<クラシック・輸入盤新譜情報 12-04>


<Deutsche Grammophon>
4764581 ¥1850
マーラー:交響曲第1番ニ長調《巨人》
ソウル・フィルハーモニー管弦楽団、
指揮:チョン・ミョンフン
録音:2010年11月3日 
ソウル・アーツ・センター〈ライヴ〉

4764734 2枚組 ¥2550
マーラー:交響曲第2番ハ短調《復活》
イ・ミョンジュ(ソプラノ)、ペトラ・ラング(メッゾ・ソプラノ)
ソウル・メトロポリタン合唱団、韓国国立合唱団
ソウル・モテット合唱団、グランド・オペラ合唱団
チョン・ミョンフン指揮 
ソウル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2010年8月25日-26日 ソウル・アーツ・センター〈ライヴ〉
音楽活動を通して韓国と北朝鮮の歩みよりを目指す世界的指揮者チョン・ミョ
ンフン。韓国出身のマエストロが昨日から北朝鮮のピョンヤンを訪問していま
す。将来的には南北の音楽家による合同演奏会を行う事を目指しての第一歩で
す。南北間の対立が続く中で、北朝鮮がどのように対応するかを注視しつつ、
ソウル・フィルの熱演をお楽しみください。
2011年5月、2012年1月と日本公演を大成功させ、既発ドビュッシー&ラヴェル
作品集(4764498)でもその実力を鮮烈に印象付けたチョン・ミョンフン率いる
ソウル・フィル。その驚異的な成長は現在進行形であり、大きな期待を集めて
います。第2弾は来日公演でも稀有な名演を聴かせてくれたマーラー《巨人》。
そして第2弾は《復活》です。素晴らしいドラマが息づく名演2タイトルの輸入
盤が間もなく入荷します!

47961 ¥1850
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&第21番
モーツァルト:
ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467
ヤン・リシエツキ(ピアノ)
バイエルン放送交響楽団
指揮:クリスティアン・ツァハリアス
録音:2012年1月
脅威の16歳、リシエツキのDGデビュー盤です。あどけなさの残る笑顔で、日本
でも既にファンが存在する将来有望な新人アーティストです。レパートリーは
モーツァルトのピアノ協奏曲で最も人気のある2曲、第20番と第21番。モーツァ
ルトの演奏で名高いピアニスト兼指揮者のツァハリアスが指揮するバイエルン
放送交響楽団との共演でみずみずしい演奏を聴かせてくれます。
【ヤン・リシエツキ】
現在最も注目を集める驚異的な才能を持った若手ピアニスト。1995年カナダの
カルガリーにてポーランド系の両親のもとに生まれる。2009年モントリオール
交響楽団のスタンダード・ライフ・コンクールに史上最年少でグランプリ、
2010年、デビュー・アトランティック、カナダ放送協会カナダ・ミュージック
など多くの音楽賞を受賞している。2008、2009年と2年連続でワルシャワのショ
パンとそのヨーロッパ音楽祭に招かれ、ショパンの協奏曲を演奏、その公演は
ラジオ放送され、ポーランド国立ショパン協会の自主レーベルからCD発売され
た(ディアパゾン・ドール賞受賞)。

47965 ¥1850
ドヴォルザーク:歌曲集《聖書の歌》 作品99 (全10曲)
ラヴェル:歌曲集《シェヘラザード》 (全3曲)
マーラー:フリードリヒ・リュッケルトによる5つの歌曲 (全5曲)
マグダレナ・コジェナー(メッゾ・ソプラノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・サイモン・ラトル
録音:2012年1月 ベルリン、フィルハーモニー〈ライヴ・レコーディング〉
ラトル&コジェナー夫妻と天下のベルリン・フィルという贅沢極まりない顔合
わせによるオーケストラ伴奏付歌曲集!
ドヴォルザークがニューヨーク時代にチェコ語の聖書によって書きあげた敬虔
かつ厳粛な《聖書の歌》(1894年)。今年没後75年のアニバーサリー・イヤーを
迎えるラヴェルの魔術的な管弦楽に彩られたクリングゾールの詩による《シェ
エラザード》(1903年)。そして、昨年没後100年だったマーラーによるリュッ
ケルトの詩による歌曲集(1901-1903年)を収録しています。

47983 ¥2680
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」
※アナログLP 完全限定盤
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:グスターボ・ドゥダメル
録音:2011年12月9-12日 ウィーン、ムジークフェライン
今年見事グラミー賞に輝いたドゥダメルのムジークフェラインでのウィーン
・フィル初指揮を記念するリリース。当録音は、輸入盤LPのみでの発売とな
ります。この録音にかかわるすべての関係者、ウィーン・フィル、グスター
ヴォ・ドゥダメル、ORF(オーストリア放送協会)、ドイツ・グラモフォンがこ
のリリースにかかわる労働&利益の全てをエル・システマに寄贈。この基金
はエル・システマで学ぶ若い音楽家達の楽器購入のために使われます。
【エル・システマ】
南米ベネズエラにて、1975年に始まった音楽教育制度。無償で子供たちに楽
器を与え、演奏を教えることにより、子供たちを犯罪から守り、健全な育成
を目指す。ドゥダメルをはじめとする若手指揮者や、ベルリン・フィルの最
年少コントラバス奏者など優秀な演奏家を輩出している。

479303 ¥1850
ヒラリー・ハーン/シルフラ
Stillness/Bounce Bounce/Clock Winder/Adash/Godot/Krakow
North Atlantic/Draw A Map/Ashes/Sink/Halo of Honey/Rift

479305 ¥2680
上記の内容+1曲のLP (限定盤)
LPのみのボーナストラック:Lexington
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
ハウシュカ(プリペアード・ピアノ)
録音:2011年5月19日-29日
人気&実力No.1ヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンの最新作は、「プリペ
アード・ピアノ」の可能性を探求する作曲家・音楽家ハウシュカとのコラボ
レーションによる新しい音楽への挑戦! クラシックのトップ・ヴァイオリ
ニストとして多忙なツアーをこなしながら、彼女は常に新しい音楽の可能性、
ジャンルを超えたコラボレーションを模索し続けています。
「シルフラ」は、世界遺産シンクヴェトリル国立公園内、北米プレートとユー
ラシアプレートの狭間にある「地球の割れ目」のダイビング・スポット。超
クリアな水中の視界は150メートル、幻想的な世界!
ハウシュカは、世界的なプリペアード・ピアノの名手であり、ポストクラシ
カル・シーンの重要アーティストとして絶大なる評価を受けるドイツ・デュ
ッセルドルフの作曲家・ピアニスト。
ビョークとトム・ヨークのデュエット曲『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の
列車のリズムを作成したアイスランドのエンジニア、プログラマー、プロデュ
ーサーのヴァルゲイル・シグルズソン(1998-2006ビョークのコ・プロデュー
サーとして活躍)も制作に参加。

734799(Blu-ray) ¥3880
ビゼー:歌劇《カルメン》全4幕
エリーナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ) バルバラ・フリットリ(ソプラノ) 
ロベルト・アラーニャ(テノール) テディ・ローズ(バス・バリトン)他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
収録:2010年1月 メトロポリタン歌劇場、
ニューヨーク (ライヴ)
リガ、ロンドン、ミュンヘンで圧倒的成功を収めたガランチャの《カルメン》
が、ついに海を越えたアメリカのMETに上陸!「今日の私たちのカルメン」
(オーストリア・ニュース)と讃えられる彼女の現在を収めた2010年1月のライ
ヴがようやくブルーレイでも発売されることになりました。
DVDは2010年11月発売済み(734581)。バルツァ、バンブリーなど、あらゆる
世代に理想のカルメン像が存在してきましたが、ガランチャの登場によって、
その歴史に新たなページが加わることになりました。フリットリ、アラー
ニャ、ローズなど、充実した共演者たちとの濃密で可憐な絡みの数々を、たっ
ぷりお楽しみください!

<Deutsche Grammophon>
734783(DVD-Video) ¥3350
734797(Blu-ray) ¥3880
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」(全曲)
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
舞台:チャールズ・エドワーズ
衣装:ブリギッテ・ライフェンシュトゥエル
照明:ジェニファー・ティプトン
振付:リア・ハウスマン
マルセロ・アルバレス(マンリーコ)
ソンドラ・ラドヴァノフスキー(レオノーラ)
ディミトリ・ホロストフスキー(ルーナ伯爵)
ドローラ・ザジック(アズチェーナ)
シュテファン・コツァン(フェルナンド)
マリア・ジフチャク(イネス)
エドゥアルド・ヴァルデス(ルイス)
マルコ・アルミリアート(指揮) 
メトロポリタン歌劇場管弦楽団と合唱団
【収録】 2011年4月30日、メトロポリタン歌劇場でのライヴ
不慮の事故でリチートラがこの世を去ってしまった後、イタリア・オペラ界を牽
引するのが、このマルチェロ・アルバレスであることは間違いありません。デ
ビューの頃は「リリカル過ぎる」とも評された彼の声ですが、年齢を重ねた現在
は、相応の重みも加わり、まさに理想的なマンリーコを聴かせます。貫禄たっぷ
りのレオノーラ役のラドヴァノフスキー、アズチェーナはおなじみザジーク、と
見どころも満載。凛とした悪役が似合うルーナ伯爵のホロストフスキーが幕切れ
の場面で立ち尽くすさまは、まさに感無量といったところです。オーソドックス
な演出、オーケストラのたっぷりとした響きもすばらしく、オペラ初心者にも安
心してお薦めできる最良の映像です。

734804(DVD-Video) ¥6450
734808(Blu-ray) ¥3880
プッチーニ:歌劇「西部の娘」(全曲)
演出:ジャンカルロ・デル・モナコ
舞台&衣装:マイケル・スコット
照明:ギル・ウェクスラー"
デボラ・ヴォイト(ミニー)
マルセロ・ジョルダーニ(ディック・ジョンソン)
ルチオ・ガッロ(ジャック・ランス)
トニー・スティーヴンソン(ニック)
キース・ミラー(アシュビー)
ジェフ・マッツィ(ホセ・カストロ), 他、ニ
コラ・ルイゾッティ(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団と合唱団
【収録】 2011年1月8日、メトロポリタン歌劇場でのライヴ
主役のミニーを演じるのがデボラ・ヴォイトということで、かなり話題となった
公演です。演目自体、初演時こそ人気を誇ったものの、「マカロニ・ウェスタ
ン」の気風がヨーロッパになじめなかったのか、すたれ気味になってしまい、
ミニーを完璧に演じることのできる歌手がなかなかいないのも現状です。METの
聴衆たちも、ヴォイトがどこまで「荒くれ男たち」を手中に収めるかについて
期待していたことは間違いないでしょう。この公演では、ヴォイトはもちろんの
こと、男たちの熱唱もすばらしく、文句なしの舞台を見せています。また、豪華
絢爛を究めるMETの舞台らしく、艶々の馬たちも登場します。




<DECCA>
743471(DVD-Video+ボーナスCD) ¥2550
(縦長DVDケース仕様)
743479(DVD-Video+ボーナスCD) ¥2550
(ブリリアント・ケース仕様)
キャスリーン・フェリアー/ドキュメンタリー 
【DVD】
[1] A Lancashire Lass
[2] War breaks out
[3] ‘I took my things to London and started my career there’
[4] An Oratorio Singer?
[5] ‘My First Opera’ - Glyndebourne 1946
[6] Bruno Walter
[7] ‘Making Musical History’
[8] North America
[9] Kathleen off the stage
[10] Rick Davies
[11] Das Lied von der Erde
[12] Orpheus & Euridice, Covent Garden
【CD】
J・S・バッハ:
『われを忘るるなかれBWV.505』『ああ、わが生涯の最後の時でなくBWV.439』
『御身が共にいるならばBWV.508』『4つの厳粛な歌Op.121』
『グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」よりアリア(6曲)*』
キャスリーン・フェリアー(A), ジョン・ニューマーク(P),
トーマス・シャーマン(指揮)
リトル・オーケストラ・ソサエティ*
【CD:録音】1950年1&3月,
ニューヨーク、タウンホール(モノラル)
今年生誕100年をむかえた名アルト歌手キャスリーン・フェリアー。CDは、貴重
なUSAラジオ放送からのアーカイブ音源を収録。DVDは、フェリアーの没後50年
を記念して2003年にBBCが制作したドキュメンタリー番組のDVD。彼女の短い生
涯を再現したドラマのほか、フェリアー本人や彼女とゆかりの深い人物たち(バ
ルビローリ夫妻、ブリテン、ジャネット・ベイカー等)の貴重な映像を交えた構
成になっています。


4783834 ¥1850
Various/UEFA欧州選手権サウンドトラック
『ヘンデル:「司祭ザドク」』
-D・ウィルコックス(指揮)ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
『E・バーンスタイン:映画「大脱走より」』
-S・ブラック(指揮)ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団
『バレセロナ』-ラッセル・ワトソン(T)
『ヴェルディ:「凱旋行進曲」』
-フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル
『オルフ:「カルミナ・ブラーナ」より』
-C・デュトワ(指揮)モントリオール交響楽団
『コープランド:「市民のためのファンファーレ」』
-Z・メータ(指揮)ロサンジェルス・フィルハーモニック
『ドメニコ・モドゥーニョ:「ヴォラーレ」』-L・パヴァロッティ(T)
『フォーレ:「パヴァーヌ」』-ジャン・フルネ(指揮)ロッテルダム・フィル
『ヴェルディ:「レクィエム」より』-G・ショルティ(指揮)ウィーン・フィル
『H・ジマー:映画「グラディエーター」より』-ラッセル・ワトソン
『パッヘルベル:「カノン」』
-K・ミュンヒンガー(指揮)シュトゥットガルト室内管弦楽団
『讃美歌「日暮れて 四方は暗く」』
-S・クレオバリー(指揮)ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
『エルガー:「希望と栄光の国」(威風堂々)』
-B・ワーズワース(指揮)BBCコンサート管弦楽団
『オ・ソレ・ミオ』-カレーラス&ドミンゴ&パヴァロッティ(T)
『R・ロジャーズ&O・ハマースタイン2世:ミュージカル「回転木馬」より「人生
ひとりではない」』-サイモン・エステス(Bs)
『ベートーヴェン:「交響曲第9番」より「歓喜の歌」』
-G・ショルティ(指揮)シカゴ交響楽団
『ワーグナー:「ワルキューレの騎行」』
-G・ショルティ(指揮)ウィーン・フィル
『プッチーニ:「誰も寝てはならぬ」』-L・パヴァロッティ(T)
2012年度 UEFA欧州選手権で使用される音楽集です。主要参加国の名曲を集めた
ものです。


●Double Deccaシリーズ 全10タイトル
4783937 2枚組 ¥1850
ブラームス:
(1)『交響曲第4番ホ短調Op.98』
(2)『なにゆえに、光が悩み苦しむ人に与えられたのかOp.74-1』
(3)『祭典と記念の格言Op.109』
(4)『3つのモテットOp.110』
(5)『運命の歌Op.54』
(6)『アルト・ラプソディOp.53』
(7)『埋葬の歌Op.13』
(8)『哀悼の歌Op.82』
(9)『運命の女神たちの歌Op.89』
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団((1))
ライプツィヒMDR合唱団((2)-(4))
サンフランシスコ交響楽団と合唱団((5)-(9))
ヤルト・ファン・ネス(Ms:(6))
【録音】
1996年, ライプツィヒ((1)-(4))
1989年, サンフランシスコ((5)-(9))  [デジタル:セッション]
落ち着いたテンポで大きな響きのうねりによってブラームス像を作り上げたゲ
ヴァントハウスとの演奏。重厚なサウンドとアルト・ラプソディを歌うヤルト・
ファン・ネスの深い艶をもった美声が印象的なサンフランシスコ響との録音を
収録。どちらも、ドイツの民謡性の唄いを基調としているのも特徴でしょう。
珍しい無伴奏合唱作品の録音も貴重です。

4783955 2枚組 ¥1850
ショスタコーヴィチ:
(1)『交響曲第7番ハ長調Op.60「レニングラード」』
(2)『交響曲第8番ハ短調Op.65』
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団((1))
マリインスキー(キーロフ)劇場管弦楽団((2))
【録音】
(1) 2001年9月, ロッテルダム(デジタル:ライヴ)
(2) 1994年9月, オランダ、ハールレム、コンセルトヘボウ(デジタル)
万人に訴えかける説得力を備えたゲルギエフとマリインスキー劇場管弦楽団によ
るショスタコーヴィチ交響曲。「7番」は、建都300年を祝うホームグランド、サ
ンクトペテルブルグに捧げる記念すべき録音。戦争の絶えない現代に、戦争のも
たらす悲劇をあらためて問いかける熱演です。「8番」は、厭世的な観点から冷
静に世界を見据えていた作曲家の様々なメッセージが込められた、第二次大戦中
に作曲された作品です。万人に訴えかける説得力を備えたゲルギエフは、大編成
のマリインスキー劇場管弦楽団を駆使して、様々で多彩な楽想を大きな振幅で表
現し、作品に内在する苦悩や叫びを赤裸々に描き出しています。

4783940 2枚組 ¥1850
ショパン:
(1)『ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送」』
(2)『ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58』
(3)『幻想曲ヘ短調Op.49』
(4)『24の前奏曲Op.28』
(5)『子守歌 変ニ長調Op.57』
(6)『ポロネーズ第7番変イ長調Op.61「幻想」』
(7)『夜想曲第17番ロ長調Op.62-1』
(8)『夜想曲第18番ホ長調Op.62-2』
(9)『舟歌 嬰ヘ長調Op.60』
ヴラディーミル・アシュケナージ(P)
【録音】
1976-1980年, ロンドン((1)-(3):ステレオ:セッション)
1992年, スイス((4):デジタル:セッション)
1999年, フィンランド((5)-(9):デジタル:セッション)
ショパンが最も平穏で幸福だった時期に書かれた、有名な葬送行進曲を含む詩情
溢れる「ソナタ第2番」。ソナタの伝統的な形式に捉われない自由な作風ながら
有機的な統一の深まりが窺える、豊かな情感と幻想に満ちた「第3番」。作曲家
の天分を如実に感じさせる「幻想曲」。調性を5度圏の循環で配列したすべての
長調と短調によって、短い楽想が感興の赴くままに展開する、音楽的にも充実
した内容の完成度の高い「24の前奏曲」。近年指揮者としての活動が主体になっ
ているアシュケナージが久しぶりにピアノに向かい、繊細かつ潤い豊かなトーン
でショパンの後期の作品など、アシュケナージの洗練されたピアニズムと多彩な
表現によってショパンの魅力が堪能できます。

4783934 2枚組 ¥1850
ベルリオーズ:
劇的交響曲「ロメオとジュリエット」Op.17,H.79
キャサリン・ロビン(Ms), ジャン=ポール・フシェクール(T), 
ジル・カシマイユ(Bs), 
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク
モンテヴェルディ合唱団
【録音】1995年, ワトフォード(デジタル:セッション)
初演時のオリジナル版と慣用譜のすべてを網羅した画期的録音。現行版を基本と
しながら、第2プロローグ(1995年オリヴァー・ナッセン編曲)と、「ジュリエッ
トの葬送」は原典版を使用。追補としてプロローグ、スケルツァンド、終曲の原
典版と「ジュリエットの葬送」の現行版も収録されています。ピリオド楽器を使
用し、ベルリオーズの意図した古典楽器からさらに改良が加えられる楽器への移
行期の独特な響きが、私たちに衝撃を与えたアルバムです。

4783943
ドビュッシー:
『前奏曲集第1巻』『前奏曲集第2巻』
『組曲「子供の領分」』『レントより遅く』
『夜想曲』『ロマンティックなワルツ』『スラヴ風バラード』
『小さな黒人』『エレジー』『コンクールのための小品』
『マズルカ』『舞曲(スティリー風タランテラ)』
ゾルターン・コチシュ(P)
【録音】1996-1997年, ブダペスト(デジタル:セッション)
ドビュッシーのピアノ曲のエッセンスを集約したアルバム。コチシュは1952年ブ
ダペストに生まれたハンガリーの名手ピアニスト。演奏に際しては、可能な限り
正確なスコアによって検討を重ねています。既成の解釈にとらわれない自在で新
鮮な詩情をたたえながら、鋭利なひらめきに満ちたセンスゆたかなドビュッシー
の名演奏を聴かせてくれます。

4783958 2枚組 ¥1850
ヴィヴァルディ:
協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」Op.4(全12曲)
モニカ・ハジェット(Vn)
クリストファー・ホグウッド(指揮)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
【録音】1986年, ノース・フィンチリー(デジタル:セッション)
曲集名「ラ・ストラヴァガンツァ」は、奇妙、狂態、などの意味を示し、独特な
メロディや付点と優雅なトリル。半音階的な主題や、その後の前古典派様式をと
るものなど、個性的な作品が集められた12曲です。イギリス名バロック・ヴァイ
オリン奏者モニカ・ハジェットの、淀みなく透明で静かな安らぎや美しいハーモ
ニーや、つややかな音色による表情。そして微妙なニュアンスの明暗のコントラ
ストを描きだし、素晴らしいテクニックによってこの作品の素晴らしさを引きだ
しています。

4784254 2枚組 ¥1850
R・シュトラウス:
(1)『交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.30』
(2)『交響詩「英雄の生涯」Op.40』
(3)『交響詩「ドン・ファン」Op.20』
(4)『楽劇「ばらの騎士」Op.59より「ワルツ第1&2番」』
(5)『歌劇「カプリッチョ」Op.85より「六重奏曲」』
(6)『メタモルフォーゼン(23の独奏弦楽器のための)』
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
サンフランシスコ交響楽団((1)(2)(3)(6))
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団((4)(5))
【録音】
1989-1995年サンフランシスコ,((1)(2)(3)(6):デジタル:セッション)
1996年ライプツィヒ((4)(5):デジタル:セッション)
ブロムシュテットは、シュターツカペレ・ドレスデンと1980年代にも録音をし
ていましたが、このDeccaへの録音は、サンフランシスコ交響楽団音楽監督を務
めていた期間に録音したものです。R・シュトラウスの大管弦楽を見事に整理し、
さらにそれを丹念に練り上げています。サンフランシスコ響の現代的な響きと
機能性。美しくスマートながらロマン的重厚さとの対比をとらえ、それを見事
に利用したブロムシュテットの表現力の豊かさが感じられます。

4783946 2枚組 ¥1850
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」HWV.56(全曲)
リン・ドーソン(Sp), ヒラリー・サマーズ(A),
ジョン・マーク・エインズリー(T), アラステア・マイルズ(Bs)
スティーヴン・クレオバリー(指揮)
ブランデンブルク・コンソート(リーダー:ロイ・グッドマン),
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
【録音】1993年3月, ケンブリッジ・キングズ・カレッジ(デジタル:セッション)
1752年の上演にもとづくドナルド・バロウズ校訂版を使用した録音です。この
1年後に同メンバーによるライヴ録音は別レーベルより発売されていましたが、
Deccaでのスタジオ盤は久々の復活です。本拠地であるキングズ・カレッジの教
会は、1441年にヘンリー6世により建設され、ケンブリッジに建ち並ぶカレッジ
群の中でもっとも美しい建物です。その教会の荘厳なる残響とともに、名曲メサ
イアをお聴きください。

4783952 2枚組 ¥1850
ロコフィエフ:ピアノ協奏曲全集
「ピアノ協奏曲第1番変ニ長調Op.10」
「ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.16」
「ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26」
「ピアノ協奏曲第4番変ロ長調Op.53(左手のための)」
「ピアノ協奏曲第5番ハ長調Op.55」
アレクサンドル・トラーゼ(P)
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー(キーロフ)劇場管弦楽団
【録音】1995-1997年, ミカエリ・コンサート・ホール ミッケリ,フィンランド
アレクサンドル・トラーゼは、現グルジア・トビリシ生まれ。1978年モスクワ音
楽院を卒業。クライバーン国際コンクール入賞後、モスクワ音楽院での教職につ
きました。1983年、アメリカへ移住し、ニューヨーク・フィル、メトロポリタン
歌劇場管のほか、スカラ座管、バイエルン放送響、N響などの世界の主要オケと
競演。インディアナ大学サウスベンド校教授。2005-06年、NHK教育「スーパー
ピアノレッスン」に講師として出演しました。洗練さだけでなく民族的な音響を
融合させたロシア音楽を得意としています。技巧的でロマンティックで濃厚な盛
り上がり。そして圧倒的な打鍵による音楽は圧巻。それでいて、ノスタルジック
で甘く美しい。ゲルギエフ&キーロフの濃厚なサポートを得て、破壊ギリギリの
個性的な熱演を繰り広げていいます。

4783949 2枚組 ¥1850
モンテヴェルディ:「聖母マリアの夕べの祈り」
(1610年版:アンティフォナ付き)
キャサリン・ボット(Sp), テッサ・ボナー(Sp),
クリストファー・ロブソン(C-T), アンドルー・キング(T),
ジョン・マーク・エインズリー(T),
マイケル・ジョージ(Br), サイモン・グラント(Bs), 他
フィリップ・ピケット(指揮)
ニュー・ロンドン・コンソート
【録音】 1989年5月, ロンドン
録音当時、器楽・声楽とも基本的に各パート1人の画期的な演奏によるものでし
た。従来の「悲しみ」や「祈り」という深淵なる演奏とは異なる解釈となってい
ます。少人数によって多声部で失われていた音のテクスチュアがくっきりと浮き
出し、純粋な美しさが際立っています。当時の慣習により、 一部曲順を変更し
詩篇曲やマニフィカトの前後にアンティフォナ(聖歌)の朗唱を加えています。



<DECCA>
4783500 ¥1850 ※番号変更4764832
(1)ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
(2)ストラヴィンスキー:タンゴ(ピアノ・バージョン)
(3)ワイル:《ハッピー・エンド》から〈スラバヤ・ジョニー〉
(4)ワイル:《三文オペラ》から〈ひものバラード〉
(5)ストラヴィンスキー:タンゴ(オーケストラ・バージョン)
(6)デ・サバタ:バレエ音楽《千夜一夜物語》からの組曲
ステファノ・ボラーニ(ピアノ)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
録音:2011年9月 ライプツィヒ
1972年生まれ、ミラノ出身の人気ジャズ・ピアニスト、ステファノ・ボラー
ニが再び巨匠指揮者リッカルド・シャイーと共演!今回のアルバムは、今年
没後75年を迎える作曲家モーリス・ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調を中心に、
第2次大戦前夜に作曲されジャズの影響を色濃く受けた作品ばかりを集めた、
ボラーニならではのアルバム。クロスオーバーの原点ともいえるこれらの作
品を、ジャズにもクラシックにも精通したボラーニが表情豊かに聴かせます。
前作のガーシュウィン・アルバム同様、ドイツ伝統のオーケストラであるラ
イプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と巨匠指揮者リッカルド・シャイー
の伴奏も見事。世界初録音も2曲((5)(6))入った、注目のアルバムです!

4783930 10枚組 ¥4980
キルステン・フラグスタート/ザ・デッカ・リサイタル
【Disc1】
ワーグナー:『ヴェーゼンドンクの5つの詩』
-ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音:1956年5月, ウィーン、ゾフィエン・ザール]
マーラー:『亡き児をしのぶ歌』『さすらう若人の歌』
-エイドリアン・ボールト(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音:1957年5月, ウィーン、ゾフィエン・ザール]
【Disc2】
ワーグナー:
『楽劇「ワルキューレ」より「館の男たちがすべてこの部屋に集まっていま
した」「寒い冬の日々に」』『歌劇「ローエングリン」より「ひとり曇りし
日に」』『舞台神聖祭典劇「パルジファル」より「幼な子のあなたが母の胸
に」』
-ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音:1956年5月, ウィーン、ゾフィエン・ザール]
ワーグナー:
『楽劇「ワルキューレ」より「ジークムント、私の方を見なさい!」』
-ゲオルク・ショルティ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音:1957年5月, ウィーン、ゾフィエン・ザール]
ワーグナー:
『楽劇「神々の黄昏」より「ラインの岸にたきぎの山を積みあげよ」』
-エイヴィン・フィエルスタート(指揮)
オスロフィルハーモニー管弦楽団
[録音:1956年1月, オスロ大学大ホール]
【Disc3】
グリーグ:
『連作歌曲集「山の娘」Op.67』『君を愛すOp.5-3』
『エロス(愛の神)Op.70-1』『ばらに囲まれてOp.39-4』
『波に揺れる小舟Op.69-1』『彼女はとても色白だOp.18-2』
『初めての出会いOp.21-1』『私は春に詩を捧げるOp.21-3』
『早咲きの桜草もてOp.26-4』『水蓮を手にOp.25-4』『ある夢Op.48-6』
『向こうの小高い草原へOp.39-3』『モンテ・ピンチョからOp.39-1』
『小さなキルシュテンOp.60-1』『希望に満ちてOp.26-3』
-エドウィン・マッカーサー(P)
[1956年4&11月, ロンドン、デッカ・スタジオ]
【Disc4】
シベリウス:
『夕べにOp.17-6』『それは夢かOp.37-4』『秋の夕べOp.38-1』
『3月の雪の上のダイヤモンドOp.36-6』『逢い引きから戻った娘Op.37-5』
『アリオーソOp.3』『春はいそぎ過ぎゆくOp.13-4』
『もはや私は問わなかったOp.17-1』
『でもあたしの鳥は帰ってこないOp.36-2』『海辺のベランダでOp.38-2』
『初めての口づけOp.37-1』『黒いバラOp.36-1』『そよげ葦Op.36-4』
グリーグ:
『来たれ、死よOp.60-1』『秋にOp.18-4』
『そして私は恋人がほしいOp.60-5』『私は春に詩を捧げるOp.21-3』
『ある人IOp.59-3』『ある人IIOp.59-4』
エッゲン:『人生の永遠への栄誉』
アルネス:
『100挺のヴァイオリン』『春を想う』
『ナウ・スプリングズ・イン・オール・ザ・クレバス』『2月の朝』
リー:『鍵』『こうもり』
-エイヴィン・フィエルスタート(指揮)
ロンドン交響楽団
[録音:1956年11月-1959年11月、ロンドン]
【Disc5】
シューベルト:
『無限なるものにD.291』『魔王D.328』『アンセルモの墓D.504』
『乙女の嘆きD.191b』『アヴェ・マリアD.839』
ブラームス:
『4つの厳粛な歌Op.121』『忠実な恋人 Op.7-1』『日曜日の朝 Op.49-1』
『教会の墓地でOp.105-4』『調べのようにOp.105-1』『古き恋Op.72-1』
『私の思いはあなたの許へOp.95-2』『二人はさまよい歩いたOp.96-2』
『汝が青き瞳Op.59-8』
-エドウィン・マッカーサー(P)
[1956年3&11月, ロンドン、デッカ・スタジオ]
【Disc6】
シューマン:
『くるみの木Op. 25-3』『兵士の花嫁Op.64-1』『僕のバラOp.90-2』
『愛の歌Op.51-5』『蓮の花Op.25-7』『献呈Op.25-1』
『嵐の夜の楽しみOp.35-1』『リーダークライスOp.39』
『終わりにOp.25-26』
ヴォルフ:
『ヴァイラの歌』『祈り』『夜の間に』『友人』
『お前の金髪の頭をあげておくれ』『アナクレオンの墓』『朝の気分』
『すべては、心よ、憩いに』
R・シュトラウス:
『解き放たれてOp.39-4』『あなたの青い眼でOp.56-4』
『苦悩の讃歌Op.15-3』『愛の心を抱いてOp.32-1』
『あなたの瞳が私の瞳を見つめてからOp.17-1』『我慢するのよOp.10-5』
シンディング:
『Leit etter livet og liv det! Op55-1』『シルヴェリンOp. 55-1』
『鳥が鋭く鳴いた Op.18-5』『ケシの畑を歩く娘Op.50-5』
-エドウィン・マッカーサー(P)
[1956年3&11月, ロンドン、デッカ・スタジオ]
【Disc7】
メンデルスゾーン:
『わが祈りを聞き給え』『ああイェルサレム、預言者らを殺したる者よOp.36』
グルーバー:『きよしこの夜』
グノー:『悔悟』
パリー:『イェルサレム』
ボルトニャンスキー:『ユビラーテ』
ウェイド:『神の御子は今宵しも』
リドル:『賛美歌39番「日暮れて 四方は暗く」》
-エイドリアン・ボールト(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音:1957年4月, ロンドン、キングズウェイ・ホール]
【Disc8】
J・S・バッハ:
『「ブレイク・イン・グリフ」-「マタイ受難曲」より』
『「心と口と行いと生活で」-「カンタータ第147番」より』
『御身は我がかたわらにBWV.508』『「おお永遠よ、汝恐ろしき言葉」
-「カンタータ第20番」より』
ヘンデル:
『「あなたは不安なのですか?」-歌劇「ロデリンダ」より』
『「全能なる神」-歌劇「ラダミスト」より』
『「おお眠りよ、なぜ私から去るの?」-歌劇「セメレ」より』
『「主は羊飼いのようにその群れを養い」-「メサイア」より』
『「私は知る、私を購う者は生きておられる」-「メサイア」より』
『主を讃えよ』
-エイドリアン・ボールト(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音:1956年12月, ロンドン、キングズウェイ・ホール]
【Disc9】
リンデマン:
『I prektige himle og jorderiks haere』『Gud skal all ting lage』
『Sfrg o kjaere Fader du』『Dype stille streke milde』
『復活祭の賛美歌』『Kirken den er et gammelt hus』
ダイクス:
『ホーリー!ホーリー!ホーリー!ロード・ゴッド・オールマイティ』
トムソン:『ラヴ・ウェルズ・フロム・ゴッド』
ネアンダー:『ラヴァー・デン・ヒア』
パーディ:『リード、カインドリー・ライト』
ヴァイセ:
『神に祝福されし、われらが素晴らしき祖国』
『Den signede dag som nu vi ser』
クリューガー:『今ぞ、我らみな神に感謝せよ』
ルーサー:『神は我がやぐら』
作者不詳(民謡他):
『Herre Gud, ditt dyre nav nog aere』『この世はうるわし』
『Den Store Hvite Flokk, a Se』『Kvardagskristen Vil Eg Vera』
『Du Herre, som er sterk og stor』
-ジークヴァルト・フォトランド(Org)
[録音:1956年9月, オスロ、シス教会]
【Disc10】
ノルウェー民謡:
『Jeg ser deg O Guds Lam』『Ingen vinner frem til den evige ro』
『Jesus di sote forening』『Min sjel, min sjel, love Herren』
『Overmade fullt av nade』『Jesus dine dype kunder』
『I denne verdens sorger senkt』『Mitt hjerte alltid vanker』
『Vogel: Ef lyfter upp til Gud min song』
『/フォーゲル:『Ef lyfter upp til Gud min song』
ベートーヴェン:『Kjaerlighet fra Gud』
ニコライ:『Sions vekter hever rsten』『Av hoyheten opprunnen er』
ジンク:『Pa Gud alene』/ヴァイセ:『Alltid fredig nar du gar』
クリーガー:『Ett er nodig, dette ene』
ハルトマン:『Fred til bot for bittert savn』
-ジークヴァルト・フォトランド(Org)
[録音:1956年9月, オスロ、シス教会]
キルステン・フラグスタート(Sp)
[録音]1956-1957年
Disc4,5,6,9,10=モノラル、
Disc1,2,3,7,8=ステレオ(Disc2の「神々の黄昏」はモノラル)
20世紀最高のワーグナー・ソプラノの一人と言われるキルステン・フラグス
タート。今年没後50年を記念して、以前Eloquenceから発売されていたものか
ら、彼女の真価が詰まった珠玉名演を収録したものです。[Disc1-2]は、彼女
のすばらしい名唱を聴くことができるワーグナーとマーラー。「ヴェーゼン
ドンクの詩」では、クナパーツブッシュ&ウィーン・フィルの美しい伴奏に
乗って、深い洞察から生まれる感銘深い歌唱を聴かせてくれます。またやは
り得意としたマーラーの2つの傑作歌曲集を収録。ボールト&ウィーン・フィ
ルとの絶妙なコンビネーションから生まれる名歌唱の数々は、美しさ、スケ
ール、洗練のすべてにおいて非の打ちどころがなく、録音当時62歳だったと
は思えない、圧倒的な完成度を持って描かれています。[Disc3-4]は、北欧歌
曲集。彼女が残した数少ない母国の作曲家たちの作品集。彼女にはもっとこ
れらの北欧作品を盛んに取り上げてほしかったと思わずにはいられない柔ら
かく流暢な名歌唱です。[Disc5-6]は、900点以上もの録音が残ると言われる
彼女の膨大な録音から選りすぐった「フラグスタート・リサイタル」の第1集
で、シューベルト、ブラームス、シューマン、ヴォルフ、R.シュトラウスな
ど得意のドイツものを中心にならべたプログラム。[Disc7-8]は、持ち前の美
声で歌う祈りの調べの数々。バッハのカンタータやヘンデルのオペラのアリ
アからクリスマスの名曲まで、ボールト&ロンドン・フィルのバックによって、
透明で愛らしいプログラムで聞かしてくれます。[Disc9-10]は、彼女の極め
て貴重な賛美歌集。オルガン伴奏の載せたすべて母国語のノルウェー語によ
る歌唱で、北欧の女神のような美しさと威厳に満ちたその歌声は、得意のワ
ーグナーなどと比べても少しも揺るぎありません。その深みを帯びた歌声が、
賛美歌という精神的な表出にも合致して、神々しい至福の時間に誘ってくれ
ます。

4806151 2枚組 ¥2550
キャスリーン・フェリアー/Centenary Edition - A Tribute
【Disc1】
民謡:『南の風』『柳の歌』『船漕ぎ』『美しきボニー川の岸辺』
J・S・バッハ:
『「ざんげと悔悟は罪の心をふたつに押しつぶし」-「マタイ受難曲」より』
『「事終わりぬ」-「ヨハネ受難曲」より』
『汝が我が そばに居てくれるのなら』
ブラームス:『聖なる子守歌Op.91-2』
マーラー:
『いま太陽は晴れやかに昇る』
『いま私にはよく分かる、なぜそんな暗いまなざしで』
『よく私は考える、子供たちはちょっと出かけただけだ』
(以上「亡き児をしのぶ歌」より)
ヘンデル:
『「万軍の主よ、帰りたまえ」-オラトリオ「サムソン」より』
『「恋に悩むウミガメのように」-歌劇「アタランタ」より』
『「おお、なんじ、よき音信を告げし者」-オラトリオ「メサイア」より』
『「なつかしい木蔭(オンブラ・マイ・フ)」-歌劇「セメレ」より』
【Disc2】
グルック:
『「われエウリディーチェを失えり」
-歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より』
作者不詳または民謡:
『私だけに乾杯して』『俺の仲間』
『ニューカッスルから来たんじゃないわね』『可愛いキティー』
『私の心は私だけが』
メンデルスゾーン:
『「おお、主の御前に心しずめ」-オラトリオ「エリヤ」より』
パーセル:『聞け、こだまする大気が』
シューベルト:『音楽に寄すD.547』『糸を紡ぐグレートヒェンD.118』
J・S・バッハ:『「おん父の右に座したもう主よ」-「ミサ曲ロ短調」より』
マーラー:
『「私はこの世に忘れられて」「真夜中に」
-「リュッケルトの詩による歌曲」より』『「告別」-「大地の歌」より』
キャスリーン・フェリアー(コントラルト)
[録音]1946-1952年(モノラル)
夭折の名花の生誕100年をむかえたキャスリーン・フェリアー。1912年イング
ランドのランカシャーに生まれ、1953年ロンドンで死去したイギリスの名ア
ルト歌手。病気のため41歳という若さで世を去りましたが、主にコンサート
歌手として活躍し、録音でもワルター指揮によるマーラーの「大地の歌」や
「亡き子をしのぶ歌」などの名唱は、今なお決定盤と称えられています。フェ
リアーの歌声は、コントラルト特有の深い豊かな共鳴の中に、清冽で透明感
ある気品が漂うものでした。彼女の生誕100年を記念したボックスの中から、
さらに厳選された2枚分のベスト&ベストなアルバムです。

743459(DVD-Video) 2枚組 ¥6450
743460(Blu-ray) ¥3880
チレア:歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」(全曲) 《DVD盤》
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
美術:チャールズ・エドワーズ
衣装:ブリギッテ・ライフェンシュトゥエル
照明:アダム・シルヴァーマン
装置:アンドルー・ジョージ
ボーナス映像:All about Adriana
(指揮者、メインキャストのインタビュー、他)
アンジェラ・ゲオルギュー(Sp: アドリアーナ・ルクヴルール)
ヨナス・カウフマン(T: マウリツィオ)
マウリツィオ・ムラーロ(Bs: ブイヨン公爵)
オルガ・ボロディナ(Ms: ブイヨン公妃)
アレッサンドロ・コルベッリ(Br: ミショネ)
マーク・エルダー(指揮)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
[収録]:2010年11-12月, コヴェントガーデン王立歌劇場(ライヴ)
このチレアの「アドリアーナ・ルクヴルール」はヴェリズモ・オペラの代表
作の一つです。プッチーニに並ぶ色彩豊かなオーケストレーション、ドラマ
ティックで蕩けるようなメロディと聞きどころも盛りだくさんで、実在の女
優をヒロインとするだけあって、長丁場の台詞もあり、まさに「歌唱だけで
なく演技に自信のあるカリスマ性の高い」ソプラノ歌手のための演目と言え
るでしょう。そんなヒロインを演じるのがゲオルギュー。飛び抜けた美貌と
歌唱力を持つ彼女は、まさに「現代における理想のアドリアーナ」であり、
恋心と芸術に揺れる女心を見事に演じきっています。青年貴族マウリツィオ
役を演じるのは絶好調テノール、カウフマン。彼の一層磨きのかかった声と
表現力に魅了されます。ただ立っているだけでも溢れ出てくるような存在感
とフェロモンはブイヨン公妃だけでなく、瞬時に世界中の女性の目と耳を釘
づけにすること間違いありません。そのブイヨン公妃を演じるボロディナは、
嫉妬心むき出しの濃厚な歌唱で勝負します。夫、恋人、全てを手中に収め、
ライバルを蹴落とすために彼女はスミレの花束に毒をまぶすという猛女を演
じさせたら、彼女の右に出る者はいないでしょう。出演者たちのインタビュ
ー・トラック付(23分)

4783301 ¥1850
サン=サーンス:死の舞踏
プロコフィエフ:4つの小品-悪魔的暗示
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番
リスト:詩的で宗教的な調べより
リスト:メフィスト・ワルツ第1番
ベフゾド・アブドゥライモフ(ピアノ)
録音:2011年6月28日-7月1日 モンマス
タシケントでムスリムの家庭に生まれたベフゾド・アブドゥライモフ。5歳でピ
アノを始め、後にウスペンスキー記念音楽アカデミーおよびミズーリ州のパー
ク大学で研鑽を積みました。2009年4月にロンドン国際ピアノコンクールに優勝
し、2011年2月にデッカと専属契約を結んでいます。現在18歳のデッカ・デビュ
ー盤。持ち前の超絶技巧と情熱的な演奏スタイルで難易度の高い曲を鮮やかに
聴かせます。

4783691 2枚組 ¥1850
月の光-ドビュッシー・フェイヴァリッツ
月の光、2つのアラベスク、亜麻色の髪の乙女、レントよりも遅く、
月の光がそそぐテラス、ノクターン、子供の領分
(以上ゾルタン・コチシュ)
牧神の午後への前奏曲、夜想曲、海
(デュトワ指揮モントリオール交響楽団)
小組曲(カティア&マリエル・ラベック)、弦楽四重奏曲(イザイ四重奏団)、

今年8月22日に生誕150年を迎えるドビュッシー。各レーベルから数々の記念BOX
のリリースが続いていますが、これはその中から2枚のCDにエッセンスを絞った
ベスト盤。ピアノ作品からオーケストラの名曲、そして弦楽四重奏曲までを網
羅し、月の光は原曲のピアノ版とオーケストラ編曲版の2種類を収録しています。

●Virtuoso 追加1タイトル
4783623 ¥750
ヴァイオリン・アンコール
1 タイスの瞑想曲/ナイジェル・ケネディ(録音:1986)
2 「シンドラーのリスト」メイン・テーマ/ジャニーヌ・ヤンセン(2003)
3 ショスタコーヴィチ:ロマンス/ジャニーヌ・ヤンセン(2003)
4 愛の悲しみ/シュロモ・ミンツ(1980)
5 愛の喜び/シュロモ・ミンツ(1980)
6 愛の挨拶/チョン・キョンファ(1985)
7 序奏とロンド・カプリチョーソ/チョン・キョンファ(1985)
8 フォーレ:夢のあとに/ニコラ・ベネデッティ(2008)
9 ラフマニノフ:ヴォカリーズ/ニコラ・ベネデッティ(2008)
10 パガニーニ:カプリース第24番/サルバトーレ・アッカルド(1977)
11 ファリャ:スペイン舞曲第1番/ジョシュア・ベル(1986)
12 ブラームス:ハンガリー舞曲第1番/ジョシュア・ベル(1986)
13 ツィゴイネルワイゼン/諏訪内晶子(1999)
14 モンティ:チャルダーシュ/ラカトシュ(1998)
アッカルドからラカトシュまで、ユニバーサルが誇る名ヴァイオリニストたち
が奏でる珠玉の小品を集めた贅沢な一枚。




<Australian Eloquence>
4806039 2枚組 ¥1400
ヴェルディ:歌劇『椿姫』(全曲)
ジョーン・サザーランド(Sp:ヴィオレッタ)
カルロ・ベルゴンツィ(T: アルフレード),
ロバート・メリル(Br:ジェルモン)
ドーラ・カラル(Sp), ミティ・トゥルッカート・パーチェ(Ms),
ピエロ・デ・パルマ(T), アンジェロ・メルクリアーソ(T),
シルヴィオ・マイオニカ(Br), ジョヴァンニ・フォイアーニ(Bs),
マリオ・フロシーニ(Bs), テレーノ・メリディオナーレ(Bs)
ジョン・プリッチャード(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
[録音]1962年11月, ベルゴラ劇場(ステレオ)
若やいだ艶やかな声の魅力が絶品の、サザーランド全盛期のヴィオレッタ。
正統派ベル・カント唱法に基づいた魅力的なヴェルディ・テノールのベルゴ
ンツィ。ジェルモン役のメリルのリアリティたっぷりな歌いっぷり。「椿姫」
の名盤の1枚です。

4803775 4枚組 ¥3150
アンセルメ/ストラヴィンスキー:デッカ初録音集
【Disc1】
『バレエ「ペトルーシュカ」(1911年版)』(録音:1949年11月, モノラル)
『バレエ「春の祭典」』(録音:1950年10月, モノラル)
『サーカス・ポルカ』(録音:1951年3月, モノラル)
【Disc2】
『バレエ「火の鳥」組曲(1919年版)』(録音:1950年10月, モノラル)
『ディヴェルティメント-「妖精のくちづけ」による』
(録音:1951年3月, モノラル)
『ブルレスク「きつね」(フランス語版)*』(録音:1955年10月)
【Disc3】
『オペラ=オラトリオ「エディプス王」*』(録音:1955年5月, モノラル)
『ディヴェルティメント-「妖精のくちづけ」による』
(録音:1962年5月, ステレオ)
【Disc4】
『バレエ「ペトルーシュカ」(1911年版)』(録音:1946年2月, モノラル)
『バレエ「火の鳥」組曲(1910/1919年版)』(録音:1946年12月, モノラル)
『詩篇交響曲』(録音:1947年10月, モノラル)"
エルネスト・アンセルメ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団 [Disc1-3],
ミシェル・セネシャル(T), ユーグ・キュエノー(T),
ハインツ・レーフス(Br), クサヴィエ・ドプラ(Bs)[Disc2*]
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と合唱団[Disc4]
エレーヌ・ブヴィエ(Ms), エルンスト・ヘフリガー(T),
ユーグ・キュエノー(T), ジェイムズ・ルーミス(Br),
アンドレ・ヴェンシエール(Bs), ブラッシュ合唱団[Disc3*]
[録音場所] 
ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール[Disc1-3]
ロンドン、キングズウェイ・ホール[Disc4]
作曲者と親交の深かったアンセルメ。Disc1-3は、スイス・ロマンドとDecca
に録音したもの。Disc4は、それ以前にロンドン・フィルと録音した歴史的名
演が収録されています。

4805019 ¥900
(1) ドヴォルザーク:『交響曲第7番ニ短調Op.70,B.141』
(2) エルガー:『エニグマ変奏曲Op.36』
ピエール・モントゥー(指揮)
ロンドン交響楽団
[録音]1959年10月(1), 1958年6月(2)
ロンドン・キングズウェイ・ホール (ステレオ:セッション)
モントゥーが80歳代半ばに録音したもの。その歳とは思えない自然体な流れ。
味わいも深く、イギリスらしい紳士的で格調の高い演奏です。

4805952 ¥900
ベートーヴェン:
(1)『交響曲第7番イ長調Op.92』
(2)『交響曲第8番ヘ長調Op.93』
(3)『「プロメテウスの創造物」Op.43序曲』
クラウディオ・アバド(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1966年4月(1),1968年11月(2),1966年5月(3),
ウィーン・ゾフィエン・ザール (ステレオ:セッション)
アバドは、1960年代から1970年代にデッカにいくつかの録音を残しました。
この録音は、アバドがデッカに録音した最初のものです。7番の熱気あるフィ
ナーレ、8番のフィナーレの颯爽としたユーモア、プロメテウスの出だしの気
高さ。若かりしアバドの知的センスが感じられる演奏です。

4804864 ¥900
フランク:
(1) 『交響曲ニ短調』
(2) 『交響的変奏曲』
バルトーク:
(3) 『ラプソディ Op.1,Sz.27』
パスカル・ロジェ[(2)(3)],
ロリン・マゼール(指揮) クリーヴランド管弦楽団 [(1)(2)]
ワルター・ウェラー(指揮)ロンドン交響楽団 [(3)]
[録音]1976年5月, クリーヴランド [(1)(2)]
1976年6月, ロンドン・キングズウェイ・ホール [(3)]
(ステレオ:セッション)
マゼール、クリーヴランド管弦楽団音楽監督時代の代表作とも言える録音で
す。交響曲ニ短調は、ドイツ的な厳格さの中に官能的かつ宗教的な響きを携
える音楽。交響的変奏曲は交響協奏曲風変奏曲で、交響曲と同じく巧みに循
環形式を使用したフランクの最も優れた作品であり、音楽史上特異な作品の
ひとつです。細部まで神経の行き届いた指揮が、複雑な作品の構造の綾を見
事に解きほぐしていきます。

4805048 ¥900
チャイコフスキー:
(1)『序曲「1812年」Op.49』
(2)『イタリア奇想曲Op.45』
(3)『スラヴ行進曲Op.31』
(4)『バレエ「白鳥の湖」より』
ケネス・オールウィン(指揮)
ロンドン交響楽団 [(1)-(3)]
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 [(4)]
グレナディア・ガーズ軍楽隊[(1)]
[録音] 1958年5月[(1)-(3)],1959年3月[(4)],
ロンドン・キングズウェイ・ホール(ステレオ:セッション)
ケネス・オールウィンは、ロイヤル・バレエの首席指揮者を務めた職人的指
揮者でした。デッカは、アンセルメ、ブリテン、サージェントらと同格の指
揮者として契約したのです。この最初の録音「1812年」は、デッカとしてス
テレオ録音第1号としてLPで発売された音源です。

4805617 ¥900
(1) グリーグ:『ペール・ギュント』第1組曲
(2) ロッシーニ:
『セヴィリャの理髪師』序曲
『ウィリアム・テル』序曲
『絹のはしご』序曲
『セミラーミデ』序曲
ケネス・オールウィン(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 [(1)]
新ロンドン交響楽団[(2)]
[録音] 1959年3&5月, ロンドン・キングズウェイ・ホール
(ステレオ:セッション)
デッカでの最初のステレオ録音に挑んだオールウィン。「1812年」のアルバ
ムはベストセラーとなり、デッカはすぐに次々と録音の契約を彼と結びまし
た。1959年のこの録音は、各曲の短い時間の中に、スケールの大きい物語を
カラフルな色彩によって描き出すことに成功しています。

4803150 2枚組 ¥1400
リスト:ピアノ作品集
【Disc1】
『ピアノ・ソナタ ロ短調』『超絶技巧練習曲第4番ニ短調「マゼッパ」』
『オーベルマンの谷』『愛の夢第3番変イ長調』
『巡礼の年第2年「イタリア」*』
【Disc2】
『ピアノのための5つの小品第2番』『灰色の雲』『悲しみのゴンドラ第1番』
『波の上を歩くパウラの聖フランシス』
『超絶技巧練習曲第8番ハ短調「狩り」』
パスカル・ロジェ(P:Disc1)
ジャン=ロドルフォ・カールス(P:Disc2)
[録音] 1969年12月(Disc1),1980年3月(Disc1*),1968年7月(Disc2) ロンドン
(ステレオ:セッション)
カッチェンの2人の弟子による、リストのピアノ作品集です。この録音を行っ
た1969年、ロジェはまだ18歳でジョルジュ・エネスコ国際コンクールで優勝
し、デッカと契約を結んだ直後でした。ジャン=ロドルフォ・カールスは、
カルカッタで生まれ後ウィーン市民となったピアニスト。リスト、メシアン、
ストラヴィンスキーなどを得意とし、ここでも見事なテクニックと味のある
深い音の語りを聞くことができます。




<Universal France(Decca)>
4764823 ¥2180
メディテーション(マスネ:アリア集)
『オラトリオ「聖処女」より「Reve infini ! Divine extase」』
『劇音楽「マリー=マグドレーヌ」より「O mes soeurs」』
『タイスの瞑想曲(Ave Maria sur la)』
『歌劇「エロディアード」より「Charme des jours passes」
「Celui dont la parole… Il est doux, il est bon…」』
『歌劇「サッフォー」より、第5幕への序奏-「Demain, je partirai」』
『歌劇「グリセリディス」より
「La mer ! Et sur les flots toujours bleus…」』
『悲歌(Elegie)』
『歌劇「エスクラルモンド」より
「Roland ! Roland ! Comme ce nom me trouble…」
「Regarde-les, ces yeux plus purs」』
『歌劇「マノン」より「Ah ! Mon cousin !... Je suis encore toute
etourdie」「Allons ! Il le faut !... Adieu notre petite table」』
『歌劇「クレオパトラ」より
「J’ai verse le poison dans cette coupe d’or」』
『歌劇「ル・シッド」より、第3幕への序奏
-「De cet affreux combat… Pleurez ! Pleurez, mes yeux !」
『歌劇「アリアーヌ」より「C’etait si beau !」
ナタリー・マンフリーノ(Sp) 
ミシェル・プラッソン(指揮) 
モンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団
《録音》2011年9月, モンテ・カルロ デジタル:セッション)
美貌のソプラノ、ナタリー・マンフリーノのアルバムは、「メディテーショ
ン」と題された、今年没後100周年を迎えるジュール・マスネへのオマージュ
です。かのスティングをフィーチャーした「ウェルカム・トゥ・ザ・ヴォイ
ス」では、無限の可能性を帯びた不思議な歌で人々を魅了し、アラーニャと
共演した「シラノ・ド・ベルジュラック」では正統派の歌声を聴かせた彼女。
今作では、またもや新たな面を見せてくれています。「清純さと妖艶さ」は
マスネの音楽の特徴ともいえるものですが、彼女はこれを難なく結び付け、
官能的な声で見事に歌い上げています。巨匠ミシェル・プラッソン指揮する
モンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団の音色も、彼女の表現力豊かな
歌を見事にサポート。決して透明感を失うことなく、濃厚な響きを紡ぎだし
ています。そして、誰もが知っている「タイスの瞑想曲」に付けられた「ア
ヴェ・マリア」の歌詞は(このヴァージョンは世界初録音)、この曲の持つ本
当の意味、人間の持つ逡巡、悔悛の感情を改めて突きつけてくるかのようで
す。それはまるで、タイスの魅力に惹かれ道を踏み外したアタナエルの思い
が漂うかのように。

480659 ¥2180
フランスの歌姫、ナタリー・マンフリーノ
魅惑のフランス・オペラ・アリア集
グノー:歌劇「ファウスト」
-「トゥーレの王……何と美しいこの姿」(宝石の歌)
マスネ:歌劇「エロディアード」-「美しくやさしい君」
マスネ:歌劇「マノン」-「さようなら,私たちの小さなテーブル」
ドリーブ:歌劇「ラクメ」-「Tu m’as donn? le plus doux r?ve」
マスネ:歌劇「タイス」-「私を美しいと言って」
ビゼー:カンタータ「ヴァスコ・ダ・ガマ」
-スペインのセレナード「君の心を開け」
グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」-「「私は夢に生きたい」
ドビュッシー:カンタータ「放蕩息子」-「来る年も来る年もむなしく」
グノー:歌劇「ファウスト」-「糸紡ぎの歌」
マスネ:歌劇「マノン」-「私が女王様と同じように路を行けば」
マスネ:歌劇「マノン」-「彼らの声が甘い恋に誘うとき」
ラロ:歌劇「イスの王様」-「Tais-toi Margared」
ビゼー:歌劇「真珠採り」-「夜のとばりに唯一人」
ドビュッシー:歌劇「ロドリーグとシメーヌ」
-「Mais non, je n’en crois rien」
ショーソン:歌劇「アルテュス王」-「Ah, trahie, abandonnee」
ナタリー・マンフリーノ(Sp)
エマニュエル・ヴィヨーム(指揮)
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
《録音》 2007年7月, モナコ(デジタル:セッション)
2001年にドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」でデビューを果たしたナタ
リー・マンフリーノ。その後様々なフランスの歌劇に出演し絶賛。グノーの
「ロメオとジュリエット」、アルファーノの歌劇「シラノ・ド・ベルジュラッ
ク」で高い評価を得、「VICTOIRES de la MUSIQUE」賞を受賞しています。この
アルバムは彼女がDeccaと契約を結び、2007年に録音した初ソロ・アルバムです。
歌唱や演技の才能だけでなく、完璧な言葉の発音と官能的で魅力的な歌声を持
ち合わせたマンフリーノ。ここでは有名なオペラ・アリアだけでなく、珍しい
作品も取り上げられおり、フランス・オペラの醍醐味が楽しめます。エマニュ
エル・ヴィヨームの堅牢かつ流麗な指揮が、彼女の実力を見事に引き出してい
ます。




<Accord>
4764871 ¥2180
癒しのオーボエ作品集
『J・S・バッハ:「管弦楽組曲第3番」より「アリア」』
『ミシェル・コロンビエ:「エマニュエル」』
『ヨハン・フィリップ・クリーガー:「チャコーナ」』
『ヘルガ・シャウエルテ:
「カッチーニの主題による即興的瞑想」
『ヘルガ・シャウエルテ:「ラ・ミ・レによる自由変奏」』
『ヘンデル:「私を泣かせてください」』
『ハイドン:「フェルトパルティー変ロ長調Hob.II-46(聖アントニー)」』
『スチュアート・ドーアマン:「詩篇34番」』
『エンニオ・モリコーネ:「ガブリエルのオーボエ」』
『ジェシー・セイモア・アーヴィン:「主は私の羊飼い」』
『マイケル・レドナー:「あなたを信じます」』
『シューベルト:「セレナード」』
『マルチェッロ:「オーボエ協奏曲ニ短調」』
『J・S・バッハ:「わが片足すでに墓穴に入りぬ」』
『リンダ・スタッセン:「アレルヤ、主の栄光を歌う」』
『J・S・バッハ:「主イエス・キリスト、真の人にして神よ」』
『ラフマニノフ:「ヴォカーリズ」』
『聖歌「わたしをあがなう者は生きておられる」』
『ロルフ・ラヴラント:「ユー・レイズ・ミー・アップ」』
『ロジャー・トランク:「Le Seigneur seul est ma lumiere」』
『メルラ・ワトソン:「Ta bonte vaut mieux que la vie」』
『聖歌「Tu m'as aime Seigneur」』
ジャン=クリストフ・ロベール(Ob)
ナサナエレ・マリー(Vn), ファビエンヌ・シュターデルマン(Va),
クレール・オペール(Vc), ヘルガ・シャウエルテ(Org)
《録音》2011年4&5月, サン=ジェルマン=アン=レー2011年6月, パリ
(デジタル:セッション)
ジャン=クリストフ・ロベールは最初ピアノを学び、13歳の時にバッハを聴
いて感動し、オーボエを学び始めました。パリ市音楽学校を1位で卒業し、
メニューイン財団のソロ・オーボエ奏者を務めました。また彼は別の職業を
持っており、理学療法国家資格を持ち、神学者、病院牧師、刑務所牧師など
も務めています。一方で彼はオーボエと室内アンサンブルのためのコンサー
トを教会や病院で行い、高い評価を得ています。彼のオーボエの音色は、あ
たかも人の声のように響きます。当盤に収録された作品で宗教的作品が多い
のは、彼の牧師という職業から納得がゆきますが、クラシックだけでなくポ
ピュラー音楽からも多数の選曲がされているのは、現代的な癒しといえま
しょう。





<FONE>
FONE 096SA(SACD-Hybrid) ¥2680
FONE 035GD(同内容のゴールドCD) ¥2950
24KゴールドCD仕様 全世界496枚完全限定プレス
(1)バーンスタイン:
『ヴァイオリン独奏、弦楽、ハープと打楽器のためのセレナード(プラトンの
「饗宴」による)』
(2)ペンデレツキ:
『ヴァイオリン協奏曲第1番』
(1) サルヴァトーレ・アッカルド(指揮&Vn)
オーケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ
(2) サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
クシシュトフ・ペンデレツキ(指揮)
オーケストラ・ジョヴァニーレ・イタリアーナ
《録音》 
(1)1998年11月14日, ヴィテルボ、ウニオーネ劇場(ステレオ:ライヴ)
(2)1987年6月8日, フィレンツェ(デジタル:ライヴ)
バーンスタインのセレナーデは、五嶋みどりが弦を2回も切りながらも演奏を
止めず伝説となった曲。バーンスタインならではの躍動感、ジャジーな雰囲気
などをあわせもった作品です。アッカルドは、20世紀の前衛音楽に取って失わ
れた調性音楽の言語を回復、またそれを明らかにするために、ジャズやポッ
プミュージックへのアピールを含んだ魅力的な音楽を数々演奏し、成功を収め
ています。当盤にはポーランド前衛音楽の第一人者ペンデレツキの傑作のひと
つ「ヴァイオリン協奏曲」が、作曲家自身の熱のこもった指揮、高度なテクニ
ックと幅広い表現力をもつアッカルドの独奏という、理想の顔合わせで収録さ
れています。

FONE 41LP ¥5180
すべてのプロセスをアナログにこだわった、ピュア重量盤LP
(1) ピアソラ:
『Tanti Anni Prima』(アヴェ・マリア)
(2) バーンスタイン:
『ヴァイオリン独奏、弦楽、ハープと打楽器のためのセレナード(プラトンの
「饗宴」による)』
Recorded by: Giulio Cesare Ricci
Microphones: Neumann U47, U48, U49
Mike pre-amplifiers: Signoricci
line, microphone, supply cables: Signoricci
2 Tracks Ampex ATR 102 1/2 inch 30 ips(76cm/s)analog tape recorder
Cutting Machine Wired by Signorcci
One-Stage Pressing Process
180g LP 33回転 Heavy Quality Sleevesドイツ・プレス 
全世界496枚完全限定プレス
サルヴァトーレ・アッカルド(指揮&Vn)
オーケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ
《録音》
(1)2001年5月, ローマ、教皇庁立宗教音楽院(ステレオ:セッション)
(2)1998年11月14日, ヴィテルボ、ウニオーネ劇場(ステレオ:ライヴ)

<EMI CLASSICS>
CDCW-9529692 ¥1750
ブルックナー:交響曲第9番(4楽章付)<輔筆完成版>
第1楽章:Feierlich:Misterioso
第2楽章:Scherzo:Bewegt,lebhaft
第3楽章:Adagio:Langsam
第4楽章:フィナーレ:Misterioso, nicht schnell
(Completed performing version by Samale-Mazzucca-Phillips-Chors)
サイモン・ラトル指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2012年2月
ジュエルケース、24ページ・ブックレット
ブルックナーが死の直前まで書いていたこの作品は、未完の大作として知られ
る。死去した際には第4楽章を作曲している最中だったが、死の知らせを聞い
た多くの人が彼の家を訪れ、自室譜を「記念に」、「想い出に」、持ち去って
しまった。そこで、残されたスケッチを元に4人の音楽学者、作曲家が25年以上
かけて復元し、2010年さらに改定が行われたのが数ある完成版でも最も評価が
高い、今回使用されているクリティカル・エディション、「サマーレ、フィ
リップス、コールス、マッズーカ版」。録音は2012年2月。
2011年来日時に記者会見でラトルは、この録音を、ブルックナーの音楽を血と
肉としているベルリン・フィルと録音できたことの価値を熱く語っていた。
(世界初録音)

CMS-6447012 3枚組 ¥2080
マルタ・アルゲリッチ&フレンズ:
ライヴ・アット・ザ・ルガーノ・フェスティヴァル2011
CD1
1-3.ベートーヴェン:ソナタ 第8番 ト長調 作品30-3
演奏:ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
4-6.モーツァルト:ソナタ ヘ長調 KV497(4手のための)
演奏:クリスティーナ・マルトン(ピアノ)、マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
7-9.ハイドン:三重奏曲 ハ長調 HobXV:27
演奏:ポリーナ・レシェンコ(ピアノ)、アリッサ・マルグリス(ヴァイオリン)
ジュリアン・ステケル(チェロ)
10-12.シューマン:幻想小曲集 作品73
演奏:ゴーティエ・カピュソン(チェロ)、マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
CD2
1-3.リスト:悲愴協奏曲 ホ短調 R.356
演奏:マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、リーリャ・ジスベシュテイン(ピアノ)
4-6.ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第2番二短調作品9
演奏:デニス・コジュヒン(ピアノ)、ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、
ヤン・ルヴィノワ(チェロ)
7-10.ショスタコーヴィチ:モスクワのチェリョムーシカ作品105
(Arranged by Andrew Cornall, transcribed by C.M.Griuoli for 3 pianos)
演奏:ジョルジア・トマッシ(ピアノ)、カルロ・マリア・グリグオーリ(ピアノ)
アレサッサンドロ・ステッラ(ピアノ)
CD3
1.ラヴェル:ラ・ヴァルス
演奏:マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、セルジオ・ティエンポ(ピアノ)
2-4.ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
演奏:マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ヤチェク・カウプシク指揮・スイスーイタリアーナ管弦楽団
5-8 .ザレブスキ:五重奏曲 ト短調 作品34
演奏:マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、
ドーラ・シュワルツベルク(ヴァイオリン)、
ルチア・ホール(ヴァイオリン)、リダ・チェン(ヴィオラ)、
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
録音:2011年6月ライヴ録音
クラムシェル・ボックス 20ページ・ブックレット。
若手ソリストたちが、アルゲリッチをはじめ、世界的に有名なアーティストと
組んで、クラシック及び現代音楽の幅広いレパートリーを探求する、スイスの
ルガーノで行われる音楽祭シリーズ最新作。音楽祭は2011年、10周年を迎え、
ますます充実した内容で話題を呼んでいる。今作のラインナップは、アルゲリ
ッチが弾くラヴェルの協奏曲ト長調やカピュソンとのベートーヴェンのソナタ、
リストの悲愴協奏曲など魅惑のプログラム。



<EMI CLASSICS>
●SIGNATURE SERIES(SACD ハイブリッド)
EMIクラシックスの豊富なカタログの中から、2011年最新リマスター音源を使ったSACDハイブリッドのシグネチャー・コレクション。限定盤


CDS-9559622(SACD-Hybrid) 3枚組 ¥2950
CD1
リスト:超絶技巧練習曲集
1.第1曲 前奏曲 ハ長調
2.第2曲 イ短調
3.第3曲 風景 ヘ長調
4.第4曲 マゼッパ 二短調
5.第5曲 鬼火 変ロ長調
6.第6曲 幻影 ト短調
7.第7曲 英雄 変ホ長調
8.第8曲 狩り ハ短調
9.第9曲 回想 変イ長調
10.第10曲 ヘ短調
11.第11曲 夕べの調べ 変ニ長調
12.第12曲 雪かき 変ロ長調
13.メフィスト・ワルツ 第1番 (村の居酒屋での踊り)
14.2つの演奏会用練習曲より 「小人の踊り」
録音:1957年11月&12月
CD2
リスト:ハンガリア狂詩曲
1.第1番 ホ長調 
4.第4番変ホ長調 
5.第5番 ホ短調(悲劇的英雄詩) 
6.第6番変ニ長調
7.第7番 二短調 
8.第8番 嬰へ短調(カプリチオ) 
9.第9番 変ホ長調 (ペストの謝肉祭)
CD3
1.第10盤 ホ長調(前奏曲) 
2.第11番 イ短調
3.第12番 嬰ハ短調
4.第13番 イ短調
5.第14番 へ短調
6.第15番 イ短調(ラコッツィ行進曲)
7.第16番 イ長調(シフラ編)
8.第19番 二短調(シフラ編)
演奏:ジョルジ・シフラ(ピアノ)

CDS-9559262(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥2050
ジュゼッペ・ディ・ステファノ/ナポリ民謡集
CD1
1.ロリータ
2.理想(イデアーレ)
3.最後の歌
4.4月
5.夏の月
6.セレナータ
7.朝の歌
8.われもはや愛さず
9.魅惑
10.別れの歌
11.可愛いくちもと
12.禁じられた歌
CD2
1.フニクリ・フニクラ
2.マキアーレ
3.新月
4.お母さん、何が知りたい
5.帰れ!
6.カルメラ
7.ガッパリア
8.ナポリのマンドリン
9.ナポリの思い出
10.なぜ?
11.アネマ・エ・コーレ
12.太陽に酔って
13.誰もなく
14.ヴリア
15.オー・ソレ・ミオ
16.カタリー
17.帰れソレントへ
18.彼女に告げてよ
19.泣かないお前
20.遥かなるサンタ・ルチア
21.あなたにくちずけを
演奏:ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール)
G.M.ガリーノ指揮・管弦楽団(CD1, CD2,1-14)
ディノ・オリヴィエリ指揮・管弦楽団(CD2,15-21)
録音: 1953年(CD1)
1950年代(CD2)

CDS-9559692(SACD-Hybrid) 4枚組 ¥3300
シューベルト:
CD1
1.さすらい人の月に寄せる歌D870
2.ヴィルデマン山地を超えてD884
3.孤独な男D800
4.消滅D807
5.十字軍D932
6.墓掘人の郷愁D842
7.はなだいこんD752
8.白鳥の歌D957 春のあこがれ
9.ひめごとD719
10.やすみない愛D138
11.白鳥の歌D957ー愛の便り
12.夕映えの中でD799
13.白鳥の歌D957-別れ
CD2
1.無限なるものにD291
2.星D939
3.音楽に寄すD547
4.憂いD772
5.白鳥の歌D957-戦士の予感
6.小人D771
7.さすらい人D489
8.春の思いD686
9.白鳥の歌D957-鳩の便り
10.シルヴィアにD891
11.春にD882
12.ブルックの丘にてD853
CD3
1.宴府から来た群れD583
2.シラーの一節 「ギリシャの神々」D677
3.期待D159
4.あこがれD52
5.海に潜る若者D77
CD4
1.白鳥の歌D957ーセレナード
2.アリンデD907
3.恋人のそばにD162
4.ノルマンの歌D846
5.白鳥の歌D957-遠い国で
6.白鳥の歌D957-わが家
7.捕らわれの狩人の歌D843
8.老年の歌D778
9.魔王D328
10.夜の曲D672
演奏:ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ピアノ:ジェラルド・ムーア(CD1,2,4)、カール・エンゲル(CD3)
録音: 1955年5月(CD1),1957年9月(CD2)、1959年1月(CD3),1958年5月(CD4)

CDS-9559052(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥2050
CD1
1-4.エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 作品85
5-9.エルガー:歌曲集「海の絵」作品37
演奏:ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ) (5-9)
ジョン・バルビローリ指揮・ロンドン交響楽団
録音:1965年8月
CD2
1-5.ディーリアス:別れの歌
6.ディーリアス:夜明け前の歌
7-11.ディーリアス:チェロ協奏曲
演奏:ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
マルコム・サージェント指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1965年8月(CD1)
1964年4月(CD2)

CDS-9559172(SACD-Hybrid) 4枚組 ¥3300
ドビュッシー:ピアノ音楽全集
CD1
前奏曲集第1巻
前奏曲集第2巻
CD2
映像第1集:
映像第2集
版画
CD3
練習曲集(第1巻)
練習曲集(第2巻)
CD4
ベルガマスク組曲
子供の領分
演奏:ワルター・ギーゼキング(ピアノ)
録音: 1953年8月、54年12月(CD1,CD2)
1953年8月、54年12月、55年4月(CD3)
1953年8月、54年12月、55年4月(CD3)
1953年8月、1951年9月(CD4)

CDS-9559782(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥2050
ベートーヴェン:三重協奏曲&ブラームス:二重協奏曲
CD1
1-3 ベートーヴェン:
ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲集 ハ長調 作品56
演奏:ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1969年9月
CD2
1-3 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
4-6 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのためのにうう協奏曲イ短調 作品102
演奏:ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ) (4-6)
ジョージ・セル指揮・クリーヴランド管弦楽団
録音:1969年5月

CDS-9559102(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥2050
1.メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
2-5.メンデルスゾーン:交響曲第3番 イ短調作品56 「スコットランド」
CD2
1-4.メンデルスゾーン:交響曲第4番 イ長調 作品90「イタリア」
5-8.シューマン:交響曲第4番 二短調 作品120
演奏:オットー・クレンペラー指揮・フィルハーモニア管弦楽団
録音:1960年1月&2月(CD1)
1960年2月&5月(CD2)

CDS-9559322(SACD-Hybrid) 3枚組 ¥2950
CD1
モーツアルト:
1-4.交響曲第35番ニ長調K385「ハフナー」
5-8.交響曲第36盤ハ長調K425「リンツ」
9.歌劇「後宮からの誘拐」序曲
CD2
1-4.交響曲第38番ニ長調K504「プラハ」
5-7.交響曲第39番変ホ長調K543
CD3
1-4.交響曲第40番ト短調K550
5-8.交響曲第41番ハ長調K551「ジュピター」
演奏:オットー・クレンペラー指揮・フィルハーモニア管弦楽団
録音:1956年7月、60年10月、64年10月、11月(CD1)
1962年3月(CD2),1956年7月、64年10月、11月(CD3)

CDS-9559892(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥2050
CD1
1-3. ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲ト短調 作品33
CD2
1-3. グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調作品16
4-6. シューマン:ピアノ協奏曲イ短調作品54
演奏:スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
カルロス・クライバー指揮・バイエルン国立歌劇場管弦楽団(CD1)
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮・モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団(CD2)
録音:
1974年11月(CD2)

CDS-9559842(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥2050
CD1
1-4.ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
CD2
1-3.ブルックナー:交響曲第9番 二短調(原点版)
演奏:カール・シューリヒト指揮・ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1963年12月(CD1)
1961年11月(CD2)




<EMI FRANCE>
CZS-6387542 3枚組 ¥1800
ドビュッシー:ピアノ作品集(限定盤)
CD1 ドビュッシー:
1-12.前奏曲集第1集(全12曲)
13-23.前奏曲集第2集(全12曲)
CD2
1-3.映像第1集(全3曲)
4-6.映像第2集(全3曲)
7.仮面
8.夢
9.アラベスク第1番
10.アラベスク第2番
11-15.練習曲集第2集
16.英雄の子守歌
17-19.ピアノのためにI-III
CD3
1-6.子供の領分 (全6曲)
7-9.版画 (全3曲 )
10-13.ベルガマスク組曲 (全3曲)
14-16.ピアノのために(全3曲)
17.レントより遅く
18-21.4つの前奏曲 第1集(亜麻色の髪の乙女、沈める寺、パックの踊り、
吟遊詩人)
22.練習曲第11番 第2集:組み合わされたアルペッジョのための
演奏:サンソン・フランソワ(ピアノ)
録音:CD1 Paris, Salle Wagram, 1961年7月(24)、1968年4月、5月、7月(1-12)
Monte-Carlo, Salle de l'Alcazar, 1969年5月(13-23)
CD2 Paris Salle Wagram, 1961年7月(17-19)、1968年2月ー4月、6月(4-6)
1970年10月(8-10)、1969年5月他
CD3 Paris, Salle Wagram, ,1961年7月(17-22)、1968年2月10-16)、
1968年4月、5月、7月、10月(1-6)、Monte-Carlo, Salle de l’Alcazar、
1969年5月(7-9)
2010年リマスター音源使用。SACD盤の最新マスターとは異なります。
クラムシェル・ボックス、表記はフランス語のみ。
ドビュッシー生誕150年を記念して、ドビュッシーを得意としたフランスの“ピ
アノの詩人”、サンソン・フランソワのドビュッシー作品の名演を3枚に収録。


VBSW-3030002 3枚組 ¥1050
La folie Russe!(ロシアの熱狂)
CD1
1-5.ボロディン:イーゴリ公-だったん人の踊りI-V
演奏:パーヴォ・ヤルヴィ指揮・フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
6.ボロディン:交響詩「中央アジアの草原にて」
演奏:アンドレ・クリュイタンス指揮・フィルハーモニア管弦楽団
リムスキー・コルサコフ:シェエラザード作品35-
7.I.海とシンドバッドの船
8.II.カランダール王子の物語
9.III.王子と王女
10.IV.バグダードの祭り、海、青銅の騎士の立つ岩での難破
演奏:アルミン・ジョルダン指揮・スイス=ロマンド管弦楽団
11.リムスキー=コルサコフ:ロシアの復活祭序曲「輝かしい日曜日」作品36
演奏:アルミン・ジョルダン指揮・スイスーロマンド管弦楽団
12.リムスキー=コルサコフ:サルタン皇帝の物語-熊蜂の飛行
演奏:アンドレ・クリュイタンス指揮・フィルハーモニア管弦楽団
CD2 
1.ムソルグスキー:禿山の一夜(オーケストレーション:リムスキー=コルサコフ)
演奏:チャールズ・マッケラス指揮
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
2.ムソルグスキー:ホヴァンシチーナ序曲
演奏:マリス・ヤンソンス指揮・オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
3.ムソルグスキー:展覧会の絵-キエフの大門
演奏:ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
4.チャイコフスキー:1812年序曲 作品49
演奏:マリス・ヤンソンス指揮・オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
5.チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲-主題
6.-第1変奏
7.-第2変奏
演奏:ヴァレリー・ゲルギエフ指揮・マリインスキー劇場管弦楽団、
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
8.チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ(弦楽四重奏曲第1番)
演奏:スティーヴン・イッサーリス(チェロ)、
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
ヨーロッパ室内管弦楽団
9.チャイコフスキー:「四季」-舟歌 (6月)
演奏:ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
10.チャイコフスキー:白鳥の湖-第2幕 情景
演奏:アンドレ・プレヴィン指揮・ロンドン交響楽団
11.チャイコフスキー:くるみ割り人形-花のワルツ
演奏:パーヴォ・ヤルヴィ指揮・フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
12.チャイコフスキー:眠れる森の美女-ワルツ 
演奏:リッカルド・ムーティ指揮・フィラデルフィア管弦楽団
13.チャイコフスキー:交響曲第5番 作品64 -ワルツ
演奏:アンドリュー・リットン指揮・ボーンマス交響楽団
14.チャイコフスキー:交響曲第6番 作品74「悲愴」
-アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ
15.-アダージョ・ラメントーソ
演奏:ミハイル・プレトニョフ指揮・ロシア国立管弦楽団
CD3
1.グリンカ:ルスランとリュドミラ序曲
演奏:ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮・バイエルン歌劇場管弦楽団
2.リャードフ:魔法にかけられた湖
演奏:アントニオ・パッパーノ指揮
ローマ・サンタ・チェチーリア・アカデミー管弦楽団
3.グラズノフ:ライモンダ 作品57 序曲
演奏:パーヴォ・ヤルヴィ指揮・フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
4.ラフマニノフ:ヴォカリーズ 作品34-14
演奏:ナタリー・デセイ(ソプラノ)、ミハエル・シェーンヴァント指揮
ベルリン交響楽団
5.ラフマニノフ:前奏曲作品3-2
6.ラフマニノフ:前奏曲作品23-5
演奏:ドミトリ・アレクセーエフ(ピアノ)
7.ラフマニノフ:東洋風舞曲 作品2-2
演奏:トゥルルス・モルク(チェロ)、ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)
8.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番:モデラート
演奏:ジャン=ベルナール・ポミエ(ピアノ)、
ローレンス・フォスター指揮、ハレ管弦楽団
9.プロコフィエフ:ロメオとジュリエット 作品64-騎士たちの踊り
10.プロコフィエフ:3つのオレンジへの恋-行進曲
演奏:パーヴォ・ヤルヴィ指揮・フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
11.プロコフィエフ:ピーターと狼(抜粋)
演奏:ミシェル・プラッソン指揮・トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団
12.ストラヴィンスキー:春の祭典-大地礼賛
演奏:ケント・ナガノ指揮・ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
13.ハチャトゥリアン:ガイーヌ-剣の舞
演奏:パーヴォ・ヤルヴィ指揮・フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
14.ショスタコーヴィチ:管弦楽組曲 第1番-ワルツ第2番
演奏:パーヴォ・ヤルヴィ指揮・フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
マルチパック、表記はフランス語のみ
2012年、フランスのナントで一足早く開催された本場のラ・フォル・ジュルネ
音楽祭のテーマに合わせてコンパイルされ、音楽祭の会場でも販売され好評を博
した3枚組のお得なコンピレーション・アルバム。リムスキー=コルサコフ、ボ
ロディン、ムソルグスキーにチャイコフスキー、グリンカ、グラズノフ、ラフマ
ニノフ、ストラヴィンスキーなどロシアの作曲家たちの名曲を厳選収録!



<VIRGIN CLASSICS>
VCSW-6024632 2枚組 ¥2650
ヘギー:歌劇「デッドマン・ウォーキング」全2幕
作曲:ジェイク・ヘギー
台本:テレンス・マクナリー
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)・・・シスター・ヘレン・プレジャン
フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾ・ソプラノ)・・・死刑囚ジョゼフの母
フィリップ・カトリップ(バリトン)・・・死刑囚ジョゼフ
ヒューストン・グランド・オペラ&合唱団
ブリリアント・ボックス、44ページ・ブックレット、(独、仏、英語)
ルイジアナ州で死刑囚の精神アドヴァイザーを務めていたシスター・ヘレン・
プレジャンの実話にもとずき1995年に映画化されて話題になったノンフィクショ
ン小説のオペラ化。
グラミー賞を受賞し話題のアメリカ人メゾ・ソプラノ、ディドナートがカトリッ
クのシスター・ヘレン・プレジャンを熱演。メゾ・ソプラノの大御所でこの作品
を最後にオペラの舞台から引退したフレデリカ・フォン・シュターデも参加。
映画版では、主役のスーザン・サランドンがアカデミー主演女優賞、ショーン・
ペンがベルリン国際映画祭の男優賞を受賞、愛と許しと死刑の是非を世に問うた
シリアス・ドラマのオペラ版。

VBSW-3030002 3枚組 ¥1050
La folie Russe!(ロシアの熱狂)
CD1
1-5.ボロディン:イーゴリ公-だったん人の踊りI-V
演奏:パーヴォ・ヤルヴィ指揮・フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
6.ボロディン:交響詩「中央アジアの草原にて」
演奏:アンドレ・クリュイタンス指揮・フィルハーモニア管弦楽団
リムスキー・コルサコフ:シェエラザード作品35-
7.I.海とシンドバッドの船
8.II.カランダール王子の物語
9.III.王子と王女
10.IV.バグダードの祭り、海、青銅の騎士の立つ岩での難破
演奏:アルミン・ジョルダン指揮・スイス=ロマンド管弦楽団
11.リムスキー=コルサコフ:ロシアの復活祭序曲「輝かしい日曜日」作品36
演奏:アルミン・ジョルダン指揮・スイスーロマンド管弦楽団
12.リムスキー=コルサコフ:サルタン皇帝の物語-熊蜂の飛行
演奏:アンドレ・クリュイタンス指揮・フィルハーモニア管弦楽団
CD2 
1.ムソルグスキー:禿山の一夜(オーケストレーション:リムスキー=コルサコフ)
演奏:チャールズ・マッケラス指揮
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
2.ムソルグスキー:ホヴァンシチーナ序曲
演奏:マリス・ヤンソンス指揮・オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
3.ムソルグスキー:展覧会の絵-キエフの大門
演奏:ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
4.チャイコフスキー:1812年序曲 作品49
演奏:マリス・ヤンソンス指揮・オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
5.チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲-主題
6.-第1変奏
7.-第2変奏
演奏:ヴァレリー・ゲルギエフ指揮・マリインスキー劇場管弦楽団、
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
8.チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ(弦楽四重奏曲第1番)
演奏:スティーヴン・イッサーリス(チェロ)、
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
ヨーロッパ室内管弦楽団
9.チャイコフスキー:「四季」-舟歌 (6月)
演奏:ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
10.チャイコフスキー:白鳥の湖-第2幕 情景
演奏:アンドレ・プレヴィン指揮・ロンドン交響楽団
11.チャイコフスキー:くるみ割り人形-花のワルツ
演奏:パーヴォ・ヤルヴィ指揮・フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
12.チャイコフスキー:眠れる森の美女-ワルツ 
演奏:リッカルド・ムーティ指揮・フィラデルフィア管弦楽団
13.チャイコフスキー:交響曲第5番 作品64 -ワルツ
演奏:アンドリュー・リットン指揮・ボーンマス交響楽団
14.チャイコフスキー:交響曲第6番 作品74「悲愴」
-アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ
15.-アダージョ・ラメントーソ
演奏:ミハイル・プレトニョフ指揮・ロシア国立管弦楽団
CD3
1.グリンカ:ルスランとリュドミラ序曲
演奏:ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮・バイエルン歌劇場管弦楽団
2.リャードフ:魔法にかけられた湖
演奏:アントニオ・パッパーノ指揮
ローマ・サンタ・チェチーリア・アカデミー管弦楽団
3.グラズノフ:ライモンダ 作品57 序曲
演奏:パーヴォ・ヤルヴィ指揮・フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
4.ラフマニノフ:ヴォカリーズ 作品34-14
演奏:ナタリー・デセイ(ソプラノ)、ミハエル・シェーンヴァント指揮
ベルリン交響楽団
5.ラフマニノフ:前奏曲作品3-2
6.ラフマニノフ:前奏曲作品23-5
演奏:ドミトリ・アレクセーエフ(ピアノ)
7.ラフマニノフ:東洋風舞曲 作品2-2
演奏:トゥルルス・モルク(チェロ)、ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)
8.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番:モデラート
演奏:ジャン=ベルナール・ポミエ(ピアノ)、
ローレンス・フォスター指揮、ハレ管弦楽団
9.プロコフィエフ:ロメオとジュリエット 作品64-騎士たちの踊り
10.プロコフィエフ:3つのオレンジへの恋-行進曲
演奏:パーヴォ・ヤルヴィ指揮・フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
11.プロコフィエフ:ピーターと狼(抜粋)
演奏:ミシェル・プラッソン指揮・トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団
12.ストラヴィンスキー:春の祭典-大地礼賛
演奏:ケント・ナガノ指揮・ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
13.ハチャトゥリアン:ガイーヌ-剣の舞
演奏:パーヴォ・ヤルヴィ指揮・フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
14.ショスタコーヴィチ:管弦楽組曲 第1番-ワルツ第2番
演奏:パーヴォ・ヤルヴィ指揮・フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
マルチパック、表記はフランス語のみ
2012年、フランスのナントで一足早く開催された本場のラ・フォル・ジュルネ
音楽祭のテーマに合わせてコンパイルされ、音楽祭の会場でも販売され好評を博
した3枚組のお得なコンピレーション・アルバム。リムスキー=コルサコフ、ボ
ロディン、ムソルグスキーにチャイコフスキー、グリンカ、グラズノフ、ラフマ
ニノフ、ストラヴィンスキーなどロシアの作曲家たちの名曲を厳選収録!

<deutsche harmoniamundi>
8869783456-2 ¥1550
『チマローザ(アーサー・ベンジャミン編):オーボエ協奏曲ハ長調(原曲:ピア
ノ・ソナタ)』
『ベッリーニ:オーボエ協奏曲変ホ長調』
『マルチェッロ:オーボエ協奏曲ニ短調』
『ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲ハ長調RV.447』
『アントニオ・パスクッリ:ドニゼッティの歌劇「ファヴォリータ」の主題
による協奏曲』
『グルック:「精霊の踊り」-歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」』
フランソワ・ルルー(Ob & 指揮)
ミュンヘン室内管弦楽団
《録音》 2011年12月, ミュンヘン(デジタル:セッション)
フランソワ・ルルーは、今や世界最高のオーボエ奏者と言っても過言ではな
いでしょう。彼の演奏は最初の一音でたちまちその場を魅了し、今まで聴いた
ことのないオーボエの世界へと導いてくれます。その音色はソプラノのように
華麗に歌い上げ、時にはバリトンのように勇ましい音楽を奏で、聴衆を堪能さ
せてくれます。幅広いレパートリーを持つルルーは、主要協奏曲や、レ・ヴァ
ン・フランセでの管楽アンサンブルなどで多くの録音を行っていますが、ここ
に収録された有名な協奏曲らなどは満を持しての初録音となります。柔らかく
艶やかで伸びのある音色。見事な息継ぎの細かなニュアンスによって発せられ
る音楽からは、一つ一つの音符に説得力を感じられることでしょう。

8869195511-2 10枚組 ¥2980
初回生産限定盤
【受難とミサ】
1500年代半ばから 1700年代前半に作曲された、キリストの受難を題材とした名
曲を集めたボックスです。レオンハルトの名盤「バッハ:マタイ受難曲」。ヤー
コプスによる2つのアルバムの名演など、後期ルネッサンスからバロック時代、
様々な地域の様式による作曲法の違いなどもお聴きいただけます。
●Disc 1-2【J. S.バッハ:『ヨハネ受難曲 BWV.245』(全曲)】
クリストフ・プレガルディエン(T:福音史家),
ハリー・ファン・デル・カンプ(Bs:イエス ),
バルバラ・シュリック( Sp),ルネ・ヤーコプス(C-T),
ニコ・ファン・デル・メール(T), マックス・ファン・エグモント(Bs)
シギスヴァルト・クイケン(指揮), ラ・プティット・バンドと合唱団
この作品のこれまでの演奏解釈を新たに塗り替えた名演です。この作品はバッハ
の初めての大規模な宗教曲として、ライプツィヒのトマス・カントールに就任後
の最初の聖金曜日のために作曲され、晩年になって総譜の清書が完成しました。
「マタイ受難曲」とは異なり合唱が中心となって緊迫感に満ちた受難を感じさせ
る劇的な表現が特徴で、今日の福音史家を代表する名歌手プレガルディエンをは
じめとするソリストとラ・プティット・バンドをシギスヴァルト・クイケンが率
いて、神秘的とさえいえる静かな情感溢れる音楽世界を見事に表現しています。
[録音] 1987年(デジタル:セッション)
●Disc 3-5【J. S.バッハ:『マタイ受難曲 BWV.244』(全曲)】
クリストフ・プレガルディエン(T:福音史家),
マックス・ファン・エグモント(Bs:イエス ),
クリスティアン・フリークナー(B-S), マクシミリアン・キーナー(B-S),
ルネ・ヤーコプス(C-T), ディヴィッド・コルディア(C-T),
マルクス・シェーファー(T), ジョン・エルウィ
ス(T), クラウス・メルテンス(Bs), ペーター・リカ(Bs),
グスタフ・レオンハルト(指揮),
ラ・プティット・バンドと男声合唱団,テルツ少年合唱団
古楽演奏の至高の巨匠レオンハルトが満を持して録音したバッハの最高傑作です。
当時の編成に基づいて、ソロ&合唱とも全て男声によった唯一の盤です。テルツ
少年合唱団員のボーイ・ソプラノを含む、プレガルディエンやヤーコプスらの声
楽ソリストと、クイケン三兄弟がソロをとるラ・プティット・バンドという完璧
な布陣で、すべての音に意味が込められた深い感動を誘う名盤です。オリジナル
楽器による古楽演奏が到達した高い水準の最良の成果がここにあります。 
[録音] 1989年(デジタル:セッション)
●Disc 6【パレストリーナ:ミサ曲集】
『幸いなるかな天の女王』『聖土曜日の哀歌』『誇り高い地上の支配者達は』
『ミサ・イン・ミノリブス・ドゥプリチブス II』
ドミニク・ヴェラール(指揮)
アンサンブル・ジル・バンショワ, コルマー少年合唱団, 
バーゼル・スコラ・カントゥルム
3つの合唱団が合同演奏をおこなった、パレストリーナの宗教合唱作品集。コル
マー少年合唱団は、イギリス系やテルツ少年合唱団とは違った独特の声を持ち、
この演奏の成功に深く寄与しています。それによって全体としても十分な美しさ
をもった聴き応えのある素晴らしい演奏に仕上がっています。なお、アルト・
パートは、ルネ・ヤーコプスの弟子2人(アンドレアス・ショル&太刀川昭)を起
用して、中声部の深い声でしっかりと支えます。 
[録音] 1993年(デジタル:セッション)
●Disc 7【レヒナー:宗教的合唱作品集】
『キリストの受難と苦悩の物語(ヨハネ受難曲)』
『ミサ曲「主よ、われらの主は」』『モテット「主はわたしの羊飼い」』
『モテット「ほめたたえよ、しもべ達よ」』
ラインハルト・カムラー(指揮)
アウグスブルク大聖堂少年合唱団
レオンハルト・レヒナー(1553?-1606)は、ラッスス率いるミュンヘン宮廷聖歌隊
に加わり師事。後にニュルンベルクに移りプロテスタントに改宗。さらにシュ
トゥットガルトへ転出して楽長を務めました。ハスラーと並んで16世紀後半の最
も重要な作曲家のひとりです。 
[録音] 1986年(デジタル:セッション)
●Disc 8【ローレ:ヨハネ受難曲】
パウル・ファン・ネーヴェル(指揮)
ウエルガス・アンサンブル
チプリアーノ・デ・ローレ(1516-1565)は、若いころにイタリアへ行き、フラン
ドル楽派のポリフォニーとイタリアの抒情的な詩を結びつけた作品を残しました。
ここに収録された受難曲は、淡々と話を進ませ、語り手、登場人物、群衆を区別
する書方がされており、後の世の多くの受難曲の作曲家に手本となっています。
[録音]1988年(デジタル:セッション)
●Disc 9【ゼレンカ:エレミアの哀歌】
ルネ・ヤーコプス(C-T、指揮)
ギイ・ドゥ・メイ(T),クルト・ヴィトマー(Bs)
バーゼル・スコラ・カントゥルム器楽アンサンブル
ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745)は、ボヘミアで生まれプラハで音楽教
育を受け、1710年にドレスデンの宮廷オーケストラのコントラバス奏者として活
躍。1716年にウィーンとイタリアを訪れ、フックスとロッティに師事しました。
旋律が豊かで対位法が駆使されたこの作品は、レチタティーヴォとアリアが交互
に現れ、劇的な効果を生んでおり、例えようのない美しさに満ちた名演です。
[録音] 1982年(ステレオ:セッション)
●Disc 10【アレッサンドロ・スカルラッティ:ヨハネ受難曲】
ルネ・ヤーコプス(C-T:福音史家),
クルト・ヴィトマー(Bs:イエス )
バーゼル・マドリガーリステン,バーゼル・スコラ・カントゥルム弦楽アンサン
ブル1680年頃に初演されたと考えられる、A・スカルラッティ最初期の作品のひ
とつです。ラテン語の「ヨハネによる福音書」の第18-19章の言葉を、ほとんど
変更せずにレチタティーヴォ様式で作曲された作品です。きわめて内面的な抒
情性に富んだ作品といえましょう。 
[録音] 1981年(ステレオ:セッション)




<Sony Classical>
8869797400-2 ¥1550
ドビュッシー
1.交響詩「海」
2.牧神の午後への前奏曲
3.管弦楽のための映像
フランス国立管弦楽団
指揮:ダニエレ・ガッティ
ドビュッシー生誕 150周年を記念してソニー・クラシカルからリリースされるの
は、イタリアの巨匠指揮者ダニエレ・ガッティ指揮するフランス国立管弦楽団に
よる、ドビュッシーの代表的なオーケストラ曲を集めた1枚です。現在51歳、フ
ランス国立管音楽監督とチューリヒ歌劇場首席指揮者を兼任し、ウィーン・フィ
ルをはじめとするメジャーオケやバイロイト、ザツブルクなど著名な音楽祭の常
連であるにもかかわらず、録音が極端に少ない「幻の巨匠」であり、セッション
によるオーケストラ録音は久々となります。交響詩「海」「牧神の午後への前奏
曲」「管弦楽のための映像」という20世紀音楽語法に革新をもたらした傑作にお
いて、ガッティは名門フランス国立管の明晰な響きを生かし、緻密でありながら
も、躍動感あふれるダイナミックな演奏を繰り広げています。このコンビによる
初録音です。

8869197418-2 ¥1250
The Priests The Best of The Priests
1 Ave Maria
2 Panis Angelicus
3 Irish Blessing
4 Pie Jesu
5 Abide With Me
6 How Great Thou Art
7 Amazing Grace
8 Benedictus
9 King Of Kings
10 You'll Never Walk Alone
11 Danny Boy*新録
ローマ・カトリックの現役神父3人組 “ザ・プリースツ ”によるベスト!
2008年ロンドンのウェストミンスター大聖堂にて SONY BMG(当時)と 100万ポン
ドの契約を結び、大きな話題を呼んだ現役神父3人組。レコーディング・アーティ
ストとなった後も、変わらず聖職者として活動し続け、その歌声はしばしばロー
マ法王の前でも披露された。そんな彼らのこれまでが詰まったベスト・アルバム!
そして新録音源として「 Danny Boy」を収録。売上は彼らが現在取り組んでいる、
カンボジア/ウガンダ/タイに学校を設立する活動、またホームレス支援に充て
られます。




<deutsche harmonia mundi>
8869195307-2 10枚組 ¥2800
初回生産限定盤
【 Disc1&2】
『平均律クラヴィーア曲集第1巻 B WV.846-8 69』
《録音》 1972-1 973年,(ステレオ:セッション)
【 Disc3&4】
『平均律クラヴィーア曲集第2巻 B WV.870-8 93』
《録音》 1967年,(ステレオ:セッション)
【 Disc5&6】
『フーガの技法 BWV.1080』『パルティータ ロ短調B WV.831(フランス風序曲)』
『イタリア協奏曲ヘ長調B WV.971』
『プレリュード、フーガとアレグロ 変ホ長調B WV.998』
《録音》 1965-1 969年,(ステレオ:セッション)
【 Disc7】
『トッカータ ニ短調B WV.913』『愛しきイエスよ、我らはここに BWV.731』
『キリストは死のとリことなられても BWV.718』『我汝に別れを告げんBWV.736』
『キリスト者よ、汝らともに神を讃えよB WV.732』
『キリエ、父なる神よB WV.672』
『クリステ、世の人すべての慰めなるキリストよB WV.673』
『キリエ、聖霊なる神よB WV.674』『いと高き神にのみ栄光あれB WV.675』
『「いと高き神にのみ栄光あれ」によるフゲッタB WV.679』
『「これぞ聖なる十戒」によるフゲッタB WV.679』
『「我ら皆唯一の神を信ず」によるフゲッタB WV.681』
『天にましますわれらの父よB WV.683』
『我らの主キリスト、ヨルダン川に来り BWV.685』
『深き淵より、我汝に呼ばわるB WV.687』
『「我らの救い主なるイエス・キリスト」によるフーガ BWV.689』
『前奏曲とフーガホ短調BWV.533』
《録音》 1988年,(デジタル:セッション)
【 Disc8&9】
『ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタB WV.1014-1 019』(6曲)
《録音》 1973年,(ステレオ:セッション)
【 Disc10】
『ゴルトベルク変奏曲ト長調B WV.988』
《録音》 1976年,(ステレオ:セッション)
《演奏》 グスタフ・レオンハルト [Cemb, Org(Disc7)],
シギスヴァルト・クイケン [Vn(Disc8&9)]
《録音》 1965-1 976年(ステレオ:セッション)
2012年1月に亡くなられた偉大なるチェンバロ奏者、グスタフ・レオンハルト。
あのブリュッヘンをして「彼は現代のバッハだ」と言わしめた、彼の優れて知的
なアプローチと洞察力豊かな演奏ばかりを収録したものです。

8869195308-2 10枚組 ¥2800
初回生産限定盤
【Disc1】《モーツァルト:アリアとデュエット集》
『歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」K.588-アリア「ぼくのご婦人方」』
『レチタティーヴォ「あわれな男よ!夢なのか、それともうつつなのか?」&アリ
ア「あたり吹くそよ風よ」K.431』『歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」K.588-
デュエット「運命に対して命令するのは」』『「お前と別れる今,ああ,娘よ」
K.513』『アリア「運命は恋する者に」K.209』『歌劇「偽りの女庭師」K.196
-アリア「イタリア式のやり方で」』『歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527-カン
ツォネッタ「ああ!窓辺においで」(ドン・ジョヴァンニのセレナード)』
『歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」K.588-アリア「いとしいひとの愛のそよ風
は」』『アリエッタ「手に口づけすれば」K.541』
『アリア「どうか,詮索しないで下さい」K.420』
『歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」K.588-アリア「彼に眼を向けなさい」』
『カンタータ「悔悟するダヴィデ」K.469-アリア「数知れぬ苦しみのさなかで」』
『歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」K.588-デュエット「叶えておくれ,親切なそ
よ風よ」』
クリストフ・ゲンツ(T), シュテファン・ゲンツ(Br) 
《録音》2001年6月, スペイン(デジタル:セッション)
【Disc2】《ジェミニアーニ:合奏協奏曲集》
『合奏協奏曲ホ短調 Op.3-3』『合奏協奏曲イ長調 Op.2-6』
『合奏協奏曲ニ短調 Op.7-2』
『合奏協奏曲ニ短調(コレッリの『ラ・フォリア』Op.5-12による主題と23の変奏)』
『合奏協奏曲ト短調 (コレッリのソナタ Op.5-5による)』
『合奏協奏曲ハ短調 Op.2-5』
《録音》1984年(デジタル:セッション)
【Disc3】《J・S・バッハ:カンタータ集》
『カンタータ第9番「救いはわれらに来れり」BWV.9』
『カンタータ第94番「われいかで世のことを問わん」BWV.94』
『カンタータ第187番「ものみな汝を待てり」BWV.187』
鈴木美登里(Sp), マグダレーナ・コジェナー(Ms), クヌート・ショッホ(T),
ヤン・ファン・デア・クラッベン(Br)
《録音》1999年11月, アテネ(デジタ
ル:ライヴ)
【Disc4】《ゲオルク・ムファット:コンチェルトと組曲集》
『ソナタ ト長調「アルモニコ・トリブート」第5番』
『組曲ニ短調「高貴なる青春」(フロリレギウム第2集-第1曲)』
『組曲ト長調「楽しき詩歌」(フロリレギウム第2集-第2曲)』
『ソナタ ト短調アルモニコ・トリブート」第2番』 
《録音》1974年,(ステレオ:セッション)
【Disc5】《ハイドン:チェロ協奏曲集》
『チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIb-1』
『チェロ協奏曲第2番ニ長調Hob.VIIb-2』
『協奏交響曲変ロ長調Hob.I-105,Op.84*』
鈴木 秀美(Vc), 寺神戸 亮(Vn*), マルク・ヴァロン(Fg),
パトリック・ボージロー(Ob)
《録音》1998年(デジタル:セッション)
【Disc6】《ハイドン:ミサ曲集》
『ミサ曲第12番変ロ長調「ハルモニー・ミサ」Hob.XXII-14』
『テ・デウム ハ長調Hob.XXIIIc-2』
サンドラ・ピアウ(Sp), モニカ・グロープ(Ms),
クリストフ・プレガルディエン(T), ハリー・ファン・デル・カンプ(Bs),
ナムール室内合唱団
《録音》1994年9月(デジタル:セッション)
【Disc7】《モーツァルト:悔悟するダヴィデ》
『カンタータ「悔悟するダヴィデ」K.469』
『アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618』
クリスツィーナ・ラーキ(Sp), ニコーレ・ファリン(Sp),
ハンス=ペーター・ブロホヴィッツ(T), オランダ室内合唱団
《録音》1985年4月(デジタル:セッション)
【Disc8-10】《ラモー:ゾロアストル》
『歌劇「ゾロアストル」(全曲)』
アニュス・メロン(Sp), グレタ・ド・レイヘール(Sp), ジャック・ボナ(Br),
グレゴリー・ラインハルト(Bs), ミシェル・ヴェルシェーヴ(Bs),
ミーケ・ファン・デル・スルス(Sp), フランソワ・フォーシェ(Bs),
フィリップ・カントール(Br), ジョン・エルウィス(T),
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント 
《録音》1983年,(ステレオ:セッション)
《演奏》
シギスヴァルト・クイケン(Vn&指揮)
ラ・プティット・バンド
S・クイケン&ラ・プティットは、今年2012年で設立40周年を迎えます。これを
記念して、彼らのベストな録音 8タイトルを収録したボックスです。

8869195305-2 8枚組 ¥2700
初回生産限定盤
【 Disc1】《知られざるスペイン・バロック 1》
『作者不詳: Cancion a dos tiples』
『アントニオ・デ・リテレス: Ah del rustico pastor』
『クリストバル・ガラン: Al espejo que retrata』
『クリストバル・ガラン: Humano ardor』
『ホセ・デ・トレス: Mas no puede ser』『ホセ・デ・トレス: Al clamor』
『作者不詳: Pasacalles I-II』
『フランシスコ・バリュス: En unnoble, sagrado firmamento』
『ファン・フランク・デ・イリバレン: Quien nos dira de una flor』
『ファン・フランク・デ・イリバレン: Viendo que Jil, hizo raya』
《録音》 1994年(デジタル:セッション)
【 Disc2】《知られざるスペイン・バロック 2》
『アントニオ・デ・リテレス:カンタータ「アチスとガラティア」』
『アントニオ・デ・リテレス:カンタータ「四大元素」』
『アントニオ・デ・リテレス: El estrago enla fineza o Jupiter y Semele』
『作者不詳: Ruede la Vola』『作者不詳: Discurso de ecos』
『作者不詳: Cancion Franzesa』『作者不詳: Diferenciassobre la gayta』
『セバスチャン・ドゥローン: Veneno es de amor la envidia』
『セバスチャン・ドゥローン: El impossible mayor en amor le venze Amor』
《録音》 1994年(デジタル:セッション)
【 Disc3】《知られざるスペイン・バロック 3》
『ホセ・デ・トレス:ミゼレーレ( 1738)』
『ファン・デ・ナバス: Tono de Miserere "Si mis hierros os tienen
pendiente"』『ホセ・デ・トレス: Lamentacionsegunda, del Jueves Santo』
『セバスティアン・デュロン: Tono a la Pasion de Christo "Quando muere el
Sol"
『セバスティアン・デュロン: Lamentacion segunda, del Viernes Santo』 
《録音》 1996年(デジタル:セッション)
【 Disc4】《知られざるスペイン・バロック 4》
アントニオ・デ・リテレス:『歌劇「四大元素」』 
《録音》 1997年(デジタル:セッション)
【 Disc5】《ホセ・デ・トレス:ソロ・カンタータ集》
『カンタータ「 Afectos amantes」』『カンタータ「 Divino hijo de Adan」』
『カンタータ「 O, quien pudiera alcanzar」』
『カンタータ「 Bosques umbrosos」』『フラ
ンシスコ・ホセ・デ・カストロ:ソナタ第1番』
《録音》 1999年(デジタル:セッション)
【 Disc6】《スペイン・バロックのカンタータとヴィリャンシーコ》
『アントニオ・デ・リテレス:カンタータ「 Fieras que el monte habitais」』
『アントニオ・デ・リテレス:ヴィリャンシーコ「 El pan de los cielos」』
『アントニオ・デ・リテレス:カンタータ「 Ven a venerar afecto mio」』
『ホセ・デ・トレス:ヴィリャンシーコ「 Andense en flores」』
『ホセ・デ・トレス:ヴィリャンシーコ「 Arpon que glorioso」』
『ホセ・デ・トレス:ヴィリャンシーコ「 Canten afectos」』
『ホセ・デ・トレス:ヴィリャンシーコ「 Perlas, luzes」』
『ホセ・デ・トレス:ヴィリャンシーコ「 Si fes moverse las piedras」』
『ホセ・デ・トレス:ヴィリャンシーコ「 Un relox」』
『ホセ・デ・サン・ファン:ヴィリャンシーコ「 Pan de angeles」』
『ホセ・デ・サン・ファン:「 Una noche que los reyes」』 
《録音》 1999年(デジタル:セッション)
【 Disc7】《アントニオ・デ・リテレス:「アチスとガラティア」》
アントニオ・デ・リテレス:『サルスエラ「アチスとガラティア」』 
《録音》 2000年(デジタル:セッション)
【 Disc8】《ホセ・デ・ネブラ:作品集》
『ミゼレーレ』『サルスエラ「 Iphigenia en Tracia」』 
《録音》 2001年(デジタル:セッション)
《演奏》
エドァルド・ロペス・バンゾ(指揮)
アル・アイレ・エスパノール
エドァルド・ロペス・バンゾは、スペイン生まれ。アムステルダムでレオンハル
トにチェンバロを学び、 1988年にオランダの器楽奏者とスペインの歌手らで、
アンサンブル「アル・アイレ・エスパノール」を結成しました(のちに器楽奏者
は、スペインのメンバーに移行 )。彼らのチームスピリットは、パフォーマンス
の卓越性によって、それまでの決まり文句に対抗し、過去の音楽に新しい生命を
吹き込んでいきます。忘れられていたスペインのバロック作曲家に光を当て、現
代の観客の前にまるでポピュラー音楽のように現わします。それは単なるフラメ
ンコのように舞う音楽を取り入れる、というだけでなく当時の哲学研究をも取り
入れています。ここに収録された録音は、様々な賞を受賞した録音ばかりです。




<SONY CLASSICAL>
8869756036-2 ¥1200
ベートーヴェン:ピアノ四重奏曲変ホ長調 作品16
シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調 作品47
アイザック・スターン(ヴァイオリン)、ハイメ・ラレード(ヴィオラ)、
ヨーヨー・マ(チェロ)、エマニュエル・アックス(ピアノ)
巨匠スターンを中心にした仲間たちとの心はずむ室内楽。
現代最高のチェリストとして活躍するヨーヨー・マはソリストとしてはもちろ
ん、巨匠アイザック・スターンを中心に仲間たちと室内楽作品を数多く録音して
いる。本作はピアノに 名手エマニュエル・アックス、ヴィオラにハイメ・ラレ
ードを迎えたピアノ・カルテットの醍醐味があじわえる1枚。

8869755360-2 ¥1200
ドヴォルザーク:
Concerto in B minor for Cello and Orchestra, Op. 104
Silent Woods for Cello and Orchestra in D-flat Major, Op. 68 No. 5
Rondo for Cello and Orchestra in G minor, Op. 94
チェロ協奏曲の中でも圧倒的な人気を誇るドヴォルザークのチェロ協奏曲。ヨー
ヨー・マは “ドヴォ・コン ”を2度録音しており、本作品はマゼール指揮ベル
リン・フィルと共演した1回目 *(1986年)の録音である。 *2回目は96年、クルト
・マズア指揮ニューヨーク・フィルとの共演。カップリングには「森の静けさ」、
「ロンドト短調」を収録している。みずみずしいチェロの響き、強靭なオーケス
トラ・サウンドが楽しめる充実の名盤。

8869756128-2 2枚組 ¥1600
J.S.バッハ:
(1) 無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調  BWV 1007
(2) 無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調  BWV 1008
(3) 無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調  BWV 1009
(4) 無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調  BWV 1010
(5) 無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調  BWV 1011
(6) 無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調  BWV 1012
ヨーヨー・マ(チェロ)
チェリストにとって旧約聖書といわれる「バッハ:無伴奏チェロ組曲」。ヨーヨ
ー・マは82年に全曲録音しているが本作は2回目の録音となる97年発表作品。
90年代、ジャンルを越えたアーティストたちの共演により新境地をひらいたヨー
ヨー・マはこの「無伴奏」プロジェクトで映像作品を完成させ、本作はサントラ
として発売されたもの。ヨーヨー・マの代表作の1つとして絶賛され世界的なベ
スト・セラーとなっている。

8869756125-2 ¥1200
Seven Years in Tibet(Remastered)
1 Seven Years in Tibet from Seven Years in Tibet
2 Young Dalai Lama and Ceremonial Chant
3 Leaving Ingrid
4 Peter's Rescue
5 Harrer's Journey
6 The Invasion
7 Reflections
8 Premonitions
9 Approaching the Summit
10 Palace Invitation
11 Heinrich's Odyssey
12 Quiet Moments
13 Regaining a Son
14 Seven Years in Tibet(Reprise)
ジョン・ウィリアムズによるスコア、ヨーヨー・マの美しいチェロの音色が溶け
合う珠玉のサウンドトラック。
実在の登山家ハインリヒ・ハラーと若き日のダライ・ラマの魂の交流を、ブラッ
ド・ピット主演で描いた 1997年公開映画『 Seven Years in Tibet』(セブン・
イヤーズ・イン・チベット)。監督は「愛人 /ラマン」「薔薇の 名前」で知られ
るフランスの 名匠ジャン=ジャック・アノー。スコアは今年80歳をむかえた
フィルム・コンポーザーの巨匠=ジョン・ウィリアムズによる書き下ろし。

<NAXOS> 各1枚 ¥1000
8.559699
イエディディア:即興曲・夜想曲・世界の舞曲
1.世界の舞曲(2010)/2.さようなら、ナタニエル(2007)/3.詩曲(1995)
4.夜想曲(2010)/5.小協奏曲(2007)/6.即興曲(2010)
アレクサンダー・フィッターシュタイン(クラリネット)
ロン・イエディディア(ピアノ)
/アルノー・サスマン(ヴァイオリン)…5
メリッサ・リアードン(ヴィオラ)…5
ニコラス・カネッラキス(チェロ)
1960年、テルアビブ生まれの作曲家イエディディア(1960-)の作品集です。彼
の作品は多様性と想像力に満ちていて、世界的に高く評価されています。2007
年にはシアトル室内楽協会初の委嘱作曲家に選ばれ、精力的に作品を発表して
います。このクラリネット作品集は、とりわけ感動的で親しみやすいもので、
現代音楽につきものの難解さは一かけらもありません。
トラック1.4.6の3曲は、彼の友人であるイギリスのウェラー一家の双子の誕生
を祝うために書かれた曲で、異なるスタイルの3曲に、多様な表現と世界の平
和を込めた喜ばしく輝かしい音楽です。「さようなら、ナタニエル」は海の事
故で命を落とした彼の友人のための追悼曲。
彼の最初のクラリネット作品である「詩曲」はラフマニノフを思わせるピアノ
の伴奏に乗って、クラリネットが美しく歌います。小さい編成にもかかわら
ず、大きな世界を描きだす「小協奏曲」も魅力的です。

8.572747
オルウィン:吹奏楽編曲による映画音楽集
1.「真紅の盗賊」-序曲/2-6.「ポリー氏の歴史」-組曲
7.「最後の突撃」-行進曲/8-11.「絶壁の彼方に」-組曲
12.「春風と百万紙幣」-ワルツ
13-15.「スイスファミリーロビンソン」-組曲
16.「真の栄光」-行進曲/17-21.「若い河」-組曲/22-23.「難破船」-組曲
24.「砂漠の勝利」-組曲 ※マーティン・エレビー編曲
王立ノーザン音楽大学ウインド・オーケストラ
クラーク・ランデル(指揮)…2-6.7.8-11.17-21
マーク・ヘロン(指揮)…1.12.13-15.16.22-23.24
「完璧なる映画音楽作曲家」ウィリアム・オルウィン(1905-1985)の数々の作
品を、吹奏楽アレンジで聴く1枚。これがまたカッコイイことこの上なし。
1957年生まれのイギリスの作曲家、M.エレビーの編曲は、オルウィンのインス
ピレーションを完全に理解し、持ち味であるスコットランドの旋律も生かし
つつ、魅力的な音で再創造しているのです。中には日本で未公開の映画も含
まれますが、それは想像力を駆使して楽しむことにしましょう。勇壮なトラ
ック7の行進曲、ロマンティックなトラック12のワルツ。その他全て、、どれ
を聴いても鮮やかでわくわくしてしまいます。

8.572428
セヴラック:ピアノ作品集 第2集
1.ひなたで水浴びする女たち(バニュルス=シュル=メルの思い出)
2.騒ぎたてるニンフ、または不謹慎な牧神(ダンス・ノクトゥルヌ)
3.夾竹桃の下で
4-11.休暇の日々から 第1集(シューマンへの祈り/城と公園-1:おばあさまが
撫でてくれる/城と公園-2:小さなお隣さんたちが訪ねてくる/城と公園-3:
教会のスイス人に扮装したトト/城と公園-4:ミミは侯爵夫人の扮装をする/
城と公園-5:公園でのロンド/城と公園-6:古いオルゴールが聞こえるとき/城
と公園-7:ロマンティックなワルツ)
12-14.休暇の日々から 第2集(3つの小品)(ショパンの泉/鳩たちの水盤
(ブランシュ・セルヴァ補筆)/2人の騎兵)
ホルディ・マソ(ピアノ)
スペイン貴族に連なる旧家に生まれたセヴラック(1872-1921)のピアノ曲は、
どこか懐かしく、また、普通のフランス音楽とは一味違った雰囲気を有して
います。それは彼の郷里ラングドック(南フランスの地中海に面した地域)の
響きであり、彼が師事したアルベニスの影響も少なからずあるのでしょう。
その作品はどれも柔和な光を帯び、また明るく屈託のないもので、演奏に要
求される技巧もそれほど高いものではありません。最近ピアノ曲の再評価は進
みつつありますが、どちらかというとフランス系の演奏者が多く取り上げて
いたのですが、このNAXOS盤では、スペイン音楽を得意とするホルディ・マソ
が力強くこれらの曲を歌い上げていて、セヴラック作品の持つ多面性に光を
あてているかのようです。シューマンから影響を受けたと言われる「休暇の
日々から」は、第7曲の「ロマンティックなワルツ」がよく知られていますが、
やはり全曲聴いてこそ、この作曲家の真価を理解できるのではないでしょう
か?

8.570893
サラサーテ:ヴァイオリンとピアノのための作品集 第3集
1.ボレロ Op.30/2.ソルチコ・ドゥルパラギーレ Op.39
3.アンダルーサのセレナーデ Op.10
4.さようなら、わが山々よ-スペイン舞曲 Op.37/5.眠り Op.11
6.夢 Op.4/7.序奏とファンダンゴ Op.40/8.幻想曲-カプリース
9.子守歌と祈り Op.17/10.信頼 Op.7
11.グノーの「ミレイユ」によるカプリース Op.6
12.スコットランドの歌 Op.34/13.チリの鳥たち/14.別れ Op.9
楊天堝(ヴァイオリン)/マルクス・ハドゥッラ(ピアノ)
ヴァイオリンの名手で、超絶的な技巧を駆使した華やかな作品を数多く書い
たサラサーテ(1844-1908)。しかし、彼の作品をまとめて聴いてみようとする
と、実はあまり録音が多くないことに気が付きます。そんなサラサーテの作
品に光を当てたのがこのシリーズです。この第3集には、最近出版されたばか
りの「チリの鳥たち」(トラック13)も収録。この曲はサラサーテが1871年に
南米ツアーを行った時に作曲したもので、高い声で鳴き交わす極彩色の南国
の鳥たちが見事に描かれています。思わず窓を開けて、空を見上げたくなる
ような楽しい曲です。ヴァイオリンを演奏するのはおなじみの楊天堝。現代
最高の「サラサーテ弾き」の彼女の美音を心行くまでお楽しみください。全
てのヴァイオリン好きに贈る極上の1枚です。

8.572574
ロス・ハリス:
1-4.交響曲 第2番(2006)-ヴィンセント・オサリヴァンの詩による
5-8.交響曲 第3番(2008)※世界初録音
マドレーヌ・ピラード(S)…1-4
オークランド・フィルハーモニー管弦楽団
マルコ・レトーニャ(指揮)
ニュージーランドの作曲家、ロス・ハリス(1945-)はクライスト・チャーチと
ウェリントンで学び、30年以上に渡ってヴィクトリア大学で教鞭を執った後、
2004年に早期退職をして、現在ではフリーランスで活躍。オペラや管弦楽曲
など多くの作品を書いています。このアルバムには彼の交響曲を2つ収録。彼
の「しばしば美しく、時には恐ろしい」作品をじっくり味わってみてくださ
い。交響曲第2番は、第一次世界大戦中、戦地の女性と恋に落ち、脱走した
ニュージーランド兵をテーマにしたヴィンセント・オサリヴァンの詩を題材
にしたもので、壮大なファンファーレに聴きほれていると、瞬時に地獄のよ
うな世界へと突き落とされる「油断ならない」音楽です。交響曲第3番はマル
ク・シャガールの絵画に触発された作品で、クレズマー(ユダヤの伝統音楽)
風の響きを挟み込みながら、詩的で幻想的な音楽が展開されます。2曲とも各
楽章は速度表示のみが記される素っ気ないものですが、内容は驚くほどに豊
かで雄弁さを誇っています。オークランド・フィルハーモニー管弦楽団のた
めに作曲され、ニュージーランドの権威ある「SOUNZコンテンポラリー賞」を
受賞しています。

8.572348
マクスウェル=デイヴィス:
1-4.交響曲 第1番(1976)
5.ラスベガスのメイヴィス(1997)
Collins Classicsより移行盤
BBCフィルハーモニー管弦楽団
マクスウェル=デイヴィス(指揮)
1973年当時、豊かな自然に溢れたオークニー諸島に移住していたマックスウェ
ル=デイヴィス(1934-)は、ジョージ・マッカイ・ブラウンの詩に触発された
小さな作品を構想します。この地の風景と、圧倒的な海の存在感を描くべく
書かれた「ブラック・ペンテコスト」というその曲ができた時、作曲家自身
も、これが大きな交響曲になるとは思ってもいなかったと言います。そのほ
ぼ3年後、4つの楽章を持つ「交響曲第1番」として完成したこの作品には、彼
らしい魔術的雰囲気と、混沌とした風景がないまぜとなった創造性に満ちた
音楽が溢れています。ディヴィス自身は「シベリウスの5番の和音で終わる」
と説明していますが、その面影が聞き取れるでしょうか?「ラスベガスのメ
イヴィス」は1995年、彼が自作を演奏するためにアメリカを訪れた時の印象
を描いたもの。メイヴィスとは彼の名前をコンピューターに登録する際、こ
の短縮形の方が都合が良かったからだそうです。

8.572818-19 2枚組
ヴェルディ:オペラからのバレエ音楽全集
(CD1)
1.歌劇「オテロ」:第3幕第7場/2-4.歌劇「マクベス」:第3幕第1場
5-8.歌劇「イェルサレム」:第3幕第1場
9.歌劇「ドン・カルロ」:第3幕第2場
(CD2)
1.歌劇「アイーダ」:第1幕第2場/2.歌劇「アイーダ」:第2幕第1場
3.歌劇「アイーダ」:第2幕第2場/4-6.歌劇「トロヴァトーレ」:第3幕第1場
7-10.歌劇「トロヴァトーレ」:第3幕第2場
11-14.歌劇「シチリア島の夕べの祈り」:第3幕 第2場
ボーンマス交響楽団
ホセ・セレブリエール(指揮)
もともとバレエは、イタリアの合唱曲に踊りを加えたことが起源とされます
が、19世紀前半のフランスではオペラの中に必ずバレエを含むことが条件と
され、ヴェルディ(1813-1901)のみならず、ワーグナーさえ、自作をパリで
演奏するためにはバレエを付け加えなくてはいけなかったエピソードが知ら
れています。このユニークなプログラムは、ヴェルディのオペラから全ての
「バレエ音楽」を集めたものです。なんといっても、「アイーダ」「オテロ」
「シチリア島の夕べの祈り」を除くと、他のほとんどの作品はバレエ部分を
カットすることが通例であり、これらを耳にする機会はなかなかないのです。
セレブリエールとボーンマス交響楽団は、この珍しいレパートリーを血気盛
んに演奏することで、曲の必然性を炙り出すことに成功しています。

8.572741
レスピーギとエルガーによるJ.S.バッハ編曲集
《レスピーギ(1897-1936)による編曲》
1-3. 3つのコラールプレリュード P167 (「いざ来ませ、異邦人の救い主」
BWV659:レント・アッサイ/「私の魂は主をあがめ」BWV648:アンダンテ・コン
・モート・エ・スケルツァンド/「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV645:アンダンテ)
4-7.ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 P85(原曲:BWV1023)
8-9.前奏曲とフーガ ニ長調 P158(原曲:BWV532)
10.パッサカリアとフーガ ハ短調 P159(原曲:BWV582)
《エルガー(1857-1934)による編曲》
11-12.幻想曲とフーガ ハ短調 Op.86(原曲:BWV537)
イルッカ・タルヴィ(ヴァイオリン)…4-7
シアトル交響楽団
ジェラール・シュウォーツ(指揮)
いつの世もバッハ(1685-1750)の作品から多くのインスピレーションを受け取
る人が多いものです。このアルバムではレスピーギとエルガー、2人の大作曲
家による編曲をお楽しみいただけます。「ローマ三部作」で絢爛豪華な音楽
を聴かせるイタリアの作曲家レスピーギは、1929年から30年にかけて、ヴァイ
オリン・ソナタをはじめとする幾つかの作品に大胆なオーケストレーション
を施しました。どの曲もどっしりとした低音を利かせ、重厚で荘厳な響きが
魅力的。メロディは確かにバッハなのですが、後期ロマン派の香りが強く感
じられるユニークなものとなっています。「前奏曲とフーガ」に至っては、
もう別世界の音楽へと変貌しているところが楽しい限りです。エルガーによ
る「幻想曲とフーガ」の編曲(1921年)にも注目。フーガの部分はまさに「エ
ニグマ」そのもの。壮大かつ豊かな響きに大満足間違いありません。

8.559708
アルバート:
1.イン・コンコーディアム(1983)
2-7.ツリーストーン(1986)(『第1部』私はリーフィ・スピーフィング/グラン
ド・ファンファーレ/海鳥たち/『第2部』トリストファー・トリスタン/ファ
ーレン・グリーフス/アンナ・リヴィア・プルラベレ)
イルッカ・タルヴィ(ヴァイオリン)…1
ルーシー・シェルトン(ソプラノ)…2-7
デイヴィッド・ゴードン(テノール)…2-7
シアトル交響楽団…1
ニューヨーク室内交響楽団…2-7
ジェラルド・シュウォーツ(指揮)
ニューヨーク生まれの作曲家アルバート(1941-1992)は、「新ロマン主義」の
最も熟練した技法を持つ人として賞賛されています。彼は古典的な音楽に現代
的な技法を結びつけるべく、様々な試みを行いましたが、突然の事故でこの世
を去ってしまい、その答えは永遠に出ることはありませんでした。また知的
モダニズムの権化であった彼は、自らの作品中に難解なテキストを用いるこ
とを好み、とりわけ「翻訳不可能」とまで言われたジョイスのフィネガンズ・
ウェイクは、このアルバム中のツリーストーンを始め、交響曲第1番「リヴァ
ー・ラン」(8.559257)でも効果的に使われています。また、ヴァイオリン協
奏曲の形式を持つ「イン・コンコーディアム」では、オーケストラの楽器の
雄弁さも見事であり、これらを有機的に結び付けているヴァイオリンも、こ
れまた素晴らしい働きをしています。

8.572509
サルヴァ:
1.室内オーケストラとチェロのための協奏曲
2-4.チェロとピアノのための3つのアリア
5-8.チェロとピアノのための小組曲
9-11.スロヴァキアの合奏協奏曲 第3番
12-19.2台のチェロのための8つの前奏曲
ユージン・プロチャク(チェロ)/ヤン・スラヴィク(チェロ)…12-19
ノーラ・スクタ(ピアノ)…2-8
ユレイ・チズマロヴィチ(ヴァイオリン)…9-11
ベルナデッテ・シュナフスカ(オルガン)…9-11
スロヴァキア放送交響楽団
マリアン・レヤヴァ(指揮)
現代スロヴァキアの作曲家、サルヴァ(1937-1995)の刺激的な作品集です。彼
は幼年期から作曲に興味を示し、ジリナ音楽院でチェロ、ピアノ、アコーディ
オンを学びます。またヤン・ジマーに個人的に作曲の教えを受け、ブラティ
スラヴァの芸術学院で1958年から1960年まで研究を続けましたが、ここの保
守的な雰囲気は、彼の気質に合うことがなく、ポーランドのカトヴィツェへ
と活動の場を移し、ようやく満足の行く研究をすることができたと言います。
ペンデレツキ、グレツキらから影響を受けた彼の作品は、幼い頃から親しんだ
郷里の民族音楽と、現代的な美学を併せ持ち、豊かな音響と破壊的なパワー
が横溢したものです。このアルバムは、彼のチェロ作品を収録。とりわけチェ
ロの音色を愛していたという作曲家渾身の曲を聴くことができます。

8.559686
アメリカのマンドリンとギターの音楽集
1-3.カイザー(1962-):運命/4-8.フェボニオ(1950-):水のバラード Op.47
9.エドワーズ(1962-):奇妙なアトラクター
10-13.アクセルロッド(1960-):水銀/14-15.デルプリオーラ(1959-):ソナタ
16.ゴードン(1956-):ダイモネリックス/17.ハリントン(1955-):藍の軌跡
アーレルト&シュヴァープ・デュオ
このアルバムに収録されている作品の多くは、このアーレルト&シュヴァー
プ・デュオのために書かれています。ギターのまろやかな響きと、マンドリ
ンの煌めく響きが素晴らしく溶け合うこのアンサンブル、以前ヴァイスとホ
フマンの2人の古典的な作曲家の曲集(8.557716)で、その素晴らしい妙技を聴
かせていましたが、ここでは全く違うスタイルの音楽を、見事に表現してい
ます。緊張感に満ちた「運命」、古典的なフォルムを持った「水のバラード」、
カオス理論の一説に触発されたとりう「奇妙なアトラクター」など、様々な
形態の音が並び、時には自然を賛美し、時には電子音楽の模倣までと、一瞬
たりとも耳を離すことができません。

8.572860
グーセンス:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
1-3.ヴァイオリン・ソナタ第1番ホ短調Op.21(1918)
4.抒情詩Op.35(1919-1920)/5.古い中国民謡Op.4-1(1912)
6.ロマンスOp.57(1937)/7-9.ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.50(1930)
ロバート・ギブス(ヴァイオリン)
グスターフ・フェニェー(ピアノ)
ロンドンで生まれ、クイーンズホール管弦楽団でヴァイオリン奏者として活
躍、その後指揮者として名声を高め、1931年から1946年までシンシナティ交
響楽団を指揮、18人の作曲家たちに「愛国的なファンファーレ」(コープラン
ドの「市民のためのファンファーレ」がとりわけ有名)を委嘱したことで知ら
れるユージン・グーセンス(1893-1962)。彼は作曲家としても素晴らしい作品
を残していて、中でもヴァイオリン作品は、ラヴェルやドビュッシーなどの
印象派の影響を受けた抒情的な表情を持った注目すべき音楽です。1956年に
ちょっとしたスキャンダルで話題になってしまいましたが(彼の名前で検索す
るとすぐにわかります)、50年後の現在ならばほとんどお咎めなしだったので
はないでしょうか?こんなところにも時代が感じられます。

8.559665
ザイモント:
1-3.ソナタ(1999-2000)/4.夜想曲:頽廃的な(1979)
5-16.カレンダーのセット-12の技巧的な前奏曲(1978)
(1月/2月/3月/4月/5月/6月/7月/8月「牧歌」/9月/10月/11月/12月)
クリストファー・アトツィンガー(ピアノ)
アメリカの女性作曲家ザイモント(1945-)のピアノ曲集です。管弦楽作品
(8.559619)でもわかる通り、彼女の作風は決して前衛的ではなく、むしろロ
マンティックな風合いを持っています。ここには3つの作品が収録されていて、
どれも驚くほどの色彩感と創造性に満ちた音楽となっています。彼女の最も
挑戦的な作品と言えそうな「ソナタ」には、印象的な部分が散りばめられて
いて(とりわけ第2楽章には、あの名曲の断片が使われています)見事な仕上が
りとなっています。初期の作品である「夜想曲」では、コントラストに富ん
だ深い表現が魅力です。「カレンダーのセット」でも、現代的な響きの中に
懐かしいメロディが散りばめられた、音で聴く風物詩となっています。この
極上の小品集、1曲ずつ味わって聴いてみてください。

8.660288-90 3枚組
リムスキー=コルサコフ:
歌劇「見えざる町キーテジと聖女フェヴローニャの物語」
ユーリー・フセーヴォロドヴィチ公…ミハイル・カザコフ(バス)
フセーヴォロド・ユーリエヴィチ皇子…ヴィタリー・パンフィロフ(テノール)
フェヴローニャ…タティアナ・モノガロワ(ソプラノ)
グリーシカ・クテリマ…ミハイル・グブスキー(テノール)
フョードル・ポヤーロク…ゲヴォルク・ホコブヤン(バリトン)
少年親兵…マリカ・グロルダーヴァ(メゾ・ソプラノ)
2人の貴族…ジャンルカ・フローリス(テノール)、マレク・カルバス(バス)
グースリ弾き…リッカルド・フェラーリ(バス)
熊使い…ステファノ・コンソリーニ(テノール)
ベデャイ…ヴァレリー・グリマノフ(バス)
ブルンダイ…アレクサンダー・ナウメンコ(バス)
カリアリ劇場管弦楽団&合唱団
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指揮)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908)の最後から2作目にあたる、第14作目の
オペラは、タタールの襲来から逃れるために湖底に沈んだ町キーテジと、動
物と心を通わせることができる聖女フェヴローニャの物語を組み合わせてい
ます。6世紀に書かれたムーロムの聖フェヴローニャの伝記はロシアの習合信
仰を記した資料として評価されています。この物語は、その伝記と汎神論的
な民話、キリスト教の奇跡が結びついた類い稀なるもので、強い愛国心を帯
びた美しいメロディは、変遷するロシアの歴史に負けることなく、常に演奏
され続けました。「ロシアのパルジファル」とも称されるこのオペラ、2008
年のイタリアでの公演でお届けします。

8.572700-02 3枚組
ヘンデル:オラトリオ「テオドラ」全曲
トーマス・モレル(1703-1784)台本
テオドラ…クリスティーナ・ヴィーランド(ソプラノ)
イレーネ…ディアナ・シュミット(メゾソプラノ)
ディデイムス…フランズ・ヴィッツハム(カウンターテナー)
セプティミウス…クヌト・ショホ(テノール)
ヴァレヌス…クラウス・メルテンス(バス・バリトン)
ユンゲ・カントライ
フランクフルト・バロック管弦楽団
ヨアヒム・カルロス・マルティーニ(指揮)
三世紀初頭、キリスト教がまだ禁制であったローマ帝国の時代の物語。シリ
ア王家の娘テオドラは、異教徒の儀式参加を拒否したために捕えられてしま
います。彼女に課せられた罰は「ローマの兵士たちに蹂躙されること」。彼
女の恋人でローマの役人であるディデイムスは何とか彼女を助けようと、牢
に忍び込み脱出させようと策を弄すのですが、結局2人とも死刑を宣告されて
しまいます。愛のために殉死を遂げる2人の背後に横たわる宗教紛争や自己犠
牲の精神などたくさんの要素を盛り込んだ作品ですが、あくまでもオラトリ
オであるためか、常に格調高く、また壮大な音楽が与えられていて、オペラ
とは違った味わいを感じさせます。ヘンデル(1685-1759)はこの作品の出来栄
えに自信を持っていたようですが、初演は残念ながら不評に終わってしまっ
たのは、実のところ、聴衆はハッピーエンドを求めていたのかもしれません
ね。ヘンデルは大激怒したとのことですが・・・。

8.572733
ジョナサン・ダヴ:年月の移ろい
1-7.二重合唱とピアノのための歌曲集「年月の移ろい」(2000)
(始まり/か細き芽は、太陽に向かって美しく開く/7月の答え/熱き太陽,冷た
き炎/おお、向日葵よ/さようなら、大地の至福の別れ/野の鐘を鳴らす)
8.美しき五月に私は歩く(2001)/9.わが愛はわが内に(1998)
10.誰が殺したクックロビン(1996)
11-13.エミリー・ディキンソンの詩による3つの歌「街は走っているかのよう」
(2006)(街は走っているかのよう/私は道を見た/なんて幸せそうな小さな石)
14.生まれてくる日(1999)
15.ようこそ、この景色の中の全ての不可思議よ(1999)/16.三人の王(2001)
クリストファー・クロマー(ピアノ)…1-7
コンヴィヴィウム・シンガーズ
ネイル・フェリス(指揮)
親しみやすく、明晰な作風で知られるイギリスの作曲家ジョナサン・ダヴ
(1959-)。とりわけ彼の合唱作品はどれも魅力的であり、イギリスのみならず
世界中で人気を博しています。ここでは、彼の母親の記憶に捧げられたとい
う「年月の移ろい」を中心とした、美しいハーモニーを聴くことができます。
7つの曲からなる「年月の移ろい」はW.ブレイク、E.ディキンソン、G.ピール
ら5人の詩人のテキストを使い、時には妖艶さも感じさせながら、大地と季節
を礼賛しています。この曲集とメゾ・ソプラノのソロで歌われる「わが愛は
わが内に」以外は全て無伴奏合唱で歌われ、時にはユーモラスに、また時に
は荘厳に、声の持つ美しさと可能性を無限まで追求します。



<NAXOS>
ナクソス ― ブルーレイ・オーディオ・シリーズ ―(日本語帯付き)
●Blu-ray Audioとは
Blu-ray Audioとは、DVDの5倍以上というBlu-ray Discの大容量を活かし、高
品質の音源を収録した新しいフォーマット。ナクソスでは、このフォーマット
に24bit/88.2kHzまたは24bit/96kHzというマスタークオリティの音源をステレ
オとサラウンドの両形式で収録しました。再生にはBlu-ray Disc対応のプレ
ーヤーが必要となります。

価格:各1枚 ¥2080(NBD0001-04は除く)

NBD0001-04(Blu-ray Audio) 4枚組 ¥4500
ヴァーチャル・ハイドン
ハイドン:ピアノ・ソナタ全集
BD1.2.3…Pure AUDIO
BD4…ドキュメンタリー映像「ヴァーチャル・ハイドンができるまで」
トム・ベギン(チェンバロ)
24-bit 96kHz Stereo and Surround Recordings
ハイドン(1732-1809)のピアノ曲全集を興味深い試みによって現代によみがえ
らせるというプロジェクト「ヴァーチャル・ハイドン」。このアルバムは、
ハイドンの全ピアノ・ソナタを、「9つの仮想空間」で、特別な細工を施され
た7台の「歴史的鍵盤楽器」を弾き分けるという夢のような企画です。ハイド
ンの時代は鍵盤楽器が著しく発達した時期であり、チェンバロから現代のピ
アノへと変遷を遂げるまでに、多様な鍵盤楽器が発明され、ハイドンも時代に
即した楽器を用いて作曲していました。また、ハイドンはウィーンを皮切り
に、アイゼンシュタットのエステルハーツィ公の宮殿や、イギリスの古いコ
ンサート・ホールである「ホリウェル」など、ヨーロッパ、イギリス各地で
演奏していたことも間違いありません。そんな時代を蘇らせるために・・・
まず、各々の楽器を、無響にした研究室に持ち込み演奏することから始めま
す。次はハイドン所縁の場所に行き、各部屋の響きを採取。その「響きの特
性」を計算し、先ほどの「無響の音」にその響きを付け加えます。2.0でも申
し分ない音が楽しめますが、可能であれば5.0のサラウンドでこのディスクを
再生してみてください。すると、あら不思議。まるで、その場所でその楽器
を鳴らしたかのような、見事な演奏が目の前に立ち現れます。同梱のBlu-ray
VIDEOの映像では、3時間に渡っての演奏家&研究者であるベギンの奮闘ぶり
がご覧いただけます。彼を始めとしたチームの働きにもご注目ください。
日本語字幕が付いていますので、細かい部分も文句なしです。
〈CD版 8.501203〉

NBD0008(Blu-ray Audio)
コリリアーノ(1938-):サーカス・マキシマス
1.交響曲第3番「サーカス・マキシマス」
2.ガゼボ舞曲集(吹奏楽編
〈CD版 8.559601〉
テキサス大学ウィンド・アンサンブル
ジェリー・ジャンキン(指揮)
24-bit 88.2kHz Stereo and Surround Recordings

NBD0009(Blu-ray Audio)
マーラー(1860-1911):交響曲 第8番
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
24-bit 96kHz Stereo and Surround Recordings

NBD0010(Blu-ray Audio)
ドヴォルザーク(1841-1904):
1.交響曲 第7番 ニ短調 Op.70 B.141
2.交響曲 第8番 ト長調 Op.88 B.163
〈CD版 8.572112〉
ボルティモア交響楽団
マリン・オールソップ(指揮)
24-bit 88.2kHz Stereo and Surround Recordings

NBD0011(Blu-ray Audio)
ショパン(1810-1849):
1.ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
2.ポーランドの歌による幻想曲 Op.13
3.演奏会用ロンド 「クラコヴィアク」 Op.14
〈CD版 8.572335〉
エルダー・ネボルシン(ピアノ)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
24-bit 88.2kHz Stereo and Surround Recordings

NBD0012(Blu-ray Audio)
ショパン(1810-1849):
1.ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 Op.21
2.「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲 変ロ長調 Op.2
3.アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネ-ズ Op.22
〈CD版 8.572336〉
エルダー・ネボルシン(ピアノ)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
24-bit 88.2kHz Stereo and Surround Recordings

NBD0014(Blu-ray Audio)
ドヴォルザーク(1841-1904):
1.交響曲 第6番 ニ長調 Op.60 B.112
2.交響曲 第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」
〈CD版8.570995及び8.570714より〉
ボルティモア交響楽団
マリン・オールソップ(指揮)
24-bit 88.2kHz…1/24-bit 96kHz…2 Stereo and Surround Recordings

NBD0015(Blu-ray Audio)
シューマン(1810-1856):
ゲーテのファウストからの情景 WoO3
〈CD版 8.572430-31〉
ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
24-bit 88.2kHz Stereo and Surround Recordings

NBD0016(Blu-ray Audio)
ヴィヴァルディ(1678-1874):
1.ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 「春」 Op.8 No.1 RV 269
2.ヴァイオリン協奏曲 ト短調 「夏」 Op.8 No.2 RV 315
3.ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 「秋」 Op.8 No.3 RV 293
4.ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調 「冬」 Op.8 No.4 RV 297
5.ヴァイオリン協奏曲 変ホ長調 Op.8 No.5 「海の嵐」 RV 253
6.ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 Op.8 No.6 「喜び」 RV 180
〈CD版 8.557920〉
チョーリャン・リン(ヴァイオリン)
アンソニー・ニューマン(チェンバロ&ポジティーフ・オルガン)
セジョン
24-bit 88.2kHz Stereo and Surround Recordings

NBD0019(Blu-ray Audio)
シューベルト(1797-1828):序曲全集
1.歌劇「ヒュドラウリスになった悪魔」D.4より序曲
2.歌劇「鏡の騎士」D.11より序曲/3.序曲 ニ長調 D.12
4.序曲 ニ長調 D.26/5.歌劇「悪魔の別荘」D.8より序曲
6.歌劇「4年間の歩哨兵勤務」D.1より序曲
7.歌劇「ヴィラ・ベッラのクラウディーネ」D.239より序曲
8.歌劇「サラマンカの友人たち」D.326より序曲/9.序曲 変ロ長調 D.470
10.序曲 ニ長調 D.556/11.イタリアの様式による序曲 ニ長調 D.590
12.イタリアの様式による序曲 ハ長調 D.591
13.劇音楽「魔法の竪琴」D.644より序曲「ロザムンデ」
14.歌劇「双子の兄弟」 D.647より序曲/15.序曲 ホ短調 D.648
16.歌劇「アルフォンソとエストレッラ」D.732より序曲「ロザムンデ」
17.歌劇「謀反人たち(家庭戦争)」D.787より序曲
18.歌劇「フィエラブラス」D.796より序曲
〈CD版 8.570328 & 8.570329〉
プラハ・シンフォニア
クリスティアン・ベンダ(指揮)
24-bit 96kHz Stereo and Surround Recordings

NBD0020(Blu-ray Audio)
ランチーノ(1954-):レクイエム
〈CD版 8.572771〉
フランス放送フィルハーモニー管弦楽
エリアフ・インバル(指揮)
24-bit, 48 kHz Stereo and Surround Recordings

NBD0021(Blu-ray Audio)
シマノフスキ(1882-1937):
1.交響曲 第1番 ヘ短調 Op.15
2.交響曲 第2番 変ロ長調 Op.19
〈CD版 8.570721及び8.570722より〉
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
24-bit 88.2kHz Stereo and Surround Recordings

NBD0022(Blu-ray Audio)
シマノフスキ(1882-1937):
1.交響曲 第3番 Op.27「夜の歌」
2.交響曲 第4番 「協奏交響曲」 Op.60
〈CD版 8.570721及び8.570722より〉
リシャルド・ミンキエヴィチ(テノール)…1
ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団…1
ヤン・クシシュトフ・ブローヤ(ピアノ)…2
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
24-bit 88.2kHz Stereo and Surround Recordings

NBD0025(Blu-ray Audio)
ガーシュウイン(1898-1937):
へ調の協奏曲他
1-3.へ調の協奏曲(1925)/4.ラプソディ第2番
5.「アイ・ガット・リズム」変奏曲
オリオン・ウェイス(ピアノ)
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団
ジョアン・ファレッタ(指揮)
24-bit 96kHz Stereo and Surround Recordings

NBD0026(Blu-ray Audio)
ヤナーチェク(1854-1928):
1.グラゴル・ミサJWIII/9(最終稿)
2.シンフォニエッタJWVI/18
〈CD版8.572639〉
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団/アントニ・ヴィト
24-bit,88.2kHz Stereo and Surround Recordings

NBD0027(Blu-ray Audio)
ヴェルディ:オペラの中のバレエ音楽全集
1.歌劇「オテロ」:第3幕第7場/2.歌劇「マクベス」:第3幕第1場
3.歌劇「イェルサレム」:第3幕第1場/4.歌劇「ドン・カルロ」:第3幕第2場
5.歌劇「アイーダ」:第1幕第2場/6.歌劇「アイーダ」:第2幕第1場
7.歌劇「アイーダ」:第2幕第2場/8.歌劇「トロヴァトーレ」:第3幕第1場
9.歌劇「トロヴァトーレ」:第3幕第2場
10.歌劇「シチリア島の夕べの祈り」:第3幕第2場
〈CD版8.572818-19〉
ボーンマス交響楽団
ホセ・セレブリエール(指揮)
24-bit 96kHz Stereo and Surround Recordings



<Paladino>
PMR-0023 ¥1750
ヴェルフル:弦楽四重奏曲集
1-4.弦楽四重奏曲 ハ短調 Op.4 No.3/5-8.弦楽四重奏曲 ト長調 Op.10 No.4
9-12.弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.10 No.1
モザイク弦楽四重奏団
ウィーン美術史美術館とのコラボレーションから生まれた、歴史的にも価値ある
アルバムです。ヴェルフル(1773-1812)はザルツブルクに生まれ、ミヒャエル・
ハイドンとレオポルド・モーツァルトに音楽を学び、ピアニストとしても名声を
馳せました。「ベートーヴェンのライバル」としても知られ、ピアノで決闘を挑
み、引き分けたという逸話もあったりします。作品は、古典派の様式を守った整
然としたものですが、時として突如迸る楽想がとても魅力的です。ここで使われ
ているのは、「ウィーンのストラディヴァリ」の異名を持つ1753年生まれのフラ
ンツ・ガイセンホーフが制作した楽器で、塗料や楽器の形などに特徴があること
で知られる銘器です。この楽器を演奏するのはコンンチェントゥス・ムジクスの
メンバーからなるモザイク弦楽四重奏団。200年以上の時を経て奏でられる美し
い音色をお楽しみください。詳細なブックレットも興味深いところです。

PMR-0008 ¥1750
ブルサッティ:詩「メデア」
〈使用楽曲〉
J.S.バッハ:
無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV1012よりアルマンド
無伴奏チェロ組曲 第5番 BWV1011よりサラバンド
無伴奏チェロ組曲 第2番 BWV1008よりクーラント
無伴奏チェロ組曲 第5番 BWV1011よりジーグ
詩の朗読: ヤソン…オットー・ブルサッティ(ナレーター)
メデア…エステル・ホロジ(ナレーター)
演奏: マルティン・ルンメル(チェロ)
オットー・ブルサッティはウィーン生まれの作家&ディレクターです。ウィーン
大学で歴史、哲学、音楽学を学び、ウィーンのラジオ番組でクラシック音楽の普
及に長らく尽力しています。このアルバムは彼の自作の詩を朗読したものです。
男と女が語り合い、そこにバッハの音楽が絡み合い、言葉と音は大気に溶けて行
く・・・。言葉がわからなくとも、ひたすらドイツ語の美しい響きを味わうだけ
でも良いのかもしれません。

PMR-0001 ¥1750
フローリアン・ファイルマイア:ピアノ・リサイタル
1-6.ラフマニノフ(1873-1943):楽興の時 Op.16
7-14.ヴィラ=ロボス(1887-1959):赤ちゃんの一族-第1組曲「道化人形」
15.リスト(1811-1886):巡礼の年第2年イタリア-第7番「ダンテを読んで」
16.ベートーヴェン(1770-1827):6つのバガテル Op.126-第3番 変ホ長調
17.ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」Op.33-第7番 変ホ長調
18.ファイルマイア(1989-):ノットゥルノ
フローリアン・ファイルマイア(ピアノ)
録音 2008年11月13日オーストリア スタジオ・ヴァインベルク
1989年生まれの若きピアニスト、フローリアン・ファイルマイアのデビュー・
アルバムです。2011年にドイツ、ヴェルニゲローデにて行われたコンクールで
「Neue Sterne(新星)賞」を受賞、一躍注目を浴びています。すでにモーツァル
テウム管弦楽団を始めとした数々のオーケストラと共演し、また室内楽の分野
でも目覚ましい活躍をしている彼。このデビュー・アルバムでも、その才能の
片鱗を伺うことができるでしょう。目覚ましい技巧を誇示するよりは、じっく
り音楽を練り上げるタイプのようで、ヴィラ=ロボスなどでは、とても面白い
表現を聴くことができます。最後に置かれた自作の「ノットゥルノ」は、少し
だけスクリャビンを思わせる神秘的な音楽。いろいろな意味で楽しみな逸材登
場です。

PMR-0017 ¥1750
リュエグ:室内楽作品集
1.路面電車 ウィーンからブラティスラヴァ
2.私たちにとって、2つ、3つ、4つ…/3.農民と妻/4.冷却運動
5.ピアノ三重奏曲 第1番/6.無題、しかし愛らしく/7.カデンツラウブ
8.ヴェニ、ヴィディ、ヴィチ/9.イヴについていくつかのこと
10.ジャスト・アナザー・ラブリーソング
11.リストの愛の夢(リュエグによるクラリネットとピアノ編)
ユライ・バルトシュ(トランペット)…1
ラディスラフ・ファンゾヴィツ(ピアノ)…1
エルンスト・ヴァイセンシュタイナー(コントラバス)…2
フィリプ・フィリップ(ヴィブラフォン)…2.4.7
マティアス・クロンシュタイナー(ファゴット)…3
イヴァナ・プロスタソヴァ(ヴァイオリン)…5
ミヒャエル・ウィリアムス(チェロ)…5.10
ヴァシレ・マリアン(オーボエ)
ドミニク・シュトガー(トロンボーン)…7
アンドリュー・イェゼク(ヴィオラ)…8
トーマス・フレイ(フルート)…9
ヨリス・レロフス(クラリネット)…4.11
ヨハンナ・グロブナー(ピアノ)…3-11
1952年、スイス生まれのマティアス・リュエグ(1952-)は現在アメリカで活躍し
ているミュージシャンです。若い頃にクラシックとジャズ・ピアノを学び、様々
な場面で演奏してきました。そんな彼の音楽は、クラシックの影響を受けながら
も、極めてユーモラスな表情を持つもので、それはアメリカのビッグバンドの伝
統も受け継ぎながら、新しい技法を追求しているのです。このアルバムでもわか
る通り、彼は数多くの楽器を駆使して多彩な音を生み出すことが得意で、この夢
幻的な音は一度聴くと忘れられません。




<cpo>
777695-2 4枚組 ¥5000
エルンスト・クシェネク:交響曲全集
CD1.交響曲 第1番&第5番…999359-2
CD2.交響曲 第2番…999255-2
CD3.交響曲 第3番&ポプリ Op.54…999236-2
CD4.交響曲 第4番 Op.113&合奏協奏曲 第2番 Op.25…777210-2
ハノーファー北ドイツ放送フィル/浮ヶ谷孝夫(指揮)…CD1-3
アラン・フランシス(指揮)…CD4
フランツ・シュレーカー(1900-1991)に師事し、ドイツの歌劇場で指揮者として
活躍中に、1922年、マーラーの次女であるアンナ・マーラーと出会い、1年ほど
ではありますが、結婚生活を送ったクシェネク。その時には義父となったマー
ラーの「交響曲第10番」の一部を校正、改訂したことでも知られています。本人
がチェコの血を引いていたため、ナチス政権下では「頽廃音楽」のレッテルを貼
られ、演奏が禁止されてしまった彼の作品も、最近ようやく復興の兆しを見せて
きました。ほぼ20年前からクシェネクの交響曲録音に取り組んできたcpoレーベ
ルですが、「紛失した」とされていた交響曲第4番のスコアが最近発見されたこ
とで、ようやく全集が完結。ここにリリースできることになりました。

777518-2 ¥2450
ヤン・ファン・ヒルセ:交響曲 第3番
アイレ・アッソニー(ソプラノ)…第3&5楽章
オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
ダーヴィッド・ポルセライン(指揮)
オランダの神学者の家庭に生まれ、早くから音楽の才能を表したヤン・ファン・
ヒルセ(1881-1944)。彼はケルン音楽院でフランツ・ビュルナーに師事し、その
後、ベルリンでフンパーディンクの元で研鑽を積みます。そして1909年から1911
年にイタリアへ留学、その間にこの第3番の交響曲を作曲し、権威ある「ミヒャ
エル・ベール賞」を受賞しています。1906年から作曲が始められたこの作品は
「復活」と題されていて、第3楽章と第5楽章にはソプラノのソロが用いられてい
ます。1908年6月2日にミュンヘンで初演され、1909年3月4日にはオランダでも演
奏されています。その時、ヒルセはメンゲルベルクの指揮を望んだようですが、
それは実現しなかったようです。この曲は、彼の存命中に7回演奏されましたが、
結局のところ、不変の人気を得るまでには至りませんでした。そんな作品です
が、今こそ「復活」の時が来たのです。

777310-2 ¥2450
ユリウス・レントヘン:交響曲集
1.交響曲 第6番 ハ短調「ああ神よ、私は誰に嘆くべきか」
2.交響曲 第19番 ハ短調「B.A.C.H」
3.交響曲 第5番「死神」
コンセンサス・ヴォカリーズ/オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
ダーヴィッド・ポルセライン(指揮)
20世紀前半に活躍したオランダの作曲家、レントヘン(1855-1932)の「合唱付き」
交響曲集です。cpoファンにとって、すっかりおなじみとなったレントヘンです
が、まだまだ素晴らしい作品が埋もれているようです。今回ご紹介するのは1926
年に書かれた、古いイギリスの讃歌をテキストにした混声合唱付きの第5番、
1928年に書かれたフラマン語のテキストの伝統的な讃歌のメロディを用いた第6
番、そして1931年に書かれたバッハのソナタからメロディを転用した第19番です。
この第19番は、若い頃から心酔していたバッハへの敬意を表すために、たった
2週間で完成された作品で、冒頭のテーマが次々と繰り返され、壮大なフーガへと
発展するという、まさにバッハへのオマージュ。これは聴きごたえたっぷりです。

777449-2 ¥2450
アレクサンドル・タンスマン:
1.ピアノのためのコンチェルティーノ
2.イーゴリ・ストラヴィンスキー、追憶の石碑
3.左手のためのピアノ協奏曲
4.わが友、ダリウス・ミヨーの思い出によるエレジー
クリスティアン・ザイベルト(ピアノ)
ブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルト
ハワード・グリフィス(指揮)
1897年にポーランドのウッチで生まれたタンスマン(1897-1986)は、最初ポーラ
ンドで学ぶも、若い頃に留学したパリで自由な空気を体験することで、その音楽
性を大きく広げることができた人です。ラヴェルやストラヴィンスキーの影響も
大きく、また作品にもあるようにミヨーとは親しく交流し、一時は「フランス六
人組」への参加も打診されるほどフランスになじんでいたといいます。しかし、
やはり体に流れるのは祖国の血であったのでしょう。後年の彼はポーランドの
民族音楽やアジアの音楽を積極的に自作に取り入れ、独自の素晴らしい音楽を
創造することになります。ここでは、戦争で右手を失ったピアニスト、ヴィトゲ
ンシュタインのために書いた「左手のためのピアノ協奏曲」を始めとした、いく
つかの作品をお楽しみいただけます。映画音楽の世界でも重要な仕事をしたタン
スマンの音楽、これはくせになります。

777578-2 ¥2450
ハインリヒ・カミンスキ:弦楽オーケストラのための作品
(原曲:弦楽五重奏曲 嬰ヘ短調…ラインハルト・シュヴァルツ・シーリンク編)
ドイツ・カンマーアカデミー・ノイス
ラヴァー・スコウ・ラーセン(指揮)
バイエルン生まれの作曲家カミンスキ(1886-1946)は、一時期銀行員として働き、
その後政治学を学びますが、溢れる楽才を認められ転向、ベルリンで学んだ後は、
ピアノ教師、合唱指揮者として活躍します。ベルリン・プロイセン芸術アカデミ
ーでは作曲家のマスタークラスで指導し、あのカール・オルフも彼の門人であっ
たことで知られています。現在では、いくつかの合唱作品が知られていますが、
ここでは珍しい弦楽五重奏曲をご紹介いたします。この作品は1915年に作曲さ
れ、斬新な和声が初演時に絶賛されました。その後、彼の弟子であるラインハル
ト・シュヴァルツ・シーリングと共に弦楽オーケストラのための作品として改訂、
1929年に再演しています。全体的に緊張感を帯びた音楽は、その後の悲劇的な彼
の半生を予感させるかのように、強いエネルギーを放射しています。1933年、ヒ
トラーが政権を握ったことで職を奪われ、音楽活動もできずに1946年にさびしく
この世を去ったカミンスキ。しかしここには強い信念があります。

777584-2 ¥1700
フェルディナント・ヒラー:ピアノ作品集
1.ピアノ・ソナタ第2番Op.59/2.ピアノ・ソナタ第3番Op.78
3.3つのガゼルより第1番Op.54-1/4.3つのガゼルより第2番Op.54-2
5.ピアノのための小品集Op130より1-3.5/6.種々のピアノ小品Op.81より1-3
アレクサンドラ・エーラー(ピアノ)
ドイツ・ロマン派に属する作曲家ヒラー(1811-1885)のピアノ曲集です。フンメ
ルに師事し、ピアニストとしての腕を磨き、1827年には最晩年のベートーヴェン
に会い、最初の弦楽四重奏を作曲しました。メンデルスゾーンの親友であり、
また「評論家」シューマンからはピアニストとしても作曲家としても賞賛された
というスゴイ人です。また、あのアルカンとも親交があったというのですから、
19世紀のピアノ界において、真の実力者の一人であったことは間違いありません。
彼はとても想像力が豊かであり、各々の曲には溢れるほどのファンタジーに満た
されています。ピアニストのエーラーは、ブリュルやリースなど、古典派から
ロマン派へ推移する時代の作品を集中的に手掛けている名手。端正な作品にパッ
ションを載せることで独自の世界を構築する人です。

777445-2 ¥1700
マックス・レーガー:ヴァイオリン作品集
1.ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調Op.3
2.ヴァイオリン・ソナタ第3番イ長調Op.41/3.アルバムのページOp.87-1
4.ロマンスOp.87-2
ウルフ・ヴァーリン(ヴァイオリン)/ローランド・ペンティネン(ピアノ)
43年という、決して長くはない生涯にレーガー(1873-1916)は驚くほど多くの作
品を残しました(ただし交響曲とオペラは1曲もありません)。その中にヴァイオ
リン・ソナタは無伴奏も含めて20曲あり、そのどれもが拡張された和声と、精緻
な対位法を用いて書かれていて、極めて渋く美しい光を放つものです。このアル
バムでは、かなり初期の作品である第2番のソナタが収録されていますが、18歳
の時の作品にもかかわらず、すでに分厚い和声と、諧謔的な表情が見える見事な
作品となっています。アルバムのページは、ちょっとした風景を切り取ったかの
ような彼の作品を完璧に演奏するのは至難の業ですが、ヴァーリンとペンティネ
ンは、豊かな表現力でその高い壁を乗り越えています。2つの小品の、ちょっと
ひねった味わいもレーガーならではのものです。




<Dacapo>
6.220592(SACD-Hybrid) ¥1980
アコーディオン協奏曲集
1-2.オーレ・シュミット(1928-2010):交響的幻想曲とアレグロ Op.20
3-5.アナス・コッペル(1947-):
アコーディオンと弦楽のための「コンチェルト・ピッコロ」
6-9.マルティン・ローゼ(1971-):
アコーディオンと管弦楽のための「液体の中に」
10-12.ペア・ノアゴー(1932-):アコーディオンと管弦楽のための「リコール」
※3-12…世界初録音
ビャルケ・モーゲンセン(アコーディオン)
デンマーク国立室内管弦楽団/ロルフ・グプタ(指揮)
録音 2011年4月12-15日コンチェルト・ハウス・スタジオ
デンマーク生まれの若きアコーディオン奏者ビャルケ・モーゲンセンによるアコ
ーディオンのための協奏曲集です。彼は1985年生まれで、7歳からアコーディオ
ンを演奏し始め、瞬く間に名手と呼ばれるようになりました。彼自身も編曲、作
曲を行い、既に何枚かのCDもリリースするなど、その将来を嘱望されています。
このアルバムでは4人の作曲家の作品を収録、コッペルとローゼの2つの曲はモー
ゲンセンのために作曲されたものです。古典的な曲、タンゴ風、ジャズ風と様々
な表情を見せる音色に注目してください。アコーディオンの持つ可能性の限界に
挑戦すかのような、挑発的でエキサイティングな演奏がたまりません。

8.226564 ¥1780
カスパー・ロフェルト:私は決して歌うことがないだろう
-アコーディオン作品集
1-3「シャドウ・ピース」(2007)から(真夜中/トワイライト・トッカータ/ツイス
ト・タンゴ)
4.私は決して歌うことがないだろう(2009)/5.夜の歌 2(2009)
6-8.クラシカル・アコーディオンのための演奏会用練習曲 第1集(2008-2009)
9.2台のアコーディオンのための「カリュブディス」(2010)
10.アコーディオンとチェロのための「落ちる光」(2008)
11.夜の歌 1(2008)
クリスティーナ・エストランド(ヴァイオリン)
ビャルケ・モーゲンセン(アコーディオン)
トーケ・メルドルップ(チェロ)/ミトス
このアルナムは、若きアコーディオン奏者モーゲンセンと作曲家ロフェルト
(1982-)のコラボレーションであり、全てが世界初演となります。在学中からそ
の才能を嘱望されているロフェルトは、2006年にモーテンセンと出会うことで、
お互いにアイデアを出し合うことでアコーディオンのための作品を多数生み出
しています。そのアイデアは、過去の作曲家へのオマージュであったり、ジャズ
やタンゴであったり、または思い切り前衛的なものであったり、と常に実験性を
帯び、またお互いにとても楽しんで曲を創り上げているようです。イマジネー
ションに満ちた数々の曲は、聴き手に鮮烈な印象を残すものです。

8.226080 ¥1780
フィン・ヘフディング:管弦楽作品集
1.進化 Op.31(1939)
2.アンデルセンによる交響的幻想曲「間違いなし」 Op.37(1943)
3-6.交響曲 第3番 Op.12(1928)
イエナ・フィルハーモニー管弦楽団/フランク・クレーマー(指揮)
録音 2011年3月28-30日ドイツ イエナ・コンサート・ホール
カール・ニルセンの友人で、ヴァン・ホルンボーの師として知られるヘフディン
グ(1899-1997)の作品集です。コペンハーゲンに生まれ、イェペセンとラウブに
作曲を学び、22歳の時にはウィーンへ留学し、1年間ヨーゼフ・マルクスに師事
しました。その後民謡の研究を始め、1931年にはコペンハーゲン民俗音楽学校を
設立しています。教師としても活躍し、前述のホルンボーを始め、多くの音楽家
を育てました。彼の作風は、マルクスの流れを汲んだ後期ロマン派の香りを持ち
ながらも、近代北欧音楽の発展の流れに沿ったもので、強烈な個性は感じられな
いものの、深い味わいを有しています。このアルバムは彼と生涯に渡って親友で
あったノアゴーが選曲を担当、ヘフディングの最良の面を引き出すことに成功し
ています。イエナ・フィルハーモニー管による重厚な表現も曲にぴったりとマッ
チしています。

6.220575(SACD-Hybrid) ¥1980
ルーズ・ランゴー:弦楽四重奏曲集 第1集
1-4.弦楽四重奏曲 第2番 BVN145(1918/1931改編)
5-7.弦楽四重奏曲 第3番 BVN183(1924)
8.弦楽四重奏曲 第6番「ひとつの楽章で」BVN160(1918/19)
9-16.「おお、血と涙にまみれた御頭よ!」による変奏曲
ナイチンゲール弦楽四重奏団
デンマークの後期ロマン派に属する作曲家ランゴー(1893-1952)。しかし、彼は
当時としてはあまりにも急進的な曲を書いたためか、聴衆に受け入れらることな
く、生前には高く評価されることがありませんでした。近年、ようやく彼の作品
の再評価が進み、管弦楽作品などのリリースが増えていて、その神秘的かつロマ
ンティックな作品が耳に触れる機会も多くなってきています。このシリーズでは、
彼の弦楽四重奏曲に光をあてており、番号付きの6曲と、その他の変奏曲などを
最新の改訂稿に基づいて全て録音するものです。ナイチンゲール弦楽四重奏団の
ドラマティックな解釈は、ランゴーの持つ真の姿を提示することでしょう。



<CAPRICCIO>
C5067 ¥2450
エドマンド・マイゼル:映画音楽「伯林-大都会交響楽」
オリジナル・サウンド・トラックを元にした世界初録音
ベルリン放送交響楽団
フランク・シュトローベル(指揮)
録音 2007年9月19-22日
無声映画「伯林-大都会交響楽」は、1927年のベルリンのある一日をひたすらと
り続けたドキュメンタリー。全体は5部に分かれていて、機関車の疾走に始まり、
市井の人々の生活を交えながら大都市の一日の姿を克明に描き出すこの映像は、
「音楽派映画」,「純粋映画」と呼ばれ、今でもその映像は伝説的な人気を博し
ています。このアルバムはドイツのZDFテレビとの共同制作で、当時演奏された
音楽をもう一度復元し、フィルムのリマスターとあわせ、完全なる作品として
よみがえられることに成功したもの。85年前のベルリンの姿は驚くほど近代的で
すが、人々の生活は現代となんら変わることがありません。大いなる意思を持っ
た大都会の中で精一杯生きている人の姿に寄り添うマイゼル(1894-1930)の音楽
は、メカニカルさとシニカルさを前面に出しています。動画サイトなどで閲覧可
能な映像を見ながら、このアルバムを聴くと、何とも贅沢な喜びを味わうことが
できるのです。また、この映画に音楽を付ける試みは他にも行われていて、
2009年にはスペインの Alberto Novoa Rodriguezが見事な曲をつけています。

C5131 ¥2450
ハリエット・クリーフ フランスのチェロ作品
1-4.フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.14(チェロ編)
5-7.ドュッシー(1862-1918):チェロ・ソナタ ニ短調
8.フォーレ(1845-1924):シシリエンヌ Op.78
9.フォーレ:エレジー Op.24
10.オッフェンバック(1819-1880):ジャクリーヌの涙 Op.76-2
11.フォーレ:夢のあとに
ハリエット・クリーフ(チェロ)
カミッラ・イサンベーヴァ(ピアノ)
録音 2011年10-11月
1991年生まれの若きチェリスト、ハリエット・クリーフのデビューアルバムで
す。オランダに生まれた彼女、5歳からチェロのレッスンを始め、9歳でユトレヒ
トの芸術学校に入学。その才能を着々と伸ばしていきました。2004年にはオース
トリアへ移り、ウィーン大学で更なる研鑽を積んでいます。もちろんコンクール
の入賞歴も多く、最近ではクロアチアで開催されたアントニオ・ヤニグロ国際コ
ンクールで1位、及び観客賞、ヤニグロ賞を受賞しています。このアルバムは、
フランクのソナタを始めとしたフランス系のプログラムで構成されていて、卓越
した技巧とナイーブな感性が存分に感じられるセンスの良いものです。とりわけ、
オッフェンバックの小品「ジャクリーヌの涙」は絶品です。1690年にヘンドリッ
ク・ジェイコブズが制作した歴史的名器をオランダの財団から貸与されており、
その表現力をフルに生かした美音は聴き手の耳を引き付けて離しません。

C5132 2枚組 ¥2450
コンチェルト・ケルン イタリア・コンチェルト集
〈CD1〉
1-3.ヴィヴァルディ(1678-1741):室内協奏曲 ニ短調 RV566
4-9.デュランテ(1684-1755):弦楽のための協奏曲 第3番 変ホ長調
10-13.レオ(1694-1744):チェロ協奏曲 第3番 ニ短調
14-16.ヴィヴァルディ:協奏曲 イ長調 RV585
17-20.デュランテ:弦楽のための協奏曲 第1番 ヘ短調
21-26.ヴィヴァルディ:フルート協奏曲 ト短調「夜」 Op.10-2 RV439
〈CD2〉
1-3.ヴィヴァルディ:フルート協奏曲 ヘ長調 「海の嵐」Op.10-1 RV433
4-6.デュランテ:ハープシコード協奏曲 変ロ長調
7-9.ペルゴレージ(1710-1736):ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調
10-12.ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲 ト長調 RV545
コンチェルト・ケルン
1985年に設立されたコンチェルト・ケルンの設立間もない頃の名演集です。ヴィ
ヴァルディなどのおなじみの作品から、レオやデュランテなどの当時としては
珍しい作品まで、このアンサンブルの多彩な演奏を楽しむことができます。

C5122 2枚組 ¥2450
ヨハン・エルンスト・バッハ:受難オラトリオ 他
〈CD1〉1-22.受難オラトリオ
〈CD2〉1-10.受難オラトリオ(続き)
11-14.Wenn Donnerwolken uber dir sich turmen
15-22.「わが魂は主をあがめ」
※C10310-11の新装盤
バルバラ・シュリック(ソプラノ)
デイヴィッド・コーディエ(カウンター・テナー)
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
スティーヴン・ヴァーコー(バス)
ライニッシェ・カントライ
ダス・クライネ・コンツェルト
ヘルマン・マックス(指揮)
受難曲というと、どうしてもJ.S.バッハの作品を思い起こしますが、他にも感動
的な作品がいくつもあります。このヨハン・エルンスト・バッハ(1722-1777,
J.S.バッハの甥)の受難オラトリオも、あまり知られてはいませんが、素晴らし
い曲です。彼はアイゼナハに生まれ、ライプツィヒの聖トーマス教会の学校に
入学、その際にJ.S.バッハの教えを直接受けています。その後法律を学び、父
ヨハン・ベルンハルトの後を継ぎゲオルク教会のオルガニストに就任、1756年に
はワイマールの宮廷楽長の地位を得るなど、堅実な活動をしました。彼は当時の
宗教音楽の中に腐敗の香りを感じていたようで、自らの作品にはそれらを持ち込
まないように、厳しく律していたというのですが、さてその結果はいかに?

C5130 ¥1750
ペルゴレージ:
1-12.スターバト・マーテル
13-18.サルヴェ・レジーナ
19-22.歌劇「オルフェオ」
※C10517とC10812より新装盤
レジーナ・クレッパー(ソプラノ)/マルティナ・ベルスト(アルト)
シュテファン・エデルマン(コントラバス)
ベルトホルド・ホップス(チェンバロ&オルガン)
バンベルク弦楽四重奏団
録音 1993年5月26-27日…1-12.19-22, 1995年2月10-11日…13-18
クレッパーとベルストの清冽な歌声、バンベルク弦楽四重奏団の控え目ながらも
叙情豊かなアンサンブル、低弦でどっしり支えるエデルマン、そしてチェンバロ
とオルガンを自在に操るホップスと、少人数ながら納得の演奏です。ピリオド楽
器とはまた違う、モダンな響きのペルゴレージを愛する人に。

C5126 2枚組 ¥2450
アレッサンドロ・スカルラッティ:罪、後悔、優美
-主イエス・キリストの受難のためのオラトリオ 他
〈CD1〉
1-16.罪、後悔、優美-主イエス・キリストの受難のためのオラトリオ 第1部
〈CD2〉
1-13.罪、後悔、優美-主イエス・キリストの受難のためのオラトリオ 第2部
14.ストラデッラ(1644-1682):メルコディ・サントのための哀歌
15.ストラデッラ:我らが主イエス・キリストの磔と死
※C10411-12の新装盤
バッハ・メヒトヒルト(ソプラノ)/カイ・ヴェッセル(アルト)
ペトラ・ガイトナー(ソプラノ)/ラ・ストラジョーネ
ラ・ストラジョーネ・ヴォーカル・アンサンブル
ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
1708年のローマは復活祭と受難節の2つのお祝いで盛り上がっていました。もち
ろん音楽界もこれに合わせて盛り上がるため、受難オラトリオを「長老」アレッ
サンドロ・スカルラッティ(1660-1725)に、復活オラトリオを、当時23歳だった
才能ある「若手」ヘンデルに依頼しました。このスカルラッティの曲は、イタリ
ア風の様式を備えた、彼の作品の中でも最も成熟した書法が見られますが、残念
ながらほとんど忘れ去られてしまいました。受難曲とは言っても、バッハの作品
とは異なる概念に基づいており、モンテヴェルディやカヴァッリなど、初期バロ
ックのスタイルやギャラント様式と言った明晰で簡素な音で書かれています。

C5125 ¥2450
ヨハン・アドルフ・ハッセ:
1-16.ミサ曲 ニ短調
17-24.ミゼレーレ ハ短調
※C10570とC10557より新装盤
演奏: マリア・ザードリ(ソプラノ)/レーナ・スザンネ・ノーリン(アルト)
ハンス・イェルク・マンメル(テノール)/クラウス・メルテンス(バス)
カイ・ヴェッセル(アルト)/ヴィルフリート・ヨッヘンス(テノール)
シュテファン・シュレッケンベルガー(バス)
ライニッシェ・カントライ/ダス・クライネ・コンツェルト
ヘルマン・マックス(指揮)
録音 1995年4月24-30日…1-16, 1993年4月19-26日…17-24
ハッセ(1699-1783)の生涯は、まさに“時代の間”をカバーするものでした。
1685年に生まれたバッハやヘンデルよりも若く、ハイドンやモーツァルトよりは
古い世代に属していた彼の音楽は、どちらかというと新しい世代の影響を強く受
けていたようで、その作品はかなり当時としては前衛的であり、このミサ曲ニ短
調も、通常の5つのセクション(キリエ、グローリア、クレド、サンクトゥス、
アニュス・デイ)を自身で15に細分化し、多彩なメロディを付けていることで知
られます。キリエIIに現れ半音階的な動きのなんと魅力的なことでしょう。
「ミゼレーレ」でのひたすら美しい祈りの音楽も聞きもの。オペラ作曲家として
活躍したハッセの面目躍如と言った作品です。




<ICA>
ICAC-5068 2枚組 ¥2450
1.ヴェルディ:レクイエム
《ロッシーニ:序曲集》
2.歌劇「セビリアの理髪師」序曲/3.歌劇「絹のはしご」序曲
4.歌劇「ウィリアム・テル」序曲/5.歌劇「泥棒かささぎ」序曲
6.歌劇「アルジェのイタリア女」序曲/7.歌劇「チェネレントラ」序曲
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)/ニーナ・イサコワ(メゾ・ソプラノ)
ウラディーミル・イワノフスキー(テノール)/イワン・ペトロフ(バス)
ロシア国立交響合唱団
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団…1
フランス国立放送管弦楽団…2-7
イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)
録音1960年モスクワ…1
1957年4月1-4日パリ,サル・ドゥ・ラ・ミュチュアリテ…2-7MONO
この演奏は、マルケヴィチが1960年にロシア訪問(帰国?)した際の珍しいライヴ
録音で、その翌年に入念に準備されたスタジオ録音を上回る迫力と、深い精神性
が感じられるエキセントリックなものです。ソリストは、全てスタジオ録音と同
じメンバーであり、当時新進気鋭のソプラノとして名を馳せていたヴィシネフス
カヤ、ボリショイの重鎮ペトロフ、そして、当時はまだ国際的名声を得ていなか
ったイワノフスキーとイサコワの4人を見事にサポートしたマルケヴィチの手腕
は広く賞賛されることになります。1957年のロッシーニの序曲集は「MINT LP」
からの復刻で、こちらもロッシーニの音楽の華麗さに、重厚な味付けを施した
素晴らしい演奏です。

ICAC-5069 ¥1750
ラフマニノフ:詩曲「鐘」
プロコフィエフ:カンタータ「アレクサンダー・ネフスキー」
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
《詩曲「鐘」》
ダニール・シトダ(テノール)/エレナ・プロキーナ(ソプラノ)
セルゲイ・レイフェルクス(バリトン)
BBC交響楽団&合唱団
《アレクサンダー・ネフスキー》
アルフレーダ・ホジソン(メゾ・ソプラノ)
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
録音
《詩曲「鐘」》2002年4月19日ロンドンバービカン
《アレクサンダー・ネフスキー》
1988年1月30日ロンドンロイヤル・フェスティヴァル・ホールSTEREO
このラフマニノフ(1873-1943)はスヴェトラーノフの死の2週間前の録音で、BBC
交響楽団と合唱団の豊かで華麗な響きを存分に引き出し、また、全編恐ろしいま
での緊張感を湛えた演奏です。もう1曲のプロコフィエフ(1891-1953)は1988年の
録音で、当時の批評では「今まで聞いたアレクサンドル・ネフスキーを凌駕する
詳細で信憑性のある演奏であり、勝利に満ちたフィナーレ」と絶賛された名演で
す。スヴェトラーノフがどれほどイギリスで愛されていたかがわかる1枚です。
音質良好です。

ICAC-5070 ¥1750
1.ボッケリーニ(1743-1805):弦楽四重奏曲ト長調「ティラーナ」Op.44-4
2.モーツァルト(1756-1791):弦楽四重奏曲第17番変ロ長調「狩り」K458
3.ベートーヴェン(1770-1827):弦楽四重奏曲第15番イ短調Op.132
イタリア弦楽四重奏団(メンバー)パオロ・ボルチャーニ(第1ヴァイオリン)/
エリサ・ペグレッフィ(第2ヴァイオリン)/ピエロ・ファルッリ(ヴィオラ)/
フランコ・ロッシ(チェロ)
録音1965年2月22日ロンドンロイヤル・フェスティヴァル・ホールSTEREO
20世紀最高のアンサンブルの一つとされる「イタリア弦楽四重奏団」は1945年に
カプリでデビュー、最初は、メンバー名に「新(Nuovo)」が付いていましたが、
1951年からは現名称を用い、途中で若干のメンバーの変更を行いつつも、1980年
に解散するまで古典から近代までの幅広いレパートリーを保持していました。
この演奏は、1965年、活動期間の中期のロンドンでのライブ録音で、そろそろ彼
らが国際的な知名度を得て、その後のモーツァルト、シューマン、ブラームス、
ウェーベルンの弦楽四重奏全集の完成へと繋がる気炎万丈の表現を聴くことが
できます。彼らが得意とするモーツァルト、そして珍しいボッケリーニ(これ以
外では1956年のモノラル録音が存在するのみ)、この上なく素晴らしいベートー
ヴェン、と、彼らのライブならではの高揚感に満ちた演奏がステレオで聴ける
貴重なアルバムです。

ICAD-5071(DVD-Video) ¥2450
ブルックナー:交響曲 第8番 ハ短調
ボストン交響楽団
ウィリアム・スタインバーグ(指揮)
収録 1962年1月9日ハーヴァード・ユニヴァーシティ,サンダース劇場
字幕:なし/モノクロ
ボストン交響楽団のテレビ放送シリーズの最初期の記録です。スタインバーグは
1969年から1972年までの3年間に渡って音楽監督を務めましたが、この演奏はそ
れ以前の、彼がピッツバーグ交響楽団と輝かしい関係を築いていた時期のもので
す。このスタインバーグの指揮したブルックナー(1824-1896)は、ライブ録音の
一部として放送され大好評となりました。その貴重な映像を細心の注意を払って
復元し、ここに送り出すことに成功したのです。彼らはこのような緊密な関係を
少しずつ積み上げて行ったのでしょう。1972年2月に記録された同曲のライブ演
奏(BSO自主制作盤に収録)では、煌めくような演奏を生み出すことになったので
す。全て初DVD化となります。なお、ここで用いられている版は、シャルク版を
元にスタインバーグが「テレビ放送用」に更に短縮を施した特別ヴァージョンで
す。放送時間に合わせ、アダージョ楽章とフィナーレを思い切りぶった切りにし
ているのはご愛嬌。前述の72年版も若干のカットが施されていましたが(こちら
はノーヴァク版使用)、当時は作曲家の意思よりも、どれだけ音楽を聴かせるか
に重点が置かれていたようで、このような改変は良く行われたことでした。こん
なところにも時代の変遷を感じさせます。

ICAD-5072(DVD-Video) ¥2450
1.マーラー(1860-1911):交響曲 第4番 ト長
2.モーツァルト(1756-1791):交響曲 第35番 ニ長調「ハフナー」K385
フィリス・ブリン=ジュルソン(ソプラノ)…1
ボストン交響楽団/クラウス・テンシュテット(指揮)
収録 1977年1月15日ボストン・シンフォニー・ホール
字幕:なし/カラー
1977年のテンシュテットによるマーラー第4番のライブ映像です。モノラル収録
ではありますが、情熱に満ちた彼の音は少しも迷いのないマーラー解釈を伝える
ものとなっています。バルビローリやカラヤン、フルトヴェングラーなど歴代
の大指揮者と比べても、一際鮮やかな音楽を作り出すテンシュテット。彼のマー
ラーはまた格別の味わいを持ち、その圧倒的表現力と高揚感は多くの聴衆を心か
ら満足させるだけの求心性を備えています。ここではマーラーの作品の中では
比較的小規模で牧歌的、天国的な雰囲気を湛えた第4番をお楽しみいただけます。
ソリストのブリン=ジュルソンはアメリカ出身のソプラノ歌手で、活動の初期か
ら十二音に興味を示し、ブーレーズ作品などでの名演もある人ですが、ここでは
曲の持つ民謡風の味わいを打ち出した清楚な歌唱を聴かせています。同時収録は
モーツァルトの「ハフナー」交響曲で、こちらもドイツの伝統を色濃く伝える
名演です。全て初DVD化となります。

ICAD-5073(DVD-Video) ¥2450
1.ショパン(1810-1849):バラード 第3番 変イ長調 Op.47
2.ショパン:スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 Op.39
3.ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49
4.ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ ヘ短調「熱情」Op.57
ヴァン・クライバーン(ピアノ)…1-3
クラウディオ・アラウ(ピアノ)…4
収録 1959年6月9日BBCテレビジョン・スタジオ…1-3
1959年10月13日BBCテレビジョン・スタジオ…4
字幕:なし/モノクロ
アメリカ合衆国出身でありながら、1958年の第1回チャイコフスキー国際コンク
ールで優勝し、当時「冷戦下のソ連」で勝利したピアニストとして国民的英雄と
なった23歳のヴァン・クライバーン(1934-)。この映像はその翌年、BBCで収録さ
れたショパンの3つの作品です。同じ時期にリリースされた彼の「私のお気に入
りのショパン」アルバムはピルボードのチャートで37週間に渡ってトップの位置
にあり、またクラシックのLPとしては驚異的な売り上げ(100万枚以上)を誇った
というのですから、その人気はものすごいものでした。もちろん才能豊かなピア
ニストであったクライバーンですが、当時のアメリカが彼に与えた栄光は大きす
ぎたのかもしれません。その後の彼の活躍ぶりについてはあまり特筆すべき点が
ないのが残念なところですが、少なくともこの1959年のショパンについては、彼
の「全盛期」の演奏であり、全身からにじみ出る幸福さも存分に感じられるもの
となっています。リヒテル、ギレリス、ショスタコーヴィチを感嘆させたという
「神スター」の映像です。同じ年にBBCで収録されたアラウ(1903-1991)の映像
が収録されていますが、こちらはどっしりと地に根を下ろした揺るぎないベート
ーヴェンであり、1961年にLPとして発売された時には、Gramophone誌でも「強力
かつ劇的な説得力を持った解釈と技術の両方で、音楽を把握している」を評され
た名演です。全て初DVD化となります。

ICAD-5074(DVD-Video) ¥2450
ロシア・バレエの宝物
1.プロコフィエフ(1891-1953):バレエ「石の花」第1幕
2.チャイコフスキー(1840-1893):バレエ「白鳥の湖」第2幕よりパ・ド・ドゥ
《ボリショイ・バレエ名場面集》
3.プロコフィエフ:バレエ「シンデレラ」(抜粋)
4.アダン(1803-1856):バレエ「ジゼル」(抜粋)
5.ハチャトゥリアン(1903-1978):バレエ「ガイーヌ」(抜粋)
6.ミンクス(1826-1917):バレエ「ドン・キホーテ」(抜粋)
ユーリ・ソロヴィエフ/アッラ・シゾヴァ
ソ連国立レニングラード・キーロフ劇場バレエ…1/ガリーナ・ウラノヴァ
ニコライ・ファデイェチェフ/ボリショイ・バレエ…2/ライサ・ストルチコワ
レオニード・ラブロフスキー…3/エカテリーナ・マクシーモワ
マリス・リエパ…4/ニーナ・ティモフェイエワ
ニコライ・ファデイェチェフ…5/マイヤ・プリセツカヤ
ウラディーミル・ヴァシリエフ…6
収録 1960年7月ロンドン コヴェントガーデン,ロイヤル・オペラ・ハウス…1
1956年10月21日ロンドン コヴェントガーデン,ロイヤル・オペラ・ハウス…2
収録 1963年7月26。30日BBC テレビジョン・センター…3-6
収録時間:82分/字幕:なし/モノクロ
ロシアの二大バレエ団であるボリショイ・バレエとキーロフ・バレエ(現在では
マリインスキー)が、戦後初の大規模な西側へのツアーを行った際の映像です。
ロシアの華麗なバレエをこれでもかと見せつけるかのような、素晴らしいパフォ
ーマンスは、現代においても少しも色あせることがありません。「石の花」で美
しいダンスを見せるユーリ・ソロヴィエフはニジンスキーの影に隠れてしまった
感がありますが、当時は偉大な名声を持っていました。1956年のボリショイ・バ
レエによる「白鳥の湖」は、このイギリスのデビュー公演を、名ダンサーで当時
コレオグラフィとして活躍していたマーガレット・デールがプロデュースを行う
ことで話題となり、テレビ放送は12万人が視聴したという記録を持っています。
また4つの演目の抜粋を並べたテレビ放送用の映像も、マーガレット・デールの
監修で撮影されており、ダンサーたちの妙技と多様性が最良の形で描かれてい
ます。全て初DVD化となります。




<NEWTON CLASSICS>
8802112 4枚組 ¥3450
バルダッサーレ・ガルッピ:25のハープシコード・ソナタ
1.ソナタ 第1番-第6番/2.ソナタ 第7番-第11番/3.ソナタ 第12番-第16番
4.ソナタ 第17番-第25番
Rivoalto原盤
イラリオ・グレゴレット(ハープシコード…デュアル・マニュアル「ピエール
・ドンズラーギュ」製、マルコム・ローズ復元モデル)A=415Hz
録音1990年6月10-15日…CD1,1996年7月7-10日…CD2,1998年6月16-19日…CD3,
2000年4月7-10日…CD4 イタリア トレヴィーソ,セントロ・スタディ・クラ
ヴィエーレ
ガルッピ(1706-1785)と言う名前は、あまりなじみがないかもしれませんが、
当時のヴェネツィアでは「最も成功した作曲家」の一人でした。とりわけオ
ペラ・ブッファの発展に高く貢献し、100作を越える作品は広く愛好されまし
た。彼はまた優れたチェンバロ奏者であり、80曲を越える(130曲とも)作品は
同時代の鍵盤作品の中でも重要な位置を占めています。もともとソナタとは、
「鳴り響く」という意味の「sonare」から発展したもので、古典派以前には、
スカルラッティに代表される単一楽章形式で書かれることの多かったのです
が、ガルッピの時代になると、管弦楽作品の「シンフォニア」や「教会ソナ
タ」「室内ソナタ」の形式が混じり合い、4楽章、もしくは3楽章形式の形へ
と変化していきます。そんな一連の流れに加速をつけたのが、このガルッピ
というわけです。ガルッピが活動していた当時の楽器を復元し10年の歳月を
かけて演奏した、良き時代を感じさせる貴重な4枚組です。

8802113 ¥1750
フィリッポ・グラニャーニ:ヴァイオリンとギターのためのソナタ集 Op.8
1-3.ソナタ 第1番 ニ長調/4-6.ソナタ 第2番 ハ長調
7-9.ソナタ 第3番 イ長調
Rivoalto原盤
フランコ・メッツェーナ(ヴァイオリン)/マッシモ・スカットーリン(ギター)
録音1990年4月9-13日 イタリア アクィーラ スタジオ・オピットMe.S
イタリア、リヴォルノの音楽一家に生まれたグラニャーニ(1767-1820)は、ま
ずヴァイオリニストとしての訓練を受けるも、ギターの演奏家として名を挙
げ、イタリアのみならずドイツでも人気を博しました。その後パリに渡りカ
ルッリに学ぶなど更に研鑽を重ね、フランス革命の幕開けとともに、ギター
音楽の改革に著しく貢献したことで知られています。この3つのソナタは、彼
の作品の中でも最も知名度の高いもので、ギターとヴァイオリンの二重奏と
いうと、パガニーニの一連の作品を思い起こしますが、このグラニャーニの
曲は、ウィーンの古典的な優雅さと、イタリアのカンタービレを兼ね備えた
絶妙な美しさを持つものです。イタリアの名手メッツェーナとスカットーリ
ンの軽妙なアンサンブルで、この幸せなデュエットをお楽しみください。

8802114 ¥1750
ウォルフガンク・アマデウス・モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ集
1-3.ソナタ ハ長調 K19d/4-6.ソナタ ニ長調 K381
7-9.ソナタ 変ロ長調 K358/10.フーガ ト短調 K401
11.アンダンテと5つの変奏曲 ト長調 K501 Rivoalto原盤
エレナ・モデナ&イラリオ・グレゴレット(フォルテピアノ連弾)
録音1999年6月10-15日 イタリア トレヴィーソ,セントロ・スタディ・クラ
ヴィエーレ
モーツァルト(1756-1791)の作品の中でも、最も親密な雰囲気を持つ4手のた
めのピアノ・ソナタです。1765年から1774年に書かれたK19bとK381、K358の
3曲は姉ナンネルとの連弾用として若き(幼き)モーツァルトが作曲したもので
あり、素晴らしく充実した響きを持った楽しい作品です。その後も、しばしば
モーツァルトは4手のための作品を書いていて、K401のフーガは1782年に作曲
されたとされますが、筆跡鑑定から本当は1770年代の作品ともいわれていま
す。こちらは未完であり、最後の8小節の補筆は友人シュタードラーが行って
います。1786年作曲のK501「アンダンテと5つの変奏曲」は偽作の疑いもあり
ますが、現在では「まず真作で間違いない」とされています。シンプルなテ
ーマが変幻自在に変容していく様子をお楽しみいただけることでしょう。モ
デナとグレゴレットによるデュエットは、歴史的考察に支えられた音楽性豊
かなものです。

8802115 2枚組 ¥2450
アストル・ピアソラ:室内楽作品集
〈CD1〉
1-5.アコーディオンと弦楽五重奏のための「5つのタンゴ・センセーション」
6-8.ギターのための3つの小品/9-11.ピアノのための3つの前奏曲
12.チェロとピアノのためのグラン・タンゴ
〈CD2〉
1.アコーディオンと弦楽五重奏のための「アディオス・ノニーノ」
2-5.フルートとギターのための「タンゴの歴史」
6.ヴァイオリンとピアノのためのタンゴ イ長調
7-9.独奏ヴァイオリンのための3つのエチュード
10-12.独奏フルートのための3つのエチュード
13-15.チェロとピアノのための3つ
の小品/16.弦楽四重奏のための「タンゴのための4人」
Rivoalto原盤
インターアンサンブル・パドヴァ(メンバー)
ステファノ・アントネッロ(第1ヴァイオリン)
アレッサンドロ・ファギゥオッリ(第2ヴァイオリン)
ジョヴァンニ・ペトネッラ(ヴィオラ)/ルカ・パッサネッラ(チェロ)
クラウディオ・ジャコムッチ(アコーディオン)/マルコ・パヴィン(ギター)
ベルナルディノ・ベッジオ(ピアノ)
録音1995年12月28日-1996年2月11日パドゥア,アウディトリアム・マッダレー
ナ,カペラ・ディ・サンタ・マリア・デイ・セルヴィ
大人気、ピアソラ(1921-1992)の作品集です。彼はアルゼンチンで生まれ、パ
リで音楽を学ぶも、当時労働者のための音楽とされていた「タンゴ」の可能性
に目覚め、その後は独自のタンゴを作り続けます。エレキギターを取り入れる
など、極めて前衛的な作品を生み出し、「タンゴの破壊者」とまで評され、
ニューヨーク移住後はジャズとの融合を試みるなど、タンゴの発展と普及に
尽力しました。初期の彼は、クラシック的な音楽にあこがれていて、このアル
バムにもそのような作品がいくつか見られますが、やはり彼の本領は1959年に
書かれた「アディオス・ノニーノ」以降の作品でしょう。とりわけ1970年代
から1980年代に書かれた一連の作品はクラシック、ジャズ、タンゴが密接に
融合したもので、例えばフルートとギターのために書かれた「タンゴの歴史」
は、1900年の初頭から1980年代を4つの時代にわけ、その時々のタンゴを描い
たというもの。まさにタンゴの進化を目の当たりにするものと言えそうです。
様々な演奏者たちがピアソラを愛奏していますが、ここではイタリアの素晴
らしいアンサンブルによる楽天的な響きをお楽しみください。

8802116 ¥1750
ドメニコ・スカルラッティ:2台のハープシコードのためのソナタ集
1.ソナタ ホ短調 K81/2.ソナタ ト短調 K88/3.ソナタ ニ短調 K89
4.ソナタ ニ短調 K90/5.ソナタ ト長調 K91
イラリオ・グレゴレット(ハープシコード…1771年ピエール・ドンズラーギュ
製、復元モデル使用)A=415Hz
エレナ・モデナ(通奏低音ハープシコード…1967年グリマルディ製、復元モデ
ル使用)A=415Hz
録音1993年4月8-11日 イタリア フェルトレ,ガレリア・ダルテ・モデルナ
「カルロ・リッツァルダ」
Rivoalto原盤
J.S.バッハと同じ年に生まれ、ナポリで歌劇作曲家、及びチェンバロ奏者とし
て活躍したドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)は1720年代にポルトガルの
宮廷礼拝堂の楽長に招かれ、マリア・バルバラ王女の音楽指導にあたりまし
た。彼の555曲あるチェンバロ・ソナタは、王女の学習用として書かれたと考
えられ、本来は練習曲の役割を担ったものとされています。しかしながらこの
2台のハープシコード・ソナタはもともと独奏ヴァイオリンと通奏低音のため
に書かれたソナタであり、その形式も、彼の他のチェンバロ・ソナタ(大抵は
単一楽章でできている)とは違い、18世紀のヴァイオリン・ソナタに準じたも
のであり、楽章構成を持っています。そのためヴァイオリン・ソナタとして
演奏することもありますが、ここでは上声部と通奏低音部を2台のハープシコ
ードで分担することにより、一層深みのある響きを楽しむことができるのです。

8802117 3枚組 ¥3050
クラウディオ・モンテヴェルディ:合唱作品、マドリガルと歌曲集
(CD1)
1.4声のミサ曲/2.サルヴェ・レジーナ 第2番
3.祝福されし聖母のためのリタニア
(CD2)マドリガル集 第9集
(CD3)1.アリアンナの嘆き/2.音楽のたわむれ
イ・ソリスティ・ミラノ/コンプレッソ・ヴォカーレ・ポリフォニア
アンジェロ・エフリキアン(指揮)
録音1966年9月15-0日…CD3,1967年3月19-24日…CD2,1969年2月8-14日…CD1
ミラノ ヴィラ・リッタ
クレモナ生まれの初期バロック音楽最大の作曲家として知られるモンテヴェル
ディ(1567-1643)は、その生涯に数多くの作品を残しました。それは歌劇に始
まり、教会音楽からバレエ音楽までと幅広く、宗教的な作品と世俗的な作品
の両方において、この時代の基礎となる素晴らしいものばかりです。この3枚
組には、そんなモンテヴェルディの2つのジャンルの代表作が収録されていま
す。ポリフォニー(多声音楽)に優れていたモンテヴェルディは、当時の世俗
音楽の一つのジャンルであったマドリガーレを作曲する際も、最初の頃は伝
統的な多声様式をとっていましたが、その作風は少しずつ独唱用の作品へと
移行していき、それに伴って表現も劇的なものへと変化していきます。第6巻
におかれた「アリアンナの嘆き」はそんな作品で、孤島に置き去りにされた
アリアンナの悲しみと嘆きが詩情豊かに表現された名作です。ここではエフ
リキアン率いるイ・ソリスティ・ミラノの不朽の名演で、これらの名作を聴
くことができます。

8802187 ¥1750
ヴェルディ(1813-1901):
1.歌劇「ドン・カルロ」より「世のむなしさを知る神」
2.歌劇「トロヴァトーレ」より「私には責め苦…恋はばら色の翼に乗って」
3.歌劇「椿姫」より「不思議だわ…ああ、そはかの人…花から花へ」
プッチーニ(1858-1924):
4.歌劇「妖精ヴィッリ」より「もしお前たちのように小さな花だったら」
5.歌劇「トスカ」より「歌に生き、愛に生き」
6.歌劇「つばめ」より「ドレッタの美しい夢」
7.歌劇「ボエーム」よりムゼッタのワルツ「私が街をあるけば」
8.歌劇「マノン・レスコー」より「この柔らかなレースの中で」
9.歌劇「ジャンニ・スキッキ」より「私のお父さん」
10.歌劇「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」
キリ・テ・カナワ(ソプラノ)/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ジョン・プリッチャード(指揮)
録音1981年9月17日 ロンドン アビーロード
EMIスタジオ SONY原盤
ニュージーランド生まれのリリック・ソプラノ歌手キリ・テ・カナワは、そ
の美しい声と圧倒的な存在感で圧倒的な人気を誇っています。このヴェルディ
とプッチーニのアリア集は、彼女の持つ多様な表現力とカリスマ性がフルに
生かされた究極の1枚です。「トスカ」での最愛の神に願いを乞う姿や、「ド
ン・カルロ」での仄かなる死への憧れ、「椿姫」のヴィオレッタの困惑と希
望など、彼女たちヒロインの心が揺れ動く様子が手に取るように理解できる
ことでしょう。彼女の優れた歌唱はオペラを聴く喜びを心から味わわせてく
れるものです。すでに表舞台からは引退してしまったキリですが、この素晴
らしい記録は永遠に消え去ることはありません。




<LPO>
LPO-0062 ¥2080
ドヴォルザーク:スターバト・マーテル Op.58
演奏: ジャニス・ワトソン(ソプラノ)
ダグマール・ペツコヴァ(メゾ・ソプラノ)
ピーター・オーティ(テノール)/ピーター・ローズ(バス)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
録音 2010年10月9日
ロイヤル・サウスバンク・センター ライブ録音
ヤルヴィはこの「苦悩に満ちた音楽」を極めてすっきりと演奏し、悲しみに
打ちひしがれた魂に推進力を与えています。通常20分ほどかかる第1曲もたっ
た14分。異常なまでの速さですが、実際に聴いてみると不思議と違和感はあ
りません。他の曲も全体的に早めで、結局CD1枚に収まる長さですが、これは、
悲しんでいるよりも未来へ希望をつなごうというヤルヴィのメッセージなの
かもしれません。宗教曲も得意とするワトソン、チェコの名花ペツコヴァ、
セント・ポール大聖堂聖歌隊の伝説のボーイ・ソプラノからテノールに転向
したオーティ、そして深い声が魅力のローズと、ソリストも万全です。




<Ground Piano>
GP606 ¥1750
ゲルハルト・フロンメル:ピアノ・ソナタ 第1番-第3番
1.ピアノ・ソナタ 第3番 ホ長調「シシーナ」Op.15(1940/41:1962/80改編)
2-4.ピアノ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op.10(1935)
5-7.ピアノ・ソナタ 第1番 嬰ヘ短調 Op.6(1931)
タチアーナ・ブローメ(ピアノ)
録音 2009年2月ドイツ ベルリン,ラジオ・ベルリン=ブランデンブルク
ゲルハルト・フロンメルは1906年カールスルーエで生まれました。彼は1926
年から1928年にヘルマン・グラプナーに音楽を学び、同時にハンス・プフィ
ッツナーのマスター・クラスにも出席しています。シュトゥットガルトの大
学で作曲科の教授を務めました。彼は生涯に渡って調性音楽を愛していまし
たが、時代は十二技法から無調へと流れ、彼は完全に忘れられた存在となっ
てしまいます。その後、ドイツでファシストとみなされ、1984年に寂しく生
涯を閉じることとなりました。彼の音楽は、前述の通り、いつも危ういとこ
ろで調性の枠内に留まっており、それが不思議な官能性を醸し出しています。
このアルバムでは第3番から遡って第1番へと曲順が組まれていますが、一通
り聴いてみるとわかる通り、一番先鋭的な響きを持っているのは第2番でしょ
う。とは言え、それはあくまでもプロコフィエフなどの新古典的な音であり、
なんとなく耳馴れたものであることは間違いありません。第3番のソナタは、
作曲年こそ1940年代ですが、2度の改訂を施され、1992年の作曲家の死後の
公開されたもの。彼の「見果てぬ夢」が描かれた幻想的な作品です。

GP615-16 2枚組 ¥2450
クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェ:12のピアノ・ソナタ集(1773)
ベートーヴェン(1770-1827):
ドレスラーの行進曲の主題による9つの変奏曲 WoO63
スーザン・カガン(ピアノ)
録音 2011年1月17日,2月14.18.22日
アメリカ ニューヨーク,ペトリッチ・サウンド・スタジオ
現在ではベートーヴェンの最初の教師として、その名が知られているネーフェ
(1748-1798)。彼は1748年、ケムニッツの歴史ある職人の家に生まれました。
学生時代から才能豊かで、1771年にはライプツィヒの音楽学校で学びます。
1776年には、指揮者として楽団を率い、各地を演奏旅行するのですが、楽団
の経済的失敗により職を失い、ボンの劇場に作曲家、音楽監督として採用さ
れるのです。以降、作曲の教師を始め、多くの弟子をとるようになり、その
中の「優秀な一人」がかのベートーヴェンだったというわけです。バッハ・
ファミリーの熱烈なファンであったネーフェは、弟子たちの教材にバッハの
平均律や、C.P.E.バッハの作品を積極的に取り込んだようで、ベートーヴェ
ンも間違いなくその影響を受けています。アルバムの最後に収録された「変
奏曲」は12歳のベートーヴェンがネーフェの勧めにより作曲、出版したもの
ですが、この端正な響きはまちがいなく師譲りのものと言えるでしょう。そ
んなネーフェ自身の作品が聴ける貴重な2枚組です。

<MD+G>
90117386(SACD-Hybrid) ¥2950
R・シュトラウス
『歌劇「町人貴族」Op.60より管弦楽組曲』
『子守歌 Op.41-1』『献呈 Op.10-1』『あした! Op.27-4』
『4つの最後の歌』
リサ・ラーション(Sp)
ダグラス・ボイド(指揮) ムジークコレギウム・ヴィンタートゥーア
[録音] 2011年9月5-9日,
シュタットハウス・ヴィンタートゥーア(デジタル:セッション)
ヨーロッパ室内管弦楽団の創立メンバーの一人であり、2002年までその首席オ
ーボエ奏者を務めたダグラス・ボイド。最近は指揮者としての活動に力を入れ
ており、古典派からロマン派までと着々レパートリーを広げています。中でも
マーラーの演奏がとりわけ高く評価されていることもあり、こちらのR・シュ
トラウスも興味深い解釈を繰り広げていることは間違いありません。「町人貴
族組曲」は、あの「ナクソス島のアリアドネ」と関係の深い作品であり、「サ
ロメ」や「エレクトラ」などの極彩色のオーケストレーションから脱却しつつ
ある、晩年の作風に連なる音楽です。もちろんシュトラウスらしいシニカルさ
もたっぷりあり、軽めの響きとは言え、凝りに凝ったもので、指揮者、オーケ
ストラの力量が試される作品です。シュトラウスの「辞世の句」とも言える
「4つの最後の歌」については今更語ることもありません。名指揮者たちが重用
するソプラノ、リサ・ラーションの確かな歌唱は、この曲に漂う世紀末的な退
廃感と、凛とした美しさを見事に表出します。 

94617406(SACD-Hybrid) ¥2950
カール・シュトラウベ編曲による、ドイツ・バロック・オルガン作品集
ゲオルク・ムファット:『パッサカリア』『トッカータ第6番』
ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター:
『「わがイエスをわれ離さじ」のコラールによる変奏曲』
ディートリヒ・ブクステフーデ:
『パッサカリア』『プレリュードとフーガ 嬰ヘ短調』『シャコンヌ』
J・S・バッハ?:『コラール「甘き喜びのうちに」BWV.751』
ヨハン・パッヘルベル:
『トッカータ ヘ長調』『シャコンヌ』『天にましますわれらの父よ』
デルフィン・シュトルンク:『われを汝がものとなし、とどまりたまえ』
ヨハン・カスパール・ケルル:『パッサカリア』
アンドレアス・ジーリング
(ベルリン大聖堂, 1905年ヴィルヘルム・ザウアー製オルガン)
[録音] 2011年11月21-22日,
ベルリン大聖堂 (デジタル:セッション)
カール・シュトラウベ(1873-1950)は、ベルリンで生まれたオルガニスト。独
学でオルガンを学び、1897年にヴィーゼルの大聖堂付オルガニスト。1903年に
ライプツィヒ聖トーマス教会オルガニストに就任。1918年には聖トーマス教会
のカントルに就任しました。親交があったマックス・レーガーの最初の解釈者
であり、シュトラウベはレーガーの作曲を積極的に支援し、決定的な影響を与
えもしました。シュトラウベは受け継がれてきた後期ロマン派的な様式より、
バロック期の響きを取り戻そうと努めました。シュトラウベは、1904年にここ
に収録された作品集を発表しました。その当時の近代オルガンの能力を発揮さ
せるため、またオーケストラ・サウンドが好まれていたため、その強化のため
にクレッシェンドやペダルの補強、テンポの変更など手を加えたのです。これ
によって、ドイツのオルガン運動に強く影響を与えたのでした。 ベルリン大
聖堂とこのオルガンとの残響豊かなゴージャスな響きとともに、お聴きいただ
けます。

60317282 ¥2080
近現代ファゴットとピアノのための作品集
サン=サーンス:『ファゴット・ソナタ ト長調Op.168』
ウジェーヌ・ボザ:『ノクターンとダンス』
ロジェ・ブトリ:『ファゴットとピアノのためのインタファレンス』
ジャン・フランセ:『ファゴットとピアノのための2つの小品』
アラン・ベルノー:『アリュシナシオン(幻覚さまざま)』
マルセル・ビッチ:『ファゴットとピアノのためのコンチェルティーノ』
ウジェーヌ・ボザ:『朗唱、シチリアーノとロンド』
アレクサンドル・タンスマン:『ソナチネ』
ピエール・マックス・デュボワ:『ソナチネ - タンゴ』
ロディオン・トルマチェフ(Fg) 北川みどり(P)
[録音] 2011年8月22-24日,
マリエンミュンスター修道院 (デジタル:セッション)
ロディオン・トルマチェフは、1978年ウズベキスタン生まれ。サンクトペテル
ブルグ音楽院で学び、ハノーファー音楽大学で名ファゴット奏者ダグ・イェン
センに師事。2000年からはマリインスキー劇場管弦楽団ソロ・ファゴット奏者
を務めています。2007年度日本管打楽器コンクールで優勝も果たしています。
ファゴットのレパートリーは楽器の構造上あまり発展しませんでしたが、1900
年代に入り新しいキー機構などが発明され、特にフランスにおいて様々な作曲
家がファゴットのために作品を書いています。有名なサン=サーンスのソナタ
をはじめ、近現代の楽器の限界を求めた作品をここに収録しました。

30717232 ¥2080
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.5
弦楽四重奏曲第65番変ロ長調Op.64-3,Hob.III-67
弦楽四重奏曲第66番ト長調Op.64-4,Hob.III-66
弦楽四重奏曲第67番ニ長調Op.64-5「ひばり」Hob.III-63
ライプツィヒ弦楽四重奏団
[シュテファン・アルツベルガー(Vn), ティルマン・ビュニング(Vn),
イーヴォ・バウアー(Va), マティアス・モースドルフ(Vc)]
[録音] 2010年12月4-5日,
マリエンミュンスター修道院 (デジタル:セッション)
世界最古のシンフォニー・オーケストラである名門ライプツィヒ・ゲヴァント
ハウス管弦楽団の首席奏者たちが1988年に結成した当団は、55人の作曲家によ
る約200曲をレパートリーに持ち、録音も30枚以上残している名門中の名門で
す。そんな彼らが満を持して挑むハイドン全集の第5弾。今回は「第2トスト四
重奏曲」とよばれるハイドンのオーケストラのヴァイオリニストであったヨハ
ン・トストための作品から3曲。全てが芳醇な調和をしめしており、ウィーン風
四重奏曲の頂点をなす作品です。ひばりの囀りを思わせる主題の「ひばり」も
収録されています。これまでの様に正統派の演奏を基本としていますが、1700
-1800年のクラシカル弓のコピーを使用することによって、ハイドンの意図した
であろう音楽を再現することも取り入れています。

<韓国ローカルEMI>
EKC3D1042 3枚組 ¥2180
EMIイム・ドンヒョク(Piano)
リサイタル・デビュー10周年記念アルバム 限定盤

Disc. 1
1. Chopin: Scherzo No.2 In B Flat Minor, Op.31
2. Chopin: Nocturne In D Flat, Op.27 No.2
3. Chopin: Ballade No.1 In G Minor, Op.23
4. Chopin: Etude In C, Op.10 No.1
5. Schubert: 4 Impromptus, D.899: No.1 In C Minor
6. Schubert: 4 Impromptus, D.899: No.2 In E Flat
7. Schubert: 4 Impromptus, D.899: No.3 In G Flat
8. Schubert: 4 Impromptus, D.899: No.4 In A Flat
9. Ravel: La Valse - Poeme Choregraphique
Disc. 2
1. Chopin: Piano Sonata No.3 In B Minor Op.58
2. Chopin: Piano Sonata No.3 In B Minor Op.58
3. Chopin: Piano Sonata No.3 In B Minor Op.58
4. Chopin: Piano Sonata No.3 In B Minor Op.58
5. Chopin: 3 Mazurkas Op.59
6. Chopin: 3 Mazurkas Op.59
7. Chopin: 3 Mazurkas Op.59
8. Chopin: Nocturne Op.9 No.2
9. Chopin: Fantasie-Impromptu in C# Minor Op.66
10. Chopin: Andante Spianato Et Grande Polonaise Brillante Op.22
11. Chopin: Andante Spinato Et Grande Polonaise Brillante Op.22
Disc. 3
1. Bach: Goldberg Variation
2. Bach/Busoni: Chaconne




<Berlin Classics>
BC 0300331 ¥2380
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第3番
児玉 麻里(pf)
三重協奏曲
コーリャ・ブラッハー(Vln)ヨハネス・モーザー(Vc)
ケント・ナガノ指揮、ベルリン・ドイツ交響楽団




<Brilliant Classics>
BRL 9252 ¥540
ファゴットのための作品集
ボーデッカー:
「ラ・モニカ」によるソナタ(ファゴットとヴァイオリンと通奏低音のための)
ロッシーニ:セビリアの理髪師より3つのアリア(2つのファゴットのための)
サン=サーンス:ファゴットソナタOp.168
グバイドゥーリナ:デュオソナタ(2つのファゴットのための)
ピアソラ:カフェ1930(ファゴットとギターのための)
デュボワ:ソナチネタンゴ(ファゴットとピアノのための)
コリア:トリオ(フルートとファゴットとピアノのための)
ヘイゲン:ハーレム・ノクターン(ファゴット、ベース、オルガン、ドラム)
ブラム・ヴァン・サムベーク(Fgt)
ヨースト・ボスディエク(Fgt)エレン・コルヴァー(pf)リック・ストテイン(Db)
イズハル・エリアス(Guitar)マリーケ・シュネーマン(Flu)
スヴェン・フィギー(Hammond organ)

BRL 9254 ¥540
プロコフィエフ:バレエ音楽集
シンデレラ第1組曲Op.107、石の花より結婚組曲Op.126、
ロミオとジュリエット第2組曲Op.64
アーノルド・カッツ指揮、ノヴォシビルスク交響楽団

BRL 9255 6枚組 ¥3080
スペインの作曲家によるピアノ曲集
アルベニス:イベリア全曲、ピアノソナタ第5番、旅の思い出、スペインOp.165、
スペイン組曲Op.47
ファリャ:4つのスペイン風小品、恋は魔術師より「火祭りの踊り」小人の行列、
バルス・カプリーチョ、演奏会用アレグロ、ヴォルガの舟歌、
ポール・デュカスの墓のために、
三角帽子より「粉屋の踊り」「粉屋の女房の踊り」「近所の人たちの踊り」、
歌劇「はかなき人生」より舞曲、
クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌、セレナータ、マズルカ、
アンダルシアのセレナータ、夜想曲、歌、アンダルシア幻想曲
グラナドス:組曲「ゴイェスカス」、わら人形
エステバン・サンチェス、ベニータ・メシュラム、
クリスティーナ・オルティス(pf)

BRL 9256 ¥540
ハチャトゥリアン:組曲「ガイーヌ」「スパルタクス」 
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、ボリショイ歌劇場管弦楽団

BRL 9257 2枚組 ¥1080
ティペット:弦楽四重奏曲第1番-第4番
ブリテン四重奏団

BRL 94168 ¥540
アントン・ヴラニツキー(1761-1820):弦楽のための室内楽曲集
弦楽五重奏曲Op.8-3、弦楽六重奏曲ト長調
※世界初録音
アンサンブル・コルディア

BRL 94313 ¥540
イギリスの四季の歌
パーセル、プレイフォード、モーリー、クロフト、ローズ、バード
アンサンブル・タンドレ・アムール
イギリスの伝統ある美しい合唱曲を四季に括って集めました。17世紀頃から活
発に作曲、演奏されてきた民謡や完成度の高い合唱曲の数々。これまでの長い
歴史を感じさせる一枚です。また歌だけではなく素朴ながら見事なアンサンブ
ルの伴奏もこの素晴らしい歌を引き立てています。

BRL 94320 3枚組 ¥1550
C.P.E.バッハ:プロイセンソナタWq.48
ピーター=ヤン・ベルダー(Cemb)
ヴュルテンベルクソナタWq.49

BRL 94321 ¥540
PATRIE !
フランスオペラより二重唱曲集
アレヴィ:
シャルル6世より「Eh ! bien, puisque les morts au plaisir sont rebelles…」
サン=サーンス:ヘンリー8世より「O mon maitre et seigneur…」
マスネ:Eve「Homme, tu n’es plus seul !」
グノー:ポリュクトより「Pauline ! Dieux !… Severe !…」
パラディール:祖国よより「Ah ! Maintenant a moi !…」
トマ:カイドより「Ciel ! Vous chantiez a l'instant fort bien…」
マスネ:東方の三賢人より「Ah ! Comme ils dechirent mon coeur…」
ヒョルディス・テボー(Sop)
ピエール=イヴ・プリュヴォ(Br)
ディディア・タルパイン指揮、コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団

●Brilliant Opera Collection series
BRL 9248 3枚組 ¥1550
R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」
イヴリン・リアー(Sop)ジュール・バスタン(Bs)
フレデリカ・フォン・シュターデ(MSop)ルース・ウェルティング(Sop)
エド・デ・ワールト指揮
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、他

BRL 94221 2枚組 ¥1080
パーセル:歌劇「妖精の女王」
キャロリン・サンプソン(Sop)アンドリュー・カーウッド(Ten)
マイケル・バンディ(Bs)ジリアン・キース(Sop)
オッターヴォ・ダントーネ指揮、アカデミア・ビザンティーナ、他

BRL 94222 2枚組 ¥1080
ロッシーニ:歌劇「アルミーダ」
チェチーリア・ガスディア(Sop)
クリス・メリット、ウィリアム・マッテウッツィ、ブルース・フォード(Ten)
チャールズ・ワークマン(Bs)
クラウディオ・シモーネ指揮、イ・ソリスティ・ヴェネティ、他




<WARNER CLASSICS>
WARNER 2564 661403 ¥2450
サイレント・ヌーン 
V.ウィリアムス:命の家より第2曲「静かな真昼」
クィルター:赤い花びら優しく眠る、ただまなざしだけで乾杯を
アイアランド:夢が売れたなら
ブリテン:悲しみの水辺、サリー・ガーデン
パーセル:あてもなく人目かまわず歩きまわろう
ノヴェロ:ライラックの花を
スコット:シンク・オン・ミー
ヘンデル:オットーネよりCome to me, soothing sleep
マレイ:私はあなたそばで歩きます
ディブディン:トム・ボウリング
パルフ:When other lips and other hearts
ケテルビー:牧場を渡る鐘
オペラベイブス

WARNER 2564 662047 4枚組 ¥4180
エディタ・グルベローヴァ(Sop)テルデック録音集
モーツァルト:コンサートアリア集 
ニコラウス・アーノンクール指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団、他
ハイドン:天地創造より 
ニコラウス・アーノンクール指揮、ウィーン交響楽団、他
モーツァルト:魔笛、ドンジョバンニ、ルーチョ・シッラより
ニコラウス・アーノンクール指揮、
チューリッヒ歌劇場管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、他
ドニゼッティ:ランメルモールのルチアより 
リチャード・ボニング指揮、ロンドン交響楽団、他
ヴェルディ:椿姫より 
カルロ・リッツィ指揮、ロンドン交響楽団、他
J.シュトラウス:こうもりより 
ニコラウス・アーノンクール指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、他
R.シュトラウス:歌曲集 
フリードリヒ・ハイダー(pf)

WARNER 2564 664674 8枚組 ¥5150
グラズノフ:
交響曲全曲、バレエ「四季」Op.67、管弦楽のための幻想曲「海」Op.28、
劇音楽「サロメ」Op.90、ライモンダ組曲Op.57a 
ホセ・セレブリエール指揮、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
ヴァイオリン協奏曲、吟遊詩人の歌、ピアノ協奏曲第1番、第2番、
サクソフォーン協奏曲、夢、コンチェルト・バラータ、瞑想曲 
レイチェル・バートン・パイン(Vln)ウェン=シン・ヤン(Vc)
アレクサンダー・ロマノフスキー(pf)マルク・シーソン(Sax)
アレクセイ・セーロフ(Hrn)
ホセ・セレブリエール指揮、ロシア・ナショナル管弦楽団




<Membran>
MEMBRAN 10枚組 ¥1350
ブルーノ・ワルター(Cond)名演奏集
マーラー:交響曲第5番、第9番、大地の歌 
キャスリーン・フェリア(Alt)ユリウス・パツァーク(Ten)
1938、1947、1952年録音
モーツァルト:
交響曲第40番、第41番、アイネ・クライル・ナハトムジーク、
ヴァイオリン協奏曲第3番、第4番、レクイエム 
ジノ・フランチェスカッティ(Vln)イルムガルト・ゼーフリート(Sop)
ジェニー・トゥーレル(MSop)レオポルト・シモネー(Ten)
ウィリアム・ウォーフィールド(Bs)
コロンビア交響楽団 1956、1958-1960年録音
ベートーヴェン:交響曲第3番、第5番、ピアノ協奏曲第5番 
ルドルフ・ゼルキン(pf)ニューヨーク・フィルハーモニック 1941年録音
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」第1幕 
ラウリッツ・メルヒオール(Ten)ロッテ・レーマン(Sop)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、他 1935年録音
ブラームス:交響曲第1番 コロンビア交響楽団 1959年録音
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 
ナタン・ミルシテイン(Vln)
ニューヨーク・フィルハーモニック 1945年録音

MEMBRAN 233518 10枚組 ¥1350
ルドルフ・ショック(Ten)名唱集
モーツァルト:魔笛、イドメネオ、後宮からの逃走、ドンジョバンニ
ドニゼッティ:ドン・パスクワーレ/ヴェルディ:椿姫/ビゼー:カルメン
R.シュトラウス:ナクソス島のアリアドネ、サロメ/コルンゴルト:死の都
コルネリウス:バグダッドの理髪師/プッチーニ:マノン・レスコー
ムソルグスキー:ボリス・ゴドノフ/グリンカ:ルスランとリュドミラ
チャイコフスキー:スペードの女王/オッフェンバック:ホフマン物語
ワーグナー:ローエングリン、さまよえるオランダ人より

MEMBRAN 233519 8枚組 ¥1350
ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団によるJ.S.バッハ名唱集
モテット第1番「主に向かいて新しき歌を歌え」BWV.225、
第2番「御霊はわれらが弱きを助けたまう」BWV.226、
第3番「イエス、わが喜び」BWV.227、
第4番「恐るるなかれ、われ汝と共にあり」BWV.228、
第5番「来たれ、イエス、来たれ」BWV.229、
第6番「もろもろの国よ、主をほめ讃えよ」BWV.230 
ギュンター・ラミン指揮 1951、1954、1955年録音
カンタータ第82番「われは満ち足れり」BWV.82、
第51番「すべての地にて歓呼して神を迎えよ」BWV.51、
第71番「神はわが王なり」BWV.71、
第56番「われは喜びて十字架を担わん」BWV.56 
クルト・トーマス指揮、ゲヴァントハウス管弦楽団 1959年録音
マニフィカト ニ長調BWV.243 
ゲヴァントハウス管弦楽団 1944年録音
ヨハネ受難曲 
ギュンター・ラミン指揮、ゲヴァントハウス管弦楽団 1954年録音
マタイ受難曲 
ギュンター・ラミン指揮、ゲヴァントハウス管弦楽団 1941年録音

MEMBRAN 233503 2枚組 ¥950
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
1955年録音

MEMBRAN 233494 2枚組 ¥1780
R.シュトラウス:歌劇「エレクトラ」
グスタ・ハマー(Alt)エルナ・シュリューター(Sop)
アンネリース・クッパー(Sop)ペーター・マルクヴォルト(Ten)
ロベルト・ヘーガー(Br) 
オイゲン・ヨッフム指揮、ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、他
1944年録音

MEMBRAN 233496 ¥1250
イタリアの作曲家によるオペラの中の合唱曲集
ベッリーニ:ノルマ/ドニゼッティ:ドン・パスクワーレ
ヴェルディ:
ナブッコ、十字軍のロンバルディア人、マクベス、イル・トロヴァトーレ
プッチーニ:蝶々夫人、トゥーランドット/レオンカヴァルロ:道化師
マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ
ロベルト・ガッビアーニ指揮、
フィオレンティーノ・マッジオ・ムジカーレ合唱団
ジョアン・ピエリーニ指揮、フィエーゾレ音楽院女声合唱団、他

MEMBRAN 233495 ¥1250
ブラームス:愛の歌
ワルツ集「愛の歌」Op.52、ワルツ集「新・愛の歌」Op.65、
歌曲とロマンスOp.93a、5つの歌Op.104
ヘルムート・リリング指揮、シュトゥットガルト・ゲッヒンゲン聖歌隊

<CARUS>
83.020 10枚組 ¥7080
メンデルスゾーン:教会音楽作品集
CD. 1 (全7曲) 1983年7月録音
(1)賛歌「Hor mein Bitten」、(2)キリエ ハ短調、
(3)宗教的な歌「おお主よ我を助けたまえ」、(4)「時はきたりぬ」
(5)3つのイギリス国教会の作品から「Mein Herz Erhebet Gott」Op.69-3、
(6)「サルヴェ・レジナ」
(7)3つのイギリス国教会の作品から「Herr, nun lasset du deinen Diener」
Op.69-1
CD. 2 (全3曲) 1985年4月録音
(1)カンタータ「高き天より我は来たれり」、(2)「めでたし海の星」、
(3)「テ・デウム」
CD. 3 (全4曲) 1987年5月録音
(1)キリエ 二短調、(2)「Jube Domne」、(3)3つの詩篇 Op.78、
(4)コラール・モテット「イエス、わが頼り」
CD. 4 (全3曲) 1996年6月録音
(1)詩篇第114番「イスラエルの民エジプトを出て」Op.51、
(2)詩篇第42番「鹿が谷の水を慕いあえぐように」Op.42
(3)カンタータ「シオンよ、主をほめたたえよ」Op.73
CD. 5 (全6曲) 1996年6,7月録音
(1)ドイツ・ミサからキリエ・グロリア・サンクトゥス、
(2)教会音楽(3つのモテット)Op.23、(3)レスポンソリウムと讃歌Op.121
(4)6つのアンセムOp.79、
(5)詩篇第100番「全地よ、主に向って喜びの声をあげよ」、
(6)「Denn er hat seinen Engeln Befohlen」
CD. 6 (全5曲) 1996年、1998年録音
(1)詩篇第115番「われらにではなく、主よ」Op.31、
(2)「O Haupt voll Blut und Wunden」、(3)「キリスト、汝神のこひつじ」
(4)「Wer nur den liben gott lasst walten」、
(5)「われらに平和を与えたまえ」
CD. 7 (全9曲) 2005年2月18-20日録音
(1)「Herr, sei gnadig(夕べの祝福)」、
(2)「葬送の歌」Op.116、(3)2つの宗教的合唱曲Op.115、
(4)「O beata et benedicta」
(5)テ・デウム、(6)3つのモテットOp.39、(7)2つの宗教手的な歌Op.112
(8)3つのイギリス国教会の作品から「Jauchzet dem Herrn, alle Welt」
Op.69-2
(9)オラトリオ「エリア」Op.70から「Hebe deine Augen auf」
CD. 8 (全5曲) 2008年6月2-7日録音
(1)マニフィカト ニ長調、(2)「イエス、わが喜び」、
(3)「汝はペテロなり」Op.111、(4)「Wir glauben all an einen Gott」、
(5)グロリア
CD. 9 (全9曲) 2008年6月2-7日録音
(1)詩篇第95番「さあ、主に向って礼拝しよう」Op.46、
(2)「ああ神よ、御空より見下ろしたまえ」
(3)「Zwei englische Psalmen(Psalm 5,31),
Contique pour I'Eglise Wallonne、
(4)讃歌「おお主よ、われを助けたまえ」Op.96
(5)Psalm 2,24,31,91 aus Sieben Psalmen nach Lobwasser、
(6)詩篇第98番「新しき歌を主に向って歌え」Op.91
(7)Weihnachtshymne「Hark! The herald angels sing」、
(8)Psalm 93,98,100 aus Sieben Psalmen nach Lobwasser
(9)「主なる神よ、われら汝を讃えん」
CD. 10 (全1曲) 2008年4月26-28日録音
讃歌(交響的カンタータ:交響曲第2番 変ロ長調)Op.52
フリーダー・ベルニウス指揮
シュトゥットガルト室内合唱団
管弦楽:アンサンブル76年代シュトゥットガルト Ensemble '76 Stuttgart
バンベルグ交響楽団員
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
シュトゥットガルト室内管弦楽団
ソリスト:ユリア・ハマリ:メゾ・ソプラノ、
モニカ・マイアー=シュミット:ソプラノ
ドロテア・リーガー:ソプラノ、
クリスティーナ・ラキ:ソプラノ
ルート・ツィーザク:ソプラノ、
ヘレネ・シュナイダーマン:アルト
ヴェルナーギューラ:テノール、
クリスティアーネ・カルク:ソプラノ
コルネリウス・ハウムトマン:バス、
ヤン・コボウ:テノール 他
紙ジャケット+紙ボックスによる装丁です。
ベルニウスとシュトゥットガルト室内合唱団が1983年から始めたCARUSレーベ
ルへのメンデルスゾーン:教会音楽作品集を集めた10枚のCDをBOXにしたお買
い得セットです。

83.015 3枚組 ¥4580
「心の底より」 - ドイツで古くから伝わる美しい教会の歌
CD. 1 (全27曲)
Aus meines Herzens Grunde (心の底より)、
Die guldne Sonne (喜びに満ちた、黄金の太陽)
Der Mond ist aufgegangen (月はのぼりて)、
Nun ruhen alle walder (草木も人も)、Nude bin ich, geh zur Ruh
Macht hoch die Tur(戸を高く上げよ)、
O Heiland, reiss die Himmel auf (今、着たりませ)
Ave Maria, gratia plena ! (アヴェ・マリア)
Tauet, Himmel, den Gerechten、
Tochten Zion Freue Dich (シオンの娘よろこべや、たたえよ)
O komma, o komm, du Morgenstern、
Wachet auf, ruft uns die Stimme (起きよと呼ぶ声)
Wie soll ich dich empfangen (私はどのようにあなたを迎え)、
Still Nacht, Heilige Nacht ! (きよしこの夜)
Es ist ein ros entsprungen (エサイの根より)、
Herbei, o ichr Glaub'gen、Alle Jahre wieder (今年もまた)
Als ich bei meinen Schafen wacht (羊たちのそばで目覚めると)、
Heiligste Nacht ! (聖なる夜)
Ich steh an deiner Krippe hier (馬ぶねのかたえに、我はたちて)、
Ihr Kinderlein, kommet (子供たちおいで)
Lobt Gott, ihr Christen allzugleich (汝らキリスト者よ神をほめまつれ)、
Menschen, die ihr wart verloren
O du frohliche (いざ歌え、いざ祝え)、O selige Nacht !、
Vom Himmel hoch, da komm ich her (いずれの家にもめでたきおとずれ)、
Zu Bethlehem geboren
CD. 2 (全32曲)
O Haupt voll Blut und Wunden (血潮したたる)、
Christi Mutter stand mit Schmerzen、
Herzliebster Jesu, was hast du verbrochen、
Wir danken dir, Herr Jesu Christ, dass du fur uns gestorben bist 
(私たちはあなたに感謝します)
Christ ist erstanden (キリストは立てり)、
Gelobt sei Gott im hochsten Thron、Wir wollen alle frohlich sein
Das Grab ist leer、Wahrer gott, wir glauben dir、
Preis dem Todesuberwinder、Freu dich, du Himmelskonigin
Gen Himmel aufgefahren ist、Heilger Geist, du Troster mein、
Schmucht das Fest mit Maien
O heilger Geist, o heiliger Gott、Komm, Schopfer Geist、
Deinem Heiland, deinem Lehrer、Kommt her, ihr Kreaturen all
Ein feste Burg (神はわがやぐら)、Ihr Freunde Gottes allzugleich、
Lobe den Herren, den machtigen Konig
Grosser Gott, wir loben dich 
(大いなる神よ、私たちはあなたをほめたたえます)
Heilig, heilig, heilig (聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな)
Ein Haus voll Glorie schauet、
Libster Jesu, wir sind hier (御声聞くとて)
Lobet und preiset, ihr Volker、Hier liegt vor deiner Majestat、
Alles meinem Gott zu Ehren
Ehre, Ehre sei Gott in der Hohe 
(栄光が神にありますように。いと高きところに)
Nun danket all und bringet Eer (今こそ人みな)、
Nun danket alle Gott (感謝にみちて)、Gott ist gegenwartig
CD. 3 (全30曲)
Befiehl du deine Wege (あなたの道を)、
Bis hierher hat mich Gott gebracht
Du meine seele (わがたまさめてほめたたえよ)、
Erhalt uns, Herr, bei deinem Wort (みことばもて主よ)
Harre, meine Seele (主にまかせよ)、
Ich bete an die macht der liebe、Jesu, geh voran 
(イエスよ、先に立って)
Jesu, dir leb ich、
Lobet den Herren alle, die ihn ehren (主を賛美せよ)、
So nimm denn meine Hande
Stern, auf den ich schaue、
Was Gott tut, das ist wohlgetan (み神のみわざは)、
Welch ein Freund ist unser Jesus
Wer nur den liben Gott lasst walten (愛する神にのみ)、
Wohin soll ich mich wenden (どこへ私は行けばよいのでしょうか)
Zu dir, o gott, erheben wir、Sonne der Gerechtigkeit、
Fest soll mein Taufbund immer stehn
Geh asu, mein Herz (いざ行け、野山に)、
Noch lag die Schopfung、Wie Lieblich ist der Maien、Maria zu lieben
Gegrusset seist du, Konigin、Maria, Maienkonigin、
Maria, breit den Mantel aus、Meerstern, ich dich grusse
O Maria, Gnadenvolle、Rosenkranzkonigin、Wunderschon prachtige、
Segne du, Maria
ソリスト: ルース・サンドホフ(ソプラノ)
サラ・ヴェーグナー(ソプラノ)
マリオン・エクステイン(アルト)
アンドレアス・ヴェラー(テノール)
クラウス・メルテンス(バリトン)
シーロ・ダールマン(バス)
伴奏: カイ・ヨハンセン(オルガン)
ゲッツ・ペイヤー(ピアノ)
2011年録音
紙ジャケットによる装丁です。
ドイツで古くから伝わる賛美歌、アドベント(待降節)曲、クリスマス賛美歌
を集めた出版社が母体であるCARUSレーベルならではの企画アルバムです。
「いざ行け、野山に」「神はわがやぐら」は牧師家庭に生まれたドイツの首相
アンゲラ・メルケルの愛唱歌との事です。




<TACET>
TACET 200 ¥2380
The Welte Nignon Mystery Vol.XVIII
ピアノ・ロールに刻まれた歴史的録音の再現 Vol.18 ガーシュウィン他
スイングなどラグ・タイムのピアノの饗宴 (1907-1928の演奏)
(1)Just Another Day Wasted Away (作曲:charles Tobias)
Howard Lutter (ピアノ) 1928年1月
(2)Russin Rag(作曲:George Leo Cobb)
hans Hauser (ピアノ) 1920年12月
(3)Sam, The Old Akkordeon Man(作曲:Walter Donaldson)
Frank Banta (ピアノ) 1927年7月
(4)The Whistling Rufus(作曲:Kerry Mills)
Kupfernagel (ピアノ) 1907年
(5)When You Waltz(作曲:Al Sherman)
Earl Hampden (ピアノ) 1927年7月
(6)Tulip Time(作曲:Dave Stamper)
George Gershwin(ピアノ) 1920年頃
(7)Sometimes I'm Happy(作曲:Vincent Youmans)
Hans Sommer (ピアノ) 1928年1月
(8)Blue Skies(作曲:Irving Berlin)
Howard Lutter (ピアノ) 1927年9月
(9)Yearning(作曲:Neil Moret)
George Gershwin(ピアノ) 1920年頃
(10)The Wedding Glide(作曲:Louis A.Hirsch)
Orlando Merrigan (ピアノ) 1914年
(11)Just a Lettle Longer(作曲:Irving Berlin)
Howard Lutter (ピアノ) 1926年12月
(12)I am in love Again(作曲:Cole Porter)
Hans Sommer (ピアノ) 1927年12月
(13)Pobre Percanta !(作曲:Manuel Joves)
Bobby Rice (ピアノ) 1927年3月
(14)Mine(作曲:James Fred Hanley)
Howard Lutter (ピアノ) 1928年1月
(15)Will You Remember(作曲:Sigmund Romberg)
Ted Oliver (ピアノ) 1920年頃
(16)Smiles(作曲:Lee S.Roberts)
George Gershwin(ピアノ) 1920年頃
(17)Idolzing(作曲:Sam Messenheimer)
Earl Hampden (ピアノ) 1927年7月
(18)So Blue(作曲:Ray Henderson)
Hans Sommer (ピアノ) 1928年1月
それぞれの年代に記録されたピアノ・ロールを2011年にSteinway Dと高音質
録音で有名なTACETレーベルの技術陣によって再現。
今回は、アメリカのスイングなどラグ・タイムを集めた聴いていてステップ
を踏みたくなるような楽しいアルバムです。




<ACOUSENCE>
ACOCD21912 ¥2380
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83
アンナ・マリコヴァ(ピアノ)
(ピアノはKAWAI SK-EXを使用。http://kawai-kmf.com/topics/2012/03.23/)
ジョナサン・ダーリントン指揮
デュースブルク・フィルハーモニー管弦楽団
2011年4月23,24日録音
旧ソビエトのウズベキスタンに生まれ、モスクワで学んだマリコヴァ。主要な
国際音楽コンクールで上位入賞を果たし、1993年ミュンヘン国際コンクールで
の優勝で注目を浴び、現在に至るまで日本を含め数多くの演奏会を行っている
実力派の女流ピアニストです。T.ザンテルリンク指揮のサン=サーンスのピア
ノ協奏曲やシューベルトリスト、ショスタコーヴィチなど数々のCDがリリース
されています。スケールの大きい、感動的な演奏です。
ACOUSENCEレーベルならではの録音の良さも特筆です。




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 306 2枚組 ¥1750
R.シュトラウス:歌劇「ダフネ」
マリア・ライニング(ダフネ)
メラニー・フルチュニック(ゲア)
カール・フリードリヒ(アポロ)
アントン・デルモータ(ロイキッポス)
ヘルベルト・アルゼン(ペナイオス)
カール・ベーム指揮 Karl Bohm
ウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場合唱団
1944年5月ウィーン
※ボーナス・トラックとして
カール・ベーム指揮ウィーン・フィルによるヴェルディ:レクイエム(ハイラ
イト)を収録。 
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)、エリーザベト・ヘンゲン(アルト)
アントン・デルモータ(テノール)、ヘルベルト・アルゼン(バス)
1945年4月4日ウィーン国立歌劇場
以前、PREISER、WALHALL(WLCD0147:廃盤)レーベル他から発売あり。
歌手陣及び、この曲を献呈されたベームの指揮、オーケストラも万全の出来。
高い評価を得ている名演奏。待望の復刻です。
録音年月日の古さは否めず、マスターに起因する多少の傷が聴かれますが
満足できる音質です。

MYTO 307 3枚組 ¥2780
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
ラウリツ・メルヒオール(ジークムント)
エマニュエル・リスト(フンディング)
ヨエル・ベルグルント(ヴォータン)
アストリッド・ヴァルナイ(ジークリンデ)
ヘレン・トローベル(ブリュンヒルデ)
ケルスティン・トールボリ(フリッカ)
パウル・ブライザッハ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1946年3月30日 メトロポリタンでのライヴ
以前、ARCHIPEL(ARPCD0069:廃盤)レーベル他から発売あり。
貴重な録音。待望の復刻です。
録音年月日の古さは否めませんが、満足できる音質です。
アセテート盤より復刻です。

MYTO 308 2枚組 ¥1750
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」 1952年
マリア・カラス(ノルマ)
エベ・スティニャーニ(アダルジーザ)
ミルト・ピッキ(ポリオーネ)
ジャコモ・ヴァーギ(オロヴェーソ)
ジョーン・サザーランド(クロティルデ)
ヴィットリオ・グイ指揮
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団
1952年11月8日 コヴェント・ガーデンでのライヴ
以前、MELODRAM レーベル他から発売あり。
カタログの穴を埋める名演奏の待望の復刻です。
録音年月日の古さは否めませんが、満足できる音質です。




<WALHALL>
WLCD0357 ¥1050
R.シュトラウス:歌劇「平和(講和)の日」
ヨゼフ・メッテルニヒ(司令官)
ヒルデガルト・ヒレブレヒト(マリア)
マックス・プレープストル:バス(Wachtmeister)
リヒャルト・ホルム:テノール(Schutze)
ベンノ・クシェ:バス(Konstabel)
ペーター・アルブレヒト:バリトン(Musketier)
ハインツ・ヘルマン・ニッセン:バス(Offizer)
ヨゼフ・カイルベルト指揮
バイエルン国立歌劇場管弦楽団、合唱団
1960年8月13日 ミュンヘンでのライヴ
良い音質です。
ベラスケスの絵画「ブレダの開城」と1948年のウェストファリア条約締結を
重ね合わせた物語:共に戦い合い傷ついた両軍が講和条約の知らせの前に
長く続いた憎しみで和解を信じる事が出来ず、更に戦おうとするが、前線
司令官の妻マリアが両軍に平和と和解を解き、共に和解を喜び合いクライマッ
クスを迎えるという1幕の歌劇です。

WLCD0358 2枚組 ¥1750
ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」
エットレ・バスティアニーニ(ナブッコ)
ルイジ・オットリーニ(イズマイーレ)
イヴォ・ヴィンコ(ザッカリア)
ミレッラ・パルット(アビガイッレ)
アンナ・マリア・ローダ(フェネーナ)
ブルーノ・バルトレッティ指揮
フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団、合唱団
1961年8月26日 フィレンツェでのライヴ
※ボーナス・トラックとして
1961年2月16日ヴィットリオ・グイ指揮パレルモ・マッシモ劇場管弦楽団
合唱団&エットレ・バスティアニーニ、ミルト・ピッキ、イヴォ・ヴィンコ
による「ナブッコ」からの抜粋を収録
以前、GOP、MYTO(2MCD 051.305:廃盤)レーベル他から発売あり。
良い音質です。名盤の復刻。

WLCD0359 2枚組 ¥1750
ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」
フランク・グァレーラ(シモン・ボッカネグラ)
ジョルジョ・トッツィ(ヤコポ・フィエスコ)
エツィオ・フラジェッロ(パオロ・アルビアーニ)
ノーマン・スコット(ピエトロ)
レナータ・テバルディ(マリア・ボッカネグラ)
リチャード・タッカー(ガブリエレ・アドルノ)
ニーノ・ヴェルキ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1961年2月18日 メトロポリタン歌劇場でのライヴ
以前、SRO、MYTO(2MCD 052.308:廃盤)レーベル他から発売あり。
強力なキャスト陣です。
良い音質ですが、所々マスターに起因する傷が聴かれます。名盤の復刻。




<CARUS>
83.007 ¥2250
子供の歌集 Vol.2
SWR2(南西ドイツ放送局2)との共同企画により、ドイツ・グラモフォン、デッカ
等 多くのレーベル及び、マネージメント会社の協力のもと、このアルバムは
製作されました。
「かっこうとロバ」「ぶんぶんぶん」「ねんねんころり(ズーゼ、かわいいズ
ーゼ)」「一羽の鳥が飛んできて」「こぎつねこんこん」
「私たちは増え続ける」「かっこう、かっこう、森から呼んでいる」
「Bruderlein私と踊って」「がんばって カトライネルレ」「おはよう」
「私の三角帽子」「冬よさらば」他 ドイツに古くから伝わる子供のための歌
全33曲を収録。
美しい挿絵を含む丁寧な作りのブックレット(104ページ)で、すべての歌手
演奏家、及び歌の紹介が行われています。
演奏家:クルト・モル, ドロテー・ミールズ, ディートリヒ・ヘンシェル

83.371 ¥2250
ヘンリー・パーセル(Henry Purcell 1659-1695):
劇音楽「愚か者の出世(A Fool's preferment)」から、
「ボンドゥカ(Bonduca)」から
劇音楽「ソフォニスバ(Sophonisba)」から
歌劇「ディドとエネアス(Dido and Aeneas)」から
歌劇「ダイオrクリージャンの歴史(The histry of Dioclesian)」から
歌劇「テンペスト(The Tempest)」からアリエルのアリア 他
作曲家:ロバート・ジョンソン、ヨハン・クリストフ・ペープシュ、トーマス・
レヴンズクロフト達の作品とイギリスのトラディショナル・ソング(古い民謡)
全31曲
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
ヴォルフガング・カチュナー指揮
ベルリン・ラウテン・カンパニー
2011年7月16-19日 ベルリンでの録音
鈴木雅明、レオンハルト、ブリュッヘン、ヘレヴェッヘ等との共演も多いピュ
アで美しい声質が特徴的なミールズのパーセル:「愛の歌」集に続く第2弾です。
優れた表現力で”愛”の嫉妬、狂乱などを怒りに満ちて力強く、そして切なく
パーセルの作品を中心に歌曲31曲を歌い上げます。




<ARCHIPEL>
ARPCD0480 ¥880
ヴェルディ:レクイエム
ステファニア・ヴォイトヴィチ(ソプラノ)
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
ニコライ・ゲッダ(テノール)
ボリス・カルメリ(バス)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
NDR交響楽団
WDR放送合唱団、NDR放送合唱団
1961年ハンブルクでのライヴ録音
音質はとても良いです。
ソリスト陣も大変立派で、彫の深い名演奏の復刻です。

ARPCD0482 ¥880
マーラー:大地の歌
クリスタ・ルートヴィヒ(アルト)
リチャード・ルイス(テノール)
フリッツ・ライナー指揮
シカゴ交響楽団
1958年2月20日シカゴでのライヴ録音 初出
音質はとても良いですが、多少の傷が聴かれます事ご了承ください。
RCA盤(1959年11月9日)フォレスター&ルイスの名盤が有名ですが、ルートヴィ
ヒを迎えてのこのアルバムはライブ特有の緊張感もありきわめて鋭い演奏と
なっています。

ARPCD0483 ¥880
モーツァルト:
(1)ミサ・ブレヴィス:「雀のミサ」 K.220
ジュリアナ・ライモンヂィ(ソプラノ)
ミティ・トルッカート・パーチェ(メゾ・ソプラノ)
ペトレ・ムンテアヌー(テノール)
ジェイムズ・ルーミス(バス)
RAI”アレッサンドロ・スカルラッティ”交響楽団
1961年10月10日 ナポリでのライヴ録音
(2)モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」ニ長調 K.504
RAI”アレッサンドロ・スカルラッティ”交響楽団
1960年1月5日 ナポリでのライヴ録音
ボーナス・トラックとして:
(3)ハイドン:12のドイツ舞曲から第1-7、11、12番
RAIトリノ交響楽団
1961年1月24日トリノでのライヴ録音 初出
指揮:ロブロ・フォン・マタチッチ
音質はとても良いですが、多少の傷が聴かれます事ご了承ください。
個性的ながらも立派な演奏です。特筆すべきは交響曲「プラハ」で、荒れ狂う
ばかりのテンションの高い演奏です。曲が終わると同時に鳴り響く怒号のよう
な拍手に観客の興奮が感じられます。

<CHALLENGE CLASSICS>
CC72545(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥2700
J.S.バッハ:
ヨハネ受難曲
シギスヴァルト・クイケン
(指揮、ヴァイオリン、ガンバ、ヴィオラ・ダモーレ)
ラ・プティット・バンド
ソリスト:
ゲルリンデ・ゼーマン(ソプラノ)、ペトラ・ノスカイノヴァ(アルト)
クリストフ・ゲンツ(テノール、福音史家)
イェンス・ハーマン(バス、イエス・キリスト)
合唱:
マリー・クイケン(ソプラノ)、パトリツィア・ハルト(アルト)
クヌート・ショッホ(テノール)、ヴァルテル・テストリン(バス)
クイケンとラ・プティット・バンドは、楽譜資料を深く考察した後、独自の
ヨハネ受難曲の版を作成しました。どのオリジナル版を使用したとしても、
結局、音楽そのものが自ら語るのです。この版においても見通しの良さこそ
が重要な要素であり、名手の手により、作品の本質がよりはっきりと浮かび
上がります。今回は各声部1名による合唱の版です。
「バッハの生前、この作品は4回演奏され、演奏毎に新たな変更が加えられて
いた。時々の状況に合わせる場合もあれば、バッハがその時に自由に使える
音楽家や楽器に影響を受ける場合もあり、しかし、バッハが最大限に実験的
な試みを行ったのは、1725年の第2稿だった。例えば、冒頭に異なる合唱部分
(その部分は後に、当時まだ作曲されていないマタイ受難曲第1部の最後の合
唱として使用されている)を使用し、作品後半にも数曲異なるアリアを使用し
ている。後に、バッハは1724年の第1稿に回帰し、楽器編成でいくつか変更す
る労作を行った。例えば、最終稿では、バッハは“バッソーノ・グロッソ”
という楽器を加えているが、バッハが具体的にどの楽器を想定していたのか、
はっきりとしたことは誰にもわからない。おそらく、16フィートのファゴッ
ト―即ちコントラファゴットで、まさに2メートルの長さの煙突のような楽器。
しかし、バッハはいつもこの楽器をリュートや2台のヴィオラ・ダモーレとい
った繊細な音の楽器と組み合わせているので、バッハがそのような楽器を選
んだとは信じ難く、むしろ8フィートのファゴットの方が可能性が高い。バッ
ソーノ・グロッソという楽器はそれ以前のダルシアンよりむしろ、こちらの
新しいタイプの楽器をおそらく示唆している。もっとも、ダルシアンも当時
完全に流行遅れだったわけではない。私はここで、バッソーノ・グロッソと
は何かについて確たる見解を打ち出そうとしたわけではないので、この楽器
を使用しなかった。これは、私があえて第1稿にこだわったもう一つの理由で
あり、第1稿には不確定な問題が比較的少ないのだ。それでも、様々なグレー
ゾーンが存在する。バッハは、初演に先立ち個々の楽器のパート譜を作成す
る前に、スコアの清書を始めたが、結局この作業は完成しない。このスコア
は実際の演奏に使用された楽譜から様々な点で逸脱しており、最も信憑性の
ある歴史的事実を見極める過程は、まるで推理小説を思わせるような様相を
呈している。いずれにしても、詳細はわからないのだ」
(シギスヴァルト・クイケン)

CC72255 ¥1980
ブクステフーデ:オペラ・オムニアXVI―声楽作品集6
「われらがイエスの四肢」
トン・コープマン
アムステルダム・バロック管弦楽団
アムステルダム・バロック合唱団
ブクステフーデの声楽作品は、17世紀後半における最も素晴らしい作品群に
位置し、シュッツから大バッハに至るルター派教会音楽の最盛期を形成して
います。本CDは、一連のブクステフーデ・オペラ・オムニア・シリーズのう
ち、声楽作品を収録した第6作です。
この7つの部分からなるカンタータ「われらがイエスの四肢」が作曲されたの
は、リューベックのオルガニストだったブクステフーデとストックホルムの
オルガニストであり宮廷楽長だったグスタフ・デューベンとの友情に端を発
しています。
この作品の手稿譜にはラテン語で書かれた表紙があり、「友人であるグスタ
フ・デューベン」に献呈されています。手稿譜には1680年と記載されており、
二人の友情を証明する最初の資料で、この友情は1690年デューベンの死去ま
で、少なくとも10年は続きました。ブクステフーデのその他の作品の手稿譜
の多くが(主に声楽作品)がデューベンの豊富なコレクションに所蔵されてお
り(現在では、ウップサラ大学図書館所蔵)、友情のもう一つの証明になって
います。この作品は、ブクステフーデの中でも大傑作のひとつといわれてい
ます。トン・コープマン曰く、ここでまた新たなる「知られざるブクステフ
ーデ」の一面を披露しています。

CC72254 ¥1980
ブクステフーデ:オペラ・オムニアXV
―室内楽作品集3(トリオ・ソナタ作品2)
VII. Suonate a due Violino & Violadagamba, con Cembalo
Opera secunda Hamburg 1696
[1] Sonata in B flat op.2 nr.1 BuxWV 259
[2] Sonata in D op.2 nr.2 BuxWV 260
[3] Sonata in g op.2 nr. 3 BuxWV 261
[4] Sonata in c op.2 nr. 4 BuxWV 262
[5] Sonata in A op.2 nr. 5 BuxWV 263
[6] Sonata in E op.2 nr. 6 BuxWV 264
[7] Sonata in F op.2 nr. 7 BuxWV 265
トン・コープマン(チェンバロ&オルガン)
キャスリーン・マンソン(ヴァイオリン)
パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マイク・フェントロス(リュート)
ブクステフーデ・オペラ・オムニアの録音も、順調に完成に近づいています。
チェンバロとオルガンの作品集は完結しており、本CDが室内楽作品の最後の
盤となります(膨大な声楽作品群がまだ残っていますが)。さて、ブクステフ
ーデのトリオ・ソナタは特別なレパートリーです。技術的にも音楽的にも厄
介な要求が多いため、ほとんど録音されることはありませんでした。スティ
ルス・ファンタスティクス、前例のない創作性、秀逸な旋律線、即興等挙げ
ればきりがなく、ブクステフーデは、再度偉大なる巨匠であることを証明し
ました。コレッリの影響がしばしば聴かれるものの、音楽には間違いなくブ
クステフーデの個性が刻印されています。これらのソナタを録音するという
ことは、大変な偉業です。
1690年代、ブクステフーデは一群の14の器楽による室内楽ソナタを7つずつ
2組にし、2年間で出版しました。これにより、ブクステフーデは、17世紀中
旬以降イタリアに端を発するトリオ・ソナタという、新しく流行となったレ
パートリーに大きく貢献しました。当時ヴェネツィアの作曲家レグレンツィ
の提唱した新しいタイプの器楽音楽がアルプスの北側の地域を席巻していま
したが、ブクステフーデが長年オルガニストを務めたリューベックも例外で
はなく、ブクステフーデは、早速レグレンツィの出版譜を入手し、早くもこ
うした同時代のイタリア様式を自身の教会用協奏曲やカンタータの器楽部分
に採用しました。しかしながら、実際に器楽による室内楽に目を向けたのは、
後年になってからでした。
それぞれのソナタは、各部分とのつながりに対して異なる対処をしており、
同じパターンを示すものは1つもありません。全般に、早い部分は多声的な労
作を施したものやフーガ構造が多く、一方、緩除部分は和声や表現的な特徴
が強調されています。各部分は間断なくつながっている場合もあれば、フェ
ルマータや縦線で区切られている場合もあります。フレーズの最後でヴァイ
オリンが重音奏法を利用するのも、このソナタ全体の超絶技巧的な設計合っ
ています。作曲家が辿った思考は、いわゆる「スティルス・ファンタスティ
クス」に基づいており、17世紀後半の北ドイツにおける鍵盤楽器や独奏楽器
を伴うアンサンブルで好まれた手法です。ヨハン・マッテゾンによると、
「この様式は考えうる最も自由で制限のない作曲・歌唱・演奏方法である。
言葉も旋律も何一つ縛るものはなく、和声のみに基づいて一つのアイディア
を思いつけば、それに基づいて次のアイディアが生まれる。従って、歌手も
演奏かもその技術を存分に披露することができるのだ。」

CC72503 2枚組 ¥2080
(DISC1)
グヴァイドゥーリナ(1931-)
String Trio(1988)
dedicated to the memory of Boris Pasternak
パイベルディン(1971-)
Organum A-nn-A(2000)
カンチェーリ(1935-)
Time and again(1997/1998)
Rag-gidon-time(1995/1999)
(DISC2) 
クナイフェルによる朗読:
Prayer of one going to church
Poems by F. Tyutchev(1803-1873)
クナイフェル(1943-):
E .F. and three visiting cards of the poet(2008)
フーイファールツ・トリオ
クリスティエン・ロールズ(ヴァイオリン)
クリス・マシーセンス(ヴィオラ)
ピーター・スタース(チェロ)
「本ディスクに収録されている作品すべてには、少なくとも一つの共通点が
あります。いずれの作品も、どんぐりの中に樫の木を見出そうとしている
- 他に言い換えるなら、ウィリアム・ブレイクによる詩、『一粒の砂から世
界を見出す』のです。中には、『一粒の砂』しか実際に書いていないかもし
れません。つまり、これらの作品はいずれも、一音若しくは二音、又は沈黙
とはさほど変わらないような非常に少ない音から始まり、その種が大きく成
長し、しばしば逆説的な関係にある協和と不協和、モノローグと対話(この場
合は、3人での掛け合い)、成長と縮小、高さと深さという世界全体を形作り
ます。もう一つの共通要素は、旧ソ連の様々な地域出身の音楽家によって作
曲されたものばかりであるということです。クナイフェルとパイベルディン
はロシア人、グヴァイドゥーリナの両親はタタール系及びロシア系であり、
カンチェーリはグルジア人です。彼らは音に対して一切の無駄を省こうとし
ました。ここで言わんとするのはミニマリスムではなく、むしろ一種の“マ
キシマリスム”であり、一見ミニマル音楽的な印象を与えかねない制限した
音楽手法を通じて表現をしているのです(一粒の砂の中の世界)。そうした傾
向が、この4名の作曲家が扱う激しく、しばしば壊れやすい精神状態に呼応し
ており、これこそが旧ソ連出身という背景を持つ音楽家だったからこそ、辿
り着けた境地なのです。
フーイファールツ・トリオは、4人の作曲家たち全員と直接、集中的にリハー
サルを重ねたので、ここに実っている成果は、限りなく完璧に近いのです!」
フーイファールツ・トリオ:ベルギー発20-21世紀音楽を専門とするアンサン
ブルで、その実力や活躍はベルギー作曲家連合に表彰されています。録音も
積極に取り組んでおり、前作CDはグラモフォン、ピチカート、NZM等などヨー
ロッパ中の名門音楽雑誌に高く評価されました。


CC72542(SACD-Hybrid) ¥2080
コダーイ:
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲作品7
ラヴェル:
ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
シュールホフ:
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
リザ・フェルシュトマン(ヴァイオリン) 
ドミトリー・フェルシュトマン(チェロ)
オランダを活動の拠点として、高い人気と実力を誇る若手ヴァイオリニスト、
リザ・フェルシュトマン。最新録音では、自身の父親でもあり、室内楽奏者と
して多彩な活躍をし、優れた師としても名高いドミトリー・フェルシュトマン
とのデュオ作品集です。
コダーイ、ラヴェルの作品に加え、ナチス占領下のチェコの作曲家で静かな
る話題作が多いシュールホフによる二重奏曲。いずれもヴァイオリンとチェ
ロというデュオ編成の主要作品であり、それぞれの音楽に真摯に対峙した絶
妙なアンサンブルによって、豊かな音楽世界を展開しています。
趣の深いコダーイの世界観から、多彩な表現の幅と音色とを求められるラヴェ
ル、そして混迷の20世紀初頭にドヴォルザーク、ドビュッシー、そしてシェー
ンベルクという強烈なスタイルを導いた巨人たちに多大な影響を受けたシュー
ルホフの佳作も、演奏家の表現の懐の深さが求められます。確かな技術力と
フレッシュな感性が満ち溢れるリザのヴァイオリンに、絶妙の距離感を持っ
て寄り添う円熟のチェロ。親子ならではのアンサンブルの妙が存分に楽しめ
ます。

<ISODA>
IE-3005 ¥2500
「ウィーンの風」
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132(1825)
コルンゴルト:弦楽四重奏曲第2番 変ホ長調 Op.26(1933)
マイ・ハート弦楽四重奏団:
【辻井 淳(第1Vn)、釋 伸司(第2Vn)、
沖田孝司(Va)、雨田一孝(Vc)
録音:2010年9月 滋賀県高島市ガリバーホール、プロデューサー:MH.taso
ディレクター:太田憲志(オタケン・レコード)
エンジニア:松田淳一((株)日本シアターサービス)
1950年代末の日本に生れた同世代4人の弦楽器奏者で結成されたマイ・ハート
弦楽四重奏団の演奏は柔らかく練り上げられ、19世紀と20世紀の、2つの世紀
のウィーンに生きた2人の作曲家の心情に、どこまでも優しく寄り添う。その
至芸は様々な問題を抱える現代の日本人にもごく自然と、音楽による力と慰
めを与えてくれるものと確信している。(池田卓夫)

IE-2016 ¥2500
「《金鶏》幻想曲」
(1)フバイ:間奏曲(歌劇「クレモナのヴァイオリン作り」より)
(2)グリーグ:パックOp.71-3(抒情小曲集より,アクロン編)
(3)ヴィエニャフスキ:無言歌と優雅なロンドOp.9
(4)ゴドフスキ:なつかしきウィーン(ハイフェッツ編)
(5)キュイ:タランテラ
(6)ジンバリスト:リムスキー=コルサコフの「金鶏」による演奏会用幻想曲
(7)チャイコフスキー:感傷的なワルツOp.51-6(6つの小品より、プレス編)
(8)ブルッフ:ロマンス イ短調Op.42
(9)ヴェイネル:ハンガリーの踊り(ディヴェルティメント第1番Op.20より)
(10)ヴェイネル:きつねの踊り(ディヴェルティメント第1番Op.20より)
(11)ヴェイネル:農夫の踊り(ディヴェルティメント第1番Op.20より)
(12)ラヴェル:ハバネラ形式の小品(カトリーヌ編)
(13)J.ウィリアムズ:「シンドラーのリスト」よりテーマ
(14)ヴァレ:たき火のそばで(26の前奏曲より,ハイフェッツ編)
(15)トゥリーナ:エウテルベ(アンダルシアのミューズたちOp.93から)
(16)サラサーテ:ホタ・アラゴネーサOp.27
辻井 淳(Vn)、
藤井由美(Pf)
録音:2011年8月
滋賀県高島市ガリバーホール、
プロデューサー:太田憲志(オタケン・レコード)
エンジニア:松田淳一(アンサンブル・ベガ・ステージ・プランナー
辻井&藤井のデュオを聴いて毎度感心させられるのは、このデュオにはマンネ
リ化の5文字は皆無で、絶えず進化し続けていることです。日頃聴くことのな
いヴァイオリン秘曲が、このデュオによってまるで旧知の曲のように親しげに
紡ぎ出されて行く様には、驚くばかりです。
(オタケンレコード 太田憲志)




<BRIDGE>
BCD 9371 2枚組(1枚価格) ¥1980
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):12のヴァイオリン・ソナタ集Op.5
CD1)第1番ニ長調、第2番変ロ長調、第3番ハ長調、
第4番へ長調、第5番ト短調、第6番イ長調
CD2)第7番ニ短調、第8番ホ短調、第9番イ長調、
第10番へ長調、第11番ホ長調、
第12番ニ短調≪ラ・フォリア≫
トリオ・コレッリ:
【エリザベト・ソイテン・シュナイダー(Vn)、ヴィゴ・マンゴー(アーチリュー
ト、テオルボ)、ウルリク・スパング=ハンセン(コンティオOrg)】
ピッチA1:415
録音:2010/2011年ヘンドリクス教会,コペンハーゲン
来年2013年は生誕360年、没後300年、コレッリ・イヤー!一足早くコレッリの注
目盤登場です。トリオ・コレッリはデンマーク出身の音楽家3人による古楽アン
サンブルで、かつてデンマークのCLASSICOレーベルで多くの作品を録音していま
した。基本的にモダン楽器で演奏しており、その現代的でシャープな音色と無駄
のない解釈、音楽作りは耳に爽快です。

BCD 9349 3枚組 ¥3960
「ハリー・パーチ(1901-1974)の音楽Vol.1」
ハリー・パーチ:「ビター・ミュージック」
ジョン・シュナイダー(朗読)、
ゲイリー・エイスター&リチャード・ヴァリトゥット&ポール・ウェスト
(歌、ピアノ、ギター、キターラほか)
録音:2010年7月
ハリー・パーチはアメリカが大恐慌時代であった1930年代に移動季節労働者(い
わゆるホーボー)としてアメリカ各地を放浪する過程で独自の思想と音楽、音律
論を築いた西洋音楽史上、特異な作曲家である。≪ビター・ミュージック≫は彼
がホーボーとして各地を季節労働者として放浪していた1935-1936年頃につけて
いた日記であり、このディスクはその日記の朗読と、日記中に書きつけられた
楽譜を音化したものから構成されている。音楽は放浪中に聴いた労働者たちが
歌う歌、街の物売りの歌、人の話声(ホーボーの収容施設での管理官の言葉「服
を脱いで下さい、シラミの駆除をします」などなど)のリズムと抑揚を楽譜に書
き取ったもの、パーチの創作などさまざま。パーチの音楽の原点となる重要な
日記の世界初の再現CDである。パーチ作品は今後当レーベルから次々とCD化の
予定。

BCD 9354
「トリプル・ダブルス」-3つの二重協奏曲
(1)リチャード・ダニエルプール(b.1956):子供の宝箱(1999/2006)
(2)デイヴィッド・ラドウィグ(b.1974):
ヴァイオリンとチェロのための協奏曲(2008)
(3)デーロン・アリック・ヘーゲン(b.1961):
ヴァイオリンとチェロのための協奏曲《仮面舞踏会》(2007)
ハイメ・ラレード(Vn)、
シャロン・ロビンソン(Vc)、
(1)(2)サラ・ヒックス(指揮)
(3)トロイ・ピーターズ指揮
ヴァーモント交響楽団
録音:2008-2010年
ヨーヨー・マやジンマンも取り上げ、録音も多数出ているダニエルプールを始め
とする若手からベテランまで様々な世代のアメリカの作曲家による二重協奏曲。
コープランド、W.シューマン、らの影響を感じさせる、いずれも保守的で手堅い
手法で書かれており、新古典主義、新ロマン主義と位置づけられる音楽。70歳を
迎えた名手ハイメ・ラレードがトリオを組むロビンソンとともに新作を弾きまく
ります。

BCD 9375
ポール・ルーザスの音楽Vol.7
ポール・ルーザス(b.1949):
(1)交響曲第4番「オルガン交響曲」(2008)
(2)超越的トリオ(2010)
(3)歌とラプソディ(2011)
(1)フレミング・ドレイジグ(Org)、
ロベルト・ミンチュク指揮オーゼンセ交響楽団
(2)ニコラス・ウェアン(Org)、
(3)フローデ・アンデルセン(アコーディオン)、
コペンハーゲン・アテラス・シンフォニエッタ
録音:2011年デンマーク
デンマーク出身の作曲家ポール・ルーザス(ルーダース)の作品集第7弾。大作の
オルガンつき交響曲は現代音楽特有の晦渋さは皆無でニールセン、近代イギリス
の何人かの作曲家を思わせるダイナミックな作品。演奏はサンパウロ交響楽団と
のヴィラ=ロボス等でお馴染のミンチュクがデンマークのオケを振っている点も
注目です。「歌とラプソディ」はリゲティのメロディーエンを思わせる小さなメ
ロディ、モティーフの断片が集積して大きなうねりを生み出す佳曲。

BCD 9369
モートン・フェルドマン(1926-1987):
ピアノと弦楽四重奏(1985)
ヴィッキ・レイ(Pf)、
エクリプス四重奏団:
【サラ・ソーンブレイド(Vn)、サラ・パーキンズ(Vn)、
アルマ・リサ・フェルナンデス(Va)、マギー・パーキンズ(Vc)】
録音:2011年2月
BRIDGEレーベルで3枚目となるフェルドマン作品は彼の最高傑作との呼び声も高
い「ピアノと弦楽四重奏」。CD一枚にトラックはたった一つの79分!。ピアノの
繊細な不協和音とそれに呼応し生起する弦楽四重奏の響きの帯がひたすら延々と
静かにたなびく美しい作品。高橋アキとクロノス・クァルテットの同曲CDが入手
困難な現在、うれしいリリース。

BCD 9290
「クレージー・ジェーン」
ポール・ランスキー(b.1944):ソングス・オブ・パーティングI
デイヴィッド・レイズナー(b.1953):3つのジェイムズ・テイトの歌
ロナルド・ロクスバリー(1946-86):クレージー・ジェーン
内藤明美(b.1956):キー・ウェストでの秩序の観念
ポール・ランスキー:ソングス・オブ・パーティングII
ジョン・マスト(b.1954):ブリーフ・ライト
ジョージ・クラム(b.1929):アルハンブラの亡霊
ポール・ランスキー:ソングス・オブ・パーティングIII
パトリック・メイソン(Br)、
デイヴィッド・スタロビン(Gtr)、
ダニエル・ドラックマン(Perc)
バリトン、ギター、打楽器による現代声楽作品集。武満徹主宰のMusic Today国
際作曲コンクールに入選し中川敏郎、南聡らと三年結社で活躍、その後、ニュー
ヨークで独自の活動を続ける内藤明美の近作の叙情的な世界、クラムのミステリ
アスな「アルハンブラの亡霊」などが聴きもの。

BCD 9346
トッド・マコーヴァー(b.1953):作品集
(1)スパークラー(線香花火)-管弦楽とライヴ・エレクトロニクス(2001)
(2)インターリュード1「バッハの後に」(2006/2011)
(3)3つのハイパー・ディム・サムズ(2004)
(4)インターリュード2「バードの後に」(2011)
(5)・・・バット・ノット・シンプラー・・・(2005)
(6)ジュー・ドゥー(2つの遊戯)-ハイパー・ピアノと管弦楽のための(2005)
(1)(6)ポール・マン指揮オーゼンセ交響楽団
(2)-(5)iO四重奏団(弦楽四重奏)
(6)マイケル・チャートック(ハイパー・ピアノ)
マコーヴァーはジュリアード音楽院でエリオット・カーターとセッションズに師
事した他、ブーレーズのもとIRCAMでコンポーザー・レジデンスを務め、作曲と
電子音響の研鑽を積んだ。その成果は作品に如実に表れ、「スパークラー」では
タイトル通り、色彩豊かな音のイリュージョンが展開する。「ジュー・ドゥー」
におけるハイパー・ピアノとは、今回YAMAHAのディスクラーヴィーア・グランド
という自動ピアノを使用しており、きらきらときらめく音の光彩といかにもアメ
リカの作曲家らしい聴き手を喜ばせようとするエンターテイメント性が結合して
圧倒的な演奏効果を生み出している。

BCD 9364
「あなたは色つきの夢を見る?」
(1)アドルフェ(b.1955):あなたは色つきの夢を見る?(詩:ローリー・ルービン)
(2)ロドリーゴ:
カンティガ「女の子は面白い」、ソネット、セラニーヤ、舟歌、少年の歌、
花の少女
(3)フォーレ:揺りかご、月の光、小さな声で、ネル
(4)ノアム・シヴァン(b.1978):エルサレムの山々で
ローリー・ルービン(MS)
(1)-(3)マリヤ・ストローク(Pf)、
(4)ノアム・シヴァン(Pf)
録音:2010年12月
ルービンは米英で活動しているメゾ・ソプラノ。ニューヨーク・シティ・オペラ
でロッシーニの「チェネレントラ」のタイトル・ロールを、グリーンヴィッチ音
楽祭でモンテヴェルディの「ユリシーズの帰還」のペネロペ役で好評を博してい
る。また現代音楽にも意欲的でハービソンを始め多くの作品の初演している。

BCD 9368
「チナリー・ウンの音楽Vol.3」
チナリー・ウン(b.1942):
(1)スパイラルXI《母と子供》(2007)
(2)スパイラルIX《マハ・サトゥカール》(2006)
(1)スーザン・ウン(Va,Voice)
(2)チナリー・ウン(指揮)、トーマス・バックナー(Br,Perc)、
スーザン・ウン(Va,声,Perc)、リン・バータン(Perc,声)、
スティーヴン・ソルック(Perc,声)
ウンはカンボジア出身でアメリカ在住。東京フィルが委嘱し、来日したことも
ある。彼はカンボジアの伝統音楽と現代の語法を融合させようとしていて、作風
は南方の武満徹か佐藤聡明といった風情で湿った大気のなかでミステリアスな旋
律がたゆたう。スパイラルXIではヴィオラによる日本民謡に似たどこか懐かしい
旋律に奏者自身が歌う歌が加わる。スパイラルIXでも同じように奏者の弾き歌い、
叩き歌いによる作品で儀式的、祭礼風の雅やかな雰囲気に溢れている。

BCD 9370
「トラヴェル・ダイアリー」-打楽器奏者のための作品集
トリスタン・ペリッチ:観測/ネイサン・デイヴィス:ダイヴィング・ベル
デイヴィッド・ラング:目次/ポール・ランスキー:トラヴェル・ダイアリー
ミーハン・パーキンズ・デュオ:
【トッド・ミーハン&ダグラス・パーキンズ(Perc)】録音:2010年
ミーハン・パーキンズ・デュオは2人の打楽器奏者によって2006年に結成された。
これまでアメリカ国内はもとよりロシアでもコンサートを行っている。ペリッチ
の「観測」はコンピュータの打ち込み音楽に似たミニマル音楽、ピューリッツァ
ー賞受賞作曲家のデイヴィッド・ラングの「目次」は金属製とガラス製の打楽器
の対話が涼しげな響きをたてる佳曲、ポール・ランスキーの「トラヴェル・ダイ
アリー」は旅の思い出を各種打楽器で綴った可愛らしい音のスケッチでラテンの
要素が入った楽しい作品。

BCD 9372
「風は東から吹く」-4人の中世ドイツの歌人
ナイトハルト・フォン・ロイエンタール:Blozen wir den anger ligen sahen
ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ:「ティトゥレル断章」より
オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン:Es seusst dorther von Orient
ハンス・ザックス:われらの女性
ドリュー・ミンター(歌、中世ハープ)
中世ドイツのミンネゼンガー(吟遊詩人)とマイスタージンガー(名歌手)の歌を収
録。ドリュー・ミンターはアメリカ人のカウンター・テナーでワシントンの教会
の少年合唱団で活動した後、ウィーン、ブリュッセル、トゥルーズなどで研鑽を
積み、現在世界有数のカウンター・テナーと目されるに至った。ハルモニア・ム
ンディ、Deccaよりバッハのカンタータの名盤を多く録音している実力派。




<QUERSTAND>
VKJK 1018(SACD-Hybrid) ¥2380 ※3月25日までのご注文特価 ¥1980
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調
(ノヴァーク版1878/80年稿)
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:2010年10月ライヴ
オーソドックスにして個性的な名演!ブロムシュテットの「ロマンティック」。
ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」は、ブロムシュテットにとって
も重要なレパートリーで、1981年にはシュターツカペレ・ドレスデンと、1993年
にはサンフランシスコ交響楽団とそれぞれセッション録音しています。ここに
3種類目となるゲヴァントハウス管との2010年10月のライヴ録音が登場です。
「ロマンティック」は、このタイトルのせいで官能的で華麗な交響曲と思われが
ちですが、実は質実剛健で硬質な音楽です。ブロムシュテットも無論そういうタ
イプの芸術家ですので今回もストイックで威厳ある音楽になっており、こけおど
し等はまるでありません。それなのに聴き終えた後には「良い話を聞けた」とい
うようなリラックス感と充実感に満たされます。この自然体こそがブロムシュ
テットの芸術の魅力なのでしょう。

VKJK 1213 ¥1680
「タールベルク生誕200年記念、歌曲と室内楽曲集」
ジーギスムント・タールベルク(1812-1781):
歌曲集(覚醒と夢、馬術の男、夢、夏の夜、旅人は痛みを愛して、別れ、
2つのロマンス、他全20曲)
ピアノ作品(主題と変奏Op.45/2つのロシア民謡による変奏曲Op.17/
2つの無言歌Op.41)
ロッシーニの《セミラーミデ》による協奏的大二重奏曲(ヴァイオリンとピアノ)
マンヤ・ラシュカ(M.Sop)、
フェリックス・プロック(Br)、
アンドレアス・ハルトマン(Vn)、
シュテファン・ブルクハルト(Pf)
録音:2011年10-11月
タールベルクはスイスに生まれ、C.チェルニー、フンメル、モシュレスらに学び、
多くの歌曲、ピアノ曲、ピアノ協奏曲、室内楽を残している。超絶技巧ピアニス
トと名を馳せ、慈善コンサートでリストと対決したことでも有名です。メンデル
スゾーン、シューマンらと共にドイツ・ロマン派の系譜に連なる作曲家でいずれ
も豊かな旋律が華麗な和声で彩られた叙情的な音楽。

VKJK 1134 ¥1680
「ギュンター・ラファエルの音楽Vol.1」
ギュンター・ラファエル(1903-1960):
(1)ヴィオラ・ソナタ 変ホ長調Op.13(1925)
(2)弦楽四重奏曲第3番イ長調Op.28(1930/31)
(3)アルト・サクソフォンと小管弦楽のための協奏曲Op.71(1951)
(4)パルムシュトレーム・ソナタOp.69(1950)
-テノール、クラリネット、ヴァイオリン、小太鼓、コントラバス(ピチカート)、
ピアノのための
(1)パウル・ドクトール(Va)、ギュンター・ルードヴィヒ(Pf)、
(2)パルカニ四重奏団、
(3)エミール・マンツ(アルトSax)、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
WDRケルン放送響、
(4)フリッツ・ヴンダーリヒ(T)、ヴァルター・トリープスコルン(Cl)、
ロマン・シンマー(Vn)、カール・シャド(Perc)、
アルフレート・クレッツシュマー(Cb)、ロルフ・ラインハルト(Pf)
録音:(1)1959年ケルン、(2)2010年10月ドレスデン、(3)1957年ケルン、
(4)1957年ケルン
2010年の没後50年にチェリビダッケやS=イッセルシュテットによる交響曲集が
復刻され(CPOレーベル)話題となったギュンター・ラファエルの作品集が2タイト
ル同時発売。
ギュンター・ラファエルはベルリンに生まれ同地の音楽院で学び、後にライプ
ツィヒの音楽院で音楽理論と教会音楽の教師として生計を立てながら作曲に励
んだ。作風は激動の変革時代に生きた作曲家にしては穏健で調性と旋律を重視
した作品を残している。第二次大戦前に書かれたヴィオラ・ソナタ、弦楽四重
奏曲第2番はブラームスの影響が色濃く、時にフランス的な和声も聴かれる。戦
後に書かれたサクソフォン協奏曲はジャズと無調的部分が現れる。パルムシュ
トレーム・ソナタはテノールの歌唱と語りにアンサンブルが加わり、ジャズと
ストラヴィンスキーの新古典主義期を思わせる幾分シニカルで機知に富んだ音
楽が展開する。名テノール、フリッツ・ヴンダーリヒがミュージカル風の曲調
からストラヴィンスキー、ヒンデミット、クルト・ワイルと、くるくると変わ
る様々なスタイルの音楽を楽しそうに歌っているのが聴きもの。

VKJK 1135 ¥1680
ギュンター・ラファエルの音楽Vol.2
-2つのヴァイオリンのための「対話」
ギュンター・ラファエル(1903-1960):
対話I(1951)
(歌、ポルタート、シュプリング・ボーゲンと粒だったスタッカート、他全25曲)
対話II(1957)
(ドリア調、フリギア調、リディア調、ミクソリディア調、エオリア調、
ペンタトニック、カノン、ディナーミクとクロマティック、ダンス、他全20曲)
ベルンハルト・ハルトーク(Vn)、
ナリ・ブラントナー(Vn)
ギュンター・ラファエルが1950年代に作曲した2つのヴァイオリンのための対話I
&IIは古旋法、無調、バッハの様式、バルトークを思わせる民族音楽のスタイル
など様々なスタイルが折衷、試みられた多くの小品から構成され、さながら音楽
の図鑑、見本市といった観があり大変興味深い。

VKJK 1211 ¥1680
エルマー・バーンスタイン(1922-2004):ギター協奏曲
マルコム・アーノルド(1921-2006):ギター協奏曲Op.67
マイケル・ドアティ(b.1954):
エレクトリック・ギターと管弦楽のための協奏曲《ギーズ・ベンド》
(世界初録音)
トルステン・ドリュッカー(G)、
ラスムス・バウマン指揮
WDRケルン放送交響楽団
録音:2010年
映画音楽の巨匠として知られるエルマー・バーンスタインのギター協奏曲は抒情
的なメロディと活き活きとしたリズムが特徴で吉松隆のギター協奏曲が好きな人
は必ず気に入るでしょう。イギリスの巨匠アーノルドもクラシック、映画音楽両
方でよい仕事を残していますが、彼のギター協奏曲は数少ないこの分野の名曲で
す。ど派手が売りのネアカな作曲家ドアティの新作はロック、ブルースのメロ
ディとリズムが炸裂します。いささか悪ノリの観もなきにしもあらずのエレクト
リック・ギターと大管弦楽が火花を散らすゴキゲンな作品。

VKJK 1125 ¥1680
「エントラング・デア・ザールのロマンティック・オルガン」
ルートヴィヒ・ボスレト:トッカータ、序奏とフーガOp.33
ルートヴィヒ・ボスレト:ソナタ第2番Op.6
ウィルヘルム・メッツ:
6つの前奏曲、トリオと3つのフーガOp.4より前奏曲第6番とトリオ第7番
ウィルヘルム・メッツ:
《C.A.H.ゼーガーの「実用的オルガニスト」》よりフル・オルガンのフーガ
カール・ローダー:易しいコラール前奏曲Op.1より3曲
カール・ローダー:10のやさしい前奏曲Op.26より第2番
カール・ローダー:10のやさしい前奏曲Op.28より第1番-第3番
ヨハン・ヨゼフ・ヴァイト:
賛歌《アド・レジアス・ダペス》によるソナタOp.12より第1、4楽章
アウグスト・ヴィルトベルガー:基本オルガン学習Op.43-トリオ第1番、第5番
アウグスト・ヴィルトベルガー:
ジュベール社現代オルガン曲集-エレジー ホ短調
ヘルマン・キュストラー:
やさしい前奏・後奏曲集第2巻より第14番、第5番、第10番、第11番、第13番
フリードリヒ・ゲルンスハイム:キリスト教会のコラールによる前奏曲集より
ヨアヒム・フォンタイネ(Org)
録音:2009年3-6月ザールラント放送による録音
19世紀から20世紀の二つの大戦の間の頃まで活躍したドイツの作曲家によるオル
ガン作品を収録。リスト、レーガーに似た華麗な作品が多い。ヨアヒム・フォン
タイネはドイツ・ザールラント州出身でルネサンスから現代まで豊富なレパート
リーを持った中堅のオルガン奏者。




<GENUIN>
GEN 12238 ¥1980
フォーレ:「ペレアスとメリザンド」組曲Op.80(4曲)
チャイコフスキー:イタリア奇想曲Op.45
プロコフィエフ:
「ロメオとジュリエット」Op.64から6曲(モンタギュー家とキャプレット家
/ジュリエット/踊り/ロメオとジュリエット/ジュリエットの墓の前のロメオ、
ティボルトの死)
ミハエル・ザンデルリング(指揮)
ドレスデン・フィルハーモニー
録音:2011年クルトゥア・パラスト,ドレスデン、ライヴ録音
ザンデルリング一家の末弟ミハエルは1967年生まれ。チェリストから2001年に指
揮者に転向し、GENUINレーベルへも主に弦楽オーケストラと録音を行っていた
が、いよいよフル・オーケストラを振ってのCDが登場した。ミハエル・ザンデル
リングは、その優れた音楽性から急激に人気が上昇しており、その理由は、フォ
ーレの「ペレアスとメリザンド」の前奏曲の潤いに満ちて美しく流れる音楽を聞
けばよく分かる。また名演あまたのプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」
の音楽も、いずれの曲もザンデルリングの豊かな感性が羽ばたく様を感じること
ができる。

GEN 12236 ¥1980
サバネーエフ(1881-1968):
ピアノ三重奏曲 Op.4
ピアノ、ヴァイオリン、チェロのためのソナタ Op.20
イロナ・テン=ベルク(Vn)
ウェン=シン・ヤン(Vc)
ミハエル・シェーファー(Pf)
録音:2011年4月、ミュンヘン,DDD、54'50
レオニード・サバネーエフ(1881-1968)は、ロシア生まれで後にフランスで活動
した作曲家。長命したが、戦後に活躍しなかったこともあり、作品が演奏される
機会は乏しい。このCDに収録されている二つのピアノ三重奏曲はサバネーエフの
代表作といってもよいもの。ほの暗いロマンティックな曲想は魅力的である。バ
イエルン放送交響楽団のコンサートミストレスを務めたイロナ・テン=ベルク、
同じくバイエルン放送交響楽団の主席チェロ奏者だったウェン=シン・ヤン(台
湾系、スイス生まれ)、そしてテン=ベルクとのコンビでおなじみのミハエル・
シェーファーの三人による非常に高い水準の演奏で珍しい作品が楽しめる。

GEN 12217 ¥1980
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調Op.97「大公」
ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.1-3
トリオ・エクス・エクオ:
【ゲラルト・ファウト(Pf)、マティアス・ヴォロング(Vn)、
マティアス・モースドルフ(Vc)】
録音:2011年7月1日,8月28日、ライプツィヒ
ベートーヴェンの有名な「大公」と初期のハ短調を収録。トリオ・エクス・エク
オは2005年に結成されたピアノ三重奏団。ドイツの伝統に根ざしつつ、瑞々しい
感性をもった演奏が高く評価されている。

GEN 12223 ¥1980
「残響」-ヴェッツェル(1879-1973):歌曲集
(夏の夜の提灯/青い蝶/口笛/横笛の演奏/告白/霊感/夜の挨拶/残響/
学生/最後の踊り/三月の晩/夏の晩/あの谷底で/アグネス/隠遁/告別/
問いと答え/祈り/日の出/前の一時/棄てられた娘/娘との別れ/旅の杯/
我が母に/月に寄せて/全体)
オリフィア・フェルモイレン(MS)
ペーター・シェーネ(Br)
リアナ・フラト(Pf)
エドゥアルト・スタン(Pf)
録音:2011年5月
ドイツ・リート・ファンは必聴のCD。ユストゥス・ヘルマン・ヴェッツェル
(1879-1973)は、20世紀前半のドイツの重要な歌曲作曲家だったが、妻がユダヤ
系だったためナチ時代にたいへん苦労をし、戦後も忘れられ、長命したにも関わ
らず作品が顧みられることがなかった。20世紀的な近代性のまったくない、非常
にロマンティックなヴェッツェルの歌曲は、21世紀の今になって大きな注目を浴
びている。ヴェッツェルだけのCDはおそらくこれが初めて。

GEN 12224 ¥1980
「セレナーデ」
-夜と愛にまつわる男声合唱のためのパート・ソング集
シューベルト:
森の夜の歌 D.913,夜 D.983C,小さな声で歌おう D.635,矛盾 D.865,
隠棲 D.337,墓と月D.893,墓 D.569,精霊の踊り D.494
ヴォーン・ウィリアムズ:放浪者,ローモンド湖,冬は去った
シェーベリ:調べ/アルヴェーン:気分,セレナード
ブルックナー:真夜中に,晩の空,真夜中,晩の魔法
ヤン・シューマッハー(指揮)
カメラータ・ムジカ・リンブルク
録音:2011年6月18-19日、10月29-30日
男声合唱によって、夜や愛に関わる様々な曲が歌われている。ほとんどは原曲は
歌曲である。カメラータ・ムジカ・リンブルクは1999年結成。以来ヤン・シュー
マッハーに率いられ、2010年にはドルトムントでのドイツ合唱コンクールに優勝
するほどの実力を得た。

GEN 12225 ¥1980
モーツァルト(リンケルマン編):「魔笛」序曲
ハース:木管五重奏曲 Op.10
ダンツィ:木管五重奏曲 ト短調 Op.56-2
カーター:木管五重奏曲
タファネル:木管楽器のための五重奏曲
ワイマール木管五重奏団
録音:2011年7月12-14日、ベルリン,DDD、59'35
新旧の木管五重奏曲集。ワイマール木管五重奏団は、フルートのトモ・アンドレ
アス・イェックレ、オーボエのフレデリケ・ティンマーマン、クラリネットのゼ
バスティアン・ランベルツ、ホルンのシュテファン・ショットシュタット、ファ
ゴットのヤコプ・カルヴァートによるアンサンブル。ポール・タファネル(1844-
1908)の作品が珍しい。

GEN 12226 ¥1980
「ドビュッシー:ピアノ作品集第1集」
ロマンティックなワルツ/夢/マズルカ
ベルガマスク組曲/ピアノのために
映像第1集(水の反映,ラモーを讃えて,運動)
映像第2集(葉ずえを渡る鐘の音,そして月は荒寺に落ちる,金色の魚)
レントより遅く
ユリアーナ・シュタインバッハ(ピアノ)
録音:2011年3月27日-4月1日、10月3日、ライプツィヒ
ユリアーナ・シュタインバッハはブラジル生まれのピアニスト。リヨンとパリで
学んだ後、現在は世界で活躍している。とても落ち着いた冷静な配慮の届いた演
奏である。

GEN 12232 ¥1980
「コスモポリタン」-
グリンカ&シュナイダー:クラリネット、ファゴット、ピアノのための作品集
ダニエル・シュナイダー(1961-):
外の世界/クラリネット・ソナタ/バロックロッホネス
グリンカ:悲愴三重奏曲 ニ短調/ファゴット・ソナタ/哀歌
トリオ・エレゴ:
【アントニア・ロレンツ(Cl),フィリップ・ツェラー(Fg),
イザベル・フォン・ベルンシュトルフ(Pf)】
録音:2011年10月7-9日、フランクフルト・アム・マイン
グリンカと、1961年、チューリヒ生まれのダニエル・シュナイダーの作品を集め
たCD。トリオ・エレゴは、いずれも2006年のドイツ音楽コンクールの参加者だっ
たアントニア・ロレンツ、フィリップ・ツェラー、イザベル・フォン・ベルン
シュトルフによって結成。クラリネット、ファゴット、ピアノという珍しい組み
合わせながら、高い音楽性によって評判を博している。




<K&K出版レーベル(ドイツ)>
KUK 103 ¥2080
「グランド・ピアノ・マスターズ-夢の情景」
ショパン:マズルカ集
(ト長調 Op.50-1/変イ長調 Op.50-2/嬰ハ短調 Op.50-3/変ロ長調 Op.7-1)
シューマン:幻想小曲集 Op.12(8曲)
ブラームスピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5
マグダレーナ・ミュラーペルト(ピアノ)
録音:2011年6月4日、マウルブロン修道院、ライヴ
マグダレーナ・ミュラーペルトは1992年、マウルブロン生まれのピアニスト。
録音時はまだ18歳だった。今まで35ものピアノ・コンクールの受賞歴があるとい
う彼女、既に国際的な演奏活動をしており、これからますますの期待ができる。
このCDからも、単なる優秀な若手ピアニストという以上の優れたものが感じられ
るだろう。

KUK 101 ¥2080
「弦楽、フルート、イングリッシュ・ホルンのための作品集」
(1)チャイコフスキー:「フィレンツェの想い出」ニ長調 Op.70(弦楽合奏版)
(2)オネゲル:室内協奏曲
(3)シベリウス:即興曲 Op.5-5,5-6(弦楽合奏版)
(4)スティーヴンソン:コールアングレと弦楽のための協奏曲
ゼバスティアン・テヴィンケル(指揮)
プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団
(2)クリストフ・レンツ(フルート)
(2)(4)ミリアム・ブッダイ(コールアングレ)
録音:2010年、マウルブロン、ライヴ
チャイコフスキーの傑作「フィレンツェの想い出」以外は珍しい曲ばかり。オネ
ゲルの室内協奏曲は、フルート、コールアングレ、弦楽合奏のためのモダンな美
しさを湛えた名曲。シベリウスの即興曲は、ピアノ曲を作曲者が弦楽合奏に編曲
したもの。アラン・スティーヴンソンは1949年生まれの作曲家。平明で親しみや
すい音楽だ。クリストフ・レンツは1976年、テュービンゲン生まれのフルート奏
者。2005年からハノーファーNDR放送フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート
奏者。ミリアム・ブッダイは2008年から同じくハノーファーNDR放送フィルハー
モニー管弦楽団の首席コールアングレ奏者。




<NMC(イギリス)>
NMC D175 ¥1450
(ANCORAシリーズ)
「オリヴァー・ナッセン作品集」
オリヴァー・ナッセン(b.1952):
(1)交響曲第3番
(2)トランペッツ(ソプラノと3つのクラリネットのための)
(3)「オフィーリアの踊り」第1集
(4)「コーシング」(室内オーケストラのための)
(5)カンタータ(オーボエと弦楽三重奏のための)
(6)交響曲第2番(ソプラノと室内オーケストラのための)
(1)マイケル・ティルソン・トーマス指揮フィルハーモニア管弦楽団
(2)オリヴァー・ナッセン(指揮)、
リンダ・ハースト(S)、マイケル・コリンズ(Cl)、エドワード・ピリンガー(Cl)、
イアン・ミッチェル(Cl)
(3)(4)(6)オリヴァー・ナッセン指揮ロンドン・シンフォニエッタ
(5)ナッシュ・アンサンブル
(6)エレーン・バリー(Sop)
録音:(1)(3)1981年5月、(2)(4)(5)(6)1983年8月
(UNICORN-KANCHANAで出ていたもの)
イギリス現代作曲界は大変多様で活発に活動しているが、オリヴァー・ナッセン
はいわゆるクラシックの流れを汲む伝統的な現代音楽の作曲家としてジョージ・
ベンジャミンと共にいまやイギリスの重鎮的存在となっている。このディスクで
はそんな彼が20代に作曲した作品を収録。ナッセンは16才で自作の交響曲第1番
を自らロンドン響を指揮して初演したほどの早熟で、ここに収められた作品のい
ずれもが若書きとは無縁の高い完成度を持っている。自ら作曲家でもあるティル
ソン・トーマスの的を得たシャープな指揮ぶりが聴き所。

NMC D180 ¥1980
マイケル・フィニシー(b.1946):
(1)弦楽四重奏曲第2番(2006-07)[19:19]
(2)弦楽四重奏曲第3番(2007-09)[44:13]
クロイツァー四重奏団:
【P.S.スカーヴェド(Vn)、M.トランダフィロフスキ(Vn)、モーガン・ゴフ(Va)、
ニール・ハイド(Vc)】
録音:(1)2007年3月、(2)2010年11月
フィニシーは王立音楽院で学んだ後、イタリアで研鑽、現在はイギリスの幾つか
の音楽大学で教鞭を執っている。厳しい表現主義的無調音楽で新ウィーン楽派の
影響のもと、クラスターの多用など厳しい表現のなかに突然、鳥の鳴き声がテー
プで流されたり(弦楽四重奏曲第3番)とアカデミックな現代音楽の作法の中にも
独自の詩学が拡がる。
現代音楽を得意とするスカーヴェド率いるクロイツァー四重奏団は先にフィニシ
ーの弦楽四重奏作品集(弦楽四重奏曲第1番も含む)を録音している(METIERレーベ
ル,MSVCD92011)





<ARTS(ドイツ)>
47759-8(SACD-Hybrid) ¥2080
「リベル・ムンディ」-クリスティアン・カラーラの音楽
クリスティアン・カラーラ(b.1977):
(1)「マーテル(母)」(弦楽オーケストラのための)
(2)フェイス・トゥ・フェイス
(3)リベル・ムンディ
(4)地底からの物語
(5)平和な序曲の
(6)東西のロマンス
マテュー・マンタヌス指揮
アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団
(2)-(5)フランシスコ・ドラツィオ(Vn)、
(3)アンジェラ・ニシ(S)、
録音:2011年9月パルマ
クリスティアン・カラーラは北イタリア出身の若手作曲家で調性と旋律に基づい
たロマンティックな作風を持つ。ペルト、ヴァスクス、佐藤聡明、グレツキらと
共通するニュー・シンプリシティ、新ロマン主義とも位置づけられる抒情的な作
品集。




<DORON(スイス)>
DRC 5037 ¥2080
(1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲 ニ短調
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第18番 変ロ長調 K.456
マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)
アドリアン・エティカー(ピアノ)
ヨエル・マティアス・ジェニ(指揮)
レゾルフィステ室内管弦楽団
録音:2011年4月、ソフィア
メンデルスゾーンのヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲は、メンデルス
ゾーンの少年時代の作品で、今日でも演奏される機会は少ない珍しい作品。マリ
オ・ホッセンはブルガリア、プロヴディフ生まれのヴァイオリニスト。アドリア
ン・エティカーはスイスのピアニスト。

※DORONレーベル再プレスのご案内
DRC 3013 ¥2080
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第26番 ニ長調 K.537 「戴冠式」
ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414
ボリス・マーソン(ピアノ,指揮)
モントルー交響楽団
録音:1995年2月9、10日、スイス、グラン
ボリス・マーソン(メルソン)の弾き振りによるモーツァルトのピアノ協奏曲2曲。
マーソンは1921年、ベルリンの音楽一家の生まれ。父イェヒム・マーソンは、
アンセルメ時代のスイス・ロマンド交響楽団のコンサートマスターだった。マー
ソンは、ピアニストとして長年活動しているが、録音はその名声に比べると著
しく少ない。このモーツァルトのピアノ協奏曲でのマーソンのピアノは実に素晴
らしい。70代というのに音楽には瑞々しさがあり、また作曲家としても知られる
マーソンはオーケストラの扱いもうまい。一見ごく普通のモーツァルトなのに、
聞いていて幸せを感じることができる。

DRC 3025 ¥2080
「チェロとハープのための宮廷音楽」
J-L・デュポール&ボクサ:協奏夜想曲第3番 ト短調
ボッケリーニ:ソナタ第7番 ロ長調
シュポア:チェロとハープのためのソナタ ト長調 Op.115
アレクサンドル・スタイン(チェロ)
フランソワーズ・スタイン(ハープ)
録音:1982年5月12-14日、チューリヒ
チェロとハープのための作品集。ジャン=ルイ・デュポール(1749-1819)は、
兄ジャン=ピエール・デュポール(1741-1818)と共にチェロの名手として知られ
た人。ニコラス・シャルル・ボクサ(1789-1856)は、当時開発されたばかりのダ
ブルアクションのペダル・ハープを操る名手。二人の共同で9つの協奏夜想曲が
作られた。アレクサンドル・スタインはルーマニア生まれのフランスのチェリス
ト。フランソワーズは彼の妻。




<MU(ミュウ)レーベル(日本)>
MU(ミュウ)は、マネジメント会社、ミュージシャンズ・パーティのレーベルです。
クラシックをこよなく愛し、後世に伝えていきたいという想いを持つ一流の演
奏家・音楽家が集った本物の演奏を お届けするとともに、クラシックと聴衆と
の距離をより縮めた場の提供を目指しています。この度所属するアーティスト
のCDを発売することになりました。

MUCS-1009 ¥3000
「山本裕康/情景」
(1)宮川彬良:随想曲第3番(3:00) ※委嘱新作
(2)サン=サーンス:白鳥(3:15)
(3)ゴダール:ジョスランの子守歌(5:57)
(4)カタルーニャ民謡(P.カザルス編曲):鳥の歌(3:40)
(5)岡野貞一(大橋晃一編曲):故郷(4:21)
(6)ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 op65より第三楽章(3:39)
(7)パラディス:シチリアーノ(3:09)
(8)ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 op19より第三楽章(6:14)
(9)フォーレ:夢のあとに op7-1(3:11)
(10)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番より「サラバンド」(4:03)
(11)ヘンデル(大橋晃一編曲):
歌劇「リナルド」より「私を泣かせて下さい」(4:04)
(12)シューマン:トロイメライ(3:28)
(13)カッチーニ(大橋晃一編曲):アヴェ・マリア(5:17)
(14)ブルッフ:コル・ニドライop47(10:43)
山本裕康(チェロ)
諸田由里子(ピアノ)
録音:2011年9月22-24日,山梨県山梨市花かげホール
エンジニア:宮下雄二
ブックレット寄稿文:宮本文昭(指揮者)
山本裕康から安らぎの贈り物。緩やかな曲ばかりを14曲収録しました。こんな時
代だからこそぜひ聴いて欲しい一枚です。
山本裕康(Hiroyasu Yamamoto Cello)
愛知県出身。桐朋学園大学在学中、第56回日本音楽コンクール第1位入賞。その
他、第1回淡路島国際室内楽コンクール第2位、第1回日本室内楽コンクール優勝
など数々の受賞歴を持つ。同大学を首席で卒業後、桐朋学園研究科、室内楽研究
科及びイタリア(キジアーナ音楽院)にて研鑽を積む。 東京都交響楽団首席奏者、
広島交響楽団の客演ソロ・チェロ奏者を経て、1997年より神奈川フィルハーモニ
ー管弦楽団の首席チェロ奏者に就任、現在に至る。また、東京藝術大学、洗足学
園音楽大学で後進の指導にあたるなど、活動範囲は多岐に渡る。神奈川フィル以
外での演奏活動も目覚ましく、宮崎国際音楽祭、サイトウ・キネン・フェスティ
バルへの参加、オーケストラMAP'S主要メンバーとして欠く事の出来ないチェリ
ストとして活躍している。 2011年には下野竜也氏指揮神奈川フィルハーモニー
管弦楽団定期演奏会でF.グルダ作曲「チェロとブラスオーケストラのための協奏
曲」を演奏し好評を博す。今回のアルバムは自身3枚目となるソロ・アルバムで
ある。日本音楽界における次世代のリーダー的存在である。
公式サイト:http://www.musiciansparty.jp/wp/yamamoto/




<TUDOR>
TUDOR 7176(SACD-Hybrid) ¥2080
マーラー:交響曲第7番ホ短調
ジョナサン・ノット指揮
バンベルク交響楽団
録音:2011年7月11-15日ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク
好評のジョナサン・ノットのマーラー交響曲録音シリーズ第7弾。今回はマー
ラーの交響曲中、最も解釈が難しいとされる第7番。《夜の歌》と呼ばれるこ
ともあるこの作品は夢とうつつの境目を往き来するかような夢幻的な雰囲気と
美しい旋律で溢れています。全体の構成がラプソディックであるため、全体の
ポイントをどこに置くかによって演奏の方向性が指揮者によって著しく異なる
問題作でもありますが、さてノットはいかなるアプローチをとっているのかは
聴いてのお楽しみ。管楽器ソロの出番も多く、艶やかで流麗なバンベルク響の
管楽セクションの妙技も聴き逃せません。ハリウッドの映画音楽かと見紛うほ
ど効果絶大かつ豪華絢爛な両端楽章とシェーンベルクらに霊感を与え表現主義
音楽の確立に決定的な影響を与えた中間楽章の「夜の音楽」の鮮烈なコントラ
スト。豪快な大管弦楽のサウンドと繊細な室内楽の要素を併せ持つ複雑な総譜
をこれほどの解像度でリアリゼーション出来る指揮者は今日ノットをおいて他
にいません。高音質SACDによってマーラーの意思があますところなく表現され
た同曲の決定盤の登場です。
※日本語オビ・解説付き

TUDOR 7181(SACD-Hybrid) ¥2080
シューマン:
ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
序奏と協奏的アレグロ ニ短調 Op.134
協奏的小品 ヘ長調 Op.86
序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調 Op.92
ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)
マルク・アンドレーエ(指揮)
バンベルク交響楽団
録音:2010年6月28日-7月2日、バンベルク,77'11
TUDORのバンベルク交響楽団のシリーズ、ゲルハルト・オピッツを迎えての
シューマンのピアノ協奏曲集。オピッツはシューマンも得意としているが、
ピアノ協奏曲も含めてこれらの曲は意外なことに初録音(恐らく)。過度の思
い入れをせず、我を押し出し過ぎずしかししっかりと自己主張をする、身の
詰まったシューマンを聞かせてくれる。バックをスイスの名匠マルク・アン
ドレーエが受け持っている。
※日本語オビ・解説付き

TUDOR 7178(SACD-Hybrid) ¥2080
「ハンス・ゾンメル:管弦楽伴奏つき歌曲集」
ハンス・ゾンメル(1837-1922):
(1)サッフォーの歌Op.6(テキスト:カルメン・シルヴァ)
(2)管弦楽伴奏つき歌曲集
(オデッセウス/夜/漁師/王様と蚤/宮殿の見張り台で塔守は歌う/月へ
/他全15曲)
エリザベト・クルマン(M.S)、
ボー・スコウフス(Br)、
セバスティアン・ヴァイグレ指揮
バンベルク交響楽団
録音:2010年5月-8月、バンベルク
ハンス・ゾンメルは日本では殆ど知られていないが、ブラームスと同い年の
ドイツの作曲家。生涯に多くの歌劇(その多くはおとぎ話を題材としている)
とおびただしい数の歌曲を作曲している。ワーグナーとR.シュトラウスの間
のミッシング・リンクを埋めるような作風で極めて興味深い存在といえよう。
またイタリア歌劇から影響を感じさせる伸びやかで美しい旋律性をも兼ね備
えている。いずれも管弦楽の伴奏つきで、さながら歌劇のアリアを思わせる
ドラマティックな歌曲。
ソプラノのエリザベス・クルマンはオーストリアの若手でウィーン・フィル
の演奏会に度々登場し、アーノンクール、メータ、ムーティらと共演してい
る。バリトンのボー・スコウフスはデンマーク出身でドン・ジョヴァンニか
らツェムリンスキー、ヴォツェックなどオペラも得意としているが、ドイツ
歌曲も得意としSONY CLASSICALから多数のアルバムが発売になっている。




<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD 99049 ¥3000
「日本弦楽三重奏曲の世界II」
-清瀬保二・入野義朗・呉 泰次郎-
(1)清瀬保二(明治33年-昭和56年):
弦楽三重奏曲(1949)
(2)入野義朗(大正10年-昭和55年):
弦楽三重奏曲(1965)
(3)呉 泰次郎(明治40年-昭和46年):
主題と変奏 作品2(1933)
(4)八木節-弦楽三重奏のための-(2011)
幸松 肇(編曲)
菖蒲弦楽三重奏団:
【浜野孝史(ヴァイオリン)、
伴野 剛(ヴィオラ)、
江口心一(チェロ)】
録音:2011年8月16、17日、神奈川県生涯学習センター ラディアン・ホール
日本楽派シリーズの発売によせて(ミッテンヴァルト代表 稲原和雄)
邦人作品を音にして残していきたい、と制作を始めた日本楽派シリーズが、本
作品で10作目となった。第1作の「山田耕筰室内楽作品集」から約14年の歳月
が経ったわけだが、こんなに長く続けられたという思い半分、まだまだ残した
い素晴らしい作品があり、制作への思いが尽きることはない。
菖蒲弦楽三重奏団は、2009年、「日本弦楽三重奏曲の世界」の制作が動き出し
た時に出会ったトリオであるが、彼らは、私の邦人作品への取組みを理解し、
単にCD制作のためだけでなく、実際にこれらの曲をレパートリーとし、演奏活
動を続けてくれている。そんな3人とともに、再び、「弦楽三重奏曲の世界II」
を制作できたことは、この14年の中でも特にうれしいことだと思っている。
今後、彼らがより幅広い演奏機会を得て、皆様のお目に触れる機会が増える
ことを切に願っている次第である。(ライナー・ノートより)




<BMC>
BMC CD162 ¥1980
「ペーター・エトヴェシュ、カーネギー・ホールでリゲティ&クルタークを
振る」
(1)リゲティ(1923-2006):メロディーエン(1971)
(2)クルターク(b.1926):亡きR.V.トルーソヴァのメッセージOp.17
(3)リゲティ:チェロ協奏曲(1969)
(4)クルターク:アンナ・アフマトーヴァによる4つの詩Op.41
ペーター・エトヴェシュ指揮UMZEアンサンブル、
(2)ナターリア・ザゴリンスカヤ(Sop)、
(3)ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
録音:2009年1月31日ニューヨーク、カーネギー・ホール、
ライヴ・レコーディング
リゲティとクルターク、現代ハンガリーが生んだ2人の大作曲家の代表作をこ
れまたハンガリーの大作曲家で指揮者のエトヴェシュがニューヨークはカー
ネギー・ホールにまで乗り込んで熱演した話題盤。リゲティの代名詞となっ
た「アトモスフェール」とその発展形である「ロンターノ」の少し後に書か
れた「メロディーエン」とチェロ協奏曲は新しい旋律性への取り組みを示す
リゲティ中期の傑作。またクルタークの「亡きR.V.トュローソヴァのメッセ
ージ」はクルタークが一躍西側で知られるようになった彼の代表作。「アン
ナ・アフマトーヴァによる4つの詩」ではヴァレーズばりにパトカーのサイレ
ンまで動員される。いずれも熱演でカーネギー・ホールの聴衆のブラボーの
声からその熱気が伝わってくる。

BMC CD175 ¥1980
「アンサンブル・リネア・プレイズ・エトヴェシュ」
ペーター・エトヴェシュ(b.1944):
(1)6のためのソナタ(2006)
-2台のピアノ、サンプラー、3人の打楽器奏者のための
(2)オクテット・プラス(2008)
-ソプラノ、フルート、2つのトランペット、2つのファゴット、
2つのトロンボーンのための
(3)ナターシャ(2006)-ソプラノ,ヴァイオリン,クラリネット,ピアノ
(4)「チェーホフを待っているタクシーがいるが、彼はむしろ歩いてゆくだ
ろう」(2004)-ピアノのための
(5)地のピアノ-空のピアノ《ルチアーノ・ベリオの追憶に》
(2003年5月28日/2006年10月13日)-ピアノのための
(6)PSY(1996)-フルート、チェロ、ツィンバロムのための
(7)カデンツァ(2008)-フルート独奏
ジャン=フィリップ・ウルツ(指揮)
アンサンブル・リネア
(2)(6)(7)マリオ・カローリ(Fl)、
(2)(3)アリソン・ベル(Sop)、
(1)(4)(5)ベンヤミン・コブラー(Pf)
(6)ミクローシュ・ルカーチ(ツィンバロム)
録音:2009年10月
エトヴェシュが多忙な指揮活動の合間を縫って書いた室内楽近作集。「6のた
めのソナタ」はバルトークの2台のピアノと打楽器のためのソナタに似た雰囲
気にサンプラーを加えてポップでどこかゲーム・ミュージックに似た遊び心
を持った作品。「オクテット・プラス」、「ナターシャ」はともに器楽アン
サンブルにソプラノのシアトリカルでどこか人を喰ったような語り歌いのあ
る楽しい作品。他にベリオの追悼曲「地のピアノ-空のピアノ」、ツィンバロ
ムのエキゾチックな響きにフルート、チェロが絶妙に絡む「PSY」などヴァラ
エティに富んだ作品が満載。

BMC CD146 ¥1980
「ナイアガラ」
-ラースロー・シャーリ(b.1940):フルート作品集
(1)マニフィカト(1985)-Sop,3Fl/(2)デュエット(2001)-2Fl/
(3)ランドスケープ・イン・C(1982)-3Fl,Synth
(4)ルドゥス・クロマティクス(1987)-6Fl/
(5)ムーンドッグ(1990)-4Fl/(6)祖母の踊り(1978)-B.Fl,Cemb
(7)スタディーズ(1989)-2Fl/(8)カノン(1977)-6Fl
(9)ナイアガラ(1992)-Fl,Perc/(10)タンゴ(1989)-4Fl
(11)サンフラワーズ(1989)-3Fl
(12)フォー・オブ・アス(2003-07)-4Fl
(13)反復された5(1985)-Fl,B.Fl,Glass
(14)ポットのなかで遊ぶ小石(1980)-4Fl
マヌエル・ズリア(Fl・多重録音,(8)(12)Perc,(2)キーボード)
(1)アルダ・カイエリョ(S)
(6)サルヴァトーレ・カルチオロ(Cemb)
録音:2003-2006年ローマ
シャーリと言えば《機関車交響曲と蒸気機関の練習曲》(BMCCD010)の作曲者
と聞けば思い出す方もいるかもしれません。「機関車交響曲」は機関車が走
る轟音だけを様々なテープ処理で作品にしたぶっ飛んだ内容で、一部で大ウ
ケした傑作でした。その後も「ダンス・ミュージック」(BMCCD069)という楽
しい作品集を発表していますが、この人は限られたモティーフ、音素材を反
復して作品を作る傾向があり、前述の「機関車交響曲」のような列車をモテ
ィーフにした曲を作るあたりからしてハンガリーのスティーヴ・ライヒと名
づけてもよいでしょう。
さてこのフルート作品集の冒頭に置かれた「マニフィカト」は元気のよい3本
フルートの反復音形にソプラノが絡む美しい佳曲でライヒの「バーモント・
カウンター・ポイント」と「テヒリーム」を足して2で割ったような音楽。
「ランドスケープ・イン・C」はアンビエント系の音楽でブライヤーズかイー
ノあたりを思わせる瞑想的な作品。「ムーンドッグ」はタイトルからしてあ
の伝説的ミニマリストを意識していると思われますが内容は終始非常に瞑想
的で穏やかな小品。「祖母の踊り」ではバロックと東洋が融合したような不
思議な世界が展開。ミニマル・ミュージックの好きな人は必ず気に入るであ
ろう、絶対お奨めの一枚です。

BMC CD178 ¥1980
フランツ・リスト(1811-1886):男声合唱曲集第2集
「男声合唱のためのミサ、モテット集」
オルガンのための前奏曲《主の家に我らは進み行く》
モテット《願わくば汝とともに平安を》
男声合唱のためのミサ曲/ラウダーテ・ドミヌム
モテット《我らなお離れず》/モテット《キリストの魂は我を清め》
オルガンのための前奏曲《より高く!(エクセルシオール!)》
タマーシュ・ブブノー指揮聖エフレム男声合唱団、
ラースロー・ファッシャング(Org)
録音:2010年7月
昨年生誕200年を迎えたフランツ・リストの男声合唱曲集第2弾。聖エフレム
男声合唱団は2002年に結成された団体でギリシャ正教の典礼音楽、スラヴ系
の伝統宗教楽、ビザンチン音楽を主要なレパートリーにしている。

BMC CD185 ¥1980
「リストの黄昏」-リスト後期ピアノ作品集(1880-86)
フランツ・リスト(1811-1886):
悲しみのゴンドラ第1番/忘れられたロマンス/忘れられたワルツ第1番
忘れられたワルツ第4番/灰色の雲/チャルダッシュ第1番
頑固なチャルダッシュ/不運な星/恐ろしいチャルダッシュ
調性のないバガテル/悲しみのゴンドラ第2番/ハンガリー狂詩曲第16-19番

アドリエンネ・クラウス(Pf)
録音:2010年10月
アドリエンネ・クラウスは1989年、リスト音楽院在学中にシンシナティ国際
コンペティションに上位入賞、その後ゲオルグ・ショルティの指揮のもとチュ
ーリヒ・トーンハレ管弦楽団と共演し一躍、評判となる。2001年に来日し東
京フィルと共演。クラシックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、
特にリストは彼女の最も得意とする作曲家である。このアルバムはそんな彼
女がリスト晩年の6年間に書かれた作品を集めた凝った内容です。




<DREYER-GAIDO>
CD21062 2枚組 ¥3960
フリートヘルム・デール・エディションVol.15
フリートヘルム・デール(b.1936):歌劇《メディア》(全3幕)
ブレンダ・ロベルツ(Sop)、マリオ・タガドッシ(Br)、
アッティラ・コヴァーチ(B)、
マーガレット・ラッセル(Sop)、ハンス・ゲオルク・アーレンス(B)、ほか
クラウスペーター・ザイベル指揮
キール・フィルハーモニー管弦楽団、キール州立歌劇場合唱団、
録音:1990年6月17日キール歌劇場ライヴ
フリートヘルム・デールはドイツ・ゲッティンゲン出身でフライブルク音楽
大学でヴォルフガング・フォルトナーに学ぶ一方、哲学、歴史、音楽学を専
攻しウェーベルンの研究では博士号を取得している。1982年にリューベック
音楽院の教授に就任以来、数々の音楽祭の主宰や演奏グループの音楽監督、
現代音楽のワーク・ショップの責任者を務める中で多くの様々な作品を発表
してきた。歌劇《メディア》はエウピリデスによる有名なギリシャ悲劇に基
づくオペラ。電子音楽あり、オルフ、黛敏郎、松村禎三を思わせるアクの強
い原初的でギラギラした管弦楽法、オスティナート、ペンデレッキを彷彿と
させる狂気的、神秘的な合唱など様々なスタイルが折衷されている。現代オ
ペラとはいえ、よくありがちなアイデア先行型の抽象的な内容とは無縁で純
粋に響きのスペクタクルを楽しめる作品。

CD21068 ¥1980
フリートヘルム・デール・エディションVol.16
フリートヘルム・デール(b.1936):フルート作品集
(1)吟遊詩人の歌による変奏曲(1959)
(2)カントW(1962)/(3)接写レンズ,反射(1962)
(4)ユリアンの数分(1963)/(5)7つの俳句(1963)
(6)テクスチュア(1971)/(7)5つの小品(1980)
(8)エレジー(1999/2010)/(9)太陽の歌(2008)
アンゲラ・フィルキンス(Fl)、
(5)ヤンナ・リュック(Sop)、
(3)(4)(5)(8)クリスティアン・ルヴォロ(Pf)、
(8)トレルス・スヴァーネ(Vc)
録音:2010年10月ライヴ
デールの若書きから最近までのフルートをメインにした作品集。吟遊詩人の
歌(トゥルバドゥール)の歌の主題に基づく変奏曲は素朴なテーマが驚くほど
複雑な音楽に変容する。そのほか、モード、セリーの影響を受けた作品、与
謝蕪村の俳句のドイツ語訳のシュプレッヒシュティンメに点描的な音楽が絡
む7つの俳句など興味深い作品が並ぶ。




<NEOS>
NEOS10936(SACD-Hybrid) ¥2080
ブルーノ・マデルナ(1920-1973):管弦楽曲全集Vol.4
(1)クァドリヴィウム(1969)-4人の打楽器奏者と4群の管弦楽のための
(2)アウラ(1972)-管弦楽のための
(3)アマンダ(1966)-室内管弦楽団のための
(4)宗教的な庭(1972)-小管弦楽のための
アルトゥーロ・タマヨ指揮
hr交響楽団(フランクフルト放送響)
(1)コンラート・グラーフ,アンドレアス・ヘップ,
ブルクハルト・ロッゲンブルック,アンドレアス・ベートガー(以上Perc)
(3)アレヤンドロ・ルトカウスカス(Vn)
録音:(1)2007年1月、(2)(4)2007年8月、(3)2006年12月
53歳の若さで急逝したイタリアの作曲家マデルナの偉業を管弦楽作品でたどる
このシリーズも第4弾。そのきらきらと輝く星々のように鮮やかな色彩感と意表
をつく展開、圧倒的なダイナミズムは現代音楽ファンならずとも思わず耳を傾
けてしまうサウンドそのものの魅力にあふれており、オーディオ・マニアをも
唸らせてしまう大迫力です。「4人の打楽器奏者と4群のオーケストラのための
クァドリヴィウム」は4人の打楽器ソロの対話が徐々にオーケストラにまで波及
し最後は両者とも音の渦に巻き込まれてしまう神話的神々しささえ感じさせる
マデルナ畢生の大作。シュトックハウゼンの「3群のオーケストラのためのグ
ルッペン」よりも更に巨大な編成と構成により、その美しさに言葉を失います。
そして「アウラ」の切れ味の鋭いナイフを思わせるクールで冷たいエロス(?)、
また「宗教的な庭」のクリスタルのように輝いては超新星のように爆発しまた
再生成する音群など、鮮烈で時に凄惨なまでの美しさを持った音楽、それが
ブルーノ・マデルナの真骨頂でしょう。ぜひこの機会にお求め下さい。SACDに
より音質も超優秀。複雑なスコアが細部まで手に取るようにわかります。

NEOS20903 ¥2080
「トランスクリプションズ」
J.S.バッハ:《主よ人の望みの喜びよ》(マイラ・ヘス編)
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(作曲者編)
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ(ドビュッシー編)
モーツァルト:《魔笛》序曲(ブゾーニ編)
ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》前奏曲(レーガー編)
ラフマニノフ:ヴォカリーズ(ヴィクトル・バビン編)
チャイコフスキー:ワルツ-白鳥の湖より(ヴィクトル・バビン編)
ラヴェル:ボレロ(作曲者編)
グラウ・シューマッハー・ピアノ・デュオ
録音:2008年12月
これまでも「春の祭典」、「ショスタコーヴィチの交響曲第5番」の編曲ものや
クラム、シュットックハウゼンなど異色の作品を録音してきたグラウシューマッ
ハー・ピアノ・デュオは今回、とことんリラックスできるアルバムを作りまし
た。オーケストラをピアノでやって何が面白いの?という方、これを聴いたら
意見が変わります。編曲は作曲者自身やそれぞれ由緒正しいヴァージョンを採
用、なによりこのデュオの透き通った音色が聴き手の心を鎮め、まるで波ひと
つない湖面のような心境へと導いてくれます。おやすみ前にはバッハ、ドビュ
ッシー、お目覚めにはサン=サーンス、モーツァルトなどがお薦め。最高級の
BGMとしてお楽しみ頂けます。

NEOS10921 ¥2080
フリードリヒ・チェルハ(b.1926)/クラリネットを伴った室内楽作品集
(1)5つの小品(2000)-クラリネット、チェロ、ピアノのための
(2)8つのバガテル(2009)
(3)クラリネット五重奏曲(2004)
※全作品世界初録音
(1)アルクス・アンサンブル・ウィーン
(2)アンドレアス・シャブラス(Cl)、ヤンナ・ポリツォイデス(Pf)
(3)アンドレアス・シャブラス(Cl)、フーゴー・ヴォルフ四重奏団(弦楽四重奏)
録音:2011年5月
2000年以降に書かれたチェルハのクラリネットをメインとする作品を集成。ク
ラリネットのアンドレアス・シャブラスはウィーン国立音楽大学、グラーツ国
立音楽大学に学び、現在バイエルン国立管弦楽団の副ソリストを務め、クラシ
ックのみならず20、21世紀の作品の演奏に力を入れている。彼はチェルハのク
ラリネット協奏曲の世界初演を行い、チェルハから多大な信頼を寄せられてい
る。作品はいずれもベルクを始めとする新ウィーン楽派への深い共感と影響に
基づくドラマティックで手堅い手法で書かれている。

NEOS11120 ¥2080
「ダーフィト・フィリップ・ヘフティ(b.1975):管弦楽&室内楽作品集」
(1)チェロ協奏曲「鳴り響くものに対して」(2010)
(2)「上り坂」-フェリックス・フィリップ・インゴルトの詩によるソプラノ、
フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノのための3つの集約(2010)
(3)弦楽四重奏曲第2番「グッギスベルク変奏曲」(2008)
(4)月の詩(ポエム・リュネール)(2008)
(5)音の弓(2009)
※全作品世界初録音
(1)トーマス・グロッセンバッハー(Vc)、
デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
(2)アンサンブル・アマルテア
(3)アマール四重奏団
(4)ミシェル・ルイリー(Va)、ベッティナ・ズッター(Pf)
(5)ミハエル・ザンデルリンク指揮ルツェルン交響楽団
録音:(2)(3)(4)2010年11月、(1)(5)2011年3月ライヴ録音、
スイス生まれの作曲家ヘフティはヴォルフガング・リーム、クリストバル・ハ
ルフテル、ルドルフ・ケルターボーンらに師事しグスタフ・マーラー作曲コン
ペティション、パブロ・カザルス賞、ジョルジュ・エネスコ賞などに入賞して
いる。リームらの影響を受けた緊張度の高いドラマティックな音楽が特徴で
チェロの引き裂くような叫び声にオーケストラは時に咆哮しまた時に微細な変
化を見せるチェロ協奏曲《鳴り響くものに対して》は圧巻。

NEOS11130 ¥2080
「オズヴァルド・コルッチーノ(b.1963)作品集」
(1)アッティモ(2007)-弦楽四重奏のための
(2)アイオン(2002)-弦楽四重奏のための
(3)固定した反復(2002)-ピアノ四重奏のための
(4)切断(2008)完全版-ヴァイオリンとチェロのための
※全作品世界初録音
フェニーチェ劇場弦楽四重奏団:
【ロベルト・バラルディ(Vn)、ジャナルド・タトーネ(Vn)、
ダニエル・フォルメンテッリ(Va)、エマヌエーレ・シルヴェストリ(Vc)】
(3)アキーレ・ガッロ(Pf)
録音:2010年10月
コルッチーノはイタリアの中堅作曲家で作品はRAI交響楽団、アンサンブル・ル
シェルシェによって盛んに紹介されている。このCDには弦楽四重奏を中心とし
た作品が収められているが、作風はウェーベルンか、はたまたフェルドマンを
思わせる切り詰められた音の中での静謐の美学を追求する。《固定された反復》
では長く引き伸ばされた弦楽の響きの中で爪弾かれるピアノの音塊、また逆に
ピアノの余韻から浮かび上がる弦の断片的なモティーフに独自のリリシズムを
感じさせる。

NEOS11201 ¥2080
アーロン・キャシディ(b.1976):作品集
(1)記憶の支え(2004)-不確定の弦楽器独奏のための
(2)-(4)貼り付けられた基盤における計数のための3つのスタディ
(2)《What then renders these forces visible is a strange smile》(2008)
-トランペット独奏のための
(3)《Because they mark the zone where the force is in the process of
striking》(2008)-トロンボーン独奏のための
(4)《Being itself a catastrophe, the diagram must not create a
catastrophe》(2009)-オーボエ/ミュゼット/コール・アングレ/バス・クラリ
ネットのための
(5)《私、紫、小競り合いの血、美しい唇の微笑み》(2006)
-声とライヴ・エレクトロニクスのための
(6)メタリック・ダスト(1999)-電気増幅されたバス・クラリネットのための
(7)仮死状態(2000)-ソプラノ・サックスのための
(8)彼らの聴き手と同じくらい嘆かわしいだけの歌(2006)
-トロンボーン独奏のための
エリシオン・アンサンブル 録音:2008年/2010年
キャシディはISCM World Music Daysでも作品が演奏されたアメリカの若手作曲
家。編成は異なってもほとんどその音楽は変わらず、特殊奏法、つねにせわし
なく動く断片的なパッセージの連続。わかりやすく言うとカセット・テープを
再生しながら早回しをした時に生じる音のような「ピュルピュル・チュルッ・
ピーブヒ・ヒヒヒ・パラピョラッ・フビヴォホピ-」といった音楽がひたすら
続く。それでいて即興の余地は全くなく、ブックレットに一部掲載されている
楽譜を見る限りではリズムに関しては厳格に記譜されているのは驚き。最後に
収録された《彼らの聴き手と同じくらい嘆かわしいだけの歌》はそれまでとは
一転、たった1音が微妙にピッチを変えながら最弱音で続くという誠に変わっ
た作品。




<スリーシェルズ・レーベル>
3SCD-0010 ¥2800
長崎街道-團伊玖磨:合唱作品集
(1)海を探しに行こう(1969)
(2)「長崎街道」-独唱・混声合唱・フルート・ピアノのための(1986)
(長崎街道のための序の唄/太宰府の春/磨崖佛/長崎街道のための中の唄
/雨の唐津/九十九島/長崎街道のための終りの唄/おやすみ長崎)
(3)2つの女声二部合唱曲(1999,遺稿より)
(夏帽子/秋の思い)
(4)花の街(1947)
永井宏(指揮)
国立音楽大学合唱団
(1)(3)遊間郁子(ピアノ)
(2)小林一男(朗読)、澤畑恵美(ソプラノ)、大和田葉子(フルート)、
腰塚賢二(ピアノ)
(4)出演者全員によるアンコール
録音:2008年6月團伊玖磨メモリアルコンサートのライブ録音
“旅立ちの哀しさは 新鮮なよろこび・・・” 團伊玖磨の埋もれている美し
い歌を紹介いたします。
長崎街道は、詩人 辻井喬と作曲家 團伊玖磨の出会いにより生まれた正に珠玉
のような合唱作品で、合唱曲としては異例の朗読、ソロソプラノ、ソロフルー
トを加えた斬新な編成になっております。
太宰府の春、磨崖佛、雨の唐津、九十九島、おやすみ長崎・・・様々な詩人の
感慨がナレーションとインテルメッツォに導かれて歌われてゆきます。特に、
“太宰府の春”における桜の花ぐもりの中の永遠のような駘蕩感、“磨崖仏”
の口笛を吹くような軽快感、“おやすみ長崎”の深い鎮魂の底からの希望の光
は、必聴でしょう!
朗読にはオペラ「夕鶴」等で高い評価を受けた名テノール 小林一男、ソロソプ
ラノには澤畑恵美、フルートには團作品初演に多く関わった大和田葉子。いず
れも團伊玖磨に縁の深い奏者ばかりです。合唱はN響の第九演奏会の常連、永井
宏率いる国立音楽大学合唱団。
更に、團が旅立った時に自宅の愛用のピアノの譜面台に乗っていたという遺作
の2つの女声合唱曲“夏帽子”と“秋の思い”も収録しています。

<Signum Classics>
SIGCD 282 ¥2080
ホーズ:ラザロ・レクイエム
エリン・マナハン・トーマス(マリア/ソプラノ)、
トーマス・ウォーカー(イエス/テノール)、
レイチェル・ロイド(マルタ/メゾ・ソプラノ)、
パトリック・ホーズ(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、
エクセター・フィルハーモニック合唱団、エクセター大聖堂聖歌隊
21世紀のイギリスで新たに誕生した鎮魂歌は、新約聖書に登場する「ラザロ」
の生と死のミステリーをテーマとしたパトリック・ヒューズ(1958-)の「ラザ
ロ・レクイエム」。
英クラシックFMのコンポーザー・イン・レジデンスを務め、英国王室へ作品を
献呈するなど、ホーズの音楽への注目度は非常に高い。マリアを歌うエリン・
マナハン・トーマスの歌声も楽しみ。




<Christophorus>
CHR 77348 ¥2300
ジョスカンのファンタジー - ジョスカン・デ・プレ:器楽作品集 ――
ジョスカンのファンタジー/最高のうちでも最高の人/無題の小品
私の愛しい女は、あらゆるすぐれた才のたけ
アッハ・ハルフ・ミッヒ・ライド/ラ・スパーニャ/無題の小品
絶望的な運命の女神/ビスケーの娘/ラ・ベルナルディーナ
その時には/ああ、奥様/いとしい肩を失ったら/戦士/ただそれだけ
さようなら、わが愛するものたちよ
ペルト:ほめ讃えよ、おお樹よ(世界初録音)
アンサンブル・レオネス、マルク・レヴォン
(リュート&ギター&ヴィオラ・ダルコ&指揮)
盛期ルネサンス時代の最高峰、フランドル楽派の巨匠ジョスカン・デ・プレ
(c.1450-1521)の宗教作品ではなく、器楽作品、または器楽伴奏を伴う世俗作
品を集めた画期的な作品集。
「ジョスカンのファンタジー」から始まり、ジョスカンの作曲と伝わる音楽、
さらには作曲者不詳の作品まで、「ジョスカンの音楽」という可能性を持つ
器楽作品との貴重な出会いが待っている。
また世界初録音となるペルトの作品では、なんと樹齢2000年以上(!!!)という
木材を用いた楽器が使われている。ジョスカンの器楽作品はもちろんのこと、
"紀元前"と"ペルト"の組み合わせも要・注・目!2010年2月の録音。

CHR 77355 4枚組 ¥4600
18世紀ドイツのリュート作品集 ――
シャルル=デュラン:無伴奏リュート・ソナタ イ短調
クラインクネヒト:無伴奏リュート・ソナタ 変ロ長調
ヴァイス:
ソナタ第30番ト短調、シャコンヌ ト短調、序曲変ロ長調、組曲ニ短調
ファルケンハーゲン:フーガ イ長調、パルティータ第1番Op.1
キューネル:ソロ イ長調、パルティータ第4番ヘ長調
ダウベ:
リュート・ソロ イ長調、ファンタジア ニ短調、ソナタ ニ短調、
リュート・ソロ ヘ長調、無伴奏リュート・ソナタ ホ短調
シュトラウベ:無伴奏リュート・ソナタ第2番&第1番
バロン:無伴奏リュート・ソナタ
J.S.バッハ:フーガ ト短調BWV.1000
クロッップフガンス:パルティータ ヘ長調
コハウト:無伴奏リュート・ソナタ ニ長調
ケルナー:
ファンタジア ニ長調、ファンタジア ヘ長調、ファンタジア ニ短調、
ファンタジア イ短調、ファンタジア ハ長調、ファンタジア イ長調
ラウフェンシュタイナー:組曲変ロ長調
ハーゲン:無伴奏リュート・ソナタ ハ短調
アルベルト・クルニョーラ(バロック・リュート)
バイロイト宮廷で奏でられた音楽、バッハからハイドンの時代に活躍した最後
の世代のリュートニストたちの作品など、18世紀のドイツで誕生したヴァイス
をはじめとするリュートのための音楽のアンソロジー。
リュートの音色に惹かれた作曲家たちのシンプルな美を漂わせる音楽が、余
韻も豊かに響き渡る――。2005年-2008年の録音。
DISC1-3はSYMPHONIA音源の復刻。

CHR 77354 ¥2300
天の歌 ――
コべリウス、エルレバッハ、ヒルデブラントたちの宗教歌曲とカンタータ集
エルレバッハ:Kommt ihr Stunden
ヒルデブラント:Der V. Krieges-Angst-Seufftzer
ショップ:Lachrimae Pavan
ベーム:Mein Herz tichtet ein feines Lied
コべリウス:Ich furchte keinen tod auf erden/他
フランツ・ヴィッツム(カウンターテナー)、
カプリコルナス・コンソート・バーゼル
男声ヴォーカル・アンサンブル、シュティムヴェルクのメンバーで、ドイツ
古楽界が期待を寄せるカウンターテナー、フランツ・ヴィッツムが歌うドイ
ツ・バロックの音楽。
ヴィッツムの澄み切った歌声、洗練されたノンビブラート唱法が、大バッハ
との競争を制して聖ヤコビ教会オルガニストの座を勝ち取ったコべリウスの
カンタータなどを"天の歌"へと昇華させる。2011年3月の録音。

CHR 77353 ¥2300
ジャパール:世俗作品集 ――
ロム・アルメ、以前に運命の女神は、美しきわが愛に別れを告げても
ジョスカン:
ロム・アルメ、以前に運命の女神は、美しきわが愛に別れを告げても
マルティーニ:以前に運命の女神は
作曲者不詳:ロム・アルメ、美しきわが愛に別れを告げても/他
レ・フランボヤン、ミヒャエル・フォルム(フルート&指揮)
ジャン・ジャパール(fl.1474-1481)は、フェッラーラ公の宮廷歌手であった
こと、23曲のシャンソン以外はほとんど知られていないフランドルの音楽家。
ジョスカンやマルティーニの音楽と聴き比べることにより、ジャパールが非
常に優れた対位法の持ち主であったという事実、ジョスカンと才能を認め合っ
ていたという説に納得させられる。2010年6月の録音。

CHR 77349 ¥2300
愛の勝利 - 中世の愛の歌 ――
コダス:カンティーガス・デ・アミーゴ/作曲者不詳:パルラメント
ヴォルケンシュタイン:アヴェ・マーテル・オー・マリア
作曲者不詳:アモール・ミ・ファ・カンタール・ア・ラ・フランチェスカ
フィレンツェ:フラ・ミレ・コルビ/他
アンサンブル・ア・カンタール
13世紀ガリシア地方の吟遊詩人マルティン・コダス、ドイツの吟遊詩人オズ
ヴァルド・フォン・ヴォルケンシュタイン、そしてイタリアとスペインの作曲
者不詳の「愛の歌」を集めた中世の歌曲集。
ソプラノのレジーナ・カビスの優しくも物悲しい歌声、古楽器の異国情緒あ
ふれる響きのアンサンブルが、感情豊かに中世の愛の歌を奏でてくれる。
2010年7月の録音。

CHR 77347 ¥2300
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路 - 聖ヤコブのための声楽作品集
作曲者不詳:ソー・エル・エンシーナ
グレゴリオ聖歌:入祭唱、賛歌、交唱
パリシエンシス:共に喜べ、カトリックたちよ
ガルス:ミシット・ヘロデス
ゲレーロ:イバント・アポストリ
ビクトリア:イスパニアの光にして徳
ビアダーナ:詩篇第112番
ベイメル:巡礼者の歌
カベソン:聖母
ビクトリア:アヴェ・マリス・ステラ
シャンデール:ラング・イスト・ディエ・ツァイト
スコラ・バンベルク、ヴェルナー・ペース(指揮)
キリスト教の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ。同地に祀られている
聖ヤコブのために、11世紀から21世紀にかけて作曲された音楽を、世界遺産
の都市バンベルク合唱界の精鋭たちスコラ・バンベルクが歌う。
モラレスやビクトリア、ゲレーロたちの音楽が、聖ヤコブの存在の大きさ、
巡礼の長き歴史を物語っている。2010年7月の録音。

CHR 77344 ¥2300
ハンマーシュミット:ダイアローゲ、協奏曲とマドリガーレ ――
パドゥアン ト短調/ガリアルダ ト短調/ローベ・デン・ヘレン
何とうれしいことでしょう/アリア ヘ長調/パドゥアン ホ長調
私の友は私のもの/クーラント イ短調/あなたは私の心を奪った/他
モヴィメント
17世紀ドイツの宗教音楽の分野において、シュッツ、J.S.バッハと並び立っ
たアンドレアス・ハンマーシュミット(1611/12-1675)の宗教、世俗、器楽作
品集。
コンチェルタート様式、コラール・モノディ様式を特徴とするハンマーシュ
ミットの音楽を奏でるモヴィメントは1992年に結成されたドイツの古楽アン
サンブル。声楽、器楽ともに気品のある響きが印象的。2011年1月の録音

CHE 0164-2 2枚組 ¥2500
ヴェルナー:四季 - 器楽の音楽カレンダー(1748)
コンシリウム・ムジクム・ウィーン、パウル・アンゲラー(指揮)
エステルハージ家の宮廷楽長を務めたハイドンの前任者、グレゴール・ヨー
ゼフ・ヴェルナー(1695-1766)。
宮廷楽長在任中の1748年に作曲された「器楽の音楽カレンダー」は、そのタ
イトルの通り1年間を音楽で表現したヴェルナーの代表作。

CHE 0162-2 ¥1250
ライネッケ:ハープ協奏曲Op.182/交響曲第3番ト短調Op.227
エルシー・ベドレーム(ハープ)、
ヘリベルト・バイセル(指揮)
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
ライプツィヒ音楽院で教鞭を執り、ブルッフ、グリーグ、カルク=エラート、
アルベニス、リストといった大作曲家たちを弟子に持つ多作家カール・ライ
ネッケ(1824-1910)。
「ハープ協奏曲Op.182」はモーツァルトの「フルートとハープのための協奏
曲」と比べられるだけの完成度を誇る19世紀ドイツの隠れた傑作である。
2001年4月の録音。

CHE 0169-2 ¥1250
十字架の道 - 16世紀スペインの情熱 ――
ロメロ:イン・モンテ・オリベティ/ビクトリア:われは子羊のごとく
ゲレーロ:聖母マリア/モラレス:主の十字架を憐れみたまえ
ビクトリア:わが愛する生命を/ロボ:われは生きたるゆえと主は言いたもう

ダルトロカント、ダリオ・タッビア(指揮)
スペインの十字架の道を、ビクトリアやゲレーロ、モラレス、ペニャローサ
などスペイン・ルネサンスの大作曲家たちの音楽で表現。
ダリオ・タッビアが率いるヴォーカル・アンサンブル、ダルトロカントの感
情豊かでドラマチックな歌声が秀逸。2005年12月の録音。

CHE 0172-2 ¥1250
ブラームス:ドイツ民謡集
ダルムシュタット・コンサート合唱団、
ヴォルフガング・ゼーリガー(指揮)
ドイツ・ロマン派の巨匠ブラームスが、母国の民謡を混声合唱のための音楽
へと発展させた「ドイツ民謡集」。
ヘッセン州南部の都市ダルムシュタットの合唱団が歌う「民謡集」からは、
ブラームスの円熟した作曲技法を聴き取ることができる。1996年7月の録音。

CHE 0171-2 ¥1250
フルートとギターのためのモーツァルト ――
モーツァルト:
歌劇《魔笛》より なんと不思議な笛の音、愛を感じる男には、私は鳥刺し
カルッリ:モーツァルトの五重奏曲Op.156
カルカッシ:《イシスの神秘》の主題による変奏曲
モーツァルト(トレーグ編):ソナタ イ長調K.331/332
モーツァルト:
歌劇《後宮からの逃走》より なんという喜び、やさしいふるまいや甘い言葉、
バッカス万歳
ベルンハルト・ベーム(トラヴェルソ)、
ユルゲン・ヒュプシャー(ギター)
"フルート(トラヴェルソ)"と"ギター"のデュオのためにアレンジされた天才
モーツァルトの音楽。
柔らかく流麗なトラヴェルソと、ギターの気取らない音色の共演が、優雅な
味わいのあるモーツァルトを届けてくれる。1991年10月の録音。

CHE 0170-2 ¥1250
マルティン・ルターとライバル、アルブレヒト・フォン・ブランデンブルク
ゴンベール:フェリックス・アウストリア・ドムス
シュリック:第1旋法(オルガン独奏)
ルター:我は死ぬことなく生き/他
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル、アルノ・パドゥフ(指揮)
マルティン・ルターが火ぶたを切った宗教改革の時代を生きた作曲家たちの
音楽。マルティン・ルターの「我は死ぬことなく生き」も収録。
2002年3月の録音。

CHE 0163-2 ¥1250
愛情と欲望 - トルヴェールの歌 ――
Ce fu en mai/En un vergier lez une fontenele/Lucis orto sydere
Por coi me bait mes maris/L'amours dont sui espris
Contre le dous tans novel/他
アウグスブルク古楽アンサンブル
トルバドゥールを起源とする中世北フランスの吟遊詩人、トルヴェールが奏
でた歌曲&器楽集。中世の吟遊詩人たちの音楽の演奏に定評のあるアウグス
ブルク古楽アンサンブルが創る雰囲気がなんとも絶妙。1991年12月の録音。

CHE 0160-2 ¥1250
中世後期の聖母マリアの哀歌 ――
作曲者不詳(15世紀イタリア):キリエ・ロンデッロ
ヴォルケンシュタイン:コンパッシオ・ベアテ・ヴィルジニス・マリー
作曲者不詳(14世紀イタリア)マグダラのマリアの嘆き/他
アウグスブルク古楽アンサンブル
オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタインなど中世の後期、14世紀から
15世紀にかけて「聖母マリアの嘆き」を題材として書かれた宗教作品集。
1994年1月の録音。




<Chandos>
CHAN 10712 ¥2080 ※4月1日までのご注文特価 ¥1750
カゼッラ:管弦楽作品集Vol.2 ――
管弦楽のための協奏曲Op.61(世界初録音)/深夜にてOp.30*
《蛇女》Op.50より 交響的断章
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、
BBCフィルハーモニック、マーティン・ロスコー(ピアノ)*
オペラが隆盛を誇る両大戦間のイタリアで器楽音楽の再興に力を注ぎ、ヴィ
ヴァルディの音楽の復権においても重要な役割を果たしたカゼッラ。ノセダ&
BBCフィルは、後に妻となるイヴォンヌ・ミュラーに捧げられた初期の作品で
唯一の標題音楽「深夜にてOp.30」、カルロ・ゴッツィの寓話劇「蛇女」を題
材とした同名のオペラからの「交響的断章」、そしてコンセルトヘボウ管の創
立50周年を記念して献呈された大作「管弦楽のための協奏曲」を収録。

CHAN 10720 3枚組 ¥4050
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.1 ――
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2-1
ピアノ・ソナタ第2番イ長調Op.2-2
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2-3
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13《悲愴》
ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1
ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2
ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1
ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10-2
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3
プレスト
ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1より フィナーレ(異稿版)
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
ドビュッシーのピアノ作品全集を完成させ、現在はハイドンのピアノ・ソナタ
集に取り組んでいるシャンドスのメイン・ピアニストの1人、フランスの名匠
ジャン=エフラム・バヴゼが新たにベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ集」を
スタート!
作曲年代順にリリースされるバヴゼのベートーヴェン第1集には、「悲愴」を
含む1790年代に作曲された10曲のピアノ・ソナタと2つの楽章(異稿版)を収録!
バヴゼはサウサンプトン大学教授でベートーヴェン研究の権威ウィリアム・ド
ラブキンの協力を得て、「ピアノ・ソナタ第5番」の第3楽章として構想されて
いた「プレスト」、「終楽章」の異稿版(Longer Version)も採り入れており、
ベートーヴェンが歩んだ「ピアノ・ソナタ第5番」の完成までの道のりを確か
めることが出来る。

CHSA 5102(SACD-Hybrid)2枚組 ¥5160
ドビュッシー:管弦楽作品集 ――
管弦楽のための3つの交響的素描《海》/夜想曲*/バレエ音楽《遊戯》
スコットランド風行進曲/管弦楽のための《映像》#/牧神の午後への前奏曲+
交響組曲《春》/英雄の子守歌/カンタータ《放蕩息子》より 2つの楽章
ステファン・ドゥヌーヴ(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団女声合唱団*、
キャスリン・マッキントッシュ(オーボエ・ダモーレ)#、
キャスリン・ブライアン(フルート)+
2012年5月で音楽監督のポストをピーター・オウンジャンに引き継ぐことが決
まっているステファン・ドゥヌーヴ。アニヴァーサリー・リリースとなるド
ビュッシーの「管弦楽作品集」は、2005年から続くドゥヌーヴ体制のラストを
飾る集大成となる。

CHSA 5107(SACD-Hybrid)¥2580
ワインベルク:
交響曲第20番Op.150(世界初録音)/チェロ協奏曲ハ短調Op.43*
クレース・グンナルソン(チェロ)*、
トルド・スヴェドルンド(指揮)、イェテボリ交響楽団
前作「交響曲第3番」(CHSA 5089)がグラミー賞のベスト・エンジニアード・ア
ルバム部門にノミネートされたトルド・スヴェドルンドとイェテボリ交響楽団
のワインベルク・シリーズ。
第2次世界大戦の戦火を避けるためにポーランドからソヴィエトへと亡命した
ものの、反ユダヤ・キャンペーンにより投獄されるなど苦難の生涯を送ったワ
インベルク。ゴーゴリの作品を題材とした歌劇「肖像画」からの引用が見られ
る5楽章形式の「交響曲第20番」は、1988年に作曲された後期の作品であり、
今回が世界初録音となる。

CHAN 10719 ¥2080
ドヴォルザーク:
ピアノ五重奏曲第2番イ長調Op.81*/ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.87
わが母の教え給いし歌Op.55-4
(ピアノ四重奏版/編曲:シューベルト・アンサンブル)
シューベルト・アンサンブル〔サイモン・ブレンディス(ヴァイオリン)、
アレクサンドラ・ウッド(ヴァイオリン)*、ダグラス・パターソン(ヴィオラ)、
ジェーン・サーモン(チェロ)、ウィリアム・ハワード(ピアノ)〕
1983年の創立から29年という長い歴史を持つロンドンの室内楽弾シューベルト
・アンサンブルのドヴォルザーク。
近年ではマルティヌー(CHAN 10551)やエネスコ(CHAN 10672)など、特に東欧作
品の演奏は高い評価を受けており、長い年月をかけて熟成されたサウンドは味
わい深いものがある。ちなみに第1ヴァイオリンはOEKのコンサートマスターと
しても活躍するサイモン・ブレンディス。

CHAN 0788 ¥2080
ヘンデル:
劇音楽《アルチェステ》HWV.45
シンフォニア - テッサリア王アドメートHWV.22より
シャコンヌ - テルプシコーレ&忠実な羊飼いHWV.8cより
ルーシー・クローウェ(ソプラノ)、ベンジャミン・ヒューレット(テノール)、
アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(バス・バリトン)、
クリスティアン・カーニン(指揮)
アーリー・オペラ・カンパニー
「パルテノーペ」(CHAN 0719)や「セメレ」(CHAN 0745)、「フラーヴィオ」
(CHAN 0773)など、ヘンデルのレアなオペラを続々と手懸けてきたイギリスの
ピリオド・アンサンブル、アーリー・オペラ・カンパニーのヘンデル第4弾!
スコットランドの作家トバイアス・スモレットのマスクの付随音楽として作曲
されながらも、スモレットと劇場支配人とのトラブルなど様々な要因が重なり
お蔵入りとなってしまった作品である。その音楽は「ヘラクレスの選択」や
「ベルシャザール」、「アレグザンダー・バルス」に引用されているものの、
「アルチェステ」自体の演奏は珍しい。




<Glossa>
GCD 920920 3枚組 ¥4600
モンテヴェルディ:歌劇《ウリッセの帰還》
アニツィオ・ゾルツィ・ジュスティニアーニ(ウリッセ)、
ホセ・マリア・ロ・モナコ(ペネロペ)、ロベルタ・マメリ(ミネルヴァ)、
櫻田 亮(テレーマコ/エウリーマコ)、サルヴォ・ヴィターレ(ネットゥーノ)、
ジョルジア・ミラネージ(ジュノーネ)、
クラウディオ・カヴィーナ(ディレクター)、
ラ・ヴェネクシアーナ
ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」を題材として作曲されたモンテヴェル
ディの「ウリッセの帰還」。今から約350年前にヴェネツィアのサン・カッシ
アーノ劇場で初演された「ウリッセの帰還」は、古代ギリシャを舞台、オデュ
ッセイア(ウリッセ)を主役とした神話の物語である。
「ウリッセの帰還」の劇的なエネルギー、天性の色彩感。モンテヴェルディの
音楽と歌詞の魅力を最大限に引き出したカヴィーナ&ラ・ヴェネクシアーナに
よる決定盤が誕生です!
録音:2011年10月、モンドヴィ(イタリア)




<Linn>
CKD 397(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3580
ヘンデル:オラトリオ《エステル》HWV.50a(1720年キャノンズ改訂第1稿)
スーザン・ハミルトン(エステル/ソプラノ)、
ジェイムズ・ギルクリスト(ハブドナ&アハスエルス/テノール)、
ニコラス・マルロイ(モルデカイ/テノール)、
マシュー・ブルック(ハマン/バス)、
ロビン・ブレイズ(イスラエル人の司祭/カウンタテナー)、
トーマス・ホッブス(第1のイスラエル人/テノール)、
エレクトラ・ロックヘッド(イスラエル人の少年/ソプラノ)、
ジョン・バット(指揮)
ダンディン・コンソート
初稿版ではマスクとして作曲され「ハモンとモルデカイ」と呼ばれていた説も
あるなど、謎の多いヘンデルの「エステル」。指揮者のジョン・バットは、
1720年にキャノンズに滞在していたヘンデルが同地での演奏のために行った最
初の"改訂稿"に注目。音楽学者としての視点から研究、検証を行い、ヘンデル
・シリーズ第3弾としてのレコーディングが実現したのである!
各パート1名というスタイルを採用したヘンデルの「エステル」。キャノンズ
邸に響き渡った「エステル」が約300年という時を越えて再現される。
録音:2011年7月、グレイフライアーズ教会(エジンバラ)





<Hyperion>
CDA 67878 ¥2080
ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズVol.12 ――
ヴュータン:
ヴァイオリン協奏曲第1番ホ長調Op.10
ヴァイオリン協奏曲第2番嬰へ短調Op.19
アメリカへの挨拶Op.56
クロエ・ハンスリップ(ヴァイオリン)、
マーティン・ブラビンズ(指揮)
ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団
パガニーニの死後、ヨーロッパ最高のヴァイオリニストと称されたフランスの
ヴィルトゥオーゾ、アンリ・ヴュータン。作曲家として名声を決定付けた「ヴァ
イオリン協奏曲第1番」、パガニーニの影響が見られる「ヴァイオリン協奏曲
第2番」は、才気あふるる華麗な書法、緩徐楽章でのベルカントを思わせる美し
さを持ったヴュータン初期の秀作である。
クロエ・ハンスリップは、2歳でヴァイオリンを始め、5歳でメニューイン・スク
ールへの入学を果たし、神童としてその名を轟かせたイギリスの天才女流ヴァイ
オリニスト。ドイツでは名教師ザハール・ブロンの下で学び、現在も成長を続け
るハンスリップが、ハイペリオンを舞台に、若き日のヴュータンが完成させた
「協奏曲」で新たなスタートを切ります!
録音:2011年7月6日-8日、デ・シンヘル(アントワープ)

CDA 67879 ¥2080
ベートーヴェン:バガテル集 ――
7つのバガテルOp.33/11のバガテルOp.119/6つのバガテルOp.126
アレグレット・クワジ・アンダンテ ト短調WoO.61a/バガテル ハ長調WoO.56
バガテル ハ短調WoO.52/バガテル変ロ長調WoO.60
アレグレット ロ短調WoO.61/バガテル イ短調《エリーゼのために》WoO.59
スティーヴン・オズボーン(ピアノ/スタインウェイ)
ピアノ・ソナタを書き終えた最晩年のベートーヴェンが作曲した最後のピアノ
作品「6つのバガテルOp.126」に代表される小規模な性格的小品「バガテル」。
その内面に込められたベートーヴェンの音楽と感情を、オズボーンが丁寧に、
劇的に、そして時には激しくその両手で描いていく――。
オズボーンが弾いたベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ集(CDA 67662)」は、レ
コード芸術特選盤、英インターナショナル・レコード・レビューの"アウトスタ
ンディング"アウォードなどに選出されるなど、世界的に高い評価を受けている。
録音:2011年7月26日-28日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

CDA 67923 ¥2080
シューマン:室内楽作品集 ――
アダージョとアレグロ変イ長調Op.70/おとぎの絵本Op.113/幻想小曲集Op.73
おとぎ話Op.132/3つのロマンスOp.94
ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105
ナッシュ・アンサンブル〔マリアンネ・トゥーシェン(ヴァイオリン)、
ローレンス・パワー(ヴィオラ)、ギャレス・ハルス(オーボエ)、
リチャード・ハスフォード(クラリネット)、リチャード・ワトキンス(ホルン)、
イアン・ブラウン(ピアノ)〕
ノルウェーのヴァイオリニスト、マリアンネ・トゥーシェン、イギリスのヴィオ
リスト、ローレンス・パワーなど、若き世界的プレーヤーたちが集うイギリスの
スーパー・アンサンブル、ナッシュ・アンサンブルの新録音はシューマンの後期
室内楽作品集。
ナッシュ・アンサンブルはシューマンのオリジナル・スコアに基づく編成、解釈
を採り入れており、今回の編成はデュオがメインであり、最も大きな編成は
「Op.132」でのトリオ。ナッシュ・アンサンブルのメンバー個々の妙技が光る好
演揃いです!
録音:2011年7月12日-14日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

CDA 67927 2枚組(1枚価格) ¥2080
ハーティ:
ピアノ五重奏曲ヘ長調Op.12/弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.5
弦楽四重奏曲第1番ヘ長調Op.1
ピアーズ・レーン(ピアノ)、ゴールドナー弦楽四重奏団
ブロッホ、ブリッジ、ドヴォルザーク、エルガーで共演を重ね、コンビネーショ
ンがさらに熟してきたピアーズ・レーンとゴールドナー弦楽四重奏団のオースト
ラリアン・コンビ。
ハレ管弦楽団の指揮者としても活躍したアイルランドの作曲家ハミルトン・ハー
ティ(1879-1941)の室内楽作品は、グレインジャーを思い起こさせるかのような
民謡風の旋律、リリカルなロマンティックな作風を持つ近代イギリスの隠れた
逸品。英国音楽ファン要チェック!
録音:2011年6月23日-25日、ポットン・ホール(サフォーク)

CDA 67928 ¥2080
タイ:
西風のミサ/ミサ・エウジェ・ボネ/ヌンク・ディミティス
Give almes of thy goods/Christ rising
Quaesumus omnipotens et misericors Deus
ウェストミンスター寺院聖歌隊
ジェイムズ・オドンネル(指揮)
トマス・タリスと同世代のイギリス・ルネサンスの作曲家、クリストファー・タ
イ(c.1505-b.1573)のミサ曲と宗教音楽集。イーリー大聖堂聖歌隊の音楽監督と
いう大役を務め、作曲家としてはラテン語と英語、カトリックとプロテスタント
のための音楽を手掛けた大作曲家である。タイの代表作、中世イングランドの俗
謡「西風」のパロディ・ミサを歌うウェストミンスター寺院聖歌隊の歌声をじっ
くりとお聴き頂きたい。
録音:2011年6月20日-22日、オール・ハロウズ教会(ロンドン)




<Helios>
CDH 55395 ¥1280
マッケンジー:管弦楽作品集 ――
炉端のこおろぎOp.62/十二夜Op.40/ベネディクトゥスOp.37-3
バーンズ《第2スコットランド狂詩曲》Op.24/コリオレイナスOp.61
マーティン・ブラビンズ(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
後期ロマン派の流れを汲む近代スコットランドの作曲家アレグザンダー・マッ
ケンジー(1847-1935)。シェイクスピアを題材とした付随音楽など、管弦楽作品
にもスコットランド、イギリスの文化を大切にしたマッケンジーの姿勢が表現さ
れている。
録音:1994年8月11日-12日、シティ・ホール(グラスゴー)
CDA 66764からの新装移行再発売

CDH 55370 ¥1280
ヘンデル:英雄的アリア集 ――
歌劇《ゴールのアマディージ》HWV.11より 不幸な恋人のすべての痛みを
歌劇《ジュリアス・シーザー》HWV.17より 抜け目のない狩人は
歌劇《リナルド》HWV.7より 私を泣かせてください
歌劇《アリオダンテ》HWV.33より 不実な女よ、戯れるがいい
歌劇《セルセ》HWV.40より 序曲
歌劇《ジュスティーノ》HWV.37より そよ風が草原を吹き抜け
歌劇《ジュリアス・シーザー》HWV.17より 武器のひらめきに
歌劇《オットーネ》HWV.15より 数知れぬ苦しみのさなかで
歌劇《リナルド》HWV.7より 今やトランペットが - 戦い
歌劇《リナルド》HWV.7より 愛しい妻よ
歌劇《ジュスティーノ》HWV.37より 我が心のうちを語らば
歌劇《アルチーナ》HWV.34より 緑の牧場よ
ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)、
ロバート・キング(指揮)、キングズ・コンソート
ハイペリオンの一時代を築き、大きな成功を収めてきたイギリスの伝説的カウン
ターテナー、ジェイムズ・ボウマンとキングズ・コンソートの強力コンビ。
ヘンデルのイタリア語のオペラ、まさに"英雄"たちのアリアを歌うボウマンの
堂々たる歌声は、レコーディングから20年以上が経過した今も全く色褪せない。
録音:1990年12月13日-15日
CDA 66483からの新装移行再発売




<Tactus>
TC 901101 ¥2180
リヴィアベッラ&ロータ:ヴィオラとピアノのための作品集 ――
リヴィアベッラ:ヴィオラ・ソナタ第1番、ヴィオラ・ソナタ第2番
ロータ:
ヴィオラ・ソナタ ト長調、ヴィオラ・ソナタ ハ長調、間奏曲
(全曲世界初録音)
ルーカ・サンツォ(ヴィオラ)、
マウリツィオ・パチャリエッロ(ピアノ)
20世紀イタリアにおける器楽音楽の"復権"と"記念"。リノ・リヴィアベッラ
(1902-1964)とニーノ・ロータ(1911-1979)の「ヴィオラ・ソナタ集」。
1902年イタリア、マチェラータ出身のリヴィアベッラは、レスピーギから作曲
を学び、1936年のベルリン・オリンピック芸術競技(オーケストラ作曲部門)
で銀メダルに輝いた近代イタリアの作曲家である。

TC 811901 ¥2180
シヴォリ:ヴァイオリンとピアノのための作品集 ――
タランテラOp.21/夢/フィオーリ・ディ・ナポリOp.22/変奏曲Op.2
ロマンス 変ホ長調Op.23/ロマンス 変イ長調Op.23
《ランメルモールのルチア》の主題による序奏と華麗な変奏曲
マウロ・トルトレッリ(ヴァイオリン)、
アンジェラ・メルーソ(ピアノ)
イタリアが生んだヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ、ニコロ・パガニーニに
唯一弟子入りを認められた音楽家、カミッロ・シヴォリ(1815-1894)のヴァイ
オリン作品集。
神童と称えられた才能、師匠譲りの超絶技巧、ヴァイオリン・コレクターと
しての一面。"パガニネット(小さなパガニーニ)"と呼ばれた天才の"音楽"に
再びスポットライトがあたる。
2011年4月、ローマでの録音。

TC 811201 ¥2180
リスト:
ペトラルカの3つのソネット(第1稿)/愛の歌/ミニョンの歌
金髪の天使ちゃん/真珠/音楽の力/ペトラルカの3つのソネット(第2稿)
キアラステラ・オノラーティ(メゾソプラノ)
ジュリオ・デ・ルーカ(ピアノ)
タクトゥス(Tactus)が送り出すフランツ・リストの歌曲集は"イタリア"にま
つわるプログラム。「ペトラルカの3つのソネット」は、1838年から39年にか
けて書かれた「第1稿」、約30年後の1865年に作曲された「第2稿」の2ヴァー
ジョンを収録。
2011年6月の録音。

TC 670002 ¥2180
後期バロックのヴィルトゥオーゾ・アリア集 ――
ヴィヴァルディ:モテット《荒れ狂う海の中で》RV.627
ドゥーニ:憐れな幼子よ/ヘンデル:オンブラ・マイ・フ
ジャコメッリ:妻よ、お前は私のことを知らない
ドゥーニ:プルデンテ・ミ・キエディ
フランチェスコ・ディヴィート(ソプラニスタ)、
フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ(指揮)
ベネデット・マルチェロ室内管弦楽団
イタリアのソプラニスタ、フランチェスコ・ディヴィートが歌うバロック・
アリア集は、ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」やヴィヴァルディの技巧的
なモテット「荒れ狂う海で」などを収録。
"ソプラノ"ではなく"ソプラニスタ"の歌声で聴くバロック・アリアも独特の
味わいがある。2011年3月の録音。

TC 970302(CD+DVD-ROM) ¥2180
カヴァローネ:コンフィーニ ――
ディステンショーニ/コンフィーニ/トロンペロレイル/シェンデロ
ミラグロス/フラメンティ・リリチ/ダプレ・シューマン/ポリモルフィ
コンフロント/テアトリ
ロベルト・ファブリチアーニ(フルート)
ジーン・コッペルド(クラリネット)、スティーヴン・ゴスリング(ピアノ)
カタリナ・ドメニチ(ピアノ)、ルーカ・サンツォ(ヴィオラ)、他
イタリア、サルモナ出身の作曲家、ピアニスト、詩人、パオロ・カヴァロー
ネ(1975-)の全曲世界初録音となる作品集。
「ポリモルフィ」ではイタリア・フルートの鬼才ロベルト・ファブリチアー
ニが登場!DVD-ROMには演奏者のデータ(PDF)、演奏&インタビュー映像(MP4)
を収録。




<Channel Classics>
CCSSA 32612(SACD-Hybrid) ¥2580
カプリッチョ・ディ・ブラヴーラ -
ボッテジーニ:
グランド・デュオ・コンチェルタンテ イ長調
演奏会用アレグロ《メンデルスゾーン風》/愛しの唇(ユヌ・ブシェ・エイメ)
カプリッチョ・ディ・ブラヴーラ イ長調
ベッリーニの歌劇《清教徒》の主題によるデュオ・コンチェルタンテ
リック・ストーティン(コントラバス)、
カンディダ・トンプソン(芸術監督&ヴァイオリン)、
アムステルダム・シンフォニエッタ、
リザ・フェルシュトマン(ヴァイオリン)、モニカ・レスコヴァル(チェロ)、
クリスティアーネ・ストーティン(メゾ・ソプラノ)、
ハンス・アイザッカース(ピアノ)
ミラノ音楽院で急速に頭角を現し、その圧倒的な技巧により「コントラバスのパ
ガニーニ」という異名をとったボッテジーニ。現在もレパートリーとして重用さ
れている「作品」や、オーケストラの低音楽器から「ソロ楽器」への発展など
様々な功績を残したボッテジーニは、コントラバス、そしてコンラバシストに
とってかけ替えのない存在である。
リック・ストーティンはアムステルダム・シンフォニエッタとスウェーデン放送
管で首席奏者を務めるオランダのコントラバス奏者。またロイヤル・コンセルト
ヘボウ管、マーラー室内管、ベルリン放送響、ロンドン響には客演首席奏者とし
て招かれるなど、コントラバス界のトップ・プレーヤーの1人として大活躍中。




<Glossa>
GCD 922901 ¥2300
ヴィヴァルディ:オペラ・アリア集 ――
歌劇《ティト・マンリオ》RV.738より Combatta un gentil cor
歌劇《離宮のオットーネ》RV.729より Leggi almeno, tiranna infedele
歌劇《テルモドンテに向かうヘラクレス》RV.710より
Da due venti un mar turbato
歌劇《ティト・マンリオ》RV.738より Non ti lusinghi la crudeltade
歌劇《テムペ谷のドリッラ》RV.709より Rete, lacci e strali adopra
歌劇《狂気を装うオルランド》RV.727より Se garrisce la rondinella
歌劇《グリセルダ》RV.718より Ombre vane, ingiusti orrori
歌劇《ティト・マンリオ》RV.738より Fra le procelle del mar turbato
歌劇《忠実なニンフ》RV.714より Dite, oime! Ditelo, al fine
歌劇《ジュスティーノ》RV.717より Nacque al bosco e nacque al prato
歌劇《ティト・マンリオ》RV.738より Nacque al bosco e nacque al prato
歌劇《離宮のオットーネ》RV.729より Gelosia, tu gia rendi l'alma mia
歌劇《ウティカのカトー》RV.705より Se mai senti spirarti sul volto
歌劇《グリセルダ》RV.718より Dopo un'orrida procella
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)、
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ&ディレクター)、ラ・リゾナンサ
バロック時代から古典派にかけての様々な音楽を歌い続けてきたインヴェルニッ
ツィが遂に歌うヴィヴァルディ。ヴィヴァルディのオペラ・アリアの旅から浮か
び上がる風景は、牧歌的情景、海の嵐、狩りの風景、牢獄の場面。劇的な表情を
持つヴィヴァルディの"アリア"と、インヴェルニッツィの眩しく魅力的な"歌声"
が、最高のタイミングで必然的、運命的な出会いを果たす――。
録音:2011年10月、サンタ・クローチェ教会(モンドヴィ)





<Guild Historical>
GHCD 2372 ¥1350
フリッツ・ブッシュ -
モーツァルト:歌劇《コシ・ファン・トゥッテ》序曲(録音:1940年3月30日)*
ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容(録音:1949年12月4日)
ベルク:ヴァイオリン協奏曲《ある天使の思い出に》(録音:1938年4月20日)#
ラーション:
交響曲第2番Op.17より 第3楽章:オスティナート(録音:1949年12月4日)
レーガー(ブッシュ編):幻想曲とコラールOp.40-1(録音:1949年12月4日)
ベルワルド:歌劇《ソリアのエストレッラ》序曲(録音:1946年9月29日)
フリッツ・ブッシュ(指揮)、
ルイス・クラスナー(ヴァイオリン)#、
ストックホルム・コンサート協会管弦楽団
(王立ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団)、
ストックホルム王立劇場管弦楽団*
ギルド・ヒストリカル(Guild Historical)が再興に力を注ぐ20世紀ドイツの名匠、
フリッツ・ブッシュの演奏。ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング
が新たに復刻を手掛けるのは、1938年から1949年にかけて収録されたスウェーデ
ン時代の貴重な録音。
ヒンデミットの「ウェーバーの主題による交響的変容」やブッシュ自身のオーケ
ストレーションによるレーガーの「幻想曲とコラール」の"管弦楽版"から、ラー
ションやベルワルドなどの多彩なレパートリーでもブッシュの堅実なスタイルは
健在。




<Guild>
GMCD 7380 ¥2180
ひと粒のひかり - 聖母マリアのための歌 ――
ラフマニノフ:アヴェ・マリア/チルコット:アヴェ・マリア
パーソンズ:アヴェ・マリア/ビクトリア:恵み深き救い主の母よ
ウカシェフスキ:アヴェ・マリア/ストラヴィンスキー:アヴェ・マリア
ブルックナー:アヴェ・マリア/ヴィラ=ロボス:アヴェ・マリア
フランツ:アヴェ・マリア/ブラームス:マリアの歌Op.22、一輪のばらが咲いて
プレトリウス:一輪のばらが咲いて/サンドストレム:一輪のばらが咲いて
ラウタヴァーラ:聖母マリアの頌歌
フェアヘイヴン・シンガーズ、ラルフ・ウッドワード(指揮&オルガン)
プレトリウス、ビクトリアやパーソンズからブラームス、ラフマニノフ、北欧、
そしてチルコットなど、時代や国、作風も違う13人の作曲家たちの「聖母マリア
のための音楽集」。歴史と共に変化する「アヴェ・マリア」の姿を刻印した好企
画。

GMCD 7382 ¥2180
ロベルト・ズーターへのオマージュ ――
ズーター:ピアノのための組曲第1番、同第2番、ドイツの歌
サター:アンファスバー
ズーター:エピローグ-ヴァルゼルヒェン-レミニスツェンツ
クラウディオ・サター(ピアノ&アルト&語り)、
レスリー・レオン(メゾ・ソプラノ)
スイスのバーゼルで活動した20世紀スイスの作曲家ロベルト・ズーター(1919-
2008)に捧げる作品集。ズーターの音楽は、モダンな作風が市民権を得ているバ
ーゼルという土壌、シェーンベルクを思わせる作曲技法が育んだ20世紀スイスの
芸術である。




<Guild Light Music>
GLCD 5189 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - ホリディ・フォー・ストリングス ――
アンダーソン:舞踏会の美女/ホワイティング:水平線の彼方へ
ガーシュウィン:ラヴ・イズ・スウィーピング・ザ・カントリー
ボロディン:だったん人の踊り/ウェイン:ヴァネッサ
ファ―ノン:ストローリング・ホーム
ローズ:ホリデー・フォー・ストリングス/他
ルロイ・アンダーソン&ヒズ・オーケストラ、
フレデリック・フェネル&ヒズ・オーケストラ、
ジャック・シェインドリン&ヒズ・オーケストラ、
ロン・グッドウィン&ヒズ・オーケストラ、
デイヴィッド・ローズ&ヒズ・オーケストラ、他
ライト・ミュージック全盛期の音源を復刻するシリーズの第89集は、デイヴィッ
ド・ローズのヒット・ナンバー「ホリディ・フォー・ストリングス」がテーマ。
28曲の中には、アメリカ吹奏楽界の巨匠中の巨匠、フレデリック・フェネル
(1914-2004)が振るガーシュウィンも!リマスタリングは、これまでに続き元
BBCのエンジニア、アラン・バンティングが担当。

GLCD 5190 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - コンチネンタル・フレーバーVol.2 ――
ロジャー:シティ・ムーヴメント/フェンストック:シモネッタ
プゥルセル:シャンパーニュ/デュラン:パリ・パレス・ホテル
スコット:あもちゃのトランペット/ノアック:パレード・オヴ・ザ・エルフス
ワイラー:ハッピー・タイム/ラザロ:フェリー・ボート・セレナーデ/他
ロジャー・ロジャー&シャンゼリゼ・オーケストラ、
ヴェルナー・ミューラー&ヒズ・オーケストラ、
ハンス・ゲオルク・アルルト&ヒズ・オーケストラ、
フランク・プゥルセル&ヒズ・オーケストラ、
ヘルムート・ツァハリアス&ヒズ・マジック・ヴァイオリンズ、他
西欧、北欧などヨーロッパ各国のライト・ミュージックを集めたプログラムが
シリーズ第90集の「コンチネンタル・フレーバーVol.2」。RIASダンス・バンド
の初代指揮者ウェルナー・ミューラーやヘルムート・ツァハリアスの演奏を収録。




<Phaedra>
DDD 92073 ¥2300
イン・フランダース・フィールズVol.73 - バスクラリネットに花束を ――
ファヴォレール:バスクラリネットと弦楽四重奏のための《ゼブス》
ウェステルリンク:
バスクラリネットとマリンバのための《遠くから、近くから》
ボーウェン:バスクラリネットとマリンバのための《幻想五重奏曲》
クラーンス:
バスクラリネット、ベル、ヴィブラフォーン、マリンバと弦楽四重奏のための
《エクスペリエンス》
ブロッセ:バスクラリネットとピアノのための《組曲》
デフレーゼ:バスクラリネットとマリンバのための《タンゴ》
ヤン・ギュンス(バスクラリネット)、モスクワ・チェンバー・ソロイスツ、
リタ・ロメス(マリンバ&ヴィブラフォーン&ベル)、
アナスタシア・コズシュコ(ピアノ)
ヤン・ギュンスは、ブリュッセル・フィルハーモニック(旧フランダース放送管)
のソロ・バスクラリネット奏者であり、アントワープの王立フランドル音楽院と
レメンス音楽院ではバスクラリネットとバセットホルンの教授として後進の育成
にあたるベルギー随一のバスクラリネット・プレーヤー。
委嘱作品の録音、楽譜出版によるバスクラリネットのレパートリーの拡大、日本
を含む世界各国でのコンサートやマスタークラスの開催など、"ソロ楽器"として
のバスクラリネットの地位向上、普及に尽力する名手である。
この「バスクラリネットに花束を」でも、"イギリスのラフマニノフ"ボーウェン
の「弦楽五重奏曲」、ヤン・ギュンスに捧げられたファヴォレールの「ゼブス」、
ブロッセの「組曲」など、バスクラリネットのための貴重なレパートリーがズ
ラリと並ぶ。バスクラリネットのレパートリー開拓にも一役買ってくれるアルバ
ムです!

DDD 292026 ¥2300
グリンカ:ピアノ作品集(ピリオド楽器による世界初録音) ――
アリャビエフの《夜泣きうぐいす》による変奏曲ホ短調
マズルカ ハ短調/マズルカ ヘ長調/別れのワルツ ト長調/舟歌ト長調
マズルカ ハ長調/マズルカ ヘ長調/ワルツ 変ホ長調
モーツァルトの《魔笛》の主題による変奏曲 変ホ長調
ロシア民謡によるタランテラ/マズルカの思い出/夜想曲変ホ長調
ポルカ ニ短調/夜想曲《別れ》ヘ短調
ロシア民謡《なだらかな谷間に沿って》による変奏曲イ短調
タチアナ・ロギノワ(フォルテピアノ)
ロシアン・ロマンティシズムの中心的存在ミハイル・グリンカ(1804-1857)のピ
アノ作品を、ベルギーの名工クリス・マーネが製作したフォルテピアノ(コンラ
ート・グラーフ1825年製のレプリカ・モデル)の優雅な音色で奏でた珍しい演奏。
ロシアのグネーシン音楽大学から古楽大国ベルギーのゲント王立音楽院へと渡り、
ピリオド奏法を学んだロシアの女流鍵盤奏者が、グリンカの生きた時代の音色と
響きを再現する。「マズルカ」や「夜想曲」、「ワルツ」から同世代のショパン
との共通点を見つけるのも面白い。2011年1月の録音。

DDD 92070 ¥2300
イン・フランダース・フィールズVol.70 - ジョンゲン&フランク ――
フランク:前奏曲、フーガと変奏曲Op.18/ジョンゲン:13の前奏曲Op.69
フランク: 前奏曲、コラールとフーガ
ハンス・リケリンク(ピアノ)
共にベルギーのリエージュを生まれ故郷とするセザール・フランク(1822‐1890)
とジョゼフ・ジョンゲン(1873-1953)のピアノ作品集。
2009年12月の録音。

DDD 92071 ¥2300
イン・フランダース・フィールズVol.71 - ド・ベック:管弦楽作品集 ――
歌劇《テロワーニュ・ド・メリクール》より 第1幕への前奏曲/ピアノ協奏曲
歌劇《フランチェスカ》より 管弦楽組曲(全曲世界初録音)
ヨゼフ・デ・ベーンハウアー(ピアノ)
イーヴォ・ヴェンコフ(指揮)、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
知られざるベルギー後期ロマン派の作曲家、オーギュスト・ド・ベック(アウグ
スト・デ・ブーク/1865-1937)の世界初録音となる「管弦楽作品&ピアノ協奏
曲」。特にベーンハウアーのソロ・パートの校訂により演奏が可能となったベッ
ク(ブーク)の「ピアノ協奏曲」は、ベルギー・ロマン派のハイライトとなるだけ
の価値がある。2011年6月の録音。

DDD 92072 ¥2300
イン・フランダース・フィールズVol.72
- ポーランドとベルギーの合唱作品集 ――
エルスナー:アヴェ・マリア/フランク:主よ、すぐにではなく
ペンデレツキ:おお栄光に満ちた聖母/ヌッフェル:主が連れ帰られると聞いて
ニース:3つの訴え/ティネル:詩編150番/キラール:アニュス・デイ
ヴァンデルロースト:瞑想/ドブジンスキ:われらの父
グレツキ:種をたずさえ泣きながら出ていく人は
ポーランド放送合唱団、ヘルマン・エンヘルス(指揮)
1948年に創設されたクラクフのポーランド放送合唱団が歌うのは、18世紀末に
生を受けたエルスナーから現代のペンデレツキ、グレツキにわたる"ポーランド"
と"ベルギー"の作曲家たちの音楽。
ショパンと同時代の音楽家ドブジンスキや、吹奏楽の作曲家として有名なヴァン
デルローストの合唱曲など、10人の作曲家たちの合唱作品の共演が、ポーランド
とベルギーの音楽文化の発展を教えてくれる。2011年6月の録音。

DDD 92068 ¥2300
イン・フランダース・フィールズVol.68 - ヤコブ・ファン・エイク ――
ファン・エイク:
ブラヴァーデとフランスのクーラント、美しき娘ダフネ(笛の楽園)、
イギリスのナイチンゲール、美しい私のアマリッリ
ダウランド:いにしえの涙、戻っておいで/他
アルダルス・アンサンブル
アルダルス・アンサンブルは、ソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テノールの
4本のリコーダーを吹きこなすカレン・ケテルスが中心となり、2007年に結成さ
れた古楽大国ベルギーの気鋭のピリオド・アンサンブル。
17世紀オランダの盲目のリコーダー奏者ヤコブ・ファン・エイクの音楽をメイン
としたプログラムでは全編でリコーダーが大活躍!またソプラノのサラ・アブラ
ムスの適度な主張が、器楽の響きの中で良いアクセントになっている。
2010年5月の録音。

DDD 92069 ¥2300
イン・フランダース・フィールズVol.69
- マルガレーテ・フォン・エスターライヒの周りで ――
ジョスカン:おお、哀しみ/ラ・リュー:すべての後悔/フェスタ:哀歌I
スピナチーノ:リチェルカーレ/アグリーコラ:アヴェ・マリス・ステラ
ウィラールト:3声のリチェルカーレ/他
エンカンタール
2006年結成のエンカンタールは、14世紀から16世紀のポリフォニーをレパートリ
ーとする4人の女声ヴォーカル・アンサンブル。
ジル・フェルドマン、ケース・ブッケからも古楽唱法を学んだエンカンタールの
澄んだ歌声は高評価を得ており、フランダース・リコーダー四重奏団との共演も
多い。2010年6月&7月の録音。




<NIFC>
NIFCCD 030 ¥2300
ヤヌシュ・オレイニチャク - ショパン:
夜想曲第20番嬰ハ短調《レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ》
マズルカ第13番イ短調Op.17-4/マズルカ第14番ト短調Op.24-1
ポロネーズ第3番イ長調Op.40-1《軍隊》/マズルカ第26番嬰ハ短調Op.41-1
マズルカ第15番ハ長調Op.24-2/マズルカ第49番イ短調Op.68-2(WN14)
ワルツ第9番変イ長調Op.69-1《別れ》(WN47)/ワルツ ホ長調(WN18)
バラード第1番ト短調Op.23/夜想曲第13番ハ短調Op.48-1
ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2/ポロネーズ第6番変イ長調Op.53《英雄》
夜想曲第19番ホ短調Op.72(WN23)/マズルカ第21番嬰ハ短調Op.30-4
ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1《小犬》
ヤヌシュ・オレイニチャク(フォルテピアノ/エラール1838)
ポーランド・ピアノ界の重鎮にして現代最高のショパン弾きの1人、ヤヌシュ・
オレイニチャクが2011年のショパン・ライヴで弾いたフォルテピアノは、ショパ
ン協会(NIFC)第3の楽器「1838年製のエラール」!
これまで使用されてきた「1849年製のエラール」、「1848年製のプレイエル」に
続く形でNIFCのコレクションに加わった"ショパンが生きた時代の楽器"「1838年
製のエラール」。ちなみに1838年は、28歳のショパンがジョルジュ・サンドと共
にスペインのマジョルカ島へ向かった年であり、「軍隊ポロネーズ」や「雨だれ」
が作曲された年でもある。
「1838年製のエラール」のお披露目となったコンサートは、オレイニチャク最高
のショパン・リサイタルの1つという最大級の賛辞が送られたというから期待も
高まるばかり!
録音(ライヴ):2011年2月27日、ロイヤル・キャッスル(ワルシャワ)

NIFCCD 021 ¥2300
タチアナ・シェバノワ - ショパン:
前奏曲変イ長調《プレスト・コン・レッジェレッツァ》(WN44)/
4の前奏曲Op.28/前奏曲嬰ハ短調Op.45
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》
タチアナ・シェバノワ(フォルテピアノ/エラール1849)
旧ソ連からポーランドへと渡り、"ポーランド"のショパン弾きとしての名声を築
きながらも2011年に惜しくも他界したタチアナ・シェバノワ(1953-2011)。
NIFCからリリースされる追悼盤は、1849年製のエラールでレコーディングされた
「前奏曲全集」と「ピアノ・ソナタ第2番」。
名ピアニスト、タチアナ・シェバノワの至芸は永遠に ――。
録音:2009年6月30日&2010年4月20日、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
(ワルシャワ)




<PentTone>
PTM 1029(SACD-Hybrid) ¥2300
ベートーヴェン:後期三大ソナタ集 ――
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109/ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
児玉麻里(ピアノ)
1999年のロサンゼルス、2003年の東京&名古屋での全曲演奏会や6タイトルのレ
コーディングを経て「後期三大ソナタ」を取り上げる児玉麻里。
日本を代表するベートーヴェン弾きの1人となった名ピアニストが、「後期三大
ソナタ」が持つ深く、そして広いベートーヴェンの世界をその両手で描く。
録音:2011年3月、ファルテルモント(オランダ)

PTC 5186 447(SACD-Hybrid) ¥2580
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調(リンツ稿)
マレク・ヤノフスキ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団
ベルリン放送響とのワーグナー・プロジェクトが絶好調のポーランドの名匠マレ
ク・ヤノフスキが、名門スイス・ロマンド管弦楽団と進めるブルックナー・チク
ルス。リリースを重ねるたびに評価を高めているチクルスの第6弾は「交響曲第1
番」の1866年リンツ稿(ノヴァーク版)!
ヤノフスキが指揮する後期の交響曲へと繋がる壮大なアダージョ、白熱のフィナ
ーレが、後半の番号に比べると演奏機会に恵まれていない「交響曲第1番」のイ
メージを刷新してくれることだろう。
録音:2011年6月、ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)

PTC 5186 461(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3180
イン・メモリアム・ヤコフ・クライツベルク ――
ドヴォルザーク:
交響詩《水の精》Op.107、交響詩《真昼の魔女》Op.108、
交響詩《金の紡ぎ車》Op.109、交響詩《野ばと》Op.110
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ワーグナー:リエンツィ序曲
チャイコフスキー:《なつかしい土地の想い出Op.42》より 瞑想曲+
シュトラウスII世:ワルツ《北海の絵》Op.390*
フランツ・シュミット:《ノートル・ダム》より 間奏曲
ハチャトゥリアン:《ヴァイオリン協奏曲ニ短調》より 第3楽章+/#
ヤコフ・クライツベルク(指揮&ピアノ)、
オランダ・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団*、
ロシア・ナショナル管弦楽団#、ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)+
イリヤ・ムーシンから指揮法を学び、オランダ・フィル、ウィーン響、モンテカ
ルロ・フィルなどで目覚ましい活躍を繰り広げながらも、51歳という若さで志半
ばにしてこの世を去ったヤコフ・クライツベルク。
この追悼盤は、堅実なスタイルと巧みなオーケストラ・コントロールで多くの名
演を聴かせてくれた不世出の天才クライツベルクがペンタトーンに遺した音楽の
遺産である。2002年-2008年の録音。




<Chandos>
CHAN 10716 ¥2080 ※3月12日前のご注文特価 ¥1750
ブラームス:ピアノ独奏作品集Vol.1 ――
ラプソディ第1番ロ短調Op.79-1/間奏曲ホ長調Op.116-4/間奏曲イ長調Op.118-2
カプリッチョ ニ短調Op.116-1/間奏曲変ホ長調Op.117-1
ラプソディ第2番ト短調Op.79-2/ロマンスOp.118-5
カプリッチョ ニ短調Op.116-7/バラード ロ長調Op.10-4
カプリッチョ ト短調Op.116-3
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調Op.24
バリー・ダグラス(ピアノ/スタインウェイ)
ブラームス・シリーズのスタートとなる第1巻でバリー・ダグラスが弾くのは、
カプリッチョ、間奏曲、バラード、ロマンスとラプソディ、そして「ヘンデルの
主題による変奏曲とフーガ」。シャンドスという新天地とブラームスの音楽と向
き合う機会を得たバリー・ダグラス。円熟味を増したアイルランドの名ピアニス
トが新たな1歩を踏み出す ――!
録音:2011年11月10日-11日、ウェスト・ロード・コンサート・ホール
(ケンブリッジ)

CHAN 10717 ¥2080
ドビュッシー:
弦楽四重奏曲ト短調Op.10
神聖な舞曲と世俗的な舞曲(ペダル・ハープ&弦楽四重奏版)#
ピアノ三重奏曲ト長調*/夢(弦楽四重奏版)
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)*、ショーネッド・ウィリアムズ(ハープ)#、
ブロドスキー弦楽四重奏団
1972年の結成以来、世界の室内楽、弦楽四重奏の最前線を駆け抜けてきたブロド
スキー弦楽四重奏団。
現代有数のドビュッシー弾き、ジャン=エフラム・バヴゼとブロドスキー弦楽四
重奏団の「ピアノ三重奏曲」は、アンサンブル、解釈、サウンドの全てが魅惑的。
そしてブロドスキー弦楽四重奏団の「弦楽四重奏曲」と「夢」、BBC響の首席ハ
ーピスト、ショーネッド・ウィリアムズと共演の「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」
など、ドビュッシーの室内楽の魅力があふれる素晴らしきアニヴァーサリー・ア
ルバムの登場です。
録音:2011年10月18日-19日&11月1日、ポットン・ホール(サフォーク)

CHAN 10718 ¥2080
イギリスのフルート協奏曲集 ――
ダヴ:魔笛の踊り(世界初録音)
オルウィン(マッケイブ編):フルート協奏曲(管弦楽伴奏版/世界初録音)
プーランク(L・バークリー編):フルート・ソナタ(管弦楽伴奏版)
L・バークリー:フルート協奏曲Op.36
エミリー・バイノン(フルート)、
ブラムウェル・トヴェイ(指揮)、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
日本でもお馴染みのアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席フルート
奏者、エミリー・バイノンのコンチェルト・アルバム!
20世紀中期のイギリスを代表する作曲家の1人レノックス・バークリーの「フル
ート協奏曲」、そのL・バークリーが1976年に完成させたオーケストラ伴奏版の
プーランク。オルウィン財団からのリクエストを受けてマッケイブがアレンジし
た世界初録音となる"オーケストラ伴奏版"オルウィンの「フルート協奏曲」、そ
してモーツァルトの「魔笛」の旋律が散りばめられたジョナサン・ダヴの会心作
「魔笛の踊り(マジック・フルート・ダンス)」の4作品全てに共通するキーワー
ドは"イギリス"!
エミリー・バイノンとシャンドスのタッグだからこそ実現したイギリスのコン
チェルト集。フルート関係者必聴!
録音:2011年10月27日-29日、BBCホディノット・ホール(カーディフ)

CHAN 10710 ¥2080
ハルヴォルセン:管弦楽作品集Vol.4 ――
ノルウェー祝典序曲/ノルウェー狂詩曲第1番/ノルウェー狂詩曲第2番
パッサカリアOp.20-2*
ノルウェー結婚行進曲(原曲:グリーグ/編曲:ハルヴォルセン)
《女王タマーラ》より 踊りの情景/交響的間奏曲
ノルウェーのおとぎ話Op.37
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、
メリーナ・マンドッツィ(ヴァイオリン)*、イルゼ・クラヴァ(ヴィオラ)*
エストニアの音楽一族ヤルヴィ家の長老ネーメ・ヤルヴィとノルウェーのベル
ゲン・フィルとのコンビによるヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935)の管弦楽作
品集が遂に完結!
第4集には、2つの「ノルウェー狂詩曲」や「ノルウェーのおとぎ話」、ヘンデル
の「チェンバロ組曲第7番」を題材としたヴァイオリンとヴィオラのためのヴィ
ルトゥオージックなデュオ「パッサカリア」など、3つの交響曲などと並ぶハル
ヴォルセンの傑作を収録。
グリーグとスヴェンセンが確立したノルウェーのナショナル・ロマンティシズム
を受け継ぎ、発展させるという大役を果たし、ベルゲン・フィルのコンサートマ
スター&首席指揮者としても活躍するなど、ハルヴォルセンがノルウェー楽壇に
遺した功績の大きさは計り知れない。
録音:2010年9月1日&2011年8月22日-23日、グリーグホール(ベルゲン)

CHAN 10709 ¥2080
エルガー:
チェロ協奏曲ホ短調Op.85
序奏とアレグロ ト短調Op.47
弦楽のためのエレジー ホ短調Op.58
行進曲《威風堂々》第1番ニ長調Op.39-1
行進曲《威風堂々》第2番イ短調Op.39-2
行進曲《威風堂々》第3番ハ短調Op.39-3
行進曲《威風堂々》第4番ト長調Op.39-4
行進曲《威風堂々》第5番ハ長調Op.39-5
ポール・ワトキンス(チェロ)*、
アンドルー・デイヴィス(指揮)、BBCフィルハーモニック
イギリスのスーパー室内楽団ナッシュ・アンサンブルのチェリストであり、近年
は指揮者としても活発な活動を展開する名手ポール・ワトキンスにとっても"エ
ルガー"は別格。ワトキンスが全幅の信頼を寄せるエルガー・コンダクター、ア
ンドルー・デイヴィスの存在がこの上なく頼もしい。
そしてアンドルー・デイヴィスが指揮する気品と風格に満ちた「威風堂々」が、
「ワトキンス&デイヴィス&BBCフィル」のエルガーを最高の形で締めくくる!
録音:2011年10月4日-5日&7日&9日、メディアシティUK(サルフォード)

CHAN 0787 ¥2080
テレマン:自筆のスコア ――
序曲(組曲)イ長調TWV.55:A7/序曲(組曲)ヘ長調TWV.55:F16
弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調TWV.43:D4/序曲(組曲)ニ長調TWV.55:D23
ファンファーレ ニ長調TWV.50:44
ディヴェルティメント変ホ長調TWV.50:21(世界初録音)
コレギウム・ムジクム90、サイモン・スタンデイジ(ディレクター)
1990年にバロック・ヴァイオリニストのサイモン・スタンデイジと今は亡きリ
チャード・ヒコックスが創設したピリオド・アンサンブル、コレギウム・ムジ
クム90。テレマン・シリーズの新録音は、孫のゲオルク・ミヒャエル・テレマ
ンのコレクションなど、自筆のスコアやその一部が現存する作品集!
スタンデイジとコレギウム・ムジクムが、ピリオド楽器、奏法による響きだけ
でなく、テレマンが意図した解釈の再現を追求している。
録音:2011年11月16日-18日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー)





<Glossa>
GCD 920413 ¥2300
ド・マシ:ヴィオール曲集 ――
組曲第8番イ長調/組曲第1番ニ短調/組曲第4番ト長調/組曲第5番ニ短調
パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
太陽王ルイ14世の宮廷にヴィオール奏者として仕えていたド・マシ(17世紀頃)。
生没年や経歴などは謎に包まれている部分が多いが、パリで1685年に出版された
「ヴィオール曲集」は、和音を重視したヴィオラ・ダ・ガンバのための無伴奏曲
集であり、ド・マシの評価を決定付ける重要な作品である。
マレやフォルクレに大きな影響を与えたとも伝わるド・マシの「ヴィオール曲
集」。17世紀フランスの宮廷や上流階級で親しまれていたであろうド・マシー
の音楽の秘密が、鬼才パンドルフォのヴィオラ・ダ・ガンバによって明らかと
なる ――!
録音:2011年11月、フラン=ワレ教会(ベルギー)

GCD 922604 ¥2300
ナポリのチェロ協奏曲集 ――
レオ:チェロとヴァイオリンのための協奏曲/フィオレンツァ:チェロ協奏曲
ソッリマ:チェロ、弦楽と通奏低音のための《Fecit Neap.17..》
フィオレンツァ:シンフォニア/マーヨ:チェロ協奏曲
ジョヴァンニ・ソッリマ(チェロ)、
アントニオ・フローリオ(指揮)、イ・トゥルキーニ
ナポリ・バロックの伝承者たち、アントニオ・フローリオとイ・トゥルキーニ
が、パレルモ生まれのコンポーザー・チェリスト、ジョヴァンニ・ソッリマ
(1962-)とチームを結成!
レオナルド・レオ(1694-1744)、ニコラ・フィオレンツァ(1700-c.1764)、ジュ
ゼッペ・デ・マーヨ(1697-1777)の音楽にソッリマの自作自演を加えた「ナポリ
のチェロ協奏曲集」!
バロック時代のナポリの作曲家たちが書き上げた高度な技巧を要する「チェロ
協奏曲」と、ソッリマの18世紀のチェロ協奏曲への感情移入が、バロック時代
から現代へと続く"ナポリのチェロ協奏曲の歴史"を紡いでゆく。
録音:2011年9月、ナポリ(イタリア)




<PentaTone>
PTM 1019(SACD-Hybrid) 4枚組 ¥6880
ワーグナー:舞台神聖祝典劇《パルジファル》
マレク・ヤノフスキ(指揮)、
ベルリン放送交響楽団&合唱団、
エフゲニー・ニキーチン(バリトン/アンフォルタス)、
ドミトリー・イヴァシュチェンコ(バス/ティトゥレル)、
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(バス/グルネマンツ)、
クリスティアン・エルスナー(テノール/パルジファル)、
アイケ・ヴィルム・シュルテ(バリトン/クリングゾル)、
ミシェル・デ・ヤング(メゾ・ソプラノ/クンドリ)、他
ベルリンのフィルハーモニーを舞台としてワーグナーの主要オペラ10作品を上
演するヤノフスキ&ベルリン放送交響楽団(RSB)。
ワーグナーの音楽とヤノフスキ&RSBの抜群の相性は前2作で実証されており、
クンドリのミシェル・デ・ヤングやアモフォルタスのエフゲニー・ニキーチン
など新キャストとの相乗効果も楽しみなポイント。
録音(ライヴ):2011年4月8日、ベルリン・フィルハーモニー(演奏会形式)

PTC 5186 458(SACD-Hybrid) ¥2580
ドヴォルザーク:
弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.77/ノットゥルノ ロ長調Op.40
弦楽五重奏曲第3番変ホ長調Op.97より 第2楽章
ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団
〔トーマス・ティム(第1ヴァイオリン)、ヴォルフガング・ターリツ(ヴィオラ)、
タチアナ・ヴァシリエヴァ(チェロ)、ロマーノ・トマジーニ(第2ヴァイオリン)、
ナビル・シェハタ(コントラバス)〕
ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団は、ロシアの女流チェリスト、タチ
アナ・ヴァシリエヴァとベルリン・フィルの弦楽セクションのメンバーたちが
集い2007年にデビューを果たした強力アンサンブル!
録音:2011年6月、フリッツ・フィリップス音楽センター(アイントホーフェン)




<BNL>
BNL 112964 ¥2300
デュボワ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ラロ:スペイン交響曲Op.21
フレデリク・ペラシー(ヴァイオリン)、
ズビニェク・ミューラー(指揮)
スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団
メニューイン・スクールのエリート・ヴァイオリニスト、フレデリク・ペラシ
ーのフランス・コンチェルト集はデュボワとラロ!
作品の持ち味を引き出すことに長けた音楽的センスと美音に磨きがかかったペ
ラシー。特にスペイン情緒あふれるラロは、経験を積み新境地に達したペラシ
ーの秀演である。2010年6月の録音。




<Globe>
GLO 5239 ¥2300
イギリスとフランスのカリヨンとリコーダーのための音楽 ――
ジェンキンス:アルメイン/ファーナビー:おもちゃ
フィリップス:ガリアルダ・パッサメッツォ/ファーナビー:ファーナビーの夢
ジェンキンス:ベル・パヴァン/ファーナビー:休息/バード:鐘
作曲者不詳:ボウ教会の鐘
ファン・ニューウカーク:ファン・ヘインデ・エン・ヴェレ
ゴーティエ:カリヨン/コーレン:前奏曲/クープラン:シテールの鐘
ルベーグ:鐘/マレ:鐘もしくはカリヨン/フォルクレ:パッシーのカリヨン
マレ:聖ジュヌヴィエーヴの丘教会の鐘
サスキア・コーエン(リコーダー)、アリー・アーベンス(カリヨン)
ユトレヒト・ドム教会のドム塔(鐘楼)などで収録されたリコーダーとカリヨン
のためのデュオは、レコーディングの環境が非常にユニーク。
塔の下でリコーダーを吹くコーエンと、塔の上部にある演奏室でカリヨンを奏
でるアーベンス。上下に遠く離れた環境でのコミュニケーション手段は携帯電
話のみだったという。アンサンブルの完成度は・・・素晴らしい!
2010年、ユトレヒト&コテンでの録音。




<Hortus>
HORTUS 058 ¥2300
モンジュルー:
ピアノ・ソナタ第8番
練習曲集より 第77番、第112番、第110番、第74番、第51番、第97番、
第7番、第99番(全曲世界初録音)
ニコラ・スタヴィ(ピアノ)
フランス革命の時代を生き、自身の才能で1795年にコンセルヴァトワールの初
代女性教授となったフランスのヴィルトゥオーゾ、エレーヌ・ド・モンジュル
ー(1764-1836)。
数多くの優れたエチュード、時代の先を見据えたかのようなロマン派風の作風
は、激動の時代を乗り越えたモンジュルーの遺産である。2008年6月の録音。





<Audiomax>
706 1689-2 ¥2300
フランク:
オルガンまたはハーモニウムのための小品集《オルガニスト》(第1部-第6部)
ヤン・フォン・ブッシュ(オルガン)
セザール・フランクがオルガン、リード・オルガンのために作曲した遺作「オ
ルガニスト(L'Organiste)」を、ドイツ、メクレンブルク=フォアポンメルン州
にある6つのヒストリカル・オルガン(Friedrich Friese)で演奏。柔らかく包み
込むようなサウンドがフランク晩年の功績を優しく讃える。

HORTUS 901 ¥2300
リスト:十字架への道/泣き、嘆き、悲しみ、おののき/死者
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)、
アンドリス・ヴェイスマニス(指揮)、サクルム合唱団
バルト三国ラトビアの世界遺産、「リガ歴史地区」の1部であるリガ大聖堂で
収録されたリストの「十字架への道」。1994年にブダペスト・リスト協会から
国際リスト録音大賞を授与された名演である。

<WIGMORE HALL LIVE>
WHLIVE 0050 ¥1050
ブラームス:
(1)ヴァイオリンソナタ第1番ト長調「雨の歌」Op.78
(2)同第2番イ長調Op.100
(3)同第3番ニ短調Op.108
アンソニー・マーウッド(Vn)、アレクサンダル・マジャール(Pf)
[2010年9月19日、2011年1月9日、5月15日
ウィグモア・ホール(ロンドン)ライヴ]
長きにわたりフロレスタン・トリオのヴァイオリニストを務めたアンソニー
・マーウッドが、セルビア人ピアニスト、アレクサンダル・マジャールと組
んでブラームスのヴァイオリンソナタ全曲に挑戦しました。録音としては現
代作品や珍品の多かったマーウッドが、王道の難物ブラームスに正攻法で取
り組んでいますが、これが驚くほど感動的。ウィグモア・ホールならではの
暖かくブレンドされたサウンドで、いつまでも聴いていたくなる演奏です。
ピアノのマジャールも出しゃばらずに十分雄弁な表現を聴かせてくれます。

WHLIVE 0051 ¥1050
(1)ハイドン:弦楽四重奏曲第68番変ホ長調Op.64の6
(2)シューマン:同第1番イ短調Op.41の1
(3)ドナルド・グラント:ムルロイへの挽歌
エリアスSQ
[2010年9月12日/ウィグモア・ホール(ロンドン)ライヴ]
1998年結成のエリアスSQによる若々しいハイドンとシューマン。ハイドンの
明るい活気で爽快な気分となり、シューマンのロマンティックな歌に満ちた
世界にたっぷり浸れる贅沢な時間を楽しめます。最後の作品は同SQの第2ヴァ
イオリン奏者ドナルド・グラント(1980-)の作で、彼の故郷スコットランドの
ムルロイの丘に伝わるマクドネルの戦いを描いた挽歌で、スコットランドの
伝統調音楽となっています。ウィグモア・ホールの響きの良さも特筆です。




<Col legno>
WWE 30006 ¥2250
キャッチ=ポップ・ストリング=ストロング
(1)おばあちゃん、ここに来て(ポプルジャン) 
(2)フィルの曲(クリス・スタウト) (3)私は彼と会った(ヨシパ・リサツ) 
(4)8分の9(カチナリ) (5)クーラントBWV1007の1(バッハ-ポプルジャン編) 
(6)スカタンゴ(カチナリ) 
(7)ああ、鳩ちゃん(セルビア民謡-ポプルジャン編) 
(8)ハイランド・セット(スコットランド民謡-ポプルジャン&カチナリ編) 
(9)海賊ジェニー(ヴァイル) 
(10)クル・ハナ・デル(アルバニア民謡-カチナリ編) 
(11)ブルース&オレンジズ(ポプルジャン) 
(12)メリーゴーランド(カチナリ) 
(13)ターボフォーククイーン(シューベルス-ドミトロフ&ポプルジャン編)
キャッチ=ポップ・ストリング=ストロング【イェレーナ・ポプルジャン
(Va、声)、リナ・カチナリ(Vc、声)】
[録音:2011年9月-2012年1月/ハッピーロード・スタジオ(ウィーン)]
セルビア人ヴィオラ奏者イェレーナ・ポプルジャンと、アルバニア系コソヴォ
人チェロ奏者のリナ・カチナリの不思議なユニット「キャッチ=ポップ・スト
リング=ストロング」。バッハ作品からバルカン半島やスコットランドの伝
統音楽、さらにはポップスまでを、ヴィオラとチェロの美しいアンサンブル
にしてしまう魔術的な腕前にオーストリア中が注目。オーストリア文化省は、
彼女たちを2012-3年度のオーストリア・ワールドミュージック賞の公式団体に
認定しています。日本でも人気が出るはずのオシャレな世界、オススメです。




<ARTE DELL'ARCO JAPAN>
ADJ 031 ¥2450
ペルゴレージ:シンフォニアヘ長調
ベルトー:ソナタニ長調作品1-1、ト長調作品1-3
ランゼッティ:ソナタ嬰へ短調作品1-10
ジェミニアーニ:ソナタ作品5-2
鈴木秀美(チェロ)、山本徹(チェロ)、上尾直毅(チェンバロ)
録音:2010年7月5-7日、秩父ミューズパーク音楽堂
ストラヴィンスキー《プルチネッラ》の原曲、《サンマルティーニのソナタ》
の本当の作者、未だ多くは知られないナポリ生まれのチェリスト等々、鈴木
秀美が上尾直毅と山本徹の好サポートを得てお送りするチェロ作品の魅力の
数々を収録した「再発見の歓び」をリリース。実演、録音ともに少ない、しか
し音楽的に非常に魅力的な作品ばかりを集めた鈴木秀美、渾身の新録音です。
「古楽を専門としない多くのチェリストにとって、18世紀前半のレパートリー
は多くない。J.S.バッハの無伴奏組曲を除けば、ヴィヴァルディのソナタ集、
そしてジェミニアーニのソナタ集などは知られているだろうが、ステージで演
奏されることは殆どないだろう。しかし、そのような時代にも魅力ある音楽を
遺してくれた先達がいる。ここに録音した数曲は、その少ないレパートリー
にささやかな花を添えるものである。」(鈴木秀美~ライナーノーツより)




<Grand Slam>
GS 2076 ¥2250
モノラル
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1952年12月7日、ベルリン、ティタニア・パラスト
使用音源:Private archive
録音方式:モノラル(ライヴ)
■制作者より
フルトヴェングラー指揮、ベルリン・フィルの「英雄」は3種類のライヴが存
在しますが、その中でも最高と言われるのが1952年12月7日のライヴです。こ
のたび復刻に使用したテープは音質が明瞭であるばかりではなく、楽章間の
インターバルをすべて含めたもので、その場の雰囲気が生々しく伝わってき
ます。
■解説書の内容
フルトヴェングラーの存命時に匿名で書かれた貴重な文献を、翻訳して掲載
しています。執筆者は楽団員、もしくは楽団の関係者のようで、フルトヴェ
ングラーの身近にいた人でなければ書けない内容です。分量は決して多くは
ありませんが、リハーサルや戦時中の回想はまことに感動的です。
(以上、平林 直哉)




<ORFEO D’OR>
ORFEOR 836112 2枚組(1枚価格) ¥2080
ステレオ
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」全曲
ウィーン放送交響楽団(オーストリア放送交響楽団)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
録音:1982年1月15日ウィーン、ムジークフェライン大ホール
(ライヴ・ステレオ)[ORF収録]
巨匠マタチッチがオーストリア放送交響楽団を指揮して、スメタナの「わが祖
国」全曲を演奏したアルバムがORFEOよりリリース。
1968年のNHK交響楽団とのライヴ演奏でも知られるように、マタチッチはこの
作品にたいへん思い入れが強いようで、1982年1月のオーストリア放送響との
最後の公演曲目のひとつとして、ぜひとも「全曲演奏」でと、マタチッチたっ
ての強い希望でコンサートが実現したものです。
「黄金のホール」ウィーンのムジークフェラインザールでの収録もポイントに
挙げられる内容は、すでに国内では別のレーベルからリリースされて、19世紀
末生まれで古き良き伝統を汲むマタチッチの共感たっぷり、かたまりのような
巨大な音楽づくりが、熱心なファンから絶大な支持を得ていました。




<C major>
71 0004(Blu-ray) ¥4950
70 9908(DVD-Video) ¥3150
ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲
R.シュトラウス:楽劇「サロメ」Op.54-7つのヴェールの踊り
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調Op.65
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
収録:2011年9月4日ルツェルン、カルチャー&コンヴェンション・センター内
コンサート・ホール(ライヴ)

71 0204(Blu-ray) ¥4950
71 0108(DVD-Video) ¥3150
ベートーヴェン:劇音楽「アテネの廃墟」Op.113‐序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
ショパン:練習曲ヘ長調Op.10-8
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」Op.35
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲変イ長調Op.46-3
イエフィム・ブロンフマン(P)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
収録:2011年9月5日ルツェルン、カルチャー&コンヴェンション・センター内
コンサート・ホール(ライヴ)
ラトルに次ぐ29歳という異例の若さでバーミンガム市響の音楽監督に抜擢され
たのを皮切りに、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、コンセルトヘボウ管
といった名門オケに立て続けにデビューを果たし、ウィーン国立歌劇場やMET、
コヴェント・ガーデンにも定期的に客演してオペラでも着実に成功を収める
アンドリス・ネルソンスは、いま、国際的な舞台で活躍する若手指揮者のなか
でも引っ張りだこのひとり。
ネルソンスが客演を重ね、良好な関係を築いているコンセルトヘボウ管を率い
て、ルツェルン音楽祭2011に乗り込んだ際の、注目のコンサート映像が
C majorより一挙2タイトル同時リリースされます。
それぞれ2011年9月4日、5日と2日間の模様を収録した内容は、バーミンガム市
響との爆演でも知られる「サロメの踊り」、記念すべきベルリン・フィル・
デビューを飾った勝負演目であるショスタコーヴィチの「第8交響曲」のほか、
当代屈指のヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ブロンフマンを迎えたベートー
ヴェンの「皇帝」、さらに得意のロシアものの王道名曲「シェエラザード」
という具合に、いずれをとっても期待度満点のプログラムが並んでいるのが
なんともうれしいところです。
今後の展開も目が離せない若手注目株ネルソンスを知る上で、またとない見
もの・聴きものといえるでしょう。




<TAHRA>
TAH 724 ¥2300
MONO
ミトロプーロス&ニューヨーク・フィル未発表音源
(1)ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58【録音:1950年1月8日(ライヴ)】
(2)チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23【録音:1954年11月14日(ライヴ)】
ルドルフ・ゼルキン(1)、ヴァン・クライバーン(2)(Pf)、
ディミトリ・ミトロプーロス(指)
ニューヨーク・フィル
驚愕の音源が残されていました。ミトロプーロスがニューヨーク・フィルの
首席指揮者を務めたのは1951年から57年までですが、最初の共演は1949年と
されています。ここでは1950年1月8日のライヴで、当時47歳のルドルフ・ゼ
ルキンを独奏者としたベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番と、チャイコフス
キー・コンクールで優勝して大スターになる4年前のクライバーンと共演した
超お宝ライヴがカップリング。
ゼルキンによるベートーヴェンの第4協奏曲録音は数点が入手可能ですが、ほ
とんどが老大家となってからのもので、壮年期の記録はまことに貴重。後年
の肩の力の抜けた自然な演奏と異なる、感情の起伏大きい力演で、物凄いボ
ルテージの高さ。ピアノのきらめくように美しい粒ぞろいもしびれます。
弱冠20歳のクライバーンは、まばゆいばかりの輝きと、あふれるばかりの才
気で只者ではないと確信させられるオーラに満ちています。このチャイコフ
スキーのエネルギーと推進力は、彼がコンクール優勝後に残したどの同曲録
音よりも強力と申せましょう。
その2天才をバックアップするミトロプーロスの巧さは絶品。ぴったり付けて
いながら、しっかり自己主張していて、完全にミトロプーロスの音楽となっ
ているところが流石。久々に興奮するアルバムの登場です。




<FABULA CLASSICA>
FAB 2224 ¥1350
モノラル
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35 
(2)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 
(3)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン0p.20 
(4)ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテッラop.16 
(5)バッジーニ:妖精の踊り 
(6)サラサーテ:ザパテアードop.23-2
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー(1)、
アルトゥール・ルービンシュタイン(Pf)(2)
録音:1937年(1)(2)、1919年(3)、1918年(4)(5)(6)
完璧なテクニックを謳われたヴァイオリニスト、ハイフェッツのSPレコード
時代の名演を集めた1枚。チャイコフスキーのコンチェルトや小品集では胸の
すくような鮮やかな演奏、そしてフランクではハイフェッツが技巧だけの人
ではなかったことを再確認できます。フランクの第4楽章コーダの、他の演奏
では見られないハイフェッツ流の改変も興味深いところです。なおSPレコード
からの復刻につき、マスターに起因するお聴き苦しい点があることをご承知
おきください。

FAB 2233 ¥1350
モノラル
マリア・カラス パリの一夜
(1)ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」序曲 
(2)歌劇「セビリアの理髪師」より「今の歌声は」 
(3)プッチーニ:歌劇「トスカ」第2幕全曲 
(4)ベッリーニ:歌劇「ノルマ」より「反乱の声」 
(5)ベッリーニ:歌劇「ノルマ」より「清らかな女神よ」 
(6)ベッリーニ:歌劇「ノルマ」より「あの愛に満ちた日々が取り戻せるなら」
マリア・カラス(Sp)(2)-(6) アルバート・ランス(Tn)(3)、
ティト・ゴッビ(Br)(3) 他
ジョルジュ・セバスチャン(指揮)
パリ・オペラ座O&Cho
録音:1958年
絶頂期のカラスが十八番を披露したパリ・オペラ座公演のライブ録音。カラ
スの絶唱に加えてゴッビのスカルピア他共演者も魅力です。モノラル録音で
すが録音は良好で、聴いている中にみるみるカラスの歌声に引き込まれてし
まいます。

FAB 2242 ¥1350
モノラル
ワルツへの招待
(1)ウェーバー:舞踏への勧誘 
(2)シューベルト/リスト編:ウィーンの夜会S.247 
(3)ショパン:ワルツop.64-1 
(4)ショパン:ワルツop.64-2 
(5)ショパン:ワルツop.64-3 
(6)グノー/リスト編:ファウストのワルツ 
(7)A.ルビンシテイン:ワルツ・カプリッチョop.86  
(8)ブラームス:ワルツop.39-15 
(9)リスト:メフィスト・ワルツ第1番 
(10)アレンスキー:ワルツ ハ調 
(11)シュトラウス/シュルツ=エヴレル編:
「美しき青きドナウ」によるワルツ・アラベスク 
(12)サン=サーンス:ワルツ形式の練習曲op.52-6 
(13)レヴィツキ:ワルツによるアラベスクop.6 
(14)シュトラウス/グリュンフェルト編:
演奏会用パラフレーズ「ウィーンの夜会」
(1)アルトゥール・シュナーベル(Pf)、(2)モーリツ・ローゼンタール(Pf)、
(3)(4)(5)セルゲイ・ラフマニノフ(Pf)、
(6)ウィルヘルム・バックハウス(Pf)、
(7)アルトゥール・ルービンシュタイン(Pf)、
(8)パーシー・グレインジャー(Pf)、
(9)クラウディオ・アラウ(Pf)、
(10)ハロルド・バウアー、オシップ・ガブリロヴィッチ(Pf)、
(11)ヨーゼフ・レヴィン(Pf)、
(12)アルフレッド・コルトー(Pf)、
(13)ミッシャ・レヴィツキ(Pf)、(14)アルフレート・グリュンフェルト(Pf)
20世紀前半の録音を中心として集められたピアノによるワルツ・コレクショ
ン。ラフマニノフ、コルトー、ルービンシュタインらのこの時代ならではの
奔放な演奏スタイル、シュナーベルやバックハウスの重厚な演奏に加えて、
若き日のアラウの演奏も楽しめる、20世紀前半のピアノ演奏スタイルの多様
さを味わうための1枚。




<Novalis>
NOV150 197 ¥2080
モーツァルト:
交響曲第35番ニ長調「ハフナー」K.385
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218※
コントルダンス[ハ長調K.535/ニ長調「雷雨」K.534
ト長調「いじわるな娘たち」K.610/ニ長調K.603/変ロ長調K.603
「英雄コーブルクの勝利」ハ長調K.587]
ハワード・グリフィス(指揮)、カメラータ・シュヴァイツ、
アリッサ・マルグリス(Vn,[使用楽器:1754年ガダニーニ制作])※
録音:2011年7月11-13日、ノイミュンスター教会
注目のオケ、カメラータ・シュヴァイツと2008年より当団と共演を重ねてい
るイギリス生まれのハワード・グリフィスによるモーツァルト作品集。カメ
ラータ・シュヴァイツは1999年に創設されたスイスのオーケストラで、スイ
スの若手のメンバーで構成されています。実力派揃いのこのオケはヨーロッ
パを中心に演奏活動をし、アシュケナージをはじめとした著名な演奏家との
共演もおこなっております。若手らしい溌剌した演奏ばかりでなく、曲に合
わせたそれぞれの音楽表現が抜群のオケで、このモーツァルトでもその素晴
らしさがあらわれています。この録音では収録場所のノイミュンスター教会
の残響を考え、弦楽器は効果的なノンヴィヴラートと絶妙な運弓で、そして
管楽器の音量も非常によく考えられた非常に素晴らしい響きを作り出してお
ります。ここに収録された交響曲第35番「ハフナー」、コントルダンスは文
字通りの名演です。そして、ヴァイオリン協奏曲第4番にも注目!ソリストに
迎えたのは、あのイヴリー・ギトリスも激賞する麗しきヴァイオリニスト、
アリッサ・マルグリスです。非常に発音がよく美音を聴かせてくれます。カ
デンツァで聴かせてくれるソロの歌い方、そしてオケとの対話の仕方が実に
素晴らしいです。今後ますますの活躍が期待されるヴァイオリニストです!

NOV150 196 ¥2080
(1)モーツァルト:
ピアノ連弾ソナタ ヘ長調KV.497(イグナツ・プライエル編曲)
(2)モーツァルト:
三重奏変ホ長調「ケーゲルシュタット」KV.498(イグナツ・プライエル編曲)
(3)クラウス:ウィンナー・フルート五重奏曲 Op.7
マティアス・ツィークラー(フルート)
カザル四重奏団【ダリア・ザッパ(Vn)、
ラッヘル・ロジーナ・シュペート(Vn)(3)、
マルクス・フレック(Va)、アンドレアス・フレック(Vc)】
録音:(1)(3)2010年6月、(2)2011年1月、チューリッヒ・ラジオ・スタジオ
名手マティアス・ツィークラーとカザル四重奏団による演奏でオーストリ
ア出身のイグナツ・プライエル(1757-1831)編曲によるモーツァルトの作品、
そして「スウェーデンのモーツァルト」という異名を持つ、ヨーゼフ・マル
ティン・クラウス(1756-1792)の作品を収録したアルバムの登場です。原曲
が連弾ソナタのヘ長調KV.497と、クラリネット、ヴィオラ、ピアノが原曲の
「ケーゲルシュタット」をイグナツ・プライエルがフルート四重奏曲に編曲!
モーツァルトのフルート四重奏曲第5、6番!?とも思える実に素晴らしい編曲
で、同曲の新たな一面を知ることができます。また、クラウスのフルート五
重奏曲はクラウスの異名通り、モーツァルト節炸裂でまるで新発見のモーツァ
ルトのフルート作品のような曲。クラウスは近年交響曲が人気となりました
が、この室内楽曲も見逃せない素晴らしい作品です。




<ELOQUENTIA>
EL 1233 ¥2380
マーラー(1860-1911):
(1)亡き子を偲ぶ歌(ライナー・リーンによる小オーケストラ伴奏版) 
(2)四重奏曲の断片 
(3)さすらう若人の歌(シェーンベルクによる小オーケストラ伴奏版)
(4)ブゾーニ(1866-1924):
悲歌的子守歌―母の棺に寄せる男の子守歌
(エルヴィン・シュタインによる小オーケストラ編)
ムジチ・アウレイ/ルイジ・ピオヴァーノ((2)Vc、指揮)
サラ・ミンガルド(コントラルト)
グラツィア・ライモンディ(Vn)、シルヴィオ・ディ・ロッコ(Va)、
オラフ・ラネリ(Pf)
録音:2011年7月、テアトロ・フェデーレ・フェナリーリ・ディ・ランチャーノ
マーラーとレーガーの濃密な世界を、ミンガルドの豊かな歌声と、しばしば
来日もあるチェリスト、ピオヴァーノ率いるムジチ・アウレイの演奏で堪能す
る1枚。
1876年頃、マーラーが16歳の頃に作曲されたとされるピアノ四重奏曲は、1875
年に弟エルンストが13歳で亡くなったことへの悲しみが込められているとさ
れる作品。エルンストは、グスタフが特に可愛がっていた弟だっただけに、
その悲しみは想像を絶するものがあります。ピアノ四重奏という伝統的な編
成をとっていながら、苦しみと情熱に彩られた、すでにマーラーの個性に満
ちた秀作です。
新ウィーン楽派の面々が1918年に設立した「私的演奏協会」(3年ほどしか存
続しませんでした)は、当時の作品をより広い聴衆に聴いてもらうために、
様々な作品を小編成に編み直した活動でも知られています。「さすらう若人
の歌」は、マーラーを崇拝していたシェーンベルクによって編曲されたもの。
原曲のもつ抒情やドラマティックな面がより際立つような、凝縮感のある編
曲となっています。「亡き子をしのぶ歌」は、ライナー・リーンの編曲によ
るもの。未完に終わったシェーンベルクによる「大地の歌」の編曲を完成さ
せたのもライナー・リーンです。「亡き子をしのぶ歌」の詩を書いたリュッ
ケルトが失った息子もエルンストといい、この詩に曲を書く時のマーラーの
深層心理には、自分の弟エルンストが亡くなった時の父への共感が強くあっ
たとされています。
1909年に作曲されたブゾーニの子守歌は、亡き母の思い出に捧げられた作品。
ブゾーニは始めこの作品をピアノのために書き、その後管弦楽作品に仕立て
ました。その管弦楽版からの編曲です。沈静な中での夢見るような旋律が何
とも言えない物悲しさを醸し出しています。この作品の編曲を手掛けたのは
エルヴィン・シュタイン。「私的演奏協会」の主要メンバーであり、シェー
ンベルクの助手も務めた人物でした。このブゾーニ作品の初演指揮者はほか
ならぬマーラーであり、この演奏会がマーラーにとって最後の演奏会となり
ました。
歴史的にも濃密にからみあうこれらの作品を、ピオヴァーノ率いるムジチ・
アウレイの濃密な薫り漂うアンサンブルと、ミンガルドの歌唱で堪能できる
貴重な一枚です。




<AD VITAM>
AV 110415 ¥2300
聖ヨハネ准司教座聖堂の歴史的オルガン(バレッタ)(1579年制作)
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1654):
『聖母マリアの無原罪の御宿り』
作者不詳:カンツォーネ
セバスティア・アギレーラ・デ・エレディア(1585-1618):
サルヴェ・デ・レンノ
ホアン・カバニリェス(1644-1712):第1旋法によるパッサカリア 第1番
フレスコバルディ:カンツォーナ集より*
ルツァスコ・ルツァスキ(1545-1607):トッカータ*
エルコーレ・パスクィーニ(c.1560-1608/1619):
カンツォーナ・フランチェーゼ*
ジローラモ・カヴァツォーニ(c.1525-1577):救い主なるキリスト*
聖パウル聖堂の歴史的オルガン(ムディナ)(1774年制作)
作者不詳:マイ・レディ・キャリーズ・ドンペ
作者不詳:アポン・ラ・ミ・レ
モーリス・グリーネ(1726-1776):ヴォランタリー変ロ長調*
ジュゼッペ・パオルッチ(1726-1776):トッカータ*
ドメニコ・ツィポーリ(1688-1726):カントーネ ヘ長調*、ト長調
聖ヨハネ准司教座聖堂の大オルガン(バレッタ)
ブクステフーデ(1637-1707):前奏曲 ニ長調BuxWV 139*
J.S.バッハ:『いざ来たれ、異邦人の救い主よ』BWV 659*
クロード=ベニーニュ・バルバトル(1727-1799):ノエル*
ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682-1738):ノエル
J.S.バッハ:幻想曲 ト長調 BWV 572
ピエール・メア、ジョン・アクィリナ*(オルガン)
録音:2010年10月、マルタ島
地中海のマルタ島の聖パウル聖堂(ムディナ)の歴史深いオルガン、聖ヨハネ
准司教座聖堂(バレッタ)の小オルガンと大オルガンを用いたはじめての録音
です。収録曲は16世紀から18世紀までのスペイン、イタリア、イギリス、フ
ランそしてドイツにおける傑作が集められており、バロック時代のヨーロッ
パ各地の音楽の旅を楽しめます。特に、聖パウル聖堂の歴史的オルガンによ
る、マイ・レディ・キャリーズ・ドンペやアポン・ラ・ミ・レはこの上なく
繊細で美しい旋律です。またバッハの名曲の幻想曲BWV572では、聖ヨハネ准
司教座聖堂の大オルガンの壮麗な響きを堪能できます。オルガン・ファンに
は欠かせない非常に貴重な録音と言えましょう。
ピエール・メアはライム出身のオルガニスト。1991年パリ国立高等音楽院の
オルガンと和声の部門で2つの賞を受賞し、1993年にリヨン音楽院より優秀
なオルガン演奏のディプロマを授与されました。一方、ジョン・アクィリナ
はマルタの若手実力派で2001年よりムディナ聖堂でのオルガニストを務め、
マルタの国営ラジオではその演奏が頻繁に放送されています。




<LIGIA DIGITAL>
LIDI 0103241 ¥2250
メル・ボニ(1858-1937):ピアノ作品集
1. ワルツ形式の組曲 op.35-39(ピアノ連弾)
2. クレオパトラの夢 op.180(ピアノ連弾)
3. 6つのワルツ・カプリース op 87 (ピアノ連弾)
4. パヴァーヌ op.81-2(ピアノ連弾)
5. エコー op.89(ピアノ独奏)
6. ナルキッソス op.90(ピアノ独奏)
7. アリエル op.129(ピアノ独奏)
8. アジタート op.120(ピアノ独奏)
9. 秋の想い op.19(ピアノ独奏)
10. 月の光 (ピアノ独奏)
11. 練習曲変ト調 op.136
12. 子守歌 op.23-1 (ピアノ連弾)
13. 古風な形式の組曲(ピアノ連弾)
14. 放浪者たち(スペイン風ワルツ) op.15/2(非常にリズミカルに)
(ピアノ連弾)
ロラン・マルタン(ピアノ連弾)、クロディーヌ・シモン(ピアノ連弾、ソロ)
メル・ボニ(本名はメラニーと言いましたが、作曲家として活動する際、名前
から性別が判別できないようにメルと名乗りました)は、パリの中流階級の家
に生まれました。他に音楽の道を歩んだ者はない家系で、最初は自己流でピ
アノを学んでいましたが、その熱意に押された両親は彼女に音楽の教育を受
けさせることを決意。セザール・フランクに師事し、パリ音楽院で学ぶ道の
りが整えられました。音楽院ではピエルネやドビュッシーと席を並べて学び、
和声のクラスでは一等賞を獲得して卒業しています。300ほどの作品を残し、
その作品ジャンルも声楽アリアから合唱作品、ピアノ作品、オーケストラ作
品など多岐にわたります。ここに収録された連弾作品は、彼女自身のオーケ
ストラの作品などを自身の手で4手連弾に編曲したもの。フランスのロマン派
の作品群の発掘・実演に心血を注いでいるロラン・マルタンと、エッセール
に学んだ実力派、クロディーヌ・シモンによる軽やかなリズム感と陰影と色
彩に富んだ音色による魅力のデュオが展開されています。




<WERGO>
WER 2063 ¥2180
(1)ヤニス・キリアキデス:
ドッグ・ソング(ケルベルス・セレナデス・オルフェウス)(2006)
-3つのベルをもつトランペットとツーシュピールのための
(2)アゴスチーノ・ディ・スキピオ:
Modes of interference/1(2005/2006)
-トランペットとエレクトロニクスによる自動フィードバックシステム
(3)ミシェル・ケンダース:
ヘルム&スリンガー(2001/2002)
-トランペットとコンピューター(Max/MSP)のためのコンポジション
(4)ディヴィッド・ドラム(チェインカーヴ)(2006/2007)
-3つのベルをもつトランペットとツーシュピールのための
マルコ・ブラーウ(トランペット、電子楽器)
ドミニク・ブルム(ハモンドオルガン、アナログ・シンセサイザー)
楽器の持つポテンシャルを伸ばし、それを進化させるべく活動を続けてきた
ドイツのカリスマミュージシャン、マルコ・ブラーウ。彼にとってはその意
味でコンピューターも立派な楽器の一つであり、音の持つ色彩感覚の幅を広
げてくれる可能性の宝庫でした。2000年に電子機器による実験音楽を開始し
て以来、ブラーウは様々な表現を確立し、電子音楽の最先端をいっています。
本CDでは、そんなブラーウの開発したコンピューターによる電子サウンドと、
彼の愛するトランペットのアコースティックな会話が展開されます。新鮮で
粋なモダニズムの中に、どこかひょうきんで可愛らしいものを感じさせる貴
重な一枚。トランペットの超絶技巧と電子音のピーというやや耳触りな音が
交錯するさまは印象的です。
マルコ・ブラーウは1965年生まれ。トランペット奏者であり、ケルンの新し
い音楽のためのアンサンブル、ムジーク・ファブリークの一員でトランペッ
トの技術的進展に尽力しています。1998年よりカールハインツ・シュトック
ハウゼンと集中的に組み、オペラ連作「リヒト」の初演にも貢献しました。




<SUPRAPHON>
SU 4094 2枚組 ¥2980
モノラル
[CD1]
・リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」Op.35
 録音:1953年12月7-9日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)
・ムソルグスキー( R.=コルサコフ編):交響詩「はげ山の一夜」
 録音:1955年11月23日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)
[CD2]
・ハチャトゥリアン:バレエ「ガイーヌ」(ハイライト)
 録音:1953年9月29-30日&10月2日プラハ、
ルドルフィヌム(セッション・モノラル)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ズデニェク・ハラバラ(指揮)
チェコのオペラ演奏史を語る上で欠かせぬ名指揮者ズデニェク・ハラバラ
(1899-1962)が、2012年に歿後60年を迎えるにあたり、チェコ・フィルを指揮
した録音の数々がSUPRAPHONより初CD化となります。長年、劇場を拠点に活動
し、コンサートホールではごくまれにしか指揮をしなかったハラバラが吹き込
んだ内容は、オペラではなくコンサート・レパートリーを取り上げているのが
貴重で、母国チェコとならんで得意としたロシアものというのも注目されます。
1925年より、ブルノ、プラハ、オストラヴァ、ブルノ、ブラチスラヴァ、プラ
ハとオペラ監督を歴任し、ドヴォルザークやノヴァーク、フェルステルのほか、
「イーゴリ公」「ボリス・ゴドゥノフ」「ホヴァンシチナ」「見えざる町キー
テジ」などのオペラでおおきな成功を収めていたハラバラは、プラハに戻った
1953年以降、おもな焦点をチェコとスラヴ系の作品に合わせ、その完成度に磨
きをかけてゆきます。
ハラバラが、さかのぼること1939年に、エリザヴェタ・ニコリスカヤが振付を
担当し、プラハ国民劇場で上演された、ミハイル・フォーキンの台本にもとづ
くバレエ・プロダクションのなかで出会ったリムスキー=コルサコフの「シェ
エラザード」をはじめ、いずれの作品でも、細部の緻密な仕上げと表現力も豊
かな音楽づくりをたしかめることができます。




<新書館>
DD12 0101(DVD-Video) ¥5040
■「水晶宮」 (シンフォニー・イン・C)
指導:ギレーヌ・テスマー
モデル:イザベル・シアラヴォラ&エルヴェ・モロー
■「ナイチンゲールの歌」
指導:アリシア・マルコス、エリザベット・プラテル
モデル:ミリアム・ウルド=ブラーム
■「ソナチネ」
指導:ビオレット・ヴェルディ
モデル:モニク・ルディエール
■「夢遊病の女」
指導:ニナ・ビルボア&ミロラード・ミスコビッチ
モデル:ミュリエル・アレ&ヴァレリー・コラン
■「愛のワルツ」
指導:ビオレット・ヴェルディ
モデル:ルシア・ラカッラ&シリル・ピエール
監督:ドミニク・ドルーシュ
出演:ギレーヌ・テスマー、イザベル・シアラヴォラ&エルヴェ・モロー、
アリシア・マルコス、エリザベット・プラテル、
ミリアム・ウルド=ブラーム、ビオレット・ヴェルディ、
モニク・ルディエール、ニナ・ビルボア&ミロラード・ミスコビッチ、
ミュリエル・アレ&ヴァレリー・コラン 他
=オリジナル・キャストから現代のダンサーへ・・・・=
バランシンの作品が受け継がれていく現場を収めた貴重なドキュメンタリー。
彼の原点ともいえる歴史的な劇場、パリ・オペラ座で行われたリハーサルを
収録。ダンサーから語られる言葉によって振付の解釈や作品の背景まで見えて
きます。クラシック・バレエに大変革をもたらしたバランシンの作品の真髄に
迫ります!




<OPUS蔵>
OPK 2098 ¥2250
シューベルト:ピアノ・トリオ第1番変ロ長調 D.898<録音:1927年>※
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664<録音:1928年>
シューベルト:ロザムンデ<録音:1928年>
バッハ:ジーグ-フランス組曲第5番より<録音:1928年>
スカルラッティ:ソナタ ト長調 Kk14<録音:1940年>
バッハ-ヘス編:「主よ、人の望みの喜びよ」の2ヴァージョン
<録音:1928年&1940年>
マイラ・ヘス(P)、ジェリー・ダラニー(Vn)※、
フェリックス・サルモンド(Vc)※
原盤:US-Col 78s,Col-LP(Sonata),HMV78s
先の見えない戦局、ナチスドイツの空襲に怯えながらのロンドンにおける彼女
のナショナル・ギャラリー・コンサートは人々に慰めや勇気、明日への希望を
与えたものとして語り継がれておりますが、今の日本にもふさわしいものでも
あり、何とか1枚と思っていました。今回当時(1940)に録音されたヘス自身が
編曲し、演奏した「主よ、人の望みの喜びよ」のSPレコードが手に入りました
ので、彼女のよさを出しきったシューベルトと合わせてまとめました。
(オーパス蔵代表 相原 了)
シューベルトのピアノ・トリオ第1番のはじめ、アレグロ・モデラート、Vnと
Vcのユニゾンで出る第1主題とそれを規則正しく和音で伴奏していくピアノ…
「ああ、これは1927,8年という録音年代にしては分離のいい録音だな」と思っ
ている間に、やがてVnの刻む伴奏形にピチカートのVcがからんで曲頭とは逆に
第1主題をピアノが弾きはじめる。そのピアノが楽譜どおりのppで、つつまし
く響かせるのだが、はやくもマイラ・ヘスのピアノに聴きての耳をしびれさせ
る魅力を覚えるこのトリオ演奏、第2主題を弾くサルモンドのVcもとてもスト
レートで、それを受け継ぐダラニーのVnのキメこまやかな細身の音と技巧もす
ごく感じがいい。ダラニーのVnに惚れ込んだラヴェルが名作「ツィガーヌ」
を作曲献呈したことを思い出す。このトリオは、やはりマイラ・ヘスの室内
楽演奏の適格性が音楽的な支えとなっているのだが、ロマンティシズムに覆
われたカザルス・トリオに対して、このトリオは演奏様式的には明らかに次世
代の新しさが印象的である。第3、第4楽章のテンポとリズム感がことのほか鮮
やかな若々しさにみちている。(小林利之)

OPK 2099 ¥2250
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D944‘ザ・グレート’<録音:1947年>
ベルリオーズ:
劇的交響曲「ロメオとジュリエット」作品17
(第2部より-ロメオひとり-キャプレット家の饗宴-星の出ている夜、愛の情景)
<録音:1947年>
メンデルスゾーン:真夏の夜の夢―スケルツォ
<録音:1946年>
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、NBC交響楽団
音源:米RCA‐SP
トスカニーニの‘ザ・グレート’はLPとCDを何種か持っていますが、1947年の
演奏が最もトスカニーニらしいと感じていました。SP盤を入手し改めてそのよ
さを実感しましたので、復刻しました。組合せは同じ年に録音されたベルリオ
ーズの‘ロメオとジュリエット’(抜粋)が入手できましたので、組み合わせま
した。(オーパス蔵代表 相原了)
この録音におけるOPUS蔵が用いた音源はすべてSP用のラッカー盤。音質はじつ
に生々しく、響きに伸びがあってメリハリが利き、迫力も豊かだ。SP特有のサ
ーフェース・ノイズが消されずに残っているが、そのぶん、音楽の活力も自然
に残されている。また、SPの盤面に合わせて曲を分割して録音したかどうかわ
からないが、流れはきわめて自然で、変化に富んでいる。演奏も、1953年盤よ
りも旺盛な生命力にみちている。このCDに収録のロミジュリ第2部抜粋は、カ
ーネギー・ホールでセッション録音されたものである。また《真夏の夜の夢》
のスケルツォは1946年11月6日に、カーネギー・ホールではなく、NBC放送のス
タジオ3Aでセッション録音されたもの。SPでは《ザ・グレート》のセットの
最終面に収められていた。軽捷な運動性、弾力とスピード感など、短い時間に、
トスカニーニ芸術のエキスがつまった演奏である。(山崎浩太郎)




<REFERENCE RECORDINGS>
RR 125 ¥1980
RR 125HRX(DVD-ROM) ¥4750
176.4kHz / 24bit
ドリーブ:バレエ音楽「シルヴィア」組曲
ドリーブ:「コッペリア」組曲
マーティン・ウェスト(指揮)
サン=フランシスコ・バレエ・オーケストラ
数多くの優秀録音で定評のあるリファレンス・レコーディングスからの新譜CD、
HRXが同時リリース!そのリリース・タイトルはドリーブの作品です。ドリー
ブはフランス古典バレエの典型となる作品を生みましたが、このアルバムに
収録された「シルヴィア」(女神デアーヌに仕えるニンフ、シルヴィアが猟人
オリオンにかどわかされるが、最後に愛する羊飼いアマンタと結ばれる作品)、
そして「コッペリア」(コッペリウスの作った自動人形コッペリアに恋した青
年と、彼を恋するスワニルダの嫉妬から生ずる喜劇)はその中でも傑作と言え
ましょう。指揮のマーティン・ウェストは“バレエ振り”として定評があり、
1997年から10年間イングリッシュ・ ナショナル・バレエの指揮者として活躍
しました。その間も名門サン=フランシスコ・バレエ・オーケストラともしば
しば共演し、名声を高めております。
【『HRx』とは】
リファレンス・レコーディングスは、スペクトラルの設計者であり、HDCD の
発明者でもあるキース・ジョンソン博士が30年以上もチーフ・エンジニアを
務めている高音質レーベル。そのRR がまたまた驚異の音質体験を教えてくれ
る全く新しいフォーマットが『HRx』です。『HRx』は、パソコンとオーディ
オインターフェースを使用したPC オーディオやデジタル・ストリーム(DS)機
器に対応するために、176.4kHz/24bit の圧縮しないWAV データを記録した
DVD-R のこと。密度の濃い音質、臨場感、楽器の音の生々しさ、音空間をその
まま美しく再生できる驚異の音質。弦はさらにしなやかに、金管はより煌びや
かに鮮明に聴くことが出来ます。通常のCD、SACD、DVD プレイヤーでは再生で
きませんが、『HRx』のハイサンプリング音源を是非体験してください。




<harmonia mundi>
HMC 902100 4枚組 ¥4800
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集
[CD1] 変ホ長調 op.1-1、 ト長調op.1-2
[CD2] ハ短調 op.1-3、 変ロ長調 op.11-1、 変ホ長調op.44
[CD3] ニ長調op.70-1(「幽霊」)、 変ホ長調 op.70-2
[CD4] 変ロ長調 op.97(「大公トリオ」)、
ト長調 op.121a (「私は仕立て屋カカドゥ」の主題による10の変奏曲とロンド)、
変ホ長調 WoO 38、変ロ長調 WoO 39
トリオ・ヴァンダラー
〔ジャン=マルク・フィリップス=ヴァイジャベディアン
(Vn、ペトルス・グアルネリウス(1748、ヴェネツィア))
ラファエル・ピドゥー(Vc、Goffredo Cappa(1680))
ヴァンサン・コック(ピアノ)〕
録音:2010年12月、2011年9月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
これ以上の演奏は望めないのでは、と思わされてしまうベートーヴェン。結成
25周年を迎える名トリオ、トリオ・ヴァンダラーによるピアノ三重奏全集の登
場です。まず何と言っても、ヴァンサン・コックのピアノの粒のそろったタッ
チ(特に初期作品)がひときわ輝きを放ちます。ベートーヴェン自身が素晴しい
ピアニストであったことを実感させる、素晴しく充実したピアノ・パートは圧
巻です。魅惑の旋律とかけあいを展開するヴァイオリンとチェロも、全てが完
璧に融合しています。それぞれの奏者の技量の高さが同じくらいにハイレヴェ
ルで、音楽の方向も同じだからこそのこのアンサンブルは、他ではなかなか得
られないものではないでしょうか。
トリオ・ヴァンダラーはパリ国立高等音楽院の卒業生三名によって1987年に
結成されました。1999年にハルモニアムンディで録音をはじめ、これまでに発
売されたCDはどれも極めて高く評価され、特にメンデルスゾーンのトリオ集
(HMC 901961)はニューヨーク・タイムズ紙でも決定盤として紹介されました。
古典派、ロマン派から現代までの幅広いレパートリーを可能にするそれぞれの
メンバーの技量の高さで、テレパシーともいわれるまでに息のあったアンサン
ブルによる極めて上質の演奏で常に我々を魅了しています。




<haenssler>
=シュヴェツィンゲン音楽祭ライヴエディション=
93 715 ¥2250
ボザール・トリオ、シュヴェツィンゲン音楽祭ライヴ
(1)ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番ロ短調Op.8
(2)ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調
ボザール・トリオ【ダニエル・ギレ(Vn)、バーナード・グリーンハウス(Vc)、
メナハム・プレスラー(Pf)】
[1960年5月28日/シュヴェツィンゲン城(ライヴ モノラル)]
1955年創設のボザール・トリオ、オリジナル・メンバーによる貴重な記録が日の
目をみました。彼らが1960年のシュヴェツィンゲン音楽祭に出演した際のライヴ
で、当日はベートーヴェンのピアノ三重奏曲第1番とブラームス、ラヴェルの3曲
が演奏されましたが、ベートーヴェンの音源は現存せず、奇跡的に残っていたブ
ラームスとラヴェルがCD化されました。ピアノ・トリオの最高峰となったボザー
ル・トリオですが、当時はまだ若く、驚くほどの熱気とロマンにあふれる演奏を
繰り広げています。

93 718 ¥2250
ワッツ、シュヴェツィンゲン音楽祭ライヴ
リスト:
(1)ワレンシュタット湖畔で
(2)物思いに沈む人
(3)ピアノソナタ ロ短調
(4)ハンガリー狂詩曲第13番イ短調
(5)忘れられたワルツ第1番
(6)パガニーニによる6つの大練習曲
アンドレ・ワッツ(Pf)
[1986年5月25日/シュヴェツィンゲン城(ライヴ ステレオ)]
今や巨匠的存在となったアンドレ・ワッツ。彼40歳のパワーとエネルギーに満ち
溢れていた時の貴重なライヴ録音。それも得意のリストで、そのバネのようなリ
ズム、轟くフォルテッシモ、凄い指回りなど、まるでスポーツのような爽快さ。
リスト演奏の理想といえる例と申せましょう。

93 717 ¥2250
スゼー、シュヴェツィンゲン音楽祭ライヴ
(1)シューベルト:小人D771/花の歌D431/至福D433/音楽に寄すD547
(2)フランク・マルタン:「イェーダーマン」よりの6つのモノローグ
(3)ラヴェル:5つのギリシャ民謡/2つのヘブライの旋律
(4)R.シュトラウス:
帰郷Op.15の5/セレナードOp.17の2/憩え、わが心Op.27の1/献呈Op.10の1
ジェラール・スゼー(Br)、ダルトン・ボールドウィン(Pf)
[1960年5月25日/シュヴェツィンゲン城(ライヴ モノラル)]
フランスの稀代バリトン、ジェラール・スゼー(1918-2004)。彼円熟の壮年期の
貴重ライヴ。シューベルトのリートから近代的なマルタン、ほとんどワールド
ミュージックのようなラヴェルまでこなす芸風の広さに感服させられます。たっ
ぷりとした艶のある美声にも酔わされます。

93 714 2枚組 ¥2980
ハイドン:オラトリオ「四季」
アグネス・ギーベル(Sop)、フリッツ・ヴンダーリヒ(Ten)、
キート・エンゲン(Bs)
ハンス・ミュラー=クライ(指)
南ドイツ放送響(シュトゥットガルト放送響)、
シュトゥットガルト放送合唱団、フランクフルト放送合唱団
[1959年5月24日/シュヴェツィンゲン城(ライヴ モノラル)]
1948年からシュトゥットガルト放響の初代首席指揮者を務めたハンス・ミュラー
=クライ(1908-1969)。伴奏ものは比較的ありますが、今日では本格作品で真価
を見極められない状況でしたが、大作登場です。しかもギーベル、ヴンダーリッ
ヒを独唱陣に添えているのも豪華。ミュラー=クライの構築力と統率力を再認識
させてくれます。




<audite>
AU 92673(SACD-Hybrid) ¥2300
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調Op.50「偉大な芸術家の思い出」
スイス・ピアノ・トリオ【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、
セバスチャン・ジンガー(Vc)、マルティン・ルーカス・ストウブ(Pf)】
1998年創設のスイス・ピアノ・トリオはオーストリアのヨハネス・ブラームス・
コンクールやイタリアのカルタニッセッタ室内楽コンクールなどの入賞歴を誇る
実力派。今回はチャイコフスキーの名作。何より驚かされるのは音楽の大きさ。
auditeならではの高音質録音でオーケストラをしのぐ迫力の世界を作り上げてい
ます。





<Profil>
PH 12007 ¥2180
シューマン:
(1)ピアノソナタ第1番嬰ヘ短調Op.11
(2)幻想小曲集Op.12
(3)3つの幻想的小品Op.111
(4)ロマンス 嬰ヘ長調Op.28の2
スザンネ・グリュツマン(Pf)
[2009年7月/MDRスタジオ(ライプツィヒ)]
好評のグリュツマンによるシューマン作品集第2弾。今回は初期の大作「ピアノ
ソナタ第1番」が充実。昨今珍しい純ドイツ的重厚ピアニズムで、じっくり聴か
せます。やはりシューマンはこうした純ドイツ・ピアニズムで奏されると素晴
らしさが実感できます。




<Aurora>
ACD 5063 ¥2280
軌道に乗ったズヴェズドフカ-チェロとウィンドバンドのための作品集
(1)ヨン・オイヴィン・ネス:軌道に乗ったズヴェズドフカ(2009)
(2)フリードリヒ・グルダ:チェロとウィンドオーケストラのための協奏曲(1980)
(3)イベール:チェロとウィンドオーケストラのための協奏曲(1925)
(4)オラヴ・アントン・トンメセン:
チェロと2組の木管五重奏のための小協奏曲《光の幻影(1990)
エルンスト・シモン・グラーセル(Vc)、
ペーテル・シルヴァイ(指)ノルウェー軍西部音楽隊(ベルゲン)
[録音:2010年4月((3)(4))、11月((1))ライヴ、2011年12月((2))/
(ベルゲン、ノルウェー)]
《軌道に乗ったズヴェズドフカ》は、ポピュラー音楽で育った世代のノルウェー
作曲家のひとり、ヨン・オイヴィン・ネス(1968-)がグラーセルの委嘱により作
曲。芸術音楽をポップスと対話させることに関心をもち、聴き手と自然なコミュ
ニケーションのとれる作品を発表するネスの特色がはっきりと表れています。
「ズヴェズドフカ」は「小さな星」を意味するロシア語で、旧ソ連が人工衛星ス
プートニク5号に乗せた犬の名。
ピアニストとして高名なフリードリヒ・グルダが1980年に作曲したチェロ協奏曲
は、「趣味の良さ」はそっちのけで「自分の音楽」に徹したとされる作品。ロッ
ク調の〈序曲〉、レントラーの〈牧歌〉、シュールなムードの〈メヌエット〉、
街のバンドがスーザのマーチでも演奏しながらパレードする雰囲気の〈行進曲風
フィナーレ〉。〈牧歌〉と〈メヌエット〉の間にチェロが名人芸を披露するカデ
ンツァが挟まれます。クラシカル・ベースとジャズ・ベース各1本、ギター、ド
ラムを加えた編成のウィンドオーケストラがチェロと共演します。
ノルウェーの「今日」を代表する作曲家のひとり、オラヴ・アントン・トンメセ
ン(1946-)の小協奏曲《光の幻影》は、チェロと2組の木管五重奏のためのもので、
木管五重奏の1組は通常の編成、もう1組はオーボエの代りにコールアングレを加
えた五重奏です。チェロは全音域を使い、「決して捕らえることのできない光」
を追い求めます。
エルンスト・シモン・グラーセル(1975-)は、トロンハイム響とノルウェー国立
オペラ管の首席奏者を経て、現在、エーテボリ響の首席を務めています。ベルゲ
ンに本拠を置くノルウェー軍西部音楽隊(FMKV)は、ノルウェー国軍に所属する5
つのプロフェッショナルバンドのひとつ。奏者たちの演奏と表現の技術水準は高
く、オスロ、ベルゲン、スタヴァンゲル、トロンハイムのオーケストラとならぶ
優れたアンサンブルと評価されています。マリス・ヤンソンスのアシスタント指
揮者を3年務め、2010年にはノルウェー作曲家協会から「最優秀演奏家」に選ば
れた、ヴィオラ奏者でもあるペーテル・シルヴァイ(1971-)が首席指揮者。ノル
ウェー海軍がベルゲンに移ってからは海軍の音楽隊となり、ノルウェー海軍軍楽
隊(NNB)の名称も持ち、海軍の軍服姿で演奏するようになりました。




<写影>
「朝比奈 隆 ブラームス交響曲全集&協奏曲全集」
SHHP C006(DVD-Video) ¥3500
ブラームス:
・交響曲第1番ハ短調Op.68
収録:1990年2月5日オーチャードホール(ライヴ)
・ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
収録:1990年5月1日オーチャードホール(ライヴ)
・ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
収録:1990年4月3日オーチャードホール(ライヴ)
伊藤恵(P)
藤川真弓(Vn)
新日本フィルハーモニー交響楽団
朝比奈 隆(指揮)

SHHP C007(DVD-Video) ¥3500
カラーNTSC 4 : 3 /Region All
ブラームス:
・交響曲第2番ニ長調Op.73
収録:1990年4月3日オーチャードホール(ライヴ)
・交響曲第3番ヘ長調Op.90
収録:1990年5月1日オーチャードホール(ライヴ)
・ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
収録:1990年2月5日オーチャードホール(ライヴ)
豊嶋泰嗣(Vn)
上村昇(Vc)
新日本フィルハーモニー交響楽団
朝比奈 隆(指揮)

SHHP C008(DVD-Video) ¥3500
ブラームス:
・ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
収録:1990年6月1日オーチャードホール(ライヴ)
【特典映像】
インタビュー「実相寺昭雄監督と朝比奈隆先生の思い出」
出演:寺田 農(俳優)
・交響曲第4番ホ短調Op.98
収録:1990年6月1日オーチャードホール(ライヴ)
園田高弘(P)
新日本フィルハーモニー交響楽団
朝比奈 隆(指揮)
日本が世界に誇る巨匠指揮者、朝比奈隆(1908-2001)が1990年に新日本フィルを
指揮したブラームス・チクルスの映像が分売リリース。2011年の歿後10年のアニ
ヴァーサリーに向けて2010年に先行リリースされた「ブルックナー:交響曲選集」
に引き続いて、「映像の巨匠」実相寺昭雄が映像演出を手掛けたもので、ヴァイ
オリン協奏曲、ピアノ協奏曲2曲や二重協奏曲のほか、特典映像もあらたに追加
されたたいへん豪華な内容となっています。なお、収録内容の一部曲目について
は、交響曲第1番と第4番の2曲が過去にソフト化されたことがありますが(『交響
的肖像』[廃盤])、こうして完全な形で交響曲全曲が揃うのはきわめて意義深い
ものがあるといえます。
すべての音源制作は朝比奈、新日本フィル両者とゆかりの深いフォンテックが担
当。同一音源によるCDはフォンテックより、ほとんどすべてがリリースされてい
ますが、ピアノ協奏曲第2番とヴァイオリン協奏曲については映像のみならず、
いずれの音源自体が初出というのも注目すべきポイントとなっています。
さらに、特典映像も見どころ満載で、朝比奈、実相寺両巨匠と親交のあった名優、
寺田農(東海大文学部特任教授)が語るご両人の思い出話が出色。監督については、
いわゆる「TBS実相寺事件」をユーモアを交えて明かしており、映像ファンもた
いへん興味深い内容。
また、朝比奈については、ブラヴォーとブーイングが相半ばした有名公演「フィ
デリオ」のエピソードと、その貴重なハイライト映像も収められております。
朝比奈隆と実相寺昭雄、巨匠同士の顔合わせが生んだブラームス・チクルス。ぜ
ひとも、末長くお手元に置いていただきたい、手ごたえたっぷりの内容といえる
でしょう。




<ACCENT>
ACC 24257 ¥2300
-J.S.バッハの息子達による交響曲集-
(1)J.C.F.バッハ:交響曲第10番 変ホ長調 HW.1-10 
(2)C.P.E.バッハ:シンフォニア ホ短調(弦楽版) Wq.177 
(3)J.C.バッハ:交響曲第3番 変ホ長調 op.6-3 
(4)J.C.F.バッハ:交響曲第3番 ニ短調 HW.1-3 
(5)J.C.バッハ:交響曲第6番 ト短調 op.6-6
エーヴァルト・デメイエル(音楽監督、Cemb.)、バッハ・コンセントゥス
録音:2011年
ベルギー出身のチェンバロの俊英、エーヴァルト・デメイエル率いるバッハ・コ
ンセントゥスが、J.S.バッハの息子たちによる交響曲作品を収録した希少なアル
バムをリリース!ヨハン・ベルンハルト・バッハの作品を収録したデビューアル
バム(ACC 24198)に続く、バッハ一族に焦点を当てた内容となっています。今回
取り上げるのは、J.S.バッハの次男カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ
(1714-1788)、五男のヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795)、
そして末子にあたるヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782)の3人の息子た
ち。C.P.E.バッハの作品は近年多く取り上げられる傾向にありますが、本CDでは
むしろ未だに演奏・収録される機会の少ないJ.C.F.バッハ、J.C.バッハの作品を
多く収録!特にJ.C.F.バッハの作品を収録したアルバムは大変珍しく、これだけ
でも一聴の価値ありといえましょう。
バッハ・コンセントゥスはデメイエルがジュリオ・ダレッシオと共に2007年に創
立した古楽アンサンブル団体。バロック、古典作品をレパートリーの中心としつ
つ、とりわけバッハ一族の再評価に尽力する意欲的な団体です。当団でチェンバ
ロと音楽監督を務めるデメイエルは、クイケン一家ら古楽の大家と多く共演し、
ラ・プティット・バンドのメンバーとしても活動する名手。バルトルド・クイケ
ンと共にリリースしたバッハの息子たちによるフルート・ソナタ集(ACC 24216)
に続き、彼らへ再び光を当てます!




<OBSIDIAN>
OBSCD 708 ¥2180
ウィールクス:
ダヴィデの子にホザンナ、ダヴィデが聞きしとき、おお主よ、
我らが王に長き命を、パヴァンほか 全19曲
フレットワーク、デイヴィッド・スキナー(指揮)、
ケンブリッジ・シドニー・サセックス大学合唱団
録音:2012年
アラミレの指揮者としても知られるデイヴィット・スキナーが、OBSIDIANレーベ
ルからルネサンス・バロック時代の歌曲、マドリガル曲をリリースするシリーズ
待望の最新盤!トムキンズの作品集(OBSCD 702)でも高い評価を得た名門アンサ
ンブル、フレットワークが再登場!今回収録されたトマス・ウィールクス(1576-
1623)は、イギリスを代表する教会音楽作曲家の一人。ウィンチェスター・カレ
ッジのオルガニストを務めた後、チチェスター主教座聖堂の聖歌隊で監督兼オル
ガン奏者として活躍しました。また、優れたマドリガル作品を多く生み出したこ
とでも知られ、生涯を通して4冊にも及ぶマドリガル集を出版、イギリスのマド
リガル音楽に多大な貢献を残しました。大酒飲みで節度のない振る舞いが多く、
何度も教会と揉めた逸話も残るウィールクス。とはいえ、音楽活動には真摯的
で、亡くなる間際まで教会の音楽活動に身を投じていたといいます。今回はウィ
ールクスの音楽の神髄とも言える宗教声楽作品だけでなく、器楽作品も収録!
これだけウィールクスの作品に焦点を当てたアルバムは希少といえましょう。こ
うした希少なプログラムを、古楽界の低音王フレットワークと、スキナー率いる
ケンブリッジ・シドニー・サセックス大学合唱団が織りなす極上のアンサンブル
で堪能できるのもうれしいところ。イギリス古楽の深い魅力をさらに掘り下げる
名盤に仕上がっています!




<ALTUS>
ALT 229/30 2枚組 ¥3150
CD-1
(1)ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
CD-2
(2)ストラヴィンスキー:レクイエム・ティクルス
(3)ドビュッシー:管弦楽のための3つの交響的素描『海』
シャルル・ミュンシュ(指揮)、パリ管弦楽団
エリザベート・ブラッスール合唱団(2)、
ドゥニーズ・シャーリィ(コントラルト)(2)、ピエール・トー(バス)(2)
録音:1967年11月14日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ録音(ステレオ)
早くも空絶の人気盤となったミュンシュ&パリ管デビューCD(ALT 182)ですが、
要望が多かった完全盤がついに登場。ミュンシュが「幻想」をとりあげる時は
幻想をトップに、中に最新の現代曲、しめに海かダフクロと云うのがミュンシュ
独特のプログラミングの妙でございました。新マスタリングも大成功で爆発的
大演奏にますます磨きがかかっております。また新マスタリングではミュンシュ
の実演でのダイナミックスをよりリアルに再現する為広レンジの収録です。レコ
芸読者投票第1位の名演をボリュームを下げてお楽しみください。

ALT 231 ¥2450
(1)シューベルト:『ロザムンデ』序曲
(2)モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調K.543
(3)ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調『運命』Op.67
ゲルハルト・ボッセ(指揮)、
新日本フィルハーモニー交響楽団
録音:2010年4月2,3日(3)/2011年5月13,14日(1)(2)、
すみだトリフォニーホール(ライヴ録音)
2011年5月にすみだトリフォニーで収録されたシューベルト「ロザムンデ」序曲
とモーツァルトの交響曲第39番は、ボッセと新日本フィルの最後の共演となった
ものである。非常に充実した響きでありながら、老練な重厚さとはまったく違う
暖かさと明るさ、そして若々しさを感じさせるのが晩年のボッセの演奏スタイル
であったが、どちらの曲もこうしたボッセならではの美点が遺憾なく発揮されて
いる。とりわけモーツァルトにおけるノンヴィブラートや硬質のティンパニが創
り上げる古楽的な響きは、老境に達してもなお探究心と好奇心を失わなかった
ボッセの、音楽家としての姿勢を象徴するかのようだ。一方、「運命」はその前
年の2010年4月、同じく、すみだトリフォニーホールで収録されたものだが、こ
れはボッセ&新日本フォルの両者がきわめた頂点というだけでなく、ボッセとい
う偉大な音楽家がこの世で遂げた本懐であると言っても過言でないほどの、一世
一代の圧倒的名演となったのである。(岩野裕一 ライナーノートより)




<BONGIOVANNI>
GB 2560 2枚組 ¥4360
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」
マリエッラ・デヴィーア(S ルクレツィア・ボルジア)
ジュゼッペ・フィリアノーティ(T ジェンナーロ)
マリアンナ・ピッツォラート(Ms マッフィオ・オルジーニ)
アレックス・エスポージト(Br アルフォンソ公爵)
グレゴリー・ボンファッティ(T ルスティゲッロ)
ステーファノ・リナルディ・ミリアーニ(Bs グベッタ)
ジャコモ・メディチ(Br アストルフォ)ほか
マルコ・グイダリーニ(指)マルケ・フィルハーモニー管弦楽団,
マルケ・ヴィンチェンツォ・ベッリーニ合唱団
録音:2010年2月19、21日、アンコーナ
ドニゼッティの傑作「ルクレツィア・ボルジア」に素晴らしい録音が登場!2010
年2月にアンコーナで行われた演奏会形式上演のライヴ。タイトルロールを歌う
は大プリマドンナ、マリエッラ・デヴィーア。ルクレツィアは、2002年9、10月
にスカラ座で歌って大絶賛された得意の役。イタリア的な美しい声を駆使した歌
はまさに完璧です。ジェンナーロのジュゼッペ・フィリアノーティは、そのスカ
ラ座公演でBキャストに入っており、9月30日にデヴィーアと共演していました。
それから8年後、持ち前の美声に逞しさが加わった見事なジェンナーロを聞かせ
てくれます。この公演ではさらにオルジーニにマリアンナ・ピッツォラート、ア
ルフォンソにアレックス・エスポージトと、ロッシーニで高い評価を得ている若
い歌手を投入。そして脇役までイタリア人ばかりという、近年ではイタリアでも
珍しい純国産上演。マルコ・グイダリーニの様式感のしっかりした音楽も見事な
もの。ライヴならではの高揚感の味わえる録音です。

AB 20021(DVD-Video) ¥4850
字幕:伊英
ドニゼッティ:「ポリウート」パヴァンほか 全19曲
グレゴリー・クンデ(T ポリウート)
パオレッタ・マッローク(S パオリーナ)
シモーネ・デル・サヴィオ(Br セヴェーロ)
アンドレア・パピ(Bs カッリステネ)
ほか
マルチェッロ・ロータ指揮
ベルガモ・ガエターノ・ドニゼッティ音楽祭管弦楽団,合唱団
マルコ・スパーダ(演出)
アレッサンドロ・チャンマルーギ(装置,衣装)
ファビオ・ロッシ(照明)
収録:2010年9月17、19日、ベルガモ
ドニゼッティの傑作「ポリウート」のDVDが登場です。「ポリウート」は、ドニ
ゼッティのナポリ時代の末期、1838年に作曲されたものの、初演目前になって検
閲から上演禁止を喰らってしまいました(聖人を題材としているためとも言われ
ますが、本当の理由は不明)。ドニゼッティはパリに移ってからこのオペラを大
幅に改作、フランス語のオペラ「殉教者」として1840年に初演。その後「ポリウ
ート」は、ドニゼッティが亡くなった1848年になってようやくナポリで初演され
ましたが、これはドニゼッティの書いた通りのものではなく、「殉教者」の音楽
を取り入れて改竄されたものでした。「ポリウート」は近年までこの改竄版が一
般的に用いられていました。ウィリアム・アシュブロックとロジャー・パーカー
によるクリティカル・エディションが出来上がって以降はこれが一般的に用いら
れています。もちろんこのベルガモのドニゼッティ音楽祭での上演もクリティカ
ル・エディションを使用。
タイトルロールは、ロッシーニ・テノールとして長年活躍しているグレゴリー・
クンデ。近年著しく円熟味を増しており、ここでも風格のある歌が素晴らしいも
の。パオリーナのパオレッタ・マッロークは、ムーティがスカラ座でのヴェル
ディ「マクベス」でマクベス夫人に起用したことで知られるソプラノ。微妙な役
どころを上手く演じ歌っています。セヴェーロのシモーネ・デル・サヴィオは、
このところ急速に人気が上昇しているイタリア人バリトン。2012年の夏にはザル
ツブルク音楽祭でラトル指揮の「カルメン」に出演予定。マルチェッロ・ロータ
はイタリアの中堅指揮者。2004年からチェコ国立交響楽団の首席客演指揮者を務
めています。ドニゼッティ音楽祭には2006年にも出演して好評を博しています。
マルコ・スパーダの演出は、物語をムッソリーニ時代に据えつつ、その中にロー
マ時代風の衣装や装置を巧妙に混ぜ込んだもの。分かりやすい舞台です。
ブックレットに詳しい日本語あらすじが付いています。

HOC 066 2枚組 ¥2680
ビゼー:「カルメン」(イタリア語)
ジュリエッタ・シミオナート(Ms カルメン)
フランコ・コレッリ(T ドン・ホセ)
レナータ・スコット(S ミカエラ)
エットレ・バスティアニーニ(Br エスカミーリオ)
アデリーナ・グリゴラート(S フラスキータ)
アウローラ・カステッラーニ(Ms メルセデス)
ヴィルジーリオ・カルボナーリ(Br ダンカイロ)
ピエロ・デ・パルマ(T レメンダード)
フランチェスコ・モリナーリ・プラデッリ(指)
アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団,合唱団
録音:1961年8月2日、ヴェローナ
1961年夏のアレーナ・ディ・ヴェローナでのライヴ録音。主要4役に、ジュリ
エッタ・シミオナート、フランコ・コレッリ、レナータ・スコット、エットレ・
バスティアニーニと、これ以上ないくらい強力な歌手を揃えています。ベテラン
の貫禄で舞台を支配するシミオナートに、まだ若々しいコレッリが情熱剥き出し
で向かっていく終幕の二重唱は鳥肌モノ。バスティアニーニが歌うエスカミーリ
オはこれが唯一のCD(他にナポリのライヴがあるが未CD)。ファンには涙もので
す。レナータ・スコットは当時27歳。彼女の歌うミカエラもこれが唯一の録音。
20年近く前に一度CD化されただけで、待望の復活です。野外劇場のライブなので
お世辞にも良好な音質ではないので、録音状態については十分ご覚悟くださいま
すようお願いいたします。

HOC 062 2枚組 ¥2680
レオンカヴァッロ:「道化師」
ベニアミーノ・ジーリ(T カニオ) ピーナ・マルガリーニ(S ネッダ)
ジュゼッペ・ジェンティーレ(Br トニオ) ピエロ・デ・パルマ(T ベッペ)
サトゥルノ・メレッティ(Br シルヴィオ)
フランコ・パタネ(指)サンカルロ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1952年1月8日、ナポリ
ヴェルディ:「運命の力」抜粋
ベニアミーノ・ジーリ(T アルヴァーロ) 
エリザベッタ・バルバート(S レオノーラ)
エンツォ・マスケリーニ(Br ドン・カルロ) 
ジューリオ・ネーリ(Bs 修道院長)
グィレルモ・ネヴィアーモ(Br フラ・メリトーネ)
ジュゼッペ・モデスティ(Br カラトラーヴァ侯爵)
アントニーノ・ヴォットー(指)
リオ・デ・ジャネイロ市立劇場管弦楽団,合唱団
録音:1951年8月16日、リオ・デ・ジャネイロ
20世紀前半を代表する偉大なテノールの一人、ベニアミーノ・ジーリ(1890-1957)
は、1914年のデビュー以来、50年以上に渡って第一線で活躍、60歳を超えても素
晴らしい美声と卓越した表現力、力強さと柔軟な歌い回しを堅持した驚異的な人。
「道化師」は1952年のナポリでのライブ。聴衆の熱狂的な喝采に「衣装を着けろ」
をアンコールするのは珍しくはないとしても、そのアンコールはジーリの凄さを
まざと感じさせる絶唱。今度は聴衆がシーンと聞き入ってジーリの退場を見届け
ています。「運命の力」は1951年のリオ・デ・ジャネイロでのライヴ。全曲では
ないものの、アルヴァーロが歌う部分はすべて収録されています。ジーリはアル
ヴァーロを得意とし、リサイタルでもしばしばアリア「天使の腕に抱かれたあな
たは」を歌って聴衆を熱狂させています(ブエノスアイレスにおけるリサイタル
での素晴らしい歌が IDIS 6356で聞けます)。しかしジーリの「運命の力」のま
とまった録音はこれしかないので、とても貴重です。
どちらも音の状態は良くありませんが、ジーリ目当てなら十分楽しめることで
しょう。




<INTEGRAL>
INTEG 221189 ¥2080
J-P.デュポール(1741-1818):通奏低音付きチェロ・ソナタ op.4 全6曲
(1)第4番 ヘ長調 (2)第6番 ニ長調 (3)第5番 イ長調 
(4)第3番 ハ長調 (5)第2番 ホ短調 (6)ニ長調
ラファエル・ピドゥー(Vc)、パスカル・ジョパール(Vc)、植山けい(Cemb)
録音:2010年9月、ポール・ロワイヤル・デ・シャン大修道院(フランス)
フランスを中心に活躍するピドゥー、ジョパール、植山けいのトリオによる
ジャン=ポール・デュポール(1741-1818)のチェロ・ソナタ集!現在では殆ど
演奏・録音されることのない埋もれた名曲を収録した注目の新譜です。J.P.
デュポールは1741年にパリに生まれ、ヨーロッパ各地で幅広く活躍したチェロ
の名手。かのロストロポーヴィチが用いたストラディヴァリ「デュポール」に
名を残す、ジャン=ルイ・デュポールの兄にあたります。弟と同じくヴィル
トゥオーゾであったデュポールはヨーロッパ各地で公開演奏会を行い、1786
年からはフリードリヒ大王が治める宮廷楽団の首席チェリスト及び王のチェ
ロ教師も務めました。彼の作品は、技巧的かつ上品な装飾に富んだ優雅な旋
律が魅力的。本CDでは全6曲からなるチェロ・ソナタが収録されており、歴史
と共に埋もれてしまった珠玉の作品に触れる希少なアルバムといえましょう!
ラファエル・ピドゥーはトリオ・ワンデラーのメンバーとしても活躍する世界
的チェリスト。今回の収録には、ゴフレット・カッパ製作の1680年製チェロを
使用しています。共にチェロを務めるパスカル・ジョパールはパリを中止に
活動するチェロ奏者兼ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。レ・シエクルやパリ管弦
楽団など著名なオーケストラで活躍しています。今回の収録でジョパールは
18世紀に製作されたローマ派のチェロを使用。ピドゥーと共に、優しくも洗
練されたハーモニーを作り上げています。ゴルトベルク変奏曲(INTEG 221188)
でも注目される植山けいは日本人注目のチェンバリスト。3人は4月に来日公
演も控えており、その演奏会では本CDに収録されたチェロ・ソナタの日本初
演も行われる予定!名手トリオの演奏はもちろんのこと、その内容にも注目
されるおすすめ盤です!




<Polymnie>
POL 550283 2枚組 ¥4160
CD1
(1)マーラー(リュール=ドルゴルキー補筆):ピアノ四重奏曲(全4楽章)
(2)リュール=ドルゴルキー:ピアノ四重奏曲第1番 LWV121
(3)同:コンツェルトシュトゥック LWV19
CD2
マーラー(リュール=ドルゴルキー編ピアノ独奏版):
交響曲第1番ニ長調「巨人」(花の章付き)
アンゲラン=フリードリヒ・リュール=ドルゴルキー(Pf)
アンサンブル・モンソロ【本田早美花、シルヴァン・ファヴル(Vn)、
シルヴァン・デュラントル(Va)、
セバスティアン・ヴァン・クイーク(Vc)】
[録音:2010年10月、2011年4月]
マーラーが1876年に作曲した室内楽「ピアノ四重奏曲イ短調」は、残念ながら
第1楽章しか残されていません。スケルツォ楽章は残された24小節のスケッチ
をもとにシュニトケが1988年に完成させましたが、シュニトケの要素が強す
ぎるため、マーラーの作品とはみなされていません。しかし、ついに全4楽章
約28分の完全版が出現しました。補筆者リュール=ドルゴルキーも基本的には
想像による作曲を行っていますが、独自の研究に基づき興味津々。彼自身の
説明は以下の通り。
スケルツォの第2楽章は、マーラー自身によって完全に記譜された最初のペー
ジのうち、ヴィオラでは弾きにくく鳴りも悪い16分音符とオスティナート音型
をピアノに移しました。半音階的な展開部とカデンツァの後、印象的な主題
復帰もマーラーの精神に則り、第1楽章の和声を遵守しています。その第1楽章
や交響曲第5番第2楽章のコラールの引用、交響曲第1番第2楽章トリオのホルン
の音響模倣など興味津々。さらに中間部トリオには歌曲集「亡き子をしのぶ
歌」第4曲を流用、完全にマーラーの音世界を作りあげています。
第3楽章「ゆっくりと感じながら」は1876年作とされる「交響前奏曲」のピア
ノ譜に記されていた3つの未知作品スケッチに源を求め、それに基づき再構築
されています。リュール=ドルゴルキーは交響曲第1番の第3楽章ばりとみなし
ていますが、主題といいリズムといい、マーラーというよりブルックナーを
想わせます。
第4楽章ロンドは、アルマ・マーラーの死後世に出た、既存のどの作品にもあ
てはまらない2つの主題スケッチに基づいています。それらは1920年代にアル
バン・ベルクが調査し、マーラー最晩年のものとしています。ひとつはト長
調のプレストで、マーラーはヘ長調に移すよう指示していますが、リュール
=ドルゴルキーはイ長調にして用いました。そして交響曲第1番の第2楽章を
想わせる終結に至ります。彼はこの復元を18歳の1994年、パリ音楽院の学生
時代に着手し、1998年に完成させましたが、ようやくここで日の目をみるこ
とができました。
9歳からピアノを学び始めたリュール=ドルゴルキーは、近所のクラシック好
きの医師の蔵書スコアを見せてもらい、すっかりマーラーの交響曲第1番「巨
人」に魅せられ、14歳の1990年、編曲に挑みました。もともとピアノ的でな
いこの曲のため、彼はペダルの新しい活用法を開発して応用しています。マ
ーラーの「巨人」には岡城千歳によるピアノ編曲もありますが、こちらは
「花の章」付きというのがさらに嬉しく、またチャーミング極まりない調べ
に酔わされます。編曲者自身のピアノ演奏も強靭な熱演で、約62分、聴き手
を金縛り状態にしてしまいます。
アンサンブル・モンソロは日本のヴァイオリニスト、本田早美花を中心とし
たパリ音楽院出身のメンバーによる2005年結成のアンサンブル。通常はコン
トラバスも含む五重奏団で、2007年ノルマンディのフォーラム・ミュジカル
優勝をはじめ、ヨーロッパのコンクールで入賞する実力派です。




<EA Records>
EA 1110 ¥2080
マクス・ドローヌ:
(1)ピアノ三重奏曲イ短調(1920)
(2)6つの演奏会用練習曲(1904)-ピアノ
(3)妖精の踊り(1930)-ピアノ
(4)ミヌエット(1891)-ピアノ
(5)小組曲(1898)-ピアノ
ジェラール・プーレ(Vn)、ドミニク・ド・ヴィリアンクール(Vc)、
ディミトリウス・サログロ(Pf)
[録音:2010年4月、6月]
マクス・ドローヌ(1875-1959)はラヴェルやアーンと同世代のフランスの作曲
家。マスネ門下のオペラ作曲家で、パリ音楽院教授やオペラ・コミック座の
音楽監督も務めるなど名声を博しましたが、今日不当な忘却の淵に追いやら
れています。しかし、師ゆずりの旋律美やオシャレなセンスなど魅力的で、
録音も現れつつあります。1920年作のピアノ三重奏曲は、初演の際に作曲者
がピアノを、ガストン・プーレがヴァイオリンを担当しました。今回、ヴァ
イオリンはその子息で日本でもお馴染みのジェラール・プーレが奏している
のも魅力。30分近い大作で、充実度満点。さらに魅力的なのは、ドローヌの
ピアノ曲が多数収録されていること。「6つの演奏会用練習曲」は各曲がラ
ヴィニャックやコルトーなど大物に捧げられながら、公開演奏すらされてい
ない作品。今回が世界初録音であると同時に世界初演となりました。他の小
品もフランス風な洒脱さが美味の極み、新たな宝の発見と申せましょう。




<ACTES SUD>
ASM 09 ¥2180
テオドール・デュボワ:
(1)フリチョフ序曲(1880)
(2)ピアノ協奏曲第2番(1897)
(3)十重奏曲(1909)
ヴァネッサ・ワーグナー(Pf)、
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
レ・シエクル
録音:2011年(ライヴ)
ピリオド楽器によるストラヴィンスキーの「火の鳥」やサン=サーンスのオル
ガン付き交響曲が大絶賛のロト、SWR響との来日公演も大成功に終り、現在最
も注目される指揮者のひとりとなりました。今後のリリース予定も充実して
いますが、まずは近代フランスの作曲家デュボワ作品集の登場です。デュボ
ワは非常な多作家でしたが、CD自体が珍しく、またピリオド楽器であるのも
もちろん初の試みです。
テオドール・デュボワ(1837-1924)はパリ音楽院で作曲をトマに師事、マドレ
ーヌ教会のオルガニストを務めるかたわら母校でも教鞭をとり、デュカス、
マニャール、アーン、フロラン・シュミットを育て、1896年には院長となり
ました。しかし1905年にラヴェルがローマ大賞応募資格を無効とされたこと
が物議を醸し引責辞任。フランス音楽史上では悪役のイメージがついていま
す。作曲家としては500を超える作品を残していますが、むしろ今日では音
楽作品よりも、日本でも音大生必修だった「和声学」の著者として名を残し
ています。
このアルバムでは、デュボワの長い創作期の3つの時代を代表する3篇をとり
あげています。初期1880年作の「フリチョフ序曲」は、「スカンジナヴィア
伝説」の副題を持つ交響詩で、フリチョフ物語を描いています。劇的なアク
セントやリズムを駆使してオーケストレーションの秘術を披露。中期1897年
のピアノ協奏曲第2番はロマン派風の大協奏曲で、ショパンを思わすメロディ
に満ちた魅力的作。ヴァネッサ・ワーグナーは1880年製のエラール・ピアノ
を用いて薫り高き演奏を繰り広げます。後期1909年の十重奏曲は、弦楽五重
奏と木管五重奏の組合せにより、フランクを思わすオルガン的な響きに満ち
ています。ガット弦と20世紀初頭のフランス製管楽器ならではの音色を存分
に堪能できます。
ロトの演奏は相変わらず才気煥発。「フリチョフ」での強烈なリズム、ピア
ノ協奏曲でのロマン性、いずれもきびきびした推進力で表出。忘れられてい
たデュボワ作品からいきいきとした息吹を再現しています。




<C Avi>
4260085532490 ¥2450
ラフマニノフ:
(1)楽興の時 op.16 
(2)ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.36 
クライスラー:(3)愛の悲しみ (4)愛の喜び
エフゲニア・ルビノヴァ(Pf)
録音:2004年、ドッビアーコ(イタリア)
類まれなテクニックとパワフルな表現力を兼ね備えた演奏で『次代のアルゲ
リッチ』とも謳われる新進気鋭の若手ピアニスト、エフゲニア・ルビノヴァ
によるピアノ小品集。ルビノヴァといえば、可憐な外見からは想像も出来な
いほどのダイナミックかつエネルギッシュな表現力が何よりの魅力。力強い
低音の響きが印象的な彼女の演奏は、重々しくも流麗な響きに満ち溢れてい
ます。本CDにはラフマニノフ、クライスラーの情感あふれる作品の数々が収
録されており、ルビノヴァの真骨頂とも言える情感あふれる演奏をたっぷり
と堪能できます!

4260085532506 ¥2450
シューベルト:
(1)幻想曲 ハ長調「さすらい人幻想曲」 op.15 D.760 
(2)即興曲集 op.posth.142 D.935 
(3)即興曲集 op.90 D.899
ヴィヴィアナ・ソフロニツキー(フォルテピアノ)
録音:2010年7月、ティボール・ヴァルガ・スタジオ(シオン、スイス)
【使用楽器:1819年製コンラート・グラーフモデル(ポール・マクナルティに
よる復元)】
20世紀ソ連の巨匠ヴラディーミル・ソフロニツキーの愛娘にして世界的クラ
ヴィーア奏者であるヴィヴィアナ・ソフロニツキーによるシューベルトのピ
アノ作品集。数々のピリオド楽器を弾きこなすヴィヴィアナですが、今回は
楽器職人ポール・マクナルティによって復元された1819年製のコンラート・
グラーフのレプリカを使用!ベートーヴェンやショパン、シューマンら多く
の音楽家たちが愛した名器です。素朴かつ軽やかな音色が織りなす上品な響
きはフォルテピアノならではといえましょう。2010年の来日公演でも話題と
なったピリオド楽器の響きを再び堪能することができます。ヴィヴィアナの
演奏は全体的に過剰な表現を抑えた清廉な演奏。重厚感のあるフォルテの響
きや透明感のある高音の美しさにはどこか亡き巨匠ヴラディーミルの響きも
想い起こされます。現在、ロシア・ピアニズムの継承者として世界的に活躍
しているヴィヴィアナ。今後さらなる活躍必至のアーティストによる注目の
新譜です!

4260085534173 ¥2450
(1)ボッケリーニ:
2つのチェロのためのソナタ ハ長調より アレグロ・モデラート 
(2)C.V.フローレス(編:トーマス=ミフネ):ランプの灯影 
(3)G.ケッペン:イディッシュ・ソング  
(4)L.グリエルミ(編:ツェムリカ):バラ色の人生 
(5)L.テイセイレ(編:トーマス=ミフネ):カランドリア 
(6)ドッツァウアー:
「お手をどうぞ」による変奏曲(モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
の主題による変奏曲) 
(7)アルベニス(編:トーマス=ミフネ):セヴィーリャ 
(8)ボワモルティエ:ソナタ ハ短調よりラントマン&ジーグ op.14-3 
(9)J.コスマ(編:ツェムリカ):「枯葉」 
グリエール:
(10)デュエット第9番 (11)デュエット第4番 
(12)サン=サーンス(編:G.ケッペン):「動物の謝肉祭」より「白鳥」 
(13)ロドリゲス(編:K.アルトマン):ラ・クンパルシータ 
(14)ハイドン:二重奏曲ニ長調 Hob.X:11 
(15)フィリベルト:メンティアス 
F.クープラン:
(16)コンセール第13番より シャコンヌ 
(17)新しいコンセール第9番より 「私は知らない」 
(18)フィリベルト(編:トーマス=ミフネ):「ミロンガの泣くとき」 
(19)オッフェンバック:二重奏曲 イ短調 
(20)M.モノー(編:ツェムリカ):愛の賛歌 
(21)ガーシュイン(編:ツェムリカ):サマータイム
ヴィオロンセロ・ア・ドゥ{ビルギット・ハイネマン(Vc)、
ウタ・シュリヒティヒ(Vc)}
録音:2011年3月、デュッセルドルフ(ドイツ)
ヴィオロンセロ・ア・ドゥ(Violoncello-a-deux)は、ドイツの名手ハイネマ
ンとシュリヒティヒによって結成されたデュオ。ジャンルを越えて幅広いレ
パートリーを持ち、多彩なジャンルの音楽を融合したオリジナリティあふれ
る選曲で注目を集める実力派団体です。クラシックとポピュラー、とりわけ
タンゴやシャンソン、アメリカ・ラテン音楽との融合に積極的な二人。本CD
の選曲プログラムも、彼女たちの活動姿勢が強く反映されたものとなってい
ます!収録されている楽曲は、ボッケリーニやハイドン、クープランといっ
たチェロ二重奏の名曲から、タンゴ界の大作曲家フィリベルト、シャンソン
界に名を馳せるモノーなど実に多彩。トーマス・ミフネ、ケッペンらによっ
てチェロ二重奏曲用に編曲された作品も多く収録しており、チェロ二台なら
ではのアンサンブルを堪能することが出来ます。ここまで多彩なジャンルを
混合した二重奏アルバムは希少!作品によって全く表情を変える二人の音色
にも注目のおすすめ盤です!




<agOgique>
AGO 004 ¥2380
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲 第14番 変ホ長調 K.449
(2)ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595 
(3)ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調 K.415(ピアノと弦楽四重奏編成版)
ダニエル・イゾワール(フォルテピアノ)、ラ・プティット・サンフォニー
録音:2011年8月3-6日、ロヨモン修道院(フランス)
2006年に創始された新進気鋭の古楽器演奏団体ラ・プティット・サンフォニ
ーがファーストアルバムをリリース!注目の収録内容はモーツァルトのピア
ノ協奏曲集です。フォルテピアノを担当するのは、オルガン奏者アンドレ・
イゾワールの息子であり、ラ・プティット・サンフォニーの創始者でもある
ダニエル・イゾワールです。今回のCDに関して「特に室内楽的な3つの協奏曲
を選んだ」と語ったイゾワール。小編成に焦点を当てた選曲の中でも特に注
目されるのはピアノ協奏曲第13番!一般的には、トランペットやティンパニ
を含む華やかな編成で演奏されるこの作品。ここではモーツァルトが当時の
広告などでも提案したとおり、管楽器や打楽器のない弦楽四重奏(2Vn,1Vla,
1Vc/当時はこうした編成変換をして家庭などでも演奏が楽しまれていました。
)による伴奏で演奏されています。親密な雰囲気ながらも作品の華やかさもそ
こなわれておらず、瑞々しい室内楽の響きが展開されています。第14番もオ
ーボエ、ホルン、弦楽器5本という小編成。協奏曲というより室内楽曲を思
わせる小さな編成ながらも壮大に広がる音楽世界に、若きモーツァルトの才
を改めて実感させられます。さらに、本CDではモーツァルト最後のピアノ協
奏曲である第27番も収録。編成はフルート、オーボエ、ファゴット、ホルン、
弦楽器と他2曲に比べて大きめですが、楽器間で密に交わされるアンサンブル
は圧巻です。ロヨモン修道院の音楽図書館での録音ということで、貴族の邸
宅や小規模な演奏会を想起させる密な響きを堪能することが出来る仕上がり
となっています。



<auris subtilis>
ASC 5053 ¥2250
(1)G.ロッシーニ:狩の集合地 
(2)J.キャンティン:聖ユベールの大ミサ曲 
(3)K.シュティーグラー:
8本のホルンのためのジークフリートファンタジー
(ワーグナー:歌劇「神々の黄昏」第3幕のモチーフに基づく編曲) 
(4)J.クーツィール:8本のホルンのための協奏的音楽 
(5)ベルリオーズ(編:ロビンソン):「ローマの謝肉祭」 op.9(ホルン8重奏版)
トマス・ハウシルト(Hr)とその生徒たち
録音:アウグスブルク城(ケムニッツ、ドイツ)ライブ録音
アウグスブルク城はザクセン地方を代表する古城の一つ。狩猟が盛んに行われ
ていたことから“狩の城”とも呼ばれるこの城では、毎年ホルン奏者たちが城
内の教会で狩の守護者聖ユベールのミサ曲を演奏する伝統があります。本CDで
はライプツィヒにある名門フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音
楽演劇大学で教鞭を振るうトマス・ハウシルトと、彼に師事する学生たちに
よって行われたライブ録音を収録。演奏会のメインである聖ユベールのための
大ミサ曲にも注目されますが、その他にもワーグナーの歌劇「神々の黄昏」
からの編曲作品や、ベルリオーズの「ローマの謝肉祭」のホルン8重奏版など
収録される機会の少ない希少なプログラムにも注目です!特にラストに収録
された「ローマの謝肉祭」では、彼らの卓越した演奏技術と表現力に圧倒さ
れます。総勢12人にも及ぶホルンの高らかなアンサンブルのハーモニーが爽
快な1枚です!




<EGEA>
-Casa dell Musica
SFEM 20100004 2枚組 ¥2450
ヴェルディ:「オテッロ」からの場面
収録されている歌手
オテッロ(T)
フランチェスコ・タマーニョ(1850-1905)
ベルナルド・デ・ムーロ(1881-1955)
ジョン・オサリヴァン(1877-1955)
レナート・ザネッリ(1892-1935)
ジャコモ・ラウリ・ヴォルピ(1892-1979)
マリオ・デル・モナコ(1915-1982)
フランチェスコ・メルリ(1887-1976)
ジョヴァンニ・バッティスタ・デ・ネグリ(1850-1923)
レオン・エスカレ(1859-1941)
イチリオ・カレヤ(1880-1941)
セザール・ヴェッツァーニ(1888-1951)
ジョヴァンニ・ゼナテッロ(1876-1949)
ジョヴァンニ・マルティネッリ(1892-1979)
アウレリアーノ・ペルティレ(1885-1952)
ジュゼッペ・オクシラ(1865-1919)
アントーニオ・パオーリ(1870-1946)
エンリコ・カルーソー(1873-1921)
ニコラ・フザーティ(1876-1956)
イヤーゴ(Br)
パスクワーレ・アマート(1878-1942)
リッカルド・ストラッチャーリ(1875-1955)
マリアーノ・スタービレ(1888-1968)
ハインリヒ・シュルスヌス(1888-1952)
エウジェニオ・ジラルドーニ(1871-1924)
ティータ・ルッフォ(1877-1953)
カルロ・ガレッフィ(1882-1961)
ドメニコ・ヴィリオーネ・ボルゲーゼ(1877-1957)
ジュゼッペ・ダニーゼ(1883-1963)
ヴィクトル・モレル(1848-1923)
マーリオ・サンマルコ(1867-1930)
マッティア・バッティスティーニ(1856-1928)
録音:1902-1951年
ヴェルディの「オテッロ」から、オテッロとイヤーゴの歴史的録音を集めた
CD。初演で歌ったフランチェスコ・タマーニョとヴィクトル・モレルの貴重
な録音や、残された録音そのものが少ない名歌手のものなど、マニアにはた
まらない内容です。

SFEM 20110003 ¥2250
「神聖と世俗」
ロッシーニ:「モーゼ」から
ナッザレーノ・デ・アンジェリス(Bs)
エツィオ・ピンツァ(Bs)
アレヴィ:「ユダヤの女」から
アレクサンダー・キプニス(Bs)
エツィオ・ピンツァ(Bs)
フランチェスコ・ナヴァリーニ(Bs)
ナッザレーノ・デ・アンジェリス(Bs)
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」から
タンクレーディ・パゼロ(Bs)
エツィオ・ピンツァ(Bs)
ヴェルディ:「ナブッコ」から
ナッザレーノ・デ・アンジェリス(Bs)
ボリス・クリストフ(Bs)
ホセ・マルドネス(Bs)
タンクレーディ・パゼロ(Bs)
チェーザレ・シエピ(Bs)
ヴェルディ:「第一回十字軍のロンバルディア人」から
ナッザレーノ・デ・アンジェリス(Bs)
ヴェルディ:「運命の力」から
エツィオ・ピンツァ(Bs)
ニコラ・ロッシ=レメーニ(Bs)
録音:1906-1955年
「神聖と世俗」と題された、往年のバスの歴史的録音ばかりを集めたアリア
集。フランチェスコ・ナヴァリーニ(1855-1923)、ホセ・マルドネス(1869-
1932)、ナッザレーノ・デ・アンジェリス(1881-1962)、アレクサンダー・キ
プニス(1891-1978)、エツィオ・ピンツァ(1892-1957)、タンクレーディ・パ
ゼロ(1893-1983)、ボリス・クリストフ(1914-1993)、ニコラ・ロッシ=レメ
ーニ(1920-1991)、チェーザレ・シエピ(1923-2010)といずれも名バス。中で
も貴重なのはフランチェスコ・ナヴァリーニの録音。彼は1884年のヴェルディ
「ドン・カルロ」の改訂4幕版ミラノ初演で大審問官を、「オテッロ」初演で
ロドヴィーコを歌ったことで知られる。

SFEM 20110001 ¥2250
“オペラの悪魔 第1集”
マイヤベーア:「悪魔ロベール」から
ジョヴァンニ・グラヴィーナ(Bs)
フランチェスコ・ナヴァリーニ(Bs)
アダム・ディデュル(Bs)
ポル・プランソン(Bs)
エツィオ・ピンツァ(Bs)
ナッザレーノ・デ・アンジェリス(Bs)
ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」から
ジュゼッペ・デ・ルーカ(Br)
ポル・プランソン(Bs)
アントーニオ・マジーニ=コレッティ(Br)
リッカルド・ストラッチャーリ(Br)
マッティア・バッティスティーニ(Br)
マーリオ・アンコーナ(Br)
アントーニオ・マジーニ=コレッティ(Br)
モーリス・ルノー(Br)
マルセル・ジュルネ(Bs)
グノー:「ファウスト」から
ポル・プランソン(Bs)
マルセル・ジュルネ(Bs)
ホセ・マルドネス(Bs)
タンクレーディ・パゼロ(Bs)
エツィオ・ピンツァ(Bs)
フョードル・シャリアピン(Bs)
アレクサンダー・キプニス(Bs)
ニコラ・ロッシ=レメーニ(Bs)
録音:1902-1951年
オペラの悪魔の第1集と題されたこのCDには、マイヤベーア「悪魔ロベール」
のベルトラン、ベルリオーズ「ファウストの劫罰」のメフィストフェレス、
そしてグノー「ファウスト」のメフィストフェレスのアリアを収録。収録さ
れている歌手は、ポル・プランソン(1851-1914)、アントーニオ・マジーニ=
コレッティ(1855-1912)、マッティア・バッティスティーニ(1856-1928)、フ
ランチェスコ・ナヴァリーニ(1855-1923)、マーリオ・アンコーナ(1860-1931)、
モーリス・ルノー(1861-1933)、マルセル・ジュルネ(1867-1933)、ホセ・マル
ドネス(1869-1932)、ジョヴァンニ・グラヴィーナ(1872-1912)、アダム・ディ
デュル(1873-1946)、フョードル・シャリアピン(1873-1938)、リッカルド・
ストラッチャーリ(1875-1955)、ジュゼッペ・デ・ルーカ(1876-1950)、ナッ
ザレーノ・デ・アンジェリス(1881-1962)、アレクサンダー・キプニス(1891-
1978)、エツィオ・ピンツァ(1892-1957)、タンクレーディ・パゼロ(1893-1983)、
ニコラ・ロッシ=レメーニ(1920-1991)。いずれもその時代を代表する名バリ
トン、バスたちです。

SFEM 20110002 ¥2250
“オペラの悪魔 第2集”
グノー:「ファウスト」から
ヴィットーリオ・アリモンディ(Bs)
ポル・プランソン(Bs)
アダム・ディデュル(Bs)
ジャン=フランソワ・ドゥルマ(Bs)
ホセ・マルドネス(Bs)
ナッザレーノ・デ・アンジェリス(Bs)
アレクサンダー・キプニス(Bs)
タンクレーディ・パゼロ(Bs)
ボーイト:「メフィストーフェレ」から
フョードル・シャリアピン(Bs)
ナッザレーノ・デ・アンジェリス(Bs)
タンクレーディ・パゼロ(Bs)
ボリス・クリストフ(Bs)
ニコラ・ロッシ=レメーニ(Bs)
チェーザレ・シエピ(Bs)
ルビンシテイン:「デーモン」から
マッティア・バッティスティーニ(Br)
フョードル・シャリアピン(Bs)
録音:1902-1959年
オペラの悪魔の第2集は、グノーの「ファウスト」のメフィストフェレス、ボ
ーイトの「メフィストーフェレ」のタイトルロール、そしてルビンシテイン
の「デーモン」のタイトルロールのアリアを収録。収録されている歌手は、
ポル・プランソン(1851-1914)、マッティア・バッティスティーニ(1856-1928)、
ジャン=フランソワ・ドゥルマ(1861-1937)、ヴィットーリオ・アリモンディ
(1861-1928)、ホセ・マルドネス(1869-1932)、フョードル・シャリアピン
(1873-1938)、アダム・ディデュル(1873-1946)、ナッザレーノ・デ・アンジェ
リス(1881-1962)、アレクサンダー・キプニス(1891-1978)、タンクレーディ・
パゼロ(1893-1983)、ボリス・クリストフ(1914-1993)、ニコラ・ロッシ=レ
メーニ(1920-1991)、チェーザレ・シエピ(1923-2010)。ジャン=フランソワ・
ドゥルマは、マスネ「タイス」初演でアタナエルを歌ったバス=バリトン。




<SUPRAPHON>
SU 4081 2枚組 ¥2580
[CD 1]
・モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」K. 492-序曲
 録音:1962年11月19日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・ステレオ)
・モーツァルト:交響曲第38番ニ長調K. 504「プラハ」
 録音:1953年8月7日、9月11日プラハ、ルドルフィヌム
(セッション・モノラル)
・モーツァルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」K. 621-序曲
 録音:1956年4月5日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)
・ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
 録音:1953年3月6-7日&9日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)
[CD 2]
・シューベルト:交響曲第8(7)番ロ短調D 759「未完成」
 録音:1950年5月3日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション・モノラル)
・マーラー:交響曲第4番ト長調
 録音:1950年4月6、7、29日&5月2日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
(セッション・モノラル)
マリア・タウベロヴァー(S) [マーラー]
 カレル・シェイナ(指揮)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
2012年最新リマスタリング(エンジニア:ヤン・ルジチャーシュ)
グレート・チェコ・コンダクターズ第2弾は、2012年に歿後30年を迎えるカレ
ル・シェイナ(1896-1982)。プラハ音楽院でコントラバスを学び、チェコ・
フィルの首席コントラバス奏者を経て、ターリヒの強い勧めで指揮者に転向
したシェイナは、ターリヒ時代の1922年に臨時指揮者として初めてチェコ・
フィルの指揮台に立つと、1937年に副指揮者に就任、1941年のクーベリック
の音楽監督就任後も引き続き副指揮者を務め、1949年には一時、ノイマンと
共に音楽監督、そして1950年よりアンチェルのもとで再び副指揮者を務めた
という経歴の持ち主で、いわば「悲運の副官」として激動期のチェコ・フィ
ルを支えました。
シェイナ指揮チェコ・フィルによるSUPRAPHON録音といえば、以前に「わが祖
国」と「スラヴ舞曲集」が国内盤で復刻され、そのロマンティックで熱い演
奏がおおいにファンを沸かせたのも記憶にあたらしいところです。チェコ・
フィル団員の信任も厚かったという、シェイナの職人気質のたしかな腕前を
たっぷり堪能できる2枚組の収録内容は、かつてマーラーのみ国内盤で復刻
されていましたが、すべてSUPRAPHON初CD化となるもので、2012年に最新リ
マスタリングが施され、音質面での効果にも期待が持てそうです。




<APARTE>
AP 025 2枚組 ¥2580
[CD1]
(1)フンメル:トランペット協奏曲 変ホ長調 
(2)ネルダ(1706-1780):トランペット協奏曲 変ホ長調(カデンツァ:R.ルルー)
(3)ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 (カデンツァ:R.ルルー)
(4)グルック:
歌劇「オルフェーオとエウリディーチェ」より「メロディ(精霊の踊り)」
[CD2]
(1)ハイドン:トランペット協奏曲(カデンツァ:K.ペンデレツキ版) 
(2)同曲(カデンツァ:K.シュトックハウゼン版)
ロマン・ルルー(Tp)、
エマニュエル・ルデュク=バローム、バルチック室内管弦楽団
録音:2010年11月5、6、7日、サンクトペテルブルク
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012での再来日を前に、日本でも更な
る注目を集めているトランペット界の新星ロマン・ルルーによるトランペット
協奏曲尽くしのアルバム。古典派時代に残された数少ないトランペット協奏曲
の中でも代表的なハイドン、フンメル、ネルダの作品が一挙に収録されていま
す。ルルーが奏でるトランペットの響きは相変わらず気品あふれる美しさ。安
定感抜群の演奏から繰り出される超絶技巧の数々には圧倒されます!
特に注目されるのは、ハイドンの協奏曲のカデンツァ! 世界初録音となるペ
ンデレツキによるカデンツァのほか、シュトックハウゼンが息子のために書
いたカデンツァ、そしてルルー自身が作曲したカデンツァの3種類の演奏が収
録されています。シュトックハウゼンのものは、自身による指揮、そして息
子マルクス・シュトックハウゼンのソロによる演奏が録音で残っていますが、
ルルーの演奏も見事。ペンデレツキのカデンツァは、ペンデレツキが1999年
にサン・ノゼ交響楽団を指揮した時、首席トランペット奏者のジェームズ・
ドーリーのために書いたものですが、その後ノルウェーの名手アントンセン
のリクエストにより2002年に改訂されました。トランペットが高音域で活躍
する名カデンツァです。第3楽章のカデンツァでは、人をくったような表現に
思わず吹き出しそうになる部分も。ルルーの超絶技巧が冴え渡ります。第3楽
章の演奏時間は、ルルー自身によるカデンツァのものは4分半なのに対し、
シュトックハウゼンとペンデレツキのは6分半前後。華麗なカデンツァでの見
せ場が続きます。
ロマン・ルルーは今最も注目される若手トランペット奏者の一人。ソリスト
として著名なオーケストラ、フェスティヴァルに出演しているほか、フラン
スを中心に指揮者としても活動しています。再来日となるラ・フォル・ジュ
ルネ・オ・ジャポン2012年では、好評のスラブ魂(AP 004)に収録された作品
も演奏する予定。今後ますますの注目を集めること必至のアーティストです!
バルチック室内管弦楽団は、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦
楽団の精鋭奏者たちによって構成されるアンサンブル。ヤンソンスのもとで
研鑽を積んだルデュク=バロームが2000年から音楽監督を務めています。




<RADIO FRANCE>
FRF 007 ¥2450
ドビュッシー:
聖セバスティアンの殉教(ガブリエーレ・ダヌンツィオの5幕の神秘劇のため
の劇音楽)
第一幕「百合の園」
第二幕「魔法の部屋」
第三幕「偽りの神々の会議」
第四幕「傷ついた月桂樹」
第五幕「天国」
イザベル・ユペール;語り(聖セバスティア)
ソフィー・マラン=デュゴール
(S/処女エリゴーヌの声、Vox Sola、天の声、
ケイト・アルドリッヒ(Ms/双子の兄弟マルク、Vox Sola)
クリスティーヌ・クノッレン(Ms/双子の兄弟マルケリアヌス)
ダニエーレ・ガッティ(指揮)
フランス国立管弦楽団、
ラジオ・フランス合唱団(合唱指揮:マティアス・ブラウアー)
録音:2009年4月9日(ライヴ)/シャンゼリゼ劇場
ダニエーレ・ガッティと、彼が音楽監督を務めるフランス国立管によるドビュ
ッシーの「聖セバスティアンの殉教」の登場。管弦楽版ではなく、語り・声
楽を伴う版での録音です。神秘的で美しい和声、ミステリアスで異教的な要
素を思わせる色彩、抒情、感情のひだに寄り添う劇性と官能的なハーモニー
を併せ持った、ドビュッシーの魅力に詰まった作品です。
このドビュッシーの「聖セバスティアンの殉教」は、当時のセレブ的詩人、
ガブリエーレ・ダヌンツィオが書いた4000行から成る聖史劇の詩のための付
随音楽です。実際にすべての詩を朗読しながら上演すると4時間以上もかかる
大作。しかしその中でドビュッシーの音楽は一時間弱分ほどしかないことか
ら、今日では完全版で演奏されることはほとんどなく、このように音楽部分
を抜粋してか、四曲の抜粋から成る交響的断章(「百合の園」「第一幕の法悦
の踊りとフィナーレ」「受難」「よき羊飼い」)として演奏されています。
ガッティ率いるフランス国立管、という夢のような布陣で、しかも語り手に
はフランスの女優(映画「ピアニスト」で主演をつとめた)イザベル・ユペー
ルを起用した豪華な上演のこのライヴ録音は、歓迎すべきものといえましょ
う。ドビュッシーがこの作品の作曲の契約書にサインをしたのは1910年12月、
詩が書き上がる予定日は翌11年3月、そして初演は5月、とすべてがギリギリ
の状態の中での契約でした。このような明らかに困難と思われる仕事を引き
受けたのは、当時のドビュッシーの経済状態の困難さがあったから、とされ
ています。リハーサルまでにピアノ譜を、そして本番までにオーケストラス
コアを仕上げなければならないというギリギリの状態だったため、オーケス
トレーションの大部分を信頼おける友人、アンドレ・カプレに委ねています
(もちろんすべてドビュッシーの細かなチェックが入っています)。さらに、
契約時には、ダヌンツィオの四幕劇に対して、各幕への4曲の交響的前奏曲、
三曲の舞曲、五声のマドリガル、寡婦たちの哀歌とフィナーレという音楽を
つけることがうたわれていましたが、実際に出来あがってきたダヌンツィオ
のテキストは五幕でした。そんな中迎えた初演もトラブル続きで、さらに初
演で主演をつとめたバレエ・リュスのダンサー、イダ・ルーヴィンシュタイ
ンはユダヤ人だったため、セリフのフランス語にも訛りがあったことを指摘
されるなど、困難な状況でした。しかし、そんな状況での初演で、ドビュッ
シーは、自分が構想に描いていたような魅惑の和声の宮殿が彼の目の前に現
れ涙した、という記録が残っています。この作品が、彼の芸術的発展におけ
る特別な存在であることは間違いないでしょう。
ドビュッシーの音楽語法の総決算的に様々な要素が濃密に詰まったこの作品
を、ガッティとフランス国立管弦楽団は神秘性たっぷりに、ドビュッシーの
和声の味わいと色彩を見事に汲み取り演奏しています。CDで聴いていても、
セバスティアンの恍惚とした表情や、燃え盛る炭の上での舞い、受難の舞い
が目の前にたちのぼってくるような力演となっています。




<EUROARTS>
20 58538(DVD-Video) ¥2900
字幕:日英独仏
「神のヴァイオリニスト ヤッシャ・ハイフェッツ」
監督:ペーター・ローゼン 制作:2011年 ※日本語字幕付
ヤッシャ・ハイフェッツの人物像に迫るドキュメンタリー「神のヴァイオリ
ニスト ヤッシャ・ハイフェッツ」が登場!ハイフェッツと言えば、ポーカ
ーフェイスの出で立ちで完全無比なテクニックを惜し気もなく披露しました
が、この演奏スタイルはハイフェッツの父から教わったもので、「演奏者は
自分をひけらかすのではなく、演奏するために存在する」という教えからこ
のスタイルがうまれました。ポーカーフェイスの見た目からは思いもよらな
い、音楽は実に情熱的で魂を揺さぶるような音色によって聴衆を魅了しまし
た。
=各チャプターの構成、見どころ=
このドキュメンタリーではハイフェッツの生涯を様々な証言者をもとにまと
められています。
1.「神のヴァイオリニスト」/2.「師レオポルド・アウアー」/3.「アメリカ
へ」/4.「世界ツアー」/5.「カリフォルニア時代」/6.「編曲者としての
活躍」/7.「愛国者としてのハイフェッツ」/8.「教育者として」/9.「友
人たち」/10.「家族について」/11.「海と孤独」/12. 終わりに/13. ク
レジット
・「神のヴァイオリニスト」
名ヴァイオリニストがハイフェッツについて語っています。巨匠イヴリー・
ギトリスは『神なきこの世への贈り物』と、またイダ・ヘンデルは『ヴァイ
オリンの曲ならなんでも信じられない正確さで弾いた。そしていつも情熱的
だった。』と。この他、イツァーク・パールマンをはじめとした、名だたる
ヴァイオリニストが彼の演奏を激賞しております。
・「世界ツアー」
1920年から行われた世界ツアーの模様がおさめられています。注目すべきは
1923年の関東大震災直後に日本に訪れた際の貴重な無声映像です。ハイフェッ
ツは1917年に来日したことがありますが、その際に訪れた場所が変わり果て
た姿にショックを受けます。しかし、すぐにチャリティー・コンサートを開
き多くの被災者に対し心に染みる演奏をしました。演奏会はホール崩壊の恐
れから野外で行われましたが、映像からもわかる通り数えられないほどの聴
衆が集まりました。
・「カリフォルニア時代」
1930年代にカリフォルニアに移住した際の優雅な生活が見て取れ、趣味の卓
球やテニスをする姿も見られます。
・「編曲者としての活躍」
ハイフェッツと言えば、ヴィルトゥオーゾを感じさせる難曲の演奏に注目さ
れがちですが、彼は演奏者の技量、音楽性がダイレクトに伝わる小品ほど入
念に練習し、また多くの小品の編曲も手掛けました。そして、クラシックだ
けにとどまらず、ジム・ホイルの名前で多くの歌謡曲の作曲していたことに
も触れています。彼は、音楽のジャンルや曲の規模は関係なくどんな曲でも
常に真摯な姿勢で演奏していたことがわかります。
=プライベートな姿にも肉迫=
このドキュメンタリーのもう一つの大きな魅力は、演奏家「ヤッシャ・ハイ
フェッツ」ではない、彼のプライベートなシーンを辿れることです。これは
ファンにはたまらない貴重な映像です。それは海が非常に好きだったハイフェ
ッツの海岸で撮影された映像(チャプター11「海と孤独」)や、ハイフェッツ
自身録画が好きだったことから残されている彼の伴奏者の映像、さらにはあ
のヘレン・ケラーがハイフェッツの楽器に触れながら楽しそうに音楽を感じ
ている映像など、非常に興味深い内容ばかりが収録されています。また教師
ハイフェッツとして、生徒に対していじわると思えるほど!?の非常に厳しい
レッスン風景(チャプター8「教育者として」)など、教育者としての側面を
垣間見ることができます。
=かつてない力作!超一級のドキュメンタリー=
このドキュメンタリーを通じてハイフェッツの演奏を観ると、改めて巧みな
技巧を見て取ることができますが、ポーカーフェイスの裏側に隠された、ハ
イフェッツの内なる叫びが演奏に表れているようにも思えます。演奏者とし
て常にトップで居続けなければいけなかったプレッシャーと常に戦い、本当
は孤独な人間であったようにも思えます。本作品で流れるハイフェッツ自身
が編曲し愛奏した、ドビュッシーの亜麻色の髪の乙女や、名曲バッハのシャ
コンヌ、そして十八番のメンコン、チャイコンの抜粋映像を観ると、今まで
とは違った聴こえ方がするかもしれません。巨匠ヤッシャ・ハイフェッツを
知る上で欠かせない貴重なドキュメンタリーの登場と言えましょう。




<SUPRAPHON>
SU 4087 ¥1780
J.S.バッハ:
(1)フルートと通奏低音のための3つのソナタ 第1番 ロ短調 BWV.1030 
「音楽の捧げもの」BWV.1079より
(2)5度のフーガ・カノニカ (3)無窮カノン
(4)キルンベルガー:3声のソナタ ト短調 
クヴァンツ:
(5)サラバンド ト長調 (6)ミヌエット ホ短調 (7)ジグ ト短調
(8)C.P.E.バッハ:
フルートとヴァイオリンのための二重奏曲 ホ短調 Wq.140 
(9)F.ベンダ:フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調
ヤナ・セメラードヴァー(バロック・フルート)、
レンカ・トルゲルセン(バロック・ヴァイオリン)、
ハナ・フレコヴァー(バロック・チェロ)、
ベルトラン・キュイエ(チェンバロ)
録音:2011年12月10、12日、聖アネシュカ修道院内アッシジの聖フランチェス
コ教会(プラハ)
チェコが誇る麗しきフルート奏者、ヤナ・セメラードヴァーによるバロック・
フルート作品集。2012年に生誕300周年を迎え、日本国内でも大きな注目を集
めているフリードリヒ大王の宮廷で活躍していた音楽家たちの優雅な作品を
たっぷりと収録した1枚です!フリードリヒ大王が芸術に造詣深く、自身も優
れたフルート奏者として作曲活動も行っていたことはよく知られておりましょ
う。本CDでは、大王と関係深い作品を多く収録。J.S.バッハの「音楽の捧げ
もの」は大王から与えられた主題を基に作曲されたという逸話も残る作品。
他にも大王のフルートの師であるクヴァンツ、宮廷音楽家兼チェンバロ奏者
を務めたC.P.Eバッハはもちろんのこと、宮廷ヴァイオリン奏者として活躍し
たキルンベルガーやF.ベンダといった今日では取り上げられることの少ない
音楽家たちにも焦点を当てた意欲的なプログラムとなっています。共演する
のはレンカ・トルゲルセン、ハナ・フレコヴァー、ベルトラン・キュイエと
いう古楽界を代表する精鋭たち!眉目秀麗なセメラードヴァーの高貴なバロッ
ク・フルートの音色と共に、大王の宮廷に想いを馳せる名盤に仕上がってい
ます。
ヤナ・セメラードヴァーはチェコ出身のフルート奏者。フルート、バロック
・フルート奏者として各国で活躍するだけでなく、コレギウム・マリアヌム
の芸術監督や古楽フェスティヴァルのプログラムを監督するなど、演奏活動
以外の面でも古楽界を牽引している音楽家です。

SU 4092 ¥1780
P.フィッシャー(*1965):
(1)弦楽四重奏曲第1番「モラヴィア」(2008) 
(2)「馬に乗った少年たち」(弦楽四重奏と声楽のための作品)(2011) 
(3)「水の中、ヤンコは馬を歩かせた」
(弦楽四重奏と声楽のための作品)(2011) 
(4)弦楽四重奏曲第2番「ワイルド・マウンテン・タイム」(2009) 
(5)弦楽四重奏曲第3番「狂ったパイプ奏者」(2011)
(6)イヴァ・ビットヴァー(*1958):弦楽四重奏「ホパーホップ・ターリター」
シュカンパ四重奏団、(2)(3)(6)イヴァ・ビットヴァー(歌)、
(2)(6)パヴェル・フィッシャー(歌)、
録音:2011年10月17-18日、11月29日、チェコ放送マルティネク・スタジオ
(プラハ)
1989年にプラハ音楽院の学生たちによって結成され、今やチェコを代表する
弦楽四重奏団となったシュカンパ四重奏団が、チェコの現代音楽家パヴェル
・フィッシャーの弦楽作品集を収録した注目の新譜をリリースしました!フィ
ッシャーはチェコを代表するヴァイオリニストで、シュカンパ四重奏団の初
期メンバーの一人でもある人物。彼が作曲活動を開始したのは2007年からで、
フォークソング歌手である母の影響もあってか民謡や伝承曲を取り入れた作
風が目立ちます。今回は彼が近年作曲した弦楽作品と共に、彼の作品に大き
な影響を与えたチェコの現代音楽家、イヴァ・ビットヴァーの作品も収録。
全体的に抒情あふれる民族的な旋律が美しく、そういった曲調がお好きな方
には特におすすめです。さらに、作曲者のフィッシャー、ビットヴァー自身
が歌手として演奏に参加していることにも注目!フィッシャーの弦楽四重奏
と声楽のための2曲は英語対訳付です。作曲者と演奏者がこれ以上ないほど密
な距離で収録を行ったものですから、その仕上がりにも大きな期待が寄せら
れましょう。チェコの次代を担う現代音楽家らの作品を堪能できる、注目の
アルバムです!





<TAHRA>
TAH 736 ¥2300
(1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 【録音:1955年2月17日(初出。ライヴ)】
(2)ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21 【録音:1960年1月31日(ライヴ)】
クララ・ハスキル(Pf)
ラファエル・クーベリック(指)
デンマーク放送響(1)、パリ音楽院管(2)
ハスキル十八番のシューマンのピアノ協奏曲はアンセルメやオッテルローとの
共演盤が知られていますが、クーベリックとの1955年ライヴが初めて日の目を
見ます。夢の共演ですが、当時はレコード会社の契約の問題で商品化が実現で
きませんでした。さらに電話回線を使って録音されたためか、第2楽章終結部と
第3楽章冒頭の約2分間が欠落していて、ハスキル本人がリリースを拒否したと
されます。今回、欠落箇所を1953年7月にクレツキと共演した同曲録音から補い
復元しました。ハスキルの演奏は相変わらず冴えていて、思いのほか強いタッ
チと推進力で引き込まれます。
カップリングのショパンは彼女が亡くなった年の1960年1月31日にパリで行われ
たライヴ。この作品も同年のマルケヴィチとの共演盤がありますが、ライヴゆ
えの熱気と、妖気とさえいえる不思議なオーラに満ちた名演となっています。
ロマン溢れる同曲が、まるでモーツァルトのピアノ協奏曲第27番を彷彿させる
清明、純化された世界となり、あまりの神々しさゆえ近寄りがたいほどです。
ショパンのピアノ協奏曲第2番のファン必携の一枚と申せましょう。



<naive>
DR 2147(DVD-Video) ¥3780
字幕:仏英蘭
マスネ:「ドン・キショット」
ジョゼ・ヴァン・ダム(Bs ドン・キショット)
シルヴィア・トロ・サンタフェ(Ms ドゥルシネ)
ウェルナー・ヴァン・メヘレン(Bs-Br サンチョ・パンサ)
ジュリ・モセ(S ペドロ)
カミーユ・メルクス(S ガルシアス)
ハイス・ヴァン・デア・リンデン(T ジュアン)
ヴァンサン・デルーム(T ロドリゲス)
ベルナール・ヴィリエ(Br 山賊の頭)
ほか
マルク・ミンコフスキ(指)モネ劇場管弦楽団,合唱団
ロラン・ペリ(演出,衣装)
バルバラ・ド・ランブルフ(舞台装飾)
ジョエル・アダム(照明)
収録:2010年5月、ブリュッセル
マスネ晩年の名作「ドン・キショット」の映像が登場。ドン・キショットとはド
ン・キホーテのこと。風車に戦いを挑む場面など、セルバンテスの原作で有名な
場面が盛り込まれたたいへん分かりやすい作品です。1910年、天下の大バス、
フョードル・シャリアピンのタイトルロールで初演、以来歴代の名バスがドン・
キショットに挑んできました。
2010年のモネ劇場での上演でドン・キショットを歌ったのは、ベルギーが誇る
名バス=バリトン、ジョゼ・ヴァン・ダム。1940年生まれのヴァン・ダムはこの
時69歳、同年での引退を公表しており、これが地元モネ劇場での引退公演でした。
美声かつ知性派のバス=バリトンとしてカラヤンからも絶大な信頼を置かれた
ヴァン・ダム、ここではさらに豊かな深みも加わった比類ないドン・キショット
を歌い演じています。ドゥルシネのシルヴィア・トロ・サンタフェは、バロック
音楽で活躍するメッゾソプラノ。ヴァレンシアの生まれだけにスペイン情緒には
事欠かず、品の良い官能性を漂わせてくれます。サンチョ・パンサのウェルナー
・ヴァン・メヘレンはオランダ、トゥルンハウト生まれのバス=バリトン。主役
を立てつつ、印象的な従者を堅実に演じています。
マルク・ミンコフスキは近年、19世紀中ごろから20世紀初頭にかけてのフランス
オペラの復興に力を入れており、マスネもその一人。この「ドン・キショット」
も躍動感とファンタジーに溢れた名演で、単なるスター興行に終わらせていませ
ん。ロラン・ペリの演出は、時代を初演の頃に移しており、ちょっとマスネを思
わせる風貌のドン・キショットは老作家、舞台には原稿が山と積まれています。
ドン・キホーテというと単なる荒唐無稽な夢想家に描かれがちなところを、ペリ
は人生の終わりに近づいた知性豊かな芸術家に仕立てる、引退を目前にしたヴァ
ン・ダムの味を絶妙に引き出した舞台を作りあげています。
およそ1時間のメイキング、インタビュー映像付き。




<haenssler>
94 609 2枚組 ¥1980
「プレミアム・コンポーザーズVol.8」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
[CD1]
(1)第1番 ヘ短調 op.2-1 (2)第8番 ハ短調「悲愴」 op.13 
(3)第14番 嬰ハ短調「月光」 op.27-2 (4)第18番 変ホ長調 op.31-3
[CD2]
(1)第23番 ヘ短調「熱情」 op.57 (2)第26番 変ホ長調「告別」 op.81a 
(3)第32番 ハ短調 op.111
ゲルハルト・オピッツ(Pf)
録音:[CD1]2004年11月((2)、(3))、2005年2-10月((1))
[CD2]2005年2-10月((1))、2006年1月((2)、(3))、ノイマルクト
ヘンスラーの好評シリーズ、プレミアム・コンポーザーズ・シリーズについに
ゲルハルト・オピッツが登場!過去にh?nsslerレーベルよりリリースされたベ
ートーヴェンのピアノ・ソナタ全集(98 200)から珠玉の名演の数々を抜粋し、
2枚組のアルバムにまとめあげました。オピッツのピアノ・ソナタ全集といえば、
2005年より日本で行われた全曲演奏会と共にベートーヴェン演奏の大家という
地位を確立した話題の名盤。日本では特別仕様の全集BOXも発売されましたが、
こちらはすでに廃盤となっており入手困難な状態です。往年のオピッツの威厳と
風格に満ちた演奏には、まさに質実剛健という言葉がぴったり。ドイツ正統派
と呼ばれるオピッツらしい真摯な表現によって、ベートーヴェンの音楽が心に
直接響きます。全9枚にも及ぶ全集の聴き所がぎゅっと凝縮された本アルバム、
嬉しい特別価格でのリリースとなります。オピッツは現在ベートーヴェンに続
いてシューベルトのソナタ全曲演奏会を進行中。2012年も来日を予定しており、
今後ますますの活躍が期待されます!

94 610 2枚組 ¥1980
「プレミアム・コンポーザーズVol.9」
グリーグ:オーケストラ作品集&ピアノ協奏曲
[CD1]
(1)ホルベルク組曲Op.40 (2)2つの悲しき旋律Op.34 
(3)「ペール・ギュント」組曲第1番Op.46 (4)同組曲第2番Op.55 
(5)抒情小品集第9集Op.68より第4曲「山の夕べ」 
(6)同小品集より第5曲「ゆりかごの歌」98995
[CD2]
(1)交響的舞曲Op.64 (2)ピアノ協奏曲イ短調Op.16 
(3)「トロルドハウゲンの婚礼の日」Op.65 98128
ギャリック・オールソン(Pf)、
ネヴィル・マリナー(指揮)、アカデミー室内管弦楽団
録音:[CD1]1994年2月16-18日、ロンドン [CD2]1996年12月4-6日、ロンドン
過去にリリースした名演をお買い得価格で再発売するヘンスラーの人気シリー
ズ、プレミアム・コンポーザーズ第8集。今回は北欧を代表する音楽家グリーグ
のオーケストラ作品に焦点を当てます。演奏者には第3集でも好評を博したネ
ヴィル・マリナー率いるアカデミー室内管弦楽団が再登場!レギュラー盤98 995
と98 128から名演の数々を抜粋し、2枚組アルバムにまとめあげました。グリー
グならではの澄んだ美しさに満ちたメロディ、波の如く押し寄せるアンサンブ
ルのふくよかな響きをたっぷりと堪能できます。アメリカの名匠ギャリック・
オールソンの名演にも注目のおすすめアルバムです!




<TOKYO FM>
TFMCSA 0025(SACD) ¥3850
シングルレイヤー
ライヴ
ステレオ
日本語解説付
カラヤン&ベルリン・フィル ライヴ・イン・東京1977
ベートーヴェン交響曲全集I
交響曲第1番 ハ長調 作品21、第3番「英雄」 変ホ長調 作品55
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1977年11月13日、東京 普門館、ライヴ録音

TFMCSA 0026(SACD) ¥3850
シングルレイヤー
ライヴ
ステレオ
日本語解説付
カラヤン&ベルリン・フィル ライヴ・イン・東京1977
ベートーヴェン交響曲全集II
交響曲第2番 ニ長調 作品36、第8番 ヘ長調 作品93
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1977年11月14日(2番)17日(8番)、東京 普門館、ライヴ録音

TFMCSA 0027(SACD) ¥3850
シングルレイヤー
ライヴ
ステレオ
日本語解説付
カラヤン&ベルリン・フィル ライヴ・イン・東京1977
ベートーヴェン交響曲全集III
交響曲第6番「田園」ヘ長調 作品68、第5番「運命」ハ短調 作品67
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1977年11月16日、東京 普門館、ライヴ録音

TFMCSA 0028(SACD) ¥3850
シングルレイヤー
ライヴ
ステレオ
日本語解説付
カラヤン&ベルリン・フィル ライヴ・イン・東京1977
ベートーヴェン交響曲全集IV
交響曲第4番変ロ長調 作品60、第7番 イ長調 作品92
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽
録音:1977年11月15日、東京 普門館、ライヴ録音

TFMCSA 0029(SACD) ¥3850
シングルレイヤー
ライヴ
ステレオ
日本語解説付
カラヤン&ベルリン・フィル ライヴ・イン・東京1977
ベートーヴェン交響曲全集V
交響曲第9番ニ短調 作品125
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ) ヘルイェ・アルゲルヴォ(アルト) 
ヘルマン・ヴィンクラー(テノール) ハンス・ゾーティン(バス)
 プロ合唱団連盟、東京藝術大学合唱団[田中信昭(合唱総指揮)]
録音:1977年11月18日、東京 普門館、ライヴ録音
新DSDマスターにより、音質が一段と明らかに本当に向上して、見事な音に仕上
がりました。同演奏の音質的決定稿と申せましょう。この新DSDマスター制作は
Altus斎藤啓介氏で、通常の5倍の時間をかけて制作。録音当時にトラブルがあっ
たとされる第9終楽章後半なども前情報なく虚心に聴きますと録音の不備が全く
と言っていいほど感じられず、カラヤンの素晴らしい音楽に没入できます。また
解説書は各SACDごとに異なる8ページのカラーページ付で、ムラヴィンスキーの
写真等ででおなじみの写真界の重鎮山本成夫氏のカラヤン新たな未発表写真を
掲載!




<EUROARTS>
●Recorded Excellence-Historical Value
アーティストとレパートリーを厳選吟味したうえで、DVDとブルーレイでは初リ
リースもしくは再発となる、完全初出もしくは入手不可であった、極上のコンサ
ート・パフォーマンスの数々を収録した最高級の映像作品を、コレクターを含
め広く身近に親しんでもらえるようにという願いのもとに、ユーロアーツの新
シリーズがスタート致します。

20 66094(Blu-ray) ¥4250
20 66098(DVD-Video) 2枚組 ¥4780
「モーツァルト:後期ピアノ協奏曲集 / バレンボイム&ベルリン・フィル」
ピアノ協奏曲第20番ニ短調K. 466
ピアノ協奏曲第21番ハ長調K. 467
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K. 482
ピアノ協奏曲第23番イ長調K. 488
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K. 491
ピアノ協奏曲第25番ハ長調K. 503
ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K. 595
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(P &指揮)
収録:1986-1989年ベルリン、ジーメンス=ヴィラ(ライヴ)
監督:ジャン・ピエール・ポネル(第21番)、
クラース・ルスティクス(第24番&第27番)、ゲオルゲ・モーゼ
エンジニア:ヴォルフガング・マイシュナイダー
バレンボイムがベルリン・フィルを弾き振りして、モーツァルトの後期8つのピ
アノ協奏曲を演奏した映像作品。メトロポリタン・ミュニックの制作で、過去
にTELDECよりLD4枚の形で分売リリースされた際に高い評価を得た演奏内容が、
オリジナルの35ミリ・フィルムからあらたに入念なレストアとデジタル・リマ
スタリングが施されて、高画質&高音質でよみがえりました。
5歳で初めて作曲したというモーツァルトに対して、バレンボイムもまた7歳で最
初のリサイタルを開いてピアニスト・デビューを飾った神童ぶりで知られます。
モーツァルトはバレンボイムにとってもっとも重要なレパートリーのひとつのよ
うで、この収録時点ですでに、イギリス室内管を同じく弾き振りしたピアノ協奏
曲の全集録音(1967-74)を完成させていたほか、ピアノ・ソナタの全集録音(1984
-85)も完了していました。
こうして、前作より10年あまり、ベルリン・フィルという望み得る最高のアンサ
ンブルを得て、バレンボイムがピアノ協奏曲を弾き振りする姿は、さらなる進境
を遂げた自由闊達な音楽運びのすばらしさもあって、ときに元祖神童モーツァル
トが現代によみがえった感さえ抱かせるほど。
しばらくぶりのカタログ復活だけでもうれしいところですが、EUROARTSが総力を
挙げて取り組んだブラッシュアップの効果はてきめんで、未見の方にとってはも
ちろん、LDでご覧になられた方もあらためて入手いただく価値あるものといえる
でしょう。




<INTEGRAL>
INTEG 221188 ¥2080
日本語帯、解説付き
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
植山けい(Cemb)
録音:2011年10月26-28日
【使用楽器:J.ルッカース製チェンバロ(1632/1745年)】
フランスを中心に世界的に活躍の幅を広げている新進気鋭のチェンバリスト植山
けいが、INTEGRALレーベルより待望のファーストアルバムをリリースしました!
収録曲はJ.S.バッハの傑作、ゴルトベルク変奏曲。一音一音をしっかりと響かせ
る丁寧かつ優美な演奏で、薫り高いチェンバロの音色を存分に聴かせてくれます。
使用楽器はスイス・ノイシャテル博物館所蔵の1634年製J.ルッカースです。
――バロック時代の作曲家をより深く理解するために4か国で探究し続け、やっ
と出会ったのがこの宝石の様な1634年J.ルッカース。ゴルトベルク変奏曲と伝説
的なルッカースが融合したら一体どのような世界が生まれるのだろう?――
植山けい自身そう語るこだわりの名器の響きは、繊細かつ煌びやかな響き。シン
プルながらも底知れぬ奥深さを持つゴルトベルク変奏曲の音楽世界を、名器の響
きでたっぷりと堪能できるおすすめの1枚です。(日本語解説付)
植山けいはロンドン生まれ東京育ちのチェンバロ奏者。ピーター・サイクス、
クリストフ・ルセら名手達にチェンバロを師事した後、2001年にボストンと東京
でJ.S.バッハのゴルトベルク変奏曲を演奏し、チェンバロ奏者としてデビュー。
2010年には名門レ・シエクル、プロメテウス21のJ.S.バッハチェンバロ協奏曲及
びブランデンブルク協奏曲全曲演奏ツアーのソリストとして出演し、フランスを
中心に大きな注目を集めました。現在はパリ・東京を活動拠点としながらソリス
ト、通奏低音奏者として世界各国で意欲的な活動を行っています。2012年4月に
はフランス古楽界を代表するチェリスト、ラファエル・ピドゥー、パスカル・
ジョパールらと共に来日公演も予定しており、今後さらなる注目必至のチェン
バリストといえましょう!




<ACCENTUS Music>
ACC 10243BD(Blu-ray) ¥2900(期間限定特価)
ACC 20243DVD(DVD-Video) ¥2900
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調WAB 105(ノーヴァク版)
ルツェルン祝祭管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮)
収録:2011年8月19、20日
ルツェルン、カルチャー&コンヴェンション・センター内コンサート・ホール
(ライヴ)
アバドがルツェルン祝祭管を指揮して、ブルックナーの交響曲第5番を演奏した
映像作品がACCENTUS MUSICより登場。2011年8月におこなわれたコンサートの模
様を収めたもので、この年のルツェルン・フェスティヴァルのおおきな呼び物と
して話題を集めた内容です。




<idealeaudience>
30 79664(Blu-ray) ¥4250
30 79668(DVD-Video) ¥2900
「メナヘム・プレスラー・イン・リサイタル」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
ショパン:マズルカ第5番変ロ長調Op.7-1
ショパン:マズルカ第7番ヘ短調Op.7-3
ショパン:マズルカ第13番イ短調Op.17-4
ドビュッシー:版画
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D 960
ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調遺作
メナヘム・プレスラー(P)
収録:2011年3月23日パリ、シテ・ド・ラ・ミュジーク(ライヴ)
1923年生まれで現役屈指の重鎮ピアニスト、メナヘム・プレスラーが、2011年3月
にパリのシテ・ド・ラ・ミュジークで行ったソロ・リサイタルの模様を収めた映
像作品がidealeaudienceより登場。1955年の結成以来、半世紀以上に亘り「ボザ
ール・トリオ」の顔として知られたプレスラーは、2008年のアンサンブル解散ま
でのあいだ、じつに6,000回以上の演奏会を行ってきた大家ですが、現在はソリ
ストに立ち返って演奏活動を展開中です。若き日にブゾーニの高弟レオ・ケステ
ンベルグに師事したプレスラーはまた、ロベール・カサドシュやポール・ロワヨ
ンネ(1889年生まれ)の薫陶を授かり、ドビュッシーやラヴェルの世界に開眼した
経歴から、ドイツ、フランス双方の流儀に通じるピアニズムを身に付けたヴィル
トゥオーゾでもあります。
ここではそのドビュッシーに加えて、ベートーヴェンの後期ソナタ第31番と、
シューベルト最後のソナタという、円熟の境地を窺い知るにふさわしいプログ
ラムが組まれているのも楽しみなところです。




<Orfeo>
ORFEO 815121 ¥2450
グリーグ:
(1)ピアノ協奏曲イ短調Op.16
(2)ノルウェー舞曲集Op.35
(3)抒情組曲Op.54
ミロフラフ・クルティシェフ(Pf)
アイヴィン・グッルベルグ・イェンセン(指)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
[録音:2009年11月、2010年1月]
2007年第13回チャイコフスキー国際コンクール最高位受賞のミロフラフ・クル
ティシェフ、ついに協奏曲の登場です。クルティシェフはペテルブルグの出身
ですが、いわゆるロシア・ピアニズムとは一線を画した芸風を持っています。
もちろん技巧派ではありますが、むしろ美しいタッチと独特の色気あふれるフ
レージングが独特で、グリーグの協奏曲でも第1楽章の第2主題、第2楽章、第3
楽章第2主題などは格別な味わいに富み、痺れるような美しさです。かくも不思
議なニュアンスを醸せるピアニストは今日稀で、数ある同曲の名演のなか、こ
れほど艶っぽい演奏は珍しいと申せましょう。とは言っても情緒に溺れた演奏
ではなく、楷書風にきちんとしていて安心度も満点。ノルウェー出身の指揮者
アイヴィン・グッルベルグ・イェンセンのサポートも絶妙。今後、グリーグの
協奏曲を語る上で、避けて通れないアルバムの登場と申せましょう。




<audite>
AU 97686 ¥2250
エドゥアルド・フランク:
(1)大オーケストラのための序曲「ローマの謝肉祭」op.21 
(2)ヴァイオリンとオーケストラのためのコンツェルトシュテュック
(3)オーケストラのための幻想曲 op.16 
(4)大オーケストラのための演奏海用序曲 op.12
クリスティアーネ・エディンガー(Vn)、
オーラ・ルードナー(指揮)、
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2011年7月25-29日、
ロイトリンゲン・ヴェルテンベルク・フィルハーモニー・スタジオ
auditeが誇る密かな人気シリーズ、「エドゥアルド・フランク(1817-1893)再評
価シリーズ」、待望の最新作!好評の弦楽五重奏作品集(AU 92578)に続く今回
は、久々となるオーケストラ作品集です! オーケストラ作品の第3集となる本
アルバムでは1840年-50年代に作曲された作品を収録。生前はピアニストとして
高い評価を受け、作曲家だけでなく教師としても広く活躍したE.フランク。偉大
な作曲家たちの世代間を結ぶ橋渡し役としても活躍したE.フランクの音楽は、
世代を超えた響きを併せ持っています。本アルバムに収録された作品からも、
師であるメンデルスゾーンの古典的な響きと、後のブラームスを思わせる輝か
しくも深みのある響きが合わさったフランクならではの魅力を堪能できます。
知る人ぞ知る珠玉の作品の数々を聴くことができる希少な名盤といえましょう!
今回もヴァイオリン・ソロを担当するのはクリスティアーネ・エディンガー!
シリーズ初期より参加し、E.フランクの再評価に大きく貢献してきた名手が本
アルバムでも卓越した演奏を聴かせてくれます。オーケストラはヴァイオリニ
ストとしても著名なオーラ・ルードナー率いるロイトリンゲン・ヴュルテンベ
ルク・フィルハーモニー管弦楽団。1945年に設立され、2001-2007には飯森範親
が音楽総監督に就任したことでも話題となった名門オーケストラです。ドイツ
が誇る名手らの豪華共演によって、E.フランクの音楽が現代によみがえります!




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 284 ¥2250
ショスタコーヴィチ:
交響曲第9番変ホ長調Op.70 (26’43”)
交響曲第15番イ長調Op.141 (44’12”)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
アンドレイ・ボレイコ(指揮)
録音:2009年5月28、29日(第9番)/ 2010年6月24、25日(第15番)
シュトゥットガルト、リーダーハレ、ベートーヴェンザール(ライヴ・デジタル)
謎めいた問題作第4番(93193)でスタートした、ロシアの俊英ボレイコ指揮によ
るショスタコーヴィチの交響曲シリーズ第2弾。
ディヴェルティメント風の軽快なスタイルが大交響曲の完成を期待していたソ
ヴィエト当局の怒りを買った第9番。声楽を用いた前2作から純器楽に回帰した
最後の交響曲で、ロッシーニやワーグナーそして自作からの引用などパロディ
の香りも強烈な第15番。
相通じるシニカルでおどけた調子が、一筋縄ではゆかないこの作曲家の一面を
伝える2曲のカップリングに対して、前作に引き続き、ボレイコが2011/12年の
シーズン終了まで首席客演指揮者を務めるシュトゥットガルト放送響とのコン
ビワークもますます冴えています。




<KII 国内仕様盤> ※輸入盤ではご案内済み
KKC 5201 ¥3500
[HMF] HMU 907560
輸入盤・日本語解説書付
J.S.バッハ(ブースビー編):
ゴルトベルク変奏曲(ヴィオラ・ダ・ガンバ合奏のための)
フレットワーク
録音:2011 年3 月/オーフォーク教会(イギリス)

KKC 5202(SACD-Hybrid) ¥3000
[BIS] BIS SA 1817
輸入盤・日本語解説書付
(1)モーツァルト:ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563
(2)シューベルト:弦楽三重奏曲第1番変ロ長調 D.471
トリオ・ツィンマーマン
【フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)、
アントワーヌ・タムスティ(ヴィオラ)、クリスチャン・ポルテラ(チェロ)】
[録音:2009年7月(モーツァルト)、2010年7月(シューベルト)/旧音楽アカデミー]

KKC 5203 ¥3000
[HMF] HMU 907499
輸入盤・日本語解説書付
モーツァルト:
(1)ピアノソナタ 変ロ長調 K.333
(2)「女ほどすばらしいものはない」による8つの変奏曲K.613
(3)幻想曲ハ短調 K.396
(4)ピアノソナタ ヘ長調K.332
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)
録音:2011年5月/エア・スタジオ。リンドハースト・ホール(ロンドン)

KKC 5204 ¥3000
[MIRARE] MIR 166
輸入盤・日本語解説書付
ショスタコーヴィチ:
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.77
(2)同第2番嬰ハ短調Op.129
庄司紗矢香(Vn)、ドミトリー・リス(指)ウラル・フィル
録音:2011年8月/エカテリンブルク・フィルハーモニー(ロシア)




<INTEGRAL>
INTEG 221342 ¥2080
(1)グリンカ:ソナタ(未完)(原曲:ヴィオラ・ソナタ) 
L.ミルデ:(2)ロマンツェ (3)アンダンテ 
E.ブルドー:(4)プルミエ・ソロ (5)ドゥジエーム・ソロ 
(6)エルガー:ロマンス (7)サン=サーンス:ファゴット・ソナタ op.168 
ピエルネ:(8)演奏会用独奏曲 op.35 (9)演奏会用前奏曲 
(10)デュティユー:サラバンドとコルテージュ
ジャン=ミシェル・アルエ(バソン)、ベルナール・ボエット(Pf)
フランスを中心に活動するバソンの名手ジャン=ミシェル・アルエによるファ
ゴットとピアノのための作品集。バソンによる演奏のみを収録したCDがリリー
スされることは数少なく、まさにファン待望の希少なアルバムといえましょ
う!1840年-1940年に活躍したヨーロッパ各地を代表する音楽家の珠玉の小品
が集められています。ルートヴィッヒ・ミルデ(1849-1913)はファゴットのた
めの作品を多く残したことで知られ、彼が作曲した「25のエチュード」は今
もなおファゴット奏者たちに愛用されています。他にもブルドーのプルミエ・
ソロ、エルガーのロマンス、サン=サーンスのソナタなど、ファゴットのた
めに書かれた作品として代表的な名曲の数々を収録。本CDの収録にあたり、
ジャン=ミシェル・アルエは老舗の管楽器メーカ、ビュッフェ・クランポン
のバソンを使用。全体的に情感あふれる美しい旋律に満ちた作品を収録し、
バソン特有の薫り高い音色をたっぷりと堪能できる1枚となっています!

TRI 331166 ¥2080
(1)J.S.バッハ:トッカータ ハ短調 BWV.911 
(2)モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 K.333 
(3)J.ガンツァー:ファンタジー84 
(4)L.ベリオ:セクエンツァ第13「シャンソン」 
(5)グバイドゥーリナ:「深き淵より」
フィリップ・ブーロワ(アコーディオン)
録音:2011年3月
演劇、ダンス、クラシック音楽と多方面で活躍しているフランス人アコーディ
オン奏者フィリップ・ブーロワが、アコーディオンの多彩な魅力に迫る新譜
をリリース!18世紀のクラヴィア作品からの編曲と、現代音楽作品を組み合
わせた意欲的なプログラムとなっています。バッハのトッカータはオルガン
を思わせる厚い響き、モーツァルトのピアノ・ソナタではアコーディオンな
らではの温もりあふれる音色を堪能できます。アコーディオンならではの息
の長いフレーズ感と艶やかなハーモニーは絶品です。後半にはアコーディオ
ン作品として注目される現代作品3曲を収録。前半の雰囲気とは全く異なる無
機質な響きとブーロワの超絶技巧に圧倒されます。日本でも注目されるロシア
の現代作曲家グバイドゥーリナの作品など、現代音楽ファンにとっても興味
深い収録内容となっています!

TRI 331176 ¥2080
フランソワ・ニコラ(1947-):
(1)ピアノのためのトッカータ(2002) (2)トリオ「変容」(1997)
(3)ピアノのためのソナタ(2003) (4)複雑な無限(1995)
フローレンス・ミレー(Pf)、ジャン=マリー・コンケ(Vn)、
アラン・ダミアン(Cl)
録音:2007年12月18-19日、イヴリー・シュル・セーヌ(フランス)
1947年生まれのフランス人作曲家フランソワ・ニコラ。1980年代以前は主に
ジャズ分野で活動していましたが、カーゲルやL.ベリオらとの出会いをきっ
かけに現代音楽の分野へ活動の幅を広げます。1990年代からIRCAM(フランス
国立音響音楽研究所)で研究を始め、本格的に作曲活動を開始。現在はフラン
スを中心に音楽理論家兼作曲家として注目される存在です。ニコラの音楽を
一言で表現するならば、断片の連続とでもいえましょうか。ぱちぱちと泡が
爆ぜるような短い旋律の断片が複雑に絡み合い、途切れることなく続いてい
きます。幾何学的で無機質な曲調の中にもどこか詩的な響きを内包する独特
の魅力にあふれた作風です。本CDでは彼の初期の作品と、近年の作品を交互
に収録。ニコラの音楽世界の根幹にせまる希少なCDです。
フローレンス・ミレーは、H.デュティユーやE.カーターなど数多くの著名な
作曲家たちと共に活動し、ヨーロッパだけでなくアメリカや日本でも活躍す
るピアニスト。1992年-2000年まではブーレーズ、ロバートソンが率いるアン
サンブル・アンテルコンテンポランのメンバーとしても活躍していました。
現代音楽界の第一線に活躍するミレーが、同じく現代音楽に造詣深いコンケ、
ダミアンらと共に研ぎ澄まされたアンサンブルを聴かせてくれます。

INTEG 221187 ¥2080
(1)モーツァルト(編:ラット):きらきら星変奏曲 K.265 
(2)フォーネイロン:逃走 (3)マントヴァーニ:モワ・ジュ 
(3)ドゥーテジェ:サックスとパーカッションのためのデュオ 
(4)フォーネイロン:理由 (5)アルシーナ:テーメン 
(6)フォーネイロン:出発 (7)アルシーナ:影 (8)フォーネイロン:帰宅 
(9)ジャクノ(編:ラット):レクタングル
ヴァシレヴァ・セラフィモヴァ(Perc.)
パーカッション界期待の若手実力派セラフィモヴァが、待望のファーストCD
をリリース!マリンバの名手として知られる彼女ですが、本CDではマリンバ、
ヴィブラフォン、太鼓、シンバルなど数多のパーカッションを華麗に使いこ
なしています。注目はモーツァルトの「きらきら星変奏曲」!グランドピア
ノの弦上にゴムや金属などを置いたピアノ(プリペアド・ピアノ)とパーカッ
ションのために編曲された、強烈に個性的な作品です!誰もが知る名曲だけ
に、インパクトも絶大。オルゴールのような金属音から打楽器のような雑音
混じりの音色まで愉快な響きを持つプリペアド・ピアノとマリンバとのアン
サンブルは必聴の面白さ!1980年代フランス・ポップ界を風靡したジャクノ
の代表作「レクタングル」では、ジャクノ独特の抑揚感ある作風がパーカ
ションによって生き生きと表現されています。これら愉快な曲調だけでなく、
アルシーナやマントヴァーニなど現代音楽界に注目される作品も数多く収録。
セラフィモヴァの力強くも繊細な超絶技巧の連続に圧倒されます。
ヴァシレヴァ・セラフィモヴァは1985年ブルガリア生まれのパーカッション
奏者。最年少のソリストとして数々のコンサートで華々しいデビューを飾っ
た後、2008年にはシュツットガルト世界マリンバ・コンクールで最優秀賞を
受賞。J.S.バッハから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、常にパーカ
ッションの表現の限界に挑戦し続ける意欲的な活動を行っています。現在は
フランスを中心にヨーロッパ各地で活躍しており、今後注目必至のアーティ
ストといえましょう!




<Profil>
PH 12008 3枚組 ¥2300
J.S.バッハ:マタイ受難曲BWV 244
エルンスト・ヘフリガー(T 福音史家)
キート・エンゲン(Bs イエス)
イルムガルト・ゼーフリート(S)
アントニー・ファーベルク(S)
ヘルタ・テッパー(A)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
マックス・プレープストル(Bs)
エッケハルト・ティーツェ、ヘトヴィヒ・ビルグラム(Org)
ミュンヘン少年合唱団
ミュンヘン・バッハ合唱団
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
カール・リヒター(指揮)
録音:1958年6月-8月ミュンヘン、ヘルクレスザール(セッション・ステレオ)
[DGG音源]
マスタリング:2012年ホルガー・ジードラー(ths-studio)
「バッハの権威」カール・リヒターが遺した不朽の名盤「1958年録音のマタイ
受難曲」が、2012年の最新マスタリングでProfilより登場。
いくつかあるリヒターが指揮した「マタイ受難曲」のなかでも、とりわけ1958
年盤は、バッハの音楽に全身全霊を捧げたリヒターの求道者にも似た表現意欲
と、その意図を十全に汲み取るソリスト、アンサンブルとが生み出す厳しくも
共感にあふれた造形がスタイル・時代を超越し、マタイ演奏のひとつの頂点を
築いた内容として普遍的な魅力を湛えたものです。
Profilの社主ギュンター・ヘンスラー氏によれば、「ホルガー・ジードラー
によるマスタリングの仕上がりも申し分ない」とのことですので、その出来
ばえに期待したいところです。
ブックレットには独語によるトラックと独語歌詞のみ掲載。




<BIS>
BIS SA 1877(SACD-Hybrid) ¥2500
グリーグ:弦楽オーケストラのための作品集
(1)弦楽四重奏曲第1番ト短調Op.27(トニェッティ編)
(2)2つの悲しき旋律Op.34
(3)恋愛詩Op.43の5(トニェッティ編)
(4)ホルベア組曲Op.40
リチャード・トニェッティ(Vn、指)オーストラリア室内管弦楽団
[録音:2010年10月/ユージン・グーセンス・ホール(シドニー)]
グリーグ自身の楽器はピアノでしたが、ノルウェーの民俗弦楽器ハルダンゲ
ル・フィドルを聴きながら育った彼の音楽は非常に弦楽器的で、弦楽オーケ
ストラの豊麗な響きで奏されると、痺れるほど魅力的な世界となります。水
晶のようにひんやりと透明でありながら、暖かな優しさにも満ちた、涙を誘
う魔術と効果音楽と申せましょう。昨年初来日して聴衆の度肝を抜く完璧な
アンサンブルを示したオーストラリア室内管、トニェッティの独奏とともに
弦楽合奏の美しさを満喫させてくれます。

BIS SA 1896(SACD-Hybrid) ¥2500
ドヴォルザーク:
(1)交響曲第7番ニ短調Op.70
(2)序曲「オセロ」Op.93
(3)交響詩「野鳩」Op.110
クラウス・ペーター・フロール(指)
マレーシア・フィル
[録音:2010年9月(2)(3)、2011年7月(1)/
デワン・フィルハーモニク・ペトロナス・ホール(クアラルンプール
(マレーシア)]
爆演で評判のマレーシア・フィル、期待の新譜はドヴォルザーク。名作の交
響曲第7番もスケールの大きさ、熱気が強烈。また、夫殺しの若妻がハトの鳴
き声で狂乱していく様を描いた「野鳩」も不気味さ満点で、聴き手を離しま
せん。

BIS SA 1965(SACD-Hybrid) ¥2500
カメレオン-チューバとファンファーレ・バンドの音楽
(1)オイスタイン・ボーズヴィーク:Did You Do?
(2)アンナ・ボーズヴィーク:バラの思い出
(3)ロバート・ジャガー:チューバと吹奏楽のための協奏曲
(4)ロブ・ホールハイス:チューバとファンファーレ・バンドのための協奏曲
(5)パット・メセニー&ライル・メイズ(ファー編):ミヌアノ
(6)モーリス・ハマーズ:カメレオン
(7)ロイ・ニューサム:舞踏場のベース
オイスタイン・ボーズヴィーク(Tub、ディジリドゥ)、
ティーメン・ボトマ(指)オランダ王立陸軍軍楽隊
[録音:2010年11、12月/ヴァン・ブレデローデ・バラックス(オランダ)]
チューバの怪人オイスタイン・ボーズヴィーク、今回はウィンド・オーケス
トラをバックに超人的テクニックの連続。自作「Did You Do?」では、オース
トラリアのアボリジニの民俗楽器ディジリドゥも見事に演奏しています。タ
イトルは「ディド・ユー・ドウ」→「ディジュードゥ」→「ディジリドゥ」
とつながる加齢臭漂的駄洒落ながら、エンターテイメント性あふれる超オモ
シロ作品。愛妻アンナ・ボーズヴィークが彼に捧げた「バラの思い出」も素
敵な作品で、さらにジャズのスタンダード、パット・メセニーの「ミヌアノ」
までオシャレの極み。チューバがかくも甘い音を出すとは驚きです。ハマー
ズの「カメレオン」では七変化するチューバの音色と性格を楽しめます。

BIS 1737 ¥2380
スイスのチェロ協奏曲
(1)フランク・マルタン:チェロ協奏曲(1966)
(2)オネゲル:チェロ協奏曲(1929)
(3)シェック:チェロ協奏曲Op.61(1947)
クリスチャン・ポルテラ(Vc)、
トゥオマス・ハンニカイネン(指)
マルメ交響楽団
[録音:2006年1月(3)、2007年6月(1)(2)/マルメ・コンサートホール
(スウェーデン)]
スイスの名手クリスチャン・ポルテラが2007-8年にリリースした3枚のデイス
ク(BIS-1637, BIS-1617, BIS-1597)から、マルタン、オネゲル、シェックと
いう母国の偉大な作曲家3名のチェロ協奏曲を集めて編み直したアルバム。い
ずれもあまり聴く機会のない作品なだけに貴重。鮮烈な演奏が光ります。

BIS 1764 ¥2380
C.P.E.バッハ:鍵盤独奏曲全集Vol.24
(1)ソナタ ニ長調Wq62/3(H22) (2)ソナタ ニ短調Wq62/4(H38) 
(3)ソナタ ホ長調Wq62/5(H39) (4)ソナタ ロ短調Wq65/13(H32.5)
ミクローシュ・シュパーニ(クラヴィコード)
[録音:2011年2月/キーゼル・ホール(シント・トロイデン。ベルギー)]
シュパーニのC.P.E.バッハ・シリーズ24弾。今回は1740年代前半、C.P.Eが20
代後半の3篇を集めています。これらはいずれも規模が大きく、刺激的で鮮や
かな色彩に満ちた力作ばかり。シュパーニのクラヴィコードが光ります。




<INTEGRAL>
INTEG 221181 ¥2380
(1)ドホナーニ:チェロソナタOp.8
(2)コダーイ:無伴奏チェロソナタ Op.8
(3)同:チェロソナタOp.4
ラファエル・ピドゥー(Vc)、エマニュエル・シュトロッセ(Pf)
[録音:2010年9月]
トリオ・ワンダラーやロトの手兵オーケストラ「レ・シエクル」のチェロ奏
者としても活躍するラファエル・ピドゥー。彼がフォル・ジュルネ音楽祭で
もお馴染みの名ピアニスト、エマニュエル・シュトロッセと近代ハンガリー
のチェロソナタに取組みました。厳しい精神性にあふれたコダーイの無伴奏
ソナタはさすがに名作。ピアノ伴奏付きの2篇は柔和で親しみやすく、両作曲
家の旋律美を堪能できます。

INTEG 221176 ¥2380
パスカル・ザヴァロ:
(1)チェロ協奏曲(2007)
(2)電車男【1.電車内で/2.インターネット/3.出会い】
-ピアノ三重奏のための(2009)
(3)アリア(2001)
(4)喜び(2003)
アンリ・ドマルケット(Vc)、エリザベート・グラブ(Vn)(2)、
ヴァーン・マルディロシアン(Pf)(3)、
ファイサル・カルイ(指)ベアルン地方ポー管弦楽団
[録音:2007年2月、3月、2009年4月、2010年11月(ライヴ)]
パスカル・ザヴァロ(1959-)はフランスの作曲家兼打楽器奏者。少年時代より
ロック・バンドでドラムスを担当してきただけに、非クラシック的な激しい
ビート感とポップな感覚が独特です。フランスではマンガをはじめとする日
本文化が若者の心をとらえているとのことですが、ここではあの「電車男」
を音楽化。タイトルもずばり「Densha Otoko」で、主人公が美女エルメスを
見染め、恋が成就するまでを描いています。日本のオタク文化恐るべしと申
せましょう。フォル・ジュルネ音楽祭でもお馴染みの美系チェリスト、アン
リ・ドマルケットがノリの良さを見せてくれます。




<SUPRAPHON>
=グレート・チェコ・コンダクターズ=
SU 4080 2枚組 ¥2580
ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 Op.88、ピアノ協奏曲 ト短調 Op.33
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番 変ホ長調 Op.70
マルチヌー:交響曲第4番、リディツェへの追悼
ドビアーシュ:「スターリングラード」
ラファエル・クーベリック(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・フィルクスニー(P)ズデニェク・オタヴァ(Br)
ティポグラフィア男声合唱団
録音:1944年11月30日(ドヴォルザーク交響曲),
1946年6月4日(ドヴォルザーク協奏曲),
1945年12月13日(ショスタコーヴィチ),
1948年6月10日(マルティヌー交響曲),
1946年3月14-15日(リディツェへの追悼),1945年11月7日(ドビアーシュ)
20世紀を代表する偉大な指揮者の一人、ラファエル・クーベリック(1914-1996)
は、チェコ出身で、1941年から1948年までチェコ・フィルハーモニー管弦楽
団の首席指揮者を務めたものの、チェコスロヴァキアの共産化に反発して亡
命、チェコ民主化後の1990年まで祖国を離れていたことはよく知られていま
す。このCDには、クーベリックがチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席
指揮者の地位にあった頃の貴重な音源が収録されています。ドヴォルザーク
の交響曲第8番はまだ第二次世界大戦が終結する前の録音。ピアノ協奏曲で
は、第二次世界大戦中にチェコを追われ米国に帰化した名ピアニスト、ルド
ルフ・フィルクスニー(1912-1994)が第1回のプラハの春音楽祭に参加するた
めに帰国した演奏。ショスタコーヴィチの交響曲第9番は、1945年11月3日に
レニングラードで初演されてからたったの40日後の演奏で、おそらくこの曲
の初録音。マルチヌーの交響曲第4番とリディツェ村への追悼は、いずれもマ
ルチヌーが第二次世界大戦を避けて米国に移住していた時期の作品。リディ
ツェへの追悼は、ナチによって見せしめ的に全滅させられたチェコの小村リ
ディツェ(ナチはこの件を広く宣伝した)を追悼する作品。ヴァーツラフ・ド
ビアーシュ(1909-1978)は、20世紀半ばのチェコの重要な作曲家の一人。「ス
ターリングラード」は、バリトン独唱と男声合唱のためのカンタータ。これ
は世界初演の際の録音。クーベリックは若い頃から完成度の高い演奏をなし
ていたことで知られており、ここでもいずれも単に若々しい演奏に留まらな
い、極めて立派なものです。
ブックレットには若きクーベリックの貴重な写真も多数掲載されています。




<DISQUIET>
オランダを代表する現代作曲家ミシェル・ファン・デル・アーが2010年に設
立したレーベル、DISQUIETの取り扱いを開始いたします!音楽、演劇、映像
と多方面に活躍するファン・デル・アー自身の作品を中心に、前衛音楽を発
信しているレーベルです。

DQM 01 ¥1980
ミシェル・ファン・デル・アー(*1970):
(1)スペース・オブ・ブランク(2007) (2)マスク(2006) 
(3)インプリント(2005)
(1)クリスティアンヌ・ストーティン(Ms)、
エト・スパンヤールト(指揮)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
(2)オットー・タウスク(指揮)、アスコ・シェーンベルク 
(3)ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(Vn)、
フライブルク・バロック・オーケストラ
録音:(1)2009年3月20日、コンセルトヘボウライブ録音(アムステルダム)
(2)2010年7月3日、ムジークヘボウ(アムステルダム)
(3)2006年6月3日、ムジークヘボウライブ録音(アムステルダム)
ヨーロッパで今最も活躍する作曲家の一人ミシェル・ファン・デル・アーが、
2010年より開始したDISQUIETレーベル注目の第1弾CD。ファン・デル・アーが
近年作曲した3つの管弦楽曲が収録されています。作曲家としてだけでなく、
録音技師、映像や舞台監督としても高い評価を受けているファン・デル・ア
ー。今回収録された3つの作品からも彼のマルチな才能を窺い知ることが出来
ます。スペース・オブ・ブランクは2009年にコンセルトヘボウで行われ、好
評を博したライブ録音!どこか機械的に鳴らされるオーケストラと情感を抑
えたメゾ・ソプラノの歌声のハーモニーが、冷たくも美しい響きを生み出し
ています。ユロフスキやアバドなど世界の著名な指揮者と共演し、今年1月
にドゥダメルのマーラー・チクルスでも話題となった歌姫ストーティンの柔
らかくも研ぎ澄まされた美声にも注目。インプリントではゴルツの卓越した
ソロに圧倒されます。演奏陣もロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、アス
コ・シェーンベルク、フライブルク・バロック・オーケストラという錚々た
る顔ぶれ。レーベル第1弾にふさわしき名盤です!

DQM 02 ¥1980
ミシェル・ファン・デル・アー(1970*):ヒヤ・トリロジー
(1)ヒヤ【エンクローズド】(2003) (2)ヒヤ【イン・サークル】(2002) 
(3)ヒヤ【トゥー・ビー・ファウンド】(2001)
クラロン・マクファデン(S)
(1)ペーテル・エトヴェシュ(指揮)、
(2)(3)エティエンヌ・ジーベンス(指揮)、オランダ室内管弦楽団
録音:(1)2004年4月6-7日 (2)2005年6月21-22日 
(3)2005年6月23-24日、MCOスタジオ(ヒルバーサム、オランダ)
DISQUEITレーベル第2弾は、現代音楽界注目のオランダ人作曲家ファン・デル
・アーの大作「ヒヤ・トリロジー」!彼の名を一躍有名にした室内オペラ
「One」と同時期に製作された三部作で、「One」と同じく逼迫した孤独感が
存分に表現された作品です。プレイヤーが壊れてしまったのかと錯覚するほ
どに何度も繰り返される短い旋律に、焦燥感を掻き立てられます。2曲目の
「イン・サークル」からはクラロン・マクファデンの張り詰めたソプラノの
歌声によって、曲にさらに緊迫感が与えられます。作曲家だけでなく録音技
師としても高い評価を得ているファン・デル・アーの録音&編集技術がフル
に活かされた作品といえましょう。“自分”とは何か――ファン・デル・ア
ーの作品の神髄ともいえるコンセプトに迫る作品となっています!
演奏者も、第1弾(DQM 01)に負けず劣らずの豪華な顔ぶれ。エトヴェシュは
アンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督も務めた経験もあり、現
代作曲家としても広く知られる指揮者。マクファデンはW.リームやH.バート
ウィッスルなど、現代音楽を得意のレパートリートするソプラノ。一切のブ
レを見せない卓越した歌唱力は圧巻です!前衛音楽に造詣深い名手達の見事
な演奏に圧倒される1枚です。

DQM 04(DVD-PAL) ¥1980
ミシェル・ファン・デル・アー(1970*):アップ・クローズ(2010)
ソル・ガベッタ(Vc)、
ヴァキル・イールマン(老女)、カンディダ・トンプソン(芸術監督)、
ミシェル・ファン・デル・アー(映像&舞台監督、脚本)、
アムステルダム・シンフォニエッタ
収録:2011年3月15日、ムジークヘボウ(アムステルダム)
作曲家としてだけでなく、舞台監督としても広く活躍するミシェル・ファン
・デル・アー。「自分は音符だけで音楽を作っているのではない」と語る彼
にとって、「アップ・クローズ」は“聴くこと”と“見ること”を融合した
理想の作品。音楽作品としてみればチェロ・ソロと弦楽アンサンブルによる
協奏曲なのですが、舞台左側には大きなスクリーンが置かれ、演奏と並行し
て映像が流されます。演奏者の後ろに映像を置く形態自体は映画音楽の演奏
会などでもお馴染みですが、流石はファン・デル・アー、凡庸な舞台に留め
ません!何と、ソリストが演奏中何度も席を立ち、映像の中の“年老いた自
分”と共に演技をするのです。オーケストラも時に立ち上がり、ソリストを
圧迫するように演奏。何とも説明し難い摩訶不思議な舞台空間は、強烈なイ
ンパクトがあります。PAL仕様のため通常のDVDプレイヤーで再生できないの
が残念ですが、百聞は一見にしかず!PCなどで是非ご覧頂きたいおすすめ盤
です。
ソル・ガベッタはアルゼンチン出身のチェリスト。10歳にしてアルゼンチン
のコンクールで第1位に輝き、現在も新進気鋭の若手実力派として世界的に活
躍するチェロ奏者です。可憐な容姿とは裏腹に、その演奏は力強く情熱的。
本DVDでも圧巻の演奏技術と迫力あふれる音色で、作品の雰囲気を見事に表現
しています。ヴァキル・イールマン演じる“年老いたガベッタ”はまさに適
役。孤独に苛まれる老女の姿を狂気的に演じています。
本DVDはPAL仕様となっており、通常のDVDプレイヤーでは再生できないので
ご注意ください。

DQM 03(DVD-PAL) ¥1980
ミシェル・ファン・デル・アー(1970*):室内オペラ「One」(2002)
バーバラ・ハンニガン(“私”、S)、
シェイラ・ウィアーサム(年老いた“私”)、
ミシェル・ファン・デル・アー(舞台&映像監督、リブレット)
今ヨーロッパで最も注目される作曲家であり、映画監督でもあるミシェル・
ファン・デル・アーが、自身のレーベルDISQUEITから室内オペラ「One」をリ
リース!2002年にベルリン、パリ、ワルシャワといった諸都市で相次いで上
演されるや否やファン・デル・アーの名を一躍有名にした話題作、待望のDVD
化です。ファン・デル・アーの代名詞とも言える“自己”や“孤独”という
テーマが強く反映された作品で、“私とは何か”とひたすら自問自答しなが
ら孤独感に苛まれる女性の姿が、美しくも狂気的に描かれます。舞台の殆ど
が“私”の一人演技で構成される本作において、大役である“私”を演じる
のはカナダの名ソプラノ、バーバラ・ハンニガン。体当たりの演技で、“私”
を見事に演じ切っています。また、本作の魅力は随所に施された映像技術に
もありましょう。舞台と映像が相互的に結びついた、ファン・デル・アー節
炸裂の強烈な舞台空間に圧倒されるおすすめDVDです。
本DVDはPAL仕様となっており、通常のDVDプレイヤーでは再生できないのでご
注意ください。




<EUROARTS>
20 58874(Blu-ray) ¥4250
字幕:羅・英・独・仏
フォーレ:
・パヴァーヌOp.50
・エレジーOp.24
・詩篇「バビロンの流れのほとりで」
・ラシーヌの雅歌Op.11
・レクィエムOp.48
チェン・レイス(S) マティアス・ゲルネ(Br) エリック・ピカール(Vc) 
フィリップ・アイシュ(Vn)
パリ管弦楽団合唱団(スティーヴン・ベトリッジ:合唱指揮) パリ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
録音:2011年2月10日パリ、サル・プレイエル(ライヴ)
+[特典映像]パーヴォ・ヤルヴィ・インタビュー
2010/11年のシーズンより音楽監督に就任したパーヴォ・ヤルヴィがパリ管を
指揮して、「レクィエム」ほかフォーレの楽曲をまとめて演奏した映像作品
は、先行してリリースされたCDと収録曲は同一ですが、CDと同時期の2011年
2月10日に行われたコンサートの模様をライヴ収録したものです。
メインの「レクィエム」をはじめ、すぐれた演奏内容はCDからもすでに知ら
れるところですが、やさしく美しい調べの宝庫であるはずの「レクィエム」
でも、ときにデモーニッシュなまでの緊迫感がなんとも衝撃的で、フルオー
ケストラと大編成の合唱とが織りなす、陰影豊かで重厚な音楽があらためて
独特の魅力を備えています。
なお、「レクィエム」のソリストについて、CDではカウンターテナーのジャ
ルスキーの起用も話題を集めましたが、ここではバイエルン国立歌劇場の
「ばらの騎士」ゾフィー役でも一躍注目され、「リゴレット」のジルダを当
たり役とするイスラエル出身のソプラノ、チェン・レイスが聴かせる清楚で
染み渡る美声がまた心に残ります。
パリ管の本拠でもある収録会場のサル・プレイエルは、オリジナルが1839年
にオープンして、当時フォーレそのひとも自作の初演を手掛けたことでも知
られ、2006年に大規模な改修工事を経て現在に至る由緒あるホール。熟成さ
れたひびきも素晴らしく、合唱音楽が本来持つ、やわらかく包み込むような
感覚を味わえるということでは、サラウンド再生ではその効果も抜群といえ
るでしょう。



<Radioservis>
CR 0577 ¥1850
カプラーロヴァー:
(1)ピアノ協奏曲ニ短調Op.7
(2)3つの小品Op.9
(3)サンテティエンヌ・デュ・モンの鐘による変奏曲Op.16
(4)ソナタ・アパッショナータOp.6
アリツェ・ライノホヴァー(Pf)、
トマーシュ・ハヌス(指)ボフスラフ・マルティヌー・フィル(1)
[録音:2010年11月、2011年6月/ズリーン芸術の家(ライヴ)]
近年再評価の著しいチェコの女性作曲家ヴィチェスラヴァ・カプラーロヴァ
ー(1915-1940)。25歳の若さで夭折したことは20世紀チェコ音楽界最大の損
失と言えるでしょう。残された25作品はいずれも進歩的で明瞭な個性と天才
性を示していて驚かされます。夫君は日本でも人気の画家アルフォンス・ミュ
シャの息子、さらにあの大物作曲家マルティヌーがその美貌と才能に激しく
恋慕したことなど、話題性満点。ピアノ協奏曲は1935年の作で、カプラーロ
ヴァー最大のピアノ作品かつ、最初のオーケストラ作品でもあります。演奏
時間20分ほどの後期ロマン派作品で、ピアノのパートはヴィルトゥオーゾ風、
管弦楽法もゴージャスで、抒情性と不思議な熱気に満ちた魅力作です。「ソ
ナタ・アパッショナータ」は驚くべき完成度ながら、何と18歳の作。ありき
たりな所が全くなく、20世紀のチェコのピアノソナタの最高傑作のひとつと
言えるべき作品です。20世紀チェコ作品を本領とするピアニストでカプラー
ロヴァーのピアノ曲の研究家でもあるライノホヴァー、説得力あふれる演奏
です。

CR 0464 ¥1850
(1)モーツァルト(ウィルビー補完):
ヴァイオリンとピアノのための協奏曲ニ長調K.315f
(2)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
フランティシェク・ノヴォトニー(Vn)、セルゲイ・ミルシテイン(Pf)
クリストフ・カンペストリーニ(指)ブルノ・フィル
[録音:2008年10月/ブルノ放送スタジオ]
五嶋みどりとエッシェンバッハが録音して話題となったモーツァルトの「ヴァ
イオリンとピアノのための協奏曲」。モーツァルトは1778年、この作品に着
手しながらも、120小節しかスケッチが残されていません。英国の音楽学者
フィリップ・ウィルビーは「ヴァイオリンソナタ ニ長調K.306」のフィナー
レがこの作品のために着想されたのではないかと推理し、それを素材に全曲
を復元しました。モーツァルトそのもののスタイルで、新たな作品を発見し
た幸福感を味わえます。ザハール・ブロンとヴィクトル・トレチャコフ門下
のチェコの俊英ノヴォトニーが、ロシア出身のミルシテインと息の合った共
演を聴かせてくれます。

CR 0581 ¥1850
(1)フランティシェク・クサヴァー・リヒター:フルート協奏曲ホ短調
(2)ベンダ:フルート協奏曲イ長調
(3)シュターミッツ:フルート協奏曲ハ長調
ロマン・ノヴォトニー(Fl)、プラハ室内管
[録音:2010年9、11月/シモン&ジュード教会(プラハ)]
ムラマツ・18goldフルート使用。ロマン・ノヴォトニーは1968年生まれ。チェ
コ・フィルのメンバーで、2000年からはプラハ音楽院教授として後進の指導
にもあたっています。ここに収められた協奏曲の作曲家たちはドイツ人と思
われがちながら、実はチェコ人で、いわばお国ものの演奏を堪能できます。

CR 0478 ¥1550
MONO
スメタナ:
(1)チェコ舞曲集(全2巻14曲)
(2)4つのスケッチOp.4
(3)4つのスケッチOp.5
ヴェラ・ジェプコヴァー(Pf)
[録音:1959年/チェコ放送スタジオ]
スメタナは「わが祖国」などの管弦楽曲やオペラで人気がありますが、彼の
本領はピアノ曲にあったと言ってもよいほどの量と質を示しています。スメ
タナのピアノ音楽復興に尽くしたピアニストがヴェラ・ジェプコヴァー(1910
-1990)。演奏のみならず、未知作品の発見や楽譜校訂など、スメタナに全霊
を傾けました。そのジェプコヴァー伝説のスメタナ演奏が日の目を見ました。
1959年のモノラル録音ですが、演奏の鮮やかさ、説得力はさすがのひと言に
つきます。ピアノ音楽ファン必聴の世にも貴きCDです。

CR 0432 ¥1550
ドヴォルザーク:
(1)交響曲第8番ト長調Op.88
(2)同第9番ホ短調「新世界から」Op.95
ヴラディミール・ヴァーレク(指)
プラハ放送響
[録音:2000年10月/プラハ放送第1スタジオ]
日本でもお馴染みのヴァーレクが手兵プラハ放響を振ったドヴォ8と新世界。
かつてポニーキャニオン社から出ていたものとは別ソースで、より新しい2000
年録音。さすがお国ものの巧さです。

CR 0578 ¥1550
(1)ヤン・ノヴァーク:無伴奏ヴァイオリンソナタ
(2)ヤナーチェク:ヴァイオリンソナタ
(3)スーク:バラードOp.3b
(4)スメタナ:わが故郷より
(5)コチアン:ユモレスクOp.17
(6)セヴシック(シェフチーク):青い目の少女Op.10
フランティシェク・ノヴォトニー(Vn)、ヴラディミール・ホリー(Pf)
[録音:1994、1998、2000年/チェコ・ブルノ放送ドゥクラ・スタジオ]
弦の国ならではの魅力的なヴァイオリン曲集。ヤナーチェクやスメタナの作
品は録音がありますが、他は珍しく貴重なものばかり。教則本で名高いセヴ
シックと、往年の名ヴァイオリニスト、コチアンの曲はお宝発見的な秘曲と
申せましょう。ザハール・ブロンとヴィクトル・トレチャコフ門下のチェコ
の俊英ノヴォトニー、美演です。

CR 0298 ¥1550
ヤナーチェク:
(1)霧のなかで
(2)ピアノソナタ「1905年10月1日」
(3)草陰の小径にて(全15曲)
(4)ズデンカ変奏曲
(5)思い出
ヤン・イラスキー(Pf。1876年製エアバー)
[録音:2004年7月/ヤナーチェク博物館]
ヤナーチェク遺愛の1876年製エアバー・ピアノを用いて、そのほぼ全ピアノ
曲を録音した好企画。録音場所は現在ヤナーチェク博物館となっているヤナ
ーチェク邸。非常に柔らかみと温かみのある音色で、「草陰の小径にて」な
ど気絶しそうな美しさです。演奏のイラスキーは1973年生まれ。バッハやベ
ートーヴェンも定評ありますが、何と言ってもヤナーチェクのスペシャリス
トで、他の追随を許さぬ境地を見せてくれます。作品、演奏者、楽器の三拍
子揃った決定盤と申せましょう。

CR 0190 ¥1550
(1)ヤン・ザフ(1699-1773):テ・デウム
(2)同:荘厳レクイエム
(3)コジェルフ(1738-1814):小荘厳ミサ曲
ナジェジダ・ペトレンコ(Sop)、イヴォナ・シュカヴァーロヴァー(A)、
ヴラディミール・ドレジャル(Ten)、
イジー・カレンドフスキー(Bs)、
パヴェル・キューン(指)
プラハ室内管、合唱団
チェコ古典派のふたりの作曲家ヤン・ザフ(1699-1773)とヤン・アントニーン
・コジェルフ(1738-1814)の宗教曲集。バロック的要素の濃いザフとロマン派
の萌芽が見られるコジェルフの特徴の違いも興味津々ながら、プラハ室内合
唱団の表現力の深さと美しさに酔わされます。

CR 0572 2枚組 ¥1980
ライヒャ(レイハ):
(1)交響曲変ホ長調Op.41(1797)
(2)同ハ短調(1808以前)
(3)同ヘ短調(1808以前)
(4)同ト長調(1808)
オンドジェイ・クカル(指)
プラハ放送響
[録音:2010年3、11月、2011年5月/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)]
管楽アンサンブルの世界では有名なライヒャはフランスで活躍したものの、
出身はチェコ。作品数は膨大で、オーケストラ曲も残しています。そのなか
から交響曲4篇をここに収録していますが、いずれも演奏に30分を要する大作
ばかりで、ハイドン、モーツァルトよりはベートーヴェンの世界への近似が
感じらる充実した内容に驚かされます。ハ短調交響曲のオルガンを思わせる
荘厳な音色もユニーク。交響曲ファン必聴の隠れた名作と申せましょう。

CR 0465 2枚組 ¥1980
フェルステル:歌劇「デボラ」(全3幕)
代官:エドゥアルト・ハケン(Bs),
その息子ヨセフ:テオドル・シュルバル(Br)、司祭:カレル・カラシュ(Br)、
その養女ハナ:ヤロスラヴァ・ヴィマザロヴァー(Sop)、
デボラ:ドラホミーラ・ティカロヴァー(Sop)、
老ユダヤ女:ヴェラ・クリロヴァー(C-A)、カレル・ナーグル(Org)、
フランティシェク・ディク(指)
チェコ放送響、合唱団
チェコ語歌唱 
[録音:1959年8-9月/チェコ放送スタジオ1(プラハ)]
ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951)は長くハンブルクに住み、音
楽評論家として活躍しました。マーラーの擁護者として知られますが、自身
の作風はドヴォルザークの伝統を引き継ぐ国民楽派風のもので、シューマン
やブラームスの影響も感じられます。代表作の歌劇「デボラ」待望の全曲登
場。とは言っても最新録音ではなく、1959年、フェルステル生誕100年を記念
して行われたモノラルの歴史的名演。内容はチェコの村を舞台にユダヤ娘デ
ボラと、キリスト教徒の村人たちとの間の相互偏見と、それを克服しようと
する努力を描いています。フェルステルの音楽は雄弁で、物語の推移を見事
に示していて聴き応え満点です。オペラ・ファン必聴の1枚。




<Praga Digitals>
PRDDSD 250293(SACD-Hybrid) ¥2780
(1)ベートーヴェン:
モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」による変奏曲WoO.46
(2)同:モーツァルトの「魔笛」の「娘か女か」による変奏曲Op.66
(3)イジー・ゲムロト:
ルートヴィヒの挨拶(ベートーヴェンの主題による変奏曲)(2009)
(4)同:ドヴォルザークの主題による変奏曲(2011)
(5)マルティヌー:スロヴァキア民謡による変奏曲
(6)同:ロッシーニの主題による変奏曲
ジェレミー・フィンドレイ(Vc)、ペール・ルンドベリ(Pf)
[2011年8、10月/聖ヴァヴィジェニネツ教会(プラハ)]
チェロとピアノのための古今の変奏曲を集めたアルバム。タイトルはRococo
Cello Variationsですが、チャイコフスキーの同名作品は収録されていませ
ん。現代チェコの作曲家イジー・ゲムロト(1957-)の「ルートヴィヒの挨拶」
はベートーヴェンの「ヴァイオリンソナタ第1番」のロンド主題に基づく変奏
曲。ジャズ風の変奏があるのも今風。「ドヴォルザークの主題による変奏曲」
はドヴォルザークの「チェロ協奏曲イ長調」の主題に基づくもので、ドヴォ
ルザークの作風模倣が興味津々。ジェレミー・フィンドレイはトロント出身
で、かのノリントンも絶賛する若手。世界中でひっぱりだこの、今後人気者
となりそうな逸材です。




<Aurora>
ACD 5048 ¥2280
(1)オルヤン・マトレ(1979-):管弦楽のための4つのミニアチュア(2005)
(2)エヴァン・ガードナー(1978-):ライツ・アウト(2006)
(3)ヨルゲン・カールストレム(1981-):トリスタンフィルターII(2003)
(4)ヤン・エリク・ミカルセン(1979-):悪鬼と月(2004)
ロルフ・グプタ(指)ノルウェー放送管弦楽団
2012年度武満徹作曲賞に3位受賞したヤン・エリク・ミカルセン作品に注目。
ノルウェー作曲界新世代の水準の高さを、実感させてくれます。




<audite>
AU 92663(SACD-Hybrid) ¥2300
J.S.バッハ(1685-1750)-ウィリアム・トーマス・ベスト(1826-1897)編:
シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番より)BWV1004/5
コラール「最愛のイエスよ、我らここに集いて」BWV731
キルンベルガー・コラールより「主イエス・キリスト、我らを顧みたまえ」
BWV709
コラール「わが心の切なる願い」BWV727
前奏曲とフーガ ホ短調 BWV533
パッサカリア ハ短調 BWV582
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
オルガン小曲集より「主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ」BWV617
シューブラーコラールより「わが魂は主をたたう」BWV648
オルガン小曲集より「天にましますわれらの父よ」BWV636
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
カルステン・ヴィーブッシュ
(org;クライス社制作オルガン(1850年製1966/2010修復))
録音:2011年5月5,6日、カールスルーエ教会
ドイツauditeの社主でプロデューサー&エンジニア、ルトガー・ベッケンホー
フ氏が満を持して送りだす、オルガン録音最新盤は、イギリスのオルガニス
トであったウィリアム・トーマス・ベスト(1826-1897)編曲によるシャコンヌ
を含むバッハオルガン傑作集です。シャコンヌ以外、通常オルガンで演奏さ
れる作品収録されていますが、ここに収録されている演奏では、テンポ、ア
ーティキュレーション、オルガンの音色を選ぶレジストレーションなど全て
ウィリアム・トーマス・ベストによる校訂の楽譜を使用しております。バッ
ハのオルガン曲は壮麗ですが、ベスト校訂版で聴くと、例えば名曲トッカー
タとフーガ ニ短調ではさらにドラマティックに、コラールではより美しく
教会に響き渡ります。オルガンを演奏しているカルステン・ヴィーブッシュ
は南西ドイツの教会音楽を主なレパートリーとし、この録音でも使用してい
るカールスルーエ教会にてオルガン・リサイタル・シリーズ続けております。
当オルガンを知り尽くしたヴィーブッシュだからこその演奏で複雑な組み合
わせをもつオルガンをコントロールし、ベストが思い描いていた音楽を見事
に再現しております。




<VDE GALLO>
GALLO 1379 ¥1880
ヴィンセンツォ・ペトラーリ(1832-1889):6つのグロリア
ギ・ボヴェ(1942-):ミサ・ディ・パスクーア
カルロ・フマガリ(1822-1907):
オルガンのためのミサ・ソレンネ
(ヴェルディ:「アイーダ」「トラヴィアータ」「シチリア島の夕べ」の場面
より)
ギ・ボヴェ(org)
録音:2010年6月9,10日、ティチーノ 聖ピエトロ教会
名手ギ・ボヴェの最新録音はボヴェの自作を含むオルガン作品集です。ボヴェ
は幅広いレパートリーをもち今もなお積極的な演奏活動をしております。日
本では東京オペラシティコンサートホールのオルガンの監修(1997年)を務め、
こけら落としの演奏会は話題となりました。このアルバムに収録しているカ
ルロ・フマガリ作曲のオルガンのためのミサ・ソレンネはヴェルディ作曲の
オペラ「アイーダ」「トラヴィアータ」「シチリア島の夕べ」の美しい場面
をモティーフにした作品で、オルガンの特性にあった非常に華やかな演奏が
印象的です。またボヴェ自身の作品「ミサ・ディ・パスクーア」ではオルガ
ニストの感性で描かれた6つのパートに分かれた素晴らしい作品です。




<Profil>
PH 10050 ¥2180
モーツァルト:
協奏交響曲イ長調K. Anh. 104( 320e) ☆
レチタティーヴォとアリア「うつくしい恋人よ、さようなら…とどまれ、
いとしき人よ」K. 528 ※
アリア「心配しないで愛する人よ」K. 505 #※
プロ・アルテ弦楽三重奏団[豊田耕児(Vn)、ステーファノ・パッサージョ(Va)、
ゲオルク・ドンデラー(Vc)]☆
ディーター・クレッカー(Cl)#
ゲルティ・ツォイマー=ペール(S)※
クラウス・テンシュテット(指揮) 
ベルリン・ドイツ交響楽団(ベルリン放送交響楽団)
録音:1974年9月11日(ベルリンRIAS収録)
ハイドン:交響曲第64番イ長調Hob. I-64
クラウス・テンシュテット(指揮)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団(南西ドイツ放送交響楽団)
録音:1976年8月20日ハンス・ロスバウト・スタジオ(SWR収録)
1970年代の半ば、西側に出て注目を集め始めたころのテンシュテットが、当
時のベルリン放送響と南西ドイツ放送響に客演した際の貴重なライヴ音源が
ProfilよりCD化されます。モーツァルトとハイドンからなる収録曲はすべて、
これまで正規の商業録音では聴くことの出来なかったもので、得意としてい
たマーラーに典型的な落差の激しい表現とは打って変わって、持ち味の思い
きりの良さのなかにも意外なほど端正な音楽運びが印象的で、注目の内容と
いえるでしょう。
「時の移ろい」というニックネームで呼ばれることもあるハイドンの交響曲
第64番は、いわゆる「シュトルム・ウント・ドランク」時代の作品で、ラル
ゴのミステリアスな進行や、おだやかなフィナーレとみせかけて、突如、荒々
しく攻撃的なフレーズや、コントラスト鮮やかに短調に切り替わる場面が現
れたりと、20分ほどの演奏時間のなかに多様な仕掛けが施されています。
この作品はテンシュテットが好んで取り上げていたナンバーのようで、1970
年代後半にキール歌劇場管、ボストン響、ドレスデン・フィルなどとも演奏
していて、あたかもギュンター・ヴァントにおける第76番の例を思わせます。
ちなみに、南西ドイツ放送響を指揮したマーラーの第4交響曲(PH05039)との
カップリングで、当日演奏されていたのもこの曲でした。




<KII>
KKC 2047/48 2枚組 ¥2580
STEREO
モーツァルト:
CD1
(1)ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
(2)ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
CD2
(1)ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
(2)ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
ワルター・クリーン(Pf)
ホルスト・シュタイン(20、24、23番)、若杉弘(27番)(指) NHK交響楽団
[1980年2月9日/東京文化会館(20番)、83年3月2日(24番)、
77年12月9日(23番)、89年12月1日(27番)/NHKホール]
ウィーンならではの優雅なピアニズムを日本に伝えてくれた名手ワルター・
クリーン(1928-1991)。彼がNHK交響楽団と共演したモーツァルトの協奏曲が
蘇ります。水晶のようにクリアなタッチと清潔な音楽性はモーツァルトにぴ
ったりなうえ、ホルスト・シュタインがまた絶妙な伴奏を施しています。ピ
アノ協奏曲第27番では、歌曲「春へのあこがれ」をモチーフにしたカデンツァ
も披露していて、当時非常な話題となりました。

KKC 2049/50 2枚組 ¥2580
STEREO
CD1
(1)ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95 《新世界より》
(2)リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲Op.34
(3)エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番イ長調Op.11の1
CD2
(1)チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
(2)アルヴェーン:スウェーデン狂詩曲第1番Op.19 《夏至の徹夜祭》
(3)ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番ハ長調Op.46
コンスタンティン・シルヴェストリ(指)
NHK交響楽団
[1964年4月5日(CD1(1)(2))、3月21日(CD1(3))、5月2日(CD2)/東京文化会館]
ルーマニア出身の巨匠コンスタンティン・シルヴェストリ(1913-1969)は1964
年にNHK交響楽団と共演していますが、その伝説の演奏が日の目を見ました
彼得意の民族色豊かな作品が並べられていますが、期待通りの爆演。物凄い
推進力とエネルギーでラプソディックな絵巻物が描かれています。定評高い
ドヴォルザークの「新世界」も非常に感動的な演奏となっています。

KKC 2051/52 2枚組 ¥2580
STEREO
CD1
(1)スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲
(2)ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95 《新世界より》
CD2
(1)ヤナーチェク:シンフォニエッタ
(2)同:タラス・ブーリバ
(3)ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
ヴァーツラフ・ノイマン(指)NHK交響楽団
[収録:1978年12月1日(CD1)、12月7日(CD2)/NHKホール]
日本にもたびたび客演しておなじみのチェコの巨匠ヴァーツラフ・ノイマン。
1978年の公演では母国を代表するスメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェクを
採り上げ、NHK交響楽団から濃厚なボヘミア色を引き出しています。特に十八
番の「新世界交響曲」は格別で、しみじみとした味わいは感動的です。珍しい
のがベートーヴェンの交響曲第1番。ノイマン節のユニークな世界に浸れます。

KKC 2053/55 3枚組 ¥3650
STEREO
ベートーヴェン:
CD1
交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
CD2
(1)交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
(2)交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
CD3
交響曲第7番イ長調Op.92
ホルスト・シュタイン(指)
NHK交響楽団
[1985年11月6日/NHKホール(CD1)、92年4月26日(CD2)/サントリーホール、
89年2月3日/NHKホール(CD3)]
NHK交響楽団と最も縁の深い指揮者のひとりホルスト・シュタイン。ワーグナ
ーやブラームスをはじめ、幅広いレパートリーを聴かせてくれましたが、ベ
ートーヴェンの交響曲の名演ぶりが今日でも語り草となっており、発売を希
望される声の多さに今回4曲をラインナップしました。これが予想以上の凄さ
で、さすがドイツ本流のシュタインならではの重厚さと迫力、息つく暇もな
く全曲を聴き通させてしまう充実ぶり。数あるシュタインの録音中でも白眉
と申せましょう。

KKC 2058/59 2枚組 ¥2580
STEREO
CD1
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
(2)同:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482
CD2
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47
(2)同:バレエ音楽「黄金時代」-ポルカ
ウラディーミル・アシュケナージ(Pfと指)
NHK交響楽団
[1975年5月26日/東京文化会館(CD1)、2004年7月10日/ブルージュ、
コンセルトヘボウ(CD2)]
アシュケナージ、ピアニストとNHK交響楽団首席指揮者両方の顔を見ることが
出来るアルバム。ピアノ協奏曲は、当時38歳のアシュケナージが弾き振りし
たもので、若きアシュケナージならではの輝かしいモーツァルトを聴くこと
ができます。ショスタコーヴィチの交響曲第5番は、NHK交響楽団が2004年7月
に行ったベルギー、ブリュッセルでの公演で、非常な熱演のうえ、当地の聴
衆の反応も興味津々。貴重な記録の復活です。




<BONGIOVANNI>
GB 1224 ¥2180
ニコラ・マルティヌッチ ライヴ録音集 第2集
ベッリーニ:「ノルマ」
ヴェルディ:
「アッティラ」,「リゴレット」,「トロヴァトーレ」、「仮面舞踏会」、
「シモン・ボッカネグラ」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
プッチーニ:「マノン・レスコー」
レオンカヴァッロ:「パリアッチ」
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」
マスカーニ:「ピッコロ・マラート」
ジョルダーノ:「フェドーラ」
からのアリア、場面
ほか
ニコラ・マルティヌッチ(T)
録音:1976-2003年、ライヴ
長いことイタリアオペラのトップテノールを務めてきたニコラ・マルティヌッ
チ。1941年、南イタリア、ターラントの生まれ。ここ40年ほどの本場イタリ
アで正統派テノールとして活躍していますが、残念なことに録音が極端に少
なく、オペラマニアを嘆かせてきました。そんな中、ライヴ音源を集めたア
リア集(GB 1216)が好評を博し、第2集が登場。「ノルマ」のポッリオーネ、
「リゴレット」のマントヴァ公、「アドリアーナ・ルクヴルール」のマウリ
ツィオなど、貴重な歌を聞くことができます。なお録音状態が良くないもの
もあることをご理解ください。

GB 5172 ¥2180
ヴェネツィアからワルシャワへ -16世紀、17世紀の複合唱曲集
シンブラッキー:空に喜びがあり
ミエルチェフスキ:幸せな神の御母,とても聡明な処女
スティヴォーリ:名高い博士よ
ヴェッキ:主がシオンの捕われ人を連れ帰られるときいて
アネーリオ:キリエ,ブドウのように
パチェッリ:真夜中に
アゾーラ:天の女王
ベルトルージ:主の御使い
グワルティエーリ:大いに祝福されたマルコ
ガブッシ:喜びは失せ
マリーナ・マラヴァージ(指)
アンサンブル・ドデカントゥス
録音2011年6月30日-7月2日、ヴィチェンツァ
16世紀のヴェネツィアでは、サン・マルコ聖堂の構造に由来する複合唱の音
楽が流行、これはやがてヨーロッパ全土に広がります。このCDには、イタリ
ア人作曲家はもちろん、珍しい北方の作曲家の複合唱曲も集められています。
ヤン・シンブラッキー(?-1657)はボヘミアの作曲家。マルチン・ミエルチェ
フスキ(?-1651)は17世紀のポーランドでももっとも高名だった作曲家。イタ
リア人フランチェスコ・スティヴォーリ(1550頃-1605)はクラウディオ・メー
ルロとジョヴァンニ・ガブリエッリの弟子で、晩年をグラーツで過ごしまし
た。オルフェオ・ヴェッキ(1551頃-1603)はミラノ近辺で活躍した人。ジョ
ヴァンニ・フランチェスコ・アネーリオ(1569頃-1630)は、1624年から1630年
にかけてポーランドで活躍した作曲家。ローマ出身のアスピーリオ・パチェッ
リ(1570頃-1623)も、1602年以降ポーランドで20年以上活動。ジョヴァンニ・
マッテオ・アゾーラ(1532頃-1909)。ヴィンチェンツォ・ベルトルージ
(?-1608)は、ヴェネツィア出身で、1595年から1607年までポーランドのジグ
ムント3世の宮廷で働いたオルガニスト。アントーニオ・グワルティエーリ
(1574-1661)はヴェネトを中心に活動。ジューリオ・チェーザレ・ガブッシ
(1562頃-1611)は、ミラノの聖堂の楽長を務め、1601年から翌年の短期間、
ポーランドでも働いた人。いずれも珍しい人ばかり。
アンサンブル・ドデカントゥスは、1984年に結成された合唱団で、ルネサンス
からバロックにかけての合唱曲を主に扱う団体。指揮のマリーナ・マラヴァー
ジは合唱指揮者としても有名で、2007年1月のベルガモ・ドニゼッティ劇場来日
公演でも合唱指揮を担当していました。




<HATART>
※現代音楽の名門、HATARTレーベルの取扱を再開します。
HATART 175 ¥2250
(1)ジョン・ケージ:ピアノのための音楽 42 
(2)ブーレーズ:ストリュクテュール 第1集 
(2)ケージ:ピアノのための音楽 4-9 / 53-68 
(3)ブーレーズ:ストリュクテュール 第2集 
ケージ:(4)ピアノのための音楽 47 (5)ピアノのための音楽 53-84
ピ=シェン・チェン(Pf)、イアン・ペイス(Pf)
録音:2007年10月2-5日、ケルン
20世紀前衛音楽界にセンセーショナルを巻き起こした巨匠ジョン・ケージと、
今なお現代音楽界を牽引し続ける音楽家ブーレーズのピアノ作品集。ピアノ
のための音楽は、ケージがおよそ6年間かけて書き上げた全84曲に及ぶ大作で、
鍵盤だけでなく、ピアノの枠を叩いたり、弦を手で弾いたりなどの内部操作
を交えて演奏される作品です。無機質な音の不規則な連続が生む独特の響き
と、断続的に生まれる張り詰めた無音空間に魅入られます。ストリュクテュ
ールは、ケージのピアノのための音楽とほぼ同時期に作曲されたブーレーズ
初期の傑作。2台のピアノによって、予期できない音の連続が冷たく、無機質
に演奏されます。「偶然性」という共通の音楽観を持ちながらも、ケージと
はまた違った音楽性で現代音楽を牽引してきたブーレーズ。2人の大音楽家の
音楽性に迫る1枚です。
演奏するのは台湾が誇る実力派ピ=シェン・チェンと、現代音楽演奏の大家
イアン・ペイス。ピ=シェン・チェンはブーレーズの自作自演公演にてスト
リュクテュールを経験したこともあり、この作品に造詣のある演奏家といえ
ましょう。圧倒的なレパートリーと積極的な演奏活動によって現代音楽の第
一線を担う名手ペイスとのアンサンブルは圧巻です!

HATART 184 ¥2250
シェーンベルク:
(1)3つのピアノ曲 (2)3つのピアノ曲(1909) op.11 
(3)6つの小さなピアノ曲 op.19 (4)5つのピアノ曲 op.23 
(5)組曲 op.25 (6)ピアノ曲 op.33a (7)ピアノ曲 op.33b
ピ=シェン・チェン(Pf)
録音:1996年5月21日、7月3日、10月5日
バッハからブーレーズまで幅広く活躍する実力派ピアニスト、ピ=シェン・
チェンによるシェーンベルクピアノ作品集。後期ロマン派の響きを残す初期
の作品から、12音技法によってそれを凌駕した後期作品までを一度に堪能で
きる、シェーンベルクファン必聴の1枚です。シェーンベルクといえば12音技
法を創始し、無調音楽を開拓した大音楽家として20世紀音楽を語るに欠かせ
ない存在。彼が無調音楽に身を投じ始めたのは1908年頃からと言われますが、
今回2番目に収録された「3つのピアノ曲op.11」からは明らかにその流れを感
じ取ることが出来ます。最初に収録された「3つのピアノ曲」と聴き比べれば、
作風の差は歴然。未出版の「3つのピアノ曲」に関しては、シェーンベルクが
こんな曲を書いていたのか!と驚かされるほど、抒情的でロマンティックな
作品です。「組曲」はシェーベルクが全曲に12音技法を用いた初めての作品。
以降、彼は12音技法に没頭していくこととなります。
本CDではピ=シェン・チェン渾身の名演にも注目。初期作品は情感たっぷり
な演奏に魅せられる一方、後期作品では非常に力強い音色と安定した演奏技
術に圧倒されます。シェーンベルクの作風の変化を見事に表現しきった熱演
によって、シェーンベルクの圧倒的な音楽性を堪能できる名盤といます!

HATART 180 ¥2250
フェルドマン(1926-1987):オペラ「Neither」(1977)
サラ・レオナルド(S)、
ゾルタン・ペスコ(指揮)、フランクフルト放送交響楽団
録音1990年2月20日
これまでフェルドマンの作品の処女録音を多くリリースしてきたHATARTから、
またひとつ世界初録音盤の登場です。ケージ、ブラウンらと共に20世紀前衛
音楽を牽引した作曲家、モートン・フェルドマン。図形楽譜の発案によって
音楽史に大きな名を残すフェルドマンですが、その作品にはCDになっていな
いものも多く、CD化要望の声を多く集める音楽家の1人でもあります。今回
収録されたのは、往年のフェルドマンが作曲したオペラ「Neither」。ペス
コ率いるフランクフルト放送交響楽団が1990年に録音したものを収録したも
のとなります。晩年に長大かつ静謐な音楽を多く作曲したことで知られる
フェルドマンですが、今回収録された作品もその作風を思わせる1曲。晩年の
フェルドマンの作品としては、およそ50分という比較的聴きやすい作品とい
えましょう。ゆったりとしたテンポ感に乗って、息の長い静かなフレーズが
綿々と続いていきます。抽象絵画に強い影響を受けたといわれる晩年のフェ
ルドマン。どこか官能的な色を帯びたソプラノの歌声に、イデアの世界へと
誘われることでしょう。フェルドマンファンの方にはもちろん、静かな夜に
瞑想したい方におすすめの1枚です。

HATART 182 ¥2250
1. カタリーナ・ローゼンバーガー(スイス):
六重奏のための≪スカッター 2.0≫
(フルート、クラリネット、パーカッション、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ)
(2010)
2. アーダ・ジェンティル(イタリア):
ピアノ独奏のための≪ピッコロ・スタジオ・ダ・コンチェルト≫(2004)
3. カルメン・マリア・カルネチ(ルーマニア):
六重奏のための≪オメンズ・テサウロス≫(2009)
4. リザ・リム(オーストラリア):
クラリネット独奏のための≪鳴り響く身体≫(2008)
5. 久田典子:六重奏のためのイエロー・アクシス(2009)
ハンスーペーター・フレナー(Fl)、マンフレド・シュピタラー(Cl)、
ローレンツ・ハース(percussion)、
ヴィクトル・ミューラー(Pf)、ウルス・ブンバッハー(Vn)、
ニコラ・ロマノー(Vc)
録音:2010年6月27日(2、4)、2010年10月2-3日(1、3、5)
世界各国で活躍する女性作曲家の現代音楽作品集。非常に面白い楽器編成に
よる六重奏は、聞き応え十分。特に、リザ・リムの≪鳴り響く身体≫は驚異
的な迫力とエネルギーに満ちた作品で、強い印象を残します。久田典子の鮮
明なイエロー・アクシスも、完璧に対照的な雰囲気が独特の世界を織りなし
ています。暖色系の一要素である黄色はヒトの脈拍、呼吸、血圧に影響を及
ぼすといわれていますが、この表現力豊かな曲を聴いた後ではきっと脈が速
く打っていることでしょう。ヴァイオリンのミニ協奏曲で、ミニマリズムを
ベースとしています。非常に面白い作品です。
男性奏者で構成されるチューリッヒ新音楽アンサンブル(ENMZ)は、1980年代、
女性作曲家の作品群が正当に評価されていない現状を受け、その状況を改善
すべく、積極的に初演・演奏に取り組んでいます。才能ある女性作曲家のサ
ポート、作曲へのコミッションにも携わり、収録を行いつつ、彼女たちの音
楽を世界に向けて発信し続けています。




<Accent>
ACC 24243 ¥2300
ブクステフーデ:
(1)受難曲「われらがイエスの四肢」BuxWV75
(2)安らぎと喜びもてわれは逝くBuxWV76
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド
[録音:2010年]
クイケンとプティット・バンドお待ちかねの新録音はブクステフーデの連作
カンタータ「われらがイエスの四肢」。キリストの身体の7部分を器楽のソナ
タ、声楽アンサンブルのコンチェルト、アリア、コンチェルトで描くブクス
テフーデの代表作のひとつですが、意外に録音が少なく、クイケンの演奏で
出ることはまさに朗報と申せましょう。瞑想的かつ胸をうつ内容で、震える
ほどの感動をおぼえます。

ACC 24259 2枚組 ¥4450
ゼレンカ:
(1)聖週間のための27のレスポンソリウム ZWV55
(2)預言者エレミアの哀歌 ZWV53
ヴァーツラフ・ルクス(指)
コレギウム1704、コレギウム・ヴォカーレ1704
[録音:2011年]
ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745)はボヘミア出身で、ドレスデンのカ
トリック教会作曲家として活躍しました。第2次世界大戦で自筆譜のかなりが
失われ、作品が鑑賞できるようになったのは比較的最近ですが、いずれもお
宝発見的な魅力作が多く目が離せません。ここでは比較的初期の1723年頃に
作られた宗教合唱曲がとりあげられています。どちらも歌詞は暗く重いもの
の、音楽は天国的に美しく聴き惚れてしまいます。これぞゼレンカの真骨頂、
コレギウム1704とコレギウム・ヴォカーレ1704の透明な合唱の美しさも光り
ます。




<Coviello CLASSICS>
COV 21202 2枚組 ¥2980
パーセル:劇音楽による組曲
(1)言行不一致 (2)アブデルアーザー 
(3)ゴルディオスの結び目はほどかれた
(4)苦しめられた無実 (5)ボンデューカ
CD1ドイツ語によるナレーション:リナード・バーディル、
CD2 英語によるナレーション:ジョン・ホロウェイ、
マティアス・クライビューマー(指)
オルケストル・ル・フェニックス
[録音:2010年10月/グリュニンゲン教会(スイス)]
ヘンリー・パーセル(1659-95)はその短い生涯に43以上の舞台音楽を残したと
されますが、死の年に女流作家アフラ・ベーンの「アブデルアーザー」に取
組みながら、管弦楽組曲のみ完成しました。この中の「ロンドー」を、後に
ベンジャミン・ブリテンが「青少年のための管弦楽入門」の主題に用い、ク
ラシック・ファンなら誰でも知るメロディとなりました。ここでは「アブレ
ルアーザー」のほか4つの劇音楽に、ドイツ語と英語のナレーションを付け
た2種が収録されています。言葉の響きで音楽も異なって聴こえるのが興味
津々です。

COV 51203 ¥2350
(1)ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調Op.81
(2)ブラームス:ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34
シヴァン・シルヴァー(1)、ジル・ガルブルク(2)(Pf)、
ノモス弦楽四重奏団
[録音:2011年]
注目のイスラエルの美男美女ピアノデュオ、シルヴァー&ガルブルク。今回
は別々にノモスSQと組んで、ピアノ五重奏の名作に挑戦しています。デュオ
で華麗な演奏を見せる彼らですが、ひとりでも充実度満点。ベテランのノモ
スSQと見事な一体感を示しています。

COV 51204 ¥2350
ブラームス:
(1)チェロソナタ第1番ホ短調Op.38
(2)同第2番ヘ長調Op.99
ラウラ・ブルイアーナ(Vc)、マテイ・ヴァルガ(Pf)
[録音:2011年]
ブラームスのチェロソナタといえば、秋のイメージの渋く内省的な世界が広
がりますが、1980年ルーマニア出身の美人女流チェロ奏者ラウラ・ブルイア
ーナが取り組みました。フランス・ヘルメション門下の彼女は、音楽の初恋
がブラームスのチェロソナタだったそうで、CDリリースは見事な自己実現と
申せましょう。情熱的で奔放な感性を持つブルイアーナ、晩秋を思わす世界
から意外な情熱を引き出しています。




<naive>
OP 30535 ¥2280
ヴィヴァルディ:室内ソナタ集 op.1
(1)第12番 ニ短調「ラ・フォリア」RV63 (2)第9番 イ長調 RV75 
(3)第1番 ト短調 RV73 (4)第11番 ロ短調 RV79
(5)第8番 ニ短調 RV64 (6)第4番 ホ長調 RV66 (7)第3番 ハ長調 RV61 
(8)第7番 変ホ長調 RV65 
(9)第10番 変ロ長調 RV78
レストラヴァガンテ{ステファノ・モンタナーリ(Vn)、
ステファノ・ロッシ(Vn)、フランチェスコ・ガッリジョーニ(Vc)、
マウリツィオ・サレルノ(Cemb)}、
フランコ・パヴァン(テオルボ)、ピエトロ・パスキーニ(Org.)
録音:2010年11月、ジャルディーノ・スタジオ(イタリア)
naiveの人気シリーズ、ヴィヴァルディ・エディション待望の新譜!このシリ
ーズからは既に40タイトル以上のCDがリリースされておりますが、室内協奏
曲ジャンルとしてはラストレの協奏曲&カンタータ集(OP 30381)に続いて本
CDが5枚目となります。今回収録されているのはヴィヴァルディの室内ソナタ
集op.1。全12曲から8曲を抜粋、収録されています。心地よい舞曲のリズムに
乗せて、ヴィヴァルディならではの清廉かつ優美な音楽を堪能できます。演
奏を担当するのはイタリア古楽界を代表する名手達からなるレストラヴァガ
ンテ。透明感ある音色と活気あふれる清々しい演奏で高い評価を得ている古
楽器演奏団体です。1stヴァイオリンを担当するのはバロック・ヴァイオリン
界を代表する名手ステファノ・モンタナーリ!近年は指揮者としても注目を
集めるモンタナーリですが、本CDでは持ち味の艶のある音色と溌溂とした発
音で魅せてくれます。モンタナーリがコンサートマスターを務めるアカデミ
ア・ビザンティーナで活躍するヴァイオリニスト、ロッシとの息の合った掛
け合いは圧巻。繊細かつ大胆、優美かつ快活な魅力あふれるアンサンブルを
堪能できます!




<LA DOLCE VOLTA>
LDV 01 ¥2280
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
フレデリク・アース(Cem)
録音:2010年10月18-19日、ロンシンヌ城(ベルギー)
【使用楽器:1751年エムシュ製チェンバロ】
ヨーロッパ古楽界注目のチェンバロ奏者、フレデリク・アースによるゴルト
ベルク変奏曲。かのインマゼールも認めたアースの演奏は、安定感抜群の質
実剛健な演奏。一音一音粒の立った明瞭な音の運びと理性的な演奏でJ.S.バッ
ハが作り上げた密な音楽世界を見事に表現しています。不眠症を治すために
作曲されたという逸話も残されるゴルトベルク変奏曲ですが、シンプルなが
らも奥深い音楽の数々には思わず眠りも忘れてじっくりと聴き入ってしまい
ます。アースが使用するエムシュのチェンバロは、かのクリストフ・ルセも
愛用するフランスの名器!J.S.バッハの音楽を奏するにもふさわしい、澄ん
だ艶やかさと気品あふれる極上の響きを堪能できます。
フレデリク・アースはベルギー出身のチェンバリスト。J.S.バッハだけでな
く、ラモーやクープランなどのフランス・バロックも得意とし、静謐で落ち
着きのある演奏でヨーロッパを中心に高い評価を得ています。2012年にはゴ
ルトベルク変奏曲をヨーロッパ各地で披露する予定のアース。今後注目必至
の演奏をいち早く聴くことが出来るおすすめ盤です!




<AMBRONAY>
AMY 032 ¥2500
ルイ・マルシャン(1669-1732):
(1)組曲 ニ調〔プレリュード、アルマンド、クーラントI&II、
サラバンド、ジーグ、シャコンヌ、ガヴォット〕(第1巻、1699)
(2)組曲 ト調〔プレリュード、アルマンド、クーラント、サラバンド、
ジーグ、ガヴォット、メヌエットI&II〕(第2巻、1702)
(3)3つの小品〔ヴェニシエンヌ(ヴェネツィア風)、バダン(おどけた)、
ガヴォット〕
(4)ラモー(1683-1764):組曲 イ調〔プレリュード、アルマンドI&II、
クーラント、ジーグ、サラバンドI&II、ヴェニシエンヌ、ガヴォット、
メヌエット〕(第1巻、1706)
クリストフ・ルセ(チェンバロ/1716年ドンゼラーグ製)
録音:2011年2月20-22日/装飾芸術博物館(リヨン、フランス)
クリストフ・ルセ、チェンバロ・ソロ待望の新譜は、リヨンの有名な装飾芸
術博物館に収蔵されている銘器ドンゼラーグのチェンバロを用いてのマルシャ
ンとラモーという、なんともそそられる内容。マルシャンもラモーも、
17~18世紀当時を代表するヴィルトゥオーゾ奏者・作曲者でした。マルシャン
の作品は、高貴さと荘重な雰囲気、そしてセンチメンタルな感情の表出がみ
られ、中・低音域が効果的に響くように書かれており、そのヴィブラートを
思わせるような装飾のかけ方と相まって、まるでテオルボのような印象。ラ
モーの作品は、これに比べると比較的高めの音域中心に書かれており、チェ
ンバロ特有の繊細な音色がより活きるものとなっています。今回ルセが用い
たのは、リヨンの地に遺された貴重な楽器ドンゼラーグ。マルシャンは、リ
ヨンに生まれ学び、そしてラモーは1703年の一時期をリヨンで過ごしました。
ルセがユゲット・ドレフュスの下で学んだのもリヨンの地でした。リヨンと
いう地で時代を超えて結び付けられる人物と楽器による、豪華なコラボレー
ションです。それまでのG’-Bまでの楽器よりも音域が拡張(Fまで低音が拡
張)され、パンチ力を増し、それでいて透明な魅力に満ちた音色をもつ楽器、
ドンゼラーグ。フランスの二人の巨匠が遺した様々な表情に満ちたエレガン
トな作品を、ルセ一流の歌心と装飾とで印象的に聴かせてくれます。




<MIRARE>
=ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」関連=
MIR 172 ¥2500 ※5月31日までのセール特価 ¥2180
(1)グラズノフ:「エレジー」ト短調 op.44
チャイコフスキー:
(2)「夜想曲」嬰ハ短調op.19-4 
(3)なつかしい土地の思い出より「メロディ」変ホ長調 op.42-3 
(4)6つの小品より「感傷的なワルツ」イ短調op.51-6
(5)ラフマニノフ:14の歌曲より「ヴォカリーズ」op.34-14 
(6)ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ op.147
ブリジット・エンゲラー(P)、ジェラール・コセ
録音:2011年9月、la Fondation Singer-Polignac
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012で来日予定のブリジット・エンゲ
ラー&ジェラール・コセら、世界的ソリスト二人組によるエレジー作品集!
ラ・フォル・ジュルネのテーマ「サクレ・リュス(ロシアの祭典)」に合わせ、
新譜もロシアの作曲家に焦点を当てた内容となっています!エレジーは、こ
の世の儚さや人の死を悼むことに用いられる哀歌。20世紀を代表するリルケ
のエレジー「ドゥイノの悲歌」では「強大な集団権力下における孤独とそこ
から導かれる自己の内面への逃避」が強く謳われましたが、ソ連下で活躍し
ていた音楽家のエレジーには、どこかこの悲歌を思わせる魅力があると共に、
他のエレジーにも増して痛ましくも甘美な旋律にあふれているように感じら
れます。本CDに収録されているのはグラズノフ、チャイコフスキー、ラフマ
ニノフ、ショスタコーヴィチという19世紀末-20世紀ロシアを代表する音楽
家たち。収録曲は全てビオラ・ソロとピアノ編成での演奏です。コセが奏で
るヴィオラの音色は極上の艶やかさ。「ヴォカリーズ」ではヴィオラならで
はのしっとりとした高音に心揺さぶられます。哀愁漂うふくよかな響きに、
ヴィオラという楽器の音色とエレジーの相性の良さを実感する1枚といえま
しょう。力強い音と情感あふれる表現で高い評価を受けるエンゲラーのピア
ノとの息の合ったアンサンブルは圧巻の一言です!




<naive>
DR 2152(2DVD+1CD) ¥4050
字幕:英
[DVD1]
(1)演奏会でのトーク映像 (2)ユダヤの祈り 
(3)モンテヴェルディ:
祝福されし聖母マリアのための晩課より「二人のセラフィムが叫んだ」 
(4)ベリオ:言葉は消える (5)ヤナーチェク:プレスト 
(6)ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 
(7)モンテヴェルディ:リトルネッロ (8)シューベルト:リタナイ 
(9)デュティユー:ザッハーの名による3つのストローフェ
ソニア・ヴィーダー=アサートン(Vc)、イモージェン・クーパー(Pf)、
サラ・イアンク(Vc)、マシュー・ルジューヌ(Vc)
[DVD2]
PART1:(1)ラフマニノフ:晩祷 (2)ハンガリー牧歌 
(3)ユダヤ民謡:シューベルトの思い出 
(4)チェレプニン:タタール舞曲「歌と踊り」 
(5)クラフチク:ヤナーチェクのモラヴィア民謡-子供の遊び 
PART2:(1)コダーイ:ハンガリーのロンド (2)プロコフィエフ:死の戦場 
(3)マルティヌー:スロヴァキア民謡による変奏曲 
(4)マーラー:リュッケルト歌曲集 (5)ユダヤ民謡:舞曲
ソニア・ヴィーダー=アサートン(Vc)、シリル・デュピュイ(ツィンバロン)、
クリストフ・マング(指)、
シンフォニア・ヴァルソヴィア
[CD]「カウチ・イン・ニューヨーク」オリジナルサウンドトラックより抜粋:
ニューヨーク四重奏、ロメオ・デュオ、他
【DVD】シャンタル・アケルマン(映像監督)
収録:2007年10月、ポーランド
ロストロポーヴィチ、ジャンドロンらに師事し、力強くも優美な演奏で高い
評価を受けるフランス人チェリスト、ソニア・ヴィーダー=アサートン。独
創性のある音楽活動で話題の名手による注目の新譜は、フランス映画界を代
表する名匠シャンタル・アケルマンを監督に迎えた演奏映像DVD。DVD2枚組
+特典CDの豪華内容を特典価格でお届けします!ユニークな芸術家二人のタ
ッグによって創られた作品ですから、凡庸な演奏映像に留まるわけがありま
せん!音楽に合わせてゆっくりと変化する光と影の演出はまるでフェルメー
ルの絵画を思わせる繊細な美しさ。特にユニークなのはデュティユーの作品!
ヴィーダー=アサートンが演奏するアパルトマンの窓越しに向い部屋の男女
の日常生活が見える演出は、まるで一つの短編映画を見ているようです。ヴィ
ーダー=アサートンの演奏も映像のインパクトに負けぬ素晴らしいもの!デュ
ティユーの3つのストローフェでは超絶技巧をいかんなく披露し、「東欧諸国
の歌」と題されたDISK2では、得意の民族調作品で艶やかな演奏をたっぷりと
聴かせてくれます。各DVDの最初では、ヴィーダー=アサートンが自身の人生
や作品について語る映像も収録。さらに、彼女が音楽を担当したアケルマン
の映画「カウチ・イン・ニューヨーク」のサウンドトラックを抜粋収録した
特典CD付となっています。単なる演奏映像ではなく、ヴィーダー=アサート
ンという一人のアーティストの真に迫る作品に仕上がったこだわりのBOXです!

V 5290 ¥1650
アクサンチュス・ベスト20
フォーレ:レクイエムOp.48(1896年版)より
バーバー:「アニュス・デイ」
〔弦楽のためのアダージョOp11を作曲者本人が編曲〕ほか
ロランス・エキルベイ(指揮)、
アクサンチュス室内合唱団、ほか
ロランス・エキルベイ率いるアクサンチュス室内合唱団が、これまで発売し
たCDから珠玉の名演の数々を抜粋したベスト盤をna?veレーベルから特別価格
でリリースします!1992年に設立され、柔らかい歌声と抜群の歌唱力で今や
フランスを代表する合唱団と名高いアクサンチュス室内合唱団。naiveレー
ベルでの活動も長く、2000年より10年以上にわたって様々な名盤を発信して
きました。今回は18枚にも及ぶ過去のCDから珠玉の20曲を選曲。エキルベイ
&アクセンチュス室内合唱団の名を一躍有名にした「トランスクリプション
集」(V 4947)や、癒しの歌声で高い評価を集めたブラームスの「ドイツ・レ
クイエム」(V 4956)など、これまで話題を集めてきた名演の数々を一つに集
約した豪華内容となっています。ブックレット末には抜粋元のCDリストもあ
り、気に入ったCDを探すことも可能。アクサンチュスの変わらぬ美声と、幅
広いレパートリーに圧倒されるおすすめ盤です!




<Profil>
=エディション・シュターツカペレ・ドレスデン=
PH 07040 2枚組 ¥2980
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
シャルロッテ・マルジョーノ(S) ヤルト・ヴァン・ネス(A)
ザクセン州立ドレスデン歌劇場合唱団、ドレスデン交響合唱団
ベルナルド・ハイティンク(指揮) 
シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1995年2月13日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ・デジタル)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管首席指揮者時代(1963-1988)の早い段階で、交
響曲の全集録音を完成させたハイティンクは、これまでにレコーディングと
並行して実演でも数多く、マーラーの交響曲を取り上げてきました。ゆたか
な実績から現代屈指のマーラー指揮者として名高いハイティンクは、第2交響
曲について次のように、第1番とならぶ最多の7種のレコーディングを発表し
ています。
1968年 ロイヤル・コンセルトヘボウ管(セッション録音) ※全集シリーズ
1984年 ロイヤル・コンセルトヘボウ管(ライヴ録音) ※映像作品
1990年 ロッテルダム・フィル(ライヴ録音)
1993年 ベルリン・フィル(ライヴ録音) ※映像作品
1993年 ベルリン・フィル(セッション録音)
1995年 ロイヤル・コンセルトヘボウ管(ライヴ録音)
2008年 シカゴ響(ライヴ録音)
このたびProfilより登場する音源は、第2次大戦下の民間人大量殺戮として知
られる「ドレスデン爆撃」から50周年の節目にあたる1995年2月13日に、ハイ
ティンクがシュターツカペレ・ドレスデンを指揮して、ドレスデンのゼンパー
オーパーでおこなったコンサートの模様を収めたもので、ハイティンクにとっ
て8つ目の録音ということになります。
よく知られるように、ドレスデン爆撃が敢行された毎年2月13日に、レクィエ
ムやミサ曲などのプログラムによる追悼演奏会をおこなうのが、シュターツ
カペレ・ドレスデンの慣例となっており、この前年1994年には、コリン・デイ
ヴィスの指揮でベルリオーズの「レクィエム」を演奏していました。
マーラーの「復活」は、絶望の淵そのものというべき葬送行進曲に始まり、
やがてついには合唱を大掛かりに動員して感動的なフィナーレで閉じられる
という、きわめてドラマティックで聴き映えのする作品なので、おそらくは
こうしたモニュメンタルなイベントにふさわしいとの判断も働いてのことな
のでしょう。じっさい、ハイティンクは、上記のように1990年にロッテルダ
ム爆撃50周年記念演奏会で、この作品を演奏して大成功を収めた経緯から、
同じくここでもハイティンクはマーラーの「復活」を取り上げたものとおも
われます。
ちなみに、シュターツカペレ・ドレスデンとの共演にあたり、ハイティンク
はソリストに、その1990年のロッテルダム・フィル、1995年のコンセルトヘ
ボウ管とも共通する顔触れ、マルジョーノとヴァン・ネスを起用して本公演
に臨んでいるのも興味深いところです。
こののち2002年にハイティンクは、急逝したシノーポリの後任として当楽団
の首席指揮者に就任していますが、ひたむきな音楽運びから導き出された迫
真の内容を通して、当ライヴの充実ぶりがハイティンクへのオファーの少な
からぬ要因となったに相違ないと強く実感されることでしょう。




<日本伝統文化振興財団>
SACG 30001(SACD) ¥4200
シングルレイヤー
ブルックナー:交響曲第8番(ノヴァク版)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)、NHK交響楽団
録音:1984年3月7日、NHKホール(N響 第925回定期公演ライヴ)
XRCDのあまりの出来の良さにSACD化を望む声が多くあがっておりましたが、
今回満を持しての発売で、より美しさが増し、オリジナルの音をつきつめる
とここまで美しい音質であったのかと驚き、また広レンジの迫力、臨場感に
圧倒されます。JVCスタジオ渾身の出来栄えです。
このディスクはSuper Audio CD(シングルレイヤー)です。対応プレーヤーで
Super Audio CD再生モードにしてお楽しみください。




<LIGIA DIGITAL>
LIDI 0104240 ¥2250
(1)シュタム(1958-):「トッカータ・ジョコーザ」 
(2)シュッツ(1963-):
「オルガンのための20のポップス音楽」より 「インプレッションズ」 
(3)ラター(1945-):「7拍子のトッカータ」 
(4)オルブライト(1944-1998):
オルガンのためのラグタイムコンチェルト「スィート・シックスティーンズ」
(5)ミヒェル(1962-):ジャズ組曲 
(6)ジェンキンス(1944-):
「トランペティング・オルガン・モーガン」 
クズマ(1946-):「アメリカ組曲」より 
(7)「アメージング・グレイス」 
(8)「トッカータ・イン・ブギ」 
(9)イーデンスタム(1961-):「カテドラクムジーク」より抜粋
オリヴィエ・ヴェルネ(Org)
録音:2010年8月、デュドランジュの聖マルタン教会(ルクセンブルク)
【使用楽器:ゲオルグ・スタールフルート1912年製オルガン(2002年修復)】
フランスを代表するオルガニスト、オリヴィエ・ヴェルネによる現代オルガン
作品集。これまで古典作品から現代作品にいたるまで数多くのオルガン曲を
リリースしてきたヴェルネですが、今回は雰囲気を一新。CDのタイトル通り、
ジャズ、ロック、ポップスの作風で書かれたオルガン作品の数々を集めた興
味深いプログラムとなっています!全体的にリズム感が心地よく、クラシッ
クの作品ではなかなか馴染みのないユーモアあふれたオルガンの響きを堪能
することが出来ます。ラターの「トッカータ」は、ポップ音楽で頻繁に用い
られる7拍子のリズム感と煌びやかなオルガンの音色が心地よい作品。ラグタ
イム音楽を意識したオルブライトの作品では、ゆったりとしたテンポと柔ら
かいメロディラインに心温まります。最後に収録されているのは、オルガニ
ストとして来日経験もある名手イーデンスタム作曲の「カテドラムジーク」。
編曲者としても活躍するイーデンスタムは、マーラーやドビュッシーなどの
クラシック音楽だけでなく、ポピュラー音楽の編曲も積極的に行ってきた音
楽家です。異なるジャンルに精通するイーデンスタムらしく、「カテドラム
ジーク」ではフランスオルガン音楽の伝統的なスタイルが織りなす荘厳なハ
ーモニーを中心としつつも、所々でロック音楽を思わせる力強いエネルギー
が感じられます。オルガンの新たな魅力に気づくと共に、ジャンルを超えて
変わらぬ魅力にもまた気付くことができる注目のCDといえましょう!




<AD VITAM>
AV 111215 ¥2300
モーツァルト:5つのディヴェルティメント 変ロ長調 K.439b(全5曲)
アンサンブル・トリーレン
【フィリップ・ダヴィド(バソン)、クリストフ・ドレイバーズ(Cl)、
ミシェル・ホフマン(Ob)】
録音:2011年7月1-3日、サン=タヴィ=ド=タルド(フランス)
フランスで活躍する名手たち3人によるモーツァルトのディヴェルティメント
集。1770年代より多くのディヴェルティメントを作曲したモーツァルトです
が、今回収録された作品は1784年-1786年の間に作曲された25曲のバセットホ
ルンのためのディヴェルティメントから抜粋し、5曲のディヴェルティメント
集としてまとめあげたもの。5つのセレナードとも呼ばれ、心落ち着く柔らか
なメロディと気品あふれるハーモニーが美しい名曲です。モーツァルトとい
えばクラリネットを魅力的に用いた先駆けの作曲家としても知られておりま
すが、同じクラリネット属の楽器であるバセットホルンにも造詣深かったと
いいます。「5つのディヴェルティメント」は、その人気から多くの編曲版が
これまでに生み出されておりますが、本CDではオーボエ、クラリネット、バ
ソンという3つのリード楽器編成での演奏となります。ダブルリードの楽器
(オーボエ、バソン)とシングルリードの楽器(クラリネット)のハーモニーが
織りなす響きを意識しながらも、原曲が持つバセットホルンの響きと音のア
タックを損なわないよう気を遣ったと語る演奏者たち。柔和な響きはそのまま
に、一つ一つのソロの掛け合いがより印象的に感じられる演奏といえましょう。
アンサンブル・トリーレンはフランス出身の名手3人からなるトリオ団体。ク
ラリネット、オーボエ、バソンというリード楽器のアンサンブルで、バッハ
やモーツァルト、ドヴィエンヌなどの編曲作品を積極的に演奏している団体
です。バロック期をレパートリーの中心としつつも、卓越したアンサンブル
力から現代音楽作品も多く手がけています。現代作曲家たちからの信頼も厚
く、古楽界だけでなく現代音楽界においても注目されている団体です!




<FARAO>
B 108063 ¥2180
モーツァルト:
(1)セレナード第10番 変ロ長調 「大組曲」K .361(370a)
(2)セレナード第12番 ハ短調 「夜曲」K.388(384a)
クランクフェアヴァルトゥンク管楽ゾリステン
録音:(1)2008年1月27日、アウクスブルク市庁舎の黄金の間(ドイツ) 
(2)2009年9月11、12日、プラハ市民会館
クランクフェアヴァルトゥンク管弦楽団が誇る管楽器ソリストたちによるモ
ーツァルトのセレナード集。「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」や「ハ
フナー」など多くのセレナードで知られるモーツァルトですが、今回収録さ
れた第10番「大組曲」は彼が作曲した中でも屈指の大編成で書かれたセレナ
ード。7楽章構成からなり、演奏時間も50分に及ぶ大作です。本CDではオーボ
エ2本、ホルン4本、ファゴット2本、コントラバス1台、そしてバセットホル
ンの代わりにクラリネット2本を用いた編成による演奏となります。音量では
なく、分厚い管楽器のハーモニーに包みこまれる名作です。全体的にゆった
りとした雰囲気を持つ第10番に比べ、セレナード第12番「夜曲」は軽やかな
テンポと繊細な短調の旋律が美しい作品。作品の随所に施された気品あふれ
る装飾が、木管の薫り高い響きを引き立てます!
クランクフェアヴァルトゥンク管楽ゾリステンは、1997年に設立されたクラ
ンクフェアヴァルトゥンク管弦楽団の管楽器奏者達によって結成されたアン
サンブル団体。J.S.バッハからブルックナーにいたるまで幅広いレパートリ
ーを持つ実力派集団です。2006年のモーツァルト生誕250年を記念したコンサ
ートで演奏、好評を博した2つのセレナードを収録した注目のCDといえましょ
う!

B 108037 ¥2180
(1)ブラームス:ホルン三重奏曲 ホ長調 op.40 
(2)リゲティ:ヴァイオリンとホルンとピアノのための三重奏曲(1982)
(3)ケックラン:ピアノとヴァイオリンとホルンのための4つの小品
ミュンヘンホルントリオ{ヨハネス・ダングラー(Hrn)、
マルクス・ヴォルフ(Vn)、ユリアン・リーム(Pf)}
録音:2008年、ミュンヘン
バイエルン国立管弦楽団でソロ・ホルン奏者を務める名手ヨハネス・ダング
ラーが、ブラームスの傑作と名高いホルン三重奏曲op.40を収録!ヴァイオリ
ンは、アルバンベルク四重奏団でヴィオラを担当したヴォルフ、ピアノには
若手実力派リームという豪華メンバートリオによる注目の新譜です!注目す
べきは、ダングラーがこの作品を原曲の指定通りナチュラル・ホルンで演奏
していること!(他2曲ではフレンチ・ホルンを使用)多彩な音色と柔らかな表
現に長けたナチュラル・ホルンを深く愛したというブラームス。フレンチ・
ホルンよりもなお高い演奏技術を必要とするナチュラル・ホルンですが、そ
れを感じさせぬダングラーの安定感抜群の演奏には流石の一言。透明感あふ
れる優しい音色によって奏でられる哀しくも美しい旋律に心揺さぶられます。
ブラームス生誕150周年にオマージュ作品として作曲されたリゲティのトリオ
では、名手達の超絶技巧を存分に堪能できます。ケックランのトリオはブラ
ームスの作品を思わせるロマンティックな旋律が美しい作品。ヴィルトゥオ
ーゾ達の多彩な表現力に魅入られる名盤です!
ミュンヘンホルントリオはヨハネス・ダングラー、マルクス・ヴォルフ、ユ
リアン・リームからなるトリオ。ヴォルフとリームはシュトラウスのヴァイ
オリンソナタ(B 108034)でも共演したこともあり、今回も息の合ったアンサ
ンブルを聴かせてくれます。1803年製のナチュラル・ホルンと1722年製のス
トラディヴァリウス、1862年製ベヒシュタインピアノが織りなすハーモニー
は必聴の美しさ!

B 108068 ¥2180
(1)タファネル(1844-1908):管楽器のための五重奏曲 
(2)トマジ(1901-1971):5つの世俗的舞曲と宗教的舞曲 
(3)ミヨー(1892-1974):組曲「ルネ王の炉辺」(全7曲) 
(4)レムケ(*1976):「シャンティーのロンド風の曖昧な素描集」(世界初録音)
(5)ベリオ(1925-2003):作品番号獣番
ペンタネモス管楽五重奏団
録音:2011年9月、ゼースハウプト(ドイツ)
2004年に結成して以来数多くの受賞歴を誇る今注目の実力派集団、ペンタネ
モス管楽五重奏団がファラオレーベルより待望のファーストCDをリリース!
デビューCDのプログラムとして彼らが選んだのは、フランスの現代音楽作品。
トマジやミヨー、ベリルといったフランス20世紀を代表する作曲家のメジャ
ーな作品から、世界初録音となるレムケの小品集までを収録した希少なプロ
グラムが魅力のCDです!レムケの小品はぼんやりとした曖昧なサウンドを表
現するために管楽器の様々な奏法が効果的に用いられた技巧的作品。息を強
く吹き込む音や抜ける音が、ぼんやりと煙がかった情景を思わせます。一方、
ミヨーの組曲「ルネ王の炉辺」では、ドビュッシーやラヴェルを思わせる優
しい旋律の数々にうっとり。無調性の技巧的作品から柔らかな響きあふれる
伝統的作品まで、20世紀フランス管楽五重奏の多彩な響きを隅々まで堪能で
きる1枚といえましょう!
ペンタネモス管楽五重奏団は2004年に設立された新進気鋭のアンサンブル団
体。ベルリンフィルやアウクスブルク管弦楽団、バイエルン国立管弦楽団な
ど、世界に誇る名門オーケストラに所属する名手達からなる実力派集団です。
モーツァルトやハイドンなどの古典作品だけでなく現代音楽分野にも積極的
な演奏活動を行っており、今後ますますの活躍に注目されます!




<harmonia mundi>
HMC 902087 ¥2450
シュメルツァー(1626頃-1680):
(1)古いアリアによるセレナータ (2)ポーランドのバッグ・パイプ 
(3)ソナタ・アマビリス(4声) (4)牧師とニンフのバレット 
(5)2声のソナタ (6)バレット第1番 
(7)宗教的・世俗的合奏曲集 第4番 6声のソナタ 
(8)「美しい羊飼い」による変奏曲 (9)そよ風のバレット 
(10)スコルダート調弦のヴァイオリンの2声のソナタ 
(11)7声のソナタ(「戦い」)
フライブルク・バロック・コンソート
【ペトラ・ミュレヤンス(Vn)/コンサートミストレス】
録音:2010年5月、パウルス教会音楽ホール(フライブルク)
2012年1月に初来日し、日本でも高い注目を集める「古楽のベルリン・フィル」
こと名門フライブルク・バロック・オーケストラの精鋭メンバーからなるア
ンサンブル団体、フライブルク・バロック・コンソートによるシュメルツァ
ーのソナタ&バレット集。シュメルツァーは17世紀ウィーンに活躍したヴァ
イオリンの名手で、宮廷を占拠していたイタリア人のヴィルトゥオーゾたち
を退け、ドイツ人として初めて楽長となった人物でもあります。同時代に活
躍したリュリ、シュッツ、パーセルらと比べると、現在では殆ど取り上げら
れなくなってしまったシュメルツァーですが、17世紀のオーストリア・バロ
ック音楽を聴くには欠かせない音楽家といえましょう!本CDではシュメルツァ
ーが残した珠玉のソナタとバレット(シンプルな舞曲風の器楽曲)の数々を収
録。心に優しく沁み入る古楽器の温かい響きと、気品あふれる優美な旋律に
心癒されます。「古いアリアによるセレナータ」や「そよ風のバレット」で
は軽快なリズム感が心地よく、様々なパーカッションの響きと共に、活気あ
ふれるアンサンブルを聴くことが出来ます。知る人ぞ知る名曲の数々に触れ
る希少な名盤です!
フライブルク・バロック・コンソートはフライブルク・バロック・オーケス
トラのメンバーからなる古楽器演奏団体。17世紀-18世紀半ばの音楽を中心
に、今日では忘れ去られてしまった作品の再発見に尽力することを目的とし
て結成されました。テレマンのパリ四重奏曲(HMA1951787)でも好評を博した
丁寧なアンサンブルと心和ませる優しい響きは今回も健在。今後はどのよう
な知られざる名曲を我々に提供してくれるのか…これからの活動に注目必至
の団体です!




<naive>
OP 30532 ¥2280
愛の勝利
グレトリ:「私を束縛していた鎖を、私は断ち切った」
-『嫉妬深い恋人』第2幕第1場より
リュリ:「ついに私は恐怖を追い払った」
-『アティスとガラテア』第3幕第8場より
ラモー:「キューピッドは平和の神!」-『アナクレオン』第5場より
カンプラ:「希望はねじまげられた」-『イドメネ』第4幕第1場より
ルベル/フランクール:序曲、「用意はととのった」
-『スカンデルベルグ』第3幕第1場より
シャルパンティエ:「これほどつらい苦悩を受けた人が他にいるだろうか?」
-『ダヴィドとヨナタン』第4幕第3場より
ラモー:「私は飛んでゆく、愛よ、お前が呼ぶところに」
-『レ・パラダン』第2幕第9場より
ファヴァール:「かわいそうなニース!」
-『ボヘミア娘』第2幕第7場より
サッキーニ:「勝利の女神がほほえみますように」
-『ルノー』第3幕第10場より
ラモー:「私が慕うあの方と一緒になれますように」
-『優雅なインドの国々』第2幕第2場より
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
レ・パラダン、ジェローム・コレア(指揮)
録音:2011年10月、ロワイヨーモン修道院(フランス)
吉田秀和氏が絶賛するソプラノ、サンドリーヌ・ピオー。鈴を転がすような
軽やかさと、熟成された深みをあわせもつ魅力の声の持ち主の最新盤は、
「愛の勝利」と題されたアリア集。ナイーブで録音を始めてちょうど10年、
10枚目のソロ・アルバムにあたります。ラモーやリュリなどのフランス・バ
ロックものは、ピオーにとって特別な存在。
「17-18世紀のフランス音楽は、私の生活を変えました。もともとハープ奏者
として活動していた私は、まさか歌手としての道を歩むことになろうとは想
像もしていませんでした。果てしなく肥沃な音楽という大地での様々な出会
いが、想像力と厳格さがものをいうバロック音楽の世界へと私を導いたので
す。バロック音楽との出会いは、あらゆる音楽に対するアプローチの仕方に
影響を与えています。」(ピオーの言葉/ブックレットより)
「勝利」とタイトルにあるように、実に輝かしくも力強いアリアから、しっ
とりと愛を歌うアリアまで多彩なプログラムで、ピオーの魅力が炸裂です。
ピオーの素晴しい演奏をささえるアンサンブルはレ・パラダン。「レ・パラ
ダン」といえば、ラモーによる傑作を思い浮かべますが、この名前を冠した
アンサンブルも、フレンチ・バロックの精神(ファンタジーやイマジネーショ
ン)を大切にしようという意思のもと、2001年に指揮者のコレアによって設立
されました。ピオーとは設立当初からしばしば共演しているだけあって、ピ
オーが歌う歌詞の内容の機微をとらえ、表情の微妙な変化にも敏感に反応。
オペラの情景が鮮やかに眼前に浮かぶような演奏です。




<Aparte>
AP 027 ¥2300
パーセル:ハルモニア・サクラ
憐れみ深い天使よ、私に言っておくれ
暗く侘しい絶望の地下牢で
かの方に向かって歌おう、その知恵でこの耳を形作った方に
エア ト短調
偉大な、そして正義の神よ
われ主の憐れみを永遠に歌わん
私の歌が常に
グラウンド ニ短調
主よ、人とは何ですか
夜よ去れ(ヨブの呪い)
シャコンヌ ト短調
夜が来た
病み、疲れた目で
どうやって私は迷ったのか
組曲 ト短調
私の開いた目は清められ
偉大な神よ、どれほど長く
グラウンド ハ短調
眠れ、アダムよ
眠れぬ羊飼いであるあなたよ
大地が震え
今や太陽の光も薄れ
ローズマリー・ジョシュア(S)
クリストフ・ルセ(指)レ・タラン・リリク
録音:2010年11月28日-12月1日、パリ
17世紀後半の英国で短い生涯に優れた作品を多数書き残したヘンリー・パー
セル(1659-1695)。その多くは筆写譜として今日伝えられていますが、いくつ
かはパーセルの生前に出版されました。その代表的なものが、英国の音楽出
版業者、ヘンリー・プレイフォードによって出版された「ハルモニア・サク
ラ(聖なる調和)」。著名な作曲家の様々な種類の聖歌、讃歌を集めた曲集で、
1688年に出版、好評を博したため1693年に続編も出版されました。このCDに
は、「ハルモニア・サクラ」から、パーセルが高声独唱用に作曲したものが
選ばれています。
ローズマリー・ジョシュアは、ウェールズのカーディフ出身のソプラノ。今
日の英国を代表するバロック音楽のソプラノで、ことにヘンデルのヒロイン
として絶大な人気を誇っています。清潔感のある美声と、品の良さを保ちつ
つ情熱の篭った表現にも優れた歌は、パーセルには打ってつけです。しかも
バックはクリストフ・ルセ率いるレ・タラン・リリク!これは豪華。ところ
どころに挟まれているルセのチェンバロ独奏がまた絶品、チェンバロマニア
も要注目です。




<IDIS>
IDIS 6632 2枚組 ¥3250
プッチーニ:「ボエーム」
ルチアーノ・パヴァロッティ(T ロドルフォ)
アルベルタ・ペッレグリーニ(S ミミ)
ビアンカ・ベッレージア(S ムゼッタ)
ヴィート・マッティオーリ(Br マルチェッロ)
ドミトリ・ナボコフ(Bs コッリーネ)
ワルテル・デ・アンブロシス(Br ショナール)
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指)
レッジェ・エミーリア市立劇場管弦楽団,合唱団
録音:1961年4月29日、レッジョ・エミーリア
偉大なテノール、ルチアーノ・パヴァロッティ(1935―2007)は、小学校教師
を2年務めた後、本格的に声楽を学び、そして1961年に故郷モデナの隣の都市、
レッジョ・エミーリアでのアキッレ・ペーリ国際コンクールで優勝、そのご
褒美として4月29日に当地の劇場で「ボエーム」のロドルフォを歌って舞台デ
ビューを飾りました。そしてこれがまさにそのパヴァロッティ・デビュー公
演のライヴ録音。25歳のパヴァロッティの初舞台での歌は、まさに世紀の天
才が世に現れたことを高々と告げるもの。まだ緊張した面持ちこそ残すもの
の、若く瑞々しい声とひた向きな歌いっぷりは、間違いなく一流テノールの
もの。「冷たい手」で素晴らしく美しいハ音を朗々と伸ばすと、会場から驚
嘆のどよめきが湧き、アリアが終わるや割れんばかりの大喝采。大スター、
パヴァロッティが誕生した瞬間です。彼の素晴らしさに触発されて、公演そ
のものが異様な熱気に包まれた興奮に満ちたものになっています。
ミミのアルベルタ・ペッレグリーニは、有名な歌手でこそないものの、1960
年代に活躍したソプラノ。ミミは得意とした役で、フィレンツェで体調不調
から途中降板したレナータ・テバルディの代役としてミミを歌ったことがあ
るほど。実力のある歌手であることはこの録音からも分かります。コッリー
ネ役のドミトリ・ナボコフは、「ロリータ」で有名な作家ウラジーミル・ナ
ボコフの息子。彼も同じコンクールのバス部門で優勝し、これがオペラ舞台
のデビューでした。この公演が録音されたのも、もともと彼の歌を記録して
おくためだったと言われています。
指揮は名匠フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ。若い歌手たちを巧み
にリードして、上演を成功に導いています。




<harmonia mundi>
HMX 2901958 ¥1280
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」、第41番「ジュピター」
ルネ・ヤーコプス(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ
録音:2006年8月
2012年1月の初来日公演で「古楽のベルリン・フィル」(片山杜秀氏)と絶賛さ
れたフライブルク・バロック・オーケストラのモーツァルトの交響曲集がカ
タログ付特価CDで再登場です!ヤーコプスは、オペラに音楽のルーツを持つ
指揮者。モーツァルトの交響曲のアーティキュレーションや強弱の付け方、
ブレスに関しての徹底的なこだわりがビシビシと活きています。非常に細か
いヤーコプスの指示に、フライブルクの面々が見事にこたえていて、いつ聴
いても鮮烈極まりない名演です。

HMX 2907332 ¥1280
ヴィヴァルディ:皇帝のための協奏曲集
-ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV189
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV271「恋人」
ヴァイオリン協奏曲 ハ短調 RV202
ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV183
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 RV277「お気に入り」
ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 RV286
アンドルー・マンゼ(指,Vn)
イングリッシュ・コンサート
録音:2004年2月15-17日、ロンドン
今やオーケストラ指揮者としても活躍しているマンゼですが、やはり彼の
ヴァイオリンはいつ聴いても別格!ここに収められているのは、1728年9月
にヴィヴァルディがトリエステで神聖ローマ皇帝カール6 世に手渡した12の
ヴァイオリン協奏曲からの6 曲。マンゼらしい過激なまでの仕掛けや遊び、
大胆なカデンツァ、超絶技巧が見事なのはもちろん、しみじみした情感もあ
わせもっており、マンゼの数々の名演の中でも必聴の1枚といえましょう。




<DOREMI>
DHR 7984 ¥2080
MONO
ユリアン・フォン・カーロイの芸術
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
[ギカ・ズドラフコヴィチ(指)バイエルン放送管/1956年頃録音]
(2)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54 
[ロベルト・ヘガー(指)バイエルン放送管/1956年頃録音]
(3)リスト:ハンガリー幻想曲 
[エドムント・ニック(指)ミュンヘン・フィル/1948年頃録音]
ユリアン・フォン・カーロイ(Pf)
ハンガリー出身のピアニスト、ユリアン・フォン・カーロイ(1914-1993)の貴
重な協奏曲集。ドホナーニとコルトーに師事し、ハンガリー動乱の際にドイ
ツへ亡命しました。DGとEMIにソロの録音があり、ショパンのアルバムは現行
ですが、ここでは入手困難なチャイコフスキーやシューマンが収録されてい
て大歓迎。カーロイのピアニズムは師ゆずりの夢見るような柔らかくロマン
ティックなもので、人間味あふれています。シューマンの詩情は比類なき絶
品。オトナのピアノ演奏を存分に味わうことができます。

DDR 71153 ¥2080
STERO
シューベルト:
(1)ピアノソナタ第14番イ短調D.784
(2)同第21番変ロ長調D.960
ボリス・ザランキン(Pf)
録音:2011年
カナダ在住のロシア人ピアニスト、ザランキンがシューベルトのソナタに挑
戦しました。ノヴォシビルスク出身、ウクライナのハリコフ音楽院でレギー
ナ・ホロヴィッツ(ウラジーミルの妹)に師事した後、モスクワ音楽院でマリ
ーニンの教えを受けた正統派ロシア・ピアニズムの持ち主。余裕のテクニッ
クはもちろん、歌ごころと表情の豊かさに驚かされます。




<haenssler>
93 281(SACD-Hybrid) ¥2300
シュニトケ:
(1)12の回心のための詩篇(1988)
(2)自然の声(1972)
マルクス・クリード(指)
SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル、
ヨッヘン・ショーラー(ヴィブラフォン)
教会スラヴ語歌唱 
[録音:2011年4月/SWR放送スタジオ(シュトゥットガルト)]
シュニトケには現代的な管弦楽曲や気味の悪い映画音楽まで多彩な作品があ
りますが、1988年、ロシアのキリスト教受洗1000年祭を記念して書かれた無
伴奏混声合唱のための宗教音楽は、非常に真摯で感動的。古いロシア聖歌を
基本にしながらも、シュニトケならではの不協和音や対位法を駆使して斬新。
人声の表現力の豊かさに驚かされます。10人の女声とヴィブラフォンのため
の「自然の声」はより初期の作品ゆえ、シュニトケらしさ満載。映画音楽に
も使えそうなイマジネーション溢れる世界が展開します。




<LIFETONE>
OB 2010 ¥2100
日本語解説、帯付き
幻のオーボエ
(1)テレマン:オーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ 変ホ長調
(2)ヴィヴァルディ:
2本のオーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ト短調
(3)ヨハン・ヘルミッヒ・ローマン(1694-1758):
2本のオーボエと通奏低音のためのソナタ ト短調
ヴィンフリート・リーバーマン(Ob)ライナー・ペリッシュ(Vc)
エギノ・クレッパー(Cemb)(2)(3)渡辺克也(Ob)(1)
ザビーネ・エルトマン(2nd Cemb)
1994年10月 マンハイム Tonstudio2000にて録音 日本プレス
19歳でベルリンフィルの首席オーボエ奏者となったリーバーマンはオペラ好
きが高じてハンブルク国立歌劇場で永らく美音伝説を作ってきましたが、ソ
ロの録音を残すことに全く興味を示さず、ハンブルクに行かないと聞けない
「幻のオーボエ」と呼ばれていました。
ケルテスの指揮でハイドンのVn,Vc,Ob,Fgのための協奏交響曲 変ロ長調
HobI-105が残されているくらいで、今や世界の「ナベカツ」となった渡辺克
也の師匠でもあり、渡辺がながいことかかって説得してやっと録音にこぎつ
けた貴重なCDです。




<2L>
2L 75SABD(Blu-ray) ¥3650
5.0 surround/stereo
DXD(24bit/352.8kHz 録音)+ Pure Audio Bluray
5.0 DTS-HD Master Audio(24bit/192kHz), 2.0 LPCM
天の歌 - ラッセ・トゥーレセン:宗教的声楽作品
(1)六重唱曲Op.42
(2)聖なる歌Op.19(1993/2001)
(1)ノルディック・ヴォイセズ
(2)ベーリト・オプハイム・ヴェシュト(ヴォーカル)
[録音:2010年6月、10月/ソフィエンベルグ教会(オスロ)]
北欧5ヶ国で作る北欧音楽委員会が主催する NOMUS 賞2010年の受賞者にノル
ウェーの作曲家ラッセ・トゥーレセン(1949-)が選ばれました。受賞の対象と
なった《六重唱曲》は、ノルウェーの人々が歌い継いできた宗教的な民謡が
微分音やスペクトラル・オーバートーンなどのモダニズムの手法と統合され、
きわめて現代的な響きの音楽に再生された作品です。1996年に結成し、モン
テヴェルディから現代の実験的な作品まで幅広いレパートリーを誇るヴォー
カルアンサンブル、ノルディック・ヴォイセズを念頭に作曲、2008年から
2010年にかけて初演、4曲が作品42にまとめられました。当アルバムでは、
〈太陽の祈り〉に始まり〈二重旋律〉に終わる《六重唱曲》の間に、バハー
イー教の創始者、ペルシャのバハーウッラー(1817-1892)の祈りの書をテクス
トとする5曲の《聖なる歌》が、ベーリト・オプハイム・ヴェシュトのソロ
で歌われます。サンプリング周波数 352.8kHz の DXD 録音による収録。

2L 79SACD(SACD-Hybrid) ¥2280
5.1 surrouns/stereo
ベートーヴェン:
(1)チェロソナタ第2番ト短調Op.5-2
(2)ホルンソナタ ヘ長調Op.17
(3)チェロソナタ第4番ハ長調Op.102-1
ビョルン・スールム(Vc)、
スタイナル・グランモ・ニルセン(ナチュラルホルン)、
クリスティン・フォスハイム(フォルテピアノ)
[録音:2010年6-7月/ノルウェー音楽アカデミー、レヴィンホール(オスロ)]
第1集(2L7)に続くスールムとフォスハイムによるベートーヴェンのチェロソ
ナタ集。ベートーヴェン自身が後にチェロ用に編曲したヘ長調のソナタは、
原曲どおりナチュラルホルンとピアノによる演奏で収録されています。チェ
ロのビョルン・スールムは、オスロ・フィル副首席チェロ奏者。室内楽の活
動も行い、2003年にはスタヴァンゲルで行われた国際室内楽フェスティヴァ
ルに参加しました。スタイナル・グランモ・ニルセンは、ノルウェー国軍軍
楽隊のホルン奏者を務めています。録音セッションはアカデミーのレヴィン
ホールで行われ、チェロとフォルテピアノのデュオ、ナチュラルホルンの吹
く颯爽とした主題に始まり、チェルニーが「優雅で輝かしい作品」と呼んだ
ホルンとフォルテピアノの音楽を 2L のモッテン・リンドベルグが自然な音
色とバランスにとらえています。

<LINDORO>
MPC 0121 ¥2180
音楽の花束
アントニオ・マルティン・イ・コルの書写による曲集
(1706;マドリード国立図書館所蔵 M 1357)に収められた
様々なオルガニストたちの作品集
クラリーノによる作品第8旋法、右手のための/パッサカリア第1旋法
作品第1旋法、右手のための/聖体奉挙のためのリガトゥーラ
リェーノによる作品第4旋法/パンジェリングァ 以上(*)
バタリャ第5旋法/半音階的ファルサス作品/リェーノによるバイレテ
リェーノによる作品第4旋法 以上(+)
ガイタによるディフェレンシア/作品第1旋法、イタリアの歌
パッサカリア第1旋法/ハカラ/作品第3旋法、歌 以上(#)
アンドレス・セア(オルガン)
録音:2010年11月5-7日、マドリード自治州、スペイン,
救いの聖母教会、エストレメラ(*)/救世主教会、レガネス(+)
聖母被昇天教会、バルデモロ(#)
使用楽器:
1716年、ペドロ・リボルナ・エチェバリア製
(1994年、ホセ・マリア・アリアサバラガ復元)(*)
1790年、ホセ・デ・ベルダロンガ製
(1993年、ホセ・マリア・アリアサバラガ復元)(+)
1737年、ペドロ・デ・エチェバリア製
(2006年、フェデリコ・アシトレス復元)(#)




<MELODIYA>
MELCD 1001927 2枚組 ¥2980
メトネル(1880-1951):ピアノ協奏曲&ピアノ曲集
[CD 1]
ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.33(*)
8つの心象風景 Op.1 から
第2曲嬰ト短調/第3曲変ホ短調/第4曲変ト長調
3つの小品 Op.31 から 葬送行進曲ロ短調(第2曲)
忘れられた調べ 第1集 Op.38 から 川の歌 ホ短調(第4曲)
3つのおとぎ話(ロシアのおとぎ話)Op.42 から 第1曲ヘ短調
[CD 2]
ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.50(+)
忘れられた調べ 第1集 Op.38 から 追憶のソナタ イ短調(第1曲)
ソナタ三部作 Op.11 から 悲歌風ソナタ ニ短調(第2曲)(#)
忘れられた調べ 第1集 Op.38 から 優雅な舞曲 イ長調(第2曲)
タチアナ・ニコラーエヴァ(ピアノ(*))
アブラム・シャツケス(ピアノ(+))
ソヴィエト国立交響楽団(*/+)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(ピアノ(#/無印)、指揮(*/+))
録音:1959年(+)/1980年(*/無印)/1983年(#)
旧MELODIYA(BMGから発売される以前)からSUCD規格で発売されていた2枚のCDを
組み合わせたもので、この形での発売は初めてと思われます。

MELCD 1001945 2枚組 ¥2980
【新装再発売】
チャイコフスキー(1840-1893):オペラ「エフゲニー・オネーギン」
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ:タチアナ)
ヴァレンティーナ・ペトロヴァ(ソプラノ:ラリーナ)
エフゲニー・ベーロフ(バリトン:オネーギン)
セルゲイ・レメシェフ(テノール:レンスキー)
イヴァン・ペトロフ(バス:グリョーミン公爵)
ラリーサ・アヴデーエヴァ(アルト:オリガ) 他
ボリショイ劇場合唱団&管弦楽団
ボリス・ハイキン(指揮)
録音:1955年 前出:MELCD 1000652

MELCD 1001959 2枚組 ¥2980
【新装再発売】
グラズノフ(1865-1936):バレエ「ライモンダ」
ボリショイ劇場管弦楽団
独奏:オレグ・ウサチェフ(トランペット) 
セルゲイ・カリノフスキー(ヴァイオリン)
ヴェーラ・ドゥーロヴァ(ハープ)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1961年 前出:MELCD 1000708

MELCD 1001972 2枚組 ¥2980
【新装再発売】
チャイコフスキー(1840-1893):弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲変ロ長調(1865)/弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.11
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 Op.22/弦楽四重奏曲第3番変ホ短調 Op.30
弦楽六重奏曲ニ短調「フィレンツェの思い出」Op.70(*)
ボロディン弦楽四重奏団
ロスチスラフ・ドゥビンスキー(第1ヴァイオリン)
ヤロスラフ・アレクサンドロフ(第2ヴァイオリン)
ドミートリー・シェバリーン(ヴィオラ) 
ヴァレンチン・ベルリンスキー(チェロ)
ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ(*))
ゲンリフ・タラリアン(ヴィオラ(*))
録音:1952-1965年 前出:MELCD 1000953
モスクワ・フィルハーモニー弦楽四重奏団(1945年創設)からボロディン弦楽四重
奏団に改称(1955年)した当時の在籍メンバーによる録音。

MELCD 1001973 ¥1550
【新装再発売】
ドビュッシー(1862-1918):弦楽四重奏曲ト短調Op.10
ラヴェル(1875-1937):弦楽四重奏曲ヘ長調
ボロディン弦楽四重奏団
ロスチスラフ・ドゥビンスキー(第1ヴァイオリン)
ヤロスラフ・アレクサンドロフ(第2ヴァイオリン)
ドミートリー・シェバリーン(ヴィオラ) 
ヴァレンチン・ベルリンスキー(チェロ)
録音:1950年代? 前出:MELCD 1000954
モスクワ・フィルハーモニー弦楽四重奏団(1945年創設)からボロディン弦楽四重
奏団に改称(1955年)した当時の在籍メンバーによる録音。

MELCD 1001981 ¥1550
【新装再発売】
ロシアの復活大祭 三位一体・聖セルギウス修道院の復活大祭賛歌集
(全24曲)
三位一体・聖セルギウス修道院&モスクワ神学アカデミー合同合唱団
マトフェイ大修道院長(指揮)
録音:1978年 前出:MELCD 1000662




<LINDORO>
MPC 0122 ¥2080
啓蒙時代のヨーロッパへの旅
フランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803):
フルート、ヴィオラとチェロを伴うチェンバロのための四重奏ソナタ
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):
フルート、ヴィオラと通奏低音のためのソナタ ホ短調
トマゾ・ジョルダーニ(1730-1806):
フルート、ヴィオラのオブリガートを伴うチェンバロのためのソナタ
ジャン=フランソワ・タプレ(1738-1798):
フルート、ヴィオラとチェロを伴うチェンバロのための四重奏曲第6番 Op.19
アンサンブル・カルメン・ベネリス
アナ・ロペス・スエロ(フルート) パブロ・アルマサン・ハエン(ヴィオラ)
ギリェルモ・マルティン・ガミス(チェロ) 
ジュルダン・フマド・ジュルネト(チェンバロ)
録音:2008年8月26-29日、ロンダ、マラガ県、スペイン

MPC 0123 ¥2080
比喩的な歌 スペイン・ルネサンスの声楽と器楽
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1575頃-1654):グロサダ LXVI
フアン・デル・エンシナ(1468-1529):不運な悲しきスペイン
マテオ・フレチャ(子;1530-1604):Ay que vivo en tierra extrana
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):
Ad Dominum cum tribularer(ティエント XIV)
ジョスカン・デプレ(1450頃-1521):あなたは祝福された、天の元后よ(*)
エンリケス・デ・バルデラバノ(活躍:1547頃):
満ち渡る(デュオ)(+)/そしてその憐れみは(デュオ)(+)
アニュス・デイ(デュオ)(+)
アブロシオ・コテス(1550-1603):De virginibus(カンシオン)(*)
フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):めでたし、この上なく聖なる処女よ
エンリケス・デ・バルデラバノ:
満ち渡る(デュオ)(+)/Per illud ave(デュオ)(+)
アントニオ・デ・カベソン:ティエント V
フアン・デ・カベソン(1519-1566):ティエント LXXIV
フランシスコ・ペラサ(1564-1598):メディオ・レヒストロ・アルト第1旋法
アントニオ・デ・カベソン:
ティエント IV(アドリアン・ウィラールトの「Qui la dira」による)
Pisne me pulvenir(トマ・クレキヨンによる)
エンリケス・デ・バルデラバノ:ソネット(IX)(+)/ソネット(X)(+)
トマス・デ・サンタ・マリア(1510頃-1570):ファンタジア I
不詳:「牛の番」による5つのディフェレンシア(16世紀後半、スペイン)
エルナンド・デ・カベソン(1541-1602):スザンナはある日
フアン・アラネス(?-1649頃):シャコンヌの夜会
エンリケス・デ・バルデラバノ:
そしてよみがえられた(デュオ)(+)/ベネディクトゥス(デュオ)(+)
ジョスカン・デプレ:あなたと別れる千々の悲しみ
クリストバル・デ・モラレス(1500頃-1553):
ミサ「ミル・ルグレ(千々の悲しみ)」から アニュス・デイ III(*)
カペリャ・サンクタ・マリア(声楽アンサンブル(*))
オルランダ・ヴェレス・イジドロ、シルヴァ・ダ・シルヴァ(ソプラノ)
ブラム・フェルヘーイェン、エステバン・マンサノ(テノール)
エンリケ・ロペス=コルトン(バリトン) 三浦英治(バス)
エンリケ・ロペス=カルトン(指揮(*))
アルフレド・フェルナンデス(ビウエラ(+))
パウル・レーンフーツ(指揮(*/+以外))
ロイヤル・ウインド・ミュージック(リコーダー・アンサンブル(*/+以外))
録音:2009年5月3-6日、デ・ダウフ、アムステルダム、オランダ
ロイヤル・ウインド・ミュージックの当レーベルへの録音第4作。
旧譜:MPC 0712、0118、0119。

OP 0819 ¥2080
フルートとギターのための音楽 Vol.2
佐々木忠(1943-):2つの日本の歌; 砂山/松島音頭
リチャード・パターソン(1952-):牧草地の歌
アストル・ピアソラ(1921-1992):リベルタンゴ/アディオス・ノニーノ
サンティアゴ・デルガド・リョパルト(1962-):山々の間に/足跡のタンゴ
マヒモ・ディエゴ・プホル(1957-):
ブエノスアイレスの雲
ブエノスアイレス組曲; ポンペヤ/パレルモ/サン・テルモ/ミクロセントロ
ルイス・オルデン(フルート)
マリア・エステル・グスマン(ギター)
録音:2008年3月7-8日、マヌエル・カスティリョ音楽院、セビリャ、スペイン
Vol.1: OP 0818。





<EXTREMADURA SYMPHONY ORCHESTRA(ORQUESTA DE EXTREMADURA)>
スペインの内陸南西部エストレマドゥラ州、ポルトガルとの国境の都市バダホス
に本拠を置くエストレマドゥラ交響楽団のCDの扱いを開始いたします。オーケス
トラの自主レーベルではなく既存の複数のレーベルから発売されていますが、
弊社へはエストレマドゥラ交響楽団から供給されるため、弊社では上記名称で
まとめて扱います。

AB-CD 07-IV ¥1550
ブルックナー(1824-1896):交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
エクストゥレマドゥラ交響楽団
ヘスス・アミゴ(指揮)
録音:2007年1月20日、ライヴ、
パラシオ・デ・コングレソス・デ・バダホス・マヌエル・ロハス、バダホス、
スペイン
発売元:A & B Master Record

XXI-CD 21605 ¥1550
ゲオルク・ゴルターマン(1824-1898):チェロ協奏曲第3番 Op.57(*)
ヴィルヘルム・イェラル(1861-1935):チェロ協奏曲 Op.10(*)
フーゴー・ヴォルフ(1860-1903)/ハンス・ガル(1890-1987)編曲:
コレヒドル組曲
オルフェオ・マンドゥッツィ(チェロ)
エクストゥレマドゥラ管弦楽団
ヘスス・アミゴ(指揮)
録音:2006年6月20-22日、2007年9月11日、
パラシオ・デ・コングレソス・デ・バダホス・マヌエル・ロハス、バダホス、
スペイン
発売元:XXI-21 Productions(カナダ)
ゲオルク・ゴルターマンはハノーファーに生まれたドイツのチェリスト・指揮者
・作曲家。彼の作品は一般にはあまり知られていませんが、チェロの演奏技巧が
まんべんなく盛り込まれた5つのチェロ協奏曲は、チェロ学習者ならば避けて通
れない楽曲とされています。ヴィルヘルム・イェラルはチェコのプラハに生まれ
たチェリスト・作曲家・教師。世界初録音と表示されています。

XXI-CD 21606 ¥1550
ジョリ・ブラガ・サントス(1924-1988):
交響的序曲第3番 Op.20/ガリシア歌曲集 Op.54(*)
3つの交響的素描 Op.34/ヴィオラ協奏曲 Op.31(+)
マリア・オガン(ソプラノ(*))
ジェラール・コセ(ヴィオラ(+))
エクストゥレマドゥラ管弦楽団
ヘスス・アミゴ(指揮)
録音:2008年5月12-14日、
パラシオ・デ・コングレソス・デ・バダホス・マヌエル・ロハス、バダホス、
スペイン
発売元:XXI-21 Productions(カナダ)
ブラガ・サントスはリスボンに生まれ、リスボン音楽院を中退後個人的にフレイ
タス・ブランコに師事したポルトガルの作曲家。初めはヴォーン・ウィリアムズ
やウォルトンらイギリスの作曲家の影響を受けていましたが、1950年代後半から
当時の先端的手法と民俗的素材を採り入れるようになりました。フランスのヴィ
オラの巨匠ジェラール・コセの参加が注目されます。

XXI-CD 21607 ¥1550
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.35(1933)(*)
ピアノ協奏曲第2番ホ長調 Op.102(1957)
ホルヘ・ルイス・プラツ(ピアノ)
セルヒオ・ノベリャ(トランペット(*))
エクストゥレマドゥラ管弦楽団
ヘスス・アミゴ(指揮)
録音:2006年12月16日、ライヴ、2006年9月11日、
パラシオ・デ・コングレソス・デ・バダホス・マヌエル・ロハス、バダホス、
スペイン
発売元:XXI-21 Productions(カナダ)




<Almaviva>
DS 0149 2枚組 ¥2450 ※価格訂正 \3150
マヌエル・ガルシア(1775-1832):
オペラ「ドン・キショッテ(ドン・キホーテ)」
(フアン・デ・ウダエタによる批判校訂版;全2幕)
アンヘル・ロドリゲス(テノール:ドン・キショッテ)
ハビエル・ガラン(バリトン:サンチョ・パンチャ)
クリスティナ・オブレゴン(ソプラノ:ドロテア)
ホセ・フリアン・フロンタル(バリトン:フェルナンド)
ホン・プラサオラ(テノール:カルデニオ)
ドラ・ロドリゲス(ソプラノ:ルシンダ)
アウレリオ・プエンテ(テノール:フェルリーノ)
トメウ・ビビロニ(バリトン:ラディペーロ)
セシリア・ラビリャ・ベルガンサ(ソプラノ:ブルニローザ)
フアン・ペドロ・ガルシア・マルケス(バス:マルチェッロ)
ペドロ・フェレス(バリトン:アウディトーレ)
インテルメツォ合唱団
イグナシオ・ルイス・デ・アレグリア(合唱指揮)
ガリシア室内管弦楽団
コンサートマスター:ロヘリオ・グロバ・オテロ
フアン・デ・ウダエタ(指揮)
録音:2006年4月7-8日、ライヴ、マエストランサ劇場、セビリャ、スペイン
セビリャに生まれ、ロッシーニの数多くのオペラの初演をスペインの偉大なテノ
ールにして作曲家、マヌエル・ガルシアがセルバンテスの「ドン・キホーテ」を
基に書き上げたイタリア語のオペラ・ブッファ。世界初録音と表示されています。

DS 0151 3枚組 ¥4180
マヌエル・カスティリョ(1930-2005):オルガン作品集
オルガン曲集のための幻想曲(1972)/エレバシオン[聖体奉挙](1957)
マヌエル・デ・ファリャの主題によるディフェレンシイア(1976)
グレゴリオ聖歌の主題による幻想曲「Hi Accipient」(1960)
ムリリョの4つの絵(1982)/組曲(1956)/古い旋法(1994)(+)
前奏曲、ティエントとシャコンヌ(1972)
アルベニスの主題による変奏曲(1990)/交響曲(1991)
尊者たちの祭壇画-8つの瞑想曲(1993)
オルガン、金管楽器とシンパルのための聖交響曲(1997)(*)
ホセ・エンリケ・アヤラ・ハルネ(オルガン)
セビリャ王立交響楽団金管グループ
録音:時期の記載なし,セビリャ大聖堂、スペイン(+以外)
聖フアン教会、マルチェナ、セビリャ県、スペイン(+)
使用楽器:
1903年、D・アキリノ・アメスア製(1996年、
ジェラルド・グレンジング復元)(+以外)
1802年、フランシスコ・ロドリゲス製(+)
マヌエル・カスティリョはセビリャに生まれ、マドリードでコンラド・デル・
カンポに、パリでナディア・ブーエランジェに師事したスペインの作曲家。セ
ビリャ音楽院教授・学長を務め、後年は作曲に没頭しました。

DS 0152 ¥2080
16世紀グアテマラ大聖堂の音楽
ペドロ・ベルムデス(活躍:1558-1605)の教会音楽(*)
グアテマラ、ウエウエテナンゴ、聖エルラリア教会の写本7号(16世紀)に
収録された音楽(+)
Asi andando(+)/Christus natus est(*)/Misa de Bomba(*)
Ah, que es tan doncella Madre(+)/Dios es ya nacido(+)
Incipit Lamentatio Jeremiae Prophetae(*)/Jesu nostra redemptio(*)
Llegaos al convido(+)/Maria soror Lazari(*)/Defensor alme Hispana(*)
De la sagrada Maria - Forzado de amor - Alegria pecadores(+)
O gloriosa Domina(*)/Abrase el Reino del cielo(+)/Salve Regina(*)
アルス・ロンガ(古楽アンサンブル)
テレサ・パス(指揮)
録音:2008年7月20-24日、聖フランシスコ・デ・アシス修道院小バジリカ聖堂、
ハバナ、キューバ
ペドロ・ベルムデスはグラナダに生まれたスペインの作曲家。新大陸に渡り、
クスコ(ペルー)、サンティアゴ・デ・グアテマラ(現アンティグア・デ・グアテ
マラ)、プエブラ(メキシコ)の各大聖堂で活躍しました。アルス・ロンガは1994
年にキューバの首都ハバナで創設された古楽アンサンブル。主にK617レーベル
からCDをリリースしています。

DS 0153 2枚組 ¥2450 ※価格訂正 \3150
アルベニスのためのイベリア
エクトル・パラ(1976-):水の女
マウロシオ・ソテロ(1961-):空からのヘレス、またはヘレスの空
フェルナンド・ブイデ(1980-):ピコ・サクロ
ガブリエル・エルコレカ(1969-):ムンダカ
スメラ・デ・ラ・クルス(1958-):ガラホナイ
マリサ・マンチャド(1956-):コスタ・ダ・モルテ
ホセ・ルイス・トゥリナ(1952-):
イサーク・アルベニスへのオマージュ(II. レオン)
ダビド・デル・プエルト(1964-):
ラ・シンバラ、ロカ・ロタ(アルデアケマダ、ハエン)
ホセ・ガルシア・ロマン(1945-):サクロモンタナ修道院のこだま
ミゲル・ガルベス(1974-):バレンシア、3つのミクロルディオ
ピラル・フラド(1968-):オリエンテ広場
ヘスス・トレス(1965-):モネグロス
フアン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ)
録音:2010年7月2-3日、グラナダ大学薬学部講堂、第59回グラナダ国際音楽舞踊
祭、スペイン
スペインの作曲家アルベニス(1860-1909)の没後100年(2009年)および生誕150年
(2010年)を記念して、スペイン・クラシック音楽祭協会(FestClásica)が
12人のスペインの現役作曲家に1曲ずつ委嘱したプロジェクト。

DS 0154 ¥2080
マヌエル・カスティリョ(1930-2005):
チェロ・ソナタ(1974)
ピアノ三重奏曲第1番(1983)(*)/ピアノ三重奏曲第2番(1987)(*)
アルボラダ(1994)/パウ・カザルスへのリチェルカーレ(1976)
オスカル・マルティン(ピアノ)
トリノ・スリタ(チェロ)
ミゲル・ロメロ(ヴァイオリン(*))
録音:データ記載なし

DS 0155 ¥2080
Esparzas, Susurros y Suenos 現代スペイン女性作曲家たちの歌曲集
テレサ・カタラン:Esparzas(2010)
カルメ・フェルナンデス・ビダル(1970-):無(2010)
メルセデス・サバラ(1963-):アンダルシア詩集(1995)
コンスエロ・ディアス(1958-):勇敢な少女
イルミナダ・ペレス・フルトス:アレフ(2010)
ロサ・マリア・ロドリゲス:聞いて、私は海のように眠っていた
ドロレス・セラノ(1967-):絆(2009-2010)
エンカルナシオン・ベルトラン=ウエルタス:寝室のささやき
マリサ・マンチャド(1956-):断片
ディアナ・ペレス・クストディオ(1970-):オスティナート・ラップ
マリア・ルイサ・オサイタ(1939-):ロルカ組曲
プレイ・フォー・クアルテット
ナン・マロ・ババハニアン(ソプラノ) 
アントニオ・セラダ・ソティル(ヴァイオリン)
フアン・エンリケ・サインス・ヒメネス(チェロ) ホルヘ・ロバイナ(ピアノ)
録音:データ記載なし




<Homokord>
Almavivaと同じくJunta de Andalucia(アンダルシア自治州会議)傘下のレーベル
ですが、アルマビバ・レーベルの一つのシリーズとして扱います。

HOM 13074 ¥2080
ホセ・ムニョス・モリェダ(1905-1988):管弦楽作品集
サーカス(1954)/主題と変奏曲
序奏とフーガ(1945)/交響曲イ短調(1959)
コルドバ管弦楽団
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
録音:2007年12月、大劇場、コルドバ、スペイン
ホセ・ムニョス・モリェダはリネア・デ・ラ・コンセプシオン(カディス県)に
生まれ、マドリードでトマス・ブレトン、コンラド・デル・カンポらに師事し
たスペインの作曲家。1934年にローマ大賞を獲得しローマに留学、レスピーギ
の教えを受けました。クラシカルのみならず軽音楽や映画音楽の分野でも活躍
し、スペイン著作権協会総裁等の要職も務めました。

HOM 13077 ¥2080
女性作曲家たちのアトリエ
現代スペイン女性作曲家たちのオルガンと歌唱のための作品集
ピラル・フラド(1968-):ソロ(2008)(*)
マリア・ルイサ・オサイタ(1939-):カンティネラ(2007)
メルセデス・サバラ(1963-):ある淑女のための幻想曲(2008)
イルミナダ・ペレス・フルトス:苦しみの嘆き(2009)
マリサ・マンチャド(1956-):エピローグ(1989)
コンスエロ・ディアス(1958-):SAD(2008)
カルメ・フェルナンデス・ビダル(1970-):風のるつぼ(2008)
ドロレス・セラノ(1967-):Defórgano(2007)
ロサ・マリア・ロドリゲス:Antícomo(2008)
ディアナ・ペレス・クストディオ(1970-):Contracanto 01(2007)(*)
ピラル・フラド(ソプラノ(*))
スサナ・ガルシア・ラストラ(オルガン)
録音:2009年7月、エル・サルバドル参事会教会、グラナダ、スペイン

HOM 13080 4枚組 ¥5150
ファリャの作品の歴史的録音集
マヌエル・デ・ファリャ(1870-1946):
アンダルシアのセレナタ(1898-1899)
(カスタネットと管弦楽のための編曲版;
オリジナルはヴァイオリンとピアノのための作品)
アントニア・メルセ“ラ・アルヘンティナ”
録音:1931年 原盤:Odeon 188.755)
おまえの黒い瞳(1902-03)
エルビラ・デ・イダルゴ(ソプラノ) 管弦楽伴奏
録音:1926年 原盤:Regal RS 5041)
4つのスペインの小品(1906)
レオポルド・ケロル(ピアノ)
録音:1936年 原盤:La Voz de su Amo DA 4251/DB 4208)
7つのスペイン民謡(1914)
マリア・バリエントス(ソプラノ) マヌエル・デ・ファリャ(ピアノ)
録音:1928年、1930年 原盤:Columbia WLX 308-310、1368、1415)
コルドバへのソネット(1927)
マリア・バリエントス(ソプラノ) マヌエル・デ・ファリャ(ピアノ)
録音:1930年 原盤:Columbia WLX 1369)
チェンバロ協奏曲(1926)
マヌエル・デ・ファリャ(チェンバロ;プレイエル製)
マルセル・モイーズ(フルート) ジョルジュ・ボノー(オーボエ)
エミール・ゴドー(クラリネット) マルセル・ダリュー(ヴァイオリン)
アーギュスト・クリュク(チェロ)
録音:1930年 原盤:Columbia LX 1366-67、1418)
プシュケー(1924)
レイラ・ベン・セディラ(ソプラノ) ピエール・ジャメ器楽五重奏団
録音:1942年 原盤:La Voix de son Maitre W 1507)
ベティカ幻想曲(1919)
マーク・ハンブルグ(ピアノ)
録音:1923年 原盤:His Masters Voice D 766)
バレエ「恋は魔術師」(1914-1915)から 鬼火の歌
マリア・バリエントス(ソプラノ) マヌエル・デ・ファリャ(ピアノ)
録音:1930年 原盤:Columbia WLX 1415)
悲嘆にくれるアモールの歌/鬼火の歌
コンチタ・スペルビア(ソプラノ) 管弦楽伴奏
録音:1930年 原盤:Odeon 184201)
アモールの戯れの踊り
ニノン・ヴァラン(ソプラノ) 管弦楽伴奏
録音:1927年 原盤:Odeon 188573)
バレエ「恋は魔術師」(1914-15)(演奏会版)
コンチタ・ベラスケス(ソプラノ)
セビリャ・ベティカ・デ・カマラ管弦楽団 エルネスト・アルフテル(指揮)
録音:1930年 原盤:Columbia A 4001-4)
交響的印象「スペインの庭の夜」(1909-1916)
マヌエル・ナバロ(ピアノ)
セビリャ・ベティカ・デ・カマラ管弦楽団 エルネスト・アルフテル(指揮)
録音:1930年 原盤:Regal LKX 5004-6)
7つのスペイン民謡(1914)
コンチタ・スペルビア(ソプラノ) フランク・マーシャル(ピアノ)
録音:1928-1930年 原盤:Odeon 184.182/3/4)
7つのスペイン民謡(1914)から ホタ
フアン・ガルシア(バリトン) J・サバテル(ピアノ)
録音:1931年 原盤:Parlophon 26056)
コンチタ・バディア(ソプラノ) O・コラセッリ(ピアノ)
録音:1940年 原盤:Victor 4465)
ミゲル・フレタ(テノール) ピアノ伴奏
録音:1929年 原盤:Gramófono 62297)
ルクレシア・ボリ(ソプラノ) ジョージ・コプランド(ピアノ)
録音:1937年 原盤:Victor 1978-A)
人形劇「ペドロ親方の人形芝居」(1919-1923)
イサベル・ペナゴス(ソプラノ) ホセ・マリア・イダルゴ(テノール)
ペドロ・フェレス(バリトン) ヘノベバ・ガルベス(チェンバロ)
エルネスト・アルフテル(指揮) スペイン放送交響楽団
録音:1966年11月20日、ライヴ、サルスエラ劇場、マドリード
音源提供:スペイン国営ラジオ
バレエ「三角帽子」組曲第1番/第2番(1919)/賛歌(1939)
スペイン国立管弦楽団 アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:1956年10月21日、ライヴ、音楽堂、マドリード
音源提供:スペイン国営ラジオ
賛歌「クロード・ドビュッシーの墓」(1920)
アンドレス・セゴビア(ギター)
録音:1953年、ライヴ、グラナダ音楽舞踏祭 
音源提供:スペイン・ラジオ放送協会
オペラ「はかない人生」組曲(1904-1905)
ピラル・ロレンガー(ソプラノ)
スペイン放送管弦楽団&合唱団 エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮) 
録音:1972年10月22日、ライヴ、国会議事堂祝賀演奏会、マドリード
音源提供:スペイン国営ラジオ
鬼火(1919)
スペイン放送管弦楽団 アントニ・ロス・マルバ(指揮)
録音:1976年6月5日、王立劇場、マドリード 音源提供:スペイン国営ラジオ
前出:Almaviva, DS 0121(廃盤)
20世紀スペイン最大の作曲家ファリャの音楽を、SP盤とライヴ放送音源からCD化
した貴重なコレクション。廃盤のため長らく入手不能でしたが、規格番号が変更
され再発売となりました。

HOM 13082 ¥2080
ユダヤ系スペイン音楽におけるアンダルシア
わたしの言うことを注意して聞かなねばならない/背教者の捕虜
恵み深き裁きの門/女王と捕虜の姉妹/命ぜよ、おお神よ
ディエゴ・レオン/世界の主/妻選び/アルハンブラの統治者
私の恋人は庭へ下りていった
ミゲル・サンチェス(指揮)
アリア・ムシカ
アルビナ・クァドラド、ホセ・アントニオ・カリル(歌唱)
アンヘル・イスナオラ(歌唱、デルブカ)
カルロス・ギリンゲッリ(歌唱、ナイ、ウド)
ミゲル・サンチェス(歌唱、中世リュート、カヌン)
カルロス・ガルシア(歌唱、ケマニヤ、シンフォニア、ベンディル)
録音:1993年5月、サンタ・マリア・デ・ラス・クエバス修道院教会、セビリャ、
スペイン
前出:Almaviva, DS 0111(廃盤)
アル・アンダルス(アラブ支配時代のアンダルシア)に起源を持つセファルディム
のロマンス(バラード)とユダヤ詩人による典礼詩を収録。廃盤のため長らく入手
不能でしたが、規格番号が変更され再発売となりました。

HOM 13083 ¥2080
パブロ・ガルシア・バエナの詩による音楽
ラモン・メディナ(1920-):
少女が髪をすいていた/陰り(*)/聖母の手のカンティガ
もっと静かな空気/黙れ、山鳩よ、黙れ、心よ(*)/夜明けに来たれ
ヨゼフの注意と聖母の忍耐(+)
ラケル・フラド:いなくなった子(#)
フアン・メディナ(1971-):神/ラ・レベルテ/生まれた場所
スレマ・デ・ラ・クルス(1958-):サエタ(思い出)(**)
ホアキン・ピハン(テノール(*以外))
カルメン・セラノ(ソプラノ(*/+))
アントニオ・ロペス(ピアノ(#/**以外))
ラケル・フラド(ピアノ(#))
録音:2009年9-10月、ホアキン・トゥリナ・ホール、カハソル銀行、セビリャ、
スペイン
コルドバ生まれのスペインの詩人パブロ・ガルシア・バエナ(1923-)をテキスト
に、現代スペインの作曲家たちが書いた歌曲集。


●旧譜 再案内
長らく入荷しなかった人気商品2点のご案内です。

DS 0101 ¥2080
モラレス:ミサ「ミル・ルグレ」
クリストバル・デ・モラレス(1500頃-1553):
ミサ「ミル・ルグレ」
マニフィカト/ヤコブは嘆いた/より良き生活のうちに
おお、十字架よ、めでたし
ミサ「ミル・ルグレ」から サンクトゥス(異稿),アニュス・デイ(異稿)
ジョスカン・デプレ(1440/50頃-1521):ミル・ルグレ(千々の悲しみ)
ヒリアード・アンサンブル
デイヴィッド・ジェイムズ、ロバート・ハル=ジョーンズ(カウンターテナー)
ジョン・ポッター、ロジャース・カヴィ=クランプ、
マーク・パドモア(テノール)
ゴードン・ジョーンズ(バス)
録音:1991年3月、ロレトの聖母修道院、セビリャ、スペイン
モラレスはセビリャに生まれたスペイン・ルネサンス音楽史上もっとも偉大な
作曲家の一人。「ミサ・ミル・ルグレ」はジョスカン・デプレ作曲の有名なシャ
ンソンを素材とした名作で、モラレスがローマで活動していた1536年、訪れたス
ペイン国王カルロス1世のために作曲されたと考えられています。

DS 0150 ¥2080
毒蛇 18世紀マラガ&カディス大聖堂の音楽
ハイメ・トレンス(1741-1803):無原罪の宿りのアリア「毒蛇」(1771)(*)
フアン・フランセス・デ・イリバレン(1699-1767):
聖体の秘蹟のカンタータ「人間の力は限られているが」(1739)(*)
フアン・ドミンゴ・ビダル(1735-1808):
5声のミサ(1788)から キリエ(*/#)
3声の詩篇「僕らよ、主をほめたたえよ」[Laudate pueri Dominum](#)
フアン・フランセス・デ・イリバレン:
聖体の秘蹟の二重唱曲「至高のベスビオ」(1748)(*)
フアン・フランセス・デ・イリバレン:
聖体の秘蹟のカンタータ「美しいカーネーション」(1720)(*/+)
聖体の秘蹟のカンタータ「天の食卓で」(1756)(+)
ルイス・デ・メンドサ・イ・ラゴス(1718-1798):5声のマニフィカト(*/#)
フランシスコ・デルガド(1719-1792):8声の詩篇「われは信ず」(1771)(#)
フアン・フランセス・デ・イリバレン:
4声のビリャンシコ「ああ、聖なるキューピッド」(1734)(#)
6声のビリャンシコ「今夜、私は着る」(1753)(*/+/#)
マリア・エスパダ(ソプラノ(*))
ダビド・サガストゥメ(男性アルト(+))
アンダルシア・バロック合唱団(#)
セビリャ・バロック管弦楽団
ディエゴ・ファゾリス(指揮)
録音:2006年11月27-28日、ラ・パス修道院内教会、セビリャ、スペイン
マラガ、カティスはともにアンダルシア地方南部の港湾都市。フアン・フラン
セス・デ・イリバレンは18世紀スペイン音楽における重要な音楽家の一人。サラ
マンカで16年間オルガニストを務めた後、1733年にマラガ大聖堂の楽長に就任、
1766年の引退まで33年にわたり活躍しました。
バリー・サージェントとベントゥラ・リコにより1995年に創設されたピリオド楽
器オーケストラ、セビリャ・バロック管弦楽団とその併設合唱団として創設され
たアンダルシア・バロック合唱団をスイスの名匠ファゾリスが指揮した充実の演
奏。最終トラックでアンダルシアの熱気が噴出します。




<Parnassus>
PDVD 1201(DVD-Video) ¥1750
スヴャトスラフ・リヒテル・プレイズ・ベートーヴェン&ショパン・イン・
モスクワ 1976
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.1 No.1
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10 No.3(*)
ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14 No.1(*)
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26(*)
バガテル ト長調 Op.126 No.1(*)
ショパン(1810-1849):
幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
ワルツ ヘ長調 Op.34 No.3/ワルツ嬰ハ長調 Op.70 No.3
マズルカ変ホ長調 Op.63 No.3/マズルカ ハ長調 Op.67 No.3
マズルカ ヘ長調 Op 68 No.3/マズルカ イ短調 Op.posth.
練習曲嬰ハ短調 Op.25 No.7/スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
収録:1976年10月10日(*以外)、15日(*)、モスクワ(ステレオ、125分)
仕様:NTSC/PAL コンパチブル、Region: 0
レーベル提供の情報によれば、この映像・音源はかつて日本でレーザーディスク
で発売された以外、ロシア国外初出とのことです。




<STRADIVARIUS>
STR 33853 ¥2080
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):
12のヴァイオリン・ソナタ Op.4 Vol.1
第1番ニ長調/第7番イ長調/第3番ハ長調
第6番ニ長調/第10番イ長調/第12番イ長調
リアーナ・モスカ(ヴァイオリン)
アントニオ・モスカ(チェロ)
ルーカ・ピアンカ(アーチリュート)
ジョルジョ・パロヌッツィ(チェンバロ)
録音:2010年6-8月、聖バルトロメオ教会、ノマーリオ、トリノ県、イタリア
ジェミニアーニはルッカに生まれ、アレッサンドロ・スカルラッティやアン
ルカンジェロ・コレッリに師事したイタリアのヴァイオリニスト・作曲家・
音楽理論家。1714以降はロンドンやダブリンで活躍。音楽的にコレッリとヘ
ンデルをつなく存在となりました。リアーナ・モスカは1998年以来イル・
ジャルディーノ・アルモニコのメンバーを務めているチューリヒ生まれのヴァ
イオリニスト。

STR 33889 ¥2080
Cordiali saluti
ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882-1973):管弦楽作品集
ヴァイオリン協奏曲第2番(*)
リスペットとストランボット
フルート協奏曲(+)
交響曲第6番「Degli archi」
フランチェスコ・パッリーノ(ヴァイオリン(*))
ステファノ・パッリーノ(フルート(+))
カタンザーロ県管弦楽団「ラ・グレチア」
フランチェスコ・ディ・マウロ(指揮)
録音:2009年3月23-25日、レメツィア・テルメ、カタンザーノ県、イタリア
オペラ一辺倒だったイタリアにおける器楽の復興、およびモンテヴェルディ
、ヴィヴァルディをはじめとする古楽の復興に尽力した作曲家マリピエロ。
アルバム・タイトルの「Cordiali
saluti」は「心をこめて」「敬具」のような手紙の結びの言葉。マリピエロ
から送られてきた郵便物のような、しゃれた体裁の商品です。「リスペット」、
「ストランボット」とはそれぞれ8行または6行、6行ないし8行のイタリアの
恋愛詩のこと。交響曲第6番は弦楽合奏のための作品で、「Degli archi」は
「弦楽の」、「弓型の」という意味。




<RUSSIAN DISC>
RDCD 00204 ¥1550
「展覧会の絵」をバヤン(ロシア式アコーディオン)で
レオン・ボエルマン(1862-1897)/フリードリフ・リプス編曲:
ゴシック組曲(原曲:オルガンのための)
ゲンナジー・バンシチコフ(1943-):バヤン・ソナタ第1番(1977)
ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):深き淵より(1978)
ムソルグスキー(1839-1881)/フリードリフ・リプス編曲:組曲「展覧会の絵」
フリードリフ・リプス編曲(バヤン)
録音:1981-1989年、場所の記載なし 発売:1993年

RDCD 00210 ¥1550
ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリン協奏曲集「四季」Op.8 Nos.1-4(*)
ブルッフ(1838-1920):ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26(+)
ナターシャ・コルサコヴァ(ヴァイオリン)
モスクワ室内管弦楽団(*)
ロシア国立交響楽団(+)
ギンタラス・リンキャヴィチュス[リンケヴィチウス](指揮)
録音:1991年4月5日(*)、10月7日(+)、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール 
発売:1993年

RDCD 00310 ¥1550
エフゲニー・ライコフ オペラ・アリア集
ヴェルディ(1813-1901):「アイーダ」から ラダメスのロマンス(第1幕)
プッチーニ(1858-1924):
「トスカ」から カヴァラドッシのアリア(第1幕)/同(第3幕)
マスカーニ(1863-1945):
「カヴァレリア・ルスティカーナ」から トゥリッドゥのアリア
モニュシュコ(1819-1872):「ハルカ」から ヨンテクのアリア(**)
フロトウ(1812-1883):「マルタ」から ライオネルのアリア(第4幕)(**)
ボロディン(1833-1887):
「イーゴリ公」から ヴラディーミルのカヴァティーナ(第2幕)(*)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
「皇帝の花嫁」から ルイコフのアリア(第3幕)
ムソルグスキー(1839-1881):
「ホヴァーンシチナ」から ゴリーツィン公の場面(第3幕)(+)
チャイコフスキー(1840-1893):「エフゲニー・オネーギン」から
レンスキーのアリオーソ(第1幕)/レンスキーのアリア(第3幕)
チャイコフスキー:
「ウンディーネ」から ウンディーネとフルブランドのデュエット(第1幕)(#)
エフゲニー・ライコフ(テノール)
タマーラ・ミラーシキナ(ソプラノ:ウンディーネ(#))
エレーナ・オブラスツォヴァ(メゾソプラノ:マルタ(+))
ユーリー・コロリョフ(バス:ヴァルソノフィエフ(+))
ボリショイ劇場管弦楽団(#/**以外)
マルク・エルムレル(指揮(無印))
ボリス・ハイキン(指揮(*))
アレクサンドル・ラザレフ(指揮(+))
モスクワ放送交響楽団(#/**)
エフゲニー・アクロフ(指揮(#/**))
録音:データ記載なし、演奏者のアーカイヴより 発売:1993年
(**)はロシア語で歌われている可能性がございます。

RDCD 00333 ¥1550
ボリス・メドヴェージェフ 私は愛を歌う
リムスキー=コルサコフ、チャイコフスキー、ヴェルディ:オペラ・アリア集
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
「サトコ」から ヴェネツィアの商人の歌(第4場)
「皇帝の花嫁」から グリャズノイのレチタティーヴォとアリア(第1幕)
チャイコフスキー(1840-1893):
「エフゲニー・オネーギン」から
オネーギンのレチタティーヴォとアリア(第1幕)
「マゼッパ」からマゼッパのアリオーソ(第2幕)
「スペードの女王」から エレツキー公のアリア(第2幕)
「イオランタ」から ロベルトのアリア
「スペードの女王」から トムスキーのバラード(第1幕)
ヴェルディ(1813-1901):
「仮面舞踏会」から レナートのアリア(第3幕)
「運命の力」から ドン・カルロのバラード(第2幕)
「トロヴァトーレ:から ルーナ伯爵の場面とアリア(第2幕)
「椿姫」から ジェルモンのアリア(第2幕)
「リゴレット」から リゴレットのモノローグ(第1幕),
リゴレットのアリア(第3幕)
「オテロ」から イアーゴのアリア(第2幕)
ボリス・メドヴェージェフ(バリトン)
イリーナ・ソロヴィヨーヴァ(ピアノ)
録音:1993年、場所の記載なし 発売:1993年
ヴェルディの楽曲もロシア語による歌唱。

RDCD 00335 ¥1550
声とオルガン
ストラデッラ(1644-1682):憐れみたまえ、主よ
サン=サーンス(1835-1921):アヴェ・マリア
シャジンスキ(17世紀):イエス、私の希望
(声、2つのヴァイオリン、チェロとオルガンのためのコンチェルト)(*)
J・S・バッハ(1685-1750):カンタータ第106番 から あなたの手に
ウラディーミル・ヴァヴィロフ(1925-1973):カッチーニのアヴェ・マリア
シューベルト(1799-1828):アヴェ・マリア
ケルビーニ(1760-1842):アヴェ・マリア
グラズノフ(1865-1936):前奏曲とフーガ(オルガン独奏)
グレチャニノフ(1864-1956):ヘルヴィムの歌
タマーラ・クラフツォヴァ=レーニク(メゾソプラノ)
イーゴリ・ニキチン、ナターリア・マリーナ(オルガン)
エリザヴェータ・ギーレヴァ、
エリザヴェータ・ミロシニチェンコ(ヴァイオリン(*))
ナジェジダ・シャバーリナ(チェロ(*))
録音:データ記載なし 発売:1995年

RDCD 00377 ¥1550
チャイコフスキー国際コンクール入賞者たち(1958-1990)
ヴァイオリン部門 Vol.2
チャイコフスキー(1840-1893):瞑想曲 Op.42 No.1
ルーベン・アガロニアン[第3回(1966):第6位、ソヴィエト]
ヴィエニャフスキー(1835-1880):自作主題による変奏曲 Op.15
セルゲイ・スタドレル[第7回(1982):第1位、ソヴィエト]
チャイコフスキー:憂鬱なセレナード Op.26
ラファエル・オレグ[第8回(1986):第1位、フランス]
パガニーニ(1782-1840):
序奏とパイジェッロの「もはや私の心には感じない(うつろの心)」の
主題による変奏曲
ヴィクトリア・ムローヴァ[第7回(1982):第1位、ソヴィエト]
ショスタコーヴィチ(1906-1975)/
ドミートリー・ツィガーノフ(1903-1993)編曲:24の前奏曲 Op.34 より 5曲
イリヤ・カーラー[第8回(1986)):第1位、ソヴィエト]
ビゼー(1838-1875)/サラサーテ(1844-1908):「カルメン」幻想曲
諏訪内晶子[第9回(1990):第1位、日本]
録音:コンサートホールでのライヴ、詳細記載なし 発売:1994年
Vol.1は入手不能です。

RDCD 00380 ¥1550
チャイコフスキー国際コンクール入賞者たち(1966-1990) 声楽部門 Vol.2
タリヴェルディエフ(1931-1966):葉
ラリーサ・シェムチュク(メゾソプラノ)[第6回(1978):第1位、ソヴィエト]
チャイコフスキー(1840-1893):オペラ「イオランタ」から 
イオランタのアリオーソ
イレーネ・ミリキャヴィチュテ(ソプラノ)[?]
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「アッティラ」から アッティラのアリア(第1幕)
パータ・ブルチュラーゼ(バス)[第7回(1982):第1位、ソヴィエト]
チャイコフスキー:偉業 Op.60 No.11
ヴラディーミル・チェルノフ(バリトン)[第7回(1982):第3位、ソヴィエト]
スロニムスキー(1932-):Dushnyi khmjel
ニーナ・ラウチオ(ソプラノ)[第8回(1986):4位、ソヴィエト]
プッチーニ(1858-1924):オペラ「ボエーム」から ロドルフォのアリア(第1幕)
ゲガム・グリゴリアン(テノール)[第7回(1982):第2位、ソヴィエト]
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
オペラ「皇帝の花嫁」から リュバーシャの場面
ナターリア・エラーソヴァ(メゾソプラノ)[第8回(1986):第1位、ソヴィエト]
ロッシーニ:オペラ「コリントの包囲」から マホメットのアリア
バルセク・トゥマニアン(バス)[第8回(1986):第2位、ソヴィエト]
マスカーニ(1863-1945):
「カヴァレリア・ルスティカーナ」から サントゥッツァのアリア
ドローラ・ザジック(メゾソプラノ)[第7回(1982):第3位、アメリカ合衆国]
チャイコフスキー:教えて、木陰で起ったことを Op.57 No.1
バーバラ・キルダフ(ソプラノ)[第8回(1986):第2位、アメリカ合衆国]
チャイコフスキー:騒がしい舞踏会の中で Op.38 No.3
グリゴリー・グリチューク(バリトン)[第8回(1986):第1位、ソヴィエト]
モーツァルト(1756-1791):
オペラ「後宮からの逃走」から コンスタンツェのアリア(第1幕)
アーナ=フェリチア・フィリプ(ソプラノ)[第8回(1986):第2位、ルーマニア]
グリンカ(1804-1857):旅の歌
アレクサンドル・モロゾフ(バス)[第8回(1986):第1位、ソヴィエト]
ヴェルディ:オペラ「仮面舞踏会」から アメーリアのアリア(第2幕)
デボラ・ヴォイト(ソプラノ)[第9回(1990):第1位、アメリカ合衆国]
チャイコフスキー:ただ憧れを知る人だけが Op.6 No.6
ハンス・チョイ(バリトン)[第9回(1990):第1位、アメリカ合衆国]
録音:コンサートホールでのライヴ、詳細記載なし 発売:1994年
Vol.1は入手不能です。

RDCD 00493 ¥1550
ムソルグスキー(1839-1881):歌曲集
ドン川のほとりの花園/忘れられた者(バラード)/風は激しく吹く
夕べの歌/老人の歌(「ヴィルヘルム・マイスター」による)
楽しい時/悲しげに木の葉はざわめく/きのこ狩り
私にはたくさんの宮殿と庭園がある/あなたにとって愛の言葉とは何か?
サウル王/ああ、なぜあなたの眼はときどき
死の歌と踊り; 子守歌,セレナード,トレパーク,司令官
ピョートル・グルボキー(バス)
エフゲニア・チェグラーコヴァ(ピアノ)
録音:1993年、場所の記載なし 発売:2000年

RDCD 00536 ¥1550
シューマン(1810-1856):
アレグロ ロ短調 Op.8(*)
幻想曲ハ長調 Op.17(+)
ピアノ・ソナタ第3番(大ソナタ)ヘ短調 Op.14(#)
ヴィクトル・ブーニン(ピアノ)
録音:1974年(*)/1980年(#)/1983年(+)場所の記載なし 発売:1997年

RDCD 00538 ¥1550
ムラート・カジュラーエフ(1931-):管弦楽作品集
バレエ「山の娘」(1968)からの断章
山々/遊戯/アダージョ/四兄弟/娘と若者/結婚行進曲
イマーム・シャミール(10篇の交響的挿絵;1992)
ファルハドとシリン(交響詩からの抒情的な頁;1991)
故郷の朝(幻想曲;1977)
モスクワ放送音楽センター・コンサート管弦楽団
ムラート・カジュラーエフ(指揮)
録音:データ記載なし 発売:1997年

RDCD 00718 ¥1550
ソヴィエト国立文化省交響楽団ソロイスツ・アンサンブル
パーセル(1659-1695):オペラ「ディドとエネアス」からの組曲(*)
ヴィヴァルディ(1678-1741):弦楽とチェンバロのためのシンフォニア ト長調(+)
アルビノーニ(1671-1750):トランペットと弦楽のための協奏曲ニ短調(T)(*)
ナルディーニ(1722-1793):
ヴァイオリン、弦楽とチェンバロのための協奏曲ト長調(V)(#)
アルブレヒツベルガー(1736-1809):
ピアノと弦楽のための協奏曲変ロ長調(1762)(P)(**)
モーツァルト(1756-1791):
セレナード第6番ニ長調「セレナータ・ノットゥルナ」K.239(+)
ヴラディーミル・プシカーレフ(トランペット(T))
イリヤ・カーラー(ヴァイオリン(V))
タチアナ・セルゲーエワ(ピアノ(P))
ソヴィエト国立文化省交響楽団ソロイスツ・アンサンブル
ヴラディーミル・カラシニコフ(指揮)
録音:1984年(*)/1983年(+)/1985年(#)/1987年(**)場所の記載なし 
発売:2002年

RDCD 00721 ¥1550
2台のチェンバロのための18世紀ドイツの音楽
ヨハン・マッテゾン(1681-1764):
2台のチェンバロのためのソナタ(1704頃)(*)
2台のチェンバロのための組曲ト短調(1704頃)(*)
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):
2台のチェンバロのためのデュエット(協奏曲)ヘ長調(1732頃)(*)
ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス(1713-1780):
2台のチェンバロ・オブリガートのための協奏曲イ短調(1753頃)(*)
J・S・バッハ(1685-1750):
カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちにあたって」変ロ長調BWV992(*)
カプリッチョ ホ長調 BWV993(+)
アレクセイ・リュビモフ(チェンバロ)
リューボフ・リュビモヴァ(チェンバロ(*))
録音:1985年(+)、1986年(*)、モスクワ音楽院 発売:2003年
使用楽器:
1980年、ラインハルト・ヴォン・ナーゲル製(モデル:1726年、ブランシェ製、
フレンチ)(*)
1981年、Zuckermann/Raudonikas製(モデル:1645年、リュッケルス製、
フレミッシュ)(*)
1766年、Tschudi(ロンドン)製、国立M・グリンカ中央音楽文化博物館所蔵(+)古
楽から現代音楽まで縦横無尽に活躍するロシアの鬼才アレクセイ・リュビモフ
(1944-)が妹リューボフ・リュビモヴァ(1946-1988)と共演した貴重なアルバム。




<RIVO ALTO>
●旧譜ご案内
CRR 9607 ¥1980
ボッテジーニ(1821-1889):弦楽のための大五重奏曲ハ短調
ロッシーニ(1792-1868):弦楽のためのソナタ
第1番ト長調/第2番イ長調/第3番ハ長調
イタリア弦楽四重奏団
ルチオ・デガーニ、ジセッラ・クルトロ(ヴァイオリン)
ジャン・カルロ・ディ・ヴァクリ(ヴィオラ)
カルロ・テオドロ(チェロ) ステファノ・シャシャ(コントラバス)
録音:1996年、インフィニティ・スタジオ 発売:1997年

CRR 9608 ¥1980
心燃え モンテヴェルディ:マドリガーレ集
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
麗しい乙女(「音楽の戯れ」から)
モンテヴェエルディ:心燃え(マドリガーレ集第8巻 から)
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
2声と通奏低音のためのカンツォーネ
モンテヴェルディ:秘めたとげの上に美しく(マドリガーレ集第7巻 から)
モンテヴェエルディ:
おお、私はつまづき("Quarto scherzo delle ariose.." から)
ジョヴァンニ・バッティスタ・グリッロ(?-1622):
4つのリコーダーと通奏低音のためのヴェネツィア風カンツォーネ
モンテヴェルディ:さあ、どうぞ口づけを(マドリガーレ集第7巻 から)
モンテヴェルディ:かつてお前はすべて私のものだった(「音楽の戯れ」から)
サロモーネ・ロッシ(1570-1630):
ガリアルダ「ヴェントゥリーノ」-シンフォニア-ガリアルダ「マルケジーノ」
モンテヴェルディ:黄金の髪(マドリガーレ集第7巻 から)
モンテヴェルディ:美しい羊飼い(マドリガーレ集第9巻 から)
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ(1550?-1630頃):
ソプラノ・リコーダーとオルガンのためのソナタ第4番
モンテヴェルディ:ニンファの嘆き(マドリガーレ集第8巻 から)
モンテヴェルディ:呪わしいその姿(「音楽の戯れ」から)
モンテヴェルディ:
愛の神よ、私はどうすればよいのか(マドリガーレ集第7巻 から)
クアドロ・アゾラーノ
アンナリーザ・マッサロット(ソプラノ) 
サブリーナ・シミオーニ(メゾソプラノ)
フェルッチョ・バゼーイ、ジェラルド・ペッセット(テノール) 
ロベルト・スパノ(バス)
クラウディオ・サルトラート(バス、リコーダー、ディレクター)
アッリーゴ・ピエトロボン、アンジェロ・ディ・プリーマ、
ダヴィデ・カルリ(リコーダー)
マッシモ・バッティステッラ、フェデリコ・プーポ(ヴァイオリン)
ヴァルテル・ヴェスティデッロ(チェロ) イヴァーノ・ザネンギ(キタローネ)
フランチェスコ・ザノット(チェンバロ、ポジティヴ・オルガン)
録音:1996年6月、シルヴェッレ、パドヴァ県、イタリア 発売:1997年

CRR 9609(CD-R) ¥1980
20世紀の窓 フルートとギターのための音楽
プーランク(1899-1963):3つの無窮動
カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):ソナティナ Op.205
ヴィラ=ロボス(1887-1962):花の分類
イベール(1890-1962):間奏曲
フランコ・マルゴラ(1908-1992):4つのエピソード
山下豊子(1942-):童話「ビビ」から(1994)
アンドレア・タルメッリ(1950-):Klinamen II
カルロ・マストロピエトロ(1965-):
少年時代の9つの短い作品 から/ありがとう、イザベル(*)
クラウディオ・オルテンシ(フルート)
カルロ・マストロピエトロ(ギター(*以外))
録音:1996年2月、ボローニャ、イタリア 発売:1998年
CD-Rです。ご注意ください。

CRR 9611 ¥1980
サンテ・ザノン(1899-1965):合唱と器楽のための作品集
アーゾロの歌(弦楽のための;1952)(*)
ミサ第4番(教皇ピウス10世生誕100年記念、合唱と管弦楽のための;1935)(+)
グレゴリオ聖歌のポリフォニーによる4つの小品(無伴奏合唱のための;1954)(#)
属音によるリチェルカーレ
(ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための五重奏曲;1960)(**)
サンテ・ザノン合唱団(+/#)
ザグレブ放送交響楽団(*/+/#)
ステファノ・マッツォtレーニ(指揮(*/+/#))
アンサンブル'900 五重奏団(**)
ディミトリ・ロマーノ(ピアノ) ハニー・キラース(第1ヴァイオリン)
ドーラ・セラフィン(第2ヴァイオリン) 
シルヴェストロ・ファヴェーロ(ヴィオラ)
マーラ・アルマンニ(チェロ)
録音:1996年11月11、20日、ヴァトロスラフ・リシンスキ・ホール、ザグレブ、
クロアチア(*/+)
1996年10月18日、インフィニティ・スタジオ、トレヴィーゾ、イタリア(#)
1996年10月30日、ヴェスコヴィレ神学校、修道院ホール(**)
発売:1996年

CRR 9612 ¥1980
クリスマス前奏曲
オルランド・ディピアッツァ編曲:ザンポーニャ・パストラル
キャサリン・K・デイヴィス:リトル・ドラマー・ボーイ
ステファノ・ダ・ロス編曲:星
レナート・ファイト:見よ、良い知らせがある
ジェスター・ヘアーストン:マリアの御子
マリオ・ラナーロ:私は崇める
ピエトロ・A・ヨン:御子イエス
ディーノ・ステッラ編曲:優しい処女よ、めでたし
アーサー・ウォレル:メリー・クリスマス
モーツァルト:子守歌 K.350
シュッツ:クリスマス物語 SWV435a から 終曲
グルーバー:きよしこの夜
ランベルト・ピエトロポリ:ゆりかごの子守歌
ヨハン・リッター・フォン・ヘルベック:僕(しもべ)らよ、ともに歌え
レーガー:マリアの子守歌
アダン:オー・ホーリー・ナイト
マリオ・ラナーロ編曲:ファースト・ノエル
サンタ・ジュスティーナ・ベッルネーゼ・スコラ・カントールム&少年合唱団
不詳(管楽器、オルガン伴奏)
アルベルト・ダ・ロス(指揮)
録音:1996年3月8-9、21日、6月14-15日、教区教会、メアーノ、ベッルーノ県、
イタリア
1996年3月30日、5月25日、6月21日、教区教会、トナディコ、トレント県、
イタリア
発売:1996年

CRR 9615 ¥1980
ドニゼッティ(1797-1848):ピアノのためのシンフォニアとワルツ集
シンフォニア ニ長調「ラ・パルテンツァ」/シンフォニア イ長調
シンフォニア ニ長調(I)/シンフォニア ハ長調(I)
シンフォニア ニ長調(II)/シンフォニア ハ長調(II)
シンフォニア・イン・カプリッチョ ホ長調/アダージョとアレグロ ト長調
ワルツ第1番ハ長調/ワルツ第2番ハ長調/ワルツ第3番イ長調
ワルツ第4番イ長調
エリザベッタ・デッシ(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:1997年

CRR 9617 ¥1980
Nillatun 世界の歌
フアン・デル・エンシーナ:喜びが苦しみに変わろうとも(ビリャンシコ)
ドナルド・ジェイムズ:茂みと茨(イギリス民謡)
ジャック・シャイー:ヴィラ(ポルトガル民謡)
ベーピ・デル・マルツィ:Laila oh!(イタリア、ヴェネト・アルプス民謡)
エンニオ・ヴェトゥスキ:Mare maje!(イタリア、アブルッツォ民謡)
ロドルフォ・クビク:ゴンドラを漕ぐ女(イタリア、ヴェネツィア民謡)
ジャン・パゴ:時には母のない子のように(黒人霊歌)
レンツォ・ブラセスコ:子守歌(ペルー民謡)
ルイージ・モルフィーノ:
チチェレネッラ(イタリア、カンパーニャのタランテッラ)
ジャン・パゴ:入口に立つ母(スペイン、アンダルシア民謡)
ハリー・シメオン:
リトル・ドラマー・ボーイ(アメリカ、キャサリン・K・デイヴィス作曲)
フランシスコ・マディナ:父の戦争(バスクの礼拝から)
パブロ・カザルス:鳥の歌(カタルーニャ民謡)
ロドルフォ・クビク:ニッラトゥン(インカの賛歌)
モーツァルト:子守歌
サン・サルヴァトーレ合唱団
ジョヴァンニ・ボルトリ(指揮)
録音:1996年11月、聖マルティノ教会、コッレ・ウンベルト、トレヴィーゾ県、
イタリア
発売:1996年

CRR 9702 ¥1980
カンタンティブス・オルガニス
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1557頃-1612):リチェルカーレ第2番
アントニオ・ヴァレンテ(16世紀):イントルチアのバッロ
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
アリアと変奏曲「ラ・フレスコバルダ」
/オブリガート歌唱を伴うリチェルカーレ(*)
ヴィヴァルディ(1678-1741)/
ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748)編曲:協奏曲ロ短調
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736):
「主よ、急いで私を救ってください」から グローリア(*)
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):夕べの歌
フランチェスコ・パオロ・トスティ(1846-1916):アヴェ・マリア(*)
マルコ・エンリコ・ボッシ:処女マリアへのカンツォンチーナ
ロッシーニ(1792-1868):グローリア・ミサ から ラウダームス(*)
セルジョ・デ・ピエーリ:フェニーチェ大劇場
ファッラエッラ・ベノーリ(ソプラノ(*))
セルジョ・デ・ピエーリ(オルガン)
録音:1996年9月、主任司祭教会、メーオロ、ヴェネツィア県、イタリア 
発売:1997年

CRR 9705 ¥1980
ピアノから ギター三重奏によるムソルグスキーとラヴェル
ムソルグスキー(1839-1881)/ヴィンチェンツォ・ディ・ベネデット、
カルロ・マルキオーネ、ステファノ・パラミデッシ編曲:組曲「展覧会の絵」
ラヴェル(1875-1937)/ヴィンチェンツォ・ディ・ベネデット、
ステファノ・パラミデッシ、アルトゥーロ・タッリーニ編曲:
クープランの墓/亡き王女のためのパヴァーヌ/道化師の朝の歌(「鏡」より)
トリオ・コンツェントゥス
ヴィンチェンツォ・ディ・ベネデット、ステファノ・パラミデッシ、
アルトゥーロ・タッリーニ(ギター)
録音:1997年4月4-6日、スタジオ・ミレニアム、ローマ、イタリア 
発売:1997年

CRR 9706(CD-R) ¥1980
アストル・ピアソラ(1921-1992):室内楽作品集
5つのタンゴ・センセーション(アコーディオンと弦楽四重奏のための)(*)
ギターのための3つの小品(*)/ピアノのための3つの前奏曲(+)
ル・グラン・タンゴ(チェロとピアノのための)(+)
インテルアンサンブル
ステファノ・アントネッロ、アレッサンドロ・ファジュオリ(ヴァイオリン)
ジョヴァンニ・ペトレッラ(ヴィオラ) ルーカ・パッカニェッラ(チェロ)
クラウディオ・ヤコムッチ(アコーディオン) マルコ・パヴィン(ギター)
ベルナルディーノ・ベッジョ(ピアノ)
録音:1995年12月、1996年1月、サンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会礼拝堂(*)
1996年6月、アウディトリウム・マッダレーネ(*)、パドヴァ、イタリア(*/+)
発売:2000年
CD-Rです。ご注意ください。

CRR 9708 ¥1980
ピエトロ・ダ・コルトーナの時代の音楽 17世紀ローマの音楽
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
カンツォーナ第29番「バッチェリーナ」
ジャコモ・カリッシミ(1605-1674):ヨブの物語
フレスコバルディ:カンツォーナ第20番「ラ・リッパレッラ」
ステファノ・ランディ(1587-1639):O begl'occhi di sole
ドメニコ・マッツォッキ(1592-1665):Cura, che di timor ti nutri
フレスコバルディ:カンツォーナ第21番「ラ・テグリムッチャ」
カリッシミ:Dunque degl'horti miei
ジュゼッペ・ジャンベルティ(1600?-1662?):二重奏曲第1番-第3番
ヨハン・カスパル・ケルル(1627-1693):Admiramni
フレスコバルディ:カンツォーナ第27番「ラ・ランチョーナ」
リンプレッサ・アルモニカ
アンジェラ・ブッチ(ソプラノ) ガブリエッラ・マルテッラッチ(アルト)
ヴィットーリオ・カタルチ(バス) ジョルジョ・アンドレアーニ(フルート)
アルベルト・ジュリアーニ(トロンボーン) 
レロンツォ・ビアジーニ(ヴァイオリン)
ファブリツィオ・カルドーザ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
エレオノーラ・ラポーネ(チェンバロ、オルガン)
録音:1997年9月15-17日、ベルギー国立聖ジュリアーノ・デイ・フィアミンギ
教会、ローマ
発売:1997年
ピエトロ・ダ・コルトーナ(1596-1669)はローマのバルベリーニ宮殿の巨大な
天井画で知られるイタリアの画家・建築家。

CRR 9709 ¥1980
口づけ あの時のメロディ イタリア歌曲集
ルイージ・ゴルディジャーニ(1806-1860):道を通るジョヴァノッティン
ロッシーニ(1792-1868):約束/踊り
ベッリーニ(1801-1835):お願いだ、私の理想の美女よ
ドニゼッティ(1797-1848):家を建てたい
ヴェルディ(1813-1901):ストルネッロ
ルイージ・アルディーティ(1822-1903):口づけ
フランチェスコ・パオロ・トスティ(1846-1916):夢/かわいい口もと
アルトゥーロ・ブッツィ=ペッチャ(1854-1943):コロンベッタ
スタニスラオ・ガスタルドン(1861-1939):禁じられた音楽
レイナルド・アーン(1875-1939):ゴンドラに乗った金髪の美少女
エルネスト・デ・クルティス(1875-1937):忘れな草
エルマンノ・ヴォルフ=フェッラーリ(1876-1948):
なんと腹が立つことでしょう/道を通るジョヴァノッティーノ
ダニエラ・ベノーリ(ソプラノ)
エンツァ・フェッラーリ(ピアノ)
録音:1997年10月、アカデミー劇場、カステルフランコ・ヴェネト、イタリア 
発売:1998年

CRR 9711 ¥1980
アゴスティーノ・ステッファニ(1654-1728):室内カンタータ集 Vol.1
Navicella che ten vai(ソプラノ、テノールと通奏低音のための)
Hai finito di lusingarmi(ソプラノと2つのヴァイオリンと通奏低音のための)
Lagrime dolorose(バス、2つのリコーダーと通奏低音のための)
Forma un mare il pianto mio(ソプラノ、テノールと通奏低音のための)
Hò scherzato in verità(2人のソプラノと通奏低音のための)
Crudo amor morir mi sento(ソプラノ、アルトと通奏低音のための)
クアドロ・アゾラーノ
アンナリーザ・マッサロット、エルネスタ・ポンタローロ、
サブリーナ・シミオーニ(ソプラノ)
モニーカ・セスト(アルト) フェルッチョ・バゼーイ、
ジェラルド・パッセット(テノール)
クラウディオ・サルトラート(バス、ディレクター)
アッリーゴ・ピエトロボン、アンジェロ・デ・プリーマ(リコーダー)
マッシモ・バッティステッラ、フェデリコ・プーポ(ヴァイオリン)
ジャンカルロ・ジャコミン(チェロ) フランチェスコ・ザノット(チェンバロ)
録音:1997年11月、インフォニティ・スタジオ、トレヴィーゾ、イタリア 
発売:1998年
世界初録音と表示されています。

CRR 9712 ¥1980
物語のかけら クリスマスの音楽
ザノン/トロンコン編曲:おお、来たれ!(パストラーレ)
バーリン/マッツォレーニ編曲:ホワイト・クリスマス
コンテ:子守歌
ロハ/ゴリーニ編曲:アヴェ・マリア
不詳/ソラヴィア編曲:グリーンスリーヴズ
不詳/ジラルディ、トロンコン編曲:神の御子は今宵しも
コッポラ/ゴリーニ編曲:祈り/パストラーレ
グルーバー/ジラルディ、トロンコン編曲:きよしこの夜
不詳/ジラルディ、トロンコン編曲:ノエル
ジョン・レノン/マッツォレーニ編曲:ハッピー・クリスマス
サンテ・ザノン合唱団&管弦楽団
ステファノ・マッツォレーニ(指揮)
録音:1997年10月、聖ピオ10世神学校教会、トレヴィーゾ、イタリア

CRR 9800(CD-R) 2枚組 ¥3150
ミルコ・デ・ステーファニ(1959-):オルガン作品集
3つの練習曲(1983)/シャルルマーニュの巡礼(1989)
4つのセクエンツァ(1984)
ピエルパオロ・トゥレッタ(オルガン)
録音:1997年7月28-29日、聖ピエール大聖堂、ジュネーヴ、スイス
CD-Rです。ご注意ください。

CRR 9801 ¥1980
私を燃え立たせるあの炎 
コントラバスとピアノによる18世紀イタリアのアリア集
ヘンデル(1685-1759);Lascia ch'io pianga
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):Sei mio ben
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):O cessate di piagarmi
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736):
Se tu m'ami / Sentirsi il petto accendere / Tre giorni son che Nina
ヘンデル:Cara sposa
ベネデット・マルチェッロ(1686-1739):
Non ho vita che per piangere / Quella fiamma che m'accende
ヴィヴァルディ(1678-1741):Piango, gemo, sospiro / Sposa son disprezzata
ステファノ・シャシャ(コントラバス)
ダヴィド・G・レオナルディ(ピアノ)
録音:1998年1月、トレヴィーゾ 発売:1998年

CRR 9803 ¥1980
ガブリエーリ、カヴァッツォーニ:オルガン作品集
アンドレア・ガブリエーリ(1510頃-1586):
リチェルカーレ第12旋法/トッカータ第10旋法/カンツォン・アリオーサ
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1557頃-1612):
フーガ第9旋法/リチェルカーレ/ファンタジア第6旋法
マルカントニオ・カヴァッツォーニ(1490頃-1570頃):
リチェルカーダ/Plus ne regres
ジローラモ・カヴァッツォーニ(1510頃-1565頃):
「I le bel e bon」によるカンツォーナ
/「Falt d'argens」によるカンツォーナ
すべての救い主であるキリスト(賛歌)/めでたし、海の星(賛歌)
セルジョ・デ・ピエーリ(オルガン)
録音:1983年7月、サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂
発売:1998年
使用楽器:カッリード製/ピアッジャ製

CRR 9804 ¥1980
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ集
K.144 / K.146 / K.208 / K.209 / K.134 / K.135
K.490 / K.492 / K.424 / K.425 / K.435 / K.436
マリア・ヴィットーリア・グイーディ(チェンバロ)
録音:1986年5月、ヴェネツィア 発売:1998年
使用楽器:K・ヴィットマイヤー製(モデル:1640年、リュッケルス製)

CRR 9808 ¥1980
澄んだ冷たく甘い水 ペトラルカのリリシムズと16世紀の音楽
フランシスクス・ボッシネンシス:Recercar primo(Libro II)
バルトロメオ・トロンボンチーノ/ボッシネンシス:
Ochi mei lassi / Che debo far
トロンボンチーノ:Amor quando fioriva
ボッシネンシス:Recercar sesto(Libro I)
トロンボンチーノ/ボッシネンシス:S'il dissi mai
トロンボンチーノ:Movesi'l vecchiarel
ヴィンチェンツォ・カピローラ:Ricerchar ottavo
アントニオ・パタヴィーノ・ストリンガリ:Non al suo amante
マルケット・カーラ/ギヨーム・ド・モルレイ:Non al suo amante
ボッシネンシス:Ricercar quinto(Libro II)
ジョヴァンニ・アントニオ・ブロッコ:
El modo de dir sonetti - Ite caldi suspiri
パオロ・スコートノ/ボッシネンシス:O tempo o ciel volubil
ルイス・デ・ミラン:
Fantasia XVI / Nova angelata / Amor che nel mio pensier / Gentil mia
donna
フランチェスコ・ダ・ミラノ:Ricercar(n.42)
フィリップ・ヴェルドロ/アドリアーン・ヴィラールト:Se mai provasti donna
ヴェルドロ/バルビエリス:Magrigale "Se mai provasti donna"
メルキオーロ・デ・バルビエリス:Fantasia sopra "Se mai provasti donna"
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ:
Chiare, fresche e dolci acque
エンリケス・デ・バルデラバノ:Fantasia del quinto tono
ヴェルドロ/バルデラバノ:Italia mia
アロンソ・ムダラ:Tiento del sexto tono / La vita fugge
セバスティアーノ・フェスタ/モルレイ:O passi sparsi
フェスタ/アルベルト・デ・リッペ:O passi sparsi
アルフォンソ・デラ・ヴィオラ:Amor quando fioriva
ヤコブ・アルカデルト/ジョヴァンニ・マリア・ダ・クレーマ:Ochi mei lassi
エスタキオ・ロマーノ:Pace non trovo
ジャコモ・ゴルザニス:Guerra non ho da far
シモネッタ・ソーロ(ソプラノ)
フィランコ・フォイス(リュート)
録音:1998年1月10-12日、聖ミケーレ教会記念聖具室、カリアリ、サルデーニャ、
イタリア
発売:1998年

CRR 9809 ¥1980
天国で 声楽とオルガンのための音楽
J・S・バッハ(1685-1750):
トッカータとフーガ ヘ長調 BWV540/来たれ、甘き死よ(*)
神よ、あなたの恵みは何と大きいことか BWV462(*)
おお、かわいいイエス様 BWV493(*)/来たれ、異教徒の救い主よ BWV659
ヴィヴァルディ(1678-1741):マニフィカト RV611 から(*)
Et exultavit / Quia respexit / Quia fecit
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):シャコンヌ ホ短調 BuxWV160
ベートーヴェン(1770-1827):願い(*)
アロイス・クラウスマン(1850-1926):トッカータ
マックス・レーガー(1783-1916):マリアの子守歌(*)
ラッファエッラ・ベノーリ(ソプラノ(*))
セルジョ・デ・ピエーリ(オルガン)
録音:1997年、主任司祭教会、メーオロ、ヴェネツィア県、イタリア 
発売:1998年

CRR 9811 ¥1980
オルガンのためのソナタとシンフォニア集
アンドレア・ルッケージ(1741-1801):2つのテンポによるソナタ ヘ長調
ジャンバッティスタ・タリアザッシ(17??-1789?):
二段鍵盤のためのソナタ ト長調/アダージョ ニ短調
イグナツィオ・スペルゲル(1734-1808):
シンフォニア ハ長調/パストラーレ ニ長調
ジローラモ・スキアヴォン(1751-1821):アレグロ・マエストーソ ハ長調
ニッコロ・モレッティ(1763-1821):
シンフォニアの代用ためのソナタ ニ長調/エレヴァツィオーネのためのソナタ
ジャンバッティスタ・ボッシ(?-?):トッカータ ニ短調
ガエターノ・ナーヴェ(1787-184?):
シンフォニア ハ長調/オーケストラの代用のためんソナタ ハ長調
アメーデオ・アローマ(オルガン)
録音:時期の記載なし、聖レオナルディ教会、イタリア 発売:1998年
使用楽器:1787年、ガエターノ・カッリード製

CRR 9812 ¥1980
ムツィオ・クレメンティ(1752-1832):
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集 Vol.1
ヘ長調 Op.3 No.4/変ロ長調 Op.3 No.5/ハ長調 Op.3 No.6
ト長調 Op.13 No.1/ハ長調 Op.13 No.2/変ホ長調 Op.13 No.3
マッシモ・アンフォッシ(ピアノ)
マリオ・ヴァシレフ(ヴァイオリン)
録音:データ記載なし 発売:1998年

CRR 9821(CD-R) ¥1980
パリから、おお、いとしい人
ヴェルディのオペラによるオーボエとピアノのための
19世紀のトランスクリプション集
リコルダーノ・デ・ステーファニ(1839-1904):「トロヴァトーレ」による幻想曲
ドナート・ロヴレリオ(1841-1907):「仮面舞踏会」による幻想曲
ジョヴァンニ・ダエッリ(1800?-1860):「リゴレット」による幻想曲
ジュゼッペ・ガリボルディ(1833-1905):「椿姫」によるモザイク
リコルダーノ・デ・ステーファニ:「アッティラ」によるディヴェルティメント
ラッファエーレ・パルマ(1815-1883):「リゴレット」によるポプリ
ジャンフランコ・ボルトラート(オーボエ)
ロベルト・アロージオ(ピアノ)
録音:1998年3月21-23日、サーラ・バロッツィ、ミラノ、イタリア

CRR 9828(CD-R) ¥1980
ベートーヴェン、ウェーバー:フォルテピアノ四手連弾のための作品集
ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァルトシュタイン伯爵の主題による8つの変奏曲ハ長調
行進曲変ホ長調 Op.45 No.2
歌曲「君を思う」による6つの変奏曲ニ長調
ウェーバー(1786-1826):6つの小品 Op.3/6つの小品 Op.10
デュオ・クラヴィエーレ
エレーナ・モデナ、イラーリオ・グレゴレット(ピアノ)
録音:1998年10月18-20日、フェルトレ市立博物館、ビエッラ県、イタリア
使用楽器:1815年頃、バルトロメオ・コスネル製
CD-Rです。ご注意ください。




<SMEKKLEYSA>
SMK 3 ¥2080
スヴェイン・ルーズヴィーク・ビョルンソン(1962-):
…では、私はどこへ行けば? 室内楽作品集
太陽の光(フルートのための;1990)/鎮静(ヴァイオリンのための;1989)
波紋(クラリネットのための;1994)
ピンク色のブイから(ピアノのための;1992)
雷鳴のなかの沈黙(フルートとギターのための;1990)
幹のない枝(フルートのための;1989)/ふたつ(ヴィオラのための;1992)
無菌状態(チェロとピアノのための;1994)
影を残して-父の思い出に(フルートとギターのための;1991)
フルート、クラリネット、ヴァイオリン、
チェロとピアノのための五重奏曲(1996)
Ego is emptiness[自我は虚しいもの](チェロと声のための;1997)(*)
カプト・アンサンブル
録音:1996年12月、ヴィージスターザ教会、ハブナルフィヨルド、
アイスランド(*以外)
1997年8月、アイスランド国営放送スタジオ12、レイキャヴィーク、
アイスランド(*)

SMK 8 ¥2080
ヨウルン・ヴィーザル(1918-):森の若者 歌曲集
眠れぬ時/民謡/六月の朝/フィドル弾きビャルナルのバラッド
クリスマスに歌う春の歌/カーンにて/夜の訪問客/妖精の国の民謡
窓/母さんは眠りたい/海のトロルの詩/月明かりの白馬
中国の川のほとりで/ハルパの国の歌(私のところに春がきて)
名手のしくじりを思い出して/徒歩の歌/森の若者/道しるべをなくして
子供たちにパンをやらねば/ごましお髭の老人が岩のそばに座り
エリーン・オウスク・オウスカルスドウッティル(ソプラノ)
ヨウン・ソルステインソン(テノール)
ロヴトゥル・エルリングソン(バリトン)
ソウラ・エイナルスドウッティル(ソプラノ)
ゲリット・シュイル(ピアノ)
録音:1998年6、7月、ヴィーダリーン教会、アイスランド

SMK 9 ¥2080
ヨウルン・ヴィーザル(1918-):強打
ピアノ協奏曲「強打」(1977)(*)
昔のアイスランド民謡による変奏曲(チェロとピアノのための;1975)(+)
5つの古いアイスランドのバラッドによる瞑想(ピアノのための;1963)(#)
アイスランド組曲(ヴァイオリンとピアノのための;1974)(**)
ステイヌン・ビルナ・ラグナルスドウッティル(ピアノ(*/+))
アイスランド交響楽団(*)
ペッテル・スンドクヴィスト(指揮(*))
ロヴィーサ・フィエルステード(チェロ(+))
ヴァルゲルズル・アンドリェスドウッティル(ピアノ(#))
レイフェイ・シーグルザルドウッティル(ヴァイオリン(**))
セルマ・グヴズムンスドウッティル(ピアノ(**))
録音:1997年9月2-3日、ハウスコウラビーオウ(大学映画館)、
レイキャヴィーク、アイスランド

SMK 10 ¥2080
ヨウルン・ヴィーザル(1918-):プロローグ
バレエ組曲「火」(管弦楽のための;1950)(*)
グリーンランド人オウラヴルのリームルのためのプロローグ
(混声合唱とピアノのための;1950/改訂:1960)(+)
バレエ組曲「オウラヴル・リリュロウス」(管弦楽のための;1951)(#)
アイスランド交響楽団(*/#)
ペッテル・スンドクヴィスト(指揮(*))
ハムラクリーズ合唱団(+)
アウルニ・ヘイミル・インゴウルソン(ピアノ(+))
ソルゲルズル・インゴウルスドウッティル(指揮(+))
ポール・スカイラー・フィリップス(指揮(#))
録音:1999年6月23日、ハウスコウラビーオウ(大学映画館)(*),
2002年1月21日、国立美術ギャラリー(+),
1997年9月2-3日、ハウスコウラビーオウ(大学映画館)(#),
レイキャヴィーク、アイスランド(*/+/#)

SMK 20 2枚組 ¥2700
ヨウン・レイフス(1899-1968):歌曲全集
ヨウナス・ハトルグリームソンの死に寄せる追悼の歌 Op.45(1958)
郷愁/孤独/心よ、立ち上がれ
交響曲「サガの英雄たち」からの歌 Op.25(1941)
燃えるスカルプヒェージンの歌/作男たちへの訓告
ソルモウズルの死の歌
2つのアイスランド民謡 Op.19b(1934頃-1935頃)
ねんねん坊や/ブレイジフィヨルド
2つの歌 Op.18a(1931-1933); おやすみ/韻
ハウヴァマウルの3つの詩 Op.4(1924);王の子/私は若く/獣は死ぬ
立て、石の家 Op.47a(1958)
2つの歌 Op.14a(1929-1930); 月はゆっくりと動き/子守歌
サガの3つの歌 Op.24(1941)
私の母はお代を払ってほしい/ステインゲルズルに寄せる愛の詩
グンナルの丘の歌
3つの歌 Op.23(1941); 詩/幽霊の踊り/春の詩
思い出の国 Op.27 No.3(1927-1928)
「エッダ」の愛の詩 Op.18b(1931-1932); 長きは一夜/ギミルの庭で
古アイスランドのスカウルド詩 Op.31(1944-1945)
ホグヴィンスマウル・ソウリル氷河/船旅の歌/ワタリガラスの言葉
3つのアイスランド賛美歌 Op.12a(1929)
天にまします父よ/花を見よ/魂よ、立ち上がれ
トルレク Op.33a(1947)
フィンヌル・ビャルナソン(テノール)
オットルン・マグヌーソン(ピアノ)
録音:2000年12月、2001年1、4月、サルリン音楽ホール、コウパヴォーグル、
アイスランド

SMK 21 ¥2080
私の世界とあなたの世界 アイスランド女性作曲家の歌曲集
セルマ・カルダロウンス(1919-1984):夢
ヒルディグンヌル・ルーナルスドウッティル(1964-):愛の太陽の中で
マルグリェーテ・オットルノウルフスドウッティル(1967-):Hradyrid
ヨウルン・ヴィーザル(1918-):ごましお髭の老人が岩のそばに座り
カロウリーナ・エイリークスドウッティル(1951-):三月
モウエイズル・ユーニーウスドウッティル(1972-):私の世界とあなたの世界
スーリーズル・ヨウンスドウッティル(1967-):詩
イングン・ビャルナドウッティル(1905-1972):もうじき人生の欲望は萎え
ラグンヒルドゥル・ギースラドウッティル(1956-):私が女なら
エリーン・グンレイグスドウッティル(1965-):レイキャヴィークに降る雨
ミスト・ソルケルスドウッティル(1960-):あなたは18歳
バウラ・グリームスドウティル(1960-):願いを言って
マルグリェーテ・クリスティーン・ブロンダール(1968-):いくつかの言葉
ソウラ・マルテインスドウッティル(1978-):仕返し
エリーサベト・ヨウンスドウッティル:渡り鳥
ビョーク(ビョルク・グヴズムンスドウッティル)(1965-):存在
ヨウルン・ヴィーザル(1918-):クリスマスに歌う春の歌
マリーア・ブリンヨウルヴスドウッティル(1919-):すずめ
アウスゲルズル・ユーニーウスドウッティル(メゾソプラノ)
ステイヌン・ビルナ・ラグナルスドウッティル(ピアノ)
アウスヒルドゥル・ハーラルスドウッティル(フルート)
エイズル・ハフステインスドウッティル(ヴァイオリン)
ソウルン・オウスク・マリノウスドウッティル(ヴィオラ)
ブリンディース・ハトラ・ギルファドウッティル(チェロ)
マリオン・ヘッレラ(ハープ)
ホルズル・アウスケルソン(オルガン)
レイニル・ヨウナソン(ハーモニウム)
合唱団
録音:2001年夏、サルリン音楽ホール、コウパヴォーグル,
ディグラーネ教会、レイキャヴィーク、アイスランド

SMK 23 ¥2080
バウラ・グリームスドウッティル(1960-):聖処女マリアの栄光
わが魂は災いにさいなまれ(混声合唱のための編曲版;2000)
祝福された聖処女に(混声合唱のための;1998)
栄光のおとめ、マリアよ(男声合唱のための;1997)
マリア、主の百合(混声合唱のための;2000)
聖母マリアを讃えよう(混声合唱のための;1997)
もっとも敬虔な聖母の思い出に(混声合唱のための;2000)
クリョウメイキ合唱団
ベルンハルズル・ウィルキンソン(指揮)
録音:2001年1月、スカウルホルト教会、アイスランド

SMK 24 ¥2080
アトリ・ヘイミル・スヴェインソン(1938-):室内管弦楽のための作品集
口論(チェロと管弦楽のための;1997)(*)
コンチェルト・セルペンティナーダ[蛇行する協奏曲]
(ピアノと管弦楽のための)(+)
歓びの瞬間(管弦楽のための;1989)(#)
アイスランドのラップ(管弦楽のための)(#)
エアリング・ブロンダル・ベンクトソン(チェロ(*))
アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル(ピアノ(+))
レイキャヴィーク室内管弦楽団
グヴズムンドゥル・オウリ・グンナルソン(指揮(*))
ベルンハルズル・ヴィルキンソン(指揮(*/#))
録音:2000年5、6月、2001年4月、ヴィージスターザ教会、
ハブナルフィヨルド,
サルリン音楽ホール、コウパヴォーグル、アイスランド

SMK 25 ¥2080
フロウズマル・インギ・シーグルビョルンソン(1958-):
スカウルホルト・ミサ
(ソプラノ、テノール、バスと室内管弦楽団のための;2000)
マルタ・グヴズルーン・ハトルドウルスドウッティル(ソプラノ)
フィンヌル・ビャルナソン(テノール)
ベネディクト・インゴウルソン(バス)
カプト・アンサンブル
グンステイン・オウラフソン(指揮)
録音:2001年9月、サルリン音楽ホール、コウパヴォーグル、アイスランド

SMK 28 ¥2080
ヨウン・ノルダル(1926-)ルクス・ムンディ 教会音楽集
ルクス・ムンディ[世の光]/ソンドゥムのオウラフ師の詩による民謡の編曲
時刻は遅く/喜び、主を讃えよう/ああ、私は悲しみにうちひしがれ
まことの光/わが信仰は定まらず
レクイエム(ソプラノ、バリトンと混声合唱のための;1995)(*)
ハトルヴェイグ・ルーナルスドウッティル(ソプラノ)
オウラヴル・ルーナルソン(バリトン)
クリョウメイキ室内合唱団
ベルンハルズル・ヴィルキンソン(指揮)
録音:2002年、クヴェラゲルジ教会、クヴェラゲルジ、アイスランド(*以外)
1996年、ヴィーダリーン教会、ガルザベル、アイスランド(*) 原盤:ITM(*)

SMK 29 2枚組 ¥2700
ソウラリン・ヨウンソン(1900-1974):歌曲&男声合唱曲集
[CD 1](*)
アヴェ・マリア/苦悩/牧歌/タイヨウチョウ
シグルーン・ヒャウルムティスドウッティル(ソプラノ)
子供と月/この墓に/明日/子守歌
イングヴェルドゥル・イール・ヨウンスドウッティル(メッツォソプラノ)
すみれ/夜/真夜中/鳥
ガルザル・ソウル・コルテス(テノール)
古きアイスランド精神を讃え/夜明けがやってきた
あなたの人生は明るい空のように
ベルグソウル・パウルソン(バリトン)
幸せ者/主よ、謙虚な気持ちで祈りを捧げます
若き日、私は荒海に乗り出し
オウラヴル・キャルタン・シーグルザルソン(バリトン)
アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル(ピアノ(以上全曲))
[CD 2](+)
はるかな昔には(アイスランド民謡)/海冷たき北に
天使たちがおまえを守ってくれるように/ラウキの酒樽から
あいさつ/海の精
フォウストブロウジル男声合唱団 アウルニ・ハルザルソン(指揮)
録音:2002年5月15日、6月13日、8月18、25日、ヴィージスターザ教会、
ハブナルフィヨルド、アイスランド(*)
2002年10月19日、11月26日、ラングホルト教会、レイキャヴィーク、
アイスランド(+)

SMK 32 ¥2080
ヨウン・アウスゲイルソン(1928-):七弦の詩 室内楽作品集
アイスランド民謡によるピアノ五重奏曲(1975)
管楽五重奏曲第2番(1998)/弦楽四重奏曲第3番(2002)
管楽八重奏曲(1977)/七弦の詩(弦楽七重奏のための;1967)
レイキャヴィーク室内管弦楽団
レイキャヴィーク管楽五重奏団
録音:2002年12月、ヴィージスターザ教会、ハブナルフィヨルド、
アイスランド
2003年6月、イーミル・リサイタルホール、レイキャヴィーク、アイスランド
共同製作:ITM

SMK 38 ¥2080
ハブリジ・ハトルグリームソン(1941-):弦楽合奏のための音楽
Herma Op.17(チェロと弦楽合奏のための;1994、初稿)
Ombra Op.27(ヴィオラと弦楽合奏のための;1999)
Ríma Op.15(ソプラノと弦楽合奏のための;1993)
トゥールレイフ・テデーエン(チェロ)
ソウルン・オウスク・マーリノウスドウッティル(ヴィオラ)
ラグンヒル・ハイラン・ソーレンセン(ソプラノ)
レイキャヴィーク室内管弦楽団
ベルンハルズル・ヴィルキンソン(指揮)
録音:2002年1、6月、アイスランド国立ギャラリー、レイキャヴィーク、
アイスランド

SMK 40 ¥2080
ビョルグヴィン・グヴズムンソン(1891-1961)の歌曲による
音楽劇「音のきらめき」
シグルーン・ヒャウルムティスドウッティル(ソプラノ)
エイヨウルブル・エイヨウルソン(テノール)
ベルグソウル・パウルソン(バリトン)
アイヴル・ポルスドッティル(歌)
シーグルズル・インギ・スノルラソン(クラリネット)
シグルーン・エズヴァルスドウッティル(ヴァイオリン)
ヴァルディマル・コルベイン・シーグルヨウンソン、
ビルギル・ブラガソン(コントラバス)
エドヴァルド・ラウルソン(ギター)
ピェートゥル・グリェータルソン(打楽器)
スノルリ・シグフース・ビルギソン、
アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル、
キャルタン・ヴァルデマルソン(ピアノ)
フォウストブロウジル男声合唱団
アウルニ・ハルザルソン(指揮)

SMK 41 ¥2080
ジョン・A・スペイト(1945-):
クリスマス・オラトリオ「ひとりのみどり児が私たちのために生まれた」
(4人の独唱者、2つの合唱と管弦楽のための;2002)
エリーン・オウスク・オウスカルスドウッティル(ソプラノ)
グヴズルーン・ヨウハンナ・オウラフスドウッティル(メゾソプラノ)
ガルザル・ソウル・コルテス(テノール)
ベーネディクト・インゴウルソン(バス)
レイキャヴィーク・スコラ・カントールム
ハトルグリーム教会モテット合唱団
アイスランド交響楽団
ホルズル・アウスケルソン(指揮)
録音:2002年12月、ハトルグリーム教会、レイキャヴィーク、アイスランド

SMK 42 ¥2080
グンナル・レイニル・スヴェインソン(1934-):
グラウムルと格闘 ギターのための作品集
虹の下で
雨の中の紙ボート/ここに君の足跡が/リフ
もしも僕が君のように白鳥だったら/君は春のようにやってきた
ワルツを踊った/ワタリガラスは僕の信仰に不平を唱えながらやってきた
泉の夢
アイスランド・ラプソディ
愛の歌/ヴァイキングのショッティーシュ/羊飼いの少年の踊り
乳しぼり娘の歌/グラウムルと格闘
ジャンゴ・ラインハルトへのオマージュ
秋色/かすかに光る北極光/うわごと/アニュス・デイ・ブルース
酒の話(アイスランド民謡による変奏曲)
夕べの訪れる時、その日を讃えよ(2つのギターのための)(*)
朝の手ざわり/奇行/パルティータ/夜明け/夢の中の一日
夜の輪踊り
シーモン・H・イーヴァルソン(ギター)
ヨルゲン・ブリリング(ギター(*))
録音:2001、2002年、ヴィージスターザ教会、ハブナルフィヨルド、
アイスランド

SMK 44 ¥2080
カミッラ 新鮮な空気を吸い込んで
リコーダーとエレクトリック・サウンドのためのアイスランド音楽
アトリ・ヘイミル・スヴェインソン(1938-):
悲しみは深く(テナーリコーダーのための;2002)
ヒルマル・ソウルザルソン(1960-):
ソノニムス II(コントラバスリコーダー、テナーリコーダー、
アルトリコーダーとエレクトロニックサウンドのための;1999)
ヒャウルマル・H・ラグナルソン(1952-):
ソロ(テナーリコーダーのための;1996)
キャルタン・オウラフソン(1958-):
グルヴェイグ(コントラバスリコーダーとエレクトロニックサウンドのための)
ラウルス・ハトルドウル・グリームソン(1954-):
罪の美しさ(コントラバスリコーダー、テナーリコーダー、
ソプラノリコーダーとエレクトロニックサウンドのための)
カミッラ・セーデルベリ(リコーダー)
録音:2001年6月、2002年11月、ヴィージスターザ教会、ハブナルフィヨルド、
アイスランド
共同製作:ITM

SMK 45 ¥2080
マグヌース・ブロンダル・ヨウハンソン(1925-2005):黄昏に 歌曲全集
黄昏に/ワタリガラスの詩/手/太陽の高い夏に/子守歌/昨日の夜
荒れ地のオアシス/小さな雨だれ/キャンドルに火を灯し
ソウティの詩/孤独/賛美歌512番/ムナグロの歌/みんなの夢の中に
のら犬/アイスランド賛歌/夢の情景
ナ・ノ・マニ(アウキ・アウスゲイルソン編曲)
荒れ地のオアシス(スーリーズル・ヨウンスドウッティル編曲)
子守歌(ソウラ・マルテインスドウッティル編曲)
アリア(ゴースティジタル編曲)
黄昏に(ダーヴィズ・ブリンヤル・フランソン編曲)
アウスゲルズル・ユーニーウスドウッティル(メゾソプラノ)
アウルニ・ヘイミル・インゴウルソン(ピアノ)
ステイグリームル・ソウルハトルソン(オルガン)
録音:2006年夏、サルリン音楽ホール、コウパヴォーグル,
ネス教会、レイキャヴィーク、アイスランド

SMK 46 ¥2080
ヨウン・レイフス(1899-1968):悲歌
スケルツォ・コンチェルト Op.58(室内アンサンブルのための;1964)
フルートとピッコロ、クラリネット、バスーン、ヴィオラと
チェロのための五重奏曲 Op.50(1960)
田園変奏曲
(ベートーヴェンの主題による弦楽四重奏のための)Op.8(1920-1930)
悲歌(男声合唱、メッツォソプラノとヴァイオリンのための)Op.35(1947)
悲嘆/悲しみの踊り/海の詩
ソウルン・グヴズムンスドウッティル(メゾソプラノ)
マルシャル・ナルドー(フルート、ピッコロ)
エイナル・ヨウハンネソン(クラリネット)
ルーナル・H・ヴィルベルグソン(バスーン)
シーグルレイグ・エズヴァルスドウッティル、
ルート・インゴウルスドウッティル(ヴァイオリン)
ソウルン・オウスク・マーリノウスドウッティル(ヴィオラ)
インガ・ロウス・インゴウルスドウッティル(チェロ)
男声歌手たち(合唱)
レイキャヴィーク室内管弦楽団
ベルンハルズル・ヴィルキンソン(指揮)
録音:2002年5月、2004年11月、2005年5月、ヴィージスターザ教会、
ハブナルフィヨルド,
ラングホルト教会、レイキャヴィーク、アイスランド

SMK 47 2枚組 ¥2700
アウルニ・ビョルンソン(1905-1995):一日の終わり 様々な作品集
弦楽合奏のための小組曲; 田園詩/スケルツェッティーノ/夜想曲/ロンド
アウルニ・ビョルンソン室内アンサンブル ポール・バリット(リーダー)
ピアノ・ソナタ ニ短調 Op.3
ジェイムズ・リズニー(ピアノ)
4つの民謡(フルートとピアノのための)
ハイメ・マルティン(フルート) ジェイムズ・リズニー(ピアノ)
ロマンス第1番 Op.6(ヴァイオリンとピアノのための)(*)
ロマンス第2番 Op.14(ヴァイオリンとピアノのための)(*)
エリザベス・レイトン(ヴァイオリン) ジェイムズ・リズニー(ピアノ)
レイキャヴィーク行進曲/旧友/ホルンを吹き鳴らせ
アイスランド祝祭マーチング・バンド 
トリグヴィ・M・バルドヴィンソン(指揮)
わが主の祈り/歌え自由の国よ/クリスマスはいつまでも
ハブナルフィヨルド室内合唱団 ヘルギ・ブラーガソン(指揮)
美しき人/夜/雲は太陽に口づけされ/春の歌
幸せよ、お前は私を悲しくさせる/ハタオリドリの舞/詩人は口をつむぐ
青い山並み/朝/世捨て人/黄昏の歌/花が眠るとき/片足エイリーク
夕暮れに/白い帆をかけて/魅せられて/一日の終わり 以上17曲(*)
グンナル・グヴズビョルンソン (テノール) 
ジェイムズ・リズニー (ピアノ)
インドリーザ・エイナルソンの劇「大晦日」の2つの歌
私はひとり岩の上に/見張りに立つ娘
ビョルグ・ソウルハトルスドウッティル(ソプラノ)
ジェイムズ・リズニー(ピアノ)
この歌を踊ろう/道案内をしてくれ/夕まぐれの歌
アウルニ・ビョルンソン・クアルテット
ヨウハンナ・ヴィグディース・アルナルドウッティル(歌)
アグナル・マウル・マグヌーソン(ピアノ)
ソルグリームル・ヨウンソン(ベース) スコット・マクレモーア(ドラムス)
録音:1996年6月(*)、2006年4、5月、セント・マーティン教会、
イースト・ウッドヘイ、
ハンプシャー、イギリス
2006年、FIH スタジオ,ハウサリル音楽学校、ハブナルフィヨルド、
アイスランド
前出:Olympia, OCD 463(*)

SMK 50 ¥2080
ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938-):
劇 室内アンサンブルのための作品集
フィリグラン(室内管弦楽のための;1993)
ドゥルシネア(ギターと弦楽のための;1996)
Wiblo(ホルン、ピアノと弦楽のための;1976)
劇について(ヴァイオリンと室内管弦楽団のための;1998)
人々について(室内アンサンブルのための;1988)
ジョーセフ・オグニベーネ(ホルン)
グヴズムンドゥル・ピェートゥルソン(ギター)
ルート・インゴウルスドウッティル(ヴァイオリン)
アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル(ピアノ)
レイキャヴィーク室内管弦楽団
ベルンハルズル・ヴィルキンソン(指揮)
録音:2000年6月、2001年11月、サルリン音楽ホール、コウパヴォーグル,
イーミル・コンサートホール、レイキャヴィーク,
ヴィージスターザ教会、ハブナルフィヨルド、アイスランド
共同制作:ITM

SMK 54 ¥2080
優しい心 詩人ソンドゥムのオウラヴル・ヨウンソンの詩による作品集
バウラ・グリームスドウッティル(1960-):(*)
真理なる主は/いかに崇めようと我は値せず
かつての悲劇はいくどとなく胸に
トリグヴィ・M・バルドヴィンソン(1965-):(+)
汝の信仰の正しきは神にのみ/かくも美しき女(ひと)を失い
神の子らは祝福の時と呼ぶ
スーリーズル・ヨウンスドウッティル(1967-):(#)
最愛のキリスト者たちよ、耳を傾けよ
心に留めよ、キリスト者たちよ、よく聞け
おお、主なる神よ、わが心身は衰え/人は愛されているあまり
フーギ・グヴズムンソン(1977-):人の純粋な魂は詩に歌われた神を(**)
グリーマ・ヴォーカルアンサンブル
エイディース・フランスドウッティル(オーボエ(*))
オッドゥル・ビョルンソン(アルトトロンボーン(+))
ヒルディグンヌル・ハトルドウルスドウッティル(ヴァイオリン(#/**))
ヘルディス・アンナ・ヨウンスドウッティル(ヴィオラ(#/**))
ブリンディース・ビョルグヴィンスドウッティル(チェロ(#/**))
ステーフ・ヴァン・オーステルハウト(打楽器(*/**))
ダグラス・A・ブロッチー(オルガン(*/+/#))
ベルンハルズル・ヴィルキンソン(指揮)
録音:2003年7月、スカウルホルト教会、スカウルホルト、アイスランド 
共同製作:ITM

SMK 55 2枚組 ¥2700
アトリ・ヘイミル・スヴェインソン(1938-):フルートのための作品全集
Xanties(夜に舞う蝶)(フルートとピアノのための(*))
レーテー(忘却の川)
(バスフルート、アルトフルートまたはフルートのための;1987)
間奏曲(フルートとピアノのための;1970(*))
鳴る分[Sounding Minutes](無伴奏フルートのための;1981)
間奏曲 II(フルートとピアノのための;1970)(*)
ミニグラム
(無伴奏フルートまたは他の管楽器のための5つの小さな楽章;1991)(+)
フルート・ソナタ(フルートとピアノのための;2005)(#)
あなたを覚えている(アイスランド民謡による無伴奏フルートまたは
他の楽器のための変奏曲;2005)
アウスヒルドゥル・ハーラルスドウッティル(フルート)
クリスティン・H・アウルナソン(ギター(+))
アトリ・ヘイミル・スヴェインソン(ピアノ(*))
アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル(ピアノ(#))
録音:2005年5、11、12月、サルリン音楽ホール、コウパヴォーグル,
ヴィージスターザ教会、ハブナルフィヨルド、アイスランド

SMK 57 ¥2080
アイスランド民謡の遺産 ビャルニ・ソルステインソンのコレクションから
私たちは剣で木を切った(ビャルニ・ソルステインソン編曲)
二本の樫が並んで立っていた(A・P・ベアグレン 編曲)
バビロンの激しい流れのほとりで I/バビロンの激しい流れのほとりで II
バビロンの激しい流れのほとりで III/風がたびたび樫を痛めつけた
ルーシードル/比べようもない娘を知っている/愛しいイエス・キリストよ
神々しい太陽は海の隠れ家に沈んだ/運命の渦巻く流れのそばで
自然はまどろんでいるようだ/イエスがエルサレムへ
おのが定めを誰が嘆こうか
ばかな老ワタリガラスは、けっして本を開かなかった
イスラエルの民がエジプトから脱出した時/子供たちは歌う
私は命の宮殿を待ち望みます I/私は命の宮殿を待ち望みます II
私は命のの宮殿を待ち望みます III/今、冬が歩みを進め
母さん、僕は災難にあったよ/あなたを覚えている I
/あなたを覚えている II
あなたを覚えている III/あなたを覚えている IV
あの日々のすべての思い出/クロムブルルのことは、はっきり覚えている
希望と不安には番があり/私は悲しみに沈み/運命に身を委ね
田舎者ビャルニは小屋で眠っていた
家に帰ったはいいが、頭が上げられず/悲しむ者がいなくても
お眠り、私のシーグルーン/天使たちがお前を守ってくれるように
若者は主の/ねんねんころり
雲よ、黒く姿を変えるおまえは(ビャルニ・ソルステインソン編曲)
マルタ・グヴズルーン・ハトルドウルスドウッティル(ソプラノ)
オウラヴル・キャルタン・シーグルザルソン(バリトン)
オットルン・マグヌーソン、
アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル、
トウマス・グヴズニ・エッゲルトソン(ピアノ)
録音:2001年2月19日、4月3日、5月22日、10月19日、2003年11月30日
ヴィージスターザ教会、ハブナルフィヨルド、アイスランド

SMK 59 ¥2080
グラニット・ゲームズ アイスランドのピアノ作品集
ミスト・ソルケルスドウッティル(1960-):グラニット・ゲームズ(2003)
ヨウン・レイフス(1899-1968):4つの小品 Op.2(1922)
ゆるやかなワルツ/アイスランド前奏曲/アイスランド・バラード
アイスランド・スケルツォ
コルベイン・エイナルソン(1971-):ダイナマイト(2005)
ソルステイン・ヘイクソン(1949-):2つのトッカータ(2003)
ヒルマル・ソウルザルソン(1960-):
ピアノとコンピュータのためのソノニマス「石に刻まれ」(2005-2006)
アイスランド民謡/カロウリーナ・エイリークスドウッティル(1951-)編曲:
なおさら誰も責められまい
アウスケトル・マウッソン(1953-):幻想的小品(2004)
ステイグリームル・ルクロフ(1971-):イカルス(2003)
ティンナ・ソルステインスドウッティル(ピアノ)
録音:2006年8月、サルリン音楽ホール、コウパヴォーグル、アイスランド

SMK 61 ¥2080
ハブリジ・ハトルグリームソン(1941-)
日記からのメモ(ヴィオラとピアノのための)Op.33(*)
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
ラクリメ-ダウランドの歌曲の投影(ヴィオラとピアノのための)Op.48(+)
ソウルン・オウスク・マリーノウスドウッティル(ヴィオラ)
ステイヌン・ビルナ・ラグナルスドウッティル(ピアノ)
録音:2007年3、5月(*)、9月(*)、SAAホール、レイキャヴィーク、
アイスランド

SMK 64 ¥2080
ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938-):合唱作品集
トロルの踊り(1970)/始まり(1978)/出発の準備が整い(1980)
ストローフ(1998)/われヴィーヴァルは(1988)/断片1&2(1999)
春が響き渡る(1986)/自慢の日々(2005)/昔のしつけ(1971)
グリーラの子どもたちの遊び(1970)
高き天にいます聖なる主よ(編曲作品;1971)
私の心にやさしく入ってくるものは(編曲作品;1967)
神の甘き栄光を歌え(編曲;1989)
インマヌエルが今夜私たちのもとに(編曲作品;1980)/光と音(1976)
聖母マリアの詩(1974)/サ・ブレヴィス(1993)
お聞きください、天の創り主よ(1972)/退出賛美歌(1981)
今、太陽が海に沈む
ハムラクリーズ合唱団
ソルゲルズル・インゴウルスドウッティル(指揮)
録音:1981年、スカウルホルト教会/1988、1996年、ラングホルト教会
1995、1996年ランダコティ・キリスト教会/1999年、ヴィージスターザ教会
1999、2000年、リスタサブン島/2005年、ハトルグリーム教会,
ハウテイグ教会
以上、アイスランド

SMK 74 ¥2080
ヒムノディア・サクラ
音楽を讃えて/愛の心で永遠に讃えます/お聞きください、神の良き子よ
けっしてイエスの手をは放しません/わが最良の主
いかに幸いなことか、強い信念を授かった者
神はわれらに知恵を与えてくださった/祝福されし父、わが胸
神の霊は永遠なり/優しいイエス、心の喜び/十の聖なる戒めを聞け
おお、主なる神よ、私を憐れんでください
イスラエルの民がエジプトを去った時/主よ、あなたに望みを託します
おお、主よ、私の過ちを認めます/立ち上がれ、わが魂よ、主の栄光を歌え
主の良き贈り物を見よ/世界は夕べに包まれた/すべての地に知らしめよ
主よ、あなたは昼であり光である/天にいますわれれが父よ
カルミナ室内合唱団
ピリオド楽器奏者
アウルニ・ヘイミル・インゴウルソン(指揮)
録音:2009年6月29日、7月6-8日、ラングホルト教会、レイキャヴィーク、
アイスランド
「ヒムノディア・サクラ(聖歌集)」はヴェストマン諸島の司祭グヴズムンドゥ
ル・ホグナソンにより1742年に編纂された手写歌譜本。18世紀にアイスラン
ドで作られ手写歌譜本で最大となる101の収録曲のうち、多くがこの譜本以外
では確認できないとのことです。当盤には別出典の曲も含まれています。

SMK 76 ¥2080
森のはずれを遠く離れたところに アイスランドの歌
ビョーク(ビョルク・グヴズムンスドウッティル;1965-):キャルヴァル
グンナル・レイニル・スヴェインソン(1933-):もうじきもっといい季節が
困ったことが/エリーン・ヘレナ/夜は泣くために
森のはずれを遠く離れたところに/夜は泣くために II/困ったことが II
マグヌース・ブロンダル・ヨウハンソン(1925-2005):
ワタリガラスの詩/砂にはさまれた国
アウスゲルズル・ユーニスドウッティル(メゾソプラノ)
ヨウナス・セン(キーボード)
ピェートゥル・グリェータルソン(ヴィブラフォン、パーカッション)
ソウルズル・ホグナソン(ベース)
キャルタン・ヴァルデマルソン(アコーディオン、ピアノ)
オウスカル・グヴズヨウンソン(サクソフォーン)
録音:2010年6、9月、シルランド・スタジオ、レイキャヴィーク、
アイスランド

SMK 77 ¥2080
グラドゥアーレ・ノビリ、10年の歩み
バウラ・グリームスドウッティル(1960-):聖母をたたえよう
フロウズマル・インギ・シーグルビョルンソン(1958-):眠れぬ時
ヒルディグンヌル・ルーナルスドウッティル(1964-):マリアの歌
アトリ・ヘイミル・スヴェインソン(1938-):
マリアに捧げる秋の歌/マリアの詩
ヨウン・ノルダル(1926-):マリアへの祝詞[Salutatio Mariae]
ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938-):Haec est sancta solemnitas
ヘイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-):ロルカ組曲
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):くまばちの飛行
ヒャウルマル・ヘルギ・ラグナルソン(1952-):子守歌
ヒルディグンヌル・ルーナルスドウッティル(1964-):ヴォカリーズ
フレイザル・インギ・ソルステインソン(1978-):赤い騎士
トリグヴィ・M・バルドヴィンソン(1965-):
晩祷 から マニフィカト/詩編100
グラドゥアーレ・ノビリ(合唱)
ヨウン・ステファウンソン(指揮)
録音:2001、2008(2005?)、2011年、ラングホルト教会、レイキャヴィーク、
アイスランド
前出(アルバム・タイトル):

SMK 78 2枚組 ¥2700
シーグルスヴェイン・D・クリスティンソン(1911-1990):歌曲全集
春の日/良き姉妹/郷愁/もし私にできるなら/海辺で/昔の男は
ねんねん坊や/冬の魔法/馬を駆る妖精/クリスマスの楽しみ/酒の話
太陽が南の国から戻ってくる/1891年のクリスマス/クリスマス・イブ
飛んでおいで/黄昏におばあさんが歌う/グリーンランドから
何の夢を見るのだろう/誰も知らないこと/絵に描かれた天気/北国の谷
ストレイムスヴィーク/半島の北東/彼らの近づく音が聞こえた/夜
日暮れ/枯れたトネリコの木で/滝のさざめき/真夜中/春の頌歌
緑の枝で小さな詩人が/おんどり
シグルーン・ヴァルゲルズル・ゲスツドウッティル(ソプラノ)
クリスティン・オットルン・クリスティンソン(ピアノ)
エイナル・ヨウハンネソン(クラリネット)
録音:2000年7月、2001年6月、2002年6、7月、2003年4月、2011年2月、
ヴィージスターザ教会、ハブナルフィヨルド、アイスランド

SMG 6 2枚組 ¥2700
ピアニスト、ギースリ・マグヌーソン(1929-2001)
パウトル・イーソウルソン(1893-1974):
ユモレスク Op.1/3つのピアノ小品 Op.5;ブルレスク,間奏曲,
カプリッチョ
スヴェインビョルン・スヴェインビョルンソン(1847-1927):舞曲/牧歌
J・S・バッハ(1685-1750):イギリス組曲第6番ニ短調 BWV811
録音:1955年、ライヴ、ミラノ、イタリア
シューベルト(1797-1828):
楽興の時 D.780 から 第3番ヘ短調,第4番嬰ハ短調
録音:1958年、ライヴ、コペンハーゲン、デンマーク
シューベルト:12のドイツ舞曲(レントラー)D.790
録音:1977年、アイスランド国営放送、レイキャヴィーク、アイスランド
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ハ長調 K.132/同ホ長調 K.20
録音:1969年、アイスランド国営放送、レイキャヴィーク、アイスランド
バルトーク(1881-1945):
「子供のために」第1巻 から 豚飼いの踊り/アレグロ・バルバロ
録音:1958年、ライヴ、コペンハーゲン、デンマーク
J・S・バッハ:平均律クラヴィア曲集第1巻 から 前奏曲とフーガ;
ハ長調 BWV846,ハ短調 BWV847,ロ長調 BWV868,ロ短調 BWV869
録音:1985年、アイスランド国営放送、レイキャヴィーク、アイスランド
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ変イ長調 Op.110
ブラームス(1833-1897):ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24
録音:1988年、ハウスコウラビーオウ(大学映画館)、レイキャヴィーク、
アイスランド
ギースリ・マグヌーソン(ピアノ) 

<BAYARD>
S479195 ¥1780
J.S. バッハ:ゴールドベルグ変奏曲 BWV 988
増永 玲未(piano)
増永さんがBAYARDとの話の中で2011年3月大震災の思いを伝えたところ、この
録音が決まりました。




<OMM>
OMM0081 ¥1650
Philip Glass:Symphony No.9
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
世界初演は2012/1月1日 オーストリア・リンツ。New Yorkではグラス75才の
誕生日記念にて演奏。ブラスとパーカッションからなる3楽章。
リンツ・ブルックナー管弦楽団とはこれまでにグラスの交響曲第6.7.8番を録音
しており、今後も続くと思われる。

<独UNIVERSAL>
DECCA 4806120 ¥750
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第14番「月光」、第15番「田園」、第17番「テンペスト」
アルフレート・ブレンデル(P)

DECCA 4806127 ¥750
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」(ハイライト)
オブラスツォヴァ、ギャル、ドミンゴ、ポンス、バニーヴィチ
ジョルジュ・プレートル/ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」(ハイライト)
ストラータス、ドミンゴ、アンドレオッリ、ポンス、リナルディ
ジョルジュ・プレートル/ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団

DG 4806121 ¥750
ギドン・クレーメル&フレンズ
ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」-「夏」-第1楽章
クラウディオ・アバド/ロンドン響
バッハ:2台のチェンバロのための協奏曲第1番より
ハインツ・ホリガー(Ob) アカデミー室内管弦楽団
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番より第3楽章
ニコラウス・アーノンクール指揮 ウィーン・フィル
ベートーヴェン:ロマンス第1番 ト長調
エミール・チャカロフ指揮 ロンドン響
シューマン:幻想小曲集-ユモレスク
マルタ・アルゲリッチ(P) ミッシャ・マイスキー(VC)
他全13曲

DG 4806122 ¥750
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番、第4番
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
シャルル・デュトワ/ロンドン・フィル

DG 4806123 ¥750
ドビュッシー:前奏曲集 第1集、第2集
フリードリヒ・グルダ(P)




<URANIA>
WS 121.176 2枚組 ¥1450
ヴェルディ:歌劇「オテロ」
ラモン・ヴィナイ(T)
ヘルヴァ・ネッリ(S)
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(Br)
ナン・メリマン(Ms)、他
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC交響楽団、合唱団    1947年

WS 121.177 2枚組 ¥1450
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」
ジョージ・ロンドン(Br)
レオニー・リザネク(S)
ジョルジョ・トッツィ(Bs)
カール・リーブル(T)
アンタル・ドラティ指揮
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団 1960年

LDV 14006 ¥1080
フルートとギターのためのボヘミア音楽
JIRI MATYS(1927- ):Suita, Hra pro dva(初出音源)
SYLVIE BODOROVA(1954- ):
Pohadky jen tak(Just Fairy Tales only)1980 (初出音源)
JIRI BAIER(1934-2005):Bagatella (初出音源)
JAN NOVAK(1921-1984):Cithara poetica
Hana Budisova Colombo, flute
Simone Bellucci, guitar

LDV 14007 ¥1080
ピアソラ、プホール:作品集
ASTOR PIAZZOLLA:
HISTOIRE DU TANGO
REVIRADO
OBLIVION
AVE MARIA
LOS SUENOS
MAXIMO DIEGO PUJOL:
SUITE BUENOS AIRES
PAOLO FERRIGATO - MANUEL MERLO




<MEMBRAN>
NCA 60254 ¥1650
リスト:管弦楽曲集
交響詩「タッソー、悲哀と勝利」  2011/3/25-27
タッソーの輝かしき葬送 2011/10/24
交響詩「英雄の嘆き」 2011/3/25-27
交響詩「理想」 2011/3/25-27
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー




<TACTUS>
TC970302 ¥1080
パオロ・カヴァローネ(1975- ):コンフィーニ
1.(Dis)tensioni(2007)
2. Confini(2006)
3. Trompe l’o(r)eil(le)(2006)
4. Scendero a patti(2003)
5. Milagros(2007)
6. Frammenti lirici(2006)
7. D’apres Schumann(2004)
8. Polimorfie(2010)
9. Confronto(2004)
10. Teatri(2008)
ロベルト・ファブリチアーニ(Fl) ジーン・コッペルド(Cl)
スティーヴン・ゴスリング(P) カタリナ・ドメニチ(P)
ルーカ・サンツォ(Vla)、他




<MEMBRAN>
※昨日ご案内済み商品ですが、価格が変更(値下げ)になります。
こちらの商品番号でご注文下さい。

DOCUMENTS 233503 2枚組 ¥1050
バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(VC)
1955年 プラハの春音楽祭

DOCUMENTS 233512 10枚組 ¥1080
ブルーノ・ワルター/名演集
CD1-3:
マーラー:
交響曲第5番  ニューヨーク・フィル  1947年
交響曲第9番  ウィーン・フィル    1938年
大地の歌  カスリーン・フェリアー(A) ユリウス・パツァーク(T)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団  1952年
CD4-6:
モーツァルト:
交響曲第40番、第41番「ジュピター」 
コロムビア交響楽団    1959年、1960年
アイネ・クライネ・ナハトムジーク
コロムビア交響楽団    1958年
ヴァイオリン協奏曲第3番、第4番  ジノ・フランチェスカッティ
コロムビア交響楽団    1958年
レクイエム
イルムガルト・ゼーフリート(S) ジェニー・トゥーレル(A)
レオポルド・シモノー(T) ウィリアム・ウォーフィールド(Bs)
ニューヨーク・フィルハーモニック  1956年
CD7,8:
ベートーヴェン:
交響曲第3番「英雄」、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ルドルフ・ゼルキン(P)
ニューヨーク・フィルハーモニック   1941年
CD9:
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」第1幕
ロッテ・レーマン(S) ラウリッツ・メルヒオール(T)
エマヌエル・リスト(Bs) ウィーン・フィル  1935年
CD10:
ブラームス:交響曲第1番  コロムビア交響楽団 1959年
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
ナタン・ミルシテイン(Vn) ニューヨーク・フィル  1945年

DOCUMENTS 233518 10枚組 ¥1080
ルドルフ・ショック:名唱集
魔笛、イドメネオ、後宮からの誘拐、ドン・ジョヴァンニ、
ドン・パスクァーレ、椿姫、カルメン、ナクソス島のアリアドネ、
サロメ、死の都、バグダッドの理髪師、マノン・レスコー、
ボリス・ゴドゥノフ、ルスランとリュドミラ、スペードの女王、他
歌曲集 R.シュトラウス、ペッピング、ヴォルフ、ブラームス、
シューマン、シューベルト  他
ルドルフ・ショック(T)

DOCUMENTS 233519 8枚組 ¥1080
ライプツィヒ・トーマス教会合唱団によるバッハ
CD1,2:
モテット「歌え、主の御前に新しき歌を」 BWV.225
モテット「御霊はわれらが弱きを助け給う」 BWV.226
モテット「イエス、わが喜びよ」 BWV.227
モテット「おそるるなかれ、われ汝とあり」 BWV.228
モテット「来たれ、イエス、来たれ」 BWV.229
モテット「もろもろの国よ、主をほめ讃えよ」 BWV.230
ギュンター・ラミン指揮  1951年、1954年、1955年
教会カンタータ「われは満ち足れり」 BWV.82
ヘルマン・プライ(Bs) ヴィリー・ゲルラッハ(Ob)
クルト・トーマス指揮 ゲヴァントハウス管弦楽団 1959年
教会カンタータ「もろびとよ、歓呼して神を迎えよ」 BWV.51
アグネス・ギーベル(S) アルミン・メンネル(Trp)
クルト・トーマス指揮 ゲヴァントハウス管弦楽団 1959年
CD3:
教会カンタータ「神はわが王なり」 BWV.71
アグネス・ギーベル(S) マルガ・ヘフゲン(A)
ハンス=ヨアヒム・ロッチェ(T) テオ・アダム(Bs)
クルト・トーマス指揮 ゲヴァントハウス管弦楽団  1959年
教会カンタータ「われ喜びて十字架をになわん」 BWV.56
ヘルマン・プライ(Bs) ヴィリー・ゲルラッハ(Ob)
クルト・トーマス指揮 ゲヴァントハウス管弦楽団 1959年
CD4:
マニフィカト ニ長調 BWV.243
エリカ・ロキータ(S) ローレ・フィッシャー(A)
ハインツ・マルテン(Br) ヨゼフ・グラインドル(Bs)
ゲヴァントハウス管弦楽団    1944年
CD5,6:
ヨハネ受難曲 BWV.245
アグネス・ギーベル(S) マルガ・ヘフゲン(A)
エルンスト・ヘフリガー(T) フランツ・ケルヒ(Bs)
ハンス=オラフ・フーデマン(Bs)
ギュンター・ラミン指揮 ゲヴァントハウス管弦楽団  1954年
CD7,8:
マタイ受難曲 BWV.244
カール・エルプ(T) ゲルハルト・ヒュッシュ(Br)
ティアナ・レムニッツ(S) フリーデル・ベックマン(A)
ジークフリート・シュルツェ(Bs)
ギュンター・ラミン指揮 ゲヴァントハウス管弦楽団  1941年
ライプツィヒ・トーマス教会合唱団

<MEMORIES>
MR2206/2210 5枚組 ¥2080
(MONO)
クレンペラー指揮
フィルハーモニア管、
ウィーン楽友協会合唱団、
ヴィルマ・リップ(ソプラノ)、ウルズラ・ベーゼ(アルト)、
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)、フランツ・クラス(バス)
交響曲第1番ハ長調 op.21(1960年6月7日)
交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』(1960年5月29日)
交響曲第2番ニ長調 op.36(1960年5月29日)
交響曲第7番イ長調 op.92(1960年6月2日)
交響曲第4番変ロ長調 op.60(1960年5月31日)
交響曲第8番ヘ長調 op.93(1960年6月4日)
『エグモント』序曲 op.84(1960年5月31日)
バレエ音楽『プロメテウスの創造物』序曲 op.43(1960年6月2日)
交響曲第5番ハ短調 op.67『運命』(1960年5月31日)
交響曲第6番ヘ長調 op.68『田園』(1960年6月2日)
交響曲第9番二短調 op.125『合唱』(1960年6月7日)
序曲『コリオラン』 op.62(1960年6月4日)
まさに聳え立つ巨峰!クレンペラー+フィルハーモニア管による、1960年ウィ
ーン楽友協会に於けるベートーヴェン・ツィクルス。有名なライヴ録音です。
様々なレーベルから出ているとはいえ、M&AからのCDはこのレーベルらしい拍
手の合成や編集の甘さ、ステレオ感付加があり、かつてのチェトラ版が最も
高音質と言われております。当版は最もチェトラに近い音質で例えるならば、
コンサートホール最前列で聴くかのような臨場感。故に残響は抑え目で、強
烈な音響でヘビーなベートーヴェンを体現できます。厳しいリズム感、木管
に対しての自由な飛翔は聴いていて姿勢を正したくなるほどです。短期間で
一気に演奏されたこのツィクルスは巨匠も余程体調が良かったのか、怒鳴り
声も至る所ではっきり聴かれます。ウィーン芸術週間の聴衆も納得の名演と
して語り継がれている超名演です。

<SOLSTICE>
SOCD 283/5 3枚組 ¥5340
イヴォンヌ・ルフェビュール(1898-1986) 未発表録音集 
CD1
ラモー:ガヴォットと6つの変奏
J.S.バッハ:幻想曲とフーガ ト長調 BWV542
ハイドン:変奏曲Hob XVII 6
モーツァルト:
幻想曲 K.396 &475、ソナタ 第14番K.457、キラキラ星変奏曲K.265
シューベルト:ソナタ 第19番 D958‐第2&3楽章
CD2
ショパン:マズルカ op.7-3&5,op17-4,op-41-2,po56-2、バルカローレ op.60
シューマン:蝶々 op.2、幻想曲 op.17
ブラームス:インテルメッツォ op.119-1&0p118-6
CD3
リスト:
バラード S178、悲しみのゴンドラ II S200、紡ぎ歌(さまよえるオランダ人)
バルトーク:ブルガリアのリズムによる6つの舞曲(ミクロコスモスより)
アンリ・バロー(1900‐1997):ピアノ協奏曲(1939)*
カルロ・マルテッリ(1935‐):5つの舞曲 op.47*
デュカス:牧神のはるかな嘆き*
イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)
未発表録音集1(SOCD133/5),同2(SOCD959)(いずれも製造中止)に初CD化の3曲(*)
を加えて待望のリニューアル発売。

SOCD 281/2 2枚組 ¥3560
アンドレ・マルシャル讃
一部INA原盤  
CD1
J.S.バッハ:パルティータ「恵み深きイエスよ、よくぞ来ませり」BWV.768
ニコラ・グリニ:ティエルス・アン・ターユのレシ、5声のフーガ
F.クープラン:単旋律聖歌、クロモルヌのレシ/カルヴィエール:小品
ルイ・ヴィエルヌ:即興曲(幻想的小品集op.54より)、オルガン交響曲第4番
CD2
オーギュスタン・バリエ:トッカータop.7-3
シャルル・トゥルヌミール:公現祭の聖務日課
ジュアン・アラン:
アニ・ヤヴィシュタに捧げる2つの舞曲、連祷、終課の為の後奏曲
アンドレ・マルシャル:6つの即興曲
アンドレ・マルシャル(オルガン)