<クラシック・輸入盤新譜情報 12-03>


<Deutsche Grammophon>
4779340 2枚組 ¥2550
マスネ:歌劇「ウェルテル」(全曲)
ローランド・ビリャソン(テノール)、ソフィー・コッホ(メッゾ・ソプラノ)
中村恵理(ソプラノ)、オーデュン・イヴェルセン(バリトン)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:アントニオ・パッパーノ
録音:2011年5月 コヴェント・ガーデン王立歌劇場 (ライヴ)
ビリャソンの声帯手術後初となったコヴェントガーデンでのマスネ:「ウェル
テル」公演のライヴ録音。多感な詩人の繊細な情感を見事に歌い上げたビリャ
ソンの美声が、彼の復活を待ちかねていたファンたちを安堵の渦に包みこみま
した。今年、ビリャソンは2月にはウィーン国立歌劇場の「愛の妙薬」でシュ
ヴァルツと共演、7月はザルツブルク音楽祭で「魔笛」に出演するなど、世界
各地でファンに復帰の美声を贈る予定です。

479320 ¥1850
ブルックナー:交響曲第7番
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
指揮:ダニエル・バレンボイム
録音:2010年6月25日ベルリン、フィルハーモニー (ライヴ)
内面に迫るドラマティックな解釈で聴衆を圧倒したバレンボイム&ベルリン国
立歌劇場管弦楽団によるブルックナー:交響曲第7番。終演後13分間も拍手が鳴
りやまなかったという熱き名演がライヴで登場します。ベルリン国立歌劇場管
弦楽団の2012年春のヨーロッパ主要都市でのブルックナー全曲演奏ツアーに合
わせてのリリースとなります。バレンボイムは今年ウェスト=イースタン・
ディヴァン管弦楽団とのベートーヴェン交響曲全曲のリリースも予定されてお
り、目が離せません。

4764746 ¥1850
ファッシネーション・ダンス
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
ティボール・コヴァチ:Yiddishe Mame
シューベルト:ドイツ舞曲
チック・コリア:スペイン
シュケルツェン・ドリ&ティボール・コヴァチ:オリエンタル組曲
ボッケリーニ:メヌエット
ティボール・コヴァチ:ボヘミアの思い出
ピアソラ:リベルタンゴ
ゴドフスキー:懐かしきウィーン
ショスタコーヴィチ:ワルツ第2番
シュケルツェン・ドリ:Tsifteteli
リチャード・ロジャース:私のお気に入り
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 ホ短調
ジェリー・ボック:屋根の上のヴァイオリン弾き
ボーナス・トラック
フランティシェク・ヤーノシュカ:ファッシネーション・ダンス
ザ・フィルハーモニックス
ウィーン・フィルとベルリン・フィルのメンバーに加え、類まれなピアニス
ト、フランティシェク・ヤーノシュカによって結成されたThe Philharmonics
が織りなすセンセーショナルなアンサンブル!クラシックの名曲からジャズ、
ミュージカル、そしてメンバーによる新曲も含んだヴァラエティ豊かな作品
の数々。インスピレーション豊かなアレンジが加えられ、即興も交えた鮮や
かな演奏でお届けします。今年2012年のウィーン・フィル・ニューイヤー・
コンサート休憩時間に、オーストリア他の各国放送ではこの「ザ・フィルハ
ーモニックス」の映像が放映されていました。日本ではこちらはオンエアさ
れておりませんでしたので、知る人ぞ知る・・という団体名ではありますが、
厳選された名プレイヤーによるアンサンブルの妙技をお楽しみください。


●VIRTUOSO 各1枚 ¥750
4784027
ベートーヴェン:
(1) ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
(2) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
(1) スティーヴン・コワセヴィチ(P),
コリン・デイヴィス(指揮)BBC交響楽団
(2) アルテュール・グリュミオー(Vn),
コリン・デイヴィス(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
[録音] (1)1974年1月, アムステルダム  (2)1971年4月, ロンドン 
(ステレオ:セッション) 原盤:PHILIPS
コワセヴィチのピアノ協奏曲第3番。ピアノとオーケストラがしっかりと呼応
し合って、古典的でふくよかな交響的世界を現出しています。ヴァイオリン
協奏曲は、グリュミオーがフィリップスに録音した3種類のうちの最後の録音。
甘美で洗練された音楽性が光る気品高く繊細な響き。そして両曲ともデイヴィ
スの指揮による、オーケストラのコントロールの巧さと音楽への同化へのセン
スの良さは抜群で、曲の魅力をアップさせています。

4784028
(1) ブラームス:『ハンガリー舞曲集』より(I・フィッシャー編)
(1, 2, 3, 5, 6, 7, 8, 10, 17, 18,19, 20, 21番)
(2) ドヴォルザーク:『スラヴ舞曲集』より
(Op46-1, 2, 3, 7, 8 / Op72-1, 2, 7)
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ブダペスト祝祭管弦楽団
(1) [ヨゼフ・レンドヴェイ・ジュニア(ヴァイオリン),
ヨゼフ・レンドヴェイ・シニア(ジプシー・ヴァイオリン),
オスカー・オクロース(ツィンバロン)]
[録音]1998-1999年, ブダペスト、イタリアン・インスティテュート 
(デジタル:セッション) 原盤:PHILIPS 
イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭が、フィリップスに録音したそれぞ
れの全曲盤からの抜粋です。フィッシャー自身がアレンジを加え、ジプシー・
ヴァイオリンとツィンバロンが参加した本場もののブラームス。ブラームスが
描いた民俗的な踊りのリズム、躍動感が満ち満ちとしています。ドヴォルザー
クも、情熱的で情緒豊かな演奏が楽しめます。

4784029
ペルゴレージ:
(1)『スターバト・マーテル』
(2)『サルヴェ・レジナ ヘ短調』
(1) エマ・カークビー(Sp), ジェイムズ・ボウマン(C-T),
クリストファー・ホグウッド(指揮)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
(2) アンドレア・ショル(C-T)
クリストフ・ルセ(指揮) レ・タラン・リリク
[録音] (1)1988年, ロンドン (デジタル:セッション) 
原盤:L’OISEAU-LYRE 
(2)1999年, パリ (デジタル:セッション) 原盤:DECCA
26歳という若さで世を去ったペルゴレージ。死の年に作曲された「スターバト
・マーテル」は彼の豊かな才能を示す非常に美しく洗練された名曲です。後に
バッハもこの傑作にドイツ語の歌詞を用い手を加え、「詩篇51番(BWV.1083)」
として残しています。清楚なカークビー、情熱的なボウマンの声によって歌わ
れます。「サルヴェ・レジナ」では、究極の美声と確かな技術から見事な歌唱
で表現するショルが歌っており、悲嘆さをことさら強調することなく、器楽と
のすばらしいバランスでまとめられた清楚な美しさを感じさせる演奏です。

4784030
名歌手たちによる名唱
【プッチーニ:オペラ・アリア集】
『歌劇「ジャンニ・スキッキ」より「私のお父さん」-ルネ・フレミング(Sp)』
『歌劇「トスカ」より「妙なる調和」-ホセ・カレーラス(T)』
『歌劇「トスカ」より「歌に生き、恋に生き」-モンセラート・カバリエ(Sp)』
『歌劇「トスカ」より「星は光りぬ」-ルチアーノ・パヴァロッティ(T)』
『歌劇「ボエーム」より「冷たい手」
「私の名はミミ・・・おい!ロドルフォ」「ああ、麗しの乙女」
-レナータ・テバルディ(Sp), カルロ・ベルゴンツィ(T)他』
『歌劇「ボエーム」より「私が街を歩くときには」-ルネ・フレミング(Sp)』
『歌劇「マノン・レスコー」より「はなやかに着飾っても」
-キリ・テ・カナワ(Sp)』
『歌劇「蝶々夫人」より「ある晴れた日」-レナータ・テバルディ(Sp)』
『歌劇「蝶々夫人」より「軍艦です!」-フィオレンツァ・コッソット(Sp)』
『歌劇「蝶々夫人」より「ハミング・コーラス」-トゥリオ・セラフィン
(指揮)聖チェチーリア音楽院合唱団』
『歌劇「つばめ」より「ドレッタの素晴らしい夢」-ルネ・フレミング(Sp)』
『歌劇「修道女アンジェリカ」
-「母もなしに、ああ、坊や、お前は死んだのね!」-ルネ・フレミング(Sp)』
『歌劇「トゥーランドット」より「お聞きください、王子様」
-モンセラート・カバリエ(Sp)』
『歌劇「トゥーランドット」より「泣くな、リュー」
-ルチアーノ・パヴァロッティ(T)』
『歌劇「トゥーランドット」より「ああ!最後の時のために!」
-モンセラート・カバリエ(Sp)』
『歌劇「トゥーランドット」より「この宮殿に」
-ジョーン・サザーランド(Sp), ルチアーノ・パヴァロッティ(T)』
『歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ!」
-ホセ・カレーラス(T)』
ルネ・フレミング(Sp), ホセ・カレーラス(T),
モンセラート・カバリエ(Sp), ルチアーノ・パヴァロッティ(T),
カルロ・ベルゴンツィ(T), キリ・テ・カナワ(Sp),
レナータ・テバルディ(Sp), フィオレンツァ・コッソット(Sp),
ジョーン・サザーランド(Sp), 他原盤:DECCA, PHILIPS 
デッカ、フィリップスに録音されたオペラ全曲盤などから、名歌手たちが歌う
プッチーニの名唱ばかりを収録しました。

4784031
チャイコフスキー:
(1) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
(2) ゆううつなセレナードOp.26
(3) ワルツ・スケルツォOp.34
(1) ジョシュア・ベル(Vn)
ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)
クリーヴランド管弦楽団
(2)(3) 五嶋みどり(Vn)
レナード・スラットキン(指揮)
ロンドン交響楽団
[録音] (1)1988年, クリーヴランド、マソニック・オーディトリアム 
(デジタル:セッション) 原盤:DECCA
(2)(3)1987年, ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール 
(デジタル:セッション) 原盤:PHILIPS
ジョシュア・ベル、デビュー3年目に録音したチャイコフスキー。みずみずし
い感性と卓越した音楽センスによる感覚は新鮮でありながら、情熱的で華麗な
メロディーの歌いこみも熱い演奏。後半には、五嶋みどりによるチャイコフス
キーを収録。甘美で悲しみをこめた主題によっており、抒情美がみごとな演奏
です。

4784032
【オルガン・スペクタキュラー】
(1) J・S・バッハ:
『トッカータとフーガ ニ短調BWV.565』
『コラール「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」BWV.645』
(2) J・S・バッハ:『幻想曲ト長調BWV.572』
(3) ウォルトン:『戴冠式行進曲「王冠」』
(4) ジークフリート・カルク=エーレルト:
『凱旋行進曲 「いざ、もろびと神に感謝せよ」』
(5) アンリ・ミュレー:『主は我が宝物』
(6) テオドール・デュボワ:『トッカータ ト短調』
(7) レオン・ボエルマン:『「ゴシック組曲」より「トッカータ」』
(8) ルイ・ヴィエルヌ:『ウエストミンスターの鐘』
(9) ルイ・ヴィエルヌ:『「オルガン交響曲第1番」より終楽章』
(10) ジャン・アラン:『連祷』
(11) ヴィドール:『「オルガン交響曲第5番」より「トッカータ」』
サイモン・プレストン(org:(1)(3)(4)(8)(9)(11)),
ピーター・ハーフォード(org:(2)(7)), ジリアン・ウィーア(org:(5)(6)),
トーマス・トロッター(org:(10))
[録音] 1965-1999年, 原盤:DECCA, DG((1)(8)(11))
一条の光を思わせる高音、荘厳で堂々とした風格を感じさせる低音。オルガン
は教会になくてはならない楽器です。ここに収録されたバッハから近代のオル
ガン作品の名曲は、そのオルガンの魅力を最大限に発揮された作品ばかりで
す。イギリスのオルガン奏者プレストンの演奏は古楽奏法をオルガンに取り入
れた演奏で、光を放つようなスマートさが魅力的な演奏です。

478 4033
【トランペット・ヴォランタリー】
『クラーク:トランペット・ヴォランタリー』
『シャルパンティエ:「テ・デウム」より「プレリュード」』
『パーセル:トランペット・チューン』
-マイケル・レアード・トランペット・アンサンブル
『ヘンデル:「メサイア」より「ラッパは鳴り響き」』
『スタンリー:トランペット・チューン』
『アーバン:ヴェニスの謝肉祭』-ジョン・ウィルブラハム(Tp)
『グノー:アヴェ・マリア』『マルティーニ:トッカータ』
『テレマン:「英雄的な音楽」&「愛」』
『マルチェッロ:「オーボエ協奏曲」より「アダージョ」』
『ハイドン:「トランペット協奏曲」より第3楽章』
『ヴィヴァルディ:2つのトランペットのための協奏曲』
『ジャゾット:アルビノーニのアダージョ』
『フンメル:「トランペット協奏曲」より第3楽章』
『メンデルスゾーン:紡ぎ歌』『ヴァージル・トムソン:ビーチにて』
『ディニク:ホラ・スタッカート』-ホーカン・ハーデンベルガー(Tp)
マイケル・レアード・トランペット・アンサンブル,
ジョン・ウィルブラハム(Tp), ホーカン・ハーデンベルガー(Tp), 他
[録音] 1973-1993年, 原盤:DECCA, PHILIPS(ハーデンベルガー)
バロックの華々しいトランペット・コンソート。超絶技巧を要する「ヴェニス
の謝肉祭」。後半は、スウェーデンの名トランペッター、ハーデンベルガーに
よる演奏。有名なハイドンとフンメルのトランペット協奏曲。そして、あたか
もトランペットのために書かれたオリジナルであるように自然に吹く自在さが
見事なアレンジもの。この楽器の可能性に耳を傾けさせてくれます。

4784034
ビゼー:
「カルメン」組曲
「アルルの女」第1&2組曲
管弦楽のための小組曲「子供の遊び」
チョン・ミュンフン(指揮)
パリ・バスティーユ管弦楽団
[録音] 1991年3月、パリ、バスティーユ歌劇場 
(デジタル:セッション) 原盤:DG
情熱的なスペイン情緒を背景に血と死の匂いに包まれた「カルメン」、南フラ
ンスの牧歌的な背景のなかで繰り広げられる「アルルの女」、愛らしい子供の
世界を表情豊かに描いた「子供の遊び」。ビゼーの名組曲を収録したアルバム
です。溌剌とした生命力を存分に発揮したチョン・ミュンフンの指揮、木管セ
クションの軽妙洒脱な歌いまわしがきわめて印象的なバスティーユ管弦楽団の
色彩豊かな演奏は、ビゼーが書いた風景・生活だけでなく人間の心の描写をみ
ごとに描いています。

4784035
【ショパン:夜想曲集】
「第1番変ロ短調Op.9-1」「第2番変ホ長調Op.9-2」「第3番ロ長調Op.9-3」
「第4番ヘ長調Op.15-1」「第7番嬰ハ短調Op.27-1」「第8番変ニ長調Op.27-2」
「第9番ロ長調Op.32-1」「第10番変イ長調Op.32-2」「第12番ト長調Op.37-2」
「第13番ハ短調Op.48-1」「第15番ヘ短調Op.55-1」「第18番ホ長調Op.62-2」
「第19番ホ短調Op.72-1」
ダニエル・バレンボイム(P)
[録音] 1981年1&5月, ベルリン(デジタル:セッション) 原盤:DG
イギリスの作曲家フィールドに影響されて作曲したと伝えられるショパンの夜
想曲は、彼の諸作品のなかでもきわめてロマンティックな曲が数多く含まれて
います。ショパンは生涯に20数曲の夜想曲を作曲しましたが、このアルバムで
は映画に使用されて有名になった甘美な第2番を始め、人気の高い作品が新た
に選曲されています。指揮者としても縦横無尽の活躍を続けるバレンボイムの、
ピアニストとしての活動を如実に示す一枚です。感情過多な表現を抑制したク
ールな語り口で、透明で美しいショパンを作り出しています。

4784036
マーラー:
(1) 交響曲第1番ニ長調「巨人」
(2) 交響曲第10番嬰ヘ長調より「アダージョ」
クラウディオ・アバド(指揮)
シカゴ交響楽団((1)), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団((2))
[録音] (1)1981年2月, シカゴ(デジタル:セッション)原盤:DG
(2)1985年6月, ウィーン(デジタル:ライヴ)原盤:DG
アバド第1回目マーラー録音の中から、初デジタル録音となった「巨人」。弱
音部の美しさと流麗さと緊張感。そして最終楽章では、柔剛の個性が融合した
シカゴ響の余裕ある盛り上がりによって、アバドらしい若々しい息吹が感じら
れる演奏となっています。ウィーン・フィルの豊潤な弦楽器の魅力を存分に引
き出した第10番の「アダージョ」も収録しました。

4784037
モーツァルト:
『ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466』
『ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467』
ルドルフ・ゼルキン(P)
クラウディオ・アバド(指揮)
ロンドン交響楽団
[録音] 1981&1982年、ロンドン 
(デジタル:セッション)原盤:DG
暗く悲劇的な緊張感と優美な慰めが隣り合う第20番。ベートーヴェンを先取り
した作品と評される、モーツァルトの味わい深い独特の情感に溢れた短調の作
品。前曲と好一対をなす快活な曲想の21番は、清冽なアンダンテ楽章を持ち、
20世紀の名ピアニストであったゼルキンがアバドとロンドン交響楽団の共演を
得て演奏した名盤です。晩年のゼルキンの慈しむかのような誠実で高雅なたた
ずまいを備えた演奏は、まさに至高のものといえるでしょう。

4784038
【ロッシーニ:オペラ序曲集】
(1)『歌劇「セビリャの理髪師」序曲』
(2)『歌劇「チェネレントラ」序曲』
(3)『歌劇「どろぼうかささぎ」序曲』
(4)『歌劇「アルジェのイタリア女」序曲』
(5)『歌劇「ブルスキーノ氏」序曲』
(6)『コリントの包囲』序曲』,
(7)『歌劇「ウィリアム・テル」序曲』
クラウディオ・アバド(指揮)
ロンドン交響楽団((1)-(6)), ヨーロッパ室内管弦楽団((7))
[録音] (1)1971年9月、ロンドン (ステレオ:セッション)原盤:DG
(2)1971年9月、エディンバラ (ステレオ:セッション)原盤:DG
(3)-(6)1975年2月、ロンドン (ステレオ:セッション)原盤:DG
(7)1989年12月、ベルリン (デジタル:セッション)原盤:DG
16歳で第1作を発表して以来、21年間で38ものオペラ作品を残した、18・19世
紀イタリア・オペラの作曲家ロッシーニ。このアルバムには、21歳で作曲した
「アルジェのイタリア女」や、彼の名を不動のものにした「セビリャの理髪
師」を始め、代表作として知られる7曲のオペラの序曲を収録しています。
ロッシーニを最も重要なレパートリーとするアバドと、ロンドン交響楽団
(「ウィリアム・テル」のみヨーロッパ室内管弦楽団)による颯爽とした演奏を
お楽しみください。村上春樹の「ねじまき島クロニクル」の冒頭で「どろぼう
かささぎ」序曲を聞きながら、スパゲッティを茹でる場面がありますが、それ
はこの盤に収録された演奏です。

4784039
シューベルト:
『交響曲第8(7)番ロ短調D.759「未完成」』
『交響曲第5番変ロ長調D.485』
レナード・バーンスタイン(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
[録音] 1987年、アムステルダム 
(デジタル:ライヴ)原盤:DG
コンセルトヘボウ管を指揮したシューベルトの交響曲は、1987年にコンセルト
ヘボウ大ホールで収録されたもの。ウィーン・フィルとは一味違った美しさを
持つこのオーケストラを指揮し、最晩年のバーンスタイン演奏は強烈で、大き
な振幅と重量感に溢れ、かつ情緒豊かな演奏を聴かせてくれています。長い
キャリアの末にたどり着いたシューベルト像が、ここに刻まれています。

4784040
シベリウス:
(1) 交響曲第5番変ホ長調Op.82
(2) 交響曲第7番ハ長調Op.105
(3) 「カレリア」組曲Op.11
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
エーテボリ交響楽団
[録音] 2002年12月((1))、2003年8月((2))、1992年12月((3))、
エーテボリ (デジタル:セッション)  原盤:DG
エーテボリ交響楽団創立100周年を記念する録音の中から、フィンランドの国
民的大作曲家シベリウスの交響曲2曲とカレリア組曲を収録したアルバムです。
ヤルヴィと彼の手兵エーテボリ交響楽団は、北欧音楽ならではの情感豊かな語
り口と重量感溢れる表現は感動的。これら傑作の魅力を余すところなく、作品
の本来持つ美しさをより鮮明に描き出しています。

4784041
ストラヴィンスキー:
(1) バレエ:「ペトルーシュカ」(1947年改訂版)
(2) バレエ:「春の祭典」(1913年版)
レナード・バーンスタイン(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ボリス・ベルマン(P:(1))
[録音] 1982年4月、 テル・アヴィヴ(デジタル:ライヴ)原盤:DG
バーンスタイン&イスラエル・フィルの名盤のひとつのこの1枚は、力強い情熱
やダイナミックな表現が光る熱演が展開されています。この両者の顔合わせな
らではの熱っぽく説得力のある演奏を堪能できます。ストラヴィンスキーの作
品は、現代音楽に強い関心を示していた彼の十八番のひとつでしたが、ストラ
ヴィンスキーのバレエ2曲が収められたこのアルバムは、そうした意味からも
意義深い記録となっています。





<Deutsche Grammophon>
47956 18枚組 ¥5380
生誕150年記念、ドビュッシー主要曲作品BOX 完全限定盤
ザ・ドビュッシー・エディション(18CD BOX)
《Disc 1》
『夜想曲』『交響詩「海」』『クラリネットと管弦楽のための狂詩曲第1番』
『バレエ「遊戯」』
ピエール・ブーレーズ(指揮)
クリーヴランド管弦楽団,
フランクリン・コーエン(Cl) [録音:1991&1993年]
《Disc 2》
『牧神の午後への前奏曲』『管弦楽のための「映像」』『交響組曲「春」』
ピエール・ブーレーズ(指揮)
クリーヴランド管弦楽団 [録音:1991年]
《Disc 3》
『ピアノと管弦楽のための幻想曲』
ジャン=ルドルフ・カールス(P)
アレクサンダー・ギブソン(指揮)ロンドン交響楽団 [録音:1969年]
『神聖な舞曲と世俗的な舞曲*』『スコットランド行進曲』
ヴェラ・バディングス(Hp*)
ベルナルド・ハイティンク(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 
[録音:1976-1977年]
『英雄的な子守歌』
エドゥアルト・ヴァン・ベイヌム(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 [録音:1957年]
『バレエ「カンマ」』『舞曲(スティリー風タランテラ)』
リッカルド・シャイー(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 [録音:1994&1986年]
《Disc 4&5》
『前奏曲集第1&2巻(全曲)』
クリスティアン・ツィマーマン(P)[録音:1991年]
《Disc 6》
『映像第1集』『映像第2集』『組曲「子供の領分」』
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)[録音:1971年]
《Disc 7》
『練習曲集第1巻』『練習曲集第2巻』
内田光子(P)[録音:1989年]
《Disc 8》
『ベルガマスク組曲』『忘れられていた映像』『ピアノのために』『版画』
『スケッチ帳より』『喜びの島』『2つのアラベスク』『ハイドンを讃えて』
『夢』『アルバムの1ページ』
ゾルターン・コチシュ(P)[録音:1983&1988年]
《Disc 9》
『白と黒で』『小組曲』『リンダラハ』『行列と舞踊音楽』
『ピアノ連弾のためのバラード』『6つの古代碑銘』
『2台のピアノのための交響曲ロ短調』
コンタルスキー兄弟(Pデュオ)[録音:1973年]
《Disc 10》
『弦楽四重奏曲ト短調Op.10』
メロス弦楽四重奏団[録音:1973年]
『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ』
オーギュスタン・デュメイ(Vn)マリア・ジョアン・ピリス(P)[録音:1993年]
『チェロとピアノのためのソナタ』
ミッシャ・マイスキー(Vc)マルタ・アルゲリッチ(P)[録音:2000年]
『フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ』
ヴォルフガング・シュルツ(Fl), ヴォルフラム・クリスト(Va),
マルギット・アナ・シュース(Hp)[録音:1989年]
『シランクス』
ヴォルフガング・シュルツ(Fl)[録音:1989年]
《Disc 11》
『忘れられたアリエッタ』『シャルル・ボードレールの5つの詩』『ジャヌ』
『カプリス』『華やかな宴第1集』
ヴェロニク・ディエッチ(Sp), フィリップ・カッサール(P)[録音:1993年]
《Disc 12》
『ビリティスの3つの歌』『美しい夕暮れ』『マンドリン』『ロマンス』
『まぼろし』『ステファヌ・マラルメの3つの詩』『星の輝く夜』
『感傷的な風景(言うに言われぬ静けさ)』『カンタータ「選ばれし乙女」』
ヴェロニク・ディエッチ(Sp), ドリス・ランプレヒト(Ms)
フィリップ・カッサール(P), ベルナール・テテュ(指揮)
リヨン合唱団[録音:1994年]
《Disc 13》
『ヴェルレーヌの詩による3つの歌曲』『眠りの森の美女』『抒情的な散文』
『バンヴィルの詩による7つの歌曲』『波、棕櫚、砂』『弓』『悲劇』
『ひそやかに』『月の光』『華やかな宴第2集』
ヴェロニク・ディエッチ(Sp), エマニュエル・ストロッセ(P), [録音:1999年]
《Disc 14》
『庭で』『時は春(ロマンス)』『アンジェラスの鐘』『マドリード』『蝶々』
『ロマンス』『もう家もない子供たちのためのクリスマス』
『フランスの3つの歌』『白夜』『恋人たちの散歩道』『華やかな宴』『後悔』
『アリエルのロマンス』『Il dort encore』
『フランソワ・ヴィヨンの3つのバラード』
ヴェロニク・ディエッチ(Sp), エマニュエル・ストロッセ(P), [録音:2002年]
《Disc 15&16》
『歌劇「ペレアスとメリザンド」(全曲)』
マリア・ユーイング(Sp), パトリツィア・パーチェ(Sp),
クリスタ・ルートヴィヒ(A), フランソワ・ル・ルー(Br),
ヨセ・ファン・ダム(Br), ジャン=フィリップ・クールティス(Bs),
ルドルフ・マッツォーラ(Bs)
クラウディオ・アバド(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ウィーン国立歌劇場合唱団 [録音:1991年]
《Disc 17》
『聖史劇「聖セバスティアンの殉教」』
シュザンヌ・ダンコ(Sp), ナンシー・ウー(A),
マリ=リーズ・ド・モンモラン(A)
エルネスト・アンセルメ(指揮), スイス・ロマンド管弦楽団,
トゥール・ド・ベイルス合唱団 [録音:1954年]
『シャルル・ドルレアンの3つの歌』
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)モンテヴェルディ合唱団[録音:1992年]
《Disc 18》
『バレエ「おもちゃ箱」(カプレ編)』
エルネスト・アンセルメ(指揮), スイス・ロマンド管弦楽団 [録音:1957年]
『喜びの島』『水の反映』
フリードリヒ・グルダ(P)[録音:1948&1947年]
『仮面』『レントより遅く』『バラード』『小さな黒人』『マズルカ』
『夜想曲』『ボヘミア風舞曲』
ダニエル・エリクール(P)[録音:1961年]
『聖母に祈るために、母の要請によって作られたヴィヨンのバラード』『洞窟』
『マンドリン』
エドゥアルト・リンデンベルク(指揮)パリ音楽院管弦楽団 [録音:1950年]
『カンタータ「放蕩息子」より、リアのアリア』
インゲ・ボルク(Sp)
アナトール・フィストゥラーリ(指揮)ロンドン交響楽団 [録音:1957年]
「印象主義(事物の外形にとらわれず、自然の与える瞬間的印象をそのままを表現
する方法)」は、新しい波として、19世紀末にフランス芸術界をまきこんでいきま
した。画家のモネ、作家のマラルメ、詩人のヴェルレーヌをはじめ、さまざまな
分野の芸術家に影響を及ぼしました。ドビュッシーもその作曲家として代表する
ひとりです。この記念BOXでは、ユニバーサル・クラシックス・グループの音源
(DG, Decca, Philips, Accord)の音源を使用したものです。もちろんブーレーズ
による管弦楽作品、クリスティアン・ツィマーマンやミケランジュリによるピア
ノ作品。アンセルメによる「聖セバスティアン」や、アバドによる「ペレアスと
メリザンド」。それだけでなく、ヴェロニク・ディエッチによる歌曲集やグルダ
の初期録音からなど、充実した内容となっています。

479333 6枚組 ¥2980
ドビュッシー&ラヴェル:管弦楽作品集
《Disc 1》
ドビュッシー:『牧神の午後への前奏曲』『管弦楽のための「映像」』
『交響組曲「春」』
ピエール・ブーレーズ(指揮)クリーヴランド管弦楽団 [録音:1991年]
《Disc 2》
ドビュッシー:『夜想曲』『交響詩「海」』
『クラリネットと管弦楽のための狂詩曲第1番』『バレエ「遊戯」』
ピエール・ブーレーズ(指揮)クリーヴランド管弦楽団
フランクリン・コーエン(Cl) [録音:1991&1993年]
《Disc 3》
ラヴェル:『歌曲集「シェエラザード」』『クープランの墓』
『亡き王女のためのパヴァーヌ』『古風なメヌエット』
ドビュッシー:『神聖な舞曲と世俗的な舞曲』『「噴水」
ボードレールの5つの詩より』『フランソワ・ヴィヨンの3つのバラード』
ピエール・ブーレーズ(指揮)クリーヴランド管弦楽団,
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(Ms), アリソン・ハグリー(Sp),
リサ・ウェルバウム(Hp) [録音:1999年]
《Disc 4》
ラヴェル:『バレエ「マ・メール・ロア」』『海原の小舟』『道化師の朝の歌』
『スペイン狂詩曲』『ボレロ』
ピエール・ブーレーズ(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音:1993年]
《Disc 5》
ラヴェル:『バレエ音楽「ダフニスとクロエ」』『ラ・ヴァルス』
ピエール・ブーレーズ(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ベルリン放送合唱団 [録音:1993-1994年]
《Disc 6》
ラヴェル:『ピアノ協奏曲ト長調』『高雅にして感傷的なワルツ』
クリスティアン・ツィマーマン(P)
ピエール・ブーレーズ(指揮)クリーヴランド管弦楽団 [録音:1994年]
『左手のためのピアノ協奏曲ニ長調』
クリスティアン・ツィマーマン(P)
ピエール・ブーレーズ(指揮)ロンドン交響楽団 [録音:1996年]
伝統的な和声に支配された旧来の音楽から脱却し、近代音楽への扉を開いた印象
主義のドビュッシー。様々なパレットで、音色の組み合わせを追求したラヴェル
の管弦楽作品集です。フランス近代管弦楽法の真髄を極めた、ブーレーズ&クリー
ヴランド管弦楽団のエスプリに溢れた名解釈による演奏です。緻密で理論的なが
ら、ロマンティックさをかかさないツィーマーマンとのピアノ協奏曲も収録。



<Decca>
4783690 6枚組 ¥2680
ドビュッシー主要ピアノ作品集 
《Disc 1》
『前奏曲集第1巻(全曲)』『版画』『2つのアラベスク』『夢』『仮面』
『喜びの島』
ジャン=イヴ・ティボーデ(P)[録音:1994-1996年]
《Disc 2》
『前奏曲集第2巻(全曲)』『スケッチ帳より』『コンクールの小品』
『ボヘミア風舞曲』『夜想曲』『ピアノのために』
ジャン=イヴ・ティボーデ(P)[録音:1994-1995年]
『レント』『ルーヴルの思い出』『いやな天気だから、もう森に行かないの諸相』
ゾルターン・コチシュ(P))[録音:1983年]
《Disc 3》
『映像第1集』『映像第2集』『小さな黒人』『組曲「子供の領分」』
『レントより遅く』『ロマンティックなワルツ』『バラード』
『舞曲(スティリー風タランテラ)』『マズルカ』
ジャン=イヴ・ティボーデ(P)[録音:1995-1998年]
《Disc 4》
『ベルガマスク組曲』『ハイドンを讃えて』『エレジー』『英雄的な子守歌』
『アルバムの1ページ』『12の練習曲』『見つけだされた練習曲』
ジャン=イヴ・ティボーデ(P)[録音:1994-1997年]
『燃える炭火に照らされた夕べ』
ロイ・ハーワット(P)[録音:2002年]
《Disc 5》
『小組曲』『リンダラハ』『2台のピアノのための交響曲ロ短調』
『スコットランド風行進曲』『行列と舞踊音楽』
『ピアノ連弾のためのバラード』『6つの古代碑銘』『白と黒で』
コンタルスキー兄弟(Pデュオ)[録音:1973年]
《Disc 6》
『2台のピアノのための「牧神の午後への前奏曲」』
コンタルスキー兄弟(Pデュオ)[録音:1973年]
『夜想曲(ラヴェルによる連弾版)』
アンネ・シャスビー&リチャード・マクマホン(P)
『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ』
ジョシュア・ベル(Vn)ジャン=イヴ・ティボーデ(P)[録音:1989年]
『チェロとピアノのためのソナタ』
リン・ハレル(Vc)ウラディーミル・アシュケナージ(P)[録音:1994年]
『ピアノと管弦楽のための幻想曲』
ゾルターン・コチシュ(P)
イヴァン・フィッシャー(指揮)ブダペスト祝祭管弦楽団 [録音:1995年]
ティボーデの多彩なテクニックと、色彩的な響きが花開く極めて理想的な演奏を
中心としたドビュッシー主要ピアノ作品集。正確なスコアを的確に読むことによ
って、さらなる解像度とそれまでの解釈にとらわれない新鮮な詩情を取り入れ表
現したコチシュの演奏。連弾等の作品には、コンタルスキー兄弟による演奏で。
さらにヴァイオリン・ソナタとチェロ・ソナタも収録しました。


●Collectors Edition
479114 10枚組 ¥4550
メシアン:管弦楽作品集
《Disc 1》
『ミのための詩』『鳥たちの目覚め』『7つの俳諧』
フランソワ・ポレ(Sp), ピエール=ロラン・エマール(P)
ジョエラ・ジョーンズ(P)
ピエール・ブーレーズ(指揮)クリーヴランド管弦楽団 [録音:1994&1996年]
《Disc 2》
『神の降臨のための3つの小典礼』『天の都市の色彩』『聖体秘蹟への讃歌』
チョン・ミュンフン(指揮)
フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団 [録音:2008年]
『抑留者たちの歌』
アンドルー・デイヴィス(指揮)BBC交響楽団&合唱団 [録音:1995年]
《Disc 3》
『トゥーランガリーラ交響曲』
ジャンヌ・ロリオ(オンド・マルトノ), イヴォンヌ・ロリオ(P)
チョン・ミュンフン(指揮)バスティーユ管弦楽団 [録音:1990年]
《Disc 4》
『クロノクロミー』『天より来りし都』『われら死者の復活を待ち望む』
ピエール・ブーレーズ(指揮)クリーヴランド管弦楽団 [録音:1993年]
『異国の鳥たち』
ジャン=イヴ・ティボーデ(P)
リッカルド・シャイー(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
[録音:1995年]
《Disc 5&6》
『我らの主イエズス・キリストの変容』
ロジェ・ミュラロ(P)
チョン・ミュンフン(指揮)
フランス国立放送合唱団, フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
[録音:2001年]
《Disc 7&8》
『峡谷から星々へ…』
ロジェ・ミュラロ(P), ジャン=ジャック・ジュスタフレ(Hr),
フランシス・プティ(シロリンバ)
ルノー・ミュゾリーニ(グロッケンシュピール)
チョン・ミュンフン(指揮)
フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団 [録音:2001年]
『キリストの昇天(ラサンシオン)』
チョン・ミュンフン(指揮)バスティーユ管弦楽団 [録音:1991年]
《Disc 9》
『彼方の閃光』
チョン・ミュンフン(指揮)バスティーユ管弦楽団 [録音:1993年]
《Disc 10》
『コンセール・ア・キャトル』『忘れられた捧げ物』『輝ける墓』
『ステンドグラスと鳥たち』
イヴォンヌ・ロリオ(P), カトリーヌ・カンタン(Fl), ハインツ・ホリガー(Ob)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
チョン・ミュンフン(指揮)バスティーユ管弦楽団 [録音:1994年]
20世紀最高の作曲家のひとり、オリヴィエ・メシアン。今年2012年2月12日没後20
年をむかえますが、管弦楽をともなった名作品ばかりを収録した10枚組BOXです。
メシアン特有の複雑なリズムや色彩豊かな音色によって、目の覚めるような音響
で描き出していくブーレーズとチョン・ミュンフン。1990年代からこの二人が競
ってドイツ・グラモフォンに録音した音源を中心にしたものです。

479125 9枚組 ¥3980
アバド/ロッシーニ:オペラ録音集
《Disc 1&2》
『歌劇「アルジェのイタリア女」』(全曲)』
パトリシア・パーチェ(Sp), アンナ・ゴンダ(Ms), アグネス・バルツァ(Ms)
フランク・ロパード(T), ルッジェーロ・ライモンディ(Bs)
アレッサンドロ・コルベッリ(Bs), エンツォ・ダーラ(Bs)
クラウディオ・アバド(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音:1987年]
《Disc 3&4》
『歌劇「セビリャの理髪師」(全曲)』
ステファニア・マラグー(Sp), テレサ・ベルガンサ(Ms), ルイジ・アルヴァ(T)
ヘルマン・プライ(Br), レナート・チェザーリ(Br), エンツォ・ダーラ(Bs)
パオロ・モンタルソロ(Bs), ルイジ・ローニ(Bs)
クラウディオ・アバド(指揮)
ロンドン交響楽団, アンブロジアン・オペラ・コーラス [録音:1971年]
《Disc5&6》
『歌劇「チェネレントラ」(全曲)』
テレサ・ベルガンサ(Ms), ルイジ・アルヴァ(T), レナート・カペッキ(Br)
パオロ・モンタルソロ(Bs)
クラウディオ・アバド(指揮)
ロンドン交響楽団, スコティッシュ・オペラ合唱団 [録音:1971年]
《Disc7-8》
『歌劇「ランスへの旅」(全曲)』
チェチーリア・ガスディア(コリンナ)
ルチア・ヴァレンティーニ=テラーニ(メリベア侯爵夫人)
レッラ・クベッリ(フォルヴィルの伯爵夫人)
カーティア・リッチャレッリ(コルテーゼ夫人)
エドゥアルド・ヒメネス(騎士ベルフィオーレ)
フランシスコ・アライサ(リーベンスコフの伯爵)
サミュエル・レイミー(シドニー卿)
ルッジェーロ・ライモンディ(ドン・プロフォンド)
エンツォ・ダーラ(トロムボノクの男爵), レオ・ヌッチ(ドン・アルバロ)
クラウディオ・アバド(指揮)
ヨーロッパ室内管弦楽団 [録音:1984年]
《Disc 9》
【ロッシーニ:序曲集】
『歌劇「セビリャの理髪師」序曲』『歌劇「セミラーミデ」序曲』
『歌劇「アルジェのイタリア女」序曲』『歌劇「ウィリアム・テル」序曲』
『歌劇「シンデレラ」序曲』『歌劇「絹のはしご」序曲』
『歌劇「どろぼうかささぎ」序曲』
クラウディオ・アバド(指揮)
ヨーロッパ室内管弦楽団 [録音:1989年]
高度な技術を要する歌手を10人以上とし、この作品の価値と魅力を現代の世に知
らしめたアバドによる「ランスへの旅」。ウィーン・フィルを起用し、バルツァ
やライモンディなどこの曲のあたり役を集結した「アルジェのイタリア女」。若
きアバドが配役人やオーケストラを見事にまとめ上げ、「アバドの勝利!」と絶
賛された「チェネレントラ」。ロジーナ役の魅力的なベルガンサ、さらにプライ
を始めとする万全を期した配役の名盤「セビリャの理髪師」。アバドの軽妙なま
でのタクトにヨーロッパ室内管が充分に応えた「序曲集」。まさに、ロッシーニ
のオペラ・ブッファの神髄を堪能させてくれるボックスです。

4790135 7枚組 ¥3300
ヴィヴァルディ:協奏曲集
《Disc 1》
『協奏曲集「四季」Op.8-1-4(全曲)』
『弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調RV.128』
『弦楽と通奏低音のためのシンフォニア ロ短調「聖なる墓に」RV.169』
《Disc 2&3》
『協奏曲集Op.3「調和の霊感」(全曲)』『フルート協奏曲集Op.10(全曲)』
《Disc 4&5》
『協奏曲集Op.4「ラ・ストラヴァガンツァ」(全曲)』
『弦楽と通奏低音のための協奏曲ト長調「アラ・ルスティカ」RV.151』
『ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲変ロ長調RV.548』
『協奏曲ハ長調RV.558』『2つのヴァイオリンのための協奏曲ト長調RV.516』
『オーボエ協奏曲イ短調RV.461』
『2つのマンドリンのための協奏曲ト長調RV.532』
《Disc 6》
『弦楽と通奏低音のための協奏曲イ長調RV.159』
『ヴァイオリン協奏曲ホ長調「恋人」RV.271』
『ファゴット協奏曲ホ短調RV.484』『フルート協奏曲ト長調RV.436』
『ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲ニ短調RV.540』
『オーボエとファゴットのための協奏曲ト長調RV.545』
《Disc 7》
弦楽のための協奏曲 ト短調 RV.156
弦楽のための協奏曲 変ロ長調 RV.166
弦楽のための協奏曲 ハ長調 RV.449
ファゴット協奏曲 ハ長調 RV.485
2つのリコーダーと2つのオーボエのための協奏曲 ト短調 RV.577
ピッコロ協奏曲 ハ長調 RV.444
2つのヴァイオリンと2つのチェロのための協奏曲 ト長調 RV.575
サイモン・スタンデージ(Vn), エリザベス・ウィルコック(Vn),
リサ・ベズノシウク(Fl-tr), デイヴィッド・ライシェンバーグ(Ob),
ミラン・トゥルコヴィチ(Fg), ロイ・グッドマン(Vaダモーレ),
ジェームズ・タイラー(マンドリン), ナイジェル・ノース(リュート), 他
トレヴァー・ピノック(指揮&Cemb)
イングリッシュ・コンサート
[録音] 1981-1995年ロンドン(デジタル:セッション)
ヴィヴァルディの「四季」はあまりにも有名な作品ですが、それ以外にも弦楽器
のための協奏曲作品は膨大な量があります。バッハもヴィヴァルディの作品をイ
タリア風協奏曲として熟知するために編曲をおこなったり、現代でもヴァイオリ
ンのメソードに使われる「調和の霊感」。描写音楽としての「海の嵐」「夜」
「ごしきひわ」を含むフルート協奏曲集。管楽器などの独特な組み合わせによる
協奏曲も、華麗なテクニックを存分に発揮したソロを少数精鋭のアンサンブルが
しっかりと支えています。そして、ヴァラエティに富んだ作品から多彩なニュア
ンスなど、魅力溢れる表現を引き出していきます。ピノックとイングリッシュ・
コンサートは、新鮮な音楽の喜びが横溢する瞠目すべき演奏によって、繊細な響
きと自然な音楽の流れを聴かしてくれます。

4783694 12枚組 ¥5580
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
『「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ変ホ長調Op.35』
『創作主題による32の変奏曲ハ短調WoO.80』
『創作主題による6つの変奏曲ヘ長調Op.34』
『ディアベッリの主題による33の変奏曲ハ長調Op.120』
クラウディオ・アラウ(P)[録音] 
1962-1966年アムステルダム(Disc1-10),1968年ベルリン,
1952年ニューヨーク
1980年代、アラウが80歳代に録音したピアノ・ソナタ全集は、表現の奥行きと深
みのあるまさに「正統的なドイツ音楽の継承者」といわれた名演でしょう。今回
発売される全集は1960年代に録音されたもので、全集としてしばらくぶりの待望
の再発売となります。じっくり歩きながら考えていくようなベートーヴェンを思
わせるような演奏。そして速い楽章の爆発的燃焼度など、堂々たる演奏が印象的
です。ディアベッリ変奏曲では、1952年にアメリカ・デッカへ録音された演奏で
収録されています。

4783696 5枚組 ¥2980
シベリウス:交響曲全集&管弦楽作品集
《Disc 1》
『交響曲第1番ホ短調Op.39』『交響詩「フィンランディア」Op.26』
『交響詩「ポヒョラの娘」Op.49』『交響詩「タピオラ」Op.112』
《Disc 2》
『交響曲第2番ニ長調Op.43』『交響曲第7番ハ長調Op.105』
《Disc 3》
『交響曲第3番ハ長調Op.52』『交響曲第4番イ短調Op.63』
《Disc 4》
『交響曲第5番変ホ長調Op.82』『交響曲第6番ニ短調Op.104』
『トゥオネラの白鳥Op.22-2』『悲しきワルツOp.44-1』
《Disc 5》
『交響詩「伝説」Op.9』『「カレリア」組曲Op.11』
『ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47*』"
コリン・デイヴィス(指揮)
ボストン交響楽団
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn*) ロンドン交響楽団*
[録音] 1975-1980年ボストン, ロンドン(ステレオ:セッション)
コリン・デイヴィスと彼が首席客演指揮者を務めていたボストン交響楽団による、
定評のあるシベリウス交響曲全集です。伝統的形式と民族的抒情性が融合したこ
れらの作品を、中庸の美しさを尊重しながらも、躍動感にあふれかつ熱い好演で
す。デイヴィスは、オーケストラの個性を巧みに生かし、弦のアンサンブルの美
しさを際立たせて作品の本質を的確に把握しています。デイヴィスならではの重
厚ながら精緻な演奏を聴かせた名盤です。

4783695 21枚組 ¥7200
ハイドン:弦楽四重奏曲全集
《Disc 1》
『第0番変ホ長調Op.1-0,Hob.II-6』
『第1番変ロ長調「狩り」Op.1-1,Hob.III-1』
『第2番変ホ長調Op.1-2,Hob.III-2』『第3番ニ長調Op.1-3,Hob.III-3』
《Disc 2》
『第4番ト長調Op.1-4,Hob.III-4』『第6番ハ長調Op.1-6,Hob.III-6』
『第7番イ長調Op.2-1,Hob.III-7』
《Disc 3》
『第8番ホ長調Op.2-2,Hob.III-8』『第10番ヘ長調Op.2-4,Hob.III-10』
『第12番変ロ長調Op.2-6,Hob.III-12』
《Disc 4》
『第19番ハ長調Op.9-1,Hob.III-19』『第20番変ホ長調Op.9-2,Hob.III-20』
『第21番ト長調Op.9-3,Hob.III-21』『第22番ニ短調Op.9-4,Hob.III-22』
《Disc 5》
『第23番変ロ長調Op.9-5,Hob.III-23』『第24番イ長調Op.9-6,Hob.III-24』
『第25番ホ長調Op.17-1,Hob.III-25』『第26番ヘ長調Op.17-2,Hob.III-26』
《Disc 6》
『第27番変ホ長調Op.17-3,Hob.III-27』『第28番ハ短調Op.17-4,Hob.III-28』
『第29番ト長調「レチタティーヴォ」Op.17-5,Hob.III-29』
『第30番ニ長調Op.17-6,Hob.III-30』
《Disc 7》
『第31番変ホ長調Op.20-1,Hob.III-31』『第32番ハ長調Op.20-2,Hob.III-32』
『第33番ト短調Op.20-3,Hob.III-33』
《Disc 8》
『第34番ニ長調Op.20-4,Hob.III-34』『第35番ヘ短調Op.20-5,Hob.III-35』
『第36番イ長調Op.20-6,Hob.III-36』
《Disc 9》
『第37番ロ短調Op.33-1,Hob.III-37』
『第38番変ホ長調Op.33-2「冗談」,Hob.III-38』
『第39番ハ長調Op.33-3「鳥」,Hob.III-39』
《Disc 10》
『第40番変ロ長調Op.33-4,Hob.III-40』『第41番ト長調Op.33-5,Hob.III-41』
『第42番ニ長調Op.33-6,Hob.III-42』『第43番ニ短調Op.42,Hob.III-43』
《Disc 11》
『第44番変ロ長調Op.50-1,Hob.III-44』『第45番ハ長調Op.50-2,Hob.III-45』
『第46番変ホ長調Op.50-3,Hob.III-46』
《Disc 12》
『第47番嬰ヘ短調Op.50-4,Hob.III-47』『第48番ヘ長調Op.50-5,Hob.III-48』
『第49番ニ長調Op.50-6「蛙」,Hob.III-49』
《Disc 13》
『第58番ハ長調Op.54-2,Hob.III-57』『第57番ト長調Op.54-1,Hob.III-58』
『第59番ホ長調Op.54-3,Hob.III-59』
《Disc 14》
『第60番イ長調Op.55-1,Hob.III-60』
『第61番ヘ短調Op.55-2「剃刀」,Hob.III-61』
『第62番変ロ長調Op.55-3,Hob.III-62』
《Disc 15》
『第63番ハ長調Op.64-1,Hob.III-65』『第64番ロ短調Op.64-2,Hob.III-68』
『第65番変ロ長調Op.64-3,Hob.III-67』
《Disc 16》
『第66番ト長調Op.64-4,Hob.III-66』
『第67番ニ長調Op.64-5「ひばり」,Hob.III-63』
『第68番変ホ長調Op.64-6,Hob.III-64』
《Disc 17》
『第69番変ロ長調Op.71-1,Hob.III-69』『第70番ニ長調Op.71-2,Hob.III-70』
『第71番変ホ長調Op.71-3,Hob.III-71』
《Disc 18》
『第72番ハ長調Op.74-1,Hob.III-72』『第73番ヘ長調Op.74-2,Hob.III-73』
『第74番ト短調Op.74-3「騎士」,Hob.III-74』
《Disc 19》
『第75番ト長調Op.76-1,Hob.III-75』
『第76番ニ短調Op.76-2「五度」,Hob.III-76』
『第77番ハ長調Op.76-3「皇帝」,Hob.III-77』
《Disc 20》
『第78番変ロ長調Op.76-4「日の出」,Hob.III-78』
『第79番ニ長調Op.76-5「ラルゴ」,Hob.III-79』
『第80番変ホ長調Op.76-6,Hob.III-80』
《Disc 21》
『第81番ト長調Op.77-1,Hob.III-81』『第82番ヘ長調Op.77-2,Hob.III-82』
『第83番ニ短調Op.103,Hob.III-83』
エンジェルス弦楽四重奏団
Kathleen Lenski(Vn), Steven Miller(Vn),
Brian Dembow(Va), Stephen Erdody(Vc)
[録音] 1994-1999年、聖スティーヴンス監督教会、
カリフォルニア(デジタル:セッション)
ハイドンの弦楽四重奏曲は、1755年頃から1803年まで長期にわたって作曲されて
います。初期のディヴェルティメントやウィーン風セレナード形式。疾風怒濤期
を経て後期のシューベルトへ続くロマン的な作品まで、ハイドンの個性的で魅力
的な作風を見出すことができます。アメリカ人メンバーによる「エンジェルス弦
楽四重奏団」(2002年に解散)の唯一の録音であるこの全集。モダン楽器の明るい
響きと前方移動推進力によって、これまでのハイドンの弦楽四重奏のロマン的演
奏から脱却し、ピリオド奏法も取り入れながら、スマートで繊細で緻密な唯一の
全集といってもよいでしょう。なお偽作と思われるものと、「十字架上のキリス
トの最後の7つの言葉」は含まれておりません。



<DECCA>
4783640 50枚組 ¥11250
グラモフォン&デッカの粋を結集した合唱作品集 
完全限定盤
マニフィカト(讃歌)-合唱名作集 50CD BOX
CD1
アレグリ、バード、パレストリーナ、タリス、ヴィクトリア、他
ルネッサンス名作集
CD2
オケゲム:レクイエム(エドワード・ウィッカム指揮クラークス・グループ)
パレストリーナ:教皇マルチェリスのミサ
(サイモン・プレストン指揮ウエストミンスター大寺院聖歌隊)
CD3
バード:3声、4声、5声のミサ
(アンドルー・カーウッド指揮カージナルズ・ミュージック)
CD4
ビクトリア:死者のための聖務日課
(ポール・マクリーシュ指揮ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ)
CD5&6
モンテヴェルディ:祝福されし聖母マリアのための晩課
(ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ)
ペルゴレージ:スターバト・マーテル
(クリストフ・ルセ指揮レ・タラン・リリク)
CD7
シュッツ:クリスマス・ヴェスペレ
(ポール・マクリーシュ指揮ガブリエリ・コンソート)
CD8
シャルパンティエ:テ・デウム、ミサ・デ・メヌエット
(マルク・ミンコフスキ指揮レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル)
CD9
パーセル:聖チェチーリアの祝日の頌歌
(ポール・マクリーシュ指揮ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ
パーセル:メアリー女王の崩御によせる音楽
(デイヴィッド・ヒル指揮ウィンチェスター大聖堂聖歌隊)
CD10
ヴィヴァルディ:グローリア
(ジュディス・ネルソン、エマ・カークビー
/サイモン・プレストン指揮オックスフォード・キリスト教会聖歌隊)
J.S.バッハ:マニフィカト
(バーバラ・ボニー、ビルギット・レマート、ペーター・シュライアー)
CD11
J.S.バッハ:カンタータBWV106,140&147
(ジョン・エリオット・ガーディナー指揮モンテヴェルディ合唱団)
CD12&13
J.S.バッハ:マタイ受難曲
(リッカルド・シャイー指揮ゲヴァントハウス管弦楽団)
CD14&15
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲
(ジョン・エリオット・ガーディナー指揮モンテヴェルディ合唱団)
CD16&17
J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調
(ジョン・エリオット・ガーディナー指揮モンテヴェルディ合唱団)
CD18&19
ヘンデル:エジプトのイスラエル人
(ジョン・エリオット・ガーディナー指揮モンテヴェルディ合唱団)
CD20&21
ヘンデル:メサイア
(ジュディス・ネルソン、エマ・カークビー
/クリストファー・ホグウッド指揮
オックスフォード・キリスト教会大聖堂聖歌隊)
CD22
モーツァルト:ミサ曲 ハ短調&戴冠ミサ
(リン・ドーソン、アーリーン・オジェー/指揮:クリストファー・ホグウッド)
CD23
モーツァルト:レクイエム
(シルヴィア・マクネアー、キャロリン・ワトキンソン、
フランシスコ・アライサ、ロバート・ロイド/サー・ネヴィル・マリナー)
CD24
ハイドン:ネルソン・ミサ
(フェリシティー・ロット/トレヴァー・ピノック指揮
イングリッシュ・コンソート)
CD25&26
ハイドン:天地創造
(サンドリーヌ・ピアウ、マーク・パドモア/指揮:ポール・マクリーシュ)
CD27
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス
(ジョン・エリオット・ガーディナー指揮モンテヴェルディ合唱団)
CD28
ロッシーニ:スターバト・マーテル
(カルロ・マリア・ジュリーニ指揮フィルハーモニア管弦楽団&合唱団)
CD29&30
メンデルスゾーン:エリア
(ブリン・ターフェル、ルネ・フレミング/指揮:ポール・ダニエル)
CD31&32
ベルリオーズ:キリストの幼時
(シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団&合唱団)
CD33
シューベルト:ミサ曲 ト長調
(バーバラ・ボニー、アンドレアス・シュミット/指揮:クラウディオ・アバド)
CD34
ブラームス:ドイツ・レクイエム
(ジョン・エリオット・ガーディナー指揮モンテヴェルディ合唱団)
CD35&36
ヴェルディ:レクイエム
(ジョーン・サザーランド、マリリン・ホーン、ルチアーノ・パヴァロッティ、
サ・ゲオルグ・ショルティ指揮)
CD37
フォーレ&ドュリュフレ:レクイエム
(チェチーリア・バルトリ、ブリン・ターフェル、指揮:チョン・ミョンフン)
CD38
スタイナー:クルシフィクション
(ジョージ・ゲスト指揮ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団)
CD39&40
エルガー:ゲロンティアスの夢
(ベンジャミン・ブリテン指揮ケンブリッジ・キングズカレッジ合唱団)
CD41
マーラー:交響曲第8番
(サ・ゲオルグ・ショルティ指揮ウィーン国立歌劇場合唱団)
CD42
ヤナーチェク:グラゴル・ミサ
(ルドルフ・ケンペ指揮ブライトン祝祭合唱団)
コダーイ:ミサ・ブレヴィス
(ラースロー・ヘルタイ指揮ブライトン祝祭合唱団)
CD43
ラフマニノフ:晩祷
(ニコライ・コルニエフ指揮サンクトペテルブルク室内合唱団)"
CD44
ストラヴィンスキー:詩篇交響曲
(ピエール・ブーレーズ指揮ベルリン放送合唱団
バーンスタイン:チチェスター詩篇
(レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・ジュネス合唱団)
CD45
オルフ・カルミナ・ブラーナ
(サイモン・キーンリサイド、
クリスティアン・ティーレマン指揮ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団)
CD46
プーランク:グローリア、スターバト・マーテル
(シャルル・デュトワ指揮フランス国立放送合唱団)
CD47
ブリテン:戦争レクイエム
(ガリーナ・ヴィシネフスカヤ、ピーター・ピアーズ、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、指揮:ベンジャミン・ブリテン)
CD48
ティペット:われらの時代の子
(ジェシー・ノーマン、ジャネット・ベイカー、
指揮:サー・コリン・デイヴィス)
CD49
ウィテカー:ライト・アンド・ゴールド
(エリック・ウィテカー指揮エリック・ウィテカー・シンガーズ)
CD50
バーバー、グレツキ、リゲティ、ペルト、タヴナー他、20世紀の合唱名作品集
ルネッサンス期のミサからバロック、古典派、ロマン派の時代を経て20&21世
紀へと至る過去500年の歴史の中で歌い継がれてきた合唱名作集。ドイツ・グ
ラモフォンとデッカの綺羅星のごときアーティストの名演で贈る豪華50枚組
です。160のブックレットには詳細トラックリスト、演奏者、録音データとア
ンドリュー・スチュワートによるエッセイが含まれ、歌詞と英語対訳はCDRで
封入されています。


●Decca Ballet シリーズ
4783628 2枚組 \1850
(1) ドリーブ:バレエ「シルヴィア」(全曲)
(2) マスネ:歌劇「ラ・シッド」よりバレエ音楽
リチャード・ボニング(指揮)
(1)ニュー・フィルハーモニア管弦楽団,
(2)ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
[録音] (1)1972年6月, (2)1975年1月、ロンドン、キングズウェイ・ホール
(ステレオ:セッション) 原盤:Decca
「コッペリア」に次いで上演される機会の多いドリーブの傑作「シルヴィア」は、
ギリシャ神話によるもので、その特異なリズムと親しみやすい旋律で知られてい
ます。ドリーブより6年後輩のマスネはフランスのロマンティック・オペラを代表
する作曲家です。彼が残した26曲ものオペラの一つ「ル・シッド」は、スペイン
の英雄エル・シドの物語で、その第2幕で踊られるのがこのバレエ。19世紀のオペ
ラ・バレエの研究家として知られるボニングの名演奏です。

4783631 2枚組 \1850
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ:バレエ「オンディーヌ」(全曲)
オリヴァー・ナッセン(指揮)
ロンドン・シンフォニエッタ, ペーター・ドノファ(P)
[録音] 1996年6-8月, ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
(デジタル:セッション) 原盤:DG
フレデリック・アシュトンの台本・振付による3幕のバレエ音楽で、1958年にフォ
ンテイン主演で初演がおこなわれました。森で迷った騎士に恋をした水の精が、
水の世界の王様や姉妹たちの反対を押し切り、騎士の済む人間界へ足を踏み入れ
愛を貫こうとする物語。ヘンツェの初期の作品ですが、非常に複雑で凝ったオー
ケストレーションによって、物語の様々な要素を音楽で演出しています。やはり
現代音楽作曲家でもあるナッセンはその音楽を確実にとらえ、見事なファンタジ
ーを描きだしています。

4783634 2枚組 \1850
レオン・ミンクス:バレエ「ラ・バヤデール」(全曲)
リチャード・ボニング(指揮)
イギリス室内管弦楽団
[録音] 1992年2月, ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール
(デジタル:セッション) 原盤:Decca
J.シュトラウスやブラームスと同時代に活躍したミンクス。ウィーン生まれなが
らマリインスキー劇場の作曲家となり8つのバレエを作曲。ロシア・バレエ界に多
大なる貢献をします。「ラ・バヤデール」はインドが舞台の舞姫ニキアと勇士ソ
ロールの物語で、そのスペクタクルなシーンが特筆もの。バレエ音楽の権威ボニ
ングによるオリジナリティを尊重した名演です。

4783637 2枚組 \1850
プロコフィエフ:バレエ:「シンデレラ」(全曲)
ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)
クリーヴランド管弦楽団
[録音] 1983年3月, クリーヴランド、 マソニック・オーディトリアム
(デジタル:セッション) 原盤:Decca
「シンデレラ」は7曲あるプロコフィエフのバレエ曲の6番目の作で1945年に初演。
名作「ロメオとジュリエット」から8年後の作ながら「ロメオ」よりは叙情的でメ
ロディアスな音楽です。センシティヴなアシュケナージの指揮による素晴らしい
音楽物語と、美しいデッカ・サウンドでお楽しみいただけます。

4784203 2枚組 \1850
ブリテン:バレエ「パゴダの王子」Op.57(全曲)
ベンジャミン・ブリテン(指揮)
コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ管弦楽団
[録音] 1957年2月21日,  ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール
(モノラル:セッション) 原盤:Decca
ブリテンの自作自演の見事な表現。パゴダの宮殿でのディベルティスマン開始前
の場面で、バリ島のガムラン音楽を模倣したチェレスタや打楽器の響きが魅惑的。
英国風の祝典的な管弦楽や弦楽合奏など、ブリテンのエキゾチックな音楽が展開
されています。様々な楽器が各登場人物を表現しているのも特徴的です。




<Australian Eloquence>
4805951 ¥900
往年の名ソプラノ歌手たちによる、R.シュトラウス名場面集
R.シュトラウス・ヒロインズ
(1) 歌劇「アラベラ」より「だけど本当に、私のための人がこの世にいるの
なら」
リーザ・デラ・カーザ(Sp:アラベラ), ヒルデ・ギューデン(Sp:ズデンカ)
ゲオルク・ショルティ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音:1975年]
(2) 歌劇「ナクソス島のアリアドネ」より
「「すべて無駄だった…すべてのものが清らかである国がある」
レオンタイン・プライス(Sp: プリマ・ドンナ),
エディタ・グルベローヴァ(Sp: ツェルビネッタ),
バリー・マクダニエル(Br:ハレルキン)
ゲオルク・ショルティ(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音:1977年]
(3) 楽劇「ばらの騎士」より3幕の三重唱
レジーヌ・クレスパン(Sp:元帥夫人), ヒルデ・ギューデン(Sp:ゾフィー),
エリザベート・ゼーダーシュトレーム(Sp:オクタヴィアン)
シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
[録音:1964年]
(4) 楽劇「エレクトラ」より「独りだ、ああまったく独りきりだ」
ビルギット・ニルソン(Sp:エレクトラ)
ゲオルク・ショルティ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音:1975年]
(5) 歌劇「影のない女」より「ねえ…乳母よ…ねえ」
レオニー・リザネク(Sp: 皇后)
カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音:1955年]
(6) 楽劇「サロメ」より「7つのヴェールの踊り」
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音:1960年]
(7) 楽劇「サロメ」より「フィナーレ:物音ひとつしない」
アニャ・シリア(Sp)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音:1973年]
R・シュトラウスの作曲手法の巧さと、抒情的で美しいメロディー。どこかに
皮肉っぽさを感じさせ、さらには諦念さえたたえた彼の音楽を、往年の名歌手
たちによって聴くことができるアルバムです。(1)(2)(4)(5)はそれぞれの全曲
盤からの抜粋。(3)はヴァルヴィーゾ&ウィーン・フィルによってハイライトと
して録音された盤から。(7)は、シリアの濃密劇的な緊張感で圧倒されるフィ
ナーレを。途中に(6)として、カラヤン指揮による7つのヴェールの踊りを収録。

4802316 3枚組 ¥2700
アルテュール・オネゲル:
(1) 交響曲第2番
(2) 交響曲第3番「典礼風」
(3) 交響曲第4番「バーゼルの喜び」
(4) 交響的運動第1番「パシフィック231」
(5) 交響的詩篇「ダヴィデ王」
(6) クリスマス・カンタータ
フランク・マルタン:
(7) オラトリオ「地に平和あれ」
エルネスト・アンセルメ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
(5):シュザンヌ・ダンコ(Sp), マリー=リーズ・ド・モンモラン(Ms),
ポーリーヌ・マルタン(Ms), ミシェル・アメル(T), ヴォー国民教会合唱団,
(6):ピエール・モレ(Br), ローザンヌ青年合唱団, ローザンヌ放送合唱団,
ヴィラモン学校少年合唱団,
(7):ウルスラ・ブッケル(Sp), マルガ・ヘフゲン(A),
エルンスト・ヘフリガー(T), ピエール・モレ(Br),
ヤーコブ・シュテンプフリ(Bs), ユニオン合唱団, ローザンヌ女声合唱団
[録音] 1961年((1)(6)), 1956年((5)), 1963年((4)(7)), 1968年((2)(3))
パリで、フランス6人組の一員として活躍したオネゲル。アンセルメはまだ無
名に等しかったオネゲルを推薦し、多くの彼の作品の演奏を行ってきました。
彼と手兵スイス・ロマンド管弦楽団によるオネゲルの貴重な録音を収録。その
出世作を取り上げたアンセルメの演奏からは、同じスイス人としての友情が感
じられ、大きな共感を呼びます。マルタンの作品は、ジュネーヴ放送局の依頼
によって、戦争終結の日に放送用に作曲されました。牧師の家庭に生まれたマ
ルタンの平和を求める精神が音楽に表現された作品です。

4803522 ¥900
フォーレ:
『ピアノ四重奏曲第1番ハ短調Op.15』
『ピアノ三重奏曲ニ短調Op.120』
プロ・アルテ・ピアノ四重奏団
ラマー・クラウソン(P), ケネス・シリトー(Vn),
セシル・アロノヴィッツ(Va), テレンス・ウィール(Vc),
[録音] 1966年
「ピアノ四重奏曲」は、「トンボが飛ぶ際の羽の軽やかなリズム」と形容され
た印象的なスケルツォ。第1楽章の美しいメロディーには、フランス的な官能
と情熱があふれています。「ピアノ三重奏曲」も「非常に偉大で詩的魅力に富
む」と評された作品。第3楽章の序奏のヴァイオリンとチェロのユニゾンで奏
される主題は、まさにロマンの極みといってよいでしょう。

4803523 ¥900
ブラームス:『ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60』
シューマン:『ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47』
プロ・アルテ・ピアノ四重奏団
ラマー・クラウソン(P), ケネス・シリトー(Vn),
セシル・アロノヴィッツ(Va), テレンス・ウィール(Vc),
[録音] 1971年
ブラームスの作品は、シューマンの悲劇やクララに対するブラームスの絶望的
な愛との関係から「ヴェルテル四重奏曲」とも呼ばれています。自殺を表すと
いわれているメロディーや、チェロによる深い感情の込められた主題など、ブ
ラームスの悲劇的感情を表した作品です。シューマンの作品は、楽想に見られ
る個性的創意や書法で、とりわけ充実した作風になっています。ロマン派屈指
の名曲2曲が収録されたアルバムです。

4803521 ¥900
モーツァルト:
『ピアノ四重奏曲第1番ト短調K.478』
『ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調K.493』
プロ・アルテ・ピアノ四重奏団
ラマー・クラウソン(P), ケネス・シリトー(Vn),
セシル・アロノヴィッツ(Va), テレンス・ウィール(Vc),
[録音] 1965年
ホフマイスターの依頼で作曲された作品。もともとは3連作の予定でしたが、
この第1番が難解であると評されたため、結局2曲で作曲は終了。その後もモー
ツァルトは、ピアノ四重奏曲を作曲する事はありませんでした。社交性性格で
厳格な「第1番」。明るい曲想ながら力強く重厚な響きを生み出している
「第2番」と、芸術性・天性などのモーツァルトの真髄が味わえる名曲です。
《プロ・アルテ・ピアノ四重奏団》
生涯を伴奏や室内楽に捧げたピアニスト、ラマー・クラウソン、ヴィオラの
セシル・アロノヴィッツ、チェロのテレンス・ウィールらなど、ロンドン交響
楽団などの首席奏者たちを中心に、1950年に結成された「メロス・アンサンブ
ル」。その主要メンバーから、当時イギリス室内管弦楽団のヴァイオリン首席
だったケネス・シリトーが加わって結成された「プロ・アルテ・ピアノ四重奏
団」。これら3タイトルは、オワゾリールに録音されたもので、イギリスらし
いスマートながら妥協のない美意識が一本通った音で、非常に評価の高い演奏
です。




<Universal France(Decca)>
4764770 4枚組 ¥3150
ドビュッシー:ピアノ作品集
《Disc 1》
『前奏曲集第1巻』『版画』『忘れられていた映像』
『スケッチ帳より』『仮面』
《Disc 2》『前奏曲集第2巻』『映像第1集』『映像第2集』『喜びの島』
《Disc 3》『夢』『練習曲集第1巻』『練習曲集第2巻』『エレジー』
『コンクールの小品』『英雄的な子守歌』『2つのアラベスク』
『バラード』『夜想曲』『ハイドンを讃えて』
《Disc 4》
『ピアノのために』『レントより遅く』『ロマンティックなワルツ』
『ベルガマスク組曲』『ボヘミア風舞曲』『マズルカ』
『スティリー風タランテラ』『小さな黒人』『子供の領分』
『燃える炭火に照らされた夕べ*』『負傷者の服のための小品*』
フィリップ・カッサール(P)
[録音]1990-1993年, 2011年*(デジタル:セッッション)
独自のドビュッシー像を描きだすカッサール。彼の演奏するドビュッシー録
音、待望の再発売です。ここでは、ドビュッシーが好んだという1898年ベヒ
シュタイン製ピアノを使用して演奏しています(*印は除く)。水墨画のように
モノクロ的ながら奥行きのあるその響きを生かした、淡泊にして繊細で、し
かも美しい流れをもった演奏です。もともとAccordやAuvidisレーベルに録音
された音源を主体として、「負傷者の服のための小品」と、2001年に発見さ
れたドビュッシー最後の作品「燃える炭火に照らされた夕べ」を2011年に新
録音してカップリングした4枚組です。

4764813 ¥2180
ドビュッシー:2台のピアノ, 連弾のための作品集
『小組曲』『リンダラハ』『白と黒で』
『管弦楽組曲第1番(ドビュッシー自身編曲による連弾版)』
『牧神の午後への前奏曲(ドビュッシー自身編曲による2台のピアノ版)』
フィリップ・カッサール(P) フランソワ・シャプラン(P)
[録音] 2011年7月, グルノーブル(デジタル:セッッション)
カッサールとシャプランの共演によるドビュッシーピアノ作品集。カッサール
の水墨画のような繊細さ、シャプランの明るい音色で色彩豊かな表現。それら
の融合は一見正反対のように感じられますが、二人の個性が瞬時に化学反応を
おこし、典雅な美しさを醸し出しています。今回世界初録音となる「管弦楽
組曲第1番」は2008年にデュラン社から連弾版が出版されておりには「最近発
見された自筆譜による」との序文があり、「祭り」「バレエ」「夢」「行列
とバッカナール」の4曲から成り立っています。




<Universal Italia(Decca)>
4764151 ¥2180
ベートーヴェン:ディアベッリの主題による変奏曲
アレクサンダー・ロマノフスキー(P)
[録音] 2010年6月4-6日, ベルリン、テルデック・スタジオ
(デジタル:セッッション)
2011年チャイコフスキー国際コンクールで4位に入賞したウクライナ出身のピ
アニスト、ロマノフスキーによる才気あふれるディアベッリ。
巨匠指揮者ジュリーニに「途方もない才能」と賞賛されたロマノフスキー!
1994年ウクライナ生まれのアレクサンダー・ロマノフスキーは、11歳で演奏
会デビュー。モスクワでマルガリウスに師事し、17歳でブゾーニ国際コンク
ールに優勝しました。2008年からはロンドンの王立音楽大学でアレクセーエ
フに師事。2011年のチャイコフスキー国際コンクールでは4位に入賞するとと
もに、ラフマニノフの最も優れた演奏に贈られる「クライネフ賞」を受賞、
聴衆からも絶大な支持を集め、日本でもコンクールの模様がドキュメンタリ
ーとしてテレビ放送されました。繊細な音色、個性的な解釈で人々を魅了す
るロマノフスキーは5月に来日し、読売日本交響楽団との共演のほか、2回の
リサイタルが予定されています。

4764670 ¥2180
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲集 作品8-「四季」(フルート版)
フルート協奏曲 作品10-1 「海の嵐」
フルート協奏曲 作品10-2 「夜」
フルート協奏曲 作品10-3 「ごしきひわ」
フルート協奏曲 ニ短調 RV.431a 「偉大なるムガール人」
アンドレア・グリミネッリ(フルート)
I Solisti Filarmonici Italiani
クラシック・コアの世界にとどまらず、パヴァロッティとの世界ツアーやボ
チェッリとの共演などで幅広い活動を続けるグリミネッリの明るい音色が彩
るヴィヴァルディ作品集です。

4764226 2枚組 ¥2550
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
エンリコ・ディンド(チェロ)
録音:2010年9月17-19日 ピアチェンツァ、サン・クリストフォーロ教会

4764731 ¥2180
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集
協奏曲第12番ト長調RV413
協奏曲第1番ハ短調RV401
協奏曲第20番ニ長調RV404
協奏曲第9番ロ短調RV424
協奏曲第11番ヘ長調RV411/412
協奏曲第26番ト短調RV416
0028947647317
エンリコ・ディンド(チェロ)
イ・ソリスティ・ディ・パヴィア
録音:2010年3月26-28日 パヴィア、
サン・ピエトロ・イン・チェルドーロ教会
1965年イタリアの音楽一家に生まれ、6歳でチェロを始めたエンリコ・ディン
ド。1997年にロストロボーヴィッチ国際チェロ・コンクールで優勝し、2007
年2月からはサンレモ交響楽団の首席指揮者も務めています。今年2月にN響
定期のソリストとして来日し、ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲を披露。
すさまじいテクニックと豊かな表情で聴衆を圧倒しました。鳴りやまぬ拍手
に応え、無伴奏チェロ組曲第2番から「サラバンド」をアンコールとして演奏
しています。 来日公演には間に合いませんでしたが、来日を聴いてディンド
ファンになった方も、惜しくも公演を聴き逃してしまった方にも是非お聞き
いただきたい2タイトルです。




<Universal Korea(Deutsche Grammophon)>
DG 7748 ¥2180
ブラームス:
1 間奏曲 変ホ長調 作品117の1
2 カプリチオ ロ短調 作品76の2
3 間奏曲 ロ短調 作品119の1
4 間奏曲 ホ長調 作品116の4
5 カプリチオ ハ長調 作品76の8
6 間奏曲 イ短調 作品116の2
7 カプリチオ 嬰ヘ短調 作品76の1
8 間奏曲 イ長調 作品118の2
9 間奏曲 ホ短調 作品116の5
10 間奏曲 嬰ハ短調 作品117の3
11 ロマンス ヘ長調 作品118の5
12 間奏曲 変ホ短調 作品118の6
13 間奏曲 変ロ短調 作品117の2
クン=ウー・パイク(ピアノ)
パリに拠点をおき、ヨーロッパを中心に活躍する韓国出身のピアニスト、ク
ン=ウー・パイク。2008年にリリースしたベートーヴェンのピアノ・ソナタ
全集は、レコード芸術誌特選盤に選出されるなど、高い評価を獲得しました。
実直で誠実な演奏は、一度聴いたら必ずファンになる事まちがいなし。ブラ
ームスのピアノ協奏曲第1番につづく今作は、後期のピアノ小品からパイク自
身が13曲をセレクトしています。
「それはあたかも、真に円熟した音楽家による“無言にして雄弁な弾き語り”
のようだ」(ライナー・ノーツより)

<VIRGIN CLASSICS>
DVBW-7307989(DVD-Video) ¥1750
ヴェルディ歌劇「椿姫」全曲
主なキャスト:
ナタリー・デセイ(ソプラノ)・・・・・・・・・・・・・ヴィオレッタ
チャールズ・カストロノーヴォ(テノール)・・・・アルフレード
ルドヴィク・テツィエ(バリトン)・・・・・・・・・・・ジェルモン
ルイ・ラングレ指揮・ロンドン交響楽団
エストニア・フィルハーモニー室内合唱団
演出:ジャン=フランソワ・シヴァディエ
トールケース(黒)、4ページブックレット NTSC
デセイが2011年に南仏、エクサンプロヴァンス音楽祭で主演した「椿姫」の新
プロダクションのDVD化!ミニマムなステージにシンプルな1940-50年代をイメ
ージしたコスチュームが話題になり、ル・モンド紙が「斬新、知的、ハイバー
・センシティブ」と大絶賛したデセイの演技と歌が光る魅惑のステージ。アル
フレード役の若きアメリカン・テナー、チャールズ・カストロノーヴォとの相
性も抜群!
フランスのジャン=フランソワ・シヴァディエによる演出作品。


<EMI CLASSICS/VIRGIN CLASSICS>
●THE HOME OF OPERA
昨年10月に引き続き登場するEMIならではの、オペラ名盤を揃えた'THE HOME
OF OPERA'シリーズのご案内です。
いずれもマルチパック 16Pブックレット あらすじと歌詞テキストのデータを
掲載したCDR-Rom付です。

CMSW-7291262(2CD+1CD-ROM) ¥1750
ヴォーン=ウィリアムズ:天路歴程
ジョン・ノーブル(バリトン)
ジョン・キャロル・ケース(バリトン)
シーラ・アームストロング(ソプラノ)他
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
エイドリアン・ボールト指揮
歌唱:英語
録音:1970年11月、1971年1月

CMSW-9482282(2CD+1CD-ROM) ¥1750
プーランク:カルメル派修道女の対話
ドゥニーズ・デュヴァル(ソプラノ)
レジーヌ・クレスパン(ソプラノ)
ドゥニーズ・シャーリィ(コントラルト)
リリアーヌ・ベルトン(ソプラノ)他
パリオペラ座国立管弦楽団&合唱団
ピエール・デルヴォー指揮
歌唱:フランス語
録音:1958年1月

CMSW-9482752(2CD+1CD-ROM) ¥1750
エネスコ:オィディプス王
ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン)
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ&アルト)
ガブリエル・バキエ(バス)
ニコライ・ゲッダ(テノール)
オルフェオン・ドナスティアラ
モンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団
ローレンス・フォスター指揮
歌唱:フランス語
録音:1989年1月

CMSW-7291402(2CD+1CD-ROM) ¥1750
ウォルトン:トロイアスとクレシーダ
リチャード・キャシリー(テノール)
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
ジェラルド・イングリッシュ(テノール)
ベンジャミン・ラクソン(バリトン)
エリザベス・ベインブリッジ(メゾ・ソプラノ)
リチャード・ヴァン・アラン(バス)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
ローレンス・フォスター指揮
歌唱:英語
録音:1976年11月(ライヴ) 

CMSW-9482582(2CD+1CD-ROM) ¥1750
マスカーニ:友人フリッツ
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
ミレルラ・フレーニ(ソプラノ)
ヴィンチェンツォ・サルディネロ(バリトン)
ラウラ・ディデイエル・ガンバデッラ(メゾ・ソプラノ)他
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
ジュナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮
歌唱:イタリア語
録音:1968年 Stereo

CMSW-7290802(2CD+1CD-ROM) ¥1750
ロッシーニ:イタリアのトルコ人
マリア・カラス(ソプラノ)
ニコラ・ロッシ=レメーニ(バス)
ニコライ・ゲッダ(テノール)
フランコ・カラブレーゼ(バス)
ピエロ・デ・パルマ(テノール)他
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮
歌唱:イタリア語
録音:1954年8月31日-9月8日

CMSW-7290872(3CD+1CD-ROM) ¥2250
ト-マ:ハムレット
トーマス・ハンプソン(バリトン)
ジューン・アンダーソン(ソプラノ)
サミュエル・レイミー(バス)
デニス・グレイヴス(メゾ・ソプラノ)
グレゴリー・クンデ(テノール)
アンブロージアン・シンガーズ
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
アントニオ・デ・アルメイダ指揮
歌唱:フランス語
録音:1993年1月

VMSW-9555362(3CD+1CD-ROM) ¥2250
モーツアルト:ドン・ジョヴァンニ
ペーテル・マッテイ(バリトン)
ジル・カシュマイユ(バリトン)
カルメラ・レミージョ(ソプラノ)
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
マーク・パドモア(テノール)
リサ・ラルション(ソプラノ)
ティル・フェシュネール(バス・バリトン)他
マーラー室内管弦楽団
エクサンプロヴァンス・ヨーロッパ音楽アカデミーのソリスト達(合唱)
ダニエル・ハーディング指揮
ピーター・ブルック演出作品
VIRGIN CLASSICS
歌唱:イタリア語
録音:1999年7月(ライヴ録音)

CMSW-7291322(3CD+1CD-ROM) ¥2250
ワーグナー:リエンツィ
ルネ・コロ(テノール)
テオ・アダム(バス・バリトン)
ジークフリート・フォーゲル(バス)
ペーター・シュライアー(テノール)他
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
ライプツィヒ放送合唱団
ハインリヒ・ホルライザー指揮
歌唱:ドイツ語
録音:1974年8月、9月、1976年2月 Stereo

CDMW-9482092(1CD+1CD-ROM) ¥1050
ラヴェル:子供と魔法
スーザン・ダヴィニー・ワイナー
ジョスリン・タイヨン
ジャーヌ・バルビエ
アーリーン・オジェ他
アンブロジアン・オペラ合唱団
ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン指揮
歌唱:フランス語
録音:1981年

CMSW-9557622(2CD+1CD-ROM) ¥1750
R.シュトラウス:カプリッチョ
エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
ニコライ・ゲッダ(テノール)
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)他
フィルハーモニア管弦楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
歌唱:ドイツ語
録音:1957年9月、1958年3月




<EMI GERMANY>
●INSPIRATION
親しみやすい名曲を廉価でお届けするINSPIRATIONシリーズの新譜を、新たに
5点をご案内します。
全てジュエル・ケース 4P ブックレット 英語/ドイツ語表記

CDZW-7308232 ¥550
エリザベート・シュワルツコップ/ポートレート
20世紀を代表する名ソプラノのオペラ・アリア集
1.モーツァルト歌劇「フィガロの結婚」-第4幕 恋人よ早くここへ
フィルハーモニア管弦楽団、ジョン・プリッチャード指揮 
録音:1952年7月2日
2.ベートーヴェン歌劇「フィデリオ」-第1幕 ああ、あなたと一緒になって
フィルハーモニア管弦楽団、アルチェオ・ガリエラ指揮 
録音:1950年10月19日
3.モーツァルト歌劇「フィガロの結婚」-第2幕 愛の神よ
フィルハーモニア管弦楽団、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 
録音:1959年9月27日
4.モーツァルト歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-第2幕 第2場 
フィルハーモニア管弦楽団、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 
録音:1959年11月24日
5.モーツァルト歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」-岩が動かないように
クリスタ・ルートヴィヒ、アルフレード・クラウス、ジュゼッペ・ダッデイ他
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団、カール・ベーム指揮 
録音:1962年9月18日
6.ウェーバー歌劇「魔弾の射手」-第2幕 まどろみが近寄るように
フィルハーモニア管弦楽団、ワルター・ジュスキント指揮 
録音:1956年4月28日
7.ワーグナー歌劇「ローエングリン」-第1幕 寂しい日々に神に祈った
フィルハーモニア管弦楽団、ワルター・ジュスキント指揮 
録音:1956年4月28日
8.スメタナ歌劇「売られた花嫁」-第3幕 やっと一人になった
フィルハーモニア管弦楽団、ハインリヒ・シュミット指揮 
録音:1956年12月14日
9.R.シュトラウス歌劇「ばらの騎士」
-第1幕 とうとう行ってしまった、あの高慢ちきな
フィルハーモニア管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 
録音:1956年12月22日
10.R.シュトラウス歌劇「ナクソス島のアリアドネ」
-すべてのものが清らかな国がある
フィルハーモニア管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 
録音:1954年7月7日
11.R.シュトラウス歌劇「アラベラ」-フィナーレ:本当によかったですわ、
マンドリーカ
ヨーゼフ・マテルニッヒ(バリトン)、
フィルハーモニア管弦楽団、ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
録音:1954年10月6日
12.ホイベルガー喜歌劇「オペラ舞踏会」-別室へ行きましょう
フィルハーモニア管弦楽団、オットー・アッカーマン指揮 
録音:1957年7月5日
13.ヨハン・シュトラウスII喜歌劇「こうもり」-第2幕 故郷の調べよ
フィルハーモニア管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 
録音:1955年4月30日

CDZW-7308252 ¥550
アダージョ:ミュージック・オブ・サイレンス
ベートーヴェン、ブラームス他名作曲家たちの名曲の中の静かな癒しの音楽集。
1.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」
-第1楽章アダージョ・ソステヌート
フランソワ=ルネ・デュシャーブル(ピアノ) 録音:1995年
2.ベートーヴェン:交響曲第3番 作品55「英雄」-第2楽章葬送行進曲
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、ロジャー・ノリントン指揮 
録音:1987年
3.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番作品58
-第2楽章アンダンテ・コン・モート
メルヴィン・タン(フォルテ・ピアノ)、
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、ロジャー・ノリントン指揮
録音:1988年7月
4.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」作品13
-第2楽章:アダージョ・カンタービレ
フランソワ=ルネ・デュシャーブル(ピアノ) 録音:1995年
5.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番作品73「皇帝」
-第2楽章アダージョ・ウン・ポコ・メッソ
メルヴィン・タン(フォルテ・ピアノ)、
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、ロジャー・ノリントン指揮
録音:1989年
6.ブラームス:交響曲第3番作品90-第3楽章:ポコ・アレグレット
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン、
ダニエル・ハーディング指揮 録音;2001年
7.ブラームス:ピアノ協奏曲第2番作品83-第3楽章アンダンテ
スティーヴン・ハフ(ピアノ)、ティモシー・ヒュー(チェロ)、BBC交響楽団、
アンドリュー・デイヴィス指揮 録音:1989年
8.メンデルスゾーン:ノクターン-「真夏の夜の夢」
ジ・エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団、
チャールズ・マッケラス指揮 録音:1987年
9.シューベルト:交響曲第8番D759「未完成」
-第2楽章アンダンテ・コン・モト
ジ・エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団、
チャールズ・マッケラス指揮 録音:1990年
10.シューベルト:弦楽四重奏曲二短調D810「死と乙女」
-アンダンテ・コン・モト
ハンガリア四重奏団 録音:1958年
11.シューベルト:交響曲第9番D944「ザ・グレイト」
-第2楽章:アンダンテ・コン・モト
ジ・エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団、
チャールズ・マッケラス指揮 録音:1987年
12.シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番D929
-第2楽章:アンダンテ・コン・モト
ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、ゴーティエ・カピュソン(チェロ)、
フランク・ブラレイ(ピアノ)
録音:2006年
13.シューマン:トロイメライ
アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ) 録音:1979年
14.シューマン:交響曲第3番作品97-第4楽章
バンベルク交響楽団、クリストフ・エッシェンバッハ指揮 録音:1991年
15.R.シュトラウス:朝 作品27-4
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)、ペーター・マニング(ヴィオラ)、
アカデミー・オブ・ロンドン、リチャード・スタンプ指揮 
録音:1988年&1989年
16.ワーグナー:ジークフリート牧歌
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、マレク・ヤノウスキ指揮 
録音:1990年
17.マーラー:交響曲第5番-第4楽章アダージェット
フィンランド放送交響楽団、ユッカ=ペッカ・サラステ指揮 録音:1990年
18.シェーンベルク:浄夜 作品4-グラーヴェ
ナッシュ・アンサンブル 録音1990年

CDZW-7308212 ¥550
ラデツキー行進曲-行進曲ベスト
クラシック名曲の中から、行進曲をピックアップした軽快なコンピレーション
1.チャイコフスキー:「くるみ割り人形」-第1幕 第2番 行進曲
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、アンドレ・プレヴィン指揮 
録音:1986年2月
2.シャブリエ:楽しい行進曲
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、トーマス・ビーチャム指揮 
録音:1957年3月
3.シベリウス:カレリア組曲-III.行進曲
ハレ管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮 録音:1966年1月
4.ドビュッシー:民謡の主題によるスコットランド行進曲
フランス国立放送管弦楽団、ジャン・マルティノン指揮 録音:1974年4月
5.ベートーヴェン:「アテネの廃墟」-トルコ行進曲
リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団、ポール・シュトラウス指揮 
録音:1978年12月
6.ベルリオーズ:「トロイ人」-トロイの行進曲
バーミンガム市交響楽団、ルイ・フレモー指揮 録音:1974年9月
7.チャイコフスキー:スラヴ行進曲
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、エイドリアン・ボールト指揮 
録音:1974年5月
8.モーツアルト:行進曲ニ長調 K249
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、トーマス・ビーチャム指揮 
録音:1957年3月
9.プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」-III.行進曲
フィルハーモニア管弦楽団、ニコライ・マルコ指揮 録音:1955年1月
10.エルガー:「威風堂々」-行進曲第1番 ニ長調 作品39-1
フィルハーモニア管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮 録音:1962年8月
11.ビゼー:「子供の遊び」-行進曲
パリ管弦楽団、ダニエル・バレンボイム指揮 録音:1972年9月
12.マスネ:組曲第4番 「絵のような風景」-行進曲
バーミンガム市交響楽団、ルイ・フレモー指揮 録音:1971年4月
13.ヨハン・シュトラウスI:ラデツキー行進曲 作品228
ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団、ヴィり・ボスコフスキー指揮 
録音:1971年5月
14.ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」-ハンガリー行進曲 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 
録音:1979年1月
15.ビゼー:「美しいパースの娘」-行進曲
パリ管弦楽団、ダニエル・バレンボイム指揮 録音:1975年9月
16.ベルリオーズ:幻想交響曲-第4楽章:
フランス国立管弦楽団、レナード・バーンスタイン指揮 録音:1976年11月
17.チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
-第3楽章:アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ
フィルハーモニア管弦楽団、リッカルド・ムーティ指揮 録音:1979年11月

CDZW-7308272 ¥550
フルートの魔法-フルート名曲集
美しい音色のフルートの名曲をパユやデボストなど名手の演奏で。
1.ヴィヴァルディ:フルート協奏曲第3番ニ長調RV428 第1楽章
2.ヴィヴァルディ:フルート協奏曲第3番ニ長調RV428 第2楽章:カンタービレ
3.ヴィヴァルディ:フルート協奏曲第3番ニ長調RV428 第3楽章:アレグロ
ウィリアム・ベネット(フルート)、
イギリス室内管弦楽団、ジョージ・マルコム指揮 録音:1986年
4.JSバッハ:フルート・ソナタ変ホ長調 BWV1031 第2楽章:シチリアーノ
ミシェル・デボスト(フルート)、リオネル・ロッグ(チェンバロ) 
録音:1977年1月
5.JSバッハ:管弦楽組曲BWV1067 組曲第2番 第1楽章:序曲
6.JSバッハ:管弦楽組曲BWV1067 組曲第2番 第2楽章:ロンドー
7.JSバッハ:管弦楽組曲BWV1067 組曲第2番 第3楽章:サラバンド
8.JSバッハ:管弦楽組曲BWV1067 組曲第2番 第4楽章:ブーレーI&II
9.JSバッハ:管弦楽組曲BWV1067 組曲第2番 第5楽章:ポロネーズ&ドゥーブル
10.JSバッハ;管弦楽組曲BWV1067 組曲第2番 第6楽章:メヌエット
11.JSバッハ:管弦楽組曲BWV1067 組曲第2番 第7楽章:バディネリ
イレイン・シェイファー(フルート)、
バース音楽祭管弦楽団、ユーディ・メニューイン指揮 録音:1960年
12.ヘンデル:コンチェルト・グロッソ ト長調 -I.ラルゴ
13.ヘンデル:コンチェルト・グロッソ ト長調 -II.アレグロ
14.ヘンデル:コンチェルト・グロッソ ト長調 -III..アダージョ
15.ヘンデル・コンチェルト・グロッソ ト長調 -IV.アレグロ
リンデ・コンソート 録音:1984年10月
16.JSバッハ:独奏フルートのためのパルティータイ短調BWV1013-アルマンド
17.JSバッハ:独奏フルートのためのパルティータイ短調BWV1013-コレンテ
18.JSバッハ:独奏フルートのためのパルティータイ短調BWV1013-サラバンド
19.JSバッハ:独奏フルートのためのパルティータイ短調BWV1013-イギリス風ブーレ
エマニュエル・パユ(フルート) 録音2000年9月
20.テレマン:2つのフルートのための協奏曲イ短調 第1楽章
21.テレマン:2つのフルートのための協奏曲イ短調 第2楽章
22.テレマン:2つのフルートのための協奏曲イ短調 第3楽章
23.テレマン:2つのフルートのための協奏曲イ短調 第4楽章
エマニュエル・パユ(フルート)、ジャック・ズーン(フルート)、
ベルリン・バロック・ソリステン
録音:2002年6月
24.JSバッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050 第2楽章
25.JSバッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050 第3楽章
イレイン・シェイファー(フルート)、
バース音楽祭管弦楽団、ユーディ・メニューイン指揮
録音:1959年7月

CDZW-7308262 ¥550
J.シュトラウスII:シャンパン・ポルカ-ベスト・ポルカ集
シャンパン・ポルカ、急行列車、雷鳴と電光など、ウィーンのロマンあふれる
ポルカ集!
J.シュトラウスII:
1.シャンパン・ポルカ作品211 録音:1971年5月
2.爆発ポルカ 作品43 録音:1980年12月
3.短いことずて 作品240 録音:1984年11月
4.エピソード 作品296 録音:1984年4月
5.とても陽気なポルカ 作品301 録音:1984年11月
6.急行列車 作品311 録音:1985年12月
7.浮気心 作品319 録音:1980年12月
8.雷鳴と電光 作品324 録音:1980年12月
9.ハンガリー万歳! 作品332 録音:1972年10月
10.クラップフェンの森にて 作品336 録音:1972年10月
11.突撃ポルカ 作品348 録音:1980年12月
12.ドナウの岸辺より 作品356 録音:1985年12月
13.オーストリアからの贈り物 作品359 録音:1985年12月
14.狩りにて 作品373 録音:1971年5月
15.イ・ティプフェル 作品377 録音:1984年4月
16.山賊ガロップ 作品378 録音:1980年12月
17.新ピッチカート・ポルカ 作品449 録音:1972年5月
ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団、ヴィり・ボスコフスキー指揮




<EMI GERMANY>
●ELECTROLA COLLECTION
CMSW-6020942 2枚組 ¥1200
PASSION(PASTICCIO)-受難曲
CD1
グラウン、テレマン、JSバッハ、クーナウ、アルトニコル:
パスティッチョ(受難曲)
第1-24番
CD2
第25-42番
演奏:ダス・クライネ・コンツェルト
ライニッシェ・カントライ(合唱)
マルティナ・リンス(ソプラノ)
ラルフ・ボプケン(アルト)
マルクス・ブルッチャー(テノール)
ハンス=ゲオルク・ヴィンマー(バス)
JSバッハ:カンタータ第127番 BWV127 
「まことの人にして神なる主イエス=キリスト」
(全5曲)
演奏:ダス・クライネ・コンツェルト
ヘルマン・マックス指揮
ライニッシェ・カントライ(合唱)
マルクス・ブルッチャー(テノール)
マルティナ・リンス(ソプラノ)
ハンス=ゲオルク・ヴィンマー(バス)
録音:1990年1月7-10日、Lohmar-Honrath, Ev.Kirche
ブリリアント・ボックス、12ページ・ブックレット
グラウンのカンタータをベースに、テレマン、アルトニコル、クーナウらのコ
ラールとJSバッハの3つの楽章からなるこのパスティッチョ(受難曲)は、1991年
ヘルマン・マックスがエレクトローラの「バロック・スペシャル」シリーズの
ために録音した貴重な音源。

CDMW-6020952 ¥750
ラ・ペレグリーナ
アントニオ・アルキレイ(1550-1612?)
1. Dalle piu alte sfere
クリストファノ・マルヴェッツィ(1547-97)
2.Noi che candando(我らは歌い)
3.Sinfonia (シンフォニア)
4.Dolcissime sirene(いとも甘美なるシレーネたち)
5.A voi reali amanti(汝ら、王家の血を受け愛する者たちに)
6.Coppia gentil
ルカ・マレンツィオ(1553-99)
7.Sinfonia (シンフォニア)
8.Belle ne fe natura
9.Chi dal delfino
10.Se nelle voci nostre
11 .O figlie di Piero
クリストファノ・マルヴェッツィ(1547-97)
12.Sinfonia(シンフォニア)
ルカ・マレンツィオ(1553-99)
13.Qui di carne si sfama
14.O valoroso Dio
15.O mille volto
16. Io che dal ciel cader
クリストファノ・マルヴェッツィ(1547-97)
17.Sinfonia(シンフォニア)
18.Or che le due grand 'alme
ジョヴァンニ・デ・バルディ(1534-1612)
19.Miseri habitator
20.Io che l'onde raffreno
クリストファノ・マルヴェッツィ(1547-97)
21.E noi con questa bella diva
22. Sinfonia(シンフォニア)
ヤコポ・ペリ(1561-1633)
23.Aria:Dunque fra torbid'onde
クリストファノ・マルヴェッツィ(1547-97)
24.Lieti solcando il mare
25.Dal vago e bel serono
26. O qual risplende nube
エミリオ・デ・カヴァリエーリ(1550-1602)
27.Godi turba mortal
クリストファノ・マルヴェッツィ(1547-97)
28.O fortunato giorno
エミリオ・デ・カヴァリエーリ(1550-1602)
29.O che nuovo miracolo
演奏:ハンス=マルティン・リンデ指揮、リンデ・コンソート
エリック・エリクソン指揮、ストックホルム室内合唱団
録音:1973年6月、7月 Basel, Martins-Kirche
ジュエル・ケース、12ページ・ブックレット
1589年メディチ家結婚式のためのインテルメーディとコンチェルト集
1589年、メディチ家の当主の結婚を祝って行われた喜劇芝居「ラ・ペレグリー
ナ」の幕間に演じられた音楽劇の音楽。その時代の最高の音楽家を集めたメ
ディチ家の力がわかる充実した内容。1973年当時世界初録音で、エレクトロー
ラ古楽の代表作となった。

CDMW-6020962 ¥750
ウェーバー:
1.クラリネット協奏曲第1番 ヘ短調 J114 作品73
2.クラリネット・コンチェルティーノ 作品26
3.クラリネット協奏曲第2番 変ホ長調 J118
4.クラリネット五重奏曲 変ロ長調 J182 作品34(弦楽ヴァージョン)
演奏:ザビーネ・マイヤー(クラリネット)
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮(1-3)
ヴュルテンブルク室内管弦楽団、イェルク・フェルバー指揮(4)
録音:1985年9月Dresden(1)
1985年12月Dresden(2,3)
1984年12月Ludwigsburg (4)
ジュエルケース、12ページ・ブックレット
クラリネットの女王の1985-6年の録音。ザビーネがいかにこの楽器を自在にあ
やつり、圧倒的な存在感を示すことができるかが録音でも臨場感いっぱいに伝
わってくる傑作。

CDMW-6020972 ¥750
サンティアゴへの道 I&II
サンティアゴへの道 (作者不詳)-ナバラ
1.Quen a Virgen(Cantiga 103)
2. Seigneurs(Teobaldo)
3.Con gaudeant(Conductus)
-カスティーリャ
4.Plange Castilla(Planctus)
5.Non e gran causa(Cantiga 26)
6.Quis dabit(Planctus)
-レオン
7.Ben com(Cantiga 49)
8.De grad(Cantiga 253)
-ガリシア
9.Dum pater familias
10.A madre(Cantiga 184)
11.Sol eclysim(Planctus)
演奏:ステューディオ・デア・フリューエン・ムジーク
トマス・ビンクリー指揮
録音:1968年12月 Munchen
ジュエル・ケース、12ページ・ブックレット
ベストセラー作品となったドイツ人作家ハーペ・ケルケリンクのIch bin dann
mal weg(ちょっと行ってくる!)の出版以来、サンティアゴ・デ・コンポステ
ーラの巡礼の道を辿ることに再び光が当たっており、中世の音楽も注目される
ようになっている。この録音は1973年にReflexeシリーズとして発売され、サ
ンティアゴへの道の音楽ドキュメントを初めて紹介した記念碑的作品。

CDMW-6020912 ¥750
1.シューマン:ヴァイオリン・ソナタニ長調
2.シューマン:ヴァイオリン・ソナタイ長調
3.シマノフスキ:ロマンス作品23
4.シマノフスキ:神話
演奏:ウルフ・ヘルシャー(ヴァイオリン)
ミシェル・ベロフ(ピアノ)
録音:1975年3月(1、2)
1982年5月(3、4)
ジュエル・ケース、12ページ・ブックレット
ドイツの名ヴァイオリニスト、ヘルシャーの1975年録音のシューマンの2つの
ソナタと1982年録音のシマノフスキの2作品を収録。ヴァイオリンとピアノが
見事にからみあう官能的な録音。



<EMI CLASSICS>
●BRITISH COMPOSERS
CZSW-6805262 2枚組 ¥980
「揚げひばり」コレクション-英国ロマンティック名曲集
CD1
1.ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
2.エルガー:序奏とアレグロ
3.バタワース:シュロップシャーの若者
4-5.ディーリアス:2つの水彩画
6-11.ウォーロック:カプリオル組曲
12.ヴォーン・ウィリアムズ:ロージメードル
13.ディーリアス:ラ・カリンダ
14-15.ウォルトン:ヘンリー五世 弦楽のための2つの作品
16.ヴォーン・ウィリアムス:富める人とラザロの5つの異版
CD2
1.ヴォーン・ウィリアムズ:トーマス・タリスの主題による幻想曲
2-4.ヴォーン・ウィリアムズ:イギリス民謡 組曲
5.ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーヴス幻想曲
6-8.エルガー:セレナード ホ短調
9.バターワース:緑の枝垂れ柳の岸辺
10.ディーリアス:川の上の夏の夜
11.エルガー:ためいき
12.ディーリアス:春を告げるカッコウを聞いて
13.ホルスト:セント・ポール組曲ーザ・ダーガソン
14.ヴォーン・ウィリアムズ:劇音楽「すずめばち」序曲
ブリリアント・ボックス、8ページ・ブックレット
ヴォーン・ウィリアムズの名曲「揚げひばり」を中心にすえ、エルガー、バタ
ワース、ディーリアス他英国作曲家達のロマンティックでノスタルジックな名
曲を集めた2枚組。



CZS-6805132 5枚組 ¥2400
ザ・ヴェりー・ベスト・オブ・イングリッシュ・ソング(限定盤)
CD1
1.ヴォーン・ウィリアムズ:リンデン・リー
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 録音1967年
2.ジョン・アイルランド:サリー・ガーデン
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 録音1972年
3.パリ―:おお、わが愛しの人よ
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 録音1972年
4.クィルター:愛の哲学
ジャケット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 録音1967年
5.クィルター:紅の花弁が眠る
トーマス・アレン(バリトン)、ジェフリー・パーソンズ(ピアノ) 録音1989年
6.ピール:In summertime on Bredon
トーマス・アレン(バリトン)、ジェフリー・パーソンズ(ピアノ) 録音1989年
7.バターワース:シュロップシャーの若者-6つの歌 I.Loveliest of trees
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)、
デイヴィッド・ウィリソン(ピアノ) 録音2001年
8.ガーニー:ダウン・バイ・ザ・サリー・ガーデンズ
9.ガーニー:Black Stitchel
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)、
デイヴィッド・ウィリソン(ピアノ) 録音2001年
10.ウォーロック:マイ・オウン・カントリー
11.ウォーロック:通りすぎる
12.ウォーロック:プリティ・リング・タイム
以上:アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)、
デイヴィッド・ウィリソン(ピアノ) 
13.ヴォーン・ウィリアムズ:子羊-10のブレイクの歌より
イアン・パートリッジ(テノール)、
ジャネット・クラクストン(クラリネット)、録音1970年
14.ヴォーン・ウィリアムズ:羊飼い-10のブレイクの歌より
イアン・パートリッジ(テノール)、録音1970年
15.ヴォーン・ウィリアムズ:サイレント・ヌーン
16. クィルター:来たれ、死よ 作品6-1
17.フィンジ:私達が相愛してから 作品13-7
以上:イアン・ボストリッジ(テノール)、
ジュリアス・ドレイク(ピアノ) 録音1999年
18.フィンジ:大地と空気と雨 作品15
19.アイアランド:海への情熱
20.キール:トレイド・ウィンズ
以上:ジョナサン・レマルー(バス・バリトン)、
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ) 録音2002年
21.スタンフォード:海の歌 作品91 I.ドレイクの太鼓
22.スタンフォード:海の歌 作品91 V.ザ・オールド・スパーブ
以上:ロバート・ロイド(バス)、ニナ・ウォーカー(ピアノ) 録音1977年
23.ウッドフォード=フィンデン:4つのインドの愛の詩-
フレデリック・ハーヴィー(バリトン)、
ジャック・バイフィールド(ピアノ) 録音1963年
24.ブレイ:Bless This House
25.ウォーロック:バルラロウ
以上:ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、
フィリップ・レッジャー(オルガン) 録音1980年
26. ディブディン:トム・ボウリング
27.ビショップ:ホーム・スイート・ホーム
28.バルフ:モード、庭に入っておいで
以上:ロバート・ティアー(テノール)、
アンドレ・プレヴィン(ピアノ) 録音1973年
29. ブリテン:夜霧の露
30. ブリテン:農場の少年
以上:ロバート・ティアー(テノール)、
フィリップ・レッジャー(ピアノ) 録音1974年
31.ウォルトン:ファサード
フェネラ・フィールディング(スピーカー)、
マイケル・フランダース(スピーカー)
ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団 録音1971年
CD2
1.民謡:グリーンスリーヴス
2.モーリー:2つの歌より It was a lover and his lasse
3.モーリー:2つの歌より O mistress mine
4.作者不詳:柳の歌
5.ジョンソンII:Where the bee sucks
6.ジョンソンII:Full fathom five
以上:アルフレッド・デラー(カウンターテナー)、
デスモンド・デュプレ(リュート) 録音1954年
7.バード:子守歌、マイ・スウィート・リトル・ベイビー
8.バード:トーマス・タリスの死へのエレジー
以上:マイケル・チャンス(カウンターテナー)、
クリストファー・ウィルソン(リュート)
9. ダウランド:Sorrow, stay!
10.ダウランド:わが過ちを許してくれようか?
11.ダウランド:目覚めよ、愛
12.ダウランド:悩める心よ
以上:エンマ・カークビー(ソプラノ)、
アンソニー・ルーリー(リュート) 録音1988年
13.ダウランド:愛を求め、情けを求めようか
14.ダウランド:ぼくを、誰よりもこのぼくを  
15.ダウランド:溢れよ、わが涙
以上:チャールズ・ダニエルズ(テノール)、
デイヴィッド・ミラー(リュート)録音1997年
16.パーセル:アーサー王-Fairest isle
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ)、
ナイジェル・ノース(リュート) 録音1992年
17.パーセル:オエディプス-ひとときの音楽
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ)、
ジョン・トール(ハープシコード) 録音1995年
18.パーセル:I attempt from love’s sickness
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ)、
ポール・ニコルソン(ハープシコード)録音1995年
19.パーセル:もし音楽が愛の糧ならば
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ)、
リチャード・ブースビィ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)録音1995年
20.パーセル:Now that the sun hatch veiled his light
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ)、
ポール・ニコルソン(オルガン) 録音1992年
21.ウォーロック:Yarmouth Fair
オーウェン・ブラニガン(バス)、
アーネスト・ラッシュ(ピアノ) 録音1960年
22.モーティマー:The Smuggler's Song
オーウェン・ブラニガン(バス)、
アーネスト・ラッシュ(ピアノ) 録音1952年
23.カーター:ダウン・ビロウ
24.スワン:A Transport of Delight
25.スワン:The Wart Hog
以上:イアン・ウォレス(バリトン)、
ドナルド・スワン(ピアノ) 録音1957年
26. スワン:The Hippopotamus Song
マイケル・フランダース(ヴォーカル)、
ドナルド・スワン(ピアノ) 録音1991年
CD3
1-5. エルガー:海の絵 作品37(全5曲)
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、
ジョン・バルビローリ指揮、ロンドン交響楽団 
6-14.ヴォーン・ウィリアムズ:歌曲集「旅の歌」全9曲
トーマス・アレン(バリトン)、
サイモン・ラトル指揮、バーミンガム市交響楽団 録音1983年
15-22.ブリテン:テノール、ホルンと弦楽のためのセレナード
ロバート・ティアー(テノール)、アラン・シヴィル(フレンチ・ホルン)、
ネヴィル・マリナー指揮
ノーザン・シンフォニア、録音1970年
23. 民謡 ブリテン編:The Bonny Earl o'Moray(Scottish Tune)
24. 民謡 ブリテン編:オリヴァー・クロムウェル
以上:ニール・マッキー(テノール)、
ベッドフォード指揮、スコットランド室内管弦楽団 
CD4
1-5. ヴォーン・ウィリアムズ:5つの神秘的な歌
キングス・カレッジ合唱団、ジョン・シャーリー=クワーク(バリトン)
ディヴィっド・ウィルコックス指揮、イギリス室内管弦楽団 録音1966年
6-10. フィンジ:Dies natalis 作品8
ウィルフレッド・ブラウン(テノール)、クリストファー・フィンツィ指揮、
イギリス室内管弦楽団 録音1963年
11-15.スタンフォード:海の歌 作品91 
ベンジャミン・ラクソン(バリトン)、ノーマン・デル・マー指揮
ボーンマス交響楽団&合唱団 録音1994年
16. エルガー:The Torch Op.60-1
17. エルガー:The River Op.60-2
18-20. バタワース:Love blows as the wind blows
以上:ロバート・ティアー(テノール)、ヴァーノン・ハンドリー指揮、
バーミンガム市交響楽団 録音1979年
CD5
1-10.ブリテン:イルミナシオン作品18
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)、ニコラス・クレオベリー指揮、
ブリテン・シンフォニア 録音:1995年
11-18.ディーリアス:海流
ジョン・ノーブル(バリトン)、チャールズ・グローヴス指揮、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団 他  録音1973年
19-24.ヴォーン・ウィリアムズ:ウェンロック・エッジで
イアン・ボストリッジ(テノール)、ベルナルト・ハイティンク指揮、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 録音1997年
25.  ピール:In summertime on Brendon
26.  サンダーソン:デヴォンシャーのクリームとサイダー
以上:フレデリック・ハーヴィー(バリトン)、ジョージ・ウェルドン指揮
フィルハーモニア管弦楽団 録音1962年
クラムシェル・ボックス
イギリスを代表する歌手、ジャネット・ベイカーからイアン・ボストリッジま
で、美しいイギリスの風景や詩の世界を堪能できる5枚組ボックス・セット!


CZS-6805012 5枚組 ¥2400
ウォルトン:交響曲&協奏曲集(限定盤)
ウォルトンの初期から晩年までの作品を集めた5枚組ボックス・セット。
CD1
1-4.交響曲第1番変ロ短調(全曲)
マルコム・サージェント指揮、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 録音1966年
5-7.交響曲第2番(全曲)
アンドレ・プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団 録音1973年
CD2
1-3.ヴィオラ協奏曲(全曲)   録音:1987年
4-6.ヴァイオリン協奏曲(全曲) 録音:
ナイジェル・ケネディ、
アンドレ・プレヴィン指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
CD3
1-11.ファサード 2つの組曲(全曲)
ルイ・フレモー指揮、バーミンガム市交響楽団 録音1976年
12.グロリア
ルイ・フレモー指揮、バーミンガム市交響楽団 録音1976年
アンソニー・ロルフ(テノール)、バーバラ・ロボタム(メゾ・ソプラノ)他
13.Orb and Sceptre
ルイ・フレモー指揮、バーミンガム市交響楽団 録音1976年
14.戴冠式 テ・デウム
ルイ・フレモー指揮、バーミンガム市交響楽団 録音1976年
15.クラウン・インペリアル 戴冠行進曲
ルイ・フレモー指揮、バーミンガム市交響楽団 録音1976年
CD4 
1-10.ベルシャザールの饗宴
アンドレ・プレヴィン指揮、
ロンドン交響楽団、ジョン・シャーリー=クワーク(バリトン)、
録音1972年
11.ポーツマス・ポイント
12.スカピーノ コメディ序曲
13.ベンジャミン・ブリテンの即興によるインプロヴィゼーション
以上:アンドレ・プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団、 録音1973年
CD5
1.トロイアスとクレシーダ-第1幕 Is Cressida a slave ?
2. -第1幕 Slowly it all comes back
3. -第2幕 第1場 How can I sleep ?
4. -第2幕 第1場 If one last doubt
5. -第2幕 第1場 Now close your arms
6. -第2幕 第2場 Interlude
7. -第2幕 第2場 From isle to isle chill waters
8. -第3幕 All's well
9. -第3幕 Diomede! Father!
以上:リチャード・ルイス(テノール)、
エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)
モニカ・シンクレア(コントラルト)、
ジョフリー・ウォールズ(バス・バリトン)
ウィリアム・ウォルトン指揮、
フィルハーモニア管弦楽団 録音1955年
クラムシェル・ボックス





<VIRGIN CLASSICS>
DVBW-0709519(DVD-Video) 2枚組 ¥2400
モンテヴェルディ歌劇「ポッペアの戴冠」全曲
ウィリアム・クリスティ指揮・レザール・フロリサン
主なキャスト:
ネローネ・・・・フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
ポッペア・・・・ダニエル・ドゥ・ニース(ソプラノ)
オットーネ・・・マックス・エマニュエル・チェンチッチ(カウンターテナー)
オッターヴィア・・・アンナ・ボニタティブス(メゾ・ソプラノ)
演出:ピエル・ルイジ・ピッツィ
Recorded: 2010 , Teatro Real, Madrid ,Spain
トールケース(黒)、4ページ・ブックレット、NTSC
バロックの巨匠、ウィリアム・クリスティの3年ごしのモンテヴェルディ・プ
ロジェクトのハイライトを飾る作品登場!ポッペアを旬のダニエル・ドゥ・ニ
ース、ネローネをフィリップ・ジャルスキーと今最も勢いのある歌手達が繰り
広げる政治とセックスがからんだドラマ性とコメディを兼ね備えた作品!
演出はエレガントな美しさで知られるピエル・ルイジ・ピッツィ。

VBSW-6028642 2枚組 ¥1150
ポンテンポ&スッペ「レクイエム」
CD1
ボンテンポ:レクイエム 作品23全曲
録音:1994年6月14-16日、Auditorium of the Gulbenkian Foundation, Lisbon
アンジェラ・マリア・ブラシ(ソプラノ)、
レイナルド・マシアス(テノール)
ミシェル・ブロダール(バス)
ミシェル・コルボ指揮・グルベンキアン財団管弦楽団&合唱団
CD2
スッペ:レクイエム(ソリスト、合唱とオーケストラのための)全曲
録音:1997年3月1日、Recorded Live, Lisbon, Gulbenkian Foundation
ミシェル・コルボ指揮・グルベンキアン財団管弦楽団&合唱団
ブリリアント・ボックス、12ページ・ブックレット

VBSW-6024882 2枚組 ¥1150
モーツァルト:5つのヴァイオリン協奏曲集
CD1
モーツァルト:
1-3.ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調K207
4-6 ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調K211
7-9 ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K216
10   ヴァイオリンと管弦楽のためのロンドハ長調K373
CD2
1-3.ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K218
4-6.ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K219
7.ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド変ロ長調K269/261a
8.ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調K261
クリスティアン・テツラフ(指揮&ヴァイオリン)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
ブリリアント・ボックス、12ページ・ブックレット

<WARNER MUSIC>
※昨年後半の未案内新譜です

2564.671814 ¥1250
1. ショーソン:『詩曲 Op.25』
2. ラヴェル:『ツィガーヌ』
3. サン=サーンス:『ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調Op.61』
4. イザイ:『子守歌 Op.20』『瞑想曲 Op.16(R・コリー・ダルパ編)』
レイチェル・コリー・ダルバ(Vn),
ジョン・アクセルロッド(指揮)
フランス国立ロワール管弦楽団(1,2)
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
ビール(ビエンヌ)交響楽団(3,4)
レイチェル・コリー・ダルバの2枚目のアルバムは、フランスの協奏的作品集
です。1981年ローザンヌ生まれの彼女は、既に12歳でソロ・デビュー、ベルン
交響楽団などと共演し「スイスで最も期待のヴァイオリニスト」と好評を博し
ました。15歳でヨーロッパの様々な音楽祭に出演。その後更に研究を重ねるた
めにカントロフに師事し、様々な国際的コンクールで優勝しています。彼女の
情熱的な演奏はヨーロッパの話題となり、音楽祭だけでなく映画祭等からも客
演として招かれています。デビュー・アルバムの「イザイの無伴奏」では、
ダイナミックな演奏によって彼女の強い存在感をしめしていましたが、今回は
それだけでなく絶妙で繊細さな弓使いによって、微細な風味や味の違いを感じ
させてくれます。サン=サーンスとイザイの作品では、彼女の師であるカント
ロフが指揮を務めています。

2564.666563 ¥1350
ドヴォルザーク:
『交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」』
『序曲「謝肉祭」Op.92』『スラヴ舞曲第1&10番』
ホセ・セレブリエール(指揮)
ボーンマス交響楽団
[録音]2011年6月, ボーンマス、プール・アーツセンター“ザ・ライトハウス”
(デジタル:セッション)
1938年ウルグアイ生まれの作曲家兼指揮者のホセ・セレブリエールと、プール
市に拠点を移してから絶好調のボーンマス交響楽団のコンビによる、「ドヴォ
ルザーク:交響曲チクルス」の開始となります。最初に発売するのはいきなり
の「新世界より」。この曲は以前、シドニー交響楽団、チェコ国立ブルノ・
フィルとの録音があり、今回は彼にとって3回目の録音となります。ボーンマ
ス響は、最近の新鮮なシャープさを取り入れながら、作曲家の書いた楽譜を音
化するというアプローチを採用し、リズミカルな低音にあまい音色の弦楽器が
浮かび上がり、ボヘミアを強く感じさせる重厚な演奏といえるでしょう。テン
ポを速めたりすることによって盛り上げることなどはせずに、メロディックな
音楽の造型が構築されていきます。最近のボーンマス響の録音を手がけるプロ
デューサー、フィル・ローランズが務めています。

2564.666562 ¥1350
ドヴォルザーク:
『交響曲第7番ニ短調Op.70』
『チェコ組曲ニ長調 Op.39』『スケルツォ・カプリチオーソ変ニ長調 Op.66』
『スラヴ舞曲第8番』
ホセ・セレブリエール(指揮)
ボーンマス交響楽団
[録音]2011年6月, ボーンマス、プール・アーツセンター“ザ・ライトハウス”
(デジタル:セッション)
ホセ・セレブリエールにとって「交響曲第7番」は初めての録音となります。

●ワーナー・エクスペリエンス・シリーズ。
2564.671621 2枚組 ¥2160
ザ・ノルディック・エクスペリエンス
【Disc1】
1. グリーグ:『「ペール・ギュント」第1組曲-「朝」「オーゼの死」
「山の王の宮殿にて」,
2. グリーグ:『「ペール・ギュント」第2組曲-「ソルヴェイグの歌」,
3. シンディング:『春のささやき』
4. ガーデ:『ヴァイオリンと管弦楽のためのカプリッチョ』,
5. シベリウス:『フィンランディア』
6.メラルティン:『組曲「眠れる森の美女」-蝶のワルツ』
7. シベリウス:『「カレリア組曲」-行進曲風に』
8. パルムグレン:『「太陽と雲」-第1-6曲』
9. アッテルベリ:『「組曲第3番」-Vision』,
10. ラウタヴァーラ:『カントゥス・アルクティクス(極北の歌)』
【Disc2】
1. グリーグ:『「ピアノ協奏曲イ短調」-第1楽章』
2. ヴィレーン:『「弦楽セレナーデOp.11」-第4楽章』,
3. アルヴェーン:『バレエ音楽「山の王」Op.37-羊飼いの踊り』,
4. ロンビ:『コンサートポルカ』
5. 民謡:『Poroajot(トナカイ・レース)』
6. パルムグレン:『「太陽と雲」-第7-12曲』
7. ニールセン:『交響曲第4番「不滅」(全曲)』
【Disc1/演奏者】
T-1,3,9: アリ・ラシライネン(指揮)ノルウェー放送管弦楽団
T-2,5: サカリ・オラモ(指揮)バーミンガム市交響楽団
T-4: クロエ・ハンスリップ(Vn)ポール・マン(指揮)ロンドン交響楽団
T-6,7: 佐藤俊太郎(指揮)クオピオ交響楽団
T-8: 舘野泉(P)
T-10: ペルッティ・ペッカネン(指揮)クレメッティ協会交響楽団
【Disc2/演奏者】
T-1: フランソワ=ルネ・デュシャーブル(P)、
テオドール・グシュルバウアー(指揮)
ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
T-2,3,4: アリ・ラシライネン(指揮)ノルウェー放送管弦楽団
T-5: 佐藤俊太郎(指揮)クオピオ交響楽団
T-6: 舘野泉(P)T-7: ユッカ=ペッカ・ サラステ(指揮)、
フィンランド放送交響楽団
この巻では、グリーグ、パルムグレン、ニールセンなどを中心とした北欧の作
曲家の中から、名曲の聴きどころばかりを2時間半収録したベスト盤となります。

2564.671885 2枚組 ¥2160
ザ・スパニッシュ・エクスペリエンス
【Disc1】
1. ロドリーゴ:『アランフェス協奏曲』(全曲)
2. グラナドス:『スペイン舞曲第8番ハ長調「アストゥリアーナ」Op.37-8』
3. タレガ:『アルハンブラの思い8出』 
4. グラナドス:『「ロマンティックな情景」-第3曲』
5. ファリャ:『粉屋の踊り』
6. アルベニス: 『組曲「イベリア」-第4曲「ロンデーニャ」』
7. ファリャ: 『火祭りの踊り』
8. モンポウ: 『「歌と踊り」-第1曲』
9. セゴビア: 『光沢のない練習曲』
10. ビクトリア: 『おお聖なる饗8.宴』
11. ソレール: 『ファンダンゴ』
12. ビクトリア: 『おお、大いなる神秘』
【Disc2】
1. シャブリエ: 『狂詩曲「スペイン」』
2. ビゼー:『歌劇「カルメン」-ハバネラ』
3. R=コルサコフ: 『スペイン奇想曲』
4. ボロディン:『スペイン風セレナード』
5. ラヴェル:『スペイン狂曲』
6. ドビュッシー: 『ヴィーニョの』
7. ラヴェル:『道化師の朝の歌』
8. ラロ:『「スペイン交響曲」-第5楽章』
【Disc1】
(1)(3)シャロン・イスビン(G)
(1)ホセ・セレブリエール(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック/
(2)(4)(5)(7)(8)ジャン= フランソワ・エッセール(P)
(6)ダニエル・バレンボイム(P)
(9)ヴォルフガング・レンドレ(G)
(10)プロ・カンツォーネ・アンティクヮ
(11)アンドレアス・シュタイアー(Cemb)
(12)シャンテクリア
【Disc2】
(1)アルミン・ジョルダン(指揮)フランス国立管弦楽団
(2)ジェニファー・ラーモア(Ms)
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)バイエルン国立歌劇場管弦楽団
(3)アラン・ロンバール(指揮)ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
(4)ボロディン弦楽四重奏団
(5)アルミン・ジョルダン(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団
(6)モニク・アース(P)
(7)(8)ケント・ナガノ(指揮)ロンドン交響楽団
(8)ワディム・レーピン(Vn)
この巻では、ロドリーゴ、グラナドス、アルベニスなどを中心としたスペイン
の作曲家作品や、スペインに関した作品の名曲の聴きどころばかりを2時間半
収録したベスト盤となります。


■NONESUCHカタログ・リイシュー
パッケージも新たに紙製ジャケット,新価格にて再発売!

7559.791162 ¥1150
ピアソラ:『タンゴ組曲』
ブローウェル:『ミクロ・ピエサス』
パスコアール:『ベベ』
ジナタリ:『組曲「肖像」より「アナクレート・ジ・メデイロス」
「シキーニャ・ゴンザーガ」』,
S.アサド:『珊瑚の市レシーフェ』『ヴァルセアーナ(ワルツ風)』『大鬼蓮』
『跳躍』
ヒナステラ:『バレエ「エスタンシア」より「たそがれの牧歌」』
セルジオ&オダイル・アサド(ギター)
【録音】1985年4月 ニューヨーク 
(Produced by Robert Hurwitz and Kathryn King, Engineer: John Newton)
比類なき絶妙なアンサンブルで奏でる、きりっとした清潔なリズムとほのかな
甘さのある響き。優しさと気難しい表情を併せ持ったブローウェル。ノリのよ
いポピュラー曲も含むすべてが洗練され磨かれた、ギター・デュオです。
[録音:1985年4月 ニューヨーク]

7559.791542 ¥1150
ブラームス:
『8つのピアノ小品Op.76』『7つの幻想曲集Op.116』
『4つのピアノ小品Op.119』
リチャード・グード(P)
[録音:1986年1月 ニューヨーク]
リチャード・グード初期の頃の録音です。この上なく暖かく人を包み込み、聴
くものに明確に作曲家のイメージを伝える自然な演奏が印象的。指先からはブ
ラームスの晩年の心境がまっすぐに伝わってくるようです。

7559.794072 ¥1150
アストール・ピアソラ:
『ミロンガ・アン・レ』『ヴァルダリート』『オブリビオン』『鮫』
『「タンゴの歴史」-カフェ1930』『キンテートのためのコンチェルト』
『孤独』『ブエノスアイレス午前零時』『嫉妬』
『エル・ソル・スエニョ-アストル・ピアソラへのオマージュ』
『ル・グラン・タンゴ』
ギドン・クレーメル(Vn),
ペル・アルネ・グロルヴィゲン(バンドネオン), ヴァディム・サハロフ(P),
フリードリヒ・リプス(Bajan), エリーザベト・ホイナツカ(Cemb),
マーク・ペカルスキー(perc), ヴラディーミル・トンハー(Vc),
ミシェル・ポルタル(Cl), アロイス・ポッシュ(Cb),
スヴァトスラフ・リップス(Cb)
【録音】1995-1996年 (Produced and engineered by Peter Laenger)
ピアソラのタンゴは「ダンスのための音楽」だけでなく、聴かせる芸術的な音
楽。クレーメルらの演奏は贅肉のない研ぎ澄まされた鋭利なガラスのようで、
最も大切な要素である官能性を最も突出させた演奏です。

7559.795682 ¥1150
ヴィヴァルディ:『協奏曲集「四季」Op.8-1-4』
アストール・ピアソラ(デシャトニコフ編):『ブエノスアイレスの四季』
ギドン・クレーメル(Vn&指揮) 
クレメラータ・バルティカ 
【録音】1998年9月, ゲニンゲン聖ペーター&パウル福音教会
(Recording producer :Helmut Muhle, Recording Engineer: Markus Heiland)
300年の時を隔てた2人の作曲家。ヴィヴァルディの春夏秋冬がピアソラの夏秋
冬春と交互に演奏され、 クレーメルの才気がそれらを絶妙に融合させること
によってコントラストを浮き立たせた画期的なアルバムです。

7559.791112 ¥1150
スカルソープ:『弦楽四重奏曲第8番』
サッリネン:『弦楽四重奏曲第3番』
グラス:『カンパニー』
ナンカロウ:『弦楽四重奏曲』
ジミ・ヘンドリックス(S.リフキン編):『紫のけむり』
クロノス・クァルテット 
【録音】1985年6月, ニューヨーク米国芸術
(Produceer:Thomas Frost, Recording Engineer: John Newton)
世界中に旋風を巻き起こしたクロノス・カルテットのデビュー・アルバムです。
「難解」な現代音楽を「カッコイイ」音楽へと転換したこのアルバムの意義は
絶大です。もちろんそれは彼らの超絶的なテクニックがあってのこと。あらゆ
るタブーに挑戦して新しい価値を提示し続ける彼らの姿勢はその後の音楽シー
ンを一変させました。「紫のけむり」の衝撃は今でも新鮮です。

7559.794572 ¥1150
マショー:『キリエ第1番』
タイ:『ラファエルの嘆き』
ラム:『ランダンス・エフター・ビファンズ・マッツ』
ダウランド:『古風なラクリメ』
ペルト:『詩篇』
パーチ:『古代ギリシア音階による2つの練習曲』
ボディ:『ロング・ゲー』
ケージ:『トーテム・アンセスター』
マショー:『キリエ第2』
伝承曲:『ブルドマーシェ・フラ・オスタ』
カッシア:『背教の暴君を主の手先として』
ハーディン:『シンクロニティ第2番』
ケージ:『クォドリベット』
ペロタン:『地上のすべての国々は』
マショー:『キリエ第3』
パーセル:『4声のファンタジア第2番』
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:『オー・ヴィルトゥス・サピエンティエ』
伝承曲:『ウレグ=ケーム』
タイ:『さらばわが愛しき人よ、永遠に』
シュニトケ:『あらゆる歌詞に悲しみが満ちている歌曲選集』,
『鐘:トーリング・オブ・ザ・ネル』
クロノス・クァルテット
【録音】1993-1997年
(Produced by Judith Sherman and the Kronos Quartet,
Engineered by Craig Silvey, except track 18, Uleg-Khem,
engineered by Bob Edwards and Paul Zinman)
中世・ルネッサンス期のキリスト教の祈り歌、あるいは北欧や北アジアの民俗
音楽を弦楽四重奏に民族楽器を加えたりして編曲し、これに民俗音楽や古楽か
ら養分を得た現代曲を組み合わす…。こうしてクロノスは素朴さに満ちた究極
の癒しの音楽を生み出しています。

7559.791872 ¥1150
ジョン・ハービソン:『ミラバイ・ソングズ』
ストラヴィンスキー:『歌劇「放蕩児の遍歴」より「トムからは何も」』
ドーン・アップショウ(Sp)
デイヴィッド・ジンマン(指揮)
セント・ルークス管弦楽団
【録音:1988年8月】
バーバーはノスタルジックな曲でアメリカの幼い頃への郷愁。ハービソンは、
西洋音楽にインド音楽を取り入れた作品。ストラヴィンスキーは、新古典主
義の作品など、「アメリカにおける調性音楽の歴史」を代表する作品を収録
したアルバムです。不思議な透明感と魅惑にみちたアップショウのソプラノ
は、このアルバムに統一感を与え、豊かな表情に満ちた美しい演奏です。
1989年グラミー賞声楽ソロ部門受賞作品。
バーバー:『ノックスヴィル:1915年の夏』
メノッティ:『歌劇「泥棒とオールドミス」より「女にとって臆病な男ほど
困ったものはない」』

7559.791982 ¥1150
「ラハモへの祈り」 「マハーカラへの祈願」
ギュトォ・タントリック・カレッジ院生による唱声 
【録音】1972年西北インド、ヒマチャル・プラデシュ州、ダラハウズィ地区
での現地録音, 採録:デイヴィッド・ルイストン
チベットの仏教音楽がもたらすメディテーションの深みは、喧噪になれっこに
なってしまっている都会の人々にとっては、日常からときはなされ、深い究極
のヒーリング効果を産み出す神秘的な魅力を備えています。このアルバムは、
チベットの仏教音楽をいち早く世界に紹介し、世界中で一大センセーションを
巻き起こした名盤です。

2564.665499(DVD-Video) ¥2780
これまでの最も優れた名ダンサーたちの演技や伝説のコリオグラファーによる
振付け、さらに美しいバレエ音楽を堪能できる、究極のバレエ・セレクション!
世界の名バレエ団による代表的な演目から主演ダンサーたちの名演技にスポッ
トをあてた作品集です。
<キーロフ・バレエ>
1. ユリア・マハリナ(白鳥オデット)、
イーゴリ・ゼレンスキー(王子ジークフリート)、
「白鳥の湖」より“白鳥”パ・ド・ドゥ:ジークフリート王子とオデット 
音楽:チャイコフスキー 
振付:マリウス・プティパ、レフ・イワノフ(原典振付)」、
1990年12月 キーロフ劇場(マリインスキー劇場)にて収録
<英国ロイヤル・バレエ>
2. ブライアン・ショウ(未亡人シモーヌ)「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」
より 木靴のタップ 祭りの踊り
音楽:エロール
振付:フレデリック・アシュトン、
1981年コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウスにて収録
3. レスリー・コリア(金平糖の精)アンソニー・ダウエル(王子) 
「くるみ割り人形」より ヴァリアシオンとグラン・パ・ド・ドゥ
音楽:チャイコフスキー、
1985年1月コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウスにて収録
<キーロフ・バレエ>
4. ガリーナ・メゼンツェワ(ジゼル)、
コンスタンチン・ザクリンスキー(アルブレヒト)、
「ジゼル」より 狂気のシーン、ミルタとウィリ(妖精)たち
音楽:アダン
振付:ジャン・コラリ、ジュール・ペロー、
1983年キーロフ歌劇場にて収録  
5. イリーナ・コルパコワ(オーロラ姫) 
「眠れる森の美女」より 花輪のワルツ ローズ・アダージョ
音楽:チャイコフスキー 振付:マリウス・プティパ、
1982年11月キーロフ歌劇場にて収録
<英国ロイヤル・バレエ>
6. アレッサンドラ・フェリ(ジュリエット)、
ウェイン・イーグリング(ロミオ)
「ロミオとジュリエット」より 騎士たちの踊り、
ジュリエットの寝室でのパ・ド・ドゥ
音楽:プロコフィエフ 振付:ケネス・マクミラン、
1984年8月コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウスにて収録
<英国ロイヤル・バレエ>
7. ダーシー・バッセル(ローズ姫)、ジョナサン・コープ(王子)
「パゴダの王子」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
音楽:ブリテン 振付:ケネス・マクミラン、
1990年4月コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウスにて収録
<アメリカン・バレエ・シアター>
8. シンシア・ハーヴェイ(キトリ)、ミハイル・バリシニコフ(バジル)、
「ドン・キホーテ」より 第1幕
音楽:ミンクス
振付:ミハイル・バリシニコフ(マリウス・プティパ版による)、
1983年6月ニューヨーク、メトロポリタン・オペラ・ハウスにて収録
<出演> ユリア・マハリナ, イーゴリ・ゼレンスキー,
ブライアン・ショウ, レスリー・コリア, アンソニー・ダウエル,
ガリーナ・メゼンツェワ, コンスタンチン・ザクリンスキー,
イリーナ・コルパコワ, アレッサンドラ・フェリ,
ウェイン・イーグリング, ダーシー・バッセル, ジョナサン・コープ,
シンシア・ハーヴェイ, ミハイル・バリシニコフ

<SONY CLASSICAL>
8869794333-2 12枚組 ¥2650
初回生産限定盤
バーンスタイン/マーラー:交響曲全集
Disc 1;『交響曲第1番ニ長調「巨人」』
ニューヨーク・フィルハーモニック(録音:1966年)
Disc 2-3;『交響曲第2番ハ短調「復活」』
リー・ヴェノーラ(Sp), ジェニー・トゥーレル(Ms),
ニューヨーク・フィルハーモニック, カレジェート合唱団(録音:1963年)
Disc 4-5;『交響曲第3番ニ短調』
マーサ・リプトン(Ms),
スコラ・カントルム女声合唱団, トランスフィギュレーション教会少年合唱団
ジョン・コリリアーノ(Vn)、ジョン・ウェアー(ポストホルン)
 ニューヨーク・フィルハーモニック(録音:1961年)
Disc 6;『交響曲第4番ト長調』
レリ・グリスト(Sp)
ニューヨーク・フィルハーモニック(録音:1960年)
Disc 7;『交響曲第5番嬰ハ短調』
ニューヨーク・フィルハーモニック,
ジェイムズ・チェンバース(Hr)(録音:1963年)
Disc 8;『交響曲第6番イ短調「悲劇的」』
ニューヨーク・フィルハーモニック(録音:1967年)
Disc 9;『交響曲第9番ニ長調』
ニューヨーク・フィルハーモニック(録音:1965年)
Disc 10;『交響曲第7番ホ短調「夜の歌」』
ニューヨーク・フィルハーモニック(録音:1965年)
Disc 11;『交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」』
エレナ・スポーレンベルク(Sp), ギネス・ジョーンズ(Sp),
ゲニス・アンニアー(Sp), アンナ・レイノルズ(A), ノーマ・プロクター(A),
ジョン・ミッチンソン(T), ウラディミール・ルジャーク(Br),
ドナルド・マッキンタイア(Bs),
リーズ音楽祭合唱団, オービントン・ジュニア・シンガーズ,
ハイゲート・スクール少年合唱団, フィンチレー児童音楽グループ,
ロンドン交響楽団合唱団
ロンドン交響楽団(録音:1966年)
Disc 12;『交響曲第10番-「アダージョ」』
ニューヨーク・フィルハーモニック(録音:1975年)
『亡き子をしのぶ歌』
ジャネット・ベイカー(Ms),
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 (録音:1974年)
レナード・バーンスタインによる第1回目のマーラー交響曲全集は、20世紀に
おけるマーラー演奏史に残る金字塔の一つ。グールドのバッハやストラヴィン
スキー自作自演などと共に、ソニー・クラシカル・レーベルに残された最も重
要な録音といえるでしょう。
各ディスクはアメリカ初出のオリジナルLPジャケットのデザインを使用した
紙ジャケットに封入されています。「第2番」「第3番」は2枚に亘っています
が1枚目に第1楽章を、2枚目に第2楽章以降を収録。クラウス・ガイテルの解説
とトラックリスティング、初出LP番号、マトリックス番号などのレコーディン
グ・データを網羅した32ページの別冊解説書付き。2009年のアンドレアス・マ
イアーによるDSDリマスターを使用しています。

8869793773-2 ¥1500
グザヴィエ・ドゥ・メストレ/ヴェネチアの夜
『ヴィヴァルディ:ハープ協奏曲二長調 RV.93(原曲:リュート協奏曲)』
『マルチェッロ:ハープ協奏曲ニ短調(原曲:オーボエ協奏曲)』
『ヴィヴァルディ:ハープ協奏曲ト長調 Op.3-3 RV.310
(原曲:ヴァイオリン協奏曲)』
『ヴィヴァルディ:ハープ協奏曲ト長調 Op.7-2 RV.299
(原曲:ヴァイオリン協奏曲)』
『ヴィヴァルディ:ハープ協奏曲ヘ短調 Op.8-4 RV.297「冬」
(原曲:ヴァイオリン協奏曲「四季」より)』
『カルロス・サルゼード:ソナタ ハ短調』
『レモ・ジャゾット:「アルビノーニのアダージョ」』
『フェリックス・ゴドフロワ:「ヴェニスの謝肉祭」』
『エライアス・パリシュ・アルヴァーズ:「マンドリン」』
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)
ヴェルナー・エールハルト(指揮)ラルテ・デル・モンド(ピリオド楽器使用)
[録音]2011年4月4-7日, Bayer Erholungshaus,(デジタル:セッション)
「ハープの貴公子」メストレの新録音は、オーストリアのピリオド楽器による
オーケストラ、ラルテ・デル・モンドと共演のアルバムとなります。ヴィヴァ
ルディとマルチェッロのバロックの巨匠たちのヴァイオリンやリュートやオー
ボエのための名曲をハープ用にアレンジして、聴き手を17世紀のヴェネツィア
に誘ってくれます。とりわけ名高いマルチェッロのオーボエ協奏曲のアダー
ジョ「ベニスの愛」や「アルビノーニのアダージョ」ではハープによる甘美な
歌が素晴らしく、ヴィヴァルディコンチェルトではテクニックを要する速い
パッセージの流麗さも聴きものではないでしょうか。数多くのハープ教則本を
書き、またハープ奏者としてヴァレーズらにインスピレーションを与えた作曲
家カルロス・サルゼードのソナタなど、協奏曲以外にも独奏曲も収録されてお
り、新たなレパートリーによってハープの魅力を伝えてくれるメストレの魅力
満載です。2012年の来日では、このアルバム収録曲を中心とした曲目が演奏
れる予定です。

8869792969-2 ¥1500
デイヴィッド・グレイルザンマー/バロックとの対話
[第I部]
『ラモー:ガヴォットと6つの変奏(新クラヴサン組曲より)』
『モートン・フェルドマン:ピアノ小品』
『ソレル:ソナタ第84番ニ長調』
[第II部]
『F・クープラン:神秘の障壁』
『マタン・ポラト:WHAAM!』[世界初録音]
『ヘンデル:組曲ニ短調HWV.447』
[第III部]
『フローベルガー:ブランロシェ氏のトンボー』
『ニムロッド・サハール:Aux Murailles Rougies』[世界初録音]
『オーランド・ギボンズ:ソールズベリー卿”のパヴァーヌとガイヤルド』
[第IV部]
『フレスコバルディ:トッカータ ヘ長調』
『ラッヘンマン:ゆりかごの音楽』
『スウェーリンク:わが青春は終わりぬ』
デイヴィッド・グレイルザンマー(P)
[録音]2011年10月10-12日、ベルリン、イエス・キリスト教会
(デジタル:セッション)
鬼才ピアニスト、デイヴィッド・グレイルザンマーのソニー・クラシカルから
のデビュー・アルバム。1977年イスラエル生まれのグレイルザンマーは、パリ、
フィレンツェ、ニューヨークなどで研鑽を重ね、ピアノだけでなく指揮も学ん
だ才人。ルネサンス、初期ルネサンスからコンテンポラリー、アヴァンギャル
ドまで、幅広い時代の多様な音楽を渉猟し、それらを独自の視点でプログラミ
ングし、音楽に全く新しい視点を持ち込むことで知られています。伝統的な演
奏会の形式にとらわれず、ジョン・ケージのプリペアド・ピアノのためのソナ
タとスカルラッティのソナタを対照させ、モーツァルトのソナタ全曲を1日で
演奏し、ジャズ・ミュージシャンとも共演、さらにシュールホフやナディア・
ブーランジェらの知られざる作品を取り上げるなど、音楽の魅力を新しい聴き
手へと届けようとするそのファンタジーとエネルギーは尽きることがありませ
ん。現在はジュネーヴ室内管弦楽団の音楽監督のみならず、ニューヨークに設
立したスエダマ・アンサンブルの芸術監督を務めています。
当アルバムは、バロック時代の8つの作品と4つの現代作品を組み合わせたもの
で、全体は、バロック音楽2曲の間に現代曲が挟み込まれた3曲ずつからなる4
つのグループで構成されています。様式や時代、作曲家、曲の特徴や雰囲気が
対照されることによって、15世紀から21世紀にいたる多様な音楽の在り方が、
そしてその共通点や相違点が、くっきりと浮かび上がってきます。フェルドマ
ンの静謐なる世界と、ラモーの奥ゆかしさ。はたまた、マタン・ポラトの
「WHAAM!」のジャズを思わせるはちきれんばかりのエネルギーは、曲想こそ違
えどフレスコバルディのトッカータに共通するものではないでしょうか?「モ
ダン・ピアノは我々が生きているこの世界を映し出す鏡」と言明する通り、バ
ロック時代の演奏様式をモダン・ピアノの演奏に持ち込む鮮やかな手腕も見事。
時代は回るといいますが、数百年の時を経て、人の心に語りかけてくる音楽の
形式は変化しても、その本質は変わらないということを示してくれる稀有なピ
アニスト。それがグレイルザンマーなのです。

8869190765-2 ¥1500
ニコライ・トカレフ/ブラック・スワン・ファンタジー
『パーヴェル・パプスト(クリスティアン・ゲオルク・パウル・パプスト):
「チャイコフスキーの「眠れる森の美女」の主題によるピアノのための幻想曲』
『チャイコフスキー(プレトニョフ編):「くるみ割り人形」組曲』
『アレクサンドル・ローゼンブラット:
「チャイコフスキー:白鳥の湖」の主題によるピアノのための幻想組曲』
『ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章』
『ハチャトゥリアン(レフ・ソーリン編):「剣の舞」』
ニコライ・トカレフ(P)
[録音]2011年4-5月、モスクワ放送音楽スタジオ (デジタル:セッション)
ロシア生まれの若きヴィルトゥオーゾ、ニコライ・トカレフの新録音は、ロシ
アのバレエ音楽からピアノ独奏用に編曲した超絶技巧作品を収録した1枚です。
日本でも人気の高いトカレフは、数年前よりここに収録された作品をコンサー
トで披露し、非常に高い評価を得てきており、待望のレコーディングが実現し
ました。ロシア・ピアノ楽派の始祖であり、チャイコフスキーも絶賛したパー
ヴェル・パプストによる『「眠れる森の美女」の主題による幻想曲』、高度な
テクニックを必要とするプレトニョフ編の「くるみ割り人形」組曲、ロシア現
代作曲家の第一人者で ジャズの和声とリズムを取り入れた独自の世界観をも
ったローゼンブラットによる『「白鳥の湖」の主題による幻想曲』、ストラ
ヴィンスキー自らがバレエ曲からピアノ作品に編曲し、超絶的で高度な演奏技
法を要求される『「ペトルーシュカ」からの3章』、圧倒的なパワーとテクニッ
ク、強烈な和音で圧倒される「剣の舞」など、まさしくロシア・ピアニズムを
受け継ぐトカレフならではの、強烈なヴィルトゥオジティを披露する会心の1枚
といえるでしょう。

8869778069-2 ¥1500
クレメンス・ノン・パパ:
『3つの3声の詩篇集』『Gloria(from Missa "a la fontaine du prez")』
『Jaquin Jaquet a 4』『Plorer gemir et larmoyer my fault a 5』
『Motet a 5:Jerusalem surge』
『Agnus Dei a 4 & 6(from Missa "Spes Salutis")』
『Motet a 6: Fremuit spiritu Jesus』
『Kyrie a 5(from Missa "Gaude luxDonatiane")』
『Adieu mon esperance a 6』『Je prends en gre & mourir m'y fault a 4』
『Motet a 5: Qui concolabatur me』
『Sanctus a 5 & 3(fromMissa "Caro mea")』
[録音]2010年7月11-12日、サン=シルヴァン教会、フランス 
(デジタル:セッション)
パウル・ファン・ネーヴェル(指揮)
ウエルガス・アンサンブル
クレメンス・ノン・パパ(1510?-1555?)は、1544-45年にブリュージュの聖ドナ
ティアン教会聖歌隊で活躍し、その後皇帝カール5世の臣下アールショット公
の楽長を務めました。多作家として知られ、約15のミサ曲、233曲のモテット、
159曲のフラマン語による詩篇歌、89曲のシャンソンなどを作曲しました。教
会の荘厳な作品だけでなく民衆の間で歌われていた単旋律を詩にあわせ、それ
をポリフォニーに仕上げるなど様々な作風が特徴的です。パウル・ファン・ネ
ーヴェルは、ベルギーで生まれバーゼル・スコラ・カントールムで学び、現在
ではフランドル・ポリフォニーの権威者でもあります。このアンサンブルも
1970年に設立され、特に中世ルネッサンスを専門としており、すでに50枚以上
のアルバムの多くは様々な賞を受賞しており、透明で美しいハーモニーによっ
てその魅力を今に伝えています。

8869786151-2 ¥1500
UKのミュージカル・スター 「ラミン」のデビュー・ソロアルバム
1 Show Me Light
2 Coming Home
3 Music of the Night
4 Broken Home
5 Guiding Light
6 Song of the Human Heart
7 Constant Angel
8 Til I Hear You Sing
9 Eyes of a Child
10 Inside My World
11 Everything I Do(I Do It for You)
12 Cathedrals
本名ラミン・カリムリー。イランで生まれた後、家族でカナダへ移住し、子供
のころから演劇、映画、音楽に興味を持つ。10代の頃は独自のガレージロック
バンドを結成。歌や演劇への高い志によって、ロンドンへ行き、そこでミュー
ジカルプロデューサーであるCameronMackintoshに紹介され、ミュージカル・
スターの道を歩む。”オペラ座の怪人”の他に、“レ・ミゼラブル”のジャン
・ヴァルジャン役など、London West Endの様々な代表ミュージカル作品で主役
を務める。ロンドンで昨秋上映された【オペラ座の怪人】25周年記念公演の
ファントム役を演じ、記念公演はロイヤル・アルバート・ホールで去年10月、
世界中から2日間でのべ約1万5千人を集めて開催。この公演は、1月25日にブル
ーレイ/ DVDで日本でもジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントより
発売され、ラミンはそのプロモーションのため来日し、大きな反響を巻き起こ
した。
本デビューアルバムは、Tom Nichols (All Saints, Kylie Minogue, Celine
Dion)をプロデューサーに迎えて制作された。オペラ座の怪人の”Music Of
The Night”とLOVE NEVER DIESの”Till I Hear You Sing”の2曲のミュージ
カルナンバーの他、リードトラックとなる”ComingHome”は、ヒットメーカー
Ryan Tedderが手掛けたポップナンバー。また、普段の彼は、HarleyDavidson
に乗り、腕にタトゥーも入れているロック好きでもあり、アルバムには、
Brian AdamsやMUSEのカバー曲も収録。バラエティーに富んだ内容となってい
る。

8869787147-2 ¥1500
フランツ・シューベルト:
交響曲第1番ニ長調D82
交響曲第2番変ロ長調D125
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
指揮:デイヴィッド・ジンマン
[録音]2011年2月28日-3月1日、チューリヒ、トーンハレ(セッション)
「ベートーヴェン交響曲全集」のヒットで世界的な名声を築いた名コンビ、デ
イヴィッド・ジンマン+チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が、記念碑的な「マ
ーラー交響曲全集」の次に取り組むビッグ・プロジェクト、「シューベルト交
響曲全集」。昨年10月発売の、世界最速とも思える衝撃の「未完成」を収録し
た第1弾に続き、初期の2曲を収録した第2弾が早くも登場します。完熟ともい
うべきマーラーやブラームスの交響曲での正攻法のアプローチとは異なり、ジ
ンマンのシューベルトは、世界的なベストセラーとなった彼らのベートーヴェ
ンの交響曲でのアプローチと同様、速めのテンポの中で、一つ一つのフレーズ
や音符の細部までを明解に音化しながら、楽想の転換を鮮やかに示しているの
が特徴です。チェロを上手手前に置く通常配置ながら、ヴィブラートを控え目
にした弦楽部、ピリオド楽器を使用したホルンとトランペット、ティンパニ、
そして何といっても即興的な装飾を紡ぎ出す華やかな木管が作品に生き生きと
した躍動感を与えています。ジンマンが1995年以来緊密なコンビを組み、あら
ゆるスタイルの音楽に変幻自在に対応することのできるスーパー・オケ、チュ
ーリヒ・トーンハレはピリオド演奏のスタイルをも消化しつくしており、全集
録音などでしか省みられない傾向のあるこの可憐な2曲の魅力をあますところ
なく掬い取って見せています。第1弾と同様、19世紀スイスを代表する風景画
家、ロベルト・チュントの風景画をジャケットに採用しています。




<SONY CLASSICAL>
8869191212-9(DVD-Video) ¥2100
Thirty Two Short Films About Glenn Gould
1 Aria from "The Goldberg Variations", BWV 988(from "Aria")
2 Overture from "Tristan & Isolde"(from "Lake Simkoe")
3 Invention No. 13 in A minor, BWV 784(from "45 Seconds and a Chair")
4 "Musician and Collaborator"
5 Prelude from English Suite No. 5 in E minor, BWV 810
(from "Gould Meets Gould")
6 II. Allegro molto e vivace from Sonata No. 13 in E-flat major, Op. 27,
No. 1(from "Hamburg")
7 Variations XXVI & XXVII from 32 Variations on an Original Theme in
C minor, WoO 80(from "Variation in C minor")
8 III. Allegretto from Sonata No. 17 in D minor, Op. 31, No. 2
"The Tempest"(from "Practice")
9 L.A. Concert
10 Prelude No. 2 in C minor from "The Well-Tempered Clavier",
Book I, BWV 847(from "CD 318")
11 Yehudi Menuhin
12 Gigue from English Suite No. 2 in A minor, BWV 807
(from "Passion According to Gould")
13 String Quartet, Op. 1(from "Opus 1")
14 Adagio cantabile from Sonata in B minor, Op. 5(from "Crossed Paths")
15 Downtown
16 The Idea of North
17 Andantino from Sonatine for Piano in E major, Op. 67 No. 2
(from "Solitude")
18 Prelude from English Suite No. 2 in A minor, BWV 807
(from "Questions with No Answers")
19 Variation 19 from "Goldberg Variations", BWV 988(from "A Letter")
20 Fugue No. 14 in F-sharp minor from "The Well-Tempered Clavier",
Book I, BWV 859(from "Gould Meets McLaren")
21 III. Precipitato from Sonata No. 7 in B-flat Major, Op. 83
(from "The Tip")
22 Desir from 2 Pieces, Op.57(from "Personal Ad")
23 II. Sehr lebhaft from Piano Sonata No. 3(from "Pills")
24 Margaret Pascau "a friend"
25 Gigue from Suite for Piano, Op. 25(from "Diary of One Day")
26 I. Ruhig bewegt Viertel from Piano Sonata No. 1(from "Motel WAWA")
27 "Leicht, zart" from Six Little Pieces for Piano, Op.19
(from "Forty-Nine")
28 Jessie Grieg
29 Sarabande from French Suite No. 1 in D minor, BWV 812(from "Leaving")
30 Prelude in D minor, BWV 926(from "Nine Little Preludes")
(from "Voyager")
31 Prelude No. 1 in C major from "The Well Tempered Clavier",
Book I, BWV 846(from "Aria")
32 Contrapunctus 9 from "The Art of the Fugue", BWV 1080
(from the Credits)
天才グールドの伝記映画
グールドの演奏にのせて綴られる32のエピソード
フランソワ・ジラール監督(『レッド・バイオリン』、『シルク』)、ニヴ・フィ
ッチマン制作による本作は、グレン・グールド(1932-1982)を題材とした映画で、
公開演奏を否定し、録音と著作に専念したカナダの天才ピアニストの初めての
“伝記映画 ”として注目された。グールドの没後10年にあたる 1992年に撮影が
始まり、93年に完成、劇場公開され、カナダの「アカデミー賞」であるジニー賞
を獲得している。
「32」章とは、グールドの代名詞とも言うべきバッハの「ゴールドベルク変奏曲」
の構成(主題のアリア+30の変奏+ダ・カーポのアリア=1+30+1)を意味する。
コルム・フィオール(『シティ・オブ・エンジェル』、『 24 TWENTY FOUR』)が
演じるグールドのエピソードと、実際にグールドと関係のあった人々とのインタ
ビューを織り交ぜながらその知られざるグールドの姿を浮き彫りにしている。
なお全編を通じて流れるのはグレン・グールド自身の演奏である。

<NAXOS> 各1枚 ¥1000 (8.509002のみ特別価格)
8.509002 9枚組(4枚価格) ¥4000
ドビュッシー:管弦楽作品集全集
《CD1》
1.牧神の午後への前奏曲/2-4.海/5.バレエ音楽「遊戯」
6-11.子どもの領分(A.カプレによる管弦楽編)
《CD2》
1.「ペレアスとメリザンド」交響曲(M.コンスタント編)/2-4.夜想曲
5.英雄の子守歌(管弦楽編)/6-8.12の練習曲より第9番,第10番,第12番
《CD3》
1-5.映像
6.ピアノのために-第2楽章「サラバンド」(M.ラヴェルによる管弦楽編)
7.舞曲(M.ラヴェルによる管弦楽編)/8.スコットランド行進曲(管弦楽編)
9.レントよりもおそく
《CD4》
1-7.聖セバスティアンの殉教
8.バレエ音楽「カンマー」(C.ケクランによる管弦楽補筆編)
9-10.リア王(J. ロジェ=デュカスによる管弦楽編)(ファンファーレによる序
曲/リア王の眠り)
11.セーヌ・リリック「放蕩息子」より「行列と踊りの歌」
《CD5》
1-7.おもちゃ箱(C.ドビュッシー,A.カプレによる管弦楽編)
8.バッカスの勝利(M.F.ガイヤールによる管弦楽編)
9-14.6つの古代の墓碑銘(E. アンセルメによる管弦楽編)
《CD6》
1-3.白と黒で(R.ホロウェイによる管弦楽編)/4-7.小組曲(H.ビュッセル編)
8-11.ベルガマスク組曲(G.クロエ編)/12.喜びの島(B.モリナーリ編)
《CD7》
1-12.前奏曲集 第1集(C.マシューズによる管弦楽編)
13-14.交響組曲「春」(H.ビュッセル編)
《CD8》
1-12.前奏曲集 第2集(C.マシューズによる管弦楽編)
13.版画 第1番「塔」(A.カプレ編)
14.版画 第2番「グラナダの夕べ」(H.ビュッセル編)
15-17.交響曲 ロ短調(T.フィーノによる管弦楽編)
《CD9》
1-2.幻想曲/3.クラリネットのための第1狂詩曲
4.幻想曲(管弦楽編曲:R.ロジェ=デュカス)
5-6.2つの舞曲「神聖な踊りと世俗の踊り」
フランス国立リヨン管弦楽団
準メルクル(指揮)
準・メルクルによるドビュッシー(1862-1918)の管弦楽作品全集です。このBOX
には本来の管弦楽曲だけでなく、多くの管弦楽編曲(他の人の手によるものも
含まれる)も収録されているのが特徴です。印象派を代表するドビュッシーの
管弦楽の扱いの巧さについては今さら語る事もないでしょう。変幻自在に色を
変える「海」の描写に始まり、「夜想曲」や、「牧神の午後への前奏曲」など、
聴いているだけで、目の前に「音で描いた絵画」が立ち現れます。また彼を信
奉する作曲家たちは、この手法を模倣するかのように、ピアノ曲などに素晴ら
しいオーケストレーションを施したのです。作品としての興味も、音としての
興味も全て満足させてくれる充実のこのセット、ドビュッシー生誕150年を記
念するにふさわしい贈り物と言えるでしょう。

8.572775
ウォレス:ケルト幻想曲集
1.あま色の髪の若者-私のラッド、笛を吹けば私はあなたのところへ行くでしょ

2.私のナニーによる華麗なる幻想曲-マイ・アイン・カイン・ディアリー&ボ
ニー・ダンディ
3.悲しい夜はとても早く過ぎていく-ラッソ・ゴーリー
4.栄光の待つところへ行こう-愛の若き夢
5.あなたがジェイミーから離れるとき
6.タラのホールでハープが聞こえてくるのは1度だけ-まだ飛ぶの
7.デズモンドの歌/8.春の日の花と輝く-アイルランドの旋律
9.スコットランドの釣鐘草
10.「ロイの妻」と「私たちは居眠りをする」のエコセーズによるピアノのた
めのサロン風な華麗なる幻想曲
11.ジョン・アンダーソン、マイ・ジョー-ジェミー、あなたは永遠に私の元か
らいなくなった
12.The Weary Pund o' Tow-幸運はこの家のあたりにある
13.輝く川の流れ-ノラ・クレイナ/14.マギー・ローダー
15.スコットランドの旋律による小ロンド-愛しのチャールズ王子
16.キンロック・オブ・キンロック-私はママのかわいい子
17.スコットランド賛歌/18.ホーム・スウィート・ホーム(埴生の宿)
19.川の岸と堤/20.老いたロビン・グレイ-ボートを漕ごう
ローズマリー・トゥック(ピアノ)
リチャード・ボニング(ピアノ)…19
確かにオペラ編曲集(8.572774)では、なかなか面白い作曲家だな。と思いはし
たものの、なんとなくリストの亜流っぽさを感じてしまい、愛するまでには至
りませんでした。しかし、このアルバムを聴けばそんな偏見が吹っ飛んでしま
いました。ここに収録されているのは、数々の懐かしいメロディです。ウォー
ターフォード生まれの作曲家ウォレス(1812-1865)は、若いころからアイルラ
ンドとスコットランドの民謡を愛し、これらを超絶的なピアノ作品へと生まれ
変わらせました。これは、当時まだまだ音楽的に未熟だったアイルランドの音
楽産業の急成長に合わせ書かれたものですが、複数の曲をつなぎ合わせ、華麗
なピアノ曲として聞かせる才能は、なかなかあるものではありません。異色の
経歴を持つ人とされますが、大地震の遭遇や猛獣との格闘など、その大半は眉
唾ものらしい彼。しかしピアニストとしての華々しい活動歴は真実だったのだ
な。と信じるに値する技巧的な作品群です。日本でもおなじみのメロディが至
るところに現れは消えていく楽しさをぜひ味わってみてください。

8.572212
ペンデレツキ:
1-3.古い形式による3つの小品(1963)/4-5.セレナード(1997)
6-7.シンフォニエッタ 第1番(1992)/8.24の弦楽器のための間奏曲(1973)
9.オーボエと弦楽オーケストラのための奇想曲(1964)
10-13.シンフォニエッタ 第2番(1994)
アルトゥール・パフレフスキ(クラリネット)…10-13
ジャン・ルイス=カペッツァーリ(オーボエ)…9
ワルシャワ・フィルハーモニック室内管弦楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
常に高い評価を受けているヴィトによるペンデレツキ・シリーズです。今作は、
彼の約30年間にわたる6つの作品を収録していて、ペンデレツキ(1933-)の多彩
な魅力を万遍なく楽しむことができる構成になっています。1963年に書かれた
「古い形式による3つの小品」は、もともと映画のために構想された作品で、
明らかに後期ロマン派風のバロック作品のバスティーシュです。当時の若い作
曲家は前衛的なスタイルを持ちながらも、このような作品を書くことで自らの
音楽技法を認めさせたのです。その翌年に書かれた「奇想曲」は明らかに現代
に属するもの(それもペンデレツキの最も過激なスタイル)で、各々の楽器がつ
ぶやきつつ、絡み合う様を見事に描いたものです。最近は懐古的な作風へと変
化していると言われる彼の音楽ですが、1990年代の作品を聴いてみていただけ
れば、その見解に納得がいくかもしれません。

8.572902
夕べの歌 - J.L.ウェッバーによるディーリアスとアイアランドの歌曲編曲集
1.ディーリアス(1862-1934):日暮れ/2.アイアランド(1879-1962):春の悲しみ
3.ディーリアス:高き城の庭の鳥/4.アイアランド:夕べの歌
5.ディーリアス:ハーレムの庭/6.ディーリアス:愛の哲学
7.アイアランド:海ヘの情熱/8.ディーリアス:高き山脈
9.アイアランド:聖なる少年/10.ディーリアス:「ハッサン」よりセレナーデ
11.ディーリアス:長い長い年を通して/12.アイアランド:赤ちゃん
13.ディーリアス:三羽のからす/14.アイアランド:小さな小鳥
15.アイアランド:希望/16.アイアランド:若者の恋
17.ディーリアス:眠りの歌/18.アイアランド:夏の計画
19.ディーリアス:あなたの青い瞳とともに/20.アイアランド:彼女の歌
21.アイアランド:夏の森にて
※3.4.21…世界初録音
ジュリアン・ロイド・ウェバー(チェロ&編曲)
チェン・ジアシン(チェロ)…4.21/ジョン・レナハン(ピアノ)
近代イギリス音楽は、どれも渋い美しさに彩られていることを誰もが知ってい
ますが、ここで聴くことのできる「チェロで奏でる歌曲集」は一層磨きのかか
った美を有しているように思われます。心の底に沈みこんでいくような深い
チェロの音色と、哀愁を帯びた旋律。これを耳にして涙しない人はいないはず。
チェロを演奏するJ.L.ウエッバーについては今さら語る必要もないでしょう。
「オペラ座の怪人」でおなじみ、アンドリュー・ロイドの弟であり、父も作曲
家という、まさに音楽の申し子。ディーリアスとアイアランドの繊細な感情を
見事にチェロへと移し替えています。アイアランドのピアノ作品集でおなじみ
のレナハンの伴奏も、思いのたけを伝えるかのような雄弁さです。

8.572680
ヴァイス:リュートのためのソナタ集 第11集
1-6.リュート・ソナタ 第39番 ハ長調「パルティータ・グランド」
7-13.リュート・ソナタ 第96番 ト長調
14-20.リュート・ソナタ 第30番 変ホ長調
ロバート・バート(バロック・リュート)
どうしてこんなにファンがいるの?と驚くほどに、リュート・ファンの間で人
気が高いヴァイス(1687-1750)のソナタ集、待望の第11集です。バッハと同じ
年に没した作曲家ですが、当時、イタリアとフランスのスタイルをミックスし
た「当時の現代音楽」を書いた人であり、もちろん最大のリュート奏者として
も活躍していました。このアルバムでも、いつものように3曲が収録されてい
て、どれもが素晴らしい霊感に満ちています。第39番は、まるでリュリの作品
のようなフランス風序曲で始まる壮大な曲であり、第96番は作曲家の死後、
10年経ってモスクワで写譜が発見された曲。比較的容易な技巧で書かれていて、
恐らく教育用と思われます。第30番は1725年から30年の間に書かれたもののよ
うで、前奏曲はあとから付されました。なぜかというと、ヴァイスは譜面にア
ルマンドから記すことで、前奏曲はその場で即興演奏することを好んだからだ
と言われています。なんとも楽しい話ではありませんか?演奏はおなじみ、
名手バートによるものです。

8.559705
ガーシュウイン:
1-3.へ調の協奏曲(1925)/4.ラプソディ 第2番
5.「アイ・ガット・リズム」変奏曲
オリオン・ウェイス(ピアノ)
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団
ジョアン・ファレッタ(指揮)
ガーシュウィン(1898-1937)の「もう一つのピアノ協奏曲」である「へ調の協
奏曲」です。代表作「ラプソディ・イン・ブルー」に比べると、古典的な形式
に近づいているのは、この曲を作るためにガーシュウィンは、わざわざ音楽理
論書を購入して、楽典から学びなおしたのだとか。もちろん前作のように、オ
ーケストレーションを他の人の手に委ねることはなく、全て自らの手でスコア
を書いたというのだから、その努力の凄まじさには敬服する他ありません。初
演はガーシュウィン自身のピアノと、彼にこの作品を委嘱したダムロッシュの
指揮、ニューヨーク交響楽団によって行われ、ジャズでもなくクラシックでも
ない新しい音楽は当時の聴衆を翻弄しました。もともと映画音楽として構想さ
れた「ラプソディ第2番」はマンハッタンの街並みを音に移したもの。彼の最
後のフルスコアである「アイ・ガット・リズム」変奏曲も泣かせます。

8.572625
バラダ:
1-7.カプリチョス 第1番「フェデリコ・ガルシア・ロルカへのオマージュ」
(2003)(4人のろばひき男たち/ラ・タララ/巡礼/セビリアーナ/遠くへ/子守歌
/ザパテアード)
8-11.カプリチョス 第5番「イサーク・アルベニスへのオマージュ」(2008)
(トリアーナのクリスタル/セビリア聖体祭りのクリスタル/エヴォカシオンの
クリスタル/セビリアとエルバイシンのクリスタル)
12.ハーレムの小さな夜の音楽(2006)
13-14.リフレクションズ(1988)
ベルトランド・(ギター)…1-7/アルド・マータ(チェロ)…8-11
タチアナ・フランコ(フルート)…13-14
イベリア室内管弦楽団
ホセ・ルイス・テーメス(指揮)
NAXOSレーベルが殊の外力を注ぐ作曲家の一人が、このバラダ(1933-)です。民
族性と伝統、アバンギャルドと現代性。これらを融合させ(かなり)スパイスを
利かせた味わいは、曲によって多少のばらつきはあるものの、まるで匂いの強
いチーズのような味わいであり、好きになったら手放せない中毒性を帯びてい
ます。このカプリチョスは、どちらも偉人たちへのオマージュと銘打たれてい
ますが、内容はギターとチェロの協奏曲風な作りです。まあ、とにかく内容が
エキサイティング。まさに血わき肉躍るといった表現がぴったりです。かき鳴
らされるギター、叩き付けるようなヴァイオリン。「なぜここまで?」と思う
ほどに激しく、胸を打つ音楽が押し寄せてきます。「子守歌」でさえ、ゆった
りとしたギターの歌は不安げな弦にかき消されるかのようです。アルベニスの
ピアノ曲からインスピレーションを受けた「第5番」も強烈な音楽です。著し
く変貌したモーツァルト風の「夜の音楽」、扇情的な「リフレクション」。

8.572837
Converging Coltures…集中する文化
1.トゥリーナ(1882-1949):ロシオの行列(A.リード編)
2.バーンスタイン(1918-1990):
ウェスト・サイド・ストーリーより「シンフォニック・ダンス」
(P.ラヴェンダー編)
3-5.ボニー(1974-):カオス理論/6.ニクソン(1921-2009):太平洋の祭り
7-9.コー=チャン・スー(1970-):韓国舞曲(前奏曲/パッサカリア/ロンド:終曲)
フレッド・ハミルトン(ギター)…3-5
ローン・スター・ウィンド・オーケストラ
ユージン・ミリアーロ・コーポロン(指揮)
スペイン、アメリカ、韓国、環太平洋、そしてロック(これは国ではないです
ね)・・・。これらを代表する色とりどりの音楽を舞曲を中心に集めてみまし
た。トゥリーナによるスペインのお祭りの行進曲、誰もが知っているマンボや
チャチャチャを駆使したバーンスタインの作品、ボニーの「カオス理論」はハ
ードロック調のギター協奏曲、ニクソンの「太平洋の祭り」はカリフォルニア
の景色を描いたもので、チャン・スーの「韓国舞曲」は文字通り、韓国のエキ
ゾチックな伝統的リズムを配した曲。どこもかしこもピカピカで楽しさに満ち
溢れた聴きごたえのある1枚です。演奏しているローン・スター・ウィンド・
オーケストラはアルバム「アメリカン・タペストリー」(8.570968)の演奏が高
く評価されていますが、ここでは一層磨きをかけたアンサンブルで、これらの
難曲を完璧に演奏しています。これはスゴイです。

8.572684
トマス・マルコ:
1.交響曲 第2番「閉ざされた空間」
2-3.交響曲 第9番「タラッサ」…世界初録音(水の神/海の神)
4-6.交響曲 第8番「大地の舞曲」…世界初録音(ゴンドワナ大陸/ローラシア
大陸/パンゲア大陸)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
ホセ・セレブリエール(指揮)
マドリードで生まれた作曲家トマス・マルコ(1942-)は、法律を学びつつ、音
楽(作曲とヴァイオリン)を、彼曰く「少年のように」学んだという人。フラン
スでブーレーズとマデルナ、ドイツでシュトックハウゼンに就き、1967年には
彼の助手にもなっています。心理学、社会学も取得、作曲だけでなく教師とし
ても活躍しています。この交響曲集は、彼のインスピレーションの源を探るか
のような曲集であり、第2番以外は世界初録音となっています。第9番「タラッ
サ」は神話の女神の名前であり、中世の旋律を素材とし、それらを念入りな色
彩の音色で彩るというもの。また交響曲第8番は、各楽章に「幻の大陸」の名
前が付けられていて、そのどれもが活発な舞曲のリズムで描かれています。ス
ペイン風な音楽とは違った味わいですが、畳み掛けてくるような迫力に満ちた
音とリズムは、一度聴くと病みつきになること間違いなしです。

8.572441
グリーグ:
1-4.グリーグ(1843-1907):
弦楽四重奏曲 ト短調 Op.27(A.エルダルによる弦楽オーケストラ編)
5-6.グリーグ:弦楽四重奏曲 ヘ長調(A.エルダルによる弦楽オーケストラ編)
7-9.ヌールハイム(1931-2010):ランデヴー(プレアンブルム/間奏曲/弔辞)
オスロ・カメラータ
ステファン・バラット=ドゥーエ(指揮)
グリーグの完成された唯一の弦楽四重奏曲であるト短調(第1番は紛失、第3番
は未完で、この作品は実質第2番にあたるもの)は、1877年から1878年にかけて
作曲されました。当時、妻との関係悪化やその他の人間関係に疲れていたグリ
ーグは、ハルダンゲル地方に自分自身のために建てた作業小屋に籠ることで、
瞑想と精神集中にふけることができました。彼は、夏の夜に心から愛する湖の
ほとりを歩くことで、自らの心と向かい合い、新たな楽想を得たのでしょう。
出来上がったこの弦楽四重奏曲は、漲る気迫と、美しい民謡調の旋律が交錯す
るもので、それまで大切に積み上げてきた民謡への愛着と、西洋音楽への回帰
の両方が感じられる見事な作品となったのです。このアルバムでは、1892年に
書かれた未完の第3番とともに、弦楽合奏に編曲された版をお聞きいただくこ
とができます。

8.572569
ドホナーニ:
1-3.弦楽四重奏曲 第3番 イ短調 Op.33
4-7.弦楽四重奏曲 第1番 イ長調 Op.7
アヴィヴ弦楽四重奏団(メンバー)セルゲイ・オストロフスキー(第1ヴァイオリ
ン)/エフゲニア・エプシュタイン(第2ヴァイオリン)
ナタン・ブラウド(ヴィオラ)/ラケル・マーサー(チェロ)
ハンガリー出身の作曲家ドホナーニ・エルネー(1877-1960 作品を発表すると
きはエルンスト・フォンとドイツ語名を名乗っていた)は、指揮者、ピアニス
ト、教育者として活躍し、作曲家としても多くの作品を残しています。バルト
ークと同世代でありながら、その作風は対照的であり、彼は亡くなるまで、
19世紀ロマン派の伝統を忠実に守り続けたことでも知られます。とはいえ、こ
のアルバムに収録された2つの四重奏曲は、その作曲年代におよそ25年の開き
があり、その作風もかなり変化していることが見てとれるでしょう。1899年に
書かれた第1番は、ブラームス風の美しいメロディに、ハンガリーの民族要素
を少しだけ加えた表情豊かな作品で、ちょっとだけドヴォルザークの雰囲気も
感じさせる面白い曲です。それに比べ、1926年に書かれた第3番は、より洗練
された構造と、新古典派風の活気に満ちた楽想が自慢の曲。冒頭こそロマン派
風ですが、ぶつかりながらはじけ飛ぶ音の粒は、満たされない気持ちを語るか
のように、何かを強く訴えかけてきます。近代音楽を得意とするアヴィヴ弦楽
四重奏団は、この複雑な作品を、すみからすみまで風通しよく聴かせます。

8.571289
イディル・ビレット/アーカイヴ・エディション 第12集
ラフマニノフ:
1-6. 6つの楽興の時 Op.16
7.コレッリの主題による変奏曲Op.42
8-10. 13の前奏曲 Op.32より(第1番 ハ長調/第5番 ト長調/第12番 嬰ト短調)
イディル・ビレット(ピアノ)
『私の師であるナディア・ブーランジェは、私がラフマニノフ(1873-1943)の
第3番の協奏曲を演奏するように依頼を受けた時、「大惨事が起きるから」と
反対しました。しかし、私はラフマニノフの音楽の中に偉大なる貴族性を認め
たのです。その後、私が「コレッリの主題による変奏曲」を演奏した時、よう
やく彼女は完全に意見を変え始めたのです。…イディル・ビレット回顧録
(2006)より』 彼女のラフマニノフに意見するのだとしたら、それはブーラン
ジェ自身がラフマニノフに反感を持っていたのでは?と勘ぐってしまいたくな
るような、説得力のある演奏です。重厚なタッチと技巧、漲る情緒。ラフマニ
ノフの雄大な楽想を表現するのに、ビレットほどふさわしい人はいないのでは
ないでしょうか?その後の彼女による協奏曲を始めとした一連の演奏を聴けば、
それは一目瞭然です。

8.572225
チャイコフスキー:18のピアノのための小品 Op.72
1.即興曲 ヘ短調/2.子守歌/3.やさしい非難/4.性格的舞曲/5.瞑想曲/
6.踊りのためのマズルカ/7.演奏会用ポロネーズ/8.対話
9.少しシューマン風に/10.幻想的スケルツォ/11.火花のワルツ
12.いたずらっ子/13.田舎のエコー/14.悲しい歌/15.少しショパン風に
16.5拍子のワルツ/17.遠い昔/18.踊りの情景、トレパークへの誘い
コンスタンティン・シャムライ(ピアノ)
数多くのピアノ曲を作曲したチャイコフスキー(1840-1893)ですが、この「18
の小品」は、彼の最晩年、死の半年前に完成させた極めて完成度の高い曲集で
す。1曲1曲が、よくあるようなサロン風の小品とは一味違った深い味わいを持
ち、詩情豊かで独創的な世界を構築しています。友人や同僚に捧げられた曲や
内省的な曲が多く見受けられるのは、少しだけ人生に疲れていたチャイコフス
キーが、自らの辞世の句として書いたのかもしれません。ここで素晴らしいピ
アノを聴かせるのは、2008年シドニー国際ピアノ・コンクールの入賞者、コン
スタンティン・シャムライです。彼の演奏は、悲観的になりがちなこの曲集の
表現に若々しい息吹を与えています。なお、管弦楽版の第10曲「幻想的スケル
ツォ」を耳にしたことがある人もいるかもしれません。これは、チャイコフス
キーが交響曲「人生」として構想し、途中で投げ出してしまった作品を、後に
作曲家ボガティリェフが拾い上げ、4楽章形式の交響曲として創り上げた際、
第3楽章に取り入れたヴァージョンです。

8.572516
ソレル:鍵盤楽器のためのソナタ集 第16番-第27番
1.ソナタ 第16番 変ホ長調/2.ソナタ 第17番 変ホ長調
3.ソナタ 第18番 ハ短調/4.ソナタ 第19番 ハ短調
5.ソナタ 第20番 嬰ハ短調/6.ソナタ 第21番 嬰ハ短調
7.ソナタ 第22番 変ニ長調/8.ソナタ 第23番 変ニ長調
9.ソナタ 第24番 ニ短調/10.ソナタ 第25番 ニ短調
11.ソナタ 第26番 ホ短調/12.ソナタ 第27番 ホ短調
ヴェスタルド・シムクス(ピアノ)2009年第55回マリア・カナルス国際ピアノ
コンクール 第1位
カタルーニャの作曲家、ソレル(1729-1783)のソナタ集です。第1集(8.572515)
の15曲とともに、ケンブリッジのフィッツウィリアム博物館所蔵の原稿による
演奏で、この27曲分のスコアのみが、彼の真筆とされています。これらのソナ
タは、いくつかの例外を除くと、2つの同じ調性のソナタが対になっていて、
どれもエレガントな"遅い部分"と、極めて活動的でよく動く「速い部分」が見
事なコントラストを形成していて、この第2集のソナタはすべてその法則に当
てはまり、実質6曲のソナタと見た方がよさそうです。とにかくまだまだ研究の
余地のある興味深いこれらの作品を、2009年マリア・カナルス国際ピアノ・コ
ンクールの覇者シムクスが見事な技巧で聴かせてくれます。

8.572665
リピンスキー:奇想曲 Op.10&Op.27
1-3. 3つの奇想曲 Op.10 (第1番 ホ長調:モデラート/第2番 嬰ヘ短調:モデラ
ート/第3番 ホ長調:アダージョ-アレグロ・コン・フォーコ)
4-6. 3つの奇想曲 Op.27 (第1番 変ロ短調:アレグレット・マ・エネルジーコ
/第2番 嬰ト短調:ラルゴ-アレグロ/第3番 ト短調:アダージョ-アレグロ・リス
テッソ・テンポ)
チェン・シ(ヴァイオリン)
「ポーランドのパガニーニ」の異名をとる名手リピンスキー(1790-1861)。彼
はドレスデン宮廷でカペルマイスターを務めた経歴もある凄腕です。ラジニポ
ドラスキーの音楽一家に生まれたリピンスキーは、最初父から音楽の手ほどき
を受けましたが、溢れ出る才能はすぐに父親を追い越し、8歳の時にはプレイ
エルと協奏曲を演奏するまでに成長しました。驚いた父は、モーツァルトのよ
うに「ヨーロッパの演奏旅行」を企画したといいます。しかし、謙虚な性格だ
ったリピンスキーはそれを拒否、ポーランドを出ることはありませんでした。
19歳の時にはオペラ指揮者として地域のオーケストラを指揮し、22歳の時に楽
長に昇格。また20歳でヴァイオリンをはじめ、シュポアと交友関係を結びます。
その後ミラノでパガニーニと出会い、一緒に演奏会を行うまでに意気投合した
のです。2人は真の芸術家同士として、お互いを認め合ったのでしょう。パガ
ニーニはリピンスキーに「ヴェニスの謝肉祭」変奏曲を捧げ、リピンスキーは
Op.10の「3つの奇想曲」をお返しとして献呈しています。ここで聴けるリピン
スキーの作品は、確かにパガニーニのような悪魔的性格はないものの、タル
ティーニやヴィオッティの伝統を踏まえた豊かな表現に彩られた見事なものです。

8.572740
J.S.バッハ:ギター編曲集
1.18のライプツィヒ・コラールより「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV659
2-7.無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 BWV1010
8.オルガン小曲集より「主イエス・キリスト,われ汝を呼ぶ」BWV639
9.カンタータ「心と口と行いと命もて」より「主よ、人の望みの喜びよ」
BWV147
10-14.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
15.アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳 第2巻よりシュテルツェル:
御身がともにあるならば BWV508
グレアム・アンソニー・ディヴァイン(ギター&編曲)
名ギタリスト、ジュリアン・ブリーム(1685-1750)の後継者と目される名手グ
レアム・アンソニー・ディヴァインの編曲で聴くバッハの作品集です。彼はブ
ローウェルやオアナ、イギリス近代など、どちらかというとモダンな作品の演
奏が知られていますが、今作では偉大なるバッハに真正面から取り組むことで、
新たな世界を開拓しています。チェロ組曲の孤高の旋律は、とりわけギターに
適しているようで、なかでもサラバンドのアリアのような美しい音楽は、もと
もとギターのために作曲されたものである。と言われても、誰も疑うことはな
いかもしれません。また、2つのコラール前奏曲において、曲に静寂と透明度
を付与するための特殊奏法も見事です。圧巻は、無伴奏ヴァイオリンのための
パルティータからの「シャコンヌ」で、ギターでここまで完璧に演奏すること
は、ディヴァイン以外のギタリストには不可能なのではないか・・・と思わせ
るだけの説得力を有しています。バッハの美メロが何の迷いもなく心に染み入
る1枚です。

8.572739
ポット:合唱作品集 物事の中心に
1.8声部のためのミサ曲:キリエ・エレイソン
2.8声部のためのミサ曲:グローリア・イン・エクセルシス・デオ
3.マリアのキャロル(2008)/4.聖処女への讃歌(2002)
5.私は一人の乙女のために歌う/6.8声部のためのミサ曲:サンクトゥス
7.8声部のためのミサ曲:ベネディクトゥス
8.愛と悲しみのあるところに神はいる(2002)/9.バルラロウ(2009)
10.悲歌(2011)/11.8声部のためのミサ曲:アニュス・デイ
グレース・デイヴィッドソン(ソプラノ)/コモーショ
マシュー・ベリー(指揮)
合唱王国イギリスには、いつの時代にも、多くの合唱曲とオルガン音楽の作曲
家がいて、その時々に常に新鮮な曲を創造しています。このフランシス・ポッ
ト(1957-)もそんな一人。彼の音楽は劇的で感情的に優れていて、多彩なテク
ニックで、過去の伝統を未来へと繋いでいます。数多くの受賞歴もあり、また
作品も数多く演奏されています。このアルバムの中心作品である「ミサ曲」は、
病のため47歳の若さで世を去ったバッキンガム大学の教授、アナベラ・ブラ
ヴォーの死を悼んで書かれたものです。痛烈な曲調をバードやタリス風の奥ゆ
かしい語り口で包んだ、美しい無伴奏合唱曲です。「マリアのキャロル」は彼
の義理の父の追悼であり、その他の曲も、親しい人のために書かれたものが多
いのですが、どの曲も親密さの中に人間の経験を超越した神秘性と、近代的な
味わいを持たせていて、単なる個人的な悲しみに留まらず、普遍的な人生の機
微を伺わせる見事な作品へと昇華させています。

8.111373-75 3枚組
グレート・シンガーズ/キャスリーン・フェリアー
J.S.バッハ:マタイ受難曲 他
〈CD1〉
1-7.J.S.バッハ:カンタータ 第67番「イエス・キリストを記憶にとどめよ」
BWV67/《マタイ受難曲 BWV244(エルガーとアトキンスによる改訂版:トラウト
ベックとジョンソンによる英語版)》
8-31.第1部 第1-10曲,第12-20曲,第22-26曲
〈CD2〉
1-9.第1部 第27-35曲/10-29.第2部 第36-55曲
〈CD3〉1-21.第2部 56-64曲
《カンタータ第67番》キャスリーン・フェリアー(コントラルト)/ウィリアム
・ハーバート(テノール)/ウィリアム・パーソンズ(バス)/ソーントン・ロフ
トハウス(ハープシコード)/オズボーン・ピズグッド(オルガン)/カンタータ
・シンガーズ/ジェイクス管弦楽団/レジナルド・ジェイクス(指揮)
《マタイ受難曲》キャスリーン・フェリアー(コントラルト)/エルシー・サダ
ビー(ソプラノ)/エリック・グリーン(テノール:エヴァンゲリスト)/ウィリ
アム・パ-ソンズ(バス)/ブルース・ボイス(バス)/ゴードン・クリントン(バ
ス)/ソーントン・ロフトハウス(ハープシコード)/オズボ-ン・ピズグッド
(org)/バッハ合唱団/ジェイクス管弦楽団/レジナルド・ジェイクス(指揮)
録音
《カンタータ第67番》1949年11月3日 ロンドン キングズウェイ・ホール
《マタイ受難曲》1947年6月30日,7月4日&1948年5月3日,8日,6月7-11日
ロンドン キングズウェイ・ホール
マーク・オーバート=ソーン復刻
20世紀最大の名歌手キャスリーン・フェリアー。彼女の歌うこの「マタイ受難
曲」は伝説的名演として語り継がれているものです。この録音はDECCAの企画で
1947年にセッションが始まったのですが、当時としてはあまりにも大曲であっ
たためか、彼女の契約の関係で年内に録音が完了することはなく、完成はその
翌年まで持ち越されました。この入念な準備に裏打ちされた演奏、もちろん完
成度の高さには目を見張るものがあります。当時バロック音楽のオーソリティ
であった指揮者ジェイクスを始め、英国を代表する名歌手たちを総動員したこ
のバッハ(1685-1750)は、作曲家の心を伝えるとともに、現代を生きる人々に
とっても宝物となることでしょう。

8.112070
ストラヴィンスキー:自作自演集
1-8.バレエ音楽「火の鳥」組曲(1945年版)
9-16.バレエ音楽「ペトルーシュカ」組曲(1911年版)
17-30.バレエ音楽「春の祭典」(1913年版)
ニューヨーク・フィルハーモニック
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指揮)
録音1946年1月28日 ニューヨーク,カーネギー・ホール…1-7
1940年4月4日 ニューヨーク,リーダークランツ・ホール…9-30
マーク・オーバート=ソーン復刻
ストラヴィンスキーは初期の三大バレエ組曲について、自ら3回の商業録音を
行っています。1920年代後半に作られた最初の物はフランスとイギリスのアン
サンブルの演奏で、かなり不揃いな響きが散見されます。3回目の最後の録音
は、1960年代初頭のステレオ録音で、ロサンゼルスの選抜オーケストラの演奏
ですが、ストラヴィンスキー自身が高齢であり、音楽的な覇気が若干不足気味
でした。この盤に収録された第2回目の録音こそ、自作自演盤としては、音質
的にも音楽的にも「最善」のものと言えるでしょう。なお「火の鳥」組曲は、
作曲家自身が1945年に改定し印刷したばかりの版を使っての演奏で、現在はあ
まり人気のないヴァージョンではありますが、こちらも作曲家の当時の考えが
反映された貴重なもの。興味深い演奏です。



<MARCO POLO>
8.225981 ¥1780
シュポア:弦楽四重奏曲集 第15集
1-3.弦楽四重奏曲 第19番 イ長調 「華麗なる四重奏曲 第4番」Op.68…世界
初録音
4-7.弦楽四重奏曲 第22番 ニ短調 Op.74-3
モスクワ・フィルハーモニック・コンチェルティーノ弦楽四重奏団(メンバー:
ヤロスラフ・クラスニコフ(第1ヴァイオリン)/ソフィア・クラスニコワ(第2
ヴァイオリン)/オルガ・ズマーエワ(ヴィオラ)/ヴィクトル・コゾドフ(チェロ))
…1-3/新ブダペスト弦楽四重奏団(メンバー:アンドラーシュ・キシュ(ヴァイ
オリン)/フェレンチェ・バログ(ヴァイオリン)/ラースロー・バールショニ
(ヴィオラ)/カーロイ・ボトバイ(チェロ))…4-7
秘曲ファンにとって何よりの贈り物である、MARCOPOLOのシリーズ物。なかで
も、このシュポア(1784-1859)の弦楽四重奏曲集は、音楽史の狭間に取り残さ
れたシュポアに脚光を当てるものとしてファンの間から高く評価されています。
今回の第15集は世界初録音の第19番と、1826年に作曲された第22番の2曲を収
録しています。1822年からカッセルの宮廷楽長として働いていたシュポアです
が、彼のヴァイオリンの腕を生かすために、第1ヴァイオリンを特に技巧的に
した「協奏曲」とも言える弦楽四重奏曲を作曲しました。その第4番目に当た
るのが、この1824年に作曲された第19番です。また第22番は、彼が弦楽四重奏
曲の「真の形式」に到達した作品で、燃え上がる情念と、官能的なテーマが対
位法的に処理され、全てが見事に統一された音楽です。




<ICA CLASSICS>
ICAC-5061 2枚組 ¥2450
ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」全曲
ジョン・ファルスタッフ卿…フェルディナント・コレナ(バリトン)
フェントン…ファン・オンシーナ(テノール…第1幕,第2幕),
ケヴィン・ミラー(テノール…第3幕)
フォード…ウォルター・モナケシ(バリトン)
カイウス先生…デルモット・トロイ(テノール)
バルドルフォ…ダニエル・マッコーシャム(テノール)
ピストーラ…マルコ・ステファノーニ(バス)
アリーチェ・フォード夫人…アンナ・マリア・ロヴェーレ(ソプラノ)
ナンネッタ…エウジニア・ラティ(ソプラノ)
クィックリー夫人…オラリア・ドミンゲス(メゾ・ソプラノ)
メグ・ペイジ夫人…フェルナンダ・カドーニ(メゾ・ソプラノ)
グラインドボーン歌劇場合唱団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
録音1955年8月25日エジンバラ音楽祭MONO
20世紀を代表する名指揮者の一人、カルロ・マリア・ジュリーニ(1914-2005)
は、そのキャリアの初期からヴェルディ(1813-1901)の歌劇を大切なレパート
リーとしてきました。中でもファルスタッフについては、曲の完成度とジュリ
ーニの丁寧な指揮が相俟って、リリースされている音源の全てが非常に高く評
価されています。コレナがタイトル・ロールを歌った「ファルスタッフ」は
1963年のオランダ音楽祭のライヴが存在しますが、こちらは1955年のエジンバ
ラ音楽祭の演奏です。これはジュリーニの英国デビュー公演でもあり、多くの
面で注目を浴びたもの。もちろんタイムズ紙では、コレナを始めとした歌手陣
の素晴らしさだけでなく、ジュリーニの斬新な解釈について大絶賛されていま
す。ジュリーニの方向性が決定付けられた記念碑的な演奏です。

ICAC-5062 ¥2080 ※価格変更 ¥1750
1.シューマン(1810-1856):ピアノ協奏曲イ短調Op.54
2.ベートーヴェン(1770-1827):エロイカ変奏曲とフーガOp.35
3.ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
アニー・フィッシャー(ピアノ)…1-3
ケルン放送交響楽団/ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)…1 MONO
録音1958年4月28日ケルン放送第1ホール…1
1957年2月11日ケルン放送第1ホール…2-3
ハンガリー生まれのピアニスト、アニー・フィッシャー(1914-1995)は、幼い
頃から音楽の才能を発揮、8歳にしてベートーヴェンの協奏曲第1番を演奏した
と伝えられています。1923年にフランツ・リスト音楽院に入学、エルンスト・
フォン・ドホナーニなどの名手から指導を受けました。在学中から国際的に注
目を浴びていましたが、1933年に開催された「リスト国際ピアノ・コンクール」
で優勝したことで、更なる輝かしい経歴を付け加えたのです。卓越した技巧
と表現力は、かのスヴャトスラフ・リヒテルも賞賛したのですが、残念ながら
残された演奏があまり多くないため、その真価がなかなか伝わらない人でもあ
ります。彼女の録音で最も知られているものの一つに、友人であったクレンペ
ラーとのシューマン&リストの協奏曲がありますが、この盤に収録されている
のは、それより数年前のライヴ録音で、重量級のクレンペラーに比べ、柔軟性
のあるカイルベルトの伴奏が、彼女の伸びやかな資質を存分に引き出していま
す。またベートーヴェンのソナタについては、70年代の全曲録音(彼女はこの
演奏が気に入らず、生前に発売されることはなかった)が知られていますが、
こちらはそれよりも20年近くも以前の演奏。力強いタッチが魅力的です。

ICAC-5063 ¥2080 ※価格変更 ¥1750
1.ブラームス(1833-1897):交響曲第3番ヘ長調Op.90
2.エルガー(1857-1934):交響曲第1番変イ長調Op.55
BBC交響楽団
エイドリアン・ボールト(指揮)
録音1977年8月6日…1/1976年7月28日…2
ロイヤル・アルバート・ホールSTEREO
20世紀最大のイギリスの指揮者、エイドリアン・ボールト(1889-1983)は、エ
ルガーとホルストの正しい解釈者としても並ぶ者がありません。また1930年に
BBC交響楽団の初代首席指揮者に就任し、当時「最新」の音楽の普及にも努め
たことも忘れてはいけないでしょう。この盤には、すでに晩年に差し掛かって
きた巨匠の確固たる演奏が収録されています。プロムスにおけるブラームスの
演奏は、学生時代に薫陶を受けたニキシュから受け継いだ「ドイツ音楽の精神」
が宿る情熱的で真摯なもの。1976年にライヴ録音された第1番と並ぶ見事な音
楽です。エルガーは、まさにボールトの「黄金時代」を象徴する記録であり、
同じ年のLPOとのスタジオ録音よりも燃焼度が高いことで知られています。
プロムス100周年の記念盤に付録として収録された音源です。

ICAD-5064(DVD-Video) ¥2450
1.ヘンデル(1685-1759):
オラトリオ「ソロモン」HWV67より「シバの女王の到着」
2.ヘンデル:合奏協奏曲 イ長調 Op.6-11 HWV329
3.ベートーヴェン(1770-1817):大フーガ(マリナー編)
4.メンデルスゾーン(1809-1847):交響曲 第4番 イ長調「イタリア」Op.90
5.ブリテン(1913-1976):イリュミナション Op.19
アンソニー・ロルフ=ジョンソン(テノール)…5
セント・マーティン・アカデミー管弦楽団
ネヴィル・マリナー(指揮)
収録 1974年5月23.24日ロンドン セント・ジョン・スミス・スクエア…1-2
1972年8月25日ロイヤル・アルバート・ホール…3
1983年8月12日ロイヤル・アルバート・ホール…4-5
1959年にネヴィル・マリナーが設立したセント・マーティン・アカデミー管弦
楽団(アカデミー室内管弦楽団)の輝かしい記録です。設立当初は小編成の弦楽
アンサンブルで17-18世紀の音楽を専門に演奏していましたが、古楽器専門の
団体の台頭を受け、70年代辺りからは管楽器を加えるなど、編成とレパートリ
ーを拡大し、独自の路線を歩んでいることでも知られます。この映像はヘンデ
ルからブリテンまでと、まさにこの団体の幅広さを見せつけるような編成とな
っていて、リズミカルで洗練されたヘンデルの合奏協奏曲や、とても幽玄なブ
リテンの「イリュミナション」など、多彩な音楽を楽しめます。このブリテン
でソロを歌うロルフ・ジョンソンは、イギリスの名テノールで、宗教曲やシュ
ーベルトの歌曲で知られています。滋味あふれた歌い口が魅力的です。ベート
ーヴェンの「大フーガ」はマリナー自身の編曲によるもので、軽妙さと重厚さ
を併せ持つ素晴らしい仕上がりとなっています。全て初出映像です。

ICAD-5065(DVD-Video) ¥2450
1.ベルリオーズ(1803-1869):序曲「海賊」Op.21
2.チャイコフスキー(1840-1893):交響曲「マンフレッド」Op.58
3.チャイコフスキー:
バレエ音楽「くるみ割り人形」Op.71より第2幕のパ・ド・ドゥ
4.エルガー(1857-1934):
創作主題による変奏曲「エニグマ」Op.36より第9変奏「ニムロッド」
5.プロコフィエフ(1891-1953):
バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より「タイボルトの死」
サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
収録 1992年8月26日/ロンドン ロイヤル・アルバート・ホール
/収録時間:72分
サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団が初めてプロムスにて演奏
した、爽快かつ豪快な1992年の記録です。ベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」を
世界初演するほどの実力を有したペテルブルク・フィルハーモニー協会を前身
とし、1882年にサンクトペテルブルグの宮廷管弦楽団として設立、バラキレフ
やグラズノフなどの錚々たる顔ぶれが指揮台に立ちました。その後、1917年の
ロシア革命の際、改組され、クーセヴィツキーを初代常任指揮者に迎えるも、
その後も幾度かの改称と指揮者交代を経るなど動乱の時期が続きます。そんな
混乱を鎮めたのが、大指揮者ムラヴィンスキーでした。1938年、35歳で常任指
揮者のポストに就いた彼は、その卓越した技術とカリスマ性で、みるみるこの
楽団を世界トップの座に引き上げたのです。
ムラヴィンスキーは生涯に渡ってこのポストに就いていましたが、1988年に没
してからは、才人テミルカーノフが、このオーケストラに更なる栄光を齎して
います。このプロムスのライヴでは、彼自身の個性と先人から受け継いだ伝統
の見事な結実が見てとれます。彼が得意とする曲目が並び、なかでも交響曲
「マンフレッド」はマニアの間で知られる「ラストの改変」が施されています。
通常とは違い、第1楽章のコーダが回想され悲劇的に終わるヴァージョンは、
この曲についてのテミルカーノフの思いが感じられることでしょう。
全て初出映像です。

ICAD-5066(DVD-Video) ¥2450
ブルックナー:交響曲 第7番 ホ長調
ボストン交響楽団
クラウス・テンシュテット(指揮)
収録 1977年11月5日/ボストン・シンフォニー・ホール/収録時間:66分
大好評、ボストン交響楽団の放送コンサートのシリーズです。今回登場するの
は、クラウス・テンシュテット。この大人気の指揮者の現存する最古のコンサ
ート映像の一つとなります。1971年に亡命後いくつかのオーケストラを指揮し
ていたテンシュテットは、1974年のボストン交響楽団の客演で世界的に知られ
ることとなります。その3年後のこのブルックナー(1824-1896)の演奏は、まさ
に歴史的な名演として語り継がれるものであり、当時の新聞でも「一生に一度
の経験」と記載されるなど、当時のアメリカ音楽界のみならず、世界中で話題
になったものです。その後ボストン交響楽団とは10年間友好な関係を保ち、
数々の名演を聞かせましたが、このブルックナーはとりわけ「ドイツ的なレパ
ートリー」であり、テンシュテットの神髄とも言えるものでしょう。もちろん
DVDでの初出映像です。

ICAD-5067(DVD-Video) ¥2450
1.ハイドン(1732-1809):交響曲 第55番 変ホ長調 Hob.I:55
2.ベートーヴェン(1770-1827):交響曲 第7番 イ長調 Op.92
《ボーナス》ベートーヴェン:交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93
ボストン交響楽団
ウィリアム・スタインバーグ(指揮)
収録 1969年10月7日…1/1970年10月6日…2 ボストン・シンフォニー・ホール
《ボーナス》 1962年1月9日ハーヴァード・ユニヴァーシティ,サンダース劇場
ボストン交響楽団の放送シリーズです。当時の最先端の技術を駆使して収録さ
れた映像は、最新の注意を払って復元されています。ウィリアム・スタインバ
ーグはフランクフルト歌劇場で指揮者としてデビュー、パレスチナで活躍後、
1955年から1972年、22年の長さに渡ってピッツバーグ交響楽団の音楽監督を務
めました。それに平行して1969年から1972年までの3シーズンに渡って、ボス
トン交響楽団の音楽監督を務めています。日本では、どうしても次期監督に就
任した小澤の業績に目が向いてしまいますが、スタインバーグはこのオーケス
トラに、機械的な精密さと、しなやかな強度を与えたことはもっと知られても
よいのではないでしょうか。ここに収録されたハイドンとベートーヴェンは、
そんなスタインバーグの見事な指揮ぶりを感じることができるでしょう。
全て初出映像です。




<NAXOS>
NYNG-009 ¥2100
NHK「現代の音楽」 アーカイブシリーズ 第5弾
松平 頼暁
1.室内オーケストラのための
「コンフィギュレーション」(1961-63)〈初演〉
若杉弘(指揮 )、 東京交響楽団
録音:1967年3月29日都市センターホール「現代の音楽展67」
放送:1967年7月9日
2.弦楽四重奏とリング・モジュレータのための
「分布」〈初演〉
植木三郎(ヴァイオリン)、板橋健(ヴァイオリン)、山崎正秋(ヴィオラ )
高橋忠男(チェロ)
録音:1968年3月16日朝日講堂「クロストーク3」
放送:1968年7月7日
3.コンボのための「オルタネーションズ」(1967)
来馬賢(トランペット)、佐藤英彦(打楽器 )、和田則彦(ピアノ )
尚雅俊(コントラバス)、片山幹男(リング変調器 )、松平頼暁(指揮)
録音:1969年2月25日東京文化会館小ホール「現代の音楽展69」
放送: 1969年5月25日
4.マリンバとオーケストラのための
「オシレーション」(1977)〈初演〉
高橋美智子(マリンバ )、黒岩英臣(指揮)、東京都交響楽団
録音:1979年10月11日東京文化会館 第1回「オーケストラ・プロジェクト79」
5.テープのための「アッセンブリッジス」(1968)
NHK電子音楽スタジオ
放送初演:1969年1月5日
【解説】 川崎弘二
日本でも有数の名家、水戸松平氏の直系であり、作曲家松平頼則の長男として
生まれた松平頼暁。中学2年の時に終戦を迎えた彼は、様々な思いを抱えなが
らまずは科学の道へ進みます。しかし、「情念に拠らない芸術」を模索するた
めに、独学でピアノと作曲を習得。その信念を貫くかのように、常に実験的で
ロジカルな作品を生み出し続けています。その技法は、もちろん12音から始ま
り、一作ごとに新しい語法を打ち立てて行くもので、世界の音楽の潮流に呑ま
れることなく、常に孤高の世界を生み出していると言えるでしょう。解説は川
崎弘二氏によるもので、「革新的な技法が結実された複雑な音の連なり」を丁
寧に読み解き、美しい展開図として聴き手に提示してくれます。この解説を読
むだけでも、日本の現代音楽の一つの潮流が理解できるのではないでしょうか。

NYNG-010 ¥2100
林 光(1931-2012):
1.ピアノソナタ(1965)〈初演〉
林光(ピアノ)
放送初演:1967年2月25日
2.10人の奏者のための「プレイ I」(1971)
小出信也(フルート)、内山洋(クラリネット)、山畑馨(ファゴット)
北村源三(トランペット)、伊藤清(トロンボーン )、有賀誠門(打楽器 )
本荘玲子(ピアノ)、田中千香士(ヴァイオリン)、徳永健一郎(チェロ)
田中雅彦(コントラバス)、岩城宏之(指揮)
録音:1971年9月2日東京文化会館「WE MEET TODAY」
放送:1972年2月21日
3.ヴォイス、ヴァイオリンとピアノのための「プレイII」(1972)
黒沼ユリ子(ヴァイオリン)、丹羽勝海(テノール)、林光(ピアノ)、テープ再生
録音:1972年01月29日or 30日放送:1973年5月13日
4.混声合唱のための「原爆小景」1. 水ヲ下サイ(1958)
田中信昭(指揮)、 東京混声合唱団
録音:1960年9月13日朝日講堂「第1回東京現代音楽祭」
放送:1960年10月2日
5.受難のはじまり(1961)〈初演〉
坂部美知子(フルート)、野口龍(フルート)、乃村和子(オーボエ)
浅井俊雄(クラリネット)、松代晃明(クラリネット)、斎藤明(クラリネット)
赤堀榛名(ホルン )、倉野昌三(ホルン )、小川内一彦(トランペット )
山口晃弘(トロンボーン )、平田奉文(トロンボーン)、大橋敏成(コントラバス)
佐藤英彦(打楽器)、熊谷弘(打楽器)、上埜孝(打楽器)、野口力(打楽器 )
田中信昭(指揮)、東京混声合唱団
録音:1961年11月14日共立講堂「東京混声合唱団 第25回定期演奏会」
放送:1962年3月9日
6.12声部の混声合唱のための「JAPAN」(1970)
田中信昭(指揮)、 東京混声合唱団
録音:1971年2月13日虎ノ門ホール「現代の音楽展’71 合唱作品」
放送:1971年6月14日
【解説】川崎 弘二
【寄稿】諸井 誠
1931年東京に生まれ、東京藝術大学作曲科を中退するも、尾高尚忠氏に師事し、
管弦楽曲から声楽曲まで多くの作品を発表した林光。あの衝撃的な合唱組曲
「原爆小景」で歌われる「水ヲ下サイ」(当盤にも収録)は、誰しもが、一度聴
いたら決して忘れることのない曲として知られています。日本語の響きを徹底
的に追求し、宮沢賢治の音楽作品を広め、またオペラシアター「こんにゃく座」
の音楽監督、作曲家としても活躍しました。鋭い問題意識は、全ての作品の奥
底に横たわり、その音に限りない鋭さと深みを与えています。今回のアルバム
には、前述の「水ヲ下サイ」を始め、ピアノ・ソナタ、室内楽作品、合唱作品
など幅広いジャンルの曲を収録することで、稀有の作曲家の姿を捉えることに
成功したと言えるでしょう。とりわけ自作自演である「ピアノ・ソナタ」の演
奏はあまりにも素晴らしく、まさに矜持を正して聴くべき歴史的記録です。今
回の解説も、日本の現代音楽の第一人者である川崎弘二氏が担当。作品の成立
過程から意義まで詳しく読み解いています。
【追悼】
1月5日、療養中の作曲家の訃報は日本中を震撼させました。アルバムを制作中
だった弊社のスタッフはもちろんのこと、盟友、諸井誠氏も大きなショックを
受けたそうです。なぜなら諸井氏は2012年の初夢の中で、林氏の姿を見たとい
うのです。この衝撃的で不可思議な体験を寄稿して下さった諸井氏にも多大な
る謝辞を捧げます。

NYCC-27269 ¥1890
魔法革命プロコフィエフ-ヒロイン風クラシック名曲集
かわいいコスチュームで敵とたたかう「魔法少女」は、女の子のみならず、男
の子にとってもひそかな憧れの存在のはず。第1弾で「正義のヒーロー」、
第2弾で「孤高のダークヒーロー」気分を満喫した皆様。何も恥じることはあ
りません。魔法のタクトを振って、とびきりかわいいヒロインに変身しましょ
う。「シンデレラ」「くるみ割り人形」などのおなじみのクラシックの名曲が、
あなたをファンタジーワールドにいざないます。




<ARTHAUS>
101594(DVD-Video) ¥5650
108038(Blu-ray) ¥5650
日本語字幕あり
プッチーニ:歌劇「トスカ」全曲
ジュゼッペ・ジャコーザとルイージ・イッリカ台本
ヴィクトゥリアン・サルドゥー原作
トスカ…ダニエラ・デッシー(S)
マリオ・カヴァラドッシ…ファビオ・アルミリアート(T)
スカルピア…クラウディオ・スグーラ(Br)
アンジェロッティ…ニコライ・ビコフ(B)
教会堂守り…パオロ・マリア・オレッキア(B)
スポレッタ…マックス・デ・アンゲリス(T)
牧童…ルカ・アリーゴ(A)他
カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団&合唱団,少年合唱団
マルコ・ボエーミ(指揮)
レンツォ・ジアッキエーリ(舞台演出)
アドルフ・ホーエンシュタイン(舞台デザイン)
2010年ジェノヴァ,カルロ・フェリーチェ劇場ライブ収録
字幕:伊(オリジナル)、英、独、仏、西、日、韓
この2010年のフェリーチェ劇場の公演は、主役の恋人2人に、オペラ界有数の
パワーカップルであるダニエラ・デッシーとファビオ・アルミリアートを起用
し、濃厚な愛の世界を描き出します。熱く見つめあう2人の双眸に宿る炎はま
さに真実の輝きを有しています。また、この公演で用いた装置は、1899年の初
演時にアドルフ・ホーエンシュタインがデザインしたオリジナルに基づいた歴
史的なもので、重厚な応接セットを見るだけでも当時の社会に興味が沸くので
はないでしょうか?

101598(DVD-Video) ¥5650
108040(Blu-ray) ¥5650
日本語字幕あり
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」全曲
アントニオ・ギスランツォーニ台本/オーギュスト・マリエット原案
エジプト王…ロベルト・アリアヴィーニ(B)
アムネリス…ルチアーナ・ディンティーノ(Ms)
アイーダ…ヘー・ホイ(S)
ラダメス…マルコ・ベルティ(T)
ランフィス…ジャコモ・プレスティア(B)
アモナズロ…アンブロジオ・マエストリ(Br)
使者…サヴェリオ・フィオーレ(T)
巫女の長…カテリーナ・ディ・トンノ(S)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
ズービン・メータ(指揮)
フェルザン・オズペテク(舞台演出)/ダンテ・フェレッティ(舞台デザイン)
2011年フィレンツェ五月音楽祭ライブ収録
字幕:伊(オリジナル),英,独,仏,西,日,韓
この演奏はズービン・メータの確固たる指揮のもと、極めて的確に演奏されて
います。タイトル・ロールのヘー・ホイ(和慧)は中国のソプラノで、力強い声
と表現力を持ち、今後が期待される若手の一人と目されます。ベルティ、ディ
ンティーノも情熱的で最上の歌を聞かせます。また、フェルザン・オズペテク
はトルコ共和国出身の脚本家、映画監督で、オペラ演出はこの作品が初となり
ます。彼の独特の思想や人間観が表出されたこの演出は、男女の愛の形を越え
た「何か」を見る人の心に深く植え付けてくれるかもしれません。

101623(DVD-Video) 2枚組 ¥6280
108042(Blu-ray) ¥5650
日本語字幕あり
ロッシーニ:歌劇「セビーリャの理髪師」全曲
2幕チェーザレ・ステルビーニ台本
ピエール・オーギュスト・ボーマルシェの戯曲
アルマヴィーヴァ伯爵…ドミトリー・コルチャック(T)
バルトロ…ブルーノ・プラティコ(Br)
ロジーナ…ケテヴァン・ケモクリーゼ(Ms)
フィガロ…ルカ・サルシ(Br)
ドン・バジーリオ…ジョヴァンニ・フルラネット(B)
フィオレッロ…ガブリエーレ・ボレッタ(B)
アンブロージョ…ノリス・ボルゴゲッリ(B)
ベルタ…ナタリア・ロマン(Ms)
パルマ王立歌劇場管弦楽団&合唱団
アンドレア・バッティストーニ(指揮)
ステファノ・ヴィツィオーリ(舞台演出)
フランチェスコ・カルカニーニ(舞台デザイン)
アンネマリエ・ヘルンライヒ(衣装デザイン)
2011年パルマ王立歌劇場ライブ収録
字幕:伊(オリジナル)、英,独,仏,西,日,韓
この演奏は、目の肥えた観客が集結することで知られるパルマ王立歌劇場のラ
イブです。ここで完璧な歌唱を披露できる歌手は、世界中のどこへ行っても間
違いなし。と太鼓判を押されることでしょう。ロシアのテノール、コルチャッ
クの一本気な伯爵、日本でもおなじみのサルシが歌う知的なフィガロ、息を飲
むほどに巧いプラティコ、映画にも出てしまうほどの美貌を誇るケモクリーゼ
・・・何といっても注目は指揮者バッティストーニ。彼は1987年ヴェローナ生
まれの超新星です。7歳からチェロを学び、その後作曲と指揮を学んでいます。
イタリアの主要な歌劇場と音楽祭を次々と制覇し、その才能が注目され、2011
年には、弱冠24歳で、このパルマ王立歌劇場の音楽監督に就任。「50年に一人
の逸材!」と言われるほど、注目される人。この棒から生み出される音楽にし
びれてみませんか?

101597(DVD-Video) ¥5650
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」全曲
ヨーゼフ・フォン・ゾンライトナー&ゲオルク・フリードリヒ・トライチュケ
台本/ジャン=ニコラ・ブイイ「レオノールあるいは夫婦の愛」原作
日本語字幕あり
ドン・フェルナンド…ウィリアム・ドゥーリー(B)
ドン・ピッツァロ…ヴァルター・ベリー(B-Br)
フロレスタン…ジェームズ・キング(T)
レオノーレ…クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)
ロッコ…ヨーゼフ・グラインドル(B)
マルツェリーネ…リサ・オットー(S)
ヤキーノ…マルタン・ヴァンタン(T)他
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団
アルトゥール・ローター(指揮)
グスタフ・ルドルフ・ゼルナー(舞台演出)
ヴィルヘルム・ラインキング(装置&衣装)
1962/1963年ベルリン・ドイツ・オペラライブ収録
字幕:独(オリジナル),英,仏,西,伊,日,韓
指揮者のアルトゥール・ローターは空白期間はあるものの、1934年からずっと
この歌劇場に関与し、多くの演奏を行ってきた人です。公演曲目は「フィデリ
オ」。これは1912年のオープン時を同じ演目であり、まさしく歴史的瞬間を飾
るのにふさわしい作品です。演じる歌手も細心の注意を払って選ばれており、
当時駆け出しとはいえ、すでに国際的名声を得ていたクリスタ・ルートヴィヒ、
メトロポリタン歌劇場で名を馳せていたジェームズ・キングと当時33歳の新鋭
ヴァルター・ベリー、そしてバイロイトを中心に活躍していたヨーゼフ・グラ
インドルと、当時最高の「ドイツ・オペラの歌い手」が集結したのです。作品
自体が紆余曲折して出来上がったせいもあり、なかなか全曲を徹底的に練り上
げることが困難なオペラですが、この演奏はムダのない演出と巧みな歌手たち
のおかげで、素晴らしい出来栄えを誇っています。

100077(DVD-Video) ¥5650
ヘンデル:歌劇「セルセ(クセルクセス)」全曲
3幕 台本不詳/ニコロ・ミナート原作,シルヴィオ・スタンピーリア改訂
セルセ(クセルクセス)…アン・マレー(Ms)
アルサメーネ…クリストファー・ロブソン(Ms)
アマストレ…ジーン・リグビー(A)
アリオダーテ…ロドニー・マカン(B)
ロミルダ…ヴァレリー・マスターソン(S)
アタランタ…レスリー・ギャレット(S)
エルヴィーロ…クリストファー・ブース=ジョーンズ(B)
イングリッシュ・ナショナル・オペラ管弦楽団&合唱団
チャールズ・マッケラス(指揮)
ニコラス・ハイトナー(舞台演出)
デヴィッド・フィールディング(舞台デザイン)
1988年イングリッシュ・ナショナル・オペラ ライブ収録
字幕:英(オリジナル),独,仏,西,伊,蘭,ギリシア
この演奏は、ニコラス・ハイトナーの革新的な演出が話題となったもので、イ
ギリスの権威ある賞も受賞しています。17世紀中頃にロンドンに作られたヴォ
クゾール庭園を再現したセットを背景に、セルセを歌うアン・マレーと、イギ
リスが誇るソプラノ歌手レスリー・ギャレット、そしてロミルダ役のヴァレリ
ー・マスターソンの3人が妖しくも美しい愛の世界を織り成しています。マッ
ケラス&イングリッシュ・ナショナル・オペラ管弦楽団の、最近全盛のオリジ
ナル楽器とはまた違った馥郁たる響きも耳に心地よいものです。

100175(DVD-Video) ¥5650
ダンス・シアター・オブ・ハーレム
1.フォールリヴァー伝説
(コレオグラフィー…アグネス・デ=ミル/音楽…モートン・グールド)
2.トロイ・ゲーム
(コレオグラフィー…ロバート・ノース/音楽…ボブ・ダウンズ)
3.最愛
(コレオグラフィー…レスター・ホルトン/音楽…ジュディス・ハミルトン)
4.ジョン・ヘンリー
(コレオグラフィー…アルトゥール・ミッチェル/音楽…ミルトン・ローゼン
ストック)
ボーナス(スペシャル・フィーチャー):バレエ・カンパニーへの導入
ダンス・シアター・オブ・ハーレム/デンマーク放送交響楽団
デンマーク放送コンサート管弦楽団
マルクス・レーティネン(指揮)
デヴィッド・ラマルシェ(指揮)
収録時間:120分/字幕:独,英,仏,西,ギリシャ(ボーナス部)
「ダンス・シアター・オブ・ハーレム」はアメリカで初の黒人たちによって結
成されたバレエ団です。アメリカン・バレエ・シアターの付属学校を卒業した
アーサー・ミッチェルが1969年に設立し、その優美さと力強さで瞬く間に世界
トップクラスのバレエ団として君臨、世界中の観客を魅了しています。ここに
収録された4つの作品は、1989年にデンマーク国営放送が映像化したもので、
このバレエ団の最も人気のあるレパートリーを見ることができます。1892年に
起きた実際の殺人事件に基づいた「フォールリバー伝説」、6人の男性ダンサ
ーによる「トロイ・ゲーム」、信仰心に燃え、諍いから妻を殺害してしまう聖
職者を描く「最愛」、オートメーション化に耐えきれなかった工員の生涯
「ジョン・ヘンリー」の4つの作品は、社会の暗部に深く切り込みつつ、完膚
なきまでに美しい人間の肉体美を表出することで、現代舞踊の一つの頂点を極
めたとも言えるパフォーマンスです。人間の存在とは、確かに強靭さと脆さを
併せもつものである。ということを強く認識させてくれることでしょう。

101596(DVD-Video) ¥5650
カールマン:喜歌劇「サーカスの女王」全曲
ユリウス・ブランマー&アルフレート・グリュンヴァルト台本
フェドーラ…インゲボルク・ハルシュタイン(S)
ミスターX…ルドルフ・ショック(T)
ゼルギウス公…エルンスト・フリッツ・フリュブリンガー(T)
メイベル…イシ・オーレン(S)
トーニ・シュルンベルガー…ぺーター・カルネル(T)
カルラ・シュルンベルガー…ジェーン・ティルデン(台詞)
ピネッリ…ペーター・フランケンフェルド 他
ミュンヘン・クルト・グラウンケ管弦楽団
ヴェルナー・シュミット=ベールケ(指揮)
マンフレッド・R・ケーラー(監督)
1969年ユニテル制作/収録時間:151分
字幕:独(オリジナル),英,仏,
レハールの次世代を代表するハンガリー出身のオペレッタ作曲家、カールマン
(1882-1953)は甘いメロディと、ウィンナ・ワルツとハンガリーのチャールダ
ーシュの融合により名声を馳せました。ドイツ風の名前を名乗りながらも、や
はりその心はハンガリーにあったのか、作品の中に流れる民族的な雰囲気が強
く、日本人の心にしみこみやすさも、その辺りに由来しているのかもしれませ
ん。この「サーカスの女王」は話の運びは強引ですが、ちょっぴり涙をさそう
筋立ては、やはり素晴らしいものです。ルドルフ・ショックの完璧な歌唱が物
語をぴりりと引き締めます。

101624(DVD-Video) ¥5650
レオ・ファル:喜歌劇「ドルの女王」全曲
3幕 アルフレート・マリア・ヴィルナー&フリッツ・グリュンバウム台本
オルガ…タチアナ・イワノヴァ
コーダー…ホルスト・ニエンドルフ
アリス…ガブリエーレ・ヤコビー
フレディ…ゲルハルト・リッペルト
デイジー…レギーナ・レムニッツ
ハンス・フォン・シュリック…ステファン・ベーレンス
ドーラ…イングリッド・ファン・ベルゲン 他
ミュンヘン・クルト・グラウンケ管弦楽団
ベルト・グルント(指揮)
クラウス・ウーベルアール(監督)
1971年ユニテル制作/収録時間:87分
字幕:ドイツ語(オリジナル・ヴァージョン),英語,フランス語
このタイトルの「ドル」とは文字通り、アメリカの通貨単位のこと。石炭景気
でお金持ちになったアメリカ人ジョン・コーダー氏を巡る騒動を楽しい音楽で
描くオペレッタです。レオ・ファル(1873-1925)はオーストリアの作曲家でオ
ペレッタの黄金期を代表する最も有名な人物の一人です。ウィーン音楽院では
ローベルト・フックスとその兄、ヨハン・ネポムク・フックスに師事し、1904
年にはザロモン・ヤーダースゾーンの娘と結婚することで音楽界に足掛かりを
つけました。20曲ほどのオペレッタで知られますが、1908年に書かれたこの
「ドルの女王」がとりわけ有名で、魅力的な音楽とスパイスの効いたお話は、
誰もが魅了されること間違いありません。

108041(Blu-ray) ¥5650
カルロス・クライバー…無への足跡
エリック・シュルツによるドキュメンタリー・フィルム
プラシド・ドミンゴ/ブリギッテ・ファスベンダー/オットー・シェンク
ヴェロニカ・クライバー(実姉)/ミヒャエル・ギーレン
マンフレッド・ホーネック 他
収録時間:72分/音声:ステレオ2.0/字幕:英・独・仏・西・伊・日
101553(DVD-Video)のBlu-ray版です。

107063(DVD-Video) ¥5650 ※価格変更 \3450
オスカー・ピーターソンの「イースター組曲」
イースター組曲-オスカー・ピーターソンによる9つの楽章のジャズ・トリオ
1.最後の晩餐/2.ゲッセマネの庭で/3.否定/4.なぜあなたは私を裏切った
5.試練/6.あなたは本当にユダヤの王か/7.なぜあなたは私を見捨てられた
8.イエス・キリストは今宵ここに/9.昇天
《ボーナス(スペシャル・フィーチャー)》作曲家によるコメント
オスカー・ピーターソン(ピアノ)
ニールス=ヘニング・オルステッド・ペデルセン(ベース)
マーティン・ドリュー(ドラム)
収録時間:50分/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/DTS5.1
字幕:英,独,仏,西,伊(ボーナス部)
/画面:4:3/
イギリスの有名番組「サウス・パンク・ショー」の委嘱を受け、ジャズ・ピア
ノの皇帝オスカー・ピーターソンが書き上げた作品は、「イースター(復活祭)」
をテーマにしたものでした。当初彼は「ジャズにするには主題が暗すぎる」と
懐疑的になったものの、彼なりのキリスト教観を映し出すことで、自らの音楽
性も表現できると感じ、曲を作りあげました(曲の完成までの経緯はボーナス
映像に収録されています)。完成した9つの小品からなる組曲は、1984年4月24日
の聖金曜日にイギリス全土に放映され、全ての人に感銘を与えることになった
ことは間違いありません。彼が織りなす静謐で深い音楽は、ジャンルに縛られ
ることなく、地上全てに慈愛の心を届けることでしょう。

107083(DVD-Video) ¥5650 ※価格変更 \3450
チック・コリア&ゲイリー・バートン
1.コリア:LOVE CASTLE/2.コリア:NATIVE SENSE/3.コリア:DUENDE
4.コリア:NO MYSTERY/5.バルトーク/コリア:BAGATELLE VI
6.コリア:POSTSCRIPT/7.バルトーク/コリア:BAGATELLE II
8.セロニアス・モンク:FOUR IN ONE/9.コリア:TANGO‘92
10.コリア:RHUMBATA/11.コリア:BUD POWELL/12.コリア:LA FIESTA
チック・コリア(ピアノ)/ゲイリー・バートン(ヴィヴラフォン)
1997年ミュンヘン・フィルハーモニー ライブ収録
収録時間:94分/字幕:なし
数々の特殊奏法で知られるアメリカのヴィヴラフォン奏者、ゲイリー・バート
ンと、いわずと知れたジャズ・ピアニスト、チック・コリアのコラボレーショ
ンは、1972年にバートンがECMレコードに移籍した時から始まりました。彼ら
はアルバム「CRYSTAL SILENCE」でまず大成功を収め、1999年にはグラミー賞
をも受賞しています。ベースもドラムもない、2人だけのアコースティックな
響きが、インタープレイを感じさせます。この映像は1997年にミュンヘンで行
われたライブを収録したもので、古典的な優雅さとラテンのリズムの巧妙なブ
レンドは、彼らの音楽に対するアプローチであり、すでにジャズのスタンダー
ドとしての立ち位置を確立するものです。




<cpo>
777714-2 ¥680
ロゼッティ:ホルン協奏曲集 ※2012年カタログ付き特別価格
1.2台のホルンのための協奏曲 ヘ長調 Murray C61/Knaul III:49
2.ホルン協奏曲 ホ長調 Murray C50/Kaul III:44
3.ホルン協奏曲 変ホ長調 Murray C48/Kaul III:37
4.2台のホルンのための協奏曲 変ホ長調よりアンダンテ Murray C55Q/Kaul III:54
クラウス・ヴァレンドルフ(ホルン)…1.3.4/サラ・ウィリス(ホルン)…1.2.4
マンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団/ヨハネス・メーズス(指揮)
レギュラー盤(777288-2)に現在発売中の約900タイトルを掲載した美麗カタログを
セット。cpoのカタログは2年に一度の発行となります。日本でも人気の高いロゼ
ッティのホルン協奏曲をこの機会にぜひどうぞ。
アントニオ・ロゼッティ(1750-1792)、本名アントニーン・レスレルはボヘミア生
まれの作曲家です。1773年ボヘミアを去って、6年の間エッティンゲン=ヴァラー
シュタイン侯爵の宮廷楽団に加わるのですが、その際名前をイタリア風のアント
ニオ・ロセッティに変えたのです。その後活躍の場を広げ、多くの作品を出版、
彼自身も自らを「洗練された音楽家」と呼び、幸せな生涯を送りました。彼が残
した多くの曲の中でもとりわけホルン協奏曲が有名で、モーツァルトのホルン協
奏曲のお手本にもなったのではないかとも言われているほどです。演奏はベルリ
ン・フィルの名奏者、ヴァレンドルフとサラ・ウィリスによるもので、あふれん
ばかりのパワーと、繊細な感情表現が魅力です。古典的な形式と現代的な組成の
アーキテクチャをお楽しみください。

777647-2 2枚組 ¥4900
フランツ・シュレーカー:歌劇「ヘントの鍛冶屋」(大魔法オペラ)3幕
チャールズ・デ・コスター「フラマンの伝説」より"スメトス・スメー"原作
オリヴァー・ツヴァルク(バス・バリトン)
ウンディーネ・ドライシヒ(メゾ・ソプラノ)
アンドレ・リーマー(テノール)
エドヴァルト・ランダル(テノール)
マーティン・ゲーブラー(バス)
ユディス・クーン(ソプラノ)他
ケムニッツ歌劇場合唱団
ロベルト・シューマン・フィルハーモニー
フランク・ベールマン(指揮)
16世紀の東フランドル、鍛冶屋のスメーは力を失いますが、悪魔の契約によって
再び力を得ます。7年後、契約によって地獄へ行くことになった彼ですが、実は
"ある家族"の手伝いをしたことで、天国へと迎えられます。その家族とは、大工
の父と、その妻、そして息子でした。シュレーカーは自身の音楽のパロディと、
民謡を上手く取り入れた普遍的な音楽を付けています。シュレーカー復興がます
ます進むことはうれしい限りです。

777454-2 ¥2450
エルンスト・フォン・ゲンミンゲン:
1.ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ長調
2.ヴァイオリン協奏曲 第2番 ハ長調
ヨハン・マティアス・シュペルガー(1750-1812):
3.シンフォニア ヘ長調「到着の交響曲」
コーリャ・レッシング(ヴァイオリン)…1.2
ミュンヘン放送管弦楽団/ウルフ・シルマー(指揮)
誰もが知ってるハイドンの「告別交響曲」。これは曲の終わりに楽団員が次々と
退席し、ヴァイオリニストが2人だけ残ることで、雇い主に「家に帰りたい」と訴
えるという作戦でしたが、このシュペルガーの交響曲はその逆で、最初はヴァイ
オリン・デュオで始まり、次々と奏者が増えてくるという趣向です。もう一人の
作曲家ゲンミンゲン(1759-1813)については、現在ほとんど知られていません。
ビュルテンブルクの騎士の末裔であり、ベルリンで裁判官として働いたという経
歴の持ち主です。このヴァイオリン協奏曲は、当時の音楽を上手く取り入れなが
らも、すでにロマン派の香りを先取りしているものであり、小さな驚きを感じさ
せずにはおれません。

777447-2 ¥2450
パウル・グレーナー:管弦楽作品集 第1集
1.コメディエッタ Op.82/2.ロシア民謡による変奏曲 Op.55
3.夕べの音楽 Op.44/4.短い交響曲 Op.96
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
作曲家グレーナー(1872-1944)は、幼い頃からボーイソプラノとして聖歌隊で活躍、
その才能を認められ、音楽院で学んだ後は、数々の土地で楽長を務め、1898年か
ら1906年まではロンドン王立ヘイマーケット劇場の音楽監督に就任します。1911
年からはザルツブルク・モーツァルテウムの院長も務め、フリーランスの作曲家
として作品も発表するようになります。しかし、1944年にベルリンの自宅が爆撃
されたことで、全ての自筆譜が消失してしまい、失意のうちに各地を転々とし、
ザルツブルクで生涯を閉じました。彼はナチスに傾倒していたことでも知られ、
どうしてもその作品が敬遠される傾向にありますが、音楽は注目に値するもので
す。既発のピアノ三重奏曲(777599-2)も秘かな人気を誇っています。

777519-2 2枚組 ¥3400
フェリックス・メンデルスゾーン:
1.無言歌集 全曲/2.厳格な変奏曲 Op.54
ミヒャエル・コルスティック(ピアノ)
「ドクター・ベートーヴェン」の異名をとるドイツの中堅ピアニスト、コルスティ
ック。もちろん、ベートーヴェンだけでなく、様々な作曲家の作品を手掛けてい
て、cpoレーベルにはリストの「巡礼の年」や、レーガーの協奏曲などがあり、
他のレーベルでは、ケクランなどの珍しい曲も演奏していたりします。彼の演奏
はとにかく知的であり、行間を読むタイプ。派手さよりも、一貫して聴き手に何
かを考えさせる姿勢が心地よいピアニストです。今回のメンデルスゾーン(1809-
1847)は、まさに彼にうってつけのレパートリーであり、作曲家によって曲ごとに
込められた詩情を浮かび上がらせ、見事な音の絵をして描きだしています。

999953-2 ¥2450
北ドイツのルネサンス音楽集 第1集 ヴェーザー・ルネサンスの宮廷音楽
ミヒャエル・プレトリウス:復活祭のミサ曲
ブレーメン・ヴェーザー・ルネサンス
マンフレッド・コルデス(指揮)
初期バロック時代の大家、ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621)のミサ曲です。
彼は当時「最も多作な作曲家」として知られ、同世代のドイツ、イタリアの作曲
家たちに影響を与え、また自身もそれらの音楽様式を取り入れています。ほとん
どが教会のための音楽であり、このミサ曲もヴォルフェンビュッテル教会で行わ
れる復活祭のために書かれたものです。世界初演となるこの作品を的確な解釈で
聴かせるコルデスとブレーメン・ヴェーザー・ルネサンスは、常に新鮮な驚きを
もたらしてくれます。

777543-2 ¥1700
アゴスティーノ・グェッリエリ:ソナタ集 Op.1より
La Sevesca/La Galeazza/La Sevaschina/La Brignoli/La Tita/La Viviani
La Lucina/Sonata malinconica/La Marchetta/La Benedetta/La Rotini
La Rosciana/La Pietra/La Rovetta/Balletto primo/Balletto secondo
パルナッシ・ムジチ(ピリオド楽器使用)
パルナッシ・ムジチは、南西ドイツ放送響の第2ヴァイオリンのメンバーを中心に
結成された団体です。基本はヴァイオリンが2人、チェロ、チェンバロで構成され
ていますがその時に応じてメンバーを加え、自由自在な演奏を繰り広げるアンサ
ンブルです。とりわけ「テレマンのスペシャリスト」でありcpoにも数多くの録音
があります。今回彼らが取り上げたのは、ほとんど知られていないヴェネツィア
の作曲家グェッリエリのソナタです。1673年に出版された5部からなるこのコレク
ションは、すべてグェッリエリ(1630頃-1684頃)の作品であり、その曲には、グェ
ッリエリのパトロンやプロモーターの名前が「献辞を込めて」つけられています。
当時活躍していたビーバーやシュメルツァーの作風を感じさせ、また多彩な舞曲
の融合も見られる素晴らしい曲集です。これはとにかく面白い1枚です。





<CAPRICCIO>
C5110 ¥2450
R.シュトラウス:歌曲集
1.セレナード Op.17-2 Trv149
2.レンツさん Op.37-5 Trv187
3.私はあなたを愛する Op.37-2 Trv187
4.懐かしい面影 Op.48-1 Trv202
6-8. 4つの歌 Op.27(第1番 憩え、わが心/第2番 ツェツィーリエ/第3番 ひそやか
な誘い/第4番 明日の朝)
9-16. 8つの歌 Op.10(第1番 献呈/第2番 何もなく/第3番 夜/第4番 ダリア/第5番
待ちわびて/第6番 もの言わぬ花/第7番 サフラン/第8番 万霊節)
17-22.はすの花びらより6つの歌 Op.19(第1番 おとめよ、それが何の役に立つと
いうのか/第2番 あなたの黒髪を私の前に広げてください/第3番 美しく、しかし
冷たい空の星よ/第4番 二人の秘密をなぜ隠すのか/第5番 希望と失望/第6番 私の
心は沈黙し冷える)
23.解き放たれて Op.39-4 Trv189
ダニエル・ベーレ(テノール)
オリヴァー・シュナイダー(ピアノ)
録音 2010年9月13-15日,2011年4月3日チューリヒ、放送スタジオ
ドイツの若手テノール、ダニエル・ベーレ。「魔笛」のタミーノで一躍有名にな
り、今や飛ぶ鳥をも落とす勢いで活躍する期待の人です。2年間に相次いで4枚の
CDをリリース、シューマン、シューベルト、ベートーヴェンと言ったドイツ・リ
ートの王道や、イギリス歌曲など、レパートリーも広げていますが、今作ではR.
シュトラウス(1864-1949)の華麗で濃厚な音楽を紐解いてくれます。ベーレはこれ
らの歌曲を長年に渡って研究し、極めて満足の行くものとして歌い上げます。伸
びやかで抒情的な声と、はじけるような感情の発露をお聞きください。冒頭の
「セレナード」の軽やかなピアノの響きで始まる「セレナード」、有名な「献呈」
で始まるOp.10の歌曲集などは、ドイツ・リートの新しい可能性を感じさせること
でしょう。「明日の朝」や「万霊節」での祈りを思わせる美しい歌唱も心に残り
ます。

C5112 2枚組 ¥2450
ハチャトゥリアン:バレエ音楽「スパルタクス」
(1968年ボリショイ版…Y.グリゴローヴィチ編曲))
C10817-18の新装盤
RIAS室内合唱団
ベルリン・ドイツ交響楽団
ミハイル・ユロフスキ(指揮)
「ガイーヌ」と並ぶハチャトゥリアンの名作バレエです。奴隷たちの指導者スパ
ルタクスの偉業を題材とした、この「スパルタクス」は、1954年に作曲され、ま
ずは1956年にヤコブソンの振付、その2年後の1958年にモリセーエフの振付で上演
されました。しかし、これらはあまり好評とは言えず、その10年後に新たにグリ
ゴローヴィチが振付を行ったヴァージョンが、現在の通常レパートリーとして人
気を博しています。有名曲を抜粋した「組曲」も愛好されていますが、ここでは、
物語の流れにそった全曲盤をお楽しみください。

C5120 ¥1750
クライスラー:ヴァイオリン小品集(弦楽合奏とヴァイオリン編)
1.愛の喜び/2.愛の悲しみ/3.美しきロスマリン
4-5.クープランの様式によるルイ13世の歌とパヴァーヌ
6.W.F.バッハの様式によるグラーヴェ
7.タルティーニの様式によるコレッリの主題による変奏曲
8.クープランの様式によるプロヴァンスの朝の歌
9-10.パガニーニの様式による前奏曲とアレグロ
11.マルティーニの様式によるアンダンティーノ
12.クープランの様式による気取った曲
13-14.フランクールの様式によるシチリアーナとリゴードン
15.プニャーニの様式によるメヌエット
16.ボッケリーニの様式によるアレグレット
17.ディッタースドルフの様式によるスケルツォ
18.ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
19-20.レチタレィーヴォとスケルツォ・カプリス Op.6
21.ウィーン奇想曲 Op.2 C10374の新装盤
ベーラ・バーンファルヴィ(ヴァイオリン)
ブダペスト・ストリングス/カーロイ・ボトヴァイ(指揮)
名ヴァイオリニスト、クライスラーは演奏旅行先の図書館で、埋もれていた作品
を発掘することを楽しみにしていました。しかし、そのままでは飽き足らず、自
分で編曲したり、その一部を自作に取り入れたりと、いろいろな改変を行ったの
ですが、これらを発表、出版する際に「過去の作曲家の作品を発見した」と偽っ
たのです。理由はいろいろありますが、その作品を褒め称えた(演奏は酷評された)
当時の批評家をからかうためであったとも言われます。これらの「ジョーク」は
1935年になって、ニューヨーク・タイムズの音楽記者によって真相があぶりださ
れることとなり、この一連の作品が「-の様式による」クライスラーの作品である
ということで、一応の収束を見たのです。なお、クライスラーは真相が発覚する
までに発生した「印税」は受け取らなかったそうです・・・。




<paladino music>
paladino musicレーベルをご紹介します。マリア・クリーゲル門下生のチェリ
スト、マルティン・ルンメル氏が2009年に設立したpaladino media社傘下の独
立系レーベルです。ウィーン楽友協会やウィーン国立歌劇場が立ち並ぶケルン
トナー通りにオフィスを構える同社は、アーティストマネージメントやコンサ
ート企画、ベーレンライター出版の教則本監修など、様々な音楽ビジネスを手
掛けており、CDレーベル事業もその一部となります。ルンメル氏自身の演奏だ
けでなく、ヨーロッパの有望な若手演奏家を積極的に録音しているほか、既発
売カタログのリイッシュー等も行っており、非常に注目を集めているレーベル
です。

PMR-0011 2枚組 ¥2450
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集
〈CD1〉
1-3.チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.5-2
4-16.ヘンデル「ユダ・マカベウス」の「見よ勇者は帰る」の主題による12の
変奏曲 ト長調 WoO45
17-19.チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2
20-32.モーツァルト「魔笛」の「娘か女か」の主題による12の変奏曲 Op.66
〈CD2〉
1-4.チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69
5-12.モーツァルト「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲
変ホ長調 WoO46
13-17.チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op.102-1
18-20.チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op.102-2
マルティン・ルンメル(チェロ)
ゲルダ・グッテンベルク(ピアノ)
paladino musicレーベルで中心的役割を担うチェリスト、マルティン・ルンメ
ルによるベートーヴェン(1770-1827)のチェロのための作品全集です。彼は名
チェリスト、ウィリアム・プリースに教えを受け、世界中で活躍し、また教師
としても高く評価されています。この2枚組は、ベートーヴェンのチェロ・ソ
ナタと変奏曲を全て網羅するもので、それまではチェロが添え物として扱われ
てきた「チェロ・ソナタ」の歴史を大きく塗り替えたと言われる、充実した内
容を持つベートーヴェンの作品を、ルンメルは悠然と演奏しています。

PMR-0002 2枚組 ¥2450
トーマス・ダニエル・シュリー(1957-):歌劇「Ich, Hiob-私、ヨブ」Op.68
台本…クリスティアン・マルティン・フックス
ヨブ…クルト・アツェスベルガー(テノール)
天使…ウルズラ・ランクマイアー(ソプラノ)
マルティン・ルンメル(チェロ)
デヴィッド・オットマー(トランペット)
マティアス・シュルツ(フルート)
ヴォルフガンク・ズサー(フルート)
マティアス・エッカルト(フルート)
アンネリーゼ・フックスルガー(フルート)
ヴェロニカ・シュルツ(ヴァイオリン)
録音 2009年2月
旧約聖書に収められた「ヨブ記」をもとに、苦難に満ちた彼の試練と全能の神
への嘆きが描かれた室内オペラ。物語は、ほとんどヨブの一人語りで進められ、
シェロのソロと、様々な奏法によるフルートを始めとした楽器群の音色が交錯
します。絶望、偶然、全ての人間の経験に焦点を当て、時代を超越した本質を
描き出しています。

PMR-0003 ¥1750
D.スカルラッティ:ソナタ集(ギター編)
1.ソナタ ニ短調 K.1/L.366/P.57/2.ソナタ ニ短調 K.34/L.S 7/P.15
3.ソナタ イ長調 K.74/L.94/P.35/4.ソナタ ニ短調 K.77/L.168/P.10
5.ソナタ ロ短調 K.87/L.33/P.43/6.ソナタ ト長調 K.14/L.387/P.70
7.ソナタ イ短調 K.109/L.138/P.290/8.ソナタ ト長調 K.146/L.349/P.106
9.ソナタ イ長調 K.208/L.238/P.315/10.ソナタ ヘ短調 K.239/L.281/P.56
11.ソナタ イ長調 K.322/L.483/P.360/12.ソナタ ロ短調 K.376/L.34/P.246
13.ソナタ ロ短調 K.377/L.263/P.245/14.ソナタ ホ長調 K.380/L.23/P.483
15.ソナタ ヘ短調 K.466/L.118/P.501/16.ソナタ ニ長調 K.491/L.164/P.484
ギター編曲:ヴォルフガンク・レンドレ…1.8.10.15-16
アルベルト・メルシカ…2-7.9.11-14
アルベルト・メルシカ(ギター)
1984年イタリア生まれのアルベルト・メルシカはジャンフランコ・ヴォルパー
トに師事し、カステルフランコ・ヴェネト音楽院で学士号と修士号を取得、
“summa cum laude…最優秀”の称号も獲得しています。ここでは彼が幼い頃
から親しんできたというスカルラッティ(1685-1757)のソナタを自らの編曲を
中心に演奏。類い稀なる技巧と明るい音色が心地よい素晴らしいアルバムとし
て仕上がっています。

PMR-0004 2枚組 ¥2450
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 全曲
〈CD1〉
1-6.無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
7-12.無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008
13-18.無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009
〈CD2〉
1-6.無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 BWV1010
7-12.無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011
13-18.無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV1012
マルティン・ルンメル(チェロ)
チェリストならば、誰しもが演奏したいと憧れる究極の曲集。百人百様の解釈
があり、もちろん聴き手の好みも様々でしょう。この演奏は、チェロの可能性
の極限を探求するかのようで、ト長調の前奏曲から緊張と興奮に満ちています。
この作品に「内省」を求める人よりは、「感情の発露」を楽しみたい人に向い
ているかもしれません。

PMR-0005 2枚組 ¥2450
ドミトリー・アシュケナージ -ミュールフィアテル音楽祭ライブ
〈CD1〉
1.シューベルト(1797-1828):岩の上の羊飼い Op.129 D965
2-5.ブラームス(1833-1897):クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114
6-8.ツェムリンスキー(1871-1942):クラリネット三重奏曲 ニ短調 Op.3
〈CD2〉
1-3.ブラームス:クラリネット・ソナタ
第2番 変ホ長調 Op.120-2
4-6.モーツァルト(1756-1791):
ピアノ三重奏曲 変ホ長調「ケーゲルシュタット」K498
7-10.モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K581
ドミトリー・アシュケナージ(クラリネット)
ウルズラ・ランクマイアー(ソプラノ)…CD1:1
ローランド・クリューガー(ピアノ)…CD1:1,CD2:1-3
マルティン・ルンメル(チェロ)…CD1:2-8
クリストファー・ヒンターフーバー(ピアノ)…CD1:2-8,CD2:4-6
マニュエル・ホーファー(ヴィオラ)…CD2:4-6
アーツィエス四重奏団…CD2:7-10
言わずとしれた名ピアニストの息子ドミトリー・アシュケナージ。1969年ニュ
ーヨークで生まれ、6歳でピアノを始め、その後クラリネットに転向、1989年
のルツェルン音楽祭で一躍脚光を浴びています。「親の七光り」などという言
葉は全く必要のない天才で、クラリネットの超絶技巧と、その卓越したリズム
感は世界中で賞賛され、古典的作品から現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、
どんな曲でも吹きこなす彼、2007年から始まったミュールフィアテル音楽祭で
は中心的な存在であり、ここでも納得の演奏を聞かせます。

PMR-0006 ¥1750
音楽と朗読の融合 Wia neich…
シューベルト:16のドイツ舞曲 Op.33
1.ドイツ舞曲 第1番 イ長調/2-4.朗読/5.ドイツ舞曲 第2番 ニ長調6-9.朗読
10.ドイツ舞曲 第3番 変ロ長調/11-14.朗読/15.ドイツ舞曲 第4番 ト長調
16-20.朗読/21.ドイツ舞曲 第5番 ロ短調/22-24.朗読
25.ドイツ舞曲 第6番 変ロ長調/26-28.朗読/29.ドイツ舞曲 第7番 変ロ長調
30-33.朗読/34.ドイツ舞曲 第8番 変ホ長調/35-37.朗読
38.ドイツ舞曲 第9番 ハ長調/39-41.朗読/42.ドイツ舞曲 第10番 イ短調
43-45.朗読/46.ドイツ舞曲 第11番 ホ短調/47-50.朗読
51.ドイツ舞曲 第12番 ハ長調/52-54.朗読/55.ドイツ舞曲 第13番 ハ長調
56-57.朗読/58.ドイツ舞曲 第14番 ヘ短調/59-60.朗読
61.ドイツ舞曲 第15番 ヘ短調/62-63.朗読/64.ドイツ舞曲 第16番 ヘ長調
レナート・ペールマン(朗読)
ローラント・クリューガー(ピアノ)
シューベルト(1797-1828)の愛らしいドイツ舞曲と朗読の融合です。ナレーショ
ンは1964年生まれの小説家ペールマン自身が担当、ドイツ語の深い響きが堪能
できます。

PMR-0009 ¥1750
ローランド・クリューガー -ハノーヴァー・コンサート
1.シューベルト(1797-1828):16のドイツ舞曲 Op.83 D783
2.ヤナーチェク(1854-1928):草陰の小径にて 第1集 第7番「おやすみなさい」
3.シューベルト:ワルツ ト長調 D844
4-5.バルトーク(1881-1945):戸外で Sz81より
6-9.シューベルト:ピアノ・ソナタ 第16番 イ短調 Op.42 D845
ローランド・クリューガー(ピアノ)
1973年ドイツ生まれのピアニスト、クリューガーは7歳でピアノを始め、オレ
グ・マイセンベルク、クリスティアン・ツィマーマン、カール=ハインツ・ケ
マーリングと言った名手に師事、その後ハノーファー音楽大学でケマーリング
のアシスタントを務めます。ソロ・ピアニストとしてだけではなく、室内楽で
ピアノを受け持つなど幅広い活用をしています。2007年からハノーファー音楽
大学で教鞭をとり、後進の指導も行っています。このコンサートは、得意とす
るシューベルトが中心としたプログラムとなっています。

PMR-0012 ¥1750
ヘルムート・ローグル:チェロ作品全集
1.ラメント Op.44-りシュライテント/2-4.3つの小品 Op.5
5-6.ヴィンセント・スコットの思い出に Op.9
7.独奏曲 Op.28-イントロダクション/8.瞑想曲 Op.32
9.ライフ・ラジオ・ラグ Op.31-ラジオの前に戻って
10-12.チェロ協奏曲「ヴァイオリンへの挑戦」Op.24
マルティン・ルンメル(チェロ)
フローリアン・ファイルマイア(ピアノ)…1.5-6
アルフレッド・メリヒャー(アコーディオン)…8
クリストフ・エグナー(ピアノ)…9/アンサンブル・ララ…10-12
エーラント・マリア・フロイデンターラー(指揮)…10-12
1994年から2010年に渡って少しずつ録音された、ローグル(1960-)のチェロ作
品集です。作曲家のローグルは8歳でピアノを始め、ザルツブルクのモーツァ
ルテウムで学び、平行して経営学も学び、こちらでも博士号を取得しています。
その理知的な作風が愛され、ドイツを始めとした各地のオーケストラで彼の作
品の演奏が行われています。代表作「チェロ協奏曲」ではピアノも交えた煌め
く音色が魅力的。

PMR-0013 ¥1750
モーツァルト:ディヴェルティメント 変ホ長調 K563
クリストフ・エーレンフェルナー(ヴァイオリン)
フィルミアン・レルマー(ヴィオラ)/マルティン・ルンメル(チェロ)
「ジュピター」のほぼ1か月後に作曲された、モーツァルト(1756-1791)のこの
ディヴェルティメントは、音楽的にも演奏技術の面でも高度なものを要求する、
とても完成度の高い作品です。初演の際、モーツァルトがヴィオラ・パートを
演奏したと伝えられますが、中々凝った奏法が見られ、モーツァルトはピアノ
やヴァイオリンだけでなく、ヴィオラの名手でもあったようです。親密さと緊
張感に溢れた演奏です。

PMR-0014 ¥1750
アルベルト・メシルカ -ミュールフィアテル音楽祭ライブ
1.レゴンディ(1822-1872):序奏とカプリース Op.23
2.パガニーニ(1782-1840):カンタービレ ニ長調
3-8.ファリャ(1876-1946):スペイン民謡組曲(M.ルンメル編)
9-12.ボッケリーニ(1743-1805):ギター五重奏曲 第4番 ニ長調 G448
アルベルト・メシルカ(ギター)
ヴィンフリート・ラーデマッハー(ヴァイオリン)…2
ラファエル・カスプリアン(ヴァイオリン)…9-12
マンフレード・プレッスル(ヴィオラ)…9-12
マルティン・ルンメル(チェロ)…3-12
イタリアの若きギタリスト、メシルカが演奏するミュールフィアテル音楽祭の
ライブ録音です。本人の演奏も素晴らしいのですが、共演者たちも、何とも言
えない良い味を出しています。ファリャの作品を編曲したのは、おなじみマル
ティン・ルンメルであり、7曲からなるピアノ曲を元に(ここではセギディー
リャ以外の6曲を演奏)、ラテン的な味付けの風味を加えています。

PMR-0015 ¥1750
北ドイツのバロック・オルガン作品集
1.ブルーンス(1665-1697):前奏曲とフーガ ト長調-前奏曲
2-9.ベーム(1661-1733):
パルティータ「ああいかにはかなき、ああいかに虚しき」
10-12.J.S.バッハ(1685-1750):トッカータ ト長調 BWV916
13.ベーム(1661-1733):「天にいますわれらの父よ」
14-18.ブクステフーデ(1637-1707):「神よ、あなたをたたえます」BuxWV218
19.リューベック(1654-1740):前奏曲 ホ長調 LubWV7
20-25.リューベック「いざ来たりませ、世の救い主」LubWV15
26.J.S.バッハ:バビロン川のほとりに BWV653b
27.ブクステフーデ:前奏曲とフーガ ニ短調 BuxWV140-前奏曲
ジェイムズ・ティブルス(オルガン)
録音 2010年7月6-8日オーストリア ロバート・ブラックウッド・ホール
ニュージーランド生まれのジェイムズ・ティブルスは、オルガニストとしてだ
けでなく、伴奏者、指揮者として世界中で活躍しています。オークランド大学
で教鞭をとり、また古楽研究者としても名高い人です。14歳からオルガンを学
びはじめ、チェンバロ、クラヴィコードも演奏し、バロック音楽のアンサンブ
ルにも精通しています。このアルバムでは、J.S.バッハと彼の少し前の世代に
よるオルガン作品について、見識を高めることができるでしょう。

PMR-0016 ¥1750
トマーシェク:ゲーテ歌曲集
1.リンナ Op.58-5/2.さすらい人の夜の歌 Op.58-4/3.月の寄せて Op.56-4
4.湖上にて/5.魔王 Op.59-1/6.トゥーレの王 Op.59-2/7.漁師 Op.59-3
8.野ばら Op.53-1/9.遠く離れた人へ Op.55-1/10.恋人はそばに Op.53-2
11.つれない娘 Op.54-2/12.心変わりした娘 Op.54-3/13.良い提案 Op.60-2
14.糸を紡ぐ女 Op.55-2/15.すみれ Op.57-1/16.初めての悲しみ Op.56-3
17.羊飼いの嘆きの歌 Op.56-1/18.ゾルゲ Op.57-4/19.早春
20.ミニョンの憧れ Op.54-1/21.秘密 Op.58-3/22.たゆみなき愛 Op.58-1
イルディコ・ライモンディ(ソプラノ)/レオポルド・ハーガー(ピアノ)
ボヘミアの作曲家・音楽教師であったヤン・ヴァーツラフ・トマーシェク
(1774-1850)の「ゲーテの詩による歌曲集」です。彼の弟子であったハンスリッ
クは「ベートーヴェンに匹敵する存在」と崇めるほどに、素晴らしい才能の持
ち主でした。ここで聴く歌曲は、タイトルにもおなじみのものが多く、とても
興味深く楽しむことができるでしょう。たとえばトラック5の「魔王」などは、
あのシューベルトのものと全く違う出来栄えであり、曲の最初は「こんなに楽
天的でよいのか?」と思ってしまうかもしれません。こういうのもありです。

PMR-0018 2枚組 ¥2450
シューベルト:
歌曲集「冬の旅」…マルティン・ルンメルによるチェロとピアノ編曲版
ザヴィエ・フッター(ナレーター)
マルティン・ルンメル(チェロ)
ノーマン・シェトラー(ピアノ)
シューベルト(1797-1828)の「冬の旅」は普通にピアノと歌で演奏されるだけ
でなく、弦楽四重奏でで伴奏されたり、はたまた著しく拡大された室内楽伴奏
が付けられたり、最近では無伴奏合唱で歌われたり、と、柔軟に形を変えるこ
とでも知られています。ここではチェロが歌を担い、歌詞だけを先に朗読する
という趣向が凝らされています。想像力を喚起させる見事な演奏です。

PMR-0021 ¥1750
1-4.ブルックナー(1824-1896):弦楽五重奏曲 ヘ長調 WAB112
5-7.シューベルト(1797-1828):幻想曲 ヘ短調 D.940
(F.レルマーによる弦楽六重奏編)
ハイペリオン・アンサンブル
ブルックナーの弦楽五重奏曲は、彼の交響曲がぎゅっと詰まったかのような、
極めて高い密度を誇る名作です。スケルツォにもアダージョにもブルックナー
らしさが漂い、これ1曲聴いただけでお腹いっぱいになるほどです。シューベ
ルトの幻想曲の原曲はピアノの連弾(4手)曲ですが、この弦楽六重奏版の豊か
な響きを聴いてしまうと、こちらが原曲?と思えてしまうほどのはまり具合
です。ロマン派の作品を得意とするハイペリオン・アンサンブルの演奏です。





<Cedille>
CDR-90000128 ¥1750
スティーヴン・マッキー :ロンリー・モーテル -
ミュージック・フロム・スライド
1.Slide of Dog/2.Stare Prelude/Overture/3.Depending
4.She Walks as if.../ 5.Fog/6.Stare/7.Addiction/8.Processional
9.Running Dog 2/10.Ghosts/ 11.Lonely Motel
リンド・エッカート(ヴォーカル)/スティーヴン・マッキー(ギター)
エイト・ブラックバード
なんとも実験的、かつ不思議な音楽。世界初録音となるこの「ロンリー・モー
テル」は弦楽、ピアノ、パーカッションのアンサンブルと、作曲者マッキー
(1956-)のギター、そして歌手、俳優、台本作家のエッカートが生み出す陶酔
的な世界です。婚約者に捨てられた孤独な男が、一人安宿で、スライドを投影
しながら悲しみに沈むというシチュエーションは永遠のテーマであり、創作の
根源ではないでしょうか?、「こっそり動く犬、走る犬、そんなものは無視し
よう・・・(Slide of Dog)」全ての言葉も韻を踏み、統制されたリズムに支配
されることで、ミニマル的な要素を添付されることで静かな狂気も生まれてく
るかのようです。燃える家、幻、全てが終わったあと、男は何を見るのでしょ
う・・・

CDR-90000126 ¥1750
注目すべき女性たち
1-3.レーラ・アウエルバッハ(1973-):ピアノ三重奏曲
4.ステイシー・ギャロップ(1970-):ピアノ三重奏のための「セヴン」
5-6.ジェニファー・ヒグドン(1962-):
ピアノ三重奏曲(淡い黄色/燃えるような赤)
7.ローラ・エリーズ・シュウェンディンガー(1962-):今夜は月が出ない?
8.オーガスタ・リード・トーマス(1964-):ムーン・ジグ
9.ジョン・タワー(1938-)トリオ・キャヴァニー
※1-3.7…世界初録音
リンカーン・トリオ
録音 2010年1月1-5日,2011年4月15日ラヴィニアベネット・ゴードン・ホール
何とも想像力をかき立てる 1枚。このリンカーン・トリオによるアルバムは、
アメリカの現代女性作曲家たちの作品を集めたものです。6人の作曲家の中に
は、すでにおなじみのジョン・タワーや、一頃話題沸騰だったアウエルバッハ
の名前も見えますし、他の人たちも、その独創性が高く評価されています。タ
イトルから仄かに女性らしさが感じられたりもしますが、とにかく先入観なし
で聴いてみてください。

CDR-90000127 2枚組(1枚価格) ¥1750
ソ連の経験第1集
〈CD1〉
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
1-3.弦楽四重奏曲第5番変ロ長調 Op.92
4-7.弦楽四重奏曲第6番ト長調 Op.101
〈CD2〉
1-3.弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調 Op108
4-8.弦楽四重奏曲第8番ハ短調 Op.110
9-12.ミャスコフスキー(1881-1950):弦楽四重奏曲第13番イ短調 Op.86
パシフィカ弦楽四重奏団
録音 2010年7月24-25日,9月3-5日,
2011年1月31日,2月1日,5月14-15日
イリノイ フォーリンジャー・グレート・ホール
ショスタコーヴィチ(1906-1975)と同世代の作曲家たちによる弦楽四重奏曲を
集めたシリーズの第1集です。全部で4巻となる予定のこのシリーズ、まずは、
ショスタコーヴィチの中期の傑作4曲と、少し前の世代に属するミャスコフス
キー(1881-1950)の作品で幕を開けます。
日本でも人気の高いパシフィカ弦楽四重奏団の納得の演奏です。

CDR-90000129 ¥1750
フランスの夜会
1-4.リュリ(1632-1687):フローラ
5-6.F.クープラン(1668-1733):
趣味の融合 -コンセール第7番ト短調より (アルマンド/サラバンド)
7.マレ(1656-1728):ヴィオール曲集第3巻-シターレ
8.F.クープラン:シチリエンヌ/9.F.クープラン:ガヴォット
10-11.マレ:ヴィオール曲集第1巻より(前奏曲 /シャコンヌ)
12-18.F.クープラン:王宮のコンセール第3番イ長調
19-21.ルベル(1666-1747):ヴァイオリン・ソナタニ短調
22-24.ラモー(1683-1764):コンセール第4番変ロ長調
25-28.ルクレール (1697-1764):ヴァイオリン・ソナタト長調 Op.5-12
トリオ・セッテチェント
録音 2010年8月10-14日イリノイ州エヴァンストン ,
ニコルス・コンサート・ホール
「ドイツの花束」(CDR-90000114),「イタリアでの逗留」(CDR-90000099)に続く
トリオ・セッテチェントの第3集。1996年にヘンデルのヴァイオリン・ソナタ
全集を録音するため、レイチェル・バートン・パイン(ヴァイオリン)、ジョン
・マーク・ローゼンダール(チェロ)、デヴィッド・シュレーダー(チェンバロ)
の3人がアンサンブルを結成、その翌年、「トリオ・セッテチェント」の名前
で新たに活動を始めました。 2006年にはニューヨークのフリック・コレクショ
ンで演奏、また 2007年にはボストン・バロック・フェスティヴァルにデビュ
ー、アメリカ全土でのピリオド楽器演奏の隆盛に寄与しています。




<DACAPO>
8.204035 4枚組 ¥3450
シュッツ:宗教作品BOX
1.ルカ受難曲 SWV480(8.226019)
2.クリスマス物語 SWV435/復活の物語 SWV450(8.226058)
3.十字架上のキリストの最後の7つの言葉 SWV478
/ヨハネ受難曲 SWV481(8.226093)
4.マタイ受難曲 SWV479(8.226094)
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン/ポール・ヒリアー(指揮)
このボックスセットには、ポール・ヒリヤーとアルス・ノヴァ・コペンハーゲ
ンによるシュッツ(1585-1672)の「historiae」がすべて収録されています。
崇高なるバロック様式で書かれた静かなる情熱と復活の物語です。同じ精神に
貫かれているとはいえ、バッハが描いた聖書の世界とは全く違うキリストにま
つわる物語は、全てを通して聴くことで完結するのかもしれません。

8.226146 ¥1780
クヌドーゲ・リーサゲル:シンフォニック・エディション集 第1集
1.デンマークの絵画 第1番「エラスムス・モンタヌス」 Op.1
2.デンマークの絵画 第2番「まぬけなハンス」 Op.18
3-5.交響曲第1番 Op.8
6.デンマークの絵画 第4番「コメーディエ」Op.21
7.デンマークの絵画 第3番「謝肉祭」 Op.20
オーフス交響楽団/ボー・ホルテン(指揮)
1920年代のパリで作曲を学び、デンマークに新古典派のスタイルを持ち込んだ
作曲家リーサゲル(1897-1974)の交響的作品集の第1集です。リーサゲルという
と、バレエを好きな人なら名前はご存知かもしれません。ハラルド・ランダー
の「エチュード」の音楽を担当(チェルニーの練習曲を管弦楽版に編曲)、この
演目は世界中で広く愛されています。第1集に収録されているのは、初期の作
品で、「デンマークの絵画」と題された4つの作品と、1925年に初演された交
響曲第1番です。時としてユーモラスであり、どこか辛辣な音は、確かに20世
紀のヨーロッパの雰囲気を伝えています。

8.226545 ¥1780
ニールス・マルティンセン:作品集
1-3.交響曲 第2番「スナップショット交響曲」
4.3つのトロンボーンのための協奏曲 「こうもりの影に」
5-7.白雪姫の鏡/8.Kongen af Himmelby Demo
ホーカン・ビョルクマン(トロンボーン)…4
シュテファン・シュルツ(トロンボーン)…4
ヨルゲン・ファン・ライエン(トロンボーン)…4
オーフス交響楽団/クリスティアン・リンドベルイ(指揮)
コミックとSFで育った世代を代表するニールス・マルティエンセン(1963-)の
作品集。彼の作品の中ではバットマンが活躍し、白雪姫が鏡と語りあうので
す。彼の交響曲第2番は、実際に行ったことのない地域へ空想で旅行するとい
うもの。実際にその地へ行かずとも、映画やテレビ、インターネットで知る
ことのできる現代だからこそ書き得た作品です。メキシコとアラビア、中国
にに行ったことのない作曲家が、ディズニー映画やクリント・イーストウッ
ドの映画の力を借りて「行ったつもり」で書いた作品は、現実の世界よりも
更にデフォルメされて、これらの国が描かれています。名トロンボーン奏者
リンドベルイの華麗なタクトにも注目です。

6.220597(SACD-Hybrid) ¥1980
A Bridge of Dreams-夢の橋 環太平洋地帯の合唱作品集
1-11.ルー・シルヴァー・ハリソン(1917-2003):
聖チェチーリアの日のためのミサ曲
12.ロス・エドワーズ(1943-):聖なるカワセミの詩編
13-17.ジャック・ボディ(1944-):5つの子守歌
18.リウ・ソーラ(1955-)&ケヴィン・クロッスリー=オランド(1941-):
海をゆく者
19.アンヌ・ボイド(1946-):As I Crossed a Bridge of Dreams-更級日記
アンドリュー・ローレンス=キング(ハープ)…1-11.18
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン…1-17.19
ポール・ヒリアー(指揮)
ルー・ハリソンをクラシックの作曲家として扱うのは何だか申し訳なく思いま
す。彼は生涯を通じて「音」を追求し、制約の多い「現代音楽」には背を向
け、あえて他ジャンルのミュージシャン(例えばキース・ジャレット)とコラ
ボし、ガムランやアジアの伝統楽器などを好み、世界中の音律をわが手にしよ
うと試みたのでした。さて、このアルバムはそんなルー・ハリソンのミサ曲
を中心に、中国、日本、カリフォルニア、ニュージーランド、オーストラリ
アに関係した合唱作品を集めた1枚です。タイトルの「A Bridge of Dreams」
とは更級日記のことであり、イヴァン・モリスによる英訳に「As I Crossed
a Bridge of Dreams」とタイトルが付けられているためです。アルス・ノヴァ
・コペンハーゲンの無垢な合唱と、名手アンドリュー・ローレンス=キング
のハープが夢の世界を作り上げます。

8.226566 ¥1780
ウェイン・シーゲル:テッラ
1.テッラ(2000)/2.ブルーパーズ(2008)/3.ばらの森の午後
4.ジェリコ2.0
クリスティアナ・ダール(メゾ・ソプラノ)…1
アン=メッテ・スコウビエ(ギター)…3
ニルス=オーレ・ボー・ヨハンセン(トロンボーン)…4
ウェイン・シーゲル(コンピューター)
コンピューターとアコースティック楽器のコラボレーションを追求し続ける
作曲家、ウェイン・シーゲル(1953-)の作品集です。彼はロサンジェルスで生
まれ、1974年までカリフォルニアで学びましたが、その後、オーフス王立ア
カデミーでノアゴーに学び、フリーランスの作曲家としてデンマークに定住
を決めた人です。もちろん彼の音楽のルーツはアメリカにあり、ミニマル的
な要素も感じられますが、注意深く変換された音とメロディを様々な形に組
み合わせた魅力的な音楽は、一定の枠には収まらない魅力的な世界を構築し
ています。はらはらと零れ落ちていくようなギターの音色で構成された「ば
らの森の午後」、悲痛な響きを持つ声と不可思議な響きが溶け合う「テッラ」
他全4曲。人の感覚を鋭く刺激します。

6.220564(SACD-Hybrid) ¥1980
クリスチャン・フレゼリク・エミール・ホーネマン:管弦楽作品集
1-4.グレ組曲/5-8.組曲「ムーサとの戦い」/9.英雄的序曲
10-14.組曲「カラヌス」
デンマーク国立声楽アンサンブル…5-8/デンマーク国立交響楽団
ヨハネス・グスタフソン(指揮)
デンマークの知られざる作曲家クリスチャン・ホーネマン(1840-1906)の作品
集です。芸術家の一族に生まれ、幼い頃から一流の芸術に触れながら育って
きた人で、画家であった祖父は、フリードリヒ・クーラウの親友であり、若
きベートーヴェンのミニチュア肖像画を描いたことでも知られています。現
在、ホーネマンの作曲家としての知名度はほとんど無きに等しいもので、こ
れまでにほんの少しの録音のみが存在しますが、実はそのどれもが素晴らし
いものでした。今回はSACDハイブリッドの高音質で、この知られざる作曲家
の本質に迫ります。北欧の自然と一体となったような、美しく抒情的な音楽
「グレ組曲」、勇壮な「ムーサの戦い」と「英雄的序曲」、悲劇のための音
楽「カラヌス」。どれも劇的で色彩豊かです。

8.226565 ¥1780
スヴェン・ヴィトフェルト・ニールセン:ダンス、そして遠回り
1.ヴァイオリンと九重奏のためのトッカータ「ダンス、そして遠回り」
(2002/2003改作)/2-4.夜の静けさの中で(1996)
5-9.シンフォニエッタ「王子と夢について」(1999/2000)
10-14.独奏ヴァイオリンのための小組曲「アリアとダンス」(2004)
ランダース室内管弦楽団/デイヴィッド・リデル(指揮)
ヘルゲ・スラーット(ヴァイオリン)
この作曲家、S.V.ニールセン(1958-)は、とにかく執拗でリズミカルな音楽を
作り出すことに長けています。どの曲も印象的であり、予期せぬ驚きに満ち
ています。「王子と夢について」と題されたシンフォニエッタは、有名なア
ンデルセンの「人魚姫」を題材とした音楽劇で、比較的平易な作風で書かれ
ています。ステキな王子と舞踏会を待ちわびる姫の気持ちが伝わるでしょう
か?独奏ヴァイオリンのための小組曲は、見事過ぎるほどの音の戯れです。

8.226547 ¥1780
グンナー・ベルイ:室内楽作品集
1.Tronque-切り捨てる(1969)/2.Tobrud-雪解け(1961)
3.ヴァイオリンとピアノのために(1960)
4-6.2台のチェロとピアノのために(ヴァージョン2)(1958)
7.Prosthesis-補綴(1954)/8.小品(1949)
ニルス・ウルナー(チェロ)…1.4-6/ソレン・モンラッド(マリンバ)…1
エーリク・カルトフト(ピアノ)…1-8
シーネ・アムスセン(メゾ・ソプラノ)…2
シーネ・マセン(ヴァイオリン)…2.3
ケネス・ラーセン(バス・クラリネット)…2
ヨン・エーデ(チェロ)…4-6/トルベン・スネッケスタ(サクソフォン)…7
アーネ・バルク=メラー(ヴァイオリン)…8
ペア・モルテン・バイ(トランペット)…8
戦後ヨーロッパにおける国際的なモダニストたちのひとりである、グンナー
・ベルイ(1909-1989)の作品集です。最近になってようやく母国デンマークで
も彼の作品が知られるようになりました。このアルバムに収録されているの
は1949年から1969年までの作品で、ピアノを中心に、サックス、トランペッ
ト、バス・クラリネットとマリンバを含む珍しい楽器の組み合わせの室内楽
です。全ての音は象徴的な意味を持ち、必然性を帯びています。日本におけ
る現代音楽の歩みと比べてみるのも興味深いところです。

6.220571(SACD-Hybrid) ¥1980
ヨハネス・オケヘム:死者のためのレクイエム
ベント・セレンセン:レクイエム断章
1.セレンセン:レスポンソリウム:神よ,われを思い出したまえ
2.オケヘム:入祭唱/3.オケヘム:キリエ
4.聖歌:続唱-「みいつの大王よ」-セレンセン:続唱「思い出したまえ」
-聖歌:続唱「正しき裁判官よ」
5.セレンセン:涙の日/6.オケヘム:昇階唱/7.オケヘム:詠唱
8.セレンセン/オケヘム/モンテヴェルディ:聖なるかな
9.セレンセン:祝福あれ/10.聖歌:神の羊/11.オケヘム:奉献唱
12.セレンセン:楽園にて
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン/ポール・ヒリアー(指揮)
ポール・ヒリヤーの最新プロジェクトはオケヘム(1410?-1497)とデンマーク
の現代作曲家セレンセン(1958-)の作品集です。これは、ほぼ500年の年月を
経て、2人の作曲家の魂が融合したかのような静謐で神秘的なレクイエムであ
り、音楽の懐の深さと、永遠に変わらぬ神への愛を実証するかのような確か
な響きと法悦を感じさせます。あまりにも美しい声の芸術です。グラミー賞
受賞のアルス・ノヴァ・コペンハーゲンの純粋な響きをSACDハイブリッドの
高音質で。

8.226068 ¥1780
イブ・ネアホルム:オルフェオのタブレット
1-5.5つの歌曲集 Op.44(雲/都市,秋/国の運命について話す/歌/証拠)
…世界初録音
6-9.デンマークの詩集からの「フローラの花」Op.36より…世界初録音
10-15.オルフェオのタブレット Op.42
16-19.デンマークの詩集からの「フローラの花」Op.36より…世界初録音
20.天の死のささやき Op.103
エルセ・トープ(ソプラノ)/ペア・パルソン(ギター)
マティアス・フリース=ハンセン(パーカッション)
幼い頃から音楽の才能を発揮、16歳ですでに作曲家として活動を始め、18歳
の時にはアンデルセンの物語をオペラにしたというネアホルム(1931-)。1950
年、19歳でコペンハーゲンの王立音楽アカデミーで音楽史や理論を学ぶこと
で、更に才能に磨きをかけ、卒業後は若い作曲家のサークルの中心的人物を
なりました。このアルバムは世界初録音を含む彼の作品集で、凝縮した音楽
劇である「オルフェオのタブレット」と、ギターアレンジの「フローラの花」
など、驚きとユーモア、そして静けさに満ちた刺激的な音楽をお届けします。




<AQUARIUS>
AQVR 177-2 3枚組 ¥3150
なしムソルグスキー(1839-1881):オペラ「ボリス・ゴドゥノフ」
マルク・レイゼン(バス:ボリス・ゴドゥノフ)
ブロニスラヴァ・ズラトゴロヴァ(アルト:フョードル)
エリザヴェータ・シュムスカヤ(ソプラノ:クセニア)
エフゲニア・ヴェルビツカヤ(アルト:クセニアの乳母)
ニカンドル・ハナーエフ(テノール:ヴァシーリー・シュイスキー公)
イリヤ・ボグダーノフ(バリトン:チェルカーロフ)
マクシム・ミハイロフ(バス:ピーメン)
ゲオルギー・ネレップ(テノール:グリゴリー・オトレピエフ(偽ドミトリー))
マリア・マクサコヴァ(メゾソプラノ:マリーナ・ムニーシェク)
ヴァシーリー・リュベンツォフ(バス:ヴァルラーム)
ヴァシーリー・ヤクシェンコ(テノール:ミサイル)
アレクサンドラ・トゥルチナ(メゾソプラノ:酒場の女主人)
イヴァン・コズロフスキー(テノール:白痴)
セルゲイ・クラソフスキー(バス:ニキーチチ)
アレクサンドル・ペレグドフ(テノール:フルシチョフ)
イヴァン・シパーエフ(バスバリトン:ミチューハ)
ボリショイ劇場合唱団&管弦楽団
ニコライ・ゴロヴァーノフ(指揮)
録音:1948年3月、モスクワ、ロシア(ソヴィエト) 発売:2003年

AQVR 180-2 2枚組 ¥2300
チャイコフスキー(1840-1893):オペラ「オルレアンの少女」
ソフィア・プレオブラジェンスカヤ(メゾソプラノ:ジャンヌ・ダルク)
ヴィターリー・キリチェフスキー(テノール:国王シャルル7世)
N・コンスタンチノフ(バス:枢機卿)
O・カシェバーロヴァ(アルト:アニェス・ソレル)
V・ルノフスキー(バリトン:デュノワ)
L・ソロミアク(バリトン:リオネル)
V・ウリヤノフ(テノール:レイモン)
I・ヤシューギン(バス:ティボー・ダルク)
I・シャシュコフ(バス:ベルトラン)
S・ヴォトシンスキー(バス:兵士)
A・マーリン(テノール:ロレー)
M・メルジェフスカヤ(アルト:天使)
N・グリシャーノフ(テノール:吟遊詩人)
レニングラード・キーロフ劇場合唱団&管弦楽団
ボリス・ハイキン(指揮)
録音:1946年、レニングラード、ロシア(ソヴィエト) 発売:2004年

AQVR 255-2 ¥1550
セルゲイ・レメシェフ 輝け、輝け、私の星 古いロシア・ロマンス集
M・ヤコヴレフ:悲歌(*)/冬の夕べ
A・グリリョフ:
鐘/別れ/別れに私は言った/御者の歌/若くかわいい年頃/流れ星
A・デュビュク:小鳥/ああ、霜、霜
A・ヴァルラーモフ:
おお、私に口づけしないで/夜明けに彼女を起さないで
長く曲がりくねった道/黙れ、カナリアよ/どんな心か?
歌うな、ナイチンゲールよ/他は夢見心地にさせておけ/メーリに
P・ブラーホフ:
デスナ川の向こう(+)/いいえ、私はあなたを愛していない(+)
かわいい瞳(+)/私の釣鐘草/輝け、輝け、私の星
セルゲイ・レメシェフ(テノール)
セルゲイ・クヌシェヴィツキー(チェロ(*))
N・ストゥチェフスキー、N・ヴァリテル、V・コーゼリ、O・トミーナ(ピアノ)
モスクワ放送民俗楽器楽団(+)
ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮(+))
録音:1940、1949、1950、1952、1953、1956、1958、1965、1974年 
発売:2005年

AQVR 260-2 ¥1550
セルゲイ・レメシェフ 私の歌はそっと願う
シューベルト、ベートーヴェン、グリーグ、モニュシュコ、リスト:歌曲集
シューベルト(1797-1828):
セレナード/音楽に寄せて/辻音楽師/鳥/収穫の歌/君はわが憩い
秘密/舟歌/さすらい(「美しい水車屋の娘」)/金細工職人
ベートーヴェン(1770-1827):歌/旅商人
グリーグ(1843-1907):
最初の出会い/春の雨/あいさつを送る/別れ/老いた母/森の小道で/夢
モニュシュコ(1819-1872):楽士/少女と鳥/花/つばめ
リスト(1811-1886):漁師の少年/おお!私が眠りにつくときには
セルゲイ・レメシェフ(テノール)
A・マカーロフ、N・ストゥチェフスキー、N・ヴァリテル、
D・レルネル(ピアノ)
録音:1947、1948、1952、1953、1954、1963、1972 発売:2005年
ロシア語訳版による歌唱。

AQVR 263-2 ¥1550
セルゲイ・ミガイ ロシア・ロマンス集
A・グリリョフ:言い訳/君とあなた
グリンカ:
告白/夜の西風/私は忘れられるだろうか
あなたは帰って来ない(デュエット)(*)/悲歌(同)(*)/私を許して(同)(*)
ブラーホフ:窓の外の木陰にちらりと
チトーフ:モルフェウスに/お守り/あなたの告白/山頂
ランゲル:遺言
ドミトリーエフ:悲歌(私の魂は萎えて)
ダルゴムイシスキー:狂おしいほどにあなたに会いたくて(デュエット)(*)
セーロフ:天国のように、あなた瞳は輝く
リムスキー=コルサコフ:
暗い森ではナイチンゲールも声を立てず/夜/
私の声をあなたのために/私は信じ、愛する
グレチャニノフ:夢想(デュエット)(*)
バラキレフ:夢/あなたの声が聞こえる/謎めいた冷たい仮面の下から
スヴィリドフ:森は深紅の衣を落とす/イジョリに近づき
セルゲイ・ミガイ(バリトン)
ゲオルギー・ネレップ(テノール(*))
N・ヴァリテル(ピアノ)
録音:1946、1947、1948、1950年 発売:2006年

AQVR 265-2 ¥1550
セルゲイ・レメシェフ ナイチンゲールがばらに歌いかけるように
20世紀ロシア・ロマンス&歌曲集
スヴィリドフ:白樺(*)
ナジェレンコ:最後の花
シャポーリン:別れ
ラーコフ:口づけ/海で(**)/悲歌(**)/セレナード(**)
モクロウソフ:私はあなたを愛している(**)
フレンニコフ:
冬の道/夕刻は消えた/ナイチンゲールがばらに歌いかけるように
宴席の歌/歌の歌/モスクワの歌/クジマのセレナード
ドン・キホーテのセレナード(以上++)
ゼルジンスキー:オペラ「開かれた処女地」から ダヴィドフのロマンス
ドゥナエフスキー:抒情的ワルツ
アガバーボフ:私はすでに大きかった
ドルハニアン:エレヴァンの夕べ(#)
リストフ:隣村で(##)
マスロフ:飛び立つな、白鳥よ(+)
レヴィチン:初雪(ワルツ)(##)
パフムートヴァ:雪娘(#)
セルゲイ・レメシェフ(テノール)
ロシア民俗楽器楽団(*/+)
ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮(*))
P・アレクセーエフ(指揮(+))
モスクワ放送軽音楽団(#)
Y・シランティエフ(指揮(#))
N・ヴァリテル(ピアノ(**))
チホン・フレンニコフ(ピアノ(++))
D・レルネル(ピアノ(無印))
不明(伴奏楽団(##))
録音:1950、1951、1954、1961、1964、1971年 発売:2005年

AQVR 266-2 ¥1550
セルゲイ・ミガイ オペラ・アリア&歌曲集
グノー:「ファウスト」から ヴァランタンのカヴァティーナ(第1幕)(*)
チャイコフスキー:
「マゼッパ」から マゼッパのアリオーソ(第1幕)(*)/同(第2幕)
「エフゲニー・オネーギン」から オネーギンのアリア(第1幕)
「スペードの女王」から エレツキーのレチタティーヴォとアリア(第2幕)
「イオランタ」から ロベルトのアリオーソ
リムスキー=コルサコフ:
「雪娘」から ミズギールのアリオーソ(第3幕)
「皇帝の花嫁」から グリャズノイのアリア(第1幕)
「クリスマス・イヴ」から ゴローヴァとソローハの場面(第2幕)(M)
ボロディン:「イーゴリ公」から イーゴリのアリア(第2幕)
ワーグナー:「タンホイザー」から ヴォルフラムのロマンス(第3幕)(+)
イタリアの歌:ぼくらの間に何が起ったのか(#)/舟歌(#)
フレンニコフ:ナイチンゲールがばらに歌いかけるように(#)
ボゴスロフスキー:モスクワへの手紙(**)
プロコフィエフ:黄金色のウクライナ(**)
ダルゴムイシスキー:婚礼(++)
グリリョフ:若くかわいい年頃(S/++)
グリンカ:メーリ(++)
タネーエフ:バッカスの歌(T/++)
グラズノフ:おお、歌よ(T/++)
グリーグ:夢(++)/単調な歌(++)
セルゲイ・ミガイ(バリトン)
ニーナ・クラーギナ(メゾソプラノ(M))
ナタリア・ロジェストヴェンスカヤ(ソプラノ(S))
ゲオルギー・ネレップ(テノール(T))
オニシム・ブロン(指揮(*))
アレクサンドル・オルロフ(指揮(+))
ニコライ・ゴロヴァーノフ(指揮(無印))
V・ウリリフ(ピアノ(#))
S・ストゥチェフスキー(ピアノ(**))
N・ヴァリテル(ピアノ(++))
録音:1937、1939、1947、1948、1951、1952年 発売:2006年
原曲がロシア語でない楽曲もロシア語訳版による歌唱です。

AQVR 268-2 3枚組 ¥3150
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):オペラ「雪娘」
セルゲイ・レメシェフ(テノール:ベレンデイ皇帝)
セルゲイ・クラソフスキー(バス:ベルミアータ)
ナジェージダ・オブーホヴァ(メゾソプラノ:春の精)
マクシム・ミハイロフ(バス:霜爺)
イリーナ・マスレンニコヴァ(ソプラノ:雪娘)
マリア・マクサーコヴァ(アルト:レーリ)
ソフィア・パーノヴァ(ソプラノ:クーパヴァ)
アレクセイ・イヴァーノフ(バリトン:ミズギール)
ヴェニアミン・シェフツォフ(テノール:ボビリ・バクラ)
マリア・レーヴィナ(メゾソプラノ:ボビリーハ)
フョードル・ゴロフキン(テノール:森の精)
ミハイル・スカージン(バス:マースレニツァ)
ボイショイ劇場合唱団&管弦楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
録音:1946年 発売:2006年

AQVR 270-2 ¥1550
セルゲイ・レメシェフ わが野の星 往年の抒情歌集
モクロウソフ:寂しきアコーディオン/曲がりくねった林道ははるかに続く
ブランテル:黄金色の小麦/子守歌/私のお気に入り(*)
ミリューチン:青い封筒(*)/アコーディオンを携えて
リストフ:思い/パルチザンの出発
ノヴィコフ:若い兵士の夢(+)/褐色の瞳の曲を奏でよ
オストロフスキー:友の新年の歌(++)
ドゥナエフスキー:道の歌
ドルハニアン:初恋
ボゴスロフスキー:
あなたはどこに、早朝/白樺/お母さん/アリョーヌシカ
わが野の星(+)/モスクワへの手紙(**)
ノヴィコフ:パルチザンの出発(別テイク)(#)
リストフ:思い(別テイク)(**)
セルゲイ・レメシェフ(テノール)
モスクワ放送ジャズ・バンド(*)
A・ツファスマン(指揮(*))
ロシア民俗楽器楽団(+)
D・オシポフ、P・アレクセーエフ(指揮(+))
モスクワ放送軽音楽団(#)
Y・シランティエフ、V・コヴァーレフ、V・クヌシェヴィツキー(指揮(無印))
S・ストゥチェフスキー(ピアノ(#))
S・ポグレーボフ(ピアノ(**))
A・オストロフスキー(ピアノ(++))
録音:1936、1939、1943、1947、1948、1950、1951、1952、1954、1959年 
発売:2005年

AQVR 286-2 ¥1550
ナジェージダ・オブーホヴァ オペラ・アリア&デュエット集
ダルゴムイシスキー:「石の客」から ラウラの歌(第1幕)(*)
チャイコフスキー:「スペードの女王」から
リーザとポーリーナのデュエット(第1幕)(+)
ポーリーナのロマンス(第1幕)(+)
リムスキー=コルサコフ:「サトコ」から
リュバーヴァのレチタティーヴォとアリア(第3幕)(#)
リュバーヴァとサトコのデュエット(第3幕)(O/#)
ムソルグスキー:「ホヴァーンシチナ」から
マルファの予言(第2幕)/マルファの歌(第3幕)
リムスキー=コルサコフ:「皇帝の花嫁」から
リュバーシャとグリャズノイの場面とデュエット(第1幕)(I/S/**)
リムスキー=コルサコフ:「雪娘」から 春の精のアリア(第4幕)(++)
ボロディン:「イーゴリ公」から
コンチャーコヴナとヴラディーミルのデュエット(第2幕)(K/**)
マスネ:「ウェルテル」から シャルロットのアリア(第3幕)(*/***)
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」から
デリラのアリア(第1幕)/デリラのアリア(第2幕)/デリラのアリア(第2幕)
ビゼー:「カルメン」から ハバネラ(第1幕)/セギディリャ(第1幕)
ナジェージダ・オブーホヴァ(メゾソプラノ)
ニコライ・オゼロフ(テノール(O))
アンドレイ・イヴァーノフ(バリトン(I))
ヴェニアミン・シェフツォフ(テノール(S))
イヴァン・コズロフスキー(テノール(K))
ボリショイ劇場管弦楽団
モスクワ放送交響楽団
サムイル・サモスード(指揮(+))
レフ・シテインベルク(指揮(#))
アレクサンドル・メリク・パシャーエフ(指揮(**))
キリル・コンドラシン(指揮(++))
アレクサンドル・オルロフ(指揮(##))
不明(指揮(無印))
M・サハロフ(ピアノ(*))
F・ルザノフ(チェロ(***))
録音:1937-1947年 発売:2006年
オーケストラの分担については記載がございません。原曲がロシア語でない楽
曲もロシア語訳版による歌唱です。

AQVR 296-2 ¥1550
セルゲイ・レメシェフ&イリーナ・マスレンニコヴァ
マスネ:オペラ・ハイライト
「マノン」から
前奏曲
クインテット(ギヨー、ブレティニー、プセット、ジャヴォット、ロゼット、
宿屋の主人)
場面(宿屋の主人、レスコー、ギヨー、合唱)/場面(レスコー、マノン)
マノンのアリオーソ
場面(合唱、レスコー、ギヨー、マノン、ブレティニー、プセット、
ジャヴォット、ロゼット)
レスコーのアリオーソ/マノンの場面/マノンのアリア/デ・グリューの場面
マノンとデ・グリューの場面とデュエット(以上、第1幕)
マノンとデ・グリューの場面とデ・グリューの夢(第2幕)(*)
マノンのアリア(第3幕)(+)/デ・グリューのアリア(第3幕)(*)
マノンとデ・グリューのデュエット(第3幕)(*)  
「ロミオとジュリエット」から
マドリガル(第1幕)(*)/ロミオとジュリエットのデュエット(*)
イリーナ・マスレンニコヴァ(ソプラノ:マノン、ジュリエット)
セルゲイ・レメシェフ(テノール:デ・グリュー、ロミオ)
イヴァン・ブルラク(バリトン:レスコー)
ヴァシーリー・ヤクシェンコ(テノール:ギヨー)
ガリーナ・サハロヴァ(ソプラノ:プセット)
ヴェーラ・グラードヴァ(ソプラノ:ジャヴォット)
ザーラ・ドルハーノヴァ(メゾソプラノ:ロゼット)
アレクセイ・コロリョフ(バス:ブレティニー)
ダニール・デミャーノフ(バス:宿屋の主人)
不明(合唱団、管弦楽団)
サムイル・サモスード(指揮(無印))
ヴァシーリー・ネボリシン(指揮(*))
アレクサンドル・ガウク(指揮(+))
録音:1948、1949、1950、1951年 発売:2006年
ロシア語訳版による歌唱です。

AQVR 297-2 ¥1550
セルゲイ・レメシェフ&イリーナ・マスレンニコヴァ アリア&デュエット集
ヴェルディ:オペラ「椿姫」から
乾杯の歌(第1幕)(*)/アルフレードとヴィオレッタのデュエット(第1幕)(+)
アルフレードのアリア(第2幕)(*)/ヴィオレッタのアリア(第3幕)(*)
アルフレードとヴィオレッタの場面、デュエットとフィナーレ(第3幕)(***/*)
プッチーニ:オペラ「ボエーム」から
ロドルフォとミミの場面(第1幕)(#)/ロドルフォのアリア(第1幕)(#)
ミミのアリア(第1幕)(#)/ロドルフォとミミのデュエット(第1幕)(#)
リムスキー=コルサコフ:
オペラ「五月の夜」から パンノチカとレフコのデュエット(第3幕)(**)
グノー:オペラ「ロミオとジュリエット」から
ロミオとジュリエットのデュエット(**)
チャイコフスキー/タネーエフ管弦楽編曲:
ロミオとジュリエットのデュエット(++)
イリーナ・マスレンニコヴァ(ソプラノ)
セルゲイ・レメシェフ(テノール)
エフゲニー・ベーロフ(バリトン(***)
タマーラ・パルフェネンコ(ソプラノ(***)
ヴィクトル・ゴルブノフ(バス(***))
不明(合唱団、管弦楽団)
シモン・サハロフ(指揮(*))
アレクサンドル・オルロフ(指揮(+))
サムイル・サモスード(指揮(#))
ヴァシーリー・ネボリシン(指揮(**))
ニコライ・ゴロヴァーノフ(指揮(++))
録音:1944、1945、1947、1948、1952、1953年
発売:2006年
原曲がロシア語でない楽曲もロシア語訳版による歌唱です。

AQVR 298-2 ¥1550
セルゲイ・レメシェフ&ヴェーラ・クドリャフツェヴァ デュエット集
ナープラヴニーク:オペラ「ドゥブロフスキー」から
マーシャとドゥブロフスキーの場面とフランス語のデュエット(第3幕)(*)
マーシャとドゥブロフスキーの場面とデュエット(第4幕)(*)
チャイコフスキー:
オペラ「イオランタ」から イオランタとヴォデモンのデュエット(+)
グノー:オペラ「ファウスト」から
マルグリートとファウストのデュエット(第2幕)(#)
マスネ:オペラ「マノン」から マノンとデ・グリューのデュエット(第3幕)(**)
ワーグナー:
オペラ「ローエングリン」から
エルザとローエングリンのデュエット(第3幕)(++)
チャイコフスキー:情熱は過ぎ去り(++)
ヴェーラ・クドリャフツェヴァ(ソプラノ)
セルゲイ・レメシェフ(テノール)
アレクセイ・イヴァーノフ(バリトン(*))
P・モケーエフ(バス(*))
不明(管弦楽団(*/+/#)
P・スラヴィンスキー(指揮(*))
サムイル・サモスード(指揮(+))
ヴァシーリー・ネボリシン(指揮(#))
N・ミローノフ(ピアノ(**))
D・レルネル(ピアノ(++))
録音:1952、1954、1957、1960、1966年 発売:2007年
特記以外、原曲がロシア語でない楽曲もロシア語訳版による歌唱です。

AQVR 299-2 2枚組 ¥2300
チャイコフスキー(1840-1893):オペラ「イオランタ」
ボリス・ブガイスキー(バス:レネ王)
グラフィーラ・ジューコフスカヤ(ソプラノ:イオランタ)
パンテレイモン・ノルツォフ(バリトン:プロヴァンス公ロベルト)
グリゴーリー・ボリシャコフ(テノール:ブルゴーニュ伯ヴォデモン)
アレクサンドル・バトゥーリン(バリトン:エブン=ハキア)
アレクサンドル・ホッソン(テノール:アリメリク)
ミハイル・ソロヴィヨフ(バス:ベルトラン)
マリア・レーヴィナ(アルト:マルタ)
カピトリーナ・ラチェフスカヤ(ソプラノ:ブリギッタ)
バーシャ・アンボルスカヤ(メゾソプラノ:ラウラ)
ボリショイ劇場合唱団&管弦楽団
サムイル・サモスード(指揮)
録音:1940年 発売:2007年

AQVR 307-2 ¥1550
マルク・レイゼン ロシア&ウクライナ歌曲集
おお、ヴォルガよ(*)/ジグリで(*)/私はヴォルガ上空を飛んだ(*)
霧が谷を這う(*)/丘の上の高い所に(+)
歌え、グースリ(ティーデマン作曲)(#)
マーシャは川の向こうへ行くことを止められている(グラズノフ編曲)(#)
音を立てて吹き(ソコロフ作曲)(#)/ピーテル街道に沿って(++)
さらば、喜びよ(**)
亜麻を紡ぐのは若者の誉れか(サフノフスキー作曲)(P*)/ヴォルガの舟歌(##)
タラスのアリオーソ(ルイセンコ作曲、
オペラ「タラス・ブーリバ」第2幕から)(***)
空で私は驚く(P+)/どこをさすらうのか、私の運命よ(###/P#)
船乗りたち(K・ヴィリボア作曲)(###/++)/はやぶさ(モクロウソフ作曲)(+++)
誓いの石(モクロウソフ作曲)(+++)
マルク・レイゼン(バス)
イヴァン・コズロフスキー(テノール(###))
ロシア民俗楽器楽団
N・ネクラーソフ(指揮(*)) A・チホミーロフ(指揮(+))
Y・ミルキン(指揮(#)) P・アレクセーエフ(指揮(**))
不明(指揮(++))
ボリショイ劇場管弦楽団(##)
モスクワ放送交響楽団(***)
アレクサンドル・オルロフ(指揮(##/***))
モスクワ放送歌謡アンサンブル(+++)
B・アレクサンドロヴァ(指揮(+++))
N・ヴァリテル(ピアノ(P*))
A・マカーロフ(ピアノ(P+))
P・ニキーチン(ピアノ(P#))
録音:1937、1940、1942、1948、1951、1952年 発売:2009年




<IRINA ARKHIPOVA FOUNDATION>
ZV 12-03162 ¥1550
イリーナ・アルヒーポヴァ&ヴラディスラフ・ピアフコ 
オペラ・デュエット集
ヴェルディ(1813-1901):「トロヴァトーレ」から(*)
アズチェーナの場面と語り-アズチェーナとマンリーコの場面とデュエット
アズチェーナとマンリーコの場面とデュエッティーノ
ヴェルディ:「アイーダ」から アムネリスとラダメスの場面とデュエット
マスカーニ(1863-1945):「カヴァレリア・ルスティカーナ」から
サントゥッツァとトゥリッドゥの場面とデュエット(+)
ビゼー(1838-1875):「カルメン」から フィナーレ(+)
ムソルグスキー(1839-1881):「ボリス・ゴドゥノフ」から 泉のほとりの場面
イリーナ・アルヒーポヴァ(メゾソプラノ)
ヴラディスラフ・ピアフコ(テノール)
キーラ・レオーノヴァ(メゾソプラノ(+))
ボリショイ劇場管弦楽団
ボリス・ハイキン(指揮(*))
マルク・エルムレル(指揮(*以外))
録音:データ記載なし、モノラル 発売:2003年
イリーナ・アルヒーポヴァ(1925-2010)とヴラディスラフ・ピアフコ(1941-)の
私的録音アーカイヴからCD化されたものです。原語歌唱。




<JMR>
JMR 009 ¥1550
聞いて!私を覚えていて… レールモントフの詩による声楽作品集 Vol.1
メリク=パシャーエフ、キュイ、シャーシナ、リムスキー=コルサコフ、
バラキレフ、ヴァルラーモフ、ルビンシテイン、エフィーモフ、レーヴィナ、
ヴィエリゴルスキー、ダルゴミュイシスキー、コーセンコ、アレンスキー、
グリリョフ、コチュベイ、ブルーメンフェリト、スペンディアロフ、
ストローク、エヴラーホフ、チシチェンコの作品(全31曲)
オリガ・コンディナ、カリーナ・リシツィアン、
オリガ・ペトルセンコ(ソプラノ)
ザーラ・ドルハーノヴァ、ルザンナ・リシツィアン、
オリガ・ヤーコブレヴァ(メゾソプラノ)
ユーリー・グリャーエフ、パーヴェル・リシツィアン、
ドミートリー・ヤンコフスキー(バリトン)
ヴラディーミル・アレクサンドロヴィチ、ヴラディーミル・ミレール(バス)
様々な伴奏者
録音:1950、1951、1953、1958、1981、1993、2000、2004、2005年、
一部データ記載なし
発売:2006年
Vol.1: JMRCD 010(ご案内済み)。

JMRCD 011-012 2枚組 ¥2300
ヴォーチェ パーヴェル・リシツィアンの芸術 Vol.1
グラズノフ(1865-1936):東洋風ロマンス
バラキレフ(1836-1910):私のところに来て
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
高嶺に吹く風もなく Op.43 No.2
砕け、打ち寄せ、飛び散る波 Op.46 No.1/使い Op.4 No.2
オペラ「不死身のカシチェイ」から イヴァン・コローレヴィチ王子のアリア
シューベルト(1797-1828):「白鳥の歌」D.957 から 影法師
シューマン(1810-1856):「詩人の恋」Op.48 から 私は恨むまい
マスネ(1842-1912):オペラ「ラオールの王」から 王のアリア
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「エルナーニ」から ドン・カルロスのアリア
ゲオルギー・ゴート(1861-1917):セレナード(+)
トスティ(1846-1916):セレナータ(+)
ボリス・ケイリ:(19世紀):セレナード(+)
アルメニア民謡:つばめ
ルビンシテイン(1829-1894):オペラ「ネロ」から ヴィンデクスの婚礼の歌
録音:1948年3月15日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ
ボロディン(1833-1887):遠い祖国の岸へ/間違った音符
リムスキー=コルサコフ:
砕け、打ち寄せ、飛び散る波 Op.46 No.1
オペラ「不死身のカシチェイ」から イヴァン・コローレヴィチ王子のアリア
バラキレフ(1836-1910):私のところに来て
ラフマニノフ(1873-1943):
心の底にはあまたの響きが Op.26 No.1/夜の静けさに Op.4 No.3
チャイコフスキー(1840-1893):オペラ「スペードの女王」Op.68 から
エレツキーのアリア「あなたを愛しています」(第2幕)
ルビンシテイン:ミルザー・シャフィによる12のペルシャの歌 から
泡立つクール川の逆巻く波
チャイコフスキー:
オペラ「マゼッパ」Op.69 から
マゼッパのアリオーソ「おお、マリア」(第2幕)
ルビンシテイン(1829-1894):オペラ「ネロ」から ヴィンデクスの婚礼の歌
チャイコフスキー:
和解 Op.25 No.1/騒がしい舞踏会の中で Op.38 No.3
/狂おしい夜 Op.60 No.6
録音:1949年4月10日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ
チャイコフスキー:(*)
もう部屋の灯は消えた Op.63 No.5/私は窓を開けた Op.63 No.2
おお、あなたがそうできたら Op.38 No.4/涙は震える Op.6 No.4
灼熱の灰のあるごとく Op.25 No.2/恐ろしいひととき Op.28 No.6
セレナード Op.63 No.6
オペラ「マゼッパ」Op.69 から
マゼッパのアリオーソ「おお、マリア」(第2幕)
ただ憧れを知る者だけが Op.6 No.6/なぜ Op.28 No.3
おお、あなたが知っていたら Op.60 No.3/夜 Op.73 No.2/死 Op.57 No.5
一度だけでもわかってほしい Op.16 No.3
再び、前のように、ただ一人 Op.73 No.6/暗い日に Op.73 No.5
私たちは一緒に座っていた Op.73 No.1
オペラ「スペードの女王」Op.68 から
エレツキーのアリア「あなたを愛しています」(第2幕)
ドン・フアンのセレナード Op.35 No.1
オペラ「イオランタ」Op.69 から ロベルトのアリオーソ(第1幕)
オペラ「エフネギー・オネーギン」Op.24 から
オネーギンのアリオーソ「あれがほんとうにタチアーナなのか」
録音:1951年2月24日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ
パーヴェル・リシツィアン(バリトン)
マトヴェイ・サハロフ(ピアノ(*以外))
ボリス・アブラモヴィチ(ピアノ(*))
イーゴリ・ソロドゥエフ(ヴァイオリン(+))
ボリス・レーントヴィチ(チェロ(+))
発売:2006年




<Grand Piano>
新レーベル「Grand Piano」をご紹介します。知られざるピアノ作品にスポット
を当てることを目的に、2012年に発足するレーベルです。世界初録音を含むレ
アなピアノ作品を中心に、年に15タイトル程のペースで新譜がリリースされる
予定です。2012年ににリリースされるタイトルのジャケットデザインは、ノル
ウェー出身の新鋭画家グロー・トルセン氏が担当します。

GP601 \1750
サン=サーンス:ピアノ作品全集第1集練習曲全集
1-8. 6つの練習曲 Op.52
(第1番前奏曲 /第2番指の独立のための /第3番前奏曲とフーガヘ短調/第4番
リズムの練習曲 /第5番前奏曲とフーガイ長調 /第6番ワルツ形式の練習曲 )
9-15. 6つの練習曲 Op.111
(第1番長 3度と短 3度/半音階奏法 /前奏曲とフーガ/ラ・パルマの鐘/半音階的
長 3度/第5協奏曲のフィナーレによるトッカータ)
16-21.左手のための 6つの練習曲 Op.135
(第1番前奏曲 /第2番フーガのように /第3番無窮動 /第4番ブレー /第5番悲歌
/第6番ジグ )
ジェフリー・バールソン(ピアノ)
録音 2011年1-2月
フランスのロマン派音楽の発展に素晴らしい貢献を果たしたはずなのに、なぜ
か現代ではあまり評価されていないサン=サーンス(1835-1921)。でも、彼のピ
アノ曲には、まさに「フランスのエスプリ」がたっぷり詰まっていることをご
存知でしょうか?とりわけ、この3つの練習曲集には、きらめく繊細さと素晴ら
しい技巧性が溢れていて、演奏家にとっても、聴き手にとっても、いろいろな
意味で興味を引くものとなっています。Op.52の第6番「ワルツ形式の練習曲」
に見られる、華々しい技巧と美しいメロディは、とても「サロン風の音楽」な
どとは言えないほどの迫力と演奏効果を持っています。ピアニストはジェフリ
ー・バールソン。北米を中心に活躍する彼は、ジャズも得意であり、このサン
=サーンスでも、独特の間合いを感じさせるユニークな演奏を披露しています。

GP602 \1750
ラフ:ピアノ作品集第1集
1-12.春の便り Op.55
(冬の休息/春間近/誓い/気ぜわしく/アプローチ /混乱/非難/よそよそしい/
良いしらせ/再び 2人に/休みなし /夕べ)
13-15. 3つのピアノ独奏のための小品 Op.74
(第1番バラード /第2番スケルツォ /第3番変容 )
16.幻想曲ロ短調 WoO.15A※世界初録音
チャ・グエン(ピアノ)
録音 2011年1月28-29日UK ウィアストン・コンサート・ホール
今では、ヴァイオリンの小品「ラフのカヴァティーナ」のみが知られるドイツ
の作曲家、ヨアヒム・ラフ(1822-1882)。若い頃はリストの助手として、晩年は
マクダウェルの師として音楽界に貢献し、数多くの作品を残していますが、そ
のほとんどは現在忘れられてしまい、前述のカヴァティーナがかろうじて残っ
ていると言っても過言ではありません。このアルバムでは、彼の知られざるピ
アノ曲に光をあてています。全てが世界初録音であり、聴きすすむごとに「こ
んなに良い曲があったのか」と驚かれる人も多いことでしょう。ベトナムのピ
アニスト、チャ・グェンの共感溢れる演奏です。

GP603 \1750
ワインベルク :ピアノ作品全集第1集
1-4.ソナタ第1番 Op.5/5.子守歌 Op.1/6-9.ソナタ第2番 Op.8
10-11.2つのマズルカ Op.10/12-14.ソナタ Op.49bis ※5.10-14…世界初録音
アリソン・ブリュースター・フランツェッティ(ピアノ)
録音 2009年11月23-25日,2010年6月25-26日
アメリカケーン・ユニバーシティ ,
ジーン&シェリー・エンロウ・リサイタル・ホール
ポーランドで生まれソ連に亡命したワインベルク(1919-1996)は、ショスタコー
ヴィチの友人として、また晦渋な作風の無伴奏弦楽曲、及び弦楽四重奏曲の作
曲家として知られています。このシリーズではそんなワインベルクのピアノ作
品の全集化に取り組みました。第1集に収録されているのは、比較的初期の作品
で、子守歌、マズルカ、ソナタ Op.49bis(原曲 1950年に作曲されたソナチネ…
ショスタコーヴィチに献呈…1978年に改定 )は世界初録音となります。2008年
のグラミー賞にノミネートされたピアニスト、フランツェッティは、ラヴェル
を始めとした近代物と、ロシア物を得意とする人です。

GP604 \1750
シュルホフ :ピアノ作品集第1集
1-8.ピアノのためのパルティータ Wv63
(タンゴ・ディ・フォックス/ジャズのように/タンゴ-ラグ/テンポ・ディ・
フォックス・ア・ラ・ハワイ/ボストン/テンポ・ディ・ラグ/タンゴ/シミー・
ジャズ)
9.スージー-フォックス・ソング WV124
10-14.左手のための組曲第3番 WV80
(プレリュード/エア/ジンガーラ /インプロヴィザツィーネ/フィナーレ)
15-31.ドリア調の自作主題による変奏曲とフーガ Op.10 WV27
キャロリン・ヴァイヒェルト(ピアノ)
録音 2011年3月36-30日ドイツハンブルク音楽演劇大学
48年という、決して長くはない生涯の間に、エルヴィン・シュルホフ(1894-
1942)は幅広い音楽スタイルを吸収しました。ジャズやタンゴ、フォックスト
ロット(ダンス音楽の一種)、はたまた実験音楽など、どれもにたっぷり趣向が
凝らされ、興味深い筆致で描かれています。そんなシュルホフの作風を端的に
知りたい人にオススメが、ここに収録されている「ピアノのためのパルティー
タ」です。さまざまな表情を持つ 8つの曲は一度聴いたら病みつきになるほど、魅
力たっぷりです。ドビュッシーの影響を受けたと言われる「変奏曲とフーガ」、
斬新な「左手のための組曲」。カプースチンとは違うジャズ・テイストの音楽
をお楽しみください。




<LPO>
LPO-0060 \1750
ラヴィ・シャンカル:交響曲
1.Allegro-Kafi Zita/2.Lento-Ahir Bhairiav/3.Scherzo-DoGa Kalyan
4.Finale-Benjara
アヌシュカ・シャンカル(シタール)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
デヴィッド・マーフィー(指揮)
録音 2010年7月1日
ロンドン サウスバンク・センター,ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
インドが誇る偉大なるミュージシャン&シタール奏者、ラヴィ・シャンカル
(1920-)のオリジナル作品。シャンカルはこの交響曲の構想を何十年にも渡って
練っていたと言い、用いた形式は西洋音楽のものですが、脈打つ精神はインド、
もしくは宇宙そのものです。西洋文化から啓示を受け、また多くのミュージ
シャンとも交流があり、フィリップ・グラス、ジョージ・ハリスンなどに影響
を与えたシャンカルの音楽は、グラスの作品ともまた違う不思議な高揚感を聴
き手に齎します。LPOとシャンカールは80年代にも「Raga Mala」を録音してい
ますが、当アルバムでシタールを演奏するのは彼の娘、アヌシュカ・シャンカ
ールであり、次世代への受け渡しという面でも感慨深いものがあります。マー
フィー率いるLPOも、普段とは違った味わいの音楽を聞かせてくれます。

LPO-0059 \1750
ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」
ジョン・オールディス合唱団/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
録音 1979年11月6日
ロンドン サウスバンク・センター,ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
ハイティンクは1967年から1979年までロンドン・フィルハーモニーの首席指揮
者であり、10年以上に渡ってイギリスの聴衆に上質の演奏を提供してきました。
彼はベートーヴェンを始め、マーラーやショスタコーヴィチ、ヴォーン・ウィ
リアムズなど数多くの作曲家の作品をレパートリーに持つことで知られていま
すが、実はラヴェルも相当お気に入りで、コンセルトへボウ、ボストン交響楽
団との録音が広く知られています。彼の魅力あふれる解釈は、ラヴェルの音楽
に新しい光を当てるもので、この1979年のライヴも、当時「穏健な指揮者」と
してのイメージが強かったハイティンクの真の姿を伝えるものとなるでしょう。

LPO-0061 \1750
ベートーヴェン:荘厳ミサ曲
アン・シュヴァネヴィルムス(ソプラノ)/アネッテ・ヤーンズ(ソプラノ)
ニコライ・シューコフ(テノール)/ディートリッヒ・ヘンシェル(バス)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
録音 2008年10月18日
ロンドン サウスバンク・センター,ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
全編練りに練られた対位法が際立つ重厚で輝かしい音楽が耳に残りますが、あ
まりにも畏れ多いのか、なかなか「第九」ほどの人気を集めるところまでには
行きませんが、このエッシェンバッハによる演奏で、崇高さと爽快さを併せ持
つベートーヴェンの再認識ができるのではないでしょうか?

<ECM>
4764755 ¥2180
ジェズアルド:マドリガーレ集第5巻(5声のための)
1:歌って楽しみなさい/2:見つめなければ私は死なないが
3:行け、わがため息よ/4:とてもいとしいわが命のひとよ
5:ああ、痛ましい喜び/6:いとしい方よ、愛の甘い「ああ」という言葉は
7:いとしいひとの目に宿り/8:もし私の悲しみがあなたを悲しませるのなら
9:わが心の命であるまなざしよ/10:命のひとから離れる者は
11:情けをと私は泣きながら叫ぶのだが
12:ああ、お前たちはあまりにもしあわせ
13:恋人たちよ、競い合って急ぎなさい/14:美しい目をふきなさい
15:お前は私を殺す/16:ああ、美しい胸を覆ってほしい
17:悲しく涙もろい私の気質に(第1部)/18:けれど、私を死へと導く(第2部)
19:ああ、暗い日よ/20:もしお前が逃げるなら
21:あなたを愛しています、私の生命よ
ヒリヤード・アンサンブル
[モニカ・マウフ(Sp), デイヴィッド・ジェームズ(C-T),
デイヴィッド・グールド(C-T), ロジャーズ・カヴィ=クランプ(T),
スティーヴン・ハロルド(T), ゴードン・ジョーンズ(Br)]
[録音] 2009年11月23-25日, ザンクト・ゲロルト修道院、オーストリア
(デジタル:セッション)
ジェズアルドはルネサンス後期のイタリアの貴族で、作曲家兼リュート奏者。
シュニトケのオペラの題材に採り上げられたことでも知られ、不貞を働いた
妻とその相手を殺害し逃亡した逸話は特に有名でしょう。ヒリヤード・アン
サンブルによるジェズアルド第2弾となる当アルバムは、ジェズアルドの6巻
からなる「5声のマドリガル集」から「第5巻」を収録。この曲集は1611年に
出版されたもので、全21曲で構成されています。独創的な和声と半音階、リ
ズムの対比が駆使されており、旧来型の「第1作法」とは別スタイルの、モン
テヴェルディが呼んだ新作曲法いわゆる「第2作法」に属するものです。特に
その表現主義的半音階書法と、他の作曲者以上に不協和音を多様に取り入れ
ているのが特徴的です。特にヒリヤード?アンサンブルの表現力豊かな歌声は、
この作品の「贅沢かつ堕落的エロティシズムと、自己犠牲とのコントラスト」
をみごとに想起しえるアンサンブルです。

4764641 ¥2180
ダリオ・カステッロ(?-1630?):
『現代的なソナタ・コンチェルターテ第1巻』より
「ソナタ第7番」「ソナタ第8番」
『現代的なソナタ・コンチェルターテ第2巻』より
「ソナタ第1番」「ソナタ第7番」「ソナタ第2番」「ソナタ第8番」
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ(1589-1630?):
「ソナタ第2番」「ソナタ第9番」「ソナタ第3番」「ソナタ第10番」
「ソナタ第5番」「ソナタ第12番」「ソナタ第6番」
ジョン・ホロウェイ(バロック・ヴァイオリン)
ジェーン・ガウアー(ドゥルシアン)
ラース・ウルリク・モルテンセン(チェンバロ)
[録音] 2008年6月15-17日, ザンクト・ゲロルト修道院、オーストリア
(デジタル:セッション)
ヴェネツィアで管楽器奏者として活躍したこと以外ほとんど知られていない
作曲家カステッロ。1621年と1629年にそれぞれ出版された「現代的なソナタ
・コンチェルターテ」は、初期のソナタの実態を知る上で重要な作品です。
これらは通奏低音付の1-4声のための曲集で、ここに収録されたソナタはその
うち1-2声のもの。ホロウェイの限りなく美しいバロック・ヴァイオリン。
バロック・ファゴットの前身であるドゥルシアンで、これらの重要な作品の
美しい主旋律をまるでバリトン歌手のように歌うジェーン・ガウアー。コン
チェルト・コペンハーゲンの音楽監督としても活躍するモンテルセンの通奏
低音は、感情的というよりは主旋律楽器に寄り添うように、繊細な和音を効
果的に付け足すことで、美しい響きの空間を作り出すことに成功しています。

4764501 ¥2180
ガース・ノックス/『サルタレッロ』
1:『Black Brittany(ヴィオラ・ダモーレとチェロのための)』
(原曲:民謡/「Black is the Colour」&Johnny Cunningham/
「Leaving Brittany」)
2:『パーセル:束の間の音楽』(ヴィオラ・ダモーレとチェロのための編曲版)
3:『ヴィヴァルディ:ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ニ短調RV.393』
(ヴィオラ・ダモーレとチェロのための編曲版)
4:『ガース・ノックス:Fuga libre(ヴィオラ・ソロのための)』
5:『Ave, generosa - Complainte ‘Tels rit au main au soir pleure’
(フィドルとパーッカションのための)』
(原曲:ヒルデガルト:フォン・ビンゲンとギョーム・ド・マショーの作品より)
6:『カイヤ・サーリアホ:Vent Nocturne
(ヴィオラとエレクトロニクスのための)』
7:『3つの舞曲(フィドルとパーッカションのための)』
(原曲:14世紀の作者不詳の作品による)
8:『Pipe, harp and fiddle(フィドルとパーッカションのための)』
(原曲:民謡「Port na bPucai」「Chanter’s Song」
「Star of the County Down」による)
ガース・ノックス(ヴィオラ, ヴィオラ・ダモーレ, 中世フィドル, 編曲)
アニエス・ヴェスターマン(チェロ)
シルヴァン・ルメートル(パーカッション)
[録音] 2009年12月5&6日,
ルガーノ・スイス・イタリア語放送オーディトリアム
(デジタル:セッション)
アルディッティ弦楽四重奏団のヴィオラ奏者として活躍し、ブーレーズ率い
る現代音楽集団アンサンブル・アンテルコンタンポランにも参加していたガ
ース・ノックス。このアルバムは、彼がひく18世紀初頭に活躍したヴィオラ
・ダモーレとヴィオラ、中世フィドルの弦楽器ソロと、チェロまたはパーカ
ッションのための作品を収録。今回は、民謡や中世の舞曲や歌曲、バロック
音楽や伝統的なケルトの作品を、彼独自の現代的編曲。そしてサーリアホが
ガース・ノックスのために献呈した、グリッサンドの多用と呼吸によってエ
レクトロニック表現された作品も収録され、オリジナリティあふれる斬新な
プログラムで驚かせます。『私の楽器のそれぞれ-中世のフィドル、ヴィオ
ラ・ダモーレとヴィオラ-のための独自の視点と音の世界をもたらし、それ
に対応するパートナー(フィドル&パーカッション、ヴィオラ・ダモーレ&チェ
ロと、ヴィオラ&エレクトロニクス)によって現代においてすべてを共有する
ことです。現在までのこれらの作品をこのように現代に蘇らせることで、そ
の固有の性質を破壊することなく、今ここでそれらを探索することなのです』
と、ガース・ノックスは語っています。




<TELARC>
TEL 33223
J.S.バッハ:トッカータ ホ短調 BWV830
J.S.バッハ:シンフォニア
第2番(BWV788)、第11番(BWV797)、第5番(BWV791)、第6番(BWV792)
ヘンデル:組曲第7番 HWV432
クープラン:第26組曲-病み上がりの女、ソフィ、とげのある女、パントマイム
ヴァイス:組曲第14番
デイヴィッド・ラッセル(ギター)
驚異的なテクニックを基礎として、歌心あふれる演奏を聴かせるデイヴィッド・
ラッセルが新たに挑んだのはバロック作品の数々。彼がもっとも身近に感じ大切
にしてきたバッハやヘンデルなどの作品を厳選し、丁寧に歌い上げています。終
曲のヴァイスはラッセルが長きにわたってコンサートなどでもレパートリーとし
て頻繁に取り上げてきた佳曲であり、多くのギタリストが愛奏する作品のひとつ
です。

TEL 32927
ドヴォルザーク
チェロ協奏曲 ロ短調
交響詩「水の精」 Op.107
序曲「自然の中で」 Op.91
ズイル・ベイリー(チェロ)
準メルクル指揮
インディアナポリス交響楽団
録音:2011年2月3-5日 インディアナポリス (ライヴ)
繊細なタッチとあふれる歌心が魅力のピアニスト、シモーネ・ディナースタイン
との共演によるベートーヴェンで見事な演奏を聴かせ、2010年にリリースした
バッハの無伴奏組曲では発売するやビルボード・クラシック・チャートのトップ
に躍り出たたチェロ界の才人、ズイル・ベイリーの新録音は真っ向勝負のドヴォ
ルザーク。




<DELOS>
DE 3410 ¥2080
マーガレット・ルスヴェン・ラング:歌曲集第2集 
New Love Must Rise
【The Garden】
「On an April Apple Bough」「Before My Lady’s Window, Op.19, No.4」
「In the Greenwood, Op.19, No.2」「In a Garden」
「The Bird, Op.40, No.3」「Nameless Pain」「Northward, Op.37, No.6」
「My Garden, Op.28, No.3」「I Knew the Flowers Had Dreamed of You」
【The Twilight】
「Song in the Songless, Op.38, No.4」「In the Twilight」
「An Even Psalm, Op.46, No.1」「The Harbor of Dreams, Op.7, No.3」
「In the Night, Op.39, No.3」
【Nonsense Rhymes & Pictures op. 42 & 43(Edward Lear)】
「There was an Old Man of Dumbree」「There was a Young Lady in Blue」
「There was a Lady of Parma」「There was an Old Person of Jodd」
「There was a Young Lady in white」
「There was a Young Lady whose eyes」
【Tomorrow and a Lullaby】
「To-Morrow, Op.39, No.7」「Lydia, Op.32, No.2」
「A Thought, Op.37, No.1」「Lied der Nebenbuhlerin Lament, Op.6, No.3」
「An Irish Mother’s Lullaby, Op.34」「Night, Op.7, No.1」
ドナルド・ジョージ(T) 
ルーシー・マウロ(P)
マーガレット・ルスヴェン・ラング[1867-1972]は、メジャー・オーケストラ
(ニキシュ指揮のボストン響)に作品を演奏されたアメリカ女性初の作曲家です。
ミュンヘンで学び、リスト、ワーグナー、ドヴォルザーク、パデレフスキとい
った後期ロマン派の系譜に連なる彼女の美しい歌曲の数々は、歴史的にも重要。
高い評価を得ている実力派テノール、ドナルド・ジョージの巧みな歌唱でお届
けします。

DE 3417 ¥2080
《ダ・カーポ・ブラス》
『ロルフ・ウィルヘルム:金管五重奏曲』
『バッハ:小フーガ ト短調(ロナルド・ロム編)』
『デイヴィッド・ボールドウィン:オールの朝食のための音楽』
『インゴ・ルイス:パラヴァン』
『ジャスティン・D・ライト:プロータゴリスト』
『R・ケヴィン・ポール:アパラチア聖歌』
『ジェームズ・カーナウ:金管五重奏、オルガンと打楽器のための歓喜』
ダ・カーポ・ブラス 
[Luke Boudreault(Tp); Steve Sutton(tp); Mary Pritchett Boudreault(Hr);
Paul Pietrowski(Tb); Brent Harvey(Tuba)]
ノースカロライナ州に拠点を置くダ・カーポ・ブラスは、クラシックからジャ
ズ、ルネッサンスから現代音楽、ゴスペルなどジャンルを飛び越え、聴衆との
垣根を無くすために教会、美術館、クラブ、学校などアクティブな活動を行っ
ており、各方面から高い評価を得ています。

DV 7006(DVD-Video) ¥2280
ディミトリー・ホロストフスキー/イン・モスクワ
ヴェルディ:
『歌劇「エルナーニ」より「偉大な神よ!奴らはこの大理石の墓の上で」』
『歌劇「ドン・カルロ」より「おおカルロ、聞いて下さい」』
『歌劇「仮面舞踏会」より「わたしは死んでまいりましょう。でも,その前に
この願いを」「おまえであったのか、この魂を」』
『歌劇「トロヴァトーレ」より「対決のシーン」』
グノー:『歌劇「ファウスト」より「この土地を去る前に」』
本編42分+ボーナス・トラック16分
(ボーナス:オルベリアン インタビュー映像)
ディミトリー・ホロストフスキー(Br)
ソンドラ・ラドヴァノフスキー(Sp)
コンスタンティン・オルベリアン(指揮)
フィルハーモニア・オブ・ロシア
収録:2008年6月:ライヴ
ホロストフスキーとラドヴァノフスキーという、現代最高のヴェルディ歌手の
夢の共演!モスクワでのライヴがDVDで登場です。『エルナーニ』『トロヴァ
トーレ』『仮面舞踏会』の感動的なアリアやデュエットや、それぞれの十八番
である『カルロ、聞け』や『グノーのファウスト』からも収録。名匠オルベリ
アンが指揮するフィルハーモニア・オブ・ロシアの誠実な伴奏に乗せて、2人
の魅力をご堪能いただけます。




<MD+G>
94017376(SACD-Hybrid) ¥2950
ツァハリアス/モーツァルト:ピアノ協奏曲集Vol.8
モーツァルト:
『ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491』
『ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503』
〔ハイブリッドSACD仕様(SACD:Stereo, SACD:5.1ch, CD:Stereo)"
クリスティアン・ツァハリアス(P&指揮)
ローザンヌ室内管弦楽団
録音:2011年4月(K.491), 1999年5月(K.503),
ローザンヌ、メトロポール(デジタル:セッション)
着々と進行しているツァハリアス&ローザンヌ室内管の、モーツァルトのピア
ノ協奏曲全集Vol.8。交響的に充実した書法と劇的なパトス表現によって、ベ
ートーヴェンに接近したと評される「24番」。雄大なスケールと「絶望的な情
熱のあとでの必然的な自己確認、勝ち取られた勝利」とアインシュタインが示
した傑作の「25番」を収録。モーツァルト演奏に対する技術的適正を考え抜き、
音色やアーティキュレーションだけでなく技巧的装飾音を試みています。爽や
かで生き生きとした演奏というだけでなく、美音による詩的情景を描いていき
ます。

60917332 3枚組 ¥3980
グルック:歌劇「クレリアの勝利」(全曲)
エレーヌ・ル・コール(Sp:クレリア)
マリー=エレン・ネシ(Ms:オラツィオ)
イリーニ・カライアンニ(Ms:タルクィニオ)
ブルク・ウヤール(Sp:ラリッサ)
ヴァッシリス・カヴァヤス(T:ポルセンナ)
フロリン・セサル・オウアトゥ(C-T:マンニオ)
ジュゼッペ・ゾギスモンド・デ・リジオ(指揮)
アルモニア・アテネア(ピリオド楽器使用)
録音:2011年7月13-19日, メガロン・アテネ・コンサートホール
(ディミトリ・ミトロプーロス・ホール)(デジタル:セッション)
ボローニャ初演250年記念
世界初録音
このグルックのオペラは1763年に作曲され、現ボローニャ市立劇場でグルック
自身の指揮でこけら落としを飾った作品です。このオペラの台本を書いたのは
オペラ・セリアでは最も著名なイタリアの作家ピエトロ・メタスタージオ。彼
の作品は特に熟練したソプラノとカストラートのために書かれており、心理的
な面を重視したオペラが流行する直前のものだったようです。グルックもこの
オペラ以降ヴィルトゥーゾ的な歌唱から大きく変革を遂げていきます。ボロー
ニャで電子音楽を学びイタリア・オペラも得意とするジュゼッペ・ゾギスモン
ド・デ・リジオは、ピリオド楽器アンサンブルを起用しつつ、感情的・叙情的
・ロマンチックさを見事に表現しています。

60317362 ¥2080
ユトレヒト四重奏団/グラズノフ:弦楽四重奏曲集Vol.5
グラズノフ:
『弦楽四重奏曲第1番ニ長調Op.1』
『弦楽四重奏曲第7番ハ長調Op.107「過ぎ去りし日々へのオマージュ」』
ユトレヒト弦楽四重奏団
[Eeva Koskinen(Vn), Katherine Routley(Vn).
Joel Waterman(Va), Sebastian Koloski(Vc)]
録音:2011年6月27-29日(デジタル:セッション)
ハイドンからアバンギャルドまで幅広いレパートリーを誇るオランダの実力派、
ユトレヒト弦楽四重奏団が着々と進行しているグラズノフ全集の第5弾。弦楽
四重奏曲と題された作品の最初と最後の作品が収録されています。「第1番」
は、グラズノフがまだ16-17歳の時に作曲された作品です。粗野的なロシアの
民族性と美しいメロディーによる悲歌が印象的。「第7番」は、パリで書かれ
た晩年65歳の作品。数少ないタイトルが付いている作品で、後のショスタコー
ヴィチなどの作曲手法を拒絶し、最終楽章では昔を思い出させるような壮大な
ドラマが閉じられていきます。

61316402 ¥2080
ヨーゼフ・マティアス・ハウアー:『エチュード(Study) Op.22』
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー(P)
録音:2010年3月26日
マリエンミュンスター修道院(デジタル:セッション)
ヨーゼフ・マティアス・ハウアーは、20世紀前半に活躍したオーストリア出身
の作曲家、音楽理論家です。彼は、十二音技法と呼ばれる新しい作曲技法を発
展させるきっかけを作った人物として有名です。独学で音楽を学び、音楽教師
をしながら作曲を続けていました。シェーンベルクとは異なった独自の12音技
法を開拓したのです。それは、トローベと呼ばれる44通りの12の音の配列組み
合わせによっています。その理論の成立は、古代中国思想の影響によるものだ
ったようです。ジョン・ケージ全集などジャズから現代音楽を専門としている
シュライエルマッヒャーは、すでにハウアーの作品を手がけています。計算さ
れた独特の12音技法を、彼は見事な強弱和音を使い分けて、鮮烈な音を響かせ
ていきます。

3083782 ¥2080
※再発売 1991年発売で既に廃盤になっていた商品の復活です
ボッケリーニ:
弦楽三重奏曲集Op.14(全6曲)
『ヘ長調Op.14-1,G.95』『ハ短調Op.14-2,G.96』
『イ長調Op.14-3,G.97』『ニ長調Op.14-4,G.98』
『変ホ長調Op.14-5,G.99』『ヘ長調Op.14-6,G.100』
"
フリーダー・トリオ
[Klara Flieder(Vn), Johannes Flieder(Va), Raphael Flieder(Vc)]
録音:1990年4月(デジタル:セッション)
多くの交響曲、協奏曲。弦楽四重奏や、チェロを巧みに用いた弦楽五重奏など
多くの室内楽を作曲し、古典派の中でもひときわ優れた存在のボッケリーニ。
その中でもヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの編成による弦楽三重奏曲は意外
と少なく、Op.14とOp.47のそれぞれ6曲しかありません。また録音もわずかし
か無いようです。喜多尾道冬氏は「全体にあだっぽい女を愛撫するような官能
的な歓喜に満ち、魅惑的な脂粉の匂いさえ漂ってくるほどだ」と、この作品に
ついて述べています。ウィーン生まれ、ウィーン育ちの兄弟たちによって、朝
露のようなつややかさは新鮮そのものです。




<RBM>
RBM 463038 ¥2180
ヴァイオリンとハープのための作品集
『ヴィヴァルディ:ソナタ ロ短調Op.2-5』
『サン=サーンス:幻想曲イ長調Op.124』『マスネ:タイスの瞑想曲』
『シューベルト:バガテル Op.13-9』『バルバラ・ヘラー:花束』
『マリア・テレジア・フォン・パラディス:シシリエンヌ』
『ロッシーニ:アンダンテと変奏』『作者不詳:グリーンスリーヴズ』
『フォーレ:子守歌Op.16』
『シュポア:ヴァイオリンとハープのためのソナタ ハ短調WoO.23』
マリアンネ・ベッチャー(Vn) 
ドメニカ・レーツ(Hp)
録音:2011年
サロン・コンサートなどでは多いこの組み合わせは、録音では多いとは言えま
せん。シュポアが作曲した多くのヴァイオリンとハープのための作品と様々な
編曲作品を、カラヤン&ベルリン・フィル時代のコンサートマスター、ミシェ
ル・シュヴァルベに師事し、現ベルリン芸術大学教授であるマリアンネ・ベッ
チャーによる透明で濁りのない音色でお届けします。ハープの美しい響きもご
堪能いただけるアルバムです。




<BAYER>
BR 100376 ¥2080
無伴奏コントラバス・リサイタル
『ユーリイ・レヴィチン:ソナタOp.58』
『ギーゼルヘル・クレーベ:6つの小品Op.68』
『ハンス・フリーバ:「古風な組曲」「アラベスク」』
『ミロスラフ・ガイドス:カプリッチョ第2番』
『ジエスン・リム:メモリー Op.89』
文屋充徳(Cb)
録音:2011年
ドイツで活躍するコントラバス奏者、文屋充徳。東京藝術大学、ドイツ・ヴュ
ルツブルグ音楽大学卒業後、ミュンヘン国際コンクール最高位ローマ・ヴァレ
ンティノ・ブッキコンクール第1位。ザール放送交響楽団元首席、現在ドイツ
国立ヴュルツブルグ音楽大学教授を務めています。もちろんコントラバスの無
伴奏作品のレパートリーは限られていますが、ここに収録された現代作品を
超絶技巧と緊張感によって楽器の限界に挑んでいます。

<Regis>
RRC 1380 ¥680
バークリー:室内楽曲集
フルートとオーボエとピアノのための三重奏曲、弦楽三重奏曲Op.19、
ソナチネOp.61、オーボエ四重奏曲Op.70、
フルートとオーボエと弦楽三重奏のための組曲
タゴーラ弦楽三重奏団、他

RRC 1381 ¥680
British Light Music
イギリスの名曲集
チャールズ・ウィリアムズ:悪魔のギャロップ/ファーノン:浮気者の肖像
ウッド:バーウィック・グリーン/ファーノン:Sunny side up
ロン・グッドウィン:Red Cloak/トーチ:ロンドン急行組曲
アンジェラ・モーリー:スターライト/ジョージ・シラヴォ:Bumps A Daisy
エリック・コーツ:
スリーピー・ラグーン、テレビジョン・マーチ、ロンドン組曲より、
序曲「メリーメーカーズ」、コーリング・オール・ワーカーズ、
ロンドン・アゲイン組曲より
グレインジャー:
カントリー・ガーデン、羊飼いの呼び声、岸辺のモリー、ロンドンデリーの歌
録音:1931年-57年
ヴァリアスアーティスツ

RRC 1382 ¥680
モーツァルト:ピアノソナタ第15番-第18番
幻想曲K.397
1974年録音
マリア・ジョアン・ピリス(pf)

RRC 1383 ¥680
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ジェラルド・ムーア(pf)



<Brilliant Classics>
BRL 94225 ¥540
パスクィーニ:パッション・カンタータ
カンタータ「Hor ch'il Ciel fra densi horrori」
カンタータ「Padre, Signore e Dio」 
シャロン・ロストルフ=ザミール(Sop)フリオ・ザナージ(Br)
ジョバンニ・カルーソ指揮、カペラ・ティベリナ、他
ベルナルド・パスクィーニ(1637年-1710年)はイタリア・バロックの教会音楽
の作曲家。最近では、フレスコバルディとツィポーリの間をとりもつ、イタリ
ア鍵盤楽曲の作曲家として再評価されている。

BRL 94228 3枚組 ¥1550
テレマン:36のファンタジー集TWV.33
アンドレア・コーエン(Cemb)

BRL 94287 ¥540
パガニーニ:弦楽四重奏曲第1番-第3番
アマティ・アンサンブル弦楽四重奏団

BRL 94303 2枚組 ¥1080
フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック第1集
ジョン・ブル、ジャイルズ・ファーナビー、ウィリアム・バード、
ピーター・フィリップス、ジョヴァンニ・ピッキ、トーマス・トムキンズ、
オーランド・ギボンズ、他の作品
ピーター=ヤン・ベルダー(Cemb)
「フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック(Fitzwilliam Virginal Book )」
は、英国における鍵盤楽曲の筆写譜であり、エリザベス朝からジェームズ1世時
代(ルネサンス末期から初期バロック)にかけての鍵盤楽曲の一次資料の一つで
ある。曲集の名前は、この曲集を入手し、1816年にケンブリッジ大学に寄贈し
たフィッツウィリアム子爵にちなんでいる(それ以前は「エリザベス女王のヴァ
ージナル曲集」と呼ばれていた)。収録作品の年代は、1562年ごろから1612年
ごろまでの半世紀にまたがっており、ウィリアム・バード、ピーター・フィリ
ップス、ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク、ジョン・ブル、ジャイル
ズ・ファーナビーらの作曲家が名を連ねている。収録数は300曲以上に及ぶ。
当時の鍵盤楽曲の筆写譜の通例として、どの曲も特定の楽器は指定されてはい
ないが、ヴァージナル、チェンバロ、クラヴィコード、ポルタティフオルガン
など、当時の鍵盤楽器のどれでもよく演奏できる。収録曲はたいてい小品であ
る。この曲集のみによって伝えられている作品も少なくない。

BRL 94309 ¥540
C.P.E.バッハ:宗教的頌歌と歌曲集
Wq.194-7、10、18、26、Wq.195-6、Wq.196-4、8、18、19、Wq.197-13、14、
21、Wq.198-12、3つの歌よりH.709、Das Privilegium H.693、口づけH.673、
Belinde H.695
ジュリアン・レッドリン(Bs)
ヨルン・ボイセン(Cemb)

BRL 94314 ¥540
修道女-女性虐待のグレゴリオ史
Litany - Part 1、Tertio decimo AMEM 434、De virginibus(1)LHo 1072、
Agnes beatae virginis LH 341、from 2 Samuel 13: Amnon and Tamar、
Psalm 43(42): Iudica me Deus PM 137、
from Jours de famine et de detresse、
Ingressa Agnes - Psalm 147: 16 AM2 6、
from The men who killed me 3’54、Improperium GT 148、
from The Magdalen、Vox in rama ? Psalm 79(78): 1 GT 638、
Agnes famula LV 567、De virginibus(2)LHo 1072、Igne divini LH 340、
Christus factus est GN 108、from Tehila Lieberman
The Holy Text of Naeeda Aurangzeb 1
Ave verum CS 10、from Tehila Lieberman
The Holy Text of Naeeda Aurangzeb 2
Beati mundo corde - Psalm 37(36): 1 GN 237、
from Marthe Link: Forgive us our trespasses、
Stans beata Agnes - Magnificat AM1 789、Litany - Part 2
スタン・ホラールト指揮、スコラ・カントゥルム・カロルス・マグヌス
聖アグネスと他の修道女のための典礼聖歌集。これまで世界中で考え得るすべ
ての長い間虐待を受けた女性を反映した歴史を追いながら聖歌と朗読を交えて
つづられている。
紀元来キリスト教徒においては時に争い、人々を不幸にした歴史がある。その
時の一番の被害者は女性である。そして現在もこの世の中でも女性に対する人
権を無視した行為は多い。
48ページのブックレットには歌詞だけではなく、演奏者によるこの企画につい
ての考えが書かれている(英語、ラテン語)。また、宗教や文化に関係なく女性
の嘆願、自由や平等の権利、尊敬そして平和の訴えも表記されている。
非常にデリケートな問題を聖歌を通し歴史を振り返るという学術的に意味合い
の深い一枚。またこれだけの内容の音楽CDが登場したということも意義のある
ものかと思われる。

BRL 94316(2CD+DVD) ¥1080
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲
ステファン・クレオバリー指揮、
ブランデンブルク・コンソート、キングスカレッジ合唱団、他

BRL 94319 4枚組 ¥2050
メンデルスゾーン:
オラトリオ「エリア」 
アレクサンドラ・チョーク(Sop)モニカ・グループ(Alt)
クラース・アーカン・アーンシェ(Ten)ペーター・リカ(Br)
シルヴァン・カンブルラン指揮、フランクフルト・ムゼウム管弦楽団、他
オラトリオ「聖パウロ」 
ヘレン・クォン(Sop)エルツビエタ・アルダム(Alt)
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(Ten)ペーター・リカ(Br) 
ヨスハルト・ダウス指揮、南西ドイツ放送交響楽団、他

BRL 94392 2枚組 ¥1080
レスピーギ:管弦楽曲集第1集
ローマの松、ローマの祭り、ローマの噴水、組曲「鳥」、
弦楽のための組曲、オルガンと弦楽のための組曲
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア指揮、
ローマ・イタリア放送交響楽団

●Brilliant Musica sacra series
BRL 9253 2枚組 ¥1080
ラフマニノフ:聖ヨハネ・クリュソストムスの典礼
寝ずに祈れる神の御母、精霊たちの合唱、パンテレイ
ヴァレリー・ポリャンスキー指揮、ロシア国立シンフォニー・カペラ

BRL 94318 2枚組 ¥1080
テレマン:受難曲オラトリオ
ヴォルフガング・シェーファー指揮、
ラ・アルパ・フェスタンテ・ミュンヘンフライブルク

BRL 94290 ¥540
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉(オラトリオ版)
ニコル・マット指揮、
マンハイム・プファルツ選帝侯室内管弦楽団、ノルウェー室内合唱団

BRL 94350 ¥540
J.S.バッハ:復活祭オラトリオBWV.249
クリスティーネ・ブレンク(Sop)アンネ・グライリンク(Alt)
フランク・ボザート(Ten)トーマス・プファイファー(Bs)
ロルフ・シュヴァイツァー指揮、
プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団、他

●Brilliant Choral Classics series
BRL 94317 5枚組 ¥2550
ヘンデル:宗教曲集
オラトリオ「メサイア」 
ステファン・クレオバリー指揮、
ブランデンブルク・コンソート、キングスカレッジ合唱団、他
ヨハネ受難曲 
パル・ネメト指揮、カペラ・サヴァリア、他
オラトリオ「復活」 
マルコ・ヴィターレ指揮、コントラスト・アルモニコ




<Piano classics>
PCL 0029 ¥1050
シューマン:交響的練習曲
ピアノソナタ第1番、トッカータOp.7 
ニコライ・ルガンスキー(pf)
録音:1994年2月 Licensed from Challenge Classics

PCLD 0030 2枚組 ¥1780
スクリャービン:ピアノ曲集
ピアノソナタ第3番、第4番、第5番、第7番「白ミサ」、詩曲Op.32-1、
アルバムの綴りOp.45-1、マズルカOp.25-3、8つの練習曲Op.42、
10のマズルカOp.3、2つの小品Op.57、アルバムの綴りOp.58、
2つの小品Op.59、2つの詩曲Op.63、Op.69、Op.71
ジョセフ・ヴィラ(pf)
ジョセフ・ヴィラ(1948-95)は、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。ジュリ
アード音楽院でサッシャ・ゴルトニツキーに師事、後にクラウディオ・アラウ
にも師事し支援も受ける。またジェシー・ノーマンやムスティスラフ・ロスト
ロポーヴィチの伴奏者として国際的に活躍する。リストの作品を録音したディ
スクはブダペストで賞を受ける。このスクリャービン集は長い間発売されなか
った。ヴィラの非常に熱い情熱、柔軟性および激しさは、新たな印象を与える
であろう。病気のため46歳の若さで亡くなるも魅力あるピアニストである。 
録音:1986年、1989年

PCL 0031 ¥1050
スペインの作曲家によるピアノ曲集
ファリャ:4つのスペイン小品
グラナドス:スペイン舞曲より第1、2、4-6、10、12番、詩的な情景
アルベニス:組曲「スペイン」Op.165
ミシェル・ブロック(pf)
1960年のショパンコンクールでアルトゥール・ルービンシュタインが自ら賞を
授与したということで大きな注目されたピアニスト。その後、世界中で演奏活
動を行うもその多忙さから公の場での演奏をやめてしまう。ブロックは、スペ
インの音楽への特別なの思いを持っていたとされている。魅惑的で美しい音…。
それはアルベニスのイベリアで聴かせた素晴らしい演奏が証明する通りこの
ディスクも期待せずにはいられない。
録音:1991年




<韓国ローカルEMI>
DN 0010 13枚組 ¥8100
EMI&ドイツ・グラモフォン録音全集
ヨハンナ・マルツィ(Vln)
Johanna Martzy - The Complete Recordings of Johanna Martzy
on EMI & Deutsche Grammophone
DISC 1
Johannes Brahms: Violin Concerto in D major op.77
Philharmonia Orchestra
Paul Kletzkl, conductor
Recording: 1954.2.15-17, Kingsway Hall, London
Producer: Walter Legge
Balance engineer: Douglas Larter
DISC 2
Johann Sebastian Bach: Sonata No.1 In G minor BWV.1001
Partita No.1 In B minor BWV.1002
Recording: 1955.3.26-27(#1-4), 1955.4.27-30(#5-8)
Abbey Road Studios, London
Producer: Alan Melville
Balance engineer: Laurie Bamber
DISC 3
Johann Sebastian Bach: Sonata No.2 in A minor BWV.1003
Partita No.2 in D minor BWV.1004
Recording: 1955.3.27-4.2(#1-4), 1954.7.24-26(#5-9)
Abbey Road Studios, London
Producer: Alec Robertson & Walter Legge(#1-4), Walter Jellinek(#5-9)
Balance engineer: Laurie Bamber
DISC 4
Johann Sebastian Bach: Sonata No.3 in C major BWV.1005
Partita No.3 In E major BWV.1006
Recording: 1954.5.1, 6.1-3(#1-4), 1955.5.15-18(#5-10),
Abbey Road Studios, London
Producer: Walter Jellinek(#1-4), Geraint Jones, Alan Melville(#5-10)
Balance engineer: Laurie Bamber
DISC 5
Franz Schubert: Sonatina No.1 in D major op.137 No.1 D.384
Sonatina No.2 in A minor op.137 No.2 D.385
Jean Antonietti, piano
Recording: 1955.11.7-13, Berlin-Zehlendorf, Electrola Studio
Producer: Fritz Ganss
Balance engineer: Horst Lindner
DISC 6
Franz Schubert: Rondo Brillante in B minor op.70 D.895
Franz Schubert: Fantasy in C major op.159 D.934
Jean Antonietti, piano
Recording: 1955.11.9-12, Berlin-Zehlendorf, Electrola Studio
Producer: Fritz Ganss
Balance engineer: Horst Lindner
DISC 7
Franz Schubert: Sonatina No.3 in G minor op.137 No.3 D.408
Sonata in A major op.162 D.574
Jean Antonietti, piano
Recording: 1955.11.7-13(#1-4), 1955.9.26 & 11.13(#5-8),
Berlin-Zehlendorf, Electrola Studio
Producer: Fritz Ganss
Balance engineer: Horst Lindner
DISC 8
Felix Mendelssohn: Violin Concerto in E minor op.64
Ludwig van Beethoven: Romance No.1 in G major op.40
Ludwig van Beethoven: Romance No.2 in F major op.50
Philharmonia Orchestra
Paul Kletzkl, conductor
Recording: 1955.12.20-21(#1-3), 1955.12.22-23(#4-5),
Kingsway Hall, London
Producer: Walter Legge & Walter Jellinek
Balance engineer: Douglas Larter
DISC 9
Wolfgang Amadeus Mozart: Violin Concerto No.3 in G major K.216
Felix Mendelssohn: Violin Concerto in E minor op.64
Philharmonia Orchestra
Wolfgang Sawallisch, conductor
Recording: 1954.6.9-10, Kingsway Hall, London
Producer: Walter Legge
Balance engineer: Neil Boyle
DISC 10
1. Ravel: Berceuse sur de Gabriel Faure
2. Ravel: Piece en forme de Habanera
3. Milhaud: Ipanema
4. Falla: Dance espagnole de "La vida breve"
5. Szymanowski: Notturno e Tallantella op28 Nos.1
6. Szymanowski: Notturno e Tallantella op28 Nos.2
Jean Antonietti, piano
Recording: 1951.8-27-30, Beethovensaal, Hannover
Executive Producer: Dr. Fred Hamel
Recording Producer: Karl-Heinz Westphal
Balance Engineer: Karl-Heinz Westphal
DISC 11
Ludwig van Beethoven: Violin Sonata No.8 in G major op.30 No.3
Wolfgang Amadeus Mozart: Violin Sonata F major K376(K.374d)
Jean Antonietti, piano
Recording: 1952.7.7-10, Beethovensaal, Hannover
Producer: Unknown
Balance engineer: Heinz Wildhagen
DISC 12
Antonin Dvorak: Violin Concerto in A minor op.53
RIAS-Symphonie-Orchester Berlin
Ferenc Fricsay, conductor
Recording: 1953.6. 3-5, Jesus-Christus-Kirche, Berlin
Executive Producer: Prof. Elsa Schiller
Producer: Wolfgang Lohse
Balance Engineer: Alfred Steinke
DISC 13
Wolfgang Amadeus Mozart: Violin Concerto No.4 in D major K.218
Bayerischen Rundfunks Kammer Orchester
Eugen Jochum, conductor
Recording: 1955.4.4., Amerika Haus, Munich, Germany
Recording Producer: Dr. Fred Hamel
Balance Engineer: Karl-Heinz Westphal
ブックレットは著名音楽評論家、平林直哉氏による日本語ライター付きとなり
ます。




<WARNER CLASSICS>
WARNER 2564 664202(53CD+1DVD) ※2月15日までのご注文特価 ¥33800
通常価格 ¥40500 限定盤
J.S.バッハ:作品全集
ニコラウス・アーノンクール、グスタフ・レオンハルト、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、トン・コープマン、
イル・ジャルディーノ・アルモニコ、アンドレアス・シュタイアー、
ミケーレ・バルキ、ルカ・ピアンカ、ヴェルナー・エールハルト、
ボブ・ファン・アスペレン 、アーノルド・シェーンベルク合唱団、
ベルリン放送合唱団 、トラジコメディア 、トマス・ツェートマイアー、
グレン・ウィルソン 、クリストフ・プレガルディエン、
クラウス・メルテンス、バーバラ・ボニー、トーマス・ハンプソン 、
ヘルベルト・タヘツィ、フランス・ブリュッヘン、他多数
バッハ没後250周年に合わせて2000年に発売されたテルデック・バッハ2000が
再発売されることになりました。テルデック、エラートなどのワーナー音源以
外にグラモフォンやデッカなどの音源も取りいれ完全な全集ボックスとなって
います。アーノンクール、レオンハルトによるカンタータ全曲、コルボを中心
としたミサ曲の数々、コープマンのオルガン曲、アーノンクールによる受難曲
集などまさにバッハのスペシャリストたちによるものすごいボックスです。
各社さまざまなバッハ全集が発売されていますが、これこそ一番バッハを意識
したボックスであることは間違いありません。




<Concert Imagine>
IMGN 7002 ¥3045
ショパニッシモ・2
3つのノクターンOp.9、コントルダンスWN29
(ナショナル・エディションによる東京初演)、
レント・コン・グラン・エスプレッシオーネWN37、4つのマズルカOp.7、
3つのエコセーズWN27、幻想曲Op.49
河合優子(pf)

IMGN 7003 ¥3045
ショパニッシモ・3
3つのノクターンOp.15、4つのマズルカOp.17、12のエチュードOp.10
シューマン:子供の情景より「トロイメライ」
J.S.バッハ:プレリュードとフーガBWV.846よりプレリュード
河合優子(pf)

IMGN 7004 ¥3045
ショパニッシモ・4
モデラートWN56、ギャロップ・マルキWN59、即興曲WN46、バラードOp.23、
ピアノ協奏曲第1番Op.11(ショパンによるオリジナル1台ピアノ・バージョン)
河合優子(pf)

IMGN 7005 ¥3045
ショパニッシモ・5
4つのマズルカOp.24、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22、
12のエチュードOp.25、プレリュードOp.28-4
河合優子(pf)

IMGN 7006 ¥3045
ショパニッシモ・6
2つのノクターンOp.27、4つのマズルカOp.30、24のプレリュードOp.28
河合優子(pf)

IMGN 7007 ¥3045
ショパニッシモ・7
ポロネーズWN1、WN2、WN3、ロンドOp.16、
ピアノ協奏曲第2番Op.21(ショパンによるオリジナル、1台のピアノ・バージョン)、
エチュードOp.10-12
J.S.バッハ:2声のインヴェンションより第14番BWV.785、第1番BWV.772
河合優子(pf)

IMGN 7008 ¥3045
ショパニッシモ・8
即興曲第1番Op.29、第2番Op.36、第3番Op.51、モデラートWN56、
バラード全曲、即興曲WN46、ワルツWN55、エチュードOp.25-1
J.S.バッハ:プレリュードとフーガBWV.858よりプレリュード
河合優子(pf)
河合優子(pf)ショパニッシモ・シリーズ(全7点)取り扱い開始します。
2001年より世界で初めて、ナショナル・エディションに基づくショパン全曲演奏
会を行っており、その貴重なライヴ録音盤です。
(1集は販売権利の関係でお取り扱いできません)
河合優子プロフィール
愛知県岡崎市出身。5歳よりピアノを始める。名古屋市立菊里高等学校音楽科、
愛知県立芸術大学音楽学部卒業、同大大学院音楽研究科修了。1990年に来日した
ヤン・エキエルに認められ、大学院修了と同時に渡欧、ポーランド国立ワルシャ
ワ・ショパン音楽院に留学、1994年研究科修了。
1995年マリーエンバート・ショパン国際ピアノ・コンクール(チェコ)第3位入賞。
同年10月、第13回ショパン国際ピアノ・コンクール(ポーランド・ワルシャワ)で
の批評記事(ヴャドモシチ・クルトゥラルネ紙:ヤヌシュ・エキエルト「スターは
消えてゆく」)およびポーランド・ラジオ第一放送の特別ルポルタージュ番組が大
きな反響を呼び翌1996年2・3月の14回のポーランド全国リサイタル・ツアーをき
っかけに演奏活動に入る。
各国オーケストラと協演、数多くの国際フェスティヴァルに招かれ放送出演も多
数。「スラヴの魂を持つ日本人」(キエレツカ紙)「ユウコ・カワイの演奏会は真
の芸術的事件であった」(クリエル・ビトフスキ紙)などの評を得る。1999年ベア
ルトン・レーベル(ポーランド)のナショナル・エディション・ディスク全集に東
洋人として初参加、外国人演奏家シリーズ第1弾『レント・コン・グラン・エス
プレッシオーネ』をリリースし各国で好評を得ている。同年10月、ポーランド国
立ワルシャワ・ショパン音楽院主催ショパン没後150周年記念演奏会に出演、シリ
ーズ最終日(ショパンの命日)には卒業生代表としてステージに立った。第1回・
第2回ショパン国際ピアノ・コンクールin Asia審査員。百瀬雅恵、大堀敦子、ボ
ト・レヘル、ヤン・エキエルの各氏に師事。
http://www.yukokawai.com/

<MYTO HISTRICAL>
MYTO 299 2枚組 ¥1750
プッチーニ:歌劇「つばめ」
ジョヴァンナ・ディ・ロッコ(マグダ:S)
フランコ・ボニゾッリ(ルッジェーロ:T)
エミリオ・サルヴォルディ(ランバルド:Br)
レイラ・ベルジアーニ(リゼット:S)
ヴィンチェンツォ・ベレッツァ指揮
ローマ劇場管弦楽団、合唱団
1961年9月14日 ローマでのライヴ録音
とても良い音質です。

MYTO 302 2枚組 ¥1750
グリンカ:歌劇「イワン・スサーニン(皇帝に捧げし命)」(イタリア語)
ボリス・クリストフ(イワン・スサーニン:Bs)
ゼアーニ・ヴィルジニア(アントニーダ:S)
アンナ・マリア・ロータ(ワーニャ:A)
ジュゼッペ・カンポーラ(ソビーニン:T)
エラルド・コーダ(ジギスムント三世)
アルフレード・シモネット指揮
RAIミラノ管弦楽団、合唱団
1954年11月9日 ミラノ
以前 ANDROMEDA ANDRCD5049(既に廃盤)他、で発売あり。
上記のANDROMEDA盤に比べて、音質はとても良いです。

MYTO 303 ¥1050
(1)バッハ:パッサカリアとフーガ
(2)「人知れぬ涙」(ドニゼッティ:歌劇『愛の妙薬』から)
(3)「ある日青空を眺めて」(ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』から)
(4)「星は光りぬ」(プッチーニ:歌劇『トスカ』から)
(5)メンデルスゾーン:交響曲第4番から一部
(6)「アレルヤ」(モーツァルト:『踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ』から)
(7)「響け!」(R.シュトラウス:5つの歌 Op.48-3)
(8)「愛らしいおとめよ」(プッチーニ:歌劇『ボエーム』から)
(9)J.シュトラウス:「美しき青きドナウ」
他、12曲
マリオ・ランツァ(テノール)
フランシス・イーンド(ソプラノ)
ユージン・オーマンディ指揮
ハリウッドボウル管弦楽団(ロスアンジェルス・フィル)
1947年8月27日 ロスアンジェルスでのライヴ録音
以前 ANDROMEDA ANDRCD5133(#3830257451334 既に廃盤)他、で発売あり。
第二次世界大戦後、アメリカでレコードと映画で大衆的な人気を集めたテノール
であるランツァが1945年RCAとの契約後、始めの成功を得た演奏会の記録です。
この演奏会後、カールソーの伝記映画への出演等でさらなる人気を得ますが、無
理な減量などがたたり38歳の若さで亡くなってしまいます。
音質は冴えませんが、美声とあり余る声量で歌いきるランツァの魅力溢れるアル
バムと成っています。




<WALHALL>
WLCD0349 2枚組 ¥1750
ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」
フランコ・コレッリ(ドン・カルロ:T)
ジェローム・ハインズ(フィリッポII世:Bs)
マリオ・セレーニ(ロドリーゴ:Br)
メアリー・カーティス=ヴェルナ(エリザベッタ:S)
アイリーン・デイリス(エボリ公女:Ms)
クルト・アドラー指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1961年4月15日ニューヨークでのライヴ録音
とても良い音質です。

WLCD0354 2枚組 ¥1750
R.シュトラウス:歌劇「エレクトラ」
インゲ・ボルク(エレクトラ:S)
ジーン・マデイラ(クリテムネストラ:Ms)
レオニー・リザネク(クリソテミス:S)
ラモン・ヴィナイ(エギスト:T)
ヨーゼフ・ローゼンシュトック指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1961年3月25日 ニューヨークでのライヴ録音
初出かと思われます。
音質はとても良いです。
カール・ベームの病気による代役としてメトに登場し好評を博したローゼンシュ
トックによる初出のワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
WLCD0344に続くWALHALLレーベルの新譜「エレクトラ」。
エレクトラ役として多くの名盤を残しているインゲ・ボルク他、強力なキャスト
とローゼンシュトックによる鋭く緊張感ある刺激的な演奏です。

WLCD0355 2枚組 ¥1750
テバルディ&バリオーニ プッチーニ:歌劇「西部の娘」
レナータ・テバルディ(ミニー:S)
ジャン・ジャコモ・グェルフィ(ジャック・ランス:Br)
ダニエーレ・バリオーニ(ディック・ジョンソン:T)
ピエロ・デ・パルマ(ニック:T)
アルトゥーロ・バジーレ指揮
RAIローマ交響楽団、合唱団
1961年6月28日 ローマでのライヴ録音
とても良い音質です。





<VENEZIA>
CDVE00022 6枚組 ¥2700
アントン・バタゴフ(ピアノ)の芸術
CD.1,2
バッハ:フーガの技法 BWV1080 1993年録音
CD.3,4,5
メシアン:幼な子イエスにそそぐ20の眼差し 1989年録音
CD.6
ラヴェル:夜のガスパール 1987年録音
ラヴェル:クープランの墓 1987年録音
アントン・バタゴフ(ピアノ)
1965年ロシア生まれ。度々異端と称される芸術家、アントン・バタゴフ(Anton
Batagov)はモスクワ音楽院を卒業後、クラシックにおいては数枚の録音を行っ
たのみで作曲にのめり込み、仏教を含む様々な文化映像、パフォーマンス、哲
学、フリー・ジャズやポップ等の音楽ジャンルに触発された活動を行っていま
す。現在確認されている彼のディスコグラフィーにおいてはクラシック以外の
知的でスタイリッシュであると高く評価されている作品が数多く見受けられま
す。遅いテンポながらも集中力が途切れる事の無く造詣深く楽曲に切り込む
バタゴフの感動的な名演奏をまとめた御買い得なアルバムです。
バッハは既に廃盤のCDVE04346、メシアンは既に廃盤のCDVE04307からの再収録
です。

CDVE04400 ¥1350
クレーメル(ヴァイオリン)ソビエト時代のシュニトケ作品録音集
(1)ショスタコーヴィチ追悼の前奏曲(2台のヴァイオリン)
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン:2台ともに)
1977年録音
(2)ピアノ五重奏曲
ユーリー・スミルノフ(ピアノ)
ギドン・クレーメル(1st ヴァイオリン)
タチアーナ・グリンデンコ(2nd ヴァイオリン)
ユーリー・バシュメット(ヴィオラ)
カリーネ・ゲオルギアン(チェロ)
1977年録音
(3)コンチェルト・グロッソ第1番
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
タチアーナ・グリンデンコ(ヴァイオリン)
ユーリ・バシュメット指揮
モスクワ・フィルハーモニック・ソサエティ・ソロイスツ・アンサンブル
1988年5月30日 レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ

CDVE04401 ¥1350
シャポーリン:交響的カンタータ「クリコヴォの野にて」
アレクサンドル・ガウク指揮
ソビエト国立交響楽団、合唱団
1953年4月23日 モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
初演者でもあるガウクによる演奏。 録音年代の古さは否めず不安定な箇所は
ございますが、とても良い音質です。
シャポーリン(Yuri Shaporin 1887-1966 ロシア)
民族音楽を取り込んだ叙情的でふくよかなメロディと保守的な作風で知られま
す。劇場において指揮や音楽を長年担当しており、声楽を含む作品に優れたも
のが多いとされています。また、指揮者スヴェトラーノフの作曲の先生でもあ
ります。
[クリコヴォの野にて]: 第二次世界大戦時代ソビエト・ナショナリズムの代表
作。モスクワ大公ドンスコイが率いる連合軍が1380年クリコヴォの野にタター
ル軍を破り、ロシアが東方からやってきたタタールのくびきから脱却しロシア
がこの地域で勢力をのばすきっかけとなった歴史的な事件であり、半ば伝説的
に語られている故事をうたった全9部で構成された作品です。

<若林工房レーベル(日本)>
WAKA 4161-62 2枚組 ¥3600
「シューベルト:ピアノ作品集-3/イリーナ・メジューエワ」
シューベルト(1797-1828):
disc-1
2つのスケルツォ D593
ピアノ・ソナタ (第13番) イ長調 D664
楽興の時 D780
disc-2
ハンガリー風のメロディ ロ短調 D817
ピアノ・ソナタ (第20番) イ長調 D959
メヌエット イ長調 D334
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音: 2011年7月& 11月、新川文化ホール(富山県魚津市)
ロシア出身の実力派メジューエワによる好評のシューベルト・シリーズ、第三
弾の登場です。今回は、1819年作曲(推定)の愛らしい「第13番D664」と最晩年
の巨大な「第20番D959」という二つの「イ長調ソナタ」を中心に、人気の高い
「楽興の時D780」他を組み合わせたプログラム。2007年以来の再録音となる
「ソナタD664」での、さらに表現の幅と深みが加わった解釈は、この奏者のた
ゆまぬ努力と深化の証。「まるで哀しみが時を止めて響いているかのよう」
(佐藤利幸氏)な、詩情溢れる世界へと聴き手を誘います。もうひとつの「ソナ
タD959」における重厚な構築性も瞠目に値するもの。力強さと繊細さを兼ね備
えたピアニズムで、シューベルト晩年の豊穣な世界をドラマティックに謳い上
げます。「楽興の時」では、若くして逝った天才作曲家の心に寄り添うような
繊細さが見事。続編にもますます期待が膨らむシリーズ第三弾、お聴き逃しな
く。




<コウベレックス・レーベル(LP)>
KRSL-H23(LP) \3600
メンデルスゾーン:
交響曲第3番「スコットランド」作品56
序曲「美しいメルジーネの物語」作品32
ゲルハルト・ボッセ(指揮)
神戸市室内合奏団
録音:2011年6月11日神戸文化ホール中ホール、ライヴ録音
アナログLP180g重量盤
ステレオ 33 1/3 Side1:26分18秒 Side2:22分48秒 Made in Japan
90歳を目前に、なお衰えないキレのあるドイツ音楽の真髄をきかせてくれる
ボッセ氏。神戸市室内合奏団の音楽監督として、合奏団との温かくも確かな信
頼関係の上に築かれた珠玉の芸術が、ひとつひとつの音に込められています。
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第一コンサート・マスターであっ
たボッセ氏にとってメンデルスゾーンは人一倍思い入れも深く、日本の地にそ
の精神を伝えてきました。今に生き生きとしたメッセージを送ってくれます。
アナログで聴く現代の名演。神戸のレーベルから、L のみの限定版として発売。




<NORTHERN FLOWERS>
NF/PMA9999 ¥1980
「チュルリョーニス:管弦楽曲全集」
ミカロユス・チュルリョーニス(1875-1911):
(1)交響詩「森の中で」(1901)
(2)交響詩「海」(1907)
(3)カンタータ「デ・プロフンディス(深淵より)」
ユオザス・ドマルカス指揮
リトアニア国立交響楽団
(3)カウナス国立合唱団
録音:200年3月リトアニア国立フィルハーモニー・ホール
思えば昨年2011年はリトアニアの国民的画家・作曲家チュルリョーニスの没後百
年だったにも関わらず日本ではマーラー没後百年にかき消されて全くと言ってい
いほど騒がれませんでしたが、遅ればせながら今ここに管弦楽曲全集をお届けし
ます。チュルリョーニスは絵画、作曲の両方で一流の仕事を残した芸術史上稀な
芸術家ですが、その絵画の神話的、幻想的、超現実的な世界は一度見たら忘れら
れないほど強烈な個性を持ち、カンディンスキーに大きな影響を与えたと言われ
ます。また、かのオリヴィエ・メシアンもその宗教的な崇高さ、エクスタシーに
霊感を受けたと語っています。晩年は精神の病のため不遇であったと伝えられま
す。さて作曲家としてのチュルリョーニスはショパンの影響を感じさせるおびた
だしいピアノ曲を残しており弊社取り扱いのピアノ作品全集(CELESTIAL
HARMONIES19923)でその全容を知ることが出来ます。また弦楽四重奏曲のための
作品全集も先般当レーベルから発売になっております(NF/PMA9987)。
彼が残した管弦楽曲は少ないのですが、ワーグナー、R.シュトラウスの影響を感
じさせる華麗なオーケストレーションとハーモニー、壮大さは作品数の多寡など
忘れさせてしまいます。このアルバムも全集といいながらたったの3曲。かつて
マルコ・ポーロ・レーベルでやはりチュルリョーニス作品集を録音したリトアニ
アの巨匠ユオザス・ドマルカスが手兵リトアニア国立交響楽団を率いて満を持し
ての再録音です。

NF/PMA99101 ¥1980
「1941-1945戦時の音楽Vol.17」
戦時の歌曲集(全14曲)
カチューシャ(ブランテル)/最前線の森にて(ブランテル)/夜鳴きうぐいす
(ソロヴョフ=セドイ)/砲兵の行進曲(フレンニコフ)/スモール・ライト
(ブランテル)/モスクワ警護の歌(モクロウソフ)/わが愛(ブランテル)
/おお、これらの道(ノヴィコフ)/チャンスのワルツ(フラドキン)
/防空壕にて(リストフ)/聖なる石(モクロウソフ)/ちいさなアコーディオン
(ソロヴョフ=セドイ)/暗い夜(ボゴスロフスキー)/ベルリンへの道(フラドキン)
アレクサンドル・ティトフ指揮
サンクト・ペテルブルク交響楽団、スモルニー聖堂合唱団
ボリス・ピンハソヴィチ(Br)、ミハイル・ルコニン(Br)、
ボリス・ステパノフ(T)、オルガ・コンディナ(S)、ヴィタリ・プサリョフ(Br)、
セルゲイ・ムラヴョフ(T)
録音:2008-2010年
戦時中にソヴィエト国内で盛んに流行した歌曲をオーケストラ伴奏で聴くアルバ
ム。大衆歌曲作曲家の第一人者ソロヴョフ=セドイから作曲家同盟議長フレンニコ
フまで興味深いラインナップ。、有名な「カチューシャ」から戦意高揚のための
勇ましい歌、銃後を守る母や妻が戦地の息子、夫を思う切ない歌など様々。日本
の戦時の歌と言えば軍歌だが、ソヴィエト・ロシアの戦時の歌がいかに音楽的、
詩的素養にあふれ、豊かであったかということを思い知らされる。敵ながらあっ
ぱれな一枚。独唱陣もオペラ的で聴き応え充分。

NF/PMA99100 ¥1980
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):
交響曲第7番(1994)
(ソナタ/フォックストロット/変奏曲/ワルツ/ロンド)
エドワルド・セロフ指揮
サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1997年3月ライヴ
一昨年他界したボリス・イワノヴィッチ・ティシチェンコはレニングラード音楽
院でウストヴォルスカヤとショスタコーヴィチに師事し、特にショスタコーヴィ
チの影響を色濃く受けている。交響曲第7番は後期ショスタコーヴィチの哲学的、
内省的、沈思黙考の楽章があるかと思えばシュニトケも真っ青のポリスタイリズ
ム(ぐちゃぐちゃに歪んだ狂気のジャズ等)ありとハジケきった怪作。これほどの
名曲がなぜもっと日本で演奏されないのか不思議なほどの傑作。
このCDは1997年録音ながら、ヒス・ノイズやワウ・フラッターが激しく録音状態
がよくありません。




<KAIROS>
13182KAI ¥2250
フリードリヒ・チェルハ(b.1926):
(1)「そして君は...」(Und du...)(1963)
(2)「目録」(Verzeichnis)(1969)
(3)「Kのために」(1993)
(1)(3)フリードリヒ・チェルハ指揮
(1)(3)ORFウィーン放送交響楽団、
(1)アンサンブル・ディー・ライエ、
(1)E.マイスター/H.ヤナッチュ/G.ヴィーラント/G.アンダース/G.ツィンマー
(以上、語り手)
(2)エルヴィン・オルトナー指揮ORF合唱団
録音:(1)1963年8月(2)1983年11月(3)1993年
何れもORFレーベルの12枚組BOXセット(CD180)や自作自演集(CD174)で出ていた音
源だが(1)(2)は1枚もので入手しやすくなった。
今年86才を迎える巨匠チェルハが40歳代に制作した実験的大作「そして君は...」
(Und du...)は語り手の「ヒロシマ、閃光、火災、苦痛、粉塵」という朗読で始ま
り、「...しかしヒヨシ氏と彼の家族は生き残った」と続くうちに電子音とオーケ
ストラの音響が次第に層を重ね、核の恐怖と現代の黙示録的な世界が展開する。
作曲当時の緊張した世界情勢も反映された野心的なシアター・ピース。音楽語法
としては当時最先端であったコンピュータ音響合成、テープ操作、当時流行した
音群作法などが総動員されている。「目録(フェアツァイヒニス)」は不確定性を
含む合唱曲で歌手が足を踏み鳴らすなど、後のラッヘンマンを予感させる作品。
「Kのために」は彫刻家カール・プラントルの70歳の誕生日を祝って作曲された
曲。チェルハはプラントルの作品から度々霊感を受けているようで、この他にも
彼の名を冠した作品(カール・プラントルのための記念碑など)を作曲している。
同作品はチェルハ自身、その出来に気に入っているようで度々自らタクトを執っ
ている彼の代表作。




<京都市交響楽団レーベル>
KSOL-1003 ¥1500
「京都市交響楽団定期演奏会名曲ライヴ・シリーズ2」
(1)ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」
(2)レスピーギ:交響詩「ローマの祭り」
(3)R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」
広上淳一(指揮)京都市交響楽団
(3)上村昇(チェロ)
(3)店村眞積(ヴィオラ)
録音:2011年8月5日京都コンサートホール大ホール、
ライヴ録音(第549回定期演奏会)
広上淳一と京都市交響楽団の今を鮮やかに映し出す演奏だ。表層的な音の咆哮
(ほうこう)に留まらず、オーケストラ芸術の魔境すら感じさせるレスピーギ。
京響、京都ゆかりの名手を交えたリヒャルト・シュトラウスの音絵巻。いずれ
も管弦打楽器の綾を楽しみたいオーケストラ好きには応えられない出来栄えだ。
指揮者の本当の役割を心得、それらを誠実に実践してゆく広上淳一は、オーケ
ストラと聴き手に多くの果実をもたらす。ほんとうに得難い名匠である。
(奥田佳道、解説分より抜粋)

KSOL-1001/2 2枚組 ¥2000
「京都市交響楽団定期演奏会名曲ライヴ・シリーズ」
(1)チャイコフスキー:イタリア奇想曲
(2)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
(3)ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
(4)ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調
(5)シューマン:交響曲第3番「ライン」
広上淳一(指揮)京都市交響楽団
(2)黒川侑(ヴァイオリン)
(3)河村尚子(ピアノ)
録音:(1)-(3)2009年8月9日(第527回定期演奏会),
(4)2010年3月27日(第533回定期演奏会)
(3)2010年5月21日(第535回定期演奏会)
京都コンサートホール大ホール、ライヴ録音
2008年4月から京都市交響楽団の常任指揮者に就任した広上淳一による渾身の
演奏会をライヴ収録したアルバム第1弾。
「キャリアの黎明期から広上淳一は、臆せずにハイドン、モーツァルト、ベー
トーヴェン、それにシューベルト、メンデルスゾーン、シューマンの名作交響
曲を取り上げてきた。
奇をてらうことなく、オーソドックスなレパートリーをきちんと準備し、披露
することで、オーケストラと聴き手に「クラシックの素晴らしさをあらためて
感じてほしい、とのメッセージがあったと思われる。」
(奥田佳道、解説分より抜粋)




<WEITBLICK>
SSS 0126-2 ¥1980
(1)シューベルト:交響曲第8番「未完成」
(2)シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」
演奏タイミング:
未完成[14:00][10:15]、
ザ・グレート[14:14][16:11][9:03][11:44]
エフゲニ・スヴェトラーノフ指揮
スウェーデン放送交響楽団
(1)1986年9月8日ベルワルドホール・ライヴ(ステレオ)
(2)1990年9月18日ベルワルドホール・ライヴ(ステレオ)
「未完成」は、ロシア国立響とのLPがあるのみ。「ザ・グレート」は完全初出
レパートリー!「未完成」の繊細さは、スウェーデン放送響とのコンビネー
ション故に生まれたしみじみ感たっぷりの秀演。そこはかとなく、寂しく、荒
涼とした風情の漂う美演です。「ザ・グレート」は巨匠と呼ばれる指揮者は漏
れなくレパートリーに持っていますが、スヴェトラーノフの演奏は、じっくり
としたテンポ設定ながら胃もたれすることのない快活さも十分です。ホルンの
朗々たる響きも清清しいばかりです。こういう正統派の演奏を聴くと実はドイ
ツ・オーストリア音楽のスペシャリストと賞賛されてもおかしくなかったので
はないかと、うたた感慨に堪えません。なお、この「ザ・グレート」には演奏
終了後にオーケストラが奏でるファンファーレも収録されております。演奏が
素晴らしかった時、拍手が鳴り終わらなかった時現地ではこうして指揮者を賞
賛すべく、こうした習慣があります。
※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。

SSS 0131-2 ¥1980
(1)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
(2)ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第3番Op.46-3
演奏タイミング:
新世界[8:56][12:50][7:05][10:11]/スラヴ舞曲[4:50]
エフゲニ・スヴェトラーノフ指揮
スウェーデン放送交響楽団
1983年1月14日ベルワルドホール・ライヴ(ステレオ)
皆様お待ちかねのスヴェトラ節全開の「新世界」です。ロシア国立響との名盤
も広く知られているところですが、今回の音質はそれを上回り何よりもオーケ
ストラの音色と録音がいわゆる常識的故に、スヴェトラーノフの解釈が尋常で
ないことが浮き彫りになります。金管には目一杯の咆哮を強要しています。喋
るスピードというか騒ぐ感じの音楽です。終結はメンゲルベルクの「第9」を
甦らせた様な衝撃であり、スウェーデン放送響は全く素直な演奏団体です。
フィルアップのスラヴ舞曲は、直後に英国ツアーを控えていたこのコンビがア
ンコールとして用意していた故に演奏されたもので、本拠地でのアンコールと
いうのは異例です。
※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。




<MARQUIS>
MAR 81421 ¥1980
チャイコフスキー:
(1)ピアノ協奏曲第3番変ホ長調Op.post.75(第1楽章)
(2)交響曲第5番ホ短調Op.64
※演奏タイミング
【(1)17:50、(2)13:19/10:53/5:33/10:44】
ウラディーミル・ランデ指揮
サンクト・ペテルブルク交響楽団
(1)マキシム・モギレフスキー(Pf)、
録音:2010年6月サンクト・ペテルブルク、メロディア・スタジオ
オーボエ奏者としても活躍している指揮者のウラディーミル・ランデは現在サ
ンクト・ペテルブルク響の首席客演指揮者を務めるほかボルティモア響、タル
サ響、ワシントン・ナショナル・ギャラリー管弦楽団とも共演、2009-2010年
にはサンクト・ペテルブルク響を率いてアメリカ・ツアーを行っている一部マ
ニアから注目されている実力派。これまでどこかキワモノ扱いをされてきたピ
アノ協奏曲第3番を堂々と骨太に弾ききり、この曲がチャイコフスキーの代表作
(となるはずであった)との思いを新たにするマキシム・モギレフスキー(有名
なエフゲニー・モギレフスキーの息子、ピアノのアレクサンドル・モギレフス
キーは兄弟)のピアノは聴きもの。またメインの交響曲第5番も重厚な演奏でこ
れぞロシアの響き、魂といえる内容です。

MAR 81423 ¥1980
「入り口」-現代のクラリネット協奏曲集
リック・ソウォッシュ(b.1950):クラリネット協奏曲(世界初録音)
パウル・ベン=ハイム(1897-1984):
パストラル・ヴァリエ(クラリネットとハープ、弦楽のための)
ジョン・ウィリアムズ(b.1932):
映画《ターミナル》(原題「ヴィクトールの物語」)からの音楽
デイヴィッド・ドロシノス(Cl)
ウラディーミル・ランデ(指揮)サンクト・ペテルブルク交響楽団
録音:2010年6月
ドロシノスはピーボディ音楽院で学び、現在コンサート・アーティスト・オブ
・ボルティモアという団体の首席奏者を勤めている。2010年に初演されたソ
ウォッシュの作品はエンターテイメントにあふれた楽しい作品、ベン=ハイム
のユダヤ的な瞑想的な音楽、トム・ハンクスが主演したスピルバーグの映画
《ターミナル》からの音楽と肩の力を抜いて楽しめる内容となっている。バッ
クは自ら管楽器奏者でもあるランデが指揮したペテルブルク響がチャイ5に続
いて登場です。

MAR 81413 ¥1980
「アメリカのフルート作品傑作選」
エルディン・バートン(1913-1979):ソナチネ
バーバー(1910-81):カンツォーネ(ピアノ協奏曲第2楽章より)
ローウェル・リーバーマン(b.1961):フルート・ソナタOp.23
ジョン・コリリアーノ(b.1938):旅
コープランド(1900-90):フルートとピアノのためのデュオ
ロバート・ムチンスキ(1929-2010):ソナタOp.14
スーザン・ヘップナー(ホープナー)(Fl)、
リディア・ウォン(Pf)
カナダ出身のフルーティスト、ヘップナーはアジア、北米、ヨーロッパなど世
界各地で活動を行っており、来日したこともある。クラシックのみならず、現
代音楽、ポップスまで幅広く演奏し、フルート関係者から絶大な支持を集めて
いる。CDでは日本のフルート作品集(BIS)が好評を得ている。上記の作品はいず
れも小難しいゲンダイ・オンガクのイメージとは無縁の抒情的で流麗な旋律が
あふれる佳曲ばかり。映画音楽を聴いているような心癒される内容である。

MAR 81429 ¥1980
「抵抗の音」
シュニトケ:ヴァイオリン・ソナタ第1番(1963)
ジョゼフ・アクロン:ヘブライの旋律、ヘブライの子守唄
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタOp.134
アルヴォ・ペルト:鏡の中の鏡
エフゲニー・クティック(Vn)、
ティモシー・ボザース(Pf)
録音:2011年5月
ロシア系アメリカ人エフゲニー・クティクは2003年にボストン響が主宰したヤ
ング・アーティスト・コンペティションで優勝、その後、東京、ケルン、米国
内でソリストとして活動している。東京ヴィヴァルディ合奏団のソリストとし
ても来日したことがある。
このアルバムは、いずれもソヴィエト時代に辛酸を舐め、抵抗と自由への渇望
の中から己の音楽を築いた作曲家たちの作品が収められている。シュニトケ、
ショスタコーヴィチのアグレシヴな演奏は圧巻。またあまり演奏されることの
ないユダヤ系ロシア人アクロンの作品も貴重。





<MARSTON>
52068-2 2枚組 ¥4360
「エミリオ・デ・ゴゴーザ 録音集」
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」から 1909年3月8日
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」から 1913年9月3日
モーツァルト:「フィガロの結婚」から 1909年4月6日
ベッリーニ:「夢遊病の女」から 1904年6月9日
ヴェルディ:「リゴレット」から 1908年5月26日
ヴェルディ:「仮面舞踏会」から 1911年9月20日
レオンカヴァッロ:「道化師」から 1904年6月7日
トマ:「ハムレット」から 1908年5月26日
トマ:「ハムレット」から 1907年10月9日
ビゼー:「カルメン」から 1906年6月11日
マスネ:「ラホールの王」から 1909年4月7日
マスネ:「エロディアード」から 1909年2月2日
マスネ:「パニュルジュ」から 1919年1月3日
パラディール:「祖国!」から 1911年9月19日
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」から 1908年5月25日
ワーグナー:「タンホイザー」から 1909年2月2日
ジョルダーニ:いとしい人よ 1909年5月13日
スクデーリ:眠りなさい 1909年5月14日
マリオ:ナポリで歌われているように 1914年11月10日
クワランタ:彼に言わせておいて 1920年12月16日
パラディール:マンドリナータ 1910年11月28日
マッテイ:それは本当ではない 1916年4月18日
コットラウ:サンタ・ルチア 1927年5月16日
アルバレス:嫉妬 1900年頃
アルバレス:歌 1911年11月28日
アルバレス:別れ 1913年9月5日
アルバレス:幌馬車 1920年5月11日
ゲタリー:僕のかわいい娘よ 1909年11月19日
イラディエル:鳩 1926年1月12日
イラディエル:セビジャーナス 1926年1月12日
アントン&ミケレーナ:月の光に 1928年2月8日
伝承歌:曙のロザリオ 1927年5月18日
パディジャ:聖遺物箱 1927年5月18日
ウェッケルラン:軽やかな羊飼い 1925年2月4日
伝承歌:太鼓 1925年2月3日
フォーレ:愛のハレルヤ 1910年11月29日
フランク:薔薇の結婚 1908年5月18日
ウィドール:潜水夫 1908年5月18日
マスネ:コロンビーヌに 1902年5月20日
バンベール:君に 1902年5月21日
プフェイフェ:心ならず 1911年11月28日
ドビュッシー:春が来た 1928年4月6日
ヘンデル:「セメレ」から
伝承歌(ウィルソン編):鈍い心痛が 1916年10月27日
伝承歌:あなたの眼だけゆえに私のために飲んでくれ 1909年5月14日
ツアーズ:わが母よ 1908年5月18日
パーカー:ひばりは巣を去る 1908年5月18日
エルガー:パンの笛 1915年4月15日
ロドニー:鍛冶場の響き 1909年5月14日
トロッター:懐かしいマドリッドで 1926年1月12日
エミリオ・デ・ゴゴーザ(バリトン)
エミリオ・デ・ゴゴーザは、1874年、ニューヨーク生まれ。スペイン系で、育
ちはスペイン。その後米国に戻り、バリトン歌手として長く活躍した。1949年
没。このCDには、デ・ゴゴーザの最初期(1900年頃)の録音から1920年代末まで
の全盛期の録音が集められている。多様な曲を歌っていることからも、デ・ゴ
ゴーザの歌手としての卓越した能力が伺い知れる。

53010-2 3枚組 ¥6540
マセ:歌劇「ガラテー」
アンドレ・グレス(B ピグマリオン),
アレックス・ジュヴァン(T ミダス),
アルベール・ヴァゲ(T ガニメド),
ジャヌ・モルレ(S ガラテー)
エミル・アルシェンボー(指揮)
パリ・オペラ=コミーク管弦楽団、合唱団
1912年頃、パリ
マセ:歌劇「ジャンネットの結婚」
ニノン・ヴァラン(S ジャンネット),
レオン・ポンツィオ(Br ジャン),
ロラン(トマ),ド・ビュソン(ピエール)
ロラン・アレ(指揮)
パリ・オペラ=コミーク管弦楽団、合唱団
1922年、パリ
ヴィクトール・マセ(1822-1884)は19世紀のパリで軽いオペラで人気を博した
作曲家。「ガラテー」と「ジャンネットの結婚」はどちらも彼の代表作。「ガ
ラテー」は、ピュグマリオン(ピグマリオン)ものの喜劇。「ジャンネットの結
婚」は、式も間近なのに結婚を止めにしたいジャンと、彼に何とかして結婚を
承諾させようというジャンネットの滑稽な物語。夜鳴鶯のアリアとして知られ
るコロラトゥーラの名曲「道端で」が有名です。




<QUERSTAND>
VKJK 1138 ¥1680
「ヨハン・ヨゼフ・フックスとウィーンの宮廷楽団」
-フックスの宮廷、教会、オペラ、室内の器楽作品集
フックス(1660-1741):
(1)序曲ハ長調K356(宮廷音楽)
(2)歌劇「3月の月」-シンフォニア ト短調K.306
(3)歌劇「プルケリア」-イントラーダ ハ長調K.303
(4)3つのヴァイオリンのためのソナタ・ダ・カメラ ヘ長調E.67
(5)教会のためのシンフォニア ト短調K.336
(6)教会ソナタ ト長調K.390
(7)教会ソナタ ト短調K.389
(8)2つのオーボエ、ファゴット、弦楽のための序曲 ハ長調K.334
ルシア・フロイホーファー&ミハエル・ヘル指揮
ノイエ・ホーフカペレ・グラーツ
録音:2011年7月18-24、グラーツ
ウィーンの宮廷や大聖堂で活躍したバロック期の作曲家フックスの管弦楽作品
集。フックスはカール6世の葬儀のために作られた「皇帝のレクイエム」が有
名であり、またバッハ、モーツァルト、ベートーヴェンも勉強した古典的対位
法の名著「パルナッソス山への階梯」の作者としてもしられている。フックス
の管弦楽作品集。
宮廷音楽、オペラからの管弦楽、室内楽、教会ソナタとフックスの器楽作品の
見本市のようなアルバム。ノイ・ホフカペレ・グラーツはドイツの若手音楽を
中心に2010年に結成されたバロック・オーケストラでヨーロッパを中心に活動
を行っている。

VKJK 1107 ¥1680
テレマン(1681-1767):カンタータ集
《得るために目を覚まし》TWV1:481
《明るく輝いた日の前》TWV1:483
《素晴らしくさわやかな》TWV1:469
《歓喜する、喜び、空》TWV1:953
《ちょうどあなたの風上舷によるもの》TWV1:715
《彼らの話を分け隔てなく聞く》TWV1:921
ラ・ジョコンダ(アンサンブル):
【マルゴット・オイツィンガー(A)、
ルシア・フロイホーファー(Vn)、
バーバラ・ユリア・ライター(Vc)、
アンヌ・マリー・ドラゴシッツ(Cemb)】
マリア・ミッターマイアー=ピツル(Fl)、
録音:2011年3月

VKJK 1108 ¥1680
ヨハン・ヨゼフ・フックス(1660-1741):トリオ・パルティータ集
トリオ・パルティータ ト短調K.320
トリオ・パルティータ ハ長調K.323
トリオ・パルティータ ト短調K.322
トリオ・パルティータ 変ロ長調K.319
トリオ・パルティータ ニ短調K.326
トリオ・パルティータ ト長調K.321よりロンド
ラ・ジョコンダ(四重奏):
【ルシア・フロイホーファー(Vn)、
モニカ・トート(Vn)、
バーバラ・ユリア・ライター(Vc)、
アンヌ・マリー・ドラゴシッツ(Cemb)】
録音:2011年3月
4人の若手女流演奏家たちによるバロック音楽アンサンブルラ・ジョコンダ(レ
パートリーにより若干のメンバー変更あり)は2008年に結成され第6回国際ヨハ
ン=ハインリッヒ・シュメルツァー・バロック音楽コンクールでアンサンブル
賞を受賞した期待の古楽グループ。録音も優秀。

VKJK 1019 5枚組 ¥8400
2011年フランツ・リスト生誕200年記念エディション
「リスト(1811-1886):オルガン作品全集」
CD1) クリスマスI-IV、祈り、結婚式のための、
アヴェ・マリア(アルカデルト作品の編曲)、喚起、
B-A-C-Hの主題による幻想曲
CD2) ベル、天使、慰め、エリザベスの伝説、アンダンテ・レリジョーソ、
オルフェウス、祈り(アヴェ・マリア)、
バッハのロ短調ミサの主題による変奏曲
CD3) ワイマールの民謡、ダンテ、サルヴェ・レジーナ、オフェルトリウム、
アヴェ・マリア・ステラ、オルガンのためのレクイエム、エクセルシオール
CD4) 幻想曲とフーガ、オラ・プロ・ノビス、アンダンテ・マエストーソ、
ワーグナーに、前奏曲、辞職、ハンガリーの神、トラウローデ
CD5) コラール《今すぐすべての神へ感謝します》、
クロスの祈りI-V、入り口、オルガン・ミサ、聖フランチェスコ、慰め、
ロザリオ、トゥ・エ・ペトルス
イシュトヴァン・エラ(Org)
録音:2010-11年、聖ヴォルフガング・シュネーベルク教会のイェームリヒ・
オルガン
リスト生誕200年記念企画として現地では昨年2011年に発売になったアルバム。
リストが作曲したオルガン作品を結婚式用に作曲した機会音楽などの小品まで
含めて全てを網羅。オルガンのエラはハンガリーのブダペストの出身、現在リ
スト音楽院で教鞭を執っているベテラン。

VKJK 1011 ¥1680
「ドレスデン・モスクワ」
-シルヴィウス・レオポルド・ヴァイス:リュート作品集
ヴァイス(1687-1750):
リュート・ソナタ変ロ長調、2つの小品ニ長調、リュート・ソナタニ短調
ベルンハルト・ホフシュテッター(Lute)
録音:2011年1月
ホフシュテッターは1975年ウィーン生まれで当初ヴァイオリンを学び、後に
リュートを佐藤豊彦、今村泰典に師事した。ヨーロッパを中心に活動し、2007
年には来日したこともある。ドレスデン生まれのリュート音楽の大家ヴァイス
の膨大なリュート作品の中から主要作品がコンパクトにまとめられている。

VKJK1109(1CD,2枚価格) ¥3360
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団エディションVol.1
(1)R.シュトラウス:祝典前奏曲Op.61
(2)ダルベール:チェロ協奏曲ハ長調op.20
(3)フンパーディンク:ムーア風狂詩曲
ヘルマン・アーベントロート指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
(1)ギュンター・ラミン(Org)、
(2)アドルフ・シュタイナー(Vc)
録音:
(1)1940年3月5日ゲヴァントハウス大ホール
(2)1944年11月6日、(3)1945年3月12日
(2)(3)ライプツィヒ・ゴーリス・コンコルディア・フェスティヴァル・ホール、
ライヴ録音
今日的な形のオーケストラとして世界で初めて創設されたオーケストラである
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の歴史的録音を紹介するライプツィ
ヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団ヒストリカル・エディション第1弾。1934-45年
楽長を務めたアーベントロートの珍しいレパートリーのCD化で、シュトラウス
は恐らく初CD化。付属の豪華ブックレット(というよりは体裁はCD付きのBOOK
です)はこのオーケストラの歴史が豊富な写真と資料とともに掲載されていま
す(独語・英語)。

VKJK 0613 ¥1680
音楽童話「ブロムとフィルー」
フランク=シュテフェン・エルシュター指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス児童合唱団、
ゲヴァントハウス木管五重奏団
録音:2005-06年
ドイツの児童作家エリザベス・ドンマーの原作をもとに児童合唱とアンサンブ
ルによる音楽童話。

VKJK 0905 ¥1680
「ルネサンスとバロック期におけるスペインのオルガン音楽」
アントニオ・デ・カベソン(1510-66)(3曲)
フランシスコ・パラサ(1564-98)(1曲)
セバスティアン・アギレーラ・デ・エレディア(1561-1627)(3曲)
ホセ・ヒメネス(1601-72)(3曲)/パブロ・ブルーナ(1611-79)(7曲)
作者不詳(1700年頃)(1曲)/ファン・カバニリェス(1644-1712)(3曲)
ラヨシュ・ロヴァトカイ(Org)
録音:2010年10月ノイシュテッター教会,
ハノーファー(2001年パトリック・コロン作,17世紀スペイン様式のオルガン)
上記の作曲家ではカベソンが比較的知られているが、スペインのルネサンス、
バロック期の音楽はイタリアとともに当時は盛んであったにも関わらず今日で
は殆ど忘れられてしまった。古拙な宗教画を見るような素朴さと暖かさに満ち
たスペインのオルガン音楽はバッハとはまた違った味わいがある。オルガンの
ロヴァトカイはハンガリー出身でフランクフルト音楽大学で学び、ルネサンス、
バロック時代の忘れられた作品の復活をライフワークにしている。

VKJK 1102 ¥1680
フランツ・リスト(1811-86):合唱とオルガンのための作品集
入祭唱/ミサ・コラリス-「キリエ」「グローリア」
ミサ・プロ・オルガノ-「昇階唱」/オラトリオ「キリスト」-「山上の垂訓」
ミサ・コラリス-「クレド」/ミサ・プロ・オルガノ-「奉献唱」
ミサ・コラリス-「サンクトゥス」「ベネディクトゥス」
オラトリオ「キリスト」-「我らの父」
ミサ・コラリス-「アニュス・デイ」「ピウス9世、法王の讃歌」
グレゴル・マイヤー指揮ゲヴァントハウス合唱団、
ミハエル・シェーンハイト(Org)、
ダニエル・オホラ(Br)
録音:2011年6月メルゼブルク大聖堂
リスト生誕200年に際して現地では2011年に発売になったディスク。合唱のゲ
ヴァントハウス合唱団は昨年、結成150周年を迎えた伝統ある合唱団でニキシュ
を始め歴史上の名指揮者からの信頼を受けてきた名門合唱団。

VKJK 1106 ¥1680
「牛とロバの間に」
-伝統的クリスマス音楽集
(ペツェル、ディストラー、バッハ、ケーラーの作品)
フランク=シュテフェン・エルシュター指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス児童合唱団、
ロン=ディルク・エントロイトナー指揮
ライプツィヒ音楽院“J.S.バッハ”青年交響楽団
録音:2011年1月

VKJK 1112 2枚組(1枚価格) ¥1680
「フルダ大聖堂の待降節コンサート」
CD1)
クリストフ・グラウプナー(1683-1760):ハ長調のマニフィカト
ジョージ・フィリップ・テレマン(1681-1767):門を開け
CD2)
ヘンデル(1685-1759):「メサイア」HWV.56-第1部
フランツ=ペーター・フーバー指揮
ミュンヘン・アルパ・フェスタンテ・バロック管弦楽団、
フルダ大聖堂合唱団&児童合唱団
録音:2010年12月フルダ大聖堂ライヴ
フルダはドイツ・ヘッセン州にある街。ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が訪れ
たこともある由緒ある大聖堂で行われたコンサートのライヴ・レコーディン
グ。CD2に収録されている「メサイア」はなんと「ハレルヤ」無しの第1部のみ
の演奏です!

VKJK 1113(1SACD+1CD,1枚価格) ¥1680
イェルク・ヘルヒェット(b.1943):4つのカンタータ
SACD)(1)ペンテコステ派のカンタータ
(2)カンタータ《メアリー寺院》
CD)(3)カンタータ《第1日曜日待降節》
(4)カンタータ《キリストの血と肉》
クリストフリート・ブレーデル指揮
マイスナー・カントライ1961、
アンサンブル・ヴォーカル・モデルン
録音:(1)2010年/(2)1982年/(3)1991年/(4)2004
イェルク・ヘルヒェットは東ベルリンでパウル・デッサウに師事、その後東ベ
ルリンで教鞭を執りながら作曲を続け、1993年ボーデンゼー芸術賞を受賞、レ
クチャーのため来日したこともある。作品は各種現代技法を駆使しペンデレッ
ツキ風の混迷錯綜した今日の精神風景を描く現代の宗教音楽。

VKJK 1116 ¥1680
コリン・モービー(b.1936):待降節とクリスマスの音楽
カロリーネ・ロート(Org)、
グレゴル・マイヤー指揮
ライプツィヒ・ヴォーカル・コンソート
録音:2011年
イギリスのオルガニスト兼作曲者マウビーは現在ウェストミンスター寺院の
オルガニスト兼音楽監督を勤めている。流れるような旋律と華麗なハーモニ
ーを持つ美しい宗教音楽。

VKJK 1117 ¥1680
「We all shine on」-ジョン・レノンとビートルズ・ナンバー
(ワーキング・クラス・ヒーロー/レイン/アイム・ザ・ウォルラス
/カム・トゥギャザー/ジュリア/ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・
ダイヤモンズ/ハピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン/コールド・ターキー
/イマジン/ビコーズ/インスタント・カルマ)
マティアス・クノーヘ(Vo)、
エッキー・マイスター(Pf)、
グレゴル・マイヤー指揮ライプツィヒ・ヴォーカル・コンソート
録音:2011年2月
VKJK1116でクリスマス音楽を歌っているライプツィヒ・ヴォーカル・コンソー
トによるジョン・レノンとレノン&マッカートニーによるビートルズ・ナンバ
ー。合唱編曲はクノーヘとマイヤーが行っている。教会音楽とビートルズの出
会い。

VKJK 1122(1CD,2枚価格) ¥3360
「リューベックの聖マリア教会のオルガン」
ブクステフーデ:トッカータ、3つのコラール変奏曲
トゥンダー:カンツォーナ
ダンドリュー:マニフィカト
ジャン・アラン(1911-40):創造主への賛歌による変奏曲
J.S.バッハ:トッカータ ト長調BWV916
ホルスト:「惑星」より金星
カルク=エラート:コラール変奏曲
リスト:前奏曲とB-A-C-Hによるフーガ
ヨハネス・アンガー(Org)
録音:2010年9月
リューベックの聖マリア教会は1250年から100年かけて建てられたドイツで3番
目に大きい教会でゴシック建築の中でも重要な歴史的建造物である。かつてブ
クステフーデがオルガニストとして活躍しており、ここのオルガンは世界最大
級と云われる。そのオルガンで縁のあるブクステフーデからバッハ、リスト、
ホルストまでを4種のオルガンを弾き分けて聴かせる。
トール・タイプの紙ジャケ仕様で、1CDで価格は2枚組の価格です。

VKJK 1127 ¥1680
「オレムス」
タレガ:挽歌
A.ラウロ:ベネズエラのワルツ第2番「アドレイナ」、第3番「クリオーリョ」
バリオス=マンゴーレ:悲しみのショーロ,大聖堂、舟歌
ラウロ:レジストロ
タレガ:オレムス
バリオス=マンゴーレ:ワルツOp.8-4
タレガ:マリエータ
作者不詳(リョベート編):アメリアの遺言
イェンス=ウーヴェ・ポップ(G)
録音:2010年1月
ポップはハンブルクとリューベック大学でギターを学び、フランスのモンテリ
マール国際ギター・デュオ・コンクールで優勝している、みずみずしい音色と
ビブラートが魅力の若手。ソロの他、デュオ、室内楽で活躍している。CDは南
米、スペインの味わい豊かな小品が収められたチャーミングな内容。

VKJK 1129 ¥1680
「ドレスデンの歌曲集」
J.ゴットリープ・ナウマン(1741-1801):レッスン、私は
フェルディナント・パエル(1771-1839):ばら
ウェーバー(1786-1826):乙女と待雪草、谷間のすみれ、8行詩、妖精の歌
H.マルシュナー(1795-1861):いずれ再会しよう、彼女の痛みを知っている
C.ゴットリーブ・ライシガー(1798-1859):魔王、あなたはそう思いますか?
クララ・シューマン(1819-96):私の星、別れ
ロベルト・シューマン(1810-56):6つの歌曲Op.89
ベルンハルト・シュナイダー(1861-1948):星空の下
アルトゥール・インミッシュ(1902-49):ヴェネツィア、私のばら、新しい海へ
ロミー・ペトリック(S)、
リアナ・ベルトーク(Pf)
ドレスデンに住み、かの地を愛した古典派から20世紀までの作曲家の歌曲をま
とめたもの。ウェーバー、シューマン夫妻の他、今日忘れられた作品も多数。

VKJK 1133 ¥1680
「あなたが永遠に考えること」-新編曲によるドイツ民謡
野ばら(ヴェルナー)/キツネがガチョウを盗んだ/きけ、なんて純粋な/
大事な小川!/ほか(全16曲)
シュテファン・ファンゼレフ(指揮)
ドレスデン・カンタムス室内合唱団
録音:2010年8月
ドイツ民謡を新たにアカペラ混声合唱用に編曲したアンソロジー。有名なヴェ
ルナーの野ばらも華麗なハーモニーがつけられている。心癒される内容。

VKJK 1140 ¥1680
「全ての神に栄光あれ」-アルメニアの宗教音楽集
コミタス・ヴァルダペット(1869-1935):主の祈り
ヘルマン・ゴルツ教授の基調演説(ドイツ語、18分)
トーマス・ブッフホルツ(b.1961):アルメニアのクラマンス
ヴァルダペット:キリエ、ミゼレーレ、アーメン
マカール・イェクマリアン(1857-1905):サンクトゥス
ほかアルメニアの伝統的宗教音楽
ハルテュン・トピキャン指揮
イェレヴァンナー室内合唱団、ハリシェ正教会音楽八重唱団、
アルトゥール・バビキャン(Org)ほか
アルメニア伝統音楽から現代のアルメニアにちなむ宗教曲までを収めた珍しい
ディスク。ドイツの作曲家トーマス・ブッフホルツは語りも含む実験的側面を
持つシアター・ピース的な宗教楽。




<ALBANY>
TROY1295 ¥1980
フローレンス・B・プライス(1887-1953):
(1)1楽章の協奏曲
(2)交響曲第1番ホ短調
レスリー・B・ダナー指揮
ニュー・ブラック・ミュージック・レパートリー・アンサンブル
(1)ケレン・ウォルウィン(Pf)
録音:2011年3月
フローレンス・B・プライスはアーカンサス州出身のアフリカ系アメリカ人の
女性作曲家でニュー・イングランド音楽院、シカゴ音楽大学などで学んだ。
生涯に300曲以上の作品を残し、彼女が編曲した黒人霊歌はマリアン・アンダ
ーソン、レオンタイン・プライスらが好んで取り上げたと言われる。
1楽章の協奏曲は黒人霊歌風の温かな旋律がラフマニノフを彷彿とさせる華麗
なピアノと管弦楽法で展開する秀作。交響曲ホ短調はアメリカ黒人女性による
最初の交響曲。1932年ロドマン・ワナメイカー財団賞の第1等賞を受賞した作
品。も黒人霊歌の旋律を基本素材とした作品でドヴォルザークの「アメリカ」
や「新世界より」と思わせる堂々とした力作。

TROY1325 ¥1980
「ホルンのための室内楽曲集」
(1)ブラームス:ホルン三重奏曲Op.40
(2)モーツァルト:ホルン五重奏曲K.407
(3)ベートーヴェン:2つのホルンと弦楽四重奏のための六重奏曲Op.81b
(4)シューベルト:「流れの上で」Op.post119, D.943
リチャード・キング(Hrn)、
(1)(3)エイミー・リー(Vn)、
(1)(4)オーリ・シャハム(Pf)、
(2)(3)佐藤マリ(Vn)、(2)(3)リン・ラムゼイ(Va)、
(2)スタンレイ・コノプカ(Va)、
(2)ジュリー・マイヤーズ・キング(Pf)、
(3)ジェシー・マコーミック(Hrn)、
(3)ポール・クシウス(Va)、(4)ジュンユン・オー(S)
録音:2011年5月-6月
リチャード・キングはクリーヴランド管の首席ホルン奏者。ソリストとして
東京交響楽団とも共演したことがあり、日本でもコンサート、マスター・ク
ラス開講を行い人気がある。ここではホルンを中心にすえたお馴染みの名曲
を集めた。その甘い音色はクリーヴランド管の首席に恥じない名演奏。

TROY1300 ¥1980
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
ウィリアム・ヒル:交響曲第2番「ベートーヴェン7.1」(2009-10)
ローレンス・ゴラン指揮
ラモント交響楽団
ウィリアム・ヒルの交響曲第2番《ベートーヴェン7.1》はベートーヴェンの
交響曲第7番の素材に基づく一種のパラフレーズ、オマージュとして作曲され
た。作曲者ヒルはコロラド交響楽団の打楽器奏者としても活動し、デンバー
のラモント音楽大学作曲科の教鞭も執っている。ベートーヴェン:交響曲第7番
の中にある幾つもの印象的なモティーフが無調によって見事に展開されてい
る。なおラモント交響楽団はコロラド州デンバーにあるラモント音楽大学の
レジデント・オーケストラ。


TROY1305 ¥1980
「盗まれた黄金」
-ヴァイオリンとテープ、ライヴ・エレクトロニクスのための作品集
タニア・レオン:アバニコ(2007)
田中カレン:ウェイヴ・メカニクスII(1994)
ミリカ・パラノシク:アル・アイリ・レポ・スヴィリ(2005)
アンナ・ルビン:盗まれた黄金(1991,ヴァイオリン版:2005)
リンダ・ダスマン:マニフィカト3「ラメント」(2004)
アリス・シールズ:キリエル(2004-05)
ベッカ・シャック:パルス(2002)
吉岡愛理(Vn,エレクトリックVn)
いずれもヴァイオリンとテープもしくはライヴ・エレクトロニクスなどとの
コラボレーションによる作品集。ラテン情緒あふれる楽しいタニア・レオン
のアバニコ、われらの田中カレン女史のウェイヴ・メカニクス、中近東のエ
キゾチシズムが神秘的なルビンの盗まれた黄金ほか新しさとポップさがほど
よくミックスされた鮮烈な一枚。ヴァイオリンの吉岡愛理はニューヨーク在
住。アメリカ、カナダ、ヨーロッパで活動し日本でも度々リサイタルを行っ
ている期待のヴァイオリニスト。

TROY 1301 ¥1980
「イン・ノミネ」
(1)クルターク(b.1926):サイン、ゲームそしてメッセージ(1986-2006)
(2)アルトゥール・アヴァネソフ(b.1980):G.Kへのオマージュ
(3)ティグラン・マンスリアン(b.1939):ラメント(1980)
(4)プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタOp.56
(5)アヴァネソフ:「ゼメスターニ、バハーリ、ベヘシュティ」
モヴセス・ポゴシアン(Vn)、
(2)(4)ヴァーティ・マヌーエリアン(Vn)、
(2)(5)アルトゥール・アヴァネソフ(Pf)
録音:2010年、DDD、59:40
ヴァイオリンのポゴシアンは旧ソ連アルメニア出身。1986年にチャイコフス
キー国際コンクールに入賞、1990年にはボストンでチャイコフスキーの協奏
曲でアメリカ・デビュー以来、ソリストとして世界中で活躍している。また
共演のマヌーエリアンはポゴシアン夫人。東京カルテット、クロノス・カル
テットとも共演しクラシックのみならず現代作品の紹介にも力を入れている。
巨匠クルタークの代表作と近年評価の著しいマンスリアンの哀感あふれる作
品の世界初録音が聴きもの。

TROY1319 ¥1980
デイヴィッド・マスランカ(b.1943):
(1)アルト・サクソフォンとウィンド・アンサンブルのための協奏曲
(2)リベレーション(解放)
スティーヴン・K.スティール指揮
(1)イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー、
(2)イリノイ州立大学シンフォニック・ウィンズ
(1)ポール・ノーレン(アルトSax)、
アルト・サクソフォン協奏曲は5楽章からなる大作で各楽章には1:歌「地上の
炎」/2:間奏曲「明るい窓、あなたの夜は星に満たされ」/3:歌「親愛なる
イエス、あなたは私に何をしたのですか?」/4:間奏曲「星月夜」/5:歌
「人間よ、これを見たことがあるか?」と標題が付けられ、ドラマティック
に展開する。「リベレーション」は2010年JWECC(日本管楽合奏指揮者会議)の
委嘱作。吹奏楽の機能とダイナミズムを存分に使い切った快作。イリノイ州
立大学のウィンド・シンフォニーとシンフォニック・ウィンズは名前が違い
ますが、編成はほぼ同じ。メンバーはほとんど異なります。

TROY1335 ¥1980
「リジェネシス」-再生の音楽
(1)アンソニー・プロッグ:コンチェルト2010(2010)
(2)アルフレッド・リード:ワーグナーのポラッツィの主題による変奏曲(1983)
(3)デイヴィッド・マスランカ:交響曲第8番(2008)
ボビー・R・フランシス指揮
テキサス・クリスチャン大学ウィンド・シンフォニー
(1)アメリカン・ブラス・クインテット
吹奏楽では名作と言われるリードのワーグナーのポラッツィの主題による変
奏曲とマスランカの大作、交響曲第8番のカップリングに加え、プロッグの最
新作、金管五重奏と吹奏楽のための協奏曲2010という話題作満載の一枚。

TROY1284 ¥1980
タニア・レオン:
(1)HAIKU(俳句)
-ナレーターとミクスト・アンサンブルのための
(2)イヌラ
-声、弦楽と打楽器のための
(1)(2)タニア・レオン指揮
(1)ダンス・シアター・オブ・ハーレム・アンサンブル
(Fl, Fg, Gr, 筝, Vc, Cb, Perc)
(2)ソン・ソノーラ・ヴォイセズ、ソノ・ソノーラ・アンサンブル、
ダンス・ブラジル・パーカッション
録音:(1)1973年、(2)2009年
タニア・レオンはキューバ出身の作曲家、指揮者で彼女の代表作歌劇《ヒヤシ
ンスの惨劇》はヘンツェの依頼で作曲、初演された。また作品はオルフェウス
室内管、シンシナティ響、アンサンブル・モデルンなどによって演奏されてい
る。アメリカではローリー・アンダーソン、メレディス・モンクらと並んで女
性作曲家の三羽烏と目されているそう。さてHAIKUは松尾芭蕉、与謝蕪村、寺
村百池、小西来山の俳句の英訳をナレーターが朗読する(なんとなくNHK教育
のJブンガクを思い出す)背後で読経のようなコーラス、ミステリアスな無国
籍風のアンサンブルが音楽をつけてゆく30分あまりの大作。「イヌラ」も屈
託のないペンタトニックの響きがのどかに拡がる似非アジア風音楽かと思え
ば途中から作曲者の故郷キューバのリズムが加わりどこまでも平和で脳天気
な(ルー・ハリソンみたいな)音楽が続く。実に楽しいアルバム。

TROY1294 ¥1980
アレック・ワイルダー(1907-80):ピアノ作品集
(ソナタ・ファンタジー/ハーディ組曲/組曲第1番/組曲第2番
エッセイ第2番/組曲第3番/組曲第4番/12のモザイク)
ジョン・ノエル・ロバーツ(Pf)
録音:2010年6月
アレック・ワイルダーはフランク・シナトラ、トニー・ベネット、スタンゲッ
ツらとも深く関わり、ポピュラー、クラシック両方で活躍した。作品はジャズ
の影響を受けたものが多いが古典派、印象派、無調の影響を受けたものもあり
と多岐に渡っている。

TROY1298 ¥1980
「ドライヴ・アメリカン」
ジョン・アダムズ:アメリカン・バーサーク(2001)
ジョーン・タワー:ノー・ロンガー・ヴェリー・クリア(2000)
ダニエル・クローズィアー:冬のオーバード(2009)
陳怡(チェン・イ):バ・バン(1999)
オーガスタ・リード・トーマス:痕跡(2007)
(夢:シューマン×クラム風/奇想曲:スカルラッティ×アート・テイタム風
/タンゴ:ピアソラ×コルトレーン風/即興曲:ストラヴィンスキー×ショパン
&セロニアス・モンク風/トッカータ:バッハ×ビバップ風)
ウィリアム・ボルコム:12の新しいエチュード第4集(1988)
ハイディ・ルイーズ・ウィリアムズ(Pf)
録音:2009年5-7月
アメリカ在住の作曲家によるピアノ新作集。ポスト・ミニマリズムの旗手と
していまや巨匠の域にまで達したジョン・アダムズのミニマル流ラグタイム
の軽-い味わいが楽しい「アメリカン・バーサーク」、様々な作曲家の様式を
ミックスしたというA.R.トーマスの「痕跡」、巨匠ボルコム作品など聴き所
満載。

TROY1299 ¥1980
ホセ・ペペ・マルティネス:
マリアッチ・オペラ「月の表面を横断する」
ヒューストン・グランド・オペラ
マリアッチ・ヴァルガス・テカリトラン
マリアッチとはメキシコを代表する民族的バンドのスタイルで通常、祭り、結
婚式、宴会などで座を盛り上げるため演奏する。この作品ではそのマリアッチ
の様式で書かれた歌劇で明るくゴキゲンなメキシコ情緒がたっぷり味わえる。
なお歌はスペイン語で間の会話は英語で行われている。

TROY1302 ¥1980
「エマ・ルー・ディーマー:作品集」
(1)ピアノ三重奏曲
(2)トランペット、ホルン、トロンボーンとピアノのための四重奏曲
(3)マリリンのための7つの小品
(1)(2)ジョーン・デヴィー・ディクソン(Pf)、
(1)ローラ・コバヤシ(Vn)、エレン・グロールマン(Vc)、
(2)ロリ・アントン(Trp)、サンドラ・ウッドワード(Hr)、
ブライアン・アントン(Trb)、
(3)エマ・ルー・ディーマー(Pf)
ディーマーはイェール大学とイーストマン音楽院で学び、サンタバーバラ交響
楽団のレジデンス・コンポーザーを勤める中堅作曲家。作風は印象派、新古典
主義に更にモダンな要素を加えた洗練されたもの。「マリリンのための7つの
小品」は洒落たピアノ小品集かと思いきや突然ヘンリー・カウエル風の似非民
族音楽とピアノの内部奏法が出てきて楽しい。

TROY1303 ¥1980
バーバラ・ホワイト作品集
(1)5つの元素(2003)/(2)十分なロープ(2006)/(3)傷と目(2007)/
(4)「私の納屋が焼失した、私は今、月を見ることができる」(2008)
(1)ジェニファー・フラウチ(Vn)、(1)(4)ローラ・フラウチ(Vn)、
(1)ダニエル・パナー(Va)、(1)(4)ソフィ・シャオ(Vc)
(1)(3)(4)ジョン・ブラックロウ(Pf)、
(2)サブリナ・リアーマン(S)、(2)デボラ・ボールディン(Fl)、
(4)タラ・ヘレン・オコーナー(Fl)、(4)アラン・ケイ(Cl)
バーバラ・ホワイトはニューヨーク・ニュー・ミュージック・アンサンブル、
ボストン・ムジカ・ヴィヴァなどから作品を委嘱され、セント・ルーク室内ア
ンサンブルにも作品を提供している。モード、調性的な響きと現代の新しい楽
器法によるユニークな音響を折衷して独自のリリシズムを確立している作曲家。
懐かしい「クリスティーナ&ローラ」のローラ・フラウチも参加しています。

TROY1304 ¥1980
「神聖なる声」-グレアム・ゴードン・ラムジー(b.1962)作品集
アヴェ・マリア(2007)/聖ステファニーのミサ(2007)/
服従(2008)/もしあなたが私を愛するなら(2008)/
深き淵より(1990)/3つの詩篇(2002)/ラウダーテ・ドミヌム(2009)
ハインリッヒ・クリスティアンセン(指揮)合唱団
グラハム・ゴードン・ラムジーはカリフォルニア出身で作曲をデイヴィッド・
デル・トレディチらに師事。主に宗教音楽の分野で作曲を行っており、作品は
アメリカのみならず、イタリア、デンマークでも歌われている。20世紀初頭の
イギリスの作曲家の合唱曲に似た精妙な和声と繊細な情感に溢れている。

TROY1307 ¥1980
「恐怖と記憶」-アンドルー・ワッゴナー作品集
アンドルー・ワッゴナー(b.1960):
(1)インプロヴィゼーション
(2)弦楽四重奏曲第3番(2002)/(3)エクソシスト(2006)
(4)リーヴル(本)(2001)/(5)恐怖の目録(2009)
(6)ひとつの優しさ(2008)/(7)インプロヴィゼーション
(1)(5)(7)オープン・エンド(SQ&Pf)、
(2)コリリアーノ四重奏団(SQ)、
(3)フレキシブル・ミュージック(Sax, G, Perc, Pf)
(4)C.スティンソン(Vc)、M.モルコスキ(Pf)、
(6)アンサンブル・ノードリーズ(Vn,Vc,Pf,Cl)
録音:2010年
ワッゴナーはニューオリンズ出身でイーストマン音楽院とコーネル大学で学ん
だ。ロジャー・セッションズ賞の始めアメリカ国内の数々の作曲賞を受賞して
いる。作風はバルトーク、ストラヴィンスキーを思わせるリズムにジャズ風の
コードやメロディを加え、ニュー・ジャズ、プログレシヴ・ロックを彷彿とさ
せるポップな現代音楽。クロノスQのレパートリーが好きな人は気に入るだろう。

TROY1308/09 2枚組 ¥3960
ラリー・ベル:
(1)「四季」-エリザベス・カーシュナーに詩によるカンタータOp.101
(2)通奏低音付きチェロ組曲Op.110
(3)パルティータ第1番Op.97
(4)カプリース第3番Op.54
(5)パルティータ第2番Op.102
(6)セレナード第2番Op.98
(1)「秋」:トーマス・グレッグ(T)、E.ローレンス(Hrp)
「冬」:B.A.コンドン(MS)、ラリー・ベル(Pf)、
「春」:フィリップ・リマ(Br)、P.シエンニワ(Cemb)
「夏」:E.ホームズ(S)、J.ムラトレ(G)
「フィナーレ」:ラリー・ベル(指揮)、上記歌手・奏者達、他
(2)(6)サム・ウ(Vc)、(2)(3)(5)(6)ポール・シエンニワ(Cemb)
(4)アルド・アブロー(リコーダー)
録音:2010-2011年
ラリー・ベルはニュー・イングランド音楽院、バークレー音楽大学で教鞭を執
る他、ピアニストとしても活動し、NAXOSよりパーシケッティのピアノ作品集を
リリースしている。作曲家としては穏健な新ロマン主義的な作風を持つ。カン
タータ「四季」は80分の大曲ですが、カンタータと言いながら「秋」-「夏」は
独唱の歌曲、フィナーレでようやく全員が揃います。全編、調性のある美しい
旋律が優れたヴォーリストたちによって歌われる。グランマ・モーゼスの絵画
を見るような穏やかな作品。

TROY1310 ¥1980
「パーシケッティと彼の弟子たちのピアノ音楽」
ヴィンセント・パーシケッティ:ピアノ・ソナタ第9番,冬至*
マーガ・リヒター:ピアノ・ソナタ,記憶*,8つの小品*
ジェイコブ・ドラックマン:7つの大罪*
リチャード・ズィムダーズ(Pf)
録音:2010-2011年
(*印:世界初録音)
パーシケッティ(1915-1978)はイタリア系アメリカ人でジュリアード音楽院で長
らく教鞭を執った。そんな彼の弟子の作品を含むピアノ作品集。パーシケッティ
自身は新古典主義の傾向が見られるが弟子たちの作品は様々な様相を呈している。

TROY1311 ¥1980
「アルベニス風に」-クリス・バックホルズ、トロンボーン・リサイタル
シチェドリン(b.1932):アラ・アルベニス
ビュッセル(1872-1973):12の旋律的なウ゛ォカリーズ練習曲より(4曲)
ジャン・オーバン(b.1928):アリア、スケルツォとフィナーレ
ヒンデミット(1895-1963):アルト・ホルンのためのソナタ
レオン・ステッケ(1904-1942):嬰ヘ調の変奏曲
ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品
ガーデル・シモンズ(1878-1945):ゴンドラの船頭
クリス・バックホルズ(Trb)、
ジーン・ボトキン(Pf)
ブックホルズはクラシックとジャズの世界で活躍しトニー・ベネット、ナタリ
ー・コールとも共演する一方、ピッツバーグ響、デトロイト響。ボストン・ポ
ップス、シンシナティ・ポップスとも度々共演しているベテラン。甘い音色と
朗々としたメロディの歌いまわしが魅力。

TROY1312 ¥1980
ジャック・ビーソン(1921-2010):
(1)歌劇「ハイデッガー博士の不老泉」
(シェルドン・ハーニック台本)
(2)室内歌劇「おーい助けてくれ」
(1)C.ウィルコックス、J.クリスティンほか、
トーマス・マーティン指揮室内管弦楽団
(2)J.リアードン(Br)、L.ガブリエル(S)、
フレデリック・ウォルトマン指揮
コロンビア室内管弦楽団
ビーソンはイーストマン音楽院とコロンビア大学で学び、多くのオペラ、歌曲、
室内楽を作曲し、アメリカ・ローマ大賞を受賞している。幾分ベルクを思わせ
るシリアスな「ハイデッガー博士の不老泉」、メノッティを思わせる親しみや
すい「おーい助けてくれ」と対照的な2つのオペラを収録。

TROY1313 ¥1980
「転換」-トロンボーンのための音楽
(1)フィッシャー・タル:変奏(ディヴァージョン)
(2)サイモン・ウィルズ:トロンボーン四重奏のためのソナタ
(3)ジャック・カステレード:前奏曲と舞曲
(4)エリック・エワゼン:ダンツァ・デラ・ヴィータ
(5)アンソニー・バーフィールド:独白
(6)マイケル・ダイヴァーズ:主題によるディヴァージョン
ステントリアン・コンソート:
【デイヴィッド・ベノチェ(Trb)、ブレント・フィリップス(Trb)、
ジョナサン・ホワイテイカー(Trb)、バーニー・マッコラム(B.Trb)】
(1)(5)ジョセフ・アレッシ(Trb)、
(1)ピーター・エルフソン(Trb)、
(3)エルヴィア・プッチネッリ(Pf)、
(3)トッド・ミーハン&ティム・タル(Perc)
ステントリアン・コンソートは2003年に結成以来、数々の音楽祭、大学のセミ
ナーなどに招かれコンサートを行っている。ニューヨーク・フィルの首席トロ
ンボーン奏者ジョセフ・アレッシとも度々共演しここでも息の合ったところを
聴かせている。

TROY1314 ¥1980
「ハート・オン・ザ・ウォール」
-アフリカ系アメリカ人によるアート・ソング集
ロバート・オーウェン:ハート・オン・ザ・ウォール
ジュリアス・P.ウィリアムズ:歴史の神話
ロバート・L.モリス:抒情組曲
ヌケイル・オコイェ:ハリエット・タブマン歌曲集
ルイーズ・トッピン(Sop)、
ジュリアス・P.ウィリアムズ指揮
ドヴォルザーク交響楽団
録音:2006-7年
クラシック系音楽の分野で活躍するアフリカ系アメリカ人作曲家によるオーケ
ストラ伴奏つき歌曲集をまとめたもの。いずれも素朴で力強いメロディと繊細
な情感にあふれた生命力のある作品が揃っている。ソプラノのルイーズ・トッ
ピンはアメリカ、ヨーロッパ、日本などで活躍するオペラ歌手で当ALBANYには
スティルの歌劇ほか複数の録音がある。このCDのプロデュースも自ら手掛けて
いる。

TROY1315/16 2枚組 ¥3960
ステファン・ワイスマン:歌劇「ダークリング」
-台本:アンナ・ラヴィノヴィッツ
M.ヘグルンド(S)、ハイ-ティン・チン(MS)、
J.ガリソン(T)、M.ウーレマン(B,Br)、
ブライアン・デマリス(指揮)、弦楽四重奏団、ほか
ワイスマンはニューヨークを中心に活動する若手作曲家で作曲をデイヴィッド
・ラングらに師事した。両大戦間の不況と混迷のアメリカを舞台にしたこの歌
劇はアメリカン・オペラ・プロジェクトの委嘱により作曲された。数人の歌手
と語り手、それに弦楽四重奏という極めて切り詰められた編成で淡々と進めら
れるモノクロームの人間模様。弦楽四重奏は無調から当時の流行音楽のスタイ
ルまで幅広く取り込む。

TROY1317 ¥1980
「錬金術」-ジャン・クルジウィキ(b.1948)作品集
(1)寓話/(2)パルティータ
(3)錬金術/(4)5つの詩曲
(5)夕べの影に
(1)(2)スーザン・ノウィキ(Pf)、(1)リン・クロック(バリトンSax)、
(2)フレデリック・T.コーエン(Ob)、(3)マシュー・ベングトソン(Pf)
(4)ジェフリー・カナー(Fl)、(4)チャールズ・アブラモヴィッツ(Pf)
(5)スーザン・ナルッキ(S)、J.ヴィオー(G)、岡浩乃(Vn)、
レイチェル・ク(Va)、ユミ・ケンドール(Vc)
録音:2007年8月
ジャン・クルジウィキはフィラデルフィアを中心に作曲のほか、指揮者、教育
者として、また音楽祭の企画など多彩な活動を行っている。作風はヨーロッパ
の前衛に近い位置を保っており、その厳しい姿勢に他のアメリカの作曲家には
ない品格が感じられる。声楽曲「夕べの影に」は厳しい表現のなかに象徴主義
的なほの暗いロマンティシズムが感じられる傑作。

TROY1318 ¥1980
「フリー・フライング」
(1)ジョン・スティーヴンス:トロンボーン・ソナタ(2002)
(2)スティーヴ・ラウズ:フライング・ボーイ(2005)
(3)フレデリック・スペック:自由落下
(4)スタンリー・フリードマン:トロンボーン・ソナタ(1999)
(5)ポウル・ブリンク:トロンボーンとバンドのための変奏曲
ブレット・シャスター(Trb)、
(1)(3)(4)クリスタ・ウォレス=ボーズ(Pf)、
(2)ルイスヴィル大学金管五重奏団、
(5)フレデリック・スペック指揮ルイスヴィル大学ウィンド・アンサンブル
ブレット・シュスターはニュー・イングランド音楽院、アリゾナ州立大学で学
び、現在フィラデルフィアを拠点に活動している。ソリストとしてオーケスト
ラとの共演も多く、ルイスヴィル響、サンディエゴ響とも共演。数々のワーク
ショップ、音楽祭にも招かれている。このCDは彼名義の初のソロ・アルバムで
あり、ピアノ伴奏によるものから大規模なウィンド・アンサンブルを従えたも
のまでヴァラエティ豊か。

TROY1326/27 2枚組 ¥3960
ヴィクター・ハーバート(1859-1924):
歌劇「占い師」
スティーヴン・バイエス指揮オハイオ・ライト・オペラ
エイミー・マップルス、スティーヴン・フォーク、ほか
ハーバートはアイルランド出身で後にアメリカに帰化し、当時ライト・オペラ
と呼ばれた創成期のミュージカルの基礎を築いた重要な作曲家です。チェロ奏
者としてヨハン・シュトラウスIIの楽団に在籍しシュトラウスのスタイルを吸
収し後に自分の音楽へ昇華させます。ハーバートのチェロ協奏曲はドヴォルザ
ークに霊感を与え、チェロ協奏曲作曲を決心させたとも言われています。しっ
かりとした構成と美しい旋律と管弦楽法は今聴いても色褪せません。オペラ・
ファン、ミュージカル・ファンはぜひお聴き下さい。

TROY1328 ¥1980
「天使と悪魔」-チューバのための作品集
アルフレッド・リード:二重奏のファンタジア
バーバラ・ヨーク:天使のためのエレジー
ジョン・スティーヴンス:「サルヴェ・ヴェネーレ、サルヴェ・マルテ」
ブラームス:永遠の愛を、歌の調べのように/シューマン:異郷にて
ファーラー・フェラン:堕ちた天使のソナタ
ジェームズ・グラント:
ワルツ・フォー・ベッツ/アンソニー・プロッグ:3つの細密画
エンニオ・モリコーネ:ガブリエルのオーボエ
ジェームズ・ミードア:黙示録的声/ニールセン:カント・セリオーソ
ティム・バズビー:チューバ吹きのサガ(伝説)
ティム・バズビー(Tuba)、
フェイス・デボウ(Pf)
録音:2010年7月
吹奏楽関係者の間では有名なチューバ奏者ティム(ティモシー)・バズビーは前
回も古今のオーケストラ名曲のトロンボーン・チューバ・パートだけを集めた
CD(TROY1282)で話題となったが、こちらはチューバのためのオリジナル作品
(一部編曲物あり)を中心にしたアルバム。バズビーは最近メルボルン響の首席
チューバ奏者に就任した他、ソリストとしても各国のオーケストラを共演し活
動の幅を広げている。

TROY1329 ¥1980
「回想」-アメリカのフルート音楽
(1)ジョセフ・シュワントナー:回想(2009)
(2)エリオット・カーター:私は風に描く(1991)
(3)ドナルド・マルティーノ:クォドリベッツ(1954)
(4)ヴィンセント・パーシケッティ:寓話(アルト・フルートのための)(1965)
(5)ロバート・ディック:魚は跳ね上がる(1999)
(6)サミュエル・バーバー:カンツォーネ(1959)
(7)ロバート・ビーサー:水の中で自分自身を賞賛する老人(1986)
(8)ジョセフ・シュワントナー:黒いイソギンチャク(1982)
レナード・ギャリソン(Fl)、
(1)(6)-(8)ジェイ・マウチェリー(Pf)
録音:2011年5月
ギャリソンはワラ・ワラ響の首席フルート奏者でモンタナ・レッド・ロッジ音
楽祭の音楽監督を務め、ソリストとしてはシカゴ響とも共演したことがある実
力派。20世紀の様々な傾向のフルート作品を収録。

TROY1330 ¥1980
「クラリネット・コレクティヴ」
(1)レイモン・ガロワ・モンブラン(1918-94):6つの音楽的エチュード(1955)
(2)フランク・ウィリー(b.1949):起動と精霊の踊り(2000)
(3)アラン・ストート(b.1932):ムーヴメント(2000)
(4)マリー・アン・グリーブリング(b.1936):四大元素
(5)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(Cl&Pfのための編曲版)
(6)ドビュッシー:4つの歌曲(Cl&弦楽四重奏のための編曲版)
(7)ケント・ケンナン(1913-2003):哀歌
(8)モーツァルト:4つの教会ソナタ(Cl、木管八重奏&コントラバス版)
デニス・ナイグレン(Cl)、
(1)(8)ワイン・ゴーダー指揮(1)ガロワ・モンブラン・アンサンブル、
(3)(6)エイデン弦楽四重奏団、
(4)(5)ジェリー・ワン(Pf)、(8)モーツァルト・アンサンブル
ナイグレンはミシガン州立大学で学び、現在ケント州立大学でクラリネットの
教授を行う傍ら、主にソリストとして吹奏楽の分野で活躍し近現代の作品の演
奏に定評がある。本CDでは特にドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」と
「4つの歌曲」におけるナイグレンの極めて繊細な表現に驚かされる。

TROY1331/32 2枚組 ¥3960
サリヴァン(1842-1900):喜歌劇「ペンザンスの海賊」
J.リン・トンプソン指揮オハイオ・ライト・オペラ
ニコラス・ウーアーマン、カーラ・ヒューズ、スティーヴン・フォーク、
テッド・クリストファー、ほか
「ペンザンスの海賊」はイギリスの喜歌劇作曲家アーサー・サリヴァンの代表
作で1879年、作曲者自身の指揮でニューヨークの五番街劇場で初演され、今日
のいわゆるミュージカルの祖となった。孤児の集団で作られた海賊たちとやた
ら人のよい船長たちが出会う人々との涙あり笑いありのラヴ・コメディ。親し
みやすい楽しい旋律満載で今日いまだ根強い人気を誇っている名作。オハイオ
・ライト・オペラの歌手たちの安定した歌唱で思わず引き込まれる。

TROY1333 ¥1980
「エヴリウェア・エンタングルド」
ブレーク・ウィルキンス(b.1965):蛇との踊り
スティーヴン・A.テイラー(b.1965):エヴリウェア・エンタングルド
クリストファー・ディーン(b.1957):たてがみのスクロール
エドガー・ヴァレーズ(1883-1965):イオニザシオン
スティーヴン・ゴーボス(b.1978):プッシュ
後藤洋(b.1958):見えざる者が通り過ぎる
スティーヴン・ハートキ(b.1952):パーコレーション・プロセシズ
デイヴィッド・クラム(b.1962):キネティクス
ジャスティン・メリット(b.1975):疾風怒濤
ブレーク・ウィルキンス指揮
ヒューストン大学打楽器アンサンブル
録音:2011年5月
打楽器アンサンブルの古典的名作ヴァレーズのイオニゼーションから最新の作
品までを収録。新ロマン主義なもの、ラテン的なノリのよいもの、ミニマル・
ミュージック風なものまで多種多様。

<CORO>
★COROレーベルは特別価格期間が終了しましたが、当分の間、特価新価格で販売いたします。ご案内済みの旧譜も代償となります。
通常盤 1枚あたり ¥2080

COR 16101 ¥2080
モンテヴェルディ:倫理的、宗教的な森Vol.2 ――
もろもろの国よ、主をほめたたえよIII/われ主に感謝せんIII
おお、盲し人よ/神をたたえよ/4声の無伴奏ミサ曲
神よ、真心をつくしてII/いざ殉教者らを讃め歌えI
十字架にかけられ/もろもろの国よ、主をほめたたえよ/かくてふたたび
われ永遠より立てられ/主は言われたI
ザ・シックスティーン、ハリー・クリストファーズ(指揮)
大胆な和音とリズム、劇的で創造性豊かな声楽と器楽を用いることにより、
当時の教会音楽、世俗音楽、舞台音楽に革命をもたらしたモンテヴェルディ。
ヴェネツィア、サン・マルコ寺院の楽長を務めていた晩年のモンテヴェルディ
が礼拝のために作曲し、1641年に出版された「倫理的、宗教的な森」は全40曲
のミサ曲とモテットを収める壮大な宗教曲集。
1610年の「聖母マリアの夕べの祈り」と並ぶモンテヴェルディの宗教音楽の
傑作である。

COR 16098 ¥2080
ロイヤル・マニュスクリプツ - ジーニアス・オヴ・イルミネイション ――
ブラウン:めでたし女王
ウィルキンソン:イエスは横切られ
作曲者不詳:恵みあふれる聖マリア
パイゴット:幼子イエスをあやす聖母マリア
作曲者不詳:ラウダ-レジナ・ソヴラナ
コーニッシュ:めでたしマリア、神の御母
作曲者不詳:今日、夜が明ける
デイヴィ:スターバト・マーテル
作曲者不詳:キリストよみがえりぬ
デュファイ:アニュス・デイ
タリス:御身よりほかにわれは(40声のモテット)
ザ・シックスティーン、
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ヒリヤード・アンサンブル
ロンドンの大英図書館で開催(-3/13)されている国宝クラスの写本の特別展、
「Royal Manuscripts:The Genius of Illumination」のために製作されたザ・
シックスティーン&ヒリアード・アンサンブルの名唱集。
9世紀から16世紀にかけてイングランドの国王や女王によってコレクションさ
れた壮麗な写本と気高き音楽は、中世の文化を伝える貴重な音楽遺産である。





<Onyx>
ONYX 4095 5枚組 \3780
パスカル・ロジェ - ドビュッシー:ピアノ作品全集 ――
前奏曲集第1巻/前奏曲集第2巻/版画/組曲《子供の領分》
2つのアラベスク/ベルガマスク組曲/レントよりおそく/バラード
マズルカ/小さな黒人/映像第1集/映像第2集/喜びの島
スケッチ帳より/ピアノのために/英雄の子守歌/アルバムの1ページ
舞曲(スティリー風のタランテラ)/ハイドンを讃えて/夢/12の練習曲
マスク/夜想曲/エレジー/小組曲(4手連弾)*
スコットランド行進曲(4手連弾)*/古代の墓碑銘(4手連弾)*
白と黒で(2台ピアノ)*/リンダラハ(2台ピアノ)*
パスカル・ロジェ(ピアノ)、アミ・ロジェ(ピアノ)*
2005年、オニックスのレーベル創設と同時にスタートしたパスカル・ロジェの
ドビュッシー全集。フランス・ピアニズムの系譜を受け継ぐ名ピアニストが
「無限の発見への素晴らしい旅」と語ったドビュッシーは、21世紀に誕生し
たドビュッシー演奏の新たなスタンダード。
録音:2004年-2011年、ラ・ショー=ド=フォン音楽ホール(スイス)




<Linn>
CKD 400(SACD-Hybrid) \2380
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14/歌劇《ベアトリスとベネディクト》序曲
ロビン・ティチアーティ(指揮)、スコットランド室内管弦楽団
遂に世界の舞台へと羽ばたき、世界中から注目を集める存在となったイタリア
系イギリス人マエストロ、ロビン・ティチアーティ。
2009/10シーズンから首席指揮者を務めるスコットランド室内管弦楽団(SCO)と
の「ベルリオーズ・プログラム」がリン(Linn)でスタート!
コリン・デイヴィス、サイモン・ラトルに指揮を師事した1983年生まれのティ
チアーティは、2006年に最年少でザルツブルク音楽祭デビューを果たし、2009
/10シーズンにはスコットランド室内管の首席指揮者に就任。さらに2014年か
らはユロフスキの後任としてグラインドボーン音楽祭の次期音楽監督就任が
決定しているという稀に見る逸材なのである。




<Hyperion>
CDA 67650 \2180 ※2月25日までのご注文特価 \1750
チルコット:
レクイエム/ソールズベリー・モテット集/ダウニング・サーヴィス
預言者イエス/9つの贈り物/ジーザス・スプリンギング(全曲世界初録音)
ウェルズ大聖堂聖歌隊、ナッシュ・アンサンブル、
マシュー・オーウェンス(指揮)、
ローリー・アシュワース(ソプラノ)、アンドルー・ステイプルズ(テノール)、
ジョナサン・ヴォ―ン(オルガン)
「リトル・ジャズ・ミサ」などの合唱作品が日本でも絶大な人気を誇り、ラッ
ターなどが築いてきたイギリス合唱音楽の伝統を受け継ぐコンポーザー=コン
ダクター、ボブ・チルコット(1955-)が2010年に作曲した大作「レクイエム」
の世界初録音!
1985年から1997年までキングズ・シンガーズのテノールとして活躍し、常に
イギリス合唱界の中心に身を置いてきたチルコットの「レクイエム」は、難
産の末に生まれた紛れもない傑作。
ラテン語の典礼文に英語の「Thou knowest, Lord(我らの心の秘密を知りたも
う主よ)」を加えるなど、従来の形式にとらわれないチルコットの自由な発想
が「レクイエム」をさらなる高みへと導いている。
難解な現代音楽とは対極に位置するチルコットの「レクイエム」、それは暗
闇に差し込む一筋の光明の如き清廉で崇高なる祈りの音楽である。
録音:2011年5月25日-26日&6月21日-22日、
ウェルズ大聖堂聖アンドリュー教会(イギリス)

CDA 67880 \2180
チザム:ピアノ協奏曲集 ――
ピアノ協奏曲第1番《ピーブロック》
ピアノ協奏曲第2番《ヒンドゥスタニ》(世界初録音)
ダニー・ドライヴァー(ピアノ)、
ロリー・マクドナルド(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
Cピアノ王国ハイペリオンが見出した逸材であり現代屈指の"ボーウェン弾き
"ダニー・ドライヴァーが、20世紀スコットランドの知られざる作曲家エリッ
ク・チザム(1904-1965)のピアノ協奏曲を弾く!
1904年グラスゴー出身のエリック・チザムは、エジンバラ大学でドナルド・
フランシス・トーヴィーの作曲を師事。
南アフリカへと渡り同地の音楽の発展に尽力した教育者として、またラフマ
ニノフの「ピアノ協奏曲第3番」とバルトークの「ピアノ協奏曲第1番」のス
コットランド初演者、バルトークの「青ひげ公の城」のイギリス初演者とし
て歴史にその名を残している。
ハイランド・バグパイプのための音楽"ピーブロック(Piobaireachd)"をベー
スとした「ピアノ協奏曲第1番」と、連合軍東南アジア司令部の一員として参
加した第2次世界大戦でのアジアの音楽、ラーガとの出会い、ソラブジとの友
好から誕生した「ピアノ協奏曲第2番」は、それぞれが「スコットランド」、
「アジア」というキーワードを持ち、作曲家チゾルムの作風の変遷を証明す
る20世紀スコットランドの大作である。
録音:2011年6月8日-9日、シティ・ホール(グラスゴー)

CDA 67914 \2180
ハウエルズ:
レクイエム/聖チェチーリアへの讃歌/めでたし天の女王
グロスタシャー・サーヴィス/大地よ、彼を抱きていつくしめ
セント・ポール・サーヴィス/神への希望は揺るがじ
スティーヴン・レイトン(指揮)、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
イギリス合唱界の名指揮者、スティーヴン・レイトンが音楽監督を務めている
名門ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団と、近年再評価著しいハー
バート・ハウエルズ(1892-1983)の「レクイエム」をレコーディング!
多くの同世代の仲間たちを失った第1次世界大戦、病のため9歳でこの世を去っ
た愛息子マイケルとの別れという想像を絶する悲劇を経験したハウエルズ。
無伴奏合唱のための代表作「レクイエム」は、ハウエルズの深い哀しみ、失意
の中で生まれたあまりにも深い精神性をたたえる鎮魂歌なのである。
「レクイエム」に込められたハウエルズの感情、想いがレイトン&ケンブリッ
ジ・トリニティ・カレッジ合唱団の歌声で解放される ――。
録音:2011年7月1日-6日、イーリー大聖堂&リンカン大聖堂(イギリス)

CDA 67883 \2180
ドビュッシー:歌曲集Vol.2 ――
艶なる宴第1集/抒情的散文/ビリティスの歌/忘れられたアリエッタ
3つのフランスの歌/ステファヌ・マラルメの3つの詩
ロルナ・アンダーソン(ソプラノ)、リサ・ミルン(ソプラノ)、
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
2012年で生誕150周年を迎えたフランス印象派の大家クロード・ドビュッシー
(1862-1918)の歌曲集。
クリストファー・マルトマンが歌った「Vol.1」(CDA 67357)に続き、イギリス
におけるフランス歌曲の名歌手たち、ロルナ・アンダーソンとリサ・ミルンの
2人のソプラノが歌う「Vol.2」が登場!
マルコム・マルティヌーのピアノに導かれ、死の5年前に作曲された「ステ
ファヌ・マラルメの3つの詩」など、ドビュッシーの"歌"が移り気で官能的な
響きを漂わせる。
録音:2011年5月4日-5日&7月14日、オール・セインツ教会(ロンドン)

CDA 67889 \2180
トゥリーナ:室内楽作品集 ――
ピアノ五重奏曲イ短調Op.67
ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調Op.82《スペイン風》
アンダルシアの情景Op.7/ピアノ三重奏曲第1番Op.35/闘牛士の祈りOp.34
ナッシュ・アンサンブル
〔マリアンネ・トゥーシェン(ヴァイオリン)、
ローラ・サミュエル(ヴァイオリン)、ローレンス・パワー(ヴィオラ)、
ヴィッチ・ワードマン(ヴィオラ)、ポール・ワトキンス(チェロ)、
イアン・ブラウン(ピアノ)〕
色彩感に富んだスペイン、アンダルシアの民族音楽的な旋律とリズム。イギ
リスのスーパー・アンサンブル、ナッシュ・アンサンブルがスペインのトゥ
リーナの室内楽作品を取り上げた!
トゥリーナの音楽は、留学先のパリで出会ったドビュッシーに代表される印
象派やフランクの影響、アルベニスやファリャとの関係で再開眼したスペイ
ン国民楽派の作風を併せ持つ。
録音:2010年12月17日-19日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

CDD 22072 2枚組(1枚価格) \2180
ヴェネツィアとアドリア海の婚礼の音楽 ――
A・ガブリエリ:Vieni, vieni Himeneo/グアーミ:カンツォーナ24番
カプスベルガー:カプスベルガー
A・ガブリエリ:カンティアム・ディ・ディオ、バッタリア
G・ガブリエリ:四月の訪れに
ピッチニーニ:《ラ・フォリア》による変奏曲
グッサーゴ:ラ・レオナ/作曲者不詳:《シャコンヌ》により変奏曲
G・ガブリエリ:Udite, chiari e generosi figli
ヴィアダーナ:ラ・ヴェネツィアーナ/他
キングズ・コンソート、ロバート・キング(指揮)
ヴェネツィアでキリストの昇天祭に行われる「ヴェネツィアとアドリア海の
結婚の儀」を、キングズ・コンソートがG・ガブリエリやA・ガブリエリなど
16世紀の音楽で再現。
サン・マルコ寺院の鐘の音、ドラム、トランペットのファンファーレで、水
の都ヴェネツィアの繁栄を願う儀式が華やかに幕を開ける。
録音:1998年2月22日-25日、
セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
CDA 67048からの新装移行再発売



<Helios>
CDH 55386 \1280
フランス六人組のフルート&ピアノ音楽全集 ――
プーランク:フルート・ソナタ/オーリック:アリア
タイユフェール:牧歌劇/オーリック:イマジネ1、前奏曲(ピアノ・ソロ)
デュレ:言葉のないロマンスOp.21(ピアノ・ソロ)
オネゲル:サラバンド(ピアノ・ソロ)/ミヨー:マズルカ(ピアノ・ソロ)
プーランク:ワルツ(ピアノ・ソロ)/タイユフェール:牧歌劇(ピアノ・ソロ)
デュレ:ソナチネOp.25/オネゲル:山羊の踊り(フルート・ソロ)
オネゲル:ロマンス/タイユフェール:フォルラーヌ
デュレ:2つの対話Op.114(フルート・ソロ) /ミヨー:ソナチネOp.76
エミリー・バイノン(フルート)、アンドルー・ウェスト(ピアノ)
第1次世界大戦後にパリで反ロマン主義、反印象主義を掲げ、サティの音楽を
よりどころとした六人組(デュレ、オネゲル、ミヨー、タイユフェール、オー
リック、プーランク)のフルート&ピアノのための作品全集。
フルート・ファンだけでなくフランス音楽ファンへの贈り物となる六人組の
音楽を吹くのは、名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管の首席奏者として日本
でもお馴染みのフルーティスト、エミリー・バイノン!
録音:2000年4月20日-22日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
CDA 67204からの新装移行再発売

CDH 55348 \1280
バード:5声のミサ曲 ――
われは命の糧なり/5声のミサ曲/日の出より/アレルヤ、弟子たちは知りぬ
おお聖なる晩餐/おお救い主なるいけにえよ/アヴェ・ヴェルム・コルプス
ウィンチェスター大聖堂聖歌隊、デイヴィッド・ヒル(指揮)
イギリス国教会とカトリックが両立する激動の時代の中で、カトリック教徒と
しての信仰を貫いたウィリアム・バードが作曲したラテン語によるカトリック
のための傑作。
このバードの「5声のミサ曲」は、タリスの「40声のモテット」(CDA 66400)
と並び立つヒル&ウィンチェスター大聖堂聖歌隊の代表盤。
録音:1995年11月13日-16日、ウィンチェスター大聖堂(イギリス)
CDA 66837からの新装移行再発売

CDH 55398 \1280
ヤナーチェク:合唱作品集 ――
わらべ歌/カシュパル=ルツキー/7万年/狼の足跡
オルガの死を悼むエレジー/フラッチャニの歌/アヴェ・マリア
われらの父よ
ニュー・ロンドン室内合唱団、
クリティカル・バンド、ジェームズ・ウッド(指揮)
東欧モラヴィア地方の独特の語法を持つレオシュ・ヤナーチェク(1854-1928)
の合唱作品集。
中でも合唱とクラリネットやフルート、コントラバス、ピアノが大活躍する
「わらべ歌」は、ヤナーチェクの色濃い民族色が発揮されたユニークな作品。
録音:1996年3月12日-14日、16日
CDA 66893からの移行再発売




<Talanton>
TAL 90001 ¥1880
ギョーム・デュファイ - 東方と西方の間に ――
ルグラン:あふれんばかりの喜びが私の友であるならば
デュファイ:新年を迎えたこの日、レオ殿、喜べビザンツ帝国の妃
フェラグ:フランコラム・ノビリタティ、アヴェ・マリア
デュファイ:まこと隠れもない貴公子の名を讃え
ダ・ペザロ:ファラ・コン・ミスラス
デュファイ:ああ, どうしたらよいのか?、コンスタンティノープルの哀歌
クリサフェス:哀歌
テオドーラ・バーカ(メゾ・ソプラノ)、
エクス・シレンティオ、アンサンブル・アルキス
ルネサンス時代ブルゴーニュ楽派の巨星ギョーム・デュファイ(ca.1397-1474)
とその同世代の作曲家たちの音楽。
2001年に結成されたギリシャの古楽アンサンブル、エクス・シレンティオと共
に中世ブルゴーニュの音楽を奏でるのは、ギリシャ古楽界の歌姫テオドーラ・
バーカ。ノンビブラートの古楽唱法、古楽器の純朴な音色が、中世ブルゴー
ニュの空気を醸し出す。2010年2月の録音。

TAL 90002 ¥1880
ピッコラージュ - ピッコロのための音楽 ――
マッキム:ピッコロ協奏曲
ドルフ:ジヴェルニーのソナチネ、フラッシュ!
デラノフ:ノーブル・ターフェルムジーク
ヴィヴァルディ:協奏曲イ短調RV.445
グドルン・ヒンツェ(ピッコロ&フルート)、
グンデル・ヤンネマン(オーボエ)、ウルスラ・ハインス(ハープ)、
マルクス・ツーゲヘア(ピアノ)、ミヒャエラ・ハッセルト(チェンバロ)、
ロデリック・マクドナルド(指揮)、
ゲヴァントハウス管弦楽団&MDR交響楽団のメンバー
"フルート"ではなく"ピッコロ"のための協奏曲、ソナチネ、小品、アレンジを
集めた貴重なピッコロ・アルバム!
この「ピッコラージュ」での主役は、1993年からゲヴァントハウス管の首席
ピッコロ奏者を務め、1999年からはバイロイト祝祭管にも参加しているドイツ
のスペシャリスト、グドルン・ヒンツェ。
フルートよりも1オクターヴ高い音域を持つピッコロがソロ楽器として大活躍!
フルート関係者必聴です。2010年3月&5月の録音。

TAL 90003 ¥1880
イラストリアス・プリンス
- ナウムブルクのマイスターの時代の宮廷文化 ――
ルメラント・フォン・ザクセン/ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ
ハインリヒ・フォン・モールンゲン/ティボー・ド・シャンパーニュ/他
イオクタトレス、イェルク・ポイカート(ナレーター)
芸術を庇護し、パトロンとしての役割も果たしていたマイセン辺境伯ハインリ
ヒ3世(1215-1288)の時代、13世紀の宮廷音楽集。
マネッセ写本(Codex Manesse)ではミンネゼンガーとして登場するハインリヒ
3世。良き理解者の下で発展した中世ヨーロッパのオリエンタルな音楽をイオ
クタトレスの好演で。2006年の録音。

TAL 90004 ¥1880
恋が私を焦がれさせ - 14世紀の愛の歌 ――
作曲者不詳:アレルヤ/ランディーニ:Non avra ma' pieta
マショー:Je ne cesse de prier/サンレーシュ:ハープの旋律
ロベール:3匹の優しいうぐいす/マショー:あらゆる花のうち
ヴォルケンシュタイン:Freu dich, du weltlich creatur
マショー:私は楽しく生きていける/作曲者不詳:He, mi enfant
マショー:恋が私を焦がれさせ/ピキニ:この歓び
ヴォルケンシュタイン:Es leucht durch graw
作曲者不詳:イスタンピッタ・ガエタ
ランディーニ:この心にかかるはなんという苦しみか
コルディエ: Se cuer d'amant/ランディーニ:Muort' Oramai
アンサンブル・アルタ・ムジカ
マショー、ランディーニ、ヴォルケンシュタインや作曲者不詳のバラード、
ロンドー、ヴィルレーが伝える14世紀後半の永遠の愛の歌。
アンサンブル・アルタ・ムジカの声楽と器楽のブレンド感、アクセントとなる
シャルマイ(ショーム)独特の響きが興味深く魅力的。2003年&2004年の録音。

TAL 900006 ¥1880
ベラドンナ - トルバドゥールたちの歌 ――
喜びと愛の哀しみ/流浪/アンコール
ベラドンナ
スウェーデン、カナダ、ドイツの女流古楽奏者によるトリオ、ベラドンナのモ
ンタルバーネ中世音楽祭でのライヴ。
声楽、ハープ、レッフェル、ヴィエールなどが奏でるトルバドゥールの歌は、
歌が女声のみということもあり、包み込むような響きが印象に残る。
2006年6月の録音(ライヴ)。




<Sterling>
CDS 1094-2 ¥2300
クラリネット、バセットホルンとオーケストラのためのイタリア作品集 ――
ブゾーニ:コンチェルティーノ変ロ長調Op.48
ヴィヴァルディ:協奏曲へ長調RV.455
ドニゼッティ:コンチェルティーノ変ロ長調
ロッシーニ&ペスナー:ディヴェルティメント
ロッシーニ:序奏、主題と変奏
ロッラ:バセットホルンとオーケストラのための協奏曲ヘ長調
ベッリーニ:協奏曲変ホ長調
シュテファン・ジーゲンターラー(クラリネット&バセットホルン)、
カスパル・ゼンダー(指揮)、カペラ・イストロポリターナ
スイスのクラリネット奏者シュテファン・ジーゲンターラーは、1989年から
1995年まで務めたスイス・ビール交響楽団のソロ・クラリネット奏者から、
1995年に医療機器関連企業の共同創設者、マネージング・ダイレクターに転
身。事業でも成功を収めたジーゲンターラーは、2002年にはクラリネット・
プレーヤーとして音楽のステージに舞い戻り、2008年にはルツェルン音楽大学
の学長に就任した異色の経歴の持ち主である。
ジーゲンターラーのイタリアン・プログラムでは、バロックのヴィヴァルディ
から近代のブゾーニまでのクラリネット作品が共演!
各時代の巨匠たちによるクラリネット作品がイタリアにおける"クラリネット"
の存在感、重要性を改めて伝えてくれる。2011年1月の録音。

CDA 1674-2 ¥2300
ロマン派のクラリネット五重奏曲集 ――
フックス:クラリネット五重奏曲変ホ長調Op.102
ティエリオ:クラリネット五重奏曲変ホ長調
シュテファン・ジーゲンターラー(クラリネット)、
プラハ・スタミツ弦楽四重奏団
"ブラームス"という共通項を持つ2人のロマン派の作曲家、ロベルト・フック
ス(1847-1927)とフェルディナント・ティエリオ(1838-1919)の「クラリネット
五重奏曲集」。
ブラームスと同じくマルクスゼンから作曲を学んだティエリオの「五重奏曲」
は特に珍しく、どこかブラームス的な響きを感じさせる歴史に埋もれた佳作
である。2005年12月の録音。




<Raumklang>
RK 3004 ¥2300
J.S.バッハ:フーガの技法BWV.1080
ペーター・コフラー(チェンバロ&オルガン)
1782年にドレスデンで名工カール・アウグスト・グレープナーが製作したオリ
ジナル・チェンバロという歴史的銘器で聴く「フーガの技法」。
イタリア、ボルツァーノの生まれの鍵盤奏者ペーター・コフラーは、ミュンヘ
ン少年合唱団でハンスイェルク・アルブレヒトのアシスタントを務め、2008年
からはミュンヘン聖ミヒャエル教会のオルガニストとして活躍中。18世紀末に
ドレスデンで誕生したチェンバロが、バッハの音楽と共に当時の響きを現代に
解き放つ。2010年5月の録音。

CDA 1675-2 ¥2300
マルクス:歌曲集 ――
若い詩人は恋人を思う/ノクターン/雨/森の幸せ/夢の冠
イタリア歌曲集第1巻より/イタリア歌曲集第2巻より
マティルダ・パウルソン(メゾ・ソプラノ)、
ベンクト=オーケ・ルンディン(ピアノ)
ロンドンとストックホルムで声楽を学んだスウェーデンのメゾ・ソプラノ、マ
ティルダ・パウルソンが歌うオーストリアの後期ロマン派の作曲家ヨーゼフ・
マルクス(1882-1964)の歌曲集。
パウルソンは、2008年に「ばらの騎士」のオクタヴィアンを歌い、スウェーデ
ン王立歌劇場へのデビュー公演で大成功を収めており、マッケラスやドゥダメ
ル、ハーディングなどの世界的な指揮者との共演も重ねている。
2011年3月の録音。




<Phaedra>
DDD 92067 ¥2300
イン・フランダース・フィールズVol.67 ――
イェフ・ファン・ホーフ:序曲《追憶》/序曲《ペルセウス》(世界初録音)
交響曲第2番変イ長調
イヴォ・ヴェンコフ(指揮)、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
後期ロマン派、またはポスト・モダン派に位置付けられているベルギー、フラ
ンドルの作曲家イェフ・ファン・ホーフ(1886-1959)。
「交響曲第2番」を含むホーフの管弦楽作品は、巧みに用いられた金管楽器の
輝かしいサウンド、弦楽セクションが奏でる流麗かつ色濃いフランドルの抒情
が持ち味。2010年8月の録音。




<Syrius>
SYR 141436 2枚組 ¥4600
J.S.バッハ:オルゲルビュヒラインBWV.599-644
ピエール・バルドン(オルガン)
J.S.バッハが遺した音楽の聖書「オルゲルビュヒライン」が、フランス、ヴァ
ールのサン・マクシマン教会の荘厳なヒストリカル・オルガンから鳴り響く。
フランスのベテラン、ピエール・バルドンの熟練の業が、オルガンが持つ神聖
なサウンドを引き出してくれている。2010年10月の録音。





<Nimbus Alliance>
(Nimbus Allianceはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります)
NI 6137 2枚組 ¥3180
シューベルト:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898,Op.99
ノットゥルノ変ホ長調D.897,Op.148
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D.929,Op.100
ソナタ変ロ長調D.28
ウィーン・シューベルト・トリオ〔ボリス・クシュニール(ヴァイオリン)、
マルティン・ホルンシュタイン(チェロ)、
クラウス=クリスティアン・シュスター(ピアノ)〕
1993年に解散したウィーン・シューベルト・トリオがオーストリアのアハウで
1991年9月にレコーディングしていたシューベルトのピアノ・トリオ集。
クシュニールの"ストラディバリ"と、ホルンシュタインの"グァダニーニ"の組
み合わせがゴージャス。1991年9月の録音。




<BMS>(BMSはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります
BMS 439CD ¥2180
レイトン:チェロのための室内楽作品全集 ――
パルティータOp.35/エレジーOp.5/無伴奏チェロ・ソナタOp.52
アレルヤ、わたしたちの過越Op.85
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、ラファエル・テローニ(ピアノ)
ロマン主義と12音技法の両立を目指した英国の作曲家ケネス・レイトンのチェ
ロ作品を、重鎮ウォルフィッシュが網羅!イギリスのレーベル、アーティスト
ならではのプログラム。
2009年4月&2010年2月の録音。




<EM Records>
(EM Recordsはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります)
EMR CD001 ¥2180
イギリスのヴァイオリン・ソナタ集 ――
ブリス:ヴァイオリン・ソナタ(世界初録音)
H.W.デイヴィス:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(世界初録音)
ボーウェン:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調Op.112
ルパート・ラック(ヴァイオリン)、マシュー・リカード(ピアノ)
「EM Records」は、イギリスの見過ごされてきた作品を発掘するイングリッ
シュ・ミュージック・フェスティヴァル(English Music Festival)の自主レー
ベル。ブリスとヘンリー・ウォルフォード・デイヴィスのソナタは世界初録
音!2010年8月の録音。





<Footprint Records>
FRCD 045 ¥2300
ホワット・イズ・ライフ? - 合唱作品集 ――
ウィテカー:レオナルドは空を飛ぶマシンを夢見る
ホルテン:霧と雨とバラの茂み
イェイロ:慈しみと愛のあるところ、神よ急ぎ助けたまえ
セーデルクヴィスト:ホワット・イズ・ライフ?
ニクラーション:フレーム&コンテント
O.リンドベリ:サンクトゥス、アニュス・デイ
G.エリクソン:ティル・シスト
ラウタヴァーラ:悲歌
ヴォーチェス・ノルディケ、ロネ・ラーセン(指揮)
ヴォーチェス・ノルディケは、デンマーク出身の合唱指揮者ロネ・ラーセンが
1999年に創設したスウェーデンのヴォーカル・アンサンブル。レコーディング
された近現代の北欧音楽とアメリカの合唱作品は、アンサンブルのメイン・レ
パートリー。ウィテカーやホルテン、イェイロ(ヤイロ)など日本でもお馴染み
の名前が並ぶ。





<Musica Rediviva>
MRSACD-020(SACD-Hybrid) ¥2850
万華鏡 - マリア・フォシュストレム ――
カッチーニ:天にもかほどの星はなく、アマリッリ
モンテヴェルディ:われは野の花
フレスコバルディ:パッサカリアによるアリア
カルダーラ:友なる森よ/ヴィヴァルディ:来て、いとしい人よ
シューベルト:ます、セレナード/シューマン:献呈、異郷にて
ヴォルフ:アナクレオンの墓
ラフマニノフ:森の静けさに、ああ, 悲しまないで!
ショーソン:蜂すずめ/ラヴェル:白鳥
ブリテン:
ニューキャッスルの生まれかね?、サリーの園、オリヴァー・クロムウェル
ステーンハンマル:逢い引きから帰ってきた娘
ペッテション=ベリエル:あなたは私を悲しませた
グリーグ:逢い引き、山羊の踊り
シベリウス:もはや私は問わなかった、黒いばら
マリア・フォシュストレム(アルト)、マッティ・ヒルヴォネン(ピアノ)、
アンドレアス・エードルンド(チェンバロ)
スウェーデンのアルト、マリア・フォシュストレムが歌う、時代、国、言語も
違うまさにカレイドスコープ(万華鏡)のようなプログラム。
2010年&2011年の録音。日本語解説&歌詞対訳付き。




<nosag records>
nosag CD196 ¥2300
セーフステーン:メゾ・ソプラノとピアノのための歌曲集《道標》
スティグ・シーデンの詩による6つの歌曲
《ユアー・モーメント・オン・アース》
レベッカ・デイヴァント(メゾ・ソプラノ)、
ステファン・セーフステーン(ピアノ)
スウェーデン放送合唱団やエリク・エリクソン室内合唱団のメンバーとして
活躍したメゾ・ソプラノ、レベッカ・デイヴァントが歌うスウェーデンの作
曲家ステファン・セーフステーン(1955-)の歌曲集。





<Sussana M Ericsson>
SMCD 001 ¥2300
スザンナ・モーベリ・エーリクソン -
ルンディン:Jag vet en vag/レイヨン:Himlastegen
ルンディン:Jag dromde jag flog/R.ペッテション:Sjalens Helgedom
クランダー:Stillhetskoral/他
スザンナ・モーベリ・エーリクソン(ソプラノ)、
アトレ・バーマン(朗読)、ヤン・ヨハンソン(コントラバス)、
マグヌス・リックルンド(ピアノ)
スウェーデン、ロスラーゲン地方生まれの詩人アトレ・バーマンの詩による
歌曲集。優美で抒情的な旋律と清純な歌声が印象的。




<Globe>
GLO 5246 ¥2300
ベートーヴェン:
エグモント序曲ヘ短調Op.84/交響曲第4番変ロ長調Op.60
交響曲第7番イ長調Op.92
ヨハネス・レールタウアー(指揮)、
ニュー・フィルハーモニー・ユトレヒト
アニマ・エテルナやオランダ・バッハ協会のコンサートマスターとして活躍し、
ラ・ボレア・アムステルダムの主宰するオランダのピリオド系ヴァイオリニスト、
ヨハネス・レールタウアー。
2009年の創設から現在まで芸術監督兼首席指揮者を務めているオランダの新興ピ
リオド・オーケストラ、ニュー・フィルハーモニー・ユトレヒトとのベートーヴェ
ンは「第4番」&「第7番」!
ピリオドへの転向前は、ヨゼフ・スークに師事しコンセルトヘボウ管の準団員で
もあったレールタウアーは、クライバーから大きな影響を受けており、そのベー
トーヴェンは、ピリオド・アプローチにモダンの解釈を加えるなど全てが新鮮。
2010年9月の録音

GLO 5240 ¥2300
ペルト&パレストリーナ:合唱作品集 ――
パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ
ペルト:
石膏の壷をもつ女性、皇帝への納めもの、私はまことの葡萄の木
聖なる母マリア
リスト・ヨースト(指揮)、オランダ室内合唱団
名門オランダ室内合唱団と2011-2012シーズンから首席指揮者に着任したエストニ
アの新星リスト・ヨーストのレコーディング第1弾!
ヨルマ・パヌラから指揮を学び、2003年から2009年まではポール・ヒリアー&シ
アター・オブ・ヴォイセズのメンバーとして活躍してきたヨーストに託されたオ
ランダ室内合唱団のさらなる発展。
2010年10月の録音。

GLO 5244(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥2850
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV.1007-1012
キリーヌ・フィールセン(チェロ)
1994年第10回チャイコフスキー国際コンクールでオランダ人初の入賞を果たした
キリーヌ・フィールセンは、コンセルトヘボウ管のベテラン・チェリスト、イケ
・フィールセンを父に持つオランダ・チェロ界のサラブレッド。
愛用するジョセフ・グァルネリ・フィリウス・アンドレア(1715年製)のチェロか
ら生まれるバッハの深遠なる音楽は、揺るぎない芯を感じさせる好演奏。
2010年10月&2011年3月の録音。

GLO 5243 2枚組(1枚価格) ¥2300
アンサンブル・シェーンブルン
- ベスト・オヴ・バッハ・イン・ビー・マイナー ――
J.S.バッハ:
シンフォニア ロ短調BWV.209
フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調BWV.1030
ブランデンブルク協奏曲第5番/管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067
アンサンブル・シェーンブルン〔マーテン・ロート(トラヴェルソ)、
メンノ・ファン・デルフト(チェンバロ)、ヨハネス・レールタウアー
(ヴァイオリン)、アンネケ・ファン・ハーフテン(ヴァイオリン)、
アントワネット・ローマン(ヴィオラ)、ヴィオラ・デ・ホーグ(チェロ)〕
結成25周年を迎えたオランダのピリオド・アンサンブル、アンサンブル・シェー
ンブルンのアニヴァーサーリー・プログラムは、J.S.バッハの「ロ短調」の作品
集というユニークな選曲。
マーテン・ロート、メンノ・ファン・デルフト、ヨハネス・レールタウアーなど
古楽王国オランダの名手たちの共演はもちろんのこと、「BWV.1030」でロートが
吹いているヤコブ・デンナー製(1725年頃)のトラヴェルソの音色も重要な聴きど
ころです。2010年9月&2011年1月の録音。





<Opera Australia>
OPOZ 56011CD 2枚組 ¥2450
ヴェルディ:歌劇《リゴレット》
アラン・オピー(リゴレット)、エマ・マシューズ(ジルダ)、
ポール・オニール(マントヴァ公爵)、デイヴィッド・パーキン(スパラフチーレ)、
エリザベス・キャンベル(ジョヴァンナ)、
クリストファー・ヒリアー(チェプラーノ伯爵)、
ゲンナジー・ドゥビンスキー(モンテローネ伯爵)、
ジョヴァンニ・レッジョーリ(指揮)、
オーストラリア・オペラ&バレエ・オーケストラ、
オペラ・オーストラリア合唱団、他
オペラ・オーストラリアで最も愛されているプロダクションの1つ、エリヤ・モシ
ンスキーの演出による「リゴレット」の2010年ライヴ。
モシンスキーの演出は1991年6月8日にシドニー・オペラ・ハウスで初演が行われ
て以来、高評価を受け続けている。リゴレット役を演じるのはイギリスの名バリ
トン、アラン・オピー。堂々たるパフォーマンスはさすが。
2010年9月18日、シドニー・オペラ・ハウスでのライヴ録音。

OPOZ 56012CD 2枚組 ¥2450
ドリーブ:歌劇《ラクメ》
ジョーン・サザーランド(ラクメ)、アンリ・ウィルデン(ジェラルド)、
クリフォード・グラント(ニラカンサ)、イゾベル・ブキャナン(エレン)、
ユゲット・トゥランジョー(マリカ)、ジョン・プリングル(フレデリック)、
リチャード・ボニング(指揮)、
エリザベス・シドニー管弦楽団、オーストラリア・オペラ合唱団、他
オーストラリアのスーパースター・ソプラノ、ジョーン・サザーランドのライヴ
音源を復刻する"ジョーン・サザーランド・コレクション"。
夫君ボニングのタクトの下、サザーランドが歌うドリーブの「ラクメ」のハイラ
イトは、やはり「鐘の歌」と「花の二重唱」!演出はノーマン・エアトン。
1976年8月18日、シドニー・オペラ・ハウスでのライヴ録音。

OPOZ 56013CD 2枚組 ¥2450
ヴェルディ:歌劇《イル・トロヴァトーレ》
ジョーン・サザーランド(レオノーラ)、ローリス・エルムズ(アズチェーナ)、
ケネス・コリンズ(マンリーコ)、ドナルド・シャンクス(フェルナンド)、
ジョナサン・サマーズ(ルーナ伯爵)、シンシア・ジョンストン(イネス)、
リチャード・ボニング(指揮)、
エリザベス・シドニー管弦楽団、オーストラリア・オペラ合唱団、他
"ジョーン・サザーランド・コレクション"から、サザーランドが悲劇のヒロイン、
レオノーラを歌う「イル・トロヴァトーレ」の1983年ライヴが復刻。
サザーランド、ボニング&エリザベス・シドニー管、演出のエリヤ・モシンスキ
ー。シドニー・オペラ・ハウスで実現した充実のキャスト陣による「リゴレット」
である。1983年7月2日、シドニー・オペラ・ハウスでのライヴ録音。




<Musiepoca>
MEPCD-004 ¥2300
リュサ:
ミサ曲ニ長調(8声)/スターバト・マーテル/ああ、黄金は光を失い
ラウダ・エルサレム
ルイス・ビリャマジョ(テノール)、
ダニ・エスパーサ(チェンバロ&指揮)、
ベスプレス・ダルナディ、ラ・シャントリア
他のヨーロッパ諸国に音楽、スタイル、影響を"輸出"し、伝統と革新が共存した
18世紀スペインのカタルーニャで活躍した音楽家ジョゼップ・ミル・イ・リュサ
(c.1700-1764)の非常に珍しい宗教作品集。
スペインのセゴビア、バジャドリッド、マドリッドで重要なポジションに就いて
いたと伝わるリュサの音楽、特に「ミサ曲」は壮麗壮大。スペインのピリオド・
アンサンブル、ベスプレス・ダルナディの演奏も素晴らしいクォリティ。
2010年&2011年の録音。

MEPCD-003 ¥2300
マブラ・フロウディア - 黒い眉 ――
ロペス:黒い眉/ペトラキス:ウク・テリ/ロペス:オルトゥス・デリシアルム
ペトラキス:シブリトス/ロペス:A.A.A.A.A.A.A.
ロペス&チェミラニ:エル・ヌボール・オォルト/ペトラキス:サロス
伝承曲(カルパトス編):パノ・ホロス
ステリオス・ペトラキス(クレタン・ラウート&クレタン・リラ)、
エフレン・ロペス(フレットレス・ギター)、ビヤン・チェルミニ(ザルブ)
クレタン・リラのスペシャリスト、ステリオス・ペトラキス、スペイン、バレン
シアのマルチ・インストゥルメンタリスト、エフレン・ロペス、ペルシャの伝統
楽器ザルブの使い手ビヤン・チェルミニのトリオが繰り出すオリエンタル・サウ
ンド。収録作品は全てがメンバーのオリジナル&アレンジ。2010年の録音。





<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります)
NI 5871 ¥2080
ホルスト:組曲《惑星》Op.32(4手連弾版)
ボーウェン:3楽章の組曲Op.52、組曲第2番Op.71より 常動曲
ヨーク2(フィオナ・ヨーク&ジョン・ヨーク)
フィオナ・ヨークとジョン・ヨークの夫婦ピアノ・デュオ"ヨーク2"によるホルス
トの「惑星」新録音!
ヨーク2が使用している「惑星」の4手連弾版の楽譜は、ホルスト、ノラ・デイ、
ヴァリー・ラスカーの編曲、そしてジョン&フィオナ・ヨークの校訂によるもの。
旧盤(Black Box盤)を上回るコンビネーションは、約10年という歳月が育んだ賜物。
2010年2月&7月の録音。

NI 5869 ¥2080
バッハ・ファミリー - 2本のフルートのための室内楽作品集 ――
W.F.バッハ:トリオ ニ長調、トリオ イ短調/W.F.E.バッハ:トリオ ト長調
J.C.バッハ:トリオ ハ長調/J.C.F.バッハ:トリオ ハ長調
C.P.E.バッハ:トリオ ホ長調
ハンスゲオルク・シュマイザー(フルート)、ヤン・オストリー(フルート)、
エステル・ハフナー(ヴィオラ)、インゴマール・ライナー(チェンバロ)、
オトマール・ミュラー(チェロ)
ウィーン・フォルクスオーパーのソロ奏者、名門ウィーン国立音楽大学教授とし
て活躍するオーストリアの大物フルーティスト、シュマイザーと仲間たちが贈る
バッハ・ファミリーの音楽。
J.S.バッハの音楽ではなく、C.P.E.バッハをメインに据えたプログラミングは毎
度ながらお見事。フルートの音色も超一級品。2008年9月の録音。

NI 6136 ¥2080
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988
ニック・ファン・ブロス(ピアノ)
ニック・ファン・ブロスは、ウェストミンスター寺院少年聖歌隊で音楽キャリア
をスタートさせ、ヨンティ・ソロモンの下で研鑽を積んだイギリスのピアニスト。
ファン・ブロスの持ち味である硬派でスマートなスタイルのバッハを聴かせてく
れる。

NI 5870 ¥2080
フレスコバルディ:チェンバロ作品集Vol.3 ――
トッカータ第2番/カッコウによるカプリッチョ/トッカータ第4番
バレット第1番/バレットのアリア/バレット第2番/トッカータ第11番
カンツォーナ第1番/トッカータ第10番/カンツォーナ第5番
不協和音のカプリッチョ/ルッジェーロのアリアに基づくカプリッチョ
リチェルカーレ第3番/カプリッチョ・フラ・ヤコピーノ/バレット第3番
フィアメンガによるカプリッチョ/クーラント第1番-第4番
フレスコバルダのアリア
リチャード・レスター(チェンバロ&ヴァージナル)
スカルラッティの鍵盤作品全集という一大プロジェクトを完結させた英国のベテ
ラン鍵盤奏者リチャード・レスターが取り組むフレスコバルディの第3弾。
1619年頃製作(Boni)と1590年頃製作(イタリア製)のチェンバロ、1540年製作
(Siculus)と1600年頃製作(Vincentius Pratensis)の4台の楽器を使用。




<BMS>(BMSはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります)
BMS 438CD ¥2180
モーラン:独唱のための民謡編曲集 ――
ノーフォークの6つの民謡/6つのサフォーク民謡/カウンティーケリーの歌
エイドリアン・トンプソン(テノール)、マーカス・ファーンスワース(バリトン)、
ジョン・タルボット(ピアノ)、ウェイブリッジ男声合唱団のメンバー
イギリス民謡から大きな影響を受けた作曲家の1人アーネスト・ジョン・モーラン
(1894-1950)。民謡が本来持つ旋律美を活かすことに長けたモーランならではの歌
曲集である。2010年5月&10月の録音。




<Prima Voce>
NI 7833 ¥1700
リヒャルト・タウバー&ロッテ・シェーネ・イン・オペレッタ ――
レハール:《パガニーニ》より/スッペ:《美しきガラテア》より
ベルテ《3人姉妹》より/J.シュトラウス:《こうもり》より/他
リヒャルト・タウバー(テノール)、ロッテ・シェーネ(ソプラノ)、
様々なアーティスト
78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行うニンバスの「プ
リマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手たちの歌声を収めた貴重なシリーズ。
タウバー&シェーネのオペレッタ・アリア集は、
1924年-1932年の録音。弊社初紹介。

NI 7832 ¥1700
マリア・イヴォーギュン(1891-1987)録音集 ――
ヘンデル:《快活の人、沈思の人、中庸の人》より 甘き鳥
ドニゼッティ:《ドン・パスクヮーレ》より 常ならぬ炎、
《ランメルモールのルチア》より 香炉は香り
ロッシーニ:《セビリアの理髪師》より 今の歌声は
ショパン:夜想曲変ホ長調Op.p-2(ドイツ語歌唱)/他
マリア・イヴォーギュン(ソプラノ)
レオ・ブレッヒ(指揮)、バイエルン国立歌劇場管弦楽団、他
20世紀ハンガリーのソプラノ、マリア・イヴォーギュンの1910年代-30年代の歌声
が復刻。1916年-1932年の録音。弊社初紹介。

NI 7831 ¥1700
マッティア・バッティスティーニ(1856-1928)録音集 ――
ヴェルディ:《仮面舞踏会》より 希望と喜びに満ち、お前こそ魂を汚すもの、
《エルナーニ》より 私と一緒に来なさい、おお偉大なるカルロ!、
《ドン・カルロ》より おお、カルロお聞き下さい/他
マッティア・バッティスティーニ(バリトン)、
ミラノ・スカラ座合唱団のメンバーたち、他
マッティア・バッティスティーニは、19世紀後半-20世紀初期のイタリアを代表す
るバリトン歌手。1902年-1913年の録音。弊社初紹介。




<Avie/SFS Media>
SFS 0053(SACD-Hybrid) ¥2580
アダムズ:
ハルモニーレーレ(和声学)
ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
サンフランシスコ交響楽団
1979年にはコンテンポラリー・ミュージック・アドヴァイザー、1982年から
1985年にはコンポーザー・イン・レジデンスを務めるなど、サンフランシスコ
交響楽団と長く深い縁を持つジョン・アダムズ。
疾走感あふれる傑作「ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン」、
1980年代の代表作「ハルモニーレーレ」の新録音は、MTT&SFSとジョン・アダ
ムズの強固な信頼関係から生まれた凄演です!
録音(ライヴ):2010年12月8日-11日(ハルモニーレーレ)&2011年9月7日、
デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)

AV 2256 ¥2180
ダークネス・ヴィシブル ――
ラヴェル:夜のガスパール/アデス:ダークネス・ヴィシブル
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
スティーヴンソン:ブリテンの《ピーター・グライムズ》による幻想曲
ラヴェル:ラ・ヴァルス
イノン・バルナタン(ピアノ)
ロンドンの王立音楽アカデミーで学び、現在はアメリカ、ニューヨークを拠点
として輝かしい活躍を展開しているイスラエルのピアニスト、イノン・バルナ
タンがアヴィー・デビュー!
2009年には、その年の最も優れた器楽奏者に贈られるアメリカの権威ある音楽
賞、「エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント」を受賞するなど、そ
の存在感と世界的評価は急上昇中。
アデス、ドビュッシー、ラヴェル、スティーヴンソン(ブリテン)の作品が持つ
異なる陰影を追い求めたプログラムは、バルナタンのピアニズムを知る絶好の
機会となる。
録音:2010年2月8日-10日、パフォーミング・アーツ・センター(ニューヨーク)




<Guild>
GMCD 7377 ¥2180
アンドレーエ:管弦楽作品集 ――
交響曲ハ長調Op.31/夜想曲とスケルツォOp.30/管弦楽のための音楽Op.35
小組曲Op.27(全曲世界初録音)
マルク・アンドレーエ(指揮)、ボーンマス交響楽団
チューリッヒ・トーンハレ管の首席指揮者、ウィーン・フィルの終身客演指揮
者を務め、チューリッヒ音楽院院長、チューリッヒ大学音楽学部長、スイス音
楽家協会会長などの重要なポストを歴任した20世紀スイスの巨匠フォルクマー
ル・アンドレーエ(1879-1962)。近年では20世紀有数のブルックナー指揮者と
して再評価されているアンドレーエの、"作曲家"としての功績に光をあてた
"全曲世界初録音"となる管弦楽作品集!
1917年から1929年にかけて作曲されたアンドレーエの4つの管弦楽作品は、い
ずれもロマン派音楽の流れを汲み、穏健で保守的な作風を持った知られざる20
世紀スイスの傑作。アンドレーエがスイスを代表する"指揮者"であると同時に、
"作曲家"としても優れた手腕の持ち主であったことを証明する「管弦楽作品集」
は、Guild(ギルド)の快挙と言っても過言ではないだろう!
カラビッツとのコンビで話題沸騰中のボーンマス交響楽団を振るのは、フォル
クマール・アンドレーエの孫マルク・アンドレーエ。偉大なる祖父が遺した
「管弦楽作品」を振るマルク・アンドレーエの好演が、フォルクマール・アン
ドレーエの音楽、録音の価値をさらに高めてくれている。
録音:2011年6月1日-2日、ライトハウス(ドーセット)




<Linn>
CKD 396(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3580 ※価格変更 \2380
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV.1007-1012(全曲)
リチャード・タニクリフェ(チェロ)
リチャード・タニクリフェは、エイヴィソン・アンサンブルの首席奏者、エイ
ジ・オヴ・インライトゥメント管の客演首席奏者を務め、フレットワーク、ガ
ブリエリ・コンソート、エンシェント室内管のメンバーとしても活躍するなど、
イギリス古楽界の"低音パート"に欠かせない名奏者である。
世界最高峰の高音質レーベル『Linn(リン)』のJ.S.バッハの名盤に、盟友パヴ
ロ・ベズノシウクの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」(CKD 366)
続き、タニクリフェの「無伴奏チェロ組曲」が加わる!




<Onyx>
ONYX 4090 ¥2180
ロシアの主題 ――
ロシア民謡による変奏曲
(スクリャービン、グラズノフ、ヴィトルズ、リムスキー=コルサコフ、
リャードフ、ブルーメンフェルト、他)
チャイコフスキー:《子供のアルバム》より、弦楽四重奏曲第1番Op.11
シュニトケ:カノン - ストラヴィンスキーの追憶に
ストラヴィンスキー:コンチェルティーノ
クス弦楽四重奏団〔ヤーナ・クス(第1ヴァイオリン)、
オリヴァー・ヴィレ(第2ヴァイオリン)、ウィリアム・コールマン(ヴィオラ)、
ミハエル・ハハナジャリャン(チェロ)〕
チャイコフスキーの「子供のアルバム」と「弦楽四重奏曲第1番」、シュニト
ケとストラヴィンスキーの"コントラスト"。さらにはスクリャービンやグラズ
ノフからブルーメンフェルト、ヴィトルズなど有名無名を問わないロシアの作
曲家たちによる「ロシア民謡による変奏曲」。
ドイツ新時代の旗手たち、クス弦楽四重奏団の持ち味である斬新かつユニーク
なロシアン・プログラムの登場です!

ONYX 4067 ¥2180
グラズノフ:弦楽五重奏曲イ長調Op.39
ボロディン:弦楽六重奏曲ニ短調
アレンスキー:弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.35
ナッシュ・アンサンブル〔マリアンネ・トゥーシェン(ヴァイオリン)、
ローラ・サミュエル(ヴァイオリン)、ローレンス・パワー(ヴィオラ)、
フィリップ・デュークス(ヴィオラ)、ポール・ワトキンス(チェロ)、
アリス・ニアリー(チェロ)〕
ナッシュ・アンサンブルは、2本のチェロを要するグラズノフの「弦楽五重奏
曲」とアレンスキーの「弦楽四重奏曲第2番」、未完に終わったボロディンの
「弦楽六重奏曲」など、個性的なスタイルの作品をセレクト。
マリアンネ・トゥーシェンやローレンス・パワー、ポール・ワトキンスなど、
当代随一の若きヴィルトゥオーゾたちがロシア音楽で豪華共演。

ONYX 4099 ¥2180
アフェットゥオーソ - エミリオ・ペルカン ――
ピアーニ:4つのソナタ(世界初録音)
ジェミニアーニ:2つのソナタ
ヘンデル:ソナタHWV.371
エミリオ・ペルカン(バロック・ヴァイオリン)、
オリオル・エイマット=フステ(バロック・チェロ)、
ルカ・クィンタヴィレ(チェンバロ)
ドイツのピリオド・オーケストラ、ラルテ・デル・モンドの中心メンバーとし
て活躍する1982年マケドニア生まれのバロック・ヴァイオリニスト、エミリオ
・ペルカンがオニックス・デビュー!
ペルカンが取り上げたジョヴァンニ・アントニオ・ピアーニ(1678-1760)は、
バロック時代の最も重要なヴァイオリニストの1人。1712年に出版された
「Op.1」からの4つのソナタは、ペルカンの演奏が世界初録音となる。




<Signum Classics>
SIGCD 281 ¥2080
告別の歌 - 哀悼と慰めの音楽 ――
ギボンズ(ディアマー編):涙はゆるやかに流れ
ウォルトン:リタニア《涙はゆるやかに流れ》
ホワイト:光にして日なるキリスト
マクミラン:子供の願い
シェパード:主よ、御身が手に
ダヴ:主よ、御身が手に
モーリー:葬送式文
エルガー:彼ら安息の地に
ハウエルズ:レクイエム
パリー:《告別の歌》より 主よ、我が終わりを知らしめたまえ
ポール・マクリーシュ(指揮)、ガブリエリ・コンソート
ベルリオーズの「レクイエム」(SIGCD 280)で衝撃的なスタートを切ったシグ
ナム・クラシックスとポール・マクリーシュ率いるガブリエリ・コンソート&
プレーヤーズ。
シグナム第2弾では「告別、哀悼と慰め」をテーマとして、16世紀から近現代
までのイギリスの合唱作品集を展開!

SIGCD 306 ¥2080
テュル大聖堂でのリサイタル ――
ダ・ペサロ(アシュトン編):ファッラ・コン・ミズラス
パッヘルベル:トッカータ ホ短調
パーセル(アシュトン編):パーツ・アポン・ア・グラウンド
パッヘルベル:トッカータ ト短調
ヘンデル(アシュトン編):ソナタ ヘ長調Op.1-12
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調
アシュトン:パーセルのグラウンドによる幻想曲
ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘
ステップトー:トランペットとオルガンのためのソナタ
グレアム・アシュトン(トランペット)、ミカエル・マテース(オルガン)
伝説の金管アンサンブル、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルの
元メンバーで、現在はソリスト、ニューヨーク州立大学パーチェスカレッジ音
楽院で教授を務めているグレアム・アシュトン。
フランス、テュル大聖堂のオルガンをバックに、古典派、バロックのニュー・
アレンジ、世界初録音となるロジャー・ステップトーの「ソナタ」を壮麗に響
かせる。PJBEの系譜を受け継ぐ名手のサウンドが楽しみ。

SIGCD 286 ¥2080
輝く平原 ――
トッド:スパークリング・ヘヴンス/リンチ:ミロンガ・アズール
ガーランド:ウィンディング・ウィンド、ムーン・フォー・ハー
ローソン:輝く平原/ホール:夕べの祈り/バーンズ:悲しみはいらない
ステイプルトン:ヴュー・スルー・アン・オープン・ドアー
ウォーレン:イズ・イット・オーガスト・イット?
ララ・ジェームズ(サクソフォン)、
パヴァオ弦楽四重奏団、ウィル・トッド・トリオ
ウェールズの女流サクソフォン・プレーヤー、ララ・ジェームズのセカンド・
アルバムは現代イギリスのサクソフォン&アレンジメント集。
現役で活躍するイギリス人作曲家たちからの委嘱作品は、クラシックの形式、
ジャズのコンセプト、サウンド、ハーモニーを持つ新しいスタイルのクロスオ
ーヴァー。弦楽四重奏、ジャズ・トリオとの共演など、編成も大胆で新鮮。

SIGCD 284 ¥2080
ナジ・ハキム・プレイズ・ナジ・ハキム ――
ハキム:バッハオラマ/水仙/御霊と喜び/テオトコス/サルヴェ・レジナ
ゲルシュヴィネスカ
ナジ・ハキム(オルガン)
中東レバノンのベイルート出身で、オルガン演奏、即興、作曲の全てに精通
する音楽家ナジ・ハキム(1955-)の自作自演集。
ジャン・ラングレーに学び、メシアンの後任としてサン・トリニテ教会のオル
ガニストに選ばれたフランス・オルガン界のエリート中のエリートである。
ルクセンブルク、デュドランジュ聖マーティン教会のオルガン
(Stahlhuth-Jann)による演奏。




<CORO>
COR 16100(DVD/NTSC+Bonus Features) ¥2850
ビクトリア - 神々の作曲家 ――
聖なるマリアよ、哀れなものを救いたまえ
サルヴェ・レジナ(ようこそ、天の女王)/バビロン川のほとりで
《聖木曜日のためのレスポンソリウム》より 第6番「人々の長老らは」
われは鳩のごとき美しきものを見たり/おお、なんと誉れある王国
《聖土曜日のための哀歌》より 哀歌I/レクイエム(1605)より 聖体拝領唱
すべての者よ、われに祝賀を述べよ/レクイエム(1605)より キリエ
ザ・シックスティーン、
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
サイモン・ラッセル・ビール(ナレーター)
『ようこそ、救い主の母よ - ビクトリア:宗教作品集』が第49回レコード・ア
カデミー賞音楽史部門賞に輝いたザ・シックスティーン&ハリー・クリスト
ファーズ。ザ・シックスティーンのコンサート&ドキュメンタリーDVDシリー
ズ「セイクリッド・ミュージック・プログラム」最新作のテーマは、2011年に
没後400周年を迎えたトマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611)!
1606年に時のスペイン王フェリペ3世によって建設されたマドリッドのサン・
アントニオ・デ・ロス・アレマネス教会に響くザ・シックスティーンのビクト
リア。マドリッドでの演奏だけでなく、イギリスの名俳優サイモン・ラッセル
・ビールがナビゲーターを務める「ドキュメンタリー・プログラム」、ザ・シ
ックスティーンのCDから選りすぐられた6曲の「ボーナス・オーディオ・トラッ
ク」、ザ・シックスティーンのメンバーへの「インタビュー」など、充実の内
容。

COR 16099 5枚組 ¥6480
イタリアン・コレクション ――
◆その証聖者は ――
スカルラッティ:テ・デウム/その証聖者は、ミサ・ブレーヴェ《ラ・ステラ》、
スターバト・マーテル
◆アレグリ:ミゼレーレ ――
ロッティ:十字架に磔られ/パレストリーナ:スターバト・マーテル
アレグリ:ミゼレーレ/パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ
◆システィーナ礼拝堂の音楽 ――
アネリオ:幸いなるかな天の女王
パレストリーナ:神は昇りたまいぬ、アヴェ・マリア、主の天使が
アネリオ:天の元后, 喜びたまえ、スターバト・マーテル
アレグリ:死より蘇りたまいしキリストは
マレンツィオ:私の太陽は今頃何をしているだろう
アレグリ:ミサ曲《私の太陽は今頃何をしているだろう》
アネリオ:第2旋法のマニフィカト/パレストリーナ:聖母マリアの昇天
◆ヴェネツィアの至宝 ――
カルダーラ:十字架につけられたまいて(16声)/A・ガブリエリ:深き淵より
モンテヴェルディ:主よ、われらを懲らしめたもうなかれ
カヴァッリ:ようこそ天の女王(サルヴェ・レジナ)
G・ガブリエリ:今日、聖霊降臨の日は来たりぬ
ラッスス:ミサ曲《美しいアンフィトリト》、天と地は御身にあり
カルダーラ:スターバト・マーテル/
◆ヘンデル:ディキシット・ドミヌス(主は言われた)
ステッファーニ:スターバト・マーテル
ザ・シックスティーン、ハリー・クリストファーズ(指揮)
ザ・シックスティーンが歌うイタリアの教会音楽5タイトルがボックス・セット
「イタリアン・コレクション」として登場!
システィーナ礼拝堂で歌われたアレグリの不朽の名作「ミゼレーレ」やパレス
トリーナの「教皇マルチェルスのミサ」、アネリオの秘曲12声の「スターバト
・マーテル」、さらには水の都ヴェネツィアの至宝たち。
3世紀にわたる輝かしきイタリアの合唱音楽のコレクションが、至福の時をも
たらしてくれることでしょう!




<Chandos>
CHAN 10714 ¥2080 ※2月6日までのご注文特価 ¥1750
ロルティ・プレイズ・ショパンVol.2 ――
ショパン:
夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2/夜想曲第4番ヘ長調Op.15-1
夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2/夜想曲第6番ト短調Op.15-3
夜想曲第13番ハ短調Op.48-1/夜想曲第15番ヘ短調Op.55-1
バラード第1番ト短調Op.23/バラード第2番ヘ長調Op.38
バラード第3番変イ長調Op.47/バラード第4番ヘ短調Op.52
子守歌変ニ長調Op.57/舟歌嬰ヘ長調Op.60
ルイ・ロルティ(ピアノ/スタインウェイ)
「4つのスケルツォ」、「ピアノ・ソナタ第2番」、「夜想曲第16番-第19番」
を組み合わせた『ロルティ・プレイズ・ショパンVol.1』(CHAN 10588)で専属
アーティストとしてシャンドス復帰を果たしたカナダの名ピアニスト、ルイ・
ロルティ。20年以上前に行われたシャンドスへの初録音、ショパンの「練習曲
全集」(CHAN 8482)が、英BBCミュージック・マガジン誌で「比類なき名ピアニ
ストたちによる50の名演の1つ」と激賞されるなど、世界が認める現代最高の
ショパン弾きの1人である。
シャンドス復帰後2枚目となるロルティのショパンは、「4つのバラード」と
"第2番"を含む6曲の「夜想曲」。ロルティのタッチから生まれるカラフルでブ
リリアントな美音、繊細な表情が、"ピアノの詩人"ショパンが作品に込めた想
いと情熱を鮮やかに、華やかに、そして感動的に描き上げてゆく――。
録音:2011年10月24日-25日、ポットン・ホール(サフォーク)
/使用ピアノ:スタインウェイ(モデルD/587462)

CHSA 5097(SACD-Hybrid) ¥2300
ワーグナー:管弦楽作品集Vol.5 ――
交響曲ハ長調WWV.29/交響曲ホ長調WWV.35
(オーケストレーション:フェリックス・ヨーゼフ・フォン・モットル)
感謝の行進曲WWV.97(オーケストレーション:ワーグナー&ラフ)
歌劇《リエンツィ》WWV.49より 序曲
皇帝行進曲WWV.104
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
19歳のワーグナーが完成させた唯一の交響曲でベートーヴェン風の作風を持つ
「ハ長調」。第1楽章と第2楽章の3小節目までは作曲されたものの未完に終わ
り、そのスケッチから指揮者のフェリックス・モットルが完成させた「ホ長
調」。オーケストラを豪快に鳴らすダイナミックな"ヤルヴィ・サウンド"で聴
く若かりしワーグナーの「2つの交響曲」。その演奏に要注目!
録音:2010年8月19日&2011年3月22日、
ロイヤル・コンサート・ホール(グラスゴー)

CHAN 10704 ¥2080
イギリスのクラリネット・ソナタ集Vol.1 ――
スタンフォード:クラリネット・ソナタOp.129/ブリス:パストラル
バックス:クラリネット・ソナタ/アイアランド:幻想ソナタ
ハウエルズ:クラリネット・ソナタ
マイケル・コリンズ(クラリネット)、マイケル・マクヘイル(ピアノ)
ウェーバーの「クラリネット協奏曲集」(CHAN 10702)では圧倒的なテクニック
と見事な吹き振りを披露してくれた現在のイギリスを代表するトップ・クラリ
ネッティスト、マイケル・コリンズ。
コリンズがシャンドスでスタートさせる新シリーズは、母国イギリスのクラリ
ネット・ソナタ集!
第1巻でコリンズが吹くのは、スタンフォードと弟子のアイアランド、ハウエ
ルズとブリス、そしてロマン主義と印象主義を掲げたバックスのクラリネット
・ソナタ。
20世紀前半のイギリスで芽吹いたクラリネットのための"ソナタ"たち。名手コ
リンズのクラリネットにより復権の時を迎える!
※録音:2011年4月30日-5月1日、ポットン・ホール(サフォーク)

CHAN 0786 ¥2080
モーツァルト:
ミサ曲ハ長調K.317《戴冠式ミサ》/ミサ・ブレヴィス ヘ長調K.192
エクスルターテ・ユビラーテK.165(踊れ、喜べ、幸いなる魂よ)
アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618/教会ソナタ変ホ長調K.67
教会ソナタ ヘ長調K.224
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団、
セント・ジョンズ・シンフォニア、
アンドルー・ネスシンガ(指揮)、
スーザン・グリットン(ソプラノ)、フランセス・ボーネ(メゾ・ソプラノ)、
サム・ファーネス(テノール)、ジョージ・ハンフリーズ(バス)
名門ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団と2007年から音楽監督
を務めるアンドルー・ネスシンガが、スーザン・グリットンを筆頭とする4人
のソリストたち、ピリオド・アンサンブルのセント・ジョンズ・シンフォニア
との共演で、モーツァルトの「戴冠式ミサ」をレコーディング!
母を亡くしたモーツァルトがザルツブルク時代の1779年に完成させた「戴冠式
ミサ」。1791年にプラハで行われたレオポルトII世の戴冠式で演奏された14番
目のミサ曲「戴冠式ミサ」は、「レクイエム」と並ぶモーツァルトの宗教作品
を代表する傑作と称されている。
録音:2011年7月19日-21日、セント・ジョンズ・カレッジ・チャペル
(ケンブリッジ)

CHAN 10713 ¥2080
アーサー・ベンジャミン&レイトン・ルーカス:映画作品集 ――
ベンジャミン:
《エヴェレスト征服》組曲、《暗殺者の家》より カンタータ《時化》
(ストーム・クラウド・カンタータ)、
《理想の夫》より ワルツとハイド・パーク・ギャロップ
ルーカス:《揚子江死の脱走》より アメシスト号のポートレート、
《ポートレート・オヴ・クレア》より 献呈、
《暁の出撃》より 前奏曲とダム破壊、
《舞台恐怖症》より 舞台恐怖症狂詩曲、
《恐怖の砂》組曲、ディス・イズ・ヨーク
《今夜の標的》より マーチ=プレリュード
ラモン・ガンバ(指揮)、
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団、
アビゲイル・サラ(メゾ・ソプラノ)、
キャスリン・ロウ=ウィリアムズ(ピアノ)、ロブ・コート(オルガン)、
コル・カエルディーズ(ウェールズ合唱団)
ブライアン・イースデイル(CHAN 10636)以来となるシャンドスのロングセラー
・シリーズ、「シャンドス・ムーヴィーズ(Chandos Movies)」の新譜は、20世
紀イギリスの作曲家アーサー・ベンジャミン(1893-1960)とレイトン・ルーカ
ス(1903-1982)!
"英国空軍の従軍"という共通点を持つベンジャミンとルーカス。後に「知りす
ぎた男」にリメイクされる「暗殺者の家」で使用されたカンタータ、イギリス
の航空映画「暁の出撃」からの音楽など、達人ラモン・ガンバの指揮で繰り広
げられるベンジャミンとルーカスの映画音楽は、英国映画ファン必聴です!
録音:2011年10月3日-5日、BBCホディノット・ホール(カーディフ)

●Chandos Classics
CHAN 10715X ¥1780
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
ドホナーニ:コンツェルトシュテック ニ長調Op.12
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
チャールズ・マッケラス(指揮)、ロンドン交響楽団
イギリスのチェロ界を牽引してきたベテラン・チェリスト、ラファエル・ウォ
ルフィッシュが、巨匠チャールズ・マッケラス&ロンドン交響楽団と共演した
ドヴォルザーク&ドホナーニが新装復刻。
マッケラスのサポートを得たウォルフィッシュのドヴォルザークは、英グラモ
フォン誌のクリティクス・チョイスにも選ばれたシャンドス初期の名盤である。
録音:1988年7月4日-5日、セント・ジュード教会(ロンドン)

<avanti classic>
5414706 10362(SACD Hybrid +1BONUS DVD) ¥2650
PAL;リージョンALL
(1)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 op.26 
(2)ベートーヴェン:ロマンス 第1番 ト長調 op.40 
(3)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64 
(4)ベートーヴェン:ロマンス 第2番 ヘ長調 op.50
初回限定盤BONUS DVD(PAL)付-インタビューほか
フィリップ・クイント(Vn)、
カルロス・ミゲル・プリエト(指)、ミネリア交響楽団
録音:2011年8月30日-9月6日、
ネサワルコヨトルコンサートホール(メキシコシティ)
(使用楽器:1708年ストラディヴァリ“ルビー”)
デビューCDがグラミー賞にノミネートされるなど数々の受賞歴を誇り、近年ま
すます注目を集めているヴィルトゥオーゾ、フィリップ・クイントによるヴァ
イオリン協奏曲集。初回限定盤はボーナスDVD付です!収録されているのは日本
でもメジャーな人気を誇るブルッフ、メンデルスゾーンの協奏曲と、ベートー
ヴェンのロマンス2曲。19世紀を得意のレパートリーとするクイントですが、
十八番と謳うレパートリーを録音するのは本CDが初めて。記念すべき初録音は、
高音質SACDハイブリッド盤でのリリースとなります!クイントのヴァイオリン
の音色は、力強く煌びやか!卓越した演奏技術はもちろん、エネルギッシュな
演奏に圧倒されます。さらに、使用楽器は“ルビー”と呼ばれる1708年製のス
トラディヴァリ。かのサラサーテも愛用し、ジョゼフォヴィッチやレーピンな
ど巨匠たちの手を渡ってきた名器です。オーケストラはメキシコが誇る俊英ミ
ゲル・プリエト率いるミネリア交響楽団。25分にも及ぶボーナスDVDでは、これ
からの活躍に注目必至の俊英たちへの取材映像がたっぷり収録されています!
フィリップ・クイントはロシア出身の若きヴァイオリニスト。モスクワ音楽院
でアンドレイ・コルサコフに学び、9歳にしてコルサコフのオーケストラでソロ
・ヴァイリニストとしてデビュー。その後ジュリアード音楽院へ進学。ドロシ
ー・ディレイ、チョーリャン・リン、川崎雅夫に師事した他、I.パールマンや
A.スタインハートにも師事。2001年に発売したデビューCDがグラミー賞にノミ
ネートされ、一躍注目を集めます。2010年よりストラディヴァリウス協会より
貸与された“ルビー”を使用。現在はアメリカを中心に世界的活動の幅を広げ
ています。近年はシカゴ響、ベルリン・フィルなど著名なオーケストラと数々
共演し、今後ますます期待される若手注目のヴィルトゥオーゾです。




<BPR>
BPR(Brussels Philharmonic recordings)レーベルの取扱を開始致します。
ブリュッセル・フィルハーモニックの録音をリリースしていくレーベルです。

BPR 001 ¥2250
ドビュッシー:(1)海 (2)牧神の午後への序曲 (3)夜想曲
ミシェル・タバシュニク(指揮)
ブリュッセル・フィルハーモニック
録音:2010年7月14-17日、スタジオ4
1935年に創立されたベルギーのオーケストラ、ブリュッセル・フィルハーモニ
ック(旧フランダース放送管弦楽団)が自ら立ち上げたBPRレーベルから、記念す
べきファーストCDがリリースされます!ヨーロッパで最高の音響として名高い
スタジオ4でリハーサルを重ね、コンサートの本拠地としてボザールで演奏を重
ねているほか、ブリュッセルのコンセルトヘボウなどでも演奏を重ねるオーケ
ストラ。古楽から現代曲まで手掛ける実力派で、2012年もドイツ、オーストリ
アへの演奏ツアーを予定するなど、ヨーロッパ各地で活躍しています。2008年
よりスイスの名匠ミシェル・タバシュニクが音楽監督を務めており、現代音楽
も交えながら聴衆に魅力的なプログラムを提供しています。ファーストCDに収
録されているのはドビュッシーの管弦楽曲。「海」、「牧神」「夜想曲」と傑
作ぞろいの聴き応え十分なプログラムとなっています。ベルギーのオーケスト
ラではありますが、その響きには柔らかくも芯のあるフランス的なハーモニー
も感じられます。タバシュニクの巧みな指揮の下、綿密に組まれたアンサンブ
ルは聴き所。録音場所はもちろん、スタジオ4です!

BPR 002 ¥2250
ドヴォルザーク:(1)交響曲第9番「新世界より」 op.95 
(2)スラヴ舞曲集第1集(全曲)
ミシェル・タバシュニク(指揮)、ブリュッセル・フィルハーモニック
録音:2011年7月5、6日、スタジオ4
ドビュッシーの大作3曲を扱ったファーストCD(BPR 001)に続く今回は、ドヴォ
ルザークの代表作「新世界より」とスラヴ舞曲第1集を収録。今回も録音はヨー
ロッパ屈指の音響を持つスタジオ4!前回の綿密かつ繊細なアンサンブルとは異
なる、豪傑かつロマンティックな響きを堪能できます。
ボザールを本拠地に、古楽から現代音楽に至るまで幅広い演奏活動を展開して
いるブリュッセル・フィルハーモニック。1935年に設立されて以来、様々な名
指揮者・名ソリストたちと共演を重ねてきました。2008年よりタバシュニクを
音楽監督として迎え、現代音楽を交えた意欲的なプログラムでヨーロッパを中
心に更なる注目を集めています。ヨーロッパ各地で幅広い音楽活動を行ってい
ると同時に、同レーベルにて積極的な収録活動も行っており、今後更なる名演
のリリースに期待必至です!




<harmonia mundi>
HMC 902081 ¥2450
ドヴォルザーク:
(1)ジブシーの歌op.55(全7曲) (2)モラヴィア二重唱曲集op.32(全13曲) 
(3)聖書の歌op.99(全10曲)
ゲニア・キューマイヤー(S)、ベルナルダ・フィンク(Ms)、
クリストフ・ベルナー(Pf)
録音:2010年4月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
ザルツブルクが誇るソプラノ歌手ゲニア・キューマイヤーと世界的メゾ・ソプ
ラノ歌手ベルナルダ・フィンクによる、注目必至の共演CDがリリース!ウィー
ン国立歌劇場やミラノ・スカラ座といった名歌劇場はもちろん、ザルツブルク
音楽祭、バイロイト音楽祭といった数々のフェスティヴァルに引っ張りだこの
二人が、ドヴォルザークの3つの歌曲集を全曲収録しました!キューマイヤーが
歌う「ジプシーの歌」は、民族的なリズムと艶やかな旋律の中にもどこか気品
を感じさせる独特の魅力にあふれたもの。丁寧に、しかし情感たっぷりに謳わ
れる伸びやかな美しい高音に心奪われます。「聖書の歌」では、スロヴェニア
人の両親を持ち、ドヴォルザークの作品にも造詣深いフィンクが落ち着いた深
みのある歌声をいかんなく発揮!本CDの聴き所でもある二重唱では、見事に
マッチした二人の歌声のハーモニーに感嘆の一言。どこか里歌を思わせるよう
な郷愁に駆られる旋律が、力強くも美しく歌い上げられています。伴奏を担当
するのは名手クリストフ・ベルナー。過度な主張のない巧みな伴奏で、二人の
歌姫の華麗な歌声に色を添えています。

HMU 807552(SACD-Hybrid) ¥2500
ブリテン(1913-76):(1)セレナードop.31 (2)ノクターンop.60 
(3)フィンジ(1901-56):クリスマスop.8
マーク・パドモア(T)、ステファン・ベル(Hrn)、
ジャクリーヌ・シェイヴ(1stVn、指揮)、ブリテン・シンフォニア
録音:2011年2月、エア・スタジオ、リンドハースト・ホール(ロンドン)
自然と心に沁み入るような甘い歌声で多くの聴衆を魅了しているテノール界の
「語り部」マーク・パドモアが、イギリス20世紀を代表する作曲家ブリテン、
フィンジの作品を収録!ブリテンの「セレナード」は、イギリス人作家による
6つの詩に音楽をつけた作品。テノール、ホルン、弦楽器という編成からなり、
テノールだけでなく様々な楽章に現れるホルンの旋律が印象的な楽曲です。
BBCコンサートオーケストラで首席奏者を務めるベルのソロにも注目!第4楽章
冒頭から始まる雄大なホルン・ソロからテノールへと受け継がれる旋律は必聴
の美しさです!多様な曲調を含むセレナードとは異なり、ノクターンは全体的
に静謐な雰囲気。シェイクスピアやワーズワースなどの『夢』をテーマとした
詩に音楽をつけた作品で、穏やかな中にも不安を駆り立てるような旋律が入り
混じった神秘的かつ美しい旋律が印象的です。美しいハープのソロとパドモア
の美しくも妖しい歌声に、摩訶不思議な夢の世界へと誘われます!フィンジの
「クリスマス」では、抒情的なテノールの歌と美しい弦楽器のアンサンブルが
魅力的。伴奏と言うには憚られるほど綿密に組まれた器楽ソロの掛け合いも素
晴らしい作品です。その名の通りブリテンの音楽に造詣深いブリテン・シン
フォニアのアンサンブルにも注目の名盤です。




<Bel Air>
BAC 470(Blu-ray) ¥4750
BAC 070(DVD-Video) ¥4750
「ジェローム・ロビンズに捧ぐ」
(1)「EN SOLト長調」
(音楽:モーリス・ラヴェル(ピアノ協奏曲 ト長調)/振付:ジェローム・ロビン
ズ、ジャン=ビエール・フローリッシュ編/ピアノ:エレナ・ボネ)
出演:マリー=アニェス・ジロー、フロリアン・マニュネ、
パリ・オペラ座バレエ団
(2)「TRIADE(トライアド)」
(音楽:ニコ・ミューリー/振付:バンジャマン・ミルピエ)*委嘱新作
出演:マリー=アニェス・ジロー、レティシア・プジョル、
オドリック・ベザール、マルク・モロー
(3)「IN THE NIGHT(夜に)」
(音楽:ショパン(ノクターンop.27-1, 55-1&2, op.9-2/振付:ジェローム・
ロビンズ/ピアノ:久山亮子)
出演:クレールマリ・オスタ&バンジャマン・ペッシュ、
アニエス・ルテステュ&ステファン・ビュヨン、
デルフィーヌ・ムッサン&ニコラ・ル・リッシュ
(4)「コンサート」
(音楽:ショパン/振付:ジェローム・ロビンズ/ピアノ:ヴェッセラ・ペロフ
スカ)
出演:ドロテ・ジルベール、アレッシオ・カルボネ、ステファン・ファボラン、
エマニュエル・ティボー
パリ・オペラ座管、パリ・オペラ座バレエ団、コーエン・ケッセルス(指揮)
収録:2008年9月、パリ・オペラ座(ガルニエ)
ジェローム・ロビンズ(1918-1998)。「ウエスト・サイド・ストーリー」「王様
と私」などの映画作品の振付や、ニューヨーク・シティ・バレエでの「牧神の
午後」など数々のバレエ名作をのこしたその功績は、とてつもなく大きなもの。
2008年、ロビンズ没後10周年にパリで上演され、センセーションを巻き起こし
た「ジェローム・ロビンズに捧ぐ」の映像の登場です!ロビンズの3作品をパリ
・オペラ座が誇る超豪華ダンサーたちが踊っているだけでも嬉しいのに、ロビ
ンズの愛弟子で、映画「ブラック・スワン」の振付を手掛け、主演のナタリー
・ポートマンと結婚したことでも話題となったバンジャマン・ミルピエの注目
新作も収録。豪華ダンサーに美しい舞台。イチオシの強力盤です!
(1)の「EN SOL(ト調で)」は、ラヴェルのピアノ協奏曲が晴れやかに鳴り響く
中、「ロシュフォールの恋人達」を彷彿とさせる衣装をまとったダンサー達が、
海辺の町で陽気な人間模様を舞います。マリー=アニェス・ジローの長い手足
と存在感、フロリアン・マニュネの美しい長身が存分に発揮された舞台です。
(2)の「TRIADE」は、パリ・オペラ座の委嘱作品。ジェローム・ロビンズと16歳
の頃から仕事をして、今なおロビンズのレパートリーを毎シーズン踊っている
ミルピエの振付によるもの。どこかウエスト・サイド・ストーリーを彷彿とさ
せる、対立や和解といったテーマを感じます。(3)の「IN THE NIGHT」は、ショ
パンの音楽を愛してやまなかった、ロビンズによる名作。ショパンの音楽の底
知れぬ奥深さ、音楽の底に流れている様々な感情、そしておどろくべき発明に
光を当てたかった、というロビンズの語りが残っていますが、タイトルが示す
とおり夜のような漆黒の中、しっとりとした照明で浮かび上がるダンサーたち
の舞いは見る者を別世界へといざないます。(4)もロビンズの振付で、(3)と同
じショパンの音楽を軸にしていますが、こちらは一転してコミカルなマイムバ
レエ。ピアニストが舞台上のピアノにおもむろにむかい、淡々と弾き続けるな
か、ダンサーたちが様々な人間模様をコミカルに演じるというもの。バラード
第2番が演奏されている時にはダンサーたちは虫の仮装でなにやら飛び回りま
す。なんとも軽妙洒脱で、ロビンズの才能にあらためて驚嘆させられる素晴し
い舞台です。




<EUROARTS>
20 53478(DVD-Video) ¥2900
字幕:英仏独伊西
我らが時代の偉大なダンサーたち
第1部:ウラジーミル・マラーホフ
マスネ(マクミラン振付):マノン【ディアナ・ヴィシニョーワと共演】
モーツァルト(ザネッラ振付):旅(ピアノ協奏曲第23番のアダージョ)
ウェーバー(フォーキン振付):
バラの精(舞踏への勧誘)【ナディア・サイダコワと共演】
第2部:ルシア・ラカッラ
チャイコフスキー(プティパ振付):白鳥の湖のパ・ド・ドゥ-ヴァリアシオン
ショパン(カニパローリ振付):
椿姫(ピアノ協奏曲第1番のロマンツェ)【シリル・ピエールと共演】
第3部:木村規予香
バッハ(ショルツ振付):
カンタータ第51番「もろびとよ、歓呼して神を迎えよ」より
モーツァルト(ショルツ振付):
ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」のアンダンティーノ)
ブルックナー(ショルツ振付):
交響曲第8番のアダージョ【クリストフ・ベームと共演】
マラーホフ:2003年9月17-23日
アポロザール(シュターツオーパ・ウンター・デン・リンデン)、ラカッラ、
木村/ハレッシェ ウーファー(ベルリン)
今日のドイツの主要バレエ団でプリマを務める3人のダンサーの紹介と小品を披
露した魅惑のDVD。ベルリン国立バレエのマラーホフ、ミュンヘン・バレエ団の
ラカッラ、ライプツィヒ・バレエ団の木村規予香と、ドイツのバレエ界を背負
ってたつ担い手が外国人なのも感慨深いものがありますが、やはりこの3人は
凄い。いずれも得意な小品からソロおよびパ・ド・ドゥを演じていて、それぞ
れ約25分楽しめるほか、彼ら自身が振付について簡単に語っています。厳格な
基礎と伝統に則した舞踏は、安定感に満ち、レッスンにも最適です。

20 58268(DVD-Video) ¥2900
字幕:英仏独
楽園の暗影-ヒトラーからハリウッドへ逃れた人々
監督:ピーター・ローゼンのドキュメンタリー
シェーンベルク、コルンゴルト、アイスラー、トーマス・マンらの動画多数
シェーンベルク:幻想曲/クシェネク:霧のなかの鐘ほか演奏風景多数。
アンサンブル・ルシュルシュ
これは興味深いDVD。1933年にヒトラーがドイツ首相に就任すると、当時ワイマ
ール文化を育んできた芸術家や文化人の多くがアメリカへ逃れ、ロサンゼルス、
ハリウッドを中心に第2のワイマールを形成して高度な文化を花咲かせました。
作曲家のシェーンベルク、コルンゴルト、アイスラー、クシェネク、指揮者の
クレンペラーやワルター、文学者のトーマス・マン、哲学者のアドルノ、女優
のディートリヒなど、錚々たる偉人の足跡を、実写映像やゆかりの人々の証言
で綴ります。シェーンベルクとガーシュウィンがテニスを楽しむ姿や、ルビン
シュタインやハイフェッツのカラー映像、トーマス・マンの語りなどワクワク
するような映像のオンパレード。戦後、ヨーロッパへ戻った人々も多かったた
め、ごく短期間ではありましたが、アメリカ西海岸に20世紀最高のドイツ文化
が疎開していたことを伝えてくれる稀有な資料と申せましょう。




<AMBRONAY>
AMY 030 ¥2500
ポルポラ:
(1)主をほめたたえよ、しもべらよ (2)サルヴェ・レジナ 
(3)主をほめたたえよ、エルサレムよ
マリリア・ヴァルガス(S)、高橋美千子(S)、デルフィーヌ・ガルー(A)、
マルティナ・パストゥシュカ(1stVn)、
マルタン・ジェステル(指揮)、ル・パルルマン・ド・ミュジーク、
ジャン=ミシェル・ノエル(合唱指揮)、ブルターニュ聖歌隊
録音:2011年9月16日、アンブロネ大修道院ライブ録音(フランス)
3リヨンとジュネーヴに挟まれる位置に存在するフランス中央西部の都市アンブ
ロネでは、毎年9月に古楽界屈指の名手達が集う音楽祭が開かれます。本CDでは、
2009年9月に行われたアンブロネ音楽祭でのライブ録音を収録。演奏曲は18世紀
を代表するイタリア人作曲家ポルポラの宗教合唱曲集。いずれも1744年にヴェ
ネツィアで開催された聖母被昇天を祝う式典用の合唱曲として、ポルポラがオ
スペダレット養育院の少女聖歌隊のために作曲したものです。どれも聞き応え
十分なものばかりで、ヴェネツィアでも指折りの大養育院を支える少女聖歌隊
の実力を実感できます。ポルポラの音楽は活動場所を同じくする音楽家ヴィ
ヴァルディとはまた違った魅力に満ち溢れたもの。気品あふれる器楽の伴奏と、
女性特有の瑞々しい輝きに満ちた柔らかい歌声とのハーモニーが絶品です!
ソプラノを歌うのはブラジル出身の歌姫マリリア・ヴァルガスと、アンサンブ
ル・プラネタ脱退後ソリストとしてヨーロッパにも活躍の幅を広げている高橋
美千子!アルトを担当するデルフィーヌ・ガルーは、近年ミンコフスキやサ
ヴァールと共演し、フランスを中心にますます注目を集める若手実力派です。
大修道院の素晴らしい音響の下、ジェステル率いるル・パルルマン・ド・ミュ
ジークの清廉な演奏と、若手ソリスト達の瑞々しい歌声のハーモニーを堪能す
ることが出来る1枚です。





<K 617>
K617 234 3枚組 ¥4650
[CD1]
ル・ジュヌ(1525頃-1600):
(1)「ミューズよ、今誇り高き歌を歌わん」 
(2)「王よ、フランスがあなたを必要としている」 
(3)「全ての人よ」 (4)「エルサレムの乙女たちよ、誓ってください」 
(5)「悲しみの軍勢がわたしを捕らえ」 
(6)「イスラエルの民はエジプトを出で」 (7)「みな、主をほめたたえよ」 
(8)テ・デウム「主よ、わたしたちはあなたを讃えます」
デュ・コーロワ(1549-1609):
(9)「王よ、フランスがあなたを必要としている」 (10)「テ・デウム」
フォルメ(1567-1683):
(11)二重合奏によるミサ曲(全5曲) (12)「王よ、主を救いたまえ」 
[CD2]
(1)フォルメ:「ああ、我が愛する者よ」 
(2)ムリニエ(1600頃-1669以降):「聖母マリアの連祷」 
ブジニャック(1590頃-1640頃):
(3)「マリアは天に昇りたもう」 (4)「おお、エルサレムの娘よ嘆け」 
(5)「全ては沈黙のうちにあり」 
リュリ(1632-87):(6)ミゼレーレ(全11曲) (7)「ニシ・ドミヌス」
[CD3]
(1)デュモン(1610-1684):「ニシ・ドミヌス」 
(2)ロベール(1620頃-1699):「深き淵より」(全2曲) 
(3)シャルパンティエ(1645頃-1704):「バビロンの流れのほとりに」(全5曲) 
(4)カンプラ(1660-1744):「マリアよ、あなたはすべて美しい」 
(5)ベルニエ(1665-1734):「主を讃えよ」
オリヴィエ・シュネーベリ(指揮)、
レ・パージュ・エ・レ・シャントル
(ヴェルサイユ・バロック音楽センター合唱団)
今やフランス古楽界を代表する名門として名高いレ・パージェ・エ・レ・シャ
ントル(ヴェルサイユ・バロック音楽センター合唱団)。この団体で監督を務め
るオリヴィエ・シュネーベリの就任20周年を記念し、17-18世紀にかけて作曲
されたフランス宗教声楽曲を一挙に集めた希少なアルバムがリリースされます!
アンリ4世からルイ14世にいたるフランスは“偉大な世紀”と呼ばれ、国の発展
と共に宮廷で様々な芸術活動が盛んになっていった時代。教会と密接な関係に
あったフランス宮廷では、宗教曲も重要な要素として磨き上げられて行きまし
た。フランス・バロックというと、とかくルイ14世時代の華やかな宮廷音楽が
イメージに浮かびがちですが、本アルバムではそれに至る長い流行の変遷を感
じさせるプログラムとなっています。ルイ14世時代の音楽が取り上げられるこ
とは多くありますが、アンリ4世の時代から時系列を追って音楽の変遷を楽しむ
ことが出来るのは本アルバムならではといえましょう!デュ・コーロワ、リュ
リ、シャルパンティエといったメジャーな作曲家はもちろん、ル・ジュヌや
フォルメ、ムリニエなど、日本では演奏される機会の少ない作曲家の作品を多
く収録。忘れ去られた作曲家たちの再発見という点でも非常に興味深い内容と
なっています!




<Praga Digitals>
PRDDSD 250291(SACD-Hybrid) ¥2780
ハイドン:弦楽四重奏曲「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」 op.51
プラジャーク四重奏団
2012年に結成40周年を迎えた名門プラジャーク四重奏団による、ハイドンの傑
作「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」。結成以来この楽曲に対して熟
慮を重ねてきたというプラジャーク四重奏団、満を持してのリリースとなりま
す!もともとはスペインの町カディスの教会から依頼を受けて作曲された管弦
楽曲。序章、福音書に書かれたキリストの7つの言葉に対応する7曲のソナタ、
そして最後にキリストの死と共に訪れた地震を表わす曲という物語的展開を
持った楽曲です。荘厳な序章と、静謐を打ち破るかの如き最後の「地震」は圧
巻。その間におかれた7曲のアダージョ・ソナタはどれも瞑想の儀を思わせる厳
かで静謐な雰囲気となっています。原曲の荘厳さはそのままに、小編成ならで
はの洗練されたアンサンブルと繊細なハーモニーを楽しめるのは大きな魅力。
SACDハイブリッド盤の高音質で、プラジャーク四重奏団の清廉なアンサンブル
の音色にじっくりと瞑想できるおすすめ盤です!

PRDDSD 250281(SACD-Hybrid) ¥2780
グラズノフ:
(1)弦楽四重奏曲第3番ト長調Op.26「スラヴ」
(2)ホルンと弦楽四重奏のための「牧歌」
(3)弦楽四重奏曲第4番イ短調Op.64
ツェムリンスキーSQ、クリストフ・エス(Hrn)
録音:2011年9,11月
グラズノフは色彩的で華麗な管弦楽法を駆使したバレエ音楽や交響曲が代表作
ですが、弦楽四重奏にも心血を注ぎ、生涯に10以上の作品を残しています。そ
のなかで第3番は「スラヴ」という副題を持つ民族的なもので、祭を描いた終楽
章などにグラズノフの楽天主義が良く現れていて魅力的。驚くほど美しいメロ
ディにあふれていて、癒しの効果も抜群。カップリングのホルンと弦楽のため
の「牧歌」は瑞々しい抒情と旋律にあふれていて、気が変になるほどの美しさ。
バンベルク響の首席奏者エスの美音が光ります。弦の国チェコを代表する名弦
楽四重奏団ツェムリンスキーSQが豊かな響きを聴かせてくれます。




<skarbo>
DSK 4122 ¥2080
(1)ルクレール:やさしい音楽の気晴らし 第2集 ト短調 op.8(全7曲)
(2)J.S.バッハ(C.P.E.バッハ作?):トリオ ニ短調 BWV 1036 
(3)J.S.バッハ:
3つのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第3番 ト短調 BWV.1029
(ヨゼフ・ポップによる原曲復元版) 
(4)クヴァンツ:トリオ・ソナタ ハ短調
マクサンス・ラリュー(Fl)、東條茂子(Fl)、中野振一郎(Cemb.)
録音:2011年8月25-26日、三鷹芸術文化センター
フランスが誇る世界的フルート奏者マクサンス・ラリューと、日本古楽界を牽
引する2人の名手らによる2台のフルートとクラヴサンのためのソナタ集。コン
サートや音楽指導で多く来日し、親日家でもあるラリューが、2011年8月に福
島、大阪、東京で行い好評を博した東日本大震災復興支援コンサートのプログ
ラムを多く含んだ収録内容となっています。特に注目されるのは、3曲目に収録
されたJ.S.バッハのソナタ。一般的に「3つのヴィオラ・ダ・ガンバとクラヴサ
ンのソナタ」の第3番として知られている作品ですが、近年このソナタが2本の
旋律楽器とクラヴサンの作品からの編曲であることが明らかになったことから、
本CDではヨゼフ・ポップによる原曲復元版の楽譜が使用されています。ガンバ
とは異なる音域・音色の魅力を持ったフルート2本とクラヴサンのハーモニー、
必聴です!音響環境の素晴らしさで高い評価を受ける三鷹芸術文化センターの
ホールでの録音で、巨匠と次世代の名手らによる美しい音色を存分に堪能でき
ます。ラリューに師事した東條茂子との息の合った師弟アンサンブル、そして
世界的チェンバリストとして活躍する中野振一郎の華麗なチェンバロの響きに
も注目される希少なおすすめ盤です。(日本語解説付)




<naive>
V 5294 2枚組 ¥2300
[CD1]
(1)ペルゴレージ:
「スターバト・マーテル」より二重唱「悲しみに沈める聖母は涙にむせびて」
ジェンマ・ベルタニョッリ(S)、サラ・ミンガルド(A)、
リナルド・アレッサンドリーニ(指)、コンチェルト・イタリアーノ
(2)ヴィヴァルディ:
モテット「正しい怒りの激しさに」RV626
サンドリーヌ・ピオー(S)、
オッターヴィオ・ダントーネ(指)、アカデミア・ビザンチーナ
(3)モンテヴェルディ:
ニンフの嘆きより/ロッサーナ・ベルティーニ、
リナルド・アレッサンドリーニ(指)、コンチェルト・イタリアーノ 
(4)ヘンデル:聖セシリアの祝日のための頌歌より「優しい横笛」
ルーシー・クロウ(S)、フロリアン・クザン(Fl)、
マルク・ミンコフスキ(指)、レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル v5279
(5)ヴィヴァルディ:アリア「春風がささやき」
サンドリーヌ・ピオー(S)、アン・ハレンベリ(Ms)、
フェデリーコ・マリア・サルデッリ(指)、モード・アンティクオ
(6)ヴィヴァルディ:
オラトリオ「勝利のユディータ」R644より
マグダレーナ・コジェナー(ユディータ;S)、
アレッサンドロ・デ・マルキ(指)、アカデミア・モンティス・レガリス
(7)ヘンデル:オラトリオ「時と悟りの勝利」より
デボラ・ヨーク(S)、
リナルド・アレッサンドリーニ(指)、コンチェルト・イタリアーノ 
(8)ヘンデル:オラトリオ「時と悟りの勝利」より
サラ・ミンガルド(S)、
リナルド・アレッサンドリーニ(指)、コンチェルト・イタリアーノ 
(9)バッハ(メンデルスゾーン編曲):マタイ受難曲(1841年、ライプツィヒ)より
アンゲラ・カジミェルチェク(S)、
シュペリング(指)、ノイエ・オルケスター、コルス・ムジクス
(10)ヘンデル:「ラダミスト」より二重唱
サンドリーヌ・ピオー(S)、サラ・ミンガルド(Ms)、
リナルド・アレッサンドリーニ(指)、コンチェルト・イタリアーノ 
(11)ヴィヴァルディ:ヴィヴァルディ:オペラ「試練の中の真実」R739より
ナタリー・シュトゥッツマン(C-A;ダミラ)、
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス
[CD2]
(1)ヘンデル:「ジューリオ・チェーザレ」より
サンドリーヌ・ピオー(S)、クリストフ・ルセ(指)、レ・タラン・リリク
(2)ヴィヴァルディ:「怒れるオルランド」より
マリー=ニコル・ルミュー(Ms、オルランド)、
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス 
(3)ヴィヴァルディ:スターバト・マーテルRV.621より
マリー=ニコル・ルミュー(アルト)、
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス
(4)ポルポラ:「ポリフェーモ」-偉大なジュピターよ
ヴェロニカ・カンジェミ(S)、ウナ・ステッラ・アンサンブル 
(5)ヴィヴァルディ:ヴィヴァルディ:オリンピアーデRV 725より
サラ・ミンガルド(A、クレタ王子リチダ)、
リナルド・アレッサンドリーニ(指)、コンチェルト・イタリアーノ
(6)ヴィヴァルディ:「狂気を装ったオルランド」RV.727より
ソニア・プリナ(C-A)、
アレッサンドロ・デ・マルキ(指)、アカデミア・モンティス・レガリス
(7)ストロッツィ:「嘆き」
アンナ・カテリーナ・アントナッツィ(S)、
フェデリーコ・マリア・サルデッリ(指)、モード・アンティクオ
(8)ストロッツィ:アリエッタ「私の想い」
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S) ビッザルリエ・アルモニケ
(9)パーセル:「『徳』らに命じよ」
パトリシア・プティボン(S)、アンサンブル・アマリリス
(10)ヘンデル:「テオドーラ」より
カリーナ・ゴヴァン(S)、マリー=ニコル・ルミュー(A)、
アラン・カーティス(指)、イル・コンプレッソ・バロッコ
(11)ヴィヴァルディ:「離宮のオットーネ」より
ユリア・レージネヴァ(Ms カイオ)、
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)、イル・ジャルディーノ・アルモニコ 
(12)J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV 232(10人の独唱者版)
ナタリー・シュトゥッツマン(A)、
マルク・ミンコフスキ(指)、レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
naiveレーベルが、女性歌手たちによる珠玉のバロック・アリアをまとめたア
ルバムをお買い得価格でリリース!バロック・ヴォイス・シリーズを始め、こ
れまでリリースされた約20枚(うち1枚は既に廃盤)にも及ぶCDから、女性歌手が
歌う歌曲のみが集められています。まず目を引くのは豪華なアーティスト陣!
サンドリーヌ・ピオー、サラ・ミンガルド、マリー・ニコル・ルミューらをは
じめ、収録されているのは古楽声楽界の第一線で活躍するソリストばかり。彼
女達の歌声の素晴らしさはもはや語るまでもないでしょう。卓越した歌唱力と
美しい歌声がいかんなく発揮された名演をたっぷりと堪能できます!歌手達だ
けでなく、ミンコフスキ率いるレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル、アレッサ
ンドリーニ指揮コンチェルト・イタリアーノ、アンサンブル・アマリリスなど
伴奏陣の豪華さにも注目されます!2枚目の8曲目に収録されたインヴェルニッ
ツィのアリエッタ(OP 30341)はすでに廃盤となっており、現在では入手困難。
内容、価格共々ファンの方にとってはたまらないアルバムといえましょう!
バロック・オペラの傑作からの抜粋も多いので、バロック声楽作品をこれから
聴いてみようと思っている方にもおすすめです。リブレット末には抜粋元のCD
のリストが載っているので、お気に入りの1枚を探すこともできます!




<LIPKIND PRODUCTIONS>
●NETTOシリーズ
LP005 H01NE ¥1680
チェロ・ヒロイックス I
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 作品129 
ガブリエル・リプキン(Vc) 
ミシャ・カッツ(指)シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2009年2月21日
ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール(ポーランド、ワルシャワ)
GLP 0300054と同演奏

LP008 H02NE ¥1680
チェロ・ヒロイックス II
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲 第1番 変ホ長調 作品107 
ガブリエル・リプキン(Vc) 
ヴォイチェフ・ロデク(指) シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2009年2月17日
ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール(ポーランド、ワルシャワ)
GLP 0300055と同演奏

LP011 H03NE ¥1680
チェロ・ヒロイックス III
サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番 イ短調 作品33 
ガブリエル・リプキン(Vc) 
アントニー・ヘルムス(指)シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2009年2月18日
ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール(ポーランド、ワルシャワ)
GLP 0300056と同演奏

LP014 H04NE ¥1680
チェロ・ヒロイックス IV
ドホナーニ:チェロと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ニ長調 作品12 
ガブリエル・リプキン(Vc) 
イヴァン・メイレマンス(指)アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2009年11月25日ズットフェン市立劇場
GLP 0300057と同演奏

LP001 C01NE ¥2180
ミニアチュール&フォークロア
モシュコフスキ:
ギターラ Op.45-2、ヴィエニアフスキ:スケルツォタランテラ Op.16、
アルベニス:タンゴ、ディニーク:ホラ・スタッカート、
ガブリエリ:リチェルカーレ第5番*、チェレプニン:歌と踊り Op.84-2、
プロコフィエフ:ワルツ Op.65、
グラズノフ:アラブの旋律、ベン=ハイム:Lively*、
スクリャービン:ロマンス、
ストゥチェフスキー:オリエンタル・ダンス、
ツィンツァーゼ:チョングリ*、
メンデルスゾーン:無言歌集より第43番、ポッパー:妖精の踊り Op.39、
フォーレ:アレグレット・モデラート**、
チャイコフスキー:子守歌デュポール:エチュード第7番*、
イベール:白い小さなろば、
カサド:インテルメッツォ・エ・ダンツァ・フィナーレ、
ブロッホ:祈り、ピアッティ:カプリース第5番、
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、クライスラー:中国の太鼓
ガブリエル・リプキン(Vc)
使用楽器:アロシウス・ガラーニ(1702年ボローニャ) 
アレクサンドラ・リュプチャンスキー(P)
録音:2006年 *チェロ・ソロ **2台チェロ(多重録音)
GLP-0016142と同演奏

LP003 S01NE 3枚組 ¥4450
J.S.バッハ:
無伴奏チェロ組曲 全曲
ガブリエル・リプキン(Vc)
使用楽器:アロシウス・ガラーニ(1702年ボローニャ)
録音:2006年
GLP-0016142と同演奏
驚異のチェリスト、リプキンの旧譜が白いシンプルなジャケットの「NETTO」シ
リーズでお求めやすい価格になって再登場します。NETTOとは、イタリア語で
「はっきりとした、正味の、けがれのない」といった意味。品番のLP**(数字)
はリリース順番、アルファベットの「C」は「Chamber(室内楽)」、「S」は
「Single - voice polyphony」、「H」は「Cello heroics」を示しています。
わかりやすい品番形態で、皆様に音楽をお届けできるようにという思いがこめ
られています。

●Exclusiveシリーズ-
LP002 C01EX(SACD-Hybrid) ¥2980
ミニアチュール&フォークロア
GLP-0016142、LP001 C01NEと同演奏

LP004 S01EX(SACD-Hybrid) 3枚組 ¥6750
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
GLP 0016142、LP003 S01NEと同演奏
品番のEXはExclusive。NETTOのシンプルな装丁とは一味違った、特別な装丁で
のお届けです。現行盤のジャケットと雰囲気は似ています。




<RADIO FRANCE>
FRF 012(SACD-Hybrid) ¥2300
ストラヴィンスキー:
(1)結婚(1923年現行版)
(2)結婚(1919年版。1、2場のみ)
(3)ピアノラのための練習曲(ルネ・ボス打込みによるヤマハ・ミディピアノ)
ロシア語歌唱
ヴィルジニー・ペシュ(Sop)、カタリン・ヴァルコーニ(A)、
ピエール・ヴァエロ(Ten)ヴァンサン・ムネ(Bs)、
ルネ・ボス(指)フランス国立放送合唱団
打楽器アンサンブルad’ONF、スコプ・ピアノ四重奏団(1)
フランソワーズ・リヴァラン、フランソワ・ゴーチエ(ツィンバロン)、
モントリオールSMCQ打楽器アンサンブル、
ハイナー・スコプ(ハルモニウム)、
ルネ・ボス(ヤマハ・ミディピアノ打込み)(2)
[録音:2005年8月、2006年9月/フランス放送スタジオ]
ストラヴィンスキーのバレエ・カンタータ「結婚」といえば、4台のピアノと
打楽器が織りなす原始的で強烈な音響で知られていますが、その形態に落ち着
くまで3度オーケストレーションが試みられました。まず1917年に大管弦楽用
に執りかかるものの中断、同年秋に小管弦楽用も試みたものの、これも中止、
1919年にはピアノラ(自動ピアノ)、ハルモニウム、2台のツィンバロン、打楽
器のための版に着手し、第2場までほぼ完成させますが、演奏の困難さが予測
されたゆえ、これも断念しました。その1919年版を指揮者のルネ・ボスが2005
年に蘇らせた興味深い録音が出現しました。現行の1923年版も併録されている
のも嬉しく、両版の違いを実感できます。
4人の名ピアニストがガンガン弾きまくる1923年に対し、1919年版のピアノは
1台、それも自動ピアノというのがユニーク。ここでは指揮者ボスがヤマハの
ミディピアノに自ら打込み、それを披露しています。カップリングの「ピアノ
ラのための練習曲」も同様で、最新テクニックで人間の運動神経を越えた超絶
演奏を実現させるだけでなく、ボスの意気込みと偏執マニアぶりもうかがい知
ることができます。いずれも自然で迫力に満ち、コンピューター演奏とは思え
ぬ熱がこもっています。さらに、ハンガリーの民俗楽器ツィンバロンを2台駆
使して独特の色彩を生み出しているほか、足踏みオルガンのハルモニウムも
敬虔かつ鄙びた味を出していて面白さの連続、聴き手を全く飽きさせません。
資料としても貴重の極みで、ロシア音楽ファン必携の1枚と申せましょう。




<helicon>
HEL 029656 2枚組 ¥2780
マーラー:交響曲第9番ニ長調
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
レナード・バーンスタイン(指揮)
録音: 1985年8月25日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)
「イスラエル・フィルのレーベル」Helicon Classicsに、ついにバーンスタ
インが登場。イスラエル・フィルを指揮して、マーラーの第9交響曲を演奏し
た超弩級の内容です。
このたび登場する音源は、歴史的とまで騒がれたその日本公演の直前、1985
年8月25日にテルアビブにある本拠マン・オーディトリアムでおこなった同一
プログラムのコンサートの模様を収めたものです。バーンスタインにとって
本公演に臨むにあたり、上記のように、同じ年の5月29日から6月3日にかけて
アムステルダムでロイヤル・コンセルトヘボウ管とマーラーの第9交響曲のラ
イヴ収録を終えていることもプラスに働いているようにおもわれますし、晩年
の様式に顕著な途方もないスケールと感情移入全開の歌い込みが特徴のRCO盤
とは演奏時間もほぼ同じであることからも、ここでもほとんど同傾向の演奏
内容がおこなわれているとみて間違いないでしょう。
率直なところ、時期もほとんど同じに、バーンスタインがイスラエル・フィル
とマーラーの第9番を取り上げていたことも驚きですが、音源がこのような形
で残されていたことに感謝の念を禁じ得ません。
日本公演の内容が未だCD化の目処すら立っていない現状では、このたびのリリ
ースの価値はファンにははかりしれないものといえそうで、長年の渇きを癒す
に足る内容の可能性に期待したいところです。




<SISYPHE>
SISYPHEはフランス、パリの新興レーベル。古楽から現代音楽まで幅広いレパ
ートリーにわたるピアノ作品を中心に扱っており、多くの名ピアニストを積極
的に発信しているレーベルです。

SISYPHE 018 ¥1980
ブラームス:8つの小品 op.76より 
(1)第1番 奇想曲 嬰ヘ短調 (2)第2番 奇想曲 ロ短調 
(3)第3番 間奏曲 変イ長調 (4)第4番 間奏曲 変ロ長調 
(5)第5番 奇想曲 嬰ハ短調
(6)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 op.101 
ショパン:(7)舟歌 嬰ヘ長調 op.60 (8)バラード第1番 ト短調 op.23 
(9)バラード第2番 ヘ長調 op.38 (10)バラード第3番 変イ長調 op.47 
(11)バラード第4番 ヘ短調 op.52
アンリ・バルダ(Pf)
録音:2008年12月18日、紀尾井ホールライブ(東京)
フランスが誇る往年の名ピアニスト、アンリ・バルダ。これまでに数多く来日
し、日本においても知る人ぞ知る巨匠として高い評価を受けています。2008
年、2010年と東京の紀尾井ホールでリサイタルを行い、話題となったバルダ
ですが、今回は2008年12月に行ったライブ録音を収録。公演前から話題を呼
んでいた名演、待望のリリースです!1曲目のブラームスから、バルダの持ち
味である力強い音と、柔軟性あふれる表現力に圧倒されます。1音1音芯の通っ
たフォルテッシモの強烈な響きは、往年のピアニストから生まれているとは
思えぬほどの活気と迫力あふれるもの。甘美なピアニッシモからの劇的なク
レッシェンドは圧巻の一言。全体的にアップテンポで、爽快な演奏を聴かせ
てくれます。紀尾井ホールに響き渡るバルダの熱演をじっくりと堪能できる
おすすめ盤です!
アンリ・バルダはフランス出身のピアニスト。幼少期よりポーランドの名手
イグナツィ・ティーゲルマンに師事し、16歳よりフランスの巨匠ラザール・
レヴィに学び、パリ国立高等学院を首席で卒業した後、アメリカの名門ジュ
リアード音楽院へ留学、こちらも首席で卒業。ソリストとして世界的に活躍
する傍ら、パリ・オペラ座のバレエ団ピアニストも務め、ジェローム・ロビ
ンスからも篤い信頼を寄せられていたなど多彩な方面で活躍するピアニスト
です。日本では1981年にN響定期で初来日して以来各地でリサイタルを行っ
ており、今後の来日公演にも期待されます!




<C Major>
70 9804(Blu-ray) ¥4950
70 9708(DVD-Video) 2枚組 ¥4450
142’(ドキュメンタリー52’+コンサート90’)
オリジナル音声:独
字幕:英・独(コンサートのみ)・仏・西・中・韓
=ドキュメンタリー=
・「音楽は全身全霊のことば-ポートレイト・オブ・マリス・ヤンソンス」
監督:ロベルト・ノイミューラー
・マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
(2006年レナーテ・シュタルク=フォイト&ギルバート・キャプラン校訂版)
リカルダ・メルベート(ソプラノ) ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ) 
オランダ放送合唱団(合唱指揮:セルソ・アントゥネス)
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団 マリス・ヤンソンス(指揮)
収録時期:2009年12月3日
収録場所:アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)
映像監督:ヨースト・ホンセラール
ロイヤル・コンセルトヘボウ管とバイエルン放送響という、ふたつの名門オ
ケを率いて、いま、世界最高のマエストロのひとりとして精力的に活躍する
マリス・ヤンソンス。その魅力に迫る注目の映像作品が登場します。
収録内容は、制作スタッフの異なる2部構成となっており、ノイミューラー
監督による前半のドキュメンタリーでは、ザルツブルク、ミュンヘン、そし
てアムステルダムでの撮影を通して、カラヤンに見出されてキャリアを歩み
出したヤンソンスの、かつての師の姿をおもわせるような驚異的な仕事ぶり
を、活き活きとしたカメラワークで追っています。
上記ふたつのオケのほかにも、「ニュー・イヤー・コンサート」を前にした
ウィーン・フィルとのリハーサル風景も捉えられ、オケとのやりとりでみせ
る人懐っこい表情がヤンソンスの人柄を伝えています。
つづいて、コンサート・パートでは、ヤンソンスがコンセルトヘボウ管を指
揮してマーラーの第2交響曲を演奏したライヴを完全収録。2009年12月3日に
本拠アムステルダムでおこなったコンサートの模様は、すでにRCO Liveより
リリースされている同曲のアルバム付属のボーナスDVDと同じ内容ですが、
ブルーレイでは初のリリースとなります。よりいっそうの鮮明画像でお楽し
みになりたい方には朗報といえるでしょう。




<Arte della’rco Japan>
ADJ 013 ¥2450
ハイドン:
トリオ第1番Hob.IV-6,第2番Hob.IV-7,第3番Hob.IV-8,
第4番Hob.IV-9,第5番Hob.IV-10,第6番Hob.IV-11
菅きよみ(フラウト・トラヴェルソ)、若松夏美(ヴァイオリン)、
鈴木秀美(チェロ)
録音:2004年7月26-29日、秩父ミューズパーク音楽堂
チェロ奏者・指揮者の鈴木秀美が、自らプロデュースしているアルテ・デラ
ルコ(弓の芸術)からまた嬉しい再発売商品登場です。それは鈴木秀美、若松
夏美、菅きよみによるハイドンのトリオです。このトリオはハイドン自身の
オペラから採られた旋律の数々がトリオとなって澄み切った空間を創り出し
ます。オリジナル楽器ならではの親密な響きがハイドンの魅力をいっそうひ
きたてます。録音も非常に優秀で雰囲気、リアリティとも申し分なし。名エ
ンジニア桜井卓と野田智子による名録音です。(TDKAD-013の再発売商品)




<dB Productions>
DBCD 148 ¥2300
(1)モーツァルト:
『イドメネオ』のための5つの舞踊曲 K.367より「シャコンヌ」
「ラルゲット」「ラ・シャコンヌ」「パ・スール」
(2)ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」
ロイ・グッドマン(指揮)、ヴェステロース・シンフォニエッタ
録音:2011年5月6&9-11日、スウェーデン
少年時代よりボーイ・ソプラノとして活躍し、同時にヴァイオリンを学び、
ピリオド楽器、モダンのオーケストラのコンサート・マスターもつとめた経
験をもつ、イギリスの指揮者ロイ・グッドマンがdB Productionsレーベルに
初登場。そのアルバムはベートーヴェンの「プロメテウスの創造物」とモー
ツァルトの「イドメネオ」からのバレエ音楽です。「プロメテウスの創造物」
は序曲、序奏と16曲の管弦楽曲からなるバレエ音楽で、リヒノフスキー公爵
夫人クリスティアーネに献呈された作品です。また『イドメネオ』のための
5つの舞踊曲はオペラ「イドメネオ」と平行して作曲されていたと考えられ
ているもので、この録音ではロンド風舞曲のシャコンヌ、パ・スールなど4曲
が収録されております。幅広いジャンルを演奏してきたグッドマンだからこ
その非常に表情豊かなバレエ音楽を聴かせてくれます。

DBCD 147 ¥2300
ジョン・ダウランド:
前奏曲、別れのファンタジー、ファンシー、デンマーク王のガイヤルド、
ウィロビー卿の歓迎、ガイヤルド
フィリップ・ロセター:ガイヤルド、パヴァーヌ
ジョン・ダニエル:パヴァーヌ
ロバート・ジョンソン:アルメイン
アノニマス:
ア・スコッツ・チューン、ダフォン、
ホーム・アゲイン・マーケット・イズ・ダン、カナリア
カール・ニューローン(A=415hz 8弦コースのルネッサンス・リュート)
録音:2011年7月、ストックホルム
dB Productionsレーベルが誇るリュート奏者、カール・ニューローンの新ア
ルバムが登場!ニューローンのソロ・デビュー作となったケルナーの作品集
(DBCD 131)でも心あたたまる優しい音色を披露してくれましたが、今回のア
ルバム「The Jacobean Lutenists」でも変わらずリュートの魅力を伝えるす
ばらしい演奏です。今回使用したリュートはA=415hzに調弦された8弦コース
です。アルバム収録曲はアノニマスの作品からリュート曲でお馴染みのダウ
ランドの作品まで英国の作曲家の作品をおさめております。




<Aparte>
AP 024 ¥2300
(1)フランセ:クラリネット協奏曲
(2)プロコフィエフ:
クラリネット協奏曲(原曲:フルートソナタ。ケント・ケナン編曲)
(3)フランセ:主題と変奏
シャーリー・ブリル(Cl)、
アドリアン・モラール(指)
ルーマニア国立放送管
1982年イスラエル生まれの女流クラリネット奏者シャーリー・ブリル。リュ
ーベック音楽院でザビーネ・マイヤーに、ボストンのニューイングランド音
楽院でリチャード・ストルツマンに師事し、2007年にはジュネーヴ国際コン
クール最高位を受賞した実力派。ドイツ・クラリネットならではの魅力を存
分に聴かせてくれる彼女は、若手最注目株と申せましょう。音色の美しさも
さることながら、人間業とは思えぬテクニックに唖然とさせられます。
難曲として名高いフランセの協奏曲を、ここまで鮮やかに弾ききれるかとい
う超人技。さらなる注目はプロコフィエフのクラリネット協奏曲。オリジナ
ル作品ではなく、名作フルートソナタ(後にヴァイオリンソナタ第2番にも改
作)を、アメリカの作曲家ケント・ケナン(1913-2003)がクラリネットとオー
ケストラ用に編曲したものですが、まるでオリジナルのように自然で惹きつ
けられます。原曲のフルートソナタ自体が難曲中の難曲ですが、移調楽器の
クラリネットだとさらに難度が増すため、身の毛のよだつ技術が要求されま
すが、ブリルはたっぷり旋律を歌い、曲の牧歌的な雰囲気も保っています。
加えて、ケナンのオーケストレーションがプロコフィエフそのもので色彩的。
プロコフィエフ・ファンをしびれさせる響きに満ちています。21世紀のクラ
リネット界を背負ってたつ逸材シャーリー・ブリル、要注目です。




<Profil>
PH 12000 ¥2180
(1)コロレンコ(詞:新訳聖書):変容歌
(2)イーディッシュ・シャコンヌ
(3)シュロイメ(全3楽章)
(4)コロレンコ:孤児の歌
(5)小ユダヤ組曲(全3曲)
(6)コロレンコ:追悼歌
チモフェーエフ・アンサンブル
【オレグ・チモフェーエフ(7弦Guit)、ナターリャ・チモフェーエワ(Vc)、
アナート・ピック(Vo)、ワジム・コルパコフ、
イワン・ニコラーエフ(7弦Guit)、ヴァオルカン・オルホン(Cb)、
プソイ・コロレンコ(Vo, Pf)】
ロストロポーヴィチ門下のチェリスト、ナターリャと息子のギタリスト、オ
レグのチモフェーエフ母子率いるチモフェーエフ・アンサンブル。ユダヤ系
ロシア人の彼らが、想像上のユダヤの英雄シュロイメを描く音楽物語を創作、
披露しています。シュロイメはウクライナのユダヤ村に生まれ、ポグロム
(大虐殺)やロシア革命、内戦、第2次世界大戦、スターリンの収容所など、
あらゆる20世紀の災厄から生き延びたとされる人生を、プロコフィエフの
「ピーターと狼」やストラヴィンスキーの「兵士の物語」のように語り付き
で描きます。プソイ・コロレンコ自らが歌い演じる3篇以外は同アンサンブ
ルの作曲で、独特の哀感と異国的な匂いはワインベルクの音楽を思わせるも
のがありエキゾチック。イーディッシュ語の響きも独特で、不思議なひとと
きを過ごせます。




<Aliud>
ACDBB 057 ¥2250
マルクス・テラー(1682-1728):小モテット集
1. Si qua est consolatio
2. Confitemini Domino
3. Exurgat Deus
4. Insurrexerunt in nos inimici nostri
5. O Jes lux
6. State sistite
7. Sonent citharae
8. O benign Salvator
9. O Domine illumina
ストゥディウム・コラーレ、ハンス・レーンダース(指揮)
録音:2011年2,7月、マーストリヒト(オランダ)
マルクス・テラーは18世紀オランダで活躍した音楽家です。マーストリヒト
の聖マリア大聖堂のヴァイオリニスト、また助祭としての任務も果たしまし
た。彼の音楽は18世紀初期の南オランダのカトリック教会音楽の典型例であ
り、そのモテットはアリア、レチタティーヴォ、コラール・パッセージの想
像力に富んだ要素から成ります。聖書のテキストに基づいた豊かな和声のイ
ディオム、見事な歌と器楽の掛け合いが光ります。
ストゥディウム・コラールは1972年に結成され、オランダでは代表的な室内
合唱団として活躍してきました。2005年からはさらにそのプロフェッショナ
リズムに磨きをかけ、ハンス・レーンダースその他著名な客演指揮者によっ
て音楽を作り上げています。団員はオランダ、フランドル、ドイツ出身から
成り、彼らのレパートリーは実に5世紀分という幅広い範囲を収めています。




<AURIS SUBTILIS>
ASF 5057 ¥2250
1. ティンタ・ロハ
2. シバンド
3. ヴェンタニータ・デ・アッラバール
4. グリーセル
5. エル・ピペ・デ・サランディ
・・・他
クァルテット・バンド
【ユルゲン・カルテ(バンドネオン) ユリアーネ・ラーロフ(ヴァイオリン)
シュテファン・ハインツェ(ピアノ) ロベルト・ブレンナー(コントラバス)】
カイオ・ロドリゲス(歌)
南米に移住すること150年、ドイツ系移民は現地のアルゼンチンやウルグアイ
の音楽文化―特にタンゴやバンドネオンの音楽に影響を与えてきました。今
回はその歴史を踏まえて、オーケストラ・タンゴのクァルテット・バンドが
20曲余りあるタンゴに挑みます。アルゼンチンの伝統的なタンゴの名曲をロ
ドリゲスがピックアップ。彼の哀愁漂う歌が、バンドに花を添えます。バン
ドの可愛らしく弾むリズム、スペイン語の鮮やかな発音、伝統的で新しい時
代を超越した何かを感じ取ることのできる一枚です。
クァルテット・バンドは、伝統的なタンゴの歴史を踏まえてさらにそれを進
化させることを目標に掲げ、ヨーロッパ各地で活躍しています。精度を究め
た演奏技術、絶妙なリズム感、まさに息のぴたり合ったタイミング感・・・
どれをとっても申し分なく、そのちょっと煌びやかでお洒落な音楽は、モノ
トーンな毎日に原色のアクセントを添えてくれることでしょう。




<naive>
V 5284 ¥2280
ラヴェル(1875-1937):
亡き王女のためのパヴァーヌ、「鏡」(全曲)、夜のガスパール(全曲)
アンナ・ヴィニツカヤ(ピアノ)
録音:2011年8月、ベルリン
1983 年生まれ、2007 年のエリザベート王妃国際音楽コンクール・ピアノ部
門で優勝した美しきピアニスト、アンナ・ヴィニツカヤ。かねてよりリサイ
タルで演奏を重ねてきたラヴェルのピアノ曲、≪鏡≫と≪夜のガスパール≫
を収録しました。≪鏡≫の「道化師の歌」の導入部の絶妙なテンポ設定は見
事、一気に引き込まれます。中間部の歌の部分も朝もやのけだるげな空気た
っぷり。最後のクライマックスでも音色の美しさが損なわれることは決して
ありません。≪夜のガスパール≫のオンディーヌでの、クリスタルを思わせ
る硬質で透明な響きと幻想的な描写力は圧倒的です。以前リリースされたプ
ロコフィエフのピアノ協奏曲で魅せたダイナミックさとはまた一味違う、繊
細でクリアーなラヴェルを完璧なテクニックをもって聴かせます。
アンナ・ヴィニツカヤはロシアのノボシビルスク出身。すでにヨーロッパ全
土で演奏活動を展開し、輝かしいキャリアの持ち主であり、2007年、最難関
といわれるエリザベート王妃国際音楽コンクールで一位を獲得、及び2011年
のアルバムに対し、ドイツのエコー・クラシック賞を授与されています。そ
の冴え渡るタッチと徹底的に深めた解釈が、聴く者をあっという間に魅了し
ます。




<RADIO FRANCE>
FRF 019 4枚組 ¥5400
カミーユ・モラーヌ生誕100周年記念盤
[CD1]ドビュッシー:オペラ「ペレアスとメリザンド」 第1幕、第2幕
[CD2]同曲 第3幕、第4幕
[CD3](1)同曲 第5幕 (2)ビゼー:ミラクル博士(全1幕)
[CD4](1)ルコック:オペレッタ「心と手」より抜粋(1960年11月録音) 
(2)セヴラック:「梟」(1957年7月15日録音) 
フォーレ:(3)夜想曲op.43-2(1959年録音) (4)伴奏op.85-3(1959年録音) 
(5)無言の贈り物op.92(1957年録音) 
(6)ルーセル:雨にぬれた庭op.4-3(1966年録音) 
(7)オッフェンバック:オペレッタ「フォルテュニオの歌」(1958年録音) 
(8)ラヴェル:かわせみ(1958年録音) (9)デュパルク:嘆き(1954年録音) 
(10)ドビュッシー:
オペラ「ペレアスとメリザンド」第4幕第3場抜粋(1952年4月29日録音) 
(11)ラヴェル:「ロンサールの己が魂に」(1960年6月23日録音)
[CD1]-[CD3(1)]カミーユ・モラーヌ(Br、ペレアス)、
シュザンヌ・ダンコ(S、メリザンド)、
クリスティアーヌ・ゲイロー(Ms、ジュヌヴィエーヴ)、
アンドレ・ヴェシェール(Bs、アルケル王)、
マルセル・ヴィニュロン(Br、羊飼い、医者)、
フランス国立放送合唱団、マルセル・ブリクロ(合唱指揮)、
デジレ=エミール・アンゲルブレシュト、フランス国立放送管弦楽団
[CD3(2)]カミーユ・モラーヌ(Br)、ミシェル・アメル(T、シルヴィオ)、
ドニス・ブールサン(S、ロレット)、
フレダ・ベッティ(S、ヴェロニク)、
モーリス・ソレ(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
録音:ペリアスとメレザンド:1952年4月29日、
シャンゼリゼ劇場ライブ録音(パリ)、
ミラクル博士:1952年2月18日、シャンゼリゼ劇場ライブ録音(パリ)
2010年1月に惜しまれながらこの世を去ったバリトン歌手、カミーユ・モラー
ヌ。1950年代にデビューして以来、その甘く艶やかな歌声で一世を風靡し続
けた名歌手が2011年に生誕100周年を迎えたことを記念し、RADIO FRANCEレ
ーベルより記念アルバムがリリースされます!名匠アンゲルブレシュト屈指
の名演と名高い1952年録音の「ペレアスとメリザンド」を全曲収録!メリザ
ンドへの愛を甘美かつ情熱的に歌い上げるモラーヌの歌声には圧巻の一言で
す。メルザンドを歌うのはベルギーの歌姫シュザンヌ・ダンコ!2人の情熱的
な掛け合いと、アンゲルブレシュト率いるオーケストラとの情緒豊かなハー
モニーは鳥肌もの。初演50周年を記念する演奏会にふさわしい歴史的名演と
いえましょう!「ミラクル博士」は若きビゼーが作曲したオペレッタ。オッ
フェンバック企画のオペレッタへの応募作品で第1等を取った作品で、「カル
メン」を想起させるリズミカルな旋律と軽やかな掛け合いが魅力の作品です。
ペレアス役で披露する歌声とは全く異なり、“バリトン・マルタン”(フラン
ス歌手界特有のテノールとバリトンの間の声域を歌う歌手)の王と呼ばれた
モラールの軽やかな歌声を堪能できます。さらに、4枚目にはモラールを追
悼して2010年に放送されたラジオ番組を収録。モラールがこれまで録音して
きた様々な歌曲と共に、モラールの肉声インタビューやコメントの数々
(仏語)も聴くことが出来ます。往年の名歌手を讃えるにふさわしい、聴き所
満載の名アルバムです!




<SUPRAPHON>
SU 4089 ¥1780
(1)フォーレ:夢のあとに op.7-1 
(2)サルセード:夜の歌 
ラヴェル:
(3)ヴォカリーズ―ハバネラ形式の小品 (4)亡き王女のためのパヴァーヌ 
(5)ヴュータン:パガニーニを讃えるカプリース ハ長調 op.9 
クライスラー:(6)シチリアーノ (7)リゴドン 
(8)マラン・マレ:昔のフランスの5つの踊り(全5曲) 
(9)J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調より サラバンド BWV 1002 
(10)パラディーズ:シチリアーナ 
ドビュッシー
:(11)そぞろな悩める心 (12)美しき夕べ (13)亜麻色の髪のおとめ 
(14)ルカ-シュ:Hospenglico 
(15)クライン:ララバイ
イトカ・ホスプロヴァー(Va)、カテジーナ・エングリホヴァー(Hp)
録音:2011年11月17-19日、12月5日 
プラハ、ルドルフィヌム・スーク・ホール
チェコ出身の麗しきデュオ、ホスプロヴァーとエングリホヴァーによる美し
き曲集。J.S.バッハからフォーレやドビュッシー、さらにはクラインまで、
「夜のシャンソン」というタイトルをイメージさせる静謐な美しさに満ちた
作品を多数収録しています。月光のように高貴な輝きに満ちたハープの音色
と、宵闇の如く仄暗い深みを持つヴィオラのふくよかな音色が織りなす艶の
あるハーモニーは静かな夜に聴くのにぴったり。「亡き王女のためのパヴァ
ーヌ」や「亜麻色の髪のおとめ」をはじめ、本アルバムには今回の収録のた
めに編曲された作品が多く収録されておりますが、この2つの楽器だからこそ
織りなせる美しいアンサンブルは必聴!静かに心揺さぶる流麗な響きに心打
たれる名盤です。
イトカ・ホスプロヴァーはチェコ出身のヴィオラ奏者。7歳よりヴァイオリン
を始め、1989年にはプルゼニ音楽院(チェコ)へ入学。1993年にベートーヴェ
ン国際音楽フェスティヴァルの18歳以下の部門で優勝。その後、若手演奏者
からなるユンゲ・エステルライヒッシェ・フィルハーモニー管弦楽団にて首
席ヴィオラ奏者を務め、現在はソリストとしてチェコだけでなく世界中に活
動の幅を広げています。同じくチェコ出身のハープ奏者カテジナ・エングリ
ホヴァーは数々の国際コンクールで受賞経験を持ち、世界的に注目される若
手実力派。ロストロポーヴィチやJ.スークら往年の名手達と数多く共演し、
現代音楽演奏にも果敢に取り組む意欲的な演奏家です。今後さらなる活躍が
期待される実力派二人による注目のアルバムといえましょう。




<LABORIE>
LC 08 ¥2280
「Entre ciel et terre(天と地のあいだに)」
アルブレヒツベルガー(1736-1809):器楽作品集
(1)口琴、ヴィオラ・ダ・ガンバと弦のための協奏曲 ホ長調(1771)
(2)3声のディヴェルティメント ヘ長調
-ヴピッコロ・ヴァイオリン、ヴァイオリン、ヴィオール
(3)ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのソナタ op.11-1 ハ短調(1794)
(4)3声のディヴェルティメント へ長調
-ヴィオラ、チェロとヴァイオリンのための
(5)2つのヴァイオリン、2つのヴィオール、2つのチェロ(ヴィオローネ)の
ためのソナタ ニ短調
(6)ヴィオラ・ダモーレ、フルート、ヴィオローネのためのパルティータ
ニ長調(1773)
(7)2つの声部のためのソナタ第2番 ト長調(1799)
クリストフ・コワン(指&チェロ) モザイク弦楽四重奏団
アンサンブル・バロック・ド・リモージュ
アルバン・パウルス(口琴)
録音:2009年9月ウィーン美術史美術館;2009年11月パリ、サン=ルイ聖堂
コワン率いるLABORIEレーベルの最新盤は、「ベートーヴェンの師」として歴
史に名を残しているアルブレヒツベルガー作品集。古典派時代を中心に、あ
まり光のあてられることのない作曲家や作品を取り上げているLABORIEレーベ
ルが、「作品の評価はいまひとつ」とされがちなアルブレヒツベルガーの作
品たちの大名演を展開しています!注目なのが1曲目の口琴のための協奏曲。
アンサンブルの典雅な弦楽器の序奏につづき口琴がおもむろに「びよよよよ-
ん」と登場するのがなんともいえずユーモラスですが、次第にとんでもない
超絶技巧が展開されていることに気づかされ、ただただ圧倒されてしまいま
す。この口琴のための協奏曲は、口琴の名手で皇帝が教会を訪れた時にも演
奏する栄誉にあずかった僧侶のブルーノ・グラッツルのために書いたもの。
これだけの作品を書いたとは、相当な名手だったのでしょう。ここで演奏し
ているアルバン・パウルスはオーストリアにルーツをもつドイツ人。クラリ
ネットから音楽を学び始め、間もなく口琴の勉強を始めました。幼いころは
ヨーデルの名手でもあった彼ならではの、歌心とテクニックの絶妙なブレン
ド具合が大変見事です!
アルブレヒツベルガーは、ハイドンに「今日ウィーンにおけるすべての巨匠
のなかで最良の教師」と言わしめ、ハイドンが、ベートーヴェンをアルブレ
ヒツベルガーに弟子入りさせました(1794-95の間)。モーツァルトも、シュテ
ファン大聖堂のオルガニストをつとめていたアルブレヒツベルガーの演奏を
聴いて、彼の演奏が他の演奏家の評価をする基準となりうると、コンスタン
ツェへの手紙の中で言っています。(ちなみに、このCDのタイトルの「天と地
の間で」は、このシュテファン大聖堂のオルガンの音域のことをさしていま
す。)また、アルブレヒツベルガーは、バッハの平均律クラヴィアー曲集の
フーガのほとんどの写譜や、北ドイツのその他の重要な作品の楽譜を保持し、
それらを弟子たちに伝えることで、古典派の形成に非常に大きな貢献を果た
したといえるでしょう。自身多くの作品(284の教会音楽、278の鍵盤曲、193
曲以上の器楽曲)を残していますが、彼の作品の評価は歴史に埋もれがちでし
た。コワンのおかげで、とびきりの名演奏がここに誕生したといえるでしょう!



<LIPKIND PRODUCTIONS>
驚異のチェリスト、リプキンが世界に放つ、
自らの演奏の秘密がすべて書かれたチェロ校訂譜本つきCD!
チェロ・ヒロイックス+楽譜
=CELLO HEROICS SHEETシリーズの御案内

LP006 H01ED(1CD+チェロ・パート譜) ¥3780
チェロ・ヒロイックス I
シューマン:
チェロ協奏曲 イ短調 作品129
ガブリエル・リプキン(Vc) 
ミシャ・カッツ(指)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2009年2月21日ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール
(ポーランド、ワルシャワ)

LP009 H02ED(1CD+チェロ・パート譜) ¥3780
チェロ・ヒロイックス II
ショスタコーヴィチ:
チェロ協奏曲 第1番 変ホ長調 作品107
ガブリエル・リプキン(Vc) 
ヴォイチェフ・ロデク(指) シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2009年2月17日ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール
(ポーランド、ワルシャワ)

LP012 H03ED(1CD+チェロ・パート譜) ¥3780
チェロ・ヒロイックス III
ガブリエル・リプキン(Vc) 
アントニー・ヘルムス(指)シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2009年2月18日ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール
(ポーランド、ワルシャワ)

LP015 H04ED(1CD+チェロ・パート譜) ¥3780
チェロ・ヒロイックス IV
ドホナーニ:
チェロと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ニ長調 作品12
ガブリエル・リプキン(Vc) 
イヴァン・メイレマンス(指)アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2009年11月25日ズットフェン市立劇場
極限まで自らを研ぎ澄まして一音一音に魂を込める、イスラエル出身のチェ
リスト、ガブリエル・リプキン。自ら率いるレーベル「Lipkind Productions」
から、自ら校訂し、自らの演奏の秘密を全て記したチェロ・パート譜本つき
の協奏曲CDが発売されます(CD内容はチェロ・ヒロイックスと同内容、盤は
通常CDレイヤーのみの仕様となります)。演奏を聴いているだけでも、その
究極まで集中した音色に圧倒される力演ですが、こうして横長に配された
チェロ・パート譜を見ながら聴くことにより、より深い世界へと誘い込まれ
るような気分になります。細かなフレージングやブレス、指の開き具合など、
チェロを弾く方にはヒントが満載なので、チェロを弾く方にはまたとない資
料となることは言うまでもありません。教育的な面はもちろんのこと、リプ
キンという音楽家の秘密、さらに、音楽の世界の深さを知ることができる貴
重なシリーズです!




<HOWE RECORDS>
新規レーベル
「ロード・オブ・ザ・リング」の映画音楽の作曲家、ハワード・ショアのレ
ーベル、HOWE RECORDSの取り扱いを開始します。

HWR 1005 2枚組 ¥3780
ハワード・ショア:ロード・オブ・ザ・リング・シンフォニー
[CD1]
-旅の仲間-(1)第1楽章(予言-ホビット庄の社会秩序-過去の影
-マッシュルームへの近道-古森-闇夜の短剣) 
(2)第2楽章(数々の出会い-指輪は南へ-暗闇の旅-カザド=ドゥムの橋
-ロスロリアン-ガンダルフへの哀悼-ロリアンへの別れ-大河-一行の離散)
[CD2]
-二つの塔-(3)第3楽章(石の基盤-スメアゴルならし
-ローハンの騎士たち-黒門不通-夕星姫-白の乗り手-木の鬚-禁断の池) 
(4)第4楽章(角笛城-進めエオルの家の子ら-アイゼンガルドへの道
-ゴラムの歌) 
-王の帰還-(5)第5楽章(望みと想い-白の木-ゴンドールの執政
-キリス・ウンゴル-アンドゥリル) 
(6)第6楽章(全ての終わり-王の帰還-灰色港-イントゥ・ザ・ウェスト)
ルードヴィッヒ・ヴィッキ(指揮)、ケイトリン・ラスク(S)、
21st センチュリー・オーケストラ 、21stセンチュリー・コーラス
録音:2011年2月12日、13日、ルツェルンKKLコンサートホールライブ録音
(スイス)
2001年より順次公開され、日本でも話題となった映画「ロード・オブ・ザ・
リング」三部作。アカデミー賞、グラミー賞、ゴールデングローブ賞など映
画音楽界の賞を総なめした一連の音楽を作曲者のハワード・ショア自ら編曲
し、「ロード・オブ・ザ・リング・シンフォニー」として6楽章構成の交響曲
にまとめあげました。三部作それぞれの音楽を満遍なく網羅しており、2時間
で三部作の流れを一望できる仕上がりとなっています。原曲の雰囲気をその
ままにメドレー化しているので、ファンの方はもちろん、作品全体の雰囲気
を知りたい方にもおすすめのアルバムです。緊張感のあるシリアスなサウン
ドに定評のあるショアですが、「ロード・オブ・ザ・リング」の音楽では合
唱とオーケストレーションをフルに使った迫力満点のサウンドから、民族楽
器を使ったのどかな曲調まで多様なサウンドを楽しむことが出来ます。
世界各国で様々な団体による演奏ツアーが行われている「ロード・オブ・ザ
・リング・シンフォニー」。日本においても2004年に東京国際フォーラムで
来日公演が行われ、好評を博しました。今回収録されているのは、2011年2月
にルツェルンで行われた演奏会のライブ録音。1999年にヴィッキによって映
画音楽演奏を目的に設立された21st センチュリー・オーケストラの演奏は、
映画で演奏を務めたロンドン交響楽団の演奏に引けを取らぬもの。ライブで
は映画の映像をバックに演奏が行われましたが、音楽だけでも映画の壮大さ
と迫力を十分に実感できます!




<harmonia mundi>
HMC 902139 2枚組 ¥3780
シューベルト歌曲集 第6集
[CD1]「白鳥の歌」全15曲 D.957(「秋」D.945追補版)
[CD2]ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960
マティアス・ゲルネ(Br)、クリストフ・エッシェンバッハ(P)
録音:2010年2月、2011年1月、ベルリン
バリトン界屈指のリート歌手ゲルネと豪華な伴奏陣とのアンサンブルが好評
のシューベルト・エディション、待望の新譜! 2007年より収録が開始された
本シリーズも、今回の第6集を以て完結となります。伴奏者には第3集
(HMC 901995)でも強烈な存在感を放っていた名匠エッシェンバッハが満を持
しての再登場!第3集でも好評だった個性派二人のアンサンブルは今回も聴
き応え十分。軽快な「春のあこがれ」、重々しくも美しい「海辺で」など、
様々な曲調の歌曲が一つに詰まった「白鳥の歌」では、ゲルネの巧みな表現
力と艶やかな歌声に圧倒されます。特に「海辺で」や「遠い国で」などでは、
重めのテンポでたっぷりと美声を堪能できます。今回はさらに、エッシェン
バッハによるピアノ・ソナタ第21番も収録。49分を越える壮大な演奏で、
エッシェンバッハの思い入れたっぷりです。知的個性派二人による名演でシュ
ーベルト最晩年の傑作の数々を堪能できる、シリーズを締めくくるにふさわ
しい名盤といえましょう!




<AURIS SUBTILIS>
ASC 5051 ¥2250
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
フランス・フォン・プロムニツァウ
(Org/聖ラウレンティウス教会、バッハ・オルガン)
録音:2010年9月
バッハのゴルトベルク変奏曲・・・。何度聴いても新たな驚きに満ちたこの大曲
に、またひとつ注目盤が生まれました。この大曲をオルガンで演奏するのは、
1952年生まれのフランツ・フォン・プロムニツァウ。彼は、オルガニストとして
オランダなどで活躍し、現在はドイツの教会でオルガニストを務めているほか、
23歳でドレスデン歌劇場の指揮台に立ち、ヴォーカルアンサンブルを指揮したと
いう秀才指揮者でもあります。ハンス・オットーの下で学び、彼の代役としてド
レスデンで舞台に立つこともしばしばありました。ドイツ本流のオルガン伝統を
完璧に身につけています。2000年には、フーガの技法を鏡像転回ヴァージョンの
世界初の演奏を敢行しました。2010年、彼のゴルトベルク変奏曲オルガン版が、
バッハの325回の誕生日を記念するために32.5回ドイツで演奏されたという逸話
もあります。とにかくバッハとオルガンには並々ならぬ強烈なこだわりのあるプ
ロムニツァウによる、ドイツ中が酔いしれたゴルトベルクの登場です!

ASC 5056 ¥2250
「愛の思考」
モーツァルト:
森の中でKV 308/夢の中の面影 KV 530
/ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき KV 520/すみれ KV 476
鳥よ、年ごとに KV 307/ラウラに寄せる夕べの思い KV 523
シューベルト:
たゆみなき愛(ゲーテ詩) D.138/君こそわが憩い(リュッケルト詩) D.776
笑いと涙(リュッケルト詩) D.777/最初の喪失(ゲーテ詩) D.226
恋人のそばに(ゲーテ詩) D.162/流れの上で(レルシュタープ詩) D.943*
劇「ラクリマス」からの2つの場面(シュッツ詩) D.857(op.124-1)
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:
なぜばらが褪せているの(ハイネ詩)op.1-3
たそがれが上方から降りてきて(ゲーテ詩)op.34
夜は静かな海のごとく(アイヒェンドルフ詩)
メンデルスゾーン(バルトルディ):
9つの愛(ハイネ詩)op.19/歌の翼に(ハイネ詩)op.34-2
魔女の歌(もうひとつの5月の歌)(ヘルティ詩)
ヨーゼフ・ルドルフ・レヴィ:友情か、愛か(ミュヒラー詩)op.7
ヤナ・ビュヒナー(ソプラノ)
ハンス=ペーター・フィーバー(ホルン)*
ブリタ・ヴィートランダース(フォルテピアノ)、
エッカルト・ゼルハイム(フォルテピアノ)
録音:2011年9月
ヤーナ・ビュヒナーは、ドレスデン生まれのリリコ・ソプラノ。シュワルツコッ
プやブリギッテ・アイゼンフェルトらに薫陶を受け、モーツァルトのオペラの数々
やムゼッタ、ジルダ、ツェルビネッタ、さらにはDVD化されて激賞されている「カ
ルメル会修道女の対話」での修道女コンスタンス役など、世界の歌劇場で様々な
役をこなしています。そんなマルチの能力をもつ彼女が、様々な愛をうたったド
イツ詩による歌曲を録音。フォルテピアノの暖かな音色の伴奏、ホルンを含む歌
曲など、趣向に富んだアルバムとなっています。もちろん詩と音楽への深い洞察
も見事。




<SUPRAPHON>
SU 4090 8枚組 ¥5950
「ドヴォルザーク:交響的作品集 / ノイマン&チェコ・フィル」
[CD 1]
・交響曲第1番ハ短調B 9「ズロニツェの鐘」 (収録時期:1973年1月)
[CD 2]
・交響曲第2番変ロ長調Op.4, B 12 (収録時期:1973年1月)
[CD 3]
・交響曲第3番変ホ長調Op.10, B 34 (収録時期:1973年1月)
・交響曲第4番ニ短調Op.13, B 41 (収録時期:1973年1月)
[CD 4]
・交響曲第5番ヘ長調Op.76, B 54 (収録時期:1972年1月)
・交響的変奏曲Op.78, B 70 (収録時期:1968年9月)
[CD 5]
・交響曲第6番ニ長調Op.60, B 112 (収録時期:1972年10月)
・交響曲第7番ニ短調Op.70, B 141 (収録時期:1972年6月8日、28日&8月31日)
[CD 6]
・交響曲第8番ト長調Op.88, B 163 (収録時期:1971年10月24日-26日)
・序曲「自然の王国で」Op.91, B 168 (収録時期:1979年11月30日-12月4日)
・序曲「謝肉祭」Op.92, B 169 (収録時期:1980年2月18日、19日)
・序曲「オセロ」Op.93, B 174 (収録時期:1979年11月30日-12月4日)
[CD 7]
・交響曲第9番ホ短調Op.95, B 178「新世界より」
(収録時期:1972年2月2日-3月2日)
[CD 8]
・交響詩「水の精」Op.107, B 195 (収録時期:1977年2月28日-3月2日)
・交響詩「真昼の魔女」Op.108, B 196 (収録時期:1977年2月28日-3月2日)
・交響詩「金の紡ぎ車」Op.109, B 197 (収録時期:1977年8月26日-30日)
・交響詩「野ばと」Op.110, B 198 (収録時期:1977年8月26日-30日)
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
収録場所:プラハ、ルドルフィヌム(ステレオ・セッション)
チェコの生んだ名匠ヴァーツラフ・ノイマン(1920-1995)がチェコ・フィルを指揮
して、ドヴォルザークの「交響的作品」を演奏したセット。8枚組のボックスに
は、当コンビの傑作録音のひとつとされ、1973年度の第11回レコード・アカデミ
ー賞交響曲部門にも輝いた交響曲全曲のほかに、チェコの国民詩人、K.J.エルベ
ンのバラードに着想された交響詩4曲、演奏会用序曲三部作などが収められていま
す。このセットの目玉はズバリ!交響曲。日本ではコロムビアよりすでにCD化さ
れ現在でも入手可能ですが、国内盤7枚組との収録内容には相違があります(エル
ベン詩による交響詩と序曲三部作のかわりに、スケルツォ・カプリチオーソとノ
ットゥルノをカップリング)。当コンビ第1回目の交響曲全集は、1972年から1974
年にかけて、響きのすぐれたルドルフィヌムでセッション収録されたもので、よ
うやく本家SUPRAPHONより初CD化となります。つまり、CD化にあたり、必然的に
“独自のデジタル・リマスタリング”が施されることになるので、その仕上がり
にも注目したいところです。

SU 4091 2枚組 ¥2980
ステレオ
スメタナ:「ダリボール」
ヴィレーム・プジビル(T ダリボール)
エヴァ・ディエポルトヴァー(S ミラダ)
ヴァーツラフ・ジーテク(Br ボヘミア王)
ナダ・ショルモヴァー(S イトカ)
ボフスラフ・マルシーク(Br ブジヴォイ)
ヤロスラフ・ホラーチェク(Bs ベネシュ)
ミローシュ・イェジル(T ヴィーテク)
カレル・ハヌシュ(Bs 裁判官)
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)
ブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団,
ブルノ国立歌劇場合唱団
録音:1979年6月9日-9月2日、ブルノ
待望の初CD化です!スメタナの重厚な悲劇「ダリボール」を、巨匠スメターチェ
クが指揮した録音です。日本でも人気の高い指揮者ヴァーツラフ・スメターチェ
ク(1906-1986)は、基本的に演奏会指揮者で、オペラの録音はごく僅か。それだけ
に貴重な録音です。「ダリボール」はワグネリズムが強く盛り込まれた作品で、
英雄的かつ悲劇的な作品。スメターチェクの風格に満ちた音楽によって、非常に
聞き応えのある演奏になっています。
タイトルロールのヴィレーム・プジビル(1925-1990)は、1962年から長くブルノ国
立歌劇場に所属して活躍したチェコのテノール。ミラダのエヴァ・ディエポルトヴ
ァーは、プラハ国立歌劇場のプリマドンナで、SUPRAPHONにはオペラを中心に多数
の録音を残しています。ミラダは彼女当たり役ですが、これが唯一の録音。惜し
くも先年亡くなったチェコの名バリトン、ヴァーツラフ・ジーテク(1932-2011)の
堂々とした声も素晴らしいものです。




<BIS>
BIS SA 1673(SACD-Hybrid) ¥2500
ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集Vol.11
(1)ヴラニツキーの「森の乙女」のロシア舞曲による12の変奏曲WoO.71
(2)グレトリーの「燃える情熱」による8の変奏曲WoO.72
(3)サリエリの「まさにその通り」による10の変奏曲WoO.73
(4)ヴィンターの「子よ、おやすみ」による7の変奏曲WoO.75
(5)ジュスマイアーの「ふざけと戯れ」による8の変奏曲WoO.76
(6)創作主題による6の変奏曲WoO.77
(7)エロイカ変奏曲Op.35
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
[録音:2010年8月/エステローケル教会(スウェーデン)]
ブラウティハムによるベートーヴェンのピアノ独奏曲第11集は変奏曲集。4巻続く
変奏曲シリーズの第1巻となります。ベートーヴェンは当時流行していたオペラの
旋律に基づく変奏曲をたくさん残していますが、初期作品とはいえベートーヴェ
ンらしさが横溢していて聴き応え満点。ブラウティハムの誠実かつエネルギッシュ
な演奏に魅せられます。

BIS SA 1988(SACD-Hybrid) ¥2500
ラフマニノフ:
(1)パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
(2)交響曲第3番イ短調Op.44
エフゲニー・スドビン(Pf)、ラン・シュイ(指)シンガポール交響楽団
[録音:2011年7、8月/エスパラネード・ホール(シンガポール)]
昨年初来日を果たしたエフゲニー・スドビン。彼がラン・シュイ率いるシンガポ
ール響とラフマニノフのパガニーニ・ラプソディに取組みました。スドビンの切
れ味抜群のピアノはラフマニノフにぴったりですが、シンガポール響も熱演。絶
美の第18変奏も清潔で、ナイーヴな盛り上がりに心打たれます。

BIS SA 1814(SACD-Hybrid) ¥2500
(1)ピアソラ:忘却
(2)ジョニ・ミッチェル:ボス・サイド・ナウ
(3)リチャード・ロジャース:マイ・ファニー・ヴァレンタイン
(4)サン=プルー:アンダンテ
(5)ヤン・ルンドグレン:かもめ
(6)クルト・ワイル:スピーク・ロウ
(7)ミシェル・ルグラン:「5時から7時までのクレオ」-サン・トワ
(8)トーマス・ニューマン:エンジェルス・イン・アメリカ
(9)モリコーネ:「ミッション」-ガブリエルのオーボエ
(10)ニーノ・ロータ:「ゴッドファーザー」-ワルツと愛のテーマ
(11)ロルフ・ヴァリーン:エレジー
ホーカン・ハーデンベルガー(Trp)、
ケネス・シリトー(指)アカデミー室内管、
ローランド・ペンティネン(Pf)
[録音:2011年6月/聖ジョン教会(ロンドン)]
スウェーデンの名トランペット奏者、ハーデンベルガーが意外なレパートリーに
挑戦。ポップスと映画音楽からの名旋律を朗々と吹きまくっています。それもさ
すがハーデンベルガー、巧さはまさに神業で、並みのトランペッターとは格が違
います。誰もが知る「ゴッドファーザー愛のテーマ」の哀切極まりない甘美さが
失神するほどの美しさなうえ、ルグランやロジャースの歌い回しも、どの歌手に
もひけをとりません。プレゼントにもぴったりなオシャレ・アルバムです。

BIS SA 1844(SACD-Hybrid) ¥2500
シューベルト歌曲集
(1)ただあなたのそばにD866の2 (2)デルフィーネの歌D857の1 
(3)フローリオの歌D857の2 (4)ズライカI D720 (5)ズライカII D717 
(6)シルヴィアにD891 (7)小人D771 (8)秘めごとD719 (9)秘められた恋D922 
(10)糸を紡ぐグレートヒェンD118 (11)春の思いD686 (12)春にD882 
(13)岩のそばの歌びとD482 (14)墓掘人の郷愁D842 
(15)万霊節のための連祷D343
カミラ・ティリング(Sop)、パウル・リヴィニウス(Pf)
[録音:2010年9月/ポットン・ホール(イギリス)]
オペラ界では大人気のスウェーデンの名花ティリング、ここではシューベルトの
リートをしっとりと聴かせてくれます。超高域でも清純な美しさを失わないのは
さすが。優しい声質が耳に心地よい1時間を楽しめます。リヴィニウスの絶妙な
サポートも光ります。

BIS SA 1949(SACD-Hybrid) ¥2500
私の終りは私の始まり
(1)ブリュメル:死者のためのミサ曲
(2)同:主よ、私を解き放って下さい
(3)クレキヨン:エレミアの哀歌
(4)クレメンス・ノン・パパ:悲しみがわれを悩ましぬ
(5)ジョスカン・デプレ:アブサロム、わが息子
(6)同:楽園にて
(7)ジャクソン・ヒル:私の終りは私の始まり
ニューヨーク・ポリフォニー
【ジェフリー・ウィリアムズ(C-T)、ジェフリー・シルヴァー(Ten)、
クリストファー・ディラン・ハーバート(Br)、クレイグ・フィリップス(Bs)】
[録音:2011年10月/レンナ教会(スウェーデン)]
2006年結成、アメリカを本拠に活躍する男声4名のアンサンブル、ニューヨーク・
ポリフォニー。Avieレーベルから出たアルバムも激賞されましたが、今回BIS初登
場。当アルバムではフランドル楽派の巨匠によるポリフォニー作品を中心に選曲。
ブリュメル(1460-1520頃)の死者のためのミサ曲は有名な「怒りの日」をポリフォ
ニー化した最初の例といわれていて興味津々。いずれも古雅な美しさに満ちてい
ます。最後は1942年生まれのジャクソン・ヒルによるギヨーム・ド・マショーの
「私の終りは」パラフレーズが歌われるのもセンス抜群。要注目の団体です。

BIS SA 1126(SACD-Hybrid) ¥2500
カレヴィ・アホ:
(1)室内交響曲第1番(1976)
(2)同第2番(1991/2)
(3)同第3番(1995/6)-アルト・サクソフォンと弦楽のための
ジョン=エドワード・ケリー(アルト・サクソフォン)
ステファン・アスバリー(1)(2)、ジャン=ジャック・カントロフ(3)(指)
タピオラ・シンフォニエッタ
[録音:2009年4月、2005年10月/タピオラ・コンサート・ホール(フィンランド)]
現代フィンランドを代表する作曲家は、今日までに15篇の大規模な交響曲を作曲
していますが、弦楽のための室内交響曲も3篇残しています。大作とは異なる制限
された響きを堪能できます。アルト・サクソフォン独奏を含む第3番は、実質的に
サクソフォン協奏曲で、当ディスクで演奏するジョン=エドワード・ケリーに献
呈されています。




<haenssler>
93 283 ¥2250
ヴォルフガング・リーム(1952-):
(1)『線について』―クラリネットとオーケストラのための音楽(1999) 
(2)『弓で』―ヴァイオリンとオーケストラのための音楽(2008)
(1)イェルク・ヴィトマン(Cl)、シルヴァン・カンブルラン(指揮)
(2)カロリン・ヴィトマン(Vn)、エイヴィン・グルベルグ=イェンセン(指揮)
バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団
録音:(1)2009年2月12日、(2)2010年2月27日、3月3日
密かに話題を集めてきたヘンスラーの人気シリーズ、ヴォルフガング・リームの
作品集最新盤、待望のリリースです!アルミンク音源が好評の第5弾(93 263)に続
き、第6弾となる今回はソロ楽器とオーケストラのための管弦楽曲を2曲収録。
第4弾(93 236)でも好評を博した名匠カンブルランの再登場、そしてドイツの俊英
イェルク&カロリン・ヴィトマン兄弟のソロにも注目されます!ヴィトマン兄弟
は各曲の初演を担当したソリストでもあり、作品への造詣深い演奏を堪能できる
希少なアルバムといえましょう。
カンブルラン指揮による『クラリネットとオーケストラのための音楽』は緩やか
なテンポと激しいテンポが頻繁に入れ替わり、連続する弛緩と緊張のコントラス
トが魅力的な作品。1999年に行われた初演でもソロを担当したクラリネット奏者
イェルク・ヴィトマンの卓越したソロが光ります。クラリネットの広い音域と多
彩な音色をフルに活かした超絶技巧のソロは圧巻の一言!2曲目の『ヴァイオリン
とオーケストラのための音楽』は2008年に初演されたばかりの近年の作品。曲は
ソリストによる印象的なピッチカートの和音の連続から始まり、やがて“弓によ
るcoll’arco”というタイトルの通り、密やかながらも情熱的なソロが展開され
ていきます。カロリン・ヴィトマンは、兄イェルクと同じく現代音楽演奏に積極
的なヴァイオリニスト。イゴール・オジムやミシェル・オークレールらに師事し、
これまで世界各国の名門オーケストラと共演してきた実力派です。終盤の優美か
つ情熱的に繰り広げられるヴァイオリンのソロは必聴です!




<FIRST HAND RECORDS>
FHR 14 ¥1650
・プフィッツナー:チェロ協奏曲第1番ト長調Op.42 初CD化
 オランダ放送管弦楽団、ボフミル・グレゴル(指揮)
 録音:1980年1月10日オランダ、ヒルヴェルスムAVROスタジオ
・ジョン・マイヤー(1929-2004):プラチャンダ (1982)
 ドゥルヴィ・デ・サラム(P)
 録音:1983年ロンドン、コンウェイ・ホール
・ジョン・マイヤー:6つのラーガマーラ (1983)
 ジョン・マイヤー(タンプーラー)
 録音:1983年ロンドン、コンウェイ・ホール
ロハン・デ・サラム(Vc)
カザルスに「かれの世代で、こんなにも天賦の才に恵まれたものはほとんどいな
い」と言わしめ、ミトロプーロスが「稀にみる天才で、生まれながらの音楽家、
おどろくべき若いチェリスト」と評した、現代最高峰のチェリストのひとり、ロ
ハン・デ・サラムによるFIRST HANDS第2弾。
プフィッツナーが残した3つのチェロ協奏曲のうち、第1番と付番されるト長調の
曲は、1935年にデ・サラムの師、ガスパール・カサド(1897-1966)のために書かれ
たもの。演奏時間15分ほどの曲は、途中、木管やトランペットに印象的なフレー
ズも現れ、手の込んだ書法とソロ・パートのヴィルトゥオーゾ風のつくりが、プ
フィッツナーのほかの協奏曲にも通じる内容となっています。オリジナル音源は
1980年にオランダ・キリスト教放送連盟(NCRV)によって放送用に収録されたもの
で、このたびようやく初CD化となります。
カップリングにはジョン・マイヤー(1929-2004)の2作品を収録。古代インド語で
「作品群」を意味するプラチャンダ(Prabhanda)は、チェロとピアノによる8つの
小品からなる構造が「組曲」に近いもので、スリランカ出身のロハン&ドゥルヴィ
・デ・サラム兄弟のために書かれています。6つのラーガマーラ(Ragamalas)もま
た、ロハン・デ・サラムの委嘱で書かれた作品で、いずれも別のレーベルよりCD
化されていたことがありますが、入手難の状態が続いていたので、こちらも復活
は朗報といえます。
カルカッタ出身のマイヤーは、ボンベイでメーリ・メータなどに師事したのち、
奨学生としてロンドンの王立音楽院に学び、ロンドン・フィル、ロイヤル・フィ
ルのヴァイオリニストとして活動するかたわら、この頃からヒンドゥーの伝統と
西洋の古典様式との融合する作曲活動も展開しています。





<dB Productions>
DBCD 134 ¥2300
フレドリック・エースタリング
[1. パリ:朝の3時間、2. ナルキッソス、3. ロベルトとクララ、
4. アート:素晴らしく恐ろしい、5. テラス、6. サテュロス、
7. 愛人たちのワイン、8. 赤ん坊のためのかわいい言葉]
ヘルシングボーグ交響楽団、ノッルボッテン室内管弦楽団、
室内アンサンブルN、ヴォーカルハーモニン、トリオ・ガマン
録音:1、4、6:2011年3月、コペンハーゲン 
2:2004年11月、アルヴィツヤル修道院、(世界初演)
3:2010年10月、ヘルシングボーグ・コンサートホール(世界初演)
5:2011年4月、ストックホルム 7:1999年1月、ストックホルム
スウェーデンの作曲家による、聴きやすい現代音楽のシリーズ「トータル・トナ
リティ」。今回はフレドリック・エースタリングです。彼の音楽は数多くの名門
アンサンブルや演奏家達―ヘルシンボーグ交響楽団、トビアス・ライングボーグ、
ノルボッテン・室内管弦楽団、ペッター・スンドクヴィスト、ヴォカレンアンサ
ンブル、フレドリック・マルンバーグ、室内アンサンブルN/Bトミー・アンダーッ
ソン、トリア・ガマン等―によって演奏されています。ソリストのダン・ローリ
ン、アコーディオンのアンドレアス・ボッレガードのうまさが引き立ちます。R.
シュトラウスばりの陶酔感のある和声の中に、ドラマチックな歌が展開され、ま
るでロマン派のオペラを聴いているような感じさえします。

DBCD 140 ¥2300
1. ケント・オロフッソン:アランビックIII(2007) 
(エレクトリック・ギター、エレクトロニクス)
2. ヘンリク・フリスク:反復は全ての他の反復を反復する(2006) 
(10弦のギター、エレクトロニクス)
3. ケント・オロフッソン:アランビックV(2008) 
(チャランゴ、エレクトロニクス)
4. ラヴ・マングス:ヴィケン(2005) (ギター、バンジョー、コンピューター)
5. ケント・オロフッソン:アランビックIV(2007) 
(エレクトリック・ギター、エレクトロニクス)
6. リチャード・カルペン:ストランドラインズ(2007) 
(ギター、コンピューター)
シュテファン・エスターシオ
(ギター、チャランゴ、バンジョー、エレクトリック・ギター)
録音:2010年&2011年、スウェーデン
音楽を創造し、共有するに欠かせない「聴く」という行為に対し、様々な聴き方
の可能性を模索しようとする一枚。共有に際して最も重要であるコミュニケーショ
ンの本質は、音そのものの中に現れる―そのような信念を抱いて作られた音楽に
は、未だ聴いたことのないような深い静寂のイマジネーションが広がっています。
汀線というキー・コンセプトのもと、ある大まかな形式の中で、各々のディテー
ルがその曲の定義となるような規則に応じつつ、絶えず即興で生み出されていま
す。アランビック・シリーズでは、アコースティックやエレクトリックなど、
様々な種類のギターが登場し、エレクトロニクスやコンピューターなどと音の掛
け合いを行います。また、ラヴ・マングス作曲のヴィケンは子供時代に耳を傾け
るというもので、作曲家によれば、故郷エンケーピングの近くにある浜辺にイン
スパイアされたということです。魚、太陽、夢のイメージが交錯し、万物の発祥
となる海が目に浮かんできます。
シュテファン・エスターシオは、スウェーデンにおいて最も突出した新ジャンル
の音楽のソロ・プレイヤー。スウェーデンの新人グラミー賞を授与されて以後、
欧米、アジア各地でレコーディング、ツアーを実施しています。このアルバムは
彼の5作目に当たります。エレクトロニクスとギターのインターアクションに力
を注ぎ、ロザー・ザグロセク、ペーター・アンドレ・ヴァラード、マリオ・ヴェ
ンザゴ、フランク・オッル、トゥオマス・オリッラなどの指揮者と共演していま
す。他、現代音楽に関する論文も執筆しており、ワークショップなども行ってい
ます。

DBCD 145 ¥2300
1. マリン・バング:混乱した動き(2010)
2. イルヴァ・ルンド・バーグナー:ユーフォビア(2010)
3. クリスチャン・ウィンザー・クリステンセン:アンダンテ・コン・モート(2010)
4. レイ・ムナカタ:流れ落ちるハスの花(2008)
5. ニコライ・ウォルサーエ:残忍化した美(2010)
6. イェッペ・ジュスト・クリステンセン:グラウンド vol. 3(2005)
キュリアス・チェンバー・プレイヤーズ
録音:2010年11月18-21日、2011年8月15日、スウェーデン
レイ・ムナカタが指揮をとるキュリアス・チェンバー・プレイヤーズは、デンマ
ークやスウェーデンにおいて最も才能のある若手作曲家達から構成され、彼らは
自分のアイデア、芸術的信念、美学を分かち合い、親交を深めてきました。楽器
の持つ音色の幅をより広げ、斬新なメソードによる新音楽の可能性が力強く展開
します。特にムナカタの「流れ落ちるハスの花」、日本の演歌にインスピレーショ
ンを得ており、邦楽の本質をしっかりと掴んだリチャード・クライグのフルート
が、まるで尺八のような音楽表現を見事に聞かせてくれます。特殊な音響が作り
出す雰囲気をどうぞお楽しみください。
キュリアス・チェンバー・プレイヤーズは、2003年より幅広い新音楽の演奏(ハー
ド・コア・モダニズムからグラフィックによる偶然音楽まで等)を繰り広げてきま
した。コンサート現場の様々な状況に応じて自在に時空を操る点が特に注目を集
めています。これまでに、ヴィデオによる即興アート、演劇、タロット・メディ
テーション、舞踊、詩、香りとのコラボレーションによるパフォーマンスを重ね、
最近では風船、台所用品など日用品を用いた音楽表現の開発に従事しています。
今後も目の離せない演奏者です。




<haenssler>
=プレミアム・コンポーザーズ=
94 606 2枚組 ¥1980
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン&フルート名協奏曲集
[CD1]
ヴァイオリン協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」Op.4より 
(1)第9番ヘ長調RV284 
(2)第12番ト長調RV294 ヴァイオリン協奏曲集「ラ・チェトラ」Op.9より 
(3)第3番ト短調RV334 (4)第4番ホ長調RV263a 
(5)第8番ニ短調RV238 (6)第2番イ長調RV345
[CD2]
(1)フルート協奏曲ト短調「夜」Op.10-2 (2)同ニ長調「ごしきひわ」Op.10-3
(3)同ト長調F.VI:6 (4)同ハ短調F.VI:11 
(5)同イ短調F.VI:7 (6)同ヘ長調「海の嵐」Op.10-1
スラミット・ヘッキ(Vn)、シルヴィー・ダンブラン(Fl)、
アンサンブル・ラ・パルティータ
録音:[CD1]1996年3月、[CD2]1995年4月、アルトシュテッテン(チューリッヒ)
ヨーロッパを中心に活動する名団体アンサンブル・ラ・パルティータによるヴィ
ヴァルディの協奏曲集。廃盤のため一度は入手困難となってしまっていた2つの名
盤を1つにまとめての復刻盤リリースとなります!多くの協奏曲を手掛けたヴィ
ヴァルディの作品の中でも有名な「ラ・ストラヴァガンツァ」と「ラ・チェトラ」
、そしてフルート協奏曲集op.10から珠玉の作品を収録。スラミット・ヘッキは
アンサンブル・ラ・パルティータと多く共演してきたスイス人ヴァイオリニスト。
チューリッヒでA.フィーツ、N.チュマチェンコらに師事し、チューリッヒを中心
に活動しています。フルート・ソロを担当するシルヴィー・ダンブランもまたア
ンサンブル・ラ・パルティータと親交深いフルート奏者。スイスを代表する名手
A.ニコレに師事し、高い評価を得ている名手です。アンサンブル・ラ・パルティ
ータの活気あふれる伴奏と共に、ソリスト達の明瞭かつ華麗な響きを堪能するこ
とが出来る名盤です。

94 607 2枚組 ¥1980
シューベルト:後期弦楽四重奏曲集
[CD1]
(1)第11番ホ長調D353 
(2)第12番ハ短調「四重奏断章」D703 
(3)第15番ト長調D 887
[CD2]
(1)第13番イ短調「ロザムンデ」D804(Op.29) 
(2)第14番ニ短調「死と少女」D810
ヴェルディ四重奏団
録音:[CD1](1)1998年 (2)1997年 (3)1998年 [CD2](1)1997年 (2)1996年
瑞々しい音色と卓越したアンサンブルで日本でも高い人気を誇る名門アンサンブ
ル、ヴェルディ四重奏団によるシューベルト後期弦楽四重奏曲集。1996~1998年
にかけてシューベルトの弦楽四重奏曲全曲収録に取り組み、2009年にヘンスラー
より発売した全集(98 546)も高い評価を受けているヴェルディ四重奏団が、今回
は過去の録音から第11番以降の作品のみを集めたアルバムをリリースします!
ヴェルディ四重奏団の演奏は棘のない澄んだ音色と、柔和でおおらかなフレージ
ングが大きな魅力。彼らが奏でるシューベルトは、張り裂ける慟哭で聴衆の胸を
突くというよりも、美しくも哀しいふくよかな響きで体全体を包み込んでしまう
よう。ヴェルディ四重奏ならではの響きの美しさは何度聴いてもたまりません。
また、様々な作曲年代の作品を同時収録していた全集とは異なり、後期作品のみ
を味わい尽くす楽しみ方が出来るのは本アルバムならではといえましょう!晩年
のシューベルトの円熟した音楽に想いを馳せる名盤です。



<dB Productions>
DBCD 144 ¥2300
完全限定盤
ベートーヴェン:
(1)ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
(2)ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
ハンス・レイグラフ(ピアノ)
録音:(1)1973年12月26日、(2)1980年7月7日 スウェーデン・ラジオ P2提供音源
[リマスタリング:2010-2011年、エリック・ニルソン(dB Productionsプロデュー
サー)]
スウェーデンのレーベルdB Productionsのプロデューサー、エリック・ニルソン
が思いをこめてリマスタリングしたスウェーデンの名ピアニスト、ハンス・レイ
グラフの渾身のベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31番、第32番の初出録音です。
その並々ならぬ思いを彼は次のように述べています。「2009年、私はハンス・レ
イグラフに彼のコンサートで弾いていたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第32番
を録音しないかと提案しました。すると彼からは前向きな返事がきました。しか
し、2010年の年末、彼の体調に異変があらわれ2011年2月にストックホルムの自宅
で帰らぬ人となってしまいました。私はあの時録音しておけばよかったと後悔に
しました…しかし、彼が1973年と1980年にベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31、
32番をスウェーデン・ラジオに録音していたことを知り、彼のトリビュート・ア
ルバムを作成することを決めました。彼の素晴らしい音楽を皆さまに届けたいと
思いで。」―エリック・ニルソン(dB Productionsプロデューサー)―
教育者としても有名だったレイグラフはザルツブルク・モーツァルテウム大学の
講師として後進の育成に携わり、永井幸枝、伊藤恵など彼に師事した著名な日本
人ピアニストも多くいます。ここに収録されたベートーヴェンはいずれもたっぷ
りとした出だしから神がかったほど透き通るタッチで弾き、一度聴いたら耳から
離れません。これだけ美しい奏法は他のピアニスト、特に現代では聴くことので
きない貴重な宝と言えましょう。
なお、このCDは完全限定盤となっております。




<Cascavelle>
VEL 3164 4枚組 ¥2700
CD-1
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15(カデンツァ:ブゾーニ)
録音:1956年12月16日、ニューヨーク、マンハッタン・センター
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
録音:1956年12月14日、ニューヨーク、マンハッタン・センター
CD-2
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
録音:1956年12月6日、ニューヨーク、マンハッタン・センター
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
録音:1956年12月6,7日、ニューヨーク、マンハッタン・センター
CD-3
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73『皇帝』
録音:1956年12月14日、ニューヨーク、マンハッタン・センター
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491(カデンツァ:フンメル)※
録音:1958年4月12日、ニューヨーク、マンハッタン・センター(ステレオ)
CD-4
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83※
録音:1958年4月4日、ニューヨーク、マンハッタン・センター(ステレオ)
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54※
録音:1958年4月5,6日、ニューヨーク、マンハッタン・センター(ステレオ)
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)、
ヨゼフ・クリップス(指揮)
シンフォニー・オブ・ジ・エア、RCA交響楽団
スイスのカスカヴェル・レーベルの注目シリーズ、ヨゼフ・クリップス・エディ
ション第4集はルービンシュタインを独奏にむかえたベートーヴェン全曲、ブラー
ムス第2番、モーツァルト第24番そしてシューマンのピアノ協奏曲集です。ベート
ーヴェンは1956年12月に集中的に録音されたものでルービンシュタインにとって
はじめてのベートーヴェン全曲録音になります(1970年代にバレンボイムとの同
全曲録音をしておりますが、その約20年前60代後半の録音にあたります)。とて
も60代後半とは思えないルービンシュタインの煌びやかで溌剌とした演奏はクリ
ップスの好サポートを得て、喜びに満ちた演奏となっております。この他のブラ
ームス、モーツァルト、シューマンはベートーヴェンの録音から2年後、1958年
に録音されたものですが、これはベートーヴェンの成功からルービンシュタイン、
クリップスの親交が深まり録音が実現しました。70歳も目前にしながらも難曲を
いとも簡単に弾きこなし、そして音楽的成熟していったルービンシュタインの演
奏にはただただ脱帽ですが、それはクリップスとの阿吽の呼吸からうまれるもの
だと再認識される録音集です。




<Profil>
PH 11047 ¥2180
ボリス・チャイコフスキー:
(1)ヴァイオリン協奏曲(1969)【1972年録音。ステレオ】
(2)ヴァイオリンソナタ(1959)【1962年録音。モノラル】
ヴィクトル・ピカイゼン(Vn)
キリル・コンドラシン(指)
モスクワ・フィル(1)、
ボリス・チャイコフスキー(Pf)(2)
近年再評価著しいボリス・チャイコフスキー(1925-1996)の貴重音源の出現です。
どちらも旧ソ連の名手ヴィクトル・ピカイゼンのために書かれた作品で、協奏曲
はピカイゼンの独奏、セロフ指揮オーデンセ響の比較的新しい録音があるものの、
こちらはコンドラシンとモスクワ・フィルとの共演というのが凄すぎ。かつてメ
ロディア盤LPで出ていましたが、幻の音源と申せましょう。ボリス・チャイコフ
スキーの代表作のひとつで、40分近い大曲ながら単一楽章、早くに亡くした父の
思い出を描いたといわれます。ピカイゼンの独奏も恐ろしい気迫に満ち、またコ
ンドラシンの伴奏が神業的なドラマ作りで非常に感動的。これほど凄い演奏は再
現できないと思えます。カップリングのヴァイオリンソナタでは作曲者自身が伴
奏を務めていますが、非常な名人芸ぶりで、ピカイゼンの独奏ともども絶妙な巧
さに酔わされます。

PH 10045 ¥2180
フルート、チェロとピアノ
(1)ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847):三重奏曲
(2)フンメル:三重奏曲Op.78
(3)チェルニー:協奏的幻想曲 Op.256
(4)ベートーヴェン:三重奏曲WoO.37
トリオ・ヴィーク【クリスティーナ・ファスベンダー(Fl)、
ユストゥス・グリム(Vc)、フロリアン・ヴィーク(Pf)】
[録音:2010年6月/ジーメンス・ヴィラ(ベルリン)]
フルート、チェロとピアノのために書かれた三重奏曲を集めた珍しいアルバム。
ベートーヴェン作品は本来フルート、ファゴットとピアノのために書かれていま
すが、ここではチェロで演奏されています。とても色彩的な響きとなり、オーケ
ストラを思わせる充実感に満ちています。トリオ・ヴィークはエマール門下のピ
アニスト、フロリアン・ヴィークとジェラール、ニコレ門下のフルーティスト、
クリスティーナ・ファスベンダーによって結成された三重奏団。バロックから現
代までをこなすドイツきっての団体です。

PH 11042 ¥2180
(1)ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.101
(2)リスト(作曲者編):トリスティア(最終稿)-オーベルマンの谷より
(3)シェーンベルク(シュトイアーマン編):浄夜Op.4
ブーランジェ・トリオ
[録音:2011年7月/ドイツ放送カンマーザール(ケルン)]
2006年に創設されたドイツのピアノ三重奏団ブーランジェ・トリオ。美女3名から
成り、珍しいレパートリーにも果敢に取り組む得難い団体となっています。当ア
ルバムではブラームスの傑作を実に堂々と聴かせた後、リストとシェーンベルク
の意外な珍品を披露。リストの「トリスティア」は「巡礼の年第1年」の「オー
ベルマンの谷」を作曲者自身がピアノ三重奏に仕立てたもので、3種あるうちの
最終稿。原曲とかなり離れているのも興味津々です。シェーンベルクの愛弟子
シュトイアーマンによる「浄夜」も、優れた編曲ながら録音に恵まれているとは
いえないで歓迎です。





<Supraphon>
SU 4078 ¥1780
グバイドゥーリナ:
(1)弦楽四重奏曲第1番(1971)
(2)同第2番(1987)
(3)同第3番(1987)
(4)同第4番(1993)
(5)BACH主題による反映(2002)
シュターミッツSQ
【録音:2011年6、8月/チェコ放送マルティネク・スタジオ(プラハ)】
日本でもおなじみの旧ソ連出身作曲家ソフィヤ・グバイドゥーリナ。彼女の全弦
楽四重奏曲作品を集めた好企画。いずれも単一楽章形式で、それぞれに奇抜なア
イディアが盛り込まれています。第1番はバリバリのソ連時代の作ながら、奏者が
演奏中に椅子を持って舞台を移動することが指示され、さらに最後の6ページは演
奏者が即興するというキテレツな作。第2番はシベリウスSQ、第3番はアルディッ
ティSQの委嘱作ですが、後者はピチカートに偏執した異常な作風に驚かされます。
クロノスSQの委嘱による第4番は十二音技法、テープ付きの前衛作。そして第5番
にあたる「BACH主題による反映」は「フーガの技法」の主題をグバイドゥーリナ
風に処理しています。いずれも聴き応え満点。1985年結成のシュターミッツSQが
余裕の演奏を聴かせてくれます。

SU 4079 ¥1780
フェルステル:ピアノ三重奏曲全集
(1)第1番ヘ短調 Op.8(1883)
(2)第2番変ロ長調 Op.38(1894)
(3)第3番イ短調 Op.105(1922)
ヤナーチェク・トリオ
【録音:2009年10月、2010年4、11月/チェコ放送マルティネク・スタジオ(プラハ)】
ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951)はドイツで活躍したチェコの作曲
家。マーラーの支持者でしたが、作風はドヴォルザークを思わすロマンティック
なもので、チェコ風の美しいメロディにあふれています。作品数は多いものの、
あまり録音に恵まれていないので、大歓迎のアルバムと申せましょう。2001年結
成のヤナーチェク・トリオは名の通りヤナーチェクのスペシャリスト。フェルス
テルでも、さすがお国ものの巧さを見せています。




<IDIS>
IDIS 6630 2枚組 ¥3250
ヴェルディ:「ナブッコ」
エットレ・バスティアニーニ(Br ナブッコ)
ミレッラ・パルット(S アビガイッレ)
イーヴォ・ヴィンコ(Bs ザッカリア)
ルイージ・オットリーニ(T イズマエーレ)
アンナ・マリア・ロータ(S フェネーナ)
ほか
ブルーノ・バルトレッティ(指)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団,合唱団
録音:1961年8月26日、フィレンツェ
日本でも根強い人気のある美声バリトン、エットレ・バスティアニーニ(1922-
1967)。バリトンとしてはまだまだこれからという44歳に病に亡くなっただけに、
残された録音はいずれも貴重です。このCDで聞けるのは、1961年8月にフィレン
ツェ市立劇場で上演された「ナブッコ」のライヴ録音。朗々と響き渡る美しいバ
リトンの声がたまりません。アビガイッレのミレッラ・パルットはイタリアを中
心に活躍したプリマドンナ。十年ほどソプラノとしての活動した後、メッゾソプ
ラノに転向してしまったので、プリマドンナとしての録音が極めて少なく、「幻
のソプラノ」の一人。今や長老指揮者のブルーノ・バルトレッティはこの時35歳、
活きの良いヴェルディを聞かせてくれます。




<EUROARTS>
20 66738(DVD-Video) 3枚組 ¥4780
字幕:独英仏日
ワーグナー:「パルジファル」
ポール・エルミング(T パルジファル)
ヴァルトラウト・マイヤー(Ms クンドリ)
ジョン・トムリンソン(Bs グルネマンツ)
ファルク・シュトルックマン(Bs-Br アンフォルタス)
ギュンター・フォン・カンネン(Bs クリングゾル)
フリッツ・ヒューブナー(Bs ティトゥレル)
カロラ・ヘーン(S 花の乙女)
ブリギッテ・アイゼンフェルト(S 花の乙女)
ボリャーナ・マッテーヴァ(S 花の乙女)
カロラ・ノセク(S 花の乙女)
ローラ・エイキン(S 花の乙女)
エルフィラ・ドレッセン(Ms 花の乙女,小姓)
ペーター・ビンズツス(T 騎士)
ゲルト・ヴォルフ(Bs 騎士)
エフラト・ベン=ヌン(S 小姓)
ペーター・メンツェル(T 小姓)
アンドレアス・シュミット(Br 小姓)
ローゼマリー・ラング(A アルトの声)
ダニエル・バレンボイム(指)シュターツカペレ・ベルリン,
ベルリン国立歌劇場合唱団
ハリー・クプファー(演出)
ハンス・シャーフェルノッホ(装置)
クリスティーヌ・シュトロンベルク(衣装)
収録:1992年、ベルリン
バレンボイムの「パルジファル」、待望の復活です!1992年にベルリン国立歌劇
場の音楽監督に就任したダニエル・バレンボイムは、手始めに極めて充実した
「パルジファル」を上演、同歌劇場の開場(1742年)250年を祝う記念の意味合いも
あるこの公演を大成功に導きました。キャストは極めて強力。タイトルロールの
ポール・エルミングは、1990年にバイロイト音楽祭でジークムントを歌って成功、
ヘルデンテノールとしての名声が一気に高まっている時期。パルジファルはエル
ミング最大の当たり役だけに、ここでも素晴らしいものです。クンドリは御存知
ヴァルトラウト・マイヤー。マイヤーがソプラノ役を手掛ける前にもっとも高い
評価を得たのがクンドリでした。30代半ばのマイヤーの美しいメッゾの声で掘り
込まれたクンドリは大きな聞き物です。ジョン・トムリンソンとギュンター・
フォン・カンネンの二人のベテランに挟まれ、当時ようやく国際的に注目され始
めたばかりのファルク・シュトルックマンが起用され、存在感を発揮しています。
また花の乙女にローラ・エイキン、小姓にアンドレアス・シュミットが参加して
います。
ハリー・クプファーの演出は、初演当時は評価も賛否分かれていたものですが、
今から見ると1990年代初頭の社会が抱える問題点を非常に注意深く洞察し、21世
紀へと向かって歩み始めた現代人に警告するものだったと気づかされます。
嬉しい日本語字幕付きです。




<INTEGRAL>
INTEG 201103 ¥2080
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61(カデンツァ;第1楽章 ヨーゼフ・ヨアヒム)
ロマンス第1番 ト長調Op.40
ロマンス第2番 ヘ長調Op.50
ジル・コリアール(Vn)、トゥールーズ室内管弦楽団、
バルバロック四重奏団[ジル・レイモンド(ティンパノン)、
アラン・テリート(バンドネオン)、
パトリック・マティス(メカニック・オルガン)、
ディディエ・カペイユ(コントラバス)]
録音:2011年4月25-29日、ポンピニャン城の礼拝堂
これはおもしろい!なんと、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のオケ・パー
トにバンドネオン、ティンパノンが加わった珍しい編成での演奏が登場!それは、
鬼才ヴァイオリニスト、ジル・コリアール率いるトゥールーズ室内管弦楽団と
ティンパノン(2本の撥で真鍮弦を叩く打弦楽器でツィンバロンに近い楽器)、バン
ドネオン、メカニック・オルガンそしてコントラバスから成るバルバロック四重
奏団との演奏によるものです。ヴァイオリンのコリアールはジャンルにとらわれ
ず、また演奏する曲の時代に合わせピリオド楽器もモダン楽器も弾きこなすマル
チなヴァイオリニストです。バルバロック四重奏団とはたびたび共演しており
ヴァヴァルディ「四季」では録音しそのユニークな編成と斬新なアンサンブルで
話題をよびました。ベートーヴェンの音楽に民俗楽器入ってくると、いっけん違
和感がありそうにも思えますが、驚くほど自然に調和しオルガンやバンドネオン
の音がバロック時代の響きを作り出し、さらにティンパノンがよいスパイスを与
えてくれます。コリアールの独奏もこれらの楽器に合わせた奏法で演奏しており
見事なまでにアンサンブルをコントロールしています。クラシック・ファンだけ
でなく、ワールドミュージック・ファンにも聴いていただきたい1枚です!





<Claves>
50 1010 ¥2180
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲ニ長調Op.61a(ヴァイオリン協奏曲のピアノ編曲版)
C.P.E.バッハ:協奏曲 ハ短調Wq.43 No.4
ドミトリー・バシキーロフ(ピアノ;Steinway&Sons D-274)、
ペーテル・チャバ(指揮)、ローザンヌ室内管弦楽団
録音:2010年4月30日-5月2日、ローザンヌ
1931年11月1日生まれの旧ソ連グルジア共和国、トビリシ出身の名ピアニスト、
ドミトリー・バシキーロフの新録音登場です。バシキーロフはモスクワ音楽院で
学び1955年にはロン=ティボー国際コンクール入賞後、着実にキャリア積んでい
きました。イタリア、スペインを中心に演奏活動する傍ら、長きに渡りモスクワ
音楽院で教鞭を執りました。彼の特徴でもある滑らかで透き通るような音色は今
もなお健在で、録音当時は78歳とのとこですからまさに円熟の演奏と言えましょ
う(ちなみにバシキーロフの娘エレーナはギドン・クレーメルの元妻で現在はバレ
ンボイムと結婚しており、文字通りの音楽一家です)。収録した曲はベートーヴェ
ンのヴァイオリン協奏曲をベートーヴェン自身がピアノ編曲した作品、そして
C.P.E.バッハ:協奏曲 ハ短調Wq.43 No.4です。どちらもきらめくようなタッチで
歌いあげ、バシキーロフ節炸裂で演奏しております。指揮者のペーテル・チャバ
はパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールにも受賞歴をもつヴァイオリニスト
でもあり、特に弦楽器のコントロールは絶妙で、バシキーロフの演奏を見事にサ
ポートしています。




<ALTUS>
ウィーン・フィル ライヴ エディション-クナッパーツブッシュ
オリジナル音源から復刻された音質は素晴らしく、肉厚な響きも克明に捉えられ
ているのでファンにはたまらない。―平成の盤鬼 平林直哉―
『音楽がクライマックスにさしかかるとクナが椅子からジワジワ立ちあがるんで
すよ。すると、それに呼応してオーケストラも全開で、その瞬間はもう会場全体
が息もできないほどの緊迫感と感動に包まれました。』
―北村源三(元N響首席トランペット奏者)、同プログラムを聴いた生き証人―

ALT 224 ¥2500
R.シュトラウス:交響詩『死と変容』作品24
シューマン:交響曲第4番作品120
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1962年12月16日、ムジークフェラインザール(ライヴ録音)
モノラル
「このシューマンもファンにとっては忘れ得ぬものである。第1楽章の深い響きは
余人の追随を許さないし、第2楽章のしみじみとした味わいはクナとウィーン・
フィルの永遠における固い絆を思わせる。第3楽章は巨大そのもので、第4楽章の
仰ぎ見るような大きなスケールもクナ以外の何物でもない。」
平林直哉-ライナーノーツより 
また当ディスクの解説はウィーンでクナッパーツブッシュを聴いた元N響首席トラ
ンペット奏者北村源三氏のクナ体験の特別インタビュー付きです。

ALT 225/6 2枚組 ¥3150
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1961年10月29日、ムジークフェラインザール(ライヴ録音)
モノラル
「曲のどこをとっても素晴らしい演奏だが、たとえば第3楽章における弦楽器の艶
やかな音はさすがにウィーン・フィルであり、第4楽章のコーダを聴いていると、
当日の会場では途方もない大音響が鳴り響いていたのだろうと想像出来る。こう
した底知れぬパワーもウィーン・フィルならではである。」
平林直哉-ライナーノーツより




<TAHRA>
TAH 732/3 2枚組 ¥4600
フリッチャイの芸術
(1)モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲K.299
【ハンス・シュミッツ(Fl)、イルムガルト・ヘルミス(Hp)、
RIAS交響楽団(1952年9月17日)】
(2)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
【ユーディ・メニューイン(Vn)、
ルツェルン祝祭管弦楽団/ルツェルン芸術ハウス(1961年8月16日)】
(3)ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68 
【北ドイツ放送交響楽団/ハンブルク・ムジークハレ(1958年2月2-3日)】
(4)同:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a 
【RIAS交響楽団(1953年4月7日)】
フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
早世の天才指揮者フリッチャイはかなりの録音が残されてはいるものの、驚きの
初出音源の出現です。当アルバム中もっとも古いモーツァルトのフルートとハー
プのための協奏曲ではきびきびした音楽作りが魅力ですが、1958年のブラームス
の「交響曲第1番」ではフルトヴェングラーを彷彿させる魂をふりしぼるような
情念と巨大な音楽作りに驚かされ、あたかもフルトヴェングラーの高音質盤が出
現したのかと錯覚してしまうほど感動的です。もともとフリッチャイはDGに同曲
を録音しておらず、またスイス・ロマンドとのカスカヴェル盤も入手困難なこと
を鑑みれば、この北ドイツ放響との音源がいかに貴重か納得できると申せましょ
う。さらに魅力なのは最晩年のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。メニュ
ーインの独奏も素晴らしく、熱い血のたぎる音楽となっていて興奮させられます。
また、やはり正規録音のない「ハイドンの主題による変奏曲」も覇気と大きさで
圧倒的。まさにフリッチャイの芸術を満喫できるアルバム。本当に凄いです。




<ATMA>
ACD2 2611 2枚組 ¥3380
96kHz 24bit録音
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245
レ・ヴォワ・バロック
福音史家:ヤン・コボウ(Ten)、イエス:ステファン・マクラウド(Bs)、
ペテロ:ジョシュア・ホプキンス(Bs)、ピラト:ナサニエル・ワトソン(Bs)
アレクサンダー・ヴァイマン(指、オルガン)アリオン古楽アンサンブル
録音:2010年11月、モントリオール神学校(ケベック、カナダ)
名門団体レ・ヴォワ・バロックとアリオン古楽アンサンブルによるヨハネ受難曲。
BCJの録音でもおなじみのヤン・コボウが福音史家を、ステファン・マクラウドが
イエス役を演じているのも興味津々。合唱も各パート3名で、非常に透明かつ締ま
った響きを聴かせてくれます。ヴァイマンのオルガンは控えめながらも芯のある
音色。1981年に設立されたケベックの古楽器演奏団体、アリオン古楽アンサンブ
ルの美しい伴奏も聴き所です。演奏時間は100分程度で、全体的にすっきりとした
演奏。ソリスト、合唱、器楽伴奏の音量バランスも良く、それぞれの魅力が引き
出された演奏といえましょう。

ACD2 2121 ¥1850
(1)プーランク:クラリネット・ソナタ 
(2)サン=サーンス:クラリネット・ソナタ 変ホ長調 op.167 
(3)ラボー:コンクール用クラリネットの独奏曲 op.10 
ドビュッシー:
(4)クラリネットのための第1狂詩曲 (5)クラリネットとピアノの小品 
(6)ヴィドール:序奏とロンド op.72 (7)ピエルネ:カンツォネッタ op.19 
(8)フランセ:主題と変奏
アンドレ・モアザン(Cl)、ルイーズ=アンドレ・バリル(Pf)
ドビュッシーやサン=サーンスを始め、19世紀後半に活躍したフランスを代表す
る音楽家と、それに続くフランスの音楽家達のクラリネット作品を収録したCD。
クラリネットは18世紀に作られ、1840年頃に改良された比較的新しい楽器。クラ
リネットの真価が未だ見出される途上であった19世紀初頭、フランスではパリ音
楽院がクラリネットの普及・改良に大きな役割を果たしていました。本CDに収録
された作曲家たちは皆、パリ音楽院と関わり深い音楽家達でもあります。ドビュ
ッシーの名作「第1狂詩曲」のオリジナル版世界初録音に注目。ドビュッシーが
パリ音楽院1910年のコンクール用に作曲した際、自身は出来に満足していたよう
ですが、被献呈者で初演者のポール・ミマールが、演奏上の問題から独奏パート
の数箇所の直しを要請し、ドビュッシーはそれに従ったとされています。今回、
ドビュッシーの自筆譜に従い、オリジナル版を復元しての録音となりましたが、
よりドビュッシーらしさに満ちていて非常に魅力的です。
アンドレ・モワザンはケベック生まれのクラリネット奏者。数々のコンクールで
受賞経歴を持ち、現在はカナダを中心にソロ活動、アンサンブル活動を積極的に
行っています。ルイーズ=アンドレもカナダを中心に活躍するピアニスト。卓越
した技術と軽快なテンポで心地よいアンサンブルを聴かせてくれます!

ACD2 2319 ¥1850
ジュリアン・ワクナー:(1)トリプティク (2)クラリネット協奏曲
(1)フィリップ・ベランジェ(オルガン)、
ジュリアン・ワクナー(指揮)、メトロポリタンオーケストラ
(2)スコット・アンドリュー(Cl)、ジュリアン・ワクナー(指揮)、
マギル室内オーケストラ
録音:(1)2005年12月 (2)2010年6月
ジュリアン・ワクナーによる自作自演録音を収録したCD。ハリウッド生まれニュ
ーヨーク育ちというワクナーは、アメリカを中心に今最も注目されている音楽家
の1人。現在はトリニティ教会合唱団、トリニティ・バロック管弦楽団で音楽監督
および芸術監督を務め、指揮者としても活躍しています。また、ピアニスト、オ
ルガニストとしても活動。古楽から現代音楽まで幅広いレパートリーを持つ実力
派としても注目されており、その活躍には今後も大いに期待できましょう。ルー
カス・フォスに作曲を師事したワクナー。自身の作風について、「ハーモニーと
メロディ、動と静、明瞭と混沌、現代の技術と明らかに過去から借用した技術、
これらの調和を追求する音の世界の中に、自分の音楽はあるのです」と語ってい
ます。若くして早くも注目を集めるワクナー独特の音楽性に迫る1枚といえましょ
う!本CDでは彼が近年作曲した2つの作品を収録。トリプティクは3楽章構成から
なるオルガンとオーケストラのための作品。トリプティクとは、元々3枚の絵が蝶
番で結ばれたカトリックの祭壇画のこと。各楽章にはロゴス(神の言葉)、アガペー
(神の愛)、アンジェラス(お告げの祈り)という名がつけられており、宗教的な主
題をもった作品といえましょう。第1楽章では荘厳なオルガンの音色とオーケスト
ラの迫力あるアンサンブルに圧倒される一方、静謐な第2楽章では神秘的なオルガ
ンのソロに心洗われます。第3楽章は数多のパーカッションと金管の神々しい響き
が印象的。リズムと活気あふれるオルガンソロとの掛け合いも美しい作品です。
2曲目のクラリネット協奏曲はルーカス・フォス生誕80周年を記念し、宇田川洋一
からの要望で作曲されたもの。クラシックとジャズを融合した作風で、最低音か
らゆったりと上がっていくクラリネットのソロと共に曲全体が盛りあがっていく
展開が爽快な作品です!




<LSO Live>
LSO 0719(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3450
ブリテン:戦争レクィエムop.66
サビーナ・ツビラク(S) イアン・ボストリッジ(T) 
サイモン・キーンリーサイド(Br)
エルサム・カレッジ少年合唱団、ロンドン交響合唱団、ロンドン交響楽団、
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
録音:2011年10月9 & 11日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
/ エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス
首席指揮者ゲルギエフの弟子、ジャナンドレア・ノセダがLSO Liveに初登場。ブ
リテンの戦争レクィエムは、2011年10月にノセダがLSOを指揮して本拠バービカン
でおこなったコンサートの模様をライヴ収録したものです。
すでにLSOとは、ゲルギエフの首席指揮者就任を機に頻繁に客演を重ねている間柄
であることもそうですが、ここでノセダはLSOによる過去2度のレコーディングに
も参加したロンドン・シンフォニー・コーラスを起用。ソリストには、2011年6月
にもビシュコフ指揮で同曲を歌ったばかりのスロベニア期待のツビラク、そして、
もっともブリテンがこだわり抜いたオーエンの戦争詩のパートを受け持つテノー
ルとバリトンに、英国が誇る当代きってのボストリッジとキーンリーサイドを配
したきわめて強力な布陣で臨んでいることにも注目されます。
また、ノセダは、2011年5月のスペイン3か所でおこなったトリノ王立劇場管との
ヴェルディの「レクィエム」、同じくパリ公演での「聖歌四篇」、さらに9月のト
リノとリミニでトリノ王立歌劇場管、RAI国立響の合同オケを指揮したマーラーの
「第8交響曲」と、立て続けに声楽付きの大作を手掛けて成功を収めていることか
ら、この良い流れを受けての内容ということで期待もおおきくふくらみます。




<Claves>
50 1113 ¥2180
バルトーク:ディヴェルティメントSz 113(BB 118)
シャーンドル・ヴェレシュ:ピアノ、弦楽器、打楽器のための協奏曲(1952年)※
アンリ・デュティユー:瞬間の神秘-24の弦楽器、ツィンバロンと打楽器のための
ハインツ・ホリガー(指揮)、
ローザンヌ室内管弦楽団、デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)※
録音:2006年8月28-30日、ローザンヌ
近代音楽作曲家の作品委嘱に貢献したスイス人指揮者・作曲家のパウル・ザッハ
ー(1906-1999)に深いかかわりをもつバルトーク、ヴェレシュそしてデュティユー
の作品を集めたアルバム。指揮はあのハインツ・ホリガーです。バルトークの
ディヴェルティメント、ヴェレッシュ・シャーンドルのピアノ、弦楽器、打楽器
のための協奏曲、そしてアンリ・デュティユーの「瞬間の神秘」はいずれもザッ
ハーの依頼を受け作曲されたものです。
バルトークのディヴェルティメントは彼の代表作のひとつとも言える傑作となり、
現在では演奏・録音も数多くされるようになりました。また、シャーンドル・
ヴェレシュはブダペストのリスト音楽院でバルトーク、コダーイに師事したハン
ガリーの作曲者で、1940年東京の歌舞伎座で初演された日本の皇紀2600年祝典依
頼曲の交響曲第1番を作曲したことでも有名です。ここにおさめられたピアノ、
弦楽器、打楽器のための協奏曲はハンガリーの民族色を色濃く残し、独特の哀愁
に満ちたオーケストラの旋律とピアノの対話が実に美しい作品です。なおこの曲
はヴェルシュに師事したハインツ・ホリガーが度々演奏し、またアンドラーシュ
・シフとも録音もしているホリガーの十八番の作品と言えます。そして、アンリ
・デュティユーは言わずと知れたフランスの作曲家で、この「瞬間の神秘」は
ツィンバロン、パーカッションが様々な形で登場し流動的に流れる弦のパートと
見事に調和した作品です。現代音楽の演奏に定評があるホリガーが満を持して挑
んだ注目盤の登場です!

50 1110 ¥2180
リスト:12の超絶技巧練習曲集
メロディ・チャオ(趙梅笛)(ピアノ)
録音:2011年5月22-25日、ラ・ショー=ド=フォン、スイス
1994年生まれの中国系スイス人女性ピアニスト、メロディ・チャオ(趙梅笛)の
Clavesレーベルのデビュー盤となる新譜はマゼッパ、鬼火で有名なリストの12の
超絶技巧練習曲集です。チャオは幼いころから逸材として注目され、数々のマス
タークラスに参加しその技術と音楽性が高い評価を得てきました。13歳のときに
はショパンの練習曲全27曲を録音しその圧倒的なテクニックを披露し驚かせまし
た。本アルバムは17歳の時の録音になりますが、この若さですでに豊かな表現力
をもち、また非常にクリアなアーティキュレーションで安定した技術をもってお
り、まだ10代ながら風格すら感じられます。リスト・イヤーの2011年に録音され
たこのアルバムはチャオの無限の可能性を秘めた彼女の代表盤になること間違い
なしの充実の内容です!

50 1111 ¥2180
ポール・モーリス(1910-1967):プロヴァンスの風景(1955)
ピョートル・グレア=モゼジョ(1961-):ムーン・ダウン[DUO ST15初演]
カロリーヌ・シャリエール(1960-):ミニチュア(2004)[DUO ST15に献呈]
ヴィクター・コデロ(1971-):ソウルメイト(2008)[DUO ST15に献呈]
シャリエール:トランクイロ・アジタート(2007)[DUO ST15に献呈]
グレア=モゼジョ:ヌーメン(1998)[ローラン・エストピー初演]
ミヨー(1892-1974):スカラムーシュ(1937)
DUO ST15[ローラン・エストピー(sax)、ヴィルジニー・フォルケ(p)]
録音:2010年2月28日-3月2日、ラ・ショー=ド=フォン、スイス
1970年生まれのサクスフォン奏者ローラン・エストピーとピアニスト、ヴィルジ
ニー・フォルケによるデュオDUO ST15のサクスフォン作品集です。収録曲はポー
ル・モーリスの代表作アルトサクソフォンとピアノのための「プロヴァンスの風
景」とミヨーのスカラムーシュを除いて全てDUO ST15が関わって作曲されたもの
で、サクスフォンの可能性を広げた意欲的な作品ばかりを集めました。DUO ST15
ならではの一糸乱れる演奏をご堪能ください。




<Ambroisie>
AM 206 ¥2500
フェリシアン・ダヴィッド(1810-1876):弦楽四重奏曲集
(1)弦楽四重奏曲第1番 ヘ短調(1868)
(2)弦楽四重奏曲第2番 イ短調(1869頃)
(3)弦楽四重奏曲第4番 ホ短調(未完)(1876)
カンビーニ=パリ弦楽四重奏団
ジュリアン・ショヴァン(Vn)、カリーヌ・クロケノワ(Vn)、
ピエール=エリック・ニミロヴィチ(Vla)、酒井敦(Vc)
録音:2010年9月
グノー、ビゼー、マスネなど同時代人たちがオペラに傾倒していくのに対し、あ
くまでも器楽音楽に生涯を通して力を注いだフェリシアン・ダヴィッド。自作の
交響的頌歌「砂漠」、歌劇「ブラジルの砂漠」などが舞台で大成功を収めてもな
お、器楽作品を書き続けました。24曲の弦楽五重奏曲、4つの交響曲、管のための
2曲の九重奏曲、3つのピアノ三重奏曲、そして4つの弦楽四重奏曲などです。ダ
ヴィッドの作品は、歌曲やオペラの大部分においては東欧の影響が見られますが、
室内楽曲においてはドイツ音楽伝統のルーツが伺え、殊にここに収められている
弦楽四重奏曲ではそれが顕著に表れています。構造、和声、表現などは、シュー
ベルトや、またベートーヴェンの初期の弦楽四重奏曲op.18をも思い起こさせま
す。また、「ベートーヴェニアン」としてパリで当時絶大な人気を誇り、ダヴ
ィッドの師でもあった、オンスロウ(1784-1853)の影響も明らかにみられます。
もちろん、メランコリックな旋律やエレガントな雰囲気も濃密に漂っており、
ダヴィッドの魅了に溢れていることは言うまでもありません。未完の作品も含む
貴重な弦楽四重奏曲の録音がここに誕生しました。
カンビーニ弦楽四重奏団は2007年に結成されて以後、メンバーの間で一貫した音
楽的理想―古典派、ロマン派の中で、まだ日の目を見ていない名曲を再発掘し、
当時の楽器で演奏すること―を抱いて発展してきました。シャンゼリゼ管、アン
サンブル・バロック・ド・リモージュ、レ・タラン・リリクなど、世界の名だた
る時代楽器団体でも演奏を重ねているメンバーたちが集った、猛者集団です。




<PHIL.HARMONIE>
PHIL 06018 ¥2180
ゼレンカ(1679-1746):
2つのホルン、2つのオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のためのカプリッ
チョ第3番ヘ長調 ZWV184
テレマン(1681-1767):
ホルンと弦楽のための協奏曲ニ長調 TWV51:D8
2つのホルン、2つのヴァイオリンと弦楽のための協奏曲変ホ長調 TWV54:Es1
2つのホルンと弦楽のための協奏曲ニ長調 TWV52:D2
序曲(組曲)ト短調『ミュゼット』
ラデク・バボラーク(ホルン) アンドレイ・ジュスト(ホルン)
ライマール・オルロフスキー(Vn)
ベルンハルト・フォルク(Vn&指揮)&ベルリン・バロック・ゾリステン
録音年:2011年3月の幾つかのコンサート・ライヴより抜粋
バボラーク&ベルリン・バロック・ゾリステンという豪華布陣によるゼレンカ&
テレマン作品集。テレマンのホルン協奏曲でのバボラークの巧さには圧倒されま
す。どんなパッセージもらくらくと吹きこなしており、さすがです。2つのホルン
のための作品でバボラークと並んで演奏するのは、2011年9月からベルリン・フィ
ルのメンバーとなったアンドレイ・ズスト(1974年生まれ)。マーラー・ユーゲン
ト管などでも活躍しており、ベルリン・フィル・アカデミーを経ての入団となり
ました。バボラーク(1976年生まれ)に全くひけをとらず、丁々発止のアンサンブ
ルを展開しており、こちらの新しい逸材も見ものです。ベルリン・バロック・ゾ
リステンのアンサンブルが素晴しいのは言うまでもなく、洗練された美しいサウ
ンドによるきわめて雄弁な音楽を味わうことができます。

PHIL 06012 ¥2180
ウェーバー(1786-1826)/ヴォルフガング・レンツ編曲:
七重奏曲(Ob, Fg, 2Vn, Vla, Vc, Cb)-ピアノ・ソナタ第4番 ホ短調 Op. 27
ベートーヴェン/カール・カイム編曲:
五重奏曲(2Vn, Vla, Vc, Cb)-ホルン・ソナタ ヘ長調 Op. 17
アントニオ・パスクッリ(1842-1924)ヴォルフガング・レンツ編曲:
協奏的大七重奏(Ob, Vnと弦のための)-ロッシーニの「ウィリアム・テル」による
アンサンブル・ベルリン
(クリストフ・ハルトマン(Ob)、フィリップ・ボーネン(Vn)、
アンドレアス・ブシャッツ(Vn)、マルティン・フォン・デア・ナーメル(Vla)、
クレメンス・ヴァイゲル(Vc)、ウルリヒ・フォルフ(Cb)、モル・ビロン(Fg))
録音:2009年9月、ベルリン
ウェーバー、ベートーヴェン、パスクッリの歌心に溢れた美しい作品たちの華麗
なる編曲集。ウェーバーのピアノ・ソナタは、自身オーボエ奏者として活躍した
ヴォルフガング・レンツにより七重奏曲へと姿を変えました。憂いのある美しい
音色のオーボエから始まり、最初の一音から思わず聴き入ってしまいます。終楽
章でもオーボエを中心に実に華麗なアンサンブルが展開されています。ベートー
ヴェンのホルン・ソナタ(ベートーヴェン自身の手によるチェロ版も存在)は、弦
楽五重奏として生まれ変わり、チェロが主役として大活躍しています。編曲した
のはベートーヴェンと同時代に生きたボヘミアの名オーボエ奏者、カール・カイ
ム。この他にも、ベートーヴェンのクラリネット三重奏曲op.11やピアノ三重奏
曲op.1-2などの編曲も手掛けています。最後に収録されている「ウィリアム・テ
ル」に基づく協奏曲的大七重奏曲は、もともとはパスクッリが弦楽三重奏のため
に編曲したものを、レンツがより大きな編成へと変身させたもの。室内にいなが
ら、彼のオペラに思いを馳せることのできる、特別な心地よい時間を提供してく
れるでしょう。
ベルリン・フィルのメンバーを中心に結成されたアンサンブル・ベルリンの豪華
な名人芸を心行くまで堪能できる1枚です。

PHIL 06009 ¥2180
ゲオルク・アブラハム・シュナイダー(1770-1839):
(1)ヴァイオリンとヴィオラのためのデュオ 変ロ長調 Op. 44/1
(2)フルート四重奏曲 ト短調 Op. 69/3
(3)2つのコントラバスのためのデュオ (クラウス・シュトールによるアレンジ)
(4)フルート四重奏曲 ト長調 Op. 52/3 ト長調 Op. 52/3
アドリヤン四重奏団
(アンドラーシュ・アドリヤン(Fl)、ガブリエル・アドリヤン(Vn)、
ヴァルター・キュスナー(Va)、ダヴィド・アドリヤン(Vc)、
クラウス・シュトール(Cb)、エディソン・ルイス(Cb))
録音:2010年、ベルリン
ゲオルク・アブラハム・シュナイダーは、ベートーヴェンと同年の1770年、ドイ
ツのダルムシュタットに生まれた音楽家。作曲家、マネジメント、ホルン奏者と
して活躍し、19世紀初頭ベルリンの音楽界の重鎮の一人でしたが、その手稿譜の
多くは未だベルリン国立図書館に眠っており、日の目を見ていません。そのよう
な中で、今回取り上げられた1810年前後に作曲されたとされるフルート四重奏曲
(作品52/3、69/3)は、モーツァルトのフルート四重奏曲の影響を強く受けており、
中心的な位置を占めるフルートの軽快さと弦の温かみのある兼ね合いが調和を究
めています。どちらの作品も、三楽章構成となっており、メヌエットがありませ
んが、これは当時のベルリンの音楽界における趣向に合わせたものです。古のベ
ルリンの重鎮の作品の真価を、ベルリン・フィルのメンバーたちが極めつけんの
名演で世に問う注目盤です!

PHIL 06011 ¥2180
シューマン(1810-1856):
(1)ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Woo23
(2)ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 op.105
(3)3つのロマンス op. 94
コリヤ・ブラッハー(Vn、指(2))、マーラー室内管弦楽団
ヴァシリー・ロバノフ(ピアノ)
録音:2007年11月7-8日、ベルリン
名手ブラッハーによる、シューマンの名曲集。ヴァイオリン協奏曲では、名門マ
ーラー室内管を率いてブラッハーが弾き振りを行っています。前奏部分からただ
ならぬ雰囲気の中、ブラッハーが歌心全開のソロで聴かせます。室内楽作品では、
巨匠リヒテルとも組んでいた名手ヴァシリー・ロバノフをピアニストに迎え、揺
れる情熱の旋律を、作品の感情に溺れることなく見事に弾き切っています。ロマ
ンスでも、ヴァイオリンとピアノの温かみのある音色がどこまでも広がっており、
実に魅力あふれる1枚となっています。

PHIL 06014 ¥2180
(1)フレスコバルディ(1583-1643):カンツォーナ(ホセ・ヴィトーレス編)
(2)ディエゴ・オルリッツ(1525-1561):第1リチェルカーダ(シュトール編)
(3)ヴィターリ(1632-1692):ヴァイオリンのためのパルティータ
(4)中国の無名の作曲家(1725頃):ビヤン・イン・バール
(5)ジョン・ケージ(1912-1992):竜安寺(1984)
(6)シュールホフ(1894-1942):
Der goettliche Funke kann, wie in einer Leberwurst auch in einem
Kontrabass vorhanden sein…
(6)シュールホフ:バス=ナイチンゲール(1925)(シュトール編)
(7)マルヴィン・P・ファインスミス:ヘブライ風練習曲第2番
(8)クルターク(b.1926):メッセージ=コンソレーション
(9)グラナドス(1867-1916):
インテルメッツォ(ゴイェスカスより)(シュトール&ヴィトーレス編)
(10)レクエーナ(1931-2010):ペルテーニョ・ペル・コントラバス
(11)カバルコス(b.1950):ポエマ・アン・グリス
(12)ダノエル・ブオーノ(b.1956):タンゴ練習曲第5番
(13)シビリス(b.1948):インセルン
(14)ホセ・ヴィトーレス:
コントラバスとギターのためのCansion sin Palabras(1962)
クラウス・シュトール(コントラバス、朗読)、ホセ・ヴィトーレス(ギター)
録音:2011年4月13-15日、ベルリン
ベルリン・フィルの元首席コントラバス奏者クラウス・シュトールが、ギターリ
ストであり作曲家でもあるホセ・ヴィトーレスと組み、バロックより近現代まで
網羅した数々のコントラバスの名曲を披露。コントラバス独奏或いはコントラバ
ス・ギター用にアレンジした作品もあります。途中では、チェコ出身でユダヤ系
ドイツ人の作曲家エルヴィン・シュールホフによる、「バス・ナハティガル」へ
のプロローグを、シュトールがドイツ語で朗読します。ケージの奇作「竜安寺」
にも、変幻自在な音色で迫ります。

PHIL 06019 ¥2180
シュニトケ(1934-1998):弦楽三重奏曲(1985)
プロコフィエフ(1891-1953):
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ヘ短調 op.80、5つのメロディー op.35
コリヤ・ブラッハー(Vn)、ヴァルター・キュスナー(Va)、
ヨハネス・モーザー(Vc)、ヴァシリー・ロバノフ(Pf)
録音:2011年6月、ベルリン
本CDは、ソ連時代に生まれたシュニトケ、プロコフィエフの名曲に光を当てたも
の。シュニトケの弦楽三重奏曲は、ベルク生誕100年を記念して、ウィーンのア
ルバン・ベルク協会が委嘱し、作曲されたもので、後にユーリー・ バシュメット
が弦楽のための「トリオ・ソナタ」(1987)に編曲もしています。病中にありなが
ら創作された同曲は、ほとばしる鬱屈した感情が、弦楽の重厚な響きによって、
まるで吹き荒れるかのようです。プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第1番
は、プロコフィエフの数ある作品の中でも最も憂鬱且つ情熱的であり、ソナタ
第2番に比べてよりロマンティズムが濃くなっています。両極端の結びに聞こえ
るヴァイオリンの滑り落ちるような音階を、プロコフィエフは「墓を抜ける風」
と呼びました。5つのメロディーは、エレガントに包まれたヴァイオリンの音色が、
各曲の曲想に応じて時に繊細に、時に情熱的にと変化します。夢幻的に縦横に変
化するプロコフィエフ独特の美しいロマンティズムを存分に堪能できます。

PHIL 06010 ¥2180
レッド・ツェッペリン:
1. カシミール(編曲:ヤン・カズダ)
2. ハートブレーカー(編曲:ヤン・カズダ)
3. ベイブ・アイム・ゴナ・リーブ・ユー(編曲:ヤン・カズダ)
4. 胸いっぱいの愛を(編曲:ヤン・カズダ)
5. レイクハースト(編曲:ヤン・カズダ)
6. レイン・ソング(編曲:ヤン・カズダ)
7. ブラック・ドッグ(編曲:ヤン・カズダ)
8. 聖なる館(編曲:ヤン・カズダ)
9. コミュニケーション・ブレイクダウン(編曲:ヤン・カズダ)
10. 移民の歌(編曲:ヤン・カズダ)
11. 天国への階段(編曲:ヤン・カズダ)
12. アフターオール(編曲:ヤン・カズダ)
ヤン・カズダ/インディゴ弦楽四重奏団
録音:2009年11月
六弦のベースと弦楽四重奏団によって、あの1970年代の伝説ロックミュージック、
レッド・ツェッペリンが新しく生まれ変わりました。ロック特有の怒涛の響きは
ありませんが、ジャンルを超えてクラシック・ファンやポップ・ファンにも楽し
める、より馴染みやすい内容となっております。ヤン・カズダは、あえて両極端
のジャンルを組み合わせる試みに挑戦し、ロックミュージックを見事クラシカル
に編曲しています。懐かしい昔の思い出に浸りたいときは、是非!
ヤン・カズダはスウェーデンのロックバンド、セリオンに属すベーシスト。セリ
オンは結成当時、デスメタル色の強いバンドでしたが、次第にクラシックやオペ
ラを取り入れた音楽に傾倒し、今ではシンフォニックメタルというジャンルに大
きく貢献するバンドまで成長しました。インディゴ四重奏団は20年前に結成され、
ヤン・カズダと組んで既に「ソングス・フロム・ザ・ニーバーフッド」という優
れたアルバムをリリースしています。音楽のジャンルをも超えた意欲的な活動を
展開中です。




<FIRST HAND RECORDS>
=リマスターズ=
FHR 15 ¥1650
「ハリー・ブレック&ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ /
HMVステレオ録音集成Vol.2」
・モーツァルト:交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」 
初CD化、ステレオ・テイク初出
 録音時期:1954年12月22-23日(ステレオ・セッション)
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491 ※初CD化
 録音時期:1959年5月23-24日(ステレオ)
・モーツァルト:12のメヌエットK.568 初CD化、ステレオ・テイク初出
 録音時期:1956年12月4日(ステレオ)
収録場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
ルイス・ケントナー(P)※
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
フィルハーモニア管弦楽団 ※
ハリー・ブレック(指揮)
プロデューサー:ベルトルト・ゴルトシュミット、
ローレンス・コリングウッド
オリジナル・ステレオ・レコーディング・エンジニア:
クリストファー・パーカー、ダグラス・ラーター、ロバート・グーチ
リマスタリング:2011年アビー・ロード・スタジオ
リマスタリング・エンジニア:イアン・ジョーンズ
HMVステレオ録音集成第1集(FHR.05)が好評を博したハリー・ブレック&ロンド
ン・モーツァルト・プレイヤーズの続篇が登場します。
1984年まで35年に渡り、強い絆でむすばれた初代首席指揮者ブレックのもと、
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズが1950年代にHMVへおこなった録音の
数々は、独特の親しみやすい様式と懐かしさにも似たゆとりの味わいで根強い
ファンの支持を得ています。
第2集はすべてモーツァルトの作品を収録。1954年12月に、マーラーの第10交
響曲クック全曲版の推敲協力と初演で有名なベルトルト・ゴルトシュミットが
プロデュースを手掛け、現存するうちでEMI最初期のステレオ全曲録音による
「リンツ」や、「伝説のモーツァルト弾き」ケントナー独奏によるピアノ協奏
曲第24番と、まさに歴史上の名前が録音に関わっていることにも興奮します。
このたびもHMVアーカイヴのオリジナル・マスターより復刻される収録内容す
べてが初CD化となるもの。「リンツ」と「12のメヌエット」については、初
出時にはモノラルLPでのリリースであったものですが、ともに保管されていた
セッション・テープをもとにしたステレオ・テイクでの初登場となるため、ア
ナログを愛聴されている方々にとっても見逃せないところといえるでしょう。
「リンツ」のオリジナル・ステレオ・テイク収録にあたったエンジニアでもあ
るクリストファー・パーカーを顧問に迎え、2011年にアビー・ロード・スタジ
オにおいて全曲のリマスタリングをイアン・ジョーンズが担当。名エンジニア
の顔合わせによる極上の音質で、美しく端整なモーツァルト演奏をぜひともお
楽しみください。コンパクトな折たたみ紙ジャケット仕様。




<ORFEO D'OR>
ORFEOR 857122 2枚組 ¥4160
ドニゼッティ:
「ドン・パスクワーレ」(ドイツ語歌唱)
―その眼差しに騎士は,用意はいいわ
エディタ・グルベローヴァ(S ノリーナ)
ハンス・ヘルム(Br マラテスタ)
エクトル・ウルボン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1977年10月24日、ミュルツツーシュラーク
ドニゼッティ:「ルチア」―あたりは静寂に包まれ,裏切られた父の墓で
エディタ・グルベローヴァ(S ルチア)
ペテル・ドヴォルスキー(T エドガルド)
ジュゼッペ・パタネ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1978年3月23日
モーツァルト:「後宮からの逃走」―どのような責苦があろうとも
エディタ・グルベローヴァ(S コンスタンツェ)
カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1979年6月15日
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」―失せなさい、ひどい人
エディタ・グルベローヴァ(S ドンナ・アンナ)
ジェリー・ハドリー(T ドン・オッターヴィオ)
イヴァン・フィッシャー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1989年6月13日
モーツァルト:「ルーチョ・シッラ」―ああ、残酷な危険が
エディタ・グルベローヴァ(S ジューニア)
アルノルト・エストマン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1991年1月20日
ヴェルディ:「トラヴィアータ」
―ある喜ばしい日,ああ、きっとあの人なのね
エディタ・グルベローヴァ(S ヴィオレッタ)
アルフレード・クラウス(T アルフレード)
ピンカス・スタインバーグ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1990年9月11日
J.シュトラウス:「こうもり」―侯爵様
テオドール・グシュルバウアー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
1979年12月31日
マスネ:「マノン」
―さようなら、わたしの小さなテーブル,私が道を歩くと,この静かな部屋…
エディタ・グルベローヴァ(S マノン)
フランシスコ・アライサ(T デ・グリュー)
アダム・フィッシャー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
1983年12月8日
ドニゼッティ:「マリア・ストゥアルダ」―薔薇色の光の昼が
エディタ・グルベローヴァ(S マリア・ストゥアルダ)
クルト・リドル(Bs タルボ)
アダム・フィッシャー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1985年9月28日
ドニゼッティ:「シャモニーのリンダ」―この心の光が
エディタ・グルベローヴァ(S リンダ)
ブルーノ・カンパネッラ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1997年10月19日
ドニゼッティ:「ロベルト・デヴェルー」―行け!死がお前を頭上に抱えた
エディタ・グルベローヴァ(S エリザベッタ)
ラモン・ヴァルガス(T ロベルト)
ユ・チェン(Br ノッティンガム)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
2000年12月7日
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」―何と美しい
エディタ・グルベローヴァ(S ルクレツィア)
ミケーレ・ペルトゥージ(Bs アルフォンソ)
ペーター・イェロジッツ(T ルスティゲッロ)
フリードリヒ・ハイダー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
2010年10月2日
ベッリーニ:「ノルマ」―ご覧ください、ああノルマよ
エディタ・グルベローヴァ(S ノルマ)
ナディア・クラステヴァ(Ms アダルジーザ)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
2005年2月5日
ベッリーニ:「清教徒」―ああ!寺院へ行ってください
エディタ・グルベローヴァ(S エルヴィーラ)
カルロス・アルヴァレス(Br リッカルド)
エギルス・シリンス(Bs ジョルジョ)
マウリツィオ・ベニーニ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
1996年12月10日
R.シュトラウス:「ナクソスのアリアドネ」―偉大な王女様
エディタ・グルベローヴァ(S ツェルビネッタ)
ホルスト・シュタイン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1996年4月20日
特記ないものはウィーン国立歌劇場での上演
エディタ・グルベローヴァ
ORFEOから嬉しいリリース。エディタ・グルベローヴァがウィーン国立歌劇場
で歌ったライヴ録音集です。ブラティスラヴァ生まれのグルベローヴァは、
20代半ばでウィーン国立歌劇場に進出、ここでスターの座を勝ち取り、現在に
至るまで彼女の重要な拠点の一つです。このCD2枚には、1977年から2010年ま
で、30年以上のウィーン国立歌劇場でのグルベローヴァの名唱を集めています。
ことに若い頃のグルベローヴァの舞台の中でも飛び切りの名演として知られる
1978年の「ルチア」が部分的にも聞けることはありがたいもの。またグルベロ
ーヴァの得意中の得意であるツェルビネッタを、ホルスト・シュタインの指揮
で聞けるのも嬉しいことです。1990年の「トラヴィアータ」では、アルフレ
ードは62歳のアルフレード・クラウス、しかし舞台裏から見事なハイCを聞か
せ、それを受けたグルベローヴァが一段と気合の入った歌を歌うというスリリ
ングな面白さも楽しめます。またマニアには、ウィーン国立歌劇場の地方公演
でのドイツ語歌唱の「ドン・パスクワーレ」という珍品も用意されています。
いずれもORFの音源を使用、もちろん優秀なステレオです。グルベローヴァの
至芸をお楽しみください。





<BIS>
BIS 2011 ¥1350
日本語帯・解説付き
J. S. バッハ:
(1)カンタータ第156番「わが片足はすでに墓穴の中にあり」BWV 156
-シンフォニア
(2)同-アリアとコラール【ゲルト・テュルク(テノール)】
(3)カンタータ第106番「神の時こそ、最上の時(追悼の式典)」BWV 106
-ソナティーナ
(4)カンタータ第127番 BWV127-アリア「魂は、主の御手のうちに、安らいで
います」【キャロリン・サンプソン(ソプラノ)】
(5)オルガン・コラール『心よりわれこがれ望む』BWV 727
(6)カンタータ第106番 BWV 106-アリア『あなたの御手に、私の魂を委ねます』
/アリオーソとコラール『あなたは今日私と一緒に楽園にいるであろう』
【米良美一(カウンターテナー)、ゲルト・テュルク(テノール)】
(7)管弦楽組曲第3番ニ長調-エア
(8)カンタータ第115番BWV115-アリア『そのような時でも、祈るがいい』
【スザンヌ・リディーン(ソプラノ)】
(9)オルガン・コラール『われら悩みの極みにありて』BWV 641
(10)カンタータ第170番 BWV170-アリア『満ち足りた安らぎ、魂の愉しむ悦び
よ』【ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)】
(11)カンタータ第151番 BWV151-アリア『甘き慰め、わがイエスが来られる』
【ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)】
(12)オルガン・コラール『私はあなたに叫び求めます、主イエス・キリストよ』
BWV 639
(13)カンタータ第105番 BWV105-アリア『なんと震えまたゆらぐことか』
【ミア・パーション(ソプラノ)】
(14)カンタータ第159番 BWV159-アリア『成し遂げられた』
【ペーター・コーイ(バス)】
(15)モテット『来たれ、イエスよ、来たれ』BWV 229
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン、鈴木雅明(Org)((5)、(9)、(12)新録音)
『ここに上梓するCDは、特別な意図をもって作られたものです。2011年3月11日
におこった、東日本大震災およびそれに伴う津波は、私たち日本の誰にとって
も、かつてない衝撃であり、直接被災した地域の人々のみではなく、日本とい
う国を根こそぎ変えてしまったと言っても過言ではありません。(中略)そのよ
うな中にあって、J.S.バッハの音楽が、18世紀のみならず21世紀の現代におい
ても、大きな慰めと励ましを与えてくれることを、私たちは実感してきました。
そこで今、震災で亡くなった数え切れないほど多くの犠牲者を悼み、大きな喪
失感の中にある被災した方々に寄り添い、心の傷が少しでも癒されるように、
さらに、この国を次世代へ受け継ぐことができるような活力を得られるように、
と、そのような思いを持って、このCDを作成いたしました。死に瀕し、不安に
おののく弱き人間の姿、 天国への希望、魂の安らぎと慰め、苦難にもめげず
続けられる祈りと瞑想、神の摂理の成就とイエス・キリストへの希求をキーワ
ードとしてプログラムを構成し、最後に、これらすべての概念を包含するモテ
ットBWV 229で締めくくっておきました。これらの音楽によって、思い乱れる
心に、たとえ一瞬でも、安らぎと希望の光がさせば、それに優る喜びはありま
せん。』(鈴木雅明)
このCDは、東日本大震災被災者のための「BCJ震災義援プロジェクト(2011年
4月-)」の一環として、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンにより企画
されました。バッハの音楽と素晴らしい演奏を通して被災者の方々にエール
を送ると同時に、CDの印税収入を寄付することを目的としています。大半は
既発のカンタータ中のナンバーで、米良美一やミア・パーションなど懐かし
い面々も総動員。さらに鈴木雅明がこのアルバムのために2011年11月に神戸
松蔭女子学院大学チャペルのオルガンを用いて3篇のオルガン・コラールを新
録音しているのも聴きもの。鈴木雅明の熱い想いが伝わる感動的な名演となっ
ています。




<EUROARTS>
20 54004(Blu-ray) ¥4250
マーラー:交響曲第9番ニ長調
グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮)
収録:2004年4月14日ローマ、聖チェチーリア音楽院におけるライヴ
2004年にアバドがマーラー・ユーゲント管を指揮して、マーラーの第9交響曲
を演奏した映像作品が装いも新たにブルーレイで登場します。
アバドは同曲をこれ以前にウィーン・フィル、ベルリン・フィルともライヴ
録音していますが、ほかならぬアバド自らによって結成され、マーラーの名を
掲げるオーケストラ、それもマエストロに共感を寄せる若いメンバーにも後
押しされ、アバドの表現意図がより徹底された内容として強い印象を残したの
がこの演奏でした。
さらに2010年にルツェルン祝祭管と映像作品を発表して、同曲に対する最終回
答を与えた感のあるアバドにとっても、精力的で迫力ある美観に彩られたマー
ラー・ユーゲント管とのライヴは終演後の表情からも会心の一作であったと
想像されるところで、ブルーレイの鮮明画像がよりいっそう感銘を深くして
くれるように思われます。




<audite>
AU 21415 9枚組 ¥6080
バッハ:カンタータ集
「ああ神よ、どれほど多くの心の痛みが」 BWV58
グントヒルト・ウェーバー(S) ワルター・ハウック(Bs)
1952年1月4日
「最愛のイエスよ、私の憧れよ」BWV32
アグネス・ギーベル(S) ワルター・ハウック(Bs)
1951年12月10-11日
「イエスは12人の弟子を呼び寄せて」 BWV22
カルロッテ・ヴォルフ=マタウス(A) ヘルムート・クレプス(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年2月15-16日
「主イエス・キリスト、真の人にして神よ」 BWV127
ゲルトルート・ビルメレ(S) ヘルムート・クレプス(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年2月13日
「キリストは死の縄目につながれて」 BWV4
1952年3月17-19日
「天は笑い、大地は喜ぶ」 BWV31
リロ・ロルヴェス(S) ヘルムート・クレプス(T) ゲルハルト・ニーゼ(Bs)
1950年3月9、20、21日
「しかしその同じ安息日の晩に」 BWV42
エディト・ベルガー=クレプス(S) イングリト・ロレンツェン(A)
ヘルムート・クレプス(T) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年4月11日
「私が去るのはあなた方のためだ」 BWV108
イングリト・ロレンツェン(A) ヘルムート・クレプス(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年4月17、18、27日
「信じて洗礼を受ける者は」 BWV37
リロ・ロルヴェス(S) イングリト・ロレンツェン(A)
ヘルムート・クレプス(T) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年4月18、24、27日
「あらゆる人の心には反抗的で臆病なものがある」BWV176
ゲルダ・ラマーズ(S) カルロッテ・ヴォルフ=マタウス(A)
ゲルハルト・ニーゼ(Bs)
1950年5月3、6、8日
「飢えた人にあなたのパンを分かち与えなさい」 BWV39
ゲルダ・ラマーズ(S) イングリト・ロレンツェン(A)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年5月17、22日
「天は神の栄光を語る」 BWV76
グントヒルト・ウェーバー(S) イングリト・ロレンツェン(A)
ヘルムート・クレプス(T) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年5月19、22、23日
「私には憂いが多くある」 BWV21
ゲルダ・ラマーズ(S) ヘルムート・クレプス(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年5月23、25日、6月2日
「見なさい、私は多くの漁師を使いに出し」 BWV88
リロ・ロルヴェス(S) イングリト・ロレンツェン(A)
ヘルムート・クレプス(T) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年5月30日、6月3、13日
「主である神が私たちのもとになければ」 BWV178
イングリト・ロレンツェン(A) ヘルムート・クレプス(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年6月20日、7月14日
「私の心は血の中で泳ぐ」 BWV199
グントヒルト・ウェーバー(S)
1950年7月8日
「キリストと関わる者だと名乗るあなた方よ」BWV.164
グントヒルト・ウェーバー(S) アンネリース・ヴェステン(A)
ヘルムート・クレプス(T) ワルター・ハウック(Bs)
1952年8月27日
「自ら高ぶるものは」 BWV47
アグネス・ギーベル(S) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1952年6月4、5日
「私は喜んで十字架を担ごう」 BWV56
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年2月21日
「美しく装いなさい、おお愛する魂よ」 BWV180
アグネス・ギーベル(S) イングリト・ロレンツェン(A)
ヘルムート・クレプス(T) ワルター・ハウック(Bs)
1950年10月9日
「深い悩みの底から私はあなたへと大きな声で言う」 BWV38
アグネス・ギーベル(S) イングリト・ロレンツェン(A)
ヘルムート・クレプス(T) ワルター・ハウック(Bs)
1950年10月16、17日
「偽りの世よ、私はお前を信用せぬ」 BWV52
アグネス・ギーベル(S)
1950年9月7、8日
「目覚めよと、声が私たちを呼んでいる」 BWV140
グントヒルト・ウェーバー(S) ヘルムート・クレプス(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1951年11月2、5日
「争いが起こった」 BWV19
グントヒルト・ウェーバー(S) ヘルムート・クレプス(T)
ワルター・ハウック(Bs)
1950年9月1、5日
「主である神は太陽であり盾である」 BWV79
アグネス・ギーベル(S) ローリ・ライル(A)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年10月23、25日
「さあ消え去れ、陰鬱な影よ」(結婚カンタータ) BWV202
アグネス・ギーベル(S)
1951年6月2日
「神の時は至高の時」 BWV106
ヨハンナ・ベーレント(S) イングリト・ロレンツェン(A)
ヘルムート・クレプス(T) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年6月15、17、26日
「主よ、あなたのお望みのように、それを私に届けてください」BWV73
マリー=ルイーゼ・デニッケ(S) ヘルムート・クレプス(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1949年10月25日
テレマン:「私は、私の救い主が生きていることを知っている」
TWV 1:877(旧バッハ偽作 BWV160)
ヘルムート・クレプス(T)
1950年3月15日
カール・リステンパルト(指)
RIAS室内管弦楽団,RIAS室内合唱団,RIAS少年合唱団
録音:1949-1952年
auditeがまた素晴らしい音源を復活してくれました。ドイツの名指揮者、カー
ル・リステンパルト(1900-1967)がRIASに録音したバッハのカンタータ集です。
リステンパルトは第二次世界大戦後、1952年までベルリンで活躍、様々な種類
の音楽をRIASのために演奏しましたが、中でも評判だったのがバッハのカンタ
ータ集でした。リステンパルトのバッハは、明るく温かみの広がる優しさに溢
れたもの。しかし1960年代に厳粛で禁欲的なバッハが広まったこと、そしてリ
ステンパルトが68歳を目前に亡くなってしまったことで、「知る人ぞ知るバッ
ハの大家」になってしまいました。しかし21世紀の現在から聴きなおすと、明
るさを湛えたリステンパルトのバッハは、むしろ今日の演奏様式に近い、優れ
た演奏だったように思われます。
今回、10時間を越えるリステンパルトの録音が世に出たことで、彼の評価の再
検討が迫られるのではないでしょうか。それほどの充実した演奏の記録です。
また多くの曲で、若き日のディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが参加、
さらにアグネス・ギーベルやヘルムート・クレプスといったバッハ演奏で名の
知れた歌手も加わっています。




<Dynamic>
DYNDVD 33718(DVD-Video) 2枚組(1枚価格) ¥3780
字幕:伊英独仏
フランコ・コレッリ 東京リサイタル
ヴェルディ:「リゴレット」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
マイヤベーア:「アフリカの女」
プッチーニ:「ボエーム」,「西部の娘」
マスネ:「ル・シッド」
からのアリア
エドアルド・ディ・カプア:オ・ソーレ・ミオ
カルディッロ:つれない心
デ・クルティス:泣かないお前
トスティ:かわいい口元
フランコ・コレッリ(T)
アルベルト・ヴェントゥーラ(指)NHK交響楽団
収録:1971年
アルフレード・クラウス 東京リサイタル
A.スカルラッティ:恋をしたい人は
グルック:ああ私のやさしい熱情が
マスネ:エレジー,青い目を開けて
ルイス・デ・ルナ:鉱山の奥で
オブラドルス:いちばん細くて綺麗な髪で,クーロ・ドゥルセの歌
ソロサーバル:「港の酒場女」-そんなことはあり得ない
マスネ:「ウエルテル」-なぜ我を目覚めさせるのか、春風よ
ドニゼッティ:「ルチア」-第1幕の二重唱
チレーア:「アルルの女」-フェデリーコの嘆き
セラーノ:「だて男連盟」-君が好きだ、小麦色の娘さん
アルフレード・クラウス(T)
菅英三子(S)
エデルミロ・アルナルテス(P) アシエル・ポロ(Vc)
収録:1996年
フランコ・コレッリとアルフレード・クラウス、二人の偉大なテノールの来日
リサイタルの映像です。それぞれDYNDVD 33515とDYNDVD 33606で発売されてい
たもので、セットにになってお買い得に。ことにコレッリはライヴでのカラー
映像が少ないのでたいへん貴重です。いずれもNHKからライセンスを得ての
DVD化。

CDS 716 ¥1950
リスト(ストラーダル編):交響詩「オルフェウス」
リスト(クラウザー編):交響詩「前奏曲」
リスト(作曲者編):タッソーの葬送的凱旋
リスト(作曲者編):ファウスト交響曲―第2楽章
リスト(ブゾーニ編):村の居酒屋での踊り(メフィスト・ワルツ第1番)
オラーツィオ・ショルティーノ(P)
録音:2011年11月、ミラノ
リストの管弦楽作品をピアノ用に編曲した作品を集めたCD。ストラーダル編の
「オルフェウス」とクラウザー編の「前奏曲」はおそらくこれが世界初録音で
す。オラーツィオ・ショルティーノは1984年、シチリアのシラクーサ生まれ。
ピアニストとして活躍する一方、作曲や指揮も手がける才人です。

CDS 719 ¥1080
サリエーリ:「ダナオスの娘たち」から
モンセラート・カバリエ(S イペルネストル)
ジャンルイージ・ジェルメッティ(指)RAIローマ交響楽団
マイヤベーア:「ユグノー」から
デジレ・ランカトーレ(S マルグリート・ド・ヴァロワ)
レナート・パルンボ(指)イタリア国際管弦楽団
グノー:「シバの女王」から
イ・チョンウォン(T アドニラン) 
マンリオ・ベンツィ(指)イタリア国際管弦楽団
マスネ:「ローマ」から
ウォーレン・モク(T ロンチュリュス)
マルコ・グイダリーニ(指)イタリア国際管弦楽団
マスネ:「シェリュバン」から
ミシェル・ブリート(Ms シェリュバン)
カルメラ・レミージョ(S ニーナ)
エマニュエル・ヴィヨーム(指)カリアーリ歌劇場管弦楽団,合唱団
グノー:「ポリュクト」から
ジョルジョ・カシャーリ(T ポリュクト)
マンリオ・ベンツィ(指)
イタリア国際管弦楽団,ブラティスラヴァ室内合唱団
マスネ:「ラホールの王」から
アナ・マリア・サンチェス(S シタ)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)フェニーチェ歌劇場管弦楽団
ビゼー:「真珠採り」から
中島康晴(T ナディール)
アニク・マシス(S レイラ)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)フェニーチェ歌劇場管弦楽団,合唱団
ラロ:「イスの王」から
ギレーヌ・ジラール(S ローゼン)
ジュゼッピーナ・ピウンティ(MS マルガレード)
セバスチャン・ゲーズ(T ミリオ)
エリック・マルティン=ボネ(Bs イスの王様)
パトリック・ダヴァン(指)ワロン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
マスネ:「タイス」―タイスの瞑想曲
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)フェニーチェ歌劇場管弦楽団
マスネ:「ウェルテル」(バリトン版、イタリア語)
ルカ・グラッシ(Br ウェルテル)
ジャン=リュック・タンゴー(指)イタリア国際管弦楽団
バロック・オペラ(CDS 704)、イタリア・オペラ(CDS 705)に続くDynamicの
「ベリッシモ」シリーズの第3弾。フランスオペラからの名場面集ですが、
「カルメン」も「ファウスト」も「マノン」もなく、マニアックなオペラが
並んでいるのがさすがDynamic。ことにマスネの珍しいオペラが並んでいるの
が嬉しいもの。また録音当時まだ20代半ばだったデジレ・ランカトーレが歌う
「ユグノー」の難易度の高いマルグリートのアリアや、大プリマドンナ、モン
セラート・カバリエが歌うサリエーリの「ダナオスの娘たち」など、マニア
なら興味津々の録音も含まれています。

CDS 712 ¥1350
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
シベリウス:交響詩「フィンランディア」 Op.26
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
RAIトリノ管弦楽団
録音:1953年3月1日(チャイコフスキー),1953年4月11日(シベリウス)、
トリノ
イタリアのカラヤンのシリーズ、第3集は1953年春のトリノでの演奏。チャイ
コフスキーの交響曲第5番とシベリウスの「フィンランディア」という、どち
らもカラヤンが生涯得意にした曲です。若き日のカラヤンの颯爽とした音楽
が、イタリアのノリの良いオーケストラでさらに際立っています。チャイコフ
スキーの交響曲第5番は過去にLPやCDで発売されたことがありますが、フィン
ランディアはあるいはこれが初出かもしれません。




<harmonia mundi>
HMU 807553(SACD-Hybrid) ¥2500
ペルト(1935-):
(1)来たれ創造主なる聖霊よ (2)鹿の叫び (3)詩篇 (4)最も聖なる神の母
(5)ソルフェッジョ (6)我が心はハイランドにあり 
(7)エルサレムに平安あれ (8)巡礼の歌 (9)明けの明星 
(10)スターバト・マーテル
クリストファー・バウアーズ・ブロードベント(Org.)、
ポール・ヒリヤー(指揮)、
シアター・オブ・ヴォイセズ、アルス・ノヴァ・コペンハーゲン、
NYYDカルテット
録音:2010年6月、コペンハーゲン(デンマーク)
エストニア出身の現代作曲家、ペルトの室内合唱曲を中心に収録したCD。ソ連
支配下のエストニアでタリス音楽院に在学し、ショスタコーヴィチらソ連の音
楽家たちから、シェーンベルクやブーレーズが活躍する西ヨーロッパの前衛音
楽まで強い影響を受けたペルト。最初期はこうした作風に影響を受けた前衛的
な作品を多く手がけていたペルトでしたが、中世の単旋律聖歌やバロックの宗
教合唱曲のスタイルに魅せられて以降、その作風はガラリと変わります。こう
して生まれたのがペルト独特の作風、ティンティナーブリ。「鈴が鳴るよう
に」という名の通り、一定のテンポの上で単純な和声が鈴の鳴り響くように展
開されていきます。単純な上昇下降を繰り返す旋律には無駄な装飾もなくドラ
マティックな展開もありませんが、中世聖歌を思わせる静謐かつ神秘的な響き
は息を呑むような美しさ!天上から降り注ぐ光のような輝かしい響きに心洗わ
れることでしょう。今回はペルトの代表作「ソルフェッジョ」や「スターバト
・マーテル」はもちろん、未だ多く知られていない近年の作品まで、ペルトが
誇る珠玉の室内合唱作品を収録。SACD Hybrid盤の高音質で、ペルトの音響世
界にたっぷりと浸ることが出来ます!中世・ルネサンス聖歌がお好きな方、
ヒーリングミュージックに惹かれる方には特におすすめの名盤です!
演奏を担当するのは、これまで多くの合唱曲を手掛けてきた名匠ポール・ヒリ
ヤー。彼が1990年に創始した団体テアトル・オブ・ヴォイスは、ダウランドや
バッハなど古楽作品からペルトなど現代作品にいたるまで幅広いレパートリ
ーを持つ名門団体です。2002年よりヒリヤーが指揮する合唱団体アルス・ノ
ヴァ・コペンハーゲンの透明感あふれる歌声はペルトの清廉な作風にぴったり
といえましょう。NYYDカルテットはエストニアの名手達からなるNYYDアンサン
ブルのメンバーから構成された弦楽四重奏団。エストニアの現代音楽演奏にも
積極的に取り組む彼らが、シンプルながらも深い響きで合唱との美しいハーモ
ニーを作り出しています!




<Profil>
PH 11072 2枚組 ¥3100
「WDR3“お気に入りのクラシック”」
[CD 1]
・グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲Op.46
朝の気分 / オーゼの死 / アニトラの踊り / ソルヴェイグの歌
/ 山の魔王の宮殿にて
・モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調KV. 622
[CD 2]
・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
=アンコール=
・ブラームス=パーロウ編:ハンガリー舞曲第5番ト短調
トルステン・ヨハンス(Cl)
アイヴィン・オードラン(指揮) ケルンWDR交響楽団
録音:2011年6月2日ヴッパータール、ヒストーリッシェ・シュタットハレ
(ライヴ・デジタル)[制作:ケルンWDR]
ケルンにある放送局WDR 3制作による「お気に入りのクラシック」は、ドイツ
最大級のリスナーをかかえる人気番組。ヨーロッパで制作されたテレビ・ラジ
オ・ネット番組を対象とするPrix Europaで、「2011年度ヨーロッパ最優秀放
送音楽番組」にも選ばれています。番組では「あなたの選ぶお気に入りのクラ
シック名曲」とのアンケートを募集したところ、3,000件の回答が寄せられ、
作品数およそ1,000曲にも及んだ投票結果をもとに、ベストスリーの楽曲が決
定!「新世界交響曲」、「ペール・ギュント」、「モーツァルトのクラリネッ
ト協奏曲」を、アイヴィン・オードラン指揮でケルンWDR交響楽団が演奏した
アルバムは、2011年6月2日にWDR 3の企画制作で、ヴッパータールでおこなわ
れたコンサートの模様をライヴ収録したものです。指揮を手掛けるアイヴィン
・オードランは、1956年ノルウェーに生まれ、ヘルシンキのシベリウス・アカ
デミーでヨルマ・パヌラに指揮を師事した経歴の持ち主。民俗色の強烈な傑作
「新世界より」も向いているレパートリーとおもわれますが、なによりオード
ランによる「ペール・ギュント」といえば、同じケルンWDR響と進行中のグリ
ーグの管弦楽曲全集シリーズ(AU92579、AU92651)がすでに知られるところで、
祖国の大作曲家グリーグに傾ける情熱と本場の語法によるすぐれた内容が、こ
こでも期待できそうです。ちなみに、当ライヴでは、通常の第1組曲に「ソル
ヴェイグの歌」を加えた形による演奏となっています。
ノルトライン=ヴェストファーレン州のクレーフェルトに生まれ育ったトルス
テン・ヨハンスは、チェリビダッケ時代のミュンヘン・フィルで首席奏者を
務めたラルフ・マンノの直弟子で、1998年にエッセン・フィルの首席クラリ
ネット奏者、さらに2002年にケルンWDR響の首席クラリネット奏者に就任して
います。
なお、それぞれのナンバーの演奏後にはすべて拍手が入ります。




<EUROARTS>
20 66778(DVD-Video) ¥2900
J. S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV. 988
ダニエル・バレンボイム(P)
収録:1992年ミュンヘン、バヴァリア音楽スタジオ(セッション)
撮影監督:クリストファー・ヌーペン
=ボーナス=
「バレンボイムによるゴルトベルク変奏曲のプレゼンテーション」
1942年生まれのバレンボイムが2012年に古稀を迎えるとあって、メトロポリタ
ン・ミュニク制作の映像作品の復刻を数多く手掛けてきたEUROARTより、J.S.
バッハの「ゴルトベルク変奏曲」を弾いた映像作品が登場します。
バレンボイムの「ゴルトベルク」といえば、1989年10月にブエノス・アイレス
のテアトロ・コロンでおこなった、ステージ・デビュー40周年記念コンサート
におけるライヴ録音もバレンボイムの当曲初録音ということで話題を集めまし
たが、これはその3年後の1992年にミュンヘンのバヴァリア音楽スタジオでセッ
ション収録されたもの。
バレンボイムにとって1992年は重要な年で、現在まで継続しているベルリン州
立歌劇場の音楽監督に就任した年でもあります。じっさい、指揮者のキャリア
が、ピアニストの活動にひろがりをもたらしていることは確かなようで、ボー
ナス映像でバレンボイムは次のようにも述べています。
「変奏曲を弾く際に、さまざまな楽器への想像を働かせようと試みました。
(中略)真っ先に思い浮かぶのは、非常に明るい音を持つ有名なバッハ・トラン
ペットまたはバッハのオーボエです。もちろん、弦、時折コーラスと、最後
に、でもおろそかにできないのがオルガン。 そして、ピアノには、そうした
あらゆる楽器の錯覚を起こさせる可能性があるのです」
この言葉どおり、バレンボイムの映像版「ゴルトベルク」は、ピアノのあらゆ
る可能性を模索しながらこの傑作の神髄に迫ろうとするもので、コラボを重ね
てきたクリストファー・ヌーペンの力もあって、そのことがCDのとき以上に肌
で感じられる内容となっています。




<Profil>
PH 11071 ¥2180
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン/ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.13-14
サン=サーンス:アレグロ・アパッシオナート Op.43/同:白鳥 Op.91
マスネ:タイスの瞑想曲/ドヴォルザーク:ロンド/フォーレ:夢のあとに
クライスラー:愛のよろこび/同:愛の悲しみ/ブラームス:湖上で Op.59-2
エルガー:エニグマ変奏曲 Op.36より/エルガー:愛の挨拶
フォーレ:ロマンス イ長調 Op.69/同:3つの無言歌 Op.17-3
同:子守歌/ブラームス:調べのように私を通り抜ける Op.105-1
同:野の寂しさ Op.86-2/同:子守歌 Op.49-4
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第2番よりワルツ
J.S.バッハ:G線上のアリア/同:アリオーソ
ミヒャエル・ヘル(チェロ)、ミカエラ・ゲリウス(ピアノ)
録音:2011年4月、フランツ・リスト・センタ
名手チェリスト、ヘルによるクラシックの珠玉の名曲集!ミヒャエル・ヘルは
音楽家の両親のもとにウィーンで生まれ、7歳でチェロを弾き始めその才能を
すぐに開花させました。その後オーケストラでの演奏に非常に興味をもち、わ
ずか16歳でウィーンフィルのメンバーとして演奏した経験をもちます。23歳の
時にはミュンヘンフィルの首席チェリストとしてオーケストラの団員として演
奏してきましたが、この間もソロやウィーンフィル弦楽五重奏団のメンバーと
しても活動してきました。まず、ヘルの演奏技術に驚かれます。なんとヴァイ
オリンの名曲、ツィゴイネルワイゼンをチェロで演奏。ヴァイオリンでも難し
い重音の連続やピチカート奏法も完璧なまでに弾いております。ただ技巧ばか
りが目立つわけではなく、サン=サーンスの白鳥、ラフナニノフのヴォカリー
ズなど、雄弁に歌い上げるヘルの演奏には感動を覚えずにはいられません。伴
奏のミカエラ・ゲリウスとは音楽のパートナーとして長年共演してきただけに
まさに一糸乱れぬ呼吸のあったアンサンブルを奏でております。

PH 11048 ¥2180
(1)フルトヴェングラー:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調
ゾフィー・モーザー(ヴァイオリン)、カーチャ・フーン(ピアノ)
録音:(1)2010年10月26-28日、
(2)2011年5月11日SWRカイザースラウテルン・スタジオ
熱烈なフルヴェン狂、1984年生まれのヴァイオリニスト、ゾフィー・モーザー
と1981年生まれのロシア美人ピアニスト、カーチャ・フーンが遂にフルヴェン
作曲のヴァイオリン・ソナタ第1番をリリースします。第1番は1937年に作曲・
初演され、演奏時間が55分をこえる4楽章構成の大作です。第2番のソナタを収
録した前作(PH 11023)でも言えることですが、フルヴェンの音楽をこよなく愛
するモーザーとフーンが奏でる音楽には、並々ならぬ研究から自信と説得力に
満ちており、この二人は可憐な見た目とは裏腹に骨太で朗々と歌い上げ、完全
無比なテクニックでフルヴェンの大作を演奏しております。これだけ完成度の
高い充実した演奏ですので、同曲の決定盤が登場したと申せましょう。また
カップリングのベートーヴェンでは、さすがベートーヴェン国際コンクールの
優勝者モーザーなだけあり、端正で非常に弾きこまれている名演を聴かせてく
れます。





<PREISER RECORDS>
PRCD 91199 ¥2080
ショパン(リスト編曲):前奏曲ホ短調 Op.28-4、ホ長調 Op.28-9
リスト(ジャン・ギュー編曲):交響詩《プロメテウス》
リスト:オルガン・ミサ/「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」
による幻想曲とフーガ
ズザナ・フェルイェンチイーコヴァー(オルガン)
録音:2011年8月31日、9月1日、ショッテン修道院、バシリカ大オルガン
数々の国際オルガン・コンクールで優勝してきたソロヴァキア出身の美人オ
ルガニスト、ズザナ・フェルイェンチイーコヴァーが2011年のリスト・イヤ
ーにオルガンの大作をレコーディングしました。リストはピアノの名手とし
て数々の名曲を残してきましたが、オルガン作品でも大作「アド・ノス、ア
ド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガなどの傑作を残しました。
リストらしい技巧と色彩感あふれる旋律を用いたオルガン作品には新ロマン主
義と呼ばれた独特の和声が散りばめられています。このアルバムの注目は巨匠
ジャン・ギューが編曲した交響詩「プロメテウス」です。交響詩というジャ
ンルを創始したリストの作品のオルガン版はまさにリスト・イヤーの録音に
ふさわしい選曲と言えましょう。




<harmonia mundi>
HMU 807567(SACD-Hybrid) ¥2500
ヴォーン・ウィリアムズ:
(1)ロンドン交響曲(交響曲第2番) 
(2)音楽へのセレナード(1939年オリジナル版)
ジュリアーナ・アタイデ(Solo Vn)、
クリストファー・シーマン(指揮)、
ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団、
マーキュリー・オペラ・ロチェスター
録音:2011年3月、コダックホール(ニューヨーク)
演奏するのは円熟の名指揮者シーマン率いるロチェスター・フィルハーモニー
管弦楽団。2010-2011年のシリーズを最後に、30年に及ぶ音楽監督の席を退任
したシーマン。2011年3月に録音された本CDは、音楽監督としての締めくくり
となる演奏の1つといえましょう。オーケストラを長きにわたって指揮してき
たシーマンだからこそ成せる、オケと作品を完全に手中におさめた名演です!




<Mirare>
MIR 169 ¥1980
(1)リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行 
(2)スクリャービン:左手のための前奏曲嬰ハ短調Op.9-1 
(3)ラフマニノフ:絵画的練習曲変ホ短調op.39-5 
スクリャービン:(4)前奏曲ホ長調op.15-4 (5)練習曲嬰ハ短調op.2-1
(6)ボロディン:スケルツォ 変ロ長調 
(7)ラフマニノフ:「ひな菊」op.38-3 
(8)チャイコフスキー:無言歌イ短調op.40-6 
(9)スクリャービン:練習曲嬰ニ短調「悲愴」op.8-12 
(10)チャイコフスキー:無言歌ヘ長調op.2-3 
(11)ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調 op.3 
(12)スクリャービン:マズルカ変ニ短調op.3-5 
(13)チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォop.7
(14)スクリャービン:前奏曲変ロ短調op.16-4 
(15)ラフマニノフ:前奏曲ト短調op.23-5 
ムソルグスキー:(16)子供の遊び (17)涙 
(18)スクリャービン:詩曲「炎に向かって」 op.72
クレール・マリ=ル・ゲ(Pf)
録音:2011年10月11-14日、Le Temple de l’Annonciacion(パリ)
2012年のラ・フォル・ジュルネのテーマは「サクレ・リュス(ロシアの祭典)」!
開催地を熱狂の渦に巻き込む一大イベントを直前に控え、クレール・マリ=ル
・ゲがロシアをテーマとしたピアノ小品集をリリースします!19世紀から現代
にいたる激動の時代を生きた音楽家たちの珠玉の作品の数々を収録した本CD、
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの開催前には是非とも聴いておきたい1枚
です。ひとえにロシア音楽と言っても、その魅力は決して一言で語りつくせる
ものではありません。「ロシアへの旅」と題した本CDにおいて、ル・ゲは多彩
な作品を選曲、収録しています。超絶技巧作品、優雅かつ抒情的な舞曲、寂寥
感にあふれた詩曲…聴き応え十分のプログラムとなっています!作曲家ごと、
作品ごとに異なる多様な曲調を聴き比べながらロシア音楽の奥深い魅力に酔い
しれる、おすすめ盤です!
清澄な音色と抜群の表現力で高い評価を受けるフランス人ピアニスト、クレー
ル・マリ=ル・ゲ。幅広いレパートリーのピアノ作品を演奏することに積極的
な彼女は、これまでモーツァルトからリストにわたる様々な時代の作品の演奏、
録音に取り組んできました。よく練られた独自の解釈から生まれる彼女の演奏
には他の演奏家とは一味違う魅力があり、多くの注目を集めています。本CDで
は1曲目の「熊蜂の飛行」から卓越した演奏技術を披露。難曲であることを全
く感じさせない安定した演奏と、情感あふれる表現力に圧倒される名盤です!

MIR 165 ¥2500
プロコフィエフ:
(1)トッカータ op.11 (2)10の小品 op.12 
(3)ピアノ・ソナタ 第2番 ニ短調 op.14 (4)風刺 op.17 
(5)つかの間の幻影 op.22
アブデル・ラーマン・エル・バシャ(Pf)
録音:2011年7月12-15日、ヴィルファヴァール農場(リムザン、フランス)
圧倒的存在感のある質実剛健な演奏で多くの名演を残してきた世界的ピアニス
ト、エル・バシャが待望の新譜をリリースします。今回収録したのはプロコ
フィエフのピアノ独奏作品集!エル・バシャと言えば、デビュー直後にリリー
スした名盤ピアノ独奏曲全集、2004年に大野和士と共に行ったピアノ協奏曲全
集録音など、常にプロコフィエフ演奏の第一線に立ってきたピアニストといっ
ても過言ではないでしょう。本CDの5作品はすべて、1912年から1917年にかけ
て、若きプロコフィエフがアメリカへ亡命する以前、ロシア革命前夜の激動期
に作曲されたもの。初期の作品にしてすでに、プロコフィエフの本質ともいえ
る、メカニカルなリズム、グロテスクな表現、人を食ったような軽妙さといっ
た、個性が開花した内容を備えていることから、等しく重要作とされています。
エル・バシャの演奏は相変らず抜群の安定感。力強いフォルテと芯のある繊細
なピアノのコントラストが素晴らしく、プロコフィエフの音楽世界へとぐぐっ
と引き込まれる名演です。「サクレ・リュス(ロシアの祭典)」がテーマである
ラ・フォル・ジュルネ2012を前に必聴のおすすめ盤です!
録音場所はフランス、リムザン地方にあるヴィルファヴァール農場。農家の納
屋を改築したような小さな演奏会場ですが、その音響の素晴らしさから多くの
録音が行われている会場として知られています。素晴らしい音響環境の下で行
われた良録音により、エル・バシャの明晰かつ流麗なピアノの音色の魅力を存
分に感じられるCDです!

MIR 171 ¥2500
ストラヴィンスキー:
(1)春の祭典 (2)ペトルーシュカ (3)5つのやさしい小品 
(4)3つのやさしい小品
リディヤ・ビジャック(Pf)、サーニャ・ビジャック(Pf)
録音:2007年11月、パリ国立高等音楽院
新進気鋭の姉妹デュオ、リディヤ&サーニャ・ビジャックによるストラヴィン
スキー連弾作品集!「春の祭典」がラ・フォル・ジュルネ2012のテーマ「サク
レ・リュス(ロシアの祭典)」の由来に選ばれたこともあり、今年ますます注目
されること必至の作曲家ストラヴィンスキー。大作「春の祭典」「ペトルー
シュカ」に小品集を合わせて収録した本CDは、20世紀にセンセーショナルを巻
き起こした彼の音楽を存分に堪能することが出来る1枚といえましょう。「春
の祭典」「ペトルーシュカ」はどちらもロシア・バレエのために作曲された
管弦楽曲の連弾編成版。大編成のオーケストラによって壮大に展開される原曲
の魅力が、ピアノ2台にぎゅっと凝縮されています。原曲が持つ独特のリズム
感や流麗な旋律をそのままに、2台のピアノが織りなすアンサンブルが美しい
作品です。ビジャック姉妹の息の合ったアンサンブルは圧巻。連弾作品屈指の
難曲に、若き姉妹デュオが挑みます!
リディヤ&サーニャ・ビジャック姉妹はセルビア生まれのピアニスト。以前は
ソリストとして活動していましたが、2002年にデュオを結成。ベオグラード・
フィルハーモニー管弦楽団とのデビュー演奏が話題となり、ヨーロッパ各地で
幅広く活躍しています。ラ・フォル・ジュルネで来日経験もあり、近年はアジ
アにも活躍の幅を広げているビジャック姉妹。可憐な容姿とは裏腹に、明瞭か
つ力強いタッチで我々の耳を圧倒する演奏を聴かせてくれます!

MIR 170 ¥2500
(1)ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」 
(2)メトネル:追憶のソナタ イ短調 op.38-1(忘れられた調べ)第1集より  
(3)タニェエフ:前奏曲とフーガ 嬰ト短調 op.29
ダヴィッド・カドゥシュ(Pf)
録音:2011年10月28-28日、Le Temple de l’Annonciation(パリ)
期待の若手としてフランスを中心に注目を集めている新進気鋭のピアニスト、
ダヴィッド・カドゥシュによるピアノ独奏作品集。2012年のラ・フォル・ジュ
ルネのテーマ「サクレ・リュス(ロシアの祭典)」に合わせ、19~20世紀を代表
するロシアの作曲家のピアノ独奏作品が収録されています。ムソルグスキーの
代表作「展覧会の絵」を全曲、さらにメトネルとタニェエフの小品も合わせて
収録しました。「展覧会の絵」は若々しい活気にあふれる溌溂とした演奏。全
体的にもたれることのないすっきりとしたテンポで、フォルテとピアノの対比
が印象的です。力強い音の後にふっと現れる繊細な弱音のギャップがたまりま
せん。組曲に続くメトネルとタニェエフの作品は、どちらもふくよかな響きと
抒情的な旋律が美しい作品。「追憶ソナタ」とも呼ばれるメトネルの小品では、
哀しくも甘美な旋律に冒頭から引き込まれます。カドゥシュの情感あふれる表
現力がいかんなく発揮された名演です!
ダヴィッド・カドゥシュは1985年フランス生まれ。13歳でI.パールマン(指揮)
とメトロポリタンホールで共演を果たした他、今日に至るまで数々のコンクー
ル入賞経歴を持つ若手実力派ピアニストです。2010年にはニューヨークでリサ
イタル・デビュー。2011年6月には来日公演も行っており、日本においても今
後ますます注目が高まる若手アーティストの一人といえましょう!




<VDE GALLO>
GALLO 1248 ¥1880
ウルズラ・バグダザルヤンツVo.1
(1)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調BWV1003(1963年録音) 
(2)ナルディーニ:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調(1960年録音)
(3)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調K.378(1969年録音)
(4)バルトーク:ラプソディ第1番(1969年録音)
ウルズラ・バグダザルヤンツ(ヴァイオリン)
(2)ルチアーノ・スグリッツィ(ピアノ) 
(3)(4)フェルナンド・ケーザー(ピアノ)
[リマスタリング2008年]

GALLO 1249 ¥1880
ウルズラ・バグダザルヤンツVo.2
オトマール・シェック(1886-1957):
変奏ソナタOp.22、ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op.16、
ヴァイオリン・ソナタホ長調Op.46
ウルズラ・バグダザルヤンツ(ヴァイオリン)
ギーゼラ・シェック(ピアノ)
録音:1961年[リマスタリング2008年]

GALLO 1250 ¥1880
ウルズラ・バグダザルヤンツVo.3
(1)シェック:ヴァイオリン協奏曲作品21変ロ長調(1970年録音)
(2)グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲(1960年録音)
ウルズラ・バグダザルヤンツ(ヴァイオリン)
(1)フランチェスコ・ダヴァロス(指揮)ルガーノ放送管弦楽団
(2)レオポルド・カゼッラ(指揮)ルガーノ放送管弦楽団
[リマスタリング2008年]

GALLO 1251 ¥1880
ウルズラ・バグダザルヤンツVo.4
(1)ウルズラ・バグダザルヤンツ:ヴァイオリンとピアノのためのポエム
(2)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタK.378より第1楽章
(3)ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調
(4)ナルディーニ:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調より第1楽章
(5)パガニーニ:ヴァイオリン・ソナタ作品12-3
ウルズラ・バグダザルヤンツ(ヴァイオリン)
(2)フェルナンド・ケーザー(ピアノ) (3)(5)ブルーノ・サラディン(ピアノ) 
(4)ルチアーノ・スグリッツィ(ピアノ)
録音1960-1969年 [リマスタリング2008年]

GALLO 1352 ¥1880
ウルズラ・バグダザルヤンツVo.5
(1)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.301(1963年録音)
(2)ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」 作品47 イ長調 
(1964年ライヴ録音)
(3)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108(1964年ライヴ録音)
(1)ルチアーノ・スグリッツィ(ピアノ) 
(2)(3)ブルーノ・サラディン(ピアノ)
[リマスタリング2011年]
非常に力強く、そして優美に歌いあげるスイスの女流ヴァイオリニスト、ウル
ズラ・バグダザルヤンツの貴重な録音5タイトルを一挙ご紹介。ルーマニア人
の父とスイス人の母のもとに1934年スイスのヴィンタートゥールに生まれたバ
グダザルヤンツは、ヴァイオリニストであった母に手ほどきを受け、幼少の頃
よりその才能を開花させてきました。10歳の時には舞台にたちベートーヴェン
のロマンス第2番を弾き周囲を驚かせました。バグダザルヤンツの演奏はとて
もあたたかく、存在感のある音色そしてストレートな解釈が特徴で、聴き手に
心地よさを与えます。一音一音の粒立ちのよさとフレージングの大きさは彼女
の特質と言えましょう。レパートリーはJ.S.バッハからモーツァルト、バルト
ークと広く、また、オトマール・シェックをはじめとする生まれ故郷のスイス
の作曲者の作品(オトマールの娘、ピアニストのギーゼラとも度々共演)も積極
的に演奏、録音してきました。今回のCDリリースにあたりリマスタリングもさ
れました。バグダザルヤンツの全盛期を知れる貴重なシリーズと言えましょう。

GALLO 1354 ¥1880
ロッシーニ:
七重奏(2つのフルート、クラリネットと弦楽四重奏)[世界初録音]
幻想曲(クラリネットとフォルテピアノ)
“やれやれ!小さなえんどう豆よ”~「老年のいたずら」第5集より
(フォルテピアノ)
アンダンテと主題と変奏 ヘ長調(フルート、クラリネット、バスーン、ホルン)
セビーリャの理髪師、ウィリアム・テル、タンクレディからのアリア
(2つのクラリネット) 
湖上の美人より(2つのフルート)
セレナード(フルート、オーボエ、クラリネット、弦楽四重奏)
イタリアン・クラシカル・コンソルト[エンリコ・グロッポ(vn)
アブラモ・ローレ(vn)クラウディオ・アンドリアーニ(va)、
アレッサンドロ・アンドレアーニ(vc)、ジャンバティスタ・コロンブロ(fl)、
ダロルサ・デルヴィーシ(fl)、
ルイジ・マジストレッリ(cl)、ステファーノ・フリーニ(cl)、
ルカ・アヴァンツィ(ob)、デボラウ・ヴァリーノ(bassoon)、
ガブリエリ・ロッケティ(hr)、キアーラ・ニコラ(fp)]
録音:2009年12月、2010年1月、4月イタリア、ミラノ
クラリネット奏者、ルイジ・マジストレッリが所属するイタリアン・クラシカ
ル・コンソルトの新譜登場。当団体はモーツァルトの弟子ジュスマイヤーのク
ラリネット協奏曲(GALLO 1353)を録音するなど、音楽史上有名な作曲家でも知
られざる名曲を積極的に演奏・録音してきました。期待の本アルバムはオペラ
の作曲家として有名なロッシーニの室内楽曲集です。なかでも注目は世界初録
音となった七重奏(2つのフルート、クラリネット(c、c flat)と弦楽四重奏)で
す。いかにもロッシーニのオペラを思わせる華やかなメロディでヴァイオリン、
フルートが輪唱形式になるところはソロの歌手たちがかけ合いをしているよう
です。この他セビーリャの理髪師、ウィリアム・テル、タンクレディからの場
面を2つのクラリネットで演奏しているものや、声楽小品「老年のいたずら」
のフォルテピアノのソロ版などロッシーニ・ファン、室内楽ファンにはたまら
ない内容です。

GALLO 1355 ¥1880
A.M.スミス(1839-1884):クラリネットとピアノのためのソナタ[世界初録音]
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847):
トラウム(クラリネット編)[世界初録音]
C.クレーマー・シュライヒャー(1794-1850):ソナチネ(1825)[世界初録音]
M.M.A.ボッティーニ(1802-1858):
アダージョ(クラリネット協奏曲より)[世界初録音]
マリー・グランヴァル(1830-1907):2つの小品[世界初録音]
カミラ・デ・ロッシ:“Abramo nell’addormentarsi”[世界初録音]
オーガスタ・ホームズ(1847-1903):モルト・レント、幻想曲[世界初録音]
アンナ・アマリア・フォン・ザクセン・ヴァイマル:
ディヴェルティメント[世界初録音]
サラ・フェイギン(1928-):幻想曲
ルイジ・マジストレッリ(クラリネット)、
クラウディア・ブラッコ(ピアノ;ベーゼンドルファー、チェンバロ)、
キメラ修道院アンサンブル
録音:2010年8月、サント・ステーファノ・ティチーノ
これはクラリネット・ファン、女性作曲家ファン必聴盤です!あのメンデルス
ゾーンの姉ファニー・メンデルスゾーンなど、知られざる女性作曲家の作品ば
かりを集めたアルバムが登場しました。ファニー・メンデルスゾーンはすぐれ
たピアニストで、管弦楽曲、室内楽曲など約400曲を残し、弟のフェリックス
にも多大な影響を与えた作曲家の一人です。この他、どの曲も女性らしいしな
やかでやさしさとあたたかさを感じる曲ばかりです。演奏はGALLOレーベルに
録音を残している実力派クラリネット奏者ルイジ・マジストレッリです。彼の
卓越した演奏技術と音楽解釈が曲の素晴らしさをいっそう引き出しております。

GALLO 1343 ¥1880
ジョゼフ・ジョンゲン:ゆるやかな踊り Op.56bis
ニーノ・ロータ:フルートとハープのためのソナタ
オネゲル:ロマンス
ラヴィ・シャンカル:L’AUBE ENCHANT?E SUR LE RAGA 「TODI」
宮城道雄:春の海
ジュリアン・フランソワ・ツビンデン:序奏とスケルツォ・ワルツ
ピアソラ:タンゴの歴史
イザベル・バンディ(フルート)、ローラ・エルマコーラ(ハープ)
録音:2010年
ピアソラやニーノ・ロータからシタール奏者の神、ラヴィ・シャンカル、日本
の宮城道雄、そして、ジャズ・ピアニストだったジュリアン・フランソワ・ツ
ビンデンの作品などをスイスを中心に活躍するイザベル・バンディ(フルート)
&ローラ・エルマコーラ(ハープ)のデュオが演奏した録音です。宮城道雄の
「春の海」では尺八に似せた音色を見事に表現し、演奏技術の高さを証明して
います。まるで音楽の世界旅行のような興味深い内容です。




<Cascavelle>
VEL 3163 ¥2080
リスト:
悲しみのゴンドラ S134
6つのコンソレーション「慰め、6つの詩的思考」S172
 第1番ハ長調(原曲;ホ長調)
 第4番変ニ長調
 第2番イ長調(原曲;ホ長調)
 第3番ホ長調(原曲;変ニ長調)
 第5番ト長調(原曲;ホ長調)
 第6番ハ長調(原曲;ホ長調)
エレジー第1番S130
エレジー第2番S131
忘れられたロマンスS132
忘れられたワルツ第1番 S215
「ノンネンヴェルト島の僧房」 S382
「夕べの鐘、守護天使への祈り」
クリストフ・パンティロン(チェロ)、マルク・パンティヨン(ピアノ;YAMAHA)
録音:2011年8月6,7日、ウィーン、ヤマハ・ホール
編曲作品を含むリストのチェロ作品集です。その内容は第3番が有名なコンソ
レーション全6曲やブゾーニ編曲の忘れられたワルツ第1番などで、リストなら
ではの美しいメロディを低音のチェロが担当することにより非常に落ち着いた
説得力のあるものとなっております。このチェロ編曲を聴けばリストの作品の
新たな魅力に気づかされるでしょう。演奏のパンティロン兄弟はこれまでに多
くの録音を残し、ヨーロッパを中心に活躍しております。ふたりの端正な演奏
には定評があり、このアルバムでも兄弟ならではの息のぴったりとあった演奏
を披露しております。




<PREISER>
=クラシック・セレクション=
PRCD 90808 ¥2080
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第20番イ長調D. 959
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D. 960
シュテファン・ヴラダー(P)
録音:2011年10月17-19日ウィーン、カジノ・バウムガルテン、
プライザー・レコーズ・スタジオ(セッション・ステレオ)
ウィーン生まれのピアニスト、シュテファン・ヴラダーがアーティスティック
・ディレクターを務めるPREISERのシリーズ「クラシック・セレクション」最新
アルバム。
近年、歳を重ねるごとに円熟味を増し、表現の幅を一段と拡げているヴラダー
が、じっくりとセッションを組んで取り組んだのはシューベルト。とめどない
歌にあふれ、しんとした表情が印象深いピアノ・ソナタ最後の2曲に対して、
ヴラダーは粒立ちのよい美しい音色とゆたかな詩情で満たし、シューベルトの
辿り着いた澄み切った境地を味わい深く聴かせてくれます。
ヴラダーは、2012年3月のウィーン放送響来日公演のソリストにも予定されて
おり、その近況をうかがい知るうえで注目の内容といえるでしょう。
シュテファン・ヴラダー…1965年ウィーン生まれのピアニスト。6歳でピアノ
のレッスンを始める。1973年よりウィーン国立音楽大学で、レナーテ・クラマ
ー=プライゼンハマー、ハンス・ペーターマンドルに師事する。ルドルフ・ハ
イドナー・ピアノ・コンクールで第1位ほか、オーストリア国内のピアノ・コ
ンクールで数多くの賞を獲得したのち、1985年にウィーン国際ベートーヴェン
・コンクールで第1位。以後、ピアニストとして世界的に活躍するほか、近年
は指揮者としても精力的に活動しており、2002年よりグラーツ管弦楽団の首席
指揮者、2008年よりウィーン室内管弦楽団の首席指揮者を務めている。
1999年にウィーン国立音楽大学の教授に任命され、2009年にオーストリア共和
国より、有功栄誉金章星付を受勲される。




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2075 ¥2250
(1)サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 作品78「オルガン付き」
(2)ショーソン:交響曲 変ロ長調 作品20
(3)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ポール・パレー(指揮)、デトロイト交響楽団
(1)マルセル・デュプレ(オルガン)
録音:(1)1957年10月12日、フォード・オーディトリアム 
(2)1956年3月24日、旧オーケストラ・ホール 
(3)1955年12月3、4日、旧オーケストラ・ホール
録音方式:ステレオ(セッション)
使用音源:Mercury(U.S.A.)
(1)STC-90012(オープンリール・テープ、4トラック、19センチ)
(2)MDS5-26(オープンリール・テープ、2トラック、19センチ)
(3)MBS5-8(オープンリール・テープ、2トラック、19センチ)
■制作者より
大好評の「パレー/フランス管弦楽曲集」(GS 2051)に続くオープンリール・
テープ復刻の第2弾です。今回の内容は、マルセル・デュプレがオルガンをつ
とめたサン=サーンス:交響曲第3番 「オルガン付き」、ショーソンの交響曲、
そしてドビュッシーの牧神の午後への前奏曲です。今回もテープの持つのびや
かな音質をたっぷりと味わえます。
■解説書の内容
GS 2051に続き沼辺信一氏にたいへんに充実した解説を書き下ろしていただき
ました。また、テープのバックカードに記載されていたテクニカル・ノートの
全訳も掲載しており、まさに読みごたえたっぷりです。
(以上、平林 直哉)




<ALTUS>
ALT 227/8 2枚組 ¥3150
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲
[CD1]
1.-4.ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調BWV1046
5.-7.ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調BWV1047
8.-10ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
[CD2]
1.-3.ブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調BWV1049
4.-6.ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調BWV1050
7.-9ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051
ゲルハルト・ボッセ(指揮)、 神戸市室内合奏団
[客演奏者:コンサートマスター:白井圭(vn)、
平尾雅子&瀬田麗(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、花崎薫(vc)、
北谷直樹(チェンバロ)、白尾彰(fl)、古部賢一、森枝繭子&多田敦美(ob)、
岩佐雅美(fg)、
太田光子&宇治川朝政(ブロックフレーテ)、垣本昌芳&永武靖子(hr)、
高橋敦(tr)]
録音:2011年3月10日神戸文化ホール 中ホール(ライヴ録音)
「これだけ客演奏者たちに恵まれ、彼らと、私の秘蔵っ子、神戸市室内合奏団
の面々が一体となり、躍動感あふれるアンサンブルを創り出してくれた。この
2011年の「ブランデンブルク協奏曲全6曲」は、私の日本での音楽活動の集大
成であり、神戸市室内合奏団とのここ17年間で最高の演奏会となった。私の今
までの音楽人生で何度も演奏し、録音もしてきた「ブランデンブルク」の最も
良い演奏になったと自負している。この録音を聴くたび、あの日のことを思い
出すだろう。愛する人を亡くし、家を失い、故郷まで失って傷ついた人々の心
が、J.S.バッハの音楽家から何かを受け取ろうとする時、私たちの演奏が少し
なりともその仲立ちになれるなら、これほどの喜びはない。」ゲルハルト・ボ
ッセ-ライナーノーツより





<C Major>
70 9604(Blu-ray) ¥4950
70 9508(DVD-Video) ¥3100
ヤナーチェク:「マクロプロス事件」
アンゲラ・デノケ(S エミリア・マルティ)
レイモンド・ヴェリ(T アルベルト・グレゴール)
ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(Br コレナティ博士)
ピーター・ホア(T ヴィーテク)
ユルギタ・アダモニテー(Ms クリスタ)
ヨハン・ロイター(Br ヤロスラフ・プルス男爵)
アレシュ・ブリスツェイン(T ヤネク)
リンダ・オーミストン(Ms 掃除婦)
ペーター・ローベルト(Bs 道具方)
ライランズ・デイヴィス(T ハウク=シュレンドルフ)
ほか
エサ=ペッカ・サロネン(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
クリストフ・マルターラー(演出)
アンナ・ヴィーブロック(装置,衣装)
オラフ・ヴィンター(照明)
収録:2011年8月、ザルツブルク
2011年のザルツブルク音楽祭でたいへんな話題となったヤナーチェクの「マク
ロプロス事件(マクロプロスの秘事、マクロプロスのこと)」がBlu-RayとDVDで
発売!カレル・チャペックの戯曲を原作としたこのオペラ、父親の不老不死薬
開発の実験台にされて300年以上も生き長らえているというとんでもないヒロ
インの物語。この非常にシュールな世界観を、マルターラーは、中央のメイン
の舞台に、両脇のガラス張りの小部屋を加え、謎の婦人と老婆を登場させるこ
とによって、ともすると突拍子ない印象が強いこの物語から生々しい批判精神
を引き出すことに成功、「マクロプロス事件」が我々に鋭く問題を突きつけた
作品であることに気付かせています。
歌手では、ヒロインであるエミリア・マルティを歌ったアンゲラ・デノケが圧
巻で大絶賛。彼女を取り巻く男たちも皆高水準。そしてなんと言ってもエサ=
ペッカ・サロネンとウィーン・フィルの演奏が極上、国際的に極めて立派なヤ
ナーチェクに仕上がっています。
「マクロプロス事件」の映像は極めて少なく、もちろんBlu-Ray Discでは初の
発売。飛び切りの上演を鮮明映像でお楽しみください。




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2074 ¥2250
(1)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
(2)ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 作品102
(3)ヴィターリ:シャコンヌ(レスピーギ編/ヴァイオリンとオルガンのための)
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
(2)グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ)
(1)ワルター・ヘンドル指揮、シカゴ交響楽団
(2)アルフレッド・ウォーレンシテイン指揮、RCAビクター交響楽団 
(3)リチャード・エルザッサー(オルガン)
録音:
(1)1959年1月10、12日、シカゴ、オーケストラ・ホール
(2)1960年5月19、20日、ハリウッド、パブリック・スタジオ、
サウンドステージ9
(3)1950年8月4日、ハリウッド、リトル・ブリッジス・ホール
使用音源:(1)RCA(U.S.A.)FTC 2011
(オープンリール・テープ、4トラック、19センチ)
(2)Private archive(オープンリール・テープ、2トラック、38センチ)
(3)RCA(U.S.A.)LM 2074(LP)
録音方式:(1)(2)(ステレオ/セッション)、(3)(モノラル/セッション)
■制作者より
大好評のGS 2050(チャイコフスキー、ブラームス)、GS 2057(メンデルスゾー
ン、ベートーヴェン)に続く、ハイフェッツのオープンリール・テープ復刻の
第3弾です。シベリウスは4トラック、19センチの市販のテープを使用していま
すが、ブラームスの二重協奏曲はマスター・テープからプライヴェートにコピ
ーされた2トラック、38センチのテープを使用しています。このプライヴェー
ト・コピーはエコー処理をする前のものらしく、いささかデッドな音質ですが、
異様に生々しい雰囲気が出ています。また、このテープには録音開始を告げる
アナウンスが入っていますが、それもカットせずに収録しました。ボーナス・
トラックにはハイフェッツ唯一の正規録音であるヴィターリを収録しました。
演奏内容はハイフェッツの録音の中でも特に傑出していると言われていますが、
単独のCDでは入手しづらいというリクエストにこたえて収録しました。これの
みモノラルLPからの復刻です。
■解説書の内容
1946年、ジャーナリスト、スザンヌ・マコノヒーが書いた「ハイフェッツ:ヴァ
イオリンの天才」を翻訳して掲載します。ハイフェッツはマスコミ嫌いで知ら
れており、特にハイフェッツの存命当時に記された文献は希少です。
(以上、平林 直哉)




<EUROARTS>
20 58924(Blu-ray) ¥4250
20 58928(DVD-Video) 2枚組 ¥4780
字幕:伊英独仏日ノルウェー
モンテヴェルディ:「ポッペーアの戴冠」
ビルギッテ・クリステンセン(S ポッペーア)
ヤチェク・ラシュコウスキ(男声S ネローネ)
ティム・ミード(CT オットーネ)
パトリシア・バードン(Ms オッターヴィア)
ジョヴァンニ・バッティスタ・パローディ(Bs セネカ)
マリタ・スールベルグ(S ドゥルシッラ,徳)
アメリア・アルデンハイム(S 愛)
イナ・クリングレボトン(S 運)
エミリアーノ・ゴンザレス=トロ(T アルナルタ)
ほか
アレッサンドロ・デ・マルキ(指)
ノルウェー国立歌劇場管弦楽団
オーレ・アンダース・タンベルグ(演出)
収録:2010年、オスロ
モンテヴェルディの傑作「ポッペーアの戴冠」に強烈な映像が登場。2010年5、
6月にオスロのノルウェー国立歌劇場での上演。演出のオーレ・アンダース・
タンベルグは、現在スカンジナビア半島でもっとも人気のある演出家の一人。
ノルウェー出身で、ロンドンで学び、演劇でもオペラでも活躍しています。彼
の「ポッペーアの戴冠」は、白い窪んだ皿のような舞台の上で物語が進み、
しかも登場人物の衣装も基本的にモノトーン。そんな地味な色彩の中、ポッ
ペーアとネローネの愛の成就のために犠牲になった人々の血の赤が不気味に
鮮やかに広がる、という強烈なもの。官能的に描かれがちな「ポッペーアの
戴冠」から、おぞましさの中の美しさを引き出しています。
歌手は多国籍。ポッペーアのビルギッテ・クリステンセンは、地元ノルウェー
出身で、クリアな美声でバロック音楽を得意とするソプラノ。ネローネのヤ
チェク・ラシュコウスキは、ポーランド出身のソプラニスタ。バロックオペラ
で活躍しています。ティム・ミードは英国のカウンターテノール。パーセルや
ヘンデルを得意とし、日本でもBCJ公演のヘンデル「リナルド」のタイトルロ
ールを歌いました。オッターヴィアのパトリシア・バードンは、アイルランド
のメッゾソプラノ。カルメンも得意とする人ながら、バロック音楽で高い評価
を得ているメッゾです。セネカのジョヴァンニ・バッティスタ・パローディは、
1976年、ジェノヴァ生まれのバス。若手のイタリアのバスの逸材として今後ま
すますの活躍が期待されています。優秀な人材を積極的に起用したキャスティ
ングでしょう。
HD収録による鮮明画像が楽しめます。人気作だけに「ポッペーアの戴冠」には
数種のDVDがありますが、Blu-Rayでの発売はこれが初めて。ノルウェー発の強
烈な「ポッペーアの戴冠」をお楽しみください。




<SUPRAPHON>
=ARCHIV=
SU 4077 4枚組 ¥4050
ステレオ
「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 / スーク&パネンカ」
[CD 1]
・ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12-1(収録時期:1966年10月3-6日)
・ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.12-2(収録時期:1966年10月3-6日)
・ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12-3(収録時期:1966年10月6-8日)
[CD 2]
・ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調Op.23(収録時期:1966年10月18-21日)
・ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」(収録時期:1967年6月12-14日)
・ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調Op.30-1
(収録時期:1967年9月4日、10月4日)
[CD 3]
・ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30-2
(収録時期:1967年9月4日、10月4日)
・ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30-3
(収録時期:1966年10月31日-11月3日)
[CD 4]
・ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
(収録時期:1967年9月4日、10月4日)
・ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96
(収録時期:1967年9月4日、10月4日)
ヨゼフ・スーク(Vn)
ヤン・パネンカ(P)
収録場所:プラハ、ルドルフィヌム(ステレオ・セッション)
2011年7月に世を去ったチェコを代表する世界的ヴァイオリニスト、ヨゼフ・
スーク(1929-2011)が、1966年から1967年にかけてセッション録音したベート
ーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集。
スークによる唯一の全集録音となった内容は、特有の繊細で美しい音色が堪能
できることもなによりですが、スーク・トリオの活動を通じて息の合ったとこ
ろをみせたヤン・パネンカ(1922-1999)のピアノがまた、デュオでも同様に室
内楽向きのバランス感覚にすぐれたもので、それぞれに個性の異なる作品の持
ち味を無理なく引き出しています。
アナログ盤は1969年度の第7回レコード・アカデミー賞室内楽曲部門を獲得した
名盤でもあり、その後コロムビアからもCD化されていますが、このたび本家
SUPRAPHONでもオリジナル・マスターより最新リマスタリングが入念に施され、
音質向上がはかられているとのことですので、その効果に期待したいところです。

SU 4117 2枚組 ¥2980
「ズザナ・ルージイチコヴァーに捧ぐ」
[CD1]
・J. S. バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903
 録音:1990年9月15 & 28日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション)
・J. S. バッハ:フランス組曲第5番ト長調BWV.816
 録音:1990年9月15 & 28日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション)
・J. S. バッハ:
クラヴィーア独奏のための協奏曲第9番ト長調BWV.980
-ヴィヴァルディのOp.4-1, RV 381による
 録音:1991年9月16-19日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション)
・D.スカルラッティ:ソナタ集 (9曲)
ソナタ ヘ短調(K 519, L 475)/ ソナタ ヘ短調(K 19, L 383)
ソナタ ニ長調(K 278, L S15)/ ソナタ ト長調(K 375, L 389)
ソナタ ト短調(K 8, L 488)/ ソナタ 変ロ長調(K 70, L 50)
ソナタ ニ短調(K 1, L 366)/ ソナタ ト長調(K 63, L 84)
ソナタ ハ長調(K 406, L 5)/ ソナタ ハ短調(K 11, L 352)
録音:1976年9月10-17日プラハ、ルドルフィヌム(セッション)
[CD2]
ファリャ:チェンバロ、フルート、オーボエ、クラリネット、
ヴァイオリンとチェロのための協奏曲
フランティシェク・チェフ(Fl)、ヤロスラフ・フヴァピル(Ob)、
カレル・ドロウヒー(Cl)、ルボミール・ノヴォサド(Vn)、
カレル・ヴィク(Vc)
フランティシェク・ヴァイナル(リーダー)
録音:1978年2月23-24日プラハ、ルドルフィヌム(セッション)
ヴィクトル・カラビス(1923-2006):
チェンバロのための6つのカノン風インヴェンションOp.20
録音:1976年7月19-20日プラハ、ジシュコフ・ナショナル・ハウス(セッション)
プーランク:クラヴサンと管弦楽のための「田園のコンセール」
クルト・ザンデルリング(指揮) チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1967年6月5-6日プラハ、ルドルフィヌム(セッション)
ヤン・リフリーク(1916-1964):チェンバリストたちへのオマージュ
録音:1967年11月27日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション)
マルチヌー:チェンバロと小管弦楽のための協奏曲H. 246
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮) 室内フィルハーモニー管弦楽団
録音:1987年9月23日プラハ、ルドルフィヌム(セッション)
ズザナ・ルージイチコヴァー(Cem)
チェコの誇るチェンバロ奏者ズザナ・ルージイチコヴァーが、2012年に85歳の
誕生日を迎えることを記念した企画盤。
1927年、西ボヘミア地方のプルゼニュに生まれたルージイチコヴァーは、その
並み外れた個性を讃えた批評家から「チェンバロのファースト・レディ」とも
称された20世紀を代表するチェンバロ奏者で、チェンバロをひとつの独立した
コンサート楽器として認知させることに尽力した「草分け」ランドフスカのあ
とを引き継ぎました。
このたびSUPRAPHONが保有する数多の音源から編まれたCD2枚組は、J.S.バッハ
やスカルラッティといった王道作品はもとより、好んで取り上げたマルチヌー
の協奏曲をはじめとして、パスクィーニ、セイシャス、カベソン、大クープラ
ンらに捧ぐチェンバロ組曲というスタイルで書かれたリフリーク、そして半世
紀以上に亘り連れ添った夫君カラビスと、同時代の作曲家たちの作品にもすぐ
れた腕前を示したルージイチコヴァーの姿がうかがえるつくりも特徴となって
います。




<Andre Charlin>
AMS 82 ¥1780
カンプラ(1660-1744):
(1)クリスマス・オラトリオ「われらの主イエス・キリストの降誕」 
(2)詩篇125「主がシオンの繁栄を回復したもうとき」 PS CXXV
エディット・ゼーリヒ(S)、エリック・タピー(T)、
ジャック・エルビヨン(Bt)、マック・シェーファー(Org.)、
ロジェ・ドゥラージュ(合唱指揮)、ストラスブール音楽院合唱団、
R.ギヨー(指揮)、ストラスブール・コレギウム・ムジクム管弦楽団
録音:1966年 サン・ルイ教会(ストラスブール、フランス)
18世紀初頭、リュリとラモーの時代の狭間の世代を代表する音楽家カンプラ。
とりわけ「優雅なヨーロッパ」のような歌劇作品で知られるカンプラですが、
宮廷だけでなく教会で活動を行っていたこともあり、教会音楽作品も多く残し
ています。今回は彼の教会作品の中からクリスマス・オラトリオと詩篇を収録。
器楽伴奏に乗って歌われるクリスマス・オラトリオは、聖夜を祝うにふさわし
い壮大な響きにあふれています。2曲目の詩篇はカンプラ初期の作品。重厚で
厳格な雰囲気というよりも、しなやかで軽快な響きが印象的な作品で、フラン
ス・バロックならではの魅力を存分に感じられる作品といえましょう。2曲と
もフランス舞曲のリズムが頻繁に使用されており、心地良いテンポ感に心満
たされます。テノールを担当するのはスイスの世界的テノール歌手タピー。
その他、世界的に活躍する名手達の共演にも注目の1枚です!

AMS 42 ¥1780
マルティ(1719-1763):(1)クリスマス・カンタータ「沈黙」
(2)クリスマスの朝課「おお、大いなる神秘」
カルロス・エストラーダ(S)、ジーザス・バソル(S)、
ヨゼフ・マリア・コル(C-T)、ドミンゴ・セガ(Ob.)、
モンセラート修道院少年聖歌隊、バルセロナ・ソリスト器楽アンサンブル
録音:1966年、モンセラート・ノートルダム聖堂にて
スペインのバルセロナ近郊には、モンセラート修道院という歴史ある修道院が
存在しています。この修道院には13世紀より連綿と続く聖歌隊が存在し、マル
ティは18世紀にこの聖歌隊の楽長として活躍していた修道士。ドメニコ・スカ
ルラッティに学び、A.ジュリアやカサノヴァなど次代のスペイン音楽界にも影
響を残したマルティは、カタルーニャ教会音楽の歴史に大きく名を残している
音楽家といえましょう。現代では殆ど取り上げられる機会のなくなってしまっ
たマルティの魅力を知ることが出来る、希少なアルバムです。
このアルバムの収録曲は、どちらもクリスマスにちなんだもの。クリスマス・
カンタータ「沈黙」は全体的に明るく軽快な作品。ソリストたちの独唱や重唱
も美しいですが、器楽伴奏とのふくよかなハーモニーも大きな魅力といえま
しょう。一方、クリスマスの朝課のレスポンソリウム「おお、大いなる神秘」
ではソプラノの伸びやかな独唱と、オーボエのソロとの掛け合いが大きな聴き
所。ひそやかなアリアの後に現れる壮大な合唱部分とのコントラストには圧巻
です!




<harmonia mundi>
HMC 902132 ¥2450
(1)J.P.グラウン:序曲とアレグロ ニ短調 
(2)ニシェルマン:チェンバロのための協奏曲 ハ短調 
(3)フリードリヒ2世:
フルートと通奏低音のためのソナタ「ポツダムのために」 ハ短調 
(4)グラウン:ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ イ短調 
(5)C.P.E.バッハ:シンフォニア ト長調 Wq.173
ベルリン古楽アカデミー
録音:2011年11月、ベルリン テルデックス・シュトゥーディオ(セッション)
今年生誕300年を迎えるフリードリヒ大王を記念し、ベルリン古楽アカデミー
がフリードリヒ大王と、彼に仕えた宮廷音楽家たちの作品集をリリース!音楽
を非常に好み、自身も優れたフルート奏者であったフリードリヒ大王。18世紀
ベルリンの音楽史を語る上で彼の存在は欠かせません。フリードリヒ大王のフ
ルート・ソナタは優雅かつ繊細な旋律が美しい作品。一大軍事国家を作り上げ
た啓蒙君主のイメージとはまた違った大王の一面を垣間見ることが出来ましょ
う。また、本CDではフリードリヒ大王の作品に加え、グラウン、ニシェルマン、
C.P.E.バッハら大王に仕えた宮廷音楽家たちの作品も収録。ニシェルマンは
現代では殆ど忘れられてしまった作曲家ですが、今回収録されたチェンバロ
協奏曲は隠れた名曲と言えるかもしれません。弦楽器との繊細かつ抒情的な掛
け合いが非常に美しい作品です。全体的に気品あふれる旋律と、軽やかながら
も重厚なハーモニーを持つ作品が多く収録された本CD、大王の宮廷に響いてい
たであろう当時の音楽に思いを馳せる1枚となっています。
演奏するベルリン古楽アカデミーは今年30周年を迎える名門。古楽、古典音楽
を主なレパートリーとし、日本においても高い評価を受ける実力派古楽団体で
す。12月には来日も予定されており、今後ますますの注目が期待されましょう。

HMC 902129 ¥2450
ヴォルフガング・リーム(1952-):
(1)7つの情熱(2001-2006) 
(2)「ラインの上で」より「アストラリス」(2001) 
(3)情熱の断片(1968)
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)、RIAS室内合唱団
録音:2011年9-11月、イエス・キリスト教会(ベルリン)
今年で生誕60周年を迎える現代作曲家、ヴォルフガング・リーム。非常に多作
な作曲家としても有名で、これまでに作曲した数は500を優に超えています。
近年は体調不良で活動が危ぶまれた時期もありましたが、2010年には新作オペ
ラを発表するなど、その創作意欲はまだまだ衰えを見せない様子。今後ますま
すの活躍が期待される現代作曲家の一人です。アニバーサリーを記念した本
CDに収録されているのは、受難曲2作と小品「アストラリス」。「アストラリ
ス」は「ラインの上で」という作品から抜粋した小品。音量を最大にしても
聞こえないほどの小さな音量から静かに始まり、夜明けの空に光が満ちてい
くように、壮大な音の世界がゆっくりと広がっていきます。「出来うる限り
長く、そして柔らかく」というリームの指示通り、切れ目なく展開されてい
く様々な音のハーモニーは、我々を瞑想の世界へと誘ってくれます。「7つの
受難」は近年の作品で、中世の瞑想の祈りの音楽も思わせる柔らかくも神秘的
なハーモニーに満ちた作品。一方の「受難の断片」では、息の長いハーモニー
の合間に囁き合うような話し声や叫ぶ声が用いられており、「7つの受難」と
はまた違った雰囲気に浸ることができます。それぞれ異なる時期に作曲された
2曲の受難曲から、リームの作曲様式の変化も垣間見ることが出来るプログラ
ムといえましょう。ベルリン・フィルの録音会場としても馴染み深いイエス・
キリスト教会に、リームの独創的な音響世界が広がります!

HMC 902094 ¥2450
「ゲーテ歌曲集」
(1)クルシェネク:アリア「ステラの独白」 op.57 
(2)シューマン:「夜の歌」 op.96/1 
(3)ブラウンフェルス:「太鼓が鳴ると」(世界初録音)op.29 no.2 
(4)リスト:「喜びに満ち、悲しみに満ち」 
(5)ケンプ:「さすらい人の夜の歌」(世界初録音)op.61/4 
(6)ワーグナー:「安らぎは消え」 
(7)ゾンマー:「ああ、悲しみに満ちた聖母マリアよ」 
(8)アイヴズ:「イルメナウ」 
(9)ディーペンブロック:ミニョン「君よ知るや南の国」 
(10)チャイコフスキー:
6つの歌より「ただあこがれを知る者だけが」op.6/6 
ヴォルフ:(11)「悲しそうに歌わないで」 (12)「私に言わせないで」 
(13)シューマン:ミニョン「大人になるまでこのままに」 
(14)メトネル:「さすらい人の夜の歌」 op.6/1 
(15)シューベルト:ズライカ その1(通称「東風」) D.720 
(16)メンデルスゾーン:「ああ、お前の湿った羽ばたきが」 
(17)ゾンマー:「さすらい人の夜の歌」(世界初録音) 
(18)トロヤーン:「よく賞賛されるが、悪口もよく言われる」(世界初録音) 
(19)リスト:「さすらい人の夜の歌」
マリス・ペーターゼン、イェンドリク・シュプリンガー
録音:2010年10月、テルデックス・シュトゥーディオ(ベルリン)
ヤーコプス四季のハイドンの「四季」や、「魔笛」のパミーナ役などで持ち前
の美声を発揮し、高い評価を得ているペーターゼン。2005年にはメトロポリタ
ン歌劇場でアルバン・ベルクのオペラ「ルル」のルルを熱演するなど、古典か
ら現代作品まで幅広いレパートリーを持つ実力派ソプラノ歌手です。
今回、ペーターゼンが収録したのはゲーテの詩を用いた歌曲集。シューベルト
の「魔王」などをはじめ、これまで多くの音楽家たちがゲーテの詩に音楽をつ
けてきました。「女性」をテーマとした本CDでは、ステラやエグモントといっ
たゲーテの戯曲に登場する女性のために作られたアリアやリートをまとめて収
録。シューベルトやシューマンといった有名曲だけでなく、ケンプやゾンマー
などの世界初録音となる作品も多く収録した希少なCDです!録音にあたり、
「一般的にリートというジャンルに結び付けられない作曲家や、殆ど知られ
ていない作曲家を選ぶことで、出来るだけゲーテの詩に新しいアプローチを
もたらしたかった」と意欲を語った演奏者の二人。時代や作曲家ごとに異な
る作品それぞれの魅力を見事に表現しわけるペーターゼンの歌唱力には圧巻の
一言!様々な曲調を楽しめると同時に、ペーターゼンの多彩な歌声に魅せら
れる名盤です!

HMC 902118 ¥2450
(1)J.S.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ イ短調 BWV.1013 
(2)L.ベリオ:セクエンツァ 第7 
(3)ブリテン:オヴィディウスによる6つの変容 op.49 
(4)カーター:インナーソング 
(5)C.P.E.バッハ:フルート・ソナタ イ短調 Wq.132
セリーヌ・モワネ(Ob)
録音:2011年4-5月、テルデックス・シュトゥーディオ(ベルリン)
秀麗眉目な外見、それにも増して美しいオーボエの音色で欧米を中心に人気
沸騰中のオーボエ奏者セリーヌ・モワネが、ついにハルモニアムンディとの
コラボレーションを開始!全世界が注目する待望のファーストCDがついにリリ
ースされます!J.S.バッハとC.P.E.バッハのフルート・ソナタに、ベリオとブ
リテンの現代作品を合わせた意欲的なプログラムとなっており、バロックから
現代に至るまで人々を魅了し続けるオーボエという楽器の魅力に迫る1枚となっ
ています。バッハ親子のフルート・ソナタでは田園を思わせる柔らかな音色、
ブリテンの作品では抒情に満ちた甘い響きにうっとり。モワネの奏でるオー
ボエの音色には一切の澱みがなく、どこまでも続いていくかのような息の長い
メロディラインの表現力には圧巻。一方、合間に挿入されたベリオ、カーター
の作品からはオーボエの新たな表現の可能性が垣間見えます。破裂音のように
力強い音の連続、張り詰めた糸のごとく緊張感のある旋律の魅力はバッハや
ブリテンからは感じられないもの。屈指の難曲ですが、モワネの卓越した演奏
技術によって作品の魅力が見事に表現されています。
セリーヌ・モワネは1984年リール(フランス)生まれ。パリ国立高等音楽院で
ダヴィッド・ヴァルター、モーリス・ブルグらにオーボエ、室内楽を師事し
ました。同院卒業後、2004、2005年にクラウディオ・アバド率いるグスタフ・
マーラー・ユーゲント管で活動。その活躍が認められ、ベルリン・ドイツ交
響楽団、北ドイツ放送交響楽団などドイツ各地の名門オーケストラの首席客
演奏者に相次いで抜擢されます。2006~2008年までマンハイム国立劇場オーケ
ストラ、2008年以降はドレスデン国立歌劇場で首席オーボエ奏者として活躍。
2011年にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団から招待を受け、現在アジア
とオーストリアを回るグランドツアーに参加しています。この他にもソロ奏者、
室内楽奏者として世界的に活躍しているモワネ。2013年3月には新日本フィル
ハーモニー管弦楽団との来日公演が予定されており、今後ますます注目される
こと必至のアーティストです!

HMU 907585 2枚組 ¥3780
ヘンデル:オペラ「忠実な羊飼い」(1712年オリジナル版)
デイヴィッド・ベイツ(指揮)、
ラ・ヌォヴァ・ムジカ{ルーシー・クロウ(S)、アンナ・デニス(S)、
キャサリン・マンリー(S)、マデリン・ショウ(Ms)、
クリント・ファン・デア・リンデ(C-T)、リザンドロ・アバディー(Bs)}
録音:2010年8月、テンプル教会(ロンドン)
ヨーロッパを中心に活動する今注目の団体ラ・ヌォヴァ・ムジカが、ヘンデル
のオペラ「忠実な羊飼い」を全曲収録。1712年オリジナル版での世界初録音と
いうことで、ロンドンで開催されるヘンデルフェスティバルでも大きな話題と
なった注目のCDです!「忠実な羊飼い」は「リナルド」で華々しいロンドンデ
ビューを果たしたヘンデルが1712年に作曲したオペラ。本作もロンドンで上演
されています。舞台は羊飼いやニンフが住まう理想郷アルカディア。男女の
カップルがお互いに相手の不倫を疑い始めてしまったことから悶着が始まるも、
最終的には大団円を迎えるというお決まりの展開です。前作の「リナルド」に
比べると、この「忠実な羊飼い」は柔らかな響きに満ちた作品。しなやかなア
リアの旋律に心癒されます。ヘンデルファンなら聴き逃せない、希少な名盤で
す!デイヴィッド・ベイツ率いるラ・ヌォヴァ・ムジカはロンドンを中心に
活躍する演奏団体。アンナ・デニスやクリント・ファン・デア・リンデなど、
そうそうたるメンバーで構成されています。今後ますますの注目が期待される
イギリス出身の若手ソプラノ歌手、ルーシー・クロウの瑞々しい歌声にも注目。
芯の通った艶のある歌声でアリアを華やかに歌いあげています。素晴らしい
音響を持つロンドンのテンプル教会に響き渡る、ソリストたちの柔らかくも
輝かしいアリアの響きを存分に堪能できます!

<DUX>
DUX 0821 ¥1800
ヴァルミア&マズリの史跡におけるヨーロッパの音楽
フルートとピアノのための作品集
ショパン(1810-1849):
ロッシーニの「チェネレントラ」の主題による変奏曲ホ長調
イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867):
アンダンテとポーランド風ロンド Op.42
スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872)/
ヴィルヘルム・ポップ(1828-1903)編曲:紡ぎ娘(パラフレーズ)
ルツィアン・マジェフスキ(1943-):K.K.を記念するバラード
アダム・スフィエルジンスキ(1914-1997):コラコヴィアク(クラクフ舞曲)
マレク・セヴェン(1930-):葬送歌 Op.23
ヤヌシュ・カール:三部作
タデウシュ・シェリゴフスキ(1896-1963):ソナタ(1953)
レシェク・シャジンスキ(フルート)
奥住かをり(ピアノ)

DUX 0829 ¥1800
フルート名曲集
グルック(1714-1787)/グジェゴシュ・オルキェヴィチ(1959-)編曲:
オペラ「オルフェオとエウロディーチェ」より メロディ
スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872)/
ヴィルヘルム・ポップ(1828-1903)編曲:紡ぎ娘(パラフレーズ)
クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):ミステリオーソ
ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品
フォーレ(1845-1924)/グジェゴシュ・オルキェヴィチ編曲:
夢の後に Op.7 No.1/シシリエンヌ Op.78
フォーレ/ゾルターン・イェネイ(1943-)編曲:子守歌 Op.16
ヴィラ=ロボス(1887-1959)/グジェゴシュ・オルキェヴィチ編曲:
ブラジル風バッハ第5番
ドビュッシー(1862-1918)/グジェゴシュ・オルキェヴィチ編曲:小さな黒人
ドビュッシー:シリンクス
ドビュッシー/オリヴェル・ナジ編曲:月の光
ドビュッシー/グジェゴシュ・オルキェヴィチ編曲:
レントより遅く/小さな羊飼い
ルーセル(1869-1937):組曲「フルートを吹く人たち」から パン
ショパン(1810-1849):
ロッシーニの「チェネレントラ」の主題による変奏曲ホ長調
グジェゴシュ・オルキェヴィチ(フルート)
ヴァルデマル・マリツキ(ピアノ)

DUX 0833 ¥1800
ショパン:
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11(*)
3つのマズルカ Op.59; イ短調,変イ長調,嬰ヘ短調
ポロネーズ嬰ヘ短調 Op.44
ルーカス・ゲニューシャス(ピアノ)
ソポト・ポーランド室内フィルハーモニー管弦楽団(*)
ヴォイチェフ・ライスキ(指揮(*))
ルーカス・ゲニューシャスは1990年モスクワに生まれたリトアニア系ロシアの
ピアニスト。祖母であるヴェーラ・ゴルノスターエヴァに師事しモスクワ音楽
院を卒業、2010年のショパン国際ピアノ・コンクールで第2位に入賞しました。

DUX 0836 ¥1800
アランフエス協奏曲
ロドリーゴ(1901-1999):アランフエス協奏曲(*)
ヴィヴァルディ(1678-1741):
マンドリン協奏曲ハ長調 RV425/リュート協奏曲ニ長調 RV93
ロベルト・クルディバハ(1971-):ギターと弦楽のための協奏曲
ローラン・ディアンス(1955-):タンゴ・アン・スカイ
クシシュトフ・ペウェフ(ギター)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団(*)
アントニ・ヴィト(指揮(*))
ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団(*以外)
アグニェシュカ・ドゥチマル(指揮(*以外))
録音:2004年1月5日、BGZ銀行ニュー・イヤー・コンサート、
国立フィルハーモニー、
ワルシャワ、ポーランド(*)
1998年5月11-12日、ポズナン、ポーランド(*以外)

DUX 0846/0847 2枚組 ¥2700
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「ジャンヌ・ダルク」
アンナ・リホロヴィチ(ソプラノ)
ニコライ・ドロジキン(テノール)
マリウシュ・ゴドレフスキ(バリトン) 他
ヴロツワフ・オペラ合唱団&管弦楽団
エヴァ・ミフニク(指揮)

DUX 0848/0849 2枚組
メシアン(1908-1992):幼児イエスに注ぐ20の眼差し
エウゲニウシュ・クナピク(ピアノ)
録音:1979年9月25-28日、国立フィルハーモニー・ホール、ワルシャワ、
ポーランド
エウゲニウシュ・クナピク(1951年生まれ)はポーランドの作曲家・ピアニスト。

DUX 0856 ¥1800
ヴォイチェフ・キラル(1932-):教会音楽集
混声合唱のための復活祭の賛歌(2008)/哀歌(2003)
平和のためのミサ(2000)
映画音楽「キング・フォー・バーニング」
[Konig der letzten Tage](1994)から
アニュス・デイ
映画音楽「ある男の一週間」(1999)から シェークスピアの言葉への賛美
来たれ、創造者よ(2008)
カメラータ・シレジア(合唱)
AUKSO室内管弦楽団
アンナ・ショスタク(指揮)

DUX 0857 ¥1800
管楽器のためのポーランドの室内楽作品集
イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867):
クラリネットとピアノのための二重奏曲 Op.47
ヴォイチェフ・キラル(1932-):ホルンとピアノのためのソナタ(1954)
フランチシェク・レッセル(1780-1838):
ピアノ、クラリネットとホルンのための大三重奏曲 Op.4
ロマン・ヴィダシェク(クラリネット)
タデウシュ・トマシェフスキ(ホルン)
ヨハンナ・ドマンスカ(ピアノ)
録音:2011年6月25-26日、カロル・シマノフスキ音楽アカデミー、
カトヴィツェ、ポーランド

DUX 0859 ¥1800
レクイエム ポーランドの葬儀ミサ
不詳:命半ばに[Media vita]
(サンドミェシュのベネディクト派の詩篇曲集(1721)から)
アンジェイ・シェヴィンスキ:レクイエム
レクイエム-キリエ/グラドゥアーレ(グレゴリオ聖歌)
トラクトゥス(グレゴリオ聖歌)/ディエス・イレ
葬儀の説教(バルタザル・ワベンツキ作の断章;1626、ヴィルノ)
ドミエ・イェズ/サンクトゥス/アニュス・デイ/コムニオ(グレゴリオ聖歌)
不詳:サルヴェ・レジナ(1750、サンドミェシュ)
アダム・ミルチェク(朗読)
カメラータ・シレジア(合唱)
パルナッソス歴史的楽器アンサンブル
アンナ・ショスタク(指揮)

DUX 0865 ¥1800
シャベルスキ、グレツキ、クナピク:管弦楽作品集
ボレスワフ・シャベルスキ(1896-1979):コンチェルティーノ(1955)
ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-2010):リフレイン(1965)
エウゲニウシュ・クナピク(1951-):島(1983)
ズビグニェフ・ラウボ(ピアノ)
アダム・ヴァグネル(ヴァイオリン)
ピオトル・ルランスキ(コントラバス)
シロンスク・フィルハーモニー管弦楽団
ミロスワフ・ヤツェク・ブワシュチク(指揮)
ポーランドのカトヴィツェ音楽院で師弟関係にあった三人の作曲家を取り上げ
たアルバム。クナピクはグレツキに、グレツキはシャベルスキに師事しました。
DUX 0732 の続編と考えられます。

DUX 0866/0867 2枚組 ¥2700
ブロニスワフ・カジミェシュ・プシビルスキ:(1941-2011):
わが家 管弦楽作品集
クルピエの4つの夜想曲 から スタリ・ミシニェツの日没(第1曲)(*)
ニコラウス・コペルニクスに敬意を表して(**)
クルピエの4つの夜想曲 から 子守歌(第2曲)(*)
ポーランド協奏曲(+)
クルピエの4つの夜想曲 から ハルチバウダの暗い夜(第3曲)(*)
シンフォニア・ダ・レクイエム(#)
クルピエの4つの夜想曲 から 緑の森の月(第4曲)(*)
ワルシャワ(++)/民謡(##)/ポーランド交響曲(***)/帰還(+++)
ヤドヴィガ・ガドゥランカ(ソプラノ(#))
パヴェウ・パルフ(アコーディオン(+))
ヤン・オベルベク(ギター(*))
ポーランド国立放送交響楽団(**/+++)
ズジスワフ・ショスタク(指揮(**))
アントニ・ヴィト(指揮(++/+++))
クラクフ・ポーランド放送管弦楽団(**/++以外)
ボグスワフ・ダヴィドフ(指揮(*))
シモン・カヴァラ(指揮(+/***))
イェジ・カトレヴィチ(指揮(#))
録音:
1989年11月14日、
カロル・シマノフスキ・フィルハーモニー・コンサートホール、クラクフ(*)
1973年3月29日、ポーランド放送コンサート・スタジオ、カトヴィツェ(**)
1986年2月26日(+)、1985年5月24日(#)、1982年9月20日(++)、1990年6月22日(##)、
1985年11月8日(***)、ポーランド放送コンサート・スタジオ、
クラクフ(+/#/++/##/***)
1990年5月16日、ポーランド放送ホール、カトヴィツェ(+++)
以上すべてポーランド放送アーカイヴ音源

DUX 0868 ¥1800
ジュゼッペ・サヴェリーノ・メルカダンテ(1795-1870):フルート協奏曲
アルベルト・フランツ・ドップラー(1821-1883):
アンダンテとロンド Op.25/ハンガリー小二重奏曲 Op.36
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909):セレナード Op.2
ウーカシュ・ドウゴシュ、アガタ・キエラル=ドウゴシュ(フルート)
エルブロング室内管弦楽団
マルチン・ソンポリンスキ、マルゼナ・ディアクン(指揮)

DUX 0880 ¥1800
ヴィトルト・シャロネク(1927-2001):メドゥーサ
ポセイドンとメドゥーサ(2つのピッコロ、バスフルート、
アルトフルートとアンティークシンバルのための)
メドゥーサのペガサスの夢(フルートとバスフルートのための)
メドゥーサの頭(自由なフルートのための)
トリオ・ソリ・ソーノ
ナタリー・ベッカー、ヨハンナ・ダスケ、オラーフ・フティマ(各種フルート)

DUX 0881/0882 2枚組 ¥2700
ボグスワフ・シェッファー(1929-):集合
集合(第2同時ヴァージョン)/エレクトリック・シンフォニー
ヘラクリティアーナ(*)/プロジェクト(+)/プロジェクト(#)
M.P.がヘラクリティアーナを聴く(**)/エレクトリック・シンフォニー
集合(第1同時ヴァージョン)/o.t. dec. 2011(++)
ウルシュラ・マズレク(ハープ(*))
ズジスワフ・ピェルニク(テューバ(+))
マリウシュ・ペンジャウェク(オーボエ(#)、イングリッシュホルン(#))
ミコワイ・パウォシュ(チェロ(**))
ポーランド放送実験スタジオ
ボグダン・マズレク(制作)
トーマス・レーン(制作(++))

DUX 0893/0894 2枚組 ¥2700
シマノフスキ(1882-1937):ピアノ・ソナタ集
第1番ハ短調 Op.8(1904)/第2番イ長調 Op.21(1911)
第3番 Op.36(1917)
ガユシュ・ケンスカ(ピアノ)




<DUCALE>
イタリアのレーベル、ドゥカーレの扱いを開始いたします。
CDL 025 ¥2080
アーリー・マンドリン(Vol.1)
18世紀イタリア、1つまたは2つのバロック・マンドリンと通奏低音のための音楽
ニコラ・ロマルディ(1680-1740):
2つのマンドリンのためのシンフォニア(ML*/ML+/A/T)
カリロ・アッリゴーニ(1697-1744):マンドリンと低音のためのソナタ(ML+/C/L)
ピエトロ・ガエターノ・ボーニ(1686頃-1741以後):ソナタ第2番(ML+/C/T)
フランチェスコ・ピッコーネ(1685-1745):シンフォニア(ML+/T)
ニッコロ・チェッケリーニ(活躍:1703年頃):フーガ(ML+)
バルトロメオ・ボルトラッツィ(1771/1773-1820/1840):主題と変奏曲(MB/G)
ジャン・バッティスタ・ジェルヴァジオ(1725-1785):ソナタ(MN+/C/T)
カルロ・チェチェーレ(1706-1761):
2つのマンドリンと低音のためのシンフォニア(MN*/MN+/A/T)
アンサンブル・バスケニス
ドリーナ・フラーティ(マンドリーノ・ロンバルド(ML*)、
マンドリーノ・ナポレターノ(MN*))
マルコ・カプッチ(マンドリーノ・ロンバルド(ML+)、
マンドリーノ・ブレシアーノ(MB)、
マンドリーノ・ナポレターノ(MN+))
ニコラ・モネータ(アルチヴィオラ・コントラバッサ(A))
アレッサンドロ・ミレージ(チェロ(C))
ジョルジョ・フェッラーリス(テオルボ(T)、リュート(L)、ギター(G))
録音:1996年5-11月、ヴィッラ・シオリ・レニャーニ、ブッセロ、ミラノ県、
イタリア
発売:1998年

CDL 036 ¥2080
アーリー・マンドリン Vol.2
18世紀イタリア、1つまたは2つのバロック・マンドリンと通奏低音のための音楽
プロスペロ・カウチェッロ(18世紀):
2つのマンドリンと低音のための三重奏曲(1776/1780)(MN*/MN+/C/T)
ジョヴァンニ・ホフマン(18世紀):
マンドリンと低音のためのソナタ(1799、ウィーン)(ML+/C)
バルトロメオ・ボルトラッツィ(1771/1773-1820/1840):
マンドリンとギターのための主題と変奏曲 Op.10 No.4(MB/G)
エマヌエーレ・バルベッラ(1718-1777):
マンドリンと低音のためのソナタ(MN*/C/T)
アントニオ・リッジェーリ(18世紀):ラ・フステンベルグ(MN*)
カリロ・アッリゴーニ(1697-1744):マンドリンと低音のためのソナタ(ML+/C/T)
アンサンブル・バスケニス
ドリーナ・フラーティ(マンドリーノ・ナポレターノ(MN*)、
マンドリーノ・ブレシアーノ(MB))
マルコ・カプッチ(マンドリーノ・ナポレターノ(MN+)、
マンドリーノ・ロンバルド(ML+))
アレッサンドロ・ミレージ(チェロ(C))
ジョルジョ・フェッラーリス(テオルボ(T)、ギター(G))
録音:聖マルティノ教区教会、パラッツォ・ピニャーノ、クレモナ県、イタリア
ヴィッラ・シオリ・レニャーニ、ブッセロ、ミラノ県、イタリア 時期の記載
なし
発売:2004年

CDL 044 ¥2080
アーリー・マンドリン Vol.3 18世紀イタリアのマンドリン音楽
フランチェスコ・ピッコーネ(1685-1745):マンドリンと低音のためのソナタ(ML)
ガエターノ・モンツァ(1735-1801):マンドリンのためのソナタ(ML)
ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ(1700/1701-1820):
マンドリンのためのソナタ(ML)
バルトロメオ・ボルトラッツィ(1771/1773-1820/1840):
「もはや私の心には感じない(うつろの心)」による変奏曲 Op.8(MB)
カルロ・チェチェーレ(1706-1761):
マンドリンと低音のためのソナタ(ト長調)(MN)
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
ソナタ第53番 K.88(MN)/ソナタ第54番 K.89(MN)
アンサンブル・バスケニス
マルコ・カプッチ(マンドリーノ・ロンバルド(ML)、
マンドリーノ・ブレシアーノ(MB)、
マンドリーノ・ナポレターノ(MN))
アレッサンドロ・ミレージ(チェロ)
ジョルジョ・フェッラーリス(テオルボ)
録音:2009年12月19-23日、ジャングル・サウンド、ミラノ、イタリア 
発売:2011年

CDL 028 ¥2080
20世紀イタリア、チェロとピアノのための音楽
アルフレード・カゼッラ(1883-1947):ソナタ ハ長調
フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924):フィンランド民謡「恋人」による変奏曲
ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882-1973):ソナティナ
ルチアーノ・シャイー(1920-2002):3つの主題によるソナタ
マッティア・ザッパ(チェロ)
マッシミリアーノ・マイノルフィ(ピアノ)
録音:2000年3月4-6日、ステリオ・モーロ・アウディトリトウム、
スイス・イタリア語放送、
ルガーノ、スイス
発売:2000年

CDL 038 ¥2080
モーツァルト(1756-1791):レクイエム ニ短調 K.626
タチアナ・チヴァーロヴァ(ソプラノ)
クラウディア・ニコーレ・バンデーラ(アルト)
ジュゼッペ・ヴェネツィアーノ(テノール)
東原貞彦(バス)
合唱団「ポリフォニア10」
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン管弦楽団
アドリアーノ・バッシ(指揮)
録音:2004年4月3日、ライヴ、聖セバスティアーノ市民教会、ミラノ、イタリア
発売:2004年

CDL 040 ¥2080
ブルーノ・ベッティネッリ(1913-2004):ピアノ作品集
ソナティナ(1939)/3つのリチェルカーレとトッカータ(1947)
幻想曲(1955)/3つの小品(1984)/6つのバガテル(1986)
マッシモ・アンフォッシ(ピアノ)
録音:データ記載なし
(Recordong & Mastering: San Martino Recordong Studio, Italy)
発売:2007年
ブルーノ・ベッティネッリはミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院教授を務
めた作曲家・教育者。

CDL 041 ¥2080
ブラームス(1833-1897):
チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
フリーダー・ベルトホルト(チェロ)
カルロ・レーヴィ・ミンツィ(ピアノ)
録音:2007年2月10-11日、G・ニコリーニ音楽院コンサートホール、
ピアチェンツァ、イタリア
発売:2007年

CDL 043 ¥2080
フェルディナンド・カルッリ(1770-1841):
フルート、ヴァイオリンとギターのための三重奏曲集
「セビリャの理髪師」序曲(ロッシーニ作曲/カルッリ編曲)
三重奏曲 Op.12
ヴェネツィアのカンツォネッタ「波の上の漁師」による幻想曲 Op.123
夜想曲 Op.24 II No.1/ディヴェルティメント Op.149 No.2
三重奏曲 Op.9 No.1
イタリア・クラシック三重奏団
ウバルド・ロッソ(フルート) カルロ・デ・マルティーニ(ヴァイオリン)
フランチェスコ・ビラーギ(ギター)
録音:2010年9月16-17、28-30日、聖ペラージャ教会、ギンツァーノ、
パヴィーア県、イタリア 発売:2011年




<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 247 ¥2300
バッハ一族のオルガン音楽
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):フーガ
ヨハン・ベルンハルト・バッハ(1676-1749):天の高みから私は来た
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):
フーガ ト短調/フーガ変ロ長調/フーガ ニ短調
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):前奏曲
ヨハン・ベルンハルト・バッハ:平和の君、主であるイエス・キリストよ
ハインリヒ・バッハ(1615-1692):私を憐れんでください、おお、主である神よ
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ:私たちキリストの信者は今こそ喜び
ヨハン・ローレンツ・バッハ(1695-1773):フーガ ニ長調
ヨハン・エルンスト・バッハ(1722-1777):幻想曲とフーガ ヘ長調
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
アダージョ/BACHによるフーガ
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
さあ、来てください、異教徒の救い主よ(トリオ)BWV660
目覚めよ、と私たちを呼ぶ声 BWV731
愛するイエスよ、私たちはここにいます BWV731/フーガ ト短調 BWV 578
ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):前奏曲(im mi - grande)
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):
ああ、主である神よ BuxWV177/前奏曲ハ長調 BuxWV137
エマヌエーレ・カルディ(オルガン)
録音:2011年10月16-17日、聖アントニオ・ディ・パドヴァ教区教会、
カゼッテ・デ・レニャーノ、ヴェローナ県、イタリア
使用楽器:2011年、ジョルジョ・カルリ製 Op.96

DISCANTICA 248 ¥2300
ユダヤの記憶 ハープのための音楽
ハワード・J・バス(1951-):覚醒(2010)
パオラ・デヴォーティ(1965-):
あなたが大好き[Ikh hob dikh lib(Ti voglio bene)](2010)
Freylekhs(舞曲の断章;2010)
ヴァレンティノ・メッティ(1939-):Alenu(幻想曲;2010)
パオラ・デヴォーティ:セファルディムの歌(2011)
アッティーリオ・デル・レ(1938-):地下室の響き(2010)
アッティーリオ・デル・レ/パオラ・デヴォーティ編曲:
イディッシュのメロディの組曲(2008)
アルベルト・ジェンティーリ(1873-1954):夢見るように(*)
パウル・ベン=ハイム(1897-1984):詩曲(1959)(*)
パオラ・デヴォーティ:ニグン(無言歌;2010)/Tumbalalayka(2010)
パオラ・デヴォーティ(ハープ)
録音:2011年4月、G・ニコリーニ音楽院コンサートホール、ピアチェンツァ、
イタリア
(*)以外は世界初録音と表示されています。

DISCANTICA 249 ¥2300
フルート、オーボエとピアノのための音楽
マデリーン・ドリング (1923-1977):三重奏曲(1968)
ストラヴィンスキー(1882-1971)/ジュリア・ダンドレア編曲:組曲(1917)
フィリップ・ゴベール(1879-1941):タランテッラ(1903)
マルコム・アーノルド(1921-2006):ブルジョワ組曲(1940)
ローベルト・デラノフ(1942-):)- ノーブル・ターフェルムジーク(1989)
クリスティーナ・ランドゥッツィ(1961-):オルフェオの歌 第3集(2010)
ジュール・ドゥメルスマン(1833-1866):協奏的幻想曲 Op.36
トリオ・エコアンサンブル
モレーナ・メスティエリ(フルート) パオラ・フンダロ(オーボエ)
アンナ・ベッラガンバ(ピアノ)
録音:2010年8月10-13日、G・ヴェルディ劇場のロビー、トリエステ、イタリア

DISCANTICA 253 ¥2300
ズガンバーティ:ピアノ協奏曲
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914):ピアノ協奏曲ト短調 Op.15(*)
ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ(1706-1784)/
ジュゼッペ・マルトゥッチ(1856-1909)編曲:アンダンテ/ロンド
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713)/
ジュゼッペ・マルトゥッチ編曲:ガヴォットのテンポで
グルック(1714-1787)/ジュゼッペ・マルトゥッチ編曲:
「オルフェオ」のメロディ
レスピーギ(1879-1936):「リュートのための古い舞曲とアリア」の自由な編曲
バレット「オルランド伯爵」/ヴィラネッラ/ガリアルダ/イタリアーナ
シチリアーナ/パッサカリア
ロベルト・ジョルダーノ(ピアノ)
イ・ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団(*)
マルコ・ギダリーニ(指揮(*))




<PHOENIX CLASSICS>
PH 21165 ¥2080
ヴァイオリンと2つのギターのための音楽
パガニーニ(1782-1840):協奏的ソナタ M.S.2/カンタービレ/無窮動
サラサーテ(1844-1908):アンダルシアのロマンス Op.1(*)
ピアソラ(1921-1992):タンゴの歴史 より ボルデル、1900年,カフェ、1930年
モンティ(1868-1922):チャールダーシュ(*)
ファリャ(1876-1922):オペラ「はかない人生」より スペイン舞曲(*)
ファリャ:7つのスペイン民謡 より モーロ人の衣装,子守歌,歌,ポロ
ダヴィデ・アローニャ(ヴァイオリン)
マルコ・ボンファンティ、ステファノ・ボンファンティ(ギター)
録音:2011年1月7-9日、ヴィッラ・エルバ、メナッジョ、コモ県、イタリア
(*)は(おそらく使用版による)世界初録音と表示されています。ダヴィデ・アロ
ーニャは1980年イタリア、シチリア島のパレルモに生まれ、コモのG・ヴェル
ディ音楽院、フェッラーラ音楽院、パリ音楽院で学んだヴァイオリニスト。マ
ルコ&ステファノ・ボンファンティは1990年に演奏活動を開始したイタリアの
兄弟ギター・デュオ。

PH 21161 ¥2080
【再案内】
アンドレオリ兄弟:ピアノ作品集
グリエルモ・アンドレオリ(1835-1860):小夜想曲 Op.1(1852)(*)
カルロ・アンドレオリ(1840-1908):
性格的小品集 Op.23(1865)から
思い出(*)/音楽の天使(+)/私の周りのすべては暗くヴェールをまとい(+)
歌詞のないロマンス(1866)から 第1曲(*),第5曲(#),第6曲(#)
主題と変奏曲(*)/軍隊行進曲 Op.29(*)/歌詞のないロマンス Op.16 No.3(+)
歌詞のないロマンス Op.17 No.3(+)/四季(情景;1888)から 夏(#)
グリエルモ・アンドレオリ・Jr.(1862-1932):
メヌエット(1886)(#)
5つの性格的小品(1888)から 子守歌-祈り(#)/ポルカ・サロン Op.2(#)
ガストン・ポッレ・アンサルディ(ピアノ(*))
アレック・カラッタ(ピアノ(+))
シモーネ・フェッレーロ(ピアノ(#))
録音:2011年3月8、10、12日、モンテベッルーナ(イタリア)、アウディトリウム
・フェニックス
イタリアのミラノで活躍し、イタリアにおけるドイツ音楽の普及に貢献したピ
アニスト・指揮者・作曲家カルロ・アンドレオリと、彼の兄弟である二人のグ
リエルモ(弟グリエルモは兄グリエルモの没後に誕生)の作品集。1990年代初め
に生まれた三人の青年ピアニストが起用されています。





<CARPE DIEM>
CARPE 16288 ¥1550
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638頃):アーチリュートのための作品集
トッカータ第8番/舞踏のためのガリアルダ第4番
コッレンテ第2番/半音階的トッカータ第12番(*)/トッカータ第3番
変奏によるサラバンドのアリア(*)/トッカータ第26番(*)/パッサカリア
コッレンテ第10番/トッカータ第3番(*)/リチェルカーレ・ムジカーレ第1番(*)
トッカータ第7番/ガリアルダ第1番/コッレンテ第9番/トッカータ第6番
ガリアルダ第3番/コッレンテ第8番/フランス風サラバンド
リチェルカーレ第1番/トッカータ第8番(*)
チャッコーナ「スペイン風マリオナ」
(*)「リュート曲集第1巻」(1623)から
/(無印)「リュート曲集第2巻」(1639)から
ロザリオ・コンテ(アーチリュート)
録音:2011年8月24-27日、アヌンツィアータ修道院、ロヴァート(イタリア)
アレッサンドロ・ピッチニーニはボローニャに生まれ、ルネサンス末期からバ
ロック初期にかけてイタリアで活躍したリュート奏者・作曲家。アーチリュー
トはリュートに棹のような拡張ネックを取り付け開放バス弦を張った楽器。
ピッチニーニは1623年出版の「リュート曲集第1巻」において自分がこの楽器の
発明者であると主張しています。ロザリオ・コンテは1966年イタリアのタラン
トに生まれ、バーリのN・ピッチンニ音楽院で学んだ後、バーゼルのスコラ・
カントールムでホプキンソン・スミスに師事したリュート、ギター奏者。

CARPE 16289 ¥1550
オランダのリュート音楽
ティシウスのリュート曲集(1595-1646)から
Met dat schuijtgen al over dat meertgen/Jan Dirrixz
In een groot ongheluck/T' souw een meijsken gaen om wijn
Ick lijd' int hart pijn onghewoon - Mr. David
Daer is een Leeuwerck doot ghevallen
フレホリオ・フエト(1550以前-1616頃):ファンタジア
ニコラ・ヴァレ(1583頃-1644以後):
前奏曲/緑の菩提樹の下で/哀歌の形式によるパヴァーヌ
イングランドの歌
フレホリオ・フエト:ファンタジア
ヨアヒム・ファン・デ・・ホーフェ(1567-1620):
前奏曲/アルマンド/涙のパヴァーヌ/Susanneken
Het Laeste Leijtsche Afscheyt/Favorito - Diomedes Cato
Windeken/ガリアルド/ファンタジア第6番/アルマンド/ガリアルド
フランドルの歌
エマヌエル・アンドリアーンセン(1554頃-1604):
イングランドの歌-別のイングランドの歌-イングランドのサルタレッロ
アントニー・ベイルズ(リュート)
録音:聖マリア教会、シェーネモーア(ドイツ)、時期の記載なし
リュート界の重鎮で、アムステルダムのスウェーリンク音楽院教授として数多
くの優秀なリュート奏者を輩出したアントニー・ベイルズによる、16世紀後半
から17世紀前半にかけてのオランダのリュート音楽。




<ACTE PREALABLE>
AP 0237 \1800
ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921):室内楽作品集
ピアノ四重奏曲ハ短調 Op.61(*)
自作の主題による弦楽四重奏曲のための変奏曲ト短調 Op.21(+)
ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(ピアノ(*))
フォー・ストリング四重奏団
ルツィナ・フィエドゥキェヴィチ(第1ヴァイオリン)
グジェゴシュ・ヴィテク(第2ヴァイオリン)
ベアタ・ラシェフスカ(ヴィオラ) ウーカシュ・トゥジェルツ(チェロ)
録音:2011年5月27-29日、国立中等音楽学校、カトヴィツェ、ポーランド(*)、
2010年9月18-19日、パレス&パーク・コンプレックス、ムウォショヴァ、
ポーランド(+)
ヴワディスワフ・ジェレンスキはポーランド盛期ロマン派音楽を代表する作
曲家の一人。世界初録音と表示されています。

AP 0247 \1800
ヤロスワフ・アダムス(1960-):理性と感情 室内楽作品集
はじめに言葉があった Op.6(チェロ合奏のための;2005)(*)
明暗 Op.3(声と弦楽四重奏のための;2004)(+)
暫定的音楽 Op.14 No.1(ヴァイオリンとピアノのための;2011)(#)
6つの虚栄心 Op.1
(変則調弦のヴァイオリンのための;2002-2003)から No.6(**)
Omne trinum perfectum Op.2(3つのヴァイオリンのための;2004)(++)
水、パン、友情、哲学 Op.13
(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための;2007)(##)
最終的な音楽のスケッチ(無伴奏ヴァイオリンのための;2011)(**)
愉快な歌 Op.5 No.2(声とヴァイオリンのための;2011)(***)
アンサンブル・チェロ・ファン(11人のチェロ奏者)(*)
フレデリク・オディベール(チェロ独奏、指揮(*))
アンサンブル・クロマティカ
デルフィーヌ・ジョルジュ(声(+))
ヤロスワフ・アダムス、マルク・ビュサ(ヴァイオリン(+/++))
フィリップ・ナクェ(ヴァイオリン(++))
アグニェシュカ・ライツァ(ヴィオラ(+)) 
カトルーヌ・マルシャン(チェロ(+))
G・P・テレマン・アンサンブル(##)
ヤロスワフ・アダムス(ヴァイオリン) 
ピオトル・サドフスキ(ヴィオラ、指揮)
マリア・ミクワ(チェロ) アレクサンドラ・サドフスカ(ピアノ)
デルフィーヌ・ジョルジュ(声(***))
ヤロスワフ・アダムス(ヴァイオリン(#/**/***))
ハンナ・ホレクサ(ピアノ(#))
録音:2011年7月、カリアン、フランス(*)
/2011年7月、マルセイユ、フランス(+/++/**/***)
2011年4月、カトヴィツェ、ポーランド(#/**/##)
ヤロスワフ・アダムスはヴァイオリンと音楽全般を学んだ後、1981年から1988
年までポーランドの修道院に入り哲学と神学を学び、その研究成果に対しクラ
クフ司教アカデミーより名誉賞を与えられるという異色の経歴の持ち主。バ
ロック・ヴァイオリンに興味を持ちミラノ市立音楽院でエンリコ・ガッティ
に師事。フランスに移住し2002年に作曲活動を開始しました。アルバム・タイ
トル(ラテン語「Logos et Sentiment」)や作品名に哲学者らしさが感じられ
ます。世界初録音と表示されています。

AP 0250 \1800
マリアン・サヴァ(1937-2005):オルガン作品集 Vol.5
祝典入場曲(1998)/3つの悲歌(1995)/ポーランド前奏曲(全2曲;2002)
ポーランドの教会の歌による前奏曲集(全13曲;2003)
ソナタ・ハフィス(1995)/トッカータとフーガ(2004)
バルトシュ・パトリク・ジマン(オルガン)
録音:2011年9月7-8日、バジリカ教会、シュトレゴム、ポーランド
使用楽器:1927年、ザウアー社製
マリアン・サヴァはポーランドの作曲家・オリガニスト・即興演奏家・音楽学
者・音楽教育者。世界初録音と表示されています。

AP 0251 \1800
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):
2つのフルートのための6つのソナタ
第4番ヘ長調(Falck 57)/第2番ト長調(Falck 59)
第6番ヘ短調(Falck 58)/第5番変ホ長調(Falck 56)
第3番変ホ長調(Falck 55)/第1番ホ短調(Falck 54)
グヴズルーン・ビルギスドウッティル、マルシャル・ナルドー(フルート)
録音:2011年8月4-6日、福音教会、ミコウーフ、ポーランド

AP 0255 \1800
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):
難易度順の4巻のピアノ曲集「子供たちのために」(1933)
ピアノ小品集(全5曲;1945)
エルジビェタ・ティシェツカ(ピアノ)
録音:2011年7、10月、ウーチ・フィルハーモニー、
ヘンリク・チシ記念室内ホール
好評を得ている「ピアノを弾く子供たち」(AP 0205)、「幸せな時間」
(AP 0246)に続く、タンスマンが子供や10代のピアノ学習者のために書いた親
しみやすいピアノ曲集シリーズ第3作。「子供たちのために」は「幸せな時間」
同様、巻ごとに徐々に難易度が上がる構成になっています。世界初録音と表
示されています。



<STRADIVARIUS>
STR 33915 \2080
語らずに
ステファノ・グロンドーナが弾くリョベトのロマンテック・トランスクリプション
ミゲル・リョベト(1878-1938):ギターのための編曲作品集
シューベルト(1797-1828):楽興の時 Op.94 D.780 No.3
メンデルスゾーン(1809-1847):無言歌 Op.30 No.3/無言歌 Op.85 No.3
ビゼー(1838-1875):「アルルの女」より メロドラマ
ショパン(1810-1839):夜想曲 Op.9 No.2/前奏曲 Op.28 Nos.6,7
チャイコフスキー(1840-1893):マズルカ Op.40 No.5
シャミナード(1857-1944):6つのバレエの調べ Op.37 から No.3
ルビンシテイン(1829-1894):ロマンス Op.26 No.1
シューマン(1810-1856):
「子供の情景」Op.15、「子供のためのアルバム」Op.68 から
最初の喪失 Op.68 No.16/ねだる子供 Op.15. No.4
トロイメライ Op.15 No.7/小曲 Op.68 No.5/兵士の行進 Op.68 No.2
シチリアーナ Op.68 No.17/コラール Op.68 No.4
「色とりどりの小品」Op.99 から アルバムの綴り(No.5)
「アルバムの綴り」Op.124 から 便り(No.18)
ロヘリオ・ビリャル(1875-1937):子守歌(レオンの歌)
グリーグ(1843-1907):ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード Op.24
不詳:悲しみ(アルゼンチンの歌)
アマデオ・ビベス(1871-1932):移民
ステファノ・グロンドーナ(ギター)

STR 33920 \2080
ジョン・ケージ(1912-1992):
フリーマン・エチュード 第3巻&第4巻(1980)
マルコ・フージ(ヴァイオリン)
芸術家のパトロンとして知られたベティ・フリーマン(1921-2010)の名を冠し
た、ケージとポール・ズーコフスキー(ヴァイオリニスト)とのコラボレーショ
ン作品。第1巻&第2巻:STR 33882。




<MELODIYA>
※値下げ再案内商品を含みます
MELCD 1001946 2枚組 \2980
ボロディン(1833-1887):管弦楽作品集
交響曲第1番変ホ長調/交響曲第2番ロ短調
交響曲第3番イ短調(未完成)/小組曲(グラズノフ管弦楽編曲)
交響詩(音画)「中央アジアの草原にて」/オペラ「イーゴリ公」序曲
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)

MELCD 1001947 2枚組 \2980
グラズノフ(1865-1936):管弦楽作品集
幻想曲「森」Op.19/幻想曲「海」Op.28/東洋的幻想曲 Op.29
性格的組曲 Op.9/バレエ組曲 Op.52
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1990年

MELCD 1001955 2枚組 \2980
ラロ(1823-1892):スペイン交響曲ニ短調 Op.21(*)
ベルリオーズ(1803-1869):交響曲「イタリアのハロルド」Op.16(+)
ブラームス(1833-1897):
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77(*)/交響曲第2番ニ長調 Op.73(#)
イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン(*))
ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ(+))
モスクワ放送交響楽団(*)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(+/#)
ダヴィド・オイストラフ(指揮)

MELCD 1001963 \1550
ロシア&ソヴィエトの作曲家によるピアノ音楽アンソロジー
Part 1, 1917-1991, Disc 1
ミャスコフスキー(1881-1950):ソナタ第3番 Op.34(1920)(*)
ハチャトゥリアン(1903-1978):トッカータ(1932)(+)
ショスタコーヴィチ(1906-1975):24の前奏曲 Op.34(1932-1933)(#)
フレンニコフ(1913-2007):
5つの小品 Op.2(1933)(**)/3つの小品 Op.5(1934-1935)(**)
ユーリー・ファヴォーリン(ピアノ(*))
ニキータ・ムンドヤンツ(ピアノ(+))
アンドレイ・コロベイニコフ(ピアノ(#))
チホン・フレンニコフ・Jr.(ピアノ(**))

MELCD 1001964 \1550
ロシア&ソヴィエトの作曲家によるピアノ音楽アンソロジー
Part 1, 1917-1991, Disc 2
オタール・タクタキシヴィリ(1924-1989):詩(1951)(*)
ラヴァズ・ガビチヴァーゼ(1913-1999):
6つの小品(1958)から スケルツォ(*),思い出(*)
カラ・カラーエフ(1918-1982):
24の前奏曲 から 第2巻(6つの前奏曲;1952);第7番-第12番
ミェチスワフ(モイセイ)・ヴァインベルク(1919-1996):ソナタ第5番(1956)
アリフレート・シュニトケ(1934-1998):即興曲とフーガ(1965)
ヴィクトル・ポルトラツキー(1949-1985):
24の前奏曲とフーガ Op.16(1967)から ニ長調(*),ロ短調(*)
アルノ・ババジャニアン(1921-1983):6つの絵画(1965)
ルーカ・オクロスツヴァニーゼ、ナターリア・ルーチキナ、
アーシャ・コレパーノヴァ、ミハイル・トゥルパーノフ、
ニキータ・ムンドヤンツ(ピアノ)
各ピアニストの担当楽曲は未詳です。(*)初録音と表示されています。

MELCD 6001974 \1550
ロシアより歌に込めて ロシア民謡集
カリンカ/トロイカ/母なるヴォルガを下りて/ピーテル街道に沿って
他(全19曲)
ソヴィエト陸軍アレクサンドロフ・アカデミー歌唱・舞踊アンサンブル
ピャトニツキー国立アカデミー合唱団
ソヴィエト国立アカデミー・ロシア合唱団 他
録音:1958-1996年

MELCD 1000814 8枚組 \4450
マーラー:交響曲選集
交響曲第1番
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1969年
交響曲第3番(歌唱:ロシア語)(*)
交響曲第3番 から 第4楽章-第5楽章(歌唱:ドイツ語)(+)
ヴァレンチナ・レフコ(アルト(*))
イルガ・ティクヌーセ(メゾソプラノ(+))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
モスクワ国立女声合唱団&児童合唱団(*)
ラトヴィア国立フィルハーモニー女声合唱団&児童合唱団(+)
録音:1961年、モスクワ(*)/1975年、ラトヴィア、リガ(+)
交響曲第4番(歌唱:ロシア語)(*)
交響曲第4番 から 第4楽章(歌唱:ドイツ語)(+)
ガリーナ・ピサレンコ(ソプラノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1972年(*)/1973年(+)
交響曲第5番
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1974年
交響曲第6番「悲劇的」
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年
交響曲第7番「夜の歌」
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1975年
交響曲第9番
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1964年
キリル・コンドラシン(指揮)

MELCD 1001848 2枚組 \2080
リヒテル・プレイズ・バッハ
J・S・バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV846-869
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1969年4月20-21日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1001879 2枚組 \1850
シューマン(1810-1856):交響曲集
第1番変ロ長調「春」Op.38(1841)/第2番ハ長調 Op.61(1846)
第3番変ホ長調「ライン」Op.97(1850)/第4番ニ短調 Op.120(1851)
エストニア交響楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1978年

MELCD 1001951 8枚組 \3580
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ「眠れる森の美女」Op.66(*)
バレエ「くるみ割り人形」Op.71(+)
バレエ「白鳥の湖」Op.20(+)
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1980年(*)/1988年(+)




<SMEKKLEYSA>
SMC 12 ¥2080
クリスマス物語
フランスのキャロル/フリッツ・シュレーダー編曲:幼子は飼い葉桶に眠る
バスクのキャロル/デイヴィッド・ウィルコクス編曲:ガブリエルのみ告げ
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):
いざ来たれ、異教徒の救い主よ BuxWV211
御子はベツレヘムに生まれたもう BuxWV217
ザムエル・シャイト(1587-1654):御子はベツレヘムに生まれたもう
ピーター・フィリップス(1561-1628)幸いなるかな、聖なる日よ
J・S・バッハ(1685-1750)編曲:おお、いとしき御子、おお、優しきイエス
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1540-1611):おお、大いなる神秘
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):
今日キリストは生まれたもう
ディートリヒ・ブクステフーデ:甘き喜びのうちに
フーギ・グヴズムンソン(1977-):クリスマス・キャロル
ディートリヒ・ブクステフーデ:前奏曲ニ長調 BuxWV139
ジョン・アムナー(1579-1641):主に向かって喜び歌おう
ロウベルト・A・オットウソン:来たり聞けよ、み告げを
ヤコブス・ガルス・ヘンドル(1550-1591):羊飼いたちよ、何を見たのか
ディートリヒ・ブクステフーデ:パッサカリア ニ短調 BuxWV161
スノルリ・シグフース・ビルギソン(1954-):東方の聖なる三博士
ウィリアム・バード(1543-1623):喜び歌え
ヤコブス・ガルス・ヘンドル(1550-1591):二人のセラフィムは
ディートリヒ・ブクステフーデ:トッカータ ヘ長調 BuxWV156
ハムラクリーズ合唱団
グヴズニー・エイナルスドウッティル(オルガン)
ソルゲルズル・インゴウルフスドウッティル(指揮)
録音:2000年12月、2003年11月、キリスト教会/2006年12月、ハウテイグ教会
2007年10月、ラングホルト教会 以上、レイキャヴィーク、アイスランド

SMC 16 ¥2080
ジョン・タヴナー(1944-):聖なる夢 合唱作品集
アテネのための歌(1993)/子羊(1976)/聖なる夢(1997)(*)
眠っていた者のように(1997)/誕生日の眠り(1999)
ジョン・ダンの3つの神聖なソネット(+)
わが顔に唾せよ(1959)/死よ、驕るなかれ(1962)
われは巧妙に造られし小世界なり(1959)
シューオンの賛美歌(2003)/主の祈り(1999)
マルグリェート・S・ステファウンスドウッティル(ソプラノ)
グヴズルーン・ヨウハンナ・オウラフスドウッティル(メゾソプラノ)
フロウルヴル・サイムンソン(バリトン)
南アイスランド室内合唱団
器楽奏者
ヒルマル・オットルン・アグナルソン(指揮)
録音:2005年2月、スカウルホルト教会、スカウルホルト、アイスランド(無印)
2006年8月(*)、2007年3月(+)、ヴィージスタザ教会、
ハブナルフィヨルド、アイスランド(*/+)
(#)は世界初録音と表示されています。

SMC 19 ¥2080
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
キャロルの祭典 Op.28(高声合唱とハープのための)
ジョン・ラター(1945-):踊りの日(高声合唱とハープのための)
グラドゥアーレ・ノビリ
エリーサベト・ヴォーゲ(ハープ)
ヨウン・ステファウンソン(指揮)
録音:データ記載なし
グラドゥアーレ・ノビリはレイキャヴィークのラングホルト教会のオルガニスト
と合唱指揮者を務めるヨウン・ステファウンソン(1946-)が2000年に創設した女声
合唱団。ラングホルト教会グラドゥアーレ合唱団から選抜した19歳から26歳の女
性24人により構成されています。2003年にフィンランドのタンペレで行われた
フェスティヴァルで2つの金賞を受賞。アイスランドの女性歌手ビョークのアルバ
ムとツアーに参加し、「ビョークの合唱団」として知られています。

ISO 1 2枚組 ¥2700
グヴズニー・グヴズムンスドウッティル ヴァイオリン協奏曲集
エドワード・エルガー(1857-1934):ヴァイオリン協奏曲ロ短調 Op.61(*)
ヘルベルト・H・アウグーストソン(1926-):構造 II(1978-1979)(+)
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):ヴァイオリン協奏曲 Op.15(#)
パウトル・P・パウルソン(1928-):ヴァイオリン協奏曲(**)
グヴズニー・グヴズムンスドウッティル(ヴァイオリン)
アイスランド交響楽団
ジェイムズ・ロッホラン(指揮(*))
リチャード・バーナス(指揮(+))
シドニー・ハース(指揮(#))
ペトリ・サカリ(指揮(**))
録音:1992年11月10日(*)、1994年10月28日(+)、1996年12月6日(#)、
2001年6月12日(**)、
ハウスコウラビーオウ(大学映画館)、レイキャヴィーク、アイスランド
1974年から2010年にかけてアイスランド交響楽団のコンサートマスターを務めた
グヴズニー・グヴズムンスドウッティルが独奏者として演奏した協奏曲録音集。
ヘルベルト・H・アウグーストソンとパウトル・P・パウルソンはオーストリアに
生まれアイスランドの音楽に大きな貢献をした作曲家。
アイスランド交響楽団の自主製作盤ですが、弊社は配給元であるSMEKKLEYSAレー
ベルとして管理いたします。




<ITM>
アイスランド音楽情報センターのレーベル、ITMの扱いを開始いたします。
ITM 9-01 ¥2080
ヨウン・レイフス(1899-1968):独唱と管弦楽のための作品集
グヴズルーンの歌 Op.22(1940)/夜 Op.59(1964)
フンディング殺しのヘルギの歌 Op.61(1964)
グロウアの呪文 Op.62(1965)
ソウルン・グヴズムンスドウッティル(メゾソプラノ)
グヴズルーン・エッダ・グンナルスドウッティル(アルト)
グヴズビョルン・グヴズビョルンソン、エイナル・クラウセン、
フィンヌル・ビャルナソン(テノール)
ベルグソウル・パウルソン(バリトン)
グヴズヨウン・オウスカルソン、ヨウハン・スマウリ・セヴァルソン(バス)
レイキャヴィーク室内管弦楽団
ヨーハン・アルネル(指揮)
録音:1999年5月、10月、レイキャヴィーク、ラングホルト教会

ITM 9-02 ¥2080
スヴァーヴィオラ II ヴィオラのためのアイスランド音楽
ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938-):
6つのアイスランド民謡(1969)(*)
喜びの光ゆえに神は讃えられよ/恋人たちのバラード
神よ、泣きながら御許へ/今、語ろう/聴け、最愛のキリスト者よ
昔、ひとりの気高き騎士が
ミスト・ソウルケルスドウッティル(1960-):軽快なラグ(1994)
アウスケトル・マウッソン(1953-):ア・ヴォーチェ・ソラ(1984)
キャルタン・オウラフソン(1958-):たそがれ(1985)(*)
ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938-):一歩一歩(1984)
ヒルマル・ソウルザルソン(1960-):挽歌(1990)
ヨウン・ソウラリンソン(1917-):ソナタ(1947)(*)
スヴァーヴァ・ベルンハルズスドウッティル(ヴィオラ)
アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル(ピアノ(*))
録音:1994年7月21、22日、レイキャヴィーク、ヴィージスターザ教会

ITM 9-03 ¥2080
モノローグ-ダイアローグ バスクラリネットのためのアイスランド音楽
フロウズマル・インギ・シーグルビョルンソン(1958-):
トリオ・パルランド(バスクラリネット、フルートとピアノのための)(+)
エリーン・グンレイグスドウッティル(1965-):
ルーン(バスクラリネットのための)(*)
トリグヴィ・M・バルドヴィンソン(1965-):
ガラスから(バスクラリネットのための)(*)
オウリヴァー・ケンティシュ(1954-):
岩のこだま(バスクラリネット、フルートとピアノのための;2000)(+)
ルーン列(バスクラリネットのための:2003)(+)
トリグヴィ・M・バルドヴィンソン(1965-):
モノローグ-ダイアローグ(バスクラリネットと室内管弦楽のための)(#)
ルーナル・オウスカルソン(バスクラリネット)
アウルニ・ヘイミル・インゴウルヴソン(ピアノ)
クリスチャーナ・ヘルガドウッティル(フルート)
レイキャヴィーク室内管弦楽団
ベルンハルズル・ウィルキンソン(指揮)
録音:2003年8月3日、スカウルホルト教会(アイスランド)(*)
2004年11月27日(+)、2005年2月5日(#)、
レイキャヴィーク、ヴィージスターザ教会(+/#)

ITM 9-04 ¥2080
アトリ・ヘイミル・スヴェインソン(1938-):
アイスランドに乾杯 ヨウナス・ハトルグリームソンの詩による歌曲集
「フルダに寄せる詩」から/千鳥の歌/なくしたもの/獣!
母なる大地は雪におおわれ/馬を駆る妖精/春の歌/夜の静けさ
空は広く、澄み、高く/ズボンとチョッキと半ズボンと靴/古い墓で
スキャルドブレイズル山/あの娘を見たかい、ねえさん
美しく、緑映え、温かい春に/美しき人/旅の終わり/春の歌
アウスタ/タヒバリ/アイスランドの歌/母の愛/いじわるな小川
あなたに挨拶を送ろう/四行連詩(1844年12月21日)/谷の歌
アイスランドに乾杯(アイスランドの思い出)
フルダ・ビョルク・ガルザルスドウッティル(ソプラノ)
エイヨウルヴル・エイヨウルヴソン(テノール)
シグルーン・エズヴァルスドウッティル(ヴァイオリン)
シーグルズル・イングヴィ・スノルラソン(クラリネット)
アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル(ピアノ)
ハウヴァルズル・トリグヴァソン(コントラバス)
録音:2007年5月、コウパヴォグル(アイスランド)、サルリン音楽ホール

ITM 9-05 ¥2080
中並んで アイスランドのフルート音楽
ミスト・ソウルケルスドウッティル(1960-):
おじいさんの黄金(2つのフルートのための;2001)(*)
スノルリ・シグフース・ビルギソン(1954-):
並んで(2つのフルートのための;1995/改訂:1997/2002)(*)
フィンヌル・トルフィ・ステーファウンソン(1947-):
楽章 01(フルートとピアノのための;2001)(#)
カロウリーナ・エイリークスドウッティル(1951-):
跡(アルトフルートのための;2000)(+)
ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938-):
水滴(2つのフルートのための;2002)(*)
ヒルマル・ソウルザルソン(1960-):
ソノニムス、インギビョルグの子守歌(フルートのための;2002)(**)
マルシャル・ナルドー(フルート(+以外)、エレクトロニック・サウンド(**))
グヴズルーン・シグリーズル・ビルギスドウッティル
(フルート(*)、アルトフルート(+))
スノルリ・シグフース・ビルギソン(ピアノ(#))
録音:2002年8月27-28日、10月7日、レイキャヴィーク、ヴィージスターザ教会
2003年2月24日、2004年3月24日、レイキャヴィーク、ネス教会

ITM 9-06 ¥2080
イン・パラディズム(楽園へ) 女声合唱のためのアイスランド音楽
バウラ・グリームスドウッティル(1960-):聖母を讃えよう
アトリ・ヘイミル・スヴェインソン(1938-):
マリアに捧げる秋の歌/マリアの詩
ヤーコブ・ハトルグリームソン(1943-):おおすばらしき人生
賛美歌/ヨウン・ソウラリンソン(1917-)編曲:イエス、わが暁の星
ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938-)汝、天と地の主に
ヒャウルマル・ヘルギ・ラグナルソン(1952-):子守歌
ヒルディグンヌル・ルーナルスドウッティル(1964-):ヴォカリーズ(+)
トリグヴィ・M・バルドヴィンソン(1965-):詩編100(*)/晩祷(*)
フレイザル・インギ・ソルステインソン(1978-):イン・パラディズム(楽園へ)
グラドゥアーレ・ノビリ(女声合唱)
ラウラ・ブリンディース・エッゲルツドウッティル(オルガン(*))
ブリンディース・ハトラ・ギルファドウティル(チェロ(+))
ヨウン・ステファウンソン(指揮)
録音:2005年4月9-10日、5月11日、レイキャヴィーク、ラングホルト教会

ITM 9-07 ¥2080
デュアリズム 打楽器とバスクラリネットのためのアイスランド音楽
アウスケトル・マウッソン(1953-):Bois Chantant[歌う森](2005)
アウキ・アウスゲイルソン(1975-):337°
グンナル・アンドレアス・クリスティンソン(1976-):
Brainstorm in a Glass of Water
アンティ・アウヴィネン(1974-):カルキヤ[Karkija]
コルベイン・エイナルソン(1971-):The Indigenous Spirit
アトリ・インゴウルヴソン(1962-):巻頭[Opna](1991)
トビアス・ガットマン(マリンバ、打楽器)
インゴウルヴル・ヴィルヒャウルムソン(バスクラリネット)
録音:2007年7月15-18日、アニフ(オーストリア)、Gewerbepark

ITM 9-08 ¥2080
魂よ、わが言葉を聞け アイスランド女性作曲家の合唱音楽
バウラ・グリームスドウッティル(1960-):神の家を建てる者は
アンナ・S・ソルヴァルスドウッティル(1977-):
お聞きください、天の高みにいます神よ
エリーン・グンレイグスドウッティル(1965-):われら御名を讃えます
ヨウルン・ヴィーザル(1918-):歓喜と苦痛
ヒルディグンヌル・ルーナルスドウッティル(1964-):春の葉
バウラ・グリームスドウッティル(1960-):夜
カロウリーナ・エイリークスドウッティル(1951-):少年の至福
ヒルディグンヌル・ルーナルスドウッティル(1964-):
愛が誠実で温もりのあるものなら/悪夢
カロウリーナ・エイリークスドウッティル(1951-):冬
ヨウルン・ヴィーザル(1918-):子守歌
ソウラ・マルテインスドウッティル(1978-):白鳥が歌う
アンナ・S・ソルヴァルスドウッティル(1977-):魂よ、わが言葉を聞け
エリーン・グンレイグスドウッティル(1965-):イエスわが救い主(古謡)
ミスト・ソウルケルスドウッティル(1960-):種は大地に眠る
ヒルディグンヌル・ルーナルスドウッティル(1964-):
わが舌よ、賛美の言葉を唱えよ
グヴズルーン・ボズヴァルスドウッティル(1902-1936) 聖金曜日の哀歌
ヒムノディア(合唱)
エイソウル・インギ・ヨウンソン(指揮)
録音:2008年4月24-27日、アークレイリ教会(アイスランド)

ITM 9-09(CD-R) ¥2080
ヨウン・アウスゲイルソン(1928-):時間と海 合唱作品集
時間と海(ステイン・ステイナルの詩による)
ハトルドウル・ラクスネスの「詩人の家」の5つの詩
すばらしい夕べ/いとしい大地よ、おまえの番だ
もしわたしの貧しい心が/子守歌/五月の星
ラングホルト教会室内合唱団
ヨウン・ステファウンソン(指揮)
録音:2006年10月、レイキャヴィーク、ラングホルト教会
CD-Rです。ご注意ください。

ITM 9-10(CD-R) ¥2080
ヒルディグンヌル・ルーナルスドウッティル(1964-):
グヴズブランドゥルのミサ(独唱、混声合唱と管弦楽のための;2003)
オウロフ・コルブルーン・ハルザルドウッティル(ソプラノ)
マルタ・フラブンスドウッティル(アルト)
ビョルン・I・ヨウンソン(テノール)
エイリークル・フレイン・ヘルガソン(バス)
ラングホルト教会合唱団&室内管弦楽団
ヨウン・ステファウンソン(指揮)
録音:2003年4月18、27日、レイキャヴィーク、ラングホルト教会、ライヴ
CD-Rです。ご注意ください。

ITM 9-11 ¥2080
北極光 北欧歌曲集
カール・ビリッヒ(1911-1989):眠りの精
シグフース・ハトルドウルソン(1920-1996):湿原の道のそばに
カール・ニルセン(1865-1931):
花よ、ただ頭(こうべ)を垂れなさい FS42 No.4
民謡 ねんねん坊や
ヨウン・ソウラリンソン(1917-):ハルパの子守歌
マグヌース・ブロンダル・ヨウハンソン(1925-):たそがれに
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):
ソールヴェイの歌 Op.23 No.19/ソールヴェイの子守歌 Op.23 No.26
オスカル・メリカント(1868-1924):ねんねん坊や Op.2 No.1
シグヴァルディ・カルダロウンス(1881-1946):夜に寄せる/ねんねんころり
ジャン・シベリウス(1865-1957):夢だったのか Op.37 No.4
シーグルズル・ソウルザルソン:子守歌
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871-1927):アダージョ Op.20 No.5
シグヴァルディ・カルダロウンス(1881-1946):エルラ
シグフース・エイナルソン(1877-1939):千鳥は眠る
ヒャウルマル・ヘルギ・ラグナルソン(1952-):
ソールヴェイの歌/ソールヴェイの子守歌
シグフース・エイナルソン(1877-1939):夢の国
テューレ・ラングストレム(1884-1947):夜への祈り
マグヌース・ブロンダル・ヨウハンソン(1925-):子守歌
フリズリク・ヨウンソン:二人だけで歩いた
グヴズルーン・インギマル(ソプラノ)
タチヤーナ・ブローメ(ピアノ)
ダーヴィデ・フォルミサーノ(フルート)
アンドレイ・レベデフ(ギター)
ラステレッリ・チェロ・クアルテット
録音:2008年2月、ルートヴィヒスブルク(ドイツ)、バウアー・スタジオ

ITM 9-13 ¥2080
ヨウルン・ヴィーザル(1918-):歌曲集
中国の川のほとりで/窓/民謡/六月の朝/かあさんは眠りたい
ハルパの国の歌(ぼくのところに春がきて)/クリスマスに歌う春の歌
眠れぬ時/徒歩の歌/名手のしくじりを思い出して/月明かりの白馬
夜の訪問客/カーンにて/森の若者/ごましお髭の老人が岩のそばに座り
少女たちが歩いている(*)/子守歌(*)/ねんねんころり(*)
海のトロルの詩(*)
ヘルガ・ロウス・インドリーザドウッティル(ソプラノ)
グヴズルーン・ダリーア・サロウモンスドウッティル(ピアノ)
録音:2008年8月(*以外)、2008年3月9日、ライヴ(*)、
コウパヴォグル(アイスランド)、サルリン音楽ホール

ITM 9-16(CD-R) ¥2080
ヘルギ・パウルソン(1899-1964):ヴァイオリンとピアノのための作品集
主題と変奏/ステンマ(アイスランド民謡の様式で)
6つのアイスランド民謡 Op.6/メヌエット/舞曲
アイスランド民謡による変奏曲「秋」
グレータ・グヴズナドウッティル(ヴァイオリン)
イングン・ヒルドゥル・ヘイクスドウッティル(ピアノ)
録音:2009年6月、クヴェラーゲルジ教会(アイスランド)
CD-Rです。ご注意ください。




<PNEUMA>
PN 1280 ¥2080
主のカンティガ
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:「聖母マリアのカンティガ集」から
第423番「世界の創造」/第424番「公現祭、東方三博士の礼拝」
第425番「復活」/第426番「昇天」/第427番「聖霊」
第406番「ラス・マヤス」(*)/第403番「七つの悲しみ」(*)
ムシカ・アンティグア
セサル・カラソ(歌、ヴィオル) ルイス・アントニオ・ムニョス(歌)
アントニオ・オリアス(尺八、重音歌唱)
エドゥアルド・パニアグア(プサルテリウム、コーラス)
アレハンドロ・レオン(パンデロ、ゴング、タル、手拍子) 
アルバロ・アルトゥロ、ツィター)
アルフォンソ・トマス(木製フルート、鈴) 
ダビド・マヨラル(ダルブガ、パンデレタ)
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
録音:データ記載なし
「聖母マリアのカンティガ集」シリーズ、約2年ぶりの新譜。(*)は「その他の
カンティガ」にカテゴライズされています。

PN 1340 ¥2080
レオナルド・ダ・ヴィンチのヴィオラ・オルガニスタ
レオナルド・ダ・ヴィンチが設計した楽器によるルネサンス音楽コンサート
オトマール・ナハトガル(1480-1537):Fortuna in fa
コンスタンッツォ・フェスタ(1485頃-1545):Venite amanti
フランチェスコ・スピナッキオ(1500頃):
リチェルカーレ(リュート・タブラチュア譜集(1507、ミラノ刊)より)
ヨアン・アンブロジオ・ダルツァ(1500頃):2つのリュートのためのピーヴァ
(リュート・タブラチュア譜集(1508、ミラノ刊)より)
コンラート・パウマン(1415-1473):Kyrie Angelicum
ジョスカン・デプレ(1445頃-1521):
ミサ・パンジェ・リングァ から ベネディクトゥス
アルノルト・フォン・ブルック(1490-1554):So trinken wir alle
ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517):La Morra
マルカントニオ・カヴァツォーニ(1485-1563):リチェルカーレ第2旋法
ジャケット・デ・マントゥア(1483-1559):O vos omnes(カンツォーナ)
コンスタンッツォ・フェスタ:Si come sete bella
ハンス・ユーデンキューニヒ(1445-1526)&ヨアン・アンブロジオ・ダルツァ:
ヴェネツィア風パヴァーヌ
アダム・デ・フルダ(1445頃-1505):
アダム、器楽(Tratado de Musica(1490)より)
ハインリヒ・イザーク:山と深い谷の間に[Zwischen Berg und tieferm Tal]
不詳:Perque me fuge amor(王宮の歌集(15世紀)より、CMP441)
不詳:Orsú, orsú, car'Signori
(Canti camascialeschi per scriptores(1500頃、ペルージャ刊)より)
ハインリヒ・イザーク:La Martinella
ヴィンツェンツォ・カピローラ(1474-1548頃):バレット
アントワーヌ・ビュノワ(?-1492):ロンド
ムシカ・アンティグア
ルイス・アントニオ・ムニョス
(歌、ソプラノ・ヴィオル、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アリエル・エルナンデス・ロケ(歌)
ハビエル・コブレ(ヴィオラ・オルガニスタ、ポルタティフ・オルガン)
フェリペ・サンチェス・マスクニャノ
(リュート、ビウエラ、ビウエラ・デ・ペニョラ)
ダビド・マヨラル(カンタラ、タンボル、パンデロ、パンデレタ)
アルフォンソ・トマス(リコーダー、セミリャ、ゴング、鈴)
エドゥアルド・パニアグア(フラウタ・ア・ビセル、鈴)
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
録音:2011年7月、マドリード
ルネサンスを代表する天才レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)が残した発
明楽器の設計図を基に作られた楽器を用いてルネサンス音楽を演奏するという
好企画の第2弾。好評を博した「L'Amore Mi Fa Sollazar(愛が私を慰める)」
(PN 1320)の続編です。「ヴィオラ・オルガニスタ」はいわゆる弓奏鍵盤楽器
の一種で、17世紀にドイツで実際に作られ「ガイゲンヴェルク」と呼ばれてい
ます。内部にヴァイオリンの弦が張られており、ハンドルを回して回転弓を回
し、鍵盤を押し込むことで回転弓を弦に押し付けて発音する構造。鍵盤を押す
強さで音の強弱を付けられるようになっています。




<MV CREMONA>
MVC 011-34 2枚組 ¥3150
グアスタッラとコロルノのジュゼッペ・セラッシ製オルガンによる
ラモー、モーツァルトとバッハの音楽
[CD-1](*)
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):「優雅なインドの国々」より
序曲(第1のコンセール)/4つの国々のアントレ/ミュゼットとロンド
ポーランド風のエール/リゴドン I&II/ボスタンジの第1のエール
ボスタンジの第2のエール/花たちのためのガヴォット
ばらのための可憐なエール/ペルーのインカ人のための緩やかなエール
ロンド形式のルール/陽気なガヴォト I&II/ゼフィルのためのエール
コントルダンス/アフリカの奴隷たちのためのエール/タンブラン I&II
未開人たち
モーツァルト(1756-1791):
クリスティアン・エルンスト・グラーフの歌曲による8つの変奏曲 K.Anh.208(24)
モーツァルト/クレメンティ(1752-1832)編曲:レクイエム K.621 より フーガ
モーツァルト/リスト(1811-1886)編曲:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.626
モーツァルト:オペラ「魔笛」K.620 より 序曲
リッカルド・カスタニェッティ(1977-):
モーツァルトの主題による8つのカノン変奏曲(#)
[CD-2](+)
J・S・バッハ(1685-1750):
トッカータ ト長調 BWV916/イエス、私の確信 BWV728
前奏曲、フーガとアレグロ BWV998/キリスト、明るい日であるお方 BWV766
ヴィヴァルディの協奏曲ト長調 BWV973
高い天から私は来た BWV700/高い天から私は来た(フゲッタ)BWV701
ソナタ ニ長調 BWV963/トッカータ ハ短調 BWV911
ステファノ・インノチェンティ(オルガン)
録音:2010年9、10月、グアスタッラ大聖堂(イタリア)(*)、
コロルノ(イタリア)、公爵邸、聖リボリオ礼拝堂(+)
使用楽器:1790-1794年、ジュゼッペ・セラッシ製
(1979年、マッショーニ復元)(*)
1792-1796年、アンドレア・ルイージ・セラッシ&ジュゼッペ・セラッシ製
(1981-1985年、タンブリーニ・オルガン工房復元)(+)
イタリア、コモのオルガン製作の名家に生まれたジュゼッペ・セラッシ(1693-
1760)の手になる歴史的オルガン((+)は息子アンドレア・ルイージとの共作)を
演奏。(#)は「トルコ行進曲」を主題とした変奏曲。





<Inenita>
PI 2792(SACD-Hybrid) ¥2250
アルベルト・ファヴァーラ(1863-1923):「シチリアの陸と海の歌」(1907)から
子守歌/洗濯女の歌/キオヴ「踊り」/ア・ラ・リニドッタ
/聖マリーナの伝説
聖スタニスラオの伝説/子守り歌/海賊に強姦された若い娘の物語
タランテッラ/宗教的な歌/ラダータ/硫黄鉱夫の女たちの歌
ア・ラ・リパリオータ/ア・ラ・バルチルニーサ/レピトゥ(葬送歌)
カティトゥの女の歌/舵取りの歌/ア・ラ・フィミニスカ
/ア・ラ・フィミニスカ
ア・ラ・ヴィタローラ/アラルカミーサ/ヴィカリオータ/子守歌
イレーネ・イエンティーレ(メゾソプラノ)
オルネッラ・チェルニーリア(ピアノ)
録音:2011年5月7-10日、パレルモ(イタリア、シチリア)、
スタジオ・ラブミュージック
アルベルト・ファヴァーラはイタリアの民族音楽学者・作曲家。シチリア島の
音楽研究の第一人者であり、1898年から1905年にかけてシチリア民謡をくまな
く採譜、ピアノ伴奏を加えシチリア方言歌曲の形に整え1907年と1921年に出版
しました。全曲世界初録音と表示されています。




<NUMERICA>
NUM 1216 ¥1850
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(1940-):
善良な男のための交響曲 Op.146
フルート協奏曲 Op.161(*)
短い序曲 Op.145
ピアノ・ソナタ第5番 Op.44(フェデリコ・フェリーニに献呈)(+)
パウロ・バロス(フルート(*))
アントニオ・ロザド(ピアノ(+))
サンタ・マリア・ダ・フェイラ青年交響楽団(+以外)
パウロ・マルティンス(指揮(+以外))
録音:データ記載なし

NUM 1224 ¥1850
20-21世紀ポルトガルの合唱作品集
ヴァスコ・ペアルセ・デ・アゼヴェド(1961-):2つのポルトガル民謡(*)
セルジオ・アゼヴェド(1968-):オック語の小さな歌集 から 5曲(+)
カルロス・マレコス(1963-):5つの子守歌(+)
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):
英雄的な歌 第8集 から パストラル(*)
ポルトガル各地の歌 第5集 から 4曲(*)
ポルトガル各地の歌 第6巻 から 4曲(+)
クリスマス・カンタータ第1番(*/#)
クリスマス・カンタータ第2番(+)
リスボン・カンタト交響合唱団(*)
リスボン・カンタト室内合唱団(+)
ジョルジェ・カルヴァリョ・アルヴェス(指揮(#)以外)
マヌエル・レベロ(指揮(#))
録音:2011年3月12日-7月3日、リスボン、ベレン文化センター小ホール




<Alto>
ALC 1152 ¥750
ブリテン(1913-1976):
ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.15(1939/改訂:1950)(*)
ピアノ協奏曲ニ長調 Op.13(1938/改訂:1945)(+)
セルゲイ・アジジャン(ヴァイオリン(*))
コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団(*)
オスモ・ヴァンスカ(指揮(*))
アンネッテ・サーヴァデイ(ピアノ(+))
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(+)
ジョゼフ・ジュンタ(指揮(+))
録音:1996年(*)/1987年(+) 原盤:Classico(*)/Hyperion(+)

ALC 1160 ¥750
モンテヴェルディ:恋愛詩と宗教詩によるマドリガーレ集
あのさえずる小鳥は;賞賛を
星に打ち明けたものだった;おお、星々
ダイアモンドの忠節で心を固め;さあ、よき人よ
ああ、話そうか、黙っていようか;遠く離れ、わたしのイエスよ
聖母の嘆き(「アリアンナの嘆き」の歌詞違い)
泣いてはため息をつき;彼は激しく泣く
わたしは死にたいのです;おお、イエス、わたしの命よ
わたしは若い娘;夜に赤く光り
コンソート・オヴ・ミュージック
エマ・カークビー、エヴリン・タブ(ソプラノ) 
メアリー・ニコルズ(アルト)
アンドルー・キング、ジョゼフ・コーンウェル(テノール) 
サイモン・グラント(バス)
ガブリエル・ミシェル(オルガン)
アントニー・ルーリー(リュート、ディレクター)
録音:1993年10月25日-11月1日、マントヴァ宮(イタリア)
1993年1月19-20日、ドーセット(イギリス)
原盤:Musica Oscura 前出:Regis, RRC 1073
かつてルーリーが主宰していたムジカ・オスクラ・レーベルから発売されてい
た名盤の復活。モンテヴェルディが1つの曲に恋愛詩と宗教詩の2つをあてはめ
た2曲(曲目明細で[恋愛詩;宗教詩]のように表示)としたものを集めた興味
深い企画アルバムです。

ALC 1162 ¥750
フリッツ・ヴンダーリヒ アリア集
ヘンデル(1685-1759):オペラ「クセルクセス(セルセ)」から Ombra mai fu
シュトゥットガルト放送交響楽団 
アウフォンス・リシュナー(指揮) 録音:1958年
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」から
Comfort ye my people.. Every Valley / Thou Shalt Break Them
シュトゥットガルト放送交響楽団 ハインツ・メンデ(指揮) 録音:1959年
ハイドン(1732-1809):オラトリオ「四季」から
Gefesselt steht der breite See
シュトゥットガルト放送交響楽団 
ハンス・ミュラー=クライ(指揮) 録音:1959年
モーツァルト(1756-1791):オペラ「ドン・ジョヴァンニ」から
Dalla sua pace
ベルリン交響楽団 ハンス・ツァノテッリ(指揮) 録音:1960年
モーツァルト:オペラ「魔笛」から Dies Bildnis ist bezaubernd scho
モーツァルト:オペラ「後宮からの逃走」から Konstanze.. O wie angstlich
フロトウ(1812-1883):オペラ「マルタ」から Ach so fromm
ワーグナー(1813-1883):
オペラ「さまよえるオランダ人」から Mit gewitter und sturm
ベルリン国立オペラ管弦楽団 
フランツ・コンヴィチュニー(指揮) 録音:1960年
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899):
オペレッタ「ヴェネツィアの一夜」から Ach, wie so herrlich zu schau'n
ベルリン交響楽団 フリート・ヴァルター(指揮) 録音:1960年
ツェラー(1842-1898):オペレッタ「坑夫長」から Sei nicht bos
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団 
フリッツ・マレチェク(指揮)
録音:1957年
トマ(1811-1896):オペラ「ミニョン」から Adieu, Mignon
ヴェルディ(1813-1901):レクイエム から Ingemisco
シュトゥットガルト放送交響楽団 
ハンス・ミュラー=クライ(指揮) 録音:1960年
プッチーニ(1858-1924):オペラ「ボエーム」から Che gelida manina
プッチーニ:オペラ「蝶々夫人」から Vieni la sera / Addio fiorito assil
ピラール・ローレンガー(ソプラノ) ジークリンデ・ヴァーグナー(アルト)
ヘルマン・プライ(バリトン)
ベルリン交響楽団 ベリスラフ・クロブチャール(指揮) 録音:1961年
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
原盤:EMI/DG

ALC 1163 ¥750
ベスト・オブ・エリーザベト・シュヴァルツコップ
モーツァルト(1756-1791):オペラ「フィガロの結婚」から
Porgi amor / Dove sono
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
録音:1950年
モーツァルト:オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」から Come scoglio
フィルハーモニア管弦楽団 
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) 録音:1954年
モーツァルト:オペラ「ドン・ジョヴァンニ」から
In quali eccessi.. Mi tradi
フィルハーモニー管弦楽団 
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮) 録音:1960年
フンパーディンク(1854-1921):オペラ「ヘンゼルとグレーテル」から
Evening Hymn: Abends will ich schlafen gehn
エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ) フィルハーモニア管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) 録音:1953年
R・シュトラウス(1864-1949):オペラ「ばらの騎士」から Da geht er hin
フィルハーモニア管弦楽団 
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) 録音:1956年
シューベルト(1797-1828):ミューズの息子/ます/糸を紡ぐグレートヒェン
エドウィン・フィッシャー(ピアノ) 録音:1953年
シューマン(1810-1856):くるみの木
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 録音:1954年
R・シュトラウス:子守歌
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 録音:1957年
レハール(1870-1948):オペレッタ「メリー・ウィドー」から Viljalied
フィルハーモニア合唱団&管弦楽団 
オットー・アッカーマン(指揮) 録音:1953年
ツェラー(1842-1898):オペレッタ「坑夫長」から Sei nicht bos
レハール:オペレッタ「ジュディッタ」から
Meine Lippen sie kusen so heiss
フィルハーモニア管弦楽団 オットー・アッカーマン(指揮) 録音:1959年
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899):
オペレッタ「こうもり」から Czardas: Klange der Heimat
フィルハーモニア管弦楽団 
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) 録音:1955年
ドヴォルジャーク(1841-1904):わが母の教えたまいし歌
イングランド民謡/クィルター編曲:君が眼にて酒を汲めよ
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 録音:1957年
スイス民謡:’S Schatzli
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 録音:1951年
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
原盤:EMI

ALC 1168 ¥750
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ オペラ・アリア集
モーツァルト(1756-1791):「魔笛」から
Der Vogelfanger bin ich ja / Ein Madchen oder Weibchen
ベルリン・RIAS交響楽団 フェレンツ・フリッチャイ(指揮) 録音:1955年
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」から
Champagne Aria: Finch' han dal vino / Deh vieni alla finestra
ベルリン・RIAS交響楽団 フェレンツ・フリッチャイ(指揮) 録音:1958年
ベートーヴェン(1770-1827):「フィデリオ」から Ha! Welch ein Augenblick
バイエルン国立オペラ合唱団&「管弦楽団 フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
録音:1957年
ワーグナー(1813-1883):「タンホイザー」から Als du in kuhnem Sange
フィルハーモニア管弦楽団 ヴィルヘルム・シュヒター(指揮) 録音:1952年
ワーグナー:「タンホイザー」から Blick ich umher / O du mein holdern
Abendstern
バイロイト祝祭管弦楽団 アンドレ・クリュイタンス(指揮) 録音:1955年
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」から Die Frist ist um
ベルリン国立オペラ管弦楽団 
フランツ・コンヴィチュニー(指揮) 録音:1959年
ヴェルディ(1813-1901):
「シチリア島の夕べの祈り」から In braccio alle dovizie
「リゴレット」から Pari siamo / Cortigiani
「トロヴァトーレ」から Il balen
「仮面舞踏会」から Alla vita che t'arride / Eri tu
「ドン・カルロ」から Per me giunto... O Carlo ascolta
「ファルスタッフ」から Ehi! Paggio! L'onore! Ladri!
/ Ehi Taverniere!... Mondo ladro
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
アルベルト・エレーデ(指揮) 録音:1961年
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
録音:EMI/DG

ALC 1170 ¥750
ホルスト(1874-1934):管弦楽作品集
交響曲ヘ長調「コッツウォルズ」Op.8
ウォルト・ホイットマン序曲 Op.7
ハンプシャー組曲 Op.28 No.2(ジェイコブズ編曲)
バレエ「どこまでも馬鹿な男」Op.39
スケルツォ(未完成の交響曲から
ミュンヘン交響楽団
ダグラス・ボストック(指揮)
録音:2002年 原盤:Classico

ALC 1174 ¥750
ジュリアン・ブリーム イン・コンチェルト
ジュリアーニ(1781-1829):ギターと弦楽のための協奏曲イ長調(*)
アーノルド(1921-2006):ギター協奏曲 Op.67(*)
バークレー(1903-1989):ソナティナ Op.51
ラヴェル(1875-1937):亡き王女のためのパヴァーヌ
ルーセル(1869-1937):セゴビア Op.29
チマローザ(1749-1801):ソナタ嬰ハ短調/ソナタ イ長調
ジュリアン・ブリーム(ギター)
メロス・アンサンブル(*)
マルコム・アーノルド(指揮(*))
録音:1960年 原盤:RCA

ALC 1189 ¥750
シベリウス(1865-1957):
交響曲第2番ニ長調 Op.43(*)
交響曲第5番変ホ長調 Op.82(+)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
チャールズ・マッケラス(指揮(*))
オーレ・シュミット(指揮(+))
録音:1994、1996年、ロンドン、CTS 原盤:RPO

ALC 1193 ¥750
鳥の歌 チェロ・アンコール
カタルーニャ民謡/パブロ・カザルス編曲:鳥の歌/カニグの聖マルタン
プラド音楽祭管弦楽団 録音:1950年
ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡 より 子守歌
ユージン・イストミン(ピアノ) 録音:1953年
J・S・バッハ(1685-1750):オルガン・パストラーレ ヘ長調 より アリア
ペルピニャン音楽祭管弦楽団 録音:1951年
J・S・バッハ/ロザノフ編曲:オルガン協奏曲第3番 より レチタティーヴォ
ユージン・イストミン(ピアノ) 録音:1953年
J・S・バッハ:
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 から アルマンド 録音:1938年
無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 から 前奏曲 録音:1939年
ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ第9番ニ長調 から アダージョ
ユージン・イストミン(ピアノ) 録音:1951年
シューマン(1810-1856):民謡形式の5つの小品
レオポルド・マネス(ピアノ) 録音:1953年
F・クープラン(1668-1733):チェロとピアノのための5つのコンセール小品
ミェチスラフ・ホルショフスキ(ピアノ) 録音:1950年
ルビンシテイン(1829-1894):メロディ ヘ調
ニコライ・メドニコフ(ピアノ) 録音:1926年
パブロ・カザルス(チェロ)
原盤:EMI




●ロシアのレーベル 未案内旧譜情報
<RUSSIAN LYRE>
RLCD 001 ¥1550
コーカサス戦争の歌
General Ermolov in the Caucasus(1818)/ Dust is rolling along the road
Farewell, my sweetheart / Feat of arms of Arkhip Osipov(March 22, 1840)
Sitting under the village at Ziryan(Nov. 18 / Dec. 17, 1843)
Fight at the village of Andreevo(April 23, 1844)
Expedition to Andia(May 31 / July 20, 1845)/ Shamil's invasion of
Kabarda
Seizure of the Aul of Salty(Sep. 18, 1847)
Destruction of the Aul of Khupro(August, 1849)
Cossacks under Command of Baklanov in the Caucasus(1850)
Storming the Aul od Alty-Buyun(April 8, 1851)
On the Shavdon and Bas Rivers(1851)
Expedition to the Gorge of the Goita River(January 18, 1852)
Seizure of the Auls of Avtury and Geldygen(January 6 / 7, 1852)
The hills are hidden in fog / Seizure of Argun Gorge(1858)
Seizure of Gunib(Aug. 25, 1858)/ Subjugation of Chechnya(April, 1859)
Subjugation of "Didoy Society" / The waves of Arax
Those glorious deed were done in the Caucasus / The Terek Cossacks
ヴァラーム合唱芸術学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャコフ(指揮)
録音:1997年 発売:2002年
ロシア語歌唱。上記曲目はロシア語原題を英訳したものです。

RLCD 002 ¥1550
母なるロシアに栄光あれ! ロシア軍歌集
The Legend of Prophet Oleg / The Battle of Poltava(1709)
Thought Moscow is in French hands
We glorify the Cossack chieftain Platov the hero
The ravaged road / Brave Don Cossacks
Our regiment was founded in the Days of Paul the First
In the Year seventy seven / Tell my sweetheart
Our black Horses are spoiling for a fight / One can hear, they give
alarm
Death in war we do not fear / The whole world knows russian soldiers
Hey you, guys, go home / Nightingale, nightingale, little bird
Our weapons glisten in the sun / Returning from Chechnya, not from
parades
Dragoon's squadron marching / Brothers, let's sing about victories
Russian "Hurrah" / "Hurrah" to the Tsar, Father of Russia
Glory-Glory, Mother Russia / These Wonderful Songs
ヴァラーム合唱芸術学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャコフ(指揮)
録音:データ記載なし 発売:2003年
ロシア語歌唱。上記曲目はロシア語原題を英訳したものです。

RLCD 003 ¥1550
聖なる神の御母をたたえよ ロシア正教会聖歌集
The Most Holy Theotokos / It is truly meet / Queen of the Heavenly Host
Pre-eternal counsel / Hail, o Virgin, Birth-Giver of God / It is truly
meet
Our Saviour visited us from above / Rejoice, Joachim and Ann
Zadostoinik,(Hymn to the Theotokos, replaces "It is truly meet...")
The tomb and death
Zadostoinik from the Service of the Dormition of the Most Holy Theotokos
It is truly meet / Under Your mercy we resort, Virgin
Now the Russian Land / Be ready, the most honest city of Moscow
You are the Patroness to everyone, oh the Blessed
Magnification to the Konev Ikon of the Mother God
Joy of the heavenly hierarchies / Oh, marvelous wonder!
Today as the most Lighted Sun / The house of Ephrathah
The Patroness of Christian mankind electing from all kind
O, Mother Whom all men sing / Mother of God, Thy sweet voice
Entrust me not to the help of man / Anybody don't please You
ヴァラーム合唱芸術学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャコフ(指揮)
録音:データ記載なし 発売:2003年
ロシア語歌唱。上記曲目はロシア語原題を英訳したものです。
スリップケース仕様ですが、変更される可能性がございます。

RLCD 006 ¥1550
Along The Caucasus Line コーカサスの歌
Oj, da ne iz tuchushki / Oj, da ot chego kovyl / Vdol po linii Kavkaza
Uzh vy, vetry moi / Ofitserik / Oj po nad lesom
Za gorami nas, brattsy ne vidno / Kuda letish, kukushechka
Zaznoba, ty zaznobushka / U nas na stole / Vse kumushki pjut
Ne uspela ogljanutsja / Zhil-byl Jashka u popa / Oj, tega, gusi / Shamil
ブラチナ(コサック民謡アンサンブル)
録音:1967-1969年 発売:2003年
上記曲目はロシア語原題をアルファベット表記したものです。

RLCD 007 ¥1550
サンクトペテルブルク聖ペテロ・パウロ大聖堂の音楽
チャイコフスキー(1840-1893):主の祈り
ボルトニャンスキー(1751-1825):高みにて神に栄光あれ
フリストフ(1875-1941):あなたの王国で私たちを覚えていてください
イッポリトフ=イヴァーノフ(1859-1935):主をたたえよ、おお、私の魂よ
チェスノコフ(1877-1944):老いた私を拒まないでください
グレチャニノフ(1864-1956):おお、神がおつくりになった唯一の子よ
チェスノコフ:永遠の忠告
チャイコフスキー:主よ、敬虔な者を救ってください-聖三祝文
チェスノコフ:私が若い頃から
グレチャニノフ:邂逅
チェスノコフ:私の祈りよ、天に届け/懺悔した泥棒
マトヴェーエフ:クリスマスをたたえよ
デクチャリョフ(1766-1813):今日、キリストは
アルハンゲリスキー(1846-1924):ニカイア信条
サンクトペテルブルク男声合唱団
ヴァディム・アファナシエフ(指揮)
録音:データ記載なし 発売:2003年

RLCD 008 ¥1550
チェスノコフ(1877-1944):パニヒダ(永眠者のための通夜の祈り)Op.39a
ヴラディーミル・パシュコフ(バッソ・プロフォンド)
ヴァシーリー・チモーニン(テノール)
サンクトペテルブルク男声合唱団
ヴァディム・アファナシエフ(指揮)
録音:データ記載なし 発売:2003年

RLCD 009 ¥1550
ロシア帝国軍の賛歌・軍歌・行進曲集
Bozhe! Tsarja Khrani! / Kol slaven nash Gospod v Sione
Tsar moguchij! / Mnogi leta, Pravoslavnyj Russkij Tsar!
Znajut turki nas i shvedy / My verno sluzhili pri Russkikh Tsarjakh
Nash polk / V semdesjat sedmom godu / Slavsja, lavrami pokrytyj!
Ty skazhi, moja Marusenka / Ura! Finljandtsy! / Orlinoj pesnej
udaloju...
Ty proschaj, moja milaja / Ura! Nash Konno-Grenaderskij polk
Voronye koni rvutsja / Uzh dogorajut na bivake / Slyshu zvuki fanfar
Orjol dvuglavyj vysoko parit / Uzh mnogo let proshlo s tekh por
Kto ne znal, ne vidal podvigov zavetnykh / My snova nadeli mundiry
ottsov
Druzhnym, kadety, stroem somknites! / Grom pobedy razdavajsja!
Marsh Lejb-Gvardii Preobrazhenskogo polka(*)/ Pazheskij marsh(*)
ヴァラーム合唱芸術学校男声合唱団(*以外)
イーゴリ・ウシャコフ(指揮(*以外))
サンクトペテルブルク・スヴォーロフ陸軍学校軍楽隊(*)
R・Z・アデリシノフ(指揮(*))
録音:データ記載なし 発売:2002年

RLCD 011 ¥1550
サンクトペテルブルクの舞踏会 ロマンスと歌謡曲集
白夜(I・スコリク)/サンクトペテルブルクの皇女(A・レピョーチン)
行かないで、一緒に居て(N・ズーボフ)/子守歌(I・スコリク)
母(ロシア民謡)/月光の中で(B・ユリエフ)
晴れやかな瞳(V・クレストフスキー)
サンクトペテルブルクに捧げる(I・スコリク)/郊外(I・スコリク)
黒い馬(不詳)/怒らないで(ジプシーのロマンス)
ムーリ・マーモ(ジプシーの歌)/悲しい星(V・フョードロフ)
カレリア(I・スコリク)/サンクトペテルブルクの舞踏会(I・カルタショフ)
イリーナ・スコリク(歌、ギター)
マリーナ・レオンチェヴァ(ピアノ)
アレクサンドル・ギンズブルク、アレクセイ・ドゥルケヴィチ(ヴァイオリン)
オレグ・マクシーモフ(ギター)
録音:1994、1997、2002-2003年 発売:2003年

RLCD 012 ¥1550
私たちはあなたをたたえる 19-20世紀ロシアの教会音楽
時鐘
ラフマニノフ(1873-1943):さあ、祈ろう
ニコルスキー(1874-1943):優しい光よ
チェスノコフ(1877-1944):あなたの神秘の晩餐
チェレプニン(1873-1945):神の唯一の子
ケドロフ(1871-1940):ヘルヴィム賛歌
チェスノコフ:私たちはあなたをたたえる
ケドロフ:私の魂は主をたたえる
シェレメチェフ:今、天の力が
チェスノコフ:神の御母よ
スモレンスキー:私は主を呼び祈願する
カスタリスキー(1856-1926):優しき光よ
チェスノコフ:懺悔の扉を開いてください
ゴロヴァーノフ(1891-1953):神の唯一の子
カスタリスキー:キリストは立ち上がった
アルハンゲリスキー(1846-1924):私たちの病を癒してください
トルバチョフ:ロシアの洗礼の讃詞
チェスノコフ:なぜあなたは私を見捨てたのか
ゴロヴァーノフ:それは真実である
チェスノコフ:神の御母のイコンへの賛歌
フリストフ(1875-1941):あなたの王国で私たちを覚えていてください
イオナファン(1949-):肉の中に眠り
トルバチョフ:クリスマスの差遣詞
チェスノコフ:ヘルヴィム賛歌
チャイコフスキー(1840-1893):私たちはあなたをたたえる
リヴォフ(1799-1870):あなたの神秘の晩餐
ケドロフ:優しい光よ
トルバチョフ:私の魂は主において喜ぶ
チャイム
コネヴェツ四重唱団
ドミートリー・メドニコフ(第1テノール) 
アレクサンドル・ニカーノフ(第2テノール)
ミハイル・トリフォノフ(バリトン) イーゴリ・ドミトリエフ(バス)
録音:コネヴェツ修道院教会、ロシア、時期の記載なし 発売:2003年

RLCD 013 ¥1550
セルゲイ・ジャーロフ&ドン・コサック合唱団 歴史的録音集
黒い瞳/二つのギター/夕べの鐘/3つのロシア民謡
鐘の音は単調に鳴る/ヴォルガの舟歌/囚われのコサック
騎兵の信号行進/ドン・コサックの攻撃/3つのコサックの歌
2つのロシア軍歌/2つのロシアの歌/レズギンカ(2曲)
2つのロシア民謡/平原の歌/英雄プラートフをたたえよ
私たちはあなたをたたえる/信条/懺悔の扉を開いてください
私たちはあなたをたたえる、主よ
ドン・コサック合唱団
セルゲイ・ジャーロフ(指揮)
録音:1920-1940年 発売:2004年

RLCD 014 ¥1550
ロシア帝国軍歌集
貴族連隊の歌/主の祈り-主よ、救ってください/二人の巨人
舞い上がれ、ハヤブサよ、ワシよ/老伍長/ボロディノ
学生志願兵大隊の歌/地獄の獣/ベルゴロド槍騎兵隊の歌
オデッサ槍騎兵隊の歌/プレオブラジェンスキー連隊の歌
われらの連隊/擲弾兵連隊の歌/死「守り」(衛兵の自己犠牲)
聖なるロシアのため、われらは果敢に戦いに挑む
コルニーロフ連隊の行進/眠れ、勇気のワシたちよ
ドン・コサックよ、よくやった/ロシアの「万歳」
男声合唱団「ロシアの遺産」
録音:1986年、カナダ/1987年、アメリカ合衆国 リマスター:2003年 
発売:2004年

RLCD 015 ¥1550
勝利の歌
万歳、ロシア!(軍をテーマとした曲のメドレー)/われらの街
兵士のバラード/陽の当たる野原で/ナイチンゲール/道で
君はいまどこに、友よ、戦友よ/われらはパイロットだから/鶴
われらは長らく家に帰っていない/アコーディオンは歌う、ボログダのために
何も言うことはない/私の庭はどこに?/リザヴェータ/小麦色の娘
ヴォルホフ戦線の宴席の歌/ロシアは戦争を欲するか
レニングラード軍管区賛歌
ロシア陸軍サンクトペテルブルク軍管区歌唱舞踊アンサンブル
録音:データ記載なし 発売:2008年

RLCD 016 ¥1550
ロシア・ウクライナ・ポーランド民謡集
飛び去るナイチンゲールのように/十二人の盗賊/それが災難だった
おお、私の野原よ/暗い森で/果てしない荒れ野原
シチェドリク(ウクライナ民謡)/夕べの鐘/醸造の歌/ピーテル街道に沿って
トゥーラ・アコーディオン/今、世界は(18世紀ロシアのキャロル)
神のクリスマス・プレゼント(18世紀ロシアのキャロル)
おやすみ、赤ちゃん(ポーランドのキャロル)/Ciecmi sie(同)
山の上で(*)/青空に(*)/箒(ほうき)(*)
[ボーナス・トラック](+)
アルハンゲリスキー(1846-1924):私は主に向かって叫ぶ
ラフマニノフ(1873-1943):私たちはあなたをたたえる
バラキレフ(1837-1910):預言者が宣言した/あなたが選んだ者たちは幸福です
ラフマニノフ:喜べ、処女よ
サンクトペテルブルク男声合唱団(*,+以外)
LIK室内合唱団(*/+?)
ヴァディム・アファナシエフ(指揮(+以外?))
録音:データ記載なし 発売:2008年
特記のない収録曲目はロシア民謡。(*)(+)は混声合唱。
(+)の演奏者名の表示はございません。

RLCD 017 ¥1550
チェスノコフ(1877-1944):教会音楽
ヘルヴィム賛歌(※)
独唱と無伴奏男声合唱のための6つの教会コンチェルト
永遠の忠告(*)/私が若い頃から(+)/私の祈りよ、天に届け(#)
懺悔した泥棒(**)/老いた私を拒まないでください(++)
神は私たちとともにある(##)
パニヒダ(永眠者のための通夜の祈り)Op.39a から 抜粋(※)
イーゴリ・ヴォズニュイ(テノール(※/**))
ヴァシーリー・チモーニン(テノール(※))
ヴラディーミル・パシュコフ(バッソ・プロフォンド(※/++))
アレクサンドル・ゴルバテンコ(カウンターテナー(*))
ヴラディーミル・ロマンチュク(バリトン(+))
ヴァレーリー・スタロドゥプツェフ(バス(#))
ヴァディム・セメンコフ(テノール(##))
サンクトペテルブルク男声合唱団
ヴァディム・アファナシエフ(指揮)
録音:データ記載なし 発売:2004年

RLCD 018 ¥1550
ロシア民謡集
暗い森で/おお、私の野原よ/果てしない荒れ野原/オレグ公の歌
私はひとり道に出る/工場の若者たち/庭の門/ナイチンゲール
十二人の盗賊/七人の養子/黒いカラス/夜は暗かった/夕べの鐘
ラープチ(樹皮の編み靴)/ヴォルガの舟歌/暗いタイガを/小路
箒(ほうき)/トロイカの鈴/若い娘が木立を歩いていた/女主人
コネヴェツ四重唱団
ドミートリー・メドニコフ(第1テノール) 
アレクサンドル・ニカーノフ(第2テノール)
ミハイル・トリフォノフ(バリトン) イーゴリ・ドミトリエフ(バス)
録音:1996、2000年、ペトロミクス・スタジオ、サンクトペテルブルク、ロシア 
発売:2004年

RLCD 019 ¥1550
コーカサスの山々 コサック歌集
Oj, da ty, zmeja / Oj, tam za Dunaem / Okh, ne kukushechka po syromu
boru
Prosti zvezda / Priekhal kazachenka / Oj da otchego tolechko, pochemu
Gory vy, Kavkazskie / Vdrug udaril grom iz tuchi
Ne sokol to kukushechku ugovarival / A to zhe byl, brattsy, za Dunaem
Golovushka gorkaja / Ottsovskij dom / Oj, da vspomnim, brattsy
Zagoralas vo pole kovylka / Ruz kukushechka kukovala
Chto zhe ty, solovejko / Vsegda ja vezde za toboju / Ugovarival Vanjusha
Oj, chii-to voly / Esche ne tumanushki / Shamilja
Esche v pogrebe menja zarojte.
ブラチナ(コサック民謡アンサンブル)
録音:データ記載なし 発売:2005年
上記曲目はロシア語原題をアルファベット表記したものです。

RLCD 023 ¥1550
フョードル・シャリアピン ロシア民謡と囚人の歌
ルチヌシュカ/ヴァーニャよ/秋に雨は降らないが/昇れ、赤い太陽よ
母なるヴォルガを下りて/Oj, u luzi ta schej pri berez
仕事の歌/仕事の歌/太陽が昇り、沈む(どん底の歌)/はなむけの言葉
ああ、昇れ、赤い太陽よ/マーシャは川の向こうへ行くことを止められている
マーシェンカ/夜/夜/シベリアの囚人の歌/ヴォルガの舟歌
十二人の盗賊/ピーテル街道に沿って/黒い瞳/ステンカ・ラージン
フョードル・シャリアピン(バス)
録音:1902-1932年 発売:2007年

RLCD 024 ¥1550
忘れるな、同志よ、ロシアの栄光を! ロシア帝国軍の前線の歌
わが同志よ、アブシェロンを撃破せよ/エリーサベトの東の都市
猟騎兵の同志よ!/勇敢な将軍とともに生きよう/万歳、トルキスタン!
警報音が聞こえる!/解放者であるわれらの皇帝が悪しき者に宣戦したとき
エンジニアよ、よくやった!/アガフォン・ニキーチン
3月18日の戦闘隊形/遼河の対岸に閃光が走った/原生林の間で
気を付け、同志よ、右へならえ!/兵士らよ、親愛なる同志よ!
ヴァラーム男声合唱団
イーゴリ・ウシャコフ(指揮)
録音:2006年、
サンクトペテルブルク・ドキュメンタリー・フィルム・スタジオ(白のホール)、
ロシア
発売:2008年

RLCD 025 ¥1550
ロシア民謡集
ああ、広い草原よ/ある朝早く/蚊について/ヴォルガの舟歌/七人の養子
北の荒野で/ナイチンゲールよ、黙りなさい/ラープチ(樹皮の編み靴)
菩提樹の古木/おお、樫の木よ/雪に閉ざされたロシアよ/川に沿って
黒いカラス/鍛冶場で/はや、霧は降りて/暗いタイガを
私はひとり道に出る/ナナカマドの木/老いたブルシュ/夜が更けて(子守歌)
箒(ほうき)
サンクトペテルブルク男声合唱団
ヴァディム・アファナシエフ(指揮)
録音:2009年8月、
サンクトペテルブルク・ドキュメンタリー・フィルム・スタジオ(白のホール)、
ロシア
発売:2009年

RLCD 028/029 2枚組 ¥2980
ポーランドの講和 ロシア軍歌とロシア詩人の作品
Sech / Druzhno, Tultsy, pesnju grjanem! / Na Matsejovitskuju pobedu
Glas patriota na vzjatie Varshavy / Suvorov berjot Varshavu
Pesn Eja Imperatorskomu Velichestvu Ekaterine II
Tsaritsa, severom vladeja... / Suvorov! U tebja so molniej Perun!
10 Ijulja / Stansy / Vragi, drozhite pered nami! / Oda
Klevetnikam Rossii / Slavsja, slavsja Rus svjataja
V tridtsat pervom my godu s Polshej byli ne v ladu!
Polno, brattsy, prokhlazhdatsja!
Ej ty, bujnaja Varshava, na tebja prishla rasprava!
Nochi tjomny, tolko tuchi grozny / Chto ne tuman s morja da podnjalsja!
Pesnja Lejb-Gvardii Gusarskogo polka
Ura! Nash Konno-Grenaderskij polk, ura! / Staraja pesnja na novyj lad
Vzbelenjas ot zlogo nrava, vzbuntovalasja Varshava...
Borodinskaja godovschina / Russkaja slava
Ty prosvescheniem svoj razum osvetil... / Kak doch rodnuju na zaklane...
Opjat, narodnye vitii, za delo padshee Litvy...
Raskajavshejsja Rossii / Kiev / Nezametnyj geroj v nebogatom selene...
Nochka tjomna, brattsy, dolga...
Razmjatezhnaja Varshava, na tebja prishla rasprava!
Grokhovo / POLACI / Rossii
ニコライ・マルトン(朗読)
ヴァラーム男声合唱団
器楽アンサンブル
イーゴリ・ウシャコフ(指揮)
録音:1998、2003、2008、2009年、
サンクトペテルブルク・ドキュメンタリー・フィルム・スタジオ(白のホール)、
ロシア
発売:2009年




<BOHEME>
CDBMR 012186 ¥1550
バルトーク(1881-1945):ピアノ協奏曲第3番ホ長調(*)
プロコフィエフ(1891-1953):「ロミオとジュリエット」組曲第1番 Op.64bis(+)
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ(*))
モスクワ放送交響楽団(*)
ソヴィエト国立交響楽団(+)
ニコライ・アノーソフ(指揮)
録音:1956年、モノラル 発売:2000年




<BOMBA PITER>
CDMAN 097-03 2枚組 ¥2980
アレクサンドル・ジュルビン(1945-)/ユーリー・ディミートリン(1934-)作詩:
ソング・オペラ「オルフェイとエウリディカ」(1974)
アリベルト・アサドゥリン(歌;オルフェイ)
イリーナ・ポナルドフスカヤ(歌;エウリディカ)
ボグダン・ヴィフチャロフスキー(歌;ハロン)
オリガ・レヴィツカヤ(歌;フォルトゥナ)
ヴァレーリー・ツァカーゼ(歌;第1の歌手)
ヴァシーリー・ラザレンコ(歌;第2の歌手)
アレクサンドル・フョードロフ(歌;第3の歌手)
オレグ・クツェンコ(フルート)
レニングラード国立カペラ声楽アンサンブル
ポユシエ・ギターリ・バンド
レニングラード小オペラ劇場管弦楽団
スタニスラフ・ゴルコヴェンコ(指揮)
録音:1977年、レニングラード・レコーディング・スタジオ、ロシア(ソヴィエト)
発売:2003年
ソヴィエト時代に制作されたロック・オペラ。




<IM LAB>
IMLCD 018 ¥1550
マリーンスキー・オペラのスターたち オペラ・アリア集
ベッリーニ(1801-1835):「夢遊病の女」から
Care compagne... Come per me sereno(*)/ Vi ravviso, o luoghi ameni(**)
ロッシーニ(1792-1868):
「アルジェのイタリア女」から Cruda sorte! Amor tiranno!(+)
「婚約手形」から Grazie... grazie... troppo presto...(**)
「セビリャの理髪師」から Ecco ridente in cielo(#)/ Una voce poco fa(+)
「チェレネントラ」から Miei rampolli femminini(**)
ドニゼッティ(1797-1848):
「ランメルモールのルチア」から Ardon gl'incensi(*)
「愛の妙薬」から Una furtiva lagrima(#)
モーツァルト(1756-1791):
「皇帝ティートの慈悲」から Guardami e tutto obblio(+)
「ドン・ジョヴァンニ」から Madamina! Il catalogo e questo(**)/
Il mio tesoro intanto(#)/ Don Ottavio, son morta!...(#)
オリガ・トリフォノヴァ(ソプラノ(*))
マリア・ゴルツェフスカヤ(メゾソプラノ(+))
エフゲニー・アキーモフ(テノール(#))
ユーリー・シュクリャール(バス(**))
イリーナ・ソボレヴァ(ピアノ)
録音:2000年、サンクトペテルブルク・レコーディング・スタジオ、ロシア 
発売:2000年

IMLCD 031 ¥1550
チャイコフスキー(1840-1893):聖金口イオアン聖体礼儀 Op.41
サンクトペテルブルク国立カペラ合唱団
ヴラディスラフ・チェルヌシェンコ(指揮)
録音:データ記載なし 発売:2005年

IMLCD 033 ¥1550
チャイコフスキー(1840-1893):晩祷 Op.52
サンクトペテルブルク国立カペラ合唱団
ヴラディスラフ・チェルヌシェンコ(指揮)
録音:1979年 発売:2006年

IMLCD 147 ¥1550
チェスノコフ(1877-1944):晩祷と6つの教会コンチェエルト
夕べの祈り(#)/晩祷(無伴奏混声合唱のための)Op.44(##)
私の魂は主をたたえる(*)/老いた私を拒まないでください(##)
永遠の忠告(**)/天使が叫んだ(+)/神は私たちとともにある(++)
ユリア・シバノワ(ソプラノ(*))
イリーナ・ミハルキナ(ソプラノ(+))
ゾーヤ・ツェレーリナ(アルト(#))
ナタリア・プストヴォイト(アルト(**))
スタニスラフ・レオンティエフ(テノール(++))
レオニード・グラトフ(バッソ・プロフォンド(##))
ロジュジェストヴォ合唱団
[サンクトペテルブルク・フィルハーモニア・ソロ・シンガーズ]
オリガ・スプトゥネヴァ(指揮)
録音:2002年、エカテリーナ教会スタジオ、サンクトペテルブルク、ロシア 
発売:2003年




<MELODIYA>
MELCD 1000214 ¥1550
ゲオルギー・スヴィリドフ(1915-1998):
吹雪(プーシキンの物語への音楽による挿絵)(*)
プーシキンの花輪(合唱のための協奏曲)(+)
モスクワ放送交響楽団(*)
ヴィラディーミル・フェドセーエフ(指揮(*))
ナタリア・ゲラシーモヴァ(ソプラノ(+))
エレーナ・オブレンスカヤ(メゾソプラノ(+))
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(バス(+))
ノヴォシビルスク室内合唱団(+)
モスクワ室内合唱団(+)
モスクワ放送交響楽団室内アンサンブル(+)
ヴラディーミル・ミーニン(指揮(+))
録音:1975年(*)/1980年(+)

MELCD 1000515 ¥1550
チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ・ソナタ ト長調「大ソナタ」Op.37(*)
ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1956年、モノラル(*)/1958年、モノラル(+)

MELCD 1000590 2枚組 ¥2980
ステパン・デグチャレフ(1766-1813):
オラトリオ「ミーニンとポジャルスキー、または モスクワの解放」(*)
合唱のための5つのコンチェルト(+)
私の主よ、私の主よ/嫉妬するな/おお、私の主
来たれ、来たれ、花嫁よ、レバノンから/正統の三位一体
イーゴリ・スルツコフスキー(テノール:クジマ・ミーニン(*))
アンドレイ・サリニコフ(テノール:ドミートリー・ポジャルスキー公(*))
アナトーリー・バビキン(バス:アヴラーミー・パリツィン(*))
イリーナ・ムラトヴァ(ソプラノ:オリガ(*))
ミハイル・ファルコフ(テノール:ドミートリー・トルベツコイ公(*))
モスクワ国立合唱団
モスクワ教員合唱団
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
セルゲイ・スクリプカ(指揮(*))
アンドレイ・コジェフニコフ(指揮(+))
録音:1990年

MELCD 1000647 ¥1550
ゲオルギー・スヴィリドフ(1915-1998):
時よ、前進せよ(映画音楽からの組曲)(*)
クルスクの歌(民俗詩による合唱曲集)(+)
ラゴダ(民俗詩による合唱曲集)(+)
森深きロシア(エセーニンの詩による小カンタータ)(#)
雪が降っている(パステルナークの詩による小カンタータ)(**)
モスクワ放送交響楽団(*)
ヴィラディーミル・フェドセーエフ(指揮(*))
モスクワ室内合唱団(+)
器楽アンサンブル(+)
ヴラディーミル・ミーニン(指揮(+))
アレクセイ・マスレンニコフ(テノール(#))
ロシア国立合唱団(#/**)
グネーシン音楽学校少年合唱団(**)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(#/**))
録音:1968年(*)/1990年(+)/1970年(#)/1971年(**)

MELCD 1000649 ¥1550
ハチャトゥリアン(1903-1978):
バレエ組曲「スパルタクス」
バレエ組曲「ガヤネ(ガイーヌ)」
ロンドン交響楽団
アラム・ハチャトゥリアン(指揮)
録音:1978年、ロンドン、イギリス 共同制作:EMI

MELCD 1000665 2枚組 ¥2980
チャイコフスキー(1840-1893):バレエ「くるみ割り人形」Op.71
ボリショイ劇場管弦楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1960年




<DUTTON>
●DUTTON HISTORIC CLASSICS
CDBP 9812 ¥950
エドゥアルト・ファン・ベイヌムが指揮するハイドン、ブラームス、ラヴェル
ハイドン(1732-1809):交響曲第96番ニ長調「奇跡」(*)
ブラームス(1833-1897):交響曲第3番ヘ長調 Op.90(+)
ラヴェル(1875-1937):スペイン狂詩曲(#)
チャイコフスキー(1840-1893):弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.11 から
アナダンテ・カンタービレ(弦楽合奏版)(**)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(*/#/**)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(+)
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
録音:1946年9月10日(#)、1947年9月21日(*)、22日(**)、
コンセルトヘボウ、アムステルダム(*/#/**)
1946年3月20、22-23日、ウォルサムストウ会館、ロンドン(+)

CDBP 9813 ¥950
リヒャルト・シュトラウスが指揮する「ドン・キホーテ」1941年版
ウェーバー(1876-1826):オペラ「オイリアンテ」序曲(*)
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第5番ハ短調 Op.67(+)
R・シュトラウス(1864-1949):交響詩「ドン・キホーテ」(#)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ベルリン国立オペラ管弦楽団(+/#)
オスワルト・ウール(チェロ(#))
P・モラシュ(ヴァイオリン(#))
Ph・ハース(ヴィオラ(#))
リヒャルト・シュトラウス(指揮)
録音:1928年12月11日、ベルリン音楽大学(*)/1926年(+)/1941年(#)

CDBP 9814 ¥950
ストラヴィンスキーが自作を指揮・演奏
ストラヴィンスキー(1882-1971):
バレエ組曲「ペトルーシュカ」(*)
バレエ「火の鳥」(+)
ピアノと管弦楽のための奇想曲(#)
交響楽団(*)
ワルテル・ストララム・コンサート管弦楽団(+/#)
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指揮(*/+)、ピアノ(#))
エルネスト・アンセルメ(指揮(#))
録音:1928年6月27-28日、ロンドン(+)
1928年11月8、10日、シャンゼリゼ劇場、パリ(+)
1930年5月8-10日、パリ(#)

CDBP 9815 ¥950
マルグリッド・ロンがラヴェル、ダンディ、ベートーヴェンを演奏
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37(*)
ラヴェル(1875-1937):ピアノ協奏曲ト長調(+)
ダンディ(1851-1931):フランスの山人の歌による交響曲 Op.25(#)
マルグリッド・ロン(ピアノ)
パリ音楽院管弦楽団(*)
フェリックス・ヴァインガルトナー(指揮(*))
管弦楽団(+)
ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ(指揮(+))
コロンヌ交響楽団(#)
ポール・パレー(指揮(#))
録音:1939年6月10日、ピガル劇場、パリ(*)
1932年4月(+)、1934年5月24-25日(#)、アウタジオ・アルベール、パリ(+/#)
(+)は作曲者が立ち会った録音。

CDBP 9816 ¥950
クレメンス・クラウスが指揮するリヒャルト・シュトラウス
R・シュトラウス(1864-1949):
交響詩「ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28(*)
交響詩「死と変容」Op.24(+)
組曲「町人貴族」Op.60(#)
ミラノ・スカラ座管弦楽団(*)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(+)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(#)
クレメンス・クラウス(指揮)
録音:1947年7月23日、ミラノ(*)/1947年12月19-20日、
キングズウェイ・ホール、ロンドン(+)
1929年10月28-29、31日、コンツェルトハウス、ウィーン(#)

CDVS 1919 ¥680
ヤッシャ・ハイフェッツが演奏するバッハ、ヴュータン、グルーエンバーグ
バッハ(1685-1750):2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043(*)
ヴュータン(1820-1881):ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調 Op.31(+)
ルイス・グルーエンバーグ(1884-1964):ヴァイオリン協奏曲 Op.47(#)
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
RCAビクター室内管弦楽団(*)
フランツ・ワックスマン(指揮(*))
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(+)
ジョン・バルビローリ(指揮(+))
サンフランシスコ交響楽団(#)
ピエール・モントゥー(指揮(#))
録音:1946年10月14、19日(*)/1935年3月14日(+)/1945年12月17日(#)
(*)ではヴァイオリン・ソロの両パートをハイフェッツが演奏。

CDVS 1920 ¥680
フルトヴェングラーが指揮するウェーバー、チャイコフスキー
ウェーバー(1876-1826):オペラ「魔弾の射手」から 序曲,第3幕間奏曲(*)
チャイコフスキー(1840-1893):交響曲第6番ロ短調「悲愴」Op.74(+)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
録音:1935年、ベルリン音楽大学(*)
1938年10月25-27日、ベートーヴェン・ホール、ベルリン(+)

<DUTTON>
CDEA 1919 ¥750
バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043
フランツ・ワックスマン指揮
RCAビクター室内管弦楽団 1946年
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ短調Op.31
ジョン・バルビローリ指揮
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 1935年
グルーエンバーグ:ヴァイオリン協奏曲Op. 47
ピエール・モントゥー指揮
サンフランシスコ交響楽団 1945年
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)

CDEA 1920 ¥750
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」-第3幕間奏曲
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調Op.74「悲愴」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1935年(ウェーバー) 1938年(チャイコフスキー)

CDEA 9812 ¥750
ハイドン:交響曲第96番 ニ長調「奇蹟」Hob.I-96
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団  1947年
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調Op.90
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 1946年
ラヴェル:スペイン狂詩曲
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団  1946年
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 1947年
エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム指揮

CDEA 9813 ¥750
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1928年
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調Op.67
ベルリン国立歌劇場管弦楽団 1926年
R・シュトラウス:「ドン・キホーテ」Op.35
バイエルン国立管弦楽団 1941年
R・シュトラウス指揮

CDEA 9814 ¥750
ストラヴィンスキー:
「ペトルーシュカ」組曲
イーゴリ・ストラヴィンスキー指揮
交響楽団   1928年
「火の鳥」組曲
イーゴリ・ストラヴィンスキー指揮
コンセール・ストララム管弦楽団 1928年
ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ
イーゴリ・ストラヴィンスキー(P)
エルネスト・アンセルメ指揮
コンセール・ストララム管弦楽団 1930年

CDEA 9815 ¥750
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
フェリックス・ワインガルトナー指揮
パリ音楽院管弦楽団 1939年
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ペトロ・ドゥ・フレータ=ブランコ指揮
管弦楽団   1932年
ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲op.25
ポール・パレー指揮
コンセール・コロンヌ管弦楽団   1934年
マルグリット・ロン(P)

CDEA 9816 ¥750
R.シュトラウス:
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」Op.28
ミラノ・スカラ座管弦楽団  1947年
交響詩「死と変容」Op.24
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団  1947年
「町人貴族」組曲Op.60
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団   1929年
クレメンス・クラウス指揮




<MEMBRAN>
幾多の欠陥が発覚し、皆様にご迷惑をお掛けしておりましたカサドシュのボック
スですがこの度 再プレスが決定いたしました。

Documents 233380 10枚組 ¥1080
ロベール・カサドシュ:名演集
CD1:
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番、第27番
ジョージ・セル指揮 ケルン放送交響楽団
1960年(第24番) 1958年(第27番)
CD2:
モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」、第12番
ジョージ・セル指揮 コロンビア交響楽団
1954年(第26番) 1955年(第12番)
CD3:
モーツァルト:ピアノ協奏曲第10番(2台のピアノのための)、第20番
ギャビー・カサドシュ(P)
ジョージ・セル指揮 コロンビア交響楽団
1955年(第10番) 1956年(第20番)
CD4:
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1947年
ラヴェル:鏡    1951年
CD5:
ラヴェル:クープランの墓、マ・メール・ロワ、
亡き王女のためのパヴァーヌ、水の戯れ
ギャビー・カサドシュ(P)(マ・メール・ロワ)
CD6:
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番、第9番「クロイツェル」
ジノ・フランチェスカッティ(Vn) 1949年,1953年
CD7:
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番
アンドレ・クリュイタンス指揮 パリ音楽院管弦楽団  1954
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第4番
ユージン・オーマンディ指揮 RIAS交響楽団 1952年
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ジノ・フランチェスカッティ(Vn) 1952,1956
CD8:
ショパン:4つのバラード
ウェーバー:コンチェルトシュテュック
ロマーヌス・フーベルトゥス指揮 ケルン放送響 1950,1954
CD9:
スカルラッティ:11のソナタ集、フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番
カルヴェ四重奏団  1937,1935
CD10:
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番
ジノ・フランチェスカッティ(Vn)  1952,1956




<URANIA>
WS 121.159 2枚組 ¥1450
ヘンデル:歌劇「セルセ」
ルイジ・アルヴァ(セルセ)
ミレッラ・フレーニ(ロミルダ)
ローランド・パネライ(アルサメーナ)
フィオレンツァ・コソット(アトランタ)
イレーネ・コンパネツ(アマストレ) 他
ピエロ・ベルーギ指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団  1962年

WS 121.174 2枚組 ¥1450
ビゼー:歌劇「カルメン」
リーゼ・スティーヴンス(カルメン)
ジャン・ピアース(ドン・ホセ)
ロバート・メリル(エスカミリオ)
リチア・アルバネーゼ(ミカエラ)
フリッツ・ライナー指揮 ローマ歌劇場管弦楽団 1951年

LDV 14004 ¥1080
ヴァンハル:クラリネット・ソナタ集
ルイジ・マギストレッリ(Cl)
キアラ・ニコラ(Fortepiano)

LDV 14005 ¥1080
グラツィアーニ:チェロ・ソナタ集、協奏曲集
マルコ・テストーリ(VC)
ヴァンニ・モレット指揮
I MUSICI DI SANTA PELAGIA




<GALA>
GSMN 001 ¥1650
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」
エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
1958/6/4




<MEMBRAN>
DOCUMENTS 233476 10枚組 ¥1080
ディヌ・リパッティ/名演集
CD1-3:
ショパン:
ピアノ協奏曲第1番
オットー・アッカーマン指揮 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
ピアノ・ソナタ第3番、14のワルツ、3つの練習曲
1941.1947,1950
CD4:
シューマン:ピアノ協奏曲
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 フィルハーモニア管 1948
エネスコ:ピアノ・ソナタ第3番    1943
CD5:
バッハ:
パルティータ第1番
ピアノ協奏曲第1番(ブゾーニ編)
エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
コラール前奏曲「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」(ブゾーニ編)
コラール「主よ、人の望みの喜びよ」(ヘス編) 1947,1950
CD6:
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番  1950
リパッティ:コンチェルティーノ   1948
CD7:
ブラームス:ワルツ集「愛のリート」
ユーグ・キュエノー、ポール・デレンヌ、ドーダ・コンラード
ナディア・ブーランジェ   1937
スカルラッティ:3つのピアノ・ソナタ集  1941,1947
リスト:ペトラルカのソネット第104番  1947
ラヴェル:道化師の朝の歌    1948
リパッティ:左手のためのソナチネ  1943
CD8:
グリーグ:ピアノ協奏曲
アルチェオ・ガリエラ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
ポール・ザッヒャー指揮 南西ドイツ放送交響楽団  1948
CD9,10:
ブザンソン告別リサイタル
バッハ:パルティータ第1番
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番  
シューベルト:即興曲第2番、第3番
ショパン:13のワルツ     1950/9/16

DOCUMENTS 233477 10枚組 ¥1080
バルトーク:作品集
CD1:
管弦楽のための協奏曲
ラファエル・クーベリック指揮 ロイヤル・フィル  1959
CD2:
弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
フェレンツ・フリッチャイ指揮 RIAS交響楽団  1952
舞踏組曲
イーゴリ・マルケヴィチ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1954
CD3:
ピアノと管弦楽のための狂詩曲
アンドール・フォルデス(P)
フェレンツ・フリッチャイ指揮 RIAS交響楽団  1951
2台のピアノと打楽器のためのソナタ
ベラ・バルトーク、ディッタ・パーストリ・バルトーク(P)
Harry J.Baker、Edward J.Rubsan(Percussion) 1940
CD4:
ピアノ協奏曲第2番
ゲザ・アンダ(P)
フェレンツ・フリッチャイ指揮 RIAS交響楽団  1953
ピアノ協奏曲第3番
ジュリアス・カッチェン(P)
エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団 1953
CD5:
弦楽四重奏曲第2番-第4番
ヴェーグ四重奏団       1954
CD6:
弦楽のためのディヴェルティメント
フェレンツ・フリッチャイ指揮 ケルン放送交響楽団  1953
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
イェフディ・メニューイン      1947
CD7:
ミクロコスモス(抜粋)
ベラ・バルトーク、ジュリアス・カッチェン(P)  1940,1952
CD8:
ヴァイオリン協奏曲第2番
イェフディ・メニューイン(Vn)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 フィルハーモニア 1953
2つの肖像
スティーヴン・スタリック(Vn)
ラファエル・クーベリック指揮 ロイヤル・フィル  1959
CD9:
子供のために(第1巻)  ゲザ・アンダ(P) 1954
コントラスト     ベニー・グッドマン(Cl)
ヨゼフ・シゲティ(Vn) ベラ・バルトーク(P) 1940
CD10:
歌劇「青ひげ公の城」
ヘルタ・テッパー(S) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
フェレンツ・フリッチャイ指揮 ベルリン放送交響楽団 1958

DOCUMENTS 232481 3枚組 ¥1300
バッハ:マタイ受難曲 BWV.244
イルムガルト・ゼーフリート(S)
カスリーン・フェリア(A)
ワルター・ルートヴィヒ(T)
オットー・エーデルマン(B)
パウル・シェフラー(Br、イエス)
エーリヒ・カウフマン(B:ペテロ)
ハラルト・プレーグルヘフ(Br:ユダ)
オットー・ヴィーナー(Br:ピラト)
ワルター・ベリー(Br:高僧)
アニー・フェルベルメイヤー(S:ピラトの妻) 他
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ウィーン交響楽団
ウィーン楽友協会合唱団、ウィーン少年合唱団  1950

DOCUMENTS 233489 2枚組 ¥1050
フリッツ・ヴンダーリヒ/名唱集
CD1:
1. Leise, ganz leise klingt`s durch den Raum
(Straus)mit Ernst Stankovski
2. Alles was keck und fesch(Straus)
3. Komm her, du mein reizendes Maderl
(Straus)mit Antonie Fahberg
aus der Operette "Ein Walzertraum"(1-3)
4. Wenn mein Herz Heimweh hat(Katt)
5. Geh` nicht fort(Moltkau)
6. Ein Walzer zu zweien(Dostal)
mit Friederike Sailer aus der Operette "Monika"
7. Gondel,gleite du hinaus(Georgy-Engelhardt)
8. Singende Guitarre(Kowalski)
9. Du warst von Anbeginn nur mir bestimmt
(Kunneke)mit Friederike Sailer
aus der Operette "Zauberin Lola"
10. Niemals lass ich dich allein(Moitkau)
Solo-Trompete:Fritz Wunderlich
11. Ich lebe fur dich(Mehring)
12. Bleib bei mir/Hab` nur dich allein(Lehar)
mit Friederike Sailer
aus der Operette "Der Zarewitsch"
Kolner Rundfunkorchester / Franz Marszalek 1959(1-3)
Das kleine Rundfunkorchester des SWF
Willi Stech 1955(8,10), 1956(5,7,11)
Stuttgarter Philharmoniker / Fritz Mareczek 1957(4,6,9,12)
CD2:
1. Vergiss mein nicht(de Curtis)
aus dem Film "Vergiss mein nicht"
2. Du bist die Frau, die mein Herz sich ersehnt
(Kalman)mit Annemarie Hennig
aus der Operette "Kaiserin Josephine"
3. Gluckswalzer(Inczedy)
4. Bella Maria(Kasper)
5. Narzissen aus Montreux(Leutwiler)
6. Nacht uberm See(Anders)
Solo-Trompete:Fritz Wunderlich
7. Von Liebe und von Gluck(Hasenpflug)
8. Man sagt sich "Du"(Kattnigg)
9. Veilchen, Liebe, Fruhling und du(Kaiser)
10. Fruhlingslied:Es gibt eine Zeit(Leutwiler)
11. Florentiner Mai(Leutwiler)
12. Serenade der Nacht(Grothe)
Berliner Symphoniker / Gerhard Becker 1957(1)
Stuttgarter Philharmoniker / Fritz Mareczek 1958(2)
Das kleine Rundfunkorchester des SWF
Willi Stech 1953(3-12)




<TACTUS>
TC670002 ¥1080
ANTONIO VIVALDI(1678-1741)
In Turbato Mare Irato, motet RV 627
1. Aria(Allegro-Andante molto)2. Recitativo
3. Aria(Larghetto)4. Alleluja(Allegro)
EGIDIO ROMUALDO DUNI(1708-1775)
5. Misero pargoletto, aria from the opera Demofoonte
GEORG FRIEDRICH HANDEL(1685-1759)
6. Ombra mai fu, aria dall`opera Serse
7. Lascia ch`io pianga, aria dall`opera Rinaldo
GEMINIANO GIACOMELLI(1692-1740)
8. Sposa non mi conosci, aria from the Merope
(Largo-Andante-Largo)
EGIDIO ROMUALDO DUNI(1708-1775)
9. Prudentemi chiedi, aria from the opera Demofoonte
Francesco Divito/
Chamber Orchestra [Benedetto Marcello]
Flavio Emilio Scogna

TC811201 ¥1080
Franz Liszt:Sonetti del petrarca e non solo
The Sonetti del Petrarca
(first version of 1838-39; published in 1847)
1. Pace non trovo(Sonetto 104)
2. Benedetto sia l`giorno
3. I` vidi `n terra angelici costumi
4. O Lieb(1845-47)
5. Mignons Lied(1842-56)
6. Angiolin dal biondo crin(second version 1856)
7. La Perla(1868, published in 1872)
8. Die Macht der Musik(1848-49)
The Sonetti del Petrarca
(second version of 1865; published in 1883)
9. Benedetto sia l`giorno
10. Pace non trovo(Sonetto 104)
11. I` vidi `n terra angelici costumi
Chiarastella Onorati, Giulio De Luca




<独UNIVERSAL BOX>
DECCA 4806026 6枚組 ¥3050
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集
ロンド ニ長調 K.485
幻想曲 ニ短調 K.397
ロンド イ短調 K.511
アレグロとアンダンテ K.533
ロンド ヘ長調 K.494
クラウディオ・アラウ(P)




<VOICEPRINT>
TPDVD170(DVD-Video) ¥1550
Ivry Gitlis and the Great Tradition 。
2004年 80分
現役最高齢のヴァイオリンニスト、イヴリー・ギトリスの60年にわたるキャリ
アと音楽に対する情熱を描いたトニー・パーマーのドキュメンタリー作品。
エネスコとティボーに師事したギトリスは個性的な演奏スタイルで19世紀的と
評されているが、一方でローリング・ストーンズの企画したロックプロジェク
トに参加したり、オスカー・ピーターソン、ディジー・ガレスピーなど異なる
ジャンルのミュージシャンとのジャムセッションを行うなど、ジャンルを越え
た音楽活動で知られる。演奏家としての年月の積み重ねを感じさせ、人間味あ
ふれたギトリスの姿を垣間見る。




<SONY>
88697318972 15枚組 ¥3380
グスタフ・レオンハルト/ジュビリー・エディション
※2009年に限定盤でご案内済みですが、価格値下げで限定プレスされます。
CD1:
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
CD2:
J.S.バッハ:
・トッカータ ニ短調BWV913
・愛しきイエスよ、我らはここにBWV731
・キリストは死のとリことなられてもBWV718
・我汝に別れを告げんBWV736
・キリスト者よ、汝らともに神を讃えよBWV732
・キリエ、父なる神よBWV672
・クリステ、世の人すべての慰めなるキリストよBWV673
・キリエ、聖霊なる神よBWV674
・いと高き神にのみ栄光あれBWV675
・『いと高き神にのみ栄光あれ』によるフゲッタBWV679
・『これぞ聖なる十戒』によるフゲッタBWV679
・『我ら皆唯一の神を信ず』によるフゲッタBWV681
・『天にましますわれらの父よ』BWV683
・『我らの主キリスト、ヨルダン川に来り』BWV685
・『深き淵より、我汝に呼ばわる』BWV687
・『我らの救い主なるイエス・キリスト』によるフーガBWV689
・前奏曲とフーガ ホ短調BWV533
CD3:
・ニューマン:パヴァーヌ
・アンマーバッハ:娘がほしい人は
・テイラー:パヴァーヌとガリヤード
・ブリスマン:不滅の統治者よ
・作曲者不詳:パヴァーヌとガリヤード
・作曲者不詳:ガリヤード『カタッチョ』
・作曲者不詳:ガリヤード『ロデサーナ』
・パッヘルベル:トッカータとフーガ変ロ長調
・パッヘルベル:コラール『人は皆死すべきさだめ』
・ケルル:不協和音と掛留によるトッカータ
・パッヘルベル:マニフィカト・フーガ第5番ヘ長調
・メルーラ:クロマティコまたはカプリッチョ
・パスクィーニ:カンツォーネ・フランチェーゼ第7番
・パスクィーニ:リチェルカーレ第4番
・パッヘルベル:マニフィカト・フーガ第10番・第4番・第13番
・ツァッヒョウ:プレリュードとフーガ ト長調
CD4:
・ブクステフーデ:前奏曲とフーガ ト短調 H 25
・ヴェックマン:第2旋法のマニフィカト
・J.S.バッハ:神の小羊なるキリストよ BWV.619
・J.S.バッハ:いと高き所にいます神にのみ栄光あれ BWV.711
・J.S.バッハ:われらに幸いを与えたもうキリストは BWV.620
・シャイデマン:前奏曲第9番
・スウェールリンク:われ汝を呼ぶ、主イエス・キリスト
(4つの変奏曲)
・シャイデマン:主よ、われ汝により頼む
(コラール・ファンタジー第26番)
・ムファット:シャコンヌ(1670)
・フィッシャー:パッサカリア(『ウラニア』1738)
CD5:
ヴェックマン:
組曲ロ短調、トッカータ ホ短調、トッカータ イ短調、
組曲ニ短調、組曲ハ短調、カンツォン ハ長調、トッカータ ニ短調
フローベルガー:
ブランシュロシュ氏の死に寄せる追悼曲、組曲ホ短調、
カプリッチョ ハ長調、リチェルカーレ ニ短調、組曲イ長調
CD6:
ゲオルク・ベーム:
プレルディウム ト短調、組曲ハ短調、カプリッチョ ニ長調、
コラール・パルティータ『ただ愛する神の統べたままに』による
7つの変奏曲、組曲二長調『フランス風序曲』、組曲ヘ短調、
コラール・パルティータ『ああ,いかにはかなき,ああ,いかに
むなしき』による8つの変奏曲、組曲変ホ長調
CD7:
D.スカルラッティ:
ソナタ イ短調K.3、ソナタ ヘ短調K.185/184、ソナタ ロ短調
K.227、ソナタ ヘ短調K.238/239、ソナタ ニ短調K.52、
ソナタ変ホ長調K.192/193、ソナタ イ長調K.208/209、
ソナタ変ホ長調K.252/253、ソナタ ニ短調K.191
CD8:
L.クープラン:
組曲イ短調、組曲ハ長調、パヴァーヌ嬰ヘ短調、組曲ヘ長調、
ブランクロシェ氏の死に寄せるトンボー
CD9:
ラモー:
やさしい訴え、いたずら好き、ミューズたちの対話、つむじ風、
メヌエット、サラバンド、エンハーモニック
ル・ルー:
組曲ヘ長調
ロワイエ:
やさしい女、威厳にみちた女、繊細な女
デュフリ:
クーラント ハ短調『ブーコン』、メヌエット ハ短調、
デュ・ビュック、純真無垢な娘 (鳩)、ロンドー、
ドゥ・ヴァンカンソン、ポトゥアン、ロンドー
CD10:
J.S.バッハ:
・オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1060
・フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲イ短調
BWV.1044
・チェンバロ協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052
フランツヨーゼフ・マイアー(Vn)
ヘルムート・フッケ(Ob)
バルトルド・クイケン(Fl-traverso)
ボブ・ファン・アスペレン(Cemb)
コレギウム・アウレウム合奏団
CD11:
J.S.バッハ:
・カンタータ第27番『たれぞ知らん、わが終りの近づけるを』 BWV.27
・カンタータ第34番『おお永遠の火、おお愛の源よ』 BWV.34
・カンタータ第41番『イエスよ、いま讃美を受けたまえ』 BWV.41
マルクス・シェーファー(T)
ハリー・ヴァン・デル・カンプ(B)
バロック管弦楽団、テルツ少年合唱団
グスタフ・レオンハルト指揮
CD12:
・J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052
・C.P.E.バッハ:チェンバロ、2つのヴァイオリン、ヴィオラと
通奏低音のための協奏曲ニ短調 Wq23
グスタフ・レオンハルト(Cemb、指揮)
レオンハルト・コンソート
CD13:
・コレッリ:ソナタ集 op.5(第7-12)
グスタフ・レオンハルト(Cemb)
フランス・ブリュッヘン(Bfl)
アンナー・ビルスマ(VC)
CD14:
・マレ:『聖ジュヌヴィエーヴの丘』教会の鐘
・ダングルベール:プレリュード・ノン・ムジュレ
・マレ:サント・コロンブ氏への追悼
・フォルクレ:組曲第5番ハ短調
グスタフ・レオンハルト(Cemb)
シギスヴァルト・クイケン(Vn)
ヴィーラント・クイケン(Vla-da-gamba)
CD15:
テレマン:四重奏曲集(ハンブルク、1730)
・四重奏曲第1番-第6番
グスタフ・レオンハルト(Cemb)
バルトルド・クイケン(Fl)
シギスヴァルト・クイケン(Vn)
ヴィーラント・クイケン(Vla-da-gamba)
グスタフ・レオンハルト(Cemb、Org)

<レグルス>
パリ・コン優勝、その後の進化の足跡が明かされるライヴ!
WNNH-1002/3(CD&DVD) ¥4200
渡辺範彦 ギター・リサイタル・ライヴ 1976&1987 [CD&DVD]
[CD]
ヴァイス:幻想曲/J.S.バッハ:
「リュート組曲第4番ホ長調」BWV.1006aよりロンド形式のガヴォット、
「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調BWV.1002」より「テンポ・ディ
・ブーレ」
ヘンデル:
「チェンバロ組曲第2巻-第4番ニ短調HWV.437」より「サラバンド」
「エールズフォードのチェンバロ曲小品集成」より「メヌエットI& メヌエットII」
タンスマン:
組曲「カヴァティーナ」よりプレリュード、サラバンド、スケルツィーノ、舟歌
スペイン民謡:「愛のロマンス」
アントニオ・ラウロ:「ベネズエラ風ワルツ第3番」
ヴィラ=ロボス:
「12の練習曲」より第1番ホ短調-アルペジオのための、
「5つの前奏曲」
(第1番ホ短調「抒情のメロディー」第2番ホ長調「カバドシオの歌」
第3番イ短調「バッハヘの賛歌」第4番ホ短調「インディオへの賛歌」
第5番ニ長調「社交界への賛歌」)
モレノ・トローバ:「マドローニョス」 
[DVD]
ヴァイス:幻想曲
J.S.バッハ:リュート「組曲第4番ホ長調」BWV.1006a
フェルナンド・ソル:モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲Op.9
ヴィラ=ロボス:
「前奏曲集」(全5曲)、「ブラジル民謡組曲」より第1曲「マズルカ=ショーロ」
グラナドス:「スペイン舞曲集」Op.37より第5番ホ短調「アンダルーサ」
アルベニス:組曲「スペインの歌」Op.232より第1曲 前奏曲「アストゥーリアス」
アンコール-スペイン民謡:「愛のロマンス」           
渡辺範彦(ギター)
録音:
1976年8月12日国分寺市 恋ヶ窪公民館(CD)
1987年12月8日国立楽器 音楽の森ホール(DVD)
2004年2月29日に56歳で惜しまれつつ亡くなって早や8年、記録用として録画され
ていた貴重なリサイタルDVDを含む2枚組ライヴ集。
この2種のライヴ録音は、まさしく貴重な宝物である。とりわけDVDは掛替えのな
い喜び…彼という、今の若い人びとにとっては“伝説の人”が、こうして身近に
来ることには、計り知れぬ意義がある。不世出と言われたこのギタリスト=芸術
家が、実際どのようなテクニックを駆使して造型し歌い上げていたのか、それを
今、確かめることができるのだから。(濱田滋郎-解説書より)
【このCD&DVDは、リサイタルのライヴ記録・資料として録音・撮影されたもので
す。映像は1987年に1台のビデオカメラで撮影されたものですが、演奏内容の質の
高さ、及び渡辺範彦氏の映像が世に出ていないこと等を踏まえ、渡辺範彦没後8年
のメモリアルとして発売するものです。】

<MEMORIES>
MR2198/2201 4枚組 ¥2080
(MONO)
ウィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
(ベーム指揮ウィーンフィル、1956年1月ライヴと1960年8月ライヴ)、
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
(クナッパーツブッシュ指揮ウィーンフィル1957年1月ライヴ)
(カンテルリ指揮ニューヨークフィル、1956年3月ライヴ)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
(カイルベルト指揮シュトウットガルト放送響、1953年3月ライヴ)
(シューリヒト指揮ルガノ放送響、1961年4月27日ライヴ)
(コンヴィチュニー指揮ゲヴァントハウス管、1960年4月20日ライヴ)
まさに壮観という他ないバックハウスの協奏曲ライヴ集。モーツァルトは第27
番を2種。ベートーヴェンでは、第4番を2種、「皇帝」を3種も味わえます。
バックハウスが如何にレパートリーを絞り、繰返し、その演奏内容の向上に
傾注していたかが判ります。それに加え、当時の大指揮者が協奏曲の伴奏をど
のように考えていたかも手に取るように判る好企画です。