<クラシック・輸入盤新譜情報 12-02>


<Mercury>
4783824(アナログLP) 6枚組 ¥9250
マーキュリー・リヴィング・プレゼンス・6LPボックス
LP1
チャイコフスキー:大序曲《1812年》(1958年録音)
同:イタリア奇想曲(1955年録音)
ミネアポリス交響楽団 指揮:アンタル・ドラティ
LP2
バラライカの饗宴(1962年録音)
オシポフ国立ロシア民族オーケストラ 
指揮:ヴィタリー・グヌトフ
LP3
ハイ・ファイ・ラ・エスパニョーラ(1957年録音)
イーストマン=ロチェスター・ポップス 指揮:フレデリック・フェネル
LP4
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲(1962年録音)
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ) 
ロンドン交響楽団 指揮:アンタル・ドラティ
LP5
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(1962年録音)
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン) 
ロンドン交響楽団 指揮:アンタル・ドラティ
LP6
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(1960年録音)
バイロン・ジャニス(ピアノ) 
ミネアポリス交響楽団 指揮:アンタル・ドラティ
初回限定盤
180g重量盤
録音:1951-69年
1945年にアーヴィン・グリーン、バール・アダムス、アーサー・タルマッジに
よって設立された名門マーキュリー・レーベルは、ステレオ録音が始まったば
かりの黎明期に多くのすばらしいディスクを世に送り出しました。"You are
there"を謳い文句に、音が生まれるその場にいるような臨場感を再現するマー
キュリー独自の録音方法によって収録された名演を選りすぐり、6枚のアナログ
盤で贈る完全限定版。今回のリリースの為に特別なリマスターがエミール・ベ
ルリナースタジオで施されました。マーキュリー・ファンならずともクラシッ
ク・マニア、そしてオーディオ・ファン必携のアイテムです。




<DECCA>
4783500 ¥1850
(1)ラヴェル:シェエラザード
(2)メシアン:ミのための詩
(3)デュティーユ:時の大時計
ルネ・フレミング(ソプラノ)
アラン・ギルバート指揮
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団((1)(2)) 
小澤征爾指揮フランス国立管弦楽団((3))
録音:2011年5月7日&7月10日パリ オペラ座
メトロポリタン・オペラを中心に活躍するソプラノ、ルネ・フレミング最新ア
ルバムは、フランスの近代&現代歌曲。千夜一夜物語を題材にしたラヴェルの
「シェエラザード」は意外にもフレミングにとって初録音。「ミのための詩」
は作曲家メシアンが妻にささげた作品。そして今年96歳になるデュティーユの
「時の大時計」は、2007年サイトウ・キネン・フェスティバル松本で初演され
た「時間 大時計」に補筆して完成された作品で、2009年5月にパリのシャン
ゼリゼ劇場で小澤征爾指揮フランス国立管の伴奏、フレミングのソロで初演さ
れました。このアルバムでも初演メンバーの演奏で収録されています。




<Deutsche Grammophon>
47952(4790052) ¥1850
ユジャ・ワン/ファンタジア
ラフマニノフ:絵画的練習曲第4番-6番
ラフマニノフ:幻想的小品集-第1番「悲歌」
スカルラッティ:ソナタ ト長調KK455
グルック:オルフェオとエウルディーチェ-メロディ
アルベニス:イベリア-トリアーナ
ビゼー/ホロヴィッツ編:カルメンの主題による変奏曲
シューベルト/リスト編:糸を紡ぐグレートヒェン
J.シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214 
ショパン:ワルツ第7番 Op.64 No.2
デュカス/ユジャ・ワン編:魔法使いの弟子
スクリャービン:前奏曲(Op.11 No.11/Op.13 No.6/Op.11 No.12)
スクリャービン:12の練習曲第9番 Op.8 No.9
スクリャービン:2つの詩曲 第1番 Op.32 No.1
サン=サーンス/リスト&ホロヴィッツ編:死の舞踏 
ユジャ・ワン(ピアノ)
録音:2011年12月13日-17日 ベルリン テルデック・スタジオ
超絶ピアニスト、ユジャ・ワンDG4枚目。アンコール・ピースを集めた魅力的
なアルバムが登場です。
987年北京生まれ。6歳からピアノを学び始め、北京の中央音楽学院を経て、
フィラデルフィアに移りカーティス音楽院でゲイリー・グラフマンに師事。
2008年にカーティス音楽院卒業。2005年にズーカーマン指揮のオタワ・ナショ
ナル・アーツ・センター管弦楽団とメジャー・コンサート・デビューをしてか
ら、カナダ中の記者が「スター誕生」と注目し始め、2006年以降、シカゴ響、
ニューヨーク・フィル、ボストン響、サンフランシスコ響、サンクトペテル
ブルク・フィル、他、一流オーケストラへの客演やリサイタルが激増。2009年
はロス・フィル、ロンドン響、モーツァルト管とルツェルン祝祭管、他多数の
一流オケへの客演、パリ、ロンドン、ミュンヘン、他でのリサイタル、ミケラ
ンジェリ音楽祭、バートキッシンゲン音楽祭、ヴェルビエ音楽祭でのリサイタ
ルも予定され破竹の快進撃を続けている。



<Deutsche Grammophon>
4779963 ¥1350
1.ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番
2.ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番《葬送》
3.同:舟歌 嬰ヘ長調
4.同:子守歌 変ニ長調
エレーヌ・グリモー(ピアノ)
録音:2004年12月 ベルリン
2004年3月に発表したドイツ・グラモフォン移籍第1弾《クレド》で、その独特
のプログラミングと演奏の完成度が各紙誌で高い評価を得たフランスの女流ピ
アニスト、エレーヌ・グリモーの第2弾。ラフマニノフのソナタ第2番は、デン
オン・レーベルに録音があり、また、ショパンも今までにいくつかの曲の録音
を行っており、十八番にますます磨きがかかっています。

4779962 ¥1350
ブラームス:ハンガリー舞曲集(全21曲)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:1982年 ウィーン
ブラームスがハンガリーに旅して収集したジプシーや農民の音楽をもとに作曲
した《ハンガリー舞曲集》は、民族色豊かなピアノ連弾用の作品ですが、自身
やドヴォルザークの管弦楽編曲によってより広く親しまれるようになりました。
誇張のないテンポ、巧妙なオーケストラ・コントロール、一貫したアプローチ
によるアバドの指揮に応え、ウィーン・フィルハーモニーが豊麗な響きを駆使
して躍動感溢れる胸のすくような快演を聴かせています。

4779970 ¥1350
カルメン幻想曲-ヴァイオリン名曲集
1.サラサーテ:カルメン幻想曲
2.ショーソン:詩曲
3.サン=サーンス:ハバネラ
4.ラヴェル:ツィガーヌ
5.サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮:ズービン・メータ
録音:1986年9月 ニューヨーク
現代を代表するヴィルトゥオーソ・ヴァイオリニスト、パールマンによる、
ヴァイオリン名曲集です。きめ細やかで滑らかな美音や鮮やかなテクニック、
そして豊な表現力が魅力のパールマン。その豊富なキャリアが生み出した多彩
な技巧と表現力がすべて味わえる、文字通り珠玉のような名曲集です。

4779971 ¥1350
1.ヴィヴァルディ: 協奏曲集《四季》
2.クライスラー: ヴァイオリン協奏曲
ギル・シャハム(ヴァイオリン)
オルフェウス室内管弦楽団
録音:1993年12月 ニューヨーク
天才シャハムの美音とオルフェウス室内管との緊密なアンサンブルが楽しめる
作品で、選曲も魅力。クライスラーの協奏曲は、ヴィヴァルディの様式で書か
れており、洒脱なシャハムの演奏が聴きものです。

4779969 \1350
1.サン=サーンス:交響曲第3番《オルガン付き》
2.デュカス:交響詩《魔法使いの弟子》
3.ベルリオーズ:歌劇《海賊》序曲
4.同:歌劇《ベンヴェヌート・チェッリーニ》序曲
5.同:序曲《ローマの謝肉祭》
サイモン・プレストン(1:オルガン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
録音:1986年6月 ベルリン
色彩感に溢れたオーケストラと壮麗なオルガンの響きが効果的に対置されたサ
ン=サーンス円熟期の第3交響曲は、循環形式の手法によって細部に至るまで
有機的に関連付けられ、全体が見事に統一された作品です。切れ味の鋭い現代
的感覚で人気の高いレヴァインはこの交響曲の本質を明快に捉え、ベルリン・
フィルハーモニーを見事にドライヴして壮大なスケールの演奏を繰り広げてい
ます。

4779966 \1350
メンデルスゾーン:
1.八重奏曲
2.弦楽四重奏のための4つの小品
3.弦楽四重奏曲第6番
エマーソン弦楽四重奏団
録音:2004年4月 ニューヨーク
バッハ《フーガの技法》やハイドン《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》
など、意欲的な録音を行ってきたエマーソン弦楽四重奏団が、オーソドックス
なレパートリーに回帰。特に有名な八重奏曲の多重録音は必聴です。

4779965 \1350
ヘンデル:アリア集
1.きらめくケルビムの間に/2.武器を執れ、戦士たちよ!/3.おお主よ
4.誇りと名誉は/5.そうだ、足かせと縄目のなかでこそ
6.緑の野よ、心地よい森よ/7.そなたら、わが力の選り抜きの使者たちよ
8.不吉な嵐が起こり/9.俺は怒り狂う、溶ける、燃え尽きる!
10.おお、さくらんぼよりも赤く/11.そなたの赴くところ
12.復讐、復讐-ティモテウスは叫ぶ/13.抜け目のない狩人は
14.私が愛するすずかけの木々の/15.オンブラ・マイ・フ
16.万軍の主はこう言われる/17.その来る日には、だれが耐え得よう
18.なにゆえ、もろもろの国びとは騒ぎたち
19.ここで、あなたがたに奥義を告げよう/20.ラッパが響いて
ブリン・ターフェル(バス・バリトン)
スコットランド室内管弦楽団
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
録音:1997年7月 エジンバラ
ウェールズ出身の今をときめく若きバス・バリトン歌手、ブリン・ターフェル
が、ヘンデルのオペラやオラトリオのアリアを歌った1枚。ターフェルのノー
ブルな歌唱をたっぷりご堪能ください。

4779964 ¥1350
1.シューマン:ピアノ協奏曲
2.グリーグ:ピアノ協奏曲
クリスティアン・ツィマーマン(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1981年9月 ベルリン
ロマン派のピアノ協奏曲の傑作2曲を聴くアルバムです。ツィマーマンの明快
なタッチが紡ぎ出す美しい音色としなやかな感性による表現を、カラヤンが
指揮するベルリン・フィルハーモニーの絶妙ともいえるバックが支え、詩情豊
かな演奏を展開しています。

4779967 ¥1350
モーツァルト:
1.ミサ曲《戴冠式ミサ》
2.エクスルターテ・ユビラーテ
3.ヴェスペレ
バーバラ・ボニー(ソプラノ)
キャスリン・ウィン・ロジャーズ(アルト)
ジェイミー・マクドゥグル(テノール)
スティーヴン・ガッド(バス) イ
ングリッシュ・コンサート&合唱団 
指揮:トレヴァー・ピノック
録音:1993年9月 ロンドン
美しく華麗で厳粛、しかもオペラに勝るとも劣らない魅惑的なモーツァルトの
教会音楽を実現したピノックの名盤。《戴冠式ミサ》のアニュス・デイ、《エ
クスルターテ・ユビラーテ》における名花ボニーの活躍も聴きものです。

4779968 ¥1350
オペラ・アリア集
1.モーツァルト:父よ、兄よ、さようなら
2.同:残酷ですって! いいえ、私はあなたのもの
3.ベルリオーズ:愛と尊敬の間で
4.ベッリーニ:私にとって今日は何と素晴らしい日
5.マスネ:私が女王様のように街を歩くと
6.ドニゼッティ:あたりは静寂に閉ざされ
7.グノー:トゥーレの王、何と美しい姿
8.ドヴォルザーク:ルサルカ、白銀の月よ
9.プッチーニ:私が町を歩くと
アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジャナンドレア・ノセダ
録音:2003年3月 ウィーン
ロシアが生んだ当代きっての人気ソプラノ、ネトレプコのデビュー・アリア集。
本格的なソロ・デビューとなる本作では、ウィーン・フィルが伴奏を務めるな
ど、期待の大きさが窺える内容となっています。

<EMI CLASSICS>
●EMI MASTERS(NEW PACKAGE SERIES)
EMIクラシックスの名演、名盤を厳選してお届けする好評のEMI MASTERSシリー
ズのカヴァーを一新。いずれも12Pブックレット 

CDMW-6783432 ¥900
1.フンメル:トランペット協奏曲変 ホ長調
2.L.モーツァルト:トランペット協奏曲 ニ長調
3.テレマン:トランペット協奏曲 ニ長調
4.ヴィヴァルディ:トランペット協奏曲 変イ長調
演奏:モーリス・アンドレ(トランペット)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
録音:1974年5月28-29日
Philharmonie, Berlin

CDMW-6782922 ¥900
1.マーラー:交響曲第9番 ニ長調 
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・ジョン・バルビローリ指揮
録音:1964年1月10-11、14&18、Jesus-Christus-Kirche,Berlin

CMSW-6787122 2枚組 ¥1350
CD1
1.モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K467
(第1&3楽章のカデンツァ=バレンボイム)
録音:1968年10月1-2日 No.1Studio, Abbey Road , London
2..モーツアルト:ピアノ協奏曲第20番 二短調 K466
(第1楽章カデンツァ=ベートーヴェン/フィッシャー編、
第3楽章バレンボイム)
録音:1967年1月1-2日 No.1 Studio, Abbey Road, London
CD2
1.モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K488
(第1楽章のカデンツァ=モーツァルト)
録音:1967年1月1-2日 No.1 Studio, Abbey Road, London
2..モーツアルト:ピアノ協奏曲第27番 ロ短調 K595
(第1楽&3楽章のカデンツァ=モーツァルト)
録音:1967年1月3-4日 No.1 Studio, Abbey Road, London
3.モーツァルト:ピアノと管弦楽のためのロンド 二短調 K382
録音:1971年11月25-26日 No.1 Studio, Abbey Road, London
演奏:ダニエル・バレンボイム(ピアノ&指揮)
イギリス室内管弦楽団

CDMW-6787632 ¥900
1.グリーグ:ペール・ギュント(劇付随音楽)
-結婚行進曲
-イングリッドの嘆き
-山の魔王の宮殿にて
-朝
-オーセの死
-アラビアの踊り
-ソルヴェイグの歌
-アニトラの踊り
-ペール・ギュントの帰郷
-ソルヴェイグの子守歌
2.グリーグ:4つの交響的舞曲 作品64
録音:1956年6月5、18日,21&29日&1957年4月1日
3.グリーグ:演奏会用序曲「秋に」作品64-2
4.グリーグ:古いノルウェーの旋律と変奏 作品51
録音:1955年11月&12月 
No.1 Studio Abbey Road , London
演奏:イルゼ・ホルベルク(ソプラノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ビーチャム合唱協会
サー・トーマス・ビーチャム指揮

CDMW-6790012 ¥900
1.ドリーブ:「歓楽の王」-ガイヤルド、パヴァーヌ、ブーケのシーン、
マドリガル、パスピエ、フィナーレ
録音:1958年5月12&16日 Salle Wagram, Paris
2.ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
録音:1957年3月25日 No.1 Studio, Abbey Raod, London
3.ドビュッシー:放蕩息子-コルテージとエア
録音:1959年10月5日、No.1 Studio, Abbey Road London
4.サン=サーンス:「サムソンとデリラ」-ダゴンの巫女たちの踊り、
バッカナール
録音:1958年10月20日&1959年11月23日 
Kingsway Hall & Abbey Road. London
5.ベルリオーズ:「ファウストのごう罰」-シルフの踊り、メヌエット
録音:1957年3月25日 No.1 Studio, Abbey Raod, London
6.マスネ:「シンデレラ」-ワルツ
録音:1957年10月9日 Salle Wagram, Paris
7.グノー:「ファウスト」-ヌビエンヌ、アダージョ、古典舞踊、
クレオパトラのヴァリアシオン、
トロイ人、鏡のヴァリアシオン、フィルネの踊り
録音:1957年10月9日&6月3日 Salle Wagram, Paris
演奏:ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
サー・トーマス・ビーチャム指揮

CDMW-6783282 ¥900
1.モーツァルト:ホルン協奏曲 第1番 ニ長調 K412
2.モーツァルト:ホルン協奏曲 第2番 変ホ長調 K417
3.モーツアルト:ホルン協奏曲 第3番 変ホ長調 K447
4.モーツァルト:ホルン協奏曲 第4番 変ホ短調 K495
演奏:デニス・ブレイン(ホルン)
フィルハーモニア管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
5.モーツァルト:ピアノと管楽器のための五重奏曲 K452
演奏:コリン・ホースリー(ピアノ)、
デニス・ブレイン&ウィンド・アンサンブル
レオナード・ブレイン(オーボエ)、
フィルハーモニア管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
録音:1953年11月12-13日、Kingsway Hall,1954年5月23日 
No.1 Studio, Abbey Road, London

CDMW-6783042 ¥900
1.トーマス・タリス:Spem in alium
録音:2008年7月9-11日、Chapel of King's College, Cambridge
2.アレグリ:ミゼレーレ・メイ・デウス
録音:1983年7月18-20日、Chapel of King's College, Cambridge
3.モンテヴェルディ:聖母マリアのための夕べの祈り(抜粋)
-Concerto:Nigra Sum、-Psalm 112:Laudate pueri
-Sonata sopra Sancta Maria
録音:1975年7月28日ー8月1日、Chapel of King's College, Cambridge
演奏:アーリー・ミュージック・コンソート・オブ・ロンドン、
フィリップ・レッジャー指揮
エリー・アメリンク(ソプラノ)、ノーマ・バロウズ(ソプラノ)、
チャールズ・ブレット(カウンターテナー)、ロバート・ティア-(テノール)、
アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)、マーティン・ヒル(テノール)
ジョン・ノーブル(バリトン)
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団
4.バード:5声のためのミサ
録音:1980年7月21-22&24日、Chapel of King's College, Cambridge
演奏:ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団

CDMW-6787082 ¥900
1.リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調
2.リスト:ハンガリー狂詩曲 第6番 変二短調
3.リスト:ハンガリー狂詩曲 第8番 嬰へ短調(カプリッチョ)
4.リスト:ハンガリー狂詩曲 第9番 変ホ長調
5.リスト:ハンガリー狂詩曲 第10番 ホ長調(プレリューディオ)
6.リスト:ハンガリー狂詩曲 第11番 イ短調
7.リスト:ハンガリー狂詩曲 第12番 嬰ハ短調
8.リスト:ハンガリー狂詩曲 第13番 イ短調
9.リスト:ハンガリー狂詩曲 第14番 ヘ短調
10.リスト:ハンガリー狂詩曲 第15番 イ短調(ラコツキー)
録音:1972年3月、1973年2月、1974年2月、6月&11月、1975年2月、3月&7月
Salle Wagram, Paris
演奏:ジョルジ・シフラ(ピアノ)

CDMW-6787222 ¥900
1.パーセル:トランペットを吹き鳴らせ
2.パーセル:インドの女王-Let us wander, not unseen
3.パーセル:アーサー王-Shepherd, shepherd, cease decoying
録音:1945年10月21日、No.3 Studio, Abbey Road , London
4.ヘンデル:オットーネ-Spring is coming
5.ヘンデル:オットーネ-Come to me, soothing sleep
録音:1945年4月20日、No.3 Studio, Abbey Road, London
6.グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」-Chiamo il mo ben cosi
7.グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」-Deh! Placatevi con me
8.グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」-Che puro ciel!
9.グルック「オルフェオとエウリディーチェ」-Che feci mai ?
録音:1951年 Municipal Theatre, Amsterdam
10. モーリス・グリーン:O Praise The Lord
11. モーリス・グリーン:I will lay me down in peace
12.メンデルスゾーン:I would that my love
13.メンデルスゾーン:挨拶Op.63-2
録音;1945年10月21日 No.3 Studio, Abbey Road, London
14. マーラー:亡き子をしのぶ歌 
録音:1949年10月4日 Kingsway Hall, London
演奏:キャスリーン・フェリアー(コントラルト)
ジェラルド・ムーア(ピアノ) (1-5、10-13)
イソベル・バイユ(ソプラノ) (1-3、12-13)
オランダ歌劇場管弦楽団&合唱団・チャールズ・ブルック指揮(6-9)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団・ブルーノ・ワルター指揮(14-18)

CMSW-6787302 2枚組 ¥1350
ショパン:
1.夜想曲 第1番 作品9-1
2.夜想曲 第2番 作品9-2
3.夜想曲 第3番 作品9-3
4.夜想曲 第4番 作品15-1
5.夜想曲 第5番 作品15-2
6.夜想曲 第6番 作品15-3
7.夜想曲 第7番 作品27-1
8.夜想曲 第8番 作品27-2
9.夜想曲 第9番 作品27-3
10.夜想曲 第10番 作品32-2
11.夜想曲 第11番 作品37-1
12.夜想曲 第12番 作品37-2
13.夜想曲 第13番 作品48-1
CD2
1.夜想曲 第14番 作品48-2
2.夜想曲 第15番 作品55-1
3.夜想曲 第16番 作品55-2
4.夜想曲 第17番 作品62-1
5.夜想曲  第18番 作品62-2
6.夜想曲 第19番 作品72-1
7.前奏曲 第1番 作品28-1
8.前奏曲 第2番 作品28-2
9.前奏曲 第3番 作品28-3
10.前奏曲 第4番 作品28-4
11.前奏曲 第5番 作品28-5
12.前奏曲 第6番 作品28-6
13.前奏曲 第7番 作品28-7
14.前奏曲 第8番 作品28-8
15.前奏曲 第9番 作品28-9
16.前奏曲 第10番 作品28-10
17.前奏曲 第11番 作品28-11
18.前奏曲 第12番 作品28-12
19.前奏曲 第13番 作品28-13
20.前奏曲 第14番 作品28-14
21.前奏曲 第15番 作品28-15
22.前奏曲 第16番 作品28-16
23.前奏曲 第17番 作品28-17
24.前奏曲 第18番 作品28-18
25.前奏曲 第19番 作品28-19
26.前奏曲 第20番 作品28-20
27.前奏曲 第21番 作品28-21
28.前奏曲 第22番 作品28-22
29.前奏曲 第23番 作品28-23
30.前奏曲 第24番 作品28-24
録音:1966年5月&6月(夜想曲)、1959年2月&5月(前奏曲)、
Salle Wagram, Paris
演奏:サンソン・フランソワ(ピアノ)

CDMW-6783182 ¥900
ラヴェル:
1.ピアノ協奏曲 ト長調
2.左手のためのピアノ協奏曲
録音:1959年7月1-3日 Salle Wagram , Paris
演奏:パリ国立音楽院管弦楽団、アンドレ・クリュイタンス指揮
3.高雅で感傷的なワルツ 
録音:1967年3月22-24日、6月1-8日、7月18-21日
Salle Wagram, Paris
4.夜のガスパール-オンディーヌ、絞首台、スカルボ
録音:1967年6月5&8日、 Salle de l'Alcazar, Monte Carlo
演奏:サンソン・フランソワ(ピアノ)

CDMW-6783292 ¥900
プッチニー:
1.歌劇「蝶々夫人」-ある晴れた日に
2.歌劇「蝶々夫人」-かわいい坊や
3.歌劇「エドガール」-さらば、愛しい人よ
4.歌劇「エドガール」-エドガールの村で
5.歌劇「つばめ」-ドレッタの素晴らしい夢
6.歌劇「ラ・ボエーム」-私の名はミミ
7.歌劇「ラ・ボエーム」-私が街を歩くと
8.歌劇「ラ・ボエーム」-あなたの愛の呼ぶ声に<ミミの別れ>
9.歌劇「西部の娘」-遠い、ソレダードにいた頃
10.歌劇「マノン・レスコー」-華やかに着飾っても
11.歌劇「マノン・レスコー」-一人寂しく捨てられて
12.歌劇「修道女アンジェリカ」-母もなしに
13.歌劇「ジャンニ・スキッキ」-私のお父さん
14.歌劇「妖精ヴィッリ」-もしもあなたのようにちっちゃな花ならば
15.歌劇「トゥーランドット」-お聞き下さい、王子様
16.歌劇「トゥーランドット」-氷のような姫君の心も
17.歌劇「トゥーランドット」-この宮殿の中で
18.歌劇「トスカ」-歌に生き、愛に生き *
録音:2004年7月20-29日、Auditorium di Milano
*2002年 8月 No.1 Studio, Abbey Road, London
演奏:アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
ロベルト・アラーニャ(テノール) (2、17)
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
ロイヤル・オペラ・コーラス
アントニオ・パッパーノ指揮

CMSW-6783332 2枚組 ¥1350
ドビュッシー:
CD1
前奏曲集 第1集
CD2
前奏曲集 第2集
録音:1953年8月15-16(CD1)
1954年12月9-10日(CD2)
演奏:ワルター・ギーゼキング(ピアノ)

CDMW-6787022 ¥900
1.モーツァルト:レクイエム 二短調 K626
録音:1978年9月16-17日、Kingsway Hall, London
演奏:ヘレン・ドナート(ソプラノ)、
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)、
ロバート・ティア(テノール)、ロバート・ロイド(バス)
フィルハーモニア合唱団&管弦楽団、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
2.モーツァルト:エクスルターテ・ユビラーテ K165/158Xa
録音:1987年4月24-28日、No.1 Studio, Abbey Raod, London
演奏:バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
アカデミー室内管弦楽団、サー・ネヴィル・マリナー指揮

CDMW-6783092 ¥900
シューベルト:冬の旅 D911 全曲
演奏:トーマス・ハンプソン(バリトン)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
録音:1997年3月18-21日、Bavaria Musik Studio, Munich

CDSW-6787052 ¥900
1.ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調
演奏:ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ムスティスタフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
録音:1969年9月15-17日、Jesus-Christus-Kirche, Berlin
2.ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調作品102
演奏:ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
クリーヴランド管弦楽団
ジョージ・セル指揮
録音:1969年5月12-13日、Severance Hall, Cleveland, Ohio

CDMW-6783052 ¥900
シューベルト:
1.交響曲第8番ロ短調D759「未完成」
2.交響曲第9番ハ長調D944「ザ・グレート」
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
録音:1975年1月8日(1)、1977年6月19-12(2)
Philharmonie , Berlin

CDSW-6783122 2枚組 ¥1350
R.シュトラウス:
1.ツァラトゥストラはかく語りき 作品30
録音:1971年9月5-15日
2.ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら 作品28
3.死と浄化 作品24
4.サロメ-7つのヴェールの踊り
録音:1970年6月13-24日
CD2
1.ドン・ファン 作品20
録音:1970年6月13-24日
2.英雄の生涯 作品40
録音:1970年3月26-30日
3.薔薇の騎士-ワルツ・シークエンス
録音:1973年6月22-29日
演奏:ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
ルドルフ・ケンペ指揮

CDSW-6783152 2枚組 ¥1350
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV232
演奏:アグネス・ギーベル(ソプラノ)、
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、
ニコライ・ゲッダ(テノール)、ヘルマン・プライ(バリトン)、
フランツ・クラス(バス=バリトン)
BBC合唱団
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、オットー・クレンペラー指揮
録音:1967年10月18-20、23-26、30-31
11月6-7、9-10日

CDMW-6783302 ¥900
ブラームス:ドイツ・レクイエム 作品45
演奏:エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)
ディートリッヒ・フィッシャー・ディースカウ(バリトン)
ラルフ・ダウンズ(オルガン)
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
オットー・クレンペラー指揮
録音:1961年1月2日、3月21、23&25日&4月26日
Kingsway Hall, London

CMSW-6782992 2枚組 ¥1350
ワーグナー:
1.「リエンツィ」 序曲
録音:1960年3月2-3日
2.「タンホイザー」-序曲、第3幕への前奏曲
録音:1960年2月23-24日、1960年3月
3.「ローエングリン」-プレリュード(第1幕)、プレリュード(第3幕)
録音:1960年2月25日、3月3日
4.「ニュルンベルクのマイスタージンガー」-プレリュード、弟子たちの踊り
録音:1960年3月1-2日、3月8日
5.「パルシファル」-プレリュードード(第1幕)
録音:1961年6月14日
CD2
1.「さまよえるオランダ人」-序曲
録音:1960年2月24-25日
2.「ラインの黄金」-ヴァルハラへの入場
録音:1961年10月24日
3.「ワルキューレ」-ワルキューレの騎行
録音:1960年3月10日
4.「ジークフリート」-森の
録音:1961年11月13日
5.「神々の黄昏」-間奏ジークフリートのラインへの旅、
間奏ジークフリートの葬送行進曲
録音:1961年11月22日
6.「トリスタンとイゾルデ」-プレリュード、愛の死
録音:1960年3月1-3日
演奏:フィルハーモニア管弦楽団
オットー・クレンペラー指揮

CMSW-6787412 2枚組 ¥1350
J.S.バッハ:
CD1
1.ソナタ第1番ト短調 BWV1001
録音:1954年3月26&31日
2.パルティータ第1番ロ短調BWV1002
録音:1956年2月6日
3.ソナタ第2番イ短調 BWV1003
録音:1956年7月27日
CD2
1.パルティータ第2番二短調 BWV1004
録音:1954年3月23-24日
2.ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
録音:1956年3月5&16-17日
3.パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
演奏:ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)

CDMW-6787062 ¥900
1.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品77
録音:1976年11月30日&1976年12月1日Medinah Temple, Chicago
2.ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調 作品53
録音:1974年7月9-11日 Saints Church, Tooting, London
演奏:イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
シカゴ交響楽団、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 (1)
ロンドンフィルハーモニー管弦楽団、ダニエル・バレンボイム指揮(2)

CDMW-6783352 ¥900
1.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」全曲
録音:1976年5月18-20日、No.1Studio, Abbey Road, London
演奏:イツァーク・パールマン(ヴァイオリン&指揮)、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
2.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ハ短調「疑い」 
3.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲イ短調
4.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲イ長調
録音:1982年7月21-22日&1983年7月8日
Frederick R. Mann Auditorium, Tel Aviv, Israel
演奏:イツァーク・パールマン(ヴァイオリン&指揮)、
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団

CDMW-6787072 ¥900
ショパン:
1.ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11
録音:1960年4月20-21日、No.1 Studio, Abbey Road, London
演奏:マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団、パウル・クレツキ指揮
2.夜想曲第4番ヘ長調作品15-1
3.夜想曲第5番嬰へ長調作品15-2
4.夜想曲第7番嬰ハ短調作品27-1
5.夜想曲第8番変ニ長調作品27-2
6.バラード第1番ト短調作品23
7.ポロネーズ第6番変イ長調作品53「英雄」
録音:1968年6月17-21日&7月1-3日、Salle Wagram, Paris
演奏:マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)

CDMW-6787042 ¥900
オルフ:世俗の賛歌「カルミナ・ブラーナ」全曲
録音:1974年6月25-27日、Kingsway Hall, London
演奏:シーラ・アームストロング(ソプラノ)、
ジェラルド・イングリッシュ(テノール)、
トーマス・アレン(バリトン)
セント・クレメント・デインズ・グラマー・スクール少年合唱団
オードリー・クリフォード(合唱指揮)
ロンドン交響楽団&合唱団
アーサー・オールダム(合唱指揮)
アンドレ・プレヴィン指揮

CDMW-6787232 ¥900
ハイドン:
1.チェロ協奏曲第1番ハ長調
(カデンツァ:ブリテン)
2.チェロ協奏曲第2番ニ長調
(カデンツァ:ロストロポーヴィチ)
録音:1975年11月15-16日、No.1 Studio, Abbey Raod
演奏:ムスティスタフ・ロストロポーヴィチ(チェロ&指揮)
アカデミー室内管弦楽団

CDMW-6787512 ¥900
シュワルツコップ/シューベルト歌曲集
1.楽に寄す D547
2.春に D882
3.悲しみ D772
4.ガニュメート D544
5.緑野の歌 D917
6.糸を紡ぐグレートヒェン D118
7.恋人のそばに D162
8.若い尼僧 D828
9. シルヴィアに D891
10.水の上で歌う D774
11.夜のすみれ D752
12.ミューズの子 D764
録音:1952年10月4-7日、No.1a Studio, Abbey Road, London
演奏:エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)
エドウィン・フィッシャー(ピアノ)

CDMW-6787102 ¥900
ベートーヴェン:
1.交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
2.交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
ライブ録音:2002年4月29日ー5月17日
Groser Musikvereinssaal, Vienna
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル指揮

CDMW-6783322 ¥900
1.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
録音:1958年4月30日 No.1 Studio, Abbey Road, London
演奏:ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団、エフレム・クルツ指揮
2.ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調作品26
録音:1956年Kingsway Hall, London
演奏:ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団、ワルター・サスキンド指揮
ジュエルケース、12ページ・カラー・ブックレット




<EMI GREECE>
CDCW-0275982 ¥1500
1.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37
2.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
演奏:アルド・チッコリーニ(ピアノ)
マイロン・ミカイリディス指揮、テッサロニキ国立交響楽団
録音:2008年5月26-31日 テッサロニキコンサート・ホール
ジュエル・ケース、8ページ・ブックレット
50年以上に及ぶキャリアの中、初のベートーヴェンの協奏曲の録音!
コンサートで意気投合したギリシャの2大オケの1つ、テッサロニキ国立交響楽
団との共演で、年齢を感じさせないエネルギッシュな演奏を聴かせる。

CDSW-0282532 2枚組 ¥1880
Alexandros Mirat etc.
Thanassis Moraitis:Pictures for the sadness of the blond 
girls of Eleni
現代ギリシャの音楽シーンで活躍するコンポーザー/シンガー/リサーチャー
であるThanassis Moraitisの6つの作品をCD2枚に収録。現在多くの社会問題を
かかえるギリシャにとって、この作品は、ギリシャ人の美学がつまっており、
心の落ち着きを取り戻せるものとギリシャの新聞で高い評価を得ている。
Moraitisは、ビザンティン音楽を学びながらクラシック音楽を独学で学んだ珍
しい経歴の持ち主。
CD1
1. A Cycle songs on poems by Greek poet Kostas Karyotakis(1896-1928)
for voice, string orchestra and wind
演奏:Megaron Orchestra, Camerata of the Friends of Music
Soloist: Vangellis Chrisopoulos(oboe)
Christina Pantelidou(Eng. Horn), Antonis Lagos(French Horn)
Maria Bildea(harp) 指揮:Alexandros Myrat
2. Elegy for solo violincello
Soloist: Renato Ripo(cello)
3. String Quartet No.1 in chromatic modes
New Hellenic Quartet
CD2
1. Amsterdam Concerto(for guitar and string orchestra)
演奏:Megaron Orchestra, Camerata of the Friends of Music
Soloist:Dimitris Kotronakis(Guitar)、指揮:Alexandros Myrat
2. Stories of grandma sea
/for dulcimer, cembalo, vaiolincello & contrabass
演奏:Soloist:Ourania Lampropoulou(dulcimer), Takis Farazis(cembalo),
Renato Rip(Cello), Vassilis Liarmakopoulos(Contrabass)、
指揮:Takis Farazis
3. Faum for quanun, lira of Istanbul, ney, violincello & contrabass
演奏:Sophia Lampropoulou(quanun), Socrates Sinopoulos(lira of Istanbul),
Charis Lambrakis(ney), Renato Ripo(Cello),
Vangellis Zografos(contrabass)
指揮:Thanassis Moraitis
録音:2009年7月29日、10月1日、Studio Sierra, Greece
ジュエルケース、8ページ・ブックレット



<EMI CLASSICS>
CDCW-0843782 ¥1500
カール・ジェンキンス作:「ザ・ピースメイカーズ」 PART1
1.Blessed are the Peacemakers(Text Matthew)
2.Fanfare:Pax(Text:Peace in various languages)
3.Peace, Peace!(Text:Percy Bysshe Shelley)
4. I offer you peace(Text: Mahatma Gandhi)
5. Inner Peace(Text:The 14th Dalai Lama)
6. Healing Light :A Celtic Prayer
(Text:Anon.Deep Peace of the running wave to you)
7. A Meditation:Peace is..(Terry Waite)
8. Evening Prayer(Text:Anon "Matthew" Mark , Luke & John)
INTERMEZZO
PART2
9. Solitude(Instrumental for Violin and Orchestra)
10.Fiat Pax in virtute tua(Text:Psalm 122, Mother Teresa,
Albert Schweitzer, Qu'ran)
11.He had a dream
(Elegy for Martin Luther King)(Text:Carol Barratt/Karl Jenkins)
12. The Dove(Text:Carol Barratt)
13. The Peace prayer of St. Francis of Assisi(Text:Anon.(English))
14. One Song(Sir Thomas Mallory/Rumi/Barratt/Jenkins)
15. Let there be justice for all(Nelson Mandela)
16. Dona nobis pacem(Trad/Baha u' llah)
17. Anthem:Peace, triumphant peace
(Barratt/Anne Frank/St.Seraphim of Sarov)*
演奏:ロンドン交響楽団
ベルリン放送合唱団、バーミンガム市ユース・コーラス、
カール・ジェンキンス指揮、ガレス・デイヴィス(フルート)
The ReallyBig Chorus-1000 Voices, conducted by Karl Jenkins *
ルーシー・クロウ(ソプラノ)、クロエ・ハンスリップ(ヴァイオリン)他
混沌とした時代に平和をよびかける、魂のコンポーザー、カール・ジェンキン
ス。最新作は、2部からなる壮大な合唱作品で、テキストには平和のために尽く
したガンジーやルーサー牧師、ダライ・ラマ、ネルソン・マンデラにマザー・
テレサなどの言葉を引用。コーランと聖書の言葉に加え、Terry Waites新テ
キストも採用。演奏はロンドン交響楽団、合唱は、ベルリン放送合唱団にバー
ミンガム市ユース・コーラス、そしてイギリス全国からの参加者からなる1000
人の大合唱団。壮大な合唱とオーケストラの指揮は、もちろん、カール・ジェ
ンキンス本人による。




<VIRGIN CLASSICS>
DVBW-0709599(DVD-Video) 2枚組
ロッシーニ:「オリー伯爵」
ファン・ディエゴ・フローレス(テノール) ・・・オリー伯爵
ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)・・・・・・・・・・・・アデル 伯爵夫人
ジョイス・ディ・ドナート(メゾ・ソプラノ)・・・・・・イゾリエ
ステファン・ドヴグー(バリトン)・・・・・・・・・・・
マウリツィオ・ベニーニ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団
2011年春にMETで上演され話題を呼んだ、ロッシーニ最後のオペラ・コミック。
主役にフローレスとダムラウを迎えた豪華キャストで、見事な歌合戦を展開。
演出は、ブロードウェイでトニー賞を受賞し、METでも大ヒット作品を手掛け
たバートレット・シャー。話題の新プロダクションのDVD化!
(「オリー伯爵」は1828年パリ・オペラ座で発表されたフランス語台本による
オペラ。)

VBSW-3270152 3枚組 ¥1650
ヴァリアス/ヴォイセズ・オブ・ヘヴン
グレゴリオ聖歌から、20世紀のバーバー:アニュス・デイまで、3時間に及ぶ天
国的な音楽の旅! 混乱の時代に求めらる、癒しの音楽の数々を収録!
CD1
1.バーバー:アニュス・デイ
/デイヴィッド・ヒル指揮・ウィンチェスター大聖堂合唱団
2.トラッド/Why art thou Amazed, o Mary ?/シスター・キールツ
3.フォーレ:レクイエム-ピエ・イエス 
4.フォーレ:レクイエム-イン・パラディズム
マガリ・ダミ(ソプラノ)、ローザンヌ器楽&声楽アンサンブル
5.グノー:聖チェチーリア荘厳ミサ曲-ベネディクトゥス
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)、
ジョルジュ・プレートル指揮・フランス放送管弦楽団&合唱団
6.プーランク:スターバト・マーテル-スターバト・マーテル・ドロローサ
リチャード・ヒコックス指揮
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア、ウェストミンスター・シンガーズ
7.シャルパンティエ:聖金曜日のためのテネブレ
ジェラール・レーヌ(アルト)、イル・セミナリオ・ムジカーレ
8.カンプラ:レクイエム(冒頭)
ウィリアム・クリスティ指揮・レ・ザール・フロリサン
9.ラフマニノフ:晩? 作品37 Nunc Dimittis
スティーヴン・クレオベリー指揮・キングス・カレッジ合唱団
10.ペルト:De profundis(深き淵より)
クリストファー・バウワーズ=ブロードベント(オルガン)、
エストニア・フィルハーモニー合唱団
11.タヴァナー:God is With Us
デイヴィッド・ヒル指揮・ウィンチェスター大聖堂合唱団
12.ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:
O vos imitatores /エミリー・ヴァン・エヴェラ(ソプラノ)
13.トーマス・タリス:我汝の他に望みなし/タヴァナー・コンソート&合唱団、
アンドリュー・パロット指揮
14.グレゴリオ聖歌:Veni Creator Spiritus
15.グレゴリオ聖歌:アレルヤ /ダウンサイド・アビイの修道士達
CD2
1.ロッシーニ:小ミサ・ソレムニス-キリエ/スティーヴン・クレオベリー指揮
キングス・カレッジ合唱団、カティア&マリエル・ラベック(ピアノ)、
2.プッチーニ:グロリア・ミサ-キリエ/ミシェル・コルボ指揮
リスボン・グルンキアン財団管弦楽団&合唱団
3.ヴェルディ:レクイエム-レクイエム
/アンジェラ・マリア・ブラシ(ソプラノ)
ミシェル・コルボ指揮・リスボン・グルベンキアン財団管弦楽団&合唱団
4.ヴェルディ:聖歌四篇-アヴェ・マリア
リッカルド・ムーティ指揮・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
スウェーデン放送合唱団、ストックホルム室内合唱団
5.ボンテンポ:レクイエム(To the memory of Luis Vaz de Camoes, op 23)
-アニュス・デイ
ミシェル・コルボ指揮・リスボン・グルベンキアン財団交響楽団&合唱団
6.ケルビーニ:ミサ曲 ディ・シメイ-十字に架けられ
リッカルド・ムーティ指揮・バイエルン放送交響楽団&合唱団
7.ケルビーニ:レクイエムハ長調-ピエ・イエス
リッカルド・ムーティ指揮・バイエルン放送交響楽団&合唱団
8.ヴィヴァルディ:
スターバト・マーテル-スターバト・マーテル・ドロローサ
デイヴィッド・ダニエルズ(カウンターテナー)、
ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテ
9.ヴィヴァルディ:主が家を建てるのでなければ RV608-Cum dederit delectis
デイヴィッド・ダニエルズ(カウンターテナー)、
ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテ
10.ヴィヴァルディ:マニフィカト-Et misericordia
11. -グロリア・グロリア・イン・エクセルシス・デオ
/アンドリュー・パロット指揮
タヴァナー・コンソート&プレイヤーズ
12.ペルゴレージ:スターバト・マーテル-スターバト・マーテル・ドロローサ
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)、ジェラール・レーヌ(アルト)、
イル・セミナリオ・ムジカーレ
13 .スカルラッティ:スターバト・マーテル
-スターバト・マーテル・ドロローザ
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)、ジェラール・レーヌ(アルト)、
イル・セミナリオ・ムジカーレ
14.モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り-急ぎ我を助けに来たり給え
クリスティーナ・プルハール指揮・ラルペッジャータ
15.ロッティ:十字に架けられ
アンドリュー・パロット指揮・タヴァナー・コンソート&合唱団
16.アレグリ:ミゼレーレ(冒頭)
/スティーヴン・クレオベリー指揮・キングス・カレッジ合唱団
17.グランディ:O quam te pulchra es
/フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)、
アンサンブル・アルタセルセ
18.パレストリーナ:教皇マルチェリスのミサ:-アニュス・デイ
サー・デイヴィッド・ウィルコックス指揮・キングス・カレッジ合唱団
19. コルシカ伝承音楽:スターバト・マーテル
アンサンブル・バルバラ・フルトゥーナ
CD3
1.JSバッハ:主よ、人の望みの喜びよ
アンドリュー・パロット指揮・タヴァナー・コンソート&プレイヤーズ
2.JSバッハ:ミサ曲ロ短調 BWV232:世の罪を除きたもう主よ
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮・コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
3.JSバッハ:われは満ち足れり
デイヴィッド・ダニエルズ(カウンターテナー)、ハリー・ビケット指揮
ザ・イングリッシュ・コンサート
4.JSバッハ:マタイ受難曲-われは涙ながらにここにひざまずき
5.JSバッハ:ヨハネ受難曲-主よ、われらを治めたまう主よ
ヴォルフガング・ゲンネンヴァイン指揮・コンソルティウム・ムジク
南ドイツ・マドリガル合唱団
6.ヘンデル:主は言われた-De torrente in via bibet
ナタリー・デセイ(ソプラノ)、カリーヌ・デエー(ソプラノ)、
エマニュエル・アイム指揮
ル・コンセール・ダストレ
7.ヘンデル:メサイア-ハレルヤ
/アンドリュー・パロット指揮・タヴァナー・コンソート&合唱団
8.ヘンデル:祭司ザドック
/スティーヴン・クレオベリー指揮・キングス・カレッジ合唱団
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
9.モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
/サー・ロジャー・ノリントン指揮
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、シュッツ・クワイア・オブ・ロンドン
10.モーツァルト:ミサ曲ハ短調-キリエ
ナタリー・デセイ(ソプラノ)、
ルイ・ラングレ指揮・ル・コンセール・ダストレ
11.モーツァルト:証聖者の荘厳な晩?-ラウダテ・ドミヌム
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)、サー・ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー室内管弦楽団&合唱団
12.ハイドン:ミサ ハ長調「聖チェチーリア・ミサ」-十字に架けられ
ヘレン・ワッツ(コントラルト)、ジークムント・ニムスゲルン(バス)、
ゲルハルト・ヴィルヘルム指揮
ヴェルナー・ケルチュ・インストルメンタル・アンサンブル
13.ハイドン:ミサ曲ハ長調「よき四季斎日のミサ」-アニュス・デイ
サー・ネヴィル・マリナー指揮
ドレスデン国立管弦楽団、ライプチヒ放送合唱団
14.メンデルスゾーン:詩篇42番  
リチャード・ヒコックス指揮・シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア、
ロンドン交響楽団合唱団
15.シューベルト:ミサ曲第6番 D950-サンクトゥス
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮・バイエルン国立放送交響楽団&合唱団
16.シューベルト:アヴェ・マリア/バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)、 
エリック・エリクソン指揮・ストックホルム室内管弦楽団
マルチパック、3CD,12ページ・ブックレット

<SONY CLASSICAL>
8869791631-2(84CD+1DVD) \11800
アルトゥーロ・トスカニーニ・コンプリートRCAレコーディングズ
■枚数:84CD+1DVD=85枚組
■仕様:外箱は蓋つきのカードボード製キャップボックス、各ディスクはダブル紙ジャケットに収容(オリジナルLPジャケット・デザインではありません)
■CDサイズのハードカヴァー別冊解説書付き グールド、ホロヴィッツ、ハイフェッツ、そしてルービンシュタインに続き、ソニー・クラシカルが放つヴィンテージ・アーティストのメガ・コンプリート・コレクション・ボックスは、イタリアの生んだ20世紀最大の巨匠指揮者、アルトゥーロ・トスカニーニ(1867-1957)です。ちょうど20年前(1992年)に発売された「アルトゥーロ・トスカニーニ大全集」の待望の再発売。トスカニーニの最晩年の録音にも関わったRCA名プロデューサー、故ジャック・ファイファーが全面的に監修・プロデュースした92年の「大全集」は、トスカニーニの全録音を初めてCD化したボックスセットで、トスカニーニの芸術を知る上での基礎資料となった重要なリイッシューとなりました。今回の発売にあたっては、紙ジャケット、キャップボックス仕様となり、大幅な省スペース化を実現。一部を最新のリマスターに差し替えることで音質面では万全を期しつつ、92年のセット発売時には含まれなかったCD2枚分(Disc83&84)のEMIへのBBC交響楽団とのセッション録音と、トスカニーニの生涯を追ったドキュメンタリーDVD「トスカニーニ-ザ・マエストロ(完全版)」が追加されることで、トスカニーニが20世紀の演奏史に.した巨大な足跡をより充実した形で辿ることが可能になりました。その30有余年にわたる演奏の変遷は、一人の偉大な芸術家の成長の過程を記録するとともに、音楽受容を根本的に変えることになった録音というメディアの進化の歴史をも映し出していると言えるでしょう。
・トスカニーニが1920年から1954年にかけて録音し、RCAから正規に発売された全録音を収録。
・基本的に1992年に発売された82枚組のボックスセット「アルトゥーロ・トスカニーニ・コレクション」のカップリングを踏襲。
・1992年発売のデジタル・リマスターを基本に、2for1シリーズ、JVC XRCDシリーズなど、可能な限り最新のリマスター音源を採用。
・CD2枚分となるEMIへの正規セッション録音を合わせて収録。
・CDサイズのハードカヴァー別冊解説書付き(トスカニーニのエキスパートであるモーティマー・H・フランク、ミヒャエル・ステーグマンによる新たなライナーノーツ、RCA録音のディスコグラフィを所収)
・DVD「トスカニーニ-ザ・マエストロ」(完全版、1988年制作のTV用ドキュメンタリー)を収録。
曲目詳細はこちらにあります


8869191944-2 \1480
1.イントロダクション
2.朗読「僕の革命の友達は、どこへ行ってしまったのか」(英語)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
3.交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」
4.朗読「僕の革命の友達は、どこへ行ってしまったのか」(仏語)
[演奏]
エリン・ウォール(ソプラノ)
藤村美穂子(メッゾ・ソプラノ)
サイモン・オニール(テノール)
ミハイル・ペトレンコ(バス)
モントリオール交響楽団合唱団、ターフェルムジーク室内合唱団
[合唱指揮:アイヴァース・タウリンス]
モントリオール交響楽団
指揮:ケント・ナガノ
2&4.ヤン・マルテル(朗読)
[録音]2011年9月7日、9日&10日、モントリオール、メゾン・サンフォニ
ーク・ド・モントリオールのこけら落とし公演でのライヴ・レコーディング
これは2011年9月、モントリオールの新しいコンサートホールで、モントリ
オール響の新たな本拠地であるメゾン・サンフォニーク・ド・モントリオー
ルのこけら落とし公演でのライヴ・レコーディングで、これまで同様、固い
バチによるティンパニや、対向配置でヴィブラートを控えめにした弦楽パー
トなど、オリジナル楽器演奏のメソードを取り入れることで、緊張感の高い
演奏を実現。合唱にはモントリオール響合唱団に加え、バロック演奏でその
名を知られるターフェルムジークの室内合唱団を起用することで、よりきめ
細やかな表現が加えられている。
オリジナル・アルバムのタイトルは「人類の悲哀と人間愛」。ヤン・マルテ
ルによる朗読「僕の革命の友達は、どこへ行ってしまったのか」を加えるこ
とで、200年前に書かれたベートーヴェンの音楽が21世紀に持つ意味合いを
強く意識した、こだわりのケントらしいコンセプト。


●SONY CLASSICAL MASTERS BOX SET-全10タイトル
初回生産限定盤
ソニー・クラシカルによるバジェット・シリーズ【MASTERS BOX SET】。
100年以上の歴史を誇るアメリカ発の老舗クラシック・レーベル、SONY
CLASSICALとRCA RED SEAL両レーベルの誇る豊富なカタログから、音楽ファ
ンならだれでも一度は聴いておくべきクラシック音楽の定番名曲を、定評
あるアーティストの名演で幅広く取り揃え、お買い得なバジェット・プラ
イスにて続々リリース中の好評シリーズです。
※初回生産限定盤
※白を基調とした目に留まりやすいアートワーク・デザイン。
※ベルリンのb-sharpスタジオにて、24ビット / 88.2KHzリマスタリングを
行い、よりマスターテープに忠実で伸びやかなサウンドを実現しています。
※このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディ
スクの紙ジャケットに記載されています。

8869193073-2 4枚組 \1480
ドビュッシー:ピアノ作品全集
【Disc1】『前奏曲集第1巻』『映像第1集』『映像第2集』
【Disc2】『前奏曲集第2巻』『版画』『組曲「子供の領分」』
『レントより遅く』
【Disc3】『12の練習曲』『仮面』『スケッチ帳より』『喜びの島』
『英雄的な子守歌』『アルバムの1ページ』『エレジー』
『ハイドンを讃えて』『小さな黒ん坊』
【Disc4】『ベルガマスク組曲』『忘れられていた映像』
『ピアノのために』『2つのアラベスク』『バラード』『夢』
『ロマンティックなワルツ』『夜想曲 変ニ長調』『マズルカ』
『ボヘミア風舞曲』『舞曲(スティリー風タランテラ)』
『コンクールのための小品』
ポール・クロスリー(P)
[録音:1992年, デジタル]
洗練された美しく、またエキゾチックで官能的な響きで人気の高いドビュッ
シー。フランス印象派を代表する作曲家ドビュッシーのピアノ曲は、ドイツ
やオーストリア、ロシアの作曲家とは違った、煌びやかで水彩画のように淡
く彩りを変える和音やメロディが特徴的です。フランス音楽の名解釈で知ら
れるポール・クロスリーの演奏は、鋭敏かつ論理的であり、ドビュッシーの
本来の美しさ取り戻した秀演で、たっぷり堪能することができます。


8869191805-2 5枚組 \1850
ベートーヴェン&ブラームス:ピアノ協奏曲全集
【Disc1】
ベートーヴェン:
『ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15』『ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19』
【Disc2】
ベートーヴェン:
『ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37』『ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58』
【Disc3】
ベートーヴェン:『ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」』
モーツァルト:『ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503』
【Disc4】
ブラームス:
『ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15』
『ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調Op.24』
【Disc5】
ブラームス:
『ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83』『ワルツ集Op.39』
レオン・フライシャー(P)
ジョージ・セル(指揮)クリーヴランド管弦楽団
[録音:1957-1961年, ステレオ]
10代から演奏活動を繰り広げ将来を嘱望されながら、演奏家として絶頂期に
あった30代で難病により右手が使えなくなり、以後は左手のみの演奏および
指揮、教育活動に専念していたフライシャー。彼は治療の甲斐あって2004年
には両手での録音ができるまでに回復した奇跡のピアニストです。ここに収
録された協奏曲集は、ジョージ・セル指揮&クリーヴランド管弦楽団の強力
なサポートを得て、レオン・フライシャーのピアノが見事に冴え渡る名演ば
かりです。


8869191804-2 6枚組 \1950
モーツァルト:弦楽四重奏曲集「ハイドン・セット」&弦楽五重奏曲全集
【Disc1】
『弦楽四重奏曲第14番ト長調K.387』『弦楽四重奏曲第15番ニ短調K.421』
【Disc2】
『弦楽四重奏曲第16番変ホ長調K.428』
『弦楽四重奏曲第17番変ロ長調K.458「狩り」』
【Disc3】
『弦楽四重奏曲第18番イ長調K.464』
『弦楽四重奏曲第19番ハ長調K.465「不協和音」』
【Disc4】
『弦楽五重奏曲第1番変ロ長調K.174』『弦楽五重奏曲第4番ト短調K.516』
【Disc5】
『弦楽五重奏曲第2番ハ短調K.406』『弦楽五重奏曲第5番ニ長調K.593』
【Disc6】
『弦楽五重奏曲第3番ハ長調K.515』『弦楽五重奏曲第6番変ホ長調K.614』
グァルネリ弦楽四重奏団
アイダ・カヴァフィアン(Va:五重奏1&5番)
スティーヴ・テーネンボム(Va:五重奏2&4番)
キム・カシュカシャン(Va:五重奏3&6番)
【Disc1】
『弦楽四重奏曲第14番ト長調K.387』『弦楽四重奏曲第15番ニ短調K.421』
【Disc2】
『弦楽四重奏曲第16番変ホ長調K.428』
『弦楽四重奏曲第17番変ロ長調K.458「狩り」』
【Disc3】
『弦楽四重奏曲第18番イ長調K.464』
『弦楽四重奏曲第19番ハ長調K.465「不協和音」』
【Disc4】
『弦楽五重奏曲第1番変ロ長調K.174』『弦楽五重奏曲第4番ト短調K.516』
【Disc5】
『弦楽五重奏曲第2番ハ短調K.406』『弦楽五重奏曲第5番ニ長調K.593』
【Disc6】
『弦楽五重奏曲第3番ハ長調K.515』『弦楽五重奏曲第6番変ホ長調K.614』
グァルネリ弦楽四重奏団
アイダ・カヴァフィアン(Va:五重奏1&5番)
スティーヴ・テーネンボム(Va:五重奏2&4番)
キム・カシュカシャン(Va:五重奏3&6番)
1965年にデビュー以来、アメリカ室内楽のホープとして活躍、晩年のアル
トゥール・ルービンシュタインが惚れこんで共演録音を希望したことでも知
られるグヮルネリ弦楽四重奏団で、骨太のモーツァルト解釈を実現。実力派
ヴィオラ奏者3人をむかえてデジタル・ライヴ録音された五重奏曲全集。
彼らにとってRCAへの最後の録音となったもので、そのデビュー20周年を記
念して1984年から1985年にかけてメトロポリタン美術館で行われた演奏会
デジタル・ライヴ収録されたのがこの弦楽五重奏曲全集で、ヴィオラ・パー
トに、アイダ・カヴァフィアン、スティヴン・テーネンボム、そしてキム・
カシュカシャンという名手3人を迎えています。
[録音:Disc1-3:1971-1975年, ステレオ/Disc4-6:1984-1985年, デジタル]


8869191555-2 7枚組 \2100
ハイフェッツ・プレイズ・ベートーヴェン
【Disc1】
『ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61』
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
シャルル・ミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団
『ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70-1「幽霊」』
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn), レナード・ペナリオ(P),
グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)
【Disc2】
『ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12-1』
『ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.12-2』
『ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12-3』
『ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調Op.23』
【Disc3】
『ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」』
『ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調Op.30-1』
『ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30-2』
『ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30-3』
【Disc4】
『ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」*』
『ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96』
『セレナード ニ長調Op.8**』
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn), エマニュエル・ベイ(P),
ブルックス・スミス(P*)
ウィリアム・プリムローズ(Va**), グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc**)
【Disc5】
『弦楽三重奏曲第2番ト長調Op.9-1』『弦楽三重奏曲第3番ニ長調Op.9-2』
『ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調Op.1-1*』
【Disc6】
『弦楽三重奏曲第4番ハ短調Op.9-3』『弦楽三重奏曲第1番変ホ長調Op.3』
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn), ウィリアム・プリムローズ(Va),
グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc), ジェイコブ・ラテイナー(P*),
【Disc7】
『ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」』
『12のドイツ舞曲WoO.8より第6番*』
『「アテネの廃墟」Op.113-トルコ行進曲*』
『シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調(Klaviertrio)D.898,Op.99』
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn), アルトゥール・ルービンシュタイン(P),
エマニュエル・フォイアマン(Vc), アンドレ・ブノア(P*)
『ロマンス第1番ト長調Op.40』『ロマンス第2番ヘ長調Op.50』
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
ウィリアム・スタインバーグ(指揮)
RCAビクター交響楽団
[録音:1951-1964年, モノラル&ステレオ]
有無を言わせぬハイフェッツ節を満喫できる、歴史的なベートーヴェンの名
盤。ベートーヴェンの協奏曲は1955年にミュンシュ=ボストン響との共演で
録音されたもので、トスカニーニ=NBC響とのSP録音に続くハイフェッツ2度
目の録音。ミュンシュのからっとした明るい響きによるオーケストラにサポ
ートされて、磨きぬかれたハイフェッツならではの個性的なソロを堪能でき
ます。カデンツァはヨアヒム(第1楽章)とアウアー(第3楽章)作をハイフェッ
ツがアレンジしたものを使用。プリムローズやピアティゴルスキーと取り組
んだベートーヴェンの弦楽三重奏曲など、ハイフェッツの室内楽演奏の神髄
を聴くこともできます。


8869191548-2 14枚組 \2850
ワーグナー:「ニーベルングの指環」全曲
マレク・ヤノフスキ(指揮)ドレスデン・シュターツカペレ
【Disc1-2】
『楽劇「ラインの黄金」』
テオ・アダム, ジグムント・ニムスゲルン, ペーター・シュライアー,
マッティ・サルミネン, 他
【Disc3-6】
『楽劇「ワルキューレ」』
ジャニーヌ・アルトマイヤー, ジェシー・ノーマン, クルト・モル,
イヴォンヌ・ミントン, テオ・アダム, ジークフリート・イェルサレム, 他
【Disc7-10】
『楽劇「ジークフリート」』
ルネ・コロ, ジグムント・ニムスゲルン, ジャニーヌ・アルトマイヤー,
テオ・アダム, ッティ・サルミネン, 他
【Disc11-14】
『楽劇「神々の黄昏」』
ジャニーヌ・アルトマイヤー, ルネ・コロ, マッティ・サルミネン,
ジグムント・ニムスゲルン, 他
[録音:1980-1983年, デジタル]
史上初の全曲デジタル録音となった記念すべき「指環」全曲。ワーグナー
が半生を費やして完成した大作「ニーベルングの指環」。ワーグナーを得意
とするヤノフスキが優れた歌手を集めて3年以上の歳月をかけて完成させた
史上初の全曲デジタル録音で、名門ドレスデン・シュターツカペレのいぶし
銀のワーグナー・サウンドと天下の名歌手たちがこの曲のエッセンスを心ゆ
くまで堪能させてくれます。


8869191682-2 5枚組 \1850
ベートーヴェン:交響曲全集
【Disc1】
『交響曲第1番ハ長調Op.21』『交響曲第7番イ長調Op.92』
【Disc2】
『交響曲第2番ニ長調Op.36』『交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」』
【Disc3】
『交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」』『交響曲第8番ヘ長調Op.93』
【Disc4】
『交響曲第4番変ロ長調Op.60』『交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」』
【Disc5】
『交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」』
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
ボストン交響楽団
ジェーン・マーシュ(Sp), ジョセフィーヌ・ヴィージー(Ms),
プラシド・ドミンゴ(T), シェリル・ミルンズ(Br),
プロ・ムジカ合唱団, ニューイングランド音楽院合唱団
[録音:1962-1969年, ステレオ]
堅実、正統派といった代名詞で呼ばれることの多い職人的指揮者ラインスド
ルフ。彼が7年足らずのボストン響音楽監督時代の1962-1969年の録音。50歳
台の彼は、オケのバランスを徹底して整え、ずっしりとした重厚なベートー
ヴェン像を描いていきます。またボストン交響楽団の唯一のベートーヴェン
交響曲全集でもあります。


8869191411-2 12枚組 \2700
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集
【Disc1】
『ピアノ協奏曲第1番ヘ長調K.37』『同第2番変ロ長調K.39』
『同第3番ニ長調K.40』『同第4番ト長調K.41』
【Disc2】
『ピアノ協奏曲第5番ニ長調K.175』『同第6番変ロ長調K.238』
『3台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.242(2台用版)*』
【Disc3】
『ピアノ協奏曲第8番ハ長調K.246「リュッツォウ」』
『同第9番変ホ長調K.271「ジュノーム」』
『2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365(316a)*』
【Disc4】
『ピアノ協奏曲第11番ヘ長調K.413』『同第12番イ長調K.414』
【Disc5】
『ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415』『同第14番変ホ長調K.449』
【Disc6】
『ピアノ協奏曲第15番変ロ長調K.450』『同第16番ニ長調K.451』
【Disc7】
『ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453』『同第18番変ロ長調K.456』
【Disc8】
『ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.459』『同第20番ニ短調K.466』
【Disc9】
『ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467』『同第22番変ホ長調K.482』
【Disc10】
『ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488』『同第24番ハ短調K.491』
【Disc11】
『ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503』『同第26番ニ長調K.537「戴冠式」』
【Disc12】
『ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595』『ロンド ニ長調K.382』『ロンド イ長調K.386』
マレイ・ペライア(P, 指揮)
ラドゥ・ルプー(P*)
イギリス室内管弦楽団
[録音:1975-1984年, ステレオ・アナログ&デジタル]
巨匠ピアニスト、ペライアが弾き振りしたモーツァルト:ピアノ協奏曲全集。
ペライアはホロヴィッツとの親交によりヴィルトゥオーゾ・ピアニストとし
て変貌を遂げましたが、もともとはモーツアルトの抒情あふれる演奏で人気
のピアニストです。「頭のよくなるモーツァルト」(93年英ネイチャー誌)
の実験で使われたのは、他ならぬこのペライアの録音だったことでも話題と
なっています。


8869192008-2 6枚組 \1950
チャイコフスキー:
バレエ「くるみ割り人形」「眠りの森の美女」「白鳥の湖」(全曲)
【Disc1-2】
『バレエ「くるみ割り人形」Op.71(全曲)』
【Disc3-4】
『バレエ「眠りの森の美女」Op.66(全曲)』
【Disc5-6】
『バレエ「白鳥の湖」Op.20(全曲)』
レナード・スラットキン(指揮)
セントルイス交響楽団
[録音:1985-1991年, デジタル]
音楽一家として著名なスラットキン家のルーツはロシアにあり、すでに交響
曲全集と三大バレエの全曲盤のレコーディングを行うなど、チャイコフスキ
ーを得意にしています。あまり全曲盤としては録音されないこれら三大バレ
エですが、スラットキンは交響的に響かすことによって、情景をことさら
意識せずに純音楽的にアプローチして成功しています。セントルイス交響楽
団の上品で美しいオーケストラの音色にも心がひかれます。


8869191685-2 14枚組 \2850
ストコフスキーRCAステレオ・レコーディングス1954-1975
20世紀の演奏・録音史に輝かしい業績を残した個性派の巨匠レオポルド・ス
トコフスキー(1882-1977)。彼が残した数多くの録音の中で、演奏のみなら
ず録音のクオリティが高いRCAへのステレオ録音を収録。彼の描き出す音の
魔術は鬼才ストコフスキーならではのものでしょう。
[Disc14]には、貴重なリハーサルも収録。
【Disc1】
ベートーヴェン:
『交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」』『序曲「コリオラン」Op.62』
ブラームス:『大学祝典序曲Op.80』
『ストコフスキー、オーケストラについて語る』
-ロンドン交響楽団
[録音:1974年,ステレオ]
【Disc2】
ハチャトゥリアン:『交響曲第3番ハ長調「シンフォニー・ポエム」』,
ショスタコーヴィチ:
『交響曲第6番ロ短調Op.54』『バレエ「黄金時代」組曲Op.22a』
シカゴ交響楽団
[録音:1968年,ステレオ]
【Disc3】
メノッティ:『バレエ「セバスティアン」組曲』,
プロコフィエフ:
『バレエ「ロメオとジュリエット」Op.64-噴水の前のロメオ/ジュリエット
/ロメオとジュリエット/ジュリエットの墓の前のロメオ/ジュリエット
の死」』
NBC交響楽団
[録音:1954年,ステレオ]
【Disc4】
ワーグナー:
『ワルキューレの騎行』
『楽劇「トリスタンとイゾルデ」-第3幕への前奏曲』
『楽劇「ラインの黄金」-ヴァルハラ城への神々の入城』
シンフォニー・オブ・ジ・エア
[録音:1960年,ステレオ]
『歌劇「タンホイザー」序曲とヴェーヌスベルクの音楽』
『歌劇「リエンツィ」序曲』『楽劇「ワルキューレ」-魔の炎の音楽』
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
[録音:1961&1973年,ステレオ]
【Disc5】
ワーグナー:
『楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」-第3幕への前奏曲/徒弟
たちの踊り
マイスタージンガーの行進曲』
『楽劇「トリスタンとイゾルデ」-前奏曲と愛の死』
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
[録音:1973年,ステレオ]
『楽劇「神々の黄昏」-夜明けとジークフリートのラインへの旅/ジークフ
リートの葬送行進曲/ブリュンヒルデの自己犠牲(オーケストラ版)』
ロンドン交響楽団
[録音:1974年,ステレオ]
【Disc6】
ベートーヴェン:『天は語る Op.48-4』,『深い河(黒人霊歌)』
ヘンデル:『歌劇「セルセ」-「オンブラ・マイ・フ」』
フンパーディンク:『歌劇「ヘンゼルとグレーテル」-夕べの祈り』
J・S・バッハ:『カンタータ第147番-主よ人の望みの喜びよ』
ラフマニノフ:『ヴォカリーズ Op.34-14』, 『あめつちこぞりて(頌栄)』
ワーグナー:『歌劇「タンホイザー」-巡礼の合唱』
J・S・バッハ:『カンタータ第208番-羊は安らかに草を食み』
チャイコフスキー:『9つの無伴奏混声合唱曲-第6曲「われらが父よ」』
グルック:
『歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」-主よ、我をききたまえ(精霊の
踊り)』
ロンドン新交響楽団, ノーマン・ルボフ合唱団
[録音:1961年,ステレオ]
ヘンデル:『組曲「水上の音楽」』
RCAビクター交響楽団 [録音:1961年,ステレオ]
【Disc7】
カントルーブ:
『「オーヴェルニュの歌」-アントゥエノ/羊飼いの乙女/泉の水/バイレ
ロ/牧場を通っておいで/女房持ちはかわいそう/子守歌』
ヴィラ=ロボス:『ブラジル風バッハ第5番』
ラフマニノフ:『ヴォカリーズOp.34-14』
アンナ・モッフォ(Sp), アメリカ交響楽団
[録音:1964年,ステレオ]
【Disc8】
ドヴォルザーク:『交響曲第9番ホ短調 Op.95「新世界より」』
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
[録音:1973年,ステレオ]
スメタナ:『交響詩「モルダウ」』『歌劇「売られた花嫁」序曲』
RCAビクター交響楽団
[録音:1960年,ステレオ]
【Disc9】
チャイコフスキー:『交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」』
ロンドン交響楽団
[録音:1973年,ステレオ]
エネスコ:『ルーマニア狂詩曲第1番イ長調Op.11』
リスト:『ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調』
RCAビクター交響楽団
[録音:1960年,ステレオ]
【Disc10】
R=コルサコフ:『交響組曲「シェエラザード」Op.35』
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
[録音:1975年,ステレオ]
R=コルサコフ:『「ロシアの復活祭」序曲Op.36』
シカゴ交響楽団
[録音:1968年,ステレオ]
【Disc11】
J・S・バッハ(ストコフスキー編):
『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番BWV1004-シャコンヌ』
『パルティータ第3番ホ長調BWV1006-プレリュード』
『神はわがやぐら『管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068-G線上のアリア』
『小フーガ ト短調BWV578』
『カンタータ第156番-シンフォニア アリオーソ』
『目覚めよと呼ぶ声がきこえBWV645-眠れるものよ、目覚めよ』
『宗教的歌曲集第40番BWV478-来たれ、甘い死の時よ』
ロンドン交響楽団 [録音:1974年,ステレオ]
ヘンデル:『王宮の花火の音楽』
RCAビクター交響楽団 [録音:1961年,ステレオ]
【Disc12-13】
ブラームス:『交響曲第4番ホ短調Op.98』
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
[録音:1974年,ステレオ]
マーラー:『交響曲第2番ハ短調「復活」』
マーガレット・プライス(Sp), ブリギッテ・ファスベンダー(Ms),
ロンドン交響楽団
[録音:1974年,ステレオ]
【Disc14】
J・S・バッハ(ストコフスキー編):『トッカータとフーガ ニ短調BWV.565』
ロンドン交響楽団
[録音:1974年,ステレオ]
リハーサル集:
『J・S・バッハ(ストコフスキー編):
トッカータとフーガ ニ短調BWV.565より』
『ワーグナー:歌劇「リエンツィ」より』
『ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」より』
『マーラー:交響曲第2番「復活」より』


8869192010-2 7枚組 \2100
ブルーノ・ワルター/コンプリート・マーラー・レコーディングス1945-1961
【Disc1-2】
『交響曲第1番ニ長調「巨人」』
コロンビア交響楽団
[録音:1961年,ステレオ]
『交響曲第2番ハ短調「復活」』
エミリア・クンダリ(Sp), モーリーン・フォーレスター(A),
ニューヨーク・フィルハーモニック, ウェストミンスター合唱団
[録音:1957&58年,ステレオ]
『さすらう若人の歌』
ミルドレッド・ミラー(Ms)
コロンビア交響楽団
[録音:1960年,ステレオ]
【Disc3-4】
『交響曲第4番ト長調』
デジ・ハルバン(Sp)
ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音:1945年,モノラル]
『交響曲第9番ニ長調』
コロンビア交響楽団
[録音:1961年,ステレオ]
【Disc5】
『交響曲第5番嬰ハ短調』
ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音:1947年,モノラル]
【Disc6】
『交響曲「大地の歌」』
ミルドレッド・ミラー(Ms), エルンスト・ヘフリガー(T),
ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音:1960年,ステレオ]
【Disc7】
『交響曲第1番ニ長調「巨人」』
ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音:1954年,モノラル]
『「若き日の歌」-思い出/別離と忌避/再び相まみえずに/私は緑の森
を楽しく歩いた/夏に小鳥はかわり/ハンスとグレーテ/春の朝(たくまし
い想像力)』
デジ・ハルバン(Sp)
ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音:1947年,モノラル]
ワルターはマーラーの愛弟子であり、その解釈はまさしく作曲家直伝といえ
るものです。このアルバムは、この曲の永遠のスタンダードとしてこれまで
も愛聴されてきたものです。「巨人」はワルターにはじまり、ワルターに還
る…誰もが一度は耳にすべき名盤の筆頭です。このBOXでは、ニューヨーク
・フィルとの「巨人」も収録。一時は引退を表明したブルーノ・ワルターが
コロンビア・レコードの求めに応じてステレオ録音をスタートしたのは50年
代末。この「復活」は、その彼のステレオ録音の最初の1枚となったもので、
マーラーの弟子であったワルターが、それまでの手兵ニューヨーク・フィル
を指揮してステレオで最初にとりあげたのが「復活」だったというのはまさ
に僥倖であったといえましょう。名花ミラーと名歌手ヘフリガーを迎えての
「大地の歌」。そして「交響曲第5番」は、ワルターならではの味のある表
現で、今のところワルターの第5はこのCDが唯一の録音となっています。マ
ーラー解釈の神髄が伝える、名盤中の名盤ばかりです。



●SONY CLASSICAL VIVARTE BOX SET-全12タイトル
初回生産限定盤
1989年、「テレフンケン」「セオン」「DHM」などの古楽の名プロデューサ
ー、ヴォルフ・エリクソンは、ソニー・クラシカル内に古楽専門レーベル
『ヴィヴァルテ』を設立することとなりました。それまで彼と友好的にレコ
ーディングを行ってきたアーティストとともに、多くのピリオド楽器録音の
すばらしい成果を残してくれました。その核となったのがベルギー、オラン
ダでのピリオド楽器演奏活動の立役者のひとりであったアンナー・ビルスマ。
彼を中心に結成された「ラルキブデッリ」は、柔軟な編成でさまざまなレパ
ートリーをこのレーベルに残しました。他にも、フリーダー・ベルニウス
(指揮)シュトゥットガルト室内合唱団、ブルーノ・ヴァイル(指揮)、ター
フェルムジーク・バロック管弦楽団、グスタフ・レオンハルト、など質の高
い古楽演奏をコンスタントに供給してきたのは、名プロデューサー、エリク
ソンの手腕なのでしょう。演奏だけでなく録音の面でも、当時最先端の
20bitレコーディングやSBMなどの画期的な信号技術で、限りなく素晴らしい
サウンドが再現されています。
作曲家ごとに分類されたこのBOXでは、『ヴィヴァルテ』に録音された高い
評価を得たアルバムを中心として、エリクソンの前レーベル『セオン』の録
音も取り入れながら、ピリオド楽器によるバロックからロマン派までの芸術
を、様々な角度から味わうことのできる盛りだくさんな内容となっています。
また、現在入手.可能な盤も数多く収録されているのもうれしいところです。
(「ボッケリーニ作品集」のDisc3のみ、モダン楽器での演奏が収録されて
います)
※このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディ
スクの紙ジャケットに記載されています。

8869796255-2 4枚組 \1480
J・S・バッハ:カンタータとモテット集
【Disc1】
『カンタータ「いざ、勇ましきラッパの嚠喨たる調べよ」BWV.207a』
『カンタータ第206番「忍びよれ、たわむれる波よ」BWV.206』
ルート・ツィーザク(Sp), マイケル・チャンス(C-T),
クリストフ・プレガルディエン(T), ペーター・コーイ(Bs),
フリーダー・ベルニウス(指揮)
シュトゥットガルト室内合唱団, コンチェルト・ケルン
[録音:1990年、デジタル]
【Disc2】
『カンタータ第27番「たれぞ知らん、わが終わりの近きを」BWV.27』
『カンタータ第34番「おお永遠の火、おお愛の源よ」BWV.34』
『カンタータ第41番「イエスよ、今ぞ讃えられん」BWV.41』
マルクス・シェーファー(T), ハリー・ファン・デル・カンプ(Bs),
グスタフ・レオンハルト(指揮)
テルツ少年合唱団, バロック・オーケストラ
[録音:1995年、デジタル]
【Disc3】
『モテット集 BWV.225-229』
アンドレア・エゲラー(Sp), インガ・フィッシャー(Sp),
マルティン・ファン・デル・ジースト(C-T), マルクス・ブルッチャー(T),
トーマス・ヘルベリヒ(Bs),
フリーダー・ベルニウス(指揮)
シュトゥットガルト室内合唱団,
シュトゥットガルト・バロックオーケストラ
[録音:1989年、デジタル]
【Disc4】
『カンタータ第56番「われは喜びて十字架を担わん」BWV.56』
『カンタータ第82番「われは満ち足れり」BWV.82』
マックス・ファン・エグモント(Bs),
フランス・ブリュッヘン(指揮)
バロック・オーケストラ
[録音:1977年、ステレオ, SEON音源]
[Disc1&3]では、18世紀以前の音楽を原典に忠実に再現しようとするドイツ
出身の古典専門合唱指揮者フリーダー・ベルニウスによる演奏。ここでは生
き生きとしたバッハの世俗カンタータとしっとり聴かせてくれるモテット集。
[Disc2]は、テルデックの全集とは別にVivarteに録音されたカンタータは、
音楽の流れが実にスムースで安定した演奏。[Disc4]はSEON音源で、テルデッ
クの全集にも多く参加していたエグモントのバス、指揮を手掛け始めたばか
りのブリュッヘン指揮によるソロ・カンタータでは、人間味のある暖かさと
緊張感が素晴らしい効果を得ています。

8869796257-2 4枚組 \1480
J・S・バッハ:鍵盤楽器のための作品集
【Disc1】
『フランス組曲 BWV.812-817』(全曲)
[録音:1975年、ステレオ, SEON音源]
【Disc2】
『インヴェンションとシンフォニア BWV.772-801』(全曲)
[録音:1974年、ステレオ, SEON音源]
【Disc3】
『イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971』『トッカータ ニ長調 BWV.912』
『トッカータ ニ短調 BWV.913』
『フーガ イ短調 BWV.944』『幻想曲 ハ短調 BWV.906』
[録音:1976年、ステレオ, SEON音源]
【Disc4】
『組曲ホ長調(無伴奏チェロ組曲第4番ホ長調 BWV.1010 レオンハルト編曲
チェンバロ版)』
『組曲ハ短調(リュート組曲ト短調 BWV.995 レオンハルト編曲チェンバロ版)』
『半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903』
[録音:1976-79年、ステレオ, SEON音源]
グスタフ・レオンハルト(Cemb)
すべてSEON音源によるレオンハルトのバッハ。飾り気の少ない楽譜通りの演
奏にして、温厚かつまろやかな味が、バッハの偉大な精神の中に没入するこ
とで音楽の真実の姿が立ち現れ、豊かな音楽が紡がれていきます。[Disc4]で
はレオンハルト自身がチェンバロ用に編曲したもので、豊かなバッハの対位
法が加えられ、美や真実への洞察力は見事。調和の感覚、そして知性と本能
的衝動の非凡なバランス。そして「現代のバッハ」と評されるその演奏は、
説得力をもって聴き手に迫って来ます。


8869796262-2 5枚組 \1850
ベートーヴェン:室内楽曲集
【Disc1】
『弦楽三重奏曲第1番変ホ長調Op.3』『セレナード ニ長調Op.8』
ラルキブデッリ(ヴェラ・ベス(Vn), ユルゲン・クスマウル(Va),
アンナー・ビルスマ(Vc)
[録音:1992年、デジタル]
【Disc2】
『ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」』
『ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70-1「幽霊」』
ラルキブデッリ(ヴェラ・ベス(Vn), アンナー・ビルスマ(Vc),
ジョス・ファン・インマゼール(Fp)
[録音:1999年、デジタル]
【Disc3】
『弦楽三重奏曲第2番ト長調Op.9-1』『同第3番ニ長調Op.9-2』
『同第4番ハ短調Op.9-3』
ラルキブデッリ(ヴェラ・ベス(Vn), ユルゲン・クスマウル(Va),
アンナー・ビルスマ(Vc)
[録音:1990年、デジタル]
【Disc4】
『六重奏曲変ホ長調 Op.81b(ホルン2と弦楽四重奏のための)』
『二重奏曲変ホ長調 WoO32(ヴィオラとチェロのための)』
『作者.詳:「クロイツェル・ソナタ」による弦楽五重奏曲イ長調 』
ラルキブデッリ(ヴェラ・ベス(Vn), ルシー・ファン・ダール(Vn),
ユルゲン・クスマウル(Va), アンナー・ビルスマ(Vc),
リデウィー・シャイフェス(Vc),
アブ・コスター(Hr), クヌート・ハッセルマン(Hr))
[録音:1991年、デジタル]
【Disc5】
『管楽八重奏曲変ホ長調Op.103』
『管楽八重奏曲のためのロンディーノ変ホ長調 WoO25』
『管楽六重奏のための行進曲変ホ長調 WoO29』
『クラリネットとファゴットのための二重奏曲ハ長調 WoO27-1』
『管楽六重奏のための行進曲変ロ長調 WoO29(レピティション)』
『管楽六重奏曲変ホ長調 Op.71』
モッツァフィアート(チャールズ・ナイディック(Cl), 大島文子(Cl),
ジェラルド・ロイター(Ob), マーク・シャックマン(Ob),
ウィリアム・パービス(Hr), ステュワート・ローズ(Hr),
マイケル・オドノバン(Fg), デニス・ゴッドバーン(Fg))
[録音:1992-1993年、デジタル]
ビルスマ率いるラルキブデッリのベートーヴェンを中心に、ピリオド楽器に
よるベートーヴェン演奏を堪能できるセット。[Disc1&3]の弦楽三重奏曲では
各パートの比重は等価で、各人が主旋律をサポートする立場になった時に、
どうすれば音楽が立体的に引き立ってくるのかを熟知しています。[Disc2]
では有名な「大公」を含むピアノ三重奏曲で、インマゼールがフォルテピア
ノで参加し、緻密なアンサンブルが新鮮な感動をもって演奏していきます。
ベートーヴェンの内面に切り込む鮮烈な演奏です。[Disc4]では、前半の作
品はベートーヴェンの中でも珍しい作品ですが、六重奏の2本のホルンの高
域を多用した超絶技巧を要する作品です。もちろんここではナチュラル・ホ
ルンが使用され、名手アブ・コスターの技巧を凝らした見事な演奏。後半の
編曲者.詳の「クロイツェル・ソナタ」ですが、すべての弦楽器にちりばめ
られた音と同時に、ビルスマらのダイナミック溢れるスリリングな演奏によ
って、ヴァイオリン・ソナタ以上の到達感を感じることでしょう。
[Disc5]では、チャールズ・ナイディック率いるピリオド管楽器アンサンブ
ル、モッツァフィアートの演奏で、生き生きとしたテンポと見事な超絶技巧
によって、アンサンブルの神髄を堪能させてくれます。


8869796282-2 4枚組 \1480
ボッケリーニ:作品集
【Disc1】
『序曲(シンフォニア)ニ長調 G.521 Op.43』『チェロ協奏曲ニ長調 G.476』
『八重奏曲(ノットゥルノ)ト長調 Op.38-4 G.470』
『チェロ協奏曲ハ長調 G.573』『シンフォニア ハ短調 G.519』
アンナー・ビルスマ(Vc)
ジーン・ラモン(指揮&Vn)
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
[録音:1992年、デジタル]
【Disc2】
『チェロ・ソナタ変ロ長調 G.8』
『2つのチェロのためのフーガ ヘ長調 G.73-2』
『チェロ・ソナタ変ホ長調 G.10』『チェロ・ソナタ ヘ長調 G.9』
『2つのチェロのためのフーガ変ロ長調 G.73-3』
『チェロ・ソナタ ハ短調 G.2』
『2つのチェロのためのフーガ イ長調 G.73-5』
『チェロ・ソナタ ト長調 G.15』
アンナー・ビルスマ(Vc),
ケネス・スロウィック(通奏低音Vc), ボブ・ファン・アスペレン(Fp)
[録音:1992-1993年、デジタル]
【Disc3】
『フルート五重奏曲ハ長調G.439』『フルート五重奏曲ト長調G.438』
『フルート五重奏曲ヘ長調G.437』『フルート五重奏曲ト長調G.441』
『フルート五重奏曲変ロ長調G.442』
ジャン=ピエール・ランパル(Fl), レジス・パスキエ(Vn),
ロラン・ピドゥ(Vc), ブルノ・パスキエ(Va), Mathilde Sternat(Vc),
[録音:1996年、デジタル、CBS音源]
【Disc4】
『スターバト・マーテル Op.61,G.532(1781年版)』
『弦楽五重奏曲ヘ短調Op.42-1,G.348』
『弦楽五重奏曲ハ長調Op.42-2,G.349』
ロベルタ・インヴェルニッツィ(Sp), ラルキブデッリ(ヴェラ・ベス(Vn),
マルク・デストリュベ(Vn), ユルゲン・クスマウル(Va),
アンナー・ビルスマ(Vc), リデウィー・シャイフェス(Vc))
[録音:2002年、デジタル]
[Disc1]におけるビルスマとターフェルムジーク管との相性は抜群で、技巧
は当然のことオリジナル楽器の特性を完璧に生かされなければ音楽が生きな
いボッケリーニの音楽が、ここに再現された最高の演奏です。[Disc2]は、
通奏低音としてチェロまたはフォルテピアノを使い分け、「歌」の流れを大
切にした演奏となっています。ビルスマは、「ボッケリーニの意図する音楽
を表現するには古楽器の柔らかで透明感のある音色が.可欠」と語りガット
弦で鳴らし、超絶技巧を駆使しながらも独特の倍音豊かな音色を朗々と響か
せています。[Disc3]のみランパルによるモダン楽器での演奏で、ボッケリ
ーニ特有のトリルやシンコペーションによる装飾豊かなメロディが、フルー
トの華やかな響きに映えます。弦楽器だけでなく、管楽器においても彼の豊
かな音楽性が発揮されています。[Disc4]の「スターバト・マーテル(悲しみ
の聖母)」では、バロックや古典音楽に定評のあるソプラノ歌手、ロベルタ
・インヴェルニッツィとともに感動的にうたいあげます。この曲は1800年に
改定されたソプラノ、メゾソプラノ、テノールと弦楽のための改定版がよく
知られていますが、今回ここではソプラノ独唱と弦楽五重奏という編成の初
版による演奏となっています。カップリングは、チェロを2本使って五重奏
とした「弦楽五重奏曲」を2曲。味わい深い名曲です。


8869796334-2 6枚組 \1950
バロック管弦楽と協奏曲集
【Disc1】
ヘンデル:『王宮の花火の音楽HWV351』
『二重合奏のための協奏曲第2番ヘ長調HWV333』
『二重合奏のための協奏曲第1番変ロ長調HWV332』
『二重合奏のための協奏曲第3番ヘ長調HWV334』
[録音:1997年、デジタル]
【Disc2】
ヘンデル:『水上の音楽(全曲)』『歌劇「忠実な羊飼い」より管弦楽組曲』
[録音:1995年、デジタル]
【Disc3】
ヘンデル:『合奏協奏曲集Op.3(全6曲)』
[録音:1993年、デジタル]
【Disc4】
ジェミニアーニ:『合奏協奏曲集Op.2(全6曲)』
『合奏協奏曲ハ長調&ト短調(コレルリのソナタOp.5による)』
[録音:1990年、デジタル]
【Disc5】
パーセル:歌劇『アーサー王』『妖精の女王』『インドの女王』
『予言者(ダイオクリージャン)』より付随音楽集
[録音:1994年、デジタル]
【Disc6】
ストラデルラ:『8つのヴィオールとトランペットのためのソナタ ニ長調』
ビーバー:
『「ソナタ第4番ハ長調」「ソナタ第1番ハ長調」
「トランペットのためのデュエット第1番ハ長調, 第11番ト短調,
第5番ハ長調, 第13番イ短調」「ソナタ第10番ト短調」』
ヴィヴァルディ:『2つのトランペットのための協奏曲ハ長調RV.537』
アルビノーニ:
『トランペットと3つのオーボエ,ファゴットのための協奏曲ハ長調』
テレマン:『トランペットと2つのオーボエのための協奏曲ニ長調』
ヘンデル:
『歌劇「セルセ」-あなたは私の心にとって親わしき方』
『歌劇「アドメート」-もし弓をもっていたなら』『歌劇「シピオーネ」
-行進曲』『オラトリオ「ユダス・マカベウス」-見よ、勇者は還る』
『歌劇「アタランタ」-序曲』
ジーン・ラモン(リーダー&Vn)ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
クリスピアン・スティール・パーキンス(バロックTp)
[録音:1993年、デジタル]
管弦楽版の「王宮の花火」の祝賀的な雰囲気や優雅な「水上の音楽」。オラ
トリオなどの合唱作品からの編曲が中心の「二重合奏のための協奏曲」が組
み合わされた、オリジナル楽器の演奏アドバンテージがフルに活かされたア
ルバムです。2本×2のホルンの掛け合いはとくに見事。管と弦の音質や技巧
のバランスが滑らかで、最高の出来ばえを示しています。ティンパニのパワ
フルな演奏も聴きもの。各楽器が協奏的に扱われる「合奏協奏曲」では、軽
快なアレグロ楽章と表情豊かな緩楽章の対比が印象的。パーセルでは、序
曲や舞曲、または器楽編曲された挿入歌など芝居用音楽が組曲化され、活力
溢れる演奏が多様な味を出しています。[Disc6]では、イギリスのナチュラ
ル・トランペットの大御所パーキンスの名人芸と変化に富んだ音色で、様々
な表情で楽しませてくれます。


8869796340-2 7枚組 \2100
ハイドン:交響曲集
【Disc1】
『交響曲第41番ハ長調Hob.I-41』『交響曲第42番ニ長調Hob.I-42』
『交響曲第43番変ホ長調「マーキュリー」』
【Disc2】
『交響曲第44番ホ短調「悲しみ」Hob.I-44』
『交響曲第51番変ロ長調Hob.I-51』『交響曲第52番ハ短調Hob.I-52』
【Disc3】
『交響曲第45番嬰ヘ短調「告別」Hob.I-45』
『交響曲第46番ロ長調Hob.I-46』『交響曲第47番ト長調』
【Disc4】
『交響曲第50番ハ長調Hob.I-50』
『交響曲第64番イ長調「時の移ろい」Hob.I-64』
『交響曲第65番イ長調Hob.I-65』
【Disc5】
『交響曲第82番ハ長調「熊」Hob.I-82』
『交響曲第83番ト短調「めんどり」Hob.I-83』
『交響曲第84番変ホ長調Hob.I-84』
【Disc6】
『交響曲第85番変ロ長調「王妃」Hob.I-85』
『交響曲第86番ニ長調Hob.I-86』『交響曲第87番イ長調Hob.I-87』
【Disc7】
『交響曲第88番ト長調「V字」』『交響曲第89番ヘ長調Hob.I-89』
『交響曲第90番ハ長調Hob.I-90』
ブルーノ・ヴァイル(指揮)
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
[録音:1992-1994年、デジタル]
ブルーノ・ヴァイル&ターフェルムジークによる、ハイドン交響曲集。複雑
な対位法を鮮やかに処理するアンサンブルとニュアンスの多彩さ。速めのテ
ンポ、冴えるリズム。弾けんばかりの弦の弓、吹き鳴らすホルンと高域技巧。
スリリングで、痛快なハイドン演奏。この録音では、ハイドン研究家 ロビン
ズ・ランドンが監修しており、芸術的・音楽学的コンサルタントとして、新
たに楽譜を用意し、録音に立会い、楽団員の解釈上の疑問に答える役を担っ
ているとのことです。ランドンは以前聞いたターフェルムジークの演奏に、
19世紀の重々しさからの開放を聞き、楽譜に忠実に再現されていることに衝
撃を受けたとのこと。それをきっかけとしてこのランドン監修が実現したそ
うです。


8869796342-2 4枚組 \1480
モーツァルト:セレナード集
【Disc1】
『セレナード第1番による交響曲ニ長調K.100(62a)』
『セレナード第4番交響曲ニ長調K.203(189d)』
『セレナード第7番「ハフナー」による交響曲ニ長調K.250(248b)』
[録音:1991年、デジタル]
【Disc2】
『セレナード第3番による交響曲ニ長調 K.185(167a)』
『セレナード第5番による交響曲ニ長調 K.204(213a)』
『セレナード第9番「ポストホルン」による交響曲ニ長調 K.320』
[録音:1991年、デジタル]
【Disc3】
『セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」』
『歌劇「イドメネオ」序曲K.366』『歌劇「後宮からの.走」序曲K.384』
『歌劇「劇場支配人」序曲K.486』『歌劇「フィガロの結婚」序曲K.492』
『歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲K.527』
『歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」序曲K.588』
『歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲K.621』『歌劇「魔笛」序曲K.620』
ブルーノ・ヴァイル(指揮)
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
[録音:1991年、デジタル]
【Disc4】
『セレナード第11番変ホ長調K.375(管楽六重奏版)』
『管楽六重奏曲変ホ長調K.Anh.183(ホルン五重奏曲K.407とディヴェルティ
メント変ホ長調K.563による編曲)』
『プレイエル:管楽六重奏曲変ホ長調』
モッツァフィアート(管楽アンサンブル)
[録音:1994年、デジタル]
[Disc1&2]は、機会音楽として作曲された多楽章形式の「セレナード」は、
当時抜粋されて演奏会用に転用されることがしばしばありました。その習慣
に基づき、ここではシンフォニー形式で演奏したものです。軽快なテンポは
鮮やかな響きとなり、生き生きとした躍動感を身上とし、快い流れを保った
演奏です。[Disc3]での「アイネ・クライネ」や「序曲集」でも、キレのよ
いフレージングとテンポの速さが、ピリオド楽器の響きの軽さを一段と引き
立てています。[Disc4]は、ピリオド管楽アンサンブル、モッツァフィアー
トによる演奏で、柔らかく豊かなハーモニーと、どの曲も文句なく楽しめ
るし気楽で愉悦に満ちた音楽が部屋一杯に広がってくる素敵なアルバムです。


8869796446-2 5枚組 \1850
モーツァルト:ディヴェルティメント集
【Disc1】
『ディヴェルティメント第10番ヘ長調K.247』
『ディヴェルティメント第17番ニ長調K.334』
ラルキブデッリ(ヴェラ・ベス(Vn), ルシー・ファン・ダール(Vn),
ユルゲン・クスマウル(Va), アンナー・ビルスマ(Vc),
アブ・コスター(Hr),クヌート・ハッセルマン(Hr))
[録音:1990年、デジタル]
【Disc2】
『ディヴェルティメント(弦楽三重奏曲)変ホ長調 K.563』
『アダージョとフーガ ホ短調 K.404a 第6番(原曲:W.F.バッハ)』
『アダージョとフーガ ニ短調 K.404a 第1番(原曲:J.S.バッハ)』
『アダージョとフーガ ト短調 K.404a 第2番(原曲:J.S.バッハ)』
『アダージョとフーガ ホ長調 K.404a 第3番(原曲:J.S.バッハ)』
ラルキブデッリ(ヴェラ・ベス(Vn), ユルゲン・クスマウル(Va),
アンナー・ビルスマ(Vc))
[録音:1990年、デジタル]
【Disc3】
『協奏交響曲 K.364による大協奏六重奏曲(編曲者.詳)』
『ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 K.423&424』
ラルキブデッリ(ヴェラ・ベス(Vn), ヘイス・ヴェス(Vn),
マルク・デストリュベ(Vn), ルシー・ファン・ダール(Va),
ユルゲン・クスマウル(Va),
アンナー・ビルスマ(Vc), リデウィー・シャイフェス(Vc))
[録音:1990年、デジタル]
【Disc4】
『ディヴェルティメント第8番ヘ長調K.213』
『ディヴェルティメント第16番変ホ長調K.289』
『ディヴェルティメント第14番変ロ長調K.270』
『ディヴェルティメント第13番ヘ長調K.253』
【Disc5】
『セレナード第11番変ホ長調K.375(管楽八重奏版)』
『セレナード第12番ハ短調K.388「ナハトムジーク」』
フランス・ヴェスター(指揮)
ダンツィ五重奏団
[録音:1973&1977年、ステレオ、SEON音源]
[Disc1]では、弦楽と2つのホルンのためのディヴェルティメント2曲を収録。
通常弦楽合奏が多い中、ここでは弦楽四重奏で演奏されています。有名な17
番もビルスマらの歌心によって、人間味溢れる演奏となっています。[Disc2]
は、モーツァルトの晩年の傑作といえる「ディヴェルティメント」に聴ける
深みと愉悦は、まさにラルキブデッリならではのピリオド楽器の扱いの妙と
解釈によって、生き生きと輝きを増しているともいえましょう。 カップリ
ングの「アダージョとフーガ」は非常に珍しい曲で、原曲を「W.F.バッハ」
と「J.S.バッハ:平均律」をモーツァルトが編曲したものの貴重な録音。
[Disc3]は、「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」の弦楽六重奏
版。すべての楽器がソロ的に扱われており、楽曲の一つの魅力を引き出して
います。[Disc4&5]はSEON音源。東京都交響楽団首席オーボエ奏者及びバロッ
ク・オーボエ奏者の本間正史も参加した管楽のためのディヴェルティメント
とセレナードを収録。

8869796449-2 4枚組 \1480
シューベルト:ミサ曲全集(6曲)
【Disc1】
『ミサ曲第5番変イ長調D.678(第2版)』『ドイツ・ミサ曲D.872』
【Disc2】
『ミサ曲第6番変ホ長調D.950』
【Disc3】
『ミサ曲第1番ヘ長調D.105』『ミサ曲第2番ト長調D.167』
【Disc4】
『ミサ曲第3番変ロ長調D.324』『ミサ曲第4番ハ長調D.452』
ブルーノ・ヴァイル(指揮)
エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団, ウィーン少年合唱団,
コルス・ヴィエネンシス, ウィーン少年合唱団員(B-Sp&B-A)
イェルク・ヘリンク(T)ハリー・ファン・デル・カンプ(B)
[録音:1993-1995年、デジタル]
ヴァイルとウィーン少年合唱団、エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦
楽団が演奏するシューベルトの宗教曲集。今回は、シューベルトのミサ曲の
中で美しさが際立つ作品。ヴァイルはハイドンの宗教曲のシリーズでも高い
評価を得てきていますが、ウィーン少年合唱団の澄んだ天使の歌声と、オリ
ジナル楽器の繊細な響きを見事に融和させ、シューベルトの天上の音楽を鮮
やかに演奏しています。


8869796450-2 5枚組 \1850
シュッツ:宗教的作品集
【Disc1-2】
『ダヴィデ詩篇曲集Op.2全曲SWV.22-47』
【Disc3】
『クリスマス物語SWV.435』『イエス・キリストの復活の物語SWV.50』
フリーダー・ベルニウス(指揮)
シュトゥットガルト室内合唱団, ムジカ・フィアタ・ケルン,
シュトゥットガルト・バロック管弦楽団
[録音:1990&1991年、デジタル]
【Disc4-5】
『シンフォニア・サクレ第2集Op.10全曲 SWV.341-367』
『父アブラハムよ、私を憐れんでくださいSWV.477』
ローランド・ウィルソン(指揮)
ラ・シャペル・デュカーレ, ムジカ・フィアタ・ケルン
[録音:1995年、デジタル]
モンテヴェルディの「倫理的・宗教的な森」を、ヨーロッパの著名なソリス
トを起用して全曲演奏し、その完璧な解釈で絶賛を博したフリーダー・ベル
ニウス。シュトゥットガルト室内合唱団を組織して、欧米初め世界各地で演
奏会を開き、多くの国際的な賞を獲得している他、古楽アンサンブルのムジ
カ・フィアタ・ケルンとの活動などが高く評価されています。「ダヴィデ詩
篇」は、師ガブリエリの影響を如実に示す壮麗で多彩な響きがドイツ語の歌
詞の繊細な取扱いと結合した曲集です。新しい朗詠様式が特徴的な曲も含み、
コンチェルト、モテット、カンツォーナはポリフォニックな形式で書かれて
います。シュッツの序文のように、音群の音色の対比や配置などを徹底的に
研究し演奏されています。[Disc3]は、シュッツの作品でも最も親しみやす
い語法で書かれた作品で、精緻に巧みに構築された構造を持っています。ベ
ルニウスの意図と各奏者との高い共同作業が、この本質をしっかりと捉え、
我々に提示してくれます。[Disc4&5]は、シュッツが1647年に滞在先のデン
マークのクリスティアン4世の宮廷からドレスデンに戻り、数年前に作曲し
た作品をまとめて出版したものです。声のパートのモノディ風な扱いと器楽
のいっそう独立した書法で際立っており、モンテヴェルディのミ奮様式の影
響が見受けられる作品です。複雑なポリフォニーと明快なホモフォニーの対
比を、見事に描き出しています。


8869796453-2 4枚組 \1480
ヴィヴァルディ:協奏曲集&チェロ・ソナタ集
【Disc1】
『ヴァイオリン協奏曲集Op.8-1-4「四季」』
『弦楽のためのシンフォニア ロ短調「聖墓のそばで」RV169』
『4つのヴァイオリンのための協奏曲ロ短調RV580 Op.3-10』
[録音:1991年:デジタル]
【Disc2】
『チェロ協奏曲イ短調 RV 418』『弦楽のための協奏曲ハ長調 RV.117』
『弦楽のための協奏曲ヘ短調 RV.143』
『ヴァイオリンとチェロのための協奏曲変ロ長調 RV.547』
『2つのヴァイオリンと2つのチェロのための協奏曲ト長調 RV.575』
『4つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調 RV.549』
『チェロ協奏曲ト長調 RV 413』『弦楽のための協奏曲ホ短調 RV.134』
『弦楽のための協奏曲イ長調 RV.159』
[録音:1990年:デジタル]
【Disc3】
『弦楽のための協奏曲ト短調RV.157』『チェロ協奏曲ニ長調RV.403』
『弦楽のための協奏曲ト短調RV.152』『チェロ協奏曲ロ短調RV.424』
『弦楽のための協奏曲ニ短調RV.127』
『2つのヴァイオリンと2つのチェロのための協奏曲ニ長調RV.564』
『2つのオーボエのための協奏曲ニ短調RV.535』
『チェロ協奏曲イ短調RV.419』
『チェロとファゴットのための協奏曲ホ短調RV.409』
『2つのオーボエ,2つのヴァイオリン,ファゴットのための協奏曲ハ長調
RV.557』『弦楽のための協奏曲ト長調RV.151「田園風」』
[録音:1996年:デジタル]
ジーン・ラモン(Vn&リーダー)
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
アンナー・ビルスマ(Vc)
【Disc4】
『チェロ・ソナタ第1番変ロ長調 RV47』
『チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 RV41』『チェロ・ソナタ第3番イ短調 RV43』
『チェロ・ソナタ第4番変ロ長調 RV45』『チェロ・ソナタ第5番ホ短調 RV40』
『チェロ・ソナタ第6番変ロ長調 RV46』
[録音:1999年:デジタル]
アンナー・ビルスマ(Vc)アンドレーア・マルコン(Cemb&Org),
アレッサンドロ・ズブロジョ(ヴィオローネ),
フランチェスコ・ガッリジョーニ(通奏低音Vc)
イヴァーノ・ザネンギ(Lute)
カナダのピリオド楽器オーケストラ「ターフェルムジーク」と、バロック・
チェロの巨匠アンナー・ビルスマによる、ヴィヴァルディの協奏曲とチェロ
・ソナタ集。[Disc1]では、古楽器ピッチ(a=415)が多数派ですが、最近の研
究によるとヴィヴァルディの演奏は18世紀ヴェネツィアで使われていた音高
は、現在のものとほぼ変わらないものであったらしい。それまでの415ピッチ
と比べはるかに輝きが増し、鮮やかな表現が大きくなった画期的な「四季」
の録音。[Disc2&3]では、チェロを中心とした様々な楽器のための協奏曲を
収録。ヴィヴァルディはあらゆる楽器のために数多くの協奏曲を作曲しまし
たが、名手たちの素晴しい演奏で新たなヴィヴァルディの魅力が満喫するこ
とが出来るでしょう。[Disc4]は、ビルスマによるチェロ・ソナタ集。名手
ビルスマのバロック語法とテクニックによって、かつて作品14として知られ
数多くの楽器のために編曲されてきたチェロと通奏低音のためのソナタ全6曲
を、ビルスマがオリジナルの姿で演奏しています。さらにチェンバロ&オル
ガンにイタリア古楽の第一人者マルコンを迎え、作品の魅力を最大限に引き
出しています。


8869796457-2 5枚組 \1850
ルネサンスとバロック時代のオルガン作品集
【Disc1-2:アルプス地方のオルガン】
『ニューマン:パヴァーヌ』『アンマーバッハ:「娘がほしい人は」』
『テイラー:パヴァーヌとガリヤード』『ブリスマン:「不滅の統治者よ」』
『作者不詳:パヴァーヌとガリヤード』『作者.詳:ガリヤード「カタッチョ」』
『作者不詳:ガリヤード「ロデサーナ」』
『パッヘルベル:トッカータとフーガ 変ロ長調』
『パッヘルベル:コラール「人は皆死すべきさだめ」』
『ケルル:不協和音と掛留によるトッカータ』
『パッヘルベル:マニフィカト・フーガ第5番ヘ長調』
『メルーラ:クロマティコ又はカプリッチョ(第1旋法による半音のための)』
『パスクィーニ:カンツォーネ・フランチェーゼ第7番』
『パスクィーニ:リチェルカーレ第4番』
『パッヘルベル:マニフィカト・フーガ第10番(第6旋法による)』
『パッヘルベル:マニフィカト・フーガ第4番(第7旋法による)』
『パッヘルベル:マニフィカト・フーガ第13番(第8旋法による)』
『ツァッヒョウ:プレリュードとフーガ ト長調』
『ストラーチェ:バッタリアのダンス』『ケルル:カンツォーナ ト短調』
『フローベルガー:リチェルカーレ第1番』
『フローベルガー:カプリッチョ第8番』
『エーベルリン:トッカータとフーガ第3番』『フックス:ソナタ第5番』
『フィッシャー:プレリュードとフーガ ハ短調』
『フィッシャー:プレリュードとフーガ ロ短調』
『フィッシャー:プレリュードとフーガ ニ長調』
『フィッシャー:プレリュードとフーガ 変ホ長調』
『エーベルリン:トッカータ第6番』
『クレープス:「イエスわが喜び」による小前奏曲』
『クレープス:「イエスはわがたのみ」による小前奏曲』
『クレープス:「われ神より離れじ」による小前奏曲』
『ムファット:フーガ ト短調』
[録音:1970-1972年:ステレオ:SEON音源]
【Disc3:北ドイツのオルガン】
『ローレンス:プレルーディウム ニ短調』『作者不詳:愛神のアルマンド』
『シュトルンク:我を汝がものとなし-ああ主よ,哀れなる罪人の我を』
『モールハルト:深き苦しみの淵より,我汝を呼ぶ』
『ヴェックマン:羊を牧したルシドルは』
『作者不詳:「ダフネ」による3つの変奏曲』
『作者不詳:優しい風が林をふるわせ』
『シルト:「火のごとく」による3つの変奏曲』
『シャイデマン:ガリアルダ ニ短調』
『シャイデマン:プレルーディウム ヘ長調』
『シュトルンク:マニフィカト「わが魂は主を崇め」による3つの変奏曲』
『ラインケン:フーガ ト短調』『ヴェックマン:カンツォーナ ハ短調』
『ベーム:「天にまします我らの父よ」による2つの変奏曲』
『リッター:ソナティーナ ニ短調』
[録音:1992年:デジタル]
【Disc4:オーストリアのオルガン】
『ケルル:パッサカリア ニ短調』『フローベルガー:リチェルカール ト短調』
『フィッシャー:シャコンヌ ヘ長調』
『シュペート:エコー・トッカータ第4番ニ短調』
『パッヘルベル:我ら皆唯一の神を信ず』
『パッヘルベル:アリアと変奏ヘ長調』
『ムファット:トッカータ第1番ニ短調』
『ハスラー:トッカータ第8番ト長調』
『エルバッハ:第4旋法のカンツォーナ』
『シュペート:トッカータ第1番ニ短調』
『ポリエッティ:第1旋法のリチェルカー
ル第3番』『ケルル:カンツォーナ第5番ハ長調』
『パッヘルベル:トッカータ ハ長調』
『パッヘルベル:アリア「ゼバルディーナ」と変奏ヘ短調』
『ムファット:トッカータ第5番ハ長調』
[録音:1995年:デジタル]
【Disc5:フランスと南オランダのオルガン】
『ボワヴァン:第1旋法の組曲』『ギラン:第2旋法の組曲』
『クリーガー:パッサカリア ニ短調』
『ケルクホーヴェン:ファンタジア ニ短調、「ファンタジア ヘ長調』
『ケルル:カンツォーナ ホ短調』
『ライトン:フーガ・スアヴィッシマ ト長調』
『フローベルガー:聖体奉挙のためのトッカータ第5番ニ短調、
カプリッチョ第2番イ短調、カンツォーナ第6番イ調』
『ショーモン:第2旋法の組曲ト調』
[録音:1994年:デジタル]
グスタフ・レオンハルト(Org)
古楽界の巨匠レオンハルトが自己の原点であるオルガンに回帰してのシリー
ズ。[Disc1&2]はSEONレーベルの名盤で、イタリア、スイス、オーストリア
(インスブルク、リンツ、チロル)の歴史的オルガンを駆使して、ヨーロッパ
のオルガンの歴史を俯瞰。レオンハルトのみがなし得た貴重な名盤です。
[Disc3]の巨匠らしい.調高い演奏。[Disc4]ではオーストリアで修復された
2台の17世紀の大型オルガンを使用しての荘厳で厳.な演奏。[Disc5]では修
復が整った2台のオルガン(フランス・ノルマンディーとベルギー・ルーヴァ
ン)の響きを、各々にふさわしいレパートリーで甦らせ、巨匠のより個人的
・内面的な関心、魂の在りかを覗きみたような名演です。


8869193179-2(19CD+1DVD) \3280
ドビュッシー主要曲作品選集
『プッチーニ』『シューマン』『メンデルスゾーン』『ショパン』に続く
SONYがお届けする好評の主要曲作品選集BOXは、2012年に生誕150年を迎えた
『ドビュッシー』の作品集となります。
【Disc1-3】:管弦楽曲と協奏的作品。
【Disc4-8】:ピアノ曲。
【Disc9-10】:室内楽曲。
【Disc11-12】:歌曲。
【Disc13-15】:ブーレーズ指揮による歌劇「ペレアスとメリザンド」全曲。
【Disc16】:M・T・トーマス指揮による「聖セバスティアンの殉教」全曲。
【Disc17】:フルート、クラリネット、ヴァイオリンのためのアンコール・
アレンジメント。
【Disc18】:グザヴィエ・ドゥ・メストレのハープ演奏によるドビュッシー
作品。
【Disc19】:オーケストラ・アレンジメント演奏。
【Disc20(DVD)】:カラヤン、グールド、ルービンシュタイン、ハイフェッツ
による演奏映像。
【Disc1】
『交響詩「海」』 -シャルル・ミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団
『夜想曲』『交響組曲「春」』
-ピエール・ブーレーズ(指揮)ニューフィルハーモニア管弦楽団
【Disc2】
『牧神の午後への前奏曲』 -シャルル・ミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団
『バレエ「遊戯」』
-ピエール・ブーレーズ(指揮)ニューフィルハーモニア管弦楽団
『管弦楽のための「映像」』『神聖な舞曲と世俗的な舞曲』
-ピエール・ブーレーズ(指揮)クリーヴランド管弦楽団
【Disc3】
『バレエ「おもちゃ箱」』
-マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)ロンドン交響楽団
『ピアノと管弦楽のための幻想曲』
-バリー・ダグラス(P)
マレク・ヤノフスキ(指揮)フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
『サクソフォンと管弦楽のための狂詩曲』
-シガード・ラッシャー(Sax)
レナード・バーンスタイン(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック
『クラリネットとピアノのための小品』 -
スタンリー・ドラッカー(Cl), レオニード・ハンブロ(P)
【Disc4】
『前奏曲集第1巻』 -ポール・クロスリー(P)
『映像第1集』『映像第2集』 -フィリップ・アントルモン(P)
【Disc5】
『前奏曲集第2巻』『版画』 -ポール・クロスリー(P)
『組曲「子供の領分」』 -ロベール・カサドシュ(P)
『レントより遅く』 -アルトゥーロ・ルービンシュタイン(P)
【Disc6】
『12の練習曲』『仮面』『スケッチ帳より』『英雄的な子守歌』
『アルバムの1ページ』『エレジー』『ハイドンを讃えて』
『小さな黒ん坊』
ポール・クロスリー(P)
『喜びの島』 -ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
【Disc7】
『ベルガマスク組曲』 -アレクシス・ワイセンベルグ(P)
『忘れられていた映像』『バラード』『夢』『ロマンティックなワルツ』
『夜想曲 変ニ長調』『マズルカ』『ボヘミア風舞曲』
『舞曲(スティリー風タランテラ)』『コンクールのための小品』
-ポール・クロスリー(P)
『ピアノのために』『2つのアラベスク』
-フィリップ・アントルモン(P)
【Disc8】
『小組曲』『白と黒で』『6つの古代碑銘』
-ロベール・カサドシュ&ギャビー・カサドシュ(P)
【Disc9】
『ピアノ三重奏曲ト長調』
-アンドレ・プレヴィン(P), ジュリー・ローゼンフェルド(Vn),
ゲイリー・ホフマン(Vc)
『弦楽四重奏曲ト短調Op.10』 -東京クァルテット
『シランクス』 -ジャン=ピエール・ランパル(Fl)
『夜想曲とスケルツォ』
-スティーヴン・イッサーリス(Vc), トーマス・アデス(P)
【Disc10】
『チェロとピアノのためのソナタ』
-リン・ハレル(Vc), ジェームズ・レヴァイン(P)
『フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ』
-ジェームズ・ゴールウェイ(Fl), マリサ・ロブレス(Hp),
グラハム・オッペンハイマー(Va)
『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ』
-アイザック・スターン(Vn), アレクサンダー・ザーキン(P)
『神聖な舞曲と世俗的な舞曲(ゴールウェイ編)』
-ジェームズ・ゴールウェイ(Fl),
マリサ・ロブレス(Hp), ヨーロッパ室内管弦楽団
【Disc11】
『美しい夕暮れ』『麦の花』
-アイリーン・ファレル(Sp), ジョージ・トロヴィロ(P)
『ピエロ』『まぼろし』
-エディタ・グルベローヴァ(Sp), フリードリヒ・ハイダー(P)
『ヴァニエ歌曲集』
-ドーン・アップショウ(Sp), ジェームズ・レヴァイン(P)
『忘れられたアリエッタ』
-フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms), マーティン・カッツ(P)
【Disc12】
『シャルル・ボードレールの5つの詩』
-ドーン・アップショウ(Sp), ジェームズ・レヴァイン(P)
『華やかな宴第1集』『ビリティスの歌』
-フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms), マーティン・カッツ(P)
『海はさらに美しく』『牧神』
『もう家もない子供たちのためのクリスマス』
-アイリーン・ファレル(Sp), ジョージ・トロヴィロ(P)
『カンタータ「放蕩息子」
-アリア「来る年も来る年もむなしく」』
-レオンタイン・プライス(Sp),
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指揮)
RCAイタリア・オペラ管弦楽団
『カンタータ「選ばれし乙女」』
-ドーン・アップショウ(Sp),
エサ=ペッカ・サロネン(指揮)ロサンゼルス・フィルハーモニック
【Disc13-15】
『歌劇「ペレアスとメリザンド」』
-ピエール・ブーレーズ(指揮)
ジョージ・シャーリー(T), エリーザベト・ゼーダーシュトレーム(Sp),
イヴォンヌ・ミントン(Ms), ドナルド・マッキンタイア(Bs),
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
【Disc16】
『聖史劇「聖セバスティアンの殉教」』
-マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
シルヴィア・マクネアー(Sp), アン・マレイ(Ms),
ナタリー・シュトゥッツマン(A), レスリー・キャロン(語り手),
ロンドン交響楽団&合唱団
【Disc17】
『亜麻色の髪の乙女』『「小組曲」-バレエ』『小さな羊飼い』
『バレエ「おもちゃ箱」-ワルツ』『月の光』『夢』『小さな黒ん坊』
-ジェームズ・ゴールウェイ(Fl), マリサ・ロブレス(Hp),
ヨーロッパ室内管弦楽団
『マンドリン』
-ジェームズ・ゴールウェイ(Fl), ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
『牧神の午後への前奏曲』
-ジェームズ・ゴールウェイ(Fl), ヒロ・フジカケ(シンセサイザー)
『亜麻色の髪の乙女』『2つのアラベスク』
-リチャード・ストルツマン(Cl), ナンシー・アレン(Hp)
『月の光』
-アイザック・スターン(Vn),
ミルトン・ケイティムス(指揮)コロンビア交響楽団
『小舟にて』
-ウラディーミル・スピヴァコフ(Vn), セルゲイ・ベズロードヌイ(P)
『髪』『ゴリウォーグのケークウォーク』『美しい夕暮れ』
『亜麻色の髪の乙女』『レントより遅く』
-ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)ブルックス・スミス(P)
【Disc18】
『ベルガマスク組曲』『夢』『ロマンティックなワルツ』
『「メロディー(歌曲)」-エトワールの夜(星の輝く夜)/リラ/麦の花
/月の光/マンドリン/美しき夕べ/まぼろし』『2つのアラベスク』
『「前奏曲集」-デルフォイの舞姫/帆/亜麻色の髪の乙女』
『「ハープと弦楽のための舞曲」-神聖な踊り/世俗の踊り』
-グザヴィエ・ドゥ・メストレ(Hp), ディアナ・ダムラウ(Sp),
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員
【Disc19】
『アラベスク第1番』『亜麻色の髪の乙女』
-ウィリアム・スミス(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
『小組曲』 -ルイス・レーン(指揮)クリーヴランド管弦楽団
『月の光』『夢』
-ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
【Disc20(DVD)】
『交響詩「海」』『牧神の午後への前奏曲』
-ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
『クラリネットと管弦楽のための第1狂詩曲』
-ジェイムズ・キャンベル(Cl)グレン・グールド(P)
『水の精』『レントより遅く』『「ピアノのために」-前奏曲』
-アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
『亜麻色の髪の乙女』 -ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)




<deutsche harmonia mund>
8869791411-2 2枚組 ¥1850
「ワルツの革命」
DISC 1
モーツァルト:
1.コントルダンス K.603-第1曲
2.コントルダンス K.609-第1曲
3.コントルダンスハ長調K .609-第4曲
4.6つのドイツ舞曲K .571
ヨハン・シュトラウス1世:
5.ラデツキー行進曲[初稿]
6.第1ケッテンブリュッケ作品4
7. Schaferカドリーユ作品217
8.「パリの謝肉祭」ギャロップ作品100
9.パガニーニ風ワルツ作品11
DISC 2
ヨーゼフ・ランナー
10.サヴェリオ・メルカダンテによるパ・ド・ヌフ
11.憧れのマズルカ作品89
12.ハンス・ユルゲル・ポルカ作品194
13.マラポウ・ギャロップ作品148a
14.ワルツ「魔女のダンス」作品203
15.バレエ「コルゾ・ドナーティ」-行進曲
16.チェリート・ポルカ作品189
17.狩りのギャロップ作品82
18.ワルツ「シェーンブルンの人々」作品200
[演奏]
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス[オリジナル楽器使用]
指揮:ニコラウス・アーノンクール
「ワルツは 19世紀のヨーロッパ社会の進化を映す鏡である」(アーノンクール)
巨匠ニコラウス・アーノンクール待望のニュー・アルバムは、「ワルツの革命」
というややショッキングなタイトルの2枚組。ヨハン・シュトラウス2世によっ
て19世紀後半のウィーンで完成を見たワルツの源流をたどるという、アーノン
クールらしい企画といえます。「ニューイヤー・コンサートの起源はモーツァ
ルトだ!」と言わんばかりに、ディスク1ではモーツァルトの舞曲が最初に取
り上げられ、それにヨハン・シュトラウス1世の作品が続きます。ディスク2で
は、「ワルツの始祖」とも称されるヨーゼフ・ランナーの作品を。アーノンク
ールがこれまでウィーン・フィル、ベルリン・フィル、コンセルトヘボウなど
と手がけてきたシュトラウス一家の録音からも想像できるように、聴きなれた
甘いワルツや軽妙なポルカの常識を打ち破る革新的な演奏解釈によって、ワル
ツの意外な側面が浮き彫りにされます。
史上初!?オリジナル楽器オーケストラ、ウィーン・コンツェントゥス・ムジ
クスによるオーセンティックなワルツとポルカ演奏。実演ではベートーヴェン
まで取り上げているコンツェントゥス・ムジクスですが、いきなり時代が飛ん
で19世紀のオーケストラ曲を手掛けているというのも大きなポイントです。
ニューイヤー・コンサートの定番「ラデツキー行進曲」は、通常の版ではなく
初稿版で演奏されています。これはアーノンクールが出演した 2001年のニュ
ーイヤー・コンサート冒頭で披露し、聴衆を驚かせた作品でもありました。
モーツァルトの6つのドイツ舞曲 K.571 第6番は、アーノンクール最後の日本
公演の最終日のアンコールで演奏され強い印象を残した曲です。

8869770531-2 ¥1500
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集
『ソナタ イ長調Op .1-3,HWV.361』『ソナタ ヘ長調Op .1-12,HWV.370』
『ソナタ ト短調Op .1-6,HWV.364a』『ソナタ ニ短調H WV.359a』
『ソナタ ト長調H WV.358』『ソナタ ニ長調Op .113,HWV.371』
『ソナタ イ長調Op .1-14,HWV.372』『ソナタ ホ短調H WV.375』
『歌劇「アリチーナ」より「私の苦しみを信じて」』
ムジカ・アンティクヮ・ローマ
[リッカルド・ミナージ( Vn),マルコ・チェカート(Vc),
ジュリア・ヌーティ(Cemb),ルカ・ピアンカ(Lute)]
【録音】 2009年10月、ローマ (デジタル:セッション)
演奏のリッカルド・ミナージは、1978年イタリア生まれのヴァイオリニスト。
イル・ジャルディーノ・アルモニコのメンバーとして名を上げ、ビッツァーリ
エ・アルモニケやアカデミア・ビザンティーナやサヴァールのオーケストラで
も活躍。最近ではムジカ・アンティクヮ・ローマを結成し、作品への新たなる
解釈で音楽の素晴らしさを求めています。彼の奏法の特徴は、弦をはじくよう
な奏法など斬新さを活用したダイナミックなテンポと強弱。そして弦をこする
音の濁し。これは現代奏法ではいわゆる ”汚い音 ”として解釈されますが、
それは単なる思い付きでなく当時の奏法と曲の流れを研究した結果の判断であ
り、この音こそが音楽のリズムであり人間的な感情を表現しうるものなのです。
彼の演奏は「次世代のカルミニョーラである!」と高い評価を得ています。



<SONY CLASSICAL>
8869798410-2 ¥1400
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
(2)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
演奏
レイ・チェン(ヴァイオリン)
ダニエル・ハーディング指揮
スウェーデン放送交響楽団
「天才の圧勝」(ルクセンブルクォート紙)2009年エリザベート王妃国際音楽コ
ンクール優勝者レイ・チェン。オイストラフ、コーガンなどを輩出し、欧州随
一の伝統と権威を誇るエリザベート王妃国際音楽コンクール。その2009年大会
は、レイ・チェンが最年少の参加でありながら圧倒的な評価を得て1位を獲得。
昨年5月には来日公演を果たし、大好評を博した。今回はデビュー2枚目のアル
バムで、内容は「メン・チャイ」。クラシックのヴァイオリニストのテッパン
勝負アルバム。しかもチャイ・コンは上記エリザベート・コンクールで優勝を
決めた曲。さらに来日公演でもこの曲を演奏。


●ソニー・クラシカルによるバジェット・シリーズ『MASTERS』
-全20タイトル 各1枚 ¥950 ※2枚組 ¥1100
100年以上の歴史を誇るアメリカ発の老舗クラシック・レーベル、SONY
CLASSICALと RCA RED SEAL両レーベルの誇る豊富なカタログから、音楽ファン
ならば誰でも一度は聴いておくべきクラシック音楽の定番名曲を、定評あるア
ーティストの名演で幅広く取り揃え、お買い得なバジェット・プライスにて
リリース。
・白を基調としたアートワーク・デザイン。
・ベルリンの b-sharpスタジオにて、 24ビット/ 88.2KHzリマスタリングを
行ない、よりマスターテープに忠実で伸びやかなサウンドを実現しています。

8869771439-2
シューベルト:
『交響曲第8( 7)番ロ短調D .759「未完成」』
『劇音楽「ロザムンデ」D .797,Op.26 -「序曲」「間奏曲第3番」
「バレエ音楽」』
ダニエル・バレンボイム(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1984年、ベルリン、フィルハーモニー(デジタル:セッション)
宇野功芳氏が「フルトヴェングラーの演奏を最新デジタル録音で聴く趣き」と
評した振幅の大きなスケール感の大きい演奏です。ベルリン・フィルの部厚い
響きをそのまま生かし、ロマンの風味を絶妙に加え、重厚壮大なシューベルト
像が描かれています。これらの録音は、テラークのジャック・レナー、名エン
ジニアのトニー・フォクナーらが手掛けており、長い残響を伴った柔らかで豊
かな響きが魅力的です。

8869192955-2
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」(ハイライト )
プラシド・ドミンゴ(ラダメス),アプリーレ・ミッロ(アイーダ),
ドローラ・ザージック(アムネリス),サミュエル・レイミー(ランフィス),
ジェイムズ・モリス(アモナスロ)、他
ジェイムズ・レヴァイン(指揮) メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
【録音】1990年5月、(デジタル:セッション)
DGから発売されているDVDの公演後、一部のキャストを変更してのスタジオ録
音です。ムーティ、カラヤン、アバドといった指揮者の名盤に続く 90年代の
まさしく劈頭をかざったのがこのレヴァインによる録音でした。コントロール
されつつも荘厳さをも兼ね備えた管弦楽の重厚な響き、若さを生かしたキャス
トによる新鮮な歌と、レヴァインの手際の良い指揮が光っています。

8869192810-2
ドビュッシー:
『月の光』『2つのアラベスク』『花火』『ピアノのために』『水の反映』
『ラモーを讃えて』『運動』『葉ずえを渡る鐘の音』
『そして月は荒寺に落ちる』『金色の魚』『組曲「子供の領分」』
フィリップ・アントルモン(P )
【録音】1959&1963年、(ステレオ:セッション)
フランス近代印象派を得意としているアントルモンのドビュッシー作品集。
洗練された美しく、またエキゾチックで官能的な響きのドビュッシーの作品
を、アントルモンは煌びやかで水彩画のように淡く彩りを変える和音やメロ
ディを弱音をみごとに扱い、気品漂う詩情をたっぷりと歌いこんでいます。

8869772101-2
マーラー:『歌曲集「少年の魔法の角笛」』『歌曲集「さすらう若人の歌」』
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ダニエル・バレンボイム(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1989年4月、ベルリン、フィルハーモニー(デジタル:セッション)
F=ディースカウは、これまでに様々なピアニストや指揮者と共演してマーラ
ーを歌ってきました。そのいずれにおいても F=ディースカウは、彼が F=
ディースカウであることをあきらかにしてきました。しかし、これまでは、こ
のアルバムのように F=ディースカウがマーラーの歌曲の葉脈をあきらかにし
たことはあまりありませんでした。ここでマーラーの歌曲は、背後から西日を
受けたかのように、葉に分布する細い筋まで明らかにしていきます。おそらく、
これが F=ディースカウによるマーラーの結論だったのでしょう。

8869193921-2
(1)『ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op .61』
(2)『メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op .64』
- ヤッシャ・ハイフェッツ( Vn)
シャルル・ミュンシュ(指揮)
ボストン交響楽団
【録音】(1)1955年11月、(2)1959年2月  ボストン、シンフォニー・ホール
(ステレオ:セッション)
有無を言わせぬハイフェッツ節を満喫できる歴史的な名盤です。1950年代に
「リビング・ステレオ」のためにハイフェッツが録音した協奏曲はいずれも現
在にいたるまでカタログに残る定番として高い評価を受けています。このベー
トーヴェンは1955年にミュンシュ=ボストン響との共演で録音されたもので、
トスカニーニ= NBC響とのSP録音に続くハイフェッツ2度目の録音。カデンツァ
はヨアヒム(第1楽章)とアウアー(第3楽章)作をハイフェッツがアレンジしたも
のを使用しています。メンデルゾーンでも、ミュンシュのからっとした明るい
響きによるオーケストラにサポートされて、磨きぬかれたハイフェッツならで
はの個性的なソロを堪能することができます。

8869192953-2
(1)『マンフレディーニ:2つのトランペットのための協奏曲ニ長調』 
(2)『ヴィヴァルディ:2つのトランペットのための協奏曲ハ長調 RV.537』
(3)『トレルリ:トランペット協奏曲ニ長調』
(4)『コレルリ:トランペット協奏曲ニ長調』
(5)『アルビノーニ:トランペット協奏曲ニ長調Op .7-3』
(6)『ヘルテル:トランペットとオーボエのための協奏曲変ホ長調』
(7)『フンメル:トランペット協奏曲変ホ長調』
ヘルムート・フンガー(Tp)
クラウディオ・シモーネ(指揮)イ・ソリスティ・ヴェネティ [(1)-(4)]
アンドレ・ベルナール(Tp)
ジョージ・マルコム(指揮)イギリス室内管弦楽団[(5)-(7)] ,
ハインツ・ホリガー(Ob:(6))
【録音】1979年、1984年
アンドレ・ベルナールとヘルムート・フンガーによる、輝かしいトランペット
の妙技バロック時代のトランペットは、バルブを持たず口の動きだけで音階を
作り上げるという、超絶技巧が要されました。ここでは高域を演奏するための
バルブ付のピッコロ・トランペットが用いられていますが、メリハリのある輝
かしい音色による宮廷バロック音楽を聞かしてくれます。

8869193772-2
モンテヴェルディ:「聖母マリアの夕べの祈り」(1610)
ジャン=クロード・マルゴワール(指揮)
ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ
(王室大厩舎・王宮付楽団)
ジョン・エルウィス(T),ナイジェル・ロジャース(T),
ブルース・フィジアン(T),ネッラ・アンフーゾ(Sp),
ヴェロニク・ディエッチ(Sp),ポール・エスウッド(C-T),
アンリ・ルドロワ(C-T),ミシェル・ヴェルシェーヴ(Br),他
【録音】1981年(デジタル:セッション)
モンテヴェルディの宗教曲の中でも特に重要な作品です。複雑な構成と多岐に
わたる作曲技法によって書かれており、 ”言葉は音楽の召使ではなく、音楽
の主人である ”という考えが基本とされ、簡素な通奏低音に支えられた朗唱
風の旋律によって書かれた新しい様式、「第2作法」が十分に活用された傑作
です。古楽指揮者の長老、マルゴワールの緊張感を兼ね備えた、明暗の対比の
美しさが印象的な演奏です。

8869192824-2
レオンタイン・プライスの黒人霊歌集
『Ev 'ry Time I Feel The Spirit』『L et Us Break Bread Together On Our
Knees』『H is Name So Sweet』『’R oun' About De Mountain』『Sw ing
Low, Sweet Chariot』『Sit Down, Servant』『Wer eYou There』『H e's Got
the Whole World in His Hands』『D eep River』『H onor! Honor!』『My
Soul's Been Anchored in de Lord』『On Ma Journey』『A City Called
Heaven』『R ide On, KingJesus』『I Wish I Knew How It Would Feel to
Be Free』『Si nner, Please Don't Let This Harvest Pass』『Sw eet
Little Jesus Boy』『T here Is a Balm in Gilead』『L et Us Cheer the
WearyTraveler』『Ev 'ry Time I Feel the Spirit』『My Way Is Cloudy』
『N obody Knows the Trouble I've Seen』『I Couldn't Hear Nobody Pray』
レオンタイン・プライス(Sp)
レオナルド・デ・パウアー合唱団,ラスト・カレッジ合唱団
【録音】1961&1970年(ステレオ:セッション)
名歌手レオンタイン・プライスによる、裏打ちされたように確信に満ちた歌声
と聖歌隊による黒人霊歌集。彼女のハイトーンの例えられないような魅力は
「神の声」とも呼ばれ、圧倒的な音域と劇的な表現にスピリチュアルの真髄を
感じることができましょう。

8869192821-2
シューベルト:
『弦楽四重奏曲第13番イ短調D .804,Op.29「ロザムンデ」』
『弦楽四重奏曲第14番ニ短調D .810「死と乙女」』
東京クヮルテット
【録音】1989&1987年 (デジタル:セッション)
第1ヴァイオリンがウンジャンに代わり8年がたち、カルテットとして円熟期を
迎えたころの録音。精緻なアンサンブルを保ちながらも柔軟さをも兼ね備えて
いた彼らの演奏は、熱いロマンをつぎ込んだシューベルト特有の詩情を見事に
表出しています。それが決して熱気すぎず抑制をきかして、見事な作品の造型
美を作り出しています。

8869193660-2
英国ロイヤル・オペラ・ハウスのバレエ名選集
『ハチャトゥリアン:「剣の舞」「スパルタクスとフリーギアのアダージョ」』
『チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」より』
『アダン:バレエ「ジゼル」より』
『ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」より』
『プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」より』
『チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」より』
『ドリーブ:バレエ「コッペリア」より』
『チャイコフスキー:バレエ「寝むれる森の美女」より』
マルク・エルムレル &バリー・ワーズワース(指揮)
英国ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団
【録音】1989年 (デジタル:セッション)
世界3大バレエ団のひとつ「英国ロイヤル・バレエ」。1985年からこのバレエ
団の指揮者として迎えられたエルムレルや、1990年から音楽監督となったワー
ズワースは、ダイナミックな部分と極めて繊細な表情の見事な使い分けによっ
て、より音楽的な表情強く引出しています。また、イギリスでのバレエ音楽を
絢爛優美とういだけでなく、バレエ音楽芸術の質を根本から上げることに成功
しています。

8869192805-2
ベートーヴェン:
『ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15』『ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37』
レオン・フライシャー(P)
ジョージ・セル(指揮)
クリーヴランド管弦楽団
【録音】1957-1961年 (ステレオ:セッション)
10代から演奏活動を繰り広げ将来を嘱望されながら、演奏家として絶頂期にあ
った30代で難病により右手が使えなくなり、以後は左手のみの演奏および指揮、
教育活動に専念していたフライシャー。彼は治療の甲斐あって2004年には両手
での録音ができるまでに回復した奇跡のピアニストです。ここに収録された協
奏曲集は、ジョージ・セル指揮&クリーヴランド管弦楽団の強力なサポートを
得て、レオン・フライシャーのピアノが見事に冴え渡る名演のうちの1枚です。

8869771933-2 2枚組 ¥1100
J.S.バッハ:『ミサ曲 ロ短調BWV .232』
ルート・ツィーザク(Sp),ロバータ・アレクザンダー(Sp),
ヤルト・ヴァン・ネス(A),キース・ルイス(T),
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン( Br),
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮) 
バイエルン放送交響楽団&合唱団
【録音】1994年、ミュンヘン、ヘルクレスザール(デジタル:ライヴ )
巨匠カルロ・マリア・ジュリーニは、晩年にソニー・クラシカルにベートー
ヴェンの交響曲をはじめ、多くのレパートリーを録音しました。
このJ.S.バッハのロ短調ミサは、ジュリーニが80歳にしてはじめて取り組んだ
ことで話題を呼んだ録音です。老巨匠のゆったりとかみしめるようなリズムの
歩み、情的で神秘的な独唱、そして歓喜の声をあげる合唱の響き・・・そのい
ずれもが、ジュリーニがこの歳にしてはじめて成し得た奇跡的なJ.S.バッハの
再現だったといえましょう。バイエルン放送交響楽団の重厚な響きも、ライヴ
録音ということもあいまって素晴らしい熱演が収録されています。

8869192822-2
モーツァルト:
『ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調K .281』
『ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K .330』
『ピアノ・ソナタ第11番イ長調K .331「トルコ行進曲付き」』
『ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K .333』
リリー・クラウス(P)
【録音】1967-1968年 (ステレオ:セッション)
日本でも数多くのファンを魅了したリリー・クラウス。その香り高きモーツァ
ルトの精華を収めた代表的名盤からピアノ・ソナタ4曲。人の心の喜びも悲し
みも全て自分に取り込んでそれを芸術として表現するリリー・クラウスの名演
奏がここには記録されています。

8869192809-2
ドビュッシー:『バレエ「遊戯」』『交響詩「海」』『夜想曲』
ロリン・マゼール(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,アルノルト・シェーンベルク合唱団
【録音】1999年1月 (デジタル:ライヴ )
ウィーン・フィルにとっても珍しいドビュッシー録音。さらにマゼールにとっ
ても20数年ぶりのドビュッシー録音で、ニュー・イヤー・コンサート後の余韻
がさめやらぬタイミングでのライヴ録音です。オーケストラの肉感的な感触の
音色と、筆圧の強い歌いまわしが鮮やかに浮かび上がっており、フランス系の
洗練された表現や音色を至上とした他の演奏とはひと味違うタッチで描き出す
ことに成功しています。さらにウィーン・フィルの特有の艶のある柔和な音色
によって、豊潤なドビュッシーが奏でられています。

8869771296-2
(1)『ホルスト:交響組曲「惑星」』
(2)『ラヴェル:「ボレロ」』
ロリン・マゼール(指揮)
フランス国立管弦楽団, フランス国立女声合唱団
【録音】1981&1983年 (デジタル:セッション)
イギリスの管弦楽作品の大人気作であるホルストの「惑星」と、ラヴェルの名
曲「ボレロ」をカップリングした、マゼールとフランス国立管弦楽団がかつて
ない新鮮な表現をうち立てたアルバムです。「惑星」はスペクタクルで迫力に
富んだ表現に加えて、ソフィスティケイトされた響きと旋律をマゼール独特の
錬金術で魅力を醸し出します。「ボレロ」でも、艶っぽい音色、中盤から後半
へのダイナミックを熱気いっぱいで盛り上げていきます。フランス国立との相
性も抜群で、マゼールの感性と一致し、マゼールらしい演出を見 事に呼応し
た名演でしょう。

8869192808-2
ショパン:
(1)『ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op .11』
アルトゥール・ルービンシュタイン( P)
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)
ロンドン新交響楽団
【録音】1961年6月8&9日ロンドン、
ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール(ステレオ:セッション)
(2)『ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op .21』
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
アルフレッド・ウォーレンステイン(指揮)
シンフォニー・オブ・ジ・エア
【録音】 1958年1月20日 カーネギー・ホール (ステレオ:セッション)
ショパンのピアノ協奏曲は 19歳と 20歳の時の作品ですが演奏は難しく、第1番
第3楽章は輝かしいが延々繰り言じみたフレーズが続き、作曲年代ではこちらの
方が早い第2番など、甘ったるく弾けば食傷を引き起こすこと必定の、まさしく
ピアニスト泣かせの作品です。しかしルービンシュタインの愛にあふれ、しか
しそれでいて愛のあまりに己を見失わない特質は、信頼できるバックを得て、
両曲から若きショパンの情熱を的確に描き出しています。

8869192803-2
J.S.バッハ:
(1)『イタリア協奏曲ヘ長調BWV .971』
(2)『ゴルトベルク変奏曲ト長調BWV .988』
ピーター・ゼルキン( P)
【録音】1994年6月1-3日、ニューヨーク・マンハッタン・センター
(デジタル:セッション)
デビュー盤たる1965年 RCA盤と 986年のプロアルテ盤に続く、3度目にしてRCA
復帰を飾った 1994年録音。彼の「ゴルトベルク変奏曲」は、いずれもその人生
の結線点に置かれています。剥き出しの神経の束のような繊細過敏な演奏で聴
く者の心を抉った青年ピーターは、今は音色の美しさとズバ抜けた知性によっ
てテクストに対峙する基本姿勢はそのままに、肉感的で刹那的なものを溶け合
わせて昇華しうる奏者となり、そのことを雄弁に物語る至福の1枚です。

8869192811-2
モーツァルト:
(1)『クラリネット協奏曲イ長調K .622』
(2)『クラリネット五重奏曲イ長調K .581』
リチャード・ストルツマン( Cl&指揮)
イギリス室内管弦楽団( (1)),東京クヮルテット((2))
【録音】1990年(デジタル:セッション)
クラリネットのソリストとして世界的な活躍を続けるストルツマンの演奏。ク
ラシックとしてだけでなく、ジャズやポピュラーにも精通する彼ならではの会
心の演奏です。特に協奏曲での室内楽のような緊密なアンサンブルが絶妙で、
彼しか出来得ない吐息のような超弱音の美しさは絶品としか言いようがありま
せん。

8869192806-2
ブラームス:
『ハンガリー舞曲集(全21曲)』『ワルツ集Op. 39(全16曲)』
ヤアラ・タール &アンドレアス・グロートホイゼン(ピアノ・デュオ )
【録音】1992年11月(デジタル:セッション)
ピアノ・デュオ、タール &グロートホイゼンによるブラームス。このアルバム
では、ブラームスの出世作となった名曲「ハンガリー舞曲(全集 )」と「ワル
ツ集」のカップリングです。「ハンガリー舞曲」は管弦楽版の演奏で有名です
が、ここではオリジナルの連弾版での演奏で、タール &グロートハウゼンのみ
ずみずしく洗練された感性による美しく透明なピアノが、ブラームスの世界を
素敵に描き出します。

8869771435-2
チャイコフスキー:
『交響曲第5番ホ短調Op .64』
『交響的バラード「ヴォイェヴォダ(地方長官)」Op .78』
クラウディオ・アバド(指揮) シカゴ交響楽団
【録音】1985年12月25日シカゴ、オーケストラ・ホール(デジタル:セッション)
アバドの2度目の5番の録音。アバドはシカゴ響のもの凄い機動力をうまく抑え
て ,非常に肌ざわりの柔らかい美しい演奏を展開しています。第1楽章第2主題
や第2楽章の一部には他では決して見られない透明で繊細な表現が光っており、
ひき締まった響きの演奏です。ロシア音楽に限りない愛着を抱くアバドと、当
時アメリカ No.1のヴィルトゥオーゾ集団と謳われるシカゴ交響楽団が心を合
わせて、圧倒的名演を聴かせてくれています。

<WARNER MUSIC>
★2011年新譜で未案内商品のご案内です。
2564.678047 ¥1350
『ヴィエニャフスキ:カプリース イ短調(クライスラー編)』
『クライスラー:ウィーン風狂詩的小幻想曲』
『アントニオ・バッジーニ:妖精の踊り』
『パガニーニ:「うつろな心」による序奏と変奏曲』
『パガニーニ:「24のカプリース」より第1&5番』
『ワックスマン:カルメン幻想曲』
『サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン』
『ポンセ:エストレリータ(ハイフェッツ編)』
チャーリー・シーム(Vn)
キャロライン・ジャヤ=ラトナム(P)
[録音:2010年2-3月 ロンドン(デジタル:セッション)]
情熱的若きイケメン・ヴァイオリニスト:チャーリー・シームの新作がワーナ
ー・クラシックスからの登場です。3歳ですでにヴァイオリン演奏をこなし,
シュロモ・ミンツなどに師事。イートン・カレッジ,ギルドホール音楽院でヴァ
イオリン演奏を研究。2008年にChallenge Classicsよりデビューし,高い評価
を得,ロイヤル・バレエやブライアン・アダムスなどのポップス・コンサート
にも出演しています。それだけでなく,「L'Uomo Vogue」などのファッション
誌の表紙や写真集などにも登場しています。今回のアルバムでは,情熱的高技
巧を要する作品ばかりでの挑戦です。現代らしいスマートな解釈は新鮮に感
じることでしょう。『彼の演奏テクニック・マスターとヴァイオリンの音色は
見事にミックスされ,彼の現代的な感性はクラシック音楽の世界に新鮮さをも
たらし,刺激的な光景を感じることができます』と,すでに高評価を得ています。
なお,メニューインが演奏していた1735年製ガルネリを使用しています。

2564.679465 2枚組 ¥2700
グラズノフ:協奏曲作品全集
グラズノフ:
「ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.82」 「吟遊詩人の歌Op.71」
「ピアノ協奏曲第1番ヘ短調Op.92」 「ピアノ協奏曲第2番ロ長調Op.100」
「サクソフォーン協奏曲変ホ長調Op.109」 「夢(変ニ長調)Op.24」
「コンチェルト・バラータ ハ長調Op.108」 「瞑想曲ニ長調Op.32」
ホセ・セレブリエール(指揮)、
ロシア・ナショナル管弦楽団
レイチェル・バートン=パイン(Vn)、ウェン=シン・ヤン(Vc)、
アレクサンダー・ロマノフスキー(P)、 マルク・チソン(sax)、
アレクセイ・セロフ(Hr)
[録音:2010年4月(デジタル:セッション)]
「セレブリエールのグラズノフ交響曲集」はクラシック業界各方面から高評価
を獲得。セレブリエールも注目度・期待度が上昇中の今最も注目されている指
揮者の一人です。交響曲集は,ロイヤル・スコッティッシュ・ナショナル管弦楽
団とのコンビによる録音でしたが,今回はロシア・ナショナル管弦楽団との演奏
で,さらなる濃厚なロシアのロマンティシズムを洗練させ,品のある温かい音色
で仕上げていきます。

2564.676018 14枚組 ¥15200
J・S・バッハ:オルガン作品全集(1985-93年録音)
マリー=クレール・アラン
20世紀最高のオルガン奏者の一人、マリー=クレール・アランが奏でる崇高な
バッハ。 これらアラン3度目の全集録音は“歴史的な楽器を用いる”という明
晰なコンセプトのもとに完成されたもので、すべての演奏をヨーロッパに残る
歴史的オルガンで収録した点も特徴的です。最近の修復技術によって、シュニ
ットガーやシルバーマンといった名器が本来の音色を取り戻しており、アラン
にとっても、歴史的オルガンを使ってバッハを演奏することは理想であり、旧
東ドイツの楽器に触れることができたことも刺激となったようです。録音の点
でも高い評価を得ており、音色の輝かしさや響きの豊かさが克明に聴きとるこ
とができます。曲の配列がBWV番号順ではなく、各CDごとに年代やテーマ別に
構成されています。
【Disc1】トーマス・カントルとしてのライプツィヒ時代のバッハを代表する
オルガン曲が、演奏会用の自由曲としての「プレリュードとフーガ」、そして
教会での演奏用としてのコラールです。Disc1には、《マタイ》《ヨハネ》を
生み出した後に、オルガン曲の創作意欲が一段と高まった時期の作品を収めて
います。
【Disc2-3】オルガン製作の名匠ゴットフリート・ジルバーマンがフライベル
クにあるドーム教会の銘器を作った1714年には、バッハが先人達から学んだ技
を自らのものとし、対位法技法から雄大な表現を導き出すことが出来るように
なっていました。Disc2には、当時書き進めていた《オルガン小曲集》と、北
ドイツの伝統を継いだ雄渾壮大なトッカータなどを収録。Disc3には、当時書
かれたプレリュードとフーガや、コラール、さまざまな自由曲を収めています。
【Disc4-5】ライプツィヒの南20キロほどの町レータには、ジルバーマンの作
ったオルガンを持つ教会が二つあります。このCDで使われているのは、その一
つで、メンデルスゾーンがオルガン・ソナタ作品65を作曲するのに用いた楽器
です。バッハ自身が演奏した証拠はありませんが、キルンベルガー・コラール
集や種々のコラールで探求されているオルガン書法の可能性を実際の響きにす
るのに最適の銘器です。
【Disc6&7】これらのディスクでは、バッハ晩年の作品を収めています。厳格
な対位法を追究した結果、若き日の情熱のほとばしりが影をひそめる一方で、
円熟した筆致による超越的な精神世界を開示するような作品が生まれます。オ
ルガン・ヴィルトゥオーゾとして一世を風靡した大家としての風格が漂います。
【Disc8-10】これらのディスクでは、ライプツィヒの楽長時代に生み出された、
バッハの即興的な演奏会用作品と礼拝用音楽を収めています。爆発的な創造力
が燃え盛っていた1725年前後のバッハの作品群は、オルガン音楽の最高峰とし
て聴き応え十分です。
【Disc11】進取の気性に富むバッハは、実験的なまでに広大な音域を必要とす
る作品を書きました。ここに収録されたBWV593、536、653b、550といった作品
は、現存する歴史的楽器ではペダル鍵盤の不足などにより「バッハが書いた通
りに」演奏することは出来ません。このCDで使われている楽器は、こうした音
域の問題をクリアすると共に、アランが「18世紀の作品に完全に相応しい」と
認める多彩な響きを持っています。
【Disc12】バッハの全作品中で最も有名な〈トッカータとフーガ〉BWV565をは
じめ、自由なスタイルによる即興的作品を集めた一枚。全高28メートルに及ぶ
壮大・壮麗なオルガンによって、卓越したヴィルトゥオーゾとしての若きバッ
ハが蘇ります。
【Disc13】トリオ・ソナタは3声部によるバロック時代の代表的書法。バッハ
のオルガンのためのトリオ・ソナタは、イタリア協奏曲の急―緩―急の3楽章
形式と結びついた3声部書法の究極の姿であり、「オルガニストにとって最高級
の教材」となっています。
【Disc14】荒削りながら生命力に富む若き日のBWV541から、変奏技法の奥義と
いうべきBWV582まで、バッハの才能を強烈に印象付ける作品を集めました。か
のアルベルト・シュヴァイツァーが絶賛した、ジルバーマンの流れを汲む名オ
ルガンで、中部ドイツを代表する逸品とされる素晴らしい楽器を使用しています。


2564.676111 13枚組 ¥12500
モーツァルト:宗教曲音楽全集
【Disc 1】 『ミサ ハ長調K.66「ドミニクス・ミサ」』
『主日のための晩課(ヴェスペレ)ハ長調K.321』
【Disc 2】 『ミサ ハ長調K.317「戴冠式ミサ」』
『証聖者の盛儀晩課(ヴェスペレ)ハ長調K.339』
【Disc 3】 『ミサ曲ハ短調K.427(417a)(バイヤー版)』
【Disc 4】 『ミサ・ブレヴィス ト長調K.49(47d)』
『ミサ・ブレヴィス ニ短調K.65(61a)』
『ミサ・ブレヴィス ニ長調K.194(186h)』
『ミサ・ブレヴィス ハ長調K.220(196b)「雀のミサ」』
【Disc 5】 『ミサ・ソレムニス ハ短調K.139(47a)「孤児院ミサ」』
『モテット「エクスルターテ・ユビラーテ」ヘ長調K.165(158a)』
【Disc 6】 『ミサ・ブレヴィス ト長調K.140(K3=Anh.235d/K6.Anh.C1.12)』
『ミサ・ブレヴィス ヘ長調K.192(186f)』
『ミサ・ロンガ ハ長調K.262(246a)』
【Disc 7】 『ミサ曲ハ長調K.257「クレド・ミサ」』
『聖体の祝日のためのリタニア 変ホ長調K.243』
【Disc 8】 『ミサ曲ハ長調K.167「聖三位一体の祝日のミサ」』
『ミサ・ブレヴィス ハ長調K.258』 『キリエ ト長調K.89(73k)』
『オッフェルトリウム ニ短調K.222(205a)「主のお憐れみを」』
『ミサ・ブレヴィス ハ長調K.259「オルガン・ソロ・ミサ」』
【Disc 9】 『聖墓の音楽K.42(35a)』『キリエ ヘ長調K.33』
『聖霊よ,来たれ ハ長調K.47』
『聖ベネディクト祭のオッフェルトリウム ハ長調K.34「登りたまえ,天への
道」』 『オザンナ ト長調K.223(166e)』
『キリエ 変ホ長調K.322(296a)=K.Anh.12(296b)』
『キリエ ハ長調K.323(Anh.15)』『レジナ・チェリ(天の女王)変ロ長調K.127』
『ミゼレーレ イ短調K.85(73s)』
『アンティフォナ ニ短調K.86(73v)「まず神の御国を求めよ」』
『キリエ ニ短調K.90』『タントゥム・エルゴ 変ロ長調K.142(Anh.186d)』
『アヴェ・ヴェルム・コルプス ニ長調K.618』
【Disc 10】 『オッフェルトリウム ニ長調K.260(248a)「来たれ,もろもろの
民よ」』『レジナ・チェリ ハ長調K.108(74d)』
『グラドゥアーレ ヘ長調K.273「主の御母なる聖マリアよ」』
『オッフェルトリウム ヘ長調K.198(K3=158b/K6=Anh.C3.08)「主の御保護の
もとに」』 『タントゥム・エルゴ ニ長調K.197(K3=Anh.186e/K6=Anh.C3.05)』
『女王,童貞聖マリアのためのリタニア 変ロ長調K.109(74e)』
『オッフェルトリウム ハ長調K.117(66a)「主はほめたたえられよ」』
『オッフェルトリウム ト長調K.72(74f)「女から生まれた人の中で」』
『オッフェルトリウム ヘ長調K.277(272a)「うるわしの創造主なる神の御母」』
『レチタティーヴォとアリア ト長調K.143(73a)「それ故に大切なことは…高き
を求め」』 『テ・デウム ハ長調K.141(66b)』
【Disc 11】 『ミサ・ソレムニス ハ長調K.337』
『聖体の祝日のためのリタニア 変ロ長調K.125』
『レジナ・チェリ ハ長調K.276(321b)』
【Disc 12】 『キリエ ニ短調K.341(368a)』
『ディクシットとマニフィカト ハ長調K.193(186g)』
『ミサ・ブレヴィス 変ロ長調K.275(272b)』
『女王,童貞聖マリアのためのリタニア ニ長調K.195(186d)』
【Disc 13】 『レクイエム ニ短調K.626』
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス,
アルノルト・シェーンベルク合唱団, ウィーン王宮礼拝堂合唱団,
ウィーン国立歌劇場合唱団,
クリスティーナ・ラキ(Sp), クリスティーネ・シェーファー(Sp),
シャルロット・マルジョーノ(Sp), シルヴィア・マクネアー(Sp),
ジュジャナ・デーネシュ(Sp), ジョーン・ロジャーズ(Sp),
ドロテア・レシュマン(Sp), バーバラ・ボニー(Sp),
ラシェル・ヤカール(Sp), エヴァ・メイ(Sp),
アンジェラ・マリア・ブラーシ(Sp), インゲボルク・ダンツ(A),
エリーザベト・フォン・マグヌス(A), オルトルン・ヴェンケル(A),
ヤドヴィガ・ラッペ(A), ウヴェ・ハイルマン(T),
クリストフ・プレガルディエン(T), クルト・アツェスベルガー(T),
クルト・エクヴィルツ(T), デオン・ファン・デル・ワルト(T),
ヘルベルト・リッペルト(T), ヨゼフ・プロチュカ(T),
アラステア・マイルズ(Bs), オリヴァー・ヴィトマー(Bs),
ジル・カシュマイユ(Bs), トーマス・ハンプソン(Bs),
フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(Bs), ホーカン・ハーゲゴール(Bs),
ラースロー・ポルガール(Bs), ロベルト・ホル(Bs)
【録音】1981-1996年(デジタル)
余分な感傷性を剥ぎ落とし、書かれた音符そのものがもつ訴求力と躍動性をス
トレートに音化したとき、その演奏それまでの巨匠たちが聴かせた音楽まった
く異なり、あまりに赤裸々な叫びであり、ダイナミックな表現を有しています。
あの衝撃のレクイエムから15年かけて録音した、アーノンクールによるモー
ツァルト宗教音楽全集は、経済性とは無縁の仕事を完成させたエネルギーに絶
賛!1998年度レコードアカデミー賞受賞作品。
※以前発売されていた2564-62337-2(生産中止)の再発売商品となります。

2564.677140 14枚組 ¥15200
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」(全4部作)
ダニエル・バレンボイム(指揮)
バイロイト祝祭劇場合唱団、
バイロイト祝祭劇場管弦楽団
[録音:1991年&1992年 バイロイト,祝祭劇場 (ライヴ)]
1988-92年にかけて演奏し、1991&1992年に録音したバレンボイム指揮、クプ
ファー演出による舞台のライヴ録音の再発売となります。すべての役において、
当時だけでなく現代においても屈指のワーグナー諸役に優秀な歌い手が揃って
おり、陰影諧調豊かで重量感に満ちたワーグナーを味わうことができます。
※なお今回の発売ではスリム・パッケージ(厚さ約4cm)となり、リブレットは
付いておりません。

2564.677426 2枚組 ¥2000
モーツァルト:歌劇「魔笛」K.620(全曲)
ラインハルト・ハーゲン(ザラストロ)、ナタリー・デッセィ(夜の女王)、
ローザ・マニヨン(パミーナ)、 ハンス=ペーター・ブロホヴィッツ(タミーノ)、
アントン・シャリンガー(パパゲーノ)、 リンダ・キチン(パパゲーナ)、
ウィラード・ホワイト(弁者)、スティーヴン・コール(モノスタトス)、
クリストファー・ジョージ(第一の僧侶)、ロラン・ナウリ(第二の僧侶)、
アンナ・マリア・パンザレッラ(第一の侍女)、
ドリス・ランプレヒト(第二の侍女)、 デルフィヌ・ヘイデン(第三の侍女)、
ダミアン・コラン、パトリック・オリヴィエ・クロゼ、
ステファン・ドゥルトニエ(三人の童子)
ウィリアム・クリスティ(指揮)、
レザール・フロリサン、リヨン歌劇場合唱団
[録音:1995年8月2-9日,パリ(デジタル:セッション)]
これまでバロック一筋だったクリスティでしたが、この時期にモーツァルトの
「レクィエム」「大ミサ」そしてこの「魔笛」を一挙に録音しました。ローザ
・マニヨンとブロホヴィッツの温かみのある美声、夜の女王を完璧に表現した
デッセィなど歌手たちはもちろん、クリスティの指揮はこのオペラを、節度を
もった表現を保ちつつも、楽しみを忘れてはいません。それらにより、モー
ツァルトの繊細さを完璧に表現することに成功しています。

2564.677430 3枚組 ¥3000
ヘンデル:歌劇「オルランド」HMV.31(全曲)
パトリシア・バードン(オルランド)、
ローズマリー・ジョシュア(アンジェリカ)、 ヒラリー・サマーズ(メドーロ)、
ローザ・マニオン(ドリンダ)、ハリー・ファン・デル・カンプ(ゾロアストロ)
ウィリアム・クリスティ(指揮)、
レザール・フロリサン
[録音:1996年(デジタル:セッション)]
1733年に初演された作品。「オルランド」の話は当時から非常に人気があり、
「騎士オルランドが、片想いの王女アンジェリカに振られて発狂、王女とその
恋人メドーロを虐殺するも、最後に占星術師ゾロアストロが出て来て、エル
キュール・ポアロが全てを解決」という話。このオペラの為に、クリスティは
最も効果的に表現しえる歌手たちを起用し、敏捷性と魅力をもたらしています。

2564.677434 2枚組 ¥2000
パーセル:歌劇「アーサー王」(全曲)
クラロン・マクファーデン(Sp)、サンドリーヌ・ピオー(Sp)、
ヴェロニク・ジャンス(Sp)、 スザンナ・ウォーターズ(Sp)、
マーク・パドモア(T)、イアン・ペイトン(T)、ペッテリ・サロマー(Bs)、
ジョナサン・ベスト(Bs)、
ウィリアム・クリスティ(指揮)
レザール・フロリサン、ヒロ・クロサキ(コンサートマスター)
[録音:1995年2月21-22日&25-26日,パリ、ベルティエ・ザール
(デジタル:セッション)]
クリスティは、この録音のためにオーケストレーションに変更を一部加え、深
めのベースサウンドによって生命溢れるものにしました。パーセルの作品上演
は機械的で冷たいものになってしまう危険性を伴っていますが、ここでは見事
な様々な表現をしえる歌手ばかりを起用する事によって、色彩豊かな絵画的作
品に蘇りました。

2564.676915 3枚組 ¥3000
グノー:歌劇「ファウスト」(全曲)
ジェリー・ハドレイ(ファウスト)、チェチーリア・ガスディア(マルグリート)、
サミュエル・ラメイ(メフィストフェレス)、
ブリギッテ・ファスベンダー(マルト)、
スザンヌ・メンツァー(ジーベル)、他
カルロ・リッツィ(指揮)
ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団&合唱団
[録音:1993年7月 ブラングィン・ホール(デジタル:セッション)]
シェークスピアの有名な戯曲をもとに書かれた5幕のオペラ。美しいアリアが
随所にあり、初演時から人気が高い作品です。この演奏は、主要キャストがフ
ランス人でないにも拘わらず、非常に質の高い演奏として知られているもので
す。この録音は、最近のものとしては高い評価を得ている盤です。古いフラン
ス・スタイルを復活させながら、ハドレイは見事に生命を吹き込んだ熱演を演
じています。メフィストフェレス役のラメイも、古い優雅さを巧みに組み合わ
せた絶妙な表現を出していきます。最もこの演奏の成功には、歌手、歌詞、音
楽、展開を完璧に理解したリッツィが素晴らしくまとめあげ、この作品の名盤
として名高いクリュイタンス盤を超えた演奏とも言われています。

2564.677005 2枚組 ¥2000
ロッシーニ:歌劇「セヴィリャの理髪師」(全曲)
ラウル・ヒメネス(アルマヴィーヴァ伯爵)、サミュエル・ラメイ(バジリオ)、
ジェニファー・ラーモア(ロジーナ)、バルバラ・フリットリ(ベルタ)、
アレッサンドロ・コルベッリ(バルトロ)、ホーカン・ハーゲゴール(フィガロ)
ヘスス・ロペス=コボス(指揮)、
ローザンヌ室内管弦楽団、ジュネーヴ歌劇場合唱団
[録音:1992年8月(デジタル:セッション)]
この演奏ではこの作品の面白さを、スコアに書かれていることのユーモアだけ
で、ロッシーニの動的表現を確認することができます。決して漫画のような演
出ではありません。ハーゲゴールもこっけいなイタリア風ではなく、うまく制
御されたフィガロを演じていきます。それによって、その他の役がらが際立っ
ていきます。この録音時通常ではカットされる伯爵のアリア、""Cessa di piu
resistere""も収録されていたのも特長でしょう。

2564.677007 3枚組 ¥3000
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527(全曲)
フェルッチョ・フルラネット(ドン・ジョヴァンニ)、
マッティ・サルミネン(騎士長)、 レッラ・クベッリ(ドンナ・アンナ)、
ウーヴェ・ハイルマン(ドン・オッターヴィオ)、
ワルトラウト・マイアー(ドンナ・エルヴィーラ)、
ジョン・トムリンソン(レポレッロ)、 ミケーレ・ペルトゥージ(マゼット)、
ジョーン・ロジャーズ(ツェルリーナ)
ダニエル・バレンボイム(指揮)、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、RIAS室内合唱団
[録音:1991年、ベルリン(デジタル:セッション)]
バレンボイムは、89年、90年、91年録音に、ダ・ポンテ台本によるモーツァル
トの3つの傑作オペラをベルリン・フィルと録音しています。オーケストラは
勿論、歌手陣も充実を極めた演奏は、世界的に高い評価を得ています。ここで
の演奏は少しユニークな点があり、ドン・ジョヴァンニは少し愚かなドン。レ
ポレッロは威厳のあるサーバントと、通常とは反転した性格を描いていくこと
により、モーツァルトの意図したドンのイメージが再現されたのです。

2564.677013 2枚組 ¥2000
R・シュトラウス:歌劇「エレクトラ」(全曲)
ワルトラウト・マイアー(クリテムネストラ)、
デボラ・ポラスキ(エレクトラ)、ファルク・シュトルックマン(オレスト)、
アレッサンドラ・マルク(クリソテミス)、 ヨハン・ボータ(エギスト)、
ダニエル・バレンボイム(指揮)、
ベルリン・シュターツカペレ、 ベルリン国立歌劇場合唱団
[録音:1995年2月、ベルリン(デジタル:セッション)]
ギリシャ三大悲劇詩人ソフォクレスの「エレクトラ」を基にした、ホフマンス
タールによる台本は憎しみと復讐、そして近親相姦までをも思わせる血生臭く、
かつ濃厚なものです。もちろんR・シュトラウスが付けた音楽は見事の一言で、
「サロメ」を上回る不協和音の中に、時折垣間見せる甘美なメロディが一瞬足
りとも聴き手の耳を引きつけて離しません。このバレンボイムの演奏は、複雑
怪奇なスコアを明晰に読み取り、全てを白日の下に晒し出しています。闇の底
に蠢く怨念は多少薄くなってしまったが、その分、人間の心の動きが手に取る
ようにわかるのです。出演者の豪華さも特筆すべき点で、ポラスキ、マルク、
ボータ…と、今をときめく堂々たる顔ぶれ。彼女、彼らを1995年の時点で見出
したプロデューサーの眼力にも恐れ入ります。当時、メゾ・ソプラノからソプ
ラノに転向しつつあった彼女ですが、この「エレクトラ」では、深い響きと表
現力溢れる歌唱、そして恐ろしいまでの迫力で、意に沿わぬ結婚の果て、夫ア
ガメムノンを殺害せざるを得なかった女の非業を歌いあげています。

2564.677016 2枚組 ¥2000
ヘンデル:歌劇「ガウラ(ゴール)のアマディージ」(全曲)
ナタリー・シュトゥッツマン(アマディージ)、
ジェニファー・スミス(オリアーナ)、 ベルナルダ・フィンク(ダルダーノ)、
パスカル・ベルタン(オルガンド)、アイズウェン・ハリー(メリッサ)、
マルク・ミンコフスキ(指揮)、
ルーヴル宮音楽隊
[録音:1989年11-12月(デジタル:セッション)]
この作品は、1715年にロンドンで発表されたヘンデルの比較的初期のオペラで
す。英雄アマディージは、幸福の島の王女オリアーナと愛しあっていましたが、
魔女メリッサがアマディージに横恋慕、オリアーナを愛しているトラキアの王
子ダルダーノを利用して、二人の仲を妨害するも、様々な困難の末、アマディ
ージがオリアーナとめでたく結ばれる、というストーリー。1990年代前半まで
はほとんど埋もれたオペラでしたが、この録音が再演のきっかけとなり急速に
人気が高まり、1996年以降多くのプロダクションで上演されている人気作とな
っています。イギリスでドラマティック表現の評価の高いバロック・ソプラノ
のジェニファー・スミス。そして英雄役として力強い表現を完璧に歌ったシュ
トゥッツマンは、この作品の特別な魅力を感じることでしょう。

2564.674403 3枚組 ¥2700
リスト:
(1)『ファウスト交響曲 S.108』
(2)『ダンテ交響曲 S.109』
(3)『ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調S.244-2』
(4)『ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」』
(5)『ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178』
(6)『ヴェルディ:「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ S.434』
(7)『ヴェルディ:「トロヴァトーレ」-ミゼレーレ S.433』
(8)『「アイーダ」からの巫女たちの踊りと終幕の二重唱 S.436』
ダニエル・バレンボイム(指揮:(1)-(2), P:(3)-(8)) 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団((1)-(2))
プラシド・ドミンゴ(T:(1)) ベルリン国立歌劇場合唱団((1))
ベルリン放送女声合唱団((2))
[録音:1985-1998年]
フランツ・リスト生誕200年を記念して、バレンボイムが指揮とピアノ演奏し
た、リスト作品集を録音したものを収録しました。バレンボイムの譜読みの精
密さと的確さ、加えてベルリン・フィルの抜群の合奏力とドミンゴらの声楽陣
によって、圧倒的で迫真の管弦楽作品。緻密な構成の美しい作品から超絶技巧
の作品。ピアノの演奏でも楽器そのものの枠を超えることに挑戦し、スケール
の大きい構成が発揮され、たくましい情景や場面に応じた幅広い表現を描いて
います。

2564.674219 ¥950
『メンデルスゾーン:「結婚行進曲」(真夏の夜の夢)』
『パッヘルベル:カノン』『ヘンデル:ハレルヤ(メサイア)』
『アルビノーニ:アダージョ』『フォーレ:「ピエ・イエス」(レクィエム)』
『フォーレ:「ラシーヌの讃歌」』
『ヘンデル:「輝かしい熾天使は」(サムソン)』
『ヘンデル:「天使の手になる奏楽は、すべからく相和し」(サムソン)』
『プッチーニ:「誰も寝てはならぬ」(トゥーランドット)』
『パリー(エルガー編):イェルサレム』
『エルガー:「ニムロッド」(エニグマ変奏曲)』
『ハウエルズ:「主は我が導師」(楽園への讃歌)』『フランク:天使の糧』
『クラーク:トランペット・ヴォランタリー』
『ヘンデル:シバの女王の入場(ソロモン)』
『ワーグナー:「結婚行進曲」(ローエングリン)』
『ヴィドール:トッカータ(オルガン交響曲第5番)』
『デュボワ:トッカータ(12の新しい小品)』
アンドルー・デイヴィズ(指揮)
BBC交響楽団&合唱団,
プラシド・ドミンゴ(T),
ロンドン・ヴォイセズ, イギリス室内管弦楽団,
エドワード・ヒギンボトム(指揮)
オックスフォード・ニューカレッジ合唱団
英国でも待ちに待った英国のウィリアム王子とMs.ケイトの結婚。それを記念
して「Royal Wedding」にふさわしい作品を収録しました。

5249.849352(DVD-Video) 4枚組 ¥5280
ドミンゴ・ファンの方なら外せない映像集3演目。18世紀、革命前後のフランス
を舞台に、実在の詩人を描いた「アンドレア・シェニエ」。カルメンにも似た
悲劇的な内容を持つ、闘牛士、山賊、ジプシー女の愛を描いた「山猫」。そし
てドミンゴの慟哭が切ない「道化師」。ドミンゴの美声と名演技をじっくりと
ご堪能いただけます。なかでも「山猫」は彼の独壇場。サルスエラの歌い手を
両親に持つドミンゴならではの情熱的な心の歌です。同じ指揮者と共演したCD
は発売されていたことがありますが、映像としては現在入手不可能なものです。
また英語による3つの演目について語るドミンゴも必見です。
【Disc 1】ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」(全曲)
【Disc 2】マニュエル・ペネーリャ:サルスエラ「山猫」(全曲)
【Disc 3】レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」(全曲)
【Disc 4(ボーナスディスク)】ドミンゴ「アンドレア・シェニエ」「山猫」
「道化師」語る(英語:35分)
【Disc 1】 プラシド・ドミンゴ(T), アンナ・トモワシントゥ
ジョルジョ・ザンカナーロ(Br) 他,
ユリウス・ルーデル(指揮)
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団と合唱団
演出:ミヒャエル・ハンペ
(収録:1985年コヴェント・ガーデン王立歌劇場)
[NTSC 4:3 / L-PCM Stereo / 字幕:英仏独伊日/ Region Code: 2,3,4,5,6]
【Disc 2】 プラシド・ドミンゴ(T), ベロニカ・ビジャロエル(Sp),
ユスティノ・ディアス(Br)他,
ミゲル・ロア(指揮)
ロサンゼルス・ミュージック・センター・オペラ管弦楽団 
演出:エミリオ・サージ
(収録:1994年ロサンゼルス・ミュージック・センター)
[NTSC 4:3 / L-PCM Stereo / 字幕:英仏独伊西/ Region Code: 2,3,4,5,6 ]
【Disc 3】 プラシド・ドミンゴ(T), ベロニカ・ビジャロエル(Sp),
グレゴリー・ユリシック(Br), マニュエル・ランザ(Br),
デヴィッド・カンジェロシ(T),
レナード・スラットキン(指揮)
ワシントン・ナショナル・オペラ管弦楽団
演出:フランコ・ゼフィレッリ
(収録:1997年11月, J・F・ケネディー・センター・オペラ・ハウス) 
[NTSC 4:3 / Dolby 2.0+ 5.1 Surround / 字幕: 英仏独伊西 /
Region Code: 2,3,4,5,6]
【Disc 4】 プラシド・ドミンゴ  
[NTSC 16:9/ L-PCM Stereo / 字幕:無 / Region Code: 2,3,4,5,6]

2564.674094(DVD-Video) ¥1480
2564.674090(Blu-ray) ¥2380
プロコフィエフ:バレエ「シンデレラ」Op.87(全3幕)
エリシャ・ウィリス(シンデレラ), イアン・マッケイ(王子)、
マリオン・テイト(継母)、ゲイリーン・カンマーフィールド(義姉:Skinny)、
キャロル=アン・ミラー(義姉:Dumpy)、
ヴィクトリア・マール(フェアリー・ゴッドマザー)、他、
デイヴィッド・ビントレー(演出、振付)、
ジョン・F・マクファーレン(美術、衣装)、
コーエン・ケッセルス(指揮)、
ロイヤル・バレエ・シンフォニア
【収録】2010年12月、バーミンガム・ロイヤル・バレエでのライブ
【仕様】NTSC 16:9、Dolby 2.0 stereo + 5.1 Surround、All regions、
収録時間:109分
バーミンガム・ロイヤル・バレエの名演出家・芸術監督、および新国立劇場舞
踊芸術監督のデイヴィッド・ビントレーの2010年最新演出版の登場です。
バレエの名作「シンデレラ」の名演出には、ヌレエフやセルゲイエフなどの
演出家が手掛けていますが、ビントレーの演出は「ファンタジー」を大切にし
たものです。それは決してキラキラとしたものではなく、前半は舞台・衣裳は
古典的で各配役の表情を豊かに表現したもの。後半は簡略化された幻想的な舞
台となり、2人のパ・ド・ドゥの複雑な演技は見事としかいいようがありませ
ん。この上演では、エリシャ・ウィリスと イアン・マッケイ、その他の出演
者も、バーミンガム・ロイヤル・バレエのファースト・ダンサーが起用されて
います。また、最近バレエ指揮者として世界的に注目を浴びてきているコーエ
ン・ケッセルスも、濃厚な音楽で素晴らしい舞台を引き立てています。

2564.672660 2枚組 ¥1450
ブリテン:歌劇「ビリー・バッド」(オリジナル版による全曲)
ケント・ナガノ(指揮)
ハレ管弦楽団,
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(T), エリク・ハルヴァーソン(Bs)
ラッセル・スミス(Br), トーマス・ハンプソン(Br),
マンチェスター少年合唱団, ノーザン・ヴォイセズ, ハレ合唱団男声団員
(録音:1997年5月, デジタル:ライヴ)
イギリス戦艦「無敵」号での事件が素材となっているオペラです。戦艦での話
なので登場人物は男性のみで、渋い心理劇のようなオペラが展開されます。ロ
ルフ・ジョンソンが歌うリリックで落ち着いたヴィア艦長。 そしてケント・
ナガノとハレ管の鮮やかな演奏が魅力的な演奏です。

2564.672665 3枚組 ¥3250
オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」(M・ケイ校訂版による全曲)
ケント・ナガノ(指揮
国立リヨン歌劇場管弦楽団&合唱団,
ナタリー・デッセー(Sp), レオンティナ・ヴァドゥーヴァ(Sp),
スミ・ジョー(Sp), ファニータ・ラスカルロ(Sp),
カトリーヌ・デュボス(Sp), ロベルト・アラーニャ(T), ジル・ラゴン(T),
ミシェル・セネシャル(T), ガブリエル・バキエ(Br),
ホセ・ファン・ダム(Bs)
(録音:1994-1996年, デジタル:セッション)
M.ケイ校訂の新版によっての演奏です。退廃的美学に代わり、沸立つような青
春の息吹が横溢。 アラーニャをはじめ、6人のソプラノ全員がまだ30代の録音
で今が盛りの美声が聴くことができます。単なる声の饗宴に陥っていないのは
ナガノの音楽性とダムの存在によるものなのでしょう。

2564.672662 2枚組 ¥2160
ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」(全曲)
カルロ・リッツィ(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
ジェニファー・ラーモア(Ms), ラウール・ヒメネス(T),
ジーノ・キリコ(Br), アレッサンドロ・コルベッリ(Br),
アデリーナ・スカラベッリ(Sp), ラウラ・ポルヴェレッリ(Ms),
アラステア・マイルズ(Bs)
(録音:1994年4月 ロンドン, デジタル:セッション)
豊かな声量と精緻なコントロールを持つ、アメリカが誇る稀代のメゾ・ソプラ
ノ歌手、ジェニファー・ラーモア。甘く魅力的なテノール、ラウル・ヒメネス。
そして職人的な手法で全体をまとめ上げるリッツィの指揮によって、ロッシー
ニを見事に演じています。

2564.672731 3枚組 ¥2150
ラモー:オペラ・バレエ「優雅なインドの国々」(全曲)
ジャン=フランソワ・パイヤール(指揮)
パイヤール室内管弦楽団,
ヴァランス・ア・クール・ジョワ声楽アンサンブル,
ジェルダ・アルトマン(Sp), フィリップ・フッテンロッハー(Br),
ジェニファー・スミス(Sp), ジョン・エルウィス(T), ルイ・ドゥヴォス(T)
(録音:1974年, ステレオ:セッション)
パイヤールがこの作品を研究し、初の全曲録音となった演奏です。奇想天外で
愉快なオペラ=バレの世界。 ヨーロッパの彼方の国々(インド)を経巡り、
「愛が全ての国を支配する」という理念をエキゾチックに描きあげたラモーの
作品です。

2564.672736 4枚組 ¥2850
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」(全曲)
ダニエル・バレンボイム(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,
ファルク・シュトゥルックマン(Br), マッティ・サルミネン(Bs),
ローマン・トレケル(Bs), ヴァルトラウト・マイヤー(Sp),
ウヴェ・ハイルマン(T), ジークフリート・イェルザレム(T),
ペーター・マウス(T), ヨハン・ボータ(T), マルヤーナ・リポヴシェク(A),
ベルリン国立歌劇場合唱団
(録音:1994年10-11月 ベルリン・フィルハーモニー, デジタル:セッション)
名ワーグナー歌手、マイヤーのイゾルデを得たバレンボイム入魂の指揮による
「トリスタンとイゾルデ」。 ベルリン・フィルのダイナミックで息の長いう
ねり起伏、彼の生み出すロマンティックで濃厚な音の魔術を聴くことができま
す。

2564.672037 2枚組 ¥2700
アイヴズ:『ピアノ・ソナタ第1番』
バーバー:『ピアノ・ソナタ変ホ短調Op.26』『遠足 Op.20』
バルトーク:『ブルガリアのリズムによる6つの舞曲』『戸外にて Sz.81』
ドビュッシー:『練習曲集より第1,7,3,9,11,5番』
ラヴェル:
『高雅にして感傷的なワルツ』『道化師の朝の歌』
『亡き王女のためのパヴァーヌ』
ジョアンナ・マクレガー(P)
(録音:1993-1994年, デジタル:セッション コリンズからの移行盤)
バッハから近現代音楽、そしてコンテンポラリーからジャズまで、幅広いスタ
イルの音楽を聴かせてくれる ピアニスト、ジョアンナ・マクレガー。1990年
代初頭から英コリンズ・レーベルに様々な作品を録音して 高い評価を受けて
きています。また、2005年からはバッハ演奏でも有名なバース国際音楽祭の
芸術監督も務めています。 ここでは近代作曲家のピアノ・ソロ作品集。若干
堅めの音色によって、濁りのない澄み切った世界を表出しています。

2564.671990 2枚組 ¥2700
ハリソン・バートウィッスル:
『ピアノと管弦楽のためのアンティフォンズ*』『ハリソンズ・クロックス』,
ヒュー・ウッド:『ピアノ協奏曲 Op.31**』,
ルー・ハリソン:『ピアノ協奏曲***』
ジョアンナ・マクレガー(P),
ミヒャエル・ギーレン(指揮)
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団*,
アンドルー・デイヴィス(指揮)
BBC交響楽団**,
ルー・ハリソン(指揮) 
シドニー交響楽団***
(録音:1993年, デジタル:セッション コリンズからの移行盤)
マクレガーはここでは現代作曲家のピアノ協奏曲を収録。ギーレンやA・デイ
ヴィス指揮による見事なサポートで、個性的で表情豊かな演奏を聴くことが
できます。

2564.671957 ¥1480
マイケル・ドアティ:
「Fire and Blood」, 「Flamingo」, 「Ladder To The Moon」
アレクサンドレ・ダ・コスタ(Vn),
ペドロ・アルフテル(指揮)
モントリオール交響楽団
(録音:2009年11月10-13日, プラス・デザール・モトリオール, モントリオー
ル音楽院 デジタル:セッション)
アメリカで今最も注目をあびている現代作曲家マイケル・ドアティ(1954-)の
作品集です。 彼の多くの作品は、ジンマン指揮ボルティモア交響楽団によっ
て初演されており、アメリカの名門オーケストラからも多くの委嘱作品を求め
られているほどです。 「Fire & Blood」は3楽章のヴァイオリン協奏曲形式の
作品で、2003年にネーメ・ヤルヴィによって初演されたものです。メキシコの
現代画家ディエゴ・リベラのデトロイトの工場を描いた壁画を題材とし、その
鉄工所とその労働力を描いた作品で、火力と力強さとスピード感を見事に表現
しています。「Flamongo」は1991年に書かれた室内オーケストラのための作品
で、リズミカルな対位法が印象的です。「Ladder to the Moon」はヴァイオリ
ン・ソロ、管楽八重奏、コントラバスと打楽器のための2006年の作品で、20世
紀を代表する女性画家ジョージア・オキーフの風景画に触発されて書かれた作
品です。 これら3作品とも、ストラヴィンスキー風の作風にジャズ的なリズム
が取り入れられ、わかりやすい作風のため人気が出るのもうなずけます。ヴァ
イオリン独奏には79年モントリオール生まれの俊英アレクサンドレ・ダ・コス
タが起用され、超絶技巧を鮮やかに駆使してもあざとさを感じさせず、豊麗な
音色をフルに活かした若々しさが魅力的な演奏です。

7559.796457(CD+DVD) ¥1750
【Disc1:CD】
スティーヴ・ライヒ: 1)『WTC 9/11(2010)』, 2)『Mallet Quartet(2009)』,
3)『Dance Patterns(2002)』
【Disc2:DVD】
スティーヴ・ライヒ: 『Mallet Quartet(2009)』
1)クロノス・クァルテット, 2) Percussion ,
3)James Preiss & Thad Wheeler(vibraphone),  
Frank Cassara & Garry Kvistad(xylophon),
Edmund Niemann & Nurit Tilles(P)
【録音】1)2011年2月, 2)2011年3月, 3)2004年12月
(Produced by Judith Sherman, Engineered by John Kilgore)
スティーヴ・ライヒの作品の多くを取り扱ってきたノンサッチより、クロノス
SQによる最新作『WTC 9/11』の発売となります。 この作品はタイトル通り、
2001年9月11日にNYのワールド・トレード・センターで起こったアメリカ同時
多発テロ事件をテーマとした作品で、第1楽章『9/11』、第2楽章『2010』、
第3楽章『WTC』と題されています。『Mallet Quartet』は2つのマリンバと2つ
のヴィブラフォンのための作品で、ブルックリンを拠点として活動している
「Percussion」によっての演奏。ティエリー・ドゥ・メイの映画に提
供された2002年作の『Dance Patterns』が収録されています。またこのアルバ
ムは、ライヒ75歳記念&ミニマル・ミュージック50年記念盤ともなっています。
なお、ボーナスDVDとして『Mallet Quartet』の演奏映像が収録されています。

2564.666612 ¥1350
ブルッフ:『ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26』,
ヴィエニャフスキ:『ヴァイオリン協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.14』,
オーレ・ブル:『カンタービレ・ドロローゾとロンド・ジョコーゾ』
チャーリー・シーム(Vn)
アンドルー・ゴーレイ(指揮)
ロンドン交響楽団
【録音:2011年3月、デジタル:セッション】
情熱的若きイケメン・ヴァイオリニスト:チャーリー・シームのワーナー・ク
ラシックスからの第2弾は、ロマンティックで技巧的な協奏曲の演奏です。3歳
ですでにヴァイオリン演奏をこなし、シュロモ・ミンツなどに師事。イートン
・カレッジ、ギルドホール音楽院でヴァイオリン演奏を研究。2008年に
Challenge Classicsよりデビューし、高い評価を得、ロイヤル・バレエやブラ
イアン・アダムスなどのポップス・コンサートにも出演しています。それだけ
でなく、「L'Uomo Vogue」などのファッション誌の表紙や写真集などにも登場
しています。今回のアルバムでは、情熱的高技巧を要する協奏曲となります。
さらに、19世紀のノルウェーのヴァイオリニストで作曲家のオーレ・ブルの協
奏的作品も収録。ノルウェーの民族音楽のような冷たく淡々とした哀愁を帯び
たサウンドがひろがります。まだ若き29歳の新鋭指揮者アンドルー・ゴーレイ
とともに、余分なものをそぎ落とした本質を聴かせようとするサウンドで、
現代らしいスマートな解釈は新鮮に感じることでしょう。『彼の演奏テクニッ
ク・マスターとヴァイオリンの音色は見事にミックスされ、彼の現代的な感性
はクラシック音楽の世界に新鮮さをもたらし、刺激的な光景を感じることがで
きます』と、既に高評価を得ています。なお、メニューインが演奏していた
1735年製ガルネリを使用しています。

2564.671474 6枚組 ¥4250
モンテヴェルディ:『倫理的・宗教的な森』より
【Disc1】 『われ、よろこびに満てり』『主が建て給わずは』
『しもべらよ、讃めたたえよ』 『聖母のための連』『人びとよ馳せ来たれ』
『おお、めでたき道』『グローリア』 『めでたし元后(サルヴェ・レジナ)』,
【Disc2】 『もろもろの国よ、主よ讃めたたえよ第1番』
『われ主に感謝せん第2番』『マニフィカト第2番』
『主、わが主にのたもう第2番』『おお、盲いたひとよ』
『わたくしの嘆息をきくあなたがた』 『人のいのちは稲妻のごとく』
『かくて、ふたたび(エト・イテールム)』『おお神よ、真心をつくして戦った』
『主を讃めたたえよ』『マニフィカト第1番』,
【Disc3】 『おおわが魂よ、逃れゆけ』『われらは主をあがめ』
『われは眠りたれども』『来たれ、汝ら渇ける者よ』
『われ主に感謝せん第3番』『そのとき日がのぼり』
『わたしに恋をのぞむひとは』 『いざ殉教者らを讃めうたえ第1番』
『主を畏るる者はさいわいなり第2番』 『しもべらよ、讃めたたえよ第2番』
『歓びの声をあげよ』『その憂いを心にとめ給え』
『モテト「われ永遠より立てられ」』,
【Disc4】 『主が建て給わずば』『われ主に感謝せん』
『主、わが主にのたもう』 『もろもろの国よ、主を讃めたたえよ』
『主にむかいてうたえ』『キリストよ、われらは主をあがめ』
『めでたし元后(サルヴェ・レジナ)』『主よ、われらを懲しめ給うなかれ』
『聖母マリアよ』 『エルサレムよ、主を讃めたたえよ』
『主、わが主にのたもう第1番』『めでたし元后(サルヴェ・レジナ)』,
【Disc5】 『この主の証聖者は』『主を畏るる者はさいわいなり第1番』
『われ主に感謝せん第1番』 『めでたし元后(サルヴェ・レジナ)』
『もろもろの国よ、主を讃めたたえよ第2番』『かくて蘇り給いて』
『主を畏るる者はさいわいなり』『めでたし元后(サルヴェ・レジナ)』
『われ主に感謝せん』 『主、わが主にのたもう』,
【Disc6】 『おお、善きイエズスよ』『おお、いと麗わしき』
『この日を感謝せん』『われ、喜びにみてり』
『しもべらよ、讃めたたえよ第1番』『聖母の嘆き』
『かくて十字架にかけられ』 『いざ殉教者らを讃めうたえ第2番』
『もろもろの国よ、主を讃めうたえ第3番』『主にむかいてうたえ第2番』
『エルサレムよ、主よ讃めたたえよ』『神が調え給うた宴を見よ』
『われは野原の花』『われは信ず』 ミ
シェル・コルボ(指揮)
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
【録音:1967年 ステレオ:セッション】
モンテヴェルディの宗教曲の集大成。伝統的なポリフォニー様式による作品か
ら大規模なバロック様式による作品まで、多彩な楽曲が含まれています。オペ
ラやヴェスプレばかりが演奏され録音されるモンテヴェルディですが、重要な
この作品集は意外と録音が少なく、すでに1967年にこの作品に注目したコルボ
の記念碑的録音です。

2564.667226 ¥2150
リスト:
『交響詩「前奏曲」』『ハンガリー幻想曲』
『交響詩「人、山上にて聞きしこと」』
ゾルターン・コチシュ(指揮)
ガボール・ファルカシュ(P)
ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団
【録音:2011年1月ライヴ】
指揮者コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによる最新録音は、今年生誕200年
をむかえたリストの交響詩となります。名ピアニスト、ゾルターン・コチシュ
は1997年からはハンガリー国立フィルハーモニーの音楽監督に就任し、バルト
ークの演奏を中心に録音してきましたが、今回はリストの作品。協奏的作品
「ハンガリー幻想曲」では、ガボール・ファルカシュが、見事に卓越したテク
ニックと力強さでリストを演奏していきます。コチシュの指揮も、クールなモ
ダニズムの造形美や幾何学的なテクスチュアが、非常に明晰に浮かび上がらせ、
さらにリストの繊細なロマンティシズムから力強さを見事に表現しています。

2564.667082 2枚組 ¥1450
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」(全曲)
ファルク・シュトルックマン(オランダ人:Br),
ロベルト・ホル(ダーラント:Bs), ジェーン・イーグレン(ゼンタ:Sp),
ペーター・ザイフェルト(T:エリック),
フェリシティ・パーマー(Sp:マリー), ロランド・ヴィラゾン(T:舵取り),
ダニエル・バレンボイム(指揮)
シュターツカペレ・ベルリン, ベルリン国立歌劇場合唱団
【録音:2001年5&6月、ベルリン】
この録音は、バレンボイムによるワーグナー主要オペラ10作品録音の完結編と
なったものです。2002年ベルリン復活祭音楽祭での10作品の連続上演という前
人未到の壮挙を成し遂げた現代最高のワーグナー指揮者バレンボイムとベルリ
ン国立歌劇場による極めて充実したプロジェクトで、シュトルックマンの知的
で迫力のあるオランダ人は特に聴きもの。ドラマの起伏に応じて、見せ場や聴
かせ所では、十分に音楽が歌い、緊張感が持続されたワーグナーの世界を聴か
せてくれます。

2564.667080 2枚組 ¥1450
ベルント・アロイス・ツィンマーマン: 歌劇「軍人たち」(全曲)
マルク・マンキトリック(Bs:ヴェーゼナー),
ナンシー・シャーデ(Sp:マリー), ミラルゴ・ヴァルガス(Ms:シャルロッテ),
ミヒャエル・エベッケ(Br:シュトルツィウス),
ウィリアム・コックラン(T:デポルト),
ベルンハルト・コンタルスキー(指揮)
シュトゥットガルト国立歌劇場管弦楽団&合唱団
【録音:1988-89年、シュトゥットガルト国立歌劇場でのライヴ】
ベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918-1970)の代表するオペラ、「軍人
たち」のシュトゥットガルト国立歌劇場でのライヴ録音です。個人のエゴ、
階級のエゴ、社会道徳のエゴ、その波の中で溺れていく若いひとりの女性。
魅力的であるがために翻弄される…時代を超えたテーマを、鮮烈な音で描い
たオペラです。彼の作風らしく様々な時代の引用や技法を用いており、バロッ
クからロマン派、さらに民俗音楽、ジャズなど様々なジャンルの音楽のエッ
センスが隠し画のように挿入されています。なおこの上演の演出は、ハリー・
クプファーが担当していました。

2564.666983 2枚組 ¥1450
アンドレ・メサジュ: 歌劇「フォルテュニオ」(全曲)
シルヴィ・スチュワート, ティエリ・ドラン, ブリジット・ディスノーズ,
コレット・アリオ=ルガス, パトリック・ロッカ,ニコラ・リヴァンク,
ミシェル・フォッケノイ, ルネ・シレール, ミシェル・トランポン,
フランシス・ドゥアジク, ジル・カイマイユ,
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮
)国立リヨン歌劇場管弦楽団&合唱団
【録音:1987年、リヨン】
この作品は、アルフレード・ミュッセの「シャンデリア」という小説がもとと
なっている作品で、サン=サーンスに師事し30もの作品を超える舞台作品を残し
たメサジュ(1853-1929)が、異国情緒を曲のエッセンスとして取り上げていま
した。フランス情緒と融合したこの独特な雰囲気を、ガーディナーは見事な解
釈によって、このオペラの再演に成功しています。

2564.666952 2枚組 ¥1450
オッフェンバック: 喜歌劇「ペリコール」(全曲)
レジーヌ・クレスパン, アラン・ヴァンゾ, ジュール・バスタン,
ジェラール・フリードマン, ジャック・トリゴー, エメ・ブザンソン,
レベッカ・ロバーツ, 他 
アラン・ロンバール(指揮)
ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
【録音:1976年】
オッフェンバックの喜歌劇「天国と地獄」「美しきエレーヌ」「パリの生活」
「ジェロルスタン大公妃殿下」といった代表作がある中でも、「ペリコール」
は1868年初演された傑作であり、またこの録音はこの作品の代表的名盤です。
全編これオッフェンバック節のリズムやロマンティックなメロディが次々と出
て来る楽しい作品です。

2564.674364 2枚組 ¥1450
フェレンツ・エルケル: 歌劇「バンク・バン」(全曲)
エヴァ・マルトン(Sp), コロシュ・コヴァーチュ(Bs),
ラヨス・ミラー(Br), シャンドール・ショーヨム=ナギ(Br),
アティラ・レティ(Br), 他、
タマシュ・パル(指揮)
ハンガリー・ミレニアム管弦楽団, ハンガリー国立合唱団
【録音:2001年3月、ブダペスト・フェニックス・スタジオ】
フェレンツ・エルケル(1810-1893)はリストと同時期のハンガリーの作曲家。
ハンガリー国歌の作曲者としては知られていますが、彼の作品のほとんどは現
在では取り上げられることはあまりないようです。彼はヴェルディの影響を受
けてはいますが、ハンガリーの愛国心にあふれ、音楽もハンガリー色濃厚なも
のとなっており、様々な魅力的なダンスナンバーや、ドラマや個人の特性を周
囲の雰囲気を見事に表現しています。

2564.678566 2枚組 ¥2200
【Disc 1】 ジョン・ケージ:『プリペアド・ピアノのためのソナタとインター
リュード』『危険な夜』
【Disc 2】 ジョン・ケージ:『バッカナール』
ナンカロウ:『プレリュードとブルース』『ウルスラのためのカノン』,
ジョン・ケージのためのトリビュート小品集
ロビン・ハートウェル:『ピアノのための小品第2番』
マシュー・フェアクラフ:『Inside Out』
ジャンゴ・ベイツ:『You Live and Learn』
スティーヴン・プラット:『スタディ第1-3番』
マイク・ウィルソン:『ALF- Vegan Gravy Mix』
ピーター・オブライエン:『Rasavan』
ディールドレ・グリビン:『The Broken Piece of the Moon』
メアリー・ブラック:『Dead Sheep』
ジョナサン・ハーヴィー:『Homage to Cage, a Chopin』
アンドリュー・トゥーヴィー:『You may not(want)to(be)hear / here』
タルヴィン・シン:『Endgame』
ジョアンナ・マグレガー(P)
ジャズやコンテンポラリー、近現代音楽から最近ではバッハまで幅広いスタイ
ル演奏で聴かしてくれるクロスオーヴァー・ピアニスト、ジョアンナ・マグレ
ガー。イギリス生まれの彼女は、クラシックを学びながらも、テレビのサント
ラやコンテンポラリー・ダンスの音楽など幅広い活躍を重ね、Collins
Classicsレーベルに15枚の録音を成し、ジャズの分野でも知られるというマル
チなピアニストとして大変話題となっています。今回彼女の特異な才能を存分
に味わえるアルバム2種の、待望の再発売です。1998年頃録音のこのアルバム
では、彼女のコンテンポラリーの要素を見事に味わうことができるもので、
ナンカロウとケージの初期の作品と、現代、ジャズやラテンの作曲家らのジョ
ン・ケージヘのトリビュート・アルバムとなっています。

2564.678306 2枚組 ¥2200
ガーシュイン:
『ラプソディー・イン・ブルー(オリジナル・ジャズバンド・ヴァージョン)*』
『ピアノ協奏曲ヘ調*』『ア・フォギー・デイ』
『フィジェティ・フィート』『バット・ノット・フォー・ミー』
『The Man I Love』『‘S Wonderful』『My One and Only』
『Clap Yo’ Hands』『Do It Again』 『Somebody Loves Me』
『Sweet and Lowdown』『Fascinating Rhythm』『Strike Up The Band』
『Who Cares?』『Oh, Lady Be Good』
『I’ll Build A Stairway To Paradise』『Do Do Do』
『That Certain Feeling』『Liza』『I Got Rhythm』
『It’s Only A Paper Moon』 『My Heart Belongs To Daddy』
『Can’t Help Lovin’ Dat Man』『Night & Day』
『June Is Bustin’ Out All Over』『Love For Sale』
『I’ll Be Seeing You』『42nd St』 『Erroll’s Blues』
『Erroll’s Bounce』『Monk’s Point』『Round Midnight』
ジョアンナ・マグレガー(P),
カール・デイヴィス(指揮)* ロンドン交響楽団*
彼女のジャズの要素が発揮された1990年頃の録音(発売はCollins)のもので、
ここではオリジナル・ジャズバンド版での演奏で、さらに彼女の大胆な発想が
引き立てられています。様々な現代、ジャズ、ラテン作曲家の編曲による「ガ
ーシュイン・ソング・ブック」も十分楽しませてくれます。

2564.674976 2枚組 ¥1450
サン=サーンス:歌劇「サムソンとダリラ」Op.47(全曲)
ホセ・クーラ(サムソン), オルガ・ボロディナ(デリラ),
ロバート・ロイド(ヘブライの長老), 他,
サー・コリン・デイヴィス(指揮), ロンドン交響楽団&合唱団
[録音:1998年7月, ロンドン]
コリン・デイヴィスの「サムソンとダリラ」は、ロイヤル・オペラ音楽監督時
代から定評があり、オラトリオ的性格が融合されたこの作品に最も適した指揮
者なのでしょう。この盤では、作品の性格をさらに巧みに表現しており、ボロ
ディナの美しい声でダリラの官能性が豊かに表現されています。もちろんクー
ラのロブストな声も、サムソンにぴったりで本領を発揮しています。

2564.674978 2枚組 ¥1450
デュカス:歌劇「アリアーヌと青ひげ」(全曲)
カテリーネ・シージンスキー(Sp:アリアーネ),
ガブリエル・バキエ(Bs:青ひげ), マリアーナ・パウノヴァ(A),
ハンナ・シャエール(Ms), アンヌ・マリー・ブランザ(Sp),
ジョスリーヌ・シャモナン(Sp), ミシェル・コマン(Sp),
アルミン・ジョルダン(指揮),
フランス放送新フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
[録音:1983年1月, フランス放送]
ペローの「青ひげ物語」を元にしつつも、バルトークとはかなり違った味わい
を持つこのオペラ。青ひげに囚われとなった5人の女たちは、6人目に囚われた
アリアーヌによって解放されるも、城から逃れることを拒みます。なぜ?とい
う疑問符が頭から離れない不思議な音楽を、アルミン・ジョルダンの指揮によ
る名録音の待望の再発売です。

7559.79800 ¥1480
John Adams:
Son of Chamber Symphony, String Quartet
ジョン・アダムズ(指揮)
インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル,
セント・ローレンス弦楽四重奏団*
[録音:2010年9月, Sear Sound,NY / 2009年10月Rolston Recital Hall,
Banff Center, Canada*]
ジョン・アダムズの初録音2曲の新アルバムです。「Son of Chamber Symphony」
は、サンフランシスコ・バレエのために書かれた作品で、マーク・モリスの振
付で2008年に上演された作品です。1992年に作曲された「室内交響曲」と同様
に15人の器楽奏者によって演奏され、原始的リズムながらデジタル的で力強い
表現が印象的です。「弦楽四重奏曲」は、セント・ローレンスSQの演奏を聴い
て触発されて作曲された作品です。 「今まで、私は伝統的な弦楽四重奏曲に
我慢できませんでした。しかし私はこの曲を、ベートーヴェンのような古典的
ヴァイオリン協奏曲風に書いたことにより、鮮烈な叙情的なエピソードを連続
的に発展していきます」とアダムズは語っています。動きの止まった均衡状態
から開始され、ヴァイオリンの不規則なダンスステップ、軽快なスケルツォで
エネルギーが爆発し、最後には雪で覆われたように静かに安眠に着くような作
品です。 なおジョン・アダムズは、先日ジュリアード音楽院の名誉博士号が
与えられました。

7559.79772 ¥1480
Donnacha Dennehy:Gra agus Bas
イーラ・オ・レナード(Vo), ドーン・アップショウ(Sp),
アラン・ピアソン(指揮), クラッシュ・アンサンブル
D・デネイーは1970年ダブリン生まれの作曲家。ダブリン大学で作曲を学び、
ハーグで電子音楽の研究を行いました。彼が設立したクラッシュ・アンサンブ
ルによって様々な彼の作品が初演され、またクロノスSQやスミスSQ、サンフラ
ンシスコ・コンテンポラリー・ミュージック・プレーヤーズなど、様々な演奏
家が彼の才能を讃えています。この「Gra agus Bas」の意味は「愛と死」を意
味し、アイルランドの伝統的なバグパイプの音とアイリッシュダンスを取り入
れ、アイルランドのヴォーカリスト、イーラ・オ・レナードが参加しています。
「That the Night Come」は、ドーン・アップショウのために書かれた6つの歌
曲から成り立っており、昨年2010年に作曲されたばかりの作品です。

2564.672352 3枚組 ¥3240
J.S.バッハ:
「フーガの技法」BWV.1080, 「フランス組曲(全6曲)BWV.812-817」
ジョアンナ・マクレガー(P)
[録音:1996年&1993年 デジタル]
ジャズやコンテンポラリー、近現代音楽からバッハまで幅広いスタイル演奏で
聴かしてくれるクロスオーヴァー・ピアニスト、ジョアンナ・マグレガー。イ
ギリス生まれの彼女は、クラシックを学びながらも、テレビのサントラやコン
テンポラリー・ダンスの音楽など幅広い活躍を重ね、Collins Classicsレーベ
ル等に15枚の録音を成し、ジャズの分野でも知られるというマルチなピアニス
トとして大変話題となっています。今回彼女の特異な才能を存分に味わえるア
ルバム3種の待望の再発売です。フーガの技法は、バッハ作曲法のすべてが詰
め込まれています。各声部がすべて聞こえ、それぞれの音が重なった時の和音
の芸術に、マクレガーは感情的な熱意をこめて弾いていきます。半音階的で複
雑な主題のメロディーと彼女独特のリズムによって、驚きと感動のパフォーマ
ンスが際立っていきます。

2564.672698 ¥1350
ドメニコ・スカルラッティ:
ソナタ集 「ニ短調 K.1」 「ニ短調 K.9」 「ヘ短調 K.69」 「イ長調 K.113」
「変イ長調 K.127」 「ハ長調 K.132」 「ハ長調 K.133」 「ニ短調 K.141」
「ト長調 K.144」「 ハ長調 K.159 “狩り”」「イ短調 K.175」
「ホ長調 K.215」 「ホ長調 K.380」 「ニ長調 K.430」 「ヘ短調 K.481」
「ニ長調 K.492」 「ハ長調 K.502」 「ト短調 K.30 “猫のフーガ”」
ジョアンナ・マクレガー(P)
[録音:1989年 デジタル]
マクレガーは、スカルラッティの音楽を、テンポの揺らしやダイナミクス、カ
ンタービレを使用することによって、より繊細さとパワーの音楽の要求を正確
に演奏しています。

2564.672635 ¥2080
サティ:
「3つのジムノペディ」 「冷たい小品-逃げ出したくなる3つの歌」
「乾からびた胎児」 「犬のための、しまりのない真正な前奏曲」
「いやな気取り屋の3つの高雅なワルツ」 「スポーツと気晴らし」
「ラグタイム・パラード」 「ジュ・トゥ・ヴ(あなたが欲しい)」
「世紀ごとの時間と瞬間の時間」 「天国の英雄的な門への前奏曲」
「古い金貨と古い甲冑」 「最後から2番目の思想」
「グノシエンヌ第1,3,4,5番」
ジョアンナ・マクレガー(P)
[録音:1989年 デジタル]
マクレガーは、サティの淡いすりガラスの向こうの風景を、見事に音の水彩画
にしていきます。それらは彼女が様々なジャンルを弾いてきてことによるもの
でしょう。その演奏の情熱、信念、想像力は、彼女が真のミュージシャンであ
ることを証明しています。控えめなの音量による見事な録音も、サティの音楽
表現に十分寄与しています。

2564.674980 3枚組 ST1
モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」K.588(全曲)
フェルッチョ・フルラネット(グリエルモ),
ジョン・トムリンソン(ドン・アルフォンソ),
ジョーン・ロジャーズ(デスピーナ),
チェチーリア・バルトリ(ドラベッラ),
レッラ・クベルリ(フィオルディリージ),
カート・ストレイト(フェルランド),
ダニエル・バレンボイム(指揮),
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, RIAS室内合唱団
[録音:1989年11月, ベルリン]
バレンボイムとベルリン、初のダ・ポンテ作品となる記念碑的なアルバム。
若手とベテランをバランス良く配した歌手陣が魅力。とりわけ、録音当時弱
冠23歳、そろそろ頭角を現してきたものの、まだその才能は未知数であった
バルトリを起用した、先見の明が光る演奏です。

2564.675177 4枚組 ¥2500
ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルジファル」(全曲)
ヴァルトラウト・マイヤー(クンドリー),
ジークフリート・イェルザレム(パルジファル),
ホセ・ファン・ダム(アンフォルタス),
ギュンター・フォン・カンネン(クリングゾル),
ジョン・トムリンソン(ティトゥレル), マティアス・ヘレ(グルネマンツ),
ダニエル・バレンボイム(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ベルリン・ドイツ歌劇場合唱団
[録音:1989年12月-1990年3月, ベルリン・イエス・キリスト教会]
1987年にバイロイトで「パルジファル」を指揮し、大成功を収めたバレンボイ
ムが、その翌々年に満を持して録音した当盤は、名盤ひしめき合う中でも、悠
然たる音楽の流れと、配役の見事さで一歩抜きんでていると言えましょう。現
在最高のワーグナー歌手、ヴァルトラウト・マイヤーのクンドリーをはじめ、
全ての男声陣が充実しています。

2564.674974 2枚組 ¥1450
ベルリオーズ:歌劇「ベアトリスとベネディクト」(全曲)
スーザン・グラハム(ベアトリス),
ジャン=リュック・ヴィアラ(ベネディクト),
シルヴィア・マクネアー(エロー), キャサリン・ロビン(ユルシュール),
ジル・カシュマイユ(クラウディオ), ガブリエル・バキエ(ソマローヌ),
ヴァンサン・ル・テクシエ(ドン・ペドロ),
フィリップ・マニャン(レオナート:語り),
ジョン・ネルソン(指揮),
リヨン歌劇場管弦楽団&合唱団
[録音:1991年3月, リヨン]
バーデン=バーデンの劇場の委嘱で作曲、同地で初演された喜歌劇で、ベルリ
オーズにとって最後のオペラとなりました。ベルリオーズの色彩的な管弦楽法
とロマンティックな歌唱表現とが結びつき、終始美しい音楽に溢れる佳作です。
当代最高のベルリオーズ歌手と目されるスーザン・グラハムと、フランスを代
表するドラマティック・テノールのヴィアラを始め、脇役・端役に至るまで理
想的な実力派で固めた歌手陣が素晴らしい歌唱を披露しています。フランス語
オペラの楽しさと美しさに浸るには恰好の作品です。

2564.673616 7枚組 ¥4950
J・S・バッハ:
「マタイ受難曲BWV.244」
「ヨハネ受難曲BWV.245」
「ミサ曲ロ短調 BWV.232」
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック・オーケストラ,
ギイ・ドゥ・メイ(福音史家:T), ペーター・コーイ(イエス:Bs),
バルバラ・シュリック(Sp), カイ・ヴェッセル(C-T),
クリストフ・プレガルディエン(T), クラウス・メルテンス(Bs),
オランダ・バッハ協会合唱団 [以上マタイ受難曲]
ギイ・ドゥ・メイ(福音史家:T), ペーター・コーイ(イエス:Bs),
バルバラ・シュリック(Sp), カイ・ヴェッセル(C-T),
ゲルト・テュルク(T), クラウス・メルテンス(Bs),
オランダ・バッハ協会合唱団 [以上ヨハネ受難曲]
バルバラ・シュリック(Sp), カイ・ヴェッセル(C-T),
ギイ・ドゥ・メイ(T), クラウス・メルテンス(Bs),
アムステルダム・バロック合唱団 [以上ロ短調ミサ]
(録音:1992-1994年:デジタル)
コープマンの「受難曲」では、非常に人間的なイエスを表現していきます。決
して張り詰め過ぎないテンションを保ちながら、音の輪郭をはっきり描き出し、
テキストをはっきり聴き手にうえつけさせていきます。「ロ短調ミサ」では、
速いテンポの曲は非常にキビキビとし、祝典的なトランペットとティンパニ、
オーボエやフルートのクリアな歌い口など、実にモダンなバッハ像を描いてい
ます。

<NAXOS> 各1枚 ¥1000
8.572456
セルバンテス:キューバ舞曲集
1.3つの衝撃/2.高級な夜の女/3.葬儀/4.魔女/5.キューバへの別れ
6.帰郷/7.クリクリ/8.失われた夢/9.笑い/10.オマージュ/11.回転木馬
12.アルメンダレス/13.即興的に/14.もう踊らないで/15.意思
16.メッセージ/17.キスマーク/18.思い出/19.孤独/20.友情/21.招待
22.中断/23.嫉妬深い女/24.アーメン/25.おいっ!/26.はい、これからも
27.それは必要/28.もう泣かないで/29.冷たいシャワー/30.さわらないで
31.ジグザグ/32.偉大なる女性/33.親密な/34.あなたから遠く離れて
35.彼は去り、もう戻らない/36.魂の融合/37.私はあなたを愛し抜く
38.えっ?なぜ?
アルバロ・センドージャ(ピアノ)
ラテン・アメリカのピアノ音楽における重要人物であるセルバンテス(1847-
1905)の作品集です。彼の母国キューバの文化と国家のアイデンティティを反
映させた作風は、当時の聴衆に大うけであり、コンサートホールだけでなく、
舞踊音楽としても重要な役割を担っています。この「キューバ舞曲集」は、作
曲年代などはっきりしたことは分かっていませんが、まさにエッセイ風の趣き
を持ち、楽譜にはちょっとした思い付きなども書き込まれているという、興味
深い作品集です。何より、どの曲も楽しさ満点。どの曲も1-2分と短く、どこ
かスコット・ジョプリンを思わせる軽快なリズムの曲があったり、ショパンを
思わせるしっとりとしたマズルカ風の曲があったりと、変化に満ちた38曲です。
一度聴いたら必ずはまります。

8.572596
ピアソラ:タンゴ・ディスティーノ
1.ミケランジェロ'70/2.タンゴの歴史 第2番「カフェ1930」
3.タンゴの歴史 第3番「ナイトクラブ1960」/4.ソレダッド(孤独)
5.グラン・タンゴ/6.オブリビオン(忘却)/7.エスクアロ(鮫)
8-10.天使の組曲より(天使の死/天使のミロンガ/天使の復活)
※1-7…トロンボーンを含む編曲:A.リアルマコプーロス、
8-10…G.セナネス編曲
エクトル・デル・クルト(バンドネオン)…1.4.7
オクタヴィオ・ブルネッティ(ピアノ)…1.4.7
ペドロ・ジラウド(コントラバス)…1.4.7/サイモン・パウイス(ギター)…2
イアン・ローゼンバウム(マリンバ)…3/ロバート・トンプソン(ピアノ)…5.6
サミュエル・アダムズ(コントラバス)…6.8-10
エドソン・シャイト(第1ヴァイオリン)…8-10
ジユン・ハン(第2ヴァイオリン)…6.8-10
ラウル・ガルシア(ヴィオラ)…8-10/アーノルド・チョイ(チェロ)…8-10
アキレス・リアルマコプーロス(トロンボーン)
ピアソラ(1921-1992)のタンゴは、すでに普遍的な地位を築いており、今では
まるでJ.S.バッハの作品のように、様々が楽器で演奏されることが普通となっ
ています。彼の作品はどんな楽器とも親和性があり、まるで最初から予定され
ていたかのようにそこに馴染むのです。今作はソロ・トロンボーンによるピア
ソラの最初の録音となります。有名なオブリビオンや、耳にする機会の多い
「タンゴの歴史」も、全く新しい装いで立ち現れます。もちろん、ここでソロ
を担うリアルマコプーロスの超絶技巧には目を見張るものがあります。名チェ
リスト、ロストロポーヴィチのために書かれた「グラン・タンゴ」でも、涙が
出そうなほどに見事な演奏を聴かせます。

8.572681
エベンシオ・カステリャーノス:パカイリグアの聖なる十字架
1.パカイリグアの聖なる十字架(1954)/2.セブンスターの川
3-7.アビレーニャ組曲(アビレーニャ/子どもたちのロンド/ノットゥルノ/
夜明けのクリスマス/クリスマス)
ベネズエラ交響楽団/ヤン・ヴァグネル(指揮)
冒頭から高らかに響き渡るファンファーレ!これを聴いて「おおっ」と思わな
い人はいないのでは。20世紀前半に活躍したベネズエラの作曲家、カステリャ
ーノス(1915-1984)の刺激的なこの作品「パカイリグアの聖なる十字架」は、
人気のダンスのリズムやメロディーだけでなく、ベネズエラの中世のキャロル
を引用するなど、まさに国家主義的なスタイルの音楽です。豊富なメロディ、
厚みのあるハーモニー、そして見事な管弦楽法に彩られた曲は、ある意味、マ
ーラーの第7番の終楽章の喧騒にも似た混沌たるエネルギーを感じさせてくれ
ることでしょう。オリノコ川についての詩に触発されたという「セブンスター
の川」、ベネズエラの流行歌や、マラカスなどを配した極めて楽しい「アビレ
ーニャ組曲」も心地良い気分を誘います。とにかく気分良くなりたい人にうっ
てつけの1枚です。

8.572707
コルデロ:カリビアン・コンチェルト 他
1-3.ギターと弦楽合奏のための「祝典協奏曲」(2003)
4-7.協奏組曲「インスラ」(2009)
8-10.ヴァイオリンと弦楽合奏のための「コンチェルティーノ・トロピカル」
ペペ・ロメロ(ギター)…1-3/ギレルモ・フィグエロア(ヴァイオリン)…4-10
イ・ソリスティ・ザグレブ
プエルトリコの作曲家兼ギタリスト、エルネスト・コルデオ(1946-)の作品集
です。彼は名ギタリスト、ペペ・ロメロを「神のインスピレーションを持つも
の」として讃え「祝典協奏曲」を捧げました。これは作曲家の心でもあるカリ
ブ海の島に伝わるリズムに源を発した情熱的でリズミカルな音楽です。叩き付
けるようなリズム、熱い風を感じさせる郷愁的なメロディ。とにかく盛り上が
ること間違いなしの音楽です。「インスラ」は「島」の意味を持ち、指揮者で
あり、また優れたヴァイオリニストでもあるフィグエロアに捧げられています。
こちらもカリブ海の風景を思い起させるような音楽で、忍び寄るかのようなタ
ンゴ風のメロディもたまりません。

8.572815
ブラガ・サントス:バレエ組曲「アルファーマ」 他
1.交響的序曲 第3番 Op.20(1954)
2.ヴィアンア・ダ・モッタへのエレジー Op.14(1948)
3-11.バレエ組曲「アルファーマ」(1956)(編曲:A.カッスート)
…世界初録音(序曲/船乗りたちの踊り/パ・ドゥ・トロワ/魚売り女たちの踊り
/魚売り女と港湾労働者の踊り/少女と隣人の踊り/広場一杯の少年少女たち
の踊り/炎の回りの少女たちの踊り/終わりの踊り)
12.管弦楽のための変奏曲 Op.49(1976)…世界初録音
13-15.3つの交響的スケッチ Op.34(1962)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
アルヴァロ・カッスート(指揮)
リスボン生まれのジョリ・ブラガ・サントス(1924-1988)は、フレイタス・ブ
ランコの弟子であり、高い音楽的創造性をもち、ポルトガルの民族音楽の特徴
を反映させて見事な音楽を残しました。彼は6曲の交響曲を書いていて、その
全てがカッスートによってMARCO POLOに録音され好評を博していますが、こち
らは久々の新録音となります。彼の音楽的言語はとても豊かで、緻密なアーキ
テクチュアを描くもので、どれもが魅惑的な音世界を持っています。バレエ音
楽「アルファーマ」は世界初録音。作曲家と親しかったカッスートが、図書館
に保存されたスコアの紛失部分と、作曲家が持っていたというメモを併せ再現
したもので、もともとは長かった楽曲を、上演しやすいように短く整えたと言
います。生き生きとした躍動感にあふれた見事な音楽です。

8.559703
ハンソン:
1-4.交響曲 第4番「レクイエム」Op.34(1943)
5.交響曲 第5番「神聖な交響曲」Op.43(1954)
6.セルゲイ・クーセヴィツキーの思い出によるエレジー(1956)
7-15.ディエス・ナタリス(1967)
※DELOS原盤
シアトル交響楽団
ジェラード・シュワルツ(指揮)
アメリカ音楽界に確固たる地位を築き、作品も評価され、順風満帆の人生を歩
んでいたハンソン(1896-1981)ですが、1943年の父の死にはかなりのショック
を受けたようです。その苦悩を乗り越えて書き上げられたのが、この交響曲
第4番「レクイエム」。もともと抒情的な彼の作風ですが、ここでは一層ロマ
ン主義に回帰し、深い精神性に満ちた曲を描きだしました。第2楽章以外はレ
クイエムの典礼文を用いた感動的なもので、交響曲というよりもカンタータと
しての色合いが強くなっています。彼はこの作品でピューリッツァー賞も獲得
しています。第5番は単一楽章の交響曲で、タイトル通り神聖な雰囲気を醸し
出しています。彼が世に出るきっかけとなったクーセヴィツキーのために書か
れたエレジーも、深い悲しみを湛えた一遍の叙事詩です。

8.559704
ハンソン:
1-6.交響曲 第6番(1968)/7-8.キリストの光(1974)
9-11.交響曲 第7番「海の交響曲」(1977)
※DELOS原盤
シアトル交響楽団…1-6.9-11/シアトル合唱団…7-11
ジェラード・シュワルツ(指揮)
「アメリカのロマンティスト」ハワード・ハンソン(1896-1981)の最後の2つの
交響曲は、彼の作曲のキャリアにふさわしい結論を提示するかのようです。
第6番はニューヨーク・フィルの創立185周年のシーズンを記念して委嘱された
作品で、レナード・バーンスタインに捧げられています。印象的な3つの音に
よるモティーフが全曲を支配するロマンティックな作品で、第2楽章の冒頭の
スネアドラムは新しい時代の到来を予感させる胸躍る音楽です。ナザレ大学か
らの委嘱作である「キリストの光」は、ハイドンとヘンデルの主題による変奏
曲を書いて欲しいと依頼されたものですが、ハンソンは聖書から「光」につい
てのテキストを選ぶという独自の作品で応えました。第7番は実質カンタータ
とも言える美しく印象的な曲。81歳の作品ですが、創作意欲は全く衰えること
なく、美しいメロディが次から次へと溢れ出す壮大さが魅力です。時代遅れと
評される事も多かった作曲家ですが、自らの作風を貫いた姿勢は天晴という
ほかありません。

8.559676
スティル:
1-4.森の調べ(1947)(歌う川/秋の夜/月の夕暮/ヨタカの靴)
4-8.交響曲 第2番 ト短調「新種族の歌」(1937)
9-12.交響曲 第3番 「日曜日の交響曲」(1958)
1-4…世界初録音
フォート・スミス交響楽団
ジョン・ジーター(指揮)
ラテン系アメリカ人の作曲家、ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978)
は、典型的なアメリカン・サクセス・ストーリーを実現した人でした。彼は3歳
の時に町の楽団指揮者を務めていた父を亡くしますが、教師だった母の勧めで
ヴァイオリンを学ぶことで最初の音楽体験を果たしました。その後医学の研究
にいそしみますが、やはり音楽への情熱捨てがたく、戦争をはさみながらも、
アレンジャーとして働き、またブロードウェイではオーボエ奏者として、数多
くの経験を積むことになります。ニューヨークからロサンゼルスに移り、古典
的な作品を中心に数多くの曲を発表しました。当初5楽章として計画されるも、
出版時に最終楽章を削除したという「森の調べ」は、少しだけドヴォルザーク
色を感じさせる牧歌的でのどかなもの。自らのルーツを辿るかのように、ジャ
ズなどの要素を埋め込んだ交響曲第2番、彼の生前は演奏されることのなかっ
た交響曲第3番、どれも独特の情緒を湛えた名作です。

8.572243
ルーセル:
《バレエ音楽「蜘蛛の饗宴」Op.17(1912)》
〈第1部〉1.前奏曲-庭/2.アリの入場/3.かぶと虫の入場-蝶の踊り
4.蜘蛛の喜び-蜘蛛の踊り/5.みみずが通る/6.2匹の戦闘的なカマキリ
7.アリのロンド/
〈第2部〉
8.カゲロウの羽化/9.カゲロウの踊り/10.カゲロウが止まる
11.カゲロウの死/12.カゲロウの弔い
《オペラ・バレエ「パドマーヴァティ」(1914-1918)》
13-15.第1幕より第1組曲/16-17.第2幕より第2組曲
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
ステファン・ドヌーヴ(指揮)
印象主義から新古典主義へと進んだルーセル(1869-1937)の初期の名作「蜘蛛
の饗宴」です。この作品はもっぱら作曲家自身が編纂した「交響的断章」が知
られ、この全曲が演奏される機会はあまりありません。曲は印象主義そのもの
であり濃密な管弦楽法が特徴的です。1912年に芸術劇場の委嘱によって書かれ
たバレエ作品で、ファーブルの「昆虫記」からインスピレーションを受けてい
て、庭に巣を作った蜘蛛と、蜘蛛のエサとなる昆虫たち、その蜘蛛を狙うカマ
キリ。そして神秘的なカゲロウの羽化からその死までを精緻な書法で描いた、
音による博物誌です。ルイ・ラロイの台本によるオペラ「パドマーヴァティ」
は野性味あふれる異国的な音楽。本編には歌が挿入されますが、こちらは管弦
楽組曲のみです。なかなか上演される機会のない幻のバレエです。ドヌーヴの
演奏は闊達で色彩豊か。この曲を初めて聞く人にも安心してオススメできる逸
品です。

8.572718
バーナード・ハーマン:ジェーン・エア(1943)
1.前奏曲/2.ジェーンの出発/3.ジェーンの孤独/4.夢想-虚栄
5.悲歌-ジェーンの悲しみ/6.時間の経過-手紙
7.ソーンフィールド・ホール-火花のワルツ/8.ロチェスター
9.ピアノ-プロムナード/10.ロチェスターの過去-火事/11.二重唱-ドア
12.春/13.メースン氏/14.部屋-喧騒/15.庭/16.告別
17.歌:ジェーンの告白-嵐/18.結婚-妻
19.ジェーンの告別(ロチェスターの告白)/20.ジェーンの帰郷/21.終曲
※MARCO POLO 8.223535より移行盤
スロヴァキア放送交響楽団
アドリアーノ(指揮)
ニューヨーク生まれの映画音楽作曲家、バーナード・ハーマン(1911-1975)の
初期の代表作の一つ1943年作曲の「ジェーン・エア」です。1936年にオーソン
・ウェールズと出会ったハーマンは、彼が演出したラジオ・ドラマに次々と曲
をつけ、1938年には、あの「宇宙戦争」で市民を大パニックに陥れたことでも
知られます。ウェールズは1940年から映画を撮影し始めますが、その時にもハ
ーマンをハリウッドに呼び映画「市民ケーン」の音楽が出来上がったのでした。
とは言え、ハーマンの活動の拠点はニューヨークであり、他の活動もしていた
ため、映画音楽に本腰を入れているというわけでもなかったようです。しかし、
「ジェーン・エア」は重厚さと不気味さを適度に持ち合わせた名作であり、そ
の後の彼の名声を約束したかのような優れた作品としてこの世にあらわれまし
た。この録音は編集中に行われたカットなどを全て復元したものとなります。

8.572787
リムスキー=コルサコフ:雪娘-管弦楽組曲集
1-4.組曲「雪娘」(序曲/鳥たちの踊り/行列/道化師の踊り)
5.交響的絵画「サトコ」Op.5/6-10.組曲「ムラダ」(序曲/レドワ/リトアニア
の踊り/インドの踊り/行列)/11-14.組曲「金鶏」(宮廷のドドン王/戦場のド
ドン王/ドドン王とシェマハの女王/婚礼の祝宴とドドン王の哀れな末路と死)
シアトル交響楽団
ジェラード・シュワルツ(指揮)
ロシア五人組のなかでも、とりわけ管弦楽法に優れた才能を発揮したリムスキ
ー=コルサコフ(1844-1908)。このアルバムに収録されたオペラからの管弦楽
組曲の数々は、そんな彼の特筆を知るのにふさわしいものと言えるでしょう。
組曲「雪娘」は春の精と冬の精との許されぬ愛が生んだ悲劇の物語。とりわけ
「道化師の踊り」が知られていますが、悲しげに始まる「序曲」から聞きごた
え充分です。海の英雄となった「サトコ」の物語、こちらも伝説から採ったと
いう、亡霊になっても愛する人を守る娘「ムラダ」、そして彼の最後のオペラ
で、風刺に満ち少々教訓めいた終わり方をする「金鶏」から素晴らしい音楽を
並べました。演奏はシュワルツとシアトル交響楽団で、彼らの見事な演奏は
シェエラザード(8.572693)でも聴くことが可能です。

8.559397
スーザ:吹奏楽のための作品集 第10集
1.救世軍行進曲(1930)/2.ジャズ・アメリカ(1925)
3.フリー・ランス行進曲(1906)/4.キルティング・パーティ・マーチ(1889)
5-8.「温室に住む人々」よりバレエ組曲(1909)/(シャンパン/ラインのワイン
/ウィスキー-スコッチ, アイリッシュ, バーボン&ライ/コーディアルの大集
合、ワイン、ウイスキー、ホワイト・ロック)
9.兵士たちが船で帰還してくる時には!(1918)
10.ミルラ・ガヴォット(1876)/11.コンドル序曲(1886)
12.ボウ・アイディアル・マーチ(1893)
13.ジェローム・カーンの「幸せを求めて」によるユモレスク(1922)
14.錨と星(1918)/15.海軍紳士録(1920)
ノルウェー王国海軍軍楽隊/キース・ブライオン
「マーチ王」ジョン・フィリップ・スーザ(1854-1932)の作品集、第10集です。
今回のアルバムにも胸躍る行進曲など、たくさんの名曲が収録されています。
中でも珍しいのがトラック13のユモレスクです。この曲はP.D.Q.バッハの作品
にも匹敵するほどのユーモアにあふれたもの。ミュージカルのスタンダード・
ナンバーで知られるジェローム・カーンのヒット曲のもじりで、T型フォード
を酩酊状態で運転すること(ダメですよ)についての作品とのことで、曲は様々
な楽器で演奏されます。「温室に住む人々」はいろいろなアルコール飲料につ
いての音楽。聴いているだけで幸せな気分になれそうな組曲です。

8.571288
イディル・ビレット/アーカイヴ・エディション 第11集
1-3.サイグン(1907-1991):ピアノ協奏曲 第1番…世界初録音
4-15.サイグン:アクサク・リズムによる12の前奏曲集
16-19.ジャン・フランセ(1912-1997):ピアノ・ソナタ(ビレットに捧ぐ)
20.アルカン(1813-1888):鉄道 Op.27
21.バラキレフ(1837-1910):イスラメイ
※1-15のみモノラル録音
オーケストラ・コロンヌ…1-3/アフメト・アドナン・サイグン(指揮)…1-3/
イディル・ビレット(ピアノ)
今でこそ、トルコの作曲家アフメト・アドナン・サイグンの作品は、耳にする
機会が比較的多いのですが、この演奏が行われた1958年当時は、まだまだ広く
は認められていませんでした。そんな彼のピアノ協奏曲を堂々たる身のこなし
で演奏したのが、17歳の若きピアニスト、イディル・ビレットだったのです。
サイグン自身の指揮と彼女の演奏により、この曲の持つ雄弁な表現法と、独創
的で知的なイディオムが広く知れることとなり、聴衆たちは、作曲家と演奏者
ともどもに熱い拍手を送ったのです。また、フランス屈指の技術を持つオーケ
ストラ・コロンヌの役割も大きなもので、このような新しい音楽を演奏するこ
と自体、冒険であったはずですが、彼らは期待以上の働きをしています。サイ
グンの信頼を得たビレットは、ソロ作品でも素晴らしい演奏をしていて、それ
は「12の前奏曲」で目の当りにすることができるでしょう。フランセの作品も
ビレットのために書かれたもので、こちらはウィットに富んだ軽やかな、いか
にも「フランス風」の曲。アルカンとバラキレフの2曲は超絶技巧のオンパレ
ード。ビレットでなくしては成立しない1枚といえるでしょう。

8.572550
プレイエル:
1-4.交響曲 変ロ長調(Benton125)/5-8.交響曲 ト長調(Benton130)
9-11.フルート協奏曲 ハ長調(Benton106)
シンフォニア・フィンランディア・ユバスキュラ
パトリック・ガロワ(指揮&フルート…9-11)
オーストリアで生まれ、ハイドンに学び、そのまま行けばベートーヴェンの良
き先輩として活躍したであろうプレイエル(1757-1831)ですが、1783年にフラ
ンスに移り、名前を改名してから(以前はプライエルであった)は、ロンドンで
成した財で邸宅を購入、そして師であるハイドンの楽譜を出版するために立ち
上げた音楽出版社が成功を呼び、ついにはピアノ制作会社までをも設立するに
至ったというのですから、人生全く何が起こるかわかりません。こんな多彩な
活躍をした彼ですが、その作品数もとても多く、一時期はヨーロッパにおいて
「最も有名な作曲家」として知られていたほどであり、ここで聴ける2つの交
響曲などからは、その才能を存分に感じることができるでしょう。彼の唯一の
フルート協奏曲であるハ長調の作品も、きらめくような美しさを備えています。
最近は指揮者として活躍している名手ガロワですが、ここでは文句なしのフル
ートを聴かせます。

8.572559
1-4.クライスラー(1875-1962):弦楽四重奏曲 イ短調(1919)
5-8.ジンバリスト(1890-1985):弦楽四重奏曲 ホ短調(1931/1959改編)
9.イザイ(1858-1931):夕べのハーモニー Op31(1924)
5-9…世界初録音
ファインアーツ弦楽四重奏団(メンバー:ラルフ・エヴァンス(第1ヴァイオリン)
/エフィム・ボイコ(第2ヴァイオリン)/ニコロ・ユージェルミ(ヴィオラ)
ヴォルフガンク・ラウファー(チェロ))
フィルハーモニック・オーケストラ・オブ・エウロペ…9
オーティス・クレーバー(指揮)…9
伝説のヴァイオリニストたちによる弦楽四重奏曲をじっくりと。クライスラー
については、もう説明の必要もないでしょう。3歳からヴァイオリンを学び、
作曲は一時期ブルックナーにも師事していたという彼、その演奏はもちろんの
こと、数々の愛らしい作品も良く知られています。とは言え、彼が弦楽四重奏
曲を書いていたとは!…とは言え、この曲は思いの他シリアスであり、そんな
点が却って人気をなくしてしまったのかもしれません。ジンバリストも名ヴァ
イオリニストであり、クライスラーの友人でした。ロシアでユダヤ系の家庭に
生まれ、1911年にボストン交響楽団と共演してからアメリカに定住、素晴らし
い活動をしています。2人ともイザイを大変尊敬したいたと言い、このアルバ
ムにはそんなイザイの知られざる作品「夕べのハーモニー」も収録されていま
す。世紀末音楽とは全く違った世界に属する音がここにあります。

8.572030
F.X.リヒター:フルート、チェロとチェンバロのためのソナタ 第2集
室内ソナタ第4番-第6番(1764)
1-3.フルート、チェロとチェンバロのためのソナタ第4番 ハ長調
4-6.フルート、チェロとチェンバロのためのソナタ第5番 ヘ長
7-9.フルート、チェロとチェンバロのためのソナタ第6番 ト短調
10.前奏曲 ハ長調/11.アンダンテ ヘ長調
パウリーナ・フレッド(フルート)/ヘイディ・ペルトニエミ(チェロ)
アーポ・ハッキネン(チェンバロ)
フランツ・クサーヴァー・リヒター(1709-1789)は、18世紀の作曲家でマンハ
イム楽派の最も重要な代表者の一人です。彼の作品はこの時代としては、かな
り独創的であり、声部の処理や表情豊かなハーモニーには驚かされるばかりで
す。このソナタ集は第1集(8.572029)に続くもので、ここでもバロックのトリ
オ・ソナタの伝統に根差しつつも、それだけに留まることのない新しい時代の
息吹を感じさせるソナタを聴くことができます。またこのアルバムには、彼の
2つの鍵盤作品も収録。これらの作品は、どの楽器のために書かれたのかは不
明ですが、当時の南ドイツやオーストリアのオルガンは足鍵盤を持たない簡便
なものが多かったため、こういったオルガンの練習用に書かれたものではない
か?と考える人もいます。ただし、このアルバムではハープシコードで演奏
されています。まだまだ研究余地の多い作曲家だけに、これから先が楽しみ
です。

8.572580
ボーエン:
1-3.ヴィオラ・ソナタ第1番 ハ短調 Op.18/4.幻想曲 Op.54
5-7.ヴィオラ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.22
ブリッジ・デュオ
(メンバー:マシュー・ジョーンズ(ヴィオラ)/マイケル・ハンプトン(ピアノ))
イギリスの近代作曲家エドゥイン・ヨーク・ボーエンは、ヒンデミットのよう
にオーケストラのほぼ全ての楽器を演奏できるほどの腕前を持っていたのです
が、彼が愛したのはヴィオラの音色でした。それは「近代ヴィオラの父」ライ
オネス・ターティスの存在に触発されたのは間違いないのですが、もしかした
ら戦争で受けた心の傷が影を落としているのかもしれません。そんな彼がヴィ
オラを通して歌い上げた2つのソナタは、作曲当時から「演奏困難」とされて
いて、なかなか弾き手が現れず、世に出る機会を失ってしまったものと思われ
ますが、これらは本当に溢れんばかりのファンタジーに満ちたロマンティック
で美しい歌だったのです。存命時は、その懐古的な作風から、「時代遅れ」と
批判されてしまったこともあるものの、こんなに美しい曲を書く人が埋もれて
いるのはもったいないの一言に尽きるのではないでしょうか。ヴィオラの魅力
がひしひしと伝わる1枚です。

8.572647
1-3.ロベルト・ジェラール(1896-1970):ピアノ三重奏曲 第1番(1918)
4-6.モンサルバーチェ(1912-2002):ピアノ三重奏曲(1986-1988)
7-9.カサド(1897-1966):ピアノ三重奏曲 ハ長調(1926-1929)
トリオ・アリアーガ(メンバー:ダニエル・リゴーリオ(ピアノ)/フェリペ・
ロドリゲス(ヴァイオリン)/デヴィッド・アペラニス(チェロ))
3人のカタロニアの作曲家たちによるピアノ三重奏曲集です。ロベルト・ジェ
ラールはファリャ以降の世代で最も優れたスペイン人作曲家として評価されて
います。シェーンベルクの影響を受け、無調の音楽をスペインに持ち込んだこ
とで知られていますが、この初期の三重奏曲はフランス風の洗練された味わい
を持つものであり、瑞々しい若者の感性漲る流麗な作品です。次のモンサルバ
ーチェの曲は、どこか官能的な響きを持つ「ドルシネアのバラード」という楽
章で始まります。第2楽章は彼が尊敬していたモンポウへのオマージュで、静
謐な響きが横溢しています。そして活動的な第3楽章「リトメッロ」はジャズ
の雰囲気を持ちあわせています。カザルスの弟子であり、チェリストとしても
高名なカサドの作品は、力強い民族的なリズムを持つ輝かしい作品で、先人た
ちの影響を受けつつも、決してロマン派の風合いをなくすことなく、独自の世
界を築いています。

8.572656
クシシトフ・メイエル:
1-5.弦楽四重奏曲 第9番 Op.74(1990)/6.弦楽四重奏曲 第11番 Op.95(2001)
7-15.弦楽四重奏曲 第12番 Op.103(2005)
ヴィエニャフスキ弦楽四重奏団(メンバー:ヤロスラフ・ゾルニエルチュキ
(ヴァイオリン)/ミロスラフ・ボチェク(ヴァイオリン)/レフ・バラバン
(ヴィオラ)/マチェイ・マズレク(チェロ))
1943年、ポーランドのクラコフ生まれのメイエル(1943-)の弦楽四重奏曲 第2
集です。ペンデレツキとブーランジェの指導を受けた人ですが、単一楽章で書
かれた第11番の弦楽四重奏曲からは、明らかにショスタコーヴィチの影響が感
じられます。5つの楽章に分かれ、それらが目まぐるしく変化するテンポが心
地良い(?)快感を呼び覚ます第9番、そして彼の最も直近の作品である第12番
は、9つの部分に分かれていて、それらが緊密な関係を持って描かれています。
切れ切れのメロディは相互に睦みあい、古典派やロマン派の音楽のように、
美しく響きあうのではないものの、精巧なポリフォニーは刺激的な響きを以
って人間の感覚の奥深い部分に棲みつくかのよう。現代音楽の一つの形がこ
こにあります。

8.572844
ヒル:弦楽四重奏曲集 第4集
1-4.弦楽四重奏曲 第10番 ホ長調/5-7.弦楽四重奏曲 第11番 ニ短調
8-11.「人生」の五重奏曲(重々しく-速く/葬送行進曲/スケルツォ/終曲「い
と高きところの神の栄光」(声とピアノ五重奏版))
ドミニオン弦楽四重奏団/リチャード・マップ(ピアノ)…8-11
ブライオニー・ウィリアムズ(ソプラノ)…11
アメリア・ベリー(ソプラノ)…11/リンデン・ローダー(メゾ・ソプラノ)…11
アナベル・チータム(メゾ・ソプラノ)…11
リチャード・グリーガー(テノール)…11
クリス・ベレントソン(テノール)…11/ダニエル・オコーナー(バス)…11
キース・スモール(バス)…11/マーク・ドレル(指揮)…11
オーストラリアの作曲家の中でも第一人者として讃えられているアルフレッ
ド・ヒル(1869-1960)。彼の作品は、同世代のヨーロッパの作曲家たちのもの
と比べると若干時代遅れの感は否めませんが、数多くある弦楽四重奏曲は、
そのどれもが個性的であり、凝った作風を持っています。1935年に書かれた
第10番と第11番の曲は、ガーシュウイン的でもあり、また印象派の影響も受け
ています。第10番の身を切るように美しいアダージョや、第11番の第1楽章の
重苦しい冒頭部からアレグロへと移り変わる一瞬の閃きからは、ヒルのしたり
顔が見えてくるようです。最終楽章で声楽が登場する「人生の五重奏曲」は、
後に交響曲へと編曲されるほど、彼のお気に入りのもの。終楽章で高らかに人
生の喜びを歌い上げるという、まさにヒルによる「喜びの歌」と言えるでしょ
う。

8.572608-09 2枚組
ロッシーニ:ピアノ作品全集 第4集
《CD1.老年のいたずら 第8集「館のアルバム」より》
1.No.1 旧体制の見本/2.No.2 あわただしいロココ風の前奏曲/3.No.3a 悲嘆
4.No.3b 希望/5.No.4 だったんボレロ/6.No.5 おおげさな前奏曲
7.No.6 現代の見本/8.No.7 反舞踏的ワルツ
《老年のいたずら 第9集より》
9.No.9 イタリア風前奏曲/10.No.12 4手のための小ファンファーレ
《CD2.老年のいたずら 第8集「館のアルバム」より》
1.No.8 ちょっぴり牧歌的な前奏曲/2.No.9 サラブレッドのためのタランテラ
3.No.10 夢/4.No.11 劇的な、いわゆるプレリュード/5.No.12 将来の標本
《老年のいたずら 第9集より》
6.No.6 イタリアのノエルの歌のカタログ
7.No.7 わが最後の旅のための行進曲と思い出
8.No.11 右手のための、良く知られたブラックジョークのカタログ
アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ)
引退後のロッシーニ(1792-1868)の手による、何ともケッタイな作品集がこの
「老年のいたずら」です。13集からなる曲集は、独奏曲や室内楽、声楽曲など
様々な形の作品の集合体であり、その中身はまるで「ごった煮」。それも1曲
1曲に良く味のしみた老舗の味わいのようなものを醸し出しているのです。舞
曲あり、フーガあり。そして大抵の曲には、一筋縄でいかないような捻ったタ
イトルが付けられていて、その真意を探るのは全く困難。まさに、常にいたず
らを仕掛けられているような楽しいものなのです。もちろん、稀代のメロディ
メーカーであるロッシーニのこと、美メロに事欠くことはありません。この
第4集には第8集と第9集からの抜粋が収録されていて、夢のような曲からクリ
スマス?のメロディ、ブラックジョークまで盛りだくさん。さあ、何からいた
だきましょうか?

8.572427
J.S.バッハ:ギターのための編曲集
1-6.パルティータ 第2番 ハ短調 BWV826(T.マヌキアン編)
7-10.リュート組曲 ハ短調 BWV997(T.ホップストック編)
11-13.前奏曲,フーガとアレグロ BWV998(T.ホップストック編)
14-16.協奏曲 ニ長調 BWV972(原曲:ヴィヴァルディ)(J.ペロワ編)
ジュディカエル・ペロワ(ギター)
J.S.バッハ(1685-1750)の作品はその限りない可能性に惹かれるのか、数多く
の作曲家たちによって様々な編曲が試みられています。ギターのために編曲を
試みた最初の作曲家は、名ギタリストでもあったタルレガでした。タルレガは
バッハの対位法や色調の多様さを見事にギターへと置き換えることに成功、次
世代の作曲家たちに多くの示唆を与えたのです。そんな中、パルティータ第2
番を編曲したのがマヌキアンでした。彼は鍵盤楽器のために書かれたこの曲を、
完璧にギターへと移し替えることに成功しています。ホップストックの手によ
る2つの作品も、もともとギターのために書かれたかのように、ぴったりとマ
ッチしています。そして、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲をバッハ鍵盤
独奏曲へと編曲したBWV972をギターへと移し替えたのは、演奏者であるペロワ
自身。こちらも何も文句のない仕上がりです。演奏しているペロワは1973年パ
リ生まれの名手で、2003年からジェレミー・ジューヴと「パリ・ギター・デュ
オ」を創設し活動、世界中で好評を博しています。深みのある美しい音色が魅
力的です。

8.572473
ケクラン:ペルシアの時 Op.65
1.旅立ちの前のひるね/2.キャラバン(ひるね中の夢)/3.暗がりの山登り
4.すがすがしい朝、高い山間にて/5.町を望む /6.街道を横切る
7.夜の歌 /8.テラスから見る月の光/9.夜明けの歌
10.真昼の日差しを受けるばらの花/11.石像の泉の近くの日陰で
12.アラベスク /13.日暮れ時の丘陵/14.語り部/15.夜の平穏、墓地にて
16.真夜中のイスラム教修道増たち
ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)
フランク、フォーレ、ドビュッシーら先人の影響を受けながらも、伝統的なハ
ーモニーと作曲技法を独自に拡大し、時には無調の作品までをも書いたフラン
スの作曲家ケクラン(1867-1950)。彼は良き教師でもあり、近代和声学、対位
法の著作も残し、また映画からもインスピレーションを受けるなど、多方面に
渡って影響を及ぼした人でもありました。彼は夜になると望遠鏡で星を眺め、
宇宙の神秘を解明しようと試み、またある時は神話や旅行記、未知の国につい
ての書物を熱心に読んでいたともいいます。そんな知識人であり夢想家であっ
た彼ならではのピアノ曲がこの傑作「ペルシアの時」です。「ピエール・ロ
ティの『イスパーンの方へ』に基づくピアノのための組曲」という副題をも
ち、彼の特徴でもある静謐さと、東洋的な雰囲気が横溢した16曲からなる組曲
で、時に聞こえてくる古代の響きや、砂漠の熱い風が感じられる、今の慌ただ
しい時間を忘れさせてくれるかのような音たちが蠢いています。こういう曲を
演奏させたら右に出る者はいないであろう、ラルフ・ファン・ラートがさらり
と弾いてのけています。

8.572594
バラダ:ピアノ作品集
1.ショパンのバラード第1番によるトランスパレンシー(1977)
2-6.プレルディス・オブスティナント(1979)…世界初録音
7.コントラスト(2004)/8-15.ミニ=ミニチュアー(2010)…世界初録音
16-19.4つのテンポによる音楽(1959)
(レント/エネルジコ/スケルツァンド/様々なテンポで)
20.アライルヴィング・ヴァリエーション…世界初録音
21.持続性…世界初録音
パブロ・アモロス(ピアノ)
単なる「現代音楽家」として一括りにしてしまうには、あまりにももったいな
いカタルーニャ生まれの作曲家レオナルド・バラダ(1933-)。これまでにNAXOS
レーベルに10枚以上の録音がありますが、そのどれもが奇怪で奇妙な音に溢れ
ているのです。今回のピアノ作品も、その例に漏れることなく極めて刺激的で
挑戦的な音に満ちた作品が目いっぱい並びます。第1曲目の「ショパンのバラ
ードによる-」では、千切れたショパンのかけらのようなものを探しているう
ちに、見たこともない異世界へ迷い込むこと必至。「プレルディス・オブス
ティナント」は名ピアニスト、アリシア・デ・ラローチャのために書かれた作
品で、ピアノがどれほどまでに創造的な力を発揮できるか?を命題とした5つ
の部分で構成されています。彼女は何度もこの曲を演奏したのですが、ついに
録音することがなかったため、このアルバムが世界初録音となります。他の作
品も興味深いものばかり。ここでピアノを演奏するアモロスに献呈された「ミ
ニ=ミニチュアー」も凝縮された世界を描き出しています。

8.572689
チマローザ:ピアノ・ソナタ集 第2集 ピアノ・ソナタ R.19-R.35
1-3.ソナタ ハ長調 R.19/4-6.ソナタ ト長調 R.20/7-9.ソナタ ハ長調 R.21
10-12.ソナタ イ長調 R.22/13-15.ソナタ 変ロ長調 R.23
16-18.ソナタ ニ長調 R.24/19-21.ソナタ ハ短調 R.25
22-24.ソナタ 変ロ長調 R.26/25-26.ソナタ ニ短調 R.27
27-29.ソナタ ニ長調 R.28/30-32.ソナタ 変ロ長調 R.29
33.ソナタ ハ長調 R.30/34.ソナタ ト長調 R.31/35-36.ソナタ ヘ長調 R.32
37.ソナタ ハ長調 R.33/38.ソナタ 変ロ長調 R.34/39.ソナタ イ長調 R.35
ヴィクトル・サンジョルジョ(ピアノ)
チマローザ(1749-1801)のピアノ・ソナタの第2集です。第1集(8.570718)でも、
その多彩な音楽の片鱗に触れることができましたが、ここでも興味深い曲が並
びます。彼は活動の早い時期からソナタを書き始めましたが、これらが教育目
的だったのか、それとも「手なぐさみ」だったのかはわかっていません。しか
し、速い楽章での目もくらむような音使いからは、彼が国内の演奏会などで自
らの技巧を誇示するために書かれたものではないか?と推測することもできそ
うです。緩徐楽章はやや保守的ではあるものの、その表現力の巧みさには驚く
ばかりです。第1集と同じく、サンジョルジョの丁寧な演奏が光ります。

8.572694
ブラームス:合唱と管弦楽のための作品集
1.アヴェ・マリア Op.12/2.埋葬の歌 Op.13/3.アルト・ラプソディ Op.53
4.運命の歌 Op.54/5.悲歌 Op.82/6.運命の女神の歌 Op.89
エヴァ・ヴォラク(アルト)…3/ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団/アントニ・ヴィト(指揮)
ブラームス(1833-1897)の合唱作品と言えば、まず最初に頭に浮かぶのが「ド
イツ・レクイエム」ですが、彼は他にも素晴らしい合唱曲をいくつも書いてい
ます。彼が最初に合唱曲を書いたのは1957年の時。ここに収録されたアヴェ・
マリアになります。その後、1863年にウィーンのジンクアカデミーから指揮者
としての招聘を受け、聴衆受けのするバッハのカンタータや自らの「ドイツ・
レクイエム」を初演しつつ、合唱の素材をものにし、素晴らしい作品を創り上
げていくことになります。その後に書かれた「アルト・ラプソディ」(ゲーテ
の『冬のハルツ紀行』の断章)や、「運命の歌」での荘厳さはブラームスでな
ければ書けない深い世界が広がります。また画家フォイエルバハの追悼のため
に書かれた「悲歌」は悲しみに満ちた内容でありながらも、優しさと希望の光
にも満ちた美しい音楽です。絶望しかけた時に、こんな曲が聞こえてきたら
・・・。

8.559698
モラヴェック:有用な知識
1-5.人生は短し(ソプラノとピアノ三重奏編)(2009)
6-12.特性(1996)(騒々しい/穏やかな/子鬼のような/快活な/優雅な/
ひょうきんな/瞑想的)/13.有用な知識-フランクリン・ファンタジー(2006)
※全て世界初録音
エイミー・バートン(ソプラノ)…1-5/トリオ・ソリスティ…1-5
サイモン・マリガン(ピアノ)…6-12
ランドール・スカルターラ(バリトン)…13/ラ・フェニーチェ…13
セシリア・ブラウアー(グラス・ハーモニカ)…13
このアルバムのジャケットに使われている肖像画は、作曲家モラベック(1957-)
のものではありません。学者でもあり、政治家としても知られるベンジャミン
・フランクリンその人を描いたもので、タイトルの「有用な知識」も、フラン
クリンの言葉からの引用です。作曲者モラヴェックによると、このアルバムに
収録されているのは「音楽の肖像」ともいうべき作品であり、歌曲集「人生は
短し」はジェームズ・エッジの詩による“ゆがんだ子守歌”に始まる、一人の
人間の誕生から死までを描いたもの。「特性」はピアノ独奏による、モラヴェ
ックの友人たちの肖像画、そして表題作「有用な知識」は前述の通り、フラン
クリンのテキストを短縮、拡大して用いた音楽的賛辞です。ピューリッツァー
賞を受賞するほどの頭の良い人が考えることは、やはり突き抜けています。

8.572449
ナイトハルト:
1.カンティレーナ「おんどり」/2.私は全ての尺度を越えて悲しむ/3.夏と冬
4.クラウスラ/5.歌え、黄金のめんどりよ-ダンス「僧侶」
6.来たれ、甘い夏の天候よ/7.優雅な女性はこの名誉に値する
8.私は夫など望んでいない/9.私は花を悼む/10.ヘダメルスコール
11.すべてのすべての夏の長いこと/12.神よ、高く賛美します
13.死ぬ、死ぬ
アンサンブル・レオーネス(メンバー:マルク・レヴォン(指揮、ヴォーカル、
リュート、ギター、ヴィエール)/エルス・ヤンセンス=ファンミュンスター
(ヴォーカル)/バティスト・ロマン(ヴィエール、バグパイプ、ヴォーカル))
中世後期。ミンネゼンガーとはドイツの宮廷歌人で、徳の高い貴婦人をあが
め、その人のために愛の歌を歌うという役を担っていました。そんな時代、
ナイトハルト(1185?-1240?)は最も人気のある宮廷歌人のひとりとして知ら
れています。とはいえ、詩人でありミュージシャン、所謂「シンガーソング
ライター」であった彼の歌は素朴で、ある時は暴力的であり、また時にはエ
ロティックであり、宮廷文化を伝えつつも、また一味違った「市井の音楽」
として人気を博したのです。憂鬱さを歌うかと思えば、必要に応じて舞曲を
演奏、また季節の風物詩を取り入れた歌の数々は、当時の生活を彷彿させる
興味深いものです。このアルバムに収録されている作品は「フランクフルト
・フラグメント」と呼ばれる資料から修復したもので、少なくとも5人の作曲
家の名前が認められますが、大部分はナイトハルトのものであろうと推測され
ています。1000年近くの長い年月を経て蘇る中世の響きは聴き手を不思議な気
分にさせてくれること間違いありません。

8.572832
フィリップス:カンツィオネス・サクレ
1.蘇りたまいしキリストは/2.主は教義と英知とを/3.使徒は口々に
4.主よ、思い出したもうことなかれ/5.天使ガブリエル
6.シオンへの道は嘆く/7.めでたし、イエス・キリストよ
8.天にましますわれらの父よ/9.賛美されたアニェス
10.使徒らはステファノを/11.われら生のただ中にありて
12.幸いなるかな天の女王/13.恵みあふれる聖マリア
14.ああ、何と甘美な/15.聖母マリアの生涯/16.喜べ、処女マリアよ
17.喜べ、処女マリアよ/18.歓喜とともに祝おう/19.幸いなるかな女王
20.ああ、だから
サルム・コンソート/アンドリュー・マッケイ(指揮)
ピーター・フィリップス(1560/61-1628)。良くある名前ではありますが、ルネ
サンス後期のイギリスでウィリアム・バードと共に最も有名な作曲家として名
を馳せていた人です。最初はロンドンのセントポール寺院で少年聖歌隊のメン
バーとして活躍、1582年に宗教上の理由でイギリスを離れローマへ行き、オル
ガニストに任命されます。この時期にイタリア風のポリフォニーを徹底的に学
んだようです。その後はヴァージナル教師をしながらヨーロッパを巡り、1590
年にアントワープに定住。残りの人生はアルベール大公の火度を受けながら
1628年に亡くなるまでその地で過ごしました。彼の音楽は当時としてはとても
複雑であり、見事な対位法に彩られたドラマティックなものです。彼の鍵盤音
楽(8.557864)も、魅力的で、この当時の上流社会の生活の一端を見るような典
雅さを味わうことができるでしょう。

8.111383
グレート・ヴィオリスト・シリーズ/プリムローズ リサイタル集 第2集
1.パガニーニ(1782-1840):カプリース Op.1-24(プリムローズ編)
2.ヘンデル(1685-1759):アダージョ
3.ヘンデル:パッサカリア(ハルヴォルセン編)
4.バッハ:甘き死よ来たれ BWV 478(d.ターによるオルガンとヴィオラ編)
5.パガニーニ:カプリース Op.1-13(プリムローズ編)
7.パガニーニ:カプリース Op.1-5(プリムローズ編)
8.ブラームス(1833-1897):2つの歌 Op.91 第1番「秘めたるあこがれ」
9.ブラームス:2つの歌 Op.91 第2番「聖なる子守歌」
10.ブラームス:コラール前奏曲 Op.122より第10番「わが心の切なる願い」
11.シューベルト(1797-1828):連祷 D343
12-14.ベンジャミン(1893-1960):ヴィオラ・ソナタ
15-16.ロイ・ハリス(1898-1979):モノローグとダンス
ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)/ヨゼフ・カーン(ピアノ)…1
アルベルト・スポルディング(ヴァイオリン)…2
アンドレ・ベノイスト(ピアノ)…2
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)…3
ヴァーノン・デル・ター(オルガン)…4.9.11
マリアン・アンダーソン(コントラルト)…7-8
フランツ・ルップ(ピアノ)…7-8/ハリー・アイザック(ピアノ)…10
ウラディーミル・ソコロフ(ピアノ)…12-14
ヨハン・ハリス(ピアノ)…15-16
録音 1934-1952年デジタル・リストレーション…グラハム・ニュートン
スコットランドの伝説的ヴィオラ奏者プリムローズは、ヴァイオリン奏者を父
に持ち、自らもヴァイオリニストとして活動を始めましたが、ブリュッセルで
ウジェーヌ・イザイに師事した時、彼の勧めに従ってヴィオラに転向します。
ロンドン弦楽四重奏団でヴィオラを担当し、1937年にはトスカニーニに招かれ、
NBC交響楽団の結成メンバーとして活躍します。第1集(8.111382)に続くこのア
ルバムには、彼が最も多く録音したパガニーニのカプリースや、アーサー・
ベンジャミンのソナタを中心に、編曲ものやオリジナル作品の様々が収録され
ています。ハイフェッツと共演したハリヴォルセン編のヘンデルも素晴らしい
の一言です。

8.111387
グレート・ピアニスト・シリーズ/リヒテル 初期録音集 第2集
1-4.チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ・ソナタ ト長調 Op.37
(録音 1956年)
5-7.プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 Op.83
(録音 1958年6月29日モスクワ)
9-11.プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第9番 ハ長調 Op.103
(録音 1958年モスクワ)
ウォード・マーストン復刻
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ロシアの名ピアニスト、リヒテルの初期録音を記録するシリーズ、第2弾です。
彼は1942年にチャイコフスキーのソナタを演奏し、1956年にモスクワで同曲を
録音しました。またプロコフィエフについては、伝説的なエピソードがあり、
それは1943年の演奏会のために、プロコフィエフが書いたばかりの第7番のソ
ナタをわずか4日でものにしたのだそう。リヒテルにぴったりあったレパート
リーと言えるのかも知れません。重戦車のような迫力に満ちた部分と、諧謔的
な部分がミックスされた完璧な演奏をお楽しみください。




<MARCOPORO>
8.225340 ¥1780
J.シュトラウス1世:管弦楽作品集 第20集
1.ワルツ「ゾフィーの踊り」Op.185/2.ワルツ「モルダウの響き」Op.186
3.コンサート土産のカドリーユ Op.187/4.オーストリア祝典行進曲 Op.188
5.ワルツ「踊りの名手」Op.189/6.ワルツ「エピオンの踊り」Op.190
7.ジプシー娘のカドリーユ Op.191/8.エスメラルダ行進曲 Op.192
9.ワルツ「祝祭の歌」Op.193/10.エルドラドのカドリーユ Op.194
11.ワルツ「たいしたことないもの」Op.195
スロヴァキア・シンフォニエッタ/クリスティアン・ポラック(指揮)
今作は1846年前後の作品を収録しています。名手であったシュトウス(1804-
1849)の元には、様々な演奏会のための曲の依頼が舞い込み、その都度ふさわ
しい作品を書き上げていたのです。例えば、1945年に発生したモルダウ川の
洪水は、地域に大きな損害を与えたのですが、その復興のために書かれた「モ
ルダウの響き」はプラハ市民の心の支えになりました。トラック6の「エピオ
ン」とは、健康の女神の名前(ヒュギエイアの母)で、医師会の舞踏会のための
曲につけたオシャレなタイトルです。どの曲も晩年のシュトラウスの円熟した
作曲技法が感じ取れる美しいワルツです。




<ONDINE>
ODE-1113 4枚組 ¥3050
カイヤ・サーリアホ :管弦楽作品集
〈CD1〉
1.オーロラ(1986)/2.夢の手引きから(1988)/3.水晶から(1990)
4.煙の中へ(1990)
〈CD2〉1.カリバンの夢(1992)/2.ソラル(1993)
3-4.ヴァイオリン協奏曲「聖杯の劇場」(1997)/5.ミランダの嘆き(1997)
〈CD3〉
1-7.海を越えて-新世紀のための 7つの前奏曲(1999)/8-13.睡蓮の黙想(2001)
14-18.「はるかな愛」による 5つの黙想(2001)
〈CD4〉
1-3.オリオン(2002)/4-8.ノーツ・オン・ライト(2006)/9.蜃気楼(2007)
演奏 :〈CD1…2〉
アヌ・コムシ(ソプラノ)/リッカ・ランタネン(コントラルト)
〈 CD1…1-2〉
アヴァンティ室内管弦楽団/ハンヌ・リントゥ(指揮)
〈CD1…3-4〉
ペトリ・アランコ(フルート)/アンシ・カルットゥネン(チェロ)
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団/エサ・ペッカ=サロネン(指揮)
〈CD2…1〉ペッテーリ・サロマー(バリトン)
〈CD2…3-4〉ジョン・ストルゴーズ(ヴァリオリン)
〈CD2〉
アヌ・コムシ(ソプラノ)/アヴァンティ室内管弦楽団
ハンヌ・リントゥ(指揮)
〈CD3…14-18〉
ピア・フロインド(ソプラノ)/ガブリエル・スオヴァネン(バリトン)
〈CD3…1-7〉タピオラ室内合唱団
〈CD3〉
フィンランド放送交響楽団/ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
〈CD4…4-9〉アンッシ・カルットゥネン(チェロ)
〈CD4…9〉カリタ・マッティラ(ソプラノ)
〈CD4〉パリ管弦楽団/クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
フィンランドが誇る女性作曲家、カイヤ・サーリアホ(1952-)の生誕60周年を
記念した4枚組の作品集です。1986年から2007年までの管弦楽曲、独奏付きの
曲、そして声楽曲のアンソロジーは、彼女の音楽性の変化を目の当たりにする
ことができるでしょう。初期の作品は伝統楽器や電子音楽を積極的に用いたも
ので、多彩な音色の揺らめきが特徴的でしたが、1990年代後半からは、旋律に
重きを置くようになり、声を用いた作品では、その趣旨が一層強調されている
ようです。ONDINEレーベルでも重要な作曲家の一人であり、エッシェンバッハ
&パリ管を始めとした多くの名演を所持しており、これらが惜しげもなく投入
されたこのBOXは、これからサーリアホを聴いてみようと思う人への贈り物と
言えるでしょう。

ODE-1178 ¥2080
エイノユハニ・ラウタヴァーラ :地平線に向かって
1-3.チェロ協奏曲第2番「地平線に向かって」(2008-2009)
4-6.改良-モディフィカータ(1957/2003)
7-9.パーカッション協奏曲「呪文」(2008)※世界初録音
トゥルス・メルク(チェロ)…1-3/コリン・クッリエ(パーカッション)…7-9
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団/ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)
ONDINEレーベルが積極的に紹介しているフィンランドの作曲家、ラウタヴァー
ラ(1928-)の最新アルバムです。彼の初期のモダニズム様式によるオーケストラ
作品である「モディフカータ」(2003年改作版 )と、「チェロ協奏曲第2番」、
パーカッション協奏曲「呪文」の3曲が収録されています。アルバムタイトル
でもある「チェロ協奏曲」は独奏者メルクのために書かれたもので、20分程度
の長さの作品の中に、神秘性と永遠の時が凝縮されています。パーカッション
協奏曲は、この曲の初演者であるクッリエに献呈されており、主楽章の超絶的
なカデンツァもクッリエ自身によるものです。ヘルシンキ・フィルハモニー管
弦楽団と、首席指揮者ストゥルゴールズは、彼らの偉大なる同胞作曲家に、多
大なる賛辞を込めてこれらの曲を演奏しています。

ODE-1184 ¥2080
オリ・ムストネンスクリャビンを弾く
1-12.12の練習曲 Op.8/13-18.6つの前奏曲 Op.13/19-23.5つの前奏曲 Op.16
24.ピアノ・ソナタ第10番 Op.70/25.炎に向かって Op.72
オリ・ムストネン(ピアノ)
ピアニスト、作曲家として幅広く活躍中。ヘルシンキ生まれのオリ・ムストネ
ン。彼は常に新鮮な心持ちで曲に対峙し、作曲家の信念を聴き手に伝えること
をモットーとしていると言います。このスクリャビンも、爛熟した後期ロマン
派の音楽の特徴でもある「多弁さ」と「妖艶さ」を余すことなく伝え、時折訪
れる「夢のような瞬間」を具現化しています。単一楽章、無調で書かれたソナ
タ第10番、ソナタとして構想されながらも、あまりにも逸脱した様式を持つた
め、作曲家自身が「詩曲」に分類した「炎に向かって」この2曲は、演奏困難
な作品として知られますが、ここでのムストネンはホロヴィッツにも匹敵する
ほどの驚異的な技巧で、難なく弾ききっているところがさすがです。

ODE-1194 ¥2080
ペトリス・ヴァスクス:合唱作品集
1.シジュウカラの伝言/2-5.静寂の歌/6.私たちの母の名/7.悲しき母/8.夏
9.プレインスケープ/10.小さな暖かい祭日/11.誕生
ラトヴィア放送合唱団/シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)
録音 2011年5月リガ聖ジョン教会
ラトヴィアのバプテスト教会の牧師の家に生まれたヴァスクス(1946-)は、教
会への政治的な弾圧などを理由に、地元の音楽大学で学ぶことができず、よう
やく隣国のリトアニアの音楽大学に入学したという、苦難の青春時代を送った
人です。自然を愛し、また、ラトヴィアの民謡にも強い共感を抱く彼は、その
音楽にも、失われつつあるものへの哀悼の意と、伝統への憧憬を盛り込むこと
で、独自の世界観を表出しています。ここに収録された合唱曲にも、自然への
讃歌と太陽への敬意が見てとれるもので、美しさだけではなく、泥臭いまでの
生命への執着も感じ取れるのではないでしょうか。バルト諸国の合唱の水準の
高さにも、改めて驚かされることでしょう。




<BR KLASSIK>
900115 ¥2080
1-3.ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37
4-7.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.2-1
アレクセイ・ゴルラッチ(ピアノ)
〈Track.1-3〉バイエルン放送交響楽団/セバスチャン・テヴィンケル(指揮)
録音 〈Track.1-3〉2011年9月11日ARDコンクール・ライブ
〈Track.4-7〉2011年10月12日バイエルン・ムジークスタジオ
1988年ウクライナに生まれ、19歳の若さでカーネギー・ホールで演奏するなど、
すでに高い評価を得ているピアニスト、ゴルラッチをご存知ですか?最近の逸
材の例に漏れず、彼も数多くのコンクールで上位入賞しており、それは2002年
のスタインウェイ・コンクールの優勝を皮切りに、主だったところだけでも同
年のロベルト・シューマン青少年コンクール(ツヴィカウ…第1位)、2003年のホ
ロヴィッツ国際コンクール(キエフ…第4位)、2006年の浜松国際ピアノコンクー
ル(日本…第1位)など華々しい経歴を誇っています。2011年は最難関コンクール
の一つであるミュンヘン国際コンクールで優勝したことで、これを契機に更な
る飛躍を遂げることでしょう。2009年には来日し、日本のファンも数多い彼。
この確固たるベートーヴェンはそんな彼の魅力のほんの一部を伝えるものです
が、協奏曲の冒頭を聴いただけでも、彼の底知れない才能に震撼させられずに
はおれません!

900503 ¥2080
R.シュトラウス・ワーグナー・マーラー:無伴奏合唱作品集
1.R.シュトラウス(1864-1949):2つの歌 Op.34-1 「夕べ」
2.マーラー(1860-1911):
「さすらう若人の歌」より「2つの青い目が」(C.ゴットヴァルト編)
3.マーラー:
リュッケルト歌曲より「私はこの世に忘れられ」(C.ゴットヴァルト編)
4-6.R.シュトラウス:
リュッケルトの詩による3つの無伴奏男声合唱曲
(戸口で/夢の中の光/五月の喜び)
9.ワーグナー(1813-1883):
イゾルデのための3つの歌曲(C.ゴットヴァルト編)
(温室にて/夢/イゾルデの愛の死)
10.R.シュトラウス:2つの歌 Op.34-2「讃歌」
ペーター・ダイクストラ(指揮)
バイエルン放送合唱団
マーラー、R.シュトラウス、ワーグナーという3人の「20世紀末」を象徴する作
曲家の無伴奏合唱曲集です。あまり知られていませんが、R.シュトラウスはい
くつかの合唱作品を書いていて、複雑なオーケストレーションをそのまま声に
移した精緻なアンサンブルは、合唱愛好者垂涎の作品として知られています。
マーラーの作品は、C.ゴットヴァルトによる編曲で、こちらはマーラーの音世
界を16声部によるアンサンブルで描くことで、壮大な世界観を表現しています。
ワーグナーの3つの曲はどれも楽劇「トリスタンとイゾルデ」に関係した作品を
合唱化したものです。例えば、「ヴェーゼンドンクの5つの歌」の「夢」は「ト
リスタンとイゾルデのための習作」とされていたり、「温室にて」の濃厚な表
現も、直接イゾルデを描いたものではないものの、一人の女性の渇望と孤独を
生い茂る植物に添わせたマティルデの詩は、移ろいやすい女心を映し出す鏡の
ようなものであり、この狂おしいまでのエネルギーの放射は、ダイクストラと
バイエルン放送合唱団の水準の高い演奏によって昇華され、聴き手の心を酔わ
せること間違いありません。



<CPO>
777720-2(SACD-Hybrid) 3枚組 ¥4900
ヨハネス・ブラームス:
1.交響曲 第1番 ハ短調 Op.68/2.交響曲 第2番 ニ長調 Op.73
3.交響曲 第3番 ヘ短調 Op.90/4.交響曲 第4番 ホ短調 Op.98
5.ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a/6.悲劇的序曲 Op.81
7.大学祝典序曲 Op.80
ヘルシングボリ交響楽団
アンドリュー・マンゼ(指揮)
2006年にヘルシングボリ交響楽団の首席指揮者に就任したアンドリュー・マン
ゼのブラームス(1833-1897)です。以前リリースされたベートーヴェンでは思い
の他抑制された表現で、弦楽器の瑞々しさを大切にした良演を披露してくれた
ものですが、今回のブラームスでは、その表現に一層磨きをかけ、充実した音
を聞かせます。

777583-2 ¥1700
イタリアの愛のカンタータ集
1.アゴスティーノ・ステッファーニ(1654-1728):
アムールよ、あなたの弓と矢で
2.アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):疑惑の全ての影に
3.アントニオ・ロッティ(1667-1740):わかります、目隠しをした神よ
4.ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):私は復讐したい
シルヴィア・ヴァエンテ(ソプラノ)
エポカ・バロッカ
カンタータというと、どうしても合唱主体の大きな編成の楽曲を思い浮かべる
のですが、バロック時代のカンタータというのは多少意味合いが違いまして、
室内オーケストラとソリストによる、どちらかというと「アリア」に近いもの。
超絶技巧を駆使した声部はもちろんのこと、管楽器が重要な働きを持ち、とり
わけオーボエは歌手のパートナーとして用いられることが多く、親密な「二重
唱」を聴かせるのです。このカンタータはイタリアで多く書かれたのですが、
その中でも4人の巨匠が手掛けた素晴らしい作品をお楽しみください。素晴らし
い歌唱を聴かせるのは、バロック・ソプラノ歌手のヴァエンテ。表現力豊かで
優しい響きを持つ彼女の声は、曲に込められた思いを存分に伝えます。バック
を務めるエポカ・バロッカの扇情的な音色も聴きものです。

777127-2 ¥1700
ユリウス・レントヘン:管楽のための室内楽作品集
1.セレナード 第1番 Op.14
2.フルート、オーボエ、2つのクラリネット、2つのホルンと2つのファゴット
のための九重奏曲
3.セレナード 第2番
4.フルートとオーボエ、ファゴットのための三重奏曲 Op.86
リノス・アンサンブル
cpoではおなじみレントヘンの作品集です。レントヘン(1855-1932)は素晴らし
いピアニストであり、またヴィオラも堪能だったため、ピアノと弦のための作
品はよく知られているのですが、数は少ないとはいえ、このような管楽器のた
めの作品も書いていて、またそのどれもが素晴らしいのです。セレナードの
第1番と九重奏曲は、おそらくモーツァルトの作品や、ベートーヴェンの八重奏
に触発されたものでしょう。作風も古典的で端正な姿を見せています。しかし、
セレナードの第2番はもっと流麗で自由なハーモニーを示します。こちらはフラ
ンス音楽の影響を受けているのでしょうか。三重奏曲も極めて魅力的な音楽で
す。演奏しているのは、ベルリンを中心に高い評価を受けているリノス・アン
サンブル。新鮮な喜びを喚起させる名演です。

777547-2 ¥1700
エンゲルベルト・フンパーディンク:
1.弦楽四重奏曲 ハ長調/2.ピアノ五重奏曲 ト長調
3.ピアノ五重奏によるメヌエット 変ホ長調/4.弦楽四重奏の楽章 ホ短調
5.弦楽四重奏の楽章 ハ短調
6.ヴァイオリンと弦楽四重奏のためのノットゥルノ ト長調
ディオジェネス弦楽四重奏団
アンドレアス・キルパル(ピアノ)/リディア・ドブロスカヤ(ヴァイオリン)
「ヘンゼルとグレーテル」では、おとぎ話の世界を重厚なワーグナー風の音楽
で味付けするという、ロマン派特有の方向性を見せたフンパーディンク(1854-
1921)ですが、室内楽のような小さな編成の作品では、また違った表情を見せて
くれます。オペラを得意とした彼にしてみれば、室内楽はかなり多くの制約が
あったかもしれませんが、ここに収録された魅力的な作品群を聴いてみると、
各々の楽器の対話やハーモニーの変化に隅々まで気を配り、オペラのように言
葉を用いなくとも音楽のみで雄弁な表現ができることを、全力で実証している
ように思えます。たとえば、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための「ノットゥル
ノ」は、そんなフンパーディンクの美質がよく表れた作品です。またピアノを
用いた曲は驚くほどにメロディアスであり、聴けば聴くほどに心に染み入るこ
とでしょう。後期ロマン派の懐の深さを感じさせる1枚です。

777561-2 ¥2450
J.S.バッハ:偽作ミサ曲&マニフィカト 第2集
1.ミサ曲 ト長調 BWV Anh.167/2.マニフィカト ハ長調 BWV Anh.30
3.ミサ曲 イ短調 BWV Anh.24/4.サンクトゥス ト長調 BWV240
5.サンクトゥス ニ短調 BWV239/6.サンクトゥス ハ長調 BWV237
7.カンタータ BWV150
ジェズアルド・コンソート・アムステルダム
ゾリステンクァルテット・デア・ムジクホーホシューレ・ブレーメン
アルスフェルダー・ヴォーカルアンサンブル
ヴォルフガンク・ヘルビッヒ(指揮)
cpoの人気シリーズである、J.S.バッハ(1685-1750)の「偽作」作品集です。こ
の第2集の作品群もJ.S.バッハの作品とされてきましたが、実は他の人の手によ
るものであろう。と推測される曲です。例えば、ミサ曲ト長調 BWV Anh.167は、
ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ(1677-1731)か、アントニオ・ロッティ(1667-
1740)の作曲らしいとされますが、もし、正式に「J.S.バッハの作品でない」と
認定されたとしても、曲の完成度の高さが変わることはありません。他の曲も
然り。バッハ周辺の埋もれてしまった多くの作品が、自由に聴ける現代におい
ては、このような「偽作」も余裕を持って楽しむことができるのではないでしょ
うか。研究者でもあるヘルビッヒの説得力ある演奏でどうぞ。

777569-2 ¥1700
ウィリアム・ヤング:ヴィオラ・ダ・ガンバ作品集
ソナタ,組曲,ファンタジー,舞曲集
ハンブルガー・ラッツムジーク/ジモーネ・エッケルト(指揮)
17世紀の音楽家、ウィリアム・ヤング(1610-1662)の初期の経歴については、ほ
とんどと言ってよいほど知られていません。このイギリスの作曲家は、ガンバ
奏者として活躍し晩年はインスブルックで生活していました。音楽をこよなく
愛したフェルディナント・カール大公に仕え、音楽家としての名声を確立しま
した。型破りな行いで知られる、スウェーデンのクリスティーナ女王が、改宗
のためインスブルックに滞在した1655年には彼女のために御前演奏を行ってい
ます。そしてジェンキンスやロウズとともにヨーロッパにおける「英国の最高
のガンバリスト」として知られるようになり、1653年には彼のソナタが出版さ
れるほど人気を獲得したのです。女王も心酔した音楽に浸ってください。




<NEWTON CLASSICS>
8802104 3枚組 ¥2450
フランツ・ワックスマン&マックス・スタイナー、そしてその他の人による有
名映画音楽集
《CD1.風と共に去りぬ 他》
1.Out of the Blue/2.Unfinished Sonata/3.Josephine
4.Forward the Light Brigade/5.A Star is Born/6.Life of Emile Zola
7.Dark Victory/8.Symphonie Moderne/9.Gone with the Wind
《CD2.サンセット大通り 他》
1.Prince Valiant Suite/2.A Place in the Sun
Suite/3.The Bride of Frankenstein:The Creation of the Female Monster
4.Sunset Boulevard Suite/5.Old Acquaintance:Elegy for Strings
6.Rebecca Suite/7.The Philadelphia Story
8.Taras Bulba:The Ride to Dubno
《CD3.クラシック映画音楽の素晴らしい世界》
1.Universal Pictures Fanfare/2.Metro-Goldwyn-Mayer Fanfare
3.Selznick International Pictures Fanfare/4.Warner Bros. Fanfare
5.Twentieth Century Fox-Fanfare/〈その他の名画から〉6.Star Wars
7.Captain Blood/8.Now, Voyager/9.Gone with the Wind
10.Elizabeth and Essex/11.The Caine Mutiny/12.Citizen Kane
13.Knights of the Round Table/14.Objective Burma
15.The Guns of Navarone/16.Julius Caesar/17.Peyton Place
18.Another World/19.King of the Khyber Rifles/20.Salome
演奏:《CD1》マックス・スタイナー(指揮)/オーケストラ
《CD2-3》ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
チャールズ・ゲルハルト(指揮)
録音 《CD1》1933年9月/《CD2》1974年6月10-11日ロンドン キングスウェイ
・ホール/《CD3》1972年7月,BMG Music原盤
1930年代、ハリウッドの創世記に作曲された数多くの映画音楽は、その後の世
代の作曲家たちにも多大なる影響を与え、ついには孤高のジャンルを創り上げ
ました。そんなジャンルの創生者としてしられるコルンゴルト(アメリカではコ
ーンゴールドで知られる)とワックスマンがハリウッドで活動を始めたのは、皮
肉にもナチスの台頭から逃れるためだったということは、案外知られていない
ものです。彼らは当時のヨーロッパで流行していたシェーンベルクやストラヴィ
ンスキーたち「モダニスト」の音楽からは背を向け、あくまでも「後期ロマン
派」の旋律美に拘ることで、あの独特な重厚で肉厚の音楽を映画の世界に定着
させたと言えるのではないでしょうか?そんな姿勢はマックス・スタイナーや
バーナード・ハーマンらに受け継がれ、誰もが知るジョン・ウィリアムズやニー
ノ・ロータへとつながって行くのです。この3枚組は、そんな大きな流れを味わ
わせてくれる贅沢なセットです。各々の映画会社の冒頭のファンファーレが収
録されているのもうれしいところです。なお、日本での公開時はタイトルが違
うこともあるため、曲目表記は英文のままにしてあります。

8802105 ¥1750
ボッテシーニ:コントラバスとピアノのための作品集
1.ベッリーニの歌劇「夢遊病の女」による幻想曲/2.悲歌 ニ長調
3.タランテッラ/4.パイジェッロの「わが心はもはやうつろになりて」による
主題と変奏曲/5.夢想/6.ベッリーニの歌劇「異国の女」による幻想曲
7.「ヴェニスの謝肉祭」の主題による序奏と変奏曲
ステファノ・シャシャ(コントラバス)
デヴィッド・ジョヴァンニ・レオナルディ(ピアノ)
録音 1994年5月10-15日イタリア トレヴィーソ,イン・スタジオ,Rivoalto原盤
「コントラバスのパガニーニ」と称されるジョヴァンニ・ボッテシーニ(1821-
1889)は、この楽器の奏法と認知度を飛躍的に高めた人物として知られています。
1821年、イタリアのクレモナ近郊で生まれたボッテシーニは、クラリネット奏
者の父から音楽の手ほどきを受け、14歳の時にミラノ音楽院に入学したのです
が、経済的な事情から奨学金を得るためには、ファゴットかコントラバスを選
択する他なかったとか・・・。もし、彼がこの時ファゴットを選択していたと
したらどうなっていたのでしょう???それはともかく、前述の通り、ボッテ
シーニの作品はひたすら超絶技巧をともなうので、弾き手は大変ですが、聴き
手にとっては至福の贈り物と言えそうです。コントラバスのベルカント。これ
はステキです。1960年生まれのコントラバス奏者ステファノ・シャシャは、日
本でもアンサンブルを設立するなど、ファンにとってはおなじみの人。この復
刻は嬉しい限りです。

8802106 ¥1750
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ギター作品集
1-3.世紀をわたる変奏曲 Op.71/4-14.手帖からの音符 第1集-インターバル
(開放弦で-船乗りの心がけ/伴奏なしのメロディ:祈る人/その2:石鹸の泡/
その3:刈り入れ人の歌/その4:谷間の鐘/その5:踊る熊/その6:小さなムクドリ/
その7:小夜曲/その8:操り人形の葬送行進曲/その9:雨の中のばら/その10:アヴェ
・マリア)/15-19.手帖からの音符 第2集-18,19世紀のリズムによる舞曲集
(マズルカ/ポルカ/フランス風ワルツ/ポロネーズ/ツーステップ)/20.アンド
レス・セゴビアの名前によるトナディーリャ Op.170-5/21.悪魔的奇想曲
「パガニーニを讃えて」Op.85
レナート・サムエッリ(ギター)
録音 1994年9月20-25日イタリア トレヴィーソ,イン・スタジオ,Rivoalto原盤
1895年にフィレンツェで生まれた作曲家、カステルヌオーヴォ・テデスコ(1895
-1968)は、最初ピアニストとして活躍するも、1939年のムッソリーニの政策を
逃れるため、アメリカに行き、ハリウッドの映画音楽を手掛けるようになった
人です。また、1932年にはアンドレス・セゴビアと出会うことでギター音楽に
関心を持ち、およそ100曲ものギター曲を作曲することとなります。このアルバ
ムに収録されたのは、そんな彼の楽曲のごく一部。多くの作品を委嘱し、よき
理解者でもあったセゴビアとは、後に別々の方向性を見出していくことになっ
たのですが、彼との関係から生まれた名作の光は、未来永劫衰えることはない
でしょう。

8802108 ¥1750
ジェミニアーニ:クラヴサン小品集
《様々な作品から取られたチェンバロ小曲集と、この楽器のために付け加えら
れた曲集》
1.前奏曲/2.軽快に/3.鋭く/4.優しく/5.鋭く/6.優雅に-優しく
7.愛情を込めて/8.鋭く/9.適度に/10.優しく/11.鋭く
12.メヌエット ハ短調/13.メヌエット ト短調
フランチェスカ・ランフランコ(ハープシコード 1760年P.タスキン製)
録音 1999年10月1-6日イタリア モンテプルチアーノ,スタジオ・デル・カマイ
オーネ,Rivoalto原盤
イタリア後期のバロック作曲家ジェミニアーニ(1687-1762)は、コレッリからヘ
ンデルをつなぐ存在としても知られています。彼はヴァイオリンの名手であり、
また作曲家、教師として活躍しましたが、鍵盤音楽についてはほとんど作品を
残していません。しかし、自らのヴァイオリン・ソナタ Op.1とOp.4の何曲かを
チェンバロ用に編曲し、その際に修正を加え、完全な鍵盤作品として送り出し
ました。これらの作品が、ただ単に教育用のものだったとしても、「ここまで
極上の作品が生み出されたのなら、もっと多くの鍵盤用作品を残してほしかっ
た」と悔しがるファンが多く出現しそうな1枚です。

8802107 2枚組 ¥2080
ドニゼッティ:
ピアノのためのシンフォニアとワルツ集、4手のためのピアノ曲集
《CD1.ピアノのためのシンフォニアとワルツ集》
1.シンフォニア ニ長調「出発」/2.シンフォニア イ長調
3.シンフォニア ハ長調 第1番/4.シンフォニア ハ長調 第2番
6.シンフォニア ニ長調 第2番/7.カプリッチョ・イン・シンフォニア ホ短調
8.アダージョとアレグロ ト長調/9.ワルツ 第1番 ハ長調
10.ワルツ 第2番 ハ長調/11.ワルツ 第3番 イ長調/12.ワルツ 第4番 イ長調
《CD2.4手のためのピアノ曲集》
1.ソナタ ハ長調/2.ワルツ ト長調/3.ソナタ ニ長調/4.ソナタ ト長調
5.ソナタ「4つのサンフェ」/6.ソナタ イ短調/8.ソナタ ハ長調
9.悲しき行進曲 ホ短調/10.ソナタ 変ロ長調/11.ソナタ ハ長調
エリザベッタ・デッシー(ピアノ)…CD1
フランコ・カラブレット&エディ・デ・ナデイ(4手ピアノ)…CD2
録音 1996年3月8-12日…CD1,1993年2月18-22日…CD2
イタリア トレヴィーソ,イン・スタジオ,Rivoalto原盤
ドニゼッティ(1797-1848)といえば、誰しもがあの美しいオペラ・・・「ルチ
ア」や「愛の妙薬」の旋律を思いだすのではないでしょうか。「ベルカント=
美しい歌」の言葉が示す通り、彼の音楽と歌は密接に関係していると言えるで
しょう。そんなドニゼッティですが、実はこんなに素晴らしいピアノ曲も書い
ていました。今のようにCDや映像のない時代、家庭で音楽を楽しむためには、
ピアノが一番であったこともあり、そんな事情もあって、このようなピアノ曲
が生まれたのでしょう。独奏曲もさることながら、4手のための作品はまさに歌
そのもの。ショパンが目指した「ピアノで歌を歌う」世界がここにあると言え
そうです。

8802109 9枚組 ¥4050
ヴィヴァルディ:協奏曲とソナタ集
《CD1.トリオ・ソナタ Op.1(1705)》
1.第1番ト短調 RV73/2.第2番ホ短調 RV67/3.第3番ハ長調 RV61
4.第4番ホ長調 RV66/5.第5番ヘ長調 RV69/6.第6番ニ長調 RV62
《CD2.トリオ・ソナタ Op.1(1705)(続き)》
1.第7番変ホ長調 RV65/2.第8番ニ短調 RV64/3.第9番イ長調 RV75
4.第10番変ロ長調 RV78/5.第11番ロ短調 RV79/6.第12番ニ短調 RV63
《CD3.「ラ・ストラヴァガンツァ」12のヴァイオリンと弦楽のための協奏曲
Op.4》
1-3.第1番変ロ長調 RV383a/4-6.第2番ホ短調 RV279/7-9.第3番ト長調 RV301
10-12.第4番イ短調 RV257/13-15.第5番イ長調 RV347
16-18.第6番ト短調 RV316a
《CD4.「ラ・ストラヴァガンツァ」12のヴァイオリンと弦楽のための協奏曲
Op.4(続き)》
1-4.第7番ハ長調 RV185/5-9.第8番ニ短調 RV249/10-12.第9番へ長調 RV284
13-15.第10番ハ短調 RV196/16-18.第11番ニ長調 RV204
19-21.第12番ト短調 RV298
《CD5.6つのソナタ集 Op.5》
1.ヘ長調 RV18/2.イ長調 RV30/3.変ロ長調 RV33/4.ロ短調 RV35
5.変ロ長調 RV76/6.ト短調 RV72
《CD6.6つのヴァイオリン協奏曲 Op.6》
1-3.第1番ト短調 RV324/4-6.第2番変ホ長調 RV259/7-9.第3番ト短調 RV318
10-12.第4番ニ長調 RV216/13-15.第5番ホ短調 RV280
16-18.第6番ニ短調 RV239
《CD7.ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」Op.8より四季》
1-3.第1番ホ長調「春」RV269/4-6.第2番ト短調「夏」RV315
7-9.第3番ヘ長調「秋」RV293/10-12.第4番ヘ短調「冬」RV297
《CD8.6つのヴァイオリン協奏曲 Op,12》
1-3.第1番ト短調 RV317/4-6.第3番ニ
長調 RV124/7-9.第5番変ロ長調 RV379/10-12.第2番ニ短調 RV244
13-16.第4番ハ長調 RV173/17-20.第6番変ロ長調 RV361
《CD9.チェロと通奏低音のための6つのソナタ》
1.第1番変ロ長調 RV47/2.第2番ヘ長調 RV41/3.第3番イ短調 RV43
4.第4番変ロ長調 RV45/5.第5番ホ短調 RV40/6.第6番変ロ長調 RV46
エルマンノ・モリナーロ(vn)/マリエッラ・ソレッリ(cemb/org)…CD1&2
アントニオ・ポカテッラ(vc)/マリオ・フェラリ
ス(vn)…CD1,2,5&6/ティノ・バッケッタ(vn)…CD3:10-18,CD4:13-21
フランコ・ファンティーニ(vn)…CD3:1-9,CD4:1-12,CD5-8
イ・ソリスティ・ディ・ミラノ…CD3,4,6-8
アンゲロ・エフリキアン(vn/編曲…CD5/指揮)…CD3-8
ヴェラ・ルッキーニ(cemb)/ゲヌンツィオ・ゲッティ(vc)…CD5
マリア・イザベラ・デ・カッリ(cemb)…CD5&6
ポール・トルトゥリエ(vc)
ロベール・ヴェイロン=ラクロワロベール(cemb)…CD9
録音 《CD1&2》1966年7月8-14日/《CD3&4》1964年7月9-15日
《CD5》1969年1月5-13日/《CD6》1969年3月21-29日
《CD7》1972年3月20-30日/《CD8》1967年6月10-20日
《CD9》1968年5月13-21日ミラノ ヴィラ・リッタ,Arcophon-Rivoalto原盤
「ヴィヴァルディ(1678-1741)の作品集?イ・ムジチを持っているからいいや」。
そんなことはありません。もちろんのことですが、オーケストラ、ソリストが
少しでも変わると音楽もがらりと変わります。ここで中心的役割を担う指揮者
&ヴァイオリニスト、エフリキアンはイタリア本国でヴィヴァルディ研究家と
しても名高く、彼の手から生まれる音楽は、贅沢な響きと微細な表現に彩られ
ています。昨今のオーセンティックな演奏とも一味違う、ゆったりとした流れ
をお楽しみいただける、バロック・マニア垂涎の1セットです。

8802111 2枚組 ¥2080
バルトーク:弦楽四重奏曲 第1番-第6番
《CD1》
1-3.弦楽四重奏曲 第1番 Sz40 Op.7/4-7.弦楽四重奏曲 第3番 Sz85
8-12.弦楽四重奏曲 第5番 Sz102
《CD2》
1-3.弦楽四重奏曲 第2番 Sz67 Op.17/4-8.弦楽四重奏曲 第4番 Sz91
9-12.弦楽四重奏曲 第6番 Sz114
グァルネリ弦楽四重奏団(メンバー)
アルノルド・シュタインハルト(第1ヴァイオリン)/ジョン・ダレイ
(第2ヴァイオリン)/マイケル・トゥリー(ヴィオラ)
デヴィッド・ソイヤー(チェロ)
録音 1974年12月20日&1975年1月14-15日…CD2:1-3
1976年3月15-17日…CD2:4-8/1976年5月20日…CD1:4-7
1976年5月25-26日&6月4日…CD1:8-12/1976年11月29日&12月13日…CD1:1-3
1976年12月13-14.17日…CD2:9-12 アメリカ ニューヨーク・シティ
1881年生まれのバルトーク(1881-1945)は、ハンガリーの民族音楽を世界的に高
め、また独自のリズムやオーケストレーションで、極めて特徴的な作品を数多
く残しています。この弦楽四重奏曲は、ベートーヴェンからの伝統を受け継ぎ
ながらも、ドビュッシー、シェーンベルクなどの影響を感じさせつつ、新古典
派の要素も交えた名作です。およそ30年の年月に渡って書かれた6つの作品は、
バルトークの作曲様式の変遷をそのまま伝えるものであり、初期の民謡風の素
材を多く用いた第1番、第2番から、荒々しいリズムと無調風の主張の激しい作
品である第3番、第4番、ロマン派の作風に回帰するかのような第5番、第6番と、
どれも個性的で魅力的。もちろん演奏は困難を極めるものですが、このグァル
ネリ弦楽四重奏団の全曲盤は技術的にも解釈も満足の行くものとして高く評価
されています。




<OEHMS CLASSICS>
OC-402 ¥1750
フレデリック・ショパン:バラードと即興曲集
1.バラード第1番 ト短調 Op.23/2.バラード第2番 ヘ長調 Op.38
3.バラード第3番 変イ長調 Op.47/4.バラード第4番 ヘ短調 Op.52
5.即興曲第1番 変イ長調 Op.29/6.即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.36
7.即興曲第3番 変ト長調 Op.51/8.幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
アミール・カッツ(ピアノ)
録音 2011年9月10日,10月1日ベルリン テルデック・スタジオ
Recording Producer: Friedemann Engelbrecht,
Sound Engineer: Tobias Lehmann
前作「夜想曲」(OC-779)の録音の際、インタヴューで「俺のショパンを聴け」
と言い切った男、エミール・カッツ。このバラードと即興曲は、ショパン・プ
ロジェクトの第2弾としてベルリンで録音されたものです。ここでも彼の個性
は際立っていて、どの曲からも、今まで聞いたことのないような新鮮な驚きと
発見を引き出しています。それは、あくまでも自然な流れの中から沸き起こる
もので、不思議な旋律線を出したり、新奇なテンポを設定するものではありま
せん。まずは「バラード第3番」での両手のバランスや、「即興曲第2番」での
目を見張るような軽やかさに息を飲んでください。このアルバムは彼が信頼す
るテノール歌手、パヴォル・プレスリクに捧げられています。

OC-407 ¥1750
アントン・ブルックナー:交響曲 第4番 変ホ長調(ノーヴァク版)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
アイヴァー・ボルトン(指揮)
録音 2008年4月25.26日ザルツブルク祝祭劇場 大ホール
Recording Producer, Editing & Mastering: J.Pospichal
(Classic Sound Austria). Sound Engineer: Gustav Soral
ブルックナー(1824-1896)の交響曲の中でも、最も愛される曲の一つである第4番
「ロマンティック」については、すでに多くの人が挑んでおり、この聳え立つ
山の様々な面の景観を楽しむことができるものです。さて、アイヴァー・ボル
トンは2004年からこのザルツブルク・モーツァルテウムの首席指揮者として活
躍していて、ブルックナーの交響曲全集も着々と進行。そろそろ完成に近づい
ているところです。この第4番は7作目にあたるもので、今回もライブ録音であ
り、極めて集中力の高い演奏を提示しています。彼の作り出すブルックナーは、
音の厚さよりも、透明感を追求する傾向にあり、この4番のような比較的軽め
の作品では、その美点が最大限発揮されていると言っても過言ではありません。
清々しく美しい・・・そんなブルックナーです。

OC-648(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3050
グスタフ・マーラー:交響曲 第3番 ニ短調
ミヒャエラ・シュースター(アルト)
ケルン少年少女合唱団(エバーハルト・メッテルニヒ…指揮)
ケルン・オペラ女性合唱団(アンドリュー・オリヴァント…指揮)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
マルクス・シュテンツ(指揮)
録音 2010年7月4-6日ケルン・フィルハーモニー
Recording Producer, Editing, Mastering:Jens Schunemann,
Balance Engineer: Christian Feldgen,
SACD Authoring: Ingo Schmidt-Lucas
常に堅実な音楽を聴かせるドイツの中堅指揮者シュテンツ。決して派手ではな
くとも、その良さがじわじわと浸み込んでくるような指揮は、来日公演の際も
賛否両論を巻き起こしながら、大きな話題となったものです。今回のマーラー
(1860-1911)も、この大曲の隅から隅までをじっくりと見渡し、細部まで丁寧
にスコアを読み込んだ上で、一貫した流れに乗った音楽を聴かせます。ソリス
ト、合唱団も全て力を出し切った上で、最終楽章へとなだれ込む様は、まさに
感動の極みと言えるでしょう。日本では、どうしてもマーラー指揮者として見
られてしまうシュテンツですが、劇場でのオペラ経験も長く、また、ヘンツェ
のスペシャリストでもあります。次代を担う指揮者の筆頭として押さえておき
たい一人です。

OC-799 ¥1750
1-3.サミュエル・バーバー(1910-1981):ヴァイオリン協奏曲 Op.14
4-6.エーリッヒ・ヴォルフガンク・コルンゴルト(1897-1957):
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
7.フランツ・ワックスマン(1906-1967):カルメン・ファンタジー
8.ジョン・ウィリアムズ(1937-):「シンドラーのリスト」メイン・テーマ
アレクサンダー・ギルマン(ヴァイオリン)
ケープタウン・フィルハーモニー管弦楽団
ペリー・ソー(指揮)
録音 2010年12月ケープタウン
Recording Engineer: Marek Pinski,
Digital Editing & Mastering: Joel Cormier
「何ともロマンティックな表現、そして美しい音色!」若きヴァイオリニスト、
ギルマンを聴いた途端、誰もがそう思うに違いありません。あのハイフェッツ
を凌駕するほどのコルンゴルトのコンチェルトからは、まさに「良き時代のア
メリカとウィーン」の風景が感じられるのです。彼は1982年にドイツ、バンベ
ルク在住のロシア系音楽一家に生まれ、幼い頃から音楽的才能を示し、数多く
のコンクールに入賞し、多くのコンサートで演奏、また名教師ザハール・ブロ
ンに師事し、チューリヒ音楽大学で修士号を取得、現在はブロンのアシスタン
トとして活躍しています。2006年からは、フランク・ペーター・ツィマーマン
が所有していたストラディヴァリス“ex Croall(1684年製)”を与えられ、そ
の楽器から素晴らしい音色を引き出しているのです。そんな前途洋々の彼のデ
ビュー・アルバムは前述のコルンゴルトとバーバーのヴァイオリン協奏曲を中
心とした1枚です。ケープタウン・フィルハーモニー管の若き指揮者ペリー・
ソーのバックを得て、この少し懐かしい感触の音楽を瑞々しく、この上ない美
しさで表現しつくしています。超新星の生まれる瞬間をご堪能ください。

OC-830 ¥2080
リローデッド・ハッセ
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
1-5.音楽劇「捨てられたディドーネ」(1742)
6-9.室内カンタータ「嫉妬」(1762)
10.ポルポラ(1686-1768):
ハッセの歌劇「アルタセルセ」(1734)への追加アリア 「今や嵐の雲が」
ヴェラール・バルナ=サバドゥス(カウンターテナー)
ホーフカペレ・ミュンヘン
ミヒャエル・ホフステッター(指揮)
録音 2011年6月ミュンヘン 昇天教会
Recording Producer: Jakob Handel,
Schnitt & Editing: Jakob Handel & Gerhard Betz
「リローデッド(再充填)・ハッセ」とは、なんともステキなアルバム・タイト
ルではないでしょうか?「18世紀に書かれた音楽は古臭く、誇りに塗れている」
という偏見を取り除きたいと語る現代屈指のカウンターテナー、バルナ=サバ
ドゥスが目を付けたのは、ヘンデルとヴィヴァルディの名声の陰に隠れてしま
い、名前すら忘れられかけてしまった作曲家、ヨハン・アドルフ・ハッセでし
た。ハッセは120作品に及ぶオペラ作品のほか、オラトリオ、カンタータ、ミサ
曲、そして数多くの器楽曲を作曲し、一時は「ヘンデルのライバル」として持
ち上げられようとしましたが、彼自身がそれを断ったことでも知られます。生
前は高く評価され、人気もあったのですが、この当時の多くの作曲家たちと同
じく、時の流れとともに忘れ去られてしまいました。そんなハッセの作品に、
300年以上経た今こそ新しい命を与えるべく立ち上がったバルナ=サバドゥス。
彼の試みは、すばらしい技巧と強靭な声、そしておなじみホフステッターによ
る見事なオーケストラによって、ここに見事に実現いたしました。

OC-841 2枚組 ¥3050
ブリタニック・オルガン 第3集-外海で
《CD1》
1.J.S.バッハ(1685-1750):トッカータとフーガ ニ短調
2-4「主よ御許に近づかん」サラ・アダムズ(1805-1848)の詩による讃美歌のた
めの3つの旋律(ローウェル・メイスン(1792-1872):アメリカ民謡から「ベサニ
ー」/A.S.サリヴァン(1842-1900):イギリス民謡から「プロピオール・デオ」
/J.B.ダイクス(1823-1876):ホーベリー(タイタニック号沈没の際に演奏された
曲)(オルガン演奏…デヴィッド・ラムゼイ)
5.ヨーゼフ・ベネット(1884-1944):
タイタニック号の思い出 ヴェルテ・ロール1661(マスター)
(オルガン演奏…ヨーゼフ・ベネット)
6.ドビュッシー(1862-1918):
沈める寺 ヴェルテ・ロール1995(マスター)
(オルガン…バーナード・テン・ケート)
7.ショパン(1810-1849):葬送行進曲 ヴェルテ・ロール1006(マスター)
(オルガン演奏…エンリコ・ボッシ(1861-1925))
8.メンデルスゾーン(1809-1847):静かな海と楽しい航海
ヴェルテ・ロール1476(マスター)
(オルガン演奏…ハリー・ゴス=カスタード(1871-1964))
9.シューベルト(1797-1828):海の静けさ ヴェルテ・ロール512(マスター)
(オルガン演奏…フランツ・フィリップ)
10.ワーグナー(1813-1883):さまよえるオランダ人より
ヴェルテ・ロール645(マスター)
(フランツ・クサヴァー・フランツ(1857-1920)ハンドメイド・ロール)
《CD2》
1.テオドール・デュボワ(1837-1924):トッカータ ト長調
(オルガン演奏…デヴィッド・ラムゼイ)
2.ハインリッヒ・ホフマン(1842-1902):舟歌 Op.46
ヴェルテ・ロール1233(オルガン演奏…エドウィン・レマル(1865-1934))
3.ジャック・ニコラ・レンマン(1823-1881):大幻想曲 ホ短調
ヴェルテ・ロール1121(オルガン演奏…ハリー・ゴス=カスタード)
4.ウィリアム・ウォルステンホルム(1865-1931):舟歌
ヴェルテ・ロール1577(マスター)
(オルガン演奏…ウィリアム・ウォルステンホルム)
5.ドヴォルザーク(1841-1904):交響曲 第9番より第1楽章
ヴェルテ・ロール957(マスター)(ハンドメイド・ロール)
6.ロシア民謡「ヴォルガの舟歌」
ヴェルテ・ロール1920(マスター)(オルガン演奏…ポール・マニア)
7.ヨーゼフ・ランナー(1801-1843):古いウィーンのワルツ
ヴェルテ・ロール384(マスター)
(アルトゥール・シュナーベルのピアノ演奏による)
8-12.ハンス・ホイザー・トリビュート
(マルダーレン:夢のタンゴ ヴェルテ・ロール2067(マスター)/ブラウフックス:
黄金の夢の島 ヴェルテ・ロール2067(マスター)/ハイン(1879-1928):パウニー
ヴェルテ・ロール2067(マスター)/ペレシュ・フレイレ(1880-1930):
Ting-a-Ling ヴェルテ・ロール2082(マスター)/ペレシュ・フレイレ:クレオー
ルのセレナーデ ヴェルテ・ロール2080(マスター)
(オルガン演奏…ハンス・ホイザー)
13.J.B.ダイクス:涯しも知られぬ 青海原
(オルガン演奏…デヴィッド・ラムゼイ)
14.W.H.モンク(1823-1889):日暮れて四方は暗く
ヴェルテ・ロール1154(マスター)
(オルガン演奏…オルガン演奏…ハリー・ゴス=カスタード)
録音 2011年7/8月スイス ゼーヴェン、自動演奏楽器博物館
Musical Direction: David Rumsey,
Technical Direction: Daniel Debrunner, Recording
Supervision, Editing and Mastering: Andre Scheurer
つい最近起きた、イタリアの海難事故の例を挙げるまでもなく、あの「タイタ
ニック号の悲劇」は永遠に人々の記憶からなくなることはありません。このシ
リーズで使われているオルガンが搭載されていた「ブリタニック号」はもとも
と、タイタニック号の姉妹船「ジャイガンティック号」として造船されたもの
で、本来は同じ形としてこの世に生を受けるはずでしたが、1912年のタイタニ
ックの事故を受け、設計を大幅に変更し、船名までを変更し、ようやく1914年
に就航したものの、結局は残念ながら海底に沈んでしまったという顛末を持っ
た船でした。さて、この第3巻も貴重な音で埋め尽くされていますが、注目は、
あの讃美歌「主よ御許に近づかん」の3つのヴァージョンの音楽でしょうか。
これは「タイタニック」が沈没した時に甲板で音楽家たちが最後まで演奏して
いた音楽とされていますが、本当のところは、どの曲だったのかは記録が残っ
ていないようです(1904年、カナダ沖でバレンシアの船が難破した時に逃げて
きた女性が、その船で賛美歌が演奏されたと語っていて、この話が混同されて
いる可能性もあるようです)。映画では、アメリカ人が一番好むメロディが使
われたため、トラック2の「ベサニー」が最期を飾る曲として広く知られるよ
うになったというわけです。

<DELOS>
DE 3413
《チャイコフスキー:ヴァイオリンとピアノのための作品集》
『ゆううつなセレナードOp.26』『ワルツ・スケルツォOp.34』
『なつかしい土地の思い出Op.42』『ユモレスク ト長調Op.10-2』
『アンダンテOp.30-3』『おお、あの歌を歌ってOp.16-4』
サーシャ・ロジェストヴェンスキー(Vn),
ジョシアン・マーフルト(P)
録音:2011年[デジタル:セッション]
サーシャ・ロジェストヴェンスキーはロシアの中でも一流の若きヴァイオリニ
ストの一人で、「才能に溢れ、洗練されたヴァイオリニスト」「彼は偉大な音
楽家達と同じレベルにある。彼の音楽とヴァイオリンへの情熱はすさまじく、
それでいて繊細で知的だ。」と、メニューインやギトリスも絶賛しています。
彼は、モスクワ音楽学校に学び、その後パリ音楽院、英国王立音楽大学でフェ
リックス・アンドレフスキー等に師事。彼の使うヴァイオリンはガルネリ・デ
ル・ジェスやストラディバリ協会から貸し出されているストラディバリで、ま
たストラディバリウス協会の大使にも就任しています。ここに収録されたチャ
イコフスキーの作品は、決して技巧的ではありませんが、これらの曲のもとに
なったと言われているロシアの寓話や神話を音楽に投影したものです。感情的
というよりは、一見無表情にも見える中で、内に秘めたメランコリーを克明に
奏でた新解釈をお聴きください。




<MD+G>
91017276(SACD-Hybrid) ¥2950
《クラシカ・エスパノーラ》
グラナドス:
『スペイン舞曲第5番ホ短調「アンダルーサ(祈り)」Op.37-5)』
『スペイン舞曲第2番ハ短調「オリエンタル」Op.37-2』
『スペイン舞曲第4番ト長調「ビリャネスカ」Op.37-4』
アルベニス:
『マラゲーニャ ホ短調Op.165-3』『スペイン組曲-セビーリャOp.47-3』
『入江のざわめき-マラゲーニャOp.71-6』
『組曲「スペイン」-タンゴ ニ長調Op.165-2』
オマール・アコスタ:
『ジャスミン(タンゴ)』『セビーリャのクリオージョ舞曲』『幸せのために』
『アネッテのブレリア』
ファリャ:『「はかなき人生」-スペイン舞曲第1番』『火祭りの踊り』
フランソワ・ラバト:『スペインのオード(頌賦)』
ファン・ラマ:『ラ・リサ』
チック・コリア:『スペイン』
アネッテ・マイブルク(Fl), アンドレアス・フォン・ヴァンゲンハイム(G),
ブウォジミエシュ・グラ(Cb), アルベルト・アラルコン(カスタネット),
ファン・ラマ(フラメンコ・ギター),
ルイス・ジョレンテ(カホン, ティヤナ, パルマス),
ヘスス・ゴンザレス・ブリト(バンドーラ)
録音:2011年9月23-25日、マリエンミュンスター修道院 
[デジタル:セッション] 
民族音楽とクラシック音楽の融合を図ったシリーズ。今回はスペインを題材と
しています。斬新なバッハの無伴奏チェロのギター版で話題をさらったヴァン
ゲンハイムのギターを中心に、伝統楽器を組み合わせたフラメンコの組曲とし
てアルバムを構成しています。クラシック奏者と民族楽器奏者演奏の融合によ
り、エキサイティングな化学反応が生まれています。

61817292 ¥2080
《マスネ:ソロ・ピアノのための作品全集》
『マイアベーアの「プロエルメルのパルドン祭」による大幻想曲』
『10の風俗的小品Op.10』『アルルカンの物語』『7つの即興曲』
『トッカータ』『2つの即興曲』『楽興の時』
『聖母の御前で(ローマの田園の思い出)』『狂ったワルツ』
『非常にゆっくりしたワルツ』『ゆりかごを揺するための調べ』
『2つの小品』
シュテファン・イルマー(P)
録音:2011年6月21-23日、マリエンミュンスター修道院 
[デジタル:セッション]
「タイスの冥想曲」で有名なフランスのオペラ作曲家、マスネの珍しいピアノ
作品集です。彼のメロディストとしての資質以上に、ピアノのヴィルトゥオー
ゾ的な側面をうかがい知る上でも興味深い作品の録音です。クレメンティやロ
ッシーニのピアノ作品全集を仕上げてきたシュテファン・イルマーの繊細なタ
ッチと滑らかなフレージングの磨きぬかれたテクニックを余すところなく披露
され、洗練されたピアニズムによって見事に表現されています。

3387482 2枚組 ¥2950
【再発売】
アントニオ・カシミール・カルテッリエリ:
『オラトリオ「ユダヤの王ジョアス」(全曲)』
"カタリーナ・カンマーローアー(Ms: ジョアス),
トーマス・クヴァストホフ(Br:ジョイアーダ), ゲザ・ホッペ(Sp:ゼビア),
インゲボルク・ヘルツォーク(Sp:アタリア),
ヒューゴー・マレット(T:イシマエル), 他
ゲアノート・シュマルフス(指揮) 
デトモルト室内管弦楽団, ギュータースロー・バッハ合唱団
録音:1996年12月5-10日、デトモルト音楽大学 [デジタル:セッション]
カルテッリエリ(1772-1807)はグダニスクに生まれ、サリエリやアルブレヒツ
ベルガーに作曲を学びました。彼の友人でもあったベートーヴェンよりも当時
有名だった彼のオラトリオ「ユダヤの王ジョアス」は、イタリアの情熱を取り
入れた画期的な作品。復讐アリア、狂気のシーン、熱心な祈りなどが取り入れ
られ、絶賛を浴びました。この曲の初演日には、ベートーヴェンもヴィオラ奏
者として参加しています。彼の重要なこの作品を、現在デトモルト音楽大学の
教授のゲアノート・シュマルフスがイタリアの図書館にて自ら発見し、校訂し
演奏録音したのが当盤。しばらく生産中止となっていましたが、生誕240年を
記念して再発売となりました。

3083002 ¥2080
《ジャン・フランセ:室内楽作品集》
『八重奏曲(1972)』
『クラリネット五重奏曲(1977)』
『ディヴェルティシメント(1968)』
シャリス・アンサンブル
録音:1987年12月5-10日、ノルトキルヒェン宮殿オラニエンブルク・ザール 
[デジタル:セッション]
ル・マンの音楽一家に生まれ、早くから楽才を示したフランセ。パリ音楽院に
学び1933年に「ピアノ小協奏曲」が成功して以来、平明さの中に才気のほとば
しりを感じさせるディヴェルティメント風の軽妙でユーモアのある作品を次々
に発表してきました。新プラットフォームによって洗練された「クラリネット
五重奏曲」。純粋な楽しさを求めた「ディヴェルティシメント」。シューベル
トとのそれと同編成を使用し、技巧的なフレーズ満載の「八重奏曲」のフラン
セの常態である洒脱な感覚の音楽によって、彼ならではの世界を堪能させてく
れます。

61317312 18枚組 ¥4980
《ジョン・ケージ:ピアノ作品全集》
【Disc1-3】
[プリペアド・ピアノのための作品集1940-1952]
『バッカナール』『トーテム・アンセスター』『かくて大地は再び実を結ばん』
『プリミティヴ』『ホロコーストの名のもとに』『我々の春が来るだろう』
『部屋』『トスト・アズ・イット・イズ・アントラブルド』『危険な夜』
『ピンボケの源』『…の思い出せない記憶』『野生の大地』『3倍の歩調で』
『季節外れのヴァレンタイン』『瞑想への前奏曲』『不思議な冒険』
『孤島の娘たち』『マルセル・デュシャンのための音楽』
『2つのパストラール』『ソナタとインターリュード』
【Disc4-5】
『ピアノのための音楽第1-85番』『2台のピアノのための電子音楽』
『5台のピアノのための音楽』『4台のピアノのための音楽』
『3台のピアノのための音楽』『2台のピアノのための音楽』
【Disc6】
『易の音楽I-IV』
【Disc7-8】[小品集1950-1960]
『冬の音楽(ウィンター・ミュージック)』『水の音楽』『M.C.とD.T.のために』
『ポール・テイラーとアニタ・デンクスのために』『TVケルン』『待機』
『7つの俳句』『俳句』『ミュージック・ウォーク』『Solo for Piano』
『34'46.776』
【Disc9-10】[2台のピアノのための]
『音楽の本』『経験第1番』『____のための音楽』『Two2』『3つのダンス』
【Disc11-12】[小品集1960-1992]
『One2』『One』『エチュード・ボレアリス』『ザ・ビートルズ 1962-1970』
『ASLSP』『One5』
【Disc13】[小品集1933-1950]
『独白』『オフェーリア』『四季』『ピアノのための2つの小品』
『ジャズ練習曲』『メタモルフォシス(変容)』『クエスト』
『3つのやさしい小品』『部屋』『クレーテ』『父親』『2つの小品』
『アドリブ』『3倍の歩調で』
【Disc14】
『永遠のタンゴ』『ある風景の中で』『トイピアノのための組曲(ピアノ版)』
『チープ・イミテーション』『夢』『スポーツ:スウィングすること』
【Disc15-17】
『エチュード・オストラル』
【Disc18】
『幕の踊り(始まりのダンス)』『家具の音楽 エトセトラ』
『トイピアノのための組曲(トイ・ピアノ版)』『カルダーの作品』『Four3』
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー(P)
録音:1996-2001年、Furstliche Reitbahn Arolsen [デジタル:セッション]
シュテッフェン・シュライアーマッヒャーは、1960年ハレに生まれたピアニス
トで、ジョン・ケージをはじめ現代音楽のスペシャリストとして近年注目を集
めています。またアンサンブル・アヴァンギャルドを創設し、あまり演奏され
ることのなかった現代音楽も積極的に取り上げています。そのシュライアーマ
ッヒャーは作曲の分野にも非常に意欲的で、新作を次々に発表し続けています。
1996-2001年の間に録音したこのジョン・ケージの「ピアノのための作品全集」
は現在においても最も重要な全集であり、貴重な音源でもあります。その待望
の全集ボックス化でお届けします。完全初回のみの限定プレスとなります。




<ECM>
4764546 ¥2180
《シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品集》
『ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調D.934,Op.159』
『華麗なるロンド ロ短調D.895,Op.70』
『ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲(ソナタ)イ長調D.574,Op.162』
カロリン・ヴィトマン(Vn) アレクサンダー・ロンクィッヒ(P)
録音:2010年11月2-4日、ノイマルクト [デジタル:セッション]
シューベルトは、「ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ」を3曲書いていま
すが、それらとは比較にならない独創的な作品が収録されています。ソナタ形
式における展開部の書法等構成的だけでなく、両楽器のバランス、自在な和声、
美しい旋律、名技性も要求されます。ヴィトマンは「シューベルには、ためら
いの中に痛みと同じ強烈さで表現された美しさがあります。オーストリアの田
舎、そして天に手を伸ばすような幸福感。それらが超越して曲に込められてい
るのです」と語っているとおり、音色の変化によって色彩感豊かな自然なシュ
ーベルト像を描き出しています。

4764585 ¥2180
ベルク:『ピアノ・ソナタOp.1』
ヤナーチェク:『4つの小品「霧の中で」』
リスト:『ピアノ・ソナタ ロ短調』
デーネシュ・ヴァーリョン(P)
録音:2011年4月27-28日、
ルガーノ・スイス・イタリア語放送 [デジタル:セッション]
ベルクの作品は、シェーンベルク下で修業時代の末期を飾るにふさわしく、2
つの主題がテンポの違いによって対照化され、からみあってクライマックスを
なしており、濃厚な後期ロマン派的表情を醸し出しています。ヤナーチェクの
作品は、60歳を目の前にプラハの音楽界に認められず、ブルノで不安にさいな
まれていた時代のもので、全曲を通して表題のように暗い色調で、当時の作曲
者の精神状態を反映したものといわれています。ハンガリーのピアニスト、
デーネシュ・ヴァーリョンは「私はリストの音楽からのエコーをベルクとヤナ
ーチェクの作品の中に感じますが、リストの作品が持つ斬新さを、さらに後の
作曲家たちの作品にも見出すことができます」と語っているように、ベルクと
ヤナーチェクとカプリングする事によって、リスト作品の中に潜む斬新性を抉
り出しています。

4764662 ¥2180
グバイドゥーリナ:作品集
(1)『オルフェの竪琴』(クレーメルのために)
(2)『アッシジの聖フランチェスコによる太陽の賛歌』
(ロストロポーヴィチのために)
(1)ギドン・クレーメル(Vn), マルタ・サドラバ(Vc),
クレメラータ・バルティカ
(2)ニコラス・アルステッド(Vc), アンドレイ・プシュカレフ(Perc),
マリス・シルマイス(指揮)カメール合唱
録音:(1)2006年7月16日,(2)2010年7月10日、
ロッケンハウス音楽祭(デジタル:ライヴ)
「オルフェの竪琴」は2006年にクレーメルのために作曲され、クレーメルによ
って初演された作品です。「緻密な内部塑性」から始まる魂の音楽を感じさせ
る手法で作曲されており、豊饒な音と沈黙、そして演奏家自身にも独自の創造
性が要求される作品です。「太陽の賛歌」は、ロストロポーヴィチのために作
曲された作品で、ここに収録された演奏は「華麗なテクニックと美しい音の表
現。見事に個性が発揮された最高の演奏」と、グバイドゥーリナ自身が絶賛し
たものです。チェロのニコラス・アルステッドは、2012年からクレーメルより
ロッケンハウス音楽祭の音楽監督に就任します。

4764166 ¥2180
ブリテン:『無伴奏チェロ組曲第3番Op.87』
J・S・バッハ:『無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV.1012』
リゲティ:『無伴奏チェロ・ソナタ』
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
録音:2009年8月6-8日、
ルガーノ・スイス・イタリア語放送 [デジタル:セッション]
ペレーニの最新録音がECMから登場します。卓越した音色とボウイングによっ
て、これらの曲の進化を表現していきます。まず最初に、ロストロポーヴィチ
に献呈された「ブリテン:無伴奏チェロ組曲第3番」を雄弁な語り口で厳粛に歌
いあげます。もともと5弦チェロ用の「バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番」は、
通常の4弦チェロでは高い技巧を要しますが、それを全く感じさせない自然体
の演奏。単純な性格でない「リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ」ではペレーニ
の長年にわたるチェロ演奏の積み重ねが、滋味豊かな年輪を刻み、聴き手の心
に深く突き刺さります。

<Challenge Classics>
CC72534 ¥1880
J.S.バッハ:いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV659
ラゴ:Ciudades
ブラームス:交響曲第3番より第3楽章
マイケル・ナイマン:弦楽四重奏曲第2番から3つの楽章
モーツァルト:アダージョとフーガK.546
バーバー:弦楽のためのアダージョ
スウェーリンク:半音階的幻想曲
リヴィエール:グラーヴェとプレスト
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
マイケル・ナイマン:
"8 sketches in Hunan Accents"より3つの楽章
アムステル・サクソフォン四重奏団
オランダ発、若手アーティストによるサクソフォン四重奏団であるアムステル
・サクソフォン四重奏団は、その色彩豊かなアンサンブルに定評があり、ジャ
ンルを問わず、多彩なレパートリーを展開している注目株です。
「…コンセプトはシンプルです。演奏会の後、いつも何人かのお客様が我々に
話しかけに来て、あの作品の録音はないのか、この作品の録音はないのか、と
尋ねられるのです。我々は数年来この質問を何度も受けてきたので、我々とそ
してお客様が気に入っている作品をすべて一つのアルバムに詰め込んでしまお
うと。それ以外に収録曲を結びつけているのは、いずれも、我々のために、又
は我々自身が編曲や作曲した作品です。唯一の例外がリヴィエールによる作品
です。これは非常に一般的なサクソフォン四重奏曲なのですが、この作品に強
い関連性を感じたので、同じく『我々のもの』とすることにしました。
『アムステル・トラック』第1弾をリリースする前は、それほど強力なアイディ
アではないと思っていましたが、それは間違いでした。それは最もアムステル
・クァルテットらしい、よくできたものとなったのです。個人的な趣味や演奏
してきた作品との感情的なかかわりというコンセプトが、結果として、どんな
机上のコンセプトよりも強力なものとなったのです。ですから、今回のアムス
テル・トラック第2弾も、ファンの皆様の期待にお応えできればと願っていま
す。このCDは、我々の結成15周年を記念するものでもあります。」

CC72533(SACD-Hybrid) ¥2080
ベートーヴェン: 交響曲第9番「合唱」
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ネザーランド交響楽団(ヘット・オーステン管弦楽団)
アンマリー・クレメール(ソプラノ)
ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ(アルト)
マルセル・レイヤン(テノール)
ゲールト・スミッツ(バリトン)
コンセンサス・ヴォーカリス(合唱)
「いつもそのような素振りを見せるわけではなかったが、ベートーヴェンの理
想が“人類の平等”であったことは間違いない。だからこそ、シラーの詩が若
きベートーヴェンに強く訴えたのである。いずれにしても、自身が没頭し、且
つ強い一体感を感じるような理想を持つ人は、実際の日々の生活においては、
そのような理想に近づけないものである。ベートーヴェンが自身のために、そ
して人類のために大いなる理想を抱き、彼自身の人生においては、そうした理
想を完結できなかったという事実には、非常に人間的なものを感じる。しかし、
ベートーヴェンは自身の作品においてその理想を生かし、音楽に爆発的な革命
をもたらした。そのように無骨な人物の作品の中で、神々しい光がこんなにも
はっきりと見て取れるとは、なんと感動的なことであろう。ベートーヴェンは
常に人を魅了し続ける。ベートーヴェンを崇拝する人も、賞賛する人も、批判
的な人も、好きでない人も、仲間であろうが敵であろうが、ベートーヴェンが
音楽史上に果たした大きな役割を否定する人はいまい。今日、ベートーヴェン
の交響曲を―とりわけ、『第九』を―聴いて、それが傑作であると認める以外、
何ができようか。デ・フリエンドは、交響曲全曲を録音し終えた今、ベートー
ヴェンを完成したとは思っていない。この指揮者はこれらの交響曲について思
索し、楽譜を分析し、その時代の特徴をはっきりと見据えようとしている。そ
れは、継続し、深化し続ける道のりなのだ。…」(ライナーノートより)


CC72550(SACD-Hybrid) 6枚組 ¥5150
ベートーヴェン: 交響曲全集
Disc 1 交響曲第4番&第6番「田園」
Disc 2 交響曲第1番&第5番「運命」
Disc 3 交響曲第7番&第8番
Disc 4 交響曲第2番
Disc 5 交響曲第3番「英雄」
Disc 6 交響曲第9番「合唱」
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ネザーランド交響楽団(ヘット・オーステン管弦楽団)
<第九> 
アンマリー・クレメール(ソプラノ)
ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ(アルト)
マルセル・レイヤン(テノール)
ゲールト・スミッツ(バリトン)
コンセンサス・ヴォーカリス(合唱)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド&ネザーランド交響楽団
(ヘット・オーステン管弦楽団)は2008年にベートーヴェン全集の録音を開始。
欧州を中心としたヤン・ヴィレム・デ・フリエンドの指揮者としての名声の高
まりとともに、驚くべき音楽的集中をもってここに全集ボックスを完成させま
した。音楽学者としてもその名を知られるデ・フリエンドは、ベートーヴェン
の時代に関する膨大な知識と研究をこの全集に惜しみなく注ぎ、特に本全集第
2弾(交響曲第1番&第5番『運命』)と第3弾(第7番&第8番)は、ICMAの重要な審
査メンバーでもある国際的なクラシック音楽雑誌ピチカートにおいて、最上級
の評価を獲得。「史上最高のベートーヴェン録音の一つ」「世界的なレベル
で、ヤン・ヴィレム・デ・フリエンドはその斬新な音楽観の指揮者としてます
ます注目すべき存在である」等、絶賛されています。

CC72541(SACD-Hybrid) ¥2080
ヨハネス・オケゲム(1410-1497):
レクイエム(死者のためのミサ曲)
ピエール・ド・ラ・リュー(1452-1518):
レクイエム(死者のためのミサ曲)
カペラ・プラテンシス
ストラトン・ブル(音楽監督)
「チャレンジ・クラシックスからのリリース第三弾となる当盤で、カペラ・プ
ラテンシスは『死者のためのミサ曲』の原点を紐解きます。ヨハネス・オケゲ
ムとピエール・ド・ラ・リューによるレクイエムはまさに理想的なカップリン
グ。なぜなら、この2つの作品はフランドル楽派の優れた作曲家たちによる最初
の、ポリフォニー書法によるレクイエムだからです。ラ・リューは、自身より
年長の作曲家であるオケゲムからインスピレーションを受けているのは明らか
で、厳格ながら、豊かな音響をもたらすオケゲムのスタイルを反映しています。
両作品とも、同時代において賞賛の的であり、オケゲムは『この上なく優れた
完璧性』、そしてラ・リューは『史上最も和声的な音楽』と評されました。こ
の二人の作曲家は、あまりに深遠であるためにそれまでグレゴリア聖歌による
純度をあえて逸脱する作曲家がほとんどいなかった『死者のためのミサ曲』の
文言に対して、これまでにない豊かなインスピレーションを持って新たな音楽
の境地を切り開いたのは明らかです。この2つのレクイエムをカップリングす
ることで、カペラ・プラテンシスは西洋音楽史の偉大なる伝統の一つの端緒と
いうだけでなく、人生をともに旅してきた仲間の死を悼む慰めの言葉をこれほ
ど深く音楽へと変換した二つの作品を耳にする機会を提案しています。」
オランダを拠点とする声楽アンサンブル、カペラ・プランテンシスは、ジョス
カン・デ・プレなど15-16世紀のポリフォニー作曲家の作品を特に専門にして
おり、精巧な知識と、学術的な研究に基づいた独創的な解釈とに裏打ちされた
演奏は、欧米を中心に高い評価を得ています。

<TOWER RECORDS>
●Tower Records Original VINTAGE COLLECTION Vol.13
PROC 1146 6枚組 ¥4800
ベートーヴェン:交響曲全集
ラファエル・クーベリック指揮、
ロンドン交響楽団、パリ管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、ボストン交響楽団、
バイエルン放送交響楽団 ※第7番は2種類収録

PROC 1152 ¥1000
ショスタコーヴィチ:交響曲第12番「1917年」
オハン・ドゥリアン指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ステパン・ラージンの処刑 
ヘルベルト・ケーゲル指揮、ライプツィヒ放送交響楽団、他

PROC 1153 ¥1000
ラフマニノフ:交響曲第2番
セミヨン・ビシュコフ指揮、パリ管弦楽団

PROC 1154 ¥1000
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
ワレリー・ゲルギエフ指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

PROC 1155 ¥1000
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
モーツァルト:ピアノと管弦楽のためのコンサート・ロンドK.382、K.386
アニー・フィッシャー(pf)
フェレンツ・フリッチャイ指揮、バイエルン国立管弦楽団

PROC 1156 2枚組 ¥1500
ハイドン:太陽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第31番-第36番
ケッケルト弦楽四重奏団

PROC 1158 ¥1000
ブラームス:チェロソナタ第1番、第2番
ルートヴィヒ・ヘルシャー(Vc)
イェルク・デームス(pf)

PROC 1159 5枚組 ¥4800
ダウランド:リュート歌曲集第1巻-第3巻、巡礼の慰め
コンソート・オブ・ミュージック

PROC 1164 ¥1000
ナポリのブロックフレーテ協奏曲集
マンチーニ:ソナタ第19番、第6番/サッリ:協奏曲第11番
バルベッラ:ソナタ第3番/ヴァレンタイン:協奏曲第2番
ムジカ・アンティクァ・ケルン

PROC 1165 ¥1000
ヘンデル:シバの女王の入城
ガブリエリ:第9旋法による12声のためのカンツォーナ
シャイト:コルネット・カンツォーナ
パーセル:「アブデラザール」からの組曲
ディ・ラッソ:その者に祝福あれ(2声から12声のための)
ヘンデル:シバの女王の入城
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番BWV.1048
ヘンツェ:8本の金管楽器のためのソナタ
ジーベルト:金管楽器のロンドー
ベルリン・ブラス・アンサンブル




<WARNER CLASSICS>
WARNER 2564 663052 3枚組 ¥3500
ラモー:歌劇「イポリートとアリシ」
ウィリアム・クリスティ指揮、レザール・フロリサン、他
マーク・パドモア(Ten)アンナ=マリア・パンザレッラ(Sop)
ロレイン・ハント・リーバーソン(MSop)ローラン・ナウリ(Br)
エイリアン・ジェイムズ(MSop)

WARNER 2564 663057 3枚組 ¥3500
シャルパンティエ:歌劇「メデ」
ウィリアム・クリスティ指揮、レザール・フロリサン、他
レイン・ハント・リーバーソン(MSop)マーク・パドモア(Ten)
ベルナール・デレトレ(Bs)モニク・ザネッティ(Sop)
ジャン=マルク・サルツマン(Br)

WARNER 2564 672076 6枚組 ¥4850
セルゲイ・ナカリャコフ(Trp)
トランペットと管弦楽のための作品集
Disc. 1
ジョリヴェ:トランペットとピアノと弦楽のためのコンチェルティーノ
アレクサンドル・マルコビッチ(pf)
トマジ:トランペットとオーケストラのための協奏曲
フンメル:トランペット協奏曲変ホ長調
ハイドントランペット協奏曲変ホ長調Hob.Vlle:1
ヘスス・ロペス=コボス指揮: ローザンヌ室内管弦楽団
Disc. 2
ヴィヴァルディ:
オーボエとヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲RV.548[トランペット版]
テレマン:2つのオーボエとトランペットのため協奏曲ニ長調
ネルーダ:ホルンと弦楽と通奏低音のための協奏曲変ホ長調[トランペット版]
マルチェッロ:
オーボエとヴァイオリンと弦楽のための協奏曲ハ短調[トランペット版]
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調より「アニュス・デイ」
[フリューゲルホルンのための編曲版]
テレマン:オーボエと弦楽と通奏低音のための協奏曲ヘ短調[トランペット版]
ヒュー・ウルフ指揮、セント・ポール室内管弦楽団
Disc. 3
ハイドン(ナカリャコフ編):チェロ協奏曲第1番ハ長調
[フリューゲルホルンのための編曲版]
ホフマイスター(ナカリャコフ編):ヴィオラ協奏曲ニ長調
[トランペットのための編曲版]
メンデルスゾーン(ナカリャコフ編):
ヴァイオリン協奏曲ニ短調[トランペットのための編曲版]
イェルク・フェーバー指揮、ヴュルテンベルク室内管弦楽団
Disc. 4
サン=サーンス(ナカリャコフ編):
序奏とロンド・カプリチオーソOp.28[トランペットのための編曲版]
チャイコフスキー(ナカリャコフ編):
アンダンテ・カンタービレOp.11[フリューゲルホルンのための編曲版]
チャイコフスキー(ナカリャコフ編):
ロココ主題による変奏曲Op.33[フリューゲルホルンのための編曲版]
ブルッフ(ナカリャコフ編):カンツォーネOp.55
[フリューゲルホルンのための編曲版]
マスネ(ナカリャコフ編):タイスの瞑想曲
ガーシュウィン(チモフェイ・ドクシツェル編):ラプソディ・イン・ブルー
ウラディーミル・アシュケナージ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
Disc. 5
アルチュニアン:トランペット協奏曲
ヴァインベルク:トランペット協奏曲Op.94
グリエール(ナカリャコフ編):ホルン協奏曲Op.91
[フリューゲルホルンのための編曲版]
アンドレイ・ボレイコ指揮、イエナ・フィルハーモニー管弦楽団
Disc. 6
フンメル(ナカリャコフ編):ファゴット協奏曲ヘ長調
[トランペットのための編曲版]
モーツァルト(ナカリャコフ編):ファゴット協奏曲K.191
[トランペットのための編曲版]
ウェーバー(ナカリャコフ編):
ファゴット協奏曲ヘ長調Op.75[トランペットのための編曲版]
サン=サーンス(ナカリャコフ編):
チェロ協奏曲第1番Op.33[フリューゲルホルンのための編曲版]
サウルス・ソンデスキス指揮、リトアニア室内管弦楽団

WARNER 2564 672094 3枚組 ¥2450
セルゲイ・ナカリャコフ(Trp)
トランペットとピアノのための作品集
Disc. 1
ガーシュウィン(ドクシツェル編)ラプソディ・イン・ブルー
アレンスキー:コンサート・ワルツ
アルバン:ヴェネツィアの謝肉祭による変奏曲
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
バーンスタイン:ブラスのための5つの小品より「ロンド・フォー・リフィー」
グラズノフ:アルバムブラット
シュトルテ:ブルレスケ
ハルトマン(ホックス編):アーバックルニャン・ポルカ
フィビヒ:詩曲
R.コルサコフ:熊蜂の飛行
ディニーク:ホラ・スタッカート
グリエール:ワルツOp.48-2
リュエフ:トランペット・ソナチネ
アレクサンドル・マルコヴィチ(pf)
Disc. 2
ビゼー(マルコヴィチ編):カルメン幻想曲
ブラント:コンサート・ピース第2番
アルバン(マルコヴィチ編):チロルの歌変奏曲
ファリャ(マルコヴィチ編):スペイン舞曲
サン=サーンス(ナカリャコフ編):白鳥
アルバン(マルコヴィチ編):ノルマの主題による変奏曲
パガニーニ(ナカリャコフ編):カプリース第17番
チャイコフスキー(ナカリャコフ編):ヴァルス=スケルツォOp.34
フォーレ(ナカリャコフ編):夢のあとに
サラサーテ(ドクシツェル編)ツィゴイネルワイゼン
パガニーニ(ナカリャコフ編):常動曲
アレクサンドル・マルコヴィチ(pf)
Disc. 3
シューマン:献呈Op.25-1
シューベルト:白鳥の歌より「セレナーデ」
ラフマニノフ:ここは素晴らしい場所Op.21-7
ラフマニノフ:いやお願いだ行かないでOp.4-1
リスト:おお 私が眠るとき
ラヴェル:ハバネラ
グリエール:優しさのほとばしりのなかでOp.6-3
ラフマニノフ:そんなに昔だろうか友よOp.4-6
ブラームス:調べのように私を通り抜けるOp.105-1
グリエール:おお もしも私の悲しみがOp.28-3
R.コルサコフ:高嶺に吹く風もなくOp.43-2
マスネ:エレジー
チャイコフスキー:昼の輝きが満ち 夜の静けさが広がってもOp.47-6
シャポーリン:哀願
ブラームス:サッフォー風頌歌Op.94-4
ラフマニノフ:おお 悲しまないでOp.14-8
ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34-14
ウォルフ:イリス
ラヴェル:カディッシュ
マスカーニ:アヴェ・マリア
レオンカヴァッロ:マッティナータ
エルネスト・デ・クルティス:私のことを忘れないで
ガーシュウィン:ポーギーとベスより「ベスよ おまえは俺のもの」
ヴェラ・ナカリャコフ(pf)




<CD ACCORD>
ACD171 ¥1750
ニコライ・ホジャイノフ ピアノ・リサイタル
1.ショパン(1810-1849):夜想曲 ロ長調 Op.9-3
2.ショパン:ボレロ イ短調 Op.19
3-6.ショパン:ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.35
7.リスト(1811-1886):巡礼の年第2年より「ダンテを読んで」ソナタ風幻想曲
8.リスト:モーツァルトの「フィガロの結婚」による幻想曲
ニコライ・ホジャイノフ(ピアノ)
4月に1回だけ東京でコンサートを開催するという天才ホジャイノフ。彼は
2010年のショパン国際ピアノコンクールに最年少で参加。第1次予選から、
一際光る演奏を披露したことで話題となり、惜しくも優勝は逃したものの、
それが却って話題となったという逸材です。このデビューアルバムでは、
ショパンと、彼の友人であったリストの作品を中心に選曲されているもので、
これを聴けばホジャイノフの目指すものが少しだけ見えてくるのではないで
しょうか?ショパンの3作品はコンクールでの演奏曲目であり、彼にとって
も最も大切なレパートリーでもあります。ボーイッシュでスタイリッシュな
ルックス。ロシアのピアノ・スクールの伝統に則りながらも、独自性を見せ
る解釈。そして時折ユーモラスなタッチを交えた明朗な音色。彼の将来には
輝かしい未来が待ち受けていること間違いなしです。

ACD170 ¥1750
ミカエル・カロル・シマノフスキ ピアノ・リサイタル
1.パデレフスキ(1860-1941):メヌエット ト長調 Op.14-1
2.パデレフスキ:伝説 変イ長調 Op.16-1
3.パデレフスキ:マズルカ 変イ長調 Op.9-3
4.ショパン(1810-1849):夜想曲 第8番 変ニ長調 Op.27-2
5.ショパン:バラード 第2番 ヘ長調 Op.38
6.ショパン:マズルカ第1番 嬰ヘ短調 Op.6 No.1
7.ショパン:マズルカ第2番 嬰ハ短調 Op.6 No.2
8.ショパン:マズルカ第3番 ホ長調 Op.6 No.3
9.ショパン:マズルカ第4番 変ホ短調 Op.6 No.4
10.ショパン:マズルカ第9番 ハ長調 Op.7 No.5
11.ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49
12.シマノフスキ(1882-1938):練習曲 ロ短調 Op.4-3
13-25.シマノフスキ:変奏曲 変ロ短調 Op.3
ミハウ・カロル・シマノフスキ(ピアノ)
録音 2011年5月15.16.19日
ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール
1988年、ポーランドのビドゴシチで生まれたミカエル・カロル・シマノフス
キ。彼は2010年のパデレフスキ国際ピアノコンクールで第3位を獲得し、注目
を浴びました。彼の演奏はテクニックはもちろんのこと、その卓越した音楽
性が高く評価され、またポーランド出身ということもあり、パデレフスキの
解釈については文句なしであることは想像の通りです。彼はコンクールにお
いては、本選でプロコフィエフ、第2次でザレンプスキなどを選択していて、
レパートリー的にも確固たるものを持っているのですが、このアルバムでは、
パデレフスキ、ショパン、シマノフスキという、ある意味「定番曲」で勝負
をかけてきました。ショパンでのマズルカのリズムの処理や、幻想曲での噴
出するパッションなど、聴くべきところの多い演奏は、確かに溜息ものであ
り、こちらも「これからの輝かしい未来」に大いなる期待が持てそうな逸材
と言えそうです。




<Piano classics>
PCLD 0026 2枚組 ¥1780
リスト:
巡礼の年第1年「スイス」、第2年「イタリア」
エンリコ・パーチェ(pf)
録音:2011年8月29日-31日録音
1967年イタリアのリミニに生まれ。指揮や作曲も学んだ。87年ストレーザの
国際ヤマハ・コンクールで優勝、第2回国際フランツ・リスト・ピアノ・コン
クールで優勝などのコンクール歴を持つ。ソリストとして主要なオーケスト
ラ、多くの著名な指揮者とも共演を重ねているが室内楽の演奏にも力をいれ
る。レイフ・オヴェ・アンスネスの主催するノルウェーのリゾール室内楽音
楽祭にも2度招かれている。またフランク・ペーター・ツィンマ-マンとパー
トナーを組み、世界各地で演奏して活躍の場を広げている。

PCL 0027 ¥1050
ベートーヴェン:
ピアノソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
ピアノソナタ第3番Op.2-3、アレグレットWoO.61、やや生き生きとWoO.60、
6つのエコセーズWoO.83
ゲオルグ・フリードリヒ・シェンク(pf)
録音:2000年3月13日-16日 さいたま芸術劇場
ドイツ・アーヘンに生まれ。C.アラウ、A.ワッツに師事。「魅力的なピアノ
技法を音楽の真実に結びつけた」とワッツが称賛するピアニスト。「創造的
な解釈とテクニック」を持ち合わせた優秀な教師としても高い評価を得てい
る。またベートーヴェンとブラームスのソナタを全曲録音している。難曲ハ
ンマークラヴィーアではベートーヴェンのつけたテンポで見事に演奏してい
る。

PCLM 0028 5枚組 ¥2450
ショスタコーヴィチ:ピアノ曲全集
5つの前奏曲Op.2、3つの幻想的な舞曲Op.5、格言集Op.13、24の前奏曲Op.34、
ピアノのための7つの小品「人形の踊り」、ピアノソナタ第1番Op.12、
第2番Op.61、3つの小品、こどもの音楽帳Op.69、ムルズィルカ、
グリンカの主題による変奏曲、24の前奏曲とフーガOp.87
ボリス・ペトルシャンスキー(pf)
録音:1992年-2006年 Licensed from Stradivarius, Italy
ボリス・ペトルシャンスキーはハインリヒ・ノイハウスに師事したロシアの
ピアニスト。ショスタコーヴィチが厳しい社会的環境の中で作曲した多くの
作品を独自で創造的な演奏を行い大きな反響を得た録音。今はイタリアの有
名なイモラ・ピアノ音楽院で指導しながら世界の著名な演奏家との共演も多
く行っている。




<Brilliant Classics>
BRL 9249 35枚組 ¥7850
リヒャルト・シュトラウス:作品集
Disc. 1
交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.30
交響詩「死と変容」Op.24、「ばらの騎士」ワルツ
ルドルフ・ケンペ指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
Disc. 2
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28
交響詩「ドン・ファン」Op.20
交響詩「英雄の生涯」Op.40
ルドルフ・ケンペ指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
Disc. 3
メタモルフォーゼン
アルプス交響曲Op.64
ルドルフ・ケンペ指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
Disc. 4
交響詩「ドン・キホーテ」Op.35
クープランのクラヴサン曲による舞踏組曲
ポール・トルトゥリエ(Vc)マックス・ロスタル(Vla)
ルドルフ・ケンペ指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
Disc. 5
交響的幻想曲「イタリアから」Op.16
交響詩「マクベス」Op.23
ルドルフ・ケンペ指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
Disc. 6
楽劇「サロメ」より7つのヴェールの踊り
組曲「町人貴族」Op.60
バレエ「泡立ちクリーム」Op.70よりワルツ
バレエ「ヨゼフの物語」Op.63 交響的断章
ルドルフ・ケンペ指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
Disc. 7
ヴァイオリン協奏曲Op.8
家庭交響曲Op.53
ウルフ・ヘルシャー(Vln)
ルドルフ・ケンペ指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
Disc. 8
ホルン協奏曲第1番、第2番
オーボエ協奏曲
二重コンチェルティーノ
ペーター・ダム(Hrn)マンフレート・クレメント(Obe)
マンフレート・ヴァイス(Cla)ヴォルフガング・リープシャー(Fgt)
ルドルフ・ケンペ指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
Disc. 9
ブルレスケ ニ短調
マルコム・フレイジャー(pf)
ルドルフ・ケンペ指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
家庭交響曲余録Op.73、パンアテネの行列Op.74
ペーター・レーゼル(pf)
ルドルフ・ケンペ指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
Disc. 10
ヴァイオリン協奏曲Op.8(ピアノ伴奏版)
アレグレットAV.149、ダフネ練習曲AV.141
ヴァイオリンソナタOp.18
エルネ・シェベスティエン(Vln)ヴォルフガング・サヴァリッシュ(pf)
Disc. 11
チェロソナタOp.6、ロマンスAV.75
ペーター・ウェプケ(Vc)ヴォルフガング・サヴァリッシュ(pf)
「Das Dirndl is harb auf mi」による変奏曲
ウィーン弦楽三重奏団
弦楽四重奏楽章AV.211、弦楽四重奏曲Op.2
ジンホッファー弦楽四重奏団
Disc. 12
カプリッチョ組曲
ピアノ三重奏曲第1番、第2番
ロマンスAV.61、AV.75
ホルンとピアノのための序奏と主題と変奏AV.52
アンナ・カンディンスカヤ(Vln)セバスチャン・ヘス(Vc)
カール=ハインツ・シュテフェンス(Cla)ウェン=シン・ヤン(Vc)
ヨハネス・リツコフスキー(Hrn)ヴォルフガング・サヴァリッシュ(pf)
Disc. 13
セレナードAV.168、祝典行進曲AV.178
2つの小品AV.182
ピアノ四重奏曲Op.13
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(pf)ジンホッファー弦楽四重奏団のメンバー
Disc. 14
ホルン協奏曲第1番(ピアノ伴奏版)、第2番(2台ピアノ伴奏版)、
ホルンのためのアンダンテAV.86a
セレナードOp.7(ピアノ版)
4手のためのフーガAV.81/177、ガボットAV.57
ヨハネス・リツコフスキー(Hrn)ヴォルフガング・サヴァリッシュ(pf)
バートン・ウェーバー(pf)ギッティ・ピルナー(pf)
Disc. 15
吹奏楽器のための組曲Op.4(四手ピアノ版)
交響的幻想曲「イタリアから」Op.16(四手ピアノ版)
ベゴニア=ウリアルテ・ムロンゴヴィウス、
カール=ヘルマン・ムロンゴヴィウス(pf)
Disc. 16
交響曲第2番(四手ピアノ版)
セレナードOp.7(四手ピアノ版)
国王の猟騎兵連隊の分列行進曲AV.97
騎兵のための分列行進曲AV.98
ブランデンブルク行進曲AV.99
国王行進曲AV.100
ベゴニア=ウリアルテ・ムロンゴヴィウス、
カール=ヘルマン・ムロンゴヴィウス(pf)ギッティ・ピルナー(pf)
Disc. 17
5つのピアノ小品Op.3、情緒のある風景Op.9
ピアノソナタOp.5
ギッティ・ピルナー(pf)
Disc. 18
メロドラマ「海辺の城」AV.92
2つのハーモニウムのための婚礼前奏曲AV.108
イノック・アーデンOp.38
ベゴニア=ウリアルテ・ムロンゴヴィウス、
カール=ヘルマン・ムロンゴヴィウス(pf)エリザベト・ヴォスカ(ナレーター)
Disc. 19
吟唱歌人タイユフェOp.52
さすらい人の嵐の歌Op.14
1日のうつろいOp.76
ミシェル・プラッソン指揮、
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、
エルンスト・ゼンフ・ベルリン男声合唱団、他
Disc. 20-Disc. 22
楽劇「ばらの騎士」
エリーザベト・シュヴァルツコップ(Sop)オットー・エデルマン(Bs)
クリスタ・ルートヴィヒ(MSop)エベルハルト・ヴェヒター(Br)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、フィルハーモニア管弦楽団、他
Disc. 23-Disc. 24
楽劇「エレクトラ」
アレッサンドラ・マーク(Sop)デボラ・ヴォイト(Sop)
ハンナ・シュヴァルツ(MSop)ジークフリート・イェルザレム(Ten)
サミュエル・レイミー(Bs)
ジュゼッペ・シノーポリ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、他
Disc. 25-Disc. 26
歌劇「サロメ」
ギネス・ジョーンズ(Sop)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
リチャード・キャシリー(Ten)ミニョン・ダン(MSop)
ヴィエスワフ・オフマン(Ten)
カール・ベーム指揮、ハンブルク国立歌劇場管弦楽団、他
Disc. 27-Disc. 28
歌劇「ナクソス島のアリアドネ」
デボラ・ヴォイト(Sop)アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(MSop)
ナタリー・デセイ(Sop)ベン・ヘップナー(Ten)
指揮:ジュセッペ・シノーポリ、シュターツカペレ・ドレスデン、他
Disc. 29-Disc. 31
歌劇「影のない女」
ジェス・トーマス(Ten)イングリート・ビョーナー(Sop)
マルタ・メードル(MSop)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
インゲ・ボルク(Sop)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮、バイエルン国立歌劇場管弦楽団、他
Disc. 32
歌劇「平和の日」
アルベルト・ドーメン(Bs)デボラ・ヴォイト(Sop)
アルフレート・ライター(Bs)ヨハン・ボータ(Ten)アッティラ・ユン(Bs)
ジョン・ウィラーズ(Ten)
ジュゼッペ・シノーポリ指揮、シュターツカペレ・ドレスデン、他
Disc. 33
歌曲集
8つの歌Op.10より「献呈」「何も」「ダリア」「口の堅い者たち」「万霊節」
帰郷Op.15-5
素朴な歌Op.21より「あなたは私の心の王冠」
「ああ恋人よ、ぼくは今お別れしなければならない」
乙女の花Op.22
2つの歌Op.26より「ああ、あなたが私のものなら」
4つの歌Op.27より「あした」
3つの歌Op.29より「たそがれの中の夢」
5つの歌Op.32より「ぼくは愛を持ち歩く」
5つの歌Op.39より「解き放たれて」
6つの歌Op.56より「みつけたもの」
商人の鑑Op.66より「あるとき牡山羊が使者になり」
「おお芸術家たちよ気を付けよ」「昔一匹の毛虱が」「商人とその元締めは」
3つのオフィーリアの歌Op.67
さすらい人の心のやすらぎ
白井光子(MSop)ハルトムート・ヘル(pf)
Disc. 34
帰郷Op.15-5
あなたの瞳が私の瞳を見つめてからOp.17-1
素朴な歌Op.21
満ち足りた幸せOp.37-1、あなたを愛するOp.37-2
黄金色あふれる中をOp.49-2
ぼくは愛を持ち歩くOp.32-1、あこがれOp.32-2
ひどいあらしの日Op.69-5
ベルヴェデーレ上宮からの眺めOp.88-2
いったい少女よ何の役に立つというのかOp.19-1、
ぼくの頭の上に広げてくれよ おまえの黒い髪をOp.19-2
バラのリボンOp.36-1
冬の愛Op.48-5
憩えわが魂よOp.27-1、ツェツィーリエにOp.27-2、ひそやかない誘いOp.27-3
献呈Op.10-1、夜Op.10-3
黄昏の中の夢Op.29-1
わが子にOp.37-3
子守歌Op.41-1
すてきな幻Op.48-1
アントン・デルモータ(Ten)ヒルデ・コネツニ(Sop)アルフレート・ペル(Br)
マリア・ライニンク(Sop)リヒャルト・シュトラウス(pf)
録音 1942年、1943年 デジタル・リマスタリング
Disc. 35
管弦楽伴奏による歌曲集
献呈Op.10-1、夜Op.10-3、あしたOp.27-4、解き放たれてOp.39-4
子守歌Op.41-1、すてきな幻Op.48-1、森のしあわせOp.49-1
聖なる三人の王Op.56-6
4つの最後の歌
シャルロット・マルジョーノ(Sop)
エド・デ・ワールト指揮、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
※ブックレットはCD-ROM(英語)で封入されています。
※一部収録曲の順番が入れ替わる場合があります。ご了承ください。

BRL 9250 ¥540
レバイ:四重奏曲集
ギター、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲ニ短調、
ギター、フルート、ヴィオラとチェロのための四重奏曲イ短調
ゴンザロ・ノクエ(Guitar)アリシア・フェルナンデス=クエバ(Flu)
ラウル・ガリンド(Vln)ペドロ・ミシェル・トーレス(Vla)
ヤコボ・ヴィラルバ(Vc)

BRL 94293 ¥540
ヘスラー:ハープシコード曲集
ファンタジア ハ短調、イ長調、ニ長調、ハ長調、ホ短調、ソナタ ニ長調、
イ長調、ニ短調、イ短調、ロンド ハ長調、
Der Demoisel Scherniss in Erfurth zugeeignet
ミケーレ・ベヌッツィ(ハープシコード)

BRL 94302 ¥540
Adios mi amor
ビウエラ二重奏曲集
ゲレーロ、モレイユ、ムダーラ、ヴィクトリア、ダルツァ、ナルバレス、
モラレス、ロペス、バルデラバノ、他の作曲家の作品より
デリティエ・ムジケ
ビウエラはルネサンス期のイベリア半島、イタリアの一部と中南米で用いら
れた弦楽器です。いくつか種類があるのですが、ギターに類似した形状で6
コースの複弦を持つ撥弦楽器が特に一般的です。

BRL 94304 ¥540
アーベル:フルートと弦楽のための作品集
フルート協奏曲第5番、第2番、ソナタ第1番、第2番、
トリオソナタ第1番Op.3、交響曲第1番
ノルディック・アフェクト

BRL 94305 ¥540
ジュリアーニ:ハープソナタ集
ソナタ第1番-第12番
リセッタ・ロッシ(Harp)

BRL 94306 ¥540
フランチェスコ・マリア・ツッカリ(1694-1788):チェロソナタ集
ソナタ第1番-第4番、第6番、第8番
レナート・クリスクオロ(Vc)
Mvsica Perdvta

BRL 94307 7枚組 ¥3580
チャイコフスキー:交響曲全集
ヴァリアスアーティスツ
交響曲第1番「冬の日の幻想」、第3番「ポーランド」、
幻想序曲「ハムレット」 
ウラジミール・フェドセーエフ指揮、
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
序曲「1812年」 
アレクサンダー・ギブソン指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
交響曲第2番「小ロシア」、幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
ユーリ・シモノフ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
交響曲第4番-第6番「悲愴」、スラヴ行進曲、イタリア奇想曲、序曲「嵐」
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、ロンドン交響楽団
交響曲「マンフレッド」
ユーリ・シモノフ指揮、ロンドン交響楽団
幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ユーリ・テミルカーノフ指揮、キーロフ劇場管弦楽団

BRL 94308 2枚組 ¥1080
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲全集
ミューズと詩人たちOp.132、ヴァルス=カプリス、ロマンスOp.48、Op.37、
ハバネラOp.83、演奏会用小品Op.62、序奏とロンド・カプリチオーソOp.28、
アンダルシア奇想曲Op.122、オラトリオ「ノアの洪水」Op.45より前奏曲
ウルフ・ヘルシャー(Vln)
ピエール・デルヴォー指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団

BRL 94312 4枚組 ¥2050
ブクステフーデ:ハープシコード曲全集
アリア「ロフィリス」BuxVW.248、組曲BuxVW.226-244、クーラントAnh.6、
コラール「わが愛する神に」BuxWV.179、カンツォーナ ハ長調BuxWV.166、
アリア「モレ・パラティーノ」BuxVW.247、組曲イ短調BuxVW deest、
前奏曲ト短調BuxWV.163、アリアBuxVW.246、アリアBuxVW.249、
カンツォネッタ ニ短調BuxWV.168、トッカータ ト長調BuxWV.165、
クーラント・シンプルBuxVW.245、ラ・カプリツィオーザBuxVW.250
シモン・ステラ(ハープシコード)

<ARCHIPEL>
ARPCD0475 ¥880
ドニゼッティ:「レクイエム」 1961年
レイラ・ジェンチェル(ソプラノ)
ミルナ・ペチーレ(メゾ・ソプラノ)
アルマンド・モレッティ(テノール)
アレッサンドロ・カッシス(バス) 
ジャンナドレア・ガヴァッツェーニ指揮
ミラノRAI交響楽団、合唱団
1961年3月26日 ミラノでのライヴ録音
ベルリーニの死を悼んで出版社から依頼され作曲が開始されたこの「レクイエ
ム」は、予定していた演奏会の中止によって「サンクトゥス」「ベネディク
トゥス」「アニュス・デイ」が書かれず未完成のまま、出版される事も無くド
ニゼッティの死後20年を過ぎるまで演奏されませんでした。
現在も、演奏される機会が多い訳では無い、この劇的で大きなスケールを持つ
曲をジェンチェル他の強力な独唱陣とカヴァッツェーニの情熱的な演奏で、
お楽しみください。音質は良好です。

ARPCD0478 3枚組 ¥2350
スカルラッティ:歌劇「グリゼルダ」
ピエール・モレ(グアルティエーロ)
ミレッラ・フレーニ(グリゼルダ)
エウジェーニア・ラッティ(コスタンツァ)
ハインツ・レーフス(オットーネ)
ペーター・ヴィトシュ(コッラード)
エルンスト・ヘフリガー(ロベルト)
ブルーノ・マデルナ指揮
北ドイツ放送ハノーバー管弦楽団、ハノーバー・ゾリステンフェライン
1960年9月27日 ハノーバーでのセッション放送録音(ステレオ録音)
※ARKADIAレーベル他から発売あり。
発売当初から名演奏として注目を浴びたアルバム、待望の復刻です。
マデルナの指揮による透明感のある鋭い演奏。
音質はとても良いです。




<WALHALL>
WLCD0341 3枚組 ¥2780
R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」
レジーヌ・クレスパン(元帥夫人)
クルト・ベーメ(オックス)
ケルスティン・マイヤー(オクタヴィアン)
アンネリーゼ・ローテンベルガー(ゾフィー)
フリッツ・ヴンダーリヒ(歌手)
ハインツ・ヴァルベルク指揮
コロン劇場管弦楽団、合唱団
1961年10月8日 ブエノス・アイレスでのライヴ録音
音質は全体的に良いのですが、ところどころ音量が下がるなど不安定になる等、
ライヴ特有の傷が聴かれますこと、ご注意下さい。

WLCD0344 3枚組 ¥2780
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
カール・リーブル(トリスタン)
ジェローム・ハインズ(マルケ王)
ビルギット・ニルソン(イゾルデ)
アイリーン・デイリス(ブランゲーネ)
ウォルター・キャッセル(クルヴェナール)
カルヴィン・マーシュ(メロート)
ヨーゼフ・ローゼンシュトック指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1961年3月18日 ニューヨークでのライヴ録音
日本人に馴染みが深いながらも、残された録音の少ないローゼンシュトックに
よる貴重な演奏です。奇をてらうこと無く、一音一音悠然と且つ雄弁に音を操
り圧倒的な感動を生み出します。歌手陣も好調。名演奏です。

WLCD0350 2枚組 ¥1750
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」
ジョーン・サザーランド(ルチア)
リチャード・タッカー(エドガルド・ディ・レーヴェンスウッド)
フランク・グァレーラ(エンリコ・アシュトン)
ニコラ・モスコーナ(ライモンド)
シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1961年12月9日 ニューヨークでのライヴ録音
※以前、旧MYTOレーベル 他から発売あり。
とても良い音質です。



<MYTO HISTRICAL>
MYTO 295 2枚組 ¥1750
R.シュトラウス:歌劇「無口な女」
クルト・ベーメ(モロズス卿)
ルズェーナ・ホラコヴァ(女中)
ハインツ・フリードリヒ(理髪師)
フリッツ・ヴンダーリヒ(ヘンリー)
インゲボルク・ハルシュタイン(アミンタ)
レナーテ・ホルム(イゾッタ)
ノエミ・ソーサ(カルロッタ)
ハインツ・ヴァルベルク指揮
コロン劇場管弦楽団、合唱団
1961年9月22日 ブエノス・アイレスでのライヴ録音
キャストを紹介するナレーションから始まる放送用音源で音質はとても良い
です。

MYTO 298 2枚組 ¥1750
ベルリーニ:歌劇「清教徒」
レイラ・ジェンチェル(エルヴィラ)
ジャンニ・ライモンディ(アルトゥーロ・ラ・タルボ)
マヌエル・アウセンシ(リッカルド・フォルト)
フェルッチョ・マッツォーリ(ジョルジョ)
アルジェオ・クァドリ指揮
コロン劇場管弦楽団、合唱団
1961年6月30日 ブエノス・アイレスでのライヴ録音
※以前、旧MYTOレーベル 他から発売あり。
音質は良いです。

MYTO 301 2枚組 ¥1750
R.シュトラウス:歌劇「サロメ」(イタリア語)
リリー・ジャネル(サロメ)
ティト・ゴッビ(ヨカナーン)
フィオレンツォ・タッソ(ヘロデ)
マリア・ベネデッティ(ヘロディアス)
ニーノ・サンツォーニョ指揮
トリノRAI交響楽団、合唱団
1952年10月4日 トリノでのライヴ録音
※音質は残念ながら、あまり良くありません。ところどころで歪みや傷が
聴かれます事、ご注意下さい。
演奏は艶かしく怪しげでリリー・ジャネル(サロメ)の熱演など聴き応え十分。




<CARUS>
83.228 ¥2380
ユスティン・ハインリヒ・クネヒト:大交響曲(自然の音楽的描写) 
(1)大交響曲(自然の音楽的描写)
Le Portrait musical de la Nature ou Grande Symphonie
(2)3つのアリア Der Schulz im Dorfe oder Der verliebte Herr Doctor
(3)序曲
(4)アリア Bravour-Aria
以上、世界初録音!
(5)歌劇:「アイオロスの竪琴」から序曲
サラ・ウェゲナー(ソプラノ)
フリーダー・ベルニウス指揮
ホフカペレ・シュトゥットガルト
(1)1997年11月21日、(2)(3)(4)2011年2月12日、(6)2008年4月19-20日
ユスティン・ハインリヒ・クネヒト(Justin Heinrich Knecht 1752-1817 ドイ
ツ)
ベートーヴェンが交響曲第6番「田園」作曲の着想を得たと言われる大交響曲
(自然の音楽的描写)は5楽章形式で書かれ、それぞれの楽章には音楽が描写して
いるコメントがつけられています。その音楽は「1)牧歌的な表情から開始され、
2)嵐の予感、3)嵐の到来、4)嵐が過ぎ去り5)喜びの賛歌」で終わりを迎える演
奏時間約25分ほどの曲です。興味深い、この作品を名匠フリーダー・ベルニウ
スの快活な演奏でお楽しみ下さい。

83.457 ¥2380
世界初録音!
クリストフ・グラウプナー:カンタータ集
(1)Wir wissen, dass Trubsal Geduld bringet
「我々はその苦悩が続く事を知っている」
(2)Wo gehet Jesus hin?
「あなたのイエスが、どこへ行こうとしているのか?」
(3)Freund, warum bist Du kommen?
「友よ、何故あなたは来たのか?」
(4)Mein Gott! Mein Gott! Warum hast Du mich verlassen?
「我が神、我が神、どうして私をお見捨てになったのですか?」
ハンス・ミヒャエル・ボイァーレ指揮
アンサンブル・コンソート・グロッソ
フライブルク・アントン・ヴェーベルン合唱団
2011年3月9-12日 バーデンでの録音
クリストフ・グラウプナー(Christoph Graupmer 1683-1760 ドイツ)によるすべ
て世界初録音の受難カンタータ 全4曲の演奏。多作家としてしられ、ハンブル
クの歌劇場でカイザーの下で働き経験を積み、ダルムシュタットの宮廷楽長に
なり生涯で歌劇を11曲。シンフォニアを100以上。また1000を超えるカンター
タなどを残しています。知られざる楽曲に素晴らしい演奏で命を与えるフライ
ブルク・アントン・ヴェーベルン合唱団 他の演奏を是非お楽しみ下さい。

<THOROFON>
CTH 2582 ¥1680
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.101、
ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8
イヴァン・クノール(1853-1916):
ロベルト・シューマンの主題による変奏曲Op.1
ハイペリオン三重奏団:
【ハーゲン・シュヴァルツロック(Pf)、
オリヴァー・キップ(Vn)、
カタリーナ・トロー(Vc)】
録音:2011年1-2月バート・ピルモント
ブラームスと彼に才能を見出された作曲家クノールのピアノ三重奏曲を収録。
イヴァン・クノールはブラームスより20才年下でライプツィヒ音楽院でモシェ
レスとライネッケに作曲を師事し、後にフランクフルトの音楽院で作曲と理論
の教授となった。作風は質実剛健、保守的でブラームスの影響が大きい。ロベ
ルト・シューマンの主題による変奏曲はブラームスの44歳の誕生日を祝って作
曲し、ブラームスからその才能を賞賛されたと伝えられる。
ハイペリオン三重奏団は1999年結成のトリオで、当THOROFONレーベルやCPOレー
ベルにドイツものを中心に多数録音を行っている。

CTH 2584 ¥1680
「ソノ・アマンテ」-ジョヴァンニ・バティスタ・ボノンチーニ&アントニオ・
マリア・ボノンチーニのカンタータと室内楽
A.M.ボノンチーニ(1642-1678):カンタータ《すべての炎と、すべての情熱》
G.B.ボノンチーニ(1670-1747):トリオ・ソナタ イ短調Op.8/1
A.M.ボノンチーニ:カンタータ《穏やかな眠りの中》
G.B.ボノンチーニ:カンタータ《ソノ・アマンテ(私は愛しています)》
ほか全7曲
ウルリケ・ホフバウアー(S)、
アンサンブル・ラ・ニンフェア(五重奏:B-Fl,Gamb,テオルボ,リュート,
ギター,Cemb,Org)
録音:2011年3-4月,ブレーメン放送との共同制作
ボノンチーニはイタリア・バロックの作曲家でバッハと同じく音楽家の一家と
して知られる。大ボノンチーニと呼ばれたアントニオ・マリアは器楽、カンタ
ータ、教会ソナタなど多くの作品を残し、音楽の友社から出版されているイタ
リア歌曲集にも多くの作品が掲載されている。ジョヴァンニ・バティスタはア
ントニオ・マリアの息子で歌劇なども多く残した。ロンドンではヘンデルのラ
イバルと目されるほどの存在であったと云われる。全編、ゆっくりと流れる雅
な時間が聴き手の心を穏やかにしてくれる内容。

CTH 2585 ¥1680
「闇と光の魔法」-しられざる後期ロマン派ドイツ・リート
アントン・ウルシュプルフ(1850-1907):聖セシリア、6つの歌曲Op.3/他
ルードヴィヒ・トゥイレ(1861-1907):4つの歌曲Op.12/
エーリッヒ・J・ヴォルフ(1874-1913):
蜂の歌、ミニヨン、マンドリン、祈り/他
レベッカ・ブロバーグ(S)、
ウルリヒ・ウルバン(Pf)
録音:2010年6-9月
いずれも19世紀後半から20世紀初めにかけて活躍した、今日ではすっかり忘れ
られてしまった3人のドイツの作曲家の歌曲を収録(ヴォルフは有名なフーゴー
・ヴォルフではありません)。彼らはマーラー、R.シュトラウスらと同時代人
であり、作品も同じ時代の空気、すなわち民謡的な旋律や後期ロマン派の華麗
な響きなどを共有している。マーラー、フーゴー・ヴォルフ、R.シュトラウス、
ツェムリンスキーの歌曲が好きで、もっとあんな感じの歌曲を探している人に
お薦め。ブロバーグはアメリカ人ソプラノでドイツの歌劇場でワーグナーの楽
劇に度々出演している。

CTH 2580 ¥1680
「ナンバー・ワン(nummer eins)」
J.S.バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタBWV.1001 (ボリス・テシッチ編)
D.アグアド(1784-1849):ロンド第2番-3つの優雅なロンドOp.2より
J.ロドリーゴ(1901-1999):3つのスペインの小品
M.ジュリアーニ(1781-1829):「ロッシーニ賛」第2番Op.120
ヘンツェ(b.1926):ロイヤル・ウィンター・ミュージック(ソナタ第2番)
ボリス・テシッチ(G)
録音:2010年11月
ボリス・テシッチは1983年ボスニア・ヘルツェコビナ出身で2011年サラエヴォ
国際ギター・コンクール第3位。バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
の自編曲からロドリーゴ、ヘンツェのような現代音楽までを確かな技巧と澄ん
だ音色で一気に聴かせる。

CTH 2581 ¥1680
「バラード」
ショパン:バラード ヘ短調Op.52、スケルツォ ホ長調Op.54、
バラード ト短調Op.23、スケルツォ 変ロ短調Op.31
リスト:バラード ロ短調S.171、ダンテを読みてS.161-7
李容圭(イ・ヨンギュ,Pf)
録音:2011年7月
李容圭は韓国出身の若手ピアニストでワイセンベルク、アルゲリッチが彼の弾
くラヴェルの「夜のギャスパール」を聴いて絶賛したと云われ、2002年にはア
テネで行われたマリア・カラス・ピアノ・コンクール優勝、2003年にはシュー
ベルト国際ピアノ・コンクールにも優勝し記念アルバムも発売になっている
(CTH2505)。共演したマゼール、ミチョン・ミュンフンらからもその才能を絶賛
され、現在は北米、韓国、ロシア、ヨーロッパを中心に活動している。輝かし
いタッチと清潔感のある全体の造形がさわやかな印象を与える。

CTH 2587 ¥1680
「ヘンデルとのクリスマス」-ヘンデルのピアノ作品とクリスマスの歌
ヘンデル:
1720年の8つの偉大な組曲より(前奏曲イ長調/アルマンド ニ短調
/変奏曲ニ短調/ジーグ イ長調/前奏曲ホ長調/アルマンド ホ長調
/アリアと変奏曲「調子の良い鍛冶屋」/アレグロ ヘ長調/ヘ長調のフーガ
/ト長調のシャコンヌ)
クリスマスの歌(おお救い主よ空に涙が/マリアは棘のある木の林を通って
/聖しこの夜/ほか)全19曲
クラウディア・クリンケンベルク(Pf)
録音:2009年12月
バッハの鍵盤作品をピアノで聴くのはもはや当たり前ですが、ヘンデルの鍵盤
作品はそもそも取り上げられる機会が皆無とはいかないまでも大変少なく、今
あらためてヘンデルの鍵盤作品を(しかもピアノで)聴くと、バッハとはまた異
なる、華麗で甘美、伸びやかな歌謡性にうっとりさせられてしまいます。この
ディスクはヘンデルの小品とクリスマスに因んだ歌曲をピアノで弾いたものか
ら構成されています。どこかで聴いたことのあるおなじみの旋律も聴こえ、心
底癒される内容となっています。




<BRIDGE>
BCD 9342 2枚組(1枚価格) ¥1980
アメリカ国会図書館での名演シリーズVol.25
「ベートーヴェン初期弦楽四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲第1番ヘ長調
(2)弦楽四重奏曲第2番ト長調
(3)弦楽四重奏曲第3番ニ長調
(4)弦楽四重奏曲第4番ハ短調
(5)弦楽四重奏曲第5番イ長調
(6)弦楽四重奏曲第6番変ロ長調
(7)エドガー・オルテンバーグ(2nd Vn)によるリハーサル風景
ブダペスト弦楽四重奏団:
【ヨーゼフ・ロイスマン(1st Vn)、
エドガー・オルテンバーグ((1)-(3)2nd Vn)、
アレクサンダー・シュナイダー((4)-(6)2nd Vn)、
ボリス・クロイト(Va)、
ミッシャ・シュナイダー(Vc)】
録音:(1)1944年3月23日、(2)1944年4月13日、
(3)1944年3月9日、(4)1962年3月30日、
(5)1943年11月1日、(6)1960年11月11日、
(7)1944年4月13日、
アメリカ国会図書館、モノラル、ライヴ録音
このセットをもってブダペスト弦楽四重奏団のライヴによるベートーヴェンの
弦楽四重奏曲全集が完結します(中期弦楽四重奏曲集/9099、後期弦楽四重奏曲
集/9072)。2000年に中期のセットが発売になってから、続きが出ていなかった
ため、全集としては完結するとは思われていなかったため、ファンには喜びも
ひとしおでしょう。ブダペスト弦楽四重奏団はアメリカ国会図書館のレジデン
ス・カルテットとして活躍。アメリカ国会図書館からストラディヴァリウスを
貸与されていました。このセットもモノラル録音ですがライヴならではの迫力
をお楽しみ頂けます。

BCD 9376 2枚組(1枚価格) ¥1980
シューベルト:ピアノ三重奏曲全集
(1)ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調D.898(Op.99)
(2)ノットゥルノ 変ホ長調D.897(Op.148)
(3)ピアノ三重奏曲 変ロ長調《ソナタ断章》D.28
(4)ピアノ三重奏曲 第2番変ホ長調D.929(Op.100)
(5)アルペジョーネ・ソナタD.821
カリクスタイン・ラレード・ロビンソン三重奏団:
【ジョセフ・カリクスタイン(Pf)、
ハイメ・ラレード(Vn、(5)以外)、
シャロン・ロビンソン(Vc)】
録音:2010年12月
グレン・グールドとの共演などSONYレーベルへの数々の録音で知られる名ヴァ
イオリニスト、ハイメ・ラレード(1941-)率いるこのピアノ三重奏団は1977年
1月にホワイト・ハウスでカーター大統領の就任式に演奏したことがデビュー
となった。以来、アメリカ、ヨーロッパを中心に活動し、レパートリーは古典
から現代まで幅広い。
このアルバムはラレード70歳記念に(現地では)2011年に発売されたもの。結成
してから歴史の長いこのトリオはARABESQUEやDORIAN、VOX、KOCH等のレーベル
に多数の録音がある。

BCD 9345 ¥1980
メリンダ・ワグナー(b.1957)作品集
(1)トロンボーン協奏曲(2006)
(2)4つの場面(2004)
(3)導火線(2000)
(1)ジョセフ・アレッシ(Trb)、
ロリン・マゼール指揮ニューヨーク・フィル、
(2)カーラ・レモン(指揮)、C.ブランデス(S)、ローラ・ギルバート(fl)、
アラン・ケイ(Cl)、C.マコンバー(Vn)、R.オニール(Va)、F.シェリー(Vc)、
ジョン・フィーニー(Cb)、S.ゴスリング(Pf)
(3)ジェフリー・ミラースキー指揮
ニューヨーク・ニューミュージック・アンサンブル
録音:(1)2007年2月、(2)(3)2008年
メリンダ・ワグナーはシカゴ大学でクラムに師事、その後作曲したフルート協
奏曲で1999年にピューリッツァー賞を受賞している。カリスマ的な人気のある
ニューヨーク・フィルの首席ジョセフ・アレッシのために書かれたトロンボー
ン協奏曲は3楽章24分の大作。きらきらと輝くメタリックなオーケストラの音
色を背景に叙情的なトロンボーンの旋律が朗々と歌われる秀作。

BCD 9350 ¥1980
ワシリー・プリマコフ/イン・コンサートVol.2
メンデルスゾーン:無言歌第2集Op.30
J.S.バッハ:フランス組曲第2番ハ短調BWV.813
フィリップ・グラス:「めぐりあう時間たち」組曲(プリマコフ選)
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
ワシリー・プリマコフ(Pf)
1979年モスクワ生まれのプリマコフは渡米後ジュリアード音楽院で学び、クリ
ーヴランド国際コンクール準優勝、またヴァン・クライバーン・コンクールで
は上位入賞を逃したもののヴァン・クライバーン自身に絶賛され大活躍する若
手ホープである。Bridgeレーベルは既に数多くの録音を行っている。今回は親
しみやすい名曲ばかりで構成、なかでもフィリップ・グラスが担当した2002年
のアメリカ映画「めぐりあう時間たち」の音楽からの組曲が注目。良質のBGM
としても楽しめる。

BCD 9341 ¥1980
マーラー:
さすらう若人の歌
リュッケルトによる5つの歌曲
亡き子を偲ぶ歌
ヘルミーネ・ハーゼルベック(MS)、
ラッセル・ライアン(Pf)
録音:2008年5月/2009年1月ライディング・リスト・センター,オーストリア
ヘルミーネ・ハーゼルベックはオーストリア出身でウィーン大学でリタ・シュ
トライヒに師事した。その後クーン、アーノンクール、ルイージ、ティーレマ
ンらと共演しオペラ、オラトリオなどで活躍している。当BRIDGEレーベルより
既に発売されているシュレーカー歌曲集(9259)、ツェムリンスキー歌曲集
(9244)はいずれも好評で今回、満を持してのマーラー歌曲集も期待に違わ
内容。

BCD 9356 ¥1980
「風景」-フランス歌曲集
ドビュッシー:忘れられたアリエッタ(6曲)
メシアン:ミの詩(9曲)
フォーレ:イスファハンの薔薇、ネル、夢のあとに、さようなら
スザンナ・フィリップス(S)、マイラ・ファン(Pf)
録音:2010年1月
昨年(2011年)メトロポリタン歌劇場の公演で来日、「ボエーム」のムゼッタ役
で好評を得ていたスザンナ・フィリップスのフランス歌曲集。フィリップスは
2010年メトロポリタン歌劇場が主催した2010年ビバリー・シルズ・アーティス
ト・アワードを受賞した若手歌手で、以前よりメトロポリタン・デビュー、シ
カゴ・リリック・オペラに出演し好評を博してきた。2011年にはマルボロ音楽
祭にも出演している。絹のように柔らかな声は今後の更なる飛躍が約束されて
いるといってよかろう。

BCD 9323 ¥1980
「待っている6つの土地」-アーリーン・ゾールマン作品集
アーリーン・ゾールマン(1934-2006):
(1)ヴィラネッラ変奏曲
(2)トリオ1999「トリケトラ」
(3)太陽の東、西
(4)待っている6つの土地
(5)夜の歌
(1)ルイス・シャピロ(Pf)、
(2)トリプル・ヘリックス・ピアノ三重奏団
(3)ブライアン・ハルス(指揮)
ウェレスリー大学室内合唱団&器楽アンサンブル
(4)ヘクン・ウー(Vc)、エリーゼ・ユン(Pf)
(5)カロル・ベネット(S)、レオーネ・バイス(fl)、
マイケル・ウェブスター(Cl)
録音:1998-2008年
ゾールマンはジュリアード音楽院とペンシルヴァニア大学でパーシケッティと
クラムに師事し、後にイタリアでダラピッコラにも教えを受けている。調性、
12音技法などを折衷しながら叙情的な世界を作る。ヴォーカルとアンサンブル
のための「太陽の東、西」ではコープランド、バーバーの流れを汲むロマン
ティックな音楽を聴かせる。

BCD 9331 ¥1980
「5つの変奏曲」
ハイドン:変奏曲ヘ短調
ビゼー:半音階的変奏曲
ニールセン:シャコンヌOp.32
ブラームス:創作主題による変奏曲Op.21-1
シューベルト:ロザムンデの主題による変奏曲(即興曲D.935,No.3)
アンドルー・ランジェル(Pf)
録音:2008年7月
ランジェルはジュリアード音楽院で学び北米、ヨーロッパを中心に活動を続け、
当BRIDGEレーベルにも継続的に録音している。レパートリーはギボンズ、ス
ヴェーリンクからベートーヴェン、ルチアーノ・ベリオまでと驚異的に幅広い。
このディスクは古今の作曲家の変奏曲ばかりを集めたユニークな内容でビゼー、
ニールセンの珍しい作品が聴けることもうれしい。

BCD 9344 ¥1980
ステファン・ウォルペ(1902-1972)の音楽Vol.6「ピアノ作品集」
基本音列による4つのスタディ(1935-36)/若者のための3つの小品(1950)
歌、挨拶、賛美歌、詩、入札、運動(1939)/2つの小品(1941)
3つの部分によるトッカータ(1941)
ピアノのためのスタディ第1部《追い立てられた空間》(1946-48)
ピアノのためのスタディ第2部(1926)
パレスチナ・ノート・ブック(1939)/無言歌(1959)
デイヴィッド・ホルツマン(Pf)
録音:2008年11月,2009年1月
ステファン・ウォルペはベルリンに生まれ、シェーンベルクの影響を受けて無
調及び12音技法による作品を作曲する一方、社会主義運動に傾倒して労働者の
ための、いわゆるわかりやすい作品も数多く残した。ナチス台頭後はアメリカ
に亡命しモートン・フェルドマン、デヴィッド・テューダーらを育てたことで
も知られる。このディスクは12音技法による厳しい作品が中心だが、グルジェ
フかキース・ジャレットを彷彿とさせる「パレスチナ・ノート・ブック」やラ
グタイム風の「無言歌」など楽しい作品も含まれている。

BCD 9352 ¥1980
「フレッド・ラーダール(b.1943)の音楽Vol.3」
弦楽四重奏曲第1番(1978)
弦楽四重奏曲第2番(1982/2010)
弦楽四重奏曲第3番(2008)
ダイダロス四重奏団
録音:2010/2011年
ラーダールはクーセヴィッツキー作曲賞ほかアメリカ国内の主要な作曲賞を受
賞し現在はハーヴァード大学、ミシガン大学などで教鞭を執っている。無調、
モード技法などを折衷しつつ作り出す後期バルトークを思わせる硬質の抒情性
が魅力。

BCD 9359 ¥1980
「ショパン:作品集」
舟歌 嬰ヘ長調Op.60/4つのマズルカOp.17
子守唄 変ニ長調Op.57/バラード第1番ト短調Op.23
3つのマズルカOp.50/夜想曲 変ホ長調Op.9,No.2
夜想曲 ロ長調Op.9,No.3/3つのワルツOp.64
アン=マリー・マクダーモット(Pf)
録音:2011年1月
アン=マリー・マクダーモットはマンハッタン音楽院でジョン・ブラウニング
らに師事した後、レオン・フライシャーのマスター・クラスに学んだ。1992年
マレイ・ペライアの代役で弾いたモーツァルトのピアノ協奏曲第20番が絶賛さ
れ一躍注目を集めた。オーケストラとの共演も多く、ニューヨーク・フィル、
アトランタ響のほか、大阪フィルとも共演している。歌心に溢れた清潔感のあ
るショパン。

BCD 9360 ¥1980
「ウルスラ・マムロック(b.1923)の音楽Vol.3」
(1)5つのカプリチオ(1968)
(2)ストレイ・バード(1963)
(3)幻想的変奏曲(1982)
(4)パンタ・レイ(1981)
(5)5つのバガテル(1988)
(6)弦楽四重奏曲第2番(1998)
(7)合流(2001)
(8)コントラスト(2009/10)
(1)(8)ハインツ・ホリガー(Ob)、(1)アントン・ケルニャク(Pf)
(2)フィリス・ブリン=ユルソン(S)、
(2)ハーヴェイ・ソルベルガー(Fl)、(2)フレッド・シェリー(Vc)、
(3)ヤコブ・シュパーン(Vc)、(4)ズザンネ・ツァップ(Vn)
(4)(5)(7)コジマ・ゲルハルト(Vc)、(4)(7)ヘザー・オドネル(Pf)
(5)(7)ヘルゲ・ハーディング(Cl)、
(5)(7)キルステン・ハルムス(Vn)、
(6)ソナー弦楽四重奏団、(8)ウルスラ・ホリガー(Hrp)
録音:2010-2011年ケルン、チューリヒ
マムロックはベルリン出身でナチス台頭後アメリカへ移住、ジョージ・セル、
セッションズらに師事した。ヒンデミット、新ウィーン楽派の影響を受けたと
公言しており、本CDに収められた作品は特にセリエリズムの影響が色濃い。ホ
リガーを始め作曲家の母国ドイツ系のアーティストによる演奏も聴きどころ。

BCD 9362 ¥1980
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番Op.8
スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調Op.15
ワイス・カプラン・ニューマン三重奏団:
【ヤエル・ワイス(Pf)、マーク・カプラン(Vn)、クランシー・ニューマン(Vc)】
録音:2010年1月
ワイス・カプラン・ニューマン三重奏団は2001年に結成され、アメリカ、ヨー
ロッパを中心に活動を続けている。彼らはプラハ音楽祭でベートーヴェンの三
重協奏曲を演奏したり、ポール・チハラのピアノ三重奏曲などの現代音楽にも
意欲的に取り組んでいる。このアルバムは一枚、彼らの演奏だけで構成された
初めてのディスクである。

BCD 9363 ¥1980
(1)シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調D.887,Op.161
(2)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調Op.135
ニュー・オーフォード弦楽四重奏団:
【ジョナサン・クロウ(Vn)、アンドルー・ワン(Vn)、
エリック・ナウリン(Va)、ブライアン・マンカー(Vc)】
録音:2010年12月
およそ45年前に結成されたカナダのグループ、オーフォード弦楽四重奏団の志
を継いで2009年に新たなメンバーで再結成されたのがニュー・オーフォード弦
楽四重奏団である。ヴィオラ以外はモントリオール響の首席(ヴィオラはトロ
ント響の副首席)で安定した技術とアンサンブル能力はアメリカ、カナダで高
く評価されている。




<ROMEO RECORDS>
RON 7286 ¥1980
「ミュージック・イン&オン・ジ・エア」-クララ・ロックモア
(1)サン=サーンス:白鳥
(2)カサド:挨拶
(3)ラフマニノフ:歌うなかれ美しい人よOp.4-4
(4)J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043より第2楽章
(5)フランク:ヴァイオリン・ソナタより第1楽章、第2楽章※
(6)ベートーヴェン:
三重奏曲Op.87-アダージョ・カンタービレ(チェロ三重奏による)※
(7)J.S.バッハ:G線上のアリア
(8)ヴィラ=ロボス:アリア-ブラジル風バッハ第5番よりアリア
(※印:クララ・ロックモア不参加トラック)
(1)-(4)(7)(8)クララ・ロックモア(テレミン)、
(1)-(4)(5)ナディア・ライセンバーグ(Pf)
(3)(4)(5)エリック・フリードマン(Vn)、
(6)B.S.マロウ(Vc)/B.ロジャース(Vc)/P.ローゼンフェルド(Vc)
(7)(8)チェロ・アンサンブル(8人)
ロバート・シャーマン(番組司会)
録音:1979年1月26日WQXR(ニューヨーク・クラシカル・ラジオ・ステーション)
リスニング・ルームにおけるラジオ番組
リマスタリング:2011年9-10月
(ラジオ番組そのままのCD化ですので、曲間に1分前後のコメントやインタビュ
ーが入っています)
ロシアの発明家レフ・セルゲーエヴィチ・テルミンが20世紀初頭に発明した世
界初の電子楽器テルミンの奏者としてかつて一世を風靡した女性クララ・ロッ
クモア(1911-1998)が、ニューヨークのラジオ局の番組に出演した際の収録を
リマスタリングしてここに初CD化しました。ラジオ番組らしく曲間に司会の曲
目解説がそのまま入っているのはご愛嬌ですが、クララ・ロックモアへのイン
タビュー(番組の最後にはロックモアのスピーチあり)も入っており大変貴重。
また共演者として実姉ライゼンバーグやハイフェッツの高弟フリードマンも登
場します。
テルミンはオンド・マルトノや各種電子楽器の開発に大きな影響を与え、現在
は組み立てキットまで売られていて(テルミン内蔵のマトリョーシカも大人気)、
電子楽器といいながら、そのアナログな感覚になんともいえない魅力がありバ
ンドやフォーク・シンガーから一般の音楽ファンまで幅広く支持されています。
そんな元祖テルミンの女王ロックモアの年齢を感じさせない艶やかな演奏をお
楽しみ下さい。

RON 7285 ¥1980
「イタリアン&ナポリタン・ソング」(全24曲)
トスティ:
セレナータ、最後の歌、さようなら、理想、夏の月よ、魅惑、別れの歌、
かわいい口元、マレキアーレ、もはや君を慕わず、悲しみ、
暁は光から影を分ける
レオンカヴァッロ:マッティナータ
レスピーギ:夜、雪、雨、霧
デ・クルティス:私のために歌って、帰れソレントヘ、孤独
カルヴィ:アカレッツァーメ
カルディッロ:つれない心(カタリカタリ)
ディ・キアラ:ラ・スパニョーラ
ディ・カプア:マリア・マリ
ヨラム・チャイター(バス)、
イレナ・ゼリクソン=リッチェン(Pf)
ヨラム・カイタは1973年ウクライナ出身で現在はイスラエル在住のバス歌手。
2005年ハイファ交響楽団とのコンサートでモーツァルトのドン・ジョヴァンニ
で演じた司令官の役が好評を博し一躍注目される。レパートリーはイタリア、
ロシア歌劇のほか宗教楽、シューベルト、フォーレ、ヴォルフの歌曲など幅広
い。イタリア歌曲、ナポリ民謡の定番ばかりを集めたこのディスクはカイタの
力量が存分に発揮されている。

RON 7276 ¥1980
「2台のピアノのためのラプソディ」
フローラン・シュミット:3つの狂詩曲Op.53
アルチュニアン&ババジャニアン:アルメニア狂詩曲
ラフマニノフ:ロシア狂詩曲
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
カナザワ・アドモニー・ピアノ・デュオ(金沢多美&ユヴァル・アドモニー)
イスラエルで活躍する日本人ピアニスト金沢多美。イスラエルのピアニストで
夫でもあるユヴァル・アドモニーとデュオを組んで活躍しており、このコンビ
はNAXOSのリスト・ピアノ作品全集で、2台ピアノ版の「前奏曲」「マゼッパ」
など担当し、好評を得ています。当コンビは2000年東京国際ピアノ・デュオ・
コンクール優勝、2001年ローマ・ピアノ・コンクール(デュオ部門)1位、2008
年グリーグ国際ピアノ・コンクール(デュオ部門)優勝など、数々のコンクール
で優勝しています。
このアルバムも有名なリストやガーシュインに加えて、フローラン・シュミッ
トやアルチュニアンとババジャニアンの合作など、興味深い作品がカップリン
グになっております。





<MUSIC&ARTS>
M&ACD1257 4枚組 ¥5940
エドワード・エルガー(1857-1934)自作自演1914-1925年全録音集
CD1)カリッシマ(1914年1月21日)
真紅の扇Op.81(1920年2月24日)
艦隊の攻撃(1917年7月27日)
カリヨンOp.75(1915年1月29日)
交響的前奏曲《ポローニア》Op.76(1919年5月22日)
付随音楽《スターライト・エクスプレス》Op.78(1916年2月18日)
CD2)序曲《コケイン》Op.40(1917年2月28日)
序曲《南国にて》Op.50(1923年10月26日/1921年12月30日)
ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61(1916年12月16日)
チェロ協奏曲ホ短調Op.85(I,IImt:1919年12月22日/IIImt:1920年11月16日)
愛の挨拶Op.12(1914年6月26日)
夜の歌Op.15-No.1(1919年5月22日)
《オラフ王の伝説》からの情景Op.30(1921年12月7日)
《ゲロンティウスの夢》Op.38より前奏曲と天使の別れ(1917年2月28日)
《生命の光》Op.29より瞑想曲(1925年4月)
CD3)《海の絵》Op.37(1922年11月10日/1923年1月8日)
エニグマ変奏曲Op.36(1920年2月24日/1920年11月16日/1921年5月11日)
威風堂々第1番&威風堂々第4番(1914年6月26日)
バイエルンの踊りOp.27(1914年6月26日/1917年2月28日)
バッハ/エルガー編:幻想曲とフーガBWV537(1921年12月7日/1923年10月26日)
ヘンデル/エルガー編:シャンドス・アンセム第2番-序曲ニ短調(1923年10月26日)
CD4)《若者の杖》組曲第1番Op.1a(1919年5月22日)
《若者の杖》組曲第2番Op.1b(1917年2月28日)
《若者の杖》組曲第1番Op.1a-未発表テイク(1919年5月22日)
《若者の杖》組曲第2番Op.1b-未発表テイク(1919年5月22日)
交響曲第2番変ホ長調Op.63(1924年3月5日、20日/1925年4月16日)
エドワード・エルガー(指揮)
交響楽団、ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団
マリー・ホール(ヴァイオリン協奏曲:Vn)、
ベアトリス・ハリソン(チェロ協奏曲:Vc)、
レイラ・メガーヌ(海の絵:MS)
録音:1914-1925年 Lani Spahrによる新リマスター(2011)(未発表音源を含む)
サー・エドワード・エルガー(1857-1934)は「パーセル以後イギリスは音楽にお
いて低迷を続けている」との汚名を払拭するべく大英帝国からの期待を一身に
受けたのかどうか、録音機器開発初期からHMV(イギリスEMI)に多くの自作を録
音する機会に恵まれました。この時期、小編成のアンサンブルならともかくエ
ルガーの主要な管弦楽曲をこれほどさかんに録音出来たのはエルガーが当時の
イギリスの代表的作曲家として期待されていたこと、そしてもちろんイギリス
EMIの録音技術の高さを物語るものといえましょう。録音は全てEMI収蔵音源で
最古の録音が第1次大戦の約5ヶ月前ですが保存状態は極めてよく、リマスター
の効果(2011年新リマスター)もあり、ノイズも最小限で純粋に鑑賞に耐えうる
内容です。イギリス音楽の好きな方は手元に置いておいて損のないセットです。




<LYRINX>
LYR261 ¥1980
「ブラームスの夕べ」
シューマン:アダージョとアレグロOp.70
テオドール・F.キルヒナー:8つの小品Op.79
ブラームス(N.ザルター編):
歌曲からの編曲集(野の寂しさ、歌の調べのように私をよぎる、
サッフォー頌歌、愛のまこと)
ロベルト・フックス:チェロ・ソナタ第2番Op.83
フランツ・オルトナー(Vc)、
カロリーヌ・ボアロ(Pf)
録音:2010年10月
ブラームス及び彼と縁の深かった作曲家のチェロとピアノのための作品を集め
た。シューマンはいまさら言及するまでもないブラームス最大の理解者、テオ
ドール・F.キルヒナーは19世紀中葉のドイツ音楽界の重鎮、ロベルト・フック
スはウィーン音楽院でブルックナーとともに教授としてマーラー、R.シュトラ
ウスらを育てたことでも知られる。いずれもたおやかなチェロのメロディと華
麗で洗練を極めたハーモニーであふれる名品ぞろい。チェロのフランツ・オル
トナーは1980年オーストリア出身でベルリン・フィル、マーラー室内管弦楽団、
ルツェルン祝祭管弦楽団などと共演する期待の若手。ピアノのカロリーヌ・ボ
アロは1976年フランス、カンヌ出身でフィッシャーディースカウの伴奏を努め
たこともある才媛。

LYR275 ¥1980
シューマン:ピアノ作品集
幻想小曲集Op.12
アラベスクOp.18
クライスレリアーナOp.16
ヴィットリオ・フォルテ(Pf)
録音:2010年4月
ヴィットリオ・フォルテは1977年イタリア出身でピアノをフー・ツォン、アン
ドレス・シュタイアーの各氏に師事、スペイン・ズマイア国際コンクール優勝、
ペルルミュテール賞など数々の賞を受賞している。先に発売になっていたクレ
メンティの作品集(LYR2264)は引き締まった、彼の美感が生かされた名演として
好評を得ている。ほかにラフマニノフ、ブラームスなどロマン派を得意とする
期待の俊英。このディスクでもシューマンの名曲をきりっと引きしまった美音
で再現している。





<ENSEMBLE MODERN>
EMSACD-003(SACD-Hybrid) ¥2780
「語られた音-現代チェロ作品集」
(1)ピエール・ブーレーズ(b.1929):
メサジェスキス(1976)-独奏チェロと6つのチェロのための
(2)ヨハネス・シェールホルン(b.1962):エコー(2007)
(3)ジュラール・ブケ(b.1954):
副詞(2002)-独奏チェロとエレクトロニクスのための
(4)パク・ソンヨン(b.1974):
流れる昇華(2001)-チェロ、トーン・バンドとエレクトロニクスのための
(5)ペーター・エトヴェシュ(b.1944):
ポリーのための2つの詩(1998)-語りを伴うチェリストのための
エーファ・ベッカー(Vc、多重録音)
録音:2006/2008年
イーファ・ベッカーはアンサンブル・モデルンの首席チェロ奏者で彼女が特に
共感する新旧様々な世代の作曲家のチェロ作品を収録。ブーレーズのメサジェ
スキスは7人のチェリストのためのアンサンブル作品だが、多重録音で彼女一人
で演奏している。パク・ソンヨンのライヴ・エレクトロニクスを伴った特殊音
響の嵐が渦巻く「流れる昇華」、語り弾きを含むエトヴェシュの「ポリーのた
めの2つの詩」など個性的な作品が目白押し。

EMSACD-004(1SACD+1CD) ¥4160
「ROOR」-「現代トロンボーン作品集」
(CD1,SACDハイブリッド)
ウーヴェ・ディエルクセン:ハラル、即興、織機
エクトール・モロ:ロカビー、影/アーヌルフ・ヘルマン:ROOR
ヨハネス・マリア・シュタウト:編集された下書き(書き出しII)
フォルケ・ラベ:バスタ
(CD2,通常CD)
ルチアーノ・ベリオ:セクエンツァV
ヘルムート・エーリング:フィリップ
マルクス・アントニウス・ヴェッセルマン:ソロ11
ディエルクセン:
鳥の教会、ヌンについて話そう、イントロ・アムステルダム、
ソング・アムステルダム、パンジーの葉
フランク・ザッパ(ディエルクセン編):
低予算オーケストラのために改訂された音楽
ヘルムート・ツァップ:トロンボーンの音
ウーヴェ・ディエルクセン(Trb)
(CD2)メーヴィス・バンド
録音:2007-2010年
ウーヴェ・ディエルクセンはアンサンブル・モデルンの首席トロンボーン奏者
で自ら作曲も行う。トロンボーン奏者兼作曲家はグロボカール依頼の伝統(?)
で、ここでも自作をフリージャズを思わせるアグレッシヴなパフォーマンスで
聴かせている。ベリオが様々な楽器のソロのために書いたセクエンツァのVは
現代のトロンボーンの名曲。またフランク・ザッパのもともとはギター・ソロ
の曲「低予算オーケストラのために改訂された音楽」のトロンボーンとアンサ
ンブル版、現在、ヨーロッパ前衛の指導的立場にあるヨハネス・マリア・シュ
タウトの新作「編集された下書き」も聴きもの。

EMCD-015 ¥2080
「ヴァイオリンXX/XXI」
(1)ルトスワフスキ(1913-94):パルティータ(1984)
(2)ヤナーチェク(1854-1928):ヴァイオリン・ソナタ(1922)
(3)アナスタシオ・ミトロプーロス(b.1977):Ea1(2008)
(4)バルトーク(1881-1945):ヴァイオリン・ソナタ第1番(1921)
ラファウ・ザンブルツィキ=パイネ(Vn)、
(1)(2)(4)ウエリ・ヴィゲット(Pf)
録音:2009/2010年
ザンブルツィキ=パイネは1978年ポーランド出身のヴァイオリニストでアンサ
ンブル・モデルンのメンバーとしてフランクフルトを中心に活動している。ザ
ルツブルク音楽祭ではベルクの室内協奏曲で参加したこともある。アルバムは
東欧の作曲家の作品で統一され、ルトスワフスキとヤナーチェク、バルトーク
が深層でしっかりとつながっていることを感じさせる筋の通った内容となって
いる。




<NEOS>
NEOS11114-17(SACD-Hybrid) 4枚組 ¥8320
ドナウエッシンゲン現代音楽祭2010
(1)ジェームズ・ディロン(b.1950):弦楽四重奏曲第6番(2010)★
(同じ作品の3団体の演奏を収録)
(2)フィリップ・マヌリ(b.1952):ストリンジェンド(弦楽四重奏曲第1番)★
(1)アルディッティ四重奏団、ディオティマ四重奏団、ジャック四重奏団
(2)アルディッティ四重奏団
(1)ブライアン・ファーニホー(b.1943):弦楽四重奏曲第6番(2010)★
(2)オンドジェイ・アダーメク(b.1979):
弦楽四重奏曲第2番「汚染されてないって何」(2010)★
(3)アルベルト・ポサダス(b.1967):影の反射(2010)★
(4)アーロン・キャシディ(b.1976):弦楽四重奏曲第2番(2010)★
(1)アルディッティ四重奏団
(2)ディオティマ四重奏団
(3)A.ビラール(バスCl)、ディオティマ四重奏団
(4)ジャック四重奏団
(1)マルコ・ストロッパ(b.1959):君の耳に歌わせて(2010)★
-電気増幅されたバセット・ホルンと室内オーケストラのための
(2)ヴィンコ・グロボカール(b.1934):小説のX線撮影(2010)★
-混声合唱(7人の独唱者を含む)とアコーディオン、打楽器ソロ、
30楽器とライヴ・エレクトロニクスのための
(1)M.マレッリ(バセットHrn)、
P.エトヴェシュ指揮ヒルフェルスム放送室内フィル
(2)SWRヴォーカル・アンサンブル、
SWRエクスペリメンタル・スタジオ、
ルペルト・フーパー指揮SWRバーデンバーデン・フライブルク響、他
(1)シモン・ステーン=アンデルセン(b.1976):抹殺せよ(2010)★
-サンプラーと小オーケストラのための
(2)イヴァン・ヴィシネグラツキ(1893-1979):虹Op.37(1956)
-6台の12音調律されたグランド・ピアノのための
(3)イヴァン・ヴィシネグラツキ:虹II(1972未完Op.52aからの抜粋)★
(4)ジョージ・フリードリッヒ・ハース(b.1953):限られた近似★
-6台の12音調律されたグランド・ピアノと管弦楽のための(2010)
(1)ペーター・エトヴェシュ指揮ヒルフェルスム放送室内フィルハーモニー
(2)-(4)シルヴァン・カンブルラン(指揮)、6人のピアニスト
(3)(4)SWRバーデンバーデン・フライブルク交響楽団
録音:2010年ドナウエッシンゲン音楽祭ライヴ・レコーディング
(★印:世界初録音)
2010年ドナウエッシンゲン音楽祭は話題満載の内容でファンはいずれも聴き逃
す事は出来ません。今回は何よりも巨匠グロボカールの大作マルチ・メディア
作品の初演は大変重要です。更にマヌリ、ファーニホーの新作弦楽四重奏曲、
そして没後32年にして世界初演となるヴィシネグラツキの虹IIと絶対永久保存
盤のラインナップです。

NEOS 11010(SACD-Hybrid) ¥2080
「3つの俳諧アンド・モア」
エルヴィン・コッホ=ラファエル(b.1949):
コンポジション第60番「正午I」(2005)
アネッテ・シュルンツ(b.1964):その一からの光(2006)
八橋検校(1614-1685):六段の調べ/古典本曲:山越え(13世紀)
高橋悠治(b.1938):箏など遊び(2005)
望月京(b.1969):トッカータ(2005)/古典本曲:打破(13世紀)
コッホ=ラファエル:コンポジション第60番「正午II&III」(2005)
高橋悠治:リコーダーなど遊び(2000)
細川俊夫(b.1955):夜想曲(1982)、待雪草(2009)
後藤真紀子(琴、謡い)、
ジェレミアス・シュヴァルツァー(リコーダー)
録音:2009年
日本の琴奏者・後藤真紀子とドイツのリコーダー奏者ジェレミアス・シュヴァ
ルツァーによる洋の東西を超えたコラボレーション。尺八を模倣したリコーダ
ーの調べに琴が伴奏を加え、ヨーロッパとも日本とも違う不思議な世界が現出
する。古典本曲を間に挟みつつ、高橋悠治、細川俊夫の2000年以降の作品が収
録されているのも聴き所。

NEOS11038 ¥2080
(1)ヴォルフガング・リーム(b.1952):
1楽章のチェロ協奏曲(2005/06)※世界初録音
(2)エルンスト・トッホ(1887-1964):チェロと室内管弦楽のための協奏曲(1925)
ターニャ・テツラフ(Vc)、
(1)ペーター・ルジツカ指揮、
(2)フローリアン・ドンデラー指揮、
(1)(2)ブレーメン・ドイツ・カンマーフィル
録音:(1)2007年5月(2)2010年1月
今年還暦を迎えると聞いても何だか信じられないヴォルフガング・リームが円
熟の極みを聴かせる「1楽章のチェロ協奏曲」。ベルクの音楽への敬愛を隠すこ
となく吐露した後期ロマン派、表現主義の影響が濃い傑作といえましょう。リ
ームの新ウィーン楽派からの影響はいまさら言うまでもないとしても時々聴こ
えるのは後期マーラー、シマノフスキーのこだまでしょうか?19世紀末から20
世紀初頭の諸潮流を統合し、激しいパッション、抒情的なメロディ、渦巻く音
の奔流そして雲間から覗く日の光のようなカタルシスの時。リーム芸術の総決
算のような名曲です。
一方のエルンスト・トッホはオーストリアの作曲家でシェーンベルク、コルン
ゴルト同様ナチスの迫害から逃れてアメリカに亡命後、アメリカでは映画音楽
で生計を立て、ピューリッツァー賞も受賞しました。在欧中に書かれた典型的
な表現主義様式の作品で緊張感あふれる傑作です。
オーケストラはパーヴォ・ヤルヴィが音楽監督を務めるドイツ・カンマーフィ
ルというのも注目です。

NEOS11106-08 3枚組 ¥4160
グバイドゥーリナ(b.1931):コントラバスを伴う室内楽作品集
CD1)
5つの練習曲(1965、Hrp,Cb,Perc)/パントマイム(1966、Cb,Pf)
8つの練習曲(1975、Cb,Pf)/コントラバス・ソナタ(1975、Cb,Pf)
CD2)
イン・クローチェ(1979/2009、Cb,バヤン)
ホケトゥス風に(1984/2008、Va,Cb,Pf)
沈黙(1991/2010、バヤン,Vn,Cb)
一人の天使(1994、アルトとコントラバスのための歌曲)
CD3)
絞首台の歌曲-15の小品(1996、メゾ・ソプラノ,Perc,Cb)
ペンティメント(良心の呵責)(2007、Cb,3本のG)
マルティン・ハインツェ(Cb)、
クラングアート・ベルリン(アンサンブル)と仲間たち
録音:2011年ドイチュランド放送,ベルリン
2011年に80歳を迎えたグバイドゥーリナのコントラバスを含む室内楽作品集。
30代の頃の作品から最新作まで幅広い年代の作品を収録。34歳の作「5つのエ
チュード」ではモダン・ジャズの影響をほのかに感じさせつつ錯綜した彼女
独自の世界を既に完成されている。最新作「ペンティメント(良心の呵責)-
Cb,3guitars(2007)」では限られた音響のなかで静かな祈りの音楽を奏でてい
るものの、特殊な音響の創造には意欲的でその創作力にはいささかの衰えは
感じられない。

NEOS11045 ¥2080
「ペーター・ルジツカ(b.1948):管弦楽作品集Vol.1」
(1)フォアエコー(エコーの前)-8つのアプローチ(2005/06)
(2)ナッハクラング(エコー)-管弦楽のための鏡(1999)
(3)G.Sのための追憶(2001)
(4)夜の小品(1997)
ペーター・ルジツカ指揮
NDR北ドイツ放送交響楽団
(4)ジェローエン・ベルヴェルツ(Trp)
録音:2009,2010年
ルジツカは1948年デュッセルドルフ出身でH.W.ヘンツェとH.オッテに師事した。
ザルツブルグ音楽祭の音楽監督を務めたり、指揮者としても活動し五島龍とも
共演したことがある。作曲家としては70年代以降の前衛の諸傾向をうまく取り
入れつつ音響的に多彩でドラマティックな作品を生み出している。このアルバ
ムでは世紀の変わり目前後に書かれた近作が収められており、いずれもきらび
やかなオーケストレーション、緊張感漲る構成が聴き手を耳を放さない。

NEOS50905-08(2NTSC・DVD+2PAL・DVD) ¥8320
「ザルツブルク・ビエンナーレ/ニュー・ミュージック・フェスティヴァル2009」
DVD1(127:00)
(1)マウリシオ・ソテロ(b.1961):
地下室/ルイジ・ノーノのための音楽(2004-05/2008)
(演奏抜粋、指揮者ベアト・フラーへのインタビュー付)
(2)フラメンコ("Puro y hondo"からの2つの小品)
(3)スティーヴ・ライヒ(b.1936):シティ・ライフ(1995)
-電気増幅されたアンサンブルとテープのための
(4)ライヒ:18人の音楽家のための音楽(1973-76)
(5)バリのガムラン音楽-演奏会からの抜粋
(1)(3)(4)オーストリア現代音楽アンサンブル、
(1)アルカンゲル(フラメンコ歌手)、
ベアト・フラー指揮ザルツブルク・バッハ合唱団
(2)アルカンゲル(フラメンコ歌手)、ミゲル・アンヘル・コルテス(G)ほか
(3)ヨハネス・カリツケ指揮
(4)ヴィア・ノーヴァ・パーカッション・グループ、シナジー・ヴォーカルズ
(5)イ・マデ・アルナワ監修、アンサンブル・タルナ・メカール
DVD2(136:00)
(1)細川俊夫(b.1955):沈黙の花(1998)
(2)ウェーベルン(1883-1945):6つのバガテルOp.9、
(3)ウェーベルン:5つの楽章Op.5(1909)
(4)ヘルムート・ラッヘンマン(b.1935):temA(1968)
(5)日本の伝統音楽/八橋検校(1614-1685):六段
(6)細川俊夫:味真野に(相聞歌より)(2001)
-声、筝、チェロとアンサンブルのための
(7)尺八のための日本の伝統音楽/虚空、鶴の巣篭もり
(演奏会からの抜粋、細川俊夫のインタビュー付)
(8)クラウス・フーバー(b.1924):
《地球は雄牛の角で回転する》(1992-94)
-4人のアラビア人と2人のヨーロッパ人の音楽家とテープのための
(演奏抜粋、クラウス・フーバーへのインタビュー付き)
(9)クラウス・フーバー:エッチェ・ホミネス(1998)
(1)-(3)ディオティマ四重奏団(SQ)
(4)イングマール・メッシン(Fl)、アンナ・マリア・パマー(声)、
ペーター・ジーゲル(Vc)
(5)(6)川村京子(筝)
(6)ペーター・ジーグル(Vc)、
細川俊夫指揮オーストリア現代音楽アンサンブル
(7)田嶋直士(尺八)
(8)クラウス・フーバー指揮アンサンブル、
エクスペリメンタル・スタジオSWR(テープ)
(9)シュタードラー四重奏団、セルゲイ・マロフ(Va)
収録:2009年3月ザルツブルク・ビエンナーレ・ニューミュージック・フェスティ
バルにおけるライヴ
(NTSC・DVDとPAL・DVDの同内容のディスクが、それぞれ2枚収納されています)
上記のラインナップを見ればお分かりのとおり、このDVDは現代音楽ファンにと
ってはまさに宝の山!一部全曲収録でないこと(ソテロ作品、ガムラン演奏会、
尺八演奏会、フーバー作品は抜粋)を差し引いてもこ、こ、これはあまりにも重
要、貴重!!二倍・三倍にも楽しめる内容です!
※NTSCとPAL両方のディスクが入っているので日本のDVDプレーヤーで問題なく
楽しめます。

NEOS11022 ¥2080
「ギレアド・ミショリー(b.1960):作品集」
(1)詩篇(2005)-パウル・ツェランの詩による弦楽四重奏曲
(2)フーガ的小品集(2004-2005)
-アンヌ・ミハエルスの小説によるピアノのための連作
(3)詩篇(2003)-チェロとピアノのための
(1)アウリトゥス四重奏団(SQ)、
(2)(3)ギレアド・ミショリー(Pf)、
(3)ユリウス・ベルガー(Vc)
録音:2008/2009年
ギレアド・ミショリーはエルサレム出身でアルフレッド・ブレンデルの推薦で
ミュンヘンでゲルハルト・オピッツに学んだ。ピアニストとして多くのコンサ
ート、レコーディングなど世界中で華々しい活動を行っているが、そんな彼の
もうひとつの顔が作曲家である。「詩篇-パウル・ツェランの詩による弦楽四
重奏曲」は演奏者の歌唱をも要求する実験性のある作品だが、民族的要素も強
くクロノス四重奏団が演奏したら似合いそうな音楽。ピアノ独奏曲はもちろん
ミショリーの自作自演でクラスターなどを含むアグレッシヴな響きであふれて
いる。

NEOS11067-68(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥4160
マーク・アンドレ(b.1964):
ミュージック・シアトリカル・パッション「...22,13...」
-歌手、楽器とライヴ・エレクトロニクスのための3幕のオペラ(2004)
ゲルハルト・ミュラー=ゴルトブーム指揮
ヴォーカル・コンソート・ベルリン、
ワークス・イン・プログレス・ベルリン、
SWRエクスペリメンタル・スタジオ(電子音響)
録音:2010年
マーク・アンドレは1964生まれのフランスの中堅でジュラール・グリゼー、ヘ
ルムート・ラッヘンマンらに師事。傾向の異なるようで実は共通点もなくはな
いこの二人の巨匠の影響から特殊音響、切り詰められた音響により特異な時空
間を作り出す。この作品は日本でいうところのコンサート・オペラ(演奏者も
舞台の見える所に出ている)の様なステージ上で繰り広げられるシアター・ピー
ス。パッションという副題からも分かる通り、ある種の黙示録的空間が表現さ
れている。

NEOS11111 ¥2080
「ヴィソツキー&ザヴォドニク:ピクチャーズ・オブ・ニューヨーク」
(ショーを始めよう、物憂い街、グッゲンハイム・ハイ、
セントラル・パークの濁った池、アメリカの昼休み、リトル・インディア、
日没の幕切れ、他全16曲)
D.M.ヴィソツキー(Alt sax)、
ベアトリチェ・ザヴォドニク(Ob,イングリッシュHr,バリトンOb)
録音:2009年
アルト・サックスとオーボエ属の楽器によるデュオによりニューヨークの風景
を描写したフリー・ジャズ系の音楽。D.M.ヴィソツキーとザヴォドニクがそれ
ぞれ半分ずつ作曲を担当。

NEOS11121 ¥2080
マルセラ・パヴィア&マックス・E.ケラー:作品集
マルセラ・パヴィア(b.1957):
(1)閃き(2009)/(2)ナイラ(1993)/(3)別れのために(2009)/
(4)分岐する道(2007)/(5)バンシーの痛み(2009)/(6)アマンカイ(2001)
マックス・E.ケラー(b.1947):
(7)テヌート・バットゥート・フルミナンテ(2001)/(8)さらなる交渉(2006)/
(9)ファゴット四重奏曲「5」(2008)/(10)流体(2009)
(1)(10)トリオ・フレア(ピアノ三重奏)、
(2)リサ・チェラ(Fl)
(3)ヴァレンティン・ヨハネス・グロール(語り)、エスター・フリュキガー(Pf)
(4)デュオ46(Vn&G)、(5)パトリク・クレーモラ(G)
(6)G.カナセーヴィチ(Cl)、マット・グールド(G)
(7)デヴィッド・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
(8)ヴェルナー・ベルチ(P,live electronics)
(9)クァドリガ・ファゴット・アンサンブル
録音:2008-2011年
パヴィアはアルゼンチン出身で作曲をドナトーニ、リゲティ、エンニオ・モリ
コーネ、アンリ・プッスールらそれぞれ個性が著しく異なる作曲家に師事した。
作品はアメリカ、ヨーロッパで高く評価され、数々の賞を受賞している。ケラ
ーはフリー・ジャズの活動から作曲を開始したが、ジャズ的要素は皆無で真面
目にゲンダイ・オンガクしている。ジンマンの指揮で久々の同時代音楽が聴け
るのもうれしい。




<NMC>
NMC D177 ¥1980
ジョナサン・ハーヴェイ(b.1939):
(1)鳥の協奏曲(ピアノの歌つき)
(2)リチェルカーレ・ウナ・メロディア
(3)ほかの存在
(4)リチェルカーレ・ウナ・メロディア
(1)永野英樹(Pf),デヴィッド・アサートン指揮ロンドン・シンフォニエッタ
(2)ゴレス・ハルス(Ob)、
(3)ポール・アーチボルド(Trp)、(4)ティム・ギル(Vc)
(2)-(4)サウンド・インターメディア(live electronics)
録音:(1)2009年ワルシャワの秋音楽祭ライヴ、
(2)(3)(4)2009年BBC第3放送
2010年にサントリー芸術財団の招きで来日したハーヴェイの近作を集めた貴重
なCD。「鳥の協奏曲(ピアノの歌つき)」はピアノ独奏と室内オーケストラ、ラ
イヴ・エレクトロニクスによる作品でメシアン顔負けのたくさんの鳥の歌から
始まるリリカルな音楽。本物の鳥の声とピアノ、コンピューターで合成された
鳥もどきの音響が入り交じり合ってなんとも不可思議な世界が繰り広げられる。
ほかの作品もソロとコンピューターで作られたライヴ・エレクトロニクスによ
りアコースティックな音響と電子音が対話を展開しシュールな空間へと我々を
誘う。

NMC D163 ¥1980
モーガン・ヘイズ(b.1973):作品集
(1)菱形の港(2003)-アンサンブルのための[3’56]
(2)-(4)ストライズ/第1集(2006)-ピアノのための[5’10]
(5)幸運のスピーチ(2006)-ヴァイオリンのための[2’04]
(6)ヴァイオリン協奏曲(2006/2009)[17’38]
(7)人形劇(1999/2010)-ピアノのための[7’38]
(8)幸運の夢(2008)-ヴァイオリンのための[4’05]
(9)-(11)3つの悩める側面(1998)-ピアノのための[8’48]
(12)スリッページ(擦れ)(1999)-ピアノとアンサンブルのための[8’03]
(13)-(17)ストライズ/第2集(2007)-ピアノのための[8’21]
(18)リュート・ストップ(2003/2011)-ピアノのための[7’10]
岡崎 慶輔(Vn)、
ジョナサン・パウエル(Pf)、
クリストファー・オースティン指揮エスビャウ・アンサンブル
録音:2009年、2011年
イギリス現代音楽界の若手世代といえばジョージ・ベンジャミン、タネジ、
ナッセン以降の動向が日本にはなかなか伝わって来ないが、ヘイズは上記の作
曲家以後のイギリス作曲界を知る上で重要な一人と推察される。ヘイズは作曲
をマイケル・フィニシーに師事、アカデミックな現代音楽の諸技法をバランス
よく吸収した手堅い技術で安定した音楽を創作している。ブーレーズを思わせ
る鮮やかできらびやかなオーケストレーション、ポスト・セリー主義かと思え
ばパンクを思わせるリズムもあるなど20世紀後半の音楽の諸要素を統合した
ヴァラエティあふれる内容。

NMC D169 ¥1980
「俺のぶっ壊れたマシーン」-エド・ベネット作品集
(1)ストップ・モーション・ミュージック(2010)
(2)スロー・ダウン(2011)/(3)漫画の音楽(2007)
(4)モンスター(2005)/(5)JFのために(2007)
(6)俺のぶっ壊れたマシーン/(7)ゴースト
(1)(3)(6)デシベル(室内アンサンブル)
(2)フィデリオ・トリオ(Vn,Vc.Pf)、
(4)ポール・ロウ(バスCl)、
(5)コン・テンポ四重奏団(SQ)、
(7)ガース・ノックス(Vaダモーレ)
録音:2006-2010年
エド・ベネットは北アイルランド出身で作曲は独学。生年不詳(写真から察する
に30代-40代?)。パリ、ベルリン、ロンドンなどで数年を過ごしたことが彼の
独自の音楽的パーソナリティに影響を与えたと解説されている。音楽はアコー
スティックの楽器でパンク・ロックをやっているような曲があるかと思えば出
来損ないのブライアン・イーノ(その出来損ない感はもちろん意図的)のような
作品あり、ジャカジャカ・ザクザクといったブリティッシュ・ミニマリズムの
影響を受けた作品ありと多様。故意にチープな感覚を出しているセンスはなか
なか笑えます。同姓同名のジャズ・ベーシストがいるようだがもちろん別人。

NMC D170 2枚組 ¥3960
ロバート・サクストン(b.1953):
ラジオ歌劇《さまよえるユダヤ人》(作曲:1990年代)
(原作:シュテファン・ハイム、台本:作曲者)
ロデリック・ウィリアムズ(Br)、
ティム・マーフィン(Br)、テレサ・ケイヒル(S)、
ヒラリー・サマーズ(MS)、
ルイーズ・ウィンター(MS)、
ジェフリー・ロイド・ロバーツ(T)、
ジェレミー・ホワイト(B)、ほか
アンドレ・デ・リッダー指揮
BBC交響楽団、BBCシンガーズ
録音:2008/2009年
《さまよえるユダヤ人》は東ドイツの作家シュテファン・ヘイムの原作を作曲
者が自ら台本を手がけラジオの放送歌劇として作曲、1990年代にBBC第3放送で
放送初演された。物語は第2次世界大戦最中の強制収容所から中世、キリスト
の時代までさかのぼり世界中をさまよえざるをえなくなったユダヤ人の長い受
難の歴史を後期ロマン派風の音楽で壮大に描く。

NMC D173 ¥1980
ブライアン・エリアス(b.1948):管弦楽作品集
(1)ジャックがたてた家(2001)
(2)タリスマン(魔除け)(2004)
(3)ダブルズ(2011)
(1)サー・アンドルー・デイヴィス指揮
(2)マーティン・ブラビンズ指揮,ティム・マーフィン(Br)
(3)イルジー・ビエロフラーベク指揮
(1)-(3)BBC交響楽団、
録音:(1)2002年、(2)2009年、(3)2011年
ブライアン・エリアスはロンドン王立音楽院でハンフリー・サールに師事した。
12音技法を主軸として華麗なオーケストレーションが圧倒的な音のエネルギー
を放出する。サー・アンドルー・デイヴィスと日本でもお馴染みのイルジー・
ビエロフラーベクによる現代音楽の演奏は聴きもの。

NMC D174 ¥1980
「大橋あたけの夕立」
(1)ジェフリー・プール:大橋あたけの夕立
(2)ロジャー・マーシュ:カントI
(3)ニコラ・レファニュ:
アモーレ-ホルンと弦楽アンサンブルのための5つの無言歌
(4)アンソニー・ギルバート:風の楽園
(1)-(4)マルコム・レイフィールド指揮ゴールドバーグ・アンサンブル
(3)リチャード・ワトキンス(Hr)、
録音:2004年(ライヴ)
ゴールドバーグ・アンサンブルは1982年にマルコム・レイフィールドによって
結成された弦楽アンサンブルでイギリスの現代音楽を主要なレパートリーにし
ている。このディスクはイギリスの中堅以上の世代の作品が収録されており、
アルバム・タイトルになっているジェフリー・プールの「大橋あたけの夕立」
は広重作の同名の日本の浮世絵から霊感を受けて作曲された。現代のロマン
ティシズムを感じさせる佳曲がそろっている。




<Edition HST>
HST-078 \2100
ヴァンハル(1739-1813):初期交響曲集
(1)交響曲ニ短調Bryan d1a -第二楽章アンダンテ
(2)交響曲ニ長調Bryan D1
(3)交響曲ニ長調Bryan D7
(4)交響曲ニ長調Bryan D18
(5)交響曲ト短調Bryan g2
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(ヴァイオリン)
録音:2010年10月、東京三鷹市・風のホール にてライヴ収録
ニ短調交響曲Bryan d1aは、有名なニ短調交響曲Bryan d1bのフルート入り第
二楽章変ロ長調を、わざわざニ短調アンダンテに差し替え、当時のアムステ
ルダム・フンメル社から出版された。(当時の印刷譜は、基本的には海賊版
であったと言うのが定説であるが、この版に限れば、出版社の要望によって
新たに短調楽章を作曲家自ら書き下ろしたと見るのが妥当であろう。
また、ドクシー・コレクション(チェコ)からニ長調交響曲を3曲収録。
さらに、モーツアルトに大きな影響を与えたト短調交響曲Bryan g2を併録。




<GENUIN>
GEN 11200 4枚組 \3960
「パウル・バドゥラ=スコダ、室内楽曲録音集」
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第30番 ニ長調 K.306
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
録音:1972年6月、パリ
シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 Op.100 D.929
ジャン・フルニエ(ヴァイオリン)
アントニオ・ヤニグロ(チェロ)
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
録音:1955年(WESTMINSTER録音)
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 Op.8
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 Op.90 「ドゥムキー」
ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)
ボリス・ペルガメンシコフ(チェロ)
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
録音:1981年ウィーン、ザルツブルク
ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34
J.シュトラウス(シェーンベルク編):ワルツ「南国のばら」 Op.388
キュッヒル四重奏団:
【ライナー・キュッヒル(Vn)、
エックハルト・ザイフェルト(Vn)、
ペーター・ゲッツェル(Va)、
フランツ・バルトロメイ(Vc)】
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
録音:1980年1月8日、サン=コンタン
オットー・シュールホフによる「ドゥムキー」のレッスン
録音:1954年
2011年に84歳を迎えたウィーンの名ピアニスト、パウル・バドゥラ=スコダ
が加わった様々な室内楽曲の録音を集めたセット。オイストラフ、ヤニグロ、
シュナイダーハンなど、優れた演奏家の名前が並んでいる。興味深いのはバ
ドゥラ=スコダの師匠である、オットー・シュールホフが彼にレッスンをつ
けている様子の録音だ。バドゥラ=スコダの修行期を物語る貴重な資料だ。

GEN 11215 \1980
(1)シューマン:
チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
(独奏チェロと弦楽オーケストラ版,フローリアン・ヴィゲン、
アレクサンダー・カール編)
(2)シューマン:
チェロ協奏曲 イ短調 Op.129(チェロ四重奏版,リヒャルト・クレム編)
ベネディクト・クレックナー(Vc)
(1)ミヒャエル・ザンデルリング(指揮)ドイツ弦楽フィルハーモニー
(2)レアンダー・キッペンベルク(Vc)、ルーカス・ジーバー(Vc)、
ミヒャエル・プロイス(Vc)
録音:2010年11月7-8日、ジーメンスフィラ
非常に面白い企画だ。シューマンの名作チェロ協奏曲を、弦楽オーケストラ
の伴奏にしたものと、チェロ四重奏曲にしてしまったものの二つが収録され
ている。ことにチェロ四重奏のものは、ソロと伴奏が同質な中で微妙な変化
を見せるのが非常にユニークだ。ベネディクト・クレックナーは1989年生ま
れのドイツの若いチェリスト。

GEN 11216 \1980
「ラモー:アコーディオン演奏によるクラヴサン曲集(全18曲)」
ひとつ目の巨人/
クラヴサン曲集第5組曲 ト長調(全8曲)/鳥のさえずり/
クラヴサン曲集第4組曲 イ短調(全7曲)/溜め息
ヴィヴィアーヌ・シャッソ(アコーディオン)
録音:2011年5月31日-6月2日、バート・ラウシック
ハイドンのピアノ・ソナタをアコーディオンで演奏(GEN 89162)して大きな
話題を呼んだヴィヴィアーヌ・シャッソ、第2弾はラモーのクラヴサン曲集。
シャッソの軽やかなアコーディオンの演奏そのものも驚きだが、それによっ
てラモーがまるで20世紀のパリの街角で演奏されていたかのように聞こえる
のがさらに驚きだ。ラモーをよく知っているほどに新鮮さに浸れるCDだろう。

GEN 11218 \1980
ハイドン:弦楽四重奏曲第48番 ヘ長調 Op.50-5 Hob.III-48
ハイドン:弦楽四重奏曲第74番 ト短調 Op.74-3「騎士」
ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章
アマリリス四重奏団:
【グスタフ・フリーリングハウス(Vn)、レナ・ヴィルト(Vn)、
レナ・エッケルス(Va)、イヴ・サンド(Vc)】
録音:2010年10月23日、2011年4月27-29日、ハンブルク,
既に弦楽四重奏マニアの間では、アマリリス四重奏団は有名な団体である。
2011年、第6回メルボルン国際室内楽コンクールでアマリリス四重奏団は弦
楽四重奏部門で優勝、さらに全体の大賞も受賞したのだ。その直前に収録
されたこのCDは、おそらく彼らのデビューCDだろうが、しかしハイドンに
おける伸びやかで瑞々しい美しさ、ウェーベルンの研ぎ澄まされた感覚、
ともに極めて完成度の高い演奏で驚かされる。2012年6月には来日公演が予
定されているアマリリス四重奏団、弦楽四重奏ファンは絶対注目である。

GEN 11213 \1980
ゼレンカ:
(1)マニフィカト ニ長調 ZWV108
(2)生誕ミサ ニ長調 ZWV8
(3)主は、私の主に言った(ディクシット・ドミヌス) ZWV68
ニコロ・ソコリ(指揮)ラルパ・フェスタンテ、マルブルク・バッハ合唱団
カーティア・プラシュカ(S)、
アンネ・ビーアヴィルト(A)、
クリスティアン・ディーツ(T)、
マルクス・フライク(B,Br)
録音:2011年3月5-7日、ヴェッター
近年富みに人気の高いゼレンカだが、このCDはゼレンカ・ファンには掘り出
しものとなろう。ピリオド楽器を用いたラルパ・フェスタンテも、マルブル
ク・バッハ合唱団も、優しく美しい音色が魅力的だ。ドイツの地方における
古楽活動の奥の深さを実感できる。

GEN 11219 \1980
「ルネサンス音楽と新時代の音楽」
コッホ=ラファエル:気配/
スウェーリンク:大公の踊り,愚かなシモン,それはマルス
アバド:9つの問い/ハインツ:隠蔽/カジェヌリ:断片
ゴルジ:鱗年輪/プレレヴィック:ツァゴネトカ/ほか
ミクストゥラ:
【マルギット・カーン(アコーディオン)、カタリーナ・ボイムル(ショーム)】
録音:2011年5月28-31日、ケルン
ルネッサンス時代の木管楽器であるショームと近代の鍵盤楽器アコーディオ
ンを組み合わせ、古楽と現代音楽を共に取り上げるという面白いアルバム。
どちらの楽器、奏者も、新旧どちらの時代も受け入れる広さに感心する。

GEN 11222 \1980
「サクソフォン四重奏によるグラスとナイマン」
グラス:弦楽四重奏曲第3番(1985年)
グラス:弦楽四重奏曲(1995年)
ナイマン:トニーへの歌(1993年)
ソニック・アート・サクソフォン四重奏団:
【ルート・フェルテン(ソプラノSax)、アレクサンダー・ドロシュケヴィッ
チ(アルトSax,バリトンSax)、マルティン・ポゼッガ(テナーSax)、 
アンネグレート・シュミードル(バリトンSax)】
録音:2011年2月28日-3月1日、ベルリン
ミニマル・ミュージックを代表する二人の作曲家の弦楽四重奏作品を、サク
ソフォンで演奏したもの。モダンな響きを持つサクソフォンが微妙で緻密な
絡み合いをすることで、弦楽四重奏による演奏とはかなり異なった不思議な
雰囲気を醸している。

GEN 12233 \1980
ピッツェッティ:ペトラルカの3つのソネット
リーム:フリードリヒ・リュッケルトによる4つの晩年の詩
リスト:ペトラルカのソネット
マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌
クリストフ・ポール(バリトン)
トビアス・クランペン(ピアノ)
録音:2011年4月15-17日、デュッセルドルフ
新進演奏家を積極的に世に紹介するGENUINが、また新たに優れたリート歌手
を見つけ出した。クリストフ・ポールは、まだ修行を終えて数年という若い
バリトンだが、その柔らかい美声と、十分に知性によってコントロールされ
ている歌は、数年のうちに彼が名声を高めるであろう期待に満ちたものだ。
マーラーやリストの有名な曲もさることながら、あまり省みられないピッ
ツェッティの歌曲が大変見事だ。

<Avie>
AV 2236 2枚組 ¥3250
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245
チャールズ・ダニエルズ(テノール/エヴァンゲリスト)、
モニカ・ハジェット(音楽監督&ヴァイオリン)、
ポートランド・バロック・オーケストラ、カペラ・ロマーナ
バロック・ヴァイオリンの世界的パイオニア、モニカ・ハジェットが1995年か
ら音楽監督を務めているアメリカ、オレゴン州のピリオド・オーケストラ、
ポートランド・バロック・オーケストラとバッハの「ヨハネ受難曲」をレコー
ディング!ハジェットは数度の改訂が行われた「ヨハネ受難曲」の"オリジナ
ル・スコア"の再現にこだわり、バッハの「管弦楽組曲集(原典版)」(AV 2171)
で採り入れたフルートをオーボエに置き換えるという解釈を再び採用。
エヴァンゲリストを歌うチャールズ・ダニエルズ、12声の合唱団カペラ・ロマ
ーナによる少数精鋭の声楽パートも、ハジェット流の解釈による「ヨハネ受難
曲」の特徴の1つである。
録音:2011年3月15-19日、聖アンナ教会(メリルハースト/アメリカ)

AV 2245 ¥2180
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125《合唱付き》
レベッカ・フォン・リピンスキ(ソプラノ)、
アンナ・グレヴェリウス(メゾ・ソプラノ)、
ピーター・ウェッド(テノール)、ロ
デリック・ウィリアムズ(バリトン)、
ダグラス・ボイド(指揮)、
マンチェスター・カメラータ、バーミンガム市交響合唱団
『 勇敢で逞しく、そして鮮やか - このマンキューニァン(マンチェスター人)
のベートーヴェンは別格だ 』- 英グラモフォン誌(エディターズ・チョイス)
シンプル&モダンの"モダン=ピリオド・アプローチ"を掲げ、2004年にスター
トしたダグラス・ボイドとマンチェスター・カメラータのベートーヴェン・チ
クルス。第5弾となる「交響曲第9番《合唱付き》」では、合唱にバーミンガム
市交響合唱団を起用するなど、英国有数のベートーヴェニアンが情熱を注いで
きたチクルスのフィナーレに相応しい陣容が実現。
録音(ライヴ):2011年1月、ブリッジウォーター・ホール(マンチェスター)

AV 2253 ¥2180
ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲第7番嬰へ短調Op.108、弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番ヘ長調Op.59-1《ラズモフスキー第1番》
ワレンチン・ベルリンスキー・クヮルテット
〔バルテク・ニジョウ(第1ヴァイオリン)
ワン・シャオミン(第2ヴァイオリン)
デイヴィッド・グリーンリーズ(ヴィオラ)
アレクサンドル・ネウストローエフ(チェロ)〕
Shostakovich / Beethoven/Valentin Berlinsky Quartet
スイスで活躍する才気あふれる弦楽器奏者たちにより2010年に結成された弦楽
四重奏団、ワレンチン・ベルリンスキー・クヮルテットのレコーディング第1弾!
ボロディン・クヮルテットの創設メンバーでチェロ界のレジェンド、ワレンチ
ン・ベルリンスキーの名を冠する気鋭のクヮルテットが最初のレコーディング
のために選んだプログラムはショスタコーヴィチとベートーヴェン。
ベルリンスキー、そしてボロディン・クヮルテットが得意とした2大作曲家の
弦楽四重奏曲に、その偉大なる名を継いだ新世代のクヮルテットが挑む!
録音:2010年12月、シオン(スイス)

AV 2223 ¥2180
甘い思い出 - 小品&アンコール集 ――
パラディス:シシリエンヌ/ヴィエニャフスキ:マズルカ
パガニーニ:カンタービレ/ショスタコーヴィチ:前奏曲/エルガー:愛の挨拶
パガニーニ:無窮動/メンデルスゾーン(ハイフェッツ編):甘い思い出
サラサーテ:マラゲーニャ/ムソルグスキー:ゴパーク
クライスラー:美しきロスマリン/グラズノフ:瞑想曲
パガニーニ:ラ・カンパネラ/ブラームス:《F-A-Eソナタ》より スケルツォ
マスネ:タイスの瞑想曲/イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調
ルーデンス・トゥルク(ヴァイオリン)
占部由美子(ピアノ)
数多くの若手奏者を世界的ヴァイオリニストへと育てたミュンヘン音楽大学の
名教師、アナ・チュマチェンコを師に持つアルバニアの名手ルーデンス・トゥ
ルク。これまで"無伴奏"、"デュオ"、"コンチェルト"をレコーディングしてき
たトゥルクは、5枚目のリリースでヴァイオリンとピアノのための「小品とア
ンコール」という原点に回帰。
シンプルだからこそ高い音楽性と技術を求められる"小品集"で、トゥルクが成
熟の証しを示してくれることだろう。
録音:2012年11月18日-20日、ポットン・ホール(サフォーク)

AV 2231 ¥2180
ハンス・ガル:交響曲第4番《協奏交響曲》(世界初録音)
シューマン:交響曲第2番ハ長調Op.61
ケネス・ウッズ(指揮)、
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン
モダニズムが急速に広がるヨーロッパで、ブラームスの孫弟子として伝統的な
旋律美と、後期ロマン主義の形式を守り貫いたハンス・ガル(1890-1987)のシ
ンフォニー・チクルス第4弾。
牧歌的で抒情的なスタイルを持つ「交響曲第4番」の世界初録音の実現によっ
て、ハンス・ガルの4つの交響曲が遂に揃う。
録音:2011年12月6日-7日、シヴィック・ホール(ストラットフォード)




<Glossa>
GCD 921115 ¥2300
J.S.バッハ:
復活祭オラトリオBWV.249/オルガン協奏曲(原曲:BWV.35&BWV.156)
フランス・ブリュッヘン(指揮)、
18世紀オーケストラ、カペラ・アムステルダム、
イルセ・エーレンス(ソプラノ)、マイケル・チャンス(カウンターテナー)、
マルクス・シェーファー(テノール)、
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バス)、
ピーター=ヤン・ベルダー(オルガン)
ブリュッヘン&18世紀オーケストラは、「昇天節オラトリオ」ではなく「オル
ガン協奏曲」を「復活祭オラトリオ」に組み合わせるという独自の解釈を披露。
ピーター=ヤン・ベルガーがソリストを務めるこの"仮想"の「オルガン協奏曲」
は、2つのカンタータ「BWV.35」と「BWV.156」の器楽楽章を題材としており、
ブリュッヘンの「復活祭オラトリオ」を完成させる重要な役割を担っているの
である。
録音(ライヴ):2011年4月、アムステルダム&ユトレヒト(オランダ)

GCD 922407 12枚組 ¥9180
スヴェーリンク:詩篇歌全集 ――
詩篇歌集第1巻〔曲付されたダビデの詩篇歌集第1巻(1604&1624)〕
詩篇歌集2巻〔新たに曲付されたダビデの詩篇歌集第2巻(1613)〕
詩篇歌集第3巻〔新たに曲付されたダビデの詩篇歌集第3巻(1614)〕
詩篇歌集第4巻〔新たに曲付されたダビデの詩篇歌集第4巻(1621)〕
ジェズアルド・コンソート・アムステルダム、
ハリー・ファン・デル・カンプ(ディレクター)
148ページのブックレット付き!
北ドイツ・オルガン楽派の始祖、ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリンクの
声楽作品を網羅するグロッサ(Glossa)の特大プロジェクト「スヴェーリンク・
モニュメント」。"ネーデルラント音楽の記念碑"とも称されるスヴェーリンク
の約150曲に及ぶ「詩篇歌集」は、当初より詩篇全篇に音楽を付けることを目
的として、その生涯に渡って作曲が行われたネーデルラント楽派を代表する
傑作である。
演奏はもちろんスヴェーリンクの声楽作品のスペシャリストとして高い名声を
得ているハリー・ファン・デル・カンプとジェズアルド・コンソート・アムス
テルダム。12枚組、約12時間30分というスケールで明らかになるスヴェーリン
クの「詩篇歌」の全容。優れた演奏だけでなく、音楽史の資料としても計り知
れない価値を持った全集録音の登場です。
録音:2006年11月&2009年3月、レンスヴァウデ(ユトレヒト/オランダ)




<Hyperion>
CDA 67843 ¥2180
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズVol.56 ――
カルクブレンナー:
ピアノ協奏曲第2番ホ短調Op.85
ピアノ協奏曲第3番イ短調Op.107
アダージョと華麗なアレグロOp.102(全曲世界初録音)
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)、タスマニア交響楽団
ドイツで生まれフランスを中心としたヨーロッパで人気の絶頂を極めたカルク
ブレンナー。ピアニストとして大成し、ピアノ・メーカーのプレイエルに役員
として参加、そして次代の天才ショパンから「ピアノ協奏曲第1番」を献呈さ
れたエピソードも有名である。カルクブレンナーのピアノ協奏曲が持つ華麗か
つ優雅な作風は、古典派末期からロマン派への架け橋となり、ショパンを筆頭
とした次世代の音楽家たちに大きな影響を与えている。
RPCシリーズの中心アーティストとして定着したハワード・シェリーとタスマ
ニア交響楽団のレベルの高さも特筆もの。
録音:2010年6月23日-26日、
フェデレーション・コンサート・ホール(タスマニア)

CDA 67939 ¥2180
シュポア:
交響曲第9番ロ短調Op.143《四季》
交響曲第7番ハ長調Op.121《人生の世俗と神聖》
- 2つのオーケストラのための/序曲ニ長調WoO.5/祝祭行進曲ニ長調WoO.3
ハワード・シェリー(指揮)、
スイス・イタリア語放送管弦楽団
ベートーヴェンやブルックナーと同じく"第九のジンクス"に行く手を阻まれ
「交響曲第10番」は未完に終わっているシュポア。副題付きの「第7番」と
「第9番」は、古典派様式から標題音楽へと作風を変化させたシュポア後期の
2大傑作である。
録音:2011年8月16日-19日、オーディトリアム・ステリオ・モロ(ルガーノ)

CDA 67851/2 2枚組 ¥4360
メトネル:ピアノ小品集 - アラベスク、ディデュランボス、エレジー ――
8つの情景画Op.1/3つの即興曲Op.2/4つの小品Op.4/3つのアラベスクOp.7
3つのディデュランボスOp.10/3つのお話Op.17/4つの抒情的断片Op.23
練習曲ハ短調/3つの小品Op.31/3つの労働の賛歌Op.49
主題と変奏嬰ハ短調Op.55/2つのエレジーOp.59
ヘイミッシュ・ミルン(ピアノ)
ロンドン王立音楽アカデミーの教授であり、ロシア音楽とメトネルの音楽の世
界的権威ヘイミッシュ・ミルンが、長年のメトネルの研究成果を自らの手で世
に問う!
再評価著しい「ピアノ・ソナタ」や「ピアノ協奏曲」、「忘れられた調べ」、
「おとぎ話」などの陰に隠れてきたメトネルのピアノ小品たち。
メランコリックでロマンに満ちたメトネルの「小品」の魅力は、「ピアノ・ソ
ナタ」などの代表作に匹敵する素晴らしさを誇る。
録音:2010年9月20日-22日&2011年3月10日-12日、
ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

CDA 67841 2枚組(1枚価格) ¥2180
アクロン:ヴァイオリンとピアノのための組曲全集 ――
ヘブライの旋律Op.33/2つのヘブライの小品Op.35/エリ・シオン
前奏曲Op.13/ヴァルソヴィの思い出Op.14/コケットリーOp.15
セレナーデOp.17/レ・シルフィードOp.18/子守歌Op.20/即興的な踊りOp.37
シェールOp.42/おとぎ話Op.46/愛の献呈Op.51/カンツォネッタOp.52-2
2つの印象Op.32/2つの印象Op.36/2つのパステル画Op.44
組曲《ステンペーニュ》/組曲第1番《古風な形式による》Op.21
組曲第2番Op.22/4つの幻想的小品《組曲第3番》Op.23
風変わりな組曲《リズムの連作、組曲第4番》Op.41
子供のための組曲(ハイフェッツ編)/レオポルド・アウアーへの思い
ラ・ロマネスカ
ハガイ・シャハム(ヴァイオリン)、アーノン・エレツ(ピアノ)
ジョゼフ・アクロン(1886-1943)は、シェーンベルクから「現代の作曲家たち
の中で最も過小評価された1人」とその才能を称賛されたユダヤ系ポーランド
人のヴァイオリニスト=コンポーザー。
ポーランド、ロシア、ドイツを経てアメリカへと渡り、ユダヤ民俗音楽協会
に加わったアクロンは、代表作「ヘブライの旋律」など、ユダヤの民族音楽
を題材とした小品を数多く残している。
東欧のヴァイオリン作品の伝承者たち、ハガイ・シャハムとアーノン・エレ
ツのデュオがここでも冴えまくる!
録音:1996年2月26日-28日&2009年3月8日-10日、
エルサレム音楽センター(イスラエル)

CDA 67881 ¥2180
ブー・ハンソン:合唱作品集 ――
Som nar handen(アズ・ホエン・デイ・ダウンズ)/めでたし女王
ゼン・アイ・ヒアード・ザ・シンギング/フォー・アズ・ザ・レイン
ザ・プレイス・アモンスト・ザ・トゥリーズ/ミサ・ブレヴィス
わたしの目を明らかに/終わりなき境界線(エンドレス・ボーダー)
ルパート・ゴフ(指揮)、ロイヤル・ホロウェイ合唱団
ブー・ハンソン(1950-)は、ギタリスト、フォーク&ジャズのコンポーザーと
して活動をスタートさせ、1990年代からは合唱音楽の作曲家として一気に頭角
を現した北欧スウェーデンの音楽家。
幼少期のトレブル(ボーイ・ソプラノ)時代の体験を自らの合唱作品のルーツと
しているハンソン。その神秘的な音楽空間は、北欧発の合唱の新しいレパート
リーとして期待されている。
録音:2011年1月6日-8日、ドゥエ・アビー(バークシャー)





<Helios>
CDH 55410 ¥1280
《乙女の祈り》と古きピアノ・スツール(腰掛け椅子)の宝石 ――
クリスティアン・シンディング(1856-1941):春のささやき
テクラ・バダジェフスカ(1834-1861):乙女の祈り
アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):ユモレスク 変ト長調
セリム・パルムグレン(1878-1951):5月の夜
モーリッツ・モシュコフスキ(1854-1925):セレナード
アントン・ルビンシテイン(1829-1894):メロディー ヘ長調
イグナツ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):メヌエット ト長調
ドメニコ・パラディース(1707-1791):トッカータ
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):調子の良い鍛冶屋
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):メヌエット ト長調
フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):春の歌
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):悲歌
ジャン・シベリウス(1865-1957):スプルース
ウィリアム・メイソン(1829-1908):銀の春
アルベルト・ピーションカ(1828-1912):タランテッラ イ短調
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):ノットゥルノ
ヴィクター・ハーバート(1859-1924):コケット
ズデニェク・フィビヒ(1850-1900):詩曲
エドゥアルド・ポルディーニ(1869-1957):ワルツを踊る人形
エドワード・マクダウェル(1860-1908):野バラに
ヨアヒム・ラフ(1822-1882):糸を紡ぐ女
エセルバート・ネヴィン(1862-1901):ナルシソス
アルフレート・グリュンフェルト(1852-1924):ロマンス
アウグスト・デュランド(1830-1909):ワルツ第1番
フィリップ・マーティン(ピアノ)
18世紀-20世紀初期のヨーロッパでサロン音楽として親しまれた珠玉のピアノ
作品を集めたピアノ・アルバム。有名無名、時代を問わない美しい旋律の24
作品を収録。
フィリップ・マーティンは、1985年にロイヤル・アルバート・ホールでデビュ
ーして以来、イギリスで高い人気を誇り、ゴットシャルクの「ピアノ作品全集」
(CDS 44451/8)を完成させたアイルランド生まれのピアニスト。
この「乙女の祈り」は、ハイペリオンの創設者テッド・ペリー(1931-2003)に
捧げられた特別なアルバムでもある。
録音:2002年10月23日、オール・セインツ教会(ロンドン)
CDA 67379からの新装移行再発売

CDH 55407 ¥1280
パレストリーナ:ミサ曲《見よ、われはヨハネなり》 ――
しもべらよ、主をたたえよ(8声)/日々罪を犯したるわれを
これらの町が受けし試練のことを/ミサ曲《見よ、われはヨハネなり》
汝はペテロなり(7声)/第4旋法のマニフィカト(4声)
チェチーリアは楽器を奏で
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、ジェームズ・オドンネル(指揮)
ジェームズ・オドンネルが音楽監督を務めていた時代のウェストミンスター
大聖堂聖歌隊のパレストリーナ。
6声のミサ曲「見よ、われはヨハネなり」は、作曲者不明の同名のモテットに
基づくパロディ・ミサ。
録音:1999年2月9日-10日&15日-16日、ウェストミンスター大聖堂(ロンドン)
CDA 67099からの新装移行再発売

CDH 55412 ¥1280
ドホナーニ:ピアノ五重奏曲集 ――
ピアノ五重奏曲第1番ハ短調/弦楽三重奏のための《セレナード》ハ長調Op.10
ピアノ五重奏曲第2番変ホ長調Op.26
ロンドン・シューベルト・アンサンブル
コダーイ、バルトークと並ぶ20世紀ハンガリーの3大作曲家の1人であり、後期
ロマン派、ブラームスの流れを汲むエルネー・ドホナーニ(1877-1960)の「ピ
アノ五重奏曲集」。
ハンガリーの民族音楽を採り入れた作曲家たちとは一線を画すドホナーニの作
風は、どこか新鮮な響きを持つ。
録音:1995年3月28日-30日
CDA 66786からの新装移行再発売

CDH 55436 ¥1280
セント・ポールの受難節 ――
作曲者不詳:主よ、われらを憐れみたまえ
ファラント:忘れ給うなかれ、おお神よ/メンデルスゾーン:主を待ちわびて
ベアストー:哀歌/サンダース:リプローチーズ
チャップル:見よ十字架の木を/ブルックナー:キリストはおのれを低くして
ギボンズ:静かに涙を流しながら/ロッティ:十字架(8声)
ウッド:この楽しい復活祭の季節/ベアストー:イスラエルの民エジプトを出て
フィリップス:ユダ族の獅子/ブリテン:テ・デウム ハ長調
セント・ポール大聖堂聖歌隊、ジョン・スコット(指揮)
イギリス国教会の大聖堂、セント・ポール大聖堂聖歌隊が歌う四旬節、受難節
と復活祭のための音楽。
このアンソロジーに含まれた音楽は、メンデルスゾーンやブルックナーからイ
ギリスのブリテン、ジョン・サンダース(1933-2033)、ブライアン・チャップ
ル(1945-)など多岐にわたる。
録音:1996年6月25日-28日、セント・ポール大聖堂(ロンドン)
CDA 66916からの新装移行再発売




<Piano 21>
P21 044-N ¥2300
ブラームス:2台のピアノのためのソナタ ヘ短調Op.34b
R・シューマン(C・シューマン編):ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44(4手連弾版)
シプリアン・カツァリス(ピアノ)、エレーヌ・メルシエ(ピアノ)
当初、弦楽五重奏として作曲されながらも評価が芳しくなく、「ピアノ五重奏
曲Op.34」へと再び改作されるブラームスの「2台ピアノのためのソナタOp.34b」。
妻のクララ・シューマンの手により"4手連弾版"に編曲されたシューマンの「ピ
アノ五重奏曲Op.44」の2作品は、いずれもロマン派室内楽の歴史の1部となった
重要作である。
エレーヌ・メルシエは、シャンドス(CHANDOS)でカナダのファツィオーリ弾き、
ルイ・ロルティとの素晴らしいデュオを聴かせてくれている世界的ピアニスト。
超人カツァリスと才女メルシエのデュオが、ブラームスとシューマン夫妻の音
楽をどのように描くのか ――?今回も聴き手を大いに沸かせてくれそうだ!
録音:2011年5月、トーンスタジオ・テイエ・ファン・ギースト(ハイデルベルク
/ドイツ)



<Passacaille>
Passacaille 979 ¥2300
ラ・ベラ・ミヌタ - 1600年頃のコルネットのための華麗な歌 ――
タルタリーノ:スザンナによる4声のカンツォン
マヨーネ:フランス風カンツォン第4番/グアーミ:無邪気な少女
パレストリーナ:クアンティ・メルセナリ
ジョスカン:あなたと別れた千々の悲しみ
パレストリーナ:われは黒けれど、美し
グアーミ:ラ・ラッコルタ、ラ・グアミーナ、ラルモニオーサ
トラバーチ:デュレッツェ・エ・リガトゥーレの調べ
ブルネッリ:ああ、何と甘美な
トラバーチ:コンソナンツェ・ ストラヴァガンティ
ルッツァスキ:おお、春よ/デ・ローレ:別れの時
トラバーチ:フランス風カンツォン第3番/バルバリーノ:Per fulgeat
グアーミ:ラ・ブリランティーナ、8声のカンツォン第25番
ブルース・ディッキー(コルネット〔ツィンク〕)、
リウウェ・タミンハ(オルガン)、
クラウディア・パセット(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
レオナルド・ボルトロット(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
アルベルト・ラシ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
マリア・クリスティーナ・クレアリー(ハープ)
ツィンクとも呼ばれる角笛形の金管楽器コルネットの世界的名匠、ブルース・
ディッキーが高らかに歌い奏でる1600年頃の"華麗な歌"の数々!
コルネット(ツィンク)の演奏、研究のためにアメリカからイタリアへとわたり、
スイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムの教授としても活躍するブ
ルース・ディッキー。
その驚異的な妙技と、マントヴァ聖バルバラ教会のアンテニャーティ・オルガ
ン(1565年製)との共演で響く中世の角笛"コルネット"の神々しいサウンドは絶
品です!2011年3月の録音。

Passacaille 970 ¥2300
J.S.バッハ:クラヴィコードによる鍵盤作品集 ――
ソナタ ニ短調BWV.964(無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調BWV1003からの
編曲)
5つの小前奏曲BWV.939-943/前奏曲ハ短調BWV.999
協奏曲第1番ニ長調BWV.972/トッカータ ホ短調BWV.914
パルティータ第3番ホ長調BWV.1006(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番
BWV.1006からの編曲)
ヨヴァンカ・マルヴィル(クラヴィコード/トーマス・シュタイナー1999年製)
チェンバロやピアノとは異なる柔らかく個性的な音色を持ち、ビブラートや強
弱の変化など音に変化を加えることが出来る打弦鍵盤楽器クラヴィコード。
コンパクトな楽器から生まれる奥深く愛らしい音色と表情。クラヴィコードが
奏でるバッハの音楽からは、チェンバロ、ピアノやオルガンの演奏とは異なる
どこか不思議な魅力があふれている。
ヨヴァンカ・マルヴィルは、1989年のブルージュ国際古楽コンクールでの入賞
経験を持つ女流鍵盤奏者。フランスのローザンヌ高等音楽院では、チェンバロ
と室内楽の教授を務めている。2011年8月の録音。

Passacaille 978 ¥2300
楽しみ、愛と歌 - ベレンギエ・デ・パラゾル(12世紀)
:Tant m'abelis joys et amors et chants、Bona domna cuy ricx pretz fai
valer、De la gencor qu'om vey'al mieu semblan、Ab la fresca clardat、
Totz temoros e doptans、Dona si totz temps vivia、Dona la gencer qu'om
veya、Ai tal dona cum ieu sai/作曲者不詳:O Pater、Noans
アンサンブル・カンティレーナ・アンティクァ、
ステファーノ・アルバレッロ(ディレクター)
ベレンギエ・デ・パラゾルは、12世紀の初期に活躍したと伝わるカタルーニャ
初期のトロバドゥール。中世のカタルーニャ地方で歌われた8編の旋律付きの詩
に、アンサンブル・カンティレーナ・アンティクァの絶妙なアンサンブルが、
新しい息吹を吹き込む。リュート、フルート、ビウエラ、打楽器のアンサンブ
ルが絶妙!2009年3月の録音。

Passacaille 981 ¥2300
R・シュトラウス:木管楽器のための音楽
―― 組曲変ロ長調Op.4/セレナード変ホ長調Op.7
ソナチネ第2番変ホ長調《楽しい仕事場》
オクトフォロス、パウル・ドンブレヒト(ディレクター&オーボエ)
バロック・オーボエの名手パウル・ドンブレヒトが1984年に結成したウィンド
・アンサンブル、オクトフォロスの「リヒャルト・シュトラウス」が復活!
ドンブレヒトをはじめ、ホルンのトゥーニス・ファン・デァ・ズヴァールト、
クラリネットのハンス・ルドルフ・シュタルダーなど、オクトフォロスの豪華
メンバーは圧巻。




<LAWO Classics>
LWC 1021 ¥2300
ガーシュウィン・アット・ザ・キーボード ――
ガーシュウィン:スワニー/ノーバディ・バット・ユー
アイル・ビルド・ア・ステアウェイ・トゥ・パラダイス
ドゥ・イット・アゲイン/魅惑のリズム/オー・レディ・ビー・グッド
誰かが私を恋している/スウィート・アンド・ロウ・ダウン
素敵な気持ち/私の彼氏/クラップ・ユア・ハンズ/ドゥ・ドゥ・ドゥ
マイ・ワン・アンド・オンリー/ス・ワンダフル
ストライク・アップ・ザ・バンド/ライザ/アイ・ガット・リズム
フー・ケアーズ?/ラプソディ・イン・ブルー/リアルト・リップルズ
2つの調による即興曲/前奏曲第1番変ロ長調
前奏曲第2番嬰ハ短調《ブルー・ララバイ》
前奏曲第3番変ホ長調《スペインのプレリュード》/前奏曲(メロディ第17番)
前奏曲《ルバート》/前奏曲《4度のノヴェレット》
ジャスボ・ブラウン・ブルース/メリー・アンドルー
スリー・クォーター・ブルース/プロムナード/ハ調の2つのワルツ
イーヴァル・アントン・ヴォーゴール(ピアノ)
北欧ノルウェーから届いたセンスの良さがキラリと光る"オリジナル・ヴァー
ジョン"の「ガーシュウィン・ピアノ・アルバム」!
カラフルな音色、お洒落なフレージング、ほどよいリラックス感と躍動するリ
ズム。ノルウェー国立音楽アカデミーのアソシエート・プロフェッサーであり
名ピアニスト、イーヴァル・アントン・ヴォーゴールの両手が魅惑のガーシュ
ウィン・ワールドを繰り広げる!
2010年9月18日-20日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)での録音。

LWC 1016 ¥2300
ショパン(アスハイム編):ジプシー・オーケストラによるマズルカ集 ――
マズルカ イ短調Op.68-2/マズルカ ヘ短調Op.7-3/マズルカ ロ短調Op.33-4
マズルカ ハ長調Op.33-3/マズルカ イ短調Op.17-4/マズルカ イ短調Op.67-4
マズルカ 嬰ヘ短調Op.6-1/マズルカ 変ロ長調Op.7-1
マズルカ 嬰ハ短調Op.30-4/マズルカ ト短調Op.24-1
マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3
ニルス・ヘンリク・アスハイム(ピアノ)、
イェットルード・ジプシー・オーケストラ
ノルウェーのコンポーザー・ピアニスト、ニルス・エンリク・アスハイムと、
東欧ジプシー音楽のスペシャリストたち、イェットルード・ジプシー・オーケ
ストラの再解釈が贈るジプシー・オーケストラによるショパンの「マズルカ集」。
ツィンバロン、ストロー・ヴァイオリン、アコーディオンやクラリネット、そ
してピアノの大活躍により、天才ショパンの代表作「マズルカ」が驚きの大変
身!ショパンの「マズルカ」の進化形。これはかなりユニークです・・・!

LWC 1022 ¥2300
ロンベルグ:ピアノ作品集 ―― ヴァラクウェンタ/絵画的幻想曲集
アイモ・パギン(ピアノ)
1978年ノルウェー、オスロ出身の若手作曲家、マルティン・ロンベルグのピアノ
作品集。パリの老舗出版社ジェラール・ビヨドーから楽譜が出版されているロ
ンベルグの音楽は、ポスト・ロマン派、ケルト神話を思わせるかのような幻想
的な雰囲気を漂わせている。2010年9月の録音。

LWC 1018 ¥2300
綴りなおされた愛の歌 ――
ヴァルムロード:森の番人/ル・コック:シャコンヌ
ストロッツィ:
考えなくともよい、嘆きの歌 - わが涙よ、ほんとうに退屈な人だこと、
苦しめられた女
トルゲット:ああ涙よ、なぜ流れないの
コルベッタ:シャコンヌによるパルティータ
ブルン:わたしの星/ストロッツィ:死がわれらを分かつまで
コーエン:ハレルヤ
エリサベト・ホルメッツ(ソプラノ)、
フレードリク・ボック(バロック・ギター&テオルボ)
スウェーデンのソプラノ、エリサベト・ホルメッツが歌声で綴るドラマティッ
クで儚い"愛の歌"の世界。イタリア・バロック時代のシンガーソングライター、
バルバラ・ストロッツィの"17世紀のポップス"と、現代の"リュート歌曲"のコ
ントラストが不思議な魅力を醸し出す。2010年2月の録音。

LWC 1017 ¥2300
スレトホルム:サクソフォンと打楽器のための室内楽作品集 ――
青い影/...吐息のように.../マリンバのための2つの楽章
4つのプロフィール/アリアII/序奏とトッカータ
ヴェーガル・ランドース(サクソフォン)、
シェル・トゥーレ・インネルヴィーク(打楽器)、
シセル・ヴァルスタ(ハープ)、ノクサス・サクソフォン四重奏団
作曲家、政治家、ノルウェーの著作権管理団体コピノル(Kopinor)のエグゼク
ティヴ・ディレクターなど様々な姿を持つノルウェーの音楽家、イングヴェ・
スレトホルム(1955-)。
「サクソフォン+打楽器」という編成をベースとしたスレトホルムの作品は、
スカンジナヴィアの洗練されたコンテンポラリーのレベルの高さを感じさせる。

LWC 1012 2枚組 ¥4600
J・S・バッハ:クラヴィーア練習曲集第3巻 ――
前奏曲とフーガ 変ホ長調BWV.552
教理問答書コラールBWV.669-689(21のコラール前奏曲)
4つのデュエットBWV.802-805
コーレ・ノールストーガ(オルガン)
オスロ大聖堂のオルガニスト、コンサート・オルガニストとして活躍するノル
ウェーを代表する名奏者、コーレ・ノールストーガのバッハ。
17世紀の伝説的なオルガン・ビルダー、アルプ・シュニットガーが1721年に製
作したズヴォーレ、聖ミヒャエリス教会のオルガンによる演奏。その重厚かつ
神々しいサウンドは天上からの声のよう。2009年6月の録音。

LWC 1011 ¥2300
歌曲と無言歌 ――
シュポア:へだてられた恋Op.37、乙女の憧れOp.41、安堵Op.72
モーツァルト(ディアベッリ編):忘れな草(ギターのための)
モーツァルト:おいで、愛しいツィターよK.351、満足K.349
シューベルト(メルツ編):さすらい人D.493、涙の賛美D.711
ディアベッリ:美しき女の聖名祝日にOp.98、恋Op.98
メルツ:マズルカ、愛の歌/ディアベッリ:はるかなる恋人Op.98、音楽を讃えて
メルツ:はるかなる人に、スケルツォ
ジュリアーニ:運命にOp.89、エル・パンセOp.46、ばらOp.46
シュポーア:輪舞の歌Op.37、子守歌Op.72
ジュリアーニ:ヘンデルの主題による変奏曲Op.107
ヘレーネ・ヴォル(ソプラノ)、ヴェーガル・ルンド(ギター)
ギター伴奏による19世紀のロマンティックな"歌曲"と、ギター・ソロによる"無
言歌"。愛の詩、物憂う旋律、ヘレーネ・ヴォルの澄み切った歌声、ナイジェル
・ノースの弟子ルンドのギターは、全てが気品に満ちている。
2009年2月の録音。

LWC 1009 ¥2300
貧しき地はクリスマスの静けさに - クリスマス・キャロル集 ――
民謡(クローン編):愛らしいこのクリスマスの時に
グルーバー(クローン編):きよしこの夜
スタングヴィーカ民謡(クローン編):それは愛らしい幼子が
アインシーデルンの旋律(クローン編):救い主
ダール(クローン編):今、世界の隅々から人びとが
プレトリウス(クローン編):一輪のばらが咲いた
ソロース d.y.(クローン編):静かな村は光に輝き
伝承曲:天にある砦を知っている
ノルドローク(クローン編):この世にクリスマスの鐘が鳴る
民謡(クローン編):つねに待ち望む心を
スルナダール民謡(クローン編):さあ鐘よ鳴れ
シュレジェン民謡:この世はうるわし
アカデミー女声合唱団、
マーリト・トーンデル・ブースベルグ(指揮)、シーグルド・ホーレ(ベース)
ノルウェーの女声合唱団(アカデミー女声合唱団/Kvindelige Studenters
Sangforening)とノルウェー難民評議会(NRC)のコラボレーションによるクリス
マス・キャロル集。
ポピュラーなキャロルから、ノルウェーの伝承曲、民謡を組み合わせたプログ
ラムは、北欧の合唱作品集としても魅力的。2009年の録音。

LWC 1008 ¥2300
温室 - フランス歌曲集 ――
ショーソン:歌曲集《温室》Op.24/フォーレ:歌曲集《閉ざされた庭》Op.106
サン=サーンス:歌曲集《赤い灰》Op.146
ベッティーナ・スミス(メゾ・ソプラノ)、
アイナル・ロッティンゲン(ピアノ)
ベッティーナ・スミスは、オランダのハーグ王立音楽院でワウト・オーステル
カンプとエリー・アメリングから声楽を学んだノルウェー、ベルゲン生まれの
メゾ・ソプラノ。
フランス歌曲の黄金時代から選ばれたメゾ・ソプラノのための3つの歌曲集では、
スミスの歌声の存在感、確立されたキャラクターに感心。2008年8月-9月の録音。

LWC 1007 ¥2300
インスパイアード・バイ・バッハ - オルガン作品集 ――
シューマン:ペダル・ピアノのためのスケッチOp.58
エッゲン:シャコンヌ ト短調/ペダル・ピアノのための練習曲Op.56
ヴァーレン:パストラーレOp.34、前奏曲とフーガOp.33-1/2
J・S・バッハ:コラール幻想曲《主なる神が我らを守りたまわずば》BWV.1128
アンデシュ・アイステン・ダール(オルガン)
J.S.バッハの音楽から影響を受けたシューマン、アルネ・エッゲン(1881-1955)、
ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952)のオルガン作品集。
ノルウェーの若手オルガニスト、アンデシュ・アイステン・ダールの閃きが、
時を越えてJ.S.バッハと後世の作曲家たちをリンクさせている。
2008年&2009年の録音。

LWC 1006 ¥2300
ばらに囲まれて - グリーグ:歌曲集 ――
ヨン・パウルセンの5つの詩Op.26/6つのロマンスOp.39
《ペール・ギュント》Op.23より ソルヴェイグの歌、ソルヴェイグの子守歌
6つの歌曲Op.48
ヒルデ・ハーラルセン・スヴェーン(ソプラノ)、
シグネ・バッケ(ピアノ/スタインウェイ1892)
ノルウェー、トロルハウゲンのグリーグの別荘で、グリーグが愛用したと伝わ
る1892年製のスタインウェイ・モデルBを用いてレコーディングされたグリーグ
の歌曲集。
この情熱あふれるプロジェクトを歌うのは、ノルウェー歌曲を得意とするヒル
デ・ハーラルセン・スヴェーン。グリーグの抒情性が巧みに表現された好演で
ある。2009年1月の録音。

LWC 1005 ¥2300
ヒンデミット:ヴィオラとサクソフォンのための室内楽作品集 ――
ヴィオラとチェロのための二重奏曲/コンツェルトシュテュック
無伴奏ヴィオラ・ソナタOp.25-1
ヴィオラ、テナー・サクソフォンとピアノのための三重奏曲Op.47
ロルフ=エーリク・ニューストレム(アルト・サクソフォン)、
ヴェーガル・ランドース(アルト・サクソフォン&テナー・サクソフォン)、
ヘンニンゲ・ランドース(ヴィオラ)、ビョルグ・ルイス(チェロ)、
エリスビータ・ナウロッカ(ピアノ)
多くの木管、金管楽器や弦楽器のために作曲を行ったヒンデミットの室内楽作
品の中から、"サクソフォン"と"ヴィオラ"のための音楽をピックアップ!
ノルウェーのサクソフォン・シーンをリードする2人の名プレーヤーが"競演"す
る「コンツェルトシュテュック」がこのアルバムのハイライト。
2004年-2007年の録音。

LWC 1004 ¥2300
我思う、ゆえに我あり -
ヘンデル:《メサイア》より 正しきことを述べる者の足は美しい
J・S・バッハ:われ忠実に沈黙を守りBWV.466
J・S・バッハ/グノー:アヴェ・マリア
フォーレ:《レクイエム》より ピエ・イェズ
クヴェルノ:《エレミア》より カンティレーナ
ハイドン:《神なる聖ヨハネのミサ・ブレヴィス》より ベネディクトゥス
シューベルト:アヴェ・マリア
カールセン(ドローゲン編):夜の訪れは船足速く
バーゴン:ヌンク・ディミッティス
メンデルスゾーン(ニアリー編):鳩のように飛べたなら
J.S.バッハ:御身がそばにあるならばBWV.508
ヘッダール伝承歌(ノールストーガ編):天上に
カルク=エーレルト:交響的コラール《今すべての森は眠る》Op.87-3
ベンヤミン・イーサクセン(ボーイ・ソプラノ)、
マグネ・H・ドローゲン(オルガン)、ベーリト・カルダス(ヴァイオリン)
10年にわたりオスロ大聖堂少年合唱団のメンバーとして演奏家、礼拝に参加し
てきたノルウェーのボーイ・ソプラノ、ベンヤミン・イーサクセンのソロ・ア
ルバム。
すでにノルウェー放送管弦楽団やグレクス・ヴォーカリスとの共演を果たして
おり、母国ノルウェーを中心にソリストとして本格的な活動をスタートさせて
いる。2008年の録音。

LWC 1001 ¥2300
ノヴァ - 合唱作品集 ――
ウィテカー:水の夜、眠り(スリープ)/レーガー:夜の歌
ラフマニノフ:生神童貞女や喜べよ/イェイロ(ヤイロ):すべてが美しいお方
クヴェルノ:アヴェ・マリス・ステラ(めでたし海の星)
ゲレーロ:めでたし、聖なる処女/ドミンゲス:光であられる神
ニューステット:おお十字架よ/ヤンソン:ソネット第76番
メルナス:ボッサ・ブッファ/伝承曲(メーラー編):トリロ
アンネ・カーリン・スンダール(指揮)、室内合唱団ノーヴァ
2001年に結成されたノルウェーの混声合唱団、室内合唱団ノーヴァが歌う2世紀
に渡る合唱作品集。
ノルウェーの合唱団と、日本でも評価、人気の高いウィテカーやイェイロ(ヤイ
ロ)の作品という組み合わせは、合唱ファン要チェック。2007年-2008年の録音。




<La Bottega Discantica>
DISCANTICA CAT 2012(カタログ付き特別仕様) ¥1350
ナルディーニ:
2つのジャーマン・フルートと通奏低音のための6つのソナタ ――
ソナタ第6番/ソナタ第3番/ソナタ第1番/ソナタ第2番/ソナタ第4番
ソナタ第5番
イル・ベラッコルド・アンサンブル〔ガブリエレ・フォルメンティ
(トラヴェルソ&ディレクター)、ジオナ・サポリーティ(トラヴェルソ)、
ジョエレ・グスベルティ(チェロ)、ガブリエレ・トイア(チェンバロ)〕
ピエトロ・ナルディーニ(1722-1793)は、タルティーニの弟子であり、その跡を
継いでトスカーナ大公の宮廷音楽監督としてフィレンツェで活躍した18世紀イ
タリアのヴァイオリニスト&作曲家。作曲家としても演奏家としても"華やかな
技巧"よりも"美しい旋律"を重用したスタイルの持ち主である。
イル・ベラッコルド・アンサンブルは、イタリアの若手古楽器奏者たちによる
四重奏団。メンバー全員が、ガッティ兄弟やG・マッテオリ、K・クラークから
古楽を学んでおり、その実力は本物。
録音:2006年8月4-6日、パラッツォ・ピニャーノ(イタリア)

●未案内の旧譜
DISCANTICA 81 ¥2300
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番Op.15(4手連弾版)
シューベルト:幻想曲ヘ短調D.940
デュオ・ティツィアーナ・モネータ&ガブリエーレ・ロータ(ピアノ・デュオ)
ドニゼッティ音楽院とペドローロ音楽院で教鞭を執るイタリア人ピアノ・デュ
オが弾くブラームスの「ピアノ協奏曲第1番」の"4手連弾ヴァージョン"。
長大なブラームスの大作を、20本の指で弾きこなす技術と集中力、アンサンブ
ル能力は、経験豊富なデュオだからこそ成せる技。2001年3月の録音。

DISCANTICA 103 ¥2300
レオナルド・ダ・ヴィンチの時代のミラノの音楽 ――
フランキーノ・ガッフリオ/ジョアン・アンブロシオ・ダルツァ
バルトロメオ・トロンボンチーノ/セラフィーノ・アクイラーノ
フランチェスコ・スピナシーノ/ジョスカン・デ・プレ
フランチェスコ・ダ・ミラノ/ペトロ・パウロ・ボローノ
クローダン・ド・セルミジ
レナータ・フスコ(ソプラノ)、マッシモ・ロナルディ(リュート)
イタリア・ルネサンス時代の巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)。
ソプラノとリュートのデュオが奏でる当時のミラノの音楽集には、レオナルド
・ダ・ヴィンチ作曲の「3つの音楽の謎(Tre Rebus Musicali)」を収録。
2003年4月の録音。




<Timpani>
1C 1191 ¥2300
マスネ:歌曲集 ――
歌曲集《叙情的表現》/歌曲集《10月の詩》/春が大地を訪れ/手紙/悲歌
人の噂!/アモルよ、祝福したまえ/夕日/夜/生きられた時間/蝉の死
サビーヌ・ルヴォ・ダロン(ソプラノ)、
サミュエル・ジャン(ピアノ)、マチュー・フォンタナ(チェロ)
ローマ賞の受賞者であり普仏戦争には兵士として参戦した経歴を持つフラン
スの大作曲家ジュール・マスネ(1842-1912)。「マノン」や「ウェルテル」な
どのオペラで大成功を収めたマスネの忘れられし姿、「歌曲の作曲家」とし
ての才能と光をあてたティンパニ(Timpani)ならではの好企画!
「タイスの瞑想曲」に代表されるように稀代のメロディメーカーでもあった
マスネは、その生涯で260曲を超える優れた歌曲を遺したフランス歌曲の大
作曲家なのである。
2009年のマルマンド国際声楽コンクールで第1位に輝いたフランス期待のソ
プラノ、サビーヌ・ルヴォ・ダロンの歌声が、「マスネの歌曲」の深層へと
導いてくれる。2011年10月の録音。




<Globe>
GLO 5242 ¥2300
テノールのための16世紀ドイツの歌曲 ――
ゼンフル:
タンデルナーケン、エルスライン, 愛するエルスライン、森で夜が明ける、
幸運、私の恋人よ
イザーク:インスブルックよさらば 、犬/他
マルセル・ビークマン(テノール)、
アムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団
「テノール+リコーダー四重奏」というユニークな編成で奏でる16世紀ドイ
ツの愛と命の歌。ブリュッヘン&18世紀オーケストラのJ.S.バッハ「ヨハネ
受難曲」(Glossa / GCD 921113)にもソリストとして参加しているオランダ
の名テノール。ブリスク・リコーダー四重奏団の洗練されたアンサンブルと
シンプルな音色が、歌に込められた儚き想いを静かに際立たせる。
2010年11月の録音。




<ABC Classics>
ABC 476 4113 ¥2250
ベートーヴェン:
ディアベッリの主題による33の変奏曲ハ長調Op.120
アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調WoO.57
バガテル イ短調WoO.59《エリーゼのために》
ヘラルド・ウィリアムス(ピアノ/スチュアート&サンズ)
オランダ系オーストラリア人ピアニスト、ヘラルド・ウィリアムスがオース
トラリアのハンドメイド・ピアノ、スチュアート&サンズ(Stuart & Sons)で
弾く「ディアベッリ変奏曲」!スチュアート&サンズのピアノは、クリアな
サウンド、一般的なピアノよりも多い102の鍵盤と広い音域が大きな特色。
南半球オーストラリアの"ピアニスト"と"ピアノ"の共演という興味深いベー
トーヴェンは、ピアノ・ファンにオススメ。2010年2月の録音。

ABC 476 4237 ¥2250
ブラス・アンサンブルのための音楽 ――
ルトスワフスキ:小序曲/A.ガブリエリ:第12旋法によるリチェルカーレ
ペーツェル:塔の音楽(タワー・ミュージック)
ブリテン:聖エドモンズバリーのためのファンファーレ
パーセル:メアリー女王の葬送音楽
スカルソープ:オーストラリアン・アンセム
カーター:パーセルの《1音上のファンタジア》
アシュトン:キャサリンの歌による幻想曲
ホルボーン:ルネサンス舞曲集/ピアソン:舞踏組曲
ジェズアルド(M・デイヴィス編):2つのモテット
マックスウェル・デイヴィス:ポール・スター
グレアム・アシュトン・ブラス・アンサンブル
グレアム・アシュトン・ブラス・アンサンブル(GABE)は、伝説のアンサンブ
ルPJBEの元トランペッター、グレアム・アシュトンが1992年に創設したイギ
リスの金管アンサンブル。PJBEのDNAを受け継ぐGABEが、本家と同じくルネサ
ンスから現代作品までのバラエティに富んだプログラムを自在に吹き鳴らす!

ABC 476 4236 ¥2250
リスト:ピアノとオーケストラのためのトランスクリプション全集 ――
シューベルト(リスト編):さすらい人幻想曲S.366
ベルリオーズ(リスト編):《レリオ》の主題による交響的大幻想曲S.120
ベートーヴェン(リスト編):《アテネの廃墟》の主題による幻想曲S.122
ウェーバー(リスト編):華麗なるポロネーズ 変ホ長調S.367
ヴィクトル・サンジョルジョ(ピアノ)、
エン・シャオ(指揮)、クイーンズランド交響楽団
ヴィクトル・サンジョルジュは、フィオリーニ・ピアノ・トリオのメンバー
としてロンドンを拠点に活躍するイタリア生まれのオーストラリア人ピアニ
スト。アバド、プレヴィン、グローヴズ、リットンなど、名指揮者たちとの
共演も数多い実力者である。

ABC 476 4235 ¥2250
スカルソープ:
太陽の音楽I-IV/イルカンダIV/ピアノ協奏曲/小さな町
ジョン・ホプキンス(指揮)、メイヤー・フレッドマン(指揮)、
メルボルン交響楽団
ピーター・スカルソープ(1929)は、自身の作品にディジェリドゥを採り入れ
るなど、伝統音楽とクラシックの融合に挑戦し続けてきたオーストラリアの
国民的作曲家。「太陽の音楽」はスカルソープの代表作の1つ。





<Phaedra>
DDD 292025 ¥2300
フランスのロマンス ――
グノー:春の歌、春に、花にそえて、5月初めの日、セレナード
ビゼー:朝の歌、冬のあとに、4月の歌、わが命はその秘密を、愛の歌
マスネ:
ソネット、夢のような自分、かわいい人よ、もし花に目があったなら、
彼女に僕の命を捧げたので
フォーレ:愛の夢、リディア、ネル
アーン:いみじき時、私に歌の翼があったなら、風景、5月、春、夜想曲
プーランク:愛の小径
ウェルナー・ファン・メヘレン(バス・バリトン)、
インゲ・スピネット(ピアノ)
19世紀パリのサロンで歌われたフランスの大作曲家たちの歌曲集。
ウェルナー・ファン・メヘレンは、ルーヴェンのレメンス音楽院で声楽を学び、
現在はオペラのステージから古楽系指揮者との共演など幅広い活躍を展開して
いるベルギーのバス・バリトン歌手。2010年9月の録音。





<Cybele>
Cybele 200.201 ¥2300
カンパニュラ ――
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番より 前奏曲
ブルーメンターラー:カント/デンホフ:Wenn aber...
ツィンマーマン:4つの短い練習曲
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番より サラバンド
クルターク:ヤーノシュ・ピリンスキー - ジェラール・ド・ネルヴァル
デンホフ:サーキュラ・エル・ティエンポ
ミヒャエル・デンホフ(カンパニュラ)
共鳴弦を張ったチェロのような弦楽器「カンパニュラ(Campanula)」による無伴
奏作品集!ドイツの楽器製作者ヘルムート・ブレフェルトが開発した弦楽器
「カンパニュラ」が奏でる音楽、中でもバッハは、共鳴弦により広がる"響き"
の存在が斬新な印象を与えてくれる。1995年5月の録音。弊社初紹介。

Cybele 020.104 ¥2300
カバニーリェス:オルガン作品集Vol.4 ――
第4旋法によるティエント/第6旋法によるティエント
第7旋法によるティエント/第2旋法によるティエント
第1旋法によるパッサカリア/パセオ第1番/第5旋法によるティエント
第8旋法によるティエント
サンドロ・R.ミュラー(オルガン)
バレンシア大聖堂の首席オルガニストという大任を務めた17世紀スペイン・オ
ルガン界の巨匠、フアン・バウティスタ・カバニーリェス(1644-1712)。
「ティエント」をメインとする作品集の第4巻は、マリーエンシュタット修道院
教会のリーガー・オルガン(1969-70年製)による演奏。
1995年の録音。弊社初紹介。

Cybele 050.201 ¥2300
ミッデルシュルテ:オルガン作品集 ――
パッサカリア ニ短調/J.S.バッハの主題による協奏曲
カノン風幻想曲とJ.S.バッハの主題によるフーガ
ギスベルト・シュナイダー(オルガン)
ドイツからアメリカのシカゴへと移住しヨーロッパ楽壇の流れから外れてしま
ったため、知られざる存在となってしまったヴィルヘルム・ミッデルシュルテ
(1863-1943)。
J.S.バッハの音楽を信奉したミッデルシュルテのオルガン作品には、バッハに
近現代のテイストを加えたスタイルが最大の特徴。
1997年11月の録音。弊社初紹介。

Cybele 060.301 ¥2300
タンケ:オルガンのための21の幻想曲《イマジナリー・デイ》(世界初録音)
ウィレム・タンケ(オルガン)
レーガーとメシアン、オランダの作曲家たちのオルガン作品演奏、即興演奏の
スペシャリストで作曲家、ウィレム・タンケ(1959-)の自作自演集。
朝、昼、夕、夜の出来事を描く「イマジナリー・デイ」ではオルガンだけでな
く、アフリカのドラムや空のワインボトル(!?)などの打楽器も大活躍!
1999年-2001年の録音。弊社初紹介。




<Saydisc>
CD-SDL 392 ¥2180
シアター・オルガン - ウーリッツアー&コンプトンのシアター・オルガン
ロナルド・カーティス(オルガン)、ローレンス・ジェームズ(オルガン)
20世紀初期のアメリカで誕生し、無声映画の伴奏などに愛用された"シアター・
オルガン"が奏でる小品集。1973年&1981年の録音。
当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。弊社初紹介。




<Avie / SFS Media>
SFS 0040(22LPs) ¥78500
マーラー:交響曲全集&管弦楽伴奏付き歌曲集
交響曲第1番ニ長調《巨人》
第2番ハ短調《復活》
第3番ニ短調
亡き子をしのぶ歌
第4番ト長調
第5番嬰ハ短調
第6番イ短調《悲劇的》
第7番ホ短調《夜の歌》
第8番変ホ長調《千人の交響曲》
第10番嬰ヘ短調より アダージョ
交響曲第9番ニ長調
大地の歌
カンタータ《嘆きの歌》
管弦楽伴奏付き歌曲集
(さすらう若人の歌/リュッケルト歌曲集
/《子供の魔法の角笛》より 塔の中の囚人の歌、少年の鼓手、
トランペットが美しく鳴り響くところ、死んだ少年鼓手、原光)
/リュッケルトによる5つの詩(ボーナス・レコーディング)
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、
サンフランシスコ交響楽団
☆ 180g重量盤LP22枚組(33回転22LP+45回転7インチボーナスディスク付き)
☆ LP マスタリング:Kevin Gray at Acous Tech Mastering
☆ 録音:2001年-2009年、デイヴィス・シンフォニー・ホール
☆ Originally recorded to DSD, remastered at 96k/24bit
☆ 当タイトルは、配送用段ボール(縦36cm×横36cm×高さ28cm)の中に、ハー
ドケースとLPが分けて収納されています(約12kg)。
圧倒的名演、超優秀録音がグラミー賞をはじめ、世界各国の音楽賞に輝いた
MTT&SFSのマーラー全集。
超豪華仕様!『180g重量盤LP22枚組の完全限定BOXセット』ヴァージョンが遂
に登場!
全世界で500セットの完全限定生産!
SFS Media(サンフランシスコ交響楽団)でも完売となっており、日本向け確保分
125セットが完売となり次第、取扱い終了となります。再生産の予定はありま
せん。




<Onyx>
ONYX 4089 \2180
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
ルビンシテイン:ピアノ協奏曲第4番ニ短調Op.70
ヨーゼフ・モーグ(ピアノ)
ニコラス・ミルトン(指揮)、
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団
ドイツの次代を担うヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして大きな期待を寄せ
られているヨーゼフ・モーグ。ルビンシテインの「ピアノ協奏曲第4番」は、
2011年4月16日に行われたドイツ大統領主催の慈善コンサートで大成功を収
めたプログラムであり、名曲中の名曲ラフマニノフの「第3番」と共に、ド
イツの天才のオニックス・デビューに相応しい大作である。

ONYX 4086 \2180
マシーン・エイジからの音楽 ――
バルトーク:組曲《中国の不思議な役人》
ホルスト:歌劇《どこまでも馬鹿な男》からのバレエ音楽
ラヴェル:管弦楽のための舞踏詩《ラ・ヴァルス》
プロコフィエフ:スキタイ組曲
シュールホフ:バレエ音楽《オジェラーラ》より
サッシャ・ゲッツェル(指揮)、
ボルサン・イスタンブール・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン・フィルのヴァイオリン奏者から指揮者へと転身し、熱すぎるバト
ンテクニックとハイレベルの音楽創りで聴衆を魅了してきたサッシャ・ゲッ
ツェルが、トルコのオーケストラ、ボルサン・イスタンブール・フィルを率
いてバルトークの「中国の不思議な役人」やラヴェルの「ラ・ヴァルス」な
ど、国もスタイルも全く異なる5作品に総力を挙げて挑む!

<Profil>
=ギュンター・ヴァント・エディション=
ヴァント生誕100年記念超大型企画!
「ヴァント&ベルリン・ドイツ交響楽団-ライヴ集成ボックス」第2弾
日本大幅先行リリース!

PH 10046 8枚組 ¥10500
「ギュンター・ヴァント / ベルリン・ドイツ交響楽団ライヴ集成-
ベートーヴェン、ストラヴィンスキー、チャイコフスキー、モーツァルト、
ハイドン、ブルックナー、ムソルグスキー篇」
「ベートーヴェン・ワークショップ・イン・ベルリン-
ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」&第6番「田園」のリハーサル&実演
(ベルリン・シャウシュピールハウス)」
[CD 1]
・ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
-第1楽章リハーサル(29’12”)
・ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」(全曲演奏)
録音:1992年10月26日ベルリン・シャウシュピールハウス
[現コンツェルトハウス](ライヴ・デジタル)
[CD 2] 75’27”
・ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
-第1、第2、第4楽章のリハーサル(41’09”)
・ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」(全曲演奏)
録音:1992年11月2日ベルリン・シャウシュピールハウス(ライヴ・デジタル)
[CD 3] 79’59”
・ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
・ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
録音:1994年11月1 & 2日ベルリン・シャウシュピールハウス
(ライヴ・デジタル)
収録:ベルリンRIAS、ドイチュラントラジオ・クルトゥーア
[CD 4] 73’37”
「1987年4月5 & 6日ベルリン、フィルハーモニーにおけるコンサート」
・ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲(1945年版)
・チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
録音:1987年4月5 & 6日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
収録:ベルリンRIAS、ドイチュラントラジオ・クルトゥーア
[CD 5] 70’31”
「1988年9月18日ベルリン、フィルハーモニーにおけるコンサート」
・モーツァルト:交響曲第40番ト短調KV 550
・チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
録音:1988年9月18日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
収録:ベルリンRIAS、ドイチュラントラジオ・クルトゥーア
[CD 6] 73’57”
・ブルックナー:交響曲第6番イ長調(原典版)
録音:1995年4月30日、5月1日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1884/90年ハース版)-第1楽章
[CD 7] 72’25”
・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1884/90年ハース版)
-第2楽章 / 第3楽章 / 第4楽章
録音:1994年5月14、15、16日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
収録:ドイチュラントラジオ・クルトゥーア
[CD 8] 65’35”
・ハイドン:交響曲第76番変ホ長調Hob.I-76
録音:1995年4月30日、5月1日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
・モーツァルト:セレナード第6番ニ長調KV 239「セレナータ・ノットゥルナ」
録音:1995年2月19日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
・ムソルグスキー=ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」
録音:1995年2月19日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
収録:ドイチュラントラジオ・クルトゥーア(ハイドン)、
rbbベルリン・ブランデンブルク放送(モーツァルト&ムソルグスキー)
以上、すべて ギュンター・ヴァント(指揮) ベルリン・ドイツ交響楽団
Profilの社主ギュンター・ヘンスラー氏が、故アニタ夫人と御子息の全面協力
を得て、推し進める看板プロジェクト「ギュンター・ヴァント・エディション」。
ミュンヘン・フィルとならんで、巨匠ヴァントが客演を重ねたもうひとつの手
兵ベルリン・ドイツ響との最晩年のライヴをまとめた第1集(PH09068)の大成功
を受けて、ヴァント生誕100年&歿後10年のダブル・アニヴァーサリーを迎える
2012年、弊社キングインターナショナルの提案で続篇がリリースの運びとなり
ました。前回に引き続きブルックナー、ベートーヴェンといった不動のドイツ
ものに加えて、熱心なファンのあいだでCD化の要望の強かったムソルグスキー
の「展覧会の絵」、ストラヴィンスキーの「火の鳥」組曲やチャイコフスキー
の交響曲も加わり、内容的にさらなる充実ぶりをみせています。さらに、ベー
トーヴェンの「運命」と「田園」は1992年、1994年と時期の異なる2種ずつの
演奏に加え、1992年分については貴重なリハーサル風景までも収めるという徹
底したこだわりのつくり。
このたびも正規マスター使用により録音状態もきわめて優秀で、ベルリンRIAS、
ドイチュラントラジオ・クルトゥーア、ベルリン・ブランデンブルク放送(rbb)
当時の自由ベルリン放送(SFB)が全面協力。
ヴァントの芸風の真髄である、厳しく引き締まった造形美に打ち抜かれた巨匠
不滅のドキュメントは、すべてが襟を正して向き合うに足りうるもので、本物
の手ごたえをあらためて実感されるにちがいありません。
なお、日本国内大幅先行リリースで、分売の予定は未定となっております。




<MIRARE>
文革を生きたピアニスト、シャオ・メイ・シュ
廃盤となっていたMANDALAレーベル音源の復刻盤がついにリリースされます!

MIR 157 ¥1980
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111
(2)シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960
シャオ・メイ・シュ(ピアノ)
録音:2004年(MANDALA音源)
ベートーヴェンとシューベルト、2人の大音楽家の最後のソナタを収録した1枚。
一度は廃盤となってしまっていた名盤の復刻盤がついにリリースです!幼いう
ちから才能を見出されながらも文化大革命の波に翻弄されたシャオ・メイ・
シュ。卓越した演奏技術と圧巻の表現力でヨーロッパを中心に高く評価されて
いるピアニストです。2012年5月には来日公演も予定されており、今後ますます
の活躍が期待されましょう。
「人生において分かりきっていることが1つあります。それはいずれ死ぬという
こと。皆、そのことを隠そうとしているのです」。この2曲同時に収録したこと
について質問され、そう語り始めたシャオ・メイ・シュ。死が身近なものであ
ることを実感した時、彼女が取り組みたいと思ったのが今回収録された2曲の
ソナタであったといいます。全体的に重めの演奏ではありますが、緊張感のあ
る強靭なフォルティッシモと、寂寥感に満ちたピアニッシモの響きのコントラ
ストに心揺さぶられます。改めてシャオ・メイ・シュの豊かな表現力に圧倒さ
れる名演です!

MIR 156 2枚組 ¥2500
J.S.バッハ:6つのパルティータ BWV 825-830
シャオ・メイ・シュ(ピアノ)
録音:1999年9月(MANDALA録音)
1990年に録音したJ.S.バッハのゴルトベルク変奏が今もなお屈指の名演として
語り継がれているシャオ・メイ・シュ。本CDは彼女が1999年に録音した6つの
パルティータの復刻盤となります。J.S.バッハの音楽に強い思い入れを抱き、
常にJ.S.バッハの演奏に取り組んできたシャオ・メイ。近年発売された平均律
クラヴィーア曲集第1巻(MIR 103)、第2巻(MIR 044)でも、その卓越したテクニ
ックと表現力で高い評価を受けました。シャオ・メイのバッハは時おり情感あ
ふれる激しさも垣間見せるものの、基本的には過度な表現を控えた演奏。録音
状態も良く、シャオ・メイの静謐かつ清廉な音色の魅力が存分に楽しめます。
インタビューで、「このパルティータ集は、バッハの音楽への導入として最も
良いものだと思います」と語り、演奏への熱意を伺わせていたシャオ・メイ。
ゴルトベルク変奏曲を演奏する5月での来日演奏を前に、シャオ・メイのバッ
ハを改めて堪能できる1枚となっています。

MIR 158 ¥1980
シューマン:(1)ダヴィッド同盟舞曲集 op.6 (2)子供の情景 op.15
シャオ・メイ・シュ(ピアノ)
録音:2002年6月(MANDALA録音)
わずか8歳にしてテレビで演奏披露し、10歳で北京音楽院に入学したシャオ・
メイ・シュ。文化大革命によって西洋楽器の演奏が禁止されてもなお密かにピ
アノを弾き続けた彼女は、まさに波瀾の末に大成したピアニストといえましょ
う。一度は廃盤となってしまった録音の貴重な復刻盤です!
ロマンティックかつドラマティックな2曲を収録した本CDは、シャオ・メイの
波瀾に富んだ人生をも感じさせるプログラム。インタビューでこのことを指摘
されると、シャオ・メイは「その通りですね。ピアノを始めたのは子供の情景
のおかげです。ですから、音楽家としての人生を決めた作品なんですよ」と語
り、ダヴィット同盟舞曲集についても「私がヨーロッパやアメリカへ移住した
時、私が取り組んだ最初の大作でした」と思い入れの強さを伺わせました。
シューマンを最も詩的な音楽家として尊敬するシャオ・メイが、持ち味である
卓越した演奏技術と静謐な音色を存分に活かし、シューマンの魅力を見事に表
現してくれています。ドラマティックな激しい表現と、暖かみのある抒情的な
表現のコントラストにうっとりと聴き入る名演です。




<naive>
DR 2148(DVD-Video) ¥3780
字幕:仏英
ヴィヴァルディ:「怒れるオルランド」
マリー=ニコル・ルミュー(A オルランド) 
ジェニファー・ラーモア(Ms アルチーナ)
ヴェロニカ・カンジェミ(S アンジェリカ) 
フィリップ・ジャルースキ(CT ルッジェーロ)
クリスティアン・セン(Br アストルフォ)
クリスティーナ・ハンマーストレム(Ms ブラダマンテ) 
ロミーナ・バッソ(Ms メドーロ)
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)
アンサンブル・マテウス
シャンゼリゼ劇場合唱団
ピエール・オーディ(演出) ウィレム・ブルルス(ドラマトゥルギ)
パトリック・キンモンス(装置,衣装) ペーター・ヴァン・プレト
収録:2011年3月、パリ
パリで話題沸騰となった上演がDVDになりました!ヴィヴァルディのオペラの
中でも傑作として知られる「怒れるオルランド」。naiveからは既にスピノージ
指揮の全曲録音(OP 30393)が発売されて絶賛されていましたが、今回は舞台上
演の収録ですので、手応えも倍増。歌手はルミュー、ラーモア、ジャルースキ、
カンジェミは録音と何人も共通しています。いまやオルランドが当たり役のマ
リー=ニコル・ルミュウ、歌はもちろん見事、しかも大柄な体格にヒゲ面男の
メイクがバッチリ決まっていて、狂乱の場面は物凄い迫力。ロッシーニメッゾ
ソプラノとして一世を風靡したジェニファー・ラーモア、歌が素晴らしいのは
もちろん、50代になって妖艶さを増した美貌がアルチーナにドンピシャ、強い
存在感を発揮しています。しかもメッゾソプラノには、スウェーデンのクリス
ティーナ・ハンマーストレム、イタリアのロミーナ・バッソと、女声低音に4人
も優秀な人材が集められているという贅沢さ。また今や絶大な人気を誇るカウ
ンターテノール、フィリップ・ジャルースキ、ベテランのバロックソプラノ、
ヴェロニカ・カンジェミも最高レベル。この中で唯一の男声低音、アストル
フォのクリスティアン・センの逞しさも映えていますスピノージは、いつもな
がらの剛速球のヴィヴァルディ。上演時間がかなり長い作品にもかかわらず、
一気に聞かせます。
演出は、ネーデルラント・オペラの監督として知られる大御所ピエール・オー
ディ。アルチーナを18世紀あたりの高級娼婦にし、その館の中で愛に苦しむ登
場人物を深く抉っています。ことに、ともするとオルランドのハチャメチャ振
りばかり目立ちがちな第3幕が、猛烈に胸に迫るものに。カーテンコールでシャ
ンゼリゼ劇場が大盛り上がりしているのも当然。しばしば気楽な作曲家扱いさ
れるヴィヴァルディ、そんな人もヴィヴァルディ観が一変するであろう、物凄
い舞台です。
デジパック、76ページの豪華カラー冊子付きです。




<helicon>
HEL 029654 ¥2080
・シェーンベルク:ワルシャワの生き残りOp.46
 録音:2006年12月31日テルアビブ、マン・オーディトリアム
(ライヴ・ステレオ)
・ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
 録音:1995年3月テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
フリートへルム・エーベルレ(語り)
イスラエル・オペラ合唱団男声合唱
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
クルト・マズア(指揮)
1927年生まれの巨匠指揮者クルト・マズアがイスラエル・フィルを指揮してブ
ルックナーの第7交響曲を演奏したアルバムは、終身名誉客演指揮者就任から
3年目の1995年3月に行われたコンサートの模様をライヴ収録したものです。
イスラエル・フィルによるブルックナー録音といえば、1963年にライヴ収録さ
れた第9番(HEL029625)のほか、1987年にフランクフルトでライヴ収録された
第8番の映像作品、1989年にセッション録音された第0番と第8番くらいでごく
数点しかなく、これらはすべてメータ指揮によるものでした。
ブルックナーのおおきな魅力のひとつに、息の長い緩徐楽章の美しさが挙げら
れますが、そのままこれは優秀な弦楽セクションを誇るイスラエル・フィルに
とっておおいに真価を発揮する場面ともいえそうで、数多くブルックナーを
手掛けてきたマズアとの顔合わせはたいへん興味の尽きないものといえるで
しょう。
カップリングの「ワルシャワの生き残り」は、ベートーヴェンの第9交響曲と
ともに、イスラエル・フィル創立70周年を迎えた2006年のジルヴェスター・
ガラで演奏されたもの。
第2次大戦中のホロコーストという、ナチがおこなった未曾有の残虐行為を扱
った内容に対して、ここでイスラエルの演奏陣がみせる息詰まる音楽は想像以
上で、終盤、男声合唱が「聞け、イスラエル」という歌うくだりに至っては鬼
気迫るものがあります。
語りを担当するフリートへルム・エーベルレは1935年生まれのドイツの名優。
エーベルレは、マズアが1988年にグリーグの「ペールギュント」のセッショ
ン録音をおこなった際にも語りとして参加していました。

HEL 029639 2枚組 ¥2780
「チャイコフスキー:弦楽四重奏曲集 / イスラエル・フィルハーモニー・
リヒター四重奏団」
[CD 1]
・弦楽四重奏曲第1番ニ長調op.11
・弦楽四重奏曲第2番ヘ長調op.22
[CD 2]
・弦楽四重奏曲第3番変ホ短調op.30
・弦楽六重奏曲ニ短調op.70「フィレンツェの思い出」*
イスラエル・フィルハーモニー・リヒター四重奏団
イリヤ・コノヴァーロフ、シュムエル・グラセル(Vn)
ドミートリー・ラトゥシュ(Va)
フェリクス・ネミロフスキー(Vc)
ヴラディスラフ・ラトゥシュ(Va)* キリル・ミハノフスキー(Vc)*
録音:2010年9月12-15日テルアビブ、マン・オーディトリアム
(ライヴ・ステレオ)
イスラエル・フィルハーモニー・リヒター四重奏団は、その名の通りすべてイ
スラエル・フィルのメンバーで構成され、楽団がイタリア・ツアー中の2006年
5月にスポレート音楽祭でデビューを果たしたアンサンブル。結成にあたり、
惜しみない寄付と向こう10年間の活動のサポートを申し出た、イスラエル・
フィルハーモニー管弦楽団基金理事で後援会員のリヒター・ファミリーに謝意
を表して、その名を冠しています。
結成の目的として、オーケストラの芸術活動になくてはならない部分であった、
弦楽四重奏団の偉大なる伝統を継承することがありましたが、オーケストラの
募金活動やコンサート・ツアーと関連して、数多くのコンサートをイスラエル
国内にとどまらず海外でも精力的におこなっています。
イリヤ・コノヴァーロフは1977年ロシアのノヴォシビルスク生まれ。7歳で名教
師ザハール・ブロンに師事し、学生時代に全ロシア・ヴァイオリン・コンクー
ル、ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで入賞を果たしたコノ
ヴァーロフは、1997年よりイスラエル・フィルのコンサート・マスターを務め
ています。
リトアニアのヴィリニュスに生まれたシュムエル・グラセルは、1980年にイス
ラエルに移住し、1987年より楽団メンバーとなったイスラエル・フィルの第2
ヴァイオリン奏者。
1990年にロシアからイスラエルに移住したドミートリー・ラトゥシュは、2004
年よりイスラエル・フィル副首席ヴィオラ奏者を務めています。
チェロのフェリクス・ネミロフスキーは1963年ウズベキスタンの首都タシュケ
ントの生まれで、1992年よりイスラエル・フィルのメンバー。
イスラエル・フィルハーモニー・リヒター四重奏団は、すべて旧ソ連圏の生ま
れという点が共通し、さらにメンバーの2人がロシア出身ということで、幼い
頃よりチャイコフスキーの作品に寄せる共感の強さにはかなりのものがあると
おもわれるので、高水準の演奏内容が期待できそうです。


HEL 029649 2枚組 ¥2780
「妙なる時-イスラエル・フィル創立75周年記念アルバム」
[CD 1] 77’41”
・ヴェルディ:「運命の力」序曲/ズービン・メータ(指揮)[1986年]
・モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲/ズービン・メータ(指揮)[1986年]
・ベートーヴェン:
交響曲第5番ハ短調「運命」-第1楽章/ズービン・メータ(指揮)[2009年]
・シューベルト
:交響曲第9番ハ長調「ザ・グレイト」-第2楽章
/ズービン・メータ(指揮)[2006年]
・ブラームス:
交響曲第3番ヘ長調-第3楽章/ズービン・メータ(指揮)[2009年]
・ドヴォルザーク:
スラヴ舞曲ホ短調Op.72-2/ズービン・メータ(指揮)[1996年]
・チャイコフスキー:
交響曲第6番ロ短調「悲愴」-第2楽章/クルト・マズア(指揮)[2008年]
・ドヴォルザーク:
交響曲第8番ト長調-第3楽章/ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)[2006年]
・ベルリオーズ:
「ファウストの劫罰」よりハンガリー行進曲
/ガリー・ベルティーニ(指揮)[1996年]
・マーラー:交響曲第2番ハ短
調「復活」-第2楽章/ジェイムズ・レヴァイン(指揮)[1989年]
・ハイドン:
交響曲第88番ト長調「V字」-フィナーレ/クルト・マズア(指揮)[2008年]
[CD 2] 79’06”
=ズービン・メータ(指揮)篇=
・J. S. バッハ:
カンタータ第140番「目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声」BWV140
-コラール/カレジエイト合唱団[2008年]
・ヴィヴァルディ:
2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調RV 522-第2楽章
/イツァーク・パールマン、ピンカス・ズッカーマン(Vn)[1996年]
・モーツァルト:
協奏交響曲変ホ長調K.364-第3楽章
/ハイイーム・タウブ(Vn)、ダニエル・ベンヤミニ(Va)[1968年]
・モーツァルト:
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K 595-第3楽章
/ダニエル・バレンボイム(P)[1972年]
・ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調-第2楽章/ピンカス・ズッカーマン(Vn)[1989年]
・ブラームス:
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調-第4楽章/ルドルフ・ブッフビンダー(P)[2009年]
・ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第2番ハ短調-第1楽章/アリシア・デ・ラローチャ(P)[1987年]
・サン=サーンス:
ピアノ協奏曲第2番ト短調-第2楽章/イエフィム・ブロンフマン(P)[1991年]
・プロコフィエフ:
ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調-第3楽章/アイザック・スターン(Vn)[1975年]
・ブラームス:
ドイツ・レクィエム-第2曲
/ガリー・ベルティーニ・イスラエル合唱団[2009年]
・モーツァルト:
「ドン・ジョヴァンニ」-シャンペンの歌/ニコラ・ウリヴィエーリ[2009年]
以上すべてイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
※( )内は収録年、収録場所はすべてテルアビブ、マン・オーディトリアムに
おけるライヴ
「イスラエル・フィルのレーベル」ヘリコン・クラシックスが、2011年に同オ
ケが創立75周年を迎えたことを記念してリリースする企画アルバム。2011年12
月現在のカタログから、比較的収録時期の新しめのライヴ演奏の聴きどころを
CD2枚に凝縮しています。
おおよそ1枚目が交響曲、2枚目が協奏曲という構成で、全22トラックを彩る顔
触れは、終身音楽監督メータほか、ブロムシュテット、ベルティーニ、レヴァ
インといった指揮者陣、ブロンフマン、ブッフビンダー、バレンボイムらソリ
ストとも、さすがに世界有数のオケにふさわしく豪華なものとなっています。

HEL 029648 2枚組 ¥2780
・ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」Op.24
 ダーフィト・キュープラー(T;ファウスト)
 フランツ・グルントヘーバー(Br;メフィストフェレス)
 ベアトリス・ユリア=モンゾン(Ms;マルグリート)
 デニス・セドフ(Bs;ブランデル)
 クルージュ・トランシルヴァニア国立フィルハーモニー合唱団
 録音:1996年3月2日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)
・ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」(ハイライト)
 リナト合唱団(イスラエル室内合唱団)
 録音:1974年1月1日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ガリー・ベルティーニ(指揮)
2005年に世を去ったイスラエルの巨匠指揮者ガリー・ベルティーニは、なによ
りマーラーのエキスパートとしてのイメージが強烈に刻印されていますが、こ
のアルバムに収録されているふたりの作曲家、ベルリオーズとラヴェルの作品
を好んで実演で取り上げていました。
ベルリオーズのケースでは、幻想交響曲(1993年)や序曲「ローマの謝肉祭」、
「ベンヴェヌート・チェッリーニ」序曲(1994年)といった、死後に日の目を見
たケルン放送響とのライヴ録音などからもうかがえますし、ベルティーニはま
た、東京都交響楽団の音楽監督(1998-2005)として2003年11月、劇的交響曲
「ロメオとジュリエット」の公演を大成功に導き、大編成作品にみせるたしか
な手捌きも実証済みなので、イスラエル・フィル創立70周年にあたる2006年の
「ファウストの劫罰」でも充実した内容を期待できるのではないかとおもわれ
ます。
なお、併禄の「ダフニスとクロエ」について。ベルティーニは1989年に「ダフ
ニスとクロエ」組曲第2番(1989年)をケルン放送響とライヴ録音していますが、
ここではラヴェルによる組曲版ではなく、全曲版の第1部冒頭から第3部手前あ
たりまでを収めています。
ちなみに、ベルティーニ同様にやはりマーラー指揮者として評価の高いエリア
フ・インバルも、ラヴェルの管弦楽作品全集やベルリオーズの作品集成で知ら
れるように、ベルティーニとはレパートリーが重なるというのも興味深いとこ
ろで、両社は録音点数こそ対照的ながら、すぐれた内容で熱心なファンを獲得
している点でも通じるものがありました。




<KII>
KKC 5198(SACD-Hybrid) ¥3000
[HMF]HMU 807427
輸入盤・日本語解説書付
シューベルト:
(1)弦楽五重奏曲 ハ長調 D956
(2)弦楽四重奏曲第12 番ハ短調 D703「四重奏断章」
東京クヮルテット、デイヴィッド・ワトキン(チェロ)
録音:2010 年9 月/エア・スタジオ(ロンドン)

KKC 5199 2枚組 ¥3000
[Orfeo]ORFEO 828112
輸入盤・日本語解説書付
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲集
(1)第1番ニ短調 BWV1052 
(2)第2番ホ短調BWV1052
(3)第3番ニ長調BWV1054 
(4)第4番イ長調BWV1055
(5)第5番ヘ短調BWV1056 
(6)第6番ヘ長調BWV1057
(7)第7番ト短調BWV1058
コンスタンチン・リフシッツ(Pf)
シュトゥットガルト室内管弦楽団



<WAON RECORDS>
WAONXA 158(DVD-R) ¥3650
192kHz 24bit Recording/
High Resolution Audio Data 2.8224MHz DSDIFF(DSD-AUDIO)
「お気に召すまま Capriccio」
(1)ジロラモ・フレスコバルディ(1583-1643):戦いのカプリッチォ
(2)フレスコバルディ:フランドルの旋律に基づくカプリッチォ
(3)アレッサンドロ・ポリエッティ(?-1683):カッコウのカウリッチェット
(4)ポリエッティ:ロッシニョーロのカプリッチォ
(5)ディートリヒ・ブクステフーデ(c1637-1707):
ラ・カプリッチオーザ(BuxWV 250) 
(6)ニコラウス・アダム・シュトルンク(1640-1700):第一旋法のカプリッチォ
(7)ゲオルク・ベーム(1661-1733):カプリッチォ ニ長調
(8)ヨハン・ヨゼフ・フックス(1660-1741):カプリッチォ ト長調
(9)W.F.バッハ(1710-1784):カプリッチォ ニ短調
(10)J.S.バッハ(1685-1750):
カプリッチォ 最愛の兄の旅立ちに寄せて(BWV 992)
寺村朋子(チェンバロ)

WAONXA 208(DVD-R) ¥3650
192kHz 24bit Recording/
High Resolution Audio Data 2.8224MHz DSDIFF(DSD-AUDIO)
甘き喜びのうちに-In dulci jubilo 富山鹿島町教会 礼拝奏楽より
-アドヴェントからクリスマス- 
〈礼拝の開始と御言葉に耳を傾けられるようにとの祈り〉
1. 中世のキャロル:「甘き喜びのうちに」
2. J.M.バッハ:「甘き喜びのうちに」
3. J.C.H.リンク:「いとも尊いイエスよ、われらはここにて」 〈待望(I)〉
4. J.S.バッハ:「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」
5. コラール:「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」(和声:J.S.バッハ)
6. G.M.トラバーチ:第3旋法による3つの主題によるリチェルカータ 〈預言〉
7.コラール:「一輪のバラの花が萌え出で(エッサイの根より)」
8. J.ブラームス:「一輪のバラの花が萌え出で」 〈天使による良い知らせ〉
9. J.S.バッハ:「高き天よりわれは来たれり」 〈天使、羊飼いの讃美〉
10. C.ウェスレー:パストラーレ
11. 『讃美歌21』278番 「暗き闇に星光り」(松原葉子 編曲)
12. J.S.バッハ:「ほめ讃えられよ、汝イエス・キリストよ」
13. 『讃美歌21』259番「いそぎ来たれ、主にある民(神の御子は今宵しも)」
(松原葉子 編曲)
14. O.ギボンズ:ヴォランタリー
〈マリアの讃歌、すべてのものらの礼拝と讃美〉
15. D.ブクステフーデ:「マニフィカト(わが魂は主をあがめ)第9旋法」
16. 『讃美歌21』255番 「生けるものすべて」(松原葉子 編曲)
17. J.S.バッハ:「全能なる神に讃美あれ」
18. E.クレンケル:「いざ歌い、喜べ」
19. B.カー:シチリアの歌に基づく変奏曲より
20. O.アーベル:「われは汝の馬槽の前に立ち」〈待望(II)と成就〉
21. J.ボワヴァン:第4旋法による容易なプレリュード
22. 松原葉子:「久しく待ちにし」による前奏曲
23. 『讃美歌21』231番 「久しく待ちにし」 〈讃美と安らぎ、平和〉
24. G.P.チーマ:カンツォーン第4番「安らぎ」
25. 『讃美歌21』264番「きよしこの夜」(松原葉子 編曲)
松原葉子-リードオルガン
録音:2009年9月28日、12月7日、2010年5月6日、6月21日 
日本基督教団富山鹿島町教会礼拝堂(富山市)

WAONXA 108(DVD-R) ¥3650
192kHz 24bit Recording/
High Resolution Audio Data 2.8224MHz DSDIFF(DSD-AUDIO)
「光のしずく」
上畑正和作品集2
(1)光のしずく (2)白壁の町 (3)こもれび (4)かざぐるま (5)Galle 
(6)春の光 (7)夕暮れに (8)冬の海 (9)組曲:赤い月 (10)家路 
(11)落葉
上畑正和(リードオルガン)、崎川晶子(チェンバロ)、
橋本薫明(鳳笙)、亀井真知子(ハンドベル)




<RFP>
ロイヤル・フランダース・フィル(ROYAL FLEMISH PHILHARMONIC)の自主レーベ
ル≪RFP≫の取り扱いを開始します。

RFP 001 ¥2250
R.シュトラウス:アルプス交響曲 op.64
エド・デ・ワールト(指揮)
ロイヤル・フランダース・フィル
録音:2010年5月14,15日
オーケストラ・ビルダーとして揺るぎない評価を得ているデ・ワールトが、機
動力に富んだロイヤル・フランダース・フィルを指揮する。しかも演目は
R.シュトラウス。これがよくないはずがない!管楽器が活躍する場面での巧み
なバランス采配、日の出での爆発的かつ輝かしい描写は見事。滝の場面でのキ
ラキラとした水しぶき、雷雨と嵐の場面の激しさ、最後の結末まで一息に聴か
せます。デ・ワールドとオーケストラの腕の確かさと相性のよさを実感できる
1枚です!

RFP 002 ¥2250
ジェフ・マース(1905-1996):協奏的序曲(1961年)
アルテュール・ミュールマンス(1884-1966):
オーケストラのための協奏曲第1番(1953年)
ノルベール・ルソー:
オーケストラのための協奏曲第1番op.37より第3楽章スケルツォ(1947年)
アルテュール・ミュールマンス:オーケストラのための協奏曲第2番(1956-7年)
マーティン・ブラビンス(指揮)
ロイヤル・フランダース・フィル
録音:2011年2月10-12日、アントワープ
マーティン・ブラビンスは、2009年9月からロイヤル・フランダース・フィルの
首席客演指揮者を務めています。イギリスとロシアで研鑽をつみ、ムーシンに
も師事していたというだけあって、音楽を堅実に響かせるところが魅力のひと
つ。ここに収められているのは、協奏曲的な作品群。オーケストラの楽器間の
信頼感、それをまとめる指揮者の力量が問われる難曲ばかりですが、丁々発止
のアンサンブルは圧巻です。

RFP 003 ¥2250
ヴィム・ヘンデリクス(b.1962):作品集
Tejas(宇宙の音はどのように見えるのだろうか?)(2009)
Skriet(1993)
Le visioni di paura(1990)
ヴァリアシオン(1988)
マーティン・ブラビンス(指揮)
ロイヤル・フランダース・フィル
録音:2010年6月23-25日、アントワープ、クイーン・エリザベスホール
1962年ベルギー生まれの作曲家、ウィム・ヘンデリクス。もともとは打楽器奏
者としてキャリアをスタートしており、ダルムシュタット音楽祭でも演奏して
いました。刻々と変わる色彩感と力強い表現に満ちた魅力的な作風で、ヨーロ
ッパを中心に数々の賞を受賞しています。ここに収められている作品のうち、
Tejasはオーケストランに捧げられたものというだけあって、気合いが感じら
れます。他の作品を合わせて聴くことにより、ヘンデリクスの作風を俯瞰する
ことができると同時にオーケストラの巧さを様々な角度から実感できる、興味
深い一枚です。




<Col legno>
WWE 20403 ¥2250
オズヴァルド・コッルチーノ:12のスタンザ
アルフォンソ・アルベルティ(Pf)
[録音:2011年7月/リメン・スタジオ(ミラノ)]
オズヴァルド・コッルチーノは1963年生まれの作曲家で詩人。エレクトロニク
スを駆使した新しい感性が光ります。当アルバムはピアノのための「スタンザ」
と称された12の連作で、空間にちりばめられた音符と音のようなピアノ音楽と
なっています。非常に内省的な世界で、現代的で短いなかにきわめて哲学的な
思想が含まれています。

WWE 50502 ¥2250
ウストヴォリスカヤ:ピアノソナタ全集
(1)第1番(1947) (2)第2番(1949) (3)第3番(1952) (4)第4番(1957) 
(5)第5番(1986) (6)第6番(1988)
マルクス・ヒンターホイザー(Pf)
旧WWE.20019と同一商品。現在はザルツブルク音楽祭の音楽監督の地位にある
マルクス・ヒンターホイザーによるウストヴォリスカヤのピアノソナタ全集。
ガリーナ・ウストヴォリスカヤ(1919-2006)はショスタコーヴィチの愛弟子で、
彼からプロポーズされたといわれる才媛。彼女の6曲のピアノソナタは、いわ
ゆるロシア・ソヴィエト流の技巧的なアレグロ音楽でなく、薄いトーンクラス
ターがミニマル音楽的に続くもので、非常に不思議な世界を作り上げています。

WWE 20305 2枚組 ¥4500
Quadrat-sch
CD1
Quadrat-sch:農家の音楽
(1)これか、それか、他の道 (2)はずみ車 (3)平和な小品 (4)アムリ 
(5)ペンギン (6)骨踊り (7)シーン3 (8)332 (9)ディス・タンツ 
(10)234 (11)ドゥブ・ミノール (12)野心家
CD2
クリストフ・ディエンツ:
(1)木製器 (2)岩石樹 (3)Aの表面 (4)水 (5)スナッパー 
(6)ウッドストーン (7)ボウル (8)牛乳函 (9)アルペン・シロフォン
Quadrat-sch:バルバラ・ローメン(ドゥルシマー)、
クリストフ・ディエンツ(ツィター)、ギュンター・シュナイダー(ギター)、
アレクサンドラ・ディエンツ(コントラバス)ほか
[録音:2010年9、10月]
Quadrat-schはクリストフとアレクサンドラ・ディエンツ夫妻を中心に、民俗
楽器を用いて民俗音楽のコンセプトに基づく音楽作りをすることで有名だった
グループ「クネーデル」が発展して生まれた団体。クリストフはウィーン国立
歌劇場管のファゴット奏者として活躍するかたわら、当グループでは環状ツィ
ターなる楽器の妙技を披露しています。当アルバムは2枚組で、1枚目にはまさ
にオーストリアの民謡と舞曲そのものの世界が広がります。2枚目は完全に実
験的で、木製のボウルや水、石などのノイズ系音響をオーディオ的にとらえて
います。オーディオ・ファン注目のクリアな録音が光ります。



<muso>
MU 002 4枚組 ¥3380
[CD1]
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
ワディム・レーピン(Vn/ロシア、1989年第1位)、
ジョルジュ・オクトール(指)、ベルギー国立管弦楽団(録音:1989年5月29日)
(2)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
ニコライ・ズナイダー(Vn/デンマーク、1997年第1位)、
マルク・スーストロ(指)、
ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ・オブ・フランダース
(録音:1997年6月3日)
[CD2]
(1)エルガー:ヴァイオリン協奏曲
ギドン・クレーメル(Vn/ラトヴィア、1967年、3位)、
ルネ・デュフォッセ(指)、ベルギー国立管弦楽団(録音:1967年5月25日)
(2)パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲
フィリップ・ヒルシュホーン(Vn/ラトヴィア、1967年第1位)、
ルネ・デュフォッセ(指)、ベルギー国立管弦楽団(録音:1967年5月27日)
[CD3]
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
クリストフ・バラティ(Vn/ハンガリー、1997年第3位)、
マルク・スーストロ(指)、
ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ・オブ・フランダース
(録音:1997年6月7日)
(2)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ミリアム・フリード(Vn/イルラエル、1971年第1位)、
ダニエル・シュテルンフェルド(指)、
RTB/BRT交響管弦楽団(録音:1971年6月4日)
[CD4]
(1)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 op.77
ヨッシフ・イヴァノフ(Vn/ベルギー、2005年第2位)、
ジルベール・ヴァルガ(指)、ベルギー国立管弦楽団(録音:2005年5月28日)
(2)バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
バルナバーシュ・ケレメン(Vn/ハンガリー、2001年第3位)、
ジルベール・ヴァルガ(指)、ベルギー国立管弦楽団(録音:2001年5月25日)
(すべてブリュッセル芸術センターでのライヴ録音、フリードのもののみ非公
開演奏会)
1937年、イザイ・コンクールという名で始まった、現エリザベート王妃音楽コ
ンクールは、2012年、創立75周年を迎えます。歴代入賞者はヴァイオリン部門
だけをとってもクレーメル、レーピン、ヒルシュホーン・・・音楽シーンを語
る上で欠かすことのできない顔ぶれがこのコンクールから世界に巣立っていま
す。この度、75周年という記念の年を迎え、ヴァイオリン部門の歴代入賞者の
貴重な録音がCD発売される運びとなりました。
今回のリリースで注目なのは1967年の録音。あのクレーメルを撃破したヒル
シュホーンの演奏が聴けるのも注目なうえ、第3位となったクレーメルのエル
ガーは初出レパートリー。他にもレーピンのチャイコフスキーなど、そそられ
る音源ばかり!ブックレットにはレーピンらのコンクールの思い出エッセイも
掲載されており、各入賞者たちの出発点を共に振り返ることのできる、貴重な
音源セットと申せましょう。



<GLOR>
GC 12471 ¥2280
ベートーヴェン:
(1)交響曲第1番 ハ長調 op.21
(録音:2011年5月21, 24日- フライブルク・コンツェルトハウス)
(2)交響曲第7番 イ長調 op.92
(録音:2000年3月8日- フライブルク・コンツェルトハウス)
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
GLORレーベルから刊行されているカンブルランのベートーヴェン・シリーズ
第3弾の登場。今回は第1番と7番というカップリング。先に発売された「英雄」
なども、快活なテンポと、それでいて細かな部分まで生き届いた新鮮な演奏を
聴かせてくれただけに、期待が高まります。
第1番、冒頭の和音の絶妙なバランス感覚鳴、第3楽章のコントラストの鮮やか
さなど、さすがカンブルランとしかいいようのない明晰な演奏です。第7番で
もカンブルランの棒は冴えます。第1楽章の序奏部分も一分の迷いなく進みま
す。第2楽章アレグレットの旋律の歌い方、そしてその旋律を彩る和声の陰影
の付け方は見事です。第3楽章の絶妙なテンポ、そして終楽章での小気味よい
刻みっぷりと盛り上がりは、聴き手を裏切りません。小節線をまたぐ時や、
次のフレーズに行く時に時折見せる絶妙な「ため」となめらかなレガート、
鮮やかなデュナーミク。新鮮味たっぷり、カンブルランによる実に見事で新
しいベートーヴェン像です。




<naive>
OP 30531 ¥2280
(1)作曲者不詳(ロッシ?):幻想曲 
(2)ガブリエーリ: 4声のカンツォーネ「悪魔につかれた女」 
(3)メールラ:4声の器楽カンツォーネ第1集より 第5番「ラ・クレマスカ」
(4)デ・マック:コンソナンツェ・ストラヴァガンティ
(5)フレスコバルディ:4声のカンツォーナ 第5番 
(6)メールラ:半音階的カプリッチョ 
(7)サルヴァトーレ:フランス風カンツォーネ 第2番 
(8)カステッロ:4声のソナタ 第16番 
(9)ガスパロ・ツァネッティ:「ヴァイオリンの演奏を学ぶ学生」(全7曲) 
(10)マリーニ:
「さまざまな楽器のための教会ソナタト室内ソナタに分けられたジャンル」
より 4声と3声のパッサカリア 
(11)ルグレンツィ:4声のためのソナタ 第2番 
(12)G.ボノンチーニ:
「シンフォニア・ダ・キエーザ」より「シンフォニア・クアルタ」 
(13)トレッリ:合奏協奏曲第1番 ト長調 op.6 n.1 
(14)ダッラーバコ:4声の教会協奏曲 第1番 op.2 n.1
リナルド・アレッサンドリーニ(ハープシコード、オルガン、指揮)、
コンチェルト・イタリアーノ
録音:2011年3月、教皇庁立宗教音楽院(ローマ)
古楽界の大御所コンビ、リナルド・アレッサンドリーニ率いるコンチェルト・
イタリアーノによる17世紀器楽アンサンブル小品集。より表情豊かな音楽が好
まれるようになった『1600年』という時代をテーマに、ガブリエーリやフレス
コバルディなど、イタリア・バロック初期を代表する作曲家たちの珠玉の作品
が詰まった1枚です。弦楽器と鍵盤楽器によって奏でられる、軽やかかつ高貴
なイタリア・バロックの響きに心癒されることでしょう。アレッサンドリーニ
とコンチェルト・イタリアーノは今回も美しいアンサンブルを聴かせてくれま
す。作業の片手間に聴くもよし、ゆったりと聴きいるもよし。イタリア・バロ
ックの多様な曲調を存分に楽しめるおすすめ盤です!




<harmonia mundi>
HMU 807554(SACD-Hybrid)
(1)トムキンズ:「おお、主をほめたたえよ」 
(2)アムナー:「よき群衆達よ」* 
(3)タヴァナー:ミサ曲「イン・ノミネ」** 
(4)ラムゼイ「力強きものは倒れたるかな」 
(5)タリス:「神よ、我を罪より解き放ちたまえ」 
(6)アムナー:「A stranger here」 
(7)パーソンズ:「イン・ノミネ」第1番** 
(8)ブラウン:「主よ、お慈悲を」 
(9)パーソンズ:「イン・ノミネ」第2番** 
(10)クローチェ:「心の底から」 
(11)ダウランド:「我、御身にふさわしからずを恥ず」 
(12)キャンピオン:「荒天に船出するな」 
(13)バード:「なぜ私は紙とインクとペンを使うか」* 
(14)トムキンズ:「ダヴィデがアブサロムの殺されし時を聞きしとき」 
(15)ギボンズ:「見よ、御言葉は肉体となりぬ」* 
*は歌と共演、**は器楽のみ
スティレ・アンティコ、フレットワーク((2)、(3)、(7)、(9)、(13)、(15))
録音:2011年2月、エアースタジオ、リンドハースト・ホール(ロンドン)
デビュー以来透明感のある美しい歌声で多くのファンを魅了してきたイギリス
の若手歌手団体、スティレ・アンティコが待望の最新盤をリリース!これまで
あまり取り上げられることのなかった、英国テューダー朝とフランスのジャコ
バン派の、教会という大きな場ではなく、個人的な祈祷(家庭など小さな場で
の祈り)のための聖歌集です。トムキンズ、バード、ダウランドのなどによる、
いわば家庭用聖歌集ということになりますが、聴いてみると、当時の人々の信
仰心の篤さと、音楽文化の高さに驚嘆させられます。無伴奏のみではなく、名
門フレットワークとの共演にも注目。フレットワークによる器楽曲も入ってお
り、練られたプログラムと曲順で、作品ごとに異なる多様な美しい響きを堪能
できます。
器楽演奏を担当するフレットワークはヴィオラ・ダ・ガンバの名手たちからな
る演奏団体。低音王とも称され、バッハのゴルトベルク変奏曲集(HMU 907560)
においても大きな評価を得ている豪奢な低音の響きは本CDでも健在です。ハル
モニア・ムンディの録音も素晴らしく、SACDの高音質でふくよかな響きをたっ
ぷりお温かく柔らかな音色に満ちたフレットワークの演奏と、スティレ・アン
ティコの輝かしい歌声が織りなす極上のハーモニーは必聴です!

HMX 2908385 3枚組 ¥2450
「ロシアの宝」
CD1 
ムソルグスキー:(1)展覧会の絵(全曲) (2)禿山の一夜 (3)ゴパーク 
(4)涙 (5)子供の頃の思い出より 第1番「乳母と私」 
(6)スケルツォ 嬰ハ短調 (7)子供の思い出 
CD2 
チャイコフスキー:(1)交響曲第6番「悲愴」ロ短調 op.74 
(2)弦楽合奏のセレナード ハ長調 op.48
CD3 
ラフマニノフ:(1)晩祷 op.37 (2)朝課
CD1:ブリジット・エンゲラー(P) 
CD2:ダニエル・ガッティ(指)、ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団
CD3:ポール・ヒリアー(指)、エストニア・フィルハーモニー室内合唱団
録音:CD1:1987年6月、Salle Adyer CD2:2005年5月26-27日、
ワトフォード・コロッセウム
CD3:2004年5月24-27日エストニア、ハープサル・ドーム・チャーチ
ハルモニア・ムンディからリリースされた名盤を一度に収録したお買い得BOX。
収録されているのはムソルグスキー、チャイコフスキー、ラフマニノフという
ロシア作曲家の作品。2012年のラ・フォル・ジュルネのテーマがロシアである
ことを記念してのリリースとなります。廃盤となり、現在は入手困難となって
しまっていた名演の数々をリーズナブルなお値段でたっぷりと堪能することが
出来るおすすめBOXです!




<Coviello>
COV 81201(DVD-Video) 2枚組 ¥4850
字幕:独英仏
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
アルベルト・ペーゼンドルファー(Br ザックス) 
ヨッヘン・クプファー(Br ベックメッサー)
ミヒャエラ・マリア・マイヤー(S エーファ) 
マイケル・パッチ(T ヴァルター) ティルマン・リヒディ(T ダーフィト)
ライラ・プフィスター(Ms マクダレーナ) 
グィド・イェンティエンス(Bs ポークナー) 
マルティン・ベルナー(Bs コートナー)
クリストフ・ヴィットマン(T フォーゲルゲザンク) 
クルト・ショーバー(Bs ナハティガル)
マルティン・プラッツ(T ツォルン) 
フィリップ・カーマイケル(T アイスリンガー)
マルティン・ニヴァル(T モーザー)
ムン・ヨンジェ(Bs オルテル) 
ヴラディスラフ・ソロディヤギン(Bs シュヴァルツ) 
キム・デヨン(Bs フォルツ)
ランダル・ヤコプシュ(Bs 夜番)
マルクス・ボッシュ(指)
ニュルンベルク・フィルハーモニー管弦楽団,
ニュルンベルク国立劇場合唱団
ダフィト・モウフタール=サモライ(演出) ハインツ・ハウザー(装置)
ウルテ・アイッカー(衣装) カールハインツ・コルンベルガー(照明)
収録:2011年
注目すべき「マイスタージンガー」の映像の登場です。物語の舞台であるニュ
ルンベルクでの2011年10月にプレミエを迎えた上演の収録ですが、しかし単な
る地元上演でもなければ、地方劇場の素朴な上演でもなく、十分国際的に通用
する立派な上演です。
Covielloへの一連のブルックナーの交響曲の録音で高い評価を得ている指揮者
マルクス・ボッシュが、オペラ指揮者としての力量を遺憾なく発揮しています。
1969年、ドイツのハイデンハイム・アン・デア・ブレンツの生まれ。ザールラ
ント国立歌劇場の第一楽長、アーヒェン市の音楽総監督を経て、2011年にニュ
ルンベルク国立劇場の音楽監督に就任。この「マイスタージンガー」は就任後
初の大仕事でした。期待に応えた立派な出来で、ブルックナーでも評判となっ
たスッキリと引き締まっていて明るく流麗な歌のある音楽は非常に魅力的です。
中規模のオーケストラもかなりよい音を出しています。
歌手は基本的に劇場所属。有名な人は誰もいませんが、若手、中堅の実力ある
歌手が揃っています。ザックスのアルベルト・ペーゼンドルファーは要注目。
エアフルト、インスブルック、ハノーファーの各歌劇場を経て、2012年から
ベルリン・ドイツオペラへの所属が決まっています。ベックメッサーのヨッヘ
ン・クプファーは、2005年以来ニュルンベルク国立劇場に所属してバリトン役
を幅広く歌う実力派。ヴァルターのマイケル・パッチは米国フィラデルフィア
出身のテノール。1996年にドイツに進出し、2011年にニュルンベルク国立劇場
に所属。2010年に初めてローエングリーンを歌い、ヘルデンテノールの将来が
期待されています。エーファのミヒャエラ・マリア・マイヤーは地元ニュルン
ベルク生まれ。ヴッパータル、アーヘンを経て2011年にニュルンベルク国立劇
場に所属。30代前半と思われますが、まるで少女を思わせるような可憐さがあ
り、人気急上昇のソプラノです。
演出のダフィト・モウフタール=サモライは、ドイツ演劇界の重鎮。1942年、
バグダッド生まれ。両親はイスラエル人で、イスラエルに戻った後、英国で
演劇を学び、そして1975年にドイツに進出、既に人生の半分以上をドイツの
演出家として活動しています。「マイスタージンガー」を現代ドイツで上演す
る場合はいろいろと解決すべき問題がありますが、モウフタール=サモライは、
欧州危機真っ只中の21世紀のドイツが抱える問題点を指摘するとともに、未来
への希望を持たせるような、バランスの良い舞台作りをしています。また第2幕
で夏至に由来するメルヘン的な場面をこさえたり、アフリカなど異文化の要素
も巧みに舞台に取り入れるなど、かなり意欲的です。
有名歌手こそいませんが、スルーしたりしたらもったいない充実の「マイスタ
ージンガー」、ぜひお楽しみください。
ボーナスにメイキングを収録。
※第3幕の徒弟たちの踊りの直前にレイヤーの切り替わりがあります。プレイ
ヤーによっては映像、音声が一瞬止まることがあります。




<EUROARTS>
20 72558(DVD-Video) ¥1350
字幕:なし
(1)モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調 K.546
(2)ボッケリーニ:スターバト・マーテル(1781年初版) G.532
ジェンマ・ベルタニョッリ(S)、
アンサンブル・アウロラ{エンリコ・ガッティ(Vn)、
ロッセッラ・クローチェ(Vn)、セバスティアーノ・アイロルディ(Va)、
ガエタノ・ナジッロ(Vc)、ルカ・ペヴェリーニ(Vc)}
収録:2011年4月7日、サンタ・カーサ聖堂(ロレント)、
2011年4月9日、サン・ロレンツォ聖堂(フィレンツェ)
バロック・ヴァイオリンの世界的名手エンリコ・ガッティ率いる名門、アンサ
ンブル・アウロラがモーツァルトとボッケリーニ、二大音楽家珠玉の名曲を収
録したDVDをリリース。2011年4月にサンタ・カーサ聖堂とサン・ロレンツォ聖
堂で行われた2つの演奏会のライブ映像を組み合わせたものとなります。基本的
には曲ごとにどちらか一方の演奏会の映像のみを収録した形となっております
が、各曲の入退場の様子などは2画面に分けて収録されており、卓越した演奏
と共に演奏会の様子も楽しめる1枚となっています。
これまで、イタリア・バロックを中心に多くの名演を残してきたアンサンブル
・アウロラ。古楽界の巨匠たちが織りなす重厚なハーモニーは相変わらず圧倒
されます。ボッケリーニの名曲「スターバト・マーテル」は、ソプラノと弦楽
四重奏編成の初版での演奏。ソプラノを担当するバロック界の歌姫ジェンマ・
ベルタニョッリが、時に激しく、時に穏やかに聖母マリアへの祈りを情熱的に
歌いあげます。古楽界屈指の名手たちの演奏を映像で見られるのも大きな魅力
ですが、時折挿入される聖堂内部の映像も楽しみの一つ。歴史ある聖堂に響き
渡る美しいハーモニーを映像と共にお楽しみいただけます。




<harmonia mundi>
HMU 907569 ¥2450
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ op.27(全六曲)
(1)第1番 ト短調 (2)第2番 イ短調 (3)第3番 ニ短調「バラード」
(4)第4番 ホ短調 (5)第5番 ト長調 (6)第6番 ホ長調
タイ・マレイ(Vn)
録音:2011年3月、アメリカ芸術文化アカデミー(ニューヨーク)
使用楽器:ジョヴァンニ・トノーニ(1690年頃製)
ハルモニア・ムンディから新進気鋭の若手ヴァイオリニスト、タイ・マレイが
デビュー!マレイ注目のCD第1弾は、技巧的なパッセージと抒情的な旋律が美
しいイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ。新人デビューCDとしても注目され
ますが、イザイ屈指の名曲が全曲収録されていることでもおすすめのCDです。
当代の名手シゲティによるJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタの演奏に
感銘を受けて作曲されたといわれるイザイの無伴奏ソナタ。壮大なアルペジオ
や美しく重ねられていく和音の響きにどこかバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソ
ナタを思わせる名曲です。当時のヴィルトゥオーゾに捧げられるにふさわしい、
技術力と表現力を要求される難曲の全曲収録に若きヴィルトゥオーゾが挑んだ、
渾身の1枚です!
シカゴ生まれのタイ・マレイは、2004年エイブリーフィッシャー賞、2008-2010
年BBCニュー・ジェネレーション・アーティストに抜擢された注目新人。カー
ネギーホールでコンサートを行うほか、BBC響などとも共演、欧米を中心に活
躍しています。室内楽でも高い評価を得ており、共演したアーティストには
内田光子なども含まれます。ユヴァル・ヤロン、フランコ・グッリ、ジュリア
ードSQの創設メンバー、ジョエル・スミルノフらに師事しており、バランスよ
く様々なスタイルを吸収し、自分のものにしているのが感じられます。一つ
一つの音の粒が立ったすっきりとした音色、高音域においても深みと厚みを
失わないしっとりとした響きは圧巻です。若手らしい活気にあふれながらも
安定感のある演奏に、今後ますますの注目が期待されます!

HMC 902112 ¥2450
シューベルト:歌曲集
(1)「野ばら」 D.257 (2)「子守歌」 D.527 (3)「子守歌」 D.867 
(4)「秘めごと」 D.719 (5)「ガニュメート」 D.544 
(6)「ブルックの丘にて(橋の上で)」 D.853 (7)「漁夫」 D.225 
(8)「それら(美と愛)がここにいたことは」 D.775 
(9)4つのリフレインの歌より 第2番「ただあなたのそばに」 D.866 
(10)「船乗り」 D.536 (11)「歓迎と別れ」 D.767 
(12)「さすらい人」 D.493 (13)「森で」 D.834 
(14)「さすらい人の夜の歌」 D.224 (15)「孤独な人」 D.800 
(16)「冬の夕べ」 D.938 (17)「秋」 D.945 
(18)「ロザムンデのロマンス」 D.797 (19)「夜の曲」 D.672
ヴェルナー・ギューラ(T)、クリストフ・ベルナー(P)
録音:2011年1月、Reitstadel、ニューマルクト(オベルプファルツ)
気品あふれる歌声で人気のテノール歌手ヴェルナー・ギューラによるシューベ
ルトの歌曲集。古楽からロマン派まで幅広いレパートリーを持つギューラです
が、シューベルトの歌曲は彼の得意とするレパートリーの1つといえましょう。
ギューラの歌声は相変わらずふくよかで、過度な表現を抑えた自然な歌い方が
シューベルトの繊細な音楽観に見事にマッチしています。ピアノ伴奏を務める
のは多くの録音を共にしてきた相方、クリストフ・ベルナー。リブレットの中
で、シューベルトの代表作「冬の旅」や「美しい水車屋の娘」の形式をオマー
ジュし、ある架空の人物の人生を物語るようなプログラムとなるよう選曲を
行ったと語るベルナー。これまでシューベルトの歌曲に多く携わってきた名
コンビだからこそ成せる、オリジナリティあふれるプログラムといえましょう。
収録作品はシューベルトの若き頃の作品から晩年期の作品まで多岐にわたり、
シューベルトらしい美しくも陰りのある旋律の魅力にしっとりと浸ることがで
きます。ギューラとベルナーの息の合ったアンサンブルにも注目の1枚です!




<LIMEN CLASSIC/ EGEA>!
CDVD010 C010(1CD+1ボーナスDVD) ¥2980
「アクロス・ヴィルトゥオジティ」
ルイージ・バッシ:リゴレット・ファンタジー
ドナート・ロヴレリオ:ラ・トラヴィアータ・ファンタジー
フェルディナンド・セバスティアーニ:セミラーミデ・ファンタジー
フェルディナンド・セバスティアーニ:ノルマ・ファンタジー
カルロ・デッラ・ジャコマ:カヴァレリア・ルスティカーナ・ファンタジー
リスト:リゴレット・パラフレーズ S.434(ピアノ・ソロ)
ファブリツィオ・メローニ(Cl)、吉川隆弘(Pf)
※ボーナスDVD:CDと同内容の演奏風景
録音:2011年/Limen Music Studio、ミラノ
ミラノ・スカラ座管の首席クラリネット奏者ファブリツィオ・メローニによる、
オペラにまつわる超絶技巧の作品集。オペラを隅々まで知り尽くしているスカ
ラ座管奏者によるオペラ・ファンタジー、というだけでも心躍りますが、その
出来栄えは期待を裏切らないもの。超絶技巧に彩られたパッセージを聴いてい
ると、オペラのシーンが次々と鮮やかに目の前に浮かびます。ピアノを務める
のは、抜群のリズム感とテクニックで聴衆を魅了してやまない吉川隆弘。歌手
のように自由に揺れながら歌うメローニのクラリネットを万全にサポートして
います。最後に収録されたリストの華やかな演奏でノック・アウト!イタリア
のオペラ気分を完璧無比のテクニックで120%満喫できる、実にたのしい1枚で
す。ボーナスDVD(NTSC)には演奏風景を収録。メローニの指さばきも堪能でき、
こちらも興味深く見ることができます。



<OPMC>
OPMC 005 ¥2280
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」Op.103
ヤコフ・クライツベルク(指揮)
モンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2010年1月25-26日
2011年3月15日に急逝したクライツベルクのショスタコーヴィチの登場。自身
が「会心の出来」と振り返っていた交響曲第11番のライヴです。サンクトペテ
ルブルクに生まれ、ビシュコフの弟でもあるクライツベルクはショスタコー
ヴィチに対して特別な思い入れをもっていました。特に第11番は、ニューヨー
ク・フィルのデビュー公演となった演奏会で指揮したもので、その後もフィラ
デルフィア管などとも共演をしていた特別な作品。モンテカルロ・フィルとど
のような演奏を展開しているか期待が高まります。
ショスタコーヴィチの第11 番「1905 年」は、演奏時間1時間を要する大曲。
ロシア革命前夜を描いた映画的音楽で、ショスタコーヴィチの驚くべき描写
力が発揮されています。「血の日曜日」の民衆虐殺の場面をはじめ、全体に
指揮者の能力が試される難曲。不気味な事件を予感させるようなおどろおど
ろしい第1楽章は実にリアルに響き、第2楽章の射撃のシーンは痛々しいほど。
終楽章の激しさは圧巻です。クライツベルク自身が「会心の出来」と振り返
るのもの納得の、各楽器のバランスの采配が実に見事な、稀有な名演となっ
ています。




<KII>
KKC 033 ¥1650
宇野功芳 傘寿記念日本大学OB管弦楽団 特別演奏会ライヴ
(1)ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
(2)シューベルト:交響曲第8番 ロ短調「未完成」
宇野功芳(指)
宇野功芳傘寿記念日本大学OB管弦楽団
[録音:2011年9月19日/上野学園石橋メモリアルホール(ライヴ)]
『第7交響曲は情熱のかたまりであるが、僕は第1楽章展開部に苦悩の痕跡を感
じ取り、演奏ではそれにこだわっている。もうひとつの問題点は第3楽章スケル
ツォのABABAという5部形式で、これは明らかに冗長である。さすがのベートー
ヴェンも聴衆を退屈させまいと、2度目のAを少し変え、弱音部を長く続けてい
るが、僕には弱気になっているとしか思えない。そんなベートーヴェンは見た
くないので、本日はABAの3部形式で演奏することにした。おそらくこの試みは
史上最初にして最後になるだろう。(宇野功芳。ライナーノーツより)』
2011年に生誕80年を迎えた宇野功芳を祝し、特別装いを施した彼とゆかりの深
い日本大学管弦楽団が「宇野功芳 傘寿記念」の名を冠して、9月19日に上野学
園石橋メモリアルホールにて記念コンサートを開催しました。当ディスクはそ
のライヴで、物凄い爆演に驚かされます。まさに切れば血の出るような音楽で、
独特の解釈も強烈のひとことに尽き、フルトヴェングラーやクナッパーツブッ
シュら往年の巨匠が蘇ったかと錯覚させられるオーラと魔力に満ちています。
録音も鮮明、生々しい臨場感を味わえます。観客の熱狂ぶりもすさまじく、
稀有の体験を共有できます。



<C Avi>
4260085532360 2枚組 ¥4050
シューベルト:ピアノ三重奏曲集
CD1:
(1)ソナタ楽章 変ロ長調 D28 
(2)ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 D898
CD2:
(1)ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調 D929 
(2)三重奏曲「ノットゥルノ」 変ホ長調 D897
トリオ・ジャン・パウル【エックハルト・ハイリガース(P)
ウルフ・シュナイダー(Vn)マルティン・レール(Vc)】
録音:2011年1月(CD1)、2011年6月(CD2)、
ケルンWDRクラウス・フォン・ビスマルクホール
ヨーロッパ屈指の三重奏団トリオ・ジャン・パウルのCAviレーベル第2弾は、
シューベルトのピアノ三重奏曲集!シューベルト最初期の作品である「ソナタ
楽章」と、晩年期の傑作といわれる3作品が収録されています。軽やかで若々
しい活気にあふれた「ソナタ楽章」の後に晩年の作品を聴くと、シューベルト
の円熟した音楽の魅力がより際立って感じられましょう。第1番と第2番はどち
らも長大な作品ですが、重々しくも流麗な旋律、寂しくも抒情的な美しさに
じっくりと浸ることが出来ます。
トリオ・ジャン・パウルは1991年に設立されて以来、世界各国で活躍している
ベテラントリオ。1993年の第1回大阪国際室内楽コンクール、1995年のメルボ
ルン室内楽コンクールで優勝した実力派です。詩的音楽への追求に意欲的なア
ンサンブル団体で、今回も重厚なハーモニーと深みのある演奏を聴かせてくれ
ます。

4260085532445 ¥2450
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
(1)ヴァイオリン伴奏のクラヴィア・ソナタ op.2より第2番 ハ長調 K296 
ヴァイオリン伴奏のクラヴサンまたはフォルテピアノのためのソナタ op.1 
(2)第1番 ト長調 K301 (3)第3番 ハ長調 K303 (4)第6番 ニ長調 K306
ジョルジオ・タバッコ(Pf)、フランチェスコ・ドラツィオ(Vn)
【使用楽器:ポール・マクナルティ2007年製ヴァルターモデル(1805年)、
1711年製グァルネリ】
これまでにJ.S.バッハやヘンデル、ハイドンなどのソナタなど、多くの録音を
共にしてきたジョルジオ・タバッコとフランチェスコ・ドラツィオ。名コンビ
がお送りするCAviレーベル第1弾は、ヴァイオリンとフォルテピアノのための
ソナタ集です。マンハイムで活躍していた時代に作曲された作品を中心に、
全体的に軽やかで明るい雰囲気に満ちた作品の数々を収録しました。フォルテ
ピアノとヴァイオリンとの軽やかな掛け合いが美しく、タバッコとドラツィオ
の息の合ったアンサンブルに魅せられます。1805年製ヴァルターをモデルにし
たピアノフォルテと、クレモナ1711年製グァリネリによって生み出される、柔
らかくも芯の通った音色のハーモニーにも注目です!




<APARTE>
AP 026 ¥2300
フォーレ:(1)主題と変奏 嬰ハ短調(全曲) (2)舟歌 第1番-第13番
ジュリオ・ビダウ(Pf)
録音:2011年10月3~5日、サン・ボネ劇場(ブルジュ、フランス)
1985年イタリア生まれのピアニスト、ジュリオ・ビダウによる記念すべき最初
のCD!ビダウは2010年にカサグランデ国際コンクールで第3位に輝いた他、数々
のコンクールに入賞経験を持つ実力派です。20世紀半ば以降の作品を得意とし、
フランスを中心にヨーロッパ各地で活動しています。NHKの「スーパーピアノ
レッスン」で生徒役として来日出演したこともあり、日本でも今後ますます注
目されるアーティストの1人といえましょう。
本CDには、ビダウがかねてより得意のレパートリーとしてきたフォーレの「主
題と変奏」と共に、1880年頃より晩年にかけて作曲された「舟歌」を全て収録
しました。インタビューでは、「舟歌」の収録を通じて「フォーレの様式の変
化、他の音楽家たちからの影響、次世代の音楽家への影響など、多くを発見す
ることが出来た」と語ったビダウ。(このインタビューはリブレット内にも掲
載されています【仏語、英語、伊語】)。本人が確かな手応えを感じるのも納
得の1枚です!




<MIRARE>
MIR 166 ¥2500
日本語解説書付き
ショスタコーヴィチ:
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.77
(2)同第2番嬰ハ短調Op.129
庄司紗矢香(Vn)、
ドミトリー・リス(指)
ウラル・フィル
ジャケット写真:篠山紀信
録音:2011年8月/エカテリンブルク・フィルハーモニー(ロシア)
これは衝撃の強力盤の登場です。庄司紗矢香がショスタコーヴィチの協奏曲に
挑戦しました。これまで彼女は日本のオーケストラと1番を何度か演奏し、高
い評価を受けていただけに期待が高まります。まさに古今のどの協奏曲よりも
庄司向きの作品と言えるので、冷淡でいられる人はいないと申せましょう。
オーケストラはフォル・ジュルネ音楽祭でもおなじみのドミトリー・リス指揮
ウラル・フィル。古き良きロシア的爆演と大きな音楽作りで、庄司の真剣勝負
を真っ向から受け入れた好サポート。この緊張感の凄さはなかなか味わえませ
ん。日本語解説書付、ジャケット写真は篠山紀信の撮影。




<WIGMORE HALL LIVE>
WHLIVE 0049 ¥1050
シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」D. 957
クリストファー・モルトマン(Br)
グレアム・ジョンソン(P)
収録:2010年4月20日ロンドン、ウィグモア・ホール
クリストファー・モルトマンによるシューベルトの3大歌曲集プロジェクトの
完結篇。「白鳥の歌」は2010年4月に収録されたもので、同年2月収録の「冬の
旅」(WHLIVE0046)、同年12月収録の「美しき水車小屋の娘」(WHLIVE0044)と同
じく、ピアノはグレアム・ジョンソン。
シューベルトが世を去った1828年8月に集中的に作曲された13曲に、10月に入っ
てから書かれ、おそらく最後の作品とされる「鳩の使い」を加えた「白鳥の歌」
は、シューベルトの死後、ウィーンの音楽出版社ハズリンガーがセットにして
タイトル付けした歌曲集。そのため、シューベルト自身が意図した連作歌曲と
しての一貫性はないものの、ハイネの代表詩集「歌の本」所収の「帰郷」に付
曲された数曲に顕著なように、言葉に対する音楽の緊密具合とともに、なによ
り最後に辿り着いた簡潔で洗練された様式とがみられます。
モルトマンは前2作を通じても濃やかな性格表現に長けていることをあらためて
強く印象付けていましたが、このたびも深みのある内容を聴かせてくれるもの
とおもわれます。




<ANIMA RECORDS>
ANM1 11000001 ¥2350
(日本語解説付き)
1. ヤナーチェク:霧の中で
2. スクリャービン:5つの前奏曲op.74
3. シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲 op.19
4. ドビュッシー:前奏曲集-第2集(全曲)
ジェローム・グランジョン(ピアノ)
録音:2011年3月、サン・マルセル教会
20世紀初期、音楽のみならず芸術全体が新しい表現を求めて「霧」の中をさま
よっていた時代に書かれた作品たち。チェコ、ロシア、オーストリア、フラン
スのそれぞれの作曲家が、自分の独特な表現法を確立していった作品に光を当
てます。
ジェローム・グランジョンは、若くして国立パリ高等音楽院ピアノ科、室内楽
科を一党で卒業し、チッタ・ディ・セニガリア国際ピアノコンクール入賞。文
学と音楽を融合させたコンサートを開催、教育者とし世界各地でワークショッ
プを行うなど多岐に渡る活動を展開しています。




<auris subtilis>
ドイツの新しいレーベル、auris subtilisの扱いを開始します。
ASC 5055 ¥2250
音楽:モーツァルト(1756-91)
テクスト:フィリップ・ユゲ(歌手・作家)による「モーツァルトへの私の手紙」
1. ソナタ ニ長調 KV 7より「メヌエット」
2. 敬愛するモーツァルトへ・・・
3. ソナタ ニ長調 KV 7より「アレグロ・モルト」
4. それにしても、神童であったかもしれないあなたは、なんて面白い人だろう
5. ソナタ ニ長調 KV 7より「アダージョ」
6. 15年後に訪れた二度目の出会い
7. ソナタ ニ長調 KV 330より「アレグロ・モデラート」
8. パリのサロンと華やかなサークル(上流社会)の感激よう
9. ソナタ ハ長調 KV330より「アンダンテ・カンタービレ」
10. あなたのパリに対する無関心のわけは、ひょっとして・・・
11.ソナタ ハ長調 KV 330より「アレグレット」
12. 輝くものが何一つないパリで、あなたの才能は正式に評価されうるもの
だ・・・
13. ソナタ ヘ長調 KV 332より「アレグロ」
14. あなたとグリム男爵との関係
15. ソナタ ヘ長調 KV 332より「アダージョ」
16. 1778年9月27日、あなたはパリを(?)永遠に去った
17. ソナタ ヘ長調 KV 332より「アレグロ・アッサイ」
バーバラ・バオン(ピアノ)、フィリップ・ユゲ(朗読)
録音:2011年
言葉の綾と音楽が織りなすモーツァルトの生き生きした世界。1763年から1778
年までパリに滞在していたモーツァルトの軌跡を辿ります。フランスの歌手で
あり、作家でもあるフィリップ・ユゲによる、お洒落なフランス訛りのドイツ
語と、バーバラ・バオンの奏でる晴れやかなモーツァルトの旋律が、パリの華
やかな雰囲気を醸し出しています。
バーバラ・バオンはフランクフルトの音楽芸術大学でピアノとピアノ伴奏を学
び、その後マンハイム国立劇場、シンガポール・ゲーテ研究所などで研鑽を積
みました。ソリストとして大いに活躍する傍ら、アンケ・フォンドゥング、オ
リヴァー・ヴィドマーなど有名な歌手の伴奏も務めており、絶大な信頼を寄せ
られています。フィリップ・ユゲは、フランスのブザンソン生まれ。マンハイ
ム音楽芸術大学でオペラを学び、1989年以来ドイツに住んでいます。歌手、俳
優、ステージ監督、作家として活躍しています。彼のシャンソン「ブレル!」、
「今夕、私はマンドリンを待っている」はドイツで大反響を呼び、一躍脚光を
浴びています。




<harmonia mundi>
HMC 902097 ¥2450
ヤナーチェク:
(1)6つのモラヴィア合唱曲(原曲:ドヴォルザーク:モラヴィア二重唱曲集)
〔もし大鎌が鋭く磨かれていたら/スラヴィコフの小さな畑/もみじの木にい
る鳩/仲よく別れよう/野ばら/若者よ緑にもえよ〕
(2)野鴨
(3)狼の足跡
(4)カンタータ「わが娘オルガの死を悼む悲歌」
(5)わらべ歌(序奏と18曲とエピローグ)
(6)我らの夕べ
(6)アヴェ・マリア
(7)我らの父
ダニエル・ロイス(指)、カペラ・アムステルダム
トーマス・ウォーカー(テノール)、フィリップ・マイヤーズ(ピアノ)、
ラジオ・ブレイザーズ・アンサンブル(わらべ歌)
録音:2010年11月、アムステルダム
ヤナーチェクの創作の重要分野のひとつが合唱で、生涯にかなりの作品を残し
ています。多くがモラヴィアの民謡を源泉としているもので、ヤナーチェクな
らではの深いメランコリーと苦みに満ちた独特の味わいがあります。ここには
民俗的なものと宗教的なものから魅力的な7作品が選ばれ、ヤナーチェクの合
唱世界を俯瞰できるようになっています。
興味深いのは母国の偉大な先輩ドヴォルザークの「モラヴィア二重唱曲集」か
ら6曲をヤナーチェクが混声合唱に編曲したもので、ヤナーチェク特有の和声
がますます民俗色を濃くしています。ドヴォルザークとヤナーチェクふたりの
天才性が倍加する稀有な宝と申せましょう。また、愛娘を失った慟哭「わが娘
オルガの死を悼む悲歌」の悲痛さも心を打つ内容となっています。一方、伝承
音楽に基づく「わらべ歌」は全20曲から成り、カラフルな東欧色にあふれ、音
による小旅行を楽しめます。
1970年結成のカペラ・アムステルダム。ダニエル・ロイスの指揮のもとに、古
典から近現代まで、幅広いレパートリーを誇っていますが、ここでも民族色豊
かなユニークな世界を見事なチェコ語で再現しています。1961年生まれのダニ
エル・ロイスは、ロッテルダム音楽院で合唱指揮を学び、1990年にカペラ・ア
ムステルダムの指揮者に就任、2000年にはRIAS室内合唱団の指揮デビューも飾
っています。

●musique d’abordシリーズ最新10タイトルの御案内
HMA 1951355 ¥1280
モンテヴェルディ:4声,6声のミサ
ヘレヴェッヘ(指)
シャペル・ロワイヤル
録音:1990年11月
ここに収められた4,6声のミサ曲は、モンテヴェルディのマンとヴァからヴェ
ニスへの移行期であるとともに、第一様式から第二様式への移行期をも示し
ています。二つの時代の移行期に生きたモンテヴェルディは、これらの作品
で、過去の芸術を総合的にまとめあげ、同時に未来の音楽語法をも形作るこ
とに成功しています。ヘレヴェッヘによる壮麗かつ厳粛な演奏も、20年ほど
前の録音とは思えない清冽さに満ちています。

HMA 1951901 ¥1280
ブルックナー:交響曲第6番 イ長調
ケント・ナガノ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
録音:2005年6月
1899 年にウィーンで全曲初演をマーラーが手がけたこの曲は、「改訂マニア」
ブルックナー自らは手を入れなかった会心の作。“鉄面皮なヤツ”と自身があ
だ名をつけたのもうなずける第1楽章の開始。霧が立ち込めるようなヴァイオ
リンのきざみに、暗く不吉に呼応するコントラバス。やがてホルンが立ち現れ
無骨なフォルムで全奏へとなだれ込んでゆくこの箇所は、実演でもそうでした
が何度聴いてもゾクゾクしてきます。さらに続くアダージョでは、しなやかで
陰影に富んだ弦の音色が織り成す絶妙な風合いがたまりません。
晩年かのヴァントもよく振ったオケ、ベルリン・ドイツ響。そのヴァントを崇
拝し、ヴァントの音楽を熱心に学んだナガノ。ヴァント、そしてその先人たち
のブルックナー観をじっくりと咀嚼しています。そんなナガノの明晰な棒に、
ベルリン・ドイツ響のメンバーが素晴しい反応をみせており、ずっしりと分厚
い響きのブルックナーに心ゆくまで浸かれます。

HMA 1951511 ¥1280
C.P.E.バッハ:トリオ・ソナタ集
ロンドン・バロック[イングリート・ザイフェルト(Vn)、
リチャード・ギルト(Vn)、チャールズ・メドラム(Vc)、
リチャード・エガー(Cem)]
録音:1994年4月
C.P.E.バッハは、トリオ・ソナタの編成に深く魅せられており、彼の作品の中
で特に質の高いもののいくつかはトリオ・ソナタのかたちをとっています。バ
ロック時代の末期、啓蒙主義の薫りと疾風怒濤様式など、時代の変遷に伴って
様々にスタイルが変化していったことを感じさせる、新旧の時代の入り混じっ
た空気の薫りと典雅な世界に満ちた魅惑のトリオ・ソナタ集となっています。

HMA 1951627 ¥1280
カンシオネスとエンサラーダ集-スペイン黄金時代の歌曲と器楽作品集
ドミニク・ヴィス(指)
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン
録音:1997年1月
ヴィス&アンサンブル・クレマン・ジャヌカンによるスペインもの。16世紀、
世界の最強国のひとつとして栄華を誇ったスペイン。そのいにしえの時代に歌
われたカンシオンとギター・ソロが収められています。クレマン・ジャヌカン
・アンサンブルが多くとりあげてきているイタリアやフランスの作品とは明ら
かに異なるスペイン的情熱と哀集に翳る一連の作品はどれもとびきり魅力的。
フラメンコの源泉を感じさせます。

HMA 1951705 ¥1280
デマンツィウス:
「聖霊降臨祭(ペンテコステ)の夕べの祈り」(ニュルンベルク1602年刊),
「哀悼歌集」(フライベルク1620年刊)
パウル・ファン・ネーヴェル(指)ウエルガス・アンサンブル
録音:1999年9月ベルギー
ルネッサンス期の、ザクセンで行われたページェントのための音楽。モンテ
ヴェルディと正に同じ時期の作曲家(同年生まれの同年没)、ボヘミアのクリス
トフォルス・デマンツィウスは、アルプスを越えたところにいた「双子」が牽
引していたイタリアの前衛的な運動から完全に外にいましたが、桁外れに創造
的な作曲家でした。しかし、むしろ逆に、ジェズアルドとも違って、デマン
ツィウスは、ルネッサンスのポリフォニーのスタイルを大切にしながらも、優
れた発想で新しい音楽の道を切り開きました。極めて祝祭的な「聖霊降臨祭の
夕べの祈り」は、ラッススやプレトリウスといった「古い」対位法から、シャ
インやシュッツら、すぐ後の時代への華々しい移行であるといえるでしょう。

HMA 1951752 ¥1280
ブルーンス(1665-1697):
カンタータ「別れのとき」「人間ではありえない」
「主を畏るるものは幸いなり」「私は臥して眠る」「わが心は定まれり」
「君のあふれる涙をおさえ」
コンラート・ユングヘーネル(指)
カントゥス・ケルン
録音:2001年2月
「この町で、彼ほどに素晴しい音楽を書き、また、種々の楽器をこれほどに素
晴しく演奏する者はこれまでいなかった」・・・バッハ以前、最も優れたカン
タータを書いたと賞されるブルーンス。早すぎる死は、彼にさらなる音楽の修
錬をすることを許しませんでしたが、それでもここに収められている作品には
静謐かつ厳粛な世界の魅力に満ちています。

HMA 1951834 ¥1280
マルタン(1890-1974):無伴奏二重合唱のためのミサ、アリエルの5つの歌
メシアン(1908-1992):5つのルシャン、ああ聖餐よ
ダニエル・ロイス(指)
RIAS室内合唱団
録音:2003年9,11月
マルタンとメシアン、二人の巨匠の間には、音楽的共通点はそれほどありませ
ん。しかし、ひとつ共通点を挙げるとするならば彼らの篤い信仰心であり、彼
らは2人とも20世紀でもっとも重要なキリスト教音楽の作曲家であるといえる
でしょう。マルタンの無伴奏二重合唱のためのミサは、現代におけるキリスト
教信仰への篤い信仰の表明ともいえる作品。メシアンの5つのルシャンは、メ
シアンの最後の無伴奏作品であり、自身「自分の最高傑作」のひとつと考えた
作品です。ロイス率いる名門声楽アンサンブル、RIAS室内合唱団が厳か、かつ
鮮やかに聴かせます。

HMA 1951862 ¥1280
サン=サーンス:
ピアノ三重奏曲第1番 ヘ長調 Op.18、
第2番 ホ短調 Op.92
トリオ・ヴァンダラー
録音:2004年8月
当時一世を風靡したスケルツォ楽章をもつ第1番から25年後に、サン=サーン
スが満を持して発表した第2番。1892年12月7日に行われた初演は、聴衆を大い
に魅了したのでした。サン=サーンスの爽やかな音楽の魅力に満ちたピアノ
三重曲を、トリオ・ヴァンダラーが輝かしく流麗に聴かせます。

HMA 1951891 ¥1280
モーツァルト:
交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」、
交響曲第36番 ハ長調 K.425「リンツ」
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
プラハ・フィルハーモニア
録音:2005年1月
ビエロフラーヴェク率いるプラハ・フィルハーモニアによるモーツァルト2曲。
「ハフナー」冒頭のよくまとまった充実した響きに引き込まれます。最終楽章
プレストの小気味よいテンポと機動性は小編成のプラハ・フィルハーモニアな
らでは。「リンツ」のメヌエット楽章も絶妙なテンポ感に納得。モーツァルト
が最も充実していた頃に書かれた2作品の嬉しい秀演です。

HMA 1957166 ¥1280
(1)ラヴェル:鏡
(2)アベル・ドコー(1869-1943):月の光
(3)シェーンベルク:3つのピアノ曲 op.11
フレデリック・チュウ(P)
録音:1994年10月
「ラフマニノフ、ゴドフスキの再来」と賞されたフレデリック・チュウ。恐る
べき超絶技巧と深い音楽性もさることながら、レパートリーの凝り方も特徴の
一枚。シェーンベルクよりも早くセリー(音列)の技法を用いて作曲したフラン
スのアベル・ドコーの理論書でしか知られなかった作品に光をあてたことでも
注目されました。ラヴェルに始まり、西洋音楽の礎である調整が徐々に崩壊し
ていく過程を俯瞰できます。



<K617>
K617 233 ¥2250
(1)アントニオ・ソレル(1729-1783):
2つのオルガンのためのコンチェルト第6番 ニ長調(2台チェンバロ)
(2)ハイドン(1732-1809):
音楽時計の音楽より、「アレグロ」(ポジティフ・オルガン)、
「メヌエット」(チェンバロとポジティフ・オルガン)
(3)ヨハン・ショーベルト(1740-1767):
パストラーレ(ヴァイオリンとバス伴奏を伴うクラヴサンのためのソナタ
op.4 ハ短調より)(2台チェンバロ)
(4)ペーター・プラニアフスキー(b.1947):
無比のワルツ「何となく不器用に、速すぎず」
(2つのクラヴサンのための4つの作品、1978より)(2台チェンバロ)
(5)アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
「バッハ風に」-協奏曲イ短調-合奏協奏曲集「調和の霊感」op.3-8
(2台チェンバロ)
(6)ペーター・プラニアフスキー:子守歌「常に少しぼんやりした」
(7)プラニアフスキー:
カプリース・フーガ「急いで、しかし慌ただしくなく」
(2つのクラヴサンのための4つの作品、1978より)
(8)テレマン:協奏曲 ロ短調 TWV42 h:1(ポジティフ・オルガンとチェンバロ)
(9)ミヒャエル・ハイドン:アンダンテMH468(変ホ長調)(ポジティフ・オルガン)
(10)W.A.モーツァルト:ピアノ連弾ソナタ ニ長調 KV381
(11)プラニアフスキー:
プレリュード‘かなり静かに’
(2つのクラヴサンのための4つの作品、1978より)
アリーン・ジルベライヒ、マルティン・ジェステル
(チェンバロ、ポジティフ・オルガン)
録音:2011年、フランス
モーツァルト、ヴィヴァルディ、A.ソレル、ハイドン、テレマンなど、18世紀
ヨーロッパの大作曲家たちによる、2台の鍵盤楽器のための協奏曲集。
ソレルの作品は、スペインのギター音楽の雰囲気とフラメンコを思い起こさせ
る陽気な作品。「2つのオルガンのための」とタイトルにはありますが、楽器の
厳密な指定はなく(「オルガン」とは当時鍵盤楽器全般を指すこともありまし
た)、ここでは2台のチェンバロでにぎやかに演奏されています。
子守歌風の音楽から行進曲風の音楽、フルートを思い起こさせる華麗な装飾に
彩られた美しいアリアなど、様々なスタイルの小品が並ぶハイドンの「音楽時
計の音楽」からは愛らしい2作品を収録。
ほかにも調和の霊感第8番を2台チェンバロで演奏したり、テレマンの室内楽を
オルガンとチェンバロで演奏するなど、名曲をさらに楽しく聴かせてくれます。
プラニアフスキーは、ウィーンの聖シュテファン大聖堂オルガニスト並びに
ウィーン音楽大学教授として長年活躍したオルガン界の大御所。即興の名手で
もある彼による作品を、この2人がどう奏でるか、注目です。





<RADIO FRANCE>
FRF 013 6枚組 ¥2300
Notes du traducteur vol.1-演奏家のノートvol.1-ピアニスト・カッサール編
[CD1]楽興の時op.94 D.780より
[CD2]ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 op.53 D.850より第1,2楽章
[CD3]即興曲集 op.142 D.935より第1番、第4番
[CD4]「白鳥の歌」D957よりアトラス、彼女の絵姿、海辺で、影法師
[CD5]ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調 op.19 D.958より第1,2楽章
[CD6]ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960
フィリップ・カッサール(Pf)
録音:2008-2011年、ラジオ・フランス・スタジオ(フランス)
ラジオ・フランスで放送されていたカッサール司会のシューベルト紹介の番組
の選りすぐり6枚組CDの登場です。ラ・フォル・ジュルネに来日以来、日本で
も人気急上昇中のフランス人ピアニスト、フィリップ・カッサール。近年は独
自解釈によるドビュッシーの演奏で注目を浴びているカッサールですが、シュ
ーベルトもまた彼の得意とするレパートリーの1つです。フランスでシューベ
ルトについてのエッセイを出版するほど、この作曲家に熱意を持って向き合っ
てきました。シューベルトの特定のピアノ作品をテーマに掲げ、その作品の
W.ケンプ、バドゥラ・スコダらの演奏の音源を流しながら、演奏の合間や途中
でカッサールが語りの解説を入れる(フランス語)という趣向のラジオ番組で、
2008年~2011年の間に放送されました。また、テーマとなっているピアノ作品
を理解する上で重要な他ジャンルの作品(ディースカウ歌唱、リヒテルのピア
ノによる「ブルックの丘で」など)もあわせて紹介されていて、貴重な音源を
垣間見(垣間聴き)ながら、シューベルトの世界を堪能できる興味深いセットと
なっています。



<LSO Live>
LSO 0688(SACD-Hybrid) ¥2180
ラフマニノフ:交響的舞曲Op.45(1940)
ストラヴィンスキー:3楽章の交響曲(1942-45)
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)ロンドン交響楽団
録音:2009年5月7 & 8日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス
ゲルギエフがLSOを指揮して、ラフマニノフの「交響的舞曲」とストラヴィン
スキーの「3楽章の交響曲」を演奏したアルバムは、2009年5月におこなわれた
コンサートの模様をライヴ収録したもので、2008/09年のシーズンを通じてLSO
が据えたプログラムのテーマ「migr(亡命者)」に因んで、祖国ロシアを離れア
メリカ滞在時代に作曲された点の共通する組み合わせとなっています。




<MIRARE>
MIR 150 ¥2500
(1)F.クープラン:パルナッソス山、またはコレッリ賛 
(2)ルベル:リュリ氏のトンボー (3)F.クープラン:リュリ賛
フィリップ・ピエルロ(指&ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
リチェルカーレ・コンソート
録音:2010年9月、ボーフェ(ベルギー)
17世紀後半から18世紀初頭のフランスを代表する音楽家、フランソワ・クープ
ラン。今回は彼の器楽合奏曲の中でも有名な「コレッリ賛」と「リュリ賛」を
収録。両作品とも各楽章に表題が付けられており、「コレッリ賛」では音楽の
神が住まうパルナッソス山にコレッリが導かれる様子が描かれ、「リュリ賛」
では、コレッリに続いてパルナッソス山へ登ったリュリが、そこで出会ったコ
レッリと共に演奏を行う、という物語になっています。伝統的なフランス趣味
と新しい魅力に満ちたイタリア趣味との狭間で揺れていた時代に、両者の融合
を掲げていたF.クープランの理想が詰まった作品といえましょう。2曲の間に
はルベルの作品を挿入。宮廷音楽家として活動していたルベルにとって偉大な
先輩にあたるリュリへの賛美の念が込められたトンボーです。全体的にリュリ
を思わせる穏やかな曲調の中に時折現れる瑞々しい活気にあふれた装飾が美し
い作品といえましょう。
演奏を担当するのは、調和のとれたアンサンブルが持ち味の演奏団体リチェル
カーレ・コンソート。バッハのマニフィカト(MIR 102)においても高い評価を
受けた、その柔らかい音色と卓越した演奏技術は健在。今回もピエルロの指揮
の下、芯の通った透明感のある美しいアンサンブルを聴かせてくれます。フラ
ンス・バロックならではの温かくも華やかな響きを堪能できる名盤です!




<DYNAMIC>
DYNBRD 55563(Blu-ray) ¥4780
字幕:伊英独仏西
プッチーニ:「蝶々夫人」
エルミーラ・ヴェーダ(S 蝶々さん)
カルロ・バッリチェッリ(T ピンカートン)
アンナマリア・ポペスク(Ms スズキ)
ルカ・サルシ(Br シャープレス)
エマヌエーレ・ジャンニーノ(T ゴロー)
サリー・ウィルソン(Ms ケイト・ピンカートン)
マンリーコ・シニョリーニ(Bs ボンゾ)
ジョヴァンニ・グワリアルド(Br ヤマドリ)
ローレンス・ジルゴー(指)プッチーニ・フェスティヴァル管弦楽団,合唱団
ステーファノ・ヴィツィオーリ(演出)
ウーゴ・ネスポロ(装置,衣装)
ヴァレーリオ・アルフィエーリ(照明)
収録:2007年7月,トッレ・デル・ラーゴ
イタリアのトッレ・デル・ラーゴの夏の名物、プッチーニ音楽祭、2007年に上
演された「蝶々夫人」が映像になりました。しかも今回はBlu-Ray Discのみの
発売。それだけDYNAMICが高水準収録に自信があるということです。
蝶々さんのエルミーラ・ヴェーダは、ロシア南部、ダゲスタン共和国出身のソ
プラノ。マリインスキー劇場でゲルギエフに認められた後、1990年代後半に西
ヨーロッパに進出、ことにプッチーニのヒロインを得意としています。この蝶々
さんはかなりの評判になりました。ピンカートンのカルロ・バッリチェッリは、
両親がイタリアからの移民のオーストラリア人。フランコ・コレッリの弟子で、
師匠譲りの逞しい声でプッチーニのオペラを得意としています。スズキのアン
ナマリア・ポペスクは、カナダ出身のメッゾソプラノ。現在はイタリアを拠点
にし、スカラ座を始めとする各地の劇場に出演。スズキは彼女の当たり役です。
シャープレスのルカ・サルシは、1975年、パルマ生まれのバリトン。2011年9月
のボローニャ歌劇場来日公演での「清教徒」でリッカルドを歌いました。指揮
のローレンス・ジルゴーは、コネチカット・グランド・オペラおよび同オーケ
ストラ(1993年創立)の総監督を務めています。
ステーファノ・ヴィツィオーリの演出は、日本的要素を適度に様式化した舞台
と、イタリア的な美感がうまくいかされた着物がバランスよく収まったもの。
背景の巨大な障子が印象的です。

DYNDVD 33717(DVD-Video) 2枚組(1枚価格) ¥3780
字幕:伊英仏独西
ヴェルディ:「ファルスタッフ」
ルッジェーロ・ライモンディ(Br ファルスタッフ) 
ルカ・サルシ(Br フォード) ヴィルジニア・トーラ(S アリーチェ)
サビーナ・プエルトラス(S ナンネッタ) ティベリオ・シム(T フェントン) 
チンツィア・デ・モーラ(Ms クイックリー夫人)
リリアーナ・マッテイ(Ms メグ・ペイジ) 
グレゴリー・ボンファッティ(T 医師カイウス)
ピエトロ・ピコーネ(T バルドルフォ) 
ルチアーノ・モンタナーロ(Bs ピストーラ)
パオロ・アッリヴァベーニ(指)ワロン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
ステーファノ・ポーダ(演出)
収録:2009年11月,リエージュ
ヴェルディ:「運命の力」
スザンナ・ブランキーニ(S レオノーラ) 
レンツォ・ズーリアン(T ドン・アルヴァーロ)
マルコ・ディ・フェリーチェ(Br ドン・カルロ) 
パオロ・バッターリア(Bs グアルディアーノ神父)
ティツィアーナ・カッラーロ(Ms プレツィオシッラ) 
パオロ・ルメーツ(Bs メリトーネ)
ジュゼッペ・ニコデーモ(Br カラトラーヴァ公爵)
ルーカス・カリティノス(指)
ヴェネト・フィルハーモニー管弦楽団,ロヴィゴ・ソシアーレ劇場合唱団
ピエール・フランチェスコ・マエストリーニ(演出)
収録:2006年1月、ロヴィゴ
DYNDVD 33649とDYNDVD 33512で発売されていたヴェルディのオペラ2つのDVDが
セットになってお買い得になりました。
「ファルスタッフ」は、2009年11月に、ベルギー、リエージュのワロン王立歌
劇場で上演されたもの。偉大なバスバリトン、ルッジェーロ・ライモンディの
タイトルロールが見もの聞きもの。また名匠パオロ・アッリヴァベーニの様式
感たしかな指揮も見事です。ステーファノ・ポーダの上品な演出も上々です。
「運命の力」は、2006年1月に、イタリア、ヴェネト州のロヴィゴで新制作され
た上演の映像。レンツォ・ズーリアン、スザンナ・ブランキーニ、マルコ・ディ
・フェリーチェら、中堅のヴェルディ歌手の起用がズバリ当たっています。ピ
エール・フランチェスコ・マエストリーニの伝統的で正攻法な演出も好ましい
ものです。

CDS 670 2枚組 ¥3780
ボッテジーニ:「エーロとレアンドロ」
ヴェロニク・メルシエ(S エーロ) ジャン・ルカ・パゾリーニ(T レアンドロ)
ロベルト・スカンディウッツィ(Bs アリオファルネ)
アルド・サルヴァーニョ(指)
ピエモンテ・フィルハーモニー管弦楽団,
クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団
録音:2009年、クレーマ
DYNDVD 33670で発売されていた映像の音声がCDでも発売。今日では19世紀のコ
ントラバスのヴィルトゥオーソとして名高いジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821
-1889)は、実はオペラの作曲家としても名高く、その代表作が1879年にトリノ
で初演された「エーロとレアンドロ」。台本作家は、ヴェルディに「オテッロ」
と「ファルスタッフ」の台本を提供したボーイト。ダーダネルス海峡(チャナッ
カレ海峡、ヘレスポントス海峡)にまつわるへーローとレアンドロスの伝説を、
ロマンティシズムの濃い物語に仕立て、それにボッテジーニが美しい音楽を書
いています。
三人の歌手は、若い歌手、中堅、ベテランが組み合わされています。ヴェロニ
ク・メルシエは、ローザンヌ出身のソプラノ。イタリアで学び、主として娘役、
コロラトゥーラ・ソプラノとして活躍しています。ジャン・ルカ・パゾリーニ
は、アドリア海沿いのリッチョーネ出身。30歳で歌を学び始めたといいます。
近年ではイタリアにおけるモーツァルト・テノールとして活躍しています。
そしてイタリアのバスの大御所、ロベルト・スカンディウッツィが大きな存在
感を示しています。

CDS 708 ¥1950
マルコ:ギターのための作品
22のタロット、早口で呟きながら、火のソナタ
マルチェッロ・ファントーニ(G)
録音:2010年4月、ミラノ,2011年7月、ローディ
トマス・マルコは1942年、マドリッド生まれのスペインの作曲家。現代スペイ
ンの重要な作曲家です。ギター作品も多数残しており、ここに収録されている
のはいずれも1990年代の作品。スペインのギターの伝統を受け継ぎつつ、現代
的な感性を湛えたマルコの音楽は、たいへん魅力的です。
マルチェッロ・ファントーニは、8歳からギターを学び、ミラノのジュゼッペ・
ヴェルディ音楽院で学んだイタリアのギタリスト。

=デリーツィエ・ムジカーリ=
DM 8027 ¥880
ボッケリーニ:弦楽四重奏曲集 Op.8
第1番 ニ長調 G.165
第2番 ハ短調 G.166
第3番 変ホ長調 G.167
第4番 ト短調 G.168
第5番 ヘ長調 G.169
第6番 イ長調 G.170
ヴェネツィア弦楽四重奏団
アンドレア・ヴィオ(Vn) アルベルト・バッティストン(Vn)
ルカ・モラッスッティ(Va) アンジェロ・ザニン(Vc)
録音:1994年、ジェノヴァ
旧CDS111。イタリアの名カルテット、ヴェネツィア弦楽四重奏団によるボッケ
リーニの弦楽四重奏曲 Op.8の録音。昨今ブームと言えるほど続々と録音が登場
するボッケリーニ、弦楽五重奏曲の録音はたいへん多いのですが、弦楽四重奏
曲はあまり多くありません。この作品8も現役盤は少ないので、嬉しい復活です。




<Cascavelle>
VEL 3161 ¥1480
モノラル
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488(カデンツァ:モーツァルト)
ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466(カンデツァ:ライネッケ)
フィリップ・アントルモン(ピアノ)、
ジャン・アントルモン(指揮)、フランクフルト放送交響楽団
録音:1957年、ヘッセン放送協会のスタジオ、フランクフルト
モーツァルト弾きとして知られる巨匠、フィリップ・アントルモンの最初期録
音が発見されました!曲目はモーツァルトのピアノ協奏曲第23番そして第20番
です。指揮はなんとフィリップの父、ジャン・アントルモンで、録音されたの
は1957年とのことですからフィリップがロン=ティボー国際コンクールで最高
位(1953年)を得た4年後、23歳の時の演奏ということになります。テクニックは
言わずもがなで、玉を転がすようなタッチと格調高い音楽性、そして歌うよう
に自由自在に弾くフィリップのこの演奏を聴くと、20代のときからすでにアン
トルモンの演奏スタイルが確立されていたことがわかります。またカデンツァ
にも注目!第20番ではドイツの作曲家カール・ライネッケ(1824-1910)作曲の
カデンツァを演奏しております。この曲はベートーヴェンのカデンツァがあま
りに有名で、その存在から別のカデンツァを弾かれることはそう多くはありま
せん。第1楽章のカデンツァではベートーヴェンのカデンツァに引けを取らな
いボリュームです。また第3楽章のカデンツァでは同楽章のテーマから第2楽章
のテーマへと自然に移行し、やがてニ長調に転じていく構成で、ベートーヴェ
ンのカデンツァに慣れ親しんでいる方には非常に新鮮な感覚をあたえます。父、
ジャン・アントルモンの好サポートのもとフィリップの溌剌とした演奏は、単
にテクニックだけに走ることのない充実の内容で、アントルモンの代表盤がま
た一つ誕生したと言えましょう。




<heanssler>
98 624 ¥2080
テレマン:カンタータ集
(1)「私は知っている、わが救い主が生きていることを」 TVWV 1:873 
(2)「神は喜び叫ぶ声と共に昇り」TVWV 1:642 
(3)「神の愛の現れしとき」 TVWV 1:165
ステファニー・ブスト(S)、アンジェラ・フロマー(A)、
ゲオルク・ポプルッツ(T)、イェンス・ハマン(B)、
ウルリヒ・シュテッツェル(指)、
コレギウム・ヴォカーレ・ジーゲン、ハノーヴァー宮廷楽団
録音:2010年10月7-10日、ジーゲン、マルティニ教会
シュテッツェル指揮の下、これまで数多くの名演を残してきた名門団体コレギ
ウム・ヴォカーレ・ジーゲンとハノーヴァー宮廷楽団によるテレマンのカンタ
ータ集。1716年から1717年、および1720年にかけて作曲された3つの祝祭カンタ
ータを収録しました。当時用いられていた様々な祝典パフォーマンスに合わせ
た、テレマンの創意工夫が見られる作品集といえましょう。1曲目の冒頭から、
マルティニ教会に響き渡るふくよかなハーモニーにうっとりと聴き入ります。
フランス的な響きとイタリア的な響きを併せ持つ、テレマンならではの軽快か
つ美しい旋律を堪能できる他、ピリオド楽器の演奏と、最新の研究成果を反映
した演奏手法によるパフォーマンスにも注目の1枚です。




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2073 ¥2250
モノラル
シューマン:交響曲第4番ニ短調 作品120
(1)第1楽章第1部(L 2209/WAX3845-2*)
(2)第1楽章第2部(L 2209/WAX3846-1*)
(3)第1楽章第3部(L 2210/WAX3847-1*)
(4)第2楽章 (L 2210/WAX3848-1)
(5)第3楽章第1部(L 2211/WAX3849-1*)
(6)第3楽章第2部(L 2211/WAX3850-1*)
(7)第4楽章第1部(L 2212/WAX3851-1*)
(8)第4楽章第2部(L 2212/WAX3852-1)
未発売テイク(1)(2)(3)(5)(6)(7)(*)
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 作品74「悲愴」
(9)第1楽章
(10)第2楽章
(11)第3楽章
(12)第4楽章
ブルーノ・ワルター(指揮(1)-(8)パリ・モーツァルト祝祭管弦楽団、
(9)-(12)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
録音:(1)-(8)1928年6月19日、(9)-(12)1924/1925年(初発売:1925年3月)
使用音源:(1)-(8)Columbia(U.K.)L 2209/2012
(9)-(11)Polydor(Germany)69771/69775(B20493-502/1918as/1634as/1919as
/1641 1/2as/1920as/1921as/1750as/1751as/1642as/1643as)
■制作者より
今年は名指揮者ブルーノ・ワルター(1876-1962)の没後50年ですので、当シリー
ズではワルターの希少のSP復刻を行いました。まず、シューマンの交響曲第4番
は英コロンビア盤の4枚組L 2209/2011のSPで発売されましたが、下記のよう
に8面中6面が未発売テイクで、これらはもちろん世界初復刻です。なお、テイ
ク番号(WAX)参照しやすくするために、このシューマンのみ面ごとにトラック
番号を入れました。後半に収録されているチャイコフスキーの交響曲第6番
「悲愴」はワルターの一番最初の交響曲全曲録音であり、現在のところこの曲
の唯一の録音です(さらに言えば、CDで聴くことの出来る「悲愴」では最古の全
曲録音でもあります)。ラッパ吹き込みゆえに音は決して良いとは言えませんが、
若き日のワルターの情熱の嵐が吹いているような、たいへんに個性的な演奏で
す。(以上、平林 直哉)




<PREISER>
PRCD 90801 ¥2080
リスト、ワーグナー 歌曲集
リスト:
どうやって、と彼らは尋ねた(第2稿)
おお、私が眠りにつくときには(第2稿)
愛とは何
かつて
私は去り行きたい
おお愛してください、あなたが愛しうる限り
愛の夢第3番 変イ長調
バラード第2番 ロ短調
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集(天使,とまれ,温室で,悩み,夢)
エリーザベト・リンハルト(S)
カール・アイヒンガー(P)
リストとワーグナーの歌曲集。エリーザベト・リンハルトはウィーン生まれの
ソプラノ。ドイツリートで活躍しています。カール・アイヒンガーはオースト
リア、ツヴェットルの生まれ。室内楽のピアニストとしても高名です。

PRCD 90805 ¥2080
モーツァルト:戴冠ミサ-キリエ,グローリア,クレド,サンクトゥス,
ベネディクトゥス,アニュス・デイ
ハンマーシュミット:門を広く開けよ
プレトリウス:さあ来てください、異邦人の救い主よ
ヴルピウス:エサイの根より
アルカデルト:アヴェ・マリア
レーガー:マリアの子守歌
グルーバー:清しこの夜
フランク:天子の糧
ノイナー:よく眠れ、天の子よ
ほか
コルネリア・ホラク(S)
ガブリエーレ・シマ(A)
ゲルノート・ハインリヒ(T)
アルフレート・シュラーメク(Bs)
アンドレアス・ピクスナー(指)聖アウグスティン教会合唱団
ウィーンの聖アウグスティン教会合唱団が歌う、ドイツ語圏では定番のクリス
マス曲集です。本国リリースが12月なのでこんな時期の案内になりましたが、
クリスマスを抜きにしても心地よく聞ける曲ばかり、演奏もたいへん温かみが
あります。



<C Major>
70 9404(Blu-ray) ¥4950
70 9308(DVD-Video) 2枚組 ¥4450
字幕:独英仏西中韓カタロニア
ワーグナー:「タンホイザー」
ペーター・ザイフェルト(T タンホイザー)
ペトラ・マリア・シュニッツァー(S エリーザベト)
マルクス・アイヒェ(Br ヴォルフラム)
ベアトリス・ウリア=モンゾン(Ms ヴェーヌス)
ギュンター・グロイスベック(Bs ヘルマン)
ヴィセンテ・オンブエナ(T ワルター)
ラウリ・ヴァサール(Br ビテロルフ)
フランシスコ・ヴァス(T ハインリヒ)
ヨハン・ティリ(Bs ランマール)
エリアナ・バヨン(S 牧童)
セバスチャン・ヴァイグレ(指)リセウ大劇場交響楽団,合唱団
演出:ロバート・カーセン
装置:ポール・スタインバーグ
衣装:コンスタンス・ホフマン
照明:ロバート・カーセン,ペーター・ヴァン・プラット
振付:フィリップ・ジロードー
収録:2008年3月、バルセロナ
2007年3月の東京のオペラの森で上演されたワーグナー「タンホイザー」は、ロ
バート・カーセン演出が大きな話題になりました。カーセンはタンホイザーを
画家に仕立て、芸術的葛藤や社会的成功などを絡め、ともすると支離滅裂な人
物になりがちなタンホイザーを共感できる人物にしています。この舞台は、共
同制作先の一つ、バルセロナのリセウ大劇場での上演の収録。キャストは東京
よりも強力。ことにペーター・ザイフェルトとペトラ・マリア・シュニッツァ
ーの夫婦共演は聞きものでしょう。ヴォルフラムのマルクス・アイヒェは、ス
イス出身のバリトン。2007-2010年、ウィーン国立歌劇場に所属し、また同じ時
期、バイロイト音楽祭での「マイスタージンガー」でコートナーを歌うなど、
ここ数年メキメキと頭角を現している人。ヴェーヌスには、カルメン歌いとし
て高名なフランスのメッゾソプラノ、ベアトリス・ウリア=モンゾン。ヘルマ
ンは、オーストリアのベテラン・バス、ギュンター・グロイスベック。今日タ
ンホイザーを上演するには最上級の人たちが集められています。指揮のセバス
チャン・ヴァイグレは、2007年から2011年にバイロイト音楽祭での「マイスタ
ージンガー」を担当、既にワーグナー指揮者としての名声を築いている人物。
鮮明映像での収録で、東京での上演をご覧の方も見逃された方も、見る価値の
ある出来栄えです。




<helicon>
=The IPO Heritage Series(イスラエル・フィル・ヘリテイジ・シリーズ)=
第2弾はクーベリック、ケルテス、ロストロポーヴィチという顔触れによる3
タイトル同時リリース。

HEL 029650 ¥1480
モノラル
チャイコフスキー:
交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(指揮)
録音:1975年1月14日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・モノラル)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチがイスラエル・フィルを指揮して、チャ
イコフスキーの「悲愴」交響曲と「フランチェスカ・ダ・リミニ」を演奏した
アルバムが登場。
よく知られるように、ソビエト時代のロストロポーヴィチは、物理学者サハロ
フや作家ソルジェニーツィンを擁護したことにより、当局からみずからも反体
制派分子とみなされ、演奏活動を大幅に制限されてしまい、ついに1974年、向
こう2年間のビザを取得して出国し、そのままソビエト連邦より亡命することに
なります。西側に出て本格的に指揮活動をスタートさせたロストロポーヴィチ
は、リムスキー=コルサコフやプロコフィエフ、ショスタコーヴィチなどのロ
シアものでおおいにその本領を発揮し、レコーディングも次々と行ってゆきま
すが、なかでも当時、その旺盛な表現意欲と実力を世に広く知らしめた代表的
録音が、チャイコフスキーの交響曲全集でした。じっさい、チャイコフスキー
の「悲愴」は、ロストロポーヴィチにとってもよほど思い入れの強い作品なの
でしょう。ロストロポーヴィチ指揮による「悲愴」では、ロンドン・フィルと
の全集シリーズ中、1976年10月のロンドンのキングズウェイ・ホールにおける
セッション録音のほかにも、ゴルバチョフの招きでワシントン・ナショナル交
響楽団を率いて16年ぶりに母国へ凱旋公演した際、1990年2月のモスクワ音楽院
大ホールにおける演奏を収めたライヴ録音も知られています。
また、「フランチェスカ・ダ・リミニ」については、同じくロンドン・フィル
との全集録音の流れで、1977年5月ロンドンのアビー・ロード・スタジオでセッ
ション録音していました。
20世紀後半を代表するチェロの大家としてのロストロポーヴィチは、野太い音
色を武器に、スケールの大きな表現を持ち味としていましたが、そのスタイル
はそのまま指揮のケースにも当てはまるといえるでしょう。
このたび登場する音源は、1975年1月におこなわれたコンサートの模様をライヴ
収録したもので、ここでは得意のチャイコフスキーを取り上げて、思いのたけ
のすべてをぶつけたような情熱的な演奏内容を聴かせてくれるものとおもわれ
ます。
イスラエル・フィル・アーカイヴスよりのデジタル・リマスタリング。

HEL 029651 ¥1480
モノラル
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」
エルシー・モリソン(S) ローリス・エルムズ(A) 
ヴァルデマール・クメント(T) デイヴィッド・ケリー(Bs)
テルアビブ・フィルハーモニー合唱団
ラファエル・クーベリック(指揮) 
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
録音: 1958年4月25日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・モノラル)
チェコ出身の指揮者ラファエル・クーベリックは、スメタナやドヴォルザーク
といった母国の音楽と同様に、モーツァルトからブルックナー、マーラーに至
る独墺系の作品にもすぐれた演奏を聴かせ、遺された録音の多くがすぐれた内
容として知られています。
イスラエル・フィルとの顔合わせによる「第九」は1958年4月のライヴなので、
現状でクーベリックがもっとも若い時期の記録ということになります。ちなみ
にイスラエル・フィルとはこの後1975年にも第4交響曲をセッション録音してい
ますが、このときクーベリック43歳。17年後の1975年のバイエルン放送響盤と
の単純比較では、全曲で4分ほど短くなっており、ここでは壮年期のパワー漲
る表現にも期待したいところです。

HEL 029652 ¥1480
モノラル
ヨーゼフ・ハイドン:
ミサ曲第9番ニ短調「不安な時代のミサ(ネルソン・ミサ)」Hob.XXII-11
ルチア・ポップ(S) イルゼ・グラマツキ(A) ミーシャ・ライツィン(T) 
岡村喬生(Bs)
テルアビブ・フィルハーモニー合唱団
マーラー:亡き子を偲ぶ歌
モーリーン・フォレスター(A)
イシュトヴァン・ケルテス(指揮) 
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1973年4月(ハイドン)、
1971年4月(マーラー)テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・モノラル)
ハンガリー出身の名指揮者イシュトヴァン・ケルテス(1929-1973)が、イスラエ
ル・フィルを指揮して、ハイドンとマーラーの声楽曲を演奏したライヴ録音は
、いずれもこれまで正規のディスコグラフィにはなかったレパートリーだけに
ファンには見逃せない内容。
1973年4月16日、ケルテスはイスラエル・フィルに客演した際に、テルアビブの
海岸を遊泳中の事故で世を去りますが、ハイドンの「ネルソン・ミサ」はまさ
にその直前1973年4月のライヴ。ソリストも粒ぞろいで当時34歳のポップをはじ
め、何とバスには日本が誇る岡村喬生の名前が。岡村にとってケルテスは、ケ
ルンで出会って以来の恩人であり、かけがえのない友人であったと云われ、そ
の敬愛ぶりは2001年よりイシュトヴァン・ケルテス協会会長を務めるほど。そ
の意味でもこれはきわめて重要なドキュメントといえるでしょう。
カップリングは、伝説のコントラルト、モーリーン・フォレスターをソリスト
に迎えたマーラーの「亡き子を偲ぶ歌」。フォレスターは、“マーラーの直弟
子”ワルター仕込みのマーラー歌いとして知られ、ここでも圧倒的な存在感を
示しているものとおもわれます。
すべてイスラエル・フィルの正規アーカイヴより、あらたにデジタル・リマス
タリングを施した音源は、モノラルながら聴きやすいものとなっています。




<REFERENCE RECORDINGS>
RM 1504(LP) ¥3380
200g 33 1/3 回転
ラフマニノフ:交響的舞曲,ヴォカリーズ,絵画的練習曲集
大植英次(指)
ミネソタ管弦楽団
2011年にアナログ市場に復帰したアメリカのリファレンス・レコーディングス
の「ザ・リファレンス・マスターカッツ・シリーズ」の第2弾が登場!それは
当レーベルの名盤として知られる大植英次(指揮)、ミネソタ管弦楽団のラフマ
ニノフ:交響的舞曲,ヴォカリーズ,絵画的練習曲集です。
※ザ・リファレンス・マスターカッツ・シリーズ
リファレンス・レコーディングスはアナログ市場に復帰するために、長年プレ
ス工場を探しており、この度彼らの求める高いクオリティーの工場が見つかっ
たため、満を持して市場に戻ってきました。通常の半分のスピードでマスタリ
ングとカッティテングをしたハーフ・スピード・マスター方式を採用。速度を
落とすことによって、音質の劣化を防ぐことができ、結果として高い周波数や
より良いステレオバランスを得ることができます。カッティング・システムは
伝説的なオーディオデザイナーであるネルソン・パス氏とリファレンス・レコ
ーディングスの名エンジニア、キース・O・ジョンソン博士と長年マスタリング
を務めてきたポール・スタッブルバイン氏も加わって開発したカスタムメイド
マシンを採用。これらのこだわりを正確に再生するために選んだプレス工場は、
アメリカのカンザス州のサライナにある工場「クオリティ・レコード・プレッ
シング(Q.R.P)」。アメリカのオーディオ界の重鎮チャド・カッセム氏が特別
に他の工程とは別のチームを結成し、200グラム重量盤でリファレンス・レコ
ーディングスのアナログ市場復帰を後押ししました。




<EUROARTS>
20 58404(Blu-ray) ¥4250
20 58408(DVD-Video) ¥2900
「Fellini, Jazz & Co. / ベルリン・フィルのヴァルトビューネ・コンサート
2011」
・ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第2番
・ニーノ・ロータ:組曲「道」
・レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」
・レスピーギ:交響詩「ローマの松」
・ショスタコーヴィチ:
歌劇「ムツェンスクのマクベス夫人」組曲から アレグレット
・レスピーギ:バレエ組曲「シバの女王ベルキス」から 戦いの踊り
・リンケ:ベルリンの風
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・シャイー(指揮)
収録:2011年8月23日ベルリン、ワルトビューネ野外音楽堂(ライヴ)
ベルリン・フィルが毎年シーズンの最後に野外で行うヴァルトビューネ・コン
サート。リッカルド・シャイーの登場した2011年は、レスピーギをメインに、
シャイーと同じミラノ出身の作曲家ニーノ・ロータほか、シャイーがRCOの首
席指揮者時代にセッション録音して人気に火を付けたショスタコーヴィチの
「ジャズ組曲」を取り入れるなど、いつもながら聴衆を楽しませることに工夫
を凝らしたプログラム構成となっています。
当夜は「フェリーニ、ジャズ・アンド・コー(Fellini, Jazz & Co.)」と題さ
れていましたが、オープニングの「ジャズ組曲」の流れを受けて演奏された組
曲「道」では、フェリーニの映画そのままにコミカルな味わいと哀感を湛えた
内容にみせるベルリン・フィルの柔軟な表現力にあらためて舌を巻くこと必至。
こうしたすぐれた演奏あってこそ「あくまで自身はクラシックの作曲家」と公
言していたロータの真価に迫れるというものでしょう。
ここまでですでにすっかり聴衆を惹き込んだかとおもうと、つづく「ローマの
噴水」「ローマの松」がさらにまた抜群の仕上がりで、ものすごい盛り上がり。
本気を出したスーパーヴィルトゥオーゾ集団の絢爛豪華なサウンドに、当初7月
に予定されながらも、会場を襲った荒天によりヴァルトビューネ開催史上初の
延期というアクシデントを経て、この日を待ちに待って詰めかけた20,000人を
超える聴衆の興奮と熱狂も一入といったところで、大満足の表情が画面からも
伝わってきます。




<haenssler>
98 640 ¥2080
チャイコフスキー編曲集
ミホノフスキー編:
(1)舞踏会のざわめきの中でOp.38の3/(2)狂おしい夜Op.60の6
(3)この月夜にOp.73の3/(4)ただ憧れを知る者だけがOp.6の6
(5)待てOp.16の2/(6)セレナードOp.63の6/(7)苦しくもまた甘しOp.6の3
(8)灼熱の灰がある如くOp.25の2/(9)私はお前と座っていたOp.73の1
(10)何故そんなにOp.16の5/(11)和解Op.25の1/(12)私は窓を開けたOp.63の2
(13)昼の輝きが満ちOp.47の6
フェインベルク編:
(14)春Op.54の3/(15)私の庭Op.54の4/(16)冬Op.54の12
ペトロネル・マラン(Pf)
録音:2011年6月19/20/FWLスタジオ(ライプツィヒ)
ブリュトナーの銘器を用いてバッハ(98.424)、モーツァルト(98.231)、ベート
ーヴェン(98.286)の編曲シリーズを続けるペトロネル・マラン、第4弾はチャイ
コフスキー。このシリーズはピアノ以外の形態用に書かれた名作を、古今のピ
アノの名手が腕によりをかけて編曲したものを集めていて、いずれも技巧的で
華麗。今回はチャイコフスキーの歌曲をミホノフスキーとフェインベルクがピ
アノ用に編曲したもので、すべて世界初録音。イサーク・ミホノフスキー
(1914-1978)はギレリスやリヒテルと同世代のピアニスト。後半生は教育に専
念したため広く知られていませんが、オボーリン門下のヴィルトゥオーゾで、
ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」のソ連初演を行っています。
彼の編曲13篇は、チャイコフスキーの叙情性を主にした率直なもので、メロ
ディの美しさにたっぷりひたれます。サムイル・フェインベルクはチャイコフ
スキーの悲愴交響曲のスケルツォ楽章の超絶的編曲でピアノ・ファンから崇め
られるヴィルトゥオーゾ。彼は歌曲も3篇ピアノ用に編曲していて、ファン必
聴の凝った出来となっています。ブリュトナー・コンサートグランドの滋味あ
ふれる響きにも注目です。




<IDIS>
IDIS 6629 ¥1650
ベートーヴェン:歌曲集「遥かな恋人に」 Op.98(全6曲)
バッハ:イギリス組曲第5番 ホ短調 BWV810
フルート、ヴァイオリン、ピアノのための協奏曲 イ短調 BWV1044
ミエチスラフ・ホルショフスキ(P)
アクセル・シェッツ(T)
アレクサンダー・シュナイダー(Vn)
ジョン・ワマー(Fl)
録音:1950-1951年
ミエチスラフ・ホルショフスキ(1892-1993)が60歳を目前にした時期の録音。
デンマークの名テノール、アクセル・シェッツと共演したベートーヴェン
遥かな恋人に」が珍しい。BWV1044のフルーティスト、ジョン・ワマーは、
NBC交響楽団の創設メンバーの首席フルート奏者で、後に1942年から1965年ま
での長きに渡ってニューヨーク・フィルの首席フルート奏者を務めた名手。

IDIS 6628 ¥1650
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K216
ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K218
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
ヴァーシャ・プシホダ(Vn)
フランコ・ノヴェッロ(Vn)
エンニョ・ジェレッリ(指)RAIトリノ交響楽団
録音:1957年
チェコ出身の名ヴァイオリニスト、ヴァーシャ・プシホダ(プルジホダ 1900-
1960)の珍しい晩年の録音。戦前の録音が持てはやされるプシホダですが、改
めて聴くと戦後の演奏も充実したものだと分かります。




<KII>
KKC 5195 ¥3000
[ACTES SUD] ASM06
輸入盤・日本語解説書付
(1)グラズノフ:
バレエ音楽「ライモンダ」第2幕よりサラセン人の入場/東洋の踊り
(2)同:バレエ音楽「四季」より秋のバッカナール
(3)シンディング(チャーリー・パイパー編):東洋舞曲Op.32の5
(4)アレンスキー:
バレエ音楽「エジプトの夜」よりエジプト女の踊り/蛇のシャルムーズ/
ガジーの踊り
(5)グリーグ(ブルーノ・マントヴァーニ編):小妖精Op.71の3(抒情小曲集より)
(6)ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」(1910年版全曲)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)レ・シエクル
録音:2010年10月2日/シテ・ド・ラ・ミュジーク(パリ)、
10月9日/ラン大聖堂(ともにライヴ)

KKC 5196 ¥3000
[ACTES SUD] ASM02
輸入盤・日本語解説書付
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)レ・シエクル
録音:2009年8月30日/ラ・コート=サンタンドレ(ベルリオーズ音楽祭ライヴ)

KKC 5197 ¥3000
[ACTES SUD] ASM04
輸入盤・日本語解説書付
サン=サーンス:
(1)交響曲第3番ハ短調Op.78「オルガン付き」
(2)ピアノ協奏曲第4番ハ短調Op.44
ジャン=フランソワ・エッセール(Pf)(2)、
ダニエル・ロト(Org)、フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)レ・シエクル
録音:2010年5月16日/サン=シュルピス教会(パリ)(1)、
6月16日/オペラ・コミック(ともにライヴ)



<Simax>
PSC 1275 ¥2280
グスタフ・メルケル:オルガン作品集第3集
(1)ソナタ第4番ヘ短調Op.115/(2)後奏曲Op.44 の3
(3)コラール「ただ愛する神の摂理にまかす者」による10のフィギュレーション
Op.116
(4)ソナタ第5番ニ短調Op.118/(5)幻想曲ニ短調Op.176
(6)ソナタ第6番ホ短調Op.137
ハルゲイル・シアーゲル(Org)[聖マリア教会のカール・アウグスト・ブフホル
ツ・オルガン(1821/1896年)]
[録音 2006年5月19日-21日 聖マリア教会(バルト、ドイツ)]

PSC 1320 ¥2280
グスタフ・メルケル:オルガン作品集第4集
(1)ソナタ第7番イ短調Op.140/(2)自由な様式のアダージョOp.35
(3)協奏曲の楽章 変ホ長調Op.141/(4)ソナタ第8番ロ短調Op.178
(5)クリスマス行進曲Op.145の6/(6)フーガ ハ短調Op.124の12
(7)ソナタ第9番ハ短調Op.183
ハルゲイル・シアーゲル(Org) [聖ヤコブ教会のフリートリヒ・ラーデガスト
・オルガン(1872年)]
[録音 2006年6月21日-23日 市立聖ヤコブ教会(ケーテン、ドイツ)]
ドレスデンとライプツィヒを中心とする中部ドイツのオルガン音楽の伝統を支
えたひとり、グスタフ・メルケル(1827-1885)の作品を4枚のディスクで紹介す
るシリーズ。メルケルの解釈に関する博士論文を完成させたノルウェーのオル
ガニスト、ハルゲイル・シアーゲル(1955-)がドレスデン大聖堂をはじめとす
るドイツのオルガンを弾いた、2009年リリースの第1集(PSC1273)と第2集
(PSC1274)は、20世紀以後ほとんど忘れられてしまっていたメルケルの音楽を
新たな聴き手に伝える最良の演奏として高い評価を受けています。シリーズを
完結させる2枚。第3集は、第4番、第5番、第6番のソナタ、メルケルのオルガ
ン曲でもっとも演奏されることの多いニ短調の幻想曲など6曲。第4集には、
最後のソナタ3曲とともに、ダイナミクスの大きな変化をつける即興的な《自
由な様式のアダージョ》、協奏曲とソナタの性格を組み合わせることを試みた
《協奏曲の楽章》、キャロル《神の御子は今宵しも》のメロディで曲を閉じる
〈クリスマス行進曲〉が選曲されています。第3集、バルト市の聖マリア教会
のカール・アウグスト・ブフホルツ・オルガン、第4集、ケーテン市の聖ヤコ
ブ教会に1872年に建立されたフリートリヒ・ラーデガスト・オルガン。メルケ
ルの音楽にふさわしい、深く美しい音色のオルガンが選ばれています。




<Aurora>
ACD 5073 ¥2280
ガメラン地形-ルーベン・スヴェッレ・イェットセンの音楽
(1)ガメラン地形(2008)(16人の奏者のための)
(2)儀式 II(2002 rev.2003)(8人の奏者のための)
(3)歌曲(2005)(ソプラノとプリペアドピアノのための)
(4)儀式 I(2000 rev.2003)(16人の奏者のための)
(5)ミニアチュア II(1999)(トロンボーンと打楽器のための)
(6)tReMbLiNg(2002-05)(14人の奏者のための)
(7)粒子(2003)(打楽器、ハープとヴィオラのための)
ピエール=アンドレ・ヴァラード(指)BIT20 アンサンブル
ルーベン・スヴェッレ・イェットセン(1977-)は、ノルウェー中部、オーレス
ンの南にあるヴォルダの生まれ。ベルゲンでモッテン・アイデ・ペーデシェン
とジェイムズ・クラパトンに作曲を学び、客員のブライアン・ファーニホウ、
クラウス・フーバー、ヘルムート・ラッヘンマンをはじめとする作曲家たちの
マスタークラスに参加しました。ヘルシンキ、オーフス、オスロ、ストックホ
ルムのフェスティヴァルやパリのアンサンブル・アンテルコンタンポランで作
品が演奏され、ブーレーズとルツェルン・フェスティヴァル・アカデミーの委
嘱を受けて作曲した2006年の《Circles》によって彼の名と音楽が国際的に知
られるようになりました。イェットセンの音楽は、こする音、きしむ音、ひっ
かく音を中心にテクスチュアが選択され、時に暴力的に、時に優しく、時に輝
かしく、また透明にと表情を変えていきます。バリ島の "ガメラン" を音楽上
の暗喩とする《ガメラン地形》を2009年のベルゲン国際フェスティヴァルで初
演した、グリーグホールに本拠を置く BIT20 アンサンブルが、イェットセン
のきわめて技巧的な7曲をピエール=アンドレ・ヴァラードの指揮で録音。イェ
ットセンの美的世界を鳥瞰します。



<新書館>
DD11 0911(DVD-Video) ¥6090
本編112分
特典20分
日本語字幕
ドガの踊り子
クレールマリ・オスタ(踊り子)、ドロテ・ジルベール(エトワール)、
マチュー・ガニオ(メートル・ド・バレエ)、ジョゼ・マルティネズ(年間会員)、
バンジャマン・ペッシュ(黒服の男)、エリザベット・モーラン(母親)、
ステファニー・ロンベール(キャバレーの歌手)、
エマニュエル・ティボー(ヴァイオリニスト)、ほかパリ・オペラ座バレエ
パトリス・バール、マルティーヌ・カアーヌ(原案)、パトリス・バール(振付)、
ドゥニ・ルヴァイヤン(音楽)
パリ・オペラ座管弦楽団
フィリップ・ジョルダン(音楽監督)
コーエン・ケッセルス(指揮)
(特典映像)インタビュー :パトリス・バール、ドゥニ・ルヴァイヤン、
ブリジット・ルフェーヴル、マルティーヌ・カアーヌ
日本語字幕監修:林修
パリ・オペラ座バレエ、エトワール総出演の豪華キャストで贈る画家ドガへの
オマージュ。 ドガの作品「14 歳の小さな踊り子」が発端となって浮かび上が
ったひとりの少女。その実在した少女を通して見えてくる19世紀オペラ座の光
と影……。 ドガを魅了したオペラ座が時代を越えてバレエとして甦ります。
出演者プロフィール
クレールマリ・オスタ(パリ・オペラ座バレエ エトワール)
ニースのコンセルヴァトワールでバレエを始める。94年にはヴァルナ国際バレ
エコンクールに出場し銅賞を受賞。99年にプルミエール・ダンスーズに昇格し、
ローラン・プティの新作『クラヴィーゴ』の主役に抜擢される。その後、数々
の主役を任され、2002年ピエール・ラコット復元の『パキータ』主演後、エト
ワールに任命される。受章歴としては芸術文化勲章シュヴァリエがある。
ドロテ・ジルベール(パリ・オペラ座バレエ エトワール)
1983年フランス、トゥールーズに生まれる。2000年にパリ・オペラ座バレエに
入団。02年、コリフェに昇格。05年にはプルミエール・ダンスーズに昇格し、
数々の作品の主要な役を踊る。07年ヌレエフ版の『くるみ割り人形』のクララ
を踊り、24歳の若さでエトワールに任命される。06年、レオニード・マシーン
賞、バレエ2000賞を受賞。
マチュー・ガニオ(パリ・オペラ座バレエ エトワール)
84年マルセイユ生まれ。母はパリ・オペラ座の元エトワールでマルセイユ・バ
レエのプリンシパルのドミニク・カルフーニ。99年にはパリ・オペラ座バレエ
学校に編入。01年の学校公演では『コッペリア』で主演している。03年にス
ジェに昇進し、翌年の『ドン・キホーテ』の公演後、エトワールに任命される。
入団して4年目、飛び級でのエトワール昇進は話題となった。
ジョゼ・マルティネズ(パリ・オペラ座バレエ エトワール)
スペイン生まれ。87年にローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップを獲
得し、パリ・オペラ座バレエ学校に入学。92年にヴァルナ国際バレエコンクー
ルで金賞を受賞し、プルミエ・ダンスールに昇進。97年『ラ・シルフィード』
の主演後、エトワールに昇格。その後も数々の舞台で主要な役を踊り、98年ダ
ンツァ&ダンツァ賞、スペイン・ナショナル・ダンス賞を受賞している。近年
では振付家としても活躍し、08年に初演した『天井桟敷の人々』は大成功を収
め、09年には振付家としてブノワ舞踊賞を受賞している。2011年9月より、ス
ペイン国立ダンス・カンパニーの芸術監督に就任。




<MIRARE>
MIR 155 ¥2500
ショスタコーヴィチ:
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.35
(2)24の前奏曲Op.34
(3)ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.102
アンドレイ・コロベイニコフ(Pf)、ミハイル・ガイドゥーク(Tp)(1)、
オッコ・カム(指)
ラハティ交響楽団
録音:2011年5月26 / 28/シベリウス・ホール(ラハティ)
このところ、ロシアの俊英たちによるショスタコーヴィチのピアノ協奏曲リリ
ースが続いていますが、フォル・ジュルネ音楽祭でもおなじみのピアニスト、
アンドレイ・コロベイニコフも快演で一石を投じました。1986年生まれ、モス
クワ音楽院でディエフに師事し、2004年に行われた第3回スクリャービン国際
ピアノ・コンクールで優勝したのを皮切りに、いくつかのコンクールに入賞し
ています。
コロベイニコフのピアニズムは繊細、透明で、真珠を転がすように粒が揃って
いるのが特徴。このショスタコーヴィチも彼の美点が発揮されているだけでな
く、ショスタコーヴィチの意外な面が発見できます。ショスタコーヴィチのピ
アノ協奏曲は両曲とも音が薄く、線的な書法が中心ですが、コロベイニコフの
粒の揃ったタッチと知的な感情のドライヴにより、まるでモーツァルトのよう
に端正、生命力ときらめきに満ちています。これまで、これほどモーツァルト
を感じさせるショスタコーヴィチは聴いたことがないと申せましょう。「24の
前奏曲」も非常に繊細で新鮮。語り口の巧さで、あっという間に聴かせてしま
います。ピアノ協奏曲第1番で爽やかなトランペットを聴かせるガイドゥーク
は1990年生まれ。この若さでボリショイ劇場管の首席奏者を務める天才です。
もうひとつの魅力は、オーケストラがオッコ・カム指揮のラハティ交響楽団で
あること。ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番の第2、第3楽章での恐怖
感と深みはカムならでは。さらにラハティの透明なアンサンブルも光ります。




<Alia Vox>
AVSA 9889(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥2280
CD1:
(1)セネカ(1世紀)作:悲劇「メデア」(第2幕)より「祈り」 
(2)「アマジグの子守歌」(ベルベル伝承曲、モロッコ) 
(3)「美しく聖なるパレスティナ」(セファルディ伝承曲、サラエヴォ) 
(4)「エルチェの神秘劇」よりプラクトゥス「栄光ある聖き御身体」 
(5)ミラン:ロマンス「Triste estaba muy quexosa」 
(6)ムダーラ:ヴィリャンシーコ「イザベルや、帯を失くしたね」
(7)ボヴィチェリ:シャンソン「アンコール・ケ・コル・パルティーレ」 
(8)ベガ/作曲者不詳:ロマンセ「櫂の音がなんて響き渡り」 
(9)ビクトリア:8声の「サルヴェ・レジーナ」 
(10)モンテヴェルディ:「ニンフの嘆き」 
(11)カッチーニ:「輝く麗しの瞳もて」 
(12)メールラ:「さあ眠りなさい」(子守歌による宗教的カンツォネッタ) 
(13)アン・イダルゴ:世俗曲「ああ、私は何と愛をあざけり」 
(14)ドゥローン:「sosieguen descansen」 
(15)ライヒャルト:「我が子よ、眠れ」 
(16)ソル:アリア「あなたが誓ったことを思い出して下さい」 
(17)ソル:セギディーリャ「女とギターの弦は」 
(18)ムソルグスキー:「お人形を持って」(「子供部屋」より) 
(19)ペルト:「クリスマスの子守歌」
CD2:
(1)ロマンス「何故泣くの、清らかな少女よ」(サラエヴォ) 
(2)シビラ(巫女)の歌 
(3)ベルトリッツ・デ・ディア:カンソ「嫌なことでも歌わなければ」 
(4)ゲレーロ:ヴィリャンシーコ「夜は暗うて」 
(5)作曲者不詳:ヴィリャンシーコ「ニーナとヴィーナ」 
(6)ナルバエス/作曲者不詳:「顔は何で洗いましょう?」 
(7)作曲者不詳(コロン文庫の歌曲集):
ヴィリャンシーコ「私は小麦色した娘」 
(8)ビクトリア:モテット「マリアよ、恐れるな」 
(9)ルッツァスキ:マドリガーレ「オーラ・ソアーヴェ」 
(10)モンテヴェルディ:カンツォネッタ「苦しみが甘美なものなら」 
(11)メールラ:「カンツォネッタを聴け」 
(12)マリン:「メンギッリャ、もう考えないで」 
(13)イダルゴ:世俗曲「trompicabalas amor」 
(14)作曲者不詳:カンソ「王の息子」(カタルーニャ) 
(15)セレロールス:モテット「ああ、悲しや」(死者のためのミサ曲より) 
(16)ファリャ:子守歌「眠れ、我が子よ、眠れ」
モンセラート・フィゲーラス(声)、
ジョルディ・サヴァール、エスペリオンXXI、スコラ・グレゴリエンヌ、
ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ、パドヴァ古楽センター合唱団
2011年11月23日、世界中の古楽ファンに惜しまれながら亡くなったソプラノ歌
手モンセラート・フィゲーラス。夫のジョルディ・サヴァールと共に、その透
明感あふれる歌声で20世紀の古楽界を牽引してきた彼女を追悼し、90年代から
これまでに彼女が残した数々の録音を抜粋し、集めたアルバムがアリア・ヴォ
ックスからリリースされます。「The Emotion Voice」というアルバムのタイ
トルは90年代に発売されたCDタイトルと全く同じもの。他ならぬサヴァールの
意向により、その名が踏襲されています。フィゲーラスの透明感のある柔らか
な歌声をSACDの美しい音質で堪能することができるのは何よりの魅力!夫サ
ヴァールとの情感溢れる見事なアンサンブルや、彼が率いるエスペリオンXXI
やラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャとのハーモニーも堪能でき、
古楽界に一時代を築いた名手の軌跡を感じることができるアルバムに仕上がっ
ています。
かねてよりALIA VOXレーベルは「ヘリテージ・シリーズ」と称してフィゲーラ
スの名演を含む過去の録音のSACDハイブリッド化を進めておりましたが、今回
のアルバムは主にこれらヘリテージ・シリーズから珠玉の演奏を抜粋し、まと
めたものとなっています。宗教曲、世俗曲、そしてフィゲーラスの代名詞とも
いえるカタルーニャの民俗音楽…フィゲーラスの多彩な魅力が2枚組、35トラ
ックに渡ってぎゅっと凝縮されています。今なお輝き続けるフィゲーラスの歌
声に想いを馳せるにふさわしい名盤といえましょう。




<agogique>
-新規レーベル-
バロック音楽と古楽を中心に扱うフランスのレーベル。世界的に活躍する演奏
家だけでなく、新進気鋭の若手たちの録音にも意欲的なレーベルです。

AGO 002 ¥2380
J.S.バッハ:
(1)イギリス組曲第2番 イ短調 BWV 809より プレリュード 
(2)アダージョ ニ短調 BWV 964 (3)トッカータ ニ短調 BWV 813 
(4)前奏曲とフゲッタ ト長調 BWV 902 
(5)シンフォニア第11番 ト短調 BWV 797 
(6)前奏曲(幻想曲) ハ短調 BWV 922 
(7)6つのパルティータ第1番 変ロ長調 BWV 825より ジグ 
(8)前奏曲 ハ短調 BWV 999 (9)幻想曲とフーガ ハ短調 BWV906 
(10)3声のインヴェンション(シンフォニア)第5番 変ロ長調 BWV 791 
(11)6つのパルティータ第2番 ハ短調 BWV 826より カプリッチョ 
(12)前奏曲とフーガ ヘ短調 BWV 881 
(13)組曲 ヘ短調 BWV 823より サラバンド
ヴィオレーヌ・コシャール(Cemb)
録音:2010年7月1~29日、サン=ピエール聖堂にて(パリ)
使用楽器:J.D.ドゥルケン1740年製(アントワープ)(復元:2007年)
レ・ザール・フロリサンやアンサンブル・アマリリスなど、数々の名門古楽ア
ンサンブルで活躍するチェンバロの名手、ヴィオレーヌ・コシャールによる
J.S.バッハのチェンバロ小品集。本CDのプログラムに関して「心の赴くまま
に選曲した」と語るコシャール。J.S.バッハに深い造詣と敬愛を抱くコシャー
ルによって、各作品によって異なる曲調のコントラストと、そこに共通する
J.S.バッハの魅力の真髄を堪能するプログラムとなっています。芯の通った
明瞭な響きと情感あふれるふくよかな響きを併せ持つコシャールの演奏によっ
て、各作品のコントラストがより印象的に色づけられていると言えましょう。
演奏にはかのレオンハルトも愛用していたものと同じモデルである、J.D.ドゥ
ルケンモデルの1740年製のチェンバロを使用。2007年に復元され、現代によみ
がえった艶のある音色から生まれる極上の響きは必聴です!

AGO 003 ¥2380
J.C.バッハ:
2つの五重奏曲 op.22 (1)第1番 ニ長調 (2)第2番ヘ長調 
6つの五重奏曲 op.11より (3)第6番 ニ長調 (4)第1番 ハ長調 
(5)第3番 ヘ長調 (6)六重奏曲 op.3 ハ長調
アマリリス{エロイーズ・ガイヤール(リコーダー,Ob)、
アメリー・ミシェル(リコーダー)、ダヴィッド・プランティエ(Vn)、
アナベル・ルイス(Vc)、ヴィオレーヌ・コシャール(Cemb)、
リオネル・ルノー(ナチュラルホルン)、
ピエール=イヴ・マデュフ(ナチュラルホルン)}
録音:2010年10月11~14日、
サント=ジュヌヴィエーヴ教会(クルトメ、フランス)
表情豊かな音色と卓越したアンサンブルで高い評価を受ける名門アマリリスが、
J.C.バッハの5重奏曲および6重奏曲を収録しました。ヨハン・クリスティアン
・バッハはJ.S.バッハの末子にあたり、イタリアやロンドンを中心に活躍した
作曲家。若きモーツァルトに多大な影響を与えたといわれる彼の音楽性は、優
雅な旋律を基調としながらも、時折聴く者をハッとさせるような鮮やかな装飾
と技巧性を併せ持ったもの。本CDも、18世紀の音楽会を思わせる上品な雰囲気
に満ち溢れています。バロック界の名手達が集うアマリリスは今回も素晴らし
いアンサンブルを聴かせてくれます。管楽器やヴァイオリンの輝かしい音色と、
中低音のコクのある響きが生み出すハーモニーは絶品。ナチュラルホルンを担
当するピエール=イヴ・マデュフは、かのクイケン四重奏団とも共演した名手。
六重奏曲では、ナチュラルホルンならではの柔らかな音色がアンサンブルに深
みを添えます。活気と情感あふれる演奏で魅せるアマリリスの持ち味がいかん
なく発揮された名演です!

AGO 001 ¥2900
(1)ヴィターリ:パッサカリア ニ長調
D.ガブリエッリ:(2)チェロ独奏のためのリチェルカーレ第1番 ト長調 
(3)チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調 (Version1) 
(4)チェロ独奏のためのリチェルカーレ第2番 イ長調 
(5)ヤッキーニ:ソナタ イ長調 
D.ガブリエッリ:(6)チェロ独奏のためのリチェルカーレ第3番 ニ長調 
(7)ヤッキーニ:ソナタ 変ロ長調 
(8)D.ガブリエッリ:チェロ独奏のためのリチェルカーレ第4番 変ホ長調
(9)ヤッキーニ:ソナタ ハ長調
D.ガブリエッリ:(10)チェロ独奏のためのリチェルカーレ第5番 ハ長調 
(11)チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調 
(12)2つのチェロのためのカノン ニ長調 
(13)チェロ独奏のためのリチェルカーレ第6番 ト長調
(14)ヤッキーニ:ソナタ ト長調 
(15)D.ガブリエッリ:独奏チェロのためのリチェルカーレ第7番 ニ長調 
(16)デリ・アントーニ:チェロのためのリチェルカータ Op.1より第8番 
D.ガブリエッリ:(17)チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調 
(18)チェロ独奏のためのリチェルカーレ第7番 二重奏編成版(編:コクセ)
ヴィターリ:(19)ルッジェーロ (20)パッサカリア
ブリュノ・コクセ(Vc、バス・ヴァイオリン、テノール・ヴァイオリン、
ヴィオラ・バスタルダ、指揮)、
レ・バッス・レユニ
録音:2008年6月14~17日、2009年7月12日
マルク・ミンコフスキやウィリアム・クリスティらと共に古楽界を牽引してき
た名手ブリュノ・コクセによるチェロ独奏作品集。「チェロの誕生」というタ
イトルの通り、チェロという楽器が誕生した17世紀後半のイタリアに焦点を当
て、ヴィターリやドメニコ・ガブリエッリなど、初期バロックを代表する作曲
家達の作品がたっぷりと収録されたCDです。卓越したコクセの演奏技術は圧巻
の一言。一音一音粒の立ったクリアな発音で激しく奏でられる技巧的なフレー
ズと、艶のあるふくよかな音色で歌われる緩やかなメロディの対比に魅せられ
ます。また、17世紀後半に用いられていた様々な楽器の音色を楽しめることも
本CDの大きな魅力。収録にあたり、コクセはチェロ、バス・ヴァイオリン、テ
ノール・ヴァイオリン、ヴィオラ・バルタルダといった複数の楽器を曲ごとに
使い分けて収録しています。また、136ページにも及ぶ豪華なカラーリブレッ
トには、コクセ自身による解説だけでなく、収録に使用された復元楽器の写真
も挿入。数十枚にわたって、様々な角度から楽器の細部をうかがい知ることが
出来ます。演奏を聴きつつ楽器に想いを馳せる…そんな楽しみ方が出来るのは、
本CDならではといえましょう!




<Mariinsky>
MAR 0523(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥2980
マスネ:歌劇「ドン・キショット(ドン・キホーテ)」
ドン・キホーテ:フェルッチョ・フルラネット(Bs)、
ドゥルシネア姫:アンナ・キクナーゼ(Ms)、
サンチョ・パンサ:アンドレイ・セロフ(Bs)、
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管弦楽団、
マリンスキー・アカデミー青年声楽アンサンブル
[録音:2011年5月/マリインスキー劇場コンサートホール(セッション録音)]
ゲルギエフとマリインスキー・オペラの最新盤は何とマスネ。それもバスが主
役を務めることで有名な「ドン・キショット」。何といっても伝説的なバス歌
手シャリャーピンに歌ってもらうために書かれた作品ということもあり、ロシ
アとは無縁の作品でなく、マリインスキー・オペラも力が入っています。
マスネ晩年の傑作「ドン・キショット」は1910年の作で、セルバンテスの原作
に基づくドン・キホーテの物語。マスネならではの華やかさと美しいメロディ
を感じさせながらも、ドン・キホーテの悲哀に感情移入させられる深さに満ち
ています。
ドン・キホーテ役のフルラネットは1949年イタリア生まれのバス。豊かな声量
と重い声が特徴で、2001年にサントリーホール・オペラでのドン・カルロ役が
現在でも語り草となっています。ゲルギエフからの信頼も厚く、ムソルグスキ
ーの「ボリス・ゴドゥノフ」でも主役に起用されました。「ドン・キショット」
でも芸達者ぶりを発揮、第2幕で巨大な風車に挑む有名なエピソードも、ドン・
キホーテそのものに見えてくるハマり方。またドゥルシネア姫への片思いもコ
ミカルながら男の哀しみが滲み出るいぶし銀の至芸を見せてくれます。ドゥル
シネア姫はマリインスキーのソリストで、ゲルギエフお気に入りのグルジアの
名花キクナーゼ。スペイン女性そのものの情熱的な歌唱を聴かせてくれます。
ゲルギエフとマスネは、ピンとくる組合せではないと思われがちですが、サン
フランシスコ・オペラとの「エロディアート」の名盤でも証明されるように、
相性ばっちり。流麗かつ優雅で、マスネの音楽性がチャイコフスキーと近いこ
とを実感させてくれます。




<SUPRAPHON>
SU 4074 ¥1480
ミスリヴェチェク:「アブラーモとイザーコ(アブラハムとイサク)」
ズヴォナルシェ:「ザボイ」
スクヘルスキ:「ローラ」
シェボル:「モラヴィアの寺」
スメタナ:「ボヘミアのブランデンブルク人」
ドヴォルザーク:「ヴァンダ」
ロツコスニ:「迅速な聖ヨハネ」
ベンドル:「レイラ」
ナープラヴニーク:「ドゥブロフスキ」
フェルステル:「ジェシカ」
オストルチル:「ヴラスタの死」
フィビヒ:「ヘディ」
パウエル:「ズザナ・ヴォイージョヴァー」
ノヴァーク:「カルルシュテイン」
からのアリア、場面
イヴァン・クスニエル(Br)
リボール・ペシェク(指)プラハ放送交響楽団
イヴァン・パジーク(指)プラハ・シンフォニエッタ
ヨゼフ・チャロウプカ(指)プラハ・スメタナ劇場管弦楽団
イヴァン・パジーク(指)プラハ国立劇場管弦楽団
ほか
録音:1981-1991年
歌手、収録曲とも、ボヘミア音楽マニアにはたまらないCDです。イヴァン・ク
スニエルは1951年生まれのチェコの偉大なバリトン。1977年からブルノ歌劇場
に所属、1982年にプラハ国立歌劇場に転じ、長らくこの劇場の中心歌手として
活躍しました。そのクスニエルが、ボヘミア、チェコの作曲家の非常に珍しい
オペラのアリアや場面を歌った録音をまとめたCDです。ドヴォルザークの
「ヴァンダ」、スメタナの「ボヘミアのブランデンブルク人」、ミスリヴェ
チェクの「アブラーモとイザーコ」などは、それぞれの作曲家の中でも知名度
は低い作品です。いわんやそれ以外は、作曲家の知名度も低ければその作品は
ほとんど知られていない、どれも非常に貴重なものばかり。そうした極めて珍
しい曲も、クスニエルの気品のある歌にかかればいずれも聞き応えがあります。
1983年にペシェクとプラハ放送交響楽団の伴奏でPANTONに録音した9曲を中心
に、放送音源なども使用。SUPRAPHONでなければできない企画です。




<audite>
AU 23426 2枚組 ¥2250
シューベルト:
冬の夕べ D.938
秋 D.945
美と愛がここにいたことを D.775
独りで D.800
冥府への旅 D.526
若者と死 D.545
愛の言葉 D.410
漁師の歌 D.881
ヴィルデマンの丘を越えて D.884
消滅 D.807
シューマン:
6つの詩とレクィエム Op.90(鍛冶屋の歌,私の薔薇,出会いと別れ,
牛飼いの娘,孤独,陰鬱な夕暮れ,レクィエム)
夜の歌(Nachtlied)Op.96-1
楽師(Der Spielmann)Op.40-4
ジプシーの小歌 1、2 Op.79-7
裏切られた恋 Op.40-5
プロヴァンスの歌 Op.139-4
私の美しい星 Op.101-4
ヘブライの歌から Op.25-15
あの人の声 Op.96-3
ヴォルフ:
エオリアンハープに寄せて
郷愁
さらば
飽くことを知らぬ恋
鼓手
別れ
デュパルク:
悲しい歌
嘆き
ロズモンドの館
恍惚
溜め息
フィディレ
ラヴェル:マダガスカル島民の歌(全3曲)
ドビュッシー:恋人たちの散歩道(全3曲)
バリー・マクダニエル(Br)
ヘルタ・クルスト(P シューベルト,シューマン)
アリベルト・ライマン(P ヴォルフ,デュパルク、ラヴェル,ドビュッシー)
エーベルハルト・フィンケ(Vc ラヴェル) 
カールハインツ・ツェラー(Fl ラヴェル)
録音:1963-1974年、ベルリン
バリー・マクダニエルは1930年、米国カンザス州リンドンの生まれのバリトン。
1954年、当時の多くの米国人歌手と同じく、マクダニエルは西ドイツへ進出、
マインツ、シュトゥットガルト、カールスルーエの歌劇場を経て、1962年にベ
ルリン・ドイツオペラに所属、1999年まで実に37年間もここで活躍しました。
1963年の伝説的なベルリン・ドイツオペラ来日公演にも同行し、「フィデリオ」
の第一の囚人を歌っています。主役も脇役も何でも歌える万能型バリトンだっ
たマクダニエルは、もちろんドイツ・リートも得意としていましたが、オペラ、
歌曲とも、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウという巨星が同世代に
いたため、マクダニエルの名声はもっぱら西ドイツ内に留まりました。この
CD2枚には、マクダニエル30代から40代始めの貴重な放送録音が発掘されてい
ます。自然で穏やかな描写に優れたマクダニエルの歌曲は、味わいが深いもの
です。親交のあった作曲家、ライマンが伴奏を引き受けているのも注目です。




<SDG>
SDG 706 ¥2180
シュッツ:
(1)ダヴィデの詩篇集より第8曲「あなたの住まいはいかに麗しいことか」
SWV 29
(2)ガイストリッヒェ・コアムジークより第23曲「今からのち主にあって死ぬ
ものは幸いである」SWV 391
(3)ブラームス:ドイツ・レクイエム
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
キャサリン・フーグ(ソプラノ)、マシュー・ブロック(バリトン)
モンテヴェルディ合唱団、
オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク
録音(ライヴ):(1)(2)2007年10月28日(ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
(ロンドン))、11月18日(サレ・プレイエル(パリ))
(3)2008年8月19日、Usher Hall(エディンバラ)
ガーディナー、満を持してのドイツ・レクイエム再録音の登場。1990年に録音
された盤も名演として名高いですが、実に約20年の時を経ての再録音であり、
これまでにもブラームスの交響曲などを共に幾度も手がけてきた手兵オルケス
トル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティークの練り上げられた音色と、
同じく兵ぞろいのモンテヴェルディ合唱団による見事な合唱が織り成す世界は
絶品。第4曲の「いかに愛すべきかな、なんじのいますところは、万軍の主よ」
の優しい出だしとその後の流れる音楽に涙し、第6曲目の「われらここには、
とこしえの地なくして」の激しい管楽器も合唱も、技術の素晴らしさにあらた
めて驚かされる出来栄えとなっています。このドイツ・レクイエムは、ブラー
ムス個人のゆるぎない宗教観を反映しているといわれます。ブラームス自身ル
ター派の洗礼を受けており、ルター派の聖書のテキストをしていること、また、
「キリスト」という言葉や「復活」にまつわる部分がないこと、そして、死者
の鎮魂のためというよりも、今を生きている者への慰めとしてのレクイエムで
あることなどがその理由です。ここに収録されているシュッツの作品は、テキ
ストの選択やテキストへの音楽のつけ方などにドイツ・レクイエムとの類似が
みられ、いかにブラームスがシュッツをよく研究していたか、がわかる内容と
なっています。ブラームスの個人的な宗教観を色濃く反映したロマン派の大作
であり、同時にシュッツの音楽を思わせる部分など古の部分も併せ持つこの作
品を、ガーディナーが二度目の録音でどのように響かせるか、注目の1枚です。




<ACCENT>
ACC 24233 ¥2300
真のオルフェオ-
コレッリにインスパイアされたヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集
(1)ヨハン・シェンク:
無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ホ短調-前奏曲
(2)コレッリ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第8番ホ短調
(3)前奏曲(チェンバロによる即興演奏)
(4)ヘンデル:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト短調
(5)前奏曲(リュートによる即興演奏)
(6)コレッリ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第3番ハ長調
(7)シェンク:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第2番イ短調
(8)コレッリ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第6番ト長調
フリーデリケ・ホイマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
パトリック・ゼペック(バロック・チェロ)、
エドゥアルド・エグエス(テオルボ)、ディルク・ベルナー(Cem, Org)
録音:2010年6、7月/フラン=ワレ教会(ベルギー)
アルカンジェロ・コレッリの名作ヴァイオリンソナタ集Op.5は1700年にローマ
で出版されましたが、すぐにヴィオラ・ダ・ガンバ用にも編曲されるほどの人
気を誇りました。ヘンデルのソナタもオリジナルはヴァイオリン用ですが、や
はりヴィオラ・ダ・ガンバ向きで、オリジナルのように響きます。ドイツの女
流フリーデリケ・ホイマンはパリでサヴァールとパンドルフォに師事、コン
チェルト・ヴォカーレやエスペリオンXXIでも活躍、2010年にはドミニク・ヴィ
ス率いるカフェ・ツィンマーマンのメンバーとして来日しています。落ち着い
た知的演奏と華やかな美貌で日本でも人気者になりそうな大器です。

ACC 24226 ¥2300
フレスコバルディ:
(1)アリアと変奏「フレスコバルダ」(1627)/(2)トッカータ第7番(1615)
(3)トッカータ第9番/(4)フォリアのアリアによるパルティータ(1616)
(5)アルカデルトのマドリガーレによるパッサジャート
(6)トッカータ第7番(1627)/(7)バレット、コレンテとパッサカーリ(1637)
(8)オルガンのためのトッカータ第5番(1627)
(9)聖体奉挙のためのトッカータ第4番(1627)/(10)カンツォーナ第4番(1627)
(11)不協和音のカプリッチョ(1624)
(12)リチェルカーレの前のトッカータ(1635)
(13)クレドの後の半音階的リチェルカーレ(1635)
(14)聖体奉挙のためのトッカータ(1635)/(15)ベルガマスク(1635)
ルカ・グリエルミ(Cem、Org)
録音:2008年4月/サン・ベルナルディーノ・ダ・シエナ教会
イタリア・バロック界最大の鍵盤楽器作曲家ジローラモ・フレスコバルディ
(1583-1643)。彼の情熱的で流麗なチェンバロ曲はバッハなどドイツ系音楽と
一線を画してはいますが、同様に後世へ大きな影響を与えました。1977年トリ
ノ生まれのルカ・グリエルミはチェンバロ、オルガン奏者であると同時に指揮
者で作曲家でもあるマルチタレント。リズム感と歌心に満ちたチェンバロは
絶品で、アンサンブル・ゼフィーロやリチェルカール・コンソートのメンバー
としても活躍しています。

ACC 24266 ¥2300
ヴィヴァルディ:ミューズの扉
(1)弦楽のためのシンフォニア ニ長調RV125
(2)2つのヴァイオリンのための協奏曲ハ短調RV510
(3)弦楽のための協奏曲ニ短調RV128/(4)ヴァイオリン協奏曲ニ短調RV246
(5)弦楽のための協奏曲ヘ長調RV138/(6)ヴァイオリン協奏曲ト短調RV330
(7)弦楽のための協奏曲ト短調RV157
(8)2つのヴァイオリンのための協奏曲ハ長調RV508
フロリアン・ドイター、モニカ・ヴァイスマン(Vn,指)
アルモニ・ユニヴェルセル
録音:2009年6月/ドイツ放送カンマームジークザール(ケルン)
かつてEloquentiaレーベルからヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集をリリ
ースして注目されたフロリアン・ドイター率いるアルモニ・ユニヴェルセル。
今回アクサン・レーベルに登場しました。驚くべき活気と潤いに満ちたリッチ
な響き、かつて聴いたことがないほど華麗なヴィヴァルディの音世界にひたれ
ます。ムジカ・アンティクァ・ケルンのリーダーだったフロリアン・ドイター
のソロも光ります。

ACC 24249 ¥2300
ヘンデル:バスのためのイタリア語カンタータ全集
(1)アフリカの森の中でHWV136a/(2)時に黒雲天を覆いHWV98
(3)愛の闘いから逃れよHWV102a/(4)無念にもさらに雲広がりHWV165
(5)四重奏曲ト短調HWV404/(6)トリオ・ソナタ ト短調HWV390a
ライムント・ノルテ(Bs)、バツドルファー・ホーフカペレ
ヘンデルがバスを独唱者として作ったソロ・カンタータは4篇しかなく、録音
にも恵まれているとは言い難い状況にあります。それをメッテルニヒの愛弟子
で、現在ヘンデル作品上演に欠かせぬスペシャリスト、ライムント・ノルテが
全曲録音という大歓迎ディスクの登場です。ライオンを主役とした「アフリカ
の森の中で」など興味津々の作品が続きますが、何といってもヘンデルならで
はの美しい旋律にたっぷりひたれます。

ACC 24265 ¥2300
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466
(2)同21番ハ長調K467
アルテュール・スホーンデルヴィルト(フォルテピアノ、指揮)、
クリストフォリ・アンサンブル
ベートーヴェンの「皇帝」で衝撃を与えたフォルテピアノのスホーンデルヴィ
ルトとクリストフォリ・アンサンブルが、モーツァルトに挑戦しました。今回
もオーケストラは各パート1奏者。しかし物凄い迫力で独奏に全くひけをとら
ぬどころか、聴く者を終始圧倒します。スホーンデルヴィルトの独奏も変幻自
在、1782年製アントン・ヴァルターのレプリカによるフォルテピアノはチェン
バロを思わす銀色の音色が魅力です。もともとドラマティックな20番協奏曲な
がら、過去に類のない強烈さで迫ります。




<BIS>
BIS SA 1874(SACD-Hybrid) ¥2500
(1)ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」全曲(1910年版)
(2)同:グリーティング・プレリュード
(3)チャイコフスキー(ストラヴィンスキー編):
「眠りの森の美女」-青い鳥のパ・ド・ドゥ
(4)シベリウス(ストラヴィンスキー編):カンツォネッタOp.62a
(5)ショパン(ストラヴィンスキー編):
ノクターン第10番変イ長調Op.32の2/華麗なる大ワルツ変ホ長調Op.18
アンドルー・リットン(指)
ベルゲン・フィル
[録音:2009年10月、2010年6月/グリーグ・ホール(ベルゲン)]
録音の素晴らしさも相まってベストセラーを続けるリットンのストラヴィンス
キー、最新盤は待望の「火の鳥」と編曲集。SACDの効果を駆使した大編成の
1910年版がとてつもないエネルギーで迫ります。ストラヴィンスキーとディア
ギレフのコラボは、1910年の「火の鳥」に始まると思われがちですが、実はそ
の1年前にショパンの2作品をオーケストレーションする仕事を頼まれています。
当アルバムではそれを聴くことができるのが超貴重。ショパンの人気作が極彩
色の管弦楽をまとっています。また、チャイコフスキーがピアノ譜のまま残し
た「青い鳥のパ・ド・ドゥ」を1941年にオーケストレーションしたものも、ま
さにチャイコフスキーのバレエ音楽の響きで惹きつけられます。意外な珍品は
ストラヴィンスキーの同時代人シベリウスの弦楽合奏曲「カンツォネッタ」の
木管とハープ用に編曲。「グリーティング・プレリュード」はピエール・モン
トゥ80歳の誕生日に贈ったもので、「ハッピーバースデー」がストラヴィンス
キー流に調理されています。ストラヴィンスキーが不協和音と強烈なリズムだ
けでないことを真に納得させてくれるアルバムと申せましょう。

BIS SA1986(SACD-Hybrid) ¥2500
シベリウス:
(1)交響曲第2番ニ長調Op.43
(2)同第5番変ホ長調Op.82
オスモ・ヴァンスカ(指)
ミネソタ管弦楽団
[録音:2011年6月/オーケストラ・ホール(ミネアポリス)]
かつてラハティ交響楽団と記念碑的なシベリウスの交響曲全集を完成させた
ヴァンスカが、再録を決定。今回は手兵ミネソタ管弦楽団を率いての挑戦。
同オーケストラとはベートーヴェンやシベリウスの名演を繰り広げており、
さらに旧録音から約20年を経て、ヴァンスカの円熟ぶりとさらなる深さを堪
能できます。続編も乞うご期待。

BIS SA 1859(SACD-Hybrid) ¥2500
(1)ブラームス:ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40
(2)カレヴィ・アホ:ソロX(2010)
(3)リゲティ:ホルン三重奏曲
マリー=ルイーズ・ノイネッカー(Hrn)、アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、
シルケ・アヴェンハウス(Pf)
[録音:2010年7月/ゲルトナーシュトラッセ・スタジオ(ベルリン)、
2011年7月/エステローケル教会(スウェーデン)]
ドイツの名女流ホルン奏者ノイネッカーがBIS初登場です。1983年ミュンヘン
国際コンクール2位(1位はヴラトコヴィチ)の実力派で、リゲティからも絶大な
信頼を寄せられていた彼女の円熟芸を楽しめます。ホルン、ピアノ、ヴァイオ
リンの編成で書かれたブラームスの三重奏と、同編成でブラームスへのオマー
ジュとして書かれたリゲティの2篇は1996年録音が名盤の誉れ高いものの、今
回15年ぶりに再録音。共演にアルカント・カルテットで知られるヴァイトハー
スと、アヴェンハウスが共演というのも豪華。リゲティの緩徐楽章での胸をえ
ぐるような感情表現が凄まじいのひとことに尽きます。

BIS1953 ¥2380
アルベニス:ピアノ曲全集Vol.7
(1)スペインの歌Op.232
(2)6つのサロン風マズルカ
(3)演奏会用練習曲「願い」
(4)ワルツ「秋」
(5)軍隊行進曲
(6)即興演奏(1903)
(7)イヴォンヌの訪問
ミゲル・バセルガ(Pf)
[録音:2010年12月/サラゴサ会議宮(スペイン)]
アルベニスのピアノ曲全集刊行中のバセルガ、第7巻にあたる今回も凝った選
曲が光ります。アルベニス9歳の作「軍隊行進曲」に驚愕。その完成度の高さ
と、人好きのするメロディの才は恐るべきものがあります。また、名作「コル
ドバ」や「セギディーリャ」を含む「スペインの歌」も独特のリズムの良さと
語り口に惹き込まれます。興味深々なのは1903年にアルベニスが録音した即興
演奏を2009年に採譜、出版された作品の演奏も含まれていること。自作自演の
録音が古く、良く聴きとれなかった同曲を最新録音とバセルガの名演で、アル
ベニス未知の小品として蘇えらせました。

BIS1955/6 6枚組 ¥4760
ドビュッシー:ピアノ曲全集
2つのアラベスク/ベルガマスク組曲/ピアノのために/舞曲/バラード
ロマンティックなワルツ/夢想/マズルカ/夜想曲/ボヘミア舞曲
忘れられた映像/映像第1集/映像第2集/版画/仮面/喜びの島
前奏曲集第1巻/前奏曲集第2巻/スケッチブックから/コンクール用小品
ハイドン賛歌/小さい黒人/子供の領分/レントよりも遅く/英雄の子守歌
アルバムのページ(傷病兵のための小品)/エレジー/おもちゃ箱/12の練習曲
新発見の練習曲(「組み合わされたアルペジオのための練習曲」の初稿。1915)
間奏曲(1880/2)/6つの古代の墓碑銘/燃える炭火に照らされた夕べ(1917)
フーガ集(1881/3)*/ピアノと管弦楽のための幻想曲*
小川典子(Pf)、
ラン・シュイ(指)シンガポール交響楽団 *初出音源
[録音:2000年1&8月、2002年2&7月、2004年6月、2005年7月、2007年7月
/旧ストックホルム音楽アカデミー;2009年7月
ポットン・ホール(イギリス);2011年8月
エスプラネード・ホール(シンガポール)]
小川典子が10年の時をかけて完成させたドビュッシー・ピアノ曲全集。各巻発
売のたびに高い評価を受けてきましたが、今回すべてが揃い、セット発売とな
りました。何と6枚組2枚価格。さらに分売では発売されていないピアノと管弦
楽のための「幻想曲」と、パリ音楽院の学生時代に課題で書かされたフーガ5篇
が収録されているのも大注目です。フーガはもちろん世界初録音。ドビュッシ
ー・ファンははずせない重要音源と申せましょう。また、初期の瑞々しさに満
ちた「幻想曲」も、意外と録音に恵まれておらず貴重。小川典子の明快なピア
ニズムとBISならではの録音の良さで、曲の良さを再認識させてくれます。
稀にみる名演に加え、ここまでいきとどいた収録の全集が、たった2枚価格。
各家庭に1セットは揃えるべき逸品と申せましょう。




<Bel Air>
BAC 073(DVD-Video) ¥4950
BAC 473(Blu-ray) ¥5650
バレエ「くるみ割り人形」(全2幕)
音楽:チャイコフスキー
振付:ユーリー・グリゴローヴィチ
指揮:パーヴェル・クリニチェフ
ボリショイ劇場管弦楽団、児童合唱団
収録:2010年10月
キャスト
クララ:ニーナ・カプツォーワ
くるみ割り王子:アルチョム・オフチャレンコ
【第1幕】
クララの父:アレクセイ・ロパレヴィチ
クララの母:オルガ・スヴォロヴァ
兄フリッツ:アンナ・プロスクルニーナ
くるみ割り人形:アレナ・サディコヴァ
ドロッセルマイヤー:デニス・サーヴィン
ねずみの王様:パヴェル・ドミトリチェンコ
ハーレキン:ヴャスチェスラフ・ロパーチン
コロンビーヌ:アンナ・ティコミロヴァ
女デビル:ヴィクトリア・リトヴィノヴァ
男デビル:岩田守弘
【第2幕】
スペイン:マリア・ミシナ、アンドレイ・ボロティン
アラビア:ヴィクトリア・オシポヴァ、ルスラン・プロニン
中国:スヴェトラーナ・パヴロヴァ、デニス・メディエデフ
ロシア:アンナ・レオノワ、アレクサンダー・ヴォドペトフ
フランス:ダリア・ホフロワ、マキシム・スロフ
花のワルツ:ユリア・グレベンスキコヴァ、
ヴィクトリア・リトヴィノヴァ、オルガ・マルチェンコヴァ、
ヤニナ・パリエンコ、アンナ・トゥラザシュヴィリ、
アンジェリナ・ヴラシネほか
2010年12月にボリショイ劇場で行われたグリゴローヴィチ版「くるみ割り人形」。
充実の配役に、美しい舞台、衣装、大変豪華でたのしめます。雪の表現は必見
です。オフチャレンコ(王子)の非常にエレガントで美しい跳躍はほれぼれしま
す。カプツォーワの可憐なクララ、そしてドロッセルマイヤー役のデニス・サ
ーヴァンも演技達者な味わいで光っています。クリスマスツリーの前でドロッ
セルマイヤーが自作のハーレキン人形などを披露するシーンで、日本人ダンサ
ー岩田守弘がデビル役で登場しているのも注目です。




<naive>
MO 782183 ¥2280
ブーレーズ(b.1925):
(1)メモリアル-独奏フルートと、8つの楽器のための(2Hrn, 3Vn, 2Vla, Vc)
[1985]
(2)デリーヴ第1番-6つの楽器のための(Fl, Cl, ヴィブラフォン, Pf, Vn, Vc)
[1981]
(3)デリーヴ第2番-11の楽器のための(Ob, Cl, Fg, Hrn, ヴィブラフォン、
マリンバ、Pf, Hrp, Vn, Vla, Vc)[1988/rev 2001,2006] *世界初録音
ファブリス・ユンガー(ソロ・フルート)
ダニエル・カウカ(指揮) 
アンサンブル・オルケストラル・コンタンポラン
録音:2011年6月
ブーレーズ3作品集。非常に関わり合いの深い3作品の登場。IRCAMオープン後の
1976年以降の作であること、中規模の室内アンサンブル、電子楽器をもたない
(メモリアルには2ヴァージョンあり、ここに収録されているのは電子楽器なし
のヴァージョン)、といった共通点をもつこれらの作品は、カノンやヘテロフォ
ニーの技法を取り入れており、作曲者の身近の人物に捧げられています。メモ
リアルとデリーヴ第1番は、比較的短時間で作曲されましたが、デリーヴ第2番
はほぼ20年かけて作曲されました。
メモリアルは、フランコ・ドナトーニの「Tema」(1981年)という作品の編成に
ヒントを得たもので、1985年11月29日にブーレーズ自身の指揮、アンサンブル
・アンテルコンタンポランによって初演されました。アンサンブル・アンテル
コンタポランでフルート奏者を務めていたロランス・ボールガール(1956-85)
の思い出に捧げられています。
シェーンベルクの「月につかれたピエロ」の器楽パート編成と同じ(ヴィブラ
フォンが加えられています)デリーヴ第1番は、1984年6月8日、オリヴァー・ク
ヌッセン指揮のロンドン・シンフォニエッタによって初演されました。イギリ
スの音楽界の重要人物であり、ブーレーズに三作品を委嘱したこともあるサー
・ウィリアム・グロック(1949-2000)に捧げられています。デリーヴとは、英
語でderive(引用する)の意。ここでも引用の技法が用いられており、パウル・
ザッハー(Sacher)の名の6文字のアルファベットから導かれる6つの音を素材と
し、その素材を何度も「引用」して展開していく作品です。
エリオット・カーター80歳の誕生日、1988年12月1日に初演される予定だった
デリーヴ第2番が初演されたのはそれから約1年半後の1990年6月21日のことで
した。ブーレーズ率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランによって演奏
されました。しかしこの初演時の版も最終形ではなく、何度かの上演を経て今
のかたちに決まったのは2006年11月7日のパリでの演奏会のときでした。楽器
編成はブーレーズオリジナルのもので、2つの3楽器(管楽器:コールアングレ、
A管クラリネット、ファゴット/弦楽器:ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)、
2つの2楽器(打楽器:マリンバ、ヴィブラフォン/ハープとピアノ)、一人のホ
ルンという楽器編成は、3+2+1+2+3という数字で表すことができ、この数字が
曲の発展の鍵となっています。第1番と同じく「引用」を意識したこの作品で、
ブーレーズはカーターやリゲティの作品に見られる型を用いており、これら
2人の作曲家が作品の中で投げかけている問いや挑戦を受けて立っているほか、
曲の終結部付近では中世のホケトゥスの技法も模しているなど、時代やスタイ
ルを問わない広い展開をしています。電子楽器を含まない版の録音は、これが
世界初ということで、注目です。
アンサンブル・オルケストラル・コンタンポランは1992年に現在の音楽監督
であるダニアル・カウカによって創立されました。19人の演奏者を中核メン
バーとし、曲によって規模を自在に変えて演奏しています。20,21世紀の作品
に力を入れており、これまでに手がけたレパートリーは180人の作曲家による
400作品にのぼっています。そのうち70作品は彼らが初演しています。ダニエ
ル・カウカは現代音楽に力を入れているほか、ワーグナーのニーベルングの
指環を一日で演奏する版の演奏も手がけるなど、興味深い活動を展開してい
ます。




<EVIL PENGUIN RECORDS>
EPRC 011 ¥2250
(1)ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):
チェンバロ・オブリガートとフルートのための6つソナタより ハ長調(1777)
(2)カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ(1714-1788):
チェンバロのための幻想曲 ハ長調 H291
(3)ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)(C.P.E.バッハ作?):
チェンバロ・オブリガートとフルートのためのソナタ ト短調 BWV1020 
(4)ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):
チェンバロのためのソナタ イ短調
(5)カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ:
チェンバロ・オブリガートとフルートのためのソナタ ハ長調 WQ87
(6)ヨハン・セバスティアン・バッハ:
プレリュード、フーガとアレグロ BWV 998
(7)ヨハン・セバスティアン・バッハ(C.P.E.バッハ作?):
オブリガート・チェンバロとフルートのためのソナタ 変ホ長調 BWV1031
ベンヤミン= ヨーゼフ・シュテーンス(クラヴィコード) 
ジャック=アントワーヌ・ブレッシュ(フルート)
録音:2011年
大バッハとその息子達による豪作品の共演。バッハ一族の中で、どのように音
楽の流れが受け継がれていったのかを網羅している一枚です。繊細ながらも表
情とダイナミックさに富んだ楽器、クラヴィコードは、特に18世紀のドイツを
中心に人々に愛され、特にバッハが熱烈に支持していたクラヴィコードとバロ
ック・フルートによる演奏です。クラヴィコードは楽器自体の構造が単純なた
め、奏者の意志がダイレクトに音となってあらわれる上、ヴィブラートなどの
効果も得ることができます。当時の文献(クヴァンツやC.P.E.バッハらが残し
ています)でいう「鍵盤楽器」は、第一にはチェンバロを指しますが、しかし、
チェンバロはもちろん、当時の最先端だったフォルテピアノといった楽器は、
まだまだ市民の手には届かない高嶺の花でした。当時の人々に最も広く愛され
ていたクラヴィコードで、これらのフルートと鍵盤楽器のための演奏したこの
ディスクは、実は当時の人々が耳にしていた音楽の姿なのかもしれません。
ベルギー生まれのシュテーンスは、ランスのサン=レミ旧大聖堂などでオルガ
ニストを務める実力派。テクニックの上でも解釈の上でも、これ以上ない演奏
を聴かせてくれます。ブレッシュは、フランスの国立地方音楽院時代にすでに
レコーディングで賞を受けており、主にバロック時代の作品を中心に取り組ん
でいます。数々の著名な音楽祭に招かれるとともに、日本のアンサンブルとも
共演を重ね、好評を博しています。





<LIGIA DIGITAL>
LIDI 0202238 ¥2250
ジョスカン・デ・プレ(1440?-1521):
1-5. ミサ曲「ラ・ソ・ファ・レ・ミ」
6-10. ミサ曲「Gaudeamus(いざ喜ばん)」
アカペラ団体メタモルフォーゼ・エ・ビスカント!
モーリス・ブルボン(指揮)
録音:2011年8月
盛期ルネサンスにおいて、最も優れた作曲家と謳われたジョスカン・デ・プレ。
その当時の全ての作曲技法を意のままに操り、孤高なまでに美しい聖歌を数多
く手がけました。少し耳にしただけで、静謐な旋律の流れと透明なハーモニー
に心を奪われます。収録されている2つのミサ曲は、あるパートが一定の音形
を繰り返して歌うオスティナート様式で書かれており、ジョスカン・デ・プレ
の作品群でも傑作と言われています。本CDには、ジョスカン・デ・プレの作品
及びルネサンス期の作曲様式など、詳細な解説がついています。
モーリス・ブルボンは音楽研究家かつ作曲家で、ルネサンス声楽音楽を専門と
する男声アンサンブル、メタモルフォーゼを指揮して、オケゲム、ジョスカン
・デ・プレや、埋もれた作曲家の作品を今の世に蘇らせています。




<haenssler>
97 128 ¥2080
パウル・ゲルハルト作詞、ヨハン・ジョージ・エベリング作曲:
「わがたまさめてほめたたえよ」(讃美歌 No.14)
パウル・ゲツハルト作詞、ゲオルグ・フィリップ・テレマン(1681- 1767):
「おのが道を委ねよ」(讃美歌No.290 )
マルティン・ルター作詞、作曲:「神はわがやぐら」(讃美歌No.362)
ニコラウス・ルートヴィヒ・フォン・ツィンツェンドルフ作詞、
アダム・ドレーセ作曲:「イエスきみはいとうるわし」
・・・他多数
クラウス・ハイツマン(合唱指揮、編曲、プロデュース)、
ジェンス・ハーマン(バリトン)、
クラウディア・クラップシュタイン、ファビエンヌ・ロワ、
ベッティーナ・シュップ、カタリーナ・ヴォーリッツ(ソプラノ)、
ガブリエル・ウール(アルト)、
ラルフ・ヒュープナー(ラインガオ=シンフォニエッタノコンサートマスター)
録音:2009年
ドイツで中世より歌い継がれて、何百万もの人々の心に響いてきた古い讃美歌
が、現代版アレンジによって蘇りました。子供のピュアな歌声に、器楽アンサ
ンブルも加わり、本来は素朴な讃美歌ながら、輝かしさを増した合唱曲になっ
ています。
プロデューサー、及び讃美歌の編曲、合唱指揮を務めたのは、クラウス・ハイ
ツマン。ラインランド出身でデュッセルドルフとアメリカのインディアナ州で
音楽を学んだ後、作曲家、指揮者、音楽プロデューサー、出版、音楽教師など
多岐にわたる活動を展開しています。特に作曲での活躍は目覚ましく、700の
声楽曲と400の童謡曲を書いており、いずれも楽譜出版、録音がリリースされ
ています。さらに、4つのオラトリオ、6つのカンタータ、8つの子供ためのミュ
ージカルなどを手掛け、今やドイツを代表する声楽分野での大家として、世界
的に評価されています。




<C Major>
70 9204(Blu-ray) ¥4950
70 9108(DVD-Video) 2枚組 ¥4450
字幕:独仏英西カタルーニャ中韓
モーツァルト:「後宮からの逃走」
ディアナ・ダムラウ(S コンスタンツェ)
オリガ・ペレチャツコ(S ブロンデ)
クリストフ・シュトレール(T ベルモンテ)
ノルベルト・エルンスト(T ペドリッロ)
フランツ・ヨーゼフ=ゼーリヒ(Bs オスミン)
クリストフ・クヴェシュト(セリム)
アイヴァー・ボルトン(指)リセウ大劇場交響楽団,合唱団
クリストフ・ロイ(演出)
ヘルベルト・ムラウアー(装置,衣装)
オラフ・ヴィンター(照明)
収録:2010年4月、バルセロナ
バルセロナのリセウ大劇場が2010年4月に上演したモーツァルト「後宮からの
逃走」の映像です。なんといってもディアナ・ダムラウのコンスタンツェが
一番の注目。歌に演技に極めて優秀な人だけに、演出の助けもあって類型的な
人物像に陥らない素晴らしいコンスタンツェを歌い演じています。ブロンデの
オリガ・ペレチャツコは、ロシア出身の若いソプラノ。ロッシーニ・オペラ・
フェスティヴェルで育った逸材で、ロッシーニ好きの間では既に有名な人。清
楚な歌に加え、かなりの美人。ベルモンテは近年モーツァルト・テノールとし
て大活躍しているドイツのテノール、クリストフ・シュトレール。ペドリッロ
は、ウィーンの個性派テノール、ノルベルト・エルンスト。オスミンは、バロ
ック声楽曲やモーツァルトを得意とするドイツのバス、フランツ・ヨーゼフ=
ゼーリヒがベテランの旨みを見せています。セリムのクリストフ・クヴェシュ
トはベルリン生まれの役者(ちなみに父はかつての名優ハンス・クヴェシュト)。
セリムはたびたび演じています。アイヴァー・ボルトンはいつもながら颯爽と
したモーツァルトを聞かせてくれます。
クリストフ・ロイの演出は、現代劇に仕立て、登場人物の描写を類型的な「ト
ルコもの」から解き放ったもの。ことにオスミンの存在を大きくなっています。
近年さまざまな可能性が探られている「後宮からの逃走」でも出色のもので
しょう。




<WERGO>
WER 6937 3枚組 ¥4050
アール・ブラウン/コンテンポラリー・サウンド・シリーズ 
ブラウンの音楽人生 vol.4
[CD1]「弦楽四重奏のための新しい音楽」
(1)ブーレーズ:弦楽四重奏のための書Ia
(2)ブーレーズ:弦楽四重奏のための書Ib
(3)ブーレーズ:弦楽四重奏のための書II
(4)ブーレーズ:弦楽四重奏のための書V
(5)シェルシ:弦楽四重奏曲第4番
(6)アール・ブラウン:弦楽四重奏曲
パレナン弦楽四重奏団((1)-(3)) ハーマン弦楽四重奏段((4))
 新音楽弦楽四重奏団((5)) ニューヨーク弦楽四重奏団((6))
オリジナルLP1972年
[CD2]「室内オーケストラのための新しい音楽」
(1)クセナキス(1922-2001):アホリプシス(21の楽器のための)
(2)アルド・クレメンティ(1925-2011):
トリプルム(フルート、オーボエ、クラリネットのための)
(3)ボー・ニルソン(b.1937):情景III(室内オーケストラのための)
(4)シェーンベルク:室内アンサンブルのための3つの作品
(5)ヴオジミェシュ・コトンスキ(b.1925):歌(アンサンブルのための)
(6)高橋悠治:6つのストイケイア(4つのヴァイオリンのための)
(7)ボー・ニルソン:フレクヴェンツェン
フランシス・トラヴィス(指揮)ハンブルガー・カンマーゾリステン((1)(7))
ガッゼローニ(Fl)、ローター・ファベル(Ob)、ギィ・デュプリュ(Cl)((2))
ブルーノ・マデルナ(指揮)
国際クラニッヒシュタイナー室内アンサンブル((3)(4)(5))
パウル・ゾコフスキ(Vn/ 多重録音)((6))
オリジナルLP1972年
[CD3]ハンブルク・カンマーゾリステン
(1)ミルコ・ケレメン(b.1924):対位法的エチュード-管楽五重奏のための
(2)ニコロ・カスティリョーニ(1932-1996):トローピ
(3)ヴィットリオ・フェッレガーラ(b.1927):
セレナータ(9つの楽器の室内オーケストラのための)
(4)ユン・イサン(1917-1995):7つの楽器のための音楽
フランシス・トラヴィス(指揮)ハンブルク・カンマーゾリステン
オリジナルLP1962年
ご好評いただいている「アール・ブラウンの芸術」シリーズ、欠番となってい
た第4弾の登場。
disc1は、弦楽四重奏のための作品集。弦楽四重奏は、多くの器楽作品の作曲
家にとって、自身の技量を見せ付けるために選ばれる演奏形態でした。シェル
シは四人の奏者に微分音を奏でさせ、微妙な音高の変化やリズムの微妙な変化
をそれぞれのパートに間断なく与えます。曲は次第に盛り上がりますが、上り
きったと思ったらまたさらにクライマックスがあるといった感じの、上れども
上れども頂上まで行き着かないようなもどかしさの中で曲が閉じます。ブラウ
ンの作品は、布を引き裂くような音が聞こえるなど、楽器の限界を超えた表現
に満ちています。
disc2は、室内オーケストラのための作品集。イタリアの作曲家アルド・クレ
メンティ初期の「トリプルム」は、セリエル音楽のお手本のような作品。名手
ガッゼローニがフルートを担当しているのもポイントです。スウェーデン出身
の作曲家、ニルソンの重要作品のひとつ≪情景III≫は打楽器が効果的に響き、
最後は思わず耳をふさぎたくなるような大音量での高いテンションが持続しま
すが、耳を澄ますとそれぞれの奏者が細かな仕事をしており、ニルソンの持ち
味である細密画のような雰囲気も失われておりません。シェーンベルクの3つ
の小品はこれが当時世界初録音でした。どこかストラヴィンスキーの「春の祭
典」を思わせうる響きをもった3曲目は未完となっており、途中で終わります。
高橋悠治の「ストイケイア」は4つのヴァイオリンのための作品ですが、ここで
は一人の奏者が多重録音しています。ハーモニクスの神経質な重音が通奏低音
のように鳴り響く中、鋭いピチカートなど様々な音が断片的に奏され、次第に
メロディーのようなものも顔を出しますが、最初から最後まで大きな変化はな
いままに幕となります。
disc3はすべてこのハンブルク・カンマーゾリステンによって初演された作品。
ケレメンの「対位法的エチュード」は、コラールなどの旋律ではなく、リズム
構造で対位法を構築していきます。カスティリョーニの「トローピ」では、沈
黙の合間に様々な楽器によって奏でられるアリアが印象的に響きます。フェッ
レガーラの「セレナータ」は、十二音技法を様々に応用して、ある音を契機に
色が変わったり流れが変わったりします。打楽器の使用も印象的。ユンの作品
はベルクの精神を感じさせるもの。単音や二つの音の繰り返し(それぞれの音
の長さは異なる)から構成されるメロディーを軸に楽曲が展開されます。楽章
が進むにすれて音の密度が低くなり、最終楽章では非常に速いテンポで、高ま
るリリシズムの中、幕となります。

WER 2066 3枚組 ¥2700
リュク・フェラーリ:作品集
[CD1]
ジェネリック/プレリュード(空港)/プレスク・リアン/駅/金のロバ/
インタビュー・ゲーム/交響的散歩/森の歌
[CD2]インタビューno.1/ラ・カンティン/ラ・フォリ/はい、おしまい。
[CD3]「フェラーリは聞く」
ティツィアーナ・ベルトンチーニ/アンティエ・フォヴィンケル/
フランク・ニーフスマン/ダヴィッド・フェネク/ニール・フルカー/
ガットゥンク・ヘルシュピールのために/JETZTへのコメント/
Uber unbergrenzte Zeit
1981-82年にかけて、フランスの作曲家、リュク・フェラーリは、ラジオ・プ
レイ「今(JETZT)―あるいは、おそらくこれは場所と瞬間の混乱の中にある私
の日々の生活」を手がけていました。フェラーリのほかのラジオ・プレイと同
様、この「JETZT」は、音楽、ラジオ芸術とラジオの語り劇といったジャンル
の中で特別な存在です。フェラーリと彼の妻、ブリュンヒルト・フェラーリと
の会話は、ドイツ語とフランス語の両方によっており、録音の場所やプロセス
もユニークなものとなっています。フェラーリはすべてをライヴで録音しまし
た。フランクフルト空港に着いたとき、マイクをセッティングし、どのように
ラジオ・プレイを進めるかなどを相談している声も収録、さらにそれを弦楽四
重奏の演奏と重ねたりもしています。深遠で哲学的な質問とともに、フェラー
リの自伝的な要素も芸術的にちりばめられています。フェラーリのラジオ・
プレイ「JETZT」の全貌がCD化されるのは初めてのことです。[CD3]にはフェラ
ーリのラジオ・プレイにインスピレーションを得た新作もならび、フェラーリ
に多方面から光を当てた秀逸なセットです。

WER 6583 ¥2180
ジャミリア・ジャジルベコヴァ(b.1971):
(1)3月の夜(2)声(3)アスパン(4)閉じこもることへの拒絶IV(5)アイキョン
アンサンブル・モデルン
録音:2011年4月
カザフスタン出身のジャミルベコヴァ作品集。フルートとピアノをアルマトイ
で学んだ後、ロシアに移りチャイコフスキー音楽院で作曲を学びました。その
後DAAD奨学生となりドイツなどでも学び研鑽を積みました。プロジェクトや、
ガウデアムスなどで、作曲家として活躍しているのはもちろん、歌手、フルー
ト奏者、ピアニストなど幅広く音楽活動を展開しています。(2)の「声」や(3)
の「アスパン」(カザフスタンの言葉で「山」の意)は彼女自身強い思い入れと
郷愁を常に持ち続けているカザフスタンを思わせる空気感が魅力です。

MV 08055(DVD-PAL) ¥3100
「ペーター・フォーゲル:ザ・サウンド・オブ・シャドウズ」
インタラクティヴ・エレクトリック彫刻のパイオニア、ペーター・フォーゲル
(b.1937)のドキュメンタリー。細かな部品を自らハンダとハンダゴテを自在に
操って組み合わせて、その前で手を動かしたりすることによって様々な効果が
生み出されるような複雑なテルミンのような楽器を実際に作る過程などが映し
出されています。三次元を説明するために絵を描くなど、なんでもしてしまう
ぺーター・フォーゲルの頭脳の中を少しだけ垣間見ることができるような興味
深い映像作品です。
(注:このDVDはPAL方式です。フォーゲルは英語で語っており、字幕はドイツ語
のみが表示されるようになっています。)





<harmoniamundi>~Le Chant du Monde
LDC 2781152 ¥2380
ディミトリ・ヤノフ=ヤノフスキ:3つの鍵盤協奏曲
(1)オルガンと弦楽オーケストラのための協奏曲
(2)チェンバロと弦楽オーケストラのための協奏曲
(3)ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲
エリック・リュブロン(オルガン)
セリーヌ・フリッシュ(チェンバロ)
ジェイ・ゴットリープ(ピアノ)
新音楽アンサンブル
指揮/ジャン=ポール・デュッスィ
録音:2009年
ドミトリ・ヤノフ=ヤノフスキはウズベキスタン出身の作曲家で、映画音楽な
どを手がけていた作曲家、フェリクス・ヤノフ=ヤノフスキの息子。シュニト
ケ、アルヴォ・ペルト、グバイドゥーリナ、ルトスワフスキら東欧や旧ソ連の
作曲家たちの影響を色濃く受け、また、IRCAMでも研鑽を積み、ブーレーズやメ
シアン作品の研究もしています。現在はハーバード大学のコンポーザー・イン
・レジデンスを務めています。オルガン協奏曲はどこかメシアンを思わせるよ
うな、それでいて映画音楽を思わせる雰囲気。狂気をはらんだチェンバロ協奏
曲、「春の祭典」の冒頭を思わせるピアノ協奏曲など、変化のある1枚です。

LDC 2781153 ¥2380
ジャン=ポール・デュッスィ(b.1963):「預言者」
ソフォニ/バルク/アモス/non multa sed multum(量より質)/
エクソドゥス
ジャン=ポール・デュッスィ(チェロ)
録音:2007年
作曲家、指揮者、新音楽アンサンブルのディレクター・・・様々な顔をもつ
デュッスィですが、本業はチェリスト。シェルシやバッハ、さらにはDJや民族
楽器とのコラボレーションなど様々な音楽活動を展開しながらも彼は常に
「今」と「ここ」の感覚を持ち続けます。「預言者」と題されたこのアルバム
は5曲から成り、神秘的な雰囲気と、深遠で意味深な空気に満ちています。




<WAHOO>
WAH 002(DVD-PAL) ¥3500
〔字幕:仏語〕
PRESTO vol.1 1850年-1960年
(1)ヴェルディ:「椿姫」前奏曲より
(2)オッフェンバック:
オランピアの歌-ホフマン物語より(ソプラノ/マリア・バンディ・メラド)
(3)サン=サーンス:バッカナール(サムソンとデリラより)
(4)ドリーブ:マズルカ(コッペリアより)
(5)ビゼー:ファランドール(アルルの女より)
(6)チャイコフスキー:こんぺいとうの踊り(くるみわり人形より)
(7)ドヴォルザーク:交響曲第9番より第4楽章
(8)シャブリエ:ハバネラ
(9)R-コルサコフ:シェエラザードより「海とシンドバッドの船」
(10)ドビュッシー:雨の庭(ヴァネッサ・ワーグナー(ピアノ))
(11)R.シュトラウス:「ツァラトゥストラはかく語りき」より序奏
(12)デュカ:魔法使いの弟子
(13)ストラヴィンスキー:カスチェイの魔法の庭園(火の鳥(1919年版))
(14)メシアン:
イエスの永遠性への賛歌(世の終りの四重奏曲より(ヴァンサン・コック(Pf)、
ラファエル・ピドゥ(Vc))
(15)バーンスタイン:マンボ(ウェストサイド物語より)
案内人:ピエール・シャルヴェ
レ・シエクル、フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
フランスのテレビ局「france2」が毎週月曜日の深夜12時に放送していたクラシ
ック音楽紹介番組、「PRESTO」のDVD。各回2分強にまとめられた様々な名曲を、
楽器の紹介とトークを交えながら進行していく番組です。マンハッタン音楽院
とIRCAMで作曲を学んだピエール・シャルヴェがよどみないトークで作曲家の
生涯や曲の特徴を非常にコンパクトに語り、そのあとで現在注目度急上昇中の
ロト率いるレ・シエクルが手堅い演奏を展開しています。ピアノ・ソロあり、
トリオ・ヴァンダラーのメンバーによるメシアンなど、豪華な顔ぶれでクラシ
ックをコンパクトに紹介。子供向けの仕様になってはいますが、大人が見て
も、また、フランス語がわからなくても見ているだけでも楽しめる秀逸なクラ
シック紹介番組です!




<TRANSART>
TR 170 2枚組 ¥3780
-ディヌ・リパッティに捧ぐ-
[CD1]
J.S.バッハ:パルティータ 変ロ長調 BWV 825
W.A.モーツァルト:ピアノ・ソナタ イ短調 KV310
シューベルト:
即興曲 変ト長調 op.90-3(D899)、即興曲 変ホ長調 op.90-2(D899)
[CD2]
ショパン:
ワルツ イ短調 op.34-2、ワルツ 嬰ハ短調 op.64-2、
ワルツ 変ニ長調 op.64-1(子犬のワルツ)
ノクターン 嬰ハ短調 op.27-1、変ニ長調 op.27-2
マズルカ ハ短調 op.30、ロ短調/バラード 第3番 変イ長調op.47
ノクターン 遺作 嬰ハ短調
シューベルト:2つのワルツ op.18-7、8(D145)
パウル=バドゥラ・スコダ(ピアノ)
録音:2010年9月16日(ライヴ、ブザンソン国際音楽祭)
天才リパッティが亡くなる2ヶ月前にブザンソンで開催したリサイタル(いわゆ
る「告別リサイタル」)と同じ曲目を組み込んで、巨匠スコダがリパッティの
思い出に捧げた一夜の演奏会の記録。
「比類なき精確さのテクニックのみならず、このうえない繊細さ、ショパンへ
の敬意と愛情に満ちた演奏をするピアニストを私はその時に初めて発見した。
それ以来、私はリパッティのファンとなった。(中略)リパッティの告別演奏会
のレコーディングを聴くたび、私の心は彼に対する憧憬と悲しみの入り混じっ
た感情でいっぱいになる。巨匠であり、ミスなく、めまいがするほどに美しく、
そして、敢えて言うが、最期を間近に控えた人間が成し得る「純粋」芸である。
ブザンソン音楽祭で、この素晴らしき才能に溢れた音楽家の追悼演奏会で演奏
する機会を得たことに感謝する。」スコダは実際にリパッティの演奏をライヴ
で聴いたことがありましたが(告別演奏会ではない)、あまりに素晴らしく、ま
た、既に病に冒されていたことが誰の目にも明らかで、コンサート後に近寄る
こともできなかった、と語っています。夭逝の天才、リパッティの思い出に捧
げる巨匠の演奏会、胸に沁みる秀演が展開されています。

TR 171 ¥1950
ショパン:室内楽作品集
(1)チェロ・ソナタ ト短調 op.65
(2)ピアノ三重奏曲 ト短調 op.8
アントワーヌ・ピエルロ(Vc)、
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(Pf)、
オリヴィエ・シャルリエ(Vn)
録音:2010年7月、ランス・フラヌリ音楽祭(ライヴ)
エル=バシャがピアニストを務める充実のショパン室内楽作品集の登場。エル
=バシャの確かなピアノが光るチェロ・ソナタは絶品です。音楽一家に生まれ
たチェリストのアントワーヌ・ピエルロは、2009年のヴィクトワール・ドゥ・
ラ・ムジーク賞に輝くなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍しているチェリ
スト。エル=バシャという大ヴェテランの胸を借りて、ショパンの名曲を詩情
たっぷりに聴かせます。フランス・ヴァイオリニズムの確かな継承者、シャル
リエが参加してのピアノ三重奏曲も見事。慟哭のような出だしから密度の濃い
空気に圧倒させられ、終楽章も華麗に聴かせます。フランスを中心に活躍する
名手たちによるショパン、オススメです!

<ENCHIRIADIS>
EN 2032 ¥2080
ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):
多様性 鍵盤楽器のための作品集
トッカータ II FbWV102
パルティータ FbWV620
来るべき私の死についての瞑想/クラント/サラバンド/ジグ
ブランシュローシュ氏の死に寄せてパリで書かれたトンボー FbWV632
リチェルカーレ IV FbWV404(*)
トッカータ V、聖体奉挙のための FbWV105(*)
カプリッチョ VI FbWV506
パルティータ FbWV615; アルマンド/ジグ/クラント/サラバンド
ファンタジア II FbWV202(*)/トッカータIII FbWV103
皇帝フェルディナント3世陛下の悲しい死に寄せる哀歌 FbWV633
アレハンドロ・カサル(チェンバロ(無印)、オルガン(*))
録音:2010年2月、11月、コルドバ(スペイン)、スプートニク・スタジオ、
聖イポリト教会
スペインのセビリャに生まれ、トニー・ミラン、ヤン・ウィレム・ヤンセン、
ジャック・オッホ他に師事したチェンバロ&オルガン奏者、アレハンドロ・カ
サルのデビューCD。




<LIMIT>
RTAC 002 2枚組 ¥3150
ファリャ、グリディ、ミラ、トゥリナ:管弦楽作品集
トゥリナ(1882-1949):セビリャ交響曲 Op.23
ヘスス・グリディ(1886-1961):10のバスクのメロディ/ドン・キホーテの冒険
ファリャ(1876-1946):スペインの庭の夜(*)
レオノラ・ミラ(1942-):ピアノ協奏曲第2番 Op.28(*)
レオノラ・ミラ(ピアノ(*))
スペイン放送交響楽団
ミゲル・アンヘル・ゴメス・マルティネス(指揮)
録音:1987年、場所の記載なし(リマスター:2009年)

RTAC 009 ¥2080
ファリャ、グラナドス:ピアノ作品集
ファリャ(1876-1946):
火祭りの踊り(バレエ「恋は魔術師」より)/7つのスペイン民謡
グラナドス(1867-1916):
ゴイェスカス から マハとナイチンゲール
スペイン舞曲集 から 第5番,第2番/ロマンティックな情景(全5曲)
レオノラ・ミラ(ピアノ)
録音:1994年、場所の記載なし(リマスター:2009年)




<OBS PROMETEO>
OBS 003 ¥2080
フアン・フランセス・デ・イリバレン(1699-1767):
パルディオブレ! マラガ大聖堂の音楽
私は尊大で傲慢な激情である
(聖体の秘跡のための二重唱カンタータ;1757)(*/+)
おお、祝福された夜の邸宅(クリスマスのための独唱カンタータ;1738)(*)
めでたし、おお、偉大なる主よ
(聖体の秘跡のためのテノール独唱カンタータ;1751)(+)
天上の翼の(聖体の秘跡のためのビリャンシコ;1754)から 序奏
彼に幾千回もの祝福あれ
(クリスマスのためのテノール独唱カンタータ;1760)(+)
パルディオブレ(クリスマスのための独唱カンタータ;1751)(*)
神は線を描かれた(無原罪の宿りのためのテノール独唱カンタータ;1749)(+)
あの炎に向かって飛べ(聖体の秘跡のための二重唱カンタータ;1740)(*/+))
マルタ・アルマハノ(ソプラノ(*))
リュイス・ビラマジョ(テノール(+))
セビリャ・バロック管弦楽団
アルフレード・ベルナルディーニ(指揮)
録音:2009年12月3-5日、セビリャ大学コミュニケーション学部講堂(スペイン)
フアン・フランセス・デ・イリバレンは18世紀スペイン音楽における重要な音
楽家の一人。サラマンカで16年間オルガニストを務めた後、1733年にマラガ大
聖堂の楽長に就任、1766年の引退まで33年にわたり活躍しました。収録作品に
はいずれも勢いと華があり、スペインの名花マルタ・アルマハノとスペイン古
楽系テノールの第一人者リュイス・ビラマジョのテクニカルかつ情熱に溢れた
歌唱を楽しめます。アンサンブル・ゼフィロのリーダーとしても知られるバロ
ック・オーボエの名奏者アルフレード・ベルナルディーニが指揮者を務めてい
ます。

OBS 004 ¥2080
カルレス・バゲル(1768-1808):交響曲集
神聖劇「放蕩息子」序曲
交響曲第14番変ホ長調/交響曲第19番変ロ長調
交響曲第15番変ホ長調/交響曲第5番ニ長調
セビリャ・バロック管弦楽団
マンフレート・クレーマー(コンサートマスター、指揮)
録音:2008年11月、2009年8月、場所の記載なし
カルレス・バゲル(カルロス・バゲール)はバルセロナに生まれ、同大聖堂のオ
ルガニストを務めたスペインの作曲家。この時代のスペインにおける最高の交
響曲作家であり、その再評価の機運は近年急速に高まっています。コンチェル
ト・ケルンをはじめ様々なピリオド楽器アンサンブルで活躍するヴァイオリニ
スト、マンフレート・クレーマーがコンサートマスターが演奏を統率していま
す。



<PICAP>
PICAP 911058 ¥2080
18-19世紀カタルーニャのオルガン音楽
アントニオ・ソレル(1729-1783):
ソナタ ドリア旋法 R.25/ソナタ ハ長調 R.46/ソナタ ニ短調 R.24
ナルシス・カザノベス(1747-1799):ソナタ イ長調/ソナタ ヘ長調
フランセスク・マリネル(1720-1789):
トッカータ ハ短調/トッカータ変ロ長調(*)
ジュゼプ・ガリェス(1758-1836):ソナタ ハ短調/ソナタ ニ短調
アントニ・メストレス(18世紀):田園風トッカータ・アモローサ ト長調
アントニ・メストレス:クラリーノのための行進曲または遊戯 ニ長調
ベネト・ブレイ(1786-1850):ソナタ ト長調
カルレス・バゲル(1768-1808):交響曲第1番
ムデスト・ムレノ・イ・ムレラ(オルガン)
録音:2011年6月20日、ビク(スペイン、カタルーニャ)、悲しみの聖母教会
使用楽器:バロック・オルガン、製作者の記載なし
(2009年、ジュアン・カルレス・カストロ復元)
(*)世界初録音と表示されています。




<ONA>
ONA DIGITALレーベルが ONA EDICIONES MUSICALレーベルにリニューアル。弊社
では呼称を「ONA」に統一いたします。(ONA DIGITALレーベルでご案内済みの
商品はそのままでもご注文いただけます)

OECD 11 ¥2080
ミケル・ブルネト(1961-):dSilen6
Nosaltres els vencuts / Testimonis / Primera meditacio
Aií arriben els vencuts / Ves amb ells / La ma tancada
Tamborers / Bellver / Segona meditacio / Re-visions de Palestina
Arrelar / Mirar com cau / Hora tranquil・la / Tercera meditacio
Portal fora / Quarta meditacio
エステル・バルセロ、カテリナ・ブネト(ソプラノ)
エントレベウス(合唱) ミヌエト合唱団
J・A・ガルシア・イリャナス(サクソフォン)
ペレ・ジュアン・マントゥレイ
(シェレミア[バレアレス諸島のバグパイプ]、ピッコロ、ドラム)
マヌエル・マントゥレイ(アーチリュート、マンドラ)
エドゥアルド・リエラ、ベルナト・カボト(ヴァイオリン)
ロザ・カニェリェス(チェロ)
ミケル・ブルネト(ピアノ、シンセサイザー、エレクトロアコースティック、
ローズ・ピアノ、ベース、マンドラ)
録音:データ記載なし
スペイン市民戦争で敗れたマヨルカ島の共和国派戦士たちをテーマとしたオー
ディオビジュアル・プロジェクトのサウンドトラックから構成されたアルバム。
ミケル・ブルネトはスペイン、マヨルカ島出身の作曲家、ピアニスト、オー
ディオビジュアル・プロデューサーで当レーベルの主宰。

OECD 12 ¥2080
メルセ・ポンス&ミケル・ブルネト:コネクションズ・クロマティクス
Preludi / 1838, hivern / Interludi I / Jaleo / Interludi II / Ad Lib
Interludi III / Doble trajecte / Epileg / La suma de les parts
ウニベルス・M・アンサンブル
エステル・バルセロ(ソプラノ) 
J・A・ガルシア・イリャナス(ソプラノサクソフォン)
ペレ・ジュアン・マントゥレイ、マヌエル・マントゥレイ(エスニック楽器)
ミケル・ブルネト(ピアノ) メルセ・ポンス(エレクトロアコースティック)
エドゥアルド・リエラ、シェビエ・ペリカス(ヴァイオリン) 
ビエル・フィオル(チェロ)
協力:ベルナト・カボト(ヴァイオリン) マルク・アロマル(チェロ)
録音:データ記載なし
2009年にマドリード、ベルリン、ロンドンで開催されたスペイン、バレアレス
諸島をテーマとする総合芸術プロジェクトのための音楽。メルセ・ポンス、ミ
ケル・ブルネトはともにバレアレス諸島マヨルカ島出身。




<AUDIOVISUALS DE SARRIA>
※未案内旧譜
25.1576 ¥2700
マヌエル・ブランカフォルト(1897-1987):遊園地 ピアノ作品集
遊園地(全5曲;1918)/親密な歌(全8曲;1918-1920)
夜想曲第4番ホ短調(1941)/往年のメモ(1915-1919)
ソフィア・プチェ(ピアノ)
録音:1988年、スタジオ・ジェマ 発売:1996年
モンポウの盟友ブランカフォルトの親しみやすいピアノ小品を収めたアルバム。
高価格にご注意ください。発売が古いため在庫僅少と思われます。




<AUSART>
AAR 002 ¥2250
ホセ・アントニオ・ドノスティア(1886-1956):ピアノ作品集
バスク前奏曲集(1912-1923)
即興/対話/森で/悲しい歌/子供の踊り/苦痛/祖父の話
若い羊飼いの歌/子守歌/農家の扉/若者たちのロンダ/月光に歌う
遥かな巡礼の旅/糸紡ぎ娘/涙/婚礼の行列
エロタスリのナイチンゲール/スールの風景/りんごの踊り
手の踊り/クロウタドリの踊り
バスク・ソナタのためのアンダンテ(アラ・クラシカ)(1916)/郷愁(1927)
ソコリの聖母への悲しげな祈り(1928)/バスクのメヌエット(1930)
子供のセレナード(1936)/ティエントとカンシオン(1946)
フアン・クリソストモ・アリアガへのオマージュ(1954)
ペドロ・ホセ・ロドリゲス(ピアノ)
録音:データ記載なし
スペイン・バスクのカプチン会修道士で民謡研究家・作曲家でもあったドノス
ティア神父(別名サン・セバスティアン)のピアノ小品を収めたアルバム。在庫
僅少と思われます。




<BOLAMAR>
BMM 0501 ¥1550
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):
子供のための室内楽-ヴァイオリンとピアノのための12の小品
カルラ・マレロ(ヴァイオリン)
フェルナンド・ウエリン(ピアノ)
録音:2009年6月29日、場所の記載なし
1995年生まれのカルラ・マレロ、1993年生まれのフェルナンド・ウエリンによ
る演奏。世界初録音と表示されています。収録時間が約21分と短いのでご注意
ください。




<ILD>
ILD 642265 ¥1850
フランスの軍楽
La Marseillaise / Saint Cyr / La marche lorraine / Le tram /
Sidi Brahim A travers la Georgie / Sambre et Meuse /
Hymne de l'Infanterie de Marine
Marche des mousses / Les Allobroges / La Berrichonne
La marche de la Liberation / La marche de la 2eme D. B.
Marche de la Legion Etrangere / Defile des bataillons
La victoire ou la mort / La Marseillaise(nuits de l'armee)(*)
Sonneries reglementaires de trompette
フランス空軍軍楽隊
フランス海軍トゥーロン艦隊軍楽隊
フランス陸軍第46歩兵連隊軍楽隊
フランス国家機動憲兵隊ファンファーレ隊
フランス陸軍外人部隊軍楽隊
セルジュ・ル・ミドゥ(トランペット)
録音:1948年(無印)、1957年(*)、モノラル、ADD 
原盤:Odeon / Sofrason / Decca
発売:2008年

ILD 642307 ¥1850
フランスとウィーンのカドリーユ名曲集
オリヴィエ・メトラ(1830-1889):四組舞踏
シャルル・ルコック(1839-1918):アンゴ夫人の娘
ロベール・プランケット(1848-1920):コルヌヴィユの鐘
ジャック・オッフェンバック(1819-1880):地獄のオルフェウス(天国と地獄)
エドモン・オードラン(1842-1901):マスコット
ジャック・オッフェンバック:パリの生活
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899):こうもり
フランツ・フォン・スッペ(1819-1895):ボッカチョ
ポール・ラコム(1838-1920):仮面舞踏会(バレエ;5曲)(*)
アレクサンドル・ルイジーニ(1850-1906):エジプトの踊り(バレエ;4曲)(*)
アドルフ・シベール舞踊楽団
アドルフ・シベール(指揮)
録音:1959年(無印)、1960年(*) 原盤:RCA 発売:2011年





<EPIDAURE>
EPI 10038 ¥2250
バッハ、ショパン、リスト、スクリャービン:ピアノ作品集
バッハ(1685-1750):主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ第147番 より)
ショパン(1810-1849):
練習曲ハ短調 Op.10 No.12/練習曲変イ長調 Op.25 Nos.1,12
ポロネーズ嬰ハ短調 Op.26 No.1/ポロネーズ変イ長調「英雄」Op.53
リスト(1811-1886):ハンガリー狂詩曲第6番/ソナタ ロ短調
スクリャービン(1872-1915):
練習曲嬰ニ短調 Op.8 No.12/練習曲嬰ハ短調 Op.2 No.1
クロード・カーン(ピアノ)
録音:1991年5月、ライヴ、場所の記載なし、DDD 発売:1991年




<BOMBA PITER>
CDMAN 453-11 ¥1550
ラストレッリ・チェロ・クアルテット Vol.5 
イン・ア・センチメンタル・ムード
プッチーニ(1858-1924):星は光りぬ(オペラ「トスカ」より)
チャイコフスキー(1840-1893):カンツォネッタ(ヴァイオリン協奏曲 第2楽章)
アストル・ピアソラ(1921-1992):オブリビオン
ヴィラ=ロボス(1887-1959):ブラジル風バッハ第1番 から モディニャ
マスネ(1842-1912):瞑想曲(オペラ「タイス」より)
ワーグナー(1813-1883):夕星の歌(オペラ「タンホイザー」より
ホーギー・カーマイケル(1899-1981):スターダスト
ニコライ・ソコロフ(1859-1922):メロディ
ミハイル・デクティアリョフ(1978-):子守歌
セルジオ・ドラプキン(1953-):ユダヤの歌
[ボーナス・トラック]
ジミー・フォレスト(1920-1980):ナイト・トレイン
ルロイ・アンダーソン(1908-1975):プリンク・プランク・プランク
ラストレッリ・チェロ・クアルテット
キリル(キーラ)・クラフツォフ、ミハイル(ミーシャ)・デクティアリョフ、
キリル・チモフェーエフ、セルゲイ(セルジオ)・ドラプキン
録音:データ記載なし

CDMAN 455-11 ¥1550
ラストレッリ・チェロ・クアルテット Vol.5 1/2
セルジオ・ドラプキン(1953-):パガニッシモ
プッチーニ(1858-1924):星は光りぬ(オペラ「トスカ」より)
ダーヴィト・ポッパー(1843-1913):タランテラ
チャイコフスキー(1840-1893):カンツォネッタ(ヴァイオリン協奏曲 第2楽章)
ムソルグスキー(1839-1881):はげ山の一夜
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899):
オペレッタ「ヴェネツィアの一夜」序曲
ホーギー・カーマイケル(1899-1981):スターダスト
アントン・S・ワロック:ヴェガズ・ウィークエンド
ラストレッリ・チェロ・クアルテット
キリル(キーラ)・クラフツォフ、ミハイル(ミーシャ)・デクティアリョフ、
キリル・チモフェーエフ、セルゲイ(セルジオ)・ドラプキン
録音:データ記載なし
収録作品のうち3つが「Vol.5」と重複していることから「Vol.6」でなく
「5 1/2」になっていると思われます。



<VELUT LUNA>
CVLD 222 ¥2080
ファゴットによるバッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ
J・S・バッハ(1685-1750):
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ
(ファゴットとピアノによる)
BWV1027/BWV1028/BWV1029
ステファノ・カヌーティ(ファゴット)
エンリケ・バガリア(ピアノ)
録音:2011年9月、サラゴサ(スペイン)、
アウディトリオ、サラ・ルイス・ガルベ
2006年よりイギリスのロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック
(マンチェスター)教授を務めているファゴットの名手ステファノ・カヌーティ
(1961年、イタリアのパルマ生まれ)が、バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナ
タをモダーン・ファゴットで吹奏。




<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 242 ¥2300
ジェッリオ・ベンヴェヌート・コロナーロ(1863-1916):室内楽作品集
夜の祈り(オルガン、ピアノと弦楽のための)/弦楽四重奏曲
トッカータ(オルガンのための)/ガヴォット(オルガンのための)
宗教的行進曲(オルガンのための)/夜想曲(ピアノのための)
舞曲「夢」(ピアノのための)/ロマンス「悲痛の狂気」(歌とピアノのための)
ロマンス「ラ・マルゲリータ」(歌とピアノのための)
セレナード(歌とピアノのための)
マドリガーレ「あなたを愛したがっているあなた」(5部合唱とピアノのための)
ジョヴァンニ・グリエルモ、マッテオ・マルツァーロ(ヴァイオリン)
ダヴィデ・ザルトン(ヴィオラ)
フェデリコ・トッファーノ(チェロ)
フルナンド・スカファーティ(ピアノ)
エリザベッタ・タンドゥーラ(ソプラノ)
アンドレア・パッラーディオ合唱団
エンリコ・ザノヴェッロ(オルガン、指揮)
録音:2010年5月、グランコーナ(イタリア)、聖使徒ピエトロ教会
(オルガンの入らない曲については不詳)
使用楽器:1897年、フラテッリ・ゾルダン製(オルガン)

DISCANTICA 243 ¥2300
ナポリ大聖堂のオルガン
アルフレード・チェーチェ(1915-2002):
幻想曲とフーガ ハ短調/子守歌/主題と変奏曲/幻想曲風前奏曲
エンツォ・デ・ベッリス(1907-1982):クリスマスの物語
ヤコポ・ナーポリ(1911-1994):パッサカリア
ブルーノ・マッツォッタ(1921-2001):前奏曲とリチェルカーレ
テレンツィオ・ガルジューロ(1903-1972):パヴァーヌ
ヴィンチェンツォ・マルケッティ(1918-1988):生誕の三部作
受胎告知/田園風景/エルサレムの歓喜
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):主題と変奏曲 Op.115
アンジェロ・カスタルド(オルガン)
録音:2011年3月15、17日、ナポリ大聖堂
使用楽器:1974年、ルッファッティ復元/2009年、P・ベヴィラックァ修復

DISCANTICA 244 ¥2300
アジェラス(晩鐘) オルガンのための瞑想曲集
ロレートの聖なる家の礼拝堂のカリヨン
エティエンヌ=ヴィクトル=ポール・ヴァクス(1851-1915):アンジェラス
アルベール・ルノー(1855-1924):アンジェラス Op.101 No.2
アンリ・アイミュー(1860-1931):アンジェラス Op.140
ブルース・スティーン(1866-1938):アンジェラス
ジョセフ・ジョンゲン(1873-1953):アンジェラス
ジョゼフ・ボネ(1884-1944):夕べのアンジェラス Op.10 No.10
チェーザレ・キエザ(1885-1965):6つの演奏会用小品 から アンジェラス
サミュエル・バーバー(1910-1981):弦楽のためのアダージョ Op.11
セルジョ・ミリテッロ(1968-):即興演奏
アンジェラスの鐘/アヴェ・マリス・ステラ/ロレートに寄せる即興演奏
セルジョ・ミリテッロ(オルガン)
録音:2010年5月25日、ロレート(イタリア)、聖なる家の礼拝堂
使用楽器:マショーニ製 Op.1126

DISCANTICA 245 ¥2300
チェザリーニ、アモス:朗読と管楽五重奏のための音楽童話集
フランコ・チェザリーニ(1961-):「三匹の子ブタ」
キース・アモス(1939-):
「ミニブタのチーロ」(ポットベリーピッグのルーピン)(*)
フランコ・チェザリーニ:「ブレーメンの音楽隊」
クラウディオ・モネータ(朗読;イタリア語)
アンデルセン管楽五重奏団
エレーナ・パガネッシ(フルート) ジョヴァンニ・サンヴィート(オーボエ)
アルベルト・ロンギ(クラリネット) クリスティーナ・ピーニ(ホルン)
ミケーレ・コロンボ(ファゴット)
録音:2011年6月、場所の記載なし
(*)は“「イタリア語題」(英語原題)”を直訳したもので、適切でないかもし
れません。

DISCANTICA 246 ¥2300
ワイルドの作品の朗読と音楽
オスカー・ワイルド(1854)著:「幸福な王子」/「わがままな巨人」
音楽(抜粋):
ブリテン:5つのワルツ/シューベルト:6つのドイツ舞曲/プーランク:無窮動
ロッシーニ:わが妻への甘え/ケージ:夢/シャブリエ:バラビル
トニ・セルヴィッロ(朗読;イタリア語)
アントニオ・バッリスタ(ピアノ)
録音:2011年、カゼルタ(イタリア)





<COLUMNA MUSICA>
1CM 0240 ¥2080
マヌエル・ブラスコ・イ・ネブラ(1750-1782):ピアノ作品全集 Vol.3
チェンバロまたはフォルテピアノのための6つのソナタ Op.1
第1番ハ短調/第2番変ロ長調/第3番イ長調
第4番ト短調/第5番嬰ヘ短調/第6番ホ長調
フォルテピアノ・ソナタ第11番イ長調(モンセラト修道院の写本 2998 に収録)
フォルテピアノ・ソナタ第12番ヘ長調(同)
ペドロ・ピケロ(ピアノ)
録音:2010年11月13-14日、マドリード、
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス音楽院

1CM 0246 ¥2080
3月の火床 フルートとピアノのためのスペイン音楽
ダビド・カンタレホ(1985-):フルート・ソナタ「アイスバーグ」Op.9(2006)
サルバド・ブルトンス(1959-):フルート・ソナタ Op.21(1979)
エミリオ・マテウ(1940-):
W・A・モーツァルトの批評の反響によるフルートのための幻想曲(2006)
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):満月の歌(2005-2010)
デフィン・クルメ(1946-2008):ダニエルのための子守歌(2001)
クリスティナ・グラネロ(フルート)
ライア・アルメンゴル(ピアノ)
録音:2010年9月15-18日、サンタ・クロマ・デ・グラマネト(スペイン)、
アウディトリ・カン・ロチ・イ・トレス

1CM 0249 ¥2080
ロバート・ジェラード(1896-1970)編曲:17-18世紀のトナダ集
ホセ・パロミノ(1755-1810):Seguidillas(El canape から)
エンリケス・デ・バルデラバノ(活躍:1547頃):
De donde venis, amore?(Silva de Sirenas から)
フランシスコ・デ・サリナス(1513-1590):
Cantilena vulgar(De musica libri septem から)
Cancion muy popularizada(同)
フランシスコ・デ・ベルシェス(1668頃-1702):Ay que mal
アントニオ・リテレス(1673-1747):Bosque Frondoso
マヌエル・コレア神父(1600頃-1653):Bailete
セバスティアン・ドゥロン(1660-1716):Yo te quiero, Gileta
フランシスコ・デ・サリナス:
Cantarcillo(De musica libri septem から)/ Romancillo(同)
パブロ・エステベ・グリマウ(1730頃-1794):
Tirana del Zarandilla(Los novios y la maja から)
ホセ・マリン(1618/1619?-1699):Pasacalle(No piense Menguilla から)
ブラス・デ・ラセルナ(1751-1816):
El cordero perdido / Los serrano inocentes
フアン・デ・ナバス(1650頃-1719):Buscaba el amor
ギリェルモ・フェレル(活躍:1776頃-1791頃):El remedio del gato
ベントゥラ・ガルバン(活躍:1762頃-1773頃):Un oficial de guerra
ナンシー・ファビオラ・エレラ(メゾソプラノ)
マック・マクルーア(ピアノ)
録音:2009年2-11月、リェロナ(スペイン)、スタジオ・アルベルト・ムラレダ
世界初録音と表示されています。

1CM 0271 2枚組 ¥3100
ショパン(1810-1849):夜想曲集
Op.9 Nos.1-3 / Op.15 Nos.1-3 / Op.27 Nos.1-2 / Op.32 Nos.1-2
Op.37 Nos.1-2 / Op.48 Nos.1-2 / Op.55 Nos.1-2 / Op.62 Nos.1-2
Op.72 No.1 / Op.posth.
マリサ・モンテイル(ピアノ)
録音:2011年2月25-27日、マドリード、IES・ベアトリス・ガリンド演劇サロン

1CM 0273 ¥2080
BC: 842997710273921世紀の朱い本
アントニ・ルセイ、ジャウメ・ビラゼカ:
O virgo splendens / Cuncti simus concanentes / Splendens ceptigera
Polorum Regina / Mariam matrem / Los set goigs recontarem
Imperaytritz de la ciutat joyosa / Laudemus Virginem / Stella splendens
Ad mortem festinamus / Himne sant magnus / Natali Regis glorie
アントニ・ルセイ(歌)
ジャウメ・ビラゼカ(ピアノ)
録音:2009年11月、リェロナ(スペイン)、スタジオ・アルベルト・ムラレダ
モンセラト修道院に伝わる14世紀の手写本「モンセラートの朱い本」に収録さ
れた旋律を中世音楽の歌い手アントニ・ルセイが歌い、ジャズ・ピアニストで
あるジャウメ・ビラゼカが即興風に弾くというユニークな企画。

1CM 0274 2枚組 ¥3100
カタルーニャのヴァイオリン小品集
エドゥアルド・トルドラ(1895-1962):6つのソネット から 露のソネット
ジュアン・マシア(1890-1969):アレグロ・スピリトゥオーソ
フェデリコ・モンポウ(1893-1987):標高
アグスティ・グラウ(1893-1964):家庭の情景 から 愛情,人形遊び
マヌエル・ブランカフォルト(1897-1987):羊飼い娘
ガスパル・カサド(1897-1966):セレナード
フランセスク・ベネト:おしゃべり
エンリケ・グラナドス(1867-1916):3つの前奏曲
フランセスク・プジョル(1878-1945):古いマドリガル
ジャウメ・パイサ(1880-1969):夜想曲
エンリク・モレラ(1865-1942):歌
トマス・ブショ(1882-1962):ユーモア
ジュアキン・サルバト(1900-1938):ロマンティック
エンリケ・グラナドス/ダニエル・ブランク編曲:宗教的情景
ジュアン・ラモテ・デ・グリグノン(1872-1949):ガヴォット
オニア・ファルガ(1882-1936):かたつむり(サルダナ)
カンディド・カンディ(1859-1911):マリア(歌詞のないロマンス)
ジュアン・ラモテ・デ・グリグノン:即興曲
ジュアン・ブラス・デ・パラウ(1868-1953):おもちゃ
ジュゼプ・バルベラ(1877-1947):楽興の時
トマス・ブショ:スケルツォ
エンリケ・グラナドス:ロマンス
ジュアン・ジベルト・カミンス(1890-1966):アルベニシアーナ
ジュアン・マシア:アモローソ
エドゥアルド・トルドラ:6つのソネット から 泉
ジュアキン・カサド(1867-1926):Lo fluviol, el titit i l'escarabat
ガスパル・カサド:緑の悪魔の踊り
ジュアン・マネン(1883-1971):スケルツォ
ジュアキン・ニン・カステリャノス(1879-1949):
スペイン組曲 から カタルーニャ風
アントニ・マサナ(1890-1966):スケルツォ第1番
パウ・カザルス(1876-1973)/ダニエル・ブランク編曲:
カニグーの聖マルタン祭
ジュゼプ・マリア・ルエラ(1900-1988):遊戯
ジュアン・アルティゼント(1891-1971):カタルーニャ舞曲
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):子守歌
カリナ・マツタ(ヴァイオリン)
ダニエル・ブランク(ピアノ)
録音:2009年3月17-19日、ビラ=セカ、
ホセ・カレーラス・ホール(アウディトリ・ジュゼプ・カレラス)

1CM 0275 ¥2080
ボッケリーニ(1743-1805):6つの弦楽三重奏曲 Op.34 Vol.2
第5番ハ長調 G.105/第4番ニ長調 G.104/第6番ホ長調 G.106
ラ・リティラータ
ヒロ・クロサキ、リナ・トゥル・ブネト(ヴァイオリン)
ホセチュ・オブレゴン(チェロ、アーティスティック・ディレクター)
録音:2011年4月30日-5月2日、
マドリード高等音楽院トマス・ルイス・デ・ビクトリア・ホール
ボッケリーニのOp.34を全曲収録する初のプロジェクトの後半。世界初録音と
表示されています。ラ・リティラータはホセチュ・オブレゴンを中心に演奏
曲目によってメンバーを変えるピリオド楽器アンサンブル。当録音ではヒロ・
クロサキが第1ヴァイオリンを弾いています。

1CM 0258 ¥2080
【旧譜 再案内】
ボッケリーニ(1743-1805):6つの弦楽三重奏曲 Op.43 Vol.1
第2番ト長調 G.102/第3番変ホ長調 G.103(*)/第1番ヘ長調 G.101(*)
ラ・リティラータ
ヒロ・クロサキ、リナ・トゥル・ブネト(ヴァイオリン)
ホセチュ・オブレゴン(チェロ、アーティスティック・ディレクター)
録音:2010年3月26-28日、
マドリード高等音楽院トマス・ルイス・デ・ビクトリア・ホール
ボッケリーニのOp.34を全曲収録する初のプロジェクトの前半。
(*)は世界初録音と表示されています。

1CM 0278 ¥2080
ジュアン・ギンジュアン(1931-):管弦楽作品集 Vol.2
アブ・オリジネ(1974)(*)
トラマ(1983)(+)
ピアノ協奏曲(1983)(#)
ミゲル・イトゥアルテ(ピアノ(#))
バルセロナ交響楽団
ジュゼプ・ポンス(指揮(*))
エドモン・コロメル(指揮(+))
エルンスト・マルティネス=イスキエルド(指揮(#))
録音:1994年6月、サン・クガト・デル・バリェス(スペイン)、劇場ホール(*)
1994年7月、バルセロナ、ラウディトリ(+)
2001年9月14日、タラゴナ(スペイン)、議事堂、ライヴ(#)

1CM 0262 ¥2080
【旧譜 再案内】
ジュアン・ギンジュアン(1931-):管弦楽作品集 Vol.1
ファンファーレ(1999)(*)
トレンカディス幻想曲(1994)(*)
ヴァイオリン協奏曲(1986)(+)
組曲「群島」(2002)(#)
ピーター・ザゾフスキー(ヴァイオリン(+))
バルセロナ交響楽団(*)
エドモン・コロメル(指揮(*))
リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団(+)
ピエール・バルトロメ(指揮(+))
リンツ・ブルックナー管弦楽作品集(#)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮(#))
録音:2000年7月25、28日、バルセロナ、ラウディトリ(*)
1986年、リエージュ放送(ベルギー)(+)
2003年2月11日、ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア(スペイン)、
アウディトリオ・アルフレド・クラウス(#)

1CM 0251 ¥2080
【旧譜 再案内】
ジュアン・ブルデュー(1520?-1591):レクイエム
カントゥス・アド・イントロイトゥム(マドリガル第13番)
死者のためのミサ
イントロイトゥス/キリエ/グラドゥアーレ
トラクトゥス(グレゴリオ聖歌)/オフェルトリウム
コムニオ(マドリガル第14番)/サンクトゥス
アニュス・デイ/アブソルツィオ(レスポンソリウム)
イテ・ミサ・エスト(マドリガル第15番)
エクサウディ・ノス(合唱)
イザベル・ジュアネダ、アレシャンドリナ・ポロ(ソプラノ)
エリザンダ・アルキンバウ(アルト)、ジュゼプ・マリア・グレゴリ(男性アルト)
リュイス・アルギジョ(テノール) シャビエ・パジェス(バス)
リュイス・コイ(コルネット[ツィンク]) 
ダニエル・カルボネイ(シャリュモー)
シェビエ・バネガス(サックバット) エフレム・セバスティア(ファゴット)
サンティアゴ・フィゲラス(テオルボ、ギター) 
サンティアゴ・ペレイラ(オルガン)
ジュアン・グリマルト(指揮)
録音:2010年10月16-17日、ラ・ガリガ(スペイン、カタルーニャ州)、
ビッラ・ロマナ学院
ジュアン・ブルデューはフランスのリモージュに生まれ、スペインのカタルー
ニャで活躍した作曲家。ラ・セウ・ドゥルジェイ大聖堂合唱長、バルセロナの
サンタ・マリア・デル・マル教会楽長等を務めました。ラ・セウ・ドゥルジェ
イ時代の作品であるレクイエムは4声の「死者のためのミサ」(ラテン語)の前
後にカタルーニャ語のマドリガルが置かれる(ミサの中の1章もカタルーニャ語
のマドリガル)というユニークな形式の作品です。
エクサウディ・ノスはジュアン・グリマルトにより2000年に声楽アンサンブル
として創設されたカタルーニャの団体。2009年にピリオド楽器奏者を加え声楽
・器楽アンサンブルへ発展しました。




<ARCO DIVA>
UP 0135-2 ¥2080
愛の小道 チェコ歌曲集
マルチヌー(1890-1959):1ページの歌 H.294
露/一言だけで鍵を開けて/恋人のもとへ/歩道/母と暮らしていた頃
聖母マリアの夢/ローズマリー
マルチヌー:2ページの歌 H.302 から モラヴィアから来た少女
ヤナーチェク(1854-1928):歌によるモラヴィア民俗詩 から
恋人の輝き/恋人の絵/揺るぎなさ/小さな花束/花は誰に
小さなベンチ/楽士たち
ヤン・クンツ(1883-1976):カチェンカはドナウの岸に立っていた Op.14
ドヴォルジャーク(1841-1904):ジプシーの歌 Op.55 B.104
私の歌は再び愛を響かせる
ああ、私のトライアングルは何と素敵に鳴ることか
あたりの森は静寂に包まれ
私の年老いた母が歌を教えてくれたとき(わが母の教えたまいし歌)
弦を調子を合わせて/だぶだぶの上着とだぶだぶのズボン
鷹に黄金の鳥かごを与えたら
ペトル・エベン(1929-2007):極秘の歌
愛の小道/苦しみを伴う恋/対話/私の心に/ロンデル/別れ/歌
私はあなたについて行く
オタカル・オストルチル(1879-1935):孤児 Op.9
アンドレア・カリヴォドヴァー(メゾソプラノ)
ラディスラヴァ・ヴォンドラーチコヴァー(ピアノ)
録音:2011年6月3日、イフラヴァ(チェコ)、ホテル・グスタフ・マーラー、
グスタフ・マーラー・フェスティヴァル、ライヴ
アンドレア・カリヴォドヴァーは2003年以来プラハ国立オペラのソリストを務
めているチェコのメゾソプラノ。オールヌードを思わせる大胆なジャケットは
容姿への自信の現れでしょうか。

UP 0142-2 ¥2080
リバ:チェコのクリスマス・ミサ
ヤクプ・ヤン・リバ(1765-1815):チェコのクリスマス・ミサ(*/+/#)
ヤン・ヴァーツラフ・アントニーン・スタミツ(1717-1757):
シンフォニア・パストラーレ ニ長調 Op.4 No.2
ヤクプ・ヤン・リバ:親愛なる子供たちよ(パストレッラ)(*)
ヴァーツラフ・ピフル(1741-1805):シンフォニア・パストラーリス ニ長調
ヤクプ・ヤン・リバ:やあ、やあ、兄弟よ(キリストの生誕祭の賛歌)(*/+)
アンナ・フラヴェンコヴァー(ソプラノ(*))
シルヴァ・チムグロヴァー(アルト(*))
ヤン・オンドレイカ(テノール(+))
ロマン・ヤナール(バス(+))
チェコ少年合唱団ボニ・プエニ(#)
ラヴェル・ホラーク(合唱指揮)(#)
パヴェル・チェルニー(オルガン、チェンバロ)
パルドゥビツェ・チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
マレク・シュトリンツル(指揮)
録音:2011年8月29-31日、パルドゥビツェ(チェコ)、音楽館
注目すべき指揮者マレク・シュトリンツルによるチェコ前古典派・古典派のク
リスマス音楽。時期を逸してしまい申し訳ございません。




<TRIART>
TR 003 ¥2080
クロスロード
デイヴィッド・バラクリシュナン(1954-):Waterfall with Blenders
チック・コリア(1941-)/デイヴィッド・バラクリシュナン編曲:No Mystery
デイヴィッド・バラクリシュナン:Little Mouse Jumps
オリヴァー・ネルソン(1932-1975)/デイヴィッド・バラクリシュナン編曲:
Stolen Moments
ホレス・シルヴァー(1928-)/デイヴィッド・バラクリシュナン編曲:Ecaroh
マイルス・デイヴィス(1926-1991):Seven Steps to Heaven
デイヴィッド・バラクリシュナン:Rishi's Dance
アンディ・ハーダー:Waltz
マーク・サマー:Julie - O/Gettysburg
パット・メセニー(1954-)/ダロル・アンガー(1953-)編曲:Jaco
デイヴィッド・バラクリシュナン:Skylife
アポロン弦楽四重奏団
パヴェル・クデラーセク、ラデク・クシジャノフスキー(ヴァイオリン)
パヴェル・ツィプリス(ヴィオラ) パヴェル・ヴェルネル(チェロ)
ヴィート・シュヴェツ(ダブルベース)
ヴェンツェル・グルント(クラリネット)
ミラン・ツィムフェ(ドラムス、パーカッション)
録音:2011年1-5月、クラドノ(チェコ)、SONO・レコーディング・スタジオ
チェコのアポロン弦楽四重奏団が、タートル・アイランド弦楽四重奏団のメン
バーであるデイヴィッド・バラクリシュナンとマーク・サマーの作品および編
曲を中心としたジャズ・ナンバーを演奏したアルバム。




<REGENT>
REGCD 341 ¥2080
高尚なる講話
ジョン・ミルトン、マーティン・ピアソン:器楽作品全集
(リチャード・ラストール復元・校訂)
マーティン・ピアソン(1572頃-1651):
ファンタジア ト短調「知人」[Acquaintance]、6声(P.III/2)
アルマン ト短調、6声(P.III/3)
ファンタジア ト長調「美女」[Beauty]、6声(P.III/4)
アルマン ト長調、6声(P.III/5)/パイパーのパヴァン(P.VI/2)(*)
ファンタジア ニ長調&ニ短調「詐欺」[Chowse]、6声(P.III/6)
アルマン ト長調、6声(P.III/7)
ファンタジア ニ短調「優美」[Delicate]、6声(P.III/8)
アルマン ト長調、6声(P.III/9)/アルマン(P.VI/1)(*)
ジョン・ミルトン(1562-1647):
ファンタジア第1番ト短調、5声(M.16)/ファンタジア第3番ト長調、5声(M.18)
マーティン・ピアソン:
ファンタジア ニ短調、6声(P.III/10)/アルマン ニ長調、6声(P.III/11)
ファンタジア「聞け」[Attendite]、5声(P.III/1)
ジョン・ミルトン:
ファンタジア第2番イ短調、5声(M.17)
イン・ノミネ「もし罪人のため息が」[If that a sinner's sighs](M.15)(+)
ファンタジア第4番ニ短調、5声(M.19)
マーティン・ピアソン:
ファンタジア ト長調、6声(P.III/12)
アルマン ト長調、6声(P.III/13)/アルマン ト長調、6声(P.III/14)
ジョン・ミルトン:ファンタジア第5番イ短調、6声御(M.20)
マーティン・ピアソン:
落葉[The Fall of the Leafe](P.VI/3)(*)
さくら草[The Primerose](P.VI/4)(*)
ファンタジア ニ短調、6声(P.III/15)
フレットワーク(*以外)
スザンナ・ペル、森川麻子(トレブル・ヴィオル)
リチャード・キャンベル、市瀬礼子(テナー・ヴァイオル)
ウィリアム・ハント、リチャード・ブーズビー(コンソート・バス・ヴィオル)
マイケル・チャンス(カウンターテナー(+))
ソフィー・イェーツ(ヴァージナル(*))
録音:2009年7月29日、ウィルトシャー(イギリス)、ウェストウッド・マナー(*)
2010年1月17-19日、ヨーク(イギリス)、国立古楽センター(*以外)
17世紀前半に活躍し名声を得ながら、その後忘れ去られてしまったイングラン
ドの二人の作曲家の現存する全器楽作品。ジョン・ミルトンは高名な詩人で同
名のジョン・ミルトン(1608-1674)の父。
フレットワークの創設メンバーの一人であるリチャード・キャンベルは2011年
3月8日に55歳の若さで急逝、当録音は彼が器楽曲を弾いた最後のセッションと
なりました。

REGFCM 101/2 2枚組 ¥3250
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
「4声のミサと詩篇曲集」(1650)
4声のミサ[Messe a quattro voci]
主は言われた[Dixit Dominus]、8声
主は言われた(アラ・ブレーヴェ)[Dixit Dominus, alla breve]、8声
私はあなたに感謝する[Confitebor]、1声
私はあなたに感謝する[Confitebor]、2声
主を恐れる者は幸いである[Beatus vir]、7声
主をほめたたえよ、僕(しもべ)らよ[Laudate pueri]、5声
主をほめたたえよ、僕(しもべ)らよ[Laudate Dominum]、1声(*)
私は喜んだ[Latatus sum]、6声/私は喜んだ[Latatus sum]、5声
主が建てられるのでなければ[Nisi Dominus]、3声
主が建てられるのでなければ[Nisi Dominus]、6声
主をほめたたえよ、エルサレムよ[Lauda Jerusalem]、3声
主をほめたたえよ、エルサレムよ[Lauda Jerusalem]、5声
聖処女のためのリタニア[Latania della Beata Vergine]、6声
デイヴィッド・トマス(バス(*))
コンソート・アルス・ムジカ
ルース・ホルトン、デボラ・ロバーツ、テッサ・ボナー(ソプラノ)
キャロライン・トレヴァー(アルト) ロバート・ハル=ジョーンズ(男性アルト)
ロバート・ジョンストン、フィリップ・ケイヴ(テノール)
ドナルド・グレイグ(バリトン) フランシス・スティール(バス)
ジュリア・ビショップ、キャサリン・マーティン、ルーシー・ラッセル、
スティーヴン・ジョーンズ(ヴァイオリン)
アンドルー・ワッツ(ファゴット)
スーザン・アディソン、ポール・ニーマン(トロンボーン)
ポール・ニコルソン、マーガレット・フィリップス(オルガン)
ラファエッロ・モンテロッソ(指揮)
録音:1994年10月11-15日、11月29日、12月15日、ロンドン、ヘンリー・ウッド
・ホール
クレモナのクラウディオ・モンテヴェルディ財団との共同制作により1995年に
発売されたCD。モンテヴェルディの死後に出版された「4声のミサと詩篇曲集」
の世界初の全曲録音ながら日本ではほとんど知られていなかったものです。当
曲集は「倫理的・宗教的な森」(1640)に比べ音楽的に遜色ないにもかかわらず
録音される機会が少ないので、このCDは貴重なものと言えます。コンソート・
アルス・ムジカの声楽メンバーは録音当時タリス・スコラーズにも所属してい
たシンガーたち。さすがに安定感のある歌唱を聴かせてくれます。

REGFCM 103/4/5 3枚組 ¥4500
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525頃-1994):
4声のマドリガーレ全集
4声のマドリガーレ集第1巻(全29曲;1555)
4声のマドリガーレ集第2巻(全25曲:1586)
様々な雑集に収録されたマドリガーレ集(全28曲)
コンソート・アルス・ムジカ
キャロライン・トレヴァー(アルト) 
ロバート・ハル=ジョーンズ(男性アルト)
フィリップ・ケイヴ、スティーヴン・ハロルド(テノール)
フランシス・スティール(バス) エリザベス・ケニー(リュート)
ラファエッロ・モンテロッソ(指揮)
録音:1997年3月10-15日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
1997年5月15日、ロンドン、エンジェル・スタジオ
クレモナのクラウディオ・モンテヴェルディ財団との共同制作により1998年に
発売されたCD。パレストリーナの4声マドリガーレの世界初全曲録音。




<SMEKKLEYSA>
アイスランドのレーベル、スメックレイサの扱いを開始いたします。
SMC 17 ¥2080
【新譜】
J・S・バッハ(1685-1750):管弦楽組曲
第1番ハ長調 BWV1066/第2番ロ短調 BWV1067
第3番ニ長調 BWV1068/第4番ニ長調 BWV1069
レイキャヴィク室内管弦楽団
ラインハルト・ゲーベル(指揮)
録音:2000年12月、レイキャヴィーク(アイスランド)、ラングホルト教会
ムジカ・アンティクァ・ケルンのリーダーであったラインハルト・ゲーベルが
レイキャヴィク室内管弦楽団のバッハ生誕250年記念演奏会に客演した際に録
音された音源(演奏会は12月17日にラングホルト教会で行われましたが、当録
音がライヴ収録されたものであるという表記はありません)。モダーン楽器によ
る演奏ですが、ピリオド奏法が徹底されており、テンポは速く、メリハリは強
く、各パートはあくまで明瞭です。エア(G線上のアリア)の演奏時間は2分48秒。

SMC 2 ¥2080
J・S・バッハ(1685-1750):ゴルトベルク変奏曲 BWV988
ヘルガ・インゴウルフスドウッティル(チェンバロ)
録音:1999年8月22-29日、スカウルホルト教会(アイスランド)
使用楽器:1990年、ウィレム・クルスベルヘン製(モデル:J・クーシェ製)
前出:AC Classics, AC 99074(廃盤)
ヘルガ・インゴウルフスドウッティルはミュンヘン音楽大学でヘドヴィヒ・ビ
ルグラムに師事したアイスランドのチェンバロ奏者。アイスランドにおける古
楽演奏の先駆者として活躍し、スカウルホルト夏の音楽祭の開催を提唱、1986
年にはスカウルホルト・バッハ・コンソートを創設しました。

SMC 3 2枚組 ¥2700
J・S・バッハ(1685-1750):
ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調 BWV1046
ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調 BWV1047
ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV1048
ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV1049
ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV1050
ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV1051
レイキャヴィク室内管弦楽団
ヤープ・シュレーダー(指揮)
録音:1998年12月、1999年2月、レイキャヴィーク、アウス教会
古楽界を牽引してきた重要人物の一人であるオランダ生まれのヴァイオリニス
ト・指揮者ヤープ・シュレーダー(1925年生まれ)とアイスランドのモダーン楽
器オーケストラの共演第一作。

SMC 4 ¥2080
ヴィヴァルディ(1678-1741):協奏曲&ソナタ集
4つのヴァイオリンのための協奏曲ホ短調 RV550(*)
チェロ協奏曲イ短調 RV418(+)
弦楽のための協奏曲変ロ長調 RV166
2つのオーボエのための協奏曲ニ短調 RV535(#)
4声のソナタ変ホ長調「聖墓に」RV130
ヴァイオリン協奏曲ハ短調 RV202(**)
ルート・インゴウルフスドウッティル、リルヤ・ヒャルタドウッティル、
シーフ・トゥリニウス(ヴァイオリン(*))
シーグルズル・ハトルドウルソン(チェロ(+))
ピーター・トムキンズ、グンナル・ソールギェイルソン(オーボエ(#))
スカウルホルト・バッハ・コンソート
ヤープ・シュレーダー(ヴァイオリン(*/**)、指揮)
録音:2000年8月、スカウルホルト教会(アイスランド)
スカウルホルト・バッハ・コンソートは1986年、スカウルホルト夏の音楽祭の
ためにヘルガ・インゴウルフスドウッティルにより創設されたピリオド楽器ア
ンサンブル。

SMC 5 ¥2080
17世紀の無伴奏ヴァイオリン音楽
ニコラ・マッテイス(父)(?-1695頃):
ヴァイオリンのためのエア集(1676)から パッサッジョ・ロット,ファンタジア
ニコラ・マッテイス(子)(1677頃-1737):慎重なファンタジア
トーマス・バルツァー(1631頃-1663):
前奏曲/アルマンド/サラバンド/前奏曲
ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644-1704):
パッサカリア(「ロザリオのソナタ集」終曲)
ヨハン・パウル・フォン・ヴェストホフ(1656-1705):ソナタ イ長調(1683)
J・S・バッハ(1685-1750)/ヤープ・シュレーダー編曲:
パルティータ ニ短調 BWV1013
(原曲:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調)
トッカータ イ短調 BWV565
(原曲:オルガンのためのトッカータとフーガ ニ短調)
ヤープ・シュレーダー(ヴァイオリン)
録音:1999年8月3-4日、9-12日、スカウルホルト教会(アイスランド)
使用楽器:1700年頃、ウィレム・ファン・デル・セイデ製
73歳のヤープ・シュレーダーが弾く無伴奏ヴァイオリン・プログラム。あの
「トッカータとフーガ」をヴァイオリンで独奏するとは何とも大胆。

SMC 7 ¥2080
わが国の海辺から遠き異国の海辺へ
ハヴリジ・ハトルグリムソン(1941-):海岸(1988)
エリン・グンラウフスドウッティル(1965-):タラムガンバディ(1998)(*)
ルイ・クープラン(1626-1661):組曲ヘ長調
カロウリナ・エイリクスドウッティル(1951-):春の歌(1991)(*)
ゲオルク・ベーム(1661-1733):前奏曲、フーガと後奏曲ト短調
オリヴァー・ケンティシュ(1954-):ラメント(2002)(*)
J・S・バッハ(1685-1750):半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
ヘルガ・インゴウルフスドウッティル(チェンバロ)
録音:2003年11月17-19日、2004年3月13-17日、
スカウルホルト教会(アイスランド)
使用楽器:1700年頃、ウィレム・ファン・デル・セイデ製
(*)は世界初録音と表示されています。

SMC 9 ¥2080
17世紀イングランドの劇場音楽
ヘンリー・パーセル(1659-1695):
劇付随音楽「アテネのタイモン」(1694)から カーテン・チューン
ウィリアム・ローズ(1602-1645):ファンタジア
サイモン・アイヴズ(1600-1662):
パヴァーヌ/エア/エア II/アルマン/クラント/ファンシー/処女
ヘンリー・パーセル:
パヴァーヌ イ長調/4声のパヴァーヌ ト短調/シャコンヌ
ロバート・ジョンソン(1583頃-1633):時間稼ぎ/機知に富むウォントン
マシュー・ロック(1622-1677):劇付随音楽「テンペスト」(1674)
序奏/ガイヤルド/ガヴォット/サラバンド/リルク/カーテン・チューン
田舎風のエア/メヌエット/クラント/戦のジグ
ヘンリー・パーセル:劇付随音楽「アテネのタイモン」から 序曲ト短調
スカウルホルト・バッハ・コンソート
ヤープ・シュレーダー(リーダー、ヴァイオリン)
録音:2002年8月5-8日、スカウルホルト教会(アイスランド)

SMC 13 ¥2080
ハイドン(1732-1809):
十字架上のキリストの最後の七つの言葉(弦楽四重奏版)
スカウルホルト弦楽四重奏団
ヤープ・シュレーダー、ルート・インゴウルフスドウッティル(ヴァイオリン)
スヴァーヴァ・ベルトンハルズドウッティル(ヴィオラ)
シーグルズル・ハトルドウルソン(チェロ)
録音:2003年8月4-7日、スカウルホルト教会(アイスランド)
スカウルホルト・バッハ・コンソートのメンバーにより1996年に結成されたピ
リオド弦楽四重奏団による演奏。

SMC 15 ¥2080
J・S・バッハ(1685-1750):ヴァイオリン協奏曲集
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1060a(*)
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV1042
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043(+)
ダージ・コルベインソン(オーボエ(*))
ウンヌル・マリア・インゴウルフスドウッティル(ヴァイオリン(+))
ルート・インゴウルフスドウッティル(ヴァイオリン)
レイキャヴィーク室内管弦楽団
録音:2003年12月、レイキャヴィーク、アウス教会




<STRADIVARIUS>
STR 33887 ¥2080
レスピーギ(1879-1936):アリアンナ 歌曲集
モンテヴェルディ(1567-1643)/レスピーギ編曲:
アリアンナの嘆き(1608/1908)(*)
レスピーギ:いつか彼が帰ってきたら(1911)
6つの歌(1909)
沖に/諦め/マッティナータ(朝の歌)/哀れな心/よろしかったら/ため息
サルデーニャの歌(1928)/泉(アブルッツォ民謡;1930)
6つの詩 第1集(1909)
おお、三日月よ/ばらの香りが漂う/庭の真中で/昔のクリスマス
インド風セレナード/雨
4つのスコットランド民謡(レスギーギ編曲;1924)
牛たちが帰ってくるとき/エジンバラの町から1マイルの所だった
私の心はハイランドにある/ダンディーのバグパイプ吹き
モニカ・バチェッリ(メゾソプラノ)
アルド・オルヴィエート(ピアノ)
録音:2010年11月15-16日、12月16-17日、イゾラ・ディ・サン・ジョルジョ、
小劇場ホール
実力派オペラ歌手であると同時に現代歌曲の優れた歌い手でもあるモニカ・バ
チェッリによるレスピーギ。(*)はレスピーギが和声付けと管弦楽配置を行った
版のピアノ伴奏へのリダクション版。

STR 33899 ¥2080
細川俊夫(1955-):
変容(クラリネット、弦楽合奏と打楽器のための;2000)(*)
ハープ協奏曲「回帰」-辻邦生の追憶に(2001)(+)
遠景 III-福山の海風景(管弦楽のための;1996)
エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット(*))
ノートブルガ・プスカス(ハープ(+))
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー
管弦楽団
アンドレア・ペスタロッツァ(指揮)
録音:2004年11月4-5日、ザールランド放送大ホール

STR 33917 ¥2080
サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):
人工の季節[Le Stagioni Artificiali]
(ヴァイオリンと器楽合奏のための;2007)(*)
海のケンタウロス[Centauro Marino](五重奏のための;1984)(+)
海の音調への練習曲[Studi per l'Intonazione del Mare]
(声、4つのフルート、4つのサクソフォン、打楽器、
100のフルート、100のサクソフォンのための;2000)(#)
マルコ・ロリアーノ(ヴァイオリン(*))
チーロ・ロンゴバルディ(ピアノ(+))
ダニエル・グローガー(男性アルト(#))
マリオ・カローリ、マッテオ・チェーザリ、
クリッシー・ディミトリオウ、村上景子(フルート(#))
ロスト・クラウド・クアルテット(サクソフォン四重奏(#))
ジョナサン・ファラッリ(打楽器(#))
ロベルタ・ゴッタルディ(マス・コーディネーション(#))
アルゴリトモ
マルコ・アンジュス(指揮)
録音:2009年1月16日、ローマ、アルス・ルーディ・スタジオ(*)
2006年10月5日、パルマ(イタリア)、ファルネーゼ劇場、
トライエットーリエ・フェスティヴァル、ライヴ(+)
2008年10月18日、ローマ、パラディウム劇場、
ローマエウロパ・フェスティヴァル、ライヴ(#)
2012年1月に来日するイタリアの作曲家サルヴァトーレ・シャリーノ。1月17日
には東京オペラシティにおいてマルコ・アンジュスの指揮で「海の音調への練
習曲」が演奏されます。
(*)(+)の邦題は代理店による直訳です。




<QUARTZIADE>
QTZ 010 ¥2080
ジャック・ルデュック(1932):カプリッチョ 管楽とピアノのための作品集
管楽四重奏のためのカプリッチョ Op.30(1969)
クラリネットとピアノのためのバラード Op.26(1967)
ファゴットのための3つのバガテル Op.61(1978)
アヴィニョン(クラリネットとピアノのための;1992)
管楽五重奏のためのいセレナード Op.59(1977)
フルートとピアノのためのソナタ Op.21(1966)
クワルツ・アンサンブル
ジェラール・ノアック(フルート) ティエリ・カンメール(オーボエ)
ニコラ・レイモン=アラメ(クラリネット) 
ダニエル・ドムスティーズ(ファゴット)
ベルナール・ワスネール(ホルン) クリストフ・ポスタル(ピアノ)
録音:2010年春、フラン=ワレ教会(ベルギー)
ジャック・ルデュックはブリュッセル王立音楽院でジャン・アプシル(1893-
1974)に師事し、1961年にローマ賞を獲得。1992年よりベルギー作曲家ユニオ
ン総裁を務め、2001年にはナイトに叙せられたベルギー作曲界の重鎮です。

QTZ 014 ¥2080
ミシェル・ライサイト(1958-):コスモグラフィ 
管楽とピアノのための作品集
クロノグラフィ IX(ファゴットとピアノのための;2005)
2つのスケッチ(管楽四重奏のための;2004/2010)
挽歌(アルトフルートとピアノのための;1995)
管楽五重奏とピアノのための六重奏曲(1990)
青い太陽(イングリッシュホルンとピアノのための;1989)
ペンタグラム(管楽五重奏のための;2009)
コスモグラフィック・ミステリー(ホルンのための;2002)
クワルツ・アンサンブル
ジェラール・ノアック(フルート) 
ティエリ・カンメール(オーボエ、イングリッシュホルン)
ニコラ・レイモン=アラメ(クラリネット) 
ダニエル・ドムスティーズ(ファゴット)
ロジエ・ステール、パスカル・モロー(ホルン) 
クリストフ・ポスタル(ピアノ)
録音:2011年春、フラン=ワレ教会(ベルギー)
ミシェル・ライサイト(リサイト)はカナダ系ベルギーの作曲家・指揮者。主に
管楽器のための音楽の書き手として知られています。




<INVIOLATA>
イタリア、サルデーニャ島のカリアリに本拠を置くレーベル、インヴィオラー
タの扱いを開始いたします。

INVIOLATA 0701 2枚組 ¥2300
J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ
ソナタ第1番ト短調 BWV1001/パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
ソナタ第2番イ短調 BWV1003/パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
ソナタ第3番ハ長調 BWV1005/パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
アッティーリオ・モッツォ(ヴァイオリン)
録音:2005年8月、カリアリ(イタリア、サルデーニャ州)、
聖マリア・デル・モンテ教会
使用楽器:1775年、エギディウス・クロッツ製
アッティーリオ・モッツォはカリアリのG・ピエルルイジ・ダ・パレストリー
ナ音楽院を卒業後、シエナのアッカデーミア・キジアーナでサルヴァトーレ・
アッカルドとフランコ・グッリに師事したイタリアのヴァイオリニスト。
1984年以降はバロックと古典派のレパートリーに集中し、数々のピリオド楽器
演奏団体に参加、現在はアウセル・ムジチのリーダーを務めています。

INVIOLATA 0702 ¥1550
J・S・バッハ&C・P・E・バッハ:無伴奏フルート作品集
J・S・バッハ(1685-1750):パルティータ イ短調 BWV1013
カール・フィリップ・マヌエル・バッハ(1714-1788):
ソナタ イ短調 H.562 W.131
J・S・バッハ:ソナタ ハ長調 BWV1033
エンリコ・ディ・フェリーチェ(フルート)
録音:2007年4月2日、カリアリ(イタリア、サルデーニャ州)、
聖マリア・デル・モンテ教会
使用楽器:G・タルディーノ製(モデル:1700年頃、J・M・オトテール製)
エンリコ・ディ・フェリーチェはマリオ・アンチロッティにモダーン・フルー
トを、スティーヴン・プレストンにバロック・フルートを師事したイタリアの
フルーティスト。Stradivariusレーベルにアルビノーニ、ヴィヴァルディ、
ペルゴレージ、テレマン等の録音があります。

INVIOLATA 0801 ¥1550
ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのセレナード ニ長調 Op.8(*)
フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード ニ長調 Op.25(+)
カリアリ弦楽三重奏団
アッティーリオ・モッツォ(ヴァイオリン) 
ディミトリ・マットゥ(ヴィオラ)
オスカル・ピアストレッローニ(チェロ(*))
エンリコ・ディ・フェリーチェ(フルート(+))
録音:2008年10月、カリアリ(イタリア、サルデーニャ州)、
ジェノヴェージ信者会美術館
モダーン楽器使用。




<UNIVERSAL ITALY>
"Spirto Gentil" Series
イタリアのカトリック系宗教活動団体「Comunione e Liberazione」とユニヴァ
ーサル(イタリア・ローカル)の共同制作シリーズ。

4571952 ¥2380
シューベルト(1979-1828):
交響曲第3番ニ長調 D.200
交響曲第8番ロ短調「未完成」 D.759
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カルロス・クライバー(指揮)
録音:1978年、ADD 原盤:Deutsche Grammophon 発売:1997年
もちろん通常盤と同じ音源ですが、カルロス・クライバーのコレクターズ・ア
イテムとしての可能性を考えてご案内いたします。





<DE RODE POMP>
RP/GMA 043 ¥1850
ジャン=ピエール・ワールブルック(1954-):ピアノ作品集
モビール(1991-1993)/ソナタ第2番(2004)/蝶々(1983)
フレデリク・クルーネ(ピアノ)
録音:2004年7月2-4日、ブリュッセル王立音楽院コンサートホール
ジャン=ピエール・ワールブルックはベルギーの作曲家。法律家としての教育
を受けながら音楽を独学したという人物です。




<OLYMPIA>
MKM 245 \1480
ベルリオーズ(1803-1869)/リスト(1811-1886)編曲
ニコライ・ペトロフ編曲:幻想交響曲 Op.14(ピアノ版)
ニコライ・ペトロフ(ピアノ)
録音:1987年?
リストの編曲版をもとにペトロフが手を加えた版を使用。RCDレーベル、
RCD 13002と同一音源。




<AQUARIUS>
AQVR 358-2 \1550
【情報追加】【再案内】
リヒテル 1949年モスクワ・ライヴ
ハイドン(1732-1809):
ピアノ・ソナタ第62番変ホ長調 Op.82 No.1, Hob.XVI:52
シューマン(1810-1856):ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22 No.1
ショパン(1810-1849):
スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
マズルカ(第20番)変ニ短調 Op.30 No.3(*)
夜想曲変ロ短調 Op.9 No.1/ワルツ(第13番)変ニ長調 Op.70 No.3
マズルカ(第15番)ハ長調 Op.24 No.2/練習曲ハ長調 Op.10 No.1
練習曲ハ短調「革命」Op.10 No.12/バラード第4番ヘ短調 Op.52
練習曲ホ長調 Op.10 No.3
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1949年5月30日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ
初出と推測される音源で、リヒテルの録音としては最初期に相当するもの。
(*)はおそらくリヒテルの盤歴上初出の楽曲。




<SARTON>
SARTON 005-1 ¥2080
グダンスク市の音楽の遺産 Vol.3
(ポーランド科学アカデミー・グダンスク図書館所蔵の楽譜による)
18世紀グダンスクの四旬節カンタータ集
ヨハン・イェレミアス・ドゥ・グライン(1710頃?-1756):
今こそあなたの僕(しもべ)を安らかに行かせたまえ
[Kantata Herr, nun lässest du deinen Diener]
(聖処女マリアの清めの祝日のための;1737)(*)
ヨハン・ダニエル・プックリッツ(1714-1774):
ああ、主である神よ、何と大きく思い罪を私は犯したか
[Ach Gott und Herr, wie gross und schwer]
ヨハン・テオドール・レームヒルト(1684-1756):
地上で人は常に争わねばならないのではないか?
[Muss nicht der Mensch immer im Streit sein]
(燎火の主日[四旬節第一日曜日]のための)
ゲッセル(18世紀):経験し悟れ、主がいかに優しいかを
[Schmecket und sehet wie freundlich der Herr ist]
(喜びの主日[四旬節第四日曜日]のための)
ヨハン・ダニエル・プックリッツ:
イエス、私の命の命[Jesu meines Lebens Leben]
イングリダ・ガポヴァ(ソプラノ)
ヤン・メンドララ(男性アルト)
クシシュトフ・コザレク(テノール)
ヤツェク・オジムコフスキ(バス)
ゴルトベルク・バロック・アンサンブル(合唱&管弦楽)
アンジェイ・ミコワイ・シャデイコ(指揮)
録音:2010年9月2-3日(*)、2011年8月24-26日(*以外)、
グダンスク(ポーランド)、聖三位一体教会
「Vol.1:待降節のカンタータ集」(DUX 0689)、「Vol.2:18世紀グダンスクのク
リスマス・カンタータ集」(SARTON 002-1)の続編。全曲世界初録音と表示され
ています。ゴルトベルク・バロック・アンサンブルは2008年にアンジェイ・ミ
コワイ・シャデイコにより創設されたポーランドのピリオド楽器&声楽アンサ
ンブル。アンジェイ・ミコワイ・シャデイコは1974年グダンスクに生まれ、バ
ーゼルのスコラ・カントールムでジャン=クロード・ツェーンダー他に師事した
ポーランドのオルガン奏者・指揮者。




<BGS>
イギリスのバースに本拠を置く国際ギター財団&音楽祭(IGF)傘下のレーベ
ル、BGSの扱いを開始いたします。

BGS 119 ¥1850
ナイジェル・ノース ヴァイスを弾く
心は喜びに震える ヴァイス:初期のリュート作品集
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1686-1750):
序曲第1番 変ロ長調/パルティータ ト短調(1717頃)
ソナタ ヘ短調(1717、プラハ)/幻想曲ハ短調(1719、プラハ)
組曲ハ短調(1706、デュッセルドルフ)/シャコンヌ変ホ長調
ナイジェル・ノース(リュート)
録音:2010年5月、トディントン(イギリス、グロスタシャー)、
聖アンドルー教会
発売:2010年
イギリスのリュートの名手ナイジェル・ノース(1954年生まれ)の最新録音。
2009年、ノースは母親と前妻を亡くし、さらに自身も突然の心臓発作に襲わ
れました。2010年、復帰した彼は心機一転をはかり、若々しいエレルギーに
溢れ、心からそのまま湧き上がったようなヴァイスの初期作品に取り組み、
このCDを完成させました。ジャケットに写るノースの表情にはさすがにやつ
れた印象を否めませんが、演奏はすばらしく、かつ以前の彼の録音には聴く
ことができなかった「心をこめて音楽を慈しむ」ような姿勢も感じられま
す。ナイジェル・ノースがついに巨匠の域に踏み込んだことを確信させる感
動的なアルバムです。

BGS 102 ¥1550
セレナード ロマンティックギターのためのロマンティック音楽
シューベルト(1797-1828)/ヨハン・カスパル・メルツ(1806-1856)編曲:
6つの歌曲(*)
セレナード/郵便馬車/住処/漁師の娘/涙の賛美/愛の使い
パガニーニ(1782-1840):
大ソナタ(原典版)(*)/「気まぐれ」から 第37番(ロッシーニによる)(*)
「気まぐれ」から 第10番(モーツァルトによる)(*)/セレナード第1番(*)
グイード・レゴンディ(1822頃-1872):序奏と奇想曲 Op.23(*)
シューベルト/フランシスコ・タレガ編曲:2つの小品(原典版)(+)
メヌエット(ソナタ ト長調 Op.78 より)/楽興の時 Op.94 No.3
ショパン(1810-1849)/フランシスコ・タレガ編曲:
3つの前奏曲 Op.28 から Nos.7,20,15(+)
フランシスコ・タレガ(1852-1909):
5つの前奏曲(+)/3つのマズルカ(+)/パヴァーヌ(+)
アラブ奇想曲(セレナード)(+)/アルボラダ、オルゴール(+)
トム・カーステンス(ロマンティックギター)
録音:1992年11、12月、1993年1月、ロンドン、エルスツリー、
セルドン・ホール
使用楽器:1990年、ゲイリー・サウスウェル製
(モデル:19世紀前半、ヨハン・ゲオルク・シュタウファー製)(*)
1888年、アントニオ・デ・トレス製(1992年、ホセ・ロマニリョス復元)(+)
トム・カーステンスはイギリスを本拠に活躍するオランダ生まれのギタリス
ト。1995年以来、国際ギター財団&音楽祭(IGF)の芸術監督を務めています。

BGS 107 ¥1550
サバテアド! ロドリーゴへのオマージュ
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):古いティエント/ソナタ・ジョコーサ
エロリン・ウォーレン(1958-):赤[Red](ロドリーゴへのオマージュ)(*)
ホアキン・ロドリーゴ:麦畑で/パストラル
エドワード・マグワイア(1948-):ロドリーゴへのオマージュ
ホアキン・ロドリーゴ:3つのスペイン舞曲
ファンダンゴ/パッサカリア/サパテアド
ハワード・スケンプトン(1947-):回想(*)
ホアキン・ロドリーゴ:遥かなるサラバンド
トム・カーステンス(ロマンティックギター)
録音:2000年9月、2001年2、6月、バース・スパ大学(イギリス)、
マイケル・ティペット・センター
(*)世界初録音と表示されています。

BGS 108 ¥1550
スティーヴン・ドジソン(1924-):星に従って ギターのための音楽
2つのギターと弦楽のためのコンチェルティーノ「レース」
[Les Dentelles](1998)(*)
リヴァーソング(2つのギターのための狂詩曲;1994)
プロムナード I(1988)/パストゥレル(1993)
星に従って(オランダの古いクリスマスの讃美歌による
3つのギターのための幻想曲;1980)(+)
エデン=ステル・ギター・デュオ
マーク・エデン、クリストファー・ステル(ギター)
ヘレン・サンダーソン(ギター(+))
オーケストラ・ノヴァ(*)
ジョージ・ヴァス(指揮(*))
録音:2002年4月14日、5月5日、バース・スパ大学(イギリス)、
マイケル・ティペット・センター
1994年にイギリスの王立音楽アカデミーを卒業したマーク・エデン、クリス
トファー・ステルが結成したエデン=ステル・ギター・デュオ。彼らが初め
て共演したのは1990年、学内におけるドジソンの「プロムナード I」の演奏
だったとのことです。(*)初録音と表示されています。

BGS 111 ¥1550
Let Go 3つのギターのための新しい音楽
ブルース・マッコンビー(1943-):愛のタンゴ[Tango Amoroso](2004)
ネッド・ベネット(1966-):
奇妙な夢[Strange Dreams](2004)/魚の餌[Food for Fish](2004)
パウロ・べリナティ(1950-):Baiao de Gude(1989)/Maracatu da Pipa(2004)
ヘイリー・サヴェイジ:Storm in a Teacup(2004)
ベンジャミン・ヴァーデリー(1955-)/アマンダ・クック編曲:
Start Now(2004)/Let Go(2004)
Now You See it, Now You Don't, Now You Do(2004)
ゲイリー・ライアン(1969-):
キャバレー(ショーガール)[Cabaret(Showgirls)](2005)
アパッショナータ
レベッカ・ボールチ、アマンダ・クック、ヘイリー・サヴェイジ(ギター)
録音:2005年2、4月、パガム(イギリス、ウェスト・サセックス)、
聖トマス・ア・ベケット教会
10代の頃から一緒に演奏してきたイギリスの三人の女性ギタリストが2003年
に結成したトリオ、アパッショナータのデビューCD。全収録曲が初録音と表
示されています。

BGS 112 ¥1550
Per Suonare a Due 2つのギターのための新しい音楽
ローラン・ディアンス(1955-):北方[Cote Nord](1992)
デンマークの時/ヒレロズ/ガヨール舞曲
ニキータ・コシキン(1956-):コンチェルティーノ
レオ・ブローウェル(1939):
ペル・スオナーレ・ア・ドゥエ[Per Suonare a Due](1971)
デュージャン・ボグダノヴィチ(1955-):
パーセルの墓[Tombeau de Purcell]
エデン=ステル・ギター・デュオ
マーク・エデン、クリストファー・ステル(ギター)
録音:2005年2月19-21日、3月22日、ウェストン(イギリス、
ハートフォードシャー)、
聖三位一体教会

BGS 114 ¥1550
ダンサ! ギターのための舞曲集
レオ・ブローウェル(1939-):
高原地方の踊り/クレオールのグアヒラ/性格的舞曲
アストル・ピアソラ(1921-1992):ブエノスアイレスの夏(タンゴ)
ヴィラ=ロボス(1887-1959):ショーロス第1番
ファリャ(1876-1946):
クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌
鬼火の踊り(バレエ「恋は魔術師」より;ポロ)
市長の踊り(バレエ「三角帽子」より)
粉屋の踊り(バレエ「三角帽子」より;ファルカ)
フランシスコ・タレガ(1852-1909):ペピタ(ポルカ)/大ワルツ
エミリオ・プジョル(1886-1980):グアヒラ
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899)
/ナポレオン・コスト(1805-1883)編曲:
7つの小ワルツ
共作:新作組曲(国際ギター財団委嘱作品集)
フィリップ・キャシャン(1963-):カーステンス氏のタンゴ)
ハワード・スケンプトン(1947-):ビギン
グレアム・フィトキン(1963-):フレディとレイ
エドワード・マグワイア(1948-):スリップ・ジグ・ブルース
エロリン・ウォーレン(1958-):Walking me to work
アラステア・キング(1967-):3つの小舞曲
ボレアナス/ミノーグ/ガリアーノ
トム・カーステンス(ギター)
録音:2003年2、4、6月、バース・スパ大学(イギリス)、
マイケル・ティペット・センター
使用楽器:アントニオ・マリン・モンテロ製(モダーン・ギター)
ゲイリー・サウスウェル製、19世紀後半タイプ
(モデル:1883年、アントニオ・デ・トレス製、SE73)
ゲイリー・サウスウェル製、19世紀前半タイプ
(モデル:1825年頃、ヨハン・ゲオルク・シュタウファー製)
各曲ごとの楽器の使い分けについては表示がございません。ご了承ください。

BGS 115 ¥1550
トリストン アルゼンチンとベネズエラのギター音楽
エクトル・アヤラ(1914-1990):セリエ・アメリカーナ
前奏曲/ショーロ(ブラジル)/タキラリ(ボリビア)
/グアラニア(パラグアイ)
トナダ(チリ)/バルス[ワルツ](ペルー)
/ガトとマランボ(アルゼンチン)
アタウルパ・ユパンキ(1908-1992):風のビダーラ/祖父の歌
/別れのメロディ
アストル・ピアソラ(1921-1992):5つの小品
草原/ロマンティコ/伊達男/悲しげな[Triston]
/アクセントを効かせて
アントニオ・ラウロ(1917-1986):
4つのベネズエラのワルツ; タティアナ/アンドレイナ/ナタリア
/ヤクンブ
子供の歌の主題による変奏曲
ロベルト・アウセル(ギター)
録音:ブリュッセル、スタジオ・アコースティック・レコーディングズ、
時期の記載なし
ロベルト・アウセルは1954年アルゼンチンのラ・プラタ生まれのギタリス
ト。ピアソラがギターのために書いた最初の作品「5つの小品」(当盤に収録)
は彼のために書かれ献呈されたものです。

BGS 117 ¥1850
ある島のための音楽 2つのギターのための作品集
スティーヴン・ドジソン(1924-):プロムナード
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):フィンジの休息
マイケル・ボール(1946-):ある島のための音楽
ジョン・レノン(1940-1980)&ポール・マッカートニー(1942-)/
レオ・ブローウェル(1939-)編曲:
ザ・フール・オン・ザ・ヒル/ペニー・レイン
ティモシー・バワーズ(1954-)/マーク・エデン編曲:
イギリスのメロディによる幻想曲
ピーター・マクスウェル・デイヴィス(1934-):ストムネスへの別れ
ゲイリー・ライアン(1969-):ジェネレーター
エデン=ステル・ギター・デュオ
マーク・エデン、クリストファー・ステル(ギター)
録音:2007年12月16-18日、ウェストン(イギリス、ハートフォードシャー)、
聖三位一体教会
パソコン再生用の映像ファイル(Quicktime movie)を収めたCDプラス仕様で
すが、弊社は再生の保証をいたしません。ご了承ください。

BGS 118 ¥1850
恋は魔術師 ギター・クアルテットのための音楽
ファリャ(1876-1946)/マーク・エデン編曲:「恋は魔術師」
序奏と情景/洞窟の中で/悩ましい愛の歌/亡霊-恐怖の踊り
魔法の輪(漁師のロマンス)/真夜中(魔法)/火祭りの踊り
情景/鬼火の歌/愛の戯れの踊り/暁の鐘
ファリャ/マーク・アシュフォード編曲:「三角帽子から」
隣人の踊り/市長の踊り/粉屋の踊り
トゥリーナ(1882-1949)/コリン・ダウンズ編曲:闘牛士の祈り
ビゼー(1838-1875)/ウィリアム・カネンガイザー編曲:「カルメン組曲」
アラゴネーズ/ハバネラ/セギディリャ/闘牛士/間奏曲/ジプシー舞曲
ヴィーダ・ギター・クアルテット
マーク・エデン、マーク・アシュフォード、
ヘレン・サンダーソン、クリストファー・ステル(ギター)
録音:2008年3月2-4日、ウェストン(イギリス、ハートフォードシャー)、
聖三位一体教会
ヴィーダ・ギター・クアルテットは2007年にデビューしたイギリスのギタ
ー・アンサンブル。エデン=ステル・ギター・デュオにアシュフォードとサ
ンダーソンが加わった形です。





<ALBION RECORDS>
イギリスのヴォーン・ウィリアムズ協会傘下のレーベル、アルビオン・レコ
ーズの扱いを開始いたします。

ALBCD 001 ¥1550
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
空を私たちの屋根としよう オペラからの珍しい歌曲集
「牛追いのヒュー」からの10の歌
Cold blows the wind on Cotsall(#)/ Life must be full of care(**)
Sweet little linnet(+)/ Hugh's Song of the Road(+)
Ah! love I've found you(*/+)/ The Devil and Bonyparty(#)
Alone and friendless(+)/ Gaily I go to die(+)
Here on my throne(*)/ Hugh my lover(*/+)
「恋するサー・ジョン」からの2つの歌
Greensleeves(*)/ See the Chariot at hand(+)
「天路歴程」からの7つの歌
Watchful's Song(Nocturne)(#)/ The Song of the Pilgrims(#)
The Pilgrim's Psalm(#)
The Song of the Leaves of Life and the Water of Life(**)
The Song of Vanity Fair(#)/ The Woodcutter's Song(*)
The Bird's Song(*)
サラ・フォックス(ソプラノ(*))
ジュリエット・ポーチン(メゾソプラノ(**))
アンドルー・ステイプルズ(テノール(+))
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン(#))
イアン・バーンサイド(ピアノ)
録音:2007年3月18-20日、5月2-3日、
ウェストルトン(イギリス、サフォーク)、ポットン・ホール
2007年5月11日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール

ALB 002 ¥1550
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
彼女の髪に口づけしながら 20の初期歌曲集
To daffodils(+)/ Rondel(+)/ How can the tree but wither(+)
/ Claribel(#)
Linden Lea(+)/ Blackmwore by the Stour(+)/ Boy Johnny(+)
If I were a Queen(*/#)/ Tears idle tears(*)
/ Orpheus with his lute(*)
When I am dead my dearest(*)/ The Winter's Willow(+)
2つのフランス民謡(+); Chanson de Quete / Ballade de Jesus Christ
The Spleandour Falls(+)/ Dreamland(*)/ The Sky above the roof(+)
ウォルト・ホイットマンの3つの詩(+)
Nocturne / A Clear Midnight / Joy, Shipmate, Joy!
サラ・フォックス(ソプラノ(*))
アンドルー・ステイプルズ(テノール(#))
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン(+))
イアン・バーンサイド(ピアノ)
録音:2007年3月18-20日、5月2-3日、
ウェストルトン(イギリス、サフォーク)、ポットン・ホール
2007年5月11日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール

ALB 006 ¥1550
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):希望が輝くところ 混声合唱作品集
No longer mourn for me(Sonnet 71)/ Echo's Lament for Narcissus
エリザベス朝の3つのパート・ソング
Sweet Day / Willow Song / O Mistress Mine
Come away Death / Linden Lea(アーサー・サマーヴィル編曲)
Ring out your bells / Rest / Fain would I change that note
Alister McAlpine's Lament / The Winter is Gone
Mannin Veen(Dear Mona)/ Our love goes out to English skies
Loch Lomond / The Mermaid(*/+)/ A Farmer's Son so Sweet
The Turtle Dove(*)/ The New Commonwealth
Sun, Moon, Stars and Man(+)
Horses of the Sun / The Rising of the Moon
The Procession of the Stars / The Song of the Sons of Light
エーリャン・ハルトヴェイト(バリトン(*))
ジョイフル・カンパニー・オヴ・シンガーズ
アリステア・ヤング(ピアノ(+))
ピーター・ブロードベント(指揮)
録音:2008年3月29-30日、ロンドン N11、ニューサウスゲート、
聖ポール教会

ALB 009(CD+Bonus CD)¥1550
心の音楽 ヴォーン・ウィリアムズ没後50年記念アルバム
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):音楽へのセレナード
リリアン・スタイルズ・アレン、イゾベル・ベイリー、
エナ・ミッチェル、エルジー・サダビ(ソプラノ)
ミュリエル・ブランスキル、アストラ・デスモンド、
メアリー・ジャレッド、グラディス・リプリー(アルト)
ウィリアム・ハーバート、リチャード・ルイス、
スティーヴン・マントン、ヘドル・ナッシュ(テノール)
ロイ・ヘンダーソン、ハロルド・ウィリアムズ(バリトン)
ノーマン・アリン、ロバート・イーストン(バス)
リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
レイフ・ヴォーン・ウィリアムアズ(指揮)
録音:1951年11月22日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、
王室主催演奏会、ライヴ
ヴォーン・ウィリアムズ/ロイ・ダグラス(1907-)編曲:
巡礼者の旅(「天路歴程」による)
ルイーズ・ボヴェ(ソプラノ)
クリフォード・スコット(テノール)
ジョン・ペック(バリトン)
プリマス合唱団
アーノルド・オストランド・Jr(オルガン)
ヘンリー・プフォール(指揮)
録音:1965年4月4日、ニューヨーク、ブルックリン、
巡礼者のプリマス教会、ライヴ
ヴォーン・ウィリアムズが語る、パリーとスタンフォードの教え(*)
録音:1955年11月17日
ヴォーン・ウィリアムズの葬儀の実況録音から(*)
録音:1958年9月19日午前11時30分、ウェストミンスター寺院
すべてモノラル録音。(*)はボーナスCDに収録。

ALB 010 ¥1550
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
カンタータ「四季の民謡」(女声合唱と管弦楽のための;1950)
Prologue; to the Ploughboy
Spring; Early in the Spring / The Lark in the Morning / May Song
Summer; Summer is a-coming in and The Cuckoo /
The Spring of Thyme / The Sheep Shearing / The Green Meadow
Autumn; John Barleycorn / The Unquiet Grave / An Acre of Land
Winter; Chidrens Christmas Song / Wassail Song / In Bethlehem City
/ God Bless the Master
ヴォーン・ウィリアムズ/ガスリー・フット編曲:
カンタータ「ウィンザーの森で」
(1931/女声合唱と管弦楽のための版;1954)
The Conspiracy / Falstaff and the Fairies / Wedding Chorus
/ Epilogue
ケンブリッジ・クレア・カレッジ聖歌隊
ティモシー・ブラウン(合唱指揮)
イングリッシュ・ヴォイシズ
ドミートリー・アンサンブル
デイヴィッド・ウィルコックス(指揮)
録音:2009年1月9-10日、ケンブリッジ(イギリス)、
ウェスト・ロード・コンサートホール
両作品とも世界初録音と表示されています。

ALB 011 ¥1550
ヴォーン・ウィリアムズ、アイアランド:
2台のピアノのために編曲された管弦楽作品集
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)
/マイケル・マリナー(1895-1973)編曲:交響曲第6番ホ短調
ジョン・アイアランド(1879-1962):
前奏曲「忘れられた儀式」(作曲者編曲)
交響的狂詩曲「マイ=ダン」(作曲者編曲)
ヴォーン・ウィリアムズ/コンスタント・ランバート(1905-1951):
劇付随音楽「すずめばち」序曲
エイドリアン・シムズ、アラン・ローランズ(ピアノ)
録音:2009年11月18-20日、ドーキング(イギリス、サリー)、
ホームベリー・セント・メアリー、ウッドハウス・コンサートホール

ALB 012 ¥1550
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
プロセルピナの庭(ソプラノ、合唱と管弦楽のための;1899)(*)
沼沢地方にて(交響的印象;1904/1935)
パトリック・ハドリー(1899-1973):
カンタータ「沼沢地と洪水」
(ソプラノ、バリトン、合唱と管弦楽のための;1955)(+)
イングランド民謡/ヴォーン・ウィリアムズ編曲:見習い船員(#)
ジェーン・アーウィン(メゾソプラノ(*))
メアリー・ベヴァン(ソプラノ(+))
レイ・メルローズ(バリトン(+/#))
ジョイフル・カンパニー・オヴ・シンガーズ(*/+)
ピーター・ブロードベント(合唱指揮(*/+))
ボーンマス交響楽団(#以外)
ポール・ダニエル(指揮(#以外))
録音:2010年9月27-28日、プール(イギリス)、ライトハウス

ALB 013 ¥1550
クリスマスに 
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)編曲:クリスマス・キャロル&民謡集
8つのイングランド伝承キャロル
And all in the morning / On Christmas Night / The Twelve Apostles
Down in yon forest / May Day Carol / The truth sent from above
The birth of the Saviour / Wassail Song
6つのイングランド民謡
Robin Hood and the Pedlar / The Ploughman / One man two men
The Brewer / Rolling in the dew / King William
12のヘレフォードシャー伝承キャロル
The Holy Well(第1版)/ The Holy Well(第2版)
Christmas is now drawing near at hand / Joseph and Mary
The Angel Gabriel / God rest you merry Gentlemen / New Year's Carol
On Christmas Day / Dives and Lazarus / The Miraculous Harvest
The Saviour's Love / The Seven Virgins
デレク・ウェルトン(バリトン)
イアン・バーンサイド(ピアノ)
録音:データ未詳




<NETMARK>
イギリスのピアノ・デュオ、ネトル&マーカムの自主レーベルの扱いを開
始いたします。

NEMACD 010 ¥1550
ピアノ・トリオ・セレナード
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ三重奏曲第8番変ロ長調 WoO.39
シューベルト(1797-1828):
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 Op.99 D.898 から 第2楽章
メンデルスゾーン(1809-1847):
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49 から 第2楽章
ドヴォルジャーク(1841-1904):
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調「ドゥムキー」Op.90 B.166 から 第2楽章
ハイドン(1732-1809):ピアノ三重奏曲ト長調 Hob.XV:25 から 第2楽章
ブラームス(1833-1897):ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87 から 第2楽章
ハイドン:ピアノ三重奏曲変ロ長調 Hob.XV:20 から 第2楽章
シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調 Op.100 D.929 から 第2楽章
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 Op.66 から 第2楽章
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調「大公」 Op.97 から 第3楽章
バーリントン・ピアノ三重奏団
レベッカ・ハーシュ(ヴァイオリン) ジョナサン・ウィリアムズ(チェロ)
リチャード・マーカム(ピアノ)
録音:2005年6月29-30日、ブリストル(イギリス)、ブランドン・ヒル、
聖ジョージ教会

NEMACD 100 ¥1550
ネトル&マーカム イン・アメリカ 2台のピアノのための音楽
レナード・バーンスタイン(1918-1990)/ネトル&マーカム編曲:
ミュージカル「ウエストサイド・ストーリー」からの情景
Prologue & Jet song / Something's Coming / Maria / I feel pretty
A boy like that / I have a love / Rumble / Somewhere / Tonight
/ America
リチャード・ロドニー・ベネット(1936-):4曲の組曲
Samba Triste / Country Blues / Ragtime Waltz / Tempo di Hard Rock
ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937)/
パーシー・グレインジャー(1882-1961)編曲:
オペラ「ポーギーとベス」による幻想曲
Introduction / My Man's gone Now / It ain't necessarily so
Clara, Don't you be downhearted / Strawberry Call / Summertime
Oh, I can't sit down / Bess, You is my Woman now
/ I got plenty O'Nuttin
Oh lawd, I'm on my Way
デイヴィッド・ネトル、リチャード・マーカム(ピアノ)
録音:1988年2月24-26日、ロンドン、アビー・ロード、EMIスタジオ1

NEMACD 200 ¥1550
ネトル&マーカム イン・イングランド
2台のピアノのためのワルソー・コンチェルトと23の小品
リチャード・アディンセル(1904-1977))/ネトル&マーカム編曲:
ワルソー・コンチェルト(*)
パーシー・グレインジャー(1882-1961):カントリー・ガーデンズ
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1892-1958)/ネトル&マーカム編曲:
グリーンスリーヴズによる幻想曲
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983)/ネトル&マーカム編曲:
ポピュラー・ソング/「ファサード」より タンゴ=パソドブレ
ジェレミー・ニコラス(1947-)/ネトル&マーカム編曲:静かな平和 第1番
マデリーン・ドリング(1923-1977):リリーバレロによる幻想的変奏曲第1番
フランク・ブリッジ(1879-1941)/ネトル&マーカム編曲:横丁のサリー
エリック・コーツ(1886-1957/ネトル&マーカム編曲:静かな潟
ウィリアム・ウォルトン/ネトル&マーカム編曲:
「ファサード」より 老フォーク卿
ハワード・ブレイク(1938-):2台のピアノのための舞曲集 から
スロー・ラグタイム/フォーク・バラッド
ノエル・ゲイ(1898-1954/ネトル&マーカム編曲:
ミュージカル「ミー・アンド・マイ・ガール」より ランベス・ウォーク
シリル・スコット(1879-1970):蓮の国 Op.47 No.1
パーシー・グレインジャー:
リスボン/元気な若い船乗り
「リンカンシャーの花束」から 行方不明のお嬢さんが見つかった
ウィリアム・ウォルトン/ネトル&マーカム編曲:「ファサード」より
スイスのヨーデル・ソング/ポルカ
コンスタント・ランバート(1905-1951):
白鍵のための3つの黒い小品 から シエスタ
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):悲歌風マズルカ Op.23 No.2
パーシー・グレインジャー:イングリッシュ・ワルツ
ピーター・ウォーロック(1894-1930)/ネトル&マーカム編曲:
カプリオール組曲 より パヴァーヌ
パーシー・グレインジャー:ストランド通りのヘンデル
デイヴィッド・ネトル、リチャード・マーカム(ピアノ)
録音:2001年6月1日、バーミンガム(イギリス)、
キング・エドワーズ・スクール(*)
1992年5月30日-6月1日、バーミンガム、ペブル・ミル、スタジオ1(*以外)

NEMACD 300 ¥1550
ネトル&マーカム イン・フランス 2台のピアノのための28の小品
ミヨー(1892-1974):スカラムーシュ Op.165b
フォーレ(1845-1924):「ドリー」Op.56 から 子守歌
サティ(1866-1925)/ネトル&マーカム編曲:ジムノペディ第1番
セシル・シャミナード(1857-1944):朝
イベール(1890-1962):小さな白いろば
ビゼー(1838-1875)/ネトル&マーカム編曲:「子供の遊び」より
ラッパと太鼓(行進曲),お人形(子守歌),こま回し(即興曲)
舞踏会(ギャロップ)
プーランク(1899-1963):悲歌/シテール島への船出
ドビュッシー(1862-1918)/ネトル&マーカム編曲:
「放蕩息子」より 前奏曲,行列と踊りの歌
アーン(1874-1947):回復期の患者を慰めるために 第2番
ラヴェル(1875-1937):
「マ・メール・ロワ」から パゴダの女帝レドロネット
デジレ=エミール・アンゲルブレシュト(1880-1965):
「保育室」から アヴィニョンの橋の上で
サン=サーンス(1835-1921)/ネトル&マーカム編曲:
「動物の謝肉祭」より 化石,白鳥
フランク・バルセリーニ(1920-)/ネトル&マーカム編曲:
映画音楽「ぼくの伯父さん」より 思い出
フランセ(1912-1997):8つの異国の舞曲 から バイヨン
サティ:
「風変わりな美女」から 大リトルネッロ,社交界のお偉方用カンカン踊り
ジョゼフ・カントルーブ(1879-1957)/ネトル&マーカム編曲:
「オーベルニュの歌」より
泉の水,バイレロ,女房持ちはかわいそう,あちらのリムーザンへ
デイヴィッド・ネトル、リチャード・マーカム(ピアノ)
録音:1993年6月7-9日、ブリストル(イギリス)、ブランドン・ヒル、
聖ジョージ教会

NEMACD 500 ¥1550
ブラームス(1833-1897):2台のピアノのための作品全集
ソナタ ヘ短調 Op.34b/5つのワルツ Op.39
ハイドンの主題による変奏曲 Op.56
デイヴィッド・ネトル、リチャード・マーカム(ピアノ)
録音:1998年1月、ステレンボッシュ大学(南アフリカ共和国)、
エンドラー・ホール

NEMACD 600 ¥1550
サン=サーンス(1835-1921):動物の謝肉祭(*)
イベール(1890-1962):
「物語」からの5曲(作曲者編曲、ピアノ四手連弾版)
水晶の龍,おてんば娘,小さな白いろば,金の亀を使う女,
バルキス女王の行列
プーランク(1899-1963):子象ババールのお話(+)
ジェレミー・ニコラス(朗読(*/+))
アンサンブル(*)
レベッカ・ハーシュ、ベアトリス・ハーパー(ヴァイオリン) 
テリー・ネトル(ヴィオラ)
ジョナサン・ウィリアムズ(チェロ) 
ロドニー・スラットフォード(コントラバス)
ニコラス・ヴァリス=デイヴィス(フルート) 
アンジェラ・モルズベリー(クラリネット)
アニー・オークリー(シロフォン) 
ジェイムズ・ストレビング(グロケンシュピール)
デイヴィッド・ネトル、リチャード・マーカム(ピアノ)
録音:1988年12月、バーミンガム(イギリス)、ペブル・ミル
(*)ではジェレミー・ニコラスの書き下ろし英語台本、(+)ではジャン・ド・
ブリュノフの原作をネリー・リューが訳した英語台本が朗読されています。

NEMACD 700 ¥1550
ホルスト(1874-1934):組曲「惑星」(作曲者編曲、2台のピアノのための版)
デイヴィッド・ネトル、リチャード・マーカム(ピアノ)
録音:1984年11月6-8日、ロンドン、ハムステッド・ガーデン・サバーブ、
聖ジュード教会、ADD
原盤:Saga ライセンサー:CNR Music B.V.

NEMACD 800 ¥1550
ストラヴィンスキー(1882-1971):
春の祭典(作曲者編曲、ピアノ四手連弾のための版)
ペトルーシュカ(作曲者編曲、ピアノ四手連弾のための版)
デイヴィッド・ネトル、リチャード・マーカム(ピアノ)
録音:1984年8月1-38日、キルバーン(イギリス)、聖オーガスティン教会、
ADD
原盤:Saga ライセンサー:CNR Music B.V.

NEMACD 900 ¥1550
ロッシーニ(1792-1868):小ミサ・ソレムニス(初版)
ヘレン・フェルド(ソプラノ)
アン=マリー・オーエンス(メゾソプラノ)
エドムンド・バーラム(テノール)
ジョン・トムリンソン(バス)
CBSO合唱団
デイヴィッド・ネトル、リチャード・マーカム(ピアノ)
ピーター・キング(ハルモニウム)
サイモン・ハルシー(指揮)
録音:1989年12月1-3日、バーミンガム大学(イギリス)、大ホール
原盤:Confiner ライセンサー:Sony Music Entertainment UK




<JCL>
イギリスの音楽マネージメント、ジョナサン・クック・リミテッド傘下のレー
ベル、JCL Recordsの扱いを開始いたします。

JCL 512 ¥1850
バーント・シェンナ 南米とヨーロッパの民族的ギター音楽
カール・ヘリング(1980-):スーリヤの鏡(*)
不詳:ショーロ(+)
バーデン・パウエル(1937-2000):名前のないワルツ
アタナス・ウルクズノフ(1970-):4つのブルガリア舞曲
ラチェニッツァ,モミンスコ・ホロ,愛の歌,マケドンスコ・ホロ
ジョアン・ペルナンブコ(1883-1947):鐘の音(#)/レボリソ(+)
アストル・ピアソラ(1883-1947)/セルジオ・アサド(1952-):
ブエノスアイレスの春/ブエノスアイレスの夏
ブエノスアイレスの秋/ブエノスアイレスの冬
アントニオ・ラウロ(1917-1986):ベネズエラのワルツ第3番「ナタリア」
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):ショーロ第1番
カール・ヘリング:コメディ広場(*)
カール・ヘリング(ギター)
ブヒンデル・シング・チャッガル(タブラ(*))
デミ・ガルシア・サバト(カホン(+)、ティナハ(#))
録音:2007年3月23-24日、
ステイプルフォード(イギリス、ハートフォードシャー)、
聖メアリー教会
カール・ヘリングは英国王立音楽アカデミーを2003年に卒業、ジュリアン・ブ
リーム賞をしたイギリスのギタリスト。アルバム・タイトルの「バーント・
シェンナ」は黄褐色の顔料およびその色名。

JCL 513 ¥1850
シューマン/カール・ヘリング(1980-):連作歌曲「詩人の恋」Op.48(*)
シューベルト(1797-1828)/ヨハン・カスパル・メルツ(1806-1856)編曲:
6つの歌曲; 郵便馬車,セレナード,漁師の娘,住処,愛の使い,涙の賛美
ケヴィン・カイル(テノール(*))
カール・ヘリング(ギター)
録音:2007年10月11-12日、2008年6月17日、
グレート・マンデン(イギリス、ハートフォードシャー)、聖ニコラス教会
ケヴィン・カイルはハダースフィールド大学を卒業後、英国王立音楽アカデミ
ーのオペラ課程を2004年に終了、翌年にはプロムスにデビューしたイギリスの
テノール。

JCL 514 ¥1850
ラフマニノフ、フォトプロス:ピアノ作品集
ラフマニノフ(1873-1943):
絵画的練習曲集 Op.39 から Nos.4,5,6
コレッリの主題による変奏曲 Op.42
コスタス・フォトプロス(1974-):トッカータ
ラフマニノフ:ソナタ第2番変ロ長調 Op.36(1913年版)
コスタス・フォトプロス(ピアノ)
録音:2008年7月7-9日、ロンドン、メリルボーン・ロード、
王立音楽アカデミー、デュークス・ホール
英国王立音楽アカデミー、ジュリアード音楽学校(ニューヨーク)で学び、英国
音楽カレッジの映画音楽作曲課程を2002年に修了したピアニスト・作曲家コス

JCL 515 ¥1850
ソングズ
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):静寂の真昼
ロジャー・クィルター(1877-1953):今、深紅の花弁は眠る
シューマン(1810-1856):「詩人の恋」から 輝かしい夏の朝に(+)
ロジャー・クィルター:  来たれ、死よ(*)/音楽は、優しい声が消えても
おお、ぼくの恋人/行け、うるわしのバラよ
シューマン:「詩人の恋」から 古い童話の中から(+)
ジュゼッペ・サルティ(1729-1802):愛しい人から遠く離れて
アーン(1874-1947):クロリス
ヘンデル(1685-1759):静寂の礼拝
リチャード・アレン(1965-):ソネット
サティ(1866-1925):シルヴィ
シューマン:「詩人の恋」から あの歌が聞こえてくると(+)
チャールズ・ディブディン(1810-1856):トム・ボーリング
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):ため息
フランク・ブリッジ(1879-1941):うるわしい花のように
ジョン・ダウランド(1563-1626):流れよ、わが涙(*)
レオンカヴァッロ(1857-1919):マッティナータ
ケヴィン・カイル(テノール)
カール・ヘリング(ギター(*/+))
ダニエル・グリムウッド(ピアノ(無印))
録音:2008年11月17、19日、
シップレイク(イギリス、オックスフォードシャー)、
サウンドトラック・プロダクションズ(+以外)
2007年10月11-12日、2008年6月17日、グレート・マンデン
(イギリス、ハートフォードシャー)、聖ニコラス教会、JCL 513と同一音源(+)

JCL 516 ¥1850
ブラームス、R・シュトラウス、トゥイレ:チェロ・ソナタ集
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):ソナタ ヘ長調 Op.6
ブラームス(1833-1897):ソナタ第1番ホ短調 Op.38
ルートヴィヒ・トゥイレ(1861-1907):ソナタ ニ短調 Op.22
ジェイミー・ウォルトン(チェロ)
ダニエル・グリムウッド(ピアノ)
録音:データ未詳
ジェイミー・ウォルトンは Signum Classicsで大活躍中のイギリスの若手チェ
リスト。




<SOLO>
イギリスで活躍するピアニスト、マーク・スワーツェントルーバーと夫人のメ
アリー・ブラッドベリー(社会心理学者)により1999年に創設されたレーベル、
Solo Recordsの扱いを開始いたします。

SLR 1 ¥1850
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ集
ハ短調 K.11/ト長調 K.454/ト長調 K.455/ハ長調 K.132/ハ長調 K.133
ト短調 K.426/ト長調 K.427/ニ長調 K.490/ニ長調 K.491/ニ長調 K.492
ロ短調 K.27/ニ短調 K.9/変ロ長調 K.544/変ロ長調 K.545/ヘ長調 K.69
ハ長調 K.513/イ長調 K.54/ニ短調 K.141
マーク・スワーツェントルーバー(ピアノ:Steiway 476727)
録音:1999年5月20-24日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
マーク・スワーツェントルーバーはアメリカ合衆国の首都ワシントンに生まれ、
ジョン・オグドンとマイケル・ブロックに師事した後、渡英しマリア・クルチ
オ(シュナーベル門下のイタリア人ピアニストで、アルゲリッチ、ルプー、内
田光子らを輩出)に師事、1991年にイギリス・デビューしたピアニスト。以来
ロンドンを本拠に活躍しています。

SLR 2 ¥1850
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
マーク・スワーツェントルーバー(ピアノ:Steiway 476727)
録音:2000年5月27-29日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール

SLR 3 ¥1850
シューマン(1810-1856):
クライスレリアーナ Op.16
交響的練習曲 Op.16
5つの変奏曲(交響的練習曲)Op.posth
マーク・スワーツェントルーバー(ピアノ:Steiway 476727)
録音:2001年5月25-27日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール

SLR 4 ¥1850
ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ集
第62番変ホ長調 Hob.XVI:52/第54番ト長調 Hob.XVI:40
第44番ヘ長調 Hob.XVI:29/第41番イ長調 Hob.XVI:26
第53番ホ短調 Hob.XVI:34
マーク・スワーツェントルーバー(ピアノ:Steiway 476727)
録音:2003年7月5-7日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール

SLR 5 ¥1850
ドビュッシー(1862-1918):ピアノ作品集
喜びの島/映像 第1集/バラード/版画/夢想/ピアノのために
マーク・スワーツェントルーバー(ピアノ:Fazioli 2781279)
録音:2005年11月2-4日、ファツィオリ・コンサート・ホール




<UNIZARRE>
イギリスの映画・TV番組制作会社Unizarre Productions傘下のレーベル、
Unizarreの扱いを開始いたします。

SS 001 ¥1850
ラ・ダンサ スパニッシュ・ギター・クラシックス
ガスパル・サンス(1640-1710):4つのスペイン舞曲(1674)
フェルナンド・ソル(1778-1839):グラン・ソロ Op.1
フランシスコ・タレガ(1852-1909):アラビア風奇想曲
イサーク・アルベニス(1860-1909):スペイン組曲 Op.47 より
セビリャ(セビリャナス),伝説(アストゥリアス)
エンリケ・グラナドス(1867-1916):スペイン舞曲集 Op.37 より
ビリャネスカ,ロンデリャ・アラゴネサ)
不詳:ガリシア風幻想曲
ニール・スミス(ギター)
録音:データ記載なし 発売:2011年
ニール・スミスはジョン・W・デュアート、アリリオ・ディアス、レオ・ブロ
ーウェルに師事したイギリスのヴェテラン・ギタリスト。収録曲はすべて彼の
手による編曲版。

SS 002 ¥1850
ヴィルトゥオーゾ ギターのための音楽
ニコロ・パガニーニ(1782-1840):大ソナタ イ長調
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):
ヘンデルの「調子の良い鍛冶屋」による変奏曲
フェルナンド・ソル(1778-1839):別れ Op.21
イサーク・アルベニス(1860-1909):
スペイン組曲 Op.47 より カディス/性格的小品集 Op.92 より 朱色の塔
ニール・スミス(ギター)
録音:データ記載なし 発売:2011年
収録曲はすべてニール・スミスの手による編曲版。

<AUDIOPHILE> ※長期品切れ商品再入荷
APL-101522 ¥850
パーセル:「アーサー王」組曲
ルーセル:小組曲 op.39
ブラームス:交響曲第4番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1945年




<BELLA VOCE> ※長期品切れ商品再入荷
BLV-107229 2枚組 ¥1480
ロッシーニ:歌劇「セミラーミデ」
ジョーン・サザーランド(セミラーミデ)
マリリン・ホーン(アルサーチェ)
スピロ・マラス(アッスール)
ピエトロ・ボッタッツォ(イドレーノ)
アゴスティーノ・フェリン(オローエ)
リチャード・ボニング指揮
シカゴ・リリック・オペラ管弦楽団、合唱団 1971年




<URANIA>
WS121.142 2枚組 ¥1450
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」
レイラ・ジェンチェル(S)
ドーラ・ガッタ(S)
アドリアーナ・ラッザリーニ(M.S)
カルロ・ベルゴンツィ(T)
マリオ・ザナーシ(Br)
オリヴィエロ・デ・ファブリティース指揮
ボローニャ市立劇場管弦楽団 1961

WS121.144 2枚組 ¥1450
プロコフィエフ:
ピアノ・ソナタ第6番 イ長調 op.82
ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 op.83
ピアノ・ソナタ第8番 変ロ長調 op.84
ピアノ・ソナタ第9番 ハ長調 op.103
ラフマニノフ:6つの前奏曲
スヴィヤトスラフ・リヒテル(P)   1959-1961




<独SONY BMG>
88697985772 2枚組 ¥1680
レハール:喜歌劇「メリーウィドウ」
ベンノ・クッシェ、ドロテア・クリスト、ルドルフ・ショック、
マルギト・シュラム、クラウディオ・ニコライ 他
ロベルト・シュトルツ指揮
ベルリン交響楽団
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団

88697985862 2枚組 ¥1680
モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」
エディタ・グルベローヴァ、グートルン・エーベル、
フランシスコ・アライサ、ノルベルト・オールト、ローラント・ブラハト
ハインツ・ワルベルク指揮
ミュンヘン放送管弦楽団
バイエルン放送合唱団

88697985112 3枚組 ¥2300
ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」
レイ・アルバート、クランマ・デイル、アンドリュー・スミス、
ラリー・マーシャル、ウィルマ・シェイケスナイダー、
ベティー・レーン
ジョン・ドメイン指揮
ヒューストン・グランド・オペラ管弦楽団、合唱団 他

88697985882 2枚組 ¥1680
プッチーニ:歌劇「トスカ」
マリア・グレギーナ、サルヴァトーレ・リチートラ、レオ・ヌッチ
リッカルド・ムーティ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団

88697985992 3枚組 ¥2300
ロッシーニ:歌劇「タンクレディ」
ヴェッセリーナ・カサロヴァ、エヴァ・メイ、ラモン・ヴァルガス、
ハリー・ペーテルス、ヴェロニカ・カンジェミ、メリンダ・パウルセン
ロベルト・アバド指揮
ミュンヘン放送管弦楽団
バイエルン放送合唱団

88697986002 3枚組 ¥2300
ヴェルディ:歌劇「運命の力」
レオンタイン・プライス、フィオレンツァ・コッソット、
プラシド・ドミンゴ、シェリル・ミルンズ、ボナルド・ジャイオッティ
ジェイムズ・レヴァイン指揮
ロンドン交響楽団
ジョン・オールディス合唱団

88697985872 3枚組 ¥2300
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
チェザーレ・シェピ、リサ・デラ・カーザ、
エリーザベト・グリュンマー、レオポルド・シモノー、
フェルナンド・コレナ、ワルター・ベリー、リタ・シュトライヒ
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団

88697986032 2枚組 ¥1680
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」
サルヴァトーレ・リチートラ、バルバラ・フリットリ、レオ・ヌッチ、
ヴィオレッタ・ウルマーナ
リッカルド・ムーティ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団

88697986052 ¥1250
ワイル:舞台音楽「7つの大罪」
ジュリア・ミゲネス、ロバート・ティアー、スチュアート・ケイル、
Bアラン・オピエ、ローデリック・ケネディ
マイケル・ティルソン・トーマス指揮
ロンドン交響楽団




<MEMBRAN>
NCA 60248 ¥1650
ヨハン・カスパール・ケルル(1627-1693):
オルガン作品集
(トッカータ、カンツォーナ、リチェルカータ 他)
ヴォルフガング・コゲルト(Org) 2011/8

DOCUMENTS 233480 2枚組 ¥1250
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」
ビルギット・ニルソン(トゥーランドット)
レナータ・テバルディ(リュー)
ユッシ・ビュルリンク(カラフ)
ジョルジョ・トッツィ(ティムール)
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
ローマ歌劇場管弦楽団、合唱団 1959

DOCUMENTS 233364 10枚組 ¥1080
ゴットロープ・フリック/キングと喜劇俳優
ウィンザーの陽気な女房たち、ロシア皇帝と船大工、刀鍛冶、
密猟者、フィデリオ、魔笛、後宮からの誘拐、フィガロの結婚、
ドン・ジョヴァンニ、パレストリーナ、さまよえるオランダ人、
ラインの黄金、タンホイザー、ローエングリン、ニュルンベルク
のマイスタージンガー、トリスタンとイゾルデ、ワルキューレ、
神々のたそがれ、パルシファル、魔弾の射手、マルタ、
ドン・カルロ、運命の力、セヴィリアの理髪師、シチリア島の
夕べの祈り、アイーダ、ルサルカ、売られた花嫁、
エフゲニー・オネーギン  他(すべて抜粋)
ゴットロープ・フリック(B)

DOCUMENTS 233385 10枚組 ¥1080
フランコ・コレッリ/力と美
オテロ、アイーダ、トロヴァトーレ、リゴレット、運命の力、
道化師、カヴァレリア・ルスティカーナ、アンドレア・シェニエ、
トゥーランドット、西部の娘、トスカ、カルメン 他(すべて抜粋)
フランコ・コレッリ(T)

<MEMORIES>
MR2194/2197 4枚組 \2080
トスカニーニ指揮ウィーンフィル、ウィーン国立歌劇場合唱団
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」全曲
主なる配役:ザックス:ハンス・ヘルマン・ニッセン(Bs-Br)、
ポーグナー:ヘルベルト・アルセン(Bs)、エヴァ:マリア・ライニング(S)、
マグダレーネ:ケルスティン・トルボルク(Ms)、
ワルター:ヘンク・ノールト(T)、ダーヴィト:リヒャルト・サラバ(T)、
フォーゲルゲザング:ゲオルク・マイクル(T)、
ナハティガル:ロルフ・テラスコ(Bs)
トスカニーニとウィーンフィルの共演は1933年に始まり、この1937年に終わ
ってしまいますが、短い蜜月ともいえる濃厚な関係を築きました。特にこの
「マイスタージンガー」は決定的ともいえる成功を収め、トスカニーニに
とっても忘れられない演奏だったそうです。音質も当時としては驚異的に
すぐれております。冒頭からして、結構鄙びた味わいで、きつく厳しいトス
カニーニとは思えない柔らかな表現も多々見られます。リズムがキビキビし
ていて元気がよく、自由なテンポ変化は絶好調のトスカニーニならでは。
歌手の豪華さには言葉もありません。国際的な音楽祭でありながらローカル
な匂いも充満する聴いていて楽しくなるような、それでいて思わず背筋を
伸ばしてしまう超名演と申せましょう。しかし世界はこの一週間後には第
二次上海事変が勃発、第二次世界大戦へと暗黒の時代へまっしぐらだった
のです。