<クラシック・輸入盤新譜情報 11-12>


<Deutsche Grammophon>
4778774 ¥1850
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲集
1.ヴァイオリン協奏曲ハ長調 Hob.VIIa:1
2. 同 イ長調 Hob.VIIa:3
3. 同 ト長調 Hob.VIIa:4
シャンゼリゼ劇場管弦楽団
指揮:ジュリアーノ・カルミニョーラ
録音:2011年2月3日 グスタフ・マーラー・ザール、クルターゼントラム・
グランド・ホテル、トーブラッハ
大好評を博したモーツァルトの協奏曲集に続く鬼才カルミニョーラ待望の新譜
は、不当なまでに演奏機会の少ないハイドンの協奏曲集。いずれも独創性、機
知、精神および旋律の斬新さを備えた名曲です。カルミニョーラの正確な技巧、
情熱、そして豪奢な音楽性は、作曲家の意図を忠実に再現し、作品に瑞々しい
息吹を吹き込むことに成功しています。の全部を鮮明な生命に連れて来ます。

4779942 2枚組(1枚価格) ¥1850
愛の喜び-愛の悲しみ:フリッツ・クライスラーへのオマージュ
CD1
1.プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
2.フランクールの様式によるシチリアーノとリゴードン
3.ルイ13世の歌とパヴァーヌ/4.ベートーベンの主題によるロンディーノ
5.コレッリの主題による変奏曲/6.レチタティーヴォとスケルツォ・カプリス
7.ウィーン奇想曲/8.中国の太鼓/9.愛の喜び/10.愛の悲しみ
11.美しきロスマリン/12.ジプシーの女/13.オールド・リフレイン
14.カルティエの様式による狩り
(以上ヴァイオリン:ルッジェーロ・リッチ 録音:1961年)
15.愛の喜び/16.愛の悲しみ/17.美しきロスマリン/18.中国の太鼓
19.アンダンティーノ/20.チャイコフスキーの無言歌Op.2‐3
(以上ヴァイオリン:フリッツ・クライスラー 録音:1910年&1911年)
CD2
1.グルック:メロディ/2.リムスキー=コルサコフ:太陽賛歌
(以上ヴァイオリン:ヤッシャ・ハイフェッツ 録音:1945年)
3.ジプシーの女(ヴァイオリン:ダヴィッド・オイストラフ 録音:1949年)
4.ドヴォルザーク:ユモレスク/5.シャミナーデ:スペインのセレナード
6.リムスキー=コルサコフ:ヒンズー教徒の歌
7.ファリャ:スペイン舞曲
(以上ヴァイオリン:クリスチャン・フェラス 録音:1968年)
8.ポンキエッリ:セレナード/9.アルベニス:タンゴOp.165‐2
10.ウェーバー:ラルゲット/11.ジプシー・カプリース
12.ヴィエニャフスキ:カプリース変ホ長調
13.ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第2番/14.グラズノフ:スペインのセレナード
15.グラナドス:スペイン舞曲/16.才たけた貴婦人
(以上ヴァイオリン:シュロモ・ミンツ 録音:1980年)
17.シンコペーション/18.ウィーン風小行進曲
(以上ヴァイオリン:ギドン・クレーメル 録音:1995年)
19.美しきロスマリン/20.ウィーン奇想曲/21.愛の悲しみ
22.メンデルスゾーン:春の歌
(以上ヴァイオリン:アンネ=ゾフィー・ムター 録音:2002年&2008年)
2012年に没後50年を迎えるクライスラーへのオマージュとして企画された2枚
組。演奏、作曲、編曲のいずれにおいても天才だった彼の魅力を余すところな
く伝える全22曲を収録。リッチ、ハイフェッツ、オイストラフ、フェラス、
ミンツ、クレーメル、ムターという名手たちの名演がずらりと並んでおり、
クライスラー入門にも最適なアイテムであると同時に、クライスラー本人の
歴史的演奏が納められ、音楽ファン必携のアイテムといえましょう。

4779529 3枚組 ¥2580
ジ・アート・オブ・マウリツィオ・ポリーニ
CD1
1.ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3章
2.ショパン:12の練習曲Op.25/3.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番
4.ウェーベルン:ピアノのための変奏曲Op.27
CD2
1.ショパン:ポロネーズ嬰ヘ短調Op.44/2.同 変イ長調Op.53《英雄》
3.ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73《皇帝》
(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:カール・ベーム)
4.リスト:悲しみのゴンドラ第1稿
5.同:リヒャルト・ワーグナー-ヴェネツィア /6.ドビュッシー:雪の上の足跡
7.同:西風の見たもの/8.同:沈める寺
CD3
1.モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ長調K.491
(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
ピアノ&指揮:マウリツィオ・ポリーニ)
2.J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻-前奏曲とフーガ嬰ハ短調
3.同 ト長調
4.ショパン:ピアノ協奏曲第1番
(ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:イェジー・カトレヴィッツ)
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ&指揮)他録音:1972-2009年
ポリーニの70歳を記念したこの3枚組は、彼自身によって選曲されたファン垂涎
のアイテムです。ストラヴィンスキー、ショパン、ベートーヴェン、モーツァ
ルトなどいずれも彼の十八番ばかりで、ボーナストラックには1960年のショパ
ン国際コンクール優勝時に弾いたショパンのピアノ協奏曲第1番も収録されて
います。豪華装丁のブックレットも含め、手元に置いておきたいアイテムの登
場です。

4779827 ¥1850
ハチャトゥリアン&バーバー:ヴァイオリン協奏曲
ミハイル・シモニアン(ヴァイオリン)
ロンドン交響楽団、
指揮:クリスチャン・ヤルヴィ
録音:2011年5月、6月 ロンドン
「シモニアンは、絶頂期のダヴィッド・オイストラフを思わせる風格と完璧さ、
そして燃えるような情熱をもって演奏する」(マイアミ・ヘラルド紙)。1986年、
ヴェンゲーロフやレーピンを輩出したノヴォシビルスクにアルメニア人とロシ
ア人の間に生まれたミハイル・シモニアン。5歳でヴァイオリンを始め、数々
の賞を受賞。1999年ニューヨークに移住し、その後カーティス音楽院でヴィク
トル・ダンチェンコに師事しました。若い世代を代表するヴァイオリニストと
して目覚しい活躍を展開するシモニアンのDGデビュー盤は、アルメニアとアメ
リカという彼の二つの魂を象徴した内容となっています。今年9月の来日公演
ではプロコフィエフのソナタで卓越した超絶技巧を披露し、日本の聴衆を魅了
しました。




<DECCA>
4782733 ¥1850
J.S.バッハ:カンタータ集
1.第82番《我、満ち足れり》BWV.82
2.第169番《神にのみ 我が心 献げん》BWV.169
3.第150番《主よ、我は汝を求む》BWV.150-シンフォニア
4.第200番《我は彼の名を告げん》BWV.200-アリア
5.第161番《来たれ、汝甘き死よ》BWV.161-レチタティーヴォ
6.第153番《愛する神よ、みそなわせ、我が敵のいかにあるやを》
BWV.153-アリア
アンドレアス・ショル(カウンターテナー) 
バーゼル室内管弦楽団
録音:2011年1月28日 アルザス
かつて少年聖歌隊でJ.S.バッハの音楽を歌っていたショルが、世界屈指のカウ
ンターテナーとして自らのルーツを歌うカンタータ集。当レーベルでは彼の初
のJ.S.バッハ・アルバムということもあり、長らく語り継がれる名盤となるこ
とでしょう。

4783206 ¥1850
ショパン:
(1)スケルツォ第1番 (2)夜想曲第5番 (3)スケルツォ第4番 
(4)夜想曲第19番 (5)スケルツォ第3番 (6)夜想曲嬰ハ短調遺作 
(7)スケルツォ第2番 ショパン/リスト編:6つのポーランドの歌S.480から
(8)私のいとしい人 (9)乙女の願い
リスト:
(10)夜想曲《夢の中に》 S.207
ラヴェル:
(11)-(13)《夜のガスパール》
ベンジャミン・グロヴナー(ピアノ)
録音:2011年4月23-26日 ロンドン、リンドハースト・ホール
2004年、11歳でBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ジ・イヤーに優勝した神
童ピアニスト、ベンジャミン・グロヴナーのデビュー・アルバム。ショパンの
夜想曲、スケルツォにリストやラヴェルの作品をカップリング。
■1992年生まれのピアニスト、ベンジャミン・グロヴナー
2012年に20歳になるイギリスのピアニスト、ベンジャミン・グロヴナー。11歳
でBBC青少年音楽コンクールに優勝し、著名な室内楽ホールであるロンドンの
ウィグモア・ホールや、音楽の殿堂ニューヨークのカーネギーホールに次々デ
ビュー。神童の名を欲しいままにした彼が2011年デッカと専属契約を締結。
メジャー・デビューとなる今作には、ショパンとリスト、そしてラヴェルの作
品をカップリング。ショパンはスケルツォの間に夜想曲をはさみ、リスト編の
ショパンの歌曲、そしてリストの夜想曲が続くというプログラミングで、彼な
りのこだわりが感じられます。デッカ契約前の2010年1月に横浜で行われたリ
サイタルでは、ジャズの語法と超絶技巧で知られるカプースチンの「エチュー
ド」を披露し、完ぺきなテクニックと輝かしい音色で聴衆を魅了しました。現
在はロンドンの王立音楽アカデミーで研鑽を積むグロヴナー。今後の活躍がま
ちがいなく期待できるニューフェイスの登場です!

4783388 ¥1850
バルトリ/ヴィヴァルディ・アルバム(通常盤)
そよ風のささやきに-バルトリ/ヴィヴァルディ・オペラ・アリア集
そよ風のささやきに(歌劇《嵐の中のドリッラ》より)
恐ろしい嵐のあとに(歌劇《グリゼルダ》より)
ふたつの光はつねに力衰え(出典不明)
何を言っているのだ?私は行こう、飛び行こう、叫ぼう(歌劇《狂乱を装った
オルランド》より)
ささやく優しい西風よ(歌劇《テルモドンテに向かうヘラクレス》より)
虐げられた魂よ(歌劇《忠実なニンフ》より)
ああ、言ってください(歌劇《忠実なニンフ》より)
不運な小舟(歌劇《ユスティヌス》より)/運命よ、おまえは私を招いたが
私は胸にこれほど強き心があり(歌劇《ユスティヌス》より)
海もまた沈むかのように(歌劇《ティムール》より)
血潮がことごとく凍りつき(歌劇《ファルナーチェ》より)
精神錯乱のなかで/私たちは氷のような波間の船(歌劇《オリンピアデ》より)
戦闘ラッパにつれ(歌劇《テウッツォーネ》より)
チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)
アルノルト・シェーンベルク合唱団(合唱指揮:サイモン・シュウテン)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ、
ジョヴァンニ・アントニーニ(ブロックフレーテ)
録音:1999年7月オーストリア
バルトリ自身が丹念に調べあげた、ヴィヴァルディの知られざるオペラ・アリ
ア集。

4783389 ¥1850
グルック:オペラ・アリア集(通常盤)
私は震えている、とまどいのうちに-歌劇《ティートの仁慈》(ヴィテッリア)
この竪琴のなかへ-歌劇《惑いのパルナス山》(エラト)
哀れなこと、わたしはどこに!―ああ!言葉を発しているのはわたしではあり
ません-歌劇《エツィオ》(フルヴィア)
それぞれおのが儀に従うがよい ― これに勝る狂気はない-歌劇《報いられた
セミラーミデ》(イルカノ)
あの澄んだ流れ-歌劇《冠》(アタランタ)
ああ、お黙り、愚か者 - なぜにそなたはできたのです、ああ、何てこと!
-歌劇《ティートの仁慈》(ヴィテッリア)
もし貴女の顔に吹き寄せるのを感じられたら-歌劇《ティートの仁慈》(セスト)
ベレニーチェ、何しているの?-なぜ、これほどに数多いのに-歌劇《アンティ
ゴノ》(ベレニーチェ)
チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)
アカデミー・アルテムジーク・ベルリン
指揮:ベルンハルト・フロック
録音:2001年1月8日、11日-16日ベルリン
変幻自在に声をころがし、グルック:オペラの真髄に迫る!

4783390(2CD-DVD) ¥4200
バルトリ/SACRIFICIUM(デラックス盤)
478 1521(CD2枚組デラックス版)+74 3396(DVD)
ニコーラ・ポルポラ:《シファーチェ》から「波の直中の船のように」
アントニオ・カルダーラ:
《セデチーア》から「予言よ、私のことを告げたもうた」
フランチェスコ・アラーイア:
《ベレニーチェ》から「私は落ちるだろう、まるで見るように」
ポルポラ:
《ドイツのジェルマニコ》から「私は出立する、君をおいて、愛しの人よ」
ポルポラ:《シファーチェ》から「不幸な夜鳴きウグイスは」
カール・ハインツ・グラウン:《デモフォンテ》から「哀れな幼子」
ポルポラ:《身分の知れたセミラーミデ》から「幾多の激情の腕の中」
レオナルド・レーオ:
《パルミーラのツェノービア》から「恋をしている喋々のように」
ポルポラ:《アデライデ》から「気高い水は」
グラウン:《シリアのアドリアーノ》から「どうか、おんみ、麗しき愛の神よ」
レオナルド・ヴィンチ:
《ファルナーチェ》から「誰が支配神なるジョーヴェを恐れていただろう」
カルダーラ:
《我らの贖い主たる姿を見せるアベルの死》から「私はこのような良き牧人
です」
【収録曲】
(限定盤ボーナス・ディスク)
リッカルド・ブロスキ:《アルタセルセ》から「私は振り乱される船のようだ」
ジョージ・フリードリヒ・ヘンデル:
《セルセ》から「影はこれまでなかった(オンブラ・マイ・フ)」
ジェミニアーノ・ジャコメッリ:
《メロペ》から「妻よ、わたしが分からぬか・・・」
4781521(CD2枚組デラックス版)+743396(DVD-Video)
*4781521は既に完売・製造中止となりましたが、それに代わるデラックス版
チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(リーダー:ジョヴァンニ・アントニーニ)
録音:2009年1月&3月スペイン、ヴァラドリード
現代最高のメッゾ・ソプラノ、チェチーリア・バルトリの最新作は、男性の体
を持ちながら女声の音域で歌うカストラートのために書かれたアリア集。バル
トリは今回のアルバムで、カストラートのために書かれ、時代に埋もれてしま
った作品に焦点をあてています。技巧的で、美しく、官能的。時に論争をまき
おこし、ある意味残酷でもあったカストラートの世界を、バルトリが見事に歌
い上げています。

4783399(CD+DVD) ¥4050
バルトリ/マリア(デラックス盤)
パチーニ:
歌劇《イレーネ、あるいやメッシーナの包囲》-「もし私の願いを・・・この
嘆きに折れてください」*、「天の怒りよ」*
パチーニ:歌劇《タンクレーディ》-「多くの多くの苦しみのあとに」*
ペルシアーニ:歌劇《イネス・デ・カストロ》-「いとおしい日々よ」
メンデルスゾーン:
声とヴァイオリン・ソロとオーケストラのためのシェーナとアリア「不幸な
女よ」*
ガルシア:
モノドラマ《目端の利く詩人》-「私こそ華の密輸入者」、歌劇《風の娘》
-「で、彼は見えない・・・私は女王です」*
ベッリーニ:
歌劇《夢遊病の女》-「おお、花よ、お前に会えるとは思わなかった」、
「ああ、この思いを乱さないで」
フンメル:変奏曲付チロル風のメロディ
マリブラン:
アディーナのアリア「お取りなさいな、わたしのお陰であなたは自由よ」*、
ラタプラン*
ベッリーニ:
歌劇《清教徒》-「私に希望をお返しくださるか、それとも」、
「おいでください、最愛のお人」
アレヴィ:歌劇《クラーリ》:「なんで甘くわたしに語りかけるの」*
ロッシ:
歌劇《アメーリア、または変わらぬ真心の八年》-「流れるのよ、涙よ」*
ベッリーニ:歌劇《ノルマ》-「清らかな女神よ」
全17曲(*=世界初録音9トラック)
DVD:ドキュメンタリー
マリブラン再発見-ロマンティック・レヴォルーション(67分)、
バックステージ(7分)
4759077(限定版)+DVD 743252の2枚目部分
*4759077は既に完売・製造中止となりましたが、それに代わるデラックス版の
登場です。
チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)
参加アーティスト:マキシム・ヴェンゲーロフ(Vn)、
アダム・フィッシャー指揮
チューリヒ歌劇場“ラ・シンティラ”オーケストラ、
チェルソ・アルベロ(テノール)、ルカ・ピサロニ(バス・バリトン)、
インターナショナル・チェンバー・ソロイスツ
録音:2006年8月14-18日、9月28日-10月6日、チューリヒ
圧倒的な技巧と完璧な音楽で音楽ファンを魅了して止まない女王・バルトリの
最新作は、2008年に生誕200年を迎える19世紀の伝説の大歌手、マリア・マリ
ブランが得意としたレパートリーを扱ったコンセプト・アルバム。



<DECCA>(UK版)
2777376 ¥1850
アルフィー・ボー/ アルフィー
1. ビーイング・アライヴ(-カンパニー)
2. マリア(-ウエスト・サイド・ストーリー)
3. 恋に落ちる時
4. ザ・ファースト・タイム・エヴァー・アイ・ソウ・ユア・フェイス
5. 星に願いを
6. ミュージック・オブ・ザ・ナイト
7. サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー
8. ソング・トゥ・ザ・サイレン(with ロバート・オプラト)
9. イン・マイ・ドーターズ・アイズ
10. エンプティ・チェアズ・アット・エンプティ・テーブルズ
(with Michael Ball)
11. ウィールズ・オブ・ア・ドリーム
12. イト・ワズ・ア・ヴェリー・グッド・イヤー
13. フー・アム・アイ
14. ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス"
アルフィ・ボ・(テノール)
ジェームス・モルガン指揮 
デンマーク国立室内管弦楽団 プラハ市交響楽団、他
8月新譜でレハールのオペレッタ集をリリースしたアルフィー・ボーは、「レ
・ミゼラブル」のジャンバルジャン役で注目を集めたUK期待のテノール歌手。
自動車整備工から各種オーディションを制覇してコヴェントガーデン他でデ
ビューを飾り、ブローウェイではトニー賞を受賞するなど 夢のようなサクセ
スストーリを体現してきました。

2781149 ¥1850
ポール・ミーラー/ア・テンダー・ライト
1. Four Madrigals On Rose Texts
2. She Walks In Beauty
3. Vos Omnes
4. Stabat Mater
5 Salvator Mundi: Greater Love
6 Locus Iste
7. Ave Maria
8. Ubi Caritas
ポール・ミーラー /テネブレ合唱団
録音:2011年7月、ロンドン
1975年イギリス、ウェールズに生まれた若手作曲家ポール・ミーラーの合唱作
品集。ミーラーはヨーク大学で学んだほか、デンマーク・コペンハーゲンでも
作曲を学びました。今年4月に行われた英国ウィリアム王子とキャサリン妃の
結婚式のために作曲された無伴奏混声合唱のためのモテット「Ubi caritas」
で一躍世界中の注目を集めました。このアルバムにはウェストミンスター寺
院聖歌隊によって歌われた「Ubi caritas」他の合唱作品を収録。秋の静かな
夜に、清らかな歌声が心に響きます。


●VIRTUOSO 第3弾 各1枚 ¥750
4783616
ベートーヴェン:交響曲第1番&第3番
『交響曲第1番ハ長調Op.21』
『交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」』
ミハイル・プレトニョフ(指揮)
ロシア・ナショナル管弦楽団
録音:2006年6-7月 モスクワ音楽院大ホール [デジタル(セッション)]
直観と知性、激情と優雅さ、極限と極限が交錯する、プレトニョフの最もワイ
ルドで過激なベートーヴェン演奏。「ベートーヴェンの音楽は活気があり感情
にあふれている。私の目標は、すべてのフレーズ、すべての絶叫、すべての喜
びの瞬間が、私たちの命を通して生きること」と、プレトニョフが語っている
とおり、大きな感情の起伏が聞き手を圧倒する演奏です。

4783617
ショパン:ピアノ協奏曲集
(1)『ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11』
(2)『ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21』
(1) タマーシュ・ヴァーシャリ(P) 
イェジー・セムコフ(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)イーヴォ・ポゴレリチ(P)
クラウディオ・アバド(指揮)
シカゴ交響楽団
録音:(1)1965年6月 ハノーファー・ベートーヴェン・ザール
[ステレオ(セッション)]
(2)1983年2月 シカゴ・オーケストラ・ホール [デジタル(セッション)]
ショパンやロマン派の作品をレパートリーの中心に据えるハンガリー出身の
ヴァーシャリは、繊細優美な表現で極めて高い評価を受けているピアニスト
です。ショパンを得意とするヴァーシャリの美質が存分に発揮された
「第1番」。1980年のショパン・コンクールで前代未聞の大胆な解釈で物議
を醸し、衝撃的なデビューをかざったポゴレリチの「第2番」をカップリング
した魅力的なアルバムです。

4783618
ドビュッシー:管弦楽作品集
(1)『夜想曲』
(2)『牧神の午後への前奏曲』
(3)『海』
ダニエル・バレンボイム(指揮)
パリ管弦楽団
録音:1981年パリ共済組合会館ホール [デジタル(セッション)]((1)(2))
1978年パリ共済組合会館ホール [ステレオ(セッション)]((3))
バレンボイムが音楽監督を務めていた頃にパリ管弦楽団と録音したドビュッシ
ーの管弦楽曲を、新たにカップリングした一枚です。このオーケストラは1967
年の創設以来次々と音楽監督が代わりましたが、1975年にバレンボイムがその
地位に就任してからは、得意のフランス音楽を中心に積極的な活動を展開する
ようになりました。このアルバムでもオーケストラの素晴らしい音色を生かし
た洗練された感覚の明快な演奏を聴かせています。

4783619
エルガー:
(1)『チェロ協奏曲ホ短調Op.85』
(2)『エニグマ変奏曲Op.36』
(3)『行進曲「威風堂々」第1&4番』
ミッシャ・マイスキー(Vc:(1))
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1990年((1)), 1987年((2)), 1991年((3)),
ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール [デジタル(セッション)]
簡素な旋律素材を用いながら、ほの暗い憂愁と夢想的な楽想が奏でられる悲哀
感に満ちたチェロ協奏曲の傑作。マイスキーは振幅の大きい濃密な表現によっ
て音楽性豊かな演奏を聴かせています。「エニグマ変奏曲」も、変奏のひとつ
ひとつに克明な表情付けを施したシノーポリらしい演奏で、美しいニムロッド
など実にエモーショナルな味付けです。

4783620
マーラー:『交響曲第5番嬰ハ短調』
クラウディオ・アバド(指揮)
シカゴ交響楽団
録音:1980年2月 シカゴ・オーケストラ・ホール [ステレオ(セッション)]
彫塑の極みのようながら、しなやかな弦による美しいアダージェット。シカゴ
響の強力ブラス・セクションを若きアバドが見事にドライヴした名演です。み
ずみずしい表現力、平衡のとれた完璧なアンサンブル。シカゴの機能性と馬力
にあふれる演奏を、見事に記録した録音も優秀です。

4783621
モーツァルト:
『交響曲第40番ト短調K.550』
『交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」』
レナード・バーンスタイン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1984年1月 ウィーン楽友協会大ホール [デジタル(ライヴ)]
たっぷりとした響きによって濃厚に隈どりされた情緒や堂々とした構成感は、
バーンスタインの面目躍如たるものといえます。

4783622
ルネッサンス名作品集
(1) アレグリ:『ミゼレーレ』
(2) ロッティ:『十字架につけられたまいて(8声)』
(3) ラッスス:『モテット「恐れ、おののきて願う」』
(4) オブレヒト:『サルヴェ・レジナ』
(5) ジョスカン・デ・プレ:『アヴェ・マリア』
(6) パレストリーナ:『スターバト・マーテル』
(7) ビクトリア:『サルヴェ・レジナ』
(8) バード:『アヴェ・ヴェルム・コルプス』
(9) タリス:『エレミアの哀歌I』
(10) タリス:『エレミアの哀歌II』
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ザ・シックスティーン((1)-(5),(8))
ポール・マクリーシュ(指揮)
ガブリエリ・コンソート((6)(7))
スティーヴン・クレオバリー(指揮)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ聖歌隊((9)(10))
録音:2004年((1)-(5),(8)), 2007年((6)), 2001年((7)), 1989年((9)(10))
イギリス [デジタル(セッション)]
ルネサンスの時代に書かれたポリフォニーによる声楽曲は、メロディーの絡み
合いによる豊かな色彩が変化し、縦横無尽の遠近感覚立体感が素晴らしい酔い
心地を感じることができましょう。ここに収録された作品は、声の美しさに
よって表現された神を讃えた作品の数々で、英国の卓越した声のアンサンブル
らによって感動を聴かせてくれます。

●VIRTUOSO シリーズ第2弾 各1枚 ¥750
4783609
1.アルビノーニ:オーボエ協奏曲ニ短調Op.9‐2
2.同:2つのオーボエのための協奏曲ヘ長調Op.9‐3
3.マルチェッロ:オーボエ協奏曲ニ短調
4.アルビノーニ:オーボエ協奏曲ト短調Op.9‐8
5.同:2つのオーボエのための協奏曲ハ長調Op.9‐9
6.ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲ハ長調RV.446
ハインツ・ホリガー(オーボエ) イ・ムジチ合奏団他
録音:1967-86年
古楽器による演奏が定着する以前の高貴な美しさを湛えた古典的な名盤。ホリ
ガーとイ・ムジチによるアルビノーニは、音楽の都がウィーンに移行する以前
のベネツィアの栄光を偲ばせます。

4783614
ヴェルディ:オペラ合唱曲集
1.祭りの晴れ着がもみくちゃに/2.行け、わが思いよ、金色の翼に乗って
3.エルサレム!/4.おお、主よ、ふるさとの家々を/5.さかりのついた雌猫が
6.虐げられた祖国よ!/7.略奪、暴行、放火、殺人/8.静かに、静かに
9.朝の光がさしてきた/10.ラッパの響きに
11.私たちはジプシー娘…マドリードの闘牛士の我々は/13.美しく安らかな
14.エジプトとイシスの神に栄光あれ/15.レクイエム-サンクトゥス
16.喜びの炎よ
シカゴ交響楽団&合唱団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1989年 シカゴ
当時御年87歳のショルティが、相変わらずのエネルギッシュな推進力と精悍な
引締まった音楽作りを披露した1枚。コーラスを含め完成度の高さではこれを
凌ぐ再現は不可能に近いとまで賞される名盤です。

4783611
ラフマニノフ:
1.ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
2. 同 第1番嬰へ短調Op.1
ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ) 
クリーヴランド管弦楽団 指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ
録音1994-95年
ラフマニノフを十八番とする名手ティボーデの第2番「パガニーニ狂詩曲につ
づく全集第2弾。自作自演からヒントを得たというティボーデは、自由奔放に
傾くことを避け、作品の古典的側面を重視したしっとりとした音楽を聴かせて
くれます。

4783610
グレツキ:交響曲第3番《嘆きの歌の交響曲》
ヨアンナ・コズウォフスカ(ソプラノ) 
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:カジミェシュ・コルト
録音:1993年
1976年に作曲された現代交響曲の金字塔。あるラジオ番組でオン・エアーを
きっかけに世界中にブームとなりました。単調に繰り返される和声進行を基調
としつつ、3つの楽章ともゆったりとしたテンポで重々しい雰囲気を醸し出し
ています。中でも、第1楽章のコントラバスの第2プルトが旋律を奏で、次に
第1プルトが5度上でカノン、チェロの第2プルト、第1プルト…と順に5度上で
カノンをしていく様は見事の一言に尽きます。

4783613
チャイコフスキー:
1.交響曲第5番ホ短調Op.64
2.弦楽セレナード ハ長調Op.48
フィルハーモニア管弦楽団(1) サンクトペテルブルク交響楽団(2)  
指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ
録音:1977年 ロンドン(1)、1996年 サンクトペテルブルク(2)
過剰なロシア的色彩を排しつつも、ロマン性にあふれたアシュケナージの十八
番・チャイコフスキーの交響曲第5番。その約20年後に録音された弦楽セレナ
ードでも、早めのテンポで爽快な名演を聴かせてくれます。

4783612
ショスタコーヴィチ:
1.ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調Op.35
2. 同 第2番ヘ長調Op.102
3.交響曲第9番変ホ長調Op.70
ペーテル・ヤブロンスキー(1:ピアノ) 
クリスティナ・オルティーズ(2:ピアノ) 
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ
録音:1989年(2、3)、1991年(1) 以上ロンドン
ソヴィエト政権の圧政に翻弄された者同士として、ショスタコーヴィチに寄せ
る共感がきわめて強いアシュケナージならではの名演。交響曲第9番ではリズ
ムの刻みが極めて正確で心地よく、2つのピアノ協奏曲でもピアニストとして
経験から作品を隅々まで知り尽くした名演を聴かせてくれます。

4783615
ヴィヴァルディ:
1.グローリア ニ長調RV.589
2.モテット《まことの安らぎはこの世にはなく》RV.630
3.カンタータ《愛よ、お前の勝ちだ 》RV.651
4.スターバト・マーテルRV.621
オックスフォード・クライスト・チャーチ合唱団 
アカデミー室内管弦楽団 
指揮:サイモン・プレストン(1、2)、クリストアー・ホグウッド(3、4)他
録音:1975-80年
プレストンとホグウッドという、ヴィヴァルディの大家の名演を豪華カップリ
ング。名門アカデミー室内管の精緻で優美なアンサンブルを駆使して、4つの
名曲を完璧に歌い上げています。




<Universal>
2778772 ¥1850
アンドレア・ボチェッリ/ライヴ・イン・セントラルパーク
1)「女心の歌」-歌劇《リゴレット》(ヴェルディ)
2)「見よ、恐ろしい炎を」-歌劇《トロヴァトーレ》(ヴェルディ)
3)アヴェ・マリア(シューベルト)
4)「あなたのそばで心は静まり」-歌劇《アンドレア・シェニエ》
(ジョルダーノ)
5)「聖なる真珠の奥深く」-歌劇《真珠とり》(ビゼー)
6)「愛らしい乙女よ」-歌劇《ボエーム》(プッチーニ)
7)乾杯の歌-歌劇《椿姫》(ヴェルディ)
8)アメイジング・グレイス
9)ニューヨーク・ニューヨーク(J.カンダー/F. エッブ)
10)ザ・プレイヤー-祈り
(D.フォスター/C.ベイヤー・セイジャー/A.テスタ/T.レニス)
11)モア-映画『世界残酷物語』(オルトラーニ)
12)ユア・ラヴ-映画『ウエスタン』(エンニオ・モリコーネ)
13)ヴォラーレ(モダーニョ/ミリアッチ)
14)フニクリ・フニクラ(デンツァ/トゥルコ)
15)アランフェス-アランフェス協奏曲(ロドリーゴ)
16)タイム・トゥ・セイ・グッバイ(クアラントット)
17)誰も寝てはならぬ-歌劇《トゥーランドット》(プッチーニ)
【参加アーティスト】
セリーヌ・ディオン(ヴォーカル)(10)
トニー・ベネット(ヴォーカル)(9)
デイヴィッド・フォスター(ピアノ)(10,11&13)
クリス・ボッティ(トランペット)(11)
アナ・マリア・マルティネス(ソプラノ)(4,7&16)
プリティ・イェンデ(ソプラノ)(6&7)
ブリン・ターフェル(バス・バリトン)(5&7)
ニコラ・ベネデッティ(ヴァイオリン)(15)
アンドレア・グルミネッリ(フルート)(14)
指揮:アラン・ギルバート
ニューヨーク・フィルハーモニック
ウェストミンスター・シンフォニック合唱団

4764701(CD+DVD) ¥3750
上記と同内容のCD+DVD(上記17曲+8トラック)
DVDのみ収録の8トラック:
ヴェルディ:歌劇《運命の力》序曲
プッチーニ:「行け、トスカ》-歌劇《トスカ》
プッチーニ:《マノン・レスコー》間奏曲
バーンスタイン:《キャンディード》序曲
峠の我が家(アメリカ民謡)
リムスキー=コルサコフ:くまんばちは飛ぶ
オ・ソレ・ミオ(イタリア民謡)
アマルコルド 
ハードカバー豪華パッケージ限定盤

2782562(DVD-Video) ¥3350
上記と同内容のDVD(25トラック)

2787792(Blu-ray) ¥3880
上記と同内容のブルーレイ

2789275(2CD+DVD) ¥7750
コンサートをフルで収録したCD&DVD+ボーナスDVD付
コンサートを完全ライヴ収録した2枚組CD(25トラック)に上記のライヴDVD
+約55分のコンサートのバックステージなどを含むドキュメンタリーDVD
ハードカバーブックレット豪華パッケージ限定盤
録音:2011年9月15日ニューヨーク セントラル・パーク〈ライヴ録音〉

“神に祝福されし声”を持つスーパー・テノール、アンドレア・ボチェッリが
9月15日セントラル・パークで行った熱狂の野外ライヴが早くも5形態でリリー
スされます。当日、6万人のニューヨーカーがセントラル・パークに押し寄せ、
緑に包まれた初秋のセントラルパークが熱狂に包まれました。セリーム・ディ
オンが「ザ・プレイヤー-祈り」で共演している他、各ジャンルの豪華アーティ
ストとの競演は見どころ満載!ジャズ界の巨匠トニー・ベネットは名曲「ニュ
ーヨーク・ニューヨーク」で共演、数々のステージでボチェッリと幾度も共演
を重ねている大物プロデューサー・デイヴィッド・フォスターは華麗なピアノ
で彩りを添えています。その他世界一美しいと称されるトランペッターのクリ
ス・ボッティや、ブリン・ターフェルも登場し、ニコラ・ベネデッティは「ア
ランフェス協奏曲」で共演。ボチェッリの美声とえもいわれぬハーモニーを聴
かせてくれます。
当日は小雨降る肌寒い一日だったにもかかわらず、6万人ものニューヨーカー
が何時間も前から長蛇の列を作ってセントラル・パークへ参集する大盛況ぶり
で、改めてボチェッリの人気の高さが実証されました。ライヴは夕暮れ時にス
タートし、美しい緑に囲まれたセントラル・パークの向こうに、マンハッタン
のネオンが耀きはじめるなかで進行。世界一流のアーティストたちが集う一夜
限りの夢の競演を心行くまでお楽しみいただけるCDそして映像作品の登場です。




<Mercury>
4783566 50枚組+ボーナスCD ¥11500
マーキュリー・リヴィング・プレゼンス・ボックス 初回限定盤
※以前韓国ローカルでご案内しましたが、インターナショナルでの取り扱いで
再度ご案内たします。
CD1
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲《展覧会の絵》
バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
CD2
スメタナ:連作交響詩《我が祖国》
以上シカゴ交響楽団 指揮:ラファエル・クーベリック
CD3
フィエスタ・イン・ハイ=ファイ
イーストマン=ロチェスター管弦楽団 指揮:ハワード・ハンソン
CD4
コダーイ&バルトーク作品集
ミネアポリス管弦楽団 フィルハーモニア・フンガリカ 
指揮:アンタル・ドラティ
CD5
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番/同:組曲第2番
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン) ミネアポリス管弦楽団 
指揮:アンタル・ドラティ
CD6
ハイ・ファイ・ラ・エスパニョーラ
イーストマン=ロチェスター・ポップス 指揮:フレデリック・フェネル
CD7
プロコフィエフ:スキタイ組曲/同:3つのオレンジへの恋/同:交響曲第5番
ロンドン交響楽団 ミネアポリス管弦楽団 指揮:アンタル・ドラティ
CD8
ハワード・ハンソン:ザ・コンポーザー・アンド・ヒズ・オーケストラ
CD9
チャイコフスキー:大序曲《1812年》/同:イタリア奇想曲
ベートーヴェン:ウェリントンの勝利
CD10
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲Op.46&72
以上ミネアポリス管弦楽団 指揮:アンタル・ドラティ
CD11
グローフェ:組曲《グランド・キャニオン》/ハーバート:チェロ協奏曲第2番
イーストマン=ロチェスター管弦楽団 指揮:ハワード・ハンソン
CD12
ブリティッシュ・アンド・アメリカン・バンド・クラシックス
イーストマン・ウィンド・アンサンブル 指揮:フレデリック・フェネル
CD13
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ/同:春の祭典
ミネアポリス管弦楽団 ロンドン交響楽団 指揮:アンタル・ドラティ
CD14
スッペ&オーベール序曲集
CD15
ベルリオーズ:幻想交響曲他
以上デトロイト交響楽団 指揮:ポール・パレー
CD16
スーザ:サウンド・オフ!&スーザ・オン・レビュー
イーストマン・ウィンド・アンサンブル 指揮:フレデリック・フェネル
CD17
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番/リスト:ハンガリー狂詩曲第1-6番
ロンドン交響楽団 指揮:アンタル・ドラティ
CD18
ハチャトゥリアン:ガイーヌ/ロンドン交響楽団 指揮:アンタル・ドラティ
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番/ミネアポリス交響楽団 
指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
CD19
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第2番/ブラームス:ハンガリー舞曲集
同:ハイドンの主題による変奏曲
ロンドン交響楽団 指揮:アンタル・ドラティ
CD20-21
ザ・シヴィル・ウォー(イッツ・ミュージック・アンド・イッツ・サウンズ)
CD22
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番/同 第2番
バイロン・ジャニス(ピアノ) ミネアポリス交響楽団 
指揮:アンタル・ドラティ
CD23
コープランド:アパラチアの春/同:ビリー・ザ・キッド/同:キューバ舞曲
同:エル・サロン・メヒコ
ロンドン交響楽団 指揮:アンタル・ドラティ
CD24
ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》(ピアノ原典版&ラヴェル管弦楽編曲版)
バイロン・ジャニス(ピアノ) ミネアポリス交響楽団 
指揮:アンタル・ドラティ
CD25
プロコフィエフ:《ロメオとジュリエット》組曲第1&2番
ミネアポリス交響楽団 指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
ムソルグスキー:禿山の一夜/ロンドン交響楽団 指揮:アンタル・ドラティ
CD26
シューマン:ピアノ協奏曲/同:アラベスク
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
バイロン・ジャニス(ピアノ) ミネアポリス交響楽団 
指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ ロンドン交響楽団 
指揮:ハーバート・メンゲス
CD27
フラメンコ!/ペペ・ロメロ(ギター)
CD28
ザ・ロイヤル・ファミリー・オブ・ザ・スパニッシュ・ギター
ザ・ロメロス
CD29
スクリーマーズ(サーカス行進曲集)
イーストマン・ウィンド・アンサンブル 指揮:フレデリック・フェネル
CD30
バラライカの饗宴
オシポフ国立ロシア民族オーケストラ 指揮:ヴィタリー・グヌトフ
CD31
リスト:ピアノ協奏曲第1&2番他
バイロン・ジャニス(ピアノ) 
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:キリル・コンドラシン モスクワ放送交響楽団 
指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
CD32
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番他
バイロン・ジャニス(ピアノ) 
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:キリル・コンドラシン
CD33
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲/ブルッフ:コル・ニドライ
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲
CD34
シューマン:チェロ協奏曲/ラロ:チェロ協奏曲
サン=サーンス:チェロ協奏曲
以上ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ) 
ロンドン交響楽団 
指揮:アンタル・ドラティ、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
CD35-36
チャイコフスキー:くるみ割り人形/同:弦楽セレナード
ロンドン交響楽団 フィルハーモニア・フンガリカ 
指揮:アンタル・ドラティ
CD37
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲/ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
CD38
バルトーク:青ひげ公の城/ベルク:ヴォツェック-3つの断章
以上ロンドン交響楽団 指揮:アンタル・ドラティ
CD39
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番他
ジーナ・バッカウアー(ピアノ) 
ロンドン交響楽団 指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
CD40
クライスラー:ヴァイオリン名曲集/ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
CD41-42
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲他/ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
CD43
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番/同 第5番《皇帝》
CD44
ショパン:ピアノ協奏曲第1&2番"
"CD45
ラヴェル:夜のガスパール/ドビュッシー:ピアノのために
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章
以上ジーナ・バッカウアー(ピアノ)ジョン・ギールグッド(語り) 
ロンドン交響楽団 指揮:アンタル・ドラティ、
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
CD46
ブラームス&メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ集
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)ジェルジ・シェベック(ピアノ)
CD47
シューマン&メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲集他
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン) 
CD48
ストラヴィンスキー:火の鳥(全曲)/同:花火/同:ナイチンゲールの歌他
以上ロンドン交響楽団 指揮:アンタル・ドラティ
CD49
イタリア・チェロ協奏曲集/ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)他
CD50
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲/同:アンダルシア協奏曲
ヴィヴァルディ:協奏曲集
ザ・ロメロス
CD51 ボーナスCD
マーキュリー・レーベルのプロデューサー、ウィルマ・コザート・ファインの
インタビュー"
録音:1951-69年
1945年にアーヴィン・グリーン、バール・アダムス、アーサー・タルマッジに
よって設立された名門マーキュリー・レーベルは、ステレオ録音が始まったば
かりの黎明期に多くのすばらしいディスクを世に送り出しました。"You are
there"を謳い文句に、音が生まれるその場にいるような臨場感を再現するマー
キュリー独自の録音方法によって収録された名盤を選りすぐったこの50枚組は、
演奏のすばらしさに加え、当時のプロデューサー、ウィルマ・コザート・ファ
イン女史のインタビューが特典CDとして収録されており、マーキュリー・ファ
ン必携のアイテムになっています。





<Deutsche Grammophon>
47914(4790014) 35枚組 ¥10350
ケンプ/ソロ・ピアノ・レコーディングス
初回限定盤
CD 1 - 3
J. S. BACH: Goldberg Variations, Preludes and Fugues,
English Suite No. 3, etc.
CD 4 - 14
BEETHOVEN: 32 Piano Sonatas, Eroica Variations, Bagatelles, etc.
CD 15 - 17
BRAHMS: Handel Variations, Piano Sonata op. 5, 4 Ballades op. 10,
Piano Pieces opp. 76, 79, 116 - 119
CD 18 - 19
CHOPIN: Piano Sonatas Nos.2 & 3, 4 Impromptus, Berceuse, Barcarolle,
Scherzo No.3 Ballade No.3, Andante spianato & Grande Polonaise;
Fantaisie op.49, Polonaise-Fantaisie op. 61
CD 20
LISZT: Ann-es de P-lerinage II, Ann-es de P-lerinage I: Eglogue,
Au lac de Wallenstadt, Au bord d’une source
CD 21
MOZART: Sonata K.331; Fantasies K.397, K.475; Sonata K.310
CD 22 - 30
SCHUBERT: 17 Piano Sonatas, 8 Impromptus, Wanderer Fantasy D 760,
3 Klavierst-cke D 946, Andante D 604; Allegretto in C minor D 915.
Scherzo D 593/1, 13 Variations D 576
CD 31 - 34
SCHUMANN: Papillons, Davidsb-ndlert-nze, Carnaval,
Symphonische Et-den, Kinderszenen, Kreisleriana, Fantasie in C,
Arabeske, Humoreske, Novelette no. 9 from Bunte Bl-tter,
Sonata no.2, Nachtst-cke, 3 Romanzen, Waldszenen
CD 35 BONUS CD
Early Recordings: BACH: Italian Concerto,
BEETHOVEN:Variations on a Turkish March,
SCHUMANN: Aufschwung, SCHUBERT arr. LISZT: Horch, horch die Lerche,
SCHUMANN; Spoken Recordings
1895年、ドイツ、ブランデンブルク州に生まれた偉大なるピアニスト、ヴィル
ヘルム・ケンプがDGとDeccaに残したピアノ・ソロ録音を集大成した35枚ボック
ス。ステレオ録音によるベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集をはじめ、シュ
ーベルト:ソナタ・チクルスのほか、バッハ、ブラームス、リスト、シューマ
ン、ショパン、そしてバロック作品まで広く網羅した充実の内容。近年入手困
難だったレアな録音も数多く含んだケンプ・ファン必携のボックスセットです。
ボーナス・ディスクには 世界初発売となる1930年代の録音に加えてケンプの
肉声も収録されています。ケンプが話している概要を英語とフランス語でブッ
クレットに掲載。
初回限定BOXとなっておりますので、お早めにお求めください。ピアノ界のエ
キスパート、グレゴール・ウィルムスによるエッセイもブックレットに華を添
えています。

<EMI GERMANY>
CDCW-6790192 \1600
ラフマニノフ:
1.ジプシーの主題による奇想曲 作品12
2.ヴォカリーズ 作品34-14
3.交響曲第3番イ短調作品44全曲
演奏:ヴァシリー・ペトレンコ指揮
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2010年7月-9月
リヴァプール・フィルハーモニック・ホール
2009年にロイヤル・リヴァプール・フィルの首席指揮者に就任した欧州で話題
のヴァシリー・ペトレンコがEMIと組んで、ロシア音楽に取り組むプロジェクト
第1弾!
ペトレンコの就任以来、同オケを第1級のオケに引き上げたとその手腕が高く
評価される注目の若手ロシア人指揮者。ラフマニノフ交響曲第3番は、その
過剰なまでのロマンティシズムからか最もロシアらしい作品といわれ、ラフマ
ニノフの義妹は、「この曲は私達家族の祖国ロシアへの思いそのものです」
とコメントしている。
ジュエル・ケース、16ページ・ブックレット(カラー)

CDC-6785902 \1600
アリソン・バルサム/セラフ
1.ジェイムズ・マクミラン:
トランペット協奏曲「セラフ」(2010) (世界発録音>
2.武満徹:径(みち)-ソロ・トランペットのための(1994)
3.A.G.アルトゥーニアン:トランペット協奏曲(1950)
4.B.A.ツィンマーマン:
トランペット協奏曲ハ長調「誰も知らない我が悩み」(1954)
演奏:アリソン・バルサム(トランペット)
スコテッィッシュ・アンサンブル (1)
ローレンス・リーンズ指揮
BBCスコティッシュ・シンフォニー・オーケストラ(3,4)
録音:2011年2月、6月、10月
ジュエル・ケース、20ページ・カラー・ブックレット
ジェイムス・マクミラン;トランペット協奏曲「セラフ」は、スコティッシュ
・アンサンブル及びパース・コンサート・ホールの共同委嘱作品であり、アリ
ソン・バルサムに献呈されている。3つの短い楽章からなるトランペットとス
トリングスのための協奏曲である。
タイトルの「セラフ」とは、最高位の天使という意味で、日本人にもおなじみ
の「セラフィム」という言葉の単数形。

<SONY CLASSICAL>
8869792710-2 2枚組 ¥1950
8869792713-9(DVD-Video) ¥2950
8869792714-9(Blu-ray) ¥3350
1. 鍛冶屋のポルカ作品269(ヨーゼフ・シュトラウス)
2 . 「カルメン」カドリーユ作品134(エドゥアルト・シュトラウス)
3. バレエ「眠りの森の美女」から「パノラマ」★
(ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー)
4. バレエ「眠りの森の美女」から「ワルツ」★
(ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー)
5. ピツィカート・ポルカ
(ヨハン・シュトラウス2世/ヨーゼフ・シュトラウス)
6. ペルシャ行進曲作品289(ヨハン・シュトラウス2世)
7. ポルカ「燃える恋」作品129(ヨーゼフ・シュトラウス)
8. ワルツ「うわごと」作品212(ヨーゼフ・シュトラウス)
9. ポルカ「雷鳴と電光」作品324(ヨハン・シュトラウス2世)
[アンコール予定曲]
10. チック・タック・ポルカ作品365(ヨハン・シュトラウス2世)
11. ワルツ「美しく青きドナウ」作品314(ヨハン・シュトラウス2世)
12. ラデツキー行進曲作品228(ヨハン・シュトラウス1世)
1. 祖国行進曲★(ヨハン・シュトラウス2世/ヨーゼフ・シュトラウス)
2. ワルツ「市庁舎舞踏会でのダンス」作品438★
(ヨハン・シュトラウス2世)
3. ポルカ「あれか、これか」作品403★(ヨハン・シュトラウス2世)
4. トリッチ・トラッチ・ポルカ作品214(ヨハン・シュトラウス2世)
5. ワルツ「ウィーンの貴族」作品419(カール・ミヒャエル・ツィーラー)
6. アルビオン・ポルカ作品102(ヨハン・シュトラウス2世)
7. ポルカ「騎手」作品278(ヨーゼフ・シュトラウス)
8. 悪魔的ダンス(ヨーゼフ・ヘルメスベルガー)
9. フランス風ポルカ「芸術家の挨拶」作品274
(ヨーゼフ・シュトラウス)
10. ワルツ「楽しめ人生を」作品340(ヨハン・シュトラウス2世)
11. シュペール・ギャロップ作品42(ヨハン・シュトラウス2世)
12. コペンハーゲン蒸気機関車のギャロップ★
(ハンス・クリスティアン・ルンベイ)
★ニューイヤー・コンサート初登場の作品。
ウィーン少年合唱団(DISC 1[4]、DISC 2[1])
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:マリス・ヤンソンス
[録音]2012年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザールでライヴ・レ
コーディング予定
2012年のニューイヤー・コンサートに登場するのは、ラトヴィア出身の巨匠指
揮者、マリス・ヤンソンス。1992年4月に初めてウィーン・フィルを指揮して
以来、ウィ-ン・フィルにとって最も重要な指揮者の一人であり、2012年の
ニューイヤー・コンサートは両者の共演20周年を記念する形で実現します。ヤ
ンソンスは2006年に初めてニューイヤー・コンサートを指揮しており、その時
すでに非常に高い評価を得ています。



<SONY MASTERS>
8869790720-9(DVD-Video) 6枚組 ¥6100
初回生産限定盤
ウラディミール・ホロヴィッツ・ザ・ヴィデオ・コレクション

類稀なるヴィルトウォーゾ、20世紀最大のピアニスト、ウラディミール・ホロ
ヴィッツ(1904-1989)の1982年から1987年にかけてのさまざまな演奏を収録した
6巻の映像作品を一つまとめたボックス・セットがソニー・クラシカルから登
場します。これまで複数のレーベルから発売されていた6種類の映像が一つに
まとめられたのは今回が初めてで、その晩年のいわば最円熟期の演奏をたっぷ
りと味わうことが出来ます。ニューヨークの自宅、モスクワ、ウィーン、ミラ
ノなどさまざまな会場での演奏シーンのみならず、本人やワンダ夫人へのイン
タビュー、リハーサル・シーンなども交えて制作されたこれらの映像は、この
世紀の名ピアニストの本質を探る上で欠かせない貴重なドキュメントといえま
しょう。

DVD2「ホロヴィッツ・イン・ロンドン」は完全版としては世界初DVD化。
DVD4「ホロヴィッツ・イン・ウィーン」は過去にユニバーサル・ミュージック
より一度だけDVD化されていましたが長らく入手困難でした。
音声は全編新規リマスタリング
仕様:アマレイ・ボックス収納
音声:リニアPCMおよびドルビーデジタル/ステレオ予定
画面: 4:3
フォーマット:NTSC、カラー
字幕:英語、フランス語、ドイツ語
総収録時間:8時間32分



収録予定曲
●DVD 1
ホロヴィッツ・コンサート/ザ・ラスト・ロマンティック
ピアノを選ぶホロヴィッツ/バッハ-ブゾーニ編:来たれ、異教徒の救い主よ
/ピアノの調整/モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330
思い出話/シューベルト:即興曲変イ長調作品90-4 /演奏について
ショパン:マズルカ第13番イ短調作品17-4 /ショパンについて
ショパン:スケルツォ第1番ロ短調作品20
モーツァルト、シューベルトについて
リスト:コンソレーション第3番変ニ長調/思い出話
ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調作品32-12/シューマンについて
シューマン:ノヴェレッテ ヘ長調作品21-1 /スクリャービンについて
スクリャービン:練習曲嬰ハ短調作品2-1/ショパンについて
ショパン:ポロネーズ第6番変イ長調作品53-6 「英雄」
モシュコフスキー:練習曲ヘ長調作品72-6
収録:1985年4月19日-30日、ニューヨーク、ホロヴィッツ自宅
ドイツ・グラモフォンと初めて専属契約を結んだホロヴィッツがその最初の録
音をニューヨークの自宅で行う際に収録されたドキュメンタリー。この録音は、
しばらく演奏活動から遠ざかっていたホロヴィッツが完全に復調し、最晩年の
充実した演奏を繰り広げるようになる端緒となった。RCA時代からホロヴィッツ
の録音を手掛けてきたジャック・ファイファーのプロデュースで、収録が進め
られてゆく過程がホロヴィッツやワンダ夫人へのインタビューとともに描かれ
た名ドキュメンタリー。
●DVD 2
ホロヴィッツ・イン・ロンドン
D.スカルラッティ:ソナタ変イ長調K.127,L.186,同ヘ短調K.466,L.118,
同ヘ短調K.184,L.189,同イ長調K.101,L.494,同ロ短調K.87,L.33,
同ホ長調K.135,L.224
ショパン:幻想ポロネーズ変イ長調作品61 ,バラード第1番ト短調作品23
ホロヴィッツ ホロヴィッツを語るI/同II/シューマン:子供の情景作品15
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調作品36
ショパン:ワルツ第9番変イ長調作品69-1 「別れのワルツ」
収録:1982年5月22日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールでの
ライヴ・レコーディング
1982年5月、31年ぶりにヨーロッパに演奏旅行し、チャールズ皇太子の招待に
よってロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われ、全世界に中
継放映された演奏会の全演目を収録した映像。同時にRCAによる録音も行われ、
演奏曲目の一部が「ホロヴィッツ・イン・ロンドン」としてLP発売され、ベス
トセラーを記録した(RCAへの最後の録音となった)のみならず、映像がVHSや
ベータマックス・テープで発売され、ホロヴィッツにとって初の映像ソフト
となった。
●DVD 3
ホロヴィッツ・イン・モスクワ
〔D.スカルラッティ:ソナタ ロ短調K.87,L.33,同ホ長調K.380,L.23,
同ホ長調K.135,L.224 /モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330
ラフマニノフ:前奏曲ト長調作品32-5,同嬰ト短調作品32-12
スクリャービン:練習曲嬰ハ短調作品2-1, 同嬰ニ短調作品8-12
シューベルト:即興曲変ロ短調作品142-3
シューベルト-リスト編:ウィーンの夜会第6番イ長調
リスト:ペトラルカのソネット第104番ホ短調
ショパン:マズルカ第21番嬰ハ短調作品30-4、同第7番ヘ短調作品7-3、
ポロネーズ第6番変イ長調作品53-6 「英雄」
シューマン:子供の情景-トロイメライ/モシュコフスキー:火花作品36-6
収録:1986年4月18日&20日、モスクワ音楽院大ホールでのライヴ・レコーディ
ング
1986年4月、61年ぶりに.国ソ連を訪れ、2週間滞在したホロヴィッツはモスク
ワとレニングラードでリサイタルを行った。そのうち全世界に中継放映され、
ドイツ・グラモフォンからレコード化されたモスクワ音楽院のリサイタルの全
演目を収めた映像で、ホロヴィッツへのインタビューやドキュメンタリー映像
も含まれている。
●DVD 4
ホロヴィッツ・イン・ウィーン
モーツァルト:ロンド ニ長調K.485、ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333
シューベルト:即興曲変ト長調D.899-3
シューベルト-リスト編:ウィーンの夜会第6番イ長調
シューマン:子供の情景作品15
ショパン:
マズルカ第25番ロ短調作品33-4,ポロネーズ第6番変イ長調作品53-6 「英雄」
リスト:コンソレーション第3番変ニ長調
シューベルト:楽興の時第3番ヘ短調D.780-3
モシュコフスキー:火花作品36-6
収録:1987年5月31日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコ
ーディング
1987年5月、50年ぶりにウィーンのムジークフェラインザールで行ったソロ・
リサイタルの全演目を収録した映像。この約3週間後、6月21日のハンブルクで
のリサイタルが生涯最後の公演となったため、ホロヴッツのライヴ映像として
はほぼ最後の記録と位置付けられる貴重なもの。
●DVD 5
ホロヴィッツ・プレイズ・モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
〔イントロダクション─録音開始まで/第1楽章の録音セッション/録音会場
でのインタビュー/第2楽章の録音セッション/スタッフとの会話/プレイバッ
ク、コントロール・ルームにて/第3楽章の録音セッションの一部/第3楽章の
録音セッション/ジュリーニ、楽団員、夫人との会話〕
共演:カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)ミラノ・スカラ座管弦楽団
収録:1987年3月、ミラノ、アバネラ・スタジオ
1987年3月、生涯初のモーツァルトのピアノ協奏曲の録音をドイツ・グラモフォ
ンに行った時のセッションの模様を追ったドキュメンタリー。共演は名匠ジュ
リーニ指揮するミラノ・スカラ座管弦楽団。録音会場で行われたジャーナリス
トへの記者会見の模様も収められている。
●DVD 6
ドキュメンタリー「ホロヴィッツの想い出」
ラフマニノフ:前奏曲 第23番 嬰ト短調 作品23-12、
スクリアビン:練習曲 嬰ハ短調 作品2-1、詩曲「焔に向かって」 作品72、
シューマン:子供の情景 作品15-トロイメライ
ショパン:序奏とロンド 変ホ長調 作品16
収録:1974年-1993年
ホロヴィッツの没後に制作されたドキュメンタリーで、ホロヴィッツとワンダ
夫人のさまざまなインタビューとホロヴィッツの演奏を織り交ぜてその生涯を
たどるドキュメンタリー。演奏シーンはさまざまな映像作品から取られている
が、特筆すべきは1974年に自宅で収録されたスクリャービン「炎に向かって」
とショパン「序奏とロンド」の全曲演奏映像である。




<RCA RED SEAL>
8869781466-2 ¥1500
ベネデット・マルチェッロ:ピアノ・ソナタ集
『ソナタ第3番ト長調』『ソナタ第5番ニ長調』『ソナタ第7番イ短調』
『メヌエット ハ長調』 『ソナタ第10番ハ短調』『ソナタ第9番イ長調』
『メヌエット ハ長調』
アンドレア・バケッティ(P)
【録音】2010年4月サチーレ・ファツィオリ・コンサートホール
イタリアを代表する鬼才若手ピアニスト、アンドレア・バケッティ。バッハの
作品や、RCAへの録音のケルビーニやガルッピの隠れた作品の録音など、ロマ
ンティックなピアノ解釈ではなく歴史的チェンバロ奏法を研究しそれを応用し
た自由な発想は、様々な角度から作品の魅力や特徴を捉えていくことに成功し
ています。
今回のアルバムでも、あまり演奏されることのないB・マルチェッロの作品と
なります。ベネデット・マルチェッロ(1686-1739)は、あの有名な「ベニスの
愛」のオーボエ協奏曲で有名なアレッサンドロ・マルチェッロの弟であり、
ヴェネツィアで政治家や詩人としても活躍し、器楽作品や宗教曲、世俗カンタ
ータなど多数の作品を書いた作曲家で、ヴェネツィア・オペラを風刺した「当
世の劇場」の著者としても有名です。
この録音のためにA・バケッティとマリオ・マルカリーニの2人によって校訂さ
れた楽譜によって演奏されており、バケッティは絶妙なぺダリングを使用し、
バッハのフランス組曲などに匹敵する作風のこれらの作品を、精神的でかつセ
ンチメンタルな美しさで弾いています。





<SONY CLASSICAL>
8869799511-2 ¥1500
カール・オルフ(W・キルマイヤーによる2台のピアノと打楽器伴奏版):
「カルミナ・ブラーナ」
シモナ・シャトゥロヴァー(Sp), ベンヤミン・ブルーンス(T),
ドミニク・ケニンガー(Br),
エンダー姉妹ピアノデュオ(P),
マルティン・グルービンガー(Perc),
ザ・パーカッシヴ・プラネット・アンサンブル,
シュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭合唱団,
ロルフ・ベック(指揮)
【録音】2011年8月6-7日、ハノーファー北ドイツ放送局大ホール
[デジタル:ライヴ]
バイエルン地方ボイレン(ブラーナ)の修道院に伝えられた中世の世俗的な歌曲
(カルミナ)の詩を用いて自由に作曲されたこの「カルミナ・ブラーナ」は、オ
ルフの名を知らしめた出世作で、今や映画、ドラマ、CMなど様々に使用される
ほど有名な作品です。オルフのこの作品は大規模な管弦楽と合唱のための作品
ですが、ここで演奏される版は、1956年にヴィルヘルム・キルマイヤーによっ
て、2台のピアノとパッカーション伴奏のために編曲されたものです。もとも
とも、大規模オーケストラが使用できない場所での演奏のために編曲されたも
のですが、オルフによって修士学生に選ばれたキルマイヤーだけあって彼に承
認された、小編成にもかかわらず細かいところまで表現された見事な編曲版な
のです。
ここではヨーロッパで超人気の美人姉妹「エンダー姉妹ピアノデュオ」による
息の合ったデュオ。今世界で最も輝く超絶パーカッショニスト「マルティン・
グルービンガー」と彼の仲間たちによる、現代の感覚で躍動感溢れるパーカッ
ションでの参加も超話題。ドイツを代表する合唱指揮者「ロルフ・ベック」
(現在、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭芸術監督)によって見事に「新
・カルミナ・ブラーナ」が表現されています。

<ANDROMEDA>
ANDRCD9081 2枚組 \1750
サザーランド ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」
マリオ・ザナーシ(エンリコ・アシュトン)
ジョン・サザーランド(ルチア)
リチャード・タッカー(エドガルド・ディ・レーヴェンスウッド)
ウィリアム・ヴィルダーマン(ライモンド)
アントニーノ・ヴォットー指揮
シカゴ・リリック・オペラ管弦楽団、合唱団
1961年10月14日 シカゴ、リリック・オペラでのライヴ録音。
キャストを紹介するナレーションからスタートする放送用音源。
ヴォットーのメリハリある演奏にのせてサザーランド、タッカー他の強力な
キャストによる「ランメルモールのルチア」。
録音年代の古さを感じさせる音質です。

ANDRCD9105 3枚組 \2080
クレンペラー指揮 ブルックナー:交響曲選集
ブルックナー:
(1)交響曲第4番「ロマンティツク」 変ホ長調
WDR交響楽団
1954年4月5日 ケルン
(2)交響曲第6番 イ長調
コンセルトヘボウ管弦楽団
1961年6月22日 アムステルダム
(3)交響曲第7番 ホ長調
ベルリン・フィル
1958年9月3日 ルツェルン
カタログの穴を埋めるアイテム。待望の名演復刻です。お買い得盤。




<ARCHIPEL>
ARPCD0531 \1450
ヴェルディ:歌劇「運命の力」
フロリアーナ・カヴァッリ(ドンナ・レオノーラ)
オラリア・ドミンゲス(プレチオシルラ) O
リチャード・タッカー(ドン・アルヴァーロ)
ジュゼッペ・タデイ(ドン・カルロ)
プリニオ・クラバッシ(グァルディアーノ神父) 
フェルナンド・プレヴィターリ指揮
コロン劇場管弦楽団、合唱団
1961年8月4日 ブエノス・アイレス、コロン劇場でのライヴ録音。
旧MYTO MDCD975174 他から発売あり。
音質は、良いです。




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 283 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」
カルロ・ベルゴンツィ(リッカルド)
マリオ・ザナーシ(レナート)
レイラ・ジンチェル(アメーリア)
アドリアーナ・ラッザリーニ(ウルリカ)
ド-ラ・ガッタ(オスカル)
フランコ・ボルドーニ(シルヴァーノ)
オリヴィエーロ・デ・ファブリティース
ボローニャ・テアトロ・コミュナーレ管弦楽団、合唱団
1961年11月28日 ボローニャでのライヴ録音。
MMレーベル他から発売あり。
音質はとても良いです。名演奏の復刻です。

MYTO 284 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「レニャーノの戦い」
アントニエッタ・ステッラ(リーダ)
フランコ・コレッリ(アッリーゴ)
エットレ・バスティアニーニ(ロランド)
マルコ・ステファノーニ(フェデリーコ)
ヴィルジリオ・カルボナーリ(マルコヴァルド)
アウロラ・カッテラーニ(イメルダ)
ジャンナドレア・ガヴァッツェーニ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
1961年12月7日 ミラノ、スカラ座でのライヴ録音。
ヴェルディ没後50年、オペラ王国イタリアの威信をかけた公演ライヴ。
ステッラ、コレッリ、バスティアニーニの名唱。ガヴァッツェーニのタクトが
うねるオーケストラと共に壮大なこの物語を演出します。名盤。待望の復刻。

MYTO 288 2枚組 \1750
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ミミ)
ハイディ・クラル(ムゼッタ)
バリー・モレル(ロドルフォ)
ロレンツォ・テスティ(マルチェルロ)
ウィリアム・ヴィルダーマン(コリーネ)
ジョージ・ショック指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1961年3月11日 ニューヨーク、メトロポリタンでのライヴ録音。
音質はとても良いです。ロス・アンヘレス他がライヴらしい熱唱を繰り広げま
す。感動的で、すばらしい演奏です。

MYTO 292 2枚組 \1750
ケルビーニ:歌劇「メデア」
マリア・カラス(メデア)
ジョン・ヴィッカーズ(ジャゾーネ)
イヴァナ・トシーニ(グラウチェ)
ニコライ・ギャウロフ(クレオンテ)
ジュリエッタ・シミオナート(ネリス)
トーマス・シッパーズ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
1961年12月11日 ミラノ、スカラ座でのライヴ録音
名盤。待望の復刻。音質はとても良いです。




<WALHALL>
WLCD0336 3枚組 \2780
ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」
ルイジ・オットリーニ(ドン・カルロ)
マルゲリータ・ロベルティ(エリザベッタ・ディ・ヴァロア)
エットレ・バスティアニーニ(ロドリーゴ) 
アンナ・マリア・ロータ(エボリ公女)
ボリス・クリストフ(フィリッポ2世)
マリオ・ロッシ指揮
トリノRAI交響楽団、合唱団
1961年4月24日 トリノでの放送用音源。
良い音質です。名盤の復刻。

WLCD0338 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」
エットレ・バスティアニーニ(ルーナ伯爵)
ミレッラ・パルット(レオノーラ)
フェードラ・バルビエーリ(アズチェーナ)
フランコ・コレッリ(マンリーコ)
アゴスティーノ・フェリン(フェルナンド)
オリヴィェーロ・デ・ファブリティース指揮
ローマ歌劇場管弦楽団、合唱団
1961年10月1日 ベルリンでのライヴ録音
DATUMレーベル他から発売あり。
とても良い音質です。
バスティアニーニ、コレッリによる素晴らしい演奏。名盤の復刻です。

WLCD0348 2枚組 \1750
リッカルド・ザンドナイ:歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」
レイラ・ジェンチェル(フランチェスカ)
レナート・チオーニ(パオロ)
アナ・ガスパリーニ(サマリターナ)
エンツォ・ヴィアロ(オスタージオ)
アンセルモ・コルツァーニ(ジョヴァンニ)
マリオ・フェラーラ(マラテスティーノ)
シルヴァナ・アレッシオ・マルティネッリ(ビアンコーレ)
フランコ・カプアーナ指揮
ヴェルディ劇場管弦楽団、合唱団
1961年3月16日 トリエステ、ヴェルディ劇場でのライヴ録音。
とても良い音質です。ドラマティクで大規模なアーケストラ伴奏をともなう
この作品を、主役のジンチェル、優しくも嫉妬に狂うコルツァーニ 他が
緊張感ある見事な歌声で聴かせます。




<THE SPOT RECORDS>
スザンナ・ヨーコ・ヘンケルの自主レーベル THE SPOT RECORDS の取り扱い
開始致します。
ACOUSENCEレーベルのチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(ACOCD21510)で
ドイツのECHO KLASSIK 2011、19世紀の作品協奏曲(ヴァイオリン)部門大賞に
輝き、脚光を浴びている スザンナ・ヨーコ・ヘンケルの新作(モーツァルト:
288697)含めた、まさに「クール&ビューティー」な演奏の数々。計4アイテム
をご紹介申し上げます。スザンナ・ヨーコ・ヘンケルのHPは下記の通りです。
彼女の今後の活躍にもご期待下さい。
http://www.susanna-yoko-henkel.com

288697 ¥2080
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
(1)ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
(2)ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」 イ長調 K.219
(3)ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調 K.373
(4)ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ K.261
(All cadenzas by Susanna Yoko Henkel)
スザンナ・ヨーコ・ヘンケル(ヴァイオリンと指揮)
リトアニア室内管弦楽団
2011年1月30,31日、2月1日 リトアニア国立フィルハーモニック・ホールでの
収録
このアルバムは今年の初めに録音された新作となります。きらめきと鮮やかで
繊細なニュアンスを伴った音色と豊かな音質でオーケストラと共に作品に鋭く
切り込んだエネルギッシュ且つ斬新、音楽への喜びに溢れた演奏です。

288696 ¥2080
ヴァイオリンとチェロの二重奏曲集
(1)ハルヴォルセン(Johan Harlorsen 1864-1935 ノルウェー):
パッサカリア(1894年の作品)
(2)コダーイ:二重奏曲 op.7 (1914年の作品)
(3)アイスラー(Hannes Eisler 1898-1962 ドイツ):
二重奏曲 op.7/I (1924年の作品)
(4)シュルホフ(Erwin Schulhoff 1894-1942 チェコ):
二重奏曲 (1925年の作品)
スザンナ・ヨーコ・ヘンケル(ヴァイオリン)
トニオ・ヘンケル(チェロ) Tonio Henkel 
(スザンナ・ヨーコ・ヘンケルの弟)
2007年8月27,28,29日 ザグレブ、クロアチア音楽専門大学での収録
交互に、そして高らかに旋律を歌い上げ始まる感動的な「パッサカリア」から
始まる、耳にする事の少ない技巧的にも難しい楽曲を取り上げたこのアルバム
は、単に姉弟のデュオの演奏である事を越えて音楽に真摯に向かい合う芸術家
達の音楽性と実力を示す作品として高く評価される事と考えます。

288695 ¥2080
ラヴェル:室内楽作品集
(1)ツィガーヌ (2)ヴァイオリン・ソナタ
(3)ピアノ三重奏曲 (4)ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
スザンナ・ヨーコ・ヘンケル(ヴァイオリン)
モニカ・レスコヴァル(チェロ)
ミラナ・チェルニャフスカ(ピアノ)
2004年4月13,14日、10月5日 ミュンヘン音楽大学大ホール
2004年12月30日 ザブレク、クロアチア音楽専門大学での収録
緊張感漂う中に美しさ、怪しさと冷たさを感じさせる個性的なアルバム。
都会的で洗礼された極上のラヴェルです。

288694 2枚組 ¥3050
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ 全曲
2004年7月24日、25日/8月7日、8日、21日、22日
スザンナ・ヨーコ・ヘンケル(ヴァイオリン)
The Minster St.Marien in KWS Klostergut Wiebrechtshausen ドイツでの
録音
微妙なニュアンスの変化を加えつつも、きりっと引き締まった構成力と推進力
を感じさせる速めのテンポから紡ぎだされたこぼれ落ちそうな程の豊かな音で、
スザンナ・ヨーコ・ヘンケルは、この大曲を一気に弾き上げます。音楽に対し
て真摯に向かい合うスザンナ・ヨーコ・ヘンケルの凛とした姿勢が演奏を通し
て一貫して具現化されており、彼女を知る上で注目に値するアルバムと成って
います。




<CARUS>
83.344 ¥2380
バロック歌曲集「愉快なナイチンゲール」
(1)Johann Peter Guzinger(1689-1773): Susse Lippen, holde Wangen
カイザー Reinhard Keiser(1674-1739)
(2)Kleine voglein, eure Scherze
(3)Du angenehme Nachtigall 「愉快なナイチンゲール」
(4)リュリ Jean-Beptiste Lully(1632-1687):
Tout ce que j'attaque er rend
モンテクレール Michel Pignolet de Monteclair(1667-1737)
(5)Mais, tout parle d'amour
(6)Ruisseaux, qui serpentez
(7)トッリ Pietro Torri(1650-1737): Son rosignolo
(8)ヴィルデラー Johann Hugo von Wilderer(1670-1724): Dormi, Giocasta
(9)ヴィヴァルディ Antonio Vivaldi(1678-1741): Cara sorte
(10)ルイエ Jacques Loeillet(1685-1748): Sonata h-Moll
(11)ハート Philip Hart(1674-1749): Rroceed, sweet charmer of the ear
(12)フェデーリ Giuseppe Fedeli(1680-1733):
Warbling the birds enjoying
(13)パーセル Henry Purcell(1659-1695): Hark! How the songsters
(14)テレマン Georg Philipp Telemann(1681-1767):
Mich trostet die Hoffnung
(15)クッサー Johann Sigismund Kusser(1660-1727):
Wo bleibst du, mein Leben
(16)カイザー Reinhard Keiser(1674-1739): Ihr fliegenden Sanger
コレギウム”フラウト・エ・ヴォーチェ” Collegium"Flauto e Voce"
2011年4月ドイツOBERASPACHでの録音
1,2,3,5,8,11,12,15,16が世界初録音となります。
ソプラノ、メゾ・ソプラノと5つのバロック・フルート、ヴィオラ・ダ・ガン
バ、チェンバロ、テオルボ(リュートに属する楽器)で構成する演奏団体
コレギウム”フラウト・エ・ヴォーチェ”による「鳥の歌」「愛の歌」を由来
とする美しく、楽しいバロック名曲集です

83.449 ¥2380
ヨハネス・エッカルト:合唱曲集
(1)「神は我がやぐら」 Ein feste Burg ist unser Gott
(2)「深き淵より」 De profundis
(3)「憐れみたまえ、我が神よ」 Erbarm dich mein
(4)Frohlich will ich singen
(5)Hort ich ein kuckuck singen
(6)Ach Gott, wie gern ich wissen wollt
(7)Schons lieb, was hab ich dir getan
(8)Schwerlangweilig
(9)Kein Buhlerei ficht mich mehr an
(10)Frau, dein Gestalt
(11)Es trau'r was trauren soll
(12)Der Musik Feind seind lgnoranten
(13)Ein Verrater und ein Suppenfresser
(14)Unser lieben Huhnerchen
(15)「主よ汝のうちにのみ我望みを持ち」
Mein schonste Zier und Kleinod bist
(16)Selig ist der gepreiset
(17)「主の祈り」 Das Vater unser
(18)「主よ、我らに平和を与えたまえ」 Da pacem Domine
カイ=ウーヴェ・イルカ指揮 Kai-Uwe Jirka
ラウテン・カンパニー・ベルリン(オリジナル楽器)
Lautten Compagney Berlin
国立ベルリン大聖堂合唱団 Staats-und Domchor Berlin
2011年9月1-4日 ベルリン大聖堂での録音
2,3,6,8,9,10,11,16が世界初録音となります。
ヨハネス・エッカルト(Johannes Eccard 1553-1611)はドイツに生まれ
ミュンヘンでラッソーに学んだあとにアウグスブルク、ケーニッヒ、ベルリン
等ドイツ各地の宮廷楽長を勤め、世俗音楽の領域に多数の作品を残しました。




<OSSIA>
OSSIA(オシア)レーベルは、フランスの管楽器を主に扱うフランスの新興レーベルです。
前回の2タイトル(OSSIA 1001/2とOSSIA 1003/2)に次ぐ「セルマー・コレクション」と題する3タイトルの新譜をご案内申し上げます。
解説書表記はフランス語と英語。録音の際のプロデューサー名、録音技師名、アナログ盤で発売された際のカタログ番号など可能な限り多くの情報を組み込んだ丁寧な仕様と成っています。また、ジャケット・デザインのセンスの良さも特筆です。
今回の音源はデッカ&セルマー(DECCA,SELMER)の協力を得て入手した1952-1956年録音分のオリジナル・マスター及び、78回転・33回転のアナログ盤をもとにしており、ここに取り上げる演奏は演奏家達の実力を存分に示す名演奏として、古くから高く評価されているものばかりです。著名な管楽器の名手を数多く輩出したフランスから、自国の優れた演奏家を紹介する、高いクオリティを持つオシア・レーベルの今後の発売にもご期待下さい。

OSSIA 1005/2 2枚組 ¥2680
マルセル・ミュール(サクソフォン 1901-2001)の芸術
CD. 1
(1)デュクラック Fernande DECRUCK:アンダンテと紡ぎ歌
(2)ボザ Eugene BOZZA:アンプロヴィザシォンとカプリス
(3)チェレプニン Alexander TCHEREPNIN:ソナチネ・スポルティヴ
(4)ボノー Paul BONNEAU:ワルツ形式によるカプリース
(5)トマジ Henri TOMASI:ジラシオン
マルト・P-レノム(ピアノ) Marthe Pellas-Lenom
録音:1954年(サクソフォン第1集マスター音源を使用)
(6)デュボア Pierre-Max DUBOIS:ディヴェルティスマン
(7)グラナドス Enrique GRANADOS:ゴイェスカス
(8)ランティエ Pierre LANTIER:
サクソフォンとピアノのための「シチリエンヌ」
(9)ラザルス Daniel LAZARUS:サクソフォン・ソナタ
マルト・P-レノム(ピアノ) Marthe Pellas-Lenom
録音:1955年(サクソフォン第3集マスター音源を使用)
(10)クレストン Paul CRESTON:サクソフォン・ソナタ op.19
(11)モーリス Paule MAURICE:
サクソフォンとピアノのための「プロヴァンスの風景」
ソランジュ・ロビン(ピアノ) Solange Robin
録音:1956年6月(サクソフォン第6集マスター音源を使用)
CD. 2
(1)ランティエ Pierre LANTIER:エスカルデュナク
(2)マシス Amable MASSIS:4つの習作「カプリス」
ソランジュ・ロビン(ピアノ) Solange Robin
録音:1956年6月(サクソフォン第6集マスター音源を使用)
(3)シュミット Florent SCHMITT:サクソフォン四重奏曲 op.102
マルセル・ミュール サクソフォン四重奏団
録音:1954年5月25日(サクソフォン第2集マスター音源を使用)
(4)グラズノフ Alexander GLAZOUNOV:サクソフォン四重奏曲
(5)ボルサリ Amedee BORSARI:「プレリュード、コラールヴァリエ」
マルセル・ミュール サクソフォン四重奏団
録音:1955年12月9日(サクソフォン第5集マスター音源を使用)
(6)ジャン・リヴィエ Jean RIVIER:三重協奏曲
ルイ・メナルディ(トランペット:パリ音楽院管弦楽団) Louis Menardi
アニー・ダルコ(ピアノ) Annie d’Arco
録音:1956年(トランペット第3集マスター音源を使用)
マルセル・ミュール Marcel Mule サクソフォン四重奏団
アンドレ・ボーシー(アルト・サックス),
マルセル・ジョセ(バリトン・サックス)
マルセル・ミュール(ソプラノ・サックス),
ジョルジュ・グールデ(テナー・サックス)
「サクソフォンの神様」と言われるマルセル・ミュールは20代でギャルド・レ
ピュブリケーヌ吹奏楽団に入隊後、首席奏者として活躍。1936年に退団後ソリ
ストとして世界的に活躍しつつ自らのサクソフォン四重奏団を組織し活動。
1942年からパリ音楽院にてサクソフォン科の教授として1968年に退任するまで
多くの後進の育てました。多くのサクソフォーンのための作品を初演、編曲し、
現在においてそれらはサクソフォーンの主たるレパートリーになっています。

OSSIA 1007/2 2枚組 ¥2680
ユリス・ドレクリューズ(クラリネット 1907-1995)の芸術
CD. 1
(1)ルフェーブル Jean-Xavier LEFEVRE:
クラリネットとチェンバロのためのソナタ第5番
エメー・ヴァン・デ・ヴィーレ(チェンバロ) A.Van de Wiele
録音:1951年2月26日(78回転 パテからの復刻)
(2)モーツァルト Wolfgang Amadeus MOZART:クラリネット協奏曲 K.622
フェルナン・ウーブラドゥ室内楽団 Orchestre Fernand Oubradous
録音:1952年2月13日(33回転 パテからの復刻)
(3)カホザック Louis CAHUZAC:
Fantaisie variee sur un vieil air champetre
(4)ピエルネ Gabriel PIERNE:セレナーデ
(5)ストラヴィンスキー Igor STRAVINSKY:
独奏クラリネットのための3つの小品
アニー・ダルコ(ピアノ) Annie d’Arco
録音:1948年7月6日(78回転 セルマーからの復刻)
(6)メステル Georges MEISTER:エルウィン(クラリネットのための幻想曲)
(7)カホザック Louis CAHUZAC:variations sur un air du pays d'Oc
(8)ヴィドール Charles-Marie WIDOR:
クラリネットとピアノのための序曲とロンド
(9)メサジェ Andre MESSAGER:クラリネットとピアノのための演奏会用独奏曲
ジャック・ドレクリューズ(ピアノ) Jacques Delecluse
録音:1952年(デッカ&セルマー クラリネット第1集マスター音源を使用)
CD. 2
(1)サン=サーンス Camille SAINT-SAENS:クラリネット・ソナタ
(2)オネゲル Arthur HONEGGER:クラリネットとピアノのためのソナチネ
(3)ミヨー Darius MILHAUD:クラリネットとピアノのためのソナチネ
ジャック・ドレクリューズ(ピアノ) Jacques Delecluse
録音:1954年(デッカ&セルマー クラリネット第3集マスター音源を使用)
(4)ウェーバーC. M. Von WEBER:
グランド・デュオ・コンチェルタンテ 変ホ長調
(5)シューマン Robert SCHUMANN:幻想小曲集 op.73
(6)トマジ Henri TOMASI:クラリネットとピアノのためのコンチェルト
(7)リュエフ Jeanine RUEFF:
クラリネットとピアノのためのコンチェルティーノ
ジャック・ドレクリューズ(ピアノ) Jacques Delecluse
録音:1956年11月(デッカ&セルマー クラリネット第6集マスター音源を使用)
クラリネットは全てユリス・ドレクリューズ Ulysse Delecluse
ジャック・ランスロ(OSSIA 1003/2)とならんでフランスを代表するクラリネッ
ト奏者であるユリス・ドレクリューズはパリ音楽院卒業後ギャルド・レピュブ
リケーヌ吹奏楽団に入り1948年にパリ音楽院の教授に成るまで長くソリストを
つとめました。後にソリストとして活躍し技巧の素晴らしさ極上と言われる音
の輝きで、真のヴィルトゥオーゾと称されています。レパートリーは広く、古
典から現代曲まで多くの作品を演奏しています。

OSSIA 1009 ¥2280
パリ・クラリネット六重奏団(ギャルド・レピュブリケーヌ・クラリネット
六重奏団)の芸術 1948-1956年録音集
CD. 1
(1)シュミット Florent SCHMITT:クラリネット六重奏曲 op.128
(2)ルーシュール Raymond LOUCHEUR:クラリネット六重奏曲 
録音:1953年(デッカ&セルマー クラリネット第2集マスター音源を使用)
(3)フランツ・リース Franz RIES:常動曲 op.34
(4)チャイコフスキー Piotr Illitch TCHAIKOWSKY:
「トレパック」「葦笛の踊り」
(5)デュラン Paul DURAND:「春」
録音:1955年(デッカ&セルマー クラリネット第4集マスター音源を使用)
(6)クライスラー Fritz KREISLER:中国の太鼓
(7)シューマン Robert SCHUMANN:蝶々 (J.ティルデによる編曲)
(8)パガニーニ Niccolo PAGANINI:常動曲 (J.ティルデによる編曲)
(9)ベイツ Louis BEYDTS:カーニバル
(10)ティルデ Jean THILDE:パガニーニの主題によるディヴェルティメント
録音:1956年(デッカ&セルマー クラリネット第5集マスター音源を使用)
(11)J.S.バッハ J.S. BACH:フランス組曲第5番から「ジーグ」
(12)メンデルスゾーン F.MENDELSSOHN :2台のピアノの他目のカプリース
録音:1948年7月6日(78回転 セルマーからの復刻)
(13)ティルデ Jean THILDE:The Mattress Carder
(14)ルシアン・マリー・オーブ Lucien-Marie AUBE:スケルツォ
(15)セルジュ・ボド Serge BAUDO:エスキース
(16)ショパン Frederic CHOPIN:ワルツ 変ニ長調 op.70-3
録音:1950年(78回転 セルマーからの復刻)
パリ・クラリネット六重奏団 Sextuor de Clarinettes de Paris
(旧 ギャルド・レピュブリケーヌ・クラリネット六重奏団)
Sextuor de Clarinettes de la Garde Republicaine
(プラケ,ジロ,リクシ,ユルバン,デュボワ,ドゥルヴィユ)
Gustave Plaquet 、Albert Gilot、Jean Lixi、Gaston Urbain
Jean Dubois、Georges Delville
ギャルド・レピュブリケーヌの名手達による、まさに絶品のアルバム。
クラリネット作品集です。




<ANDROMEDA>
ANDRCD9106 2枚組 ¥1750
シューベルト:
(1)交響曲第4番「悲劇的」 ハ短調 D.417
コンセルトヘボウ管弦楽団 1957年2月アムステルダムでの録音
(2)交響曲第8番「未完成」 ロ短調 D.759
トリノRAI交響楽団 1956年12月17日トリノでの録音
(3)交響曲第9番「グレイト」 ハ長調 D.944
フィルハーモニア管弦楽団 1960年ロンドンでの録音
ボーナス・トラックとして:
(4)モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 KV.201
ベルリン放送交響楽団 1956年2月18日ベルリンでの録音
オットー・クレンペラー指揮
カタログの穴を埋めるアイテム。待望の名演復刻です。お買い得盤。

ANDRCD9107 2枚組 ¥1750
チャイコフスキー:
(1)交響曲第4番 ヘ短調 op.36
ウィーン・フィル 1951年1月8-10日ウィーンでの録音
(2)交響曲第5番 ホ短調 op.64
トリノRAI交響楽団 1952年6月6日トリノでの録音
(3)交響曲第6番「悲愴」 ロ短調 op.74
ベルリン・フィル 1951年4月19-22日カイロでの録音
(4)弦楽合奏のセレナード ハ長調 op.48 から第2、4楽章
ウィーン・フィル 1950年2月2日ウィーンでの録音
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
カタログの穴を埋めるアイテム。待望の名演復刻です。お買い得盤。

ANDRCD9108 2枚組 ¥1750
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」から第2、3幕
ルートヴィヒ・ズートハウス(トリスタン) 
エルナ・シュルター(イゾルデ)
ゴットローブ・フリック(マルケ王)
ヤーロ・プロハスカ(クルヴェナル)
マルガレーテ・クローゼ(ブランゲーネ)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団、合唱団 
1947年10月3日ベルリンでの録音
カタログの穴を埋めるアイテム。待望の名演復刻です。お買い得盤。




<ARCHIPEL>
ARPCD0477 ¥880
ショパン:
(1)24の前奏曲集 op.28
1955年ミュンヘンでの録音
(2)ピアノ・ソナタ第2番 変ロ長調 op.35
1956年ミュンヘンでの録音
ボーナス・トラックとして:
(3)即興曲集
第1番 変イ長調 op.29
第2番 嬰ヘ長調 op.36
第3番 変ト長調 op.51
幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66
1934年7月5日ロンドンでの録音
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
前奏曲とソナタは有名なEMIの録音とは違います。
お買い得盤。音質は良いです。

ARPCD0479 ¥880
(1)ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 Wilhelm Furtwangler
ベルリン・フィル
1951年4月23日カイロでのライヴ録音
ボーナス・トラックとして:
(2)ワーグナー:楽劇「パルジファル」から聖金曜日の奇跡
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 Wilhelm Furtwangler
ベルリン・フィル
1951年4月25日アレクサンドリアでのライヴ録音
マスターに起因する多少の傷が聴かれますことご注意下さい。




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 185 3枚組 ¥2780
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
ルートヴィヒ・ズートハウス(ジークムント)
ゴットローブ・フリック(フンディング)
ハンス・ホッター(ヴォータン)
レオニー・リザネク(ジークリンデ)
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)
ジーン・マデイラ(フリッカ)
ヒルデ・レッセル=マイダン(シュヴェルトラウテ)
ロッテ・リザネク(ヘルムヴィーゲ)
クリスタ・ルートヴィヒ(ワルトラウテ)
ロゼッテ・アンダイ(ロスヴァイセ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団
1958年4月29日ミラノ・スカラ座でのライヴ録音
マスターに起因する欠落と傷が聴かれます。お気をつけ下さい。
素晴らしいキャスト。名演奏との高い評価を得ている名盤。
リマスターリングで、良い音質となりました。
このアイテムは再発売となります。

<MEMBRAN>
MEMBRAN 233424 100枚組 ¥16000
Zauber der Operette
オペレッタボックス
ヴァリアスアーティスツ
このボックスにはボーナスDVDが付いておりますが、PAL方式となっております。
あらかじめご了承の程よろしくお願い申し上げます。
サイズ:縦140mm×横275mm×奥行134mm
詳細はこちらにございます:

●Membran Ars Musici lebel
MEMBRAN 232211 ¥1250
現代音楽集
Edgar Varese:Octandre/Diego Luzuriaga:Grave Bossa
Thomas Bruttger:Monolith/Coriun Aharonian:Gente
Mariano Etkin:Abgesang Mambo/Graciela Paraskevaidis:sendas
Rolf Riehm:Sarca - il fi ume Sarca
アンサンブル・アヴァンチュール

MEMBRAN 232364 ¥1250
マーラー:歌曲集
リュッケルト歌曲集、子供の魔法の角笛
トーマス・バウアー(Br)
ウタ・ヒールシャー(pf)

MEMBRAN 232406 2枚組 ¥1780
リスト:巡礼の年
第1年「スイス」S160、第2年「イタリア」S161、第3年S163
フー・スンヨン(pf)

MEMBRAN 232177 ¥1250
フォーレ:レクイエム
シューマン:ミサ曲Op.14
ヴィンフリート・トル指揮、カメラータ・フライブルク、他

MEMBRAN 232198 ¥1250
宗教曲集
リスト:ミサ・コラリス/コダーイ:パンジェ・リングァ
ヴィドール:ミサ曲Op.36
ハインツ・ヘニッヒ指揮、ハノーヴァー少年合唱団

MEMBRAN 232136 ¥1250
アルプス地方に伝わる民謡集
Ausseer Hochzeitsmarsch、Im Brombeerschlag、Pollinger Landler、
Boarischer aus Kreuth、Kaferle, Kaferle、Muhlviertler Arien、
Tafelstuck、Liab ja lei、Salzburger Schnurlregen Polka、
Kleinthaler Walzer、Kohlbrenn Marsch、Zu Dir ziagt's mi hin、
Bauernmenuett、Die Graslan、Valentin Boarischer、Pongauer Walzer、
Am Schonblick、'S Bettelweibl will kirchfahrt'n geh'n、Maxglaner
Zigeuner-Faschingsmarsch、Kirchgassn Boarischer、Liabele,
Zartele,Haschele, klans、Schubert-Landler、Staade Weis、D
er Mond scheint hell und weis、Imster Bauernmenuett、
Neigen sich die Stunden
ヴァリアスアーティスツ

MEMBRAN 232168 ¥1250
トロンボーンと声楽のためのバロック時代の作品集
アントン・シャリンガー(Bs)ダチュラ・トロンボーン四重奏団
Don Giorgio Mainero:Vier italienische Tanze
Heinrich Schutz:Fili mi, Absalon, SAWV 269
Johann Rudolf Ahle:Herr, nun last Du Deinen Diener
Johann Kuhnau:Biblische Sonate Nr. 1、Il combattimento tra David e
Goliath
Heinrich Schutz:Attendite, popule meus, SWV 270
Thomas Selle:Domine, exaudi orationem meam
William Byrd:The Earl of Salisburys Pavane
Arcangelo Corelli:Sonata da chiesa op. 3, No. 7
Michael Praetorius:Vier Tanze aus Terpsichore

MEMBRAN 233415 4枚組 ¥3380
Time piece
ジンガープール名唱集
オルランド・ディ・ラッソの作品より/ノルウェーの作曲家による作品より
Tomas Luis de Victoria/Josquin des Prez/Ludwig Sennfl
Cypriano de Rore/Alexander Utendal/Conrad Rupsch/Jacob Obrecht
Philippe de Monte/Hans Leo Hasler/Jacobus Gallus/William Byrd
Carlo Gesualdo di Venosa、他の作曲家の作品より

MEMBRAN 233420 ¥1250
J.S.バッハ:クリスマスオラトリオ IV-VI
ラインハルト・カムラー指揮、ミュンヘン・レジデンツ室内管弦楽団、他


●Membran 4CD Box FABFOUR Series
MEMBRAN 233459 4枚組 ¥1050
Perlen des Wiener Lieds
音楽でめぐるウィーン旅行
ウィーンにちなんだ民謡、歌曲集
ヴァリアスアーティスツ


●Membran DOCUMENTS Series
MEMBRAN 233189 3枚組 ¥1650
モーツァルト:歌劇「ドンジョバンニ」 
フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン放送交響楽団、他
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)セーナ・ユリナッチ(Sop)
マリア・シュターダー(Sop)カール・クリスティアン・コーン(Bs) 
1958年録音

MEMBRAN 233192 2枚組 ¥950
ドヴォルザーク:レクイエム
カレル・アンチェル指揮、チェコフィルハーモニー管弦楽団、他
1959年録音

MEMBRAN 233194 2枚組 ¥950
R.シュトラウス:楽劇「サロメ」
シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ指揮、バーゼル歌劇場管弦楽団、他
Zbyslaw Wozniak(Ten)Sabine Zimmert(MSop)Montserrat Caballe(Sop)
Alexander Welitsch(Bs)Karl Brock(Ten) 1958年録音

MEMBRAN 233195 ¥950
モーツァルト:歌劇「バスティアンとバスティエンヌ」
エドゥアルド・リンデンバーグ指揮、ウィーン室内管弦楽団、他
1957年録音

●Membran AcousticA lavel
MEMBRAN CD201002 ¥950
ソレール:ピアノソナタ集第1集 
第1番-第10番
イシドロ・バッリオ(pf)

MEMBRAN CD201003 ¥950
ソレール:ピアノソナタ集第2集
第11番-第21番
イシドロ・バッリオ(pf)

MEMBRAN CD201004 ¥950
ソレール:ピアノソナタ集第3集
第22番-第29番
イシドロ・バッリオ(pf)




<WARNER>
WARNER 2564 666563 ¥2450
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
スラヴ舞曲Op.46-1、Op.72-2、チェコ組曲Op.39
ホセ・セレブリエール指揮、ボーンマス交響楽団

●WARNER Opera series
WARNER 2564 666983 2枚組 ¥2450
メサジェ:「フォルテュニオ」
ティエリ・ドラン(Ten)ジル・カシュマイユ(Bs)
コレット・アリオ=リュガ(Sop)フランシス・ドゥアジク(Br)
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、リヨン歌劇場管弦楽団、他

WARNER 2564 674364 2枚組 ¥2450
エルケル:「バンク・バン」
エヴァ・マルトン(Sop)コロシュ・コヴァーチュ(Bs)ラヨス・ミラー(Br)
シャンドール・ショーヨム=ナギ(Br)アティラ・レティ(Br) 
タマシュ・パル指揮、ハンガリー・ミレニアム管弦楽団、他

●WARNER APEX series 各1枚 ¥680
WARNER
リスト:前奏曲、2つの伝説
レーナウの「ファウスト」による2つのエピソード
ジェームズ・コンロン指揮、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団

WARNER 2564 665860
リスト:ピアノソナタ ロ短調
2つの伝説、「詩的で宗教的な調べ」より第3曲「孤独のなかの神の祝福」
フランソワ=ルネ・デュシャーブル(pf)

WARNER 2564 665859
リスト:オルガン曲集
コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ、
BACHの名による幻想曲とフーガ、
「泣き、嘆き、憂い、おののき」の主題による変奏曲
マリー=クレール・アラン(Org)

WARNER 2564 665858
リスト:十字架の道、ミサ・コラリス
マリー=クレール・アラン(Org)
ジャン・スーリッス指揮、パリ「アウディテ・ノヴァ」声楽アンサンブル

WARNER 2564 665857
リスト:ペトラルカによる3つのソネットと歌曲
マーガレット・プライス(Sop)シプリアン・カツァリス(pf)

WARNER 2564 674102
リスト:ピアノ曲集
4つのメフィストワルツ、メフィストポルカ、無調のバガテル、
「泣き、嘆き、憂い、おののき」の主題による変奏曲
シプリアン・カツァリス(pf)




<韓国ローカルWARNER>
WKC50D 50枚組 ¥8100
The Collector's Edition
J.S.バッハ:作品集
サイズ:縦140mm×横130mm×奥行120mm
Disc.1-2
管弦楽組曲BWV.1066-1069
ニコラウス・アーノンクール指揮、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
Disc.3
音楽の捧げものBWV.1079
ニコラウス・アーノンクール指揮、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
Disc.4-5
ブランデンブルク協奏曲全曲BWV.1046-1051
ニコラウス・アーノンクール指揮、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
Disc.6-8
チェンバロ協奏曲BWV.1052-1058、
3台のチェンバロのための協奏曲BWV.1063、BWV.1064、
2台のチェンバロのための協奏曲BWV.1060-1062、
4台のチェンバロのための協奏曲BWV.1065
トン・コープマン、ティニ・マトー、パトリツィア・マリサルティ(Cemb)
アムステルダム・バロック管弦楽団
Disc.9
ヴァイオリン協奏曲BWV.1041、1042、
2つのヴァイオリンのための協奏曲BWV.1043
モニカ・ハジェット(Vln)
トン・コープマン指揮、アムステルダム・バロック管弦楽団
Disc.10
J.S.バッハ:ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲BWV.1060
C.P.E.バッハ:チェンバロとピアノのための協奏曲Wq.47
J.C.バッハ:シンフォニア・コンチェルタントT.VII/6
W.F.バッハ:二重協奏曲F46
J.S.バッハ:2台のチェンバロのための協奏曲BWV.1062
グスタフ・レオンハルト指揮、レオンハルト・コンソート
ニコラウス・アーノンクール指揮、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
アラン・カーティス、エドゥアルト・ミュラー(Cemb)
ジャン・アントニエッティ(Fp)ユルク・シェフトライン(Obe)
アリス・アーノンクール(Vln)アンナー・ビルスマ(Vc)
Disc.11
組曲BWV.1025、フーガBWV.1026
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタBWV.1027-1029
ニコラウス・アーノンクール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ヘルベルト・タヘツィ、ゲーラルト・ハンビッツァー(Cemb)
Disc.12、13
ヴァイオリンソナタBWV.1014-1018、1019、1019a、1021、1023
アリス・アーノンクール(Vln)ヘルベルト・タヘツィ(Cemb)
Disc.14
フルートソナタBWV.1030、1032、1034、1035、1038、1039
レオポルト・シュタストニー、フランス・ブリュッヘン(トラヴェルソ)
アリス・アーノンクール(Vln)ヘルベルト・タヘツィ(Cemb)
Disc.15
ソナタBWV.964-966、968、フーガBWV.954
アンドレアス・シュタイアー(Cemb)
Disc.16
フーガの技法BWV.1080
ヘルベルト・タヘツィ(Org)
Disc.17-19
イギリス組曲、フランス組曲
アラン・カーティス(Cemb)
Disc.20-21
6つのパルティータBWV.825-830
スコット・ロス(Cemb)
Disc.22-25
平均律クラヴィーア曲集全曲
グレン・ウィルソン(Cemb)
Disc.26
ゴールドベルク変奏曲BWV.988
グスタフ・レオンハルト(Cemb)
Disc.27-28
無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータBWV.1001-1006
トマス・ツェートマイアー(Vln)
Disc.29-30
無伴奏チェロ組曲BWV.1007-1012
イェルク・バウマン(Vc)
Disc.31
トッカータとフーガBWV.565
前奏曲とフーガBWV.552、BWV.542
パッサカリアBWV.582
トッカータ、アダージョとフーガBWV.564
ヘルベルト・タヘツィ(Org)
Disc.32
アンナ・マクダレーナ・バッハのための音楽帳
トラジコメディア
Disc.33
カンタータ第67番「死者の中より蘇りしイエス・キリストを覚えよ」BWV.67
カンタータ第108番「わが去るは汝らの益なり」BWV.108
カンタータ第127番「主イエス・キリスト、真の人にして神よ」BWV.127
カール・リヒター指揮、ミュンヘン・バッハ管弦楽団
Disc.34-35
カンタータ第106番「神の時こそいと良き時」BWV.106
カンタータ第182番「天の王よ、よくぞ来ませり」BWV.182
カンタータ第152番「信仰の道を歩め」BWV.152
モテット「おおイエス・キリスト、わが命の光」BWV.118
カンタータ第18番「天より雨と雪の降るごとく」BWV.18
カンタータ第89番「われ汝をいかになさんや、エフライムよ」BWV.89
カンタータ第90番「恐ろしき終末、汝らを奪わん」BWV.90
カンタータ第161番「来たれ、汝甘き死の時よ」BWV.161
カンタータ第59番「人もしわれを愛さば、わが言葉を守るべし」BWV.59
ユルゲン・ユルゲンス指揮、モンテヴェルディ合唱団
Disc.36
カンタータ第140番「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」BWV.140
カンタータ第147番「心と口と行いと生きざまもて」BWV.147
ニコラウス・アーノンクール指揮、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
Disc.37
カンタータ第206番「忍びよれ、たわむれる波よ」BWV.206
カンタータ第208番「わが楽しみは、元気な狩りのみ」BWV.208
(狩りのカンタータ)
アンドレ・リュウ指揮、アムステルダム室内管弦楽団
Disc.38
カンタータ第208番「わが楽しみは、元気な狩りのみ」BWV.208
(狩りのカンタータ)
カンタータ第212番「われら新しき領主をいただく」BWV.212(農民カンタータ)
ニコラウス・アーノンクール指揮、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
Disc.39
マニフィカトBWV.243
ニコラウス・アーノンクール指揮、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
Disc.40
ミサ曲(1733)キリエ、グローリア
ニコラウス・アーノンクール指揮、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
Disc.41-42
ミサ曲ロ短調BWV.232
ロートラウト・ハンスマン、飯山恵己子(Sop)ヘレン・ワッツ(Alt)
クルト・エクヴィルツ(Ten)マックス・ ファン・エグモント(Bs)
ニコラウス・アーノンクール指揮、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、他
Disc.43-45
マタイ受難曲BWV.244
ポール・エスウッド(Alt)ジェイムズ・ボウマン(C-T)クルト・エクヴィルツ、
ナイジェル・ロジャース(Ten)マックス・ファン・エグモント、
カール・リッダーブッシュ(Bs)
ニコラウス・アーノンクール指揮、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、他
Disc.46-47
ヨハネ受難曲BWV.245
クルト・エクヴィルツ(Ten)マックス・ファン・エグモント(Bs)
ニコラウス・アーノンクール指揮、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、他
Disc.48-49
クリスマスオラトリオBWV.248
ポール・エスウッド(Alt)クルト・エクヴィルツ(Ten)
ジークムント・ニムスゲルン(Bs)
ニコラウス・アーノンクール指揮、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、他
Disc.50
復活祭オラトリオBWV.249
リサ・ラーション(Sop)エリザベト・フォン・マグヌス(Alt)
ゲルト・テュルク(Ten)クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン指揮、アムステルダム・バロック管弦楽団、他
◎ブックレットは英語表記(一部韓国語併記)トラックリストのみ



<Brilliant Classics>
BRL 94052 85枚組 \6750
ベートーヴェン:作品大全集
縦130mm×横215mm×奥行140mm CDROM(ブックレット収録)1枚
ブリリアントレーベルの豊富なベートーヴェン音源を使った全集です。
現在全集として入手できる唯一のボックスです。今回、交響曲はブロムシュ
テット指揮の名演奏を、ピアノソナタはブレンデルの演奏を収録しています。
また前回ボックス同様、協奏曲はグルダ、弦楽四重奏曲はグァルネリ、シャロ
ン四重奏団の演奏です。ブックレットは英、伊、西語でCDROMに収録。歌曲の
歌詞も収録しています。数量限定生産品です。
詳細はこちらにございます。

BRL 9246 ¥540
HOMMAGE A DEBUSSY
スペインとフランスの作曲家によるギター曲集
ファリャ:クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌
ロドリーゴ:祈りと踊り-ファリャ讃歌
アンリ・ソーゲ:マヌエル・デ・ファリャの思い出への独白
トゥリーナ:ソナタOp.61/プーランク:サラバンド
タンスマン:組曲「カヴァティーナ」
ヴィラ=ロボス:エチュード第7番、第11番
イズハル・エリアス(Guitar)

BRL 9247 ¥540
ジョバンニ・カルーソ(1967-):ギターモザイク
ジョバンニ・カルーソ(Guitar)

BRL 94109 2枚組 ¥1080
Frescobaldi Edition Vol.10
フレスコバルディ:4声のファンタジア第1集
カンツォーナ・フランチェーゼ
ロベルト・ロレッジャン(Cemb、Org)

BRL 94257 ¥540
Handel Cantatas Vol.4
ヘンデル:カンタータ全集第4集
「クローリ、私の美しいクローリ」HWV.92、「それを思わないで」HWV.155、
「クローリ、愛らしいクローリよHWV.95、「甘いまどろみの中で」HWV.134、
「フィレーノは去ってしまった」HWV.128
マルコ・ヴィターレ指揮、コントラスト・アルモニコ

●CHORAL CLASSICS
ブリリアントクラシックスの新しいシリーズの登場です。宗教曲、合唱曲など
歌を中心にまとめています。過去に発売されていたものが多数ですが、一部新
たに編集を行っています。またジャケットもすっきりとした青色を基調にし、
その作曲家にゆかりのある教会の写真を使用しており、ブリリアントレーベル
の印象が少し変わるようなものとなりました。

BRL 9233 5枚組 ¥2550
ロシアの作曲家による宗教曲集  
ラフマニノフ:晩祷Op.37
イヴァン・サヴァチュク指揮、ウクライナ国立アカデミー合唱団
ラフマニノフ:
聖ヨハネス・クリソストムスの典礼Op.31、寝ずに祈れる神の御母、
精霊たちの合唱、パンテレイ
ヴァレリー・ポリャンスキー指揮、ロシア国立交響合唱団
チャイコフスキー:聖ヨハネス・クリソストムスの典礼Op.41
イヴァン・サヴァチュク指揮、ウクライナ国立アカデミー合唱団
グレチャニノフ:晩祷Op.59
ヴィヴィアン・クロチコフ指揮、ブルガリア混声合唱団

BRL 9234 5枚組 ¥2550
Choral Classics from Cambridge ケンブリッジからの歌声
ラメンテイションズ - パレストリーナ、アレグリ、タリス、ヴィクトリア、
バード、他の作曲家による作品より
ティモシー・ブラウン指揮、ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団
パーセル:アンセム集、メアリ女王の葬送音楽
ティモシー・ブラウン指揮、ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団
イーヴンソングとヴェスプレ
聖母マリアの晩課とキリスト降臨のための夕べの祈り
ステファン・クレオバリー指揮、ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団
宗教曲名曲集 - ハイドン、ブラームス、モーツァルト、エルガー、
ブルックナー、ラフマニノフ、ロッシーニ、メンデルスゾーン、フランク、
他の作曲家による作品より
クリストファー・ロビンソン指揮、セントジョンズカレッジ合唱団
ラター:レクイエム
バーンスタイン:チチェスター詩篇
プーランク:
アッシジの聖フランシスコの4つの小さな祈り、黒衣の聖母への連祷、
神をあがめよ、サルヴェレジナ
マシュー・ベスト指揮、コリドン・シンガース、他
※ブックレット、歌詞はCD-ROMに収録

BRL 94262 6枚組 ¥3080
ブラームス:歌曲、合唱曲集
愛の歌Op.52、新・愛の歌Op.65、3つの四重唱曲Op.31、Op.64、3つの歌Op.42、
7つの歌曲Op.62、歌曲とロマンスOp.93a、5つの歌Op.104、
4つの四重唱曲Op.92、Op.112a、14のドイツ民謡集WoO.34、
12のドイツ民謡集WoO.35、アヴェ・マリアOp.12、
詩篇第13番「主よ、いかに永くわれを忘れたもうや」Op.27、
ジプシーの歌Op.103、Op.112b-3-6、ドイツ民謡集WoO.33より、
食卓の歌Op.93b、小さな結婚カンタータ、聖なる大地の暗きふところに、
13のカノンOp.113、モテットOp.29、Op.74、Op.110、
宗教的歌曲「惜しみなく与えよ」Op.30、カノン風ミサWoO.18、
4つの歌Op.17、マリアの歌Op.22、祭典と記念の格言Op.109、
5つの歌曲Op.41、12の歌とロマンスOp.44、若返りの泉からの4つの歌曲、
3つの宗教合唱曲Op.37
ニコル・マット指揮
ヨーロッパ室内合唱団、アマデウス合唱団、他
※ブックレット、歌詞はCD-ROMに収録  

BRL 94263 8枚組 ¥3880
メンデルスゾーン:合唱曲集
詩篇第42番、第95番、第98番、第114番、第115番
8つのコラールカンタータ
讃歌「おお主よ、われを助けたまえ」Op.96
キリエ ニ短調、カンタータ「シオンよ、主をほめたたえよ」Op.73、
汝はペテロなりOp.111、マニフィカト、グローリア、6つのアンセムOp.79、
時は来たりぬ
4声のテ・デウム、8声のテ・デウム、アヴェ・マリアOp.23
ドイツ・ミサ、教会音楽Op.23、3つのモテットOp.69、3つの詩篇Op.78、
カンタータ「高き天よりわれは来れり」、ドイツ語グローリア、
暁の星のいと美しきかな、キリエ ハ長調、Jube Domine、
ヴァロンヌ教会のための讃歌、2つの英語詩篇、7つの詩篇、13の詩篇モテット、
3つのモテットOp.39、モテット「おお、幸いにして祝福にみちた三位一体よ」、
レスポンソリウムと讃歌「晩課の歌」Op.121、2つの宗教的合唱曲Op.115、
葬送の歌Op.116、詩篇第100番「、地よ、主に向かって喜びの声をあげよ」、
エリアより
ニコル・マット指揮
ロイトリンゲン・ヴェルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団、
ヨーロッパ室内合唱団、アマデウス合唱団、他
※ブックレット、歌詞はCD-ROMに収録  

BRL 94264 11枚組 ¥5050
モーツァルト:宗教曲集
レクイエムK.626
聖体の祝日のためのリタニアK.243、K.125
聖母マリアのためのリタニアK.195、K.109
主日のための晩課K.321、証聖者の盛儀晩課K.339
アンティフォナ「喜ばしき天の女王」K.127
処女聖マリアの祝日のためのグラドゥアーレ「主の母、聖なるマリア」K.273
アンティフォナ「喜ばしき天の女王」K.276
オッフェルトリウム集
「スカンデ・チェリ・リミナ」K.34、「女より生まれし者とて」K.72、
「たたえられてあれ、父なる神と」K.117、「主の保護のもとに」K.198、
「主よ憐れみたまえ」K.222、「人々よ来たれ」K.260、
「うるわしの創造主なる神の御母」K.277、「神はわれらの避難所」K.20、
ミゼレーレK.85、「まず神の国を求めよ」K.86、2つのドイツ語教会歌K.343、
「喜ばしき天の女王」K.108
ミサ曲ハ短調K.427、来たれ聖霊K.47、テ・デウムK.141
レチタティーヴォとアリア「だからそれが大切…天上のものを求め」、K.143
アリア「来たれ、恥知らずの罪人よ」K.146
キリエ ニ短調K.341
ミサ・ソレムニス ハ長調K.337
ミサ曲「戴冠式ミサ」K.317
ディクシット・ドミヌスとマニフィカトK.193
ミサ・ブレヴィス「オルガン・ソロ・ミサ」K.259
ミサ・ブレヴィス「シュパウル・ミサ」K.258
ミサ曲「クレド・ミサ」K.257
ミサ・ブレヴィス 変ロ長調K.275
ミサ・ブレヴィス「雀のミサ」K.220
ミサ・ブレヴィス ニ長調K.194
ミサ・ブレヴィス ヘ長調K.192
ミサ曲「三位一体の祝日のミサ」K.167
ミサ・ブレヴィス ト長調K.140
ミサ・ロンガ ハ長調K.262
ミサ・ソレムニス「孤児院ミサ」K.139
ミサ・ブレヴィス ニ短調K.65
モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」K.165
ミサ曲「ドミニク・ミサ」K.66
ミサ・ブレヴィス ト長調K.49
キリエ ヘ長調K.33、タントゥム・エルゴK.197
アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618
ニコル・マット指揮
南西ドイツ・プフォルツハイム室内管弦楽団
マンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団
テアトロ・アルモニコ・シュトゥットガルト
カメラータ・ヴルツブルグ
ヨーロッパ室内合唱団、他
※ブックレット、歌詞はCD-ROMに収録

BRL 94265 6枚組 ¥3080
J.S.バッハ:コラール集
BWV.176、BWV.197、BWV.205、BWV.226、BWV.227、BWV.229、BWV.253-BWV.261、
BWV.264、BWV.265-BWV.269、BWV.272-BWV.282、BWV.284-BWV.288、
BWV.290-BWV.294、BWV.296-BWV.310、BWV.312-BWV.316、BWV.318-BWV.322、
BWV.325-BWV.330、BWV.332-BWV.335、BWV.337-BWV.358、BWV.360-BWV.375、
BWV.377-BWV.392、BWV.394、BWV.396-BWV.420、BWV.422-BWV.427、
BWV.430-BWV.435、BWV.437、BWV.438
BWV.2より-BWV.6より、BWV.9より、BWV.10より、BWV.14より、BWV.16より、
BWV.18より、BWV.20より、BWV.36より-BWV.40より、BWV.42より、BWV.43より、
BWV.47より、BWV.48より、BWV.56より、BWV.57より、BWV.60より、BWV.62より、
BWV.64より-BWV.67より、BWV.70より、BWV.73より、BWV.74より、BWV.78より、
BWV.80より、BWV.81より、BWV.83より、BWV.84より、BWV.85より、
BWV.88より-BWV.90より、BWV.92より、BWV.94より、BWV.96より、BWV.99より、
BWV.102より、BWV.103より、BWV.108より、BWV.110より、BWV.111より、
BWV.114より-BWV.117より、BWV.119より、BWV.120より、
BWV.122より-BWV.127より、BWV.133より、BWV.139より、BWV.140より、
BWV.144より、BWV.145より、BWV.148より、BWV.151より、BWV.153より、
BWV.154より、BWV.156より、BWV.159より、BWV.162より、
BWV.164より-BWV.166より、BWV.168より、BWV.169より、BWV.174より、
BWV.177より-BWV.180より、BWV.183より、BWV.184より、BWV.187より、
BWV.188より、BWV.244より、BWV.245より、BWV.248より、BWV.283より
ニコル・マット指揮、ヨーロッパ室内合唱団、他
※収録順ではありません
※ブックレット、歌詞はCD-ROMに収録

BRL 94266 5枚組 ¥2550
パレストリーナ:宗教曲集
ミサ曲「武装した人」
ミサ曲「マリアは天に昇りたもう」
ミサ・ブレヴィス
ミサ曲「シオンよ、救い主をたたえよ」
バビロンの川のほとりに、鹿が谷川を慕うごとく
ミサ曲「キリストの永遠なる贈り物」、ミサ曲「戦士」
教皇マルチェルスのミサ
スターバト・マーテル
マーク・ブラウン指揮、プロ・カンティオーネ・アンティクァ
エレミアの哀歌(5声と6声より)
ブルーノ・ターナー指揮、プロ・カンティオーネ・アンティクァ

BRL 94267 4枚組 ¥2050
O Magnum Mysterium おお大いなる神秘 - ルネッサンス・ポリフォニー曲集
デュファイ:ミサ曲「見よ主のはしためを」
オケゲム:死者のためのミサ曲
オケゲム:ミサ・プロラツィオーヌム
ジョスカン・デ・プレ:ミサ「平安をあたえたまえ」
ハインリヒ・フィンク:サンクトゥス
オケゲム:ミサ・クィユスヴィス・トニ
ジョスカン・デ・プレ:ミサ曲「不運が私に打ちかかる」
ゴンベール:Musae Jovis ter maximi
ブリュメル:ミサ曲「見よ、天地が揺れ動き」
ハインリヒ・イザーク:ミサ・パスカリス
クリトゥス・ゴットヴァルト指揮、シュトゥットガルト・スコラ・カントルム
※ブックレット、歌詞はCD-ROMに収録

BRL 94268 10枚組 ¥4580
タリス:作品全集
MUSIC FOR HENRY VIII
MASS: SALVE INTEMERATA
MUSIC AT THE REFORMATION
MASS FOR FOUR VOICES
MUSIC FOR QUEEN MARY
MASS: PUER NATUS EST NOBIS
MUSIC FOR THE DIVINE OFFICE
MUSIC FOR A REFORMED CHURCH
TUNES FOR ARCHBISHOP PARKER'S PSALTER
MUSIC FOR QUEEN ELIZABETH
THE LAMENTATIONS AND CONTRAFACTA
THE INSTRUMENTAL MUSIC AND SONGS
アリスター・ディクソン指揮、シャペル・デュ・ロイ
※品番:BRL93612と同内容です
※ブックレット、歌詞はCD-ROMに収録

BRL 94269 5枚組 ¥2550
Venetian Vespers ヴェネツィアの晩課
Sacristy bell
ジョヴァンニ・ガブリエーリ:Organ:Intonazione、
Versicle&Response:Deus in adiutorium/Domine ad adiuvandum、
Antiphon:Angelus
リガッティ:Psalm:Dixit Dominus
グランディ:Motet:O intemerata、Antiphon:Beata es Maria
モンテヴェルディ:Psalm:Laudate pueri
バンキエリ:Organ:Suonata prima、Antiphon:Beatam me dicent
モンテヴェルディ:Laetatus sum
フィネッティ:Motet:O Maria, quae rapis corda hominum、
Antiphon:Haec est quae nescavit
リガッティ:Psalm:Nisi Dominus
バンキエリ:Organ:Dialogo secondo、
Antiphon:Ante thronum
カヴァッリ:Psalm:Lauda Jerusalem
グランディ:Motet:O quam tu pulchra es、
Organ:Praeambulum、Chapter:Ecce virgo
モンテヴェルディ:Hymn:Deus qui mundum crimine iacentem、
Versicle&Response:Ave Maria/ Dominus tecum、Antiphon:Spiritus Sanctus
リガッティ:Magnificat
ビアジオ・マリーニ:Sonata con tre violini in eco、
Collect:Dominus vobiscum… Deus, qui de beatae Mariae、
Dismissal:Dominus vobiscum…Benedicamus Domino
モンテヴェルディ:Motet:Laudate Dominum
ファゾーロ:Organ:Intonazione(excerpt)
リガッティ:Motet:Salve Regina
「ヴェネツィアの復活祭ミサ」
メールロ:Tocca prima del quinto tono(excerpt)
アンドレーア・ガブリエーリ:Maria stabat ad monumentum, a 6、
The knocking on the door:Quem quaeritis(chant)
ベンディネリ:Tocada…con Vitoria、Surrexit Christus
ジョヴァンニ・ガブリエーリ:Surrexit Christus, a 11、
INTROITUS(chant): Resurrexi et adhuc tecum sum, alleluia
アンドレーア・ガブリエーリ:Intonazione del quinto tono
オルランド・ディ・ラッソ:Missa‘Congratulamini mihi’:Kyrie, a 6、
Missa‘Congratulamini mihi’:Gloria, a 6、
ORATIO: Dominus vobiscum(Chant)EPISTOLA(Chant)、
Lectio Epistolae beati Pauli Apostoli ad Corinthos Fratres: Expurgate
vetus fermentum
アンドレーア・ガブリエーリ:Canzon VIII, a 8、
SEQUENTIA:Victimae paschali laudes(Chant)、EVANGELIUM:Sancti
Evangelisti secundum Marcum(Chant)、Hic est filius Dei, a 18、
PREFATIO: Per omnia saecula saeculorum… Dignum est justum est(Chant)
ラッスス:Missa‘Congratulamini mihi’:Sanctus, a 6
ジョヴァンニ・ガブリエーリ:Sonata octavi toni, a 12、PATER NOSTER
ラッスス:Missa‘Congratulamini mihi’:Agnus Dei, a 6
COMMUNIO
アンドレーア・ガブリエーリ:Canzon XVII, a 12、
POSTCOMMUNIO: Dominus vobiscum…、ITE, MISSA EST、
BENEDICTIO:Humilitate vos ad benedictionem、
INDULGENTIA:Illustrissimus et Reverendissimus in Christo pater
ジョヴァンニ・ガブリエーリ:Regina coeli, a 12、
ORATIO:Gaude et laetare Virgo Maria, alleluia
メールロ:Toccata settima del ottavo tono
ジョヴァンニ・ガブリエーリ:Sonata con voce: Dulcis Jesu, a 20
「ヴェネツィアのサン・ロッコ教会のための音楽」
ジョヴァンニ・ガブリエーリ:
Toccata, a 4
In ecclesiis, a 14
Sonata No.19, a 15
Suscipe, clementissime Deus, a 12
Canzona No.14, a 10
Buccinate in neomenia tuba, a 19
Intonazione del nono tono
Domine Deus meus, a 6
Audi, dulcis amica mea
Sonata No.21 con tre violini
Ardens est cor meum
Timor et tremor, a 6
Intonazione duodecimo tono
Jubilate Deo, a 10
Sonata No.18, a 14
Misericordia tuo, Domine, a 12
Sonata No.20, a 22
Magnificat, a 33
ポール・マクリーシュ指揮、ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ
※品番:BRL93870と同内容です




<FLORESTAN>
FLCP 21015 ¥2800
『デイジー』
バッハ:プレリュードハ長調-平均律ピアノ曲集第1巻 
ドビュッシー:月の光-「ベルガマスク組曲」より
アラベスク第1番
チャイコフスキー:甘い夢-「子供のためのアルバム」より
秋の歌-「四季」より
ショパン:ノクターンOp.9-2
エチュード変イ長調
ギロック:抒情小曲集より7曲
ラヴェル:悲しい鳥-「鏡」より
道化師の朝の歌-「鏡」より
ワルツ・ボロディン風に
近谷直之:KOKORO
小池美奈(ピアノ)
2011年6月14,15日 コピスみよしにて録音
Profile
小池美奈(Koike Mina)ピアノ
東京都出身。故・石川文子氏のもと3歳よりピアノを始める。
田園調布雙葉学園を経て、2011年桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業、現在同
研究科在籍中。今秋よりニューヨーク留学予定。
1999年ピティナピアノコンペティション東日本大会C級、2005年同コンペティ
ション東日本大会F級入選。
2009年17thヤングアーチストコンクール決勝にて優秀奨励賞受賞。
2010年第1回ネオクラシック国際コンクールにてフロレスタン賞受賞。
2009、2010年NY International Keyboard Institute & Festivalに参加。
Frank Levy氏,Asaf Zohar氏のマスタークラスを受講。
ピアノを故・石川文子氏、宗施月子氏、山田富士子氏に師事。

<Challenge Classics>
CC72532(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥2250
Disc1
ベートーヴェン:
交響曲 第2番 ニ長調 作品36
Disc2
ベートーヴェン:
交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ネザーランド交響楽団(ヘット・オーステン管弦楽団)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド&ネザーランド交響楽団(ヘット・オーステ
ン管弦楽団)によるベートーヴェン全集最新盤は、「英雄」と第2番のカップリ
ングによるハイブリッド盤2枚組です。
アカデミックなアプローチと高い芸術性との絶妙のバランスを保った演奏解釈
で、ヨーロッパを中心にセンセーショナルな成功をおさめているデ・フリエン
ド。そして現在、最も親密な活動をしている手兵、ネザーランド交響楽団との
蜜月コンビネーションは、ベートーヴェンの交響曲の中でも最も人気が高い
「英雄」と第2番とを全集第4弾として取り上げ、世に問います。限りなく音楽
的な解釈であるのみならず、楽聖ベートーヴェンが生きたその時代についての
膨大な音楽学的博識と研究の成果が細部にまで行き届いた究極の全集、最新盤
です。

CC72528(SACD-Hybrid) ¥2080
Josse Boutmy :
Sixieme Suite from: Troisieme Livre de Pieces de Clavecin
ANONYMUS:
Deel eener verzameling v muziekstukken voor clavecimbel piano of orgel
Dieudonne Raick:
Suite V from: Six Suites de Clavecin Premier OEuvre
ANONYMUS: Deel eener verzameling
F.I. De Boeck: Suitte Pour le Clavecin ou L’Orgue Opera Prima
F.I. De Boeck:
Six Suittes Pour le Clavi-Cembalo ou l’Orgue Opera Seconda
Ferdinand Staes:
Sonata II from: Trois Sonates pour le Clavecin ou Forte Piano
avec accompagnement d’un Violon OEuvre IV
Charles -Joseph Van Helmont:
Pieces de clavecin OEuvre Premier(La Lisette Rondeau Tendrement)
ANONYMUS: Deel eener verzameling
Natalis Vander Borcht: Six Suites pour le Clavecin OEuvre Deuxieme
エワルド・ドメイエール(チェンバロ)
古楽大国ベルギーを拠点に活躍するエワルド・ドメイエールは、ラ・プティッ
ト・バンド及びイル・ファンダメントのメンバーであり、クイケン一家やドム
ブレヒトといった古楽の大家との共演が多いチェンバロの俊英です。アントワ
ープ王立音楽院において、ジョス・ファン・インマゼールに師事。現在は、そ
の後任として同音楽院のチェンバロの教授に就任しています。
これまで古楽の名門レーベルACCENTに録音を残していますが、本盤によって
チャレンジ・クラシックス・デビューとなります。
18世紀フランダースのチェンバロ作品といえば、フィオッコが代表格として存
在しますが、ドメイエールは、それ以外にも豊富な作品群があることを本盤を
通じて披露してくれます。
この分野のエキスパートであり、研究発表なども行っているドメイエールなら
ではの徹底した研究に基づいた一枚です!

CC72527 ¥1980
シリル・スコット:
1. Song of London, op. 52, no. 1(R.M. Watson)
2. Blackbird’s Song, op. 52, no. 3(R.M. Watson)
3. Sundown(D. Grenside)
4. To-Morrow(Chr. Rossetti)
5. Water-Lilies(P.J. O’Reilly)
6. Time O’Day(O. Macnaghten)
7. Ballad of Fair Helen of Kirkconnel, op. 8(Scottish Folksong)
8. Picnic, op. 46, no. 2(H.A. Giles)
9. An Eastern Lament, op. 62, no. 3(H.A. Giles)
10. A Song of Wine, op. 46, no. 3(H.A. Giles)
11. Prelude, op. 57, no.1(R.M. Watson)
12. Have Ye Seen Him Pass By?(G. Whitworth)
13. The Huckster(E. Thomas)
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:
14. Five Mystical Songs(Easter(G. Herbert))
15. Five Mystical Songs(Love bade me welcome(G. Herbert))
16. Songs of Travel(The Vagabond)
17. Songs of Travel(Let beauty awake)
18. Songs of Travel(The Roadside Fire)
19. Songs of Travel(Youth and Love)
20. Songs of Travel(In Dreams)
21. Songs of Travel(The infinite shining heavens)
22. Songs of Travel(Whither must I wander)
23. Songs of Travel(Bright is the ring of words)
24.Songs of Travel(I have trod the upward and the downward slope)
ロッベルト・ミューゼ(バリトン)
ミッシャ・ヴァン・ウェルス(ピアノ)
誰もが知っている有名な作品とともに、このコンビは、いつも知られざる作品、
忘れられた作品そして禁じられた歌曲で、再発見し現在演奏する意義があると
思われる作品を見つけるために、飽くなき探求を続けています。
この探求のおかげで、80曲に及ぶシリル・スコットの歌曲を収集しました。こ
れらは不当にも現代の誰にも知られることなかったのです。
このCDでは、その一部を収録。世界初録音を含め、今まで光が届かなかった秀
作を世に問います。

<molto Fine>
MF 25501 ¥2800
宮田 大/FIRST
ポッパー:ハンガリア狂詩曲
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
R.シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 作品6
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
リムスキー=コルサコフ:くまんばちの飛行
宮田 大(チェロ)
柳谷良輔(ピアノ)
録音:軽井沢大賀ホール 2011年4月21日,22日
チェロ界期待の超大型新人宮田 大の初アルバム「宮田 大/FIRST」がリリー
スされます。宮田 大は、若干25歳の将来を嘱望されるチェリストで、一昨年、
チェロ部門の国際音楽コンクールの最高峰と言われるパリ市主催の第9回ロス
トロポーヴィチ国際チェロコンクールで優勝し、世界からも注目される存在に
一気に駆け上がりました。
収録曲目は、ドビュッシーとR.シュトラウスのチェロ・ソナタ、ポッパーの
「ハンガリア狂詩曲」とラフマニノフの「ヴォカリーズ」、そして最後は「く
まんばちの飛行」でしめくくるという多彩な構成。すべて宮田大本人の選曲
です。
収録したのは軽井沢大賀ホール。
最近放映されたドキュメント番組「カルテットという名の青春」でもわかるよ
うに、宮田 大は多感な時期にヨーロッパに留学までしてカルテットに打ち込
み、国際コンクール優勝後はソリストとしても世界の舞台を数多く経験してき
ただけに、すぐに大賀ホールの特性をつかみ、名前に負けないスケールの大き
な音楽を奏でて、隅々までホールを鳴らしきっています
使用楽器は、故齋藤秀雄(1902-1974)の愛器だったテストーレ(1746年製)、齋
藤秀雄の直弟子や孫弟子に貸与されてきたチェロの銘器です。




<fine NF>
NF 53003(SACD) ¥4000
NF 23003 ¥3000
ジョセフ・リン/バッハとイザイ-新しい旅のはじまり
(1)バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
(2)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 (J.シゲティに)
(3)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番ト長調(M.クリックボームに)
(4)バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1003
エクスト・トラック
(5)ジョセフ・リン:シェーズ<陰影>
-ヴァイオリンとコントラバスのための
ジョゼフ・リン(ヴァイオリン)
黒木岩寿(コントラバス)(5)
録音:2009年6月1日-3日所沢市民文化センター 
ミューズアークホール(埼玉)
バッハとイザイの無伴奏を組み合わせた全曲録音シリーズは、世界初の試みと
思われますが、「バッハとイザイ-新しい旅のはじまりは」は、「魂のシャコン
ヌ-和声を介した連続の旅」(NF63001)、「バッハとイザイ-円を描く音楽の旅」
(NF53002)に続く完結編にあたるもので、今回は所沢ミューズアークホール
(2000人収容)で収録されました。前作の「バッハとイザイ-円を描く音楽の旅」
(すみだトリフォニーホールで収録)と同様に一部を公開せて収録されました。
ジョセフ・リンは今回もこの録音のためにだけに来日し、万全の体制で3日間
のセッションに臨みました。
第3作「バッハとイザイ-新しい旅のはじまりは」、セーラー万年筆((株))と有
限会社エヌ・アンド・エフとのガラスCD共同事業の第1弾として、すでにガラ
スCD(Extreme HARD GLASS CD)では5月末に発売され、レコード芸術では特選盤
の評価を得ています。
なお、ジョセフ・リンは、昨年12月(2010年)に伝統あるジュリアード弦楽四重
奏団の第一ヴァイオリン奏者となりました。ジュリアード弦楽四重奏団は10月
26日からの日本公演を行いました。




<MD+G>
30717152 ¥2080
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲集
弦楽五重奏曲変ホ長調Op.4
弦楽五重奏曲ハ長調Op.29
ライプツィヒ弦楽四重奏団 バルバラ・ブントロック(Va)
録音:2011年3月23-26日,
マリエンミュンスター修道院(デジタル:セッション)
ベートーヴェンは多くの弦楽四重奏曲を作曲した作曲家ですが、弦楽五重奏曲
は「Op.29」が唯一のオリジナル作品で、モーツァルトとは異なり、比較的堅固
な表現を特色としており、効果的な転調などベートーヴェンらしい特質が伺え
る作品です。また「Op.4」は、「管楽八重奏曲Op.103」から編曲されたもので
すが、かなり大幅に改作と拡大が計られ、娯楽性を脱し、より純粋な抽象的音
楽への志向が見受けられます。1988年に設立されたライプツィヒ弦楽四重奏団
は、グラモフォン誌において「ドイツの最も優秀な弦楽四重奏団」と評価され、
以来40カ国以上の国々の聴衆の心を釘付けにしています。2006年に録音が完結
したベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集は、「イントネーションの絶対の完璧
さ」「細心の愛を込めた精密な演奏」と絶賛されています。ミュンヘンやジュ
ネーヴ国際コンクールで高い評価を受けた若手女流ヴィオラ奏者ブントロック
を迎えて、若きベートーヴェンらしい音楽が展開されています。

61316722 ¥2080
ヴォルフガング・リーム:ヴァイオリンとピアノのための作品集
『Antlitz』(1992/1993)
『Nachstudie』(1992/1994)
『Phantom und Eskapade』(1993/1994)
アンドレアス・ザイデル(Vn)
シュテッフェン・シュライエルマッハー(P)
録音:2010年9月6&23日,
マリエンミュンスター修道院(デジタル:セッション)
ヴォルフガング・リームは、様々なジャンルの作品を作曲しているドイツを代
表する作曲家です。このアルバムでは、1992-94年に作曲されたヴァイオリンと
ピアノのための作品3曲が収録されています。「Antlitz」は、彼の友人だった
画家の死を偲んで「壊れやすく半透明」なイメージを音に託したもので、3次
元的な広がりが感じられる作品です。「Nachstudie」は、サスペンスに満ちた
プロセスと途絶えることのない流れが特徴的。「Phantom und Eskapade」は、
アンネ=ゾフィー・ムターの委嘱作品として作曲されたもので、ひとつのアイ
デアをリサイクルしつつ、パズルのように組成していきます。ライプツィヒ弦
楽四重奏団の第1ヴァイオリンであったアンドレアス・ザイデル(2008年に退団)
は、この弦楽四重奏団でもリームなどの現代音楽を多く取り上げており、現在
でも現代音楽専門アンサンブルのメンバーとして活躍しています。ピアノの
シュライエルマッハーは、当初はジャズ・ピアニストとして訓練を受けました
が、現代音楽専門ピアニスト及び作曲家として高い評価を得ています。

62617162 ¥2080
PHONOLA-自動ピアノのための作品集
ヴォルフガング・ハイジヒ(1952-):
『Et-de KWIC & KWOC』『Ringparabel』『KODE』
『Se Io Ho Ben La Tua Parola Intesa』『Heislvertonungen』
『tabernakel』『dass der die das』『was geht』『dann war da was los』
『da dacht er』『wie die v-gel』『na du』『Jacquard』
『Die Wut -ber den verlorenen Groschen - mit und ohne Mehrwertsteuer』
トム・ジョンソン(1939-):
『Full Rotation of 60 Notes through 36 Positions』
クヌート・ミュラー(1963-):『Gordion』『Gridikon』『Gnomon』
コンロン・ナンカロウ(1912-1997):
『「自動ピアノの為の習作」より#7,20,21,37』
ヴォルフガング・ハイジヒ
(スタインウェイ・コンサートグランド1901 & ハップフェルト社1902年製
低空気圧自動演奏システム)
録音:2007年1月&6月,
マリエンミュンスター修道院(デジタル:セッション)
蓄音器以前の自動演奏楽器といえばオルゴールか自動オルガンがメインでした。
強弱などを求めるピアノへの自動演奏システムは複雑で開発には苦労があった
ようです。1876年にフィラデルフィアで強弱も演奏可能にした自動ピアノが展
示され、電気でロールを読み取り、空気式の装置を電磁石で動かす空気式増幅
の働きをする装置が開発されたりと、その後約20年ほど研究が重ねられ各社よ
り製作されました。ヴォルフガング・ハイジヒは、現代を代表する自動ピアノ
の研究家及びプログラマーの第一人者です。最も有名なオルゴール&自動演奏
システム・メーカーの一つ、ハップフェルト社(ドイツ)の自動ピアノ演奏シス
テムをスタインウェイに取り付け、自作の作品や、有名なナンカロウの作品な
どを再プログラミングし、演奏録音を試みたものが当アルバムです。「自動的
に演奏する」というだけでなく、演奏者がテンポや音の強弱を変化させること
が可能となったシステムが搭載された画期的な演自動演奏録音です。

93717136(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥4450
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1890年版)
シュテファン・ブルーニエ(指揮)
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
録音:2011年5月12&13日、
ボン・ベートーヴェン・ホール (デジタル:ライヴ)
若々しい覇気と洗練を兼ね備えた秀演を次々と発表しているブルーニエ&ボン
・ベートーヴェン管弦楽団。ちょうどこの録音の1年前に録音された『ブルック
ナー:交響曲第0番&レア管弦楽作品集』の続編となるこの「交響曲第8番」で
ブルーニエは、これまでの濃厚でエネルギッシュな演奏を見直し、作曲された
当時の演奏様式に戻って演奏を試みています。やや遅めなテンポ(トータル88分
30秒)、古典形式の作品構造の見直し、響きの透明感を大切にした演奏で、ブ
ルックナーの音楽を現代に鮮やかによみがえらせています。これまでのさまざ
まなブルックナー演奏とは異なる次元に立つ演奏をご一聴ください。
(演奏時間 18:14/ 14:19/ 29:34/ 26:18)

94716986(SACD-Hybrid) ¥2950
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D.958
ツェルニー:歌曲「思い出」による変奏曲 Op.33
ジン・ジュ (P:スタインウェイ・コンサートグランド1901)
録音:2011年1月15-17日,
マリエンミュンスター修道院(デジタル:セッション)
チャイコフスキー国際、エリザベート王妃国際など、世界の名だたるコンクー
ルで活躍し、中国期待の若手女流ピアニストとして活躍の幅を広げているジン
・ジュ。ベートーヴェンの最高傑作のソナタ「熱情」。シューベルトの3大ソ
ナタのひとつ「第19番」。美しいメロディの「ツェルニー」。彼女は古典ピア
ノ演奏研究も行っており、繊細なタッチと考え抜かれたディナーミクで紡ぎだ
されるロマンティックでヴィルトゥオーゾなピアニズムをお楽しみください。





<FONE>
FONE 056SA(SACD-Hybrid) ¥2680
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第1番 K.207
ヴァイオリン協奏曲第2番 K.211
ヴァイオリン協奏曲第4番 K.218
サルバトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
プラハ室内管弦楽団
ヴァイオリンの名手アッカルドが、その美音を余すところなく発揮したモー
ツァルトの協奏曲。プラハ室内管弦楽団の巧みなサポートを得た名演を3種の
メディアでお届けします。

FONE 077GD ¥2950
上記と同内容のGold CD

FONE 20LP ¥5180
180g 33回転 ドイツ・プレス 重量盤LP
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第1番 K.207
ヴァイオリン協奏曲第2番 K.211

FONE 44LP ¥5180
180g 33回転 ドイツ・プレス 重量盤LP
ピアソラ/忘却
忘却/エスクアロ/ニ調のミロンガ/
天使へのイントロダクション/レビラード/
バルダリート/天使のミロンガ/ジャンヌとポール
サルヴァトーレ・アッカルド(vn,指揮)
オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ
録音:2001年5月 ローマ
ピアソラの名曲を1枚に集めた重量盤LP

<NAXOS> 各1枚 ¥1000
8.572403
グリーグ:管弦楽作品集 第6集 弦楽オーケストラのための音楽・抒情組曲
1-2.2つの悲しい旋律 Op.34(傷ついた心/春)
3-4.2つのメロディ Op.53(ノルウェーの旋律/初めての出会い)
5-9.組曲「ホルベアの時代より」Op.40(前奏曲/サラバンド/ガヴォット/アリ
ア/リゴードン)
10-11.2つの抒情小品 Op.68(山の夕べ/ゆりかごの歌)
12-14.2つのノルウェーの旋律 Op.63(民謡風に/.牛飼いの歌と農夫の踊り)
15-18.抒情組曲 Op.54
(羊飼いの少年/ノルウェーの農民行進曲/夜想曲/小人の行進)
マルメ交響楽団
ビャルテ・エンゲセト(指揮)
NAXOSの人気シリーズの一つ、グリーグ(1843-1907)の管弦楽作品集の第6集で
す。汲めども尽きぬ北欧メロディの宝庫、今作も心洗われるような美音揃いで
す。この作品集のいくつかは、原曲がピアノ曲であったり、またノルウェーの
民族音楽に起源を見ることができます。最初に置かれた「2つの悲しい旋律」
は、もともと歌曲からの編曲で、「春」(過ぎし春)の哀切なメロディはとりわ
け有名ですが、この曲はノルウェイではしばしば葬儀の時にも奏されるもので、
原曲の歌詞は、年老いた人が、この世を去る前の最後の春を迎え、風景や暖か
い陽光に感謝の祈りを捧げている詩であることを知る人はあまりいないのでは
ないでしょうか?他のどの曲も、北欧の豊かな自然を感じさせる、ちょっと胸
が痛むものばかり。とびきりの弦の調べは、人の声をも凌駕します。

8.572658
ショスタコーヴィチ:交響曲 第6番&第12番
1-3.交響曲 第6番 ロ短調 Op.54
4-7.交響曲 第12番 二短調「1917年」Op.112
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)
いつもの如く、ペトレンコは容赦なくムダな贅肉を切り落としていきます。
残った部分は本当に美味しそうな赤身だけ。曲にまつわる(とされる)エピソー
ドに目を向ける暇もありません。第12番の最終楽章の開放的な音楽も、もしか
したら全く別の意味が込められているのかも。

8.572523
ブゾーニ:ピアノ協奏曲 Op.39
1.第1楽章 序奏と入祭唱/2.第2楽章 おどけた曲/3.第3楽章 厳粛な曲
4.第4楽章 イタリア風に(タランテラ)/5.第5楽章 賛歌
ロベルト・カッペッロ(ピアノ)/ルカ・マレンツィオ合唱団/ローマ交響楽団
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮)
イタリアの作曲家、フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)が書いた唯一のピアノ
協奏曲は、史上稀に見る破天荒なものでした。全5楽章、演奏時間は約80分、
そして終楽章には男声合唱が入るというこの曲、もちろんピアノ・パートは演
奏困難を極め、その上、曲もイマイチまとまりがなく、初演時ドイツの批評家
からは「イタリア的な要素が入ってる」と言われ、イタリアの批評家からは、
「ワーグナー風であり、終楽章もドイツ語だ」と批判される始末。歌詞はなん
とアラーの神を讃えていたりしますし・・・。日本では、その存在は知られて
いたものの、なかなか演奏される機会がなく、ようやく2001年になって、あの
超絶技巧で知られるアムランがようやく全曲初演を行ったというまさに珍曲中
の珍曲ですが、この多種多様なものが流布する現在では、とりわけ奇異な存在
と位置づける必要もありませんね。1976年、ブゾーニ国際ピアノコンクールで
優勝した真のブゾジーニ弾き、カッペッロの納得の演奏でどうぞ。

8.572666
アゼルバイジャンのピアノ協奏曲集
1-3.アミーロフ(1922-1984)&ナジーロヴァ(1928-):
アラビアの主題によるピアノ協奏曲(1957)
4-6.アディゲザロフ(1935-2006):ピアノ協奏曲第4番(1994)
7.トフィク・クリーエフ(1917-):ガイターギ-踊り(1958/1980)
8.バダルベイリ(1947-):ピアノとオーケストラのための「海」(1977)
9.バダルベイリ:スーシャ(2003)
ファルハド・バダルベイリ(ピアノ)…1-3.7.8
ムラド・アディゲルザルザーデ(ピアノ)…4-6
ジョアン・ロジャース(ソプラノ)…9
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)
南コーカサス地方に位置する共和国、アゼルバイジャン。数多くの国と接して
おり、多彩な文化の行き交う生命力溢れる国として知られています。多くの音
楽家を育んでいることでも知られ、ここに収録された4人の作曲家の興味深い作
品を聴いただけでも、その豊かな文化的土壌を感じることができるでしょう。
アミーロフはもともと民族楽器の奏者であり、父親が民謡歌手です。NAXOSレ
ーベルでも既に2枚の作品集がリリースされていますが、ここでは同郷のピア
ニスト、ナジーロヴァと2人で仕上げた作品を。異国文化漂う力強い作品です。
アディゲザロフも民族音楽の影響を強く受けた人で、カラーエフにピアノを学
び、現代最高の作曲家として賞賛されています。彼のピアノ協奏曲も、伝統音
楽「ムガム」の影響を強く受けていて、どうにもこうにもたまらないほどの胸
苦しい音楽を繰り出してきます。クリーエフは、他の人とは若干違い、ジャズ
の影響なども受けている変わり種。このガイターギは、あのイスラメイを思い
起させるような快活な曲。ピアノ、打楽器、オーケストラがどんちゃん騒ぎを
繰り広げます。バダルベイリは監督&俳優シャムシ・バダルベイリを父に持ち、
1967年にスメタナ・ピアノ国際コンクールで3位を受賞したことで、国際的な
活動を始めました。その後、数々の賞を取りながら、作曲も行い、1991年から
はバクー音楽アカデミーで教えています。「スーシャ」はアゼルバイジャンの
古代都市ですが、現在でもこの地の文学と音楽の象徴とされ、ここで起きた
人々の紛争という悲話を、声とオーケストラで語るという小品。涙が一筋頬
を伝うかもしれません。

8.572506
トランペット編曲集
1-4.ドビュッシー(1862-1918):
ベルガマスク組曲(前奏曲/メヌエット/月の光/パスピエ)
5-7.シューマン(1810-1856):幻想小曲集Op.73
8-10.ブラームス(1833-1897):クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120
11-14.バーバー(1910-1981):4つの歌(尼僧はヴェールをとる/年老いし男の秘密
/この輝かける夜に/夜想曲)
※全てC.モリスによるトランペット編曲
クレイグ・モリス(トランペット&フリューゲル・ホルン)
ヴァレンティーナ・リシッツァ(ピアノ)
トランペットの名手、クレイグ・モリス自身の編曲で新たに生まれ変わった4曲
の名作です。最初のドビュッシーの「ベルガマスク組曲」は、ピアノのために
書かれた曲ですが第3曲目の「月の光」はオーケストラで演奏されることも多
いものです。しかし、ここではトランペットとピアノという全く違った色合い
で、この名曲が供されます。シューマンの幻想小曲集はヴィオラやチェロ、
オーボエ、クラリネットなどで奏され、またブラームスのソナタはもともとク
ラリネットかヴィオラで奏されるために書かれていますが、トランペットとい
うのは、前例を見ないのではないでしょうか。そしてバーバーの4つの恋の歌
も、トランペットと言うのは全く新しい切り口でしょう。しかしながらどの曲
もあまりにもぴったりはまっていて、全く無理のない音楽として仕上がってい
るのには驚く他ありません。ここでピアノを担当しているリシッツァも知る人
ぞ知る名手。まさに「新しい音の海への船出」という言葉がぴったりのステキ
な1枚です。

8.571276
イディル・ビレット/アーカイヴ・エディション第3集
ニュー・ライン・ピアノ
1.ブークーレシュリエフ(1925-1997):アルキペルIVOp.10
2.カスティリオーニ(1932-1996):カンジアンティ
3.ブローウェル(1939-):ピアノとフォルテのソナタ
4.ミマールオール(1926-):セッション
イディル・ビレット(ピアノ)
お待ちかね、ビレットによる現代作品集です。一言で現代と言っても、その音
楽はとても幅広いのですが、ここでビレットはなかなか興味深い作品をぶつけ
てきました。ビレットは1972年にFinnadarレーベルへ録音を開始したのですが、
ここは、ワーナー傘下で現代音楽(とりわけ電子音楽)有数のアトランティック
・レコードと提携関係にあったため、当時活躍していた現代作曲家たちがこぞ
ってLPをリリースしていたのです。そんな関係で、彼女も最先端の音楽を奏す
ることになり、この1976年録音の希少盤が出来上がることになったのです。
トッカータの進化系のようなブークーレシュリエフやブローウェルの作品は、
いかにも彼女らしいと頷けますが、ミマールオールの「セッション」もなかな
かの大作です。この曲はルイジ・ノーノばりのテープを用いた扇動的な作品で、
時としてピアノの音色が頭から飛んでしまうかのような、多元的な音楽で(この
作品はビレットのために書かれています)、機械的に処理されたオーケストラ
の響きなどを巻き込みながら、コラールにも似たピアノの音色で終焉を迎え
ます。

8.572631
ロシアのヴァイオリン協奏曲集
1.コニュス(1869-1942):ヴァイオリン協奏曲ホ短調(1898)
2-4.ワインベルク(1919-1996):
ヴァイオリンと弦楽のためのコンチェルティーノ(1948)…世界初録音
5.アレンスキー(1861-1906):ヴァイオリン協奏曲イ短調(1891)
セルゲイ・オストロフスキー(ヴァイオリン)
ボーンマス交響楽団/トーマス・ザンデルリンク(指揮)
チャイコフスキーの伝統を脈々と受け継ぐロシアのヴァイオリン協奏曲を3曲
投入した「ロシア好き」にはたまらない1枚です。アレンスキーの作品は、そ
のチャイコフスキーの影響が強く感じられる抒情的な曲。1891年に書かれ、名
手レオポルド・アウアーに献呈されています。アレンスキーの弟子であったコ
ニュスの作品は、初演者クライスラーは擁護したものの、他のヴァイオリニス
トは目もくれませんでした。しかし、かのハイフェッツが愛奏したことで現在
に至る人気を得ています。やはり哀切で情熱的な気分に満たされた熱い音楽で
す。ワインベルクの作品はよくショスタコーヴィチと比較されますが、この
1948年に作曲されたコンチェルティーノは、彼の有名なヴァイオリン協奏曲よ
りも10年前に書かれたものであり、ショスタコーヴィチだけでなく、ミャスコ
フスキーやプロコフィエフなどの新古典派の影響も感じられる濃い作品です。
数多くの受賞歴を持つオストロフスキーの「素晴らしい音色」は世界中で賞
賛を浴びています。

8.559701
ハンソン:
1-3.交響曲第2番「ロマンティック」Op.30(1930)
4.永遠の光(ルクス・エテルナ)Op.24(1923)
5.モザイク(1958)※DELOS原盤
スーザン・グルキス(ヴィオラ)…4/シアトル交響楽団
ジェラード・シュウォーツ(指揮)
第1集(8.559700)を聴いてもわかるように、ハンソン(1896-1981)はアメリカの
作曲家とは言え、その根底にはまるで「シベリウスの血」が流れているかのよ
うです。この第2番の交響曲は彼の最も有名な作品ですが、ここでもその傾倒
ぶりがよくわかります。冒頭の抒情的な弦の扱いや、独特の和声、そしてホル
ンのファンファーレ。これらはまさに北欧由来の音楽と言っても過言ではあり
ません。しかし、聴き進めるにつれて、もっともっと現代的で広がりのある世
界に包みこまれていく快感をわえるのがハンソンを聴く楽しみなのかもしれま
せん。「ルクス・エテルナ」ではパレストリーナへの関心が伺われます。1957
年に作曲された「モザイク」は、指揮者ジョージ・セルのために書かれたもの
で、ハンソンが愛した変奏曲形式が用いられています。全編重厚な弦の響きに
覆われた豊かな音楽です。

8.572673
ホリデー・クラシックス
1.チャイコフスキー(1840-1893):組曲「くるみ割り人形」Op.71a 小序曲
2.グルーバー(1787-1863):きよしこの夜(G.シュワルツ編)
3.ヘンデル(1685-1759):水上の音楽組曲第1番HWV348より第3楽章「アレグロ」
4.シュワルツ(1947-):グリーンスリーヴス変奏曲
5.チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」Op.71a 行進曲
6.パッヘルベル(1653-1706):カノンニ長調
7.レドナー(1830-1908):ああベツレヘムよ(S.ジョーンズによる管弦楽編)
8.ヘンデル:水上の音楽組曲第1番HWV348より第8楽章「ブーレー」
9-10.チャイコフスキー:
組曲「くるみ割り人形」Op.71a 「金平糖の踊り」「トレパーク」
11.ヨ(1886-1943):バンビーノ(B.ハウスマンによる管弦楽編)
12.ヘンデル:水上の音楽組曲第1番HWV348より第9楽章」ホーンパイプ
13.伝承曲:コヴェントリー・キャロル(B.ハウスマンによる管弦楽編)
14.チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」Op.71a 花のワルツ
16.ホプキンス.Jr(1820-1891)/伝承曲:
われらは来たりぬ-クリスマスおめでとう
シアトル交響楽団/ジェラード・シュワルツ(指揮)
何となく耳にすることはあるのだけど、じっくり聞くことはあまりない・・・。
そんな超名曲、それもクリスマスにまつわる曲を中心に集めた1枚です。とは
いえ、良くあるようなコンピレーションではありません。このアルバムのため
に名指揮者シュワルツが新録音を発動したのです。なんともゴージャス!まる
で静粛なコラールのように金管で奏される「きよしこの夜」の冒頭部分などは、
背中がぞくぞくするほどの美しさです。一味違う味付けの施された「ああベツ
レヘムよ」にも心洗われますし、クリスマスといえばおなじみの「くるみ割り
人形」の組曲も絶妙に挟み込まれています。夏のイメージがある「水上の音楽」
は隠し味でしょうか。心憎い1枚です。

8.572598
アイアランド:
1-3.ピアノ協奏曲変ホ長調/4.伝説/5.第1狂詩曲嬰ヘ短調
6.牧歌…世界初録音/7.小春日和…世界初録音/8-10.海の牧歌
11-13.3つの踊り(ジプシーの踊り/田舎の踊り/刈り取りの踊り)
ジョン・レナハン(ピアノ)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団…1-4
ジョン・ウィルソン(指揮)…1-4
アイアランド(1879-1962)の唯一のピアノ協奏曲は、彼の有力な後援者であった
ヘレン・パーキンのための書かれたものです。1930年に作曲されその年の10月
2日にヘレンの手によって初演されています。その演奏会が大変成功を収めたた
め、以降多くのピアニストたち(クリフォード・カーゾン、モーラ・リンパニ
ー、アイリーン・ジョイス、ジーナ・バッカウアー、そしてアルトゥール・ル
ービンシュタンら錚々たる顔ぶれ)がこの曲を演奏し、「イギリス人による最
高のピアノ協奏曲」とまで呼ばれました。その後、アイアランドは第2番の協
奏曲の作曲を計画し、それは「伝説」と言う名前を付けられた単一楽章の作品
として成就しました。こちらも同じくパーキンに捧げられ、彼女は1934年に
BBC交響楽団、エイドリアン・ボールト指揮でこの曲を初演しました。現在は
すっかり忘れられてしまった作品ですが、この機会に再評価されるのではない
でしょうか。

8.572772
グバイドゥーリナ:
1.バヤン,パーカッション,弦楽のための「ファハヴェルク」(2009/2011)
2-6.シレンツィオ ※1…世界初録音
ゲイル・ドラウグスヴォル(バヤン)
アンデシュ・ルーグイン(パーカッション)…1/トロンハイム交響楽団…1
オイヴィン・ギムセ(指揮)…1
ゲイル・インゲ・ロツベルグ(ヴァイオリン)…2-6
オイヴィン・ギムセ(チェロ)…2-6
ロシア、タタール自治共和国出身の女性作曲家、グバイドゥリーナ(1931-)。
幼少時から作曲家を目指し、モスクワ音楽院でニコライ・ペイコとヴィッサリ
オン・シェバリーンに作曲を学びます。あまりに独自の音を模索したため、当
時のロシアではなかなか受け入れられなかった彼女を擁護したのがショスタコ
ーヴィチであったことは、その後の彼女の経歴に少なからずの示唆を与えたこ
とは間違いなく、以降の彼女の作品は、楽器の使い方も音の使い方もまるで類
をみない特異なものでした。1980年代にクレーメルがヴァイオリン協奏曲を
「ソ連」の外で演奏したことで、名声が飛躍的にあがり、世界的評価を受ける
ことになります。2011年、彼女の80回目の誕生日を記念して、作曲家立ち合い
のもと、このアルバムに収録された「ファハヴェルク」の世界初録音が行われ
ました。彼女が愛するロシアのアコーディオン「バヤン」の音色で始まる神秘
的な作品は、何かを強く訴えかけてくること間違いありません。

8.571273
イディル・ビレット/コンチェルト・エディション 第4集
リスト:
1-5.ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調/6-11.ピアノ協奏曲 第2番 イ長調
12.死の舞踏 ニ短調
イディル・ビレット(ピアノ)
ビルケント交響楽団/エミール・タバコフ(指揮)
爆裂系が好きな人にぜひオススメ。リスト(1811-1886)の2つの協奏曲と「死の
舞踏」です。ビルケント交響楽団を率いるのは、あの名指揮者タバコフ。ビレ
ットの独特な風味を引き立てる実に絶妙なバックを付けています。どうしても
力任せに押し切る演奏が多くなりがちなこれらの曲ですが、ここでは、細部に
まで目の届いた細やかな音を楽しむことができるというものです。リストの有
り余るエネルギーの炸裂と、全編に渡る小気味よいまでのピアノの超絶技巧を
ぜひお楽しみください。どちらかというと地味な扱いを受けてしまう第2番の
楽しさにも、改めて開眼できるかもしれません。笑ってしまううくらに「すご
い」死の舞踏の冒頭もぜひ。

8.571280
イディル・ビレット/コンチェルト・エディション 第5集
チャイコフスキー:
1-2.協奏的幻想曲 ト長調 Op.56
3-5.ピアノ協奏曲 第2番 ト長調 Op.44(原典版)
イディル・ビレット(ピアノ)
ビルケント交響楽団/ホセ・セレブリエール(指揮)…1-2
エミール・タバコフ(指揮)…3-5
最近のビレットはますますその技巧に磨きをかけているようで、このアルバム
から聞こえてくる音楽も芳醇の極みと言えるでしょう。まず、チャイコフスキ
ー(1840-1893)の秘曲、協奏的幻想曲は1884年に書かれた2楽章形式からなるピ
アノ協奏曲です。どうしても彼のピアノ協奏曲は第1番以外はあまり耳にする
機会がないのだけれども、実はどれもなかなかの力作であり、なぜ人気が出な
いのか不思議に思う人も多いのではないでしょうか。この演奏、とにかくセレ
ブリエールが指揮するオーケストラが絶品。ひたすら力強く曲を盛り上げます。
第2番は1879年から1880年にかけて作曲され、N.ルビンシテインに献呈された
もので、こちらもとても美しく技巧的なのですが、第2楽章のチェロとヴァイ
オリンの二重奏があまりにも長すぎて、ジロティがカットしてしまったりと、
少々不幸な生い立ちを持つ曲です。ただ、少々残念なのは、どちらの曲も、
美しいメロディが多すぎること。あまりの美メロの連続に、どこを「お気に入
り」にすればよいのかわかりません。

8.572334
フレイタス・ブランコ:
1-4.ヴァイオリン・ソナタ 第1番(1907)
5-8.ヴァイオリン・ソナタ 第2番(1938)
9.ヴァイオリンとピアノのための前奏曲(1910)
カルロス・ダマス(ヴァイオリン)
アンナ・トマシク(ピアノ)
ポルトガルの詩人、フェルディナント・ペソアがその作品を発表した時、その
モダニズムはまだ国内で理解されることはなく、ある意味預言者のような役割
を果たしていていたといわれています。音楽もまた然り。ブランコ(1890-1955)
より少し前に生まれた作曲家、アルフレード・ケイルやビアンナ・ダ・モッタ
は明らかにフランスとドイツ音楽の影響を受けていて、それを足掛かりにポル
トガルの近代音楽の基礎を築いたため、後に続くブランコらの初期の作品も、
明らかに「フランクの落とし子」である風貌を兼ね備えていたのです。ここで
聴ける第1番のソナタの冒頭は、まさにフランクそのもの。しかしブランコは
その後に独自の路線を歩み、第2番のソナタでは、はっきりと個性を打ち出す
ことに成功しています。その間をつなぐ「前奏曲」のもどかしいまでの美しい
音楽は、一皮むけようとする作曲家が身を震わせている姿を見るかのような淫
靡な喜びすら感じさせます。

8.572245
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ全集
1-4.ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.1-13 HWV371
5-8.ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.1-3 HWV361
9-12.ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.1-1 HWV359a
13-16.ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.1-6 HWV364a
17-19.ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.1-13 HWV358
20.アンダンテ イ短調 HWV412/21.アレグロ ハ短調 HWV408
22-25.ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op.1-12 HWV370
26-29.ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.1-10 HWV368
30-33.ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.1-14 HWV372
34-37.ヴァイオリン・ソナタ ホ長調 Op.1-15 HWV373
アンサンブル・ヴィンテージ・ケルン(メンバー:アリアドネ・ダスカラキス
(ヴァイオリン)/ライナー・ジッパーリング(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ジェラルド・ハンビッツァー(ハープシコード))
ヘンデル(1685-1759)のヴァイオリン・ソナタとひとくくりに言っても、その
数え方に異論があり、なかなか全貌が見えてこないのが実情です。本来はOp.1
として出版された15の独奏ソナタのうち、ヴァイオリンと通奏低音のために書
かれた曲を指しますが、出版当時から偽作と思われるものが含まれていたり、
後に自筆稿と思われる曲が発見されたりと、どんなに研究を重ねてもわからな
いことが多いものです。ここに収録された9曲と小品2つは最新の研究結果に基
づく「全集」であり、例えばHWV408のアレグロなどは、HWV362のリコーダー・
ソナタと同じ素材が使われていたりもします。どちらにしても、研究結果は横
に置いておいて、この麗々しい作品集を楽しもうではありませんか。オリジナ
ル・ピッチの落ち着いた響きは、モダン楽器と一味違う独特な空気感を持ち、
儚げな音の漣は300年ほど前の優雅な宮廷へと聴き手を連れていってくれるで
しょう。

8.572307
ベンダ:ヴァイオリン・ソナタ集
1-3.ヴァイオリン・ソナタ 第10番 ヘ短調 Lee III:73
4-6.ヴァイオリン・ソナタ 第14番 変ホ長調 Lee III:41
7-9.ヴァイオリン・ソナタ 第23番 ハ短調 Lee III:9
10-12.ヴァイオリン・ソナタ 第32番 ホ長調 Lee III:50
13-15.ヴァイオリン・ソナタ 第28番 ヘ長調 Lee III:63
ハンス=ヨアヒム・ベルク(バロック・ヴァイオリン)
芥川直子(チェンバロ)
著名な音楽一家であるベンダ家に生まれたフランツ・ベンダ(1709-1786)は、
父からオーボエなどの楽器を習い、地元の教会のカントールからオルガン、作
曲、唱歌を学び、教会の聖歌隊員となるという、極めて理想的な少年時代を送
りました。ドレスデンの宮廷に仕えていた時に、フルート作品で知られるク
ヴァンツと出会い、後のフリードリヒ2世となるプロイセン王子に紹介され、
そこで認められます。彼は本当に才能あるヴァイオリニストであり、批評家
C.バーニーは「偉大な天才」と評したと言います。そんな彼のヴァイオリン作
品は、時代的にもバロックから古典派への移行期であったため、不要な装飾を
排した明晰でわかりやすいものが多く、伸びやかで明るい楽想に満ちています。
そんな作品の数々を、ベルクと芥川の親密なアンサンブルで心行くまでお楽し
みください。

8.572433
バード:チェンバロのためのファンタジー全集
1.作者不詳=バード編:前奏曲 ト長調(F:第117番)
2.ファンタジー ト長調 第2番(MB:28巻第62番/F:第261番)
3.ファンシーの前奏曲 イ短調(MB:27巻第12番/F:第100番)
4.ファンタジー イ短調(MB:27巻第13番/F:第52番)
5.前奏曲 ハ長調(MB:27巻第24番/F:第103番/N:36番)
6.ファンタジー ハ長調 第2番(MB:27巻第25番/F:第103番/N:36番)
7.ファンタジー ト短調(MB:55巻第55番)
8.ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ ト長調(MB:28巻第64番/F:第101番/N:9番)
9.ド・ミ・レ(MB:28巻第65番/F:第102番)
10.ブル(1563-1628)=バード編:前奏曲:
ドリック・ミュージック(MB:14巻第59番)
11.ファンタジー ニ短調(MB:28巻第46番/N:41番)
12.作者不詳=バード編:前奏曲(MB:55巻第3番)
13.ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ ヘ長調(MB:28巻第58番)
14.前奏曲 ト短調(MB:17巻第1番/P:第1番)
15.ファンタジー ト長調 第3番(MB:27巻第63番/F:第8番)
16.ファンタジー ハ長調 第1番(MB:27巻第26番/N:第29番)
※MB=ムジカ・ブリタニカのヴァージナル曲集
F=フィッツウィリアム・ヴァージナル曲集
P=パーセニア/N=私のネヴェル夫人の曲集
グレン・ウィルソン(チェンバロ)
イングランドで活躍したルネサンス音楽の作曲家、ウィリアム・バード
(1539/40-1623)は、トマス・タリスに師事し、王室礼拝堂のオルガニスト兼聖
歌隊長として活躍した人です。しかし当時はイギリス国教会とカトリックが混
在していたため、宗教的弾圧を受け、1585年にはブラックリスト(国教忌避者の
名簿)に名が記載されてしまうほどでした。しかし、どちらの宗教にも熟知して
いたため、両方の典礼音楽を手掛け、最終的にはカトリックの擁護者から手厚
い保護を受けエセックスで晩年を過ごし、そこで亡くなります。彼は宗教音楽
だけでなく、ヴァージナル(当時は鍵盤楽器を全てこう呼んだ)曲も多く残し、
また同時代の作曲家たちのヴァージナル曲も含めて、いくつかの曲集として編
纂、貴族や愛好家たちを喜ばせました。この当時のファンタジアとは、ロマン
派に見られるような自由な形式ではなく、曲の冒頭の主題が次々と模倣される
フーガのようなもので、舞踏音楽としての意味合いも持っていたようです。

8.572490
ガルッピ:ピアノ・ソナタ集 第2集
1-3.ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Illy No.14
4-5.ピアノ・ソナタ ニ短調 Illy No.2
6-8.ピアノ・ソナタ ハ短調 Illy No.34
9-11.ピアノ・ソナタ ハ長調 Illy No.27
12-14.ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Illy No.24
15-16.ピアノ・ソナタ ニ短調 Illy No.56
17-19.ピアノ・ソナタ ニ長調 Illy No.1
マッテオ・ナポリ(ピアノ)
第1集(8.572263)で、その多彩な音楽性の一部を確かめることができた18世紀
初頭のヴェネツィアの音楽家ガルッピ(1706-1785)ですが、この第2集でも驚く
ばかりの素晴らしい作品を楽しむことができるでしょう。彼は最初オペラ・
ブッファ作曲家としてデビューしましたが、処女作は不出来で、記録的な大失
敗をしてしまったため、当時、傑出した教育者として知られるアントニオ・
ロッティに教えを受け、チェンバロ奏者として名を上げたあと、もう一度オペ
ラの作曲を試みたという努力家でもありました。彼は少なくとも80曲以上の鍵
盤ソナタを作曲しましたが、生前に発表されたのはわずか12曲のみでした。そ
のうち、1781年にロンドンで刊行された「チェンバロの慰め」の6曲が比較的
知られていますが、他の曲はまだまだ未知の領域に属しています。スカルラッ
ティの名残りを感じさせる曲から、モーツァルトを予感させる曲まで興味深い
作品が次々と登場します。

8.572530
バクリ:ピアノ・ソナタ 第2番 他
1.前奏曲とフーガ Op.91/2-4.ピアノ・ソナタ 第2番 Op.105
5-9.最愛の古典 Op.100 第1番「バロック組曲」
(前奏曲/エア/ミュゼット/メヌエット・レント/ジーグ)
10-12.最愛の古典 Op.100 第2番「ソナティナ・クラシカ」
(狂詩曲/ガヴォット/フーガ・ディアトニカ)
13-14.最愛の古典 Op.100 第3番「2声のためのアリオーソ・バロックとフーガ
・モノディア」(アリオーソ・バロッコ/2声のフーガ・モノディア)
15-16.2つの叙情的スケッチ Op.103(ロシアのコンテ/スカンジナビアの風景)
17.小前奏曲
18-24.芸術の幼年期(夜想曲 第1番/ワルツ/夜想曲 第2番/夜想曲 第3番/
即興曲 第1番/即興曲 第2番/夜想曲 第4番)
25.12音の主題による小変奏曲
エリアンヌ・レイエ(ピアノ)
1961年フランス、パリに生まれ、1980年にパリ高等音楽学校に入学、作曲を学
んだニコラ・バクリ(1961-)。3年後には有名な「ローマ大賞」を獲得しイタリ
アへ留学します。フランスで最も嘱望される作曲家として活躍し、これまでに
数多くの作品を書いています。彼の作品は、カテゴライズするのは難しいもの
ですが、彼自身は、自らの音楽を「ネオ・ロマンティックではなく、ロマン
ティックであり、ネオ・モダニズムではなく、モダニズムだ」と語ります。確
かにそれぞれが機知に富み、劇的で表現豊かなものです。このアルバムに収録
された曲は、とりわけ古典に回帰した作風を持ち(例えいかなる個人的理由が
あろうとも)、表面上はとても聴きやすいものです。ただその根底にはどのよ
うな物が隠されているのかは、ちょっと聞いただけではわからないほどに巧妙
に仕組まれているのでしょうけど。

8.571262
イディル・ビレット/ベートーヴェン・エディション 第12集
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第6集
1-4.ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 Op.7
5-7.ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」
8-9.ピアノ・ソナタ 第27番 ホ長調 Op.90
イディル・ビレット(ピアノ)
第4番変ホ長調の軽快なテーマで始まる、このビレットによるソナタ第6集には、
大人気の第8番「悲愴ソナタ」が含まれています。ビレットがあの第2楽章をど
んなに美しく演奏するだろうか?と想像するだけで楽しいものですが、実際の
演奏は、テンポをほどよく揺らす、不思議なアコーギクを与えた味わい深いも
のとなっています。その傾向は第27番の第2楽章にも見られ、通常は優しく優
しく扱う主題を、ビレットは敢えてぎこちなく(?)演奏することで、やはり曲
に不思議な奥行を与えています。愛好家が演奏する際に「お手本にしてはいけ
ない演奏」の筆頭にあげられそうです。

8.571274
イディル・ビレット/アーカイブ・エディション 第1集
ラヴェル&ストラヴィンスキー作品集
1.ラヴェル(1875-1937):グロテスクなセレナード
2-4.ラヴェル:夜のガスパール(オンディーヌ/絞首台/スカルボ)
5.ストラヴィンスキー(1882-1971):5本の指で
6.ストラヴィンスキー:子どもたちのワルツ
7-9.ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章
イディル・ビレット(ピアノ)
何でも演奏可能なビレットによる、胸のすくようなラヴェルとストラヴィンス
キー作品集です。冒頭の「グロテスクなセレナード」から飛ばしてます。若干
テンポを落とし、メロディをくっきり浮かび上がらせた「夜のガスパール」の
オンディーヌ、郷愁さえ感じさせる絞首台、不気味さ炸裂のスカルボ・・・。
ついつい聞き惚れてしまいます。ストラヴィンスキーも格別の味わいであり、
最近演奏される機会の多い、ペトルーシュカからの3楽章も、独特な内声の浮か
び上がらせ方によって、全く新しい作品のように聴かせる技はさすがです。

8.571277
イディル・ビレット/アーカイヴ・エディション 第4集
ベルク・ウェーベルン・ブーレーズ作品集
1.ベルク(1885-1935):ピアノ・ソナタ Op.1
2-4.ウェーベルン(1883-1945):ピアノのための変奏曲 Op.27
5-8.ブーレーズ(1925-):ピアノ・ソナタ 第2番
イディル・ビレット(ピアノ)
あのポリーニが、ブーレーズのピアノ・ソナタ第2番で注目を浴びたのは1978年
の来日公演の時でした。超難解と言われる「ゲンダイオンガク」を事もなく弾
きこなす若者(当時)に息を飲んだ人も多かったのでは。とはいえ、ブーレーズ
がこの曲を書いたのは1948年のことであり、1950年には初演されているのだか
ら、当然様々なピアニストが手掛けていたことは間違いないのです。その中に
ビレットがいたとは・・・。この録音は1972年、ポリーニよりも1歳年上の彼
女が31歳の時。確かに現代曲をバリバリ弾いていた人だから、全く不思議はな
いのだけれど、やはりこうして実際の演奏を聴いてみると、「すごい人がいる
ものだ」と感嘆せずにはおれません。他にはベルク、ウェーベルンとおなじみ
の作品を2曲。

8.571279
イディル・ビレット/アーカイヴ・エディション 第6集
シューマン・ブラームス:作品集
1-8.シューマン(1810-1856):
幻想小曲集 Op.12(夕べに/飛翔/なぜ/気まぐれ/夜に/寓話/夢のもつれ/
歌の終わり)
9-11.ブラームス(1933-1897):
3つの間奏曲 Op.117(第1番 変ホ長調/第2番 変ロ短調/第3番 嬰ハ短調)
イディル・ビレット(ピアノ)
ビレット17歳の瑞々しい感性が光るブラームスとシューマンの作品集です。彼
女の驚異的な才能は、トルコの議会をさえも動かして、当時不可能であった海
外渡航を認めさせたのであり、7歳でパリ音学院に留学してからも、その才能
の発露は留まることを知りませんでした。アルゲリッチと同じ年、そしてポリ
ーニよりも一つ年上の彼女がもしショパン国際コンクールに参加していたなら
・・・現在の日本での彼女の人気はもっと大きなものだったのかもしれません。
しかしそんな「if」は不要です。この録音は、3日間のセッションで行われまし
たが、編集時に「その部分だけ」を演奏しなおして繋いだため、彼女にしてみ
れば出来上がりに不満があったようで、その数年後のプロコフィエフの録音で
は「全曲を弾き直して」統合性のとれた音楽を記録することに成功したと言い
ます。とは言え、この1枚をじっくり聞いてみても、そんな不都合は全く感じ
られませんが・・・。

8.571281
イディル・ビレット/アーカイヴ・エディション 第7集
1.ミャスコフスキー(1881-1950):ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ヘ短調 Op.13
2.ミャスコフスキー:ピアノ・ソナタ 第3番 ハ短調 Op.19
3.リスト(1811-1886):暗い雲/4.リスト:悲しみのゴンドラ 第1稿
5.スクリャービン(1872-1915):5つの前奏曲 Op.74
6.ラフマニノフ(1873-1943):幻想小曲集 Op.3-2 前奏曲 ハ短調「鐘」
イディル・ビレット(ピアノ)
トルコ、イスタンブール出身のプロデューサー、イルハン・ミマログルに見出
されたイディル・ビレットは、Finnadarレーベルのために様々な曲を録音しま
した。それはベルリオーズ=リストの「幻想交響曲」からテープとピアノのた
めの作品集(8.571276で聴けます)まで多岐に渡っています。さて、このアルバ
ムに収録されているのは1978年から1979年にかけて録音されたミャスコフスキ
ーを中心とした6つの作品です。ミャスコフスキーのソナタは、どちらも彼の
初期の頃の作品で、第2番では有名な「怒りの日」のモティーフが印象的に使
われています。単一楽章で書かれていて、スクリャービンの影響も感じさせる
技巧的な曲です。リストの2つの曲は無調を感じさせる晩年のもので、静かな
音の中に凝縮した世界が描かれています。スクリャービンは短いながらも印象
的な作品であり、ラフマニノフは最近注目の華やかな曲。どれもが聴きどころ
たっぷりです。

8.660274
フィリドール:オペラ・ブッファ「サンチョ・パンサ」
サンチョ・パンサ…ダレン・ペリー(バリトン)
テレーゼ(サンチョの妻)…エリザベス・カレオ(ソプラノ)
理髪師ロペ・トーチョ…カリム・スレイマン(テノール)
農婦ジュリエッテ…メーガン・マッコール(ソプラノ)
仕立屋…トニー・ブーテ(テノール)
弁護士…エリック・C・ブラック(バリトン)他
オペラ・ラファイエット管弦楽団
ライアン・ブラウン(指揮)
18世紀フランスで有名な音楽一族の元に生まれたフィリドール(1726-1795)。
彼は音楽の才能に恵まれていただけでなく、なんと「チェス」の才能も持ち合
わせていました。父も同じ名前を持っていましたが、その父が72歳の時に19歳
の女性と結婚(う-ん、年の差婚極まれり)、その結果設けた子どもでした。幼
い頃から聖歌隊で歌い、45歳くらいまではフランスのオペラ界での中心人物と
して活躍していましたが、常々自身の音楽的才能に疑問を感じていた彼は、
結局「チェスのプレイヤー」として生きることを決意したといいます。彼は
J.J.ルソーと「優雅なミューズたち」を合作するなど、オペラ・コミックの作
曲でも名声を馳せ、少なくとも20曲以上のオペラを残しました。その中でもこ
のサンチョ・パンサは「架空の島の知事」としての役割を与えられ、楽しいド
タバタ喜劇を繰り広げます。曲自体はこの時代にふさわしい典雅なもので、
なんとものどかな美しさを醸し出します。

8.660306-07 2枚組
マクファーリン:歌劇「ロビン・フッド」(1860)
ロビン・フッド…ニッキー・スペンス(テノール)
サー・レジナルド・ドブレーシー…ジョージ・ハルバート(バリトン)
ウーゴ…ルイス・ハースト(バス)
アラン・ア・デール…アンドリュー・マッケンジー=ウィックス(テノール)
リトル・ジョン…ジョン・モロイ(バス)
ムック…アレックス・ノックス(バリトン)
マリアン…ケイ・ジョーダン(ソプラノ)
アリス…マグダーレン・アシュマン(メゾ・ソプラノ)
ジョン・パウエル・シンガーズ/ヴィクトリア・オペラ合唱団
ヴィクトリア・オペラ管弦楽団
ロナルド・コープ(指揮)
イギリスの作曲家というと、パーセルやヘンデルら、バロック時代の人か、
エルガーやホルストの近現代の人くらいしか思い浮かびません。しかし、1800
年代前半にも何人もの音楽家が活躍していました。このマクファーリン
(1813-1887)はそんな中の一人。若い頃から視力が弱く、50歳になる前に全て
光を失ってしまったという苦労人でしたが、パーセル以来最も偉大な英国の
オペラ作曲家であり、サリヴァンへの橋渡しとしての存在ともいえる素晴ら
しい作品を書いた人でした。この「ロビン・フッド」は、同時期の作曲家ウォ
レスの「ラウリーン」とともに当時の聴衆から賞賛された作品です。義賊とし
て知られるロビンフッドですが、ここではアウトローであった弓の名手が、
領主の娘マリアンと恋仲になることで、幸せを手にするというある意味サク
セス・ストーリーで、ハッピー・エンドにふさわしい明るい音楽が付けられ
ています。

8.111376-77 2枚組
メノッティ:歌劇「マリア・ゴロヴィン」他
〈CD1〉1-13.第1幕/14-22.第2幕
〈CD2〉1-9.第3幕(録音 1958年ローマ)
10-12.ヴァイオリン協奏曲 イ短調
(録音 1954年11月8日ボストン・シンフォニー・ホール)
マーク・オーバートーソーン復刻
《マリア・ゴロヴィン》
マリア・ゴロヴィン…フランカ・デュヴァル(ソプラノ)
ドナート…リチャード・クロス(バス・バリトン)
母…パトリシア・ニューウェイ(コントラルト)
アガタ…ゲニア・ラス(メゾ・ソプラノ)
Dr.ツッカータンツ…ハーバート・ハンド(テノール)
スタジオ・オーケストラ&コーラス
ピーター・ハーマン・アドラー(指揮)
《ヴァイオリン協奏曲》
トシー・スピヴァコフスキ(ヴァイオリン)
ボストン交響楽団/シャルル・ミュンシュ(指揮)
メノッティ(1911-2007)のオペラ、マリア・ゴロウィンは1958年8月にブリュッ
セルで初演され、その3か月後にブロードウェイでも上演されました。多くの
人たちは、彼の「電話」や「霊媒」のような人気作となることを期待し、RCA
によって録音もされたのですが、残念なことに5回上演されただけで舞台は終
演となり、その後忘れられてしまったのです。当時、すでにメノッティのロマ
ンティシズムは時代遅れのものとなっていたのかもしれません。作曲家自身も
「不運な仕事」と呼んだこの作品ですが、50年経った今聴いてみると、時代遅
れでもなんでもない不滅の作品として新たな光を放つのではないでしょうか?
また、あまり耳にすることのないヴァイオリン協奏曲も、実は類い稀なる名曲
です。

8.111379
グレート・ヴァイオリニスト・シリーズ
ハイフェッツ 小品集 第1集(1944-1946)
1.ベンジャミン(1893-1960):ジャマイカ・ルンバ Op.27-2(W.プリムローズ編)
2.ガードナー(1891-1984):ケインブレイクから Op.5-1
3.ダイア(1880-1922):フロリダの夜の歌
4.C.C.ホワイト(1880-1960):レヴィ・ダンス Op.27-2
5.伝承曲:深い河(ハイフェッツ編)
6.フォスター(1826-1864):金髪のジェニー(ハイフェッツ編)
7.フォスター:故郷の人々(ハイフェッツ編)
8.ハーバード(1859-1924):ワルツ風
9-13.ベネット(1894-1981):ヘクサポーダ
14.バーリー(1885-1980):ジャイアント・ヒルズ
15.バーリー:無窮動/16.伝承曲:Gweedore Brae
17.ド・ヴァレ(1894-1954):前奏曲 第15番
18.アギーレ(1868-1924):ウエジャ Op.49
19.ワイル(1900-1950):三文オペラから
20-25.ガーシュウイン(1898-1937):ポーギーとベスより(ハイフェッツ編)
26-28.ガーシュウイン:3つの前奏曲(ハイフェッツ編)
29.バーリン(1888-1989):ホワイト・クリスマス
30.ゴダール(1849-1895):ジョスランの子守歌
31.ローア(1871-1943):Where My Caravan Has Rested
32.スコット(1879-1970):過ぎ去りし日の思い出
33.ベンジャミン:
ジャマイカ・ルンバ(ハイフェッツによるヴァイオリンと管弦楽編)
ミルトン・ケイ(ピアノ)…1-2.4-8.16
エマヌエル・ベイ(ピアノ)…3.9-15.17-28
サルヴァトーレ・カマラータ&オーケストラ…
ビング・クロスビー(ヴォーカル)&ヴィクター・ヤング(指揮)
スタジオオーケストラ…30-31
ドナルド・ヴァヒーズ(指揮)&ベル・テレフォン・アワー・オーケストラ
…32-33
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
録音 1944-46年ニューヨーク&ロサンゼルス(30-31のみ)
1943年から44年にかけてハイフェッツは、米軍慰問のために、当時人気のあっ
た小品やアメリカに所縁のある作品をまとめて録音します。彼はどんな小さな
曲でも、大曲と同じだけの情熱を注いだおかげで、どれもがこの上ない輝きを
放っています。彼自身が編曲したガーシュウイン作品や、大エンタテイナー、
ビング・クロスビーとの共演も聞きもの。本当に素晴らしい曲集となっていま
す。この「奇跡の瞬間」が新しいマスターで、聴きやすい音に生まれ変わりま
した。ぜひお確かめください。




<cpo>
777485-2 2枚組 ¥4900
エーリッヒ・コルンゴルト:喜歌劇「沈黙のセレナード」Op.36
台本:ヴィクトール・クレメント
ドイツ語翻訳:ラオウル・アウエルンハイマー
歌のテキスト:ベルト・ライスフェルド,E.W.
コルンゴルト/ディアローグ:ヘンドリク・ミュラー
サラー・ヴェゲナー(ソプラノ)/ビルガー・ラッデ(バリトン)
フランク・ブフヴァルト(ヴォーカル)/ヴェルナー・クロッコー(ヴォーカル)
アンナ=ルチア・レオーネ(ソプラノ)/セバスティアン・ライヒ(ヴォーカル)
ヤング・オペラ・カン
パニー/ホルスト=シンフォニエッタ/クラウス・サイモン(指揮)
そろそろ日本でも、その名前が広まったかに見えるコルンゴルト(1897-1957)。
しかしまだまだ隠れた名作が多くあります。このオペレッタもそんな作品の一
つです。この「沈黙のセレナード」はコルンゴルトの最後の劇作品です。2台
のピアノ、チェレスタ、2つのヴァイオリン、チェロ、フルート、クラリネット
(もしくはサクソフォン)、トランペットと打楽器という小さな室内楽伴奏によ
るコメディは、オペラとレビューを合わせたようなスタイルであり、1920年代
に時代を席捲したキャバレー・ソングを彷彿させる親しみ易いメロディが散り
ばめられた、とても美しいものです。しかし1954年にこの作品が初演された時
は、他の前衛的な舞台作品と比べられてしまったため、あまりにも「時代遅れ」
と評価されてしまい、全く顧みられることはありませんでした。同じように忘
れられてしまった、あの美しいヴァイオリン協奏曲は何とか生き残り、リヴァ
イバルの機会を持てたのですが、やはり舞台作品になると、上演機会を逸する
となかなか浮上することは難しいのかもしれません。様々な音楽が寄り添って
いる現代なら、この「美しき遺物」が再評価されることは間違いありません。
心の底から美しいメロディを存分にお楽しみください。

777590-2 ¥2450
ジョスカン・デ・プレ:ミサ曲とモテトゥス集
1.ミサ曲「アヴェ・マリア・ステラ」
2.マリアのモテトゥス「おお、いと聡明なる乙女」
3.モテトゥス「有益なる乙女」
4.モテトゥス「恵み深き救い主の御母よ」
5.モテトゥス「神のみ母なるけがれなき乙女」
6.モテトゥス「めでたし、いと聖なる御体」
7.コエロルム・レジーナ
8.サルヴェ・レジーナ
ブレーメン=ヴェーザー・ルネサンス
マンフレード・コルデス(指揮)
このアルバムには「聖母マリア」に関するモテトゥスが収録されています。
ジョスカンが活躍した当時は、マリアの慈愛と献身についての詩がカトリック
文化の中心的なレパートリーであり、多くの作曲家たちが「マリア賞賛」の音
楽を書いていました。ジョスカンはその中でも突出した素晴らしい作品を書い
ていて、規模の大きな「アヴェ・マリア・ステラ」から、小さいモテットまで、
グレゴリア聖歌の定旋律を彩る美しいポリフォニーは、まさに百花繚乱の世界
と言えそうです。ブレーメン=ヴェーザー・ルネサンスの揺るぎない清冽なハ
ーモニーは、聴き手の心を洗い清めることでしょう。

777381-2 ¥2450
ルイ・テオドール・グヴィ:交響曲集 第3集
1.交響曲 第1番 変ホ長調 Op.9
2.交響曲 第2番 ヘ長調 Op.2
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー
管弦楽団
ジャック・メルシエ(指揮)
フランスとドイツの国交紛争に巻き込まれた悲劇の作曲家グヴィ(1819-1898)の
交響曲集の第3集です。ここでは最初の2つの交響曲を収録しています。彼の初
期の交響曲である第1番から第5番までは1845年から1857年に書かれていて、そ
のどれもが4楽章形式であり、この最初の2つの交響曲に使われたモティーフを
発展させることはありませんでした。とは言え、どれもが画一的かというと、
そうではなく、例えば転調や動機の扱いは驚くほどの工夫が凝らされており、
交響曲の伝統を踏まえた洗練と妙技を味わうことができるのです。第1集(第3番
&第5番)は777379-2、第2集(第6番&シンフォニエッタ)は777380-2に収録され
ていて、こちらも併せて聴いていただけると、この作曲家がどのように変化し
ていったかがわかることでしょう。どれもフランスの名指揮者メルシエによる
見事な演奏です。

777428-2 2枚組 ¥3400
ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク:ヴァイオリン・ソナタ全集
1.ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ長調 Op.32
2.ヴァイオリン・ソナタ 第2番 変ホ長調 Op.54
3.ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.78
4.ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 Op.15
5.ヴィオラとピアノのための伝説 Op.62
クリスティーナ・アルテンブルガー(ヴァイオリン&ヴィオラ)
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
cpoレーベルが精力的にリリースを続けているヘルツォーゲンベルク(1843-
1900)、今作はヴァイオリン・ソナタと周辺作品です。ブラームスの親友であ
り、音楽的共通点も多い人ですが、若い頃のヘルツォーゲンベルクはは独自の
作風を確立したいと願っていたようで、Op.15の幻想曲では、当時影響を受け
ていたワーグナーやリストのような、派手できらびやかな音楽を感じることが
できるでしょう。しかし、そのほぼ10年後から書かれたヴァイオリン・ソナタ
は、より古典的なスタイルへと回帰し、穏やかで鎮静的な…まさにブラームス
の晩年の作風の音楽になっています。とは言え、彼の書くメロディの美しさに
は目を見張るものがあり、まるで秋の日差しを思わせるような美しい緩徐楽章
は一度聞くと忘れることができないものばかりです。一人静かに楽しむ「大人
のための音楽」と言えそうです。ヴァイオリンとヴィオラを完璧に歌わせるア
ルテンブルガー、そしてcpoレーベルでおなじみのトリエンドルの2人が幽玄な
世界を生み出しています。

777612-2 ¥2450
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル:交響曲集
1.交響曲 ハ長調 Bryan C9/2.チェロ協奏曲 ハ長調 Weinmann IId:C1
3.交響曲 ホ短調 Bryan e2
イストヴァン・ヴァルダイ(チェロ)
カメラータ・シュヴァイツ
ハワード・グリフィス(指揮)
ウィーンで活躍した古典派の作曲家ヴァンハル(1739-1813 チェコ名はヴァニュ
ハル)は、少なくとも77曲の交響曲と60曲のソロのための協奏曲を書いたこと
で知られています。早いうちから才能を開花させ、多くの作品を創り上げて順
風満帆の人生を送るかに見えたのですが、40歳近くの時に生じた金銭トラブル
が元で、作曲を止めてしまい、その際、自筆譜をほとんど破棄してしまったた
め、現在に至るまで彼の作品の全貌を知ることはできていません。彼の作品は、
古典派の端正な作風を持つものから、疾風怒濤の精神を反映したベートーヴェ
ンばりの激しいものまで、本当に多彩であり、かつユニークなもので、このグ
リフィスの演奏は、そんな特筆を前面に押し出しています。隠れた名作として
ファンの多い作曲家だけに、続編のリリースも期待したいところです。

777501-2(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥5900
北ドイツのオルガン作品集 第8集 ゲオルグ・ベーム:オルガン作品集全集
〈SACD1〉
1.前奏曲 ハ長調/2.ああ、いかにはかなき、いかに空しき
3.いと高きところの神にのみ栄光あれ/4.愛するわが神にかけて
5.主よ深き淵の底より/6.キリストよ、汝は日にして光なり
7.キリストは死の縄目につながれたり
8.キリストをわれらさやけく頌め讃うべし
9.主よ、みことばもて我らを守りたまえ/10.カプリッチョ ニ長調
11.前奏曲 ト短調/12.前奏曲 ニ長調/13.前奏曲 ヘ長調
14.メヌエット ト長調
〈SACD2〉
1.前奏曲 ニ短調/2.装いせよ,おお,魂よ
3.賛美を受けたまえ,汝イエスキリストよ
4.主イエスキリストよ,我らを顧みたまえ/5.イエスよ、汝はあまりに美しく
6.今ぞわれら聖霊に願いたてまつる/7.天にましますわれらの父よ
8.高き御空よりわれは来れり
9.尊き御神の統べしらすままにまつろい/10.前奏曲 イ短調
フリードヘルム・フランメ(オルガン)
デューダスタット・聖キュリアクス大聖堂のクロイツブルク・オルガン演奏
ドイツ、テューリンゲン地方のリューネブルク、聖ヨハン教会でオルガン奏者
を務めていたゲオルグ・ベーム(1661-1733)の作品全集です。この地には1700年
に若きJ.S.バッハが訪れたことでも知られ、ベームがバッハの師匠であるとい
う説もあるのですが、資料的に裏付けるものは見当たらないようです。しかし、
バッハより24歳年長であったベームは、街に現れた「若き才能」の存在に気が
付いていたでしょうし、もちろんバッハはベームの作品から大いなる影響を受
けたことでしょう。ベームのオルガン作品は、ほとんどがコラールのメロディ
に基づいたものですが、入念に書かれた音楽は、ブクステフーデの華やかさと
共通するものもあり、とても聴きごたえのあるものです。バッハ以前にも凄い
人がたくさんいたということを実感させてくれる、目からうろこの2枚組、
素晴らしい録音で存分にお楽しみください。




<CAPRICCIO>
C5061 2枚組 ¥2080
クルト・ヴァイル:
三文オペラ&歌曲集 歴史的録音集(1928-1931年,1928-1944年)
〈CD1.三文オペラ(ハイライト)〉
1-11.オリジナル・キャストによる録音集(1928-1930)
12-17.吹奏楽のための「小さな三文オペラ」組曲(1929)
18-21.その他の1930-31年の録音集/22-23.ダンス編曲集
〈CD2.歌曲録音〉
歌劇「マハゴニー市の興亡」よりアラバマ・ソング(1927)
歌劇「ロシア皇帝は写真を撮らせ給う」より(1928)
歌劇「ハッピー・エンド」より(1929)
歌劇「マハゴニー市の興亡」より(1929)
歌劇「銀の湖」より(1932)/6つの歌曲(1942)/2つの歌曲(1942/1943)
C10346&C10347の新装版
ベルリン・シュターツオパー管弦楽団のメンバー…CD1:12-17
オットー・クレンペラー(指揮)…CD1:12-17
ロッテ・レーニャ(ソプラノ)/クルト・ヴァイル(ピアノ)
ルイス・ルート・バンド/テオ・マックベン(指揮)他
現在でも人気の高いクルト・ヴァイル(1900-1950)の音楽ですが、この2枚組は
初演当時の熱い雰囲気を伝える貴重な音源の集大成です。ヴァイルはちょっと
聴くとなんとも軽い音楽に聞こえるのものですが、中に秘めた風刺と皮肉は、
なかなか全てを理解するのは難しいものです。これらのオリジナル・キャスト
による録音では、極め付けの「マック・ザ・ナイフ」も聴けます。
吹奏楽のための「小さな三文オペラ」はクレンペラーの指揮によるもので、聴
きなれたクレンペラーの渋さとは全く違う軽妙な指揮ぶりが魅力です。他にも
ジャズテイスト満載の演奏からロッテ・レーニャの歌まで盛りだくさん。はま
ると抜け出せない魅力に溢れた2枚組です。

C5080 3枚組 ¥2450
ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ:作品集
〈CD1.葬送音楽〉/〈CD2.モテット集〉
1.われらにみどり児うまれたもう/2.われらは知る,われらが地上の住家
3.イエス・キリストの流した血は/4.われ汝より目を離さじ
5.神よ、われに恵みあれ/6.いざ再び幸あれ/7.われ主に見ゆ
8.我が思いなる我が神よ
〈CD3〉1-8.ミサ・ブレヴィス 「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」
9-15.主は新しい国をつくられる/16-22.意地悪な魂に知恵は宿らず
23-29.わたしの霊をあなたのうちに置いて
C10814&C10560&C67131の新装版
マリア・ザードリ(ソプラノ)/レーナ・スザンネ・ノーリン(アルト)
ギ・ド・メイ(テノール)/ヴィーフリート・ヨッヘンス(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)他/ライニッシェ・カントライ
ダス・クライネ・コンツェルト/ヘルマン・マックス(指揮)
マイニンゲンの宮廷楽長を務めたヨハン・ルートヴィヒ・バッハ(1677-1731)
は、J.S.バッハの遠い親戚(大バッハの祖父の従弟の孫もしくは、曾祖父の弟
の玄孫)で、極めて厚い信頼を得ていたといわれます。極めて勤勉な人だった
ようで、生前は高く評価されていましたが、その作品はほとんど残っておらず、
このようにまとめて聴くことができる機会もほとんどありません。彼の宗教曲
は形式こそ単純ですが、その筆致は驚くほどに豊であり、またエルンスト・
ルートヴィヒ公の葬儀の際に書かれた「葬送音楽」は大規模な編成を必要とす
る3部形式の作品であり、死を悼む悲しみを乗り越え、魂の平安を願うという
すばらしいレクイエムです。聴きごたえのある3枚組です。

C5083 2枚組 ¥2080
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ:カンタータ集
〈CD1〉
1-9.「闇の行いを脱ぎ捨て」 Fk.80
10-15.「呼びかける声がある。主のために荒れ野に道を備え」 Fk.89
〈CD2〉
1-3.シンフォニア ニ長調 Fk.64/4-8.「今ぞこの日」 Fk.85
9-15.「震え、墜ち」Fk.83
C10425&C10426の新装版
バルバラ・シュリック(ソプラノ)/クラウディア・シューベルト(アルト)
ヴィルフリート・ヨッヘンス(テノール)
シュテファン・シュレッケンベルガー(バス)/ライニッシェ・カントライ
ダス・クライネ・コンツェルト/ヘルマン・マックス(指揮)
J.S.バッハの長男であるヴィルヘルム・フリーデマン(1710-1784)は、1746年
から1764年までハレで音楽監督とオルガニストを務めていました。その地位は
ライプツィヒでの大バッハのものに似ており、彼は3週間ごと、更に全ての祝
祭日曜のためにカンタータを演奏することを義務つけられていたのです。とは
言え、あまり勤勉な性格ではなかった彼は、その任務を全うすることはなかっ
たようです。彼の前任者キルヒーホフがテレマンの作品を流用していたようで
すし、彼自身も他者の作品の練習をしたようですが、とはいえ、やはり祝祭日
には自身のカンタータを演奏すべく、入念に準備したといわれています。壮麗
な演奏効果を持つ作品ですが、それに伴い、歌手や器楽奏者たちに要求される
技術もなかなかのもので、完璧に演奏するためには、多くの技術的困難を乗り
越えなくてはいけないという難易度の高い音楽でもあります。

C5087 ¥1750
アントニオ・サリエリ:ラ・ヴェネチアーナ
1-3.オーボエ、ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ニ長調
4-6.フルートとオーボエのための協奏曲 ハ長調
7-9.シンフォニア ニ長調「ラ・ヴェネチアーナ」
C10530の再発盤
ラヨシュ・レンチェス(オーボエ)/ベーラ・バーンファルヴィ(ヴァイオリン)
カーロイ・ボトバイ(チェロ)/ヤーノシュ・バーリント(フルート)
ブダペスト・ストリングス
アントニオ・サリエリ(1750-1825)は当時、すごく才能のあった音楽家であっ
たにも関らず、現在では「モーツァルトに冷たくあたった人」としてのみ知ら
れているのは、とても残念なことなのではないでしょうか?実際の彼はウィー
ンで音楽家として40年近くも不動の地位を築き、多くの音楽家を育てた名士で
あり、当時のモーツァルトは足元にも及ばない存在であったことがわかってい
ます。ここに収録された作品を聴いてみても、他人の才能を羨んで悪いことを
企むような腹黒さを感じるのは不可能でしょう。とはいえ、本当のことはわか
りません。映画用に作られたエピソードなのか、はたまた毒殺は真実だったの
か・・・。

C5088 ¥2080
オスカー・シュトラウス:喜歌劇「陽気なニーベルンゲン」
C10752の再発盤
グンター…マルティン・ガントナー(バリトン)
ウーテ…ダフネ・エバンゲラトス(メゾ・ソプラノ)
ダンクヴァルト…ゲルト・グロコウスキ(バリトン)
フォルカー…ハインツ・ハイドブヒェル(テノール)
ギゼルハー…ガブリエーレ・ヘンケル(ソプラノ)
クリームヒルト…リサ・グリフィス(ソプラノ)
ハーゲン…ヨーゼフ・オッテン(バス)
ミヒャエル・ノヴァーク(テノール)他
ケルン放送合唱団/ケルン放送管弦楽団
ジークフリート・ケーラー(指揮)
オスカー・シュトラウス(1870-1954)は、あのワーグナーの大作「ニーベルン
グの指輪」を、見事な風刺劇に作り替えました。もともと権力と欲望に塗れた
オペラではありましたが、こちらのシュトラウス版は、その傾向に更に拍車が
かかっています。1時間かけて「とりあえずお金さえあれば物事は丸く収まる」
と歌っている?という、何とも頷ける作品であります。

C5089 2枚組 ¥2080
オスカー・シュトラウス:チョコレートの兵隊
ブメル…ヨハネス・マルティン・クレンツル(テノール)
ナディナ・ポポフ…カロリーネ・シュタイン(ソプラノ)
アレクシウス・シュリピドフ…ジョン・ディッキー(テノール)
アウレリア・ポポフ…ゲルトラウド・ヴァグナー(アルト)他
ヘンデル・コレギウム・ケルン/ケルン放送管弦楽団
ジークフリート・ケーラー(指揮)
この「チョコレートの兵士」はバーナード・ショーの戯曲「武器と兵士」を元
にした作品ですが、ショー自身はこのオペレッタ化に乗り気ではなく、台本作
成の際、主人公たちの名前、性格、対話などをそのまま使うことは許可せず、
また「台本はパロディであること」を明記させることを確約させました。その
代わり成功した場合は報酬を受け取らない事も約束したのです。ショーはこの
完成したオペレッタを「腐敗した味」とまで酷評、当然失敗するものと思って
いたようですが、1908年11月14日の初演は大成功。その後も次々と成功を収め
たので、報酬を受け取らない約束をしたことを心の底から後悔したとのことで
す。そんな経緯を頭において聞いていただけますと、10倍楽しめそうですね。

C5092 2枚組 ¥2080
ハンス・プフィッツナー:カンタータ「ドイツの精神」
Phoenixレーベル PE145の再発盤
ソルヴェイグ・クリンゲルボルン(ソプラノ)
ナタリー・シュトゥッツマン(メゾ・ソプラノ)
クリストファー・ベントリス(テノール)/ローベルト・ホル(バス)
ベルリン放送合唱団/ベルリン・ドイツ交響楽団
インゴ・メッツマッハー(指揮)
アイヒェンドルフの詩によるプフィッツナー(1869-1949)の壮大なるカンター
タです。1921年に作曲されその翌年初演、1937年に改作が施されています。彼
自身は保守的であり、また自ら認める「反ユダヤ主義者」でもありました。当
時世間を凋落していた「前衛音楽」は彼にとって憎むべきものであり、崇高な
るドイツの精神を音楽として表すためにこのカンタータが書かれたと言われま
す。とはいえ、出来上がった音楽には全く政治的イデオロギーは反映されてお
らず、むしろ「ロマンティックなカンタータ」という副題が付されているほど、
内容的には矛盾を孕んだ音楽ともいえそうです。この演奏は、2007年10月3日
の「東西ドイツ統一の日」記念演奏会としてメッツマッハーが用意したプログ
ラムです。演奏的には賛否両論がありましたが、聴衆の興奮、熱狂の度合いは
すさまじく、この曲の真価を正統に評価できる演奏として記憶されることで
しょう。

C5095 2枚組 ¥2080
ショスタコーヴィチ:ロシアのロマンス
〈CD1〉
1-11.ユダヤの民族詩より Op.79
12-21.ミケランジェロの詩による組曲 Op.145a
〈CD2〉
1-3.4つのロマンス Op.46(抜粋)/4-9.6つの歌曲 Op.143
10-15.6つのロマンス Op.62/16-21.6つのロマンス Op.21
C10777&C10778の新装盤
ニナ・フォミナ(ソプラノ)…CD1:1-11
タマラ・シンヤフスカヤ(アルト)…CD1:1-11,CD2:4-9
アルカディ・ミシェンキン(テノール)…CD1:1-11
アナトリイ・コチェルガ(バス)…CD1:12-21
アナトリイ・バビキン(バス)…CD2:1-3
スタニスラフ・スレイマノウ(バス)…CD2:10-15
ウラディーミル・カサチュク(テノール)…CD2:16-21
ケルン放送交響楽団/ミハイル・ユロフスキ(指揮)
風刺的な作品から、恐ろしいまでの内省的な作品まで、さまざまな表情を持つ
音楽を書いたショスタコーヴィチ(1906-1975)ですが、室内楽や歌曲などの比
較的編成の小さい作品は、彼の心情が直接吐露されているものが多く、特に歌
曲は、テキストを選択することにより、ショスタコーヴィチのありのままの心
の叫びが綴られていることが多いといえるでしょう。ここでは、少々甘目(?)
に書かれたロマンスも彼らしいのですが、圧巻は「ミケランジェロの詩による
組曲」でしょう。彫刻家として知られるミケランジェロですが、その詩は、当
時上からの圧力で渋々仕事をこなしていた天才の心の叫びとも言えるものであ
り、同じく抑圧されていたショスタコーヴィチの心に沿うところも多かったの
ではないでしょうか?ロシア歌曲らしいバスの深々とした響きも存分に楽しめ
ます。

C5101 2枚組 ¥2080
LYRIC-管弦楽伴奏付き歌曲集
〈CD1〉
1-5.マーラー(1860-1911):リュッケルトの5つの歌
6-9.マーラー:さすらう若人の歌
10-14.ヴォルフ(1860-1903):
管弦楽伴奏付きの歌曲/(ミニョン/アナクレオンの墓/時は春/眠りに寄す)
15-17.ツェムリンスキー(1871-1942):交響的歌曲 Op.20から
18.ツェムリンスキー:抒情交響曲 Op.18より第7楽章
〈CD2〉
1.エゴン・ヴェレシュ(1885-1974):生と夢、そして死 Op.55より
2.エゴン・ヴェレシュ:世界の歌 Op.54より
3-7.シュレーカー(1878-1934):低声のための5つの管弦楽伴奏付き歌曲
8-11.ブロッホ(1880-1959):秋の詩
12-14.ブロッホ:2つの詩編
既発盤からのコンピレーション
〈CD1〉
クリスティーネ・シェーファー(S)…1-5
トーマス・クヴァストホフ(Br)…6-9/白井光子(Ms)…10-14
フランツ・グルントヘーバー(Br)…15-17/マティアス・ゲルネ(Br)…18
〈CD2〉
ゾフィー・コッシュ(Ms)…1,8-11/レジーナ・クレッパー(S)…2
メヒトヒルト・ゲオルグ(Ms)…3-7/クリスティーナ・エルツェ(S)…12-14
様々なオーケストラ
今までにCAPRICCIOレーベルから発売された数多くのアルバムの中から、素晴
らしい管弦楽伴奏の歌曲を集めた2枚組です。耳にすることの多いマーラーの
2つの作品ですが、リュッケルトの5つの歌曲をソプラノで歌うというのは、
比較的珍しいのではないでしょうか?シェーファーの鋭角的な響きは、この歌
曲集に全く違った光を当てているかのようです。CD2枚目の選曲は、マニア向
けともいえそうであり人間の声を真摯に向き合うオーケストラの姿を浮き彫り
にするかのようです。エッシェンバッハ、アルブレヒト、ベルティーニなどの
名指揮者たちの棒さばきもお楽しみください。そして最近注目のメゾ・ソプラ
ノ、コッシュが脚光を浴び始めた頃の録音も含まれています。

C7035 3枚組 ¥2080
アート・オブ・ベルカント
〈CD1〉
1-3.リスト(1811-1886):3つのペトラルカのソネット
4-7.ドニゼッティ(1797-1848):
4つの歌曲(愛の手紙/愛と死/見習い僧の最後の夜/たそがれ)
8-10.マスカーニ(1863-1945):3つのアリア(あなたの星/愛の苦悩/ばら)
11-15.レスピーギ(1879-1936):
5つの歌曲(夜/ストルネッロを歌う女/どうすれば我慢できるのか/霧/
とても美しい乙女)
16-18.ヴェルディ(183-1901):6つのロマンスより(星に/日没/石畳の道)
〈CD2〉
モーツァルト(1756-1791):1.ドン・ジョヴァンニから「カタログの歌」
2.ドン・ジョヴァンニから「お手をどうぞ」
3.フィガロの結婚から「ため息をついている間に」
ドニゼッティ(1797-1848):
4.ドン・セバスティアンから「Giuoco di rea fortuna- O Lisbona」
5.ジェンマ・ディ・ヴェルジより「Qui un pugnale! - Ah! Nel cuor」
6.カテリーナ・コルナーロより「 Non turbati a questi accenti」
7.ラ・ファヴォリータより「だが,邪な者どもの嫉妬と怒りは私の頭上に
-よいか,レオノーラ,そなたの足下に」
ヴェルディ(1813-1901):
8.椿姫より「プロヴァンスの海と陸」
9.マクベスより「裏切り者めら!アングロの地で貴様らはおれに対し団結し
た!」
10.シチリア島の夕べの祈りより「富を手にして」
11.シモン・ボッカネグラより「平民よ、貴族よ!」
12.シモン・ボッカネグラより「Ecco la spada - Sia maledetto」
〈CD3〉
1.ベルリーニ(1801-1835):清教徒より「私は美しいおとめ」
2.ベルリーニ:
カプレーティ家とモンテッキ家より「私はこうして晴れの衣装を-ああ、幾度
か」
3.ドニゼッティ(1797-1848):ドン・パスクァーレより「この物語の教訓は」
4.ドニゼッティ:ドン・パスクァーレより「私を愛するともう一度」
5.ドニゼッティ:アンナ・ボレーナより「来て、罪のない若者よ」
6.ドニゼッティ:連隊の娘より「さようなら」
7.ドニゼッティ:
連隊の娘より「では,決まってしまったのね-富も栄華の家柄も」
8.ベルリーニ:
清教徒より「第2幕 ああ!私に希望を与えて下さい…ここで、あのお方の優
しい声が…来て下さい」
既発盤からのコンピレーション
〈CD1〉
アルフレード・クラウス(テノール)/エデルミロ・アルナルテス(ピアノ)
〈CD2〉
レナート・ブルゾン(バリトン)/様々なオーケストラ
〈CD3〉
ルチア・アリベルティ(ソプラノ)/ベルリン放送交響楽団
ロベルト・パーテルノストロ(指揮)
CAPRICCIOレーベルから発売されている歌手たちのアルバムの中から、とびき
りの名手を3人セレクト。それぞれのアルバムを1セットにまとめました。最初
の一人は、日本でも人気の高いスペイン生まれのテノール、アルフレード・ク
ラウス。マスネの「ウェルテル」をはじめとした数々の当たり役で知られます
が、ここでは歌曲リサイタルでお楽しみください。端正な表情付けの中に隠さ
れた情熱の炎が感じられるリストの「ペトラルカのソネット」は見事の一言で
す。2枚目は、こちらも日本で人気の高いバリトン、レナート・ブルゾンのア
リア集。イタリアの正統的な歌い手として知られ、来日経験も豊富。ここで
はお得意のヴェルディを始め、ドニゼッティとモーツァルトを。3枚目は完璧
なコロラトゥーラを聴かせるルチア・アリベルティの美声を。抒情的な歌も
カバレッタも全てが艶やか。まさに聞き惚れてしまいます。

C7088 3枚組 ¥2080
フランツ・シュレーカー:管弦楽作品集
〈CD1〉
1.交響曲 第1番 イ短調 Op.1/2.インタフェルネスの女/3.詩篇第116番 Op.6
〈CD2〉
1.白鳥の歌 Op.11/2.祝典円舞曲と円舞曲風間奏曲
3.低声のための5つの管弦楽伴奏付き歌曲
〈CD3.イグナツ・ストラスフォーゲルによるピアノ編曲版〉
1.おもちゃと王女(ピアノ版組曲)/2.室内交響曲(ピアノ版)
3.フランツ・シュレーカー・ブック
C10850&C10873&C67063による新装盤
〈CD1〉
ゲルト・ヴェストプファル(ナレーター)…2
ペーター・ディッケ(オルガン)…3
〈CD2〉
メヒトヒルト・ゲオルク(メゾ・ソプラノ)
ケルン西ドイツ放送合唱団/ケルン放送合唱団/ケルン放送管弦楽団
ペーター・グルケ(指揮)
〈CD3〉
コーリャ・レッシング(ピアノ)
オーストリアの作曲家であり、指揮者であったフランツ・シュレーカー(1878-
1934)の作品集です(すでにCAPRICCIOレーベルからリリースされていたアルバ
ムの再編成です)。彼の作品の中ではとりわけオペラが優れているとされてい
ますが、発表当時は、その前衛的な手法が受け入れられにくい局面もあった
ようです。とはいえ、十二音とは違ったロマンティックな響きを有した彼の響
きは、まさに「頽廃音楽」そのものであり、後世の作曲家たちが大きな影響を
受けていたことは間違いありません。この3枚組は、オーケストラ作品と歌曲、
そして管弦楽作品を、彼の門弟でもあったピアニスト、ストラスフォーゲルが
編曲したピアノ曲をバランスよく配しています。初期の作品である交響曲
第1番(1899年)から最後の作品である「インタフェルネスの女」(1932-1933年)
まで、その作風の変遷を味わってみてください。

C7100 5枚組 ¥2450
バッハ・ファミリーの宗教曲集
〈CD1.J.S.バッハ(1685-1750)〉
1.主に向かって新しき歌をうたえ BWV225/2.わが心の喜びなるイエス BWV361
3.主をたたえよ、すべての異教徒よ BWV230
4-6.マニフィカト 変ホ長調 BWV243aより
7.来たれ、イエスよ、来たれ BWV229/8.わが最愛の命なるイエスよ BWV356
9.恐れることなかれ、われ汝とともにあり BWV228
10.汝は満たされ、平静であれ BWV315
11.汝いずこに行くや? BWV166: たれぞ知らん、わが終りの近づけるを
12.イエス、わが喜び BWV 227/
〈CD2.C.P.E.バッハ(1714-1788)〉
1-6.復活祭カンタータ Wq.244 H.803/7-8.聖なるかな Wq.217 H.778
9.Wer ist so wurdig als du, Wq.222 H.831
10-17.慈悲深きあなたを崇拝します Wq.243 H.807
〈CD3〉
ヨハン・エルンスト・バッハ(1722-1777):
1-8.「わが魂は主をあがめ」
9-12.Wenn Donnerwolken uber dir sich turmen
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):
13-15.目覚めよ、と呼ぶ声あり/16.Die Kindheit Jesu, W.XIV/2, B.D5
〈CD4〉
1-7.ウィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):「震え、堕ち」 F.83
8-9.ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):タントゥム・エルゴ
10.ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ(1677-1731):
11のモテットより第4番「我が思いなる我が神よ」
11.ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ:葬送音楽より最終合唱
〈CD5〉
1.ヨハン・ミヒャエル・バッハ(1648-1694):
Ach bleib bei uns, Herr Jesu Christ
2.ヨハン・ミヒャエル・バッハ:ああ、いかにその時を待ちこがれることか
3.ゲオルク・クリフトフ・バッハ(1642-1697):見よ、何と美しく快いことが
4.ヨハン・クリストフ・バッハ(1642-1703):
我が愛する女よ、汝美しきかな
C49432の新装盤
ロストッカー・モテット合唱団/ライプツィヒ・カペラ・フィディーチニア
ハルトヴィヒ・エッシュエンブルク(指揮)/
ライニッシェ・カントライ/ダス・クライネ・コンツェルト
ヘルマン・マックス(指揮)他
バッハ一族と一言で言っても、その世代は何代にも渡り、その作風の変遷も時
代とともに変化していきます。もちろん核となるのはJ.S.バッハですが、その
周辺を固める才能の何と多彩なこと。各々の個性を楽しむもよし、音楽史とし
て眺めるもよし。もちろん深い精神性を感じるもよし。1セットあると一生楽
しめることでしょう。最強の5枚組の復活です!




<Les Menstrels>
LM-002 ¥3000
ヴァルター・ギーゼキング:室内楽作品集 第2集
1-3.セレナード-弦楽四重奏のための
4-6.小音楽-3つのヴァイオリンのための
7-9.ディヴェルティメント-クラリネットと弦楽四重奏のための
10-12.五重奏曲-オーボエ、クラリネット、ホリン、ファゴットとピアノの
ための
アレクサンドル・ガテ(オーボエ)
ニコラ・パルディルー(クラリネット)
アントワヌ・ドレイフュス(ホルン)
ジュリアン・アルディ(ファゴット)
ローラン・ヴァグシャル(ピアノ)
作曲家ヴァルター・ギーゼキングを正しく評価しようという気運が、今後は世
界的に高まっていくのではないか。その契機をもたらすアルバムが完成に至っ
たと書きつけても、決して大げさにはあたるまい。彼に捧げた、この上なく似
つかわしいオマージュ(木幡一誠)
20世紀を代表する名ピアニスト、ヴァルター・ギーゼキング(1895-1956)。彼
は作曲家としても素晴らしい才能を持っていました。その作品は現代的なエッ
センスを取り入れながらも、極めて親しみやすく、また広範囲な表現力を有す
るものばかり。第1弾(LM-001)で、その深淵かつ思索に満ちた世界を垣間見せ
てくれた、フルーティスト瀬尾和紀と彼を巡る仲間たち。今作でも緊密なアン
サンブルを聴かせてくれます。今作ではフルートの出番がないのが残念と語る
瀬尾さんですが、彼のギーゼキングにかける熱い思いはこのアルバムからも強
く伝わってきます。歴史の隅に眠る原石を磨くかのような優しいタッチは、曲
の魅力を存分に私たちの眼の前に見せてくれています。





<BR KLASSIK>
900902 4枚組 ¥2080
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248 DVD(900502)と同内容
CD1.カンタータ1-3番
CD2.カンタータ4-6番
ラヘル・ハルニシュ(ソプラノ)
アンケ・フォンドゥング(メゾ・ソプラノ)
マキシミリアン・シュミット(テノール)
クリスティアン・インマー(バス…バイエルン放送合唱団メンバー)
ベルリン古楽アカデミー
ペーター・ダイクストラ(指揮)
録音 2010年12月ライブ収録 ミュンヘン ヘルクレスザース
CD3-4.ヴィーラント・シュミット作: 音楽劇「クリスマスオラトリオ」
クリスティアン・ブルックナー(語り)
レオンハルト・フーバー(演出)
ペーター・ダイクストラとベルリン古楽アカデミーによる、素晴らしい独唱陣
を配した敬虔なクリスマス・オラトリオです。
CD1とCD2には、混じり気のない「オラトリオ全曲」を収録。伝説的な速さで知
られるガーディナーと同じくらいの早めのテンポ設定をとったすっきりとした
演奏で、この晴れやかで輝かしい世界が語られていきます。
ベルリン古楽アカデミーのメンバーの演奏も、息を飲むほどの鮮やかさ。一瞬
の隙もない見事なものです。スイス出身のソプラノ、ハルニッシュはすでに日
本でもおなじみで、アバドの信頼も厚く、宗教曲から現代曲までレパートリー
の広い人です。
メゾ・ソプラノのアンケ・フォンドゥングは2010年に来日し、マルクス・シュ
テンツの指揮でマーラーの「復活」を熱唱。その歌声に魅了された人も多いの
ではないでしょうか。シュミットはドイツ生まれのテノールで、少年の頃はレ
ーゲンスブルク聖歌隊で活躍、その後ベルリン芸術大学で学び、2005年にリリ
ンクの指揮でバッハを歌いました。これからが楽しみな歌手の一人です。合唱
団のメンバーであるインマーは懐の深い歌声を聞かせます。
CD3-4には、曲を効果的に使った「音楽劇」が収録されています。こちらもド
イツ語がわからなくても問題なく楽しめます。




<NEWTON CLASSICS>
8802093 2枚組 ¥2450
アムステルダム・ギター・トリオ:ギター編曲集
《CD1.J.S.バッハ(1685-1750)》
1-3.ブランデンブルク協奏曲 第6番 変ロ長調 BWV1051
4-6.ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV1048
7-9.ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050
10-12.ブランデンブルク協奏曲 第2番 ヘ長調 BWV1047
《CD2》
1-4.ドビュッシー(1862-1918):ベルガマスク組曲
6-10.フォーレ(1845-1924):組曲「ドリー」Op.56
11-14.ドビュッシー:小組曲
15.ショパン(1810-1849):ロンド ハ長調 Op.73
ティニ・マトホット(ハープシコード)…CD1:7-9
アムステルダム・ギター・トリオ(メンバー)
ヨハン・ドッレシュタイン/オルガ・フランセン/ヘレヌス・ドゥ・リーケ
録音 1985年2月1.12.14.15日オランダ,ウトレヒト…CD1
1987年9月15-18日オランダ,ウトレヒト オールド・カトリック教会…CD2
バッハの音楽は完成されたフォルムを持ちながらも、様々な形へと変容させる
ことができる、まさに奇跡の芸術です。バッハ自身も自作の協奏曲やカンター
タを他の作品に転用し、作品に新たな光を当てることを厭うことはありません
でした。このアムステルダム・ギター・トリオのアルバムは、そんなバッハの
作品を一層楽しい形へと作り替えています。ギターで聴く「ブランデンブルク
協奏曲」のなんとも華やかで興味深いことでしょう。それだけでなく、フラン
ス印象派のドビュッシーやフォーレの作品までをもギターで演奏するという試
みは、全く目からうろこが落ちるかのような斬新さ。ショパンのロンドは2台
ピアノ版が良く知られていますが、それをまたギター3台で演奏するというの
も、何ともステキです。2003年に最後のコンサートを行ったこのアンサンブル
ですが、この復刻盤はファンにとって良き贈り物となることでしょう。

8802094 ¥1750
ヘンデル:オペラ・アリア集
1.歌劇「オルランド 」第1幕より「私に戦わせよ」
2.カンターター「アキス、ガラテイアとポリュフェモス」より「ここでは小鳥
が喜ばしげに木から木に飛び回り」
3.歌劇「リナルド」第1幕より「いとしい許婚、いとしい恋人よ」
4.歌劇「オルランド」第2幕より「ああ,地獄の妖怪め!-美しい瞳よ,どうか
泣かないでおくれ」
5.歌劇「ジュリオ・チェザーレ」第1幕より「抜け目のない狩人は」
6.歌劇「フロリダンテ」第2幕より「僕は貴女のみ熱望する」
7.歌劇「フロリダンテ」第3幕より「これまで甘かったのであれば」
8.歌劇「パルテノーペ」第2幕より「風は狂おしく吹き荒れ」
9.歌劇「ラダミスト」第2幕より「わが妻の愛しい霊よ」
ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト)
ラウル・ディアズ(ホルン)…4
ハノーヴァー・バンド
ロイ・グッドマン(指揮)
録音 1991年10月ロンドン ハンプステッド,ロスリン・ヒル教会
現代最高のコントラルトの一人、ナタリー・シュトゥッツマン。彼女は1965年
5月パリに生まれ、最初は母親から声楽を学びます。ナンシー音楽院ではピア
ノとファゴット(!)を学び、声楽ではクリスタ・ルートヴィヒとハンス・ホッ
ターから教えを受けるという、低音の女王のような人でしたが、この30歳にも
満たない若さでリリースしたハイドンのアリア集は、その深い美声を徹底的に
印象付けることになる記念碑的な1枚となったものです。その後の彼女の活躍
はご存知の通り。声域はカウンターテナーと同じ辺りに位置する声ですが、独
特の深みと、時折見せる中性的な妖艶さは、男性の声とは全く違うものと言え
るでしょう。

8802095 ¥1750
イギリスのギター歌曲集
1-6.ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
中国の歌 Op.58(大型馬車/琵琶/秋風/牛飼少年/落胆/踊り歌)
ベンジャミン・ブリテン:民謡編曲集(私は恋人にりんごをあげよう/水夫の少
年/キルビーの旦那 /兵士と水夫/暁のボニー/恋人を撃つ )
13-18.ウィリアム・ウォルトン(1902-1960):恋に堕ちた無銘の人
19-22.マーチャーシュ・シェイベル(1905-1960):4つのフランス民謡
23.ピーター・ラシーン・フリッカー(1920-1990):ねえ、僕の恋人
24.ベンジャミン・ブリテン:ノクターナル(ダウランドによる)Op.70
ピーター・ピアーズ(テノール)
ジュリアン・ブリーム(ギター)
録音 1963年3月&9月ロンドン ケンウッド・ハウス…1-23
1966年9月ウィルトシャー ワードア教会
イギリスの歌曲は、長い音楽史の中でもとりわけ独特な光を放っています。イ
ングランドやアイルランドの民謡の香りを取り込んだ郷愁溢れる曲を始め、胸
がちくちく痛むような哀愁に満ちた曲など、どちらかというとシンプルな曲想
の中に、溢れる思いが散りばめられているものばかりです。なかでもブリテン
は、ダウランドやパーセルの時代を直接引き継ぐかのようなギターと声のため
の作品をいくつも書いていて、それらは、聴き手を古き良き時代へと連れて行
くことでしょう。あまりなじみのないウォルトン、シェイベル、フリッカーの
作品も、なんとも耳に優しいものであり、一度聴いたら忘れることのない印象
的なものです。ブリテンと親密な関係のあったピアーズと、良き表現者であっ
たブリームによる2人の静かな音楽は、時代を越えて愛されていくことでしょう。

8802096 ¥1750
フェデリコ・モンポウ:歌と踊り&前奏曲集
1-13.歌と踊り(ピアノのための)/14.前奏曲 第11番/15.前奏曲 第5番
16.前奏曲 第6番(左手のための)/17.前奏曲 第7番「花火」
アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
録音 1992年11月28-29日ニューヨーク マンハッタン・センター…1-13
1993年4月2-3日アメリカン・アカデミー&インスティテュート・オブ・アート
・アンド・レターズ…14-17
日本で静かなブームを巻き起こしたフェデリコ・モンポウ(1893-1987)のピア
ノ作品集です。カタロニア人の彼は、20世紀を席捲した無調や12音、新古典派
などの潮流から身を遠ざけ、ひたすら内省的に自らの心象風景を映し出す音楽
を書き続けました。彼は音楽的にも、係累的にも継承者を持つことがなかった
ので、彼がこの世から姿を消すと、その独特な音楽はまるで空中を漂うかのよ
うに、ひっそりと存在しています。そんな彼の音楽の中でも、良く知られてい
るのがこの「歌と踊り」です。情熱あふれるスペイン音楽とは一線を画しなが
らも、名手ラローチャが演奏すると、馥郁たる香りと活力に満たされた極上の
音楽が立ち現われるのです。円熟期に達したラローチャでなければ描けない暖
かく光に満ちた「夕暮れ」の世界です。

8802097 2枚組 ¥2450
ボロディン:交響曲 第1番-第3番&ポロヴェツ人の踊り 他
《CD1》
1-4.交響曲 第1番 変ホ長調/5-8.交響曲 第2番 ロ短調
《CD2》
1-2.交響曲 第3番 イ短調
3.弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調から第3楽章「夜想曲」
4.交響詩」中央アジアの草原にて」/5.歌劇「イーゴリ公」より「序曲」
6.歌劇「イーゴリ公」より「ポロヴェツ人の踊り(だったん人の踊り)」
演奏: トロント交響楽団…CD1,CD2:1-2.5-6
アンドリュー・ディヴィス(指揮)…CD1,CD2:1-2.5-6
サンクトペテルブルグ・カメラータ…CD2:3
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団…CD2:4
レナード・バーンスタイン(指揮)…CD2:4
録音 CD1,CD2:1-2…不明
1976年11月カナダ,トロント マッセイ・ホール…CD2:5-6
1993年6月ロシア,サンクトペテルブルク ラジオ・ハウス…CD2:3
1969年12月ニューヨーク リンカーン・センター,フィルハーモニック・ホール
…CD2:4
尊敬される科学者として、また才能溢れる音楽家として、生涯二足のわらじを
履き続けたボロディンの交響曲を始めとした、色彩豊かな作品集です。ロシア
の伝統を受け継ぐ、滴るような美しく重厚な響きを持ちながらも、それは必要
以上に肥大することはなく、時には軽やかな風を伴って、耳に心地よい余韻を
残します。オーケストレーションは精緻の限りを尽くし、チャイコフスキーを
も凌駕するほどの説得力を有しています。第2交響曲は彼の作品のなかでも抜
群の人気を誇るもので、印象的な冒頭部は、まるで馬に乗って草原を駆け抜け
る民の姿のように勇壮であり、また、いくつかのメロディはオペラ「イーゴリ
公」と共通の素材を用いています。とびきりの美しさで知られる第2楽章も聴
きものです。交響曲はイギリスの名指揮者、アンドリュー・デイヴィスによる
演奏です。





<RONDEAU>
ROP-7012-13 2枚組 ¥2450
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り(1610年版)
ヴォクス・ヴェルデンシス/ヒムリッシェ・カントライ
ハノーファー少年合唱団/コンチェルト・パラティーノ
ムジカ・アルタ・リパ
イェルク・ブライディング(指揮)
2010年5月24日ライブ録音 ヒルデスハイム 聖ミヒャエル教会
モンテヴェルディ(1567-1643)の「聖母マリアの夕べの祈り」は、最近では多く
のグループが、編成の大小や曲順など様々な研究に基づいた演奏を録音してい
ます。この録音では、ハノーファー少年合唱団の高水準で美しいコーラスと、
ヤン・コボウらによる独唱グループによる声の交叉が魅力的。そして演奏全体
に漂う純粋で素朴な雰囲気が独特の色彩を放っており、祈りの呼吸をそのまま
演奏に移したような自然な流れを作っています。この作品に欠かせないコル
ネット&サックバットには、ブルース・ディッキー率いるコンチェルト・パラ
ティーノが参加しており、彼らの奏でる音色もひときわ柔らかで、全体をさら
に美しく密度の濃い演奏として仕上げています。




<TWO PIANISTS>
TP-1039121 3枚組 ¥3050
ブラームス:交響曲全集
CD1.
1-4.交響曲 第1番 ハ短調 Op.68
録音 2008年9月26日コブレンツ ライン・モーゼル・ホール ライブ録音
CD2.
1-4.交響曲 第2番 ニ長調 Op.73
録音 2007年9月27-28日ザルツブルク 祝祭大劇場 ライブ録音
CD3.
1-4.交響曲 第3番 ヘ長調 Op.90
録音 2009年3月4日ザルツブルク 祝祭大劇場 ライブ録音
5-8.交響曲 第4番 ホ短調 Op.98
録音 2008年4月27日アムステルダム コンセルトへボウ ライブ録音
ライン州立フィルハーモニー管弦楽団
ダニエル・ライスキン(指揮)
最近、次々と魅力的なブラームス(1833-1897)の交響曲がリリースされています
が、このライスキンの全曲盤も特筆すべき美質を備えていることは間違いあり
ません。聴き手はブラームスの交響曲に何を求めるでしょうか?情熱?愛?知
恵や哲学?もしくは自然や崇高なる精神性?この演奏を聴く人は誰もが、ライ
スキンの共感溢れる演奏によって特別な発見をすることでしょう。ライスキン
は、4つの交響曲を通して、その構造、詳細、そしてバッハ、ベートーヴェンか
ら連なる伝統を明らかにします。スコアの隅々までに目を通し、ブラームスの
特性ともいえる内声を充実させ、穏やかで重厚な響きを導きだすのです。決し
て急ぐことのない、ゆったりとしたテンポ設定も納得の行くものであり、新奇
なことをせずとも、ブラームスの心の声を描き出すのに成功しています。全て
の演奏はライブであり、その会場ごとに異なる豊かな空気感と、静かな興奮、
一体感も味わうことができるという、極めて幸福感に満ちた3枚組です。
ダニエル・ライスキン(指揮)
1970年サンクトペテルブルク生まれ。生地とアムステルダム、フラウブルクで
ヴィオラを学びつつ、指揮法をレフ・サヴィチに師事する。同時にネーメ・ヤ
ルヴィ、マリス・ヤンソンス、ミラン・ホルヴァート、ヨルマ・パヌラらのマ
スター・クラスにも参加。ヴィオラ奏者としても高く評価されていますが、
2005年、首席指揮者として就任したライン州立フィルハーモニー管弦楽団との
相性が素晴らしく、次々と名演を送り出していることで注目を浴びています。
OEHMS,CAvi-music,cpoレーベルなどにショスタコーヴィチを始めとした数多く
の録音があり、新世代を担う指揮者として目をつけているファンの多い人です。




<Sono Luminus>
DSL-92138 ¥2080
ウィーンのイタリア人-マウロ・ジュリアーニ:作品集
1-4.協奏的大二重奏曲 Op.85/5-8.セレナード Op.127
9-12.大セレナード Op.82
13-15.協奏的大二重奏曲 Op.52
ルイーズ・シュルマン(ヴィオラ)
ビル・ジート(ギター)
この「ウィーンのイタリア人」と題されたアルバムは、イタリアに生まれ19世
紀の初めにウィーンへ移住した名ギタリスト、ジュリアーニ(1781-1829)の作品
集です。彼はベートーヴェンとも交友があったことで知られ、古典派様式のギ
ター作品、とりわけ変奏曲形式の曲を多数作曲しました。彼の室内楽作品は、
ギターとフルート、もしくはヴィオラという組み合わせが多いのですが、ここ
ではヴィオラとギターのデュエットという、極めて落ち着いた音色を用いた作
品が収録されています。古典派の作風に、彼が影響を受けたロッシーニ風のベ
ルカント唱法を思わせる息の長いメロディが組み合わさった魅力的な作品です。
ここで演奏しているシュルマンとジートは、既に数多くのリサイタルでジュリ
アーニの作品を取り上げていて、その妙技は多くの人の心を捉えています。

DSL-92139 ¥2080
ヴァイオリンただ一人
1.ミルシテイン(1904-1992):パガニーニアーナ
2.J.S.バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番よりシャコンヌ
3.シュニトケ(1934-1998):ア・パガニーニ
4.イザイ(1858-1931):
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調「バラード」Op.27-3
5-8.プロコフィエフ(1891-1953):
2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Op.56
スタニスラフ・プローニン(ヴァイオリン)
ロシアの若きヴァイオリニスト、スタニスラフ・プローニンのデビュー・アル
バムです。プローニンは、ロシアの音楽一家で生まれ、祖父(エミール・ギレ
リス、レオニード・コーガン、そしてショスタコーヴィチの親友であった)か
ら最初のヴァイオリン教育を受け、順当にその資質を開花させていき、現在で
は「最も才能あるヴァイオリニスト」の一人として揺るぎない名声を確立して
います。ここで彼が選んだプログラムは全て無伴奏作品。バッハからシュニト
ケまで幅広い時代を包括、その上プロコフィエフの作品は、多重録音によるも
ので、ここでは彼の天賦の才能と、類い稀なる集中力を耳にすることができる
でしょう。

DSL-92140 ¥2080
ギュルスィン・オナイ:リスト,ハイドン,シューベルトを弾く
1.リスト(1811-1886):
ドニゼッティの行進曲による大パラフレーズ
(スルタン・アブデュルメジト・ハーンのため)
2.ハイドン(1732-1809):
ピアノ・ソナタ ヘ短調 「ピッコロ・ディヴェルティメント - 変奏曲」
Hob.XVII:6
3.リスト:巡礼の年第2年イタリアより第7番「ダンテを読んで」
4-7.シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 D958
8.リスト:3つの演奏会用練習曲 第2番 ヘ短調「軽やかさ」
ギュルスィン・オナイ(ピアノ)
録音 2011年3月15-17日
トルコのピアニストと言えば、イディル・ビレットがおなじみですが、この
ギュルスィン・オナイも素晴らしい才能の持ち主です。数多くのオーケストラ
と共演、また世界各国でのリサイタル活動。もちろん共演した指揮者や演奏家
は数知れず。その中にはアシュケナージ、メッツマッヒャー、クリヴィヌ、セ
レブリエール、シナイスキーなどのビッグネームも含まれています。彼女のレ
パートリーは、バッハ、スカルラッティから現代音楽までと幅広く(師匠であ
るA.サイグンのピアノ協奏曲第2番は彼女に捧げられています)、どんな時代の
音楽でも、柔軟にその世界に入り込み、多彩な音色で曲を描き出します。この
アルバムでは、ハイドン、シューベルト、リストという古典派からロマン派に
かけての、オーソドックスなレパートリーに取り組んでいますが、やはり演奏
は飛びぬけたものであり、最初のリストの「大パラフレーズ」から目もくらむ
ような技巧と怪しい世界観を見せてくれます。ハイドンやシューベルトに不気
味さを感じさせるとは!これは面白いです。

DSL-92141 ¥2080
エイムズ・ピアノ四重奏団
1-4.アーン(1874-1947):ピアノ四重奏曲 第3番 ト長調
5-8.フローラン・シュミット(1870-1958):偶然 Op.96
9-12.テオドール・デュポワ(1837-1924):ピアノ四重奏曲 イ短調
エイムズ・ピアノ四重奏団
録音 2010年6月17日,12月2-4日
世界でも数少ない、独立した「ピアノ四重奏団」として活動を続けるエイムズ
・ピアノ四重奏団による、知られざる3つの四重奏曲です。親しげな表情で幕を
開けるアーンの四重奏は、まるで5月の青空のような清々しさを運びます。この
テーマは終楽章でも重要な働きをして、全曲の統一感を醸し出しています。サ
ロン風と言われてしまうこともありますが、この美しさはやはり捨てがたいも
のです。フローラン・シュミットは、どの曲にもふんだんに音を使うことで知
られる作曲家。この曲もモダンな響きを持ち、躍動的な音の動きと、充実した
低音部に聴きどころが多く見られます。印象派の音楽ともまた違った神秘的な
雰囲気がくせになります。デュポアは、1871年からパリ音楽院の教員を務め、
先の2人を指導した人です。時として、アーンよりも先進的な音を使っていた
りと、なかなか面白い曲を書いています。

DSL-92142 ¥2080
ベートーヴェン&カーニス:弦楽四重奏曲
1-4.ベートーヴェン(1770-1827):
弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調「ラズモフスキー 第3番」Op.59-3
5-7.アーロン・ジェイ・カーニス(1960-):
弦楽四重奏曲 第2番「ムジカ・インストルメンタリス」
ジャスパー弦楽四重奏団
録音 2011年5月7-9日
ジャスパー弦楽四重奏団のデビュー・アルバムです。このレーベルが得意とす
る「オーソドックスなレパートリーと新しいもののコンビネーション」は、こ
のアルバムでも健在。演奏家たちの多面性を引き出すのに成功しています。極
めて拡大された形式を持つベートーヴェンは、その演奏の難易度の高さでも知
られてますが、彼らは若々しいパワーで、難なくこの大曲を弾ききっています。
カーニスはアメリカで最も注目される現代音楽家の一人で、2002年のピュー
リッツァー賞の受賞者でもあります。彼の作品は、錚々たるアーティストたち
が挙って取り上げ、広く愛されています。彼の弦楽四重奏曲第2番は、舞曲から
インスピレーションを受けた第1楽章と第2楽章、そして明らかにベートーヴェ
ンのフーガから影響を受けたと思われる終楽章からなり、ベートーヴェンの偉
大さをリスペクトする意味も兼ねた発展的な作品です。

DSL-92143 ¥2080
イン弦楽四重奏団のアレンスキー
1-4.アレンスキー(1861-1906):弦楽四重奏曲 第1番 ト長調 Op.11
5-15.アレンスキー:弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.35
16-19.アレンスキー:ピアノ五重奏曲 ニ長調 Op.51
アダム・ナイマン(ピアノ)…16-19
イン弦楽四重奏団(メンバー)二宮綾野(ヴァイオリン)
ジャネット・イン(ヴァイオリン)/フォリップ・イン(ヴィオラ)
デヴィッド・イン(チェロ)
録音 2011年5月23日
ロシアの音楽界では、ある時期、先人がこの世を去った時にピアノ三重奏曲を
作曲して贐とするという習わしのようなものがありました。アレンスキーも名
チェリスト、ダヴィドフの追悼のために美しいピアノ三重奏曲を書きましたが、
弦楽四重奏曲 第2番もチャイコフスキーの追悼のために書かれたものです。
第2楽章は大規模な変奏曲となっていて、その主題はチャイコフスキー自身も
大変愛していたという、歌曲「聖史曲」から取られています。アレンスキーは
この2楽章のみを後に弦楽合奏版へと書き換え、そちらは更に豊かな響きを有
した佳曲として仕上がっていて、実際に演奏される機会が多いのは、こちらの
ヴァージョンですが、やはり、原曲の持つひそやかな佇まいは格別のものです。
弦楽四重奏曲第1番は、アレンスキーが体調を崩していたとされる20代後半の
作品ですが、曲の闊達さからは、そのようなそぶりは微塵も感じさせません。
ピアノが加わった晩年の作品である「ピアノ五重奏曲」での華やかな響きは、
19世紀後半のロシア音楽の美質を全て備えたかのような充実した音楽が聴け
ます。若きパフォーマーたちが集結したイン弦楽四重奏団の説得ある演奏で。

DSL-92144 ¥2080
NIGHTBREAK
1.リスト(1811-1886):巡礼の年より「オーベルマンの谷」
2.リスト:巡礼の年より「ジュネーヴの鐘」
3.リスト:巡礼の年より「エステ荘の噴水」
4.ブラームス(1833-1897):間奏曲 ホ長調 Op.116-4
5.ブラームス:バラード ニ短調 Op.10-1
6.ブラームス:ワルツ ニ短調 Op.39-9
7.ブラームス=リーム(1952-):愛のワルツ
8-12.フィリップ・グラス(1937-):ドラキュラ組曲…世界初録音
ブルース・リヴィングストン(ピアノ)
ピアニスト、リヴィングストンは現代音楽のスペシャリスト。前作「SHADOW」
でもシューマン「クライスレリアーナ」と2つの現代音楽を並べるという独創
的なプログラムで、見事なパフォーマンスを披露しましたが、今作はその上を
行くプログラミングが魅力的です。人間の深層部に蠢く闇と、純真で聖なる心
を音で描くという思い切ったコンセプトの1枚で、リストの巡礼の年は聖(俗も
若干含む?)、ブラームスは苦悩と薄光、そしてドラキュラは暗黒とスリル。
1枚通して聴くと、全くぞくぞくするような感慨に襲われるのではないでしょ
うか?溢れるような光から、しみじみとした深い音色、そして身震いするかの
ような嘲笑。音楽を聴くことに刺激を求めたい人にぴったりです。

DSL-92145 ¥2080
SOUNDBITES
1. Ray/2. Frere Jacques/3. Oddudua/4. Bossita Rica/5. Woodpecker
6. Shona/7. Back to Cuba/8. The Return/9. Wondering
10. Autumn Ballad/11. In Some Other Place
アルド・ガビラン(ピアノ)
録音 2006年10月20-26日
アルド・ロペス・ガビランは「カリブ海のモーツァルト」と呼ばれたキューバ
の天才です。彼は5歳から作曲を始め、6歳から公開演奏会で歌い始めました。
また12歳の時にはモーツァルトのピアノ協奏曲第13番を演奏し、17歳でキュー
バ国立交響楽団と共演、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番を完璧に弾きこ
なしています。そんな彼、もちろん多くの賞を獲得し、また国際的な評価も高
く、期待の若手ピアニストとして世界中から注目を集めることは間違いなさそ
うです。このCDでフィーチャーされた11の作品は、彼の天才を示す小さなサン
プリングと言えるでしょう。古典的な音楽とジャズとブルーズの交合は、たし
かに以前から多くの人が試みているものですが、逆に言えば、演奏家の感性が
ストレートに表出されるものであり、その周到に用意された音楽に絡め捕られ
ると、もう抜け出せないものであると言えそうです。試しに第1曲目「RAY」を
聴いてみてください。良く動く指、ミニマル音楽にも似たグルーヴ感。ジャズ
でもなく、クラシックでもない、まさにガビランの音楽です。





<OEHMS CLASSICS>
OC-936 4枚組 ¥4050
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指輪」第1夜「ワルキューレ」
ジークムント…フランク・ファン・アーケン(T)
フンディング…アイン・アンガー(B)
ヴォータン…テリエ・ステンスフォルト(B-Br)
ジークリンデ…エヴァ・マリア・ヴェストブリー(S)
ブリュンヒルデ…スーザン・ブロック(S)
フリッカ…マルティナ・ダイク(Ms)
ヘルムヴィゲ…クリスティアーネ・コール(S)
ゲルヒルデ…アニャ・フィデリカ・ウルリッヒ(S)
ジークルーネ…リサ・ヴェーデキント(Ms)
グリムゲルデ…ターニャ・アリアーヌ・バウムガルトナー(A)
オルトリンデ…モナ・ソム(S)
ヴァルトラウテ…イヴ=モード・ヒュボー(Ms)
ロスヴァイセ…モニカ・ボヒネック(Ms)
シュヴェルトライテ…ベルナデット・フォドール(A)
フランクフルト歌劇場管弦楽団
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
録音2010年11月ライブ録音フランクフルト歌劇場
Recording Producer: ChristianWilde,PeterTobiasch
OEHMSレーベルから次々とオペラ全曲盤をリリース。そのどれもが極めて高い
完成度を誇るヴァイグレの最新作は、ワーグナー(1813-1883)の「ワルキュー
レ」です。前作「ラインの黄金」では、演出を含めて批評家、聴衆の双方から
大絶賛されましたが、今作はそれ以上にいろいろな面で期待が持てるものであ
り、緊迫した人間ドラマや、迫力あるワルキューレたちの絡みなど聴くべきと
ころの多い仕上がりを見せています。とりわけ、オーケストラの鳴りのよさは
特筆すべき点で、スコアの隅々までもが、切れの良い音で浮かびあがりること
で、ワーグナーが音で語りたかった部分が白日の下に晒されたとも言える、オ
ケ好きにも満足の行く演奏です。ヴォータンは前作に続くステンスフォルトで、
逡巡する父親の思いのたけを歌いあげます。ブリュンヒルデは、今作では日本
でもおなじみのスーザン・ブロックが担当。力強さと繊細さを併せもつ、かわ
いらしいブリュンヒルデ像を作ります。

OC-412 ¥1750
※2012年版カタログ同梱
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
ミカエラ・カウネ(ソプラノ)/ダグマール・ペチコーヴァ(アルト)
ハンブルク・フィルハーモニー
シモーネ・ヤング(指揮)
録音2010年10月24&25日ハンブルクライスハレ
Recording Supervision, Editing and Mastering:Jens Schunemann
Sound Engineer: NoraBrandenburg/Balance Engineer:Johannes Kutzner
マーラー(1860-1911)の生誕150年&没後100年であった「2010年から2011年」
にかけては、世界中で記念演奏会が開かれ、とりわけ象徴的な作品である、
第2番が至るところで聴かれたのはご存知の通りでしょう。そんな中、2011年
10月は、ハンブルクでマーラーの「復活」が初演されてから100年目の記念年
にあたり、ここでも素晴らしい演奏会が開催されました。指揮は今をときめく、
シモーネ・ヤング。全曲を通して、一切だれることのない集中力の高い演奏は
彼女ならでは。まさに火を吹くかのような激しさには思わず身震いするのでは
ないでしょうか。ソリストには最近めきめきと力をつけてきた若手カウネと、
安定した歌唱で知られるペチコーヴァの2人を迎え、NDRハンブルク合唱団と、
ラトビア州立合唱団が渾身の合唱を聴かせてくれます。

OC-756 ¥1750
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
1-3.ソナタヘ長調K377(374e)/4-6.ソナタ変ロ長調K454
7-9.ソナタイ長調K526
10.モーツァルト=クライスラー(1875-1962):
ハフナー・セレナーデより「ロンド・アレグレット」
フリーデリケ・シュタルクロフ(ヴァイオリン)/ホセ・ガラルド(ピアノ)
録音2011年2月18-20日アウグスブルク大学コンチェルトザール
Recording Producer, Editing & Mastering: Bernd Hanke,
Audio-Video-AktuellKlaviertechnik:Helmut Troendle
1990年ケムニッツで生まれたシュタルクロフ、5歳からヴァイオリンを始め、
プフリューガー財団から奨学金を得て、W.マルシュナーとA.マシューからヴァ
イオリンを学び、そのまま現在に至ります。1998年に「若き音楽家」のコンク
ールで1等賞を得たのを皮切りに、ソロ、室内楽を含めて数多くの賞を獲得。
2005年にMiroslaw Lawrynowicz国際ヴァイオリン・コンクールや、第10回シュ
ポア国際コンクールなど様々なコンクールで彼女の姿を見ることができます。
彼女の演奏は、巧みなフレージングと美しい音色が特徴。もちろん、ぐいぐい
押すところのパワーは底知れず・・・。変幻自在なモーツァルト(1756-1791)
の音楽を軽くいなしているところは、まさに未来の大器です。

OC-842 ¥2080
ブリタニック号のオルガン 第2集-クリスマスの旅
1.フランシス・ウェイド(1711-1786):
信仰篤き人々よ
ヴェルテ・ロール1156(マスター)
2.アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):
牧歌的なカンティレーナ Op.15-3
ヴェルテ・ロール2005(マスター)
3.ヘンデル(1685-1759):メサイアより「主は羊飼いのようにその群れを養い」
ヴェルテ・ロール1332(マスター)
4.ウィリアム・ファウルケス(1863-1933):
古いフランスのキャロルによる狂詩曲
ヴェルテ・ロール1332(マスター)
5.ギルマン:古いポーランドのノエルによる序奏と変奏曲 Op.60-1
ヴェルテ・ロール1326(マスター)
6.ギルマン:「御子生まれたまう」による2つの変奏曲 Op.60
ヴェルテ・ロール1323(マスター)
7.バンジャマン・ゴダール(1849-1895):羊飼いと羊飼い女 Op.55-6
ヴェルテ・ロール4007(マスター)
8.ベルリオーズ(1803-1869):羊飼いの別れ(ギルマン編)
ヴェルテ・ロール4002(マスター)
9.グルーヴァー(1787-1863):清しこの夜
ヴェルテ・ロール910(マスター)
10.モーツァルト(1756-1791):パストラールと変奏(ピアノ編)
ヴェルテ・ロール1092(マスター)
11.ブクステフーデ(1637-1707):コーラル前奏曲「諸人声あげ」
ヴェルテ・ロール2056(マスター)
12.パッヘルベル(1653-1706):高き天よりわれは来たれり
ヴェルテ・ロール2057
13.パッヘルベル:高きところでは神にのみ栄光あれ
ヴェルテ・ロール2057
14.ヨハネス・ダニエル・ファルク(1768-1826):いざ喜べ いざ祝え
ヴェルテ・ロール911(マスター)
15.古い民謡:もみの木
ヴェルテ・ロール1883(マスター)
16.レーガー(1873-1916):マリアの子守歌 Op.76-52
ヴェルテ・ロール1781(マスター)
17.ブラームス(1833-1897):エサイの根 Op.122
ヴェルテ・ロール711(マスター)
18.ギュンター・ラミン(1898-1956):
クリスマス・コラールによるインプロヴィゼーション
ヴェルテ・ロール1993(マスター)
レジナルド・ゴス・カスタルド(1877-1956 オルガン)…1 & 2
ヨハン・ヤコブ・ナーテル(1878-1972 オルガン)…3, 5 & 6
ウィリアム・ファウルケス(オルガン)…4
ヴァルター・フィッシャー(1872-1931 オルガン)…7, 16
ヨゼフ・ボンネット(1884-1944 オルガン)…8
フランツ・フィリップ(1890-1972 オルガン)…9, 14
ルチエン・ヴュルムザー(1877-1967 ピアノ)…10
カール・マタエイ(1897-1960 オルガン)…11-13
クルト・グロッセ(1890-? オルガン)…15
パウル・ヒンダーマン(1868-1925 オルガン)…17
ギュンター・ラミン(オルガン)…18
録音 2011年7/8月スイス ゼーヴェン、自動演奏楽器博物館
Musical Direction: David Rumsey/Technical Direction: Daniel Debrunner
Recording Supervision, Editing and Mastering: Andre Scheurer
ゼーヴェンの「自動演奏楽器博物館」所蔵のブリタニック・オルガンを蘇らせ
るシリーズの第2弾です。第1弾(OC840)では総合的な音の紹介に終始したのです
が、今回はクリスマスの音楽に絞ってご紹介します。本来、クリスマスは一家
で静かに過ごすのが昔からの習慣ですが、もし旅の途中でクリスマスを迎える
ことになったら、旅人は少々寂しくなってしまうかもしれません。そんな時の
ために、ブリタニック号はクリスマス音楽のロール紙をあらかじめ用意して出
航しました。もちろん演奏は当時最高のオルガニストたちによるものです。船
上で彼らの演奏を再現しながら旅人達は静かにクリスマスを祝ったのです。
彼らの華やいだざわめきもこのアルバムから感じ取れるかもしれません。予想
以上に力強いオルガンの音は、1世紀以上も前の空気をありありと伝えてくれ
ます。

OC-676(SACD-Hybrid) ¥2080
ブラームス:
1-4.交響曲 第2番 ニ長調 Op.73
5.悲劇的序曲 Op.81
ハンブルク・フィルハーモニー
シモーネ・ヤング(指揮)
録音 ハンブルク ライスハレ ライブ録音 2008年3月…1-4/2010年1月…5
Recording Producer, Editing, 5.0 Surround Mix & Mastering:
Jens Schunemann/Recording Engineer: Christian Feldgen
SACD Authoring: Ingo Schmidt-Lucas, Cybele AV Studios
2005年からハンブルク州立歌劇場総支配人と、ハンブルク・フィルの音楽総監
督を務めるシモーネ・ヤング。彼女が登場した頃は「注目の女性指揮者」とい
う肩書がついて回ったものですが、最近は誰も彼女の事を「女性指揮者」だと
は思わなくなっているに違いありません。彼女の創り上げる音楽は、ワーグナ
ーにしてもマーラーにしても、一本筋の通った明快なものであり、感情に任せ
て音楽が揺らぐこともなければ、泣きが入ることもありません。作曲家が表現
したかった世界を極めて丁寧になぞって見せてくれます。そんなヤング、今回
はブラームスの交響曲のなかでも、とりわけ、瑞々しさを要求される第2番を取
り上げます。伸びやかで美しいブラームス(1833-1897)は、ブルックナーとは
また違うアプローチです。

OC-667(SACD-Hybrid) ¥2080
チャイコフスキー:
1-4.:交響曲 第5番 ホ短調 Op.64
5.歌劇「スペードの女王」序曲
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
ドミトリー・キタエンコ(指揮)
録音 2011年3月20-22日ケルン・フィルハーモニー…1-4
2011年3月ケルン シュトルバーガー・シュトラッセ・スタジオ…5

Recording Producer, Digital Editing, 5.0 Mix:Jens Schunemann
Recording Engineer: Christian Feldgen
SACD Authoring: Ingo Schmidt-Lucas,Cybele AV Studios
お待ちかね、キタエンコ&ギュルツェニヒ管のコンビによるチャイコフスキー
(1840-1893)第3弾!指揮者キタエンコは1940年生まれの実力派。2010年からケ
ルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の名誉指揮者として活躍していて、ショスタコ
ーヴィチやプロコフィエフの交響曲全集などの録音があり、これらにおいても、
オーケストラの機動力を存分に生かした、切れ味のよい演奏を聴かせることで
人気の高い人です。今作は、チャイコフスキーの交響曲の中でも、もっともメ
ロディアスでドラマチックな味わいが光る第5番と、「スペードの女王」序曲
を収録。もちろん録音の良さはお墨付きであり、演奏の面でも音質の面でも、
聴けば聴くほどに新たな発見があることでしょう。

OC-931 2枚組 ¥3050
プーランク:歌劇「カルメル会修道女の対話」
フォルス侯爵…ジャン・フィリップ・ラフォン(Br)
ブランシュ・ド・ラ・フォルス…サリー・マシューズ(S)
騎士フォルス…ヤン・ボイロン(T)
マダム・ド・クロワシー…デボラ・ポラスキ(S)
マダム・リドワンヌ…ハイディ・ブルンナー(S)
マザー・マリー…ミケーレ・ブリート(Ms)
シスター・コンスタンス…ヘンドリッケ・ファン・ケルクホーフ(S)
マザー・ジャンヌ…マグダレーナ・アンナ・ホフマン(C-A)他
アルノルト・シェーンベルク合唱団
ウィーン放送交響楽団
ベルトランド・ド・ビリー(指揮)
録音 2008年1月&2011年4月アン・デア・ウィーン劇場
Recording Producer: Erich Hofmann
Balance Engineers: Josef Schutz and Anton Reininger
フランスの小説家ベルナノスの「死に直面した修道院長の信仰の危機」をテー
マに取り込んだ舞台を見て感銘を受けたプーランク(1899-1963)が、リコルディ
社の依頼で書き上げたこのオペラ、結局は最初イタリアで初演され、その数か
月後、ようやくプーランクの望んだ形でフランスで初演されることとなります。
彼自身の宗教観が反映され、また少しだけ懐古趣味とされる作風、なおかつ透
明で静謐な祈りに満ちた音楽。そして作品の全てに「死の影」が横溢したオペ
ラです。プーランクに諧謔的な面影を求める人は、このシリアスな世界に面食
らうかもしれませんが、どんな残酷な結末が待っていても目をそむけることな
く向き合いたい問題作です。ド・ビリーは周到な準備をもって、この全曲録音
に臨み、結果、2008年と2011年のライブから最良の部分を選ぶことで、完成形
を提示したのです。




<Orchid Classics>
ORC100018
シューベルト:歌曲集「冬の旅」D911
ジェームズ・ギルクリスト(T)
アンナ・ティルブロック(ピアノ)
録音 2010年5月13-14日サフォーク ポットン・ホール
美しき水車屋の娘(ORC100006),白鳥の歌(ORC100013)に続くギルクリストのシュ
ーベルト(1797-1828)歌曲集です。ここでの旅人は一人静かに黙々と道を歩み、
時に立ち止り、かじかむ手に息をかけ、自らを温めようとするかのよう。モノ
クロの世界に完全に溶け込む男の姿が見えてきます。そんな声を支えるピアノ
が、また表現力豊かで美しく、降りしきる雪から菩提樹の優しい葉擦れ、つか
の間の日の光・・・それらを映し出してくれるのです。「春の夢」でのまるで
子守歌のような音楽と心の対話を願うというギルクリストの言葉に頷きながら、
しんみりと自らを省みたい時に聴きたい1枚です。シューベルトの奥深さを実
感させてくれることでしょう。

ORC100019
ロアルド・ダール:「白雪姫と七人の小人たち」
音楽:エレアノア・アルベルガ
ダニー・デヴィート/ジョアンナ・ラムレー/グリフ・リース・ジョーンズ
タリアセン管弦楽団
ピーター・アシュ(指揮)
録音 1998年7月23-24日ロンドン ヘンリー・ウッド・ホール
あの「チャーリーとチョコレート工場」の原作者として知られるロアルド・ダ
ールが「白雪姫」の物語を若干ブラックに翻案したお話に、E.アルベルガが音
楽をつけた音楽劇です。前奏曲が始まった途端に、聴き手は音の魔法をかけら
れます。この作品は1994年にロンドン交響楽団とF・ウェルザー=メスト、今回
もナレーションを担当しているグリフ・リース・ジョーンズらに拠って上演さ
れ、その収益は子供たちのための基金へと送られました。

ORC100020 ¥1750
ブラームス:ピアノ小曲集
1.狂詩曲 第1番 ロ短調 Op.79-1/2.狂詩曲 第2番 ト短調 Op.79-2
3.間奏曲 第1番 変ホ長調 Op.117-1/4.間奏曲 第2番 変ロ短調 Op.117-2
5.間奏曲 第3番 嬰ハ短調 Op.117-3/6.間奏曲 イ短調 Op.118-1
7.間奏曲 イ長調 Op.118-2/8.バラード ト短調 Op.118-3
9.間奏曲 ヘ短調 Op.118-4/10.ロマンス ヘ長調 Op.118-5
11.間奏曲 変ホ短調 Op.118-6/12.間奏曲 ロ短調 Op.119-1
13.間奏曲 ホ短調 Op.119-2/14.間奏曲 ハ長調 Op.119-3
15.狂詩曲 変ホ長調 Op.119-4/16.間奏曲 ホ長調 Op.116-6
ジョナス・ヴィトー(ピアノ)
録音 2009年2月25-28日フランス パリ IRCAM
ブラームスの、いわば心の声ともいえる小さな曲を、ヴィトーは丁寧に演奏し
ています。一つ一つの音を噛みしめるように、また音の世界へ踏み込んでいく
かのように、重いタッチでじっくり聞かせてくれます。ほとんどが5-6分の短い
曲ですが、そこに詰まっている言葉の多いこと。まさに祈りの音楽がここにあ
ります。

<WEITBLICK>
SSS0130-2 ¥1980
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
(2)シューマン:ピアノ協奏曲
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
スウェーデン放送交響楽団
(1)1969年5月20日ヘルシンキ・フェスティヴァル、
文化会館ライヴ(フィンランド放送提供)
(2)1967年11月19日ストックホルム・コンサートホールライヴ
(スウェーデン放送提供)
ついにこの日がやってまいりました!ミケランジェリとチェリビダッケという
孤高の巨匠が四つに組んだ超名演、「皇帝」とシューマンのカプリングが登場
です。内容は数多くのプライヴェート盤で知られるとおりの高水準ですが、音
質もスウェーデン放送、フィンランド放送からの蔵出し音源で万全の体制であ
ることは申し上げるまでもありません。
「皇帝」は、1969年5月20日のヘルシンキ・フェスティヴァルへの客演ライヴ
であることが特定されました。チェリビダッケがスウェーデン放送響の首席
指揮者の任にあった最盛期のライヴだけに、練習がすみずみまで行き届き、
「皇帝」など意外な軽やかさ、明るさ、華やかさでビックリさせられます。
まるでラヴェルやドビュッシーを聴くかのような絶美の名演です。優秀なステ
レオ録音で「皇帝」の中の「皇帝」と申せましょう。
シューマンは、1967年11月19日の本拠地ストックホルム・コンサートホールで
のライヴです。モノラルなのが惜しいところですが、リリシズム、ロマンティ
シズムを堪能できるのはこちらかも知れません。物思いにふけるかのようなし
みじみとした風情。官能的な揺れや、気だるさすら漂う繊細な味付けは、鋭敏
なセンスを誇るこのコンビならではです。
今回は未曾有の大災害に見舞われた日本に対して、チェリビダッケ氏子息の
御理解を得てのリリースとなります。この協奏曲集に加えて、ミケランジェリ
のフィンランドに於けるソロ・リサイタルも近々発表できるかと思います。
これら2タイトルの売上より、「音楽の浄財II」として50万円を日本赤十字社
に寄付致します。(東武ランドシステム)




<DORON>
DRC 4021 ¥2080
-Legendary Artistsシリーズ-
(1)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」
(2)メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49
ボザール・トリオ:
【メナヘム・プレスラー(Pf)、ダニエル・ギレ(Vn)、B.グリーンハウス(Vc)】
録音:1962年3月ステレオ(原盤:コンサート・ホール・ソサエティ)
1964年のシャルル・クロ・ディスク大賞を受賞した、ボザール・トリオの初期
の名盤がCDで復活です。コンサート・ホール・ソサエティによるステレオ録音
です。1955年結成のボザール・トリオが円熟してきた1962年にスタジオ録音さ
れたもので、このトリオがメンバーが代わっても再録音を重ねた得意のレパー
トリーの原典となる名演です。

DRC 3053 ¥2080
リスト:
(1)ピアノ協奏曲第1番S.124
(2)「アテネの廃墟」による幻想曲S.122
(3)ピアノ協奏曲第2番S.125
ムーザ・ルバツキーテ(Pf)
(1)ステファン・ラーノ指揮リトアニア国立交響楽団
(2)イマンツ・レスニス指揮リエパヤ交響楽団
(3)デヴィッド・アンガス指揮フランデレン(フランダース)交響楽団
録音:(1)2002年9月9日、ヴィリニュス(リトアニア)、
(2)2009年3月12日リエパヤ歌劇場(ラトヴィア)、
(3)2006年3月26日アントワープ
全てライヴ録音
リトアニアの名ピアニスト、ルバツキーテのDORONレーベル第2弾。ライヴによ
るリストの協奏曲集です。ルバツキーテはリストを得意としており、LYRINX
レーベルからもリストの作品集が数タイトル発売になっております。このCDは
リトアニア、ラトヴィア、ベルギーと3つの国のオーケストラと共演しています。
協奏曲第1番は残響過多気味など、録音条件や共演者が異なっていても、この1枚
通してルバツキーテの技巧と美しさを兼ね備えたピアニズムが堪能できます。





<K&K出版レーベル>
KUK 22 ¥2080
シュポア:
オラトリオ「最後の審判」
ミリアム・マイアー(S)、ウルズラ・エッティンガー(MS)、
マルクス・ウルマン(T)、ヨーゼフ・ヴァーグナー(B)
ユルゲン・ブッダイ(指揮)
サンクトペテルブルク・ロシア室内フィルハーモニー,
カントライ・マウルブロン
録音:2010年6月12、13日、マウルブロン
ユルゲン・ブッダイによるマウルブロン修道院シリーズ、新刊はシュポアの
「最後の審判」。ルイ・シュポア(1784-1859)は、19世紀前半の非常に重要な
作曲家で、作品数も膨大だが、今日ではヴァイオリン曲と交響曲が稀に取り上
げられる程度だ。しかしシュポアはオペラや声楽作品でも成功を収めていた。
「最後の審判」は彼の2番目のオラトリオで、1826年にカッセルで初演。シュ
ポアが19世紀半ばのドイツロマン派の音楽をいかに先駆していたかが分かる充
実した作品である。いつもながらブッダイの温かい音楽作りと、優秀なソリス
トによって、作品の魅力が味わえる。

KUK 23 ¥2080
「処女マリアより」-ロシアとヨーロッパの讃歌集
グリンカ:ヘルヴィム(ケルビム)の歌
グレチャニノフ:私たちは聖母に深く祈る/デグチャリョフ:聖三位一体
ゴロヴァノフ:ヨセフに祈り/ラフマニノフ:聖母讃歌
アルハンゲルスキー:おお神よ、私の祈りをお聞きください
ボルトニャンスキー:私たちはあなたを讃えます、おお神よ
ムソルグスキー:天使がマリアに語る/不詳:ロシアのキャロル
ロッティ:クルチフィクス/ヴェルディ:処女マリア讃歌
ブルックナー:アヴェ・マリア/カマーニョ:詩篇14番
ホミリウス:私たちは神に感謝を述べる/ヘンデル:主よ、お願いです
バッハ:モテット「イエス、わが喜び」BWV.227
ブクステフーデ:カンターテ・ドミネ
アンドレイ・コシェフニコフ(指揮)
モスクワ国立アカデミー合唱団
録音:マウルブロン修道院(ライヴ)
1956年創設、半世紀以上の歴史を誇るモスクワ国立アカデミー合唱団が、マウ
ルブロン修道院で歌った録音。無伴奏合唱は、西欧の合唱団のような研ぎ澄ま
された演奏ではなく、人の温もりが感じられる懐の深いものである。

KUK 91 ¥2080
「グランド・ピアノ・マスターズ・シリーズ」
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332
シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番 イ短調 D.845
シューマン:謝肉祭 Op.9
ロルフ・プラッゲ(ピアノ)
録音:2006年5月25日、マウルブロン修道院、ライヴ
プラッゲは、1959年、ドイツ北西部のヴェスターシュテーデの生まれのピアニ
スト。1990年のチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で第4位を獲得、
ドイツ人として始めての入賞だったため大きな話題となった。1991年以来ザル
ツブルクのモーツァルティウム音楽院の教授を務めている。演奏はいかにも質
実剛健、華やかさよりもジワリと沁みる味わいを重視したドイツ臭さが魅力で
ある。





<QUERSTAND>
VKJK 1013 ¥1680
「フェルディナント・ヒラー 生誕200年記念エディション」
ヒラー(1811-1885):歌曲集
新しい歌Op.100より(6曲),ヒラー・アルバム Op.111より(3曲),
ヒラー・アルバム Op.129より(3曲),4つの歌 Op.41より(3曲),
新しい春 Op.16より(3曲),4つの歌 Op.85より「春が来たら」,
6つの歌 Op.46より「祈り」,8つのリトルネロ Op.118より(3曲),
6つの歌 Op.25より(3曲)
ウルリケ・フルデ(S)、マニャ・ラシュカ(MS)、ニコ・エッケルト(T)、
フェリックス・プロット(Br)
サロルタ・B.ギエヴィ(Pf)、マイスターゼクテッツ・ライプツィヒの団員
録音:2010年11、12月、2011年5月、ライプツィヒ
ヒラーの生誕200年を記念して、ヒラーの歌曲を集めたCDが発売になった。ヒラ
ーは19世紀半ばのドイツの重要な作曲家であり、ショパンやメンデルスゾーン
との交流が有名であるが、まとまった録音はピアノ曲を中心に僅かしかない。
このCDは、歌曲作曲家としてのヒラーの成果を示すものである。

VKJK 1101 ¥1680
「天上の音」-ニーデルンドデレーベンの歴史的オルガン
バッハ:
前奏曲とフーガ ハ短調 BWV549,コラール「ああ、罪人である私は何をすべき
か」によるパルティータ BWV770,トリオ ハ短調 BWV585,
前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.546
クレプス:トリオ ヘ長調 Krebs-WV446/クーナウ:聖書ソナタ第3番
ベーム:パルティータ「昼と夜であるキリスト」
ヴァルター:テレマンの協奏曲 ハ短調
バリー・ジョーダン(オルガン)
録音:2011年4月18日、ニーデルンドデレーベン
バッハを中心とした作曲家のオルガン作品集。マクデブルク近郊のニーデルン
ドデレーベン歴史的オルガンを使用。ジョーダンは1954年南アフリカ出身のオ
ルガニスト。長くドイツで活躍している。

VKJK 1119 ¥1680
「クルト・ボスラー(1911-76):歌曲と室内楽曲集」
ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重奏曲/3つの歌
レント(ヴァイオリン独奏曲)/カプリツレーゼ・ムジーク
視線(ソプラノ、フルートと弦楽四重奏)/四手ピアノのためのソナタ
3つの激励への歌/木管五重奏曲
ユーリエ・カウフマン(S)、ヘルメス四重奏団、
ベルンハルト・カストナー(Pf)、パク・ミナ(Pf)、
5ビューフォート木管五重奏団
録音:2011年ライプツィヒ
ボスラー(1911-76)は、デュイスブルク出身のドイツの作曲家。このCDには戦
後、1949年から1968年までの室内楽作品と歌曲が集められている。総じて渋い
作風だが晦渋さはなく、しみじみと聞ける。

VKJK 1125 ¥1680
「ザールのロマン派オルガン作品集」
ボスレット(1860-1951):
トッカータ、導入とフーガ Op.33,ソナタ第2番 ニ短調 Op.6
ヴィルヘルム・メッツ(1828-1888):
6つの前奏曲、1つのトリオ、3つのフーガ Op.4-前奏曲 ヘ長調,
トリオ ロ長調、フーガ ニ長調
カール・レーダー(1860-1933):
小コラール前奏曲 Op.1-(第3番,第14番,第18番),
10の小前奏曲 Op.26-第2番,10の小前奏曲 Op.28-(第1番,第2番,第3番)
ヨハン・ヨーゼフ・ファイト(1872-1947):
讃歌「アド・レギアス・ダペス」によるソナタ Op.12-第1楽章,第4楽章
アウグスト・ヴィルトベルガー(1850-1928):
基本オルガン学習 Op.43-(トリオ第1番,トリオ第5番)、エレジー ホ短調
ヘルマン・キュスター(1817-1878):
前奏曲と後奏曲-(第5番 ト長調,第10番 変ホ長調,第11番 変ホ長調,
第13番 ヘ短調,第14番 変ニ長調)
ゲルンスハイム(1861-1916):
トラウトナーの前奏曲集からコラール前奏曲「目覚めよ」
ヨアヒム・フォンタイネ(オルガン)
録音:2009年3月24日、6月16日、ザールラント
19世紀後半から20世紀前半のドイツ作曲家によるオルガン作品集。ヨアヒム・
フォンタイネはドイツのオルガニスト。指揮者としても活動している。

VKJK 1130 ¥1680
「マーティン・リュッカーVol.1/9月11日を記憶し」
デュリュフレ:前奏曲
シュナウス:ラプソディ「町がなんと荒れ果てていることか」
バッハ:
コラール「バビロンの流れのほとりに」BWV.653,
コラール「神から私は離れるまい」BWV.658,
コラール「私たちが厳しい苦しみの中にいる時」BWV.668,
フーガの技法 BWV1080-コントラプンクトゥス14
ゲルハルト:第2課
リスト:泣き、歎き、憂い、怯え
マルティン・リュッカー(オルガン)
録音:2011年6月、フランクフルト・アム・マイン
マルティン・リュッカーによるオルガンのシリーズ第1巻。リュッカーは1953年
生まれのオルガニスト。フランクフルトの聖カタリーネ教会のオルガニストを
長く務めており、このCDもそこで録音されたもの。

VKJK 1131 ¥1680
「マーティン・リュッカーVol.2/ロマン派の世界」
ゲーゼ:3つの小品 Op.22/フランク:大オルガンのための3つの小品
ラボーア:ソナタ ロ短調 Op.15
レーガー:コラール「目覚めよと声が私たちを呼ぶ」に基づく幻想曲
マルティン・リュッカー(オルガン)
録音:2011年6月、フランクフルト・アム・マイン
リュッカーによるオルガンのシリーズ第2巻。「ロマン派の世界」と題され、
19世紀後半から20世紀初頭の作曲家の作品が収録されている。ヨーゼフ・ラボ
ーア(1842-1924)は、チェコのピアニスト、オルガニスト。盲目の奏者で、世
紀の変わり目の時代にウィーンで強い影響力を持つ作曲家でもあった。

VKJK 1132 ¥1680
「マーティン・リュッカーVol.1/大オルガンの音楽」
フランク:大オルガンのための3つのコラール
ヒンデミット:オルガン・ソナタ第1番
バッハ:パッサカリア ハ短調 BWV582
マルティン・リュッカー(オルガン)
録音:2011年6月、フランクフルト・アム・マイン
フランクの3つのコラールは、3曲からなる40分を越える大作。ヒンデミットの
オルガンのためのソナタ第1番は1937年の作。ヒンデミットのオルガン作品の
中でも人気の高い作品である。




<DIVINE ART>
DDA 25096 \1980
「ロシアのピアノ音楽シリーズVol.7」-プロコフィエフ
プロコフィエフ:
(1)ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 Op.14
(2)束の間の幻影 Op.22―第1、3、4、5、6、7、10、11、17番
(3)「ロメオとジュリエット」からの10の小品 Op.75より4曲
(少女ジュリエット/モンタギュー家とキャピュレット家/マーキュシオ
別れの前のロメオとジュリエット)
(4)ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83
セルゲイ・デュカチェフ(Pf)
録音:(1)2005年8月28日、マンチェスター,(2)2000年1月26日、ロンドン,
(3)2002年2月16日、シュルーズベリー,(4)2001年7月18日、ロンドン
ロシアのピアノ音楽シリーズ第7巻は、プロコフィエフのピアノ曲集。セルゲ
イ・デュカチェフは、ロシアの中南部のマグニトゴルスク出身。現在は英国を
拠点としている。名教師としても知られる人だけに、実直に作品に向き合う音
楽作りが好ましい。

DDA 25100 \1980
「ロシアのピアノ音楽シリーズVol.8」-ムソルグスキー
ムソルグスキー:
ゴパック(初期稿)/クリミア南岸にて-グルズフ
子供の遊び(改訂稿)/子供の頃の思い出(2曲)/村にて
組曲「展覧会の絵」/紡ぎ女
情熱的な即興曲/古典様式による間奏曲(改訂稿)
「展覧会の絵」初期稿より(こびと,バーバ・ヤガ,キエフの大門)
アンソニー・ゴールドストーン(P)
録音:2011年1月、ノース・リンカーンシャー
ロシアのピアノ音楽シリーズ第8巻。「展覧会の絵」を中心としたムソルグス
キーのピアノ作品集。divine artの看板アーティストの一人、アンソニー・
ゴールドストーンの演奏。ゴールドストーンは1944年、リヴァプール生まれの
英国の重鎮ピアニスト。彼の弾く「展覧会の絵」は、やや遅めテンポで味わい
の深さを大切にしたもの。豪快に鳴らした演奏にはないムソルグスキーの美し
さを発見できる。

DDA 25101 \1980
「デリシャス」-ピアノ・デュオによるスペインの楽しみ
シャブリエ:スペイン/
グラナドス(バートレット&ロバートソン編):
嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす
レクオーナ(ナッシュ編):マラゲーニャ
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲からのアダージョ
シャミナード:セビリアの女
ファリャ(ベルトラム編):「スペインの庭の夜」
サン=サーンス:ホタ・アラゴネーサ Op.641
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
タレガ(ゴールドストーン編):グラン・ヴァルス
ゴールドストーン&クレモウ:
【キャロライン・クレモウ(ピアノ)、アンソニー・ゴールドストーン(ピアノ)】
録音:2011年、ノース・リンカーンシャー
スペインをテーマにした2台ピアノ曲集。シャブリエのスペインとロドリーゴ
のアランフェス協奏曲からのアダージョは、それぞれ作曲者自身による編曲。
キャロライン・クレモウとアンソニー・ゴールドストーンは、1984年にコンビ
を組んで、1989年に結婚した夫婦デュオ。夫弾婦弾の息はピタリである。当レ
ーベルでも興味深いアルバムが多数発売されている。

DDA 25030 \1980
バッハ:クラヴィア協奏曲集
(ニ短調 BWV.1052/ホ長調 BWV.1053
イ長調 BWV.1055/ト短調 BWV.1058)
ピーター・セイヴライト(ピアノ)
スコティッシュ・バロック・ソロイスツ
録音:グラスゴ,DDD、71'34
モダン・ピアノを用いたバッハのクラヴィア協奏曲集。セイヴライトは、1954
年、英国生まれのピアニスト。近現代のピアノ曲を得意とする一方、divine
artにガルッピのピアノ・ソナタ全集を録音している。スコティッシュ・バロ
ック・ソリスツは2003年結成。珍しいことに通奏低音にギターを採用している。

DDA 25090 \1980
「レインライト」-水に喚起された作品集
リスト:エステ荘の噴水/
アリシア・グラント(b.1978):
漂流する声,雨光,水影,交差する流れ,超現実的帆走
ドビュッシー:雨の庭,水の反映,喜びの島
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番Op.31-2 「テンペスト」
ショパン:前奏曲Op.28-15「雨だれ」,舟歌 嬰ヘ長調Op.60
ジェレミー・エスケナージ(ピアノ)
ジェレミー・エスケナージは1978年、パリに生まれたピアニスト。透明度の高
い美しい音色と卓越したテクニックを駆使して、いかにもパリジャンらしい洒
落て洗練された音楽を生み出している。ことにリスト、ドビュッシーは聞きも
の。アリシア・グラントは、1978年生まれのオーストラリア系英国人作曲家。

DDA 25097 2枚組 \3960
バッハ:フーガの技法
ダイアナ・ボイル(ピアノ)
録音:2007年3月26-31日、ドーセット
(Elective Slolitudeというレーベルの体裁です)
バッハのフーガの技法をモダン・ピアノで演奏している。ダイアナ・ボイルは
ロンドン生まれのベテランのピアニスト。現在はポルトガル在住。バッハの演
奏に強いこだわりを持っており、このフーガの技法も、モダン・ピアノでなけ
ればできない表現を追求したもの。





<DIVERSIONS>
DDV 24157 \1980
「ブラームス:ピアノ作品集」
幻想曲集 Op.116(全7曲)/3つの間奏曲 Op.117
2つのラプソディ Op.79
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調 Op.24
ピーター・ケイティン(ピアノ)
録音:1990年5月21、22、24日、ノルウェー、スキ
素晴らしいブラームスが復活した。ケイティンは1930年生まれの英国の偉大な
ピアニスト。若い頃にDECCAに録音しているように、実力は一流であったにも
かかわらず、国際的名声は広がらず、録音もマイナーな会社ばかりだった。こ
のブラームス集もOlympiaレーベルから発売されていたもの。派手さのない音
楽作りの中に、誠実で微笑みに満ちた音楽の喜びが溢れている。間奏曲第1番
のしみじみとした深みのある、しかし透明感も湛えた音楽や、ヘンデル変奏曲
における穏やかで決して重々しくならない響きを聞けば、ケイティンの非凡さ
は即座に理解できるだろう。現在ケイティンの録音は各社に分散してリリース
されているが、このブラームス集はとりわけ重要なものだろう。

DDV 24155 \1980
「エリック・チゾーム ピアノ音楽 第7巻」
エレジー(4曲)
ピーター・パン組曲(ピーター、ウェンディ、クロコダイル、ティンカーベル、
キャプテン・フック)
ソナティーナ第4番/組曲第1番/組曲第2番/組曲第3番
マレイ・マクラクラン(ピアノ)
録音:2006年5月30日、12月18-20日、マンチェスター、
エリック・チゾーム(1904-65)はスコットランド出身の作曲家。独特の渋い作
風で近年再評価されつつある。このピアノ作品シリーズは第1集から第5集は
CD-Rでのリリース。
ピーター・パン組曲は1924年の作品。ピーター、ウェンディ、クロコダイル、
ティンカーベル、キャプテン・フックの5曲からなる幻想的で美しい組曲であ
る。マクラクランは、1965年、スコットランドのダンディー生まれのピアニ
スト。





<METIER>
MSV 28522 \1850
「抒情的なイギリスの室内楽第2集」
マイケル・ハード(1928-2006):
(1)ヴァイオリン・ソナタ(1979/1985)
(2)ピアノのための5つの前奏曲(1989)
(3)リコーダーとピアノのためのソナチネ(1964/2002)
(4)リコーダーと弦楽四重奏のための3つの小組曲(2004)
ロビン・ミルフォード(1903-1959):
(5)ヴァイオリン、チェロとピアノのための前奏曲(1948)
(6)リコーダーとピアノのための3つのアリア(1956)
(7)弦楽四重奏のための幻想曲ロ短調(1945)
(8)リコーダーとピアノのためのソナチネ ヘ長調(1956)
(9)リコーダーとピアノのためのクリスマス・パストラル(1957)
ディック・ブラックフォード(b.1936):
(10)リコーダーと弦楽四重奏のための協奏曲
ジョン・ターナー(リコーダー)、
ピーター・ローソン(Pf)、
リチャード・ハワース(Vn)、
マンチェスター室内アンサンブル(弦楽四重奏)
録音:2009年
リコーダー奏者ジョン・ターナーを中心とした演奏家たちによる「詩的なイギ
リスの室内楽」シリーズ第2弾(第1集はMSV28520、ヴィールとクロフォードの
作品集)。どの作曲家も20世紀の生まれで作品によっては21世紀に入ってから
のものもあるが、時代を超越して自分が書きたいものだけを書く、というよい
意味での頑固さを貫いているところはいかにもイギリス人らしい。いずれの作
品もホルスト、ヴォーン・ウィリアムス、エルガー、アーノルド、あるいはブ
リテンを思わせる19世紀末-20世紀初頭イギリスのロマンティシズムを濃厚に
漂わせている。

MSV 28523 \1850
「デイヴィッド・デュベリー-歌と室内楽作品集」
デイヴィッド・デュベリー(b.1948):
オーボエとピアノのためのソナチネ
ロバート・グレイヴスの詩による3つの歌曲
メゾ・ソプラノとピアノのための4つの歌曲
《証拠の度合い》からの組曲/声とピアノのための《記憶》
リコーダーとピアノのための《ストフォーディアンの印象》
チェロ・ソナタ/リコーダー、ファゴットとピアノのための《冒険》
ファゴットとピアノのための《歩く翻訳》
リコーダーとギターのための《茶番》/巴里のハリス氏
エイドリアン・マレイ(MS)、
ジョン・ターナー(リコーダー)、
ピーター・ディクソン(Vc)、
リチャード・シンプソン(Ob)
リチャード・ウィリアムソン(Va)
グレアム・サルベイジ(Fg)、
クレイグ・オグデン(G)、
ポール・ジェーンズ&デイヴィッド・デュベリー(Pf)
録音:2008-2009年
デイヴィッド・デュベリーは1948年南アフリカ出身。作曲家、ピアニスト、教
育者として現在イギリスで活動している。作品はラヴェル、プーランクなどフ
ランス近代の作曲家の影響を基盤にした上にジャズ、ミニマル的要素などモダ
ンな語法を付け加えた親しみやすく楽しい作風。




<ALBANY>
TROY1280 ¥1980
ウィリアム・シューマン(1910-1992):
(1)アメリカ祝典序曲
(2)《自由の歌》-ウォルト・ホイットマン「草の葉」によるカンタータ
(世界初録音)
(3)混声合唱とソプラノのための前奏曲
(4)アメリカン・カンタータ《自由の地に》-バリトン、合唱と管弦楽のための
(1)(2)(4)イアン・ホブソン指揮シンフォニア・ダ・カメラ
(2)(4)リカルド・ヘレーラ(Br)、イリノイ大学合唱団&オラトリオ協会、
(3)イングリッド・カミン(Sop)、
フレッド・ストルツフス(指揮)イリノイ大学合唱団
録音:2010年11月イリノイ大学クラナート・センター
アメリカの20世紀前半の保守陣営を代表する作曲家ウィリアム・シューマンは
ジュリアード音楽院の学長を勤める一方、交響曲を第10番まで発表するなど精
力的に活動した。《自由の歌》は1943年に創設されたピューリッツァー賞音楽
部門の第1回受賞作品。アメリカ祝典序曲もよく演奏される代表作。いずれも
明朗快活なアメリカン・スピリットに溢れた作品。

TROY1282 ¥1980
「噴火!」-低音金管楽器のための管弦楽作品抜粋集:
ブラームス:交響曲第4番より第4楽章コラール部分
ブルックナー:交響曲第8番よりフィナーレ
シベリウス:交響曲第2番よりフィナーレ
マーラー:交響曲第2番よりフィナーレ、第4楽章42小節
マーラー:交響曲第5番第1楽章11小節後
ワーグナー:ワルキューレの騎行、ラインの黄金より
ほか、ヒンデミット、ニールセン、ヴェルディ、サン=サーンス、
R.シュトラウス、レスピーギ、ベルリオーズ、ショスタコーヴィチ、
ラフマニノフ、チャイコフスキー、バルトーク、プロコフィエフ、
コープランド、全34トラック(トロンボーンとチューバが活躍する部分のみ)
ジェシカ・バズビー(Trb)、
リー・ロジャーズ(Trb)、
ジャヴィアー・コロマー(Trb)、
デイヴィッド・ボブロフ(バスTrb)、
ティモシー・バズビー(Tuba)
プロ・アマを問わずオーケストラを実際にやっている人は他の団体の演奏や
CDを聴いていても自分のパートばかりが気になってしまうものではないでしょ
うか。特に金管パートは音量も大きく効果も荘厳なため目立つのでそのパート
だけ聴きたい、弦楽も他のパートもいらない!という人にぴったりのCDです。
音大のキャンパスを歩いていると必ず聴こえてくる名曲傑作のパート練習みた
いな内容のCDをまじめに作っちゃいました。

TROY1274 ¥1980
ボリス・パパンドプロ(1906-91):ピアノ作品集
幻想的スケルツォ/ソナチネ/10の音楽的印象(それぞれの永続的な1分)
パルティータ/8つの習作
ニコラス・フィリップス(Pf)
ボリス・パパンドプロ(1906-91)はクロアチアの作曲家。指揮者としても活躍し
クロアチア国立歌劇場、クロアチア放送交響楽団の音楽監督を勤め20世紀クロ
アチア音楽界の発展に尽力した。作品は歌劇、管弦楽、室内楽など440曲以上
を残した。マタチッチが演奏した作品がCD化され話題になったこともあった。
作品はリスト、ドビュッシー、バルトーク、ハチャトリアン等ロシア音楽の影
響を感じさせつつクロアチア民謡を取り入れた独自の個性を持つ。ピアノ作品
だけでアルバムが作られるのは大変珍しい。

TROY1275 ¥1980
レオン・カーシュナー(キルヒナー)(1919-2009):管弦楽作品集
(1)管弦楽のための音楽(1969)
(2)《リリー》(1973)-ソプラノと室内管弦楽のための
(3)ピアノ協奏曲第1番(1953)
(1)レオン・カーシュナー(指揮)元ハーヴァード室内管
(2)ダイアナ・ホーグランド(Sop)、
ジェームズ・バスウェル(Vn)、今井信子(Va)、
ローレンス・レッサー(Vc)、ポール・ダンケル(Fl)、
リチャード・ストルツマン(Cl)、A.フォーゲル(Ob)、
A.ヘラー(Fg)、ロバート・ラウチ(Hr)、
A.ベアード(Perc)、L.ホランダー(チェレスタ)、
レオン・カーシュナー(Pf&指揮)
(3)レオン・カーシュナー(Pf)、
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
ニューヨーク・フィル
録音:(1)1992年7月、(2)1973年8月、
(3)1956年2月24日ニューヨーク・コロムビア・スタジオ(モノラル)
レオン・カーシュナーはニューヨーク出身でカリフォルニア大学ロサンジェル
ス校でブロッホとシェーンベルクに師事、その後セッションズにも師事した後
ハーヴァード大学で長らく教鞭を執っていた。作風は12音技法を主軸とする前
衛音楽でアメリカ国内ではエリオット・カーターと双璧に目される。彼の音楽
はアメリカの現代音楽作曲家にありがちなハリウッド流の安手な表現との折衷
に陥ることもなく、ヨーロッパ前衛にも勝る厳しい表現と品格を備えている。
カーシュナーの自作自演ピアノによるミトロプーロスの現代音楽の演奏が聴け
るのも貴重。

TROY1268 ¥1980
「サムシング・トゥ・シング・アバウト」
-ジャズ・アレンジで聴くアメリカ現代音楽
秋に(C.アイヴズ)/街の王女(P.チハラ)
フォート・トライイオン・パーク(J.コリリアーノ)/レイラの歌(J.アダムズ)
アクロスティック・ソング(D.デル・トレディチ)
リリー(レオン・カーシュナー)/ソフィー・ローズ・ロザリー(W.マルサリス)
柳の木の下で(S.バーバー)/ほか全18曲
リサ・カーシュナー(Vo)、
S.アーヴィ(A-Sax)、W.シンメル(アコーディオン)、J.ファン(Pf)、
X.デイヴィス(Pf)、D.ブルーノ(ベース)、V.アーチャー(ベース)、
R.ジャクソン(Gtr)、W.ジョーンズ3世(Drm)
録音:2010年10月、DDD
一聴して驚きました!収録曲目だけ見ると「アメリカの作曲家による歌曲集な
んだな」と思いますが、聴いて唖然!お洒落なジャズ・アレンジが施してある
のです。現代音楽の作曲家の歌曲といっても無調ではないので、こうしたアプ
ローチが可能なのでしょうが、それにしてもこんなことしていいの!?という
感じ。アメリカ現代音楽の父アイヴズからバーバー、コープランド、ミニマリ
ストの人気作曲家ジョン・アダムズまで、小編成のバンドに女性ヴォーカル
(作曲家レオン・カーシュナーの娘とのこと。もちろん父親の曲も収録)のアレ
ンジはニューヨークの秋とはこんな感じかと思うような抜群のセンスです。
因みにジャズ・トランペットの貴公子ウィントン・マルサリスの曲も入ってい
ます。

TROY1296/97 2枚組 ¥3960
ドン・デイヴィス:
歌劇《リオ・デ・サングレ》全3幕
ジョセフ・レシーニョ指揮
ミルウォーキー交響楽団
フローレンタイン・オペラ・カンパニー&合唱団
録音:2010年10月22-24日ライヴ(ミルウォーキー)
ドン・デイヴィスは映画音楽の作曲家として著名でマトリックス三部作、ジュ
ラシック・パークIIIなどヒット作を連発している。いわゆるシリアスな作品
も発表しており、このオペラでは映画で培った多様で豊かな表現が駆使されて
いる。アメリカ南西部の人間模様を描いた内容で21世紀のヴェルディはかくや、
を思わせる音楽である。

TROY1290 ¥1980
ポール・チハラ(b.1938)の音楽
(1)チハラ:
ヴァイオリン、クラリネットと管弦楽のための協奏曲「愛の音楽」(1997-2010)
(2)チハラ:デュオ・コンチェルタンテ(1986)
(3)チハラ:2つの映像(2009)
(4)ガーシュイン(チハラ編):エンブレイサブル・デュオ(1986)
(5)チハラ:2つのエリントン弦楽四重奏ファンタジー(1984)
(1)アリッサ・キム(Vn)、ゲーリー・グレイ(Cl)、
カーク・トレヴァー指揮
スロヴァキア放送響、
J.モーゼス(クレッツマーCl)、D.マシェク(A.Sax)
(2)(4)アニ・カヴァフィアン(Vn)、ポール・ニューバウアー(Va)
(3)アンソニー・コスタ(Cl)、ティム・デイトン(Va)、エンリコ・エリシ(Pf)
(5)ハーレム弦楽四重奏団
チハラはシアトル出身の日系アメリカ人でパリでN.ブーランジェ、ベルリンで
ペッピング、タングルウッドでG.シュラーに師事した。ロサンジェルス・フィ
ル、クリーヴランド管などから多数の委嘱を受けるほか、映画音楽も数多く手
掛けるアメリカ作曲界の重鎮的存在。また映画「タイタニック」の音楽を担当
したJ.ホーナーの師でもある。ここに収められた二重協奏曲《愛の音楽》はク
ラリネットがジャズを、ヴァイオリンがヨーロッパの音楽を奏で、ともに歩み
寄ったり拮抗しつつ管弦楽がそれを大きく包み込む、というガーシュインとベ
ルク(因みにガーシュイン渡欧時、二人は出会っている)が融合したような面白
い曲。「2つの映像」では山田耕筰の「赤とんぼ」が引用されて己の出自を回顧
する。ほかにガーシュイン、エリントンへのオマージュ的作品もあって終始飽
きることがない。

TROY1204 ¥1980
(本,SACDハイブリッド&ブルーレイ・ディスク付)
ヒマラヤにおけるセッションVol.1「失われたピアニスト/行き過ぎと言い訳」
ショパン:夜想曲Op.27-2、前奏曲Op.28-15/ドビュッシー:水の反映
サティ:サラバンド第3番/ラフマニノフ:楽興の時Op.16-5/リスト:風景
コープランド:田舎道を下って/リスト:ため息、夕べの調べ
ショパン:子守唄/ドビュッシー:月の光/リスト:コンソラシヨン
ピーター・ハルステッド(執筆/ピアノ)
ハルステッドはアメリカの作家でピアニスト。世界各地の辺鄙な所でピアノを
演奏することが彼の長年の夢で、これまで冬のアラスカ・チュガチ山脈山中
(標高2000m弱地点)で演奏したことがあり、このディスクではなんとヒマラヤ
山中での演奏が収録されている。作家でもある彼は130ページにも及ぶブック
レットというよりは本を執筆。これはCD付の本(英語のみ)という体裁。なお演
奏の方はなかなかの腕前だが、プロのピアニストとしてはやや難あり?で本職
が作家であることと演奏している場所が場所だけに(おそらく手がかじかんで
いるであろう)その勇気とロマンと洒落っ気を買って頂きたい内容。
ブルーレイ・ディスクは動画ではなく高音質・マルチチャンネルの音声を収録、
画面は静止画像のみ。SACDとブルーレイ・ディスクは同じ内容。

TROY1260 ¥1980
「グラス・ビード」
(1)ジェームズ・A・ベッケルJr.:グラス・ビード・ゲーム(1997)
(2)スコット・マッカリスター:黒い犬
(3)デヴィッド・マスランカ:
トロンボーンとウィンド・アンサンブルのための協奏曲
アラバマ・ウィンド・アンサンブル
(1)(3)ケネス・オゼロ指揮、
(2)ランドール・コールマン指揮、
(1)チャールズ・スニード(Hr)、(2)オシリス・J・モリーナ(Cl)、
(3)ジョナサン・ウィテイカー(Trb)、
録音:アラバマ大学、
アラバマ・ウィンド・アンサンブルはアラバマ大学音楽学部の学生で組織され、
吹奏楽の世界では既に確固とした地位を築いており、アメリカ国内のみならず
イギリスへも演奏旅行を行っている。デヴィッド・マスランカのトロンボーン
協奏曲を始めとしてアメリカの吹奏楽界でよく知られた作曲家の作品を収録。

TROY1261 ¥1980
アラン・ブランク(b.1925):サクソフォンのための作品集
(1)雑録/(2)5つのスケッチ/(3)耳の情景
(4)線描画/(5)序奏と7つのビネットと集結部
(1)アロイ・サクソフォン四重奏団、
(2)(4)(5)ビル・パーコンティ(A.Sax)
(3)アイダホ・サクソフォン三重奏団、
(5)パトリック・マクナリー(Cb)
ブランクはジュリアード音楽院で作曲と指揮を学び、ヴァイオリンの名手でも
あることからピッツバーグ響でヴァイオリン奏者としても活動、西イリノイ州
立大学で教鞭を執る作曲家。サキソフォン・アンサンブルのために書かれたこ
の作品集はジャズと無調が違和感なく折衷され、洗練された香りを湛えている。

TROY1262 ¥1980
「時の本」-ジェレミー・ギル作品集
ジェレミー・ギル:
(1)時の本(2007)/(2)ヘリアン(2009)
(1)ピーター・オース(Pf)、
(2)ジョナサン・ヘイス(Br)、ジェレミー・ギル(Pf)
録音:2010年
ギルの作品はアメリカ、イギリスで盛んに演奏されており、またピアニストと
して現代音楽を得意として活躍している。作品はメシアン、ジョージ・クラム
を思わせる色彩と圧倒的なエネルギーを持っている。

TROY1263 ¥1980
「デヴィッド・ダイス(b.1972、David Dies):室内楽作品集」
歌の庭-無伴奏チェロのための/ロルカ歌曲集
パーシケッティの主題によるダンス変奏曲/ウン(ビー)モ
Kai-'r/xhqt(i)s/祈る人と瞑想/白いお茶/参照点/耳鳴り
ジェイクブ・オムスキ(Vc)、
ジュディス・ケロック(Sop)、
クリストファー・テイラー(Pf)ほか
ダイスは民族的要素と新ロマン主義を折衷した作風を持つ若手作曲家。ロルカ
歌曲集は代表作。

TROY1264 ¥1980
ジョージ・エドワーズ(b.1943):作品集
(1)島はノイズに満ちている
(2)スワベ・マリ・マーニョ
(3)弦楽四重奏曲第2番
(4)チェコ化されたスウィング
(5)ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
(1)ジェフリー・ミラースキー指揮マンハッタン・シンフォニエッタ、
(2)(4)(5)スティーヴン・ゴスリング(Pf)、
(3)ジャック四重奏団、
(5)P.プライドモア(Hr),アーロン・ボイド(Vn)
録音:2009年
ジョージ・エドワーズはオバーリン大学で学び、タングルウッドではクーセ
ヴィッツキー作曲賞を受賞、現在はマサチューセッツ工科大学内の音楽部門で
教鞭を執っている。作風は12音技法に基づくものでウェーベルンの影響のもと、
繊細で静謐な中に豊かな色彩を兼ね備えている。アメリカ東海岸の正統的前衛
音楽だが、厳しい表現の中にもクリスタルのような抒情がきらめく。

TROY1265 ¥1980
トーマス・パサティエリ(b.1945):
歌劇「我々みんなに、神の祝福あれ!」※世界初録音
-チャールズ・ディケンズ原作「クリスマス・キャロル」に基づく
ジョン・ナードリロ指揮ケンタッキー大学歌劇場、ディカポ歌劇場
録音:2010年
パサティエリは十代でN.ブーランジェに作曲を師事、16才でジュリアード音楽
院に入学した。数多くのオペラを作曲しており、メノッティの流れを汲む親し
みやすい作風としてアメリカでは人気がある。この歌劇はチャールズ・ディケ
ンズの有名な「クリスマス・キャロル」を原作とした楽しいクリスマス・オペ
ラ。

TROY1266 ¥1980
「ダーウィンの夢」-エリオット・シュワルツの音楽
エリオット・シュワルツ(b.1936):
(1)弦楽四重奏曲第2番「ルイーズとアーロンのために」
(2)夏の旅(海上からの日の出/黄昏が来た)
(3)ダーウィンの夢(電子音楽)
(1)ボロメオ弦楽四重奏団、
(2)E.シュハン(Fl)、A.シュハン(Hr)、
(2)スティーヴン・ピーターソン指揮
イサカ大学ウィンド・アンサンブル、(3)電子音楽
録音:2008年
エリオット・シュヴァルツはコロンビア大学で学び、現在はオハイオ州立大学
で教鞭を執っている。12音技法を基本とした厳格な前衛音楽だが、聖歌など、
調性音楽を部分的に引用するなど、チャールズ・アイヴズ的な側面も持ってい
る。

TROY1267 ¥1980
「天と地の炎」-セオドア・ウィプラッドの音楽
セオドア・ウィプラッド(b.1958):
(1)第二の天国のホザンナ
(2)弦楽四重奏曲第1番《火の精製》
(3)ジョージア・ソング・ソング
(4)サクソフォン四重奏曲
(1)カーク・トレヴァー指揮ボフスラフ・マルティヌー・フィル、 
(2)チョンピ四重奏団
(3)ダリル・タイラー(Ten)、ティム・ライズ(ソプラノSax)、
マリア・コーリー(Pf)、
(4)ファイヴ・レター・フォー
録音:1999-2008年
セオドア・ウィプラッドはハーヴァード大学で作曲をデル・トレディチに師事
した後、アスペン音楽祭でバーナード・ランズ、ジェイコブ・ドラッグマンと
共に仕事をし影響を受けている。彼の音楽はモード、調性、無調などを自由に
折衷したアグレッシヴかつイマジナリーなもの。弦楽四重奏曲第1番《火の精
製》は民謡的な旋律素材が幾重にも絡み合って、燃え立つ炎のようなイメージ
を作り出す。

TROY1270 ¥1980
ドナルド・クロケット(b.1951):
暗闇の中で笛を吹く(1999)/内陸追跡(2001)
ウェット・インク(9楽器版)(2009)/現存(1997)
ドナルド・クロケット指揮XTET(室内アンサンブル)
録音:2008-2010年
ドナルド・クロケットはロサンジェルス室内アンサンブル、パサデナ室内管弦
楽団のコンポーザー・レジデンスの他、ロサンジェルス・フィル、クロノス四
重奏団、アルディッティ四重奏団、ヒリアード・アンサンブルなどのために多
くの作品を作曲している。彼の作風はミニマル的な音の持続のなかに様々な音
のイヴェントが次から次へと移り変わるというものでストラヴィンスキー、コ
ープランドのような20世紀の古典からジョン・アダムズらの自由なミニマリズ
ムの影響を広範に受けている。軽く弾ける心地よいポップな音と繊細で色彩豊
かな美しい音の移ろいに耳を奪われる。

TROY1271 ¥1980
エリック・エワゼン(b.1954):フルートを含む室内楽作品集
(1)フルート・ソナタ第1番/(2)モザイク
(3)ブリッジハンプトン組曲
(4)シースカイ歌曲集
マリヤ・マーティン(Fl)、
(1)(4)ジェウォン・パク(Pf)、(2)P.コルケイ(Fg)、
(2)(4)片岡綾乃(Perc)、(3)J.ミルズ(Vn)、D.ファリーナ(Va)
(4)スーザン・ナルッキ(S)、A.サスマン(Vn)、C.ブレイ(Vc)
エリック・エワゼンはクリーヴランド出身でジュリアード音楽院でミルトン・
バビット、サミュエル・アドラーらに師事。吹奏楽器のための作品を中心に全
米で演奏されている。作風は師事した師匠の作風とは対照的でコープランド、
時にはフォーレを思わせる穏健で喜遊曲的な性格を持ち、親しみやすい。

TROY1272/73 2枚組 ¥3960
リー・ホイビー(1926-2011):歌劇《夏と煙》
S.オズグッド指揮マンハッタン音楽院歌劇場
テネシー・ウィリアムズの同名の演劇を原作とするオペラ。ホイビーはデンマ
ーク系アメリカ人で後期ロマン派風の耽美的なオペラ。

TROY1276 ¥1980
「スティル・ライフ」-現代のサクソフォン音楽
アンドルー・シンプソン:黄金の予言/D.アムラム:プロローグとスケルツォ
ネイサン・リンカーン=デクサティス:シャドウ・リミックス
マシュー・ヴァン・ブリンク:アルト・サキソフォン・ソナタ
アンドリアン・ペルトゥート:偉大な一歩
ノア・ゲッツ(Sax)、
アンドルー・シンプソン(Pf)
ノア・ゲッツはワシントンDCを拠点にジャズとクラシック双方の演奏活動を行
っている。現代作品の初演も意欲的でアーロン・ジェイ・カーニスの作品も
度々初演している。ここに収められた作曲家はヨーロッパ前衛系(シンプソン)
から抒情系(デイヴィッド・アムラム)、電子音楽ノイズ系(リンカーン=デク
サティス)、ポスト・ミニマル系(ヴァン・ブリンク)、ゲーム音楽系?(ペル
トゥート)など様々なスタイルが楽しめる。

TROY1277 ¥1980
「心の歌とオーデュボン」
カーヴァー・ブランチャード:
イルカ、私は一人で目覚めた、鳥の踊りとトッカータ
バルトーク:ルーマニア民族舞曲より
フォスター:ケンタッキーの我が家、金髪のジェニー/民謡:天国/ほか全33曲
カーヴァー・ブランチャード(Vo、リュート)
録音:2011年
カーヴァー・ブランチャードは1943年生まれのリュート奏者兼ヴォーカリスト。
ALBANYからすでに3枚のアルバム「子守歌と舞曲集」(TROY048)、「解放された
リュート」(TROY083)、「哀歌、浮かれ騒ぎ」(TROY086)がリリースされている。
前作同様ルネサンス音楽、トラッド、フォスターの歌曲、アメリカ民謡などを
表情豊かに歌い、演奏している。リュートをこれほど豊かに親しみやすく聴か
せるアーティストは少ないだろう。時にエリック・クラプトンばりにはじけた
曲もあって楽しめる。

TROY1278 ¥1980
C.カーティス=スミス:
(1)黄金はわが花々
(2)南北戦争歌曲集
(1)カーメン・ペルトン(Sop)、ジャン・オパラック(Br)、
ジョー・ミラー(指揮)室内アンサンブル
(2)メアリー・ボンハグ(Sop)、C.カーティス=スミス(Pf)
カーティス=スミスはタングルウッド音楽祭でクーセヴィッツキー賞を受賞の
ほか、ロックフェラー、グッゲンハイム財団より多くの支援を受けるアメリカ
の重鎮的作曲家。収録作品は歌曲というより室内オペラに近い。無調と素朴な
民謡調の旋律が混在する独特の音楽。

TROY1279 ¥1980
「ホルヘ・マルティン:チェロ作品集」
ホルヘ・マルティン(b.1959):
(1)チェロ・ソナタ「4つの高貴な真実」
(2)記憶(無伴奏チェロのための)
(3)3つの夜想曲/(4)古着/(5)ハリウッド変奏曲
イェフダ・ハナミ(Vc)、
(1)(3)(5)ウォルター・ポンス(Pf)、
(4)ウィリアム・シンメル(アコーディオン)、アーティ・ディクソン(Perc)
マルティンはキューバ出身で6歳に家族でアメリカに移住、イェール大学とコ
ロンビア大学で作曲を学んだ。歌劇、管弦楽ほかあらゆるジャンルの作品を発
表している。作風は激しいリズムと骨太な旋律がラテンの血の濃さを感じさせ、
時にストラヴィンスキー、ヒナステラ、レブエルタス、ピアソラを思わせる。

TROY1281 ¥1980
「ラインズ」-20世紀チェロ作品リサイタル
(1)ブロッホ:無伴奏チェロ組曲第3番/(2)セッションズ:6つの小品
(3)ジョン・ハービソン:無伴奏チェロ組曲/(4)ルトスワフスキ:重く
(5)スティーヴン・スタッキー:対話/(6)アンドルー・ワゴナー:名前
(7)アンナ・ウィースナー:実現可能な物語
(8)ナディア・ブーランジェ:3つの小品/(9)エリオット・カーター:案出
キャロライン・スティンソン(Vc)、
(4)モリー・モルコスキ(Pf)
録音:2009年
スティンソンはジュリアード音楽院で芸術博士号を取得した若手チェリストで
艶のある音色、ダイナミックな音楽作り、確かな技術で注目の存在。レパート
リーは幅広いがとりわけ現代音楽に意欲的に取り組み、作曲家への委嘱も行っ
ている。ブロッホ、ルトスワフスキの演奏は圧巻。大変な才能である。

TROY1283 ¥1980
「静けさと変化」-ジョン・アイルウォード作品集
ジョン・アイルウォード:
静けさと変化(Fl,Cl,Vn,Vc,Pf,Perc)/出発の映像(Va,Pf)
《野生の菖蒲》からの歌曲(Sop,Vn,Vc,Cl,Perc)/相互協定(Vn,Vc)
マティアス・ピンチャー指揮
イースト・コースト・コンテンポラリー・アンサンブル
録音:2009年
アイルウォード(生年は不明、若手?)はハーヴァード大学で作曲を学び、ISCM
(国際現代音楽協会)に入選後、様々な音楽祭で作品を発表している。作風はブ
ーレーズ以後のヨーロッパ・ポスト・セリエリズムの様式で書かれており、
ウェーベルンを起源とするぽつぽつとした点描画のような筆致、ブーレーズば
りのきらきらとした色彩感が耳に心地よい。KAIROSでお馴染の前衛作曲家ピン
チャーによる指揮。

TROY1285 ¥1980
「スネル・セッションズ」
デイヴィッド・ヘイニック(b.1954):カマキリ
ウィリアム・オルブライト(1944-1998):ソナタ
ジークフリート・カルク=エラート(1877-1933):熱情ソナタ
ガブリエル・フォーレ(1845-1933):ヴォカリーズ・エチュード
デニス・ベダール(b.1950):幻想曲
ロベルト・ムチンスキ(1929-2010):ソナタ
クリストファー・クレヴィストン(Sax)、
ハンナ・グルーバー(Pf)
クリストファー・クレヴィストンはソリストとしてデトロイト響、インディア
ナポリス響などとも共演するほか、自らサキソフォン・アンサンブルを組織し
た活動も行っている。ヨーロッパ前衛のスタイルで書かれたヘイニック作品、
後期ロマン派から無調までを取り込んだエラルト作品、ザクザクと小気味よい
ジャズ風のリズムが特徴のムチンスキ作品など個性派作品が揃っている。

TROY1286 ¥1980
「花々」-ゲーリー・スマート(b.1943):自作自演ピアノ作品集
ピアノとラジオのためのファンファーレ/花々(I-VII)/内部
4人のアメリカの画家(デ・クーニング、ロスコ、ポロック、
フランンケンザーラー)
線描画/黒と白のなかで/3人のアメリカの詩人(ジンマー、オリヴァー、
コリンズ)/ほか全25曲
ゲーリー・スマート(Pf)
スマートは作曲家以外にピアニストでジャズの演奏活動もしているが、ここに
収録された作品はいずれもクラスターなどを含む無調作品で絵画や詩から触発
された極めて奔放な作品である。《4人のアメリカの画家》の中の「ポロック」
ではポロックの代名詞であるドリッピングなどのアクション・ペインティング
を鍵盤上で再現しようとしているところが面白い。

TROY1287 ¥1980
「ロッキー・ストリーム」-ポール・オスターフィールドの音楽
ポール・オスターフィールド(b.1973):
ディヴェルティメント(Cl,Sax,Fg,Trp,Pf,Cb)/愛の歌(Ten,Pf)
クレーの抽象画(Cl,Gtr)/ウォルト・ホイットマンのアメリカ(Ten,Pf)
ロッキー・ストリーム(Fl,Ob,Cl,Sax,Trp,Trb)
ポール・オスターフィールド指揮アンサンブル
録音:2009年
オスターフィールドはオハイオ出身の若手作曲家で作品はクリーヴランド管弦
楽団でも演奏されている。作風はセリー、無調の中に静かな叙情が漂う。

TROY1288 ¥1980
「ザ・フォッグ・プロジェクト」
カリム・アル=ザンド(b.1970):パターン・プレリュード第2巻、第3巻(2009)
ジョセフ・デンジャーフィールド(b.1977):残骸(2009)
ティム・サリヴァン(b.1971):壊れやすい空間(2009)
ルーク・ダーン(b.1976):痕跡(2009)、下降線(2006)
ブルース・ベネット(b.1968):回路図夜想曲(1997)
ライアン・フォッグ(Pf)
録音:2009年
ライアン・フォッグはアメリカ中西部の複数の大学で後進の指導に当たりつつ
現代音楽の普及に努めているピアニスト。60年代-70年代出身のアメリカの作曲
家の作品に焦点をあてた内容でいずれも厳しい前衛風の作品。そんな中ティム
・サリヴァン作品はメシアンの鳥の歌を思わせる楽しい曲。

TROY1289 ¥1980
「ザ・ピアノ・イン・チャイナ」-中国魂の発展と表現
アレクサンダー・チェレプニン(1899-1977):演奏会用練習曲Op.52
ホア・ルティチン(賀緑汀,1903-1999):野牛少年の笛
リ・インハイ(1927-2007):日没の歌
タン・ドゥン(譚盾,b.1957):7つの水色の記憶
チュ・ワンホワ(b.1941):ジャスミンの花
ジャン・ジャオ(張昭,b.1964):ピー・フアン
ジョナサン・グリーン(b.1964):鳳凰の生存様式における修練
ワン・ティエンシュウ(王天舒,Pf)
録音:2010年
シノワズリ(中国趣味)の影響を受けた西洋の作曲家と近代ヨーロッパの音楽を
吸収した中国の作曲家たちによるピアノ作品集。五音階が終始鳴り響くエキゾ
チックで楽しいアルバム。ピアノのシュンシュワ・ワンは2005年に北京国立ピ
アノ・コンクールに上位入賞以来、アメリカで博士号を取得、現在はアメリカ
と中国で演奏活動を行っている若手ピアニスト。

TROY1292 ¥1980
「イン・スタイル・オブ・・・」
(1)ロディオン・シチェドリン:アルベニスのスタイルで
(2)エレーナ・ルーサノーヴァ・ルーカス:トランペット小協奏曲
(3)ダニエル・ピンカム:トランペット・ソナタ
(4)エリック・エワゼン:トランペット・ソナタ
(5)テリー・R・エヴァーソン:24番目のアイデア
(6)グレゴリー・パスクッチ:スコットランド聖歌による瞑想曲
テリー・エヴァーソン(Trp)、
シエラ・ケーブ(Pf)、
(5)E.バーリン(Trp)、R.ケリー(Trp)、リチャード・ワトソン(Trp)、
ダナ・オークス(Trp)
(6)K.ブリツニク(Trp)、K.マロニー(Trp)、M.マッシュバーン(Trp)、
A.ホルダウェイ(バグパイプ)
エヴァーソンはアレンジ、作曲も手がけるトランペッター。レパートリーはバ
ロックから現代まで幅広い。ボストン・ポップスの演奏会にも度々出演、ニュ
ー・イングランド・ブラスのメンバーとしても活動している。

TROY1293 ¥1980
「アフリカのディアスポラの音楽第2集」
「レガシー」-アフリカ系アメリカ人作曲家によるヴァイオリン作品集
フランシス・ジョンソン:バーミンガムのコティヨン(1820)
ジョージ・モリソン:5つのヴァイオリン・ソロ(1947)
デイヴィッド・ベイカー:ジャズ組曲(1979)
オジー・カージャイル:ミクスト・フィーリング(2000)
チャド・サー・ウィック・ヒューズ:S.L.I.C.E(2009)
タミ・リー・ヒューズ(Vn)、
エレン・ボットーフ(Pf)
19世紀から現代までのアフロ・アメリカンの作曲家のヴァイオリン作品。作風
はブルース調、黒人霊歌風、純然たるヨーロッパ調など様々。ヴァイオリンの
タミ・リー・ヒューズもアフロ・アメリカンでソリストとしてアメリカ、ヨー
ロッパなどで活躍。いわゆる白系のヴァイオリニストには決して出せない旋律
の歌いまわし、ヴィヴラートなど独自の泣かせる表現が満載。

TROY1306 ¥1980
ラファエル・ルーカス:歌劇《告白》
ヒュー・マーフィ指揮パーチェス交響楽団、パーチェス音楽院歌劇場、ほか
録音:2011年5月14日、SUNY
プッチーニの「修道女アンジェリカ」の前編にあたる物語をオペラ化。プッチ
ーニの様式を意図的に模倣した部分もあり親しみやすい音楽。アメリカ国内ナ
ショナル・オペラ・アソシエーション2010-2012年度室内オペラ賞優勝作品。




<東武レコーディングズ>
TBRCD 0014 ¥2200
シューマン:
(1)交響曲第1番 変ロ長調Op.38「春」
(2)交響曲第2番 ハ長調Op.61
ペーター・マーク(指揮)
東京都交響楽団
録音:(1)1993年4月17日サントリーホール、都響第368回定期演奏会ライヴ
(2)1990年12月18日東京文化会館、都響第321回定期演奏会ライヴ
ブルックナーの5番(TBRCD0012,レコード芸術特選)の名演でファンの度肝を抜
いたマーク&都響の名演がさらに登場。リリシズムの権化、巨匠ペーター・マ
ークと東京都交響楽団の黄金コンビによるシューマンの名曲集。意外にもマー
クはシューマンの交響曲は、第1番をベルン交響楽団とスタジオ録音していた
だけです。どう考えてもマークにぴったりの作品。テンポは比較的ゆっくりめ
に設定されており、噛み締めるような情感豊か。あっけらかんと明るいだけの
演奏とは一線を画し、渋み、苦味も効かせてブラームス風の趣きもあります。
まさに、憂愁のシューマンと呼ぶに相応しい快演です。オーケストラの上手さ
も特筆ものです。優秀なデジタル録音。
※サウンド・マスタリング:WEITBLICK

TBRCD 0016 ¥2200
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調Op.125「合唱」
朝比奈隆(指揮)
倉敷音楽祭祝祭管弦楽団
渡辺美佐子(ソプラノ)、伊原直子(アルト)、
若本明志(テノール)、勝部太(バス)、
倉敷音楽祭「第九」合唱団(岩城拓也指導)
録音:1996年3月24日
倉敷音楽祭(倉敷市民会館大ホール)に於けるデジタル・ライヴ録音
朝比奈隆が室内管弦楽団の規模で唯一残した「ベートーヴェン・ツィクルス」
からついに「第九」の登場です。ソリスト、コンサートマスター級の名手を集
めた倉敷音楽祭祝祭管弦楽団、朝比奈もルーチンワークから離れ刺激に満ちた
演奏を行います。
音楽祭第10回を記念し、さらにはベートーヴェンの交響曲全曲演奏の完結編と
して高らかに鳴り響いた「第九」!この年、96年は、朝比奈は八十八歳を迎え
ますが、多忙を極め、東京でのブラームス・ツィクルス、シカゴ交響楽団への
初客演が控えている重要な年でもありました。エネルギッシュな指揮ぶりは相
変らずで、第三楽章の深遠なアポロ芸術から、奔流のようになだれ込む感動的
なフィナーレまで聴き所は満載です。
音質に不足はなくホールアコースティックも相俟って直接音による硬質でクリ
アな肌合いです。
※日本語、英語による解説付。
※協力:アルスくらしき倉敷市文化振興財団、
サウンド・マスタリング:WEITBLICK




<OTAKEN RECORDS>
TKC-336 ¥2080
(1)ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 作品68「田園」
(2)スメタナ:交響詩「モルダウ」-「わが祖国」より
(3)リスト:交響詩「前奏曲」
ヴェルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1952年11月24-25日、(2)1951年1月24日、(3)1954年3月3日
ウィーン・ムジークフェラインザール
音源:ブライトクランク白レーベル非売品見本盤
いわゆる白レーベル非売品見本盤とは、作り立てのメタル原盤から最初に手動
でプレスされ、音楽評論家を始め一部の関係者に一般発売前に配布されたレコ
ードのことです。これらのレコードは、私どもが昔聴いた自動プレス量産市販
品とは似て非なるもので、その音質の違いは一聴瞭然です。
この度、ほとんど手付かずの状態で発見された一連のブライトクランク非売品
見本盤は、元のブラクラの音はこんなに美しく自然なものであったかと、ブラ
クラに対する評価を一変させるものと思われます。当CDに収められた田園は、
今回のブラクラシリーズの中でも特に盤質が良く、ヘッドフォン試聴レベルで
も極小プチノイズすらほとんど感知出来ない程です。又、音溝もまことにきれ
いで驚くべき鮮度の再生音が確保され、これなら本CDをもって、フルヴェンの
田園のスタンダードとすることに何らの躊躇もいらないのではと思える程です。
併録の2曲もほれぼれとする復刻で、これもベスト復刻と言えるのではないで
しょうか?ぜひ貴方様の御耳でお確かめくださいませ。特に、色々なことが
あった今年の暮れは、第九も良いが、フルヴェンの田園を聴いて、慎んで国
の安寧に思いを馳せたいと存じ上げます。
(オタケン・レコード太田憲志)




<アクースティカ(日本)>
PPCA 617 ¥2800
「深碧のラヴェル」-大崎結真
ラヴェル(1875-1937):
夜のガスパール(オンディーヌ/ジベ/スカルボ)/水の戯れ/ソナチネ
ラ・ヴァルス/亡き王女のためのパヴァーヌ
大崎結真(ピアノ)
録音:2011年6月7-9日三重県総合文化会館大ホール、
大崎結真さんの前作ショパン・ライヴは、「ショパンの名盤」に入るほどのク
オリティーの高さだと思う。あれだけの音色と表現力を持った若手はそう見当
たらず、尚かつまだ多くの可能性も感じさせる。そして第2弾がモーリス・ラ
ヴェル(1875-1937)。それは彼女が10代のうんと若い頃に出逢った作曲家で、
以来、自信の羅針盤とも言える鋭い感性で作品は温められて来た。技巧は冴え、
純粋無垢な音で語ったり、かと思うと妖艶な笑みを浮かべて突然ガッ!と牙を
むくような音列を放ったり、その時々で鋭敏なタッチは画家の絵筆のように作
品を描く。
タイトルにある「碧」は、ラテン語やギリシャ語で「神秘」や「大地」の意味
を持ち、その色合いは石英の奥に潜むようなサファイア色である。まさに、
である。大崎さんの色香を持った音は耳を離さず、じわりじわりと幻想の世界
へ聴き手を引き込む。このラヴェルのディスクは、美しきアリ地獄とも言える。
ならば喜んでのまれよう。
(上田弘子・音楽ジャーナリスト、ライナー・ノートより)
大崎結真(おおさき・ゆま)略歴
2000年東京芸術大学附属高校卒業後、イモラ音楽院に入学、2001年パリ国立高
等音楽院大学院に入学、2007年パリ・エコールノルマ音楽院コンサーティスト
課程入学、2009年同大学院卒業。「リーズ国際ピアノコンクール」3位、「ショ
パン国際ピアノコンクール」ファイナリスト賞、「パリ・オートモービル・ク
ラブ国際ピアノコンクール」優勝。その他多くのコンクールに入賞を果たして
いる。




<THOROFON>
CTH 2570 ¥1680
(ボーナスCDつき)
「ペルヴェツ・モディ・プレイズ・スクリャービン」
悲劇的詩曲Op.34/練習曲 嬰ハ短調Op.2-1
24の前奏曲 Op.11/左手のための2つの小品 Op.9
ワルツ 変イ長調 Op.38/2つの詩曲 Op.32
ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ長調Op.30/詩曲「炎に向かって」Op.72
(ボーナスCD)「サウンド・ファンタジー」
ペルヴェツ・モディ(Pf)
録音:2008年12月バーデン=バーデン
ペルヴェツ・モディはインド出身の若手ピアニストで現在はドイツを拠点に活動
を続けている。インドで勉強した後、ドイツに留学。特にスクリャービンの音楽
に深く傾倒しその演奏はマルタ・アルゲリッチにも絶賛されている。フランス印
象派のように繊細、精緻なスクリャービンである。2枚目は1枚目と同じ音源に環
境音、効果音などを加えた実験的なサウンド・インスタレーション的ディスク。

CTH 2579 ¥1680
「ペルヴェツ・モディ・プレイズ・スクリャービンVol.2」
ピアノ・ソナタ第1番Op.6
10のマズルカOp.3
ピアノ・ソナタ第9番《黒ミサ》Op.68
ペルヴェツ・モディ(Pf)
録音:2009-2010年
アルゲリッチにも絶賛されている若手ピアニスト、ペルヴェツ・モディが傾倒し
ているスクリャービンの作品集第2集。第1集(CTH2570)は小品を中心にしたアル
バムをリリースしているが、こちらは2曲のソナタがメイン。その圧倒的な打鍵
力と音楽の推進力を堪能して頂きたい。

CTH 2565 ¥1680
「ウィルヘルミーネ・フォン・バイロイトと仲間の音楽」
ウィルヘルミーネ・フォン・バイロイト(1709-58):フルート・ソナタ イ短調
ヨハン・クヴァンツ(1697-1773):トリオ・ソナタ ハ短調QV2:3
ヤコブ・フリードリヒ・クラインクネヒト(1722-94):トリオ・ソナタ ホ短調
ヨハン・プファイファー(1697-1761):トリオ・ソナタ ト長調
カール・ハインリヒ・グラウン(1704-59):トリオ・ソナタ 変ホ長調
C.F.デベルト(伝1700-70):フルート・ソナタ ホ短調Op.1-4
ボン・ディ・ヴェネツィア(伝1738-67):ディヴェルティメント イ長調Op.3-6
エリザベト・ヴァインツィアール(Fl)、
エドムント・ヴェヒター(Fl)、
エヴァ・シーファーシュタイン(Cemb)、
フィリップ・フォン・モルゲン(Vc)
録音:2010年1月
ウィルヘルミーネ・フォン・バイロイトを直訳すれば単にバイロイトのヘルミ
ーネという意味で、本当の苗字ではない。ヴィルヘルミーネはプロイセンの王
族で、ドレスデンでヴァイスからリュートをヨプファイファーより作曲の指導
を受けた。バイロイトという土地はバロック時代すでに独自の文化圏を形作っ
ており、この土地に縁のある作曲家の作品を集めた珍しいバロック音楽のご当
地もの。

CTH 2569 ¥1680
「移行」-アンサンブル・モバイル
グバイドゥーリナ:コントラバスのための7つの練習曲(2008)
クラウス・アーガー(b.1946):2つのギターのための《移行》(1990)
グバイドゥーリナ:《良心の呵責》-3つのギターとコントラバスのための(2008)
アンサンブル・モバイル:
【ソフィア・グバイドゥーリナ(ドナー・チューブ)、
イヴォンヌ・ツェーナー(G)、パヴェル・フロポフスキー(G)、
ウルリケ・ライトマイヤー(G)、アレクサンドル・ススリン(Cb)】
録音:2009年11月、60:04
グバイドゥーリナの近作が収められている注目のディスク。《7つのエチュード》
はコントラバスのピツィカート、グリッサンド、またチェロのように伸びかなア
ルコなどコントラバスのあらゆる奏法を駆使した小品集。《良心の呵責》は調性
的なパッセージを挟みつつ、コントラバスの孤独なモノローグと黙示録的な暗い
音楽が続く。クラウス・アーガーはオーストリアの作曲家。

CTH 2560 ¥1680
「ハラルド・ゲンツマー(1909-2007)/管弦楽作品集Vol.4」
(1)交響曲第5番
(2)管弦楽のための協奏曲第2番
(3)舞踏組曲
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト指揮
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル
録音:2007-2008年、DDD、59'06
ハラルト・ゲンツマーはドイツの作曲家で若い頃、レーガー、R.シュトラウス
の影響を受けて作曲活動を始め、ヒンデミットに師事、後にシェーンベルクら
新ウィーン楽派の影響も受けている。しかし現代音楽特有の晦渋さ、スノビズ
ムは皆無で、近現代の諸技法を折衷しながら終始聴き手を飽きさせない音事象
を次々と繰り広げる。ヒンデミット、バルトーク、オルフらの影響を感じさせ
ながら、急進的な前衛とは一線を画す作風が特徴。

CTH2572 2枚組 ¥3360
ハラルド・ゲンツマー:ヴァイオリンとピアノのための作品集
CD1)ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番-第3番、プログレッション
CD2)ヴァイオリン・ソナタ第1番-第5番
ビョルン・クライマン(Vn)、
マルティン・シュトゥファルト(Pf)
録音:2009年12月
※こちらはハラルド・ゲンツマーのヴァイオリン作品集。ゲンツマーはレーガ
ー、R.シュトラウス、そして師匠のヒンデミットの影響を受けた他、新ウィー
ン楽派の影響も受けているが、ここに収められたヴァイオリン作品はいずれも
新古典主義的な傾向が強く、ストラヴィンスキー、フランス6人組(のドイツ的
解釈とでも言おうか)を思わせる作品。つまり古典的な様式・旋律が新しい和声、
複調などで換骨奪胎されており、おそらくヒンデミット経由の影響であると思
われる。

CTH 2559 ¥1680
「カール・フリードリヒ・アーベルと現代のガンバ作品集」
アーベル(1723-1787):ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ホ短調WK.150
ヴォルフガング・シュルツ(b.1948):
幻想曲(1991)-ジモーネ・エッケルトのためのスペインの風景つきのリチェルカ
ーレ
アーベル:無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタGB-Lbi Add.31697
マンフレート・シュターンケ(b.1951):半文盲のマヒワ(1996)
アーベル:無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタMS Drexel5871
岡津たまえ(b.1953):子守歌(1993/94)
アーベル:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト長調WK152
ジモーネ・エッケルト(Gamb)、
ハンブルク・ラートス・ムジーク
ウルリヒ・ヴェデマイヤー(テオルボ)
録音:2009年2月
カール・フリードリヒ・アーベルはJ.S.バッハがケーテンの宮廷楽団の楽長だっ
た時に首席ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者を勤めた作曲家。このディスクは彼のヴィ
オラ・ダ・ガンバ作品と現代音楽をカップリングしたユニークな内容。ジモーネ
・エッケルトはあのジョルディ・サヴァールの弟子で現在はハンブルク音楽院
で教鞭を執りつつ活動している気鋭の女流奏者。

CTH 2566 ¥1680
「ポツダム・サンスーシ平和教会のヴォール・オルガン」
レーガー:トッカータOp.59-5、フーガOp.59-6、序奏とパッサカリア ニ短調
メシアン:《栄光の体》より第1曲、第4曲、第6曲
レーガー:コラール《我々は、明るい朝の星を持っているとして》による幻想曲
Op.40-1、
コラール《目を覚まし、声は私たちを呼び出して》による幻想曲Op.52-2
マティアス・ヤコブ(Org)
録音:2008年7月
ポツダム・サンスーシ平和教会はサンスーシ公園の中に1840年代に建てられた
ヨーロッパでは比較的新しい教会で、ここに設置されたオルガンの名は設計者
ゲラルト・ヴォールに由来している。ポツダムのオルガンの中では最も大きく、
機能も充実しており、その為、ロマン派から現代作品の演奏に適しているため
レーガーとメシアン作品で大きな演奏効果を発揮している。マティアス・ヤコ
ブは1948年生まれで現在当教会の専属オルガニスト兼音楽監督を勤めつつヨー
ロッパ、アメリカで活動を続けるベテラン。

CTH 2568 ¥1680
「火と情熱を持って」
ウェーバー:協奏的大二重奏曲Op.48
レーガー:アルバムとタランテラ
ルトスワフスキ:ダンス・プレリュード
プーランク:クラリネット・ソナタ
セバスティアン・タイレ(Cl)、
ニコラス・リンマー(Pf)
録音:2009年7月
セバスティアン・タイレはドイツ・バンベルク出身で現在バンベルク響、ライ
プツィヒ・ゲバントハウス管などのオーケストラの副主席奏者として活動して
いる。古典から近現代作品までクラリネットの定番レパートリーを安定した技
術で吹き込んでいる。

CTH 2571 ¥1680
「北から南へ」-マンドリンとギターによるアメリカ音楽
フレデリック・ハンド(b.1947):祈り/ガーシュイン:3つの前奏曲
ジョン・ウィリアムズ(b.1932):シンドラーのリスト
エドゥアルド・アングロ(b.1954):古代の空気
ロゲリオ・デンテロ(b.1967):TnT組曲
エグベルト・ジスモンチ(b.1947):水とワイン
セルソ・マチャド(b.1953):コロ、サンバ・コロ
マヒモ・ディエゴ・プホル(b.1957):ソナチネ・カオティカ
デュオ・トレケル・トレースター:
【シュテファン・トレケル(マンドリン)、ミヒャエル・トレースター(G)】
録音:2010年1月
当デュオは2004年に結成されたデュオ。北アメリカはニューヨークを立って南ア
メリカを南下、ブラジルまでの旅路を出身作曲家の作品で辿る内容。編曲もセン
ス抜群の大変良質なサロン音楽。

CTH 2573 ¥1680
フレデリック・ショパン:作品集
(舟歌 嬰へ長調Op.60/マズルカ 嬰ヘ短調Op.59-3/夜想曲 嬰ヘ長調Op.15-2
ワルツ 嬰ハ短調Op.64-2/ポロネーズ 嬰ハ短調Op.26-1
マズルカ 嬰ハ短調Op.63-3/前奏曲 嬰ハ短調Op.45/マズルカ 嬰ハ短調Op.50-3
夜想曲 嬰ハ短調Op.27-1/マズルカ 嬰ハ短調Op.41-1
ポロネーズ 嬰ヘ短調Op.44)
エドゥアルド・スタン(Pf)
録音:2010年4月,イエス・キリスト教会、ベルリン
なぜか嬰ハ、嬰へを主音とする長・短調ばかりの曲を集めたショパン・リサイタ
ル。黒鍵はショパンが好み、また演奏家にとっては困難な調性でもあり、ピアニ
ストの総合的な音楽性が問われるため野心的なプログラミングと言えよう。スタ
ンはルーマニア生まれ、パウル・バドゥラ・スコダ、ボリス・ベルマンらに師事、
ヨーロッパ、アメリカで盛んに活動を行っている最近注目の若手。余計なルバー
ト、思わせぶりな身振りが皆無の非常に現代的、都会的なショパンである。

CTH 2574 ¥1680
「国際シューベルト歌曲コンクール2009優勝者トマス・ヴィヤ」
シューベルト:歌人の持ち物、ひめごと、窓辺にて、舟人ほか
シェーンベルク:興奮した人々、警告、座礁、さすらい人
ブラームス:9つの歌曲Op.32/ブゾーニ:5つのゲーテの詩による歌曲
トマス・ヴィヤ(Br)、
ダヴィッド・サントス(Pf)
録音:2010年9月
国際シューベルト歌曲コンペティションは歌手と伴奏者のためのコンクールで
バリトンのトマス・ヴィヤとピアノのダヴィッド・サントスの二人は2009年度の
優勝者。二人は同じ年にグラーツで行われた現代音楽のコンペティションでも
優勝している。ヴィヤは1982年ポーランド出身でバロックから現代音楽まで幅
広いレパートリーを持ち、現在ベルリン・ドイツ・オペラなどで活躍している
注目の若手。

CTH 2575 ¥1680
ベスト・オヴ・マルテ・ブルバ(トランペット)
J.S.バッハ:アリア/マルテ・ブルバ:旅/クリス・ニューマン:シフィリス
ハンス=ヨアヒム・ヘスポス:iOSCH/N.ヘイダック:アルプホルンのためのソロ
ハイナー・ゲッベルス:夜の小品II
アルブレヒト・リアーマイヤー:サークルII/I
ミヒャエル・セル:スーパー・パラダイス
アドリアナ・ヘルスキー:世界の終わり
マルテ・ブルバ(Trp)
ほか
録音:1986-2008年
マルテ・ブルバは1957年生まれのドイツのトランペット奏者でマルテ・ブルバ
仕様というトランペットがあるほど、トランペット界に影響力のある音楽家。
このディスクはThorofonでこれまでリリースしたディスクから現代音楽を中心
に編集した内容。バッハも現代的なアレンジが施されている。

CTH 2576 ¥1680
シューマンへのオマージュ「夢の絵」
シューベルト:ワルツOp.9-32、D.365/シューマン:アベッグ変奏曲Op.1
シューマン:夕べにOp.12-1/ドビュッシー:月の光
シューマン:幻想曲Op.17/シューマン:ノヴェレッテOp.21-8
シューマン:予言の鳥Op.82-7/フランツ・フォラーバー:RSへの感謝
J.S.バッハ:インヴェンション イ短調/シューマン:フゲッタOp.126-4
フランツ・フォラーバー:コラールとパッサカリア
ブラームス:間奏曲Op.118-6/シューマン:主題 変ホ長調(1854)
フランツ・フォラーバー(Pf)
録音:2010年5月
フォラーバーはシューマンに関連する古典から現代作品(自作を含めた)をプロ
グラミングしたコンサートを世界各地で行い、ディスクでもシューマン:ピアノ
作品全集を完成させている(CTH2530、13枚組)。この一枚はその全集の補遺的な
アルバム。

CTH 2577 ¥1680
「女性作曲家によるフルート作品集」
アンナ・アマリア・フォン・プロイセン(1723-87):フルート・ソナタ ヘ長調
アンナ・ボン・ディ・ヴェネツィア(1739-67):フルート・ソナタ ト長調Op.1-6
レオポルディーネ・ブラヘトカ(1809-1887):序奏と変奏曲Op.39
セシル・シャミナード(1857-1944):星のセレナードOp.142
メラニー・ボニ(1858-1937):フルートとピアノのための小品Op.189
ジェルメーヌ・タイユフュール(1892-1984):フォルラーヌ
リリ・ブーランジェ(1893-1918):夜想曲
バーバラ・ヘラー(b.1936):パーランド
グロリア・コーツ(b.1938):亡霊/ドロテー・エーベルハルト(b.1952):夢
カロリーネ・アンシンク(b.1959):マリウスの墓碑銘
アネッテ・シュランク(b.1964):模索
クリスティーネ・K.ブリュックナー(b.1967):ツェトノ
エリザベト・ヴァインツィアール(Fl)、
エヴァ・シーファーシュタイン(Cemb,Pf)、
フィリップ・フォン・モルゲン(Vc)
録音:2010年1月
古今の女性作曲家のフルート作品ばかりを集めた珍しいアルバム。フルート・リ
スナーにとっては新しいレパートリーを探すよい手がかりとなろう。

CTH 2578 ¥1680
ルードヴィヒ・トゥイレ(1861-1907):歌曲集
(3つの歌曲、3つの女性の歌、ノットゥルノ、新年の歌、原始の牧歌、
ほか全25曲)
レベッカ・ブロベルク(Sop)、
フィリップ・マイヤーヘーファー(B)、
ハンス・マルティン・グレープナー(Pf)
録音:2010年6-9月
ルートヴィヒ・トゥイレはR.シュトラウスに代表されるミュンヘン楽派」の一
員に数えられるオーストリア出身のドイツの音楽教育家・作曲家。ヨーゼフ・
ラインベルガーらに作曲を師事後、ミュンヘン音楽アカデミーの教授に就任し、
数多くの門弟を育成した。弟子にヘルマン・アーベントロート、エルネスト・
ブロッホ、クラウス・プリングスハイムらがいる。R.シュトラウス、ツェムリ
ンスキー、ヴォルフらの音楽に通じる後期ロマン派のドイツ・リートの最良の
伝統を受け継いだいずれも美しい歌曲集。





<ANTES>
BM31.9260 ¥1680
「モーリス・ラヴェル(1875-1937):ピアノ作品集」
夜のギャスパール/クープランの墓/ラ・ヴァルス
濱倫子(Pf)
録音:2008年8、DDD、63'25
濱倫子(はまりんこ)は東京芸大卒業後、渡独、カールスルーエ音楽大学大学院、
デトモルト音楽大学に学ぶ。S.シュパイデル、A.ウゴルスキらの各氏に師事。
これまでポルト国際ピアノコンクール(ポルトガル)、エピナル国際ピアノコン
クール(フランス)、テル・ハイ国際ピアノコンクール(イスラエル)にて優勝・
入賞。また、スウェーデン国際デュオコンクールではチェロのグレゴリー・ア
ルミャンとのデュオで優勝。ヨーロッパを中心に北西ドイツ・フィル、ヴュル
テンブルグ・フィル、メンデルスゾーン室内管弦楽団、他と共演。室内楽にお
いては南ドイツ放送響、ケルン放送響などの一流オーケストラの首席奏者を初
めとして様々な演奏家
よりパートナーとして信頼を得て共演を重ねる若手ホープ。ラヴェルにおける
無駄のない引き締まった音楽作り、抑制されたペダリング、鍛え、磨き抜かれ
た音色と強靭にしてしなやかなタッチはほかの日本人ピアニストに類を見ない。

BM31.9264 ¥1680
「マンハイム楽派のフルート音楽」
-ヨハン・バプティスト・ヴェントリング(1723-1797)の音楽
ヨハン・バプティスト・ヴェントリング(1723-1797):
フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための小協奏曲ト長調
フルートと通奏低音のためのソナタ ニ長調
フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとバスのための小協奏曲ホ短調
フルート、ヴィオラとチェロのためのソナタ ニ長調
フルート、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲 変ホ長調
フルートと弦楽のための協奏曲 ト長調
小川隆(フルート・トラヴェルソ)、
ホフ・ムジーク・マンハイム(アンサンブル)
録音:2008年7月,DDD、ブックレット:日本語解説つき
ヴェントリング(1723-1797)はシュターミッツ、ダンツィらに代表されるいわゆ
るマンハイム楽派の作曲家の一人で生前はフルートの名手として名声はヨーロッ
パ中に知れ渡った。おそらくヴェントリングの作品集がまとまった形でリリース
されるのはこれが世界初と思われる。フルートの小川隆はハンブルク音大でカー
ルハインツ・ツェラーに師事。マンハイム楽派の音楽を専門に演奏するピリオド
楽器のアンサンブル、ホフ・ムジーク・マンハイムを結成し現在ヨーロッパを
中心に活動している。

BM31.9273 ¥1680
「暗黙」-ホルン、ディスカント・ホルン、アルペン・ホルン作品集
G.A.ホミリウス(1714-1785):2つのコラール変奏曲((2))
アルヴェーン(1872-1960):悲しげな夜想曲((1))
E.イソズ(1905-1986):3つのバガテル((1))
レオポルド・モーツァルト(1719-87):シンフォニア・パストレッラ((3))
G.V.ヘーベリ(1872-1950):アンダンテ((1))
フェリックス・トライバー(b.1960):3つの小品((3))
A.カップ(1878-1952):宗教的なアンダンテ((1))
H.B.ブラント(b.1959):...我々は次のようになる((1))
A.ケーリング(1842-1919):パストラーレ((1))
J.クーツィール(1911-2006):コラール幻想曲((1))
トマス・クローム((1)Hr、(2)ディスカントHr、(3)アルペンHr)、
フランク・オイトマン(Org)
録音:2010年
通常のホルンの他、バロック時代に使われたディスカント・ホルン、そして言
わずと知れたアルプスの山々に響き渡る、あのアルペン・ホルンのために書かれ
た作品を収録。3種類のホルンを吹き分けるクロームはケルン大学でペータ・ダ
ム、バリータックウェルに師事、現在はカールスーエのバーデン音楽院で後進
の指導にもあたっている。あらゆる種類のホルンを自在に吹く才人。

BM 31.9249 ¥1680
「忘れられた旋律」
-20世紀への移行期のロシアのピアノ音楽
メトネル:《忘れられた旋律》-「マッティナータの歌」「悲劇的ソナタ」
スクリャービン:
マズルカ ホ短調Op.25-3、2つの詩曲Op.32、アルバムの綴りOp.45-1
カトワール:
前奏曲Op.34-3、太陽の歌Op.12-1、瞑想曲Op.12-1、夜想曲Op.12-3、
幻想的エチュードOp.12-4、詩曲Op.34-1、詩曲Op.34-2
ロスラヴェッツ:5つの前奏曲
アンナ・ザッシモワ(Pf)
録音:2008年5月
19世紀後半に生を受け、激動の時代を生き抜いた4人のロシア人作曲家のピアノ
曲を収録。所々にショパン、チャイコフスキー、印象派の影響を感じさせつつ
個性的な作品ぞろい。演奏機会の少ないカトゥワールはミヤスコフスキー、カ
バレフスキーの師匠でもあり、フランス音楽の影響を受けた珠玉の名品を残し
た。スクリャービンと並ぶ20世紀前半の前衛ロスラヴェッツの妖艶な美しさを
持った5つの前奏曲も名曲。ザッシモワはモスクワ出身の若手でカニーノらに師
事。現在はドイツに住み、ザルツブルク音楽祭にも度々出演しているホープ。
カトワールの研究者としても知られています。

BM 31.9269 ¥1680
「ショパン:後期ピアノ作品集」
2つの夜想曲/幻想ポロネーズ
3つのマズルカ
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調
アンナ・ザッシモワ(Pf)
録音:2007年3月
ザッシモワはモスクワ出身の若手でブルーノ・カニーノらに師事。現在はドイ
ツに住み、ザルツブルク音楽祭にも度々出演しているホープ。カールスーエ音
楽大学に学び、2006年にはヨーロッパ室内楽コンクールに優勝、その後も数々
のコンクールに優勝しヨーロッパを中心に活動している。

BM 31. 9274 ¥1680
「1850年製エラール・ピアノによるショパン作品集」
マズルカ イ短調Op.17-4/マズルカ イ短調Op.67-4
4つのマズルカOp.30/ポロネーズ 嬰ハ短調Op.26-1
4つのマズルカOp.33/マズルカ へ短調Op.63-2
マズルカ へ短調Op.68-4/2つの夜想曲Op.55
バラード ト短調Op.23
ワルツ 嬰ハ短調Op.64-2/ワルツ 変イ長調Op.69-1
ワルツ ロ短調Op.69-2/ワルツ 変イ長調Op.70-2
アンナ・ザッシモワ(Pf)
録音:録音:2010年8月
ピアノ製作者セバスティアン・エラール(1752-1831)はパリに楽器工房を開き近
代のピアノの祖とされている。このディスクの使用楽器1850年製はショパンも
演奏したとされる由緒のある楽器で当時の音色を今に伝える。アンナ・ザッシ
モワはモダン・ピアノの演奏スタイルを楽器に合わせるように変え、趣きのあ
る演奏を展開している。

BM31.9254 ¥1680
「ギター伴奏による歌曲集」
メンデルスゾーン:緑の中で/C.P.E.バッハ:小川で
ブラームス:荒野の孤独、砂の精/モーツァルト:春への憧れ、すみれ
シューベルト:錯覚、女性の服、林にて、苛立ち、緑の中の歌、夕べ、野ばら
シューマン:春の歌、初めての緑
グリースバッハ:羊飼いの歌,十月の昼/民謡:私は緑の森を歩いた
アンドレア・クダーク(S)
リディア・ナモーヴァ(G)
録音:2008年8月
ブラームスの砂の精やシューベルトの野ばら、モーツァルトのすみれなど、耳
になじんだ美しい歌曲をギター伴奏でしっとりと聴かせるアルバム。ドイツ歌
曲は民謡に題材を多く取っているのでピアノ伴奏よりも想像が広がります。ア
ンドレア・クダークのリリコ・レジェーロの伸びやかで澄み切ったソプラノは
近年稀にみる才能で今後の活躍が期待されている。

BM31.9256 ¥1680
「マルコ・ファラシ/現代サクソフォン作品集」
トマス・フォルトマン:サクソフォン・ソナタ
ジョセフ・ヴェラ:サクソフォン・ソナタ
セルジオ・カリガリス:ソナタ・ファンタジア
フィリベルト・ピエラミ:子守唄/ペドロ・イトゥラルデ:ギリシャ風組曲
マルコ・ファラシ(Sax)、
マルコ・ポデスタ(Pf)
録音:2009年
マルコ・ファラシはイタリアのサクソフォン奏者でミラノ・スカラ座管弦楽団
と共演するなど、ヨーロッパを中心に幅広く活動している。このアルバムはス
イス、イタリア、スペインの作曲家の作品が収められており、いずれもジャズ、
ワールド・ミュージック、ミニマルの影響を受けた楽しい作品ばかり。マイケ
ル・トーク、グラハム・フィトキンばりのポップなのりの音楽。

BM31.9258 ¥1680
「レシェティツキ楽派」
-レシェティツキの名高い弟子たちのピアノ音楽
マルク・ハンブルグ(1879-1960):
近代的ガヴォット、パガニーニの主題による変奏曲
イグナツ・フリードマン(1882-1948):
古きよきウィーン、マズルカ、前奏曲、
「ジーグ」(ヘンデルのチェンバロ組曲のピアノ編曲)、
ウィーン舞曲(ゲルトナー作品のピアノ編曲)
M.ツァドーラ(1882-1946):
シシリアーノ(バッハ作品のピアノ編曲)
アリア(バッハ作品のピアノ編曲)ほか
シューベルト、シューマン、ドリーブ作品の編曲
オシップ・ガブリローヴィチ(1878-1936):ガヴォット、主題と変奏
トビアス・ビッガー(Pf)
録音:2007年8月
テオドール・レシェティツキ(1830-1915)は、ウィーンで活躍したピアノ教師、
作曲家、ピアニスト。19世紀後半から20世紀前半にかけてのほとんどの高名な
ピアニストは、リストかレシェティツキ、どちらかの指導を受けていると断言
してもよく、レシェティツキの弟子にはシュナーベルやパデレフスキ、ホルショ
フスキ、エリー・ナイ、イグナツ・フリードマンなどがいる。このアルバムは
彼の弟子であったピアニストたちの作品集。と言ってもバッハ、シューベルト
のピアノ編曲もある。トビアス・ビッガーは1962年生まれのドイツのピアニス
トで19世紀ロマン派のヴィルトゥオーゾ系のピアノ作品を得意としている。

BM31.9259 ¥1680
「突然の火災」-オットー・フロイデンタールの音楽
オットー・フロイデンタール(b.1947):
突然の火災、突然の火災II、アシェンドンの記憶、3つのエピソード、
浜辺にて、シシアーノ、習作、アレグロ、ハイゲート墓地にて、他全15曲
デトレフ・テヴェス(マンドリン)、
オットー・フロイデンタール(Pf)
ムジチ・ディ・プラハ(2曲のみ)
録音:2007-08年
オットー・フロイデンタールはスウェーデン生まれの作曲家、ピアニストでイ
ギリス在住時にはかのオットー・クレンペラーのアシスタントを長らく勤めた
こともあった。作品はマンドリンとピアノのために書かれたものが主で、バル
トークあたりの影響をうかがわせる無調、調性を折衷した独自の世界を確立し
ている。

BM31.9261 ¥1680
「無伴奏ヴィオラ作品集」
J.S.バッハ(1685-1750):半音階的幻想曲(コダーイ編曲)
ヨハン・ネポムク・ダーフィト(1895-1977):無伴奏ヴィオラ・ソナタOp.31-3
フェリックス・トライバー(b.1960):7つの奇想曲
アドルフ・ブッシュ(1891-1952):無伴奏ヴィオラ組曲Op.16、前奏曲とフーガ
ウジェーヌ・ボザ(1905-1991):パルティ
ジビレ・ラングマーク(Va)
録音:2007-2009年
ラングマークはドイツのヴァイオリニスト、ヴィオリストでバーデン州カールス
ーエ管弦楽団でヴィオリストを勤める傍ら、ソリストとしても活動し、バロック
から現代音楽、新作の初演などに力を入れている。

BM31.9262 ¥1680
「OPERASSION/バッハ、ピアソラ・パッション」
アストル・ピアソラ:天使の死、革命、前奏曲第9番
J.S.バッハ:パルティータ第1番より前奏曲、アルマンド
アストル・ピアソラ:天使のミロンガ
J.S.バッハ:パルティータ第1番よりクーラント、サラバンド
アストル・ピアソラ:忘却
J.S.バッハ:パルティータ第1番よりメヌエット、ジーグ
アストル・ピアソラ:ル・グラン・タンゴ、コラール第9番
J.S.バッハ:組曲第3番よりアリア
アストル・ピアソラ:ブエノス・アイレスの冬
オペラッション:
【アンティエ・スティーン(バンドネオン)、
ティム・ストレーブル(Vc)、ファビアン・ドブラー(Pf)】
録音:2007-2008年
「ブエノス・アイレス・ミ・アモール」(BM31.9208)に続くオペラッションのア
ルバム第2弾。
ピアソラ作品は言うまでもなく、バッハにおけるバンドネオン、チェロ、ピアノ
への編曲が極めて秀逸でバッハの対位法が色分けされているようわかりやすく楽
しい。ピアソラとバッハの楽しいコラボ。最上のカフェ・ミュージック。

BM31.9263 ¥1680
「夜明け」-デュオ・コンセンサス
マヒモ・ディエゴ・プホール(b.1957):
二つのカンドンベのアリア-「古き良き時代のカンドンベ」
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):ソナチネOp.205
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):古風なアリア、夜明けのセレナータ
セルソ・マチャド(b.1953):ブラジルのポピュラー音楽
アストル・ピアソラ(1921-1992):タンゴの歴史
マキシモ・ディエゴ・プホール:
二つのカンドンベのアリア-「ブエノス・アイレスの雲」
デュオ・コンセンサス:
【クリスティアン・ライア(マンドリン)、カロリーネ・コムスト(G)】
録音:2009年7月、DDD,57:04
二人とも1980年代生まれのドイツ人で国内外のコンクールに上位入賞後、コンビ
を結成、ヨーロッパのみならずアメリカ、日本などでもコンサートを行っている。
ラテンの雰囲気満点のご機嫌なディスク。

BM31.9265 ¥1680
「古いスペインのピアノ・ソナタ集」
D.アントニオ・ソレル(1729-1783):
ソナタ第21番ニ長調/ソナタ第9番ト短調/ソナタ第18番ニ短調
ソナタ第2番ニ長調/ソナタ第22番ヘ長調/ソナタ第24番へ長調
ソナタ第43番ト短調
マヌエル・ブラスコ・デ・ネブラ(1750-1784):ソナタ第6番ホ長調
フェリックス・マキシモ・ロペス(1742-1821):ソナタ第1番ニ長調
マテオ・アルベニス(1755-1831):ソナタ ニ長調
ホセ・イモフ(Pf)
録音:2009年4月
スペインの古典派のピアノ作品ばかりを集めたアルバム。ソレル以外はスペイ
ン音楽に詳しい人以外はなじみのない作曲家(マテオ・アルベニスはイサーク・
アルベニスとは何の関係もない)ばかりだが、スペインらしい華やかな舞曲風の
ソナタ(スカルラッティに近い雰囲気)が楽しい。ホセ・イモフは1978年生まれ
のスペインのピアニストでジョルジ・シャンドールに師事した。その明晰で明
るい音色はスペインの雲ひとつない澄み切った青空を見ているようで心地よい。

BM31.9267 ¥1680
マックス・デーレマン:「ヤコブの夢」(新しいユダヤの歌)
アンドレア・チャダック(Sop)、
マックス・ドーレマン(Pf)、
マルティン・フォンファラ(Perc)ほか
録音:2010年
マックス・デーレマンはドイツでTV、映画の音楽の仕事の他、ジャズの演奏に
も携わっている作曲家。旧約聖書を題材にしたこれらの作品は打楽器、ピアノ、
声楽によるモダン・ジャズ風の新しい宗教楽。

BM31.9268 ¥1680
「デュエッティシモA3」-ソプラノ、トランペットとオルガンによる音楽
ピエトロ・アレッサンドロ・スカルラッティ:
アリア第1番《あなたは、トランペットを吹く》、アリア第2番、
アリア第3番《最愛の人よ、あなたのために悲しみます》
J.S.バッハ:ロンド、バディネリ/フランク:パニス・アンジェリクス
W.A.モーツァルト:アレルヤ/A.L.ウェバー:ピエ・イエズス
G.カッチーニ:アヴェ・マリア/他全15曲
デュエッティシモA3:
【クリスティーナ・ボックシュヴァイガー(Sop)、
マンフレート・ボックシュヴァイガー(Trp)、アンドレアス・ボルツ(Org)】
録音:2009年10月、DDD,56:05
デュエッティシモA3は若手音楽家による、ソプラノ、トランペット、オルガン
のトリオ。スカルラッティからフランク、A.L.ウェバーまでを編曲を交えなが
ら古今の宗教音楽を清浄な響きで聴かせる。

BM31.9270 ¥1680
「フランツ・ミクサ管弦楽曲集Vol.2」
フランツ・ミクサ(1902-1994):
アイスランド民謡による音楽
交響曲第3番ホ短調
交響曲第5番イ短調
マンフレート・ミューサウアー指揮
ウィーン・ドナウ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2009年6-11月
「交響曲第2番、他」(BM31.9252)に続くミクサ作品集。フランツ・ミクサはチェ
コ人の両親のもとウィーンで生まれ、ウィーン国立音楽大学で音楽学と指揮、
作曲を学んだ。作曲をジョゼフ・マルクスらに師事。1930年よりアイスランド
に赴きアイスランドの音楽界にも貢献した。ナチスに入党していたため、また
徴兵され1945-47年フランスの捕虜となっていたこと、戦後は国立音楽大学の再
建に努めるなど教職に専念したため、作曲家としてあまり知られていない。交
響曲はクルシェネク、ヒンデミットを思わせる。

BM31.9271 ¥1680
「暗黙」-デュオ・コンラディ・ゲーレン
ジョン・ケージ(1912-92):ウォーター・ウォーク(1959)(ヴァージョンI)
シュテフェン・ラインホルト(b.1967):アルコ(2009)
ベルント・フランケ(b.1959):静かな水(2006)
エックハルト・バインケ(b.1956):シャインレースンク(2009)
M.カーゲル(1931-2008):スペクタクルへのモンタージュ(1968/2010)
テオドール・ケーラー(b.1974):ソラリス(2002)
ジョン・ケージ:ウォーター・ウォーク(1959)(ヴァージョンII)
デュオ・コンラディ・ゲーレン:
【ステファン・コンラディ&ベルント・ゲーレン(ギター、ベース、声、
電子音ほか)】
録音:2010年4,DDD、52:15
当デュオは、1960年トルコ・イスタンブール生まれのギタリスト、ステファン・
コンラディと1959年ドイツ・アーヘン生まれのギタリスト、ベルント・ゲーレン
により1986年にTV番組でカーゲルのシアター・ピース上演で共演したことがきっ
かけで結成。実験的な現代音楽を積極的に取り上げている。なかでもカーゲルの
スペクタクルへのモンタージュは様々な環境音、ポップスなどがコラージュされ
たプログレ風の傑作。

BM31.9272 ¥1680
「チェロ作品集」
(1)P.I.チャイコフスキー(1840-1893):カプリチオ風小品Op.62
(2)ヒンデミット(1895-1963):無伴奏チェロ・ソナタ第3番Op.25
(3)ジェルジ・リゲティ(1923-2006):無伴奏チェロ・ソナタ
(4)フランソワ・フランクール(1698-1787):チェロ・ソナタ ホ長調
(5)フェリックス・トライバー(b.1960):チェロと弦楽のための協奏曲
アレクサンドル・カシン(Vc)、
(1)アンナ・ザッシモーヴァ(Pf)、
(4)鈴木圭子(Pf)、
(5)ヴラティスラフ・ブラホフ指揮シーズンズ室内管弦楽団(モスクワ)
録音:2000-2008年
カシン(1972年モスクワ生まれ)はチャイコフスキー音楽院でフェイギンに師事し
た。プラハ・コンチェルティーノを始め、数々の国際コンクールに優勝後、多く
のオーケストラと共演、2005年以降はモスクワ・フィルの首席奏者を勤めてい
る。チャイコフスキーからリゲティまで幅広いレパートリーをこなす俊英。

BM31.9275 ¥1680
「音楽の真珠」
(1)ハイドン:ヴァイオリン協奏曲ハ長調Hob.Vlla:1
(2)J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043
(3)ヴィヴァルディ:四季
マリア・ソロゾボーワ(Vn、指揮)、
アンサンブル・カメラータ・ムジカ・バロッカ
(2)ロベルト・ツィマンスキー(Vn)
録音:2010年11月ライヴ、DDD、76:06
チャイコフスキーの協奏曲(BM31.9232)に続くソロゾボーワのアルバム第2弾。
彼女はモスクワ生まれ、チャイコフスキー音楽院で学び、2000年にオーストリア
の国際ブラームス・コンテストで特別聴衆賞、2006年にはティボール・ヴァルガ
コンペティションなどに上位入賞を果たし、現在ヨーロッパを中心に活動する若
手。2007年にアンサンブル・カメラータ・ムジカ・バロッカを設立し自らが音楽
監督を勤めている。バロック音楽だがヴァイオリンは自由奔放、大胆に歌い、
若くみずみずしい感性を聴かせている。

<PentaTone>
PTC 5186 444(SACD-Hybrid) ¥2580
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
サ・チェン(ピア
ローレンス・フォスター(指揮)、グルベンキアン管弦楽団
ユンディ・リを育てたダン・ジャオイ(但 昭義)にピアノを師事したサ・チェン
は、1996年リーズ国際ピアノ・コンクール第4位入賞、第14回ショパン国際ピア
ノコンクール第4位&ポロネーズ賞受賞、第12回ヴァン・クライバーン国際ピア
ノ・コンクール第3位入賞という実績を持ち、有望な若手ピアニストがひしめく
中国ピアノ界の中でもその存在感は輝きを放っている。
パワーや勢いで押し切るのではなく、輪郭の整った音色が作品の抒情性を雄大
に描いた秀演です。
録音:2011年2月、カルースト・グルベンキアン財団大講堂(リスボン)





<Centaur>
CRC 3083 ¥2080
J.S.バッハ:管弦楽組曲集(異稿版) ――
管弦楽組曲第4番ニ長調BWV.1069/管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067
管弦楽組曲第3番ニ長調BWV.1068
アポロ・アンサンブル、
ダヴィド・ラヴィノヴィチ(ヴァイオリン&ディレクター)
インマゼールのアニマ・エテルナで首席奏者として活躍したロシアのチェリス
ト、セルゲイ・イストミンを擁するアポロ・アンサンブルのバッハの管弦楽組
曲集は、作曲者自身による異稿版。
ジョシュア・リフキンの研究に基づき、第2番ではフルート・ソロをヴァイオリ
ンに置き換え、第3番ではトランペット&ティンパニを外し"弦楽器+チェンバ
ロ"という編成を採用している。2008年8月&2009年7月の録音。

CRC 3164 ¥2080
リュートのロマンス ――
ヴァイス:クーラント ヘ長調/クロップガンス:ソナタ ヘ長調
ヴァイス:ソナタ イ短調/ドーブ:ソナタ第2番ト長調
ルッツ・キルヒホーフ(バロック・リュート)
J.S.バッハと同じ時代を生きた作曲家たちの楽しく、物悲しく、劇的なスタイ
ルを持ったリュート音楽集。
ヴァイス、クロップガンス、ダウベのバロック時代から古典派初期にかけての
作品を奏でるのは、カルミニョーラとの共演でも知られるドイツのリュート奏
者ルッツ・キルヒホーフ。
ヘルムート・ボーア製作の13弦バロック・リュートを使用。

CRC 3142 ¥2080
ハイ・ノート - ソプラニーノ・サクソフォンのための新しい音楽 ――
ジョンソン:ファンタジー/T・リード:夜想曲
オリオーダン:モーメンツ、ワンス・リメンバード
T・リード:ロッキング/フォーゲル:独り言/ブリストル:ムピンゴ
ヴァーノン:タイの庭の影
ハートリー:アメイジング・グレイス&ワンダラス・ラヴ
ファレル・ヴァーノン(ソプラニーノ・サクソフォン)、
メラニー・ブックアウト(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ブラッド・クロスランド(マリンバ)、ラウラ・リディ(ギター)、
デレク・リーヴス(ヴィオラ)、エリック・シュヴァイカート(ヴィブラフォン)、
ジム・スティール(ピアノ)、ハミルトン・テスカロロ(ピアノ)
アルト・サクソフォンではなく、ソプラノ・サクソフォンでもなく、さらに高
音域の"ソプラニーノ・サクソフォン"のために作曲されたソロ&室内楽作品集
というレアなアルバム。
無伴奏からピアノとのデュオ、さらにはヴィオラ・ダ・ガンバやヴィオラ、
ヴィブラフォンとの共演など"ソプラニーノ・サクソフォン"のための作品は、
スタイルもユニーク。サクソフォン関係者要注目のソプラニーノ・アルバム
です!2010年3月-10月の録音。

CRC 3140/3141 2枚組 ¥4160
ブラームス:チェロ・ソナタ集 ――
チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
チェロ・ソナタ ニ長調 Op.78(ヴァイオリン・ソナタ第1番)
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
アントニー・クック(チェロ)、アーミン・ワトキンス(ピアノ)
アントニー・クックは、当時のイギリス最年少の首席チェロ奏者としてロンド
ン・モーツァルト・プレーヤーズに加わり、アメリカの南フロリダ大学、ノー
スウェスタン大学でチェロの教授、准教授を歴任したシドニー生まれの名チェ
リスト。
「チェロ・ソナタ第1番」冒頭のゆっくりとしたテンポと重く、思慮深い表現が
印象的な演奏。ベテランらしい深みのあるブラームス。
2010年7月5日-8日の録音。

CRC 3154 ¥2080
ブリテン:無伴奏チェロ・ソナタ集 ――
無伴奏チェロ組曲第1番 Op.72/無伴奏チェロ組曲第2番 Op.80
無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87
サイウン・ソルステインスドッティル(チェロ)
ニューヨーク・タイムズ誌で「カリスマ的チェリスト」と評された1984年アイ
スランド、レイキャビク生まれの女流チェリスト、サイウン・ソルステインス
ドッティルのブリテン無伴奏。
アントニオ・ヤニグロ国際チェロ・コンクール、ナウムブルク・コンクールな
どでの最高位受賞などすでに経歴十分のソルステインスドッティル。緊張感に
満ちたブリテンの世界が、今後の飛躍を期待させてくれる。2010年4月の録音。

CRC 3145 ¥2080
グリーグ:ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.7
フィールド:
夜想曲第4番イ長調、夜想曲第18番ホ長調、ロシア民謡による変奏曲イ短調、
夜想曲第10番ホ短調
メンデルスゾーン:幻想曲嬰へ短調 Op.28
ダリア・グロウホヴァ(ピアノ)
前作「モーツァルト、フンメル&メンデルスゾーン」(CRC 3080)でレコーディ
ング・デビューを飾った1986年生まれのロシアの若きピアニスト、ダリア・グ
ロウホヴァ
フンメルの音楽を敬愛し、18-19世紀初期の音楽を得意とするグロウホヴァは、
ドイツのメンデルスゾーンとアイルランドのジョン・フィールドの組み合わせ。
フィールドのノクターンでの抒情性に富んだ響きが美しい。2010年2月の録音。

CRC 3102 ¥2080
テレマン:フルート二重奏曲集 TWV.40:141-146 ――
ソナタ ロ短調 TWV40:141/ソナタ ホ短調 TWV40:142
ソナタ ト長調 TWV40:143/ソナタ イ長調 TWV40:144
ソナタ ト長調 TWV40:145/ソナタ ホ短調 TWV40:146
スティーヴン・ゾーン(バロック・フルート)、
コリン・セント=マーティン(バロック・フルート)
ワシントン・バッハ・コンソートなどアメリカのピリオド・オーケストラや古
楽音楽祭で活躍する2人のバロック・フルーティストが贈るテレマンのデュエッ
ト集。
テレマンの「TWV40(141-149)」のソナタは、行方不明になっていたベルリン・
ジングアカデミーの蔵書で1999年にウクライナのキエフで発見された作品。
2007年1月9日-10日の録音。

CRC 3135 ¥2080
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
コリン・ノーブル(ピアノ)
南半球オーストラリアのピアニスト、コリン・ノーブルが弾くJ.S.バッハの
「ゴルトベルク変奏曲」。
オーストラリアのバッハ弾きによるゴルトベルクは、軽やかなタッチと適度な
スピード感が持ち味。2010年2月1日-3日の録音。

CRC 3136 ¥2080
2台ピアノのための作品集 ――
J.C.バッハ:ソナタ ト長調/ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56b
フンメル:前奏曲とロンド Op.Posth(No.5)/トリコミ:エピソード Op.3
インファンテ:アンダルシア舞曲
トニ・グルンシュラグ(ピアノ)、ロジ・グルンシュラグ(ピアノ)
トニ&ロジ・グルンシュラグは、ウィーンでユダヤ人の家庭に生まれ、ポーラ
ンドのヴァイオリニスト、ブロニスラフ・フーベルマンに助けられイングラン
ド経由でアメリカへと渡った姉妹デュオ。
ロベール・カサドシュからレパートリーを学んだグルンシュラグ姉妹の1978年
&1981年ライヴである。1978年5月&1981年11月のライヴ録音。

CRC 3157 ¥2080
ゴールデン・プロポーション・リサイタル ――
モーツァルト:ピアノ・ソナタ ハ長調 K.279
ショパン:
練習曲第1番ハ長調、練習曲第2番イ短調、夜想曲第1番変ロ短調、
夜想曲第2番変ホ長調、練習曲第3番ホ長調
ドビュッシー:月の光、スケッチ帳より、映像第1集、映像第2集
ニコラス・ロス(ピアノ)
イギリス、ヨークシャー生まれのアイルランド人ピアニスト、ニコラス・ロス
のリサイタル・プログラム。
モーツァルト、ショパン、ドビュッシーでの使用ピアノは、1885年に創設され
たドイツのピアノメーカー、シンメルのモデルK.280。
2010年12月&2011年1月の録音。

CRC 3156 ¥2080
ワーグナー - オペラ・アリア集 ――
アンフォルタス王よ、あの傷が(パルジファル)
ノートゥング、ノートゥング!宿望の剣!(ジークフリート)
In Lied zu den Wipfel lauscht ich hinauf
ブリュンヒルデよ、神聖な花嫁よ(神々のたそがれ)
冬の嵐は去り(ワルキューレ)/心の熱意で(タンホイザー)
朝はばら色に輝きて(ニュルンベルクのマイスタージンガー)
愛する白鳥よ(ローエングリン)/役立つのはただひとつの武器(パルジファル)
王よ、それには答えられません(トリスタンとイゾルデ)
彼女は幸福そうに(トリスタンとイゾルデ)
マーク・ディートン(テノール)、
グレン・コルテーゼ(指揮)、ブラティスラヴァ交響楽団
リヒャルト・シュトラウス、ワーグナー、プッチーニを得意とするアメリカの
ドラマティック・テノール、マーク・ディートンが歌うワーグナーのオペラ・
アリア集。
トリスタン、ジークフリート、タンホイザー、ローエングリン役を演じるなど、
ワーグナーは十八番中の十八番。2005年2月&2010年8月の録音。

CRC 3150 ¥2080
グッチェ:ピアノ作品集 ――
主題と変奏/ハ短調のフーガ/功利的なフーガ/ソナタ Op.32-1
ソナタ Op.32-2
マシュー・マックライト(ピアノ)
ドイツ、ベルリンで生まれアメリカで93歳まで生きた作曲家レネ・グッチェ
(1907-2000/本名はロメオ・マクシミリアン・オイゲネ・ルートヴィヒ・グッ
チェ)のピアノ作品集。
ブゾーニからピアノを学んだグッチェのピアノ作品は、新ロマン主義をベース
に十二音技法や微分音など様々な技法が採り入れられている。
2010年11月29日-30日の録音。

CRC 3134 ¥2080
ケスナー:室内楽&独奏作品集 ――
弦楽四重奏曲第2番
バス・フルートとピアノのための《ナチュラル・サイクルズ》
ピアノのための《トッカータ》/ジェネラ/弦楽四重奏曲第3番
ダニエル・ケスナー(バス・フルート)、
ドリー・エウジェニオ・ケスナー(ピアノ)、
ダリウス・カンポ(ヴァイオリン)、マーク・ロバートソン(ヴァイオリン)、
アンドルー・ダックルス(ヴィオラ)、ラリー・コルベット(チェロ)
ダニエル・ケスナー(1946-)はカリフォルニア大学の名誉教授アンリ・ラザロフ
から作曲を学んだアメリカの音楽家。バス・フルートやアルト・フルートなど、
特殊管を活かした作品への評価が高い。2005年&2006年&2009年の録音。




<Glossa>
GCD 922211 2枚組 ¥3450
ローマ賞の音楽 - ギュスターヴ・シャルパンティエ ――
シャルパンティエ:
交響詩《イタリアの印象》/カンタータ《ディドン》/交響劇《詩人の生涯》
ミルテの祝祭
エルヴェ・ニケ(指揮)、
ブリュッセル・フィルハーモニック、フランダース放送合唱団、
ベルギー・ギィデ交響吹奏楽団、マノン・フーベル(ソプラノ)、
サビーヌ・ドヴィエイル(ソプラノ)、エレーナ・ボフジェヴィチ(アルト)、
ジュリアン・ドラン(テノール)、ベルナール・リヒター(テノール)、
マルク・バラール(バリトン)、アラン・ブエ(バリトン)
パン職人の家庭に生まれたシャルパンティエは、リール音楽院、パリ音楽院へ
と着実にステップアップを果たすものの、ヴァイオリンの師と対立し退学とい
う結果に。その後、ジュール・マスネが指導するパリ音楽院の作曲家に再入学
したシャルパンティエは一気にその才能を開花させ、1887年にはカンタータ
「ディドン」でローマ賞を獲得という大成功を収めることになる。
ローマ滞在中に代表作となる「イタリアの印象」や「詩人の生涯」を作曲する
など、作曲家としての名声を高めていったシャルパンティエだったが、1913年
頃を境に作曲活動を中断し隠遁生活に入ったため、その数少ない作品は貴重な
存在となっている。
"マルカントワーヌ・シャルパンティエ"の音楽を得意とするフランス・バロッ
クの鬼才エルヴェ・ニケがモダン・オケを振っての"ギュスターヴ・シャルパ
ンティエ"の作品集。
録音:2011年6月、ブリュッセル&アントワープ

GCD 922507 \2300
ベンダ:ヴァイオリン・ソナタ集 ――
ソナタ第11番ニ長調/ソナタ第23番ハ短調/ソナタ第7番イ長調
ソナタ第13番ト短調/ソナタ第32番ホ長調
レイラ・シャイエ(ヴァイオリン)、
ヴァーツラフ・ルクス(チェンバロ&フォルテピアノ)、
フェリクス・クネヒト(チェロ)
スペインのグロッサ(Glossa)とスイスの古楽音楽大学バーゼル・スコラ・カン
トルムの共同製作シリーズ。
ドイツのベルリン州立図書館に遺されている未出版の筆写譜から、18世紀ドイ
ツの音楽家フランツ・ベンダ(1709-1786)のヴァイオリン・ソナタが蘇る。
グラウンやクヴァンツの跡を継ぎ宮廷の要職を務めたベンダのヴァイオリン・
ソナタを弾くレイラ・シャイエは、バーゼル・スコラ・カントルムの名教師キ
アラ・バンキーニの秘蔵っ子であり後継者の有力候補。
バンキーニのアンサンブル415、ボニッツォーニのラ・リゾナンサなどで活躍
するスイス古楽界の新星がグロッサに新風を吹き込みます!
録音:2011年3月、ベインウィル修道院(スイス)

GCD 922508 \2300
インドのラーガと中世の歌曲 ――
ブリュレ:美しさに私はたたずむ
ズッカーマン:インプロヴィゼイション・オン・ビアウス
グレゴリオ聖歌:すべての地において
インド伝承曲:ラーガ(ランカダハン・サラン)
マショー:あなたに会わなければ
インド伝承曲:ラーガ(マドゥー・マラティ)
レスキュレル:ディス・タンス・プルス
ズッカーマン:インプロヴィゼイション・オン・ディス・タンス
作曲者不詳:ラ・チャランガ
インド&ペルシャ伝承曲:パーカッション・ソリ&デュエット
インド伝承曲:ラーガ(コウシ・バイラビ)
ドミニク・ヴェラール(テノール)、
ケン・ズッカーマン(サロード&中世リュート)、
アニンド・チャタジー(タブラ)、ケイヴァン・チェミラニ(ザルブ)
アンサンブル・ジル・バンショワのリーダー、バーゼル・スコラ・カントルム
の中世ルネサンス音楽の教授として活躍するドミニク・ヴェラールと、アメリ
カ生まれのサロード奏者(インドの伝統楽器)ケン・ズッカーマンが、"西"と
"東"の音楽の対話を創り上げる。
中世ヨーロッパと北インドに伝わる"伝統音楽"の神秘性、共通点を、ヴェラ
ールたちのアンサンブルが明らかにする ――。
録音:2007年7月、バーゼル音楽院(スイス)

GCD 922509 2枚組 \3450
カヴァッリ:聖母マリアの夕べの祈り - 宗教曲集(1656)より
バルバラ・ボルデン(ソプラノ)、エミリー・ヴァン・エヴェラ(ソプラノ)、
ロドリーゴ・デル・ポゾ(アルト)、ゲルト・テュルク(テノール)、
マーク・パドモア(テノール)、マルクス・ブルッチャー(テノール)、
ハリー・ファン・デル・カンプ(バス)、ペーター・ツィンペル(バス)、
コンチェルト・パラティーノ、
ブルース・ディッキー&シャルル・トゥト(ディレクター)
17世紀イタリア・バロック、ヴェネツィアを代表するオペラ作曲家フランチェ
スコ・カヴァッリ(1602-1676)の"宗教音楽"「聖母マリアの夕べの祈り」が復
刻!共にバーゼル・スコラ・カントルムの教授を務めている古楽系金管楽器の
権威、ブルース・ディッキーとシャルル・トゥトが牽引するコンチェルト・
パラティーノのカヴァッリは、歌い手たちがとにかく豪華!
ゲルト・テュルク、マーク・パドモア、ハリー・ファン・デル・カンプなど、
古楽界の大物たちが一堂に集った名盤です。
録音:1994年11月、アルレスハイム教会(スイス)





<Christophorus>
CHR 77350 \2300
ロシアのロマンス - ハウ・ヤング・ウィー・ワー
ムソルグスキー・ファンタジー/ロシアの作曲家たちの主題によるメドレー
ユー・アー・マイ・メロディ/ロシアのロマンス/他
ロシア・ドン・コサック合唱団、
ステイト・ソロイスツ・アンサンブル《フィラルモニア》、
マルセル・ニコラエヴィチ・ヴェルホフ(指揮)
ドン・コサック合唱団の分厚く力強い歌声と、バラライカ&バヤンのアンサン
ブル"フィラルモニア"が繰り広げるロシアン・ロマンス。ムソルグスキーの音
楽を題材とした「ムソルグスキー・ファンタジー」や、ロシアの大作曲家たち
のメドレーなど、そのスケールは雄大。2010年12月の録音。




<Centaur>
CRC 3094/95/96/97 4枚組 ¥6240
ドビュッシー:ピアノ独奏作品全集 ――
前奏曲集第1巻/映像第1集/ボヘミア風舞曲/2つのアラベスク
ロマンティックなワルツ/舞曲(スティリー風タランテラ)
前奏曲集第2巻/映像第2集/バラード/マズルカ/夜想曲/夢
練習曲集第1巻/練習曲集第2巻/子供の領分/レントよりおそく
ハイドンを讃えて/小さな黒ん坊/コンクールの小品
アルバムのページ(負傷者の服のための小品)/ベルガマスク組曲
ピアノのために/版画/忘れられた映像/マスク/スケッチ帳より
喜びの島/英雄の子守歌/エレジー/燃える炭火に照らされた夕べ
ラリッサ・デードワ(ピアノ)
モスクワ音楽院でイグムノフの高弟レフ・オボーリンと、ゲンリヒ・ネイガウ
スの弟子であり元モスクワ音楽院教授の名教師エフゲニー・マリーニンからピ
アノを学んだラリッサ・デードワ。現在はアメリカのメリーランド大学教授と
して後進の育成にも力を注いでいるデードワは、ロシアン・ピアノスクールが
輩出した稀代のドビュッシー弾きである。
録音:2002年&2008年&2009年(モスクワ&メリーランド)

CRC 3104 ¥2080
クープラン:クラヴサン曲集 ――
クラヴサン曲集第2巻(1717)より 第8組曲ロ短調
クラヴサン曲集第4巻(1730)より 第24組曲イ短調
リサ・グード・クロフォード
アメリカのオバーリン・バロック・アンサンブルで活躍する女流チェンバロ奏
者、リサ・グード・クロフォードが弾くクープランの「クラヴサン曲集」は
使用楽器が貴重!
フランス、コルマールのウンターリンデン美術館が所有する17世紀の名工、
ヨハネス・リュッカースが1624年に製作したチェンバロで聴くクープランは
またとない美しさ。クープランの音楽とリュッカースのチェンバロが見事な
までにリンクします。2008年5月27日-6月5日の録音。

CRC 3088 ¥2080
ベートーヴェン:交響曲全集Vol.2 ――
交響曲第1番ハ長調 Op.21(ポール・キム編)
交響曲第2番ニ長調 Op.36(ポール・キム編)
ポール・キム(ピアノ)
アメリカの名門ジュリアード音楽院とマンハッタン音楽院でピアノを学び、
ソリストとして活躍中の韓国系アメリカ人ピアニスト、ポール・キムのベート
ーヴェン・チクルス第2弾!
「交響曲第1番」と「交響曲第2番」は広く知られるフランツ・リストの編曲
ではなく、ポール・キム自身のアレンジを使用しており、リスト版との聴き
比べも興味深いところ。2009年1月の録音。

CRC 3128 ¥2080
フォレイズ - コントラバスのための作品集 ――
フランク:ソナタ イ長調
ヴォ―ン・ウィリアムズ:イギリス民謡による6つの習作
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調
クレイグ・バターフィールド(コントラバス)、チャールズ・フーゴ(ピアノ)
クラシック、ジャズの両ジャンルでソリストとして活躍するアメリカのベーシ
スト、クレイグ・バターフィールドが、レパートリー拡大のためにフランク、
ヴォーン=ウィリアムズ、そしてシューベルトをコントラバス用にアレンジ!
オーケストラの土台を支える"コントラバス"ではなく、低音の魅力あふれる
ソロ楽器としての"コントラバス"をじっくりとお楽しみください!
2009年5月14日&27日-28日の録音。

CRC 3133 ¥2080
ラザロフ:
ピアノのためのクロニクルズ
ヴァイオリンとピアノのための5つのソナチネ*/カウセルタショーニ+
フルート、アルト・フルートとハープのための二重奏曲**
ピアノのための12の前奏曲
ギャリック・オールソン(ピアノ)、
クリスティアーネ・エディンガー(ヴァイオリン)*、
クラウス・ヘルヴィヒ(ピアノ)*、
マルコス・フレナーニ=マルティン(フルート&アルト・フルート)+/**、
ローレン・ボーフィス=フォストナー(ハープ)**
パウル・ベン=ハイムの弟子でカリフォルニア大学の音楽学部名誉教授、ブル
ガリア生まれの作曲家アンリ・ラザロフ(1932-)のピアノ&室内楽作品集。
「クロニクルズ」と「12の前奏曲」を弾くのは、第8回ショパン国際ピアノコ
ンクールの覇者ギャリック・オールソン!2009年-2010年の録音。

CRC 3122/3123/3124 3枚組 ¥6240
J.S.バッハ:6つのパルティータ BWV.825-830
ピーター・サイクス(チェンバロ)
ピーター・サイクスは、ケンブリッジ古楽協会からアーウィン・ボドキー賞を
贈られ、現在はボストン・クラヴィコード・ソサエティの会長を務めるアメリ
カの鍵盤奏者。
使用楽器は、ボストンの楽器製作者アラン・ウィンクラーが2005年に製作した
コンラート・フライシャー1716年製モデルのレプリカ。輝かしい響きのバッハ
の「パルティータ」からは、現在のアメリカ古楽界の充実振りが窺える。
2007年9月9日-12日の録音。

CRC 3065 ¥2080
サクソフォンとピアノのためのアメリカ作品集 ――
レノン:私の中の距離/ラーセン:ホーリー・ローラー
エリオット:変わった前奏曲/オルブライト:サクソフォン・ソナタ
シェイファー:夏の夜想曲
ジョナサン・ヘルトン(サクソフォン)、
バーバラ・ゴンザレス=パルマー(ピアノ)
フロリダ大学音楽学部のサクソフォン科教授、ノース・アメリカン・サクソ
フォン・アライアンスの会長などの要職に就いているアメリカのサクソフォニ
スト、ジョナサン・ヘルトンが吹くアメリカン・プログラム。
ブックレットには楽譜の出版社も表記されており、新しいレパートリーの参考
演奏としても役立ちます。2004年11月の録音。

CRC 3101 ¥2080
ラフマニノフ:
ピアノ三重奏曲第2番ニ短調《悲しみの三重奏曲》Op.9
ヴィニツキ:失われたタンゴ
ツー・プラス・ワン・トリオ〔アンナラビノワ(ヴァイオリン)、
ナターリヤ・ホマ(チェロ)、ヴォロディミール・ヴィニツキ(ピアノ)〕
ツー・プラス・ワン・トリオは、第9回チャイコフスキー国際コンクール入賞
のチェリスト、ナターリヤ・ホマをはじめ、メンバー全員がモスクワ音楽院の
卒業生で結成されたアンサンブル。ラフマニノフの長大な「悲しみの三重奏
曲」では、研ぎ澄まされた集中力が伝わってくる。2006年1月の録音。

CRC 3125 ¥2080
ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.1
ショパン:スケルツォ変ロ短調 Op.31
ドビュッシー:アナカプリの丘、西風の見たもの
サティ:スポーツと遊戯
ダンカン・J.カミング(ピアノ)
タングルウッドのヤング・アーティスト・ピアノ・プログラムでアシスタント
・ディレクター務めているピアニスト、ダンカン・J.カミングのデビュー・ア
ルバム。サティの「スポーツと遊戯」が聴きどころ。

CRC 3143 ¥2080
シューマン:謝肉祭 Op.9/幻想曲 Op.17
オードリー・アンドリスト(ピアノ)
ピアノだけでなく、チェンバロ、ハーモニウム、シンセサイザーを弾き分ける
アメリカの女流鍵盤奏者が弾くシューマン。サンアントニオ国際コンクール、
モーツァルト国際コンクール、ジュリアード・コンチェルト・コンクールな
ど、コンクールでの受賞歴も数多い。2010年6月14日-16日の録音。

CRC 3139 ¥2080
パースペクティヴス - ドナルド・ベッツ:ピアノ作品集Vol.2 ――
交錯した声と古代の世界/フロレスタンとエウセビオスへのオマージュ
ペガサスの発見/トランスフォーメーションズ
トゥエルヴ・ブリーフ・リーゾンズ・ホワイ
ドナルド・ベッツ(ピアノ)
アメリカのコンポーザー・ピアニスト、ドナルド・ベッツのピアノ作品集
第2巻。12の幻想曲「フロレスタンとエウセビオスへのオマージュ」は、シ
ーマンのピアノ作品をモチーフした作品。2010年の録音。

CRC 3105 ¥2080
カーソン:ピアノ作品集 ――
ピーシズ, スレッド/3つの短い小品/プレイン・クローズ・コップ
失われた空間の不屈の名前
ベン・リーズ・カーソン(ピアノ)、ジェイコブ・ローデベック(ピアノ)、
ジョン・マーク・ハリス(ピアノ)
カリフォルニア大学サンタクルーズ校の音楽学部准教授、ベン・リーズ・カー
ソンのピアノ作品集。1999年から2009年までに作曲されたピアノ作品は、無
調をベースとしたスタイル。

CRC 3081 ¥2080
CDCMコンピューター・ミュージック・シリーズVol.38 ――
リリオズ:ベール・リゾナンス/トラムテ:ボストン・フロム・グルオンズ
クーン:キアロスクーロ/シュルーデ:トローペ/他
スティーヴ・デューク(ソプラノ・サクソフォン)、
クレイグ・ハルトグレン(チェロ)、
バートン・ベールマン(クラリネット)、他
コンピューター・ミュージックの最先端を伝えるシリーズの第38巻は、コン
テンポラリー・ミュージックの作曲、演奏、学習などを行うナショナル・セ
ンター、ボーリング・グリーン州立大学のMACCMが担当。




<Piano 21>
P21 037-N ¥2300
ピアノ・レアリティーズVol.2 - フランスの作曲家たち ――
アメデ・メロー(1802-1874):
60の大練習曲より* 練習曲第8番、練習曲第44番.Romance、
練習曲第2番.Allegro spiritoso、練習曲第22番.Nocturne、
練習曲第13番.Andante appassionato
デオダ・ドゥ・セヴラック(1872-1921):古いオルゴールが聞こえるとき*
ノエル=ギャロン(1891-1966):小さな乞食*
ジャン・ギャロン(1878-1959):テーマ・ヴァリエ*
シモーヌ・プレ=コサード(1897-1985):牧人の歌*
ジャン=ミシェル・ダマーズ(1928-):献辞+
ジャン=ジャック・ローブリー(1916-2001):前奏曲第4番+
ジャコブ・タルディアン(1975-):ピアノのための小品+
ルネ・ベルトゥロ(1903-1999):ヴァルス・ロワンテーヌ*
ジャン・ヴィエネル(1896-1982):おそいワルツ**、ジャワ**
アルベール・ラヴィニャック(1846-1916):
1台のピアノと4人の奏者のための《8声のギャロップ=マーチ》†
シプリアン・カツァリス(1951-):《枯葉》による即興曲++
ミシェル・ソニー(1947-):
ハンガリーの形式によるピアノのための練習曲集より# Allegro moderato、
Lento、Andante - Vivace、Reminiscentiel
ステファン・ブレ(1969-):ソナタ《ルネサンス》+
イヴ・クローエ(1927-2001):レングア2##
シプリアン・カツァリス(ピアノ)、フランク・ブラレイ(ピアノ)†、
フランソワ・ジョエル・ティオリエ(ピアノ)†、
アレクセイ・ヴォロディン(ピアノ)†、
ザルツブルク・カンマーフィルハーモニーのソリストたち##
超絶技巧の化身シプリアン・カツァリスの「ピアノ・レアリティーズ」シリー
ズ。2008年にリリースされた「トランスクリプションズ」(P21 030-N)に続く
超絶シリーズの第2弾は「フランスの作曲家たち」!
19世紀フランスの作曲家アメデ・メローが作曲した知る人ぞ知る超難曲「60の
大練習曲」、"1台のピアノ"の鍵盤の上を"4人のピアニストたち"の"8本の腕"が
所狭しと疾走するラヴィニャックの「ギャロップ=マーチ」、そして2008年の
来日公演(神戸)で披露したフランスの映画音楽から「即興曲」など、カツァリ
スでなければ実現出来なかったであろう仰天の近代フレンチ・プログラムがこ
こに実現!
ファン待望のシリーズ第2弾「フランスの作曲家たち」。前作「トランスクリ
プションズ」以上の衝撃が待っています・・・!
録音:2009年3月、ザントハウゼン(ドイツ)*
2007年12月、ザントハウゼン(ドイツ)+
2006年3月10日、ヤマハ・ピアノ・サロン(ニューヨーク/ライヴ)#
2005年7月29日、ラングドック=ルシヨン(モンペリエ/ライヴ)**/†
2008年11月1日、兵庫県立芸術文化センター(ライヴ)++
1998年12月4日、モーツァルテウム大ホール(ザルツブルク/ライヴ)##




<Ameson>
ASCP 1121 ¥2300
リスト:ピアノ作品集 ――
サン=サーンスの《死の舞踏》/夢の中に/葬送曲
ペトラルカのソネット第104番/ダンテを読んで/即興曲
灰色の雲/死の舞踏
オリヴィエ・ムラン(ピアノ/スタインウェイ)
フランス国立リヨン高等音楽院でエリック・ハイドシェック、ジェリー・ム
ティエからピアノを師事したフランス次世代のピアニスト、オリヴィエ・ムラ
ン(1978-)のリスト作品集。
高貴なガラス細工やクリスタルのような輝かしく透明な音色を奏でることが出
来るムランのリストからは、飛躍への確かな道のりが見えてくる。
ムランはスイスのジュネーヴ音楽院、フランスのエピナル音楽院の教授に招聘
されるなど、教育分野でも活躍中。去る10月には来日公演も行われ好評を博す
など、今後が楽しみなフランスの大器が登場です!2011年の録音。




<Centaur>
CRC 3109 ¥2080
コセンコ:ピアノ作品全集Vol.2 ――
ピアノ・ソナタ第1番変ロ短調 Op.13/ピアノ・ソナタ第2番嬰ハ短調 Op.14
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.15(全曲世界初録音)
ナターリャ・シュコダ(ピアノ)
ヴィクトル・ステパノヴィチ・コセンコ(1896-1938)は、旧ソヴィエト政府から
労働赤旗勲章を贈られるなど、順調にキャリアを重ねていた矢先の1938年10月
に病に倒れ他界した20世紀前半のウクライナ人作曲家。ロシアン・ロマンティ
シズムあふれる抒情的なコセンコのピアノ作品は、20世紀初期のロシアで生ま
れた知られざる秀作である。2009年6月10日-11日の録音。全曲世界初録音。

CRC 3129 ¥2080
シューマン:
ピアノ・ソナタ第1番嬰へ短調 Op.11
ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22
ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.14
ベアトリス・ベルート(ピアノ)
ギドン・クレーメルがその才能を高く評価したスイスの若き女流ピアニスト、
ベアトリス・ベルート(1985-)が弾くシューマンのピアノ・ソナタ集。2010年
にはシカゴのラヴィニア音楽祭でアメリカ・デビューを果たすなど、着実にス
テップアップを遂げている。

CRC 3093 ¥2080
ノクターナル・ファンタジー - ショパン&スクリャービン ――
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調 Op.19《幻想ソナタ》
ショパン:練習曲第21番変ト長調 Op.25-9《蝶々》、
スクリャービン:練習曲嬰ハ短調 Op.42-5
ショパン:即興曲第3番変ト長調 Op.51
スクリャービン:即興曲嬰ヘ長調 Op.12-1
ショパン:幻想曲ヘ短調 Op.49
スクリャービン:幻想曲ロ短調 Op.28
ショパン:夜想曲第8番変ニ長調 Op.27-2
スクリャービン:夜想曲変ニ長調 Op.9-2
ショパン:ワルツ第5番変イ長調 Op.42《大円舞曲》
スクリャービン:ワルツ変イ長調 Op.38
ショパン:幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
アルベルト・ティウ(ピアノ)
ノクターナル・ファンタジーは、ショパンとスクリャービンの音楽2作品を1つ
の音楽という枠組みでとらえたユニークなピアノ作品集。アルベルト・ティウ
はフィリピンのセブ島で生まれたピアニスト。サンクトぺテルブルク・フィル、
フィンランド放送響、ハンブルク響などのオーケストラと共演を重ねてきた東
南アジアの実力派である。2009年12月14日-17日の録音。

CRC 3072 ¥2080
アーン:序曲とカンタータ ――
アーサー王への序曲/カンタータ《春》/ユディトへの序曲
カンタータ《Chaucer's Recantation》
カンタータ《愛と決意》エリザへの序曲/カンタータ《レフリーの春》
妖精の王子への序曲
ステファニー・トゥルー(ソプラノ)、ゾルターン・メジェシ(テノール)、
メアリー・テレイ=スミス(指揮)、カペラ・サヴァリア
1981年に結成された東欧ハンガリーのピリオド・オーケストラ、カペラ・サ
ヴァリアが2010年で生誕300周年を迎えた「ルール・ブリタニア」の作曲者、
トマス・アーン(1710-1778)の劇音楽への序曲とカンタータをレコーディング。
東ヨーロッパのピリオド・オーケストラと18世紀イギリスのトマス・アーンの
音楽という組み合わせが興味をそそる。2009年7月3日-5日の録音。

CRC 3100 ¥2080
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
ブラームス:チェロ・ソナタ ホ短調 Op.38
ナターリヤ・ホマ(チェロ)、エイドリアン・オエティカー(ピアノ)
1990年第9回チャイコフスキー国際コンクールのチェロ部門で第4位入賞を果た
したウクライナの女流チェリスト、ナターリヤ・ホマが弾くショスタコーヴィ
チとブラームス。ロシアの名チェリスト、ナターリヤ・シャホスカヤを師に持
つホマのショスタコーヴィチにはロシアの魂が宿っている。
1998年7月&2000年4月の録音。

CRC 3090 ¥2080
コープランド:ピアノ独奏作品全集Vol.1 ――
ねことねずみ/ムード - 3つのスケッチ/小さなポートレート
パッサカリア/感傷的なメロディ/ピアノ変奏曲/若きパイオニアたち
日曜の午後の音楽/ピアノ・ソナタ
デイヴィッド・ノーシントン(ピアノ)
デイヴィッド・ノーシントンは、第4回ジーナ・バッカウアー国際ピアノ・コ
ンクールで審査員特別賞を受賞した経歴を持つアメリカのピアニスト。コープ
ランドの音楽でのダイナミクスや間合いなどの表現の巧さはさすが。
2009年8月の録音。

CRC 3046 ¥2080
ベートーヴェン:ディアベッリの主題による33の変奏曲ハ長調 Op.120
ベス・レヴィン(ピアノ)
ルドルフ・ゼルキンの門弟であり、12歳でフィラデルフィア管弦楽団と共演、
ソリスト・デビューを果たしたベス・レヴィンが弾くベートーヴェン。フィラ
デルフィア管、ボストン・ポップス、シアトル響などからソリストとして招か
れるなど、米国内での評価は非常に高い。2009年11月8日の録音。

CRC 3060 ¥2080
バックス、ブリッジとサールの音楽 ――
サール:祈り Op.3/ブリッジ:キャサリンの追憶に/バックス:ソナタ第2番
ブリッジ:秋に、ピアノ・ソナタ
フィリップ・アダムソン(ピアノ)
3人の20世紀イギリスの作曲家、ハンフリー・サール(1915-1982)、フランク・
ブリッジ(1879-1941)、アーノルド・バックス(1883-1953)のピアノ作品集。
バックス、ブリッジは再評価が進み録音も増えてきたが、サールのピアノ音
楽はなかなか貴重。カナダ人ピアニスト、フィリップ・アダムソンは、ジョ
リヴェの作品集(CRC 2641)以来の登場となる。

CRC 3082 ¥2080
クロス・タウン・トリオの音楽 ――
グランザム:クロス・タウン・トリオの音楽
グリーブリング:ペトログリフ・ダンス・シリーズII
ハートリー:抒情組曲/グリーブリング:ユグドラシル
グリーブリング=ハイ:カヤラマゲー
グリーブリング:スラヴ形式の6つの小品
クロス・タウン・トリオ
クロス・タウン・トリオは、モントリオールでのワールド・サクソフォン・
コングレスをきっかけとして2000年に結成されたピアノ、ヴィオラ、サクソ
フォンという編成の異色トリオ。一見不思議な編成だが、3つの楽器の相性は
良好。特殊な編成のアンサンブルをお探しの方は是非!2009年の録音。

CRC 3091 ¥2080
騒音に満ちた島 - フルート作品集 ――
ラヴィスタ:無伴奏アルト・フルートのための夜想曲
ウェンデル・ジョーンズ:フィクションズ/キム=ボイル:ガ・ゲ・ゴ・グ
ホーイ:レ - 無伴奏ピッコロのための/スミス:家族の肖像
コックス:クロノポリス
リサ・セラ(フルート)
アメリカやオーストラリアの現代作曲家たちが書いたアルト・フルートやピッ
コロの無伴奏、ビブラフォン、コンピューターミュージックとのデュオなど特
殊な編成のフルート作品集。2007年-2009年の録音。

CRC 3119 ¥2080
セレブレーションズ - アンドルー・ルーディンの音楽 ――
ルーディン:ピアノ協奏曲/セレブレーションズ/ヴィオラ協奏曲
マルカントニオ・バローネ(ピアノ)、ブレット・デウブナー(ヴィオラ)、
ジェームズ・フリーマン(指揮)、オーケストラ2001、他
ロックバーグ、シュトックハウゼン、シェイピーから作曲を学んだテキサス生
まれのスウェーデン系作曲家、アンドルー・ルーディン(1939-)の管弦楽作品
集。電子音楽の手法をアコースティック音楽に持ち込んだモダンなスタイルが
特徴。2009年&2010年の録音。




<Chandos>
CHAN 10702 ¥2080 ※11月20日までのご注文特価 ¥1780
ウェーバー:クラリネット協奏曲集 ――
クラリネット協奏曲第1番ヘ短調 Op.73
クラリネット協奏曲第2番変ホ長調 Op.74
クラリネット小協奏曲変ホ長調 Op.26
ホルン小協奏曲ホ短調 Op.45*
マイケル・コリンズ(クラリネット&指揮)、
スティーヴン・スターリング(ホルン)*、
シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア
ウェーバーの友人でありミュンヘン宮廷楽団の首席クラリネット奏者、ハイン
リヒ・ベールマンのための作曲された2つの協奏曲と小協奏曲(コンチェルティ
ーノ)。マイケル・コリンズは、卓越したヴィルトゥオージティと音楽性が求
められるドイツ・ロマン派の名作、ウェーバーのクラネット協奏曲で圧倒的な
"吹き振り"を披露!そしてイギリスのホルニスト、スティーヴン・スターリン
グをソリストに迎えた「ホルン協奏曲」では、2010年から首席指揮者を務める
シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニアとのコンビで"指揮者マイケル・コリ
ンズ"としても大活躍!
フィルハーモニア管、ナッシュ・アンサンブル、ロンドン・シンフォニエッタ
で活躍してきた世界的名手のクラリネットと芸術性は、今もなお進化を続けて
いる。

CHSA 5093(SACD-Hybrid) ¥2300
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲集 ――
チェロ協奏曲第1番変ホ長調 Op.107
チェロ協奏曲第2番ト短調 Op.126
エンリコ・ディンド(チェロ)、
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、デンマーク国立交響楽団
チェリストにとって難曲中の難曲であり、永遠のテーマ、ショスタコーヴィチ
の2つのチェロ協奏曲。"ロシア"の偉大なる2人の芸術家の友情から生まれた
チェロ協奏曲が、"イタリア"の音楽界を背負って立つ2人の若き巨星たちによっ
て繰り広げられる。
ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席奏者からソリストへと転身し、ロストロポー
ヴィチから大絶賛されたエンリコ・ディンドは、2012年2月のNHK交響楽団定期
演奏会でもノセダとのコンビでショスタコーヴィチの「チェロ協奏曲第2番」
が予定されています。

CHSA 5098(SACD-Hybrid) ¥2300
ルトスワフスキ:管弦楽作品集Vol.2 ――
交響的変奏曲/パガニーニ変奏曲/ピアノ協奏曲/交響曲第4番
ルイ・ロルティ(ピアノ)
エドワード・ガードナー(指揮)、BBC交響楽団
イングリッシュ・ナショナル・オペラの若き音楽監督エドワード・ガードナー
とBBC交響楽団のムジカ・ポルスカ(ポーランドの音楽)シリーズ。
シリーズ第3弾となるルトスワフスキの「管弦楽作品集Vol.2」では、カナダの
ファツォーリ弾き、ルイ・ロルティがソリストとして登場!
「管弦楽作品集Vol2」では、自身が考案した"チェーン形式"が組み込まれた最
後の協奏的作品「ピアノ協奏曲」、死の前年1993年にロサンゼルスで初演され
た「交響曲第4番」など、ルトスワフスキ最晩年の作品を収録。
また「パガニーニ変奏曲」は、オリジナルの"2台ピアノ版"ではなく作曲家自
身のオーケストレーションによる"改訂版(ピアノとオーケストラ版)"が用いら
れている。

CHAN 10705 ¥2080
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ集 ――
ヴァイオリン・ソナタ第1番嬰ハ短調 BB.84
ヴァイオリン・ソナタ第2番ハ長調 BB.85
ラプソディ第1番 BB.94a/ラプソディ第2番 BB.96a
アンダンテ イ長調 BB.26b
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)、
アンドルー・アームストロング(ピアノ)
「ヴァイオリン&ヴィオラ協奏曲集」(CHAN 10690)では、ヴァイオリンとヴィ
オラの二刀流で圧巻のバルトークを聴かせてくれたカナダの天才ヴァイオリニ
スト、ジェームズ・エーネス。
シャンドスとエーネスの「バルトーク弦楽作品集」のシリーズ第2巻は、「ヴァ
イオリン・ソナタ&ラプソディ集」!

CHAN 0785 ¥2080
モーツァルト:デュオ・ソナタ集Vol.5 ――
ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調K.454
ヴァイオリン・ソナタ第43番ヘ長調K.547
デュオ・アマデ〔キャサリン・マッキントッシュ(ヴァイオリン)、
ジェフリー・ゴヴィアー(フォルテピアノ)〕
エンシェント室内楽団の第1コンサートマスターを務め、イギリス古楽界にお
けるピリオド奏法の開拓者の1人として大きな足跡を残してきたヴァイオリニ
スト、キャサリン・マッキントッシュとフェフリー・ゴヴィアーのモーツァル
トが完結!
ヴァイオリンとピアノのどちらかが伴奏ではなく、両者対応というコンセプト
によるマッキントッシュとゴヴィアーのモーツァルト。
いち早くピリオド奏法を採り入れ実践してきた先駆者たちが導き出したモー
ツァルトの1つの答えである。
使用楽器:ヴァイオリン - 1703年製ジョヴァンニ・グランチーノ、
フォルテピアノ - クリストファー・クレアー製作
(アントン・ワルターのレプリカ)



●Chandos Opera In English
CHAN 3177 3枚組 ¥3500
ドビュッシー:歌劇《ペレアスとメリザンド》
マーク・エルダー(指揮)、
イングリッシュ・ナショナル・オペラ管弦楽団&合唱団、
ニール・ハウレット(バリトン)、アイリーン・ハノン(ソプラノ)、
ロバート・ディーン(バリトン)、サラ・ウォーカー(メゾ・ソプラノ)、
ジョン・トムリンソン(バス)、ロザンナ・ブラッケンリッジ(ソプラノ)、
ショーン・レア(バス
シャンドスの英語オペラ、シャンドス・オペラ・イン・イングリッシュ
(Chandos Opera In English)のヒストリカル・シリーズ「アーカイヴ・エディ
ション」。
現在はハレ管弦楽団の常任指揮者として評価急上昇中のマーク・エルダーが
ENOを振ったドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」は1981年11月、コリセ
ウムでのライヴ。




<Hyperion>
CDA 67872 ¥2180 ※11月20日までのご注文特価 ¥1780
フォーレ:チェロ・ソナタ集 ――
チェロ・ソナタ第1番ニ短調 Op.109/チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.117
エレジー Op.24/ロマンス Op.69/蝶々 Op.77/セレナード Op.98
シシリエンヌ Op.78
アレグロ・コモド(チェロ・ソナタ第1番Op.109の第3楽章)
アルバン・ゲルハルト(チェロ)
セシル・リカド(ピアノ)
ドイツのチェロ界を担うベルリンの至宝アルバン・ゲルハルトが弾くフランス
のチェロ・レパートリー。
ハイペリオンからの9枚目のリリースとなるゲルハルトの新録音は、ガブリエ
ル・フォーレ(1845-1924)のチェロとピアノのための作品集!
チェロ・レパートリーのマスターピースとして、演奏家、聴衆から親しまれ続
けてきたフォーレのチェロ作品。数々の世界初録音で知られるように常に新し
い作品、解釈を求め続けるゲルハルトは、「チェロ・ソナタ第1番」の第3楽章
(Allegro commodo)を2ヴァージョン収録!解釈が分かれる第3楽章の「四分音
符=80」というテンポ設定に注目したゲルハルトは、"遅いテンポ(7'28)"と
"速いテンポ(5'54)"の2つの演奏を提示するという仕掛けを用意。
録音:2010年10月21日-23日、ワイアストン・エステイト・コンサート・ホール
(モンマス)

CDA 67892 ¥2180
ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズVol.11 ――
レーガー:
ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.101/2つのロマンス Op.50
ターニャ・ベッカー=ベンダー(ヴァイオリン)
ローター・ツァグロゼク(指揮)、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団
レーガーの「ヴァイオリン協奏曲」という巨大な作品でソリストを務めるのは、
シュトゥットガルト出身の女流ヴァイオリニスト、ターニャ・ベッカー=ベン
ダー。ハイペリオン・デビュー・タイトルでパガニーニの「24のカプリース」
(CDA 67763)、続く第2弾では「シュールホフ」(CDA 67833)を取り上げるとい
う大胆な選曲と、説得力に富む完璧な演奏で驚きを与えてくれたドイツ・ヴァ
イオリン界の才女である。
録音:2011年2月23日-25日、イエス・キリスト教会(ベルリン)

CDA 67871 ¥2180
ドホナーニ:ピアノ独奏作品全集Vol.1 ――
4つのラプソディ Op.11/冬の輪舞 - 10のバガテル Op.13
パストラーレ - ハンガリーのクリスマスの歌/3つの風変わりな小品 Op.44
ワルツ - ドリーブの《コッペリア》より
マーティン・ロスコー(ピアノ)
フランツ・リスト音楽院の院長、ブダペスト・フィルの指揮者、ハンガリー放
送の音楽監督を務め、ショルティやフリッチャイを育成したハンガリーの大音
楽家エルネー・ドホナーニ(1877-1960)のピアノ独奏作品全集がスタート!
母国ハンガリーの民謡を取り込むだけでなく、19世紀のロマン派音楽やブラー
ムスからの影響が色濃いドホナーニの音楽は、同世代のバルトークやコダーイ
の音楽とは一線を画すスタイルを持つ。
イギリスの名ピアニスト、マーティン・ロスコーは、"ロマンティック・ピア
ノ・コンチェルト・シリーズVol.6"(CDA 66684)のドホナーニでもソリストを
務めており、まさに適役!
※録音:2011年2月20日-22日、ポットン・ホール(サフォーク)

CDA 67899 ¥2180
マイケル・ヘッド:歌曲集 ――
歓喜に寄せて/おお、3月の風よ/思わず足を運んだ素敵な偶然
テュークベリー・ロード/河口/ライムハウス・リーチ
歌曲集《月の光の向こうへ》/10月の谷/ガーデン・シート
キツネノテブクロ/バイパー/ハッド・アイ・ア・ゴールデン・パウンド
窓から身を乗り出して/笛吹き/グリーン・コーンフィールド
愛の哀歌/星のキャンドル/ベツレヘムへの小道/金よ、おお!
3つのヴェニスの歌/王のための私の剣/You cannot dream things lovelier
アイリッシュ・タイナン(ソプラノ)、
キャスリン・ウィン=ロジャーズ(メゾ・ソプラノ)、
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)、
クリストファー・グリン(ピアノ)
王立音楽アカデミーのピアノ科教授を務め、歌曲の作曲家してその名を残すイ
ギリスの音楽家マイケル・ヘッド(1900-1976)の歌曲集。
シンプルな旋律と伝統的なスタイルを持つヘッドの歌曲は、クィルター、ガー
ニー、ワーロックを思い起こさせる。歌曲王国ハイペリオンならではの選曲で
ある。
録音:2009年7月8日-9日&2010年1月22日、ワイアストン・エステイト・コンサ
ート・ホール(モンマス)




<Helios>
CDH 55297 ¥1280
イギリス最古の唱歌集 ――
作曲者不詳:ヴェルブム・パトリス・ウマントゥル
イン・ホク・オルトゥス・オシデンテ/レジス・クイウス・ポテンティア
トルペ・プロビタス/マグノ・ガウデンス・ガウディオ/神の創り主
カントゥ・ミロ/ヴァシランティス・トルティネ
イン・ナタリ・ノビ・レジス/ディアステマティカ
デヴィーノ・マデウ/聖なる母の救い
トロヌス・レジス・インスタウラトゥア
ベネディカムス・ドミノ・スピリトゥス・アルミ
アドゥラリ・ネシエンス/アニュス・デイ/レゾネット・イントネット
アド・ホノレム・サルヴァトリス/アド・ホノレム・サルヴァトリス
アルグメンタ・ファルントゥルフィシセ/フロス・フロリゲル
リセ・エゲル・カム・エグロティス/アド・カントゥス・レティシエ
ゴシック・ヴォイセズ
クリストファー・ペイジ(指揮)
ケンブリッジ大学の図書館に所蔵されている1200年頃に複写されたとされるイ
ギリス最古の唱歌集をゴシック・ヴォイセズが歌う。
湿気などによりダメージを受けた貴重な唱歌集が演奏として蘇ったことは、音
楽史の資料としても非常に価値が高い。
録音:1999年12月2日-4日
CDA 67177からの新装移行再発売

CDH 55324 ¥1280
ハンブルクのヘンデル ――
ヘンデル:
歌劇《アルミーラ》HWV.1からの組曲/歌劇《ネロ》HWV.2からの組曲ト短調
オーボエ協奏曲ト短調HWV.287/歌劇《フロリンドとダフネ》からの組曲
《ロドリーゴ》HWV.5からの序曲
パーリー・オヴ・インストゥルメンツ、ピーター・ホルマン(指揮)
1703年にハンブルクへと移った18歳の若かりしヘンデルが作曲した初期のオペ
ラからの組曲集。
「アルミーラ」や「ネロ」など、演奏機会の限られている作品や消失してしま
った珍しいオペラの"管弦楽のための音楽"に接することが出来る。
録音:1997年12月3日-5日
CDA 67053からの新装移行再発売

CDH 55427 ¥1280
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調 D.667,Op.114《ます》
フンメル:ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.87
ロンドン・シューベルト・アンサンブル
シューベルトの傑作中の傑作「ます」と、同世代のフンメルの「ピアノ五重奏
曲集」。
レコーディング当時のロンドン・シューベルト・アンサンブルは、タカーチ弦
楽四重奏団の元ヴィオラ奏者、ロジャー・タッピングが所属するなど名手揃い。
録音:1988年10月23日-25日
CDH 88010、CDD 22008からの新装移行再発売




<Melodiya>
MELCD 1001837 2枚組 ¥3760
シチェドリン:歌劇《死せる魂》(全曲)
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)、
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団、
ウラディミール・ミーニン(指揮)、
モスクワ室内合唱団、
アレクサンドル・ヴォロシロ(バリトン)
ウラディスラフ・ピアフコ(テノール)
ラリッサ・アヴディエヴァ(メゾ・ソプラノ)、ボリス・モロゾフ(バス)
ガリーナ・ボリソヴァ(メゾ・ソプラノ)、ヴィタリー・ウラソフ(テノール)
旧ソ連時代には1973年から1990年までソ連作曲家同盟の議長を務めていたロシ
ア音楽界の重鎮中の重鎮ロディオン・シチェドリン(1932-)。
ニコライ・ゴーゴリ(1809-1852)の原作を題材として1976年に作曲された歌劇
「死せる魂(The Dead Souls)」はシチェドリンの代表的オペラの1つ。
ちなみにテミルカーノフとボリショイ劇場管弦楽団&合唱団は、シチェドリン
の「死せる魂」の初演者である。1977年の録音。ディジパック仕様。





<Musiques Suisses>
MGBCTS-M 128 ¥2300
ダニエル・シュナイダー:作品集 ――
室内オーケストラのための協奏曲*/《TNT》ピアノ・ソロのための+
チェロ協奏曲#/4つの風†/弦楽三重奏曲**/オルランド・フリオーソ++
2声のインヴェンション(レッド&ブルー)##
アラウンド・ザ・ワールド:partIII(デュオ・ヴァージョン)‡
ブルーノ・ヴァインマイスター(指揮)*/#、ローザンヌ室内管弦楽団*/#、
ハインリッヒ・アルペルス(ピアノ)+、ヨエル・マロシ(チェロ)#/**、
アダム・タウビッツ(ヴァイオリン)†、ガボール・バルタ(ヴァイオリン)**、
ヤンカ・メキス(ヴィオラ)**、
ダニエル・シュナイダー(ソプラノ・サクソフォン)++/##/‡、
デイヴ・テイラー(バス・トロンボーン)++/‡、
ナリ・フィッシャー(アルト・フルート)##
"サクソフォン・プレーヤー"と"コンポーザー"という2つの姿を持つスイスの
偉才ダニエル・シュナイダー(1961-)のポートレート・アルバム!
クラシック、ジャズなど様々なジャンルを融合させたその音楽は、クリスチャ
ン・ヤルヴィ&アブソリュート・アンサンブル、ベルリン・フィルのバス・ト
ロンボーン奏者シュテファン・シュルツなどの良き理解者を得て評価急上昇中。
ジャズのフィールドではサクソフォン・プレーヤーとして大活躍中のダニエル
・シュナイダー。スイスのリーディング・コンポーザーとしての手腕もホンモ
ノです!

MGB-NV 19 ¥2300
バック・トゥ・ザ・ルーツ - ウンターエーガーイからの音楽
サルゲマトラー〔イザベル・ネリガン(ヴァイオリン)、
ヨハネス・ゲールト(ヴィオラ)、フローリアン・ヴァルサー(クラリネット)、
ハインツ・ザウラー(コルネット)、フランク・サンドレル(コントラバス)〕
スイスのウンターエーガーイで19世紀、1887年頃に演奏されていたマズルカや
ワルツ、ポルカ、ギャロップなどのフォークミュージックを管弦楽器の五重奏
が遊び心たっぷりに熱演!
抜群の巧さを披露してくれるアンサンブル、サルゲマトラーは、5人全員が名
門スイス・ロマンド管弦楽団のメンバー。超一流のオーケストラ・プレーヤー
の演奏で聴くスイスのフォークミュージック。その上手さに納得です。
2011年5月の録音。

MGBCD 6269 ¥2300
1431-1449年、バーゼル公会議時代のヨーロッパの音楽 ――
グレゴリオ聖歌:来たり給え、創造主なる聖霊よ
作曲者不詳:幼な子われらに生まれ
ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ:エル・ジョイオーゾ/デュファイ:キリエ
ブラッサール:グローリア/バンショワ:サンクトゥス、アニュス・デイ/他
ラ・モッラ、コリーナ・マルティ(指揮)、
ミハエル・ゴンドコ(指揮)
ラ・モッラは、2000年にアントワープでデビューを果たしたバーゼルを拠点と
するスイスの声楽と器楽の古楽アンサンブル。
1431年に開会されたキリスト教の公会議、バーゼル公会議の時代と、当時ヨー
ロッパで演奏されていたグレゴリオ聖歌やデュファイ、バンショワの音楽がラ
・モッラの演奏で結び付く。2011年3月&4月の録音。

MGBCTS-M 126 ¥2300
21世紀の合唱作品集 ――
アブデルモウラ:8声のためのソナチネ
ボーレンス:Ou le Mystere precipite hurle/ダイアー:ソネット第21番
メノッツィ:スクリャービンによる楽興の時
アンサンブル・ヴォーカル・シークエンス、
アンサンブル・インストゥルメンタル・シークエンス、
ローラン・ゲイ(指揮)
1993年にジュネーヴで結成されたアンサンブル・ヴォーカル・シークエンスは、
16人編成を基本とするスイスの合唱団。
19-20世紀以降に作曲された近現代の室内合唱作品を専門としており、現代合
唱への高い理解、圧倒的な演奏技術は現代の作曲家たちからの信頼も厚い。
2009年&2010年の録音。

MGBCTS-M 129 ¥2300
フルートと打楽器のための音楽 ――
ブランク:ライヒトン/スクルチプチャク:トッカータ・ソスペーサ
ケーザー:ソフト・モーニング、シティ/アマーン:アテンション
トリオ・コンテクスト
トリオ・コンテクストは、スイスの女流フルーティストと2人のブラジル人パ
ーカッショニストで構成されるスイスのモダン・アンサンブル。
フルート、バス・フルートと、マリンバ、ティンパニ、シンギング・ボウルな
どの打楽器が生み出す音世界はどこまでも深い。2010年1月の録音。

MGBCTS-M 130 2枚組 ¥4600
グラモン・セレクションVol.4 ――
モーザー:序文/ペルツェル:3つのエチュード・バガテル/ビアンキ:Br...
ヴィンケルマン:チル・ホルン
メーダー:ウーベル・ストック・ウント・スタイン/シャリエレ:アニマ・メア
フェラー=ミュンヒ:アンダンテ/ツィンマーリン:ゼーンズフト/他
ドメニコ・カタラーノ(トロンボーン)、
ヨハン・バプティスト・ストッカー(トロンボーン)、
ファニー・レア・ミュラー(打楽器)、パオロ・ヴィニャローリ(フルート)、
ヴォーカルアンサンブル・チューリッヒ、他
スイスの作曲家たちの新作を集めたシリーズの第4集。ルツェルン音楽祭のた
めの作曲されたローランド・モーザーの「序文(Vorrede)」では、2本のトロン
ボーンと打楽器の音の衝突が混沌とした世界を作り出す。




<Raumklang edition apollon>
RK ap 10111 ¥2300
アマコード - カミング・ホーム・フォー・クリスマス ――
フィンランド - 伝承曲(マカロフ編):走れ、私のトナカイ
ドイツ - 伝承曲(ゲーベル編):ゾー・フィール・ハイムリッヒカイト
アメリカ - バーナード(レストレンジ編):ウィンター・ワンダーランド
スウェーデン - ケーラー(ニルソン編):たくさんのキャンドルに灯がともった
フランス - 伝承曲(ベッカー編):新しいノエル
ナイジェリア - 伝承曲(レストレンジ編):ベツレヘム
ポーランド - 伝承曲(ゼラー編):みどり子イエス
チロル - グル―バー(ゼラー編):きよしこの夜
イングランド - メンデルスゾーン(クレリン編):天にはさかえ
カタルーニャ - 伝承曲(ベッカー編):フム、フム、フム
フランス - 伝承曲(ガルシア編):お生まれだ イエス様が
アメリカ - バーリン(フォースター編):ホワイト・クリスマス
ガルシア:サマー・スリープス(グレタの歌)
アメリカ - ナイルズ(ゼラー編):さまよいながらわたしは不思議に思う
トリニダード・トバゴ - ミランダ&スクランター(レストレンジ編):
パラン・クリスマス・チャットニー
ボーナストラック - ゾー・フィール・ハイムリッヒカイト(ツッカーベッカー
・リミックス)
アンサンブル・アマコード〔ヴォルフラム・ラットケ(テノール)、
マルティン・ラットケ(テノール)、フランク・オツィメク(バリトン)、
ダニエル・クラウフト(バス)、ホルガー・クラウゼ(バス)〕
ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団の出身者たちで1992年に結成されたド
イツの男声ア・カペラ・グループ、アンサンブル・アマコードの「豊かな恵み
の創始者よ」(RKap 10101)に続く新しいクリスマス・アルバム!
アンサンブル・アマコードが新しいクリスマス・アルバムのために選んだのは、
北欧から西欧、アメリカ、カリブ海のトリニダード・トバゴ、アフリカのナイ
ジェリアのクリスマス音楽。
世界各国のクリスマス音楽の様々なスタイルに完璧に順応できるアンサンブル
・アマコード。その傑出した表現力と歌唱力が、素晴らしき一時と感動、驚き
を届けてくれます ――。
録音:2009年3月&2010年6月&2011年3月、FWKスタジオ(ライプツィヒ)




<CORO>
COR 16013 ¥2180
神の栄光 - アイヴズ:答えのない問い/バーバー:アニュス・デイ
ストラヴィンスキー:詩篇交響曲/ティペット:5つの黒人霊歌
プーランク:テネブレの7つの応唱
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
ザ・シックスティーン、BBCフィルハーモニック
アイヴズ、バーバー、ストラヴィンスキー、ティペット、プーランク。
ザ・シックスティーンの近現代音楽への飽くなき情熱が生んだ名唱の数々。
BBCフィルハーモニックをしっかりと鳴らしながらも、ザ・シックスティーン
の合唱を引き立たせるハリー・クリストファーズの指揮も素晴らしい。プーラ
ンク最晩年の大作「テネブレの7つの応唱」も貴重な録音である。
録音:1991年、スネイプ・マルティングス&1994年、
フリー・トレード・ホール(マンチェスター)

COR 16028 2枚組 ¥3250
ヘンデル:
オラトリオ《アレクサンダーの饗宴》/ハープ協奏曲変ロ長調Op.4-6
オルガン協奏曲ト短調Op.4-1/声を高く鳴り響かせよ
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
ザ・シックスティーン、シンフォニー・オヴ・ハーモニー&インヴェンション
1736年に完成した「アレクサンダーの饗宴」は、詩人ドライデンが聖チェチー
リアの祝日のために書いた頌歌(オード)を題材としたヘンデル後期の壮大なオ
ラトリオ。
ザ・シックスティーンの「アレクサンダーの饗宴」は、有名な「合奏協奏曲
ハ長調」ではなく「ハープ協奏曲Op.4-6」と「オルガン協奏曲Op.4-1」を組み
合わせた独自のスタイルによるもの。
録音:オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、ロンドン)

COR 16012 ¥2180
いばらの冠 - イートン・クワイアブックVol.2 ――
デイヴィ:スターバト・マーテル
ブラウン:イエス、マーシー、ハウ・メイ・ディス・ビー?
コーニッシュ:スターバト・マーテル/シェリンガム:おお、優しきイエスよ
ブラウン:スターバト・マーテル
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
ウィンザーの名門校、イートン・カレッジの礼拝堂で使用するために筆写され
たチューダー朝時代の写本楽譜集"イートン・クワイアブック"。
クリストファーズ&ザ・シックスティーンが歌う第2集には、イートン・クワ
イアブックとフェアファックス写本の両方に作品が収められた謎多き名匠ジョ
ン・ブラウンの「スターバト・マーテル」を収録。
録音:1995年、聖バーソロミュー教会(サフォーク)

COR 16010 ¥2180
永遠のハーモニー ――
グレゴリオ聖歌:聖なる秘儀を見し時/カーヴァー:クレド
マクミラン:おお、慈悲深きイエス
ラムゼイ:ダヴィデが聞きし時、オリーヴ山の上にて、おお全ての人々よ、
力強き者は倒れたるかな
コーニッシュ:めでたし女王、アヴェ・マリア・マーテル・デイ
カーヴァー:おお、慈悲深きイエス(19声)
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
イギリス・ルネサンスの大作曲家たちと、現代スコットランドの巨星の音楽が
ザ・シックスティーンの歌声で出会いを果たす。
同じテキスト「おお、慈悲深きイエス(O bone Jesu)」を用いたロバート・カ
ーヴァー(c.1487-1566)とマクミランの作品の比較も面白い。
録音:2002年7月4日、聖マイケル教会(ハイゲイト、ロンドン)

COR 16008 3枚組 ¥4360
ヘンデル:オラトリオ《サムソン》HWV.57
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
ザ・シックスティーン、シンフォニー・オヴ・ハーモニー&インヴェンション
メサイアと同時期に作曲され、ヘンデル存命時には絶大な人気を誇ったオラト
リオ「サムソン」。
クリストファーズ&ザ・シックスティーンの「サムソン」は同曲の代表的名盤
の1つとして現在まで高い評価を受け続けている。
録音:セント・ジュード・オン・ザ・ヒル(ロンドン)

COR 16005 2枚組 ¥3250
パーセル:歌劇《妖精の女王》Z.629
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
ザ・シックスティーン、シンフォニー・オヴ・ハーモニー&インヴェンション
アン・マレー、ジリアン・フィッシャー、マイケル・チャンス、ジョン・マー
ク・エインズリーなど、世界トップレベルの古楽系歌手たちをソリストに迎え
た豪華なパーセルの「妖精の女王」。
共演のピリオド・オーケストラにも、トランペットのクリスピアン・スティー
ル=パーキンスや、チェンバロのポール・ニコルソンなど名手たちが集う。
録音:聖バーソロミュー教会(サフォーク)




<Signum Vision>
SIGDVD 008(DVD-Video) ¥3380
キングズ・シンガーズ - クリスマス ――
伝承曲(ローソン編):久しく待ちにし/プレトリウス:エサイの根より
伝承曲(デイヴィス編):立て羊飼いたちよ、そしてついて来なさい
ローソン:眠れ、いとしいわが子よ/伝承曲(ケイ編):喜び祝え
ラッター:ある木に咲いた花/伝承曲(ローソン編):新しいノエル
伝承曲(リチャーズ編):カタルーニャのビリャンシーコ
伝承曲(J.S.バッハ編):優しくも愛らしきみどり子/伝承曲(ナイト編):巡礼
グル―バー/モール(ラッター編):きよしこの夜
メイスン/ワッツ(ローソン編):もろびとこぞりて
伝承曲(リチャーズ編):愛しい幼子
デイヴィッド(ナイト&フィリップ編):新たな日に生まれ
ピアポント(ラングフォード編):ジングル・ベル
トーメ/ウェルズ(ナイト編):クリスマス・ソング
伝承曲(キーティング編):世の人忘るな
デイヴィス/オノラーティ/シメオーン(マッカーシー編):
リトル・ドラマー・ボーイ
伝承曲/オリファント(ラングフォード編):ひいらぎかざろう
キングズ・シンガーズ〔デイヴィッド・ハーリー(カウンターテナー)、
ティモシー・ウェイン=ライト(カウンターテナー)、ポール・フェニックス
(テノール)、フィリップ・ローソン(バリトン)、クリストファー・ガビタス
(バリトン)、ジョナサン・ハワード(バス)〕
6人の英国紳士たち、キングズ・シンガーズの「ライヴ・アット・ザ・BBCプロ
ムス」(SIGDVD 005)に続く新しいDVDは、ロンドンのLSOセント・ルークスで収
録されたクリスマス・プログラム!
キングズ・シンガーズのメンバーやラッター、ラングフォードたちのスペシャ
ル・アレンジで輝くクリスマスのトラディショナル・キャロル。




<Tactus>
TC 862705 ¥2180
ボッシ:チェロとピアノ&ヴァイオリンとピアノのための作品全集Vol.1 ――
バヴェーノのひらめきOp.4a/ロマンスOp.89/アルバムの綴りOp.111
心の歌/ペッツォ・リリコ第2番/2つの小品Op.119
シエナの聖カテリーナ(全曲世界初録音)
ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン)、
アンドレア・ノフェリーニ(チェロ)、ジュリオ・ジュラート(ピアノ)
タクトゥス(Tactus)が2011年の重要作曲家として掲げたニーノ・ロータとマル
コ・エンリコ・ボッシ(1861-1925)。
2011年で生誕150周年を迎えたボッシは、オペラが隆盛を誇った19世紀イタリア
の中で、オペラ以外のジャンル、器楽や室内楽の再興に力を注いだ音楽家とし
て高い評価を受けている。
「シエナの聖カテリーナ」は、ドイツの後期ロマン派音楽から影響を受けた
ボッシの代表作の1つである。2011年5月の録音。全曲世界初録音。

TC 862716 ¥2180
ボッシ:オルガン作品全集Vol.6 ――
祝祭前奏曲/3つの小品Op.74/3つの小品Op.97/3つの練習曲Op.105
オルガンのための練習曲(ルカ・サルヴァドーリ補完)
オルガンのための練習曲/6つの小品Op.113(全曲世界初録音)
アンドレア・マシナンティ(オルガン)
ポンキエッリから作曲を学び、ナポリ音楽院、ボローニャ音楽院、聖チェチー
リア音楽院の院長を歴任したが、1925年に志半ばにしてニューヨークからの帰
国途中に船上で没したボッシ。
コモ大聖堂のオルガニストとして活躍したボッシは当時最高のオルガニストと
称されており、その経験から生まれたオルガン作品は、19世紀後期-20世紀初
期イタリアの器楽音楽の至宝である。2010年5月-9日の録音。全曲世界初録音。

TC 720001 ¥2180
18世紀ピエモンテ楽派のピアノ作品集 ――
V・カルデラーラ:フォルテピアノのためのソナタ
G・カルデラーラ:チェンバロまたはピアノのためのソナタ
ピアッツァ:アンダンテ変ロ長調/パコット:ソナチナ第2番
ヴィンチェンティ:チェンバロ・ソナタ/ペロッティ:ラルゲット ト長調
デレジブス:ソナタ ニ長調(全曲世界初録音)
マリオ・ステファーノ・トンダ
(フォルテピアノ/ポール・マクナルティ2004年製作のアントン・ワルター・
モデル)
イタリア北西に位置するピエモンテで興った18世紀のピエモンテ楽派。ヴァイ
オリンの発展が目覚ましかったピエモンテの"ピアノ音楽"に着目した興味深い
プログラム。
ピエモンテ図書館で発見されたヴィンチェンツォ・カルデラーラ(1758-1802)
やジャチント・カルデラーラ(1729-1803)たちの作品により、ピエモンテ楽派
の"ピアノ音楽"の知られざる魅力が明らかとなる。
2010年12月の録音。全曲世界初録音。

TC 631803 ¥2180
パスクイーニ:オルガン作品集 ――
トッカータ第7番/ファンタジア・ラ・ミ・ファ・ファ/ベルガマスカ
リチェルカーレ ニ長調/パッサカリア
トッカータ・アド・イスタンツァ・デル・メラーニ/ヴェルセッティ
フォリアによるパルティータ/ファンタジア・エ・ラ・ミ
フランス風カンツォーナ/タスタータ/変奏曲/トッカータ ト短調
パストラール
レツィティア・ロミティ(オルガン)
ベルナルド・パスクイーニ(1637-1710)は、フレスコバルディとスカルラッティ
の橋渡し的存在として、イタリア鍵盤音楽界で重要な役割を担った17世紀イタ
リアの大作曲家。
出版数こそ決して多くはないものの、パスクイーニの音楽はフレスコバルディ
の鍵盤作品にも匹敵する高い評価を受けた傑作が多い。2009年8月の録音。

TC 280002 ¥2180
エグジット・ローザ - 13-14世紀ボローニャの写本Q.11からの歌曲(世界初録音)
アンサンブル・コリンボス、アレッサンドロ・フィオーリ(指揮)
ボローニャ国際音楽博物館&図書館に所蔵されていた13-14世紀ボローニャの
未出版の写本を、同じくボローニャの女声合唱団が厳粛に歌う。
イタリア音楽史の空白部分を埋める資料としても価値のある録音である。
2010年8月の録音。世界初録音





<Guild Historical>
GHCD 2360 ¥1350
クレンペラー - バッハ1945&1950 ――
J.S.バッハ:御身が共にあるならBWV.508
(クレンペラー編曲/ライヴ録音:1945年2月11日、ロサンゼルス)*
管弦楽組曲第3番BWV.1068より アリア
(ライヴ録音:1945年12月16日、ロサンゼルス)+
マニフィカト ニ長調BWV.243
(ライヴ録音:1950年1月13日、ブダペスト放送スタジオ)**
ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV.1050
(ライヴ録音:1950年1月13日、ブダペスト放送スタジオ)++
オットー・クレンペラー(指揮)、
ロサンゼルス・フィルハーモニックの弦楽セクション*、
ロサンゼルス・フィルハーモニック+、ブダペスト放送交響楽団**/++、
ブダペスト合唱団**、ティボール・ネイ(ヴァイオリン)++、
ヤーノシュ・セベニ(フルート)++、アニー・フィッシャー(ピアノ)++
20世紀の巨匠オットー・クレンペラー(1885-1973)の"ロサンゼルス"と"ブダペ
スト"での「J.S.バッハ」がギルド・ヒストリカル(Guild Historical)から、
名エンジニア、ピーター・レイノルズのリマスターで復刻登場!
ハンガリー時代のクレンペラーが振る「マニフィカト」、アニー・フィッシャ
ーをソリストに迎えた「ブランデンブルク協奏曲第5番」、ロサンゼルス時代
からはクレンペラー編曲の弦楽合奏版「BWV.508」、「G線上のアリア」など、
クレンペラーの貴重な演奏が並ぶ。
クレンペラー・ファン&ヒストリカル・ファン要チェックのリリースです!





<Guild>
GMCD 7375 ¥2180
ヴィヴァルディ:四季 ――
ヴァイオリン協奏曲ホ長調RV.269《春》
ヴァイオリン協奏曲ト短調RV.315《夏》
ヴァイオリン協奏曲ヘ長調RV.293《秋》
ヴァイオリン協奏曲ヘ短調RV.297《冬》
ヴァイオリン協奏曲変ホ長調RV.253《海の嵐》
ロバート・アッチソン(ヴァイオリン)、
アルタミラ室内管弦楽団、マイケル・ガンボン(ナレーター)
フィルハーモニア管弦楽団、ASMFのメンバー、スペイン室内管弦楽団のディレ
クターなどを歴任してきたイギリスのヴァイオリニスト、ロバート・アッチソ
ンが弾くヴィヴァルディの「四季」。
各曲冒頭のソネットを朗読しているのは、アイルランドの名俳優マイケル・ガ
ンボン。あのハリー・ポッター・シリーズのダンブルドア校長です!
2011年2月&3月の録音。

GMCD 7366/7 2枚組 ¥4360
チェスワフ・マレク:歌曲&合唱作品集 ――
7つの歌曲Op.1/5つのレーナウ歌曲Op.17/2つの歌曲Op.12/田園風景Op.30
村の歌Op.34/アンネマリー、フォックス=トロットOp.38
Boze cos Polske Op.23/Cyt...to gra Smierc...Op.23
Pozdrowienie Op.6-2/Alpy Op.5
エルジビェータ・シュミトカ(ソプラノ)、
ジェーン・リグビー(メゾ・ソプラノ)、ウィリアム・ダズリー(バリトン)、
クシシュトフ・シミェタナ(ヴァイオリン)、イアン・バーンサイド(ピアノ)、
ゲイリー・ブライアン(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
ギルド(Guild)が発掘、再評価に力を注ぐ20世紀スイスのポーランド系作曲家
チェスワフ・マレク(1891-1985)の作品集第3弾は「歌曲&合唱」。
チェスワフ・マレク財団とチューリッヒ中央図書館のバックアップを受けたマ
レクの作品集が、その埋もれた音楽にスポットライトをあてる。
1997年&1998年の録音。





<Guild Light Music>
GLCD 5182 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - ライト・ミュージックのAからZ ――
スチュアート:劇場にて/ロイトヴィラー:ブリストル・クリーム
ジョンソン:カーテン・タイム/ミルナー:ダウンランド
トゥッチ:エデルマ/フレデリックス:フェアリー・ティップトゥ/他
リージェント・クラシック・オーケストラ、
ニュー・ワールド・シアター・オーケストラ、
パーシー・フェイス&ヒズ・オーケストラ、
シドニー・トーチ&ニュー・センチュリー・オーケストラ、他
ライト・ミュージックの宝庫、ギルド・ライト・ミュージック・シリーズの
第82巻は、パーシー・フェイス、シドニー・トーチ、ロバート・ファ―ノンた
ちが振るタイトルの頭文字が「A」から「Z」までの26作品を収録。リマスター
はアラン・バンティング。1936年-1960年の録音(Mono&Stereo)。

GLCD 5184 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - ロスト・トランスクリプションズVol.3 ――
ベインズ:アド・インフィニトゥム/カワード:ディア・リトル・ソルジャーズ
ハイケンス:ハイケンス・セレナーデ/ポーター:ソー・イン・ラヴ
ビンジ:エリザベス朝のセレナーデ/マントヴァーニ:プリマ・ドンナ
モシュコフスキ:マラゲーニャ/他
マントヴァーニ&ヒズ・オーケストラ、
デイヴィッド・ローズ&ヒズ・オーケストラ、他
世界中の放送局に提供され、教育プロジェクト、軍隊の娯楽など様々な役割を
果たしたライトミュージックの"ロスト・トランスクリプション"第3集。
1942年頃-1952年の録音(Mono)。





<Danacord>
DACOCD 717 ¥2300
ディーリアス・コレクション - レア・ヒストリカル・レコーディングス ――
ディーリアス:
ラ・カリンダ
〔コンスタント・ランバート(指揮)、ハレ管弦楽団/録音:1941年7月30日、
HMV C3273〕
イルメリン前奏曲
〔シドニー・ビール(指揮)、ナショナル交響楽団/録音:1944年6月8日、
Decca K1834〕
カプリースとエレジー
〔アンソニー・ピニ(チェロ)、ウィルフリッド・パリー(ピアノ)
/録音:1955年、Argo RG47〕
エアーとダンス
〔ボイド・ニール弦楽四重奏団/録音:1938年10月20日、Decca X147〕
すみれ
〔ジョーン・スチュアート(ソプラノ)、ゴードン・ワトソン(ピアノ)
/録音:1955年、Argo RG46〕
ヴェネヴィル
〔ジョーン・スチュアート(ソプラノ)、ゴードン・ワトソン(ピアノ)
/録音:1955年、Argo RG46〕
春初めてのかっこうを聞いて
〔アンソニー・コリンズ(指揮)、ロンドン交響楽団
/録音:1953年2月23日&25日、Decca LXT2788〕
インディアンの愛の歌
〔マギー・テイト(ソプラノ)、リタ・マッケイ(ピアノ)
/録音:1937年、Decca LXT6126〕
わが心の女王に
〔ヘドル・ナッシュ(テノール)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
/録音:1934年12月7日、Columbia SDX7〕
愛の哲学
〔イゾベル・ベイリー(ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
/録音:1945年5月31日、Columbia DB2178〕
2つの水彩画
〔ジョン・バルビローリ(指揮)、ハレ管弦楽団
/録音:1948年4月1日、HMV C3864〕
3つの前奏曲
〔エヴリン・ハワード=ジョーンズ(ピアノ)/1929年4月4日、Columbia 5444〕
楽園への道
〔ユージン・グーセンス(指揮)、シンシナティ交響楽団
/録音:1946年2月14日、RCA Victor 11-9493〕
伝説
〔ヘンリー・ホルスト(ヴァイオリン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
/録音:1942年8月7日、Columbia DX1094〕
夏の歌
〔ジョン・バルビローリ(指揮)、ハレ管弦楽団
/録音:1950年2月2日、HMV DB9609/10〕
様々なアーティスト
来年2012年が生誕150周年のアニヴァーサーリー・イヤーとなるフレデリック・
ディーリアス(1862-1934)。デンマークのダナコード(Danacord)から届くディ
ーリアスの音楽は、1929年から1955年にかけて録音された歴史的録音集。
ブライアン・サヴィン(Brian Savin)の丁寧なリマスターが、バルビローリや
グーセンスの演奏を含む15作品をじっくりと聴かせてくれます。当タイトルは
レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。(MONO/ADD)

DACOCD 703-704 2枚組 ¥4600
モーエンス・ヴェルディケ - ハイドン:交響曲集 ――
交響曲第48番ハ長調(録音:1953年、Decca LXT 2832, Mtx. ARL 1720)
交響曲第44番ホ短調(録音:1953年、Decca LXT 2832, Mtx. ARL 1721R)
交響曲第50番ハ長調(録音:1951年、Haydn Society HSLP 1041 Mtx.XTV 15175)
交響曲第91番変ホ長調(録音:1949年、HMV Z 7016/18 Mtx. 2CS 2682/86)
12のドイツ舞曲第1番-第6番(録音:1949年、HMV Z 7016 Mtx. 2CS 2687)
チェロ協奏曲ニ長調(録音:1956年、HMV ALP 1501 Mtx. 2XCS 146/47)
交響曲第43番変ホ長調
(録音:1951年、Haydn Society HSLP 9071 Mtx. K8-OP-011)
交響曲第61番ニ長調(録音:1952年、Haydn Society HSLP 1047 Mtx. XTV17149)
モーエンス・ヴェルディケ(指揮)、
エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)、
デンマーク放送室内管弦楽団
ボストンのハイドン・ソサエティが主導したハイドンの交響曲録音の中で、デ
ンマークで収録された3作品を含むモーエンス・ヴェルディケ指揮の演奏が名
エンジニア、クラウス・ビリト(Claus Byrith)のリマスターで復刻。
1950年前後にデンマークで収録された「ハイドンの交響曲」がデンマークのレ
ーベルから蘇ります。
当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。(MONO/ADD)




<Danica>
DCD 8063 ¥2300
さくらさくら - 日本の旋律集 ――
さくらさくら/浜辺の歌/城ヶ島の雨/夏の想い出/浜千鳥/叱られて
宵待草/夏は来ぬ/荒城の月/砂山/この道/五木の子守歌/おねがい/故郷
出船/赤とんぼ
アナス・グレン(チェロ)、ナホミ・スズキ(ピアノ)
イタリアの銘器ステファノ・スカランペラ(1889年製)から泉のように湧き出る
日本の旋律。"日本の歌"の懐かしさ、素晴らしさ、美しさをデンマークのチェ
リスト、アナス・グレンが伝えます。1985年6月の録音。




<Channel Classics>
CCSSA 32311(SACD-Hybrid) ¥2580
ヴィヴァルディ:ソプラノのための宗教作品集&協奏曲集 ――
弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調RV.129《マドリガル風》
詩篇第112《主の僕たちよ、主をほめたたえよ》ト長調RV.601
フルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲RV.431a《偉大なるムガール人》
モテット《まことの安らぎはこの世にはなく》RV.630
ヴァイオリンとチェロのための協奏曲変ロ長調RV.547
エリン・マナハン・トーマス(ソプラノ)、フロリレジウム
エリン・マナハン・トーマスが歌う「RV.601」と「RV.630」での、清純で気品
あふれる歌声と、フロリレジウムとのアンサンブルは、ヴィヴァルディの"ソ
プラノのための音楽"の理想形を聴かせてくれる。
また、2010年にスコットランドの国立図書館で発見された「フルート協奏曲
《偉大なるムガール人》RV.431a」では、フロリレジウムのディレクター、ア
シュリー・ソロモンのソロが冴える!
録音:2011年4月4日-6日、セント・ジョン・ザ・エヴァンゲリスト教会
(ロンドン)

CCSSA 31811(SACD-Hybrid) ¥2580
オン・ザ・ロード - トランペットのための作品集 ――
ズビンデン:トランペット、スネア・ドラムとピアノのための協奏曲Op.6
ルイジーニ:コルネットとピアノための奇想曲
ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》より 来たれ希望よ!
ブルジョワ:トランペット、トロンボーンとピアノのための三重奏曲Op.285
エベン:トランペットとピアノのための《ファンタジア・ヴェスペルティーナ》
グルネリウス:フルートとミュート・トランペットのための二重奏曲
ウィルソン(デュグイッド編):コルネットとピアノのための《カートゥーン》
ヘンドリックス:
トランペットとエレクトロニクスのための《オン・ザ・ロード》
フォンゼ:フリューゲルホルンまたはトランペットのための《薪割り》
ベリオ:無伴奏トランペットのための《グッド・ナイト》
ヴィム・ファン・ハッセルト(トランペット)、
ヨルゲン・ファン・ライエン(トロンボーン)、
エミリー・バイノン(フルート)、グスタヴォ・ヒメノ(打楽器)、
マルティン・フォンゼ(フェンダー・ローズ・ピアノ&ビブランドネオン)、
イェルク・ブリンクマン(チェロ)、
クラウディオ・プンティン(バス・クラリネット)、
エリコ・タケザワ(ピアノ)、ノリコ・イシカワ(ピアノ)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)のトランペット奏者、ベルギーの
名手ヴィム・ファン・ハッセルト(1977-)がチャンネル・クラシックス
(Channel Classics)初登場!
トランペットの近現代レパートリーに、ベートーヴェン、ルイジーニを加えた
プログラムには、首席トランボーン奏者ヨルゲン・ファン・ライエンや首席フ
ルート奏者エミリー・バイノン、打楽器奏者のグスタヴォ・ヒメノなど、RCO
の名プレーヤーたちが集結!
2009年まで在籍したベルリン放送響からRCOへと移籍したハッセルトは、マー
ラー室内管、ルツェルン祝祭管にも参加しており、精鋭揃いのRCOブラス・セ
クションの中でも存在感は十分。
録音:2011年、メノナイト教会(アムステルダム)




<Piano 21>
P21 043-N ¥2300
カツァリス・プレイズ・ショパン ――
ショパン:
前奏曲第15番変ニ長調Op.28-15《雨だれ》
(ライヴ録音:2010年9月23日、茅ヶ崎市民文化会館)
前奏曲第20番ハ短調Op.28-20、前奏曲第6番ロ短調Op.28-6、
前奏曲第7番イ長調Op.28-7、前奏曲第4番ホ短調Op.28-4
(ライヴ録音:2003年12月12日、ハイデルベルク)
パガニーニの思い出、ポロネーズ第1番嬰ハ短調Op.26-1
(ライヴ録音:1999年6月20日、エヒテルナハ)
幻想即興曲嬰ハ短調Op.66(録音:1978年、パリ)
春ト短調Op.74-2、コントルダンス変ト長調
(ライヴ録音:2003年12月12日、ハイデルベルク)
ワルツ第3番イ短調Op.34-2《華麗なる円舞曲》
(ライヴ録音:1989年12月20日、津田ホール)
3つのエコセーズ(ライヴ録音:1991年9月7日、シュトゥットガルト)
コルトー編:ラルゴ(ライヴ録音:2010年11月6日、ハイデルベルク)
練習曲第12番ハ短調Op.10-12《革命》、
練習曲第3番ホ長調Op.10-3《別れの曲》、
マズルカ第5番変ロ長調Op.7-1
(録音:2010年12月、ハイデルベルク)
アレグレット、マズール、マズルカ第44番ト長調Op.67-1、
マズルカ第45番ト短調Op.67-2、マズルカ第46番ハ長調Op.67-3、
マズルカ第47番イ短調Op.67-4、夜想曲第6番ト短調Op.15-3
(ライヴ録音:2010年10月8日、浜離宮朝日ホール)
夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2(ライヴ録音:2007年2月23日、ゲッティンゲン)
夜想曲第20番嬰ハ短調、ラルゲット
(ライヴ録音:2010年11月4日、ハイデルベルク)
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
日本を含む世界各地でのカツァリスが弾くショパンを集めた「カツァリス・プ
レイズ・ショパン」最大の注目は「革命」と「別れの曲」のエチュード!
TELDEC時代には"バラード&スケルツォ"と"ワルツ集"、SONY時代には"ソナタ"、
"前奏曲"、"ポロネーズ"をレコーディングしてきたカツァリスだが、"エチュ
ード"の演奏はほとんどリリースされておらず、遂に登場する「革命」と「別
れの曲」のエチュードが大きな話題となることは間違いない。




<Somm(Celeste Series)>
SOMMCD 0108 ¥1780
バーバー:ピアノ独奏作品集 ――
3つのスケッチ/組曲《思い出》Op.28/間奏曲第1番/間奏曲第2番
遠足Op.20/ピアノ・ソナタOp.26/バラードOp.46
レオン・マッコーリー(ピアノ)
19歳でリーズ国際ピアノ・コンクール第2位に輝き、ウィーンのベートーヴェ
ン国際ピアノ・コンクールでは見事優勝を飾ったイギリスの名ピアニスト、
レオン・マッコーリー。
前作ショパン(SOMMCD 0103)以来となるソロ・レコーディングは、アメリカの
サミュエル・バーバー(1910-1981)。ホロヴィッツという理解者に恵まれたバ
ーバーのピアノ作品が持つ近代アメリカの抒情性を、マッコーリーのピアノ
が巧みに引き出す。2010年9月の録音。

SOMMCD 094 ¥1780
ウォルトン:
ベルシャザールの饗宴(録音:1953年9月10日-14日)
交響曲第1番変ロ短調(録音:1956年4月15日-31日)*
エイドリアン・ボールト(指揮)、
フィルハーモニック・プロムナード管弦楽団
(ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団)、
ロンドン・フィルハーモニー合唱団、デニス・ノーブル(バリトン)
近代イギリスの偉大なるパトロン、名匠エイドリアン・ボールトがロンドン・
フィルを振ったウォルトンの「ベルシャザールの饗宴」。壮麗壮大なサウンド
創りに圧倒させられる。
原盤:Nixa NCL 16020*、Nixa NLP 904(ADD)弊社初紹介

SOMMCD 096 ¥1780
シベリウス:ピアノ五重奏曲ト短調/弦楽四重奏曲ニ短調Op.56《親しい声》
マーティン・ロスコー(ピアノ)、コウル弦楽四重奏団
ハイペリオンでもお馴染みの名ピアニスト、マーティン・ロスコーと、同じく
イギリスのコウル弦楽四重奏団のシベリウス。
ロスコーはニールセンのピアノ作品全集(CDA 67591/2)をレコーディングして
おり、北欧のピアノ作品にも造詣が深い。2008年1月&6月の録音。弊社初紹介





<Somm(Beecham)>
SOMM-BEECHAM 23 ¥1650
ビーチャム・コレクション ――
モーツァルト:交響曲第29番イ長調K.201
オルウィン:交響曲第3番(初演)
グリーグ:交響的舞曲*
トーマス・ビーチャム(指揮)、
BBC交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団*
ビーチャムがBBC交響楽団を振ったオルウィンの「交響曲第3番」は、ロイヤル
・フェスティヴァル・ホールでの初演時の記録。
録音:1956年10月10日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール&1955年12月、
マイダ・ヴェール・スタジオ1(MONO/ADD)弊社初紹介

SOMM-BEECHAM 22 ¥1650
ビーチャム・コレクション ――
ボッケリーニ:序曲ニ長調*/グレトリ:組曲《ゼミールとアゾール》*
リスト:ローレライ+/フランク:交響詩《のろわれた狩人》+
エルガー:エニグマ変奏曲+
トーマス・ビーチャム(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、
ロジーナ・レイズベック(ソプラノ)、アラン・シヴィル(ホルン)
ボッケリーニ、リスト、フランク、エルガー、そしてなんとグレトリ!トーマ
ス・ビーチャム卿のレパートリーの広さに改めて驚かされる。
録音:1956年8月23日、アッシャー・ホール*&1954年11月22日、
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール+(MONO/ADD)弊社初紹介



<Somm>
SOMMCD 242 ¥2080
バックス:ピアノとオーケストラのためのコンチェルティーノ(世界初録音)
アイアランド:ピアノ協奏曲、伝説
マーク・ベビントン(ピアノ)
デイヴィッド・カーティス(指揮)、オーケストラ・オヴ・ザ・スワン
ソム(Somm)の看板アーティストであり、知られざる近代イギリスのピアノ音楽
に情熱を注ぎ続ける実力派ピアニスト、マーク・ベビントン(1972-)。
バックス&アイアランドという英国音楽ファン要チェックの組み合わせでは、
バックスが世界初録音。2009年4月15日-16日の録音。弊社初紹介

SOMMCD 241 ¥2080
ファーガソン:ピアノ協奏曲(世界初録音)/フィンジ:エクローグOp.10
オースティン:
ピアノとオーケストラのためのコンチェルティーノ ト短調(世界初録音)
ロースソーン:協奏曲第1番(世界初録音)
マーク・ベビントン(ピアノ)、
ハワード・ウィリアムズ(指揮)、バーミンガム市交響楽団
マーク・ベビントンのバーミンガム市交響楽団という心強い共演者との「イギ
リスのピアノ協奏曲集」では、ファーガソン、オースティン、ロースソーンが
世界初録音。マーク・ベビントン、特に英国音楽ファンは要注目の存在です。
2008年9月28日-29日の録音。弊社初紹介

<AMBRONAY>
AMY 302 ¥2500
テレマン:
(1)組曲ト長調「ドン・キホーテのブルレスカ」全曲 TWV 55G:10 
(2)リコーダーとフルートのための協奏曲ホ短調 TWV 55G:e1 
(3)組曲イ長調「ガリバー組曲」 TWV 40:108 
(4)2つのフルートのための協奏曲イ短調 TWV 52:a2 
(5)「忠実な音楽の師」よりトリオ・ソナタハ長調 TWV 42:C1 
(6)ターフェルムジーク(食卓の音楽)第1集より第6曲 終曲ホ短調 TWV 50:10
レゼスプリ・アニモ
録音:2011年4月23日-24日、フランス
バロックを代表する音楽家の1人、テレマン。小説と音楽の融合をテーマにした
本CDでは、テレマンが残した数多の作品の中から「ドン・キホーテのブルレス
カ」や「ガリバー組曲」など、小説を題材にした作品が収録されています。
ドン・キホーテを題材とした作品はヨーロッパではお馴染みですが、器楽曲と
してこの題材に取り組んだのはテレマンが最初であるといえましょう。ブルレ
スカ(滑稽物)らしく時に陽気に、時に情熱的にドン・キホーテのキャラクター
を描写しています。「ガリバー組曲」は、巨人ガリバーと小人たちという対照
的なキャラクターの見事な描写分けが最大の魅力。テレマンは小人の動きを描
写するために24/1拍子や32/3拍子といった驚くべき拍子を用いており、CDのリ
ブレットに載せられた楽譜を見ながら聴くとまた違った楽しみが味わえます。
テレマンらしい軽快かつ優雅な響きに満ちた1枚です。
レゼスプリ・アニモは2009年にオランダで結成された新進気鋭の演奏団体。
若手実力派達の活気にあふれた演奏によって、テレマンが作り出す魅力的な
世界が生き生きと表現されています!





<K617>
K617 230 ¥2250
モンテクレール(1667-1737):
(1)コンセール第5番「戦争」より抜粋 (2)カンタータ「平和の再来」 
(3)コンセール第6番「平和」より抜粋
クレランボー(1676-1749):
(4)2本のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタより「喜び」
(5)カンタータ「デロスの島」
ドロテ・ルクレール(S)、
マルタン・ジェステル(指揮)、ル・パルルマン・ド・ミュジーク
録音:2011年6月27日-30日、ヴァルブールの大修道院付属教会にて(フランス)
ルイ15世期に活躍した音楽家、モンテクレールとクレランボーの独唱カンター
タとコンセール曲集。リュリが築いた伝統的な音楽様式の隆盛が陰りを見せる
この時代、それまで中心的であった理性的で穏やかな曲調から、より雄弁で情
熱的な音楽が好まれるようになります。本CDには、こうした新たな音楽の潮流
を感じさせる作品の数々が収録されています。17世紀フランスの音楽の響きで
はどこか物足りない…という方には特におすすめ!感情豊かに歌いあげられる
華麗なカンタータと、装飾的な響きに満ちたコンセールからは、ルイ15世期に
流行した音楽の魅力を存分に感じ取ることができます。芯のある柔らかい歌声
が人気のルクレールと、ジュステル率いるバロック音楽の名門ル・パルルマン
・ド・ミュジークの共演にも注目の1枚です!




<MA RECORDINGS>
M 024AHR(DVD-ROM) ¥4450
88.2 kHz/24 bit,176.4 kHz/24 bit Wav files
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
ファイルA:176.4 kHz: track 01&88.2 kHz: track 03
アリア、第1変奏-第15変奏
ファイルB:176.4 kHz: track 02&88.2 kHz: track 04
第16変奏-第30変奏、アリア終曲
伊藤栄麻(ピアノ;スタインウェイ1903年)
録音:1994年2月、松本ハーモニーホール(アナログ録音)
24 bit/88.2 kHz PCM files, down sampled from the 176.4 kHz files
マイクロホン:Br?el & Kj?r 4006(one pair)
ケーブル:Cardas 300-B Micro(マイクからマイクアンプ)、
Furukawa PC-OCC(マイクアンプからレコーダー)
レコーダー:Studer A-820 with 1/2 inch tape head assembly
MA RECORDINGSはこれまでに数多くの優秀録音を排出してきましたが、待ちに
待ったWAVファイル DVD-ROMのタイトルは、1994年に松本のハーモニーホール
で収録した伊藤栄麻が演奏した名曲ゴルトベルクです。このDVD-ROMには
176.4kHzのファイルと 88.2kHzのファイルが入っております。「ひじょうに鮮
明でありながらピアノの直接音だけでなく、会場の響き、空気感も豊富に収録
されている」と、PC オーディオfan No.5で麻倉怜士氏が評するように一音一音
がリアルに収録されたこの録音は、オーディオ・ファンはもちろんのことクラ
シック・ファンも必聴と言えましょう。



<LSO Live>
LSO 0715(SACD-Hybrid) ¥2180
ニールセン:
交響曲第1番ト短調Op.7, FS.16(1891-92)
録音:2011年10月2 & 4日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
交響曲第6番FS.116「素朴な交響曲(シンフォニア・センプリーチェ)」(1924-25)
録音:2011年5月26 日& 6月2日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
ロンドン交響楽団
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
バランス・エンジニア:ジョナサン・ストークス&ニール・ハッチンソン
高い評価を獲得した「不滅」&第5番からはや1年あまり、巨匠コリン・デイヴィ
ス指揮LSO演奏のニールセン・シリーズに続篇が登場。このたびは、30年以上
を隔てて書かれたニールセン最初と最後の交響曲であり、古典的な4楽章形式
という点も共通する第1番と第6番というカップリングになります。
年輪を重ねてなおますます意気盛んなデイヴィスのもと、巨匠に心からの敬意
と信頼を寄せるLSOの演奏は、真摯なアプローチと充実しきった音響がひとき
わ印象的なもので、同じ顔ぶれによるシベリウスの例がそうであったように、
高品位な録音も併せて数あるニールセンの交響曲全集のなかでも、あらたな強
力盤の登場を予感させるに十分な内容となっています。




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2070 ¥2250
疑似ステレオ版
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
(2)リスト:交響詩「前奏曲」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮) 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1952年11月26、27日、(2)1954年3月3、4日、
以上、ウィーン、ムジークフェラインザール
使用音源:EMI(Japan)AXA 3043(19センチ、4トラック)
録音方式:ステレオ(モノラルを人工的にステレオ化)
■制作者より
1960年代から70年代はじめ頃、国内の店頭ではフルトヴェングラーのLPはオリ
ジナルのモノラル盤よりも疑似ステレオ盤の方がごく普通に陳列されていまし
た。従って、多くの人はこの疑似ステレオ版でフルトヴェングラーの演奏を楽
しんでおり、制作者自身もその例外ではありませんでした。最近では疑似ステ
レオという言葉すら絶滅したと言っても過言ではありませんが、当時はモノラ
ルよりも聴きやすいという批評も少なからずありました。制作者としてもこの
疑似ステレオ版はコレクションの本道とは考えていませんが、この音を懐かし
むファンが意外に多く存在するという事実を知り、CD化を決断しました。この
疑似ステレオ版の続編は今のところ全く予定していませんが、ご要望が多いよ
うであれば検討致します。(平林 直哉)




<ELOQUENTIA>
EL 1131 2枚組 ¥3250
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集
CD1:6つのヴァイオリン・ソナタより 
(1)第1番 ロ短調 BWV 1014 (2)第2番 イ長調 BWV 1015 
(3)第3番 ホ長調 BWV 1016 (4)第4番 ハ短調 BWV 1017 
CD2:6つのヴァイオリン・ソナタより 
(1)第5番 ヘ短調 BWV 1018 (2)第6番 BWV 1019 
(3)ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 BWV 1023 
(4)ヴァイオリン・ソナタ ト長調 BWV 1021
フロリアン・ドイター(Vn)、フィリップ・グリスヴァード(チェンバロ)、
バラージュ・マーテー(バロック・チェロ)
録音:2008年9月、ドイツ放送カンマームジークザール
古楽界を牽引してきた稀代の名手、フロリアン・ドイターによるヴァイオリン
・ソナタ集。ドイターといえばムジカ・アンティクア・ケルンのリーダーとし
ての姿が馴染み深いですが、コープマン率いるアムステルダム・バロックオー
ケストラや、ミンコフスキ率いるレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルなどにお
いても幅広く活躍している屈指の名ヴァイオリニストでもあります。グリス
ヴァードは、これまでにもドイターと共演した経験があるチェンバロ奏者。
今回収録された曲は比較的チェンバロの存在感が強いですが、ドイターがモダ
ン楽器を使っていることもあり、ヴァイオリンの存在もしっかり感じられる演
奏といえましょう。安定したアンサンブルとドイターの柔らかくも芯のある音
色を堪能できる豪華2枚組のおすすめ盤です!




<Praga Digitals>
PRDDSD 250286(SACD-Hybrid) ¥2780
ラヴェル:
(1)ツィガーヌ 
(2)ヴァイオリン・ソナタ ト長調 
(3)フォーレの名による子守歌
(4)ヴァイオリンとチェロのためのソナタ 
(5)ヴォカリーズ―ハバネラ形式のエチュード 
(6)ヴァイオリン・ソナタ(遺作)
サーシャ・ロジェストヴェンスキー(Vn)、ジョシアン・マーフルト(Pf)、
ミハル・カニュカ(Vc)
録音:2011年7月23日-27日、プラハ音楽院にて
ユーディ・メニューインやイヴリー・ギトリスなど往年の名手達も絶賛する
ヴァイオリニスト、ロジェストヴェンスキー。今、ロシアの若手演奏者の中
で最も注目を浴びる奏者の1人といっても過言ではないでしょう。2010年に来
日公演を行って以来、日本においても高い注目を集めています。若きヴィル
トゥオーゾが今回収録に臨んだのはラヴェルのヴァイオリン作品集。技巧的
な作品から、ラヴェル特有の深い音楽表現に富む作品まで、ラヴェルの魅力
が詰まった1枚といえましょう。若手演奏家として同じく期待を集める名手
マーフルト、カニュカらとの卓越したアンサンブルは必聴。若手らしいエネ
ルギッシュな音色だけでなく、甘美で物憂げな音色も美しい名演です。




<La Dolce Volta>
LDV 100 7枚組 ¥4350
モーツァルト:弦楽四重奏曲集
CD1:
(1)第2番ニ長調K.155 (2)第3番ト長調K.156 (3)第4番ハ長調K.157 
(4)第5番ヘ長調K.158 (5)第6番変ロ長調K.159 (6)第7番変ホ長調K.160
CD2:
(1)弦楽四重奏曲第8番K.168 (2)弦楽四重奏曲第9番K.169 
(3)弦楽四重奏曲第10番K.170 (4)弦楽四重奏曲第11番K.171 
(5)弦楽四重奏曲第12番K.172
CD3:
(1)弦楽四重奏曲第13番K.173 (2)弦楽四重奏曲第14番K.387 
(3)弦楽四重奏曲第15番K.421 
CD4:
(1)弦楽四重奏曲第16番K.428 (2)弦楽四重奏曲第17番K.458「狩り」
CD5:
(1)弦楽四重奏曲第18番K.464 (2)弦楽四重奏曲第19番K.465「不協和音」
CD6:
(1)弦楽四重奏曲第20番K.499 (2)弦楽四重奏第21番K.575 
(3)弦楽四重奏曲第22番
CD7:
(1)弦楽四重奏曲第23番ヘ長調K.590「プロシャ王第3番」 
(2)弦楽四重奏曲第3番K.80
ターリヒ四重奏団
録音:1993年(CD1)、1992年(CD2、CD3(1))、1984年(CD3(2)・(4))、
1985年(CD4)、1983年(CD5)、
1992年(CD7(1))、1984年(CD7(2))
1964年にチェコで結成されて以来、世界中で揺るぎない人気を集めてきた名門
団体ターリヒ四重奏団。今回、彼らがこれまで行ってきたモーツァルト弦楽四
重奏の録音(以前Calliopeよりリリース)をまとめ、新たに弦楽四重奏曲全集と
してお手頃価格で発売いたします!力みすぎず、すっきりとした独特の演奏で
多くのファンを惹きつけてやまないターリヒ四重奏団の名演が1つに詰まった
豪華盤。ファンの方にはもちろん、ターリヒ四重奏団をこれから聴こうとし
ている方にもおすすめの商品です!




<audite>
AU 92578(SACD-Hybrid) ¥2300
エドゥアルト・フランク:
・弦楽五重奏曲ホ短調Op.15
・弦楽五重奏曲ハ長調Op.51
クリスティアーネ・エディンガー(第1Vn)
タッシロ・カイザー(第2Vn)
ライナー・キムシュテット(第1Va)
ウヴェ・マルティン・ハイベルク(第2Va)
カタリナ・メフラー(Vc)
録音:2011年3月16-19日ベルリン、ジーメンスヴィラ(デジタル・セッション)
auditeが再評価に力を入れるエドゥアルト・フランク(1817-1893)のシリーズ
最新作。ヴァイオリン、ヴィオラ各2にチェロという編成を採る二つの弦楽五
重奏曲は、それぞれ1845年と1870年頃におそらく書かれたものと考えられ、創
作の背景には当時台頭していたブルジョワジーのライフスタイルが急速な発展
を遂げたことにより、かれらの演奏に供される質の高い作品の需要が高まった
という事情があります。音楽史における作曲家エドゥアルト・フランクの功績
としては、いっぽうでシューマンとメンデルスゾーンとを、また他方ではシュ
ーマンとブルッフやブラームス、ブルックナーとを結ぶというように、「大作
曲家たちの世代間の橋渡し」をしたことが挙げられます。作品的には、ピアノ
曲を除くと大半を占める室内楽曲に重要なものが多く、これまでにauditeから
は弦楽六重奏曲、ピアノ五重奏曲、弦楽四重奏曲、ピアノ三重奏曲、ヴァイオ
リン・ソナタ、チェロ・ソナタがリリース済み。
じっさいここでも、大規模で劇的な構造と相俟った、簡潔で忘れがたいメロ
ディと主題の創意に加えて、プロと愛好家の双方を満足させるに十分な対位法
の卓越した能力は驚くべきもの。いくぶんメランコリーを湛えた高貴で心を揺
さぶるインスピレーションに、いくつかの点でブラームスの語法を先取りして
いるかのようなところも聴き取れ、主題に続く10の変奏という形式による作品
51のフィナーレはまぎれもなく白眉の出来ばえ。
例によってここでの2曲もまた、死後一世紀もの間すっかり忘れ去られたまま
でしたが、その内容からあらためて、エドゥアルト・フランクが室内楽で最も
独創的なドイツの音楽語法を示す作曲家のひとりであることがわかります。
レコーディングに際して、シリーズでおなじみのエディンガー以下、シュヴァ
ルベに師事したキムシュテットに、ハンブルク北ドイツ放送響のコンサート・
マスターを務めたハイベルクをはじめ、ドイツ勢による盤石の布陣が組まれて
います。




<PREISER RECORDS>
PRCD 91200 ¥2080
「chant -Amor et Passio」
I. Amor ?Maundy Thursday-
(1)Introitus “ Nos Autem”
(2)Graduale “Christus Factus Est”
(3)Tractus “Ab Ortu Solis”
(4)Offertorium “Dextera Domini”
(5)Communio “Dominus Iesus”
II. Passio ?Good Friday-
(6)Improperia
(7)Antiphona “Ecce Lignum Crusis” in revelatione Crusis
(8)Hymnus “Pange Lingua” in veneratione Crucis
(9)Antiphona “Super Omnia” in exaltation Sanctae Crusis
III. Silentium Holy Saturday-
(10)Lamentatio III
IV. Iubilatio ?Easter Sunday-
(11)Invitatorium in Dominica Paschae
V. Caelum
(12)Antiphona “Ubi Caritas”
(13)Litaniae Lauretanae
(14)Litaniae Sacratissimi Cordis Iesu
(15)Te Deum
デイヴィット・イアンニ(P)、ハイリゲンクロイツ修道院シトー会修道士
録音:2011年、10月10日、11日 ウィーン、ハイリゲンクロイツ修道院
2008年5月、教会音楽界に激震が走りました。グレゴリオ聖歌を収録したCD
「Chant」が発売するや否やイギリスで驚異的な売り上げを見せ、ついには全
世界で80万枚以上を売り上げるという異例の大ヒットを記録したのです。その
美しい歌声で世界中を虜にしたハイリゲンクロイツ修道院シトー会修道士たち
が、かの大ヒットCD「Chant」に続く待望の新作を発売!透明感あふれる神秘
的な響きの中にも、どこか人間味を感じられる温かい声音に心癒されます。
今回はピアノ伴奏を伴う作品を4曲収録。作曲者は演奏者のイアンニ自身によ
るもの。ピアノの情感あふれる音色と修道士たちの真っ直ぐな歌声が絶妙な
ハーモニーを生み出しています。




<HUNGAROTON>
HCD 32698 ¥2080
フリードリヒ2世:フルートと通奏低音のためのソナタ
(1)第21番 イ短調 (2)第40番 ハ長調
(3)第76番 変ロ長調
(4)第78番 ト短調 (5)第83番 ロ短調
(6)第118番 ヘ長調 (7)第107番 ニ短調
マリー・オレスキェヴィチ(トラヴェルソ)、
デイヴィッド・シューレンバーグ(チェンバロ)、バラージュ・マーテー(Vc)
録音:2009年、7月18-20日、サン・スーシ宮殿(ドイツ)
プロイセン大王フリードリヒ2世生誕300年を記念し、フルートと通奏低音のた
めのソナタ7曲を収録。プロイセン宮廷音楽を数多く再発見し、クヴァンツの
フルートソナタ集(HCD 32617)も好評のオレスキェヴィチが、今度はフリード
リヒ2世のソナタ集に挑みます!フリードリヒ2世がフルート・トラヴェルソの
名手であり、当時のサン・スーシ宮殿で盛んな音楽活動を展開していたことは
有名でしょう。彼が作曲したフルートと通奏低音のためのソナタは全121曲に
わたりますが、そのうち出版されているものはわずか25曲。今回収録された
7曲は全て未出版のもので、世界初録音となります!a'=385Hzのフレンチピッ
チで演奏されていることにも注目。これまでプロイセン宮廷音楽再発見に尽力
してきたトラヴェルソの名手オレスキェヴィチ、「バッハの鍵盤音楽」で有名
なシューレンバーグ、サヴァールやミンコフスキの音楽隊で活躍するチェロの
名手マーテーという豪華トリオの名演が光ります!

HCD 32694 ¥2080
ゲオルク・ドルシェツキー(1745-1819):
(1)3つのバセットホルンのためのディヴェルティメント ヘ長調 
(2)3つのバセットホルンのためのディヴェルティメント 変ロ長調 
(3)3つのバセットホルンのためのディヴェルティメント ヘ長調
(4)クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための四重奏 ヘ長調
ガボール・ヴァルガ(バセットホルン、Cl)、
ロランド・チャッロー(バセットホルン)、
ジェルジ・シャラモン(バセットホルン)、ヤーノシュ・ローラ(Vn)、
マーテー・スーチ(Va)、
イシュトヴァーン・ヴァールダイ(Vc)
録音:2011年、7月4-5日、24日-25日、フンガロトンスタジオ
ドルシェツキーはボヘミア出身の音楽家。ハイドンやモーツァルトらと同時代
に活躍し、リンツやブラチスラヴァ(スロヴァキア)などで幅広く音楽活動を行
いました。ティンパニ協奏曲などで有名なドルシェツキーですが、今回はバセ
ットホルンのためのディヴェルティメントを中心に収録。貴族の晩餐会で演奏
されるために作られており、クラリネットに比べて落ち着いた音色をもつバセ
ットホルンの魅力が見事に活かされた作品といえましょう。クラリネット四重
奏は全体的に軽やかな雰囲気。ヴァルガを始め、名手達の息の合ったアンサン
ブルにも注目です。

HCD 32692 ¥2080
ミハーイ・モショニ(1815-1870):弦楽四重奏曲集
(1)弦楽四重奏曲第1番 イ長調
(2)弦楽四重奏曲第2番 ト短調 
(3)弦楽四重奏曲第5番 ヘ短調
フェステティチ四重奏団
ピリオド楽器使用
録音:2011年8月1日-4日 フンガロトンスタジオ
ピリオド楽器使用のパイオニア的存在ともいえる世界的演奏楽団、フェステ
ティチ四重奏団が待望の新譜をリリース!ミハーイ・モショニはハンガリー
を代表する音楽家。リストと交流が深く、彼の作品の編曲もいくつか残して
います。今回収録された四重奏は比較的初期に作曲されたもので、モショニが
音楽家としてのキャリアを積み始めた頃の作品。この後、モショニはハンガリ
ー初の独立音楽家として名を馳せてゆくことになります。演奏するフェステ
ティチ四重奏団はハンガリーの名手達からなるアンサンブル団体。ハンガリー
を代表する作曲者と演奏者の豪華コラボレーションが生み出した名盤です!




<SUPRAPHON>
SU 4071 ¥1780
待降節ミサ曲集 Adventus Domni
Chants before Rorate
1. Antiphona O, rising lightning
2. Cantio Joyful singing
3. Antiphona Descendi in hortum meum
I go unto the God’s altar
4. Introitus Rorate celi ?motetus Rorate celi
5. Introitus Many righteous prophets and kings
6. Kyrie In adventu Domini
7. Jan Trojan Turnovsk(1550-1606):
Kyrie Today is the beginning of our redemption
For the reading of the Holy Scripture
8. Lectio Isaie Prophete
9. Alleluia Prophete Sancti
10-14. The almighty God
15. Lectio Sancti evangelii secundum Joannem
For the Lord’s Supper
16. Offertorium Ave Maria
17. Sanctus The most mighty and desirable
18. Cantio Gaude quam magnificat
19. Sanctus super Gaude quam magnificat
20. Communio Beata viscera
Handmaid of the Lord
21. Cantio Salve mater gracie
22. Antiphona Tota pulchra es
23. Motetus Sicut cedrus
24. Lai Mater bonitatis
25. Motetus Imperatrix gloriosa
スコラ・グレゴリアーナ・プラジェンシス
グレゴリオ聖歌と並び、チェコで今なお愛される待降節のミサ曲集を収録。
アンティフォナのラテン語名Rolate coeliに由来し、Rolate chantsと呼ばれ
るチェコ伝統の聖歌です。その起源は16世紀後半に遡りますが、500年経った
現在のチェコのミサにおいても歌われています。本CDでは15世紀-16世紀の聖
歌写本に基づき、当時の響きを再現する試みのもと収録がなされました。古風
な趣のある響きが魅力のスコラ・グレゴリアーナ・プラジェンシスの歌声に
よって、中世ポリフォニーの美しい響きが現代によみがえります!




<MA RECORDINGS>
MA J507 ¥2940
日本語帯解説付
モーツァルト:
ロンド イ短調 K.511(1787)
ピアノ・ソナタ第18番 ヘ長調 K.533(K.494)(1788)
幻想曲 ハ短調 K.475(1785)
ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457(1784)
アダージョ ハ長調 K.356(K.617a)(1791)
ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 K.545(1788)
金子陽子(フォルテピアノ; Christopher Clarke(Donzy le National en
Bourgogne, 2004))
録音:2011年7月 オータイユリフォーム教会、パリ
録音エンジニア:タッド・ガーフィンクル(Ma recordings)
世界的フォルテピアノ奏者、金子陽子の新譜はモーツァルトのピアノ作品集。
作品はモーツァルト25歳から晩年の10年、ピアノ作品が最も充実していたまさ
に“黄金時代”の作品を集めました。第3楽章に「ロンド」K.494を改訂した
ものを加えて3楽章のソナタとして出版されたピアノ・ソナタ第18番などソナ
タを3曲とロンド イ短調K.511、幻想曲 ハ短調K.475そしてアダージョハ長調
の計6曲で構成されております。非常で繊細なタッチと息をのむような多彩な
音楽表現が魅力の金子陽子の演奏がモーツァルトの作品の素晴らしさをいっ
そう引き出しております。そして天才録音技師タッド・ガーフィンクル氏に
よる最新録音は今回も超優秀録音としても大注目です!




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2069 ¥2250
ステレオ
マーラー:大地の歌
ブルーノ・ワルター指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
ミルドレッド・ミラー(メゾ・ソプラノ)、エルンスト・ヘフリガー(テノール)
録音:1960年4月18、25日、ニューヨーク、マンハッタンセンター
使用音源:CBS SONY(Japan)  SONT 12095(オープンリール・テープ、
19センチ、4トラック)
■制作者より
ワルターが初演した「大地の歌」はデッカのモノラル録音があまりにも有名で
すが、このステレオによる再録音も、ワルターの遺産の中では最も重要なもの
のひとつです。その演奏をオープンリール・テープより復刻しましたが、今回
のCD化に際し、オリジナル・プロデューサーのジョン・マックルーア氏より最
新のメッセージを頂戴しました。短いながらも、録音現場にいた人でなければ
得られなかった貴重な証言です。
また、この録音はニューヨーク・フィルとの公演の合間に録音されましたが、
その周辺の状況について徹底検証しています。(平林 直哉)




<ACCENT>
ACC 24240 ¥2180
ブクステフーデ:カンタータとソナタ
(1)鹿が求めるように BuxWV92
(2)ソナタ ト短調Op.2の3
(3)おお神の都よ BuxWV87
(4)ソナタ ヘ長調BuxWV269
(5)おお慈悲深き方、おお優しき方BuxWV82
(6)悲歌BuxWV76b
(7)ソナタ ト長調BuxWV271
(8)私の魂よ、主を讃美せよ BuxWV67
(9)鹿が求めるように BuxWV92
ダグマル・サスコヴァー(Sop)、ウィリアム・ドンゴワ(コルネットと指揮)
ル・コンセール・ブリセ【クリスティーヌ・モラン(Vn)、
ステファン・ルゲ(サックバット)、
ベンジャミン・パロット(テオルボ)、
カタリナ・ベウムル(ドゥルシアン)、
カーステン・ローフ(Cem)、アドリアン・ジュルダン(Org)】
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃‐1707)には128曲の声楽作品が現存しま
すが、うち120曲は宗教的な歌詞を持ち、カンタータと称されています。それ
らは後輩のJ.S.バッハの諸作などとは装いを異にし、声楽コンチェルトとアリ
アなどから成る、マドリガーレ風のものが多く見られます。バッハへ受け継が
れる伝統という重要さはもちろんながら、ブクステフーデならではの美しい旋
律を楽しむことができます。
バロック期の管楽器コルネットの名手にして、ブルース・ディッキーの「コン
チェルト・パラティーノ」のメンバーとして活躍したウィリアム・ドンゴワ。
彼が率いる古楽器団体ル・コンセール・ブリセはサックバットのルゲ、ドゥル
シアン(ファゴット系古楽器)のベウムルら名手揃いのスーパー集団。驚きの巧
さです。声楽はチェコ出身のソプラノ、ダグマル・サスコヴァー。やや細身な
がら、清楚な美声を聴かせてくれます。




<MELBA>
MR 301131(SACD-Hybrid) ¥2450
アルカディア・ロスト
(1)ヴォーン=ウィリアムズ:揚げひばり
(2)同:組曲「野の花」
(3)同:ウェンロック・エッジ
(4)ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエム
マイケル・ダース(Vn)、ロジャー・ベネディクト(Va)、
カンティレーション、スティーヴ・ダヴィスリム(Ten)、ハマーSQ、
マーク・ウィグレスワース(指)シドニー交響楽団
[録音:2009年10月、2010年2月/シドニー・オペラハウス、
イワキ・オーディトリウム]
純イギリス的な香りのアルバムが英連邦オーストラリアで制作されました。
ヴォーン=ウィリアムズは1908年にパリでラヴェルに短期間師事しますが、
組曲「野の花」は音響面でその影響を色濃く受けています。ハープとチェレ
スタ、ヴォカリーズの合唱を含む編成で、エキゾチックな東洋色が不思議な
魅力。ヴィオラのソロも妖艶です。

MR 301132 ¥2180
蓮の花開く
(1)ツェムリンスキー:クラリネット、チェロ、ピアノのための三重奏曲Op.3
(2)メシアン:世の終りのための四重奏曲
アンサンブル・リエゾン【デーヴィッド・グリフィス(Cl)、
スヴェトラーナ・ボゴサヴレーヴィチ(Vc)、ティモシー・ヤング(Pf)】、
ウィルマ・スミス(Vn)
[録音:2009年6月、12月/イワキ・オーディトリウム]
オーストラリアから期待の団体が登場です。2006年結成のアンサンブル・リエ
ゾン。クラリネット、チェロ、ピアノのトリオで、気のあった仲間ならではの
緊密な合奏能力と、フレッシュな感性が魅力です。メシアンの難曲「世の終り
の四重奏曲」では、メルボルン交響楽団のコンサートマスター、ウィルマ・ス
ミスも加わり、感動的な演奏を繰り広げます。




<OPMC CLASSICS>
モンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団のレーベル、OPMC CLASSICS
(Orchestre Philharmonique de Monte-Carlo)の取扱を開始します。2011年3月
に亡くなられたヤコフ・クライツベルク氏(前・首席指揮者)指揮のタイトルが
並びます。

OPMC 001 3枚組 ¥3780
ストラヴィンスキー:
[CD1]バレエ「火の鳥」
[CD2]バレエ「ペトルーシュカ」
[CD3]バレエ「春の祭典」、「プルチネッラ」
[CD2]マリア・マシチェワ(ピアノ)
[CD3]レナータ・ポクピチ(Ms)、ケネス・ターヴァー(T)、
アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(Bs)
ヤコフ・クライツベルク:指揮
モンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2010年5月31日-6月7日
ストラヴィンスキーの三大バレエ。各曲のリズムの処理の精確さは見事です。
各曲のキャラクターの描き分けも鮮やかです。

OPMC 002 ¥2280
ラヴェル:
バレエ「ダフニスとクロエ」(全曲)〔録音:2010年4月2,3日/7月13, 14日〕
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲〔録音:2010年8月13日〕
ヤコフ・クライツベルク:指揮
モンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、
ベルリン放送合唱団(合唱指揮:サイモン・ハルゼイ)
実にメリハリの効いたクライツベルクの音楽作りと采配が光るラヴェルは見事。
また、ドビュッシーでは、全体的に上品な軽さを漂わせながら、オーケストラ
を長い息で歌わせる統率ぶりで、確かな手ごたえを感じさせる稀有なドビュッ
シーとなっています。

OPMC 003 ¥2280
リムスキー=コルサコフ:シェエラザードop.35
ボロディン:イーゴリ公よりだったん人の踊り
ムソルグスキー:はげ山の一夜
ヤコフ・クライツベルク(指揮)
モンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2010年1,2,11月
「はげ山の一夜」で聴かせる暴力的な激しさから、「だったん人の踊り」での
優しさまで、クライツベルクとオーケストラの表現の幅広さを味わえます。名
曲揃いで楽しい1枚です。




<TAHRA>
TAH 721/2 2枚組 ¥4600
ポール・パレー、デトロイト・ライヴ
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19【録音:1960年10月13日】
(2)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調【録音:1959年11月12日】
(3)マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調【録音:1959年11月12日】
グレン・グールド(Pf)(1)、
アーノルド・スタインハード(Vn)(2)、
ポール・パレー(指)
デトロイト響
往年のフランスの指揮者ポール・パレーがデトロイト響を振った一枚。グール
ドとパレーによるベートーヴェンの2番は、これまで海賊盤をはじめ入手可能
でしたが、今回TAHRAから正規発売となりました。マスターテープ劣化に起因
する音とびはありますが、グールドの独奏は冴えに冴えています。グールドの
ベートーヴェンの2番といえば、バーンスタインとの共演盤が有名ですが、こ
ちらはより自由で、グールドの面目躍如たる芸風を示しています。曖昧さのな
い明快なタッチ、不思議なオーラと音楽の乗りの良さは比類なく、決して耳を
逸らさせません。どの音もグールド節が明瞭で、お決まりの唸りもかえって心
地よく、興奮させられる逸品。CDバックカバーには1960年12月13日のライヴと
ありますが、実際は10月13日です。
パレーとしては異色のレパートリーといえるマーラーの5番。各楽章の演奏時
間は
第1楽章 11分12秒
第2楽章 13分02秒
第3楽章 15分05秒
第4楽章  8分19秒
第5楽章 14分27秒
で、カットなし。第1楽章は早めのテンポで淡々と進みますが、第2楽章以降は
豹変し、尻上がり的に調子づいてきます。マーラーならではの後ろ向きな所は
なく、荒れ狂いうねる強烈な世界が描かれます。有名なアダージェットも陶酔
的ではなく、弱音を強調することもなく、それでありながら世紀末的な雰囲気
を醸します。圧巻はフィナーレ。パレーは息をつく暇もなくオーケストラをド
ライヴしていきます。バーンスタイン以前のアメリカのオーケストラがこんな
マーラーを演奏していたとは驚き。マーラー・ファン必聴の超個性的演奏と申
せましょう。




<audite>
AU 92576(SACD-Hybrid) ¥2300
(1)ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント
(2)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリンソナタOp.134
ユディト・インゴルフソン(Vn)、
ウラジーミル・ストウペル(Pf)
【録音:2011年1月/ジーメンス・ヴィラ(ベルリン)】
1973年アイスランド出身、1998年インディアナポリス国際コンクールで金賞受
賞した女性ヴァイオリニスト、ユディト・インゴルフソン待望の新録音登場で
す。驚くべき超絶技巧と音楽的成熟を示す名手です。1750年製グァダニーニの
名器から紡ぎ出す美音も魅力。今回はロシアの2作に挑戦。ストラヴィンスキ
ーのディヴェルティメントはチャイコフスキーの音楽に基づくバレエ「妖精の
口づけ」のなかから、友人のヴァイオリニスト、サミュエル・ドゥシュキンの
協力で編曲。もともとの素材がチャイコフスキーなので、旋律的な魅力にあふ
れています。ピアノのウラジーミル・ストウペルはモスクワ出身。母は名ピア
ニストのリムマ・ボブリツカヤ、モスクワ音楽院ではピアノのマリーニン、
指揮をロジェストヴェンスキーに学んだという逸材。




<Mirare>
MIR 138 ¥2500
グラナドス:
(1)詩的なワルツ集(全8曲)
(2)ゴイェスカス(全6曲)
(3)歌劇「ゴイェスカス」間奏曲(作曲者編)
ルイス・フェルナンド・ペレス(Pf)
録音:2011年5月23-25日
1977年マドリード生まれのルイス・フェルナンド・ペレス。毎年ラ・フォル・
ジュルネ音楽祭に出演し、独特なピアニズムを聴かせてファンを増やしている
俊英です。低い椅子に座わり、ほとんど手首と指だけで轟音を紡ぎだし、非常
にシャープな技巧で爽快な演奏を繰り広げます。アルベニスの名演の印象から、
グラナドスの「ゴイェスカス」も聴いてみたいと思う向きも多かったと思いま
すが、今回待望の登場となります。
グラナドスの「ゴイェスカス」はゴヤの美術から霊感を受けて作曲されたとさ
れ、まさに心血を注いで完成した大曲。内容も複雑で、技術的にも最高度のも
のが要求されます。ペレスは後に追加された「わら人形」を除く全6曲をとり
あげ、恩師ラローチャ直伝の解釈を聴かせてくれます。スペイン音楽の命とも
いえるリズムの良さも光り、粋な節回しも溜息が出るほど魅力的。ラローチャ
よりあっさりしているのが新世代的。さらに嬉しいのは、グラナドスが同素材
により作曲した歌劇「ゴイェスカス」の有名な間奏曲をグラナドス自身のピア
ノ編曲で聴けること。他の6曲よりシンプルながら、やはり魅力的なピアノ曲
となっています。
フィルアップは「詩的なワルツ集」。「ゴイェスカス」と比べるとシンプルで
力みのない極上のサロン音楽。なぜか2拍子の第1曲を含め全8曲から成り、モ
シュコフスキかレイナルド・アーンの、どこかスペインの香りを感じさせるエ
レガントなメロディと、流麗なピアニズムはペレスにぴったり。透明な美音で
酔わせてくれます。




<LIMEN classic/EGEA>
CDE10 C011 ¥2080
1.ブリテン:ラクリメop. 48
2-4. ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ へ調 op. 11-4
5-7. ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ Op. 147
ダニロ・ロッシ(ヴィオラ)、ステファノ・ベッツィッケーリ(ピアノ)
録音:2011年、ミラノ
ヴィオラ特有の渋さと艶を生かし、朗々と歌い上げるヴィオラの音色が心に沁
みます。特に、交響曲第5番でお馴染みのショスタコーヴィチによるソナタは、
憂愁を帯びたロシア特有の重厚感に溢れ、ショスタコファンにとっては欠かせ
ない一枚となるでしょう。
ダニロ・ロッシは、ディーノ・アショッラ、ピエロ・ファルッリ、ユーリ・バ
シュメットらに師事。20歳の若さでリッカルド・ムーティにミラノ・スカラ座
管弦楽団のソリスト、第1ヴィオラ奏者に任命。同オケの歴史上最も若い第1奏
者となりました。伴奏を務めるステファノ・ベッツィッケーリは1988年からダ
ニロ・ロッシとコンビを組み、イタリア国内やヨーロッパ各地でコンサートを
行っています。

CDE09 C010 ¥2080
・J.S.バッハ:
「おお神よ、汝義なる神よO Gott, du frommer Gott」に基づくパルティータ
・E. ポッツォリ:主題と変奏曲
・A. クシャコフ:ソナタ第1番
・G. ヴェリンジェリ:シフト
・H.ブレーメ:パガニーニアーナ
コッラード・ロジャク(アコーディオン)
録音:2010年、ミラノ
世界で名だたるアコーディオン奏者コラッド・ロジャスが古典からロマン派の
超絶技巧まで熱演。アコーディオンの冴え渡った音色による、バッハの洗練さ
れた解釈と、ブレーメによる編曲版のパガニーニアーナは特に必聴です!
コッラード・ロジャクはイタリアのトリエステ生まれ。イタリアのアコーディ
オン奏者として初めて国立音楽院でディプロマを取得しました。その卓越した
テクニックと火花が飛び散るような音楽性には定評があり、レパートリーも古
典から現代まで幅広いです。また、作曲家としても活躍しており、国際フェス
ティヴァルなどで初演されている他、電子音楽とのコラボレーションにも積極
的に関わっています。

CDVD001 C001(1CD+1DVD[PAL]) ¥2980
1. ハイドン:ソナタ ホ短調 XVI: 34
2. リスト:「ダンテを読んで」ソナタ風幻想曲
3. リスト:メフィスト・ワルツ 第1番
4. ラフマニノフ:楽興の時 Op. 16
タチアナ・ラリオーノワ(ピアノ)
録音:2009年、ミラノ
ピアノ音楽の始まりから、技術面において特に大きな転換点となったリスト、
さらにラフマニノフまで、ピアノ全体の歴史を網羅した一枚。トラックを追う
ごとに、まさに悪魔的といえるようなヴィルトゥオジティーが増していきます。
(DVD-PAL付)
タチアナ・ラリオーノワは、ロシアを代表する実力派のピアニスト。モスクワ
音楽院で名ピアニスト且つ名教授メルジャーノフに師事、数々の権威あるコン
クールで優秀・入賞を果たしています。現在はイタリアに在住、スカラ座のメ
ンバーとの室内音楽に従事する傍ら、音楽アカデミーでの後進の指導にも力を
入れています。



<Ligia>
LIDI 0202233 ¥2250
マルク=アントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):
(1)マニフィカト H.73
(2)「幸いなるかな、マリアよ(Beata est Maria)」 H.25 
(3)教会のための序曲 H.524 (4)「来たれ創造主(Veni Creator)」 H.54 
(5)プレリュード H23.a (6)サルヴァ・レジナ H.23
(7)聖母マリアへのカンティクム「今日、救いが(Hodie Salus)」H.340
(8)プレリュード H.237a 
(9)平和のためのエレヴェーション「喜べ、最も愛されし人々よ(O bone Jesu)」
H.237 
(10)仮祭壇のための序曲 H.523 
(11)「主を賛美せよ(Laudate Dominum)」 H.159 
(12)聖母マリアの連祷(Litanies de la Vierge)H.84
ヴァンサン・リエーヴル=ピカール(C-T)、セバスティアン・オブレヒト(T)、
ジャン=マニュエル・カンドゥノ、レ・パッション
(モントーバン・バロックオーケストラ)
録音:2011年9月2、3、4日 ソレーズ神学校の教会にて
リュリと並んで17世紀のフランス音楽を代表する作曲家、マルク=アントワー
ヌ・シャルパンティエ。その作品は多岐にわたりますが、とりわけ優れた教会
音楽作品を数多く残したことで有名です。今回は膨大な彼の作品の中から、3声
のモテットを抜粋して収録。柔らかくも芯のあるシャルパンティエの音楽を演
奏するのは、30年以上の歴史を持つ名団体レ・パッションと名歌手たち。アン
ドリューの指揮のもと、器楽編成や歌詞の発音、装飾などはなるべく当時の響
きに近づけるように収録されました。8世紀より続く古教会で収録された美し
くも壮大な響きに圧倒されます。

LIDI 0202229 ¥2250
パーセル:
歌劇「妖精の女王」、歌劇「テンペスト」、歌劇「アテネのタイモン」
より抜粋
マリア・ヴェナン(S)、クリストフ・バスカ(C-T)
フランク=エマニュエル・コント(指揮)、
ル・コンセール・ドゥ・ロステルディユ
録音:2011年3月14日-20日、グリニャン城にて(フランス)
17世紀後半に活躍し、今もなおイギリスを代表する音楽家として名を残す大音
楽家、ヘンリー・パーセル。本CDではシェイクスピアの劇作品を原作とする3
つのセミ・オペラの中から二重唱やアリアを中心に抜粋、収録しました。「妖
精の女王」は「夏の夜の夢」、「テンペスト」と「アテネのタイモン」はそれ
ぞれ同名の劇作品を原作とし、音楽を付したもの。とはいえ、当時はシェイク
スピアの改作が横行しており、これら3作品もオリジナルのものではなく改作
部分に音楽をつけたものであるといわれています。しかしながら、例え改作部
分につけられた音楽であろうとも、パーセルの音楽は確固たる輝きに満ちてい
るといえましょう。創意工夫の凝らされたプレリュードや幕間音楽はもちろん、
詩的あふれるアリアをたっぷりと堪能できます。それぞれの作品は曲調や形式
に合わせて4つの組曲としてまとめられており、愛好家向けに貴族の邸宅などで
開かれていた小さな演奏会をイメージさせるプログラム構成となっています。

LIDI 0202234 ¥2250
聖母被昇天の日のミサ曲集:
(1)入祭唱-ガウデアムス (2)キリエ Jhesu Deus Dulcissime(de Franciaco)
(3)グローリア Clemens dues artifex 
(4)昇階唱 Benedicta et Venerabilis (5)アレルヤ唱 
(6)セクエンツィア Area Virga (7)クレド(Bombarde)
(8)奉献唱 Diffusa Est (9)サンクトゥス (10)アニュス・デイ 
(11)聖体拝領唱 Regina Mundi (12)イテ・ミサ・エスト
(13)ヴィトリ(1291-1361):モテット「教皇クレメンス」
ラ・マン・ハルモニック
録音:2011年4月13-15日、ラ・シェーズ・ディユ大修道院にて
アヴィニョン捕囚によって教皇庁がローマからアヴィニョンに移行された14世
紀フランスでは、アヴィニョンの教皇庁において盛んな音楽活動が行われてい
ました。この時代、中世音楽の世界では新たな音楽様式の潮流が見え始めます。
より音楽的な旋律や、複雑な音楽様式が求められるようになり、それまでの単
律聖歌とは異なる魅力を持った音楽が生み出されました。本CDは教皇クレメン
ス6世の時代に焦点を当て、入祭唱から「イテ・ミサ・エスト」(ミサの最後を
締めくくる言葉)まで、当時のミサを再現するようにミサ曲の数々が収録され
ています。さらに、最後にはクレメンス6世に捧げられたヴィトリのモテット
も収録。時に模倣のスタイルを取りながら、会話のように次々と展開されてい
く重唱の響きは神秘的な魅力にあふれています。ラ・マン・ハルモニックの澄
んだ歌声によって生み出される美しい中世音楽のハーモニーを堪能できる一枚
です。

LIDI 0109230 ¥2250
1.ニコラ・セジャン(1745-1819):アンダンテ・グラティオーソ 
2.W.A.モーツァルト(1756-1791):グラスハーモニカのためのアダージョ 
ボーヴァルレ・シャルパンティエ(1734-1791):3.フルートの語り 4.トリオ
5.セジャン:アンダンテ・アフェクトゥオーゾ
ボーヴァルレ・シャルパンティエ:6.オーボエの語り 7.合唱
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):
8.イディル・メランコリック 9.リート 10.子守唄 11.パストラーレ
12.ジャック=ニコラ・レメンス(1823-1881):5声のプレリュード
13.シャルル・グノー(1818-1893):君に感謝する、愛の神よ
14.セザール・フランク(1822-1890):
6つの二重唱曲より 竹細工師の歌(詞:A.テュリエ)
15.ルイ・ニーダーマイヤー(1802-1861):オー・サリュタリス
16.アメデ・ヴァンデンヘウベル(1831-1911):アニュス・デイ
17.フランク:6つの二重唱曲より 小さき子らへ(詞:A.ドーデ)
18.アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):フーガ グラーヴ 
19.C.サン=サーンス(1835-1921):憐れみ深きイエズスよ Pie Jesus
20.ギルマン:ラメント
21.グノー:祈り(詞:J.カブレ)
22.ギルマン:コンサートの小フーガ
23.グノー:天が地上を訪れたり
1-7:ピエール=エマニュエル・ヴォディオ(Org.)、 
8-11:ジャン=ピエール・レコウディ(Org.)、
11-23:ローラン・ベイハースト(Org.)、ル・コンセール・トリビュオ
使用楽器:1-7:1761/1788/1865年製ボワロオルガン
(ニュイ・サン・ジョルジュのサン=シンフォニアン教会)、
8-11:1901年製シャルル・ディディエ=ヴァン=カスターオルガン
(ドゥミニのサン・マルシャル教会)、
12-23:1897年製ジャン=バティスト・ギースオルガン
(ディジョンのサント・シャンタル教会)
録音:2009年-2010年、フランス
フランス中東部に位置するコート・ドール県の教会オルガンを使用したオルガ
ン曲集。収録に使われた3つオルガンのうち、ボワロのオルガンとギースのオ
ルガンは今回のCDが処女録音となる貴重な1枚です。これらのオルガンが制作
された18世紀末-20世紀は、オルガンの様式が荘厳なものとなり、輝かしい音
色が響き渡っていた時代。ボヴァレル=シャルパンティエやヴィエルヌなど、
フランスを代表するオルガニスト達の作品はもちろんのこと、サン=サーンス
やフランクなど著名な音楽家の作品も収録。当時のオルガンの響きが見事に
よみがえります!

LIDI 0105231 ¥2250
ガーシュウィン(1898-1937):
1. ラプソディー・イン・ブルー
(アレンジ:ティモフェイ・ドクシツァー、ギィ・トゥヴロン&シャンタル・
リオウ)
2. Couleur Gershwin(tmp, vn, p)
(アレンジ:ダニエル・グイヨ、ギィ・トゥーヴロン)
3. The Man I Love 私の彼氏(tmp, accord, Cb, Pf))
(アレンジ:デニス・アルミタージュ)
4. シネ・ガーシュウィン(tmp, p)(アレンジ:ダニエル・グイヨ)
バーンスタイン(1918-1990):
5. ロンド・フォー・リフィー(tmp, p)
ウェスト・サイド・ストーリーより抜粋
6. 何か起こりそう(tmp, p)
7. マリア(tmp, accordion, p)
8. トゥナイト(tmp, accordion, p)
9. ひとつの心(tmp, accordion, p)
10. アイ・フィール・プリティ(tmp, accordion, p)
11. どこかへ(tmp, accordion, p)
ギィ・トゥーヴロン(Tmp)、シャンタル・リオウ(P)、
ミシェル・グラスコ(Accordion)、ヘルヴェ・モロー(Contrabass)、
パトリス・フォンタナローサ(Vn)
録音:2011年2月、パリ
アメリカの作曲家で映画やミュージカルにも貢献したバーンスタインやガー
シュインを取り上げました。トランペットを中心に、ピアノ、アコーディオン、
コントラバス、ヴァイオリンなど、様々な楽器のコラボレーションによるアレ
ンジメントで、あの懐かしい名曲が生まれ変わります!
ギィ・トゥーヴロンを筆頭とするフランスの新進気鋭のミュージシャン達によ
る一枚。世界屈指の名門オーケストラとの共演はもちろん、数々の音楽祭にも
招待され、着実に評価を得てきました。また、室内楽アンサンブルにも並々な
らぬ力を入れており、その息の合った絶妙なるタイミングは、本CDでも聴きど
ころ。歓喜に満ち溢れた瞬間をお見逃しなく!




<Euro Arts>
30 79358(DVD-Video) ¥2900
字幕:独英仏
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス
タマラ・ウィルソン(S)
エリザベス・ディショング(A)
ニコライ・シューコフ(T)
ブラインドリー・シェラット(Bs)
ジョン・ネルソン(指)ヨーロッパ室内管弦楽団,グルベンキアン合唱団
収録:リスボン、2010年2月
+ボーナス
ジョン・ネルソンへのインタビュー
ピーター・リードマン(ヨーロッパ室内管弦楽団の責任者)へのインタビュー
2010年2月に、ポルトガル、リスボンで行われたベートーヴェンのミサ・ソレ
ムニスです。指揮は2011年12月に70歳を迎えた指揮者ジョン・ネルソン。巨匠
の風格を漂わせつつも、音楽は熱気に満ち溢れ、ミサ・ソレムニスの気宇壮大
な世界をバッチリ描いています。ネルソンはピリオド奏法を意識しており、ト
ランペットとティンパニは古いタイプを用いています。地元リスボンのグルベ
ンキアン合唱団も、歌いながら指揮するネルソンに喰らいついての熱唱。非常
にベートーヴェンらしい高揚感に満ちたミサ・ソレムニスです。
ソプラノのタマラ・ウィルソンは米国アリゾナ生まれ。近年人気がうなぎのぼ
りで、ことにヴェルディのヒロインを得意としています。エリザベス・ディ
ショングは、米国ペンシルヴェニア出身のメッゾソプラノ。まだ若手ですが、
その実力は既に注目を浴び、2012年、グラインドボーン音楽祭でのロッシーニ
「チェネレントラ」のタイトルロールを歌う予定。ニコライ・シューコフはグ
ラーツ生まれのオーストリアのテノール。いわゆるユーゲントリッヒャー・ヘ
ルデンテノールとしてかなりの活躍をしています。ブラインドリー・シェラッ
トは英国のバス。コヴェントガーデン王立歌劇場を拠点に、幅広いレパートリ
ーで活躍しています。

30 79378(DVD-Video) ¥2900
字幕:独英仏
ハイドン:「天地創造」
ライザ・マイルン(S)
ウェルナー・ギュラ(T)
マシュー・ローズ(Br)
ルーシー・クロウ(S)
ジョナサン・ベイヤー(Bs)
ジョン・ネルソン(指)オランダ放送室内フィルハーモニー管弦楽団,
オランダ放送室内合唱団
収録:2010年6月、ナールデン
ハイドンの「天地創造」は非常に人気が高く、録音はもちろんたくさんあり、
映像も既に数種出回っています。しかしこのDVDは一味も二味も違います。名
匠ジョン・ネルソンの生き生きとした音楽にはユーモアが溢れ、ハイドンの楽
しさをに満ちています。また歌手も優秀。ライザ・マイルンはスコットランド
出身のソプラノで、サイモン・ラトルがベルリン・フィルを率いて「フィデリ
オ」の来日公演を行った時、マルツェリーナに抜擢されて、その美声が話題に
なっていました。マシュー・ローズは、1978年生まれの英国のバス。されにヤ
ーコプスとの共演でおなじみの美声テノール、ウェルナー・ギュラに、知性派
美人古楽ソプラノ、ルーシー・クロウと、いずれも素晴らしい実力の持ち主。
そして会場は、オランダの要塞都市ナールデンの中央に聳え立つ大教会。由緒
ある教会の厳かで美しい空間の中での演奏は格別。耳に目に麗しいDVDです。




<GLYNDEBOURNE>
GFOCD 013 2枚組 ¥3780
ブリテン:「夏の夜の夢」
ベジュン・メータ(CT オーベロン) イリデ・マルティネス(S タイタニア) 
ジャック・モーレン(パック)
ティモシー・ロビンソン(T ライサンダー) 
ジャレッド・ホルト(Br ディミトリアス) 
トーヴェ・ダールベリ(Ms ハーミア)
ケイト・ロイヤル(S ヘレナ) イアン・パターソン(Bs-Br シシアス) 
ルイーズ・プール(Ms ヒッポリタ)
ヘンリー・ウォディントン(Bs クィンス) 
ジェフリー・モウジズ(Bs スナッグ)
サイモン・カークブライド(Br スターヴリング) 
マイケル・スモールウッド(T フルート)
アラスデア・エリオット(T スナウト) マシュー・ローズ(Bs ボトム)
イラン・ヴォルコフ(指)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
トリニティ少年合唱団
録音:2006年7、8月、グラインドボーン
グラインドボーン音楽祭エディション、新刊は2006年上演のブリテン「夏の夜
の夢」です。この「夏の夜の夢」は1981年に英国の大御所演出家ピーター・ホ
ールによって制作されたもの。原作であるシェイクスピアの「夏の夜の夢」は、
ホールが最も得意とした演目で、舞台も映画も極めて高評価。このグラインド
ボーンでのプロダクションも大評判となり、1984、1989、2001、2006年と再演
を重ねてきました。その出来栄えの良さは、CDで音だけ聞いてもよく伝わって
きます。観客の良い反応が舞台に反映され、劇場が一体となった
このCDに収録された2006年の上演では、ベジュン・メータの素晴らしいオーベ
ロンを筆頭に、グラインドボーンらしいいいキャストが組まれています。タイ
タニアのイリデ・マルティネスはコスタリカ出身。ドイツを中心にコロラトゥ
ーラ・ソプラノとして活躍しており、ライサンダーのティモシー・ロビンソン
は、コヴェントガーデン王立歌劇場で活躍する英国のテノール。ヘンデル、モ
ーツァルトの他、ブリテンのオペラのテノール役を得意としています。ヘレナ
は、この翌年に大ブレイクすることになるケイト・ロイヤル。アテネの職人た
ちも皆実力派。また物語の上で重要度の高いパックを演じた子役、ジャック・
モーレンも公演評で絶賛されました。
イラン・ヴォルコフは、1976年、イスラエルのテルアヴィヴの生まれ。2003年、
26歳にしてBBCスコットランド交響楽団の首席指揮者に就任、2009年の退任後
も首席客演指揮者を務めています。現在はアイスランド交響楽団の音楽監督、
首席指揮者。今後ますますの活躍が期待されている俊英です。





<WERGO>
WER 6739 ¥2180
ガリーナ・ウストヴォリスカヤ(1919-2006)
1. コンポジション 第2番 『怒りの日』
ルードゥス・グラヴィス(コントラバス・アンサンブル)、
ラウラ・マンチーニ(木製キューブ)、
ファブリツィオ・オッタヴュッチ(ピアノ)、
ステファノ・スコダニッビオ(指揮)
2. ソナタ第6番
マリーノ・フォルメンティ(ピアノ)
3. チェロとピアノのためのグランド・デュエット
ローハン・ド・サラム(チェロ)、マリーノ・フォルメンティ(ピアノ)
録音:2010年、イタリア
社会主義リアリズムに即した音楽を書くように強制されたスターリン政権を生
き抜いた数少ない作曲家、ガリーナ・ウストヴォリスカヤの秘蔵の作品集。
「私の作品は、他の作曲家のそれとは全く違う。」という彼女の言葉に添えら
れた作品たちは、独特の非常に風変わりな作曲様式で、反復の活用、ホモフォ
ニックな音塊、異例な楽器法、楽器の集合を用いてのトーン・クラスターの導
入などが見られます。また、宗教のテクストにインスパイアされたものが多く、
宗教的な側面を色濃く持っているために、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
実際耳にすると、カオスな中にも、何か非常に精神的な深みを行くような、
興味深い感覚に陥ります。
演奏者はどれも、数々の賞を受賞した世界的に名だたる者たちで、主に現代音
楽の中で楽器の可能性を追求し続けています。本CDは、素晴らしい作品を残し
ながらも、未だ音楽史の中で光を当てられていないウストヴォリスカヤに捧げ
られたものです。「現代音楽」という枠組みにさえ収まりきれないような、ウ
ストヴォリスカヤの宇宙世界をご堪能ください。

WER 6582 ¥2180
サミール・オデ=タミミ(b.1970)
1. マドジュヌンII. ジャブスール、3. アヒンヌII、4. シラ・シール、
5. フィラキ、6. 知恵の楽園、7. グダドロージャ
ドイツを中心とする多数の演奏家(リコーダー、チェロ、バリトン他)
録音:2010年、ドイツ
「政治音楽」の名のもとに作られた一枚で、人の声のエネルギーを結集させ、
さらにそれにリコーダーの音を添えるなど、象徴的なアート・ミュージックで
す。どことなく、アラブ的なリズム感の中にどことなく邦楽にも通じる和声が
見え隠れし、日本人にとっては非常に興味深い作品です。演奏者たちの、殺気
立った緊張感の中を怒涛の音楽が流れていきます。
サミール・オデ=タミミは、イスラエル生まれのパレスチナ人。アラブの伝統
音楽をパーカッションなど様々な楽器で学び、さらにヨーロッパに渡ってブレ
ーメン芸術大学で作曲法を学びました。彼の音楽の特徴は、ヨーロッパの前衛
アート・ミュージックと彼の故郷であるイスラエル、パレスチナの伝統音楽の
融合にあります。こうしたマルチ・カルチュラルな音楽観は、まさに現代のグ
ローバリゼーションの広がりと、それに翻弄される人々の運命を描いているか
のようです。




<LIMEN classic/EGEA>
CDVD004 C004(1CD+1DVD[PAL]) ¥2980
イヴァン・フェデーレ:
1-5. エチュード「南」(2002-03) 6. セレナーデ(2008) 
7-9. カデンツァI-III(1993)
10-15. カデンツァIV-IX(2005) 16-20. エチュード「北」(1990) 
21. トッカータ
チーロ・ロンゴバルディ(ピアノ)
電子音楽を得意とするイヴァン・フェデーレですが、実は彼のキャリアはピア
ノからスタートしました。本CDは、ピアノに精通した彼の本領を発揮するもの
であり、またピアノとエレクトロニクスのためのセレナーデなど、ピアノと他
の様々な楽器とのコラボレーションが楽しめます。メカニカルでデジタルな
フェデーレの超現代音楽観をお楽しみください。いわゆる現代音楽につきもの
の、なじみにくさはなく、あくまでもピアノ音楽の伝統に基づいているので、
非常に聴きやすいです。
チーロ・ロンゴバルディは、主に現代音楽をレパートリーとするイタリアのピ
アニストであり、即興なども得意とします。1994年、ロッテルダムで行われた
国際ガウデアムスコンクールでファイナリストとなり、最優秀ピアニスト賞及
びクライニッヒシュタイナー音楽賞を授与されました。以来、イタリアの現代
音楽作曲家の作品を中心に世に紹介しています。歯切れのよいリズム感と、絶
妙な間の感覚を持つ、素晴らしいパフォーマーです。





<C major>
70 8204(Blu-ray) ¥4950
70 8108(DVD-Video) 2枚組 ¥4450
字幕:伊英独仏西中韓
ヴェルディ:「運命の力」
サルヴァトーレ・リチートラ(T ドン・アルヴァーロ)
ニーナ・ステンメ(S レオノーラ)
カルロス・アルヴァレス(Br ドン・カルロ・ディ・ヴァルガス)
アラステア・マイルズ(Bs カラトラーヴァ公爵,修道院長)
ナディア・クラステヴァ(Ms プレツィオジッラ)
ティツィアーノ・ブラッチ(Br フラ・メリトーネ)
エリザベータ・マリン(S レオノーレの侍女)
ダン・パウル・ドゥミトレスク(Bs 市長)
クレメンス・ウンターライナー(T トラブーコ親方)
ほか
ズビン・メータ(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
デイヴィッド・パウントニー(演出)
リチャード・ハドソン(舞台装置,衣装)
ファブリス・ケブール(照明)
ベアーテ・フォラック(振付)
収録:2008年3月1日、ウィーン
2011年9月5日に亡くなったテノール、サルヴァトーレ・リチートラ、彼が2008
年にウィーン国立歌劇場での新制作上演で歌ったヴェルディ「運命の力」の映
像がBlu-RayとDVDになりました。リチートラのドン・アルヴァーロといえば、
1999年3月2日にスカラ座にデビューした時の役。これによってリチートラはム
ーティに認められ、30代前半にしてスカラ座の看板テノールに起用されるよう
になったのです。翌2000年9月にはスカラ座来日公演でも歌っており、リチー
トラにとって得意中の得意の役でした。この映像は今となっては貴重なリチー
トラのアルヴァーロが見られます。対するドン・カルロには、スペインが誇る
名バリトン、カルロス・アルヴァレス。レオノーラにはスウェーデンのプリマ
ドンナ、ニーナ・ステンメ。修道院長には英国の気品あるバス、アラステア・
マイルズ。プレツィオジッラには、ブルガリア出身のメッゾソプラノで、ウィ
ーン国立歌劇場を中心にドイツ語圏で大活躍しているナディア・クラステヴァ
と、キャストは極めて高水準。そしてヴェルディのオペラでもとりわけ「運命
の力」を得意とするズビン・メータが、長大な作品を見事にまとめています。
デイヴィッド・パウントニーの演出は、シリアスな部分では簡素な舞台を用い
て集中力の高い舞台を作る一方で、一方プレツィオジッラやメリトーネが活躍
する滑稽な場面ではまるでミュージカルのようなエンターテイメント仕立てに
して、作品の持つ明暗の対比を強調しているのが特徴です。
傑作でありながら、優良な映像ソフトの少ない「運命の力」、ウィーン国立歌
劇場の力の入った上演が鮮明画像で楽しめるのは歓迎されることでしょう。





<avanticlassic>
5414706 10382(SACD-Hybrid) ¥2650
(1)リスト:「死の舞踏」―『怒りの日』によるパラフレーズ」S.126
(2)リスト:ペトラルカのソネット第47, 104, 123番
(3)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 op.23
セルジオ・ティエンポ(ピアノ)
管弦楽((1),(3)):スイス・イタリアーナ管弦楽団
指揮:イオン・マリン((1))、
アレクサンドル・ラビノヴィッチ=バラコフスキー((3))
録音:(1)2004年6月18日(ルガーノフェステイヴァル、ライヴ)
(2)2011年7月26日(セッション)
(3)2005年6月29日(ルガーノフェスティヴァル、ライヴ)
スイス・ルガーノ・フェスティバルでのセルジオ・ティエンポによるライヴ録
音。驚異のテクニックで聴衆を圧倒したリストから、情感あふれるチャイコフ
スキーまで、臨場感たっぷりのライヴをお楽しみください。
セルジオ・ティエンポは、キーシン、リフシッツと世代を同じくする今やベテ
ラン。幼少の頃より神童と騒がれ、これまでにリリースしてきたCDは全て好評
を博し、数々の賞を授与されています。今回はその中でも一押しの一枚。特に
チャイコフスキーのピアノ協奏曲は会場の熱気も帯びて大盛り上がりです。お
見逃しなく!((1)と(3)には拍手が含まれます)

5414706 10372(SACD-Hybrid) ¥2650
バッハ(1685-1750):ゴルトベルク変奏曲 BWV988
アレクサンダー・グルニング(ピアノ)
録音:2011年4月19-21(セッション)
名門ブリュッセル王立音楽院を優秀な成績で卒業し、さらにモスクワ音楽院で
かの有名なレフ・ナウモフやヴィクトル・メルジャーノフの薫陶を受けたアレ
クサンダー・グルニングが、ヨーロッパのツアーで大絶賛されたゴルトベルク
変奏曲をリリース。
アレクサンダー・グルニングは1973年、ベルギー生まれ。名門弛みない研鑽で
培ったテクニックと詩情のある音楽性は、これまでヨーロッパのツアーを展開
する中で絶大なる評価と人気を博してきました。また、クラシックだけではな
くジャズや映画音楽にも幅広く関心を示し、音楽全般に行き届いた広い視野の
持ち主です。




<FRA Prod>
FRA 506(Blu-ray) 2枚組 ¥4850
FRA 006(DVD-Video) 2枚組 ¥4450
字幕:仏英独西伊
リュリ:「アティス」
ベルナール・リヒター(T アティス)
 ステファニー・ドゥストラック(Ms シベル)
エマニュエル・ド・ネグリ(S サンガリド)
ニコラ・リヴァンク(Br セレニュス) マルク・モイヨン(Br イダス)
ソフィー・デインマン(S ドリス) ジャエル・アザレッティ(S メリッス)
ポール・アグニュー(T 眠り) シリル・オヴィティ(HC モルフェ)
ベルナール・ドレトレ(Br 時,サンガリオス河)ほか
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン
フェト・ガラント舞踊団
ジャン=マリー・ヴィレジエ(演出)
カルロ・トンマージ(美術)
パトリス・コシュティエ(衣装)
フランシーヌ・ランスロ,ベアトリス・マサン(振付)
収録:2011年5月
+特典映像
「アティスの変容」
「大居室群(パトリス・コシュティエ制作の衣装について)」
「王の歌劇場」
「歌劇場の機構」
「アティスの復活」
クリスティによるリュリ「アティス」がついに映像になりました!
1986年暮のフィレンツェ公演の後、ウィリアム・クリスティは1987年、パリで
リュリの「アティス」を上演、これは歴史的大成功を収め、1989年、1991年と
再演されました。1987年のHMFによる全曲録音も各国の権威ある賞を獲得。こ
れによってそれまであまり注目されていなかったリュリを始めとするフランス
のバロック・オペラの素晴らしさが再認識され、今日に至るブームを生み出し
ました。まさに歴史的上演だったのです。それから四半世紀後の2011年、クリ
スティが再び「アティス」を取り上げました。基本的に1987年のジャン=マリ
ー・ヴィレジエの演出の再演。初演当時の上演様式を徹底的に踏まえて作られ
た舞台は、豪華荘重でありながら実に優美。バロックオペラの現代化演出が当
たり前の昨今でも、その素晴らしさには目を奪われるばかり。しかもそれを最
新のHD収録の美麗画像で見ると、音だけでも衝撃的だった「アティス」がなお
のこと強烈。歌手は、アティスのベルナール・リヒター、シベルのステファニ
ー・ドゥストラック、サンガリドのエマニュエル・ド・ネグリを中心に、マル
ク・モイヨンやシリル・オヴィティなど、バロック音楽で大人気の若い逸材を
積極的に起用。そこにベテランのニコラ・リヴァンクやポール・アグニュー、
ベルナール・ドレトレ、中堅のソフィー・デインマンらを適材適所に配してい
ます。そしてなんといってもクリスティの音楽の素晴らしさ。25年前と比較に
ならないほど多くのリュリの上演がある今日においてさえ、クリスティの指揮
するリュリは比類ないもの。常にバロック音楽の最前線に立ち続けたクリス
ティの集大成的上演は圧倒的です。加えて、100分にも及ぶ特典映像が極めて
興味深い内容。こちらも見逃せません。




<TALLPOPPIES>
TP 216 ¥2080
J.ハイドン:鍵盤楽器のためのソナタ全集第3集
(1)前奏曲 変ホ長調 (2)ピアノ・ソナタ変ホ長調 Hob. XVI:49 (1789/90年)
(3)前奏曲 ト長調 (4)ピアノ・ソナタト長調 Hob. XVI:40(1784年以前) 
(5)前奏曲 ロ短調 (6)ピアノ・ソナタロ短調 Hob. XVI:32 (1774-76)
(7)前奏曲 変ホ長調 (8)ピアノ・ソナタ変ホ長調 Hob. XVI:25(1773年)
ジェフリー・ランカスター(フォルテピアノ)
録音:2010年6月23、24日
ハイドンソナタ全集の第1集(TP 201)、第2集(TP 208)が好評発売中のランカ
スターによる、待望の第3集!2009年より全曲収録に取り組んでいるランカス
ターですが、今回も各ソナタの前に前奏曲を添えたお馴染みのプログラムで、
ハイドンの魅力を堪能させてくれます!

TP 219 ¥2080
(1)ブラームス:主題と変奏(弦楽六重奏曲第1番 第2楽章の編曲) ニ短調 
(2)シューベルト:ピアノ・ソナタ ヘ短調 D.625(1818)
(3)ショパン:マズルカ風ロンド
(4)シューマン:ダーヴィト同盟舞曲集(全18曲)op.6
イアン・ホルサム(Pf)
録音:2009年4月22、29日 メルボルン大学のメルバホールにて
ロマン派時代を代表する作曲家達が生み出したロマンティックあふれる名曲の
数々をイアン・ホルサムが収録。ブラームスの主題と変奏は、かのクララ・
シューマンに献呈されたといわれ、ブラームスの情感にあふれた名曲です。
一方のダーヴィト同盟舞曲集は、ロマン派の闘士を自負するシューマンが闘士
ダヴィデの物語に自身の戦いを投影したドラマティックな作品。他の収録作品
も含め、ロマンティックの魅力を堪能できるおすすめの1枚です!




<IDIS>
IDIS 6626 ¥1650
ヤング・アルゲリッチ Vol.2
(1)ショパン:
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11(1959年9月25日ジュネーヴ。ライヴ)
(2)ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調(1959年1月19日ローザンヌ。ライヴ)
(3)リスト:演奏会用練習曲第2番「軽やかさ」(1957年ボルツァーノ。ライヴ)
マルタ・アルゲリッチ(Pf)、
ルイ・マルタン(指)スイス・ロマンド管(1)、シャルル・デュトワ(指)
ローザンヌ室内管
これは嬉しいリリース。かつてアルゼンチン盤が限定的に入手できるのみだっ
た幻のアルバムが、通常発売となります。当時アルゲリッチは1957年にブゾー
ニとジュネーヴのふたつの国際コンクールで優勝、彗星のように出現した天才
として注目されていました。
ブゾーニ国際コンクールのファイナルの実況のリストの演奏会用練習曲第2番
は、玉を転がすようなタッチの美しさに加え、色彩の無限の変化を見せている
のが驚き。これを聴けば、彼女の優勝を疑うはずなしの神業。ショパンのピア
ノ協奏曲第1番はその2年後、18歳の折の演奏で、自由奔放かつエネルギーと
霊感に満ち、その後のどの演奏よりも彼女の天才性を実感させてくれます。
ラヴェルの協奏曲は後に夫となるデュトワとの初共演時という歴史的な記録。
これもフレッシュ極まりない快演で、デュトワの伴奏の巧さも光ります。す
べての方々に聴いていただきたい、すさまじく光り輝いていた10代のアルゲ
リッチを実感できる超オススメ盤です。

IDIS 6627 ¥1650
ヤング・アッカルド
パガニーニ:
(1)魔女たちの踊り
(2)パイジェッロの「うつろな心」による変奏曲
(3)常動曲
(4)ヴァイオリンソナタ ホ短調Op.3の6
(5)祈りのソナタ
(6)ロッシーニの「こんなに胸騒ぎが」による変奏曲
(7)「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による変奏曲
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、 アントニオ・ベルトラミ(Pf)
[録音:1959 / 60年]
1958年に行われたパガニーニ国際コンクールに17歳で優勝を果たし、「パガ
ニーニの再来」と称されたサルヴァトーレ・アッカルド。彼がその直後に行
った貴重な録音が日の目をみました。演目は得意のパガニーニ。少年とは思
えぬ驚異的なテクニックは天晴れですが、イタリアの太陽のように明るい音
色、オペラ歌手顔負けの朗々たる歌ごころに陶酔させられます。いずれの作品
も後年再録音していますが、鮮烈な生命感と真摯さは少年時代ならではです。




<PREISER>
PRCD 91197 ¥2080
リスト:
あなたを愛する
金髪の天使っ子
三人のジプシー
それは素晴らしいことに違いない
どうやって、と彼らは言った
かつて
行かないでくれ、幸福な日よ
私の子よ、もし私が王ならば
愛とはどのようなもの
美しい芝生が広がるところ
ミニョンの歌
あらゆる山頂に憩いがある
墓とバラ
トウヒの樹がぽつんと生えている
トゥーレの王
私は力も生気も失った
見捨てられた者
火刑台のジャンヌ・ダルク
天が祝福しますよう!
私の歌には毒がある
私を罵らないでくれ、友よ
真珠
おお夕暮れの光の中の海よ
エリーザベト・クルマン(Ms) エドゥアルト・クトロワッツ(P)
2011年はフランツ・リストの生誕200年ということで多数のCDが発売されまし
た。その中でもこのCDは特色のあるもの。リストは優れた歌曲も多数書いてい
ますが、人気のある曲は僅か。ここには比較的珍しい作品が選ばれています。
驚いたことにリストは、ドイツ語、フランス語、イタリア語、そして英語のみ
ならず、ハンガリー語にロシア語の詩に曲を書いています。もちろん作風も
様々で、リストの多彩な才能を実感できます。
エリーザベト・クルマンは、1973年生まれのオーストリアのメッゾソプラノ。
ウィーン国立歌劇場を拠点として活躍し、2010年にはザルツブルク音楽祭で
リッカルド・ムーティ指揮のグルック「オルフェオとエウリディーチェ」の
オルフェオを歌っています。また歌曲も得意としており、ことにマーラー歌
いとして高い評価を得ています。

PRCD 21002 ¥2080
半世紀のプッチーニ「ボエーム」
エレナ・アリスメンディ(S) ルクレツィア・ボリ(S) 
マリア・チェボタリ(S)
ジェラルディン・ファラー(S) チェジーラ・フェラーニ(S) 
ミレッラ・フレーニ(S) ローザ・ポンセル(S) ロッテ・シェーネ(S) 
レナータ・テバルディ(S)
イレーネ・アイジンガー(Ms) リューバ・ヴェリッチュ(Ms)
カルロ・ベルゴンツィ(T) ユッシ・ビョルリング(T) 
エンリコ・カルーソー(T)
ベニアミーノ・ジーリ(T) コロマン・フォン・パタキ(T)
ティート・スキーパ(T) ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(T)
マルセル・ヴィットリッシュ(T) フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
エットレ・バスティアニーニ(Br) ジュゼッペ・デ・ルカ(Br)
ハインリヒ・シュルスヌス(Br) チェーザレ・シエピ(Bs) 
ヴァンニ・マルク(Bs)
録音:1914-1961年
25人の名歌手が、「ボエーム」の様々な曲を歌っています。貴重なのは、チェ
ジーラ・フェラーニ(1863-1943)の録音。彼女は「マノン・レスコー」のタイ
トルロールと「ボエーム」のミミを初演で歌ったソプラノです。

PRCD 21004 ¥2080
半世紀のヴェルディ「トラヴィアータ」
リチア・アルバネーゼ(S) ルクレツィア・ボリ(S) マリア・カラス(S)
マルゲリータ・カロージョ(S) マリア・チェボタリ(S) 
アメリタ・ガリ・クルチ(S)
アンナ・モッフォ(S) クラウディア・ムツィオ(S)
グラツィエッラ・パレート(S) ジョン・サザランド(S) 
レナータ・テバルディ(S)
ヴィルジニア・ゼアーニ(S)
ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(T) アルフレード・クラウス(T)
ジョン・マコマーック(T) ジャン・ピアース(T) 
ジャチント・プランデッリ(T)
 ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T) ティート・スキーパ(T) 
リチャード・タッカー(T)
ジュゼッペ・デ・ルカ(Br) ロバート・メリル(Br) 
ハインリヒ・シュルスヌス(Br)
カルロ・タリアブエ(Br)
録音:1914-1961年
24人の名歌手が歌うヴェルディ「トラヴィアータ」の名場面集。半世紀に渡る
様々な歌を聞けます。




<IDIS>
IDIS 6621 ¥1650
ドヴォルザーク:
交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界」
スラヴ舞曲第1番 ハ長調 Op.46-1
スラヴ舞曲第10番 ホ短調 Op.72-2
スラヴ舞曲第3番 変イ長調 Op.46-3
スラヴ舞曲第16番 変イ長調 Op.72-8
スラヴ舞曲第7番 ハ短調 Op.46-7
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1958、1959年
新世界交響曲は英COLOUMBIA(=EMI)録音。カラヤンはEMIに二度新世界交響曲
を録音しており、これは旧録音。スラヴ舞曲集はDG録音。

IDIS 6620 ¥1650
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
作者不詳:禁じられた遊び
ド・ヴィゼー:サラバンド,ブーレ
ラモー:メヌエット
D.スカルラッティ:ソナタ L.352
バッハ:ガヴォット
ソル: メヌエット イ長調 Op.11-8、ソナタ Op.22―ロンド ハ長調、
メヌエット ト長調 Op.11-1,ト長調 Op.11-3
サンス:フォリア
ナルシソ・イエペス(G) 
アタウルフォ・アルヘンタ(指)
マドリッド室内管弦楽団
録音:1953-1957年
名ギタリスト、ナルシソ・イエペスの比較的初期の録音を集めています。

DOM 2911117 ¥2300
(1)フランク(1579頃-1639):ヴァイオリン・ソナタ イ短調(1886)
(2)ルクー(1870-1894):ヴァイオリン・ソナタ ト長調(1891)
(3)イザイ(1858-1931):
ピアノとオーケストラのためのアンダンテ(ヴァイオリンとピアノ用に編曲)
ジェルロド・ルーベンスタイン(Vn)、ダリア・ウジエル(Pf)
ダリア・ウジエルはその驚異的なレパートリーの広さで有名なピアニスト。
ルーベンスタインとは過去にも共演し、フォーレのヴァイオリン・ソナタの
全曲カバーなどを行ってきました。今回この2人が取り組んだのは、19世紀末
を代表する3人の作曲家たち。フランクのソナタはイザイに献呈されたもので、
イザイ自身が初演を行いました。フランクに師事したルクーは、才能を期待
されながらも早くに没した音楽家。その音楽性にはフランクの影響が多く見
られます。これら2曲の初演を行ったイザイの作品も含め、互いに関係の深い
3人の音楽家たちによる作品の数々を一度に堪能できるCDといえましょう。
ルーベンスタインとウジエルのアンサンブルにも注目の1枚です!

DOM 381020 2枚組 ¥4600
エロール(1791-1833):
(1)ピアノ協奏曲第1番 ホ長調 (2)ピアノ協奏曲第2番 変ホ長調 
(3)ピアノ協奏曲第3番 ホ長調 (4)ピアノ協奏曲第4番 ホ長調
アンジェリーヌ・ポンドピール(Pf)、
コンラッド・ファン・アルフェン(指揮)、ケルン放送管弦楽団
ベートーヴェンとほぼ同時代を生き、オペラ・コミック・ジャンルに不朽の
名作を残しているフランスの作曲家、フェルディナン・エロール。今日では
とりわけ歌劇『ザンパ』など舞台音楽で有名ですが、ピアノ作品も多く残し
た作曲家でもあります。生前は優れたピアニストとしても活躍し、高い評価
を得ていました。本CDでは、今日なかなか演奏される機会の少ないエロール
のピアノ協奏曲を全て収録。エロールのピアノ作品の魅力がたっぷり詰まっ
た、豪華2枚組です!




<KII>
KKC 5176 ¥2800
[ARTACT]
AR 004
輸入盤・日本語解説書付
(1)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」
(2)セドラル:日本の春・2011
ネマニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリン)、
ドゥーブル・サンス、レ・トリーユ・ドゥ・ディアブル
【録音:2011年5月/サル・コロンヌ(四季)、6月/パリCNSMラヴェル・ホール】
ラ・フォル・ジュルネでも注目され、日本でも人気急上昇中のヴァイオリニス
ト、ネタニャ・ラドゥロヴィチ。待望の「四季」に挑戦しました。太い音、
物凄い推進力で驚くほど新鮮な解釈を聴かせてくれます。カップリングはラ
ドゥロヴィチの親友のセルビア人作曲家セドラルの「日本の春・2011」。東
日本大震災への追悼として書かれた新作。のどかな春を満喫する日本を襲った
恐怖、そこから立ち直る姿を坂本九の「上を向いて歩こう」をモチーフに展開
されるもので、今秋の来日公演でも披露される予定、話題性満点の作品です。

KKC 5177 ¥3000
[HMF]
HMC 902086
輸入盤・日本語解説書付
ブラームス:
(1)ピアノソナタ第1番ハ長調Op.1
(2)同第2番嬰ヘ短調Op.2
(3)スケルツォ 変ホ短調Op.4
アレクサンドル・メルニコフ(Pf)
[録音:2010年5月]
ショスタコーヴィチやラフマニノフで聴き手をうならせたメルニコフが、最も
魅かれているという作曲家はブラームス。彼の作品を弾くために見つけ出して
購入したという1875年製ベーゼンドルファーを駆使して録音した渾身の初期
作品集。若きブラームスの感情の高ぶりと激烈なエネルギーを見事に再現。
ベーゼンドルファーのこくのある深い音色が魅力で、作品の魅力を最大限にひ
きだしています。

KKC 5178 ¥2800
[naive]
V 5267
輸入盤・日本語解説書付
リスト:
(1)ダンテを読んで―ソナタ風幻想曲
(2)ラクリモサ(モーツァルト/リスト)
(3)バラード第2 番 ロ短調
(4)愛の歌(献呈)(シューマン/リスト)
(5)マゼッパ(超絶技巧練習曲より第4 番)
(6)灰色の雲
(7)セレナード(シューベルト/リスト)
(8)葬送(詩的で宗教的な夕べより第7 曲)
(9)イゾルデの愛の死(ワーグナー/リスト)
リーズ・ドゥ・ラ・サール(Pf)
[録音:2011年1月]
今年5月の来日公演で披露し、聴衆の度肝を抜いたリーズ・ドゥ・ラ・サール
のリスト、CD登場です。リーズ独特の深く強靱なタッチとたしかなテクニッ
ク、さらに若い女性とは思えぬ大きな音楽性が光る「ダンテを読んで」や
「バラード第2 番」から、シューベルトやシューマンの歌曲トランスクリプ
ション、さらに、熱のある歌が湧き上がるような「愛の歌(献呈)」など、リ
ーズの魅力に満ちた1 枚となっています。

KKC 5181 ¥3000
[ARTACT]
AP 007
輸入盤・日本語解説書付
(1)デュティユー:同じ和音の上で(2002)
(2)同:ヴァイオリン協奏曲「夢の樹」(1985)
(3)ダエーヌ:ヴァイオリン協奏曲
ヨシフ・イヴァノフ(Vn)、
大野和士(指)リヨン国立歌劇場管弦楽団
[録音:2009 年7 月]
大野和士が指揮するデュティユーの登場。デュティユー独特の、空間に点描
を描くような音世界、静寂と嵐のよう暴力的な部分の対比、すべてを見事に
明晰にまとめあげている大野の棒は見事。エネルギーが爆発する部分でも、
大野の熱い音楽性がオーケストラ全体を興奮の渦へと巻き込みます。イヴァノ
フは18 歳でエリザベート王妃国際コンクールに優勝した実力派で、知性と技
巧を絶妙なバランスで併せ持つ逸材です。デュティユーの世界を息もつかせ
ぬ技巧と抒情で聴かせます。1943 年生まれ、ブリュッセルで学んだ作曲家ダ
エーヌの作品もオケが底鳴りするような迫力に満ちた作品です。

KKC 5182(SACD-Hybrid) ¥3000
[BIS]
BIS SA 1571
輸入盤・日本語解説・対訳付
J.S.バッハ:カンタータ全集Vol.35
(1)第128番「ただキリストの昇天のみが」BWV128
(2)第176番「傲慢な、そして臆病なものが」BWV176
(3)第87番「今までは、あなたがたは私の名によって」BWV87
(4)第74番「私を愛する人は、私の言葉を守る」BWV74
野々下由香里(Sop)、ロビン・ブレイズ(A)、桜田亮(テノール)、
ペーター・コーイ(バス)、
鈴木雅明指揮
バッハ・コレギウム・ジャパン
BCJカンタータ第35弾は1725年にライプツィヒで初演された4篇を収めていま
す。いずれも女流詩人マリアーネ・フォン・ツィーグラーの詩により、敬虔
な感情が歌われますが、器楽面では管楽器の名人芸が楽しめます。第87番の
コラールはモテットBWV227 でよく知られる「イエスよ、わが喜び」の旋律に
のせて歌われるのが興味津々です。

KKC 5179/80(2SACD Hybrid+ボーナスDVD) ¥3800
[RCO]
RCO 10102
輸入盤・日本語解説書付
マーラー:
交響曲第2番ハ短調「復活」
(レナーテ・シュタルク=フォイト&ギルバート・キャプラン改訂版)
+DVD マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」(監督:ヨースト・ホンセラール)
リカルダ・メルベート(Sop)、ベルナルダ・フィンク(Ms)、
オランダ放送合唱団、
マリス・ヤンソンス指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
[録音:2010年12月/アムステルダム・コンセルトヘボウ(ライヴ)]
オスロ・フィルとのセッションから20年を経て、マーラーの「復活」をヤン
ソンス入魂の再録音となりました。オーケストラはマーラーともゆかりの深
いロイヤル・コンセルトヘボウ管、マーラー歿後100周年ということもあり、
熱気に満ちています。旧盤との違いはテンポがゆっくりになっていて、細部
までの彫琢が光ります。フィンクをはじめとする声楽陣も充実、たっぷり堪
能できます。さらに嬉しいのは初日12月3日の演奏全曲がボーナスDVDとして
付いていること。感銘をより深いものとしてくれます。

KKC 9032(DVD-Video) ¥4000
[EUROARTS]
20 50448
輸入盤・日本語解説書付
(1)ウェーバー:「オベロン」序曲
(2)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.77
(3)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番BWV1001よりプレスト
(4)ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
(5)同:スラヴ舞曲ハ長調Op.72の7
ヒラリー・ハーン(Vn)
マリス・ヤンソンス(指)
ベルリン・フィル
録音:2000年11月26日/サントリー・ホール(東京)(ライヴ)
ヤンソンスは1976年にベルリン・フィルと初共演して以来、しばしば客演して
その相性の良さは広く知られるところとなっています。彼らが2000年11月に
来日し、サントリー・ホールで行った演奏会をまるまる映像化。ヤンソンスは
当夜絶好調で、得意とするドヴォルザークの交響曲第8番は日本の聴衆の度肝
を抜く名演でした。その興奮をあますところなく味わえます。さらに魅力なの
はヒラリー・ハーンが独奏を務めるショスタコーヴィチの協奏曲。壮絶のひと
ことに尽きる演奏を繰り広げます。



<Alba>
ABCD 333(SACD-Hybrid) ¥1980
マシュー・ホイットール:
草の葉(2005-09)(ウォルト・ホイットマンにちなむ12の前奏曲)
リスト=マッティ・マリン(Pf)
カナダ生まれ、フィンランドの作曲家マシュー・ホイットール(1975-)の《草
の葉》は、アメリカの詩人ホイットマンの詩に基づいて作曲されたピアノの
ための前奏曲集。「藻塩草」の〈涙〉から「真昼から星ふる夜まで」の〈澄
み渡った真夜中〉まで12曲。ホイットールは、ラヴェルがベルトランの詩に
基づいて《夜のガスパール》を書いたのと同じアプローチで純粋にピアノの
ための音楽として作曲、いずれも特定の標題音楽の性格をもたず、おのおの
の詩の雰囲気が作曲者のうちで純化されています。リスト=マッティ・マリ
ンの委嘱により第1集が2005年に、あとの2集が2009年に作曲されました。
「〈普遍者の歌〉は、リスト=マッティが愛してやまないものふたつ、ロマン
ティシズム時代のピアノ・パラフレーズとプログレッシヴ・ロックへの華やか
なオマージュ……ホイットマンの詩の多くの要素を表現するため、根本的に異
なる素材とリズムとテクスチュアを並べながら、この曲集の中でもっとも大き
く、もっとも明確にロマンティックといえるキャンバスに描いた」(ホイット
ール)

ABCD 331(SACD-Hybrid) ¥1980
美しくあること
(1)ブリテン:イリュミナシヨン Op.18
(2)ヘンツェ:美しくあること(1963)
(3)シェーンベルク:心のしげみ Op.20
(4)カスティリョーニ:テルツィーナ(三行連句)(1992-93)
(5)シマノフスキ:スウォピェヴニェ Op.46b(1921)
アヌ・コムシ(Sop)、
ユハ・カンガス(指)オストロボスニア室内管弦楽団、
サカリ・オラモ(指)ウーシンタ室内アンサンブル
6主に現代の作品をレパートリーにヨーロッパのオペラとコンサートのステー
ジで活躍するフィンランドのソプラノ、アヌ・コムシ(1967-)の『エイノ・レ
イノの詩を歌う』(ABCD231)につぐアルバム。彼女は、プログラムの曲を結ぶ
「赤い糸」に詩人のアルチュール・ランボーを設定し、彼の男性の恋人ポール
・ヴェルレーヌの「情熱の交歓」を表したとも解釈されている詩『美しくある
こと』をアルバムのタイトルに選びました。『美しくあること』は、ランボー
の詩によるブリテンの歌曲集《イリュミナシヨン》に含まれ、「カムアウト」
したヘンツェもこの詩を歌曲に歌い上げました。シェーンベルク自身がメー
テルランクの作品をドイツ語に訳した詩をテクストとする《心のしげみ》。
ニコロ・カスティリョーニ(1932-1996)の《テルツィーナ》は、ドイツの改革
派作家ゲルハルト・テルステーゲン(1697-1769)の詩による「陶酔」の歌。ア
ヌ・コムシはこの「三部作」を2010年3月、オリヴァー・ナッセン指揮ロンド
ン・シンフォニエッタのコンサートでも歌っています。ブリテン、ヘンツェ
らと同じ性的嗜好を持つシマノフスキが、ポーランドの詩人ユリアン・トゥ
ヴィム(1894-1953)の詩に作曲した5つの歌曲集《スウォピエフニェ》でアル
バムは閉じられます。

NCD 44(SACD-Hybrid) ¥1980
おお喜ばしき光よ - 正教会の音楽
ヴィルピ・レッパネン:
賛美せよ、主の御名を/おお喜ばしき光よ
主よ、わたしたちを憐れんでください
ミッコ・シドロフ:ヴァラモ組曲(ヴァラームの賛美歌にもとづく)
大司教パーヴァリ(ヴィルピ・レッパネン 編曲):
広い湖の水面に輝く銀色の光
ヴィッレ・マトヴェイェフ:さすらい人の歌
ヴィルピ・レッパネン:
味わい、見よ/復活のトロパリオン I/復活のトロパリオン II
ヨハン・フォン・ガルトナー:
全地よ、御前に沈黙せよ/おお喜ばしき光よ
いかに幸いなことでしょう、あなたに選ばれ、近づけられ
ミッコ・シドロフ(指)
クリソストモス室内合唱団
フィンランド。ラドガ湖の島にあるヴァラーム修道院からヘイナヴェシの新
ヴァラモ修道院へとつづく合唱の架け橋。フィンランドの正教会の音楽によ
る『おお喜ばしき光よ』は、指揮者で作曲家のミッコ・シドロフ(1985-)が自
作の《パニヒダ》(Alba NCD30)を演奏するために創設したクリソストモス室
内合唱団 のアルバム第2作です。ヴィルピ・レッパネン(1943-)、ヴィッレ・
マトヴェイェフ(1986-)、ヨハン・フォン・ガルトナー(1898-1984)といった
現代フィンランドの作曲者たちが、主にヴァラームに伝わる古い旋律を新し
い語法と結びつけて作曲した祈りの歌が集められました。大司教パーヴァリ
(パウル)(1898-1984)がヴァラームの修道院を去るにあたって書いた告別の歌
は、レッパネンの編曲で歌われます。



<EUROARTS>
20 66588(DVD-Video) ¥2900
・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
 収録:1991年7月エアランゲン・シュタットハレ(ライヴ)
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
 収録:1991年10月ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
ダニエル・バレンボイム(P)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
メトロポリタン・ミュニヒが制作した一連のチェリビダッケ&ミュンヘン・
フィルのコンサート映像作品がEUROARTより続々と復刻されていますが、ブラ
ームス(20.66688)に続いて、バレンボイムをソリストに迎えたチャイコフス
キーとシューマンのピアノ協奏曲集もまた初DVD化となります。
チェリビダッケにとって、正規の商業録音としてはともに唯一の内容である
ふたつのピアノ協奏曲は、同一の音源を使用したCDもリリースされて初出時に
も話題を集めたように、入念なリハーサルに裏付けられた精緻な音色のセンス
と悠然たるテンポを基調に、途方もなく巨大な音楽が展開されるというもので、
チェリビダッケ晩年の様式美が顕著な点では、同じ顔合わせによるブラームス
と等しく、およそ破格というほかありません。
ピアノ独奏のバレンボイムは、シューマンの協奏曲を1972年にフィッシャー=
ディースカウ指揮でセッション録音したのち、また、指揮者としてバレンボイ
ムは、シューマンを1984年にミケランジェリ独奏でパリ管とライヴ録音、チャ
イコフスキーを2003年にラン・ラン独奏でシカゴ響とレコーディングしていま
す。かねがねバレンボイムは、チェリビダッケについて「わたしがこれまでに
巡り合ったもっとも偉大なる音楽家のひとり」と公言してきましたが、現代屈
指の巨匠ピアニストとして意欲的な活動を展開しながらも、どういうわけかバ
レンボイムの弾くチャイコフスキーは現状でもこれが唯一の録音のままという
のは、次元のちがうチェリビダッケとのここでの共演を越えるのは自身至難と
の思いからなのかもしれません。
チェリビダッケ生誕100年の2012年も間近となったいま、2002年の初出よりほ
ぼ10年ぶりとなるDVDでのカタログ復活は、ファンはもとより広く歓迎される
ものとおもわれます。



<BIS>
BIS SA 1857(SACD-Hybrid) ¥2500
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲
(1)第2番ト長調Op.9の1
(2)第3番ニ長調Op.9の2
(3)第4番ハ短調Op.9の3
トリオ・ツィンマーマン
【フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)、
アントワーヌ・タムスティ(Va)、クリスチャン・ポルテラ(Vc)】
[録音:2010年7、8月/旧ストックホルム音楽アカデミー、
11年8月/ポツダマー・マイスターザール(ベルリン)]
フランク・ペーター・ツィンマーマン率いるトリオ・ツィンマーマンの第2弾
はベートーヴェンの弦楽三重奏曲。初期を代表する傑作ながら、弦楽四重奏
に比べると録音の数はずっと少ないので大歓迎。それどころか、同曲の筆頭に
挙げられる充実の名演です。それぞれがソロイスティックでありながらアンサ
ンブルも完璧という理想的な形で、ベートーヴェン作品の素晴らしさを改めて
納得させてくれます。

BIS SA 1863(SACD-Hybrid) ¥2500
フレスト、黒パイプのダンス
(1)コープランド:クラリネット協奏曲(原典版・改訂版両終結部付き)
(2)ブラームス(ヨラン・フレスト編):ハンガリー舞曲第1、12、13、21番
(3)ヨラン・フレスト:クレズマー舞曲
(4)ルトスワフスキ:ダンス・プレリュード(第2版)
(5)ピアソラ:オブリヴィオン(ヴァイオリン・ソロ付き)
(6)ヒルボリ:孔雀物語(室内楽版)
(7)ヘグベリ:暗黙の目的の踊り
マルティン・フレスト(Cl)、リチャード・トニェッティ(指、Vn)
オーストラリア室内管
[録音:2011年5、6月/ユージン・グーセンス・ホール(シドニー)]
クロスオーヴォー的エンターテナーぶりで、世界中の人気者となっているス
ウェーデンのクラリネット奏者マルティン・フレスト。今回のアルバムは世界
のダンスにまつわる作品を集めた好企画。コープランドの協奏曲は「スウィン
グの王様」ベニー・グッドマンに献呈されたジャジーなものですが、滅多に聴
くことのできないオリジナル・エンディングも併録されているのに注目。現代
スウェーデンの作曲家ヒルボリの協奏曲「孔雀物語」では、フレストがローラ
ースケートで8の字走行をしながらバッハ=グノーの「アヴェ・マリア」を吹
くという曲芸も披露。また彼の実兄ヨラン・フレストが編曲したブラームス
のハンガリー舞曲に、東欧ユダヤ人のクレズマー音楽など多彩。ピアソラの
「オブリヴィオン」もカッコ良さ満点です。先日来日公演を行い絶賛された
トニェッティとオーストラリア室内管が、絶妙な伴奏を付けています。

BIS SA 1430(SACD-Hybrid) ¥2500
ブラジル舞曲
(1)ネポムセーノ:前奏曲「いたずら小僧」/バトゥーキ
(2)レヴィ:サンバ
(3)ヴィラ=ロボス:凶暴な踊り
(4)ミニョーネ:コンガーダ
(5)フェルナンデス:バトゥーキ
(6)グァルニエリ:3つの舞曲
(7)クリーゲル:新世紀へのパッサカリア
(8)ジョビン:カンダンゴの到来
(9)ペレイラ/ゲーハ=ペイシェ:モウラン
ロベルト・ミンチュク(指)
サンパウロ交響楽団
[録音:2003年4、12月/サンパウロ・ザール]
これは理屈抜きに楽しめるアルバム。ブラジル人作曲家たちが、サンバやバ
トゥーキなど自国に伝わる舞曲を題材としたオーケストラ曲を集めています。
古くはアウベルト・ネポムセーノ(1864-1920)やアレシャンドル・レヴィ
(1864-1892)から、1999年12月に初演されたクリーゲルの「新世紀へのパッサ
カリア」まで多彩。録音も良く、いずれも原色的で強烈な生命力に満ちている
のが特徴。アフリカ起源のリズムを持つヴィラ=ロボスからボサノヴァで有名
なカルロス・ジョビンの洗練まで、オーケストラ曲ながらクラシックっぽくな
い初めての世界です。

BIS 1763 ¥2380
C.P.E.バッハ:鍵盤独奏曲全集 Vol.23
(1)片手のみのピアノ曲Wq117/1(H241)/(2)幻想曲ニ短調Wq117/12(H224)
(3)ソナタ ト長調Wq62/11(H63)/(4)フーガ ニ短調Wq119/2(H99)
(5)幻想曲ト長調Wq117/12(H223)/(6)ソナタ ト長調Wq62/14(H77)
(7)幻想曲ニ長調Wq117/14(H160)/(8)ソルフェッジオ イ長調Wq117/4(H222)
(9)ソナタ ハ短調Wq65/31(H121)
(10)ソルフェッジオ 変ホ長調Wq117/3(H221)
(11)ソルフェッジオ ハ短調Wq117/2(H220)
(12)ソナタ イ長調Wq65/32(H135)
ミクローシュ・シュパーニ(クラヴィコード)
[録音:2008年6月/ヘイッキ・サルヴェラ・ホール(フィンランド)]
シュパーニによるC.P.E.バッハの鍵盤独奏曲も23巻となりました。彼が弟子の
レッスン用に書いたソルフェッジオと幻想曲がメインとなっています。いずれ
も優美かつ個性的。珍品は片手(右手でも左手でもどちらでもよい)用の小品。
このジャンルのものの最古のひとつと申せましょう。シュパーニの演奏はます
ます自由闊達になり、C.P.E.バッハの魅力を存分に示してくれます。

BIS 1885 ¥2380
雪片-クラシック・クリスマス
神の御子は今宵しも/星に願いを/アヴェ・マリア/デンドン高らかに
いとしき大地/ベツレヘムの星/世の人忘るな/クリスマスの歌
輝かしきクリスマス/雪片/「わが思い果てしなく駆け巡り」による幻想曲
マリアの男子/もうじきクリスマス/聖ステファンの祝日/聖夜
この世はうるわし
オイスタイン・ボーズヴィーク(チューバ)、カントゥス女声合唱団、
トロッド・ヴィグム(指)トロンハイム交響楽団
[録音:2011年5月/フリキルケ(トロンハイム)]
チューバの怪人ことオイスタイン・ボーズヴィークからの心あたたまるクリス
マス・プレゼント。大柄でコワモテのボーズヴィークが、超低音のチューバで
クリスマス・キャロルを、というと悪趣味に思う向きもあるかもしれませんが、
まずは聴いてみて下さい。ボーズヴィークの歌手顔負けの歌い回しに加え、
弱音のチューバが意外にまろやかで甘い音を出しているのに驚かされます。あ
たかも優しいお父さんの歌声のようです。今年のクリスマスはこれで決まり!

BIS 1952 ¥2380
作曲家スティーヴン・ハフ
(1)ピッコロ、コントラバス、ピアノのための三重奏曲
(2)ピッコロ・ソナチネ
(3)ブリッジウォーター-FgとPf
(4)秋の歌(リルケ詩)-BrとPf
(5)ピアノソナタ「折れた枝」
(6)チェロと管弦楽のためのエレジー「最深の孤独の荒野」
ミヒャエル・ハーゼル(Picc)、マリオン・ラインハート(Db, Fg)、
スティーヴン・ハフ(Pf)、ジャック・インブライロ(Br)、
スティーヴン・イッサリス(Vc)、
ガーボル・タカーチ=ナジ(指)
タピオラ・シンフォニエッタ
[録音:2011年3月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)]
現代イギリスを代表するピアニスト、スティーヴン・ハフ。彼の作曲を集めた
アルバムの登場です。それもピアノ曲のみならず、歌曲、管楽器のための曲、
オーケストラ曲まである本格派。今回、ハフの生誕50周年を祝って録音された
自選集で、いわゆる前衛的な作風のものはありません。ピアノはハフ自身とい
うのも嬉しいですが、共演が凄い面々。ベルリン・フィル木管五重奏団のハ
ーゼルとラインハート、チェロをイッサリスが受け持っています。



<Wigmore Hall Live>
WHLIVE 0048 ¥1050
シューベルト:
春に D.882
漁師の歌 D.881
独りずまい D.800
夜の曲 D.672
シルヴィアに D.891
ベートーヴェン:「遥かな恋人に」 Op.98(全6曲)
ブリテン:ミケランジェロの7つのソネット Op.22
アーン:ヴェネツィア方言による六つの歌 「ヴェネツィア」
伝承:ダニー・ボーイ
マシュー・ポレンザーニ(T)
ジュリアス・ドレイク(P)
録音:2010年5月1日、ロンドン
Wigmore Hall Liveの新刊は、米国のテノール、マシュー・ポレンザーニのリ
サイタルです。ポレンザーニはイリノイ州、エヴァンストン出身。類稀な瑞々
しい美声の持ち主で、モーツァルトを中心としたリリック・テノールの役で
2000年代の最初の10年にメキメキと頭角を現しました。2010年7月、トリノ・
レージョ劇場来日公演でのヴェルディ「トラヴィアータ」のアルフレード、
同年9月、コヴェントガーデン王立歌劇場来日公演でのマスネ「マノン」での
デ・グリューは、いずれもたいへん話題になりました。
オペラ歌手として高名なポレンザーニですが、リサイタルも積極的に行って
います。その美声は、豊かな感性のシューベルトの歌曲も、情熱的なベートー
ヴェンの「遥かな恋人に」も、どちらも魅力を引き立てています。また後半に、
ブリテンの近代的美感に彩られたミケランジェロの7つのソネットと、素朴で
親しみやすいヴェネツィア方言の歌曲集を配するなど、プログラミングにもセ
ンスが光ります。締め括りのダニー・ボーイはポレンザーニのアンコールの定
番、しんみりと余韻を残して終わります。
今がまさに旬の美声テノールによる意欲的なリサイタル、これは聞き逃せませ
ん!




<ACCENTUS Music>
ACC 10241BD(Blu-ray) ¥4250
ACC 20241DVD(DVD-Video) ¥2900
「ニューヨークに捧げるコンサート-9.11の10年忌の記憶と再生に」
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
・ボーナス:アラン・ギルバート&ザリン・メータ 
「ニューヨークに捧げるコンサート」
ドロテア・レッシュマン(S)
ミシェル・デ・ヤング(Ms)
ニューヨーク・コラール・アーティスツ
ニューヨーク・フィルハーモニック
アラン・ギルバート(指揮)
収録:2011年9月10日ニューヨーク、リンカーン・センター、
エイヴリー・フィッシャー・ホール(ライヴ)
ACCENTUS MUSICより注目の映像が登場。アラン・ギルバートが、音楽監督を務め
るニューヨーク・フィルを指揮して、マーラーの「復活」を演奏した映像作品は、
「アメリカ同時多発テロ事件」から10年忌を翌日に控えた2011年9月10日に、未
曾有の惨禍を被ったニューヨークにある本拠エイヴリー・フィッシャー・ホール
で行われた特別演奏会の模様をライヴ収録したものです。
マーラーの「復活」といえば、葬礼に始まり、やがてフィナーレにかけて合唱が
高らかに讃歌を歌い上げて歓喜が最高潮に達するという、本来イベント性の高い
作品ですが、ニューヨークの再生を祈念するという、上記のような性格のコンサ
ートだけにここでの演奏内容はやはり特別なものだったようで、ニューヨーク・
タイムズも「すばらしいソリスト、極上のコーラス」で「終始一貫して感動的な
演奏」と伝えています。




<Bel Air>
BAC 467(Blu-ray) ¥5680
BAC 067(DVD-Video) ¥4950
字幕:英独仏西
ワイル:「マハゴニー市の興亡」(英語上演)
ジェーン・ヘンシェル(Ms レオカディア・ベグビック)
ドナルド・カーシュ(T ファッティ)
ウィラード・ホワイト(Bs 三位一体のモージズ)
ミーシャ・ブルガーゴーズマン(S ジェニー・スミス)
ミヒャエル・ケーニヒ(T ジム・マッキンタイア)
ジョン・イースターリン(T オブライエン,ヒギンズ)
オットー・カッツマイアー(Br 銀行口座ビル)
スティーヴン・ヒュームズ(T アラスカの狼ジョー)ほか
ラ・フラ・デルス・バウス
パブロ・エラス=カサド(指)マドリッド交響楽団,
コーロ・インテルメッツォ
アレックス・オレ,カルルス・パドリッサ(演出)
アルフォンス・フロレス(舞台美術)
ルック・カステルス(衣装)
ウルス・シェーネバウム(照明)
またしてもラ・フラ・デルス・バウスがやってくれました!2010年9月、マドリ
ッドのレアル劇場で上演されたワイル「マハゴニー市の興亡」です。ベグビッ
ク、ファッティ、モージズという三人のいわくつきたちが荒野に作った街マハ
ゴニーは、自由と歓楽を売りにして大いに繁栄する。しかしそこにやってきた
人々の運命は拝金主義に翻弄され、死者が続出、ついには人々の暴動が起きて
街は荒廃する、と言った話。1927年に初演された小規模な作品(通称「小マハゴ
ニー)を元に大規模なオペラへと拡大したもので、鬼才ベルトルト・ブレヒトと
ワイルのコンビの作品の中でも現代社会への痛烈な皮肉に満ちていることでは
随一なもの。その毒ゆえに1930年の初演時からしばらくは大きな評判となった
ものの、1933年にナチが上演を禁止、十分に広まらぬまま終わり、劇中歌「ア
ラバマ・ソング」だけが知られる存在となっていました。社会問題が顕在化し
た1960、1970年代に「再発見」されて人気が上がり、ことに近年は経済の行き
詰まりなどから注目すべき上演が続いています。
このマドリッドの上演では、スペインの舞踊集団ラ・フラ・デルス・バウスが
招かれ、中心メンバーであるアレックス・オレとカルルス・パドリッサが演出
を担当。繁栄の崩壊を鼻先に突きつけられている現代ヨーロッパの問題をズバ
リと描いた舞台は大成功を収めました。実はレアル劇場の現総監督はあのジェ
ラール・モルティエ。ザルツブルク音楽祭やパリのオペラ座で鮮やかな手腕を
振るったモルティエならば納得の、現代社会に訴えかける刺激的なプロダクショ
ンです。
ワイルのオペラには珍しいほど大物歌手が多数起用されています。街を築いた
中心人物であるベグビックには、米国のベテラン名ソプラノ、ジェーン・ヘン
シェル。同じく中心人物の三位一体のモージズには、2004年に下級勲爵士に叙
任され「サー」の称号を得たジャマイカ生まれの名バス・バリトン、ウィラー
ド・ホワイト。ジェニーは、個性的なファッションでも知られるカナダのソプ
ラノ、ミーシャ・ブルガーゴーズマン。
指揮のパブロ・エラス=カサドは、1977年、スペインのグラナダに生まれた若
い指揮者。ここ数年の活躍は目覚しく、日本でもこの2011年6月にNHK交響楽団
を指揮しています。近現代の音楽を得意とする一方、オペラ指揮者として劇場
のピットにも度々入っており、「マハゴニー市の興亡」のような作品では打っ
てつけです。
なおオリジナルはドイツ語ですが、ここではマイケル・ファインゴルドによる
英訳を用いています。




<HUNGAROTON>
HCD 32695 ¥2080
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):
(1)3つのフルート四重奏曲 G260 op.5 第1番 ニ長調、第2番 ト長調、
第3番 ニ短調
(2)フルート、オーボエ、ヴィオラと低音楽器のための2つの五重奏曲 G 443
より 第1番
ゲルゲイ・イッゼーシュ(Fl)、ラースロー・ハダディ(Ob)、
マルタ・アブラハム(Vn)、
ペーテル・バールショニ(Va)、ディッタ・ローマン(Vc)
録音:2011年6月24-26日、8月23日、フンガロトン・スタジオ
チェロ奏者としてヨーロッパ各地で活躍し、作曲家としても大きな活動をして
いたボッケリーニ。18世紀ラテン派を代表する器楽作曲者ともいわれ、室内楽
曲を中心に多くの作品を残しています。とりわけチェロソナタやチェロ協奏曲
など、伴奏楽器であったチェロを全面に出す音楽を多く生み出したことで有名
な音楽家ですが、今回はフルートと弦楽器の室内楽曲を中心に収録。ボッケリ
ーニ特有のトリルやシンコペーションによる装飾豊かなメロディが、フルート
の華やかな響きに映えます。弦楽器だけでなく、管楽器においても彼の豊かな
音楽性が発揮されているといえましょう。収録曲は全体的に前向きで軽やかな
雰囲気ですが、『メヌエットの王』とも呼ばれるボッケリーニらしい、優雅で
美しいメヌエットも堪能できます。収録曲はもちろんのこと、ヨーロッパ各
でソリストとして活躍する名手たちの共演にも注目されるおすすめ盤です!




<Euro Arts>
20 58918(DVD-Video) ¥2900
字幕:英独仏日
“ルチアーノ・パヴァロッティ”
映像に登場する人々:ミレッラ・フレーニ、レオーネ・マジェラ
アドゥア・ヴェローニ(最初の夫人) 
ハーバート・ブレスリン(マネージャー,『王様と私』の著者)
エドウィン・ティノコ(側近のアシスタント) ボノ
ジョセフ・ウォルプ(MET総支配人) ほか多数
+ボーナス インタビュー映像(字幕なし):ボノ、ホセ・カレーラス、
ハーバート・ブレスリン、ジョセフ・ウォルプ
偉大なテノール、ルチアーノ・パヴァロッティ(1935-2007)の生涯を追ったド
キュメンタリー映像がDVDになりました。制作はヘッセン放送、監督は社会派映
像監督として知られるエスター・シャピラ。生い立ちから成功、衰え、そして死
までを丁寧に追っています。賞賛一辺倒でなく負の部分も織り込みながら、大ス
ターだったがゆえに実像が伝わりづらかったパヴァロッティの真の姿に迫ってい
ます。
映像の中では、ほんの一瞬とはいえ、1961年にフレーニと共演した「ボエーム」
の映像が貴重。また、数々のプライヴェート写真や、パヴァロッティの結婚を
報じる地元紙なども貴重。またペーザロのパヴァロッティの別荘や、ニューヨ
ークの家の内部の映像もあります。
本編は嬉しい日本語字幕付きです。




<KII>
大好評N響85周年記念シリーズ第2弾
*古い音源を使用している場合は、テープ劣化によるお聴き苦しい点がござい
ます。予めご了承下さい。

KKC 2017/9 3枚組 ¥3650
STEREO
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
Dics1
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
(2)第2番変ロ長調Op.19
Disc 2
(3)第3番ハ短調Op.37
(4)第4番ト長調Op.58
Disc 3
(5)第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
ウィルヘルム・ケンプ(Pf)、森正(指)NHK響
[収録:1970年4月7日(1‐3番)、9日(4、5番) 東京文化会館(ライヴ)]
日本にもファンの多い巨匠ウィルヘルム・ケンプ。その彼が1970年、5度目の来
日をした際にN響とベートーヴェンのピアノ協奏曲全5曲を連続演奏しました。
当時75歳、枯淡の境地で近寄りがたい崇高さに満ちた感動的名演。これほど精
神的深みのある演奏は今日聴くことが難しい貴重な記録です。

KKC 2020/1 2枚組 ¥2580
STEREO
Dics1
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K482
(2)同第27番変ロ長調 K595
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)、ルドルフ・バルシャイ(指)NHK響
[収録:1970年9月15日 東京文化会館(ライヴ)]
Disc2
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
(2)スクリャービン:練習曲変ロ短調Op.8の11/同嬰ニ短調Op.8の12
(3)ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調Op.3の2
(4)ベートーヴェン(ルビンシテイン編):トルコ行進曲
ラーザリ・ベルマン(Pf)、岩城宏之(指)NHK響
[収録:1977年10月6日 NHKホール(ライヴ)]
旧ソ連が鉄のカーテンを閉ざしていた頃、リヒテルの名は超人として噂のみ広
まっていました。その彼が1970年に初来日、まさに聴衆の度肝を抜いた時のラ
イヴが日の目をみました。モーツァルトの協奏曲2篇で、指揮はやはり鉄のカー
テンの奥から来たルドルフ・バルシャイ。技巧のみならず、深い音楽性と温か
な人間性あふれる演奏は奇跡と言える凄さ。もうひとりの超人ベルマンもその
驚異的技巧が世界中の話題となり、初来日した際のチャイコフスキー。噂にた
がわぬ目のくらむような19世紀風ピアニズムを堪能できます。

KKC 2022/3 2枚組 ¥2580
STEREO
Disc1
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
J.S.バッハ(ジロティ編):前奏曲ロ短調
エミール・ギレリス(Pf)、ヴァルフガング・サヴァリッシュ(指)NHK響
[収録:1978年4月19日 NHKホール(ライヴ)]
Disc2
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
ブルーノ・レオナルド・ゲルバー(Pf)、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)NHK響
[収録:1980年4月9日 NHKホール(ライヴ)]
ギレリスとゲルバー、2大巨匠がN響と共演した貴重なライヴ。どちらもそのスケ
ールの大きさと円熟ぶりで聴衆に強い感銘をあたえ、今日でも語り草となってい
ます。一点も曖昧にしないギレリスの完璧さ、独特のナイーヴな煌めきに満ちた
ゲルバー、ともに絶品。その幻の音源が初登場。サヴァリッシュ指揮のN響とも
ども、まるでヨーロッパのオーケストラを聴いているような感にとらわれます。

KKC 2024/5 2枚組 ¥2580
STEREO(Disc1)
MONO(Disc2)
Disc1
(1)ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
(2)レスピーギ:交響詩「ローマの松」
[収録:1959年3月21日、8月7日 NHKホール(ライヴ。ステレオ)]
Disc2
(1)ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
(2)スメタナ:交響詩「モルダウ」
(3)ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第10番ホ短調Op.72の2
[収録:1959年 NHKホール(ライヴ。モノラル)]
ウィルヘルム・シュヒター(指)NHK響
1959年から62年までN響の常任指揮者を務めたドイツの指揮者ウィルヘルム・
シュヒター(1911-1974)。その厳格さ、怖さは群を抜き、完全に出来あがるまで
指揮台を降りようとしなかったと伝えられますが、おかげでN響は驚くべき成長
をとげました。ここに収められた「新世界交響曲」は1959年3月、シュヒターの
お披露目演奏会。これとレスピーギの「ローマの松」は何とステレオ録音。シュ
ヒターの指揮能力は意外な驚き。シューリヒトを思わす楷書的で推進力と迫力
に満ちた音楽の、ファンになる方も多いに違いなく、凄さを再認識出来ます。

KKC 2026/7 2枚組 ¥2580
STEREO
Disc1
(1)ウェーバー:《魔弾の射手》序曲/(2)ワーグナー:《リエンツィ》序曲
(3)同:《さまよえるオランダ人》序曲/
(4)同:《タンホイザー》序曲
(5)同:《ニュルンベルクのマイスタージンガー》前奏曲
[収録:1969年5月27日(1)、73年12月27日(3)‐(5)、75年12月4日(2) 
東京文化会館、NHKホール(ライヴ)]
Disc2
(1)ヤナーチェク:シンフォニエッタ
(2)コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
(3)ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)
[収録:1973年12月5、14日 NHKホール(ライヴ)]
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)NHK響
重量感あふれる巨匠風指揮ぶりで、日本でも人気の高いロヴロ・フォン・マタ
チッチ。名誉指揮者であるN響とはブルックナーの交響曲の名演で伝説となって
いますが、ヤナーチェクのシンフォニエッタやストラヴィンスキーの「火の鳥」
なども空前の名演として多くの方々の記憶に残っています。それらをすべて初
CD化。迫力と彫の深さはもとより、聴き手を圧倒する感動に満ち溢れた、まさ
に巨匠の芸術を満喫できます。

KKC 2028/30 3枚組 ¥3650
STEREO
ブラームス:交響曲全集
Disc1
(1)第1番ハ短調Op.68
(2)第2番ニ長調Op.73(第1楽章)
[収録:1973年6月23日NHKホール(1)、71年5月8日東京厚生年金会館(2)(ライヴ)]
Disc2
(1)第2番ニ長調Op.73(第2-4楽章)
(2)第3番ヘ長調Op.90
[収録:1971年5月8日東京厚生年金会館(1)、
72年4月19日東京文化会館(2)(ライヴ)]
Disc3
(1)悲劇的序曲Op.81
(2)第4番ホ短調Op.98
[収録:1972年4月19日東京文化会館(1)、75年4月23日NHKホール(2)(ライヴ)]
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)NHK響
ドイツの伝統を今日に伝える巨匠サヴァリッシュ。歴代のN響常任指揮者のなか
でも、とりわけ関係が良く、最もN響に愛され、日本の聴衆にもお馴染みの存在
です。そのサヴァリッシュが40代後半の精力的に活躍していた時期のブラームス
交響曲全集。N響とのブラームスの交響曲が全曲揃うのは非常に魅力的。若々し
さみなぎるスピード感も心地よく、ブラームスならではの重厚さも兼ね備えた
名演です。交響曲第1番は1973年6月23日、NHKホールの柿落し公演の貴重な記録
です。

KKC 2031/2 2枚組 ¥2580
STEREO
マーラー:
Disc1
交響曲第1番ニ長調「巨人」
交響曲第2番ハ短調「復活」(第1楽章)
Disc2
交響曲第2番ハ短調「復活」(第2-5楽章)
オットマール・スウィトナー(指)NHK響、曽我栄子(Sop)、辻宥子(Ms)、
国立音大合唱団(第2番)
[収録:1973年1月12日東京文化会館(第1番)、
1979年1月12日NHKホール(第2番)(ライヴ)]
スウィトナーはマーラーに特化した指揮者ではないものの、N響との演奏は今日
でも語り草となっています。それらがついに日の目をみました。スウィトナー
がN響の名誉指揮者号を授与された1973年の演奏で、デモーニッシュさより優美
さとしなやかさに酔わされ、感動させられます。「復活」の声楽の美しさも特筆
です。

KKC 2033/4 2枚組 ¥2580
STEREO
シベリウス:
Disc1
(1)交響曲第2番ニ長調Op.43
(2)トゥオネラの白鳥Op.22の2
[収録:1975年2月26日(1)、81年2月6日(2) 東京文化会館(ライヴ)]]
Disc2
(1)フィンランディアOp.26
(2)交響曲第1番ホ短調Op.39
(3)交響曲第7番ハ長調Op.105
[収録:1987年11月18日(3)、90年2月8日(1)(2) NHKホール(ライヴ)]
ホルスト・シュタイン(指)NHK響
ホルスト・シュタインは意外にもシベリウス作品を得意としていて、スイス・
ロマンド管との録音もありますが、N響との演奏も非常な充実ぶりです。シュタ
インのシベリウスの特徴は音が厚く、すべてが明快に鳴り響きます。またフィ
ンランディアや交響曲の急速楽章などでの迫力も物凄く、聴き手を圧倒します。
北欧的なシベリウスとは一線を画した個性的名演です。

KKC 2035/6 2枚組 ¥2580
STEREO
(17)ブロムシュテット
マーラー:
Disc1
交響曲第4番ト長調
Disc2
交響曲第5番嬰ハ短調
中嶋彰子(Sop)、ヘルベルト・ブロムシュテット(指)NHK響
[収録:2001年4月28日(Disc1)、85年12月5日(Disc2) NHKホール(ライヴ)]
ブロムシュテットのマーラーは世紀末的な情感よりも、古典的なスタイルと構成
感に特徴があります。清明な第4番はうってつけで、精緻な演奏を聴かせてくれ
ます。清澄ななかにリリコの魅力を込めた中嶋彰子の歌唱も絶品。また第5番の
アダージョの流麗な美しさもブロムシュテットならではです。

KKC 2037/8 2枚組 ¥2580
STEREO
Disc1
スメタナ:交響詩「わが祖国」(全6曲)
[収録:1978年12月13日(ライヴ)]
Disc2
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1集、第2集(全曲)
[収録:1990年11月9日 NHKホール(ライヴ)]
ヴァーツラフ・ノイマン(指)NHK響
チェコの名匠ヴァーツラフ・ノイマンが最初にN響を指揮したのは1978年、日本
のオーケストラへの初客演でした。その際演奏されたのがスメタナの「わが祖国」
全曲。これが稀有の名演で、N響からチェコの香りが立ち昇ったといわれます。
また、晩年の1990年来日時のドヴォルザーク「スラヴ舞曲」全曲演奏も貴重。
独特のリズム感で、活き活きした演奏を繰り広げます。

KKC2039/40 2枚組 ¥2580
STEREO
ベートーヴェン:
Disc1
(1)交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
(2)同第7番イ長調Op.92
[収録:1983年7月8日(1)、81年3月14日(2) NHKホール(ライヴ)]]]
Disc2
(1)レオノーレ序曲第2番Op.72a
(2)交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
[収録:1981年3月18日(1)、86年5月7日(2) NHKホール]
フェルディナント・ライトナー(指)NHK響
ドイツの巨匠ライトナーによる正統派ベートーヴェン。全体に遅めのテンポで
悠然と進め、終始落ち着いた気分を崩さぬじっくり味わえる演奏となっていま
す。団員との息もぴったり合い、楽器のソロも見事な統率がとれているのも注
目。ライトナーのバトン・テクニックの凄さを再認識させてくれます。

KKC 2041/2 2枚組 ¥2580
STEREO
Disc1
(1)ヘンデル:「王宮の花火の音楽」序曲
(2)モーツァルト:セレナード第9番ニ長調K.320「セレナード」
(3)ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番Op.72b
[収録:1982年4月7日(1)、1979年11月9日(2)(3) NHKホール]]
Disc2
(1)ヘンデル:オルガン協奏曲第1番
(2)モーツァルト:セレナード第7番ニ長調K.250「ハフナー」
[収録:1979年11月9日(1)、1983年12月2日(2) NHKホール]
リオネル・ロッグ(Org)、
ギュンター・ヴァント(指)NHK響
ヴァントといえばブルックナーの交響曲に人気がありますが、モーツァルトの
味わい深さにも勝るとも劣らぬ魅力があります。2篇のセレナードはいずれも大
曲で、ヴァントならではの風格あふれる演奏。とはいえ、モーツァルトならで
はの愉悦感も忘れておらず、たっぷり堪能できます。スウェーデンの巨匠オルガ
ニスト、リオネル・ロッグを独奏に招いたヘンデルの協奏曲も名人芸にひたれ
ます。




<C major>
70 8904(Blu-ray) ¥4950
70 8808(DVD-Video) 2枚組 ¥4450
字幕(ボーナス):英仏西伊韓中
「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 / ブッフビンダー&ウィーン・フィル」
ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ & 指揮)
収録:2011年5月5-8日
ウィーン、楽友協会大ホール(ライヴ)
監督:カリーナ・フィビフ
・ボーナス:
「ブッフビンダーのベートーヴェン」-ルドルフ・ブッフビンダーとヨアヒム・
カイザーとの対談(監督:クリストフ・エンゲル)
ウィーンで学び、「わたしたちの時代におけるもっとも重要で優れたベートー
ヴェン弾き」(フランクフルト・アルゲマイネ・ツァイトゥング)と評される世
界的ピアニスト、ルドルフ・ブッフビンダーは、2003年7月19日にウィーン交響
楽団を弾き振りした1日のコンサートで、ベートーヴェンのピアノ協奏曲をすべ
て演奏して、その模様を収めたライヴCDもすでに高い評価を得ていますが、ほぼ
8年ぶりにふたたびピアノ協奏曲全曲を映像作品という形でリリースします。
前作同様にやはりブッフビンダー自身のピアノ弾き振りに加えて、なにより名門
ウィーン・フィルとの豪華共演という点でも注目される新たな協奏曲全集。収録
時期については2011年5月となっており、これはブッフビンダーが、2010年9月か
ら2011年3月にかけてドレスデンで、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲をコ
ンサートで取り上げてライヴで再録したのち、その流れを受けて迎えた最新映
像ということになります。
そのピアノ・ソナタ全曲再録音の過程とも重なりますが、ブッフビンダーは数
十年に亘り自筆譜を研究して経験を蓄積してきたことから、そうした成果がここ
での作品演奏に色濃く反映されているものとおもわれ、よりいっそう深みを増し
た内容が期待されるところです。
ロケーションについても、このたびは同じウィーンでも、世界屈指の音響を誇る
「黄金のホール」ムジークフェラインザールでのレコーディングということで、
ライヴながら条件が整えられているのもおおきな魅力。
なお、ボーナスには、ブッフビンダーと高名な音楽評論家ヨアヒム・カイザーと
の対談が収録されており、こちらもブッフビンダーのベートーヴェンに対する
取組みを理解する上で興味深いものといえそうです。




<FABULA CLASSICA>
FAB 12079 ¥1350
(1)J.S.バッハ(E.エガノ編):組曲第3番 ニ長調 BWV 1068 
(2)ヴィラ=ロボス:バギアナ・ブラジネイラ 第1番
(3)J.S.バッハ(ヴィラ=ロボス編):
平均律クラーヴィア曲集 第1部 24の前奏曲とフーガより第8番 
プレリュード BWV 853 
(4)アントニオ・カルロス・ジョビン(E.エガノ編):4つのカンツォーネ 
(5)ヴィラ=ロボス:バギアス・ブラジネイラ 第5番
マリオ・ブルネロ(Vc)、ジョヴァンナ・ゴミエーロ(S)、
オーケストラ・ヴィラ=ロボス
録音:1995年
もはや紹介するまでもないほどの世界的チェリスト、マリオ・ブルネロ。今回
は、オーケストラ・ヴィラ=ロボスと共に1995年に録音された伝説の名録音を
お買い得価格でお届けします!バロック組曲現代化の試みを積極的に行ったヴィ
ラ=ロボスのバギアナ・ブラジネイラ(ブラジル風バッハ)と、エガノによって
編曲されたJ.S.バッハの作品を同時に収録。現代風にアレンジされたバロック
の響きを楽しむことができます。

FAB 12100 ¥1350
ショパン:
(1)幻想曲 ヘ短調 op.49 (2)スケルツォ 第2番 変ロ短調 op.31 
(3)ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 op.35
リスト:
(1)スペイン狂詩曲 (2)愛の夢より第3番 変イ長調 
(3)2つのポロネーズより第2番 ホ長調 (4)半音階的大ギャロップ(1838年作曲)
(5)ハンガリー狂詩曲 第6番 変ニ長調
ジョルジュ・シフラ(Pf)
録音:1963年
1994年に惜しまれながらもこの世を去った稀代のピアニスト、ジョルジュ・シ
フラ。その卓越したテクニックと類まれな表現力は没後もなお人々を惹きつけ
てやみません。今回はシフラが残した数多の名演から、ピアノ・リサイタルの
録音をお買い得価格でお届け!彼の十八番ともいえるショパンとリストが収録
されています。超絶技巧の名手として名を馳せたシフラを偲ぶにふさわしい名
盤です!

FAB 12101 ¥1350
(1)J.S.バッハ(F.ブゾーニ編):前奏曲とフーガ ニ長調 BWV 532 
(2)ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」 op.53 
(3)シューマン:謝肉祭「4つの音符による面白い情景」op.9 全曲
ショパン:(4)2つのポロネーズより第2番 変ホ短調 op.26 n.2 
(5)ポロネーズ 第6番 変イ長調「英雄」 op.53 
(6)リスト:即興ワルツ
ジョルジュ・シフラ(Pf)
録音:1963年
世界的ピアニスト、ジョルジュ・シフラ。没後もなお人々を魅了するシフラの
ピアノ・リサイタルの名演を第1弾(FAB 12100)に引き続き、お買い得価格でリ
リースします!第2弾ではシューマンの謝肉祭が全曲収録されているほか、ブゾ
ーニ編曲によるバッハのオルガン曲やベートーヴェンのピアノ・ソナタなどを
収録。シフレの表現豊かな音色を堪能できます。第1弾と合わせて、名手シフレ
の卓越した演奏を偲ぶにふさわしいCDといえましょう!

FAB 12054 ¥1350
(1)ベートーヴェン:序曲「コリオラン」
(2)シューベルト:交響曲第7番(旧第8番) ロ短調 「未完成」 
(3)ヴェーバー:歌劇「オーベロン」より序曲 
(4)ブラームス:ハンガリー舞曲集より 第1番、第2番、第3番 
(5)J.シュトラウス:ピッツィカート・ポルカ 
(6)序曲「レオノーレ」第3番
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
録音:1944年、1948年、1949年、1950年
世代を超え、世紀を超え、いまだに多くのファンを惹きつけてやまない指揮者
フルトヴェングラー。現代においてもなお強い存在感を放つ名演の数々から、
今回はウィーンフィルとの名演をお買い得価格でリリース!ウィーンフィルの
軽やかで繊細な響きと共に、没後半世紀以上経った今も決して色褪せないフル
トヴェングラーの魅力を堪能できる1枚です。

FAB 105 ¥1350
ハイドン:
(1)ピアノ・ソナタ第52番(旧62番) 変ホ長調 op.82 
(2)アンダンテと変奏曲 ヘ短調 op.83 (3)幻想曲 ハ長調 op.58
(4)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 「テンペスト」op.31の2
ショパン:
12の練習曲より抜粋 
(5)第1番 変イ長調「牧童」 (6)第2番 ヘ短調 (7)第3番 ヘ長調 
(8)第6番 嬰ト短調 (9)第8番 変ニ長調 (10)第9番 変ト長調「蝶々」 
(11)2つの夜想曲より 第2番 変ニ長調 op.27の2 
(12)ワルツ第18番 変ホ長調 op.18
ヴィルヘルム・バックハウス(Pf)
録音:1953年-1960年
その卓越した演奏技術とスケールの大きい音楽表現で20世紀前半を風靡したピア
ニスト、バックハウスの名演をお得な価格でリリースします!ベートーヴェン
直系の弟子にあたる彼が奏でる「テンペスト」は質実剛健かつ圧巻の響き。ま
た、1920年代に全曲録音をしたことでも知られるショパンの練習曲集の2作品の
抜粋も収録されています。本CDは1953年から1960年にかけての録音ということ
で、晩年にして最盛期ともいえるバックハウスの名演を偲ぶ1枚といえましょう。

FAB 114 ¥1350
(1)シューベルト:交響曲第7番(旧第8番) ロ短調 「未完成」
(2)チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」(全曲) op.71a 
1.小さな序曲 2.行進曲 3.金平糖の踊り 4.ロシアの踊りトレパーク
5.アラビアの踊り 6.中国の踊り 7.葦笛の踊り 8.花のワルツ
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)、
スイス・イタリア語放送管弦楽団
録音:1963年
1963年にスイス・イタリア語放送管弦楽団の演奏で行ったライブ録音がお買い
得価格で登場。時に驚くほど遅めのテンポで演奏することで知られる晩年と比
べれば、比較的軽快なテンポでの演奏です。2曲目の組曲に関しても、序曲な
ど多少重々しさを感じるところもあるものの、全体的に軽快な演奏といえましょ
う。比較的スタンダードな演奏ではありますが、チェリビダッケらしい独特の
音楽がしっかりと感じられる1枚です。

FAB 159 ¥1350
(1)ヴィラ=ロボス: 練習曲 第8番、前奏曲 第3番、練習曲より第1番
(2)マヌエル・ポンセ:カンツォーネとロンド
(3)カステルヌオーヴォ=テデスコ:タランテラ
(4)イザーク・アルベニス:セビーリャ
(5)レオポルド・シルヴィウス・ヴァイス:アダージョ・メストとアレグレット
(6)フェルナンド・ソル:ロンド
(7)アレクサンデル・タンスマン:子守唄と踊り
(8)ポンセ:ソナタ・メキシカーナ
アルベニス:(9)ザンブラ・グラナディーナ (10)赤い塔
(11)ソル:メヌエット イ長調
(12)ヴィラ=ロボス 練習曲 第1番
アンドレス・セゴヴィア(ギター)
現代クラシック・ギターの父とも呼ばれ、その卓越した演奏技術によってクラ
シック界におけるギターの地位をゆるぎないものとした稀代のギタリストです。
今回は、彼の神々しいまでの名演が収められたリサイタル録音をお得なお値段
でリリース。没後20年を超えた今も輝き続けるセゴヴィアの演奏を堪能できます!





<CLASSIC CONCERT RECORDS>
CCR 62009 ¥1980
(1)J.P.オリヴェイラ(リスボン、1959):
『ビヨンド』クラリネット、チェロ、ピアノ、電子楽器
(2)ヌーノ・コルテ=レアル(リスボン、1971):
『ラルゴ・インティミッシモ』作品35 クラリネット、チェロ、ピアノ
(3)ヴァスコ・メンドンサ(ポルト、1977):
『カダヴェリ』オーボエ、クラリネット、チェロ、ピアノ
(4)セルジオ・アゼヴェド(コインブラ、1968):
『ベルリナー・トリオ』クラリネット、チェロ、ピアノ
トリオ・メディテレイン〔ラウラ・ルイス・フェレーレス(Cl)、
ブルーノ・ボラルヒンホ(Vc)、キム・バルビエ(Pf)〕
ゲスト奏者/ペドロ・リベイロ(Ob)
録音:2006年5月、ベルリン
本CDは、トリオ『メディテレイン』独自のために書かれた4つの作品より構成さ
れています。現代音楽をより広く一般の聴衆に親しんでもらうこと、ポルトガル
音楽の個性と魅力を知ってもらうというコンセプトの下に作られました。西の果
てのラテンから粗野で甘美な調べをお届けします。
トリオ『メディテレイン』は、2002年にスペイン、ポルトガル、フランスから
結集した逸材の音楽家たちによるもので、ベルリンを中心に活躍しています。
現代音楽の可能性を究めていることを高く評価され、世界各地のフェスティヴァ
ルに招かれています。電子音を取り入れるなど、新しい表現様式の領域に踏み込
んだ彼らの音楽は、すでに現代音楽の枠組みを超えた、未来音楽といって良いか
もしれません。

CCR 62059 ¥1980
1-3. ドビュッシー(1862-1918):
ソナタ(1915)(フルート、ヴィオラ、ハープのための)
4. ヨハンネス・マリア・シュタウト(1974-):
テンポ・ルバート、フォン・グローサー・ツァルトハイト
(Sydenham Musicより、2007)
5. アルノルト・バックス(1883-1953):エレジー風三重奏曲(1916)
6-9. ハラルド・ガンツマー(1909-2007):三重奏曲(1947)
トリオ『パルトゥ』〔ビルギット・ラムスル(Fl)、ヨハンネス・フリーダ(Vla)、
ガブリエラ・モッシルシュ(Hrp)〕
録音2010年、オーストリア
フランス、イギリス、ドイツなど、ヨーロッパ各地の美しい室内音楽をかき集
めた珠玉のCD。普段では耳にすることのできない、フルート、ヴィオラ、ハープ
の持つ優雅な、優しい音色のコンビネーションが楽しめます。
トリオ『パルトゥ』は、ウィーンのフォルクス・オーパーなど、トップ・レベル
にある演奏家たちによって構成され、オーストリアを中心に世界各地のフェス
ティヴァルに招かれている人気絶頂のグループです。オーストリアの歴史深い
伝統を受け継いだ、気品あふれる豊かな音楽性で魅せます。




<Aliud>
ACD BH055(SACD-Hybrid) ¥2250
ユーリヒ・ベルク公宮廷の音楽
1-4. コレルリ(1653-1713):合奏協奏曲 op.6-2
5-8. ボンポルティ(1672-1749):インヴェンション op.10-8
9-13. コレルリ(1653-1713):合奏協奏曲 op.6-1
14-17. ヘンデル(1685-1759):ソナタ op.1-4
18-21. コレルリ(1653-1713):合奏協奏曲 op.6-4
ラ・バルカ・ライデン
ライモンド・ホニング(フラウト・トラヴェルソ)、
アンネケ・ファン・ハーフテン(Vn)、アルフォンソ・マリン(リュート)、
エルスケ・ティンベルゲン(Vc)、リース・ファンデア・ペール(Cem)
録音:2009年10月
本CDは、17世紀末よりドイツのプファルツ選帝侯として、音楽や美術の領域で
大いに尽力を尽くしたヨハン・ヴィルヘルム(ユーリヒ・ベルク公)にちなんだ
ものです。彼に関係のある作曲家たちの作品を取り上げることにより、その時
代に開花したバロック音楽を堪能することができます。
ラ・バルカ・ライデン(ラインデンの船)は、2007年にオランダの著名なフルート
奏者ライモンド・ホニングによって設立された、オランダの若い古楽器奏者3人
によるアンサンブルで。イタリアバロックの名曲をフレッシュな感覚で聴かせ
てくれます。非常に卓越した技術と音楽性で聞かせてくれます。バロック通に
は欠かせない一枚。


<K617>
K617 228 ¥2250
『メズの人間』
1. ベルガマスカとその旅
2. 裏世界の歌
3. マタチン、マタズィとその他の戦士たち
4. 大地の歌
アンサンブル『ルシダリウム』
録音:2011年、フランス
ネイティヴ・アメリカンであるヤクイ族は、もともとメキシコ北部のソノラに
住んでいましたが、1530年代、スペイン人が植民地開拓のためにこの地の訪れ
たことをきっかけに、激しい闘争を繰り広げました。その一方、彼らはヨーロ
ッパからの宣教師たちを受け入れ、カトリックの教会文化と、ヤクイ独自の伝
統文化を組み合わせた、全くユニークな芸術文化を創造しました。本CDは、こ
のような独立精神に溢れ、自由を愛するヤクイ族の音楽を収録した希少なもの
です。
アンサンブル『ルシダリウム』は、様々な新しい表現様式を求めて、生き生き
とした独創的な音楽を生み出した中世後期からルネサンス音楽を専門としてい
ます。演奏者たちは、みな古典音楽に対する深遠な知識と豊富な実践を兼ね合
わせており、すでにアメリカを中心に世界で活躍しています。ヤクイ族たちの
生み出した大地のエネルギーがみなぎるような音楽をお楽しみください!




<ORFEO>
KKC 10000(SACDシングルレイヤー) ¥4200
ステレオ
日本語オビ&解説付き
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調Op.60
バイエルン国立管弦楽団
カルロス・クライバー(指揮)
録音:1982年5月3日ミュンヘン、ナツィオナールテアーター(ライヴ)
録音技師:ディーター・ベーネ
[独ORFEO制作 2011年10月最新DSDマスター]
注:本商品はSA-CD対応プレイヤー専用ディスクです。通常のCDプレイヤーで再
生することはできません。
カルロス・クライバーがバイエルン国立管弦楽団を指揮してベートーヴェンの
第4交響曲を演奏したアルバムは、天才指揮者クライバーの代表的アルバムであ
るばかりでなく、クラシックというジャンルの枠を超えてすべての音楽ファン
を惹きつけてやまない不滅の内容。
30年近くに亘り、超ロングセラーを続けるこの怪物アルバムが、ついにSACD
シングルレイヤーで登場します。
録音もたいへんすぐれていて、アナログ盤で初リリースされた際にも、オーディ
オ評論家長岡鉄男氏も絶賛しておりますが、このたびのSACD化にあたり、ほぼ
30年ぶりにORFEOがあらたにDSDマスタリングを施した音質は、オリジナルのア
ナログ盤の風合いに近づけることに成功しています。




<KII>
カートリッジ、スピーカーのキャラクターが一瞬にしてわかる、恐ろしいほど
のリアルさだ。――長岡鉄男
「いま」と「ここ」を忘れさせるこのレコードのなまなましさ。――黒田恭一
常識を超えた音!
(ラ・フォリアは以前SACDハイブリッド盤で発売されましたが、現在廃盤となっ
ています)
デジタルオーディオの第一人者、角田郁雄氏監修
オリジナルアナログマスターテープより、丁寧にDSDマスタリング

HMSA 0001(SACDシングルレイヤー) 5枚組 ¥21000
限定生産
日本語オビ&解説付き
「パニアグワの芸術」
[disc1] 古楽療法「タランテラ」
(録音:1976年10月/録音技師:アルベルト・ポーラン)
[disc2] 古楽幻想「アラブ=アンダルシアの音楽」
(録音:1976年10月/録音技師:アルベルト・ポーラン)
[disc3] ミューズへの讃歌「古代ギリシャの音楽」(録音:1978年6月)
[disc4] 古楽追想「ビリャンシーコ」-ルネッサンス・スペインの愛とたわむれ
の歌
(録音:1976年10月/録音技師:ジャン=フランソワ・ポンテクラフト)
[disc5] 古楽狂想「ラ・フォリア」
(録音:1980年6月/録音技師:ジャン=フランソワ・ポンテクラフト)
グレゴリオ・パニアグワ指揮
アトリウム・ムジケー古楽合奏団
(DSDマスタリング:2011年10月19日/マスタリング:杉本一家)
注:本商品はSA-CD対応プレイヤー専用ディスクです。通常のCDプレイヤーで再
生することはできません。




<YSAYE RECORDS>
●AEONからリリースされていた音源の再発売シリーズの御案内
YR 501 ¥2380
(旧品番:AE 0313)
ハイドン:3つの弦楽四重奏曲 op.54
第1番 ト長調 第2番 ハ長調 第3番 ホ長調
イザイ弦楽四重奏団:ギヨーム・シュートル(Vn)、
リュク=マリー・アグエラ(Vn)、ミゲル・ダ・シルヴァ(Va)、
フランソワ・サルク(Vc)
録音:2003年3月、ル・マン(フランス)、エポ大修道院の修道士共同寝室にて
ラ・フォル・ジュルネでも来日し、本物の室内楽の響きを聞かせてくれると日本
でも評判のイザイ弦楽四重奏団。フランスの名門団体として、世界中で幅広く活
躍をしている今注目の演奏団体の一つです。以前AE0313として発売されていたこ
ちらのアルバムが、自ら立ち上げたレーベルであるイザイレコーズからのリリー
スされることになりました。今回収録された3つの弦楽四重奏団は第1トスト四重
奏曲とも呼ばれ、全体的に優雅で軽やかな雰囲気に包まれた作品。イザイ弦楽
重奏団の柔らかくも芯のある音色が、この作品の魅力を見事に表現しています。
優れた演奏技術と、豊かな表現力を併せ持つ彼らだからこそ生み出せる卓越した
アンサンブル力も健在。堅牢に組まれたアンサンブルの中にも遊びの要素が垣間
見え、ぴったりと息の合った彼らのアンサンブルは圧巻の一言です!

YR 502 ¥2380
(旧品番:AE 0418)
ロベルト・シューマン:3つの弦楽四重奏曲 op.21
第1番 イ短調、第2番 ヘ長調、第3番 イ長調
イザイ弦楽四重奏団
録音:2003年ル・マン(フランス)、エポ大修道院の修道士共同寝室にて
イザイレコードからリリースされたイザイ弦楽四重奏団による、シューマンの
弦楽四重奏曲。当時の各地で開催されていた室内楽演奏会に触発され、3曲とも
短期間のうちに書き上げられたといわれます。彼の情熱にあふれたこの3曲は、
その後メンデルスゾーンに献呈されました。各曲にはそれぞれ異なる魅力がある
ものの、全体的にシューマンらしい幻想的な雰囲気とロマンティックな抒情性に
満ち溢れた名曲。シューマン自身、この作品には並々ならぬ自信を持っていた
ようです。アンサンブルだけでなくソロでの見せ所も多い本作品においては、
イザイ弦楽四重奏団の各々が持つ実力の高さが存分に活かされています。ユニ
ゾンの美しさと、流麗なソロの響きを堪能できるおすすめの名演です。

YR 504 ¥2380
(旧品番:AE 0422)
W.A.モーツァルト:
(1)クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581 
(2)ケーゲルシュタット・トリオ 変ホ長調 K.498 
(3)アダージョとフーガ K.546
ミシェル・ポルタル(Cl)、ジャン=クロード・ペヌティエ(Pf)、
イザイ弦楽四重奏団
録音:2004年6月、ル・マン(フランス)、エポ大修道院の修道士共同寝室にて
モーツァルトの気品に溢れたメロディとクラリネットのふくよかな音色を堪能で
きる1枚。複雑なアンサンブルと多彩に展開する曲調の変化が美しい名曲クラリ
ネット五重奏では、演奏者達の卓越したテクニックと表現力に圧倒されます。
「ケーゲルシュタット・トリオ」はピアノ、クラリネットとヴィオラのための
三重奏曲の別名。クラリネットの美しいメロディに隠れがちですが、ヴィオラ
のパートも素晴らしいものです。柔らかくも深い音色のアンサンブルは絶品で
す!アダージョとフーガは弦楽四重奏編成での演奏。エネルギッシュな曲調に、
イザイ四重奏団の生気あふれる演奏が映えます。
本CDは、稀代の名手たちの豪華共演にも注目されます!クラリネットを演する
ミシェル・ポルタルはクラシックだけでなく、ジャズや映画音楽の分野でも多
彩な活動を展開する注目の奏者。これまでフランスのジャズ・クラシック界を
牽引してきた名手の1人といえましょう。ペネティエはラ・フォル・ジュルネ
にも来日し、日本でも注目されるピアニスト。イザイ四重奏団とは何度か共演
し、その息のあったアンサンブルは大きな評価を得ています。名手たちの豪華
共演による名演が収録された、おすすめの名盤です!

YR 505 ¥2380
(旧品番:AE 0426)
アルベリック・マニャール(1865-1914):弦楽四重奏 op.16
ガブリエル・フォーレ(1845-1924):弦楽四重奏op.121
イザイ四重奏団
録音:2004年6月および9月、ル・マン(フランス)、
エポ大修道院の修道士共同寝室にて
アルベリック・マニャール(1865-1914)は、近代フランス音楽にドイツ後期ロマ
ン派の語法を取り入れた音楽家。第一次世界大戦期、別荘で作曲活動に没頭して
いたマニャールは侵入してきたドイツ兵と戦闘になり、家ごと焼き殺されてしま
った悲劇の作曲家でもあります。多くの作品が失われてしまいましたが、本CDで
は彼の残された作品の中でも重要な弦楽四重奏を収録。時に印象主義を想起させ
るようなフランス的な響きによって生み出される流麗な旋律と、ドイツ的な形式
美を併せ持つマニャール独特の魅力を堪能できます。
マニャールと共に収録されたのは、フォーレの最後の室内楽曲といわれる弦楽四
重奏。最晩年のフォーレの音楽性が凝縮された名曲です。対位法的に組み合わさ
れたメロディは複雑に絡み合いながら流麗に展開されていきます。楽器から楽器
へとめまぐるしく受け継がれていく主題の迫力には圧巻です!

YR 506 ¥2380
(旧品番:AE 0533)
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲と、弦楽のための希少な作品集
(1)弦楽五重奏曲 ハ長調 op.29 (2)フーガ ニ長調 op.137 
(3)弦楽四重奏の断片 ロ短調(世界初録音) (4)メヌエット Hess 33 
(5)前奏曲とフーガ Hess 30 
(6)ヘンデルのオラトリオ「ソロモン」の序曲の主題によるフーガ Hess 36
(7)弦楽四重奏曲 Hess 34(ピアノ・ソナタ第9番 op.14-1の編曲)
イザイ四重奏団、シュリ・ウォーターマン(Va)
録音:2004年11月
「弦楽五重奏と、弦楽のための希少な作品集」というタイトル通り、かねてより
人気のある名曲から、演奏されることの稀な作品にいたるまで、ベートーヴェン
の弦楽の魅力がたっぷり収録された1枚。注目は3曲目に収録された弦楽四重奏の
断片。1999年に発見されるまで全くその存在が知られていなかった作品で、ベー
トーヴェンが完成させることを諦めてしまったため、たった数小節にわたる主題
しか残されていません。演奏時間にしてわずか32秒の短いものですが、それだけ
で十分にも感じてしまうような音楽の濃密さには圧倒されます。そのほかにも多
数の作品を収録。ベートーヴェンファンは決して見逃せない名盤です!
今回の収録のためにイザイ四重奏団がヴィオラ奏者として共演者に選んだのは、
イスラエル出身の名手シュリ・ウォーターマン。アヴィヴ四重奏団で創立当時
よりメンバーとして活躍するウォーターマンが、イザイ四重奏団と息の合った
アンサンブルで魅せてくれます。生気あふれるイザイ四重奏団とウォーターマ
ンの渾身の演奏によって生み出される、重厚かつ迫力に満ちた響きは圧巻です!




<TAHRA>
TAH 723 ¥2300
リスト:
(1)ハンガリー幻想曲【録音:1956年3月3日】
(2)死の舞踏【録音:1956年3月3日】
(3)ピアノ協奏曲第1番変ホ長調【録音:1959年3月15日】
(4)同第2番イ長調【録音:1959年3月15日】
エディット・ファルナディ(Pf)
サー・エードリアン・ボールト(指)
ロンドン・フィル(1)(2)、ウィーン国立歌劇場管(3)(4)
エディット・ファルナディ(1921-1973)はハンガリー出身の女流ピアニスト。
12歳でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を弾き振りしたという神童で、フラ
ンツ・リスト音楽アカデミーでアルノルド・セケーイに師事。ゲオルク・ショル
ティ、アニー・フィッシャー、ルイス・ケントナーと同門で、ファルナディはさ
らにレオ・ヴェイネルとバルトークに室内楽も師事するという豪華な経歴を誇っ
ています。在学中にリスト賞を2度受賞し、フバイ、フーベルマン、タシュナー
といった巨匠とも共演、1942年までブダペスト音楽アカデミーの教授も務めまし
た。ステレオ以降の録音が少なく、またCD化されていないものも多いため人気、
知名度はイマイチなものの、聴けばその凄さに圧倒されます。決してひけらかし
はしないものの、曖昧なところのない高度な技巧、木目調の音色、繊細さで独特
の香り高い演奏を繰り広げます。興味深いのは「ハンガリー幻想曲」冒頭に付け
たカデンツァ。実に堂々としているだけでなくジプシー風味横溢で、19世紀的グ
ランドマナーを存分に味わえます。




<Supraphon>
SU 4068 ¥1780
ゼレンカ:墳墓
(1)主は病を遣わせて ZWV58
(2)注意して見よ ZWV59
(3)わが神最強の道標 ZWV60
ハナ・ブラシコヴァ(Sop)、ダヴィド・エルレル(A)、トビアス・フンゲル(Ten)、
トマーシュ・クラール(Bs)、
ヤナ・セメラードヴァー(指)コレギウム・マリアヌム
【録音:2011年5月/聖母マリア教会(プラハ)】
ラテン語歌唱
大バッハと同時代人のヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745)は、ドイツで活
躍したもののチェコ人で、チェコ時代の初期作品は未開拓の分野のままになっ
ています。3つの「墳墓」は聖金曜日に墳墓で演奏するために作曲されたもの。
ゼレンカはプラハの伝統ある神学校クレメンティヌムのために作曲し、ほぼ300
年を経て復活しました。まさに隠れた逸品で、ゼレンカの才能と底知れぬ美しさ
に驚かされます。バッハ・コレギウム・ジャパンのカンタータ・シリーズでも
おなじみのハナ・ブラシコヴァが独唱を務めているのも魅力。清涼感に満ちた
美声で、ゼレンカの美しいメロディを堪能できます。古楽器による演奏。





<COVIELLO>
COV 21116 ¥2350
カンツォーネを歌って-ルネサンス期イタリアの舞曲とラブソング
(1)カッチーニ:愛の神よ、何を持っているのか
(2)ヴェッキ:カンツォーネを歌って
(3)アッツァイオロ:この道を行く者/(4)ネグリ:私にはわかっている
(5)ピッチニーニ:チャッコーナ/(6)ガストルディ:恋人
(7)ボッテガリ:モニチェッラ
(8)プレイフォード:グリーンスリーヴスと愛のプディング
(9)カローゾ:愛の栄光/(10)ネグリ:愛のビッツァリア
(11)トロンボンチーノ:さあ起きなさい、まつ毛をあげて
(12)作者不詳:私のリュートを責めないで/(13)伝承曲:タランテラ
(14)16世紀イタリア:太閤の宴
ザ・プレイフォーズ
17世紀の有名な楽譜出版社プレイフォードを名に戴く古楽集団ザ・プレイフォ
ーズ。ルネサンス音楽から、かつてのポップスだった世俗音楽まで幅広いレパ
ートリーを持つ実力派団体です。ルネサンス期のイタリア文化の輝きは、北方
のイギリス人たちの憧れで、さまざまな影響と模倣がありました。ここでは当
時イギリスで流行したイタリアの舞曲と情熱的な恋歌を集めています。ザ・プ
レイフォーズは技術的な完璧さはもとより、音楽をする楽しさに満ちた演奏を
繰り広げています。




<INTEGRAL>
INTEG 221186 ¥2080
エリック・ハイドシェック:
(1)「ラ・マルセイエーズの主題による23のパラフレーズ」
(2)ミシェル・ベナールの詩「砂丘」よりプレリュード 
(3)フランソワ・ヴィヨンの詩「過ぎし日の令夫人たちのバラード」よりロンド
エリック・ハイドシェック(Pf)、タニア・ハイドシェック(Pf)
録音:1988年12月、ストラスブール(フランス)、2010年3月、パリのスコラ・カ
ントゥルム音楽院にて
2011年11月に来日し、今後ますますの活躍が期待される世界的ピアニスト、エ
リック・ハイドシェック。彼自身が作曲し、好評を博したラ・マルセイエーズ
・パラフレーズがついに再発売されます!ブラジルで行ったコンサートで、ア
ンコールにフランス国歌を演奏したことがきっかけとなって生まれた作品。バッ
ハ、モーツァルト、リストなど、時代も国籍も多種多様な音楽家風にラ・マル
セイエーズの変奏が展開されていきます。今回は1988年に行った既存の録音に、
1992年に追加作曲されたヒンデミット風変奏曲を加え(こちらは2010年録音)、
23曲にも及ぶヴァリエーションを堪能できます。本CDには2008年に作曲された
新曲2曲も収録。共演者には妻のタニア氏を迎え、ハイドシェック夫婦の息の
合った演奏が収録されています。今回収録された新曲2曲は、11月来日公演に
おいても演奏される予定です!




<naive>
V 5260 3枚組 ¥4450
リスト:巡礼の年報(全曲)
[CD1] 第1年 スイス  (1)ウィリアム・テルの礼拝堂 
(2)ワレンシュタット湖畔で (3)パストラール (4)泉のほとりで (5)夕立 
(6)オーベルマンの谷 (7)牧歌 (8)郷愁 (9)ジュネーヴの鐘
[CD2] 第2年 イタリア  (1)婚礼 (2)物思いに沈む人 
(3)サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ 
(4)ペトラルカのソネット 第47番  (5)ペトラルカのソネット 第104番 
(6)ペトラルカのソネット 第123番 (7)ダンテを読んで―ソナタ風幻想曲 
第2年への追加「ヴェネツィアとナポリ」  (1)ゴンドラの漕ぎ手 
(2)カンツォーネ (3)タランテッラ
[CD3] 第3年  (1)夕べの鐘、守護天使への祈り 
(2)エステ荘の糸杉に寄せて―葬送曲(第1) 
(3)エステ荘の糸杉に寄せて―葬送曲(第2) (4)エステ荘の噴水 
(5)哀れならずや―ハンガリー風に (6)葬送行進曲 (7)心を高めよ
ベルトラン・シャマユ(ピアノ)
録音:2011年3月、6月、7月、ポワティエ(フランス)
リスト生誕200周年となる2011年、フランス期待の若手ピアニストであるシャマ
ユが、巡礼の年報の全曲をリリース。幼い頃より神童と称され、ピアノ界におい
て常に注目されてきたシャマユ。ラ・フォル・ジュルネにおいて来日した際は、
その卓越した演奏技術が絶賛されました。その透明感のある繊細な音色と、迫
力に満ちたフォルテの響きは絶品。11月には来日公演も行うシャマユ、今後ま
すますの活躍が期待されます!
巡礼の年報は、全4集26曲からなるリスト最大の小品曲集。20代から60代にいた
るまでの作品がまとめられており、リストらしい技巧的な魅力だけでなく、彼
がスイス・イタリアの旅路で得た様々な経験の詰まった印象的な作品といえま
しょう。「エステ荘の噴水」や「オーベルマンの谷」など、抜粋して演奏され
ることも多い中、本CDは日本においてなかなか演奏される機会の少ない第3年も
含めた全曲を収録。シャマユの名演によって生み出されるリストの世界を堪能
できる、おすすめのタイトルです!




<Studio Lyric>
LCD 071001K ¥2000
(1)J.S.バッハ:2声のインヴェンション BWV.772~786
(2)チェルニー:技法の練習曲(30番練習曲) op.849
岡田照幸(Pf)
録音:2007年10月
国内外において幅広い演奏活動を行う傍ら、音楽教育にも積極的な活動を見せる
ピアニスト岡田照幸が、ピアノ練習曲のバイブルともいえる2曲を収録。ピアノ
を習っている方で、この曲を課題として取り組んだ方は多いのではないでしょう
か。15曲からなるバッハの2声のインヴェンションは長男の練習曲用に作られた
もの。一方、チェルニーはその多作な中でも実用的な練習曲を多く生み出した
ことでしられる音楽家。「チェルニー30番」はインヴェンションと並び、現在
もなお教本として愛用されています。ピアノを習った事のある方々は二度と聴
きたくない曲ですが、意外にも深い音楽性と技巧性を備え、聴き応えは十分。
驚くのはその凄まじい速さ。これこそチェルニー指定のテンポでこうして聴く
とアルカンの超絶技巧曲のように聴こえます。この2曲について、「良薬は口に
苦し」のことわざに例え、「チェルニー&インヴェンションは、口に苦し!」
と述べた岡田照幸。上級者も奥の深さを痛感するという2曲の魅力を堪能できる
1枚です!

LCD 100806K ¥2100
(1)ブクステフーデ(H.ニューマン編):ミ
サ・ブレヴィスより「キリエ」、「グローリア」
(2)磯崎敦博(牧野光洋編):虫の謝肉祭 
(3)R.ロジャース(牧野光洋編):私のお気に入り 
(4)桑田佳祐(牧野光洋編):サザン・オールスターズ・メドレー 
(5)C.F.グノー(D.ブラッドワース編):小交響曲 変ロ長調より第4楽章 
(6)久石譲(牧野光洋編):となりのトトロメドレー 
(7)中山晋平(牧野光洋編):シャボン玉 
(8)E.ヴェルディン:ユーゴスラヴィア舞曲組曲 
(9)R.V.ウィリアムズ(D.ブラッドワース、牧野光洋編):リコーダーための組曲 
(10)P.I.チャイコフスキー(牧野光洋編):
弦楽合奏のセレナード ハ長調より第4楽章
アッリエーヴォ・リコーダーオーケストラ
録音:2010年8月7、6、8日 日本海拠点館あじがさわ3Fホールにて
全日本リコーダーコンテストにおいて10年連続で金賞受賞しただけでなく、数々
のコンテストで賞に輝くなど、アマチュアながら大いに注目を集める団体アッリ
エーヴォ・リコーダーオーケストラ。1996年に結成されて以来リコーダー演奏
へ熱い情熱を向けてきた団体が、ついに初のホール録音によるアルバムをリリ
ースしました。クラシックの名曲からポップス、映画音楽、童謡など幅広いジャ
ンルの演奏を収録。とりわけ、最後に収録された弦楽セレナードの演奏にはリコ
ーダーの認識を改めさせてしまうような迫力があります。軽やかな音色を中心と
しながらも、リコーダーが持つ多彩な音色を堪能できる1枚です。

<LA MA DE GUIDO>
LMG 2106 ¥2080
マヌエル&ジュゼプ・プラ:独唱のための教会音楽
ジュゼプ・プラ(1728-1762):スターバト・マーテル 変ホ長調
(ソプラノ、弦楽、2つのホルンとオルガンのための)(*)
マヌエル・プラ(1725頃-1766):
ペテロよ、あなたは何と多くのものを残したことか
[Pedro, cuanto has dejado]
(ソプラノ、弦楽、2つのホルンと通奏低音のためのアリア)(*)
サルヴェ・レジナ ト短調(バス、弦楽とオルガンのための)(+)
幸福な魂を喜べ[Regocijese el alma venturosa]
(聖体の秘跡のカンタータ;ソプラノ、トランペット、弦楽と通奏低音のための)(*)
偉大なあなたの愛は最上である[Es tan sumo el amor de tu grandeza]
(聖体の秘跡のカンタータ;ソプラノ、トランペット、
弦楽と通奏低音のための)(*)
秘跡劇「コンスタンティヌス帝のハンセン病」から
三つの冠が私たちの熱意を受け容れる[Tres coronas admite]
(ソプラノ、弦楽、ギター、カスタネットと通奏低音のための)(*)
ラケル・アンドゥエサ(ソプラノ(*))
パウ・ボルダス(バス(+))
カタルーニャ・バロック管弦楽団
オリヴィア・チェントゥリオーニ(指揮)
録音:2011年3月、ラトランティダ(スペイン、カタルーニャ)、
オゾナ舞台芸術センター
オーボエの名奏者として高名であったカタルーニャ出身のプラ三兄弟のうち弟
二人の作品集。長兄ジュアン・バプティスタ・プラ(1720頃-1773)の教会音楽
作品は残されていないとのことです。カタルーニャ・バロック管弦楽団は1993
年に創設されたピリオド楽器オーケストラで、これが本格的なCDデビューにな
ると思われます。当録音ではキアラ・バンキーニに師事したイタリアのヴァイ
オリニスト、オリヴィア・チェントゥリオーニが指揮(おそらくコンサートマ
スター兼任)を務めています。スペインの古楽の歌姫ラケル・アンドゥエサの
歌唱はすばらしく、特に「スターバト・マーテル」は新たな名曲の発見と言っ
ても過言ではないでしょう。

LMG 2105 ¥2080
アルベニス(1860-1909):
「イベリア」から
エボカシオン[喚起]/エル・アルバイシン/アルメリア
エル・プエルト[港]/ロンデニャ/トリアナ
マヨルカ Op.202
アルベルト・ニエト(ピアノ)
録音:データ記載なし




<VANITAS>
VA 02 ¥2080
スペインの才人アンドレス・アルベルト・ゴメスの「ゴルトベルク」登場、
「14のカノン」も収録!
J・S・バッハ(1685-1750):
ゴルトベルク変奏曲 BWV988(*)
14のカノン BWV1087(+)
アンドレス・アルベルト・ゴメス(チェンバロ(*))
ラ・レベレンシア(+)
イバン・サンチェス(リコーダー) 
ホセ・フェルナンデス(フラウト・トラヴェルソ)
パブロ・アミルカル(ヴァイオリン) 
トル・ホルヘン、ホルヘ・ミロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アンドレアス・アルベルト・ゴメス(チェンバロ)
録音:2011年4月、アルバセテ(スペイン)、アウディトリウム
使用楽器:ヨープ・クリンクハイマー製クシェ=タスカン・モデル
アンドレス・アルベルト・ゴメスは1978年スペインのアルバセテに生まれ、
ヤン・ウィレム・ヤンセン、トニー・ミラン、イヴ・レヒシュタイナー、ユ
ゲット・ドレイフュスらに師事した後、オランダのハーグ王立音楽院のジャッ
ク・オッホのもとで学んだチェンバロ奏者。ピリオド楽器アンサンブル、ラ・
レベレンシアを創設しそのディレクターを務め、2011年にレーベル「VANITAS」
を立ち上げました。2011年現在、スペインのムルシア専門音楽院教授として
チェンバロと通奏低音を教えています。
「14のカノン」はバッハが私蔵していた「ゴルトベルク変奏曲」の出版譜本
(1974年に発見)に記譜した、「ゴルトベルク変奏曲」のバス声部の最初の8音
に基づくカノン集。チェンバロ独奏の「ゴルトベルク変奏曲」とピリオド楽器
の合奏による「14のカノン」が併録されたCDは珍しく、お得感もある注目盤と
なっています。




<CARPE DIEM>
CARPE 16287 ¥1550
薔薇と刺草(バラとイラクサ) トレチェント(14世紀イタリア)の音楽
エギディウス・ダ・フランチア(14世紀):Intro - Donna s'amor
アンドレア・ダ・フロレンティア(?-1415):Cosa crudel
バルトリーノ・ダ・パドヴァ(活躍:1365頃-1405頃):El no me giova
フランチェスコ・ランディーニ(1325/1335頃-1397):Somma felicita
アンドレア・ステファーニ(活躍:1399頃):Con tutta gentilezza
バルトリーノ・ダ・パドヴァ:I bei sembianti
即興演奏:Interlude
不詳:Nel mio bel orto / Lauda
バルトリーノ・ダ・パドヴァ:La douce cere
不詳(ファエンツァ写本所収):Interlude
バルトリーノ・ダ・パドヴァ:Alba colomba
不詳:Passando in ombra(Madrigal / Estampie)
ドン・パオロ・ダ・フィオレンティア(1355頃-1436以後):Amor da po'che
ゲラルデッロ・ダ・フィレンツェ(1320/1325頃-1362/1363):
Donna, l'altrui mirar
エギディウス・ダ・フランチア:Donna s'amor
アンサンブル・シンタグマ
入澤真美、カトリーヌ・ジョスラン(ソプラノ) 太刀川昭(カウンターテナー)
守谷敦(リコーダー) ソフィア・ダニレフスキ(中世フィドル)
ジェローム・サロモン(打楽器) ベランジェル・サルダン(中世ハープ)
マルニクス・ファン・ゼップ(カリヨン)
アレクサンドル・ダニレフスキ(中世リュート、Chekker、ディレクター)
録音:2010年8月4-6日、ビルシュ(フランス)、聖オーギュスタン礼拝堂
「イタリアのアルス・ノヴァ」とも称されるトレチェント(1300年代、つまり
14世紀イタリア)を代表する一人であるバルトリーノ・ダ・パドヴァと同時代
の作曲家たちによる、非常に手の込んだ精巧緻密な音楽を取り上げたアルバム。
日本人メンバーの活躍がうれしいアンサンブル・シンタグマ。演奏至難な音楽
をまったくそのように聴かせないその演奏技術の高さに驚嘆させられます。
「聴く」という行為の感覚すら忘れさせる音楽はほんとうに独特で、うまく文
章で表せないものがあります。




<フランスのレーベル>
フランスのレーベル ジャン=シャルル・アブリゼル特集

歴史的オルガン演奏のスペシャリスト、ジャン=シャルル・アブリゼルの知られ
ざるCDをご紹介いたします。
ジャン=シャルル・アブリゼルは1946年フランスのグランヴィラールに生まれ、
オルガンを独学の後ストラスブール音楽院でピエール・ヴィダルに師事。
1971年にベルフォール大聖堂のオルガニストに就任し2011年現在もその地位に
あり、1971年から2007年まではベルフォール音楽院教授も務めました。歴史的
オルガンに造詣が深いアブリゼルはオルガンの修復にも関わっており、一つ
一つの楽器を知り尽くし音栓をみごとに活用した演奏は古楽系オルガニストの
中でも別格の存在と認識されています。また、イル・セミナリオ・ムジカーレ
のオルガニストとしてジェラール・レーヌを支えてきたことも特筆すべきで
しょう。バロック・ヴァイオリンにおけるエンリコ・ガッティと同様「過不足
のない演奏でありながら類まれな魅力に溢れた音楽」を生み出すことのできる
アブリゼルには、まさに「別格のオルガニスト」という形容がふさわしいと思
います。しかしながら、1980年代半ばから1990年代半ばにかけて彼の数々の名
盤を発売してきた HARMONIC RECORDS が倒産した後はオルガン・ソロを継続的
に録音するレーベルに恵まれず、散発的に発売された新録音も多くがフランス
以外では入手困難で、そのまま廃盤になってしまうものもあったのはたいへん
に残念なことです。
このたびアブリゼル氏本人と連絡を取り、今世紀に入ってから録音された4点
のCDを輸入・発売する運びとなりました。HARMONICレーベルの彼のCDに魅了さ
れた古楽ファンはもちろん、オルガン音楽には少々抵抗のあるクラシック・
ファンまで、多くの方々にお知らせしたいリリースです。
LEO および MUSIQUE ET MEMOIREレーベルは一般的なレコード会社ではなく、
ILDレーベルの在庫もわずかとなっておりますので、お早目にご注文下さい。




<MUSIQUE ET MEMOIRE>
MMP 080901 ¥2080
auch auff Orgeln ルネサンス-バロック過渡期のトランスクリプション技法
オルガン編曲によるプレトリウスの音楽
ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):
パッサメッツォ(「テルプシコーレ」第283番)[JCA]
-ブルンスヴィック公殿下のバレット(「テルプシコーレ」第246番)(*)
今こそ喜べ、愛するキリストの信者らよ
[Nun freut euch, lieben Christen G'mein]
(シンフォニア;「使徒ポリヒムニア」第9番)[FW]
-今こそ喜べ、愛するキリストの信者らよ
(二重合唱のためのモテット;「シオンの音楽」第1巻 第12番)[FW/JCA]
今こそわれらは聖霊に乞う[Nun bitten wir den heiligen Geist]
(シンフォニア;「使徒ポリヒムニア」第39番)[FW]
-今こそわれらは聖霊に乞う
(コラール;「シオンの音楽」第5巻 第7番)[JCA](+)
-今こそわれらは聖霊に乞う(3声のコラール;
カントゥス・フィルムス:バス;「シオンの音楽」第5巻 第6番[JCA](+)
-今こそわれらは聖霊に乞う(3声のコラール;
カントゥス・フィルムス:ソプラノ;「シオンの音楽」第5巻 第5番[JCA](+)
-今こそわれらは聖霊に乞う(3声のコラール;
カントゥス・フィルムス:テノール;「シオンの音楽」第5巻 第8番[JCA](+)
4声のクラント(「テルプシコーレ」第125番)[JCA]
-5声のクラント(「テルプシコーレ」第72番)(*)
-クラント・サラバンド(「テルプシコーレ」第104番)(*)
-スペインのパヴァーヌ(「テルプシコーレ」第30番)[JCA]
-スパニョレッタ(「テルプシコーレ」第38番)[JCA]
おお、祝福された三位一体の光よ[O lux beata Trinitas]
(3声の賛歌;カントゥス・フィルムス:バス;「シオンの賛歌」第156番)[FW](+)
-おお、祝福された三位一体の光よ
(4声の上5度カノン;「シオンの賛歌」第162番)[JCA](+)
-おお、祝福された三位一体の光よ
(二重合唱のための;「シオンの賛歌」第144番)[JCA](+)
あなたに、心の底から(シンフォニア;「使徒ポリヒムニア」第26番)[FW]
-あなたに、心の底から
(二重合唱のためのモテット;「シオンの音楽」第1巻 第20番)[JW/FW]
われらはみな唯一の神を信じる[Wir glauben all an einen Gott]
(ビチニウム;「シオンの音楽」第5巻 第24番)[JCA](+)
-われらはみな唯一の神を信じる(3声;カントゥス・フィルムス:テノール;
「シオンの音楽」第5巻 第27番)[JCA](+)
-われらはみな唯一の神を信じる(5声;カントゥス・フィルムス:バス;
「シオンの音楽」第5巻 第21番)[JCA](+)
ヴォルト(「テルプシコーレ」第231番)[JCA]
-村のブランル(「テルプシコーレ」第14番)[JCA]
-陽気なブランル(「テルプシコーレ」第5番)
-新しい簡単なブランル(「テルプシコーレ」第2番)(*)
-ブランル・ドゥブル(「テルプシコーレ」第6番)(*)
-ヴォルト(テルプシコーレ」第230番)(*)
高みにおいては神にのみ栄光あれ
(シンフォニア;「使徒ポリヒムニア」から)[FW](+)
-高みにおいては神にのみ栄光あれ
(二重合唱のためのモテット;「シオンの音楽」第1巻 第3番)[JW/FW](+)
[JCA] ジャン=シャルル・アブリゼル(1946-)編曲
[FW] フリードリヒ・ヴァンダースレープ編曲
[JW} ヨハン・ヴォルツ編曲:「新オルガン音楽タブラチュア譜集」(1617)から
ジャン=シャルル・アブリゼル(オルガン)
ウィリアム・ドンゴワ(コルネット[ツィンク」(*))
クリスティアン・ヴェークマン(テノール(+))
録音:2008年9月5-8日、フレゼリクスボー城(デンマーク)
使用楽器:1605-1610年、エザイアス・コペニウス製
(1616年、ヘッセン城からフレゼリクスボー城へ移動/
1985-1988年、ユルゲン・アーレント、マッツ・キャースゴー復元)
アルバム・タイトルはプレトリウスが「シオンの音楽」の序文に記した「…合
唱のためのこのようなポリフォニー作品はオルガンでも(such auff Orgeln)演
奏可能であり…」からの引用。プレトリウスの声楽曲や器楽のための舞曲の同
時代作曲家ヨハン・ヴォルツによるトランスクリプションと、その様式に従っ
た現代のオルガニスト、ジャン=シャルル・アブリゼルとフリードリヒ・ヴァ
ンダースレープによるトランスクリプションで構成された、注目すべきプログ
ラム。使用楽器はヘッセン公の没後に未亡人エリーザベトから弟のデンマーク
国王クリスチャン4世に贈られた据え置き式オルガンで、細部まで装飾が施さ
れた歴史的名器。アブリゼルはこの小型のオルガンから多彩な音色をみごとに
引き出しています。次世代のシュッツ、シャイト、シャインらの音楽に比べて
いささか魅力に乏しいプレトリウスの音楽を、奇をてらうことなくここまで面
白く聴かせる企画と演奏は傑出したものと言えます。クラムシェル・ボックス
・タイプの豪華仕様。

ILD 642227 ¥2080
北の息吹き
スウェーリク、リューベック、ベーム、ブクステフーデ、ブルーンス、
バッハ:
オルガン作品集
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):
エコー・ファンタジア/大公のバッロ
ヴィンセント・リューベック(1654-1740):前奏曲ハ長調
ゲオルク・ベーム(1661-1733):天におられるわれらの父
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):前奏曲ハ長調 BuxWV137
ニコラ・ブルーンス(1665-1697):今こそ来たれ、異教徒の救い主よ
J・S・バッハ(1685-1750):
前奏曲とフーガ ホ短調 BWV533/今こそ来たれ、異教徒の救い主よ BWV659
高き天より私は来た BWV606/ベツレヘムにお生まれになった BWV603
われらはキリストをたたえまつる BWV611/これほどの喜びに満ちた日 BWV605
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV541
ジャン=シャルル・アブリゼル(オルガン)
録音:2003年7月2-3日、ベルフォール(フランス)、聖ジャン聖堂
使用楽器:1984年、マルク・ガルニエ製
北ドイツ・オルガン楽派と彼らに影響を与えたスウェーリンク、彼らの影響を
受けたバッハのオルガン作品で構成された正統派プログラム。アブリゼルが得
意とするレパートリーであり、細部まで神経が行き届かせながら全体としては
堂々たるその演奏は他の追随を許さないものがあります。

ILD 642235 ¥2080
ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682-1738):ノエルとマニフィカト
声高らかに歌おう/若い娘/ポワトゥのノエル/われらに告げよ、マリア
マニフィカト第1旋法/陽気な羊飼いたちはどこへ(オフェルトリウム)
ぼくらは歩く、歩く、陽気に/サントンジュのノエル/マニフィカト第2旋法
おお、息子らよ、娘らよ/果てしなく願うあなたがた
教会に従うキリスト教徒(オフェルトリウム)
ジャン=シャルル・アブリゼル(オルガン)
録音:2004年6月10-11日、ドンジェルマン(フランス)、聖モーリス教会
使用楽器:1720年、シャルル・カシェ製(1994年、ディディエ・シャノン復元)
パリで活躍したオルガニスト・作曲家ダンドリューによるクリスマスのための
オルガン作品集。同時代に製作されたオルガンをアブリゼルが雰囲気豊かに演
奏しています。クリスマス向けCDとしてももちろんおすすめです。



<LEO>
LEO 09008 ¥2080
フランソワ・クープラン(1668-1733):修道院のためのミサ
イントロイトゥス: Gaudeamus omnes in Domino(#)
キリエ(*/+)/グローリア(*/+)
グラドゥアーレ: Propter veritatem et mansuctudinem(#)
2声のモテット: 来たりて主に歓呼せよ[Venite exultemus Domino](S/S/*)
オフェルトリウム(*)/サンクトゥス(*/+)
エレヴァツィオーネ(*)/ベネディクトゥス(+)
モテット(2声と通奏低音のための):
おお、言い難き神秘[O misterium ineffabile](S/B/*)
アニュス・デイ(*/+)/コムニオ: Optimam patrem elegit(#)
王のための祈り(モテット、2声と通奏低音のための):
主よ、王を助けたまえ[Domine salvum fac regem](S/B/*)
イテ・ミサ・エスト(*/+)
聖体の秘跡のモテット(3声と通奏低音のための):
大いなる秘跡[Tantum ergo sacramentum](S/S/B/*)
出典:ギヨーム・ガブリエル・ニヴェール(1632頃-1714):
ミサ第6旋法(1658)から(+)
ロベール・バラール:ベネディクト会修道女の聖歌集(1664)から(#)
ジャン=シャルル・アブリゼル(オルガン(*))
イザベル・ファロ(ソプラノ(S))
ユリア・ヴィシュニエフスキー(ソプラノ(S))
ジュゼプ・カブレ(バリトン(B)、先唱および指揮(+/#))
ラ・コンパニー・ムジカーレ(+/#)
イザベル・ファロ、イヴェット・ゴンザレス、シェリル・シュイレ(ソプラノ)
ベルティル・ド・スワルト、ナタリー・グイダ、
フランソワーズ・エル(メゾソプラノ)
録音:2008年9月16-18日、スール[Seurre](フランス、コート=ドール)、
聖マルタン教会
使用楽器:1699年、ジュリアン・トリビュオ[Julien Tribuot]製
(1991年、ベルナール・オーベルタン復元)
「教区のためのミサ」とともに「2つのミサから成るオルガン曲集」(1690)に収
められた「修道院のためのミサ」(オルガン・ミサ)を、出版当時の修道院ミサ
の形式に沿って再現した興味深いプログラム。(+)(#)は単旋律聖歌の斉唱。
(#)のロベール・バラールは同名のリュート奏者・作曲家(1575頃-1650以後)と
は別人。モテットにおけるソプラノ二名の担当分けについては表示がなく、不
明です。
「修道院のためのミサ」はアブリゼルにとって再録音となりますが、旧録音
(HARMONIC RECORDD、廃盤)は声楽を伴っておらず、ミサの再現性の点ではこの
録音こそが彼の幻の名盤「教区のためのミサ」(HARMONIC RECORDD、廃盤)と対
を成すアルバムと言えます。(*/+)はクープランが作曲したオルガン曲と単旋
律聖歌が交互に演奏されます。プログラム構成はバリトン独唱と指揮を担当し
ているジュゼプ・カブレ。かれば前述の「教区のためのミサ」にもアンサンブ
ル・オルガヌムのメンバーとして参加して先唱者も務めていました。小さくま
とまった演奏になりがちな「修道院のためのミサ」を中心にここまで聴かせる
ことができるアブリゼルとカブレの知性と実力には驚嘆させられます。また、
これほどすばらしいCDが演奏家のプライヴェート・レーベルから発売され、
運良くホームページにたどり着けなければその存在を知ることができないとい
う事実にも、いろいろな意味で感慨深いものがあります。




<STRADIVARIUS>
STR 33907 \2080
思い出 レゴンディ、コスト:ギター作品集
ジュリオ・レゴンディ(1822-1872):
ベッリーニのオペラ「カプレーティとモンテッキ」の
アリア「L'amo, tanto, e m'è si cara」による変奏曲(*)
モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」による幻想曲(*)
ナポレオン・コスト(1805-1883):
オートゥイユの夜(セレナード)Op.23/ラ・カチュチャ(奇想曲)Op.13
ジュラの思い出 Op.44
ジュリオ・レゴンディ:序奏と奇想曲 Op.23/夜の夢想 Op.19
エネア・レオーネ(ギター)
ジュリオ・レゴンディはわずか9歳でフェルナンド・ソル(1778-1839)から作品
を献呈されたイタリアの天才的ギタリスト・作曲家。コンサーティーナという
アコーディオン属の楽器の名手でもありました。ナポレオン・コストはパリで
フェルナンド・ソルに師事したフランスのギタリスト・作曲家。1978年ミラノ
に生まれ、ルッジェーロ・キエザ、パオロ・ケリーチ、エマヌエーレ・セグレ、
アリリオ・ディアス、オスカル・ギリアらに師事したギタリスト、エネア・レ
オーネ(男性)が当レーベルに初登場。(*)世界初録音と表示されています。

STR 33905 \2080
アレッサンドロ・ズボルドーニ(1948-):シリウス バヤンのための作品集
Virgo(バスクラリネットとバヤンのための;2003)(*)
A.D.C.E.(バヤンのための;2004)/Meine Freude(バヤンのための;2008)
My J(サクソフォン、ピアノ、バヤンとコントラバスのための;2008)(+)
Altro tempo(バヤンのための;2005)
Sirius(バヤンと管弦楽のための;2009)(#)
ジェルマーノ・スクルティ(バヤン[ロシア式アコーディオン])
グイード・アルボネッリ(バスクラリネット(*))
グルッポ・プロジェット・アレアノーヴァ
RAI国立交響楽団(#)
アルトゥロ・タマヨ(指揮(#))
(#)はRAI国立交響楽団の委嘱作品で、世界初録音と表示されています。

STR 33913 \2080
アストル・ピアソラ(1921-1992):ブエノスアイレスの四季
アルテッリ三重奏団編曲:
ブエノスアイレスの春/ブエノスアイレスの夏/ブエノスアイレスの秋
ブエノスアイレスの冬/オブリビオン/リオ・セナ/天使のミロンガ
ジャンヌとポール/チキリン・デ・バチン/チャオ・パリ
タンティ・アンニ・プリマ/エル・ペヌルティモ/マロン・イ・アスル
アルテッリ三重奏団
フルヴィオ・ポルテーナ(ヴァイオリン) 
ニコラ・ダリオ・オラボーナ(チェロ)
ピエルフランチェスコ・ボッレッリ(ピアノ)





<TROUBADISC>
TRO-CD 01441 \2080
オネゲル(1892-1955):オラトリオ「死の舞踏」(1938-1939)(*)
マルタン(1890-1974):レクイエム(1972)(+)
クリストフ・バンツァー(朗読(*))
カテリーナ・ミュラー(ソプラノ)
カヤ・プレッシング(アルト)
マイケル・コネア(テノール)
シュテファン・アダム(バス)
ハンブルク聖ニコライ・カントライ
ユルゲン・ヘンシェン(オルガン(+))
シュテファニー・ダッセ(チェンバロ(+))
ハンブルク・カメラータ
マティアス・ホフマン=ボルクレーフェ(指揮)
録音:2010年11月20日、ハンブルク、聖ニコライ教会、ライヴ
死をテーマとした2作品の緊張感みなぎるライヴ録音。
(*)はポール・クローデル(1868-1955)の台本により、第二次大戦直前に書き上
げられたオラトリオ。フランス民謡「アビニョン橋の上で」も現れる異色作で
す。(+)は20世紀に書かれたレクイエムの名作の一つ。マティアス・ホフマン=
ボルクレーフェは2002年にハンブルクの聖ニコライ教会の音楽監督に就任した
ドイツの指揮者。




<NETHERLANDS MUSIC INSTITUTE(NEDERLANDS MUZIEK INSTITUUT)>
オランダ音楽学会

NMICD 1001 ¥2080
ヤコブス・ノーゼマン(1693-1745):
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 Op.1(1725)
第1番ハ短調/第2番ニ短調/第3番ホ短調
第4番ヘ短調/第5番ト短調/第6番イ短調
アントワネット・ローマン(ヴァイオリン)
フロール・ムジクス
ヴォーン・シュレップ、フェリシティ・グッドマン(チェンバロ、オルガン)
サラ・ワルダー(チェロ) ボニー・アガッシ(ファゴット)
ヤン・ホレステッレ(ヴィオローネ) エリー・ファン・ムンステル(テオルボ)
録音:2008年5月、ブニク(オランダ)、村の教会
ヤコブス・ノーゼマンはオランダ人俳優を両親に公演先のハンブルクで生まれ
たオランダの作曲家。ハーグ、ライデンで育ち、1710年アムステルダムに移住
し1717年に結婚、二人の息子をもうけ、牧師となった長男コルネリウスは自然
観察家として歴史に名を残しました。ヤコブス・ノーゼマンが誰に音楽を教わ
ったかは明らかになっていません。1714年から1716年にかけてアムステルダム
劇場の楽団でヴァイオリンを弾き、1719年から亡くなるまでアムステルダムの
レモンストラント派教会のオルガニストを務めました。
ヤコブス・ノーゼマンの作品1は短調で書かれた6つのソナタから成り、各ソナ
タは全曲を通して同じ調で書かれています(第5番第3曲のみ例外)。ソナタ・ダ
・キエザ(教会ソナタ)とソナタ・ダ・カメラ(室内ソナタ)の特徴を兼ね備えた
事実上の組曲であり、当時としてはやや古い様式による作品といえます。
アントワネット・ローマン(1969年生まれ)はハンガリー、ルーマニアのジプシ
ー音楽の演奏家を両親に持つオランダのヴァイオリニスト。スウェーリンク音
楽院でモダーンのヴァイオリンとヴィオラをそれぞれジャン・ルイ・ストゥー
ロップとエステルファン・ストラーレンに、さらにルーシー・ファン・ダール
とヤープ・シュプレーダーにバロック・ヴァイオリンを師事。モダーン、ピリ
オドを問わず数多くのアンサンブルに参加、またアルゼンチン・タンゴやサロ
ン・オーケストラにも進出し、2008年にピリオド楽器アンサンブル「フロール
・ムジクス」を創設。今最も注目すべきヴァイオリニストの一人です。
(弊社はアントワネット・ローマンが参加した他のレーベルのCDもご案内でき
るよう努力中です。)

NMICD 1002 ¥2080
19-20世紀オランダの名ピアニストたち
グリーグ(1843-1907):結婚行進曲
ユリウス・レントゲン[レントヘン](1855-1932)(ピアノ) 録音:1907年頃
ディルク・シェーファー(1873-1931):練習曲変ホ長調 Op.3 No.8
ヨハン・ワイスマン(1872-1913)(ピアノ) ピアノロール記録:1906年頃(*)
モシェレス(1794-1870):半音階練習曲 録音:1925年頃、Columbia
ショパン(1810-1849):ワルツ変イ長調 Op.42 録音:1924年頃、Musica
ディルク・シェーファー(1873-1931)(ピアノ)
ヴォルフ(1860-1903):ねずみ捕りの男/楽師
クンラート・ファレンタイン・ボス(1875-1955)(ピアノ)
マック・ハレル(1909-1960)(バリトン) 録音:1949年頃
バッハ(1685-1750):
平均律クラヴィーア曲集第1巻 から 前奏曲とフーガ嬰ハ長調 BWV849
ウィレム・アンドリーセン(1887-1964)(ピアノ) 録音:データ記載なし
バッハ/テオ・ファン・デル・パス(1902-1986)編曲:
オルガンのためのトッカータ ハ長調 BWV564 より アダージョ 録音:1955年
ショパン:マズルカ ヘ短調 Op.68 No.4 録音:1951年
テオ・ファン・デル・パス(1902-1986)(ピアノ)
ドヴォルジャーク(1841-1904)/ジョルジュ・ファン・レネッセ(1909-1994)
編曲:
スラヴ舞曲 Op.72 No.10 録音:1932年
ショパン:夜想曲変ニ長調 Op.27 No.2 録音:データ記載なし
ジョルジュ・ファン・レネッセ(1909-1994)(ピアノ)
モーツァルト(1756-1791):ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457 から 第3楽章
ハンス・ヘンクマンス(1913-1995)(ピアノ) 録音:データ記載なし
ショパン:バラード第1番ト短調 Op.23 録音:1937年
ショパン:ワルツ イ短調 Op.posth./華麗な大ワルツ イ短調 Op.34 No.2
ブラームス(1833-1897):ワルツ変イ長調 Op.39 No.15
録音:1980年頃、KRO(ラジオ放送)、「今週のワルツ」2回分の放送用
サス・ブンヘ(1924-1980):南米のリズムによる練習曲第6番(1974)
サス・ブンヘ(1924-1980)(ピアノ) 個人録音:1978年頃
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 から 前奏曲とフーガ ニ長調 BWV850
録音:1933年、Columbia
ブラームス:狂詩曲ト短調 Op.79 No.2 録音:1952年
ファニア・シャピロ(1926-1994)(ピアノ)
シューマン(1810-1856):子供の情景 Op.15 から
見知らぬ国々と人々から/鬼ごっこ/トロイメライ/むきになって
ブラム・ブレー(1927-2008)(ピアノ)
個人録音:1962年10月1日、VARA 1(ラジオ放送)(のエアチェック?)
ファン・バーレン(1929-1933):ウィレム・パイパーを記念するソナティネ
テオ・ブラインス(1929-1993)(ピアノ) 録音:1979年頃
マルガレート・クリル著「オランダのピアニストたち」(Bekking & Blitz 刊)
に合わせて制作された歴史的音源CD。(*)(ピアノロール再生)以外モノラル録音。

NMICD 12990 2枚組 ¥2450
(WVH 271-272)
セルゲイ・ボルトキェヴィチ(1877-1952):ピアノ作品集 Vol.1
3つの小品 Op.24(1922)(+)/小説 Op.35(1928)(+)
3つの小品 Op.6(1908)(*)/ソナタ第2番 Op.60(1942)(*)
前奏曲 Op.66(1946)(*)/メヌエット Op.6(1907)(*)
7つの前奏曲 Op.40(1931)/四分の三拍子で Op.48(1932)(+)
6つの前奏曲 Op.13(1910)(+)/6つの抒情的前奏曲 Op.11(1909)(*)
クラース・トラプマン(ピアノ)
録音:2002年8月11日、ロッテルダム(オランダ)
セルゲイ・ボルトキェヴィチはラフマニノフ、スクリャービン、メトネルらと
同世代のロシアの作曲家・ピアニスト。ペテルブルク音楽院でリャードフに師
事した後ドイツのライプツィヒ音楽院に留学。その後もドイツにとどまりピア
ニストとして演奏活動を開始、1904年よりベルリンのクリントヴォルト=シャ
ルヴェンカ音楽院での教職にも就きましたが、1914年の第一次大戦開戦により
自宅軟禁の後ロシアへの帰国を余儀なくされました。1917年、ロシア革命が勃
発しボルトキェヴィチは亡命、イスタンブル滞在を経てウィーンに移住、市民
権を経て定住しこの地で亡くなりました。
同世代のロシアのコンポーザー・ピアニストに比べ知名度がかなり低かったボ
ルトキェヴィチですが、近年再評価の機運が高まっています。ボルトキェヴィ
チの研究者でもあるオランダのピアニスト、クラース・トラプマンによる一連
の録音はその資料的価値も見逃せません。(*)初録音、(+)初全曲録音と表示さ
れています。
ERASMUSレーベルの受託制作盤のため、外装の規格番号表示が「WVH 272-272」
となっております。

NMICD 10946 2枚組 ¥2450
セルゲイ・ボルトキェヴィチ(1877-1952):ピアノ作品集 Vol.2
4つの小品 Op.65(1947)/印象 Op.4(1907)(+)/10の練習曲 Op.15(1911)(+)
ソナタ第1番 Op.9(1909)/バラード Op.42(1931)/悲歌 Op.46(1932)
3つのワルツ Op.27(1924)/子供時代 Op.39(1930)(*)
4つの小品 Op.10(1909)(+)/リリカ・ノーヴァ Op.59(1940)
クラース・トラプマン(ピアノ)
録音:2004年10月5日、ブレダ(オランダ)
(*)初録音、(+)初全曲録音と表示されています。

NMICD 11778 2枚組 ¥2450
セルゲイ・ボルトキェヴィチ(1877-1952):ピアノ作品集 Vol.3
嘆きと慰め Op.17(1914)/マリオネット Op.54(1938)(*)
3つの小品 Op.12(1910)(*)/4つの小品 Op.3(1904)
私の子供時代より Op.14(1911)(+)/10の前奏曲 Op.33(1926)
クラース・トラプマン(ピアノ)
録音:2006年1月22日、ブレダ(オランダ)
(*)初録音、(+)初全曲録音と表示されています。

NMICD 13172 ¥2080
セルゲイ・ボルトキェヴィチ(1877-1952):
ピアノ協奏曲第2番(左手のための)Op.28(1923)
ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.32(1927)
ステファン・ドニガ(ピアノ)
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
ダフィート・ポルセライン(指揮)
録音:2008年6月9-13日、オストラヴァ(チェコ)、
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団コンサートホール
両曲とも初録音と表示されています。第2番は第一次大戦での戦傷により右腕
を失ったピアニスト、パウル・ウィトゲンシュタイン(1887-1961)の委嘱に応
えて書かれた作品。第3番はボルトキェヴィチのオーストリア市民権獲得に尽
力したロシア出身のピアニスト、パウル・デ・コンネ(1874-1959)に献呈され
た作品。ルーマニアのピアニスト、ステファン・ドニガ(1979年生まれ)が熱
演を聴かせます。

NMICD 11645 ¥2080
オランダ領東インドのクラシカル歌曲集(1890-1949)
パウル・セーリヒ(1876-1945):
マレー語の叙事詩による3つの歌 Op.23/愛の歌 Op.58
愛の歌(Krontjong Pandanのマレー語の歌)Op.25
コンスタント・ファン・デ・ワル(1871-1945):
6つのマレー語の歌 Op.6 から 4曲/新しい2つのマレー語の歌 Op.37
熱帯の夜 Op.13/ムハンマドの祈り(Sembahjang kapada Toehan)Op.9
ベルナルト・ファン・デン・シヒテンホルスト・メイエル(1880-1983):
Stemmingen Op.6 から 2曲/寺院にて Op.3 から 2曲
フランス・ウィーマンス(1899-1939):Wijzangen から 2曲
リンダ・バンダラ(1881-1945):An Java
パウル・セーリヒ:Pantuns Op.36 から 5曲
レナーテ・アーレンス(ソプラノ)
ヘンク・マーク・ファン・ダイク(ピアノ)
録音:2005年4月4-6日、ブニク(オランダ)、村の教会
オランダ領東インド(旧オランダ植民地、ほぼ現在のインドネシア)で活躍した
オランダ人作曲家たちの歌曲という極めて珍しいレパートリーを収録。




<LIESBETH HOPPEN>
オランダのチェンバロ奏者で、作曲家テオ・ブラインス(1929-1993)の未亡人
であるリースベト・ホッペンの自主制作盤。オランダ音楽学会が事実上の発売
元となっているため、弊社はNMI規格の形で管理いたします。外装に規格番号
表示がございません。ご了承ください。

NMICD 17807 4枚組 ¥2700
J・S・バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集 BWV846-893
リースベト・ホッペン(チェンバロ)
録音:スタジオ・フラスラント、時期の記載なし 発売:2003年
使用楽器:1977年、ニコ・ファン・デル・ワールス製(モデル:ドゥルケン)





<HAAGS GEMEENTEMUSEUM>
オランダのハーグ市立博物館の自主制作盤。

HGMCD 03 ¥1550
1794年ルイ・ドゥルケン製グランドピアノ
ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ変ホ長調 Hob.XVI:49
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2 No.1
モーツァルト(1756-1791):
ロンド イ短調 K.511/ピアノ・ソナタ第16番(第17番)変ロ長調 K.570
スタンレー・ホーホラント[スタンリー・ホッホランド](フォルテピアノ)
録音:1988年、ハーグ市立博物館(オランダ)
使用楽器:1794年、ルイ・ドゥルケン製
オランダの名フォルテピアニスト、スタンレー・ホーホラント(1950年生まれ)
がハーグ市立博物館所蔵のオリジナル楽器を演奏。同博物館内での販売用に制
作されたもので、このたびオランダ音楽学会を通して入手できるようになりま
した。




<ERASMUS>
1990年代まで活動していたオランダのレーベル。すでに全点が廃盤となってお
り、弊社で扱うのは以下の1点のみで、オランダ音楽学会の在庫完売を以って
供給終了となります。

WVH 085 ¥1550
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):チェンバロ作品集
それは軍神マルス/トッカータ第15番ニ短調/私はライン川を渡って
ヘクサコルド・ファンタジア/モーレ・パラティーノ
フィリップスのパヴァーヌ/気狂いシメン(*)
イングランドのフォーチュン(*)/涙のパヴァーヌ(*)/大公のバッロ
半音階的ファンタジア/緑の菩提樹の下で/私の青春は過ぎ去り
ピーター=ヤン・ベルダー(チェンバロ(*以外)、スピネット(*))
録音:1993年3月、ハーグ市立博物館(オランダ)
使用楽器:1639年、アントワープ、アンドレアス・リュッケルス製(*以外)
1589年、ヴェネツィア、ジョヴァンニ・チェレスティーニ製(*)
今をときめくピーター=ヤン・ベルダー(1966年生まれ)の若き日の録音。ハー
グ市立博物館所蔵のオリジナル楽器を演奏したものです。




<CORNETTO>
COR 10034 ¥1850
ゴットフリート・フィンガー(1660-1723):
リコーダーと通奏低音のためのソナタ集
ソナタ ト短調 Op.3 No.4/エア/ソナタ変ロ長調 Op.3 No.3/ジグ
ソナタ ニ短調 Op.3 No.9/シベル[Sybell]ト長調
/ソナタ ヘ長調 Op.3 No.8
アルマンド/ロンド/ソナタ Op.3 No.10/ソナタ変ロ長調 Op.3 No.6
グラウンド ニ短調/ソナタ第3番ヘ長調/シャコンヌ ヘ長調
エルンスト・クビチェク(リコーダー)
ダニエル・ピルツ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アンネマリー・ドラゴジッツ(チェンバロ)
アンドレアス・アーレント(テオルボ)
録音:2006年3月5-6日、オーストリア放送協会チロル支局スタジオ
フィンガーはモラヴィア(現チェコ共和国東部)出身でイギリス、ドイツで活躍
した作曲家。彼がリコーダーのために書いた楽曲は比較的平易とされています。
エルンスト・クビチェク(ウィーン生まれ)はアッフェッティ・ムジカーリ
(WINTER & WINTERレーベルに録音しているオーストリアのピリオド楽器アンサ
ンブル)の鍵盤楽器奏者。レオンハルト、アーノンクールらの薫陶を受けた彼
は、ルネ・クレマンシックに師事したリコーダー奏者でもあります。

COR 10035 ¥1850
Circulo(環) シャコンヌ、パッサカリア、フォリア
ステファノ・ランディ(1586-1639):
Homo fugit velut umbra(パッサカリア・デ・ラ・ヴィータ)
アンドレア・ファルコニエーリ(1585-1656):ラ・フォリア
不詳:La Mariagneta
フアン・アンラニェス(?-1649):A la vida bona(シャコンヌ)
タルクイニオ・メールラ(1595-1665):
Hor quel tempo di dormire(子守歌による宗教的カンツォネッタ)
不詳:あるグラウンドによるディヴィジョン(Paul's Steeple)
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
Se l'aura spina/Cosi mi disprezzate(パッサカリアのアリア)
アンドワーヌ・ドルネル(1680頃-1755頃):
組曲ニ長調 から ゆっくりと-シャコンヌ-リゴドン
ロベール・ド・ヴィゼ(1650頃-1732頃):リュリ氏のアルルカンのシャコンヌ
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1692):
パッサガッロ第2番 Op.7 No.7
バルバラ・ストロッツィ(1619-1677):Che si puo fare
マラン・マレ(1656-1728):
ヴィオル曲集第5巻 から ロンド・ル・トロワルール-シャコンヌ
タルクイニオ・メールラ:Su la cetra amorosa
マルコ・ウッチェリーニ(1603頃-1680):ベルガマスカによるアリア
ラ・ドゥシェーヌ
バルバラ・エルナンデス(歌、リコーダー)
リカルダ・ホルニヒ(テオルボ、ルネサンスリュート)
タチアナ・グレーフェ(リコーダー)
ウーヴェ・オルトマンス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
録音:2011年1月30日-2月1日、シュトゥットガルト(ドイツ)、
メンヒフェルト、福音教会
オスティナート(繰り返される音型パターン)に基づく楽曲で構成されたアルバ
ム。ラ・ドゥシェーヌはハノーファー音楽大学とハンブルク音楽大学で出会っ
た4人のピリオド楽器奏者により1997年に創設されたアンサンブル。




<DUX>
DUX 0784 ¥1800
クリシュトフ・マジャトカ(1972-):室内楽作品集
プラハルフォナ六重奏曲、プラハの旧市街と新市街の音楽
(ハープ、弦楽四重奏と打楽器のための;2009)
催眠術(管楽五重奏曲;2006)
アンサンブル・カリオペ
クリシュトフ・マジャトカ(指揮)
クリシュトフ・マジャトカはプラハに生まれたチェコの作曲家。プラハ音楽院
および音楽アカデミーを卒業後、1994年にパリに留学しIRCAMで学び、以来フ
ランスに定住して活躍しています。

DUX 0835 ¥1800
ベートーヴェン(1770-1827):
アントン・ディアベッリのワルツによる33の変奏曲 Op.120
ジャン=クロード・アンリオ(ピアノ)
ジャン=クロード・アンリオは1948年パリに生まれたフランスのピアニスト。
ジェルメーヌ・ムニエ、イヴォンヌ・ルフェヴュール、イヴォンヌ・ロリオ
らに師事し、主に室内楽の分野で活躍してきました。

DUX 0838 ¥1800
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
ピオトル・サワイチク(ピアノ)
ピオトル・サワイチクは1982年ワルシャワに生まれたポーランドのピアニス
ト。2001年から2006年までカトヴィツェのカロル・シマノフスキ音楽アカデ
ミーでユゼフ・ストンペルに師事しました。

DUX 0839 ¥1800
ピオトル・モス(1949-):
フルート、ピアノと管弦楽のための協奏交響曲(1985)(*)
管弦楽のためのアダージョ(1998)(+)
肖像-ピアノ協奏曲(2003)(#)
エルジビェタ・ガイェフスカ(フルート(*))
バルバラ・ハルスカ(ピアノ(*))
クラクフ・ポーランド放送管弦楽団(*)
ポーランド国立放送交響楽団(+)
ズビグニェフ・グラツァ(指揮(*/+))
エミリアン・マデイ(ピアノ(#))
ポーランド放送管弦楽団(#)
トマシュ・ブガイ(指揮(#))

DUX 0840 ¥1800
フラトレス ヴァイオリンとピアノのための音楽
ストラヴィンスキー(1882-1971):ペルゴレージによる組曲(1925)
ダッラピッコラ(1904-1975):タルティーニアーナ第2番(1956)
レーガー(1873-1916):古い様式による組曲 Op.93(1906)
ペルト(1935-):フラトレス(1977/1980)
シュニトケ(1934-1998):古い様式による組曲(1972)
シモン・クシェショヴィエツ(ヴァイオリン)
ニクラス・シヴェレフ(ピアノ)

DUX 0860 ¥1800
マラゲニャ 2台のピアノによるリサイタル
ヴィヴァルディ(1678-1741)/コンスタンチン・ヴィレンスキー(1949-)編曲:
「夏」(「四季」)Op.8 No.2 RV315 より 嵐
レクオナ(1896-1963):アンダルシア組曲 から マラゲニャ
ミヨー(1892-1974):「スカラムーシュ」から ブラジレイラ
デイヴ・ブルーベック(1920-):トルコ風ブルー・ロンド
パブロ・シーグレル(1944-):アスファルト
ファリャ(1876-1946)/セリアス・ドアーティ(1902-1986)編曲:
組曲「恋は魔術師」より パントマイム,火祭りの踊り
ウィリアム・ボルコム(1938-):思い出
プレスト-ルイス・モロー・ゴッツチョークの記念に
ショーロ-ナザレへのオマージュ
パーシー・グレインジャー(1882-1961):
ガーシュウィンの「ポーギーとベス」による幻想曲
ルトスワフスキ(1913-1994):パガニーニの主題による変奏曲
デュオ・グラナト
タマラ・グラナト、ダニエル・プロッパー(ピアノ)

DUX 0861 ¥1800
ミコワイ・ジェレンスキ(1550頃-1616頃):作品全集 Vol.3
「オフェルトリム集」(1611)から
Afferentur Regi Domino / Gloria et honore / Laetentur omnes
Felix namque es / Factus est repente / Tanto tempore
Assumpsit Jesus Petrum / Per merita Sancti Adalberti
Ortus de Polonia / Igneum Ignati iubar / Estuet puris
Salve desta dies / Spiritus sancti gratia / Fulget in choro Virginum
Domine ad adiuvandum / Magnificat
コレギウム・ジェレンスキ
スタニスワフ・ガウォンスキ(指揮)
ミコワイ・ジェレンスキはポーランドの作曲家・オルガニストで、ローマで
学んだという説もありますが、その生涯について詳しいことはほとんどわかっ
ておらず、彼の名を伝えるものは「オフェルトリム(奉献唱)集」と「コムニ
オ(聖体拝領唱)集」の2巻の曲集のみです。前者には複合唱形式による壮大な
作品、後者には小編成の作品が収められています。
Vol.1: DUX 0740, Vol.2: DUX 0786, Vol.4: DUX 0819。

DUX 0862 ¥1800
ミコワイ・ジェレンスキ(1550頃-1616頃):作品全集 Vol.5
「コムニオ集」(1611)から
Feci iudicium / Visionem quam vidistis / Beatus servus
Domus mea / Viderunt omnes fines terrae
Viderunt omnes fines terrae / Vox In Rama
Vos, Qui Secuti Estis Me / Pascha nostrum immolatus est Christus
Pascha nostrum immolatus wst Christus / Per signum crucis
Quotiescumque manducabitis / Beati mundo cord / Adoramus te Christe
Haec dies quam fecit Dominus / Haec dies quam fecit Dominus
Surrexit Dominus / Ego sum pastor bonus / Psallite Domino
Psallite Domino
コレギウム・ジェレンスキ
スタニスワフ・ガウォンスキ(指揮)

DUX 0863 ¥1800
ミコワイ・ジェレンスキ(1550頃-1616頃):作品全集 Vol.6
「コムニオ集」(1611)から
Benedicimus Deum caeli / Spiritus sanctus docebit vos
Spiritus sanctus docebit vos / Tu puer, propheta altissimi vocaberis
Optimam partem elegit sibi Maria / Levavi oculos meos in montes
Domine Deus meus / O gloriosa Domina / In monte Oliveti
Benedicimus Deum caeli / Ipsum benedicite / Vidimus stellam eius
Laetabitur iustus in Domino / Magna est gloria eius
Magna est gloria eius / Benedicite omnes angeli / Gaudete iusti
Contere Domine fortitudinem inimicorum
コレギウム・ジェレンスキ
スタニスワフ・ガウォンスキ(指揮)




<CITADEL>
CTD 88101 ¥1850
ラフマニノフ(1873-1943)
レベッカ・ハークネス(1915-1982)編曲:
ピアノと管弦楽のための組曲第1番「幻想曲」Op.5
(原曲:2台のピアノのための)(*)
リー・ホイビー(1926-2011)編曲:
ピアノと管弦楽のための組曲第2番 Op.17(原曲:2台のピアノのための)(+)
ラフマニノフ:2台のピアノのための組曲第1番「幻想曲」Op.5(#)
リー・ホイビー(ピアノ(*/+))
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ホルヘ・メスター(指揮(*))
ロンドン交響楽団(+)
ローレンス・フォスター(指揮(+))
スティーヴン・ゴードン、ナディア・ゴードン(ピアノ(#))
(*)(+)はこの版による現在入手可能な唯一の録音とのことです。

CTD 88102 ¥1850
リスト(1811-1886):ダンテ交響曲(*)
ブラームス(1833-1897):悲劇的序曲
ユタ合唱団(*)
ユタ交響楽団
ヴァルージャン・コージアン(指揮)
(*)の差し替え可能なコーダの別版がCDの最後に収められています。

CTD 88103 ¥1850
ロバート・ウォード(1917-):ナイト・ファンタジー 吹奏楽作品集
ファンファーレ・フォー・ダラム/プレーリー序曲
ナイト・ファンタジー/吹奏楽のためのアンティフォニー
テナーサクソフォンとバンドのためのコンチェルト(Robert Leist編曲)(*)
バンドのための4つの抽象的概念
Jagged Rhythms in Fast Tempo
Color Masses and Luminous Lines in Dark Blue
Curves and Points of Light in Motion / Interweaving Lines
フィエスタ・プロセッショナル
ブラス・クワイアーとティンパニのためのファンタジア
ジェイムズ・フーリック(テナーサクソフォン(*))
キーストーン・ウインド・アンサンブル
ジャック・スタンプ(指揮)
世界初録音と表記されています。

CTD 88104 ¥1850
ホールドリッジ・コンダクツ・ホールドリッジ
リー・ホールドリッジ(1944-):
夏の情景〔祭/田舎/踊り〕/オペラ「ラザラスと彼の恋人」からの組曲
ヴァイオリン協奏曲(*)/管弦楽のためのアンダンテ
弦楽とハープのためのバレエ幻想曲(+)
アルビノーニのアダージョ(原曲:ジャゾット)/弦楽のための大ワルツ(+)
グレン・ディクテロウ(ヴァイオリン(*))
ロンドン交響楽団(+以外)
ロサンゼルス弦楽合奏団(+)
リー・ホールドリッジ(指揮)

CTD 88105 ¥1850
ジャック・スタンプ(1954-):Past the Equinox 吹奏楽と打楽器のための作品集
Cenotaph(*)/ Chorale and Toccata / Antithigram / Past the Equinox(+)
The Melting of the Winter's Snow / Elegy and Affirmation
Fanfare for the Great Hall / Remembrance of Things to Come
Elegy for English Horn and Band / Gavorkna Fanfare(#)
Journey Past the Unicorn / Canticle / Daybreak for Marimba Ensemble(**)
Love's Philosophy / O-Zone(**)/ Jigsaw
キーストーン・ウインド・アンサンブル(無印)
ジャック・スタンプ(指揮(無印))
ペンシルヴェニア州立インディアナ大学ウインド・アンサンブル(*)
コンコーディア大学ウインド・シンフォニー(+)
リチャード・フィッシャー(指揮(+))
CCM・ウインド・シンフォニー(#)
ユージン・コーポロン(指揮(#))
ペンシルヴェニア州立インディアナ大学パーカッションアンサンブル(**)
ゲオリー・オルムステッド(指揮(**))
世界初録音と表記されています。

CTD 88108 ¥1850
ディヴェルティメント 吹奏楽作品集
デイヴィッド・ダイアモンド(1915-2005):
セレモニアル・ファンファーレ/タンティヴィ
フィッシャー・タル(1934-1994):テューダーの詩篇によるスケッチ
ジャック・スタンプ(1954-):ディヴェルティメント・イン・"F"
ロバート・ウォッシュバーン(1928-):バンドのための交響曲
ジョーン・タワー(1938-):
バレエ「飛び石」から セレブレーション・ファンファーレ
キーストーン・ウインド・アンサンブル
ジャック・スタンプ(指揮)

CTD 88109 ¥1850
神童コルンゴルトの最初期ピアノ作品集
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
ピアノ・ソナタ第1番ニ短調(1908)/ドン・キホーテ(1908)
ピアノ・ソナタ第2番ホ長調 Op.2(1910)/おとぎ話の絵 Op.3(1910)
アントニーン・クバーレク(ピアノ)

CTD 88110 ¥1850
ハンソン・コンダクツ・ハンソン
ハワード・ハンソン(1896-1981):
民主主義の歌(*)/オペラ「メリー・マウント」からの組曲 Op.31
交響曲第2番「ロマンティック」Op.30
/演奏会後のハワード・ハンソンのコメント
モルモン・ユース合唱団(*)
モルモン・ユース交響楽団
ハワード・ハンソン(指揮)
録音:1972年、ソルテレイクシティ(合衆国ユタ州)、ライヴ

CTD 88111 ¥1850
795818811121セレブレーションズ 吹奏楽作品集
ハワード・ハンソン(1896-1981)/
エリック・ライゼン(1894-1962)編曲:マーチ・カリヨン
ハワード・ハンソン:コラールとアレルヤ
マーク・キャンプハウス(1954-):ローザのための楽章
ジャック・スタンプ(1954-):Be Thou My Vision(コラール前奏曲)(+)
ヴィンセント・パーシケッティ(1915-1987):
セレブレーションズ(合唱とウインド・アンサンブルのための)(*)
フィッシャー・タル(1934-1994):アドヴェントの賛歌による変奏曲
パーシー・グレインジャー(1882-1961)/ラリー・ダーン編曲:
「緑の茂み」のテーマ
スティーヴン・メリロ(1957-):プラトンの洞窟からの脱出
ペンシルヴェニア州立インディアナ大学合唱団(*)
ジェオムス・ディアリング(合唱指揮(*))
キーストーン&ペンシルヴェニア州立インディアナ大学ウインド・アンサンブ
ルズ
(+以外)
ジャック・スタンプ(指揮(+以外))
アリゾナ州立大学シンフォニック・バンド(+)
トマス・J・オニール(指揮(+))

CTD 88112 ¥1850
アントニーン・クバーレク・プレイズ・スメタナ
スメタナ(1824-1884):
チェコ舞曲集第2巻 Op.21/ポルカ イ短調 Op.12 No.1
夢(6つの性格的小品)
アントニーン・クバーレク(ピアノ)

CTD 88114 ¥1850
ハリス・コンダクツ・ハリス
ロイ・ハリス(1898-1979):
ピアノと弦楽のための協奏曲(*)
アンプリファイド・ピアノ、金管、低音弦楽と打楽器のための協奏曲(*/+)
弦楽合奏のためのコラール/弦楽合奏のための前奏曲とフーガ
ジョアナ・ハリス(ピアノ(*))
アメリカ合衆国空軍アカデミー・バンドのメンバー(+)
インターナショナル・ストリング・コングレス・オーケストラ
ロイ・ハリス(指揮)

CTD 88116 ¥1850
ハンソン・コンダクツ・ハンソン Vol.2
ハワード・ハンソン(1896-1981):
ベオウルフのための哀歌 Op.25(*)/交響詩「牧羊神と牧師」Op.26
2つの古い賛歌によるリズム変奏曲
交響曲第7番「海の交響曲」(+)
拡張された主題(交響曲第2番「ロマンティック」からのアダプテーション)
モルモン・ユース合唱団&交響楽団(*)
ナショナル・ミュージック・キャンプ・ハイスクール合唱団(+)
ワールド・ユース交響楽団(*以外)
ハワード・ハンソン(指揮)

CTD 88117 ¥1850
カッシング、ロジャーズ、インブリー:管弦楽作品集
チャールズ・カッシング(1905-1982):セレウス(管弦楽のための詩)(*)
バーナード・ロジャース(1893-1968):ムソルグスキーの歌曲による変奏曲(+)
アンドルー・インブリー(1921-2007):伝説(+)
ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団(*)
セオドア・ブルームフィールド(指揮(*))
サンフランシスコ交響楽団(+)
エンリケ・ホルダ(指揮(+))

CTD 88118 ¥1850
カーペンター、ホイビー、ラ・モンテイン:ピアノ協奏曲集
ジョン・オールデン・カーペンター(1876-1951):
ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ(1915/1947改訂)(*)
リー・ホイビー(1926-2011):ピアノ協奏曲第1番 Op.17(+)
ジョン・ラ・モンテイン(1920-):ピアノ協奏曲 Op.9(#)
マージョリー・ミッチェル(ピアノ(*))
エーテボリ交響楽団(*)
ウィリアム・ストリックランド(指揮(*))
ジョン・アトキンズ(ピアノ(+))
ポーランド国立放送管弦楽団(+)
ヤン・クレンツ(指揮(+))
カレン・キーズ(ピアノ(#))
オクラホマ・シティ交響楽団(#)
ガイ・フレイザー・ハリソン(指揮(#))
発売:1996年

CTD 88119 ¥1850
ハワード・ハンソン(1896-1981):弦楽四重奏曲(1924)(*)
ランドル・トムソン(1899-1984):
弦楽四重奏曲第1番ニ短調(+)/弦楽四重奏曲第2番ト長調(+)
リリック・アート弦楽四重奏団(*)
ニュー・ジェファーソン・チェンバー・プレーヤーズ(+)

CTD 88120 ¥1850
BC: 795818812029サミュエル・アドラー(1928-):
ウインド・ヴィジョンズ 吹奏楽作品集
祝典前奏曲/ア・リトル・ナイト・アンド・デイ・ミュージック
南西部のスケッチ/ダブル・ヴィジョンズ/軽信の力
ブラス・フラグメンツ/交響曲第3番「二部作」
キーストーン・ウインド・アンサンブル
ジャック・スタンプ(指揮)

CTD 88121 ¥1850
ゲーブ、ケラー、シーグマイスター:交響曲集
ロジャー・ゲーブ(1914-1997):交響曲第4番(*)
ホーマー・ケラー(1915-1996):交響曲第3番(+)
エリー・シーグマイスター(1909-1991):交響曲第3番(#)
日本フィルハーモニー交響楽団(*/+)
渡邉暁雄(指揮(*))
ウィリアム・ストリックランド(指揮(+))
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団(#)
エリー・シーグマイスター(指揮(#))

CTD 88122 ¥1850
アラン・ホヴァネス(1911-2000):
聖なる都市 Op.218(*)
三部作 Op.100(+)
アヴェ・マリア/クリスマス・カンタータ/復活祭カンタータ
オルフェウスによる瞑想 Op.155(#)
ヘンリー・カウエル(1897-1965):Music 1957(**)/シンクロニー(++)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(*)
アーサー・ベネット・リプキン(指揮(*))
ベニータ・ヴァレンテ(ソプラノ(+))
バイエルン放送合唱団員(+)
バンベルク交響楽団員(+)
アルフレード・アントニーニ(指揮(+))
日本フィルハーモニー交響楽団(#/**)
ウィリアム・ストリックランド(指揮(#/++))
渡邉暁雄(指揮(**))
ポーランド国立放送管弦楽団(++)
原盤:CRI

CTD 88123 ¥1850
レオポルド・ストコフスキー・コンダクツ・カウエル、
ゲーブ&ベン・ウェーバー
ヘンリー・カウエル(1897-1965):ペルシャン・セット(*)
ロジャー・ゲーブ(1914-1997):交響曲第3番(+)
ベン・ウェーバー(1916-1979):ウィリアム・ブレイクの詩による交響曲(#)
ウォーレン・ガルジャー(バリトン(#))
交響楽団
レオポルド・ストコフスキー(指揮)
原盤:CRI, 1957(*)/RCA VICTOR, 1952(+), 1954(#)

CTD 88124 ¥1850
デロ・ジョイオ、トムソン、ビーソン、ケイ:管弦楽作品集
ノーマン・デロ・ジョイオ(1913-2008):ニューヨーク・プロファイルズ(*)
ヴァージル・トムソン(1896-1989):交響曲第3番(+)
ジャック・ビーソン(1921-2010):交響曲第3番(#)
ユリシーズ・ケイ(1917-1995):幻想変奏曲(*)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
アーサー・ベネット・リプキン(指揮(*))
ニューハンプシャー交響楽団(+)
ジェイムズ・ボレ(指揮(+))
ポーランド国立放送管弦楽団(#)
ウィリアム・ストリックランド(指揮(#))

CTD 88126 ¥1850
チャールズ・アイヴズ(1874-1954):カンタータ「天上の国」(*)
エリナー・レミック・ウォーレン(1900-1991):「エジプトのアブラム」(+)
ロンドン・シュッツ合唱団(*)
ロジャー・ノリントン(合唱指揮(*))
ロンドン交響楽団(*)
ハロルド・ファーバーマン(指揮(*))
ロジェ・ワーグナー合唱団(+)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(+)
ロジェ・ワーグナー(指揮(+))
(*)現在入手可能な同曲唯一の録音、(+)ステレオ初出と表示されています。

CTD 88128 ¥1850
アベラールの歌 デロ・ジョイオ、キャンプハウス、クレストン、
パーシケッティ、
マー、他:吹奏楽作品集
モートン・グールド(1913-1996):自由のためのファンファーレ
ピーター・メニン(1923-1983):カンツォーナ(+)
ノーマン・デロ・ジョイオ(1913-2008):アベラールの歌(#)
ポール・クレストン(1906-1985):祝典序曲(*)
ヴィンセント・パーシケッティ(1915-1987):バガテルズ(*)
マーク・キャンプハウス(1954-):夜を守る友(見張りよ、われらに夜を告げよ)(*)
ウィリアム・バーグスマ(1921-1994):マーチ・ウィズ・トランペッツ
ティモシー・マー(1956-):幻想曲ト長調(*)
カート・シャイブ(バリトン(#))
キーストーン・ウインド・アンサンブル
ジャック・スタンプ(指揮)
(*)(#)世界初録音、(+)初ステレオ&ディジタル録音と表示されています。

CTD 88129 ¥1850
ショスタコーヴィチ(1906-1975):映画音楽集
「黄金の山脈」Op.30a(*)/「司祭と下男バルドの物語」Op.36
「コルジンキナの冒険」Op.59(+)/「愚かな子ネズミ」Op.56
イリーナ・コレスニコワ&ニーナ・カヴェツカヤ(ピアノ・デュオ(+))
ベラルーシ国立合唱団(+)
ベラルーシ放送交響楽団(*以外)
ソヴィエト国立映画製作所交響楽団(*)
ワルテル・ムナツァカノフ(指揮)

CTD 88130 ¥1850
ラテンアメリカン・シンフォネット
モートン・グールド(1913-1996):
行進曲による交響曲 から クイックステップ
フォールリヴァー伝説 から コティヨン
フィルハーモニー・ワルツ集
ラテンアメリカン・シンフォネット/祝典音楽(*)
アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):バレエ組曲「エスタンシア」
モートン・グールド:
自由のためのファンファーレ
映画音楽「大西洋二万哩(Windjammer)」から メイン・タイトル
モーリス・マーフィー(トランペット(*))
ロンドン交響楽団
モートン・グールド(指揮)
録音:1978年9月17-22日 発売:1998年

CTD 88131 ¥1850
ハチャトゥリアン(1903-1978):
レーニン追悼のオード(映画音楽「ウラジーミル・イリイチ・レーニン」より)(*)
交響詩「スターリンに寄せる詩」(フィナーレに合唱を伴う)(+)
3つの演奏会用アリア〔詩/アフタマル/酒神礼賛〕(#)
ガリーナ・ボイコ(ソプラノ(#))
ベラルーシ国立合唱団(*/+)
ソヴィエト国立映画製作所交響楽団
ワルテル・ムナツァカノフ(指揮)
録音:1996年、モスクワ、モスフィルム・スタジオ 発売:1998年
(+)(#)初ステレオ&ディジタル録音と表示されています。

CTD 88132 ¥1850
ページェント
ヴィンセント・パーシケッティ(1915-1987):ページェント
ノーマン・デロ・ジョイオ(1913-2008):「ルーヴル」からの情景
ロバート・ラッセル・ベネット(1894-1981):シンフォニック・ソングズ
サミュエル・バーバー(1910-1981):コマンド・マーチ
ジョン・バーンズ・チャンス(1932-1972):呪文と踊り(*)
ウィリアム・シューマン(1910-1992): ニュース映画の5つの場面
ジョセフ・ウィルコックス・ジェンキンズ(1928-):アメリカ序曲(*)
フロイド・ワール(1929-2010):
3つの金管楽器とバンドのためのコンチェルティーノ(*)
ジャック・スタンプ(1954-):乾杯!
キーストーン・ウインド・アンサンブル
ジャック・スタンプ(指揮)
(*)世界初録音と表示されています。

CTD 88133 ¥1850
ダイアモンド、ポーター、ムーア、クーセヴィツキー:管弦楽作品集
デイヴィッド・ダイアモンド(1915-2005):
シェイクスピア劇への付随音楽「ロミオとジュリエット」(*)
クインシー・ポーター(1897-1966):チェンバロ協奏曲(+)
ダグラス・ムーア(1893-1969):イン・メモリアム(#)
セルゲイ・クーセヴィツキー(1874-1951):コントラバス協奏曲ヘ短調 Op.3(**)
ヴァージニア・プレズンツ(チェンバロ(+))
ポーランド国立放送管弦楽団(*/+)
ヤン・クレンツ(指揮(*/+))
日本フィルハーモニー交響楽団(#)
ウィリアム・ストリックランド(指揮(#))
ゲイリー・カー(コントラバス(**))
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団(**)
アルフレード・アントニーニ(指揮(**))
録音:1960-1969年 発売:1998年

CTD 88134 ¥1850
ウォルター・ピストン(1894-1976):
交響曲第6番(*)/管弦楽のための協奏曲(+)
ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ(#)
弦楽四重奏、管楽器と打楽器のための協奏曲(**)
モスクワ放送交響楽団(*)
アレクサンドル・ガウク(指揮(*))
ポーランド国立放送管弦楽団(+)
マージョリー・ミッチェル(ピアノ(#))
エーテボリ交響楽団(#)
ウィリアム・ストリックランド(指揮(+/#))
エマーソン弦楽四重奏団(**)
ジュリアード管弦楽団(**)
録音:1962-1978年 発売:1999年

CTD 88135 ¥1850
ショスタコーヴィチ(1906-1975):映画音楽集
「ベリーンスキー」Op.85/「マクシムの青年時代」Op.41
「マクシムの帰還」Op.45/「ヴィボルグ地区」Op.50/
「ピゴローフ(先駆者の道)」Op.76
ベラルーシ国立合唱団
ベラルーシ放送交響楽団
ワルテル・ムナツァカノフ(指揮)
録音:1997年

CTD 88136 ¥1850
ロバート・ウォード(1917-):
交響曲第2番(*)/思い出の道を通って(+)
5×5(5部の主題による4つの変奏曲)(+)
ピアノ協奏曲(#)
マージョリー・ミッチェル(ピアノ(#))
日本フィルハーモニー交響楽団(*)
シュトゥットガルト放送交響楽団(#)
ウィリアム・ストリックランド(指揮(*/#))
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(+)
アラン・バルター(指揮(+))
録音:1960年(*)/1998年4月、プラハ(+)/1968年(#) 発売:1999年

CTD 88137 ¥1850
ホルスト、ヴォーン・ウィリアムズ、ジェイコブ:吹奏楽作品集
ホルスト(1874-1934):第1組曲/第2組曲/ハマースミス
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
トッカータ・マルツィアーレ/イギリス民謡組曲
ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):
オリジナル組曲/ユーフォニアムと吹奏楽のためのファンタジア(*)
スティーヴン・ミード(ユーフォニアム(*))
キーストーン・ウインド・アンサンブル
ジャック・スタンプ、ポール・マレル(指揮)
発売:1999年

CTD 88138 ¥1850
チャイコフスキー(1840-1893):
カンタータ「歓喜に」(*)
カンタータ「モスクワ」(アレクサンドル3世の戴冠式のための)(+)
劇付随音楽「僭称者ドミートリー」(#)
リュドミラ・ベロブラギナ(ソプラノ(*))
リュドミラ・シモノワ(メゾソプラノ(*))
ユーリー・エルニコフ(テノール(*))
エフゲニー・ウラジミロフ(バス(*))
ニーナ・ザボルスキフ(メゾソプラノ(+))
アレクセイ・ポリアコフ(バリトン(+))
モスクワ放送合唱団
モスクワ放送交響楽団
エフゲニー・アクーロフ(指揮(*))
ユーリー・シモノフ(指揮(+))
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(#))
発売:1999年

CTD 88139 ¥1850
ミクロス・ローザ(1907-1995):
ハンガリーのセレナード Op.25(*)
ワイン醸造家の娘(フランス民謡による12の変奏曲)(*)
北ハンガリーの農民の歌と踊り(ヴァイオリンと管弦楽のための)Op.5(+/*)
ハンガリーの農民の歌による変奏曲(#)
小組曲 Op.5(ヴァイオリンとピアノのためのオリジナル版)(#)
オリヴァー・コリベンソン(ヴァイオリン(+))
ニュルンベルク交響楽団(*)
エーリヒ・クロス(指揮(*))
エンドレ・グラナト(ヴァイオリン(#))
エルヴィン・ヘルプスト(ピアノ(#))
発売:2000年

CTD 88140 ¥1850
ジャック・スタンプ(1954-):Cloudsplitter 吹奏楽作品集
Cloudsplitter Fanfare / Pastime / With Trump and Wing
Ere the World Began to Be / Aloft! / Prayer and Jubilation
In Final Obedience(*)/ Held Ttill in Quick of Grace / Fanfare -
Sinfonia
Variations on a Bach Chorale [Nimm von uns Herr, du treuer Gott]
Fanfare/Chorale / Cantus Firmus / Recitative / Fugue and Final Chorale
As If Morning Might Arrive
デイヴィッド・サータスキー(語り(*))
キーストーン・ウインド・アンサンブル
ジャック・スタンプ(指揮)
発売:2000年
世界初録音と表示されています。

CTD 88142 ¥1850
ロバート・ウォード(1917-):
祝典オード(*)/プレーリー序曲(+)/祈りとトッカータ(+)
汎神論者のための聖歌集(ソプラノと管弦楽のための)(#)
クインシー・ポーター(1897-1966):ニューイングランド・エピソーズ(+)
シルヴィア・スタールマン(ソプラノ(#))
ポーランド国立放送管弦楽団
ズジスワフ・ショスタク(指揮(*))
ボフダン・ヴォディチコ(指揮(+))
ウィリアム・ストリックランド(指揮(#))
発売:2000年

CTD 88143 ¥1850
アウト・オブ・ザ・デプス アフリカ系アメリカ人作曲家の吹奏楽作品集
アドルファス・ヘイルストーク(1941-):
スピリテュアル/アウト・オブ・ザ・デプス(深淵より)
ユリシーズ・ケイ(1917-1995):ソレム・プレリュード(荘厳前奏曲)(*)
ゲイリー・パウエル・ナッシュ(1964-):
フラターナル・プレリュード(友愛の前奏曲)
ロジャー・ディッカーソン(1934-):バンドのためのエッセー(*)
クラレンス・キャメロン・ホワイト(1880-1960):勝利の行進曲
ヘイル・スミス(1925-2009):テイク・ア・チャンス
オリヴァー・ネルソン(1932-1975):フーガとボサ(+)
キース・ヤング(サクソフォン(+))
ロバート・マグロッチ(トランペット(+))
キーストーン・ウインド・アンサンブル
マイロン・モス(指揮(*))
ジャック・スタンプ(指揮(*以外))
録音:2002年8月31日-9月2日、
ペンシルヴェニア州立インディアナ大学フィッシャー・オーディトリアム
発売:2000年
世界初録音と表示されています。

CTD 88144 ¥1850
メモリアル・トリビュート・トゥ・デイヴィッド・ダイアモンド 心の音楽
デイヴィッド・ダイアモンド(1915-2005):心の音楽/疾駆/祝典ファンファーレ
エリック・ウィテカー(1970-):十月
ジャック・スタンプ(1954-):
バッハのコラールによる変奏曲(デイヴィッド・ダイアモンドに寄せて)
デイヴィッド・ダイアモンド:歌曲(+)
My Spirit Will Not Haunt the Mound / On Death(*)/ Full Fathom Five(*)
This World Is Not My Home / A Flower Given to My Daughter(*)
No More Dams(*)/ While You Here Do Snoring Lie(for Aaron Copland)(*)
Anniversary in a Country Cemetery / Sister Jane / For an Old Man(*)
Epitaph / Music, When Soft Voices Die / Bridgid's Song / Don't Cry
To Lucasta(*)/ Billy in the Darbies(*)/ A Portrait(to Nadia
Boulanger)(*)
Lift Not the Painted Veil(*)
キーストーン&ペンシルヴェニア州立インディアナ大学ウインド・アンサンブルズ
(+以外)
ジャック・スタンプ(指揮(+以外))
メアリー・ローガン・ヘイスティングズ(ソプラノ(+))
カート・シャイブ(バリトン(+))
ジャン・ハームズ(ピアノ(+))
発売:2005年
(*)世界初録音と表示されています。

CTD 88145 ¥1850
エッセンシャル 
ジャック・スタンプ&キーストーン・ウインド・アンサンブル名演集
ジョセフ・ウィルコックス・ジェンキンズ(1928-):アメリカ序曲
サミュエル・バーバー(1910-1981):コマンド・マーチ
ティモシー・マー(1956-):幻想曲ト長調
ジャック・スタンプ(1954-):Melting of the Winter's Snow
クラレンス・キャメロン・ホワイト(1880-1960):勝利の行進曲
スティーヴン・メリロ(1957-):プラトンの洞窟からの脱出
ロバート・ウォード(1917-):ナイト・ファンタジー
ジョーン・タワー(1938-):ファッシネイティング・リボンズ(魅惑のリボン)(*)
サミュエル・アドラー(1928-):
ダブル・ヴィジョンズ から 速くリズミックに
ア・リトル・ナイト・アンド・デイ・ミュージック/軽信の力 から 嵐の音楽
デイヴィッド・ダイアモンド(1915-2005):心の音楽
ジャック・スタンプ:Held Still in Quick of Grace
ジョーン・タワー:祝典ファンファーレ
オリヴァー・ネルソン(1932-1975):フーガとボサ
ホルスト(1874-1934):
第1組曲 から 行進曲/第2組曲 から ダーガソンによる幻想曲
キーストーン・ウインド・アンサンブル
ジャック・スタンプ(指揮)
発売:2009年
(*)は世界初録音と表示されており、当レーベル初出。他は既発売音源。

CT-DOS 2002 2枚組 ¥3050
ジャック・ビーソン(1921-2010):
オペラ「ザ・スウィート・バイ・アンド・バイ」(1956)
カンザスシティ・リリック・シアターの独唱者、合唱団&管弦楽団
ラッセル・パターソン(指揮)
発売:1995年

STC 77140 ¥1850
レジェンダリー・ハリウッド
モートン・グールド・コンダクツ・フィルム・スコア・クラシックス
&レアリティーズ
アーロン・コープランド(1900-1990):「赤い仔馬」から 牧場の朝
ジョン・ウィリアムズ(1932-):「スター・ウォーズ」から
レイア姫のテーマ/メイン・タイトル
ジェローム・モロス(1913-1983):「大いなる西部」から メイン・タイトル
ミクロス・ローザ(1907-1995):「悪人への貢物」から 組曲
アルフレッド・ニューマン(1900-1970):「大空港」から メイン・タイトル
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):「潜水艦轟沈す」から 前奏曲
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):
「スピットファイア」から 前奏曲とフーガ
アーサー・ブリス(1891-1979):「来るべき世界」から エピローグ
リチャード・アディンセル(1904-1977):「情熱の友」から メイン・タイトル
アルフレッド・ニューマン:「街の風景」から メイン・タイトル(+)
ミクロス・ローザ:「美女ありき」から 愛のテーマ
モートン・グールド(1913-1996):「大西洋二万哩」から メイン・テーマ
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
「シー・ホーク」から 組曲(*)
ロンドン交響楽団
モートン・グールド(指揮)
録音:1978年9月22日、ロンドン、オール・セインツ教会 発売:2007年
サウンドトラックのカテゴリーで発売されている名盤。
(*)初出、(+)CD初出と表示されています。




<ILD Classic>
ILD 642308 ¥2080
トランペットとオルガンによるアダージョ名曲集
ドメニコ・チマローザ(1749-1801):協奏曲ハ長調 から ラルゲット
ジャン=バティスト・ルイエ(1680-1730):
ソナタ ト長調 から レント=ドルチェ,アンダンテ
J・S・バッハ(1685-1750):
私はあなたの名を呼ぶ、主イエス・キリストよ(コラール)
カンタータ第156番 から アリオーソ
ヴィヴァルディによる協奏曲ニ短調 から ラルゴ
私を憐れんでください、主である神よ(コラール)
ベネデット・マルチェッロ(1686-1739):協奏曲ハ短調 から アダージョ
ヘンデル(1685-1759):オペラ「セルセ」から ラルゴ
シューベルト(1797-1828):アヴェ・マリア
ウラジーミル・ヴァヴィロフ(1925-1973):カッチーニのアヴェ・マリア
レモ・ジャゾット(1910-1998)アルビノーニのアダージョ
アドルフ・アダン(1803-1856):聖夜(オー・ホーリー・ナイト)
ギー・トゥーヴロン(トランペット)
フィリップ・デュボー(オルガン)
録音:2010年6月、パリ、クリニャンクール、聖母教会 発売:2010年
フランスの名手ギー・トゥーヴロンの新録音。クリスマス向けにもおすすめで
きます。

ILD 642116 ¥2080
トランペットとオルガンによるバロック協奏曲&ソナタ集
トマゾ・アルビノーニ(1671-1751):協奏曲ニ短調
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):ソナタ ホ短調
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):協奏曲ニ長調
ジャン=バティスト・ルイエ(1680-1730):ソナタ ト長調
ピエール・ティボー(トランペット)
フィリップ・デュボー(オルガン)
録音:パリ、クリニャンクール、聖母教会、時期の記載なし 発売:1991年
ピエール・ティボー(1929-2004)はパリ音楽院教授(1975-1994)としてホーカン
・ハーデンベルガーら多くの逸材を輩出したフランスのトランペット奏者。4歳
下のモーリス・アンドレにスター性があったためかティボーの録音は少なく、
このCDは貴重です。

ILD 642151 ¥2080
チェロとオルガンによるバロック音楽
J・S・バッハ(1685-1750):
トッカータ、アダージョとフーガ BWV564 より アダージョ
ヴィヴァルディによる協奏曲 BWV596 より ラルゴ
私はあなたの名を呼ぶ、主イエス・キリストよ(コラール)
ヘンデル(1685-1759):
オラトリオ「ヘラクレス」より イオレのレチタティーヴォとアリア
アレッサンドロ・ストラデッラ(1645-1682):憐れみたまえ、主よ
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):ソナタ ホ短調 Op.5 No.8
J・S・バッハ:組曲第3番 BWV1068 より アリア
レモ・ジャゾット(1910-1998)アルビノーニのアダージョ
J・S・バッハ:私を憐れんでください、主である神よ(コラール)BWV721
ルノー・フォンタナローザ(チェロ)
フィリップ・デュボー(オルガン)
録音:マルリー・ル・ロワ(フランス)、聖ヴィゴール教会 時期の記載なし 
発売:1994年

ILD 642171 2枚組 ¥3150
J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲(全曲)
第3番ハ長調 BWV1009/第2番ニ短調 BWV1008/第4番変ホ長調 BWV1010
第5番ハ短調 BWV1011/第1番ト長調 BWV1007/第6番ニ長調 BWV1012
ルノー・フォンタナローザ(チェロ)
録音:1996年5月、場所の記載なし 発売:1996年
ルノー・フォンタナローザはポール・トルトゥリエに師事したフランスのチェ
リスト。兄パトリス(ヴァイオリン)、姉フレデリク(ピアノ)と組んだフォンタナ
ローザ三重奏団でも知られています。

ILD 642111 ¥2080
エリック・サティ・リサイタル
エリック・サティ(1866-1925):
スポーツと気晴らし/3つのジムノペディ
犬のためのぶよぶよした本当の前奏曲
風変わりな女(四手連弾のための)/6つのグノシエンヌ
シャンタル・ド・ビュシー(ピアノ)
テオドール・パラスキヴェスコ(ピアノ(*))
録音:データ記載なし、ADD 発売:1990年
シャンタル・ド・ビュシーはパリ音楽院で学んだフランスのピアニスト。主に
室内楽で活躍し、パリ音楽院、エコール・ノルマル・ド・ミュジーク、ラモー
音楽院で室内楽を教えています。

ILD 642129 ¥2080
フランス六人組のピアノ・デュオ作品集
ダリウス・ミヨー(1892-1974):スカラムーシュ
フランシス・プーランク(1899-1963):
シテール島への船出(1951)/悲歌(1959)
「仮面舞踏会」による奇想曲(1952)
ダリウス・ミヨー:世界の創造(1923)(*)
ジョルジュ・オーリック(1889-1983):ワルツ(1949)
アルトゥール・オネゲル(1892-1955):パルティータ(1940)
ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983):野外遊戯(1922)
ルイ・デュレイ(1888-1979):カリヨン(1916)(*)/雪(1918)(*)
ジュヌヴィエーヴ&ベルナール・ピカヴェ(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:1993年
(*)はピアノ四手連弾、他は2台のピアノのための作品。ジュヌヴィエーヴ・ピ
カヴェとベルナール・ピカヴェはともにパリ音楽院でアリーヌ・ヴァン・バレ
ンツェンとジャン・ドワイヤンに師事し、1966年に活動を開始したフランスの
ピアノ・デュオ。

ILD 642148 ¥2080
ロマンティック・ピアノズ 2台のピアノのための作品集
ラフマニノフ(1873-1943):組曲第2番 Op.17 から タランテッラ(No.4)
リスト(1811-1886):悲愴協奏曲ホ短調
ブラームス(1833-1897):ワルツ集 Op.39 から
ロ長調/ホ長調/ロ短調/嬰ト短調/変イ長調
ショパン(1810-1849):ロンド ハ長調 Op.73
シューマン(1810-1856):アンダンテと変奏曲変ロ長調 Op.46
ジュヌヴィエーヴ&ベルナール・ピカヴェ(ピアノ)
録音:データ記載なし、ADD 発売:1994年

ILD 642169 ¥2080
ゴッツチョーク、ルフェビュール=ヴェリー:ピアノ・デュオ作品集
ルイス・モロー・ゴッツチョーク(1829-1869):四手連弾のための作品
彼女の瞳/愛の春/ラ・ガリーナ/輝く/大タランテッラ
ルイ・ジェームズ・アルフレッド・ルフェビュール=ヴェリー(1817-1869):
2台のピアノのための交響的二重奏曲第1番 Op.163(1865)
2台のピアノのための交響的二重奏曲第2番 Op.181(1868)
ジュヌヴィエーヴ&ベルナール・ピカヴェ(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:1996年

ILD 642183 ¥2080
モーツァルト、シューベルト、ベートーヴェン:ピアノ・デュオ作品集
モーツァルト(1756-1791):2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
シューベルト(1797-1828):四手連弾のための幻想曲ヘ短調 Op.103 D.940
ベートーヴェン(1770-1827):四手連弾のためのソナタ ニ長調 Op.6
ジュヌヴィエーヴ&ベルナール・ピカヴェ(ピアノ)
録音:データ記載なし、ADD 発売:1998年

ILD 642220 ¥2080
フランシス・プーランク(1899-1963):2台のピアノのための作品全集
ソナタ(1918/1939)/「仮面舞踏会」による奇想曲(1952)
悲歌(1959)/シテール島への船出(1951)/ソナタ(1953)
ジュヌヴィエーヴ&ベルナール・ピカヴェ(ピアノ)
録音:2002年12月22日、パリ、スタジオ・EGP 発売:2003年

ILD 642142 2枚組 ¥3150
フランク(1822-1890):大オルガンのための作品全集
幻想曲ハ長調 Op.6/パストラーレ Op.19/フィナーレ Op.21
前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18/英雄的小品/カンタービレ
コラール第1番ホ長調/交響的大曲 Op.17/祈り 嬰ハ短調 Op.20
幻想曲イ長調/コラール第3番ロ短調/コラール第2番イ短調
ジョルジュ・ロベール(オルガン)
録音:1993年12月20-23日、パリ、国立青年盲学校、
アンドレ・マルシャル・ホール
使用楽器:1883年、カヴァイエ=コル製
フランスの名オルガニスト、ジョルジュ・ロベール(1928-2001)の代表的録音の
一つです。

ILD 642278 ¥1850
カーメン・ドラゴン 星空のコンサート
アディンセル(1904-1977):ワルソー・コンチェルト(*)
チャイコフスキー(1840-1893):ただ憧れを知る者だけが
ラフマニノフ(1873-1943):前奏曲嬰ハ短調 Op.3 No.2(*)
ウェーバー(1786-1826)/ベルリオーズ(1803-1869):舞踏への勧誘
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27 より アダージョ(*)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):くまばちの飛行
ワイルドマン(1916-2002):スウェーデン狂詩曲(*)
シベリウス(1865-1957):悲しいワルツ
リスト(1811-1886):愛の夢 第3番(*)
ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲第5番
バス(1883-1945):コーニッシュ狂詩曲(*)
マスネ(1842-1912):劇付随音楽「復讐の女神たち」から 悲歌
リトルフ(1818-1891):交響的協奏曲 から スケルツォ(*)
エルガー(1857-1934):行進曲「威風堂々」第1番
レナード・ペナリオ(ピアノ(*))
ハリウッド・ボウル交響楽団
カーメン・ドラゴン(指揮)
録音:1956、1957年、モノラル、ADD 原盤:Capitol 発売:2009年
2枚のLP「Starlight Concert」、「Concert under the Stars」の音源を1枚に
収めたCD。

ILD 642279 ¥1850
カーメン・ドラゴン スペンのイこだま
マスネ(1842-1912):オペラ「ル・シッド」から カスティリャナ
マルキナ(1873-1948):エスパーニャ・カーニ
メンドサ・イ・コルテス(1859頃-1957):シエリト・リンド
アルベニス(1860-1909):セギディリャ
メキシコ民謡:ハラベ・タパティオ
アブレウ(1880-1935):ティコ・ティコ
ロッシーニ(1792-1868)/レスピーギ(1879-1836)編曲:踊り
アルベニス:タンゴ ニ長調
レクオナ(1896-1963):シボネイ
ファリャ(1876-1946):オペラ「はかない人生」から スペイン舞曲
シャブリエ(1841-1894):狂詩曲「スペイン」
ファリャ:バレエ「恋は魔術師」から 火祭りの踊り
グラナドス(1867-1916):オペラ「ゴイェスカス」間奏曲
レクオナ:アンダルシア
ヤコブ・ゲーゼ(1879-1963):ジェラシー
ポンセ(1882-1948):小さな星
レクオナ:マラゲニャ
パディリャ(1889-1960):エル・レリカリオ
ハリウッド・ボウル交響楽団
カーメン・ドラゴン(指揮)
録音:1956、1957年、モノラル、ADD 原盤:Capitol 発売:2009年
2枚のLP「La Danza!」、「Echoes of Spain」の音源を1枚に収めたCD。

ILD 642300 ¥1850
モーリス・アンドレ 驚異のトランペッター オデオン録音集(1956-1959)
エド・マーシャル:ヴィーナス(ボレロ)
アグスティン・ララ:グラナダ
ルイス・ボンファ:映画「黒いオルフェ」より オルフェの歌
ジョージ・ガーシュウィン:私の愛した男(スロー)(*)
トレヴァー・ハーバート・スタンフォード:ルーレット(チャールストン)
ジョゼフ・レノー:
クロウタドリとズアオアトリ(2つのトランペットのためのポルカ)(+)
アレクサンドル・プティ:ミルト(ポルカ)(*)
グリゴラシュ・ディニク:ホラ・スタッカート(*)
ルロイ・アンダーソン:セレナータ(スロー)(*)
ジョルジュ・ユルメール:バン=バン=バン(グアラチャ)
ジョゼフ・コスマ:枯葉(スロー)(*)
マルグリット・モノ:ミロール(チャールストン)
レナート・ラシェル:ローマのそよ風(ミディアム・バウンス)
サンドロ・タッカーニ&ヴィンチェンツォ・ディ・パオラ:
コメ・プリマ(スロー・フォックス)
ユベール・ジロー:プリュ・ジュ・テーム(ボレロ)
ジョージ・ガーシュウィン:サマータイム(スロー)(*)
ユベール・ジロー:
Je te tendrai les bras[ぼくは手を差し伸べるだろう](ボレロ・ビギン)
デューク・エリントン:キャラヴァン(スロー)(*)
サミー・フェイン:ア・カーテン・スマイル(フォックス)
Gumm:J'ai tant besoin de toi[ぼくには君が必要だ](スロー)
不詳:ヴェネツィアの謝肉祭(民謡による変奏曲)(*)
リムスキー=コルサコフ:くまばちの飛行(*)
ルネ・ドノンサン:Bons biasers, a bientot[愛の口づけ、またすぐに]
モーリス・アンドレ(トランペット)
管弦楽団(*)
ジャン・フォースタン(指揮(*))
録音:1956-1959年、モノラル、ADD 原盤:Odeon(フランス) 発売:2010年
17センチ盤で発売された音源を集めたアルバム。

ILD 642316 ¥1850
ウィーンの軽音楽
レハール(1870-1948):オペレッタ「メリー・ウィドウ」から ワルツ(+)
ヨシトモ:日本の提灯踊り(*)
ツィーラー(1843-1922):ウィーンの子供たち(+)
Kella Bela/L・ヴェニンガー編曲:フランス様式の序曲(*)
レハール:金と銀(+)
クリスティアン・シンディング(1856-1941):春のささやき(*)
ワルトトイフェル(1837-1915):スケートをする人々(#)
伝承曲:小セレナード(*)
イヴァノヴィチ(1845-1902):ドナウ川のさざ波(+)
ランナー(1801-1843):シェーンブルンの人々(+)
ハイケンス(1884-1945):セレナード(*)
ツィーラー:子供の謝肉祭(+)
コムザーク(1850-1905):バーデン娘(+)
パウル・リンケ(1866-1946):シャムの衛兵のパレード(*)
ワルトトイフェル:とてもかわいい(美の極み)(#)
ブラーウ:祖母の時計(*)
ヨゼフ・シュトラウス(1827-1870):オーストリアの村つばめ(+)
ツィーラー:陽気なウィーン(+)
ファールバッハ(1815-1885)/ヴェーバー編曲:ゼラニウムのファランドール(*)
ツィーラー:オペレッタ「観光案内人」から ビロードとシルク(+)
ランナー:宮廷舞踏会(+)
ウィーン管弦楽団(*)
ハンス・コレサ(指揮(*))
ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団(+)
マックス・シェーンヘル(指揮(+))
ウィーン・オペラ管弦楽団(#)
アントン・パウリク(指揮(#))
録音:1958年(*)、1959年(+)、モノラル、ADD 発売:2011年




<EPIDAURE>
フランスのピアニスト、クロード・カーンのCDのみを発売しているレーベル。
クロード・カーンは1935年マルセイユ生まれ。4歳でマルグリット・ロンの生
徒となり、その後イヴ・ナット、ナディア・ブーランジェに師事。1956年のフ
ランツ・リスト・コンクール(ブダペスト)で最優秀ラ・カンパネッラ賞を授与
されました。1970年にフランス国内コンクールとしてクロード・カーン・ピア
ノ・コンクールを創設。1980年には国際コンクール化され(第1回は藤井一興が
優勝)、以来毎年パリで開催されています。ピアニストとしてはショパンをは
じめとするロマン派音楽やドビュッシーなどのフランス音楽を得意としており、
その独特な深い味わいのある演奏は根強いファンを獲得しています。
一部はすでに在庫僅少、完売しても再生産される見込みはほぼ無いと考えら
れ、完売品が多くなるほど在庫品の入荷も困難になるという現象が起こると思
われます。あらかじめご了承下さい。

EPI 10034 ¥2250
ショパン(1810-1849):
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21(*)
24の前奏曲 Op.28
クロード・カーン(ピアノ)ハンブルク北ドイツ放送管弦楽団(*)
ヴォルフガング・レスラー(指揮(*))
録音:データ記載なし、ADD(1990年、ディジタル・リマスタリング) 
発売:1990年

EPI 10035 ¥2250
ラヴェル(1875-1937):
ピアノ協奏曲ト長調(*)
左手のためのピアノ協奏曲(*)
夜のガスパール
クロード・カーン(ピアノ)
ロンドン交響楽団(*)
ジョルジュ・ツィピーヌ(指揮(*))
録音:データ記載なし 発売:1990年?
ブックレットの楽曲解説はジョルジュ・ツィピーヌが1978年6月25日に執筆。
そこから1978年以前のアナログ録音と推測されます。

EPI 10036 ¥2250
チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲第1番変ロ長調 Op.23(*)
リスト(1811-1886):
ハンガリー幻想曲(ピアノと管弦楽のための)(+)/ハンガリー狂詩曲第2番
クロード・カーン(ピアノ)
ケルン・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ハンブルク北ドイツ放送管弦楽団(+)
ヴォルフガング・レスラー(指揮(*/+))
録音:データ記載なし 発売:1990年

EPI 10037 ¥2250
リスト(1811-1886):ピアノ作品集
軽やかさ/ハンガリー狂詩曲第15番/ため息/森で/ラ・カンパネッラ
ハンガリー狂詩曲第6番/愛の夢(第3番)/ソナタ ロ短調
クロード・カーン(ピアノ)
録音:データ記載なし、ADD(1990年、ディジタル・リマスタリング) 
発売:1990年

EPI 10039 ¥2250
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 K.576
ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
ショパン(1810-1849):
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調「葬送」Op.35
ワルツ変イ長調 Op.34 No.1/ワルツ嬰ハ短調 Op.64 No.2
スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31 No.2
クロード・カーン(ピアノ)
録音:1991年7月、場所の記載なし、DDD 発売:1991年

EPI 10040 ¥2250
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」Op.73
リスト(1811-1886):ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
クロード・カーン(ピアノ)
ギャルド・レピュブリケーヌ交響楽団
ロジェ・ブートリー(指揮)
録音:1991年6月、場所の記載なし、DDD 発売:1992年

EPI 10041 ¥2250
フォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、シューベルト:ピアノ四手連弾作品集
フォーレ(1845-1924):組曲「ドリー」Op.56
ドビュッシー(1862-1918):小組曲
ラヴェル(1875-1937):マ・メール・ロワ
シューベルト(1797-1828):ワルツ集 Op.9a(18曲)
クロード・カーン、ジョルジュ・ジアノッティ(ピアノ)
録音:1993年2月、場所の記載なし、DDD 発売:1993年

EPI 10042 ¥2250
ショパン(1810-1849):
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
クロード・カーン(ピアノ)
ギャルド・レピュブリケーヌ交響楽団
ロジェ・ブートリー(指揮)
録音:データ記載なし、DDD 発売:1993年

EPI 10043 ¥2250
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」Op.73(*)
ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37(+)
クロード・カーン(ピアノ)
ギャルド・レピュブリケーヌ交響楽団(*)
ロジェ・ブートリー(指揮(*))
ハンブルク北ドイツ放送管弦楽団(+)
ヴォルフガング・レスラー(指揮(+))
録音:1993年、パリ、ライヴ、DDD(*)/ハンブルク、時期の記載なし、ADD(+) 
発売:1993年

EPI 10044 ¥2250
ピアノ・ロマンティック
ショパン(1810-1849):
夜想曲ヘ長調 Op.15 No.1/夜想曲変ニ長調 Op.27 No.2
夜想曲変ホ長調 Op.9 No.2/夜想曲ハ短調 Op.48 No.1
バラード第1番ト短調 Op.23
シューマン(1810-1856):謝肉祭 Op.9
リスト(1811-1886):ラ・カンパネッラ
クロード・カーン(ピアノ)
録音:データ記載なし、DDD 発売:1994年

EPI 10045 ¥2250
BC: 345521010044119&20世紀の名曲集
ドビュッシー(1862-1918):牧神の午後への前奏曲
フォーレ(1845-1924):ピアノと管弦楽のためのバラード嬰ヘ長調 Op.19(*)
シャブリエ(1841-1894):オペラ「グヴァンドリーヌ」序曲
フランク(1822-1890):ピアノと管弦楽のための交響的変奏曲(*)
ラヴェル(1875-1937):ボレロ
クロード・カーン(ピアノ(*))
ギャルド・レピュブリケーヌ交響楽団
ロジェ・ブートリー(指揮)
録音:データ記載なし、DDD 発売:1994年
このレーベルにしては珍しくクロード・カーンがゲスト的な扱いになっている
CD。吹奏楽ではなく管弦楽でギャルドの名人芸を楽しめる「ボレロ」は掘り出
し物と申せましょう。

EPI 10046 ¥2250
モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲第9番変ホ長調「ジュノム」K.271
ラフマニノフ(1873-1843):ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
クロード・カーン(ピアノ)
フランス交響楽団
サビーヌ・ディアス(指揮)
録音:パリ、聖ロック教会、時期の記載なし、DDD 発売:2002年

EPI 10047 ¥2250
ショパン(1810-1849):
スケルツォ第1番ト短調 Op.20/スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
ポロネーズ変イ長調 Op.54/ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
シューマン(1810-1856):子供の情景 Op.15
クロード・カーン(ピアノ)
録音:2002年6月4-6日、ゲブヴィエル(フランス)、
Dominicains de Haute-Alsace、DDD
発売:2003年

EPI 10048 ¥2250
ドビュッシー(1862-1918):12の練習曲
リスト(1811-1886):
ダンテの読んだ後に/詩的で宗教的な調べ から 葬送
クロード・カーン(ピアノ)
録音:2002年6月4-6日、ゲブヴィエル(フランス)、
Dominicains de Haute-Alsace、DDD
発売:2003年

EPI 10049 ¥2250
ドビュッシー(1862-1918):24の前奏曲
クロード・カーン(ピアノ)
録音:データ記載なし、ADD 発売:2003年

EPI 10050 ¥2250
ショパン(1810-1849):24の練習曲
12の練習曲 Op.10/12の練習曲 Op.25
クロード・カーン(ピアノ)
録音:データ記載なし、ADD 発売:2003年

EPI 10051 ¥2250
ショパン(1810-1849):18のワルツ
第1番変ホ長調 Op.18/第2番変イ長調 Op.34 No.1
第3番イ短調 Op.34 No.2/第4番ヘ長調 Op.34 No.3
第5番変イ長調 Op.42/第6番変ニ長調 Op.64 No.1
第7番嬰ハ短調 Op.64 No.2/第8番変イ長調 Op.64 No.3
第9番変イ長調 Op.69 No.1(*)/第10番ロ短調 Op.69 No.2(*)
第11番変ト長調 Op.70 No.1/第12番ヘ短調 Op.70 No.2(*)
第13番変ニ長調 Op.70 No.3/第14番変イ長調/第15番ホ長調
第16番ホ短調/第17番イ短調/第18番変ホ長調
クロード・カーン(ピアノ)
録音:2003年6月4-6日、ゲブヴィエル(フランス)、
Dominicains de Haute-Alsace、DDD
発売:2004年
(*)は「手稿譜による」と表示されています。

EPI 10052 ¥2250
ベートーヴェン(1770-1827):3つのピアノ・ソナタ
第14番嬰ハ短調「月光」Op.27(*)/第8番ハ短調「悲愴」Op.13(+)
第32番ハ短調 Op.111(+)
クロード・カーン(ピアノ)
録音:データ記載なし、DDD(*)、ADD(+) 発売:2005年

EPI 10053 ¥2250
ショパン(1810-1849):
バラード第4番ヘ短調 Op.52
マズルカ
変イ長調 Op.41 No.4/ニ長調 Op.33 No.2/嬰ハ短調 Op.50 No.3
イ短調 Op.59 No.1/嬰ハ短調 Op.59 No.3/嬰ハ短調 Op.63 No.3
イ短調 Op.67 No.4
幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61/舟歌 変ヘ長調 Op.60
子守歌 変ニ長調 Op.67
クロード・カーン(ピアノ)
録音:データ記載なし、DDD 発売:2006年

EPI 10054 ¥2250
リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調
シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
クロード・カーン(ピアノ)
録音:データ記載なし、DDD 発売:2006年

EPI 10055 ¥2250
ブラームス(1833-1897):
ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5
6つの小品 Op.118 から
間奏曲イ短調(No.1)/間奏曲イ長調(No.2)
バラード ト短調(No.3)/間奏曲変ホ長調(No.6)
4つの小品 Op.119 から 間奏曲ロ短調(No.1)
3つの間奏曲 Op.117;変ホ長調/変ロ長調/嬰ハ短調
2つの狂詩曲 Op.79 から 第2番ト短調
クロード・カーン(ピアノ)
録音:データ記載なし、DDD 発売:2009年

EPI 10056 ¥2250
シューマン(1810-1856):
蝶々 Op.2(*)/幻想曲ハ長調 Op.17(+)/交響的練習曲 Op.13(*)
クロード・カーン(ピアノ)
録音:データ記載なし、DDD(*)、ADD(+) 発売:2009年

<DOCUMENTS>
DOCUMENT 233411 13枚組 ¥2080
ワーグナー:ニーベルングの指輪
CD1-2:
ラインの黄金
ヴォータン:フェルディナント・フランツ
フリッカ:イーラ・マラニウク
フライア:エリーザベト・グリュンマー
フロー:ローレンツ・フェーエンベルガー
ドンナー:アルフレート・ペル
ローゲ:ヴォルフガング・ヴィントガッセン
ミーメ:ユリウス・パツァーク
エルダ:ルース・スチュワート
アルベリヒ:グスタフ・ナイトリンガー
ファゾルト:ヨーゼフ・グラインドル
ファフナー:ゴットロープ・フリック
ヴォークリンデ:セーナ・ユリナッチ
ヴェルグンデ:マグダ・ガボーリ
フロースヒルデ:ヒルデ・レッスル=マイダン
RAIローマ交響楽団 1953/10/26
CD3-5:
ワルキューレ
ジークムント:ヴォルフガング・ヴィントガッセン
ジークリンデ:ヒルデ・コネツニ
フンディング:ゴットロープ・フリック
ヴォータン:フェルディナント・フランツ
ブリュンヒルデ:マルタ・メードル
フリッカ:エルザ・カヴェルティ
ヴァルトラウテ:ダグマー・シュメーデス
ヘルムヴィーゲ:ユーディト・ヘリヴィック
オルトリンデ:マグダ・ガボーリ
ゲルヒルデ:ゲルダ・シュライヤー
シュヴェルトライテ:ヒルデ・レッスル=マイダン
ジークルーネ:オルガ・ベニングス
グリムゲルデ:エルサ・カヴェルティ
ロスヴァイゼ:イラ・マラニウク
RAIローマ交響楽団 1953/10/29-11/6
CD6-9:
ジークフリート
ジークフリート:ルートヴィヒ・ズートハウス
ブリュンヒルデ:マルタ・メードル
さすらい人:フェルディナント・フランツ
ミーメ:ユリウス・パツァーク
アルベリヒ:アロイス・ペルネルシュトルファー
ファフナー:ヨーゼフ・グラインドル
エルダ:マルガレーテ・クローゼ
森の小鳥:リタ・シュトライヒ
RAIローマ交響楽団  1953/11/10-11/17
CD10-13:
神々の黄昏
ジークフリート:ルートヴィヒ・ズートハウス
ブリュンヒルデ:マルタ・メードル
アルベリヒ:アロイス・ペルネルシュトルファー
ハーゲン:ヨーゼフ・グラインドル
グートルーネ:セーナ・ユリナッチ
グンター:アルフレート・ペル
フロースヒルデ:ヒルデ・レッスル=マイダン
ヴァルトラウテ:マルガレーテ・クローゼ
ヴォークリンデ:セーナ・ユリナッチ
ヴェルグンテ:マグダ・ガボーリ
第1のノルン:マルガレーテ・クローゼ
第2のノルン:ヒルデ・レッスル=マイダン
第3のノルン:セーナ・ユリナッチ
RAIローマ交響楽団、RAIローマ放送合唱団
1953/11/20-11/27
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮




<URANIA>
WS 121.137 2枚組 ¥1400
グリンカ:歌劇「皇帝に捧げし命」(イワン・スサーニン)
ボリス・クリストフ(イワン・スサーニン)
テレサ・シュティッヒ=ランダル(アントニーダ)
メラニー・ブルガリノヴィチ(ヴァーニャ)
ニコライ・ゲッダ(ボグダン・ソビーニン)
イーゴリ・マルケヴィッチ指揮
コンセール・ラムルー管弦楽団
ベオグラード歌劇場合唱団 1957年

WS 121.138 ¥750
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮 ロンドン交響楽団 1954年
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
シクステン・エールリング指揮 ストックホルム祝祭管 1954年
シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 op.9
ヴラディーミル・ヤンポルスキー(P) 1954年

WS 121.139 ¥750
リスト:
ピアノ協奏曲第1番、第2番
キリル・コンドラシン指揮 ロンドン交響楽団
ハンガリー幻想曲
忘れられたワルツ第1番、第2番
超絶技巧練習曲集より「鬼火」、「夕べの調べ」
スヴャトスラフ・リヒテル(P) 1958年-1961年



<VOX BOX>
CDX 5165 2枚組 ¥950
メンデルスゾーン:
交響曲第3番「スコットランド」
交響曲第4番「イタリア」
交響曲第5番「宗教改革」
劇付随音楽「真夏の夜の夢」より
序曲、スケルツォ、妖精の行進、間奏曲、夜想曲、
道化師たちの踊り、結婚行進曲
デイヴィッド・ジンマン指揮
ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団
1979年、1980年
デイヴィッド・ジンマンが約30年前に録音していたメンデルスゾーンが復活い
たします。最近ではチューリヒ・トーンハレ管弦楽団とマーラー、ブラームス
の交響曲を矢継ぎ早に録音して話題をさらっていますが、1980年ごろにはアメ
リカのローカル・オケ、ロチェスター・フィルの音楽監督に就任していた演奏
も見逃せません。
「イタリア」は大変明るく躍動感溢れる演奏で、「真夏の夜の夢」も情緒豊か
な自然な演奏です。




<MEMBRAN FABFOUR>
233346 4枚組 ¥1050
Franco Bonisoli/Nessun Dorma

233350 4枚組 ¥1050
Giuseppe Taddei/Darling of Italy

MEMBRAN 233351 4枚組 ¥1050
Wolfgang Windgassen/The Hero Of New Bayreuth
上記3点 詳細はこちらにございます。




<GALA>
GL100816 2枚組 ¥1480
ヴェルディ:歌劇「椿姫」
ヴィルジニア・ゼアーニ(ヴィオレッタ・ヴァレリー)
ジャンニ・ライモンディ(アルフレード・ジェルモン)
ウーゴ・サヴァレーゼ(ジョルジュ・ジェルモン) 他
アンジェロ・クェスタ指揮
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団、合唱団  1956/8/11
ボーナス・トラック
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」(第1幕抜粋)
ヴィルジニア・ゼアーニ(ルチア)
ジャチント・プランデッリ(エドガルド) 他
ヴィンチェエンツォ・ベレッツァ指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団  
テアトロ・ヴェルディ合唱団 1957/5/13


<MONOPOLE>
MONO 056(CD-R) ¥1300
ドヴォルザーク:
伝説 op.59
スラヴ舞曲第1集 op.46
カレル・シェイナ指揮
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

MONO 058(CD-R) ¥1300
シューベルト:弦楽四重奏曲第12番 ハ短調「四重奏断章」
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番 ヘ長調
プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第1番 ロ短調
スメタナ四重奏団

MONO 060(CD-R) ¥1300
ヴァイオリン小品集
ハチャトゥリアン(ハイフェッツ編):ソング・ポエム
ドヴォルザーク:ユモレスク
ブラームス:スケルツォ ハ短調
ドビュッシー:美しき夕暮れ
クレイン:舞曲
プロコフィエフ:行進曲 op.12-1
ゴドフスキー:なつかしいウィーン
プーランク:プレスト
サン=サーンス:白鳥
サラサーテ(ハイフェッツ編):サパテアード
アクロン(アウアー編):ヘブライの旋律
ガーシュウィン:「ポーギーとベス」より
ガーシュウィン:前奏曲
カステルヌオーヴォ=テデスコ(ハイフェッツ編):
ロッシーニ・トランスクリプション
ファリャ(コハンスキー編):スペイン民謡組曲
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 op.1-15
レオニード・コーガン(Vn)
ナウム・ヴァルテル(P)

MONO 051(CD-R) 2枚組 ¥2580
エルケル:歌劇「バンク・バーン」全曲
ラズロ・ヤンボル(Br)
ヨゼフ・ヨヴィツキー(T)
ジェルジ・ラドナイ(Br)
ヤーノシュ・フォドア(Br)
ユーリア・オシュヴァート(S) 他
ヴィロモシュ・コモル指揮
ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団  1956年

MONO 052(CD-R) ¥1300
ショパン:
ピアノ協奏曲第2番
4つのバラード
ウィトルド・マルクジンスキ(P)
ワルター・ジュスキント指揮
ロンドン交響楽団 1959年

LCD 7004(CD-R) ¥1300
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
グラナドス:演奏会用アレグロ、スペイン舞曲集第5番、
第10番、第12番
アルベニス:スペイン組曲第3番、第5番、スペイン風セレナー
ド、コルドバ、タンゴ
ホセ・イトゥルビ(P、指揮)
パリ・コロンヌ管弦楽団   録音年不明

RO 3001(CD-R) ¥1300
オルフ:カルミナ・ブラーナ
アグネス・ギーベル(S)
パウル・クーエン(T)
マルセル・コルデス(Br)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
ケルン放送交響楽団、合唱団1956年

CC 012(CD-R) 2枚組 ¥1880
ディーリアス:
人生のミサ(ドイツ語歌唱)1952年
フロリダ組曲(ビーチャム編)   1959年
ロジーナ・ライスベック(S)
モニカ・シンクレア(A)
チャールズ・クレイグ(T)
ブルース・ボイス(Br)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ロンドン・フィル合唱団

CC 019(CD-R) ¥950
6ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」  
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
北ドイツ放送交響楽団1960年
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、第14番「月光」
パウル・バドゥラ=スコダ(P)

CC 021(CD-R) ¥950
マーラー:
子供の魔法の角笛
最後の7つの歌より抜粋
モーリン・フォレスター(A)
ハインツ・レーフス(Br)
アニー・フェルベルマイヤー(S)
アルフレート・ペル(Br)
フェリックス・プロハスカ指揮
ウィーン・フェスティヴァル管弦楽団
ウィーン国立歌劇場管弦楽団   1959年、1954年

CC 022(CD-R) ¥950
シューマン:ピアノ協奏曲
エーリヒ・リーデ指揮
ハンブルク・プロ・ムジカ   1959年
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ジョージ・ハースト指揮
ハンブルク・プロ・ムジカ   1958年
セルジョ・フィオレンティーノ(P)

CC 023(CD-R) ¥950
シューベルト:
3つの軍隊行進曲 op.51 1937年
ハンガリー風ディヴェルティメント ト短調 op.54 1937年
ロンド イ長調 op.107 1937年
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲(第10番) 1936年
アルトゥール&カール・ウルリヒ・シュナーベル(P)
サー・エードリアン・ボールト指揮
ロンドン交響楽団

CC 030(CD-R) ¥950
ヴィラ=ロボス:
ブラジル風バッハ第7番
ショーロ第6番
エイトル・ヴィラ=ロボス指揮
リアス交響楽団   1955年




<WARNER BOX>
WARNER 2564673616 7枚組 ¥4350
バッハ:
マタイ受難曲 BWV.244
ギー・ド・メイ(T:福音史家)
ペーター・コーイ(B:イエス)
バルバラ・シュリック(S)
カイ・ヴェッセル(A)
クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(B)
オランダ・バッハ協会合唱団
サクラメントスコール・ブレダ
ヨハネ受難曲 BWV.245
ギー・ド・メイ(T:福音史家)
ペーター・コーイ(B:イエス)
バルバラ・シュリック(S)
カイ・ヴェッセル(A)
ゲルト・テュルク(T)
クラウス・メルテンス(B)
オランダ・バッハ協会合唱団
ミサ曲 ロ短調 BWV.232
バルバラ・シュリック(S)
カイ・ヴェッセル(A)
ギー・ド・メイ(T)
クラウス・メルテンス(B)
アムステルダム・バロック合唱団
トン・コープマン指揮
アムステルダム・バロック管弦楽団





<MEMBRAN>
NCA 60250 ¥1480
リスト:
交響詩「フン族の戦争」
交響詩「ハンガリー」
交響詩「マゼッパ」
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー
2011/1/29,6/1

TACTUS TC.616901 ¥1080
ストロッツィ:独唱のためのアリエッタ集 Op.6
1. Non pavento(Amante fedele)
2. Compatite(Amante segreto)
3. Desistete(Soliloquio alli suoi pensieri)
4. Respira mio core(B.D. che batte il focile)
5. Risolvetevi pensieri(Val esser costante)
6. Lilla dici ch’io non t’amo
(A Lilla che si dole ch’io non l’amo)
7. Non ti doler cor mio(Barbara crudelta)
8. Filli mia che mi feri(Instabilita di Filli)
9. Che si puo fare
彌勒忠史(C-T)
シルヴィア・ランバルディ(Cemb)

TACTUS TC.862716 ¥1080
マルコ・エンリコ・ボッシ:オルガン作品集 Vol.6
Preludio festivo(1898)[Tre pezzi] op. 74(1891)
Giga op. 73 n. 2(1891)[Tre pezzi] op. 97(1894)
Studio per Organo(1908)
Studio per organo - Movimento contrario fra ilpedale e la
mano sinistra Tre Studi dal Metodo Teorico-Pratico
per Organo op. 105(1893-97)
Studio per organo trio a 2 manuali e pedale
Studio per organo Cinque pezzi op. 113(1898)
アンドレア・マシナンティ(Org)

ARS MUSICI 232168 ¥1080
マイネリオ:4つのイタリア舞曲
シュッツ:わが子アブサロン、見よ われらが民
ヨハン・ルドルフ・アーレ:新たに植え込まれたテューリンゲンの遊歩庭園
クーナウ:聖書ソナタ第1番-ダヴィデとゴリアテの戦い
ゼッレ:「主よ、わが祈りを聞きたまえ」
バード:ソールズベリーのパヴァーヌ伯爵
コレッリ:トリオ・ソナタ op.3- No.7
プレトリウス:テレプシコーレより4つの舞曲
アントン・シャリンガー(Bass)
ダチュラ・トロンボーン四重奏団

TACTUS TC.810001 ¥1080
天使の祈り
エレナ:3つの小品
シヴォリ:アンダンテ・レリジオーソ
ランツィ:天使の祈りOp.118
アルベルティ:小夜想曲
レスピーギ:シャコンヌ
ネリア:ラルゴ・エスプレッシーヴォOp.40
カゼラッティ:アンダンテ
アンジェリス:愛の夢
ラマシオッティ:カント・レリジオーソOp.17
ロベルト・ノフェリーニ(Vn)
アンドレア・トスキ(Org)

TACTUS TC.540203 ¥1080
バルビ:教会のための聖歌集(1578)
ピエルヴィト・マルサ指揮
ヴィチェンツァ音楽院古楽アンサンブル
ステファノ・ロレンツェッティ(オルガン)

<MEMORIES>
MR2185/2186 2枚組 ¥3380
ステレオ
ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」
1961年8月20日ライヴ
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストン響
コプレフ、マコラム、グラム、タングルウッド祝祭合唱団
ベルリオーズの権威として、数多くの演奏を行い、さらには録音を遺した巨匠
シャルル・ミュンシュ。ライヴで燃え上がる大指揮者故に、「劇的交響曲」ロ
メオとジュリエットの実況録音の登場は歓迎されることでしょう。オーケスト
ラに悲鳴を上げさせるかのような豪快極るオーケストラ・ドライヴ。ブリリア
ントな音色。爆発的熱狂。隅々までミュンシュ節が冴え渡る凄絶なライヴです。
多少平面的で引きつるような処も散見される録音ですが、幸いにもステレオ収
録だけに輝かしさはいや増します。

MR2187/2188 2枚組 ¥3380
モノラル
ハイドン:交響曲第96番「奇蹟」1958年3月、
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付」(1955年3月)
以上、ベルリンフィル、
ベートーヴェン:交響曲第7番(1957年12月8日)
パリ音楽院管、
ブラームス:交響曲第4番(1958年2月18日)
フランス国立放送響
*全ライヴ
アンドレ・クリュイタンス指揮
クリュイタンスはベルリンフィルにとって常連の客演指揮者で、ベートーヴェ
ン全集のスタジオ録音も高名です。当盤では、ライヴでは熱い処を見せた巨匠
の良き遺産で端整でイキの良いハイドン、ベルリンフィルのごついサウンドを
生かして豪快そのものの「オルガン付」を楽しめます。ベートーヴェンの第7番
をパリ音楽院管弦楽団とのライヴで聴けるのも嬉しく、以上三曲は音質もなか
なかのものです。ブラームスの第4は、フランス国立放送響楽旅のジェノヴァ
・ライヴで残念ながら音質は落ちますが、燃えるクリュイタンスを知りたいな
ら必携と申せましょう。