<クラシック・輸入盤新譜情報 12-01>


<Deutsche Grammophon>
4779524 13枚組 ¥5650
アルゲリッチ/コンプリート・デュオ・レコーディング
(アルゲリッチ・コレクション5)
CD1
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1-3番
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
CD2
J.S.バッハ:チェロ・ソナタ第1-3番
ミッシャ・マイスキー(チェロ)
CD3
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1&2番
CD4
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4&5番《春》
CD5
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ/メシアン:主題と変奏
以上ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
CD6
ベートーヴェン:《魔笛》の主題による12の変奏曲
同:チェロ・ソナタ第1&2番/同:《魔笛》の主題による7つの変奏曲
ミッシャ・マイスキー(チェロ)
CD7
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1&2番/同:5つのメロディ
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
CD8
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3-5番
同:《マカベウスのユダ》の主題による12の変奏曲
ミッシャ・マイスキー(チェロ)
CD9
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6-8番
CD10
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番《クロイツェル》&第10
/以上ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
CD11
シューマン:アダージョとアレグロ/同:幻想小曲集/同:3つのロマンス
同:民謡風の5つの小品/同:おとぎの絵本/同:チェロ協奏曲
ミッシャ・マイスキー(チェロ)オルフェウス室内管弦楽団
CD12:ライヴ・イン・ジャパン
ショパン:チェロ・ソナタ/フランク:ヴァオリン・ソナタ
ドビュッシー:チェロ・ソナタ/ショパン:華麗なるポロネーズ
CD13:イン・コンサート
ストラヴィンスキー:イタリア組曲(バレエ《プルチネルラ》から)
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ/ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ
プロコフィエフ:ワルツ(バレエ《石の花》作品118から)
以上ミッシャ・マイスキー(チェロ)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)他
録音:1985-2005年
数々の共演ですばらしい録音を行っているマルタ・アルゲリッチとギドン・ク
レーメル、ミッシャ・マイスキーによるデュオをコンプリートした豪華13枚組!
古今のヴァイオリン&チェロ・ソナタをカバーしているのに加え、2001&05年
の白熱のライヴも収録。彼らの演奏はいずれも自由な創意と深いロマンに満ち
溢れ、演奏そのものが音楽や作品と同化。これぞデュオの醍醐味!と言える名
演の数々をお楽しみください。

4779548 ¥1850
ドビュッシー:
(1)ピアノのために(1.前奏曲、2.サラバンド、3.トッカータ)
(2)版画(1.パゴダ、2.グラナダの夕べ、3.雨の庭)
(3)喜びの島
シマノフスキ:
(4)前奏曲とフーガ 嬰ハ短調
(5)ピアノ・ソナタ第1番作品8
ラファウ・ブレハッチ(ピアノ)
録音:2011年1月 ハンブルク。
1985年ポーランド生まれのラファウ・ブレハッチ。2005年の第15回ショパン・
コンクールで優勝と副賞の全てを受賞するという快挙を成し遂げた完全覇者。
ブレハッチの新録新譜は、なんと2年ぶり!ドビュッシー生誕150年!シマノフ
スキ生誕130年という記念年づくしのアルバムです。
その後本格的に開花してゆくドビュッシー独自の語法が見え隠れする《ピアノ
のために》。印象主義のピアノ音楽の語法を確立した《版画》。装飾音やリズ
ムの変化といった技巧が駆使された《喜びの島》。ドビュッシーの3曲と、ブ
レハッチと同郷の作曲家、シマノフスキの作品を収録。(ピアノ・ソナタ第1番
は1910年ショパン生誕100年記念コンクールで1位を獲得した作品。)
2011年2月新譜のご案内をし延期になっていた下記タイトルが、2012年1月新譜
として再浮上してまいりました。
前回のご案内から約1年が経過してしまいましたので、お手数ですが改めてご
注文下さい。

4779347 ¥1850
1.ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》-前奏曲
2.シェーンベルク:交響詩《ペレアスとメリサンド》
グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団 
指揮:ピエール・ブーレーズ
録音:2003年4月 サントリーホール、東京
20世紀音楽の最高権威ピエール・ブーレーズが、グスタフ・マーラー・ユーゲ
ント管弦楽団とともに行った2003年の来日公演が待望のCD化!天皇皇后両陛下
もご臨席し、非常に高い集中力と緊張をもって描かれた名演として、今なお多
くの人々の記憶に残る《ペレアスとメリサンド》を心ゆくまでお楽しみくださ

479 50 ¥1850
734769(DVD-Video) ¥3350
ティーレマン/ドレスデンのジルベスター・コンサート2011
レハール:オペレッタ・ガラ
アンゲラ・デノケ(ソプラノ)
アナ・マリア・ラビン(ソプラノ)
ピョートル・ベチャワ(テノール)
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団・合唱団
指揮:クリスチャン・ティーレマン
録音:2011年12月31日ドレスデン、シュターツカペレ (ライヴ)
ニューイヤーを祝うのはウィーンのみならず、ここドレスデンでも同様。ベル
リンのジルベスター・コンサートとならびドイツの人々が毎年の恒例行事とし
て心待ちにする大晦日のコンサートは、ドイツの公共放送ZDFでライヴ放映さ
れ、昨年に引き続きCDとDVDの2形態でドイツ・グラモフォンからラッシュ・リ
リースされることになりました。ドイツ以外でもオーストリア、スイス、ブル
ガリア、チェコ、フランス、イタリア、ルクセンブルク、マルタ、スロバキア、
スペイン、韓国、台湾、南アフリカ、ポーランド、香港など世界各地で放映が
予定されています。指揮台に立つのは、昨年同様ドレスデン・シュターツカペ
レの首席指揮者、クリスティアン・ティーレマン。デノケ、ベチャワ、そして
新星ラビンなどの豪華歌陣を迎え、喜びにあふれたレハールの名旋律の数々を
披露する予定です。詳細曲目は発表され次第追ってご案内致します。
い。




<DECCA>
●Decca Opera 第2弾!
このシリーズは、ブックレットに歌詞・対訳は掲載しておりませんが、CDをパ
ソコンに挿入し、デッカのサイトで簡単な登録を済ませると、歌詞などのダウ
ンロードが可能です。

4783404 2枚組 ¥1850
パーセル:
(1) 歌劇「ディドーとエネアス」Z.626(全曲)
(2) 歌劇「インドの女王」Z.630(全曲)
キャサリン・ボット(Sp), ジョン・マーク・エインズリー(T,)
エマ・カークビー(Sp), デイヴィッド・トーマス(Bs),
マイケル・チャンス(C-T), 他
クリストファー・ホグウッド(指揮)
エンシェント室内管弦楽団&合唱団
録音:1992年9月((1)),1994年7月((2)),
ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール[デジタル:セッション]
パーセルによる唯一の完全なオペラ「ディドーとエネアス」は、ウィリアム3
世とメアリー女王の戴冠祝賀のために書かれたものです。「インドの女王」は、
王位略奪を目論む通称「インドの女王」とペルーの勇者モンテズマとの戦いが
主題となっているオペラ。カークビーをはじめ、イギリス古楽界の名歌手を揃
えた理想的な陣容で、パーセルの傑作が生き生きとよみがえっています。

4783408 2枚組 ¥1850
(1) ベルク:歌劇「ヴォツェック」Op.7(全曲)
(2) シェーンベルク:モノドラマ「期待」Op.17(全曲)
アニヤ・シリヤ(Sp), エーベルハルト・ヴェヒター(Br),
ヘルマン・ヴィンクラー(T), ハインツ・ツェドニク(T), 他
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮) 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1979年12月((1)),1979年9月((2)),
ウィーン、ゾフィエンザール[デジタル:セッション]
「ヴォツェック」は無調によるオペラの傑作で、各幕最後に現れる3つの和音
が、オペラ全体にわたって重要な役をなしており、また各場はそれぞれ異なっ
た器楽曲形式で作曲されているのが特徴。「期待」はソプラノ歌手一人だけが
登場するオペラで、深層心理の表現のために無主題主義のかたちをとっており、
ライトモティーフは採用されていないのも特徴的です。アニヤ・シリヤの高水
準で綿密な設計により、これらのドラマが見事に具現化されています。

4783412 2枚組 ¥1850
ブリテン:
歌劇「夏の夜の夢」Op.64(全曲)
ブライアン・アサワ (C-T), シルヴィア・マクネアー(Sp),
ヒラリー・サマーズ(Ms), ジョン・マーク・エインズリー(T),
ロバート・ロイド(Bs), イアン・ポストリッジ(T), 他
サー・コリン・デイヴィス(指揮)ロンドン交響楽団
録音:1995年12月, バービカン・ホール[デジタル:セッション]
有名なシェイクスピアの喜劇に付けられたブリテンのこの曲は、原作に忠実に
したがった台本によって作曲されています。ブリテンは、シェイクスピアのユ
ーモアも完璧に取り入れ、リズムと大胆な和声、そしてクールな抒情の交錯す
る素晴らしく霊感に満ちた音楽を作り上げています。精妙で繊細、幻想的な雰
囲気が醸し出されたこの演奏に、ブライアン・アサワの中性的なカウンター・
テナーとマクネアーの美声が花を添えています。

4783416 2枚組 ¥1850
ドニゼッティ:
歌劇「愛の妙薬」(全曲)
ロベルト・アラーニャ(T), アンジェラ・ゲオルギュー(Sp),
ロベルト・スカルトリティ(Br), シモーネ・アライモ(Bs),
エレーナ・ダン(Sp), 他
エヴェリーノ・ピド(指揮) リヨン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:1996年9月, リヨン歌劇場[デジタル:セッション]
新婚当時のゲオルギューとアラーニャが、リヨン歌劇場で共演したということ
で大きな話題なった演奏。裕福な美女アディーナを艶やかに演じるゲオルギュ
ーや、片思いの農夫根ネモリーノをコミカルに演じるアラーニャなど、適材適
所のキャスティングが光るアルバムです。ピドの鋭い感受性に富んだ鮮烈な指
揮など、「この名作オペラに見事にマッチした、明快で歓迎すべき選択の数々」
と、グラモフォン誌で絶賛されました。

4783420 3枚組 ¥2680
グリンカ:
歌劇「ルスランとリュドミーラ」(全曲)
アンナ・ネトレプコ(Sp), ミハイル・キット(Bs),
ヴラジーミル・オグノヴィエンコ(Bs), ラリーサ・ジャチコーワ(A),
ガリーナ・ゴルチャコーワ(Sp), イリーナ・ボガチョーワ(Ms), 他
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
サンクトペテルブルク・キーロフ歌劇場管弦楽団&合唱団
(マリインスキー劇場管弦楽団&合唱団)
録音:1995年2月, マリインスキー劇場[デジタル:セッション]
フィンランド、アラビア、ペルシャ、コーカサスの民族音楽の要素を駆使した
このオペラは、ロシア国民楽派の特徴の一つであるオリエンタリズムを開拓し
た代表作。深い音をだしながらも小回りの効いた管弦楽など、グリンカの理想
的なサウンドを目指したゲルギエフの指揮が、集中力あふれる演奏で作品の魅
力を倍増させています。

4783425 2枚組 ¥1850
グルック:
歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」
(1762年ウィーン版全曲)
シルヴィア・マクネアー(Sp), デレク・リー・レイギン(C-T),
シンディア・シーデン(Sp),
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ, モンテヴェルディ合唱団
録音:1991年5月, ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール[デジタル:セッション]
オペラ改革の出発点となった作品。ギリシャ的彫塑性と高貴な抒情性をもつ素
晴らしい音楽は、簡潔ながら、前古典派時代のオペラの最高傑作と評するに値
するものです。映画「カストラート」で歌を担当したデレク・リー・レイギン
のカストラートに近い深く幅広い表現が、このオペラを望み得る最高級の演奏
に仕上げています。対象的なマクネアーの美声も聴きものです。

4783429 3枚組 ¥2680
コルンゴルト:
歌劇「ヘリアーネの奇跡」Op.20(全曲)
アンナ・トモワ=シントウ(Sp), ハルトムート・ヴェルガー(Br),
ジョン・デイヴィッド・デ・ハーン(T), ラインハルト・ルンケル(Ms),
ルネ・パーペ(Bs), ニコライ・ゲッダ(T), マルティン・ペッツォルト(T), 他
ジョン・マウチェリー(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団 ベルリン放送合唱団
録音:1992年2月, ベルリン、イエス・キリスト教会[デジタル:セッション]
この作品をオペラにする契機となったのは彼が好きな女性と結婚しようとした
ときに父親に猛反対されたことが原因のようで、愛の強さが逆境を克服できる
と考えたのでしょう。彼の作品中、最もダイナミックで劇的なアバンギャルド
な作品となっています。しかしながら、あまりに抽象的なストーリーは聴衆に
受けなかったために、コルンゴルトの音楽の評価も下がり始め、1934年にはア
メリカはハリウッドに渡って映画音楽を手がけるようになったのです。この時
代の音楽を得意としている指揮者マウチェリーは、ベテラン歌手陣の見事な歌
唱と表現を整理し、この作品の魅力を存分に引き出しています。

4783434 2枚組 ¥1850
マスネ:
歌劇「ウェルテル」(全曲)
ホセ・カレーラス(T), フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms),
ロバート・ロイド(Bs), トーマス・アレン(Br), 他
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
"録音:1980年2月, オール・セインツ教会[ステレオ:セッション]
「マノン」とともにマスネを代表する作品。抒情的な悲劇を見事に表現したこ
のオペラの音楽には、ワーグナーの影響が色濃くあらわれています。配役のバ
ランスは絶妙で、シャルロット役のシュターデの「琥珀色のラヴリー・ヴォイ
ス」は、柔らかく、ふくよかで、 美しい天上が描かれているようです。デイ
ヴィスの緻密な管弦楽の整理も見事です。

4783438 3枚組 ¥2680
モーツァルト:
歌劇「フィガロの結婚」K.492(全曲)
ホセ・ファン・ダム(Br), イレアナ・コトルバス(Sp),
アンナ・トモワ=シントウ(Sp), トム・クラウセ(Br),
フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms), ジュール・バスタン(Bs),
ジャーヌ・ベルビエ(Ms), ハインツ・ツェドニク(T), 他
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年4-5月, ウィーン、ゾフィエンザール[ステレオ:セッション]
初めてのオペラ・レコーディングであったEMIの旧盤から28年、カラヤンがふ
たたびウィーン・フィルを指揮した2度目の「フィガロ」。ザルツブルク音楽祭
での上演を踏まえての録音で、当時売り出し中だったシュターデのケルビーノ
役を筆頭に、コトルバス、トモワ=シントウの女性3人、ヴァン・ダムのパワー
のあるフィガロ役、憎めないバスタンのバルトロ、あまりにも巧いツェドニク
のバジリオなど、当時の最高のメンバーをそろえた名演をお楽しみください。

4783443 2枚組 ¥1850
モーツァルト:
歌劇「魔笛」K.620(全曲)
バーバラ・ボニー(Sp), スミ・ジョー(Sp), ジル・カシマイユ(Br),
カート・ストレイト(T), クリスティン・シグムンドソン(Bs), 他
アルノルト・エストマン(指揮)
ドロットニングホルム宮廷劇場管弦楽団&合唱団
録音:1992年8月, ストックホルム、ナッカ・アウラ[デジタル:セッション]
この宮廷劇場は、ドロットニングホルム宮殿の敷地にある劇場で、1766年にグ
スタフ3世の生誕祝いに造られました。現在ではその当時の舞台装置などが復
元され、18世紀風の演出・舞台・衣装によってオペラが夏季に上演されていま
す。指揮者のエストマンは、古楽オペラの発掘などを研究・上演を行っており、
1979年からこの宮廷劇場の総支配人と音楽監督に就任しています。この録音は、
オワゾリール・レーベルに録音した古楽器によるモーツァルト・オペラ・シリ
ーズ4作のうちの1作で、速めなテンポと古楽器による爽快サウンドは実に新鮮。
当時まだ若手だった名歌手たちが起用され、充実した新味を感じさせてくれ
ます。

4783447 3枚組 ¥2680
ムソルグスキー:
歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」(1872年版全曲)
ウラジーミル・ヴァニーエフ(ボリス・ゴドゥノフ),
ウラジーミル・ガルーシン(グリゴーリ),
ニコライ・オホトニコフ(ピーメン),
コンスターンチン・プルージュニコフ(シューイスキイ公),
オリガ・ボロディナ(マリーナ・ムニーシェク),
エフゲニー・ニキーチン(ランゴーニ),他
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
サンクトペテルブルク・キーロフ歌劇場管弦楽団&合唱団
(マリインスキー劇場管弦楽団&合唱団)
録音:1997年11月, オランダ、ヒルフェルスム[デジタル:セッション]
プーシキンの劇史とカラムジンの「ロシア帝国史」とに基づいて、17世紀初頭
ロシアの皇位継承にまつわる内乱と民衆の力を描いた国民的歌劇の傑作で、ム
ソルグスキーが完成し得た唯一の歌劇です。1869年初版ではソプラノの出番が
ほとんどなかったため不評を買い、1872年に第2版を発表しました。ゲルギエフ
は両版とも録音していますが、ここでは第2版が収録されており、ロシア・オ
ペラの魅力を見事に伝えています。2000年度「レコード・アカデミー賞」受賞
作品。

4783452 2枚組 ¥1850
プッチーニ:
歌劇「ボエーム」(1988年新クリティカル・エディション版全曲)
アンジェラ・ゲオルギュー(Sp), ロベルト・アラーニャ(T),
エリザベッタ・スカーノ(Sp), サイモン・キーンリーサイド(Br),
ロベルト・デ・カンディア(Br), イルデブランド・ダルカンジェロ(Br),
アルフレード・マリオッティ(Bs), 他
リッカルド・シャイー(指揮) ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
録音:1998年10月, ミラノ[デジタル:セッション]
ゲオルギュー、アラーニャ共演のオペラ「ボエーム」。シャイー&ミラノ・ス
カラ座管が万全のサポートで新しい「ボエーム」を聴かせます。オペラ界の話
題のカップル、ゲオルギュー&アラーニャにとって、「ボエーム」は交際が始
まるきっかけとなったオペラ。また、ゲオルギューは、クルージュ国立歌劇場
でミミを歌ってデビュー、アラーニャもロドルフォ役でメト・デビューを飾っ
ていることからも、ふたりのこのオペラに対する思い入れの強さが窺えます。
共演陣もキーンリーサイド、デ・カンディア、ダルカンジェロといった今が旬
の歌手たち。そしてバックを固めるのは、定評のあるシャイー指揮のミラノ・
スカラ座管。シャイーは、フランチェスコ・デグラーダによる1988年の新しい
クリティカル・エディションを使用し、新たなアプローチを試みています。

4783456 2枚組 ¥1850
ロッシーニ:
歌劇「チェネレントラ」(全曲)
チェチーリア・バルトリ(Ms), ウィリアム・マッテウッチ(T),
エンツォ・ダーラ(Br),フェルナンダ・コスタ(Sp),
アレクサンドロ・コルベリ(Bs), 他
リッカルド・シャイー(指揮)ボローニャ市立歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:1992年6-7月, ボローニャ歌劇場[デジタル:セッション]
人類史上最高と言っても過言ではないメッゾ・ソプラノのチェチーリア・バ
トリ。彼女にとって一番の当たり役は「チェネレントラ」と言えましょう。こ
の録音は、バルトリをはじめとした豪華な歌唱陣、高音までのびる軽やかな
マッテウッツィ、おどおどしたコミカルな役柄のダーラなど聴きどころ満載。
ロッシーニのオペラの楽しさを知り尽くしたシャイー指揮による見事な演奏他、
輝かしいベル・カントの美声や溢れる表現力の豊かな歌唱を、心ゆくまでお楽
しみください。

4783460 3枚組 ¥2680
R・シュトラウス:
歌劇「アラベラ」Op.79(全曲)
エルンスト・グートシュタイン(Bs), ヘルガ・デルネッシュ(Sp),
キリ・テ・カナワ(Sp), ガブリエレ・フォンタナ(Sp),
フランツ・グルントヘーバー(Br), ペーター・ザイフェルト(T),
ジェフリー・テイト(指揮)コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:1986年7月, ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール
[デジタル:セッション]
19世紀後半のウィーンの貴族社会をオペレッタ風に描いた喜劇オペラで、ウィ
ーンの有名な「馭者舞踏会」の雰囲気が楽しめるのもこのオペラの魅力です。
カナワ持ち前の凛とした艶やかな美声が絶品。そして様々な複雑なワルツを緻
密にオーケストラで表現したテイトの指揮ぶりも見事。しばらく廃盤となって
いた名盤の、久々の再発売です。

4783465 3枚組 ¥2680
ヴェルディ:
歌劇「運命の力」(1862年オリジナル版全曲)
ガリーナ・ゴルチャコーワ(Sp), オリガ・ボロディナ(Ms),
ゲガム・グリゴリアン(T), ニコライ・ガシーエフ(T),
ユーリ・ラプテフ(T), ニコライ・プチーリン(Br),
アスカル・アブドラザーコフ(Bs),ミハイル・キット(Bs),
ゲオルギー・ザスタヴニー(Bs), ゲンナジー・ベズズーベンコフ(Bs),
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
サンクトペテルブルク・キーロフ歌劇場管弦楽団&合唱団
(マリインスキー劇場管弦楽団&合唱団)
録音:1995年12月, マリインスキー劇場[デジタル:セッション]
「仮面舞踏会」や「ドン・カルロ」と並ぶヴェルディ中期の傑作。ヴェルディ
はこの恋と復讐の物語に、重厚で劇的な音楽を付けました。マリインスキー劇
場のために作曲されたこの作品は、現在では1869年にミラノ・スカラ座上演の
ために改訂された版が通常演奏されていますが、この録音は、1862年初演版に
よるものです。有名な序曲は短い序奏、終幕ではアルヴァーロの死がないなど、
通常上演される版とはかなり異なっていますが、ゲルギエフの説得力ある指揮
によって、緊張感漲る演奏が展開されています。

4783470 2枚組 ¥1850
ヴェルディ:
歌劇「マクベス」(全曲)
シャーリー・ヴァーレット(Sp), レオ・ヌッチ(Br),
サミュエル・ラミー(Bs), 他 
リッカルド・シャイー(指揮)ボローニャ市立歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:1986年5月, ボローニャ[デジタル:セッション]
国王暗殺によって王位についたマクベスと夫人の悲劇を、熟達した筆致で描い
たこの作品は、原作の持つ雰囲気を見事に表現し、初演も大成功に終わった名
作オペラ。この演奏は、クロード・ダンテ監督によって1987年に制作されたオ
ペラ映画用のサウンドトラック盤として録音されたもので、カンヌ映画祭でも
話題を集め、高い評価を得ています。

4783474 2枚組 ¥1850
ヴェルディ:
歌劇「オテロ」(全曲)
カルロ・コッスッタ(T), マーガレット・プライス(Sp),
ガブリエル・バキエ(Br), クルト・モル(Bs), ペテル・ドヴォルスキー(T),
ジャーヌ・ベルビエ(Ms), クルト・エクヴィルツ(T),
スタッフォード・ディーン(Br), ハンス・ヘルム(Bs),
ゲオルグ・ショルティ(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団, ウィーン少年合唱団
録音:1977年9月, ウィーン、ゾフィエンザール[ステレオ:セッション]
「オテロ」はシェイクスピアの名悲劇をオペラ化した、ヴェルディ晩年の大傑
作です。オテロ役としてドラマティック・テノールのカルロ・コッスッタが起
用され、直情的な性格を見事に表現しています。ショルティ&ウィーン・フィ
ルの劇的な演奏と、安定した実力派が揃えられた歌手陣が聴かせる、迫真の悲
劇をご堪能下さい。

4783478 2枚組 ¥1850
ヴェルディ:
歌劇「トロヴァトーレ」(全曲)
ルチアーノ・パヴァロッティ(T),バルバラ・フリットリ(Sp),
シャーリー・ヴァーレット(Ms), ピエロ・デ・パルマ(T),
エンリコ・ファチーニ(T), アントネッラ・バナウディ(Sp),
レオ・ヌッチ(Br), フランチェスコ・エレロ・ダルテーニャ(Bs)
ズービン・メータ(指揮)フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
録音:1990年6-7月, フィレンツェ市立劇場[デジタル:セッション]
1853年にローマのアポロ劇場で初演されたヴェルディのオペラ「トロヴァトー
レ」は、このあとに書かれた「椿姫」とまではいかないにしても、ヴェルディ
の人気オペラのひとつです。ただし第一級の作品にしては台本(ストーリー)が
複雑な15世紀のスペインの因縁話で、主役たちの人間関係の描き方も不徹底な
ところがあるのと、その主役にさまざまな声域の名歌手を揃えなければならな
いという点で、なかなか優れた舞台や録音が出てきません。1985年頃から声質
が重くなり、ドラマティックな役柄も巧みにこなすようになったパヴァロッ
ティ。「見よ、恐ろしい火を」で聴かせるハイCは驚異的な名唱です。

4783482 4枚組 ¥3680
ワーグナー:
楽劇「神々の黄昏」(全曲)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(T), トーマス・スチュアート(Bs),
グスタフ・ナイトリンガー(Br), ヨーゼフ・グラインドル(Bs),
ビルギット・ニルソン(Sp), リュドミラ・ドヴォルジャコヴァー(Sp),
マルタ・メードル(Ms), ドロテア・ジーベルト(Sp),
ヘルガ・デルネシュ(Sp), ジークリンデ・ワーグナー(Ms),
マルガ・ヘフゲン(A), アンネリース・ブルマイスター(A),
アニヤ・シリヤ(Sp),
カール・ベーム(指揮)バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
録音:1967年7-8月, バイロイト祝祭劇場[ステレオ:ライヴ]
ヴィーラント・ワーグナーの演出と密接に結びついてセンセーショナルな話題
を呼んだ、1967年バイロイトでのライヴ。ヴィントガッセンのジークフリート、
ニルソンのブリュンヒルデを始めとする強力歌手陣は見事。ベームの指揮は肌
触りは荒く、「葬送行進曲」などは凄迫力。幕切れのニルソンの絶唱など、バ
イロイト音楽祭の記録の中でも屈指の名録音です。

4783488 2枚組 ¥1850
ウェーバー:
歌劇「オベロン」(英語版全曲)
スティーヴ・ダヴィスリム(T), ヒレヴィ・マルティンペルト(Sp),
マリーナ・コンパラート(Ms), ヨナス・カウフマン(T), 他
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
オルケストル・レヴォルーショネル・エ・ロマンティーク
モンテヴェルディ合唱団
録音:2002年3月, ワトフォード・コロシアム[デジタル:セッション]
妖精界の夫婦喧嘩のために愛の試練にさらされた若い男女が、妖精パックの働
きで見事に結ばれる、というお伽話の世界が、見事な管弦楽をともなって幻想
味豊かに描かれています。オリジナルの英語台本にさかのぼり、ガーディナー
自身の構成によるナレーションも加えられています。初期ロマン派のオペラに
ふさわしいピリオド楽器による新鮮で優美な演奏は、作品の原点を浮き彫りに
する貴重な検証盤といえましょう。




<Testament>
SBT2 1475 2枚組 ¥2800
エルマン/未発表音源集
CD1
1.ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調HWV.371
2.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24《春》
3.J.S.バッハ(ヴィルヘルミ編):管弦楽組曲第3番ニ長調BWV.1068-エア
4.同:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV.1006
-ガヴォット・アン・ロンドー
5.エスペーホ:ツィゴイネルワイゼンOp.11
CD2
1.ヴィターリ(ダヴィッド編):シャコンヌ ト長調
2.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78《雨の歌》
3.アクロン:ヘブライの旋律Op.33/4.クライスラー:美しきロスマリン
5.スメタナ:モルダウ
ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン)
ジョゼフ・ザイガー(ピアノ)
録音:1961年
放送録音を行わないことで知られた巨匠エルマンですが、イギリスBBCに特別
出演した際の貴重な記録が生誕120周年を記念してリリースされます。収録さ
れているのは、ボールトの指揮でチャイコフスキーの協奏曲を弾いた1961年
10月26日の2日後、盟友ザイガーの伴奏で行った2つのリサイタルの際に前持っ
て録音されたもの。公式録音が残っていないブラームスのソナタ第1番、これ
がエルマン唯一のJ.S.バッハ録音となるガヴォット・アン・ロンドーなど、エ
ルマン・ファン垂涎のプログラムが目白押しです。

SBT3 1470 3枚組 ¥5550
レビン/未公開録音集(1947-71年)
CD1(1947-49年:モノラル録音)
1.ラロ:スペイン交響曲Op.21
2.パガニーニ:カプリスOp.1-第11、17、24、5番
3.サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソOp.28
4.クライスラー:美しきロスマリン
5.シャリト:ユダヤ民謡によるセレナード
6.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77(抜粋)
7.J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV.1004-クーラント、ジーグ
8.クロール:バンジョーとフィドル
9.パガニーニ:カプリス第5番イ短調
CD2(1961-64年:ステレオ録音/*モノラル録音)
1.ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ホ短調Op.72‐2
2.クライスラー:中国の太鼓
3.ドビュッシー:前奏曲集第1-亜麻色の髪の乙女
4.クロール:バンジョーとフィドル
5.サラサーテ:序奏とタランテラOp.43
6.ファリャ:スペイン舞曲第1番
7.シューマン:森の情景Op.82-予言の鳥
8.クライスラー:狩
9.ショパン:夜想曲第2番変ホ長調Op.9‐2
10.ヴィエニャフスキ:ポロネーズ第1番ニ長調Op.4
11.J.A.カーペンター:ヴァイオリン・ソナタ*
CD3(1970-71年:ステレオ録音)
1.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
2.ブルッフ:スコットランド幻想曲Op.46
3.ブルッフ:プレゼンテーション
マイケル・レビン(ヴァイオリン)他
録音:1947-71年
ジュリアード音楽院の名教師ガラミアンをして、「瑕疵のない、生まれついて
の完璧なヴァイオリニスト」と認められた唯一人の門人マイケル・レビン。そ
の生誕75周年を記念して、貴重な未発表音源集をリリースします。彼は35歳の
若さで急逝し、晩年の10年間は録音から遠ざかっていたため、残された録音は
極めて希少。当盤には11歳の神童時代に始まり、ブルックス・スミスの名録音
による黄金時代、そして1971年の最後のライヴまで収録したファン必聴の演奏
がずらりと並んでいます。力強く輝かしい音色と完成された技巧の数々をたっ
ぷりお楽しみください!



<Decca>
4783564 ¥1850
A.マイヤー/ソング・オブ・リーズ(葦の歌)
1.クルークハルト:葦の歌
2.シューマン:3つのロマンスOp.94
3.ヘルツォーゲンベルク:オーボエとホルン、ピアノのための三重奏曲Op.61
4.H.シュタインメッツ:リーベスラフ・アイネス・ファウン
5.M.ベッカー:前奏曲‐即興
6.ヴァイスマン:オーボエとピアノのための変奏曲Op.39
アルブレヒト・マイヤー(オーボエ、イングリッシュ・ホルン)
タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ) 
マリー=ルイーズ・ノイネッカー(ホルン) マルクス・ベッカー(ピアノ)
録音:2011年9月8日 イエス・キリスト教会、ベルリン
名手マイヤーの待望の新譜は19-20世紀ドイツのオーボエ室内楽作品集。ヴィオ
ラのT.ツィンマーマンら錚々たる名手を迎え、隅々まで精緻で優美な掛け合い
を聴かせてくれます。

4783590 2枚組(1枚価格) ¥1850
J.ウィリアムズ&ボストン・ポップス/ア・セレブレーション
CD1
1.《スター・ウォーズ》-メイン・テーマ/2.《E.T.》-フライング・テーマ
3.《スーパーマン》-行進曲/4.同-愛のテーマ/5.《レイダース》-行進曲
6.《炎のランナー》-メイン・テーマ/7.《風と共に去りぬ》-タラのテーマ
8.《避暑地の出来事》-メイン・テーマ
9.《ピンクパンサー》-メイン・テーマ/10.ネヴァー・オン・サンデー
11.《セントルイスで会いましょう》-トロリー・ソング
12.《雨に唄えば》-メイン・テーマ/13.オスカーへの挨拶
14.《未知との遭遇》組曲
CD2
1.《キャンディード》序曲
2.《ニューヨーク・ニューヨーク》-メイン・テーマ/3.《真夜中の音楽》-
4.《キャッツ》-メモリー
5.《アニーよ、銃をとれ》-ショウほど素敵な商売はない/6.《ジジ》(抜粋)
7.スリーピー・ラグーン/8.ムーンライト・セレナーデ/9.サテンドール
10.イン・ザ・ムード/11.シング・シング・シング
12.《コーラスライン》序曲/14.76本のトロンボーン
15.アンチェインド・メロディ/16.アメリカ・メドレー
ボストン・ポップス・オーケストラ 
指揮:ジョン・ウィリアムズ
録音:1980-88年
一時代を築いたジョン・ウィリアムズ&ボストン・ポップスの名演を集めた豪華
2枚組。今やアメリカの古典となった名曲の数々を名門ボストン・ポップスのゴ
ージャスなサウンドでお楽しみください。

4783589(14CD+DVD) ¥6380
フェリアー/センチュリー・エディション
CD1
グルック:歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》(短縮版)
キャスリーン・フェリアー(オルフェオ)アン・エアーズ(エウリディーチェ)
ゾー・ヴラコプーロス(愛の神) 
グラインドボーン音楽祭合唱団 サウザーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:フリッツ・スティードリー
CD2
J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV244
エルシー・サダビー(ソプラノ)エリック・グリーン(テノール)
ウィリアム・パーソンズ(バス) 
バッハ合唱団 ジェイクス管弦楽団 指
揮:レジナルド・ジェイクス
録音:1947年-1948年〈モノラル録音〉
CD3
グルック、ヘンデル、バッハ、メンデルスゾーン、ペルゴレージ作品集
グルック:我、エウリディーチェを失えり/ヘンデル:汝が芸術を汚したのか
J.S.バッハ主よ憐れみたまえ
ヘンデル:オンブラ・マイ・フ/主を見捨てる者たちに禍あれ
同:おお、主の御前に心しずめ
ペルコレージ:スターバト・マーテル
ロンドン交響楽団 
指揮:サー・マルコム・サージェント、ナショナル交響楽団 
指揮:サー・マルコム・サージェント、ジェイクス管弦楽団 
指揮:レジナルド・ジェイクス、ボイド・ニール管弦楽団 
指揮:ボイド・ニール、ジョーン・テイラー(ソプラノ)
ノッティンガム・オリアナ合唱団 
ボイド・ニール弦楽合奏団 指揮:ロイ・ヘンダーソン
CD4
シューマン:歌曲集《女の愛と生涯》Op.42/同:小さな民謡Op.51-2
同:献呈Op.25-1/ブラームス:サッフォー風の賛歌Op.94-4/たよりOp.47-1
シューベルト:糸を紡ぐグレートヒェンD.118/同:若い尼僧D.828
同:音楽に寄すD.547/ミューズの子D.764、ガニュメートD.544
あなたは私を愛していないD.756/笑いと涙 D.777
グルーバー:清しこの夜/神のみ子は今宵しも
ジョン・ニューマーク、ベンジャミン・ブリテン(ピアノ) 
ボイド・ニール弦楽合奏団、指揮:ボイド・ニール
CD5
ブラームス:歌曲集《4つの厳粛な歌》Op.121
ショーソン:歌曲集《愛と海の詩》Op.19/ハワード・ファーガソン:発見
ウィリアム・ワーズワース:赤い空、風、雲
エドムンド・ラッブラ:
詩編第6編《主よ、あなたの怒りをもって、わたしを責めず》
同:詩編 第23編《主はわたしの牧者であって》
同:詩編 第150編《主をほめたたえよ》
BBC交響楽団 指揮:サー・マルコム・サージェント、
ハレ管弦楽団、指揮:サー・ジョン・バルビローリ、
エルネスト・ラッシュ(ピアノ)
CD 6
スタンフォード:仙境の湖/同:雨の日/パリー:恋はたわごと
ヴォーン・ウィリアムズ:真昼のしずけさ
ブリッジ:幸せな日よ、去ることなかれ/ウォーロック:睡り
同:君と契る日/民謡(ブリテン編):おお、うるわしきものよ
同:ニューカッスルから来たんじゃないわね/同(ヒューズ編):可愛いキティー
パーセル(ブリテン編):ベツレヘムのベス/パーセル:聞け、こだまする大気が
ヘンデル:恋に悩むウミガメのように/同:いかにヴィジョンが変わったのか
ヴォルフ:隠棲/同:花作り/同:古画に寄せて/同:旅先にて
イェンセン:祭壇/J.S.バッハ:我を忘れたもうな
同: ああ、我が生涯を限る最期の時刻の/同:汝は我が傍に
フレデリック・ストーンフィリス・スパーミリセント・シルバージョン・
ニューマーク(ピアノ)
CD 7
J.S.バッハ:御父の右に座したもう主よ
同:懺悔と悔悟は罪の心をふたつに押ししつぶし/同:事終わりぬ
同:神の子羊/ヘンデル:万軍の主よ、帰りたまえ
同:おお、汝、よき音信を告げし者/同:天なる父/同:主は辱められたり 
マイケル・ドブソン(オーボエ・ダモーレ)
アンブローズ・ガントレット(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・エードリアン・ボールト
CD8:イギリス民謡集
俺の仲間/船漕ぎ/南の風/あたしはボンネットを青で飾ってもらうの
私の坊やウィリー/私の心は私だけが/むずがる幼子/愛しい人と歩こう
牝羊を丘に集めよ/おお、うるわしきものよ/柳の歌/口ごもる恋人たち
キルター:紅の花が眠れば/同:歓びの庭/おなじ:ひな菊に寄す
同:丘を越えて/ふくらむ白百合の蕾のように/堤も山も/私だけに乾杯して
思い出の庭園/私は呪う/フィリス・スパー、
ジョン・ニューマーク(ピアノ)
CD9:エディンバラ音楽祭のフェリアーとワルター
私にとってのエディンバラ音楽祭(フェアリーの語り)
シューベルト:若い尼D.828/おなじ:満月は輝きD.797‐3b
同:あなたは私を愛していないD.756/同:死と乙女 D.531
同:ズライカID.720/同:君は我がやすらい D.776
ブラームス:まどろみはいよいよ浅くOp.105‐2
同:死はさわやかな夜Op.96‐1/同:たよりOp.47‐1/同:永遠の愛Op.43‐1
シューマン:歌曲集《女の愛と生涯》Op.42
ブルーノ・ワルター(ピアノ)
CD10
ブラームス:アルト・ラプソディOp.53/同:2つの歌Op.91/同:4つの厳粛な歌
マーラー:亡き子をしのぶ歌
フィリス・スパー、ジョン・ニューマーク(ピアノ)
マックス・ギルバート(ヴィオラ) 
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クレメンス・クラウス、
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:オットー・クレンペラー
CD11
ブラームス:愛の歌Op.52/新・愛の歌Op.65/ブリテン:春の交響曲
イルムガルト・ゼーフリート、ジョー・ヴィンセント(ソプラノ)
ユリウス・パツァーク、ピーター・ピアーズ(テノール)
ホルスト・ギュンター(バス・バリトン)
クリフォード・カーゾン、ハンス・ガル(ピアノ) 
アムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団 
指揮:エドゥアルト・ファン・ベイヌム
CD12
マーラー:交響曲第2番ハ短調《復活》
ジョー・ヴィンセント(ソプラノ) 
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 
指揮:オットー・クレンペラー
CD13
マーラー:交響曲《大地の歌》/同:リュッケルト歌曲集より
ユリウス・パツァーク(テノール) 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ブルーノ・ワルター
CD14
J.S.バッハ:カンタータ第11&67番
カンタータ・シンガーズ ジェイクス管弦楽団 
指揮:レジナルド・ジェイクス
ボーナスDVD
アン・オーディナリー・ディーヴァ
キャスリーン・フェリアー(アルト)他
録音:1946-52年
キャスリーン・フェリアーは1912年イングランドのランカシャーに生まれ、
1953年ロンドンで死去したイギリスの名アルト歌手。病気のため41歳という若
さで世を去りましたが、主にコンサート歌手として活躍し、録音でもワルター
指揮によるマーラーの《大地の歌》や《亡き子をしのぶ歌》などの名唱は、
今なお決定盤と称えられています。フェリアーの歌声は、コントラルト特有の
深い豊かな共鳴の中に、清冽で透明感ある気品が漂うものでした。彼女の生誕
100年を記念したこの15枚組には、そうしたフェリアーの美点を余すところな
く伝える決定盤が精選されています。


4783577 5枚組 ¥2680
ロストロポーヴィチ/ザ・デッカ・コンプリート・レコーディング
CD1
シューベルト:アルぺジョーネ・ソナタ イ短調D.821
シューマン:民謡風の5つの小品Op.102/ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調
CD2
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第1番Op.72/同 第2番Op.80
CD3
チェロ交響曲Op.68/フランク・ブリッジ:チェロ・ソナタ
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
CD4
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5‐1
同 第4番ハ長調Op.102‐1/同 第5番ニ長調Op.102‐2
CD5
同 第2番ト短調Op.5‐2/同 第3番イ長調Op.69
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ) 
イギリス室内管弦楽団 指揮&ピアノ:ベンジャミン・ブリテン
録音:1961-68年
20世紀最大のチェリストとして君臨したムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
が、デッカとフィリップスに残した全録音を集めた5枚組。ベートーヴェン、
シューベルト、シューマン、ドビュッシーなどチェロの古典の他、盟友ベン
ジャミン・ブリテンの作品および、彼がピアノと指揮の両面で伴奏を務めた
録音も多数収録。チェロ学習者はもちろん、すべての音楽ファンにお薦めの
内容になっています。

4783493 ¥1850
ベートーヴェン:
(1)交響曲第1番ハ長調作品21 
(2)序曲 《プロメテウスの創造物》 作品43
(3)交響曲第2番ニ長調作品36
(4)《レオノーレ》序曲第3番 作品72a

4783494 ¥1850
ベートーヴェン:
(1)交響曲第3番変ホ長調作品55《英雄》
(2)歌劇《フィデリオ》序曲 作品72
(3)交響曲第4番変ロ長調作品60

4783495 ¥1850
ベートーヴェン:
(1)《コリオラン》序曲 作品62
(2)交響曲第5番ハ短調作品67《運命》 
(3)交響曲第6番ヘ長調作品68《田園》

4783496 ¥1850
ベートーヴェン:
(1)《エグモント》序曲 作品84 
(2)交響曲第7番イ長調作品92
(3)序曲《アテネの廃墟》作品113
(4)交響曲第8番ヘ長調作品93

4783497 ¥1850
ベートーヴェン:交響曲第9番
(1)《命名祝日》序曲 作品115 
(2)劇付随音楽《シュテファン王》序曲 作品117
(3)交響曲第9番二短調作品125《合唱》
カテリーナ・ベラノーヴァ(ソプラノ)、
リリ・パーシキヴィ(メッゾ・ソプラノ)、
ロバート・ディーン・スミス(テノール)、
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(バス・バリトン) 
ゲヴァントハウス合唱団
ゲヴァントハウス児童合唱団 MDR放送合唱団
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 
指揮:リッカルド・シャイー
録音:2007年-2009年
2005年にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスターに就任
以来、メンデルスゾーン、シューマン、バッハのディスクをリリースし、精力
的な活動を続けているシャイーが2007年から2009年にかけて取り組んできたベ
ートーヴェン録音。8曲の序曲を含んだ全集BOXの形で最初に発売されましたが、
今回はバラで発売されることになりました。驚くべきことに、シャイーにとっ
てのベートーヴェン録音はこれが初めてとなるものです。バッハ・シリーズ同
様、ベートーヴェンを知り尽くしたオーケストラに新たな息吹を吹き込んだ、
モダン・オーケストラによる入魂の名演です。




<Universal International>
4779952 2枚組 ¥2680
チック・コリア/コリア
-ジャズ・クラリネットと室内オーケストラのための大陸協奏曲
CD1
1.アフリカ/2.ヨーロッパ/3.オーストラリア/4.アメリカ/5.アジア
6.南極
CD2:ボーナスCD
1.ロータス・ブラッサム/2.ブルー・ボッサ/3.ホアッツ・ディス?
4.ジャスト・フレンズ/5.ソロ・コンティニュアム31/6.同42/7.同53
8.同64/9.同75/10.同86/11.同97/12.同108/13.同119/14.同1310
15.同1411
チック・コリア(ピアノ)ティム・ガーランド(ソプラノ・サクソフォーン)
ハンス・グラヴィシュニク(ベース・ギター)マーカス・ギルモア(ドラム)
スティーヴ・デイヴィス(トロンボーン) 
室内管弦楽団 指揮:スティーブン・マーキュリオ
録音:2011年 マンハッタンセンター、ニューヨーク
作曲とピアノ演奏の両面でジャズ史に数々の輝かしい足跡を残してきたチック
・コリアの新境地は、ジャズ・サックスと室内オケのための協奏曲。6つの大陸
を題材に、豪華アーティストたちが壮大かつ繊細な掛け合いを聴かせてくれま
す。新曲のソロやクインテットを多数収めたボーナスCDもお聴き逃しなく!

47911 ¥1350
コリア/2台ピアノで
1.組曲‐2台ピアノのためのインプロヴィゼーションズ
2.《ミクロコスモス》-7つの小品/3.ホームカミング
4.3声の2台ピアノのための二重奏曲/5.インヴェンション
チック・コリア、ニコラス・エコノモウ(ピアノ)
録音:1982年6月24日 ミュンヘン
1982年にミュンヘンで行われたサマー・フェスティヴァルにおける2人の偉大
なピアニストの邂逅の記録。互いの実力を認め合いながら、まるで親友の
ように楽しく会話するような珠玉のデュオを聴かせてくれます。鬼才エコノモ
ウは1993年に自動車事故に遭って夭折してしまいましたが、この度、コリアの
70歳の誕生日を記念してこの伝説のライヴが待望の再プレス。当レーベルにお
ける国際的なリリースはこれが始めてとなるファン必聴盤です。



●DG Duoシリーズ第2弾 各2枚組 ¥1850
4779984 2枚組
J・S・バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232(全曲)
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
ナンシー・アージェンタ, リン・ドーソン(Sp),
マイケル・チャンス, アシュレイ・スタッフォード(C-T),
ウィンフォード・エヴァンズ, ハワード・ミルナー(T),
スティーヴン・ヴァーコー, リチャード・ロイド・モーガン(Bs),
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ, モンテヴェルディ合唱団
録音:1985年2月, ロンドン・オール・セインツ教会 [デジタル:セッション]
バッハの「ロ短調ミサ曲」は教会音楽の通常の概念を超えた汎宗教的な姿勢で
創作された、客観的で普遍的な内容を持つ大作。各曲は20年余りにわたり個別
的に成立したものでありながら、晩年のバッハがその作曲技法のすべてを投じ
てまとめ上げた宗教音楽の金字塔として知られています。ガーディナーはこの
名作を明確な構成感による演奏で再現しており、現代的なバッハ演奏と宗教音
楽演奏の規範となるべき回答を提示しています。

4779987 2枚組
ヘンデル:水上の音楽&王宮の花火の音楽
『水上の音楽*』『王宮の花火の音楽(1749年初演管楽合奏版)』
『協奏曲ヘ長調 HWV.331/336』『二重協奏曲ニ長調HWV.335a』
『トリオ・ソナタ第4番ト長調Op.5-4,HWV.399より』
『オケイジョナル組曲 ニ長調(ピノック編)』
トレヴァー・ピノック(指揮&Cemb)
イングリッシュ・コンサート
録音:1983年4月, ロンドン・ヘンリー・ウッド・ホール
[デジタル:セッション]*
1996年2月, ワトフォード・コロッセウム [デジタル:セッション]
「水上の音楽」はクリュサンダー版による演奏で、若々しい覇気に満ちた感興
溢れており、「王宮の花火の音楽」は戦争終結を祝う花火大会のために作曲さ
れ、大規模な軍楽隊によって初演された作品です。ヘンデルは後に管楽器を減
らし弦楽合奏を加えた版を出版、今日ではその管弦楽編曲版で演奏するのが通
例となっていますが、このアルバムに収められた演奏は初演時の管楽合奏版に
よるもの。オリジナル楽器の名手55名による大編成の吹奏楽団が初演を彷彿と
させる輝かしい演奏を繰り広げ、祝典的な雰囲気を見事に再現しており、どの
曲もまさにピノックの独壇場といった演奏です。

4779990 2枚組
ウィーン前古典派の音楽集
マティアス・ゲオルク・モン:
『シンフォニア 変ロ長調』『ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調』
ヨゼフ・シュタルツァー:『ディヴェルティメント ハ長調』
カール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフ:
『シンフォニア イ短調』『オーボエ協奏曲 ト長調』
ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー:『フーガ ハ長調』
ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル:『シンフォニア ニ長調』
アントニオ・サリエリ:『ヴァイオリン,オーボエ,チェロのための三重協奏曲』
アントン・ツィマーマン:『シンフォニア ハ長調』
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル:『シンフォニア ト短調』
トーマス・フューリ(指揮&Vn)カメラータ・ベルン
ハインツ・ホリガー(Ob), トーマス・デメンガ(Vc)
録音:1982年9月,1983年2月, ベルン・スイス・ドイツ語放送局スタジオ
[デジタル:セッション]
ウィーンの伝統にのっとりながら、器楽曲を中心に、古典派への音楽活動を導
く役割を果たしたオーストリアの作曲家たちの作品を集めたアルバムです。機
知に富み、洗練されたギャラントな作風を持ちながら、卓越したイタリア風作
曲技法も取り入れた対位法の伝統など、後のモーツァルトやベートーヴェン以
降の世代に伝えた功績は極めて大きいものです。

4779993 2枚組
ポゴレリチ:ショパン・ソロ・レコーディングズ
『ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送」』
『前奏曲第25番嬰ハ短調Op.45』『ポロネーズ第5番嬰ヘ短調Op.44』
『夜想曲第16番変ホ長調Op.55-2』『練習曲第8番ヘ長調Op.10-8』
『練習曲第10番変イ長調Op.10-10』『練習曲第18番嬰ト短調Op.25-6』
『スケルツォ第1番ロ短調Op.20』『スケルツォ第2番変ロ短調Op.31』
『24の前奏曲Op.28(全曲)』『スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39』
『スケルツォ第4番ホ長調Op.54』
イーヴォ・ポゴレリチ(P)
録音:1981年2月, ミュンヘン・ヘラクレス・ザール[デジタル:セッション]
1995年9月, ワトフォード・コロッセウム[デジタル:セッション]
1989年10月, ハンブルク・フリードリヒ・エーベルト・ハレ
[デジタル:セッション]
1983年2月, シカゴ・オーケストラ・ホール[デジタル:セッション]
その独特の解釈が常に議論を呼ぶ天才の色褪せぬショパン。ポゴレリチは、
1980年のショパン・コンクールで前代未聞の大胆な解釈で物議を醸し、衝撃的
なデビューをかざりました。自らの芸術を求め、ピアノ界の異端児として大胆
且つ奔放な演奏で常に音楽界の話題をさらうアーティストです。ここではDGに
録音した、ショパンのソロ・ピアノ作品が選曲されており、これほど芸術性が
高く説得力のある演奏はないといっても過言ではないでしょう。

4779996 2枚組
モーツァルト:レクイエム&ミサ曲
(1)『レクィエム ニ短調K.626』(バイヤー版)
(2)『ミサ曲ハ短調K.427(417a)「大ミサ曲」』(バイヤー版)
レナード・バーンスタイン(指揮)
バイエルン放送交響楽団&合唱団
アーリーン・オジェー(Sp:(1)), フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms:(1)),
フランク・ロパード(T:(1)), コルネリウス・ハウプトマン(Bs:(1)(2)),
マリー・マクローリン(Sp:(2)), マリア・ユーイング(Ms:(2)),
ジェリー・ハドリー(T:(2))
録音:(1)1988年7月6日, ディーセン聖母マリア被昇天司教座教会
[デジタル:ライヴ]
(2)1990年4月6日, ヴァルトザッセン修道院付属教会[デジタル:ライヴ]
バーンスタインが亡き妻、女優のフェリチア・モンテアレグレの没後10周年に
捧げた「レクィエム」。1988年7月、ディーセンの聖母マリア被昇天司教座教
会で行われたライヴ演奏で、驚くほど遅いテンポ、極端なダイナミクス、噛み
しめるように歌われるフレーズなど、その荘厳さと美しさは比類なく、深い愛
情と哀しみから発するバーンスタインの祈りが特別な感動をもたらいています。
バーンスタイン最晩年に録音した「ミサ曲ハ短調」は、緊張と暖かさが融合さ
れた祈りに満ちたもので、これこそバーンスタインの重要な遺産のひとつで
しょう。

4779999 2枚組
ロドリーゴ:アランフエス協奏曲
(1)『アランフエス協奏曲』,(2)『オリーブの木立を縫って』,
(3)『4台のギターと管弦楽のための「アンダルシア協奏曲」』,
(4)『フルートと管弦楽のための「田園風協奏曲」』,
(5)『ある貴紳のための幻想曲』,
(6)『ハープと管弦楽のための「セレナータ協奏曲」』,
(7)『2台のギターと管弦楽のための「マドリガル協奏曲」』
(1)(5)ナルシソ・イエペス(G),
ガルシア・ナバロ(指揮), フィルハーモニア管弦楽団
(2)ナルシソ・イエペス(G),
(3)ロス・ロメロス(ロメロ・ギター四重奏団)(G),
ビクター・アレッサンドロ(指揮), サン・サントニオ交響楽団
(4)パトリック・ガロワ(Fl),
イオン・マリン(指揮), フィルハーモニア管弦楽団,
(6)ニカノール・サバレタ(Hp),
エルンスト・メルツェンドルファー(指揮), ベルリン放送交響楽団,
(7)ナルシソ・イエペス(G), ゴドリーヴ・モンダン(G),
ガルシア・ナバロ(指揮), フィルハーモニア管弦楽団
録音:(1)1967年11月,(2)1986年6月,(3)1967年11月,(4)1991年8月,
(5)1977年6月,(6)1959年10月,(7)1979年4月,
昨年97歳で世を去ったスペインの作曲家ロドリーゴのアルバムには、ギターの
ための作品を中心にフルートやハープのための協奏曲など7曲を収録しました。
彼の代表作である「アランフェス協奏曲」や「ある貴紳のための幻想曲」など
4つの作品を演奏するイエペスは作曲家と同郷人でした。ロメロ・ギター四重
奏団の「アンダルシア協奏曲」は、フィリップス原盤を使用しています。

4790002 2枚組
ヨハン・シュトラウス・ファミリー:ワルツ&ポルカ集
『ワルツ「美しく青きドナウ」Op.314』『ポルカ「ハンガリー万歳!」Op.332』
『ワルツ「加速度」Op.234』『「ペルシャ行進曲」Op.289』
『喜歌劇「こうもり」序曲』
『ポルカ「浮気心」Op.319』『ワルツ「芸術家の生活」Op.316』
『ポルカ「雷鳴と電光」Op.324』『「皇帝円舞曲」Op.437』
『「トリッチ・トラッチ・ポルカ」Op.214』『ワルツ「南国のばら」Op.388』
『喜歌劇「ジプシー男爵」序曲』『「アンネン・ポルカ」Op.117』
『ワルツ「酒、女、歌」Op.333』『ポルカ「狩り」Op.373』
『「ラデツキー行進曲」Op.228』
『ワルツ「天体の音楽」Op.235』『「常動曲」Op.257』
『ワルツ「うわごと」Op.212』
『ワルツ「ウィーンの森の物語」Op.325』
『「こうもり」のカドリール Op.363』
『ワルツ「ウィーン気質」Op.354』『「ナポレオン行進曲」Op.156』
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1980年6&12月, ベルリン、フィルハーモニー[デジタル:セッション]
ウィーンの伝統と風土によって育まれ、ウィンナ・ワルツやポルカの名作を数
多く作曲して「ワルツ王」と呼ばれているシュトラウスII世。彼のワルツやポ
ルカをはじめ、シュトラウス・ファミリーの名曲ばかりです。オーストリア生
まれのカラヤンが指揮するウィンナ・ワルツの素晴らしさは、1987年の「ニュ
ーイヤー・コンサート」で改めて実証されました。このアルバムは彼が手兵ベ
ルリン・フィルを1980年に指揮・録音したものです。

4790005 2枚組
ストラヴィンスキー:火の鳥、ペトルーシュカ、春の祭典
(1)『バレエ音楽「火の鳥」(1910年版)』
(2)『幻想曲「花火」Op.4』
(3)『オーケストラのための4つのエチュード』
(4)『バレエ音楽「ぺトルーシュカ」(1911年原典版)』
(5)『バレエ音楽「春の祭典」(1947年版)』
ピエール・ブーレーズ(指揮)  
シカゴ交響楽団((1)-(3))  クリーヴランド管弦楽団((4)(5))
録音:1992年12月, シカゴ・オーケストラ・ホール
[デジタル:セッション]((1)-(3))
1991年3月, クリーヴランド、マソニック・オーディトリアム
[デジタル:セッション]((4)(5))
ストラヴィンスキー演奏のスペシャリストとして、これまでに発表した全ディ
スクが決定盤として賞賛される巨匠ピエール・ブーレーズ。彼が1980年から
1996年にかけてストラヴィンスキーの作品をDGに録音した中から、彼の名声を
決定づけた3大バレエの収録されたアルバムです。これらの作品は、ブーレーズ
は数回録音をしていますが、1967-1971年にSONYに録音した「クールながら情景
を力強く描いた」演奏に、さらに多彩な表情が加えることにより細部まで見通
せるようになり、作品の「斬新さ」を改めて聴く者に問いかけてくるかのよう
です。

4790008 2枚組
ワーグナー:管弦楽作品とアリア
(1)『歌劇「タンホイザー」序曲』
(2)『舞台神聖祭典劇「パルジファル」-第1幕への前奏曲』
(3)『舞台神聖祭典劇「パルジファル」-第3幕からの組曲(アバド編)』
(4)『楽劇「トリスタンとイゾルデ」-第1幕への前奏曲』 
(5)『楽劇「トリスタンとイゾルデ」-愛の死』
(6)『歌劇「さまよえるオランダ人」-序曲』
(7)『歌劇「さまよえるオランダ人」-期限は切れた』
(8)『楽劇「ニュルンベルクのマイスタジンガー」-迷いだ!迷いだ!』
(9)『楽劇「ニュルンベルクのマイスタジンガー」
-リラの花が何とやわらかく,また強く』
(10)『歌劇「タンホイザー」
-死の予感のごとく・・・ああ,わがやさしの夕星よ』
(11)『舞台神聖祝典劇「パルジファル」-いや!そのままにして置け』
(12)『舞台神聖祝典劇「パルジファル」-悲しや!悲しや!この身の上!』
(13)『楽劇「ワルキューレ」-さらば勇ある輝かしき子よ!』
クラウディオ・アバド(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ブリン・ターフェル(Bs-Br:(7)-(13))
録音:2002年3月, ザルツブルク祝祭大劇場[デジタル:セッション]((1)(3))
2000年11月, ベルリン、フィルハーモニー
[デジタル:セッション]((2)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(13))
2001年5月, ベルリン、フィルハーモニー[デジタル:セッション]((11)(12))
アバド&BPOのワーグナー・アルバム。BPO退任直前の演奏で、これまでの長く
大きいワーグナー特有の音楽を、引き締まったクリアでシャープな表情で演奏
することによって、音楽の温かさを別の面から表現することに成功しています。
また、現代を代表するバス・バリトンのブリン・ターフェル。アバドの理知的
な伴奏を得て、彼の豊かなアーティキュレーション、圧倒的といえる声量、そ
して卓越した、演技力で挑んだワーグナーは、温かい人間性の漂うザックスや
苦悩をにじませるアンフォルタスなど人間の心を表現しきっています。





<Universal Italia(DECCA)>
4764151 ¥2180
ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲
アレクサンダー・ロマノフスキー(ピアノ)
ホロヴィッツを彷彿とさせるウクライナ出身の若きロシアン・ヴィルトゥオー
ソ、ロマノフスキー。2001年にはブゾーニ・コンクールで優勝を飾り、今年
6月に開催された第14回チャイコフスキー国際コンクール ピアノ部門では
第4位入賞に加え、特別賞を受賞しました。ロマノフスキーのイタリア・デッカ
3枚目となるこのディアベッリ変奏曲でも、類まれなその才能を存分に披露し
ています。





<Universal USA(UCJ)>
B001632702 ¥1850
名花ジェンキンス待望の新譜 通常盤。
キャサリン・ジェンキンス/ある晴れた日に
1.アヴェ・マリア/2.ある晴れた日に/3.夜の音楽
4.兵士のためのレクイエム/5.あなたのために/6.誰も寝てはならぬ
7.舟歌/8.ザ・プレイヤー/9.シャウト・イン・サイレンス
10.ザ・ロード・イズ・マイ・シェパード/11.私のお父さん
12.サンクタ・マリア/13.パニス・アンジェリクス/14.オ・ソレ・ミオ
15.行け、我が思いよ、黄金の翼に乗って/16.アニュス・デイ
17.また会いましょう/18.オ・ホーリー・ナイト/19.愛しきウェールズ
20.渚には/21.ロンダの谷
キャサリン・ジェンキンス(メゾ・ソプラノ)
フアン・ディエゴ・フローレス(テノール) プラハ・シンフォニア 
指揮:アンソニー・イングリス他
イギリスのクラシックミュージシャンとしてデビュー年に売り上げたCDが、
マリア・カラス以来となる最大&最速の売り上げを記録したキャサリン・ジェ
ンキンズの待望の新譜。10月にはCD+DVDの豪華版でご案内しましたが、今回
はCD単体部分がリリースされます。




<Australian Eloquence>
4805370 ¥900
ベートーヴェン:
1.弦楽四重奏曲第9番ハ長調Op.59-3《ラズモフスキー第3番》
2. 同 第10番変ホ長調Op.74《ハープ》
アマデウス四重奏団
録音:1987年 ロンドン
1987年の中頃に計画された名門アマデウス四重奏団の2度目となるベートー
ヴェン全集は完成をみることなく、彼らの最後の録音になりました。ヴィオラ
の ペーター・シドロフの死によって、39年の活動に終止符が打たれたのです。
ここに収録された2曲は、いずれもベートーヴェン中期を代表する名曲で、
デッカではおなじみのロンドン聖バルナバ教会で収録された高音質録音です。
《ハープ》の第1楽章冒頭から音色は美しさを極めており、《ラズモフスキー
第3番》でも構成感に富んだ音楽作りの中で入念に歌い込んだアンサンブルを
構築しています。

4804763 ¥900
フォーレ:
1.レクイエムOp.48
2.《ペレアスとメリザンド》Op.80-付随音楽
3.《ペネロペ》前奏曲
4.《マスクとベルガマスク》Op.112組曲
スザンヌ・ダンコ(ソプラノ)ジェラール・スゼー(バリトン) 
トゥール・ド・ペイルス合唱団 
スイス・ロマンド管弦楽団 
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1955年(1)、1961年(2-4) 以上ジュネーヴ
スザンヌ・ダンコ、ジェラール・スゼーという2人の名手を擁したアンセルメ
会心のフォーレ・レクイエム。死の悲しみとは無縁の明るくピュアな曲想と完
全に一体化した歴史的な名演と言えるでしょう。また、カップリングには1961
年録音のフォーレ作品3曲が収録してあります。

4803780 2枚組 ¥1400
ストラヴィンスキー:
1.バレエ《火の鳥》(全曲)
2.《火の鳥》の録音リハーサル風景
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1968年 ロンドン
当時86歳のアンセルメが、死のわずか3ヵ月前に収録した最期の録音。ストラ
ヴィンスキーと親交の深かったアンセルメが、慈しむような指揮で有終の美を
飾ったメモリアル盤です。また、この録音に際しての貴重なリハーサル風景も
収録されており、ファン必携のアイテムになっています。

4805619 2枚組
ベートーヴェン:
1.弦楽四重奏曲第13番変ロ長調Op.130
2.大フーガ変ロ長調Op.133
3. 同 第15番イ短調Op.132
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
録音:1982年(3)、1983年(1、2) 以上ロンドン
メンバー・チェンジを経て現在も活躍するイギリスのカルテット、フィッツ
ウィリアム弦楽四重奏団が最初の演奏会を行ったのはメンバーがまだ学生だっ
た1968年、ケンブリッジでのことでした。彼らの名前が一躍有名になったのは、
作曲者本人からも賞賛されたショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲連続演奏に
よってで、演奏会の成功を受け、デッカによりセッション・レコーディングさ
れた弦楽四重奏曲全集は、現在も同曲集最高の演奏のひとつとして高く評価さ
れています。1982-83年に録音されたこのベートーヴェンでも、実に充実した
響きで存分に歌いきって、しかも現代的感覚を失わないのが見事。ロマンティ
ックな味を損わぬギリギリの範囲の厳しいアンサンブルも秀逸です。

4803454 ¥900
ボロディン:弦楽四重奏曲第1&2番
1.弦楽四重奏曲第1番イ長調
2. 同 第2番ニ長調
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
録音:1982年(3)、1983年(1、2) 以上ロンドン
19世紀ロシアの最も重要な室内楽作品の一つに数えられるボロディンの2つの
弦楽四重奏曲。両曲とも緩徐楽章の温かみが絶品なことで定評が高いフィッツ
ウィリアム弦楽四重奏団の名盤が、録音から約30年を経て待望の初CD化です!

4805622 2枚組 ¥1400
シューベルト:
1.シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調D.956
2.ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
3.ヴォルフ:イタリア風セレナード
フィッツウィリアム弦楽四重奏団 
クリストファー・フォン・カンペン(1:チェロ)
アラン・ハッカー(2:クラリネット)
録音:1979年(2)、1981年(1、3) 以上イギリス
ゲストに名手カンペンを迎えた切り込みの鋭いシューベルト。イギリス・クラ
リネット界の大御所、アラン・ハッカーの充実のソロが光るブラームス。そし
てキメの細かい音の綾が絶品なヴォルフ。いずれも同曲のベストの一角をなす
名演中の名演ばかりです!

<EMI CLASSICS>
CDSW-7300092 2枚組 ¥1950
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタVOL.1&2
CD1 HEROIC IDEAS
ベートーヴェン:
1.ピアノ・ソナタ第26番 変ホ短調 作品81a「告別」
2.ピアノ・ソナタ第11番 変ロ長調 作品22
3.ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 作品106「ハンマー・クラヴィーア」
CD2 THE ETERNAL FEMININE-YOUTH
1.ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 作品7
2.ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調 作品14-1
3.ピアノ・ソナタ第10番 ト長調 作品14-2
4.ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 作品27-1
5.ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2 「月光」
EMIクラシックス期待の大型新人ピアニスト、リムのデビュー・レコーディン
グはなんとベートーヴェンのソナタ全集!その第1弾がこのデビュー盤となる。
韓国生まれの24歳、独特な演奏スタイルと類まれなカリスマ性をもつ魅力あふ
れるピアニストは、12歳でピアノ修行のため、単身パリへ渡る。韓国の家族に
自分の演奏を聴かせるため、ユーチューブに演奏姿をアップしたところ、たち
まち話題となり50万ビューを記録。それが音楽関係者の目にとまり、EMIクラ
シックスからデビューが決定。リムはパリへ渡ってから15歳でDEM(Diplome
d'Etudes Musicales complete(Normandy))を史上最年少で取得、ルーアン国立
音楽院とパリ国立高等音楽院を主席で卒業。2007年、パリで開催されたフラム
国際音楽コンクールのピアノ部門で観客賞を受賞。独自の演奏スタイルをもつ
リムは、録音方法もソナタを順番通り入れるのではなく、テーマを決めて収録
している。2012年にかけてソナタ集を順次発売、特典DVD付きボックス・セット
の全集も発売予定。解説に独自のエッセイも掲載。
ブリリアント・ボックス、32ページ・カラー・ブックレット、インサート・
カードつき。

CDCW-6790182 ¥1500
J.S.バッハ:
1.ヴァイオリン協奏曲第1番BWV1041
2.ヴァイオリン協奏曲第2番BWV1042
3.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 BWV1001
4.ハープシコード協奏曲第1番BWV1052
5.G線上のアリア(ソロ・ギターのための)
演奏:スーフェイ・ヤン〈ギター)
エリアス弦楽四重奏団 (1、3)
中国で初の、世界の舞台で活躍する女流クラシック・ギタリストの最新作は
JSバッハの人気作品をギターのためにアレンジしたオール・バッハ・プログラ
ム!スーフェイ自身、初のバロック・アルバムとなる。人気のヴァイオリン協
奏曲BVW1041や無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番BWV1001などをギターのために
自身がアレンジ。協奏曲は、エリアス弦楽四重奏団との共演という意欲作!
ジュエル・ケース、20ページ・カラー・ブックレット

CDCW-0886582 ¥1500
ザ・レッド・ピアノ
1-4 ピアノ協奏曲「黄河」 (全4楽章)
第1楽章:前奏:黄河の舟歌、第2楽章:黄河を讃える
第3楽章:黄河の憤り 第4楽章:黄河を守れ
5 遥か遠くのそのまた彼方 In That Pallace Wholly Faraway
6 赤く艶やかにゆりが咲き Glowing Red Morningstar Lilies
7 京劇 (皮黄) Peking Opera
8 彼方のシャングリラ Remote Shangri-La
9 リューヤン河 Liu Yang River
10 カンディン情歌(四川地方の民謡) Kanding Love Song
11 彩雲追月 Colourful Clouds Chasing The Moon
12-16 5つの雲南地方の民謡 Five Yunnan Folk Songs
17 解放された日 Celebrating Our New Life
18 花はなぜこうにも赤いの?Why are the Flowers so Red?
19 我が祖国 My Motherland
20 義勇軍行進曲 March of the Volunteers
演奏:ユンディ・リ(ピアノ)
北京国家大劇院管弦楽団、Zuohuang Chen(指揮)
録音:2011年7月 北京国家大劇院にて
ピアノ王子」として絶大な人気を誇る中国人ピアニスト、ユンディの最新作は、
自身が長年あたためて来た、中国音楽を集めた企画!有名な黄河協奏曲の他、
中国人なら誰でも知っている民謡などをソロ・ピアノ用にアレンジした作品で、
母国の音楽をお世界で広めたいと挑んだアルバム。
美しくロマンティックでありながらどこか力強い中国音楽が堪能できる。
タイトルの「ザ・レッド・ピアノ」の赤色は中国では幸福の象徴。スタイン
ウェイの特製の赤いピアノで、演奏する。
デジパック仕様、16ページ・カラー・ブックレット


●BRITISH COMPOSERS SERIES
BRITISH COMPOSERSシリーズより、英国が誇るジョン・タヴナーの3作品登場!
CDMW-6805342 ¥980
タヴナー:奇跡のヴェール
ジュエル・ケース、8ページ・カラー・ブックレット
1.ジョン・タヴナー:奇跡のヴェール(チェロと弦楽のための)全曲
2.ブリテン:チェロ組曲 第3番 作品87 (全曲)
3.ジョン・タヴナー:
演奏:スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
ロンドン交響楽団、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
発売当初、その神秘的なサウンドで話題を呼んだタヴナーのチェロ作品を、ブ
リテンのチェロ組曲とのカップリングで。

CDMW-6805332 ¥980
ヴァリアス/
1.アテネのための歌 
2.子羊
3.フューネラル・イコス
4.Away In A Manger
5.マニフィカト
6.Nunc dimittis
7.The Lament of the Mother of God
8.Annunciation
9.Thunder entered her
10.God is with us(A Christmas Choir)
演奏:キングス・カレッジ合唱団、スティーヴン・クレオベリー指揮
ウィンチェスター・カテドラル合唱団、デイヴィッド・ヒル指揮
Recorded: Chapel of King's College, Cambridge, July 1994 
Winchester Cathedral Choir, Jan 1994
タヴナーのキャリアの中でも特に力を入れているスピリチュアルな合唱曲のア
ンソロジー。
ジュエル・ケース、8ページ・カラー・ブックレット

CDMW-6805312 ¥980
ジョン・タヴナー:
1.レクイエム(チェロ、ソプラノ、テノール独唱と混声合唱、管弦楽のための)
2.Mahashakti (ソロ・ヴァイオリン、タムタムと弦楽のための)
3.エターナル・メモリー(チェロと弦楽のための)
演奏:ルース・パーマー(ヴァイオリン)、ジョゼフィン・ナイト(チェロ)、
エリン・マナハン・トマス(ソプラノ)、アンドリュー・ケネディ(テノール)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァシリー・ペトレンコ指揮
Recorded:Live at Liverpool Metropolitan Cathedral, 28 Feb 2008
Eernal Memory & Muhashakti-recorded in the Philharmonic Hall,
Liverpool, 15 April 2008
壮大な「レクイエム」では、タヴナーの「死のみが真の自由と、神との一体感
をもたらすことが出来る」という世界観が描かれる。ローマ・カトリック教の
ミサ、コーラン、スーフィ、ヒンズー教のテキストを融合させ、パワフルな音
楽の旅を展開。ここにはスタンディング・オベーションで迎えられた初演時の
演奏が収録されている。
ジュエルケース、8ページ・カラー・ブックレット


●20TH CENTURY CLASSICS
CZSW-6783882 2枚組 ¥1050
ポール・デュカス(1865-1935):
CD1
交響曲ハ長調(全3楽章)
アリア―ヌと青ひげ第3幕への序曲
パリ音楽院管弦楽団、ジャン・マルティノン指揮
ペリ:ファンファーレ
ペリ:詩と踊り
パリ国立歌劇場管弦楽団、ピエール・デルヴォー指揮
CD2
ピアノ・ソナタ変ホ短調(全4楽章)
ジョン・オグドン(ピアノ)
ロンサールのソネットよりAmours, sonnet for voice and piano
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)、
ジェローム・デュクロ(ピアノ)
ヴィラネル
マイケル・トンプソン、フィリップ・フォウク
魔法使いの弟子ーゲーテのバラードによるスケルツォ
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団、
ミシェル・プラッソン指揮
近代フランスの作曲家。作品の数は少ないがどこにも属さないスタイルを確立。
有名な「魔法使いの弟子」の他、傑作といわれる交響曲ハ長調も収録。
ブリリアント・ボックス、12ページ・カラー・ブックレット

CZSW-6783932 2枚組 ¥1050
ジョルジュ・エネスコ(1881-1955):
CD1
交響曲第1番 変ホ長調 作品13(全3楽章)
交響曲第2番 イ長調 作品17(全4楽章)
モンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、
ローレンス・フォスター指揮
CD2
交響曲第3番 ハ長調 作品21(全4楽章)
リヨン国立管弦楽団、ローレンス・フォスター指揮
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 イ短調 作品25(全3楽章)
ヴァレリー・ソコロフ(ヴァイオリン)、
スヴェトラーナ・コシェンコ(ピアノ)
ルーマニアのヴィルトゥオーソ・ヴァイオリニストとして名高いエネスコの、
3つの交響曲と最も有名なヴァイオリン・ソナタをカップリング。
ブリリアント・ボックス、12ページ・カラー・ブックレット

CZSW-6783982 2枚組 ¥1050
アレクサンドル・グラズノフ(1865-1936):
CD1
ライモンダ 作品57
フィルハーモニア管弦楽団、ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
コンチェルト・バラータ 作品108
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ソビエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
交響詩ステンカ・ラージン 作品13
フィルハーモニア管弦楽団、アナトール・フィストゥラーリ指揮
演奏会用ワルツ第1番ニ長調作品47
フィルハーモニア管弦楽団、エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
CD2
四季 作品67
演奏会用ワルツ第2番ヘ長調作品51
フィルハーモニア管弦楽団、エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
ヴァイオリン協奏曲イ短調作品82(全2楽章)
ナタン・ミルシテイン、ピッツバーグ交響楽団
流れるようなメロディで知られるグラズノフは、19世紀の音楽と20世紀をつな
ぐロシアの架け橋的存在。交響詩「ステンカ・ラージン」は、はじめてCDで、
Stereoで登場!
ブリリアント・ボックス、12ページ・カラー・ブックレット

CZSW-6784032 2枚組 ¥1050
カール・アマデウス・ハルトマン(1905-1963):(Vol.2)
CD1
交響曲第7番(全2部)
交響曲第8番(全2楽章)
バンベルク交響楽団、インゴ・メッツマッハー指揮
CD2
ピアノ・ソナタ 27April 1945 (1947)
ジャズ風トッカータとフーガ(1928)
ソナティネ
小組曲
ジークフリート・マウザー(ピアノ)
誰のまねでもない独自のスタイルを生み出したドイツ出身ハルトマンの本シリ
ーズ第2弾。交響曲とピアノ曲をカップリング。
ブリリアント・ボックス、12ページ・カラー・ブックレット

CZSW-6784112 2枚組 ¥1050
パウル・ヒンデミット(1895-1963):(Vol.2)
CD1
室内音楽 第1番 12の独奏楽器のための協奏曲 作品24(フィナーレつき)
室内音楽 第2番 作品36-1 (ピアノ協奏曲)(全4楽章)
室内音楽 第3番 作品36-2(チェロ協奏曲)(全4楽章)
室内音楽 第4番 作品36-3(ヴァイオリン協奏曲)(全5楽章)
CD2
室内音楽 第5番 作品36-4(ヴィオラ協奏曲)(全3楽章)
室内音楽 第6番 作品46-1(ヴィオラ・ダモーレ協奏曲)(全3楽章)
室内音楽 第7番 作品46-2 (オルガンと室内管楽のための協奏曲)(全3楽章)
ラルス・フォークト(ピアノ)、ゲオルク・ファウスト(チェロ)、
コリヤ・ブラッハー(ヴァイオリン)、ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ)
ウェイン・マーシャル(オルガン)、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、クラウディオ・アバド指揮
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 作品11-6
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
10の楽器のためのソナタ(断章)
with Kornelia Brandkamp, Diemut Schneider, Ib Hausmann,
Jochen Ubbelohde, Dag Jensen, Julia Fischer, Daniel Hope,
Tatjana Masurenko, Alban Gerhardt, Rolf Jansen
20世紀ドイツを代表する作曲家。その作風は、ややドライでアカデミック、ユ
ーモアに欠けるなどと評されがちだが、ここに収録された室内音楽がそれが嘘
であることを証明している。
ブリリアント・ボックス、12ページ・カラー・ブックレット

CZSW-6784192 2枚組 ¥1050
カール・ニールセン(1865-1931)]:
CD1
交響曲第1番 ト短調 作品7 (全4楽章)
交響曲第2番 ロ短調 「四つの気質」作品16 (全5楽章)
デンマーク放送交響楽団、ヘルベルト・ブロムシュテッド指揮
CD2
交響曲第3番 二短調「おおらかな交響曲」作品27(全4楽章)
交響曲第4番「不滅」作品29(全4楽章)
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮
デンマーク出身の最大の作曲家の本シリーズ第2弾!定評のある交響曲のジャ
ンルから4曲を収録。
ブリリアント・ボックス、12ページ・カラー・ブックレット

CZSW-6784242 2枚組 ¥1050
クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):
CD1
アナクラシス(1959)
ロンドン交響楽団、クシシュトフ・ペンデレツキ指揮
広島の犠牲者の追悼のための(1959-60)
フォノグラマ
デ・ナトゥーラ・ソノリス 第1 (1966)
カプリッチョ
ワンダ・ウィルコミンスカ、カンティクム・カントルム・サルモヌス
クラカウ・フィルハーモニー管弦楽団合唱団
ポーランド放送国立交響楽団、クシシュトフ・ペンデレツキ指揮
CD2
エマナティオーネン(1959)
チェンバロと室内管弦楽団のためのパルティータ(1971)
フェリージャ・ブルメンタル、
チェロ協奏曲 第1番 (1972)
ジークフリート・パルム、ポーランド放送交響楽団、
クシシュトフ・ペンデレツキ指揮
交響曲第1番(1973)
ロンドン交響楽団、クシシュトフ・ペンデレツキ指揮
3つのミニアチュアークラリネットとピアノのための(1956)
ザビーネ・マイヤー、アルフォンス・コンタルスキー
ポーランドを代表する現代作曲家。1960年の広島の犠牲者の追悼のためので
一躍注目をあびるようになった。本人の指揮による演奏を収録。
ブリリアント・ボックス、12ページ・カラー・ブックレット

CZSW-6784292 2枚組 ¥1050
マイケル・ティペット(1905-1998):
CD1
コレルリの主題による協奏的幻想曲(1953)
ユーディ・メニューイン、バース・フェスティヴァル・オーケストラ、
ティペット指揮
真夏の結婚より典礼の踊り 第1の踊り-第3の踊り(1946-52)
ボーンマス交響楽団、ルドルフ・バルシャイ指揮
ピアノ協奏曲 I-III
ジョン・オグドン(ピアノ)、フィルハーモニア管弦減楽団、
コリン・デイヴィス指揮
CD2
二重弦楽合奏のための協奏曲 (1938-39)
バース・フェスティヴァル・オーケストラ、モスクワ室内管弦楽団、
バルシャイ指揮
ディヴェルティメント(on Sellinger's Round)(1953-54 )
リトル・ミュージック(1946)
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
ソング・フォー・ダヴ(1970)
スコットランド室内管弦楽団、マイケル・ティペット指揮
ブリテンとともに、20世紀イギリスを代表する作曲家。王立音楽学校で学び、
合唱指導なども行う。早くからゲイであることを公表。政治活動も行った。
ブリリアント・ボックス、12ページ・カラー・ブックレット

CZSW-6784342 2枚組 ¥1050
クルト・ワイル(1900-1950):
CD1
交響曲第1番(単一楽章)
交響曲第2番(全3楽章)
BBC交響楽団、ガリー・ベルティーニ指揮
ヴァイオリント管弦楽のための協奏曲作品12
フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD2
ワイル・オン・ブロードウェイ
「ヴィーナスのワンタッチ」、「ニッカーボッカー氏の休日」、
「ジョニー・ジョンソン」より
with Thomas Hampson, Elisabeth Futral, Jerry Hadley, Donald Maxwell,
Vernon Midgley, Simon Green, Brian Parsons, Christopher Dee,
Simon Keenlyside, Justin Lavender, Terry Edwards, Richard van Allen,
Michael Magee, Peter Sidholm, Stephen Adler, Simon Birchall,
Stuart Kale,
Jeffrey Carl, Michael Dore, Robert Fardell, Jeanne Lehman
London Sinfonietta Chorus, London Sinfonietta
John McGlinn
現代社会の批判と風刺で知られるワイル。最大のヒットは「三文オペラ」。
CD1には交響曲を、CD2にはブロードウェイ・ナンバーを収録。
ブリリアント・ボックス、12ページ・カラー・ブックレット

CZSW-6784392 2枚組 ¥1050
アレクサンダー・ツェムリンスキー(1871-1941):
CD1
森の対話
ソプラノ独唱と弦楽六重奏のための
ソリエ・イソコフスキ(ソプラノ)
2つの歌(バリトンと管弦楽のための)
アンドレアス・シュミット
モーリス・メーテルランクによる6つの歌 作品13
ヴィオレッタ・ウルマーナ(メゾ・ソプラノ)
交響的歌曲 作品20
マイケル・ヴォレ(バリトン)
以上、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、ジェームズ・コンロン指揮
CD2
田園舞曲作品1
4つのバラード
リヒャルト・デーメルの詩による幻想曲 作品9
アルバムの一様「ウィーンの想い出」
スケッチ
フーガト短調
以上 ジークフリート・マウザー(ピアノ)
ウィーン生まれで、ウィーンの楽壇に貢献した作曲家。シェーンベルクの友人
・師、メンターとしても知られる。シリーズ2作目は、管弦楽伴奏歌曲とピア
ノ曲をカップリング。
ブリリアント・ボックス、12ページ・カラー・ブックレット



●ICON シリーズ
CZS-6790262 9枚組 ¥2650
ブルーノ・ワルター(限定盤)
偉大な指揮者達の黄金時代に名をはせたワルターの、得意としたドイツ・オー
ストリア系のレパートリーを主に集めた9枚組。
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 48Pブックレット
CD1
1.モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番二短調 K466 (録音:1937年5月)
2.モーツアルト:交響曲第38番 K504 「プラハ」 (録音:1936年12月)
3.モーツァルト:
セレナード第13番 ト長調 K525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
以上、演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD2
1.モーツァルト:フィガロの結婚序曲 K492 (録音:1932年4月)
ブリティッシュ・シンフォニー・オーケストラ
2.モーツァルト:交響曲第39番 K543 (1934年5月)
演奏:BBC交響楽団
3.モーツァルト:皇帝ティトゥスの慈悲 序曲(録音:1938年1月)
4.モーツアルト:偽の女庭師 序曲 (序曲:1938年1月)
5.モーツァルト:交響曲第41番ハ長調 K551「ジュピター」(録音:1938年1月)
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD3
1.モーツァルト:レクイエム二短調 K626 (録音:1937年5月)
エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、
ケルスティン・トルボルイ(コントラルト)
アントン・デルモータ(テノール)、アレクサンダー・キプニス(バス)
演奏:ウィーン国立歌劇場合唱団
2.モーツァルト:ドイツ舞曲 K605 (録音:1937年5月)
以上、演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD4
1.ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 作品68「田園」(録音:1936年12月)
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
2.ハイドン:
交響曲第92番ト長調 Hob.I.92「オックスフォード」(録音:1938年5月)
3.ヨハン・シュトラウス:「こうもり」序曲 (録音:1938年5月)
演奏:パリ音楽院管弦楽団
CD5
1.シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D759「未完成」(録音:1936年1月)
2.ワーグナー:ジークフリート牧歌 (録音:1935年6月)
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
3.ワーグナー:
ニュルンベルクのマイスタージンガー第1幕への前奏曲(録音:1930年5月)
演奏:ブリティッシュ・シンフォニー・オーケストラ
4.マーラー:亡き子をしのぶ歌 (録音:1949年10月)
演奏:キャスリーン・フェリアー(ソプラノ)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD6
1.ワーグナー:「ワルキューレ」第1幕 (録音:1935年6月)
2.第2幕 第3場
演奏:ロッテ・レーマン(ジークリンデ)、
ラウリッツ・メルヒオール(ジークムント)
エラ・フレッシュ(ブリュンヒルデ)、アルフレート・イェルガー(ヴォータン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD7
1.マーラー:大地の歌 (録音:1936年5月)
ケルスティン・トルボルイ(コントラルト)、チャールズ・クルマン(テノール)
2.私はこの世に捨てられて(リュッケルト歌曲より) (録音:1936年5月)
ケルスティン・ソルボルク(コントラルト)
3.交響曲第5番ハ短調より第5楽章「アダージェット」 (録音:1938年1月)
以上、演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD8
1.マーラー:交響曲第9番二短調 (1938年1月)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD9  ジョン・トランスキーによるワルター回想録
1.イントロダクション 
2.1920年代、コヴェント・ガーデンでのオペラ(薔薇の騎士第2幕)
3.ロンドン交響楽団への影響   
4.マーラー交響曲第9番 
5.ロンドン・フィルへの影響(マーラー交響曲第1番他)
以上、ブルーノ・ワルター指揮

CZS-6790432 9枚組 ¥2650
グイド・カンテルリ(限定盤)
イタリアの名指揮者、カンテルリのEMI・レコーディングスのすべてを収録した
9枚組(8枚+1枚の60分間のオーディオ・ドキュメンタリー)。
トスカニーニの後継者と目されたにもかかわらず、スカラ座の首席指揮者に就
任してわずか数日後に、飛行機事故で36年の短い生涯を終えた悲劇のヒーロー。
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 48Pブックレット
CD1
1.モーツァルト:音楽の冗談 K522 I.アレグロ (録音:1955年8月)
2.モーツァルト:交響曲第29番イ長調 K201(録音:1956年6月)
3.ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 作品67 第2-4楽章(録音:1956年6月)
演奏:フィルハーモニア管弦楽団
CD2
1.ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92 (録音:1956年5月)
2.シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D759「未完成」(録音:1955年8月)
3.ロッシーニ:どろぼうかささぎ序曲 (1952年10月)
以上、フィルハーモニア管弦楽団
4.ロッシーニ:コリントの包囲序曲 (録音:1949年5月)
演奏:ローマ・スタビレ・アカデミア・ディ・サンタ・チェチーリア管弦楽団
CD3
1.メンデルスゾーン:
交響曲第4番イ長調 作品90「イタリア」(録音:1955年8月)
2.シューマン:交響曲第4番二短調 作品120 (録音:1953年5月)
以上、フィルハーモニア管弦楽団
3.アルフレード・カゼッラ(1883-1947):
パガニーニアーナ作品65(録音:1949年5月)
演奏:ローマ・スタビレ・アカデミア・ディ・サンタ・チェチーリア管弦楽団
CD4
1.ブラームス:交響曲第1番ハ短調 作品68(1953年5月)
2.ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 作品90 (1955年8月)
演奏:フィルハーモニア管弦楽団
CD5
1.チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」(録音:1951年10月)
フィルハーモニア管弦楽団
2.チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 作品64(1950年9月)
演奏:ミラノ・スカラ座管弦楽団
CD6
1.ワーグナー:ジークフリート牧歌 (録音:1951年10月)
フィルハーモニア管弦楽団、デニス・ブレイン(ホルン)
2.チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 作品74「悲愴」(録音:1952年10月)
演奏:フィルハーモニア管弦楽団
CD7
1.ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 (録音1954年6月)
2.ドビュッシー:3つの夜想曲より、「雪」、「祭り」(録音:1955年8月)
3.ドビュッシー:海ー3つの交響的スケッチ(録音:1954年9月)
4.ドビュッシー:聖セバスティアンの殉教 (録音:1954年6月)
5.ドビュッシー:交響的断章-ユリの庭
6.-法悦の踊りと第1幕の終幕
7.-受難
8.-よき羊飼い
CD8
1.デュカス:魔法使いの弟子
2.ファリャ:三角帽子より 隣人達の踊り 
3.-粉屋の踊り
4.-終幕の踊り
5.ラヴェル:ダフニスとクロエ 第2組曲より 夜明け
6.-パントマイム
7.-全員の踊り      (録音:1954年6月)
以上、演奏:フィルハーモニア管弦楽団
8.フランク:交響曲二短調(全3楽章) (1954年4月)
NBC交響楽団
CD9 ジョン・トランスキーによるカンテルリ回想録(オーディオ・ドキュメン
タリー)
1.Remembering Cantelli :
イントロダクション、ベートーヴェン:交響曲第5番フィナーレ
2.ファースト・レコーディング
3.フィルハーモニア管弦楽団への影響
4.カンテルリの完璧主義
5.メンデルスゾーン:交響曲第4番フィナーレ
6.ラヴェル:ダフニスとクロエ、第2組曲、リハーサル
7.ドブッシュ―:海
8.レコーディング・メソッドについて ブラームス:交響曲第3番
9.聴衆への影響
10.ファイナル・レコーディング、そして死
ベートーヴェン:交響曲第5番 フィナーレ
以上、グイド・カンテルリ指揮

CZS-6790732 8枚組 ¥2480
エリー・アメリンク(限定盤)
1933年オランダ生まれのソプラノの名花、アメリンクは、確かな技術に加え、
その類まれなあたたかな人間性で世界の主要舞台で活躍した。
特にリート歌手として名を馳せたソプラノで、フランス歌曲、ドイツ歌曲を得
意としたがモーツァルトやハイドンなどのオペラにも出演。8枚組の1枚目はソ
プラノのためのカンタータからはじまり、CD8は世界のクリスマス・ソング等
が収録されている。
クラムシェル・ボックス、各CD紙製ケース入り、48ページ・ブックレット
CD1 J.S.バッハ:
1.結婚カンタータ BWV202 悲しみの影よ、消え去れ(全9曲)
2.カンタータ 悲しみを知らぬ者 BWV209(全5曲)
以上、アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
クリストファー・ホグウッド(チェンバロ)
3.カンタータ 神はわが堅き砦 BWV80
南ドイツ・マドリガル合唱団、コンソルティウム・ムジクム
ヴォルフガング・ゲンネンヴァイン指揮
(録音:1967年7月15-20日Stadthale, Marbach)
4.カンタータ 心と口と行いと命もて より 主よ、人の望みの喜びよ 
BWV147
アカデミー室内管弦楽団、デイヴィッド・ウィルコックス指揮
録音:1970年7月 King's College Chapel, Cambridge, UK
5.カンタータ 人は喜びで勝利の歌を歌う BWV149より 
南ドイツ・マドリガル合唱団、コンソルティウム・ムジクム
6.ヨハネ受難曲 BWV245 より 私は喜びの足どりであなたに従います
融けて流れよ、わが心
南ドイツ・マドリガル合唱団、コンソルティウム・ムジクム
7.クリスマス・オラトリオ BWV248より 彼の人のただ手招きに
アカデミー室内管弦楽団、フィリップ・レッジャー指揮
CD2 J.S.バッハ
1.ただ神の摂理にまかす者(カンタータBWV93)より 主を仰ぎのぞみ
2.われ汝に呼ばわれ、主イエス・キリストは(カンタータBWV177)より 
3.われいかで世にことを問わん(カンタータBWV94)より
4.悲しみを知らぬ者(カンタータBWV202)より 
5.取れ、己が取り分を(カンタータBWV144)より 節度満ち足りることを
6.われ、汝をいかになさんか(カンタータBWV89)より
7.わが内に憂いは満ちぬ(カンタータBWV21)より
8.クリスマス・オラトリオ(BWV248)より
9.待ち望むみなわれを(カンタータ187)より 神生かし養いたもう
10.わが心は地の海に漂う(カンタータBWV199)より 
沈黙のうめきよ、秘められた嘆きよ
11.神なしたもう御業こそいと喜けれ(カンタータBWV98)より 
目よ、泣くのをおやめ
12.暁の星のいと美しきかな(カンタータBWV1)より 貧しき者は食し
13.貧しき者は食し(カンタータBWV75)より 勇みて苦しみをも負わんわが身に
14.人もしわれを愛せばわが話を守らん(カンタータBW74)より 
来て下さい、来て下さい、私の心はあなたに開かれています
15. ミサ ヘ長調(BWV233)より 世の罪を除きたもう主よ
演奏:ハン・デ・ブリース(オーボエ、オーボエ・ダ・カッチャ、
オーボエ・ダモーレ)
リフテ・ファン・デル・メール(チェロ)、
アルバート・ド・クラーク(オルガン)
(録音:1983年8月、Pieterskerk, Utrecht)
CD3 シューベルト:
1.水の上で歌う D774
2.湖上にて D543
3.エルラフ湖 D586
4.ます D550
5.囚われの歌人たち D712
6.夕暮れの情景 D59
7.若者と死 D545
演奏:アーウィン・ゲイジ(ピアノ)
(録音: 1971年10月7-13日 Gemeindehaus Studio, Berlin-Zehlendorf)
8.ズライカ I : 吹きかようものの気配は
9.ズライカ II :ああ、湿っぽいお前の羽ばたき
エレンの歌
10.I. いこえ戦士たち
11.II. 狩人よ、いこえ
12.III. アヴェ・マリア
13.糸を紡ぐレートヘン
14.歌の中のなぐさめ
15. 音楽に寄す
16.ガニュメート D.544
17.春への想い
18.愛はどこにいても
19.笑いと涙 D777
20.セレナーデ D889
演奏:イエルク・デームズ(ピアノ)
録音:1970年1月10-13日 Gemeindehaus Studio, Berlin Zehlendorf
CD4 シューベルト:
1.岩の上の羊飼い D965
2.春に D882
3.アマリア D195
4.アティス D585
演奏:ジョージ・ピーターセン(クラリネット)、アーウィン・ゲイジ(ピアノ)
(録音:1971年10月7-13日 Gemeindehaus Studio, Berlin-Zehlendorf)
モーツァルト:
5.静けさがほほえみながら K152
6.鳥は年ごとに K307
7.寂しい森の中で K308
8.満足 K473
9.おいで、愛するツィターよ K351
10.いましめ K433
11.すみれ K476
12.私のなぐさめであっておくれ K391
13.魔法使い K472
14.別離の歌 K519
15.ルイーゼが不実な恋人の手をやいた時 K520
16.夢のすがた K530
17.私の胸は喜びに高鳴る K579
18.かくしごと K518
19.可愛い糸紡ぎ K531
20.夕べの想い K523
21.老婆 K517
22.クロ―エに K524
23.春へのあこがれ K596
演奏:イエルク・デームス(ピアノ)、ヴィリ・ロザンタール(マンドリン)
(録音: 1969年12月1-3日、Gemeindehaus Studio, Berlin-Zehlendorf)
CD5 フォーレ:
1.蝶と花 作品1-1
2.愛の夢 作品5-2
3.ある僧院の廃墟で 作品2-1
4.ひとりぼっち 作品3-1
5.あけぼの 遺作
6.2つの二重唱より I.この世のすべての魂 作品10-1
7.II. タランテラ 作品10-2
8.河のほとりで 作品8-1
9.秋 作品18-3
10.消えない薫り 作品76-1
11.アルペジオ 作品76-2
12.金の涙 作品72
13.メリサンドの歌 遺作
14.夕暮れ 作品83-2
15.小唄 作品94
16.ヴォカリーズ・エチュード
17.イヴの歌 作品95 I. 楽園
18. II.最初の言葉
19. III,燃えるバラ
20. IV.なんという神の輝き
21. V,.白い夜明け
22. VI.生命の泉
23. VII.目覚めているのか、陽の光のような私の香りよ
24. VIII.白いバラの香りの中で
25. IX.たそがれ
26.  X..おお死よ、星くずよ
27. 閉ざされた庭 作品106 I.願の成就
28. II.あなたが私の目に見入る時
29. III 使い女
30. IV.私はあなたの心に身をゆだねよう
31. V.ニンフの神殿で
32. VI. 、薄暗がりの中で
33. VII.私には大切なのです
34. VIII.砂の上の墓碑銘
35. それこそ平和 作品114
演奏:ジェラール・スゼー(バリトン)(13)、ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
(録音:1970年6月、1973年7月、1974年1-3月 Salle Wagram , Paris)
CD6 ドビュッシー:
1.星の輝く夜に
2.麦畑の花
3.艶なる宴
4.声をひそめて
5.操り人形
6.月の光
7.夢
8.砂浜
9.花
10.夕暮れ
11.ため息
12.とるに足らない願い
13.扇
14.もう家のない子供たちのクリスマス
演奏:ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
(録音:1971年4月、1977年1月&12月、1979年1月&2月 Salle Wagram,Paris)
プーランク:
15. ジャン・モレアスの詩による4つの歌より I.ロマンティックな歌
16. II.田園の歌
17. III 重苦しい歌
18. IV.活気ある歌
19. ルイーズ・ラランヌの3つの詩より I.贈り物
20. II.唄
21. III.,昨日
22. マックス・ジャコブの5つの詩より I.ブルターニュの歌
23. II.お墓
24. III.ちいさなしもべ
25. IV.子守唄
26. V. スリックとムリック
27. モーリス・カレームの詩による7つの歌より I,おねむ
28. II.不思議な出来事
29. III.ハートのクイーン
30. IV.バ・ブ・ビ・ボ・ビ・ブ
31. V.天使の音楽家
32. VI.赤ちゃん水差し
33. VII.四月の月
34. 気まぐれ
35. 対話
演奏:ジェラール・スゼー(バリトン)(35)、ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
(録音:1974年9月&12月、1975年3月ー5月&10月、1976年2月&7月
1977年1月&2月、Salle Wagram, Paris)
CD7
1. A.スカルラッティ: すみれ
2. A.スカルラッティ: 汝わがそばにあらば
3. ハイドン: 人魚の歌
4. ベートーヴェン:悲しみの喜び
5. ロウ:見た人は誰もいない
6. ブラームス;下の方の谷の底(49のドイツ民謡より)
7. メンデルスゾーン:歌の翼に 作品34-2
8. シューベルト:幸福D433
9. グリーグ:君を愛す 作品5-3
10. サティ:ランピールのプリマドンナ
11. サティ:あなたが大好き
12. マルケージ:恋に狂う娘
13. アーン:わたしの歌に翼がある
14. ショーソン:蝶々 作品2-3
15. ショーソン:はちすずめ 作品2-7
16. デュパルク:悲しい歌
17. フォーレ:夢のあとに
18. ストラヴィンスキー:牧歌
演奏:ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
録音:1972年9月6-11日、Gemeindehaus Studio, Berlin-Zehlendorf
19. プーランク:ルイーズ・ヴィルモランの詩による歌 I.リエージュの少年
20. II.浮世を忘れて
21. III.白衣の天使たちに
22. この優しい顔
23. ルイーズ・ドゥ・ヴィルモランの詩による6つの歌より 
I.アンドレの奥さん
24. II.草の中に
25. III.飛んで行ってしまったのね
26. IV.私の亡骸は手袋のようにぐったりと
27. V.ヴァイオリン
28. VI.花
演奏;ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
(録音:1974年9月&12月、1975年3-5月&10月、1977年1月&2月)
Salle Wagram、Paris
CD8
1.明るい土手に座っていたら(トラディショナル)
2.その声はやさしかったよ(トラディショナル)
3.Beginiker:イン・ドゥルチェ・ユビロ
4.Beginier: また新しい喜びが
5.Beginiker:さあ、ぼうやをあやしましょう
6.山の土を(トラディショナル)
7.ブラームス:宗教的な子守唄作品91-2
8.ハイドン:乙女よ、はしためよ、待隣節のアリア
9.おお、イスラエルの聖らかな処女よ(トラディショナル)
10.小さな小さなイエス(トラディショナル)
11.クリスマスの歌(トラディショナル)
12.ビリャンシーコ -クリスマスの踊り唄(トラディショナル)
13.コルドバのビリャンシーコ(トラディショナル)
14.アンダルシアのビリャンシーコ(トラディショナル)
15.牡牛と灰色ロバにはさまれて(トラディショナル)
16.羊飼いの呼び声(トラディショナル)
17.マリアのために(トラディショナル)
18.おもちゃのクリスマス(トラディショナル/ラヴェル編)
演奏;佐藤豊彦(リュート)、アルバート・ド・クラーク(オルガン)
ダルトン・ボールドゥイン(ピアノ)
19.ベートーヴェン:ミサ曲ハ短調より キリエ
演奏:ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、テオ・アルトマイヤー(バス)、
マリウス・リントツラー(バス)、フィルハーモニア合唱団、
フィルハーモニア管弦楽団、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
(録音:1970年9月15-18日 All Saints Church,Tooting) 
20.マーラー:交響曲第4番ト長調 第4楽章
演奏:ピッツバーグ交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮
(録音:1978年5月15-16日、Heinz Hal, Pittsburgh)
以上、エリー・アメリンク(ソプラノ)

CZS-6790862 10枚組 ¥2780
アレクシス・ワイセンベルク(限定盤)
1929年ブルガリア生まれの巨匠、ワイセンベルクは3歳からブルガリアの名教
師、ウラディゲロフにピアノと作曲を学ぶ。ユダヤ人であったため、戦争中は
収容所に入れられたが、アメリカに逃れ、ジュリアード音楽院でランドフスカ
や、シュナーベルに師事。カラヤンなどと積極的に録音を重ねた。恩師ウラ
ディゲロフの曲も録音、本CDのCD9のアンコール集に収録されている。
CD1
1.モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K271
2.モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467(録音:1978年1月)
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
CD2
1.ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11 (録音:1967年12月)
2.ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調作品21 (録音:1962年9月)
演奏:パリ国立音楽院管弦楽団、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
CD3
1.ブラームス:ピアノ協奏曲第1番二短調作品15 (録音:1972年1月)
演奏:ロンドン交響楽団,カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
2.フランク:交響的変奏曲 (録音:1986年1月)
3.フランク:プレリュード、フーガと変奏 作品18 (録音:1986年1月)
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
CD4
1.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11 (録音:1970年2月)
演奏:パリ管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
2.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18 (1972年9月)
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
CD5
1.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番二短調作品30 (録音:1979年9月)
演奏:フランス国立管弦楽団、レナード・バーンスタイン指揮
2.プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調作品26 (録音:1970年1月)
演奏:パリ管弦楽団、小澤征爾指揮
CD6
1.ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー (録音:1983年6月)
2.アイ・ガット・リズム変奏曲 (録音:1983年6月)
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、小澤征爾指揮
3.ラヴェル;ピアノ協奏曲ト長調 (録音:1970年1月)
演奏:パリ管弦楽団、小澤征爾指揮
4.ムソルグスキー:展覧会の絵 (全曲) (録音:1971年1月)
CD7
1. J.S.バッハ:コラール主よ、人の望みの喜びよ カンタータBWV147
2.J.S.バッハ:コラール前奏曲 来たれ、異教徒の救いの主よ
3.JS.バッハ:前奏曲 いまぞ喜べ、愛するキリストの信者たちよ
4.J。S.バッハ:シチリアーノーフルート・ソナタ第2番 BWV1031より
5.J.S.バッハ:プレリュードとフーガ イ短調 BWV543
6.J.S.バッハ:
コラール 前奏曲 我、汝を呼ぶ、主・イエス・キリストよBWV639
7.J.S.バッハ:シャコンヌー無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
8.J.S.バッハ:トッカータとフーガ 二短調 BWV565
9。J.S.、バッハ:プレリュード ロ短調 BWV855a (録音:1973年1月)
10-11 J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ 二短調 BWV903
12-14  J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971 (録音:1966年1月)
CD8
シューマン:
1.子供の情景 作品15
2.幻想曲 ハ長調 作品17 (録音:1967年1月)
3.ユモレスク 作品20 (1977年1月)
CD9 
1.子供のためのアルバム (録音:1973年1月)
CD10 アンコール集
1.ベートーヴェン:
月光ソナタより第1楽章(ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調作品27-2)
2.ベートーヴェン:エリーゼのために (録音:1978年1月)
3.ベートーヴェン:
ロンド・カプリッチョ ト長調 作品129 (録音:1977年5月)
4.ショパン:エチュード作品10-3「別れの曲」
5.ショパン:即興曲 第1番 作品29
6.シューマン:アラベスク ハ長調 作品18
7.リスト:愛の夢 第3番 S541
8.リスト:即興円舞曲
9.チャイコフスキー:ゆりかごの歌 作品16-1
10.ドビュッシー:エチュード 第11番 重複するアルペジオのために
11.ドビュッシー:月の光
12.ドビュッシー:レントより遅く
13.スクリャビン:夜想曲変ニ長調作品9-2 左手のための小品より
14.スクリャビン:練習曲変ロ短調 作品8-11
15.セヴラック:ロマンティックなワルツ
16.ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 作品3-2
17.ヴラディゲロフ:インプロヴィゼーション
以上、アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)




<VIRGIN CLASSICS>
VC-6785162(初回生産限定盤) ¥1650
網代とじ CDサイズブックレットスタイル 
64ページ・ブックレット 英、仏、独、西語歌詞・解説付き
VCW-0709502(通常盤) ¥1580
ジュエル・ボックス、44ページ・ブックレット
(英、仏、独、西語の歌詞・解説付き)
ピアソラ:迷子の小鳥たち-南米の音楽
1.Duerme Negrito おやすみネグリート(アルゼンチンのポピュラー伝統音楽)
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
2.Alfonsina y el Mar (zamba) アルフォンシーナと海(ラミレス)
ルチッラ・ガレアッツィ
3.Montilla (ベネズエラのポピュラー伝統音楽)
ルチアーナ・マンチーニ
4.Parajo Campana(Polca) 鐘つき鳥(パラグアイのポピュラー伝統音楽)
リンカン・アルマーダ、クイト・ガート
5.Los Pajaros perdidos 迷子の鳥たち (ピアソラ)
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
6.Pajarillo Verdi  緑の小鳥 (ベネズエラのポピュラー伝統音楽)
ルチアーナ・マンチーニ
7.Isla Saca(Polca)イスラ・サカ (パラグアイのポピュラー伝統音楽)
リンカン・アルマーダ、クイト・ガート
8.Le embarazada de viento (Ramones)
ルチアーナ・マンチーニ
9.Zamba para no morir 死なないためのサンバ 
(ハムレット・リマ=キンターナ
ヴィンチェンツォ・カペツート
10.Ay! Este axul (Pancho Cabral, Quito Gato, Christina Pluhar)
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
11.El Currucha(Juan Bautista Plaza/Quito Gato)
ヴィンチェンツォ・カペツート、ルチアーナ・マンチーニ
12.Caballo Viejo&Alma Llanera 年老いた馬&平原の魂
(ベネズエラのポピュラー伝統音楽)
リンカン・アルマーダ、クイト・ガート
13.La Cocoroba(Jorpo oriental)
(,Luis Mariano Rivera/Quito Gato/Christina Pluhar)
ヴィンチェンツォ・カペツート
14.Zamba del Chaguanco チャウアンコのサンバ
(アントニオ・ネラ・カステラ)
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
15.Como un pajaro libre 自由な鳥のように(Adela gleijer)
ヴィンチェンツォ・カペツート
16.Como la Cigarra(Maria Elena Walsh/Quito Gato/Christina Pluhar)
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)、ラケル・アンドゥエザ
17.Ojito de Agua オヒート・デ・アグア(ドミンゲス)
ラウル・オレラーナ
18.Polo margariteno(ベネズエラのポピュラー伝統音楽)
ルチアーナ・マンチーニ
19.Fandango ファンダンゴ(アントニオ・ソレール)
サラ・リディ
20. Besame mucho べサメ・ムーチョ(コンスエロ・ベラスケス)
ラケル・アンデゥエザ
演奏:クリスティーナ・プルハール(アルパ)、ラルペッジャータ他
プルハール率いるラルペッジャータが人気カウンターテナー、ジャルスキー他
多彩なゲストを迎えて取り組んだ、南米音楽プロジェクト。
17世紀から今日までの南米の音楽に独自のアプローチで挑んだ話題盤。
南米の楽器、クアトロやバンドリン、チャランゴなどを使い、スリリングな
音楽のフュージョン・スタイルを展開。


VC-7307682 \1580
ドビュッシー歌曲集「月の光」 限定盤
ドビュッシー(1862-1918):
1.星の輝く夜に (バンヴィル 詩)
2.パントマイム (ヴェルレーヌ 詩)
3.月の光 (ヴェルレーヌ 詩)
4.ピエロ (バンヴィル 詩)
5.現れ (マラルメ 詩)
6.声をひそめて (ヴェルレーヌ 詩)
7.艶なる宴 (バンヴィル詩)
8.ロマンス (ブルジェ 詩)
9.鐘 (ブルジェ 詩)
10.中国風のロンデル (ディラール 詩)
11.波、棕櫚、砂 (ルノー 詩)
12.アリエルのロマンス (ブルジェ 詩)
13.後悔 (ブルジェ 詩)
14 .水に落ちた水夫 (ブショール 詩) -世界初録音-
15.死後のなまめかしさ (ゴーティエ 詩)
16.弓 (クロ 詩) -世界初録音-
17.ロマンス (ブショール 詩) -世界初録音-
18.エルフ達 (ド・リール 詩) -世界初録音-
19.カンタータ:選ばれた乙女 (ガブリエル・ロセッティ 詩)
演奏:ナタリー・デセイ(ソプラ
フィリップ・カサール(ピアノ)
録音:2011年11月12-13、22-25日 Salle Colonne , Paris, France
フランスが誇る世界のディーヴァが、ドビュッシー生誕150年に発表する美し
き歌曲集。ドビュッシー弾きのピアニスト、カサールの、デセイへのラブコー
ルで実現した企画で、カサールが発掘したドビュッシーの若き時代の未出版作
品4曲を世界初録音!
デジパック、44ページ・ブックレット(仏語、英語、独語)

VCW-7307692 2枚組 \1500
ドビュッシー歌曲集「月の光」 通常盤
ジュエル・ボックス、44ページ・ブックレット(仏語、英語、独語)
収録内容は上記限定盤と同じです。


VCSW-7307992 2枚組 \1500
バロックの祭典(International Version) 
Une Fete Baroque-10th Anniversary Concert
CD1
1.ラモー:優雅なインドの国々-Danse du Calumet et la Paix et duo
Forets paisibles
ナタリー・デセイ(S)、ステファーヌ・ドゥグー(Br.)
2.ラモー:イポリートとアリシー-Quelle plainte en ces lieux m'appelle ?
アンネ・ゾフィ・フォン・オッター(M.S)
3.ラモー:ダルダニュス-La descente de Venus
4.ラモー:ダルダニュス-Calme des sens
5.ラモー:ダルダニュス-Tambourins
6.ラモー:イポリートとアリシー-恋のうぐいす
7.ラモー:イポリートとアリシー-狩りにて
ヤエル・アッザレッティ、アウレリア・ルゲイ(S)、
ダヴィッド・プランティエ(ヴァイオリン)
アレクシス・コセンコ(フルート)、ジェロエン・ビリエ、
ヤニック・マイエ(合唱)
8.ラモー:ダルダニュス-Monstre affreux, monstre redoutable
ステファーヌ・ドゥグ(Br.)
9.ラモー:プラテー-Ballet-bouffon
パトリシア・プティボン(S)
10.ラモー:イポリートとアリシー-Bruit de tonnerre
11. ラモー:カストールとポリックス-悲しい支度
カリーヌ・デシェイエ(M.S.)
12.ラモー:ダルダニュス-シャコンヌ
13.ラモー:インドの優雅な人々-Regnez, plaisirs et jeux
ソニヤ・ヨンチェバ
14.ラモー:ダルダニュス-Lieux funestes
15. ラモー:ダルダニュス-Pais favorable, paix adorable
トピ・レーティプー(T)、フランソワーズ・マセ(S)、
ステファーヌ・ドゥグー(Br.)
16.リュリ:テーゼオ-序曲と行進曲
17. リュリ:テーゼオ-Vivez contents dans ces aimables lieux
ヤエル・アッザレッティ、フランソワーズ・マセ、ステファーヌ・ドゥグー
CD2 
1.パーセル:アーサー王、またはイギリスの偉人-What Power art thou
クリストファー・パーヴス(Bs.)
2.パーセル:メアリー女王の誕生日のためのオード-トランペットよ鳴りわたれ
パスカル・ベルタン、フィリップ・ジャルスキー(C.T.)
3.ヘンデル:リナルド-あの矢の森の中で
4.ヘンデル:リナルド-私を泣かせて下さい
ラウラ・クレイコム(S.)、ロレンツォ・ラガッツォ(Bs-Br.)、
アン・ハレンベルク(M.S.)
5.ヘンデル:アグリッピーナ-Come nube che fugge dal vento
レナータ・プクピッチ(M.S.)
6.ヘンデル:アチスとガラテア-Fra l'ombre e gl'orrori
クリストファー・パーヴス(Bs.)
7.ヘンデル:オルランド-Fammi combattere
マリヤーナ・ミヤノヴィチ(A)
8.ヘンデル:主は言われた-De torrente via bibet
ナタリー・デセイ(S.)、カリーヌ・デシェイエ
9.ヘンデル:愛の狂乱-Un pensiero voli in ciel
マガリ・レジェ、(S.)ステファニー・マリ・ドゥガン(ヴィオラ)
10.ヘンデル:復活-Piangete, si, piangete
サラ・ミンガルド(M.S.)
11. ヘンデル:タメルラーノ-Ciel e terra armi di sdegno
ロランド・ヴィラゾン(T)
12.ヘンデル:ジュリオ・チェーザレ-Son nata a lagrimar
アンネ・ォフィ・フォン・オッター(M.S.)、フィリップ・ジャルスキー(C.T.)
13.ヘンデル:時と悟りの勝利-Voglio tempo per risolvere
ヤエル・アッザレッティ、マリアーナ・ミャノヴィッチ、
トピ・レーティプー(T.)
14.ヘンデル:ジュリオ・チェーザレ-E pur cosi in un giorno
サンドリーヌ・ピオー(S.)、オリヴィエ・ブニシュー
15. ヘンデル:リナルド-Venti turbini
フィリップ・ジャルスキー(C.T.)
16.ヘンデル:アチスとガラテア-Benche tuoni e l'etra avvampi
デルフィーヌ・アイダン(M.S.)
17. ヘンデル:ジュリオ・チェーザレ-Che sento…Se pieta
ナタリー・デセイ(S.)、ステファーヌ・ドゥグー(Br.)
18.ヘンデル:テオドラ-How strange their ends
19.ヘンデル:メサイア-ハレルヤ・コーラス
演奏:ル・コンセール・ダストレ、エマニュエル・アイム指揮
フランスのバロック界を牽引する女性指揮者アイムが創設したル・コンセール
・ダストレの10周年を記念してパリで開催のバロックの祭典に合わせて発売の
2枚組アルバム。
デセイやジャルスキー、フォン・オッター、プティボン他、旬の歌手達が華や
かに登場!
フレンチ・バロック・ファン必聴の豪華アルバム。
ブリリアント・ボックス、24ページ・ブックレット(英語、独語)

VCS-9565022 2枚組 \1500
バロックの祭典(限定盤ーデジパック)
デジパック仕様、アートワークはフランス語表記のみの限定盤。
デジパック、24ページ・ブックレット(フランス語のみ)
CD1、CD2ともに収録内容は、上記International Versionと同じです。

<SONY CLASSICAL>
8869798943-2 \1400
FACTS
1.バッハ:パルティータ第2番ハ短調BWV826
2.シューベルト:4つの即興曲D.899/作品90
3.バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825
シモーヌ・ディナースタイン(ピアノ)
[録音]2011年(セッション/デジタル)
ソニー・クラシカル移籍第1弾となったバッハ・アルバム「Bach: A Strange
Beauty」に続くニュー・アルバムは、ディナースタインのトレードマークでも
あるバッハのパルティータ2曲に、シューベルトの4つの即興曲を組み合わせた
もの。バッハとシューベルトの音楽に非常にはっきりした共通点を感じている
ディナースタインは、「この2人の作曲家の器楽曲は、力強い『語り』や『歌』
の要素を内包しています。ちょうど言葉のない『声』が、歌詞のない『メロ
ディ』を紡ぎ出しているような。バッハとシューベルトの作品のメロディ・ラ
インは流れるようで、豊かな表情を持ち、まさに話しているような細かな抑揚
が付けられているのです。ある瞬間に突然しゃべりだすんではないかとさえ思
うくらいのね。言葉がしゃべられているかのように響くのです」と語っていま
す。 前回のバッハ・アルバムは哲学者フランシス・ベーコンの言葉を引用した
タイトルでしたが、今回のアルバムは、イギリスの詩人、フィリップ・ラーキ
ン (1922-1985)の「The Trees木々」という詩の中の、「The tress are coming
into leaf/Like something almost being said 木々は葉になる/まるで言葉
がしゃべられているかのように」から取られています。バッハとシューベルト
の傑作とされるピアノ曲に、ディナースタインが彼女ならではの個性的なあた
たかみのある「声」をもたらした名演です。




<SONY MUSIC ENTERTAINMENT>
8869798945-2 2枚組 ¥1850
リスト:
『ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124』『ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125』
『交響詩「オルフェウス」S.98』『交響詩「英雄の嘆き」S.102』
デニス・マツーエフ(P)
ミハイル・プレトニョフ(指揮)
ロシア・ナショナル管弦楽団
録音:2011年、 モスクワ音楽院大ホール [デジタル:セッション]
まだまだリスト・イヤーの興奮冷めやらぬ人々に贈る超大型新譜!1998年チャ
イコフスキー・コンクール優勝者のパワーあふれるマツーエフの重量級のピア
ノ。持ち前の超絶技巧に繊細深遠な味わいを加味し、正統派ロシア・ピアニズ
ムの後継者であることをますます明らかにしつつあります。サポートするのは、
これまた一癖も二癖もある指揮者プレトニョフ。ピアノの鍵盤がはじけ飛ぶの
ではないか・・・と心配したくなるような強いタッチ、隅々まで念入りに磨か
れたオーケストラ。これが相俟って、聴いたこともないようなリストが降臨し
ました。ここまでやれば、リストも本望でしょう。マツーエフは、2012年2月
(ノセダ指揮N響)と、11月(ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場O)に来日予定。



<SONY CLASSICAL>
8869798864-2 ¥1500
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」より「森を過ぎ野を越えて」
ワーグナー:
楽劇「ワルキューレ」より「冬の嵐は過ぎ去り」
歌劇「ローエングリン」より第3幕への前奏曲
歌劇「ローエングリン」より「遥かな国に」
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第3幕への前奏曲
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より「朝はバラ色に輝き」
モーツァルト:歌劇「魔笛」K.620より「なんと美しい絵姿」
ロルツィング:歌劇「ロシア皇帝と船大工」より「さらば、フランドルの娘よ」
ウェーバー:
歌劇「オベロン」序曲
歌劇「オベロン」より「私はまたもや浮き浮きする、希望や喜びのせいで」
フロトー:歌劇「マルタ」より「ああ、かくも汚れなき」
コルンゴルト:歌劇「死の都」より「私に残された幸せ」
クラウス・フローリアン・フォークト(T)
マヌエラ・ウール(Sp)[コルンゴルト]
ペーター・シュナイダー(指揮)ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
録音:2011年7月6-8日、
ベルリン・ドイツ・オペラでのセッションおよびライヴ・レコーディング
今やワーグナーなどのヘルデン・テノール歌手としてひっぱりだこのクラウス
・フローリアン・フォークト。日本でもNHK BSで生中継された2011年のバイロ
イト音楽祭の「ローエングリン」では、ノイエンフェルスの個性的な演出以上
に大きな感銘を与えてくれたのが、フォークトの歌うタイトルロールでした。
「ローエングリンを初めて歌った時、まるで自分のために作られたオペラであ
るような気がした」と言うほどこの役柄に愛着と自信を持つフォークト。その
しなやかで信じがたいほど甘く、美しい声はまさに前代未聞で、そのピュアな
歌唱は「バイロイトの新たな英雄!」「新白鳥の騎士!」「衝動的でかつ官能
的。非現実的ながら超自然体で.情的な声」と絶賛されています。ホルン奏者
としてスタートしてからテノールに転向したという経歴、公演から公演への移
動は自ら所有する小さなジェット機を使い、長期の公演中はホテルではなく、
自分のバンで暮らすというユニークなスタイルでも知られています。
ソニー・クラシカルとの専属録音契約の第1弾となるこのアルバムは、フォー
クト待望の初のオペラ・アリア集。彼の当たり役である「ローエングリン」の
「遥かな国に」はもちろんのこと、バイロイト音楽祭やミラノ・スカラ座への
デビューを飾った「マイスタージンガー」、ドレスデンのゼンパーオパーの初
期に歌い始めた「魔笛」のほか、「魔弾の射手」「オベロン」「死の都」など、
フォークトが得意とするドイツ・オペラからのアリアも収録され、多彩な役柄
をたっぷりと味わうことが出来ます。
バイロイトやウィーンで底力のあるワーグナー上演で定評のある名匠ペーター
・シュナイダーがベルリン・ドイツ・オペラを指揮してフォークトを巧みに
バックアップしているのも聴きもの(オーケストラだけの演奏が3曲含まれてい
ます)。フォークト+シュナイダーのコンビは、2012年6月の新国立劇場新演出
の「ローエングリン」でも共演する予定です。


●ヨーヨー・マの大ヒット・アルバム4作をリマスター
8869756153-2 ¥1400
YO-YO MA Obrigado Brazil(Remastered)
Cristal / Chega de Saudade / A lenda do caboclo / Doce de coco/
Dansa brasileira/ Apelo/ Dansa negra/ 1 x 0(um a zero)/ Menino/
Samambaia/ Carinhoso/ Alma brasileira/ O Amor em Paz/
Bodas de Prata & Quatro Cantos/ Brasileirinho/ Salvador
ヨーヨー・マ2002年録音の強力最新アルバム。ブラジル音楽の至宝ホーザ・
パッソス、エグベルト・ジスモンチ、パキート・デリヴェラ、カストロ・ネ
ヴェス、セーザル・カマルゴ・マリアーノ、アサド兄弟等はじめとするブラ
ジル音楽界を代表する、グラミー賞受賞アーティストたちとの共演が実現し
た。プロデューサーには97年にタンゴ音楽界の巨匠たちと録音し空前の<ピ
アソラ・ブーム>を起こした大ヒット・アルバム、「ヨーヨー・マ プレイズ
・ピアソラ」と同じホルヘ・カランドレリを迎えている。

8869754721-2 ¥1200
YO-YO MABach: Sonatas for Viola da Gamba and Harpsichord(Remastered)
J.S.バッハ
Sonata No. 1 in G Major for Cello and Harpsichord, BWV 1027
Sonata No. 2 in D Major for Cello and Harpsichord, BWV 1028
Sonata No. 3 in G minor for Cello and Harpsichord, BWV 1029
ヨーヨー・マが初めてバッハ録音に挑んだ記念すべき1枚。ヨーヨー・マにと
ってバッハは4才のころから毎日弾き続けてきた特別な作曲家である。この録
音のあとにあの名作「無伴奏チェロ・ソナタ」(全曲)が誕生する。(ちなみに
ヨーヨーはこれまでに2回の無伴奏を録音している。1回目は82年、2回目は90
年代後半に映像とCDで発売した「インスパイアド・バイ・バッハ」である)

8869756119-2 ¥1200
YO-YO MA Premieres:
Danielpour/Kirchner/Rouse Cello Concertos(Remastered)
Concerto for Cello and Orchestra(1994)
1 I. Invocation(Arioso)
2 II. Profanation(Dance)
3 III. Soliloquy(Cadenza)
4 IV. Prayer and Lamentation(Hymn)
5 Music for Cello and Orchestra
Violoncello Concerto
6 I. Combattimento. Svolazzante
7 II. Adagiati. Largo, desolato, grigio
現代最高のチェリスト=ヨーヨー・マ(1955-)はチェロのレパートリー拡大に意
欲的なアーティストとして知られる。本作はヨーヨー・マと3つのオーケスト
ラのために書かれた、現代アメリカを代表する作曲家よるチェロ協奏曲集。
全曲ヨーヨー・マが異なる指揮者とオーケストラで1992年から1994年に初演し
た「プレミア・コンチェルト」である。
レコーディング時の演奏はジンマン指揮フィラデルフィア管弦楽団による1996
年録音。

8869755638-2 ¥1200
YO-YO MA Brahms: Piano Quartets(Remastered)
Quartet No. 1 in G minor for Piano and Strings, Op. 25
Quartet No. 3 in C minor for Piano and Strings, Op. 60
Quartet No. 2 in A Major for Piano and Strings, Op. 26
演奏;アイザック・スターン(ヴァイオリン)、
エマニュエル・アックス(ピアノ)、ハイメ・ラレード(ヴィオラ)、
ヨーヨー・マ(チェロ)
ヨーヨー・マはデビュー当時よりスターンを中心にアックス等名手たちと共演
した室内楽作品を多数発表するほか、「スターンと仲間たち」として同じメン
バーで来日公演も行い人気をはくしていた。
“室内楽こそ音楽のエッセンスである”と、その重要性を言及していた20世紀
の巨匠演奏家アイザック・スターン。室内楽の名作として知られるブラームス
のピアノ・クインテットを、匠たちのみが到達しうる極上の名演で楽しめるア
ルバム。1986,1989年録音。

●メトロポリタン・オペラ・ライヴ・シリーズ
8869190991-2 2枚組 ¥1500
ドニゼッティ:歌劇『愛の妙薬』(全曲)
カルロ・ベルゴンツィ(T:ネモリーノ)、
ロバータ・ピータース(Sp:アディーナ)、
フランク・グァレラ(Br:ベルコーレ)、
ロレッタ・ディ・フランコ(Sp:ジャンネッタ)、
フェルナンド・コレナ(Bs:ドゥルカマーラ.士)他
トーマス・シッパース(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:1966年3月5日、 メトロポリタン歌劇場 [モノラル:ライヴ]
アメリカの偉大なる指揮者シッパーズ。彼はメトロポリタン歌劇場でヴェル
ディ、プッチーニをはじめとした王道イタリア・オペラを数多く上演したこと
で知られています。この初出音源となる「愛の妙薬」でも、実にシャープな
指揮で全曲をまとめています。実直な若者をベルゴンツィが歌い、当時大活躍
中のソプラノ、ピータースが機知にとんだアディーナを歌うという、胸躍る
キャスティングです。また、名バリトン、グァレラのベルコーレがぴりりとし
た味わいを添え、コレナがコミカルな歌を聴かせるというバランスの良さも
魅力です。

8869190999-2 2枚組 ¥1500
(1) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』(全曲)
アイリーン・ファレル(Sp:サントゥッツァ)、
リチャード・タッカー(T:トゥリッドゥ)、
チェーザレ・バルデッリ(Br:アルフィオ)他
(2) レオンカヴァルロ:歌劇『道化師』(全曲)
フランコ・コレルリ(T:カニオ)、 ルシーヌ・アマーラ(Sp:ネッダ)、
アンセルモ・コルツァーニ(Br:トニオ)他
ネッロ・サンティ(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:1964年4月11日、 メトロポリタン歌劇場 [モノラル:ライヴ]
メト名物「カヴァ+パリ」の1964年の名演が登場します。前半の『カヴァレリ
ア・ルスティカーナ』では、メトで愛されたアメリカの大歌手、アイリーン・
ファレルが渾身のサントゥッツァを歌っています。これがファレルにとってメ
ト出演の最後の放送となりました。後半の『道化師』では、当時めきめきと頭
角を現してきたフランコ・コレルリが笑いながら泣くという離れ業を難なくや
って遂げたのでした。コレルリのメトでのカニオが放送されたのはこの上演の
みなので、貴重な記録です。名匠ネッロ・サンティの指揮も文句なし。

8869190996-2 2枚組 ¥1500
ヴェルディ:歌劇『エルナーニ』(全曲)
カルロ・ベルゴンツィ(T:エルナーニ)、
レオンタイン・プライス(Sp:ドンナ・エルヴィーラ)、
コーネル・マックニール(Br:ドン・カルロ)、
ジョルジョ・トッツィ(Bs:シルヴァ)他
トーマス・シッパース(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:1962年12月1日、 メトロポリタン歌劇場 [モノラル:ライヴ]
もともと荒唐無稽なあらすじを持つ、若きヴェルディの野心作「エルナーニ」。
アラゴンの山中で暗躍する山賊(本当は貴族)エルナーニは威勢の良さと品の良
さを兼ね備えていなくてはいけませんが、このベルゴンツィはまさに適役。素
晴らしい声で聴衆を圧倒しています。レオンタイン・プライスもエルヴィーラ
役を得意としていて、2人が歌う二重唱も感動の極みです。シッパーズはこの
難しいオペラを丁寧にまとめ上げています。

8869190994-2 2枚組 ¥1500
ヴェルディ:歌劇『ルイザ・ミラー』(全曲)
モンセラート・カバリエ(Sp:ルイザ・ミラー)、
リチャード・タッカー(T:ロドルフォ)
シェリル・ミルンズ(Br:ミラー)、
エツィオ・フラジェッロ(Bs:ヴルム)
ジョルジョ・トッツィ(Bs:ヴァルター伯爵)他
トーマス・シッパース(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:1968年2月17日, メトロポリタン歌劇場 [モノラル:ライヴ]
メトでの初公演からおよそ40年を経ての『ルイザ・ミラー』の歴史的リヴァイ
ヴァルの記録です。このオペラが歌劇場での重要なレパートリーになったこと
を確信したシッパーズが試みたのは、素晴らしいキャストを迎え、このオペラ
の最上の上演を果たすことでした。そこでヒロインに名歌手カバリエ、他に、
タッカー、ミルンズら考えられる限りの名手を起用し、この上ないほどの豪華
な公演が実現したのです。愛憎劇と陰謀渦巻くスリリングなドラマが息つく暇
なく展開されます。




<RCA RED SEAL>
8869191155-2(28CD+1DVD) ¥6500
初回生産限定盤
[ギュンター・ヴァント生誕100年・没後10年記念リリース]
ギュンター・ヴァント-ザ・グレイト・レコーディング
【Disc1】
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21(録音:1986年11月、セッション)
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
(録音:1986年4-5月、セッション)
【Disc2】
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調Op.36(録音:1988年10月、セッション)
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92(録音:1987年10-11月、セッション)
【Disc3】
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
(録音:1985年10-11月、セッション)
ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.93(録音:1987年2-3月、セッション)
【Disc4】
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調Op.60(録音:1988年10月、セッション)
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
(録音:1987年2-3月、セッション)
【Disc5】
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
(録音:1985年2,5,6月、セッション)
- エディト・ヴィーンズ(Sp), ヒルデガルト・ハルトヴィヒ(A),
キース・ルイス(T), ローラント・ヘルマン(Bs)、
ハンブルク国立歌劇場合唱団、北ドイツ放送合唱団
【Disc6】
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68(録音:1982年10&12月、セッション)
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90(録音:1983年9月、セッション)
【Disc7】
ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73(録音:1983年3月、セッション)
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98(録音:1985年、セッション)
【Disc8】
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調[1890-91年第2稿(ウィーン稿)]
(録音:1981年12月、セッション)
【Disc9】
ブルックナー:交響曲第2番ハ短調[1877年稿(ハース版)]
(録音:1981年12月、セッション)
【Disc10】
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調[1889年第3稿]
(録音:1981年1月、セッション)
【Disc11】
ブルックナー:
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」[1878-80年第2稿(ハース版)]
(録音:1976年12月、セッション)
【Disc12】
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調[原典版](録音:1974年7月、セッション)
【Disc13】
ブルックナー:交響曲第6番イ長調[原典版](録音:1976年8月、セッション)
【Disc14】
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調[ハース版](録音:1980年1月、セッション)
【Disc15-16】
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調[原典版](録音:1979年6月、セッション)
交響曲第8番ハ短調[1890年第2稿(ハース版)]
(録音:1979年5-6月、セッション)
【Disc17】
シューベルト:交響曲第1番ニ長調D.82(録音:1978年12月、セッション)
シューベルト:交響曲第2番変ロ長調D.125(録音:1979年9月、セッション)
【Disc18】
シューベルト:交響曲第3番ニ長調D.200(録音:1983年1月、セッション)
シューベルト:交響曲第6番ハ長調D.589(録音:1983年1月、セッション)
【Disc19】
シューベルト:交響曲第4番ハ短調D.417「悲劇的」
(録音:1980年6月、セッション)
シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
(録音:1981年1月、セッション)
【Disc20】
シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D.485(録音:1984年2月、セッション)
シューベルト:劇音楽「キプロス島の女王ロザムンデ」D.797 - 間奏曲第3番
/バレエ音楽第1番/バレエ音楽第2番』(録音:1984年2月、セッション)
【Disc21】
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944「ザ・グレイト」
(録音:1977年3月、セッション)
【Disc22】
モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調K.543(録音:1990年5月、ライヴ)
モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550(録音:1994年3月、ライヴ)
モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
(録音:1990年5月、ライヴ)
【Disc23】
モーツァルト:6つのドイツ舞曲 K.600(録音:1989年4月、セッション)
セレナード第7番ニ長調K.250(248b)「ハフナー」
(録音:1989年4月、セッション)
- ローラント・グロイター(Vn)
【Disc24】
シューマン:交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」(録音:1991年9月、ライヴ)
シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120(録音:1990年9-10月、ライヴ)
【Disc25】
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64(録音:1994年3月、ライヴ)
【Disc26】
ストラヴィンスキー:組曲「プルチネルラ」(1949年版)
(録音:1991年12月、ライヴ)
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
(録音:1991年12月、ライヴ)
【Disc27】
ドビュッシー:交響的断章「聖セバスティアンの殉教」
(録音:1982年9月、ライヴ)
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」(録音:1999年2月、ライヴ)
【Disc28】
ストラヴィンスキー:協奏曲変ホ長調「ダンバートン・オークス」
(録音:1984年4月、ライヴ)
フォルトナー:歌劇「血の婚礼」-管弦楽のための間奏曲
(録音:1985年1月、ライヴ)
ウェーベルン:管弦楽のための5つの小品Op.10(録音:1984年4月、ライヴ)
マルタン:小協奏交響曲(録音:1984年11月、ライヴ)
ギュンター・ヴァント(指揮)
北ドイツ放送交響楽団(Disc1-7, 22-28)、ケルン放送交響楽団(Disc8-21)
【Disc29(DVD)】
わが生涯、わが音楽-ギュンター・ヴァント・ドキュメンタリー&ラスト・イ
ンタビュー
第1部「ギュンター・ヴァント-音楽に捧げた人生」(ドイツZDF放送制作のド
キュメンタリー、約25分)
[出演]ギュンター・ヴァント、ヴォルフガング・ザイフェルト(音楽評論家、
ヴァント評伝執筆者)、ライマー・ノイナー、ハンス・ルートヴィヒ・ハウク
(以上ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団メンバー)、ケント・ナガノ(ベルリン
・ドイツ交響楽団首席指揮者[映像制作時])他
[ドキュメンタリー中に挿入されるヴァントの演奏映像(全て抜粋)]
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」-第1楽章(北ドイツ放送交響楽団
[1985年、ベルリン、フィルハーモニー])
B.A.ツィンマーマン:1楽章の交響曲(ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団)
[1956年]
ブルックナー:交響曲第6番-第2楽章・第3楽章[リハーサル]
(北ドイツ放送交響楽団[1996年、ハンブルク、ムジークハレ])
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」[1945年版]-カシチェイのグロテ
スクな踊り(北ドイツ放送交響楽団[1984年、キール])
ブラームス:交響曲第1番-第2楽章(ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
[1959年、ケルン])
ブラームス:交響曲第2番-第1楽章(北ドイツ放送交響楽団[1984年、キール])
第2部:音楽に身を捧げて-ギュンター・ヴァント・ラスト・インタビュー
[2001年11月30日、スイス、ウルミッツのヴァント自宅にて収録]
インタビュアー:ヴォルフガング・ザイフェルト(約80分)
字幕:英語、仏語
2012年は、ドイツの巨匠指揮者ギュンター・ヴァント(1912.1.7 ドイツ、エル
バーフェルト生-2002.2.14 スイス、ウルミツ没)の生誕100年・没後10年にあた
ります。生涯にわたって「音楽に奉仕する Musik zu dienen」ことを自らのモ
ットーとし、自分の理想とする演奏を妥協することなく厳しく追い求めた「音
楽の求道者」でもありました。
ヴァントの後半生約30年間の足跡は、名門RCA Red Sealレーベルへの録音とな
って結実しており、巨匠亡きあとも私たちはその独自の音楽観を味わうことが
出来ます。これは、生誕100年・没後10年というアニヴァーサリー・イヤーに
当たり、その中から永遠の定番ともいうべき、セッション録音のベートーヴェ
ン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーのセッション録音を中心に、
ヴァントがRCAに残したレパートリーをCD28枚に網羅した究極のボックス・セ
ットです。
ドキュメンタリーと生涯最後のロング・インタビューを収録したDVD付き。
「レナード・バーンスタイン-ザ・シンフォニー・エディション」と同様の、
LPサイズのボックスに収納。大判の32ページ解説書付き。解説書には、世界初
公開となるヴァント手書きの編集指示メモ(抜粋)が掲載されています。


8869192295-2 6枚組 ¥3200
初回生産限定盤
[ギュンター・ヴァント生誕100年・没後10年記念リリース]
ブルックナー:交響曲選集/ベルリン・フィル
アントン・ブルックナー
【Disc1】交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」[1878/80年稿](68:40)
【Disc2】交響曲第5番変ロ長調[原典版](76:52)
【Disc3】交響曲第7番ホ長調[原典版(ハース版)](66:38)
【Disc4&5】交響曲第8番ハ短調[1890年第2稿(ハース版)](89:07)
【Disc6】交響曲第9番ニ短調[原典版](61:59)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ギュンター・ヴァント
[録音]1996年1月12日-14日(第5番)、1998年9月18日&20日(第9番)、
1998年1月30日、31日&2月1日(第4番)、1999年11月19日-21日(第7番)、
2001年1月19日-22日(第8番)、
ベルリン、フィルハーモニーでのライヴ・レコーディング
文字通り「最後の巨匠」であったギュンター・ヴァント最晩年の名声を決定付
けた、1996年から2001年にかけて録音されたベルリン・フィルとの名盤、ブル
ックナーの交響曲集(第4番・第5番・第7番・第8番・第9番)を海外盤では初め
てボックス・セット化。これらは長命だったヴァントの長い録音歴の中でも、
演奏・録音のクオリティ双方が最も高いもので、発売以来累計15万枚以上のベ
ストセラーとなっているほか、交響曲第4番は1998年度レコード・アカデミー
大賞を、第9番は1999年のレコード・アカデミー賞(交響曲部門)を受賞してい
ます。巨匠の辿りついた深い境地を、ベルリン・フィルが強靭なアンサンプル
で具現化していく決定的名演ばかりです。

<NAXOS> 各1枚 \1000 ※BOX 2点は除く
8.572675
ドビュッシー:管弦楽作品集第7集
1-2.ピアノと管弦楽のための幻想曲/3.クラリネットのための第1狂詩曲
4.サックスと管弦楽のための幻想曲(管弦楽編曲:J.ロジェ=デュカス)
5-6.2 つの舞曲「神聖な踊りと世俗の踊り」
ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)…1-2/ポール・メイエ(クラリネット)…3
アレクサンドル・ドワシー(アルト・サクソフォン)…4
エマニュエル・セソン(ハープ)…5-6
フランス国立リヨン管弦楽団
準・メルクル(指揮)
準・メルクルによるドビュッシー(1862-1918)の管弦楽作品集もこれで第7集と
なりました。今回は協奏的な作品を中心に収録しています。ティボーデ、ネイ
エ、ドワシーら、名手を惜しげもなく投入したNAXOSらしからぬ(?)贅沢な1枚
です。

8.572272
カプースチン:8つの演奏会用練習曲&24の前奏曲
1-8.8つの演奏会用練習曲(前奏曲/夢/トッカティーナ/思い出/冗談/パストラ
ーレ/間奏曲/フィナーレ)
9-32.ジャズ・スタイルによる24の前奏曲
カテリーネ・ゴルデラーゼ(ピアノ)
今から10年ほど前には、まだこのロシアの作曲家についての情報はほとんどな
く、さる名手が「ピアノ・ソナタ第2番」の日本初演をすると言う時の会場の
興奮などは、今でも伝説となって生きているほどです。最近では、彼の知名度
も飛躍的にあがり、本人の自作自演CDリリースや、楽譜の出版なども相俟って、
この「ジャズ様式のクラシック音楽」も日常に溶け込むものとなっています。

8.572639
ヤナーチェク:
1-8.グラゴル・ミサ JW III/9(1928)
9-13.シンフォニエッタ
クリスティーネ・リボー(ソプラノ)/エヴァ・マルシニク(アルト)
ティモシー・ベンチ(テノール)/ヴォチェク・ギールラッハ(バス)
ヤロスラフ・マラノヴィチ(オルガン)
ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団…《グラゴル・ミサ》
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
晩年になって、人生の輝きを取り戻したヤナーチェク(1854-1928)は、堰を切っ
たように次々と名作を生み出します。この「グラゴル・ミサ」と「シンフォニ
エッタ」もその中に含まれる人類の至宝とも言える傑作です。ヴィトとワル
シャワ・フィルという最高の演奏者による2つの作品、まさに文句のつけよう
のない名演が繰り広げられています。

8.572771
ランチーノ:レクイエム(2009)
ハイディ・グラント・マーフィー(ソプラノ)
ノラ・グビッシュ(メゾ・ソプラノ)/スチュアート・スケルトン(テノール)
ニコラ・クルジャル(バス)
フランス放送合唱団/フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
エリアフ・インバル(指揮)
まるで巨大な鉄槌を振り下ろすかのように、重々しい打撃音が延々と続くこの
フランスの作曲家ランチーノ(1954-)による「レクイエム」の冒頭。ここを聴い
ただけで思わず頭を垂れてしまいたくなるような、衝撃的な作品です。20世紀
になって書かれたレクイエムは、宗教的な観点よりも、より人間の存在につい
て掘り下げるものが多いのですが、この曲もその一つの形と言えるでしょう。
テキストは「めぐりあう朝」の原作者として知られるパスカル・キニャール。
彼との3年間に及ぶ共同作業からこの作品が生まれたと言います。彼らは死と
永遠の時間について、答えの出ることのない質問を、レクイエムという形式で
聴き手に突き付けます。マーラー、ブルックナーで音楽というものを高みに引
き上げた名指揮者インバルによる、人間の暗部に光を当てるかのような明晰な
演奏です。

8.571287
イディル・ビレット/ソロ・エディション第3集
リスト:12の大練習曲集 S137/R2a(1837)
イディル・ビレット(ピアノ)
リスト(1811-1886)の数ある作品の中でも「超絶技巧練習曲」はとりわけ人気
を誇っています。しかし、一般に知られるこの作品が成立するまでに、2段階
の成長過程があったことをご存知でしょうか?まず最初は、15歳の時に出版し
た「12の練習曲」で、こちらは天才の萌芽はあるものの、まだまだ小手調べと
言ったところです。そして次が26歳の時に改定したこの「12の大練習曲」で、
その後、幾度かの改定を経て、41歳に出版された第3稿が、通常聴かれる「超
絶技巧練習曲」です。このアルバムの第2稿はとりわけ演奏困難な作品であり、
リスト自身でなければ完璧に演奏することは無理だとされ、これまでに録音も
ほとんど存在しない(リスト全集などを除けば)「幻の」作品です。曲ごとに
様々な違いがあり、興味は尽きませんが、後に「マゼッパ」と命名される第4曲
は特に聴きもの。リストが自らの技巧の限界を追求しながら書いたであろう、
難しすぎるヴァージョンを、易々と弾きこなすビレットは、もしかしたらリス
トを超える存在なのかもしれません。

8.572585
ショパン:
1.2台のピアノのためのロンドハ長調 Op.73
2.ロッシーニの「チェネレントラ」の主題による変奏曲
3.ワルツ嬰ヘ短調「メランコリックなワルツ」Op.posth.
4.マズルカ第60番ニ長調 Op.posth.
5-8.ピアノ三重奏曲ト短調 Op.8
クングスバッカ・ピアノ三重奏団(メンバー:マリン・ブロマン(ヴァイオリン)
…5-8/イェスパー・スヴェドベルイ(チェロ)…5-8/サイモン・クロフォード=
フィリップス(ピアノ)…1-8)/フィリップ・ムーア(ピアノ)…1/エミリー・
バイノン(フルート)…2
ショパン(1810-1849)は「ピアノの詩人」と称されますが、ほんの一握りの室
内楽作品も書いています。そのほとんどは、10代に書かれたもので、晩年の作
品のような深みは薄いものの、甘美で抒情的なメロディに満ちています。
ここでフルートを演奏しているのは名手バイノン。なんと贅沢なことでしょう。
2曲のワルツとマズルカも18歳頃の作品です。ちょっぴりメランコリーで、き
らきら輝く若きショパンの青春譜です。

8.572259
ステンハンマル:
1-3.ピアノ協奏曲第2番ニ短調 Op.23
4-7.ピアノ協奏曲第1番変ロ長調 Op.1
ニクラス・シーヴェレフ(ピアノ)
マルメ交響楽団/マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)
ストックホルムでピアノと作曲を学び、最初はピアニストとしてデビューし
スウェーデンの作曲家ステンハンマル(1871-1927)。1897年からは指揮者とし
ても活動を始め、1900年にはストックホルム王室歌劇場の楽長に就任したほど
の才能の持ち主でした。この2曲のピアノ協奏曲は、そんな彼の全ての才能を
目の当たりにできる素晴らしいものです。1893年に書かれた第1番はブラーム
ス風でもあり、チャイコフスキー風でもあるという、まさに後期ロマン派の音
楽。そして1904年から1907年に書かれた第2番は、ピアノとオーケストラの緊
張感に満ちた対話で始まり、少しずつ劇的な流れへと変化していきます。めま
ぐるしく変化する楽想からは一時たりとも耳を離すことができません。ピアニ
ストのシーヴェレフのテクニックは感嘆ものですが、指揮をしているヴェン
ツァーゴの圧倒的な存在感にも注目。あまりにも独創的なブルックナーを振る
ことで知名度がぐんぐん上がっているという通好みの人です。

8.559702
ハンソン:
1-4.交響曲第3番 Op.33
5-8.組曲「メリー・マウント」Op.31(序曲/子どもたちのダンス/愛の二重唱/
第2幕への前奏曲と五月柱のダンス)
シアトル交響楽団
ジェラード・シュワルツ(指揮)
数多いアメリカ音楽の中でも、最も重要な位置を占めるハンソン(1896-1981)の
交響曲シリーズ。今回は第3番をお届けいたします。この曲は 1936年から1938
年に書かれた作品で、ハンソン特有の「北欧らしさ」も存分に備えた美しくも
雄大な風情を持っています。もう1曲は、自身のオペラから編曲した「メリー
・マウント」組曲です。悲劇的な内容を持つ作品で、音楽も極めて雄弁。難解
さを配した活力漲る作品です。

8.572498
マーラー :交響曲「大地の歌」
ヘーネ・ヘンシェル(メゾ・ソプラノ)…2.4.6
グレゴリー・クンデ(テノール)…1.3.5
ヒューストン交響楽団
ハンス・グラーフ(指揮)

8.572824-25 2枚組
ショスタコーヴィチ:新バビロン Op.18
〈CD1〉
1.一般発売 :戦争 -プロイセンの死/2.真っ逆さまに:パリ/3.パリの包囲戦
4.1871年3月18日:3月18日の朝に労働者はまだ彼らの銃を守って
〈CD2〉
1.パリに対するヴェルサイユ:パリは何世紀にもわたって立っていた
2.バリケード:防衛第49回日/3.銃殺する:パリの平和と秩序がある
4.死亡:「裁判」/5.続く:オリジナル・エンディング
バーゼル・シンフォニエッタ
マーク・フィッツ=ジェラルド(指揮)
無声映画のための音楽「新バビロン」は、ショスタコーヴィチ(1906-1975)22
歳の時に手掛けたもので、監督も23歳のコージンツェフと26歳のトラウベルグ
という若手であり、俳優も22歳のゲラーシモフを起用したという、何とも若々
しく刺激的な作品だったようです。
このアルバムは最初の「失われた」原稿総譜から、復元出来得る音楽を全て拾
い出しました。最初の編成通り、弦楽器は5人のみで演奏されています。当時
流行していた曲を念頭に置きながら、嵐のようなリズムと咆哮する金管ファン
ファーレを随所にを取り入れたこれらの曲、1930年代の聴衆にはさぞ奇異に
映ったことでしょう。

8.572744
クリスマス前のもう一つの夜 ,そしてスクルージ
1.フォックス(1626-):キャロル・ファンタジア
2.ケリー(1934-):スクルージ
3-7.レーン(1950-):
オールド・クリスマス・ミュージック(16世紀の作者不詳の音楽 :ガウダーテ
/P.ウォーロック :最初の慈悲/フランスの伝承曲:たいまつ手に手に/P.ウォー
ロック:ベツレヘム・ダウン/M.レントヴィチ :キャロル・オブ・ザ・ベル)
8.レーン:クリスマス前の他の夜
9.カーティス(1959-):クリスマス・ラッシュ
10.レビコフ(1866-1920):
クリスマス・ツリー組曲 Op.21より第1楽章「ワルツ」
11-14.リスト(1811-1886):
クリスマス・ツリーより(G.ジェイコブ& F.レーンによる管弦楽編曲版)/(ツ
リーに明かりを灯けよ/カリヨン/古き時/ポーランド風)
15.サンダース(1968-):おとぎ話のそりすべり
16.モーリー(1923-2009):スノーライド
17.チャイコフスキー (1840-1893):
四季 Op.37bより 11月「トロイカ」(P.レーンによるクラリネット、ヴァイオ
リン、ヴィオラ、チェロとピアノ編)
18.ジョーンズ(1984-):クリスマス・クラッカー
サイモン・カロウ(ナレーター)…2.8
RTEコンサート・オーケストラ…1.2.8.9.11-14.16-18
ロイヤル・バレエ・シンフォニア…3-7.10.15
ギャヴィン・サザーランド(指揮)
クリスマス…誰もに等しく訪れる聖なる一日。冷酷無慈悲なスクルージにも
「この日」は訪れました。このアルバムのトラック2は、そんな彼の物語、ディ
ケンズの「クリスマス・キャロル」が凝縮されて語られています。 3人の精霊
たちの言葉は、彼に何をもたらすのでしょうか?結末を知らない人はもちろん、
ご存知の人も、ぜひこの愛らしくも示唆に富んだ音楽劇に耳を傾けてみてくだ
さい。「情けは人のためならず」この言葉をもう一度噛みしめてみたくなるか
もしれません。他にもクリスマスを思いながら聞きたい曲ばかり。管弦楽編曲
のリスト「クリスマス・ツリー」や室内楽版のチャイコフスキー「トロイカ」
は、他では聞けない充実した音色を持っています。

8.572628
1-3.ピラーティ(1903-1938):ピアノ五重奏曲ニ長調(1927-1928)
4-6.ロンゴ(1900-1954):ピアノ五重奏曲(1934)
※世界初録音
チコルーロ・アルティスティコ・アンサンブル(メンバー:ダリオ・カンデーラ
(ピアノ)…1-3/ジュセッペ・カロテヌート(第1ヴァイオリン )/ニコラ・マリ
ーノ(第2ヴァイオリン )/ジュセッペ・ナヴェッリ(ヴィオラ)/マヌエラ・アル
バーノ(チェロ))/アルド・チッコリーニ(ピアノ)…4-6
このアルバムは、ほとんど無名な2人のナポリの音楽家を取り上げます。もち
ろん全て世界初録音となる貴重な物です。ピラーティは音楽学者ガヴァッツェ
ーニが「歌のように気まぐれで、活動的。南のバロックのようだ」と評した作
曲家。たしかにこのピアノ五重奏曲は、なぜ、この曲がニ長調なの?と思うほ
ど、最初はびっくりするほど暴力的に始まるります。もちろん3分ほど過ぎる
と、泣きたくなるほど甘美な曲想へと変わるのですが。全く聴き手を翻弄され
る興味深い作品です。もう一人のロンゴは、ピアニスト、アルド・チッコリー
ニの師の一人であり、この録音にもチッコリーニ自身が参加、音によるリスペ
クトを成し遂げています。彼の作品は緊密な音で構成されながらも、どこかし
ら暖かく、喜ばしさを湛えています。チコルーロ・アルティスティコ・アンサ
ンブルは、このような知られざる作品の復興を積極的に行っているアンサン
ブルです。

8.559692
ガルフストリーム -アメリカの室内楽作品集
1.ラーセン(1950-):ロデオ・クイーン・オブ・ヘブン
2.リーウェン(1953-):ガルフストリーム
3-6.シックリー(1935-):
クラリネット、,ヴァイオリン、チェロとピアノのための四重奏曲
7-9.コープランド(1900-1990):六重奏曲
エンヘイク(メンバー:キム・ウォンカク(クラリネット)/M.ブレント・ウィリ
アムズ(ヴァイオリン)/キム・ヤヨン(チェロ)/パク・ウンヒ(ピアノ))/コリ
ーヌ・スティルウェル(ヴァイオリン)/パメラ・リャン(ヴィオラ)
現代アメリカの4つの室内楽作品を集めた小粋な1枚です。最初のラーセンの曲
は「マドンナと銃」という絵画からインスピレーションを受けたもので、まさ
に暴れ馬を連想させるようなパワーある音楽です。2曲目はリーウェンの作品。
タイトルの「ガルフストリーム」とはメキシコ湾流の意味。カリブ海からメキ
シコ湾に入り、フロリダ海峡を通って大西洋に流出するという複雑な流れをと
ります。地球温暖化の一端をも担っているといわれる極めてスリリングな海流
で、音楽も負けずに劇的です。シックリーの四重奏曲は、ちょっぴり憂鬱な
フォーク・ミュージックであり、コープランドの六重奏曲は、生命力溢れる元
気のよい作品です。この上なく刺激的で、どことなく懐かしい・・・そんな音
楽を聴きたい方にぴったりです。

8.572522
ハルヴォルセン&ブルーニ:作品集
《ヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935)》
1.ヘンデルの主題によるサラバンドと変奏
2.パッサカリア(原曲:ヘンデルの組曲第7番ト短調 HWV432)
3.ノルウェーの旋律による演奏会用カプリース
《アントニオ・バルトロメオ・ブルーニ(1757-1821):
6つの協奏的二重奏曲第4巻》
4-5.二重奏曲第1番変ホ長調/ 6-7.二重奏曲第2番ト短調 -長調
8-9.二重奏曲第3番変ロ長調/10-11.二重奏曲第4番ニ長調
12-13.二重奏曲第5番ハ長調/ 14-15.二重奏曲第6番ヘ長調
ナターリア・ロメイコ(ヴァイオリン)
ユーリ・ジスリン(ヴィオラ)
大作曲家と呼ばれる一部の人の影には、重要な働きをしたにも関らず、死後忘
れられてしまった星の数ほどの作曲家たちが存在します。このアルバムに収録
された2人の作曲家も、どちらかと言えば後者に属するでしょう。と、言って
もハルヴォンセンは比較的名前が知られていて、偉大なるヴァイオリニストで
あったと同時に、ノルウェーの音楽発展にも寄与しました。中でも、この「サ
ラバンド」と「パッサカリア」はバロック時代の音楽に新しい息吹を与えた名
作。腕自慢のヴァイオリニストが、しばしばコンサートで取り上げているよう
です。ブルーニに至っては、ほとんど知られていません。イタリアのクネオで
生まれ、 23歳でパリへ移住。ヴァイオリニストとしての名声を確立し、デ・
ムッシュ劇場のヴァイオリニストの地位を得てからオペラの作曲、指揮にも手
を染め、その後はオペラ・コミークの責任者となり、20曲ほどの自作で大評判
を取った人です。最終的にはイタリアにできた新劇場の監督となり、祖国で生
涯を終えました。そんなブルーニの作品は、驚くほどに劇的で優美な旋律を持
っています。こんなに美しい曲があるとは!と驚くことでしょう。

8.572667
ハイドン:フルート三重奏曲集
1-3.フルート三重奏曲第16番ニ長調 Hob.XV:16
4-6.フルート三重奏曲第15番ト長調 Hob.XV:15
7-8.フルート三重奏曲第17番ヘ長調 Hob.XV:17
ウーヴェ・グロット(フルート)/マルティン・ルンメル(チェロ)
クリストファー・ヒンターフーバー(ピアノ)
この 3曲には、既にピリオド楽器の演奏も存在しますが、ここではモダン楽器
で、現代的なアプローチによる演奏をお聞きいただけます。ハイドンの室内楽
曲、いや全作品がが、まだ一般的な地位を獲得していない理由の一つには、も
しかしたら作品数が多すぎるせいもあるかも知れません。ちなみに第16番の冒
頭は、あの有名なモーツァルトの作品にそっくりです。

8.572690
(JAN 4945604726900)
イタリアのクラリネット曲の宝石箱
1.ボンナルド(1885-1972):協奏的ワルツ/ 2.ボンナルド:ノットゥルノ
3.ボンナルド:ロンド/ 4-6.カッペッティ(1875-1918):小組曲
7.カッペッティ:ノットゥルノ
8-9.ガブッチ(1896-1976):アリアとスケルツォ
10.スターディオ(1882?-1938):セレナータ/11.スターディオ:ブルレスカ
12.デ・ロレンツォ(1875-1962):サルタレッロ Op.27
13.ディ・ドナート(1887-1967):パストラーレ
14.カットリカ(1882-1962):二重奏曲/ 15.ベッローネ(20世紀):セレナータ
16.スカルモリン(1890-1969):夜想曲
17.スカルモリン:序奏とタランテッラ
※世界初録音(トラック 8.9を除く )
セルジオ・ボシ(クラリネット)/リッカルド・バルトリ(ピアノ)
イタリアのクラリネット組曲集(8.572399)で知られざる作品を楽しく聴かせて
くれた、クラリネットのボシとピアノのバルトリのコンビによる、またまた知
られざる作品の宝石箱です。このアルバムに収録されている曲のほとんどが世
界初録音ですが、「なぜ、こんなに優れた曲が知られていないのだろう?」と
不思議に思えるものばかり。イタリア風のサルタレッロやタランテッラ、ブ
レスカ、セレナータなど曲名を見ているだけでも楽しい1枚ですが、実際の聴
いてみると、まるでオペラ・アリアを聴いているかのように華麗で瀟洒な曲が
後から後から出てきます。例えば冒頭の、ボンナルドの「協奏的ワルツ」では、
まさに花開くようなクラリネットのパッセージが印象的。楽しげな曲、郷愁を
呼び起こす曲、燃える曲・・・クラリネットの表現の多様性にも気づかされる
極上の 1枚です。

8.572369
20-21世紀ギリシャのフルート作品集
1.アントニノウ(1935-):ミケーレのためのラメント
2-3.テルザキス(1938-):2つのメルヒェン
4.ロゴテティス(1921-1994):グローブス
5.コウナディス(1924-):「魔法にかけられた譜面台」より「ブルース」
6.イオアニディス(1930-):断片II/ 7.アダミス(1929-):メリスマ
8.クールーポス(1942-):悲歌/9.ポルプーダキス(1974-):エオリアの悲歌
10.ツァンガリス(1956-):アナウンス
11.コッソーナ(1976-):デゥアスラッシス
12.クーメンダキス(1959-):私を忘れてください
カトリーン・ゼンツ(フルート)/シャラ・イアコビドウ(チェンバロ)…5
アンゲリカ・カタリオウ(メゾ・ソプラノ)…7
ギリシャの現代フルート作品集です。作曲家の名前には、全くと言っていいほ
ど馴染みがありませんが、収録されている音楽は本当に多種多彩。特殊奏法、
古代のメロディ、民謡など、様々な要素が入り混じり、その音色は、ある時は
優しくそして神秘的に耳を掠めていくのです。無伴奏のソロから多重録音、
チェンバロとのアンサンブル、声との交合など変化に富んだ選曲は、フルート
という楽器の可能性を更に広げることは間違いありません。

8.572632
アニマ・メア -わが魂-中世の聖なる音楽
1.作者不詳:汝の婚礼の間を飾れ
2.作者不詳:われは信ず,わが贖い主はいきたまう
3.ハース:天主の聖母マリア/4.作者不詳:救いのうちにある者
5.作者不詳:光なり日なるキリスト/6.作者不詳:水と求める鹿のように
7.ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:おお新緑よ,その生命力よ
8.作者不詳:われらは粗布と灰をもちて
9.作者不詳:あがめよ,主の十字架を憐れみたまえ
10.作者不詳:あがめよ,主の十字架を憐れみたまえ/11.マニフィカト
12.主よ,われらの祈りを聞きたまえ
アンサンブル・コスメディン(メンバー:ステファニー・ハース(ヴォーカル,
ベル)/クリストフ・ハース(ボウド・プサルテリウム&ベル&ロング・ネック
・リュート・タンブーラ&テノール・フィドル・ルベーバ ))
今からおよそ1000年ほど前のヨーロッパ。この頃は、ゲルマン民族大移動が収
拾して定住化が進み、それと共にキリスト教が大衆へ浸透し、封建制社会が確
立していったとされます。人々におけるキリスト教の概念は一体どのようなも
のだったのでしょう?このアルバムで、当時の聖なる音楽を聴きながら、純粋
な魂を模索してみるのはいかがでしょうか?ローマの典礼聖歌、中世ノートル
ダム楽派の音楽、讃歌、そしてビンゲンの書いた神との交唱。ほとんどが作者
不詳であり、その音楽も簡潔なものですが、1曲ごとに新鮮な驚きと、ぞくぞ
くするような快感を味わうことができるでしょう。トラック3のみは演奏者、
編曲者であるC.ハースの手によるもの。少々違った味わいが、これまたステキ
です。

8.660308-09 2枚組
ウォレス:歌劇「マリターナ」
※MARCO POLO 8.223406-07より移行盤
マジェラ・カラーフ(S)/リンダ・リー(Ms)
ポール・チャールズ・クラーク(T)/イアン・キャディ(Br)
ダミアン・スミス(Br)/クエンティン・ヘイズ(B)
RTEフィルハーモニー合唱団
RTEコンサート・オーケストラ
プロインシアス・オ・デュイン(指揮)
アイルランド生まれの作曲家ウォレス(1812-1865)。なかなか波乱に満ちた生
涯を送った作曲家として名を馳せています。以前リリースした歌劇「ラウリー
ン」(8.660293-94)でその作風と才気煥発な音楽が話題を呼び、また彼自身の
トランスプリクション集(8.572774)では、驚くほどのピアノの超絶技巧が世に
知られることとなりました。そんなウォレス。「他の作品はないのか?」とい
うファンの声にお応えして、以前 MARCO POLOからリリースされていたオペラ
全曲「マリターナ」が NAXOSレーベルで復活しました。この「マリターナ」は
19世紀頃のイギリスでは最も人気のあるものの一つでした。 1848年の初演で
大成功を収め、その後、ウィーンからフィラデルフィアまで数多くの劇場でこ
の作品が上演されたということです。題材としても、アリアの美しさを取って
も、どれもが親しみやすく美しい作品。これは聴かなければもったいない!

8.572587
ヘンデル:9つのドイツ語アリア集・グローリア
1-9.9つのドイツ語アリア集(先なる日々の思いわずらい HWV202/戯れる波の
きらめく輝き HWV203/かわいい矢車草の花 HWV204/快い静けさ,やすらぎの泉
HWV205/歌え魂よ,神をたたえて HWV206/私の魂は見つつ聞く HWV207/うす暗
い墓穴から来たお前たち HWV208/快い茂みの中に HWV209/燃えるばら ,大地の
飾り HWV210)
10-15.グローリア HWV deest(天のいと高きところには神に栄光あれ/地には
御心にかなう人に平和あれ/われらは主をほめ、主をたたえ/神なる主、天の王、
全能の父なる神よ/世の罪を除きたもう主よ、われらを憐みたまえ/主のみ聖な
り、主のみ王なり)
ドロテア・クラクストン(ソプラノ)/フレドリーク・フレム(ヴァイオリン)
ハンナ・イドマーク(ヴァイオリン)
シェルド・ライベッカー・ステッフェンセン(チェロ)
ラーシュ・バウンキルド(ヴィオローネ )…10-15
レイフ・メイエ(チェンバロ&オルガン )
バッハと同じ年にドイツで生まれるも、20代後半からイギリスに渡り、この地
で生涯を終えたヘンデル(1685-1759)。そのせいか、彼は母国語であるドイツ
語を作品に用いることはほとんどありませんでした。この「 9つのアリア」は
珍しくドイツ語の歌詞によるものです。ハンブルクの詩人ブロッケスは当時広
く愛好されていた人で(他にもテレマンなどがこの詩人のテキストを用いてい
る)、自然の美しさから神を見出し、その存在に祈りを捧げるという内容がヘ
ンデルの心を捉えたに違いありません。ソプラノ、ヴァイオリンと通奏低音と
いう小さな編成ですが、まるでオペラのアリアのようにドラマティックで技巧
的。声の美しさを存分に堪能できる作品です。グローリアは、1707年、彼がイ
タリアに滞在していた頃に書かれた作品で、ずっと行方不明になっていました
が、2001年に発見されてからというものの、ローマ・カトリック教会の重要な
レパートリーとなったものです。

8.572868
眠れ、聖なる幼子よ-クリスマスの子守歌
1.キャンプキン(1984-):眠れ、聖なる幼子よ…世界初録音
2.フィンジ(1901-1956):子守歌…世界初録音
3.ド・マンシクール(1510-1564):おお、エマニュエル…世界初録音
4.マッジ(1974-):大いなる神秘よ…世界初録音
5.リング(1933-):マニフィカト…世界初録音
6.キャンベル(1983-):眠れ、私の夢よ…世界初録音
7.バスク地方の伝承曲:子守歌…世界初録音
8.パイゴット (1485-1549):幼子イエスをあやす聖母マリア
9.ペヴァン(1951-):マニフィカト
10.ダッガン(1963-):おお御子、ここに生まれる
11.バージェス(1975-):コヴェントリー・キャロル…世界初録音
12.ポット(1957-):眠れ、いとしき子
ブロッサム・ストリート
ヒラリー・キャンベル(指揮)
すでに地上にはこんなにも子守歌が溢れているというのに、まだまだ知られて
いない歌があるのです。このアルバムは、その中でもキリストの生誕を描いた
作品を集めたものです。いわばクリスマスの音楽であり、どれも静けさと喜び
に満ちています。ここに収録された作品のほとんどは、現代のものですが、
16世紀に書かれたものも交じっていて、その響きの違いがまた美しい彩りを添
えています。心の底まで洗い清められるような慈愛に満ちた演奏も素晴らしい
の一言です。

8.501203(CD12枚+DVD1枚) \5150
ハイドン:バーチャル・ハイドン-鍵盤独奏曲全集
トム・ベギン(ピアノ&フォルテ・ピアノ)
ハイドン(1732-1809)のピアノ曲全集を様々な試みによって現代によみがえら
せるというプロジェクト「ヴァーチャル・ハイドン」。こちらの全貌は
Blu-ray DISC(NBD0001-04…近日発売 )にて詳細を知ることができるでしょう。
こちらでは、まず、その偉大なる演奏をCDでお楽しみいただきたく思います。
同梱のDVDでは、3時間に渡っての演奏家&研究者であるベギンの奮闘ぶりが
ご覧いただけます。日本語字幕が付いていますので、細かい部分も文句なし
です。

8.503801 38枚組 \8900
シューベルト:歌曲全集 BOX
演奏:様々なアーティスト
NAXOSが長い期間をかけて、着々と進行させたシューベルト(1797-1828)の歌曲
全集。最新の研究結果を踏まえ、ドイツが誇る歌手たちを揃えた、万全の仕上
がりです。一家に1セット。オススメいたします。

8.111380
グレート・ヴァイオリニスト・シリーズ
/ハイフェッツ小品集第2集(1944-1948)
1.カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
フィガロ(ロッシーニの歌劇「セヴィリャの理髪師」より )
2.ドヴォルザーク(1841-1904):ユモレスク
3.ゴドフスキー(1870-1938):12の印象より「ウィーン風」
4.ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品
5.ドビュッシー (1862-1918):
子どもの領分よりゴリウォッグのケークウォーク
6.ドビュッシー:美しき夕暮れ
7.ドビュッシー:ベルガマスク組曲より「月の光」
8.グラース(1884-1954):競技場
9.プロコフィエフ(1891-1953):
組曲「3つのオレンジへの恋」Op.33bisより第3楽章「行進曲」
10.プロコフィエフ :
「ロメオとジュリエット」からの10の小品 Op.75より「マスク」
11.ショスタコーヴィチ:24の前奏曲 Op.34より第10番 嬰ハ短調
12.ショスタコーヴィチ:24の前奏曲 Op.34より第15番 変ニ長調
13.リムスキー=コルサコフ(1844-1908):歌劇「金鶏」より第2幕 太陽賛歌
14.チャイコフスキー(1840-1893):
懐かしい土地の思い出 Op.42より「メロディー」
15.ショパン(1810-1849):夜想曲第16番 変ホ長調 Op.55 No.2
16.ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲集より第7番 イ長調
17.グルック(1714-1787):
歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」-第2幕 精霊の踊り
18.サン=サーンス(1835-1921):動物の謝肉祭より白鳥
19.シューマン (1810-1856):森の情景 Op.82より「予言の鳥」
20.クレイン(1883-1951):舞曲第4番
21.ドホナーニ(1877-1960):ハンガリー牧歌 Op.32aよりアンダンテ・ルバート
22.シューベルト(1797-1828):4つの即興曲 Op.90より第3番変ト長調
23.サラサーテ(1844-1908):スペイン舞曲集 Op.22より第1番「ロマンス」
24.サラサーテ:スペイン舞曲集 Op.23より第6番「サパテアード」
ミルトン・ケイ(ピアノ)…1-4.6/エマヌエル・ベイ(ピアノ)…5.7-20
ベル・テレフォン・アワー・オーケストラ…21-24
ドナルド・ヴァヒーズ(指揮)…21-24
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
録音 1944-46年ニューヨーク デジタル・リストレーション…グラハム・ニュ
ートン
20世紀の巨匠、ハイフェッツの小品集を聴くシリーズ第2集。第1集(8.111379)
よりも更にパワーアップした妙技を堪能できる1枚です。この第2集は、DECCA
へ全部で52曲録音された音源の中からえりすぐりの小品を集めたものです。
彼自身による編曲も多く、その独特の歌い回しは他の誰にも真似のできない
孤高の世界へと到達しています。

8.111382
グレート・ヴィオリスト・シリーズ/プリムローズリサイタル集第1集
1.クライスラー(1875-1962):ボッケリーニの様式によるアレグレット
2.ドヴォルザーク(1841-1941):わが母の教え給いし歌
3.ドヴォルザーク:交響曲 第9番「新世界より」第2楽章
4.ドヴォルザーク :ユモレスク
5.マスネ(1842-1912):エレジー/6.クライスラー:愛の喜び
7.クライスラー:愛の悲しみ
8.クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
9.伝承曲:ロンドンデリーの歌
10.ショパン(1810-1849):夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9 No.2
11.シューベルト(1797-1828):アヴェ・マリア
12.チャイコフスキー(1840-1893):アンダンテ・カンタービレ
13.チャイコフスキー :ただ憧れを知る者だけが
14.ラフマニノフ(1873-1943):6つの歌 Op.4 第4番「夜の静けさに」
15.J.S.バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006より第3楽章 ガヴ
ットとロンド
16.C.P.E.バッハ(1714-1788):ソルフェッジョ ハ短調 Wq.117/2 H.220
17.ラモー(1683-1764):タンブーラン
18.ベンジャミン (1893-1960):ジャマイカ・ルンバ
19.ベンジャミン:マティー・ラグ/ 20.ベンジャミン:クッキー
21.ベンジャミン:サン・ドミンゴから
22.サン=サーンス(1835-1921):動物の謝肉祭から白鳥
23.ミロノフ:カプリース
ヨゼフ・カーン(ピアノ)…1.16.17/フランツ・ルップ(ピアノ )…2.3.5.8
ビクター交響楽団&チャールズ・オコネル(指揮)…4
マリアン・アンダーソン(コントラルト )…5.14
ハリー・アイザック(ピアノ)…6.13
デイヴィッド・スティマー(ピアノ )…7.12.22.23
シドニー・グーセンス(ハープ)…9.11
ウラディーミル・ソコロフ(ピアノ)…18.21
ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)
スコットランド生まれの偉大なるヴィオラ奏者プリムローズ。控え目な存在で
あったヴィオラの存在価値を飛躍的に高めた功績で知られます。彼がいなけれ
ば、ヴィオラが深い音色と多彩な表現力を秘めた楽器であることを多くの人々
は知ることができなかったかもしれません。このアルバムでは、そんな彼の妙
技をとことん味わうことができるでしょう。偉大なるアルト歌手、マリアン・
アンダーソンとのアンサンブルも絶品です。そして注目すべきはトラック10と
15で、こちらは、彼が経歴の初めに演奏していたヴァイオリンの音が収録され
ています。この滴るようなカンタービレは、やはりヴィオラの落ち着いた音色
がふさわしいのかもしれません。




<ONDINE>
ODE-1187 ¥2080
ソイレ・イソコスキ R・シュトラウス:歌曲集
1.万霊節 Op.10-8/2.美しく、しかし冷たい空の星よ Op.19-3
3.夜 Op.10-3/4.私は恋を抱いて Op.32-1/5.ダリア Op.10-4
6.ああ恋人よ、私は別れなければならない Op.21-3/7.私の眼 Op.37-4
8.わが子に Op.37-3/9.母親の自慢 Op.43-2/10.私の思いの全て Op.21-1
11.セレナード Op.17-2/12.献呈 Op.10-1/13.ばらのリボン Op.36-1
14.二人の秘密をなぜ隠すのか Op.19-4/15.あなたは私の心の王冠 Op.20-2
16.私の心は沈黙し冷える Op.19-6/17.解き放たれて Op.39-4
18.あしたに Op.27-4/19.ツェツィーリエ Op.27-2
20.オフィーリアの歌-どうしたらほんとの恋人を見分けられるだろう Op.67-1
21.オフィーリアの歌-おはよう、今日は聖ヴァレンタインの日Op.67-2
22.オフィーリアの歌-彼女は布もかけずに棺台にのせられ Op.67-3
23.あおい Op.post
ソイレ・イソコスキ(ソプラノ)/マリア・ヴィータサロ(ピアノ)
録音 2011年7月30日-8月2日イェルヴェンパー・ホール
フィンランドの名リリックソプラノ、ソイレ・イソコスキが歌うR.シュトラウ
ス(1864-1949)の歌曲集です。彼女は以前、管弦楽伴奏歌曲集(ODE-982)で感動
的な歌唱を聴かせましたが、今回は長年のデュオ・パートナーであるヴィータ
サロとの共演。彼女自身も「私の声にシュトラウスは良くあいます」と語るほ
ど、この作曲家に思い入れが強いようです。「献呈」や「チェツィーリエ」、
「明日に」などの有名な歌曲を始め、「万霊節」や「オフィーリアの歌」など、
シュトラウスの初期の作品から晩年に至るまで万遍なく選ばれた1曲1曲に彼女
の思いが詰まっています。また、シュトラウスのお気に入りであったソプラノ、
マリア・イエリッツァのために書かれた最晩年の作品「あおい」では、簡素な
曲の中に揺蕩う色香が存分に表現されていて、これまた名唱です。

ODE-1207 ¥2080
ドミトリ・ホロストフスキー ラフマニノフ:歌曲集
1.聖なる僧院の門の傍らに/2.おまえは覚えているか、あの夕べを?/
3.いや、お願いだ、行かないで Op.4-1/4.朝 Op.4-2
5.夜の静けさに Op.4-3/6.ああ、私の畑よ Op.4-5
7.わが子よ、おまえは花のように美しい Op.8-2/8.夢 Op.8-5
9.私はあなたを待っている Op.14-1/10.私は彼女の家に行った Op.14-4
11.私を信じるな、わが友よ Op.14-7/12.彼女は真昼のように美しい Op.14-9
13.私の胸のうちに Op.14-10/14.春の洪水 Op.14-11/15.時は来た Op.14-12
16.彼女たちは答えた Op.21-4/17.ミュッセからの断片 Op.21-6
18.ここは素晴らしい場所 Op.21-7/19.何という苦しさ Op.21-12
20.私は全てを奪われた Op.26-2/21.息がつけるでしょ
う Op.26-3/22.キリストは起き上がりぬ Op.26-6
23.私はふたたびただひとり Op.26-9/24.夜は悲しい Op.26-12
25.昨日私たちは会った Op.26-13/26.全ては過ぎ去り Op.26-15
ドミトリ・ホロストフスキー(バリトン)/イヴァリ・イルヤ(ピアノ)
日本にも度々来日し、その蠱惑的な歌唱で聴衆を魅了する名バリトン、ホロス
トフスキーがONDINEレーベルに登場です。記念すべき初リリースは、彼が最も
愛する作曲家の一人であるラフマニノフ(1873-1943)の歌曲集で、ピアノを伴
奏するのは、彼と長年デュオ・パートナーを務めるイヴァリ・イルヤであり、
まさに万全を尽くした最強のアルバムと言えるでしょう。繊細な感情表現と幅
広い声、そしてカリスマ的な魅力を持つホロストフスキーの歌うラフマニノフ
は、この作曲家の本質が歌曲にあることを、改めて認識させてくれるのに存分
な資質を備えています。今後の彼の録音ですが、チャイコフスキー、ムソルグ
スキー、タネーエフなどのロシア・アルバムが予定されています。




<CAPRICCIO>
C7115 4枚組 ¥2450
J.S.バッハ:平均律クラヴィア曲集 全曲
クリスティーネ・ショルンスハイム(ハープシコード…1624年製 リュッケルス)
2012年2月に来日予定である、世界的ハープシコード奏者&楽器研究者ショル
ンスハイムによるバッハ(1685-1750)の平均律クラヴィア曲集全曲です。ここ
で演奏しているハープシコードは、アルザスのコルマールにあるウンターリン
デン美術館所蔵のリュッケルス社(17世紀アントワープの有名なハープシコー
ド・メーカーで現存している楽器は極めて少ない)製造の楽器で、ショルンス
ハイムは「私が知っている最も美しい楽器であり、魅惑的な音色を持っていま
す。そして控え目な外見で現実的。暖かくよく歌う楽器です。バッハの対位法
音楽にとって不可欠な全ての要素を持ち合わせています。」と語るほど、この
楽器に惚れ込んでいるようです。バッハの時代から活躍していた楽器を使った
この演奏、もちろん考え抜かれたものであり、学術的にも音楽的にも完成度の
高さが光ります。

C5065 ¥2450
チャイコフスキー:
1-3.ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23
4-11.ロココの主題による変奏曲 Op.33
ツィモン・バルト(ピアノ)…1-3
ドミトリー・マスレンニコフ(チェロ)…4-11/ベルリン・ドイツ交響楽団
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
録音 2010年12月7-9日ベルリン放送 大ホール
チャイコフスキー(1840-1893)のピアノ協奏曲と言えば、数多くの演奏が世に
出ていて、そのどれもが聴き手の心を捉える美質に溢れています。が、この
演奏はその中でもとりわけ異彩を放つものとして記憶されることでしょう。
通常、華麗すぎるほどに華麗に始まる冒頭部から、何やら違和感あり。テンポ
設定、デュナーミクなどにはエッシェンバッハによる細心の工夫が凝らされ、
ピアノの繊細過ぎるタッチが妙に耳に残ります。ピアニストのバルトは、EMI
とONDINEを中心に数多くのCDをリリースしているアメリカのピアニストです
が、廉価版のDVDでショパンの協奏曲を弾く姿も披露されていて、これがまた
不思議な雰囲気を纏った若手ピアニストでした。現在では、髪型こそすっきり
したものの、その独特の解釈は健在であり、とにかく興味深いチャイコフスキ
ーを聴くことができます。「ロココ」でチェロを弾くマスレンニコフも、エッ
シェンバッハと共演を重ねていて、以前はショスタコーヴィチの協奏曲をリリ
ースしています。このアルバムでは、屈託のない明るい響きが印象的です。

C5074 2枚組 ¥2450
ロベルト・シューマンを巡って 第2集
〈CD1〉
1-3.R.シューマン(1810-1856):幻想小曲集 Op.73
4.R.シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
5-9.R.シューマン:民謡風の5つの小品集 Op.102
10.R.シューマン:夕べの歌 Op.85-12
11-14.クララ・シューマン(1819-1896):4つの歌
15.アルベルト・ディートリヒ(1829-1908):F.A.E.ソナタよりアレグロ
16.ブラームス(1833-1897):F.A.E.ソナタよりアレグロ
17.ブラームス:雨の歌 Op.59-3
〈CD2〉
1-2.テオドール・キルヒナー(1823-1903):
ロマンスと子守歌 Op.63…世界初録音
3-14.キルヒナー:12の幻想小品集 Op.90…世界初録音
15-17.カール・ライネッケ(1824-1910):
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.116…世界初録音
演奏: グトルン・シャウマン
(ヴァイオリン…1731年製 ストラディヴァリ・クレモナ)
ヴォルフガンク・ブルンナー
(フォルテピアノ…1836年.1870年製 J.B.ストライヒャー&1872年製
C.レニッシュ)
ヴァイオリニスト、グドルン・シャウマンによるオリジナル楽器で演奏する
シューマンと、その周辺を巡る人々の作品第2集です。第1集(C5040)で、楽器
の音色の美しさと艶やかさが存分に楽しめたのですが、今作では伴奏のフォル
テピアノが3種類用いられているという、当時の楽器好きにもたまらないアル
バムとなっています。もちろん作品への興味も尽きないところで、世界初録音
となる、シューマンの友人であったキルヒナーのオリジナル作品や、こちらも
初録音、室内楽作品でおなじみのライネッケの作品、ロベルト・シューマンが
友人アルベルト・ディートリヒとヨハネス・ブラームスとともに作曲したヴァ
イオリンソナタ(3人の共通の友人であるヴァイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒ
ムに献呈されました)から、シューマンの部分以外の2楽章など、シューマンを
巡る旅も最高潮に達するのではないでしょうか?ブラームスの「雨の歌」は、
ヴァイオリン・ソナタの方ではなく、歌曲からの編曲となります。歴史的にも
貴重なアルバムです。

C5064 ¥2450
シグナム弦楽四重奏団 四重奏の楽章
1.ヴォルフ(1860-1903):イタリア風セレナーデ
2.プッチーニ(1772-1815):菊の花/3.オルフ(1895-1982):四重奏の楽章 Op.22
4.アイヴズ(1874-1854):スケルツォ/5.リーム(1952-):四重奏の楽章(1993)
6.シューベルト(1797-1828):四重奏断章 D703
7.ウェーベルン(1883-1945):弦楽四重奏のための緩徐楽章
演奏: シグナム弦楽四重奏団(メンバー)ケルスティン・ディル(ヴァイオリン)
アンネッテ・ヴァルター(ヴァイオリン)
サンディ・ファン・デューク(ヴィオラ)/トーマス・シュミット(チェロ)
トゥイレの作品集(C5049)、ホルン奏者のグアルナシェッリと共演した「古典
派のホルン五重奏曲集」(C5059)で、その才能の片鱗を見せつけた、若きアン
サンブル「シグナム弦楽四重奏団」の新しいアルバムです。今作は“弦楽四重
奏曲”と名付けられていない作品を集めたという面白い1枚です。一つの楽章
の中にソナタ形式の全てをはめ込んだシェーンベルクの例を持ち出すまでもな
く、小さな曲の中に様々な要素を纏める試みは多くの作曲家たちによって行わ
れています。ヴォルフの「イタリア風セレナーデ」は弦楽合奏版がよく知られ
ていますが、こちらが原型。プッチーニの「菊の花」はイタリアに生まれ、ス
ペイン国王となったアメーデオ1世の追悼として書かれた作品。7分程度の陰鬱
な曲ですが、何とも濃厚な情念が宿る作品です。マノン・レスコー第3幕の間
奏曲へと転用されていることでも知られています。他にも、数多くのドラマが
詰まった各々の四重奏曲を、シグナム弦楽四重奏団は丁寧かつ説得力溢れる解
釈を聴かせてくれています。

C5108 ¥1750
クリスマス協奏曲
1-4.モルター(1696-1765):田園協奏曲 ト長調
5.ヘンデル(1685-1709):メサイアより「牧歌」
6-7.ヴェルナー(1693-1766):田園曲 ニ長調
8-11.コレッリ(1653-1713):合奏協奏曲 ト長調「クリスマス」 Op.6-8
12-13.トレッリ(1658-1709):合奏協奏曲 ト短調 Op.8-6
14-17.ロカテッリ(1695-1764):
合奏協奏曲 へ短調「クリスマス・イブ」 Op.1-8
18-20.マンフレディーニ(1684-1762):合奏協奏曲 ハ長調 Op.3-12
※C10442の新装盤
演奏: ハンス=ペーター・キルヒベルク(オルガン)/新ベルリン室内管弦楽団
ミヒャエル・エルクスレーベン(指揮)
ヨーロッパのクリスマス音楽と、羊飼いの音楽(牧歌、田園曲)は切っても切り
離せない関係にあります。とりわけバロックの時代、イタリアの作曲家たちは
好んでこのタイトルの作品を書きました。おそらくこのジャンルの曲はローマ
から北部イタリアで愛好されたようです。クリスマスが近づくと、アマチュ
ア、プロを問わず、多くの音楽家たちがこれらの曲を演奏し、壮麗な夜の風景
として盛り上がったことでしょう。喜び漲る美しくも親密な音楽は、聴くもの
の胸を熱くさせること間違いありません。

C5105 ¥1750
バッハ一族のクリスマス音楽集
1.J.S.バッハ(1685-1750):クリスマス・オラトリオより
2.J.C.F.バッハ(1732-1795):キリストの幼時より
3.J.L.バッハ(1677-1731):モテット「われらにみどり児生まれたもう」
4.C.P.E.バッハ(1714-1788):天は御神の栄光を語る Wq249より
5.W.F.バッハ(1710-1784):闇の行いを脱ぎ捨て Fk.80
6.J.E.バッハ(1722-1777):わが魂は主をあがめ
7.J.C.F.バッハ:モテット「目覚めよと呼ぶ声聞こえ」
※既発録音よりコンピレーション
演奏: 様々な演奏者
ヨハン・セバスチャン・バッハを筆頭とするバッハ一族のクリスマスに関する
音楽を集めた1枚です。当時はクリスマスが訪れる毎に、新しい音楽を演奏す
る必要があり、音楽家たちは総出で新作を発表していました(J.S.バッハのク
リスマス・オラトリオは使い回しの曲も含まれていたりしますが)。どの曲も
キリストの誕生を祝う喜びと、新年を迎える厳かさに満ち溢れ、輝かしくも
清冽なる響きを有しています。

C5104 ¥2450
J.C.F.バッハ:
1-12.オラトリオ「キリストの幼時」
13-15.モテット「目覚めよと呼ぶ声聞こえ」
※C10292の新装盤
演奏: バルバラ・シュリック(ソプラノ)/ヒルケ・ヘリンク(アルト)
ハイン・メーンズ(テノール)/ハリー・ファン・デル・カンプ(バス)
アルムート・キルシュナー(アルト)/ライニッシェ・カントライ
ダス・クライネ・コンツェルト/ヘルマン・マックス(指揮)
バッハとアンナ・マグダレーナの9人の子どものうち、下から2番目にあたるヨ
ハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795)のオラトリオとモテッ
トです。父バッハから音楽を学んだとはいえ、彼が活躍した時代は、そろそろ
古典派へと移行する時期であり、彼の作風も父バッハとはかなり違ったものと
なっていました。そのため、同時代の批評家たちからは、あまり高い評価を得
ていたわけではありませんでしたが、当時のイタリアの音楽を取り入れたり、
素晴らしいカンタータを書いたりと、活発な活動を続けました。ビュッケブル
クの宮廷にチェンバロ奏者として雇われてからは名声を確立。このオラトリオ
「キリストの幼時」は当時に知り合った神学者J.G.ヘルダーの詩による大作です。




<cpo>
777560-2 ¥2450
C.P.E.バッハ:オラトリオ「荒野のイスラエル人」
グドルン・シドニー・オットー(ソプラノ)/ニール・グラムス(ソプラノ)
ヘルマン・オズヴァルト(テノール)
ミヒャエル・ショッパー(バス・バリトン)
ザルツブルク・ホーフムジーク
ヴォルフガンク・ブルンナー(指揮)
1768年、C.P.E.バッハ(1714-1788)は、それまで寵愛を受けていたフリードリ
ヒ大王の元を離れ、テレマンの後任楽長としてハンブルクに向かいました。
その地で彼は一層宗教音楽に関心を持ち、到着してすぐにオラトリオ「荒野の
イスラエル人」を完成させました。これは、彼の芸術性を示す一種の名刺代わ
りともなるため、主題は中立的なものを選び、持ちうる限りの表現を駆使して
の、極めて劇的な作品を創り上げたのです。最初の音から迫力満点であり、ま
た深い精神性も持ち合わせています。

777728-2 ¥1700
ヘルツォーゲンベルク:無伴奏合唱作品集
1.6つの歌曲 Op.10/2.7つの歌 Op.57/3.詩編 第116番 Op.34
4.感謝祭に寄せて(典礼のための歌 第5部)Op.99/5.4つのコラール・モテット Op.102
ライニッシェ・カントライ
ヘルマン・マックス(指揮)
cpoレーベルが集中的に取り組んでいる、ヘルツォーゲンベルクの作品復興が
着々と進行しています。今回は彼の合唱作品集です。若い頃はピアニストとし
て活躍していたヘルツォーゲンベルク、その作品も室内楽がほとんどでしたが、
親しい友人の音楽学者フィリップ・シュピッタの影響を受けて、次第に合唱作
品へも関心が向くようになったのです。シュピッタは彼に様々なアドバイスを
与え、多くのテキストも紹介しました(フィリップの弟フリードヒリも、ヘル
ツォーゲンベルクにオラトリオの台本を提供しています)。そんなヘルツォー
ゲンベルクの合唱曲ですが、彼は詩を声高に歌い上げることはしません。彼の
音楽は常に思慮深く内省的です。しかしヘルツォーゲンベルクの心の中には滔
々と燃え滾るパトスが宿っていたのでしょう。時としてまろび出る熱き感情の
迸りは驚くほどの独自性を感じさせられるものです。

777354-2 ¥2450
アントン・エーベルル:ピアノ協奏曲集
1.ピアノ協奏曲 Op.32/2.ピアノ協奏曲 Op.40
パオロ・ジャコメッティ(フォルテピアノ…2)
福田理子(フォルテピアノ…1)
ケルン・アカデミー
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)
ウィーン生まれの作曲家、ピアニスト、教師エーベルル(1765-1807)のピアノ
協奏曲です。彼は幼い頃からピアノの才能に恵まれ、モーツァルトを始めとし
た大音楽家たちの指導もあって、まずは一流のピアニストとして活躍。ヨーロ
ッパ中を演奏旅行して評判となりました。作曲家としても200以上の作品を書
いたのですが、残念ながらそれらはほとんど残存しておりません。作品によっ
ては、モーツァルトの名前で公表されたものもあったりで、彼の全貌を知るに
はまだまだ資料が不足しているのが残念です。このピアノ協奏曲は、当時「ベ
ートーヴェンのライバル」と評された彼の資質を最もよく表すもので、18世紀
末に特有な典雅なスタイルを保ちながらも、独創的な部分も感じさせるという
優れた作品です。フォルテピアノの美しい響きも聞きものです。

777715-2 ¥2450
イタリアのオーボエ協奏曲集
1.サンマルティーニ(1700?-1775):オーボエ協奏曲 ト長調
2.ベッリーニ(1801-1835):オーボエ協奏曲 変ホ長調
3.ロッシーニ(1792-1868):序奏、主題と変奏曲 ハ長調
4.ドニゼッティ(1797-1848):
イングリッシュホルンと管弦楽のための協奏曲 ト長調
5.ピロッティ(1784-1838):
イングリッシュホルンと管弦楽のための協奏曲 ヘ長調
6.アギラー(1761-1808):オーボエ協奏曲 ハ長調
ディエゴ・ディニ・チアッキ(オーボエ&指揮)
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
イタリアのオーボエ協奏曲で最初に成功作をものにしたのは、かのヴィヴァル
ディでしょう。彼はおよそ30曲ものオーボエ協奏曲(どれもが超絶技巧を駆使
したもの)を書き、そのどれもが高く絶賛されました。この伝統は19世紀まで
続き、このジャンルで並ぶ国のない成功を収めることになったのです。もとも
と歌心に満ち溢れたイタリアという国の風土と、オーボエの優雅さが合致した
これらの作品は、まさに「歌うように」甘美なメロディに満ちています。ベッ
リーニ、ロッシーニ、ドニゼッティと言った名オペラ作曲家にぴったり合った
作品ともいえるでしょう。他の3人の曲も極上のもの。オーボエとは少しだけ
違う響きを持つイングリッシュホルンの音色にも注目してください。名手チ
アッキが完璧に吹きこなしています。

999907-2 ¥2450
テレマン:管楽のための協奏曲集 第7集
1.オーボエ協奏曲 ハ短調 TWV 51:c2
2.2つのクラリネット(シャリュモー)とヴァイオリンのための協奏曲
ヘ長調 TWV 43:F2
3.2つのフルートとファゴットと弦楽のための協奏曲 イ長調 TWV 53:A1
4.ブロックフレーテとファゴットと弦楽のための協奏曲 ヘ長調 TWV 52:F1
5.クラリネット(シャリュモー)と弦楽のための協奏曲 ニ短調 TWV 43:d1
6.コルノ・ダ・カッチャと弦楽のための協奏曲 ニ長調 TWV 51:D8
ラ・スタジオーネ・フランクフルト
ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
大好評、テレマン(1681-1767)の管楽のための協奏曲集も、あと1集を残すのみ
となりました。この第7集でもいつものように驚くばかりの多彩な音楽が楽し
めます。今回収録された6曲も、初期に書かれた短いオーボエ協奏曲 TWV 51:
c2に始まり、アイゼナハ宮廷楽長に就任した頃の作品であるヘ長調 TWV 52:F1
をはさみ、その後ハンブルク市の音楽監督に就任するまで、長年の活動の履歴
のようなものがよく表れています。いつものようにシュナイダーとラ・スタジ
オーネ・フランクフルトは、大胆な解釈によって、これらの作品の面白みを
表現し尽くしています。「18世紀に書かれた最高に面白い音楽」とシュナイ
ダーが語るテレマンの音楽。ぜひ酔いしれてください。

777488-2 ¥2450
ヘンデル:合奏協奏曲集 Op.3 全6曲
コンチェルト・コペンハーゲン
ラルス・ウルリク・モルテンセン(指揮)
コンチェルト・コペンハーゲン(通称ココ)は、1991年にデンマークとスウェー
デンの音楽家たちによって結成され、活発な音楽活動を続けるスカンジナビア
屈指の古楽アンサンブルです。1999年からチェンバロ奏者ラルス・ウルリク・
モルテンセンを音楽監督として迎え入れてから一層の高い評価を受けていて、
数多くの録音でも知られています。今作ではヘンデル(1685-1759)の「合奏協
奏曲」Op.3の6曲を密度の濃い演奏で聴かせます。この作品は、出版業者がヘ
ンデルのオペラやオラトリオの幕間の曲を勝手に編纂し、無許可で出版してし
まったため、有名なOp.6の12曲に比べて若干知名度は劣りますが、どれもがコ
レッリやジェミニアーニの流れを組むイタリア様式で書かれた素晴らしい作品
であり、とりわけオーボエの扱いが巧みで、しなやかで美しいメロディに満ち
ています。第4番はそのままオーボエ協奏曲としても演奏されます。




<Myrios>
MYR007 ¥1750
ハーゲン弦楽四重奏団&イェルク・ヴィトマン 内省/回想
1-4.グリーグ(1843-1907):弦楽四重奏曲 ト短調 Op.27
5-8.ブラームス(1833-1897):クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
イェルク・ヴィトマン(クラリネット)
ハーゲン弦楽四重奏団
録音 2011年6月
DLFカンマームジークザール
レコーディング・プロデューサー:シュテファン・カーヘン
2011年に結成30周年を迎えたハーゲン弦楽四重奏団のメンバーたち。前作
(MYR006)では、モーツァルト、ベートーヴェン、ウェーベルンの作品で、恐ろ
しいまでに凝縮した世界を見せてくれましたが、今作では、グリーグとブラー
ムスの2作品を演奏。ブラームスではクラリネット奏者のヴィトマンを迎え、
内省的かつ雄弁な音楽を聞かせます。
もちろん音質も最上で、まろやかな弦の響きと奥行のある管の響きがバランス
よく捉えられており、オーディオ・マニアにも納得の行く仕上がりとなってい
ます。




<ARTHAUS>
101595(DVD-Video) ¥5650
108039(Blu-ray) ¥5650
ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」全曲
プロローグと3幕アントニオ・ガルシア=グティエレスの戯曲「シモン・ボッ
カネグラ」原作
フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ台本(アリーゴ・ボーイトによる追加と
変更を含む)
シモン・ボッカネグラ…プラシド・ドミンゴ(Br)
アメーリア・グリマルディ(マリア・ボッカネグラ)…アニヤ・ハルテロス(S)
ヤーコボ・フィエスコ…フェルッチオ・フルラネット(B)
ガブリエーレ・アドルノ…ファビオ・サルトーリ(T)
パオロ・アルビアーニ…マッシモ・カバレッティ(B)
射手隊長…アントネッロ・チェロン(T)
ピエートロ…エルネスト・パナリエッロ(Br)
アメーリアの侍女…アリサ・ツィノフエーワ(Ms)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
ダニエル・バレンボイム(指揮)
フェデリコ・ティエッツィ(舞台演出)
ピエール・パオロ・ビスレリ(装置)
ジョヴァンナ・ブッツィ(衣装)/マルコ・フィリベック(照明)
2010年ミラノ・スカラ座ライブ収録/収録時間:149分
字幕:伊(オリジナル)、独、英、仏、西、日、韓
ここで、シモンを演じる「3大テナー」の一人ドミンゴですが、ボッカネグラ
役はバリトンのはず、と疑問に思った方も多いことでしょう。とは言え、本来
ドミンゴはバリトン歌手としてキャリアを始めており、歌手生活50年を経て、
またバリトンへ戻ってきたことは全く不思議なことではありません。70歳とい
う年齢を感じさせない若々しい歌と、深みと凄みを帯びた声、そして圧倒的な
までの存在感。まさに「ドミンゴのため」のこのオペラです。

101593(DVD-Video) ¥5650
108037(Blu-ray) ¥5650
R.シュトラウス:楽劇「サロメ」全曲
1幕オスカー・ワイルド台本
サロメ…アンゲラ・デノケ(S)
ヘロデ…キム・ベグリー(T)
ヘロディアス…ドリス・ゾッフェル(Ms)
ヨカナーン…アラン・ヘルド(Br)
ナラボート…マルセル・レイヤン(T)
ベルリン・ドイツ交響楽団
シュテファン・ゾルテス(指揮)
ニコラス・レーンホフ(舞台演出)
ハンス=マルティン・シュローダー(舞台デザイン)
2011年バーデン・バーデン祝祭劇場ライブ収録/収録時間:112分
字幕:独(オリジナル)、英、仏、伊、西、日、韓
主役サロメを歌うためには、もちろん強靭な声が必要であり、可能であれば
「外見は少女で、なおかつ成熟した色気を放ち、中身は戦車なみの頑丈さ」を
持つソプラノが望ましいところです。ここでサロメを歌うデノケは、少女と称
するには無理がありますが、そこは完璧なる歌唱と妖艶さで勝負をかけてきま
す。若干控え目なレーンホフの演出は、最近の「行き過ぎ感のある」サロメを
見慣れた目には物足りないかもしれませんが、それが却って想像力をかき立て
るようにも思います。

101585(DVD-Video) ¥5650
108034(Blu-ray) ¥5650
マギフィーク-チャイコフスキー組曲
バレエ・ビアリッツ
コレオグラフィ…ティエリー・マランダン
音楽…ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
装置&衣装…ホルヘ・ガラルド/照明…ジャン・クロード・アスクィー
2011年ガレ・ドゥ・ミディ収録
収録時間:80分+25分(ボーナス映像:マギフィークができるまで…マランダンへ
のインタビューとダンサーたちの楽屋裏)
字幕:英,独,仏(ボーナスのみ)
チャイコフスキーの3つのバレエ作品「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」
「白鳥の湖」は、どれもが高い人気を誇り世界中の劇場で繰り返し上演されて
います。この名曲から、マリインスキー劇場の音楽監督であったマリウス・プ
ティパとレフ・イワノフが一夜の上演として踊れるように、「3つの管弦楽組
曲」として選び出したものが、この作品です。「くるみ割り人形」だけは、作
曲家自身が組曲を編纂していますが、他の作品も全く違和感ありません。そん
な「組曲」に、気鋭の振付師マランダンが素晴らしく斬新な踊りをつけました。
みみず腫れを連想させるかのような、皮膚をはい回るかに見える刺繍を施した
コスチュームを着て踊るダンサーたちのエロティックで艶めかしいダンスは、
肉体の神秘を越えた畏怖すら覚えさせてくれます。タイトルの「マギフィーク」
仏語のMAGNIFIQUE(すばらしい!)という単語から「N」を外した造語で、魔法
使いや、その他いろいろな意味を思い起こさせる、内容にふさわしい謎めいた
ものとなっています。家族みんなで観るというよりは、深夜、皆が寝静まって
からこっそりと鑑賞したい「ぞくぞくする」映像と言えるかもしれません。

101588(DVD-Video) ¥3450
エリザベス・ナスケ(1963-):歌劇「赤毛のゾラ」
クルト・ヘルト原作
ゾラ…オリヴィア・フェルモイレン(Ms)
ブランコ…エイドリアン・シュトローパー(T)
ニコラ…クリストフ・シュローター(T)
デューロ…デヴィッド・ウィリアムス
ベルリン・コーミッシェ・オーパー
カトリーヌ・ラーセン=マギュー(指揮)
ジャスミナ・ハジアーメトヴィク(演出)
収録時間:114分/字幕:独(オリジナル),英,韓
ファミリー・オペラと銘打たれたこの作品は、ドイツの児童文学者クルト・ヘ
ルトの原作を元にしたものです。もともとはプロレタリア文学の作家であり、
ナチスの迫害をのがれスイスに亡命。反骨精神たくましい作風は、この子ども
向けの作品にも存分に表れています。主人公は12歳の男の子ブランコで、ある
日彼の母が亡くなってしまし、家すらも失ってしまいます(父はさすらいのヴァ
イオリン弾きであり、全く家に寄り付きません)。途方にくれたブランコは、
道に落ちていた魚を拾い、警察に捕まるのですが、彼に手を差し伸べたのが、
赤毛の女の子「ゾラ」でした。ブランコはゾラとその仲間とともに、ちょっと
した悪いことをしながら、たくましく生きていくのです。彼らを巡る街の騒動
が、美しい地中海の雰囲気とともに、強烈なリズムで描かれた作品です。演ず
る歌手たちは、残念ながら「少年、少女」には見えませんが、物語の持つ雑然
さと活力は存分に伝わってくることでしょう。

101592(DVD-Video) ¥5650
レハール:喜歌劇「パガニーニ」日本語字幕なし
3幕パウル・クネプラー&ベラ・イェンバッハ(脚本)
パガニーニ…アントニオ・テーバ(T)
アンナ・エリーザ…テレサ・ストラータス(S)
フェリーチェ・バッキオッキ公爵…ヨハネス・ヒースターズ(Br)
ベッラ・ギレッティ…ダグマール・コラー(S)他
クルト・グラウンケ交響楽団
ヴォルフガンク・エーベルト(指揮)
オイゲン・ヨーク(演出)
ロルフ&アレクサンドラ・ベッカー、オイゲン・ヨーク(映像監督)
1973年映像収録/収録時間:107分/字幕:独(オリジナル),英,仏
実在の人物で名ヴァイオリニスト、ニコロ・パガニーニを主人公に、領主であ
ったナポレオンの妹アンナ・エリーザとの恋の物語。これは史実に基づくもの
であったようですが、レハール(1870-1948)は想像を膨らませ、一つの悲恋物語
を創り上げました。喜歌劇となっていますが、内容は全く「歌劇」と呼んでも
差し支えないほど綿密に書かれていて、もちろん笑いの場面もほとんどありま
せん。1925年、この作品を初演したのは、当時甘い声で人気を博したリチャー
ド・タウバー。彼の歌は全ての聴衆の心をがっしり捉えたようです。それから
50年を経て行われた放送用の映像では、テレサ・ストラータスを始めとした魅
力的な歌手たちを揃え、魅惑的な世界を再現しています。

107513(DVD-Video) 3枚組 ¥4850
ドヴォルザーク:マスターワークスBOX
1.交響曲 第7番 ニ短調 Op.70
2.交響曲 第8番 ト長調 Op.88
3.交響曲 第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」
4.チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
5.ピアノ協奏曲 ト短調 Op.33
6.ヴァイオリンのためのロマンス ヘ短調 Op.11
7.スラヴ舞曲集 第2集 Op.72
演奏: ミッシャ・マイスキー(vc)…4/イゴール・アルダシェフ(p)…5
イヴァン・ジェナティー(vn)…6/プラハ交響楽団
イエジー・ビエロフラーヴェク(指揮)…1.6.7
ペトル・アルトリヒター(指揮)…2.5
リボル・ペシェク(指揮)…3.4
1993年アルテ・オパー・フランクフルト ライブ収録/収録時間:本編277分
宗教曲BOX(107512)に続く、プハラ交響楽団によるドヴォルザーク(1841-1904)
の作品集BOXセットです。こちらは器楽作品の集大成となっており、交響曲は
「新世界より」を含む最後の3つの作品、チェロ協奏曲、ピアノ協奏曲、スラ
ヴ舞曲などが収録されています(ヴァイオリン協奏曲は107512に収録)。チェコ
を代表する名指揮者たちの姿はもちろんのこと、実力派ピアニストのアルダ
シェフによるピアノ協奏曲や、名手マイスキーによる滔々と歌うチェロ協奏曲
も見ものです。以前分売されていた102135,102139,102141のBOX化です。

101587(DVD-Video) ¥5650
ヴェルディ:歌劇「椿姫」全曲
3幕 アレクサンドル・デュマ 原作
フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ 台本
ヴィオレッタ・ヴァレリー…マーリス・ペーターゼン(S)
フローラ…クリスティーナ・アントニー・フェールス(Ms)
アンニーナ…フラン・ルバーン(S)
アルフレード・ジェルモン…ジュセッペ・ヴァラーノ(T)
ジョルジョ・ジェルモン…ジェームズ・ラザーフォード(Br)
グラーツ・フィルハーモニー管弦楽団/グラーツ歌劇場合唱団
テクウィン・ エヴァンズ(指揮)
ペーター・コンヴィチュニー(演出)
ヨハネス・ライアッカー(装置&衣装)/ヨアヒム・クライン(照明)
2011年グラーツ歌劇場 ライブ収録
収録時間:本編110分+20分(ボーナス…トラヴィアータ・イン・グラーツ-
P.コンヴィチュニーとM.ペーターゼンのインタビュー、舞台裏とリハーサル
風景)
字幕:伊(オリジナル),英,独,仏,西,日,韓
/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
ヴェルディ(1813-1901)の名作「椿姫」は数多くの演奏家たちだけでなく、数
多くの演出家が斬新な舞台を作ることに精力を傾けているといっても過言では
ありません。ここで斬新な解釈を見せているのが、鬼才演出家コンヴィチュニ
ーです。彼は現代的でシンプルな装置と衣装を用い、歌手たちに客席と舞台を
効果的に行き来させることで、この物語が18世紀初頭のパリではなく現代で起
こっていることを強く認識させてくれることでしょう。物語の最後、ヴィオレ
ッタは死を迎えるのではなく、闇の中へ溶けて行くのですが、これは観る人の
想像力を存分に働かせることとなるのです。ヴィオレッタを歌うペーターゼン
は、この舞台がデビューであり、センセーショナルな成功を収めたことは言う
までもありません。(BD既発盤 108036)




<Newton Classics>
8802098 2枚組 \2450
アルビノーニ:室内での和声の楽しみ Op.6
〈CD1〉
1-4.第1番 ハ長調/5-8.第2番 ト短調/9-12.第3番 変ロ長調
13-16.第4番 ニ短調/17-20.第5番 ヘ長調/21-14.第6番 イ短調
〈CD2〉
1-4.第7番 ニ長調/5-8.第8番 ホ短調/9-12.第9番 ト長調
13-16.第10番 ハ短調/17-20.第11番 イ長調/21-14.第12番 変ロ長調
セルジオ・バレストラッチ(フルート)
シルヴィア・ランバルディ(ハープシコード)
録音 2003年6月8-14日 イタリア ラヴェンナ, サンヴィターレ教会
この「室内での和声の楽しみ」は、もともと12曲からなるヴァイオリン独奏の
ためのソナタで、18世紀の定型に従って、「速い、遅い、速い、遅い」の4つの
楽章が並ぶ楽しい作品です。音楽愛好家ジョヴァンニ・フランチェスコ・ツェ
ーノに献呈され、オランダの出版社エスティエンヌ・ロジャーへと渡されまし
た際にタイトルが付けられたようです。当時は木管楽器を愛するアマチュア音
楽家たちの技能が飛躍的に向上したため、この盤のように、これらの曲をフ
ルートで演奏することについては何の違和感もないでしょう。ヴァイオリンの
音型を理想的に再現するバレストラッチと、ハープシコードのランバルディの
解釈は、この曲に新しい光を当てることでしょう。

8802099 \1750
ブゾーニ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番&第2番
1-3.ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.29
4-13.ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ホ短調 Op.36a
ジュリアーノ・フォンタネッラ(ヴァイオリン)
タニア・サリナーロ(ピアノ)
録音1999年3月7-11日 トレヴィソ イン・スタジオ
巨匠ピアニストとして、また約200作品の作曲家として知られるブゾーニ(1866-
1924)ですが、室内楽作品は、比較的活動の初期の時期に書かれています。
第1番は1889年から取り掛かり、1990年に完成、ブロツキーに献呈されています。
まだブラームスなどの先人たちの影響が見えますが、情熱的で力強い音楽です。
第2番はそのほぼ10年後、1898年から1900年に作曲されたもので、ブゾーニ自身、
自らの作風を確立させたと断言したほどの力作であり、ヴァイオリン部分だけ
でなく、ピアノ伴奏の充実した書法も楽しめる作品です。フォンタネッラとサ
リナーロの2人は、この曲の持つメロディアスな側面と、古典的な端正さをバラ
ンス良く結びつけた有機的な演奏で、ブゾーニの音楽の魅力を紐解いてくれます。

8802100 \1750
アンドレア・ガブリエリ:主日のミサ
ピエルパオロ・トゥレッタ
(ヴェニス、サンマルコ教会 ガエターノ・カッリードによる1766年製のオルガ
ンで演奏)
イワン・フローリャンク(語り)
録音 2008年4月5-10日 ヴェネツィア サンマルコ教会
オルガン・ミサは、オルガン伴奏で合唱が歌うのではなく、オルガンのみで演
奏され(時に声部と交互に奏されることもある)、J.S.バッハのクラヴィーア練
習曲集第3部なども、これに当たります。バッハの時代にはかなり簡潔なものと
なっていますが、もともとはイタリアが発祥の地であり、このジョヴァンニの
作品のように、祝典的なエネルギーに満たされた華やかなものでした。アンド
レア・ガブリエリ(1533?-1585)は、ヴェネツィアのサン・マルコ寺院のオルガ
ニストを務め、甥のジョヴァンニとともに、ヴェネツィア楽派のコンチェルト
様式、および器楽曲の発展の上で重要な役割を果たした作曲家です。このアル
バムでは彼の忘れられてしまった作品である「オルガン・ミサ」を、ゆかりの
地であるサン・マルコ教会で演奏しています。

8802101 3枚組 \3050
ジュリアーニ:カントリー・ダンス 他
〈CD1.カントリー・ダンス〉
1-6.6つのスコットランド民謡/7-12.6つのアイルランド民謡 Op.125
〈CD2〉
1-54.ギターのための練習曲 選集
〈CD3〉
1-5.ロッシーニアーナ
トゥリア・カルトーニ(ギター)/エレナ・カソーリ(ギター)
マッシモ・スカットーリ(ギター)
録音
CD1…2011年6月17-22日 ローマ マリーノ,クラシカ・スタジオ
CD2…1994年4月10-14日 トレヴィソ イン・スタジオ
CD3…1990年10月1-6日 ヴェニス スタジオシンテッシ
ベートーヴェンとも交友があった19世紀初期のギタリスト、ジュリアーニ(1781
-1829)の知られざる作品集です。彼はヴァイオリンにおけるパガニーニと同じ
くらい、ギターの演奏技術の向上に寄与した人であり、また多くのギターのた
めの練習曲や、華やかな作品を書いています。CD1に収録されているのは、当時
流行していた「民謡編曲」で・・・これはハイドンやベートーヴェンでもおな
じみ・・・ジュリアーニも自身で採取した民謡を素晴らしい作品へと昇華させ
ています。CD2は練習曲集であり、演奏するだけでなく、聴いても楽しい作品で
す。CD3は、ジュリアーニが親しくしていたロッシーニの作品の数々をポプリ
(メドレーのようなもの)にした作品集。超絶技巧を駆使した曲ばかりで、原曲
を知らずとも楽しめるすぐれものです。

8802102 3枚組 \3050
ボッケリーニ:6つの小弦楽三重奏曲&交響曲集
〈CD1.ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための小弦楽三重奏曲集 Op.1〉
1.第1番 ヘ長調 G77/2.第2番 変ロ長調 G78/3.第3番 イ長調 G79
4.第4番 ニ長調 G80/5.第5番 ト長調 G81/6.第6番 ハ長調 G82
〈CD2.交響曲集 Op.35〉
1-3.第1番 ニ長調 G509/4-6.第2番 変ホ長調 G510/7-9.第3番 イ長調 G511
〈CD3.交響曲集 Op.35(続き)〉
1-3.第4番 ヘ長調 G512/4-6.第5番 変ホ長調 G513
7-9.第6番 変ロ長調 G514
イ・フラルモニキ・ディ・ボローニャ/アンジェロ・エフリキアン(指揮)
録音1971年ミラノ ヴィラ・リッタ
現在では、メヌエットばかりが知られるボッケリーニ(1743-1805)。数多くの作
品を書いたのに、メヌエット以外は忘れられてしまったという残念な作曲家で
す。確かに同時代のハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンと比べてしまう
と知名度的には落ちるかもしれませんが、夥しい数にのぼる室内楽作品は、も
っともっと聴かれてもよいのではないでしょうか?弦楽五重奏曲での対等に扱
われた各声部の見事さはもちろんですが、彼自身優れたチェロ奏者でもあった
ため、通常通奏低音としての役割を担っていたチェロを主役として活躍させて
いることにも注目です。ここに収録された17歳の時の作品「小三重奏曲」から、
チェロの扱いが巧みです。彼は交響曲も多く作曲していて、このOp.35は1782年
の作品で、彼を庇護していたマドリッド王カルロス3世の弟、ドン・ルイスのた
めに書かれています。指揮者のアンジェロ・エフリキアンはマリピエロの弟子
で、ヴィヴァルディ研究家としても知られています。




<ICA Classics>
ICAC-5053 \1750
1.ホルスト(1874-1934):組曲「惑星」Op.32
2.ブリテン(1913-1976):
青少年のための管弦楽入門-パーセルの主題による変奏曲とフーガ Op.34
BBC交響楽団/女性合唱団(1のみ)
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音1980年3月12日 ロイヤル・フェスティヴァルホール…1
1981年6月1日 大阪フェスティバルホール…2 STEREO
常にハイテンションで知られるロジェストヴェンスキーは、1978年から1981年
までBBC交響楽団の首席指揮者の地位にあり、多くの刺激的なレパートリーで聴
衆を魅了しました。彼はもともとイギリスの作曲家たちの作品がお気に入りで、
ブリテンの「真夏の夜の夢」をロシアで初演したり、メロディア・レーベルに
ヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集を録音したり、また、マックスウェル・
デイヴィスの交響曲第2番を初演する他、イギリス現代音楽の普及にも積極的に
携わっていることで知られています。このアルバムには、1980年に演奏された
ホルストの「惑星」と、1981年に来日した際、大阪で行われた公演からのブリ
テンを収録。「惑星」でのエキサイティングな演奏はもちろんのこと、ロジェ
ストヴェンスキーのディスコグラフィに初となる「青少年のための管弦楽入門」
でも、各々の楽器の音色を最大限に生かした、イカス演奏を聴かせています。
ダイナミック・レンジも広く捉えられた優秀録音です。

ICAC-5054 \1750
ベートーヴェン:荘厳ミサ曲 ニ長調 Op.114
ヘザー・ハーパー(ソプラノ)/ユリア・ハマリ(メゾ・ソプラノ)
スヴェン・オロフ・エリアソン(テノール)/ペーター・メーフェン(バス)
ケルン放送交響楽団&合唱団
ウィリアム・スタインバーグ(指揮)
録音1973年6月15日 ケルン放送 第1ホール STEREO
指揮者のスタインバーグ(1899-1978)は、ケルンに生まれ、本名はハンス・ヴィ
ルヘルム・シュタインベルクでしたが、ナチスの迫害を逃れ、1936年にパレス
チナへ移住し、パレスチナ交響楽団を結成したことで知られます。1952年から
1976年までピッツバーク交響楽団の指揮者として活躍し、一時期ボストン交響
楽団の音楽監督も務めていました。その他、優れたオーケストラ・ビルダーと
して多くのオーケストラを指導し、またブラームス、ブルックナー、マーラー
でも名演を残しています。このベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」は、彼の故郷
での演奏であり、ケルン放送合唱団の均整のとれた響きと見事な独唱陣を操り、
ベートーヴェンの書いた威厳ある総譜について、燃えるような解釈を見せてく
れます。ベートーヴェンが目指した「心の平安と人類愛の成就」が見事に表出
された熱演です。

ICAC-5055 \1750
1.シューベルト(1797-1828):即興曲 変ロ長調 Op.142-3 D935
2.ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ 第6番 ヘ長調 Op.10-2
3.ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
録音 MONO 1959年9月24日 ボン ベートーヴェン・ホール
ドイツの偉大なピアニスト、バックハウス(1884-1969)は弱冠16歳で最初のコン
サート・ツアーを行ったのを皮切りに、世界各国で演奏会を行いました(とはい
うものの、1912年にデビューしたアメリカでは、第二次世界大戦中にナチスの
宣伝塔として利用されてしまったことが理由で、戦後アメリカでの公演拒否運
動が起こり、結局1954年まで演奏会を行うことはできませんでした)。このアル
バムには、彼が最も得意としたベートーヴェンを中心としたプログラムによる
1959年9月24日の公演のライヴ録音が収録されています。円熟期を迎えたバック
ハウスによる神々しいまでの「ハンマークラヴィーア」は、現在CDとして入手
できる1952年版の解釈を深化させたものとして評価されることは間違いありま
せん。

ICAD-5056(DVD-Video) \2450
1.ハイドン(1732-1809):弦楽四重奏曲 第77番 ハ長調「皇帝」Hob.III77
2.モーツァルト(1756-1791)弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調「不協和音」 K465
《ボーナス》モーツァルト:弦楽四重奏曲 ハ長調 K428
アマデウス弦楽四重奏団(メンバー:ノーバート・ブレイニン(第1ヴァイオリン)
/ジークムント・ニッセル(第2ヴァイオリン)/ペーター・シドロフ(ヴィオラ)
/マーティン・ロヴェット(チェロ))
収録1980年12月18日 ニューポート トレデガー・ハウス…1
1983年2月6日 ロンドン ロイヤル・オペラ・ハウス…2
収録時間:75分/字幕:なし
アマデウス弦楽四重奏団は、そのメンバーのほとんどがウィーンで学んでいま
したが、彼らはナチスの迫害を逃れイギリスに移り、イギリス人のチェリスト
のロヴェットを迎え1948年にこのアンサンブルを結成しました。翌年のウィグ
モア・ホールのデビューコンサートでは、チケットを売り尽くすほどの人気を
得て、1950年代から1960年代にかけて大活躍したのです。しかし、70年代以降
の音楽的嗜好の変化(鋭角的な表現が好まれるようになった)により、活動の終
わりの頃には少々人気が下降気味であったことは否めません。とは言え、彼ら
の高揚感のある演奏は、ドイツの伝統を現代に伝える貴重なものであり、今、
改めて聞いてみると新しい発見が種々あるものです。この映像は、彼らの活動
の終焉近くである1980年代に収録されたもので、彼らが最も得意としたハイド
ンとモーツァルトを聴くことができます。長年イギリスで活動を行いながらも、
決してドイツ精神をなくすことなかった彼らの矜恃を守り抜いた孤高の演奏と
言えるのではないでしょうか?この「不協和音」の演奏から4年後、シドロフ
の死によって、40年続いた彼らの活動が停止し、一つの良き伝統も終焉を告げ
ました。

ICAD-5057(DVD-Video) \2450
1.ヘンデル(1685-1759):組曲「水上の音楽」(ハーティ版)
2.モーツァルト(1756-1791):交響曲 第36番 ハ長調「リンツ」K425
3.モーツァルト:交響曲 第38番 ニ長調「ブラハ」K504
ボストン交響楽団/シャルル・ミュンシュ(指揮)
収録 ハーヴァード・ユニヴァーシティ,サンダース劇場1960年4月12日…1
1958年4月8日…2/1959年11月3日…3
収録時間:62分/字幕:なし
大好評、ミュンシュ&ボストン交響楽団のテレビ放送シリーズです。今作はモ
ーツァルトとヘンデルを収録。どちらも彼が得意としたレパートリーです。ヘ
ンデルの「水上の音楽」は、作曲家&指揮者ハミルトン・ハーティによる編曲
版を使用していて、通常聴かれるものよりも若干短いことと、楽器編成が拡大
(特にティンパニが強化)されていることが特徴です。ミュンシュはこの曲を53
回(!)演奏したと記録されていて、RCAへの録音も残されています。モーツァル
トは不思議なほど録音がなく、この2作品も他には録音がありません。何とも
生き生きとしたモーツァルトです。ブックレットには、38年間に渡ってボスト
ン交響楽団の首席フルート奏者を務めたドリオ・アントニー・ドワイヤーへの
インタビューを掲載(英語のみ)。ミュンシュとオーケストラの関係を垣間見る
ことができます。

ICAD-5059(DVD-Video) \2450
1.ベートーヴェン(1770-1827):エグモント序曲 Op.84
2.チャイコフスキー(1840-1893):交響曲 第5番 ホ短調 Op.64
《ボーナス》
モーツァルト(1756-1791):
セレナード 第9番 ニ長調「ポストホルン」K320より「メヌエット第1番」
ボストン交響楽団/エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
収録1969年4月15日 ボストン・シンフォニー・ホール…1&2
1963年1月15日 ハーヴァード・ユニヴァーシティ,サンダース劇場…ボーナス
収録時間:57分/字幕:なし
ミュンシュの後を継いで、1962年から1969年までボストン交響楽団の音楽監督
を務めたラインスドルフによるベートーヴェンとチャイコフスキーです。しか
し、ラインスドルフは結果的にボストン交響楽団とは14回の定期公演を行った
のみであり、彼らが緊密な結び付きを保っていたのかどうかは、定かではあり
ません。とは言え、この1969年のチャイコフスキーは、すでに多くの人々から
切望されている演奏であり、ラインスドルフの新鮮な解釈と、驚くほど強靭な
指揮ぶりを堪能することができるものです。ラインスドルフの入魂の演奏をぜ
ひお楽しみください。

<Wonder Land Records>
WRCT-1013 ¥3000
フェルメール&エッシャー
Side Ver. : Sense of the Light / Circus / The View /
Blue and Eyes / Lateral thinking / muse-um(Joe’s Pf.Solo)
Side Esc.: Trees(Joe’s Pf.Solo)/ Encounter /
Phosphorescent Sea / Metamorphosis / Another World
久石 譲
メロディー作家として映画音楽界の巨匠と称される傍ら、ミニマルミュージッ
クを原点とする現代音楽の作曲家としても活躍中の久石譲の「知性」と「感性」、
両側面が見事に集約されたファンにはたまらない究極のアルバム。ピアノと弦
楽カルテットで奏でる洗練された音の粒たちが、久石譲の癒しのピアノソロを
中心にフェルメールの世界からエッシャーの世界へと見事に流れ行く、その変
遷は必聴です!
「フェルメール光の王国展(仮称)」
2012年1月20日オープン.6ヶ月間開催。その後、地方各所にて開催予定。
監修:福岡伸一 音楽:久石譲 美術監督:伊東順二
音声ガイドナレーション:宮沢りえ、小林薫
日本初、フェルメール“リ・クリエイト”作品37点を一堂に展示!

<Berlin Classics>
BC 0300121 3枚組 ¥7280
リスト:巡礼の年全曲
ラーニャ・シルマー(pf)
シルマーの構成によるヴォーカルアンサンブル・アマルコルドによるジェズア
ルドとマレンツィオのマドリガルを収録。

BC 0300270 ¥2380
Bach & Sons
バッハと息子たち - ピアノによる協奏曲集
J.S.バッハ:協奏曲BWV.1052、BWV.1053/C.P.E.バッハ:協奏曲H.417
J.C.バッハ:協奏曲Op.7/5 
セバスティアン・クナウアー(pf)
ロジャー・ノリントン指揮、チューリッヒ室内管弦楽団

BC 0300062 ¥2380
Kreuzchor Vespern Trauerzeit
宗教曲集
Hans Leo Hassler: Deus noster refugium
Johann Walter: Allein auf Gottes Wort
Schutz: Aus der Tiefe ruf ich, Herr, zu dir
Spohr: Aus der Tiefen ruf' ich, Gott, zu dir
Heinrich Kaminski Aus der Tiefe ruf ich, Herr, zu dir
Johann Hermann Schein: Lehre uns bedenken
Hans Huyssen: Wir sind Verlassene in der Zeit
Johann Hermann Schein: Ich bin die Wurzel des Geschlechtes David
Leonhard Lechner: O Tod, du bist ein bittre Gallen
Mendelssohn: Mitten wir im Leben sind
Johann Bach: Unser Leben ist ein Schatten
Schutz: Selig sind die Toten,
Johann Rosenmuller: Welt ade, ich bin dein mude
Schutz: Herr, wenn ich nur dich habe
ドレスデン聖十字架合唱団

BC 0300275 ¥2380
バロック・オリエンタル
ヴァラー・バルナ=サバドゥス(C-T)ペーラ・アンサンブル
Monteverdi:Si dolce e’l tormento
Anonym:Ciaccona paradiso、Improvisation zu “Mio ben”
Rossi:Mio ben decoil tormento piu
Monteverdi:Vi ricorda, o bosch’ombrosi、Lascia i monti
Hafiz Post:Intro zu “Biz alude-i sagar-i badeyiz”
Monteverdi:Vanne Orfeo、Solo(Def)
Caccini:Dalla porta d’oriente、Improvisation(Sinekemani)
Cazzati:Ballo delle ombre/Monteverdi:La mia turca
Bartolotti:Passacaglia、Improvisation(Kanun)/Passacaglia
Ufki:Turki Beray/Anonym:Rast Semai/Caccini:Amarilli, mia bella
Anonym:Propinan de melyor/Pisrev-i Sukufezar Naziresi
Valente:Gallardanapolitana/Celebi:“Bayati” Pesrev
Castaldi:Ritornello primo
イタリアのバロック音楽を東洋の楽器による演奏で聴くという一瞬不可能とも
思える企画盤。しかし楽器と歌声は魅惑的な音となって自然で印象的な演奏と
なっています。

BC 0300276 ¥2380
クリスマス・アルバム
シャルパンティエ:器楽のためのノエル
シュターミッツ:シンフォニア・パストラーレOp.4-2
コレッリ:合奏協奏曲Op.6-8/ヴェイヴァノフスキー:ソナタ・ナタリス
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲RV.270、2つのヴァイオリンとリュートと通奏低音のため
の協奏曲RV.93
J.S.バッハ:クリスマスオラトリオよりシンフォニア
トレッリ:合奏協奏曲Op.8-6
コンチェルト・ケルン
※クリスマス関連商品ですが年内の入荷が不可能となっております。申し訳あ
りません。

BC 0300308 ¥1480
ブラスのための作品集
ガブリエリ:カンツォーナXV、ソナタXIX、4声のカンツォン、ソナタXVIII、
ソナタXX/シュッツ:天は神の栄光を語りSWV.386、
神の欲したもうこと常に起こらんSWV.392、
山の上で大きな悲しみの声が聞こえたSWV.396
J.S.バッハ:イギリス組曲第3番/アルビノーニ:協奏曲
シャイト:カンツォーナ/ヘンデル:王宮の花火の音楽
ルートヴィヒ・ギュトラー・ブラス・アンサンブル

BC 0300302 ¥2380
シューベルト:ピアノ曲集
ハンガリー風のメロディD.817、行進曲D.606、スケルツォD.593-1、
ピアノソナタ第16番D.845、アンダンテD.29、幻想曲「さすらい人」D.760、
アレグレットD.915
マティアス・キルシュネライト(pf)

BC 0300307 ¥1480
80th Anniversary Edition
ベートーヴェン:バレエ音楽「プロメテウスの創造物」
騎士バレエのための音楽WoO.1
ギュンター・ヘルビッヒ指揮
シュターツカペレ・ベルリン




<Tower Records Original VINTAGE COLLECTION Special Edition>
PROC 1137 3枚組 ¥2500
チャイコフスキー:後期交響曲集
クラウディオ・アバド指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団
幻想序曲「ロメオとジュリエット」 
ボストン交響楽団

PROC 1140 2枚組 ¥1500
マーラー:交響曲第9番
ベルナルト・ハイティンク指揮、ECユース・オーケストラ
プーランク:オルガン協奏曲 トーマス・トロッター(Org)

PROC 1142 2枚組 ¥1500
室内楽曲集
ラサール弦楽四重奏団
シェーンベルク:浄夜、弦楽三重奏曲Op.45、ナポレオンへの頌歌Op.41
ヴェーベルン:
弦楽三重奏曲Op.20、弦楽三重奏のための楽章遺作、ピアノ五重奏曲、
弦楽四重奏のためのロンド
ドナルド・マキネス(Vla)ジョナサン・ペギス(Vc)
ステファン・リトウィン(pf)ケネス・グリフィス(ナレーター)

PROC 1144 ¥1000
パガニーニアーナ
ジェミニアーニ:ソナタ イ長調/シューベルト:華麗なるロンドD.895
ミルシテイン:パガニーニアーナ変奏曲/ リスト:コンソレーション第3番
ストラヴィンスキー:ロシアの歌/コダーイ:巷に雨の降るごとく
ムソルグスキー:ホパーク
ナタン・ミルシテイン(Vln)
ジョルジュ・ブルーデルマッハー(pf)

PROC 1145 ¥1000
J.S.バッハ:トリオソナタ集
フルート ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ BWV.1038、
2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタBWV.1037、
2本のフルートと通奏低音のためのソナタBWV.1039、
ヴァイオリン オブリガート・チェンバロと通奏低音のためのソナタBWV.1036
ムジカ・アンティクヮ・ケルン




<WARNER CLASSICS>
WARNER 2564 666373 10枚組 ¥5550
スミ・ジョー(Sop)エラート、ワーナー録音集
「Virtuoso Arias」ヴェルディ、ロッシーニ、ドニゼッティ、
マイアベーアの作品より
「Sings Mozart」モーツァルトの作品より
「Bel Canto」ロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティ、ヴェルディの作品より
「La Promessa」ベッリーニ、ヘンデル、グルック、スカルラッティ、
ロッシーニ、ヴェルディ、ドナウディの作品より
「Les bijoux」グノー、マイアベーア、ビゼーの作品より
「Echoes from Vienna」J.シュトラウスの作品より
「Only Love」現代音楽の作曲家による作品より
「Prayers」いろいろな作曲家による作品集
「The Christmas Album」クリスマスにちなんだ名曲集
「Baroque Journey」ヘンデル、バッハ、ヴィヴァルディ、
パーセルの作品より

WARNER 2564 664684 10枚組 ¥5550
ボリス・ベレゾフスキー(pf)
テルデック、ワーナー録音集
ショパン:練習曲集/ショパン(ゴトフスキー編):練習曲集
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集、ピアノソナタ第2番、トッカータOp.7
リスト:超絶技巧練習曲、ピアノ協奏曲第1番、第2番、死の舞踏
シューベルト(リスト編):さすらい人幻想曲/ムソルグスキー:はげ山の一夜
ラフマニノフ:音の絵より/リャードフ:3つの前奏曲
メトネル:5つのおとぎ話/バラキレフ:イスラメイ
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番/ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲
ラフマニノフ:ショパンの主題による変奏曲、ピアノソナタ第1番、
ピアノ協奏曲第3番
ヒンデミット:ルードゥス・トナリス、組曲「1922年」



<WARNER DVD>
WARNER 2564 665184(DVD-Video) 4枚組 ¥6200
バレエ・コレクション
ミンクス:ラ・バヤデール/プロコフィエフ:ロミオとジュリエット
チャイコフスキー:眠れる森の美女
「Picasso&Dance」
ミヨー:青い汽車、ファリャ:三角帽子
ラ・バヤデール、ロミオとジュリエットはPAL方式となります。ご了承くださ
い(眠れる森の美女と「Picasso&Dance」はNTSCです)。"





<DISC CLASSICA>
DCJA 21021 ¥2100
シューベルト作曲 松本隆日本語詞
歌曲集「美しき水車小屋の娘」全曲
魔王、アヴェ・マリア
福井 敬(テノール)、横山幸雄(ピアノ)
2004年岐阜サラマンカホールで録音 収録時間:72分
Licensed by AVEX ENTERTAINMENT INC.
お待たせしました。ファンの皆様より多くのご要望・お問い合わせを頂戴した
アルバムを、ようやくお届けできることになりました。ワン&オンリーの作詞
家・松本隆がみごとな日本語詞をつけたシューベルトの歌曲集「美しき水車小
屋の娘」。卓越した日本語表現を聴かせる福井敬の名唱は言うまでもありませ
んが、福井の希望に応えレーベルの枠を超えて共演した横山幸雄のピアノが完
璧なサポートを聞かせ、2004年発売されるや各誌紙から絶賛を頂戴しました。
長らく品切れ中だったこの名盤が、エイベックスのご理解とご厚意をいただき、
当社より発売のはこびとなります。
松本 隆:日本語詞&プロデュース福井 敬+横山幸雄
契約上、一定枚数以上の生産はできません。予定数量を売り切った時点で生産
終了となります。
●ジャケットは初出のものと異なります。 
●ブックレット解説内容は初出のものと同じです。
●コピーコントロールCD、SACDではありません。




<Piano classics>
PCL 0023 ¥1050
ムソルグスキー:展覧会の絵
バラキレフ:イスラメイ、ノクターン第1番
スヴェルドルフ:ピアノのための4つの小品
ウラディーミル・スヴェルドルフ(pf)
祖父がダヴィッド・アシュケナージ、おじにウラディーミル・アシュケナージ
を持つ1976年生まれのピアニスト登場です。エリザベート王妃国際音楽コンク
ールで入賞。非常に個性的な演奏で多くの聴衆を魅了。現在世界中で有名な演
奏家たちと数多く共演しています。また自作のピアノのための4つの小品を初
出初録音しています。
録音:2011年2月モスクワCMSスタジオ

PCL 0024 ¥1050
D.スカルラッティ:ソナタ集
K.8、K.454、K.54、K.547、K.247、K.118、K.198、K.79、K.239、K.45、
K.491、K.17、K.365、K.445、K.502、K.141、K.487、K.425、K.427
セルゲイ・ババヤン(pf)
アルメニアのピアニスト・ババヤン。第1回浜松国際ピアノコンクールで優勝、
エリザベート国際音楽コンクール、ブゾーニ国際ピアノコンクール等で入賞し
ており、ゲルギエフ、テミルカーノフ、ネーメ・ヤルヴィなどと定期的に共演
しています。また昨年のショパンコンクールで注目されたトリフォノフの先生
でもあります。バッハからラフマニノフまで幅広いレパートリーをもつババヤ
ンですが、上品で明瞭なスカルラッティの演奏が楽しめます。
録音:1995年7月11日、12日
Licenced from Pro Piano Records

PCLD 0025 2枚組 ¥1780
LISZT Bicentenary Vol.8
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第4番、第5番
シプリアン・カツァリス(pf)
孤独な中の神の祝福、メフィストワルツ第1番-第4番、調性のないバガテル、
メフィスト・ポルカ
録音:1980年、86年、89年
Licenced Teldec Classic, Warner Music UK Ltd

PCLM 0033 10枚組 ¥3380
The Berlin Recordings
セルジオ・フィオレンティーノ(pf)名演奏集
シューマン:幻想曲Op.17
シューベルト:ピアノソナタ第4番、第13番、第21番、即興曲D.899
ショパン:ピアノソナタ第3番
リスト:
バラード第1番、第2番、葬送、軽やかさ、森のささやき、ソナタ ロ短調
フランク:前奏曲 フーガと変奏曲、前奏曲 コラールとフーガ、前奏曲
アリアと終曲
スクリャービン:ピアノソナタ第1番、第2番
ラフマニノフ:ピアノソナタ第1番、第2番
プロコフィエフ:ピアノソナタ第8番
J.S.バッハ:プレリュードとフーガBWV532、BWV.552「聖アン」(ブゾーニ編)、
フランス組曲第5番、組曲よりパルティータ第3番BWV1006(ラフマニノフ編)、
パルティータ第1番、第4番、
ヴァイオリンソナタ第1番(フィオレンティーノ編)
ドビュッシー:ベルガマスク組曲、他
「彼は私以外の唯一のピアニストである」
アルトゥール・ベネデッティ・ミケランジェリが評したフィオレンティーノの
10枚組です。20世紀の天才ピアニストはコンクール入賞などの経歴はないもの
の独自のスタイルを貫いきました。このボックスはベルリンのシーメンス・
ヴィラで4年かけて収録されたものです。 

<WALHALL>
WLCD0339 2枚組 ¥1750
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」
フェルナンド・コレナ(フィガロ)
エリーザベト・ゼーダーシュトレーム(スザンナ)
エルネスト・ブランク(アルマヴィーヴァ伯爵)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(伯爵夫人)
テレサ・ベルガンサ(ケルビーノ)
ジョルジォ・タデオ(バルトロ)
エッダ・ヴィンチェンツィ(マルチェリーナ)
ユーグ・キュエノー(バジリオ)
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
フィルハーモニア管弦楽団、合唱団
1961年2月6日 ロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ録音
素晴らしいキャスト。多少録音年代の古さを感じさせますが、良い音質です。
有名な1959年EMIへのセッション録音と比べてライヴ特有の熱の感じられる
演奏です。

WLCD0340 2枚組 ¥1750
1961年NHKイタリア歌劇団特別公演 プッチーニ:歌劇「トスカ」
レナータ・テバルディ(トスカ)
ジャンニ・ポッジ(カヴァラドッシ)
ジャン・ジャコモ・グェルフィ(スカルピア)
シルヴァーノ・パリューカ(アンジェロッティ)
アルトゥーロ・バジーレ指揮
NHK交響楽団、東京放送合唱団、NHKイタリア・オペラ合唱団 他
1961年10月22日 東京文化会館でのライヴ録音
NHKイタリア歌劇団特別公演
とても良い音質です。
この商品含め、このレーベルはイギリスの著作権管理団体であるMCPS
(MECHANICAL RIGHT SOCIETY)への申請を行い、許諾を得て発売に至っている
正規盤です。


WLCD0353 2枚組 ¥1750
モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」
フリッツ・ヴンダーリヒ(ベルモンテ)
アンネリーザ・ローテンベルガー(コンスタンツェ)
レナーテ・ホルム(ブロント)
エウゲニオ・ヴァローリ(ペドリロ)
クルト・ベーメ(オスミン)
ハインツ・ヴァルベルク指揮
コロン劇場管弦楽団、合唱団
1961年9月8日 ブエノス・アイレス、コロン劇場でのライヴ録音。
旧MYTO MDCD012241 他から発売あり。
良い音質です。





<MYTO HISTRICAL>
MYTO 289 4枚組 ¥3380
ワーグナー:楽劇「パルジファル」1961年
ジェス・トーマス(パルジファル)
アイリーン・ダラス(クンドリー)
ジョージ・ロンドン(アルフォンタス)
ルートヴィヒ・ヴェーバー(ティトゥレル)
ハンス・ホッター(グルネマンツ)
グスタフ・ナイイトリンガー(クリングゾール)
ニールス・メーラー(第1の聖杯騎士)
デイヴィッド・ウォード(第2の聖杯騎士)
小姓:クラウディア・ヘルマン、ルート・ヘッセ、
ゲルハルト・シュトルツェ
ゲオルク・パスクーダ
花の乙女たち:グンドゥラ・ヤノヴィッツ、アニア・シリア、
クラウディア・ヘルマン
ドロテア・ジーベルト、リタ・バルトス、ルート・ヘッセ
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1961年 バイロイトでのライヴ録音
GOLDENMELODRAM GM1.0049 他から発売あり。
カタログの穴を埋めるアイテム。待望の名演復刻です。
素晴らしいキャスト。高い評価を得ている名盤です。とても良い音質です。

MYTO 291 3枚組 ¥2780
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」 1961年
ヨーゼフ・グラインドル(領主へルマン)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(タンホイザー)
ディートリッヒ・フィッシャーディースカウ(ヴォルフラム)
ゲルハルト・シュトルツェ(ワルター)
フランツ・クラス(ビテロルフ)
ゲオルグ・パスクタ(ハインリッヒ)
テオ・アダム(ラインマル)
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(エリーザベト)
グレース・バンブリー(ヴェーヌス)
エルザ・マルグレーテ・ガルデッリ(牧童)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1961年 バイロイトでのライヴ録音
旧MYTO MDCD93277 他から発売あり。
カタログの穴を埋めるアイテム。待望の名演復刻です。
素晴らしいキャスト。高い評価を得ている名盤です。良い音質です。

MYTO 293 3枚組 ¥2780
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」 1961年
レジーヌ・クレスパン(ジークリンデ)
フリッツ・ウール(ジークムント)
ゴットローブ・フリック(フンディング)
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)
ジェローム・ハインズ(ヴォータン)
レジーナ・レズニク(フリッカ)
ルドルフ・ケンぺ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1961年7月27日 バイロイトでのライヴ録音
旧MYTO MDCD974164 他から発売あり。
カタログの穴を埋めるアイテム。待望の名演復刻です。
高い評価を得ている名盤です。とても良い音質です。




<ACOUSENCE>
ACOCD11111 2枚組 ¥2380(1枚価格)
シュテファン・ホイケ :「ニコラウス・グロス NIKOLAUS GROSS」
独唱、合唱、オルガン、管弦楽のためのオラトリオ(4部構成) op.62
カロリーネ・メルツァー(ソプラノ)
ティルマン・リヒディ(テノール)
セバスティアン・ノアーク(バリトン)
サミ・ルッティネン(バス)
グラハム・ジャクソン指揮
デュイスブルグ・フィルハーモニカ
デュイスブルグ・フィルハーモニカ合唱団、エッセン大聖堂少女合唱団
2011年10月6-8日 デュイスブルグ、メルカトル・ホールでの録音
シュテファン・ホイケ(Stefan Heucke)は1959年生まれのドイツの作曲家。
管楽器を使った作品が多く、既に多くのスコアが発売されています。
この作品は暗く暗示的な現代音楽ではありますが、ストーリー性を持つ歌詞が
音楽に一定の方向を与えており、最後の感動的なコラールに至るまで難解な
印象は持ちえません。 演奏時間計:89分10秒
元カトリック労働組合指導者として反ナチスの声を上げ民衆を導いたニコラウ
ス・グロスは1944年におきたヒトラー暗殺計画「ヴァルキューレ計画」(未遂)
の首謀者の1人として捕らえられ(実際には、この陰謀の準備と実行には関与し
ていないとの説もあります)反逆者として1945年1月に絞首刑にされました。
この作品は、彼の宗教的使命感から民衆を導いた激動の人生をニコラウス・グ
ロスと妻エリザベトとの語りかけ(歌)や多くの声(合唱)を通して描き出してい
ます。台本は作曲家シュテファン・ホイケとその兄弟で歴史家であるクレメン
ス・ホイケにより書かれました。この曲はエッセンの司教区から委託され作曲
されました。

<若林工房レーベル(日本)>
WKLC 7011 \2400
「京都リサイタル2011/イリーナ・メジューエワ」
シューマン:アラベスク 作品18/
シューマン:クライスレリアーナ 作品16/
ショパン:ノクターン 嬰ヘ長調 作品15-2/
ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 作品60/
メトネル:4つのおとぎ話 作品26/
メトネル:ピアノ・ソナタ 変イ長調 作品11-1(『三部作ソナタ』第1番)/
メトネル:夕べの歌 作品38-6
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音:2011年7月24日、京都コンサートホール・小ホール
(アンサンブルホールムラタ)におけるライヴ録音
STEREO/24Bit+96kHz Digital録音、発売元:若林工房
ここ数年の目ざましい活躍ぶりが注目を集めているイリーナ・メジューエワの
2011年京都コンサートホール(小)でのライヴ録音が登場します。得意とする
シューマン、ショパン、メトネルという三人の作曲家の作品を収録したプログ
ラム。「クライスレリアーナ」や「舟歌」といった大作における堂々とした構
成感、「アラベスク」や「ノクターン」での詩情あふれる語り口、そしてメト
ネル作品で聞かせる瑞々しく色彩感豊かなロシア情緒など、今回も聴きごたえ
たっぷりの内容です。アンコールとして演奏された「夕べの歌」も秀逸。収録
曲はいずれもセッション録音の存在するレパートリーですが、ライヴならでは
のドライブ感と熱気にあふれた演奏は、ファンにとっては嬉しい「別バージョ
ン」です。
ピュアな感性が紡ぎだす、しなやかで強靭なピアニズムをお楽しみください。




<BMC>
BMCCD 166(CD+ボーナスDVDオーディオ) ¥1980
リゲティ:
(1)レクイエム(1963-64/97)
(2)アパリション(1958-59)
(3)サン・フランシスコ・ポリフォニー(1973-74)
ペーター・エトヴェシュ(指揮)
WDRケルン放送交響楽団
(1)バーバラ・アンガン(S)
(1)スーザン・パリー(S)
(1)SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル
録音:2008年11月-12月ケルン
(ボーナスDVDはCDと同内容のDTS/ドルビー5.1サラウンド仕様)
現代音楽の演奏においては右に出るもののいない、指揮者で作曲家のペーター
・エトヴェシュによる、リゲティの名作「レクイエム」の新録音です。
レコード芸術誌11月号海外盤レヴューのコーナーで長期誠司氏が絶賛しており
ます。




<東武レコーディングズ>
TBRCD 0015 ¥2200
「管弦楽名曲集」-朝比奈隆・大阪フィル
(1)チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調
(2)リムスキー=コルサコフ:序曲「ロシアの復活祭」
(3)リャードフ:八つのロシア民謡より「愁いの歌」
(4)ウェーバー:「オイリアンテ」序曲
(5)シュトラウス二世:春の声/トリッチ・トラッチ・ポルカ/皇帝円舞曲
朝比奈隆(指揮)
大阪フィルハーモニー交響楽団
録音:
(1)1981年2月16日第172回定期演奏会
(2)1981年2月16日第172回定期演奏会 
(3)1976年11月26日第136回定期演奏会
(4)1974年9月11日第118回定期演奏会
(4)1980年3月14日ABC創立三十周年記念オープニング・コンサート
全曲ライヴ、ステレオ録音(ウェーバーのみモノラル)、
演奏会場:フェスティバルホール、
音源提供: 朝日放送
膨大な数の録音を遺した朝比奈隆ですが、極めて珍しい管弦楽名曲集です。全
て朝日放送秘蔵の蔵出し音源です。「春の声」とリャードフ作品以外はこれが
初の音盤化というのもびっくりです。
巨匠のルーツであるロシア音楽から、このCDは幕を開けます。チャイコフスキ
ーの弦楽セレナードは晩年も取上げた愛奏曲ですが、八十年代前半のエネル
ギッシュな指揮ぶりに感慨新たです。金管を思いっ切り派手に鳴らしたリムス
キー=コルサコフの「ロシアの復活祭」もお見事。そしてこのCDの白眉はヨハ
ン・シュトラウス二世の三曲です。「皇帝円舞曲」のスケールの大きさはク
ナッパーツブッシュにも匹敵し、ワルツの演奏でも巨大な世界を創造してしま
う度胸、自信、個性に感動を禁じ得ません。
日本語、英語による解説付。サウンド・マスタリング:WEITBLICK




<TUDOR>
TUDOR 7183(SACD-Hybrid) ¥2080
ブラームス:
ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
セレナード第1番 ニ長調 Op.11
ハンガリー舞曲第1番,第3番,第10番
ロビン・ティチアーティ(指揮)
バンベルク交響楽団
録音:2010年9月7-11日、バンベルク,68'44
素晴らしいブラームス。これほど若く瑞々しく柔らかく、喜ばしさとデリケー
トな感性、そして上質な味わいを湛えたブラームスは極めて稀だ。ロビン・
ティチアーティは1983年、ロンドンに生まれた、まだ20代の指揮者。しかしそ
の才能は十代から注目されており、既に20代前半には英国音楽界の一線で活躍。
日本でも2008年5月にザルツブルク音楽祭のプロダクションによる「フィガロの
結婚」を指揮、エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団を率いて見事なモー
ツァルトを演奏し、耳の鋭い人たちから賞賛されていた。今回は、ティチアー
ティが首席客演指揮者を務めるバンベルク交響楽団を指揮してのブラームス。
快速でありながら往年の巨匠指揮者たちが持っていたような弾む広がりを持つ
変奏曲もさることながら、若書き扱いされることも少なくないセレナード第1番
が「初期交響曲」と呼ぶに相応しい傑作であることをティチアーティは明確に
示している。この演奏を聞けば誰もが、21世紀半ば偉大な指揮者の「若き日の
足跡」がここにあることを認めることだろう。SACDによってバンベルク交響楽
団が未だ残すドイツ・ローカルの音色が堪能できるのも魅力だ。

TUDOR 7159(SACD-Hybrid) ¥2080
ウェーバー:
クラリネット協奏曲第1番 ヘ短調 Op.73
クラリネット協奏曲第2番 変ホ長調 Op.74
クラリネット小協奏曲 ハ短調/変ホ長調Op.26
カール=ハインツ・シュテッフェンス(クラリネット)
ラドスラフ・スルク(指揮)バンベルク交響楽団
録音:2009年12月21-23日、バンベルク
カール=ハインツ・シュテッフェンスの新録音は、ウェーバーのクラリネット
協奏曲全曲。シュテッフェンスは1961年、ドイツ最西部のトリーアの生まれ。
2001年から2007年までベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・クラリ
ネット奏者を務めたことで名高い。ラドスラフ・スルクはポーランド生まれの
ヴァイオリニスト、指揮者。バイエルン放送交響楽団のコンサートマイスター
を務めた後、2004年に大阪で指揮者デビューを果たす。

TUDOR 7185 ¥2080
リュリ:
「ファエトン」-序曲、エールと舞曲
「アティス」-序曲、エールと舞曲
「アルミード」-序曲、シャコンヌ、エールと舞曲
ドミニク・キーファー(指揮)
カプリッチョ(バロック・オーケストラ)
録音:2011年3月10-13日、ラインファイデン,63'04
マッジ:協奏曲集(TUDOR7173)、テレマン:管弦楽作品集(TUDOR7177)、ヘルテル:
作品集(TUDOR7182)に続くカプリッチョ(バーゼル・バロック・オーケストラ)の
CD第4弾。
リュリのオペラ3作から、管弦楽曲を抜き出したもの。カプリッチョは1999年に
創設されたバロック・オーケストラ。スイスの団体らしく、ドイツ風の演奏よ
りは明るく柔らかめ、フランスの団体よりは素朴な温もりがある演奏。肩肘張
らない心地よいリュリを聞くには打ってつけのCD。




<KAIROS>
13032KAI ¥2250
ピエール・ジョドロフスキ(b.1971):
(1)ドローンズ-15楽器のための
(2)バーバーリズム-アンサンブルと電子音のための
(3)対話/非対話-フルートと電子音のための
(1)-(3)スザンナ・マルッキ指揮アンサンブル・アンテルコンタンポラン
(2)(3)IRCAM-ポンピドゥー・センター(電子音響)、(3)ソフィー・チェリエ(Fl)
録音:2007/2009年
ピエール・ジョドロフスキ(b.1971)はフランスのトゥールーズ地方出身でリヨ
ン音楽院に学んだ。IRCAMで研修員として電子音楽の研究を積み、電子音響と
アコースティック楽器を組み合わせた様々な作品を多数発表している。矢継ぎ
早に繰り出される様々な音響と不規則なリズムは高等なパンク・ロックか新手
のジャズを思わせ、その疾走感あふれる多彩な音響イヴェントに飽きることが
ない。一聴、ぐちゃぐちゃに聴こえる展開の中にふと抒情的なパッセージが聴
こえたりしてなかなか魅力的。ストラヴィンスキー、エリオット・シャープ、
マイルス・デイヴィスをミックスしたような音楽である。

13172KAI(DVD-Video) ¥2250
マウリツィオ・カーゲル(b.1931):
室内交響曲、
《勝ちそこないのための10の行進曲》より2つの行進曲、
《1934年12月24日に...》、《マレ・ノストゥルム》、
《クオドリベット》、《そよ風》、
《ウングイス・インカルナートゥス・エスト》、
《影の響き》、《バベルの塔》
アンサンブル・ズューデン、
コンパーニャ・オブリキュア、
ディヴェルティメント・アンサンブル、
アルトゥーロ・ディエメッケ指揮
ブエノスアイレス・フィルハーモニー管弦楽団、ほか
製作:2011年
字幕:ドイツ語・英語
マウリツィオ・カーゲル(b.1931)は現代音楽にパフォーマンス、演劇的要素を
持ち込んだ作品でケージとともに20世紀後半の現代音楽界に多大な影響を与え
た。そのカーゲルと同じアルゼンチン出身の映像作家ガストン・ソルニツキに
よって制作されたカーゲルの貴重なドキュメンタリー映画。作品のリハーサル
風景を中心にカーゲルの独白、演奏者と作曲家のやりとりなどで構成されてい
る。映像作品としても優れており、カーゲルの世界を知るのに最適。




<OTAKEN RECORDS>
TKC-341 ¥2080
マーラー:交響曲 第2番 ハ短調「復活」
オットー・クレンペラー 指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団および合唱団
ジョー・ヴィンセント(ソプラノ)
キャスリーン・フェリアー(コントラルト)
録音:1951年7月12日 オランダ音楽祭におけるライヴ録音
音源:未開封非売見本盤
当演奏の既出CDの音質は、ノイズを取りすぎて演奏の生気まで失われたものや、
音質をさわらないのは良いが、歪みやノイズが演奏の鑑賞を妨げるもの等、満
足出来るものはありませんでした。今回、未開封非売品見本盤から復刻された
音質は、にわかにこれが1951年の録音であることが信じることが出来ないぐら
いすばらしいものです。音の古さを全く感じさせない周波数レンジの広さと、
クレンペラーのどこまでも延びて行く、とてつもないクレッシェンドに充分堪
え得るダイナミックレンジの広さには、驚くばかりです。しかもどんな強音で
も音自体が割れたりすることなく、そこに微動だにしない安定感があります。
早世の名花、キャスリ-ン・フェリア-のどこまでも深いコントラルトを大変リ
アルに捕らえているのも嬉しいかぎりです。持続する小プチノイズはアセテー
ト原盤に由来するもので、気になるものではありません。アセテートは慎重に
保存すれば、テ-プより高音質を保持出来ると言われ、今回はその成功例と言
えましょう。演奏は正直、既出盤の音質の悪さも手伝って、注目していません
でしたが、今回の音で聞くと、途方もなく優れた演奏であったことが、判明し
ました。クレンペラーのマラ2のベスト、否、すべてのマラ2のベストとして良
いのではと思える程です。同年の夏にはかの「バイロイトの第九」が生まれま
すが、凄い年もあったものだなぁと痛み入ります。
翻ってわが国を鑑みるにつけ、今年始はニューイヤーも良いが、この「復活」
を聴いて国の復興、復活に思いを馳せたいと存じ上げる次第です。
(オタケン・レコード太田憲志)

<Signum Classics>
SIGCD 255 4枚組 \2980
ブラームス:交響曲全集
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団
1980年代のクリーヴランド管との全集録音以来、約20年振りに実現したドホナ
ーニの新しいブラームスの「交響曲全集」。正攻法のアプローチ、オーケスト
ラ全体の絶妙なバランスが高く評価されているブラームスは、"ドホナーニと
フィルハーモニア管"のコンビが生んだ代表的名演です。
録音(ライヴ):2009年5月14日(第1番)&2007年6月28日(第2番)&
2009年10月22日(第3番)&2007年2月4日(第4番)、
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール&クイーン・エリザベス・ホール(第4番)

SIGCD 283 \2180
コラール・タペストリー ――
ブルックナー:正しい者の口は知恵を語り
バード:目覚めていよ、キリエ(4声のミサ曲より)
モンテヴェルディ:主に向かって新しき歌を歌え
ビクトリア:おお、大いなる神秘
パレストリーナ:第1旋法によるマニフィカト
ブラームス:なにゆえに、悩む者に光を与えたのか?
黒人霊歌(ティペット編):行けモーゼ/ギボンズ:手を打ち鳴らせ
レーガー:神の小羊、我らみな唯一なる神を信ず
ブラームス:祭典と記念の格言Op.109/黒人霊歌(ブラックウェル編):逃れ行け
ラインベルガー:夕べの歌/タヴナー:仔羊
バード:神の子羊(4声のミサ曲より)
ヴォーチェス8
ルネサンスのポリフォニーからユニークなジャズ&ポップ・アレンジを自在に
歌うヴォ―チェス8が、ここでもイギリスのバード、タヴナー、ドイツのブルッ
クナー、スペインのビクトリア、イタリアのモンテヴェルディ、黒人霊歌など
様々な時代、国の幅広いレパートリーを披露!




<PentaTone>
PTM 1028(SACD-Hybrid) \2300
チャイコフスキー:
交響曲第1番ト短調Op.13《冬の日の幻想》/スラヴ行進曲Op.31
ミハイル・プレトニョフ(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団
プレトニョフ&RNOにとって2度目となるチャイコフスキー・チクルス。
交響曲第5番が英BBCミュージック・マガジン誌のディスク・オヴ・ザ・マンス
(月間最優秀賞)に選ばれるなど、ペンタトーンでの"新全集"はヨーロッパ各国
のメディアで、すでにDGの"旧全集"を超えたと評されている。
録音:2011年4月、DZZスタジオ5(モスクワ)




<Chandos>
CHAN 10694 ¥2080 ※12月26日までのご注文特価 ¥1780
ファリャ:
三角帽子*/交響的印象《スペインの庭の夜》+/管弦楽のための組曲《讃歌》
ファンホ・メナ(指揮)、
BBCフィルハーモニック、ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)+、
ラケル・ロヘンディオ(ソプラノ)*
2011年9月にジャナンドレア・ノセダ(現名誉指揮者)の後任としてスペインの
マエストロ、ファンホ・メナを首席指揮者(チーフ・コンダクター)に迎えた
BBCフィルハーモニック。
ファンホ・メナが選んだファリャの"舞台"と"コンサート・ホール"のための音
楽は、ディアギレフからの依頼で作曲された「三角帽子」、アルボス、ドビュ
ッシー、デュカスたちへのトリビュート「讃歌」、そしてジャン=エフラム・
バヴゼがソリストとして加わる最も印象主義的で詩的な「スペインの庭の夜」
の3作品!
2008年まで音楽監督を務めたビルバオ交響楽団をスペイン・トップクラスのオ
ーケストラへと育て上げたファンホ・メナ。BBCフィルハーモニックとの熱く
色彩感にあふれるスペイン音楽の世界がスタートです!

CHAN 10708 ¥2080
プチ・フール - フェイヴァリット・アンコールズ ――
サラサーテ:祈りOp.23-1/ファリャ:ポロ、ナナ
サラサーテ:サパテアードOp.23-2
エルガー:朝の歌Op.15-2、気まぐれな女Op.17、夜の歌Op.15-1
ドヴォルザーク:ユーモレスクOp.101-7
シューマン:無題Op.68-30(Sehe langsam)
クライスラー:ウィーン奇想曲Op.2+/メンデルスゾーン:歌の翼にOp.34-2
ゴドフスキー:懐かしきウィーン
シューマン:
見知らぬ国よりOp.15-1#、不思議なお話Op.15-2#、トロイメライOp.15-7#
ラヴェル:ワルツ第6番、ブルース/プロコフィエフ:行進曲
ショスタコーヴィチ:二重奏曲、ワルツ第2番/ドビュッシー:美しき夕暮れ
ブロドスキー弦楽四重奏団〔ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)、
イアン・ベルトン(ヴァイオリン)、ポール・キャシディ(ヴィオラ)、
ジャクリーン・トーマス(チェロ)〕、
ロバート・スミッセン(ヴィオラ)+、
フィリップ・エドワード・フィッシャー(ピアノ)#
2012年で結成40周年を迎えるイギリスを代表するアンサンブル、ブロドスキー
弦楽四重奏団が新たにシャンドスと専属契約を結びレコーディングの舞台に
復帰!ブロドスキー弦楽四重奏団が新たな船出のためのセレクトしたアンコー
ル・ピースは、全てがメンバーたちによるオリジナルのアレンジ。2000回を超
えるコンサート、50タイトル以上のレコーディングを行ってきたブロドスキー
弦楽四重奏団のアンコール・ピースたちは、結成から現在に至るアンサンブル
の歴史そのものなのである。
来る2012年2月には来日公演も予定されているブロドスキー弦楽四重奏団が、
シャンドスで新たな一歩を踏み出します!

CHSA 5101(SACD-Hybrid) ¥2580
ベリオ:オーケストラル・リアリゼイションズ ――
マーラー(ベリオ編):歌曲集《若き日の歌》より 6つの歌曲
シューベルト(ベリオ編):レンダリング
ブラームス(ベリオ編):クラリネット・ソナタOp.120-1
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)、マイケル・コリンズ(クラリネット)、
エドワード・ガードナー(指揮)、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
イングリッシュ・ナショナル・オペラの若き音楽監督エドワード・ガードナー
が、北欧ノルウェーのベルゲン・フィルと共に、20世紀イタリアの奇才ルチア
ーノ・ベリオ(1925-2003)の"オーケストレーション"が持つ魅力に迫る。
シューベルトが他界する1828年に着手したものの未完に終わった「交響曲第10
番ニ長調D.936A」のスケッチにベリオ自らの音楽を融合し完成させた「レンダ
リング」、"ソリスト+オーケストラ"という姿に生まれ変わらせた「マーラー」
と「ブラームス」。
"過去と現在の調和"という壮大で困難なミッションを現実のもとしたベリオの
卓越した手腕の全てを、ガードナー&ベルゲン・フィルのコンビが聴かせてく
れるに違いない。
ソリストとして招かれたクラリネットのマイケル・コリンズ、バリトンのロデ
リック・ウィリアムズにも要注目!

CHAN 10707 ¥2080
コルンゴルト:弦楽六重奏曲ニ長調Op.10/ピアノ五重奏曲ホ長調Op.15
ドーリック弦楽四重奏団、キャスリン・ストット(ピアノ)、
ジェニファー・スタム(ヴィオラ)、バーソロミュー・ラフォレット(チェロ)
英グラモフォン誌で『最も優れた若手弦楽四重奏団の1つ』という絶大な評価
を受け、イギリスのみならず全世界でその存在感を急速に高めているドーリッ
ク弦楽四重奏団。
デビュー・タイトルの「弦楽四重奏曲集」(CHAN 10611)以来となるドーリック
弦楽四重奏団のコルンゴルト第2弾は、プッチーニから大絶賛を受けた歌劇
「ヴィオランタ」と同時代に作曲された「弦楽六重奏曲Op.10」、代表作とし
て有名な歌劇「死の都」の成功の後に完成した「ピアノ五重奏曲Op.15」の
2作品。
若くして世界的なオペラ作曲家としての名声を得たコルンゴルトが同時期に作
曲した"室内楽作品"。傑作「弦楽六重奏曲」はもちろんのこと、キャスリン・
ストットという心強いパートナーを得た「ピアノ五重奏曲」が新たな代表的
名演となることだろう!

CHAN 0784 ¥2080
ブクステフーデ:7つのソナタOp.2 ――
ソナタ変ロ長調Op.2-1,BuxWV.259/ソナタニ長調Op.2-2,BuxWV.260
ソナタト短調Op.2-3,BuxWV.261/ソナタハ短調Op.2-4,BuxWV.262
ソナタイ長調Op.2-5,BuxWV.263/ソナタホ長調Op.2-6,BuxWV.264
ソナタヘ長調Op.2-7,BuxWV.265
パーセル・クヮルテット〔キャサリン・マッキントッシュ(ヴァイオリン)、
キャサリン・ヴァイス(ヴァイオリン)、
リチャード・ブースビー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ロバート・ウーリー(チェンバロ)〕
若かりし日のJ.S.バッハを魅了した北ドイツ・オルガン楽派最大の巨匠ディー
トリヒ・ブクステフーデ(1637-1707)の音楽。
オルガン、宗教音楽の分野では数多くの傑作を生んだブクステフーデだが、遺
された室内楽作品は「Op.1」と「Op.2」のトリオ・ソナタを含めても数少ない。
イギリスにおけるピリオド奏法の先駆者の1人、キャサリン・マッキントッシュ
が率いるパーセル・クヮルテットの演奏で、ブクステフーデの美しきトリオ・
ソナタが14曲揃うことを喜びたい。

CHSA 5100(SACD-Hybrid) ¥2580
イェイロ:合唱作品集 ――
グラウンド(天と地はあなたの光栄にあまねく満ち渡る)
セレニティ(おお、大いなる神秘)/愛と慈しみのあるところに神はいる
ノーザン・ライツ(わが愛するものよ、御身は美し)
魂の闇夜/天球(キリエ・エレイソン)/御身はすべてに美し
プレリュード(エクスルターテ・ユビラーテ)/フェニックス(神の子羊)
ウニコルニス・カプティヴァトゥル/夕べの祈り
フェニックス・コーラル、
チャールズ・ブルフィー(指揮)、
オラ・イェイロ(ピアノ)、ハリントン弦楽四重奏
アリソン・チェイニー(ソプラノ)、
テッド・ベレディン(テナー・サクソフォン)、エマヌエル・ロペス(チェロ)
日本の合唱界でも人気、知名度の高いノルウェーの作曲家オラ・イェイロ(ウ
ーラ・ヤイロ)の合唱作品集。
1978年生まれのイェイロは、アリゾナを拠点に活躍するアメリカ有数の合唱団、
フェニックス・コーラルのコンポーザー・イン・レジデンスに任命されるなど、
合唱界の次代の巨匠として大きな期待を受けている。




<Guild Historical>
GHCD 2384/85 2枚組 ¥2700
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944《ザ・グレイト》
〔フィラデルフィア管弦楽団(1941年9月16日)〕
エルガー:エニグマ変奏曲Op.36〔BBC交響楽団(1935年6月3日)〕
モーツァルト:交響曲第35番ニ長調K.385《ハフナー》
〔ニューヨーク・フィルハーモニック(1929年4月4日-5日)〕
ロッシーニ:歌劇《泥棒かささぎ》序曲
〔ミラノ・スカラ座管弦楽団(1946年5月12日、ライヴ)
ワーグナー:葬送音楽
〔ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1934年、ザルツブルク・ライヴ)
イギリス国歌《神よ女王を護り賜え》
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
〔フィルハーモニア管弦楽団(1952年10月、ライヴ)〕
ボーナス・トラック - メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(第2&第3楽章)
〔ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)、
ニューヨーク・フィルハーモニック(1936年3月29日、ライヴ)〕
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、
フィラデルフィア管弦楽団、BBC交響楽団、
ニューヨーク・フィルハーモニック、ミラノ・スカラ座管弦楽団、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団
トスカニーニがアメリカ、イギリス、イタリア、オーストリアの6つのオーケ
ストラを振った1929年から1952年にかけてのスタジオ&ライヴ・レコーディン
グ集!
BBC交響楽団との「エルガー」とフィルハーモニアとの「イギリス国歌」&
「ブラームス」、フィラデルフィア管との「ザ・グレイト」など、手兵NBC交
響楽団以外のオーケストラを振ったトスカニーニの演奏ばかりを集めたユニー
クでレアな復刻です!
またボーナス・トラックとして収録されている、22歳のミルシテインがソリス
トを務めるメンデルスゾーン(第2&第3楽章のみ)の1936年ライヴも要注目。
リマスタリング:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング




<Guild>
GMCD 7360/1 2枚組 ¥4369
マレク:管弦楽作品集 ――
管弦楽のための組曲Op.25/4つの瞑想曲Op.14
ヴァイオリンとオーケストラのための《セレナード》Op.24
シンフォニアOp.28/奇想曲Op.15/シンフォニエッタ ニ長調Op.16
インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)、
ゲイリー・ブライアン(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
Guildが発掘、再評価に力を注ぐ20世紀スイスのポーランド系"長寿"作曲家、
チェスワフ・マレク(1891-1985)の作品集第4弾は"管弦楽作品集"。
「シンフォニアOp.28」は1928年の国際コロンビア・グラモフォン・コンクー
ルのポーランド予選で第1位を獲得した隠れた秀作。1995年&1996年の録音。

GMCD 7374 ¥2180
音楽の中の詩情 -
シューマン:蝶々Op.2/キルヒナー:ロマンスOp.22
フーバー:ピアノのためのスケッチ《気分》Op.35
リスト:シューベルトの《美しき水車小屋の娘》S.565
アンドレア・ヴィースリ(ピアノ)
チューリッヒ音楽大学ではシチェルバコフからピアノを学んだスイスの若手女
流ピアニスト、アンドレア・ヴィースリ(1978-)のソロ・デビュー・レコーディ
ング。シューマン、リスト編曲のシューベルトに、テオドール・キルヒナー
(1823-1903)やハンス・フーバー(1852-1921)を加えるなど、スイス・ロマン派
のピアノ音楽を得意とする今後が楽しみなピアニストである。
2011年5月の録音。

GMCD 7379 ¥2180
エーヴェルス:
スクエアリング・ザ・サークル/ジオメトリック・デザインズ/カイトII
...ブルー、インディゴ、ヴァイオレット*/クァドリヴィウム
ワンダーランド
ジェミニ、ウォーレス・コレクション*
現代イギリスの作曲家ティム・エーヴェルス(1958-)の1980年の「カイト」か
ら2010年の「ワンダーランド」を収録した作品集。
エーヴェルスのクロマティシズムの作風から響くエキゾチックなサウンドは特
に室内楽の分野で注目を集めている。1997年&2011年の録音。




<Guild Light Music>
GLCD 5187 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - ライト&イージー ――
アンダーソン:ピラミッド・ダンス/ワイル:マック・ザ・ナイフ
ポーター:アイ・ラヴ・パリ/ラビノヴィツ:ライト&イージー
ウォーターズ:オン・ア・チアフル・ノート/メリック:ウィンド・ベルズ
ローズ:4:20 AM/ヤング:ステラ・バイ・スターライト/他
ルロイ・アンダーソン&オーケストラ、
クレバノフ・ストリングス&オーケストラ、パリ・シアター・オーケストラ、
ドルフ・ファン・デル・リンデン&オーケストラ、他
ライト・ミュージックの黄金時代を良質のリマスタリングで聴く"ギルド・ラ
イト・ミュージック・シリーズ"の第87集。
オープニングは、疾走感と爽快感にあふれるルロイ・アンダーソン自身がタク
トを執った「ピラミッド・ダンス」!1947年-1960年の録音。

GLCD 5188 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - アレンジャーの芸術Vol.1 ――
オッフェンバック(ムーニー編):カン・カン
ラフバニ兄弟(グッドウィン編):ウィンドウズ・オヴ・ザ・イースト
コンラッド&マジソン(サリンジャー編):コンチネンタル
ガーシュウィン(コーデル編):サマータイム
カーン(ウェストン編):ソング・イズ・ユー
ロジャース(コーツ編):シンフォニック・ラプソディ/他
ハル・ムーニー&オーケストラ、
バディ・ブレグマン(指揮)、
コンラッド・サリンジャー・オーケストラ、
ロン・グッドウィン&オーケストラ、
エリック・コーツ(指揮)、コート・シンフォニー・オーケストラ、他
ライトミュージックにとって無くてはならない存在、"アレンジャー"にスポッ
トライトをあてたプログラム。
モートン・グールドやロン・グッドウィン、ヘンリー・マンシーニ、パーシー
・フェイスといった往年の名匠たちが"コンダクター兼アレンジャー"として大
活躍!1930年-1960年の録音。





<Syrius>
SYR 141439 ¥2300
イル・ヌオーヴォ・マショーニ ――
ガーデ:祝祭前奏曲/ウェズリー:ラルゲット/レメンス:ソナタ《法王》
ギルマン:ソナタ第3番Op.56/ペイン:演奏会用変奏曲
カルク=エラート:即興曲/カポッチ:スケルツォ
マウロ=コットーネ:シチリア組曲/ブーク:アレグレット
エルガー:威風堂々第4番
マッシモ・ノゼッティ(オルガン)
イタリア、アレッサンドリアの聖ジョヴァンニ教会に設置されたヴィンチェン
ツォ・マショーニ2010年製のグランド・オルガンによる演奏。残響豊かに響き
渡るオルガンのサウンドは荘厳の一言に尽きる。2010年7月の録音。

SYR 141441 ¥2300
ロマンティカ ――
ラインベルガー:序曲、夕べの歌、ジグ
マーラー(クロッツ編):アダージェット
ラインベルガー:牧歌、哀歌、主題と変容/レーガー:ロマンス
ボッシ:ヴァイオリンとオルガンのためのアダージョ
カルク=エラート:サンクトゥス/ラインベルガー:カンツォン、アルマンド
ラヴァネッロ:ヴァイオリンとオルガンのためのソナタ
セザール・ヴェレフ(ヴァイオリン)、ドメニコ・セヴェリン(オルガン)
ブルガリアのヴァイオリニスト、セザール・ヴェレフと、フランス、モーのサ
ン=エティエンヌ大聖堂でオルガニストを務めるドメニコ・セヴェリンのデュ
オ・アルバム。2010年9月の録音。





<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 18236(180g重量盤LP) ¥4050
モーツァルト:レクイエム ニ短調K.626(ジュスマイヤー版)
アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618
マリネッラ・ペンニッキ(ソプラノ)、
グロリア・バンディテッリ(メゾ・ソプラノ)、
ミルコ・グァダニーニ(テノール)、セルジオ・フォレスティ(バス)、
ファビオ・チオフィーニ(指揮)、
アッカデミア・ヘルマンス、
コーロ・カンティクム・ノウム・ディ・ソロメオ
バロック・ヴァイオリンの神様エンリコ・ガッティが2006年からコンサートマ
スターとして参加しているイタリアのピリオド・オーケストラ、アッカデミア
・ヘルマンス入魂のモツレク!
ガッティを迎え、近年進境著しいアッカデミア・ヘルマンスのモーツァルトの
「レクイエム」が、イタリア、ペルージャ近郊の小さな村ソロメオの聖バルト
ロメオ教会を神聖な響きで包み込む ――。
※ 180g重量盤LP
※ 録音:2010年7月6日-8日、聖バルトロメオ教会(ソロメオ/イタリア)





<Hyperion>
CDA 67846 \2180
グラナドス:
組曲《ゴイェスカス》/わら人形 - ゴヤ風の情景/演奏会用アレグロ
ギャリック・オールソン(ピアノ/スタインウェイ)
スペインを代表する画家フランシス・デ・ゴヤ(1746-1828)の絵画からインス
ピレーションを得て作曲された「ゴイェスカス」。
オールソンのフォルムの整った硬質のサウンドで響く「ゴイェスカス」は、全
ての音符にスペイン国民楽派の詩情と哀愁が満ちている。
「ギャリック・オールソン」と「エンリケ・グラナドス」。円熟期を迎えたア
メリカの名ピアニスト、オールソンの知られざる魅力がここにある。
録音:2011年5月31日-6月2日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

CDA 67801 \2180
ブリテン:
ヴァイオリン協奏曲Op.15/ヴァイオリンとヴィオラのための《二重協奏曲》
ラクリメOp.48a(ダウランドの歌曲の投影)
アンソニー・マーウッド(ヴァイオリン)、
ローレンス・パワー(ヴィオラ)、
イラン・ヴォルコフ(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
長きに渡りフロレスタン・トリオのヴァイオリニストを務めてきたアンソニー
・マーウッドと、ナッシュ・アンサンブル、レオポルド弦楽三重奏団などで活
躍するヴィオラ界の逸材ローレンス・パワーをソリストに迎えたベンジャミン
・ブリテンのコンチェルト集!
ベルクとブリテンの作風を彷彿とさせる若き日の傑作「ヴァイオリン協奏曲」、
王立音楽大学在学中の18歳の時に作曲され、コリン・マシューズの補筆を経て
1997年の第50回オールドバラ音楽祭で初演された「二重協奏曲」、オーケスト
ラ伴奏版の「ラクリメ」では、マーウッドとパワーが繰り出す強靭な説得力を
持った演奏に惹き込まれること必至。
録音:2011年1月12日-13日、シティ・ホール(グラスゴー)

CDA 67865 \2180
ショスタコーヴィチ:ヴィオラとピアノのための音楽 ――
《24の前奏曲》Op.34 より 7つの前奏曲(エフゲニー・ストラーホフ編)
ヴィオラ・ソナタOp.147
《馬あぶ》Op.97 より 5つの小品(ワディム・ボリソフスキー編)
ローレンス・パワー(ヴィオラ)、
サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ)
ヴィオラ界の旗手ローレンス・パワーが、盟友サイモン・クロフォード=フィ
リップスとのデュオでロシア音楽、ショスタコーヴィチに挑む!
ショスタコーヴィチ最後作品となった「ヴィオラ・ソナタOp.147」では、ロー
レンス・パワーのヴィオラが1つ1つ謎を解いて行くかのような深い演奏を聴か
せてくれている。
「7つの前奏曲」、「《馬あぶ》からの5つの小品」でのパワーとクロフォード
=フィリップスのコンビネーションも絶妙!
録音:2010年10月24日-26日、ワイアストン・エステイト・コンサート・ホール
(モンマス)

CDA 67893 \2180
ケルビーニ:アリアと序曲集 ――
歌劇《ジュリオ・サビーノ》より シンフォニア
歌劇《オーリードのイフィジェニー》より Turbata ai dubbi accenti
甘き愛の灯/歌劇《デモフォンテ》より 序曲/Ti lascio adorato mio ben
歌劇《捨てられたアルミーダ》より 序曲、Qual da venti combattuta
歌劇《ジュリオ・サビーノ》より I mesti affetti miei
歌劇《エトルリア王メッセンツィオ》より シンフォニア
マリア・グラツィア・スキアヴォ(ソプラノ)、
アウセル・ムジチ、カルロ・イパタ(指揮)
バロック・フルートの名手カルロ・イパタが1997年に設立したイタリアの古楽
アンサンブル、アウセル・ムジチ。
ハイペリオンからの6枚目のレコーディングは、「レクイエム」で大成功を収め
たルイジ・ケルビーニが、フィレンツェからパリへと向かう数年間に作曲を行
った「アリア」と「序曲集」。
ベートーヴェンがその才能を讃えたケルビーニの若かりし日の秀作を、イタリ
ア音楽の伝承者たちが伝えます。
録音:2010年10月、テアトロ・ヴェルディ(ピサ)

CDA 67888 \2180
愛の力 - イングリッシュ・ソングブック ――
モロイ:懐かしき愛の歌
ホワイト:さまようのはやめよう、春が来た、誠実な恋人
エルガー:語れ音楽よOp.41-2、懇願Op.48-1
レーマン:ああ, わが麗しの月、愛, もしあなたが光を知っているならば
ヴォ―ン=ウィリアムズ:真昼の静けさ
ピール:アーモンド, ワイルド・アーモンド、朝早く
クィルター:美の女神の娘に、深紅の花びらは眠りにつき、愛の哲学
グレインジャー:愛の力/アームストロング:ヒポコンドリアクス
レーマン:パス・バンク/アームストロング:影の歌
ワーロック:その唇を奪って、夜、アン女王/モーラン:若き日の喜び
ガーニー:おやすみ草原よ、ボート・イズ・チェーフィング、ライツ・アウト
ホルスト:旅の終わり、ベテルギウス
アリス・クート(メゾ・ソプラノ)、グレアム・ジョンソン(ピアノ)
イギリスのメゾ・ソプラノ、アリス・クートのハイペリオン・デビュー・アル
バムは、世界有数の歌曲伴奏ピアニスト、グレアム・ジョンソンとのデュオに
よるイギリスの歌曲集。
ジェームズ・ライナム・モロイ(1837-1909)の「懐かしき愛の歌」から、グス
ターヴ・ホルスト(1874-1934)の「ベテルギウス」までの27の歌曲で、イギリ
ス歌曲の半世紀の歴史を旅する ――。
録音:2010年12月14日-15日&17日、オール・セインツ教会(ロンドン)





<Helios>
CDH 55424 \1280
バッハと同世代の音楽家たち - ヤン・ディスマス・ゼレンカ ――
ゼレンカ:
聖体の祝日のためのリタニアZ.147/天の女王Z.134/めでたし天の女王Z.135
死者の為の聖務日課Z.47より
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)、レベッカ・アウトラム(ソプラノ)、
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、ジェームズ・ギルクリスト(テノール)、
マイケル・ジョージ(バス)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
ロバート・キング(指揮)、キングズ・コンソート
ドレスデン宮廷に仕えた"ボヘミアのバッハ"、ヤン・ディスマス・ゼレンカ
(1679-1745)の宗教音楽集。
ライプツィヒがバッハならば、ドレスデンはゼレンカ。ハッセの登場により宮
廷楽長の座を逃してしまうものの、ドレスデンで一時代を築いたゼレンカの音
楽を古楽界の名手たちの演奏で。
録音:2002年3月6日-9日、エアー・スタジオ(ロンドン)
CDA 67350からの新装移行再発売

CDH 55394 \1280
バッハと同世代の音楽家たち - ヨハン・クーナウ ――
クーナウ:
天は彼方より歓呼し/心から憂いを消し去れ/暁の星はいと麗しかな
神よ、我を憐れみ給え/我が心は悲しみに満ちて/おお神聖なる時
デボラ・ヨーク(ソプラノ)、マリアンヌ・ヘルグレン(ソプラノ)、
ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)、
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、チャールズ・ダニエルズ(テノール)、
ジェームズ・ギルクリスト(テノール)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
ロバート・キング(指揮)、キングズ・コンソート
ツィッタウのカントールを経て、ヨハン・シェレの後任としてライプツィヒ聖
トーマス教会のカントールに就任したヨハン・クーナウ(1660-1722)。
J.S.バッハの先代のカントールとして知られるクーナウだが、音楽学者、弁護
士としても優れた手腕を発揮し、「クラヴィーア練習曲集」はバッハに大きな
影響を与えている。
録音:1998年4月19日-22日
CDA 67059からの新装移行再発売

CDH 55422 \1280
ブラ・ブラ・ブラ ――
ガーシュウィン(ヴィニョールズ編):ブラ・ブラ・ブラ
ガーシュウィン:皆笑った/ポーター:テイル・オヴ・ザ・オイスター
ニコラス:プレース・セッティングス
ボルコム:ライム・ジェロー・マシュマロ・コテージ・チーズ・サプライズ
シェーンベルク:
ギゲールレッテ、サティスフィード・ラヴァー、
《アルカディアの鏡》からのアリア
フランダース&スワン:ア・ワード・オン・マイ・イア
バーンスタイン:私は誰?/レーマン:庭の奥には妖精が住む
ライト:トランスアトランティック・ララバイ
ベイカー(ヴィニョールズ編):
サムワンズ・ビーン・センディング・ミー・フラワー
ポーター(ドリング編):ホエア・オー・ホエア?
ドリング:ナイトクラブの女店主の歌/ニコラス:案内嬢のブルース
ガーシュウィン:スリー・タイムズ・ア・デイ
ガーシュウィン(コノリー編):ボーイ・ホワット・ラヴ・ダン・トゥ・ミー
カーン:ビル
サラ・ウォーカー(メゾ・ソプラノ)、ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
舞台は1988年6月17日のウィグモア・ホール。サラ・ウォーカーとロジャー・
ヴィニョールズのユニークなキャバレー・ソング・アルバム。
ガーシュウィン、ポーター、ボルコム、さらにはシェーンベルクが登場する
個性的なプログラム。
録音:1988年6月17日、ウィグモア・ホール(ロンドン)
CDA 66289からの新装移行再発売




<Glossa>
GCDSA 921623(SACD-Hybrid) \2850
ストリッジョ:40声または60声のためのミサ曲 ――
グレゴリオ聖歌:幸いなるかな、乙女マリアの御体
ベネヴォリ:われ喜びに満てり、ミゼレーレ
コルテッチャ:主をほめたたうるは良きことなり、父に栄光あれ
ストリッジョ:キリエ、グローリア(ミサ曲《かくも幸せな日が》より)
コルテッチャ:アレルヤ
ストリッジョ:クレド(ミサ曲《かくも幸せな日が》より)
ベネヴォリ:マニフィカト
ストリッジョ:
サンクトゥス、ベネディクトゥス、
アニュス・デイ(ミサ曲《かくも幸せな日が》より)
コルテッチャ:汝はいと高き者の預言者と呼ばれ
ストリッジョ:40声のモテット《見よ、祝福されたる光が》
エルヴェ・ニケ(指揮)、コンセール・スピリチュエル
作曲から約400年間所在不明の状態が続き、フランスのパリで発見されたストリ
ッジョの「40声または60声のミサ曲」。"40声"だけでなく「アニュス・デイ」
は"60声"のために作曲されており、イタリアで誕生したルネサンス史上屈指の
スケールを誇る合唱芸術である。
ドミニク・ヴィスの校訂譜を使用したエルヴェ・ニケは、60人の歌い手と器楽
奏者たちを、指揮者とマイクを取り囲むように円状に配置。マルチチャンネル
・サラウンド再生を意識したレコーディング環境が整えられており、ストリッ
ジョの40声と60声のための壮大壮麗な音楽の全てが現代に蘇る。
録音:2011年8月、ノートル・ダム・デュ・リバン教会(パリ)

GCD 920112 \2300
ケルナー:ファンタジア - バロック・リュートのための音楽 ――
17の精選リュート曲集(1747) -
小品集イ長調/小品集ニ長調/ファンタジア集
ホセ・ミゲル・モレーノ(バロック・リュート)
生まれ故郷のドイツから北欧スウェーデンへと渡り、ストックホルムの聖ヤコ
ブ教会ではオルガニスト、ドイツ教会ではカリヨン奏者として活動したケルナ
ー。優れた技巧を持つリュート奏者兼作曲家としても勇名を馳せたケルナーだ
が、現存する作品は晩年の1747年にハンブルクで出版された「17の精選リュー
ト曲集」だけであり、それだけにモレーノの演奏が重要な役割を担うことは間
違いない。このレコーディングのために自ら製作した11コースのバロック・
リュートを手に、モレーノがベールに包まれたケルナーの音楽を大切に奏で
でゆく・・・。
録音:2011年5月、エストゥディオ・イスラ・ブランカ(スペイン)





<Phaedra>
DDD 92065 \2300
イン・フランダース・フィールズVol.65
- ナチュラル・ホルンのための音楽 ――
リエラント:ソナタ ホ長調Op.18/メンガル:ロマンス/ゴーセ:アレグレット
ブスショップ:狩り/ワールプト:ロマンス/メンガル:二重奏曲第6番
デュポン:間奏曲 - 舟歌/リエラント:夏の夕方
ジェローン・ビリエ(ナチュラル・ホルン)、
ヤン・フイルブロック(ピアノ)、
メンガル・アンサンブル
アニマ・エテルナ、シャンゼリゼ管弦楽団、コンチェルト・ケルン、イル・
フォンダメント、ルーヴル宮音楽隊などで活躍するベルギーのホルニスト、
ジェローン・ビリエが"ナチュラル"と"ヴァルヴ"で吹くフランドル地方のホル
ン作品集。ビリエも所属する19世紀フランドルのヴィルトゥオーゾ・ホルニス
ト、マルタン=ジョゼフ・メンガルの名前を冠するメンガル・アンサンブルが
抜群に巧い!ベルギーのホルン・サウンドを是非!2010年3月の録音。




<Musique En Wallonie>
MEW 0848-0849 2枚組 \2300
レジス:ミサ・エッチェ・アンチルラ・ドミニ/ミサ・ロム・アルメ
モテット&シャンソン集
クラークス、エドワード・ウィッカム(指揮)
ジャン・ルロワというフランス語名を持ち、ギョーム・デュファイの書記を務
めていたとされるフランドルの作曲家ヨハネス・レジス(c.1425-c.1496)のミサ
曲、モテットとシャンソン集。
詳細な経歴は明らかになっていないレジスの音楽は、同時代の高名な音楽理論
化ヨハネス・ティンクトリスが称賛したという記録が残されている。ウィッカ
ム&クラークス(・グループ)が歌うフランドルの音楽はやはり絶品。
2007年の録音。ブックタイプ仕様。





<Cybele>
SACD 351.101(SACD-Hybrid) \2850
フランスの女流作曲家たち ――
ファランク:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.39
リリ・ブーランジェ:夜想曲
ガルシア=ヴィアルド:ソナチネ イ短調、6つの小品
アネッテ=バルバラ・フォーゲル(ヴァイオリン)、
アヤコ・ツルタ(ピアノ)
フランスの3人の女流作曲家、フェランク、リリ・ブーランジェ、ガルシア=
ヴィアルドの「ヴァイオリンとピアノのための作品集」。
夭折の天才リリ・ブーランジェの「夜想曲」など、19世紀-20世紀初期を生き
た女流音楽家たちの作品に光をあてる好企画。ドイツの「Cybele」は、有数の
高音質レーベルとしても定評がある。2001年12月の録音。




<Ameson>
ASCP 1018 \2300
ショパン:ポーランドの歌Op.74/シマノフスキ:6つの小品Op.20
ウルスラ・キュヴリエ(ソプラノ)、アンヌ・ル・ボゼック(ピアノ)
フレデリック・ショパンとカロル・シマノフスキ。19世紀の東欧ポーランドで
生まれた2人の傑物の「歌曲」をカップリング。
ウルスラ・キュヴリエは、母国ポーランドの国立オポーレ音楽大学を経てフラ
ンスで活躍するソプラノ。歌声はもちろんのこと、ポーランドの歌曲の発音に
もご注目いただきたい。2010年の録音。





<Phaedra>
DDD 92066 \2300
イン・フランダース・フィールズVol.66 - コンチェルト・デル・アルマ ――
デュイック:コンチェルト・デル・アルマOp.30/サルヴェ・レジナOp.29
アポステル・ナ・デ・トワールフOp.28
ヨハン・デュイック(指揮)、
フランダース放送合唱団、
ハンス・リッケリンク(ピアノ)、ヨリス・デルダー(バリトン)、
サラ・ファン・モル(ソプラノ)、イグナス・ミヒエルス(オルガン)
フランダース放送合唱団、ASMF、ワールド・ユース・クワイア、ヘント・マド
リガル合唱団の指揮者を務めてきたベルギーの合唱指揮者兼作曲家、ヨハン・
デュイック(1954-)の合唱作品集。
16世紀スペインのキリスト教神秘家サン・フアン・デ・ラ・クルスの「魂の暗
夜」をベースとした「コンチェルト・デル・アルマ」など収録3作品は、2008年
から2010年にかけて作曲された新しい作品。2009年&2010年の録音。





<Audiomax>
703 0464-2 \2300
ウェーバー:フルート、チェロとピアノのための三重奏曲ト短調Op.63
ブラームス:ピアノ四重奏曲ト短調Op.25
フィルハーモニー・アンサンブル・ベルリン
1989年にベルリン・フィルのメンバーで結成された室内楽団、フィルハーモニ
ー・アンサンブル・ベルリンのドイツ・ロマン派作品集。
フルート・パートは、ベルリン・フィルの元メンバーでピッコロの名手として
大活躍したヴォルフガング・デュンシェーデ!1992年頃の録音。弊社初紹介。

703 0299-2 \2300
木管八重奏曲集 ――
ベートーヴェン:八重奏曲変ホ長調Op.103
クロンマー:パルティータ ヘ長調Op.57
シューベルト:八重奏曲ヘ長調D.72
バンベルク交響楽団ウィンド・アンサンブル
1965年創設の木管アンサンブル、バンベルク交響楽団ウィンドアンサンブルの
「木管八重奏曲集」はベートーヴェン、クロンマー、シューベルトの名作3作品
を収録。
ドイツのオーケストラのメンバーが集まったアンサンブルは、個々のテクニッ
クに加えアンサンブル能力も際立っている。1988年頃の録音。弊社初紹介。

703 0266-2 \2300
ミスリヴェチェク:
弦楽五重奏曲変ホ長調、弦楽五重奏曲ト長調、弦楽五重奏曲ハ長調
モーツァルト:弦楽五重奏曲変ホ長調
ミュンヘン弦楽五重奏団
1710年にイタリアのボローニャで出会った"ミスリヴェチェク"と"モーツァルト"
の弦楽五重奏曲集。
ミュンヘン弦楽五重奏団は、ミュンヘンのオーケストラのメンバーを中心に結
成されたアンサンブル。第1ヴァイオリンは、バイエルン放送響のコンサートマ
スターを務めたクルト=クリスティアン・シュティール。1987年頃の録音。
弊社初紹介。

703 0246-2 \2300
チェロとピアノのための音楽 ――
ボッケリーニ:ロンド ハ長調/ブレヴァル:ソナタ ト長調Op.12-5
ベートーヴェン:
ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカウベス」の主題による12の変奏曲ト長調
WoO.45
フンメル:ソナタ イ長調Op.104
ライナー・ギンゼル(チェロ)、コンラート・リヒター(ピアノ)
ライナー・ギンゼルは、ドレスデン・フィル、南西ドイツ放送響の首席チェリ
ストを務め、名門ミュンヘン音楽大学の教授として教育にも携わるドイツの名
チェリストの1人。
コンラート・リヒターとのデュオから生まれる自然なフレーズ感が美しい。
1987年頃の録音。弊社初紹介。




<Anemos>
C 33008 ¥2300
ルイス・デ・ペドロ:独唱、男声合唱と管弦楽のための《パッシオ》
カシ・ウン・エスペジョ*
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、フアンホ・メナ(指揮)*、
RAI国立交響楽団、トリノ王立歌劇場管弦楽団、
ゲオルク・ニグル(バリトン)、ロベルト・バルコーニ(カウンターテナー)
スペイン、バスク自治州ビルバオ出身のルイス・デ・ペドロ(1970-)は、モーリ
ス・オアナ、マックス・ドイッチュに作曲を学び、1991年にはスペイン音楽大
賞(作曲部門)を受賞している現代スペイン作曲界の重鎮である。
このデ・ペドロの作品集では、ジャナンドレア・ノセダとフアンホ・メナとい
うBBCフィルの新旧首席指揮者が揃い踏み。ウィーン少年合唱団出身のバリト
ン、ゲオルグ・ニグルなど演奏者陣も強力!
2005年6月&2007年4月の録音。

C 33007 ¥2300
クリストバル・アルフテル:弦楽四重奏曲集Vol.2 ――
弦楽四重奏曲第2番《1970年の記憶》/コン・ブラヴーラ・イ・センチメント
ツァイトヘシュタット/弦楽四重奏曲第7番《エスパシオ・デ・シレンシオ》
アルディッティ弦楽四重奏団
ロドルフォ・アルフテルとエルネスト・アルフテルの甥で、アルフテル一族の
伝統の継承者、クリストバル・アルフテル(1930-)の弦楽四重奏曲集第2巻!
2007年に作曲された「弦楽四重奏曲第7番」では前衛的なカラーが濃くなって
おり、曲が進むに連れて高まる緊迫感が空間をアルフテルのカラーに染めてゆ
く。演奏は第1巻に引き続き、世界トップレベルの超絶技巧を誇るスーパー・
アンサンブル、アルディッティ弦楽四重奏団。第2巻の演奏も圧巻です!
2010年2月の録音。

C 33011 ¥2300
ランチャレス:バレエ音楽《カストールとポリュックス》
クアデルノス・デ・エスティロス
アナンダ・スカルラン(ピアノ)、ミケル・ベルナト(打楽器)
ロック・ミュージシャンでもあるスペインのコンポーザー、サンチャゴ・ラン
チャレス(1952-)の「カストールとポリュックス」は、『ピアノ+パーカッショ
ン』という個性的な編成とミニマル的なスタイルを持つユニークで高度な作品。
"ストラヴィンスキーとキング・クリムゾン"、"ジェネシスとアルベニス"、"フ
ランク・ザッパとベートーヴェンのピアノ音楽"という組み合わせがランチャ
レスの作風のキーワード。2010年2月の録音。

C 33009 ¥2300
アラシル:管弦楽作品集 ――
プロメテオの墓碑/ジャルディーノ - ノッテ
パイサヘ・インビシブル(Part1)/アダージョ・コン・ヴァリアショーネス
パイサヘ・インビシブル(Part1)
エリドリアン・リーパー(指揮)、RTVE交響楽団
マドリード出身のアフルレド・アラシル(1954-)は、グラナダ国際音楽舞踏音
楽祭のゼネラル・マネージャー、ISCM(国際現代音楽協会)スペイン支部の会長
などの重要ポストを歴任した現代スペインを代表する作曲家の1人。
「アダージョ・コン・ヴァリアショーネス」の「アダージョ」では、ワーグナ
ー、ヴォルフからの影響を感じさせるスペイン・ロマンティシズムが広がる。
2010年7月の録音。

C 33010 ¥2300
カサブランカス:管弦楽作品集 ――
アルター・クラング/トレス・エピグラマス/ダークネス・ビシブル
ジョゼップ・ポンス(指揮)、スペイン国立管弦楽団
オーストリアへと渡りウィーン音楽大学で作曲法を学んだスペイン人作曲家、
ベネト・カサブランカス(1956-)の管弦楽作品集。
ウィーンで磨かれた近現代的手法によるカサブランカスの音楽は、BBC響やア
ルディッティSQ、ロンドン・シンフォニエッタなどが積極的に取り上げるなど
世界的評価も高い。2010年6月の録音。




<CORO>
COR 16097 ¥2180
大地の共鳴 - ジョスカン、ブリュメル、ラッスス ――
ラッスス:暁の光は赤く染まり/ジョスカン:自然の摂理に逆らって
ラッスス:恐れと震えが/ジョスカン:輝くオリュンポスの山より
ブリュメル:グローリア&サンクトゥス(ミサ曲《見よ、大地が揺れ動き》より)
ラッスス:マニフィカト《自然の摂理に逆らって》
ジョスカン:おお、乙女の中の乙女
ラッスス:第7旋法のマニフィカト《暁の光は赤く染まり》
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)、イーモン・ドーガン(指揮)
中世ルネサンスから近現代音楽までをレパートリーとするザ・シックスティー
ンが遂に取り上げた「フランドル楽派の宗教音楽」。
ジョスカン、ラッスス、そしてブリュメルの"12声"のミサ曲「見よ、大地が揺
れ動き」からの「グローリア」&「サンクトゥス」では、ザ・シックスティー
ンの至上のハーモニーが、フランドル最高峰の合唱芸術の素晴らしき魅力を伝
えてくれる。




<Signum Classics>
SIGCD 191 ¥2180
ブラームス(ヨゼフ・スヴェンセン編):
シンフォニア ロ長調(原曲:ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8)
C・シューマン(ヨゼフ・スヴェンセン編):3つのロマンス Op.22
R・シューマン(ヨゼフ・スヴェンセン編):間奏曲(F.A.E.ソナタより)
ブラームス(ヨゼフ・スヴェンセン編):スケルツォ(F.A.E.ソナタより)
ヨゼフ・スヴェンセン(ヴァイオリン&指揮)、マルメ歌劇場管弦楽団
スコットランド室内管の名誉指揮者であり、2007年からはスウェーデンのマル
メ歌劇場の首席指揮者を務めるノルウェーと日本のハーフ、ヨゼフ・スヴェン
センのオーケストレーションによる「ブラームス&シューマン夫妻の音楽」!
「シンフォニア ロ長調」とは、1853年に作曲されたブラームス初期の秀作「ピ
アノ三重奏曲第1番Op.8」に惹かれたスヴェンセンが、ヴァイオリニスト、指揮
者としての経験を活かして自らオーケストレーションを施し完成させた大作で
ある。
「ピアノ三重奏」から「シンフォニア」へと生まれ変わるブラームスの音楽。
スヴェンセンの指揮者、ヴァイオリニスト、作曲家としての手腕に期待したい。

SIGCD 272 ¥2180
プーランク:歌曲全集Vol.3 ――
歌曲集《歌の調べ》#/対話+++/+/マズルカ+++/ラ・グルヌイエール##
モンパルナス+++/ハイド・パーク+++/橋***/ひとつの詩+++/肖像画*
歌曲集《燃える鏡》#/.....だが、それは滅ぶこと*/手は心に負け+++
歌曲集《冷気と火》*/歌曲集《カリグラム》+++/ねずみ++/楽天家**
僕たち妹が欲しい+
トーマス・オリーマンス(バリトン)+++、
ジョン・マーク・エインズレー(テノール)*、
ローナ・アンダーソン(ソプラノ)+、サラ・フォックス(ソプラノ)#、
ジョナサン・レマル(バス・バリトン)**、リサ・ミルン(ソプラノ)++、
アン・マレー(メゾ・ソプラノ)##、ロバート・マーレイ(テノール)***、
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
44年間という歳月の中で150曲を超える"歌曲"を作曲したフランシス・プーラン
ク(1899-1963)。
世界有数の歌い手たちの名唱と、名ピアニスト、マルコム・マルティヌーのプ
ログラミングが世界中で高く評価されてきたシグナム・クラシックス(Signum
Classics)の「プーランク歌曲全集」も第3巻に到達!
第3巻では"ジェラール・スゼーの再来"と激賞されるオランダの大器、トーマス
・オリーマンスが大活躍!豪華な声楽家たちの中でも特に"シューベルト歌い"
としての名声を確立したオリーマンスが歌う"プーランク"は要注目です。
2010年2月&9月の録音。

SIGCD 277(CD+DVD) ¥2180
アデス:ピアノと管弦楽、映像のための《イン・セヴン・デイズ》
ナンカロウ(アデス編):習作第6番*、習作第7番*
ニコラス・ホッジス(ピアノ)、
トーマス・アデス(指揮&ピアノ*)、
ロンドン・シンフォニエッタ、ロルフ・ヒンド(ピアノ)*
ラトル&ベルリン・フィルがその作品を積極的に取り上げているイギリスの俊
英作曲家トーマス・アデス(1971-)。「イン・セヴン・デイズ」は、ピアノと
オーケストラ、映像で聖書の天地創造の物語を描いたアデスの「ピアノ協奏
曲」。またアデスがピアノ・デュオ版にアレンジしたナンカロウの「自動ピア
ノのための習作」第6番&第7番では自らピアノを担当しており、作曲家、アレ
ンジャー、ピアニストとしてのアデスの才能に接することが出来る。
2011年3月&2011年2月*の録音。

SIGCD 274 ¥2180
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調
ブリテン:チェロ・ソナタ ハ長調
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調
ジェイミー・ウォルトン(チェロ)、
ダニエル・グリムウッド(ピアノ)
イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの最後の弟子の1人、ジェイミ
ー・ウォルトンのシグナム第6弾は「20世紀のチェロ・ソナタ集」。
ショスタコーヴィチの「チェロ協奏曲第2番」(SIGCD 137)での緊迫感に満ちた
演奏に代表されるように、20世紀のチェロ作品はジェイミー・ウォルトンが得
意とするレパートリー。
1712年製の銘器グァルネリを手にするウォルトンが、20世紀を代表する3つの
チェロ・ソナタの深層を読み解く。2011年2月の録音。

SIGCD 270 2枚組 ¥3500
アレック・ロス:地球の出/ガイア賛歌/正義の太陽
シェアード・グラウンド/ポンティセリ/花
エクス・カシドラ、ジェフリー・スキッドモア(指揮)、
フィリップ・オノレ(ヴァイオリン)
ハイペリオンの「ラテン・アメリカのバロック音楽シリーズ」で高名なイギリ
スのピリオド・オーケストラ、エクス・カシドラとジェフリー・スキッドモア
による珍しい現代イギリスの作品集。
インドの作家ヴィクラム・セトの詩と歌詞を採り入れたアレック・ロスの音楽
は、テーマは"地球"という壮大なスケールで繰り広げられる。
2011年6月&7月の録音。

SIGCD 278 ¥2180
ラモー:クラヴサン曲集第1巻
《クラヴサン曲集と運指法》より 組曲ホ長調、組曲ニ長調
ジル・クロスランド(ピアノ)
ジル・クロスランドは、リシャルト・バクストとパウル・バドゥラ=スコダか
らピアノを学んだイギリスの女流ピアニスト。
バッハの「平均律クラヴィーア曲集」の全曲録音を完成させたクロスランドが、
次のステージに選んだのは、あのヒューイットも実践した"ピアノ"によるラモ
ー。クラヴサン(チェンバロ)からピアノへと楽器を変えたラモーの響きを愉し
みたい。2010年8月の録音。

SIGCD 276 ¥2180
古代の謎 - ユダヤの歌による旅 ――
伝承曲(ピットマン編):5つのユダヤの歌
ライトマン:私は他の蝶々を見なかった/ハーラップ:テヒリーム(詩篇)
ウィテカー&プリットマン:5つのヘブライの愛の歌/ファーバー:愛の橋
ヒラ・プリットマン(ソプラノ)、ジュリアン・ブリス(クラリネット)、
クリストファー・グリン(ピアノ)、トーマス・ボウズ(ヴァイオリン)、
アンデルス・カリユステ(ヴィオラ)
2009年のグラミー賞(クラシック現代作品部門)受賞アーティスト、ヒラ・プリ
ットマンが歌う「ユダヤの音楽」。
合唱、吹奏楽作品で有名なウィテカーが音楽、プリットマン自身が歌詞を担当
した共作「5つのヘブライの愛の歌」も収録。イギリスの天才クラリネット奏
者、ジュリアン・ブリスの参加も大きなポイントだろう!2010年11月の録音。

SIGCD 279 ¥2180
詩篇の祝祭 ――
アレグリ/バーンスタイン/バード/パリー/パーセル/ウェズリー
テンプル教会聖歌隊、
ジェームズ・ヴィヴィアン(指揮)、
サリー・プライス(ハープ)、グレッグ・モリス(オルガン)、
イアン・レ・グリース(オルガン)、ロバート・ミレット(打楽器)
12世紀後半に建立された英国国教会のロンドン・テンプル教会の聖歌隊が、ア
レグリからバーンスタインまで、4世紀半にもおよぶ時代の中で生まれた「ダ
ヴィデ詩篇」を歌う。
テンプル教会聖歌隊のハーモニーには、中世から受け継がれてきた伝統という
オーラが存在する。

SIGCD 261 ¥2180
J.S.バッハ:オルガン作品集 ――
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV.564
オルガン協奏曲第2番イ短調BWV.593
コラール《おお愛する魂よ、汝を飾れ》BWV.654
前奏曲とフーガ ロ短調BWV.544
コラール《天にましますわれらの父よ》BWV.682
前奏曲とフーガ ト長調BWV.541
コラール《ああ人よ、汝の大きな罪を嘆け》BWV.622
パッサカリアとフーガ ハ短調BWV.582
デイヴィッド・グード(オルガン)
J.S.バッハ存命中の1714年に製作されたフライブルク大聖堂のゴットフリート
・ジルバーマン・オルガンで聴くバッハのオルガン作品集。
デイヴィッド・グードは、英国有数の名門校イートン・カレッジでオルガニス
ト、鍵盤楽器の教員を務める音楽家。グードは歴史的な鍵盤楽器のコレクショ
ンの管理も行っており、これらの楽器の奏法にも精通している。
2010年7月の録音。




<APR>
APR 7503 5枚組 ¥3300
モーリツ・ローゼンタール(1862-1946)
- コンプリート・ソロ・レコーディングス ――
◆DISC1 -
ローゼンタール:
ヨハン・シュトラウスの主題による幻想曲(録音:1928年5月8日)
ショパン:
ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2、マズルカ第44番ト長調Op.67-1、
ワルツ第14番ホ短調Op.posth(録音:1928年3月or4月)
ショパン:
前奏曲第6番ロ短調Op.28-6、前奏曲第11番ロ長調Op.28-11、
前奏曲第7番イ長調Op.28-7、前奏曲第23番ヘ長調Op.28-23、
前奏曲第6番ロ短調Op.28-6、前奏曲第11番ロ長調Op.28-11、
前奏曲第7番イ長調Op.28-7、前奏曲第23番ヘ長調Op.28-23、
マズルカ第41番嬰ハ短調Op.63-3、マズルカ第16番変イ長調Op.24-3、
マズルカ第44番ト長調Op.67-1、マズルカ第41番嬰ハ短調Op.63-3、
マズルカ第16番変イ長調Op.24-3、マズルカ第44番ト長調Op.67-1、
ワルツ第5番変イ長調Op.42《大円舞曲》、
ショパン(リスト&ローゼンタール編):ポーランドの歌第1番、
ショパン:
新しい練習曲第3番変イ長調、練習曲第1番ハ長調Op.10-1、
前奏曲第6番ロ短調Op.28-6、前奏曲第7番イ長調Op.28-7、
練習曲第5番変ト長調Op.10-5《黒鍵》、前奏曲第6番ロ短調Op.28-6、
前奏曲第7番イ長調Op.28-7、練習曲第5番変ト長調Op.10-5《黒鍵》、
夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2(録音:1929年3月&4月)
◆DISC2 -
ショパン(リスト編):ポーランドの歌第5番、
ショパン:
マズルカ第17番変ロ短調Op.24-4、子守歌変ニ長調Op.57、
ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2、前奏曲第20番ハ短調Op.28-20、
前奏曲第1番ハ長調Op.28-1、前奏曲第3番ト長調Op.28-3、
前奏曲第19番変ホ長調Op.28-19、ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2、
ワルツ第14番ホ短調Op.posth、
ローゼンタール:蝶々、
ショパン:
マズルカ第41番嬰ハ短調Op.63-3、練習曲第5番変ト長調Op.10-5《黒鍵》、
マズルカ第41番嬰ハ短調Op.63-3、練習曲第5番変ト長調Op.10-5《黒鍵》、
練習曲第1番ハ長調Op.10-1、マズルカ第44番ト長調Op.67-1、
ドビュッシー:水に映る影、アルベニス:トゥリアーナ、
リャードフ:音楽の玉手箱、前奏曲変ロ長調Op.46-1、
ローゼンタール:ウィーンの謝肉祭、
ヨハン・シュトラウスの主題による幻想曲(録音:1929年、1930年&1931年)
◆DISC3 -
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11(録音:1930年&1931年
フリーダー・ヴァイスマン〔指揮〕、
ベルリン国立歌劇場管弦楽団)
リスト:
ハンガリー狂詩曲第2番〔カデンツァ:ローゼンタール〕、
愛の夢第3番変イ長調
ショパン:子守歌変ニ長調Op.57(録音:1930年4月16日)
ローゼンタール:ウィーンの新しい謝肉祭、
ショパン(リスト&ローゼンタール編):ポーランドの歌第1番、
ショパン:
ワルツ第5番変イ長調《大円舞曲》Op.42、夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2、
練習曲第14番ヘ短調Op.25-2、新しい練習曲第3番変イ長調、
マズルカ第31番変イ長調Op.50-2、練習曲第5番変ト長調Op.10-5《黒鍵》
(録音:1934年&1935年)
◆DISC4 -
ショパン:
ワルツ第5番変イ長調Op.42《大円舞曲》、前奏曲第6番ロ短調Op.28-6、
前奏曲第3番ト長調Op.28-3、前奏曲第7番イ長調Op.28-7、
マズルカ第31番変イ長調Op.50-2、マズルカ第44番ト長調Op.67-1、
マズルカ第25番ロ短調Op.33-4、ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2、
夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2、夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2、
ショパン(リスト&ローゼンタール編):ポーランドの歌第1番、
ショパン:
マズルカ第31番変イ長調Op.50-2、マズルカ第23番ニ長調Op.33-2、
マズルカ第39番ロ長調Op.63-1、マズルカ第44番ト長調Op.67-1、
マズルカ第16番変イ長調Op.24-3、前奏曲第13番嬰ヘ長調Op.28-13、
シューベルト:楽興の時第3番ヘ短調D.780-3、
シューベルト(リスト編):音楽の夜会第6番、ローゼンタール:蝶々、
新しいウィーンの謝肉祭(録音:1935年-1937年)
◆DISC5 -
ヘンデル:調子のよい鍛冶屋、ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58、
ショパン(リスト編):ポーランドの歌第5番、
ショパン:タランテラ変イ長調Op.43(録音:1939年6月&1942年3月)
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58より Largo(録音:1935年3月24日)
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11より Romanza:Larghetto
〔フランク・ブラック(指揮)、NBC交響楽団〕、
ローゼンタール:ウィーンの謝肉祭(録音:1937年12月19日)
モーリツ・ローゼンタール(ピアノ)、
フリーダー・ヴァイスマン(指揮)、ベルリン国立歌劇場管弦楽団、
フランク・ブラック(指揮)、NBC交響楽団
ポーランド出身のアメリカのピアニストであり、19世紀後半-20世紀前半にか
けての偉大なるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、モーリツ・ローゼンタール
(1862-1946)が遺したソロ・レコーディング全集!
フランツ・リスト晩年の高弟であると同時に、ショパンの弟子で楽譜の校訂者
カール・ミクリの弟子でもあったローゼンタールは、リストとショパンという
2人の巨星の流れを汲む貴重な存在。
この「APR」のローゼンタール全集には、ショパン、リスト、ドビュッシー、
アルベニス、ローゼンタール自身のシュトラウス・パラフレーズなどが収録さ
れており、中にはアルゼンチン、日本だけで発売されたアナログ盤からの復刻
も含まれているという。ヒストリカル・ピアノ・ファン&コレクター必携の
ボックス・セットの登場です!




<Quartz>
QTZ 2084 ¥2180
J.S.バッハ:
組曲イ短調BWV.818a/カプリッチョ《最愛の兄の旅立ちに寄せて》BWV.992
3声のシンフォニアBWV.787-801/前奏曲とフーガ ロ短調BWV.544(リスト編)
ヤコフ・カツネルソン(ピアノ
シュタイングレーバー・コンサートグランドE-272)
ヤコフ・カツネルソンは、エリソ・ヴィルサラーゼの下でピアノを学び、アシ
スタントとしても経験を積んだ1976年モスクワ生まれのピアニスト。
ドイツ、バイロイトのシュタイングレーバー・ハウスでレコーディングが行わ
れたバッハは、カツネルソンの音楽性、安定感のあるテクニックと、やわらか
く温もりのあるシュタイングレーバーの音色が調和された秀演である。
ドイツの銘器シュタイングレーバーのサウンドを、ロシアのホープが演奏する
大バッハの音楽で ――。

QTZ 2089 ¥2180
ラフマニノフ:楽興の時Op.16/メトネル:ピアノ・ソナタ ト短調Op.22
スクリャービン:幻想曲ロ短調Op.28
リャプノフ:12の超絶技巧練習曲より 子守歌、妖精の踊り、嵐
楠 千里(ピアノ)
ドイツのデュせルドルフで生まれ、現在はイギリスを拠点として活動する日本
人ピアニスト、楠 千里が弾くロシアのピアノ作品集。
オックスフォード大学、英国王立音楽院でピアノを学んだ楠 千里は、ハイペ
リオンでもお馴染みのロシア音楽の名手ヘイミッシュ・ミルンにも師事してお
り、ロシア音楽の演奏、解釈には定評がある。
ロシア音楽への情熱があふれる出色のロシアン・プログラムです。
2010年10月の録音。

QTZ 2085 ¥2180
マルシス:室内オーケストラのための作品集 ――
クラリネットと室内オーケストラのための協奏曲/裂かれた沈黙
ヴィオラと室内オーケストラのための協奏曲《永遠の記憶》
ミルキィ・ウェイ
フルートと室内オーケストラのための協奏曲第1番《荒野で叫ぶ者の声》
ロゲル・アルヴェ・ヴィグルフ(クラリネット)、
ハルトムート・ローデ(ヴィオラ)、カミラ・オイテンガ(フルート)、
ロベルタス・セルヴェニカス(指揮)、リトアニア室内管弦楽団
バルト三国の1つ、リトアニア共和国の作曲家アルヴィダス・マルシス(1957-)
の協奏曲と室内オーケストラのための作品集。
近現代のリトアニア音楽有数の傑作と位置付けられている「フルート協奏曲」
などには、コンテンポラリーやアヴァンギャルドといった単語では括れないマ
ルシス独特の世界が存在する。

QTZ 2087 ¥2180
デシャトニコフ:
リターン(世界初録音)/スワン家のほうへ
ヴァリエーションズ・オン・ザ・オブテイニング・オヴ・ア・ドゥエリング
Wie der alte Leiermann/リーデン・エコー
《モスクワの夜》より メイン・テーマ
(ヴァイオリン&弦楽オーケストラ版世界初録音)
レオニード・デシャトニコフ(ピアノ)、ローマン・ミンツ(ヴァイオリン)、
ウィリアム・ピュアフォイ(カウンターテナー)、
マキシム・リザノフ(ヴィオラ)、クリスティーヌ・ブラウマネ(チェロ)、
ボリス・アンドリアノフ(チェロ)、ドミトリー・ブルガコフ(オーボエ)、
ヤコフ・カツネルソン(ピアノ)、他
1955年ウクライナのハルキウ生まれのロシア人作曲家レオニード・デシャトニ
コフの室内楽作品集。
クレーメルとのコラボレーションにより誕生した「Wie der alte Leiermann」
や、この録音にも参加しているマキシム・リザノフに代表されるように、ロシ
アの名奏者たちとの関係も深い。21世紀のロシアを代表する作曲家の1人である。

QTZ 2080 ¥2180
ボリス・アンドリアノフ - アローン ――
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.8/シチェドリン:ロシア断章
ソッリマ:レイム、アローン/シュニトケ:即興曲/カザルス:鳥の歌
ボリス・アンドリアノフ(チェロ)
Aボリス・アンドリアノフは、1998年の第11回チャイコフスキー国際コンクー
ル第3位、アントニオ・ヤニグロ国際チェロ・コンクール第1位&特別賞受賞と
いう実績を持ち、2009年には若くしてモスクワ音楽院の教授に就任した1976年
生まれのロシアのチェリスト。
2010年の来日公演でも喝采を浴びたアンドリアノフ。コダーイの「無伴奏チェ
ロ組曲」で独自の世界観を創り出すことのできる腕前は一級品である。
※レーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります。

QTZ 2083 ¥2180
バッハ&シュニトケ ――
J.S.バッハ(アリハノワ&ブルガコフ編):
協奏曲ニ短調BWV.1043(フルート、オーボエ&弦楽版)
シュニトケ(サフロノフ編):
ハイドン風モーツァルト(フルート、オーボエ&弦楽版)
シュニトケ:
合奏協奏曲第1番(フルート、オーボエ、チェンバロ&プリペアド・ピアノ版)
マリア・アリハノワ(フルート)、ディミトリ・ブルガコフ(オーボエ)、
ミシャ・ラフレフスキ(指揮)、クレムリン室内管弦楽団
ロシアのアーティストたちによる大バッハとシュニトケ、ドイツ・バロックと
20世紀ロシアの協奏作品集。
バッハの「協奏曲」、シュニトケの「合奏協奏曲第1番」では"2本のヴァイオ
リン"を"フルートとオーボエ"に置き換えており、ガラリと変わる響きとアイ
ディアがユニーク。2010年6月の録音。
※レーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります。

QTZ 2086 ¥2180
J.S.バッハ:フルート・ソナタ集 ――
ソナタ ホ短調BWV.1034/ソナタ ハ長調BWV.1033/ソナタ ホ長調BWV.1035
パルティータ イ短調BWV.1013/ソナタ ロ短調BWV.1030
エリザベス・ウォーカー(フルート)、コンティニュアム
エリザベス・ウォーカーは、ルネサンス・フルート、バロック・フルート、
8キーのクラシカル・フルート、モダン・フルート、リコーダーなど、様々な
時代のフルートを吹きこなすイギリスのフルーティスト。
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、エイジ・オヴ・インライトゥメント
管、18世紀オーケストラ、クラシカル・オペラ・カンパニーなどでも活躍する
まさにフルートのスペシャリストである。このバッハでは1960年代にハリー
・シーリーが製作した木管フルートを使用している。2010年10月の録音。
※レーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります。

QTZ 2081 ¥2180
フィアース・ティアーズ - オーボエ作品集 ――
デイヴィス:忘れられたゲーム/ウールリッチ:夢の王国、トルコのネズミ
M・バークリー:フィアース・ティアーズI&II、セカンド・スティル・ライフ
マクミラン:不安の時代/デイヴィス:アラベスコス
マシューズ:ナイト・スペル
マックスウェル・デイヴィス:ファースト・グレース・オヴ・ライト
ジェームズ・ターンブル(オーボエ)、ヒュー・ワトキンス(ピアノ)、
クレア・ジョーンズ(ハープ)
マイケル・バークリー、コリン・マシューズ、ピーター・マックスウェル・
デイヴィスなど現代イギリスのリーディング・コンポーザーたちによるオーボ
エ作品集。
英国オーボエの若手有望株ジェームズ・ターンブル、ワトキンス兄弟の弟ヒュ
ー・ワトキンス、ロイヤル・ウェディング・アーティストのクレア・ジョーン
ズなど演奏者たちも実力派が揃う。2010年1月の録音。
※レーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります。

QTZ 2082 ¥2180
エド・ベネット:ザマ・ストーリーズ/アイ・ニード・ディス
デシベル、ポール・ダンモール(サクソフォン)
アイルランドのコンポーザー、エド・ベネットのサクソフォン、アンサンブ
ル、電子楽器を駆使したコンテンポラリー・アルバム。
ジャズ&インプロの国際的なサクソフォン・プレーヤー、ポール・ダンモール
の即興が縦横無尽に疾走する!2001年&2009年の録音。
※レーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります。





<Musiques Suisses>
MGBCTS-M 132 ¥2300
ダルベレイ:
オルフェウスの庭/B-A-C-H/ア・ラ・ルシェルシュ/アラーニ
インシデント・ルーム/ゲステス/ナナ
マーカス・ニーダーハウザー(バセットホルン)、
オリヴィエ・ダルベレイ(ホルン)、オリオン・トリオ、
トーマス・レスナー(指揮)、ビール交響楽団、他
ジャン=ルク・ダルベレイ(1946-)は、ハインツ・ホリガーやクラウス・フー
バーに作曲を師事し、ピエール・ブーレーズからも大きな影響を受けているス
イス、ベルン出身の作曲家。
ISCM(国際現代音楽協会)のスイス支部長、スイス現代音楽協会の会長を歴任し
た現代スイスの重鎮でもある。





<Passacaille>
Passacaille 972 ¥2300
バーバリアン・ビューティ -
ヴィオラ・ダ・ガンバとオーケストラのためのバロック・ヴィルトゥオーゾ・
コンチェルト集 ――
テレマン:リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲イ短調
グラウン:ヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲
ヴィヴァルディ:
ァイオリンとチェロ・アッリングレーゼのための協奏曲イ長調RV.546
タルティーニ:ヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲
ヴィットリオ・ギエルミ(ヴィオラ・ダ・ガンバ&指揮)、
ドロテー・オベルリンガー(リコーダー)、平崎真弓(ヴァイオリン)、
マルセル・コメンダント(ツィンバロン)、
イル・スオナール・パルランテ・オーケストラ
『ギエルミのヴィルトゥオージティは、ヤッシャ・ハイフェッツと比較され
る』(仏ディアパゾン誌)と称されるイタリア古楽界のヴィルトゥオーゾ・ガン
ビスト、ヴィットリオ・ギエルミが弾くバロック・コンチェルト集。
テレマンの「協奏曲イ短調」では、ヴィオラ・ダ・ガンバのヴィットリオ・
ギエルミ、リコーダーのドロテー・オベルリンガー、ツィンバロンのマルセ
ル・コメンダントの疾風の如き超絶技巧が、東欧の民族音楽に影響を受けたド
イツ・バロックの巨匠の"バーバリック・ビューティ(粗野の美しさ)"を色濃く、
濃密に繰り広げる。
アレッサンドロ・タンピエリや平崎真弓、マルコ・テストーリ、シャレフ・ア
ド=エルなど、古楽界の名手たちが集うヴィットリオ・ギエルミ主宰のピリオ
ド・アンサンブル、イル・スオナール・パルランテの存在も頼もしい。
ギエルミのヴィオラ・ダ・ガンバで聴くバロックのヴィルトゥオーゾ・コン
チェルトの妙。その圧倒的存在感に感服。
録音:2010年9月27日-30日、ドイツ放送カンマームジークザール

Passacaille 971 ¥2300
セイシャス:ソナタ集 ――
ソナタ第16番ト短調/メヌエット ト短調/ソナタ第21番イ長調
ソナタ第14番嬰へ短調/メヌエット嬰へ短調/ソナタ第25番ニ短調
ソナタ第5番ニ長調/メヌエット ニ長調/ソナタ第7番ニ短調
メヌエット ニ短調/ソナタ第8番ニ短調/メヌエット ニ短調
ソナタ第10番ホ長調/メヌエット ホ長調/ソナタ第12番ホ短調
メヌエット ホ短調/ソナタ第42番ヘ短調/メヌエットとグロサ ヘ短調
ソナタ第43番ヘ短調/メヌエット ヘ短調/ソナタ第44番ヘ短調
ニコラウ・デ・フィゲイレド(チェンバロ)
ソレル(Passacaille 943)、ハイドン(Passacaille 955)、J.C.バッハ
(Passacaille)を弾いてきた南米ブラジルが生んだチェンバロの鬼才ニコラウ
・デ・フィゲイレド。
フィゲイレドが弾くジョゼ・アントニオ・カルロス・デ・セイシャス(1704-
1742)は18世紀のポルトガルを代表する音楽家であり、その音楽はブラジルの
鬼才の両手によって新たな生命力を吹き込まれ流麗に躍動する!
スカルラッティから影響を受け、スカルラッティに影響を与えたセイシャス
の楽譜は、1755年のリスボン大地震でほとんどが失われてしまっており、フィ
ゲイレドのチェンバロでその音楽に接する機会が訪れたことを喜びたい。
録音:2008年10月、ムーティエ・オー・ペルシュ(フランス)




<CORO>
COR 16053 ¥2180
ヴェネツィアの至宝 ――
カルダーラ:十字架につけられたまいて(16声)/A・ガブリエリ:深き淵より
モンテヴェルディ:主よ、われらを懲らしめたもうなかれ
カヴァッリ:ようこそ天の女王(サルヴェ・レジナ)
G・ガブリエリ:今日、聖霊降臨の日は来たりぬ
ラッスス:ミサ曲《美しいアンフィトリト》、天と地は御身にあり
カルダーラ:スターバト・マーテル
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
ラッススの「ミサ曲《美しいアンフィトリト》」に代表される水の都ヴェネ
ツィアの至宝たち。ザ・シックスティーンのハーモニーが、16-18世紀のアド
リア海の風景を連想させる ――。
※録音:1991年10月、セント・ジュード・スミス・スクエア(ロンドン)&
1992年1月、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ハムステッド)

COR 16030 ¥2180
ヘンデル:イタリア語の世俗カンタータ集 ――
カンタータ《クローリ、私の美しいクローリ》 HWV.92
カンタータ《見捨てられたアルミーダ》 HWV.105
カンタータ《愛の妄想》 HWV.99
アン・マレー(メゾ・ソプラノ)、
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
シンフォニー・オヴ・ハーモニー&インヴェンション
イギリスの才女アン・マレーが、イタリア滞在時代の若きヘンデルが作曲した
世俗カンタータを歌う。アン・マレーの歌声とクリストファーズが指揮するピ
リオド・オーケストラとのブレンドが、若きヘンデルの才能の全てを解き放つ。
※録音:セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ハムステッド)

COR 16022 ¥2180
永遠の柱 - イートン・クワイアブックVol.3 ――
デイヴィ:おお主よ、天地の創造者
コーニッシュ:めでたしマリア、神の御母
デイヴィ:ああ我が心よ、汝を思い出す/ラム:天の星
デイヴィ:ああ、天上のイエス、この幸運は?
ウィルキンソン:イエスは横切られ、ようこそ天の女王(サルヴェ・レジナ)
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
Tイギリス・ルネサンス時代の唯一無二の至宝イートン・クワイア・ブック。
モードリン・カレッジで活躍したリチャード・デイヴィ(c.1465-c.1507)たち
の音楽が、当時の修道院を包み込んだ聖なる響きを甦らせる。
※録音:聖バーソロミュー教会(オックスフォード)

COR 16019 2枚組 ¥3250
ヘンデル:オラトリオ《エステル》(1718年版)
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
ザ・シックスティーン、
シンフォニー・オヴ・ハーモニー&インヴェンション
ラシーヌの劇作品に基づく神聖なるオラトリオ「エステル」。クリストファー
ズ&ザ・シックスティーンが選んだのは、キャノンズ滞在時代に作曲された
1718年の初稿版!
録音:1995年5月18日-22日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会
(ハムステッド)

COR 16018 ¥2180
全ての乙女の花 - イートン・クワイアブックVol.4 ――
ケリク:喜びたまえ、乙女の花/作曲者不詳:ああ、愛しき我が息子よ!
ネスベット:マニフィカト/フェアファックス:最も澄んだ色
ブラウン:ようこそ天の女王(サルヴェ・レジナ)
作曲者不詳:恐ろしい、そしてこれほど突然に
ブラウン:おおマリア、救い主の御母
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
ザ・シックスティーンが歌う「イートン・クワイア・ブック」の音楽第4集。
ヘンリー8世の修道院廃止の激動の中で生き延びたチューダー朝時代の大いな
る遺産が現代に響く。
録音:1993年、聖バーソロミュー教会(オックスフォード)

COR 16015 ¥2180
タヴナー:光のイコン ――
神の御母への讃歌/神の御母の永眠への讃歌/子羊/虎/光のイコン
今日、聖母が/エオニア
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
ザ・シックスティーン、デューク四重奏団のメンバー
前衛音楽の衰退と共に表舞台へと現れたジョン・タヴナー(1944-)の神秘なる
音楽。その音楽は正教会、イスラム教、ヒンドゥー教など、宗教の垣根や民族
文化を超越した神秘のベールをまとう。
※録音:セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ハムステッド)&聖マイケル
教会(ハイゲイト)




<Channel Classics>
CCSSA 32112(SACD-Hybrid) ¥2580
ストラヴィンスキー:
バレエ音楽《春の祭典》/バレエ組曲《火の鳥》(1919年版)
ロシア風スケルツォ/タンゴ
イヴァン・フィッシャー(指揮)、ブダペスト祝祭管弦楽団
ポリリズムとポリトーナル(多調)の融合、バーバリズム(原始主義)を採り入れ
ることにより、瞬く間に音楽の世界を変えたストラヴィンスキー。聴き手に驚
きと新発見をもたらす鬼軍曹イヴァン・フィッシャーの意外性に富んだ解釈、
ブダペスト祝祭管弦楽団が誇る世界トップクラスの管打楽器セクションなど、
ストラヴィンスキー・プログラムで最大限に発揮される両雄の持ち味と個性が
非常に楽しみ。
録音:2010年12月、ブダペスト芸術宮殿(パレス・オヴ・アーツ)




<Onyx>
ONYX 4088 ¥2180
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271《ジュノム》
ソフィー・パチーニ(ピアノ)、
ラドスラフ・スルク(指揮)
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団
あのマルタ・アルゲリッチが「かつての自分を見ているようだ」と大絶賛する
ピアノ界の新星、ソフィー・パチーニのデビュー・レコーディング!
イタリア人の文学教授の父とドイツ人医師の母を持つ1991年ミュンヘン出身の
ソフィー・パチーニ。2000年にハイドンの「ピアノ協奏曲ニ長調」でデビュー
を果たし、2002年(11歳!)からはザルツブルクのモーツァルテウムでカール=
ハインツ・ケメリングに師事するなど、早くから天賦の才を発揮してきたパチ
ーニに大きな転機が訪れる。2010年にパチーニが弾いたリストの「ピアノ・ソ
ナタ ロ短調」を直接聴いていたアルゲリッチがこの若き才能に惚れ込み、自
身が主宰するルガーノ音楽祭へ招待したのである!
ルガーノ音楽祭で大成功を収めたパチーニのデビュー・レコーディングは、
シューマンの「ピアノ協奏曲」とモーツァルトの「ジュノム」。
アルゲリッチが激賞する新星ソフィー・パチーニのサクセス・ストーリーは始
まったばかり。要注目の逸材の登場です!





<Clarinet Classics>
CC 0065 ¥2180
カユザック:クラリネット作品全集 ――
コンチェルティーノ(世界初録音)
セヴェンヌ地方のパストラール(クラリネットと弦楽のための/世界初録音)
アルルカン/カンティレーヌ/オック地方の歌による変奏曲
エチュード(世界初録音)/田舎の老人の旋律による幻想的変奏曲
古典形式によるソナタ第1番(世界初録音)
古典形式によるソナタ第2番(世界初録音)
セヴェンヌ地方のパストラール(クラリネットとピアノのための)
フィリップ・キュペール(クラリネット)、
クリスティーヌ・ラニエル(ピアノ)、
フィリップ・オリヴィエ・ドゥヴォー(クラリネット)、
ル・ヴィルテュオーズ・オペラ・パリ
20世紀フランスを代表するクラリネット奏者であると同時に作曲家でもあった
ルイ・カユザック(1880-1960)の世界初録音を含むクラリネット作品全集!
ニールセンの「クラリネット協奏曲」を初めて録音したクラリネット奏者とし
ても有名なカユザックのクラリネット作品はどれも旋律が「美しい」。
パリ国立歌劇場管弦楽団の首席クラリネット奏者、フィリップ・キュペールの
洗練されたサウンドと安定したテクニックが、"作曲家カユザック"再興の大き
な力となる。2002年2月24日の録音。

CC 0064 ¥2180
R.R.ベネット:クラリネット作品集 ――
デュオ・コンチェルタンテ/無伴奏クラリネット・ソナチナ
トロバドゥールの音楽/シェーナIII/クラリネット五重奏曲
バス・クラリネット・ソナタ/旅のノート
バラード - シャーリー・ホーンの追憶に
ヴィクトリア・ソームズ・サメク(クラリネット&バス・クラリネット)、
マイケル・ベル(ピアノ)、
インスピリティ弦楽四重奏団、イースト・ウィンズ
クラシック、映画音楽、ジャズなど幅広いフィールドで活躍する英国楽壇の重
鎮リチャード・ロドニー・ベネット(1936-)の75歳記念リリース。
16歳で初のクラリネット作品を完成させたR.R.ベネットは現在もクラリネット
のための音楽を書き続けており、「デュオ・コンチェルタンテ」と「トロバ
ドゥールの音楽」は2009年に書き上げられた新作である。2010年7月の録音。





<LIR Classics>
LIR 024 ¥1780
天には栄え - トラディショナル・キャロル集 ――
天には栄え/ディンドン!高らかに/ダヴィデのむらに/きよしこの夜
もろびとこぞりて/ああベツレヘムよ/世の人忘るな/冬のさなかに
まぶねの中で/御空をはせ行く/おやすみ
シー・クリスマス・オール・アラウンド・アズ・シャイン/牧人羊を
神の御子は今宵しも
キングズ・リン・フェスティヴァル・コーラス、マルディ・ブラス、
アレクサンドラ・サンダース(ソプラノ)
トム・アップルトン(指揮)
イギリスの「金管五重奏+合唱」が贈るクリスマス・アルバム。アレンジはマ
ルディ・ブラスのメンバー、アダム・ウルフとエドワード・マックスウェルが
担当しており、金管五重奏の活躍ぶりが光る。2011年1月の録音。





<Christophorus>
CHE 0168-2 ¥1250
マジェスティック・トランペット ――
ヘンデル:組曲ニ長調《ウォーターピース》/テレマン:協奏曲ニ長調
ティーメ:8声のソナタ ハ長調/シュネル:協奏曲第5番ニ長調
ファッシュ:8声の協奏曲ニ長調、協奏曲ホ長調
エンドラー:7声の協奏曲ヘ長調
エドワード・タール(トランペット)、フランツ・リスト室内管弦楽団
アメリカの伝説的トランペット奏者、アドルフ・ハーセス、ロジャー・ヴォア
ザンに師事し、スイスのバーゼルではバロックとモダン両方の指導にあたって
きたアメリカのトランペット奏者エドワード・タール。
バロックとモダンの両方に精通するエドワード・タールは、アメリカ・トラン
ペット音楽界におけるバロック&ロマン派音楽のパイオニア的存在である。
1989年の録音。

CHE 0165-2 ¥1250
プレトリウス:待降節とクリスマスの音楽 ――
輝く暁の星、いと美しきかな/いざ来ませ、異邦人の救い主よ
慈悲深き神のごとく/高き空より我は来たり/目覚めよと呼ぶ声あり
もろびと声あげ/イエス・キリスト、汝ほめ讃えられよ
イザーク・アンサンブル・ハイデルベルク、
フランクフルト・ルネサンス・アンサンブル
ドイツの音楽一族プレトリウス家で最も高名な音楽家、ミヒャエル・プレトリ
ウス(1571-1621)が待降節とクリスマスのために作曲した宗教作品の数々。
独唱、ヴォーカル・コンソート、合唱、器楽合奏を適材適所に用いるプレトリ
ウスの優れた作曲技法が発揮されている。1993年の録音。

CHE 0166-2 ¥1250
グレゴリオ聖歌集 - 待降節とクリスマス
ミュンスターシュヴァルツァハ修道院聖歌隊、
ゴーデハルト・ヨッピヒ(指揮)
9世紀頃に創設されたと伝わるベネディクト会のミュンスターシュヴァルツァ
ハ修道院の聖歌隊が歌うグレゴリオ聖歌集。
ベネディクト会の伝統的なスタイルに則り、待降節とクリスマスのための聖歌
が選ばれている。1979年の録音。

CHE 0167-2 ¥1250
まぶねのかたえに我は立ちて - ドイツのクリスマス・キャロル集
ヴュルツブルガー・ヴォーカル=ゾリステン、ヘルベルト・ロート(指揮)
ドイツ、ミュンヘン州ヴュルツブルクのヴォーカル・アンサンブルが歌うドイ
ツのクリスマス・キャロル集。1984年の録音。





<Footprint>
FRCD 060 ¥2300
けがれなき薔薇 - 北欧のクリスマス ――
ボンド:主への道を準備せよ/ハーン:Nu vantar hela jorden
オルソン:降臨節/リードホルム:マリアの子守歌
シクステン:マリアの子守歌/クヴェルノ:聖体拝領のキャロル
オルソン:神の子が生まれ
イェイロ:おお, 大いなる神秘、一輪のばらが咲いた
シクステン:かくも麗しきバラは/サンドストレム:おお, 大いなる神秘
アルヴェーン:クリスマスの歌/ウィデーン:海と岸の上に光が
ヌードクヴィスト:クリスマス、クリスマス、輝かしいクリスマス
オルソン:ダヴィデ詩篇121番
ソフィア・ヴォーカルアンサンブル、ベンクト・ウッレーン(指揮)
ソフィア・ヴォーカルアンサンブルは、スウェーデンの合唱指揮者ベンクト・
ウッレーンが1995年に創設したスウェーデンンの伝統的な合唱をルーツとする
合唱団。
北欧の伝承曲と新しいクリスマス音楽は、聖母マリアとキリストの誕生がテー
マ。2011年2月の録音。





<Mandarin Records>
MR-0911-1 ¥2300
デボラ・ヘンリクソン - シンプリー・クリスマス ――
バスク民謡:天使ガブリエル/チェコのキャロル:ロッキング
イギリス民謡:世の人忘るな
ヌードクヴィスト:クリスマス、クリスマス、輝かしいクリスマス
イギリス民謡:柊と蔦/シベリウス:クリスマスの歌
アイルランド民謡:すべての良き人/イギリス民謡:コヴェントリー・キャロル
アパラチア民謡:何故にイエスは/イギリス民謡:明日は私の踊りの日
中世のバラード:チェリー・ツリー・キャロル
15世紀伝承曲:かくも麗しきバラは
リリェフォシュ:Det stralar en stjarna
黒人霊歌:幼子イエス、聖母マリア、星を見よ/バスク民謡:歌え子守歌を
シューベルト:アヴェ・マリア/モール:きよしこの夜
デボラ・ヘンリクソン(ヴォーカル&アパラチアン・ダルシマー)、
ヤン・ビューロー(ピアノ)
イエテボリ大学で音楽を学び、現在はスウェーデンで活動するアメリカの女声
ヴォーカル、デボラ・ヘンリクソンが歌うクリスマス・プログラム。
アパラチア山脈が発祥の撥弦楽器アパラチアン・ダルシマーの弾き歌いなど、
シンプルでストレートな演奏が印象的。

<TAHRA>
TAH 729/30 2枚組 ¥4600
ヘルマン・シェルヘン未発表ライヴ
(1)シューベルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド イ長調D438
【ロア・スポエッリ(Vn)、ベロミュンスター放送管(1945年11月12日録音)。
アセテート盤より】
(2)ラヴェル:マ・メール・ロワ(全5曲)【RIAS交響楽団(1949年1月31日)】
(3)シェーンベルク:ワルシャワの生き残りOp.46
【ハンス・オラフ・ハイデマン(語り)、
ダルムシュタット州立劇場管(1950年8月20日)】
(4)ヘンデル:水上の音楽【RAI国立交響楽団(1957年1月5日)】
(5)ベートーヴェン:カンタータ「栄光の瞬間」Op.136
【ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、ルイ・リアラン(Ten)、
ウルズラ・リップマン、クラウディア・ヘルマン(Sop)、
ベルリン聖ヘドヴィク合唱団、放送響(1957年4月30日シャンゼリゼ劇場)】
(6)モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-あの悪党はどこに隠れているの
【シュザンヌ・ダンコ、マリアンネ・シェヒ、エリカ・ケート(Sop)、
ハインツ・マリア・リンス(Br)、ワルター・ベリー(Bs)、
バイエルン放送響(1957年10月6-12日)】
(7)ドビュッシー:バレエ音楽「遊戯」【北西ドイツ・フィル(1960年2月1日)】
(8)ブルックナー:交響曲第2番-第3楽章スケルツォ(カット版)
【トロント響(1965年12月14日)】
ヘルマン・シェルヘン(指)
今年(2011年)はヘルマン・シェルヘン生誕120周年にあたります。それを記念し
て愛娘が社長を務めるTahraレーベルがレア音源の大奉仕。大半が初出なだけで
なく、シェルヘンとしては他に録音のない珍しいもの目白押しで衝撃。放送用
音源が多いため、曲前にアナウンスが入っているものもありますが、音質良好。
最も古いものは終戦の1945年スイスのベロミュンスター放送管を振ったシュー
ベルトの協奏作品で、新しいものは65年にトロント響を振ったブルックナー。
シェルヘンのブルックナーは驚きですが、第2番の第3楽章だけで、それも放送
時間の関係でカットされたものながら、彼のブルックナー解釈の一端が伺えて
興味津々。また、わすか7分ながらモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の
録音も残されていました。ドイツ語上演でハイテンポ、不思議なボルテージの
高さに満ちています。
さらにベートーヴェン作品中でもあまり演奏されないカンタータ「栄光の瞬間」
が掘り出し物。約30分を占め、独唱もフィッシャー=ディースカウほか豪華。
シェルヘンの指揮ぶりも強烈かつ充実度満点。作品を再認識させてくれます。




<BONGIOVANNI>
GB 1223 ¥2180
ジャコモ・アラガル、ライヴ録音集
ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」,「カテリーナ・コルナーロ」,
「ファヴォリータ」,「ルチア」
ヴェルディ:「リゴレット」,「ドン・カルロ」
マスカーニ:「友人フリッツ」
プッチーニ:「ボエーム」,「トスカ」
グノー:「ファウスト」
マスネ:「マノン」,「ウェルテル」
からのアリア、場面
ジャコモ・アラガル(T)
録音:1966-1977年
日本ではイタリア式のジャコモ・アラガルで親しまれているバルセロナ生まれ
のテノール、ジャウメ(ハイメ)・アラガル。1939年生まれで、1960年代から長
きに渡って活躍しました。しかし同じバルセロナ生まれの後輩、ホセ・カレー
ラスが絶大な人気を誇ったこともあって、録音はあまり残されませんでした。
ここには比較的若い時期のライヴ録音が収録されています。

GB 5171 ¥2180
ダンドリュー:クラヴサン曲集
マリア・クロティルデ・シエーニ(Cemb)
録音:2011年
ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682-1738)は、ラモーより1歳年上のフラ
ンスの作曲家。クラヴサン、オルガン奏者として比類ない名声を誇りました。
マリア・クロティルデ・シエーニはイタリアのベテラン・チェンバリスト。彼
女の演奏は誠実で温かみがあり、また録音もチェンバロのありのままの音を捉
えているので、室内での少人数の演奏会で小型チェンバロの演奏を聞いている
ような気分になります。

GB 5170 ¥2180
トスティ:
夢、そうしたいのだが、セレナータ、苦しみ、あなたが帰って来ないなら、
別れの歌
レオンカヴァッロ:私に愛させて、マッティナータ
マスカーニ:セレナータ、バッラータ、アヴェ・マリア
ロッシーニ:約束、フィレンツェの花売り娘
ベッリーニ:
熱い願い、フィッリデの悲しげな姿よ、優美な月よ、マリンコニア
ドニゼッティ:遥かに、愛と死、船乗りの恋
ナン・ツェン(S) ロレンツォ・バヴァイ(P)
録音:2011年
中国出身のソプラノ、ナン・ツェンのイタリア歌曲集。トスティの名曲や、音
大の学生も好んで歌うロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティの歌曲、そして
比較的珍しい曲も含まれるレオンカヴァッロ、マスカーニの歌曲と、盛りだく
さんです。

●旧譜
GB 1145 ¥2180
ジョルジュ・ティル アリアと場面集
ヴェルディ:「リゴレット」,「トラヴィアータ」
グノー:「ファウスト」
レオンカヴァッロ:「道化師」(フランス語)
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
プッチーニ:「トゥーランドット」
からのアリア、場面
ジョルジュ・ティル(T)
廃盤になっていたジョルジュ・ティルのアリア、場面集の再プレスができまし
た。日本でもファンの多いティルの名唱が楽しめます。




<ACTES SUD>
ASM 02 ¥2180
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
レ・シエクル
録音:2009年8月30日/ラ・コート=サンタンドレ(ベルリオーズ音楽祭ライヴ)
ベルリオーズの幻想交響曲を古楽器で演奏したものは、ノリントンやインマゼ
ール盤をはじめいくつかありますが、注目の新鋭フランソワ=グザヴィエ・ロ
トが手兵レ・シエクルを振った当アルバムは、母国の作曲家としての自信とこ
だわりにあふれていて別格の出来。ベルリオーズ時代の楽器を再発見、修繕し
て使用、第5楽章の鐘も華々しい効果と響きをもたらしています。多くの古楽
器演奏のように曲が古典派的たたずまいを示すのではなく、音色が明るくなり、
不思議な慎み深さと陽気さを放ちます。ロトの指揮も早めのテンポときびきび
したリズム感で、この曲のイメージを一新させる新鮮さに満ちています。ベル
リオーズの生地ラ・コート=サンタンドレで行われたベルリオーズ音楽祭のコ
ンサートという特別な催しゆえ、演奏者たちの本気ぶりも格別です。

ASM 01 ¥2580
A5デジブック
アルベニス:組曲「イベリア」(全12曲)
ジャン=フランソワ・エッセール(Pf)
写真:イサベル・ムニョス
録音:2009年6月1-4日/メジャン教会(アルル)
アルベニスの「イベリア」はその複雑さ、身の毛のよだつ技巧ゆえピアノ音楽
の頂点に位置する作品のひとつで、よほど自信がなければ手掛けない難物中の
難物と申せましょう。エッセールはかつてエラートに全曲を録音していていま
したが、2009年に満を持して再録音。これが予想以上の素晴らしさ。技術的な
不安や無理もないうえ、音の過剰ともいえるこれらの曲を実にすっきり再現、
モーツァルトを想い起させさえします。さらに推進力とスピード感もあり、ピ
アノ好きをゾクゾクさせる魅力に満ちています。加えて魅力なのは、スペイン
の女流写真家イサベル・ムニョスによる40ページの写真集が付いていること。
フラメンコや闘牛など、アンダルシアの風物を雄弁なモノクロで描いています。
ハードカバーA5サイズの豪華デジブック仕様です。

ASM 03 ¥2580
A5デジブック
(1)ベルク:ピアノソナタOp.1
(2)シェーンベルク:3つのピアノ曲Op.11
(3)同:6つのピアノ小品Op.19
(4)同:5つのピアノ曲Op.23
(5)同:ピアノ組曲Op.25
(6)同:ピアノ曲Op.33a,b
(7)ウェーベルン:変奏曲Op.27
ジャン=ルイ・シュトイアーマン(Pf)
写真:マイケル・アッカーマン
録音:2004年5月9-20日、11月26-29日/ポットン・ホール(イギリス)
ブラジルのピアニスト、ジャン=ルイ・シュトイアーマンによる新ウィーン楽
派ピアノ曲集。彼はBISレーベルにヴィラ=ロボスのブラジル風バッハ第3、4番
を録音して話題になりましたが、バッハからバーンスタインまで幅広いレパー
トリーを持つ実力派。ここに収められた作品の多くが十二音技法によりますが、
シュトイアーマンの演奏は活き活きとしたリズム感に富み、難解さを感じさせ
ません。アメリカの写真家マイケル・アッカーマンによる44ページの写真集が
また魅力的。ピントと露出をわざと合わさない夢のような画質で、不思議な孤
独感をモノクロで描いています。ハードカバーA5サイズの豪華デジブック仕様
です。




<Classic Concert>
CCR 62022 ¥1980
(1)ウェーバー:大協奏的二重奏曲 変ロ長調 op.48
ブラームス:(2)クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調 op.120 Nr.1 
(3)クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調 op.120 Nr.2
ダニエル・オッテンザマー(Cl)、クリストフ・トラクスラー(Pf)
ウィーン・フィルを長きに渡って支えているエルンスト・オッテンザマーの長
男にして近年ウィーン・フィルに参加している名手、ダニエルオッテンザマー
が、ドイツが誇る名曲ウェーバーとブラームスのクラリネット・ソナタを収録
しました。ウェーバーのデュオは明るく軽やかな旋律と、重々しくも流麗な旋
律の対比が美しい作品。ブラームス作品では、クラリネットの優美で上品な音
色を存分に堪能できます。ピアニストのトラクスラーとはこれまでにも数多く
の共演を重ねてきており、今回も息の合ったアンサンブルを聴かせてくれます。
(日本語解説付)

CCR 62151 ¥1980
(1)マルティヌー(1890-1959):組曲「調理場のレビュー」 
(2)ツァノウ(1971-):「Segn S'deswegen ham S'nix liaber Herr」
ヨーゼフ・ワインヘーバーのテキスト”Der Phaeakeによる俳優と器楽アンサ
ンブルのための 
(3)ブラームス:セレナード第1番 ニ長調 op.11 
(九重奏版 改訂:ホルヘ・ロッター 1983年)
テオフィル・アンサンブル・ウィーン
マルティヌー、ツァノウ、ブラームス、という個性的なプログラムが魅力のCD。
テオフィール・アンサンブル・ウィーンはウィーンフィル、ウィーン放送交響
楽団、ウィーンフォルクスオーパーといった名門オーケストラの主要メンバー
達から成る演奏団体。古典から現代まで幅広いレパートリーを持ち、様々な編
成の曲に取り組んできたテオフィール・アンサンブル・ウィーンだからこそ出
来るオリジナル・プログラムといえましょう。
マルティヌーの組曲「調理場のレビュー」は1927年に作られたジャズ・バレエ
の組曲版。曲名の通り台所を舞台としたバレエで、登場人物も全員台所用品と
いうユニークな作品です。ジャズの要素が比較的強く、コミカルかつドラマ
ティックな展開が魅力的な作品。曲間にはドイツのユーモア作家ロリオによる
レシピの朗読も挿入されています。ギリシャを代表する現代音楽家であるツァ
ノウの作品はテオフィール・アンサンブル・ウィーンが委嘱し、同団体に献呈
されたもの。神話を題材としたウィーン方言の詩に基づいており、朗読と器楽
サンサンブルが織りなす神秘的な世界が広がります。最後に収録されたブラー
ムスのセレナード第1番は、アルゼンチンの指揮者ロッターによって改訂された
九重奏版での演奏です。原曲の雰囲気はそのままに、堅実かつ深みのあるアン
サンブルが魅力の作品といえましょう。全く雰囲気の異なる3曲を見事に表現
しきるテオフィール・アンサンブル・ウィーンの演奏技術とレパートリーの広
さに改めて驚かされる名盤です。(日本語解説付)

CCR 62023 ¥1980
(1)P.H.エルレバッハ(1657-1714):ソナタ 第2番 
(2)J.P.クリーガー(1649-1725):”Veriebtes Weinen und Lachen”
(3)F.クープラン(1668-1733):諸国の人々より「フランス人」  
(4)J.P.クリーガー:”Die Heissverliebte” 
(5)マラン・マレ(1656-1728):マレ風のソナタ 
(6)J.C.ドゥ・ラ・バール:(1633-1733):”Quand une ?me est bien atteinte” 
(7)G.P.テレマン(1681-1767):パリ四重奏曲より第2番 ニ長調
【ル・レーヴ・ドルフェ】
ヤコブ・ダーヴィッド・ラッティンガー(指揮&Viola da Gamba)、
ブノワ・アレ(T)、平崎真弓(Baroque Violin)、佐藤梢(Fl)、
ロザリオ・コンテ(Theorbe & Guitar Baroque)、
フランシス・ヤコブ(Cembalo)
ヴィオラ・ダ・ガンバ界注目の若手奏者ラッティンガー率いるバロックアンサ
ンブル団体ル・レーヴ・ドルフェによるバロックアンサンブル曲集。1633-1737
年のフランスとドイツに焦点を当て、ドイツからはエルレバッハ、クリーガー、
テレマン、フランスからはフランソワ・クープラン、ドゥ・ラ・バール、マレ
の作品がそれぞれ収録されています。同時代にありながら2つの国で流行して
いた音楽の響きは全く異なるもの。今回はカルテット、トリオ、歌曲という3種
のジャンルにわたって各国特有の響きを聴き比べることが出来ます。もちろん、
本CDの魅力は聴き比べだけに留まりません。ヴィオラ・ダ・ガンバ若手世代の
中でも傑出した名手の1人であるラッティンガーはもちろん、バロック・ヴァイ
オリン奏者としてヨーロッパ古楽界の第一線で活躍する平崎真弓、巨匠ホプキ
ンソン・スミスの愛弟子ロザリオ・コンテら、国際色豊かな名手達による卓越
したアンサンブルにも注目されます。若い世代らしい瑞々しい活気にあふれた
演奏が魅力の1枚です。(日本語解説付)

CCR 62025 ¥1980
(1)シューベルト:
ヴァイオリン・ソナティナ第1番 ニ長調 D 384(編:Mats Bergstroem) 
(2)バルトーク:ルーマニア民族舞曲(全6曲) (編:Arthur Leveringi) 
(3)アストル・ピアソラ:タンゴの歴史(全4曲)
リンダ・ヘドルド(Vn)、オット・トロネン(Guitar)
フィンランド音楽界を牽引するヴァイオリニストの1人リンダ・ヘドルンドと、
東京国際コンクールで第3位に輝いて以来日本でも注目されるギタリスト、オッ
ト・トロネンによるヴァイオリンとギターの二重奏曲集。シューベルトのヴァ
イオリン・ソナティナ第1番はヴァオリンとピアノの原曲を編曲したもの。抒情
的かつ優雅な原曲の雰囲気はそのままに、ギターの軽やかな伴奏によって清涼
感あふれる響きが印象的です。バルトークのルーマニア民俗舞曲には様々な編
曲がありますが、本CDの編曲は民俗舞曲らしさに満ちていて独自の魅力を放ち
ます。ギターの流麗なリズムと、それに合わせて踊るように響き渡るヴァイオ
リンの艶やかな音色を堪能できます。その魅力はピアソラのタンゴの歴史にお
いてもなお一層感じられましょう。タンゴのリズム感とセンチメンタルなメロ
ディラインには思わず恍惚として聴き入ってしまいます。

BCR 62610 ¥1980
(1)ジルベルト・ジル(1942-):エスプレッソ2222(編:Simon Schmuckermair) 
(2)アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994):ヂンヂ 
カステルヌーヴォ=テデスコ(1895-1968):平均律ギター曲集 op. 199より 
(3)プレリュード第4番 ホ長調 (4)フーガ第4番 ホ長調 
(5)プレリュード第6番 嬰ヘ長調 (6)フーガ第6番 嬰へ長調 
(7)アンディ・ナレル(1954-):ナッティ・スティック(編:Simon Schmuckermair) 
(8)パウロ・ベリナッチ(1950-):ジョンゴ 
カステルヌーヴォ=テデスコ:平均律ギター曲集より 
(9)プレリュード第13番 ト長調 (10)フーガ第13番 ト長調 
(11)プレリュード第7番 変ハ短調 (12)フーガ第7番 変ハ短調 
(13)プレリュード第21番 変ホ長調 (14)フーガ第21番 変ホ長調
(15)ハダメス・ニャタリ(1906-1988):アナクレート・デ・メディロス 
(16)ホルヘ・モレル(1931-):ダンツァ・ブラジレイラ
エヴァ・テュヒラー(Guitar)、シモン・シュムッケルマイル(Guitar)
20世紀中ごろからアメリカへ流入したブラジルの音楽をテーマに、往年の大作
曲家から今もなお現役で活躍するギターの名手達まで、ギターの魅力あふれる
珠玉の作品の数々が収録されています。アメリカに移住し幅広い活動を行った
ことで知られるカステルヌーヴォ=テデスコはもちろんのこと、20世紀ブラジ
ル音楽を代表する音楽家でありボサノヴァ・ジャンル確立の立役者と言われる
ジョビン、今なお世界的アーティストとしてMPBを牽引するジル、ベリナッチ
らの作品も収録。現代まで綿々と続くブラジル音楽の系譜を追いながら、ギタ
ーの魅力を堪能できる1枚となっています。




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 273 ¥2250
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調WAB 109(1894年原典版)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)
録音:2010年7月15日-16日シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ベートーヴェンザール(ライヴ・デジタル)
ノリントン指揮シュトゥットガルト放送響によるブルックナー・シリーズ第5弾。
2011年をもって13年間に亘る首席指揮者のポストから勇退するノリントンが、
2010年7月に手兵を指揮したコンサートの模様をライヴ収録したものです。
これまでの第3番、第4番、第6番、第7番がそうであったように、ここでも相変
わらずの快速テンポが注目されるところで、通例1時間を越える長大な演奏も少
なくないなか、ここでの演奏時間はおよそ52分と最速の部類に入ります。
さらに、ノリントンによるブルックナー演奏のおおきな特徴として、響きのこ
のうえない透明感があります。じっさい、第3番や第4番の演奏が驚きをと感心
をもって迎えられていただけに、従来、重厚なスタイルで演奏されてきたフィ
ナーレなど、あらたにどのような美を引き出しているのか、おおいに期待され
るところです。
いずれにしても、このたびの内容もまたブルックナー・ファンのあいだで話題
必至となるのはまず、間違いのないものとおもわれます。

98 629 ¥2180
ハイドン:
交響曲第90番ハ長調Hob.I-90
録音:2011年5月25、26日バート・ドュルクハイム、インテルナツィオナーレ
・ナトゥールホルン・アカデミー(デジタル・セッション)
交響曲第92番ト長調Hob.I-92「オックスフォード」
録音:2010年9月11、12日エッペルハイム、ルドルフ・ヴィルト・ハレ
(デジタル・セッション)
ハイデルベルク交響楽団
トーマス・ファイ(指揮)
ファイ率いる手兵ハイデルベルク響によるハイドン交響曲全集シリーズ第16集。
ハイドンが名誉音楽博士号を授与された名門大学に対する返礼として演奏した
ことに因み、「オックスフォード」という愛称で親しまれる第92番は、大規模
なオーケストラを念頭に置いて書かれたゆたかな響きと緻密な対位法処理とで
有名な作品ですが、ファイが繰り出す強弱・緩急のコントラストが生み出す活
き活きとした表情からは、作品の印象もガラリと様変わり。あたかも「ハイド
ンなんてどれを聞いてもみな同じなんてもう言わせない」とでもいう、ファイ
の強い意気込みをあらためて見せつけられているようでもあります。
ほかに、「オックスフォード」と同一の楽器編成をとる第90番を収録。フィナ
ーレに仕掛けられた偽休止のユーモラスな味わいは、極端で大真面目なファイ
の演奏で聴いてこそ迫真の効果を生み出すようにおもわれます。




<harmonia mundi France>
HMC 902104 ¥2450
ショスタコーヴィチ:
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.35
(2)ヴァイオリン・ソナタOp.134
(3)ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.102
アレクサンドル・メルニコフ(Pf)、イザベル・ファウスト(Vn)(2)、
イェルン・ベルヴァルツ(Tp)(1)、
テオドール・クルレンツィス(指)
マーラー・チェンバー・オーケストラ
ショスタコーヴィチの難物「前奏曲とフーガ」全曲で衝撃を与えたメルニコフ
が協奏曲に挑戦しました。しかも指揮が話題のクルレンツィス、オーケストラ
がマーラー・チェンバーというのも注目です。こだわり派のメルニコフはショ
スタコーヴィチの自作自演盤を研究し、独奏・オーケストラともにテンポ、フ
レージング、表現等々ソックリなまでの影響を受けています。とは言っても単
なるコピーではなく、メルニコフらしさやクルレンツィスらしさが横溢し、
21世紀らしい新鮮さも欠けていません。
協奏曲第1番のトランペット独奏はベルギーの若手イェルン・ベルヴァルツが務
めていて、その巧さにも驚愕。メルニコフの演奏はまさに才気煥発の極みで、
テクニックはもちろん、ヒリヒリした皮肉と緊張感が理想的にブレンドされて
います。長大で深遠な交響曲第11番と同時期に書かれたピアノ協奏曲第2番は、
平易で軽い作品と思われがちですが、メルニコフの演奏で聴くと一筋縄ではい
かない力作であることを再認識させられます。クルレンツィスの指揮は評判と
なった交響曲第14番のディスクを彷彿させる充実ぶりで、メルニコフのピアノ
と互角に競い合います。
フィルアップのようでアルバム一番の大作ヴァイオリン・ソナタは、何とイザ
ベル・ファウストとメルニコフの共演。これは超驚愕の凄さ。ファウストとメ
ルニコフは、オイストラフがショスタコーヴィチのピアノ伴奏で1968年にプラ
イヴェート録音した音源の噂を聞き、オランダのコレクターを訪ねてそれを聴
かせてもらい、目から鱗が落ちたとのこと。確かに背筋の凍るような緊張感と
不思議な美しさは自作自演にソックリですが、セッション録音ゆえ、その凄さ
は倍増され、ちょっと人間業とは思えぬ境地に至りました。ファウスト屈指の
名演なだけでなく、意外に名盤に恵まれないこの作品のベストであることは歴
然と申せましょう。

HMU 907499 ¥2450
モーツァルト:鍵盤曲集 VOL.3
ソナタ 変ロ長調 K.333/「女ほどすばらしいものはない」による8つの変奏曲
ヘ長調 K.613/幻想曲 ハ短調 K.396/ソナタ へ長調 K.332
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ/A=430)
録音:2011年5月、ロンドン
「モーツァルトの鍵盤独奏曲の魅力を最大限に引き出した、真に偉大な全集と
なるだろう(BBC Music誌)」など、全世界で高く評価されている、ベザイデンホ
ウトによるモーツァルト作品集第3弾。K.333の第1楽章の冒頭、やさしく下降す
る音型から、一音一音に笑みが満ちています。極めて音が少ないモーツァルト
のソナタに、これほど表情豊かで雄弁な宇宙が詰まっていたのか、と驚かされ
る瞬間の連続です。緩徐楽章の緩急の付け方は実に見事、ハーモニーの移り変
わりの美しさを一瞬も逃さず捉えています。1805年製のアントン・ヴァルター
のコピーの楽器を完璧にコントロールしています。この最新盤の演奏をじっく
りと味わいながらも、早くも次のリリースへの期待がまた一段と高まってしま
う、楽しみなシリースです。(なお、彼の名前の読み方につきまして、弊社で
はこれまでベズイデンホウトと表記しておりましたが、発音の確認をとりまし
て、今後はすべてベザイデンホウトで表記をさせていただきます。)




<Mirare>
MIR 100 ¥2500
フォーレ:ピアノ作品集 vol.2
3つの無言歌 op.17(全3曲)/3つの夜想曲op.33(全3曲)
即興曲第1番 変ホ長調 op.25/舟歌 第1番 イ短調op.26
夜想曲第4番 変イ長調op.36/夜想曲第5番 変ロ長調 op.37
舟歌第2番ト長調 op.41/舟歌第3番 変ロ長調 op.42
ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)
録音:2009年10月
フランスの巨匠、ジャン=クロード・ペヌティエによるフォーレ第2弾の登場。
3つの夜想曲op.33など、名曲が並びます。フォーレ独特のどこかかすんだよう
な、やわらかな光に満ちた世界を、透明な音で見事に再現。フォーレの世界を
ふくよかに美しく響かせます。ささくれだった心に優しく沁み渡るような、涙
の出るような優しさと美しさに満ちた、まさに巨匠の演奏です。





<naive>
OP 30513 3枚組 ¥5180
ヴィヴァルディ:歌劇「テウッツォーネ」
ジョルディ・サヴァール(指揮) ル・コンセール・デ・ナシォン
パオロ・ロペス(ソプラニスタ/テウッツォーネ) 
ラファエッラ・ミラネジ(Ms/ジディアーナ)
デルフィーヌ・ガルー(コントラルト/ゼリンダ) 
ロベルタ・マメリ(S/チーノ)
フリオ・ザナージ(Br/シヴェニオ) 
アントニオ・ジョヴァンニーニ(C-T/エガーロ)
 櫻田亮(T/トロンコーネ、アルゴンテ)
録音:2011年6月、ヴェルサイユ宮殿内オペラパレス
ヴィヴァルディ・エディション最新盤は、2011年6月、パリ・ヴェルサイユ宮殿
にて行われたVenise- Vivaldi- Versaillesフェスティヴァルの目玉公演、サヴ
ァール指揮によるヴィヴァルディの「テウッツォーネ」復活上演の録音。充実
したアリアが並ぶヴィヴァルディの意欲作ながら、録音に恵まれなかった作品
に、豪華演奏陣の極めつけの録音の登場です!テウッツォーネの物語の舞台は
中国、いってみればヴィヴァルディによるトゥーランドット。物語の内容は、
恋模様と皇帝の跡継ぎをめぐる問題を軸に、その当事者たちの、裏切り、陰謀
などといったものですが、ドラマティックなアリアや充実した器楽パートなど、
聴きどころ満載です。
テウッツォーネは、1718年12月26日、マントヴァ総督フィリッペがグアスタッ
ラ妃との結婚を発表した翌日の祝典行事の一環として、アルチドゥカーレ劇場
で初演されました。1718年から1720年にかけて、ヴィヴァルディは、破格の条
件で(オペラのキャスティングはヴィヴァルディの意のまま、オペラ公演に赤字
が出た場合はすべて総督が補填してくれるという夢のような条件)、マントヴァ
で音楽監督の職を得ていました。マントヴァ時代、ヴィヴァルディは器楽作品
を多く書いており、「四季」もちょうどこの時期に書かれたものです。オペラ
は8つ(うち4つは改訂ですが)を残しています。詩人アポストロ・ゼーノによる
この台本は、ヴィヴァルディが1718年に発表するまでにも幾度かオペラ化され
ていました。ヴィヴァルディも、他の作曲家による上演をみて、この台本を見
出したと考えられています。マルコ・ポーロ以降ますます高まっていた異国趣
味の風潮もあって、中国が舞台となっていますが、中国の法や式典行事などの
具体的なディテールも取り入れた台本となっています。アリアなど、自作の引
用もしていますが、同時に、レチタティーヴォ→ダ・カーポ・アリアという伝
統の枠にとらわれずないアリアの形式など、新しいスタイルの追求が見られ、
また、充実した器楽の書法など、大変な意欲的な作品となっています。
サヴァール率いるル・コンセール・デ・ナシォンの確かな管弦楽、ラ・ヴェネ
シアーナでも注目度の高いロベルタ・マメリ、さらにバッハ・コレギウム・
ジャパンでもお馴染の世界的に活躍する日本人テノール、櫻田亮が出演してい
るのも注目です。また、タイトルロールを歌うソプラニスタ、パオロ・ロペス
は、パレルモ出身で、パレルモ・マッシモ劇場でコーラスとして研鑽を積み、
クリスティやビオンディ指揮のオペラで主役を務めるなど注目度急上昇中の実
力派。演奏陣、そして資料価値としても大変貴重なヴィヴァルディのオペラ、
是非ご堪能下さい!




<Coviello CLASSICS>
COV 31115(SACD-Hybrid) ¥2350
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調(1868年第1稿)
マルクス・ボッシュ(指)
アーヘン交響楽団
[録音:2011年6月11-13日/アーヘン、聖ミヒャエル教会(ライヴ)]
ボッシュが手兵アーヘン交響楽団を率いたブルックナー・シリーズ第9弾にして
完結篇は交響曲第1番。リンツ稿とも称される第1稿による演奏で、これが非常
な快演。改訂の過程で失われていった作品固有の性格と色彩を実感できます。
さほど宗教でないパトスと、強大なリズム的エネルギー、予期せぬ盛り上がり
など、後期の作風とは異なる若々しいブルックナー像を再現してくれます。録
音の良さも特筆もので、聖ミヒャエル教会の豊かな響きに酔わされます。

COV 61117 ¥2180
ハラルト・ムエンツ:
(1)ほとんど、早く(2008)-Cl, Marim, Pf  
(2)データ圧縮(2009)-Vn, Accd
(3)きれいに…溶解(2010/1)-Fl, Cl, Vc, Pf 
(4)美しいピアノ曲(2006) 
(5)後ろから前から(2006/7)-Fl, Cl, Vn, Vc, Vib, Pf
アンサンブル・モザイク
ハラルト・ムエンツは1965年生まれのドイツの作曲家。シュトゥットガルト、
ケルン、デトモルトでラッヘンマンやクシシトフ・メイエルに師事、主に前衛
手法の作風を示す中堅。特殊編成楽団アンサンブル・モザイクが実験的な難曲
を見事に再現しています。




<KII>
KKC 5188/9 2枚組 ¥4000
国内仕様盤
[naive]
V 5181
輸入盤・日本語解説書付
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(全曲)
(1)ソナタ第1番ト短調 BWV1001
(2)パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
(3)ナタ第2番イ短調 BWV1003
(4)パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
(5)ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
(6)パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
セルゲイ・ハチャトリャン(ヴァイオリン)
録音:2008年12月、2009年1月/ルール・ブルー音楽ホール(スイス)
1985年生まれのアルメニアのホープ、セルゲイ・ハチャトリャンがバッハの無
伴奏に挑戦しました。2000年の第8回シベリウス国際コンクール、05年のエリ
ザベート王妃国際コンクール優勝で将来をもっとも嘱望されるホープ。今回は
バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲という難関に挑戦。
全くの自然体で、美しい音を駆使して等身大のバッハを語りかけてきます。そ
の説得力、落着き、いずれもただものではなく、驚くほど新鮮を聴かせてくれ
ます。

KKC 5190/4 5枚組 ¥6500
国内仕様盤
[naive]
V 5258
輸入盤・日本語解説書付
ベートーヴェン:交響曲全集
エマニュエル・クリヴィヌ(指)ラ・シャンブル・フィルハーモニック、
シャンブル・レ・エレメンツ合唱団、ジネアド・ミューレン(Sop)、
キャロリン・マズア(A)、
ドミニク・ヴォルティッヒ(Ten)、コンスタンティン・ヴォルフ(Bs)
[録音:2009年12月、2010年5月(ライヴ)]
クリヴィヌ率いるピリオド楽器オーケストラ、ラ・シャンブル・フィルによる
ベートーヴェン交響曲全集の登場です。いくつもの「新しい真実」を見つけた、
と語るクリヴィヌは、様々な校訂版を検討して細かなアーティキュレーション
やディナーミクを丹念に手掛け、すべての楽曲が非常に新鮮、刺激的に響きま
す。ガット弦特有の魅力的な不均衡さを伴う弦楽器パートや、管楽器のまっす
ぐな響き、直線的なクレッシェンドなど、刺戟的な音色が得られ、素晴しい効
果をあげています。オリジナル楽器のコントラファゴットが第7番で用いられ
ているのも録音としては初めてのこと。それが加わったことにより、管楽器セ
クションにより一層の広がりと魅力的なリズム構造がくっきりと表れます。




<ENZO Recordings>
EZCD10018/19 2枚組 ¥3750
国内仕様帯、
三ヶ国語(英語、スペイン語、日本語)曲目解説書付き
グラナドス:スペイン民謡による6つの小品H.125
組曲《ロマンティックな情景》H.57
ショパン:バラード第4番 Op.52, 5月の歌
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番Op.13『悲愴』
ファリャ:4つのスペイン風小品 G.37[
ハビエル・モンサルバーチェ(1912-2002):
イヴェッテの為のソナティナ、ハバネラ
比石妃佐子(Pf)2011年8-9月、スペイン・バルセロナでのセッション録音
比石が番組の中で演奏したモンサルヴァチェの「ハバネラ」はこのCDに収録さ
れている。
●番組中で紹介されたサグラダ・ファミリア大聖堂ライヴ1995(EZCD-10017)に
大きな注目が集まっており、今後比石の夫である外尾悦郎氏(サグラダ・ファ
ミリア主任彫刻家)と一緒に「徹子の部屋」(テレビ朝日)への出演が予定され
ているなど、多くのテレビ媒体での露出が予定されている。
●比石はアリシア・デ・ラローチャの愛弟子。ラローチャと共同でアルベニス
作品の楽譜校訂にも関わっているなど、スペインのピアノ音楽のスペシャリス
トとしてヨーロッパを中心に活躍しており、11年5月には九響とアルベニスの
協奏曲を本邦初演した。




<PREISER>
PRCD 91127 ¥2080
ツィーラー:
真のウィーン風 Op.381
黄金の青年時代 Op.523
遠慮 Op.200
勇敢に! Op.401
ウィーンの民衆詩 Op.314
笑って Op.167
惚れている Op.319
ハロドリ Op.6
愛の本! Op.413
レオポルディンヒェン Op.5
村の美しさ Op.393
風のように速く Op.165
心のバロメーター Op.421
愛の手紙 Op.370
村のツバメ Op.19
放して Op. 386
ウィーン・コンツェルタンテ・シュランメル四重奏団
カール&エリカ・スヴォボダ・ツィター・デュオ
PREISERの人気シリーズ、カール・ミヒャエル・ツィーラーのエディション、
後回しになっていた第15集が発売になりました。なかでも知る人ぞ知るカール
とエリカの両スヴォボダによるツィターがウィーン情緒をかきたててくれます。




<Aliud>
ACDHH 046(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)サラサーテ:カルメン幻想曲 op.25 
(2)ハルヴォルセン:パッサカリア(ヴィオラ・ソロ) 
(3)パッサカリア(ヴィオラとチェロのための)
パガニーニ:
(4)奇想曲第4番 (5)奇想曲第6番 (6)奇想曲第7番 
(7)奇想曲11番 (8)奇想曲24番 (9)ラ・カンパネラ
マイテ・スーク(Va)、ダニエル・ブルメンタール(Pf)、
ラースロー・フェニェー(Vc)
録音:2008年4月29-30日、8月30-31日、11月30日、12月1日、
ザ・ロケーション・スタジオ・アントワープ
2010年よりベルリンフィルで首席ソロ奏者を務めるハンガリー出身のヴィオラ
奏者、マイテ・スークによる小品集。収録された作品は一般的にヴァイオリン
の超絶技巧作品として知られているものばかりですが、今回はそれら全てが
ヴィオラの演奏で収録されています。ヴィオラらしい艶やかな音色と、軽やか
に奏でられる超絶技巧の連続には圧巻の一言。元々ヴァイオリニストであった
スークの演奏は音の立ち上がりも素晴らしく、ヴァイオリンにも劣らぬ活気に
あふれたエネルギッシュな演奏といえましょう。また、本CDでは世界的に活躍
するヴィルトゥオーゾ達との共演にも注目。カルメン幻想曲ではブルメンター
ルの過剰な表現を控えた巧みな伴奏によってスークのソロが見事に引き立てら
れています。特に注目されるのはスークとフェニェーニによるパッサカリア。
見事なアンサンブルと、ヴィオラとチェロという編成だからこそ成しえる深く
コクのあるハーモニーは必聴です!

ACDBH 049(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)鳥の歌(編:ディクストラ、ビィル) 
(2)シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821(編:ビィル) 
(3)スクリャービン:5つの前奏曲(編:ディクストラ) op.15 
(4)フォーレ:夜想曲 op.43 Nr.2(編:ビィル) 
(5)ブイス:絶体絶命 (6)カークランド:ディエンダ 
(7)デリヴェラ:コントラダンツァ
ニールス・ビィル(Tenor Sax)、ハンス-エリク・ダイクストラ(Pf)、
ロブ・ホースティング(Electoric Organ)
録音:2010年1月16-18日、ドゥーティンヘム音楽学校(オランダ)
ビックバンドやジャズ、ブルースからクラシック界まで幅広く活躍するオラン
ダのサックス奏者ニールス・ビィル。クラシック界ではロイヤル・コンサルト
ヘボウ管弦楽団など多くのオーケストラと共演を果たしています。これまでに
もクラシックの名曲をテナーサックスで演奏してきたビィル。柔らかくも深み
のあるテナーサックスの音色がシューベルトやスクリャービン、フォーレの繊
細な旋律に驚くほどマッチしており、原曲以上に抒情的な響きが際立つ演奏と
いえましょう。今回はクラシックだけでなくジャズ作品も収録。注目されるの
はジャズ界の巨匠ケニー・カークランドの至高のバラードといわれる「ディエ
ンダ」。先鋭的な演奏と繊細な感性をもったロマンティシズムあふれる作品で
す。多くのジャズ・ファンの琴線を揺らしたカークランド独特の切ない雰囲気
が忠実に表現されている演奏といえましょう。異なるジャンルをわたり、サッ
クスのふくよかな音色に酔いしれる1枚です。

ACDBH 051(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)6つの歌曲 op.4(Jeppe Moulijinによるオーケストレーション) 
(2)菩提樹の花咲くとき (3)五つの詩op.1 (4)Peterleのための子守唄 
(5)十の詩 (6)二つの夜想曲 (7)夜が更けるとき
ナタリー・ミース(S)、ヴィム・フォーフト(Pf)、
ステファン・パス(指揮)、LKOオーケストラ
録音:(1)2007年11月18日、音楽院のバッハザール(アムステルダム)
(2)-(7)2008年7月8日、10月17日、18日、19日、
ハーグ大学ブルーホール(ハーグ)
1873年にアムステルダムで生まれ、19世紀から20世紀にかけてオランダ、ドイ
ツ、オーストリアなどで活躍した女性作曲家アンナ・クレーメルの歌曲集。ド
イツ・ロマンティスム音楽の影響を色濃く受けた彼女の作品からは、ワーグナ
ーやシュトラウス、マーラーの響きが垣間見えます。また、アリアやキャバレ
ーなど、当時流行していたであろう民俗音楽の響きも堪能することができます。
抒情的な中にどこか悲愴感を湛える旋律に心打たれます。オランダのソプラノ
歌手ミースの透明感ある歌声が澄んだ旋律がさらに引き立てられています。自
国の作曲家の再発見と保存に尽力するオランダのアーティストらにより、クレ
ーメルの美しい歌曲の数々が現代によみがえります!

ACDHH 045(SACD-Hybrid) ¥2250
テレマン:
(1)トリオ・ソナタ ホ長調 (2)12のファンタジーより 第2番 イ短調 
(3)12のファンタジーより 第7番 ニ長調 (4)組曲 ト長調 
(5)12のファンタジーより 第8番 ホ短調 
(6)12のファンタジーより 第11番 ト長調 
(7)カンタータ 「悲痛な音、ああ嘆いてEin Jammerton」
ラ・バルカ・ライデン{レイモンド・ホーニング(フラウト・トラヴェルソ)、
ウェンディ・ルーボル(S)、
アネク・ヴァン・ハーフテン(Vn)、エルク・ティンバーゲン(Vc)、
キース・ファン・デア・ポエル(Cemb,Org)}
録音:2009年7月8・9日、メノ派(再洗礼派)教会
(オランダ、フリースランド州ヤウレ)
2000年に結成された新進気鋭の演奏団体ラ・バルカ・ライデンによるテレマン
小品集。ラ・バルカ・ライデンはオランダの若手古楽演奏家からなるアンサン
ブル集団です。団体設立者であり、フルート・トラヴェルソを担当するレイモ
ン・ホーニングは今回の選曲について、「テレマンが持つ創造性、独創性、
ヴィルトゥオーゾ性に注目してもらおうと思った」と語っています。多岐にわ
たるジャンルにおいて作品を残したテレマンですが、今回はアンサンブル、ソ
ロ、カンタータと3つのジャンルにわたってテレマンの音楽の魅力を堪能でき
ます。ホーニングのトラヴェルソの音色は瑞々しい活気に満ちたもの。全体的
に優雅で穏やかな響きに満ちたCDですが、生き生きとしたアンサンブルはラ・
バルカ・ライデンの演奏ならではと言えるでしょう。

ACDBH 052(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)フレーチャ:「リウ・リウ・チウ」 
(2)エンシーナ:「アモール・コン・フォルチュナ」 
(3)アンチエタ:「愛して、お母様」 
(4)エンシーナ:
「水を越えておいで、私のフリエタ」、「今日は食べて飲んで」(15C作者不詳)
(5)デ・ラ・トーレ:「ダンツァ・アルタ」 
(6)エンシーナ:「不運なる悲しきスペイン」 
(7)エンシーナ:「悲しきスペイン」 
(8)「ああ、素敵な友人!」(16C、作者不詳)
(9)カベソン:「イタリア風パヴァーヌ」によるディフェレンシア 
(10)カベソン:パヴァーヌとそのグローサ 
(11)モラーレス:「聖にしてけがれなき処女」 
(12)サンドラン:フランス風カンツォーネ「甘い思い出」 
(13)カベソン:「甘い思い出」 (14)ゲレーロ:「愛に傷ついた神の子」 
(15)フアン・ブラス・デ・カストロ:
「あなたの裏切りにさいなまれた心の高みから」 
(16)「エスパニョレータ」(16C、作曲者不詳) 
(17)カバニーリュス:
ティエント第17番「パンジェ・リングァ」、プント・アルト 
(18)クラビホ・デル・カスティージョ:第2旋法のティエント 
(19)アラネス:シャコンヌの夜会 
(20)フランシスコ・コレーア・デ・アラウホ:聖母マリアの罪なき聖歌 
(21)ヒメネス:「20のフォリア」によるディフェレンシア
バッサーノ・カルテット
録音:2010年5月6-8日、ヨハネス教会(オーステム、オランダ)
古楽器バッサーノの演奏者で構成されたバッサーノ・カルテットによる15世紀
から17世紀スペイン音楽小品集。収録されたジャンルは世俗音楽から教会音楽
まで多岐にわたり、各作品はバッサーノの四重奏用に編曲され、演奏されてい
ます。バッサーノはヴェネツィアに端を発し、16世紀半ばよりスペイン宮廷で
も愛されるようになった管楽器。今回のアンサンブルでは高音から低音まで、
4種類のバッサーノが用いられています。その音色はリコーダーを思わせる軽
やかなものですが、より温かみのある響きが魅力。柔らかく包み込むような独
特の優しい音色は必聴。中世からルネサンス、そして初期バロックにいたる幅
広いスペイン音楽を一度に楽しめるのも大きな魅力です!

ACDBH 047(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)デュファイ:「お望みどおり待ちましょう」 
(2)ファブリ:「美しい5月に」 デュファイ:(3)「私は満足しています」 
(4)「いとしい人よ、何ゆえに考えたのか」 (5)「帰る人々は」 
(6)「さらばランのよき酒よ」 (7)「私の心は鋭い矢で貫かれ」 
(8)「新年の日」 (9)チコニア:「私は行かなければならない」 
(10)ファブリ:「ああ、フランドル地方!」 
(11)アヴェ・マリス・ステラ(作曲者不詳) 
(12)チコニア:「いとしい娘よ」 (13)ランディーニ:「この愛は何なのか」
(14)カゼルタ:「太陽よりも輝くあなたの優しい姿」 
(15)チコニア:「小さな踊り子が」 
デュファイ:(16)「美しい乙女は塔の下に座り」 
(17)「恋人よ、あなたの燃えるような眼差しが」 
(18)ランディーニ:「良い男性に目立つ愛は」
フォルトゥナ
14世紀を代表する作曲家達の珠玉のシャンソンを集めた歌曲集。14世紀といえ
ば北ヨーロッパ、イタリアを中心にアルス・ノーヴァの華麗な音楽が花開いた
時代であり、美しいシャンソンが多く生み出された時代でもあります。演奏者
のフォルトゥナは14世紀オランダのアルス・ノーヴァ音楽の伝道者として活動
する団体。本CDでもデュファイとチコニアというオランダにまつわる2大音楽家
に焦点が当てられています。デュファイはブリュッセル近郊に生まれ、北ヨー
ロッパの音楽をイタリアへと伝えた14世紀を代表する大音楽家。チコニアはイ
タリア人でありますがリエージュで音楽を学び、北ヨーロッパの音楽に多大な
影響を受けた音楽家です。その他にもランディーニ、カゼルタらのシャンソン
も収録。北ヨーロッパからイタリアまで、当時のヨーロッパに流れる中世後期
音楽の潮流が感じられる1枚となっています。リュート、ヴィエール、リコー
ダーによって奏でられる伴奏の響きは柔らかく、どこか懐かしさも感じられる
もの。神秘的な響きを湛える中世シャンソンの魅力をたっぷりと感じられる1枚
となっています。

ACDBH 050(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)J=B.ルイエ:リコーダー・ソナタ第5番 ハ短調 
(2)ルオッフ(1957-):ラブ・ストーリーI 
(3)ヘンデル:15の独奏ソナタより 第2番 ト短調 HMV 360 
(4)ルオッフ:ラブ・ストーリーII 
(5)W.バベル:ソナタ第2番 ハ短調 (6)ルオッフ:ラブ・ストーリーIII 
(7)J.S.バッハ:6つの無伴奏チェロ組曲第4番より プレリュード BWV 1010 
(8)ジェミニアーニ:
オペラ「ディオクレティアヌス」より、アリア「私がどれだけ彼女を愛して
いるか、どのように見せよう」
(9)ルオッフ:ラブ・ストーリーIV 
(10)ヘンデル:15の独奏ソナタより 第9番 ニ短調 HMV 367a
ランサンブル・ロッシニョール
{アリス・ゴルト=スヴィティンク(バロック・フルート)、
エリー・ヴァン・ミュンスター(テオルボ)}
録音:2010年2月8-10日、コーペル教会(フェーンハイゼン、オランダ)
「ロンドン・ラブ」というCDタイトルの通り、「愛」をテーマとし、18世紀ロ
ンドンで活躍していた音楽家達のフルート作品を集めた1枚。ルイエ、ヘンデ
ル、バッハら当時を代表する音楽家達の作品の間に、ドイツ人の現代音楽家ル
オッフのフルート独奏曲「ラブ・ストーリー」を挿入したユニークなプログラ
ムとなっています。テオルボの伴奏に乗せて優雅に響くバロック・フルートの
柔らかな音色には思わずうっとり。「ラブ・ストーリー」は、装飾豊かで優雅
な旋律と艶のあるメランコリックな響きが美しい作品。全体的にゆったりとし
た素朴な曲調を中心とする18世紀の作品との対比を楽しむことができます。
18世紀と現代、2つの時代にまたがる愛の調べを堪能できる1枚です!

ACDHJ 044(SACD-Hybrid) ¥2250
(1)ドゥ・ビュイソン:「おお、皆の者」 
(2)フラミングス:「肉において十字架についた者を―思いおこす」 
(3)ウタンダル:「彼を一人子として嘆く―女たちは涙する」 
(4)バーテリンク(*1929):「我は癒しとならん」 
ファルケステイン(*1928):(5)「主の受難にあって」 
(6)「ヨハネの福音による我らが主の受難」 
(7)オルランド・ディ・ラッソ:
「おお十字架、すべての星の輝き―甘美な木よ」 
(8)フラミングス:「おお、神の子羊よ」 
(9)ディ・ラッソ:「オリーヴ山の上で、主は父に祈った」
バーテルリンク(Org.)、ラバスカドル、
ウィリアム・バード・ヴォカール・アンサンブル
録音:2009年10月19-20日、11月21-22日、12月9日、
旧カトリック教会(デルフト、オランダ)およびR.C.大聖堂
(ハールレム、オランダ)
ドゥ・ビュイソンやオルランド・ディ・ラッソら、16世紀の音楽家達による
受難曲集。どの時代においてもキリスト教音楽には欠かせない受難曲ですが、
今回収録された作品はポリフォニー音楽の黄金時代といわれる時期に作曲され
たもの。厳かに行われるミサにふさわしいよう、その響きは荘厳に満ちたもの
となっています。また、本CDでは演奏者バーテルリンク自身のオルガン作品、
ファルケステインの合奏曲など、受難作品をテーマとした現代音楽家の作品
も収録されています。伴奏を担当するラバスカドルは16世紀音楽に中心に、
中世からバロック時代までをレパートリーとしている古楽器演奏団体。ウィ
リアム・バード・ヴォカール・アンサンブルの美しい歌声と共に、神秘的な
響きを聞かせてくれます。




<Dynamic>
DYNBRD 55567(Blu-ray) ¥4780
字幕:伊英独仏西
ロッシーニ:「泥棒かささぎ」
ミケーレ・ペルトゥージ(Bs 代官)
マリオラ・カンタレロ(S ニネッタ)
ディミトリ・コルチャク(T ジャンネット)
マヌエラ・クステル(Ms ピッポ)
アレックス・エスポジト(Br フェルナンド)
ポオロ・ボルドーニャ(Br ファブリツィオ)
クレオパトラ・パパテオロゴウ(Ms ルチア)
ステファン・チフォレッリ(T イザッコ)
ほか
リュー・ジア(指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団,
プラハ室内合唱団
演出:ダミアーノ・ミキエレット
収録:2007年8月
2007年、ペーザロでのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで上演された
「泥棒かささぎ」は、若き演出家、ダミアーノ・ミキエレットの名を一気に世
に広めるものになりました。かささぎが銀のスプーンを盗むことが発端となっ
てヒロインが死の間際まで追い詰められるというこのオペラの物語を、少女の
夢の中の世界にするという大胆な発想に基づいて、新規さと美しさと感動が見
事に融合された舞台を作り上げました。この演出がいかに高い評価を得たかは、
イタリアの権威あるフランコ・アッビアーティ賞を受賞したことでも分かりま
す。既に輸入DVD(DYNDVD 33567)、日本語字幕付きDVD(KKC 9004)で発売済みな
がら、もとよりHD収録での映像の美しさには定評のあるDynamic社、初の
Blu-Rayディスクとなるこの「泥棒かささぎ」でますます鮮明な映像を楽しめ
ることになりました。
ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでの上演だけに、音楽面も非常に高水
準。ロッシーニ・バスの重鎮、ミケーレ・ペルトゥージの歌う悪代官、スペイ
ンの若きプリマドンナ、マリオラ・カンタレロのニネッタ、ロシア出身のロッ
シーニ・テノールの俊英、ディミトリ・コルチャクのジャンネット、さらにこ
の後ROFでさらなるブレイクを果たしたバリトン、アレックス・エスポージト
のフェルナンド、など、極めて優秀なキャスト。上海出身の指揮者、リュー・
ジアの手堅い指揮もあって、素晴らしく充実した上演です。

CDS 713 ¥1950
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第11番 ヘ長調 K.413
ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414
ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 K.415
アンドレア・バッケッティ(P)
カルロ・ゴルドステイン(指)
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
録音:2010年7月、パドヴァ
バッハの鍵盤用小品集(CDS 629)、鍵盤楽器のためのトッカータ全集(CDS 658)、
そしてことにゴルトベルク変奏曲(CDS 659)で大きな評判となったアンドレア・
バッケッティ、新録音はモーツァルトのピアノ協奏曲。バッハを得意とする明
晰で整理のされた音楽と、モーツァルトが憧れたイタリアの明るさが、理想的
な形で融合した演奏です。1966年創設のパドヴァ・ヴェネト管弦楽団を、トリ
エステ生まれの指揮者、カルロ・ゴルドステイン指揮、バッケッティの音楽を
サポートしています。

CDS 709 ¥1950
P.A.アヴォダーノ:(1)《ベレニーチェ》からの場面 
(2)アリア「ああ、あなたは美しいセレネを知らない」
P.G.アヴォダーノ:(3)シンフォニア ニ長調 (4)シンフォニア ヘ長調
(5)アルメイダ:カンタータ「あの魅惑的な顔に」
(6)伝セイシャス:協奏曲 ト短調
エンリコ・オノフリ(指)ディヴィーノ・ソスピーロ
ジェンマ・ベルタニョッリ(S)
フェルナンド・ミゲル・ハロト(Cemb)
ステーファノ・バルネスキ(Vn)
録音:2010年2月、リスボン
日本でも高い人気を誇るエンリコ・オノフリが18世紀ポルトガルの珍しい作曲
家の作品を録音しました。ピエトロ・ジョルジョ・アヴォダーノ(生没年不詳)
は、ジェノヴァ生まれで、19歳の時にリスボンに移住したヴァイオリニスト、
作曲家。ペドロ・アントニオ・アヴォダーノ(1714-1782)は彼の息子。二人と
も宮廷楽団で活躍しました。フランシスコ・アントニオ・デ・アルメイダ
(1702年頃-1755年頃)は、ポルトガル王ジョアン5世の命でイタリア留学をし、
リスボンの宮廷音楽の発展に貢献をした人物。バロック声楽作品の歌姫として
知られるジェンマ・ベルタニョッリが父アヴォダーノの曲を歌っているのも魅
力です。

=デリーツィエ・ムジカーリ=
DM 8026 ¥880
ヴィオッティ:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.4
ソナタ第1番 ホ長調
ソナタ第2番 イ長調
ソナタ第3番 ニ長調
ソナタ第4番 変ロ長調
ソナタ第5番 変ホ長調
フェリックス・アーヨ(Vn)
コッラード・デ・ベルナルト(P)
録音:1997年、ジェノヴァ
旧S 2002。先に発売された9枚組ヴィオッティ集(CDS 689)にも含まれたヴィオ
ッティのヴァイオリン・ソナタ集です。イ・ムジチ創立以来15年に渡ってコン
サートマスターを務めたフェリックス・アーヨのヴァイオリンは、まさにイタ
リアンな美感の滴るもの。待望の再発です。




<SONARE>
SONARE 1011 ¥2100
クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
ヴィエニアフスキ:華麗なるポロネーズ第1番
チャイコフスキー:憂鬱なセレナーデ、ワルツ=スケルツォ
ドヴォルザーク:ユモレスク、4つのロマンティックな小品
ヴィエニアフスキ:華麗なるポロネーズ第2番
マスネ:タイスの瞑想曲
景山誠治(Vn)三木香代(Pf)(1996年8月18&19日、田園ホール・エローラ)
なんと表情豊かなことか!なんと甘美に、時に切なくやるせなく、メロディー
の歌われていることか!景山さんの大きな魅力のひとつは、メロディストであ
る点でしょう。その特質は現在の円熟へと脈々と受け継がれています。
1996年発売サウンドマトリクス盤の再発売




<ACCENTUS Music>
ACC 10239BD(Blu-ray) ¥4250
ACC 20239DVD(DVD-Video) ¥2900
フランツ・リスト:
・ピアノ協奏曲 第2番 イ長調 S.125
・ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調 S.124
・6つのコンソレーション-第3番S.173
・4つの忘れられたワルツ-第1番S.215
ワーグナー:
・序曲「ファウスト」
・ジークフリート牧歌
ダニエル・バレンボイム(P)
シュターツカペレ・ベルリン
ピエール・ブーレーズ(指揮)
録音:2011年6月9 & 10日エッセン、フィルハーモニー、
アルフリート・クルップ・ザール
(ルール・ピアノ・フェスティヴァルにおけるライヴ)
バレンボイムがピアノ独奏を務め、ブーレーズがシュターツカペレ・ベルリン
を指揮して、リストのピアノ協奏曲集ほかを収めた映像作品は、作曲家生誕
200周年を記念して、2011年6月におこなわれたコンサートの模様をライヴ収録
したものです。
このコンサートは「ルール・ピアノ・フェスティヴァル2011」のおおきな呼び
ものとして、これまでリストのピアノ協奏曲の正規録音をおこなっていなかっ
たバレンボイムが両曲を一度に取り上げるということでも注目を集めました。




<TAHRA>
FURT 2010(SACD-Hybrid) ¥2380
(1)ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
(2)交響曲第1番ハ短調Op.68
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
北ドイツ放送響
【録音:1951年10月27日/ハンブルク・ムジークハレ(ライヴ)】
フルトヴェングラーがただ一度北ドイツ放送響を客演した際の貴重な記録。名
演のほまれ高きブラームス「交響曲第1番」1951年10月27日ハンブルク・ライ
ヴがSACDハイブリッド盤として蘇りました。北ドイツ放送所蔵のオリジナル・
テープからのC.エッディによるリマスタリングで、192kHz 24bitであることも
注目です。この音源は、これまでTahraはもとより独EMIや米M&Aほか数社から
CDが発売されましたが、第4楽章冒頭にワウがあったり、最終和音の途中で録
音がレベルダウンするなどの問題がありました。Tahra旧盤でそれらは大幅に
改善されていますが、ここではさらに前進してほとんど気にならないレベルと
なり、ヒスノイズも低下。さらにSACD・192kHz 24bitならではの情報量の多さ
で響きのニュアンスが増し、より凄まじいエネルギーを放出させます。各楽器
の特徴もより鮮明になり、フルトヴェングラーの息遣いが間近に感じられます。
カップリングは同日の「ハイドンの主題による変奏曲」。こちらも目の覚め
るような音質改善で変奏ごとのニュアンスの変化の凄さに鳥肌が立ちます。




<Alba>
ABCD 335(SACD-Hybrid) ¥1980
ショパン:
(1)ロンド・クラコヴィアクOp.14
(2)アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズOp.22
(3)ポーランド幻想曲Op.13
(4)『ドン・ジョヴァンニ』の「お手をどうぞ」による変奏曲Op.2
ヤンネ・メルタネン(Pf)
ヤニ・テラランタ(指)
トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団
『ピアノ曲集』(ABCD138)、『夜想曲』(ABCD160, ABCD190)、ピアノ協奏曲
(ABCD247)と続くヤンネ・メルタネン(1967-)のショパンはいずれもロングセラ
ーをつづけています。新たな洞察と内省から見出されたショパンは、清潔で、
気取りも衒いもなく、禁欲的。その透明な響きのピアノからは、優しさと温も
りが伝わってきます。シベリウス・アカデミーでタヴァッシェルナとバシキロ
フに学び、1992年、ドイツのダルムシュタットで行われた国際ショパン・コン
クールで優勝して、一躍注目を集めました。イタリアのアカデミア・ピアニス
ティカでラザーリ・ベルマンに師事、1994年10月にはロンドンのウィグモア
ホールでショパンを弾いてデビューしています。トゥルク・フィルを指揮する
ヤニ・テラランタ(1976-)は、ヨルマ・パヌラから個人的に指導を受けた後、
シベリウス・アカデミーでアツソ・アルミラ、エリ・クラス、レイフ・セーゲ
ルスタムに師事。2000年には、新青年室内管弦楽団(UNKO)を創設しています。

ABCD 336(SACD-Hybrid) ¥1980
アーレ・メリカント:
(1)交響曲第1番ロ短調Op.5(1914-16)
(2)交響曲第3番(1952-53)
ペトリ・サカリ(指)
トゥルク・フィル
アーレ・メリカント(1893-1958)は、パングー、ライティオとともに1920年代
フィンランドのモダニズムを代表する作曲家のひとり。モダニズムへの無理解
に苦しめられ挫折を味わった時期もありながら、彼は作曲をつづけ、民俗舞曲
のリズムなどフィンランドの国民的要素とモダニズムを結びつける、独自の道
を見出していきました。メリカントの交響曲第1番は、ライプツィヒに留学し
レーガーに学んでいた1914年に初演され、父で作曲家のオスカルに捧げられま
した。交響曲第3番は1952年から1953年にかけて作曲。ネオクラシカルなトー
ンをもつ舞曲風の〈スケルツォ。ヴィヴァーチェ〉、ロマンティックな心の動
きが支配する〈アンダンテ〉、民俗舞曲のリズムの用法がモダニズム期のメリ
カントを思わせる〈アレグロ〉。ネオクラシカルなスタイルと後期ロマンシズ
ムの要素の融合させることに成功した、メリカント最後の大作。世界初録音。





<WERGO>
WER 6740 4枚組 ¥4350
ジョン・ケージ(1912-1992):南のエチュード(全曲)
ザビーネ・リープナー(ピアノ)
録音:2011年、ドイチュラントフンク・カンマームジークザール
音そのものに関心を持ち、音の持つ様々な魅力を作品に引き出そうとしたケー
ジ。彼の芸術には、作曲上の実験だけでなく、社会問題や自然現象、宗教、神
秘主義そしてユートピア思想など、実に様々な世界観が表現されています。環
境音を素材として自由に扱い、音楽の概念を拡大して視覚的要素を導入したケ
ージの魅力をお楽しみください。
1974年に発表された「南のエチュード」は、伝統的な楽器と記譜法に対するケ
ージの興味を示す、一連のヴィルトゥオーゾ作品の初期作品。32の練習曲から
成るこの複雑なピアノ作品は、ケージが南半球の夜空を彩る星座の表から、易
によって星(星座)を選び出し、その星座(星)を音高に置き換えたもの。ピアノ
の鍵盤を左右の手でフルに使うように記譜された楽譜とそこから生まれる音は
まさに天体・宇宙をも思わせるスケールです。
ザビーネ・リープナーは、新進気鋭のドイツ出身のピアニスト。「新しい音
楽」を主なレパートリーとし、その積極的な解釈に従事しています。数多くの
テレビ、ラジオ、国際音楽祭にソリストとして、またはアンサンブル・メンバ
ーとして出演し、高い評価を得ています。オルガ・ノイヴィルス、イェルク・
ヴィトマン、フランコ・ドナッティ、クリスチャン・ヴォルフなど、著名な
現代音楽作曲家や現代アーティストとのコラボレーションを手掛け、作品の
初演も数多く果たしてきました。ケージの音楽が持つ偶然性、視覚的要素を
巧みな解釈で実現させています。

WER 6737 ¥2180
リュク・フェラーリ(1929-2005):Souvenir, souvenir
1-7. Suite h?t?roclite(統一性のない組曲)
8. アンチソナタ
9-11. ソナチネ・エリブ
12. Visage I(「顔」I)
13-48. ピアノと磁気テープのための小品コレクションまたは36の一連
49-50. 1980-1982の親密な日記からの断片
エルマー・シュランメル(ピアノ)
録音:2010年6月
フェラーリは、「日常のなかにすでに存在する音を録音して、加工・編集する
ことであるひとつの音楽作品を作ろう」とするフランスで生まれたミュジック
・コンクレートの作曲家として有名であり、「逸話的音楽」と名付けたコンセ
プトを展開していきました。1967年に発表した『プレスク・リアン第一番』は
彼の代表作であり、多くの作曲家・演奏家に影響を与えました。1982年、電子
音響による作曲とラジオ・アートのための協会ラ・ミューズ・アン・セルキュ
イを設立。交響作品やラジオ劇などでイタリア賞、カール・ズッカ賞、クーセ
ヴィツキー賞などを受賞しました。90年代頃からジム・オルークなど、特に音
響系からの再評価が高まり、ジョン・ゾーンやデイヴィッド・グラブスのレー
ベルからもCDがリリースされています。自由で無調な音楽の中に、何故か馴染
みやすい日常的なものがあり、詩的にさえ感じられます。




<EGEA>
BLS 021 ¥2180
「エナジー・ポジティヴ」
ル・オーモ・センザ・エタ、アルマドゥク、バーディ、シーソング、
ホライゾンほか
マウリツィオ・カマルディ(ソプラノ・サックス、ヴォーカル他多数)、
パウル・クレー四重奏団
ラチェーレ・コロンボ(パーカッション)、ルカ・ボルトルッツィ(バッテリア)
イタリアのサックス奏者マウリツィオ・カマルディ。ソプラノ・サックスを中
心に、独自の世界を築いて聴かせます。今回のアルバムも手応え十分。タイト
ルが『エナジー・ポジティヴ』なだけあり、気分が落ち込んだ時はこのラテン
のノリで元気百倍間違いなしです!朝一番に目ざましにかければ、爽快かつ仕
事のはかどる日となるでしょう。カマルディ率いるアンサンブルの弾けるリズ
ム、民俗楽器を使った歌心、圧巻のテクニックをご堪能ください。
マウリツィオ・カマルディはサックスだけではなく、そのマルチな才能によっ
てヴォーカルから、デュデュク(アルメニア・トルコ地方由来の、世界一哀愁
漂う音色を持つ楽器と呼ばれる)など、民俗楽器もこなしてしまう超人的ミュ
ージシャンです。来日が実現したら是非コンサートを聞きに行きたい。そう思
わせる一枚です!



<Nascor>
NS 08 ¥1980
1-3. ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲第5番『皇帝』 Op. 73
4-21. シューマン(1810-1856):ダヴィッド同盟舞曲集 Op. 6
イ・ヒョジュ(ピアノ)、
ダグラス・ボイド(指揮)、
ヴィンタートゥール・ムジーク コレギウム管弦楽団
録音:2011年
第65回ジュネーヴ国際音楽コンクールにて第2位及び聴衆賞を受賞したイ・ヒョ
ジュ(ちなみにこの年の一位は日本人、萩原麻未でした)が、名曲中の名曲、ベ
ートーヴェンの『皇帝』とシューマンのダヴィッド同盟舞曲集を収録。粒の揃
った美音と、生き生きとした情感でナチュラルに歌いあげています。
イ・ヒョジュは1985年、韓国に生まれました。パリ国立高等音楽・舞踊学校に
てイタマール・ゴラン、ジャック・ルヴィエ、テオドール・パラスキヴェスコ
に師事。さらにパリ・エコール・ノルマル音楽院を非常に優秀な成績で卒業し
ました。1998年の13歳の時に、シンシナティ・コンクールで優勝して以来、数
多くの権威あるコンクールで優勝を重ね、世界有数のオーケストラと共演して
いる実力派です。





<PRAGA>
★2012年5月ラ・フォル・ジュルネ音楽祭関連商品★
PRD 350055 ¥1880
1. ボロディン(1833-1887):弦楽四重奏曲 第2番-第3楽章「夜想曲」
2. チャイコフスキー(1840-1893):交響曲 第4番-第2楽章スケルツォ
3. プロコフィエフ(1891-1953):
交響曲 第1番「古典的交響曲」よりガヴォット(ピアノ・デュエット)
4. チャイコフスキー:弦楽四重奏曲 第3番-第2楽章アレグロ・ヴィーヴォ
5. ラフマニノフ(1873-1943):組曲 第2番-第2曲ワルツ
6. プロコフィエフ:弦楽四重奏曲 第2番-第2楽章アダージョ
7. グラズノフ(1865-1936):ホルンと弦楽四重奏のための「牧歌」
8. プロコフィエフ:
ユーモラスなスケルツォ op.12(4本のファゴットのための)
9. ショスタコーヴィチ(1906-1975):
チェロ・ソナタ Op.40 -第2楽章アレグロ
10.ワインベルク(1919-1996):
弦楽三重奏曲 Op.48-第3楽章モデラート・アッサイ
11. ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第8番 Op.110-第1楽章ラルゴ
12. リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
ピアノ三重奏曲-第1楽章アレグロ(冒頭)
13. シュニトケ(1934-1998):ピアノ・ソナタ 第1番-第2楽章アレグレット
14. ストラヴィンスキー(1882-1971):
チェロとピアノのためのイタリア組曲-第4曲 タランテラ ヴィヴァーチェ
15. ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第10番-第1楽章 アンダンテ
16. ボロディン:スペイン風セレナード(弦楽四重奏のための)
17. プロコフィエフ:
五重奏曲 ト短調 Op.39-第4楽章アンダンテ・エネルジーコ
18. シュニトケ:レクイエム-第13曲クレド
プラジャーク四重奏団、ムラヴィンスキー、キンスキー・トリオ 他多数
プラハ・レーベルが誇る充実したロシアものの録音の中から選りすぐりの名曲
集をお届けします。時代精神を反映させて刻々と変化するロシア音楽の歴史を
楽しめます。グラズノフの長閑でロマンチックなメロディー、プロコフィエフ
の奔放さなど、聞き飽きることのない、ロシア音楽ならではの多様な側面が聴
かれます。ワインベルクはショスタコーヴィチと非常に親交の深かった作曲家
ですが、ショスタコーヴィチの影響を思わせながらも何か独特の面白みを持っ
た音楽を書いています。さらに、最後のトラックのシュニトケのレクイエムは、
非常に現代的な、しかし映画音楽を思わせる叙情と迫力で圧倒されます。





<Audite>
完全限定盤 アウディーテ2012年度版カタログつきCD
AUD 10030 ¥800
ディジパック仕様
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調op.60
録音:1979年10月23日ボン、ベートーヴェン・ザール(ライヴ・ステレオ)
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調op.67「運命」
録音:1969年11月20日ミュンヘン、ドイツ博物館(ライヴ・ステレオ)
バイエルン放送交響楽団
ラファエル・クーベリック(指揮)
毎年auditeがお試し価格でお届けしているカタログつきCDの2012年度版は、ク
ーベリック指揮バイエルン放送響によるベートーヴェンの交響曲集。収録年順
に、第5番が1969年11月20日ミュンヘンのドイツ博物館コングレスザールでの
ステレオ・ライヴ収録、第4番が1979年10月23日ボンのベートーヴェン・ザー
ルでのステレオ・ライヴ収録となります。クーベリックは、第4番を1975年9月
にイスラエル・フィルを指揮してセッション録音、第5番を1973年11月にボスト
ン響を指揮してセッション録音していますが、両曲ともヴァイオリン両翼型配
置を採用したここでの内容は、1961年より1979年までの長期に亘り首席指揮者
を務めたバイエルン放送響との強い結びつきと充実ぶりが実感されるもので、
ベートーヴェンの世界にたっぷりと浸ることが可能です。バイエルン放送協会
提供のテープは状態も良好で、音質もすぐれています。
カタログつきCDという性格のため、追加再プレスはありませんのでお早めにお
求めください。
(※4色カタログ仕様。ディスクはAU.95493としてリリースされているものと同
内容ですが、レギュラー盤のブックレットは付属致しません。)




<森口賢二>
OPL 001 ¥2500
“バリトン・森口賢二/オペラ・アリア集”
ヴェルディ:「ドン・カルロ」―終わりの日が来た/私は死ぬ
ヴェルディ:「ファルスタッフ」―夢かまことか?
ヴェルディ:「オテッロ」―イヤーゴの信条(クレード)
ドニゼッティ:「愛の妙薬」―昔、美しいパリスが
ドニゼッティ:「ルチア」―激しい苦しみ
モーツァルト:「フィガロの結婚」―もう飛ぶまいぞ、この蝶々
ヴェルディ:「リゴレット」―二人は同じだ
ビゼー:「カルメン」―闘牛士の歌
グノー:「ファウスト」―門出を前に
森口賢二(Br)
松本康子(P)
録音:2009年10月8日
日本人の若手バリトンの中でも、特に注目されている一人が森口賢二。2011年
9月12日、藤原歌劇団公演のロッシーニ「セビリアの理髪師」で、ロッシーニ
の神様、アルベルト・ゼッダの指揮の下、ロッシーニの大スター、アルマヴィ
ーヴァ役のアントニーノ・シラクーザを相手に、高水準な歌唱を聞かせ、聴衆
から大きな喝采を浴びていました。二日目の公演なので新聞評などが残されて
いない中、両日聞いた熱心な観客の多くから「日本人では森口が一番良かっ
た!」と評判が広がっているほど、その実力を見せ付けたのでした。
その森口が、自ら制作したのがこのCD。彼の得意なアリアがズラリと並んでい
ます。中高と陸上にのめり込んでいた森口、明るくブリランテな声の中に体育
会系の逞しい男らしさが宿り、ヴェルディのバリトン役も相性は抜群。「オテ
ッロ」のイヤーゴは、ジュゼッペ・ジャコミーニを相手に抜粋公演で歌い、
「ファルスタッフ」のフォードは、サントリーホールでレナート・ブルゾンが
タイトルロールの公演で歌っています。たった一日で全9曲の録音を仕上げた
ことからも、森口が十分な準備をもって録音に臨んだことが伺えます。今回、
多くのCDショップで取り扱いが可能になりました。伸び盛りの実力派バリトン
の魅力をたっぷりお楽しみください!




<KII~CLEARAUDIO>
=LP最新盤のお知らせ=
アナログディスクの為のアナログ録音最新盤!
180g4枚組100セット限定

KKC 1025/8(4枚組LP) ¥21000
日本語解説書付き
重量盤180g
100セット限定生産!
●LP-1
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻
録音:2006年10月17、18日ノイマルクト、ドイツ
●LP-2
ショパン:
ワルツ第5番 変イ長調 Op.42、ワルツOp64-1「小犬のワルツ」、
ワルツ第7番Op64-2,マズルカ第36番イ短調Op59-1、
マズルカ第37番変イ長調Op59-2、マズルカ第38番嬰ヘ短調Op59-3,
リスト:忘れられたワルツ第1番,スメタナ:ポルカ ト短調Op8-2,
ドビュッシー:ワルツ・ロマンティック、レントより遅く,
ドヴォルザーク:
ワルツ イ長調Op54-1、ワルツ イ短調Op54-2、ワルツ 変ニ長調Op54-4
録音:2008年9月2-4日ノイマルクト、ドイツ
●LP-3
ドビュッシー:アラベスク第1番、アラベスク第2番、バラード,
マルトゥッチ:ノットゥルノ(夜想曲),チャイコフスキー:炉ばたで,
シューベルト/リスト:ヴィエンナーの夜会第6&7番,
スメタナ:ポルカ イ長調,ドヴォルザーク:ユーモレスク
録音:2009年10月14日ノイマルクト、ドイツ
●LP-4
マルトゥッチ:ピアノ協奏曲 変ロ短調
リッカルド・ムーティ(指揮)バイエルン放送交響楽団
(LP-4のみバイエルン放送協会録音)
ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)
発売元のクリアオーディオは、ドイツの高踏的アナログ制作集団で、高級アナ
ログプレーヤーの制作において既にオーディオ界で高い評価を受けています。
2000年代に入ってもアナログレコードの為にあえてアナログ録音を行っており、
エンジニヤはなんとドイツグラモフォンの名人とうたわれたハインツ・ヴィル
トハーゲンを起用!まさにアナログディスクの為の完全なアナログ録音。日本
語解説は青弓社の『ピアニストガイド』の著者吉澤ヴィルヘルム氏がオピッツ
論の書き下ろし、またオピッツのインタビューなど盛り沢山の内容を予定して
おります。




<PREISER>
PR 90800DVD(DVD-Video) ¥2080
J.シュトラウス1世:
ポルカ「アイゼレとバイゼレ=ジャンプ」 Op.202
ラデツキー行進曲 Op.228
J.シュトラウス2世:
「インディゴと四十人の盗賊」
-突撃ポルカ Op.348,インディゴ行進曲 Op.349
皇帝円舞曲 Op.437
ワルツ「美しく青きドナウ」 Op.314
ヨーゼフ・シュトラウス:
ポルカ・シュネル「冬の喜び」 Op.121
水彩画 Op.258
エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル「喜んで!」
ランナー:ワルツ「ロマンティックな人々」 Op.167
スッペ:「スペードの女王」序曲
ロンビ:
「オーギュスト・ブルノンヴィルへの挨拶」
幻想曲「夢の絵」
ワルツ「友人たちへの挨拶」
ギャロップ「コペンハーゲンの蒸気機関車」
シャンパン・ギャロップ
ラリオーノフ:カリンカ
ペーター・グート(指)
ウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル管弦楽団
収録:2010年12月29日、ウィーン
今ウィーンでシュトラウス一家を指揮させたら一番なのが、ペーター・グー
ト。モスクワでダヴィド・オイストラフに学んだという名ヴァイオリニストで
あるグートは、1978年にウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル管弦楽団
を創設、ヨハン・シュトラウスの流儀にならってヴァイオリンを弾きながら
指揮して、ボスコフスキーなき後、ウィーンで最も正統なシュトラウスを聴か
せてくれる指揮者として絶大な人気を誇っています。日本にも頻繁に訪れてお
り、2012年は1月には各地で来日公演を予定しています。公演にいらっしゃる
方も、そうでない方も、正統ウィーンのシュトラウスをご堪能ください。

PRCD 90798 ¥2080
J.シュトラウス1世:
ポルカ「アイゼレとバイゼレ=ジャンプ」 Op.202
ラデツキー行進曲 Op.228
J.シュトラウス2世:
「インディゴと四十人の盗賊」-突撃ポルカ Op.348,
インディゴ行進曲 Op.349
皇帝円舞曲 Op.437
ワルツ「美しく青きドナウ」 Op.314
ヨーゼフ・シュトラウス:
ポルカ・シュネル「冬の喜び」 Op.121
水彩画 Op.258
エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル「喜んで!」
ランナー:ワルツ「ロマンティックな人々」 Op.167
スッペ:「スペードの女王」序曲
ロンビ:
「オーギュスト・ブルノンヴィルへの挨拶」
幻想曲「夢の絵」
ワルツ「友人たちへの挨拶」
ギャロップ「コペンハーゲンの蒸気機関車」
シャンパン・ギャロップ
ペーター・グート(指)
ウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル管弦楽団
録音:2010年12月29日、ウィーン
DVDと同一音源です。CDではラリオーノフの「カリンカ」が収録されておりま
せん。




<IPPNW>
IPPNW 73 ¥2250
ライヴ
(1)ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番(弦楽合奏版)
(2)朗読
ベルリン・フィル 弦楽アンサンブル
アレクサンダー・イヴィッチ(コンサートマスター)
クレド室内合唱団、ボグダン・プリッシュ(指揮)
(2)テレーゼ・アッフォルテル&クリスチャン・ブリュックナー(朗読)
録音:2011年4月26日、フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)

IPPNW 74 ¥2250
ライヴ
武満徹:弦楽のためのレクイエム
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
アンドレイ・ボレイコ(指揮)、
シュターツカペレ・ベルリン
録音:2011年4月26日、フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)

IPPNW 1DVD(DVD-Video) 2枚組 ¥3250
DVD1
(1)ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番(弦楽合奏版)
(2)朗読
ベルリン・フィル 弦楽アンサンブル
アレクサンダー・イヴィッチ(コンサートマスター)
クレド室内合唱団、ボグダン・プリッシュ(指揮)
(2)テレーゼ・アッフォルテル&クリスチャン・ブリュックナー(朗読)
録音:2011年4月26日、フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
DVD2
武満徹:弦楽のためのレクイエム
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
アンドレイ・ボレイコ(指揮)、
シュターツカペレ・ベルリン
録音:2011年4月26日、フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)からの新録音は1945年に広島と長崎に投下さ
れた原爆、1986年のチェルノブィリの原発事故、さらに2011年3月11日の東日
本大震災による福島第一原発事故の犠牲者に捧げられた演奏会のライヴです。
インパクトの強いドイツ語による朗読と、スターリン政権下で抑圧されながら
も、その恐怖を耐え抜いたショスタコーヴィチの音楽とが、核の引き起こす悲
劇を描き出しています。同原発事故が、いかに世界に影響を与えたか、またそ
の放射能汚染を被ったドレスデンを含めるヨーロッパの地域でどのようなこと
が起きたのかを、ブックレットの解説を読みながら歴史的プロセスに沿って見
ていくことができます。ショスタコーヴィチからチャイコフスキーという展開
は、悲惨な運命に直面しながら、それはきっと克服されるという希望を与えて
くれるかのようです。
世界に名高いベルリン・フィルそして、シュターツカペレ・ベルリン(ベルリ
ン国立歌劇場附属オーケストラ)による演奏で、極めて完成度の高い内容となっ
ており、ショスタコーヴィチの暗惨とした気分、嵐のような暴力性、チャイコ
フスキーのドラマチックな叙情性と重厚な響きが、見事に表現されています。
特にシュターツカペレ・ベルリンの弦の美しさと金管の温かいハーモニーは聴
きどころです。




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 294 ¥2250
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ヴェーベルン:夏風のなかで
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
録音:2011年10月29日、11月2 & 3日
フライブルク、コンツェルトハウス(ライヴ・デジタル)
2011/12年のシーズンよりバーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団の首
席指揮者に就任したフランソワ=グザヴィエ・ロト。ロトがあらたな手兵を
指揮してマーラーの第1交響曲を演奏したアルバムは、首席指揮者就任から間
もない時期の2011年秋にライヴ収録されたものです。
1971年パリに生まれたロトは、クラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ
・オ・ジャポン」への度重なる出演を通じて、日本のファンにもその名前が浸
透しつつあるフランスの指揮者。過去の「ラ・フォル・ジュルネ」では、2003
年に自身が創設したピリオド楽器の室内オーケストラ「レ・シエクル」を率い
ての登場でしたが、ロンドン交響楽団やトゥールーズ・キャピトル管弦楽団、
マリインスキー劇場管弦楽団、パリ管弦楽団へも定期的に客演していることか
ら、ロトの人気と実力のほどが窺えます。
マーラーの第1交響曲は、ロト率いるバーデン=バーデン&フライブルクSWR交
響楽団がドナウエッシンゲン音楽祭期間中の2011年9月に本拠フライブルク・
コンツェルトハウスで行われた首席指揮者就任演奏会でも取り上げたプログラ
ム。その意味では、当アルバムは熱狂に包まれた記念すべきデビューの再現と
もいうべきもので、今後の展開におおいに期待をつなぐ内容となっています。
いっぽう、1946年に設立されたバーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
は、当初のハンス・ロスバウト以来、ミヒャエル・ギーレン、シルヴァン・カ
ンブルランといった顔ぶれが歴代首席指揮者を務め、なかでも後期ロマン派
ら近現代にかけてのレパートリーにすぐれた実績を示してきたオーケストラ。
マーラーのレコーディングでは、ギーレンがクック版による第10番全曲も含め
た交響曲全集を完成させたことからも、マーラー演奏に対する適性とたしかな
実力はすでによく知られるところです。ちなみに、ギーレンとの全集録音中、
第1交響曲は2002年のライヴ収録だったので、このたびのロトとの新盤は、当
楽団にとって9年ぶりのライヴ録音ということになります。
カップリングは、ヴェーベルンの「夏風のなかで」。2012年2月に予定され
当コンビの来日公演曲目である、この作品でも十分な仕上がりを確かめるこ
とができます。
【フランソワ=グザヴィエ・ロト】
1971年パリに生まれたフランスの指揮者。父はオルガニストで作曲家、教育者
としても高名なダニエル・ロト。指揮者に転向する以前はフルートも学んでい
たため、パリ音楽院でアラン・マリオンとヤーノシュ・フュルストのもとで研
鑽を積み、ロンドンのドナテッラ・フリック指揮コンクールで第1位を獲得。
この受賞により、ロンドン交響楽団のアシスタント・コンダクターに任命され、
ジョン・エリオット・ガーディナーのアシスタント・コンダクターも務める
とになる。
これに並行して、ロトはアンサンブル・アンテルコンタンポラン、カーン劇
と密接な関係を築き、さらにトゥールーズ・キャピトル管弦楽団、マリインス
キー劇場管弦楽団、パリ管弦楽団とも関わりを深め、2003年9月にパリ音楽
の指揮科教授となる。2011年9月にはドナウエッシンゲン音楽祭/フライブル
ク・コンツェルトハウスにて、ヴェーベルン、ブーレーズ、マーラーの交響
曲第1番を指揮して、バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団の首席
指揮者としてデビューを果たす。
ロトのレパートリーは幅広く、17世紀から現代作品に至るまで、また交響曲、
オペラ、室内楽など、精通するジャンルも多岐に亘る。2003年に、ピリオド
楽器の室内オーケストラ「レ・シエクル」を創設、ときにはモダン楽器も柔
軟に使用して多様なプログラムを取り上げている。「レ・シエクル」とは、
日本のラ・フォル・ジュルネのほか、フランス、イタリア、ドイツ、イギリ
スで公演を行っている。
今後、ロトはバーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団との来日公演の
ほかに、ロンドン響、ロッテルダム・フィル、ベルゲン・フィル、アンサ
ブル・アンテルコンタンポラン、フィンランド放送響、グルベンキアン管、
ミュンヘン室内管との共演に加えて、「レ・シエクル」とはケルンのフィル
ハーモニー、ブリュッセルのクララ・フェスティヴァル、ラインガウ・フェ
スティヴァル、ローマの聖チェチーリア音楽院ホールでの公演が予定されて
いる。



<ALTUS>
ALT 220/21 2枚組 ¥3100
ベートーヴェン:
交響曲第4番変ロ長調Op.60
交響曲第3番変ホ長調Op.55『英雄』
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
ライヴ録音:1994年5月17日、ウィーン・ムジークフェラインザール
4ジュリーニ晩年のクレンペラーもかくやのテンポでくりひろげられる重量級
の大ベートーヴェン。このテンポだからこそ、生きてくるウィーン・フィルの
魅力。ティンパニーのあの音、ぶ厚い低音部、味わいの木管など、この濃厚な
る美音!まさにジュリーニとウィーン・フィルならではの充実度でございます。
ちなみにNHK FM放送時大変話題になっておりましたので、ご記憶の方も多いと
思われます。今回のCD化、音質も大変良くムジークフェラインザールの美しい
響きを堪能できます。ORFオリジナルテープよりアルトゥスが直接マスタリング。

ALT 222/23 2枚組 ¥3100
モーツァルト:交響曲第39番
ブルックナー:交響曲第9番
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
ライヴ録音:1983年8月10日、ザルツブルク祝祭大劇場
ウィーン・フィルからたびたび出演依頼を受けながらスケジュールの都合で登
場回数の少なかった貴重コンビのザルツでの大熱演。ここまで火の玉的な熱演
を展開したウィーン・フィルも珍しいのでは!1楽章の緊張感も驚きですが、
2楽章の手に汗握る強烈なリズム感がものすごい。3楽章も椅子に縛り付けられ
んばかりの大演奏。驚きました。サヴァリッシュ自らも推薦する1代の大名演。
音質も良く、ORFのオリジナルテープからアルトゥス直接マスタリング。一味
違う音質に仕上がっています。

ALT 219 ¥2500
ライヴ
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
朝比奈隆(指揮)、大阪フィルハーモニー交響楽団
ライヴ録音:1975年10月26日、オースターポート大ホール(オランダ)、フ
ローニンゲン
初発売となる本録音はエンジニア平澤佳男が同行録音したもので、大変秀れた
音質で残されておりました。朝比奈らしい不動のインテンポの堂々たる大演奏!
そのうえ特別なヨーロッパでの公演のためかある種ただならぬ緊張感漂う見事
な出来栄え。1楽章コーダなどでのレンジの広さも特筆でアルプスの山々のご
とき雄大さです。
朝比奈/大フィルの1975年ヨーロッパ公演音源
-オランダ・フローニンゲン公演発売にあたって
既に同曲異演盤が多数ある朝比奈隆のブルックナー:交響曲第7番において、フ
ローニンゲン公演をリリースする意味は二つある。一つは、この公演が大阪
フィル1975年ヨーロッパ公演における朝比奈指揮の最終公演であった。ツアー
はこの後秋山和慶の西ドイツ公演にて、無事終了した。朝比奈の代表的名盤と
言われる、ザンクト・フローリアンの名演奏から丁度二週間が経過。当初、長
距離移動や不慣れなヨーロッパ滞在で疲れも見られた楽団員も、すっかり欧州
の空気に馴染み、より完成度の高い演奏となった。もう一つは、この演奏が当
時の大阪フィルのフルメンバーによる、ブルックナー演奏であるということで
ある。ザンクト・フローリアンでは会場の都合で、木管の倍管を止めたが、朝
比奈はこの曲では常に木管の倍管を行っており、本公演の演奏はより朝比奈の
目指したブルックナーの音響と言えるだろう。1975年ヨーロッパ公演は、現地
放送局が収録したモントルー公演、ベルリンSFB公演を除き、全て同行した平
澤佳男により収録された。マスターテープに添付されたデータシートによると、
録音機材はマイクがNeumann SM-69、U-87、レコーダーはREVOX A700で、3M社
製テープが使用された。ライヴ録音としては最高水準のものであり、当然クオ
リティの高い録音が実現した。本CDの制作に当たっては、この録音のクオリ
ティをそのままCD化するべくマスタリングを行った。再生にはStuder A-80を
使用。Summit Audio真空管ラインアンプを経由し、DB Technologies AD122-96
にてデジタル化した。既に幾つかのヨーロッパ公演の音源は発表してきたが、
残念ながら音源の多くが所在不明となっており、その中には当時ラジオ放送
され名演との誉れ高いハイデルベルクのチャイコフスキーも含まれる。しか
し、存在が確認されたものも幾つか有り、ザンクト・フローリアンはオリジナ
ルテープが残っている。また、協奏曲も幾つかあり、これらも何れ発表の機会
を伺いたい。なお、ザンクト・フローリアンはORFリンツにより録音が行われ
ており、このテープの所在についても、調査したいと考えている。
(下田智彦 文中敬称略)




<BIS>
BIS SA 1941(SACD-Hybrid) ¥2500
J.S.バッハ:カンタータ全集Vol.50
(1)第149番「喜びと勝利の歌声で」BWV149
(2)第145番「われは生く、わが心よ、汝の憂いは喜びと化さん」BWV145
(3)第174番「われいと高き者を心尽くして愛をまつる」BWV174
(4)第49番「われは行きて汝をこがれ求む」BWV49
ハナ・ブラシコヴァ(Sop)、ロビン・ブレイズ(A)、
ゲルト・テュルク(Ten)、ペーター・コーイ(Bs)
[録音:2011年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル]
BCJのバッハ・カンタータ全曲シリーズの記念すべき50巻目には1729年頃のい
わゆるピカンダー年巻といわれる、ピカンダーことクリスティアン・ヘンリチ
のテクストによるカンタータのうちの3篇と、1726年作の第49番が収められて
います。興味深いのが第174番冒頭のシンフォニア。何とブランデンブルク協
奏曲第3番第1楽章の流用で、新たに3本のホルンのパートを加筆し、全合奏部
も2つのヴァイオリン、ヴィオラと3本のオーボエで構成されます。また第
番のソプラノ・アリアも当時オシャレの最先端だったポロネーズのリズムを
用いていたりと聴き所満載。チェコの名花ブラシコヴァの美声が光ります。

BIS SA 1784(SACD-Hybrid) ¥2500
シューマン:ヴァイオリンソナタ全集
(1)ヴァイオリンソナタ第1番イ短調Op.105
(2)同第2番ニ短調Op.121
(3)同第3番イ短調WoO2
ウルフ・ヴァリーン(Vn)、ローランド・ペンティネン(Pf)
[録音:2009年7月/旧ストックホルム音楽アカデミー]
先頃リリースしたシューマンのヴァイオリン協奏曲のディスクが好評のヴァ
リーン、今度は3篇のヴァイオリンソナタに挑戦しました。1851年から53年、
シューマンがすでに心を病んで以降の作品だけに、快活さは後退して独特の
くどさに満ちていますが、シューマン好きにはたまらない魅力と申せましょ
う。「F.A.E.ソナタ」のために書いた2つの楽章に、さらに2つの楽章を追加
した第3番も入っているのも嬉しく、曲の良さを実感できます。ヴァリーンは
協奏曲以上に屈折したシューマンの心の闇を巧みに表現、危うい美しさを醸
しています。

BIS 1453 ¥2380
たかの舞俐:作品集2
(1)リガリアンI(2003)-ソプラノサックス、テナーサックスとピアノ
(2)リガリアンII(2003)-オーボエ、十七絃、ヴァイオリン
(3)リガリアンIII(2007)-ヴァイオリンとハープ
(4)リガリアンIV(2007/8)-ソプラノサックス、テナーサックスとピアノ
(5)ジャンゲビリティー(2005/6)-ピアノ
(6)フルムーン(2008/9)-ヴァイオリンとエレクトロニクス
(7)フルート協奏曲「ジェルジ・リゲティの思い出」(2004/6)
ネイサン・ナブ(Sop-sax)、杉原真人(Ten-sax)、ウィンストン・チョイ(Pf)、
安田紀生子(Vn)、南原和子(Hp)、
池田昭子(Ob)、丸田美紀(十七絃)、木村まり(Vn)、シャロン・ベザリー(Fl)
アンネ・マンソン(指)スウェーデン室内管
[録音:2010年2月/彩の国さいたま芸術劇場(1)‐(5)、
2009年10月/ハーヴェストワークス・デジタルメディアアーツ・センター
(ニューヨーク)(6)、2007年5月/エレブロ・コンサート・ホール
(スウェーデン)(7)]
リゲティの愛弟子にして、BISのバール社長が惚れこむ作曲家たかの舞俐。強
烈な印象を残した作品集(BIS.1238)の第2弾が登場。収録曲中、シャロン・ベ
ザリーが独奏を務める協奏曲だけはBIS.1649で出ていたものですが、大半は
昨年彩の国さいたま芸術劇場にてセッション録音されました。彼女の作風はワ
ールドミュージックやポップスの要素も採り入れたオシャレなもので、いわゆ
るゲンダイオンガクではありません。師のリゲティから「女性ホルモンの塊」
と称された不思議な色気もたっぷりで、美術、ファッション、映像等、総合
芸術にピッタリな世界が広がります。演奏陣も豪華。

BIS 1888 ¥2380
リンドベルイ-トロンボーン・ファンタジー
(1)鐘耀光:蒙古幻想曲
(2)同:瞑想(トロンボーンと中華楽器オーケストラのための小協奏曲)
(3)伝承曲(鐘耀光編):呪われし曹操
(4)クリスチャン・リンドベルイ:
野薔薇-語りと中華楽器オーケストラのための
(5)同:クンドラーン
クリスチャン・リンドベルイ(Trb、語り)、邵恩(指)台北中国楽団
[録音:2009年11月/ジョンシャン・ホール(台北)]
最近のBISは中国系とのコラボに熱心ですが、トロンボーンの超人クリスチャ
ン・リンドベルイも中国伝統民族楽団と共演して、台湾の作曲家・鐘耀光の
作品に挑戦しています。彼は京劇の名作「呪われし曹操」も編曲、月琴や胡弓、
銅鑼などがいかにもという調子でトロンボーンをサポートします。「蒙古幻想
曲」はホーミー歌唱の技法をトロンボーンに応用しているのが斬新。「瞑想」
はボードレールの詩に基づく中国的印象主義作品で、滅多に聴けないトロン
ボーンの驚異的な音域と奇妙な効果を用いています。リンドベルイの名人芸
健在です。

BIS 1821 ¥2380
(1)サリー・ビーミッシュ:サクソフォン四重奏と弦楽のための室内協奏曲
(2)スティーヴン・スタッキー:音楽
(3)陳怡:八音
ラシェル・サクソフォン四重奏団、
ロビン・エンゲレン(指)シュトゥットガルト室内管
[録音:2008年11月/リーダークランツ・ホール(シュトゥットガルト)]
現代の三作曲家が違った方法で、サクソフォン四重奏と弦楽オーケストラにア
プローチ。イギリスのビーミッシュはバッハのブランデンブルク協奏曲に規範
とし、4本のサクソフォンが弦と協奏、バロック風ながらスコットランドの伝
統音楽の要素も採り入れています。アメリカのスタッキー作品はビーバップ・
スタイルを思わすノリの良い音楽。陳怡作品のタイトルは、8つの素材(金属、
石、絹、竹、瓢箪、土、革、木)から成る伝統楽器を意味し、作曲者がかつて
中国の村で聴いた民俗音楽の印象を再現しようとしました。すべてラシェル
・サクソフォン四重奏団のために書かれ、さすが効果満点です。

BIS 1872 ¥2380
ネアゴー:ヴァイオリン協奏曲集
(1)明るい夜(ヴァイオリン協奏曲第1番。ヴァイオリンと室内管弦楽
(1986/2002)
(2)時空(1991)
(3)ヴァイオリン協奏曲第2番「境界線」
ペーテル・ヘルスタール(Vn)、
ロルフ・グプタ(指)スタヴァンゲル交響楽団
[録音:2010年8月/スタヴァンゲル・コンサート・ホール(ノルウェー)]
ニールセン以後デンマーク最大の作曲家ペア・ネアゴー2012年の生誕80年を記
念して、作曲者立会いのもと3篇の協奏作品が新録音。「明るい夜」は当録音
のためにヴァイオリンと室内管弦楽用に特別作られた版により、この曲の持
つ不思議な音の薄い層の効果が増しています。ヴァイオリン協奏曲第2番「境
界線」は、ふたつの異なる調性形態によるオーケストラ伴奏と独奏の関係を
考慮したタイトルとなっています。一方は西洋平均律音階、もう一方は低弦の
ハーモニックスが引き起こす微分音で、作曲者によればリスナーの耳に「月の
暗部のような」未知な感覚を与えてくれるとのこと。




<Simax>
PSC 1306 ¥2280
フィン・モッテンセン:管弦楽作品集
(1)交響曲Op.5(1953) 
(2)ペッツォ・オルケストラーレ(管弦楽小品)Op.12(1957)
(3)エヴォリューション(展開)Op.23(1961)
(4)ペル・オルケストラ(管弦楽のために)Op.30(1967)
テリエ・ミケルセン(指)ミュンヘン放送管
録音 2011年3月21日-25日 バイエルン放送第1スタジオ(ミュンヘン)
「演奏してはならぬ」と作曲者がスコアに記し、長らくベルゲンの公立図書館
に封印されていたグリーグの交響曲の初録音(Simax PSC1091)を手がけ、一般
に知られていない作品の紹介に取り組むノルウェーの指揮者ミケルセンが、時
代の変化とともに影の薄くなってしまっていたひとり、ノルウェー音楽におけ
るモダニズムの先駆者に挙げられるフィン・モッテンセン(1922-1983)の管弦
楽作品を4曲録音しました。交響曲は、モッテンセンが留学先のコペンハーゲ
ンで 十二音音楽に触れる前1953年の作品。約37分の情感ゆたかな音楽は、ブ
ルックナーからインスピレーションを受けたといわれ、後期ロマン派様式で
モッテンセンの管弦楽曲中もっとも知られた作品。
テリエ・ミケルセン(1957-)は、ノルウェー音楽アカデミーとシベリウス・ア
カデミーを経てマリス・ヤンソンスに学んだ後、ウクライナ、リトアニア、ラ
トビアの交響楽団の首席指揮者と客演指揮者を務めました。音とバランスと
テクスチュアのコントロールに長け、作品を劇的にまとめる巧さが高い評価
を受けています。




<Ligia>
LIDI 0104237 ¥2250
アンリ・カロル(1910-1984):
(1)クリスマスの名曲に基づく小組曲(全4曲) 
(2)オーヴェルニュのクリスマス (3)ブザンソンのクリスマス 
(4)ニコラ・マルタンのクリスマスキャロルに基づく変奏とポストリュード
「新たな、新たな…」 
(5)ヴェラーヴのクリスマスキャロルに基づくオルガンのための8つの変奏曲
(6)ブルボネのクリスマス(オルガンのための8つの変奏曲)
(7)プロヴァンスのクリスマス (8)プロヴァンスのクリスマスに基づく
オリヴィエ・ヴェルネ
録音:2010年12月、サン=シャルル教会(モナコ)
マリー=クレール・アラン、ミシェル・シャピュイら大家のもとで学び、今や
フランス・オルガニストを代表するオルガニストに名を連ねる名手オリヴィエ
・ヴェルネが、南仏の現代作曲家アンリ・カロルを取り上げた注目の新盤をリ
リースしました!カロルは南仏の歴史ある町モンプリエ生まれの音楽家。オル
ガニスト兼ピアニストとして活躍し、モンプリエ、次いでモナコの教会付オル
ガン奏者および合唱指導にあたりました。今回は彼が作曲した作品の中からク
リスマスにまつわる作品が収録されています。クリスマスキャロルの名曲を集
めた小組曲は、4曲にわたって救い主イエスの生誕の物語を描いた作品。また、
本CDにはフランスの地方都市のクリスマスを描写した小曲集も収録。リブレッ
トには各地方でのクリスマスの風景を映した写真が載っているので、それぞれ
の情景を思い浮かべながら曲を堪能することも出来ます!

LIDI 0103239 ¥2250
J.S.バッハ:
イタリア協奏曲 BWV 971/協奏曲ニ短調BWV 974より第2楽章アダージョ
無伴奏チェロ組曲第1番 BWV 1007
ヴァイオリン・ソナタ第5番BWV 1018より第3楽章アルマンド
カンタータ「まことの人にして神なる主イエス・キリスト」
BWV 127よりアリア(ハロルド・バウアー編)/シシリエンヌ(W.ケンプ編)
前奏曲 BWV 855a(W.フリーデマンのための音楽帳)
前奏曲BWV 855a(ジロティ編)
「来たれ、甘き死よ」BWV 478(シュメッリ讃美歌集より)
(ハロルド・バウアー編)
アダージョBWV964(無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番より-バッハ編)
平均律第1巻 第8番 変ホ短調 BWV853よりプレリュード
「主よ、人の望みよ喜びよ」(ロラン・マルタン編)
ロラン・マルタン(Pf)
録音:2011年9月22-23日、ミニモ会修道院(ミラボー、フランス)
ヨーロッパで幅広くリサイタルを行っているピアニスト、ロラン・マルタンに
よるバッハの編曲作品集。バッハの優れた音楽性について、「数多の作曲家か
ら編曲されている音楽家として、バッハが飛びぬけて一番であり続けているこ
とがそのことを証明している」と語るマルタン。本CDには、バウアー、ジロ
ティ、ケンプといった巨匠たちによる編曲作品や、バッハ自身が管弦楽の響き
を鍵盤上で再現した「イタリア協奏曲」などが収録されています。最後にはマ
ルタン自身の編曲による有名なカンタータ「主よ、人の望みよ喜びよ」も収録。
「編曲」をテーマとしたオリジナリティあふれるプログラムが魅力の1枚です。
ロラン・マルタンはバッハやハイドン、モーツァルトからシューマン、リス
ト、ムソルグスキーまで幅広いレパートリーを持つピアニスト。とりわけグノ
ーやカスティオン、ベルリオーズなど、フランスもののスペシャリストとして
知られており、近年ではフランス・ロマン派音楽家の再発見と復興演奏に積極
的に取り組んでいます。芯のあるくっきりとしたメロディラインと透明感のあ
る音色が魅力のピアニストです。




<THE MASTERCLASS MEDIA FOUNDATION>
MMF3 039(DVD-Video) ¥2980
ボリス・ベルマン/マスタークラス
ベートーヴェン:エロイカ変奏曲Op.35
生徒:徐
2010年ジェイムズ・モットラム国際ピアノ・コンクールより

MMF3 040(DVD-Video) ¥2980
ボリス・ベルマン/マスタークラス
ドビュッシー:ピアノのために
生徒:アンドルー・マース
2010年ジェイムズ・モットラム国際ピアノ・コンクールより

MMF3 041(DVD-Video) ¥2980
ボリス・ベルマン/マスタークラス
ショパン:スケルツォ第1番ロ短調Op.20
生徒:ソフィー・ディー
2010年ジェイムズ・モットラム国際ピアノ・コンクールより
イギリスの主要な音楽大学、音楽祭などと共同で大演奏家たちのマスタークラ
スを行う非営利団体マスタークラス・メディア・ファンデーション。その記録
映像を貴重な証言として残すことも行っていて、優秀な生徒たちの真剣なレッ
スンに立ち会うことができます。
今回はロシア出身でアメリカを本拠に活躍するピアニスト、ボリス・ベルマン
が講師。ベルマンは1948年モスクワ生まれ。モスクワ音楽院でオボーリンに師
事し、ピアニスト、チェンバロ奏者として活躍しますが、1973年に国外移住。
演奏・録音活動を繰り広げるかたわら、79年からエール大学をはじめとする
アメリカの名門で教鞭を執っています。氏のマスタークラスをまとめた名著
「ピアニストからのメッセージ」は、音楽之友社から日本語版が出ていて、ピ
アノ上級者の好個のアドヴァイス本として用いられています。
ベルマンの名教師ぶりは惚れ惚れするほど。フレンドリーに生徒へ接しながら、
各自の性格を見極め変幻自在に教授法に変えています。生徒に多くを伝えよう
とする真摯な態度と教え方のうまさで、生徒がみるみる上達していくのが実感
できます。また、常に手がカメラに捉えられているため、指遣いやタッチまで
間近で観察でき、学習者はもとより、あらゆるピアノ関係者に超有益。レッス
ンは英語。日本語字幕はありませんが、ピアノを学ぶ人々ならば問題なく理解
できる内容で、これを1本観終えた後には多くを吸収して豊かな気持ちになれ
るはず。家にいながらにして伝説のマスタークラスを受講し、ロシア・ピアニ
ズムの伝統を学べる夢の企画と申せましょう。




<ACTES SUD>
ASM 06 ¥2180
(1)グラズノフ:
バレエ音楽「ライモンダ」第2幕よりサラセン人の入場/東洋の踊り
(2)同:バレエ音楽「四季」より秋のバッカナール
(3)シンディング(チャーリー・パイパー編):東洋舞曲Op.32の5
(4)アレンスキー:
バレエ音楽「エジプトの夜」よりエジプト女の踊り/蛇のシャルムーズ
/ガジーの踊り
(5)グリーグ(ブルーノ・マントヴァーニ編):小妖精Op.71の3(抒情小曲集より)
(6)ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」(1910年版全曲)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
レ・シエクル
録音:2010年10月2日/シテ・ド・ラ・ミュジーク(パリ)、
10月9日/ラン大聖堂(ともにライヴ)
近年、時代楽器による演奏がどんどん近世に及んでいますが、ついにストラ
ヴィンスキーを含むディアギレフのバレエ・リュスにまで達しました。驚きな
のが「火の鳥」全曲盤。この作品が百年前の1910年6月、ピエルネの指揮によ
りパリ・オペラ座で初演された際の響きを再現しています。ピッチこそさほど
違和感はありませんが、弦楽器はガット弦、金管は細管、木管やハープはいず
れもフランス製で、パリ音楽院直伝の奏法を遵守しているため、聴感上の印象
はかなり違います。ヴィブラートも少なめで、パステル画のような色彩がいか
にもフランス風。4管の大編成ながらすっきりしていて、金管の響きが独特。
原色的で厚い音というストラヴィンスキーのイメージが一新され新鮮の極み。
グラズノフのサウンドも向いていて、作品の爽やかさに痺れさせられます。
指揮のフランソワ=グザヴィエ・ロトは1971年生まれ。今年9月にバーデン=
バーデン&フライブルクSWR交響楽団の首席指揮者デビューを果たし、来年2月
にはSWR響との来日公演が予定されています。パリ音楽院でアラン・マリオン
とヤーノシュ・フュルストに師事、2000年にロンドンのドナテッラ・フリック
指揮コンクールで優勝、ガーディナーの助手を務めた後、2003年にはパリ音楽
院指揮科教授に就任。2003年に古楽器オーケストラ「レ・シエクル」を結成、
抜群の統率力ときびきびした音楽運びが魅力の、最も期待される俊英のひとり
です。

ASM 04 ¥2180
サン=サーンス:
(1)交響曲第3番ハ短調Op.78「オルガン付き」
(2)ピアノ協奏曲第4番ハ短調Op.44
ジャン=フランソワ・エッセール(Pf)(2)、ダニエル・ロト(Org)、
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
レ・シエクル
録音:2010年5月16日/サン=シュルピス教会(パリ)(1)、
6月16日/オペラ・コミック(ともにライヴ)
サン=サーンスの交響曲第3番は名作の誉れ高いものですが、物々しく演奏さ
れるのが常でした。しかし作曲者サン=サーンス本来の資質は軽妙でオシャレ、
威圧感や重苦しさとは無縁のはず。そうした疑念を解消する演奏がついに登場
しました。フランソワ=グザヴィエ・ロトが古楽器オーケストラ「レ・シエク
ル」を指揮したもので、古楽器による同曲のCDも初めて。まさに物々しさや重
苦しさは姿を消し、テンポも早めで、オルガンも荘厳というより、そよそよと
風が吹くような爽やかさ。これぞサン=サーンスが思い描いた響き、とまさに
目から鱗が落ちる思いがします。オルガンを受け持つのはフランソワ=グザ
ヴィエの実父で有名なオルガニスト、ダニエル・ロト。パリのサン=シュルピ
ス教会の名器が素晴らしい響きを聴かせてくれます。カップリングはこれもシ
リアスな曲調で名高いピアノ協奏曲第4番。ジャン=フランソワ・エッセール
が1874年製のエラールのフォルテピアノでいとも見事に披露。まるで古典派協
奏曲のようなたたずまいとなっています。

ASM 05 ¥2180
マルタン・マタロン:
(1)トラムIV(2001)-ピアノと11楽器のための
(2)トラムII(1999)-クラヴサンと6楽器のための
(3)トラムVIII(2008)-マリンバと6楽器のための
フローランス・チョッコラーニ(Pf)(1)、モード・グラットン(Clav)、
南恵理子(Mar)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)レ・シエクル
録音:2009年11月20日/ラ・クルシヴ(ロシェル)(1)、
11月15日/メジャン教会(アルル)(2)(3)(ともにライヴ)
マルタン・マタロンは1958年ブエノスアイレス出身の作曲家。ジュリアード
音楽学校で学び、1993年以来パリを本拠に活躍しています。フリッツ・ラン
グのサイレント映画「メトロポリス」に音楽付けをしたことで話題になりま
した。マタロンの代表作は、1997年より始めた「トラム」と称する連作で、
協奏曲と室内楽の境界を行き来する独特の作風を示しています。現代音楽で
はありますが、南米風のリズムの良さと、各独奏楽器の機能を駆使した楽器
法が不思議な魅力を放っていて、オススメです。フランソワ=グザヴィエ・
ロトはこうした現代作品も非常な巧さを示し、抜群のリズム感とノリの良さ
で聴く者を惹きつけます。




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2072 ¥2250
限定盤
ワーグナー:
楽劇「トリスタンとイゾルデ」より 
(1)前奏曲 (2)愛の死 (3)第1幕第3場 「イゾルデの物語と呪い」
(4)ヴェーゼンドンクの歌
楽劇「ローエングリン」より (5)エルザの夢
楽劇「ワルキューレ」より (6)館の男たち (7)あなたこそ春です
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(1)-(3)ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
(3)グレース・ホフマン(メゾ・ソプラノ)
(5)-(7)キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
録音:(1)-(3)1959年9月22-25日、(4)-(7)1956年5月13-15日、
以上ウィーン、ゾフィエンザール
使用音源:(1)-(3)Decca(U.K.)SXL 2184,
(4)-(7)Decca(U.K.)SDD 212(以上、LP)ステレオ
■制作者より
「クナッパーツブッシュ・コンダクツ・ワーグナー」(GS 2036)に続く第2弾で
す。ニルソンとの「トリスタンとイゾルデ」は、かねてから復刻の要望が多か
ったもので、今回それがようやく実現しました。また、時間の関係上、後半に
はフラグスタートとのアリア等も収録しました。復刻に使用したLPはともに最
上の保存状態のものを選択、一部ノイズを除去した以外は音質の補正等は一切
行わずにCD化しました。
■解説書の内容
1965年、クナッパーツブッシュが他界したあとに追悼文として書かれた大町陽
一郎氏による「クナッペルツブッシュの思い出」を、著者ご本人の許諾を得て
転載しました。「クナッパーツブッシュ・ディスコグラフィ」(吉田光司著)の
中に、この大町氏の記事について「日本人が書いたクナッパーツブッシュに関
する文章の中で最も優れたものの一つ」とあるように、クナッパーツブッシュ
の実演や練習に何度も接した人でなければ書けない内容です。言いかえれば、
この貴重な記事を復刻・転載するために当CDを企画したと言っても過言ではあ
りません。(以上、平林 直哉)




<haenssler>
98 643 ¥2080
(1)ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番 変ホ長調  
(2)ブリテン:チェロ交響曲 op.63 
ヨハネス・モーザー(Vc)、
ピエタリ・インキネン(指揮)、ケルンWDR交響楽団
録音:2011年2月25日~3月2日、ケルン・フィルハーモニー
2008年に来日して以来、日本でも高い注目を浴びるドイツの俊英チェリスト、
モーザーが屈指の難曲ともいわれるショスタコーヴィチのチェロ協奏曲、そし
てブリテンのチェロ交響曲を収録。どちらも巨匠ロストロポーヴィチに献呈さ
れたもので、ロストロポーヴィチ自身による名演も残っている名曲。そのロス
トロポーヴィチの孫弟子にあたるモーザーによる、意欲的かつ挑戦的なプログ
ラムが魅力の1枚です。
これまでに数多くの名門オーケストラ、名指揮者と共演し、今なお世界中に活
躍の幅を広げる若手実力派モーザー。近年は20世紀のチェロ作品の演奏に積極
的で、客観的なスタンスから巧みに難曲を弾きこなすスタイルが評判のチェリ
ストです。彼が生み出す音色は絶対零度の熱さとでも表現すればよいのでしょ
うか…痛ましくも甘美なショスタコーヴィチの2楽章、そして3楽章のカデンツ
ァは圧巻の一言。ブリテンのチェロ交響曲では、重音の厚い響きとパッション
に満ちたオーケストラとの掛け合いを堪能出来ます。その卓越した演奏技術と
高い表現力に、今後さらに期待されるチェリストといえましょう。モーザーの
ソロを惹きたてるのは名将インキネンが率いるケルンWDR交響楽団。モーザー
とインキネン、今注目の2人のアンサンブルによる名演です!

98 642 ¥2080
モンサルバーチェ(1912-2002):
(1)ポエマ・コンチェルタンテ 
(2)黒人の歌(全5曲) 
1.ピアノの中のキューバ 2.ハバネラの調べで 3.短刀が自慢の伊達男 
4.黒人の子守歌 5.黒人の歌  
(3)協奏的舞曲より ア・ラ・エスパニョーラ  
(4)ピアノ小協奏曲 
ルチア・ドゥショニョヴァー(Ms)、レイチェル・バートン・パイン(Vn)、
ジェニー・リン(Pf)
セルソ・アントゥネス(指揮)、ハノーファーNDRフィルハーモニー
録音:2011年5月30日-6月3日、NDRハノーファーホール
スペイン出身の現代作曲家、黒人の歌を始め、モンサルバーチェの珠玉の作品
を収録した1枚。モンサルバーチェはカタルーニャ民謡を基調した強い民族色
のある作品で知られ、器楽曲だけでなく映画音楽やバレエ音楽など幅広いジャ
ンルで作品を残した作曲家です。今回収録された曲は、どれもモンサルバー
チェならではの壮大なオーケストレーションと民族的なリズム・装飾が大きな
魅力。ポエマ・コンチェルタンテでは世界的ヴァイオリニスト、レイチェル・
バートン・パインの妖艶かつ甘美なソロの音色を堪能できます。モンサルバー
チェの代表作ともいわれる黒人の歌を歌うのはスロヴァキアを代表するメッゾ
のドゥショニョヴァー。ドゥショニョヴァーと指揮者アントゥネスは以前もス
ペイン作曲家トゥリーナの歌曲集で共演しており、スペインものに定評がある
タッグといえましょう。ラストに収録されたピアノ小協奏曲は壮大な第1・3楽
章と叙情的な第2楽章の対比が美しい作品です。現代音楽演奏に定評のあるピ
アニスト、ジェニー・リンのソロにも注目。民族色の強い作品が好きな方はも
ちろん、ラヴェルやガーシュインが好きな方にもおすすめの1枚です!

98 569 ¥2080
シューベルト:
(1)ピアノ・ソナタ第2番 ハ長調 D.279  (2)アンダンテ ハ長調 D.29  
(3)アダージョ ト長調 D.178  (4)ピアノの小品 イ長調 D.604  
(5)アダージョ ホ長調 D.612  (6)ピアノ・ソナタ第4番 イ短調 D.537
ゲルハルト・オピッツ(P)
録音:2008年7月14~18日、ノイマルクト
巨匠オピッツによるシューベルトのピアノ作品集第7弾。今回はシューベルト
が若き頃作曲したものの中から2曲のピアノ・ソナタと小品の数々を収録。
シューベルトが15歳の時に作曲されたピアノ・ソナタ第2番は若い活気にあふ
れ、ピアノ・ソナタ第4番はピアノ・ソナタ最初の成功作とも呼ばれる作品。
シューベルトを熟知するオピッツが厳選した小作品の数々には、シューベル
トならではの魅力がぎゅっと凝縮されています。オピッツは現在2010年より
始動したシューベルト連続演奏会を行っている真っ最中。演奏会でも高い評
価を得ているオピッツならではの、芯のある重厚な響きと堅実な演奏を堪能
できる1枚です!




<新書館>
DD11 1213(DVD-Video) ¥7980
本編118分
特典映像15分
奇跡の響演
ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』
出演:東京バレエ団(振付:モーリス・ベジャール)、後藤晴雄(青年)、
吉岡美佳(若い娘)、木村和夫(友人)
『愛が私に語りかけるもの』-マーラー:交響曲第3番より第4-6楽章
出演:モーリス・ベジャール・バレエ団(振付:モーリス・ベジャール)
ジュリアン・ファヴロー(彼)、エリザベット・ロス(彼女)、藤村実穂子(Ms)、
栗友会合唱団、東京少年少女合唱隊
ストラヴィンスキー:『春の祭典』
出演:モーリス・ベジャール・バレエ団、東京バレエ団、
カテリーナ・シャルキナ(生贄)、長瀬直義(生贄)
特典映像:ズービン・メータ、ジル・ロマンのそれぞれのインタビュー(約15分)
指揮:ズービン・メータ 、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2010年11月3日、東京文化会館にて収録
あのズービン・メータ率いるイスラエル・フィルと20世紀最大の振付家と評さ
れるベジャールのバレエ作品とが夢の共演!ストラヴィンスキー、マーラーの
音楽とバレエが響き合う、まさに空前絶後のパフォーマンスを完全収録。劇場
の感動が甦る、音楽ファン、バレエ・ファン待望のDVDがついに登場です!
■「ペトルーシュカ」
1977年、ベジャールはこの操り人形の物語に精神分析的な考察を加え、現代的
意味を与えた。登場人物は青年と、恋人の娘と、友人。そこへ魔術師が現れ、
青年を鏡の宮殿へと導く。いくつもの自分が目の前に現れ混乱する青年。自己
とは何かを見失った彼は心の迷宮に入り込んでいく。
■マーラー「愛が私に語りかけるもの」
全6楽章からなるマーラーの荘大な交響曲第3番にベジャールが振付けたのは
1974年のこと。バレエでは最後の第4,5,6楽章が使用されている。第4楽章(「人
間が私に語ること」)では「彼」と「彼女」が神秘的なパ・ド・ドゥを踊り、
第5楽章(「天使たちが私に語ること」)では天上的な世界で「子ども」に魅了
される。最終楽章(「愛が私に語ること」)では「彼」は「彼女」と「子ども」
と一体となり荘大なフィナーレを迎える。
■「春の祭典」
ベジャールはストラヴィンスキーの描いたロシアの神聖な民俗儀礼のストーリ
ーから大胆に離れ、野性的で官能的な躍動する肉体の美を生々しく描いた。
その革新的かつ独創的な『春の祭典』は圧倒的な支持を集め、一躍ベジャール
の名を世界に知らしめる。20世紀のダンスシーンに大きな衝撃を与えたこの作
品は現在もなお衰えることなく、人々に衝撃を与え続けている。




<EUROARTS>
20 58878(DVD-Video) ¥2900
字幕:羅・英・独・仏
フォーレ:
パヴァーヌ Op.50
エレジー Op.24
詩篇「バビロンの流れのほとりで」
ラシーヌの雅歌 Op.11
レクィエム Op.48
チェン・レイス(S)
マティアス・ゲルネ(Br)
エリック・ピカール(Vc)
フィリップ・アイシュ(Vn)
パリ管弦楽団合唱団(スティーヴン・ベトリッジ:合唱指揮)
パリ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
録音:2011年2月10日パリ、サル・プレイエル(ライヴ・デジタル)
+[特典映像]パーヴォ・ヤルヴィ・インタビュー
2010/11年のシーズンより音楽監督に就任したパーヴォ・ヤルヴィがパリ管を
指揮して、「レクィエム」ほかフォーレの楽曲をまとめて演奏した映像作品は、
先行してリリースされたCDと収録曲は同一ですが、CDと同時期の2011年2月10日
に行われたコンサートの模様をライヴ収録したものです。
メインの「レクィエム」をはじめ、すぐれた演奏内容はCDからもすでに知られ
るところですが、やさしく美しい調べの宝庫であるはずの「レクィエム」でも、
ときにデモーニッシュなまでの緊迫感がなんとも衝撃的で、フルオーケストラ
と大編成の合唱とが織りなす、陰影豊かで重厚な音楽があらためて独特の魅力
を備えています。
なお、「レクィエム」のソリストについて、CDではカウンターテナーのジャル
スキーの起用も話題を集めましたが、ここではバイエルン国立歌劇場の「ばら
の騎士」ゾフィー役でも一躍注目され、「リゴレット」のジルダを当たり役と
するイスラエル出身のソプラノ、チェン・レイスが聴かせる清楚で染み渡る美
声がまた心に残ります。
パリ管の本拠でもある収録会場のサル・プレイエルは、オリジナルが1839年に
オープンして、当時フォーレそのひとも自作の初演を手掛けたことでも知られ、
2006年に大規模な改修工事を経て現在に至る由緒あるホール。熟成されたひび
きも素晴らしく、合唱音楽が本来持つ、やわらかく包み込むような感覚を味わ
えるということでは、サラウンド再生ではその効果も抜群といえるでしょう。




<PRAGA>
PRDDSD 250285(SACD-Hybrid) ¥2780
1-4. リムスキー=コルサコフ(1844-1908):ピアノ三重奏曲 ハ短調(1897)
5-8. アントン・アレンスキー(1861-1906):ピアノ三重奏曲 ニ短調(1894)
キンスキー・ピアノ・トリオ
録音:2011年9月
師弟関係にあったリムスキー=コルサコフとアレンスキーのピアノ三重奏曲。
聴き比べてみると、リムスキー=コルサコフの中にブラームスの影響が、ア
レンスキーの中にシューマンやメンデルスゾーン、チェイコフスキースラヴ
民謡の影響が強く出ています。この作品が作られた当時の時代精神を感ずる
ことができる一枚。
キンスキー・ピアノ・トリオは、1998年に結成されたチェコの代表的な室内
アンサンブル。全員の非常に息の合ったタイミング、美しい音色、深い音楽
的抒情性を湛えたその演奏は、ヨーロッパ全土から注目を集められています。




<ALIUD>
ACDBB 056(SACD-Hybrid) ¥2250 ※通常CD仕様に変更
1. リスト(1811-1886):3つの演奏会用練習曲より「ため息」
2. リスト:二つの演奏会用練習曲より「森のざわめき」
3. ショパン(1810-1849):2つのポロネーズより第1番 作品26-1
4. ショパン:ノクターン 作品9
5. リスト:カプリース・ワルツ 第2番
6. リスト:ロマンス
7. ショパン:幻想即興曲
8. ショパン:ノクターン 作品48-1
9. リスト:夜鳴き鶯 
10. リスト:愛の夢
11. ショパン:12の練習曲より「エオリアン・ハープ」
12. ショパン:小犬のワルツ
アンネーレン・レナエルツ(Hrp)
編曲:ヘンリエッテ・レニエー(1, 9, 10)、デ・ワイネ・フルトン(7)、
アンネーレン・レナエルツ(2, 3, 4, 5, 6, 11, 12)
録音:2010年11月
ショパンとリストによるピアノ名曲集をハープ用に編曲したもの。ピアノでは
表現することのできないハープの軽やかな温かい響きが心に沁みます。特にリ
ストの「森のざわめき」やショパンの「エオリアン・ハープ」は、まさにハー
ピストのために書かれたかのように、ハープの華麗なヴィルトゥオジティが映
えます。一押しの一枚。
アンネーレン・レナエルツはベルギー生まれ。既に23歳にしてヨーロッパ全土
で最高のハーピストと認められ、2010年12月にウィーンフィルのソロ・ハーピ
ストに任命されました。数々の国際コンクールで優勝を果たし、その深い音楽
性、色彩豊かな温かい音色、絶妙のタイミング力を高く評価されています。

ACDBH 053 ¥2250
1. ディルク・ブロッセ(1960-):戦争協奏曲
(ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団、ディルク・ブロッセ)
2. ジーン・ロウエル(1914-2005):コンチェルト
(ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団、
シルフェール・ファンデンブルーク指揮)
3. アウグスト・フェアベッセルト(1919-):二重奏曲
(ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団、
シルフェール・ファンデンブルーク指揮)
4-7. ジャン・ファン・デア・ロースト(1956):コンチェルト・ドッピオ
(ソフィア・ソロイツ室内管弦楽団)
エディ・ヴァノーストハーズ(クラリネット)
ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団、
ソフィア・ソロイツ室内管弦楽団
ブリュッセル・フィルなどでソロ・クラリネット奏者を務める傍ら、ゲント音
楽院の教授も務める名手、ヴァノーストハーズの力作。同郷ベルギー出身の作
曲家たちの作品を、厚い愛国心で聴かせます。

ACDBH 054(SACD-Hybrid) ¥2250
1. H. クワッカーナート:J.S.B.
2. H. クワッカーナート:ジャスト・ビフォー・ダウン
3. R. ロジャース、L. ハート:イット・ネヴァー・エンター・マイ・マインド
4. T. モンク:ラウンド・ミッドナイト
5. A. リード:フラット・ファイヴ・ブルーズ
6. G. クリフォード、H. バリス:アイ・サレンダー・ディアー
7. ワルツィング・マチルダ(トラディショナル)
8. H. クワッカーナート:W.A.M.
9. H. クワッカーナート:ローラ
10. A. リード:スタディー・イン・ブルー
11. J. スコフィールド:グレイ・アンド・ヴィスカレル
アンドリュー・リード・トリオ
〔ハンス・クワッカーナート(ピアノ)、エリック・ポーターマン(ドラム)、
アンドリュー・リード(ダブルベース)〕
録音:2010年2月
クラシック音楽の研鑽を積み、その理論を新しいジャズ開拓に応用したもの。
非常に洗練された和声と軽快なリズムが、ニューヨークのマンハッタンを思わ
せるような都会的雰囲気を醸し出しています。聴いているだけで心が和み、ど
こかのカフェでお茶しているよう。特に、W.A.M.はベートーヴェンのピアノソ
ナタOp. 2-3の和声に基づいており、ベートーヴェンがジャズ化するとこのよ
うになるのか!と面白い発見に出会えるでしょう。
アンドリュー・リード・トリオは、1966年に結成されました。最初のCD『ライ
ヴ・イン・デ・トゥール』で既に広く人気を集め、さらに『ウィンター・オブ
・マイ・ドリームス』で大ヒット。今やアメリカのジャズ界ではカッティング
・エッジです。





<APARTE>
AP 023(1CD+1DVD(PAL)) ¥3650
ベートーヴェン(1770-1827):
1-4. 交響曲第5番 op. 67 
5. プロメテウスの創造物 op. 43
デイヴィッド・グリマル(Vn)、レ・ディソナンス(アンサンブル)
(ボーナス映像DVD(PAL):全曲の演奏風景)
録音:2010年12月9日/ディジョン歌劇場オーディトリウム(ライヴ)
革新的なスピリッツに溢れるベートーヴェンの交響曲第5番に、レ・ディソナ
ンス率いるグリマルが挑戦。アンサンブルの中で他のパートとコミュニケー
ションを深めながら、究極の音楽を目指します。分散した社会を一つにまと
め、経済、環境など様々な問題に直面する市民を鼓舞し、その絆を深めていく
ことこそが、音楽の使命であると考えるレ・ディソナンス。彼らの音楽活動は、
路上生活者や社会的に疎外された人々の社会復帰を支援する非営利団体「Les
Margniaux」に捧げられています。また、作曲家、ソリスト、オーケストラお
よび室内管弦楽団の団員など、異なる分野で活躍する音楽家たちの相互交流、
若手のホープの支援も行い、レパートリーはいわゆるメジャーであるところの
バッハやベートーヴェンだけでなく、ブリース・ポーセットなどの現代作曲家
による作品まで及んでいます。ナイーヴから出ているリヒャルト・シュトラウ
スの『メタモルフォーゼン 23の独奏弦楽器のための習作』、シェーンベルク
の『浄められた夜』に捧ぐCDは熱狂を持って迎えられ、多くの音楽評論家から
絶大なる評価を受けました。また、ベートーヴェンの交響曲第7番とヴァイオ
リン協奏曲を収録したCDが2007年10月にリリースされた際には、テレラマ紙が
最高の評価を与えたほか、2010年のル・モンド賞のベスト・レコーディングス
部門に選ばれました。社会に働きかけていこうとする彼らの真摯な姿勢に打た
れ、フランス政府もバックアップしています。
デイヴィッド・グリマルはフランス第一線で活躍するヴァイオリニスト。パリ
国立音楽院を卒業後、アイザック・スターンやシュロモ・ミンツに学び、パリ
政治学院でも勉学に励みました。高潔な演奏姿勢、ピュアな音楽的感性を称え
られ、世界有数のオーケストラと共演を重ねてきました。また、ダルバヴィー、
ティエリー・エスケシュ、オスカー・ビアンキ、フィリップ・エルサン、アレ
クサンドル・ガスパロフなど、フランス国内外の著名な作曲家が彼のために作
品を書いており、作品初演も数多く行っています。さらに、近年リリースされ
たバッハのヴァイオリン・ソナタ全曲集(AM 181)は非常に高い評価を受け、ベ
ストランキングに入り、注目されました。
ソリストとしてのキャリアのみに甘んじることなく、様々な音楽家とのコラボ
レーションによる活動を発展させていくため、レ・ディソナンスを結成しまし
た。パリ中心部でコンサートを行い、収益は全て路上生活者などの支援に充て
ています。



<KII>
KKC 5183 ¥3000
[ambroisie]
AM 205
輸入盤・日本語解説書付
リスト:
(1)雪あらし-超絶技巧練習曲集より
(2)超絶技巧練習曲第10番ヘ短調
(3)ラ・カンパネラ
(4)オーベルマンの谷-巡礼の年第1年スイスより
(5)婚礼-巡礼の年第1年イタリアより
(6)エステ荘の噴水-巡礼の年第3年
(7)ペトラルカのソネット第123番
(8)ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死
(9)鬼火-超絶技巧練習曲集より
ニコライ・ルガンスキー(Pf)
[録音:2011年6月/ポットン・ホール(イギリス)]
ニコラーエワの秘蔵っ子として注目されたニコライ・ルガンスキーも今年39歳、
巨匠への道を着実に歩んでいます。ナイーヴ/アンブロワジー・レーベル第1弾
はリスト作品集。ルガンスキーがしばしば披露しているレパートリーながら、
まとまったアルバムとしては初めて。練習曲を4篇、巡礼の年から4篇、さらに
ワーグナーの編曲という魅力的なラインナップで、ルガンスキーの超絶的テク
ニックを目の当たりに出来ます。正統派ロシア・ピアニズムの継承者ルガンス
キーは汗一滴、顔色ひとつ変えずにぞっとするほど難しい曲を弾くうえ、良く
響く音、入り組んだ声部の明快な弾き分けなど、まさに超人的。こうした技量
を駆使したリストは衝撃的で、人間の限界を超えた凄さを感じさせます。人気
の「ラ・カンパネラ」も絶品です。

KKC 5184/85 2枚組 ¥3800
[HMF]
HMC 902113/4
輸入盤・日本語解説書付
J.S.バッハ:管弦楽組曲(全4曲)
フライブルク・バロック・オーケストラ
[録音:2011年1-2月/パウルス・ザール(フライブルク)]
2012年1月に待望の初来日公演を果たす名人集団フライブルク・バロック・オ
ーケストラ。変わることのない鮮烈なサウンド創りと、ほとばしり出るよう
な音楽への熱い思いによって、演奏の度に新たな感動をもたらし、世界中の
音楽ファンを魅了し続けてきました。幅広いレパートリーを持つ彼らが、大
きな節目を前にして、“原点回帰”のごとく録音に臨んだのは、大バッハの
傑作「管弦楽組曲」全曲。各パートがソリストのように巧く、細かい所まで
完璧、古楽オーケストラの雄の実力を示してくれます。

KKC 5186 ¥3000
[HMF]
HMC 902095
輸入盤・日本語解説書付
(1)ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲 へ長調 RV422
(2)同:チェロ協奏曲 ロ短調 RV424
(3)同:チェロ協奏曲 イ短調 RV419
(4)同:チェロとファゴットのための協奏曲 ホ短調 RV409
(5)同:協奏曲 ニ短調 RV565 -2つのヴァイオリン、チェロ、弦と通奏低音の
ための
(6)同:協奏曲 ハ長調 RV 114
(7)同:協奏曲 ト短調 RV416-2つのソロ・ヴァイオリン、オブリガート・
チェロとチェンバロのための
(8)同:「テンペのドリッラ」VR709よりシンフォニア
(9)カルダーラ:
シンフォニア第12 番 イ短調「我らの主、イエス・キリストの受難」
(10)同:シンフォニア第6番 ト短調「 苦痛を受けし聖エレナ」
ジャン=ギアン・ケラス(Vc)、
ゲオルク・カッルヴァイト(指)
ベルリン古楽アカデミー
[録音:2010年10月/テルデックス・スタジオ]
ケラスとベルリン古楽アカデミー夢の共演盤が実現しました。ケラス自身「初
めてコンサートで共演した時の電流が走ったような衝撃がホントに忘れられな
いんです」と語るほどの惚れこみようで、その共演はまさに霊感に満ち、まさ
に火花が散るよう。明るく爽やかなヴィヴァルディの音楽もケラスにぴったり
で、聴く人々に元気を与えてくれるアルバムです。

KKC 5187(SACD-Hybrid) ¥3000
[COVIELLO]
COV 21112
輸入盤・日本語解説書付
ヴィヴァルディ:
(1)四季(1726年マンチェスター手稿譜)
(2)トリオソナタOp.1の12「ラ・フォリア」
ダニエル・ゼペック(Vn、指)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
[録音:2010 年3 月、2011年3月]
アルカント・カルテットのメンバーとしても活躍するダニエル・ゼペックが、
自身コンサートマスターを務めるドイツ・カンマーフィルを指揮してヴィヴァ
ルディの人気作に挑戦しました。ゼペックは各曲に添えられたソネットの内容
を重視、ヴァイオリンで丁寧に情景描写を行い、独自の物語を語ってくれます。
さらに1726年マンチェスター手稿譜を使用しているのも興味津々。聴きなれた
版との違いも楽しめます。トリオ・ソナタ「ラ・フォリア」ではパーカッショ
ンも加え、艶めかしい世界を繰り広げています。



<Musica Rediviva>
MRSACD 103(SACD-Hybrid) ¥2180
日本語解説付
NEW FAVOURITES~新しいお気に入り
スウェーデンの現代合唱曲
1.オーケ・マルムフォシュ:月かげ(1943)
2-5. インゲマー・リードホルム:
四つの合唱曲(時の柱、海、出で立つ、それから)(1953)
6.スヴェン・エリック・ベック:鹿が渇きを覚えるように(1973)
7.スヴェン・ダヴィッド・サンドストローム:
主よ、私の祈りをお聞きください(1986)
8.ブリッタ・ビューストローム:永遠の光(2001)
9-12. スヴェン・ダヴィッド・サンドストローム:四つの愛の歌(2008)
13.カーリン・レンクィスト:炎を持つ天使(2000)
14.ラース・エリック・ラーソン:どんな鳥も高く飛びすぎることはない(1969)
15. ヤン・サンドストローム:エサイの根(1999)
16.ラース・ヨハン・ヴェルレ:オルフェウス(1990)
17.ニルス・リンドベリ:君をなぞらえようか(1989)
18.ホーカン・パルクマン:ティタニア(1996)
19.スザンヌ・ローゼンベリ:吐息2000
20.ヤン・サンドストローム:高原を吹く風によせて(2002)
21.カーリン・レンクィスト:天の国(1998)
スウェーデン室内合唱団
(5.アンナ・ヨーブラント(ソプラノ)、
13.ジェフリー・コックス(オーボエ)、カーリン・ストール(ソプラノ)、
アンダース・エヴァールズ(カウンター・テナー)
21.マリア・パルムクィスト、アンナ・シェルソン、カーリン・ストール、
アンナ・ヨーブラント)
サイモン・フィップス(指揮)
録音:2011年5月13-15日、6月18-19日、オースタード教会、スウェーデン
プロデューサー:藤本-Berger里子
スウェーデン在住の日本人女性プロデューサー藤本-Berger里子氏が立ち上げ
たレーベルMusica Redivivaより実力派合唱団、スウェーデン室内合唱団の最
新録音が発売します。この合唱団、日本ではまだまだ無名ですが、ヨーロッパ
では話題となり近年注目されている合唱団です。スウェーデン室内合唱団は
2007年に結成されました。もともと1996年より活動を開始したサイモン・フィ
ップス・ヴォーカルアンサンブルを拡張、そして統合し現在の名称となりまし
た。当合唱団は2011年10月にはEBU(The European Broadcasting Union)主催の
合唱コンクールでグランプリ、そして決勝戦に参加した各部門の中で最優秀の
グループが貰える「銀の薔薇」を勝ち取りました。また2011年11月にはスペイ
ンのトロサフェスティバルでまたもグランプリ受賞。合唱界では最高峰のコン
クールの2つの受賞はまさに快挙です。その歌声を聴けば誰もが聴き惚れてし
まう神がった歌声です。また録音も非常に優秀で、合唱ファンはもちろんのこ
とオーディオ・ファンも充分満足できる内容となっております。日本語歌詞対
訳付きです。

MRCD 021 ¥2080
日本語解説付
1. ヘルマン・コントラクトゥス(1013-1054):
我等が救世主の聖母よ、マリア聖歌
2.トゥルネーのミサ(14世紀)-キリエ
3. ライオネル・パウアー(1370-1453):グロリア
4. スカラ・ミサ曲より(12世紀)-過越し祭の6日前
5. プリマ・オーテム
6. クヌート・ニューステッド(1915-):クレド
7. ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):アヴェ・ゲネロサ
8. ウルガス写本(13-14世紀)より-サンクトゥス:
9. 讃美歌-アヴェ・マリア・ステラ
10. トーマス・パッケ(1463-1499):即興曲
11. ラス・ウルガスの写本より-アニュス・デイ
12. 讃美歌-ディグナ
スコーラ・ゴーティア
[へレーン・ステーンゴード・ラーション、ウルリケ・ハイデル、
クリスティーナ・ルンド、イヴォンヌ・カールソン]
録音:2011年6月17-19日、新エーレグリューテ教会、イェーテボリ、
スウェーデン
プロデューサー:藤本-Berger里子
スウェーデン屈指のレーベル、Musica Redivivaのもう一つの新譜は、女性四
重唱合唱団スコーラ・ゴーティアが歌うデヴァイン・ミステリーです。ス
ラ・ゴーティアは1999年にグループ結成以来スウェーデン国内で多数のコン
サートを行ってきました。レパートリーはグレゴリオ聖歌から14-15世紀の初
期ポリフォニーの世界までで、全ての曲を歴史的表記法に学び忠実に再現して
きました。中世の習慣に従って大きな譜面台一つを囲んで歌うスタイルは、お
互いの表情を絶妙にキャッチし、見事なまでのハーモニーを作り上げています。
スコーラ・ゴシティア
ウルリケ・ハイデルはドイツ、エアランゲン生まれ。音楽を学ぶためオランダ
に渡り、そこで教会音楽、オルガン、合唱ならびにオーケストラ指揮、アンサ
ンブル唱歌法を学びました。現在イェーテボリ、ハーガ教会のオルガニストと
して活躍しております。
ハンナ・ウィスカリ・グリフィス(ソプラノ・サキソフォン)はイェーテブル大
学、音楽演劇科にてサキソフォンを、ストックホルム王室音楽院にてスウェー
デンの伝統音楽を学びました。




<EUROARTS>
20 72454(Blu-ray) ¥4250
字幕:英・独・仏・伊・西
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」
エディタ・グルベローヴァ(S ルクレツィア・ボルジア)
パヴォル・ブレスリク(T ジェンナーロ)
フランコ・ヴァッサッロ(Br ドン・アルフォンソ)
アリス・クート(Ms マッフィオ・オルジーニ)
スティーヴン・ヒュームズ(Bs グベッタ)ほか
バイエルン国立管弦楽団
バイエルン国立歌劇場合唱団
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
演出:クリストフ・ロイ
装置:ヘンリク・アール
衣装:バーバラ・ドジーン
監督:ブライアン・ラージ
収録:2009年7月1,6日,ミュンヘン、国立劇場(ライヴ)
・特典映像:ドキュメンタリー「グルベローヴァ-ベル・カントの芸術」
ベルカントの女王、エディタ・グルベローヴァが満を持して臨んだドニゼッ
ティの傑作「ルクレツィア・ボルジア」。このたびブルーレイ1枚に収められ
コンパクトになって、現行の2枚組DVDよりプライスダウンしてのリリースと
なります。
グルベローヴァの歌う「ルクレツィア・ボルジア」では、近年、精力的に取り
組んで評判を取っていることを反映して、Nightingaleからも2010年にケルンで
行われた別プロダクションによるCDもリリースされていますが、ここでも巧み
な役作りで、さすがというほかない、圧倒的な存在感をみせつけています。
さらにド・ビリーの手堅い指揮と、ジェンナーロを演じる若手のブレスリクが
アクセントとなって、当舞台をいっそう魅力的なものとすることに貢献してい
ました。




<Alba>
ABCD 326(SACD-Hybrid) ¥1980
伝説 2- トイヴォ・クーラ作品集
(1)海の賛歌 Op11-2(マデトヤ 編)
(2)祝祭行進曲《ラプア行進曲》Op.5-合唱と金管アンサンブル版
(3)こだまを揺らすOp.11-6
(4)弔いの歌 Op.11-5
(5)祝祭カンタータ《イソキュロ・カンタータ》(1904)
(6)わが子をトゥオネラに Op.11-4
(7)調べ Op.29b-1
(8)ヌイヤミエスト行進曲 Op.28-4a
(9)祝祭行進曲《ラプア行進曲》Op.5 -合唱と管弦楽版
カテドラリス・アボエンシス合唱団、ティモ・レヘトヴァーラ(合唱指揮)、
エサ・ルートゥネン(Br)、
マルック・ヒエタハルユ(Org)、パシ・ヘリン(Pf)、
ライネ・アンプヤ(指)衛兵金管アンサンブル、
ペトリ・サカリ(指)トゥルク・フィル
初めて録音で紹介される曲が魅力のひとつ、トイヴォ・クーラ(1883-1918)の
作品集『伝説』。第1集(ABCD264)につづく2作目のアルバムでは、トゥルクに
本拠を置くカテドラリス・アボエンシス合唱団の歌を中心にプログラムが組ま
れました。この合唱団の創設は1982年。技術をもったアマチュア歌手を集め、
フィンランドの旧都トゥルクの大聖堂にちなみ命名されました。大聖堂の典礼
に参加するほか、トゥルク・フィルと共演を重ね、フィンランド放送交響楽団、
ヘルシンキ・フィル、タピオラ・シンフォニエッタをはじめとするオーケスト
ラのコンサートに出し、フランスのロレーヌ国立管とも共演。2008年秋に就任
したティモ・レヘトヴァーラ(1965-)が音楽監督を務めます。『伝説 2』に収
録された初録音曲は3曲です。演奏がむずかしいことで悪名高い混声合唱のた
めの原曲をマデトヤが混声合唱と管弦楽用に編曲した《海の賛歌》、フォシュ
マンの詩による〈ものみな滅ぶ〉と『詩編118番』をテクストとする〈今日こ
そ主の御業の日〉の2曲からなる《祝祭カンタータ》(作品番号なし)、そして
《祝祭行進曲》。《ラプア行進曲》の別名をもつ《祝祭行進曲》は、合唱と金
管アンサンブル、合唱と管弦楽の2つの版が演奏されています。

ABCD 330(SACD-Hybrid) ¥1980
ペリマンニの春
(1)ホルスト:セントポール組曲 Op.29-1
(2)ラウタヴァーラ:ペリマンニたちOp.1
(3)ラーション:民謡の夜(1941)
(4)ラングストレム:スペルマンの春(1943)
(5)ペール・ヘンリク・ノルドグレン:田舎の昔の情景 Op. 139(2006)
(6)ヴェイネル:ディヴェルティメント第1番 Op.20
(7)トビアス(トゥビン編曲):夜曲(1902 arr.1939)
ユハ・カンガス(指)
オストロボスニア室内管弦楽団
民俗音楽に素材や題材を求めた作品は、民俗音楽にそのルーツをもつオストロ
ボスニア室内管弦楽団と芸術監督ユハ・カンガスの重要なレパートリーのひと
つです。ノルドグレン、ブルッフ、バルトーク、サッリネン、ラウタヴァーラ、
グリーグ、ヤルカネンの曲による第1作『ペリマンニの肖像』(ABCD205)につづ
く2作目の「肖像画集」は『ペリマンニの春』と題され、イギリスのホルスト、
フィンランドのラウタヴァーラとノルドグレン、スウェーデンのラーションと
ラングストレム、ハンガリーのヴェイネル、エストニアのトビアスの「芸術音
楽とともに息づく民俗の調べ」が紹介されます。ピアノのための曲を作曲者自
身がオーケストレーションしたラウタヴァーラの《ペリマンニたち》は、1973
年の初演以後、フィンランドをはじめ各国の弦楽オーケストラのレパートリー
としてすっかり定着しました。オストロボスニア室内管弦楽団がこの作品を録
音するのは、これが2度目です。ノルドグレンの《田舎の昔の情景》は、《ペ
リマンニの肖像》と同様、ペリマンニが弾いた民俗音楽を弦楽とハープのため
に自由に編曲した5曲の作品。これが初録音です。

ABCD 332 ¥1980
ヴィルトゥーゾ・チェロ
(1)パガニーニ:モーゼ幻想曲
(2)ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
(3)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
(4)ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラ
(5)モンティ:チャールダーシュ
(6)バッツィーニ:妖精の踊り
(7)サラサーテ:カルメン幻想曲
セーリ・トイヴィ(Vc)、カッレ・トイヴィオ(Pf)
ヴァイオリンのためのヴィルトゥーゾ曲をチェロで演奏する。フィンランドの
美人チェリスト、セーリ・トイヴィオの『ヴィルトゥーゾ・チェロ』は、独奏
者、室内楽奏者として国内外で活動する彼女がコンサートのプログラムにしば
しば取り上げる技巧的な作品を集めたアルバムです。トイヴィオは、ロンドン
の王立音楽アカデミーとヘルシンキのシベリウス・アカデミーでチェロ演奏の
ディプロマを取得し、18世紀以後のチェロの左手技法発展を研究した論文によ
り、2009年、シベリウス・アカデミーの博士号を得ています。17世紀から今日

ABCD 334(SACD-Hybrid) ¥1980
セッポ・ポホヨラ:弦楽四重奏曲集
(1)弦楽四重奏曲第1番(1990-91) 
(2)第2番(1995) 
(3)第3番(2000) 
(4)第4番(2006)
カムスSQ【テルヒ・パルダニウス、ユッカ・ウンタマラ(Vn)、
ユッシ・トゥフカネン(Va)、ペトヤ・カイヌライネン(Vc)】
クセナキスに似て荒々しく、リゲティ風のあふれんばかりの音場をもった第1番
の弦楽四重奏曲で成功を収め、フィンランドの若い世代を代表する作曲家のひ
とりと認められたセッポ・ポホヨラ(1965-)がこれまでに作曲した4曲の四重奏
曲が初めて録音で紹介されます。3楽章の演奏時間が5分48秒と簡潔な、モダニ
スト期の第1番に対し、もっと伝統的なテクスチュアとより豊かな響きと和声
をもち、明快なリズムもみられる第2番……いっそうの磨きをかけ、均一な響
きを意識したという、軽く陽気でスケルツォ風、ユーモラスとさえ言える気分
に貫かれた第3番。演奏時間約33分と4曲のうちもっとも長い第4番は、その劇
的構造と多彩な変化をみせるテクスチュアが作曲家カイパイネンから評価され、
「フィンランド弦楽四重奏曲の画期的な一作」の賛辞を贈られたといわれる
作品です。カムスSQは、2002年、シベリウス・アカデミーのフレッシュマン
4人により結成されました。レパートリーは60曲を超し、積極的にコンサート
活動をつづけています。




<Dynamic>
CDS 707 ¥1950
コロンナ:ラウダーテ・ドミヌム
ペルティ:12声のミサ曲
ミケーレ・ヴァンネッリ(指)
コロール・テンポリス・ヴォーカル・アンサンブル,
カッペッラ・ムジカーレ・ディ・サン・ペトローニオ,
コレギウム・ムジクム・アルマエ・マトリス室内合唱団
録音:2006年、ボローニャ
ジャコモ・アントーニオ・ペルティ(1661-1756)は、17世紀末から18世紀前半
にかけてボローニャで活躍した作曲家。モーツァルト少年を指導したことで知
られるマルティーニ神父の師匠にあたります。ペルティはボローニャのサン・
ペトローニオ教会でおよそ60年の長きに渡って活動しました。12声のミサ曲は、
1687年、ペルティがまだ20代半ばだった頃の作品。3群の合唱を駆使した音楽
からは、ペルティの卓越した作曲技量が伝わってきます。なお冒頭には、ジョ
ヴァンニ・パオロ・コロンナ(1637-1695)作のラウダーテ・ドミヌムを置いて
います。
楽譜校訂を行ったミケーレ・ヴァンネッリが指揮を執り、3団体合同のオーケ
ストラ、合唱団が万全の演奏を聞かせてくれます。

CDS 704 ¥1350
“イタリア・オペラのアリア”
ロッシーニ:「デメトリオとポリービオ」から
クリスティーネ・ウェイディンガー(S リジンガ)
サラ・ミンガルド(Ms シヴェーノ)
マッシミリアーノ・カッラーロ(指)
グラーツ交響楽団
録音:1992年7月27日、マルティーナ・フランカ
ドニゼッティ:「ピーア・デ・トロメイ」から
パトリツィア・チョーフィ(S ピーア)
ラウラ・ポルヴェレッリ(Ms ロドリーゴ)
パオロ・アッリヴァベーニ(指)
フェニーチェ歌劇場管弦楽団
録音:2005年4月、ヴェネツィア
ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」から
パトリツィア・チョーフィ(S ジュリエッタ)
ルチアーノ・アコチェッラ(指)
イタリア国際管弦楽団
録音:2005年8月、マルティーナ・フランカ
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」から
ミカエラ・カロージ(S アドリアーナ・ルクヴルール)
マルセロ・アルヴァレス(T マウリツィオ)
レナート・パルンボ(指)トリノ・レージョ劇場管弦楽団
録音:2009年7月、トリノ
ヴェルディ:「アッティラ」から
フェルッチョ・フルラネット(Bs アッティラ)
ディミトラ・テオドッシュウ(S オダベッラ)
カルロ・ヴェントレ(T フォレスト)
ドナート・レンゼッティ(指)
トリエステ・ジュゼッペ・ヴェルディ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:2000年11月、トリエステ
ヴェルディ:「エルナーニ」から
スーザン・ネヴィス(S) マルコ・ベルティ(T)
カルロ・グエルフィ(Br ドン・カルロ)
ジャコモ・プレスティア(Bs シルヴァ)
アントネッロ・アッレマンディ(指)
パルマ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団
録音:2005年6月、パルマ
Dynamicが録音した様々なオペラ全曲録音からの名場面集。いずれも話題になっ
たものばかりで、歌手や指揮者も一流揃い。比較的珍しいオペラが中心となっ
ているので、「オペラマニア入門」に打ってつけです。


=デリーツィエ・ムジカーリ=
DM 8025 ¥880
フンメル:ピアノ作品集
幻想曲 Op.18
7つのハンガリー舞曲 Op.23
ピアノ・ソナタ Op.20
変奏曲 Op.21
ジュリアーナ・コルニ(P)
録音:1998年、ヴェローナ
S 2023。ヨハン・ネポムク・フンメル(1778-1837)は、生前は大ピアニストと
しても活躍した、ウィーン古典派末期の大物でした。残した作品は膨大ですが、
有名なトランペット協奏曲を除くと、録音が広く出回るようになったのは最近
のこと。このDynamicのCDは、そうしたフンメルのリバイバルの最先端を走る
ものでした。収録されているのはすべて1805年から1807年にかけての作品。幻
想曲 Op.18は、1805年の作品。第3楽章のラルゲット・エ・カンタービレはショ
パンの先駆とすらいえそうなもの。民謡を用いたハンガリー舞曲 Op.23もほぼ
同時期の作品。ピアノ・ソナタ Op.20は1807年の作品。この時期のフンメルを
代表する名曲です。変奏曲 Op.21は1806年の作品。
ジュリアーナ・コルニは、ジェノヴァのパガニーニ音楽院を修了、さらにウィ
ーン、ザルツブルクで学んだピアニスト。このフンメルのピアノ作品集は、
発売時話題となったものでした。




<harmonia mundi>
HMW 906101 ¥2450
スラヴ・オペラのヒーローたち
(1)チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」より「あなたの手紙は」
(2)同:「イオランタ」より「奴は何と言った」
(3)ラフマニノフ:「アレコ」よりカヴァティーナ「月は高く輝く」
(4)スメタナ:「悪魔の壁」より「ただ一人の美しい女の顔が」
(5)モニューシコ:
「ハルカ」よりヤヌシュのアリア「おそらく、溜息のような風が」
(6)チャイコフスキー:「マゼッパ」より「ああ、マリア、マリア!」
(7)ドヴォルザーク:「いらずら百姓」より王子のアリア
(8)モニューシコ:
「幽霊屋敷」よりミェチニクのアリア「わたしの彼女のうちの誰が」
(9)リムスキー=コルサコフ:「サトコ」よりヴェネツァの客人の歌
(10)チャイコフスキー:
「エフゲニー・オネーギン」より「あれがあのタチヤナ?」
(11)モニューシコ:「貴人に二言なし」より「太陽を輝かせて」
(12)ボロディン:「イーゴリ公」より「眠りも安らぎもなく」
(13)シマノフスキ:「ロジェ王」よりアポロへの賛歌
マリウシュ・クヴィエチェン(Br)、
ウカシュ・ボローヴィチ(指)
ポーランド放送響
[録音:2009年9月、2011年1月/ポーランド放送ヴィトルド・ルトスワフスキ・
コンサートホール]
今や同郷のテノール、ピョートル・ベチャワと並び、メトをはじめ世界のオペ
ラハウスを席巻の感のあるポーランド人バリトンのマリウシュ・クヴィエチェ
ン。待望の初ソロ・アルバムの登場です。それも彼の故郷ポーランド作品に加
え、隣国で言語的にも近いチェコとロシアの名作オペラ・アリアを集めていま
す。1972年生まれ、ワルシャワのショパン音楽アカデミーで学び、1993年にク
ラクフ歌劇場でパーセルの「ディドとエネアス」のエネアス役でデビュー。
1999年にヤナーチェクの「カーチャ・カバノヴァー」のクリギン役でメト・デ
ビュー、2003年には「ラ・ボエーム」のマルチェッロ役で注目されました。今
年2011年のメト来日公演のマルチェッロも好演でした。来年には新国で予定さ
れている「ドン・ジョヴァンニ」が今から話題となっているイチ押しアーチス
トとなっています。
クヴィエチェンの魅力は驚くべき声量の豊かさとやや陰のある美声。さらに役
者顔負けの演技力と切れ味のいい立ち振る舞いの美しさにあると言えます。今
回のアルバムではポーランドを代表するオペラ作曲家モニューシコのアリアが
聴けるのも嬉しさの極み。ポーランド本国でのショパンと並ぶ人気が納得でき
る美しさで、クヴィエチェンは自由闊達、母国ものならではの自信に満ち、ツ
ボを押さえた歌唱で鳥肌が立つほど感動させられます。同様にシマノフスキの
「ロジェ王」も数ある録音の中の白眉。さらにロシア語によるチャイコフスキ
ー、ラフマニノフ、リムスキー=コルサコフも絶品。まさにスラヴ・オペラの
主人公たちの魅力を最大限にひきだしています。
ハルモニア・ムンディ・イギリス制作CDの記念すべき第1号。力こぶの入った
ボルテージの高さにご期待下さい。

HMC 902105 ¥2450
アルバン・ベルク:ヴァイオリン協奏曲(ある天使の思い出に)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/スリーピング・ビューティ
(Stradivarius, 1704))
クラウディオ・アバド(指揮)、モーツァルト管弦楽団
録音:2010年11月/ボローニャ(Auditorio Manzoni)
近年ひときわ輝きを増しているヴァイオリニスト、イザベル・ファウストの最
新盤は、満を持しての2度目のベートーヴェン、そして、初登場となるアルバ
ン・ベルクという充実のプログラム。クラウディオ・アバドが、是非に、と申
し出るかたちで実現したレコーディングです。アバドとオケが全身全霊でファ
ウストの音楽を支えているのがよく感じられ、ベルクの協奏曲では、爛熟した
ハーモニーをオケが醸す上で、ファウストが変幻自在な音で飛翔します。ファ
ウスト独特のタッチが生みだす美しい高音には思わず息をのむほどです。ベー
トーヴェンでも、何度も聴いたことがあるはずの第1主題から、なんとも神々
しい響き。第2楽章の天国的な美しい音色はショッキングですらあります。終
楽章の活き活きと、そして愛らしさも漂う表情はファウストならでは。カデン
ツァは、ベートーヴェンがこのヴァイオリン協奏曲をピアノ用に編曲した際に、
ベートーヴェン自身が書いたものに基づいています。ヴァイオリン界の新女王、
という一言だけでは表現しきれない音楽と魅力的な表情、そして衝撃的に美し
い音。ファウストとアバド、モーツァルト管が、神に許された人にしか立ち入
ることのできない領域の音楽を展開しています。


HMX 2928223 ¥1650
ハルモニア・ムンディ・クリスマス・エディション
-スペシャル・コンピレーションCD
(1)グルーベル:「きよしこの夜」 
(2)シュッツ:「今日こそ主なるキリストの生まれた日」SWV439 
(3)シャルパンティエ:クリスマス牧歌劇 
(4)コレッリ:
合奏協奏曲第8番ト短調「クリスマス」よりVivace -Allegro-Largo(Pastorale)
(5)ベルリオーズ:オラトリオ「キリストの幼時」op.25 
(6)スコットランド民謡「The Reel of Tullochgorum」 
(7)ヘンリ8世:「青々と育ちしヒイラギは」 
(8)アメリカ民謡「もろびとこぞりて」 
(9)ホルスト:「冬のさなかに」 
(10)イギリス民謡「新年の贈り物(グリーンスリーブス)」 
(11)ダカン:「南仏のクリスマス」ト長調 
(12)クリスマス・ミサ曲よりキリエ 
J.S.バッハ:(13)教会カンタータ「新たに生れし御子」BMV.122(全6曲) 
(14)ウェイド:「来たれ友よ」 
(15)ダカン:「クリスマス」
(1)・(15)ウーヴェ・グロノスタイ(指揮)、RIAS室内合唱団、
(2)ルネ・ヤーコプス(指揮)、コンチェルト・ヴォカーレ、
(3)ウィリアム・クリスティ(指)、レザール・フロリサン
(4)キアラ・バンキーニ、イェスパー・クリステンセン(指揮)、
アンサンブル415
(5)フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)シャンゼリゼ・オーケストラ 
(6)アンドルー・ローレンス=キング(Hrp)
(7)アノニマス4 (10)ポール・ヒリアー(指揮)、シアター・オブ・ヴォイス 
(11)ルネ・サオルジャン(Org.)
(12)マルセル・ペレス(指揮)、アンサンブル・オルガヌム 
(13)フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)、コレギウム・ヴォカーレ
録音:1976年~2002年
ハルモニア・ムンディから発売されたクリスマス曲集10タイトルより、名演・
名曲を厳選して収録した1枚。各タイトルの聴きどころばかりが集められてお
り、クリスマスにまつわる名曲を一度に堪能できます。この1枚でも十分聴き
応えがありますが、リブレットには各CDのインフォメーションが入っているの
で、このCDをきっかけに気に入ったCDを購入することも出来ます!

HMX 2927099 ¥1650
中世のキャロルとモテット
1.アンティフォナHodie Christus Natus Est
2.モテットO Nobilis Nativitas/O Mira Dei/O Decus Virgineum/Apparuit
3.アンティフォナLux de Luce 4.讃美歌Alleluya: A Nywe Werke
5.賛歌Verbum Supernum Prodiens 6.モテットBalaam de Quo Vaticinans
7.讃美歌Ave Maria 8.歌曲Gabriel, Fram Heven-King
9.讃美歌Lullaby: I Saw a Swete Semly Syght
10.モテットProlis Eterne Genitor/Psallat Mater Gracie
11.賛歌Vox Clara, Ecce, Intonat 12.ロンデルスDe Supernis Sedibus
13.アンティフォナOmnes de Saba
14.モテットPuellare Gremium/Purissima Mater
15.讃美歌Lullay, Lullay: Als I Lay on Yoolis Night
16.レスポンソリウムTria Sunt Munera
17.モテットOrto Sole Serene/Origo Viri/Virga Iesse
18.歌曲Peperit Virgo 19.讃美歌Ecce Quod Natura
20.賛歌Solis Ortus Cardine
21.讃美歌Ther Is No Rose of Swych Vertu
22.アンティフォナVidentes Stellam
23.讃美歌Nowel, Owt of Your Slepe Aryse
アノニマス4
録音:1992年11月23~25日、ボストン
アノニマス4がクリスマスにおくる美しい中世聖歌曲集。13世紀-15世紀までの
イギリス中世音楽の中から、クリスマスにまつわる歌やモテット、キャロルが
収録されています。素朴ながらも深い魅力を湛えた聖歌の響きは、現代の我々
に馴染み深いクリスマス・キャロルとは異なるもの。派手なコーラスも荘厳な
伴奏もありませんが、心の奥深くまでじんわりと沁み渡る優しい音楽に心温ま
ることでしょう。アノニマス4の透明感あふれる美しい歌声にじっくりと浸る
おすすめの1枚です。

HMX 2921928 2枚組 ¥2080
ヘンデル:「メサイア」全曲(1750年版)
シャスティン・アヴェモ(S) パトリシア・バードン(A) 
ローレンス・ザゾ(CT) コビー・ヴァン・レンズブルク(T)
ニール・デイヴィス(Bs) 
ルネ・ヤーコプス(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ, クレア・カレッジ合唱団
録音:2006年1月、フライデルク、パウルスザークにて
名指揮者ルネ・ヤーコプスがついにヘンデル屈指の傑作「メサイア」を全曲収
録。1750年版を用いており、当時の上演形態に忠実なソリスト5人編成での演
奏です。近年大きな注目を集めるソプラノ歌手アヴェモやバロック音楽界で幅
広く活躍するバス歌手デイヴィスを始めとする豪華ソリスト達の共演にも注目。
テンポの緩急や音の強弱のコントラストは比較的強めですが、情熱的な中にも
緻密にアンサンブルを組み上げる知的な演奏は圧巻の一言。鮮烈的な演奏で知
られるヤーコプスらしい、圧巻の名演です!

HMX 2927325 ¥1650
「ウォルクム・ユール」-ケルトとイギリスのキャロル集
イギリスのクリスマス・キャロル:
「目覚めよ、朗らかな歌声に加われ」「ヒイラギとツタ(ア・カペラ)」
「三隻の船を見た(クリスマスの朝)」「チェリー・トゥリー・キャロル」
「乾杯の歌」
ケルト民謡:
「よき人々は皆」「聖母マリアの7つの喜び」「子守歌」
「寒い冬の日に」「エジプトへの脱出」「見よ、何よりも美しい朝を」他 
ヘンリ8世:「青々と育ちしヒイラギは」
ブリテン:「新年のキャロル」 
タヴナー:「子羊」
R.R.ベネット:「子守歌」, 
バーゴン:「神にして人?」, 
作曲者不詳(17C):「スコッツ・リルト」
アノニマス4, アンドルー・ローレンス=キング(Hrp)
録音:2003年3月21~25日、カリフォルニア
アイルランドやスコットランドの民謡とイギリスのクリスマス・キャロルを
同時に収録した注目のCD。ケルトの響きあふれる民謡から、20世紀イギリス
音楽の前衛的な響きまで幅広く楽しめる1枚となっています。「ユール」とは
ケルト暦の冬至を意味し、冬至に行っていた祭のことを指します。現在でも
北欧ではクリスマスのことをユールと呼ぶことがあるとのこと。全体的に穏
やかで澄んだ曲調の作品が多く、アノニマス4による透明感あふれるア・カペ
ラと美しいハーモニーに心癒されることでしょう。ローレンス=キングによ
るハープの流麗な伴奏がアノニマス4の繊細な歌声と見事にマッチし、神秘的
な響きを生み出しています。

HMX 2921310 ¥1650
シュッツ:
(1)クリスマス物語(キリスト生誕の喜ばしき物語) SWV435 
(2)小教会コンチェルト集第2集 Op.9から めでたしマリア SWV333,
天は滴を落とし SWV322,ヨセフ・汝ダビデの子よ SWV323,
今日こそキリストの生まれた日SWV315,
(3)主なるキリストの生まれた日SWV439
マリア・クリスティーナ・キール(S)、ゲルト・テュルク(T)他、
ルネ・ヤーコプス(指)、コンチェルト・ヴォカーレ
録音:1989年9月、ゼーヴェン(スイス)
バロック音楽界を代表する名指揮者ヤーコプスによるシュッツのクリスマス曲
集。現在では指揮者として有名なヤーコプスですが、以前はカウンターテナー
復興の立役者と言われるほどの名歌手でもありました。ヤーコプス自身がカウ
ンターテナーを担当したシュッツのクライネ・ガイストリッヒェ・コンツェル
ト集(HMA 1951097)は今でも彼の代表的録音として名を馳せています。本CDで
は指揮者としてシュッツの作品に挑んだヤーコプスですが、その表現力は変わ
らず素晴らしいもの。紙芝居のように聖夜の情景がひとつひとつ歌われていく
クリスマス物語は、しみじみと心に沁み渡るような優しい響きにあふれていま
す。ヤーコプスのもとで研鑽を積み、今やバロック声楽界をリードする歌手の
1人と謳われるようになったキールを始めとする、名歌手らの共演も魅力の1枚
です。

HMX 2927410 ¥1650
A NEW JOY
1.Bell-ringing At St. Alexander Cathedral
ケドロフ(1871-1940):2.Our Father
ペルト(b.1935):3.Rejoice O Virgin
カスタルスキ(1856-1926):4.Verses Before the Six Psalms No.2
5.Sheperds Of Bethlehem(ロシアの讃美歌)
バルヴィンスキ(1888-1926):6.Oh, What A Wonder!(ウクライナの讃美歌)
カスタルスキ:7.Today The Virgin Gives Birth
8.Verses Before the Six Psalms No.1
ステチェンコ(1882-1922):9.The Angels Exclaimed(ウクライナの讃美歌)
10. A New Joy(ウクライナの讃美歌)
ヤチネヴィチ(1869-1945):
11.Bells Rang Early in Jerusalem(ウクライナの讃美歌)
カスタルスキ:12. When Augustus Ruled Alone Upon Earth
レオントヴィッチ:13.A Song Of Good Cheer(ウクライナの讃美歌)
ステチェンコ:14.Throughout The World(ウクライナの讃美歌)
チャイコフスキー(1840-1893):15. The Legend
イスヴェコフ(1874-1937): Christ Is Born 16.Bells・Ode 1
17.Ode 3 18.Ode 4 19.Ode 5 20.Ode 6 21.Ode 7 22.Ode 8
23.Refrain Before Ode 9 24 Ode 9
カスタルスキ:25.God Is With Us
26. Blessed Is The Man(キエフ聖歌)
ポール・ヒリアー(指)エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
録音:2006年1-2月、エストニア
ロシア、ウクライナ、エストニア出身の作曲家達によるクリスマス音楽が収録
されたCD。イエス・キリストの生誕を祝う歓喜に満ちた作品が集められていま
す。明るく活気に満ちた讃美歌から、瞑想に浸る静かな作品まで、東欧の伝統
的な響きを堪能できる1枚です。演奏するのはヒリアー率いるエストニア・
フィルハーモニック室内合唱団。これまで東欧作曲家の作品の演奏・収録に
意欲的に取り組んできた名門です。高い評価を受ける力強くも美しいアンサン
ブルで、神秘的な響きにあふれる作品の数々を見事に歌いあげます!

HMX 2971082 ¥1650
シャルパンティエ:
(1)クリスマス牧歌劇 (2)オラトリオ「クリスマスの歌」
ウィリアム・クリスティ(指)、レザール・フロリサン
録音:1981年5月、アルマンド教会(パリ)
ウィリアム・クリスティによる、シャルパンティエのクリスマス牧歌劇とオラ
トリオ。クリスティはレザール・フロリサンと共にフランス・バロック音楽の
演奏に積極的に取り組み、とりわけ声楽やオペラの復興に多大な貢献を残して
きた古楽界の立役者。このCDに収録されているのはレザール・フロリサンが結
成されて間もない1981年の録音です。センセーショナルを巻き起こした頃の斬
新な演奏を、当時のクオリティそのままに堪能できます。現在もなおこの時代
のクリスティの演奏には根強いファンがいますが、それも納得のシャルパン
ティエはリュリと並んで17世紀フランスを代表する音楽家。数多くの作品の中
でもとりわけ教会音楽が有名で、今回収録された牧歌劇とオラトリオにもシャ
ルパンティエの魅力が存分に詰まっています。シャルパンティエの柔らかくも
芯のある優雅な曲調にぴったりな気品あふれるクリスティの演奏は、まさに聖
夜を祝うにふさわしい演奏といえましょう!

HMX 2921480 ¥1650
(1)入祭文 Parvulus natus est nobis
カンプラ:(2) Kyrie el?ison (3)Gloria in excelsis Deo
(4)昇階唱 Recordatus est Domine (5)アレルヤ唱 Verbum caro factus est
(6)続誦 Votis Pater annuity
(7)奉献唱 Hostias et oblations (8)序文
(9)カンプラ:Sanctus (10)聖体の秘跡のモテット O salutaris Hostia
(11)カンプラ:Agnus Dei
(12)聖体拝領:In hoc apparuit caritas Dei
ドラランド:(13) Ite missa est (14)Deo gratias
(15)後奏曲
マルセル・ペレス(Org,指揮)、アンサンブル・オルガヌム
録音:1993年6月~7月
17世紀から18世紀、パリのクリスマス・ミサで歌われていた単旋律聖歌を集
めた1枚。カンプラやドラランドなど、この時代の教会音楽を代表する音楽家
たちの名曲が収録されています。マルセル・ペレスは教会音楽の再発見と復興
に尽力してきた音楽家。本CDにおいてもただクリスマス聖歌を集めて収録する
のではなく、当時行われていたクリスマス・ミサの形式にのっとったこだわり
のプログラムとなっています。ペレスが演奏するウーダンのオルガンは18世紀、
パリを代表する楽器製造業者によって制作され、現代に当時の音色を残す貴重
なオルガン。アンサンブル・オルガヌムの美しい歌声とオルガンの荘厳な響き
を堪能しながら当時のミサに思いを馳せる1枚です。

HMX 2927418 ¥1650
予言
ウィンチェスターのトロープス:(1)Christe redemptor (2)Quem Iohannes
(3)Alleluia V.Dies sanctificatus
アキテーヌのオルガヌム:(4)O primus homo corruit (5)Lux refulgent
元旦
作曲者不明:(6)Annus renascitor (7)De quan qu’on peut
(8)ランタン:Tout mon d?sir  
(9)デュファイ: Ce jour de l’an
讃美歌
作曲者不明:(10)Clangat tuba (11)Ave rex angelorum
(12)Eya, martyr Stephane
モテット集
(13)クレメンス・ノン・パパ:Voix in Rama
(14)作曲者不明: Lullay, lullow : I saw a swete semely sight
(15)コンペール:O admirabile commercium
(16)クレメンス・ノン・パパ:Pastores loquebantur
クリスマス
(17)ビュノワ:Noel, noel, noel
ブルメル:(18)Noe, noe, noe (19)Nato canunt omnia
オルランド・コンソート
録音:2005年11月、セント・メアリー教区教会
中世音楽界を代表する演奏団体、オルランド・コンソートによる中世聖歌集。
11世紀-16世紀、クリスマスから新年にかけて歌われていた聖歌が収録されて
います。収録曲は内容ごとにまとめられており、瞑想にひたるオルガヌムから
歓喜にわくクリスマスの聖歌まで、各まとまりごとに異なる雰囲気を堪能でき
ます。5世紀にわたる幅広い時代をカバーしているので、中世聖歌の響きの変
遷を楽しむこともできましょう。これまで数々の名演を残し、日本でも高い
評価を受けているオルランド・コンソートの美しい歌声が遺憾なく発揮され
た名盤です。

HMX 2928199 ¥1650
クリスマス・オルガン-サヴォア教会の鐘の音-
(1)サヴォワ公城の教会の鐘楽 (2)ダカン:南仏のクリスマス(ト長調) 
(3)ツィポーリ:パストラーレ (4)J.S.バッハ:パストラーレBWV590 
(5)バルバストル:イエスがお生まれになった時、ヨセフは幸せな結婚をした
 他全16曲
ルネ・サオルジャン(Org.)
録音:1976年-1980年
J.S.バッハをはじめ、18世紀に活躍したオルガニスト達が作曲したクリスマス
のパストラーレ集。スコット・ロスの師でもある名手ルネ・サオルジャンによ
る演奏です。30年以上前にレコードとして発売されて以来、市場から姿を消し
てしまっていた名盤をCD化しました。ツィポーリはイギリス後期バロックを代
表するオルガニストで、ダカンとバルバストルはラモーとほぼ同時代を活躍し
たフランスのオルガニストたち。救い主イエス・キリストの誕生を最初に知ら
された羊飼いたちの喜びが表現された「パストラーレ」は、穏やかな響きに満
ちたもの。クリスマスのミサで鳴り響く荘厳な音色とは一味違った、優しい音
色に心温まります。録音されてから30年以上経っているとは思えないほどの
クオリティで、南仏の町タンドとサヴォワ公城のオルガンの荘厳かつ繊細な音
色を楽しむことができます。CDの最初にはヨーロッパ随一といわれるサヴォワ
公教会の鐘楽も収録されています!

HMX 2927495 ¥1650
キャンドルライトによるキャロル-アドヴェント、クリスマスのための音楽
(1)聖歌「Creator alme siderum」
(2)ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):天上からの信実 
(3)バード:大地の樹 (4)C.ウッド(1866-1926):主よ、見てください 
(5)J.S.バッハ:いざ来たれ、異邦人の救い主よBWV 659(オルガン・ソロ) 
(6)パレストリーナ:私は遠くから見る 
(7)パレストリーナ:トラーテ・チェリ 
(8)J.ステイナー(1840-1901):山から見る景色のなんと美しいことか 
(9)ヘルモア(1811-1890):いざ来たれ、いざ来たれ、エマニュエルよ 
(10)ブリテン:聖母のための賛歌 
(11)ヴォーン・ウィリアムズ:祝福されし神の子  
(12)In dulci jubilo 
(13)ブクステフーデ:暁の明星のなんと美しいことかBuxWV223 
(14)Of the father's heart begotten 
(15)ゲレーロ(1528-1599):Pastores loquebantur 
(16)G.アイブス編:幼子イエスの子守歌 (17)レーガー:マリアの歌 
(18)G.アイブス:いと甘き歌 (19)ワーロック:ベネディカムス・ドミノ 
(20)J.S.バッハ:
いと高きところにいます神のみに栄光あれBWV 662(オルガン・ソロ) 
W.マタイ:クリスマス 
J.ガードナー:トゥモロー・シャル・ビー・マイ・ダイシング・デイ! 
メンデルスゾーン:あめにはさかえ
ビル・アイヴズ(指)
オックスフォード大学マグダレナ・カレッジ合唱団,
マーティン・フォード(org.)
録音:2008年7月、オックスフォード大学マグダレナ・カレッジにて
オックスフォード大学マグダレナ・カレッジ合唱団による待降節(アドヴェン
ト)と、クリスマスのための聖歌集。イエス・キリストの降誕の準備期間とさ
れる待降節の聖歌は瞑想に浸る厳かな雰囲気に満ちています。一方、クリスマ
スに歌われる讃美歌は救い主の生誕を喜ぶ輝かしいもの。その対比の美しさも
さることながら、マーティン・フォード演奏する厳かなオルガン・ソロ曲も挿
入され、全体的に荘厳な響きを堪能できるCDとなっています。オックスフォー
ド大学マグダレナ・カレッジ合唱団の耳に心地よい流麗な歌声も大きな魅力。
クリスマスの前には特におすすめの名盤です。




<Dynamic>
CDS 715/1-9 9枚組 ¥5800
アッカルド大集成
CD 1
パガニーニ:
(1)「バルカバ」による60の変奏曲
(2)「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による変奏曲
(3)祈りのソナタ
(4)ロッシーニの「タンクレディ」による変奏曲
CD 2
(1)ショーソン:ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲
(2)サン=サーンス:ヴァイオリンソナタ第1番ニ短調Op.75
CD 3
ドヴォルザーク:
(1)弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.77
(2)弦楽三重奏曲ハ長調Op.74
CD 4
ドヴォルザーク:
(1)ピアノ五重奏曲イ長調Op.81
(2)4つのロマンティックな小品Op.75
CD 5
(1)ヴェルディ:弦楽四重奏曲ホ短調
(2)ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調
CD 6
(1)ヒナステラ:ヴァイオリン協奏曲
(2)バルトーク:ヴァイオリンソナタ
CD 7
パガニーニの愛器1743年製グァルネリ・デル・ジュズを弾く
(1)タルティーニ(フランチェスカッティ編):コレッリの主題による変奏曲
(2)ミルシテイン:パガニーニアーナ/(3)スーク:愛の歌Op.7の1
(4)サラサーテ:序奏とタランテラ
(5)ショパン(サラサーテ編):ノクターンOp.9の2
(6)ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第7番
(7)エルガー:気まぐれ女
(8)モシュコフスキ(サラサーテ編):ギターレOp.45の2
(9)ファリャ(コハンスキ編):パントマイム-恋は魔術師より
(10)クロール:バンジョーとフィドル
(11)ショスタコーヴィチ(ツィガーノフ編):前奏曲第10、15番
(12)ラヴェル:ハバネラ形式による小品
(13)ベンジャミン:ジャマイカ・ルンバ/(14)フバイ:そよ風Op.30の5
(15)ドビュッシー:月の光
(16)パガニーニ(シマノフスキ編):カプリス第20、21、24番
CD 8
(1)パガニーニ:ヴァイオリンとファゴットのための3つのデュエット
(2)ロッシーニ:パガニーニによせてひと言
(3)パガニーニ:カンタービレ
CD 9
ロッラ:ヴァイオリンとヴィオラのための3つのデュエットOp.15
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、
マルガレート・バチェル、イダ・レヴィン(Vn)、
トビー・ホフマン、ルイージ・アルベルト・ビアンキ(Va)、
ピーター・ウィレー(Vc)、フランコ・ペトラッキ(Db)、
クラウディオ・ゴネッラ(Fg)、ブルーノ・カニーノ、ノエル・リー(Pf)
今年70歳を迎えたイタリアの巨匠サルヴァトーレ・アッカルド。それを祝い、
彼がイタリアのDynamicレーベルに録音した秘宝が9枚組でセット発売となりま
した。アッカルドといえばパガニーニのスペシャリストで、技巧誇示型ヴィル
トゥオーゾと思われがちですが、室内楽を愛し、親しい仲間たちと見事なアン
サンブルを楽しみつつ披露する顔も持っています。
ショーソンとサン=サーンスのソナタと協奏曲は、ピアノのカニーノの名演も
あいまって絶品。ショーソン特有の退廃的な官能性は薄いものの、アッカルド
のはかなき美音が涙を誘います。ヒナステラとバルトークでの溢れるエネルギ
ーにも驚かされます。さらに絶品なのがパガニーニの愛器1743年製グァルネリ
・デル・ジュズで奏でた小品集。意外にマニアックな選曲で、大半の作品が往
年の大ヴァイオリニストの手の入っているのも特徴。パガニーニゆかりの作品
も、ミルシテインの超難曲「パガニーニアーナ」や、ポーランドの大作曲家シ
マノフスキがパガニーニの無伴奏カプリスに凝ったピアノ伴奏を付けたものな
ど興味津々。また、パガニーニの珍品「ファゴットとヴァイオリンのデュオ」
や、晩年のロッシーニがパガニーニを思い出して作ったヴァイオリンとピアノ
のための「パガニーニによせてひと言」など、単に珍しいだけでなく、さすが
イタリア人作曲家ならではの美しい歌に満ちていて、聴き惚れていまいます。




<Audite>
AU 97536 ¥2250
(1)シューマン:幻想小曲集 Op.73
(2)ドビュッシー:クラリネットのための第1狂詩曲
(3)サン=サーンス:クラリネット・ソナタ変ホ長調 Op.167 
(4)プーランク:クラリネット・ソナタ
(5)アーノルド:クラリネットとピアノのためのソナチネ Op.29
アーサー・キャンベル(Cl)、ヘレン・マルレー(Pf)
録音:2005年6月12~15日、2011年14~15日、ロルストン・リサイタルホール
(カナダ)
クラリネット界注目の名手アーサー・キャンベルが、シューマンやドビュッシ
ーをはじめとする珠玉のクラリネット・ソナタ集を収録。数多のクラリネット
・ソナタの中でも名曲と謳われる曲の数々を一度に堪能できる、聴き応えたっ
ぷりな1枚です。どの曲も難易度が高く、自他ともにヴィルトゥオーゾと認め
られるキャンベルの卓越した演奏技術を堪能できるプログラムといえましょう。
共演者のマルレーはキャンベルと共に世界各地で演奏活動を行ってきたパート
ナー。シューマンやドビュッシーのロマンあふれる響きから、ジャズに影響を
受けたアーノルドらしい軽快な響きまで、クラリネットの多彩な魅力が存分に
詰まった1枚です。




<naive>
V 5252 ¥2280
(1)チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64
(2)ショスタコーヴィチ:祝典序曲Op.96
トゥガン・ソヒエフ(指)
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
録音:2010年7月/ラ・アル・オ・グレン(トゥールーズ)
2009年の来日公演でも披露されて、聴いた人々を熱狂させたソヒエフとトゥー
ルーズ・キャピトル管のチャイコフスキーの5番が登場します。その翌年のセッ
ション録音ではありますが、これは確かに凄い! ムーシンとテミルカーノフ
の弟子のソヒエフは、いわゆるペテルブルグ派指揮者ながら、5番の解釈はむし
ろスヴェトラーノフにソックリで、ことに1990年の伝説的な東京ライヴを強く
思い出させます。
特徴的なのは、第1楽章と第4楽章の主部に入ってからのテンポの速さで、いき
おい聴く者をぐいぐい引っ張っていきます。分厚い音、抜群のリズム感とメリ
ハリのきいたフレージング、巨大な盛り上がりは、フランスのオーケストラな
がら久々にソ連時代のモスクワ派チャイ5を聴く感があり、感涙にむせぶひと
ときを与えてくれます。カップリングのショスタコーヴィチは屈折のない爆演
で、オケを盛大に鳴らしているのが流石。フランスのオーケストラならではの
金管の美しさも際立ち、ショスタコーヴィチのオーケストレーションの見事さ
を最大限に発揮させています。ソヒエフ恐るべし。




<Orfeo>
ORFEO 828112 2枚組 ¥2450
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲集
(1)第1番ニ短調 BWV1052
(2)第2番ホ短調BWV1052
(3)第3番ニ長調BWV1054
(4)第4番イ長調BWV1055
(5)第5番ヘ短調BWV1056
(6)第6番ヘ長調BWV1057
(7)第7番ト短調BWV1058
コンスタンチン・リフシッツ(Pf)、シュトゥットガルト室内管弦楽団
聴く人の度肝を抜いた「音楽の捧げもの」「フーガの技法」に続くオルフェオ
・レーベルのリフシッツのバッハは待望のピアノ協奏曲集。7篇あるピアノ
(チェンバロ)協奏曲は、すべて元来は他楽器用に書かれたものですが、4作は
オリジナルが何の楽器か判明していません。リフシッツも時にチェンバロ、時
にオーボエ・ダモーレ、またある時はヴァイオリンを感じることを認めていて、
それをリフシッツならではの種々のタッチとだ模倣テクニックを駆使して実現、
さらに作品全体に活気を与えています。リフシッツは古楽的な考証を研究した
うえで、最新の感性と奏法で再現していて説得力満点。カンタービレな歌い回
しはモーツァルトを先取りしているかのようにさえ聴こえ、非常に新鮮。ミュ
ンヒンガーの手兵だったシュトゥットガルト室内管が絶妙に支えています。




<naive>
V 5265 ¥2280
メンデルスゾーン:
(1)「我らに平和と恩恵をお与えください」(1831) 
(2)オラトリオ「キリスト」(未完)全2部(1846-47) 
(3)カンタータ「おお、血潮したたる主のみかしら 
O haupt voll blut und wunden」(1830) 
(4)カンタータ「高き天より、われは来たり Vom himmel hoch」(1830)
サンドリーヌ・ピオー(S)、マルクス・ブッター(B)、
ロベルト・ゲッチェル(T)、
ロランス・エキルベイ(指揮)、
アクサンチュス、アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ
録音:2011年、6月11日、ノートルダム・デュ・リバン教会(パリ)
アクサンチュス&エキルベイコンビ待望の最新盤。今回収録されたのは、晩年
のメンデルスゾーンが「エリヤ」の次に手掛け、彼の最後のオラトリオとなっ
た作品「キリスト」。全3部の予定でありましたが、激務の過労と姉の死によ
る心労で未完の作品となってしまいました。キリスト降誕と題された第1部は
ソプラノの美しいレシタティーヴォから始まり、東方三賢者との会話が繰り広
げられます。稀代のソプラノ歌手ピオーの透明感あふれる声はまさに天使のよ
う。荘厳なコラールの余韻をしっとりと残して終わる第1部から一変、第2部で
はピラトと民衆の場面がテノールと合唱による劇的な音楽に冒頭から圧倒され
ます。未完でも十分なほどの魅力があるオラトリオ、第3部では一体どのよう
な音楽が展開される予定であったのか…存在しない最終部へと想いを馳せる余
韻に満ちた作品です。今回は残された2部を全て収録しただけでなく、第3部
「キリスト復活」への展開を想起させるような他のカンタータ作品も合わせて
収録。
エキルベイ率いるアクサンチュス合唱団の表現力は本CDでも健在。ピオーとの
共演として好評発売中のフォーレのレクイエム(V 5137)にも劣らぬ名演といえ
るのではないでしょうか。ピオーらをはじめとする名歌手達によるソロはもち
ろん、メンデルスゾーンならではの表現豊かな器楽伴奏も聴きどころのおすす
め盤です。




<日本伝統文化振興財団>
Audio Meister レーベル XRCD
―NHK交響楽団85周年―
年末第9の真打ち企画
前代未聞!豪華装丁!高音質!
NHK交響楽団第9大集成!
第1弾は70年代クロニクル
音質も万全!新たにオリジナルアナログテープをNHK職員立ち合いでビクター
中央林間スタジオにてトランスファーののちXRCD化!

XRCG 30011/8(XRCD) 8枚組 ¥29400
限定盤
NHK交響楽団によるベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」1970年代編
[Disc1]
1973年、ウォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
(NHKホール こけら落とし演奏会)、
A.トモワ・シントウ(S)、荒道子(A)、H.ウィンクラー(Tn)、
R.ヘルマン(Br)、東京芸大(コーラス)、録音:NHKホール
[Disc2]
1973年、ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)、
中沢桂(S)、春日成子(A)、丹羽勝海(Tn)、岡村喬生、国立音大(コーラス)、
録音:NHKホール
[Disc3]
1974年、オトマール・スイトナー(指揮)、
河原洋子(S)、伊原直子(A)、田口興輔(Tn)、岡村喬生(Br)、
国立音大(コーラス)、録音:NHKホール
[Disc4]
1975年、ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)、
松本美和子(S)、春日成子(A)、ウィリアム・ウー(呉文修)(Tn)、
木村俊光(Br)、国立音大(コーラス)、録音:NHKホール
[Disc5]
1976年、フェルディナント・ライトナー(指揮)、
エヴァ・ジェポルトヴァー(S)、ヴィエーラ・ソークポヴァー(A)、
ヴィレーム・プジビル(Tn)、カレル・ベルマン(Br)
国立音大(コーラス)、NHKホール
[Disc6]
1977年、ホルスト・シュタイン(指揮)
中沢桂(S)、伊原直子(A)、田口興輔(Tn)、木村俊光(Br)、
国立音大(コーラス)、録音:NHKホール
[Disc7]
1978年、オトマール・スイトナー(指揮)、
曽我榮子(S)、伊原直子(A)、小林一男(Tn)、木村俊光(Br)、
国立音大(コーラス)、録音:NHKホール
[Disc8]
1979年、イルジー・ビェロフラーヴェク(指揮)、
曽我榮子(S)、辻宥子(A)、小林一男(Tn)、木村俊光(Br)、
国立音大(コーラス)、録音:NHKホール
定期的に第9の録音がこれほどまでに残されているオーケストラは世界的にみ
てもNHK交響楽団くらいと思われます。しかも、その指揮者陣は今から思えば
大変な水準でありました。当企画によって第9の奥深さ演奏芸術の面白さに新
たに開眼させられることうけあいです。また、来年末には第2弾の80年代クロ
ニクルが発売予定で年1回づつのリリースとなります。




<LABORIE>
LC 11 2枚組 ¥2080
フェリシアン・ダヴィド(1810-1876):五重奏曲集「四季」より抜粋
CD1:(1)「春」より 第2の夕べ、第3の夕べ、第6の夕べ 
(2)「夏」より 第3の夕べ、第5の夕べ、第1の夕べ 
CD2:(1)「秋」より 第5の夕べ、第4の夕べ、第6の夕べ 
(2)「冬」より 第3の夕べ、第5の夕べ、第6の夕べ
アンサンブル・バロック・ド・リモージュ
録音:(1)2010年4月、ショパン音楽院(パリ)、
(2)2010年6月、ラ・ボリ・アン・リムーザン(フランス)、
(3)2010年9月、ポール・ロワイヤル・デ・シャン修道院(パリ)
(4)2010年12月、ラ・ボリ・アン・リムーザン(フランス)
ダヴィドはパリ音楽院に学び、中東旅行の経験から東洋的エキゾティシズムの
作品を多く残したことで知られる作曲家。ベルリオーズとほぼ同時期を生き、
生前は標題音楽作曲家として名を馳せました。「四季 les Quatre saisons」
は24曲からなる五重奏曲集で、1季節ごとに6つの五重奏曲が入っています。
本CDでは各季節から3曲ずつ抜粋し、全12曲を収録しました。19世紀パリのサ
ロン向けに書かれたというこれらの作品は、軽やかなリズムの中にも気品あふ
れる優雅さに満ちたもの。清々しい高音域の伸びやかなメロディと、深みのあ
るシックな低音域の響きの美しさが絶妙です。
アンサンブル・バロック・ド・リモージュは世界的バロック音楽演奏団体のひ
とつ。バロック音楽を中心としつつも、17世紀から19世紀まで幅広いレパート
リーを持っています。今回も卓越した演奏技術とアンサンブルでダヴィドの
「四季」の世界を多彩な音色で魅せてくれます。今回の収録はガッド弦使用、
a=435hzで行われました。また、録音時期を見ればお分かりのように、抜粋し
た各曲は各表題の季節に収録されており、演奏者達のこだわりが感じられます。
弦楽器の甘美な音色と、どこか異国情緒を感じさせる民族的なリズムが生み出
す独特のハーモニーを是非ご堪能ください!




<Anima RECORDS>
ANM1 10900001 ¥2350
(日本語解説付)
(1)ストラヴィンスキー:イタリア組曲(全六曲) 
(2)ブロッホ:「パール・シェム」より 第2曲 「ニーグン(即興)」 
(3)ヒンデミット:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ op31の2(全4楽章) 
(4)シェーンベルク:幻想曲 op.47 
(5)ラヴェル:ツィガーヌ(原曲版)
ノア・ベンディックス=バルグレイ(Vn)、保都玲子(Pf)
録音:2011年3-5日
2011年パリのヴィブラルテ国際コンクールで堂々の優勝を飾り、今最も注目さ
れる新進気鋭のヴァイオリニスト、ベンディックス=バルグレイが待望の新盤
をリリース!同年5月より名門ピッツバーグ交響楽団のコンサートマスターに
選ばれ、今後ますますの活躍が期待されるヴァイオリニストです。
本CDは『20世紀初頭音楽の旅』というタイトル通り、第一次大戦から1950年に
かけてヨーロッパ各地で作曲された作品が収録したもの。伝統的な音楽の継承
か、新しい音楽の創造か――大きな岐路に立たされた20世紀初頭の作曲家たち
は、激動の時代の中で果敢に各々の道を切り開いていきました。独特の和声法
で魅せるストラヴィンスキー、ヒンデミット、プロコフィエフ、十二音技法で
新たな表現を開拓したシェーンベルク、自国の伝統の外に活路を見出したブロ
ッホ、ラヴェル…本CDでは同時期に作曲された作品が収録されており、各作曲
家独特のスタイルや響きを聴き比べることができます。どの曲も難易度が高く、
ベンディックス=バルグレイの卓越した演奏技術も存分に堪能できます。シュ
トゥックハウゼン・プレーヤーとしてフランス・ドイツを中心に活躍する保都
玲子の伴奏に乗せ、生き生きとした演奏を見せてくれます。(日本語解説付)




<Ligia Digital>
LIDI 0101236 ¥2250
「由紀夫のためのソナタ」
C.P.E.バッハ:チェンバロ・ソナタ集
(1)6つのソナタ続編 第4番 ニ短調 Wq 51/4 
(2)ソナタ ハ短調 Wq 65/31 (3)ソナタ ト短調 Wq 65/17
(4)ソナタ ト長調 Wq 65/22 (5)ソナタ ニ短調 Wq 69
ジョスリーヌ・キュイエ(ハープシコード)
録音:2011年2月、シャトー・デュ・ペ(フランス)
2009年のフォル・ジュルネに来日し、日本でも注目を集めているクラヴサン
奏者ジョスリーヌ・キュイエ。これまでにバッハ一族、とりわけC.P.E.バッ
ハの演奏・録音に積極的に取り組み、この作曲家の再興に尽力してきました。
彼女が新盤の収録曲として選んだのはC.P.E.バッハのチェンバロ・ソナタ集。
しかし、その曲目よりもまず気になるのは「由紀夫のためのソナタ」という
ユニークなタイトルでしょう。三島由紀夫とC.P.E.バッハ?という疑問はご
もっとも。というのも、このCDはC.P.E.バッハの音楽と三島由紀夫の文学作
品「春の雪」との間に共通点を見出したキュイエが、小説のストーリーにバッ
クミュージックを当てるかのごとく構成したユニークなプログラムとなって
いるのです。リブレットには各曲目の下に小説の一場面の引用文が挿入され
ており、キュイエがどの場面を連想して演奏しているのかもわかります。キュ
イエがどういった部分に共通点を感じ、どのように表現したのか…クラシック
ファンとしてだけでなく、日本人としても聴き応えのある1枚といえましょう!





<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2071 ¥2250
限定盤
(1)ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」
(2)メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調 作品90「イタリア」
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、NBC交響楽団
録音:(1)1953年2月2日、(2)1954年2月28日、カーネギーホール
使用音源:(1) RCA(U.S.A.)TC 7 オープンリールテープ、19センチ、2トラック)
(2)RCA(Grmany)AT 101(LP)
■制作者より
ドヴォルザークの「新世界より」はRCA初期のオリジナル・モノラルの2トラッ
ク・オープンリールを復刻の素材としました。いつも通り、わずかな微調整を
除き、オリジナルの音を可能な限り忠実に再現しました。一方の「イタリア」
はテープでの発売実績がないのでLPからの復刻となります。当初はRCAの初出
LP、LM-1851を数種類入手して試してみましたが、思うような結果を得られま
せんでした。その後、試行錯誤をし、再生状態の良好なドイツRCA(1970年頃発
売)のLPを復刻の素材として使用しました。
■解説書の内容
1956年の『プレイバック』誌に掲載された岡俊雄著「その後のトスカニーニ」
をご遺族の許諾を得て転載しました。内容は引退後のトスカニーニの生活を追
ったものです。その当時、トスカニーニ邸にはトスカニーニ自身の演奏を収め
たテープが大量に運び込まれ、トスカニーニがそれらを日々聴いて、発売可能
かどうかの判断を行っていたようです。あまり知られていない、非常に興味深
いものです。(以上、平林 直哉)




<DOREMI>
DHR 7980 ¥2080
MONO
エミール・ギレリス・レガシー Vol.9
(1)ショパン:24の前奏曲 Op.28 [1953年1月26日レニングラード・ライヴ]
(2)シューベルト:
ピアノソナタ第14番イ短調D.784[1963年3月15日モスクワ音楽院ライヴ]
(3)シューベルト(カバレフスキー編):
幻想曲ヘ短調 D.940[1962年10月12日モスクワ・ライヴ]
エミール・ギレリス(Pf)、
キリル・コンドラシン(指)モスクワ・フィル(3)
またまたギレリス・ファン狂喜のアルバムが登場します。ありそうで何故かな
かったショパンの前奏曲全曲は1953年1月26日のライヴという唯一の音源で、
初CD化。淡々と弾いているようでありながら、隙のない構築力と、曖昧さの微
塵もない造形力が凄すぎます。ライヴながら完璧な出来で、数あるこの曲の名
盤のなかでも光り輝いています。
しかし、このディスクの注目点は、シューベルト最晩年の名作、ピアノ連弾
のための幻想曲ヘ短調を、旧ソ連の大作曲家カバレフスキーが1961年にピアノ
とオーケストラ用に編曲したもので、珍品マニアの間で伝説となっている作品
を収めていること。ギレリスとコンドラシンという超豪華演奏陣で聴くことが
できるのは贅沢の極み。ピアノ連弾作品の最高傑作に位置付けられるこの曲を、
カバレフスキーは彼一流のピアニズムでピアノ独奏とオーケストラに整理し、
さらにカデンツァまで書き加え、見事な協奏曲に仕立て上げました。一部和声
を20世紀の作曲家ならではの半音階的なものに変えているのも注目。曲が崩れ
る寸前の危うい美しさが、シューベルト最晩年の死の匂いと合わさり、何とも
いえぬ危険な芸術となっています。ギレリスの演奏も素晴らしく、原曲よりも
魅力的にさえ聴こえます。これまで入手困難で、問い合わせの多かった作品で
すが、ようやくカタログ化されます。

DHR 6011/3 3枚組 ¥6240
STEREO
カール・チェルニー:再発見された天才
(1)弦楽四重奏曲ホ短調/同ニ短調
(2)弦楽五重奏のための2つのフガートOp.177
(3)ピアノ四重奏曲ハ短調 Op.148
(4)大三重奏曲イ長調 Op.166
(5)序曲ハ短調/同ホ長調
(6)オッフェルトリウム「われらが主を祝福せよ」Op.737
(7)協奏的大セレナード ホ短調Op.126
(8)6手連弾のためのベッリーニの主題による華麗な変奏曲Op.297
(9)5つの歌曲【乙女の嘆き/同盟/秘密/魔王/小川のほとりでの夢想】
(ドイツ語)
(10)練習曲嬰ハ短調Op.399の10
セント・ローレンスSQ(1)‐(3)、エリカ・ローム(Vn)(2)(4)、
アントン・クエルティ(Pf)(3)(8)、
ステファヌ・ルムラン(Pf)(4)(7)(9)、トーマス・ウィーベ(Vc)(4)(7)、
レナード・ラツラフ(指)
エドモントン交響楽団(5)(6)、
アンドレ・モワサン(Cl)(7)、ジェラード・オンチュル(Hrn)(7)、
ヤーラ・タール、アンドレアス・グロートホイゼン(Pf)(8)、
ベンジャミン・バターフィールド(Ten)(9)、
ウォニー・ソン(Pf)(10)
録音:2002年6月13-16日/第1回チェルニーの世界音楽祭ライヴ(エドモントン、
カナダ)
これは興味深いアルバム。ピアノの練習曲で悪名高いチェルニーの、他ジャン
ルの作品に日を当てたチェルニーの世界音楽祭をライヴ収録。この催しはウィ
ーン出身のカナダのピアニスト、アントン・クエルティの発案で実現したもの。
ピアノ・デュオでおなじみのタールとグロートホイゼンなどの大物も参加して
います。
チェルニーは無味乾燥な練習曲を量産したイメージがありますが、ベートー
ヴェンの愛弟子でリストの師という尊敬されたひとかどの芸術家でした。彼は
始終作曲していて、残された作品は膨大な数に及び、そこには交響曲や宗教曲
などの大作もあります。しかしそれらはほとんど忘却の彼方へと追いやられ、
最近でもフルートやホルンの作品をとりあげる演奏家も現れてきてはいますが、
未開拓の分野となっています。ここでは草稿のまま眠る室内楽や管弦楽曲、歌
曲を蘇演させていますが、予想以上に立派な曲の連続に驚愕。弦楽四重奏曲や
管弦楽序曲はシリアスな曲調で、ベートーヴェンを思わせます。また、ピアノ
四重奏や三重奏での各楽器の効果的書法、ドイツ語歌曲でのシューベルトを思
わす味わいなど、知られていないのが不思議なものばかり。チェルニーの先入
観を一新させてくれます。




<Integral>
INTEG 221177 ¥2080
シューマン:
1-4. ソナタ第3番 イ短調 WoO 27
5-8. ソナタ第2番 ニ短調 Op. 121
9-11. ソナタ第1番 イ短調 Op.105
ジャン・ジャック・カントロフ(ヴァイオリン)、
ピエール・アラン・ヴォロンダット(ピアノ)
録音:2010年
シューマンの名曲ヴァイオリン・ソナタをお届けします。それぞれ作られた時
代によって全く様相が違い、モーツァルト的なバロックの要素や、ベートー
ヴェンのクロイツェルに非常に似た冒頭からの展開など、シューマンの生きた
時代精神を様々に体現しています。
この中でも、第3番はシューマンだけではなく、アルベルト・ディートリッヒ
やブラームスとの合作で、一度クララによって破棄されたものの、後に初演の
スコアを基に復活させられた不朽の名作です。
ジャン・ジャック・カントロフは、1945年カンヌ生まれ。カール・フレッシュ
国際コンクールやパガニーニ国際コンクールなど、数々の権威あるコンクール
に優勝を果たし、今や世界的ヴァイオリニストの第一人者です。ヴァイオリン
だけではなく、指揮や後進の指導などにも活動を広げています。フランス人で
ありながら、そのドイツ・ロマン派の演奏には定評があります。




<SKARBO>
DSK 4117 ¥2080
1-2. アンリ・トマジ(1901-1971):ミレイユの墓、コルシカの小さき騎士
3. ジャック・イベール(1890-1962):パストラル
4. ミヨー(1892-1974):音楽練習
5. ジョルジュ・オリック(1899-1983):スケルツォ
6. プーランク(1899-1963):田園詩
7. アルベール・ルーセル(1869-1937):パイプ
8. アンリ・マルテッリ(1895-1980):メロディー
・・・他
ジャン=ルイ・ボーマディエ(ピッコロ)、
ジャスク・レイノート(ピアノ)他多数
ピッコロのための傑作曲集。田園詩というタイトルだけあり、牧歌的なとても
穏やかで可愛らしい曲が満載です。カフェのBGMなどに最適。おいしいケーキと
お茶を頂きながら、この心地よい音楽に傾ける至福の時です。タンバリンなど
の珍しいパーカッションも聴けます。
ジャン=ルイ・ボーマディエは、マルセイユ音楽院、パリ国立音楽院で名教授
達の下に学び、ピッコロの活躍度を上げるべく、世界に名だたる指揮者との共
演、特に日本でのサイトウ記念オーケストラとの共演に意欲的に重ねており、
日本では絶大なる支持を得ております。澄んで生き生きした音色、軽快なリズ
ム、豊かな表情が彼の持ち味です。

DSK 4105 2枚組 ¥4160
CD1
ドビュッシー(1862-1918):シランクス
サンサーンス(1835-1921):ヴァイオリンとハープのための幻想曲 イ長調
ドビュッシー:ビリティスの歌
ドビュッシー:月の光
ラヴェル(1875-1937):三重奏曲
CD2
サンサーンス:白鳥
ドビュッシー:フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ
サティ(1866-1925):ジムノペディ
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
フォーレ(1845-1924):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
アルベール・ルーセル(1869-1937):セレナーデ Op. 30
(朗読つき)
ジェーン・ピーターズ(vn)、ジーン・クリストファー・ファララ(fl)、
エレーヌ・ヴァンサン(朗読)他多数
録音:2010年2月9日
主にフランスのノルマンディー地方を主題としたピッサロ、モネなどの代表作
(シリーズがCDブックレットに掲載されています)に沿って、朗読と共にドビュ
ッシーやフォーレなどの音楽が奏でられます。朗読と共に絵の主題が移ろいで
いき、まるで展覧会を行くような気分になります。フランス語の美しさと、印
象派音楽、それにノルマンディーの風景を同時に楽しむことができる贅沢な
一枚です。オペラドゥルーアンオートノルマンディーから選りすぐりの音楽家
たち、朗読にはフランスで最も有名な女優である、エレーヌ・ヴァンサンが至
福の一時を与えてくれます。




<EA RECORDS>
EA 1106 ¥2080
1-3. モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲 K364 変ロ長調
4-6. イグナーツ・プレイエル(1757-1831):
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲 Op. 28 変ロ長調
ナタリー・シャボ(ヴァイオリン)、ミシェル・ミシャラカコス(ヴィオラ)
ドナタス・カトクス(指揮)、ヴィリニュス聖クリストファー室内管弦楽団
録音:2007年11月18日
ヴァイオリンとヴィオラ、そしてオーケストラのコラボレーションによる協奏
曲集。華やかに上昇するヴァイオリン、静かに深い世界へ向かうヴィオラとい
う2つの楽器の性格がお互いに対比しながらも、絶妙に息の合ったハーモニー
を響かせています。華やかながらも必ずどこかに陰影を帯びたモーツァルトの
芸術性、思わず中世バレエを思い浮かべてしまいそうな、陽気で軽快なプレイ
エルの詩情は、バロックを代表するもの。ヴィリニュス聖クリストファー室内
管弦楽団の弦の美しい響きにも注目です。
ナタリー・シャボはリヨン音楽院、パリ国立音楽院、さらにジュリアード音楽
院で研鑽を積み、フランス国立管弦楽団に所属する傍ら、バロックから現代音
楽まで幅広いレパートリーを視野におさめた室内楽にも意欲的に取り組んでい
ます。フランスの音楽番組では定期的に取り上げられており、フランスを代表
するベテランヴァイオリニストとして絶大なる人気を博しています。同じく、
ミシェル・ミシャラカコスもフランス国立管弦楽団の元ヴィオリストで、現在
はソリストとして世界各地の音楽祭に招かれ、名門オーケストラと共演をして
います。ヴィオラ特有の渋みに加え、温かな音色の響きが特徴。シャボのヴァ
イオリンに絶妙なタイミングで呼応しています。




<idaleaudience>
30 78944(Blu-ray) ¥4250
字幕(ボーナス):英仏独
ショパン:
(1)ピアノ協奏曲第1番ホ短調
(2)同第2番ヘ短調
ギャリック・オールソン(Pf)、
アントニ・ヴィト(指)ワルシャワ・フィル
[録音:2009年/ワルシャワ・フィルハーモニー]
+ボーナス:「ショパンの芸術」
(ジェラール・カイヤー監督、出演ギャリック・オールソン、
ベラ・ダヴィドヴィチ、エフゲニー・キーシン、
ピョートル・アンデルシェフスキ、ユジャ・ワン)
2010年8月にDVD発売した名盤のブルーレイ盤化。ショパン生誕200年を記念し
て制作された映像で、ドキュメンタリーとコンサートのライヴ映像からなりま
す。ドキュメンタリーにはキーシン、アンデルシェフスキ、ユジャ・ワン、
ギャリック・オールソン、ベラ・ダヴィドヴィチら大物ピアニストが出演。
またアルトゥール・ルービンシュタインのお宝映像や、アルゲリッチ、ツィ
メルマン、キーシンらの若かりし頃の映像とショパンに対する彼らの感性を
示しています。
コンサート映像は1970年ショパン国際ピアノコンクールの覇者ギャリック・
オールソンがショパンの2篇のピアノ協奏曲をワルシャワ・フィルと共演。
ますます高画質となり、ショパンの芸術を存分に堪能できます。





<EUROARTS>
20 58678(DVD-Video) ¥2900
オリジナル言語:英語
字幕:独仏西
クラウディオ・アラウ80歳誕生日リサイタル
(1)ベートーヴェン:ピアノソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
(2)同:ピアノソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
(3)ドビュッシー:水の反映
(4)リスト:エステ荘の噴水
(5)同:バラード第2番ロ短調
(6)ショパン:スケルツォ第1番ロ短調Op.20
クラウディオ・アラウ(Pf)
監督:ピーター・ローゼン
[収録:1983年2月6日/エイヴリー・フィッシャー・ホール(ニューヨーク)]
20世紀最大の巨匠ピアニストのひとりクラウディオ・アラウが80歳の誕生日
にニューヨークで行ったリサイタルの映像。アラウの映像をDVD化したシグナ
チャー・パフォーマンス・シリーズの第4巻で完結篇。かつてフィリップスか
らレーザーディスクで発売されていましたが、長らく入手困難となっていま
した。アラウの演奏は枯淡の芸というべき滋味あふれるもので、一音一音が
しみじみと心に沁みます。正座して拝聴したい、あたかも高僧の法話を聴く
ようなありがたい気持ちになれる超俗的芸術と申せましょう。リストの作品
での技巧もしっかりしていて、巨匠の技を披露してくれます。




<ALIA VOX>
AVSA 9888(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥4750
「我らが海」
[CD 1]
1「一株のヘンルーダを」[モロッコ]
2「サルタレッロ」(聖母マリアの頌歌集 カンティガ)[スペイン]
3「時間の歌」[ヘブライ]
4「カガウスキ」(カヴァル、モリスカと打楽器)[トルコ]
5「アマジグの子守唄」(歌とウード)[モロッコ]
6「1時に私は生まれ」[セファラード]
7「ウスクダル」[トルコ]
8「トルコ艦隊は」[セファラード]
9「ラモレデル」[レバノン]
10「天空の星々」[セファラード]
11「アンゲリ、クルディ・ペシュレフ」[ギリシャ]
12「われらが主なる神」[セファラード]
13セリム3世:ペセンディーデ「サズ・セマーイー」(1800)[オスマン・トルコ]
14ヘブライ語の子守唄「眠れ、眠れ、私のかわいい娘」[エルサレム]
[CD 2]
1「カーヌーン・インプロ(ハカン)」[トルコ]
2「門の入口に」[イスラエル]
3「セント・ヘレナにて」[セファラード]
4「アンダルシアの子守唄」[アンダルシア]
5「とても早起きな王様は」(器楽曲)[セファラード]
6「幸福の音楽」[モロッコ]
7エスタンピータ(笛、打楽器)[イタリア]
8子守唄「眠りなさい、私の赤ちゃん」[ギリシャ]
9「鳥の歌」(器楽曲)[カタロニア]
10「祈り」[イスラエル]
11タクシームとマカーム「ラースト・ムラッサ」[トルコ]
12「三大元素、アレフ(気、1)、メム(水、40)、シン(火、300)
(「創造(形成)の書」よりカバラ的文章)」[セファラード]
13「導入曲とブルガリアの舞曲」[ブルガリア]
14「我らが海を見つめ(鳥の歌)」(即興)[地中海]
1-12ジョルディ・サヴァール(指)、エスペリオンXXI、
1-1,5,12,14, 2-4,8,12 モンセラート・フィゲーラス(Vo)
1-1,3,9,14, 2-2,6,10 リオル・エルマレフ(Vo)、
1-7 ギュルソイ・ディンチェル(Vo)、1-12, 2-7 ピエール・アモン(笛)、
1-5 ドリス・エル・マロウニ(ウード)、2-7 ペドロ・エステヴァン(Perc)、
2-14 フェラン・サヴァール(Vo)
年末恒例のCDブック、今回は「地中海」がテーマ。その内容は、表紙の古代ギ
リシャの壺絵が暗示するように、空間的にも時間的にも非常に広範囲にわたっ
ています。
民族と文化の母とも言われる地中海は、各沿岸を太古より結びつけ、様々な民
族の文化交流を促進した媒介でした。また、イスラムの勃興により、北アフリ
カ・小アジア地域と南欧という2つの地域に分かれる前、古代から中世にかけ
ては、一つの独自の文化圏を形成した世界でした。その時代、古代ローマ人が
カルタゴを征服したあたりから、地中海は「われらが海(マーレ・ノストゥル
ム)」と呼ばれるようになりました。
ブローデルや塩野七生の著作で、この地中海世界に親しんでいる方も多いと思
われますが、どうしても政治などが中心になりがち。文化といっても建築や彫
刻までで、バランスよく音楽に親しむ機会は少ないのではないでしょうか。自
らが育った土地や文化を背景とし、古楽という出発点から、音楽を通じて時空
を旅してきたサヴァール。彼の演奏で、この広い地中海世界をバランスよく、
耳から探索することができます。ふんだんに収録されたイラストもその探索の
一助となることでしょう。




<harmonia mundi>
HMU 807486 ¥2500
ターリック・オレガン(b.1978):
Acallam na senorach:an Irish Colloquy
(先人たちの会話:アイルランド人の会話)
Part 1
1. Prologue to Part One 2. The Fian 3. The Spring 4. Recitative
5. Cas Corach 6. Guiter Interlude I 7. The Sid
8. Recitative 9.Niam 10.Bodhran Interlude: Colloquy
Part 2
11. Prologue to Part Two 12. Guitar Interlude II 13. Recitative
14. Cael and Crede 15. Cailte 16. Guitar Interlude III
17. Patrick 18. Recitative19. Fian Paternoster 20. Epilogue
スチュワート・フレンチ(ギター)、
ポール・ヒリアー(指揮)、アイルランド国立室内合唱団
録音:2011年2~3月、オライリー劇場、
ウェックスフォード・オペラハウス(アイルランド)にて
イギリスが誇る注目の作曲家、ターリック・オレガンによる待望の新曲を詰め
込んだアルバムがリリース。CDタイトルのl’Acallam na Senorak(先人たちの
会話)は13世紀前後に書かれたアイルランド最古の書物の1つ。アイルランドの
起源に触れる神秘的な物語に強いインスパイアを受けたオレガンが、2部から
なる壮大な音楽絵巻を練り上げました。古の儀式を思わせる神秘的な太鼓が印
象的なプロローグから、物語の世界へとぐっと引きこまれます。ヒリアー率い
るアイルランド国立室内合唱団の美しい響きによって、古の人々や聖人達の対
話が見事に表現されています。
13世紀音楽に強く影響されたオルガンの音楽は、前衛的でありながらもどこか
中世的な響きを併せ持つ独特なもの。マショーの作品と同時収録されたオルガ
ン・コンソートのCD(HMU 807469)では、オレガンの音楽は古楽愛好家達からも
高い評価を受けました。現代音楽に馴染みのない方にとっても聴きやすく、現
代音楽愛好家の方にとっては新鮮な魅力にあふれた1枚といえましょう!





<ORFEO D'OR>
ORFEOR 817112 2枚組 ¥4160
R.シュトラウス:「ナクソス島のアリアドネ」
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S アリアドネ,プリマドンナ) 
ジェイムズ・キング(T バッカス,テノール歌手)
エディタ・グルベローヴァ(S ツェルビネッタ) 
アグネス・バルツァ(Ms 作曲家) ワルター・ベリー(Bs 音楽教師)
エーリヒ・クンツ(執事長) ハインツ・ツェドニク(T 舞踏教師) 
ゲオルク・ティヒ(Br かつら師)
バリー・マクダニエル(Br ハレルキン) 
クルト・エクヴィルツ(T スカラムッチョ)
マンフレート・ユングヴィルト(Bs トルファルディン) 
ゲルハルト・ウンガー(T ブリゲッラ)
ヒルダ・デ・グローテ(S 水のニンフ) アクセル・ガル(S 木のニンフ) 
ソーナ・ガザリアン(Ms こだま)ほか
カール・ベーム(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1976年11月20日、ウィーン(ライブ)
ORFEOがドエライ音源を発掘してくれました!1976年11月20日に、ウィーン国
立歌劇場でフィリッポ・サンユスト新演出で上演された、R.シュトラウスの
「ナクソス島のアリアドネ」です。指揮は巨匠カール・ベーム。ベームは
1969年にDGにスタジオ録音していますけれど、ウィーンではなくバイエルン
放送交響楽団でした。ウィーンとの演奏は、1977-78年のユニテル制作のオ
ペラ映画や、1944年のウィーン国立歌劇場での公演のライヴ、1954年のザル
ツブルク音楽祭でのライヴなどがありますが、いずれもそれぞれに一長一短
がありました。ベーム全盛期の決定盤というものが待ち望まれていたわけで
すが、そこにこの1976年ウィーン・ライブが登場。その豪華なキャストにはた
だ驚くしかありません。ベームの「アリアドネ」の常連、ヤノヴィッツのタイ
トルロール、キングのバッカス、ベリーの音楽教師に加え、当時メキメキと台
頭していたグルベローヴァのツェルビネッタにバルツァの作曲家、誰も彼もが
歴代最高レベル!そして脇にはツェドニク、ユングヴィルト、エクヴィルツ、
ウンガーら実力派歌手が並び、止めに執事長が往年のウィーンの名バリトン、
クンツ!これは空前絶後でしょう!もちろんベームの指揮の素晴らしさは改め
て言うまでもありません、特殊な性格を持つこの作品の本質をズバリと突いた
至芸。しかもウィーンのオーケストラが絶品、小編成だからこそウィーンの音
色が強い力となっています。聴衆が熱狂するのも当たり前。すべてひっくるめ
て、ここには歌劇場が興奮に包まれた時だけに味わえる奇跡の瞬間に満ち溢れ
ています。
ORF提供の蔵出し音源を使用、もちろんステレオ。1976年のライヴ録音として
は十分良好な音質です。これまでLPやCDでは発売された形跡がない、まった
くの初出音源、その奇跡の名演を存分にお楽しみください!




<Kamprad>
BOOK MAHLER(BOOK) ¥6080
リッカルド・シャイー:序論 
クラウディウス・ベーム:編集者の序論
マーラーのバイオグラフィー
★マーラーのポートレート(1886-1888)
コンスタンチン・フロロス:マーラーの交響曲への道
ソニヤ・リーデル:ライプツィヒでのマーラー
★歴史的文書:プログラム、ビラ、サイン、楽譜
ヴェレナ・グロスクロイツ:マーラーと“マジック・ホルン”
ソニヤ・リーデル:ライプツィヒでのマーラーとその私生活
★マーラーのライプツィヒの住まい
シュテフェン・ヘルド:
マーラーとライプツィヒにおけるユダヤ人のコミュニティー
トーマス・シンケース:シナゴーグとの衝突?
★ポートレート:マーラーと交流のあった人々
ソニヤ・リーデル:ライプツィヒでのマーラー、友情と出会い
ハーゲン・クンゼ:3人のウィーンの紳士
★歴史的風景:マーラーのライプツィヒ訪問
ソニヤ・リーデル:ライプツィヒでのマーラー、旅立ちと帰還
★風刺画、影絵、スケッチ(指揮をするマーラー)
アンリ‐ルイ・ド・ラ・グランジュ:マーラーの音楽についてのエッセイ
ライプツィヒでのマーラー、出演と作品のリスト
1886年から1888年に至るまでライプツィヒに滞在していた時のマーラーの資料
集。詳細な解説や年譜、文献リスト、プログラム、楽譜、ビラ、写真、研究論
文など、マーラー研究家はもちろん、一般のマーラー愛好家にも必須アイテム
となるであろう一冊。知られざるマーラーの素顔、ライプツィヒでの暮らしぶ
り、人的交流が多様な視点から徹底的に分析されています。さらに、マーラー
が活躍していたころのライプツィヒの街や劇場内の写真、音楽室の肖像画から
ははかり知れない生き生きとしたマーラーのカリカチュアなども満載です。
特に興味深いのは1886-1888までのライプツィッヒ歌劇場の楽長としてのオペ
ラのリスト。ニキシュと振り分けていて想像力を刺激させられます。たとえば
1887年の4月15日-21日までマーラーは連日、「ホフマン物語」「ユグノー教徒」
「ホフマン」「ドン・ジョヴァンニ」「ローエングリン」「ホフマン」
「ワルキューレ」と精力的に振っていてそのエネルギーに驚かされます。ぜひ
ご覧あれ!(ドイツ語、英語併記)

<VELUT LUNA>
CVLD 219 ¥2080
ペルゴレージ(1710-1736):スターバト・マーテル
マリアンナ・プリッツォン(ソプラノ)
エレーナ・ボスカロル(メゾソプラノ)
ボデチャ・ネジャ女声合唱団
アルペ・アドリア・フィルハーモニー管弦楽団
ルイジ・ピストーレ(指揮)
録音:2010年12月12日、ゴリツィア(イタリア)、フリウラーナ文化ホール、
ライヴ
スロヴェニア国境に近いゴリツィアの合唱団と管弦楽団による演奏。ローカル
ながら独唱を含め高い演奏水準にあります。収録時間が約40分と短いながらフ
ルプライス商品です。ご了承ください。




<DE RODE POMP>
RP/GMA 032 ¥1850
デュパルク(1848-1933):歌曲集
悲しき歌/ギャロップ/セレナード/ため息/ミニョンのロマンス
戦いのある国へ/波と鐘/悲歌/恍惚/ロズモンドの館/フィディレ
遺言/前世
ゼーハー・ヴァンデルステーネ(テノール)
ジャン=ニコラ・ディアトキン(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2003年
ゼーハー・ヴァンデルステーネは1940年ベルギー、フランドル地方のゲントに
生まれたテノール。グレゴリオ聖歌から現代音楽に至る非常に幅広いレパート
リーに対応でき、もちろんフランス語、ドイツ語も自由自在。日本ではアーノ
ンクール、ブリュッヘン、ガーディナー、ヘレヴェッヘ、コープマンらの指揮
で歌ったバロック-古典派音楽の録音やコンサートでおなじみの名歌手です。

RP/GMA 042 2枚組 ¥2180
カルロス・セイシャス(1704-1742):鍵盤楽器のためのソナタ集
ハ長調(Sonata 6)/ハ長調(Sonata 8)/ハ長調(Sonata 10)
ハ短調(Sonata 14)/ハ短調(Sonata 15)/ハ短調(Sonata 16)
ニ長調(Sonata 19)/ニ短調(Sonata 24)/ニ短調(Sonata 27)
ニ短調(Sonata 28)/変ホ長調(Sonata 33)/ホ長調(Sonata 34)
ホ短調(Sonata 36)/ホ短調(Sonata 37)/ト長調(Sonata 46)
ト長調(Sonata 47)/ト短調(Sonata 50)/ト短調(Sonata 51)
イ長調(Sonata 59)/イ短調(Sonata 68)/イ短調(Sonata 71)
変ロ長調(Sonata 78)/ロ短調(Sonata XXV)
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2004年
根強いファンを持つポルトガルの作曲家セイシャスのソナタを2枚組合計約105
分、たっぷり収録したアルバム。ジョゼ・エドゥアルド・マルティンスは1938
年ブラジルのサンパウロに生まれ、フランスで、ジャック・フェヴリエ、ジャ
ン・ドワイヤンに師事したピアニスト。

RP/GMA 051 ¥1850
ビゼー(1838-1875):歌曲集
四月の歌/不在/愛の歌/てんとう虫/穏やかな海/ガスコーニュ人
海の精/子守歌/冬の後に/あなたが恋しているなら/パステル画
牧歌/忘れないで/あなたの心を開いて/私の命には秘密がある
ゼーハー・ヴァンデルステーネ(テノール)
ジャン=ニコラ・ディアトキン(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2005年

RP/GMA 061 ¥1850
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):歌曲集
大地と空気と雨(全10曲)
ある詩人に(全6曲)
私は恋人に言った(全6曲)
ハワード・ウォン(バリトン)
ヘイン・ボーテルベルグ(ピアノ)
録音:2006年1月21-23日、ゲント(ベルギー)、
デ・ローデ・ポンプ・コンサートホール

RP/GMA 062 ¥1850
ドビュッシー(1862-1918):ピアノのための12の練習曲
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2006年

RP/GMA 063 ¥1850
シューベルト(1797-1828):歌曲集「白鳥の歌」D.957
ゼーハー・ヴァンデルステーネ(テノール)
レヴェンテ・ケンデ(ピアノ)
録音:2006年5月25-26日、ゲント(ベルギー)、
デ・ローデ・ポンプ・コンサートホール

RP/GMA 065 ¥1850
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ヴィオラ・ソナタ Op.147(*)
ジャン=ピエール・ワールブルック(1954-):
ピアノ・ソナタ第3番/ヴィオラ・ソナタ第1番(*)
ドミニカ・エイクマンス(ヴィオラ(*))
フレデリク・クルーネ(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2006年

RP/GMA 066 ¥1850
シューベルト(1797-1828):歌曲集
ミューズの息子 D.764/リュートに D.905/音楽に D.547/笑いと涙 D.777
さすらい人が月に D.870/はなだいこん D.752/ガニュメート D.544
それらがここにいたことは D.775/ます D.550/春に D.882
さすらい人の夜の歌 D.224/君は私の憩い D.776/幸福 D.433
さすらい人の夜の歌 D.768/私のあいさつを D.741/野ばら D.257
春の思い D.686/夜の曲 D.672/さすらい人 D.489/愛の声 D.412
夕映えの中で D.799
ゼーハー・ヴァンデルステーネ(テノール)
レヴェンテ・ケンデ(ピアノ)
録音:2006年10月14日、ゲント(ベルギー)、ライヴ
使用楽器:ベーゼンドルファー製、Halbkonzertflugel M 225

RP/GMA 067 ¥1850
クラシカル・ヴァイオリンから五弦ヴィオラへ
シュニトケ(1934-1998):パガニーニに(無伴奏ヴァイオリンのための;1982)(*)
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001 から アダージョ(*)
ヤン・ヴァン・ランデゲム(1954-):献呈(五弦ヴィオラのための;2003)(+)
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007 から サラバンド(+)
クロード・ルドゥー(1960-):O Loli's Dream(五弦ヴィオラのための;2006)(+)
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007 から 前奏曲(+)
ジャン・パオロ・ルッピ(1959-):
Capriccio for Jenny(五弦ヴィオラのための;2005)(+)
クルト・ビッケンベルクス(1963-):
Da Pacem(無伴奏ヴァイオリンのための6つの小品;2006)から Part 4-5-6(*)
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004 から サラバンド(*)
ヤン・ヴァン・ランデゲム:
Antheilismus for Jenny(無伴奏ヴァイオリンのための;2005)(*)
ジェニー・スパノーグ(ヴァイオリン(*)、五弦ヴィオラ(+))
録音:2007年2月、ボルネム修道院教会(ベルギー)
使用楽器:2005年(*)、2006年(+)、Luc Deneys製
ヴィオラにヴァイオリンのE線相当の弦を加え高音域を拡大した五弦ヴィオラ
の名手としても知られるベルギーのヴァイオリン&ヴィオラ奏者ジェニー・
スパノーグの無伴奏プログラム。ヴァン・ランデヘム、ルドゥー、ビッケンベ
ルクスはベルギー、ルッピはイタリアの作曲家。

RP/GMA 069 ¥1850
イギリスのピアノ音楽
ウィリアム・スタンデール・ベネット(1816-1875):ソナタ ヘ短調 Op.13
ウィリアム・トマス・ベスト(1826-1897):
舞踏大楽章、ポルカ・オリジナル Op.4(*)/ロマネスカ Op.16(*)
チャールズ・ヒューバート・パリー(1848-1918):シュルブリード・チューンズ
サイモン・キャラガン(ピアノ)
録音:2007年5月、ゲント(ベルギー)、デ・ローデ・ポンプ・コンサートホール
(*)は初録音と表示されています。

RP/GMA 081 ¥1850
ヨハン・クーナウ(1660-1722):聖書ソナタ(1700)
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2008年

RP/GMA 083 ¥1850
ベルギーのピアノ音楽
ウィルフリート・ウェステルリンク(1945-):ソナタ第3番(幻想ソナタ)
ワウター・ヴァンデ・ヒンステ(1973-):CAFEによる変奏曲
ベルナルド・バールト(1963-):2つの音詩
ジャン・ドルーヴロワ(1967-):Void Man
ヨハン・ヴェルクレイセ(1968-):Zap and Joy
エルス・コーマン(ピアノ)
録音:2007年5月、ゲント(ベルギー)、デ・ローデ・ポンプ・コンサートホール
全曲初録音と表示されています。

RP/GMA 084 ¥1850
シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調
ティムール・セルゲーニア(ピアノ)
録音:2006年12月15日、ゲント音楽院(ベルギー)、ミリー・ホール、ライヴ
ティムール・セルゲーニアは1969年ベラルーシの首都ミンスクに生まれたピア
ニスト。3歳でミンスク国立音楽院の英才児童学校に入学、4歳で自作を弾いて
コンサート・デビュー、7歳で協奏曲デビューという神童ぶりを発揮。ミンス
ク音楽院に進んだ後、モスクワ音楽院でナウム・シュタルクマンに師事。コン
スタンチン・イグムーノフのマスタークラスに参加した最後の一人となりまし
た。1999年にドイツに移住、2005年よりベルギーのゲント音楽院客員教授を務
め、2008年にはベルギーでオーケストラ「Timur and His Team」を創設して指
揮者兼ソリストに就任しています。

RP/GMA 091 ¥1850
フォーレ(1845-1924):ピアノ作品集
バラード Op.19/主題と変奏曲 嬰ハ短調 Op.73
夜想曲第4番変ホ長調 Op.36/夜想曲第6番変ニ長調 Op.63
即興曲 第1番変ホ長調 Op.25/第2番ヘ短調 Op.31
第3番変イ長調 Op.34/第4番変ニ長調 Op.91/第5番嬰ヘ短調 Op.102
舟歌第12番変ホ長調 Op.106bis
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2009年

RP/GMA 971 ¥1850
フランドルのロマンティック・ピアノ音楽
イェフ・ヴァン・ホーフ(1886-1959):3つのワルツ
ローデウェイク・モルテルマンス(1868-1952):
マズルカ/パストラーレ/歌う鳥たち/間奏曲/即興曲
クレメント・ドホーゲ(1899-1951):ガヴォット/タランテッラ
ヘルマン・ムーレマンス(1893-1965):春の楽しみ
アウフスト・デ・ブック(1865-1937):夢/ガヴォット/トッカータ
マリヌス・デ・ヨング(1891-1980):フランドル舞曲
イェフ・ヴェルメイレン(1904-1999):五月の踊り/3つのスピリチュアル
ペーテル・カブス(1923-2000):ピアノ協奏曲(*)
フィリベルト・メース(ピアノ)
管弦楽団(*)
録音:データ記載なし 発売:1997年
フィリベルト・メース(1929-2006)はベルギー、フランドルの作曲家でゲザ・
アンダ門下のピアニスト。自宅で刺殺されるという悲惨な最期を遂げました。
(*)はオーケストラ、指揮者とも表示がございません。また、本体・外装に規
格番号表示がございません(ブックレットにのみ表示されています)。ご了承く
ださい。なお、規格番号「RP/GHA 971」の別商品がございますので、ご注文
の際はご注意ください。

RP/MC 004 ¥1850
エンリキ・オスワルド(1852-1931):
ピアノ四重奏曲ト長調 Op.26(*)
ピアノとチェロのためのソナタ幻想曲変ホ長調 Op.44(+)
ピアノ協奏曲 Op.10(ピアノと弦楽五重奏のための版)(#)
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)
ルビオ弦楽四重奏曲(*/#)
ディルク・ヴァン・デ・ヴェルデ、
ディルク・ヴァン・デン・ハウウェ(ヴァイオリン)
マルク・ソナールト(ヴィオラ) ペーテル・デヴォス(チェロ(+))
パスカル・スメッツ(コントラバス(#))
録音:2002年2月17-20日、Mullem(ベルギー)、聖ヒラリウス礼拝堂
エンリキ(エンリケ)・オスワルドはブラジルの作曲家・ピアニスト・音楽教師
・外交官。両親はヨーロッパからの移民であり、彼の作風もヨーロッパ的であ
ったため、20世紀に入りブラジル民族主義的音楽台頭後は忘れられた作曲家と
なってしまいました。(*)のヴァイオリニストがヴァン・デ・ヴェルデとヴァン
・デン・ハウウェのどちらかは不明。本体、外装の規格番号表示は「MC 004」
のみですが、「RP/MC 004」として管理いたします。ご了承ください。

RP/GHA 971 ¥1850
【再案内】
シュニトケ(1934-1998):弦楽三重奏曲
ストラヴィンスキー(1882-1971):弦楽四重奏のための3つの小品
ショスタコーヴィチ(1906-1975):弦楽四重奏曲第8番ハ短調 Op.110
モスクワ室内ソロイスツ
ミヒャエル・タイツ、エレーナ・ボーニ(ヴァイオリン)
レフ・アニケーエフ(ヴィオラ) ワレーリー・クリヴォボロドフ(チェロ)
録音:1995年10月24日、シルデ行政センター(ベルギー)、
ヴォールケンペン音楽祭、ライヴ

RP/GMA 002 ¥1850
【再案内】
ルシアン・ポスマン(1952-):
O! Zon(弦楽四重奏曲;1997)(*)/経験の歌(1886)(+)
5つの経験の歌(1989)(#)/交響曲第1番(1997)(**)
リムスキー=コルサコフ弦楽四重奏団(*)
ミハイル・ルコーニン(バリトン(+))
ヴィクトリア・エフトディエワ(ソプラノ(#))
ドミートリー・マホヴィートフ(クラリネット(#))
ユーリー・セーロフ(ピアノ(+/#)
サンクトペテルブルク国立アカデミー・カペラ交響楽団(**)
エドヴァルト・セーロフ(指揮(**))
録音:1999年10月15日(*)、1999年1月24日(+)、9月9日(#)、
サンクトペテルブルク、聖エカテリーナ・ルター派教会(*/+/#)
1999年12月4日、サンクトペテルブルク国立アカデミー・カペラ・コンサート
ホール(**)
ルシアン・ポスマンはゲント王立音楽院、アントワープ・フランドル音楽院で
学んだベルギーの作曲家。

RP/GMA 012 ¥1850
【再案内】
ワルテル・フス(1956-):
ピアノのための前奏曲とフーガ第1巻(第1番-第6番
ワルテル・フス(ピアノ)
録音:時期不明、サンクトペテルブルク、メロディア・スタジオ
ワルテル・フスはゲント、ブリュッセル両王立音楽院で学んだベルギーの作曲家。

RP/GMA 014 ¥1850
【再案内】
ウィレム・ペレマンス(1901-1991):室内楽作品集
ハープ四重奏曲/ハープのための前奏曲、アリアとワルツ
フルートとハープのためのソナタ/9つの凡作 から 第1, 2, 6, 7番
ヴァイオリンとピアノのためのセレナードと舞曲/フルート・ソナタ
アルパー・アンサンブル
アルド・バールテン(フルート)  グドルン・ヴェルカンプト(ヴァイオリン)
ディーデリク・サイス(ヴィオラ) マリー・ハリンク(チェロ)
ソフィー・ハリンク(ハープ)
フィリプ・マルテンス(ピアノ)
ウィレム・ペレマンスは20世紀ベルギーの代表的作曲家の一人。

RP/GMA 021 ¥1850
【再案内】
ドビュッシー(1862-1918):おもちゃ箱
ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」
ジョゼ・エドゥアルド・マルティンス(ピアノ)

RP/GMA 022 ¥1850
【再案内】
フランソワーズ・ショヴォー(1953-):
藍色の交響曲(弦楽合奏のための)Op.2(*)
チェロとピアノのための悲歌 Op.68(+)
ハープと弦楽四重奏のための五重奏曲 Op.72(#/**)
白い交響曲(弦楽合奏とティンパニのための)Op.100(*)
ピアノ五重奏曲 Op.108(++/**)
サンクトペテルブルク室内管弦楽団(*)
ユーリー・セーロフ(指揮(*)、ピアノ(+))
イリーナ・モロキナ(チェロ(+))
イリーナ・カルプス(ハープ(#))
リムスキー=コルサコフ弦楽四重奏団(**)
フランソワーズ・ショヴォー(ピアノ(++))
録音:2001年5月18日、2002年5月22日、9月16日、
サンクトペテルブルク、聖エカテリーナ・ルター派教会
同一音源:Northern Flowers, NF/PMA 9909
フランソワーズ・ショヴォーはニューヨークのジュリアード音楽院で学んだフ
ランスの作曲家・ピアニスト。Northern Flowersレーベルとの共同制作。

RP/GMA 031 ¥1850
【再案内】
ドビュッシー、シェーンベルク、シュルホフ、メシアン:ピアノ作品集
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第2巻 から 霧/花火
シェーンベルク(1874-1951):5つのピアノ小品
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):左手のための組曲第3番
メシアン(1908-1992):
鳥のカタログ から イソヒヨドリ
幼児イエスに注ぐ20の眼差し から 幼児イエスの口づけ,喜びの聖霊の眼差し
Xie Ya-ou(ピアノ)
録音:2001年2月5日、ベルリン芸術大学





<MUSICAL CONCEPTS>
MC129 2枚組 ¥1250
ハイフェッツ・トランスクリプションズ
CD1:
ブルッフ:ロマンス イ短調 op.42
クライスラー:ロマンス op.4
シベリウス:ロマンス op.78-2
ドヴォルザーク:ロマンス ヘ短調 op.11
リスト:忘れられたロマンス
シンディング:ロマンス
ヴュータン:ロマンス op.40-1
ヴィエニャフスキ:無言歌 op.9-1
クララ・シューマン:3つのロマンス op.22
スヴェンセン:ロマンス ト長調 op.26
ゴルトマルク:ロマンス イ長調
ニールセン:ロマンス op.26
ヤナーチェク:ロマンス
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番-ロマンス
CD2:
ガーシュウィン:『ポーギーとベス』より
「サマータイム」、「女は気まぐれ」、「私の彼氏が行っちゃった」、
「そんなことはどうでもいいさ」、「ブルースのテンポで」、
「ベスよ、お前はおれのもの」
フォスター:金髪のジェニー
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ドビュッシー:美しき夕暮れ
トゥリーナ:闘牛士の祈り
カステルヌオーヴォ=テデスコ:タンゴ
ポンセ:小さな星
ド・ヴァレ:かがり火のそばで
ショパン:夜想曲第16番 op.55-2
メンデルスゾーン:無言歌集 第1集-「甘い思い出」
ディニク:ホラ・スタッカート
ブラームス:瞑想
ゴドフスキー:なつかしいウィーン
ハチャトゥリアン:剣の舞
ラフマニノフ:メロディ op.21-9
メトネル:おとぎ話 op.20-1
ボロディン:小組曲-「セレナード」
プロコフィエフ:3つのオレンジへの恋-「行進曲」
ラフマニノフ:ここはすばらしい場所 op.21-7
アーロン・ロザンド(Vn)
ヒュー・サン、ジョン・コヴェッリ(P)




<AQUARIUS>
AQVR 358-2 \1550
リヒテル 1949年モスクワ・ライヴ
ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ第62番変ホ長調 Op.82 No.1, Hob.XVI:52
シューマン(1810-1856):ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22 No.1
ショパン(1810-1849):
スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31/マズルカ(第20番)変ニ短調 Op.30 No.3
夜想曲変ロ短調 Op.9 No.1/ワルツ(第13番)変ニ長調 Op.70 No.3
マズルカ(第15番)ハ長調 Op.24 No.2/練習曲ハ長調 Op.10 No.1
練習曲ハ短調「革命」Op.10 No.12/バラード第4番ヘ短調 Op.52
練習曲ホ長調 Op.10 No.3
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1949年5月30日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ
初出音源が含まれている可能性がございます。情報が入りましたら追加ご案内
させていただきます。




<BOMBA PITER>
CDMAN 436-11 \1550
マーラー(1860-1911):交響曲第1番ニ長調「巨人」(「花の章」付き)
ロシア国立交響楽団
マルク・ゴレンシテイン(指揮)
録音:2009年4月3日、モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール、
ライヴ

CDMAN 437-11 \1550
エルガー(1857-1934):
弦楽セレナード ホ短調 Op.20
自作主題による変奏曲(「エニグマ」変奏曲)Op.36
ロシア国立交響楽団
マルク・ゴレンシテイン(指揮)
録音:2007年11月28日、モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール、
ライヴ




<MUCAVI>
南アフリカ共和国の新興レーベル、MUCAVI RECORDSの扱いを開始いたします。

MUCAVI 1(CD-R) \2700 ※12月25日までのオーダー特価 \2380
【高価格帯】フィンボス・コーリング
マントンビ・マトティヨナ[Mantombi Matotiyona](1935-):
あなたはなぜ行ってしまったの?[nt' omke ngayo]〔umrhubhe〕
マルコ・ウッチェリーニ(1603頃-1680):「ラ・ベルガマスカ」によるアリア
〔アルトリコーダー、ヴァイオリン、チェロ、リュート〕
J・S・バッハ(1685-1750):トリオ・ソナタ ヘ長調 BWV529
〔アルトリコーダー、ヴァイオリン、チェロ、リュート〕
不詳:「小鳥愛好家の楽しみ」から モリヒバリ[Tune for the woodlark]
〔ソプラニーノリコーダー〕
ウガンダ伝承の哀歌:
子牛が逃げ出してしまった[Enyana ekutude]〔akadinda〕
ジローラモ・カプスベルガー(1580頃-1651):キタローネ曲集第1巻(1640)から
トッカータ・アルペッジャータ/カプスベルガー/カナリオ
〔キタローネ、チェロ、ソプラノリコーダー〕
コーサ[Xhosa]族伝承パターン:幸せな家庭[Khayamnandi]〔kuzu horns〕
不詳:「小鳥愛好家の楽しみ」から カナリア[Tune for the Canary Bird]
〔ソプラニーノリコーダー〕
即興演奏?:クーズーホーン哀歌[Kudu horn Lament]〔kuzu horns〕
ジンバブエ伝承パターンとチェロの即興演奏:彼女に夫はいない[Akanandoda]
〔mbira、チェロ〕
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
トリオ・ソナタ ニ短調 TWV42:d10
〔アルトリコーダー、ヴァイオリン、チェロ、キタローネ〕
ジンバブエ伝承歌:恋人に去られるのは何と悲しいことか[Nhema musasa]
(エファット・ムジュルへのオマージュ)〔mbira、歌〕
コーザ族伝承歌:私は去っていく[Ndiyahamba]〔uhadi、歌〕
ハンス・ハイセン(1964-):昇り、降り、また昇る[Ugubhu](1996)〔チェロ〕
マントンビ・マトティヨナ:
あなたはなぜ行ってしまったの?[nt' omke ngayo]
〔umrhubhe、歌〕
アンサンブル・レフージウム
ステファン・テミング(リコーダー) アニンカ・ハルムス(ヴァイオリン)
ウーヴェ・グロッサー(リュート、キタローネ) ハンス・ハイセン(チェロ)
ディズー・クーズーホーン・バンド
ディズー・プラーチース(mbira、uhadi、kuzu horn、歌)
マントンビ・マトティヨナ(umrhubne、歌)
ルンヒスワ・プラーチース、ハーヤ・ヴァーラ、ズワイ・ムヴィンビ
(akadinda、kuzu horn、歌)
録音:2001年6月28-29日、11月4日、
ステレンボッシュ大学音楽院(南アフリカ共和国)、フィスメル・ホール
発売:2004年
「ケープ植物区保護地域群」の名でユネスコの世界自然遺産に登録されている、
南アフリカ共和国西ケープ州に帯状に分布する自然の灌木植生地域「フィンボ
ス」をテーマとしたハードカバーブック仕様のアルバム。ヨーロッパのバロッ
ク音楽、アフリカの伝承音楽、演奏者たちによるオリジナル楽曲がピリオド楽
器と民族楽器で演奏されています。アンサンブル・レフージウムは南アフリカ
共和国で活躍するピリオド楽器演奏家たちが創設したアンサンブル。
ディスクはフィンボスの貴重な植物の映像等を収めたCDプラス仕様なのですが、
弊社の機器では映像部分が再生不能であったため、恐縮ながら映像部分の再生
は保証外といたします。プレスCDでないのも残念であり、かつ編集時のミスと
思われる音のブレや小さなノイズも数箇所聴き取れ、改善は望めないとのこと
です。しかしながら、演奏内容とプログラムの面白さはそれらを補って余りあ
るもので、私にとっては一日に何度も通して聴くお気に入りの一枚となってい
ます。高いくせに不出来というなさけないアイテムですが、リスナーの皆様に
愛されることを祈ってやみません。(輸入代理店)

MUCAVI 5 ¥2380
アッバンドナータ(見捨てられた女)
コージモ・ボッテガーリ(1554-1620):
私は知っている、彼が良い思いをしていることを
[So ben mi c'ha bon tempo](ソプラノと通奏低音のための) 
タルクイニオ・メールラ(1595-1665):
シャコンヌ(2つのヴァイオリンと通奏低音のための)
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
あの高慢な眼差し「Quel sguardo sdegnosetto]
(「スケルツィ・ムジカーリ」から;ソプラノと通奏低音のための)
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1644):
こんなにも私を蔑むのか[Cosi mi disprezzate]
(「アリエ・ムジカーリ」第1巻 から;
パッサカリアによるソプラノと通奏低音のためのアリア)
マルコ・ウッチェリーニ(1603-1680):
満足したルチミーニア[La Luciminia contenta]
(ヴァイオリンと通奏低音のための)(*)
ジュリオ・カッチーニ(1550-1615):悲しい思いに[In tristo umor]
マリオ・カッツァーティ(1620-1677):
2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ短調
クラウディオ・モンテヴェルディ:
アリアンナの嘆き(ソプラノと通奏低音のためのモノディ)
アレッサンドロ・ストラデッラ(1639-1682)/ハンス・ハイセン編曲:
カンタータ「大空の光を隠す影たちよ」[Ombre, voi che celate]
(ソプラノ、2つのヴァイオリンと通奏低音のための)
ヘンデル(1685-1759):
劇的カンタータ「捨てられたアルミーダ」[Armida abbandonata]
(ソプラノ、2つのヴァイオリンと通奏低音のための)
ヴィヴァルディ(1678-1741):
ラ・フォリア Op.1 No.12(2つのヴァイオリンと通奏低音のための変奏曲)
ヴィヴァルディ:オペラ「ファルナーチェ」RV711 から
体じゅうの血が凍る思い[Gelido in ogni vena]
(ソプラノ、弦楽と通奏低音のための)
ヴィヴァルディ(1678-1741):オペラ「狂えるオルランド」RV728 から
あなたからだけです、愛する人よ[So dal te mio dolce amore]
(ソプラノ、フルートと弦楽のための)
コジ・ファッチアーモ
シュテファニー・クルーク(ソプラノ)
スワンチェ・ホフマン(ヴァイオリン) 
アントワネット・ローマン(ヴァイオリン、独奏(*))
マリオン・トロイペル=フランク(フルート)
マルギット・コヴァーチ(チェンバロ) 
ウーヴェ・グロッサー(リュート、キタローネ)
ハンス・ハイセン(チェロ) ギュンター・ホルツハウゼン(ヴィオローネ)
録音:2010年8月4-6日、ミュンヘン(ドイツ)、
オーバーメンツィング、カロリーネ教会
発売:2011年
バロック音楽における「見捨てられた(置き去りにされた)女」をテーマとする
アルバム。モンテヴェルディとヘンデルの名作を軸に、イタリア・バロックの
ラメント(嘆きの歌)的独唱曲とヴァイオリンを中心とした器楽曲で構成された
聴き応え抜群のプログラムです。
コジ・ファッチアーモ(Cosi facciano;「私たちこのようにやる」の意)はザ
ルツブルクでニコラウス・アーノンクールの歴史的考証に基づく演奏法の講義
を受けたピリオド楽器演奏家により1998年に創設されたアンサンブル。南アフ
リカ共和国の作曲家でチェロ奏者のハンス・ハイセンがディレクターを務めて
います。古楽のみならず現代音楽や新作もも古楽器で演奏する等、コジ・ファ
ン・トゥッテ(Cosi fan tutte;「皆このようにやる」)とは対極と言えるその
活動からは目が離せません。ミュンヘンに生まれ、ザルツブルクのモーツァル
テウム、ロンドンのギルドホール音楽学校で学んだソプラノ、シュテファニー
・クルークはヨーロッパのバロック・オペラの舞台に破竹の勢いで進出中。エ
ンリコ・ガッティの名演(Symphonia、現Glossaレーベル)でバロック・ヴァイオ
リン・ファンにはおなじみの(*)ではアントワネット・ローマンが驚きの独奏を
聴かせます。
CD本体・外装に規格番号表示がございません。あらかじめご了承ください。

MUCAVI 4 ¥2380
トランセンデンタル・シューベルト
シューベルト(1797-1828):晩年のピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960(1828)
楽興の時 Op.94 D.780(1828)
ニコル・フィルユン(ピアノ)
録音:2009年6月20-23日、ブルームフォンテーン(南アフリカ共和国)、
フリーステイト大学、オデイオン
発売:2010年
使用楽器:Steinway Concert Grand(Model D)
「超越的シューベルト」と題されたアルバム。ニコル・フィルユンは南アフリ
カ共和国のフリーステイト大学音楽学部長を務めるピアニスト。
CD本体・外装に規格番号表示がございません。あらかじめご了承ください。

MUCAVI 3 ¥2380
リメンバー・ディドー
ノフィニシ・ディウィリ[Nofinishi Dywili](1918-2002):
ビールの歌[Beer Song "Maqundeni"]
(コーサ[Xhosa]族伝承曲/ハンス・ハイセン編曲)
ボンガニ・ンドダナ・ブレーン[Bongani Ndodana Breen](1976-):
母性に基づく小品[Miniatures on Mothehood](2000)
Introduction / Allegro non troppo
ユスティニアン・タムスザ[Justinian Tamusuza](1951-)
Mu Kku Ery 'Omusaalaba(1988-1993)
Ekitundu Ekisooka(I)/ Ekitundu Ekyokubiri(II)
フェティ・トトイ[Feti Totoyi]:
口笛の歌(コーサ[Xhosa]族伝承曲/ハンス・ハイセン編曲)
ハンス・ハイセン(1964-):
泉の歌[Brunnenraderlieder](1984/1995)から
Verfall / Dissonanz / Schoner
愛の歌の四重奏曲[Liebeslieder-Quartette](1995)から
Feinsliebchen, du sollst mir nicht barfuss gehen /
Dort niedn in jenem Holzer / Ei du feuner Reiter
ユスティニアン・タムスザ:Mu Kku Ery 'Omusaalaba(続き)
Ekitundu Ekyokusato(III)/ Ekitundu Ekyokuna(IV)
ヘンリー・パーセル(1659-1695):
「妖精の女王」(1692)からの組曲
First Music Prelude / Thus happy and free / Fairie's Dance / The Plaint
「ディドーとエネアス」(1688)からの組曲
Overture / Larghetto(Dido's Lamento)
コジ・ファッチアーモ
シュテファニー・クルーク(ソプラノ)
ダニエル・ゼペック、トーマス・フョードロフ(ヴァイオリン)
ウルズラ・コルチャク(ヴィオラ) ハンス・ハイセン(チェロ)
録音:データ記載なし 発売:2006年
南アフリカの現代音楽家の作品がバロック・タイプ楽器による弦楽四重奏で演
奏された後パーセルで締めくくられるという、「古楽器のクロノス・クアル
テットか」と言いたくなるような挑戦的プログラム。バロック・ヴァイオリン
・ファンアならダニエル・ゼペック、トーマス・フョードロフの参加を見逃せ
ないでしょう。
CD本体に規格番号表示がなく、外装には「No.3」と表示されております。あら
かじめご了承ください。

MUCAVI 2 ¥2380
ファンタジア 17世紀前半のリュート音楽
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638):トッカータ/クラント
シモーネ・モリナーロ(1565-1615):ファンタジア第1番
ミケランジェロ・ガリレイ(1575-1631):トッカータ/クラント/ヴォルタ
ニコラ・ヴァレ(1583-1642):前奏曲/ガイヤルド
ジローラモ・カプスベルガー(1580頃-1651):
トッカータ/前奏曲/ベルガマスカ/トッカータ
シモーネ・モリナーロ:ファンタジア第5番
ミケランジェロ・ガリレイ:トッカータ/ヴォルタ
アレッサンドロ・ピッチニーニ:サラバンドのアリア
ニコラ・ヴァレ:前奏曲
ジローラモ・カプスベルガー:前奏曲/クラント
ミケランジェロ・ガリレイ:トッカータ ニコラ・ヴァレ:ファンタジア
アレッサンドロ・ピッチニーニ:
トッカータ/クラント/ガイヤルド/ロマネスカ/ガイヤルド/シャコンヌ
ウーヴェ・グロッサー(リュート、キタローネ)
録音:2003年8月27-29日、ステレンボッシュ(南アフリカ共和国)、
ウェルヘレーヘン教会
発売:2003年
ウーヴェ・グロッサーはドイツのリュート奏者・リュート製作家。南ドイツの
オペラハウスや劇場におけるバロック・オペラ上演の際の通奏低音奏者として
演奏活動を開始し、コジ・ファッチアーモ、アンサンブル・レフージウム等の
ピリオド楽器アンサンブルに参加しています。
CD本体・外装に規格番号表示がございません。あらかじめご了承ください。




<MELODIYA>
MELCD 1001869 2枚組 ¥2980
チャイコフスキー(1840-1893):
オペラ「ヴォエヴォーダ(地方長官)」(1867-1868)
ヴラジーミル・マトーリン(バス:地方長官ネチャイ・シャリギン)
レオニード・ジムネンコ(バス:富裕な商人ヴラス・ジュージョイ)
アレクサンドラ・ファトキナ
(ソプラノ:ヴラス・ジュージョイの妻ナスターシャ)
ガリーナ・クズネツォワ、リュドミラ・ボンダネンコ
(ソプラノ:ウラス・デュージョイの娘)
アナトーリー・ミシチェフスキー(テノール:ステパン・バストリューコフ)
オレグ・クレノフ(バリトン:ローマン・ドゥブロービン)
ユリア・アバクモフスカヤ
(メゾソプラノ:ローマン・ドゥブロービンの妻オリョーナ)
ヴラジーミル・スヴィストフ
(バス:ローマン・ドゥブロービンの召使い、新地方長官)
ヴャチェスラフ・ヴォイナロフスキー(テノール:道化師)
ニーナ・イサコヴァ(メゾソプラノ:子守りネドヴィガ)
モスクワ放送合唱団
ソヴィエト国立文化省交響楽団
ヴラジーミル・コジュハル(指揮)
録音:1982年

MELCD 1001872 ¥1550
チャイコフスキー(1840-1893):
聖金口イオアン聖体礼儀(聖ヨハネス・クリソストムスの典礼)ハ長調 Op.41
ソヴィエト国立文化省室内合唱団
ヴァレーリー・ポリャンスキー(指揮)
録音:1988年、スモレンスク(ロシア)、被昇天大聖堂

MELCD 1001876 2枚組 ¥2980
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):オペラ「皇帝の花嫁」(1898-1899)
エフゲニー・ネステレンコ(バス:ノヴゴロドの商人ソバーキン)
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ:ソバーキンの娘マルファ)
ウラジーミル・アトラントフ(テノール:マルファの婚約者・貴族)
ヴラジーミル・ヴァライチス(バリトン:グリャズノイ(オプリーチニク))
イリーナ・アルヒーポワ(メゾソプラノ:グリャズノイの愛人リュバーシャ)
アンドレイ・ソコロフ(テノール:皇帝の侍医ボメーリー)
ボリス・モロゾフ(バス:スクラートフ(オプリーチニク))
エレオノーラ・アンドレーエワ(ソプラノ:商人の妻サブーロヴァ)
ガリーナ・ボリソヴァ
(アルト:サブーロヴァの娘・マルファの友人ドゥニャーシャ)
ヴェロニカ・ボリセンコ(ソバーキン家の家政婦ペトローヴナ)
コンスタンチン・バスコフ(テノール:若者)
ボリショイ劇場合唱団&管弦楽団
フアト・マンスロフ(指揮)
録音:1973年

MELCD 1001877 2枚組 ¥2980
バラキレフ(1837-1910):管弦楽作品集
スペインの行進曲の主題による序曲(1857/1886)(**)
3つのロシアの歌の主題による序曲(1858/1881)(*)
劇付随音楽「リア王」(1858-1861/1905)(#)
交響詩「ルーシ」(1882)(*)/交響詩「ボヘミアにて」(1905)(+)
交響詩「タマーラ」(1867-1882)(*)/組曲ロ短調(1902-1908)(**)
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1977年(*)/1979年(+)/1983年(#)/1984年(**)

MELCD 1001879 2枚組 ¥2980 ※価格改定 ¥1850
シューマン(1810-1856):交響曲集
第1番変ロ長調「春」Op.38(1841)/第2番ハ長調 Op.61(1846)
第3番変ホ長調「ライン」Op.97(1850)/第4番ニ短調 Op.120(1851)
エストニア交響楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1978年

MELCD 1001911 2枚組 ¥2980
リスト生誕200年記念アルバム
リスト(1811-1886):
メフィスト・ワルツ第1番 
ウラジーミル・アシュケナージ(ピアノ) 録音:1959年
タランテッラ ラザール・ベルマン(ピアノ) 録音:1975年
超絶技巧練習曲第9番変イ長調「回想」
ヴラジーミル・オフチンニコフ(ピアノ) 録音:1985年
ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調
グレープ・アクセリロート(ピアノ) 録音:1988年
ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調/ピアノ・ソナタ ロ短調
アレクサンドル・スロボジャニク(ピアノ) 録音:1971年
ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
パーヴェル・セレブリャコフ(ピアノ) モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・コンドラシン(指揮) 録音:1975年
交響詩「前奏曲」
モスクワ放送交響楽団 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1979年
交響詩「タッソ」(*)/交響詩「オルフェウス」(+)
/交響詩「プロメテウス」(+)
ソヴィエト国立文化省交響楽団 マルク・エルムレル(指揮)
録音:1988年(*)/1989年(+)

MELCD 1001937 ¥1550
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1 No.3(+)
ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏曲(三重協奏曲)
ハ長調 Op.65(*)
レフ・オボーリン(ピアノ)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(チェロ)
フィルハーモニア管弦楽団(*)
マルコム・サージェント(指揮(*))
録音:1959年(*)/1958年以前?(+)
オイストラフ三重奏団としても知られるレフ・オボーリン(1907-1974)、ダヴィ
ド・オイストラフ(1908-1974)、スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(1908-
1963)による名演。(*)はMelodiyaおよびEMIのLPが初出でEMIからCD発売されて
いる音源、(+)はMelodiyaのLPが初出の音源と同一と思われます。




<ARS PRODUKTION>
ARS 38083(SACD-Hybrid) ¥2250
ロマンティック序曲集
ウェーバー(1786-1826):オペラ「アブ・ハッサン」序曲
シュポーア(1784-1859):オペラ「イェソンダ」序曲
マイアベーア(1791-1864):オペラ「アリメレク」序曲
ウェーバー:オペラ「オベロン」序曲
メンデルスゾーン(1809-1847):
序曲「美しいメルジーネの物語」Op.32/序曲「フィンガルの洞窟」Op.26
ワーグナー(1813-1883):祝典序曲(1834)
ウェーバー:オペラ「魔弾の射手」序曲
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
オーラ・ルドナー(指揮)
録音:2011年2月、場所の記載なし
スウェーデン出身の気鋭の指揮者オーラ・ルドナー(ルドネル)はヴァイオリニ
スト(パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール入賞者であり、シャーンドル
・ヴェーグの助手も務めました)から指揮者に転向し、1995年にフィルハーモ
ニア・ウィーンを創設。タスマニア交響楽団(オーストラリア;2001-2003)、
ボルツァーノ・ハイドン管弦楽団(イタリア;2003-2006)の首席指揮者を歴任。
2008年9月にロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
首席指揮者に就任しました。

ARS 38100(SACD-Hybrid) ¥2250
バイロイトの歴史的瞬間
イスラエル国歌:ハクティヴァ
ツヴィ・アヴニ(1927-):祈り
マーラー(1860-1911)/ディートリヒ・ヘンシェル(1967-)編曲:
リュッケルト歌曲集 より(*)
私は快い香りを吸い込んだ/私の歌を覗き見しないで
私はこの世に捨てられて/真夜中に
メンデルスゾーン(1809-1847):交響曲第4番イ長調「イタリア」Op.90
リスト(1811-1886):夕べの鐘
ワーグナー(1813-1883):ジークフリート牧歌
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン(*))
イスラエル室内管弦楽団
ロベルト・パーテルノストロ(指揮)
録音:2011年7月26日、バイロイト(ドイツ)、シュタットハレ、ライヴ
イスラエル楽団がワーグナー作品 ドイツで初演奏
【ベルリン共同】ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーゆかりの同国バイロ
イトで26日、有力オーケストラのイスラエル室内管弦楽団がワーグナーの作品
を演奏した。ヒトラーが愛好し、ナチスの宣伝に利用したワーグナーの曲をイ
スラエルの楽団がドイツで演じるのは初めて。
イスラエルでは、ナチスに思想的影響を与えたワーグナーの演奏がタブー視さ
れており、主催者によると、今回の公演でも、事前にホロコースト(ユダヤ人
大量虐殺)の犠牲者の遺族らから激しい抗議があったという。 

ARS 38101(SACD-Hybrid) ¥2250
ソロ・フルート Vol.1 バロック 無伴奏フルートのための音楽
マラン・マレ(1656-1728):スペインのフォリア(抜粋)
ジャック・オトテール(1674-1763):
「フルートによる前奏曲の技法」から 3つの前奏曲(*)
ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755):組曲ロ短調 Op.35 No.5
ジャン・ダニエル・ブラウン(?-1740以前):組曲断章ホ短調&ロ短調(*)
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
12の幻想曲 TWV40 から ホ短調(No.8),嬰ヘ短調(No.10)
J・S・バッハ(1685-1750):パルティータ イ短調 BWV1013
セバスティアン・ボディヌス(1700頃-1759):ジグ形式の奇想曲イ長調(*)
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697-1773):
アラ・フランチェーゼ ニ短調(*)/奇想曲変ロ長調(*)/幻想曲ハ長調(*)
カール・フィリップ・エマヌル・バッハ(1714-1788):ソナタ イ短調 Wq132
シャルル・ドリュス(1723頃-1774):
「フルートの技法」から 奇想曲第4番イ長調(*)
ミリヤム・ナスタシ(フルート)
録音:2011年4月26-27日、ヴッパータール、インマヌエル教会
オランダのユトレヒト生まれのフルーティスト、ミリヤム・ナスタシ校訂の楽
譜本「Die Soloflote, Edition Peters Nr. 8641a」に収録された作品をナス
タシが自ら演奏するシリーズの第1巻。オーレル・ニコレらに師事したナスタ
シははじめ現代音楽に傾倒していましたが、やがて古楽に興味を持ちフランス
・フェスターらの教えを受けました。1991年にフライブルク音楽大学フルート
科教授に就任し、1996年から2006年までは主任教授を務めました。
(*)は世界初録音と表示されています。

ARS 38502 2枚組 ¥2250
ピアノ・ワークス Vol.2
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」Op.18
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調「ヴァルトシュタイン」Op.53
幻想曲 Op.77(*)/創作主題による32の変奏曲ハ短調 WoO.80(+)
ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10 No.2(#)
ボリス・ブロッホ(ピアノ)
録音:
2008年12月、ドゥイスブルク(ドイツ)、
ヴィルヘルム・レーンブルック博物館、ライヴ(無印)
2001年1月、デュッセルドルフ(ドイツ)、
ローベルト・シューマン大学パルティカ=ザール、ライヴ(*)
2004年3月、エッセン(ドイツ)、フォルクヴァング音楽大学、新講堂(+)
1979年1月、ミュンヘン(ドイツ)、レジデンツ、ヘルクレスザール、ライヴ(#)
ボリス・ブロッホ(ブロフ)は1951年ウクライナのオデッサに生まれ、モスクワ
音楽院でドミートリー・バシキーロフに師事したピアニスト。音楽院卒業の翌
年、1974年にニューヨークに移住し、1978年にはブゾーニ国際ピアノ・コンク
ールで優勝、1985年にエッセンのフォルクヴァング大学教授に就任以降ドイツ
に定住しています。

ARS 38501 ¥1850
【旧譜情報訂正】
ピアノ・ワークス Vol.1
リスト(1811-1886):
ヘンデルのオペラ「アルミーラ」からのサラバンドとシャコンヌ S.181(**)
パガニーニによる大練習曲 S.141(ブゾーニ版)(+)
ダルゴムイシスキーのラタンテッラ S.483(#)
モーツァルトの「フィガロの結婚」の2つの主題による幻想曲(*)
ボリス・ブロッホ(ピアノ)
録音:1979年1月、ミュンヘン(ドイツ)、レジデンツ、ヘルクレスザール(*)、
2004年6月、デュッセルドルフ(ドイツ)、ローベルト・シューマン・ザール(+)、
2005年10月、ドゥイスブルク(ドイツ)、
ヴィルヘルム・レーンブルック美術館(#)、
2007年10月、エッセン(ドイツ)、フォルクヴァング大学、新講堂(**)、
ライヴ(全収録曲)
新譜ご案内時にオリジナル・タイトルの意味を取り違え「リスト:ピアノ作品
集 Vol.1」としておりましたので訂正いたします。申し訳ございません。




<TRITO>
TD 0087 ¥1550
ジャナンドレア・ノセダのシューマン&シューベルト
シューマン(1810-1856):交響曲第2番ハ長調 Op.61(+)
シューベルト(1797-1828):交響曲第4番ハ短調 D.417(*)
カダケス管弦楽団ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
録音:2009年4月29日(*)、2010年4月30日(+)、
サラゴサ(スペイン)、アウディトリウム、ライヴ

TD 0085 ¥1550
フェルナンド・ソル(1778-1839):ギターのための大型作品集
序奏、主題と変奏曲 イ長調 Op.20(12'45")
幻想曲ハ長調 Op.7(17'37")
ソナタ第1番ニ長調「グラン・ソロ」Op.14(10'05")
ソナタ第3番ハ長調「グラン・ソナタ」Op.22(21'16")
ジュゼッペ・カレール(ギター)
録音:2009年5月、ボルツァーノ(イタリア)、マリア・ハイム邸
使用楽器:1840年、パリ、ラコート製
演奏時間10分を超えるソルのギター独奏作品を、作曲者の死の翌年に製作され
たギターで演奏した注目すべき録音。ジュゼッペ・カレールはミラノのジュゼ
ッペ・ヴェルディ音楽院でルッジェーロ・キエザに、バーゼル音楽アカデミー
でオスカル・ギリアに師事したイタリアのギタリスト。2011年12月現在、ボル
ツァーノ(イタリア)のヴィヴァルディ音楽学校で教えています。近年は特に
18-19世紀のコンポーザー=ギタリストたちの作品を当時作られた楽器で演奏す
る企画に取り組んでいます。

TD 0069 ¥1550
ダビド・デル・プエルト(1964):視線 ギター作品集
夏のページ(2007)/瞬間のノート(2007)/2つの練習曲(2006)
冬組曲(2006)/2つの前奏曲(2003)/視線(2002)
エウヘニオ・トバリナ(ギター)
録音:2010年、ビトリア[ガステイス](スペイン)、
スタジオ・エル・カントン・デ・ラ・ソレダド




<ACTE PREALABLE>
AP 0238 ¥1800
ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921):ピアノ作品集 Vol.2
ワルツ(オペラ「ゴプラナ」より)/ユモレスクとガヴォット(2つの小品)Op.18
2つのサロン小品 Op.11/奇想ワルツ Op.9/6つの性格的小品 Op.17
夢想 Op.48/オペラ「ゴプラナ」のポプリ
ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(ピアノ)
録音:2010年11月29日、2011年2月13日、
ワルシャワ、国立第一総合音楽学校コンサートホール
ヴワディスワフ・ジェレンスキはポーランド盛期ロマン派音楽を代表する作曲
家の一人。レーベルのウェブサイトには世界初録音と表示されています。

AP 0246 ¥1800
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):
ピアノ曲集「幸せな時間」(1960)
第1巻(全15曲)/第2巻(全13曲)/第3巻(全10曲)
若いピアニストのための10の気晴らし(1946)
エルジビェタ・ティシェツカ(ピアノ)
録音:2011年3、6月、ウーチ・フィルハーモニー、
ヘンリク・チシ記念室内ホール
タンスマンが子供や10代のピアノ学習者のために書いた親しみやすいピアノ曲
集。「幸せな時間」は4巻から成り、巻ごとに徐々に難易度が上がる構成になっ
ています。エルジビェタ・ティシェツカが弾いたタンスマンの同趣向の曲集の
CD「ピアノを弾く子供たち」(AP 0205)は発売以来当レーベルのベストセラーの
一つとなっており、今回の発売も大いに注目されるところです。レーベルの
ウェブサイトには世界初録音と表示されています。

AP 0252 ¥1800
イレネウシュ・ウカシェフスキ(1938-):合唱作品集
天使(*)/すべて成就する[Tutto e compiuto](+)
永遠の夜の前にあなたの声を聴かせて(#)/ショパンとデート
Wykolysalem cie wsrod fal.../優しい淑女よ、歌わないで(#)
来たれ、主よ/ゆりかごの子守歌/ジティニュの夜/微笑んで、赤ちゃん
人権を見よ/私たちのイエス/三人の王/ようこそ、幼な児イエス
メロディー(パデレフスキのピアノ曲より)/あなたはペテロである
第一旅団/私たちは神に感謝する[Deo Gratias dicamus]
アリツィア・ギエントコフスカ(ソプラノ(#))
ウィエスワヴァ・ウーカシェフスカ(ソプラノ(+))
イザベラ・マンジェイ(ソプラノ(*))
イェジ・ステルマンスキ(テノール(+))
ポーランド室内合唱団
ヤン・ウーカシェフスキ(指揮)
録音:2011年5月24-26日、ソポト(ポーランド)、アウクスブルク福音教会
レーベルのウェブサイトには世界初録音と表示されています。曲名の日本語訳
は適切でないかもしれません。お許しください。

AP 0254 ¥1800
ALMOST IN THE AIR 古い楽器、新しいサウンド
植松伸夫(1959-):ロンフォール(RPG「ファイナルファンタジーXI」より)
ヤン・ティエルセン(1970-):Comptine d'un autre ete(映画「アメリ」より)
久石譲(1950-):菊次郎の夏(映画「菊次郎の夏」より)
グイード・ポンツィーニ(1985-):Forbidden Clouds
植松伸夫:ミュージック・ボックス(RPG「ファイナルファンタジーV」より)
ヤン・ティエルセン:Sur le fil(映画「アメリ」より)
ジョヴァンニ・ソッリーマ(1962-):Terra Aria
植松伸夫:ザナルカンドにて(RPG「ファイナルファンタジーX」より)
久石譲:もののけ姫(映画「もののけ姫」より)
坂本龍一(1952-):
Merry Christmas Mr. Lawrence(映画「戦場のメリークリスマス」より)
フィリップ・グラス(1937-):グラスワークス より オープニング
木村弓(*):いつも何度でも(映画「千と千尋の神隠し」より)
久石譲:Madness(映画「紅の豚」より)
マッシモ・モレッティ(1971-):Flows no. 9
フィリップ・グラス:Truman Sleeps(映画「トゥルーマン・ショー」より)
植松伸夫:ゴールドソーサー(RPG「ファイナルファンタジーVII」より)
MG_INC
グイード・ポンツィーニ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
ミリアム・ファリーナ(ハープ)
録音:パルマ(イタリア)、カヴェア・スタジオ、時期の記載なし
ヴィオラ・ダ・ガンバで現代のノン・クラシカル・ミュージックを演奏すると
いう斬新な企画。グイード・ポンツィーニはチャップマン・スティックおよび
エレクトリック・ベースの演奏家として、またゲーム音楽の作曲家として知ら
れるイタリアの若きミュージシャン。意外なことに彼はパルマのアッリーゴ・
ボーイト音楽院でロベルト・ジーニにヴィオラ・ダ・ガンバを師事しており、
2010年、同音楽院で学ぶハーピスト、ミリアム・ファリーナとデュオ「MG_INC」
を結成し未知なるガンバ・サウンドの世界へ足を踏み入れました。そこでバリ
バリの現代音楽に行かないところが彼の才人たるところで、ご覧のとおりの魅
力的なプログラム。半分以上が日本人作曲家の作品というのもうれしいところ
で、日本のアニメやゲームの音楽がいかにヨーロッパで人気があるかをうかが
い知ることができます。(ブックレットに日本語文がないので、日本を中心に
売ろうという意図はなかったと思われます。)
(*)メーカーが作曲者を久石譲と誤認していたようで、外装、ブックレットと
もそのように書かれております。初回生産品の修正は行われないと思われます
が、なにとぞご了承ください。




<Musicon>
MCCD 32 ¥1800
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.32
ユゼフ・エルスネル(1769-1854):
ミサ ニ短調「あなたの民は尊敬の念に満ちて」(ポーランド語のミサ)Op.87
ミサ・ソレムニス ヘ長調(聖ヨゼフのミサ)Op.41
オルガ・クセニチ(ソプラノ)
ヨアンナ・ドブラコフスカ(アルト)
マチェイ・ゴツマン(テノール)
ヤロスワフ・ボダコフスキ(バス)
カントーレス・ミノーレス・ヴラティスラヴィエンシス(合唱)
ピオトル・カルペタ(合唱指揮)
カペラ・ヤスノグルスカ[カペッラ・クラロモンターナ](古楽アンサンブル)
ヤロスワフ・ヤシュラ(指揮)
録音:2007年11月、チェンストホヴァ(ポーランド)、
ヤスナ・グラ・バジリカ聖堂
エルスネルは作曲・指揮・教育・出版・事業等の多方面に才能を発揮し、19世
紀前半のポーランド音楽に最大の影響を与えた音楽家の一人。1799年から25年
にわたってワルシャワ国立歌劇場の監督を務め、1821年にはワルシャワ音楽院
を創設、ショパンやモニュシュコらの師となりました。




<VISTA VERA>
VVCD 00231 ¥1550
ハイドン(1732-1809):弦楽四重奏曲第66番ト長調 Op.77 No.1 Hob.III:81(*)
フランク(1822-1890):ピアノ五重奏曲ヘ短調(1879)(+)
ボリショイ劇場弦楽四重奏団
イサーク・ジュク(第1ヴァイオリン) 
ボリス・ヴェリトマン(第2ヴァイオリン)
モリス・グルヴィチ(ヴィオラ) イサーク・ブラフスキー(チェロ)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ(+))
録音:1949年(+)/1956年5月17日(*)

VVCD 00232 ¥1550
オーケストラ・ヴィルトゥオーゾ 
サクソフォン-レフ・ミハイロフ(1936-2002)
グラズノフ(1865-1936):
サクソフォン協奏曲変ホ長調 Op.109(*)
サクソフォンのための四重奏曲変ロ長調 Op.109(+)
ヒンデミット(1895-1963):
アルトフレンチホルンまたはアルトサクソフォンとピアノのための
ソナタ変ホ長調(1943)(#)
ドミートリー・スミルノフ(1948-):
蜃気楼(4つのサクソフォンのための5つの小品)(**)
ジャニーヌ・リュエフ(1922-1999):
サクソフォンの四重奏のための協奏曲ニ長調(**)
レフ・ミハイロフ(ソプラノサクソフォン(*/+/**)、アルトサクソフォン(#))
アレクサンドル・オセイチュク(アルトサクソフォン(+/**))
ユーリー・ボロンツォフ(テナーサクソフォン(+))
アレクセイ・ナバトフ(テナーサクソフォン(**))
ヴラジーミル・エリョーミン(バリトンサクソフォン(+/**))
アレクセイ・ナセトキン(ピアノ(#))
モスクワ放送交響楽団ソリスト・アンサンブル(*)
コレクサンドル・コルネーエフ(指揮(*))
録音:1979、1980年
レフ・ミハイロフはモスクワ放送交響楽団、ボリショイ劇場管弦楽団、
ソヴィエト国立交響楽団のクラリネットおよびサクソフォン奏者、モスクワ音
楽院教授を務めました。

VVCD 00234 2枚組 ¥2980
J・S・バッハ(1685-1750):
平均律クラヴィーア曲集第1巻&第2巻 から 24の前奏曲とフーガ
BWV846, 847, 848, 849, 874, 875, 876, 853, 854, 879, 880, 881,
858, 859, 884, 861, 862, 887, 888, 889, 866, 867, 892, 893
ユーリー・ボグダーノフ(ピアノ)
録音:2006年
ユーリー・ボグダーノフ(1972年生まれ)はモスクワ音楽院でタチアナ・ニコラ
ーエワ、アレクセイ・ナセトキン、ミハイル・ヴォスクレセンスキーに師事し
たロシアのピアニスト。

VVCD 00235 ¥1550
ハープのための音楽
C・P・E・バッハ(1714-1788)/
マルセル・グランジャニー(1891-1975)編曲:ハープ・ソナタ ト長調 H.563(*)
ヘンデル(1685-1759)/マルセル・グランジャニー編曲:
前奏曲ニ短調 HWV564(+)/トッカータ ト短調 HWV586(+)
ヴィヴァルディ(1678-1741)/アリスティード・フォン・ヴュルツラー編曲:
ハープと弦楽のための協奏曲ニ長調(#)
アルブレヒツベルガー(1736-1809):
ハープ、フルートとチェロのためのパルティータ ハ長調(**)
ヒナステラ(1916-1983):ハープ協奏曲 Op.25(++)
エミリア・モスクヴィチナ(ハープ(++以外))
マリア・モスクヴィチナ(ハープ(++))
ヴァレンチン・ズヴェレフ(フルート(**))
アレクサンドル・ゴトゲリス(チェロ(**))
モスクワ放送交響楽団(#/++)
ヴラジーミル・フェドセーエフ(指揮(#/++))
録音:1990年(+/**)/1995年(#)/2000年(*)/2001年、
チューリヒ、トーンハレ、ライヴ(++)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(1963-1987)、モスクワ放送交響楽団
(1987-)の首席ソリストを務め、2011年時点でモスクワ芸術アカデミーおよび
モスクワ音楽院教授を務めるハープ奏者、エミリア・モスクヴィチナの名演集。
ヒナステラのみ娘のマリアが演奏しています。

VVCD 00236 ¥1550
ヤコフ・フリエール Vol.1 1946-1947年の録音から
J・S・バッハ(1685-1750)/サムイル・フェインベルク(1890-1962)編曲:
ラルゴ(オルガンのためのトリオ・ソナタ第5番 BWV529 より)(*)
J・S・バッハ/ブゾーニ(1866-1924)編曲:シャコンヌ
(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004 より)
ブラームス(1833-1897):
6つの小品 Op.118 から 間奏曲イ長調(No.2)/4つのワルツ Op.39
アルベニス(1860-1909):
スペイン組曲 Op.47 から グラナダ/スペインの歌 Op.232 から コルドバ
ショパン(1810-1849):
夜想曲ホ長調 Op.62 No.2/夜想曲嬰ヘ短調 Op.48 No.2
マズルカ イ短調 Op.17 No.4(*)/マズルカ変イ長調 Op.50 No.2(*)
ポロネーズ嬰ヘ短調 Op.44
ヤコフ・フリエール(ピアノ)
録音:1946年(*)/1947年(*以外)

VVCD 00237 ¥1550
ヤコフ・フリエール Vol.2 1946-1948年の録音から
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899)/
アルフレート・グリュンフェルト(1852-1924)編曲:
オペレッタ「こうもり」のワルツの主題によるパラフレーズ(+)
ワーグナー(1813-1883)/リスト編曲:
オペラ「タンホイザー」より ヴォルフラムのロマンス(#)
楽劇「トリスタンとイゾルデ」より イゾルデの死(#)
リスト(1811-1886):
慰め(コンソレーション)第3番 S.172 No.3(#)
詩的で宗教的な調べ S.173 から 葬送(No.7)(#)
超絶技巧練習曲集 S.139 から 第10番ヘ短調,第12番イ長調「吹雪」(*)
ピアノ協奏曲第2番イ長調 S.125(**)
ヤコフ・フリエール(ピアノ)
ソヴィエト国立交響楽団(**)
ニコライ・アノーソフ(指揮(**))
録音:1946年(*)/1947年(+)/1948年(#)
1948年5月26日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(**)
ヤコフ・フリエールはモスクワ音楽院でコンスタンチン・イグムーノフに師事
したユダヤ系ソヴィエト(ロシア)のピアニスト。リヒテル、ギレリス、ベルマ
ンらに匹敵する実力と人気の持ち主でしたが、西側での華々しい活躍の前に亡
くなってしまい、旧共産圏以外では「幻の巨匠」となってしまいました。シュ
ーマン、ショパン、リスト、ブラームス、ラフマニノフ等のロマン派音楽を得
意とし、モスクワ音楽院教授としてロジオン・シチェドリン、ヴィクトリア・
ポストニコワ、ミハイル・プレトニョフ、レフ・ヴラセンコ、ベーラ・ダヴィ
ドヴィチらを輩出しました。

<WARNER BOX>
2564675239 10枚組 ¥4850
太陽王の宮廷-フランス・バロックの栄光
シャルパンティエ:
テ・デウム、マニフィカト、クリスマスのための深夜のミサ、
死者のためのミサ、聖ペテロの否認
リュリ:テ・デウム、イシス(抜粋)、アルミード(抜粋)
クープラン:テネブレの読誦、教区のためのミサ(抜粋)
修道院のためのミサ、パルナッソス山、またはコレッリ賛 他
ジャン・フランソワ・パイヤール指揮
パイヤール室内管弦楽団
ミシェル・コルボ指揮
マリー・クレール・アラン(Org)
モーリス・アンドレ(Trp) 他

2564676018 14枚組 ¥6750
(14)バッハ:オルガン作品全集5,000
マリー・クレール・アラン(Org)
1985年-1993年




<独UNIVERSAL>
DECCA 4805967 ¥680
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ショーソン:詩曲
諏訪内晶子(Vn)
ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー室内管弦楽団 他

DECCA 4805969 ¥680
ブラームス:交響曲第3番、第4番
リッカルド・シャイー指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

DECCA 4805971 ¥680
モーツァルト:クラリネット協奏曲、オーボエ協奏曲、
ファゴット協奏曲
カール・ライスター(Cl)
ハインツ・ホリガー(Ob)
クラウス・トゥーネマン(Fg)
ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー室内管弦楽団 

DG 4805972 ¥680
ショパン:
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
夜想曲集
リスト:愛の夢、スペイン狂詩曲 他
ユンディ・リ(P)




<ZEFIR Records>
ZEF 9626 ¥2180
ピーテル・バステイン(1649-1729):
クラヴサンのための9つの組曲
スティーヴン・デヴァイン(harpsichord)

ZEF 9628 ¥1150
リスト:ピアノ作品集
巡礼の年 第1年-「オーベルマンの谷」
詩的で宗教的な調べ-「愛の賛歌」、「アンダンテ・ラクリモーソ」
即興曲
ローレライ
トゥーレの王
御身 天より来たりて
6つのポーランドの歌-「指輪」、「バッカナール」、
「私のいとしい人」
ゴンドリエラ
音楽の夜会-「ヴェネツィアの競艇」
LEEN DE BROEKERT(P)




<URANIA>
WS121.140 2枚組 \1400
ベートーヴェン:
交響曲第3番「英雄」 
シンフォニー・オブ・ジ・エア
交響曲第6番「田園」
序曲集:コリオラン、フィデリオ、命名祝日、レオノーレ第3番、
献堂式
コンセール・ラムルー管弦楽団
イーゴリ・マルケヴィチ指揮 1957-1960

WS121.141 3枚組 \2080
ヴェルディ:歌劇「運命の力」
レナータ・テバルディ(S)
フェードラ・バルビエリ(M.S)
マリオ・デル・モナコ(T)
アルド・プロッティ(Br)
チェザーレ・シエピ(B)
レナート・カペッキ(Br)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団、合唱団  1953




<CHERRY RED>
ECLEC 2305 ¥1400
TERRY RILEY:IN C
ミニマル・ミュージックを世界に広めたテリー・ライリーの名作
「In C」(64年)のリマスター盤。
オリジナル・レコーディングは68年。NYバッファロー大学の
Centre of Creative and Performing Artsによるセッション。
現代音楽シーンに大きな影響を与えたセンセーショナルなア
ルバムとして知られ、フィリップ・グラス、The Whoのギタリス
ト、ピーター・タウンゼント、ピンクフロイドなどの名が挙げら
れている。
ジャケットのアートワーク、エッセイオリジナルを修復。

ECLEC 2306 ¥1400
TERRY RILEY:A Rainbow In Curved Air
「In C」に続きテリー・ライリーの名をさらに高めた代表作
「A Rainbow In Curved Air」(69年)のリマスター盤。
ループレコーディングを使い、ライリー自身がすべての楽器を演奏。レコー
ディングは67年。親しみやすく、リラクスゼーションを感じさせるこの作品
はロックファンにも支持されファン層を広げた。イギリスのバンド「Curved
Air」はこのアルバムからバンド名を命名、The Whoのピーター・タウンゼン
トはこのアルバムに触発されBaba O’ Riley、Who Get Fooledを作った。
ジャケットはオリジナル・アートワークを修復、新しいエッセイを収録。





<MUSICAL CONCEPTS>
MC 114 ¥800
ドヴォルザーク(ニコラス・イングマン編):
弦楽セレナード ホ短調 op.22(八重奏版)
ヴァイオリンとピアノのためのソナティナ ト長調 op.100
管楽セレナード ニ短調 op.44
ヨゼフ・スーク(リーダー、Vn) 
カメラータ・ノヴァ・プラハ、チェコ九重奏団のメンバー

MC 142 ¥1080
クリストファー・ボール:チェロのための作品集
Cello Concerto No. 1 Emerald Concert Orchestra
Song Without Words Yoko Misumi(piano)
Roundelay Yoko Misumi(piano)
Close of the Day Yoko Misumi(piano)
Scarborough Fair Yoko Misumi(piano)
The Star of the County Down Yoko Misumi(piano)
Brigg Fair Yoko Misumi(piano)
Bonnie Dundee / The Water Is Wide Yoko Misumi(piano)
For Stjepan(cello solo)
ステパン・ハウザー(VC)

MC 143 ¥1080
クリストファー・ボール:ホルン&オーボエ協奏曲集
Horn Concerto Tim Thorpe(horn)
In the Yorkshire Dales
Roger Armstrong(flute), Paul Arden-Taylor(oboe)&
Leslie Craven(clarinet)
On a Beautiful Day
Roger Armstrong(flute), Paul Arden-Taylor(oboe)&
Leslie Craven(clarinet)
Oboe Concerto Paul Arden-Taylor(oboe)
Celtic Moods
Roger Armstrong(alto flute)& Paul Arden-Taylor(cor anglais)
Invocations of Pan for solo flute
Jonathan Burgess(flute)
A Summer Day
Roger Armstrong(flute)& Paul Arden-Taylor(oboe)

<MEMORIES>
MR2189/2193 5枚組 ¥2080
シューリヒト:指揮 モーツァルト名演集(全てモノラル)
交響曲第23番 
ドレスデンフィル 1943年5月18日スタジオ録音
交響曲第34番 
ドレスデンフィル 1943年5月18日スタジオ録音
交響曲第35番「ハフナー」 
ウィーンフィル 1956年12月10日ニューヨーク・ライヴ
交響曲第38番「プラハ」 
ウィーンフィル 1960年8月14日ザルツブルク・ライヴ
交響曲第40番 
スイス・イタリア語放送響 1961年4月27日ルガノ・ライヴ
交響曲第41番「ジュピター」 
ウィーンフィル 1960年8月14日ザルツブルク・ライヴ
ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」 
ハスキル独奏、シュトウットガルト放送響 1952年5月23日ライヴ
ピアノ協奏曲第17番 
アスケナーゼ独奏、シュトウットガルト放送響 1954年9月24日ライヴ
ピアノ協奏曲第19番  
ゼーマン独奏、シュトウットガルト放送響 1961年5月19日ライヴ
ピアノ協奏曲第19番  
ハスキル独奏、シュトウットガルト放送響 1956年7月4日ライヴ
ピアノ協奏曲第22番 
ニコライエワ独奏、ウィーンフィル 1956年1月26日ライヴ
ピアノ協奏曲第27番 
カサドシュス独奏、ウィーンフィル 1961年8月23日ザルツブルクライヴ
協奏交響曲K.297
シュトウットガルト放送響 1952年2月29日ライヴ
正に壮観という他はないシューリヒトのモーツァルト・ライヴ集。交響曲もラ
イヴで燃上るシューリヒトならではの豪快な名演揃い。「ハフナー」はニュー
ヨークの国連本部に於けるライヴで凄い迫力。疾走するモーツァルトを堪能し
たいなら、第40番のルガノ・ライヴ、「ジュピター」なども聴き逃せません。
若き日のドレスデンフィルとのスタジオ録音の方が落ち着きがあって、巨匠風
の重みすらあるのが面白い処。ピアノ協奏曲への造詣も深く、多岐に渡るソリ
ストとの丁々発止のやりとりも素晴らしいです。ハスキルの遠慮がちなリリシ
ズムにはそれをサポートし、ゼーマン、アスケナーゼのキリリとした辛口の演
奏には、そのように対応。ニコライエワのスケール極大のモーツァルトに対し
てはやはり大柄な伴奏を心がける。そして相性のよかったカサドシュスとの名
演には言葉もありません。ヘンスラーのボックスにも含まれていない、アスケ
ナーゼ、ゼーマンとの共演、協奏交響曲が含まれているのも有難い限りです。