め
ての録音である。
親日家としても知られ、2012年は4月(4/12現在来日中)と10月に日本でコンサ
ートを行うロスチャイルド。18ヵ国語を歌い分けるイギリスの麗しき国際派
ソプラノが、日本の心を大切に歌う ――。
録音:1999年4月14日-16日、フォード修道院(サマセット)
当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります。




<Aeolus>
AE-10043(SACD-Hybrid) ¥2850
ああ! - イタリア・バロックの世俗歌曲集 ――
モンテヴェルディ:
憎むべきあの面影、かくも甘い苦悩、私を憎むならなぜに、
かつてあなたは私のすべてだった、あの蔑みの眼差し、
これまで武装し続けた私、ああ, 私は傷つき倒れる
フレスコバルディ:不協和音のカプリッチョ
カプスベルガー:
ヴィヴァ・スペランツァ、行けわがため息、わがアヴリッラ、トッカータ
/他
カプリオーラ・ディ・ジョイア
古楽大国ベルギーの若き名ソプラノ、アマリリス・ディールティエンスを擁
する古楽アンサンブル、カプリオーラ・ディ・ジョイアのデビュー・レコー
ディング。
イタリアのバロック音楽に込められた愛情、情熱、ミステリーを奏でるディ
ールティエンスの感情豊かな歌声と、力強く安定感のある通奏低音は実に見
事。今後の古楽シーンに清新な風を吹き込む存在になりそうだ。
2010年2月の録音。

AE-10721(SACD-Hybrid) ¥2850
カルク=エーレルト:オルガン作品集Vol.6 ――
コラール即興曲集第3巻Op.65/コラール即興曲第4巻Op.65
エルケ・フォルカー(オルガン)
レズニチェク、ヤーダースゾーンとライネッケから作曲を学び、グリーグに
もその才能を認められたドイツの作曲家ジークフリート・カルク=エーレル
トのオルガン作品集第6巻。
全66曲から成る「コラール即興曲集」の第3巻は新年と復活祭、第4巻には昇
天祭と五旬節といった副題が添えられている。2010年4月の録音。

AE-10731(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥5700
バティスト:オルガン作品集 ――
グラン・オッフェルトワール集
ベートーヴェンの交響曲のトランスクリプション
ディエゴ・イノセンツィ(オルガン)
エドゥアール・バティスト(1820-1876)は、「オルガンの使い手」という異名
をとった19世紀フランスのヴィルトゥオーゾ・オルガニスト。
1857年に製作され、近年演奏可能な状態に復元されたスペイン、ムルシアの
サンタ・マリア大聖堂のオルガン(Merklin & Schutze製)による演奏。
2010年の録音。

AE-10741 ¥2300
ブラン:ライヴ・インプロヴィゼイションズ ――
《コレット・モリヨン》の名による即興曲/小交響的三部作
即興的バラード/創作主題による即興曲/サン=ジャンの福音による即興曲
フレデリク・ブラン(オルガン)
モーリス&マリー=マドレーヌ・デュリュフレ協会の音楽監督、パリ・ノー
トルダム・ドートゥイユ教会のオルガニストとして活躍するフランス・オル
ガン界の即興演奏の達人、フレデリク・ブランがパリ、デュッセルドルフで
繰り広げた即興演奏集。2000年-2006年の録音。




<ABC Classics>
ABC 476 4114 2枚組 ¥3380
ネイサン(マッケラス編):
歌劇《ドン・フアン・デ・アウストリア》(オーストリアのドン・ジョン)
アレクサンダー・ブリガー(指揮)、
シドニー交響楽団、シドニー・フィルハーモニア・チェンバー・シンガーズ
イサーク・ネイサン(1790-1864)のオペラ「ドン・フアン・デ・アウストリア」
は、1847年に初演されたと伝わる南半球オーストラリアの"最初のオペラ"。
オーストラリア生まれの巨星マッケラスの校訂、アレンジにより蘇演が実現
している。2007年10月18日&20日のライヴ録音。

ABC 476 4333 2枚組 ¥3380
20世紀のヴァイオリン・コンチェルト集 ――
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番Op.35*
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番Sz.112*
マルタン:ヴァイオリン協奏曲/ミヨー:ヴァイオリン協奏曲第2番Op.263
バーバー:ヴァイオリン協奏曲Op.14
ディーン・オールディング(ヴァイオリン)、
岩城宏之(指揮)、メルボルン交響楽団、
シャオ・ドン・ワン(ヴァイオリン)*、オミリ・ハダリ(指揮)*、
アデレード交響楽団*
岩城宏之が90年代初頭にメルボルン響とレコーディングを行った20世紀の
ヴァイオリン・コンチェルト集が復刻。ヴァイオリンのオールディングはシ
ドニー響のコンサートマスター、メルボルン響のゲスト・コンサートマスタ
ーを務める豪州の名ヴァイオリニスト。1988年*&1990年&1991年の録音。

ABC 476 4331 ¥2250
プロコフィエフ:
ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.16/ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26*
ダニエル・ヒル(ピアノ)、島田彩乃(ピアノ)*、
ヤーノシュ・フュルスト(指揮)、シドニー交響楽団
2004年シドニー国際ピアノコンクール第4位&特別賞を受賞した日本人ピアニ
スト、島田彩乃と、同コンクールで第3位入賞のダニエル・ヒルがソリスト
を務めるプロコフィエフ。2004年7月16日の録音。

ABC 476 4217 2枚組 ¥3380
マイルズ:管弦楽作品集 ――
バマガ・ディプティク/テネブレ
ページ・フロム・ア・シークレット・ジャーナル
シンフォニー・オブ・ノクターン
リチャード・マイルズ(指揮)、メルボルン交響楽団、
西オーストラリア・オペラの芸術監督、タスマニア交響楽団のオーストラリ
アン・ミュージック・プロジェクトのディレクターなどの要職にある現在の
オーストラリアを代表する作曲家の1人。難解な現代作品とは異なり、幻想的
な作風が持ち味。2010年3月29日-4月1日の録音。




<Collegium>
COLCD 136 ¥2180
ディス・イズ・ザ・デイ - 英国王室の儀式のための音楽 ――
ラッター:アンセム《ディス・イズ・ザ・デイ》(主が設けられた日)
モーツァルト:ラウダーテ・ドミヌム
シューベルト:詩篇第23番
ブラームス:万軍の主よ、あなたの住まいは
エルガー:主の精神は
マッキー:我らは汝の優しき恵みを待ち望む
ミーラー:神の慈しみを(ウビ・カリタス)
デュリュフレ:神の慈しみを(ウビ・カリタス)
ハリス:神聖なるかな、真実の光よ
タヴナー:アテネのための歌
ベネット:ジーズ・スリー
ウォルトン:汝の心に封印をするように
ウォルフォード・デイヴィス:主は我が頭に
アイルランド民謡(ラッター編):正しく清くあらまし
ウォルトン:やさしき唇にふれて別れなん
ブリテン:合唱舞曲
ヘンデル:輝ける大天使たちを&天使の手になる奏楽はすべからく相和し
ジョン・ラッター(指揮)、
ケンブリッジ・シンガーズ、アウローラ・オーケストラ、
エリン・マナハン・トーマス(ソプラノ)、アンドルー・ルーカス(オルガン)
2011年のロイヤル・ウェディングで歌われたラッターの「ディス・イズ・ザ・
デイ(主が設けられた日)」。喜びに満ちあふれた優しく美しき旋律、豊かな包
容力を持つこの特別なアンセムは、数あるラッターの合唱作品の中でも精彩を
極めている。ジョン・ラッター&ケンブリッジ・シンガーズが歌う英国王室が
婚礼、葬儀、祝賀のために委嘱、選曲した合唱作品。
1947年のエリザベス女王の結婚式から2011年のロイヤル・ウェディングに至る
英国王室の歴史が、素晴らしきハーモニーで響き渡る。
録音:2012年1月16日、セント・オールバンズ大聖堂&2012年1月17日、
ロンドン・テンプル教会




<Glossa>
GCD 920312 ¥2180
ボッケリーニ:6つのピアノ四重奏曲G.259 ――
四重奏曲第1番変ロ長調/四重奏曲第2番ト短調/四重奏曲第3番変ホ長調
四重奏曲第4番イ長調/四重奏曲第5番ヘ長調/四重奏曲第6番ヘ短調
ラ・レアル・カマラ〔アルテュール・スホーンデルヴルト(フォルテピアノ)、
エミリオ・モレーノ(ヴァイオリン)、アントニオ・クラレス(ヴィオラ)、
メルセデス・ルイス(チェロ)〕
18世紀オーケストラのヴィオラ・セクションのリーダーであり、指揮者、音楽
学者としても名高いエミリオ・モレーノ。ラ・レアル・カマラのメンバーとの
アンサンブルでモレーノが案内する世界は、スペイン時代のルイジ・ボッケリ
ーニ(1743-1805)の音楽、「6つのピアノ四重奏曲G.259」!
ハイドン、モーツァルトが活躍した時代のヨーロッパで、イタリアからスペイ
ンへと渡り独自のスタイルを確立したボッケリーニ。「6つの弦楽四重奏曲
Op.26,G.195-200」を原曲とする「6つのピアノ四重奏曲G.259」が、同世代の
ハイドンやモーツァルトに勝るとも劣らぬボッケリーニの代名詞"室内楽"の
魅力、その芸術的手腕を存分に伝えてくれることだろう。
録音:2011年1月、ジローナ(スペイン)

GCD 921806 ¥2180
リチャード・ジョーンズ:室内のエア集(1735) ――
ソナタ第2番ハ短調/ソナタ第3番ト長調/ソナタ第6番変ロ長調
ソナタ第1番ニ長調/ソナタ第4番イ短調/ソナタ第5番ホ長調
ソナタ第7番ホ短調/ソナタ第8番イ長調
ミッツィ・メイヤーソン(チェンバロ)、
クレータ=マリア・ケンタラ(ヴァイオリン)、
ラウリ・プラッカ(チェロ)
モニカ・ハジェットを中心として1982年に結成された名アンサンブル、トリオ
・ソネリーのオリジナル・メンバーとしても有名な華麗なるチェンバリスト、
ミッツィ・メイヤーソン。再び取り組む謎多きイギリス・バロックの音楽家
リチャード・ジョーンズ(-1744)の音楽は、ヴァイオリンと通奏低音のための
「室内のエア集」!
ロンドンのドルリー・レーン劇場オーケストラのコンサートマスターを務める
など、優れたヴァイオリン奏者であったと伝わるリチャード・ジョーンズ。
1735年にロンドンで出版され、8つのソナタで構成される「室内のエア集」は
、華麗な装飾や跳躍、予測が難しい大胆な展開など、時代を先取りした斬新な
手法が用いられたイギリス・バロックの隠れた秀作である。
メイヤーソンと共演のクレータ=マリア・ケンタラは、シベリウス音楽院を経
てオランダでピリオド奏法を学び、ムジカ・アンティクヮ・ケルンやアンサン
ブル・ソネリーのメンバーとして活躍した北欧の名手。
録音:2011年5月、ベルリン福音教会(ドイツ)




<Guild Historical>
GHCD 2390 ¥1350
ダニエル・バレンボイム - レア・ファースト・レコーディングス1955 ――
J・C・バッハ:ピアノ・ソナタ変ロ長調 Op.17-6
ペルゴレージ:ソナタ変ロ長調、ソナタ ト長調
モーツァルト:きらきら星変奏曲 K.265
メンデルスゾーン:カプリッチョ Op.5
ブラームス: 間奏曲ハ長調 Op.119-3
カバレフスキー:ソナチナ Op.13-1
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲 Op.34より
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
現代を代表する指揮者でありピアニスト、ダニエル・バレンボイム(1942-)の
生誕70周年を記念したギルド・ヒストリカルのアニヴァーサリー・リリースは、
1955年にレコーディングされた"レア・ファースト・レコーディングス"!
ピアニストとしてヨーロッパ・デビューを飾ったわずか数年後、神童時代のバ
レンボイムが行った録音には10代とは思えないほどの驚異的な演奏と成熟度が
刻印されている。神童バレンボイムの名演、ピアノ・ファン要注目&必聴の復
刻です!
リマスター:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング/マスター・
ソース:カラム・ロス・コレクション

GHCD 2388/89 2枚組 ¥2700
シェーンベルク:グレの歌/浄められた夜 Op.4*
レオポルト・ストコフスキ(指揮)、
ロンドン交響楽団、エジンバラ王立合唱組合、
ジェームズ・マクラッケン(テノール)、
グレ・ブルーウェンスティーン(ソプラノ)、
ネル・ランキン(メゾ・ソプラノ)、
フォーブス・ロビンソン(バリトン)、
ジョン・ラニガン(テノール)、
アルヴァー・リデル(語り手)、
ヒズ・シンフォニー・オーケストラ*
ギルド・ヒストリカルが復刻した魔術師ストコフスキのシェーンベルクの「グ
レの歌」は、フィラデルフィア管とのアメリカ初演ではなく、エジンバラ音楽
祭のオープニング・コンサートを飾ったロンドン交響楽団との1961年ライヴ!
録音(ライヴ):1961年8月20日(エジンバラ)&1952年*
リマスター:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング




<Onyx>
ONYX 4091 ¥2180
サン=サーンス:
ミューズと詩人たち*/#/チェロ協奏曲第1番#/交響曲第1番
オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン*&指揮)、
パヴェル・ゴムツィアコフ(チェロ)#、
藤岡幸夫(指揮)*、関西フィルハーモニー管弦楽団
"ヴァイオリニスト"デュメイは、得意とするサン=サーンスの「ミューズと詩
人たち」で、ピリスとのデュオでも有名なロシアのチェリスト、パヴェル・ゴ
ムツィアコフと共演。グリュミオーから受け継いだスタイル、現在のデュメイ
の至芸を存分に披露してくれることだろう。
そして「チェロ協奏曲」と「交響曲第1番」では、"マエストロ"デュメイが2011
年1月に音楽監督に就任した関西フィルの指揮台に立ち大活躍!
録音:2011年5月

ONYX 4085 ¥2180
ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲Op.34
カーチャ・アペキシェワ(ピアノ)
カーチャ・アペキシェワは、ロシアのグネーシン音楽大学、イスラエルのルー
ビン音楽アカデミー、ロンドンの王立音楽大学では、キーシンの師でもあるア
ンナ・カントール、イリーナ・ベルコヴィチ、イリーナ・ザリツカヤという名
教師たちからピアノ学び急成長を遂げたロシアの女流ピアニスト。
マキシム・リザノフの「ブラームス」(ONYX 4033)にアンサンブルのメンバー
として参加しているアペキシェワだが、オニックスでのソロ・プログラムは
今回の「ムソルグスキー&ショスタコーヴィチ」が初となる。オニックスは
才能豊かな若手アーティストの発掘にも長けており、アペキシェワのロシアン
・プログラムにも期待が高まる。




<Signum Classics>
SIGCD 256 ¥1680
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調《ロマンティック》
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
ドイツの名指揮者ドホナーニは、クリーヴランド管弦楽団の音楽監督時代(1989
年)にブルックナーの「交響曲第4番」をレコーディングしており、イギリスで
のパートナー、フィルハーモニア管弦楽団との演奏は、約20年振りの新録音と
なる。ドホナーニとフィルハーモニア管の演奏ではブラームスやベートーヴェ
ン、R・シュトラウスなどのドイツ音楽が特に高く評価されているだけに、今
回のブルックナーの「交響曲第4番」の新録音は待望のものと言えるだろう!
録音(ライヴ):2008年10月30日、
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)





<Channel Classics>
CCSSA 32912(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3380 ※品番変更 CCSSA-33412
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集Op.9《ラ・チェトラ》 ――
協奏曲第1番ハ長調RV.181a/協奏曲第2番イ長調RV.345
協奏曲第3番ト短調RV.334/協奏曲第4番ホ長調RV.263a
協奏曲第5番イ短調RV.358/協奏曲第6番イ長調RV.348
協奏曲第7番変ロ長調RV.359/協奏曲第8番ニ短調RV.238
協奏曲第9番変ロ長調RV.530/協奏曲第10番ト長調RV.300
協奏曲第11番ハ短調RV.198a/協奏曲第12番ロ短調RV.391
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、オランダ・バロック協会
サンタンジェロ劇場の作曲家兼音楽監督の地位にあり、創作意欲に満ちあふれ
ていた円熟期のヴィヴァルディ。1727年に出版され神聖ローマ皇帝カール6世
に献呈された協奏曲集「ラ・チェトラ」は、特殊な調弦法"スコルダトゥーラ"
が用いられており、1725年に出版された同時期の作品「和声と創意への試み」
と並ぶヴィヴァルディの最高傑作の1つである。
「ラ・チェトラ」でポッジャーと共演するのは、世界が注目するオランダ古楽
界の若き精鋭集団オランダ・バロック協会!ポッジャー、オランダ・バロック
協会、ラ・チェトラ、そしてチャンネル・クラシックの超優秀録音。




<PentaTone>
PTM 1030(SACD-Hybrid) 特価 ¥2180
ラフマニノフ:
幻想的小品集Op.3/練習曲集《音の絵》Op.33
コレルリの主題による変奏曲Op.42
ナレ・アルガマニヤン(ピアノ)
1997年のショパン国際ピアノ・コンクール・イン・ユーゴスラヴィア第1位か
らスタートしたアルメニアの天才女流ピアニストの国際的なキャリア。2000年
のジーナ・バッカウアー国際ピアノ・コンクール(ジュニア部門)では最高位に
輝き、2008年には遂にモントリオール国際音楽コンクールの優勝。さらにはそ
の実力と才能を認めた内田光子から、2012年の夏に行われるマールボロ音楽祭
に招待されるなど、アルガマニヤンは現在進行形のサクセスストーリーを歩ん
でいるのである!
※録音:2012年1月、ファルテルモント(オランダ)

<ジェイズ・ミュージック>
JMCC-20219 ¥1000
「春なのに」(作詞・作曲:菅野祥子,編曲:ウー・ルェイラン)
菅野祥子(ソプラノ)、
平野玲音(チェロ)、
呉睿然(ウー・ルェイラン)(ピアノ)
録音:2011年4月23日,TONAL studio、ウィーン
「春なのに」を推す(音楽評論家 浅岡弘和)
遠く離れた異国で活躍するメゾ・ソプラノ歌手菅野祥子が昨年の大震災で壊滅
した故郷を想い、ウィーン在住の友人たちの協力を得て作成したCDが今回いよ
いよ一般市販されることになった。
◎ 菅野祥子
作詞・作曲者でありこのCDでも歌唱を担当する。陸前高田市出身。管野の母校
高田 高校も地震と津波で大きな被害を受けたという。東京芸術大学声楽科卒
業後、ウィーン留学。知的で怜悧な歌唱に優れ、プラハ国立歌劇場ソリストを
はじめ内外でオペラや多数のコンサートに出演している。現在ウィーン在住。
ウィーン少年合唱団のヴォイストレーナーとしても活動中。
◎ 平野玲音
現在ウィーンで研鑽を積む若手チェリスト。近頃成長著しい期待の新鋭で山崎
伸子、 藤原真理両女史にチェロを師事した本格派ながら、東京大学でも表象文
化論を修めたという異色のチェリスト。味の小雑誌『百味』に ウィーンの音楽
や文化と食にまつわる軽妙洒脱なエッセイを連載中。
◎ 呉睿然(ウー・ルェイラン)
編曲とピアノを担当。フィリピン生まれの台湾のコンポーザーピアニスト。ピ
アノ以外 にもバンドネオン奏者としてタンゴ演奏に関わるなど活動は多岐に
わたり、アジアのピアソラとでもいうべき才人。
※夢の街 ウィーンに咲いた若き音楽家たちの美しい友情の花は果たして喪失
した故郷を復活させるか?春の来ない冬はない。新しき春遠からじ。




<ENSEMBLE MODERN>
EMCD-017 ¥2080
(1)クセナキス:「アラックス」-3群の同一編成のアンサンブルのための
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
エルネスト・ブール指揮
アンサンブル・モデルン
(1)ハンス・アイスラー新音楽グループ&アンサンブル・ケルン
(2)トマス・ツェートマイヤー(Vn)、
録音:(1)1985年9月15日ケルン音楽大学 (初演)、
(2)1987年10月26日ケルン・フィルハーモニー・ホール(ライヴ)
エルネスト・ブール(1913-2010)の名前を聞いて「ああ懐かしい」と感じた人
は昔からの筋金入りの現代音楽リスナーでしょう。ブールはその名前からも察
せられるようにフランス人ですが、出身地ストラスブール(シュトラスブルク)
は歴史上、独仏両国の思惑に翻弄され独自の文化が育まれた場所で、そんな土
地に育ったブールには国境に囚われない進取の精神が培われたのでしょう。指
揮をヘルマン・シェルヘンに師事し幾つかの歌劇場や楽団で活躍した後、1964
年からハンス・ロスバウトの後任として南西ドイツ放送交響楽団の首席指揮者
を勤めました。近現代音楽とりわけヨーロッパの前衛的傾向が強い作品を得意
としたブールですが一方で南西ドイツ放送響とモーツァルトの交響曲を数多く
録音するなど、古典派にも名演を残しています。このCDはクセナキスとベート
ーヴェンをカップリングしたブールの二つの側面を知るのに最適の一枚。クセ
ナキスの《アラックス》は3群のオーケストラが絡み合い分岐し衝突しまた合
流するプロセスの中で時に官能的ともいえるほど鮮やかで色彩的な音響が立ち
上がります。対してトマス・ツェートマイヤーをソリストに迎えてのベートー
ヴェンのヴァイオリン協奏曲はいわゆる新即物主義による無駄のないスポー
ティな演奏ですが、第2楽章では大変叙情的で歌心あふれる演奏を展開し、終
楽章のほとばしるようなエネルギーも忘れがたいものです。




<CELESTIAL HARMONIES>
14289-2 2枚組 ¥3960
バッハ:組曲集(ルトガー・レミー編、無伴奏チェロ組曲のチェンバロ編曲)
(第1番 ト長調 BWV1007/第2番 ニ短調 BWV1008/
第3番 ハ長調 BWV1009/第4番 変ホ長調 BWV1010/
第5番 ハ短調 BWV1011/第6番 ニ長調 BWV1012)
ルトガー・レミー(Cemb)
録音:2009年11月18、19日、2010年8月24、25日、2011年2月22、23日、
4月27日、ブレーメン
バッハの大傑作、無伴奏チェロ組曲を、ドイツのチェンバロ奏者、ルトガー・
レミーがチェンバロ用に編曲、演奏している。こうした試みは個々の曲では見
られるが、全曲としてまとまって録音されたのは初めてだろう。レミーは単に
無伴奏チェロ組曲をチェンバロで演奏しているだけではなく、声部を補って鍵
盤楽器に相応しい豊かさを醸し、相応しい装飾を入れているので、一聴しただ
けでは同じ曲と分からないほど印象が異なる。当然のことながら声部の流れと
絡みが明瞭なので、実に新鮮だ。

14306-2 2枚組 ¥3960
ラヴェル:ピアノ作品全集
(鏡/グロテスクなセレナード/前奏曲/夜のガスパール/口絵/マ・メール
・ロワ/高雅にして感傷的なワルツ/水の戯れ/古風なメヌエット/亡き王女
のためのパヴァーヌ/ソナチネ/ハイドンの名によるメヌエット/ボロディン
風に/シャブリエ風に/クープランの墓)
アルフレッド・パール(ピアノ)
録音:2011年4月、6月、7月、ブレーメン
アルフレッド・パールは1965年、チリのサンチャゴ生まれのピアニスト。チリ
で学んだ後、ヨーロッパに出て活躍している。ベートーヴェンのピアノ・ソナ
タ全集(ARTE NOVA)やシューベルト:最後の3つのソナタ(当レーベル、14304)の
録音が好評を得るなどドイツ系の音楽を得意としているだけに、このラヴェル
は雰囲気に流されることなく、しっかりと実の詰まった音楽を作っている。な
お四手作品もパール一人によって演奏されているとのこと。

13255 ¥1980
「ロシア・アヴァンギャルドの音楽1905-1926」
ニコライ・オブーホフ(1892-1954):レヴェレーション(1915)
アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):
アルバムの綴り(1910)、アルバムの綴り(1905)
ジュリアン・スクリャービン(1908-1919):
2つの前奏曲Op.3(1918)、前奏曲(1919)
ボリス・パステルナーク(1890-1960):2つの前奏曲(1906)
アレクサンドル・モソロフ(1900-1973):2つの夜想曲Op.15(1926)
ニコライ・ロスラヴェッツ(1881-1944):3つのコンポジション
ニコライ・オブーホフ:
6つの心理的絵画(1915)、星は語る(1915)、不吉な反射(1915)、
《お互いの好きにしよう》(1916?)、祈り(1915)
アレクセイ・スタンチンスキー(1888-1914):
前奏曲第5番(1912)、ト短調の前奏曲とフーガ(1909)、ロ短調のカノン(1908)
ロジャー・ウッドワード(Pf) 録音:2009年1月11-14日、ヴェルトゼー、
バイエルン
このディスクでは20世紀の新しい芸術運動で重要な役割を果たしたロシアの作
曲家たちの珍しいピアノ曲が収められています。アレクサンドル・スクリャー
ビンはもとより、早世した息子のジュリアン・スクリャービンの作品、「鉄工
所」でお馴染みのモソロフ、独自の無調様式を確立させたロスラヴェッツ、
「ドクトル・ジバゴ」で知られるノーベル賞作家パステルナークの作品ほかを
収録。そしてなかでも驚きなのが、おそらくはモードを基本としつつ自由な無
調様式にたどり着いたニコライ・オブーホフの諸作品で、その音楽は元祖ロシ
ア・アヴァンギャルドのスクリャービンをも超え、メシアン、武満、湯浅ら第
二次大戦後に活躍した作曲家たちを彷彿とさせる超時代性を持っています。作
曲年が1915年前後ということを考えると驚異という他ありません。

13291 ¥1980
「アジアン・アート・アンサンブル」
チョン・イルリョン(b.1964):5つの朝鮮の踊り(1996/2003)
フォルカー・ブルメンタール(b.1951):近似(2010)
細川俊夫(b.1955):ランドスケープV(1993)
マンフレート・シュターンケ(b.1951):チャング・フラーゲ(2009)
イ・ミョンソン(b.1973):《オレー》(2010)
シェ・シュヤ(b.1961):イン・ノミネII(1993)
アジアン・アート・アンサンブル:
【ユ・ホン(テグム)、チョン・イルリョン(チャング)、ウ・ウェイ(笙)、
マティアス・ロイポルド(Vn)、フアン・マヌエル・ゴンザレス(Vn)、
ユ・チャンヨン(Va)、ソン・ソヒョン(Vc)】
録音:2010年11月、ベルリン
日本、中国、韓国、ドイツの作曲家たちによる東洋の楽器と弦楽のための作品
を収録。東洋とヨーロッパ、民族性と今日性とどう向き合うか、それぞれの作
曲家の意識が問われる秀作ぞろい。なお、チャングは朝鮮の打楽器、テグムは
朝鮮の笛である。チョン・イルリョンはドイツ生まれの韓国人でベルリンで学
んだ。ブルメンタールはドイツ出身で作曲をハンス・フォクトに師事、スター
ンケはドイツ出身でリゲティ、フォルトナーに作曲を学んだ。イ・ミョンソン
は韓国ソウル出身で現在ベルリンを中心に活動、シェ・シュヤは中国出身で上
海音楽院で学び、パリでベッツィ・ジョラス、ジェラール・グリゼーらに師事
した。細川俊夫は言わずと知れた日本を代表する作曲家。




<LYRINX>
LYR 2273(SACD-Hybrid) ¥2250
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13 「悲愴」
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」
ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 Op.81a 「告別」
マリー=ジョセフ・ジュード(ピアノ)
録音:2010年7月1-3日、マルセイユ,
LYRINXへの録音がいずれも高い評価を得ているマリー=ジョセフ・ジュード。
LYRINXレーベルへはブラームス、メンデルスゾーン、クララ・シューマンなど
のドイツものの他、ジョリヴェ:ピアノ作品集やフォーレの歌曲の伴奏と、幅
広く録音してきましたが、新譜はベートーヴェンの名曲ソナタ集です。ジュー
ドは1968年生まれ。父はフランス人と、母は中国系ベトナム人。2012年1月から
リヨン国立高等音楽舞踊学院の教授に就任している。卓越した指捌きと知性溢
れる演奏が素晴らしい。

LYR 2277(SACD-Hybrid) ¥2250
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 Op.1
パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
カティア・スカナヴィ(ピアノ)
ミシェル・タバシュニク(指揮)
ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2010年11月16-19日、ブリュッセル,
カティア・スカナヴィ(カティア、カーチャはエカテリーナの愛称)は1971年、
モスクワ生まれ。1989年のロン=ティボー国際コンクールピアノ部門で3位入
賞。2009年10月に東京都交響楽団に客演、独特ののめり込む様な弾き方から生
まれる鋭い感性の音楽が大いに話題になった。ラフマニノフは彼女の得意とす
る作曲家で、エネルギーに満ちた演奏が楽しめる。




<WEST HILL RADIO ARCHIVES>
WHRA-6043 ¥1980
「リヒテル・プレイズ・リスト 1958-61ライヴ」
(1)愛の夢第2番S.541-2
(2)愛の夢第3番S.541-3
(3)忘れられたワルツ第1番S.215-1
(4)忘れられたワルツ第2番S.215-2
(5)忘れられたワルツ第3番S.215-3
(6)メフィスト・ワルツ第1番S.110-2
(7)ハンガリー幻想曲S.123
(8)ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125
(9)「詩的で宗教的な調べ」-「葬送」S.173-7
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
(7)(8)ヤーノシュ・フェレンチク指揮ハンガリー国立交響楽団
録音:
(1)-(6)1958年2月5日ライヴ,モスクワ
(7)(8)1961年7月27日ライヴ,ブダペスト
(9)1958年2月11日ライヴ,ブダペスト
モノラル録音(2012年オーディオ修復:キット・ヒッギンソン)
20世紀最大のピアニストと言われ、未だ絶大な人気を誇るリヒテル(1915-1997)。
このディスクには有名なDGによる録音が行われた前後のモスクワとブダペスト
でのライヴ録音が収められている。まだ40代の脂の乗り切った時期に得意とし
ていたリストの録音ばかり集めた注目盤です。またモノラル録音ですが、2012
年の新リマスタリングが施され、とても聴きやすい音に仕上がっています。

WHRA-6042 4枚組 ¥5940
「エマヌエル・フォイアマン、全アコースティック録音(1921-26)とライヴ録音
(1938-41)」
エマヌエル・フォイアマン(チェロ)
CD1
(1)ハイドン:チェロ協奏曲第2番 ニ長調-アダージョ,アレグロ
(2)ショパン:夜想曲 変ホ長調 Op.9-2
(3)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
(4)シューマン:トロイメライ,晩の歌
(5)シューマン:トロイメライ,晩の歌/バッハ:管弦楽組曲第3番-エア
グノー:アヴェ・マリア/ドヴォルザーク:ロンド/不詳:古いイタリア民謡
キュイ:カンタービレ/ポッパー:セレナーデ
(6)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲-アダージョ・マ・ノン・トロッポ
ポッパー:ハンガリー狂詩曲
(7)ブルッフ:コル・ニドライ Op.47
(1)(7)フリーダー・ヴァイスマン(指揮)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団((1)1921年12月15日,(7)1930年1月27日)
(2)マックス・ザール(Hrp)
(3)フリーダー・ヴァイスマン(Pf)
(4)フリーダー・ヴァイスマン(指揮)
管弦楽団、カール・シュタベルナック(Org)
((2)-(4)1922年4月8日)
(5)フリーダー・ヴァイスマン(Pf)、フリッツ・オールマン(Org)、
マックス・ザール(Hrp)、(1924年6月4日)
(6)ミヒャエル・タウベ(指揮)ベルリン国立歌劇場管弦楽団(1926年3月25日)
CD2
(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
(2)ドヴォルザーク:森の静けさ Op.68-5,ロンド Op.94/ブロッホ:シェロモ
(1)ハンス・ランゲ(指揮)シカゴ交響楽団
(1941年1月9日)
(2)レオン・バージン(指揮)
ナショナル・オーケストラル・アソシエーション(1940年11月10日)
CD3
(1)ポッパー:ハンガリー狂詩曲 Op.68
(2)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲-アダージョ・マ・ノン・トロッポ
(3)ダルベール:チェロ協奏曲 Op.20
(4)レイハ:チェロ協奏曲 イ長調 Op.4-1
(5)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番(抜粋)
(6)ショパン:夜想曲Op.9-2/ファリャ:ホタ
(1)パウル・クレツキ(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1932年9月2日)
(2)トスカニーニ(指揮)NBC響(1940年2月25日)
(3)(4)レオン・バージン(指揮)
ナショナル・オーケストラル・アソシエーション
((3)1940年4月22日、(4)1940年1月27日)
(5)アルバート・ハーシュ(Pf)(1941年2月2日)
(6)T.サイデンバーグ(Pf)(1940年8月22日)
CD4
(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
(2)R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」
(1)レオン・バージン(指揮)
ナショナル・オーケストラル・アソシエーション(1940年1月27日)
(2)トスカニーニ(指揮)NBC響(1938年10月22日)
20世紀前半の偉大なチェリスト、フォイアマン(1902-42)の初期録音とライヴ
録音をCD4枚に収録。フォイアマンは39歳という若さで亡くなってしまったこ
とと、ユダヤ系だったため第二次世界大戦で米国へ亡命を余儀なくされたこと
から、残された録音は決して多くない。特に1940年代のライヴ録音は、フォイ
アマンの実像を伝えるものとして貴重である。しかも初期録音、ライヴ録音と
も、今回初めてCD化される音源が18種も発掘されている。フォイアマン・ファ
ン、チェロ・マニアは必携。




<MUSIC&ARTS>
M&ACD 1259 ¥1980
「ゴドフスキー・エディション第7集」
-ゴドフスキーによるトランスクリプション集
アルベニス:トリアーナ/アルベニス:タンゴ ニ長調 Op.165-2
ビゼー:「アルルの女」-アダージョ/ベーム:夜のように静かに
クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
サン=サーンス:白鳥/R.シュトラウス:セレナーデ Op.17-2
ヨハン・シュトラウスによる交響的変容
(芸術家の生活、「こうもり」、ワイン・女・歌)
カルロ・グランテ(ピアノ)
録音:ウィーン,パドヴァ、
カルロ・グランテによるゴドフスキー・エディション、新刊の第8集は有名作
曲家のトランスクリプション集。いずれも超絶技巧曲に仕立てられている。グ
ランテは単にバリバリ弾きまくるタイプではなく、美感にも十分な配慮があり、
ベームの夜のように静かにのようなしっとりとした曲でも情感の豊かさで秀で
ている。

M&ACD 1261 2枚組 ¥3960
「コチャルスキ、ショパンを弾く」-1945・48年放送録音
マズルカ 変ロ短調 Op.24-4/マズルカ ロ短調 Op.33-4
マズルカ 変イ長調 Op.50-2/夜想曲 変ロ短調 Op.9-1
夜想曲 ロ長調 Op.32-1/夜想曲 ホ短調 Op.72-1
ワルツ 変ニ長調 Op.64-1 「小犬」
ワルツ イ短調 Op.34-2 「華麗なる円舞曲」
ワルツ ヘ長調 Op.34-3 「華麗なる円舞曲」
ワルツ 変イ長調 Op.64-3/ワルツ ホ短調
前奏曲 変ニ長調 Op.28-15 「雨だれ」/前奏曲 嬰ハ短調 Op.45
練習曲 ヘ長調 Op.10-8/即興曲 変イ長調 Op.29
幻想曲 ヘ短調 Op.49/幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
ポロネーズ イ長調 Op.40-1 「軍隊」3つのエコセーズ Op.72-3
ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58/ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21
ラウル・フォン・コチャルスキ(ピアノ)
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
ベルリン放送交響楽団
録音:1945年、1948年、ベルリン
ラウル・フォン・コチャルスキ(1884-1948)は、ポーランド出身の偉大なピア
ニスト。驚くべき神童であり、またショパンの愛弟子カール・ミクリに学んだ、
ショパンの孫弟子でもある。録音は比較的多くあるが、今回M&AがCDにしたも
のは、第二次世界大戦後、ベルリンのRIASが収録した録音で、今回初めてCD化
されるものも多い。19世紀ロマンティシズムを引き継いだ最後のピアニストと
いわれるコチャルスキの自由な演奏には、21世紀の現在からは発見も多いだろ
う。ピアノ協奏曲第2番の伴奏を、当時ベルリン・フィルの常任指揮者だった
チェリビダッケが受け持っているのも貴重。

<EuroArts>
20 72564(Blu-ray) ¥4550
20 72568(DVD-Video) 2枚組 ¥4780
字幕:独仏英伊日中韓
ベルク:「ルル」(チェルハ補筆3幕版)
パトリシア・プティボン(S ルル)
ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー(Ms ゲシュヴィッツ伯爵令嬢)
パヴォル・ブレスリク(T 画家,黒人)
ミヒャエル・フォレ(Br シェーン博士,切り裂きジャック)
トーマス・ピフカ(T アルヴァ,シェーン博士の息子,作曲家)
フランツ・グルントへーバー(Bs シゴルヒ)
トーマス・ヨハネス・マイヤー(Bs 猛獣使い,力業士)
ハインツ・ツェドニク(T 公爵,従僕)
コーラ・ブルクグラーフ(劇場の衣装係,学生,従僕)
アンドレアス・コンラッド(T 侯爵)
マルティン・ツォネフ(Bs 劇場支配人,銀行家)
エミリー・ピクテット(S 15歳の少女)
コルネリア・ヴルコプフ(Ms 15歳の少女の母)
アストリッド・モニカ・ホファー(Ms 女性芸術家)
ジーモン・シュノル(Br 新聞記者)
ゲルハルト・パイルシュタイン(医事顧問官,教授,警部)
ジェイムズ・クレヴァートン(Br 召使)
マルク・アルブレヒト(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
アッパー・オーストリア・ジャズ・オーケストラ
ヴェラ・ネミロヴァ(演出) ダニエル・リヒター(舞台装置)
クラウス・ノアック(衣装) マンフレッド・フォス(照明)
収録:2010年8月、フェルゼンライトシューレ
2010年にザルツブルク音楽祭で上演され大きな話題となった「ルル」がDVD、
Blu-ray!ベルクの傑作「ルル」は人気があるものの、音楽の難易度の高さか
ら決して上演は多くありません。加えて、あらゆる男を虜にしてしまうルルを
声楽、視覚両面で納得させる歌手はなかなかいません。このザルツブルク音楽
祭でルルを歌うのはパトリシア・プティボン。少女を思わせる細身の身体に体
当たり的な演技と、まさにルルに打ってつけ小悪魔っぷり。また画家のパヴォ
ル・ブレスリクは1979年生まれのスロヴァキアの若いテノール。甘い声となか
なかイケ面で、見栄え聞き栄えがします。重要な役であるシェーン博士には、
今脂がバッチリ乗っているミヒャエル・フォレ。またシゴルヒにフランツ・グ
ルントへーバー、公爵にハインツ・ツェドニクと大ベテランも存在感を発揮。
マルク・アルブレヒトは1964年生まれのドイツの指揮者。父はやはり指揮者の
ゲオルゲ・アレクサンダー・アルブレヒト。2008年から2011年までストラスブ
ール・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めました。ベルクを得意とし
ており、演出のヴェラ・ネミロヴァは、ブルガリア、ソフィアの生まれ。1982
年にドイツに移り、2006年にフランクフルト歌劇場で演出家としてデビュー。
フランクフルトでは「指環」も手掛け、またウィーン国立歌劇場でヴェルディ
「マクベス」とチャイコフスキー「スペードの女王」を演出するなど、今話題
の人です。しばしばドギツイ舞台に仕立てられがちな「ルル」ですが、ここで
は比較的分かりやすく、「ルル」初心者にも安心です。
嬉しい日本語字幕付きです!




<ORFEO D'OR>
ORFEOR 856123 3枚組 ¥6240
STREO
モーツァルト:「フィガロの結婚」
ジョゼ・ヴァン・ダム(Bs フィガロ)
イレアナ・コトルバス(S スザンナ)
アンナ・トモワ=シントウ(S 伯爵夫人)
トム・クラウゼ(Br アルマヴィーヴァ伯爵)
フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms ケルビーノ)
ジュール・バスタン(Bs バルトロ)
ジャヌ・ベルビエ(M:マルツェリーナ)
ハインツ・ツェドニク(T ドン・バジーリオ)
クルト・エクヴィルツ(T ドン・クルツィオ)
ゾルターン・ケレメン(Bs アントーニオ)
ジャネット・ペリー(S バルバリーナ,第1の娘)
ヘルミーネ・ザイドゥラ(S 第2の娘)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1977年5月10日、ウィーン
1977年5月、カラヤンは1964年にウィーン国立歌劇場の音楽監督を辞任してか
ら始めてウィーンのピットに戻り、5月8、12、15日にヴェルディ「トロヴァト
ーレ」を、5月10、14、18日にモーツァルト「フィガロの結婚」を、そして5月
13、16、20日にプッチーニ「ボエーム」を上演、鮮やかに復帰を果たしました。
このCDには5月10日の「フィガロの結婚」が収録されています。カラヤンは1972
年から1976年までの毎夏ザルツブルク音楽祭で「フィガロの結婚」を上演、こ
のウィーン復帰にはザルツブルクでのジャン=ピエール・ポネル演出の舞台を
持ち込んでいます。キャストもザルツブルクでの上演で歌った人が多く起用さ
れており、例えばジョゼ・ヴァン・ダム、トム・クラウゼ、ゾルターン・ケレ
メンは1972年から、ジャヌ・ベルビエは1973年から、フレデリカ・フォン・
シュターデは1974年から高い頻度で出演、当然カラヤンの意図を十分に理解し
た歌を繰り広げています。その一方で、スザンナにウィーンで大ブレイクした
イレアナ・コトルバスを投入、そして伯爵夫人にアンナ・トモワ=シントウ、
バルバリーナにジャネット・ペリーとカラヤン御贔屓のソプラノを起用して、
ますます豪華な布陣になっています。
ORFによる録音で、もちろんステレオ。カラヤン復帰に沸くウィーンの聴衆の
熱狂も込みでお楽しみいただけます。




<Profil>
PH 12020 ¥2180
MONO
ダルベール:「出立」
ウィリ・フェレンツ(Br ギルフェン)
ロッテ・シェードル(S ルイーゼ)
エルヴィン・ヴォールファールト(T トロット)
ヤン・クーツィール(指)
バイエルン放送交響楽団
録音:1964年4月6日、ミュンヘン
偉大なピアニストにしてバックハウスの師匠としても知られるオイゲン・ダル
ベール(1864-1932)は、作曲家としてもかなりの成功を収めており、ことにオ
ペラは20作も書いています。中でもドラマティックな「低地」の人気が高いの
ですが、この「出立」は1幕ものの軽い喜劇。1898年にフランクフルトで初演
され人気を博しました。
この録音はダルベールの生誕100年を記念してバイエルン放送が制作したもの。
かつてCALIG社から発売されていたもの。指揮は、ヨッフム時代のバイエルン
放送交響楽団を補佐した楽長のヤン・クーツィール。ルイーゼのロッテ・シェ
ードルは1926年、フュッセン生まれのソプラノ。娘役を得意としました。ギル
フェンのウィリ・フェレンツは1923年、ウィーン生まれのバリトン。個性的な
役を得意とした達者な歌手です。トロットのエルヴィン・ヴォールファールト
は、バイロイトでベームが指揮した「指環」で強烈なミーメを怪演したテノー
ル。彼はこれからという1968年に36歳で早世してしまったので、この録音は貴
重です。




<Orfeo>
ORFEO 853121 ¥2450
(1)フォーレ:夢のあとに
(2)プーランク:愛の小径
(3)アーン:
クロリスに/五月/華やかな宴/泉/恋する乙女/夜に/いみじき時
(4)マスネ:タイスの瞑想曲
(5)サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
(6)ベルリオーズ:バラの精/知られざる島
(7)ボルヌ:カルメンによる華麗な幻想曲
ニコラ・ユルゲンセン(Cl)、マティアス・キルシュネライト(Pf)
[録音:2008年12月/レオンハルト=グレーザー・ザール(ジーゲン)]
ザビーネ・マイヤーの愛弟子にして、2001年以来ケルン放送響の首席クラリネ
ット奏者を務めるニコラ・ユルゲンセン。鮮やかな技巧と色気ある音色を聴か
せてくれるうえ、女優のような美しすぎる容姿を持つ、まさに天からニ物を与
えられた逸材です。曲目はニコラならではのオシャレなフランス作品。憂愁の
叙情をじっくり歌うフォーレの「夢のあとに」、まるでシャンソンのような甘
美さのプーランク、メロディの美しさと匂い立つような色気に満ちたアーン、
ヴァイオリンの難技巧をクラリネットで完璧に再現したサン=サーンスまで陶
酔のひとときを味わえます。
ニコラのクラリネットは、甘くまろやか。指の正確さはもとより、タンギング
も絶妙で大歌手なみの表情豊かな歌い回しに驚かされます。日本でも人気上昇
間違いなしのクラリネットの女神降臨と申せましょう。




<haenssler>
98 645 ¥2080
メンデルスゾーン:
(1)弦楽四重奏曲第2番 イ短調 (2)弦楽四重奏曲第1番 変ホ長調
ミネッティ・クァルテット{マリア・エーマー(Vn)、アンナ・クノップ(Vn),
マルクス・フーバー(Va)、レオンハルト・ロチェック(Vc)}
録音:2011年4月19-20日、2011年6月7-8日、ウィーン王宮礼拝堂
2008年に初来日し、その翌年にリリースしたハイドンのデビューアルバム
(98 589)も好評のミネッティ・クァルテットが待望の新譜をリリース!若きメ
ンデルスゾーンが作曲した弦楽四重奏曲2つが収録されています。第2番はベー
トーヴェンが亡くなった1827年に作られた作品で、ベートーヴェンの作品を想
起させるモチーフを多く含んだオマージュ作品としてよく知られる楽曲。その
2年後に作曲された第1番は「B.P.のための四重奏曲」と題され、当時メンデル
スゾーンの恋人だったベティ・ピストアのために書かれた作品です。いずれの
作品もメンデルスゾーンならではの流麗かつ爽やかな曲調にあふれており、清
澄な旋律の数々に心洗われます。若手らしい瑞々しく溌溂とした演奏で高い評
価を受けるミネッティ・クァルテットのメンデルスゾーンとあって、注目必至
のアルバムといえましょう!ミネッティ・クァルテットの演奏は全体的に澱み
がなく、積極的に絡み合う楽器同士のアンサンブルが見事。透明感あふれるサ
ウンドと活気に満ちた前向きな演奏にぐっと惹きこまれます。
ミネッティ・クァルテットは2003年に結成された新進気鋭の若手アンサンブル
団体。ウィーン国立音楽演劇大学でアルバン・ベルク四重奏団のメンバーに師
事し、2006年にグラーツのフランツ・シューベルト国際弦楽四重奏コンクール
最高位をはじめとする輝かしい受賞歴を持つ実力派です。2008/2009シーズン
に行ったEcho Klassik の「ライジング・スター・シリーズ」で世界各国を回
り、好評を博したミネッティ・クァルテット。今後ますますの世界的活躍に期
待必至です!

93 286 ¥2250
ケックラン:オーケストラ編曲集
(1)ドビュッシー(ケックラン編):バレエ音楽「カンマ」
(2)ケックラン:遠き波濤にOp.130(キャサリン・アーナーと共作)
(3)フォーレ(ケックラン編):組曲「ペレアスとメリザンド」Op.80
(4)シューベルト(ケックラン編):さすらい人幻想曲D760
(5)シャブリエ(ケックラン編):ブーレ・ファンタスク
サラ・ヴェゲナー(Sop)(3)、
ハインツ・ホリガー(指)
シュトゥットガルト放送響
[2010年11月/SWR放送スタジオ]
これは面白い。シューベルトのピアノ曲「さすらい人幻想曲」がフルオーケス
トラのゴージャスな響きで鳴り渡ります。それも「オーケストレーションの魔
術師」と称されるフランスの作曲家シャルル・ケックランのオーケストレー
ションというのが興味津々で、もちろん世界初録音。そもそもは1933年にバラ
ンシン振付による「さすらい人」用にロシア・バレエ団から編曲を依頼されま
した。ベルリオーズの幻想交響曲を想わせるボルテージの高く華麗な金管や、
打楽器の効果もまじえ凄い充実感を与えてくれます。フィナーレのワルツでは
シューベルトが完全にフランス風のオシャレな音楽に装いを変えています。ド
ビュッシーの「カンマ」とフォーレの「ペレアスとメリザンド」は、元来作曲
者からケックランにオーケストレーションを任された作品。後者は後にフォー
レ自身が5曲の組曲に編み直していますが、こちらは7曲で、ケックランのオー
ケストレーションの妙が光ります。
指揮は名オーボエ奏者ハインツ・ホリガー。現在最も面白い指揮者のひとりで、
統率力、アンサンブル能力、歌い回しいずれも新鮮でエネルギッシュ。間違い
なく次世代と巨匠となるはず。あっという間の77分です。

93 290 ¥2250
ドビュッシー:ピアノ曲集Vol.1
(1)前奏曲集第1集
(2)燃える炭火に照らされた夕べ
(3)バレエ音楽「カンマ」
(4)間奏曲(1882)
(5)象使いトゥーマイ(オーレッジ補筆完成)(1913年頃)
(6)小ワルツ(オーレッジ補筆完成)(1915年頃)
ミヒャエル・コルスティック(Pf)
[2011年2月/SWR室内楽スタジオ(シュトゥットガルト)]
ベートーヴェンからシューマン、リスト、さらにはケックランのピアノ曲まで
を新鮮な解釈で提起するドイツの個性派ピアニスト、ミヒャエル・コルスティ
ックがドビュッシー全曲シリーズに挑戦。期待の第1巻から、この凝りよう、
並みのドビュッシー集とは次元が違います。前奏曲集第1巻こそ王道ながら、
残る5作は世界初録音ないしは珍品ばかり。「燃える炭火に照らされた夕べ」
はドビュッシー最後の作のひとつで、2001年に世に出て以来録音も増えてきて
います。

98 646 ¥2080
シューマン:ピアノ独奏曲全集第3集
(1)蝶々Op.2/(2)蝶々(スケルツィーノOp.124の3の初稿)
(3)アベッグ・ワルツ(アウグスト・レムケのためのアルブムブラット)
(4)ワルツ ハ長調(1830)/(5)ワルツ ホ長調(ドラハイム&ウーリヒ補筆完成)
(6)ワルツ 変イ長調(1832)/(7)ブルラ ト短調(ドラハイム補筆完成)
(8)即興曲Op.124の1/(9)スケルツィーノOp.124の3/(10)ブルラOp.124の12
(11)ラルゲットOp.124の13/(12)3つのロマンスOp.28
(13)アルブムブラットOp.99の4/(14)同Op.99の8/(15)行進曲Op.99の11
(16)夕べの音楽Op.99の12/(17)スケルツォOp.99の13/(18)6つの間奏曲Op.4
フロリアン・ウーリヒ(Pf)
[2011年11月/ポットン・ホール(イギリス)]
第1集、2集ともに高評を得ているウーリヒのシューマン独奏曲全集、待望の
第3集発売です。今回も世界初録音が目白押し。まず「蝶々」を中心に、それ
にまつわる作品を集めていて、同素材による未完のワルツなども知ることがで
きます。また名作「3つのロマンス」や「6つの間奏曲」も嬉しい限り。ウーリ
ヒの演奏は詩情にあふれ、シューマンの幻想味を存分に味あわせてくれます。




<PREISER>
PRCD 93481 ¥2080
ベッリーニ:「夢遊病の女」-おお花よ、こんなにも早く
ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」-おお幾たびか
ビゼー:「カルメン」-何も恐れることはない
ヴェルディ:「ファルスタッフ」-夏のそよ風に乗って
マスカーニ:「友人フリッツ」-ささやかな花ですわ
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」-私のお父さん
プッチーニ:「修道女アンジェリカ」-母もなく
ミレッラ・フレーニ(S)
イーノ・サヴィーニ(指)ミュンヘン放送管弦楽団
録音:1959年
プッチーニ:
「ボエーム」
-ええ、私はミミと呼ばれます
-おお可愛い娘よ
-あなたの愛の声に呼ばれて
「トゥーランドット」
-ご主人様、お聞きください
-氷のような姫君
「蝶々夫人」-晩になった(愛の二重唱)
ミレッラ・フレーニ(S) ヴィクトル・レムゼイ(T) 
ジーノ・ダル・フェッロ(T)
アルジェオ・クワドリ(指)ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
録音:1961年頃
ミレッラ・フレーニがまだ若手歌手だったころのアリア集2枚をCD1枚にまとめ
たもの。1959年のアリア集は、フレーニの最初期のスタジオ録音。ベッリーニ
2曲が貴重。プッチーニのアリアと重唱は1960年代初頭のDECCA録音で、おそら
くまとまってCD化されたのはこれが初めてだと思われます。どちらも20代のフ
レーニの驚異的に瑞々しい声を堪能できます。
なお、「蝶々夫人」のピンカートンを歌っているテノールは、ジーノ・ダル・
フェッロ Gino dal Ferroと表記されていますが、LPではジャンニ・ダル・
フェッロ Gianni dal Ferroと表記されていました。

PRCD 93483 ¥2080
ロッシーニ:
「タンクレーディ」-たくさんの胸騒ぎに
「アルジェのイタリア女」-ひどい運命!
「セビリアの理髪師」-先ほどの声が
「チェネレントラ」-悲しみと涙のうちに生まれて
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」-ああ私のフェルナンド
ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」-ああ!美しい魂よ
ヴェルディ:
「トロヴァトーレ」-炎は燃えて
「仮面舞踏会」-地獄の王よ
「ドン・カルロ」-酷い運命よ
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」-ママも知るとおり
トーマ:「ミニョン」-オレンジの花咲く国をご存知ですか? (君よ知るや南の国)
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」-春は目覚めて
ビゼー:「カルメン」-恋は野の小鳥(ハバネラ)
マスネ:「ウエルテル」-泣かせておいて
パエール:出発のキス
ゴルディジャーニ:牧人の別れ
バーリン:「アニーよ、銃を取れ」-あなたには負けない
アルジェオ・クワドリ(指)ミラノ交響楽団
フランコ・ギオーネ(指)サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団
マリオ・ロッシ(指)RAIトリノ管弦楽団
フェルナンド・プレヴィターリ(指)RAIミラノ管弦楽団
アルトゥーロ・バジーレ(指)RAIトリノ管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団
アルベルト・エレーデ(指)フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
ほか
録音:1949-1960年
2010年に百歳まであと7日で惜しまれつつ亡くなった偉大なメッゾソプラノ、
ジュリエッタ・シミオナートの戦後の様々な録音を集めています。シミオナー
トはイタリア的な美しい声、ヴェルディのメッゾ役に求められるドラマティッ
クな表現力はもちろんのこと、ソプラノ音域も歌える声域の広さや柔軟でしな
やかな歌い口でも評価が高く、しかも50歳を過ぎても衰えを見せないという驚
異的な歌手でした。このCDではイタリアオペラ界のメッゾの女王として君臨し
た約10年のシミオナートを様々な角度から聞くことができます。



<naive>
V 5295 2枚組 ¥4500
パスティッチョ「オリンピーアデ」
ロミーナ・バッソ(Ms メガークレ)
フランチスカ・ゴットヴァルト(Ms リチーダ)
カリーナ・ゴヴァン(S アルジェーネ)
ニコラス・ファン(T クリステーネ)
ルース・ロジク(S アリステア)
ニコラス・スパノス(CT アミンタ)
マルケロス・クリシコス(指)ヴェニス・バロック・オーケストラ
録音:2011年8月、モンドヴィ
18世紀のイタリアオペラで最も広い影響力を持っていたのは、作曲家ではなく
て台本作家でした。ローマ生まれのピエトロ・メタスタージオ(1698-1782)は、
1730年夏にウィーンの宮廷詩人になると、優れたオペラ台本を多数執筆、多く
の作曲家がメタスタージオの台本に曲をつけました。たとえばモーツァルトが
1791年に発表した「ティートの慈悲」もメタスタージオの台本を基にしていま
すが、このオリジナルは1734年のカルダーラのオペラで、その間に40人近い作
曲家が音楽を付けているといいます。そのメタスタージオの台本の中でも特に
人気が高かった一つが「オリンピーアデ」。1733年のカルダーラのオペラから
60人以上の作曲家によってオペラ化されたといいます。最も有名なものはヴィ
ヴァルディで、naiveからアレッサンドリーニが指揮したCDがあります
(OP 30316)。またペルゴレージとガルッピの同名作も既に復活しています。
今回のCDは、メタスタージオの台本に曲をつけたレオナルド・レーオ、ヨハン
・アドルフ・ハッセ、バルダッサーレ・ガルッピ、ジュゼッペ・サルティ、ヨ
ゼフ・ミスリヴェチェク、ジョヴァンニ・パイジエッロ、ダヴィデ・ペレス、
アントーニオ・ヴィヴァルディ、フロリアン・レオポルト・ガスマン、アント
ーニオ・カルダーラ、トンマーゾ・トラエッタ、ニッコロ・ヨンメッリ、ルイ
ージ・ケルビーニ、ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ、ニッコロ・
ピッチンニ、ドメニコ・チマローザのオペラから曲を選んで一本にまとめたも
の。当然曲ごとに個性は異なるものの、同じ台本を下地にしていることで意外
に連なりで聞くことができます。一方、レチタティーヴォが含まれていません
ので、18世紀半ばから末にかけてのイタリアオペラの曲集としても楽しめます。
naiveのバロック録音ですから、優秀な歌手が集められています。カリーナ・
ゴヴァン、ロミーナ・バッソ、ルース・ロジクなど近年バロックオペラ好きな
ら御存知の名歌手に加え、ドイツのメッゾ、フランチスカ・ゴットヴァルト、
ギリシャのカウンターテノール、ニコラス・スパノスら、いずれも高水準。
ヴィヴァルディで有名なヴェニス・バロック・オーケストラを指揮するのは、
ギリシャ生まれの若いチェンバリスト、マルケロス・クリシコス。颯爽と引き
締まった音楽作りで快適に聞かせてくれます。
※olimpiadeは「オリンピアーデ」というカナ表記が多く見られますが、正しく
は「オリンピーアデ」です。



<MIRARE>
MIR 145 ¥2500
-ピアノ・リサイタル in パリ-
(1)リスト:詩的で宗教的な調べより「葬儀」 
(2)ヌーブルジェ:マルドロール 
(3)J.バラケ:ピアノ・ソナタ(全2楽章) 
(4)ドビュッシー:映像第2集より「そして月は荒れた寺院に落ちる」
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(Pf)
録音:2011年1月14日、ラ・シテ・ドゥ・ラ・ムジークライブ録音(パリ)
ピアノ界が今最も注目する若き天才ピアニスト、ジャン・フレデリック・ヌー
ブルジェが2011年にパリで行った話題のライブ録音が待望のリリースを迎えま
した!2007年にサントリーホールで華々しいリサイタル・デビューを飾り、
2009年の再来日公演の際も高い評価を受けるなど、日本においても人気急上昇
中のアーティストです。これまでにもMIRAREレーベルから、サントリーホール
ライヴ公演(MIR.060)ベートーヴェンの『ハンマークラヴィーア』(MIR 080)や、
ニケと共演したエロールのピアノ協奏曲(MIR 127)など意欲的なプログラムを
発信してきたヌーブルジェ。今回収録されたパリ音楽院の傍に位置するコンサ
ートホール、ラ・シテ・ドゥ・ラ・ムジークで行われた本ライブは、2010-2011
年にかけて企画された『ライジング・スター』シリーズの一つ。リストやド
ビュッシーの作品のほか、フランスの現代音楽家ジャン・バラケ(1928-1973)
のピアノ・ソナタを取り上げたことで高い注目を集めました。バラケの作品は、
初期を代表する存在でありながらも、その演奏時間の長さ(第1楽章約20分、
第2楽章約18分)と極めて高い難易度から演奏されることが殆どないピアノ・ソ
ナタ。無機質ながらも時に激しく繰り広げられる音の連続には、同年代に活躍
する若きブーレーズの作風も思わせます。また、本ライブでは作曲家としても
活躍するヌーブルジェ自身の作品も演奏!バラケのピアノ・ソナタにも似た、
断続的な音の合間に張り詰める無音空間にぐっと引き込まれます。現代音楽作
品を挟むように収録されているリストとドビュッシーの作品での、芯のある柔
らかな安定感抜群のヌーブルジェの演奏は、屈指の難曲揃いのプログラムであ
ることを忘れてしまうほど。ライブならではの臨場感あふれるサウンドで堪能
できる1枚です。




<AD VITAM>
AV 120315 ¥2300
-ルソン・ド・テネブル- ―イタリア1600年代の聖土曜日―
(1)トラバーチ(ca.1575-1647):協和と不協和 
(2)F.ソレール(ca.1625-1688):哀歌 
ヴィアダーナ(1564-1645):聖土曜日のルソン・ド・テネブル 
(3)第一の詩篇歌唱と答唱 
(4)第二の詩篇歌唱と答唱 
(5)第三の詩篇歌唱と答唱 
(6)コッソーニ(1623-1700):「バビロンの川のほとりで」 
(7)メールラ(1595-1665):第二のソナタ 
ヴィアダーナ:(8)第四の詩篇歌唱と答唱 (9)第五の詩篇歌唱と答唱 
(10)第六の詩篇歌唱の答唱 
チーマ(ca.1570-1622):(11)「おお、全ての人よ」 
(12)2声のソナタ(コルネットとトロンボーン) 
ヴィアダーナ:(13)第七の詩篇歌唱と答唱 (14)第八の詩篇歌唱と答唱 
(15)第九の詩篇歌唱と答唱 
(16)サンチェス(1600-1679):聖母の嘆き 
(17)アーゾラ(ca.1532-1609):「キリストは御身を低くして」 
(18)G.バリオーネ(1575-1608):
「マグダラのマリア」(ソプラノのためのフランス風カンツォーナ)
イン・ムジカ・ヴェリタス{アリス・アベリオン(Ms)、フランク・ポワトリノ
(テノール・サックバット、バス・サックバット)、ピエール・ガロン(Org)、
ジュディス・パキエ(コルネット)}
録音:2011年3月1-4日、リモージュの改革派教会(フランス)
古くより、キリスト教では復活祭の前日までの一週間を「聖週間」とし、その
最終日である「聖土曜日」には、翌日の復活祭の朝にかけて一晩中徹夜で祈り
を捧げる習慣があります。本アルバムでは、ヴィアダーナのルソン・ド・テネ
ブルのための聖歌を中心に、メールラやチーマなどイタリア初期バロックを代
表する音楽家の宗教作品を収録。1600年代(セイチェント)のイタリアの修道院
で夜更けから夜明けにかけて粛々と行われていた「ルソン・ド・テネブル(宵
闇の朝課)」を思わせるプログラムとなっています。柔らかくも輝かしい響き
に満ちた古楽器の金管とオルガンの荘厳な響きが、穏やかなメゾ・ソプラノの
歌声と織りなす静謐なハーモニーは天上の響きを思わせる美しさです。アリス
・アベリオンは2008年にパリの音楽院を卒業したばかりの若手歌手ですが、早
くもレ・クリ・ドゥ・パリやル・コンセール・スピリチュエルといったフラン
スの名門団体で活躍する実力派。深みのある歌声で聴く人を瞑想の世界へと
誘ってくれます。リモージュの改革派教会の音響も素晴らしく、静かな夜に
一人しっとりと聴き入りたい1枚に仕上がっています。




<harmonia mundi>
HMC 902111 ¥2450
『ピンク・ムーン』へのレクイエム
(1)ニック・ドレイク(1948-1974):ロード 
(2)レクイエム・エテルナム(フレデリクセン編曲) 
ドレイク:(3)ピンク・ムーン (4)ホーン 
(5)ダウランド(1562/63-1626):
歌曲集第1巻より「彼の金髪も時が銀髪に変えて」(フレデリクセン編曲) 
(6)ドレイク:プレイス・トゥー・ビー 
(7)カベンディッシュ(c.1565-1628):
ワンドリング・イン・ディス・プレイス(フレデリクセン編曲) 
(8)ドレイク:Which Will 
(9)ダウランド:
歌曲集第1巻より「しばし休め、むごき心の痛みよ」(フレデリクセン編曲) 
(10)ドレイク:ライダー・オン・ザ・ホイール 
(11)ダウランド:
歌曲集第3巻より「時間は静止して、あの人の姿に見とれる」
(フレデリクセン編曲) 
(12)ドレイク:タイム・ハズ・トールド・ミー 
(14)フレデリクセン:海 
(15)ドレイク:ハンギング・オン・ア・スター 
(16)キャンピオン(c.1567-1619):
歌曲の本より「荒天に船出するな」(フレデリクセン編曲) 
(17)ドレイク:ホーン (18)レクイエム(フレデリクセン編曲) 
ドレイク:
(19)ヴォイス・フロム・ザ・マウンテン (20)ノーザン・スカイ 
(21)ハーヴェスト・ブリード 
(22)ダウランド:歌曲集第1巻より「来たれ深き眠り」(フレデリクセン編曲) 
(23)ドレイク:フロム・ザ・モーニング 
(24)レクイエムII(フレデリクセン編曲)
ヨエル・フレデリクセン(バス、リュート)、アンサンブル・フェニックス
録音:2011年3月、ノイマルクト
深々と心に響くしびれる低音で多くの聴衆を魅了するバス歌手ヨエル・フレ
デリクセンが、伝説のイギリス人シンガーソングライター、ニック・ドレイク
の名盤『ピンク・ムーン』をカバーした新譜をリリース!リュートを弾きなが
ら歌うフレデリクセンのスタイルは今回も健在。彼自身大きな影響を受けたと
いうドレイクの優しくも物悲しい歌の数々を、持ち前の艶やかな低音でしっと
りと歌いあげています。原曲よりも低く、落ち着いたフレデリクセンの歌声は
原曲とは違った魅力があります。また、ドレイクの各作品の合間にはイギリス
・ルネッサンス歌曲の数々を挿入。ドレイクの「ホーン」の旋律に乗せたレク
イエムなど、彼へのオマージュを強く感じさせるオリジナリティあふれる内容
に仕上がっています。
ニック・ドレイクは1948年ビルマ(現ミャンマー)生まれ、イギリス育ちのシン
ガーソングライター。哀愁漂う繊細な歌声による弾き語りは専門家から高い評
価を受けるも、商業的成功には恵まれず、晩年はうつ病と闘いながら細々と活
動を行った不遇のアーティストとしても知られています。生前に発表したアル
バムはわずか3枚。今回収録された『ピンク・ムーン』は1972年、彼が亡くな
る2年前にリリースされた最後のアルバムとなります。2004年に未発表音源集
が発売されたり、メルドーらもドレイク作品をカバーしているなど、その人気
はむしろ死後根強く広まっており、近年もまだまだ再評価の動きの止まないド
レイク。2012年は『ピンク・ムーン』発売10周年ということもあり、往年の名
歌手に想いを馳せるにふさわしいアルバムといえましょう。




<Ligia>
LIDI 0201242 ¥2250
ポリーヌ・ヴィアルド:ロシア語歌曲集
呪文「もし本当なら」(プーシキン)/私を憐れんで(パヴロワ)
静かな星月夜(フェート)/夜(プーシキン)/深夜の形(フェート)
コサックの子守歌(レールモントフ)/パレスチナの小枝(レールモントフ)
何故だか言って(コリツォフ)/2本のバラ(フェート)
セレナード(フェート)/日の出に(ツルゲーネフ)/別れ(ツルゲーネフ)
しおれた花(プーシキン)/柳(チュッチェフ)/巌(レールモントフ)
謎(ツルゲーネフ)/星(フェート)
美しい人、私のために歌うな(プーシキン)/いやな天気だ(ツルゲーネフ)
虜囚(プーシキン)/祖国から遠く離れ(プーシキン)
眠れず、火もなく/グルジアの丘にて
ジャクリーヌ・ローラン(Sop)、ローラン・マルタン(Pf)
録音:2011年9月/ル・クヴァン・デ・ミニム・ド・ミラボー
ショパンやリストと親しく、ベルリオーズやマイヤベーアからも崇拝された
大歌手ポリーヌ・ヴィアルド(1821-1910)。その表現力の凄さゆえ、ブラーム
スの「アルト・ラプソディ」の世界初演を務め、シューマンの「リーダークラ
イス」やサン=サーンスの歌劇「サムソンとデリラ」を献呈されました。近年
彼女の業績の再評価が急速に進み、作曲作品もかなり録音が進んでいます。
ヴィアルドが果たした役割で重要なのが、ロシアの芸術家たちを刺激して文
化の向上に貢献したこと。ことに文豪ツルゲーネフとの関係は名高く、それ
もありロシアでヴィアルドの名は知らぬ者なきほど高く、非常に尊敬されて
います。数ヶ国語に通じたヴィアルドは、ロシア語も堪能だったため、プー
シキンやレールモントフなどの古典を原書で味わうことができ、それに基づ
く歌曲も残しました。これまでドイツ語訳などで歌われてはきましたが、原
語歌唱、それも23曲も収めた夢のアルバムの登場です。さらに貴重なのは、
いとしのパートナー、ツルゲーネフの詩による歌曲があること。まさに愛の
結晶、非常に感動的です。ヴィアルド自身は、歌手としてチャイコフスキー
やルビンシテインの歌曲歌唱に定評がありましたが、彼らも歌曲に手掛けて
きたプーシキンやフェートの名詩を独自の洗練された流儀で作品化。さすが
声楽家の手によるものだけあり、効果満点となっています。ロシア音楽史の
秘宝と申せましょう。




<Praga Digitals>
PRDDSD 250276(SACD-Hybrid) ¥2780
シェーンベルク:
(1)月に憑かれたピエロ Op.21
(2)組曲Op.29
アルダ・カイエッロ(シュプレヒシュテンメ)、プラジャークSQ、
ヤロミール・クレパーチ(Pf)、ヴァーツラフ・クント(Fl)、
ミラン・ポラーク、カレル・ドーナル、ヴィト・スピルカ(Cl)、
パヴェル・ヒューラ(指)
2011年9月、2012年2月/マルチヌー・ホール(プラハ)
シェーンベルクの十二音技法による過激な作品2篇を、プラジャークSQのメン
バーと仲間たちが合奏。「月に憑かれたピエロ」のシュプレヒシュテンメは
イタリアのソプラノ・リリコのアルダ・カイエッロが熱演。現代作曲家のオ
ペラや声楽曲に抜群の巧さで、今やひっぱりだこの実力派。現代の古典とい
うべき同作品では貫禄さえ感じられる存在感示しています。カップリングは
1925年作の珍しい室内楽の組曲。弦楽三重奏、3本のクラリネットとピアノと
いう不思議な楽器編成で、非常に実験的。第3楽章はジルヒャー編曲のドイツ
民謡「ターラウのエンヒェン」による猟奇的変奏曲。




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 285 5枚組 ¥5400
「ベートーヴェン:交響曲全集 / ギーレン&バーデン=バーデン&フライブル
クSWR交響楽団」
[CD 1]
・交響曲第1番ハ長調Op.21
・交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
[CD 2]
・交響曲第2番ニ長調Op.36
・交響曲第7番イ長調Op.92
[CD 3]
・交響曲第4番変ロ長調Op.60
・交響曲第8番ヘ長調Op.93
[CD 4]
・交響曲第5番ハ短調Op.67
・交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
[CD 5]
・交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」
レナーテ・べーレ(S) イヴォンヌ・ナエフ(A) グレン・ウィンスレイド(T)
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(Bs)
ベルリン放送合唱団
ミヒャエル・ギーレン(指揮) 
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
収録日時:[第1番&第3番]2000年2月16-18日 
[第2番&第7番]1998年6月16、17日
[第4番&第8番]2000年1月21、22日 
[第5番&第6番]1997年11月29日、12月1日
[第9番]1999年7月15、16日
収録場所:フライブルク・コンツェルトハウス(ライヴ・デジタル)
1997年から2000年にかけて、巨匠ギーレンが当時の南西ドイツ放送響を指揮し
て、ベートーヴェンの交響曲全曲シリーズをライヴ収録した映像作品は、2004
年にEUROARTSよりリリースされ、現在までロングセラーを続けるギーレンの代
表作のひとつ。
このたび登場するセットは、その映像作品用としての演奏をCD化したもので、
ヘンスラーが、あらたにSWRメディア・サービスの許諾を取得してリリースに
漕ぎ着けました。しかも、このたびのCD化に際して、2012年に最新のリマスタ
リングが施され、音質の向上が計られているというのも大きなポイント。上記
のように、演奏内容についてはすでに発売済みのDVDでもよく知られるところ
ですが、一貫してギーレンのスタンスは、各声部のバランスを保持する明晰な
アプローチにより、きわめて情報量の多い内容を作品から引き出すというもの
であり、それにはここでヴァイオリン両翼型の配置を採用していることも重要
な役割を果たしています。
同じくギーレンによるマーラーの交響曲第2番(1996年)、第3番(1997年)、
第6番(1999年)の録音でもわかるように、ちょうどこのベートーヴェンの交響
曲の収録あたりから、ギーレンの音楽はそれまでのストイックなまでの鮮烈
さに加えて、スケールも拡大し、潤いやゆたかな音響をも志向してゆくこと
になります。
なお、ここではすべてフライブルクのコンツェルトハウスでの収録となって
いますが、EUROARTSのDVDでは、第1番と第3番の2曲の収録場所がバーデン=
バーデンのフェストシュピールハウスとなっていました。BOXの形状はクラム
シェル・タイプのコンパクトな仕様となっています。




<VAI>
VAIDVD 4549(DVD-Video) ¥3450
モノクロ MONO
オスカー・シュトラウス:チョコレートの兵隊(英語版)
ナーディナ:ライゼ・スティーヴィンス、
ブルメリ中尉:エディ・アルバート、
ルデク大尉:アキム・タミロフ
制作・監督:マックス・リーブマン
(1955年テレビ放送用ライヴ)
1954年から56年までアメリカNBCから放送され人気を誇ったマックス・リーブ
マン・プレゼンツ。ミュージカルを放送用に録画したもので、モノクロながら
アメリカならではの豪華な作りとなっています。その貴重なソースをDVD化。
古き良きアメリカの香りを楽しめます。
「チョコレートの兵隊」はジョージ・バーナード・ショウの原作に基づくオ
スカー・シュトラウスの1908年作品で、セルビア軍脱走兵が敵ブルガリア軍
の大佐の令嬢に恋をするという反戦的な内容をユーモラスに描いています。
音楽は世紀末ウィーン風で甘く美しく、存分に楽しめます。

VAIDVD 4550(DVD-Video) ¥3450
モノクロ MONO
ロジャース&ハート:最愛の敵兵
ベッツィー:アン・ジェフリーズ、
ジョン:ロバート・スターリング、
マーレー夫人:コーネリア・オティス・スキナー
制作・監督:マックス・リーブマン
(1955年テレビ放送用ライヴ)
「最愛の敵兵」は1925年の作で、「サウンド・オブ・ミュージック」の音楽
で名高いリチャード・ロジャースが、名脚本家ロレンツ・ハートと組んだ最
初のミュージカル。アメリカ独立戦争期を舞台に、敵のイギリス兵たちの戦
意を、自宅豪邸に招いてご馳走をふるまうなどのホスピタリティで消し去っ
てしまう女主人公を描いています。往年の映画スター、アン・ジェフリーズ
が魅力的に演じています。

VAIDVD 4524(DVD-Video) ¥3450
(1)スカルラッティ:ソナタ ホ長調K.135/同ヘ短調K.466/同ハ長調K.159
(2)シューベルト:ピアノソナタ第16番イ短調D.854
(3)シューマン:ピアノソナタ第2番ト短調
(4)ラヴェル:クープランの墓
(5)ラフマニノフ:前奏曲ト短調Op.32の5
ボーナス映像:マイアミ国際ピアノ・フェスティヴァルで語るラン・ジア
(ジゼル・ブロツキー監督)
ラン・ジア(Pf)
収録:2010年5月14日/マイアミ国際ピアノ・フェスティヴァル
中国出身の若き女性ピアニスト、ラン・ジアが2010年のマイアミ国際ピアノ
・フェスティヴァルに出演した際のライヴ。カーチス音楽院でグラフマンに
学んだ注目株で、溌剌とした音楽性が魅力です。

VAIDVD 4523(DVD-Video) ¥3450
(1)シューマン:アベッグ変奏曲Op.1
(2)メンデルスゾーン:厳格な変奏曲Op.54
(3)ショパン:エロールの主題による華麗な変奏曲Op.12
(4)同:バラード第3番変イ長調Op.47
(5)ドビュッシー:映像第2集
(6)エルガー:スミルナにて
(7)サイグン:ソナチネOp.15
(8)バッハ(ブゾーニ編):コラール前奏曲BWV734
(9)ショパン:ノクターン嬰ヘ短調Op.48の2
(10)サイグン:前奏曲Op.45の4, 12
ギュルシン・オナイ(Pf)
収録:2008年5月12日/マイアミ国際ピアノ・フェスティヴァル
トルコのベテラン女流ギュルシン・オナイ。強靭な指の名手ですが、エルガー
の小アジア風作品やトルコのサイグン作品の巧さは格別。すっかり聴き惚れて
しまいます。

VAIDVD 4539(DVD-Video) ¥3450
字幕:英・独・エストニア
ルドルフ・トビアス:オラトリオ「ヨナの使命」
ピッレ・リル(Sop)、メルレ・シルマト(A)、ユハン・トラッル(Ten)、
ラウノ・エルプ(Br)、ヨハン・ティッリ(Bs)、
エストニア国立交響楽団、同合唱団、エストニア国立歌劇場少年合唱団、
ヴォーチェス・ムジカーレス、
指揮:ネーメ・ヤルヴィ
収録:2008年(ライヴ)
ドイツ語歌唱 
ルドルフ・トビアス(1873-1918)はエストニアで最初に管弦楽曲を書いた作曲
家。オラトリオ「ヨナの使命」は旧約聖書に基づくオラトリオで1909年の作。
敵国アッシリアに滅亡の予言を宣じに行くよう命じられた予言者ヨナは、命
令に背き船に乗って逃げますが、神の怒りで嵐となり、自らを海へ投じ大魚
に飲み込まれます。3日後に吐き出されますが、自己中心的な言動をした後、
神に諭されるまでを描いています。トビアスの音楽は師リムスキー=コルサ
コフ譲りの描写力で映画のように各場面が浮かび上がります。エストニアの
合唱も感動的。父ヤルヴィの熱気あふれる演奏にも心打たれます。




<Profil>
PH 12019 12枚組 ¥5800
「フェルディナント・ライトナー / アニヴァーサリー・エディション」
[CD 1](PH04063) 
・ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56
 シュトゥットガルト・ヴュルテンベルク州立管弦楽団
 録音:1952年
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K 488
 モニク・アース(P) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1953年1月23-25日
・ヴォルフ=フェラーリ:
歌劇「マドンナの宝石」-間奏曲第1番 / 間奏曲第2番
 シュトゥットガルト・ヴュルテンベルク州立管弦楽団
 録音:1949年4月28日
[CD 2](PH04051)
・ハイドン:交響曲第6番ニ長調Hob.I-6「朝」
・ハイドン:交響曲第7番ハ長調Hob.I-7「昼」
・ハイドン:交響曲第8番ト長調Hob.I-8「晩」
 バイエルン放送交響楽団
 録音:1972年3月
[CD 3](PH04050)
・モーツァルト:交響曲第28番ハ長調K 200(189k)
・モーツァルト:交響曲第35番ニ長調K 385「ハフナー」
・モーツァルト:歌劇「劇場支配人」K 486(全曲)
 バルバラ・キルダフ(S) エディト・ヴィーンス(S) 
 デオン・ファン・デア・ヴァルト(T) グイン・ハウエル(Bs)
 バイエルン放送交響楽団
 録音:1989年6月
[CD 4](PH04062)
・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番K 219
 ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)
 ウィーン交響楽団
 録音:1952年
・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
 ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn) バンベルク交響楽団
 録音:1952年4月28-30日
・ベートーヴェン:ロマンス第1番ト長調Op.40
・ベートーヴェン:ロマンス第2番ヘ長調Op.50
 ルドルフ・ケッケルト(Vn) バンベルク交響楽団
 録音:1953年2月18-19日
[CD 5 & 6](PH08037)
・コルネリウス:喜歌劇「バグダッドの理髪師」
 ハンス・ゾーティン(Bsアブル・ハッサン)、
フリッツ・ペーター(T ババ・ムスタファ・カーディ)、
マルガ・シムル(Ms ボスターナ)、デイル・デュージング(Br カリフ)、
ヘレン・ドナート(S マルギアーナ)、
ホルスト・ラウベンタール(T ヌレディン) 他,
 ケルンWDR交響楽団&合唱団,
 録音:1974年1月31日&2月1日,ケルンWDR
[CD 7, 8, 9 & 10](PH09009)
・ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルジファル」
 ヴォルフガング・ヴィントガッセン(パルジファル)、
マルタ・メードル(クンドリ)、
 グスタフ・ナイトリンガー(アンフォルタス王)、
オットー・フォン・ロール(グルネマンツ)他、
 ヴュルテンベルク州立歌劇場(シュトゥットガルト州立歌劇場)合唱団、
 パリ・オペラ座管弦楽団
 録音:1954年3月26日パリ・オペラ座(ライヴ)
[CD 11 & 12]
・ヘンデル:歌劇「タメルラーノ」【初CD化!】
 フランツ・マツーラ(Bs タメルラーノ)、
ドナルド・グローブ(T バヤゼート)、ヘレン・ドナート(S アステーリア)、
キート・エンゲン(Bs アンドローニコ)、ライリ・コスティア(イレーネ)、
カリ・ヌルメラ(Br レオーネ)
 バルメン=ゲマルケ・カントライ、カペラ・コロニエンシス
 録音:1966年3月25日ケルンWDR
フェルディナント・ライトナー(指揮)
ドイツ・グラモフォンに200以上の録音を残したライトナーは1912年にベルリ
ンで生まれ1996年にチューリヒで亡くなりました。彼は作曲をシュレカー、
指揮をプリューヴァー(ブラームスの愛弟子)に学びましたのでブラームスの
孫弟子にあたりドイツの本流指揮者でありました。芸風は暖かみのある弦楽
に木管などは第2オーボエなどを強調し、独特の立体感のある表現が印象的。
芸歴は30年間シュトゥットガルト州立歌劇場の音楽監督を務めた後チューリ
ヒトーンハレ首席、チューリヒ音楽院院長を歴任。このセットは既発6セット
に新譜「タメルラーノ」をセット化したものですが、評価の高かった「パル
シファル」をバラで購入するよりお買得の大変なサービス品となっておりま
す。なお、今後はライトナー指揮北ドイツ放送交響楽団ライヴ集も発売が予
定されており、ライトナーに目が離せません。




<PREISER RECORDS>
PRCD 91201 \2080
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調「告別」 op.81a
(2)ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章 
(3)ムソルグスキー:「展覧会の絵」
リスト:(4)ハンガリー狂詩曲 第2番 (5)忘れられたワルツ 第1番
マティアス・フレツベルガー(Pf)
録音:2011年1月31日、ウィーン・コンツェルトハウス(ライブ録音)
ウィーン生まれの世界的ピアニスト、マティアス・フレツベルガーが2011年に
行ったリサイタルのライブ録音がついにリリース!ファースト・リサイタルを
行ってから20年という節目の年に行われ、“カムバック・リサイタル”と名付
けられた記念すべき演奏会の模様が全て収録されています。1984年に18歳の若
さでブゾーニ国際ピアノ・コンクール第2位に輝いて以来、世界的ピアニスト
として一躍脚光を浴びたフレツベルガー。劇場のジェネラル・マネージャー
を務めるために2010年から演奏活動を一時中断していたフレツベルガーですが、
2010年よりピアニスト、指揮者として音楽活動を再開しました。大柄な全身を
駆使して生み出される迫力満点の強打音と卓越した演奏技術は健在。屈指の難
曲として知られるストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」からの3楽章をは
じめ、フレツベルガーの妙技がいかんなく発揮されたプログラムとなっていま
す。強弱のコントラストと縦横無尽に駆け巡る超絶技巧の数々に圧倒される一
方、リストのワルツではきめ細やかな表現と透明感あふれる音色に心洗われま
す。ライブならではの臨場感あふれるサウンドで、10年の休止を感じさせない
フレツベルガーの見事な“カムバック”に圧倒される1枚です!




<C Major>
70 8704(Blu-ray) \4950
70 8608(DVD-Video) 2枚組 \4450
レーラ・アウエルバッハ:バレエ音楽「人魚姫」(全曲)
[+ボーナス映像:人魚姫メイキング]
ヤンヤン・タン(人魚姫)、ロイド・リギンス(詩人)、
ティート・ヘリメッツ(王子)、サラ・ヴァン・パタン(王女)、
デーヴィッド・カラペティヤン(海の魔法使い)、
サンフランシスコ・バレエ団、
原作:ハンス・アンデルセン、
振付、舞台美術、衣装デザイン、照明:ジョン・ノイマイヤー、
マーティン・ウェスト(指)
サンフランシスコ・バレエ管弦楽団
[2011年4月30日-5月7日
/ウォー・メモリアル・ホール(サンフランシスコ)(ライヴ)。
監督:トーマス・グリム]
2009年にノイマイヤーとハンブルク・バレエ団により日本公演が行われ、聴衆
の感動と紅涙を絞らせたレーラ・アウエルバッハの「人魚姫」、ついに映像で
登場です。
レーラ・アウエルバッハはロシア出身、ニューヨーク在住で作曲家としてはも
とより、ピアニスト、ヴァイオリニスト、フルート奏者としても一級の腕を持
ち、さらに作家としてノーベル文学賞にノミネートまでされたというマルチタ
レント中のマルチタレント。モーツァルトばりの天才として話題となっていま
す。「人魚姫」は、2005年にアンデルセンの生誕200年を記念してデンマーク
政府からの委嘱で作曲。アウエルバッハにとって初のグランド・バレエで、尊
敬するノイマイヤーからの指名ということもあり、非常な力作となり、彼女を
代表する作品となりました。ノイマイヤーは2007年に自身の率いるハンブルク
・バレエ団公演のため、音楽ともども大改訂を施し、これが現行版となってい
ます。作曲当時のアウエルバッハは、「トルストイのワルツ」録音や、諏訪内
晶子とアンサンブル金沢によるヴァイオリン協奏曲第2番初演などでたびたび
日本を訪れ、日本の伝統文化(特に能と京都)から受けた強い印象をもとに、ス
ケッチを書き溜めていました。ことに小雨に煙る秋の龍安寺や雅楽が重要なモ
チーフとなったと言われ、それら日本的要素は初演以来たびたび指摘されてき
ました。
主役の人魚姫はサンフランシスコ・バレエ団のプリンシパルの中国人ダンサー、
ヤンヤン・タン。完璧なテクニックとしなやかな美しさはいつもの通りの魅力
ですが、それに加え人魚姫の悲しい運命を身体動作だけで見事に表現。アウエ
ルバッハ好みのペシミズムと狂気が観る者の涙を誘います。




<naive>
OP 30533 \2280
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集vol.4 「L’imperatore-皇帝」
(1)ト短調RV 331 
(2)ハ長調 RV 171 
(3)ヴァイオリン協奏曲集「ラ・チェトラ」-第12番 ロ短調 RV 391 op.9-12 
(4)ホ長調「恋人」 RV 271 
(5)ト短調 RV 327 
(6)ホ長調 RV 263a 
(7)ハ長調 RV 181(第3楽章は「ラ・チェトラ」第1番 RV 181aを使用)
リッカルド・ミナージ(Vn&指)、イル・ポモ・ドーロ
録音:2011年10月、ロニーゴ(イタリア)
ヴィヴァルディ・ディション第46弾の登場。エディションの中でも人気のヴァ
イオリン協奏曲集第4弾です。今回のタイトルは「皇帝」ということで、音楽
をこよなく愛したことでも知られるカール6世(神聖ローマ皇帝)のために作曲
された(献呈・あるいは御前演奏があった)ヴァイオリン協奏曲がセレクトされ
ています(手稿譜はトリノの国立図書館所蔵)。ヴィヴァルディ自身が素晴しい
ヴァイオリニストだったことを再認識させる華やかなパッセージ、豊かな表現、
ヴィルトゥオーゾ性、そして創造性に満ちた力作ぞろいです。1978年生まれの
リッカルド・(マサヒデ・)ミナージは、イタリアのバロック・ヴァイオリン界
を牽引する存在で、指揮者としても活躍しています。コンセール・デ・ナシォ
ンやアッカデミア・ビザンチーナ、イル・ジャルディーノ・アルモニコなどで
活躍、ジュリアード音楽院で演奏習慣に関しての講義も行っている、若くして
実力と見識を兼ね備えた注目の音楽家です。イル・ポモ・ドーロは、古楽の優
れた団体で活躍する奏者たちによって結成された新進気鋭のアンサンブル団体。
この団体名は、アントニオ・チェスティ作曲のオペラ「イル・ポモ・ドーロ」
からとられています。このオペラは、1666年にウィーンで執り行われたオース
トリア皇帝のレオポルト1世と、スペインのマルガリータ・テレサとの結婚式
を題材にしており、最後の祝宴の場面では300頭の馬が動員され、73000発の花
火、50人の役名をもった歌手、そして10時間におよぶ演奏時間など、信じがた
いほどに豪華で美しい作品といいます。リッカルド・ミナージのしたたる美音
で聴く華やかなソロと、時にアグレッシブ、時にエレガントと変幻自在のアン
サンブルで聴くヴァイオリン協奏曲集、見事な出来栄えです!

OP 30534 \2280
ヴィヴァルディ:「新発見」Vol.2
(1)協奏曲ニ短調「偉大なるムガール人」 RV 431a
(フルウト・トラヴェルソ、弦と通奏低音のための) 
(2)アリア RV 721.II.10「Son nel mar d’aspri tormenti
むごい苦悩の海の上で」(L’Inganno trionfante in amore) 
(3)アリア RV.721 II.2「S’Odo quell Rio Che mormora
小川のささやきを聞いたなら」 
(4)協奏曲イ長調 RV 817(ソロ・ヴァイオリン、弦と通奏低音のための) 
(5)アリア RV 721.I.8「Palpita il core, e freme 私の心は高鳴り震え」
(6)アリア RV 721.II.13「Langue il fior su l’arsa sponda
乾いた岸辺で花は萎れる」 
(7)ソナタニ長調 RV 816(ヴァイオリンと通奏低音のための) 
(8)アリア RV 722.I.1「Vaghe luci, luci belle 美しい目よ、愛らしい目よ」
(9)ソナタハ長調 RV 815(ヴァイオリンと通奏低音のための)
フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)、モード・アンティコ
アン・ハレンベルク(S)、アレクシス・コセンコ(フルウト・トラヴェルソ)、
アントン・シュテック(Vn)
録音:2011年11月、テアトロ・デッラ・ペルゴラ(フィレンツェ)
ヴィヴァルディ作品の「新発見」シリーズ第2弾。第1弾(OP.30480)は2000-2007
年にかけてヨーロッパで新たに発見された作品が収録されましたが、今回はそ
の後に発見された作品を収録。存在するはずなのに誰も目にしたことのなかっ
た楽譜や、新たにヴィヴァルディの真正の作と認められたものなど、今回も宝
箱のような力作です!
楽譜が散逸して伝えられてきたオペラ「L’Inganno trionfante in amore」か
ら、新たに発見されたアリア2つは、ベルギーのアンギャンの地で発掘。イタ
リアのオペラ団が、ベルギーに遠征演奏旅行に出かけた際、これらの楽譜も持
ちだしてそのままベルギーの地に眠ることになったのではと考えられます。伴
奏パートの楽譜が完全なかたちでは残っていませんでしたが(ファーストヴァ
イオリン譜が消失、など)、ヴィヴァルディの音楽が身体の隅々にまで叩き込ま
れているサルデッリが、まるでヴィヴァルディがすべてを書いたとしか思えな
いほどに見事に再構築した版による演奏です。
RV 817として世界初録音された素晴しくヴィルトゥオジティが発揮されるヴァ
イオリン協奏曲は、ドイツ・ドレスデンで眠っていたもの。以前、音楽研究家
のフェヒナーが、ヴィヴァルディがその弟子ピゼンテルのために書いた協奏曲
の様式の典型例だと指摘していたものの、偽作RV Anh.86として伝えられてい
た作品が、このたび真正にヴィヴァルディの作品であることが認められたので
す。サルデッリが実に溌剌とした魅力を存分に引き出しています。
音楽的にも、歴史的にも、極めて貴重なプロジェクトに臨んでいるという自負
も感じられる、力のこもった1枚です!




<KII>国内仕様盤
KKC 5208(SACD-Hybrid) \3000
[BIS] BIS SA 1611
輸入盤・日本語解説・対訳付
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.36
(1)第42番「その同じ安息日の夕方」BWV42
(2)第103番「おまえたちは、泣き喚く」BWV103
(3)第108番「私が去り行くのは、あなたがたの益となる」BWV108
(4)第6番「留まってください、私たちと共に」BWV6
野々下由香里(ソプラノ)、ロビン・ブレイズ(アルト)、
ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)、ドミニク・ヴェルナー(バス)、
鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン
録音:2006年2月23-27日/神戸松蔭女子学院大学チャペル

KKC 5209 \3000
[MIRARE] MIR 154
輸入盤・日本語解説・対訳付
(1)ブラームス:
われらの父は汝に望むOp.109の1/栄光の民はいずこにOp.109の3
なにゆえに悩み苦しむ人に光が賜られたかOp.74の1
強き盾にて武装する人、その城を守らばOp.109の2/子守歌Op.49の4
(2)レーガー:
アニュス・デイOp138の6/われらみな唯一なる神を信ずOp.138の8
(3)ブルックナー:
この場所は神が作り給う/正しい者の口は知恵を語り/エサイの枝は芽を出し
ヴォーチェス8(ディングル、ポール、ロバート、チャールズ、バーニー、
クリス、アンドレア、エミリー)
[録音:2011年/ラ・フォル・ジュルネ・ドゥ・ナント]

KKC 5210 \3000
[MIRARE] MIR 169
輸入盤・日本語解説書付
(1)リムスキー=コルサコフ(ラフマニノフ編):熊蜂の飛行
(2)スクリャービン:
左手のための前奏曲Op.9の1 /前奏曲Op.15の4/練習曲Op.2の1
/練習曲Op.8の12/マズルカOp.3の5/前奏曲Op.16の4/炎に向かってOp.72
(3)ラフマニノフ:
音の絵Op.39の5/ひな菊Op.38の3/前奏曲ト短調Op.23の5
/前奏曲 嬰ハ短調Op.3の2
(4)ボロディン:スケルツォ
(5)チャイコフスキー:
無言歌Op.40の6/無言歌Op.2-3/ワルツ・スケルツォOp.7
(6)ムソルグスキー:子供の遊び/涙
クレール・マリ=ル・ゲ(ピアノ)
[録音:2011年10月]

KKC 5211 \2400
[Gavriel Lipkind]
LP005 H01NE
輸入盤・日本語解説書付
シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129
ガブリエル・リプキン(チェロ)
ミーシャ・カッツ指揮シンフォニア・ヴァルソヴィア

KKC 5212 \2400
[Gavriel Lipkind]
LP008 H02NE
輸入盤・日本語解説書付
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調Op.107
ガブリエル・リプキン(チェロ)
ヴォイチェフ・ロデク指揮シンフォニア・ヴァルソヴィア

KKC 5213 \2400
[Gavriel Lipkind]
LP011 H03NE
輸入盤・日本語解説書付
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33
ガブリエル・リプキン(チェロ)
アントニー・ヘルムス指揮シンフォニア・ヴァルソヴィア

KKC 5214 \2400
[Gavriel Lipkind]
LP014 H04NE
輸入盤・日本語解説書付
ドホナーニ:チェロ小協奏曲Op.12
ガブリエル・リプキン(チェロ)
イヴァン・メイレマンス指揮ヘット・ゲルダース管弦楽団

KKC 5215/7 3枚組 \5600
LP003 S01NE
輸入盤・日本語解説書付
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)
ガブリエル・リプキン(チェロ)

KKC 5218 \2800
[Gavriel Lipkind]
LP001 C01NE
輸入盤・日本語解説書付
モシュコフスキ:ギターラOp.45の2
ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラOp.16
アルベニス:タンゴ/ディニク:ホラ・スタッカート
ガブリエリ:リチェルカーレ第5番*/チェレプニン:タタール舞曲Op.84の2
プロコフィエフ:ワルツOp.65/グラズノフ:アラビアのメロディ
ベン=ハイム:リヴリー*/スクリャービン:ロマンス
ストゥチェフスキー:東方舞曲/ツィンツァーゼ:チョングリ*
メンデルスゾーン:無言歌第43番/ポッパー:妖精の踊りOp.39
フォーレ:アレグレット・モデラート**/チャイコフスキー:子守歌
デュポール:練習曲第7番*/イベール:白い小さなろば
カサド:間奏曲とダンツァ・フィナーレ/ブロッホ:祈り
ピアッティ:奇想曲第5番/ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
クライスラー:中国の太鼓【*チェロ・ソロ、**2台チェロ(多重録音)】
ガブリエル・リプキン(チェロ/アロシウス・ガラーニ、1702年ボローニャ)、
アレクサンドラ・ルプチャンスキー(ピアノ)



<DOREMI>
DHR 7985/6 2枚組 \2700
MONO
J.S.バッハ:
(1)6つのパルティータBWV825-830
(2)フランス風序曲(パルティータ)BWV831
(3)イタリア協奏曲BWV971
(4)半音階的幻想曲とフーガBWV903
ヘルムート・ヴァルヒャ(Cem)(アンマー・チェンバロ)
録音:1957-60
ドイツの巨匠ヘルムート・ヴァルヒャ(1907-1991)。彼の弾くバッハのオルガン
曲は神格化されていますが、それに比べチェンバロ演奏はすべてが入手できる
状況ではありません。オリジナル・チェンバロ全盛の今日、ヴァルヒャの用い
たアンマーのモダン・チェンバロは非常識なものとみなされ、忌み嫌われてい
るからとも考えられます。しかし良貨は悪貨を駆逐するという例えの通り、モ
ダン・チェンバロによる演奏を聴く機会がほとんどなくなってしまった今日、
ヴァルヒャのクラスの大物が手掛けた録音はまさに貴重。それもCD入手困難な
4作品が収められています。
悪名高きアンマー・チェンバロは、この楽器特有の雑味成分が取り除かれ、
すっきりピュアな、オルゴールを想わせる音色となっています。このピュアさ
と力強さのなさが批判されますが、決して悪くなく、チェンバロの音色を味わ
うにはむしろ好都合とも言えます。その点でモダン・チェンバロの偏見を払拭
し、魅力を再発見できるディスクと申せましょう。
ヴァルヒャの演奏は高貴かつ崇高。イタリア協奏曲の華やかさ、半音階的幻想
曲の鬼気迫る凄さもさすがのひと言に尽きます。50年前のバッハ演奏が、今日
とくらべて決して魅力に欠けるものでないことを証明してくれます。





<Glyndebourne>
GFOCD 014 3枚組 ¥5150
ヘンデル:「テオドーラ」
ドーン・アプショウ(S テオドラ)
フロード・オルセン(Bs ヴァレンス)
デイヴィッド・ダニエルズ(CT ディディムス)
リチャード・クロフト(T セプティミウス)
ロレイン・ハント(Ms アイリーン)
マイケル・ハート・デイヴィス(T 使者)
ウィリアム・クリスティ(指)
エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団,グラインドボーン音楽祭合唱団
録音:1996年5月14、19日、6月1、9、12、15日、グラインドボーン
グラインドボーン音楽祭のシリーズ、新刊はヘンデルの「テオドーラ」です。
グラインドボーン音楽祭はたびたびバロックオペラを取り上げている実績があ
り、ことに近年は大御所ウィリアム・クリスティがエイジ・オブ・エンライト
メント管弦楽団を率いての上演がたいへんに好評を博しています。この1996年
の「テオドーラ」はその先鞭をつけたものでした。この作品は英語のオラトリ
オですが、音楽はいたってオペラな作品で、舞台上演も度々行われています。
このグラインドボーンの上演では、米国のソプラノ、ドーン・アプショウの透
明で切々と歌い上げる美声と、英国のトップ・カウンター・テノール、デイ
ヴィッド・ダニエルズの柔らかな優しい歌が見事に合致して、絶大な効果を挙
げています。またミンコフスキとの多くの共演で知られる米国のテノール、
リチャード・クロフトや、2006年に癌のため53歳で亡くなったロレイン・ハン
トが準主役で加わるという贅沢さ(ハントはかつてharmonia mundi USAの録音
ではテオドーラを歌っていました)。それまで道徳的なばかりで劇的効果に乏
しい作品と思われていた「テオドーラ」が傑作であることを一気に世に知らし
めることになりました。この年の上演はビデオ収録されDVDにもなっています
が、ピーター・セラーズの演出が良くも悪くも刺激的でしたので、落ち着いて
音楽を聞くには音楽だけの方が楽しめることでしょう。




<SEELENKLANG>
FIT 4 ¥2250
フルトヴェングラー:
ヴァイオリン・ソナタ イ短調(1898-1899)-日本初演
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調
田中 美奈(Vn)、風呂本 佳苗(Pf)
録音:2011年4月22日 本郷中央教会(ライブ録音)
フルトヴェングラーの歌曲とテ・デウム(FIT 1)、交響曲第3番(FIT 2 )、ピア
ノ協奏曲(FIT 3)に続く、作曲家フルトヴェングラーの作品シリーズ第4弾が登
場。東京フルトヴェングラー研究会は1995年の設立以来、一貫してフルトヴェ
ングラーの作品を紹介し続けてきました。時代の流行には批判的な姿勢を貫い
た結果、ほとんど顧みられることのなかったフルトヴェングラーの作曲は、近
年、時代を超えた普遍的メッセージを伝えるものとして再評価が高まっていま
す。今回のアルバムにはヴァイオリン・ソナタが2曲収められていますが、特
に修学期に書かれたイ短調のソナタは、日本初演となる佳曲であり、校訂が加
えられた楽譜で本格的な蘇演を聴けるのが注目されます。また、もう一つの
ソナタ第1番ハ短調は、ナチス・ドイツの暗黒の時代にあって、前作からは40
年もの歳月を経て完成された50分を超える大作です。初期と後期のヴァイオリ
ン・ソナタによって、彼の初期と後期の作風がいかに違うか、聴き比べられる
という点でもユニークなアルバムと言えましょう。ヴァイオリンの田中美奈は、
大阪フィルの第2ヴァイオリン首席奏者で、ピアノの風呂本佳苗はロンドンと
東京に拠点として活躍するピアニストです。




<EUROARTS>
20 66798(DVD-Video) ¥2500
シューベルト:
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D 898, Op.99
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D 929, Op.100
アルペジオーネ・ソナタ イ短調D 821
アンドラーシュ・シフ(P)
塩川悠子(Vn)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
収録:1991年オーストリア、Palais Erb
制作:メトロポリタン・ミュニク
EUROARTSより、かつてのメトロポリタン・ミュニク制作による映像作品の復刻
リリースが続くなか、ここに「アンドラーシュ・シフ、シューベルトを弾くI」
と題された映像作品が登場します。
第1集の収録内容は、シフとその夫人の塩川悠子と名手ペレーニによるピアノ
三重奏曲2曲に、シフとペレーニによるアルペジオーネ・ソナタというもので、
シフが主宰するオーストリアのモントゼー音楽週間での活動を通じて、その充
実ぶりが知られる顔合わせだけに、期待も大きく高まるところです。
よく知られるように、この三者といえば、やはり同じ顔合わせで1995年9月に
同一プログラムをセッション収録したアルバムを発表しており、堅固なアンサ
ンブルと落ち着いた音色のなかにあふれる歌が印象深いものでした。

20 59118(DVD-Video) 5枚組 ¥4750
(※DVD 5、シュトラウスのみモノクロ)
「セルジウ・チェリビダッケ5 DVDボックス」
[DVD 1] (20.66588)
・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
 収録:1991年7月エアランゲン・シュタットハレ(ライヴ)
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1 番変ロ短調Op.23
 収録:1991年10月ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
 ダニエル・バレンボイム(P)
[DVD 2]
・ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
 収録:1991年エアランゲン・シュタットハレ(ライヴ)
・ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
 収録:1991年ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
 ダニエル・バレンボイム(P)
[DVD 3] 
字幕:英独仏(※リハーサル部分)
・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
 収録:1991年
・プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調Op.25「古典」(リハーサル&ゲネプロ)
 収録:1988年
[DVD 4] (3077968)
・ラヴェル:道化師の朝の歌
・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
・ラヴェル:スペイン狂詩曲
・ドビュッシー:イベリア
・ラヴェル:ボレロ
 収録:1994年5月13&14日ケルン、フィルハーモニー(ライヴ)
[DVD 5] (20.60368)
字幕:英独仏西
・R.=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」Op.35
 収録:1982年11月
・R.シュトラウス
:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」Op.28
 収録:1965年1月
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
[DVD 1-4]ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
[DVD 5]シュトゥットガルト放送交響楽団
20世紀が生んだ屈指の巨匠指揮者セルジウ・チェリビダッケが、2012年に生誕
100年を迎えるのを記念して、これまでEUROARTよりリリースされたDVD5枚分の
映像作品すべてを収めたたいへんお得なボックス・セットが登場します。
晩年、悠然たるテンポ設定と繊細きわまりない音色の表現で人気を博したチェ
リビダッケですが、あらためて収録内容を振りかえると、巨匠得意の看板演目
「シェエラザード」のほか、精緻で色彩感のすごいラヴェル作品、さらにはバ
レンボイムを迎えたブラームスにチャイコフスキー、シューマンのピアノ協奏
曲に至るまで、どれをとっても破格の巨匠芸が刻まれたとてつもない演奏ばか
り。なお、プロコフィエフの「古典交響曲」における厳しく入念なリハーサル
の模様は、チェリビダッケの芸風を語るうえで不可欠ともいえるもので必見。
音楽作りの秘密の一端を窺い知ることができるのも興味の尽きないところです。




<skarbo>
DSK 4121 ¥2080
(1)ファリャ(編:コシャンスキー、ペルモワンヌ):
7つのスペイン民謡より抜粋(6曲) 
(2)グラナドス(編:シュナル、ペルモワンヌ):
昔風のスペインの歌曲集より抜粋(6曲)
(3)J-L.ナルバエス:カンシオネーロI(8曲) 
(4)ニン(編:A.シュミット):スペイン組曲(4曲) 
(5)ファリャ(編:クライスラー、ペルモワンヌ):
歌劇「はかない人生」より スペイン舞曲
デュオ・コルド・エ・アーム{オリヴィエ・ペルモワンヌ(Gt)、
サラ・シェナル(Vn)}
録音:2011年8月25-27日、フランス
スペイン、南米の音楽を中心にギター&ヴァイオリンの編成で演奏している注目
の団体、デュオ・コルド・エ・アーム(Duo Cordes et mes)によるスペイン現
代音楽作品集。skarboレーベルからのファーストアルバム(DSK 4077)に引き続
き、19世紀後半-現代のスペイン音楽に光を当てたアルバムとなります!今回
はファリャ(1876-1946)やグラナドス(1867-1916)といったスペインが誇る往年
の大作曲家から、現在もなお活躍する音楽家J-L.ナルバエス(1953*)の作品に
いたるまでの作品を収録した、まさにスペイン尽くしのプログラム。ナルバエ
スの作品以外は全てギターとヴァイオリン用に編曲されたものを収録していま
す。ファリャとグラナドスの歌曲集は流麗なピアノ伴奏の上にソプラノ歌手が
艶やかに歌いあげるのが作品の魅力の一つですが、本アルバムではヴァイオリ
ンの艶やかな音色とギターの詩的な響きのアンサンブルならではの味わい深い
ハーモニーを楽しむことができます。時に激しく、時に朗々としたエキゾチッ
クな魅力あふれるメロディの数々をたっぷりと堪能できる1枚といえましょう。
デュオ・コルド・エ・アームは、フランスの若手を代表するギター奏者オリ
ヴィエ・ペルモワンヌとヴァイオリン奏者サラ・シェナルが2001年に結成した
新進気鋭のデュオ団体。ギターとヴァイオリンの編成でスペイン・南米・東欧
のあらゆる時代の音楽を演奏することを目的とし、フランスを中心に各地で積
極的な演奏活動を行っています。




<PREISER>
=クラシック・セレクション=
PRCD 90807 ¥2080
マーラー:歌曲集
「子供の不思議な角笛によるピアノ伴奏歌曲(若き日の歌第2・3巻)」
いたずらな子供をしつけるために / もう会えない / たくましい想像力 /
緑の森を楽しく歩いた / 終わった!終わった! / シュトラスブルクの砦で
/ 夏の交代 / うぬぼれ / 別離と忌避
「リュッケルトの詩による歌曲」
わたしはほのかな香りを吸い込んだ / 美しさゆえに愛するのなら
/ 私の歌を覗き見しないで / 私はこの世に忘れられ / 真夜中に
「大地の歌」
告別
ボー・スコウフス(Br)
シュテファン・ヴラダー(P)
録音:2008年8月22-25日ウィーン、カジノ・バウムガルテン、
プライザー・レコーズ・スタジオ(セッション・ステレオ)
Recording Producer: Jiri Pospichal(Classic Sound Austria)
Sound Engineer: Gustav Soral
デンマークの実力派バリトン、ボー・スコウフスと、シュテファン・ヴラダー
のピアノでおくるマーラー・アルバム。アルバムの構成は、長きに亘り創作の
源泉としてマーラー自身が深くのめり込んだドイツの民謡詩集「子供の不思議
な角笛」に付曲されたもののうち、最初の結晶「若き日の歌」9曲のあと、晩年
にかけて隠遁的傾向を強めていく作風に連なる「私はこの世に忘れられ」を含
む「リュッケルト歌曲集」5曲がつづき、この流れを受けて、締めに「大地の
歌」の終曲「告別」を置くというもの。古典から近現代、オペラからリートま
で幅広いレパートリーで高い評価を得ているベテラン、スコウフスのソフトな
声が、深みを増したヴラダーのピアノにみごとに映えて、マーラー特有の耽美
的世界を描き出すことに成功しています。ちなみに、スコウフスは、1998、
1999年にサロネン指揮ロサンジェルス・フィルと「大地の歌」全曲のセッショ
ン録音をおこなっており、やはり「告別」における美しくやわらかな歌唱には
印象深いものがありました。
なお、このレコーディングは、先にスイスの出版社“La Dogana”から本&CD、
本&LP2枚組という2形態でリリースされていました。




<IDIS>
IDIS 6643 ¥1650
MONO
グールド・プレイズ・バッハVol.2
(1)ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056(1957年9月11日トロント。ライヴ)
(2)ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050
(1960年10月13日デトロイト。ライヴ)
(3)3声のインヴェンションBWV787-801(1955年3月15日トロント。ライヴ)
グレン・グールド(Pf)
ニコラス・ゴールドシュミット(指)CBC交響楽団(1)、
ポール・パレー(指)デトロイト交響楽団(2)、
ミーシャ・ミシャコフ(Vn)、アルバート・トリプトン(Fl)(2)
West Hill Radioレーベルからリリースされた6枚組のグールド・アルバムと同
一ソースですが、買いやすい1枚モノとなりました。音質は万全とはいえません
が、グールドのピアノは冴えに冴えていて痺れます。ピアノ協奏曲第5番は遅め
のテンポによる明快きわまりないソロで、グールド節満開。甘美な第2楽章も孤
高な気品漂う逸品です。ブランデンブルク協奏曲第5番はグールドのソロとなら
んで、ポール・パレー指揮というのも興奮のライヴ。パレーらしいビシっと決
まったアンサンブル、快調なテンポと大きな表現が魅力です。グールドも冒頭
からノリまくり、トゥッティのなかでも唸り声が響き渡りますが、物凄い没入
ぶりで聴き手の心を掴んで離しません。ことに第1楽章のカデンツァは期待以
上の名人芸で息をのみます。グールドにしかできない、至高のブランデンブル
ク協奏曲と申せましょう。

IDIS 6644 ¥1650
MONO
ハイフェッツ・プレイズ・フレンチ・ミュージックVol2
(1)ショーソン:
ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲Op.21
(1941年スタジオ録音)
(2)同:詩曲Op.25(1952年スタジオ録音)
(3)フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調(1961年スタジオ録音)
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、 ヘスス・マリア・サンロマ(Pf)、
ミュージカル・アートSQ(1)、
アイズラー・ソロモン(指)RCAビクター交響楽団(2)、
イスラエル・ベイカー(Vn)、ウィリアム・プリムローズ(Va)、
グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)、レナード・ペナリオ(Pf)(3)
いずれもRCAの名盤と同一音源。全盛期のハイフェッツは本当に凄すぎます。
ヴァイオリンが現れたとたん、魔術にかかったような感覚に陥ります。漠然と
したイメージのショーソンの詩曲もハイフェッツの手にかかるとゾクゾクする
ほど神秘的になります。また、大曲の協奏曲もきびきびとテンポが早く、表現
もドライながら信じられないほどの説得力に満ちています。これを聴きこむと、
他の演奏が受け付けられなくなるような麻薬性ディスクと申せましょう。

lDlS 6642 ¥1650
MONO
ド・ヴィゼ:メヌエット,ブーレ,メヌエット,ガヴォット
バッハ:組曲 ハ長調 BWV.1009-クーラント,ソナタ BWV 1003―アンダンテ
パガニーニ:ロマンス イ短調
アルベニス:入り江のざわめき
マラツ:スペインのセレナーデ
フォルテア:アンダルーサ
モレーノ・トローバ:ソナティーナ イ長調―アレグロ
ヴィラ=ロボス:前奏曲第1番 ホ短調
ソル:アンダンテ・ラルゴ Op.5-5
プジョル:グアヒラ
ラゴヤ:夢,カプリス
イダ・プレスティ(G)
録音:1938-1956年
イダ・プレスティは、1924年、フランス北部シュレンヌの生まれ。子供の頃か
らギターの才能を示し、まだローティーンの頃に初録音を果たしているほど。
1955年に5歳年下のエジプト出身のギタリスト、アレクサンドル・ラゴヤと結
婚、依頼夫婦の二重奏活動も評判でした。名声を築いたプレスティでしたが、
肺癌が原因の体調不良から1967年、楽旅先の米国で亡くなってしまいました。
あと一月で43歳になるという若さでした。そうした事情から彼女の録音はいず
れも貴重なものです。この録音には、まだ少女だった頃の録音から30代始めま
での、プレスティの見事な腕前を楽しみ事ができます。




<CAvi>
4260085 532407 3枚組 ¥5600
ルール・ピアノフェスティヴァル・エディションVol.27
CD1【リスト】
ヘクサメロン
(タールベルク、ピクシス、ヘルツ、チェルニー、ショパンと共作)
ペトラルカのソネット第123番
イゴール・レヴェット(Pf)
録音:2011年9月1、2日
葬送-詩的で宗教的な調べ
ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死
ベニヤミン・モーザー(Pf)
録音:2011年5月25日
軽やかさ-3つの演奏会用練習曲
ボリス・ギルツブルク(Pf)
録音:2011年6月25日
孤独のなかの神の祝福-詩的で宗教的な調べ
タランテラ
デニス・コジューヒン(Pf)
録音:2011年6月25日
CD2【リストのアンサンブル作品】
ピアノソナタ ロ短調(サン=サーンス編による2台のピアノ版)
アンソニー&ジョゼフ・パラトア(ピアノ・デュオ)
録音:2011年5月20日
オーベルマンの谷(リスト編によるピアノ三重奏版)
キット・アームストロング(Pf)、アンドレイ・ベロフ(Vn)、
アドリアン・ブレンデル(Vc)
録音:2011年6月19日
尼僧院の僧房
悲歌
悲しみのゴンドラ
マリオ・ブルネロ(Vc)、
アンドレア・ルケシーニ(Pf)
録音:2011年5月23日
祈り(レールモントフ詞)
漁師の娘(コロニーニ詞)
喜びに満ち、悲しみに満ち(ゲーテ詞)
3人のジプシー(レーナウ詞)
マリーナ・プルデンスカヤ(Ms)、イリーナ・プリシンスカヤ(Pf)
録音:2011年6月2日
CD3【新作。すべて世界初演】
キット・アームストロング:光陰矢のごとし
キット・アームストロング(Pf)、アンドレイ・ベロフ(Vn)、
アドリアン・ブレンデル(Vc)
録音:2011年6月19日
オラヴ・レルヴィク:アフォリズム1.0/アフォリズム1.1
ヴァソス・ニコラウ:子守歌/小さな星/トランシルヴァニア
タマーラ・ステファノヴィチ(Pf)
録音:2011年5月30日
ディーター・シュネーベル
h-Mollソナタ
ジークフリート・マウザー(Pf)
録音:2011年5月22日
ピアノ音楽マニアが毎年心待ちにしているシリーズ最新巻の登場です。ドイツ、
ルール地方で毎年行われるピアノフェスティヴァルのライヴ第27弾。2011年は
生誕200年だったピアノの神様リストに捧げ、マニアックな作品と興味深い新作
が披露されています。いずれもワクワクするものばりですが、「ピアノソナタ
ロ短調」をサン=サーンスが2台のピアノ用に編曲したものが貴重。この難曲
をさらに複雑化し、両奏者の丁々発止な掛け合いの面白さにも満ちた神業的編
曲。2台のピアノの効果を熟知したサン=サーンスならではの魔術が駆使され、
物凄く興奮させられます。アメリカの腕ききパラトア兄弟がライヴならではの
熱気に迫力に満ちた演奏を聴かせてくれます。
また浜松国際ピアノアカデミー2004年優勝者のイゴール・レヴェット(イーゴリ
・レーヴェト)や2007年にニューヨークで行われたヤング・コンサート・アーチ
スト国際コンクール優勝のベニヤミン・モーザーの最新演奏も嬉しい限り。ま
た、1992年生まれの台湾系イギリスの天才青年キット・アームストロングの演
奏を聴くことができるのも特筆。7歳にしてカリフォルニア・チャップマン大
学に最年少で奨学金入学、数学を専攻したという驚きの頭脳。ピアノの腕前も、
かのアルフレッド・ブレンデルに「私が会った最高の才能」と言わしめた凄さ。
リスト作品のみならず、ブレンデル80歳の誕生日プレゼントとして作曲した自
作も披露。
さらにこのフェスティヴァルは、未来の子供たちのために前衛手法の子供用作
品の委嘱と出版も行っています。今回はノルウェーのレルヴィクとキプロスの
ニコラウの曲をステファノヴィチが美しく奏でています。加えて御年81歳だっ
たドイツの長老作曲家ディーター・シュネーベルの新作ソナタも聴きもの。
フェスティヴァルの委嘱作で、マウザーに捧げられていますが、シュネーベル
にとって初のピアノ大曲というのも興味津々。ピアノの内部奏法をはじめとす
る特殊奏法を駆使しつつ、リスト、ショパンの第3番、ベルクらのロ短調で書
かれたピアノソナタをコラージュ風に挿入した一大奇作となっています。

4260085 532278 ¥2450
ベートーヴェン:後期ピアノ・ソナタ集
第30番 ホ長調 op.109、第31番 変イ長調 op.110、第32番 ハ短調 op.111
アンティ・シーララ(ピアノ)
録音:2011年6月
これまでに何度か来日もある若手実力派、シーララによるベートーヴェンの後
期ソナタ集。清冽な音色と明晰な音楽運びで、後期のこれらの大作を、見通し
のよい音楽で見事に聴かせます。シーララは、1979年、ヘルシンキの音楽一家
に生まれました。7歳でオーケストラと共演し、10歳の時、第10回ウィーン・
ベートーヴェン国際コンクールで最年少第1位に輝いただけでなく、その時に
弾いたハンマークラヴィア・ソナタは驚異的名演として絶賛されました。
2009/2010シーズンは、「ベルリン・フィルハーモニック・ピアノ・リサイタ
ル・シリーズ」のアーティストの1人(全部でわずか4人のシリーズ。同じ時の
他出演者は、エマール、ラン・ラン、ヘルムヒェン)に選ばれ、ブラームスと
シェーンベルクのプログラムを演奏しました。幼いころからすでにベートー
ヴェンを得意としていたシーララによる、暖かさと明晰な解釈による演奏を堪
能できる1枚です。




<VDE GALLO>
GALLO 1361 ¥1980
ボホール島のオルガン
・ロアイ教会の歴史的オルガン
 アントニオ・ヴァレンテ(1520-1581):ロ・バッロ・デリントルキア
 セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア(1570-?):トーノ第1番
 作者不詳:イタリア民謡
 トレス・ヴェルガーラ(1661-1727):レジストーソ
・ロボック教会の歴史的オルガン
 フェルランド・エギグレン(1743-?): 協奏曲
 パブロ・ブルーナ(1611-1679):ティエント
 フランシスコ・ペレス・ガヤ(1766-1850):ソナタ
・バクレイヨン教会の歴史的オルガン
 カルレス・バゲル(1768-1808):シンフォニア
 ホセ・エリアス(1678-1755):ピエッツァ
 作者不詳:ティンバレス
ギ・ボヴェ(オルガン)
録音:2011年2月、ボホール島
ボホール島は、フィリピン中部ヴィサヤ諸島の島の一つで、世界最小級の霊長
類の生息地フィリピンメガネザルとしても知られています。この島は1500年代
からスペインの植民地となり、その影響からスペイン教会も数多くつくられま
した。このアルバムではボホール島の3つの歴史的オルガンが使用され、当時
演奏されたであろう作品をボヴェは選曲しております。

GALLO 1362 ¥1980
ネグロス島、バコンの歴史的オルガン
ギ・ボヴェ(1942-):フィリピンへのトリビュート「即興演奏」
イラリオン・エスラーバ(1807-1878):
スペイン・オルガン曲集から「前奏曲」、他
フェリペ・ゴリーティ(1839-1896):エスペランツァ、2つのバスク民謡集
エドゥアルド・トーレス(1882-1934):シャンソン
ペドロ・アルベニス(1793-1855):
スペイン・オルガン曲集から「オフェルトリオ」
ギ・ボヴェ(オルガン)
録音:2011年2月、ネグロス島
ネグロス島もボホール島と同じ、フィリピン中部のヴィサヤ諸島にある島の一
つで、フィリピンで4番目に大きい島です。砂糖の生産地として有名です。この
島もスペイン人来航によりキリスト教会も数多く建てられました。ボヴェはバ
コンの歴史的オルガンを用いて、19世紀の作品を中心に収録。またフィリピン
へのトリビュート曲としてボヴェの即興演奏も納められております。

GALLO 1363 ¥1980
マニラ、イントラムロス、サン・アグスティン教会の歴史的オルガン
セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア(1570-?):「幸いなるかな女王」
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):メモリー
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1654):ティエント
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
ソナタ ニ長調K.287、ニ長調 K.288、ト長調 K.328、ハ長調 K.255
作者不詳:パッサカリア
ギ・ボヴェ(オルガン)
録音:2011年2月、マニラ
イントラムロスは16世紀にスペイン人たちによって建てられた、フィリピンの
首都マニラの最古の地区です。スペインの植民地時代には、イントラムロスは
マニラそのものだと考えられていました。ここマニラにはサン・アグスティン
教会をはじめ、マニラ大聖堂、サン・イグナシオ教会など多くの教会がたてら
れました。この録音で使用されたサン・アグスティン教会の歴史的オルガンは
非常に明るい音色が魅力の楽器です。ボヴェはこの楽器の音色にふさわしいス
カルラッティの鍵盤曲を収録しました。

GALLO 1364 ¥1980
ラスピニャスの歴史的オルガン(バンブーオルガン)
ギ・ボヴェ(1942-):フィリピンへのトリビュート「即興演奏」
イラリオン・エスラーバ(1807-1878):
スペイン・オルガン曲集から「前奏曲」、他
フェリペ・ゴリーティ(1839-1896):エスペランツァ、2つのバスク民謡集
エドゥアルド・トーレス(1882-1934):シャンソン
ペドロ・アルベニス(1793-1855):
スペイン・オルガン曲集から「オフェルトリオ」
ギ・ボヴェ(オルガン)
録音:2011年2月、ラスピニャス
ラスピニャスは、フィリピンのマニラ首都圏にある都市です。ここのラスピ
ニャス教会には、世界で唯一、竹で作られたパイプオルガンがあることで知ら
れており、本録音ではその貴重な音を楽しむことができます。

GALLO 1360 4枚組 ¥5940
(GALLO 1361~GALLO 1364の4枚組セット)
・ボホール島のオルガン
・ネグロス島、バコンの歴史的オルガン
・マニラ、イントラムロス、サン・アグスティン教会の歴史的オルガン
・ラスピニャスの歴史的オルガン(バンブーオルガン)
ギ・ボヴェ(オルガン)
録音:2011年2月、フィリピン
スイスのギ・ボヴェがスペインの植民地時代にフィリピン各地に建てられた6
つの歴史的オルガンを使用しての録音集(GALLO 1361~GALLO 1364)の4枚組セッ
ト商品です。

GALLO 1376 ¥1980
J.S.バッハ:
キルンベルガー・コラール「高き天より、われは来たり」BWV700、
オルガン小曲集より「かくも喜びあふれる日は」BWV605(BWV294)、
「神よ、その慈悲により、または神の子来たれり」BWV600(BWV318)、
「ベツレヘムに生まれし幼な子」BWV603(BWV65)、
「天使の群れ、天より来たれり」BWV607、
「神のひとり子なる主キリスト」BWV601(BWV96)、
「甘き喜びのうちに」BWV608(BWV368)、
カンタータ「いざ来たれ、異邦人の救い主よ」BWV61より、
パストラーレBWV590
ジャコモ・カリッシミ(1605-1674):「サルヴェ、サルヴェ、プエルチェ」
ダンドリュー(16821738):
12のノエル変奏曲より「サントンジュのノエル」」「マリア我らに告げる」
バベッテ・モンドリー(org.[ジルバーマン制作])、
イヴ・コプリ・シェイバー(s)
録音:2011年10月16,18,20日、聖ペーター教会、バーゼル
バーゼルにある聖ペーター教会にあるジルバーマン・オルガンを使用したバッ
ハの作品集。ここではオルガン作品とソプラノで歌われる作品が収録されてお
ります。オルガン音楽の黄金時代を築いたバッハの時代の歴史的なオルガンと
透明感のあるソプラノの歌声とが教会に響き渡るのを聴いているだけで、心が
洗われるようです。

GALLO 1347 ¥1980
シューベルト:弦楽四重奏曲第12番ハ短調「四重奏断章」
アルフレッド・フェルダー(1950-):
弦楽四重奏曲(2007-2008)~シューベルト「冬の旅」お休みのテーマによる
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調「死と乙女」
ザラストロ四重奏団【ラルフ・オレンダイン(1st vn)、
ローマン・コンラッド(2nd vn)、
ハンナ・ウェルナー=ヘルフェンスタイン(va)、ステファン・ブラチャー(vc)】
録音:2011年、チューリヒ
ワインガルトナーの弦楽四重奏曲の録音で知られるザラストロ四重奏団の新録
音は、名曲シューベルトの「死と乙女」「四重奏断章」そして、アルフレッド
・フェルダー作曲のシューベルト「冬の旅」お休みのテーマによる弦楽四重奏
曲(2007-2008)です。フェルダーは1950年、ルツェルンに生まれました。チェロ
および作曲をルツェルン音楽院で学び、その後、ザルツブルクのモーツゥルテ
ウム音楽院でチェリストとしてのディプロマを得ました。この弦楽四重奏曲は
シューベルトの名曲冬の旅の「おやすみ」をモティーフにした美しい作品で弦
楽器出身の作曲家らしく、それぞれの楽器の特徴をとらえた曲になっておりま
す。

GALLO 1370 ¥1980
ジャン・ベラン、ジョン・サンダーソンの作品集
ジャン・ベラン:
トゥー・ワン・イン・パラダイス/ダンス・ノクチューン/子供の情景
/ポストリュード/歌の終わり/海、やさしい歌/スペインの想いで
ジョン・サンダーソン:アマルガメーション
ジャン・ベラン(p)、ジョン・サンダーソン(vn)、
クリストファー・ラファエル(ob)
ピアニスト、ジャン・ベランとヴァイオリニスト、ジョン・サンダーソンが作
曲した心あたたまる曲集。コンポーザー自身の演奏らしく、音楽の意図が聴き
手にダイレクトに伝わる抜群の演奏です。




<harmonia mundi>
HMC 902122 ¥2450
シューマン:室内楽作品集
ピアノ四重奏曲 変ホ長調 op.47
ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ/1875年製ベーゼンドルファー)
エルサレム弦楽四重奏団【アレクサンドル・パヴロフスキ(Vn)、
セルゲイ・ブレスラー(Vn)、オリ・カム(Vla)、キリル・ズロトニコフ(Vc)】
録音:2011年7月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
なんとも充実のシューマンの室内楽作品CDがリリースされます。2012年2月に
来日し、もの凄いショスタコーヴィチの演奏会と、ファウストとのベートー
ヴェン・デュオのコンサートで日本の聴衆の度肝を抜いたメルニコフと、エル
サレム弦楽四重奏団(ヴィオラの元メンバー(アミハイ・グロス)が、ベルリン・
フィル首席ヴィオラ奏者に就任し、離団したため、新たにオリ・カムをヴィオ
ラ奏者メンバーに迎えた新編成)による室内楽の登場。メルニコフが演奏して
いるのは、ブラームス作品集(HMC.902086)でも用いた、1875年ベーゼンドル
ファー製のピアノ。エルサレム弦楽四重奏団の研ぎ澄まされた清冽な音色で展
開されるアンサンブルと、メルニコフのピアノのコンビネーションは絶品です。
ここに収められている室内楽曲は、どちらも1842年、「室内楽の年」(42年6月
から43年1月までの比較的集中した時期)に書かれたもの。この時期、3つの弦
楽四重奏曲、そして、ピアノ四重奏曲と五重奏曲が書かれました。溢れるイマ
ジネーションをピアノ・ソロの作品で表現するには「制約がありすぎる」とク
ララに語っていたといいます。五重奏は、ワーグナーにも強い影響を与えたと
言われています。ベートーヴェン、メンデルスゾーンやシューベルトが残した
同ジャンルの偉大な作品からエネルギーを得て、自身の創作力を全て注ぎこん
だ力作です。四重奏曲終楽章のフィナーレや、五重奏曲の有名な冒頭での、
メルニコフのピアノは圧巻。メルニコフが描く細かな歌いまわしを、エルサレ
ムの面々も見事にキャッチ。親密な雰囲気と、心地よい緊張感に満ちた稀有な
演奏が展開されています。





<Grand Slam>
GS 2077 ¥2250
ステレオ
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
(1)交響曲第35番ニ長調 K.385「ハフナー」
(2)交響曲第41番ハ長調 K.551「ジュピター」
ブルーノ・ワルター(指揮)、コロンビア交響楽団
録音:(1)1959年1月13、16、19、21日、アメリカン・リージュン・ホール
(2)1960年2月25、26、28、29日、アメリカン・リージュン・ホール
使用音源:Columbia(U.S.A.)MQ 436
(オープンリール・テープ、19センチ、4トラック)
録音方式:ステレオ(セッション)
■制作者より
ブルーノ・ワルターのオープンリール・テープ復刻第8弾はモーツァルトの交響
曲第35番「ハフナー」&第41番「ジュピター」です。ワルターと言えばモー
ツァルト、復刻を心待ちにされていた方はさぞ多かろうと思います。復刻にあ
たっての方針はこれまでと全く変わりません。原音尊重主義です。
■解説書の内容
解説書にはイギリスの名指揮者エードリアン・ボールトがワルターとの交友を
語った講演会の全記録を、ボールト財団の特別の許諾を得て翻訳し掲載してい
ます。この講演は1969年に行われたもので、ボールトがユーモアを交えながら
ワルターの人柄について語っています。話の中にはニキシュ、クレンペラー、
ホフマンなどの音楽家の逸話も数多く語られ、ファンにとっては興味津々の内
容です。(以上、平林 直哉)




<WAON RECORDS>
WAONXA 036(DVD-ROM) ¥3650
High Resolution
Audio Data
192kHz/ 24bit WAVE
PC-AUDIO
上畑正和:夢見る翼-Dream of NIKE【192kHz/ 24bit WAVE/ PC-AUDIO】
(1)深い霧の奥へ (2)六月の舞踏会 (3)黒いマントの男 (4)即興曲スペイン
(5)結晶 (6)NIKE (7)午後のひととき (8)SIGN (9)追跡 
(10)草原の想い出 (11)LISA
崎川晶子(チェンバロ)
録音:2005年5月31-6月2日

WAONXA 038(DVD-ROM) ¥3650
High Resolution
Audio Data
DSD 2.8 MHz
DSD-AUDIO
上畑正和:夢見る翼-Dream of NIKE【DSD 2.8 MHz/ DSD-AUDIO】
(1)深い霧の奥へ (2)六月の舞踏会 (3)黒いマントの男 
(4)即興曲スペイン (5)結晶 (6)NIKE (7)午後のひととき (8)SIGN 
(9)追跡 (10)草原の想い出 (11)LISA
崎川晶子(チェンバロ)
録音:2005年5月31-6月2日
CDをはるかに凌駕するダイレクト・ストリーム・デジタルの高密度オーディオ
データが、溢れる音楽の熱情とともに広大な音場の空気感までを再現します。
※DVD-ROMを読み込み可能なディスクドライブを接続したパソコンと、適切な
ソフトウェア、オーディオ・インターフェース機器、あるいはDSDを再生でき
るプレーヤーをご用意いただく必要があります。通常のCD,SACD,DVDプレーヤ
ーでは再生できません。




<ATMA>
ACD2 2557 ¥1850
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988
デイヴィッド・ジャルベール(Pf)
録音:2011年6月、ケベック(カナダ)
北米を中心に高い注目を集めている若き俊英ピアニスト、デイヴィッド・ジャ
ルベールによるゴルトベルク変奏曲!古典から現代作品まで幅広いレパートリ
ーを持ち、これまでATMAより多くの注目盤をリリースしてきたジャルベールで
すが、バロック時代のレパートリーを収録したのは本CDが初めてです。今回の
収録について、「これまでで最も大きな挑戦だ」と意欲を語ったジャルベール。
グレン・グールドを敬愛するジャルベールの演奏は、かの巨匠をも想起させる
繊細かつ情感あふれたもの。J.S.バッハがシンプルな響きの中に織り込んだ奥
深い音楽世界を色鮮やかに表現しています。
デイヴィッド・ジャルベールはカナダが誇る屈指の若手実力派ピアニスト。卓
越した演奏技術と多彩な表現力で数々の賞を総なめにし、現在は北米を中心に
リサイタルや室内楽演奏会で幅広く活躍しています。今後の活躍にも期待必至
のアーティストによる注目の新譜です!

ACD2 2373 2枚組 ¥3380
ウィリアム・ローズ(1602-1645):ロイヤル・コンソート組曲集
[CD1](1)第5番 ニ長調 (2)第2番 ニ短調 (3)第6番 ニ長調 
(4)第7番 イ短調 (5)第4番 ニ長調 
[CD2](1)第9番 ヘ長調 (2)第10番 変ロ長調 (3)第1番 ニ短調 
(4)第8番 ハ長調 (5)第3番 ニ短調
コンソート・レ・ヴォワ・ユメーヌ{デイヴィッド・グリーンバーグ(バロック
・ヴァイオリン)、イングリッド・マシューズ(バロック・ヴァイオリン)、
オリヴィエ・ブロー(バロック・ヴァイオリン)、
スージー・ナッパー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
マーガレット・リトル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
シルヴァン・ベルジェロン(テオルボ)、スティーヴン・スタッブズ(テオルボ)}
録音:2002年12月((1)、(6)-(8))、2006年4月((2)-(5)、(9)、(10))、カナダ
ガンバ奏者スージー・ナッパーとマーガレット・リトルを中心とする古楽演奏
団体レ・ヴォワ・ユメーヌによるウィリアム・ローズのコンソート集。好評の
ハープ・コンソート組曲(ACD2 2372)に引き続き、近年再評価の動き高まる
W.ローズのコンソート作品に再び光を当てたリリースとなります!W.ローズは
17世紀イギリスを代表する作曲家。チャールズ1世時代のイギリスに活躍し、
多彩なジャンルに渡って作品を残しました。今回収録されたロイヤル・コンソ
ート組曲は彼の作品の中でも特に知られる名曲です。耳に優しく響いてくる
優雅な旋律と心地よい舞曲のリズムは絶品。イギリス古楽好きの方はもちろん、
舞曲好きの方には特におすすめのアルバムです!現在ではなかなか演奏・収録
される機会の少ない音楽家にスポットを当てた、希少な名盤といえましょう。
今回の収録のために組まれた演奏家たちの豪華共演にも注目です!

ACD2 2650 ¥1850
ダウランド:歌曲集
(編曲:マイケル・スラッテリー、シルヴァイン・ベルジェロン、セアン・
ダゲル)
(1)「眠れ、とりとめもない想いよ」 
(2)「おお、今こそ別れねばならぬ」 
(3)「愛の神の眼を閉じたこの不思議を見よ」 
(4)「ご婦人方をつかむこつ」 
(5)「愛の神よ、見つけたことがあるなら話して」 
(6)「去れ、うぬぼれの若者よ」 
(7)「もういちど帰っておいで、やさしい恋人よ」 
(8)「来たれ深き眠り」 
(9)ラクリメのパヴァーヌ 
(10)「時間は静止して、あの人の姿に見とれる」 
(11)「だれよりも私だけをあの世に送り返して」 
(12)ケンプのジグ ― ウィンター夫人の跳躍 ― ハンズドン令夫人のパフ
(13)「晴れても曇ってもやさしい4月の前ぶれ」 
(14)「おおやさしい森、孤独の喜びよ」 
(15)ガイヤルド 
(16)「羊飼が木陰で」 
(17)「彼の金髪も時が銀髪に変えて」
マイケル・スラッテリー(T、シュルティ・ボックス)、
シルヴァイン・ベルジェロン(指)、ラ・ヌフ
録音:2010年9月、ケベック(カナダ)
モーツァルト歌曲やバロック歌曲を得意とするアメリカのテノール、マイケル
・スラッテリーがついにATMAレーベルからデビュー!記念すべきファーストア
ルバムはイギリスを代表する音楽家ダウランドの歌曲集。リュート伴奏歌曲集
の第1巻-第3巻から珠玉の作品の数々が収録されています。何よりもまず注目
されるのは、すべての収録曲がこのアルバムのために編曲されていることで
しょう!リブレット内で、「ラ・ヌフのクリスマスパーティーで聴いたシター
ルの演奏によるダウランドの歌曲に感銘を受け、今回のプログラムのアイディ
アが浮かんだ」と語ったスラッテリー。スラッテリー、ベルジェロン、そして
ラ・ヌフのシターン奏者であり編曲者としても活躍するダゲルの3人が編曲を
担当しています。ラ・ヌフが奏でる美しい古楽器のハーモニーはもちろんのこ
と、スラッテリー自身が奏でるシュルティ・ボックス(アコーディオンに似た
インドの民俗楽器)の素朴な響きが聴けるのも大きな魅力!演奏、内容ともど
も「『アート』と『フォークソング』の間にまたがるプログラム」というアル
バムのコンセプトにぴったりな独創性あふれる希少な名盤に仕上がっています!

ACD2 2580 ¥1850
(1)ワーグナー:ジークフリートの牧歌(室内オーケストラ版) 
(2)グルック(ワーグナー編):
「アウリスのイフィゲニア」序曲(1854年版、世界初録音) 
ワーグナー:
(3)ファウスト序曲 
(4)ヴェーゼンドンク歌曲集より「夢」
(ヴァイオリンと室内オーケストラのための) 
(5)R.シュトラウス: オーボエ協奏曲 ニ長調
(6)特典映像:ジークフリートの牧歌
ルイーズ・ペルラン(Ob)
トーマス・レスナー(指)
ビエンヌ交響楽団
録音:2009年11月、パレ・デ・コングレ(ビエンヌ、スイス)
トーマス・レスナー率いるスイスのオーケストラ、ビエンヌ交響楽団(ビール
交響楽団とも)が、ワーグナー編曲によるグルックの歌劇「アウリスのイフィ
ゲニア」序曲(1854年版)を収録した注目の新譜をリリースしました!これま
で同曲の1847年版は多く演奏・録音されてきましたが、ワーグナーが演奏会用
にコーダを付け加えた1854年版は本アルバムが世界初録音となります!ヴェー
ゼンドンク歌曲集の第5曲「夢」は、オペラ「トリスタンとイゾルデ」第二幕
の愛の二重唱の習作としても知られる作品。今回はヴァイオリンと室内オーケ
ストラのために編曲された版での演奏となります。ドイツ三月革命後、数年間
をスイスで過ごしたワーグナー。本アルバムに収録された作品は、スイスにお
ける彼の活躍の軌跡を感じることができるものばかりです。また、本アルバム
にはR.シュトラウス最晩年の名曲、オーボエ協奏曲も収録。チューリヒ近郊で
作曲された本作もまた、スイスとの関係深い作品といえましょう。スイスが誇
るオーボエ奏者ルイーズ・ペルランのソロにも注目です。アルバム最後には、
ジークフリートの牧歌の演奏映像も収録。この曲が作曲された町トリプシェン
での撮影ということで、ファンの方にとってはまさにお宝なアルバムといえま
しょう!

ACD2 2472 ¥1850
トゥルヌミール(1870-1939):オルガン作品集Vol.3
(1)トリプル・コラール op.41 
(2)大いなるアントワーヌのための自由な形式の後奏曲 Op. 68 より
(第8、26、44番)
(3)「神秘のオルガン」op.57より第26番「三位一体の祝日」、第57番
ヴァンサン・ブシェール(Org)
録音:2008年10月、サン=ジャン=バティスト教会(ケベック、カナダ)
カナダのオルガン奏者ヴァンサン・ブシェールがATMAレーベルよりリリースし
ているトゥルヌミールのオルガン作品集、待望の最新盤!第1集(ACD2 2470)、
第2集(ACD2 2471)に引き続き、第3集となる本アルバムもシャルル・トゥルヌ
ミール独特の音楽世界を存分に堪能できる1枚に仕上がっています。トゥルヌ
ミールは20世紀初頭のフランスで活躍したオルガニスト兼作曲者。その作風に
は、彼が生前に傾倒していたという神秘主義の信条が垣間見えます。今回は彼
が1910年に作曲した「トリプル・コラール」を中心に収録。20分を超える大作
で、トゥルヌミールの名を世に知らしめた代表作でもあります。また、シリー
ズを通して抜粋収録されてきた「神秘のオルガン」からは、今回は第26番と
第57番が抜粋収録されています!

ACD2 2572 ¥1850
(1)ラファエル・リード:「森への小道」 
(2)ハビエル・ファリアス:「アラウコ」 
(3)パスカル・サスヴィル・ココチ:「根」 
(4)フランソワ・ゴーティエ:「千本の足」
フォレスターレ
録音:2011年9月、サンティレネ(ケベック、カナダ)
若手ギタリストたちからなるアンサンブル集団フォレスターレによるギター作
品集。今注目の若手現代音楽家たちによるアンサンブル作品が多く収録されて
います。プログラムのメインであるファリアスの「アラウコ」は、1553-7年の
間に書き残された「ラ・アラウカーナ」の詩に音楽をつけた作品。当時チリの
征服者であったスペイン人に激しく抵抗した南部の先住民マプチェ族の苦しみ
と不屈の精神をうたう詩を、ギターアンサンブルが時に静かに時に激しく盛り
上げます。リブレット内は英語と仏語対訳付。彼らの強き心を表すエネルギッ
シュなギターの響きに、心を強く鼓舞されます。このアルバムではその他にも
フォレスターレが得意とするレパートリーを多く収録。繊細なソロの響きから
アンサンブルの圧倒的なサウンドまで、ギターの魅力に浸る1枚となっています。



<BIS>
BIS SA 1603(SACD-Hybrid) ¥2500
ショスタコーヴィチ:
(1)交響曲第1番ヘ短調Op.10
(2)同第2番変ロ長調「十月革命に」Op.14
(3)同第3番変ホ長調「メーデー」Op.20
マーク・ウィグレスワース(指)
オランダ放送フィル、同合唱団
[録音:2006年10月(1)、2010年10月(2)(3)
/オランダ放送音楽センターMCO5スタジオ]
今回は初期の3篇。いずれもかなり急進的な内容で、若きショスタコーヴィチ
の才気が迸る音楽となっています。けたたましいサイレンで始まり、混沌とし
た響きの後、合唱が社会主義讃美を謳いあげる第2番、一見体制讃美のようで
ありながら腹にイチモツあるのを感じる第3番と、ショスタコーヴィチの凄さ
を実感できます。ウィグレスワースの卓抜な統率力、オランダ放送合唱団の絶
叫ともに、BISの超優秀録音がすさまじい効果を生みます。

BIS SA 1883(SACD-Hybrid) ¥2500
ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集Vol.12
(1)ドレスラーの行進曲による9の変奏曲WoO.63
(2)スイスの歌による6の変奏曲WoO.64
(3)「恋人よ来たれ」による24の変奏曲WoO.65
(4)デッタースドルフの「赤ずきん」による13の変奏曲WoO.66
(5)ヴァガノのメヌエットによる12の変奏曲WoO.68
(6)パイジェッロの「田舎者の恋は何と美しく」による9の変奏曲WoO.69
(7)パイジェッロの「うつろな心」による6の変奏曲WoO.70
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
[録音:2011年8月/エステローケル教会(スウェーデン)]
ブラウティハムによるフォルテピアノのベートーヴェン全集、第12弾は変奏曲
の第2巻。「ドレスラーの行進曲による9の変奏曲」はベートーヴェン13歳の作
で、後に「ディアベリ変奏曲」や第9交響曲の第3楽章等で魔術的な域にまで至
る変奏曲という分野第1号という記念碑的作品。「恋人よ来たれ」による24の変
奏曲は演奏時間20分の大規模な作品で、後年の作風の萌芽が見られます。ブラ
ウティハムの演奏は大らかで説得力満点。1805年ワルターのフォルテピアノの
レプリカの響きも美しく、じっくり堪能できます。

BIS SA 2008(SACD-Hybrid) ¥2500
フランセ:
(1)木管五重奏曲第1番(1948)
(2)同第2番(1987)
(3)木管四重奏曲(1933)
(4)木管三重奏のためのディヴェルティスマン(1947)
ベルゲン木管五重奏団
[録音:2008年4/ヘルドラ教会(ノルウェー)]
今年生誕100年を迎えるジャン・フランセ。管楽アンサンブルの世界では定番と
なっているフランセ作品。軽妙洒脱、シャンパンのように発泡する刺激にあふ
れていて楽しく聴きやすいものの、早いテンポ、細かい音の動き、錯綜する声
部など技術的には非常な難曲です。ベルゲン・フィルの奏者たちによる名人集
団ベルゲン木管五重奏団のスタイリッシュな演奏でお楽しみ下さい。

BIS SA 1997(SACD-Hybrid) ¥2500
ロンドン・コーリング
(1)ヘンデル:
「ゴールのアマディージ」HWV11-第1幕へのシンフォニア/アリア「汝を愛す」
/同「準備万端」/同「返して下さい」/第3幕へのシンフォニア
/アリア「喜びを聞き」
(2)同:「ヘラクレス」HWV68-第3幕へのシンフォニア
/レチタティーヴォ「どこへ飛びましょうか」
(3)同:「テオドーラ」HWV68-エール「バラ色の歩みで」
(4)コレルリ:コンチェルト・グロッソ ニ長調Op.6の4
(5)ヴェラチーニ:ヴァイオリンソナタ イ長調Op.2の9
(6)ジェミニアーニ:コンチェルト・グロッソ ニ短調「ラ・フォリア」
テューヴァ・セミングセン(Ms)、
ビャッテ・アイケ(指)
バロックソリステーネ
[録音:2010年9/城塞教会(コペンハーゲン)]
今から300年前、1710年頃のロンドンは最新のイタリア・オペラを展開させよう
とする興行主によって、非常な活気に満ちていました。コレルリ、ヴェラチー
ニ、ジェミニアーニといったイタリアの音楽家に加え、5年間をイタリアで過
ごしたドイツ人ヘンデルも招かれ、オシャレなオペラを披露しました。しかし
ヘンデルはその後、非常にイギリス的な「ヘラクレス」や「テオドーラ」など
へ作風を変化えます。そうしたカメレオン的相貌変化を示したアルバム。2005
年結成のノルウェーの古楽器団体バロックソリステーネとメゾソプラノのセミ
ングセンが美しい世界を繰り広げます。

BIS 1862 ¥2380
シューベルト:オペラ序曲集
(1)ヒュドラリウスを弾く悪魔(1811/2)/(2)鏡の騎士(1811/2)
(3)悪魔の悦楽城(1814)/(4)四年間の哨兵勤務(1815)
(5)ヴィッラ・ベッラのクラウディーネ(1815)
(6)サラマンカの友人たち(1815)/(7)双子の兄弟(1919)
(8)アルフォンソとエストレッラ(1821)/(9)謀反人たち(家庭戦争)(1823)
(10)フィエーラブラス(1823)
マンフレート・フス(指)
ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーン
[録音:1997年5月/カジノ・ツェゲルニッツ(ウィーン)]
かつてKoch Schwannレーベルからリリースされていたものの、カタログから消
えた後、マニアの間で非常な高額取引がなされているというウワサの盤が復活
します。シューベルトのオペラ序曲集。シューベルトはあらゆる分野に傑作を
残した天才で、「歌曲王」と称されながら、オペラは成功せず、何度か復活の
試みがなされたものの、レパートリーとして定着するに至っていません。ここ
に収められたのはオペラ10篇の序曲。いずれも初めて聴くようなものばかりな
がら、さすがシューベルト、豊富なメロディと美しい響きに聴き惚れてしまい
ます。ロッシーニやウェーバーの序曲集にひけをとらぬ魅力に満ちた、お宝発
見的ディスクです。

BIS 1886 ¥2380
カレヴィ・アホ:
(1)クラリネット五重奏曲(1998)
(2)クラリネット、ヴィオラ、ピアノのための三重奏曲(20069
(3)2台のアコーディオンのためのソナタ(1984/9)
オスモ・ヴァンスカ(Cl)、サラ&ジーナ・クヮク(Vn)、トマス・ターナー(Va)、
アンソニー・ロス(Vc)、
スーザン・ビルマイヤー(Pf)、ヴェリ&スサンネ・クヤラ(Acc)
[録音:2010年6月/ミネアポリス・オーケストラホール]
ヴァンスカ演奏のカレヴィ・アホ、といっても指揮ではなく何とクラリネット
奏者として参加したディスクの登場です。ピアノの腕前を披露する指揮者は多
いですが、クラリネットはなかなか貴重。ヴァンスカは指揮者としてブレイク
する前、1971年から76年までトゥルク・フィル、77年から87年までヘルシンキ
・フィルの首席奏者を務めた名手で、現在でも練習を欠かさぬとのこと。アホ
の作品とあらば、クラリネット奏者としても参加したいと思うのが人情、名手
ぶりに驚かされます。ミネアポリス管のメンバーたちと室内楽奏者としても一
級のところを示しています。




<MELBA>
MR 301110(SACD-Hybrid) ¥2450
プッチーニ・パッション
(1)「ヴィッリ」-私が小さな花だったら
(2)「エドガール」-さらばわが愛よ
(3)「マノン・レスコー」-柔らかなレースにくるまれていても/一人淋しく
(4)「ラ・ボエーム」-私の名はミミ/ムゼッタのワルツ/さようなら
(5)「トスカ」-歌に生き愛に生き
(6)「蝶々夫人」-ある晴れた日に/坊やのお母さんは/名誉に死なん
(7)「つばめ」-ドレッタの美しい夢/甘く神聖な時
(8)「修道女アンジェリカ」-母もなく
(9)「ジャンニ・スキッキ」-私のお父さん
(10)「トゥーランドット」-王子様、お聞き下さい/冷たき心も
(11)歌曲「そして小鳥は」/「太陽と愛」
シェリル・バーカー(Sop)、リチャード・ボニング(指)ヴィクトリア管
オーストラリアの歌姫シェリル・バーカーがプッチーニの最も美しいアリアを
厳選して歌った魅惑のアルバム。聴きたい曲がほぼすべて網羅されているのが
圧巻。もともとバーカーは「ラ・ボエーム」のミミ役でブレイクした経緯があ
り、彼女にとっても最愛の作曲家とのこと。プッチーニの愛したヒロインたち
の可憐さとドラマティックな盛り上がりはまさにバーカーにぴったり。プッチ
ーニならではの絶美のメロディと、なつかしのリチャード・ボニング指揮(健
在!)による華麗なオーケストラ・サウンドにたっぷりひたれるゴージャスな
一時間をお届けします。




<SUPRAPHON>
SU 4064 ¥1780
F.ベンダ(1709-1786):
(1)ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 (2)ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 
(3)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 (4)ヴァイオリン協奏曲 イ短調
イヴァン・ジェナティー(Vn)、プラハ・フィルハーモニア
録音:2011年5月19-21日、2012年1月14日、マルティニク・スタジオ(プラハ)
チェコが誇る世界的ヴァイオリン奏者イヴァン・ジェナティーが、同郷の名門
プラハ・フィルハーモニアと共にF.ベンダのヴァイオリン協奏曲を収録した注
目の新譜をリリースしました!さすがに往時に比べて演奏機会の減ったものの、
ベンダは、18世紀のヨーロッパでは最も名の知られたヴィルトゥオーゾの一人
でした。1709年にチェコの音楽一家の下に生まれたベンダは幼い頃より積極的
な音楽活動を行い、東部ヨーロッパを中心に活躍した後、クヴァンツの紹介に
よってプロイセンの宮廷へと招かれました。当時まだ王子であったフリードリ
ヒ2世の信頼厚かったベンダは、後に宮廷の主席ヴァイオリニストも務めあげ
ます。彼が作曲したヴァイオリン協奏曲は全17曲に及びますが、今回はその中
から珠玉の4曲を収録。どこかヴィヴァルディの協奏曲を思わせる躍動感あふ
れるアンサンブルの上に、ヴィルトゥオーゾ的趣向がたっぷりと凝らされた輝
かしいヴァイオリン・ソロが響き渡ります。最後に収録されたイ短調では、
ジェナティーのカデンツァにも注目!現代チェコを代表するヴィルトゥオーゾ
のジェナティーによって、ベンダの音楽が21世紀に蘇ります。2012年に生誕
200周年を迎え、ますます人気を集めるフリードリヒ2世の宮廷音楽を垣間見る
ことができる1枚です。




<audite>
AU 92656(SACD-Hybrid) ¥2300
メンデルスゾーン:
(1)弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 op.12 
(2)弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 op.13 
(3)弦楽四重奏曲 変ホ長調(1823年)
マンデルリング四重奏団{ゼバスティアン・シュミット(Vn)、
ナネッテ・シュミット(Vn)、ローラント・グラッスル(Va)、
ベルンハルト・シュミット(Vc)}
録音:2011年4月12-13日((1)(2))、2011年11月21-22日((3))、
クリンゲンミュンスター
2005年-2009年にかけて行ったショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲全集も好評の
マンデルリング四重奏団が、早くも新たな全集プロジェクトを始動させました!
2013年に結成30周年を控え、円熟に拍車をかける名門が次に選んだのは、ドイ
ツ・ロマン派の大家メンデルスゾーンの弦楽による室内楽!前回同様、全て高
音質SACD Hybrid盤でのリリースになります。記念すべき第1集は、メンデルス
ゾーンが若かりし頃に作曲した弦楽四重奏曲3曲を収録。初期のころから完成
度の高い作品を多く残した作曲家として知られるメンデルスゾーンですが、同
時に出版されないまま廃棄された作品も多いのも彼の特徴です。このアルバム
の最後に収録された弦楽四重奏曲ホ長調(1823年)も、生前に出版されなかった
作品のひとつ。メンデルスゾーンが14歳の時に書いたこの曲は、若さあふれる
爽やかな旋律と絶妙に絡み合うアンサンブルが見事な作品。習作とは思えない
出来栄えに、若き音楽家の才気を思い知らされます。また、過去の偉大な作曲
家に対し大きな尊敬の念を抱いていたメンデルスゾーン。弦楽四重奏曲第2番
はベートーヴェンの没年である1827年に作曲されたもので、節々に偉大な作曲
家へのオマージュが垣間見える作品です。1829年作曲の第1番は「真夏の夜の
夢」を思わせる愉快なカンツォネッタを含んだスケルッツォが有名。全集第1
集にふさわしい、爽やかな雰囲気に満ち溢れたアルバムです。本シリーズは
“弦楽のための”室内楽曲全集ということで、今後は弦楽四重奏だけでなく弦
楽五重奏、弦楽八重奏も収録される予定。第1集から是非集めておきたい、注
目必至のシリーズです!





<EuroArts>
20 59038(DVD-Video) ¥2900
字幕:伊英独仏日
シャリーノ:「私の裏切りの瞳」
ニーナ・タランデク(S マラスピーナ伯爵夫人)
クリスティアン・ミードル(Br マラスピーナ伯爵)
ロラント・シュナイダー(CT 客)
シモン・ボーデ(Br 召使)
マルコ・アンジュス(指)アンサンブル・アルゴリトモ
クリスティアン・パーデ(演出)
アレクサンダー・リントル(装置,衣装)
ジャンニ・トラバルツィーニ(照明)
収録:2010年7月29、31日、8月1日、モンテプルチアーノ
サルヴァトーレ・シャリーノといえば、近年極めて人気の高い作曲家。1947
年、イタリアのパレルモ生まれ。2012年1月には、コンポージアム2011「サル
ヴァトーレ・シャリーノの音楽」が催され、大きな話題となりました。
そのシャリーノの中で特に人気が高いのが、「私の裏切りの瞳」。1998年5月
19日にシュヴェツィンゲン音楽祭で初演されるや、斬新な響きと舞台作品と
しての面白さが見事に融合した作品として大いに人気を博し、また小規模な
ことも幸いして、様々な都市で上演されました。たとえば大野和士モネ劇場
着任前に、いわば顔見せとして取り上げたのがこの作品でした。そして驚い
たことに既に3種の全曲録音が発売されています。物語は、ルネサンス期の
イタリアの作曲家で貴族のカルロ・ジェズアルド(1566-1613)が、不貞をはた
らいた妻とその愛人を殺した事実に基づいたもの。17世紀前半のイタリアの
作家、ジャチント・アンドレア・チコニーニの作品を原作としています。物
語としては、伯爵夫人と密通した客を伯爵が殺す、というだけのものですが、
伯爵と伯爵夫人の対話から心理を緻密に描写した点が優れています。
この映像は、2010年夏にイタリアのモンテプルチアーノで行われた上演で収
録されたもの。フランクフルト歌劇場との共同制作のため、かなり力の入っ
た上演です。伯爵のクリスティアン・ミードルは今非常に日記の高い若手バ
リトン。ドイツ南東部パッサウの生まれ。バロックから現代ものまで、シリ
アスな役もコミカルな役もこなせる優れた歌手です。伯爵夫人のニーナ・タ
ランデクは、クロアチア出身のソプラノ、メッゾソプラノ。ここでの成功を
受け、2011年5月にはマラスピーナ伯爵夫人をフランクフルトで歌い、大きな
評判となりました。クリスティアン・パーデの演出は、16世紀風の衣装も取
りいれつつもモダンさにも不足はない優れたもの。同時期の音声は他社から
CDになっていましたが、この作品はやはり舞台としてみてこそ面白いでしょ
う。嬉しい日本語字幕付です!

20 59108(DVD-Video) ¥2180
ハンス・ヴァン・マネン プライヴェート・アーカイヴズ
“ミックス・フォー・キッズ Mix4Kids”
アヤカボエンビエ
インとアウト
こまごました物
未来で
イントロダンス(舞踊)
収録:2000年11月11日、アーンヘム
オランダが誇る舞踊振付師、ハンス・ヴァン・マネン(1932-)は、1951年に活
動を開始して以来、バレエだけでも120作以上を手掛けるなど、長年にわたっ
て活躍しています。人気の舞踊団、イントロダンスへは20の作品を手掛けて
おり、その中から若者向きのものを選び、“ミックス・フォー・キッズ”と
いうプログラムにしたものを収録。これはマネンが私的に所有していた映像
ですが、内容の素晴らしさからDVDとして発売されることになったそうです。




<db Productions>
DBCD 146 ¥2300
ルイス・デ・ナルバエス:皇帝の歌、牝牛を見張れ
アロンソ・ムダーラ:ファンタジア第10番、ガリャルダ
ガスパル・サンス:
スペイン組曲より第1曲「エスパニョレッタ」、第9曲「カナリー」
フェルナンド・ソル:
モーツァルトの「魔笛」の主題による序奏と変奏曲Op.9、
24の練習曲Op.35より第22曲ロ短調「月の光」
フランシスコ・タレガ:
4つのマズルカより「マリエータ」「ワルツ」、前奏曲第2番、
アルハンブラの思い出
イサーク・アルベニス:スペイン組曲より「カディス」「伝説」
グラナドス:スペイン舞曲集より「アンダルーサ」
ミゲル・リョベート:
海賊の歌、10のカタルーニャ民謡より「凍えた12月」、間奏曲
ホアキン・トゥリーナ:ファンダンギーリョop.36
モッテン・ファルク(ギター)
録音:2011年8月27-29日、ヘルゲスタ教会
名手モッテン・ファルクによる最新盤は16~20世紀にかけてのスペイン・ギタ
ー(ビウエラ)名曲集です。ギターを通じて500年間分の音楽を堪能することが
できます。中でもソルのモーツァルトの「魔笛」の主題による序奏と変奏曲
Op.9は見事な演奏です。ソルは19世紀初頭のギター奏者として、同時代のジュ
リアーニと並び名声を博し、また多くの練習曲を残し、ギター演奏の様々な
技法を開拓したことでも知られます。非常に華やかな技巧とギターらしさを
感じられる名曲です。またガスパル・サンスも見逃せません。ここに録音さ
れたスペイン組曲はあのN.イエペスにより構成されたものです。サンスはナ
ポリの総督の学長を務めたギタリストで、多くのスペイン民族音楽・民謡を
用いました。まさにスペインをイメージする曲が揃いました。そして、ギタ
ーと言えばこの曲!近代スペイン・ギター学派の創始者タレガの作品、「ア
ルハンブラ(アランブラ)の思い出」も収録!数多の録音が存在する同曲が、
モッテン・ファルクの卓越した技術と芸術性には心打たずにはいられません。
その他にヴァイオリン編曲でも有名なグラナドスのスペイン舞曲集より「ア
ンダルーサ」などなど、注目曲ばかりです。この1枚はそうしたスペインの
ギターの歴史を辿れる、決定盤と言えましょう!




<Biscoito Fino>
BC 1232 ¥2080
カマルゴ・グァルニエリ(1907-1993):
ヴァイオリン・ソナタ第4番、第5番、第6番
エマニュエル・バルディーニ(vn)、ダーナ・ラドゥ(p)
録音:サンパウロ、ブラジル
1907年、ブラジルのサンパウロ州ティエテに生まれたカマルゴ・グァルニエ
リのヴァイオリン・ソナタ第4~6番です。グァルニエリの父は音楽好きだった
ことからカマルゴの洗礼名をモーツァルトにしたほどの音楽好きでした。ヴァ
イオリン・ソナタは7曲作曲されましたが、このアルバムに収録されている第
4番から第6番のソナタは、作曲者として最も充実していたころの作品です。
ブラジルの「民族主義」作曲家グループに属したグァルニエリの興味深いア
ルバムです。演奏はサンパウロ交響楽団のコンマス、エマニュエル・バルディ
ーニ。ブラジル、サンパウロで長年演奏をしてきただけに、ブラジルの絶妙
なミュアンスが体にしみこんだ見事な演奏を聴かせてくれます。

BC 1242 ¥2080
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調 Op.81 B155
OSESP(サンパウロ響)弦楽四重奏団
【エマニュエル・バルディーニ(1st vn)、デイヴィ・グラトン(2nd vn)、
クラウディオ・クルツ(va)、ヨハネス・グラムシュ(Vc)】、
リッカルド・カストロ(p)
録音:サンパウロ、ブラジル
サンパウロ交響楽団のメンバーによる煌めくような演奏。ブラジルの独特の
明るさを感じさせてくれるとても心地よい演奏です。それぞれのソロの箇所
では自由に歌い、またトゥッティでは阿吽の呼吸で合わせる見事!と言える
演奏です。




<MIRARE>
MIR 181 ¥2500 6月末までのセール価格 ¥2180
(日本語解説付)
ミリイ・バラキレフ(1837-1910):作品集
(1)グリンカ/バラキレフ:皇帝に捧げた命(1855-1899)
バラキレフ:
(2)庭園にて(1884)(3)トッカータ(1902)(4)ソナタ 変ロ短調(1850-1905)
(5)グリンカ/バラキレフ:ひばり(1855-1899)
(6)バラキレフ:イスラメイ(1869)
広瀬悦子(ピアノ)
録音:2012年2月
日本人アーティストとして初めてMIRAREレーベルでレコーディングを開始した
広瀬悦子。MIRARE第3弾となる最新盤は、ロシア五人組の指導的役割を果たし
た作曲家、バラキレフ作品集です。広瀬の情熱的で色彩感に富む音楽と密度
の濃いタッチで、一気にバラキレフの世界へと引き込まれます。「皇帝に捧
げた命」は、バラキレフが尊敬していた作曲家グリンカの歌劇の主題に基づ
く作品。「ひばり」もグリンカが90曲ほど残した歌曲作品からの編曲。美し
い旋律、繊細な高音で描かれるひばりの声のニュアンスは絶品です。録音が
少ないソナタが広瀬の演奏で聴けるのも貴重。そしてイスラメイでの熱を帯
びた推進力と、「ピアノのために書かれた曲の中でもっとも難しい曲」と言
われている超絶技巧の圧巻のフィナーレは必聴です!
ミュンヘン国際コンクール入賞、99年マルタ・アルゲリッチ国際コンクール
で優勝後、世界で活躍する広瀬悦子。彼女の音楽がますます深まり、充実し
ていることを実感する1枚です。ラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも、バラキレ
フの作品は何度か取り上げる予定で、話題の一枚となるでしょう。

MIR 184 ¥1650
※特別価格
ルネ・マルタンのル・ク・ド・クールCD-2012年ナントでのLFJ音楽祭ライヴ
(1)パベル・チェスノコフ:
「お告げ」/モスクワ大司教座合唱団、アナトリー・グリンデンコ(指揮)
(2)ボロディン:だったん人の踊り/ドミトリー・リス(指揮)ウラル・フィル
(3)グリンカ:大六重奏曲
アンヌ・ケフェレック(Pf)、プラジャーク四重奏団
(4)ラフマニノフ:エレジー 変ホ短調 op.3-1、前奏曲 嬰ハ短調 op.3-2
広瀬悦子(Pf
(5)ロシア民謡「12人の盗賊」(V.ブリン編)、
ロシア民謡「鐘の音は単調に鳴る」(A.スヴェシュニコフ編)
ロシア民謡「The Boss」
カペラ・サンクトペテルブルク、ヴラディスラフ・チェルヌチェンコ(指揮)
(6)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 変ロ長調 op.23より第3楽章/
ボリス・ベレゾフスキー(Pf)、ドミトリー・リス(指揮)、ウラル・フィル
(7)ロシア民謡「おお!冬よ!」
モスクワ大司教座合唱団、アナトリー・グリンデンコ(指揮)
録音:2012年ラ・フォル・ジュルネ音楽祭(ナント)のライヴ録音
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも近年恒例となった「ルネ・マルタンのル・
ク・ド・クール(ハート直撃)コンサート」は、マルタンがお勧めする演奏者
や作品の聴きどころを集めたコンサート。このCDは、まさにこのル・ク・ド
・クールのCD版。マルタンが自信をもってお勧めする作品・アーティスト達
が詰まった玉手箱です。今年の音楽祭で話題になること間違いなしのモスク
ワ大司教座合唱団やカペラ・サンクトペテルブルクの録音、さらにベレゾフ
スキーのチャイコフスキーのピアノ協奏曲も第3楽章を収録。ケフェレックの
ピアノによる、グリンカの大六重奏曲はナントでも大絶賛となった演奏です。
大変豪華なコンピレーションとなっています!

MIR 163 ¥2500 6月末までのセール価格 ¥2180
シャミナード(1857-1944):ピアノ三重奏曲第2番 イ短調 op.34-2
ドビュッシー:ピアノ三重奏曲 ト長調
ルネ・ルノルマン(1846-1932):ピアノ三重奏曲 ト短調 op.30
トリオ・ショーソン
録音:2011年7月
2001年に結成され、2008年にMIRAREでCDデビュー以来、非常に高い評価を受け
ている若手ピアノ・トリオ、トリオ・ショーソン。ラ・フォル・ジュルネ音楽
祭でもお馴染の存在で、そののびやかで柔軟な音楽性と息の合ったアンサンブ
ルで、いつも私たちを魅了しています。今回は、フランスものに取組みました。
ドビュッシーを核に、現在では演奏される機会の比較的少ない作品を収録して
います。デュボワ、トマなどの演奏機会の少ないピアノ三重奏曲の楽譜を、フ
ランスのロマン音楽の調査・復興をめざすpalazzetto Bru Zaneから借り受け、
色々精査して、シャミナードとルノルマンを収録することに決めたというトリ
オ・ショーソンのメンバー達。もともとトリオ・ショーソンという名前は、
19世紀後半の作曲家エルネスト・ショーソンからとった名前ですが、ショーソ
ン自身優れた作曲家であっただけでなく、同時代の音楽家達を、有名無名を問
わず献身的にサポートした人物でもありました。そういう意味で、このプログ
ラムはトリオ・ショーソンのメンバーたちにとっても特別な思い入れがあると
いえます。

MIR 168 ¥2500 6月末までのセール価格 ¥2180
「INTUITION-直感」
アリアーガ(1806-1826):弦楽四重奏曲第3番 変ホ長調
W.A.モーツァルト:弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 KV 159
シューベルト:弦楽四重奏曲第4番 ハ長調 D46
モディリアーニ弦楽四重奏団
録音:2011年9月/サル・コロンヌ(パリ)
端正な音色と勢いのある音楽性で評価のあるモディリアーニ弦楽四重奏団の
最新盤は、アリアーガ、モーツァルト、シューベルトという3人の天才が、
10代に作曲した弦楽四重奏曲集。結成10周年を目前に、若き天才作曲家の直感
に満ちた瑞々しい作品を、実に鮮やかに響かせます。
―――頻繁に演奏会・録音の機会に恵まれる「メインストリームのレパートリ
ー」から外れてしまっていて、聴衆が聴く機会に恵まれない優れた作品という
ものが存在します。結成10周年を目前にして、私たちは、3人の10代の作曲家
たちのハートとイマジネーションから生まれたこれらの素晴しい3つの宝石の
ような作品を、聴き手の皆さまと分かち合いたいという強い思いに駆られ、こ
のCDを録音しました。クヮルテットというジャンルを開拓する喜びにあふれた
若きモーツァルトの作品。親しい人々の前で演奏するために、たった数日でこ
の作品を書き上げたシューベルトの才能に溢れた作品。病に冒され彗星のよう
に現れ消えていった偉大な才能アリアーガの作品。もちろん歴史を見ればこの
3人の作曲家はあまりも偉大な存在ですが、3人がこの作品を書いた時点で既に
持っていた卓越した「直感(intuition)」に触れ、純粋にその直感に従いなが
らこれらの作品に取り組むというなんとも素晴しい瞬間に満ちたレコーディン
グでした。―――(モディリアーニ弦楽四重奏団のコメント(ライナーノーツよ
り)抄訳)




<ALIA VOX>
AVSA 9890(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥2280
J.S.バッハ:管弦楽組曲(全曲)
[CD1]
第3番 ニ長調 BWV 106/ファビオ・ビオンディ(Vn)
第1番 ハ長調 BWV 1066
アルフレード・ベルナルディーニ(Ob)、パオロ・グラッツィ(Ob)、
ジョセップ・ボラ(バソン)
[CD2]
第2番 ロ短調 BWV 1067/マルク・アンタイ(フルート・ソロ)
第4番 ニ長調 BWV 1069
ジョルディ・サヴァール(指揮) ル・コンセール・デ・ナシォン
録音:1990年8月/グランド・サル・ドゥ・ラルセナル(メッツ)
サヴァール率いるコンセール・デ・ナシォン(ここではビオンディがコンサー
トマスター)によるバッハの管弦楽組曲が、リマスタリングを施されての再登
場。第3番の雄大な冒頭から、弦楽器の美しい音色、そしてペドロ・エステ
ヴァンのティンパニの轟く音色や、通奏低音楽器群のなまめかしい響きにグ
グッと耳と心を引きつけられます。。通奏低音のチェンバロはアンタイが担
当しており、思わず通奏低音に耳が行ってしまうような、独創的で即興的な
和声づけは見事です。独特の「ため」や間の取り方など、旋律楽器はもちろ
んのこと通奏低音楽器群もバッチリと息が合っております。第2番では名手
マルク・アンタイがソロを務めているのも注目。バディヌリで聴かせる装飾
と、それを支える弦楽器アンサンブルのなんとも洒脱な伴奏が印象的に響き
ます。第4番では最高のメンバーがそろったアンサンブルが惜し気もなく豪華
な響きを披露。華やかに鳴り響きます。サヴァールによる不朽の名演奏の嬉
しい復活です!




<PREISER>
NFF 2334 ¥2080
“王冠の宝石”
伝承曲:ヨバノ・ヨバンケ
シュランメル:メラン行進曲
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第2番
シュタラー:羊飼いの踊り
伝承曲:カルパティア山脈の晩
ヴィンハルト:そっちを見てごらん
クケルカ:ブコビナ舞曲集
シュランメル:地獄への使者
J.シュトラウス1世:ヴェネツィアのギャロップ
ヴェルディの「トラヴィアータ」前奏曲とイラディエルの「ラ・パロマ」
バーンラキ:別れのワルツ
シュランメル:ステファニー万歳
シュタラー:リンツ舞曲集
ノイエ・ヴィーナー・コンサート・シュランメルン
ペーター・ウーラー(Vn) ヨハネス・ディックバウアー(Vn) 
ニコライ・トゥンコヴィッチュ(Vn)
ワルター・ソイカ(Acc) ヘルムート・シュティッピッヒ(Acc)
ペーター・ハヴリチェク(Cb)
録音:2011年11月21-24日、ウィーン
「王冠の宝石」と題されたノイエ・ヴィーナー・コンサート・シュランメルン
のCD。かつてのオーストリア=ハンガリー二重帝国の様々な文化の交わりによ
って、ウィーンの音楽が豊かになったことを示しているのだそうです。このCD
に収録された音楽は、いずれもウィーンを取り囲む多様な文化の存在を感じさ
せてくれるもの。その堅苦しさのない愉悦こそウィーン音楽の魅力でしょう。




<WERGO>
WER 6946 5枚組 ¥4050
限定盤
50 years/ 1962-2012
[CD1](WER 6228)
ストラヴィンスキー:ピアノ作品集
(1)2台のピアノのためのソナタ(1943/44) 
(2)3つの易しい小品(1915)(行進曲,ワルツ,ポルカ) 
(3)5つの易しい小品(1915)(アンダンテ/エスパニョーラ/バラライカ
/ナポリターナ/ガロップ) 
(4)2台のピアノのための協奏曲(1935)
アルフォンス・コンタルスキー(P) アロイス・コンタルスキー(P) 
録音:1962年11月
[CD2](WER 6287)
シュネーベル(1930-):コラール前奏曲集
(1)コラール前奏曲集I/II-19-オルガン、器楽とトーンバンドのための 
(2)呼吸
ゲルト・ザッヒャー(Org) 他
録音:1972年
[CD3](WER 6203)
ジョン・ケージ:
(1)コンストラクション第1「金属」(1939)(6人の奏者による金属の発音体の
合奏) 
(2)第2(1940) (3)第3(1941)(4人の打楽器奏者) 
(4)「アモール」(1943)(プリペアード・ピアノ、3つの打楽器) 5ダブル・
ミュージック(1941)(打楽器の四重奏) 
(6)彼女は眠っている(1943)(打楽器四重奏、声、プリペアード・ピアノ)
ヘリオス四重奏団
録音:1989年
[CD4](WER 6631)
ノーノ:
ポリフォニカ-モノディア-リトミカ,13楽器のための歌,ギオマールの歌,
“進まなければならない”夢見ながら
アンゲリカ・ルツ(S) 
ペーター・ヒルシュ(指)
ユナイテッド・ヴォイセズ, ユナイテッド・ベルリン・アンサンブル
録音:1997、98年
[CD5](WER 6717)
シュトックハウゼン:初期作品集
(1)コントラ・プンクテ(十楽器のための) 
(2)ルフラン(ピアノ、チェレスタと打楽器のための) 
(3)ツァイトマッセ(5つの木管楽器のための) 
(4)シュラーク・トリオ(ピアノと打楽器のための)
アンサンブル・ルシェルシェ,ルパート・フーバー(指揮(1)(3))
録音:2008年8月
WERGOレーベル創立50周年記念限定ボックスの登場。名門音楽出版社SCHOTT社
のグループ会社であり、SCHOTTアーティストの作品などを今も精力的にCDなど
で紹介してきたWERGOレーベル(記念すべき第1弾は、ブーレーズ指揮によるシェ
ーンベルクの「月に憑かれたピエロ」でした)。当時のプロデューサーにして
美術史家、コレクター、熱き魂をもっていた、ヴェルナー・ゴルトシュミット
(Werner Goldschmidt→WERGO)によって1962年に産声をあげたレーベルは、今
なお内容・デザインともにエッジの効いたリリースで人々を驚かせてくれてい
ます。実に600タイトルほどの現代音楽をリリースしてきたWERGOが、よりぬき
の5タイトルをボックス化。伝説の兄弟ピアニスト、コンタルスキー兄弟によ
るストラヴィンスキー。ドイツで極めて名誉あるGerman Record-Award(German
Phono-Academy)賞を受賞した衝撃的名盤のシュネーベル作品集。若きケージ
の実験精神と知性に満ちた打楽器のための作品集。ショット社の重要作曲家ノ
ーノが大切にした「歌」。そしてドイツを代表するシュトックハウゼンの作品
集。一言では語り尽くせない、WERGOの歴史の重みを感じるボックスセットです。




<APARTE>
AP 031 ¥2300
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 op.129
リスト:
エレジー第1番&第2番、忘れられたロマンス、ノンネンヴェルトの僧房、
悲しみのゴンドラ
オフェリー・ガイヤール(チェロ/Francesco Goffriller(1737)(CICより貸与))
[シューマン]ティベリウ・ソアレ(指揮)、ルーマニア国立放送管弦楽団
[リスト] デルフィーヌ・バルダン(Pf)
たまらなくセンシティヴな音色と、聴き手の感情にピタリと寄り添う音楽性で、
作品の魅力を自然なタッチであたたかく引き出すガイヤール。名曲シューマン
の登場です!バッハの無伴奏チェロ組曲でも、どこまでも自然で、まるで目の
前で自分だけのために弾いてくれているかのような錯覚をおぼえる親密さは、
協奏曲や室内楽でも全く損なわれていません。むしろ、オーケストラやピアノ
と一緒にこちらを包み込むように問いかけてくるような不思議な慈愛に満ちて
います。
シューマン協奏曲で、フォルテのところでも弓圧はどこまでも自然ながら、そ
の音色の深みに思わず惹きこまれてしまう不思議な魅力に満ちたガイヤールの
音楽はここでも遺憾なく発揮されています。第2楽章で聴かせるオーケストラ
とのあたたかな対話とメロディには、ただただ引き込まれてしまいます。確か
なテクニックが要求される第3楽章のフィナーレでも、聴き手の耳に吸い付い
てくるような質感の音色で聴く華やかなパッセージは、彼女でしか奏でること
のできない色に満ちています。ガイヤールの奏でる陰影と叙情性に富んだシュ
ーマンを、オペラものも多く手がける指揮者ソアレ率いるルーマニア国立放送
管弦楽団が好サポートしています。旋律を奏でるオケのメンバー一人一人もガ
イヤールに寄り添うような雰囲気で、見事な一体感です。続くリストの作品も、
フォーレ作品などで好評価を博したデルフィーヌ・バルダンという好パートナ
ーを得、ガイヤールの歌に満ちた魅惑の演奏が展開されています。特にエレジ
ーでの深い慟哭のような低音には涙すら覚えるほどの美しさ。ガイヤールの魅
惑の音色に包み込まれる至福の1枚です。




<harmonia mundi>
HMC 902091 ¥2450
「ディアベッリ変奏曲」
アントン・ディアベッリのワルツ主題に基づく50の変奏より
(1824年出版、ウィーン)
(1)ディアベッリ(1781-1858):テーマ (2)ツェルニー:変奏IV
(3)フンメル:変奏XVI (4)カルクブレンナー:変奏XVIII
(5)ケルツコフスキー:変奏XX (6)クロイツァー:変奏XXI
(7)リスト:変奏XXVI (8)モシェレス:変奏XXVI
(9)ヨハン・ペーター・ピクシス:変奏XXXI
(10)F.X.W.モーツァルト:変奏XXVIII (11)F.シューベルト:変奏XXXVIII
(12) アンドレアス・シュタイアー:‘イントロダクション’
(13)-ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲 op.120 (全曲)
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ/コンラート・グラーフモデル)
録音:2012年9月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
2011年度アカデミー賞受賞アーティスト、近年ますますの充実を見せているア
ンドレアス・シュタイアー待望のソロ・アルバムの登場です!今回シュタイア
ーがとりあげたのは、ベートーヴェンが腕によりをかけて主題を33回に渡って
変容させたディアベッリ変奏曲。近年誰もがアクセス可能となったベートー
ヴェンの自筆譜ファクシミリを入念に研究した説得力満点の力演です。さらに
他の作曲家の手による変奏も収録、さらに自作の「イントロダクション」も収
録したという、いつもながらのこだわりぶり。シュタイアーの演奏が霊感に満
ちて素晴しいことは言うまでもありませんが、ペダルの使い方(音色の選択)が
実に新鮮!ヤニチャーレン(ジャニサリー)・ペダル(トルコ親衛兵の軍隊音楽
の打楽器の音色を思わせるガシャーンという音のするストップ)を使っての変
奏23のドン・ジョヴァンニ変奏曲風楽章、変奏24のチェルニー練習曲カリカ
チュア風楽章の冒頭の和音は、なんともショッキング!シュタイアー渾身の
ディアベッリ、大注目です!

<ARS PRODUKTION>
ARS 38108 ¥2250
忘れられた至宝 Vol.10 フランスのハープ協奏曲集
マルタン=ピエール・ダルヴィマール(1772-1839):ハープ協奏曲第2番 Op.30
フランチェスコ・ペトリーニ(1744-1819):ハープ協奏曲第1番 Op.25
ダニエル・シュタイベルト(1765-1823):ハープ大協奏曲
長澤真澄(シングル・アクション・ハープ)
ケルン・アカデミー(ピリオド楽器使用)
マイケル・アレグザンダー・ウィレンズ(指揮)
録音:2010年1月2-5日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
モダーン・グランド・ハープのみならず、シングル・アクション・ハープ
(18-19世紀)、アイリッシュ・ハープ、箜篌(くご;古代東アジアの竪琴)をも
弾きこなす日本のハープ奏者、長澤真澄が当レーベルに初登場!
フランチェスコ・ペトリーニはイタリア系のハープ奏者・作曲家で、当時最も
偉大なハープのヴィルトゥオーゾと称されていました。1770年にパリ・デビュ
ーを成功させ、多くのハープ奏者たちが革命の混乱を避けてパリを離れる中、
亡くなるまでこの地にとどまりました。
ダニエル・シュタイベルトはドイツ生まれのピアニスト・作曲家。パリ、およ
びロンドンで活躍した後、ロシアのペテルブルクに移り王立オペラの監督を務
めました。
マルタン=ピエール・ダルヴィマールはマリー・アントワネット王妃の時代に
音楽と絵画の天才少年として注目され、16歳で最初のオペラの台本と音楽を
書き上げたという人物。オペラ座と皇帝ナポレオンの楽団のハープ奏者となり、
1807年には皇妃ジョゼフィーヌのハープ教師に任命されましたが、1812年に
公的な場から引退し作曲と作画に没頭する余生を送りました。

ARS 38111 ¥2250
メンデルスゾーン(1809-1847):
交響曲第4番イ長調「イタリア」Op.90(*)
交響曲第5番ニ短調「宗教改革」Op.107(+)
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
オーラ・ルードナー(指揮)
録音:2009年7月(*)、9月(+)、場所の記載なし
スウェーデン出身の気鋭の指揮者オーラ・ルードナーはヴァイオリニスト(パ
ガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール入賞者であり、シャーンドル・ヴェー
グの助手も務めました)から指揮者に転向し、1995年にフィルハーモニア・ウィ
ーンを創設。タスマニア交響楽団(オーストラリア;2001-2003)、ボルツァーノ
・ハイドン管弦楽団(イタリア;2003-2006)の首席指揮者を歴任。2008年9月に
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者に
就任しました。

ARS 38112 ¥2250
フレンチ・コネクション サクソフォンとピアノのための音楽
フランソワ・ボルヌ(1841-1920):
「カルメン」のアリアによる華麗な幻想曲(1900)
ロバート・ムチンスキ(1929-2010):ソナタ Op.29(1970)
ピート・スウェルツ(1960):クロノス(1993)
ルイ・マユール(1837-1894):「ヴェニスの謝肉祭」による華麗な幻想曲(1869)
エディソン・デニソフ(1926-1996):ソナタ(1970)
ダリウス・ミヨー(1892-1974):スカラムーシュ(1937)
ハイラペト・アラケリアン(サクソフォン)
ぺ・チャンウン(ピアノ)
録音:2011年9月6-8日、Campus 44、クレーフェルト、ドイツ
アルメニアからサクソフォンの新星ハイラペト・アラケリアン登場。1991年ア
ルメニアの首都エレバン生まれ。1999年8歳でアレクサンドル・スペンジャリ
アン音楽学校に入りサクソフォンとピアノを学び、2005年よりケルン音楽大学
でダニエル・ゴーティエに師事。数々のコンクールに入賞、すでにロシア、ア
ルメニア、ドイツのオーケストラとの共演も重ねています。当録音時点でほぼ
20歳。驚嘆すべき才能と申せましょう。




<ARS VIVENDI>
旧東ドイツの音源のCD化で知られていたドイツのアルス・ヴィヴェンディが活
動を再開いたしました。

AV 2100260 ¥1450
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第9番ニ短調「合唱」Op.125
アニヤ・ブラトゥス(ソプラノ)
ナタリア・キスラ(アルト)
エウゲン・ウドヴィン(テノール)
セルゲイ・マゲラ(バス)
アイゼンシュタット・ハイドン教会合唱団
ルガンスク・シェフチェンコ大学合唱団
ルガンスク・フィルハーモニー管弦楽団
クルト・シュミット(指揮)
録音:2005年10月31日、ライヴ、文化会議センター、アイゼンシュタット、
オーストリア
クルト・シュミットは1942年ウィーン生まれのクラリネット奏者・指揮者・作
曲家。2002年にウクライナのルガンスク・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監
督兼首席指揮者に就任。2005年10月30日、同楽団と地元の合唱団、独唱者を率
いてオーストリアに凱旋しウィーンのムジークフェラインザールでベートー
ヴェンの第9交響曲を演奏。当盤はその翌日、ハイドンゆかりの都市アイゼン
シュタットでの演奏をライヴ収録したものです。

AV 2100262 ¥1450
ヨハン・フィリップ・キルンベルガー(1721-1783):
フルートとチェンバロのためのソナタ集
ト長調/ホ短調/ト長調/ト短調/ハ長調
アーデルハイト・クラウゼ=ピヒラー(フルート)
アルミン・タールハイム(チェンバロ)
録音:2008年3月、グルーネヴァルト教会、ベルリン、ドイツ
ヨハン・フィリップ・キルンベルガーはJ・S・バッハの弟子で、師の作品の出
版に尽力したドイツの作曲家・ヴァイオリニスト・鍵盤楽器奏者・音楽理論家。
バッハの「キルンベルガー・コラール」にその名を残している彼は、ベルリン
のプロシア国王フリードリヒ2世の宮廷で活躍し、王の妹であるアンナ・アマリ
ア王女の作曲教師を終生務めました。ドイツのレーベルに録音の多いクラウゼ
=ピヒラーとアルミン・タールハイムによる演奏。使用されているフルートは
モダーン楽器です。

AV 2100263 ¥1450
ハイドン(1732-1809):
音楽時計のための6つのディヴェルティメント(フルートとチェンバロによる)
ト長調/変ホ長調/ニ長調/ハ長調/ヘ長調/変ロ長調
アーデルハイト・クラウゼ=ピヒラー(フルート)
ヴァルデマール・ヴィルシング(チェンバロ)
録音:データ未詳
使用されているフルートはモダーン楽器です。

AV 2100264 ¥1450
ボッケリーニ、モーツァルト、クロンマー、ハイドン:
フルートと弦楽のための作品集
ボッケリーニ(1743-1805):フルートと弦楽のための協奏曲ニ長調(*)
モーツァルト(1756-1791):弦楽四重奏曲第2番ニ長調 K.155
フランツ・クロンマー[フランチシェク・クラマーシュ](1759-1821):
フルート、ヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロのための五重奏曲ト長調
Op.109(*)
ハイドン(1732-1809):フルートと弦楽のための協奏曲ニ長調(*)
アーデルハイト・クラウゼ=ピヒラー(フルート(*))
ツインズ・クアルテット
エレーナ・イサエンコヴァ、タチアナ・イサエンコヴァ(ヴァイオリン)
エレーナ・アレクセーエヴァ(ヴィオラ) イリーナ・スミルノヴァ(チェロ)
録音:2010年4月27-29日、ガーベルク・アム・アッテルゼー、オーストリア
モダーン楽器使用。ツインズ・クアルテットは1988年にモスクワ音楽院の女子
学生によって創設された弦楽四重奏団。ヴァイオリニストの二人が双子である
ことから「ツインズ」を名乗ったと思われます。モスクワとザルツブルクを拠
点に活動しています。

AV 2100265 ¥1450
ヴェネツィアの室内楽
ヴィヴァルディ(1678-1741):
フルート、オーボエ、チェンバロとチェロのためのトリオ ト短調
フルート、オーボエ、チェンバロとチェロのためのトリオ・ソナタ ト短調
「フォリア」
オーボエと通奏低音のためのソナタ変ロ長調 RV34
フルート、オーボエ、チェンバロとチェロのためのトリオ・ソナタ変ロ長調
RV80
フルート、チェロとチェンバロのためのトリオ イ短調
アーデルハイト・クラウゼ=ピヒラー(フルート)
アンドレアス・ヴェンスケ(オーボエ)
ザビーナ・フクローファ(チェンバロ)
ウーヴェ・クリスティアン・ミュラー(チェロ)
録音:2011年7月12-13日、グルーネヴァルト教会、ベルリン、ドイツ
モダーン楽器使用。

AV 2210263 2枚組 ¥2080
レオナルド・レーオ(1694-1744):
チェロ、2つのヴァイオリンと通奏低音のための6つの協奏曲(*)
第2番ニ長調/第6番(協奏交響曲)ニ短調/第1番イ長調
第5番ヘ短調/第4番イ長調/第3番ニ短調
4つのヴァイオリンのオブリガートと通奏低音のための協奏曲
アルトゥーロ・ボヌッチ(チェロ(*))
アンサンブル・ストルメンターレ・イタリアーノ
ロドルフォ・ボヌッチ(ヴァイオリン、リーダー)
フランチェスコ・マラテスタ、マルコ・フィオリーニ、
アレッサンドラ・ステファナート(ヴァイオリン)
フランチェスカ・タヴィアーニ(チェロ) アンナ・コドゥール(コントラバス)
ガブリエーレ・カタルッチ(チェンバロ)
録音:データ記載なし 発売:1991年
イタリア・バロック、ナポリ楽派の作曲家レオナルド・レーオのチェロ協奏曲
集。モダーン楽器使用。アルトゥーロ・ボヌッチは1954年ローマに生まれ、聖
チェチーリア音楽院を卒業後ザルツブルク・モーツァルテウムでピエール・フ
ルニエに師事したチェリスト。世界各地で演奏し教育者としても活躍していま
したが、2002年、パンテッレリーア島でのダイビング中に47歳の若さで亡くな
り、その早すぎる死を惜しまれました。
当商品のレーベル名は「EUROMUSICA」、規格番号は「2210-263」と表示されて
おりますが、弊社では「ARS VIVENDI」レーベルの「AV 2210263」として管理い
たします。なお、当盤が初出の形態であると思われますが、同一音源がARTSレ
ーベルからも発売されております。ご注意ください。




<TRITO>
TD 0066 ¥1550
カダケス国際指揮者コンクールのための管弦楽作品集
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):魔法(1992)(前出:TD 0010/2)(*)
録音:2002年2月27日、ライヴ、カタルーニャ音楽堂、バルセロナ、スペイン
ジュアン・ギンジュアン(1931-):
パントナル[汎無調](1998)(前出:TD 0072)(+)
録音:2001年2月21日、ライヴ、アウディトリオ、サラゴサ、スペイン
レオナルド・バラダ(1933-):パッサカリア(2000)(+)
録音:2003年2月20日、リハーサル、アウディトリオ、サラゴサ、スペイン
ヘスス・ルエダ(1961-):Elephant skin(2002)(*)
録音:2007年3月25日、ミゲル・デリベス文化センター、
バリャドリド、スペイン
ヘスス・トレス(1965-):楽章(2004)(前出:TD 0051)(*)
録音:2006年1月12日、バルアルテ・ホール、ナバラ、スペイン
ラモン・ラスカノ(1968-):Ttakun(2006)(#)
録音:2006年5月28日、ライヴ、第8回本選、ラウディトリ、
バルセロナ、スペイン
ダビド・デル・プエルト(1964-):Cap de Quers(2008)(**)
録音:2008年6月7日、ライヴ、第9回本選、ラウディトリ、
バルセロナ、スペイン
カダケス管弦楽団
ジャナンドレア・ノセダ(指揮(*))
ネヴィル・マリナー(指揮(+))
パブロ・ゴンサレス(指揮(#))
ミハウ・ネステロヴィチ(指揮(**))
1988年以来偶数年に開催されているカダケス国際指揮者コンクールのために作
曲された課題曲集。ジャナンドレア・ノセダは1994年の優勝者。(#)(**)は優勝
者のコンクール本選出場時のライヴ録音。

TD 0084 ¥1550
ラモン・ウメト(1968-):
存在の無い音楽
春の太陽(*)/透明な風(+)/雪の白さ(#)/明るい雲(#)
ピアノと器楽アンサンブルのための協奏曲「そして世界は静まった」(++)
カタルーニャ国立青年管弦楽団(*)
マネル・バルディビエズ(指揮(*))
サラゴサ・アウディトリオ室内管弦楽団グルポ・エニグマ(+)
フアン・ホセ・オリベス(指揮(+))
バルセロナ交響楽団(#)
パブロ・ゴンサレス(指揮(#))
ジョルディ・マゾ(ピアノ(**))
器楽グループ bcn416(**)
エルネスト・マルティネス・イスキエルド(指揮(**))
録音:
2009年5月5日、ライヴ、パウ・カザルス・ホール、ラウディトリ、バルセロナ、スペイン
2008年8月14日、聖ジェニス教会、トゥルエリャ・デ・モングリ、スペイン
2010年9月24日、ラウディトリ、バルセロナ、スペイン
2000年11月10日、ウリオル・マルトゥレイ・ホール、ラウディトリ、
バルセロナ、スペイン
ラモン・ウメトはバルセロナに生まれ、ベネズエラのカラカスで学んだ後、マ
スタークラスでジョナサン・ハーヴェイに、IRCAMのミュージック・テクノロ
ジー・コースでトリスタン・ミュライユ、サリヴァトーレ・シャリーノに師事
したスペイン・カタルーニャの作曲家。数多くの管弦楽曲を書いています。

TD 0086 ¥1550
ジュリ・ガレタ(1875-1925):
メデス諸島(1923)
交響的印象(弦楽合奏のための;1907)
バルセロナ交響楽団
ミケル・オルテガ(指揮)
録音:2011年6月21-23日、ラウディトリ、バルセロナ、スペイン
スペイン・カタルーニャの作曲家ジュリ・ガレタはサルダナ(カタルーニャの
代表的民俗舞踊)の音楽の書き手として認知されていいますが、注目に値する
クラシカル管弦楽作品も残しています。これはこの作曲家の再評価に貢献しそ
うな一枚です。

TD 0088 ¥1550
カタルーニャのオルガン音楽 Vol.4 20-21世紀
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):
オスティナート/ラモン・アマデウの聖像のための光輪
フェデリコ・モンポウ(1893-1987):パストラル
ダビド・パドロス(1942-):マヨルカ民謡による6つのディフェレンシア(変奏曲)
ジュゼプ・セルコス(1925-1989):パッサカリア
ジュゼプ・スレ[ソレル](1935-):
ジュゼプ・セルコスのパッサカリアの主題によるフーガ
ジュゼプ・マリア・メストレス・クアドレニ(1929-):終わりのない歌
ジョルディ・セルベリョ(1935-):幻想即興曲
フアン・デ・ラ・ルビア(オルガン)
録音:時期の記載なし、モンセラト修道院バジリカ聖堂、スペイン
使用楽器:ブランカフォルト製、モンセラト

TD 0010 2枚組 ¥2650
【新装再発売】
モンサツバジェ生誕100年記念
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):
魔法(管弦楽のための)(*)
フルートと管弦楽のためのシンフォニエッタ=コンチェルト(+/*)
ギターと管弦楽のための協奏的メタモルフォシス(#/*)
ピアノのための即興曲「ヘネラリフェにて」(**)
「マノロ・ユグエに捧ぐ」(ソプラノと管弦楽のための)(++/*)
アルバイシン協奏曲(チェンバロまたはピアノと管弦楽のための)(##/*)
アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ(**))
ハイメ・マルティン(フルート(+))
ペペ・ロメロ(ギター(#))
マリア・ホセ・モンティエル(ソプラノ(++))
ジュゼプ・M・コロン(ピアノ(##))
カダケス管弦楽団(*)ジャンアドレア・ノセダ(指揮(*))
録音:2002年2月26日、バルセロナ、カタルーニャ音楽堂、ライヴ
ラローチャ、ロメロ、ノセダといったそうそうたる演奏家によるスペイン・カ
タルーニャの大作曲家モンサルバジェの生誕90周年記念盤(「モンサルバジェに
捧ぐ」;TD 0010/2;2002年発売)を、生誕100年(2012年)に合わせ新装再発売。




<POLSKIE NAGRANIA>
PNCD 1399 2枚組 ¥2700
【再発売】
タデウシュ・バイルト(1928-1981):作品選集
4つの愛のソネット(第2版;バリトン、弦楽とチェンバロのための;1969)
アンジェイ・ヒオルスキ(バリトン)
ポーランド放送クラクフ管弦楽団 ヤン・クレンツ(指揮)
録音:1978年7月、クラクフ、ポーランド
コラ・ブルニョン(古様式による弦楽合奏とフルートのための組曲;1951)
ポーランド国立放送交響楽団 ヤン・クレンツ(指揮)
録音:1955年5月、カトヴィツェ、ポーランド
トルヴェールの歌
(アルトまたはメゾソプラノ、2つのフルートとチェロのための歌曲集;1963)
クリスティナ・ショステク=ラトコヴァ(メゾソプラノ)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団員 ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮)
録音:1968年1月24日、国立フィルハーモニー、ワルシャワ、ポーランド
5つの歌(メゾソプラノと室内管弦楽[16楽器]のための;1968)
クリスティナ・ショステク=ラトコヴァ(メゾソプラノ)
ヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団 アンジェイ・マルコフスキ(指揮)
録音:1974年6月、フィルハーモニー・ホール、ヴロツワフ、ポーランド
サイコドラマ(管弦楽のための;1972)
ポーランド国立放送交響楽団 ヴォイチェフ・ミフニェフスキ(指揮)
録音:1979年2月1日、カトヴィツェ、ポーランド
恋愛詩(ソプラノと交響楽のための6つの愛の歌;1961)
ステファニア・ヴォイトヴィチ(ソプラノ)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮)
録音:1963年4月21日、国立フィルハーモニー、ワルシャワ、ポーランド
交響曲第3番(1969)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 ヤン・クレンツ(指揮)
録音:1969年6月10-11日、国立フィルハーモニー、ワルシャワ、ポーランド
悲歌(管弦楽のための;1973)
ポーランド国立放送交響楽団 ヴォイチェフ・ミフニェフスキ(指揮)
録音:1979年2月1日、カトヴィツェ、ポーランド
ヴィオラ協奏曲(1975)
ステファン・カマサ(ヴィオラ)
ポーランド放送クラクフ管弦楽団 ヤツェク・カスプシク(指揮)
録音:1977年4月10日
彼方からの声(バリトンと管弦楽のための歌曲集;1981)
イェジ・アルティシュ(バリトン)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮)
録音:1982年1月22日、ライヴ、国立フィルハーモニー、
ワルシャワ、ポーランド
旧規格番号 PNCD 525の新装再発売。

PNCD 1402 ¥2080
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909):歌曲集
おお、信じるな/新しい春から/ときどき/悲しむ少女へ Op.1 No.1
一番星が輝くところから Op.1. No.2/失望 Op.1 No.4
私は覚えている、静かで、明るい、黄金の日々を Op.1 No.5
私の心は悲しむ Op.1 No.6/木々から枯葉が落ちる
もっと私に話して Op.3 No.1/恋愛詩から Op.3 No.2/野を行く Op.3 No.3
穏やかな暗い海 Op.3 No.4/夜の輝きの中に眠る Op.3 No.5
永遠の夜の前に Op.3 No.6/私のことで泣かないで Op.3 No.7
夕べの静けさの中に Op.3 No.8/広い広い海の彼方 Op.3 No.9
魔法にかけられた王女 Op.3 No.10/プラタナスの木の下で
雪の上で Op.1 No.3(*)
アンジェイ・ヒオルスキ(バリトン(*以外))
エヴァ・ポドレシ(アルト(*))
イェジ・マルフヴィンスキ(ピアノ)
録音:データ記載なし(1972年頃?(*以外)/1980年頃?(*))

PNCD 1403 ¥2080
ポーランドのヴァイオリン・ソナタ集
ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921):
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op.30
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):ヴァイオリン・ソナタ イ短調
ヴオジミェシュ・プロミンスキ(ヴァイオリン)
カタジナ・マカル=ジムダ(ピアノ)
録音:2010年5月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート
・スタジオ、ワルシャワ、ポーランド
ポーランド・ロマン派を代表する二人の作曲家のヴァイオリン・ソナタ。
ヴオジミェシュ・プロミンスキはポーランドの中堅ヴァイオリニスト。

PNCD 1404 ¥2080
ブロニスワフ・ギンペルが弾くヴィエニャフスキ
ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880):
ポロネーズ イ長調 Op.21/ポロネーズ ニ長調 Op.4
グノーのオペラ「ファウスト」の主題による幻想曲イ長調 Op.20
旅芸人(性格的マズルカ)Op.19 No.2/クヤヴィアク イ短調
オベルタス(性格的マズルカ)Op.19 No.1/伝説 ト短調 Op.17
スケルツォ=タランテッラ ト短調
ブロニスワフ・ギンペル(ヴァイオリン)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
アルノルト・レズレル(指揮)
録音:1962、1963年
ブロニスワフ・ギンペル(1911-1979)はポーランド出身(生地は現ウクライナ
のリヴィウ)のアメリカ合衆国のヴァイオリニスト。

PNCD 1405 ¥2080
フランチェスコ・メーリ オペラ・アリア集
イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867):「海賊」序曲(*)
ドニゼッティ(1797-1848)/マッテオ・サルヴィ(1816-1887)補筆:
「アルバ公爵」から
Inosservato penetrava - Angelo casto e bel(マルチェッロ;第4幕)
スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872):
オペラ「伯爵夫人」から バレエ音楽(*)
ドニゼッティ:
「愛の妙薬」から Quanto e bella(ネモリーノ;第1幕)
「ロベルト・デヴリュー」から Ed ancorla tremenda porta(ロベルト;第3幕)
「ランメルモールのルチア」から Tombe degl'avi miei(エドガルド;第3幕)
ヴェルディ(1813-1901):
「イル・トロヴァトーレ」から Ah si, ben mio(マンリーコ;第3幕)
「仮面舞踏会」から Forse la soglia attinse(リッカルド;第1幕)
「イ・ロンバルディ」から La mia letizia infondere(オロンテ;第2幕)
「ルイザ・ミラー」から Quando le sere al placido(ロドルフォ;第2幕)
フランチェスコ・メーリ(テノール(*以外))
ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団
ウーカシュ・ボロヴィチ(指揮)
録音:2009年12月11日、ライヴ、アダム・ミツキェヴィチ大学講堂、
ポズナン、ポーランド
今、最も勢いのあるイタリアのテノール、フランチェスコ・メーリ(1980年、
ジェノヴァ生まれ)が、ポーランドにおけるイヴェント「ワールド・オペラ・
スターズ」に登場した際のライヴ録音。

PNCD 1407 ¥2080
音楽と政治 作曲家大統領イーヴォ・ヨシーポヴィチ
イーヴォ・ヨシーポヴィチ(1957-):
Samba da camera(1985)(**)
Igra staklenih perli [The Glass Bead Game](1986)(+)
Zalobni pijev [Mournful Song](1994)(*/+)
Jubilus(1992)(+)
Dernek(1988)(+/#/**)
ジャヌシュ・ヴァヴロフスキ(ヴァイオリン(*))
バルトゥオミェイ・コミネク(ピアノ(+))
パヴェウ・クビツァ(ピアノ(#))
ニュー・ミュージック・オーケストラ(**)
シモン・ビヴァレツ(指揮(**))
録音:2011年9月23日、IAMIC(国際音楽センター連盟)コンサート、ライヴ、
ワルシャワ王宮大舞踏ホール、ポーランド
2010年2月18日にクロアチア共和国第3代大統領に就任したイーヴォ・ヨシー
ポヴィチの作品集。彼は政治家、法学者であると同時に作曲家でもあり、1983
年にザグレブ音楽アカデミーを卒業、1987年から2004年までは同アカデミーで
講師を務めました。2010年の大統領選挙戦の際には「ジョン・レノン射殺事件
を題材としたオペラを作曲する」と公言したそうです。





<Polskie Radio>
PRCD 1411 ¥2080
J・S・バッハ(1685-1750):インヴェンションとシンフォニア BWV772-801
リリアンナ・スタヴァルツ(チェンバロ)
録音:データ記載なし
使用楽器:1985年、J・C・ノイペルト製、フレンチ、2段鍵盤(モデル:18世紀、
ブランシェ製)
リリアンナ・スタヴァルツは1988年にワルシャワのショパン音楽アカデミー
(現ショパン音楽大学)を卒業後、フランスでユゲット・ドレイフュスに師事
したポーランドの鍵盤楽器奏者。1991年にワルシャワ室内歌劇場のメンバー
となって以来、指揮者、音楽監督としても活躍しています。

PRCD 1480-1482 3枚組 ¥6240
ドニゼッティ(1797-1848):オペラ「マリア・パディッラ」(全3幕;1841)
ネリー・ミリチオウ(ソプラノ:ドンナ・マリア・パディッラ)
ヘレナ・ズバノヴィチ(メゾソプラノ:ドンナ・イネス・パディッラ)
ホルヘ・プレゴ(テノール:ドン・ルイス・ディ・パディッラ)
デイヴィッド・パーシャル(バリトン:ドン・ペドロ)
アンドルー・クレイグ・ブラウン(バス:ラミーロ公爵)
ジェニファー・フェインステイン(メゾソプラノ:フランチスカ)
エリック・バリー(テノール:ドン・ルイージ)
エリック・ダウンズ(バス:ドン・アルフォンソ・デ・パルド)
ポーランド放送クラクフ合唱団
アルトゥル・センジェラシュ(合唱指揮)
ヴャウィストク・ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニー合唱団
ヴィオレッタ・ビェレツカ(合唱指揮)
ポーランド放送ワルシャワ管弦楽団
ウーカシュ・ボロヴィチ(指揮)
録音:2011年4月13日、第15回ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン復活祭、
ライヴ、
ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサートホール
このオペラのポーランド初演となった演奏会式上演のライヴ録音。全178ペー
ジのブックレットにポーランド語・英語の解説、イタリア語のリブレットと
ポーランド語・英語の対訳を収録。




<DUX>
DUX 0877 5枚組 ¥3600
第14回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール(2011)
[CD 1] 第1位
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001 から アダージョ,フーガ
パガニーニ(1782-1840):24の奇想曲 Op.1 から No.24
ヴィエニャフスキ(1835-1880):
新しい技法(エチュード=カプリス)Op.10 から カデンツァ(No.7)
プロコフィエフ(1891-1953):ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調 Op.80
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.14(*)
ユン・ソヨン[韓国;第1位]
伴奏:ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団(*)
マレク・ピヤロフスキ(指揮(*))
[CD 2] 第2位/第3位
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 Op.77
小林美樹[日本;第2位]
シベリウス(1865-1957):ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
シュテファン・タララ[ドイツ;第3位]
伴奏:ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団 マレク・ピヤロフスキ(指揮)
[CD 3]入賞
ヴィエニャフスキ:自作主題による変奏曲 Op.15(*)
イザイ(1858-1931):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調「バラード」Op.27 No.3
エルジャン・クリバーエフ[カザフスタン]
モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン協奏曲ト長調 K.216 から 第1楽章(#)
シューベルト(1797-1828):ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D.574「二重奏曲」(*)
弓新[日本]
モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調 K.364 から 第1楽章(+/#)
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番ホ長調 Op.27 No.6
アイレン・プリーチン[ロシア]
伴奏:イリーナ・ヴィノグラードヴァ(ピアノ(*))
レフ・バワバン(ヴィオラ(+))
アマデウス・ポーランド放送室内管弦楽団(#)
アグニェシュカ・ドゥチマル(指揮(#))
[CD 4] ポーランドからの参加者(選集)
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調 BWV1005 から アダージョ,フーガ
マリア・ヴオシュチョフスカ[ポーランド]
シマノフスキ(1882-1937):神話 Op.30 から アレトゥーザの泉(*)
アレクサンデル・クルス[ポーランド]
シマノフスキ:神話 Op.30 から ドリュアスとパン(+)
マチェイ・ストシェレツキ[ポーランド]
ナタン・ミルシテイン(1903-1992):パガニーニアーナ(+)
ヨアンナ・クレフト[ポーランド]
シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.9 から 第1楽章(+)
チェリナ・コツ[ポーランド]
シュニトケ(1934-1998):パガニーニアーナ
マウゴジャタ・ヴァシュツィオネク[ポーランド]
新しい技法(エチュード=カプリス)Op.10 から 前奏曲(No.6)
マチェイ・ブルジ[ポーランド]
ヴィエニャフスキ:ポロネーズ ニ長調 Op.4(+)
マテウシュ・スムル[ポーランド]
伴奏:マルチン・コジャク(ピアノ(*)) マルチン・シコルスキ(ピアノ(+))
[CD 5] 注目すべき才能
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219 から 第1楽章(#)
イ・ジユン[韓国]
バルトーク(1881-1945):ヴァイオリン・ソナタ第2番(*)
エマ・スティール[アメリカ合衆国]
ヴィエニャフスキ:グノーのオペラ「ファウスト」の主題による幻想曲 Op.20(+)
マリアンナ・ヴァシリーエヴァ[ロシア]
パガニーニ:24の奇想曲 Op.1 から No.17
ハンナ・ジ[アメリカ合衆国]
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV1004 から シャコンヌ
オマルリ・カムラン[アゼルバイジャン]
伴奏:カタジナ・ヴィエチョレク(ピアノ(*)) アリーナ・コマルコヴァ(ピアノ(+))
アマデウス・ポーランド放送室内管弦楽団(#)
アグニェシュカ・ドゥチマル(指揮(#))
録音:2011年10月8-23日、ライヴ、
アダム・ミツキェヴィチ大学コンサートホール

DUX 0864 6枚組 ¥3600
ミコワイ・ジェレンスキ(1550頃-1616頃):作品全集 Vol.1-6
「オフェルトリム集」(1611)/「コムニオ集」(1611)
エマ・カークビー(ソプラノ)
ヨエル・フレデリクセン(バッソ・プロフォンド) 他
カペラ・クラコヴィエンシス
コレギウム・ジェレンスキ
スタニスワフ・ガウォンスキ(指揮)
既発売のシリーズ6枚(DUX 0740, 0786, 0861, 0819, 0862, 0863)をスリップ
ケースに収めたもので、価格は単売合計の三分の一という安さ。

DUX 0842 ¥1800
歌はいつもぼくらと一緒 ポーランドの子供の歌(全28曲)
ユリウス・ザレンプスキ記念国立ワルシャワ音楽学校の児童たち(斉唱)
マリア・ピチフ(音楽監督)
マルタ・ジャク=コルノヴィチ、グジェゴシュ・スクロビンスキ(ピアノ)
録音:2009年2、3月、ポーランド放送スタジオS2、ワルシャワ、ポーランド
音楽教育のために作・編曲されたポーランドの歌のアルバム。グラジナ・バ
ツェヴィチ、ヴワディスワフ・シュピルマンの作品もあります。




<ACTE PREALABLE>
AP 0256 ¥1800
ノスタルジー ショパンをフルートとマリンバで
ショパン(1810-1849)/クシシュトフ・カチカ&ニコラス・リード編曲:
前奏曲イ長調 Op.28 No.7/ワルツ イ短調 Op.posth.
夜想曲ロ短調 Op.9 No.1/ワルツ ロ短調 Op.69 No.2
夜想曲嬰ハ短調 Op.posth./マズルカ変ロ長調 Op.7 No.1
前奏曲ホ短調 Op.28 No.4/ワルツ変ニ長調 Op.64 No.1
ワルツ イ短調 Op.34 No.2/前奏曲変ニ長調 Op.28 No.15
前奏曲ハ短調 Op.28 No.20/夜想曲変ホ長調 Op.9 No.2
ロッシーニの「チェネレントラ」の主題による変奏曲
前奏曲イ長調 Op.28 No.7
クシシュトフ・カチカ(フルート)
ニコラス・リード(マリンバ、ヴィブラフォン)
録音:2011年7月28日、フライブルク音楽大学、ドイツ
フルート奏者とマリンバ奏者のコンビが自ら編曲したショパン。オープニング
とエンディングは同じ曲の別テイクです。クシシュトフ・カチカは1977年ポー
ランドのトルンに生まれ、マリアンネ・ヘンケル(ミュンヘン音楽大学)、イレ
ーナ・グラフェナウアー(ザルツブルク・モーツァルテウム大学)、ヴォルフガ
ング・シュルツ(ウィーン音楽大学)、ピエール=イヴ・アルトー(パリ音楽院)
に師事。2012年現在、広州交響楽団(中華人民共和国)の首席奏者。当レーベル
の主力フルーティストとして、すでに3枚のCD(AP 0141, 0145, 0185)をリリー
スしています。ニコラス・リードはロンドン王立音楽学校、パリ音楽院、フラ
イブルク音楽大学で学んだ打楽器奏者。フライブルク打楽器アンサンブル他い
くつかの合奏団のマンバーとして活躍。2010年にはレクチャーのために来日し
ました。

AP 0259 ¥1800
ショパンの教え子たち VI
ユリアン・フォンタナ(1810-1869):ピアノ作品全集 Vol.2
2つのロマンス Op.18/アルバムの綴り、2つのマズルカ Op.15
練習曲形式の12の性格的小品 Op.9 第2巻(第7-12曲)
華麗な大ワルツ第2番 Op.13/「魔弾の射手」の主題による華麗な幻想曲 Op.6
フィリップ・ドゥヴォー(ピアノ)
録音:2010年6月、2011年4月、ポーランド放送スタジオS1、ワルシャワ、
ポーランド
ショパンと同い年の親友にしてピアノの弟子であり、作曲家・ピアニストとし
ての活動の他、ショパンの作品出版のための写譜や遺作の出版に尽力したフォ
ンタナの作品集第2弾。世界初録音と表示されています。
Vol.1: AP 0160。
フィリップ・ドゥヴォーはジョルジュ・シフラ(1921-1994)に才能を見出され、
ポーランドのピアニスト・作曲家ミウォシュ・マギン(1929-1999)に師事した
フランスのピアニスト。ポーランドのピアノ音楽のスペシャリストとして活躍
しており、すでに師匠マギン(Passavantレーベル)とユリウス・ザレンブスキ
(Marcal Classicsレーベル)のCDをリリースしています。

AP 0260 ¥1800
マリア・シマノフスカ(1789-1831):バラード&ロマンス集
オルタンス女王のロマンス/別れ
パリのジャルダン・デュ・ロワで物乞いをしていた盲人の嘆き
ジョゼフィーヌのロマンス
6つのロマンス
苦しみと喜び/柳のロマンス/バラード/夜のロマンス/知っている?
もしも言えたら
ガリツィン公のロマンス(ピアノ独奏のための編曲版)
歴史歌曲集(ユリアン・ ウルシン・ニェムツェヴィチのテキストによる)
カジミェシュ大王(1310-1370)/ポーランド女王ヤドヴィガ(1374-1399)
ヤン・アルブリフト(1459-1501)/ミハイル・グリンスキー公(1470-1534)の
物語
ステファン・チャルネツキ(1599-1665)
ヴィリアの歌/塔の歌/アルプハラ、バラード
シフィテジャンカ(シフィテシ湖の水の精)/2声のカンティレーナ
エリサベト・ザポルスカ(メゾソプラノ)
バルト・ファン・オールト(フィルテピアノ)
録音:2011年6月20-22日、オランダ改革派教会、ローン、オランダ
使用楽器:1825年、ブロードウッド製(ヨープ・クリンクハーメル・コレクショ
ン、アムステルダム)
ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト&コンポーザーの先駆けとも称されるポーラン
ドの女性音楽家、マリア・シマノフスカ。ヨーロッパ各地で精力的な演奏活動
を行った後、1828年ペテルブルクに移住、ロシア宮廷ピアニストとして活動し、
この地で生涯を終えました。彼女の音楽はショパンに影響を与えたとも言われ
ています。ワルシャワ生まれのメゾソプラノ、エリサベト・ザポルスカは1988
年フランスに本拠を移し、2009年にマリア・シマノフスカ協会を創設し総裁に
就任。同協会のプロジェクト「Maria Szymanowska(1789-1831)- a Woman of
Europe」の一環として制作されたこのCDの録音には、作曲者が活躍した時代に
製作されたフォルテピアノが使用されています。弾いているのはオランダの
名手バルト・ファン・オールト。世界初録音と表示されています。




<STRADIVARIUS>
STR 33824 ¥1850
ゴッフレード・ペトラッシ(1904-2003):
ピアノ協奏曲(1936-1939)(*)
交響的バレエ組曲「オルランドのラ・フォリア」(1942-1945)
管弦楽のためのパルティータ(1932)
アルフォンソ・アルベルティ(ピアノ(*))
RAI国立交響楽団
アルトゥロ・タマヨ(指揮)
20世紀イタリアを代表する作曲家の一人ペトラッシの管弦楽作品集。
録音:2008年5月7-9日、RAIホール、トリノ、イタリア

STR 33878 ¥1850
ドメニコ・ガブリエッリ:カンタータ集
ドメニコ・ガブリエッリ(1659-1690):
崇められる神よ、なぜあなたは私に冷酷なのか [Perche mai nume adorato]
愛の神は私に勝った [Amor m'hai cosi vinto]
無伴奏チェロ・ソナタ イ長調
ティルシのイレーネへの愛の誓いがむだになってしまい [Poiche ad Irene]
バルトロメオ・モナーリ(1662-1707):
ソナタ/あなたの唇を思うと [Quando penso a quel tuo labbro]
エレヴァツィオーネのためのソナタ
もし私が愛に救いを求めるならば [Se in amor cerco lo scampo]
オルガン・ソナタ
ドメニコ・ガブリエッリ:
威厳あるイリオスの遺跡を [Premea d'Ilio superbo]
シドンの浜で [Nella Sidonia riva]/無伴奏チェロ・ソナタ ト長調
黄金に輝くポイボスが美しい住まいから [Allor che dal bel nido]
システィーテ・シデラ
エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ) マルコ・テストーリ(チェロ)
ガブリエーレ・パロンバ(テオルボ) 
ダヴィデ・ポッツィ(オルガン、チェンバロ)
録音:2010年8月6-9日、ソチエタ・オペライア劇場、キアヴェンナ、イタリア
ドメニコ・ガブリエッリはボローニャに生まれ、同地とモデナで活躍したイタ
リアの作曲家・チェロ奏者。バルトロメオ・モナーリもボローニャで活躍した
作曲家・オルガニスト。

STR 33921 ¥1850
ラ・レオナ
フリアン・アルカス(1832-1882):ギター作品集
「ムーア人の織物」による幻想曲、またはハバナのプント
ボレロ/幻想的ポルカ/アンダンテ/幻想曲「うわ言」
タンゴ集/ロンド/プリュダンのアンダンテと練習曲
アンダンテ・クアジ・アダージョ/練習曲(アレグロ・プレスト)
ステファノ・グロンドーナ(ギター)
録音:2003年7月19日、8月19日、2004年3月6日、4月17、24日、
A・ペドロッロ音楽院、ヴィチェンツァ、イタリア
使用楽器:1856年、セビリャ、アントニオ・デ・トレス製「ラ・レオナ」
フリアン・アルカスはスペインのアルメリアに生まれたギタリスト・作曲家。
ヨーロッパ各地で活躍した他、フランシコ・タレガの才能を見抜き彼の師と
なったことでも知られています。アルカスが愛奏したオリジナルの名器「ラ・
レオナ」を当レーベルの看板ギタリスト、ステファノ・グロンドーナが弾いて
います。

STR 33824 ¥1850
ゴッフレード・ペトラッシ(1904-2003):
ピアノ協奏曲(1936-1939)(*)
交響的バレエ組曲「オルランドのラ・フォリア」(1942-1945)
管弦楽のためのパルティータ(1932)
アルフォンソ・アルベルティ(ピアノ(*))
RAI国立交響楽団
アルトゥロ・タマヨ(指揮)
20世紀イタリアを代表する作曲家の一人ペトラッシの管弦楽作品集。
録音:2008年5月7-9日、RAIホール、トリノ、イタリア

STR 33878 ¥1850
ドメニコ・ガブリエッリ:カンタータ集
ドメニコ・ガブリエッリ(1659-1690):
崇められる神よ、なぜあなたは私に冷酷なのか [Perche mai nume adorato]
愛の神は私に勝った [Amor m'hai cosi vinto]
無伴奏チェロ・ソナタ イ長調
ティルシのイレーネへの愛の誓いがむだになってしまい [Poiche ad Irene]
バルトロメオ・モナーリ(1662-1707):
ソナタ/あなたの唇を思うと [Quando penso a quel tuo labbro]
エレヴァツィオーネのためのソナタ
もし私が愛に救いを求めるならば [Se in amor cerco lo scampo]
オルガン・ソナタ
ドメニコ・ガブリエッリ:
威厳あるイリオスの遺跡を [Premea d'Ilio superbo]
シドンの浜で [Nella Sidonia riva]/無伴奏チェロ・ソナタ ト長調
黄金に輝くポイボスが美しい住まいから [Allor che dal bel nido]
システィーテ・シデラ
エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ) マルコ・テストーリ(チェロ)
ガブリエーレ・パロンバ(テオルボ) 
ダヴィデ・ポッツィ(オルガン、チェンバロ)
録音:2010年8月6-9日、ソチエタ・オペライア劇場、キアヴェンナ、イタリア
ドメニコ・ガブリエッリはボローニャに生まれ、同地とモデナで活躍したイタ
リアの作曲家・チェロ奏者。バルトロメオ・モナーリもボローニャで活躍した
作曲家・オルガニスト。

STR 33921 ¥1850
ラ・レオナ
フリアン・アルカス(1832-1882):ギター作品集
「ムーア人の織物」による幻想曲、またはハバナのプント
ボレロ/幻想的ポルカ/アンダンテ/幻想曲「うわ言」
タンゴ集/ロンド/プリュダンのアンダンテと練習曲
アンダンテ・クアジ・アダージョ/練習曲(アレグロ・プレスト)
ステファノ・グロンドーナ(ギター)
録音:2003年7月19日、8月19日、2004年3月6日、4月17、24日、
A・ペドロッロ音楽院、ヴィチェンツァ、イタリア
使用楽器:1856年、セビリャ、アントニオ・デ・トレス製「ラ・レオナ」
フリアン・アルカスはスペインのアルメリアに生まれたギタリスト・作曲家。
ヨーロッパ各地で活躍した他、フランシコ・タレガの才能を見抜き彼の師と
なったことでも知られています。アルカスが愛奏したオリジナルの名器「ラ・
レオナ」を当レーベルの看板ギタリスト、ステファノ・グロンドーナが弾いて
います。





<COLOSSEUM>
COL 9205.2 ¥1850
ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30(*)/前奏曲ト短調 Op.23 No.5(+)
クルト・ライマー(1920-1974):
ピアノ協奏曲第2番(ピアノと管弦楽のための音楽)(#)
クルト・ライマー(ピアノ)
ニュルンベルク交響楽団(*)
ジョルト・デアキ(指揮(*))
スイス・イタリア語放送管弦楽団(#)
レオポルド・ストコフスキー(指揮(#))
録音:1961年?(*/#)/1960年代?(+)
クルト・ライマー・シリーズ第5弾。
ワルター・ギーゼキングの師カール・ライマーの甥にあたるピアニスト・作曲
家クルト・ライマー(1920-1974)。ギーゼキング、カール・シューリヒト、ヴィ
ルヘルム・フルトヴェングラーらに才能を見いだされ18歳でデビュー、その後
ラフマニノフの高弟ウラディーミル・ホロフスキ、エドウィン・フィッシャー
に師事。レオポルド・ストコフスキー、ユージン・オーマンディ、ヘルベルト
・フォン・カラヤンらと共演し、リヒャルト・シュトラウスに高く評価されそ
の支援を受けました。




<KIND OF BLUE>
カインド・オブ・ブルー 第1回ご案内
スイスのジャズ・レーベル、カインド・オブ・ブルーから、クラシカル寄りの
商品をご案内いたします。

KOB 10048 ¥2080
エンニオ・モリコーネ(1928-):エロティック・サウンドトラックス
「ニュー・シネマ・パラダイス」より Nuovo Cinema Paradiso(Title)
「1900年」から Novecento-Romanzo
「ミッション」より Mission: Gabriel's Oboe
「ロリータ」より Lolita(Finale)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」より Deborah's Theme
「オリエント・エクスプレス」より Orient Express
「マエストロとマルガリータ」より Il Maestro e Margherita
「アニタと子猫と」より In Viaggio Con Anita
「マッダレーナ」より Chi Mai
「可愛い悪魔」より La Ragione, Il Cuore, L'Amore
「ある夕食のテーブル」より Sauna
「秘蜜」より Disegni Oltre
「大空を裂くジェット野郎」より Come Un Miracolo
「ウェディング・ベル/Mr.レディ Mr.マダム3」より Castelli Di Scozia
「サハラの秘宝」から Miriam and Philip
「ペイネ 愛の世界旅行」より Forse Basta
「ラ・カリファ」より La Califfa
「さらばモスクワ」より Mosca Addio
「歓びの毒牙(きば)」より L'Uccello Dalle Piume Di Cristallo
「いとこ」より La Cugina
シネマ・イタリアーノ・ソロイスツ&オーケストラ
録音:データ記載なし 発売:2011年

KOB 10049 2枚組(1枚価格) ¥2080
ニーノ・ロータ(1911-1979):レア・サウンドトラックス(1933-1979)
Treno Popolare(1933)/ La Freccia Nel Fianco [The Arrow](1946)
Roma Citta Libera(1946)/ Pirates of Capri [地中海の虎](1948)
Fuga in Francia(1948)
The Glass Mountain [La Montagna di Cristallo] [魔の山](1949)
Napoli Milionaria(1950)/ Obsession [The Hidden Room](1950-1951)
Filumena Marturano(1951)/ Toto e i Re di Roma(1952)
Anna [アンナ](1952)/ L'Ennemi Public N. 1(1953)
Le Boulanger de Valorgue(1953)
La Grande Speranza [大いなる希望/潜水艦潜航せず](1954)
Un'Eroe dei Nostri Tempi(1955)/ War and Peace Pt I [戦争と平和](1956)
War and Peace Pt II [戦争と平和](1956)/ Le Notti Bianche [白夜](1957)
Fortunella(1958)- Buongiorno Fortunella
La Grande Guerra [The Great War] [戦争・はだかの兵隊](1959)
Rocco e i Suoi Fratelli [若者のすべて](1960)- Addio a Nadia
I Due Nemici [好敵手](1961-1962)
Boccaccio '70 [ボッカチオ'70](1962)- Radiolina
The Reclutant Saint(1962)/ Il Gattopardo [山猫](1963)
Taming of the Shrew [じゃじゃ馬ならし](1963)
Romeo and Juliet [ロミオとジュリエット](1967)- Love Theme
Waterloo [ワーテルロー](1968)- Waterloo Battle
Sunset, Sunrise [陽は沈み日は昇る](1970)
Film a'Amore e d'Anarchia(1973)
Death on the Nile [ナイル殺人事件](1973)
Amor di Poeta(ballet)(1978)/ Hurricane [ハリケーン](1979)
シネマ・イタリアーノ・ソロイスツ&オーケストラ
録音:データ記載なし 発売:2011年
ニーノ・ロータ生誕100年記念盤。「World Premiere Edition」と表示されてい
ます。

KOB 10050 ¥2080
マーク・ソスキン ニーノ・ロータ-ソロ・ピアノ
ニーノ・ロータ(1911-1979)/マーク・ソスキン(1953-)編曲:
La Strada [道] / Juliet of the Spirits - Rugiada Sui Ranocchi
Juliet of the Spirits - Teatrino delle Suore
The Godfather - Theme / The Godfather - Waltz / Nights of Cabiria
La Dolce Vita [甘い生活] - Suite 1 / Romeo and Juliet - A Time for Us
I Vitelloni / Amarcord / La Dolce Vita - Suite 2
The Acrobat(from 7 Pieces for Children)
マーク・ソスキン(ピアノ)
録音:2011年7月14-15日、クラヴィーアハウス、ニューヨーク・シティ、
アメリカ合衆国
巨匠ソニー・ロリンズとの長年の共演で知られるジャズ・ピアニスト、マーク
・ソスキンによるニーノ・ロータへのオマージュ的アルバム。




<DUCALE>
CDL 003 ¥2080
2つのギターのための音楽
フィリッポ・グラニャーニ(1767-1812):二重奏曲第2番イ短調
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):協奏的大変奏曲 Op.35
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
平均律ギター曲集 Op.199 から 前奏曲とフーガ ホ短調/同ト長調
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):セレナード
ジュゼッペ・ロゼッタ(1901-1985):ソナタ
マリオ・フラニート、ルチオ・マタラッツォ(ギター)
録音:データ記載なし

CDL 004 ¥2080
ハープとヴァイオリンのための音楽
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
ハープのためのソナタ
ルイ・シュポーア(1784-1859):
ハープのための幻想曲 Op.35  
エライアス・パリシュ・アルヴァーズ(1808-1849):セレナード
Op.83
ドニゼッティ(1797-1848):
ヴァイオリンとハープのためのラルゲットとアレグロ(*)
サン=サーンス(1835-1921):ヴァイオリンとハープのための幻想曲 Op.124(*)
ルイ・シュポーア:
ヴァイオリンとハープのための協奏的ソナタ
(モーツァルトの「魔笛」の主題によるポプリ)Op.114(*)
アンナ・ローロ(ハープ)
アナイ・カルフィ(ヴァイオリン(*))
録音:データ記載なし

CDL 005 ¥2080
ヨハン・カスパル・メルツへのオマージュ
ヨハン・カスパル・メルツ(1806-1856):悲歌集
恋人の墓前で-君を思う-葬送行進曲/不安/夕べの祈り/マズルカ
タランテッラ/セレナード/ドイツの旋律による幻想曲/舟歌/即興曲
アルベルト・ボッキーノ、アントネッロ・ギドーニ(ギター)
録音:データ記載なし

CDL 007 ¥2080
フルートと通奏低音のための組曲&ソナタ集
ピエール・ダニカン・フィルドール(1681-1731):組曲第4番イ短調 Op.1 No.4
ミシェル・ド・ラ・バル(1675頃-1743/1744):組曲第8巻第12番イ長調
フランチェスコ・バルサンティ(1690頃-1772):ソナタ イ短調 Op.2 No.4
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1700-1763):ソナタ ト長調 Op.3 No.6
マッシモ・ジェンティリ=テデスキ(フルート)
フランチェスコ・タペッラ(テオルボ)
録音:データ記載なし
使用楽器:
1989年、インスブルック、ルドルフ・トゥツ製
(モデル:J・H・J・ロッテンブルグ製/C・A・グレンサー製)(フルート)
1988年、ミラノ、アンナ・ラディーチェ製
(モデル:ヴェンデリオ・ヴェネレ製)(テオルボ)

CDL 009 ¥2080
2つのギターのための音楽
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
カノン風ソナティナ Op.196
レオ・ブローウェル(1939-):5つのミクロ・ピース(ディヴェルティメント)
スティーヴン・ドジソン(1924-):プロムナード I
ジョン・W・デュアート(1919-2004):6つの友情
山下豊子(1942-):蟻の行進曲
アストル・ピアソラ(1921-1992):タンゴ組曲
マリオ・フラニート、ルチオ・マタラッツォ(ギター)
録音:データ記載なし

CDL 010 ¥2080
リスト(1811-1886):ピアノ作品集
大ソナタ(ピアノ・ソナタ ロ短調;1853年の自筆譜による)
詩的で宗教的な調べ(1834)/ハンガリー狂詩曲第17番
無調のバガテル
カルロ・レヴィ・ミンツィ(ピアノ)
録音:1992年3月26-27日、教会、パラッツォ・ピニャーノ、クレモナ県、
イタリア

CDL 011 ¥2080
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):
ヴァイオリン・ソナタ第1番ホ短調 Op.87
ヴァイオリン・ソナタ第2番ハ長調 Op.117
ジャンルーカ・トゥルコーニ(ヴァイオリン)
マルコ・サーラ(ピアノ)
録音:1992年3月22-25日、聖マルティノ教会、パラッツォ・ピニャーノ、
クレモナ県、イタリア
世界初録音と表示されています。

CDL 013 ¥2080
イタリアの音楽サロン
フランチェスコ・パオロ・トスティ(1846-1916):
ガブリエーレ・ダヌンツィオ(1863-1938)の詩による歌曲集
マリンコニア(1887)
森は眠る/あなたを見つめると/今ではもう遅い/今こそ別れの時!
私に話しかけるあなたは誰
アマランタの4つの歌(1907)
私をひとりにしてくれ!息をつかせてくれ/夜明けは光から暗闇を分かち
むなしく祈り/賢者の言葉は何を語っているのか?
2つの小夜想曲(1911); バラの香りは漂い出る/欠けゆく三日月
夕べ(ポエメット)(1916)
ここにいて、お願いだから/私たちを傷つける/だが誰が見ただろうか?
そして私の魂の生のうちの何が/泣きなさい
フィリベルト・リッチャルディ(テノール)
エリーザ・デ・ルイージ(ピアノ)
録音:1992年6月8-9日、ベイビー・スタジオ、ミラノ、イタリア

CDL 016 ¥2080
ジャコモ・オレーフィチェ(1865-1922):
ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ホ短調(1908)
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調(1908)
ムゼッタ
ジャンルーカ・トゥルコーニ(ヴァイオリン)
マルコ・サーラ(ピアノ)
録音:1993年3月26-28日、聖マルティノ教会、パラッツォ・ピニャーノ、
クレモナ県、イタリア
世界初録音と表示されています。

CDL 017 ¥2080
カタラーニ、マルトゥッチ:歌曲集
アルフレード・カタラーニ(1854-1893):
La viola(1870)/ Ad una stella(1874)/ Fior di collina(1874)
O rea Gomorra, o Sodoma perversa(1875)/ Sognai(1877)
Chanson groenlandaise(1878)/ L'odalisque(1878)/ In riva al mare (1878)
Il m'aimait tant(1879)/ Le gondolier(1880)/ Senza baci(1884)
ジュゼッペ・マルトゥッチ(1856-1909):
La pescatrice(1893)/ Alma gentile(1872)/ Sogno di morte(1887)
Sogno d'amore(1887)/ 6つの歌曲 Op.68(1889)
Ballando(1889); Preludio(ピアノ独奏),Valzer,Mazurka,Polka
3つの歌曲 Op.84(1905-1906); Maggiolata,Pianto antico,Nevicata
マリア・ローザ・ベルサネッティ(ソプラノ)
ジャンカルロ・ココッツァ(ピアノ)
録音:1993年7月7-9日、聖マルティノ教会、パラッツォ・ピニャーノ、
クレモナ県、イタリア
世界初録音と表示されています。

CDL 018 ¥2080
寒い国から来たチェロ 東欧の無伴奏チェロ作品集
ハチャトゥリアン(1903-1978):幻想ソナタ
コダーイ(1882-1967):ソナタ Op.8
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):ソナタ Op.18
ジノヴィー・ディノフ(191?-197?):ヘンデルのパッサカリアによる変奏曲
マルク・ヴァルシャフスキー(チェロ)
録音:1993年10月1-4日、聖マルティノ教会、パラッツォ・ピニャーノ、
クレモナ県、イタリア

CDL 019 ¥2080
ギャラント様式の2つのチェロ
2つのチェロのためのイタリア音楽 スカルラッティからパガニーニまで
ジュゼッペ・サンマルティーニ(1695-1750):ソナタ イ短調
ルイージ・ボッケリーニ(1743-1805):二重奏曲ニ長調
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):ソナタ第1番ニ短調
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ(1755-1824):
協奏的二重奏曲 Op.29 No.3
ドメニコ・ガブリエッリ(1651-1690):カノン ニ長調
アレッサンドロ・スカルラッティ:ソナタ第3番ハ長調
ジャコモ・チェルヴェット(1682頃-1783):
ディヴェルティメント第1番ロ短調 Op.4
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ:協奏的二重奏曲 Op.29 No.2
ニコロ・パガニーニ(1782-1840)/マルク・ヴァルシャフスキー編曲:
ロッシーニの主題による変奏曲
マルク・ヴァルシャフスキー、クリスティーネ・ラコステ(チェロ)
録音:1993年10月5-7日、聖マルティノ教会、パラッツォ・ピニャーノ、
クレモナ県、イタリア

CDL 020 ¥2080
ヨゼフ・トリーベンゼー(1772-1846):管楽八重奏のための作品集
チェンバロ、管楽八重奏とコントラバスのための小協奏曲(*)
モーツァルトの主題による管楽八重奏とコントラバスのための変奏曲
管楽八重奏とコントラバスのためのパルティータ変ホ長調
管楽八重奏、トランペットとコントラバスのためのパルティータ変ロ長調(+)
イタリア管楽八重奏団
ミケーレ・サントルソラ、ブルーノ・インカニョーリ(オーボエ)
ルイージ・レッティエーロ、ジョヴァンニ・レッティエーロ(クラリネット)
セルジョ・ロマーニ、ディオニジオ・グアルディーニ(ファゴット)
ミケーレ・マルトゥシェッロ、アンジェロ・アゴスティーニ(ホルン)
フランコ・トゥルキ(コントラバス)
マリア・レッティエーロ(チェンバロ(*))
ジュゼッペ・アルファーノ(トランペット(+))
録音:1993年10月、ヴァチカン・ラジオ放送

CDL 021 ¥2080
20世紀イタリアのピアノ音楽
ジャコモ・オレーフィチェ(1865-1922):
2つの演奏会用練習曲/海の前奏曲集(全9曲)
フランチェスコ・チレーア(1866-1950):3つの小品 Op.43
オッターヴィオ・ジーノ(1909-1995):主題と変奏曲
クラウディオ・ダントーニ(ピアノ)
録音:1996年11月、エコー・スタジオ、ローマ、イタリア

CDL 022 ¥2080
ニーノ・ロータ(1911-1979):道 フェリーニ監督映画音楽によるピアノ曲集
道/戦争と平和(*)/カビリアの夜/甘い生活/ボッカチオ'70/山猫(*)
8 1/2/魂のジュリエッタ/ロミオとジュリエット(*)/アマコルド/カサノバ
マウリツィオ・マタレーゼ(ピアノ)
録音:1997年2月、ソッリーゾ・スタジオ、バーリ、イタリア
(*)はフェリーニ監督作品ではありません。

CDL 023 ¥2080
イルデブランド・ピッツェッティ(1880-1968):
ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ソナタ イ長調/対話(*)/アリア(*)/3つの歌
ジャンルーカ・トゥルコーニ(ヴァイオリン)
マルコ・サーラ(ピアノ)
録音:1996年5月29日-6月1日、聖マルティノ教会、パラッツォ・ピニャーノ、
クレモナ県、
イタリア
(*)世界初録音と表示されています。

CDL 026 ¥2080
歌詞のないアリア 管楽器と弦楽合奏によるイタリア・バロック・アリア集
ヴィヴァルディ(1678-1741):
Nulla in mundo pax sincera(モテット)RV630 より
Nulla in mundo pax sincera(+)
マニフィカト から Et exultavit(*/+/#)
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):サルヴェ・レジナ より O Clemens(+)
ヴィヴァルディ:Nulla in mundo pax sincera RV630 より Alleluia(++)
ジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニ(1670-1747):
Amor e un serpe fiero(*)
フランチェスコ・アントニオ・ヴァロッティ(1697-1780):
De Profundis より Fiant aures tuae(**)
トンマーゾ・ジョルダーニ(1730-1806):カーロ・ミオ・ベン(++)
フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ(1690-1768):パストラーレ(*)
フランチェスコ・ドゥランテ(1684-1755):Vergin tutt'amor(#)
ヴィヴァルディ:オラトリオ「勝利のユディータ」より
Agitata infido flatu(++)
ジャコモ・アントニオ・ペルティ(1661-1756):
オラトリオ「聖墓のイエス」より Palesate i miei lumi(**)
ジョヴァンニ・マリ・ボノンチーニ(1642-1678):Ad onta di mie leggi(+)
ヴィヴァルディ:
スターバト・マーテル より Fac ut ardeat(#)
オラトリオ「勝利のユディータ」より Armatae face(++)
スターバト・マーテル より Eja Mater(#)
ペルティ:オラトリオ「聖墓のイエス」より Del campo il bel fiole(*/+)
ヴィヴァルディ:Laudate Dominum(++)
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736):
スターバト・マーテル より Inflammatus(*/+)
ジョーナ・サポリーティ(フルート(*))
アンナ・カッターネオ(オーボエ(+))
フェデリコ・アッレーグロ(クラリネット(#))
ミケーレ・コロンボ(ファゴット(**))
ピエラントニオ・メルリーニ(トランペット(++))
ブスト・アルシーツィオ・G・ロッシーニ音楽アカデミー管弦楽団
レナート・ベレッタ(指揮)
録音:1999年4月20-21、23日、聖マルティノ教会、パラッツォ・ピニャーノ、
クレモナ県、
イタリア

CDL 027 ¥2080
ヴィルジリオ・モルターリ(1902-1993):フルートを伴う室内楽作品集
ロアーナ(フルートのための)/前奏曲(フルートとピアノのための)
カンツォーネ(ソプラノとフルートのためのヴォカリーズ)(*)
ラ・ファヴォリータ(フルートとチェンバロのための)(*)
ポエメット(2つのフルートとピアノのための)
夜想曲(フルートとギターのための)/二つ折り画(フルートとチェロのための)
2つのラウダ(ソプラノ、フルート、チェロとピアノのための)
魔術(フルートとピアノのための)(*)/幻想曲(2つのフルートとピアノのための)
カンピトゥーレ(フルートのための)(*)
ジオナ・サポリーティ(フルート)
マリア・グラツィア・リグオリ(ソプラノ)
エレーナ・マルツェッタ(第2フルート)
ヤコプ・ルートヴィヒ(チェロ)
アルベルト・フェラッツィ(ピアノ)
ガブリエーレ・トイア(チェンバロ)
エルネスト・ブッソラ(ギター)
録音:1998年7月29日、10月7日、1999年4月16日、7月13日、
聖マルティノ教会、パラッツォ・ピニャーノ、クレモナ県、イタリア
使用楽器:木製フルート、ルーダル・カルテ製(*)
初録音と表示されています。




<Griffin>
GCCD 4075 ¥1200
サウンズ・マニフィセント
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):ロンポンの鐘
サン=サーンス(1835-1921):幻想曲変ホ長調
ルイ・ヴィエルヌ:リート
ゲオルギ・ムシェル(1909-1989):トッカータ
ルイ・ヴィエルヌ:アラベスク
ガース・エドマンドソン(1900-1971):高き天より
マックス・レーガー(1873-1916):クリスマス
ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933):高き天より
マックス・レーガー:トッカータとフーガ Op.59
マルコム・アーチャー(1952-):
間奏曲/シシリエンヌ/「Noel Nouvelet」による前奏曲
フロール・ペータース(1903-1986):ラルゴ
マックス・レーガー:感謝の詩篇
マルコム・アーチャー(オルガン)
録音:1998年11月、ウェルズ大聖堂(英国) 
原盤:Lammas 前出:Lammas, LAMM 112D

GCCD 4076 ¥1200
賛美と威厳
メンデルスゾーン(1809-1847):Above all praise and majesty
マーティン・ハウ:Day by day
ピーター・ハーフォード(1930-):
サンクトゥス&ベネディクトゥス/アニュス・デイ
エドワード・ベアストウ(1874-1946):Let all mortal flesh keep silence
フランク(1822-1890):天使の糧
アーネスト・ウォーカー(1870-1949):
I will lift up mine eyes unto the hills
ハーバート・サムション(1899-1995):テ・デウム・ラウダムス ト長調
クリストファー・ヘッド:Blake's Cradle Song
ジョン・シェパード(1515頃-1558):I give you a new commandment
ペラム・ハンフリー(1647-1674):A Hymne to God the Father
エドワード・ベアストウ:Though I speak with the tongues of men
ジョン・アイアランド(1879-1962):Ex ore innocentium
チャールズ・ヴィラーズ・スタンフォード(1852-1924):ベネディクトゥス
バリー・ローズ(1934-):Risen Lord
モーリス・デュリュフレ(1902-1986):
慈しみと愛のあるところ[Ubi caritas et amor]
サミュエル・セバスティアン・ウェスリー(1810-1876):
Thou wilt keep him in perfect peace
マルコム・アーチャー(1952-):マニフィカト ハ長調(1996)
J・S・バッハ/ヴァージル・フォックス編曲:
Now thank we all our God(オルガン独奏)
ジョン・アイアランド:ユビラーテ・デオ ヘ長調
バリー・ローズ(指揮)
聖アルバン大聖堂&修道院教会少年&男声聖歌隊
アンドルー・パーネル、ピーター・ダイク(オルガン)
録音:1991年2月、1995年2月、1997年3月、英国、聖アルバン大聖堂、
同修道院教会
原盤:Lammas 前出:Lammas, LAMM 095D

GCCD 4077 ¥1200
エリザベス女王即位60年記念
ヘンリー・パーセル(1659-1695):トランペット・チューン
ヘンデル(1685-1759):戴冠式アンセム から Zadok the Priest
賛美歌:Love Divine("Blaenwern")
不詳:Rejoice in the Lord Alway
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1959):
All People that on Earth do Dwell("Old 100th")
ウィリアム・クロフト(1678-1727):
O God, Our Help in Ages Past("St. Anne")
セバスチャン・テンプル(1928-1997):Make Me a Channel of Your Peace
ヘンデル:水上の音楽 から Air
詩篇歌:The Lord's my shepherd(詩篇23 "Crimond")
ヘンリー・パーセル:
Christ is Made the Sure Foundation("Westminster Abbey")
チャールズ・ヴィラーズ・スタンフォード(1852-1924):Gloria in Excelsis
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):ユビラーテ ハ長調
賛美歌:Let all the World in Every Corner Sing("Luckington")
賛美歌:Guide me, O Thou Great Redeemer("Cwm Rhondda")
ジョン・オールコック(1715-1806):
Whoso Dwelleth Under the Defence(詩篇91)
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):Behold, O God, our Great Defender
伝承曲:I would be true("Air from County Derry")
賛美歌/ルートリー編曲:Be Thou my Vision("Slane")
ジョージ・ダイソン(1883-1964):Be Strong and of Good Courage
グスタヴ・ホルスト(1874-1934):I Vow to Thee, my Country("Thaxted")
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983)/クリストファー・パーマー編曲:
宝珠と王杖(行進曲)
ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):ファンファーレと英国国歌
ウェストミンスター寺院聖歌隊
ロンドン・ブラス
イギリス室内管弦楽団
マーティン・ベイカー、イアン・シムロック(オルガン)
マーティン・ニアリー(指揮)
録音:データ未詳




<ILD>
ILD 642325 ¥1850
モーリス・アンドレ 驚異のトランペッター オリジナル録音集(1957-1961)
Rhapsody in blue / Divertissement d'apres le Concerto en Fa
Un Americain a Paris / Summertime / Siboney / Sereanade pregr de Mexico
Revoir Paris / Les 7 Mercenaires / Parlez moi d'amour / Le Grand Sam
Tenderly / Serenade de Schubert / Sans toi je n'ai plus rien / Perdido
Clopin-clopant / La paloma
モーリス・アンドレ(トランペット)
ジャン・フォースタン楽団
ジャック・ダンジャン楽団
録音:1957-1961年
2012年2月25日に亡くなったフランスの名トランペット奏者モーリス・アンドレ
(1933年生まれ、享年78)の追悼として編集されたライト・クラシック系歴史的
録音の復刻盤。冒頭4曲はガーシュウィンの作品を基にした楽曲と思われます。

ILD 642300 ¥1850
【旧譜 再入荷】
モーリス・アンドレ 驚異のトランペッター オデオン録音集(1956-1959)
エド・マーシャル:ヴィーナス(ボレロ)
アグスティン・ララ:グラナダ
ルイス・ボンファ:映画「黒いオルフェ」より オルフェの歌
ジョージ・ガーシュウィン:私の愛した男(スロー)(*)
トレヴァー・ハーバート・スタンフォード:ルーレット(チャールストン)
ジョゼフ・レノー:
クロウタドリとズアオアトリ(2つのトランペットのためのポルカ)(+)
アレクサンドル・プティ:ミルト(ポルカ)(*)
グリゴラシュ・ディニク:ホラ・スタッカート(*)
ルロイ・アンダーソン:セレナータ(スロー)(*)
ジョルジュ・ユルメール:バン=バン=バン(グアラチャ)
ジョゼフ・コスマ:枯葉(スロー)(*)
マルグリット・モノ:ミロール(チャールストン)
レナート・ラシェル:ローマのそよ風(ミディアム・バウンス)
サンドロ・タッカーニ&ヴィンチェンツォ・ディ・パオラ:
コメ・プリマ(スロー・フォックス)
ユベール・ジロー:プリュ・ジュ・テーム(ボレロ)
ジョージ・ガーシュウィン:サマータイム(スロー)(*)
ユベール・ジロー:
Je te tendrai les bras[ぼくは手を差し伸べるだろう](ボレロ・ビギン)
デューク・エリントン:キャラヴァン(スロー)(*)
サミー・フェイン:ア・カーテン・スマイル(フォックス)
Gumm:J'ai tant besoin de toi[ぼくには君が必要だ](スロー)
不詳:ヴェネツィアの謝肉祭(民謡による変奏曲)(*)
リムスキー=コルサコフ:くまばちの飛行(*)
ルネ・ドノンサン:Bons biasers, a bientot[愛の口づけ、またすぐに]
モーリス・アンドレ(トランペット)
管弦楽団(*)
ジャン・フォースタン(指揮(*))
録音:1956-1959年、モノラル、ADD 原盤:Odeon(フランス) 発売:2010年
17センチ盤で発売された音源を集めたアルバム。





<Alto>
ALC 1157 ¥750
ベリー・ベスト・オブ・キャスリーン・フェリアー 
生誕100年記念コレクション
キャスリーン・フェリアーへのインタビュー(モントリオールにて)(#)
イングランド民謡/ウィッテカー編曲:
Blow the Wind Southerly(+)/ The Keel Row(+)
イングランド民謡/ブリテン編曲:Come You Not from Newcastle?
スコットランド民謡/クィルター編曲:Ye Banks and Braes(+)
アイルランド民謡/ヒューズ、グレイ編曲:I Know Where I'm Going(+)
イングランド民謡/クィルター編曲:Drink to Me Only(+)
イングランド民謡/ウィッテカー編曲:Ma Bonny Lad(+)
スコットランド民謡/ジェイコブソン編曲:Ca' the Yowes(#)
シューベルト(1799-1828):ミューズの息子(+)/音楽に寄す(+)
J・S・バッハ(1685-1750):
マタイ受難曲 から Have Mercy, Lord(Erbame dich)(英語版)(*)
ヘンデル(1685-1759):
オラトリオ「メサイア」から O Thou That Tellest Good Tidings(**)
オペラ「クセルクセス」から Ombra mai fu(ラルゴ)(+)
オペラ「ロデリンダ」から Art Thou Troubled?(*)
メンデルスゾーン(1809-1847):
オラトリオ「エリア」から 0 Rest in the Lord(*)
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):Silent Noon(**)
クィルター(1877-1953):Now Sleeps the Crimson Petal
イングランド民謡/ヒューズ編曲:Kitty My Love
アイルランド民謡/ヒューズ編曲:Down By the Salley Gardens(+)
マーラー(1860-1911):真夜中に(**)
グルック(1714-1787):
オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」から What is Life?(Che faro)
(英語版)(*)
キャスリーン・フェリアー(アルト)
様々な演奏者
録音:1946年(*)/1949年(+)/1950年(#)/1952年(**),ADD 
原盤:Decca / EMI

ALC 1166 ¥750
イングランドの賛美歌名曲集
Jerusalem / Make Me a Channel of Your Peace
Glorious Things of Thee are Spoken / Amazing Grace
Lord of the Dance / Onward Christian Soldiers / Morning has Broken
How Shall I Sing that Majesty? / God Be in my Head / O Come, Emmanuel
There's a Wideness in God's Mercy / All Creatures of Our God and King
Christ Triumphant / The Old Rugged Cross
We Cannot Measure How You Heal / Lo, He comes with Clouds Descending
Ride on, Ride on, in Majesty / Angel Voices
Stand up, Stand up for Jesus / Alleluya, Sing to Jesus
When I Survey the Wondrous Cross / Abide With Me / Psalm 23
ソールズベリー大聖堂聖歌隊
サイモン・ロール(指揮)
録音:1999-2002年 原盤:M & M / Gruiffin

ALC 1169 ¥750
ショスタコーヴィチ(1906-1975):交響曲第4番
ケルンWDR交響楽団
ルドルフ・バルシャイ(指揮)
録音:2002年 原盤:Brilliant Classics 前出:Regis, RRC 1103

ALC 1176 ¥750
ヴィヴァルディ(1678-1741):晩課のための音楽
神よ、私を救いに来てください[Deus in adiutorium meum intende]RV593
主を畏れる者は幸いである[Beatus vir](詩篇111)RV597
スターバト・マーテル RV621
マニフィカト RV610
エクス・カテドラ
ジェフリー・スキッドモア(指揮)
録音:1992年 原盤:ASV Gaudeamus

ALC 1178 ¥750
パレストリーナ(1525?-1594):
ミサ・ブレヴィス/ミサ・ラウダ・シオン
バビロンの川のほとりで(モテット)
鹿が谷川の水を求めてあえぐように(モテット)
プロ・カンツィオーネ・アンティクァ
マーク・ブラウン(指揮)
録音:1991年 原盤:Pro Cantione Antiqua 前出:Regis, RRC 2040

ALC 1180 ¥750
アンティーク・アリア集
ジュリオ・カッチーニ(1545頃-1618):Amarilli mia bella
ジュリオ・カッチーニ/ヨハン・ナウヴァッハ:Amarilli mia bella
ヨハン・ナウヴァッハ(1595頃-1630):Tempesta di dolcezza
ジュリオ・カッチーニ/アンジェロ・ノターリ:Parlo, misero, o taccio?
アンジェロ・ノターリ(1566-1663):Ahi, che s'accresce in me
クラウディオ・サラチーニ(1586-1630):Toccata(リュート独奏)
バルバラ・ストロッツィ(1619-1677):L'Astratto
ジャコモ・カリッシミ(1605-1674):Lamento di Maria Stuarda
ヘンリー・ローズ(1595-1662):Ariadne's Lament
ジョン・ブロウ(1649-1708):Sappho to the Goddess of Beauty
ヘンリー・パーセル(1659-1694):The blessed Virgin's Expostulation
ジョン・ウェルドン(1676-1736):Nature Framed Thee
エマ・カークビー(ソプラノ)
アントニー・ルーリー(リュート)
録音:1992、1993年 原盤:Musica Oscura
短命に終わったアントニー・ルーリーの自主レーベル Musica
Oscuraから発売された録音で、オリジナル盤の流通期間が短かかったためファ
ンから長らく再発売が希望されていたものです。

ALC 1181 ¥750
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ聖歌隊が英語でバッハを歌う
J・S・バッハ(1685-1750):
モテット第3番「Jesu, Priceless Treasure」BWV227
O Jesu so meek, O Jesu so kind BWV493
Jesus is this dark world's light BWV 474
Lord, pour not Thy vengeance on me BWV463
Now is the mournful time BWV450 / It is finished BWV458
Breath of God, life giving BWV445 / God liveth still BWV461
ヨハネ受難曲 BWV245(A・レイバーン訳詞)から(*)
Lord, our redeemer / Rest calm, O body pure and holy...
Lord Jesu, thy dear angel send
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ聖歌隊
フィロムジカ・オブ・ロンドン(*)
デイヴィッド・ウィルコックス(指揮)
録音:1961年 原盤:Argo(Decca)

ALC 1182 ¥750
テューダー朝の巨匠 バードとギボンズ
ウィリアム・バード(1543-1623):
4声のミサ/マニフィカト/ヌンク・ディミティス
/アヴェ・ヴェルム・コルプス
オーランド・ギボンズ(1583-1625):
見よ、見よ、言葉は肉となり(*)/栄光と力に満ちた神(*)
私はあなたをたたえよう[Second Preces: I Will Magnify Thee](*)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ聖歌隊
ジャコビアン・コンソート・オブ・ヴァイオルズ(*)
サーストン・ダード、デスモンド・デュプレ、デニス・ネスビット、
ディートリヒ・ケスラー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ナイジェル・アンハースト(ヴィオローネ)
デイヴィッド・ウィルコックス(指揮)
録音:1959年 原盤:Argo(Decca)

ALC 1195 ¥750
アンドレス・セゴビア マエストロ・ギター
ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561):パヴァーヌ第5番/パヴァーヌ第6番
ロベール・ド・ヴィゼー(1660頃-1725):パッサカリア
不詳:感傷的なジグ
ハイドン(1732-1809):
ラルゴ・アッサイ Op.74 No.3/メヌエット Op.76 No.1
アルベニス(1860-1909):サンブラ・グラディナ
ガスパル・サンス(1640-1710):ガイヤルド/エスパニョレタ
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ト長調 L.79 から アレグロ
フェルナンド・ソル(1778-1839):
6つの小品 Op.5 から アンダンテ・ラルゴ/ソナタ Op.22 から ロンド
メンデルスゾーン(1809-1847):無言歌 Op.30 No.3
フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):松のロマンス
マヌエル・ポンセ(1882-1948):
前奏曲(*)/アルマンド(*)/メキシコの歌 第3番(*)/主題、変奏と終曲(*)
フェデリコ・モレノ・トロバ:おどけたセレナード(*)
マリオ。カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
悪魔的奇想曲(パガニーニへのオマージュ)タ・ブルレスカ(*)
アンドレス・セゴビア(ギター)
録音:1960-1961年(無印)/1954年、モノラル(*) 原盤:MCA

ALN 1931 ¥750
ウェールズの男声合唱の伝統
ジェイムズ・ジェイムズ:Land of My Fathers
C・F・チャドレイ・カンディッシュ:Song of the Jolly Roger
アーウェル・ヒューズ:Tydi a Roddaist
黒人霊歌/ジェイコブソン編曲:
Roll, Jordan, Roll(Ar lan Iorddonen ddofn)
ウェールズ民謡/ロジャーズ編曲:Rock of Cader Idris
ウェールズ民謡/ロバートソン編曲:All Thro' the Night
メイ・ジョーンズ/ジョシュア/ハーパー:We'll Keep a Welcome
H・B・リチャーズ:God Bless the Prince of Wales
ジョゼフ・パリー編曲:Aberystwyth
ブラームス/ウェスト、ロザレイ編曲:子守歌 Op.49 No.4
ヴェルディ:オペラ「ナブッコ」から ヘブライの捕虜たちの合唱
グリフィス・ヒュー・ジョーンズ/トマス編曲:Deus Dalutis("Llef")
アーサー・サリヴァン:The Long Day Closes
ジェイムズ・ジェイムズ:Hen wlad fy Nhadau
ウェールズ民謡/エヴァンズ編曲:
Rhyfelgyrch gwyr Harlech(March Of The Men Of Harlech)
ウェールズ民謡/ゴーツ編曲:Cyfri'r Geifr(Counting The Goats)
デイヴィッド・ヒュー=エヴァンズ:Y delen Aur(The Golden Harp)
ジョゼフ・パリー:Myfanwy(Arabella)
デイヴィッド・オーエン/プロズロー編曲:
Daffyd y Garreg Wen(David of the White Rock)
ジョン・リプトロット・ハットン:When Evening's Twilight
ヴォーン・ウィリアムズ/トマス編曲:Linden Lea
モリストン・オルフェウス合唱団
アイヴァー・E・シムズ(指揮)
録音:1959-1961年 原盤:Decca / EMI
モリストン・オルフェウス合唱団は英国ウェールズの町スウォンジーに1935年
に創設され、現在も活動している老舗男声合唱団。ノスタルジア・シリーズの
一枚ですが、内容を考慮しクラシックでご案内いたします。

<URANIA>
WS 121.143 2枚組 \1450
ショスタコーヴィチ:
交響曲第5番
交響曲第7番「レニングラード」
ピアノ協奏曲第1番
アンドレ・プレヴィン(P)
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック 1959年-1962年

WS 121.166 2枚組 \1450
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」
エリーザベト・グリュンマー(S)
リタ・シュトライヒ(S)
ハンス・ホップ(T)
クルト・ベーメ(B)
オットー・エーデルマン(B)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団 1954年ライヴ

WS 121.170 2枚組 \1450
プッチーニ:歌劇「トスカ」
ジンカ・ミラノフ(S)
ユッシ・ビョルリンク(T)
レナード・ウォーレン(Br)
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
ローマ歌劇場管弦楽団、合唱団 1957年




<GALA>
GL-100679 4枚組 ¥2980
フリッツ・ヴンダーリヒ/初期録音集
ヤナーチェク:歌劇「運命」
ローレ・ヴィスマン(S) ハンス・ギュンター=ネッカー(Br)
ヨゼフ・トラクセル(T) アニヤ・シリア(S)
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
ハンス・シュヴィーガー指揮
シュトゥットガルト州立管弦楽団  1958/10/26
ストラヴィンスキー:ペルセフォネ
ドリス・シャーデ(語り手) フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
ディーン・ディクソン指揮
フランクフルト放送交響楽団   1960/11/11
エヴェレット・ヘルム:Die Belagerung Von Tottenberg
ギュンター・アンブロシウス(Br) フランツ・フェーリンガー(T)
フリッツ・ヴンダーリヒ(T) ルドルフ・ゴンサール(Br)
ヘティ・プリュマッハー(A)
ハンス・ミュラー=クライ指揮
シュトゥットガルト放送交響楽団 1958/11
モーツァルト:歌劇「魔笛」(抜粋)
フリッツ・ヴンダーリヒ(T) ヤン・デルクセン(Br)
ユリアーネ・ファルカシュ(S) マリア・ヴァン・ドンゲン(S)
ベルナルド・ハイティンク指揮
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団  1958/5/25




<VOX BOX>
廃盤復活のご案内。ラウテンバッハーのシューベルトは貴重です。
CD3X 3042 3枚組 ¥1300
シューベルト:室内楽作品集
CD1:
ヴァイオリンと弦楽のためのロンド イ長調 D.438
ヴァイオリン協奏曲(アダージョとアレグロ) ニ長調 D.345
ポロネーズ 変ロ長調 D.580
5つのメヌエットと6つのトリオ D.89
ズザーネ・ラウテンバッハー(Vn)
イェルク・フェルバー指揮
ヴュルテンベルク室内管弦楽団
弦楽三重奏曲 変ロ長調 D.581
弦楽三重奏曲 変ロ長調 D.471
ベラルテ弦楽三重奏団
CD2:
ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲 イ長調 Op.162 D.574
幻想曲 ハ長調 Op.159 D.934
ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)第1番 ニ長調 D.384
ジェルジ・パウク(Vn)
ペーター・フランクル(P)
CD3:
ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)第2番 イ短調 D.385
ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)第3番 イ短調 D.408
ロンド(華麗なロンド) ロ短調 Op.70 D.895
ジェルジ・パウク(Vn)
ペーター・フランクル(P)
アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821(チェロとピアノ編)
ポール・オレフスキー(VC)
ウォルター・ハウツィヒ(P)
ヴァイオリンを伴った室内楽を中心に企画されたシューベルトの珍しい作品集。





<WARNER BOX>
2564663139 3枚組 ¥2300
CD1:
チャイコフスキー:
交響曲第4番、幻想序曲「ロメオとジュリエット」
CD2:
チャイコフスキー:交響曲第5番、序曲「1812年」
CD3:
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」
ダニエル・バレンボイム指揮
シカゴ交響楽団

2564695722 6枚組 ¥4150
MAURICE ANDRE EDITION Vol.1
協奏曲編 第1集
ハイドン、L.モーツァルト、モーツァルト、シュテルツェル、
ヴィヴァルディ、アルビノーニ、J.S.バッハ、テレマン、フンメル、
タルティーニ、ヘンデル、トレッリ、ヘルテル、フッシャー、
ルイエ、グラウプナー、フェッシュ、他の作曲家による
モーリス・アンドレ(Trp)
トランペット協奏曲集
パイヤール指揮 パイヤール室内管弦楽団
リステンパルト指揮 ザール放送室内管弦楽団
グシュルバウアー指揮 バンベルク交響楽団、他

2564690666 6枚組 ¥4150
MAURICE ANDRE EDITION Vol.2
協奏曲集 第2集
フンメル:変ホ長調/モルター:MWV IV:13、11、14
M.ハイドン:MH.60/ハイドン:Hob.VIIe:1
テレマン:ニ長調、序曲ニ長調、ト長調、ホ短調、ニ短調
ヘルテル:トランペットと複数の木管楽器と弦楽 通奏低音の
ための、HWV302a/アルビノーニ
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番/ヴィヴァルディ:
RV465、RV556、RV548
ジャック・ルイエ:変ホ長調/アンリ・アマル:ニ長調
ヴァレンティーニ:ハ長調/ヘンデル:ニ短調
トレッリ:ニ長調、シンフォニア第4番/テッサリーニ:ニ長調
ヴェラチーニ/ファッシュ:ニ長調
ツィポーリ:組曲ヘ長調/パーセル:ソナタ第1番、第2番
ボノンチーニ:シンフォニア、他
モーリス・アンドレ(Trp)
パイヤール指揮 パイヤール室内管弦楽団
リステンパルト指揮 ザール放送室内管弦楽団、他

2564683219 6枚組 ¥4150
MAURICE ANDRE EDITION Vol.3
協奏曲集 第3集
ジョリヴェ:トランペット協奏曲第1番、第2番、
エプタード(トランペットと打楽器のための)
トマジ:トランペット協奏曲
シャルル・シャイネ:トランペット協奏曲
ジャン・ユボー:半音階トランペット・ソナタ
エネスコ:伝説
ヒンデミット:トランペット・ソナタ
オネゲル:イントラーダ
レイモン・ルシュール:コンチェルティーノ
レイモン・ガロワ=モンブラン:サラバンドとフィナーレ
アルチュニアン:トランペット協奏曲
プラネル:トランペット協奏曲
ツビンデン:トランペット協奏曲
ランドスキ:トランペット協奏曲
ダンディ:古風な形式による組曲Op.24
クロル:マニフィカトによる変奏曲Op.40
ヴェルナー:協奏的組曲Op.48
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番
ジョルジュ・ドルリュー:Fanfares Pour Tous les Temps、Ceremonial
ジャン=ミシェル・デュファイ:9 Flashes、カレイドスコープ
リャードフ:アレグレット-モデラート-アレグレット
グラズノフ:モデラート
ドビュッシー:音楽劇「聖セバスティアンの殉教」よりファンファーレ
デュカス:「ラ・ペリ」のファンファーレ
シュミット:アントニーとクレオパトラOp.69
ルーセル:異教徒の祭典のためのファンファーレ
ジョリヴェ:劇音楽「ブリタニクス」のためのファンファーレより
J.S.バッハ:カンタータより
モーリス・アンドレ(Trp)
パイヤール指揮 パイヤール室内管弦楽団
ルイ・ド・フロマン指揮 ルクセンブルク放送室内管弦楽団、他

2564676062 6枚組 ¥4150
MAURICE ANDRE EDITION Vol.4
組曲・舞曲・編曲集
ベッリーニ、ボイス、ブラームス、シャルパンティエ、コレッリ、
コレット、ドリーブ、ガブリエリ、ヘンデル、レハール、ロック、
リュリ、マルチェロ、モーツァルト、パーセル、ロッシーニ 他
モーリス・アンドレ(Trp)
ベルナール・スーストロ、マルセル・ラゴルス(Trp)
ウォルフガング・カリウス(Org)
アグネス・ギーベル(S) 他





<EMI>
●Red-Line シリーズ 各1枚 ¥750
EMI 6022972
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

EMI 6022982
マーラー:
さすらう若人の歌
亡き子をしのぶ歌
クリスタ・ルートヴィヒ(A)
サー・エードリアン・ボールト指揮
アンドレ・ヴァンデルノート指揮
オットー・クレンペラー指揮

EMI 6022992
チャイコフスキー:
交響曲第6番「悲愴」
組曲「白鳥の湖」
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
フィルハーモニア管弦楽団

EMI 6023002
ワーグナー:序曲集、前奏曲集
マリス・ヤンソンス指揮
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団

EMI 6023012
バッハ:モテット BWV.225-230
エリック・エリクソン指揮
エリック・エリクソン室内合唱団

EMI 6023022
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」
ウルズラ・コスズート(S)
ブリギッテ・ファスベンダー(A)
ニコライ・ゲッダ(T)
ドナルド・マッキンタイア(B)
ルドルフ・ケンペ指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
ミュンヘン・モテット合唱団

EMI 6023032
ベートーヴェン:交響曲第5番、第6番「田園」
ルドルフ・ケンペ指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

EMI 6023042
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番、第2番
ラルス・フォークト(P)
サイモン・ラトル指揮
バーミンガム市交響楽団

EMI 6023052
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番-第3番
アンネ・ゾフィー=ムター(Vn)
アレクシス・ワイセンベルク(P)

EMI 6023062
オルフ:カルミナ・ブラーナ
バーバラ・ヘンドリックス(S)
マイケル・チャンス(C-T)
ジェフリー・ブラック(Br)
フランツ・ウェルザー=メスト指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、合唱団

EMI 6023072
ドヴォルザーク:交響曲第8番、第9番「新世界より」
ヴェルフガング・サヴァリッシュ指揮
フィラデルフィア管弦楽団

EMI 6023112
ガーシュウィン:アイ・ゴット・リズム-2台ピアノ作品集
カティア、マリエル・ラベック

EMI 6023122
ヘンデル:水上の音楽
サー・ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー室内管弦楽団

EMI 6023132
メンデルスゾーン:劇付随音楽「真夏の夜の夢」
リリアン・ワトソン(S)
ディーリア・ウォーリス(M.S)
アンドレ・プレヴィン指揮
ロンドン交響楽団

EMI 6023142
ヴィヴァルディ:四季
アンネ・ゾフィー・ムター(Vn)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

EMI 6023152
ラヴェル:
バレエ「ダフニスとクロエ」
ボレロ
サイモン・ラトル指揮
バーミンガム市交響楽団

EMI 6023162
サン=サーンス:
組曲「動物の謝肉祭」
七重奏曲
ミシェル・ベロフ、ジャン=フィリップ・コラール(P)
ジェラール・ジャリ、アラン・モグリア(Vn)セルジュ・コロ(Vla)
ミシェル・トゥールヌ(VC)ジャック・カゾーラン(Cb)
ミシェル・デボスト(Fl,Pic)クロード・デシュールモン(Cl)
ギイ=ジョエル・シプリアニ(Celesta)ジェラール・ペロタン(木琴)
モーリス・アンドレ(Tp)

EMI 6023172
R.シュトラウス:
4つの最後の歌
歌曲集(15ペニヒで op.36-2、悪天候 op.69-5、白いジャス
ミン op.31-3、帰郷 op.15-5、ときめく心 op.29-2、もの言わぬ
花 op.10-6、サフラン op.10-7、待ちわびて op.10-5 他)
ルチア・ポップ(S)
クラウス・テンシュテット、ベルナルト・ハイティンク指揮
ロンドン・フィル、バイエルン放送響
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(P)

EMI 6023182
ヴェルディ:オペラ合唱作品集
ミレッラ・フレーニ(S)
リッカルド・ムーティ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団

EMI 6023192
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
アレクシス・ワイセンベルク(P)

EMI 6023202
ショパン:ピアノ協奏曲第1番、第2番
アレクシス・ワイセンベルク(P)
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキー指揮
パリ音楽院管弦楽団

EMI 6023212
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 D.911
ブリギッテ・ファスベンダー(M.S)
アリベルト・ライマン(P)

EMI 6023222
ハイドン:チェロ協奏曲第1番、第2番
サー・ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー室内管弦楽団
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲 ト長調 RV.413、
チェロ協奏曲 ト短調 RV.417
ピンカス・ズーカーマン指揮
イギリス室内管弦楽団
リン・ハレル(VC)

EMI 6023242
リスト:
ピアノ協奏曲第1番、第2番
死の舞踏
ハンガリー幻想曲
ジョルジュ・シフラ(P)
ジョルジュ・シフラ Jr指揮
パリ管弦楽団

EMI 6023252
モーツァルト:
クラリネット協奏曲  カール・ライスター(Cl)
オーボエ協奏曲   ローター・コッホ(Ob)
ファゴット協奏曲   ギュンター・ピースク(Fg)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団