<クラシック・輸入盤新譜情報 11-07>


<Deutsche Grammophon>
4778083 \1850
モーツァルト:ホルン協奏曲集
1.第1番ニ長調K.412+514
2.第2番変ホ長調K.417
3.第3番変ホ長調K.447
4.第4番変ホ長調K.495
アレッシオ・アレグリーニ(ホルン)
モーツァルト管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:2005-7年 ボローニャ
"2009年のアバド生誕75周年を記念して企画されたモーツァルト協奏曲録音
プロジェクト(全3枚)の第1弾で、アバド初録音となるモーツァルトのホルン
協奏曲集。現在、聖チェチーリア音楽院管弦楽団首席奏者として活動する一
方、クラウディオ・アバドに招待され、ルツェルン祝祭管弦楽団、モーツァ
ルト管弦楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団の各首席奏者として活躍するアレッ
シオ・アレグリーニの完璧で傷一つない華麗なソロが光る1枚です。

4779449 3枚組 \5180
CD1
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調〔ノヴァーク版〕
CD2
シベリウス:交響曲第2番ニ長調Op.43
CD3
1.ニールセン:交響曲第5番Op.50
2. 同 第4番Op.29《不滅》
エーテボリ交響楽団
指揮:グスターボ・ドゥダメル
録音:2008-10年 エーテボリ
2007/8年シーズンから北欧の名門エーテボリ交響楽団の首席指揮者に就任し
た若き巨匠ドゥダメル。早くも蜜月関係を築きつつある同コンビは英「ガー
ディアン」や米「ワシントン・ポスト」紙上で早くも大絶賛されていますが、
この3枚組にはその実力を証明する近年のライヴの記録が収められています。
厳然と彫琢されたブルックナー、躍動感あふれるシベリウス、阿修羅の如く
渦巻くニールセンのいずれも必聴です!

4764173 \1850
フランチェスコ・トリスターノ/バッハ・ケージ
1. トリスターノ:イントロイト
2. J.S.バッハ:パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825
3. ケージ:ある風景の中で(1948)
4. ケージ:四季(1947)
5. J.S.バッハ:デュエット 第1番 ホ短調 BWV802
6. J.S.バッハ:デュエット 第2番 ヘ長調 BWV803
7. J.S.バッハ:デュエット 第3番 ト長調 BWV804
8. J.S.バッハ:デュエット 第4番 イ短調 BWV805
9. ケージ:南のエチュード 第8番(1974-75)
10. トリスターノ:インタルーズ
11. J.S.バッハ:フランス組曲 第1番 BWV.812から メヌエットII
フランチェスコ・トリスターノ(ピアノ)
録音:2010年 ベルリン、テルデック・スタジオ
クラシック、テクノ、コンテンポラリーと縦横無尽に「音楽」を奏でる奇才、
フランチェスコ・トリスターノのメジャー・デビュー盤。1981年ルクセンブ
ルク生まれ。ルクセンブルク音楽院、王立ブリュッセル音楽院、ラトヴィア
音楽アカデミー、パリ市立音楽院、ジュリアード音楽院で研鑽を積む。ラ・
ロック・ダンテロン、ルール・ピアノ・フェス等著名音楽祭に参加、2000年、
19歳でプレトニョフ指揮RNOとアメリカ・デビュー。2004年オルレアン20世紀
音楽国際ピアノコンクール優勝。クラシックのみならず、テクノ、電子音楽
など様々な分野でも活躍中。当アルバムはテクノ界の重鎮モーリッツ・フォ
ン・オズワルドのプロデュースにより、クラシック音楽の様式にのっとらず
に制作されたクラシック・アルバムで、独自のサウンドを展開。バッハとケ
ージを現代的視点から捉えて呈示するユニークな作品です。6/7の東京/白寿
ホールでの公演を皮切りに、全国6箇所で現在来日公演ツアー中。

4779730 2枚組(1枚価格) \1850
ムター/ザ・コンプリート・ミュージシャン‐ハイライト
CD1
1.プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ-第1楽章
2.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番-第1楽章
3.ブラームス:
ヴァイオリンとチェロのための協奏曲-第2楽章
(チェロ:アントニオ・メネセス)
4.ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番-第3楽章
(以上ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン)
5.ルトスワフスキ:パルティータ-第1楽章
(ピアノ:フィリップ・モル BBC交響楽団 指揮ヴィトルト・ルトスワフスキ)
6.ベートーヴェン:弦楽三重奏曲Op.9‐3-第3楽章
(ヴィオラ:ブルーノ・ ジュランナ チェロ:ムスティスラフ・ロストロポー
ヴィチ)
7.同:ヴァイオリン・ソナタ第7番-第3楽章(ピアノ:ランバート・オーキス)
8.シベリウス:ヴァイオリン協奏曲-第1楽章
(シュターツカペレ・ドレスデン 指揮:アンドレ・プレヴィン)
9.ドビュッシー:美しき夕暮れ(ピアノ:ランバート・オーキス)
10.サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン)
11.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲-第3楽章
(ニューヨーク・フィルハーモニック 指揮:クルト・マズア)
CD2
1.ヴィヴァルディ:《四季》-〈冬〉(トロンハイム・ソロイスツ)
2.プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番-第2楽章
(ピアノ:ランバート・オーキス)
3.ガーシュウィン:必ずしもそうじゃないぜ(ピアノ:アンドレ・プレヴィン)
4.ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲-第3楽章
(ニューヨーク・フィルハーモニック 指揮:クルト・マズア)
5.バーンスタイン:プラトンの《饗宴》によるセレナード-第2楽章
(ロンドン交響楽団)
6.チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲-第3楽章
(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 以上指揮:アンドレ・プレヴィン)
7.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番《雨の歌》-
(ピアノ:ランバート・オーキス)
8.J.S.バッハ:
ヴァイオリン協奏曲第1番-第2楽章(トロンハイム・ソロイスツ)
9.モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番-第2楽章
(ピアノ:ランバート・オーキス)
10.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調-第3楽章
(ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 指揮:クルト・マズア)
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン&指揮)
録音:1974-2008年
1974-2008年に残した名盤から極上の名演を年代順に選りすぐったムターの
2枚組ベスト盤。カラヤンに見出された天才少女時代、元夫プレヴィンの指揮
とピアノ双方における好サポート、そして彼女自身の弾き振りまで、彼女の
輝かしいキャリアを象徴する名演を、赤、緑、黄色を豪華にあしらったデラッ
クス・ボックスに詰めてお届けします!

734633(DVD-Video) \3350
グルービンガー/ザ・パーカッシヴ・プラネット
1.オープニング・クレジット/2.ザ・ウェーヴ
3.グルービンガー:ガーナイアII/4.ジャスト・キディン
5.クセナキス:オクホ/6.ムーズ・フォー・インタラクション
7.グルービンガー&ブルヒャルツ:プラネット・ルーディメントII
8.クロージング・クレジット
マルティン・グルービンガー(パーカッション)
ザ・パーカッシヴ・プラネット・アンサンブル
今世界で最も輝く超絶パーカッショニスト、1983年ザルツブルク生まれのマル
ティン・グルービンガーの待望のDVD!今年2月のN響との共演でも圧倒的なパ
フォーマンスを聴かせてくれたのも記憶に新しいところ。当盤は、アフリカや
アジアの民族音楽、ミシェル・カミロなど多彩な音楽を融合し、パーカッショ
ンの新しい地平を切り拓き続けている彼の音楽ドキュメントとも言える仕上が
りになっています。花火のように多彩で精緻なリズムを余すところなく記録し
た音と映像をお楽しみください!




<DECCA>
4782943 5枚組 \3950
ディ・ステファノ/ザ・デッカ・レコーディングス
CD1
1.バルセロナの女/2.洗濯女の夜の歌/3.他人にて/4.パリウ遊びの歌
5.どなたか踊りになるなら/6.舵の歌 /7.夢のフィレンツェ
8.ナポリの歌/9.ローマのギター/10.マリウ愛の言葉を
11.サンタ・キアーラ寺院/12.世界でただ一人君を愛す
13.私のために歌って/14.ケ・タッジャ・ディ
15.夜、恋を語るのは何とすばらしいことだ/16.麗しのシシリー
17.金髪のローザ/18.栄光の夢よさらば
CD2
1.帰れソレントへ/2.泣かないでお前/3.奏でよギター
4.ナポリ人の涙/5.歌うナポリ/6.恋する兵士/7.カタリ・カタリ
8.プジレコ…/9.5月だった/10.目覚めよ/11.さようなら美しいナポリ
CD3
1.《アンドレア・シェニエ》-ある日、青空を眺めて
2.同-5月のある晴れた日に/3.《トスカ》-妙なる調和
4.同-星は光りぬ/5.《トゥーランドット》-泣くなリュー
6.同-誰も寝てはならぬ
7.《ウェルテル》-春風よ、なぜ私をめざめさせるのか
8.《マノン》-目を閉じれば/9.《カルメン》-お前が投げたこの花は
10.《ファウスト》-この清らかな住まい
11.《真珠採り》-静寂な湖の底深く
CD4-5
ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》全2幕
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール) 
管弦楽団 指揮:指揮ディノ・オリヴィエリ(CD1) 
ロンドン新交響楽団 指揮:イレール・パッタチーニ(CD2) 
ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
&チューリヒ・ トーンハレ管弦楽団
指揮:フランコ・パターネ(CD3) 
フィオレンティーノ・マッジオ・ムジカーレ管弦楽団 
指揮:フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(CD4-5)他
録音:1955-64年
2008年3月に86歳で亡くなった名テノール、ジュゼッペ・ディ・ステファノ。
今年の7月24日に生誕90年を迎えるのを記念して、ベルカントの粋とも言うべ
き彼がデッカに残した代表的録音を集めた5枚組をお届けします。流麗な歌唱
の魅力をたっぷりお楽しみください!

4779747 10枚組 ¥7000
トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア:宗教作品集
CD1
勝利のミサ&4声のレクイエム
CD2
エレミヤの哀歌
CD3
トレドの写本によるミサとマニフィカト
CD4
聖母マリアのミサと聖母のためのモテット集
CD5
ミサ・アルマ・レデンプトリス・マーテル、
マニフィカトと聖母のためのモテット集
CD6
ヒムヌス、モテットと諸聖人の祝日のミサ
CD7
マドリード・ハプスブルク王家の復活祭の典礼音楽
CD8
ミサ・アヴェ・レジナ、モテットと晩課のための音楽
CD9
ミサ・サルヴ、モテット集
CD10
Motetes e Himnos para al ano liturgico
アンサンブル・プルス・ウルトラ
指揮:マイケル・ヌーン
トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア(1548 - 1611)は、黄金世紀(16世紀)スペ
インの生んだルネサンス音楽最大の作曲家の一人で、かのパレストリーナに
次ぐポリフォニックな教会音楽の大家に位置づけられています。当盤は、マ
ドリード貯蓄銀行文化財団をスポンサーとする「黄金世紀シリーズ」プロ
ジェクトの一環として、ヴィクトリアの没後400年にあたる2011年を見据えて、
彼の宗教作品を着々と録音してきた充実の10枚組です。その静謐な音楽の響
きの中で、常に彼の情熱の熱い迸りを感じとれることでしょう。




<Universal Italia>
4764347 \2180
ダニイル・トリフォノフ・プレイズ・ショパン
ソナタ第3番 ロ短調 op.58
ワルツ第1番 op.18《華麗なる大円舞曲》
マズルカ第33番、34番、35番
練習曲 op.10-8
ロンド op.5.《マズルカ風》
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ op.22
ダニイル・トリフォノフ(ピアノ)
近年稀にみる高水準!と大い盛り上がりを見せた2010年のショパン・コンクー
ル。先日DGからデビュー盤を出したインゴルフ・ヴンダーに続き、第3位入賞
者のダニイル・トリフォノフがイタリア・ユニバーサルからデビュー盤をリリ
ースします。トリフォノフは1991年、ロシアのニジニ・ノヴゴロドに生まれ、
2009年からクリーヴランド音楽院でピアノを学ぶ19歳。2010年のショパンコン
クールでは最優秀マズルカ賞も受賞しています。今年1月には初来日し、ショ
パンコンクール入賞者によるガラコンサートで日本の音楽ファンの心をつかみ
ました。今後の活躍を見守りたい新たな才能の登場です!




<Australian Eloquence>
4804722 2枚組 \1400
モーツァルト:セレナード&ディヴェルディメント集
1.2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネK.190(K186e)
2. セレナード第6番《セレナータ・ノットゥルナ》K.239
3. ディヴェルティメントK.136/4. ディヴェルティメントK.137
5. ディヴェルティメントK.138
6. セレナード第13番《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》K.525
アカデミー室内管弦楽団
指揮:ネヴィル・マリナー
録音:1967-72年
18世紀の貴族社会の様々な場面で生活に彩りを与えた機会音楽。モーツァルト
によって書かれたこれらの音楽は、それまでのライト・ミュージックとは一線
を画す愉悦に溢れたメロディーの宝庫でした。マリナー&アカデミーの馥郁た
る香りあふれる名演でお届けします。

4804719 2枚組 \1400
モーツァルト:11交響曲集
1.交響曲第13番ヘ長調K.112/2. 同 第14番イ長調K.114
3. 同 第15番ト長調K.124/4. 同 16番ハ長調K.128
5. 同 第23番ニ長調K.181/6. 同 第24番変ロ長調K.182
7. 同 第25番ト短調K.183/8. 同 第26番変ホ長調K.184
9. 同 第27番ト長調K.199/10. 同 第29番イ長調K.201
11. 同 第32番ト長調K.318
アカデミー室内管弦楽団 
指揮:ネヴィル・マリナー
録音:1968-71年
若干15歳のモーツァルトが全力を傾注して取り組んだ交響曲第13-16番と、中
期交響曲の傑作群の計11曲をカップリングした2枚組。機能美とバイタリティ
を備えたマリナー&アカデミー室内管の秀演でどうぞ!

4803031 \900
M.ハイドン:協奏曲、メヌエット、ディヴェルティメント集
1.ホルン協奏曲ニ長調P.134
2.6つのメヌエットP.70
3.オルガンとヴィオラのための二重協奏曲P.55
4.ディヴェルティメント ト長調
バリー・タックウェル(1:ホルン)サイモン・プレストン(3:オルガン)
スティーヴン・シングルス(1:ヴィオラ) 
アカデミー室内管弦楽団
指揮:ネヴィル・マリナー(1-3) 
ウィーン八重奏団員(4)
録音:1962-69年
「交響曲の父」ヨーゼフ・ハイドンの5歳年下の弟で、モーツァルトやウェー
バーにも多大な影響を与えたミヒャエル・ハイドン。その穏やかで優美な曲
想を象徴する4曲を収めた当盤が、待望の再プレスになりました。中でも、巨
匠マリナー&アカデミー室内管の抑制の効いたアンサンブルと、鮮やかなチェ
ンバロの美しい絡みは大きな効きどころです。

4804481 2枚組 \1400
ハイドン:協奏曲、ドイツ舞曲、序曲集
1.チェロ協奏曲ハ長調Hob.VIIb:1
2. 同 ニ長調Hob.VIIb:2
3.トランペット協奏曲変ホ長調Hob.VIIe:1
4.チェンバロ協奏曲ニ長調Hob.XVIII:11
5.交響曲(序曲)ニ長調 Hob.Ia/7
6.《アチデ》序曲Hob.Ia:5
7.6つのドイツ舞曲Hob.IX:9
8.6つのアルマンドHob.IX
9.オルガン協奏曲ハ長調Hob.XVIII:1
10.ホルン協奏曲第1番ニ長調Hob.VIId:3
11. 同 第2番ニ長調Hob.VIId:4
ハインリヒ・シフ(1-2:チェロ)アラン・ストリンガー(3:トランペット)
ジョージ・マルコム(4:チェンバロ)サイモン・プレストン(9:オルガン)
バリー・タックウェル(10-11:ホルン)
アカデミー室内管弦楽団
指揮:ネヴィル・マリナー
録音:1966-69年
有名曲と珍曲を巧みに織り交ぜた協奏曲を中心に編まれたマリナー&アカデミ
ー室内管のハイドン作品集。シフ、プレストン、タックウェルら錚々たる名手
たちの名演でお届けします。中でも、タックウェルの迫真に満ちた歌い回し、
ストリンガーの鋭い表現、そして《アチデ》序曲における清廉な構成は、大き
な聴きどころです。

4804916 3枚組 \2350
ヘンデル:《イェフタ》&アリア集
1.オラトリオ《イェフタ》HWV.70
2.調和の聖を見よ
3.私の魂は見つつ聞く
4.甘い沈黙
アンソニー・ロルフェ(1:テノール)マーガレット・マーシャル、
エマ・カークビー(1:ソプラノ)アルフレーダ・ホジソン(1:メゾ・ソプラノ)
ポール・エスウッド(1:カウンターテナー)クリストファー・ケイト(1:バス)
ロバート・ティアー(2-4:テノール) 
サウスエンド少年合唱団 アカデミー室内管弦楽団&合唱団 
指揮:ネヴィル・マリナー
録音:1969-79年
ヘンデが最後に書いた大規模な作品で、旧約聖書の民数記やヨシュア記に登場
するユダヤ人の指導者を題材にしたオラトリオ《ヨシュア》。ロルフェ、カー
クビー、ホジソンら個性手的な名歌手たちを、爽快かつ手堅い指揮でまとめた
マリナーの名盤が待望の再プレスになりました。とりわけソプラノのマーシャ
ルの正確で傑出した歌声にご注目を!また、ティアーが祈り声のように美しく
歌い上げる3つのアリアも必聴です。

4805318 \900
オッフェンバック:
1.《ホフマン物語》-舟歌/森の小鳥は憧れを歌う/昔、アイゼナッハの宮廷
にいた/おお、何という陶酔で
2.《美しいエレーヌ》序曲
3.《蝶々》-パド・ドゥ(抜粋)/光のワルツ
4.《追い出された亭主》-チロルのワルツ
5.《天国と地獄》序曲
6.《ラ・ペリコール 》-
私のいとしい人よ/ああ!何という晩餐をとったのかしら
7.《鼓手隊長の娘》序曲
8.《ロビンソー・クルーソー》-愛する彼のところに連れて行って
9.《ジェロルスタン女大公殿下》-担え銃!-皆さんは危険を愛し…ああ!私
は何て兵隊さんが好きなのでしょう
プラシド・ドミンゴ(テノール)
レジーヌ・クレスパン、スミ・ジョー、
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)
ユゲット・トゥランジョー(メゾ・ソプラノ) 
指揮;エルネスト・アンセルメ、リチャード・ボニング、
アラン・ロンバール
録音:1960-93年
オペレッタの原型を作り、音楽と喜劇との融合を果たしたオッフェンバック。
昨年に没後220年の節目を迎えた彼ですが、生前は爆発的な人気と反比例する
かのように、痛烈な風刺を受け、その退廃的とも言える快楽的作風は知識人
から多数の批判を受けたことでも知られています。エミール・ゾラなどは
「オペレッタとは、邪悪な獣のように駆逐されるべき存在」とまで書いてい
ますが、今日では第二帝政期フランスを代表する文化の一つとして歴史的お
よび作品的な評価も高い作曲家に位置づけられています。アンセルメの巧妙
な指揮の下で、魅惑的な美声を披露するクレスパンやサザーランドの往年の
名演から、現代のドミンゴやジョーまで幅広い年代から精選した名曲の数々
をお楽しみいただけます。ジェームズ・ハーディングの素晴らしいライナー
ノートも必読です!

<EMI CLASSICS>
CDCW-4578152 ¥1650
シェーンベルク:管弦楽作品集
1.ブラームス/オーケストレーション:シェーンベルク:
ピアノ四重奏曲第1番ト短調作品25
2.シェーンベルク:映画の一場面への伴奏音楽
3.シェーンベルク:室内交響曲第1番(管弦楽版)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル指揮
録音:コンサート・ライヴ 2009年10月30日-11月7日
ジュエル・ケース 16Pブックレット
ラトルがそのキャリアで、いち早く世界的評価を確立した20世紀作品の傑作。
敬愛したブラームス作品の編曲作品をはじめ、ベルリン・フィルとともにその
本領を発揮したシェーンベルク作品集
ベルリン・フィルとの契約を延長し、さらなる高みを築きはじめたラトル、
今秋の来日公演もささやかれる中、新登場の作品にご注目下さい。

●THE HOME OF OPERA
CMSW-0829772(2CD+1CDRom) \2000
ドニゼッティ:アンナ・ボレーナ
アンナ・ボレーナ・・・・・・・・マリア・カラス(ソプラノ)
ジョヴァンナ・セイモア・・・・ジュリエッタ・シミオナート(メゾ・ソプラノ)
エンリコ8世・・・・・・・・ニコラ・ロッシ=レメーニ(バス)
パーシー・・・・・・・・・・・・・ジャンニ・ライモンディ(テナー)
スメトン・・・・・・・・ガブリエラ・カルトゥラン(メゾ・ソプラノ)
サー・ハーヴェィ・・・・・・・・・・・ルイジ・ルンボ(テナー)
ロシュフォール卿・・・・・・・・プリニオ・クラバッシ(バス)
ミラノ・スカラ座管弦楽団、ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮
録音:1957年4月14日 ミラノ、スカラ座 ライヴ
マルチ・パック 16Pブックレット
上演の復活のきっかけとなったカラスの伝説的スカラ座での上演ライヴ




●BRITISH COMPOSERS
CZS-0290182 5枚組 ¥2250
アーサー・ブリス(期間限定盤)
CD1
1.色彩交響曲
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
チャールズ・グローヴズ指揮
2.映画音楽「来るべき世界」(8曲)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、
チャールズ・グローヴズ指揮
3.チェロ協奏曲
アルト・ノラス(チェロ)
ボーンマス交響楽団、パーヴォ・ベルグルンド指揮
CD2
1.バレエ組曲「アダム・ゼロ」(12曲)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
ヴァーノン・ハンドリー指揮
2.ディスコース(管弦楽のための)
バーミンガム市交響楽団、ヴァーノン・ハンドリー指揮
3.2台のピアノと管弦楽のための協奏曲(編:3手用)
4.映画「クリストファー・コロンブス」組曲(3曲)
CD3
1.バレエ組曲「王手詰め」(6曲)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
ヴァーノン・ハンドリー指揮
2.会話(フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための)
-第1&5楽章
メロス・アンサンブル
3.オーボエ五重奏曲
メロス・アンサンブル
4.クラリネット五重奏曲
メロス・アンサンブル
CD4
1.パストラール「羊の群れは野に休らう」
シビル・マイケロウ(メゾ・ソプラノ)、ノーマン・ライト(フルート)、
ロンドン・ブルックー=マーラー合唱団
ロンドン室内管弦楽団、ウィン・モリス指揮
2.謎の結び目
ジョン・シャーリー=クァーク(バリトン)
ロンドン室内管弦楽団、ウィン・モリス指揮
3.弦楽のための音楽
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
CD5
1.祝典前奏曲
サイモン・プレストン(オルガン)他
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、アーサー・ブリス指揮
2.ようこそ女王
フィルハーモニア管弦楽団、アーサー・ブリス指揮
3.A Song of Welcome
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)、ジョン・キャムロン(バリトン)、
BBC合唱団
フィルハーモニア管弦楽団、アーサー・ブリス指揮
4.バレエ組曲「ゴーバルズの奇跡」(9曲)
フィルハーモニア管弦楽団、アーサー・ブリス指揮
5.弦楽のための音楽
フィルハーモニア管弦楽団、アーサー・ブリス指揮

CZS-0290062 5枚組 ¥2250
ブリテン、バークリー&ラッブラ(期間限定盤)
CD1
ブリテン:
1.歌劇「ピーター・グライムズ」作品33より(10曲)
ピーター・ピアーズ(テナー)、ジョーン・クロス(ソプラノ)、
トム・カルバート(テナー)、
BBC劇場合唱団、
コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団、
レジナルド・グッドール指揮
2.ミケランジェロの7つのソネット 作品22
ピーター・ピアーズ(テナー)、ベンジャミン・ブリテン(ピアノ)
3.ジョン・ダンの神聖なソネット 作品35(全9曲)
ピーター・ピアーズ(テナー)、ベンジャミン・ブリテン(ピアノ)
CD2
歌劇「ルクレティアの凌辱」作品37(改定1947年版)(短縮版)
ピーター・ピアーズ(テナー)、ジョーン・クロス(ソプラノ)、
ノーマン・ラムスデン(バス)、
デニス・ダウリング(バリトン)、フレデリック・シャープ(バリトン)、
ナンシー・エヴァンス(コントラルト)、
フローラ・ニールセン(メゾ・ソプラノ)、
マーガレット・リッチー(ソプラノ)、レジナルド・グッドール指揮
CD3
1.ラッブラ:Loth to Depart-ファーナビーのヴァージナル小品による即興曲
ハレ管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮
2.ブリテン:ヴァイオリン協奏曲 作品15(オリジナル版)
テオ・オロフ(ヴァイオリン)
ハレ管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮
3.ヘミング/編:コリンズ:戦死した兵士のための哀歌
ハレ管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮
4.ラッブラ:交響曲第5番変ロ長調 作品63
ハレ管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮
CD4
1.ラッブラ:ピアノ協奏曲ト長調 作品55
デニス・マシューズ(ピアノ)
BBC交響楽団、マルコム・サージェント指揮
2.ブリテン:前奏曲とフーガ(18の弦楽器のための) 作品29
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ノーマン・デル・マール指揮
3.ブリテン:ピアノ協奏曲ニ長調 作品13(改定版)
ジャック・アブラム(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団、ハーバート・メンゲス指揮
CD5
1.バークリー:ホルン三重奏曲 作品44
デニス・ブレイン(フレンチ・ホルン)、マヌーグ・パリキアン(ヴァイオリン)、
コリン・ホースリー(ピアノ)
2.バークリー:6つの前奏曲 作品23
コリン・ホースリー(ピアノ)
3.バークリー:アヴィラの聖テレサの4つの詩 作品27
パメラ・バウデン(コントラルト)
コレギウム・ムジクム・ロンドン、ジョン・ミンチントン指揮
4.バークリー:3つのギリシャの歌 作品38
トマス・ハムスリー(バリトン)、アーネスト・ラッシュ(ピアノ)
5.バークリー:W.H.オーデンの5つの詩 作品58
トマス・ハムスリー(バリトン)、アーネスト・ラッシュ(ピアノ)
6.バークリー:ポルカ(2台のピアノのための3つの小品 作品5の1)
シリル・スミス(ピアノ)、フィリス・セリック(ピアノ)
7.バークリー:乙女について語らう歌
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
デイヴィッド・ウィルコックス指揮
8.バークリー:主は我が羊飼い 作品91の1
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、トマス・ローズ(トレブル)、
クリストファー・ヒューズ(オルガン)、スティーヴン・クローベリー指揮

CZS-0289892 5枚組 ¥2250
ベスト・オブ・ブリティッシュ(期間限定盤) 
CD1
1.コーツ:トワイライトの踊り-組曲「夏の日」より
2.コリンズ:Vanity Fair
3.カーゾン:Punchinello-Miniature Overtureより
4.トムリンソン:小さなセレナード
5.ビンジ:Miss Melanie
6.ラングフォード:ワルツ(弦楽オーケストラのための)
7.バイコ:エリザベス朝の仮面
8.ヴィンター:ポルトガル人のパーティ
9.デクスター:シチリアーノ
10.ウッド:組曲「Moods」より-第6曲:喜び
プロ・アルテ管弦楽団、ジョージ・ウェルドン指揮
11.ビンジ:エリザベス朝のセレナード
12.ウッド:組曲「パリ」より-第3曲:モンマルトル
13.オズボーン:ペネロープの子守歌
14.ファーノン:Portrait of a Flirt
15.ハートリー:赤と黒
スタジオ2交響楽団、レジナルド・キルビー指揮
16.ダンカン:小さな組曲 より-第3曲:行進曲
17.カーゾン:The Boulevardier
18.ビンジ:水車
19.ドッカー:Tabarinage
20.ホープ:The Ring of Kerryより-「軽装二輪馬車」
リトル・ミュージック協会管弦楽団
ヴィヴィアン・ダン指揮
21.コーツ:Impression of a Princess
22.コーツ:Wood Nymphs
23.コーツ:The Dam Busters
エリック・コーツと彼のコンサート管弦楽団
CD2
1.メイヤール:Marigold 作品78
2.メイヤール:Puppets 組曲 作品77より-Punch
3.メイヤール:「4つのエース」より-ハートのエース
4.メイヤール:Piano Exaggerationsより-Antiguary
5、メイヤール:浅い水
6.メイヤール:3 Syncopated Ramblesより-The Printer's Devil
7.メイヤール:Piano Exaggerationsより-Sleepy Piano
8.メイヤール:Raukriad rhythm
以上 リチャード・ロドニー・ベネット(ピアノ)
9.ブリス:The Rout Trot T42
10.ランバート:Elegiac Blues
11.ウィリアムズ:Dejeuner dansantより-Valsette brute
12.ウィリアムズ:Dejeuner dansantより-Raguette extra-sec
13.グーセンス:Folk-Tune
14.ランバート:エレジー
15.ブリス:ブリス
16.ウォルトン/編:ベネット:年老いたフォーク卿
以上 リチャード・ロドニー・ベネット(ピアノ)
17.ランバート:協奏曲(ソロ・ピアノと9人のプレイヤーのための)
リチャード・ロドニー・ベネット(ピアノ)
イングリッシュ・シンフォニア、ネヴィル・ディルクス指揮
CD3
1.ガーディナー:Oveture to Comedy
2.クィルター:3つのイギリス舞曲 作品11
3.ウォルトン:午睡
4.グーセンス:By the Tarn 作品15の1 
5.クィルター:組曲「虹の終わる場所に」
6.バックス:地中海
7.ウォーロック:An Old Song
8.ジャーマン:ヘンリー8世より(3曲)
以上 ノーザン・シンフォニア・オブ・イングランド、
リチャード・ヒコックス指揮
CD4
1.ウッド:たたえん、よろこびの光を
2.ベイントン:And I saw a new heaven
3.アイアランド:至上の愛
w/レナード・ピアシー(トレブル)、ポール・ロビンソン(バリトン)
4.ハリス:Faire is the heaven
5.ネイラー:Vox dicentisより-Calma
w/トマス・ローズ(トレブル)、ロバート・ダトナウ(テナー)
6.ハウエルズ:Like as the hart
w/レナード・ピアシー(トレブル)
7.ウォルトン:Set me as a seal upon thine heart
w/ゴータム・ランガラジャン(テナー)
8.バークリー:主は我が羊飼い 作品91の1
w/トマス・ローズ(トレブル)
9.ブリテン:A Hymn of St Columba
10.ライトン:Let all the world in every corner sing
11.ハーヴェイ:I love the Lord
12.ウェイアー:Ascending into Heaven
w/ゴータム・ランガラジャン(テナー)、ロバート・ライス(バリトン)
13.モウ:One foot in Eden still, I stand
w/トマス・ローズ(トレブル)、レナード・ピアシー(トレブル)、
ロビン・タイソン(カウンター・テナー)、ゴータム・ランガラジャン(テナー)、
ポール・ロビンソン(バリトン)
以上 ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、
スティーヴン・クローベリー指揮
CD5
1.エルガー:序奏とアレグロ(弦楽四重奏と弦楽オーケストラのための)作品47
2.ヴォーン・ウィリアムズ:タリスの主題による幻想曲
3.ウォルトン:ソナタ(弦楽合奏のための)
以上 シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア、
リチャード・ヒコックス指揮

CZS-0290012 2枚組 ¥1150
ブリテンの国へのガイド(期間限定盤)
CD1
ロンドン
1.コーツ:ナイツブリッジ(行進曲)(ロンドン組曲 第3番)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
チャールズ・グローヴズ指揮
2.エルガー:コケイン(首都ロンドンにて) コンサート序曲作品40(終結部)
フィルハーモニア管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮
3.グレンジャー:Handel in the Stand Clog Dance RMTB2
ダニエル・アドニ(ピアノ)
4.ホルスト:「ブルック・グリーン」組曲 第1曲:前奏曲
ボーンマス交響楽団、ノーマン・デル・マール指揮
エセックス
5.民謡/編:ヴォーン・ウィリアムズ:茂みといばら
バッコリアン・シンガーズ・オブ・ロンドン
ケンブリッジ
6.ハウエルズ:マニフィカト「コレギウム・レガレ」
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、ボリス・オード指揮
イースト・アングリア
7.ブリテン:「ピーター・グライムズ」-夜明け(4つの海の間奏曲 作品33aの1)
ロンドン交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮
8.ウォーロック:Yarmouth Fair
オウエン・ブラニガン(バス)、アーネスト・ラッシュ(ピアノ)
リンカーンシア
9.民謡/編:グレンジャー:ブリッグの定期市
イアン・ボストリッジ(テナー)、ポリフォニー(スティーヴン・レイトン指揮)
10.民謡/編:ブリテン:The Lincolnshire Poacher
ロバート・ティアー(テナー)、フィリップ・レッジャー(ピアノ)
ダービィシア
11.パリー:聖歌-Repton(Dear Load and Father of mankind)
トマス・バラード(バリトン)、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、
スティーヴン・クローベリー指揮
12.ハドリー:丘陵地帯
フェリシティ・パーマー(ソプラノ)、ロバート・ティアー(テナー)、
ケンブリッジ大学音楽協会合唱団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
フィリップ・レッジャー指揮
ザ・ノース
13.フック/編:オヴァートン:The Lass of Richmond Hill
キングズ・シンガーズ
14.スミス・オブ・ダーハム:Preces
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、フィリップ・レッジャー指揮
15.民謡/編:ブリテン:Come you not from Newcastle?
ロバート・ティアー(テナー)、フィリップ・レッジャー(ピアノ)
16.ガーニー:Black Stitchel
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テナー)、
デイヴィッド・ウィルソン(ピアノ)
スコットランド
17.マッカン:「The Land of the Mountain and the Flood」
コンサート序曲 作品3
(開始部)
スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、アレクサンダー・ギブソン指揮
18.民謡/編:ヴォーン・ウィリアムズ:ロッホ・ローモンド
イアン・パートリッジ(テナー)、ロンドン・マドリガル・シンガーズ、
クリストファー・ビショップ指揮
19.アーノルド:スコットランド舞曲 作品59の4
フィルハーモニア管弦楽団、ロバート・アーヴィング指揮
20.民謡/編:モファット:The Wee Cooper o' Fife
ロバート・ティアー(テナー)、ベンジャミン・ラクソン(バリトン)、
アンドレ・プレヴィン(ピアノ)
ウェールズ
21.エドワーズ/編:ヴォーン・ウィリアムズ:Rhosymedre
ノーザン・シンフォニア・オブ・イングランド、
リチャード・ヒコックス指揮
22.民謡/編:ブリテン:とねりこの木立
ロバート・ティアー(テナー)、フィリップ・レッジャー(ピアノ)
23.パリー:聖歌-Aberystwyth
ハダースフィールド合唱協会、オーワン・アーウェル・ヒューズ指揮
24.民謡/編:ホルスト:スワンジーの町
バッコリアン・シンガーズ・オブ・ロンドン
シュロップシア&ワーチェスターシア
25.ピール:ブレドンの夏のころ
フレデリック・ハーヴェイ(バリトン)、フィルハーモニア管弦楽団、
ジョージ・ウェルドン指揮
26.エルガー:セヴァーン組曲 作品87の1 ワーチェスターの城
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
チャールズ・グローヴズ指揮
27.バターワース:シュラップシャーの若者-第1曲
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テナー)、
デイヴィッド・ウィルソン(ピアノ)
28.エルガー:森の国の間奏曲(カラクタクス 作品35 第3場)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
チャールズ・グローヴズ指揮
29.ヴォーン・ウィリアムズ:ウェンロック・エッジで-第6曲:Clun
イアン・パートリッジ(テナー)、
ミュージック・グループ・オブ・ロンドン
CD2
ボーセットシア
1.ウッド:Barwick Green
シドニー・トーチと彼の管弦楽団
オクスフォード
2.ヴォーン・ウィリアムズ:オクスフォードのエレジー(抜粋)
ジョン・ウェストブルック(語り手)、
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、
ジャック管弦楽団、デイヴィッド・ウィルコックス指揮
グロースターシア
3.ハウエルズ:グロースターシアにて(弦楽四重奏曲第3番)-第2楽章
ブリテン四重奏団
4.ヴォーン・ウィリアムズ:聖歌-Down Ampney
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、
スティーヴン・クローベリー指揮
サマーセット
5.ヴォーン・ウィリアムズ/オケ編:
ジェイコブ:行進曲(サマーセットのフォークソング)
ロンドン交響楽団、エードリアン・ボールト指揮
6.民謡/編:ブリテン:The trees they grow so high
ロバート・ティアー(テナー)、フィリップ・レッジャー(ピアノ)
デヴォン&コーンウォール
7.スタンフォード:Devon, O Devon, in wind and rain
ベンジャミン・ラクソン(バリトン)、ボーンマス交響合唱団&楽団、
ノーマン・デル・マール指揮
8.バックス:ティンタジェル(開始部)
ロンドン交響楽団、ジョン・バルビローリ指揮
9.キャロル/編:ラッター:Sans Day Carol
クレア・カレッジシンガーズ&管弦楽団、ジョン・ラッター指揮
10.アーノルド:Cornish Dance作品91の3
バーミンガム市交響楽団、マルコム・アーノルド指揮
11.サンダーソン:Devonshire Cream and Cider
フレデリック・ハーヴェイ(バリトン)、フィルハーモニア管弦楽団、
ジョージ・ウェルドン指揮
ウェセックス
12.ホルスト:エグドン・ヒース(開始部)
ロンドン交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮
サウス・コースト
13.ヴォーン・ウィリアムズ:リンデン・リー
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
14.ウォルトン:ポーツマス・ポイント序曲
ロンドン交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮
15.キャロル/編:ウィルコックス:サセックス・キャロル
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、
デイヴィッド・ウィルコックス指揮
バークシア
16.ヴォーン・ウィリアムズ:ウィンザーの森で-第4曲:婚礼の合唱
ボーンマス交響合唱団&シンフォニエッタ、ノーマン・デル・マール指揮
ロンドン
17.ホルスト:セント・ポール組曲 作品29の2-第4曲
イギリス室内管弦楽団、ユーディ・メニューイン指揮
18.ヴォーン・ウィリアムズ:ロンドン
イアン・パートリッジ(テナー)
19.コーツ:コヴェント・ガーデン
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
チャールズ・グローヴズ指揮
20.アイアランド:ロンドン小品集-第2曲:ラガマフィン
デズモンド・ライト(ピアノ)
21.ヴォーン・ウィリアムズ:ロンドン交響曲-第4楽章
ハレ管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮


●MUTI EDITION
1941年7月28日生まれの今や世界の巨匠として比類ない評価とリスペクトを得
ているリッカルド・ムーティの生誕70年に合わせて、EMIへの録音をまとめた
12点のMUTI EDITIONを発売してまいります。先にご案内した限定生産のベー
トーヴェンとチャイコフスキーのボックス2点と同時に発売される10点を、
ご案内いたします。
いずれも2CDはブリリアント・ボックス、1CDはジュエル・ケースで、
全て12Pブックレットの仕様となります。

CMSW-0979572 2枚組 ¥1500
ベルリオーズ:
CD1
1.幻想交響曲 作品14
録音:1984年11月3&5日 メモリアル・ホール、フェアマウント・パーク、
フィラデルフィア
2.&CD2
劇的交響曲「ロメオとジュリエット」 作品21
w/ジェシー・ノーマン(ソプラノ)、ジョン・アラー(テナー)、
サイモン・エステス(バス)
ウェストミンスター合唱団
録音:1984年1月25-28日 メモリアル・ホール、フェアマウント・パーク、
フィラデルフィア
以上 フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮

CMSW-0979622 2枚組 ¥1500
ブルックナー:
CD1
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(ノーヴァク版)
録音:1985年11月4-7日 ダーレム教会、ベルリン
CD2
交響曲第6番イ長調
録音:1988年1月7&8日 フィルハーモニー、ベルリン
以上 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮

CMSW-0979722 2枚組 ¥1500
メンデルスゾーン:
CD1
1.交響曲第3番イ短調作品56「スコットランド」
録音:1975年10月1&2日 キングズウェイ・ホール、ロンドン
2.交響曲第5番ニ長調作品107「宗教改革」
録音:1979年1月18&19日 キングズウェイ・ホール、ロンドン
以上 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮
CD2
1.交響曲第4番イ長調作品90「イタリア」
録音:1976年7月23日&9月9&10日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.序曲「海の静けさと幸ある航海」作品27
録音:1975年10月2日 キングズウェイ・ホール、ロンドン
以上 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮
3.リスト:交響詩「前奏曲」
録音:1983年1月8日 オールド・メトロポリタン・オペラ・ハウス、
フィラデルフィア
4.フランク:交響詩「のろわれた狩人」
録音:1981年10月26日 オールド・メトロポリタン・オペラ・ハウス、
フィラデルフィア
以上 フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮

CDMW-0979772 ¥1150
モーツァルト:
1.レクイエム ニ短調 K.626
2.アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
w/パトリツィア・パーチェ(ソプラノ)、
ヴァルトラウト・マイアー(メゾ・ソプラノ)
フランク・ロパルド(テナー)、ジェイムズ・モリス(バス)、
スウェーデン放送合唱団
ストックホルム室内合唱団、ベルリン・フィルハーモニアー管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮
録音:1987年2月14&15日 フィルハーモニー、ベルリン

CMSW-0979822 2枚組 ¥1500
プロコフィエフ:
CD1
「ロメオとジュリエット」
1.組曲第1番作品64b
2.組曲第2番作品64c
以上 フィラデルフィア管弦楽団 
リッカルド・ムーティ指揮
録音:1981年2月18日 オールド・メトロポリタン・オペラ・ハウス、
フィラデルフィア
3.シンフォニエッタ イ長調作品48
フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮
録音:1977年6月29日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
CD2
映画音楽「イワン雷帝」作品116
w/イリーナ・アルキポヴァ(メゾ・ソプラノ)、
アナトリー・モクレンコ(バリトン)
ボリス・モルグノフ(語り手)、アンブロジアン合唱団
フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮
録音:1977年7月25-27日&9月20日 キングズウェイ・ホール、ロンドン

CDMW-0979872 ¥1150
ラヴェル:
1.ボレロ
2.ダフニスとクロエ 第2組曲
w/シンギング・シティ・コア・オブ・フィラデルフィア、
マレイ・M・パニッツ(フルート・ソロ)
3.道化師の朝の歌
録音:1982年2月13-16日 オールド・メトロポリタン・オペラ・ハウス、
フィラデルフィア
4.スペイン狂詩曲
録音:1979年12月1&3日 オールド・メトロポリタン・オペラ・ハウス、
フィラデルフィア
5.洋上の小舟
録音:1993年2月6&8日 メモリアル・ホール、フェアマウント・パーク、
フィラデルフィア
以上 フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮

CDMW-0979882 ¥1150
レスピーギ:
1.ローマの松
2.ローマの泉
3.ローマの祭り
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮
録音:1984年11月10&12日 メモリアル・ホール、フィラデルフィア

CMSW-0979932 2枚組 ¥1500
シューマン:
1.交響曲第1番変ロ長調作品38「春」
2.交響曲第2番ハ長調作品61
3.交響曲第3番変ホ長調作品97「ライン」
4.交響曲第4番ニ短調作品120
5.序曲「メッシーナの花嫁」作品100
6.序曲「ヘルマンとドロテーア」作品136
フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮

CMSW-0980152 2枚組 ¥1500
ヴェルディ:オペラ合唱曲、序曲&バレエ音楽
CD1
「ナブッコ」
1.祭りの晴れ着がもみくちゃに(第1幕)
2.行け、わが思いよ、黄金の翼に乗って(第2幕)
「第1回十字軍のロンバルティア人」
3.大いなる都エルサレム(第3幕)
4.おお主よ、ふるさとの家々を(第4幕)
録音:1991年7月 アバネッラ、ミラノ
「エルナーニ」
5.Evviva! Beviam!(第1幕)
6.よろこべ、歓喜でわれらを満たせ(第2幕)
録音:1982年12月7,11,14,18&22日 ライヴ スカラ座、ミラノ
7.カスティッリャの獅子が目覚めんことを(第3幕)
録音:1991年7月 アバネッラ、ミラノ
「アッティラ」
8.前奏曲
9.怒号と略奪と(プロローグ)
10.あまたの森の王(プロローグ)
11.空の果てしない蒼穹(第2幕)
12.誰が心に光をもたらすでしょうか(第2幕)
録音:1989年6月&7月 アバネッラ、ミラノ 
「マクベス」
13.しいたげられている祖国(第4幕)
録音:1991年7月 アバネッラ、ミラノ
「リゴレット」
14.前奏曲
15.シッ,シッ,いざ敵討ちに取りかかろう(第1幕)
録音:1988年7月1-10日&10月16&17日 スカラ座、ミラノ
「イル・トロヴァトーレ」
16.ジプシーの合唱「朝の光がさしてきた」(アンヴィル・コーラス)(第2幕)
録音:1991年7月 アバネッラ、ミラノ
「運命の力」
17.天使たちのマントで(第2幕) w/ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
18.同僚,あゆみをとめて(第3幕)
19.戦争とは狂ったようなもの(第3幕)
20.ラタプラン(第3幕) w/ドローラ・ザジック(メゾ・ソプラノ)
録音:1986年7月6-15日 スカラ座、ミラノ
「レクイエム」
21.聖なるかな
録音:1987年6月26&29日 ライヴ スカラ座、ミラノ
以上 ミラノ・スカラ座合唱団&管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮
「アイーダ」
22.エジプトの栄光(第2幕)
23.行進曲
24.舞踊音楽
25.来たれ,凱旋将軍よ
以上 コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団
ロイヤル・ミリタリー音楽学校のトランぺッターたち
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 
リッカルド・ムーティ指揮
録音:1974年7月2-9日&11日 ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール、
ロンドン
CD2
1.「ナブッコ」シンフォニア*
録音:1975年10月 アビイ・ロード第1スタジオ
2.「マクベス」前奏曲
3.「マクベス」舞踏音楽
録音:1976年7月5-9日 アビイ・ロード第1スタジオ&1976年7月13-20日 
キングズウェイ・ホール、ロンドン
4.「レニャーノの戦い」シンフォニア
5.「ルイーザ・ミラー」シンフォニア
録音:1976年1月&11月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
6.「椿姫」第1幕への前奏曲*
7.「椿姫」第3幕への前奏曲*
録音:1980年6月5-15日 キングズウェイ・ホール、ロンドン
8.「シチリア島の夕べの祈り」-四季(第3幕)
録音:1978年7月&1980年7月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
9.「運命の力」シンフォニア
録音:1977年1月 アビイ・ロード第1スタジオ
以上 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団*
リッカルド・ムーティ指揮

CMSW-0980202 2枚組 ¥1500
ヴェルディ:
CD1&2-1.
レクイエム
w/レナータ・スコット(ソプラノ)、アグネス・バルツァ(メゾ・ソプラノ)
ヴァリアーノ・ルケッティ(テナー)、エフゲニー・ネステレンコ(バス)
アンブロジアン合唱団、フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮
録音:1979年6月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
2.4つの聖歌
w/アーリーン・オージェ(ソプラノ)、スウェーデン放送合唱団、
ストックホルム室内合唱団、ベルリン・フィルハーモニアー管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮
録音:1982年11月13&14日 フィルハーモニー、ベルリン


<EMI GERMANY>
CZS-0851602 7枚組 ¥2550
リスト:管弦楽&ピアノと管弦楽作品集(限定盤)
生誕200年、リストの管弦楽作品全13曲とピアノと管弦楽作品を網羅した決定
盤ボックス
クラムシェル・ボックス 12Pブックレット
CD1
1.交響詩第1番「山上にて聞きしこと」S95
2.交響詩第2番「タッソ、悲哀と勝利」S96
3.交響詩第3番「前奏曲」S97
4.交響詩第4番「オルフェウス」S98
ゲルハルト・ボッセ(ヴァイオリン)-1&4、
ユルニャコプ・ティム(チェロ)-4
CD2
1.交響詩第5番「プロメテウス」S99
2.交響詩第6番「マゼッパ」S100
3.交響詩第7番「祭典の響き」S101
4.交響詩第8番「英雄の嘆き」S102
5.メフィスト・ワルツ 第2 S111
CD3
1.交響詩第9番「ハンガリー」S103
2.交響詩第10番「ハムレット」S104
3.交響詩第11番「フン族の戦争」S105
4.交響詩第12番「理想」S106
カール・ズスケ(ヴァイオリン)-1
CD4
1.ゆりかごから墓場まで(交響詩第13番)S107
2.ファウスト交響曲(3人の人物描写による)S108
クラウス・ケーニヒ(テナー)
ライプツィヒ放送合唱団男性合唱団員
ヴァルター・ハインツ・ベルンシュタイン(オルガン)
CD5
1.レーナウの「ファウスト」からの2つのエピソードS110
2.ダンテ交響曲(ダンテの「神曲」による交響曲)S109
フォルカー・アルント(児童ソプラノ/トレブル)
ライプツィヒ・聖トマス教会合唱団女性合唱団員
マティアス・アイゼンベルク(オルガン)
CD6
1.ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S124
2.ピアノ協奏曲第2番イ長調S125
3.シューベルト:さすらい人幻想曲D760(トランスクリプション:リスト)S366
4.ウェーバー:華麗なポロネーズJ268(トランスクリプション:リスト)S367
ミシェル・ベロフ(ピアノ)
CD7
1.ハンガリー幻想曲S123
2.ベートーヴェンの「アテネの廃墟」のモティーフによる幻想曲
3.ベルリオーズの「レリオ」の主題による交響的大幻想曲S120
4.呪い S121
5.死の舞踏(聖歌「怒りの日」によるパラフレーズ)S126
ミシェル・ベロフ(ピアノ)
以上 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
クルト・マズア指揮

CZS-0835592 9枚組 ¥3300
ヘンデル:偉大なる合唱作品集(限定盤)
ヘンデルの代表的合唱作品を幅広く集成したコレクション・ボックス
クラムシェル・ボックス 24Pブックレット
CD1&2
メサイアHWV56
エリザベス・ハーウッド(ソプラノ)、ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
ポール・エスウッド(カウンター・テナー)、ロバート・ティアー(テナー)
レイマンド・へリンクス(バス)
アンブロジアン・シンガーズ、イギリス室内管弦楽団
チャールズ・マッケラス指揮
CD3-5
サウルHWV53
トマス・アレン(バリトン)
ロバート・ティアー(テナー)
ポール・エスウッド(カウンター・テナー)
マーガレット・マーシャル(ソプラノ)
サリー・バージェス(ソプラノ)
マーティン・ヒル(テナー)
チャールズ・ダニエルス(テナー)
マシュー・ベスト(バス)
ガレス・モレル(バス)
クリストファー・ジレット(テナー)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
イギリス室内管弦楽団
フィリップ・レッジャー指揮
CD6&7-1.
アレクサンダーの饗宴HWV75
ヘレン・ドナース(ソプラノI)、サリー・バージェス(ソプラノII)
ロバート・ティアー(テナー)、トマス・アレン(バリトン)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
イギリス室内管弦楽団
フィリップ・レッジャー指揮
2.ヘラクレスの選抜HWV69
ヒーザー・ハーパー(ソプラノ)、ヘレン・ウォッツ(メゾ・ソプラノ)
ジェイムズ・バウマン(カウンターテナー)、ロバート・ティアー(テナー)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
アカデミー室内管弦楽団
フィリップ・レッジャー指揮
CD8
戴冠式アンセム
1.王は汝の力によって喜びHWV260
2.司祭ザドクHWV258
3.汝の御手は強くあれHEV259
4.わが心は美しい言葉に満たされHWV261
ポール・スミイ(ディスカント)、マイケル・チャンス(アルト)
チャールズ・ダニエルス(テナー)、ジェラルド・フィンリー(バス)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
イギリス室内管弦楽団
フィリップ・レッジャー指揮
5.主はわが主に言われた(詩篇109)
テレサ・ツィリス=ガラ(ソプラノ)、ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
マーティン・レイン(カウンター・テナー)、ロバート・ティアー(テナー)
ジョン・シャーリー=クァーク(バス)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
イギリス室内管弦楽団
デイヴィッド・ウィルコックス指揮
CD9
1.デッティンゲン・テ・デウムHWV283
ルート=マルグレート・ピュッツ(ソプラノ)、エミイ・リスケン(アルト)
テオ・アルトマイヤー(テナー)、フランツ・クラス(バス)
南ドイツ・マドリガル合唱団
南西ドイツ室内管弦楽団
ヴォルフガング・ゲネンヴァイン指揮
2.ユダス・マカベウスHWV63(ハイライト)
カール・クリスティアン・コーン(バス)
ベルリン聖ヘドヴィヒ教会合唱団
ベルリン交響楽団
カール・フォルスター指揮

CZS-0284582 10枚組 ¥3680
モーツァルト:ミサ曲全集(限定盤)
ノイマンが音楽史的な研究を背景に、90年代に始めて完成させたレジェンダ
リーな名盤
クラムシェル・ボックス 28Pブックレット
CD1
1.ミサ・ブレヴィス ト長調K49(47d)
2.ミサ・ブレヴィス ニ短調K65(61a)
3.ミサ・ブレヴィス ト長調K140(Anh.235d)(Pastoral-Messe)
4.教会ソナタ第4番ニ長調K144(124a)
5.ミサ・ブレヴィス ハ長調K220(196b)「雀のミサ」
6.教会ソナタ第7番ヘ長調K224(241a)
アグネス・メロン(ソプラノ)(K49)、
アン・モノイオス(ソプラノ)(K65,140,220)
エリーザベト・グラーフ(アルト)、オリイ・プファッフ(テナー)
フランツ=ヨゼフ・ゼリヒ(バス)
CD2
1.ミサ曲ハ長調K66「ドミニクス・ミサ」
2.ミサ曲ハ長調K167「聖三位一体の祝日のミサ」
バラバラ・シュリック(ソプラノ)、ウラ・グレーネヴォルト(アルト)
マルクス・シェファー(テナー)、クラウス・メルテンス(バス)
CD3
1.ミサ曲ハ短調K139「孤児院ミサ」
2.神に祝福あれK117
バルバラ・シュリック(ソプラノ)、ウラ・グレーネヴァルト(アルト) 
マルクス・シェファー(テナー)、クラウス・メルテンス(バス)
CD4
1.ミサ・ブレヴィス ヘ長調K192(186f)
2.教会ソナタ 変ロ長調K212
3.踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ K165(158a)
4.ミサ・ブレヴィス ニ長調K194(186h)
5.教会ソナタ ト長調K241
メヒトヒルト・バッハ(ソプラノ)、モニカ・フリマー(ソプラノ)(K165)
クラウディア・シューベルト(アルト)、
クリストフ・プレガルディエン(テナー)
フランツ=ヨゼフ・ゼリヒ(バス)
CD5
1.ミサ曲ハ長調K257「クレド・ミサ」
アン・モノイオス(ソプラノ)、エリーザベト・グラーフ(アルト)
オリイ・プファッフ(テナー)、フランツ=ヨゼフ・ゼリヒ(バス)
2.ミサ・ブレヴィス ハ長調K.258「シュパウル・ミサ」
3.教会ソナタ第10番ヘ長調K244
バラバラ・シュリック(ソプラノ)、ウラ・グレーネヴォルト(アルト)
マルクス・シェファー(テナー)、クラウス・メルテンス(バス)
4.ミサ・ブレヴィス ハ長調K259「オルガン・ソロのミサ」
5.教会ソナタ第12番K263
アン・モノイオス(ソプラノ)、エリーザベト・グラーフ(アルト)
オリイ・プファッフ(テナー)、フランツ=ヨゼフ・ゼリヒ(バス)
CD6
1.ミサ・ロンガ ハ長調K262(246a)
2.教会ソナタ ハ長調K278(271e)
メヒトヒルト・バッハ(ソプラノ)、クラウディア・シューベルト(アルト)
クリストフ・プレガルディエン(テナー)、フランツ=ヨゼフ・ゼリヒ(バス)
3.ミサ・ブレヴィス 変ロ長調K275(272b)
4.聖母マリアの祝日のグラドゥアーレ「聖マリア、神の母」K273
5.聖母マリアのオッフェルトリウム「創り主の魂」K277(272a)
アグネス・メロン(ソプラノ)、エリーザベト・グラーフ(アルト)
オリイ・プファッフ(テナー)、フランツ=ヨゼフ・ゼリヒ(バス)
CD7
1.ミサ曲ハ長調K317「戴冠式ミサ」
2.教会ソナタ第16番ハ長調K329(317a)
3.ミサ・ソレムニス ハ長調K337
4.教会ソナタ第17番ハ長調K336(336d)
パトリツィア・クヴェラ(ソプラノ)、ウラ・グレーネヴォルト(アルト)
クリストフ・プレガルディエン(テナー)、フランツ=ヨゼフ・ゼリヒ(バス)
CD8
1.ミサ曲ハ短調K427(417a)
バルバラ・シュリック(ソプラノ)、モニカ・フリマー(ソプラノ)
クリストフ・プレガルディエン(テナー)、クラウス・メルテンス(バス)
2.キリエ ニ短調K341(368a)
CD9
1.聖体の秘跡のためのリタニアK243
2.アンティフォナ「レジナ・チェリ」K127
パトリツィア・クヴェラ(ソプラノ)、ウラ・グレーネヴォルト(アルト)
クリストフ・プレガルディエン(テナー)、フランツ=ヨゼフ・ゼリヒ(バス)
CD10
1.レクイエム ニ短調K626
ディアナ・モンタギュー(ソプラノ)、
マイケル・チャンス(カウンター・テナー)
クリストフ・プレガルディエン(テナー)、フランツ=ヨゼフ・ゼリヒ(バス)
2.アヴェ・ヴェルム・コルプス K618
以上 ケルン室内合唱団
コレギウム・カルトゥジアヌム
ペーター・ノイマン指揮



<VIRGIN CLASSICS>
●CHRISTMAS 2CD ORIGINALS
ヴァージン・クラシックスのスター・アーティスト達のオリジナルCDパッケー
ジ2枚をスリップケースで1つにまとめたクリスマス企画のご案内です。

VBS-0295682 2枚組 ¥1580
ルノー・キャプソン/ベートーヴェン&モーツァルト(限定盤)
Disc 1(VC-6945890)
1.ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
2.コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
ルノー・キャプソン(ヴァイオリン)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ヤニク・ネゼ=セガン指揮
Disc 2(VC-5021122)
1.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調K207
2.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K206
3.モーツァルト:協奏交響曲(ヴァイオリンとヴィオラのための)変ホ長調K364
ルノー・キャプソン(ヴァイオリン)、アントワーヌ・トメスティ(ヴィオラ)
スコットランド室内管弦楽団、ルイ・ラングレエ指揮

VBS-0295692 2枚組 ¥1580
ダヴィド・フレイ/バッハ&ブーレーズ(限定盤)
Disc 1(VC-2130642)
1.バッハ:鍵盤協奏曲ニ短調BWV1052
2.バッハ:鍵盤協奏曲イ長調BWV1055
3.バッハ:鍵盤協奏曲ヘ短調BWV1056
4.バッハ:鍵盤協奏曲ト短調BWV1058
ダヴィド・フレイ(ピアノと指揮)
ブレーメン・ドイツ室内管弦楽団、
Disc 2(VC-3857872)
1.バッハ:パルティータ ニ長調BWV828
2.ブーレーズ:ピアノのための12のノーテーションズ
3.バッハ:フランス組曲第1番ニ短調BWV812
4.ブーレーズ:インサイセズ

VBS-0295702 2枚組 ¥1580
フィリップ・ジャルスキー/スターバト・マーテル
&マゼラン時代の音楽(限定盤)
Disc 1(VC-6939072)
1.グランディ:サルヴェ・レジーナ
2.レグレンツィ:アヴェ・レジナ・コエロルム
3.カヴァッリ:オ・クアム・スアヴィス
4.リガッティ:レジーナ・コエリ・ラエターレ
5.カプリオリ:ヴルネラスティ・コル・メウム
6.フレスコバルディ:インノ・アヴェ・マリア・ステッラ
7.サンチェス:スターバト・マーテル・ドロローサ
8.バッサーニ:コルダ・イングア・イン・アモーレ
9.グランディ:オ・クアム・トゥ・プルクラ・エス
10.バッサーニ:ソナタ・プリマ
11.グランディ:オ・インテメラータ
12.マッティオリ:アヴェ・レジーナ・コエロルム
13.カサティ:サンクティッシマ・ヴィルゴ
14.コロンナ:オ・コエリ・デヴォータ
フィリップ・ジャルスキー(カウンター・テナー)
アンサンブル・アルタセルサ
Disc 2(VC-5456562)
1.カザッティ:アックラマーティ・デ・テッラ
2.フレスコバルディ:カプリッチョ
3.フォッジア:Bienheureuse est une ame…O quam clemens
4.トゥリーニ:マードレ、ノン・ミ・ファル・モナカ
5.ロベルダイ:Fugue a quatre parties sur uin sujet italien
6.モンテヴェルディ:サンクタ・マリア
7.ヴィアダナ:カンツォン
8.チーマ:スルゲ、プロペラ、アミカ・ミア
9.フォンテイ:ラウダーテ・プエリ
10.カザッティ:カプリッチオ&チャッコーナ
11.バッティスタ:イン・カリジーナ・ウンブローサ
フィリップ・ジャルスキー(カウンター・テナー)
ラ・フェニーチェ、ジャン・チューベリ指揮
 
VBS-6469212 2枚組 ¥1580 ※再プレス価格変更 \2250
デセイ/狂乱の場&DELIRIO(限定盤)
CD1(VC-6994690)
1.ドニゼッティ:「ランメルモールのルチーア」
-狂乱の場「あの方の優しい声が私の心に響いたの」
2.ベッリーニ:「清教徒」-狂乱の場「あなたの優しい声が」
3.トマ:「ハムレット」-狂乱の場「遊びの仲間に入れてください」
4.バーンスタイン:「キャンディード」-きらびやかに着飾って
5.マイアベーア:「ディノラ」-軽い影よ(影の歌)
6.ドニゼッティ:「ランメルモールのルチーア」-狂乱の場「苦しい涙を流せ」
CD2(0094633262423)
1.ヘンデル:愛の狂乱HWV99
2.「アーチ、ガラテーア、ポリフェーモ」HWV72
-ここでは小鳥が喜ばしげに木から木に飛び回り
3.心が躍るHWV132b
2010年秋に発売したアイテムが本年も再生産され、取り扱いいたします。

VBS-6469222 2枚組 ¥1580 ※再プレス価格変更 \2250
デセイ/モーツァルト:ヒロインズ&コンサート・アリア集(限定盤)
CD1(VC-5454472 )
1.地獄の復讐が私の心臓の中で-歌劇「魔笛」第2幕より
2.ああ私は感じる、愛のしあわせが-歌劇「魔笛」第2幕より
3.行って!急いで!...-歌劇「ルーチョ・シッラ」第2幕より
4.ああ、愛しいものが残酷な危険に-歌劇「ルーチョ・シッラ」第2幕より
5.やすらかにお休み、私のやさしい命よ-歌劇「ツァイーデ」第1幕より
6.けだもの!つめをひたすら磨ぎすまして-歌劇「ツァイーデ」第2幕より
7.あなたの気高い姿から-歌劇「アルバのアスカーニョ」第2幕より
8.私が幸福を失ったあの日以来...-歌劇「後宮からの逃走」第2幕より
9.悲しみが私の運命になっている-歌劇「後宮からの逃走」第2幕より
10.ありとあらゆる苛責が-歌劇「後宮からの逃走」第2幕より
11.慣れ親しんだ孤独よ...-歌劇「イドメネオ」第3幕より
12.心なごませるそよ風よ-歌劇「イドメネオ」第3幕より
13.おお、恐れることはない、愛する若者よ!-歌劇「魔笛」第1幕より
CD2(VM-6863712)
1.ああ、情け深い星々よ、もし天に K.538
2.ああ、できるならあなた様にお教えしたいものです K.418
3.いえ、いえ、あなた様にはご無理です K.419
4.もし、私の不幸のすべてをK.83
5.テッサーリアの民よ!私は求めは致しません。不滅の神々よ K.316
6.我がいとしの希望よ!あなたにはどんな苦しみか分るまいK.416
7.アルカンドロよ、私は告白しよう、どこより訪れるのか…K.294
8.だが、何をしたのだ、運命の星々よ…K.368
2010年秋に発売したアイテムが本年も再生産され、取り扱いいたします。

VBS-6469232 2枚組 ¥1580 ※再プレス価格変更 \2250
ジャルスキー/ヴィヴァルディ:オペラ・アリア集&カンタータ集(限定盤)
CD1(VC-3534142)
1.「狂気を装うオルランド」より 何を見るまなざしにも
2.「ジュスティーノ(ユスティヌス)」より この喜びをもって会おう
3.「離宮のオットーネ大帝」より ローマはうち震え 嘆けばよい
4.「オリュンピアス」より 君の眠る間に 愛の神よ かき立てよ
5.「ティト・マンリオ(ティトゥス・マンリウス)」より
レチタティーヴォ:行け
6.「ティト・マンリオ(ティトゥス・マンリウス)」より アリア 嵐の中で
7.「救い出されたアンドロメダ」より よくあることだが太陽が
8.「デモフォーンテ」より 岸が近くあれと願った
9.「ジュスティーノ(ユスティヌス)」よりレチタティーヴォ:
ああ残酷な運命よなぜ私には
10.「ジュスティーノ(ユスティヌス)より アリア:心地よい休息
11.「ティグラネス王」より 私の剣の力で
12.「ティエテベルガ」より この胸に感じる涙の雨の中に
13.「怒れるオルランド」より 愛し花嫁
14.「ファルナーチェ(ファルナケス)」より 許してくれ 愛する息子よ
15.「狂気を装うオルランド」より 露に濡れた薔薇には
CD2(VC-5457212)
1.Alla caccia dell'alme de' cori RV670
2.Qual per ignoto calle RV677: Qual per ignoto calle RV677
3.Orlando Furioso: Piangero sinche l'onda
4.Prelude(after Vivaldi)
5.Care selve. amici prati RV 671
6.Sonata for cello & basso continuo in B flat major RV47
7.Perfidissimo cor! Inquo fato! RV 674
8.Tito Manlio: Di verde ulivo
9.Pianti, sospiri e dimandar mercede RV676
2010年秋に発売したアイテムが本年も再生産され、取り扱いいたします。

<SONY CLASSICAL>
8869792360-2 2枚組 ¥1700
ベートーヴェン:
交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
交響曲第8番ヘ長調作品93
大フーガ変ロ長調作品133[弦楽合奏版]
ケント・ナガノ:指揮
モントリオール交響楽団
録音 2011年モントリオール
ソニー・クラシカルへのデビュー盤となった2008年発売の2枚組(ゲーテの戯
曲「エグモント」を1990年代のルワンダ内戦に置き換えた「ザ・ジェネラル」
と交響曲第5番「運命」をカップリング)、6月発売の交響曲第3番「英雄」&
「プロメテウスの創造物」に続く、ケント・ナガノと彼が音楽監督を務める
カナダのモントリオール交響楽団による「ベートーヴェン:交響曲全集」プロ
ジェクトの3作目。オリジナル・アルバムのタイトルは「時間、空間と人間」。
200年前に書かれたベートーヴェンの音楽が21世紀に持つ意味合いを強く意識
した、こだわりのケントらしいカップリング。 弦楽パートのヴィブラートの
使用を抑制し、ヴァイオリンを対向配置にしたモントリオール響が生み出す
強靭で筋肉質な響きは各パートの透明な立体感とともに聴きどころの一つ。

<NAXOS>
NYCC-27267 ¥1260
classiCOOL クラシック*クール
1. 巡礼の年第3年-エステ荘の噴水(リスト)
2.バレエ音楽「くるみ割り人形」 - こんぺいとうの踊り(チャイコフスキー)
3.水の戯れ(ラヴェル)
4.映像 第2集 - 金色の魚(ドビュッシー)
5.歌劇「カルメン」 - 第3幕の前奏曲(ビゼー)
6.ハイドンの名によるメヌエット(ラヴェル)
7.動物の謝肉祭 - 白鳥(サン=サーンス)
8.ジュリア・フロリダ(バリオス)
9.フルート協奏曲 ニ長調 「ごしきひわ」 - 第2楽章(ヴィヴァルディ)
10.クープランの墓 - メヌエット(ラヴェル)
11.チャイナ・ゲート(J. アダムズ)
12.イアイアの夢(I. サビオ)
13.バレエ音楽「四季」より「冬」 - 氷(グラズノフ)
14.雨だれの前奏曲(ゴーベールによるフルート編)(ショパン)
15.即興曲 Op.86(フォーレ)
16.グラン・ワルツ(タルレガ)
17.月の光による幻想曲(モンポウ)
18.ソナチネ - 第2楽章(ラヴェル)
クラシック、冷えてます。
この夏を涼しくしたいすべての人に!
朝の心地よい目覚めに/通勤電車を爽やかに乗り切るために/
仕事中のストレス解消に/緊張する打ち合わせの後のほっと一息に/
化粧を落としたリラックスタイムに/美味しい食事と一緒に/
寝苦しい熱帯夜に/花火を眺めながら/扇風機といっしょに
灼熱のビーチでの日光浴のおともに/
部屋をガンガンに冷やして「涼し-い!」なんてはしゃいでいたのは、もう昔
のこと。時代は変わる。人も変わる。通勤時間も、仕事中も、オフタイムも、
本当はもっとスマートに過ごしたい。氷のようにひんやりと美しいクラシック
の音色が、これからの時代のライフスタイルに、新しい涼をはこんでくれる。
ひんやりクラシックで、ライフスタイルのお悩みを解消!
「クールケア・ガイド」つき
(小田島久恵:監修・エッセイ)
音楽ライター・小田島久恵氏による、水と涼をテーマとしたスピリチュアル
・エッセイや、「朝、すっきりと目覚めたい」「通勤時間を快適に過ごした
い」など、夏の5つの生活シーンの悩みを音楽で解決する、コスメのガイド
ブックのような解説を収録しています。

NYCC-27266 ¥2100
日本の歌
01. 浜辺の歌(成田為三)
02. 椰子の実(大中寅二)
03. 初恋(越谷達之助)
04. 早春賦(中田 章)
05. 芭蕉布(普久原恒男)
06. 荒城の月(滝 廉太郎)
07. 宵待草(多 忠亮)
08. 故郷(岡野貞一)
09. 浜千鳥(弘田龍太郎)
10. ペチカ(山田耕筰)
11. 叱られて(弘田龍太郎)
12. 中国地方の子守歌(山田耕筰)
13. かなりや(成田為三)
14. さくら貝の歌(八洲秀章)
15. からたちの花(山田耕筰)
16. 赤とんぼ(山田耕筰)
ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)
小野崎孝輔(編曲)
録音日:2003年4月
録音場所:ウィーン・ショッテン修道院礼拝堂
日本の心を歌い上げた名盤、24bitリマスタリング、HQCDで再リリース!
2003年10月、ウィーンで録音されたこのアルバムは、同年10月にGakken/Plat
zからリリースされ、高い評価を得ました。ウィーン・フィルハーモニーの
第一コンサートマスターであるライナー・キュッヒル、録音当時、同楽団の
ソロ・ハープ奏者だったグザヴィエ・ドゥ・メストレのデュオが描き出す日
本の原風景は、私たちの心に深く沁み入ります。再リリースにあたり、音の
名匠、藤田厚生氏がリマスタリングを担当、さらに高音質では定評のある
HQCDの採用により、ショッテン修道院礼拝堂の豊かな残響が鮮明に再現され
ます。

●NHK「現代の音楽」 アーカイブシリーズ
《NHK「現代の音楽」アーカイブシリーズ》は、戦後の日本音楽シーンを代表
する邦人作曲家に焦点をあてたCDシリーズです。収録音源は全て、NHKラジオ
番組「現代の音楽」で過去放送された番組のマスターテープから編集・リマ
スタリングを行い、マスターの再現性においてきわめて評価の高いHQCD
(Hi Quality CD)でリリースします。NHKの協力の元、希少価値の極めて高い
録音のアーカイブ化を実現しました。代表作の初演や未発売作品のライブ録音
を中心に収録。日本人の創りだした音楽が、作曲当時の時代の空気とともに今
ここに甦ります。
リリース第1期として、共にフランスで学び親交の深かった「三善晃」「矢代
秋雄」の2タイトルを7月に発売します。

※NHKラジオ番組「現代の音楽」について
戦後間もない1947年のラジオ番組「日本の音楽」などを前身として、1957年
より日本の現代音楽の有り様を今日まで伝えている番組。(現在の放送時間は、
毎週日曜18:00-18:50。)柴田南雄、上浪渡、白石美雪、西村朗などが歴代の
解説を務め、2009年からは猿谷紀郎が担当。邦人作曲家から海外の著名な作曲
家まで、音楽祭や作曲賞本選会などのライブ録音を中心に放送。

NYNG-001 \2100
三善 晃:
混声合唱と管弦楽のための「詩篇」(1979)<初演>
小林研一郎(指揮)、
田中信昭(合唱指揮)、東京都交響楽団、
日本プロ合唱団連合
録音:1979年10月16日 東京文化会館
(昭和54年度文化庁芸術祭コンサートより)、文化庁芸術祭委嘱作品
レクィエム(1971)<初演>
岩城宏之(指揮)、NHK交響楽団、日本プロ合唱団連合
録音:1972年3月15日 東京文化会館
1972年日本プロ合唱団連合委嘱作品 ※モノラル
【解説】楢崎洋子(楽曲解説)、諸石幸生(演奏論等)
若き日の小林研一郎と東フィルが魂を込めた熱演「詩篇」、69年にN響の正
指揮者となった岩城宏之が、打楽器奏者としての経験を存分に発揮した「レ
クィエム」、いずれも東京文化会館における初演の貴重な録音です。

NYNG-002
矢代 秋雄:
・ピアノ協奏曲(1967)<初演>
中村紘子(ピアノ)、森正(指揮)、NHK交響楽団
録音:1967年11月29日 東京文化会館
(NHK交響楽団臨時演奏会「現代日本の作品の夕べ」より)
・2本のフルートとピアノのためのソナタ(1958)<放送初演>
吉田雅夫(フルート)、高橋安治(フルート)、田辺緑(ピアノ)
放送:1958年2月2日 ※モノラル
・ピアノ・ソナタ(1961改訂版)<初演>
山岡優子(ピアノ)
録音:1961年9月9日 朝日講堂(東京現代音楽祭より)※モノラル
【解説】楢崎洋子(楽曲解説)、諸石幸生(演奏論等)
注目は、矢代秋雄と中村紘子の想いが見事に結実した「ピアノ協奏曲」の演
奏会初演です。親交の深かった三善晃との対談を交えて聴く「ピアノ・ソナタ」
の他、「2本のフルートとピアノのためのソナタ」は作曲家自身が語る楽曲
解説付きです。




<NAXOS> 各1枚 \1000
8.572583
ドビュッシー:管弦楽作品集 第6集
1-4.ベルガマスク組曲(G.クロエ…1.2.4,A.カプレ…3 管弦楽編曲版)
5-8.小組曲(H.ビュッセルによる管弦楽編曲版)
9-10.春(H.ビュッセルによる管弦楽編曲版)
11-13.白と黒で(R.ホロウェイによる管弦楽編曲版)
14-15.交響曲 ロ短調(T.フィーノによる管弦楽編曲版)
フランス国立リヨン管弦楽団
準・メルクル(指揮)
準・メルクルとリヨン管によるデリケートの極みとも言えるドビュッシー
(1862-1918)作品集の第6巻です。ピアノ曲を他の人が編曲したものですが、
カプレによる「月の光」などは、すでにこちらが原曲?と思えるほどに浸透
していることはご存知でしょう。5つの曲集はそれぞれに趣向を凝らした編曲
が成され、ドビュッシーの色彩的なオーケストレーションとはまた違った味わ
いが付加されています。4手ピアノのための初期作品集(8.572385)にはピアノ
連弾による「春」と「交響曲」が収録されていますので、聴き比べもお楽しみ
いただけるかと思います。

8.572583
モートン・グールド:デリヴァーションズ
1.自由へのファンファーレ(1942)
2-5.セント・ローレンス組曲(1958)(献辞/クイックステップ/シャンソネット
/記念の行進)
6.ジェリコ狂詩曲
7-10.ソロ・クラリネットとバンドのための「デリヴァーションズ」(ウォーム
・アップ/対位法のブルース/ラグ/ライド・アウト)
11-12.交響曲 第4番「ウェスト・ポイント」
ステファニー・ゼルルニック(クラリネット)
カンザス大学ウィンド・アンサンブル
スコット・ワイズ(指揮)
モートン・グールド(1913-1996)はアメリカの作曲家、編曲家、ピアニストで
す。彼は様々なジャンルの音楽とクラシック音楽を融合させ、自作自演も含め
て米RCAに膨大な録音を残していることで知られます。日本でとりわけ知られ
ているのは、日曜洋画劇場のエンディング曲。コール・ポーターのミュージカ
ル・ナンバーをラフマニノフばりのピアノ協奏曲に仕上げた逸品をご記憶の方
も多いのではないでしょうか。これもグールドの作品でした。さて、そんな彼。
吹奏楽ファンの間では、「ジェリコ狂詩曲」や「ウェスト・ポイント」の名曲
で知られていますが、その他の吹奏楽作品をこうしてまとめて聴けるのは嬉し
い限り。伝説的クラリネット奏者、ベニー・グッドマンのために書かれた
「デリヴァーションズ」のはじけぶりも必聴です。

8.572442
シェーンベルク:
1-4.組曲 Op.29
5.室内交響曲 第1番 Op.9
(A.ウェーベルンによるフルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、
ピアノ編)
ザーイル・アンサンブル(メンバー)アルフォンソ・ルビオ(フルート)…5
ジャビエル・トリゴス(クラリネット)…1-5
ミゲル・アンヘル・ルイス(クラリネット)…1-4
ペペ・ベニテス(バス・クラリネット)…1-4
ホアン・エスピナ(ヴァイオリン)…1-5
マリー・テレサ・ナワラ(ヴィオラ)…1-4
ディーター・ネル(チェロ)…1-5
オスカー・マルティン(ピアノ)…1-5
フアン・ガルシア・ロドリゲス(指揮)
最も革新的な作曲家の一人、シェーンベルク(1875-1951)の室内楽作品を2曲。
7楽器のための組曲は1924年から26年にかけて彼の2番目の妻ゲルトルートへの
結婚プレゼントとして作曲されました。それぞれの楽器はピアノを介して綿密
に関連付けられていて、曲の構成は古典的なフォルムを持ちながらも、基本的
に無調。当時流行のダンス音楽を模したリズミカルな部分も持ち合わせている
という興味深いものです。室内交響曲第1番は、1906年の作品で、まだ後期ロ
マン派の情緒をどことなく匂わせています。本来15人の奏者のために書かれて
いますが、この演奏は、ウェーベルンによる更に凝縮された編曲で、ピアノが
入ることで、いつも聴き慣れた曲とは、また違った雰囲気が醸し出されています。

8.572372
ヒナステラ:
1-4.チェロ協奏曲 第2番 Op.50(1980)
5-7.チェロ協奏曲 第1番 Op.36(1968)
マーク・コソワー(チェロ)
バンベルク交響楽団
ローター・ツァグロゼク(指揮)
活動した時代だけを見れば、完全に「現代音楽作曲家」の範疇に入るはずのヒ
ナステラ(1916-1983)。しかし彼の曲はそんな枠には収めることのできない、
伝統的で古典的な美質を持っています。この2つのチェロ協奏曲は、彼の最も
革新的で、技術的で、かつ素晴らしい作品と言えるでしょう。1978年に彼の
2番目の妻であるA・ナトーラによって初演された第1番の協奏曲は、挑発的で
ラテンのリズムをふんだんに用いた作品。第2番は10年目の結婚記念日のため
に書かれた作品で、こちらはまさにジャングルの喧騒を描いたような素朴で
力強い音楽。打楽器の熱いリズムが胸を焦がします。

8.572611
ピアソラ:ヴァイオリン、金管五重奏、パーカッションによるタンゴ集
1.ビオレンタンゴ/2.アメリタンゴ/3.トリスタンゴ
4-7.ブエノスアイレスの四季/8.ウンデルタンゴ/9.ノヴィタンゴ
10.タンゴの歴史/11.天使の死/12.メディタンゴ/13.アヴェマリア
14.オヴリヴィオン/15.リベルタンゴ
※全てドナート・デ・セナ編曲
クィンテット・ディ・オットーニ・エ・ペルクッシオーニ・デラ・トスカーナ
(メンバー)
アンドレア・デルッラ(トランペット)
ドナート・デ・セラ(トランペット)
パオロ・ファッジ(フレンチ・ホルン)
アントニオ・シコーリ(トロンボーン)
リッカルド・タルリーニ(テューバ)
ロベルト・ビッキ(パーカッション)
アンドレア・タッキ(ヴァイオリン)…4-7.10.11.13.14.15
今や、知らぬもののないほどに人気を博しているピアソラ(1921-1992)のタン
ゴ。ピアノで演奏したり、ヴァイオリンで演奏したりと、あらゆる楽器でのラ
インナップが揃っている感がありますが、このアルバムで闊達な演奏を繰り広
げるのは、何と金管五重奏+パーカッション。そして曲によってヴァイオリン
のオプション付き!という驚きのアンサンブルです。このイタリアのアンサン
ブル、とにかく上手くてカッコいい!の一言です。アルバムの中心となるのは、
もちろん「ブエノスアイレスの四季」!ピアソラがブエノスアイレスの波止場
を散歩しながらヴィヴァルディの四季に思いを馳せたかのようなユニークな編
曲で、2人の大作曲家が250年の年月を超えて手を取り合い踊る様が描かれてい
るかのようです。ピアソラ演奏に新たな可能性を示した1枚です。

8.572643-45 3枚組
エルガー:ヴァイオリンのための作品集
(CD1)
1-3.ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 Op.61
4-6.11:30弦楽セレナード ホ短調 Op.20
(CD2)
1.ロマンス Op.1/2.3つの性格的小品 Op.10(ヴァイオリンとピアノ編)
3.ビザリエーリ Op.13 No.2/4.セレナード/5.子守歌 Op.4-1
6.朝の歌 Op.15-2/7.夕べの歌 Op.15-1/8.気まぐれな女 Op.17
9.ガボット/10.愛の挨拶 Op.12/11.エチュード・カプリース/12.5月の歌
13.ヴィレライ Op.4-3/14.バイエルンの高地から 第2番「子守歌」
15.カリッシマ/16.告別/17-21.性格的練習曲集 Op.24
(CD3)
1.スルスム・コルダ Op.11/2.パストゥレイユ Op.4-2
3-4.3つのバイエルン舞曲 Op.27より(射手/踊り)/5.ため息 Op.70
6.ベロー:子守歌-小さな女王(エルガー編)/7.ポロネーズ ホ短調
8.組曲「子ども部屋」より第7楽章/9.愛の言葉 Op.13-1
10.エルガーの主題によるワルツ/11.追想/12.「インドの王冠」より間奏
13.GEDGEによるアレグレット/14-16.ヴァイオリン・ソナタ ホ短調
17.フーガ ニ短調
CD2.3…Black Box Musicより移行盤
マラト・ビゼンガリエフ(ヴァイオリン)
西カザフスタンフィルハーモニー管弦楽団…CD1
バッディット・アングラングシー(指揮)…CD1
カミラ・ビゼンガリエヴァ…CD3-17
ベンジャミン・フリス(ピアノ)…CD2.3
エルガー(1857-1934)のヴァイオリン作品をとことん聴きたい方にうってつけ
の3枚組。魅惑的で情熱的な「ヴァイオリン協奏曲」や、近年人気が高まって
いる「ヴァイオリン・ソナタ」はもちろんのこと、あまり聴く機会のないサロ
ン風小品まで、ヴァイオリンの名手でもあったエルガーらしい多彩な作品が並
んでいます。ここで演奏しているのは、NAXOSアーティストの中でもとりわけ
人気の高いビゼンガリエフ。ヴィニャエフスキの小品集での香り高い演奏を始
めとした一連の録音はNAXOS好きの間で「神」演奏とされています。

8.559645
ガブリエラ・レーナ・フランク:スレッド
1-8.クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための「スレッド」
(2010)(高原の踊り/チンチャの靴/年老いたチャランゴ弾き/悪魔の踊り/独楽
/ゲーム/ヤラビジョーサ/つば付きの帽子)
9.2台のマリンバのための「サクサムピジョース」
10.チェロとピアノのための「アマンタニのアダージョ」
11-15.弦楽四重奏のための「むこうみず」(アルボラーダ/ラ・マンチャへの
セギディーリャ/ドン・キホーテの狂気/洞窟/騎兵の踊り)
エイリアス室内アンサンブル
ガブリエラ・レーナ・フランク(ピアノ)
ペルー及び中国の血を引く母と、ユダヤ系リトアニアの血を引く父の元、バ
ークレーに生まれた女性作曲家フランク(1972-)、彼女は常に自らのアイデン
ティティを求めています。糸巻きの意味を持つ組曲「Hilos」(スレッド)は、
ペルーの美しき絨毯を音で描いたような作品で、各々の楽器の響きが溶け合
い、幽玄な音の織物を創り上げています。他にはセルバンテスの名作「ドン
・キホーテ」の影響を受けた「むこうみず」、ジャングルのむせかえるよう
な響きを模した「サクサムピジョース」など、興味深い作品が並びます。

8.559684
打楽器のためのアメリカ作品集第2集
1.カーター(1908-):Tintinnabulation(2008)
2.チャイルド(1953-):リフレイン(2000)
3.コーエン(1940-2002):アシッド・レイン
4-6.ハービソン(1938-):行列(2008)/7.ラダール(1943-):最初の声(2007)
エレーナ・ベリイイワ(ピアノ)…3
エリザヴェータ・ベリイイワ(ピアノ)…3
キムバーリー・ソビー(ソプラノ)…7
メアリー・ケイト・ヴォム・レーン(メゾ・ソプラノ)…7
テラ・ローボ(アルト)…7
ニューイングランド音楽院パーカッション・アンサンブル
フランク・エプステイン(指揮)
第1集(8.559683)に続く、現代アメリカのパーカッション作品集です。激しい
音の炸裂で始まる第1曲は、100歳を越えても、未だ創作の泉が衰える気配もな
い驚異の作曲家エリオット・カーターの2008年の作品。タイトルは「チリンチ
リン」とでも訳しましょうか?メロディを奏でることができる楽器(マリンバ
やビブラフォンなど)は一切使わず、無機質な音だけを組み合わせ、不思議な
空間を表出させています。それに比べコーエンの「アシッド・レイン(酸性雨)」
はグロッケンシュピール、ビブラフォン、ピアノ、チャイムを使って、タイト
ルの通り、即効性の痛みをもたらすような刺激的な音楽です。作曲家によると
「ガムランの響きを意識した」とのこと。他の曲もそれぞれ趣向が凝らされた
面白いものばかりです。

8.572715
期待の新進演奏家シリーズ/ヨハネス・メラーギター・リサイタル
1.バリオス(1885-1944):森に夢見る
2.クレイファンガー(1817-1868):魔弾の射手の主題による序奏と変奏Op.3
3.ヴィラ=ロボス(1887-1959):練習曲第7番
4.ヴィラ=ロボス:練習曲第9番
5.ヴィラ=ロボス:協奏曲のためのカデンツァ
6.ヴィラ=ロボス:練習曲第12番
7.グージョン(1951-):ラメント-スケルツォ
8.レゴンディ(1822-1872):夢Op.19
9-11.ブローウェル(1939-):
ソナタ(ファンダンゴとボレロ/スクリャービンのサラバンド/パスクィーニの
トッカータ)
12.メラー(1981-):遠き炎への詩
2.7.12…世界初録音
ヨハネス・メラー(ギター)
1981年、スウェーデン生まれのギタリスト&作曲家ヨハネス・メラーのNAXOS
デビュー・アルバムです。彼は13歳で初の公開コンサートを行い、その後はヨ
ーロッパ、アジア、南北アメリカで500回以上のコンサートを開いています。
2010年だけでも各国で50回もコンサートを開催(その中にはカーネギー・ホー
ルも含まれる)した他、GFAコンサート・アーティスト・コンペティションで
第1位を獲得するなど、その才能を確実に開花させています。このアルバムで
はバリオスやヴィラ=ロボスなどのギターのスタンダード曲や、現代曲、そし
て最後に自作の「遠き炎への詩」を演奏。その真価を世に問います。どの曲も
素晴らしいのですが、とりわけロマンティックな曲の表現が見事です。
柔らかい音色、繊細な感情表現が、冒頭のバリオスから溢れるように伝わって
くることでしょう。

8.559649
ハスケル・スモール:戦争の子守歌
1-6.戦争の子守歌(2007)(戦争は親切だ/いいえ/レチタティーヴ/魂の名付け
/見下ろしたまえ、公正なる月よ/ゲルニカ・パントゥーン)
7-22.ルノワールの祝宴
23-25.「音」の3つの練習曲
1-6.23-25…世界初録音
マーティン・レイナー(ナレーター)…1-6
ソヘイル・ナセリ(ピアノ)
アメリカの作曲家ハスケル・スモール(1948-)の作品集です。彼の作品はヨー
ロッパを始め中国、日本でも演奏され、その豊かな表現と安定した音楽性が高
く評価されています。このアルバムには彼の代表的な作品が3つ収録されてい
ます。ナレーションとピアノによる「戦争の子守歌」は、ピアニスト、ナセリ
の依嘱作品で、時として荒々しさを隠せないピアノの音色にの奥底に戦争の悲
哀をにじませています。フィリップス・コレクション美術館から依嘱された
「ルノワールの祝宴」は館の目玉作品である「舟遊びの昼食」が返還された
記念の作品。3つの練習曲は、表題性を一切排し、音の動きのみを追求した作
品です。

8.572300
リース:ピアノ・ソナタとソナチネ 第5集
1-3.ピアノ・ソナタ イ長調 Op.114/4-7.ピアノ・ソナタ 変イ長調 Op.176
8-10.ピアノ・ソナタ ロ短調 WoO11
スーザン・カガン(ピアノ)
スーザン・カガンによるリース(1784-1838)のソナタ・ソナチネ第5集です。
全部で14曲あるこれらの作品中、今作は1823年頃に書かれたOp.114と最後の
作品であるOp.176(1832年作)、そして恐らく1800年代初頭に書かれたであろう
最初の作品WoO11の3曲を収録しています。ロ短調ソナタは明らかにベートー
ヴェンの影響が感じられますが、どことなく未熟な感が否めないのは仕方ない
ところでしょう。やはり後期の作品は練られたもので安心して耳を傾けること
ができるというものです。かのロベルト・シューマンは1835年に「新音楽雑誌」
で、フェルディナント・リースと、ベートーヴェンについて言及。リースに
ついては「注目に値する独創性」と称賛しています。古典派からロマン派へ。
この時代に生きた作曲家は誰しも多かれ少なかれ、この波に揉まれたに違い
ありません。

8.572419
R.アルフテル:室内楽作品集 第2集
1.ジーガ Op.3(1930)/2-4.3つの短編作品(1951)
5-6.エル・エスコリアールの2つのピアノ・ソナタ Op.2(1928)
7-10.アントニオ・マチャドを讃えて Op.13(1944)
11-14.ディヴェルティメント Op.7a(1935)
15-18.迷宮 Op.34(1972)
19.カプリッチョ Op.40(1978)
20.祝勝歌 Op.42(1979)
21-23.セクエンシア Op.39(1977)
マドリッド・コミュニティ管のソリストたち(メンバー)
ミゲル・アンゲル・ヒメネス(ギター)…1
ベアトリス・ミラン(ハープ)…2-4
フランシスコ・ホセ・セゴビア(ピアノ)…5-10.15-18.20-23
シンタ・バレア(フルート)…11-14.20
ビセンテ・フェルナンデス(オーボエ)…11-14
メレア・メイヤー(クラリネット)…11-14
フランシスコ・マース(ファゴット)…11-14
セザール・アセンシ(トランペット)…11-14
ビクトル・アリオラ(ヴァイオリン)…11-14.19
パウロ・ヴィエイラ(ヴァイオリン)…11-14
アレクサンドル・トロチンスキー(ヴィオラ)…11-14
ラファエル・ドミニケス(チェロ)…11-14/マヌエル・コベス(指揮)…11-14
スペインで生まれ、メキシコでも活躍した作曲家ロドルフォ・アルフテル
(1900-1987)の室内楽作品集第2集です。古き伝統と、新世界の影響を受けつ
つ、ほぼ独学で曲を書き上げたことで知られています。第1集(8.572418)で聴
くことができるピアノ・ソナタも魅力的ですが、こちらの第2集はもっと多彩
な楽器で奏する彼の音楽が楽しめます。ルネッサンスやスカルラッティなどの
古典からの引用が感じられるかと思えば、舞曲のリズムが際立つ作品もあり、
一時も飽きることがありません。演奏者たちの素晴らしい表現にも脱帽です。

8.572459
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第4番&第13番&さすらい人幻想曲
1-3.ピアノ・ソナタ 第4番 イ短調 D537
4-6.ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 D664
7-10.幻想曲 ハ長調 D.760「さすらい人幻想曲」
エルダー・ネボルシン(ピアノ)
NAXOSが誇る期待のピアニストの一人、エルダー・ネボルシンによるシューベ
ルト(1797-1828)です。リストやドホナーニ、ラフマニノフという技巧派の曲
から、ショパンの協奏曲という究極のロマンティックな作品までと、どれもが
曲の持つ魅力を最大限に引き出すことに成功した演奏として人気の高い彼、今
回のアルバムでは、今までとはまた一味違う端正な面を見せてくれます。選ば
れた3曲は、シューベルト作品の中でもとりわけ人気の高いもので、20歳とい
う比較的初期の作品ながら、作曲者本人も気に入っていた第4番(第2楽章は第
20番にそのまま転用された)と、流麗で親しみやすい第13番、そして最高傑作
として知られる「さすらい人幻想曲」という選曲は、演奏家の資質を聴きとる
だけでなく、シューベルトのエッセンスを楽しむためにも最良のプログラムと
言えるでしょう。大満足の1枚です。

8.572483
レンツ:イングウェ
「天は語る」…第7番 ミステリウム - イングウェ
1.第1小節から/2.第90小節から/3.第113小節から/4.第179小節から
5.第314小節から/6.第357小節から/7.第465小節から/8.第487小節から
ゼーン・バンクス(エレクトリック・ギター)
正直、解説も何も読まずにこれを聴いた時、「あれ?プレスミス?」と思って
しまうかもしれません。注意深くアーティストなどを見れば間違いないことは
すぐにわかるのですが。この作品はルクセンブルク生まれの作曲家、ジョル
ジュ・レンツ(1965-)の連作「天は語る・・・」の一つの部分です。タイトル
の「イングウェ」とはアポリジニの言葉で「夜」の意味。聖書や天文学などと
精神性を結びつけた観念的な作品で、8.557019で第3番と4番を聴くことができ、
こちらもボーイ・ソプラノやシンバルなどを使った独特の音が展開されていま
すが、この第7番で使われているのは、なんとエレクトリック・ギター。ジミ
ヘンとオーストリアの砂漠に広がる広大な夜の風景をイメージしているのだそ
うです・・・。ギターを弾いているのは、1986年生まれの若きギタリスト、バ
ンクス。天はついにエレキ・ギターまでをも味方につけたようです。

8.572601
レイトン:オルガン作品集
1-3.復活 Op.49(主題/幻想/フーガ)
4-6.讃歌による6つの幻想曲より(第4番 聖コロンバ/第5番 久しく待ちにし
/第6番 ハノーヴァー)
7-12.グローリア・ミサ「ダブリン祝祭ミサ」Op.82
グレッグ・モリス(オルガン)1969年J.W.ウォーカー&その息子が制作
(2002年再建立)、ブラックバーン教会のオルガン使用
ケニス・レイトン(1929-1988)は20世紀における英国の最も重要な作曲家の一
人です。彼はとりわけオルガンを用いた合唱作品やオーケストラ作品で名を挙
げ、そのスタイルは抒情的なメロディと、爆発的なエネルギーの放出、そして
超絶的技巧を上手く拠り合わせたものとして知られています。合唱音楽や宗教
音楽の大家とは言え、彼の作品は十二音なども巧みに取り入れられており、ラ
ターなどのような比較的平易な作風を期待して聴くと肩透かしを食らうことで
しょう。しかし、古代の単旋律聖歌に基づく「ダブリン祝祭ミサ」や、魅惑的
な音に満ちた「幻想曲」などを聴いていると、何となく胸がドキドキするよう
な高揚感を味わうことができるかもしれません。

8.571264-65 2枚組
イディル・ビレット/ベートーヴェン・エディション 第14集&第15集
ベートーヴェン=リスト(1811-1886)編曲 ピアノ独奏による交響曲集
第5集&第6集
(CD1)
1-5交響曲 第6番 ヘ長調 「田園」 S464/R128
6.交響曲 第9番 ニ短調「合唱付き」 S464/R128(第1楽章)/
(CD2)
1-3.交響曲 第9番 ニ短調「合唱付き」 S464/R128(続き)
(第2楽章/第3楽章/第4楽章)
イディル・ビレット(ピアノ)
ベートーヴェン(1770-1827)の偉大なる交響曲を、華麗なピアノ・ソロへと凝
縮したのは、ご存知ピアノの魔術師フランツ・リストです。ここで聴けるのは、
第6番「田園」と第9番「合唱」で、どこから聴いても驚くことばかり。オーケ
ストラの響きを余すことなくピアノで表現するなんて、まさに魔術師ですね。
さて、このビレットの演奏。第9のおなじみのテーマが驚くほど遅いテンポで
演奏されたりと、特異な世界を形成しています(例えばシチェルバコフの演奏
と聴き比べていただければ面白いかもしれません)。指揮者で言えばクレンペ
ラー?とにかく個性的です。

8.571266
イディル・ビレット/ベートーヴェン・エディション 第16集
ベートーヴェン:ソナタ集 第7集
1-3.ピアノ・ソナタ 第6番 ヘ長調 Op.10-2
4-7.ピアノ・ソナタ 第12番 変イ長調 Op.26
8-11.ピアノ・ソナタ 第15番「田園」ニ長調 Op.28
イディル・ビレット(ピアノ)
ヴィルヘルム・ケンプとアルフレッド・コルトー。この全く方向性の違う個性
を持つ2人のピアニストを師とする、トルコの女性ピアニスト、ビレットのベ
ートーヴェン(1770-1827)。ここでも彼女は独創的な解釈を聴かせます。若干
地味目な第6番での巧妙な音運び。第12番の第3楽章「葬送行進曲」での不気味
な響き、続く終楽章での朴訥とした音楽の流れ(決して下手なわけではないは
ず)。第15番、第1楽章での激しすぎるクライマックス。伝統、慣習に囚われな
い自由なベートーヴェンがここにあります。

8.571267
イディル・ビレット/ベートーヴェン・エディション 第17集
ベートーヴェン:ソナタ集 第8集
1-4.ピアノ・ソナタ 第11番 変ロ長調 Op.22
5-7.ピアノ・ソナタ 第16番 ト長調 Op.31-1
8-10.ピアノ・ソナタ 第17番 ニ長調 Op.31-2
イディル・ビレット(ピアノ)
この第8集には、ピアノを学ぶ人なら避けては通れない3つのソナタが収録され
ています。最初の重音が食わせ者、第11番の第1楽章や、出だしのタイミングが
難しい第16番の第1楽章の冒頭、そして流麗な終楽章が魅力の「テンペスト」。
これらを演奏する際に、このビレットの演奏はとても参考になるのではないで
しょうか?彼女の演奏はスタイリッシュではなく、どちらかと言うと音を一つ
一つ確かめながら鳴らしていくようなものですが、これが何とも言えない味わ
いがあるのです。本当に力強いベートーヴェン(1770-1827)です。

8.571269
イディル・ビレット/ベートーヴェン・エディション 第19集
ベートーヴェン:ソナタ集 第10集
1-2.ピアノ・ソナタ 第22番 ヘ長調 Op.54
3-4.ピアノ・ソナタ 第24番 嬰へ長調 Op.78
5-8.ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
イディル・ビレット(ピアノ)
ビレットのベートーヴェン(1770-1827)・ソナタ集、第10集の目玉は何と言って
も、大作「ハンマークラヴィーア」ですが、その前に変則的な構成を持つ2つの
ソナタをお聴きください。あまり日のあたる機会の多くない第22番の見事な構
造に驚かされ「こんなすごい曲だったのか」とため息をつき、ベートーヴェン
の美メロの極致とも言える「嬰ヘ長調」ソナタ(令嬢テレーゼに献呈)の柔らか
い響きに胸打たれましょう。そしてお待ちかね第29番。第1楽章のたっぷりと
した響き、諧謔的な第2楽章、そして第3楽章のこだわり抜かれた音楽ですっか
りお腹一杯になったあと(この楽章は、本当にヘビー級)デザートで出されるの
がまた濃厚な味のフーガ。ベートーヴェンの凄さをとことん味わうことができ
る1枚です。

8.660248-49 2枚組
ボーイト:歌劇「メフィストフェレ」
メフィストフェレ…フェルッチョ・フルラネット(バス)
ファウスト…ジュゼッペ・フィリアノーティ(テノール)
マルゲリータ/エレーナ…ディミトラ・テオドッシュウ(ソプラノ)
マルタ…ソニア・ツァラメッラ(メゾ・ソプラノ)
ヴァグネル/ネレーオ…ミンモ・ゲッジ(テノール)
パンターリス…モニカ・ミナレッリ(メゾ・ソプラノ)
パレルモ・マッシモ劇場児童合唱団/パレルモ・マッシモ劇場合唱団
パレルモ大劇場交響楽団
ステファノ・ランツァーニ(指揮)
偉大な台本作家であったアッリゴート・ボーイト(1842-1918)は、自らもオペラ
の作曲家を志しました。キャリアの始めの頃はヴェルディとも親しくしていた
のですが、ボーイトの才能を感じ取ったヴェルディは、「ライバル現る」と次
第に彼を遠ざけるようになり、そのためかボーイトは当時流行のワーグナーを
擁護。彼の音楽を広めるべく、歌詞を翻訳し紹介することに力を注いだのです。
そんな頃、ボーイトは自作のオペラ「メフィストフェレ」を完成。入念なリハ
ーサルのもと、1868年スカラ座で初演を行います。結果は・・・大失敗。その
後は専ら台本作家として素晴らしい作品を残したのは周知の通りです。この演
奏は、2008年のパレルモ・マッシモ劇場のライヴで、現代的な演出が賛否両論
を巻き起こしたプロジェクトですが、音だけで聴いている分には余計な心配は
必要ありません。とにかくフルラネットの迫力ある「悪魔声」が見事です。彼
に比べればテオドッシュウさえ地味に聞こえてきてしまうのがスゴイところ。
全てにおいて力作です。ぜひご一聴ください。

8.660280-81 2枚組
J.シュトラウス2世:喜歌劇「理性の女神」
《アレンジメント集》
7.ワルツ「今日は今日」Op.471(L.バビンスキによる管弦楽編)
8.フランス風ポルカ「まあ、つべこべ言わずに」Op.472
(E. ピークによる管弦楽編)
9.我らの旗が翻るところ Op.473
10.まどろむ切妻 Op.474(C.ポラックによる管弦楽編)
11.ギャロップ「新しい門出」Op.475(E.ピークによる管弦楽編)
12.カドリーユ「理性の女神」Op.476(C.ポラック管弦楽編)
13.オスカー・フェトラス(1854-1931):
ディヴェルティメント「理性の女神」Op.160
《喜歌劇「理性の女神」》
ヴェロニカ・グロイス(ソプラノ)
マンフレート・エクヴィルツ(テノール)
キルリアニット・コルテス(テノール)
フランツ・フォーディンガー(テノール)
イザヴェラァ・マァーツァッハ(ソプラノ)
ヴォルフガンク・ヴァイト(テノール)
エヴァ=マリア・クンプミュラー(ソプラノ)
アンドレアス・ミッテルマイアー(バリトン)
ニコラス・ルグー(バリトン)
スロヴァキア・シンフォニエッタ
クリスティアン・ポラック(指揮)
《アレンジメント集》
スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団…CD2 7,8,13
スロヴァキア放送交響楽団…CD2 9-12
ヨハネス・ヴィルトナー(指揮)…CD2 7
クリスティアン・ポラック(指揮)…CD2 8,10-13
ミハエル・ディトリッヒ(指揮)…CD2 9
晩年のシュトラウス(1825-1899)が手掛けた最後のオペレッタ「理性の女神」
は、完成に至るまで様々な紆余曲折を経たようです。フランス革命の時代、
ドイツの国境近くの町で起こった物語。上流階級、道徳、そして軍隊。シュト
ラウスの軽妙な音楽は、これらの重いテーマとは相反するものなのかもしれま
せん。そんなわけで、台本作家とは意見が食い違い、そもそもシュトラウス自
身が台本を好きになれなかったこともあり、もともと創作意欲が落ちていた作
曲家にとって、恐らくいやいや完成に漕ぎつけたのではないでしょうか。もち
ろん聴衆も批評家も、腫れものにさわるようにこの作品を扱い、序曲など一部
の音楽の素晴らしさだけは認めたものの、全体を忘れ去ることで、「評価」と
したのです。そんな隠れた作品を、シュトラウス名指揮者ポラックが華麗に
蘇らせました。

8.559685
ライトマン:ヴェデム(2010)-テレジン収容所の少年たちの本
1-2.第1章 移送(今、私の話を聞いて/プラハの思い出)
3-4.第2章 第1の家(第1の家/5という数)
5-11.第3章 ヴェデム(ヴェデム/良い感じの暖かさ/テルジンの自由の精神/
考える/落ちそうな葉/はけ口の愛/かろうじて、私たちは生きている)
12.第4章 ゲットーのモデル
13-15.第5章 彼らは行ってしまった(彼らは行ってしまった/夏の告別/私たち
もあなたたちと違わない)
16-22.父たち(泣かないで 断章1/父よ/泣かないで 断章2/最後の夜に私は夢
を見た/泣かないで 断章3/私は父が溺れているのを見た/泣かないで)
ロス・ホック(テノール)…1-15/ノースウェスト少年合唱団…1-15
ヨーゼフ・ツルンコ…1-15/アンジェラ・ニーデルロー(メゾ・ソプラノ)
ミュージック・オブ・リメンブランス
「ヴェデム」とは、第二次世界大戦中にチェコのテレジン(強制収容所)で13歳
から16歳の少年たちが発行した雑誌の名前。1942年から44年の毎週金曜日に刊
行され、全部で74冊を数えます。チェコ語で「私たちは導く」という意味を持
ち、少年たちの日常に即した詩や、物語、絵画などが掲載されています。ほと
んどの少年たちは、ホロコーストでその輝かしいはずの未来を奪われましたが、
ヴェデムは奇跡的に保存され、彼らの生きた証を現代に伝えています。作曲家
のライトマン(1955-)は、そのテキストをそのまま用い、感動的な音楽を付け
て一遍のオラトリオとして、再び命を与えました。頽廃音楽を専門に演奏する
アンサンブル「ミュージック・オブ・リメンブランス」の演奏です。

8.572777
コープ:氷の山
1.第1幕:冬/2.第2幕:春/3.第3幕:夏/4.第4幕:秋
新ロンドン児童合唱団/ニュー・ロンドン管弦楽団のメンバー
ロナルド・コープ(指揮)
ロンドン、ハムステッドの聖マイケル教会で2010年に初演された合唱曲「氷の
山」です。作曲者のコープ(1951-)は、すでにNAXOSから合唱と室内楽の2枚の
アルバム(8.572113、8.572578)をリリース、認知度の高まっている人。ここで
は彼の本領発揮とも言える児童合唱のための作品をお聴きいただけます。物語
はスイスの古い伝説を元にしたもので、4つの季節の流れの中に脈々と息づく
命の物語を高らかに歌いあげています。スイス民謡と古い聖歌を取り入れ、神
秘さと壮麗さを持ち合わせた音楽は美しさの限り。少年たちの透き通った声は、
まさに天上の響きを思わせます。

8.572524
カカバーゼ:幻の聴き手たち・人魚
1-3.「人魚」(魅惑の時/潜む危険/救出するケルビム)
4-6.「ロシアン・タブロー」
(母なるヴォルガ/1917年/マトリョーシカ人形の踊り)
7.「シャツの歌」
8-10.「アラビアン・ラプソディ組曲」(マラケシュ/空想/サルタンの祭り)
11-16.「幻の聴き手たち」
(旅人のメッセージ/屋敷の神秘/旅人は帰る/屋敷の怒り/再会/エピローグ)
キット・ヘスケス=ハーヴェイ(ナレーター)…1-3.11-16
クレア・マッカルダン(メゾ・ソプラノ)…1-3.7.11-16
マデリン・イーストン(ヴァイオリン)…1-6.8-16
サラ=ジェーン・ブラッドリー(ヴィオラ)…1-6.8-16
ボジダル・ヴコティッチ(チェロ)…1-6.8-10
ベン・グリフィス(コントラバス)…1-6.8-10
クリスチャン・ウィルソン(ピアノ&オルガン)…1-3.4.11-16
ベン・フルブルック(パーカッション)…11-16
ジョージ・ヴァス(指揮)…1-3.11-16 他
イギリス、アルトリンチャム出身の作曲家カカバーゼ(1955-)は5歳でピアノを
始め、その後コントラバスを学びます。10代の初めから作曲を始め、合唱作品
や室内楽、音楽劇などを書いています。ロンドンの王立ホロウェイ・カレッジ
で音楽を専攻し、ブライアン・デニスに作曲を師事、数年学んだ後、ギリシャ
や中東のダンスに興味を持ち、踊りながら教えるようになりました。そのエキ
ゾチックなメロディと特徴的なリズムは彼女の創造力と漲る血潮を刺激したよ
うで、ここで聴ける作品にもその影響が色濃く漂っています。一度聴いたら決
して忘れられない、強い印象と切ない感傷を残す魅力的な曲集です。

8.572588
マルティヌー:歌曲集 第1集
1-6.6つの単純な歌 H.110/7-9.3つの子守歌 H.146b
10-11.民謡の形式による2つの小さな歌 H.14
12-13.ロシアの詩の2つの歌 H.135bis/14-16.3つのゲーテの歌 H.94
17.ブヨの結婚式 H.75/18-20.3つの子どもの歌 H.146/21.死んだ愛 H.44
22.チェコのなぞなぞ H.277bis/23-24.2つの歌 H.31
25.歩こう、丘を越えて H.74bis/26.どれくらい大切な時間だろう? H.106
27.至福 H.81/28.涙 H.41/29.気分の描写 H.29/30.11月1日の歌 H.72
31.少女の夢 H.22/32.2人で共に年を重ね H.10
33.あなたがそれを知る前に H.6/34.毎晩夢の中であなたに会う H.57
35.3つのフランス語の歌より第3番「夜」H.88/36.どうにもならない H.43
37.夜に H.30/38.年老いた歌 H.74/39.古いスペイン語の歌 H.87
40.キスすることについての歌 H.27bis
41.素晴らしい緑の木立を知っている H.273
イェネ・ワリンゲローヴァ(メゾ・ソプラノ)
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
こんなに魅力的な歌曲が溢れているのに、あまり聴かれる機会がないのは、ひ
とえにマルティヌー(1890-1959)が生涯に残した作品数があまりにも多すぎる
からに他なりません。何しろ、交響曲、協奏曲、室内楽曲と400以上もの作品
がひしめいているのですから。この第1集に収録されているのは、1910年から
1912年にかけて作曲された若き頃の作品です。これらのほとんどは未発表のま
まであり、ここで聴けるのは本当に嬉しいことでしょう。10歳から作曲を始め
た早熟な天才であった彼によるこれらの歌曲。スペイン語やドイツ語、フラン
ス語、英語のテキストとチェコの民族詩などを用い、素晴らしい音楽が付けら
れていますが、残念ながらブラームスやシューベルト、そしてドヴォルザーク
の影響を拭い去ることはできませんが、そんなちょっとした欠点は補って余り
あるほどの「メロディの宝庫」です。

8.111372
グレート・コンダクター・シリーズ/ビーチャム
R・シュトラウス:
歌劇「エレクトラ」「ナクソス島のアリアドネ」から最終場面
1-7.歌劇「エレクトラ」Op.58より(何をお望みなの,見知らぬ人よ/
エレクトラ!エレクトラ!/オレスト!オレスト!オレスト!
/彼に斧を渡すことができなかった/おい,明りだ,明りだ
/エレクトラ!姉さん/黙って,踊りなさい!)
8-14.歌劇「ナクソス島のアリアドネ」Op.60より「オペラの序曲」と最終場面
(オペラの序曲/美しい奇蹟/キルケよキルケ、私の声が聞こえるか?/美しき人
よ/私は神です/天国へ行くはずではなかったかしら/響け、響け、甘き歌声)
《エレクトラ》
エルナ・シュリューター(ソプラノ)…エレクトラ
パウル・シェフラー(バリトン)…オレスト
リューバ・ヴェリッチュ(ソプラノ)…クリソテミス
ヴァルター・ヴィドプ(テノール)…エギスト 他
《「ナクソス島のアリアドネ」より》
マリア・コボターリ(ソプラノ)…アリアドネ
カール・フリードリヒ(テノール)…バッカス
マーガレット・フィールド=ハイド(ソプラノ)…ツェルビネッタ 他
ロイヤル・フィルハーモニー合唱団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
トーマス・ビーチャム(指揮)
録音1947年10月27-29日…1-7,1947年10月13-15日…8-14
ロンドン アビー・ロード EMI第1スタジオ
マーク・オーバート=ソーン復刻
ビーチャムとシュトラウス(1864-1949)はプライヴェートでも仲が良く、1910年
(ビーチャムがロンドンでエレクトラを初演)知り合ってからシュトラウスがこ
の世を去るまで、厚い親交を結んだことでも知られています。この盤に収録さ
れているエレクトラはアメリカRCAのセラック・プレス、「ナクソス島のアリア
ドネ」はHMVのテスト・プレス。どちらもシュトラウスの立ち会いの元の録音
です。このエレクトラの録音のために当時の最良の歌手たちが集結、息詰まる
ような緊迫の舞台を創り上げています。

8.112058(JAN 4945604120586)
グレート・ピアニスト・シリーズ/ラフマニノフ ソロ録音集 第2集
ビクター録音集1925-1942
1.J.S.バッハ(1685-1750):パルティータ 第4番よりサラバンド
(録音1925年12月16日)
2.ヘンデル(1685-1759):組曲 第5番より「調子の良い鍛冶屋」
(録音1936年1月3日)
3.グルック(1714-1787):メロディ)
4.モーツァルト(1756-1791):トルコ行進曲(録音1925年5月14日…3,4)
5-29.ベートーヴェン(1770-1827):創作主題による32の変奏曲(抜粋)
(録音1925年4月13日&5月14日)
30.ベートーヴェン:トルコ行進曲(録音1925年12月14日)
31.シューベルト(1797-1828):即興曲 変イ長調 Op.90-4(録音1925年12月29日)
32.シューベルト(リスト編):セレナード(録音1942年2月27日)
33.シューベルト(リスト編):さすらい(録音1925年4月14日)
34.リスト(1811-1886):小人の踊り(録音1925年12月16日)
35.リスト:ポロネーズ 第2番 変ホ長調(録音1925年4月13日)
36-27.メンデルスゾーン(1809-1847):3つの練習曲Op.104bより第2.3番
(録音 1927年4月25日)
38.メンデルスゾーン:春の歌(録音1928年4月25日)
39.ボロディン(1833-1887):スケルツォ 変イ長調(録音1935年12月23日)
40.チャイコフスキー(1840-1893):四季よりトロイカ(録音1928年4月11日)
41.スクリャビン(1872-1915):前奏曲 第8番 嬰へ短調 Op11-8
(録音1929年4月16日)
42.パデレフスキ(1860-1941):メヌエット)
43.J.シュトラウス(1825-1899):
ヴァルス・カプリス第2番「人はただ一度生きる」Op.167
(録音1927年4月5日…42.43)
ウォード・マーストン復刻
セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ)
作曲家としてのラフマニノフの評価はその時代によって結構まちまちですが、
ピアニストとしてのラフマニノフは、常に称賛され続けています。残存する最
も初期の記録においても、その才能の輝きは褪せることがありません。今のよ
うに長時間録音が不可能であった時代に於いて、曲のどこを録音するかについ
ても熟考を重ねたようで、ここで聴けるベートーヴェンの変奏曲も、最高の部
分を聴かせるべく、最良の選曲がなされています。




<DACAPO>
6.220538(SACD-Hybrid) ¥1980
モーツァルト:交響曲集 第3集
1-4.交響曲 第9番 ハ長調 K73(K75A)
5-7.交響曲 ニ長調 K81(K73L)
8-11.交響曲 ニ長調 K97(K73M)
12-15.交響曲 ニ長調 K95(K73N)
16-18.交響曲 第11番 ニ長調 K84(K73Q)
19-21.交響曲 第10番 ト長調 K74
デンマーク国立室内管弦楽団
アダム・フィッシャー(指揮)
録音 2010年コペンハーゲン DRコンサートハウス 第2スタジオ
アダム・フィッシャーによるモーツァルト(1756-1791)交響曲全集の第6作と
なります。ここでは1769年から1770年に作曲された3つの番号付きと、3つの
番号なしの合計6つの交響曲を収録。

6.220565(SACD-Hybrid) ¥1980
ランゴー:ピアノ作品集 第2集
1-4.夏の思い出 BVN 254(ある日/アレグレット/無題/歌)
5-6.深淵の音楽 BVN 169/7.アルバムの綴りIBVN 3
8.夜の教会の庭で BVN 22/9.アドラツィオーネ BVN 223
10.ピアノ小品 ホ長調 BVN 426
11-20.ブレーキンゲの夏の休日BVN 123(旅行/邂逅/日曜日の村の教会で/松林
のカウベル/お茶会そして諦め/スウェーデン/スイートピー/旅の途上で/別れ
/ダンスの夕べ)
ベーリト・ヨハンセン・タンゲ(ピアノ)
あまりにも幅広い作風の音楽を書いたため、どれを最初に聴くかで全く評価
が異なってしまうという作曲家がかなり多く存在しますが、このランゴー
(1893-1952)などはその最たる人でしょうか。このピアノ作品集を冒頭から聴
くと、どう聴いてもショパンからグリーグやシベリウスへの系譜を感じるは
ずです。しかし、この「夏の思い出」は夢想家であった彼のごく一部の姿で
あり、次の曲集「深淵の音楽」では、全く違う音世界に戸惑う人も多いこと
でしょう。急進的な音と、感覚的な表現を求め、標題にも音楽にもあらゆる
工夫を凝らし、時には神秘性すら漂うランゴーの音楽。一度はじっくりと聴
いてみてほしいものです。

8.226088 ¥1780
ヘアマン.D.コッペル:チェロとピアノの作品集
1-3.テルニオ Op.53b(1951)
4-12.独奏チェロのための「序奏、主題と変奏、そしてエピローグ」Op.86
(1971)
13-15.チェロとピアノのためのソナタ Op.62(1956)
16.ベンジャミン・コッペル(1974-):
Professor Hermans Cellistic Imagaginarium
モーテン・ツォイテン(チェロ)/アマリエ・マリング(ピアノ)
録音 デンマーク王立音楽院 2009年1月13-15日…1-3.13-15,
2010年6月16日…4-12, 2011年1月17日…16
ヘアマン.D.コッペル(1908-1998)は作曲家&ロック・ミュージシャン、アナ
ス・コッペルの父であり、サクソフォン奏者で作曲家ベンジャミン・コッペ
ルの祖父でもあります。そんなデンマークを代表する彼が1950年代に書き始
めたチェロの作品は、まさに「デンマークの新しいチェロ・レパートリー」
となったことは間違いありません。いわゆるゲンダイ音楽ではなく、どちら
かというと新古典主義とも思えるリズミカルで、調性感はなくともロマン
ティック。よくあるような、またとないような不思議な感触です。このアル
バムのために、チェリスト、ツォイテンはベンジャミンにも新作を依頼し、
この偉大なる音楽一家の歴史を辿るような素晴らしい1枚を創り上げたのです。

8.226052 ¥1780
アナス・コッペル:協奏曲集
1-3.ヴァイオリン、ヴィオラ、クラリネット、ファゴット、管弦楽のための
協奏交響曲(2007)
4-8.フルート、ハープ、管弦楽のための協奏曲(1998/2009)
9-11.テューバと管弦楽のための協奏曲(2003)
アンナ・マリア.D.ダール(ヴィオラ)/ヤナ・デシュコワ(ヴァイオリン)
ランディ・エスターゴー(クラリネット)/シェリア・ポプキン(ファゴット)
マティアス・ヨハンソン(テューバ)
クラウス・エトルプ・ラーセン(フルート)/メッテ・ニルセン(ハープ)
オルボア交響楽団
マティアス・エッシュバッハー(指揮)
録音 2009年6月22-26日&2010年6月22-24日
こちらは、1947年生まれのアナス・コッペル(1947-)の作品集です。彼はロッ
ク、ジャズ、ワールドミュージック、そしてクラシック。あらゆるジャンル
を飛び越えて斬新な音楽を作り出す作曲家です。最初の曲は驚くほど軽快な
ワルツで始まります。第2楽章は怠惰なブルースであり、第3楽章は官能的な
タンゴです。2曲目はフルートとハープが神秘的な楽想を奏でます。第3曲目
のテューバの活躍も目を見張るばかり。このアルバムは現代音楽の括りには
入れずに、エンタテイメントの括りがふさわしそうです。

8.226549 ¥1780
ディスタント・スティル
1-4.ポール・ルーザス(1949-):ホルン三重奏曲
5-7.ペレ・グドムンセン=ホルムグレーン(1932-):まだ近く、まだ遠く
8-11.セーレン・ニルス・アイヒベルク(1973-):ホルン三重奏曲
クリスティーナ・オストラン(ヴァイオリン)
ヤコブ・ケイディング(ホルン)
ペア・サロ(ピアノ)
録音 2010年3月27-31日コペンハーゲン DRコンサートハウス 第4スタジオ
最も先進的な3人のデンマーク作曲家によるホルン三重奏曲集です。ブラーム
スからリゲティに繋がる「ホルン三重奏の系譜」を見事に受け継いだ作品で
すが、各々の曲はとても個性的であり、類似品はどこにもありません。透明
な音色がはじけながら交錯するルーザスの作品、情緒的とも言えるグドムン
セン=ホルムグレーン(ヴァイオリンが優勢)の作品、つぶやきと舞曲、そし
て終楽章で流動的なエネルギーが噴出するかのようなアイヒベルクの作品と、
新鮮な音に満ちた1枚です。

2.110408(DVD-Video) ¥3350
ボー・ホルテン(1948-):王の侍医の訪問
台本 P.O.エンクヴィストの小説より
ヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセ…ヨハン・ロイター(バリトン)
国王クリスティアン7世…モーゲン・ゲルト・ハンセン(テノール)
王妃カロリーネ・マティルデ…エリザベス・ヤンソン(アルト)
オーヴェ・ヘー=グルベア…ステン・ビリエル(バス)
ブーツ屋カテリーネ…ディーナ・マイ=マイ(ソプラノ)
シャック・カール・ランツァウ伯爵…ラルス・ワーゲ(バス)
フレデリク5世…モルゲン・ゲルト・ハンセン(テノール)
エネヴォルド・ブランド…ベン=オーラ・モーグニー(テノール)他
デンマーク王立管弦楽団/デンマーク王立歌劇場合唱団
ボー・ホルテン(指揮)
舞台監督:ペテル・オスカルソン/装置&衣装:ペーター・ホルム
照明:ペル・スンディン
2009年5月9日デンマーク王立歌劇場 ライブ収録
収録時間:本編154分+ボーナス37分
(作曲家、脚本家、歌手たちへのインタヴュー)
字幕:英語・ドイツ語・デンマーク語
実在した人物ヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセを描いた物語。野心溢
れる医者で合った彼は、啓蒙運動に手を染め、知りあった貴族ランツァウ伯
爵の口添えでクリスチャン7世の侍医となります。精神的に不安定だった王の
信頼を獲得し、少しずつ影の実権を握り始め、次には王妃マティルデまでを
も我がものにしてしまいます。王の名を借りて、大臣を罷免するなど次々に
政治的改革を行ったストルーエンセですが、あまりの暴挙に、クーデターが
勃発。最期は処刑されてしまうというお話です。このオペラは史実をほぼ忠
実になぞったものですが、核となるのは、マティルデとストルーエンセの愛
の物語なのかもしれません。

2.110410(DVD-Video) ¥3350
ポール・ルーザス:歌劇「セルマ・ジェコヴァ」(英語歌唱)
台本 ヘンリク・アンゲルブレヒト
セルマ・ジェコヴァ…ユルヴァ・キールベリ(ソプラノ)
ビル・ヒューストン…パレ・クヌドセン(バリトン)
キャシー…ハンヌ・フィッシャー(メゾ・ソプラノ)
ブレンダ…ウラ・クヅスク・イェンセン(メゾ・ソプラノ)
ジーン…カール・フィリップ・レヴィン(ボーイソプラノ)他
デンマーク王立管弦楽団
ミハエル・シェンヴァント(指揮)
舞台監督:カスパー・ホルテン/装置:クリスティアン・レンメルツ
衣装:マリア・ギーレンホフ
2010年9月13日デンマーク王立歌劇場 ライブ収録
収録時間:本編73分+ボーナス47分(メイキング・オブ・セルマ・ジェコヴァ)
字幕:英語・ドイツ語・デンマーク語
ビョークの主演で話題となった、2000年制作のデンマーク映画「ダンサー・
イン・ザ・ダーク」を下敷きとし、新たに台本を書き起こし、気鋭の作曲家
ルーザス(1949-)が音楽を付けた新作オペラ「セルマ・ジェコヴァ」です。
斬新なカメラ・ワークや、随所に挿入されるミュージカル・シーン、ビョー
クの音楽など、映画自体が高く評価され、日本でも話題になった作品を、ど
のように歌劇に移し替えているかが注目。チェコからの移民で、目に疾患を
抱えているセルマ。その病気を受け継いでしまった息子ジーン。息子の手術
のために、貧しい生活を切り詰めて貯めていたお金を狙う隣人ビル。全ては
息子を守るために罪を犯してしまったセルマの葬儀場面から物語は時を遡り
ます。セルマが眼鏡をかける度に現実と空想が入り混じり、オペラの中でも
映画のように、舞台は瞬間、華やかなミュージカルへと変貌します。結末の
わかっているあまりにも救いのない物語ですが、ついつい最後まで見てしま
うことでしょう。70分に凝縮された濃い舞台です。




<ONDINE>
ODV-4004(1DVD+ボーナスCD) \2450
カリタ・マッティラヘルシンキ・リサイタル2006年
《DVD》
1.タイトル/2.デュパルク(1848-1933):旅への誘い
3.デュパルク:ミニョンのロマンス/4.デュパルク:戦のある国へ
5.デュパルク:悲しき歌/6.デュパルク:フィディレ
7-10.サーリアホ(1952-):4つの瞬間(カリタ・マッティラに捧ぐ)
11.ラフマニノフ(1873-1943):美しい人よ、私のために歌わないでOp.4-4
12.ラフマニノフ:夕暮れOp.21-3
13.ラフマニノフ:ミュッセからの断片Op.21-6
14.ラフマニノフ:ムーサOp.34-1/15.ラフマニノフ:何という幸せOp.34-12
16-22ドヴォルザーク(1841-1904):ジプシーの歌Op.55(私の歌が鳴り響く/ああ、
聴けよ私のトライアングルを/森はひっそりと静まりかえり/わが母の教えたま
いし歌/弦の調子を合わせて/大きくゆったりとした軽い亜麻の服を着て/鷹の
翼はタトラの峰高く)
[アンコール]
23.ヴィクター・ヤング(1900-1965):ゴールデン・イヤリング
24.フィンランド民謡:Minun kultanikaunison(僕の恋人は美しい)
25.クレジット
《ボーナスCD》
1.ベートーヴェン(1770-1827):君を愛すWoO123
2.ベートーヴェン:新しき愛、新しき命Op.75-2
3.ベートーヴェン:寂しさの喜びOp.83-1
4.シューベルト(1797-1828):ますD550/5.シューベルト:野ばらD257
6.シューベルト:水の上で歌うD774/7.シューベルト:楽に寄すD547
8.シューベルト:至福D433
9.ブラームス(1833-1897):49のドイツ民謡集より「お姉さん」
10.ブラームス:永遠の愛についてOp.43-1
11.シベリウス(1865-1957):山彦Op72-4
12.シベリウス:川面に漂う流木Op.17-7
13.シベリウス:泳げ、泳げ、あひる
14.シベリウス:春はいそぎ過ぎゆくOp.13-4
15.シベリウス:しかし私の小鳥は姿を見せないOp.36-2
16.シベリウス:逢引きから戻った娘Op.37-5
17.クーラ(1883-1918):Kesayo kirkkomaala/18.クーラ:Sinipiika
19.メラルティン(1875-1937):ミルヤムの歌I
20.メラルティン:ミルヤムの歌II
演奏:《DVD》
カリタ・マッティラ(ソプラノ)/マルティン・カッツ(ピアノ)
《ボーナスCD》
カリタ・マッティラ(ソプラノ)/イルモ・ランタ(ピアノ)
収録《DVD》2006年10月1&8日ヘルシンキフィンランド・ナショナル・オペラ
・ライヴ収録
字幕:英語・フィンランド語
全てを圧する存在感、透き通るような声。メトの「サロメ」では40代後半…失
礼!のボディを堂々と晒し(残念なことにカメラには収録されてません!)、
聴衆の度肝を抜くことも厭わないチャーミングなソプラノ歌手、カリタ・マッ
ティラ。この映像は、そんな彼女の素敵なリサイタルが収録されています。最
初はデュパルクの歌曲から始め、サーリアホ、ラフマニノフそしてドヴォルザ
ークという、何ともバラエティ豊かな選曲が見事。アンコールできっちり「お
国もの」も用意しているという周到さ。あと、北欧ものをもう少し聴きたいと
いう欲張りな方のために、既存のCDから良いとこどりをしたコンピレーション
・アルバムがボーナスとして付いています。

ODV-4008(DVD-Video) \2450
サッリネン:2幕の歌劇「赤い線」Op.46
台本:アウリス・サッリネン
《ボーナス》
アウリス・サッリネン、ペッカ・ミロノフ、ミッコ・フランク、
ヨルマ・ヒュニネンへのインタビュー(2009年収録)
トピ(小作人)…ヨルマ・ヒュンニネン
リーカ(トピの妻)…パイヴィ・ニスラ
サケ(トピの最初の子):トゥオモ・ニスラ
ラーケリ(二番目の子):サンニ・ヴィルミ
イータ=リンタ・マリア(三番目の子):オリヴィア・アイナリ
プンタルパー(扇動者):アキ・アラミッコテルヴォ
シマナ・アルヒッパイニ:ハンヌ・フォルシュベリ
司教の代理:ペルッティ・マケラ
若い司祭:トゥオマス・トゥロイセラ
カイサ:アンナ=リサ・ヤコブソン
ラーッパーナ:タイスト・レイマルオト
クニッラ(その妻):レア・マウラネン
エプラ:アリ・グロンタール
ユッシ:マルコ・プースティネン
ティーナ:レーナ・リーマタイネン
ピルホネン巡査:カイ・ヴァルトネン
運命:ヤルモ・ラスタス
フィンランド国立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ミッコ・フランク
ツーミ・ダンス・カンパニー
舞台監督:ペッカ・ミロノフ/装置:エーヴァ・イヤス
衣装:エリア・トゥルネン/フィンランド国立歌劇場収録
収録時間:本編115分+ボーナス44分
字幕:英語・フィンランド語
フィンランドの現代作曲家サッリネン(1935-)による社会派オペラ。ちなみに
タイトルの「赤い線」というのは、この国での投票を意味する言葉であり、
日本の「赤線」とは全く関係ありません。貧乏な小作農の夫婦トピとリーカ。
彼らの飼っている羊はすでに3回も熊に襲われ、食べるものにも不自由してい
ます。教会に援助を求めても拒否され困り果てた彼らは、扇動者が「新しい社
会」について語るのを聞きます。神が正しいのか、社会主義が正しいのか?正
しい政党に投票すればよい生活が待っているのか?様々な思惑を孕み緊張の物
語が続きます。彼らは「赤い線をひく」ことを許可され、生活を向上させてく
れると信じた政党へ投票しましたが、待っていた結末は・・・。サッリネンの
音楽は、美しいメロディこそありませんが、とても聞きやすいもの。不安定な
時代だからこそ、人は何かにすがりたい。しかし、何を信じたらよいのか。
全く身につまされる物語です。

ODE-1174 \2080
ラウタヴァーラ:歌劇「カイヴォス」
台本 エイノユハニ・ラウタヴァーラ
シモン…ハンヌ・ニエメラ
イラ(シモンの恋人):ユハンナ・ルサネン=カルタノ
政治委員:ヨルマ・ヒュンニネン
司祭:ヤーッコ・コルテカンガス
マルコ:マティ・トゥリ
ヴァンハ:ペトリ・プッシラ
タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団/カイヴォス合唱団
ハンヌ・リントゥ(指揮)
録音 2010年9月21-24日タンペレ・ホール
1957年、当時十二音技法を学んでいたラウタヴァーラ(1928-)が出会ったハン
ガリー亡命者。彼から生々しいハンガリー動乱の模様を訊いたラウタヴァーラ
は、その話を元に、自国の政治的状況も盛り込みながら、この歌劇「カイヴォ
ス(鉱山の意味)」を完成させます。しかし、当時のフィンランドは旧ソ連の弾
圧が激しく、このような危ない話は上演するのは不可能でした。いくつかの改
訂も行われたのですが、結局上演されることはなく、そのまま忘れ去られてし
まう・・・その一歩手前で、ようやく2010年、この演奏が行われたのです。
1950年代の後半、鉱山で働く労働者たちは元テロリスト、シモンをリーダーに
据え反乱を試みます。しかしシモンはすでにそのカリスマ性を失っていました。
立てこもる労働者、彼らの説得を試みる政治委員。そして躊躇するシモンと彼
の恋人イラ。音楽は常に無調の冷たい響きを持ち、緊張漲る粗筋を盛り立てま
す。なかなか難解ではありますが、一本筋の通ったお話です。

ODE-1110 4枚組 \4500
マグヌス・リンドベルイ:管弦楽作品集
《CD1》
1.テンデンツァ(1982)/2-3.クラフト(1985)/4.キネティクス(1989)
5.マレヤ(1990)
《CD2》
1.ジョイ(1990)/2.コレンテ(1992)/3.コレンテII(1992)
4.コヨーテ・ブルース(1993)
《CD3》
1.アリーナ(1995)/2.アリーナII(1996)/3.フェリア(1997)
4.大二重奏曲(2000)
《CD4》
1.コラール(2002)/2.管弦楽のための協奏曲(2003)/3.彫刻(2005)
アヴァンティ室内管弦楽団…CD1-1.5,CD2-2.4,CD3-2
フィンランド放送交響楽団…CD1-2.3,CD2-3,CD3-1.3.4,CD4-1.2.3
バイエルン放送交響楽団…CD1-4
トイミー・アンサンブル…CD1-2.3
エサ=ペッカ・サロネン(指揮)…CD1-2.3.4.5,CD2-1.3,CD3-1.3
サカリ・オラモ(指揮)…CD1-1,CD2-2.4,CD3-2.4,CD4-1.2.3
録音 1992-2008年
フィンランド屈指の現代作曲家のひとり、マグヌス・リンドベルイ(1958-)の
作品集大成です。1986年にユネスコ作曲家国際会議で第1位受賞するなど独自
の作風で高く評価されていますが、とりわけ武満徹がいち早く彼の才能を認め
たことでも知られています。時代と共に作風も変化し、初期の作品はリズミカ
ルでノイジーな音を多用しましたが、2000年を過ぎる頃から、より古典的で重
厚な作風になっています。この4枚組は、既存のリリースを年代別に編集。彼
の作風の変遷をじっくり味わうことができるでしょう。

ODE-1182 \2080
コルンゴルト: 交響曲 嬰ヘ長調・古い様式による小舞曲
1-4. Op.40
5.古い様式による小舞曲…世界初録音
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
ジョン・ストルゴー(指揮)
録音 2010年9月17-18日…1-4, 2010年8月30日…5
ヘルシンキ フィンランディア・ホール
ユダヤ系であったため、素晴らしいキャリアを誇っていたにも拘わらず祖国オ
ーストリアを離れ、アメリカで「映画音楽作曲家」として活躍することとなっ
たコルンゴルト(1897-1957)。しかし彼なくしては、今のハリウッド音楽はひ
どく寂しいものになっていたに違いありません。1947年から1952年に書かれた
この彼の交響曲を聴いた人は誰しも「これは映画音楽?」と思うことでしょう。
それほどまでにこの曲はスペキュタクラーです。最初の音から何か物語を感じ
させずにはいられません。映画音楽に嫌気が指してしまったはずの彼が書いた
「クラシック作品」のはずですが、すでにコルンゴルトはハリウッドと一心同
体になっていたのかもしれません。世界初録音である「古い様式による小舞曲」
は彼が20歳前半に書いた小さな作品す。こちらは馥郁たる響きを秘めたウィー
ン風の音楽です。

ODE-1179 ¥2080
シベリウス:交響曲第2番&第5番(ピアノ編曲版 )
1-4.交響曲第2番ニ長調 Op.43(H.シーグフリードソンによるピアノ独奏版 )
5-7.交響曲第5番変ホ長調 Op.82
(K.エクマン/H.シーグフリードソンによるピアノ独奏版)
ヘンリ・シーグフリードソン(ピアノ)
録音フィンランドヤルヴェンパー・ホール 2010年10月4.6日…5-7,
2011年2月19日&3月15日…1-4
シベリウス(1865-1957)の交響曲の中でも、とりわけ人気の高い第2番&第5番
をピアノで演奏するという、何とも大胆かつ画期的な1枚です。ここで、その
才能をとことん見せ付けてくれるのは、2005年のボン・ベートーヴェン国際
ピアノコンクールで優勝した1974年生まれの若きピアニスト、ヘンリ・シー
グフリードソン。彼はまず5番について、既に知られたエクマンの編曲版を研
究した上で、自らの編曲を加えたと言います。そして、難曲第2番に取り掛か
ったのですが、その際ベートーヴェンの交響曲をリストが編曲したように、
「オリジナルに忠実でありながら、ピアノの可能性の限界に挑戦する」とい
う気合いも盛り込みました。さあ、その出来栄えはいかなるものでしょう?
第2番の冒頭は、もともとそれほど音の厚みはありません。なので、正直
「しょぼいな」と思われるかもしれませんが・・・、曲が進むにつれて、オ
ーケストラで聴く以上の興奮に見舞われること必至です。
第5番も文句なし!です。ぜひ実際にこの凄さをあなたの耳でお確かめくださ
い。

ODE-1176 ¥2080
ウルハス・プルッキス:喜び、情熱と愛の物語
1-7.シンフォニー・オーケストラのための7つの幻想「波の上」(序/浜辺にて
/風/荒海/迫る嵐 /穏やかな/波の上 )
8-10.3楽章からなるクラリネット協奏曲「喜び、情熱と愛の物語」 (喜びの
物語/情熱の物語/愛の物語(T.ムーアの詩による ))
11.交響詩「花盛りの春」
カリ・クリック(クラリネット)…8-10/ガブリエル・スオヴァネン(10)
テンペレ・フィルハーモニー管弦楽団
ハンヌ・リントゥ(指揮)
録音フィンランドテンペレ・ホール 2010年6月1-2日…1-7.11,
2011年1月7日…8-10
フィンランドを代表するクラリネットの名手、カリ・クリークをソリストに
迎えた「喜び、情熱と愛の物語」を中心にした、フィンランドの若手作曲家、
プリッキス(1975-)の作品集です。ティエンスー作品集(ODE-1166、778)など、
すでにONDINEにいくつもの録音があるクリーク、その実力はお墨付き!ここ
でも目の覚めるような演奏を聴かせます。トーマス・ムーアの詩によるバリ
トンの歌との絡みも見事な限りです。プリッキスの作風は印象派風でもあり、
時にはドイツ後期ロマン派風でもありと、現代音楽にありがちな難解な響き
は皆無です。ひたすら美しく、激情にまかせ、思いを歌いあげる・・・そん
なストレートに響く音楽を、疲弊した心へお届けします。

ODE-1177 ¥2080
ラウタヴァーラ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
1-4.忘却の風景(2005)…世界初録音/ 5.夏の想い(1972/2008)…世界初録音
6.エイプリル・ライン(1970/2006)…世界初録音
7-8.ノットゥルノとダンス(1993)/9.ヴァリエチュード (1974)
10.バッカス礼賛(1970 ヴァイオリンとピアノ版 )…世界初録音
11-22.組曲「ヴァイオリン弾き」-フィドルによるフィンランド民謡を元に
したピアノの組曲(1952)
ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン)…1-11.13.15.17.19.21
パーヴァリ・ユンパネン (ピアノ)…1-8.10.12.14.16.18.20.22
録音 2010年12月28-30日フィンランドエスポー、セッロ・ホール
最近は専ら神秘的な作品を多く発表しているラウタヴァーラ(1928-)。このア
ルバムでは、世界初録音を含む最近の作品から初期の作品までを幅広く収録
しています。彼の作風の変遷を味わうにもうってつけと言えるでしょう。
ヴァイオリンのクーシストは、今更何も付けくわえることもないほどの名手。
ここでも抒情的な曲から舞曲までを文句なく弾きこなしています。とりわけ
面白いのが1952年の「ピアノ組曲」で、こちらはフィンランド民謡から着想
を得たラウタヴァーラ 24歳の時の作品(作品番号 1)ですが、ここでは基に
なった民謡をクーシストが漏れなく演奏するという試みで、民謡と交互に奏
される「ラウタヴァーラによる創造」の面白さを存分に楽しんでいただける
ものとなっています。

ODE-1190 2枚組 ¥2450
リメンバリングJFK ジョン・ F・ケネディ・・・大統領就任年50周年記念コ
ンサート
《CD1.大統領就任年50周年記念コンサート》
1.バーンスタイン(1918-1990):
J.F.ケネディ大統領就任のためのファンファーレ(1961)
2.リーバーソン(1946-):
リメンバリング JFK(アメリカン・エレジー)(2009-2010)
3-11.バーンスタイン:
「ウエスト・サイド・ストーリー」よりシンフォニック・ダンス
12-14.ガーシュウイン(1898-1937):ピアノ協奏曲
《CD2.1961年就任記念コンサート-当時のラジオ放送より》
1.コメント
2.ジョン・スタフォード・スミス(1750-1836):アメリカ合衆国国歌-星条旗
3.コメント
4.ジョン・ラ・モンテーヌ(1920-):太平洋から大西洋へ
5.コメント
6.トンプソン(1899-1984):テスタメント・オブ・フリーダムより第1楽章
7.コメント
8.ガーシュウイン:ラプソディ・イン・ブルー
9.コメント
《CD1》リチャード・ドレイフュス(ナレーター)…2
ツィモン・バルト(ピアノ)…12-14
ナショナル交響楽団/クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
《CD2》ナショナル交響楽団/ハワード・ミッチェル(指揮)
録音 2011年1月22-24日ワシントン D.C. ケネディ・センター …CD1,
1961年1月19日ワシントン D.C.コンスティトゥション・ホール
2011年は、偉大なる J.F.ケネディがアメリカ合衆国の大統領に就任した年か
ら数えて50年に当たります。それを祝し開催されたコンサートと、50年前に
企画されたコンサートを2枚のCDに収録したものが当アルバムです。1枚目は
2011年、ケネディ・センターで開催されたコンサートの記録です。2010年の
シーズンよりワシントン D.C.のナショナル交響楽団及びケネディ・センター
の音楽監督に就任したエッシェンバッハの指揮で奏されるアメリカのメロ
ディは、コンサートに臨席した全ての人に感銘を与えました。なお、リーバ
ーソンの作品中、ケネディ大統領のスピーチの抜粋を朗読したのは、名俳優
リチャード・ドレイファス。この渋い声も聴きものです。2枚目は1961年当時
の就任記念コンサートのラジオ放送音源からの抜粋です。ケネディ自身の要
望でアメリカの作曲家たちの曲を演奏したもの。歴史的にも貴重な音源です。
この2枚のディスクの間に横たわる50年という年月に思いを馳せてみませんか。

ODE-1103 4枚組 ¥4050
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ全集 他
《CD1》
1.ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.1
2-5.ピアノ・ソナタ第2番ニ短調 Op.14
6.ピアノ・ソナタ第3番イ短調「古い手帳から」Op.28
7-9.ピアノ・ソナタ第4番ハ短調「古い手帳から」 Op.29
10-12.ピアノ・ソナタ第5番ハ長調 Op.38
《CD2.戦争ソナタ集》
1-4.ピアノ・ソナタ第6番イ長調 Op.82
5-7.ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83
8-10.ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調 Op.84
《CD3》
1-4.ピアノ・ソナタ第9番ハ長調 Op.103/5-8.4つの練習曲 Op.2
9.トッカータニ短調 Op.11/10-14.風刺 Op.17
《CD4.小品》
1-20.つかの間の幻影 Op.22/21-24.年とった祖母のお話 Op.31
25-34.バレエ「ロメオとジュリエット」からの 10の小品
マッティ・ラエカッリオ(ピアノ)
録音1989-1999年
フィンランド生まれのピアニスト、マッティ・ラエカッリオは、この11年に
渡るプロコフィエフ(1891-1953)作品の録音で、国際的な評価を高めました。
曲のテクスチャー、プロコフィエフ独特のリズムの処理、そして解釈まで、
彼自身が「ここまで全てを入念に研究したピアニストは他にいないだろう」
と自負したという、究極の演奏を BOXセットにまとめました。9曲のピアノ・
ソナタを始め、「つかの間の幻影」や「ロメオとジュリエット組曲」、あま
り聴く機会のない「年とった祖母のお話」など、まさに感涙物の4枚組。
どこから聴いても大満足です。

ODV-4009(DVD-Video) ¥2450
ラウタヴァーラ:3幕の歌劇「アレクシス・キヴィ」
(台本エイノユハニ・ラウタヴァーラ )
ボーナス:メイキング・オブ・アレクシス・キヴィ
アレクシス・キヴィ…ヨルマ・ヒュンニネン(バリトン)
アウグスト・アールクヴィスト…ヤンネ・レイニカイネン(台詞のみ)
シャルロッタ…リッカ・ランタネン(メッゾ・ソプラノ)
ヒルダ…パウリーナ・リンノサーリ(ソプラノ)
青年時代のアレクシス…ヴィッレ・ルサネン(バリトン)
J.L.ルーネベリ…アキ・アラミッコテルヴォ(テノール)
アンクル・サケリ…ニコラス・セーレルルンド(バス)他
第8の兄弟…ティモ・サーリ(ダンス)
フィンランド国立オペラ
ミッコ・フランク(指揮)
舞台監督:ペッカ・ミロノフ/装置:エーヴァ・イヤス
衣装:ニーナ・パサネン
2010年10月、ヘルシンキフィンランド国立オペラ収録
字幕:英語・フィンランド語
「七人兄弟」で知られる、フィンランド語文学の創始者アレクシス・キヴィ
(1834-1872)を描いたラウタヴァーラ(1928-)のオペラです。キヴィ自身の詩
とテキストを用い、ラウタヴァーラ自身が台本を書き上げました。無理解と
糾弾者との戦いの中、いくつもの素晴らしい作品を書き上げるも、精神障害
を患い、わずか38歳で短い生涯を閉じてしまった文学者キヴィ。物語は彼を
徹底的に糾弾したアールクヴィスト、彼の理解者であり恋人でもあるシャル
ロッタを軸に進みます。前半には希望に満ち溢れた若きキヴィ、後半は追い
つめられた晩年のキヴィ(2人の歌手が歌い分ける )が登場。名歌手ヒュンニ
ネンによる晩年のキヴィの、少しずつ精神を病んでいく迫真の演技には、思
わず引き込まれてしまいます。かたや、キヴィを糾弾するアールクヴィスト
は歌う機会さえ与えられていません。何とも示唆的な内容です。ヒュンニネ
ンはラウタヴァーラ作品には欠かせない人で(この作品も彼の依嘱作)、初演
を行い、 2002年にもこの曲を録音していますが(ODE-1000)、ここでは更に声
に深みが増しています。ラウタヴァーラの幻想的な音楽も聴きものです。




<cpo>
777615-2 2枚組 ¥4900
アントン・ブルックナー:交響曲全集第1集
1.交響曲第4番変ホ長調(第2稿)
2.交響曲第7番ホ長調(1881-83年)
バーゼル管弦楽団
マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)
2002年から 2009年までインディアナポリス交響楽団の音楽監督を務めた指揮
者ヴェンツァーゴの渾身のブルックナーです。彼は以前にもバーゼル管弦楽
団と「知られざるシューマン作品」の発掘を行ったことでも知られ、今回の
ブルックナー・ツィクルスでも何かをやってくれそうな期待が高まります。

777657-2 2枚組 ¥4900
カール・オルフ:
シェイクスピア(1564-1616)の「真夏の夜の夢」による劇と音楽
(A.W.シュレーゲル…ドイツ語訳)
アンドレアス・ハウン/バルバラ・ベーラー
クリスチャン・アルント・サンチェス
アンデックス・オルフ・アカデミー・ミュンヘン RO
クリスチャン・フォン・ゲーレン(指揮)
1964年、カール・オルフ(1895-1982)はシュツットガルトで「真夏の夜の夢」
の改訂版の初演を行いました。オルフはこの作品に1938年頃から取りかかり、
1952年にダルムシュタットで演奏するまでに、幾度となく書き直しをしたり、
と、彼の人生の多くの部分をこの作品が占めていた計算になります。そのせ
いか、彼の作品の中でもとりわけ優れたものとして評価されています。「比
類なき古典の名作」に音楽、言葉(シュレーゲルが翻訳したドイツ語)、舞踊、
ファッションなどの当時の最先端の流行を取り入れ、総合舞台芸術へと生ま
れ変わらせた作品、今回は音のみで残念ですが、その気合いは充分に届くこ
とでしょう。

777114-2 2枚組 ¥4900
クリスティアン・シンディング:ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
(CD1)
1.ヴァイオリン協奏曲第3番 Op.119/2.伝説 Op.46/3.ロマンス Op.100
(CD2)
1.ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.45/2.ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.60
3.組曲 Op.10/4.宵の明星 Op.120
アンドレイ・ビエロフ(ヴァイオリン)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー
フランク・ベールマン(指揮)
最近、人気急上昇のノルウェーの作曲家、シンディング(1856-1941)のヴァイ
オリンと管弦楽のための作品全集です。自国で絶大なる人気を得たグリーグ
とは違い、ドイツに留学し、後期ロマン派の影響を強く受け、その作品にも
濃厚なロマンの香りが漂う彼の作品は、どちらかというと、ノルウェー以外
の国・・・とりわけドイツでの評価が高く(彼自身も生涯のほとんどをドイツ
で過ごした)、今では却って中途半端さだけが目立ってしまう人ですが、勇壮
で流麗な交響曲や、ヴァイオリン曲などが紹介されるに従って、曲の持つ美
しさに気が付いた人が多いのかもしれません。若きヴァイオリニスト、ビエ
ロフの情緒豊かな演奏でじっくりお聴きください。

777542-2 ¥2450
アドリエン・フランソワ・セルヴェ:チェロと管弦楽のための作品集
1.スパでの思い出 Op.2
2.シューベルトのワルツによる幻想曲と華麗なる変奏曲 Op.4
3.セビリアの理髪師 Op.6/4.チェロ協奏曲ロ短調 Op.5
ウェン=シン・ヤン(チェロ)
ミュンヘン放送管弦楽団/テリェ・ミッケルセン(指揮)
ベルギーのチェリスト、セルヴェ(1807-1866)は「チェロのパガニーニ」と
呼ばれる名手でした。バロック時代になかったエンドピンを始めて取りつけ
たのも彼だと言われてます。同時代の作曲家、ベルリオーズやロッシーニか
らも信頼されていた彼は、輝かしい技巧を駆使した作品を次々と創り上げま
した。その演奏効果については、若きパブロ・カザルスが、「スパでの思い
出 Op.2」の素晴らしすぎる演奏で、自らを「セルヴェの後継者」と呼ぶ高
慢なチェロの教授を言葉も出ないほどにやりこめたという逸話もあるほどで
す。ここで聴き手の心を鷲掴みにするのは、現代の若き名手ウェイ=シン・
ヤン。息がとまるほどの名技をご堪能ください。

777232-2 2枚組 ¥3400
ジョルジュ・オンスロウ:ピアノ三重奏曲全集第3&第4集
(CD1)
1.ピアノ三重奏曲第7番ニ短調 Op.20/2.ピアノ三重奏曲第1番イ長調 Op.3-1
3.ピアノ三重奏曲第4番ホ短調 Op.14-1
(CD2)
1.ピアノ三重奏曲第8番ハ短調 Op.26
2.ピアノ三重奏曲第6番ニ長調 Op.14-3
3.ピアノ三重奏曲第3番ト短調 Op.3-3
カサドシュ三重奏団
このアルバムはオンスロウ(1784?-1853)のピアノ三重奏曲全集の締めくくり
となります。オンスロウはフランスの作曲家とされていますが、作品は当時
のドイツ風の味わいを持つため、メンデルスゾーンやシューマンが高く評価
していました。古典派とロマン派の過渡的な様式を持ち、端正さと劇的な表
現力をバランス良く持ち合わせています。曲によっては、驚くほど半音階的
なメロディが見られたり、となかなか興味深い作品が多く存在します。第7番
の三重奏曲 Op.20は1822年に作曲されましたが、とても技巧的であり、また
ロマンティックな第1楽章のアレグロ・エネルジーコを聴いてみると、当時の
彼が完全に自由な作風と形式を得たことが分かるのではないでしょうか。

777591-2 2枚組 ¥4900
レオ・ファル:喜歌劇「陽気な農夫」
ヴィクター・レオン台本
ルパート・ベルクマン(バス・バリトン)/ロベルト・マスル(テノール)
オイゲン・アメスマン(テノール)/ラウラ・シェルヴィツル(ソプラノ)
トマス・ジステラー(バリトン)/ローマン・ノアック(ソプラノ)
レハール祝祭合唱団/フランツ・レハール管弦楽団
ヴィンツェンツ・プラクスマーラー(指揮)
ほとんど演奏される機会のない作品を精力的に取り上げるバード・イシュル
のレハール音楽祭は、オペレッタ好きの聖地と言えるでしょう。レオ・ファ
ル(1873-1925)はボヘミア出身で、オーストリアで活躍した作曲家です。オ
ペレッタ黄金期を代表する最も有名な人として人気を博しました。この作品
は彼の代表作の一つで、貧乏な農夫マテウスが息子に将来を託すも、立派に
なってしまった息子ステファンはその恩を忘れ、妹と妻の両親を巻きこんで
父親をないがしろにしてします。しかし、ステファンの妻はそんなマテウス
を大切に扱うので、他の人たちも心を入れ替え和解するという物語。よくあ
る家庭騒動を美しいワルツに載せて聴かせる素晴らしい作品です。

777656-2(SACD-Hybrid) ¥2950
クラウディオ・モンテヴェルディ=カール・オルフ:
1.オルフェウス(1940年第3稿)
2.メゾ・ソプラノと管弦楽のための「アリアドネの嘆き」(1940年第2稿)
ヤニナ・ベヒレ(メゾ・ソプラノ)
ミヒャエラ・ゼリンガー(メゾ・ソプラノ)
カイ・シュティーフェルマン(バリトン)
トレク・ナズミ(バス)
オルフェウス・コア・ミュンヘン
ミュンヘン放送管弦楽団
ウルフ・シルマー(指揮)
あの誰もが知ってる「カルミナ・ブラーナ」の作曲家、カール・オルフ(1894
-1982)はモンテヴェルディ(1567-1643)を精力的に研究し、知られざる作品を
いくつも世に出した功労者でもあるのです。1920年代に舞踊教師のドロテー
・ギュンターとともにミュンヘンに「ギュンター・シューレ(体育、音楽、
舞踊を教える学校 )」を設立し、そこで教えていたオルフは、音楽学者クル
ト・ザックスの提案に従い、モンティヴェルディの劇作品を発見、管弦楽部
分に補筆を加え、その舞台を復活させました。オルフ自身も、彼の語法を偉
大なるバロック作曲家の作品の中に見出し、その素晴らしき邂逅は大きな実
を結ぶことになったのです。

777495-2 ¥2450
アンデシュ・エリアソン:
テノール、合唱、大オーケストラのための「クオ・ヴァディス」
ミヒャエル・ヴァイニウス(テノール)
スウェーデン放送交響楽団&合唱団
ヨハネス・グスタフソン(指揮)
「ペッタションの後継者」と言われるスウェーデンの現代作曲家エリアソン
(1947-)の大規模な作品です。幼い頃から音楽に親しみ、9歳でトランペット
を手にして、10歳でジャズ・バンドを組んだという早熟の天才でした。この
作品のタイトル「クオ・ヴァディス」は、ラテン語で「どこへ行くのか?」
の意味。ペトロが最後の晩餐でイエスに投げかけた言葉です。1998年にマン
フレッド・ホーネックが彼にレクイエムの作曲を依嘱するも、エリアソンは
レクイエムではなく、この曲を書いたということです。自分自身があまりに
も小さなキリスト教徒であったから。という理由で・・・。彼の作品は「無
駄な音符が一つもない」と言われるほどに精緻で禁欲的なものですが、この
ような大規模な作品ですと、また印象が変わることでしょう。

777663-2 ¥1700
フランツ・リスト:
1.巡礼の年第2年への追加「ヴェネツィアとナポリ」
2.巡礼の年第3年
ミヒャエル・コルスティック(ピアノ…スタインウェイ Dモデル使用 )
1850年代後半からのリスト(1811-1886)は様々な苦難に見舞われました。カ
ロリーネとの結婚は認められず、1859年には息子が20歳で亡くなり、その
2年後は26歳の娘を失うという痛手に加え、ワイマールの楽長を辞任、また
健康上にも多くの問題を抱えるようになってしまったのです。そんな彼は、
若い頃から傾倒していた宗教に、より深くはまり、ついには1866年に僧籍に
入ってしまいました。その頃から彼の作品も深みと暗さを帯びるようになっ
たのはご存知の通りです。巡礼の年第3年も、そんな質素で難解な音楽です。
例外的に知られているのは「エステ荘の噴水」ですが、この曲も、実はかな
り複雑で希薄な調性感を有しているのです。名手コルスティックの素晴ら
しい演奏で。

777179-2(SACD-Hybrid) ¥2950
ルイ・シュポア:
1.交響曲第1番 Op.20
2.交響曲第6番 Op.116「歴史的交響曲」
3.序曲 Op.12
ハノーファー北ドイツフィルハーモニー
ハワード・グリフィス(指揮)
ヴァイオリニスト、指揮者としてヨーロッパ各地で活躍、作曲家としては
「古典派とロマン派のかけ橋」としての役割を担ったシュポア(1784-1859)
の交響曲です。今作に収録されているのは、彼の第1番の交響曲は、当時の
影響を受けてはいるものの、まさしく意図的に「ベートーヴェンとは違うス
タイル」としてデザインされているようです。そして 1811年の初演後にラ
イプツィヒの「一般音楽新聞 Allgemeine Musikalische Zeitung」で大絶賛
を浴びました。第6番の交響曲は、古典的な様式を脱して、標題音楽への模索
が感じられる作品。ただ「歴史的」という言葉については明確な何かがある
わけではないようです。残念ながら、少し斬新だったせいか、当時の聴衆に
はあまり受けなかったと言われています。

777642-2 2枚組 ¥3400
ヨハネス・ブラームス:
(CD1)
1.ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op.8
2.ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.101
(CD2)
1.ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87
2.ピアノ三重奏曲イ長調作品番号なし
エスカール三重奏団
1994年に創立されたデンマークのアンサンブル、エスカール三重奏団による
演奏です。

777419-2 ¥1700
ドラ・ペヤチェヴィッチ:室内楽作品集
1.ピアノ三重奏曲 Op.29
2.チェロとピアノのソナタ Op.35
アンドレイ・ビエロフ(ヴァイオリン)/クリスチャン・ポルテラ(チェロ)
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
交響曲嬰へ短調(777418-2)で、堂々たる「センター入り」を飾ったクロアチ
ア出身の作曲家、ペヤチェヴィチ(1885-1923)。今作は彼女の本領発揮とも言
える室内楽作品集です。彼女の全室内楽作品の内訳は、2つの弦楽四重奏、ピ
アノ四重奏、ピアノ五重奏、2つのヴァイオリン・ソナタ、チェロ・ソナタ
1曲、そして2つのピアノ三重奏曲です。とりわけピアノへの偏愛が感じられ、
管楽器の作品は一つもありません。ピアノ三重奏曲 Op.29は、すでに成熟し
ており、非常に表現力豊かで、端正なテクスチャーを持つ作品です。1913年
に書かれたチェロ・ソナタ(1915年に改作)は、劇的であり、また堂々とした
曲です。これを聴いてしまえば、他の作品の録音も待ち遠しくなるはずです。




<NEWTON CLASSICS>
8802060 ¥1750
グレツキ:クライネス・レクイエム/ひばりの歌
1-4.ピアノと13楽器のための「クライネス・レクイエム」Op.66
5-7.クラリネット、チェロ、ピアノのための「ひばりの歌」
シェーンベルク・アンサンブル/ラインベルト・デ・レーヴ(ピアノ)
録音1993年11月アムステルダム
交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」で知られるヘンリク・グレツキ(1933-
2010)。ミニマルとヒーリングの要素を併せ持つ作風と、曲の持つメッセージ
性が、世界中にセンセーショナルな話題を巻き起こしたものでした。とはいえ、
彼の他の作品はほとんど知られていないのは、まったく残念なことと言えるで
しょう。このアルバムに収められている2つの作品は、どちらも小さい編成の
ために書かれたものです。クライネス・レクイエムはまさに「言葉のないレク
イエム」。この悲しみと慰めに満ちた音楽には、確かに言葉は不要でしょう。
「ひばりの歌」は、グレツキが尊敬していたというメシアンに通じる音楽です。

8802061 ¥1750
グレ・ブルーウェンスティーン
- ベートーヴェン、ヴェルディ、ワーグナー、ウェーバーを歌う
1.ベートーヴェン(1770-1827):シェーナとアリア「ああ、不実な者よ」
2.ウェーバー(1786-1826):
歌劇「魔弾の射手」から「静かに、静かに、敬虔な調べよ」
3.ワーグナー(1813-1883):
歌劇「タンホイザー」から「おごそかな広間よ、ふたたび挨拶を送る」
4.ワーグナー:
歌劇「タンホイザー」からエリーザベトの祈り「全能のマリアよ」
5.ワーグナー:
歌劇「ローエングリン」からエルザの夢「寂しい日々に神に祈った」
6.ワーグナー:
歌劇「さまよえるオランダ人」からゼンダのバラード「海原に真っ赤な帆と
黒いマストの船を見かけましたか?」
7.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「ドン・カルロ」から「世の空しさを知る神」
8.ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」から「恋はばら色の翼に乗って」
9.ヴェルディ:歌劇「運命の力」から「とうとう着いた、神よ感謝します」
10.ヴェルディ:歌劇「運命の力」から「神よ、平和を与えたまえ」
ウィレム・ファン・オッテルロー(指揮)
ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団 …1.2
ルドルフ・モラルト(指揮)
ウィーン交響楽団…3-8/ウィーン・カテドラル管弦楽団…9-10
録音1952年9月…1-2,1956年4月…3-10
オランダの伝説的ソプラノ、ブルーウェンスティーンのアリア集です。1940年
代から1970年半ばまで「ドラマティック・ソプラノ」として活躍、美しい舞台
姿が往年の名女優イングリッド・バーグマンに似ていたことでも評判となった
人です。彼女はあまり録音を多く残さなかったのですが、(現存しているのは、
個人的なテープ録音とラジオ放送のアーカイブがほとんど)このアルバムに収
録された2つのスタジオセッションは、全盛期の彼女の声を正しく伝える手立
てとなることでしょう。ワーグナー、ヴェルディなど、強靭な声にぴったりの
選曲です。

8802062 2枚組 ¥2450
ストラヴィンスキー:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
《CD1》
1-6.バレエ音楽「プルチネルラ」からヴァイオリンとピアノのための「イタリ
ア組曲」(ストラヴィンスキー&ドゥシュキンによる編曲)(序奏/セレナータ/
タランテッラ/2つの変奏付きガヴォット/スケルツィーノ/メヌエットと終曲)
7.「妖精の口づけ」より「バラード」(ストラヴィンスキー&ドゥシュキンに
よる編曲)
8.「ペトルーシュカ」より「ロシア舞曲」(ストラヴィンスキー&ドゥシュキ
ンによる編曲)
9.「マヴラ」より「ロシアの歌」(ストラヴィンスキー&ドゥシュキンによる
編曲)
10.パストラーレ(ストラヴィンスキー&ドゥシュキンによる編曲)
11-14.「妖精の口づけ」よりディヴェルティメント(ストラヴィンスキー&
ドゥシュキンによる編曲)
《CD2》
1-5.協奏的二重奏曲/6.タンゴ(ムストネン編)/7.エレジー
8.前奏曲と王女のためのロンド/9.子守歌/10.「火の鳥」から「ロンド」
11.ラ・マルセイエーズ(ストラヴィンスキー編)
12.歌劇「ナイチンゲール」より「ナイチンゲールの歌」(ストラヴィンスキー
&ドゥシュキンによる編曲)
イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)/オリ・ムストネン(ピアノ)
録音1987年6月…CD1.1-6,11-14,CD2.1-5,1988年1月…CD2.6-12,
1988年6月…CD1.7-10
タイトルには、「ヴァイオリンとピアノのための作品全集」とありますが、こ
れは本当のところは正しくありません。この2枚組の中で、本来ヴァイオリン
とピアノのために書かれた曲はほんの数曲で、あとはストラヴィンスキー
(1882-1971)の友人だったヴァイオリニスト、ドゥシュキンと共に自身の作品
を改編したものだったり、ここでピアノを演奏しているムストネン自身が編曲
したものだったり。しかし、これらの編曲おかげで、現代のヴァイオリニスト
たちは、とても魅力的なレパートリーを手に入れたわけです。オランダを代表
する名ヴァイオリニスト、ファン・クーレンの機知に富んだ演奏で。

8802063 4枚組 ¥3450
ブラームス:交響曲全集
《CD1》
1-4.交響曲 第1番 ハ短調 Op.68
《CD2》
1-4.交響曲 第2番 ニ長調 Op.73
《CD3》
1-4.交響曲 第3番 ヘ長調 Op.90/5-14.ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
《CD4》
1-4.交響曲 第4番 ホ短調/5.悲劇的序曲
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
録音1989年5月…CD4,1990年5月…CD3,1991年4月…CD1.2
今や、何の説明も要らない名指揮者ジュリーニと、世界を代表するウィーン・
フィルとのブラームス(1833-1897)。これを名演と言わずして、何を語ること
がありましょうか。

8802064 ¥1750
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
カデンツァ…シュニトケ(1934-1998)作
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールド
ネヴィル・マリナー(指揮)
録音1980年12月ロンドン
20世紀を代表する作曲家シュニトケと、楽聖ベートーヴェン(1770-1827)との
コラボ作品です。初出時、大変話題になったアルバムであり、クレーメルの
演奏を聴きたいという欲求もさることながら、シュニトケのカデンツァってど
うなの?という知的欲求を満たしたいファンが殺到したというアルバムでもあ
ります。このカデンツァは、もともとシュニトケの友人で、初演も多く行った
ルボツキーのために書かれたもので本来、独奏者の腕のみせどころであり、一
人で演奏するカデンツァに他のヴァイオリンやら、ティンパニやら、他の楽器
が乱入してくるは、他の作曲家のメロディは混じるは・・・と、大変なもので
す。まだ聴いた事ありませんか?それはもったいない!

8802065 2枚組 ¥2450
J.C.バッハ:交響曲集・序曲「心の磁力」
《CD1》
1-3.交響曲 ト長調 Op.6-1/4-6.交響曲 ニ長調 Op.6-2
7-9.交響曲 変ホ長調 Op.6-3/10-12.交響曲 変ロ長調 Op.6-4
13-15.交響曲 変ホ長調 Op.6-5/16-18.交響曲 ト短調 Op.6-6
19-21.交響曲 変ロ長調 Op.18-2/22-24.交響曲 ニ長調 Op.18-4
25-27.交響曲 ニ長調 Op.18-6
《CD2》
1-3.交響曲 変ホ長調 Op.18-1/4-6.交響曲 ニ長調 Op.18-3
7-9.交響曲 ホ長調 Op.18-5/10-12.交響曲 変ロ長調 Op.9-1
13-15.交響曲 変ホ長調 Op.9-2/16-18.交響曲 変ロ長調 Op.9-3
19.序曲「心の磁力」
オランダ室内管弦楽団
デヴィッド・ジンマン(指揮)
録音1976年9月…CD1.1-18,CD2.10-19,1974年9月…CD2.1-9,
1974年12月…CD1.19-21,1972年6月…CD1.22-27
J.S.バッハの末っ子、ヨハン・クリスチャン(1735-1782)。彼が活躍した頃は、
すでに古典派と言ってもよいほどに、父の時代とは音楽的な流行も様式もかな
り変化していました。すでにハイドンは4楽章からなる交響曲を書いていまし
たし、他の作曲家もそれまでの「シンフォニア」の形式から脱却を始めていた
のです。しかし、ここに収録されている作品は、3楽章の「イタリア風序曲」
の形式を守っています。その上で、曲ごとに驚くほどの変化を与え、変幻自在
な音楽を創り上げているのはさすがと言う他ありません。モーツァルトは、
8歳で最初の交響曲を作曲した時、ヨハン・クリスチャンから多大なる影響を
受け、それからもずっと尊敬し続けていたといい、彼が亡くなった時には、父
レオポルドに宛てて「音楽の世界にとって大きな損失です!」と手紙を書き送
ったと言われています。




<TOCCATA>
TOCC0106 ¥2450
マリオ・ラビスタ:弦楽四重奏曲全集
1.弦楽四重奏曲 第2番「夜の反射」(1984)
2-6.弦楽四重奏曲 第3番「私の隣人の音楽」(1995)
7.弦楽四重奏曲 第4番「シンフォニア」(1996)
8-14.弦楽四重奏曲 第5番「7つのインヴェンション」(1998)
15.弦楽四重奏曲 第1番「通時的な」
16-20.弦楽四重奏曲 第6番「5つの部分からなる組曲」
ラテンアメリカ四重奏団
録音 2007年2月19-20日メキシコ 全て初録音
メキシコの現代作曲家(作家としても活躍)、マリオ・ラビスタ(1943-)の弦楽
四重奏曲全集です。彼は室内楽、映画音楽、オーケストラ曲、声楽曲と多くの
作品を書き、またラテンアメリカで最も重要な音楽誌「Pauta」を設立し、そ
の編集長としても良い仕事をしています。このアルバムで聴ける彼の作品も、
そんな多彩な才能を反映してか、多種多様な音楽性に満ちています。
最初の曲「夜の反射」は不可解に捻じ曲げられた光が目に見えるような音楽。
弦の特殊奏法も駆使して、聴き手を夢幻的な世界へと誘います。他の曲も、
時には新古典派的な動きを見せたり、延々と歌い継がれる息の長いフレーズが
あったり、と1曲ごとに変わる作風が興味をそそります。

TOCC0117 ¥2450
ニコライ・チェレプニン:ピアノ作品集
1-3. 3つの小品 Op.24
4-17.ロシアのアルファベットによる14のスケッチ Op.38
(ムーア/ババ-ヤガ/一般的な/ダチャ/エジプト/星/ママ/湖/寝る時間/森/
お菓子/東洋の君主/ロシアの皇后/熊のぬいぐるみ)
18-23.漁師と魚の物語 Op.41
※全て初録音
デイヴィット・ウィッテン(ピアノ)
録音 2009年6月28-30日ニューヨーク
このアルバムに収録された曲を書いたチェレプニン(1873-1945)は、既に良く
知られているアレクサンドルではなく、その父、ニコライです。サンクトペテ
ルブルクで生まれ、リムスキー=コルサコフに作曲を学び、一時期は指揮者と
しても活躍。ディアギレフの「ロシア・バレエ団」でも指揮台に立っていた人
です。フランス印象主義の影響も受けつつ、古典的なフォルムを持った愛らし
いピアノ曲を多く書いています。このアルバムに収録された3つの曲集は、な
んとも軽妙洒脱であり、また示唆に富むものです。ブックレットの中には、
「ロシアのアルファベット」の元となったイラストも挿入されていますので、
一層イメージが膨らむことでしょう。




<Oehms Classics>
OC-927 4枚組 ¥4050
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」第2夜 ジークフリート
ジークフリート…クリスティアン・フランツ(T)
ミーメ…ペーター・ガイヤール(T)
さすらい人…ファルク・シュトルックマン(Br)
アルベリヒ…ヴォルフガンク・コッホ
ファフナー…ディオゲネス・ランデス(B-Br)
エルダ…デボラ・ハンブル(Ms)
ブリュンヒルデ…キャサリン・フォスター(S)
森の小鳥…ハ・ヤン・リー(S
/ハンブルク・フィルハーモニー
シモーネ・ヤング(指揮)
録音 2010年10月18-22日ハンブルク・シュターツオーパー
これまでの、ハンブルクでの「指環」ツィクルスでこの「ジークフリート」
が最も多くの拍手を受けました。満場の聴衆は、指揮者のシモーネ・ヤング
とオーケストラ、そして歌手だけに惜しみない拍手を送るのではなく、この
オペラのプロダクションにも高い評価を与えたようです(映像で見れないのが
本当に残念です)。完璧なオーケストラのアンサンブルはもちろんのこと、主
役を歌うクリスチャン・フランツの素晴らしさ。まさに現代によみがえった
ジークフリートです。脇を固めるシュトルックマンやコッホ。まさに第一級
のワーグナー(1813-1883)です。完結編の「神々の黄昏」は秋に収録予定です。

OC-840 2枚組 ¥3050
ブリタニック号のオルガン 第1集
《CD1 初期ヴェルテ・フィルハーモニー・ロールより》
1.モーツァルト(1756-1791):
フィガロの結婚 K492より序曲 ヴェルテ・ロール421(マスター)
2.グリーグ(1843-1907):
ペール・ギュント組曲より「朝」ヴェルテ・ロール213(マスター)
3.グリーグ:オーゼの死 ヴェルテ・ロール213(マスター)
4.ベートーヴェン(1770-1827):
エグモント序曲 Op.84 ヴェルテ・ロール956(コピー)
5.ベルリオーズ(1803-1869):
ファウストの劫罰 Op.24より妖精の踊り ヴェルテ・ロール53(マスター)
6.ワーグナー(1813-1883):
歌劇「ローエングリン」より ヴェルテ・ロール642(マスター)
7.エロール(1791-1833):
歌劇「ザンパ」より序曲 ヴェルテ・ロール236(マスター)/最初期のオルガ
ン録音集
8.J.S.バッハ(1685-1750):
コラール前奏曲「わが心の切なる願い」BWV727 ヴェルテ・ロール717
(マスター)
9.J.S.バッハ:
前奏曲とフーガ ハ短調 BWV549 ヴェルテ・ロール716(マスター)
オルガン演奏…カール・ホフナー(1842-1912)
10.ギルマン(1837-1911):
ヘンデルの主題による行進曲 ヴェルテ・ロール776(コピー)
オルガン演奏…カール・ヘルマン・ケール(1855-1919)
11.レーガー(1873-1916):
田園曲 ヴェルテ・ロール1664(コピー)
オルガン演奏…クラレンス・エディ(1851-1937)
12.メンデルスゾーン(1809-1847):
歌劇「ルイ・ブラス」序曲 ヴェルテ・ロール1241(マスター)
《CD2 ゼーヴェン国立博物館のブリタニック号オルガン、デモンストレー
ション》
1.カラーツ(1838-1918):トッカータよりフィナーレ Op.23-3
2.J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ BWV147
3.J.S.バッハ:わが魂は主をあがめ BWV648
4.J.S.バッハ:オルガン協奏曲 BWV592iiより第2楽章(ヨハン・エルンスト編)
5.ハイドン(1732-1809):音楽時計の音楽より第18番 ヘ長調「茶話会」
6.ハイドン:音楽時計の音楽より第5番 ハ長調
7.リンドベルイ(1887-1955):Gammal Fabodspsalm fran Dalarna
8.メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ Op.65-4 第2楽章
9.ボエルマン(1862-1897):ゴシック風メヌエット
10.レーガー:ベネディクトゥス
11.グリソン(1842-1896):トッカータ ヘ短調
エドウィン.H.ルメル(1865-1934)…CD1/デヴィッド・ラムゼイ…CD2
録音2011年2.3月スイス ゼーヴェン、自動楽器博物館
スイスのバーゼル近郊のゼーヴェンにある「自動演奏楽器博物館(Museum
fur Musikautomaten)」ここには、バーゼルで印刷業を営み成功を収めたハイ
ンリヒ・ヴァイス氏が自ら蒐集してきたオルゴールなどの自動演奏楽器が収
蔵されています。この中の1台が今回のアルバムの主人公です。
豪華客船タイタニック号の姉妹船「ブリタニック号」。1871年に汽船運航を
始めた英国の名門船会社ホワイト・スター・ラインが建造した大型豪華客船
ですが、完成しないうちに第一次大戦となり、戦争中病院船として働いてい
る途中で,エーゲ海で触雷して沈没し,一度も客船として就航できませんで
した。このブリタニック号には、ピアノ・ロールでおなじみヴェルテ社の自
動演奏オルガン「フィルハーモニック・オルガン」が搭載されていましたが、
沈没と同時に行方不明になってしまいました。1世紀以上も消息が不明だった
この銘器ですが、ヴァイス氏のコレクションの一つがそのオルガンではない
かと推測。手がかりも発見し、2006年から秘かに修復作業を行ってきたので
す。そして見事に修復完了。2007年10月に一般公開し、世界的な話題を呼ん
だというものです。この楽器は「ブリタニック・オルガン」と命名され、博
物館で展示されると同時に、ヴェルテのロール紙の演奏を行い、また実際の
演奏も可能です。海に沈んだ楽器が再び音を奏でる姿は感動的ですらありま
す。珍しい楽器をこよなく愛するOEHMSならではの、貴重な音を伝えるシリ
ーズです。

OC-793 ¥1750
ゾラン・トドロヴィッチ テノール・アリア集
1.ヴェルディ(1813-1901):アイーダから「清きアイーダ」
2.ヴェルディ:マクベスから「おお我が子たちよ、お前たちを守る父の手は」
3.ヴェルディ:第一回十字軍のロンバルディア人より「私の喜びを」
4.ヴェルディ:運命の力より「天使のようなレオノーラよ」
5.ヴェルディ:オテッロより愛の二重唱「暗い夜の深まりに」
6.ヴェルディ:オテッロより「恥と悲しみに満ちて」
7.プッチーニ(1858?1924):蝶々夫人より「さらば愛の家」
8.プッチーニ:マノン・レスコーより「見たこともないすばらしい美人」
9.プッチーニ:マノン・レスコーより「ああ、マノン、君の愚かさが」
10.プッチーニ:外套より「お前の言うとおりだ」
11.プッチーニ:
西部の娘より「一言だけ!弁解はしない…あれから6ヵ月たった」
12.プッチーニ:西部の娘より「やがて来る自由の日」
13.ワーグナー(1813-1883):ローエングリンより「はるかな国に」
14.ワーグナー:ローエングリンより「わが愛しの白鳥よ」
ゾラン・トドロヴィッチ(テノール)
ヴァレンティナ・フィヤッコ(ソプラノ)…5
ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団
録音 2010年9月ザグレブ ヴァストラフ・リシンスキ・コンサート・ホール
2004年、「ロベルト・デヴリュー」でグルベローヴァと共演。一気に名声を
高めたテノール、ゾラン・トドロヴィッチの最新アルバムです。彼はイタリ
ア・オペラだけでなく、最近はワーグナーなどのドイツ物でも活躍。ますま
す評価を高めています。ここでは彼の得意とするヴェルディ、プッチーニの
名アリア12曲と、実演でも話題になったワーグナー「ローエングリン」から
の、感動的な終わりの場面に歌われるアリア2曲を収録。ますます熟練の域
に達した名唱をお楽しみいただけます。ヴェルディの「オテッロ」からの愛
の二重唱で印象的なデズデモーナを歌うのは、注目の若手ソプラノ、フィヤ
ッコです。今後が楽しみな逸材です。

OC-401 ¥1750
感傷的な様々なアイデア エドゥアルド・フェルナンデス・プレイズ・ジュ
リアーニ
1.ロッシーニアーナ 第4番/2-4.ソナチネ Op.71-2
5-12.ジュリアナーテ Op.148/13.「栄光と愛」による変奏曲 Op.105
14.英雄的大ソナタ Op.150
エドゥアルド・フェルナンデス(ギター)
録音 2010年1月ハンガリー、モンテヴィデオ
19世紀、ギターにおける最も偉大な作曲家、マウロ・ジュリアーニ(1781-
1829)の作品集です。彼は幼い頃からチェロを学び、後にギターを始めまし
た。誰から教えを受けたについては、全くわかっていないのですが、短期間
のうちに上達し、多くのギター作品を作曲しました。
ここでギターを演奏しているフェルナンデス(1952年ウルグアイ生まれ)は、
ベテラン中のベテランであり、世界中で活躍している人気者です。彼はギタ
ーの歴史を忠実になぞることに力を注いでおり、ここでの演奏も、当時の
ピッチを考慮して、わずかに下げたピッチで演奏しています。

OC-761 ¥1750
チャイコフスキー:
1-4.交響曲 第6番 ロ短調「悲愴」Op.74
5.幻想的序曲「ハムレット」Op.67a
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー
クリストフ・ポッペン(指揮)
録音 2008年4月20日…1-4&2010年4月15日…5
ザールブリュッケン コングレッスハレ ライブ収録
1956年、ドイツのミュンスター生まれのヴァイオリニスト、指揮者であるクリ
ストフ・ポッペン。バロック・ヴァイオリンの名手も、現在では押しも押さ
れぬ指揮者として君臨しています。そのポッペンとザールブリュッケン・カ
イザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニーのOEHMSでの共同作業は、
メンデルスゾーンの交響曲全集(OC709)で始まりました。その後、チャイコフ
スキー(1840-1893)の第4番、第1番をリリース。陶酔的で、情熱的な解釈が評
判を呼び、新時代のチャイコフスキーとして、全曲録音が待たれるところで
す。今回の第6番も充実した響きと安定したアンサンブルが魅力的。「悲愴な
んて聴き飽きた」人もぜひどうぞ。

OC-954 2枚組 ¥3050
ジョヴァンニ・シモーネ・マイル:歌劇「ロドイスカ」
ロドイスカ…アンナ・マリア・パンザレッラ(ソプラノ)
ロヴィンスキ…エレナ・ベルフィオーレ(メゾ・ソプラノ)
ボレスラオ…ジェレミー・オヴェンデン(テノール)
レジスカ…エルヴィラ・ハサナジチ(ソプラノ)
ナルセーノ…イネス・ラインハルト(ソプラノ)
ラドスキ…ナム・ウォン・フー(テノール)
シゲスキ…マルク・メゲーレ(テノール)
ジスカーノ…マルコ・キリク(テノール)
プラハ・フィルハーモニー男声合唱団(ルーカシュ・ヴァシレク…合唱指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団
シュテファン・ハイネマイヤー(通奏低音)
ジョージ・ペトロウ(指揮&フォルテ・ピアノ)
録音 2010年9月23&24日インゴルシュタット劇場
1763年ドイツで生まれ、インゴルシュタット大学で神学を学び、1787年から
イタリアに留学し、カルロ・レンツィ、フェルディナンド・ベルトーニら師
事。そのままレンツィの後継者としてベルガモ大聖堂の終身教会楽長に就任
したという経歴を持つ作曲家、マイル(1763-1845)(そのためマイヤー、マイ
ールの名前表記もあり)。彼は生涯70作ほどのオペラを作曲し、それらも少し
ずつ復興の兆しを見せています。この「ロドイスカ」は1796年にベニスで初
演され、当時は高い人気を誇っていました。フランス革命の時代、権力抗争
渦巻く貴族社会に翻弄される若き恋人たち。マイルは、ヒロイン、ロドイス
カに無理やり関係を迫る悪者「ボレスラオ」に重要な役割を持たせることで、
この劇の緊張感を高めることに成功しました。2010年、ゆかりの地インゴル
シュタットでのライブ収録です。

OC-681(SACD-Hybrid) ¥2080
ショパン:24の前奏曲 Op.28(オルガン編)
ギュンター・ロスト(オルガン)
録音 2010年11月10-13日ケヴェラー Stiftsbasilika
ショパン(1810-1849)の24の前奏曲は、12音の全ての調性(12の長調と短調)
を使って書かれています。これはJ.S.バッハの平均律に源を発し、ショパン
の後もショスタコーヴィチやスクリャビンなどに伝統は受け継がれていきま
す。全ての調性を使うというこの試みはピアニストだけでなく、他の楽器の
奏者にも大層魅力的であるようで、今までにも様々な楽器、演奏家によって、
このショパンの名曲は演奏され続けています。今回オルガンを演奏している
ギュンター・ロストは、この曲を録音するにあたって、驚くべきことに、
ショパンのピアノ譜に全く変更を加えることなく全曲を弾き切りました。
ショパンの繊細な表現はピアノでないと無理だと思う方は、ぜひこれを聴い
てみてください。世界最大のロマンティック・オルガンの七色の響きを最高
の状態でお届けいたします。

<fine NF>
NF 51203(SACD) ¥4000
NF 21203(通常CD) ¥3000
*ハイブリッドではありませんので、CDプレイヤーでの再生はできません。
ブルックナー:交響曲 第8番(ノヴァーク版 第2稿)
東京交響楽団 指揮:ユベール・スダーン
録音:2010年11月25日、26日 ミューザ川崎シンフォニーホール
前作のブルックナー交響曲第7番は、第22回ミュージック・ペンクラブ音楽賞
の<最優秀アルバム賞>(クラシック日本人演奏部門)と<最優秀録音賞>の2
つの部門でダブル受賞に輝くなど、演奏、録音の両面で高い評価を得ました
が、それに続くスダーン指揮東京交響楽団のブルックナー録音第2弾は、交響
曲第8番!"耳を傾けながら、指揮者のことも、オーケストラのことも忘れて、
この畢生の交響曲の世界に浸りきり、感謝にも似た気持ちで心の営みに打ち
震えた---------- 諸石幸生"
ユベール・スダーンは、13年間にわたるザルツブルク・モーツァルテウム管弦
楽団の音楽監督を経て、2004年に東京交響楽団の音楽監督に就任しました。ス
ダーンはハイドンをその出発点と定め、モーツァルト、ベートーヴェンといっ
た古典作品を東京交響楽団のプログラムの中心に据え、さらには2008年度の
シューベルト・チクルス、2009年度のシューマン&ブラームス・チクルスを展
開し、楽団の実力を着実に高めてきました。ブルックナーの交響曲第8番は7番
同様、本拠地ミューザ川崎シンフォニーホールで2日間にわたりセッション録
音されました。
スダーン氏が得意とするブルックナーの交響曲の中でも、「8番は最高傑作」
と彼がもっとも愛する作品であり、ホールの響きを知りつくした指揮者とオー
ケストラによって、深い味わいのある熟成した響きがホール空間いっぱいに満
たされました。
ハイブリッドSACDを2001年創立以来推進してきたfine NFレーベルは、SACDの
さらなる発展を期して、2008年9月にSACDとCDを分離して発売することを宣言
しましたが、本作品もブルックナ第7番同様SACDとCDを分離しての発売となり
ます。

NF 20303 ¥2600
青木十良/J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番 
使用楽器 Stefano Scarampella di Brescia1912、収録時93歳
EXTRA TRACKS
J.S.バッハ:ミュゼット(ガボット-イギリス組曲第6番)SPより復刻1955年録音
ショパン:チェロ・ソナタより第一楽章
(2006年6月、浜離宮朝日ホールで収録)
青木十良(チェロ)
竹尾(鳥井)子、ピアノ(ミュゼット) 水野紀子、ピアノ(ショパン)
録音:2009年4月22日-24日 所沢市民文化センターミューズ アークホール
「80歳を越してようやくバッハがわかってきた。研究するなら逆行するのが
いい」と、夢中で始めたバッハの研究と録音。第6番から逆行し、10年を経て
ようやく4番まで辿りついた青木十良のバッハ無伴奏録音。「シゲティのよう
にシュワッと弾けるシャンペンのような音が出したい」と、音色には特にこ
だわって研鑚に励んできた彼のバッハ録音も5合目に到達しました。
「世界にこれほどチェロという楽器のA線(ばかりではないが)を美しく発音で
きるチェリストはほかにはないのではないか。」村上陽一郎




<Universal Korea>
DD 7980 ¥2280
KAI/アイ・アム・カイ
1. In the name of love 愛という名の
Original Title: L'Envie d'Aimer
composed by Pascal Obispo lyrics by Lionel Florence ? Patrice Guirao
2. I Believe 私は信じます
composed & lyrics by Eric Levisalles
3. Break-up came beforehand 別れが先に
composed & lyrics by Young Sim Roh
4. Did I Not Love You (with Secret Garden) 運命の恋人に
composed by Rolf Lovland lyrics by Brendan Graham
5. Punishment 罰
composed by Hyung Suk Kim lyrics by Joo Yeon Park
6. When I close my eyes 瞳をとじて
composed & lyrics by Yang Ha Song arranged by Il Ho Choi
7. Love will find the lover
composed by Hyung Suk Kim lyrics by Hyung Suk Kim arranged by
Young Min Ryu
8. This Is The Moment 今こそその時
composed by Frank Wildhorn lyrics by Leslie Bricusse arranged
by Na Il Lee
9. Winter Letter 冬に書く手紙
composed by Jong Hoom Park lyrics by Kai, Soul Soup arranged
by Na Il Lee
10. A Thousand Winds
composed & lyrics by Hyo Geun Kim
11. The Way of Sun(with tenor Jae Hyung Kim) 太陽への道
composed by Si Woo Lee lyrics by Kai
12. Nella Fantasia ネッラ・ファンタジア
composed by Ennio Morricone lyrics by Chiara Ferrau arranged
by Hyun Suk Cho
13. I Believe(with So Hyang of POS) 私は信じます
Original Title: I Believe
composed & lyrics by Eric Levisalles
14. You Raise Me Up ユー・レイズ・ミー・アップ
composed by Rolf Lovland lyrics by Brendan Graham arranged
by Young Min Ryu
カイ(Kai Yeol Jung)(ヴォーカル)
ヒットメーカー、キム・ヒョンソクが満を持して韓国音楽シーンに送り出した
新星KAI。彼のデビュー・アルバム(I am Kai)は世界中の最高のプロデューサ
ーたちが手がけた新鮮なクロスオーヴァー楽曲が満載です。
アルバムには'In The Name Of Love' (ミュージカル『十戒』の名曲「愛した
くて」の韓国ヴァージョン)、アンドレア・ボチェッリも歌っている 'I
Believe'といったクラシックの楽曲から、シークレット・ガーデンがプロデュ
ースした'You Raise Me Up'、' Did I Not Love You'、そしてキム・ヒョン・
ソクがプロデュースした'Punishment'、Young Sim Rohがプロデュースした
'Break-up came beforehand'、ピアニストのJong Hoon Parkが作曲した
'Winter Letter'といった新鮮なクロスオーヴァー曲が収録されています。
韓国ではクロスオーヴァー・シーンのファン層がまだ少ないのが現状ですが、
彼が韓国のファンの耳を肥やすだけでなく、世界中の観客を満足させることで
しょう。
Kai-Yeol Jungはその容姿が人目を惹くのはもとより、目覚しい経歴の持ち主
です。彼はクラシックのバリトン歌手として2002年のシューベルト・コンペ
ティションで優勝、2007年のDong-A Competitionの声楽部門で3位と、将来を
有望視されてきました。Seoul High School of Artsを最優秀学生として卒業、
ソウル国立大学の声楽課の学部課程と大学院を修了し、現在は博士号を目指
しています。
クラシックのバリトン歌手として韓国で受けられる最高の教育を受けてきたに
も関わらず、Kai は自身の個性を発揮できる音楽をやることに決め、その最初
の挑戦としてクロスオーヴァーのアーティストとして歩み始めたのです。
ソプラノ歌手スミ・ジョーにその実力を認められた彼は、スミ・ジョーの全
韓ツアーに同行共演し、クラシックの観客たちからも大絶賛され、2009年に
ユニバーサル ミュージックコリアと契約しました。




<TESTAMENT>
JSBT 28462 2枚組 ¥2800
ハイドン:交響曲第94番《驚愕》
マーラー:交響曲第1番《巨人》
世界初発売
日本語版
日本語解説付き
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
録音:1976年2月-3月 
ベルリン、フィルハーモニー・ホール (ライヴ)  ADD ステレオ録音
5月にリリースしたシカゴ響との録音BOXが大好評を得ているジュリーニがベル
リン・フィルを指揮した1970年-80年代の録音が4タイトル、テスタメントから
発売されることになりました。1枚目は1976年に行われたハイドンとマーラー
の交響曲という対照的な2作品で構成されるコンサートのライヴ。スタジオ・
レコーディングのほうが完璧に近づけるにしても、完璧を追い求めることに
よって音楽の生命感や緊張感が失われることを危惧し、ライヴ録音を好んだ
ジュリーニの本領が発揮された流麗な録音です。
解説書より抜粋
1976年の1月後半から2月前半にかけて、ジュリーニは、ハイドンの94番《驚愕》
とマーラーの1番という2つの対照的な交響曲でコンサートを行った。第二楽章
での大音響の和音が有名なハイドンの交響曲だが、ジュリーニのウィーン古典
派レパートリーに対する類稀なる才覚を存分に発揮している。デア・アーベン
ト紙の評論家、ヴォルフガング・シュイミング(Wolfgang Schimming)は「最小
限の動作で、オーケストラからこれだけ優雅で心地よい響きを引き出せる指揮
者はそうはいない。」と書いている。

JSBT 8463 ¥1850
シューベルト:
交響曲第8番《未完成》&第9番《ザ・グレイト》
日本語版
日本語解説付き
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
録音:1977年1月 
ベルリン フィルハーモニー・ホール(ライヴ)
ADDステレオ録音
ジュリーニ&ベルリン・フィルのライヴ、2枚目はシューベルトのシンフォニ
ー2作。
解説書より抜粋
ロ短調の交響曲は驚くほど統一感のある感情豊かな音色で演奏された。第一楽
章の挑戦的で反骨心のある様相は徐々に優しい諦観にとって代わられる。チェ
ロによるレントラーのテーマからは、痛みを伴わないなぐさめではなく、深い
悲しみが紡ぎだされた。どちらの楽章においても、悲しみの美しさ、メロディ
ーに具現化された絶望感が伝わってくる。抒情性にとげとげしさはなく、ただ
感傷に流されるのでもない。

JSBT 8464 ¥1850
ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品 作品6
ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲《展覧会の絵》 
世界初発売
日本語版
日本語解説付
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
録音:1977年7月17日&18日 ベルリン、フィルハーモニー・ホール (ライヴ)
ADDステレオ録音
ジュリーニ&ベルリン・フィル・ライヴ第3弾は、《展覧会の絵》をメインに
据えたコンサート。1曲目にはジュリーニのコンサートでは珍しいウェーベル
ンを取り上げ、管弦楽法における簡潔表現の音楽的意義がたくみに描き出され
ています。メインの《展覧会の絵》は当時のベルリン・フィルの力量が十二分
に発揮された炎のような演奏。聴衆の熱狂ぶりがうかがえるライヴ録音です。
解説書より抜粋
「ジュリーニの狙いは、ヘルベルト・フォン・カラヤンのような指揮者のもの
とは根本的に違っている。我らがマエストロはコントラストと緊張感を探求し、
幅広い空間を表出し、音楽を最終的に凱旋となる道の入り口に立たせるのだ。
このイタリア人指揮者は思慮深く帰納的に、音楽の至福の瞬間のために前進す
る。」 

JSBT 8465 ¥1850
マーラー:《大地の歌》
世界初発売
日本語版
日本語解説付き
ブリギッテ・ファスベンダー(メッゾ・ソプラノ)
フランシスコ・アライサ(テノール)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
録音:1984年2月 ベルリン、フィルハーモニー・ホール (ライヴ) 
ADD ステレオ録音
解説書より抜粋
「思慮深く、彼は明らかで完璧な‘私はこの世に忘れられ’を出現させた。外
側に半分伸ばした腕に指揮棒を垂直に持つ姿はさながら、芸術における預言者
のようだった。そうして、音楽創造の内なる情熱を求め続けるかに思えた。こ
れこそが、音楽家の最も自然な姿といえよう。奇をてらうことも、音楽そのも
のの意志を曲げることもない。




<DELOS>
1DE 3411 \2080
ショパン:
1.12の練習曲Op.10
2. 同 Op.25
エヴリーン・ブランカール(ピアノ) 
名門インディアナ大学のピアノ科で長らく主任教授を務めてきたベルギー生
まれのエヴリーン・ブランカール。ショパンの練習曲に関する彼女のマスタ
ークラスは同大の人気講座となっている一方、音楽以外の時間にはプロはだし
の素敵なフランス料理を作ることでも知られています。そんな彼女の2つの才
能をユニークに結びつけたのが、ショパンの練習曲全24曲を収めた当盤です。
視覚的で匂い立つような珠玉の名演の数々を、美味しい料理を頬張るように
たっぷりお楽しみください。




<FONE>
Fone 85 \2080
Fone 074SA(SACD-Hybrid) \2580
Fone 084GD(同内容のゴールドCD) \2950
ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲集
1.協奏曲ニ長調RV.123
2.同 ニ短調RV.
3.《ジュスティーノ》RV.717-シンフォニア ハ長調
4.協奏曲ハ長調RV.119
5.シンフォニア ト長調RV.149
6.協奏曲 ハ短調RV.114
7.同 ト短調RV.156
8.同 イ長調RV.158
9.同 ト短調RV.157
10.同 変ロ長調《コンカ》RV.163
11.同 ト長調《アラ・ルスティカ》RV.151
イ・ムジチ合奏団
録音:2011年3月 Teatro Persio Flacco
1952年にローマの聖チェチーリア音楽院の卒業生12名が集まって結成した名門
イ・ムジチ合奏団。イタリアは勿論、世界のバロック界でも最も有名な楽団の
一つである彼らは指揮者を置かず、楽員全員の合議で音楽を作り上げる形式を
とることでも知られ、ヴァイオリン6挺、ヴィオラ2挺、チェロ2挺、コントラ
バス1挺、チェンバロ1台の編成を敷いています。日本では、ヴィヴァルディ
《四季》の録音が類型で300万枚以上ものセールスを記録したことで、バロッ
ク・ブームの火付け役にもなりましたが、そんな彼らも来年で結成60周年。
10月には待望の来日公演も控えていますが、彼らの十八番であるヴィヴァル
ディの弦楽協奏曲を中心に全11曲を収録した当盤は、かのトスカニーニが
「世界一美しい室内合奏団」「完璧な室内オーケストラ」と絶賛した光り輝く
サウンドが今もなお健在であることを証明しています。「生命の根源的な衝動
を呼び起こす」(米ニューヨーク・タイムズ紙)妙技が遺憾なく発揮された最新
録音です。




<MD+G>
493716776(SACD-Hybrid) \2950
レスピーギ管弦楽作品集
1.ボッティチェルリの3枚の絵
2.3つのコラール(原曲:J.S.バッハのコラールBWV.699、733、645)
3.交響詩《ローマの松》
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
指揮:シュテファン・ブルーニエ
録音:2010年3月12-14日、6月10-11日 ボン
若々しい覇気と洗練を兼ね備えた秀演を次々と送り出しているブルーニエ&
ボン・ベートーヴェン管の最新盤は、色彩豊かな作風で知られるレスピーギ
の作品集。エキゾチックで優美なメロディーにあふれた《ボッティチェルリ
の3枚の絵》、J.S.バッハの原曲に近代的な衣裳をまとわせた《3つのコラー
ル》、そして彼の代表作で瑞々しい躍動感にあふれた《ローマの松》の豪華
カップリングです。

560312392 \2080
グラズノフ弦楽四重奏曲全集Vol.4
1.弦楽四重奏曲第6番変ロ長調Op.106
2.5つのノヴェレッテOp.15
ユトレヒト弦楽四重奏団
録音:2009年10月15-16日、2010年5月19-20日
"ハイドンからアバンギャルドまで幅広いレパートリーを誇るオランダの実力
派ユトレヒトSQが着々と進行しているグラズノフ全集の第4弾。前作の「第5番」
から20余年を経て書かれた「第6番」は、9/8拍子のヴィオラによる開始という
彼のお得意のパターンで始まるグレー・トーンが全4楽章に色濃く漂う作品。
初期作品とは思えない可憐な異国情緒にあふれた「5つのノヴェレッテ」との
カップリングでどうぞ。

690316606(SACD-Hybrid) \2950
J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集
1.目覚めよ、と我らに呼ばわる物見らの声BWV.645
2.ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ ト長調BWV.1027
3.おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆けBWV.622
4.ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ ニ短調BWV.1028
5.我汝に呼ばわる、主イエス・キリストよBWV.639
6.ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ ト長調BWV.1029
7.いざ来れ、異教徒の救い主よBWV.659
ハリオルフ・シュリヒティヒ(ヴィオラ) 関谷由美(ピアノ)
録音:2010年5月31日-6月1日 マリエンミュンスター修道院
J.S.バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ作品集を、なかなか演奏されないヴィオラ
&ピアノ版で収録した1枚。元ケルビーニ・カルテットのメンバーでソリスト
として活躍しているシュリヒティヒの妙技にご注目を!

761316342 \2080
現代イギリスの俊英作曲家4人による作品集
ブリティッシュ!
1.R.エムスリー:フォー・ピアノI
2.H.スケンプトン:星の多い夜
3.M.フィニスィー:H.スケンプトンの生誕50周年のためのタンゴ
4.L.クレイン:H.スケンプトンのためのコラール
5.M.フィニスィー:(トイ・)ピアノのためのソナタ
6..R.エムスリー:フィスニーズ・フィフティ
7.M.フィニスィー:L.クレインのためのタンゴ
8.L.クレイン:M.フィニスィーのためのバースデー小品集
9.H.スケンプトン:スターライト
10.同:M.フィニスィーのためのアフター‐イメージ
11.同:M.フィニスィーのための平和提議IV
12.同:M.フィニスィーのためのイーヴン・タワー
13.R.エムスリー:フォー・ピアノXII
シュテッフェン・シュライエルマッハー(ピアノ)
録音:2010年3月27日、9月7日 マリエンミュンスター修道院
20世紀の新しい音楽の創出という意味で、ビートルズばかりが目立つイギリス
ですが、現代音楽の巨匠シュライエルマッハーが知られざる4人の作曲家をク
ローズアップする企画。エムスリー、スケンプトン、フィニスィー、クレイン
という今も全員が健在の個性あふれる作品をご紹介します。

83014162 \2080
ロマンティック管楽セレナーデ集
1.ドヴォルザーク:セレナード ニ短調Op.44
2.メンデルスゾーン:吹奏楽のための序曲(ノットゥルノ)ハ長調Op.24
3.W.E.ハルトマン:セレナード変ロ長調
コンソルティウム・クラシクム
録音:1991年3月、1992年7月 バート・アロルセン
管楽セレナードの傑作として名高いドヴォルザークの「作品44」のセレナード
と、演奏機会の稀なメンデルスゾーンとW.E.ハルトマンをカップリングした好
企画。再発見された18世紀や19世紀の室内楽曲に新たに命を吹き込むために、
1960年代初頭にクラリネット奏者のディーター・クレッカーによって設立され
た名門コンソルティウム・クラシクムの清廉なアンサンブルでどうぞ!




<ECM>
14764509 5枚組 \5950
エディション・ロッケンハウス
CD1
1.R.シュトラウス:メタモルフォーゼン/クレメラータ・バルティカ 
指揮:サー・サイモン・ラトル
2.メシアン:神の降臨のための3 つの小典礼/キエフ・シェドリク少年合唱団 
クレメラータ・バルティカ 指揮:ローマン・コフマン他
CD2
1.フランク:ピアノ五重奏曲へ短調/ピアノ:アレクサンドル・ラビノヴィッチ、
ヴァイオリン:ルーカス・ハーゲン、クリスタ・ベニオン・フィーニー 、
ヴィオラ:タベア・ツィンマーマン、チェロ:クレメンス・ハーゲン
2.カプレ:幻想的な物語/ハープ:ウルスラ・ホリガー、
ヴァイオリン:ダニエル・フィリップス、
ミヒャエル・シュニツラー、ヴィオラ:ジェラール・コッセ、チェロ:岩崎洸
3.プーランク:2つの歌/ソプラノ:クリスティーン・ホイットルジー、
ピアノ:ロバート・レヴィン
CD3
1.ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番《クロイツェル・ソナタ》
/ハーゲン弦楽四重奏団
2.ストラヴィンスキー:《兵士の物語》-3つの舞踏組曲
/ヴァイオリン:ギドン・クレーメル、
クラリネット:エドゥアルド・ブルンナー、ピアノ:アロイス・コンタルスキー
3.同:弦楽のための協奏曲ニ調/
ユンゲ・ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ハインツ・ホリガー
4.ショスタコーヴィチ:《ヴイボルグ地区》Op.50a-ワルツ
5.同:組曲《馬あぶ》Op.97a-手回しオルガンのワルツ/
以上フルート:イレーナ・グラフェナウアー、
クラリネット:エドゥアルド・ブルンナー、
ピアノ:オレグ・マイセンベルク
6.同:弦楽八重奏のための前奏曲とスケルツォOp.11
/ヴァイオリン:ルーカス・ハーゲン、
トーマス・ツェートマイヤー、アネッテ・ビク 、ダニエル・フィリップス、
ヴィオラ:ヴェロニカ・ハーゲン、ハット・バイエルレ、
チェロ:ルーカス・ハーゲン、マルクス・ストッカー
CD4
1.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第14番Op.142
/ヴァイオリン:ギドン・クレーメル、
堀米ゆず子、ヴィオラ:キム・カシュカシアン、
チェロ:ダヴィッド・ゲリンガス
2.同 第13番Op.138/ヴァイオリン:ギドン・クレーメル、
トーマス・ツェートマイヤー、ヴィオラ:今井信子、
チェロ:ボリス・ ペルガメンシコフ
3.同:《ムツェンスク郡のマクベス夫人》Op.29-アダージョ
4.同:《黄金時代》Op.22-アレグレット
/以上ヴァイオリン:ギドン・クレーメル、アネッテ・ビク、
ヴィオラ:ヴェロニカ・ハーゲン、チェロ:トーマス・デメンガ
CD5
1.シュルホフ:六重奏曲Op.45/ヴァイオリン:ギドン・クレーメル、
フィリップ・ ヒルスコルン、ヴィオラ:キム・カシュカシアン、
今井信子、チェロ:ダヴィッド・ゲリンガス、ユリウス・ ベルガー
2.同:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op./
ヴァイオリン:フィリップ・ ヒルスコルン、チェロ:ダヴィッド・ゲリンガス
3.同:ジャズ様式の5つの練習曲Op.58/ピアノ:ジェイムズ・ トッコ
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)他
録音:1981-2008年
鬼才クレーメルが1981年から主宰するロッケンハウス室内音楽祭は、世界中か
ら一流の奏者が集まるだけでなく、無名に近い演奏家やアンサンブルも積極的
に出演させつつ、様々な新しい取り組みが行われてきました。今年で30周年を
迎えるのを記念して企画された当盤はECMのプロデューサー、アイヒャーとの
共同企画によるもので、これまでのハイライトを系統立ててリリースする企画
の第1弾にあたります。フランスとスラヴの音楽で編まれた5枚組には今井信子
や堀米ゆず子ら邦人演奏家も出演しており、いずれも個性的で研ぎ澄まされた
名演が選りすぐって収録されています。CD1は新録音を収録、CD2からCD5の4枚
は過去にバラで発売されていました。ロッケンハウス音楽祭30周年を記念して
のボックス・リリースとなります。

<VENEZIA>
CDVE04382 2枚組 ¥1650
リヒテルの芸術 ライヴ録音集-1(初期録音 ピアノと指揮)
CD. 1
(1)ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
1949年12月8日モスクワでのライヴ
(舞台において曲の案内をする関係者の声が冒頭に入ります)
(2)バッハ:ソナタ ニ長調 BWV.963
1948年2月27日モスクワでのライヴ
(3)愛の喜び(ラフマニノフ編曲)
1947年モスクワでのライヴ
CD. 2
(1)プロコフィエフ:ヘブライの主題による組曲 op.34
イワン・モズゴヴェンコ(クラリネット) Ivan Mozgovenko
ロスティスラフ・ドゥビンスキー(ヴァイオリン) Rostislav Dubinsky
ニーナ・バルシャイ(ヴァイオリン) Nina Barshai
ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ) Rudolf Barshai
ヴァレンティン・ベルリンスキー(チェロ) Valentin Berlinsky
1951年12月16日モスクワ音楽院小ホールでのライヴ
(舞台において演奏者紹介をする関係者の声が冒頭に入ります)
ピアノは全てスヴャトスラフ・リヒテル / Sviatoslav Richter
(2)プロコフィエフ:チェロ協奏曲第2番(交響的協奏曲) ホ短調 op.125
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ) Mstislav Rostopovich
チェロ協奏曲第2番にまつわるエピソード:
スヴャトスラフ・リヒテル指揮
モスクワ・ユース管弦楽団
1952年2月18日 初演時のライヴ(放送用録音) 
現在、演奏され知られている音楽は、ロストロポーヴィチ版と呼ばれるもの
です。つきましては初稿によるこの初演演奏はとても貴重です。大変な熱演
です。音質は良くありません。所々に歪みや傷が聴かれます。
ご了承頂けますよう、お願い申し上げます。劣悪/醜い音ではありませんが
初心者向けではありません。歴史的遺産として鑑賞に堪えられる音です。
リヒテル指揮によるプロコフィエフを除き、録音年代的にはとても良い音質
です。若き日のリヒテルによる力強く強烈で巨大な演奏が魅力的な初出を含
むアルバムです。音源はすべてモノラルです。
尚、マスターに起因する音の揺れや傷が聴かれます事、ご了承下さい。

CDVE04384 ¥1350
リヒテルの芸術 ライヴ録音集-2(協奏曲)
(1)バッハ:ピアノ協奏曲第6番 ヘ長調 BWV.1057
ニコラエフスキー指揮モスクワ音楽院室内管弦楽団
1978年3月26日モスクワでのライヴ
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第18番 変ロ長調 K.456
キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィル
1977年1月9日モワクワでのライヴ
(3)ブラームス:幻想曲集 op.116
第3番 奇想曲 ト短調
第5番 間奏曲 ホ短調
第6番 間奏曲 ホ長調
第7番 奇想曲 二短調
1964年5月28日モスクワでのライヴ
ピアノは全てスヴャトスラフ・リヒテル / Sviatoslav Richter
バッハとモーツァルトの2つの協奏曲と、現存するディスクの少ないブラーム
ス4曲のソロ作品による初出を含むステレオ音源によるアルバムです。パー
フェクトなテクニックと表現力で真摯に音楽に向き合う姿勢が聴く者の心を
捉えます。音質は良好。尚ライヴ特有のマスターに起因する音の揺れや傷が
聴かれます事、ご了承下さい。




<ANDROMEDA>
ANDRCD9093 6枚組 ¥3180
フルトヴェングラー指揮
ベートーヴェン:交響曲全集(ライヴ音源)
CD.1
(1)交響曲第1番 ハ長調 op.21   
ウィーン・フィル 1952年11月30日 ウィーンでのライヴ
(2)交響曲第6番 ヘ長調「田園」 op.68 
ベルリン・フィル 1954年5月23日 ベルリンでのライヴ
CD.2
(3)交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 op.55 
ベルリン・フィル 1952年12月8日 ベルリンでのライヴ
(4)序曲「レオノーレ」第3番
ウィーン・フィル 1944年6月2日 ウィーンでのライヴ
CD.3
(5)交響曲第7番 イ長調 op.92   
ベルリン・フィル 1953年4月14日 ベルリンでのライヴ
(6)交響曲第2番 ニ長調 op.36  
ウィーン・フィル 1948年10月3日 ロンドンでのライヴ
CD.4
(7)交響曲第4番 変ロ長調 op.60  
ウィーン・フィル 1953年9月4日 ミュンヘンでのライヴ
(8)交響曲第8番 ヘ長調 op.93  
ベルリン・フィル 1953年4月14日 ベルリンでのライヴ
CD.5
(9)交響曲第5番 ハ短調「運命」 op.67  
ベルリン・フィル 1954年5月23日 ベルリンでのライヴ
(10)序曲「レオノーレ」第2番
ハンブルク国立フィル 1947年6月9日 ハンブルクでのライヴ 
(11)序曲「コリオラン」 op.62
ウィーン・フィル 1951年10月29日 ミュンヘンでのライッヴ
(12)序曲「エグモント」 op.84
ウィーン・フィル 1953年9月4日 ミュンヘンでのライヴ
CD,6
(13)交響曲第9番 二短調「合唱」 op.125   
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ) Elisabeth Schwarzkopf
エルザ・カヴァルティ(アルト) Elsa Cavelti
エルンスト・ヘフリガー(テノール) Ernst Haefliger
オットー・エーデルマン(バス) Otto Edelmann
フィルハーモニア管弦楽団、ルツェルン音楽祭祝祭合唱団
1954年8月22日 ルツェルンでのライヴ
以上、指揮は全て ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
演奏は全て既発のものです。
録音年月日は、広く知られているものです。
ANDROMEDAレーベルが世に問うフルトヴェングラーのベートーヴェン:交響曲全
集(ライヴ録音集)です。音情報の余分な無駄をそぎ落とし、くっきりとした
音質で演奏の芯が際立ち、名演と言われる数々の演奏が持つ圧倒的な情熱を
伝えます。





<CARUS>
83.364 ¥2380
3人の現代作曲家による「夜」をテーマにした管弦楽作品集
(1)Marco Shadler(1964- スイス):「Nachtschict : ナイトシフト」(26:37)
Mattias Frommelt(1975- スイス):
(2)「Nocturne : 夜想曲(3楽章)」(12:51)
(3)「Turbulenz : 乱流」(8:48)
(4)「Ohne Namen : 無題」(6:06)
(5)イェルク・ハイゼルマン Jurg Hanselmann(スイス):
ピアノ協奏曲「Dies Irae Variationen : 怒りの日の主題による変奏曲」
(22:22)
演奏:5)サンドラ&イェルク・ハイゼルマン(ピアノ) 
1,5)Albert Frommelt 指揮リヒテンシュタイン交響楽団
2.4)Benjamin Lack 指揮フォーアアールベルク・シンフォニエッタ
3)ウィリアム・マックスフィールド指揮
リヒテンシュタイン交響楽団
録音:1)2009年6月18日 2,4)2010年6月13-16日 3)2010年5月1日
5)2007年3月25日
楽譜の出版事業を行うCARUS社にとり、知られた楽曲の楽譜の製作はもとより、
新しい世代の作曲家による優れた楽曲の発掘と紹介は必然です。
今回3人のスイス出身の若い作曲家による5曲のオーケストラ作品を収録。
決して効き辛い作品ではありません。特に興味深いのはハイゼルマンのピアノ
協奏曲です。自らもピアノ奏者として演奏会を行いCDを発売しているだけあり、
聴く者のつぼを押さえたマイケル・ナイマンばりの名曲です。

83.367 ¥2380
アレッサンドロ・グランディ:「聖母マリアの夕べの祈り」
(Alessandro Grandi 1586頃-1630 イタリア)
マシューホールズ指揮
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム合奏団 ゲッティンゲン聖歌隊
2010年9月12日シュトゥットガルトでのライヴ録音
初期バロックの大作曲家でシュッツにも影響を与えたグランディの透明感ある
敬虔で荘厳な音楽です。古楽アンサンブル「キングズ・コンソート」から派生
した「レトロスペクト・アンサンブル」を立ち上げ、その演奏で各国から高い
評価を得た指揮者でありチェンバロ、オルガン奏者でもある注目の指揮者マ
シュー・ホールズによる演奏。

83.451 ¥2380
ハインリヒ・ヘルツォーゲンベルク:
(Heinrich von Herzogenberg 1843-1900 オーストリア)
ここを離れて見る夢は、どんなに素晴らしいか
[Wie sschon, hier zu vertraumen]
(1)ゲーテの詩集から真実の愛の5つのカノンop.79 から3曲
(2)4つの夜想曲op.22
(3)6つの女性合唱曲op.98 
(4)8曲の歌曲とロマンスop.26から3曲 他
イリス=アンナ=デッカルト(ソプラノ)
ウルズラ・アイッティンガー(アルト)
アンドレアス・ヴェラー(テノール) 
マンフレッド・ビットナー(バス)
マルクス・ウッツ指揮
ゲッツ・ペイヤー(ピアノ)
アンサンブル・カンテッシモ
2010年10月14日チューリッヒでの録音  ※op.79が世界初録音です。
ブラームスの熱心な崇拝者であったヘルツォーゲンベルグの作品にはその影響
が聴かれます。とても珍しい作品ばかりを集めたアルバムです。

83.456 ¥2380
子供の為の合唱曲集(映画「コーラス」から 他)
「Die Kinder des Monsieur Mathieu マチュー氏の子供達(映画「コーラス」の
国際ドイツ題名)」
クリストフ・バラティエ監督による2004年に世界的な大ヒット作品。
恵まれない少年達を音楽を通して立ち直させる感動作品。
映画「コーラス」からブリューノ・クーレ(Bruno Coulais) 作曲による
(1)途中でみてごらん(Voice Sur Ton Chemin)
(2)海への想い(Caresse Sur L'ocean)
(3)凧(Cerf-Volant) フランス語とドイツ語 での演奏 他
ヴィック・ネース
(Vic Nees 1936-:ベルギー)、このアルバムを指揮者でもあるヨハネス・クネ
ヒト
の作品による児童合唱作品を集めたアルバム。全24曲です。
ヨハネス・クネヒト指揮 Johannes Knecht
シュトゥットガルト国立歌劇場児童合唱団 Kinderchor der Staatsoper Stuttgart
ロータス弦楽四重奏団 Lotus String Quartet 他
2010年3月13日、7月23-25日、10月30日シュトゥットガルトでの録音




<ACOUSENCE>
ACOCD21811 ¥2380
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
ジョナサン・ダーリントン指揮
デュイスブルグ・フィルハーモニカ
2010年9月22/23日 デュイスブルグ、メルカトル・ホールでの録音
デュイスブルグ・フィルは1877年に設立されレーガーやプフィッツナーと
共に、その歴史を作り始めました。1903年にはブルックナーの交響曲第9番
のドイツ初演が行われています。1930年代には28歳のオイゲン・ヨッフム
が指揮を行っています。ゲオルグ・ルートヴィヒ・ヨッフム(オイゲン・
ヨッフムの弟)、ローレン・フォスター、アレクサンドル・ラザレフのほか、
多彩なゲスト指揮者によって楽団の歴史が作られ行きます。
ヨーロッパ各地の劇場指揮者として活躍する1959年生まれのイギリス指揮
者ダーリントンを音楽監督に向かえ「伝統」を守りつつ国際的な楽団とし
てのレパートリーの拡大を図り、音楽の本来持つダイナミズムを押し出し
つつも見通しの良い演奏、音楽造りで多くのファンを確保しています。




<TACET>
TACET 194 ¥2380
ベートーヴェン:
(1)ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 op.27-1
(2)ピアノ・ソナタ第19番 ト短調 op.49-1
(3)ピアノ・ソナタ第20番 ト長調 op.49-2
(4)スイスの歌による6つの易しい変奏曲 ヘ長調 WoO.64
(5)ソナチネ ト長調 Anh.5-1
(6)ソナチネ ヘ長調 Anh.5-2
(7)ピアノ・ソナタ第14番「月光」 嬰ハ短調 op.27-2
マルクス・シルマー(ピアノ)
2011年録音
オーストリア、グラーツのヘルムート・リスト音楽ホールでの録音
シルマーはオーストリア南東部グラーツで生まれ、名ピアニストのスコダ
等に師事。国際的に活躍しており、主要オーケストラとの共演の他、室内
楽活動にも重点をおいて活動しています。これらの活躍が評価され、近年
カール・ベーム演奏家賞を受賞しています。生まれ故郷であり、音楽大学
の教授も勤めるグラーツのヘルムート・リスト音楽ホールでの録音です。
日本にはチェロの石坂団十郎氏とのデュオ演奏で来日しています。
テクニックの素晴らしさはもとより、透明でクリアな音質ながら温かみの
ある音楽造りが特徴的な演奏です。

<BERLIN CLASSICS>
BC 0300196 \2380
BERLIN IN THE LIGHT
ドイツの革命的な芸術家協会「ノヴェンバーグループ」のピアノ曲集
ハインツ・ティーセン:3つのピアノ小品Op.31
ヴラディーミル・フォーゲル:3つのピアノ小品
ハンス・アイスラー:8つのピアノ小品Op.8
ハンス・ハインツ・シュトゥッケンシュミット:
The Champagne Cobbler and the Green Sun
フィリップ・ヤルナッハ:3つのピアノ小品Op.17
フェリックス・ペティレク:コラール 変奏とソナチネ
シュテファン・ヴォルペ:Standing Music
マシュー・ルーベンシュタイン(pf)




<Brilliant Classics>
BRL 94148 ¥540
リスト:後期ピアノ曲集
ハンガリーの歴史的肖像S.205、聖ドロテアS.187、
ペレ=ナルボンヌ夫人の回転木馬S.214a、諦めS.263/187a、忘
れられたロマンスS.527、トッカータS.197a、眠れぬ夜S.203、
夜想曲「夢の中に」S.207、
主なるわれらのイエス・キリストの変容の祝日にS.188、瞑想S.204、
リヒャルト・ワーグナーの墓にS.202、灰色の雲S.199、
4つの忘れられたワルツS.215
ミケーレ・カンパネッラ(pf)
リストが所有していたピアノ(ベヒシュタインNo.247)を使用

BRL 94150 ¥540
リスト:チェロとピアノのための作品全集
エレジー第1番S.130、エレジー第2番S.131、忘れられたロマンスS.132、
悲しみのゴンドラS.134、ノンネンヴェルト島の僧房S.382、
コンソレーションS.172(J.デ・スワート編)、
巡礼の年第3年より夕べの鐘
守護天使への祈りS.163(L.ヴィントシュペルゲル編)、
愛の夢第3番S.163(M.Skalmer編)
フランチェスコ・ディロン(Vc)
エマニュエル・トルクァーティ(pf)

BRL 94155 5枚組 ¥2550
リャードフ:ピアノ曲全集
Biryul'ki Op.2、3 Pieces Op.3a、3 Mazurkas Op.3b、Arabesques Op.4 、
24 Variations and Finale on a Simple Theme、4 Paraphrases on a
Simple Theme、Etude Op.5、Impromptu Op.6、2 Intermezzi Op.7、
2 Intermezzi Op.8、2 Pieces Op.9、3 Pieces Op.10、3 Pieces Op.11、
Etude Op.2、Velichaniye、4 Preludes Op.13、2 Mazurkas Op.15、
2 Nabroska Op.17、Novinka Op.20、Shestviye Pro starinu Op.21、
Bagatelle Op.30、3 Pieces Op.33、Na luzhayke, nabrosok Op.23、
2 Pieces Op.24、Shutka?Kadril、Idylle Op.25、Malenkiy Val's Op.26、
3 Preludes Op.27、Kukolki Op.29、2 Pieces Op.31、
Muzikal'naya tabakerka Op.32、Slavleniya、3 Canons Op.34、
Variations on a Theme by Glinka Op.35、Prelude-Pastorale、
3 Preludes Op.36、Etude Op.37、Mazurka Op.38、4 Preludes Op.39、
Sarabande、2 Fugues Op.41、Prelude Op.posth.、Etude Op.40a、
3 Preludes Op.40b、2 Preludes Op.42a、Mazurka on Polish themes Op.42b、
Barcarolle Op.44、Variations on a Russian Folk Theme、
4 Preludes Op.46、Slava Op.47、Etude Op.48a、Canzonetta Op.48b、
Prelude Op.57 No.1、Variations on a Polish Folk Theme Op.51、
3 Baletnikh nomera Op. 52、3 Bagatelles Op.53、Valse Op.57 No.2、
Mazurka Op.57 No.3、4 Pieces Op.64、Tanets Komara, Russian folksong、
10 Detskikh pesen Op.posth.、Scherzo Op.posth.、Fuga on LA?DO?FA 
ブックレットはCDROMで収録
マルコ・ラペッティ(pf)

BRL 94218 4枚組 ¥2050
シューベルト:交響曲全集
ロイ・グッドマン指揮、ザ・ハノーヴァー・バンド(第1番-第4番)
シャンドール・ヴェーグ指揮、カメラータ・ザルツブルク(第5番-第9番)

BRL 94223 ¥540
ブゾーニ:対位法的幻想曲、7つの悲歌集
サンドロ・イヴォ・バルトリ(pf)

BRL 94250 ¥540
リスト:超絶技巧練習曲集
マリアンジェラ・ヴァカテッロ(pf)




<Regis>
RRC 1331 ¥680
ラフマニノフ:ピアノソナタ第2番
コレルリの主題による変奏曲Op.42、楽興の時Op.16
ジョン・リル(pf)

RRC 1332 ¥680
ハープシコードによるバロック音楽集
トレヴァー・ピノック(harpsichord)
スカルラッティ、ラモー、グリーン、アーン、ヘンデルの作品より

RRC 1333 ¥680
ヴィオール合奏のための16世紀音楽
タリス、ダウランド、タイ、パーソンズ、プレストン、バード、
ブルの作品より
フレットワーク、ローズ・コンソート・オブ・ヴァイオルズ

RRC 1337 ¥680
イギリスの歌
グリーン・スリーヴス、ブリティッシュ・グレナディアーズ、埴生の宿、
トム・ボーリング、他
ジョン・ポッター(Ten)ルーシー・スキーピング(Sop)、他

RRC 1339 ¥680
ラヴェル:ピアノ曲集
水の戯れ、クープランの墓、ソナチネピアノ協奏曲
ジャン=イヴ・ティボーデ(pf)
エレーヌ・グリモー(pf)ヘスス・ロペス=コボス指揮、
ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団

RRC 1346 ¥680
ヴィオラ・ダ・ガンバのための音楽集
アーベル、ディエゴ・オルティス、ヨハネス・シェンク、テレマン、
シンプソン、ヒュームの作品より
ヴィーラント・クイケン(Viola da gamba)

RRC 1376 ¥680
イギリスの作曲家によるヴァイオリンソナタ集
スーザン・スタンツェライト(Vln)
トマス・ダンヒル、チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード、
グランヴィル・バントックの作品より




<Piano classics>
PCL 0037 ¥1650
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番「戦争ソナタ」Op.83
ラフマニノフ:楽興の時Op.16
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番Op.53
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番「戦争ソナタ」Op.83
スクリャービン:練習曲Op.2-1
ラフマニノフ(ゾルタン・コチシュ編):ヴォカリーズ
Recording:2011年4月27-28日
(Westvest Church, Schiedam, The Netherlands )
アレクサンダー・ガヴリリュク(pf)




<FLORESTAN>
JYOZ 2002 ¥3000
マンドリンスピリッツ
1.水の旅路
2.杜の鼓動
3.虹色の涙
花の讃歌
4.I:SPROUT 
5.II:GROWTH
6.III:FLOWER
7.IV:INHERITANCE
8.遠い日
9.椰子の実
10.この道
11.深海
12.スピリット・オブ・プラネット
13.願いの叶う本
14.じょんがら
堀 雅貴(プラネット・スピリタ)他
マンドリンのスーパー・プレイヤー堀雅貴(プラネット・スピリタ)が、マン
ドリン界の若きヴィルトゥオーゾ丸本大悟作品を軸に極めた、新世代のマン
ドリン音楽。
レコーディングの為に結成されたプラネット・スピリタ マンドリンアンサン
ブルの豪華な演奏にも注目!
ヨーロピアンなマンドリンに、日本の伝統音楽のフレイバーを融合した新し
いサウンド誕生。「じょんがら」は堀の技巧の裏に、日本人のスピリットが
息づいている。




<Opus Arte DVD>
OA 1050D(DVD-Video)2枚組 ¥5480
OABD 7085D(Blu-ray) ¥5480
チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」
ゲルマン:ミーシャ・ディディク
リーザ:エミリー・マギー
トムスキー伯爵:ラード・アタネッリ
エレツキー公爵:リュドヴィク・テジエ
ポリーナ:エレーナ・ザレンバ
伯爵夫人:エヴァ・ポドレシ
チャプリツキー:ミハイル・ヴェクア
チェカリンスキー:フランチスコ・バス
マーシャ:クラウディア・シュナイダー
演出:ジルベール・デフロ
指揮:ミヒャエル・ボーダー/リセウ大歌劇場管弦楽団&合唱団
2010年6月30日、7月1日 リセウ大歌劇場(バルセロナ)におけるライヴ収録


OA 1059BD(DVD-Video)6枚組 ¥8350
グラインドボーン 喜劇・悲劇ボックスセット
プッチーニ《ジャンニ・スキッキ》
指揮:ウラディーミル・ユロフスキ
演奏:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
演出:アナベル・アーデン
アレッサンドロ・コルベッリ、サリー・マシューズ、
フェリシティ・パーマー、マッシモ・ジョルダーノ、
マリー・マクラフリン
収録:2004年7月11日/全プログラム74分(本編57分)
字幕:英・独・仏・西・伊
ドニゼッティ《愛の妙薬》
指揮:マウリツィオ・ベニーニ
演奏:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
演出:アナベル・アーデン
エカテリーナ・シウリーナ、ピーター・オーティ、
アルフレード・ダーザ、ルチアーノ・ディ・パスクワーレ
収録:2009年8月12日&15日/全プログラム126分(本編122分)
字幕:英・独・仏・西・伊
ヴェルディ《ファルスタッフ》
指揮:ウラディーミル・ユロフスキ
演奏:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&グラインドボーン合唱団
演出:リチャード・ジョーンズ
クリストファー・パーヴィズ、ディナ・クズネツォワ、
タシス・クリストヤニス、ジェニファー・ホロウェイ
収録:2009年6月/全プログラム136分(本編128分)
字幕:英・独・仏・西・伊
ビゼー《カルメン》
指揮:フィリップ・ジョルダン
演奏:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
グラインドボーン音楽祭合唱団
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター、マーカス・ハドック、
ロラン・ナウリ、リザ・ミルン、メアリー・ヘガティ
収録:2002年8月17日/全プログラム220分(本編170分)
字幕:英
ラフマニノフ《けちな騎士》
指揮:ウラディーミル・ユロフスキ
演奏:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
演出:アナベル・アーデン
セルゲイ・レイフェルクス、リチャード・バークリー=スティール、
マキシム・ミハイロフ
収録:2004年7月11日
全プログラム95分(本編65分)
字幕:英・独・仏・西・伊
グラインドボーン音楽祭

<OGI(オルケストラ・ジョヴァニレ・イタリアーナ)>
当CDは以前、他の輸入業者から限定輸入されたものですが、新代理店より
通常流通することとなりました。

OGISMF 012007 ¥1980
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
オルケストラ・ジョヴァニレ・イタリアーナ
録音:1999年2月13日フィレンツェ・テアトロ・コムナーレ,
ライヴ・デジタル録音
イタリア語・英語・日本語解説付き
1998年に指揮活動からの引退した巨匠カルロ・マリア・ジュリーニ。その高貴
な芸術を惜しむ声は多かったにも関わらず再三の復帰要請を拒絶しておりまし
た。しかし、教育目的という名目で、引退後の1999年に指揮台に立った(唯一
と思われます)演奏が、この「田園」です。
オルケストラ・ジョヴァニレ・イタリアーナ(ORCHESTRA GIOVANILE ITALIANA)
は、英語表記ではイタリアン・ユース・オーケストラ。コンサート・オーケス
トラが極端に少ないイタリアにおいて、それを是正すべくトスカーナ州が資金
協力し1980年に設立。その趣旨に賛同するアバド、ムーティ、シノーポリ、
ガッティなどイタリア出身の名匠を指揮台に迎えて活動しております。当演
奏で巨匠は、あくまでも演奏会から引退しているという立場から「公開総練
習」として、この演奏に臨みました。密室でのコンサートとも呼べる特殊な環
境の中、瑞々しい音楽は次から次へと紡ぎ出され、演奏終了後にはジュリーニ
から思わず「ブラヴォ」の声が漏れています。オケ自主製作盤としてごく僅か
に造られたCDですが、ジュリーニのご遺族と再契約をしてもらい、教育基金名
目での新装発売となりました。商業目的のCDではなく、あくまでも限定生産と
なります。




<WEITBLICK>
ベルリン放送響とのベートーヴェン「第9」(SSS0082)以来久々にアルヴィド・
ヤンソンスがWEITBLICKに登場です。マリスの偉大な父アルヴィド・ヤンソン
ス(1914-1984)は、レニングラード・フィルとの共演に限られた感のあるムラ
ヴィンスキーとは異なり、世界各国のオーケストラに客演を続けました。東
ドイツに定期的(ほぼ毎年)に客演したことは容易に納得できますが、至宝シュ
ターツカペレ・ドレスデンとの共演がステレオ録音で遺されていたことは極め
て幸運と申せましょう。ゾンダーマン、ダムと言った黄金時代を担った名手が
優れたオーケストラ・ビルダーとしても知られた名匠が厳しく手綱を締める
様子がはっきりとわかります。ロマン主義に傾斜した情熱的な解釈で知られ、
1914年生まれと言うとジュリーニと同年でもあります。日本の東京交響楽団
との相性の良さも語り草で、1984年の最後の客演で評判を取った「悲愴」が
今回のリリースに含まれることは歓迎されましょう。意外な事に全てアルヴィ
ドにとって初の音盤レパートリーです。
父を敬愛するマリス氏が今回の企画に全面的に協力して下さいました。英語、
日本語、ドイツ語によるライナーノート付。

SSS0127-2 ¥1980
(1)ブラームス:交響曲第4番
(2)モーツァルト:フルート協奏曲第2番
アルヴィド・ヤンソンス指揮
シュターツカペレ・ドレスデン、
(2)オーレル・ニコレ(fl)
録音:(1)1984年10月7日、東ベルリン・シャウシュピール・ハウス
(現コンツェルトハウス)、
(2)1971年5月28日、ドレスデン・クルトゥア・パラスト、
(1)(2)ともにステレオ、ライヴ録音
ブラームスは亡くなる一ヶ月前の演奏となります東ベルリン芸術週間ライヴ。
この演奏を聴くとアルヴィドはムラヴィンスキーとは正反対の音楽性、誤解を
承知で言えば、フルトヴェングラーのように情熱的にテンポを動かし、楽曲の
悲劇性を強調、重要視した名指揮者であったことが判ります。もっと極論を言
えば、アルヴィドは極めてドイツのロマン主義名指揮者に近い存在と言って
過言ではありません。冒頭の美しさは如何にもSKDですし、第2楽章のホルン
の妙技も身震いするほどです。当レーベルのヨッフムとの名盤にも引けを取り
ません。カプリングは豪華ソリスト、オーレル・ニコレをソロに迎えたモー
ツァルト。ニコレのライヴは極めて珍しく、アルヴィドのバッキング能力の
高さも特筆されましょう。

SSS0128-2 ¥1980
(1)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
(2)カール・フリードリヒ・アベル(1723-1787):
弦楽合奏のためのロンド・レジエロ
アルヴィド・ヤンソンス指揮
シュターツカペレ・ドレスデン、
録音:1971年5月18日、ドレスデン・クルトゥア・パラスト、
ステレオ、ライヴ録音
「悲愴」がアルヴィド初の音盤レパートリーというのも意外です。シュターツ
カペレ・ドレスデンの「悲愴」も初めて!演奏時間からも想像できるように
恰幅よく、存分に歌わせて、さらに嘆く、絶望する。ロマンの香ムンムン漂う、
熱情的な名演奏です。木管のとろけるような美しさ、弦楽合奏の粘るような魅
惑、そしてゾンダーマンのティンパニが炸裂する非の打ち所のない「悲愴」で
す。カプリングはバッハの高弟のアベルの弦楽合奏による佳曲。ドレスデン音
色マニアならば興味尽きぬ演奏と申せましょう。
演奏タイミング 「悲愴」:[18:42][7:22][8:18][10:30]、アベル:[12:34]





<NEOS>
NEOSレーベル7月から値下げします!
NEOSレーベルは2007年にスタートした新しいレーベルながら現代音楽を中心に、
クラシックや実験ジャスのユニークなラインナップも人気を博しています。
このNEOSレーベルですが、7月から値下げさせていただくことになりました!
○新価格は以下の通りです。
・通常CD,SACDハイブリッド 1CDあたり ¥2080
・DVD,ブルーレイ・ディスク ¥4180

★NEOSレーベル値下げ記念旧譜セール(59タイトル)
2007年にスタートした新しいレーベルですが、現代音楽ファンにはもうお馴染
のNEOS。この7月から通常価格を値下げすることになりましたが、それを記念
して当レーベル初期の名盤をセレクトし、セール価格で提供させていただきま
す。ベスト・セラーとなったコンピューター制御ピアノによるクセナキス
(NEOS10707)や細川俊夫:協奏曲集第1集(NEOS10716)、4手ピアノ版ショスタコ
ーヴィチ:交響曲第5番(NEOS20801)なども含まれております。
期間は7月1日から31日までの入荷分とさせていただきます。品切れ等で期間中
に入荷しなかった場合は、ご注文打ち切りとなりますのでお早めにご検討下さ
い。対象商品はこちらにございます。


NEOS 11033(SACD-Hybrid)¥2080
ジェルジ・クルターク(b.1926):弦楽四重奏のための作品全集
(1)「アリオーソ」ヴァルター・レヴィン85才へのオマージュ-アルバン・
ベルクの様式による-木製の弱音器で(2009)
(2)6つの楽興の時Op.44(2005)
(3)ヤコブ・オブレヒトへのオマージュ(2004/2005)
(4)オフィチウム・ブレーヴ-A.セルヴァンスキの追憶に(1988/89)
(5)「彼方からV」(1999)
(6)M.アンドラーシュへのオマージュ-12のミクロリュード(1977/78)
(7)「彼方からIII」(1991)
(8)弦楽四重奏曲Op.1(1959)
(9)「アリオーソ」ヴァルター・レヴィン85才へのオマージュ-アルバン・
ベルクの様式による-金属製の弱音器で(2009)
アテナ四重奏団:
【S.フィエルゼン(Vn)、M.ビーデルビック(Vn)、M.ゲッティング(Va(2)以外)、
H.クライン(Va(2)のみ)、K.ボーゲンスベルガー(Vc)】
録音:2008-2010年
30代の初期作品から最近の作品まで弦楽四重奏でクルタークの創作の軌跡をた
どるアルバム。バルトーク、ウェーベルンの影響を受けつつ独自の緊張感溢れ
る世界を築いたクルタークの作風の変遷を俯瞰できる。ラサール四重奏団の
ヴァルター・レヴィンに捧げられた最新作の《アリオーソ》は2つのヴァー
ジョンを収録。

NEOS 20901 ¥2080
「コンチェルティI」
(1)モーツァルト(1756-91):2台のピアノのための協奏曲変ホ
長調(第10番)KV.365(第1楽章と第3楽章のカデンツァ:バルトーク版による)
(2)リスト:2台のピアノのための「悲愴協奏曲」S.258
(3)バルトーク:2台のピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲
グラウ・シューマッハー・ピアノ・デュオ(Pf)、
(3)フランツ・シンドルベック&ヤン・シュリヒテ(Perc)、
(1)(3)ルーベン・ガザリアン指揮
ベルリン・ドイツ交響楽団
録音:2009年
ハンガリー、リスト、バルトークをキーワードとしたアルバム。バルトークに
よるモーツァルトの2台のピアノと管弦楽のための協奏曲のカデンツァはモー
ツァルトらしさを尊重しながらもダイナミックで華麗なピアニズムが印象的。
バルトークの協奏曲は圧巻。

NEOS 11017 ¥2080
マンフレート・トロヤーン(b.1949):
(1)弦楽四重奏曲第3番(1983)
(2)《アンティゴネ》断章-6つの小品(1988)
(3)不眠症の歌III-《愛の手紙》より第6番(2007)
(4)弦楽四重奏曲第4番(2009)
ヘンシェル四重奏団:
【クリストフ・ヘンシェル(Vn)、マルクス・ヘンシェル(Vn)、
モニカ・ヘンシェル(Va)、マティアス・バイヤー=カルツホイ(Vc)】
録音:2009年(世界初録音)
人気のヘンシェル四重奏団が硬派な現代音楽に挑む。ドイツの作曲家トロヤー
ンはヨーロッパの主要な作曲コンクールに優勝し、これまでに5曲の交響曲、
オペラ、多数の室内楽を発表している。作風は表現主義的な激しい表出力を持
つものだが、ヨーロッパ前衛音楽の諸傾向を柔軟に取り込みつつ、時にリリカ
ルな響きや.情的な旋律すら浮かび上がる、新ロマン主義的な傾向も併せ持つ。

NEOS 11020(SACD-Hybrid)¥2080
ゲオルク・カッツァー(b.1935):
弦楽四重奏曲第1番(1965)
弦楽四重奏曲第3番(1987)
弦楽四重奏曲第4番《壊れやすい時間》(2004)
ソナー四重奏団:
【ズザンネ・ツァップ(Vn)、キルステン・ハームス(Vn)、
ニコラウス・シュリエルフ(Va)、コジマ・ゲルハルト(Vc)】
録音:2009年
カッツァーは現ポーランドとチェコの間にあるシレジアに生まれ、戦後は東ベ
ルリン、チェコで音楽を学んだ。電子音楽、マルチ・メディアにも関心を寄せ、
その成果は多くのオペラ、交響楽に反映されている。このCDは若い頃から最近
までの作品が収録され、若書きの第1番では表現主義的、第3番では音色へのこ
だわりが重視され、第4番では特殊奏法を交えたさらに自由な音響実験が行わ
れている。

NEOS 11036 ¥2080
「マーンコップ・エディション1」
クラウス=シュテッフェン・マーンコップ(b.1962):作品集
(1)ザ・トリステロ・システム(2002)-アンサンブルのための
(2)クーリエ(急便)の悲劇(2001)-無伴奏チェロのための
(3)W.A.S.T.E(2001/02)-Obとライヴ・エレクトロニクスのための
(4)D.E.A.T.H(2001/02)-8トラック・テープのための
(1)ジェームズ・エーヴリー指揮
アンサンブル・サープラス
(2)フランクリン・コックス(Vc)、
(3)ペーター・ヴィール(Ob)、
(3)(4)SWRエクスペリメンタル・スタジオ
録音:2003-2010年
マーンコップ(b.1962)はドイツの中堅作曲家で作曲をブライアン・ファーニ
ホー、クラウス・フーバーに師事した。そうした経歴からも想像できるように、
彼の音楽はノイズ、様々な特殊奏法が目まぐるしく去来する複雑怪奇な世界が
展開する。「クーリエ(急便)の悲劇-無伴奏チェロのための」は名の通り(?)
超絶技巧が凄まじいスピードで奏される、演奏者泣かせの作品。

NEOS 11113 ¥2080
アンサンブル・ヴォルテックスのゲスト作曲家達
(1)アルトゥーロ・コラレス(b.1973):
ポップな旋律「フォーク・ユー!」による《カノン・フラクタル》(2009)
-リコーダー、Vn、エレクトロニクスのための
(2)ジョン・メノード(b.1976):アセファル(無頭人)(2009)-コンピュータ作品
(3)フェルナンド・ガルネロ(b.1976):
《ルミナール》(2005)-Ob、G、Perc、Vn、Cb
(4)フランシスコ・ユーゲ(b.1976):
ザ・コーナーズ・オヴ・ディス・セクション(2010)-コンピュータ作品
(5)デニス・シュラー(b.1970):Teh(2008)-声、Ob、G、Perc、Vn、Cbのための
(6)ニコライ・ミハイロフ(b.1975):フラッシュ・バック(2006)-テープ作品
(7)ダニエル・ゼア(b.1976):
エレガント・スパンキング(優雅な尻叩き)(2010)-
Vn、Vc、Cb、バスClとエレクトロニクスのための
アンサンブル・ヴォルテックス
録音:2005年・2010年
現在30代の国籍も様々な作曲家たちの最新作を収録。アルトゥーロ・コラレス
の作品は民族音楽の要素、ポップス、キッチュな趣味が融合したなんとも不思
議で愉快な世界。ジョン・メノードの《カノン・フラクタル》は破茶滅茶ミュ
ージック・コンクレート。ニコライ・ミハイロフのピーポポという音響が何故
か懐かしいテープ音楽「フラッシュ・バック」。ニューヨークのノイズ系実験
音楽を思わせるダニエル・ゼアの「エレガント・スパンキング(優雅な尻叩き)」
など時代の空気を切り取ったような鮮烈な作品ぞろい。





<OLLINS CLASSICS>
CLN 0005-2 \1980
ベートーヴェン:
交響曲第5番「運命」、
ウェリントンの勝利(戦争交響曲)
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
ロンドン交響楽団、
録音:1990年10月ワトフォード・タウンホール、スタジオ・デジタル録音
ロンドン響はこの時代、アバドからティルソン・トーマスにバトン・タッチ
された時期で、「会長」バーンスタインも頻繁に客演。正に黄金時代にあった
といって過言ではありません。特筆すべきはアンサンブルの見事さ。キリッと
引き締まり、各奏者の名人芸も通人をしてさすがと唸らすものがあります。
ブルゴスの解釈は極めてオーソドックスでコンヴィチュニーすら想起させる、
堅物ドイツ演奏を聴かせます。「ウェリントンの勝利」は、聴いていて恥ず
かしくなることも否定できませんが、金管の名手が楽しんで演奏している様
子が手に取るように解ります。当時のメンバー表もついていて、この時代を
懐かしく思い出します。
日本語、英語解説付。

CLN 0006-2 \1980
ベートーヴェン:
交響曲第7番、交響曲第8番
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
ロンドン交響楽団
録音:1989年10月
ワトフォード・タウンホール、
スタジオ・デジタル録音
ジャケットを見るとロンドン響創立85周年を祝うシリーズと思われます。上
記「運命」同様にロンドン響のコンディションが抜群。ソリスティックな妙
技には身震いするほどです。名曲第7番もブルゴスの律儀な指揮ぶりに見事に
応じ、正統的ベートーヴェンを聴かせてくれます。
日本語、英語解説付。





<ORF>
CD 3114 3枚組 \6240
レゾナンツェン古楽音楽祭2010「Flammen」
シャルパンティエ:テ・デウム
カミーユ・プル(S),アンヌ・マルグエ(S),
フランソワ=ニコラ・ジェスロ(T),セバスチャン・オブレシュト(T),
エムリ・ルフェーヴル(B)
ユーゴ・レーヌ(指揮)ラ・サンフォニー・デュ・マレ,マレ合唱団
2010年1月14日
作者不詳:バッラータ「輝く星」
作者不詳:カッチャ「おいみんな、こっちだ」
ヤコポ・ダ・ボローニャ:
マドリガル「不死鳥だった」,「神の思慮深さ」,「威厳ある鷹」
パオロ・ダ・フィレンツェ:
バッラータ「愛の神よ、ああ、言ってくれ」,
マドリガル「楽しめ、フィレンツェよ」
ペドロ・メメルスドルフ(指揮)
マーラ・プニカ
2010年1月22日
シュッツ:
来てください、聖霊よ、主なる神よSWV417
神よ、私の中に清い心を生み出してくださいSWV291
私は神から離れはしないSWV366/言葉は肉体となったSWV314
今こそ皆、神に感謝せよSWV418
ブノワ・アラー(指揮)
ラ・シャペル・レナヌ
2010年1月23日
リュリ:
「ヴェルサイユの洞窟」序曲/「花の女神のバレエ」から(2曲)
「愛の神の勝利」から(2曲)/「アティス」-アティスの夢
「アマディス」から(2曲)/「町人貴族」-トルコ人の儀式のための行進曲
ラモー:「ナイス」序曲
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
ユーゴ・レーヌ(指揮)
ラ・サンフォニー・デュ・マレ,マレ合唱団
2010年1月18日
クリーガー:
神は立ち上がり
神よ、人々はあなたをひそかに讃えています
ベルンハルト:イエスよ、お救いください
ウルリケ・ホフバウアー(ソプラノ)
シモーネ・エッケルト(指揮)ハンブルガー・ラーツムジーク
2010年1月20日
シュメルツァー:バッレット「剣術道場」
フローベルガー:ラメント
ファルコニエーリ:カンショーナ「オーストリア」
ローゼンミュラー:シンフォニア第2番
シャイト:戦いのガリアルド
ルカ・グリエルミ(指揮)コンチェルト・マドリガレスコ
2010年1月21日
A.ガブリエッリ:四声のカンツォーナ第2番,戦いのアリア
クロッティ:父よ、私は罪を犯しました
レグレンツィ:四つのヴィオラ・ダ・ガンバの為のソナタ第6番
モンテヴェルディ:ラウダーテ・ドミヌム
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S)
エレナ・ビスクオーラ(MS)
パオロ・ズッケリ(指揮)
ガンベ・ディ・レーニョ
2010年1月19日
フックス:「オルフェオとエウリディーチェ」抜粋
ロミーナ・バッソ(MS オルフェオ)
フランチェスカ・ボンコンパーニ(S エウリディーチェ)
アントーニオ・フローリオ(指揮)
ラ・カペッラ・ピエタ・デ・トゥルキーニ
2010年1月17日
恒例のレゾナンツェンの2010年。今回も、ユーゴ・レーヌ率いるラ・サンフォ
ニー・デュ・マレを始め、豪華な、興味深い面々が集っている。今回の目玉は
ヨハン・ヨゼフ・フックス(1660-1741)の「オルフェオとエウリディーチェ」
だろう。1715年にウィーンで初演された1幕の室内オペラで、存在はわりと知
られていたものの、上演は極めて稀で、抜粋とはいえこれが初録音。グルック
よりおよそ半世紀前の「オルフェオとエウリディーチェ」を、フローリオが素
晴らしく蘇らせている。

CD 3120 2枚組 \4160
モーツァルト/エーレンフリート編:
「魔笛」(フルート四重奏版)
ダニエル・フューター(語り)
ラルカディア(Fl,Vn,Va,Vc)
録音:2009年11月2-5日、ウィーン,
モーツァルトの「魔笛」を、初演から2年後に、マインツの宮廷音楽家フラン
ツ・ハインリヒ・エーレンフリート(1747-1828)がフルート、ヴァイオリン、
ヴィオラ、チェロのアンサンブルに編曲したもの。ラルカディアによるピリオ
ド楽器の演奏はたいへんリラックスした味わいのあるもので、オペラの「魔笛」
とはまた一味違った楽しみ方ができる。語りを務めるダニエル・フューターは
1949年、チューリヒ生まれのスイスのピアニストで、スイス音楽界の重鎮でも
ある。
CD2にはデータとして、1791年の「魔笛」初版台本、エーレンフリート編曲の
筆写譜、エーレンフリート編曲の出版パート譜そして出演者の略歴のPDFファ
イルが収録されており、PCで閲覧が可能である。

CD 3115 2枚組 \4160
フォーゲ:作品集第2集
ミサ曲「武装した人」
ミサ曲「ヴィヌス・ヴィナ・ヴィヌム」
ザ・サウンド・アンド・フュアリ
録音:2009年10月、マウエルバッハ(ライヴ録音)
CD 3025(SACD)に続く、ザ・サウンド・アンド・フュアリによるギヨーム・
フォーゲの作品集。フォーゲは15世紀に活躍したフランスの作曲家。生前は
たいへん人気のあった人だが、今日に伝えられる情報は少なく、伝えられる
作品も少ない。ザ・サウンド・アンド・フュアリはオーストリアの古楽声楽
団体。15世紀後半から16世紀初頭にかけてのフランス、フランドル音楽を中
心としており、ここでも極めて完成度の高い演奏でフォーゲの魅力を明らか
にしている。

CD 3099 \2080
クーラウ:フルート五重奏曲集 Op.51
五重奏曲第1番 ニ長調
五重奏曲第2番 ホ短調
五重奏曲第3番 イ長調
レ・フィデル:【シャルル・ゼブレ(Fl)、ラースロー・パウリク(Vn)、
ガリーナ・ズィンチェンコ(Va)、エルセベト・ラーチ(Va)、
セルゲイ・イストミン(Vc)】
録音:2008年11月、ハールレム
フリードリヒ・クーラウ(1786-1832)は、ドイツ出身で、20代でデンマークに
移住、重要な作曲家として活躍した人物。多数の作品の中でもフルート曲の
人気が高く、この五重奏曲もフルートと弦楽四重奏曲のための作品。ベート
ーヴェン風な、しかしもう少し暑苦しさが少ない、爽やかな作風が魅力的で
ある。レ・フィデルはピリオド楽器団体。レ・タラン・リリクなどで活躍し
ているシャルル・ゼブレがフルートを受け持っている。またチェロのイスト
ミンもソリストとして活躍しており、ANALEKTAやPASSACAILLEレーベルなどか
らソロ・アルバムを出している。

CD 3121 \2080
ヴァイス:リュート作品集
プレルーディオ/アリア、アダージョ/パッサガイユ/
ソナタ イ短調(7曲)/ファンタジア/
アリア、アンダンテ/メヌエットとトリオ/ブーレー
エヴァンヘリナ・マスカルディ(リュート)
録音:2010年9月28日,
18世紀前半のドイツの偉大なリュート奏者、シルヴィウス・レオポルト・
ヴァイス(1687-1750)のリュート曲集。エヴァンヘリナ・マスカルディは1977
年、アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれのリュート奏者。現在はイタリ
アに在住し活躍している。

CD 3109 \2080
ハンス・エーリヒ・アポステル(1902-1972):
(1)レクイエムOp.4-8声の混声合唱と管弦楽のための(テキスト:R.M.リルケ)
(2)ハイドンの主題による変奏曲Op.17
(3)5楽章の室内交響曲Op.41
(4)漁師の家のセレナードOp.45-12楽器のための
(5)管弦楽のためのパッサカリアOp.50
(1)ミラン・ホルヴァート指揮ORFウィーン放送交響楽団&合唱団、
(2)ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
ウィーン交響楽団、
(3)ペーター・コイシュニヒ指揮
アンサンブル・コントラプンクテ、
(4)オーストリア放送室内楽協会、
(5)ベルンハルト・ルーベンシュタイン指揮
ニーダーエスターライヒ・トーンキュンストラー管弦楽団
録音:全てウィーン、(1)1978年、(2)1994年、(3)1971年、(4)1972年、
(5)1977年
アポステルはシェーンベルク、ベルクに師事し、ナチ政権時代には彼の音楽
は退廃音楽とされ演奏が禁止された。戦後はISCM(国際現代音楽協会)のオー
ストリア支部を設立し総裁を務めたこともある。また現代音楽の出版社とし
て有名なウニフェルザール社の顧問としてベルクの歌劇「ヴォツェック」
「ルル」の新校訂版楽譜の校訂も行った。作風はシェーンベルク、ベルクの
薫陶を得た表現主義音楽で今日では作品が演奏されることは極めて稀なこと
と、ホルヴァート、サヴァリッシュによる20世紀音楽ということもあり、大
変貴重な音源である。

CD 3097 \2080
マヌエラ・ケレル(b.1980):作品集
(1)「甘い憂鬱」(2010)-チェロ四重奏のための
(2)ヴァイオリン協奏曲「プラス」(2008/2009)
(3)「アウリミ」(2007/08)-69人管楽奏者と11人の打楽器奏者のための
(4)「モンデューネ」(2009)-弦楽四重奏のための
(5)「曖昧な孤独」(2009/10)-ツィターと再生装置のための
(6)フルート協奏曲「これは一過性血管作動性腸管ペプチド・・・」(2008)
(7)「15mg」(2009)-クラリネットと弦楽三重奏のための
(8)「ナストロ・バランテ」(2009/2010)
(9)「クールな楽器のマニフェスト」(2009)-
フルート、アルト・サクソフォン、ピアノのための
(10)「OACHALE」(2008)-
フルート、ソプラノ・サキソフォン、打楽器、ハープ、ヴァイオリンとコン
トラバスのための
(11)「スレジェ・パ・ダー・ナハト」(2010)-4声の合唱のための
(1)アンサンブル・チェロ・パッショナート:
【ユリウス・ベルガー,ヒョンジョン・ベルガー,ソヨン・アン,
クリスティアン・ベルトンチェロ】
(2)ボジダラ・コウズマノヴァ(Vn)、
ローランド・フライジツァー(指揮)
アンサンブル・レコンシル
(3)カスパー・デ・ロー(指揮)アンサンブル
(4)セダグ四重奏団
(5)トリオ・ガンパー(ツィター)
(6)エリザベト・デメツ(Fl)、
ゲルハルト・ザンマー(指揮)チロル室内管弦楽団
(7)ラインホルト・ブルンナー(cl)、アイス三重奏団
(8)ゴットフリート・ラブル指揮ORFウィーン放送交響楽団
(9)マニフェスト・トリオ
(10)ローランド・フライジツァー(指揮)アンサンブル・ディー・ライエ
(11)アンサンブル・ラ・ロセ、コエノビウム・ヴォカーレ
録音:2008-2010年
マヌエラ・ケレル(b.1980)はオーストリア、南チロルの出身の若手女声作曲
家。当初、法律と哲学を学ぶ傍ら作曲を勉強しダルムシュタット夏季現代音楽
講習会に参加して現代音楽の世界にデビュー。最近のヨーロッパでは同じオー
ストリアの作曲家オルガ・ノイヴィルトの次の世代として注目を集めている。
特殊奏法、特殊唱法、ノイズなど現代音楽の様々な要素を使いながら決して
重苦しい雰囲気にならず、音と戯れている、といった感じの遊び心満点の現
代音楽。

CD 3119 \2080
ヨルゲ・サンチェス=チョン(b.1969):作品集
(1)「トラポス/ガンタナモのキャットウォーク第2稿」から「スクラッチ-
ノットゥルノ-バキューム」(2004 /2005)
(2)ファイナル・ガール2009(2009)
(3)ヴェネモ3(1999)-バス・クラリネットと11楽器のための
(4)「トラポス/ガンタナモのキャットウォーク」(2004)-
コントラバス、エレキギター、ターンテーブル、ライブ・エレクトロニクス
と大管弦楽のための
(5)アルガラビア(2001)
(1)ヨハネス・カリツケ指揮ボーゼン・トリエント・ハイドン管弦楽団、
(2)シルヴァイン・カンブルラン指揮クラングフォルム・ウィーン、
(3)ユルグ・ヘンネベルガー(指揮)アンサンブル・ディー・ライエ
(4)(5)マティアス・ピンチャー指揮
(4)オーストリア放送交響楽団
(5)クラングフォルム・ウィーン
録音:1999-2005年
ヨルゲ・サンチェス=チョン(b.1969)はキューバ人と中国人の両親を持つと
いう特殊な出自を持ち、1988年以来、作曲家、ターンテーブル奏者としてウィ
ーンで活動している。民族音楽的要素、ターンテーブル・ミュージックに代
表されるアヴァン・ポップ・ミュージックとフリー・ジャズ、現代音楽の要
素が大音響でぐちゃぐちゃに混交され、ジョン・ゾーン、エリオット・シャ
ープなどのニューヨーク前衛ジャズによく似たカオスを作り上げる。注目の
才能。

CD 3108 \2080
“肖像画”
フォッリーナ侯爵ジョルジュ/私の息子アンドレへのシャコンヌ
フラ・ベルナドへのアントレ・ド・ギダン/ブリュスメリベビ
アマリア・ゲリーノとヘルスウィンド/エヴァンジェリーナの世界
ステファノ・イル・ビザンティノへのブルース・バーラド
イヴァーノ・ザネンギ(リュート)
アルチリュートでブルース風の洒落た音楽を奏でている注目のアルバム。イ
ヴァーノ・ザネンギは1952年生まれ、ヴェネツィアを拠点に活躍しているリュ
ート奏者。“肖像画”と題されたこのアルバムは、いずれの曲も何か意味の
ありそうなタイトルが付けられているのだが、解説が一切ない。何も考えず
に聞くもよし、タイトルの意味を想像しながら聞くのもよし。

CD 3112(2CD+ボーナス2CD) \4160
ヘンデル:「メサイア」
(ボーナスCD:ウィントン・ディーン、ヘンデルを語る)
フィリップ・フォン・シュタイネッカー(指揮)
ムジカ・セクロルム
ルビー・ヒューズ(S)、
クリスティーナ・ハンマルストレム(A)、
ダニエル・ヨハンセン(T)、
ドミニク・ウェルナー(B)
録音:2009年8月28日ライヴ
フィリップ・フォン・シュタイネッカーは、マーラー室内管弦楽団やルツェル
ン祝祭管弦楽団のチェロ奏者であり、かつてはガーディナー率いるイングリッ
シュ・バロック・ソリスツなどのオーケストラにも頻繁に参加していました。
近年指揮活動にも積極的に乗り出している。ムジカ・セクロルム、シュタイ
ネッカーが2008年に設立した古楽団体。まだ創設間もないが、既に高い評価
を得ている。ソリストでは、フォン・オッターを継ぐスウェーデンのメッゾ
ソプラノとして注目を浴びているハンマルストレムが素晴らしい。ボーナス
には、今日のヘンデル・ブームを牽引した音楽学者、ウィントン・ディーン
の話が、1950年代のヘンデルの録音と共にたっぷりCD2枚に収録されている。

CD 3118 \2080
クルト・アントン・ヒューバー(1928-2008):作品集
(1)ヴァイオリン・ソナタ第2番(1963)
(2)ピアノ・ソナタ第1番(1965)
(3)「スペクトルの形成」(1974)-大編成の弦楽オーケストラのための
(4)6つの歌曲「惑星の縁で」(1981)
(5)「ヒロシマ/プロメモリア」(1986)-
2つのフルート、2つのクラリネット、バス・クラリネット、トロンボーン、
ヴィブラフォン、打楽器とピアノのための
(1)アンドレアナ・トゥルトフ(Vn)、イーゴ・コッホ(Pf)
(2)ハンス・ペーターマンドル(P)
(3)ジョン・ホプキンス指揮
ニーダーエスターライヒ・トーンキュンストラー管弦楽団
(4)アントン・シャリンガー(B)、ダヴィド・ルッツ(Pf)
(5)ヴィム・ヴァン・ツートフェン指揮20世紀ワークショップ
録音:1976-1988年
クルト・アントン・ヒューバー(1928-2008)はザルツブルク出身の作曲家でク
レメンス・クラウスやスワロフスキーのもとで指揮を学び、指揮者としても活
動した。作風はシェーンベルク、ベルクの影響を受けたものから、クラスター、
微分音を用いたものまで幅広い。広島をテーマとした《ヒロシマ/プロメモリ
ア》は彼の代表作。

CD 3125 \2080
(1)バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント
(2)コルンゴルト:弦楽のための交響的セレナード 変ロ長調 Op.39
ビジャン・カデム=ミサーク(指揮)
アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォ
録音:(1)2009年8月15、16日,(2)2008年8月16、17日、DDD、60'33
20世紀の弦楽合奏の作品を二曲収録。アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォは、
イスラエル生まれのヴァイオリニスト、指揮者のビジャン・カデム=ミサー
クによって1979年に結成された弦楽オーケストラ(旧トーンキュンストラー室
内管弦楽団)。ORFレーベルには大量の弦楽アンサンブルのための作品集を録
音している。




<WEITBLICK>
SSS0123/24 2枚組 \3960
「ガーシュイン・コンサート1996」
(1)「パリのアメリカ人」
(2)ヘ調のピアノ協奏曲
(3)キューバ序曲
(4)交響的絵画「ポーギーとベス」(ロバート・ラッセル・ベネット編)
エフゲニ・スヴェトラーノフ指揮
スウェーデン放送交響楽団
ジェフリー・シーゲル(P)
録音:1996年3月6日ベルワルド・ホール,ライヴ録音(デジタル)
スヴェトラーノフはガーシュインを愛し、「パリのアメリカ人」、「ポーギー
とベス」についてはMELODIYAにも手兵ロシア国立響との録音があります(未CD
化)。この「ガーシュイン・コンサート」は、一聴して顔をしかめる方がいる
であろうことが想像に難くない、重々しくて、超絶のスローテンポを駆使した
正に「オレ流」ガーシュインです。しかし説得力は無類。ガーシュインが作曲
の天才であり、如何に遅いテンポで歌ってもその美しさはビクともしません。
ソリストのシーゲルは、アメリカ出身。1989年ロン・ティボー・コン第1位。
スラットキンとはガーシュインを普通のテンポで録音しています。今回の共演
はピアノ協奏曲の演奏を熱望したスヴェトラーノフに、スウェーデン放送響楽
団長がシーゲルを推薦し実現した初顔合わせです。スヴェトラーノフはシー
ゲルを気に入り、ハーグ、ロシアでも共演を重ねました。「今度は、チャイコ
フスキーの第2協奏曲、ラフマニノフの第1協奏曲を共演しよう」という約束が
彼の死で果たせなかったとシーゲルは懐古します。
英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。

SSS0125-2 \1980
(1)ショーソン:交響曲変ロ長調Op.20
(2)フランク:交響曲ニ短調Op.48
エフゲニ・スヴェトラーノフ指揮
スウェーデン放送交響楽団
(1)2002年2月23日ベルワルド・ホール、ライヴ録音(デジタル)
(2)1979年9月10日、ライヴ録音(ステレオ)
意外なようで、スヴェトラーノフはフランス音楽を愛し、得意にでもありまし
た。ショーソンは初出レパートリーで、亡くなる直前。スヴェトラーノフにと
ってスウェーデン放送響との最後の共演です。ほぼ40分掛けてこの曲を奏でま
す。ワーグナーの影響をやはり前面に出し、点描画のような細密さは晩年なら
ではで、恐ろしいくらいの美しさに満ち溢れています。フランクは、まだまだ
元気な頃のライヴで、豪快なオーケストラ・ドライヴが堪能できます。歌いこ
みの丁寧さはやはりスヴェトラーノフ以外の何者でもありません。
英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。




<TUDOR>
TUDOR 7170(SACD-Hybrid) 2枚組(1枚価格) \2080
マーラー(1860-1911):
交響曲第3番ニ短調
[Disc1]第1楽章(34:45)
[Disc2]第2-6楽章(10:07/17:48/11:03/4:26/25:56)
ジョナサン・ノット指揮
バンベルク交響楽団
藤村実穂子(Alt)
バンベルク大聖堂少年合唱団、
バンベルク交響楽団合唱団女声団員
録音:2010年5月25-30ヨーゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク、ライヴ
2003年から始まったジョナサン・ノットのマーラー交響曲録音シリーズ最新
盤。今回はマーラーの作品のなかでもとりわけ巨大で奔放な規模を持つ第3番。
「交響曲は世界だ。ゆえにすべてを包含しなければならない」というマーラー
の交響曲観をもっとも体現した作品で、その膨大な音の情報量、詰め込まれた
音楽の多様さ、宇宙、自然への感謝と畏怖がこめられた音楽は現在までも他に
類を見ません。第4楽章でアルト独唱を受け持つ、近年目覚しい活躍をする藤
村実穂子の歌唱も聴きものです。超高音質により音のディテール、立体感に
優れ、マーラーの思い描いた大自然のヒ響き、牧神の深いため息が聴き取れる
ことでしょう。

TUDOR 7156 \2080
フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)/バッハ・トランスクリプションズVol.2
(1)半音階的幻想曲とフーガBWV903(原曲チェンバロ)
(2)前奏曲とフーガ《聖アン》BWV552(原曲オルガン)
(3)コラール前奏曲(原曲オルガン)
第1番BWV667、第4番BWV734a、第6番BWV617、第7番a BWV637、第7番b BWV705、
第9番BWV665
(4)前奏曲とフーガBWV532(原曲オルガン)
マウリツィオ・バリーニ(Pf)
録音:2008年12月
Vol.1(TUDOR7139)に続くブゾーニによるバッハ編曲集。ブゾーニは多くのピア
ノのためのバッハ編曲を残しましたが今回は大曲、オルガンのためのコラール
前奏曲が取り上げられています。バッハ・トランスクリプションといえばシャ
コンヌばかりが有名で、確かにあの過剰な音と豊穣な響きの編曲はすばらしい
のですが、コラール前奏曲を聴くと、選び抜かれた音と洗練されたピアニズム
からは、ただ敬虔な祈りの歌だけが聞えてきます。前回同様、バリーニのどこ
までも澄み切った音色に心洗われる思いがします。ぜひお店の試聴機に入れて
みて下さい。震災後の疲れきった心にはバッハの音楽が一番の薬です。

TUDOR 7146(SACD-Hybrid) \2080
ベートーヴェン(1770-1827):
(1)七重奏曲 変ホ長調Op.20
(2)管楽六重奏曲 変ホ長調Op.71
シャロウン・アンサンブル・ベルリン:
【(1)W.ブランドル(Vn)、(1)M.アフカム(Va)、(1)R.デュヴェン(Vc)、
(1)P.リーゲルバウアー(Cb)、(1)(2)A.バーダー(Cl)、
(1)(2)M.ヴァイトマン(Fg)、(1)(2)S.d.L. イェツィエルスキ(Hrn)】
(2)G.V.ブオノマーノ(ClII)、(2)S.ウィリス(HrnII)、(2)H.トロック(FgII)
録音:(1)2008年10月,(2)2009年5月,ベルリン
シャロウン・アンサンブル・ベルリン最新録音。シャロウン・アンサンブル
・ベルリンはベルリン・フィルハーモニーの首席奏者が集まって1983年に結
成された。レパートリーは古典から現代まで幅広く、アバド、バレンボイム、
ラトルとも共演している。ベルリン・フィルでも、とりわけのよりぬき達が
集まって結成されたこのアンサンブルは何といっても古典室内楽に絶妙なア
ンサンブルを聴かせてくれます。指揮者のいない分、各奏者の自主性が生か
され、活き活きとした音楽が展開。

TUDOR 7114(SACD-Hybrid) \2080
シューベルト(1797-1828):
八重奏曲 ヘ長調Op.166,D803(1824)
シャロウン・アンサンブル・ベルリン:
【P.ガイスラー(Cl)、K.トゥーネマン(Fg)、S.d.L.イェツィエルスキ(Hrn)、
A.カッポーネ(Vn)、A.イヴィッチ(Vn)、U.クネルツァー(Va)、
R.デュヴェン(Vc)、P.リーゲルバウアー(Cb)】
録音:2001年6月
旧譜TUDOR7114のSACD化(品番・バーコードは同じ)。音質の向上により、より
声部間の細やかなやり取りが鮮明に聴き取れるように。

TUDOR 7157 \2080
タン・シアオタン/ピアノ・リサイタル
ショパン(1810-1849):
バラード第1番Op.23/スケルツォ第2番Op.31/ポロネーズ第5番Op.44
マズルカ集Op.30(全4曲)/華麗なる大円舞曲Op.18/2つの夜想曲Op.48
葉小鋼(イエ・シアオガン)(b.1955):ナムクオ(2006)
陳其鋼(チェン・チガン)(b.1951):京劇の瞬間(2004)
タン・シアオタン(?小棠)(Pf)
録音:2008-2009年
タン・シアオタン(?小棠)は1979年北京生まれ。12歳で「中国希望杯ピアノコ
ンクール」第1位入賞。1998年北京中央音楽学院ピアノ科に首席で卒業し、ド
イツに留学、ウゴルスキー、ゲルハルト・オピッツ教授に師事。2004年6月、
第2回仙台国際音楽コンクール第1位を受賞、2005年12月にパリにおいて第9回
アニマート大賞ランコントル国際ピアノコンクールで第1位を受賞。来日し日
本フィル、仙台フィル、 東京シティ・フィルとも共演し今後の活躍が大変期
待されている若手ピアニスト。

TUDOR 7168 \2080
「気まぐれ女」
-ヴァイオリンとアコーディオンによる作品集
ラ・カンパネラ(パガニーニ)/気まぐれ女(エルガー)
ワルツ(グリーグ)/ロザリオ(ネヴィン)/楽興の時(シューベルト)
シャコンヌ(ヴィターリ)/ハンガリー風ロンド(ハイドン)
アラビアの歌(リムスキー=コルサコフ)
ユーモレスク(ドヴォルザーク)/シシリエンヌ(パラディス)
夜鳴きうぐいす(アリャビエフ)/タンゴ(アルベニス)
夢のあとに(フォーレ)/カンタービレ(パガニーニ)
カルメン幻想曲(サラサーテ)/愛の歌(クライスラー)
アンダルシアのロマンス(サラサーテ)
ウィーン奇想曲(クライスラー)/酒宴の歌(ベートーヴェン)
全19曲
ミヒャエラ・ペッチュ=ネフテル(Vn)、
ヴィスワフ・ピプチンスキ(アコーディオン)
録音:2009年
ヴァイオリンとアコーディオンによる誰もが知っている名曲集。ウィーンのカ
フェにいる気分にさせてくれるおしゃれな一枚。

TUDOR 7182 \2080
「コン・スピリート」-
ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727-1789):協奏曲&シンフォニア集
(1)協奏曲イ短調(ファゴット、弦楽と通奏低音のための)
(2)シンフォニア ニ長調
(2つのフルート、2つのオーボエ、2つのホルン、弦楽と通奏低音のための)
(3)協奏曲変ロ長調(ファゴット、弦楽と通奏低音のための)
(4)シンフォニア ト長調(2つのホルン、弦楽と通奏低音のための)
(5)協奏曲変ホ長調
(ファゴット、2つのオーボエ、2つのホルン、弦楽と通奏低音のための)
(6)シンフォニア第6番a 変ロ長調-
(2つのファゴット、弦楽と通奏低音のための)
ドミニク・キーファー指揮
カプリッチョ(バーゼル・バロック・オーケストラ)、
セルジオ・アッツォリーニ(Fg)
録音:2010年
ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727-1789)はドイツの作曲家でJ.S.バッハ
の弟子に師事して音楽を学んだとされている。アイゼナックの宮廷楽団のコン
サート・マスターを皮切りに多くの宮廷楽団の楽員としてキャリアを積み、
同時に多くの協奏曲、シンフォニアを作曲した。バッハの流れを汲む作曲家
とはいえ、イタリア音楽の影響を強く受けたカンタービレあふれる協奏曲で
ある。演奏のカプリチオ・バーゼル・バロック・オーケストラは1999年に結
成されバロックから古典、初期ロマン派をレパートリーとしており、モンテ
ヴェルディの歌劇からベートーヴェンの交響曲まで演奏する。当レーベルに
は他にマッジの6つの協奏曲(TUDOR7173)、テレマンの序曲・協奏曲集
(TUDOR7177)がある。




<NORTHERN FLOWERS>
NF/PMA9988 ¥1980
「戦時の音楽1941-1945 Vol.12」
オレスト・イェヴラホフ(1912-1973):
(1)交響曲第1番Op.14(1944-1946)
(2)《夜警》-劇的バラードOp.12(1942-1944)
(3)交響楽のための協奏組曲Op.8(1941-1942)
アレクサンドル・ティトフ指揮
サンクト・ペテルブルグ交響楽団、
(2)オレシア・ペトロワ(M.Sop)
録音:2009年
オレスト・アレクサンドロヴィチ・イェヴラホフ(1912-1973)はワルシャワ出
身でレニングラード音楽院でリャザノフに師事した。この時の同級生にはス
ヴィリドフがいた。ショスタコーヴィチには師事こそしなかったが親しく付き
合い、その親交はイェブラコフの音楽に大きく影響を与えている。聴き応え充
分の交響曲第1番、メゾ・ソプラノ独唱のための《夜警》の悠然とした威厳、
プロコフィエフを思わせるユーモラスな交響楽のための演奏会用組曲と聴き所
満載。

NF/PMA9989 ¥1980
「戦時の音楽1941-1945 Vol.13」
レインゴリト・グリエール(1875-1956):
(1)チェロ協奏曲ニ短調Op.87(1945-1946)
(2)コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための協奏曲へ短調Op.82(1943)
アレクサンドル・ティトフ指揮
サンクト・ペテルブルグ交響楽団、
(1)ディミトリ・フリチョフ(Vc)、
(2)オルガ・トリフォノワ(S)
録音:2009年
スクリャービンとラフマニノフと同世代でありながら、19世紀型のロマンティ
シズムを貫いたグリエールの大作チェロ協奏曲と、もうひとつ変り種のコロ
ラトゥーラ協奏曲(要はコロラトゥーラの為のアリアとカデンツァなのですが)
の組み合わせ。チェロ協奏曲はロシア民謡に基づく悠々としたチェロの旋律の
うねり、華麗な管弦楽に思わずうっとりさせられてしまいます。

NF/PMA9990-92 3枚組 ¥5940
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):弦楽四重奏曲全集
CD1(66:18)
(1)弦楽四重奏曲第1番Op.8(1957)
(2)弦楽四重奏曲第2番Op.13(1959)
(3)弦楽四重奏曲第6番Op.148(2008)
CD2(58:10)
(4)弦楽四重奏曲第3番Op.47(1970)
(5)弦楽四重奏曲第5番OP.90(1984)
CD3(40:20)
(6)弦楽四重奏曲第4番Op.77(1980)
(1)(4)タネーエフ四重奏団、
(2)(3)(5)イリヤ・イオフ(Vn)、エレナ・ラスコワ(Vn)、
リディア・コヴァレンコ(Va)、アレクセイ・マサルスキ(Vc)、
(6)トヴェリ・フィルハーモニー弦楽四重奏団
録音:(1)(4)1976年、(2)(3)(5)2010年、(6)1982年
昨年亡くなったボリス・イヴァノーヴィチ・ティシチェンコはレニングラード
音楽院でショスタコーヴィチとウストヴォルスカヤに学び重厚な作品を数多く
生み出した。当Northern Flowersではティシチェンコの作品を交響曲、協奏曲、
管弦楽曲、器楽曲と次々にリリースしてきたが、今回は最晩年の第6番を含む
弦楽四重奏曲全集。やはり作曲家にとって弦楽四重奏曲は作曲のアイデアを
試す実験室であると同時に最後に到達すべきパルナッソスなのであろう。国
民学派を思わせる民謡的な要素から後期ロマン派、無調までを縦横無尽と言
おうか、自由自在に折衷する手法はシュニトケのポリスタイリズムを先取り
しているとも言える。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲が好きな人にお勧め。

NF/PMA9987 ¥1980
ミカロユス・チュルリョーニス(1875-1911):
弦楽四重奏のための作品全集
弦楽四重奏曲ハ短調(1902)
主題と変奏ロ短調(1896)
2つのカノン(1902)/2つのフーガ(1902)
ヴィリニュス弦楽四重奏団
録音:2008年ヴィリニュス
ミカロユス・チュルリョーニス(1875-1911)はリトアニアの国民的英雄と目さ
れる画家・作曲家で、特に絵画では他に類を見ないほど独創的な作品を数多く
残しカンディンスキーにも影響を与えている。作曲ではリトアニア民謡に材を
採りながら、ほの暗く幻想的な作品を残している。これまで主にピアノ作品が
よく知られていたが、ここに数少ない弦楽四重奏曲がリリースされた。どの作
品も祈りのような憂いを帯びた旋律にあふれている。

NF/PMA9993 ¥1980
ミハイルクズミン(1872-1936):歌曲集(世界初録音)
アレクサンドリアの歌II(1905)/
アレクサンドリアの歌I(1905)/
神聖な詩(1901-1903)
ミラ・シュキルティル(MS)、ユーリ・セロフ(Pf)
録音:2010-2011年
ミハイル・アレクセーヴィチ・クズミンは20世紀のロシア文化を代表する詩
人でロシア・ソビエト文学に多大な足跡を残したと言われるが作曲にも並々
ならぬ意欲を燃やし、多くの交響楽、室内楽、歌曲を作曲した。ここに収め
られた歌曲は自ら手がけた詩に作曲したもので19世紀ロマン派の様式による
美しい旋律が印象的。




<RCD>
RCD16362 ¥1850
「ロシアン・ピアノ・スクール・シリーズ」
-アブラム・ディヤコフ
(1)ルイ=クロード・ダカン:かっこう
(2)フリッツ・クライスラー:貴婦人
(3)ジャン=アントワーヌ・デプラーヌ:イントラーダ
(4)ショパン:マズルカOp.33-No.2
(5)ショパン:マズルカOp.68-No.4
(6)チャイコフスキー:無言歌Op.2-No.3
(7)モシュコフスキー:ギターレOp.45-No.2
(8)スクリャービン:夜想曲嬰へ短調Op.5-No.1
(9)リムスキー=コルサコフ:熊ん蜂の飛行
(10)ゲディケ:クラリネットとピアノのための練習曲
(11)ゲディケ:トランペットとピアノのための協奏的練習曲
(12)シューベルト:ピアノ五重奏曲《鱒》
(1)-(12)アブラム・ディヤコフ(Pf)、
(3)(4)ミハイル・フィヒテンホルツ(Vn)、
(2)エリザヴェータ・ギレリス(Vn)、
(1)(5)-(8)ダヴィッド・オイストラフ(Vn)、
(9)(10)アレクサンドル・ヴォロディン(Cl)、
(11)セルゲイ・イェレミン(Trp)、
(12)-(16)アヴェト・ガブリエリアン(Vn)、
(12)-(16)ミハイル・テリアン(Va)、
(12)-(16)セルゲイ・アスマラジアン(Vc)、
(12)-(16)ヨシフ・ゲルトヴィチ(Cb)
録音:1930年代(モノラル)
厳密には再プレスですが、弊社では初の案内になるタイトルです。
アブラム・ディヤコフ(1904-41)はウクライナ出身。第2次大戦では、志願兵
となり若くして戦死してしまいました。モスクワ音楽院に学び、1932年には
ポーランドの国際ショパン・ピアノ・コンクールに出場しHonorary Diploma
(名誉称号)を授与されています。オイストラフを始めとして多くの著名な演
奏家と共演。マリア・ユーディナ、ナタン・ミルシテインには特に愛され絶
賛されました。この1枚は1930年代の貴重な録音を集めたもので、ソリストと
の共演、室内楽を集めたアルバムです。




<MEGADISC>
MDC7794 ¥2250
「ムジカ・ファルサ」
-リーティス・マジュリス(b.1961):フルート作品集
プジャ(2004)/ムジカ・ファルサ(2006)
エクス・ウナ・ヴォーチェ・トレス(2002)/シスマ(2007)/見晴台(2010)
静けさ(1992)
マニュエル・ズリア(Fl)
録音:2010年
リトアニアの新世代のマイクロ・トーナルの作曲家リーティス・マジュリス
(b.1961)のこれが4枚目となる最新作品集でフルートのための独奏曲ばかりが
収められている。どれもエレクトロニクスによる加工が施されており、ある
時は多重録音、またある時はディレイ、と変幻自在の音色、テクスチュアの
変化が楽しめる。マジュリスは反復を基調とした作曲作法を取っているが、
いわゆるミニマルとは一線を画した独自のスタイルを確立した作曲家である。
フルート奏者のマニュエル・ズリアはケージ、フェラーリ、シャリーノ、ペ
ルトら現代音楽のスペシャリストで細川俊夫の作品を得意とし来日したこと
もある。自らも作曲家としてアルバムを数種出している。




<ROMEO RECORDS>
1999年創立。一見すると室内楽中心で地味なラインナップですが、見る人が
見ればそのありがた味がわかります。ベートーヴェン:ソナタ全集も録音して
いるヴァイオリンのウリ・ピアンカは、1967年エリザベート・コンクール入
賞者でヒューストン響のコンマスを長年務めた非の打ち所のない名手、メータ
指揮の「シェエラザード」でソロの録音もあります。いずれも実直、丁寧な
演奏には頭が下がります。チェロのシムカ・ヘレドはイスラエル・フィル首
席を勤めた名手。その二人とピアノのジョナサン・ザークが結成したのがユー
ヴァル・トリオでドイツ・グラモフォンやビクターにも録音があります。当
レーベルでも数々のドイツ・ロマンティック名曲がカタログを賑わしており
ます。
ピアノで注目すべきはクレイグ・シェパードです。度々来日もして、その華
麗なテクニックを披露しており、ROMEOへの録音は最新のデジタル録音ばかり
です。詳細はホームページをhttp://www.craigsheppard.net/jp/home.htm 
御参照下さい。

※価格 各1枚あたり ¥1980
RON7233/41は特別価格。2枚組、3枚組で特別価格は表記します。

RON7201
SONGS OF CELEBRATION AND LOVE
ジュリアン&フォーチュン・オーケストラ、
J.ヘルナンデス&バーバラ・マークル(Vo)

RON7202
「ハバネラ-ミロンガ-タンゴ」ピアノ曲集
ゴットシャルク:クリオーリョのバラード/セルバンテス:6つのキューバ舞曲
シャブリエ:ハバネラ/アルベニス:タンゴ/ナザレ:ブレエリオ
ミヨー:フラテリーニのタンゴ/サティ:ペルペテュアル・タンゴ
ストラヴィンスキー:ペザンテ/ペナフォルテ:エフィゲニア
ヒナステラ:ミロンガ/サエンツ:ミロンガ、タンゴ
ピアソラ:アディオス・ノニーノ/ラガルミル:タンゴ12番
ポリー・ファーマン(ピアノ)

RON7203
MIS CANCIONES FAVORITAS(My Favorite songs)
トゥリーナ、グラナドス他:歌曲集
エテリ・ラモリス(S)、E.グロッセンスタイン(ピアノ)
RON7204
フィリップ・グラス:ピアノ作品集
(ウィチタ・ヴォルテックス・スートラ、メタモルフォーシス、
マッド・ラッシュ、オープニング、モダン・ラヴ・ワルツ)
アレック・カリス(ピアノ)

RON7205
新しいタンゴ集
サウル・コンセンティーノ(P)とアンサンブル
RON7206
ドヴォルザーク:弦楽セレナード/スーク:弦楽セレナード/
シュトラウス:ピチカート・ポルカ/ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
スティーヴン・ロジャース・ラドクリフ指揮
ハンガリアン・ヴィルトゥオージ室内管

RON7207
「トリビュート・トゥ・ヴェルディ」
ヴェルディ:諸国民への讃歌、アリア集(「エルナーニ」、「マクベス」、
「シモン・ボッカネグラ」、「仮面舞踏会」、「運命の力」)
ファビオ・アルミリアート(テノール)、マ
ルチェロ・パンニ(指揮)ニース・フィル、ニース・オペラ座合唱団

RON7208
メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざし、五つの前奏曲
マドレーヌ・フォルテ(ピアノ)、
アラン・フォルテの解説付

RON 7209
ブラームス:セレナーデニ長調Op.11(第1番)
フランク:三つの小品(オルガン作品より編曲)
スティーヴン・ロジャース・ラドクリフ指揮
ニューヨーク室内アンサンブル

RON 7210
「イマヘネス-アルゼンチンとウルグアイの音楽」
ピアソラ:ヴェラーノ・ポルテーノ,アディオス・ノニーノ
ラミレス:ヴェラーノ・ポルテーノ,カヒタ・デ・ムシカ・クリオージャ
ヒナステラ:忘却の木,アルゼンチン舞曲/モルテット:太鼓
ビネッリ:イマヘネス/コビアン:ロス・マレアドス/
ヴェラ:勇気は最高/ラモス:リアチュエロのミロンガ
ダニエル・ビネリ(バンドネオン)、
ポリー・ファーマン(ピアノ)

RON 7211
ヴェルディ:歌劇「椿姫」抜粋
ジャンスク・カヒッゼ指揮
ローマ・フィル&合唱団、
エテリ・ラモリス(S)、マニュエル・ベルトラン・ジル(T)、
B.アンダーソン(Br)

RON 7212
エスター・ラムネク:ターロガトー(TAROGATO)作品集
ターロガトーはボヘミア、モラヴィア、ハンガリーのクラリネットのような
農民楽器でバルトークも着目していた楽器。
エスター・ラムネック(ターロガトー&ライヴエレクトロニクス)

RON7213
レクオーナ、ガライ:キューバ歌曲集
ローザ・ヴェント(S)他

RON7214
ショパン:バラード第4番Op.52、練習曲嬰ト短調Op.25/6、
練習曲変ト長調Op.10-5、夜想曲(ヘ長調Op.15-1、変ホ長調Op.55-2)、
舟歌Op.60、前奏曲集Op.2-13-18、前奏曲嬰ハ短調Op.45、
マズルカOp.17-2&3、ポロネーズ変イ長調Op.53-6
マドレーヌ・フォルテ(P)
1881年パリのエラール・ピアノを使用

RON 7215
「アメリカ・リメンバーズ」-サクソフォン・オーケストラ作品集
ロナルド・キャラヴァン(b.1946):ジュビラーテ!
W.ハートレー(b.1927):12本のサクソフォンのための音楽
スティーヴン・ダンカー(b.1944):
サクソフォン室内オーケストラのための交響曲
ロバート・シャウト(b.1951):宇宙の音楽/
マーク・アラン・タガート(b.1956):嘆きとクレド
アイヴズ:アメリカ変奏曲(編曲:コーエン)
ローレンス・グヴォーズ指揮サックス室内楽オーケストラ
一種の珍盤、サックスの合奏曲集

RON 7216
ヘンデル:
ソナタop. 1/12, 7, 10, 1, 2、
組曲第5番よりアリアと変奏曲「調子の良い鍛冶屋」、
ソナタ(編曲:ラッシャー) 
ローレンス・グヴォーズ(Sax)、ディーター・ウルソースト(Vc)、
ジョン・ポール(Cemb)

RON 7217
「イタリア・オペラ・アリア集」
ベルリーニ:
「カプレティとモンテッキ」、「ノルマ」、「夢遊病の女」、「清教徒」
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」、「シャモニーのリンダ」
ヴェルディ:「ルイザ・ミラー」、「オテロ」、「椿姫」
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」より
オルガ・マカリナ(ソプラノ)、
スタニスラフ・ゴルコヴェンコ指揮
サンクトペテルブルク放送管弦楽団

RON 7218
「メゾ・ソプラノのためのオペラ・アリア集」
ヘンデル、グノー、ドニゼッティ、マイヤベーア、チャイコフスキー、
サン=サーンス、ポンキエリ、トーマ、ベッリーニ、ビゼー
ミレーナ・キティッチ(Ms)、
イヴ・クウェラー指揮ニューヨーク・オペラ管

RON 7219
ブラームス:
ピアノ三重奏曲第2番ハ長調、ピアノ三重奏曲第3番ハ短調
ユーヴァル・トリオ:【ジョナサン・ザーク(Pf)、ウリ・ピアンカ(Vn)、
シムカ・ヘレド(Vc)】

RON 7220
ブロッホ:ヴァイオリン・ソナタ第2番「神秘的な詩」
スメタナ:「わが祖国」より、
ェムリンスキー:セレナーデ イ長調、
プロコフィエフ:5つのメロディーOp35bis
スーク:4つの小品Op.17
セルジュ・シュワルツ(ヴァイオリン)、
アレック・チェン(ピアノ)

RON 7221
「オー・ソレ・ミオ」-ナポリとイタリアの歌曲集
(ジョン・コライアコヴォ:オーケストラ編曲とアレンジ)
ロナルド・ナルディ(T)

RON 7222
バーバー:ピアノ・ソナタop.26、バルトーク:組曲集op.14、
リスト:愛の夢第3番、超絶技巧練習曲第10曲ヘ短調
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタヘ短調「熱情」op.57
マドレーヌ・フォルテ(P)

RON 7223
モーツァルト:オペラ・アリア集-オルガ・マカリナ(S)、
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」、歌劇「フィガロの結婚」、歌劇「魔笛」、
「踊れ喜べ幸いなる魂よ」、他
オルガ・マカリナ(ソプラノ)、
アンドレイ・アニハーノフ指揮
ムソルグスキー・オペラ・バレエ劇場管

RON 7224
リスト、チャイコフスキー、ラフマニノフ:ピアノ伴奏による歌曲集
(リスト:ペトラルカのソネット、チャイコフスキー:いとも容易く忘れられ、
ラフマニノフ:静かな世を通じて、ヴォカリーズ、他)
オルガ・マカリナ(S)、
イゴール・ウオリアシュ(P)

RON 7725
クララ・シューマン(1819-1896):ピアノ三重奏曲ト短調op.17
ブルッフ(1838-1920):ピアノ三重奏曲ハ短調op.5
ドヴォルザーク(1838-1920):ピアノ三重奏曲第2番ト短調op.26
ユーヴァル・トリオ:
【ジョナサン・ザーク(Pf)、ウリ・ピアンカ(Vn)、シムカ・ヘレド(Vc)】

RON 7226
「帰れソレントへ」-ナポリとイタリアの歌曲集II
ロナルド・ナルディ(T)

RON 7227
「ピアノ珍曲集」
グリーグ:詩的な音の絵op.3/バルトーク:ブルレスク,ルーマニア民俗舞曲
リスト:慰め・6つの詩的思考/ババジャニャン:4つの絵
スティル:2台のピアノのための詩「ケインタック」
セタ・カラカシアン(ピアノ)、
リチャード・フィールド(P,スティル作品のみ)

RON 7228
「ピアノ連弾曲集」
ショパン:2台のピアノのためのロンドハ長調op.73、
ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲(2台ピアノ)、
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタニ長調K.448、
ラヴェル:ラ・ヴァルス(作曲者編2台ピアノ版)、
シューベルト:幻想曲ヘ短調(1台ピアノ、4手)op.103,D940
イレーナ・フリードランド&ジョナサン・ザーク(ピアノ・デュオ)

RON 7229
クレメンティ:ピアノ・ソナタ嬰へ短調op.26-2、
シューマン:幻想小品op.12、
スクリャービン:ソナタ第4番、ショパン:スケルツォOp.31-2
マーガレット・ワシク(ピアノ)

RON 7230
「黄金時代のアメリカのポピュラー・ソング」
ガーシュウィン、ポーター、バーンスタイン
アレン・フォルテ(ピアニスト&アレンジャー)、
マーサ・ベネット・オネッポ(Vo)

RON 7231
「イスラエルのトリオとデュオ」
D.シャリット(B.1940):ディヴェルティメント(1972)、
セルジュ・ナトラ(B.1924):1楽章の三重奏曲、
モルデカイ・セター(1916-94):ピアノ三重奏曲(1973)
エーデオン・パルトス(1907-77):ヴァイオリンのための幻想曲(1970)、
チェロとピアノのための「インメモリアム」
クルツェリッツァー(1905-79):チェロとピアノのための小組曲
ユーヴァル・トリオ:【ウリ・ピアンカ(Vn)、シムカ・ヘレド(Vc)、
ジョナサン・ザーク(Pf)】

RON 7232
スクリャービン:ピアノ・ソナタ集
(第3番、第4番、第5番、第8番、第9番「黒ミサ」、第10番)
マシュー・ベングトソン(Pf)

RON7233/41 9枚組 ¥9900
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
クレイグ・シェパード(Pf)
(2003-04年、シアトルのミーニー・シアターでのライヴ)

RON 7242
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番ロ長調、op.8
シューマン:ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調、op. 80
ユーヴァル・トリオ:【ウリ・ピアンカ(Vn)、シムカ・ヘレド(Vc)、
ジョナサン・ザーク(Pf)】

RON 7243/4 2枚組(1枚価格)
バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825、
前奏曲&フーガニ短調(平均律クラヴィア曲集BWV851より)、
ハイドン:ソナタ変ホ長調HOB.XVI/52、
ショパン:練習曲イ短調Op.25-11、ソナタ第3番、舟歌Op.60、
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第5番、第32番、
フォーレ:主題と変奏 嬰ハ短調Op.73/ラヴェル:水の戯れ
イツァーク・ソルスキー(P)、
マリア・ティーポ門下の最新録音

RON 7245
リスト:3つの演奏会用練習/ヤナーチェク:霧の中/
ハイドン:ソナタHob.XVI/46/フランク:前奏曲、コラールとフーガ
イレーナ・フリードランド(ピアノ)

RON 7246
「THE HEART OF THE VIOLIN」-ヴァイオリン名曲集
エルガー:愛の挨拶/マスネ:タイスの瞑想/
クライスラー:ウィーン小行進曲/サラサーテ:序奏とタランテラ/
ポンセ:小さな星(エストレリータ)/ダンブロジオ:カンツォネッタ/
ブロッホ:バールシェム組曲/ベートーヴェン:ソナタ第5番「春」
チャイコフスキー:感傷的なワルツ、なつかしい土地の思い出
セルジュ・シュワルツ(Vn)、タオ・リン(ピアノ)

RON 7247
ブラームス:2台のピアノのためのソナタop.34b(1864)、
ハイドンの主題による変奏曲op.56b(1873)
イレーナ・フリードランド&ジョナサン・ザーク(P)

RON 7248/9 2枚組(1枚価格)
バッハ:クラヴィーア練習曲集第1巻「パルティータ第1番-第6番」
クレイグ・シェパード(ピアノ)、
シアトルに於ける最新録音

RON 7250
「オードリー・ストットラー(S)、ワーグナー・アリア集」
「ワルキューレ」-「あなたこそ春なのです」「一族の男たちが全て」
「神々の黄昏」-「ブリュンヒルデの自己犠牲」
「トリスタンとイゾルデ」-「イゾルデの語りと呪い」「イゾルデの愛の死」
オードリー・ストットラー(S)、
アルカディ・シテインルーフト指揮
サンクト・ペテルブルグ交響楽団

RON 7251
「サックス・オーケストラによるバッハ作品集」
前奏曲とフーガ(BWV565、BWV.558、BWV.554)、カンタータからコラール集、
「音楽の捧げもの」-リチェルカーレ、ブランデンブルク協奏曲第6番から、他
ローレンス・グヴォーズ指揮
サックス室内楽オーケストラ

RON7252/4 3枚組(2枚価格)
「ピアノ連弾名演集」
「スペイン編」シャブリエ:スペイン/アルベニス:スペイン狂詩曲
リスト=ブゾーニ:スペイン狂詩曲/アンファンテ:アンダルシア舞曲
ラヴェル:スペイン狂詩曲/ビゼー:カルメン幻想曲、
「フランス編」サン=サーンス:ベートーヴェンの主題による変奏曲
ドビュッシー:白と黒/ラヴェル:ラ・ヴァルス
プーランク:二台ピアノによる協奏曲/ヴァルス・ミュゼット、
「ロシア編」ラフマニノフ:組曲第2番,幻想曲Op.5
グリエール:六つの組曲/アレンスキー:組曲
ハチャトゥリアン:幻想的ワルツ
マドレーヌ・フォルテ&デル・パーキンソン(P)
録音:1988、1991&1992年ライヴ

RON 7255
バッハ:2声のインヴェンションBWV.772-786、
3声のシンフォニアBWV. 787-801
クレイグ・シェパード(Pf)、
録音:2006年4月シアトル,ミーニー・シアターでのライヴ

RON 7256
「ヴィヴァ・エル・アモール」-スペイン語のラブソング集
ファリャ、グラナドス、ロドリーゴ、トゥリーナ、オブラドルス、
ヒナステラ、モンサルバーチェ、カルロス・ガルデル、ピアナ、ララの作品
シヴァン・ロテム(ソプラノ)、
ジョナサン・ザーク(ピアノ)

RON 7257
「淡月の下で」
インナー・ヴォイス&フレンズ

RON7258/9 2枚組
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
クレイグ・シェパード(ピアノ)

RON 7260
シューマン:
リーダークライス、女の愛と生涯、バイロンの詩による四つの歌曲、
四つのリュッケルト歌曲
シャロン・ロストフル=ザミール(ソプラノ)、
ジョナサン・ザーク(ピアノ)

RON 7261
「ヴァイオリンとヴィオラのデュオ」
マルチヌー:マドリガル(1947)/モーツァルト:二重奏曲K.424
ピアソラ:タンゴ「ブエノスアイレスの冬と秋」
ハジット・ハラフ(ヴァイオリン)、
クリストフ・エマニュエル・ラングハイム(ヴィオラ)

RON 7262
ドヴォルザーク(1841-1904):聖書の歌Op. 99、ジプシーの歌Op.55
チャイコフスキー(1840 -1893):歌曲集(8曲)
ヨラム・チェイター(バス)、
アイリーン・ゼリクソン(ピアノ)

RON 7263
「ヴァイオリン・ロマンティック名曲集」
ドヴォルザーク:四つのロマンティックな小品op. 75、
R・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタop.18、
ドビュッシー:レントより遅く、亜麻色の髪の乙女、
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ
セルジュ・シュワルツ(ヴァイオリン)、
アレック・チェン(ピアノ)

RON 7264
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番
ウリ・ピアンカ(Vn)、ジョナサン・ザーク(P)
録音:1983年11月エルサレム、ライヴ

RON 7265
シューベルト:
歌曲集(春にD.882、ミューズの子D.764、ガニュメートD.544、
君の側だけでD.866、水の上で歌うD.774、他)
シャロン・ロストフル=ザミール(ソプラノ)、
ダニエル・ゴルトレル(ピアノ)

RON7266/8 3枚組(2枚価格)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
ウリ・ピアンカ(Vn)、ジョナサン・ザーク(P)
録音:1983年11月ライヴ

RON7269/70 2枚組
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻
クレイグ・シェパード(ピアノ)

RON 7271
「ショパン:後期のピアノ作品集」
3つのマズルカOp.63、2つの夜想曲Op.62、舟歌Op.60、3つのマズルカOp.59、
子守唄Op.57、幻想ポロネーズOp.61、3つの円舞曲Op.64
アレック・カリス(ピアノ)

RON 7272
フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ(1886)、
メンデルスゾーン(1809-1847):ヴァイオリン・ソナタヘ長調(1838)
ウリ・ピアンカ(ヴァイオリン)、
ティモシー・へスター(ピアノ)

RON 7273/4 2枚組
メンデルスゾーン:無言歌(全曲)
ダニエル・ゴルトラー(ピアノ)
※ゴルトラーはバッカアウアー門下の名手

RON 7275
「ヴィラ・パラディソ」-レオ・ニシーム:ピアノ作品集
レオ・ニシーム(ピアノ)

RON 7276
「2台のピアノのためのラプソディ」
フローラン・シュミット:3つの狂詩曲Op.53
アルチュニアン&ババジャニアン:アルメニア狂詩曲
ラフマニノフ:ロシア狂詩曲/ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
カナザワ・アドモニー・ピアノ・デュオ(金沢多美&ユヴァル・アドモニー)

RON 7277
バスによる歌曲集
(シューベルト/ブラームス/ラフマニノフ)
ヨラム・チャイター(Bs)、
イレーナ・エリクソン・リッチェン(ピアノ)

RON7278/9 2枚組
「ピアノ小品名曲集」
シューベルト:即興曲op,142(D.935)/
ドビュッシー:前奏曲集より(亜麻色の髪の乙女、他12曲)/
サティ:舞踏への小序曲、太った木の人形のスケッチとからかい、
3つの夜想曲、自動記述法、ひからびた胎児、冷たい小品、ピカデリー、
ラグ・タイム・パラード/
ベリオ(1925-2003):セクエンツァIV、6つのアンコール
マイケル・タル(ピアノ)

RON 7280
アルベニス:「イベリア」より
(エヴォカシオン、アル・アルバライシン、ロンデーニャ、トリアーナ)
メンデルスゾーン:厳格な変奏曲/ショパン:ピアノ・ソナタ第3番
マシュー・ベングトソン(ピアノ)

RON7281/2 2枚組
シューマン ピアノ作品集
(アラベスク、交響的練習曲集、花の曲、ウィーンの謝肉祭の道化、幻想曲)
ダニエル・ゴルトラー(ピアノ)

RON7283/4 2枚組
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第19番D.958、第20番D.959、第21番D960
クレイグ・シェパード(ピアノ)

<Tactus>
TC 616901 ¥2180
ストロッツィ:独唱のためのアリエッタ集Op.6(1657)(世界初録音)
彌勒忠史(カウンターテナー)、バルバラ・ランバルディ(チェンバロ)
イタリアを拠点に声楽家、演出家、作曲家、教育者として多才な才能を発揮す
る日本が誇るワールドクラスのカウンターテナー、彌勒忠史。
バッサーニの「シレーヌたちのハーモニー」(TC 642702)以来となる新録音は、
17世紀イタリアの女流作曲家バルバラ・ストロッツィ(1619-1677)の「アリエ
ッタ集」!
養父(実父説もある)の詩人、台本作家ジュリオ・ストロッツィから"選ばれた
娘"と称され、神聖ローマ皇帝フェルディナント2世から支援を受けていたとさ
れている。モンテヴェルディ、師であるカヴァッリから受け継いだ様式、声楽
家としての視点が反映された自由で抒情的な表現が見られる「アリエッタ集」
は、ストロッツィが自立した女流作曲家であったことの確実な証しである。
録音:2009年8月、フェラーラ考古学博物館(イタリア)

TC 911801 ¥2180
ロータ:フルート作品集 ――
5つのやさしい小品/エレジー/アレグロ・ヴェローチェ/フルート・ソナタ
2本のフルートのための《3つの小品》*/映画音楽のテーマによる幻想曲
ロベルト・ファブリチアーニ(フルート)、
マッシミリアーノ・ダメリーニ(ピアノ)、
ルイゼラ・ボッテオン(フルート)*
『自身の本業はクラシックの作曲家であり、映画音楽は趣味にすぎない』と主
張し続けた20世紀を代表する映画音楽の巨匠、ニーノ・ロータ(1911-1979)の
生誕100周年記念「フルートとピアノのための作品集」がイタリアのタクトゥ
ス(Tactus)から登場!
「ヴァイオリン・ソナタ」からフルート用に編曲された「フルート・ソナタ」、
「ゴッドファーザー」や「山猫」、「道」など、往年の名映画のテーマがフ
ルート作品へと生まれ変わった「幻想曲」など、プログラミングもユニーク。
そしてフルート・ソロには、ハイパーバス・フルートまでを吹きこなすイタリ
アの鬼才ロベルト・ファブリチアーニを起用。タクトゥス、ファブリチアー
ニ、全力本気のロータ作品集です!

TC 862715 ¥2180
ボッシ:オルガン作品全集Vol.5 ――
ソナタ第1番Op.60/スケルツォ ヘ長調Op.49-1/スケルツォ ト短調Op.49-2
ショパン風の即興曲Op.49-3/凱旋の賛歌Op.53/ソナタ第2番Op.71
ソナタ第3番(断章)/主題と変奏曲Op.115(全曲世界初録音)
アンドレア・マシナンティ(オルガン)
生誕150周年を迎えたマルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925)のオルガン作品
全集第5巻!
コモ大聖堂のオルガニスト、サンタ・チェチーリア音楽院の校長を務め、当
時最高のオルガニストという名声を得ていたボッシ。
完成、現存している作品が決して多くはないものの、国際的に高評価を受け
ている「オルガン作品」は、"オルガニスト・ボッシ"の名声を裏付ける秀作
揃い。"作曲家ボッシ"の本格的な再評価も決して遠くはないだろう。
2010年7月、アオスタ(イタリア)での録音。

TC 851801 ¥2180
レンダーノ:ピアノ作品集 ――
舟歌/スラヴ舞曲/悲しきワルツ/夜想曲変イ長調/夜想曲ホ長調/即興曲
マズルカ ヘ短調/葬送行進曲/風変わりなセレナータ/デュエッティーノ
幽霊のガヴォット/フォレッティのガヴォット
ステファーノ・セヴェリーニ(ピアノ/ファツィオーリF278)
ピアノの第3ペダル、レンダーノ・ペダルの考案者、アルフォンソ・レンダー
ノ(1853-1931)のピアノ作品集。
ナポリ音楽院在籍がわずか6か月で終わってしまったレンダーノだが、1866年
のタールベルク師事をきっかけにピアニストとしての道を本格再開。パリ、
ロンドン、ライプツィヒでもピアノを学び、19世紀イタリアの器楽音楽の復
興に尽力した音楽家の1人である。
2008年3月、ファツィオーリ・コンサート・ホール(サチーレ)での録音。

TC 810001 ¥2180
天使の祈り - イタリア・ロマン派のレア・ワークス ――
エレナ:3つの小品/シヴォリ:アンダンテ・レリジオーソ
ランツィ:天使の祈りOp.118/アルベルティ:小夜想曲
レスピーギ:シャコンヌ/ネリア:ラルゴ・エスプレッシーヴォOp.40
カゼラッティ:アンダンテ/アンジェリス:愛の夢
ラマシオッティ:カント・レリジオーソOp.17
ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン)、アンドレア・トスキ(オルガン)
オペラがあまりにも大きく有名になりすぎてしまったため、歴史に埋もれて
しまった19世紀イタリアの器楽作品。
北部のトリノから南部のナポリ、ヴェネツィアで書かれた"イタリア・ロマン
派"のヴァイオリンとオルガンのための音楽は、19世紀イタリアの音楽は"オ
ペラだけではない"という事実を教えてくれる。全てを包み込むかのようなオ
ルガン、ノスタルジックなヴァイオリンによる音楽がボローニャの教会で優
しく響く。2008年11月、ボローニャでの録音。

TC 841903 ¥2180
ズガンバーティ:ピアノ作品全集Vol.3 ――
連続する4つの小品Op.18/落葉Op.12/ロマンス/セレナータ
スケルツォ(世界初録音)/山の幻想曲(世界初録音)
フランチェスコ・カラミエロ(ピアノ)
イタリア・オペラが大流行していた19世紀のイタリアで、"ワグネリアン"、
"器楽作曲家"という立場を貫き続け、当時の主流とは逆方向を歩んだ音楽家
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914)。
ナポリのピアニスト、フランチェスコ・カラミエロが弾くピアノ作品全集の
第3巻では、「スケルツォ」と「山の幻想曲」の2作品が世界初録音。
2000年12月、ナポリでの録音。

TC 540203 ¥2180
バルビ:教会のための聖歌集(1578)
ヴィチェンツァ音楽院古楽アンサンブル、
ステファノ・ロレンツェッティ(オルガン)
作曲家、修道士という2つの姿を持ち、パドヴァやトレヴィーゾの大聖堂で楽
長を歴任したイタリア・ルネサンス時代の作曲家ロドヴィーコ・バルビ
(1545-1604)の教会音楽集。生地ヴェネツィアの教会で歌手を務めていた
1578年に作曲された「教会のための聖歌集」では、バルビが得意としていた
対位法の手腕が発揮されている。2009年9月の録音。

TC 750602 ¥2180
フェルレンディス:管弦楽作品全集 ――
オーボエと管弦楽のための協奏曲第1番ヘ長調
オーボエ、フルートと管弦楽のための協奏曲第2番
オーボエ、フルートと管弦楽のための協奏曲第3番
シンフォニア変ホ長調
イングリッシュホルンと管弦楽のための協奏曲ヘ長調(全曲世界初録音)
マリオ・ベデッティ(オーボエ&イングリッシュホルン)、
ピエランジェロ・ペルッキ(指揮)、ジュゼッペ・フェルレンディス管弦楽団
1755年、ベルガモ生まれのジュゼッペ・フェルレンディス(1755-1810)は、
同世代の中でも有数の実力を持ったオーボエ奏者であり、イングリッシュホ
ルンをソロ楽器に用いた最初の作曲家であるとされている。その管弦楽作品
の主役はもちろんオーボエ!全曲世界初録音。2010年、ベルガモでのライヴ
録音。




<Melodiya>
MELCD 6001803 ¥1880
世界革命の歌2 -ラ・マルセイエーズ-
演奏:フョードル・シャリアピン、ビクトル・ハラ
パリ・フォーク合唱団グループ17、エルンスト・ブッシュ
アンサンブル・グレナダ、ティエンポ・ヌエボ、他
ラ・マルセイエーズ(フランス国家)
インターナショナル
エルンスト・テールマン(ドイツ共産党指導者)の演説
秘密裏の行軍
中華人民共和国国歌
リエゴ賛歌
ドロレス・イバルリ(スペイン共産党指導者)の演説
第十五国際旅団万歳
さらば恋人よ
『大十月社会主義革命の国際的意義』
パルミーロ・トリアッティ(イタリア共産党指導者)の演説
人民よ進め(バンディエラ・ロッサ)
チェ・ゲバラ(キューバの革命家)の演説
ごきげんよう、司令官(チェ・ゲバラ讃歌)
チェのサンバ
フィデル・カストロ(キューバの革命家)の演説
ディス・レボリューション(ベナン共和国trad.)
人民連合
チリ大統領サルバドール・アジェンデの演説
ベンセレモス
我等揺るがず
録音:1911年-1987年
第1弾(MELCD 6001690)が爆発的な人気を見せ早くも品薄になったMelodiyaの
濃厚企画「世界革命の歌」。前作はレーニンやトロツキーの演説にガウク&
ロジェストヴェンスキーのインターナショナル、ロシア、東欧系の革命歌・
労働歌を盛り込んだ強烈な1枚だったが、今度はワールド・ワイドのラインナ
ップだ。演説が収録されたのは人気革命家のチェ・ゲバラにカストロ議長、
更にドイツ、スペイン、イタリア、チリの指導者が語る! そして、中国国歌
からゲバラ賛歌を始めとする南米系の革命歌、イタリアやスペインの抵抗歌、
パルチザンの歌など、多彩にして盛りだくさん。更に真っ赤になったジャケッ
トもポイント! 世界の革命を体感してください!
トップの"ラ・マルセイエーズ"を歌うのは、ロシアを代表するオペラ歌手、
フョードル・シャリアピン!
お馴染み"インターナショナル"は、パリのフォーク・グループによるフラン
ス語ヴァージョン!
ゲバラに捧げられた"チェのサンバ"は、革命的シンガー・ソングライター、
ビクトル・ハラの歌声で!
公民権運動から生まれ世界的に広まった"We Shall Not Be Moved(邦題:我等
揺るがず)"は、ジョーン・バエズが歌い人気となったNo Nos Moveranヴァー
ジョンをメキシコのグループが歌う! 他、ベナン共和国の革命歌などマニ
アックな曲も含めた、超密度の内容です!

MELCD 1001848 2枚組 ¥3760
リヒテル・プレイズ・バッハ -
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻BWV.846-869 ――
前奏曲とフーガ第1番-第12番/前奏曲とフーガ第21番
前奏曲とフーガ第13番-第24番*
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
リヒテルの平均律クラヴィーア曲集といえば、インスブルックやザルツブルク
でのライヴも存在しているが、祖国ロシア(旧ソ連)音楽界の聖地、モスクワ音
楽院大ホールでの演奏、しかも本家メロディアからの復刻を見逃すわけにはい
かないだろう!
録音:1969年4月20日&21日*、モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)

MELCD 1001860 5枚組 ¥4750
チャイコフスキー国際コンクールへ捧げる ――
CD1 - ヴァン・クライバーン(ピアノ) -
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57《熱情》、
リスト:愛の夢、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23 *
ヴァン・クライバーン(ピアノ)、
キリル・コンドラシン(指揮)*、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団*
録音:1958年
CD2 - ヴァレリー・クリモフ(ヴァイオリン) -
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64、
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
ヴァレリー・クリモフ(ヴァイオリン)、
マクシム・ショスタコーヴィチ(指揮)、ソヴィエト国立交響楽団、
ドミトリー・キタエンコ(指揮)、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1967年&1977年
CD3 - ナターリヤ・シャホスカヤ(チェロ) -
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
ハイドン:チェロ協奏曲ハ長調
ナターリヤ・シャホスカヤ(チェロ)、A・アメンタエヴァ(ピアノ)
マクシム・ショスタコーヴィチ(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1982年&1969年
CD4 - ジェーン・マーシ(ソプラノ) -
ヴェルディ:歌劇《オテロ》より デズデモーナの情景とアリア、
モーツァルト:歌劇《魔笛》より パミーナのアリア
プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》より リューのアリア
チャイコフスキー:もう忘れられて、歌劇《エフゲニー・オネーギン》より
タチアナの手紙の場面
ヴェルディ:歌劇《オテロ》より オテロとデズデモーナの二重唱
ジェーン・マーシ(ソプラノ)、ウラディーミル・アトラントフ(テノール)
L・ファー(ピアノ)、マルク・エルムレル(指揮)、ボリショイ劇場管弦楽団
ボリス・ハイキン(指揮)、ソヴィエト国立交響楽団
録音:1966年
CD5 - ウラディーミル・アトラントフ(テノール) -
シェレメティエフ:君を愛す
チャイコフスキー:支配するのは昼か、ただ憧れを知る者だけが
ドン・ファンのセレナード、日は沈み、
グリリョフ:鐘
ビゼー:歌劇《カルメン》より ドン・ホセのアリア、
ヴェルディ:歌劇《アイーダ》より ラダメスのアリア、
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》より カニノのレチタティーヴォと
アリオーソ
プッチーニ:歌劇《トスカ》より カヴァラドッシのアリア、
ナプラヴニク:歌劇《ドヴロフスキー》より ウラディミールのレチタティー
ヴォとロマンス
ボロディン:歌劇《イーゴリ公》より レチタティーヴォとカヴァティーナ、
チャイコフスキー:歌劇《スペードの女王》より ヘルマンのレチタティーヴォ
アリアとロマンス
録音:1966年-1973年
ヴァン・クライバーン(ピアノ)、ヴァレリー・クリモフ(ヴァイオリン)
ナターリヤ・シャホスカヤ(チェロ) 、ジェーン・マーシ(ソプラノ)
ウラディーミル・アトラントフ(テノール)、他
4年おきに開催されるロシア楽壇の総力を結集したコンクール、"チャイコフス
キー国際コンクール"に捧げるボックス・セット!
チャイコフスキー国際コンクールの歴史を築いてきた黎明期の優勝者たち、ク
ライバーン(第1回ピアノ部門)、クリモフ(第1回ヴァイオリン部門)、シャホス
カヤ(第2回チェロ部門)、マーシ(第3回女声声楽部門)、アトラントフ(第3回男
声声楽部門)の名演奏が、メロディアからの特別なリリースで復活を遂げます!

MELCD 1000814 8枚組 ¥9250
マーラー:交響曲選集 ――
交響曲第1番ニ長調《巨人》/交響曲第3番ニ短調/交響曲第4番ト長調
交響曲第5番嬰ハ短調/交響曲第6番イ短調《悲劇的》
交響曲第7番ホ短調《夜の歌》/交響曲第9番ニ長調
キリル・コンドラシン(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、ソヴィエト国立交響楽団、
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
コンドラシンが亡命前の1961年から1978年にかけてメロディアにレコーディン
グを行った壮絶なマーラーの交響曲選集が新装復刻!当時の西側のオーケスト
ラの演奏とは一線を画すコンドラシンのマーラーには、マーラー協会からゴー
ルド・メダルを贈られている。
1961年、1964年、1969年、1972年-1975年、1978年の録音。ディジパック仕様。




<Passacaille>
Passacaille 973 ¥2300
C.P.E.バッハ:
フルート、ヴィオラ、チェロとフォルテピアノのための四重奏曲集 ――
フルート四重奏曲第1番イ短調Wq.93,H.537
フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調Wq.133,H.564《ハンブルク・ソナ
タ》
フルート四重奏曲第2番ニ長調Wq.94,H.538
フルート四重奏曲第3番ト長調Wq.95,H.539
無伴奏フルート・ソナタ イ短調Wq.132,H.562
ヤン・デ・ヴィネ(バロック・フルート)、マルテン・ボーケン(ヴィオラ)、
ロエル・ディールティエンス(チェロ)、
シャレフ・アド=エル(ピアノフォルテ)
神童モーツァルトが、ヨハン・フリードリヒ・ロホリッツに送った手紙の中で
「彼は父であり、私たちは子供である」と讃えた大バッハの二男C.P.E.バッハ。
ハイドンやベートーヴェンに大きな影響を与えたバッハ一族のエースであり、
生前の名声は父を凌いでいたとされている。
パッサカイユ(Passacaille)レーベルのアーティスティック・ディレクターで
あり、コレギウム・ヴォカーレやシャンゼリゼ管弦楽団の奏者を歴任してきた
バロック・フルーティストの名匠ヤン・デ・ヴィネを主役として、18世紀オー
ケストラのマルテン・ボーケン、アンサンブル・エクスプロラシオンの音楽監
督ロエル・ディールティエンス、イスラエルの天才古楽系鍵盤奏者シャレフ・
アド=エルが、このC.P.E.バッハの「フルート四重奏曲集」のために集結!
ヤン・デ・ヴィネのバロック・フルートと、アド=エルが弾くアントン・ヴァ
ルター・モデル(クリス・マーネ1997年製)の会話が音楽となり、優雅に、そし
て華麗に舞う ――。
録音:1998年3月、ヘント・グルートセミナリー教会(ベルギー)

Passacaille 974 ¥2300
エポス - カロリング朝時代の音楽 ――
Bella bis quinis/Ut quid iubes pusiole/Aeneis Liber II
Planctus Karoli/Hug dulce nomen/O stelliferi conditor orbis
Albi ne doleas/Aeneis Liber IV/Est mihi nonum
Aurora cum primo mane
アンサンブル・カンティレーナ・アンティクァ〔ステファーノ・アルバレッロ
(ヴォーカル&リラ&キタラ)、パオロ・ファルディ(ティビア)、ジャンフラン
コ・ルッソ(フィドゥーラ)、マルコ・ムザッティ(ティンティナブーラ&プサ
ルテリウム)〕
5世紀から10世紀にかけて西ヨーロッパで栄えたフランク王国のカロリング朝。
ラテン語抒情詩、中世西洋音楽の重要な発展期だったカロリング朝時代に作曲、
演奏されたと伝わる未出版の音楽が復活を遂げる。
1987年にボローニャで結成された古楽演奏団体、アンサンブル・カンティレー
ナ・アンティクァの演奏はかなりハイレベル。
2009年3月、ボローニャでの録音。




<Centaur>
CRC 3108 ¥2080
ヴェネツィアのオーボエ協奏曲集 ――
ヴィヴァルディ:協奏曲イ短調RV.461/アルビノーニ:協奏曲ニ短調Op.9-2
マルチェロ:協奏曲ニ短調/ヘンデル:協奏曲ト短調
アルビノーニ:協奏曲ハ長調Op.9-5
マーク・シャックマン(バロック・オーボエ)、
トーマス・クロフォード(指揮)
アメリカン・クラシカル・オーケストラ
マーク・シャックマンは、アメリカ有数のピリオド・オーケストラ、ヘンデル
&ハイドン・ソサエティ、ボストン・バロック、フィルハーモニア・バロック
・オーケストラ(サンフランシスコ)の首席オーボエ奏者、ソリストを務め、
アウロス・アンサンブルの創設メンバーにも名を連ねるなど、アメリカ古楽界
を代表するバロック・オーボエの世界的名手!
シンプルなシステムのバロック・オーボエから、表情豊かな音色を自在に生み
出すシャックマンの演奏は、"バロック・オーボエによる"「オーボエ協奏曲集」
の最高峰に輝けるだけのクォリティを持つ。クロフォード率いるアメリカン・
クラシカル・オーケストラの躍動感あふれるサウンドも素晴らしい。
2010年1月11日-12日の録音。

CRC 3007 ¥2080
ドビュッシーへの追悼 ――
デュカス:牧神の遥かな嘆き/ルーセル:詩神のもてなし
フローラン・シュミット:そして牧神は月光を浴びた麦畑のなかに横たわる
ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲の断章/マリピエロ:オマージュ
グーセンス:モルト・モデラート、コン・エスプレッシーヴォ
ファリャ:讃歌/バルトーク:ドビュッシーの追憶に
サティ:ドビュッシーへの牧歌/ラヴェル:水の戯れ
ドビュッシー:映像第2集、スケッチ帳より、仮面、喜びの島
ランダール・ラヴ(ピアノ/ブリュートナー1907)
フランス印象派の大作曲家ドビュッシーの音楽と、ドビュッシーへ捧げられた
ピアノ小品が、「映像第2集」(1907年)と同じ年に製造されたヒストリカル・
ピアノの音色で現代に蘇る。
使用楽器は、アメリカ、マサチューセッツのヒストリカル・ピアノ・スタディ
・センター、フレデリック・コレクション
(http://www.frederickcollection.org/)が所有する1907年ライプツィヒ製の
ブリュートナー!

CRC 3084/3085 2枚組 ¥4160
フェヴリエ:クラヴサン曲集 ――
クラヴサン曲集第1巻(1734年)/クラヴサン曲集第2巻(1735年頃)
シャルロット・マッタ・ムーシェ(チェンバロ)
2つの「クラヴサン曲集」は、18世紀のフランスでオルガニスト、作曲家とし
て活躍したピエール・フェヴリエ(1696-1760)の代表作。装飾音を巧みに用い
た「クラヴサン曲集」は、現存する作品が少ないフェヴリエの作風を知るこ
との出来る貴重な音楽である。2010年1月4日-5日の録音。

CRC 2971 ¥2080
フビライ・ハンの快楽殿 - グリフィス:ピアノ作品集 ――
3つの音画Op.5/幻想小曲集Op.6/ピアノ・ソナタ/ローマのスケッチOp.7
フビライ・ハンの快楽殿
ソルンガ・ファン=ズー・リュー(ピアノ)
フンパーディンクから作曲を学んだアメリカ印象主義の作曲家、チャールズ・
トムリンソン・グリフィス(1884-1920)のピアノ作品集。イギリスの詩人コー
ルリッジの詩を題材とした「フビライ・ハンの快楽殿」」など、東洋を題材と
した作品を残した作曲家である。ジャケットのインパクトも強力!?
2006年8月の録音。

CRC 3028 ¥2080
死と復活 - グレゴリオ聖歌集 ――
死者のためのミサ曲/私を清めてください/復活祭のミサ曲
アンサンブル・トルクルス、ヘイグ・マルディロシアン(指揮)
タンパ大学音楽学部の教授であり、1977年にドイツのボン国際オルガン週間に
アメリカ人として初めて招聘されたアメリカ人音楽家、ヘイグ・マルディロシ
アンのヴォーカル・アンサンブルによるグレゴリオ聖歌集。2009年3月の録音。

CRC 3037 ¥2080
コンスタンティニディス:弦楽四重奏曲集 ――
弦楽四重奏曲第2番/献呈/弦楽四重奏曲第3番/前奏曲集/Kへのエレジー
弦楽四重奏曲第1番
シンフォニエッタ弦楽四重奏団、ネフスキー弦楽四重奏団、
ヴァルカー弦楽四重奏団
ディノス・コンスタンティニディス(1929-)は、ギリシャのサクソフォニスト、
ケルケゾスの演奏(CRC 2871)で国際的な知名度を高めた現代ギリシャのリーデ
ィング・コンポーザー。特に室内楽作品の完成度の高さには定評がある。
1997年-2008年の録音。




<Hyperion>
CDA 67849 ¥2180
ショパン:ワルツ全集 ――
ワルツ第1番変ホ長調Op.18《華麗なる大円舞曲》
ワルツ第2番変イ長調Op.34-1《華麗なる円舞曲》
ワルツ第3番イ短調Op.34-2《華麗なる円舞曲》
ワルツ第4番ヘ長調Op.34-3《華麗なる円舞曲》
ワルツ第5番変イ長調《大円舞曲》/ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1《小犬》
ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2/ワルツ第8番変イ長調Op.64-3
ワルツ第13番変ニ長調Op.70-3/ワルツ第10番ロ短調Op.69-2
ワルツ第15番ホ長調KK.IVa-12/ワルツ第16番変イ長調KK.IVa-13
ワルツ第14番ホ短調KK.IVa-15/ワルツ第11番変ト長調Op.70-1
ワルツ第9番変イ長調Op.69-1《別れ》/ワルツ第12番ヘ短調Op.70-2
ワルツ第19番イ短調KK.IVb-11
ソステヌート変ホ長調KK.IVb-10《ワルツ》(ワルツ第17番)
ワルツ第18番変ホ長調KK.IVa-14/憂鬱なワルツ嬰ヘ短調KK.Ib-7
夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
ハフの優雅なピアニズム、完璧な技巧、計り知れない音楽的才能を源泉として
湧き上がる魅惑的な「ワルツ集」。軽やかで絶妙なスピード感、ウィットに富
み、お洒落な「ワルツ集」を完成させるラストピースとなるのは、最高にリリ
カルな「夜想曲第2番Op.9-2」。
リリースから現在まで全世界で絶賛を博し続ける名盤、「ラフマニノフのピア
ノ協奏曲全集」(CDA 67501/2)に勝るとも劣らぬスティーヴン・ハフの名演が
誕生です!
録音:2010年10月17日-20日、ワイアストン・エステイト・コンサート・ホール
(モンマス)

CDA 67887 ¥2180
ラッスス:
シビュラの預言/マニフィカト《千年もの間、天はどれほどの》
義人らの魂は/わが生命は嘆きのうちに尽きたり/私の魂死ぬがごとく悲し
ミサ・アモール・エッコ・コレイ(ミサ曲《愛よ、ここに彼女がいる》)
ブラバント・アンサンブル
スティーヴン・ライス(指揮)
マドリガーレ、ドイツ・リート、シャンソンからラテン語のミサ曲など、様々
なスタイルの確立、発展を実現させた後期ルネサンス、フランドル楽派の大作
曲家ラッススをブラバント・アンサンブルが歌う!
その生涯で作曲した作品の数は2000曲を超えるとされるラッススは、半音階進
行の技法、ムジカ・レゼルヴァータ様式を用いており、プロローグと12のモテ
ットによる初期の傑作「シビュラの予言」は、この様式の代表作と位置付けら
れている。
録音:2010年9月3日-5日、ハーコート・ヒル・キャンパス・チャペル
(オックスフォード)

CDA 67815 ¥2180
サン=サーンス:オルガン作品集Vol.2 ――
前奏曲とフーガ第3番ハ長調Op.109-3
7つの即興曲Op.150より 第4番イ長調Op.150-4、第2番ロ短調Op.150-2
前奏曲とフーガ第2番ト長調Op.109-2/唱句ホ短調
7つの即興曲Op.150より 第6番ロ短調Op.150-6、第3番変ロ長調Op.150-3
前奏曲ヘ長調/唱句ヘ長調/前奏曲とフーガ第1番ニ短調Op.109-1
7つの即興曲Op.150より 第5番ト短調Op.150-5、第1番ホ長調Op.150-1、
第7番イ短調Op.150-7
アンドルー=ジョン・スミス(オルガン)
アンドルー=ジョン・スミスは、ハイペリオンからブラームスやレーガーの合
唱作品集をリリースしてきたロンドンの室内合唱団コンソルティウムの指揮者
としても活躍するイギリス新世代のオルガニスト。
「前奏曲とフーガ」、「7つの即興曲」を組み合わせたサン=サーンスの第2集
は、かつて作曲者自身がオルガニストを務めていたパリ・マドレーヌ寺院、
アリスティド・カヴァイエ=コル1846年製のオルガンによる演奏。
録音:2009年5月26日-28日、マドレーヌ寺院(パリ)




<Helios>
CDH 55374 ¥1280
ジョスカン・デ・プレ:
ミサ・パンジェ・リングァ/ダヴィデ悲しみの歌もて
汝が顔を避くるならん
ジェームズ・オドンネル(指揮)
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
1903年に創設された伝統と格式を誇るイギリスの聖歌隊、ウェストミンスター
大聖堂聖歌隊がジェームズ・オドンネルの音楽監督在任時代に歌ったジョスカ
ン。ルネサンス、フランドル楽派最大の巨匠ジョスカンの「ミサ・パンジェ・
リングァ」が、ウェストミンスター大聖堂に響き渡る。
録音:1992年3月10日-13日、ウェストミンスター大聖堂(ロンドン)
CDA 66614からの新装移行再発売

CDH 55390 ¥1280
モーツァルト:
オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370/ホルン五重奏曲変ホ長調K.407
クラリネット、バセット・ホルンと弦楽三重奏のための五重奏曲断章K.580b
ピアノと木管のための五重奏曲変ホ長調K.452
ゴーディエ・アンサンブル
管楽器が"主役"のモーツァルトの室内楽作品集では、「五重奏曲断章K.580b」
が珍しい。イギリス室内管弦楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団のメンバーを中心
として1986年に結成されたゴーディエ・アンサンブルのオーボエはダグラス・
ボイド!
録音:2001年2月21日-23日、ロスリン・ヒル教会(ロンドン)
CDA 67277からの新装移行再発売





<Centaur>
CRC 3078 ¥2080
クレメンティ:
12のモンフェリーナOp.49
ピアノ・ソナタ ト短調Op.50-3《見捨てられたディドーネ》
ピアノ・ソナタ ニ長調Op.25-6
バイロン・シェンクマン(ピアノ)
2006年シアトル・ウィークリー誌の"Bes Classical Instrumentalist"に選ば
れたバイロン・シェンクマンは、シアトル・バロック・オーケストラのチェ
ンバリスト、ソリスト、室内楽奏者として活躍するアメリカの鍵盤奏者。
シェンクマンの丁寧な演奏は、クレメンティはソナチネだけの作曲家ではな
いということを再認識させてくれる。2009年9月の録音。

CRC 3001 ¥2080
ワースト・オヴ・ウィリアム・パワーズ ――
プッチーニ:歌劇《トスカ》より トスカはいい鷹だ
ボイト:歌劇《メフィストフィレ》より 私は全てを否定する
ヴェルディ:歌劇《アッティラ》より ローマの前で私の魂が
ロッシーニ:歌劇《セヴィリアの理髪師》より わしのような医者に向かって
ムソルグスキー:歌劇《ボリス・ゴドゥノフ》より/他
ウィリアム・パワーズ(バス・バリトン)
デニス・ブルク(指揮)、スロヴァキア放送交響楽団
1972年にニューヨーク・シティ・オペラでオペラ・デビューを果たし、MET、
ウィーン国立歌劇場、サンフランシスコ・オペラなどで歌声を響かせてきた
シカゴのバス・バリトン、ウィリアム・パワーズが歌うアリア・コレクショ
ン。

CRC 3079 ¥2080
チェコとモラヴィア地方のオーボエ作品集 ――
マシェク:オーボエ四重奏曲ト長調/テムル:幻想曲とロンド
シファウアー:おとぎ話/マシェク:オーボエ四重奏曲ハ長調
コテック:小品集より/フィアラ:オーボエ・ソナタ ト長調
コホーテク:ソナチナ・センプリーチェ/コジェルフ:アダージョ
マーレン・ヴァルヴィコワ(オーボエ)、
ヴィテスラフ・ツェルノフ(ヴァイオリン)
パウル・スワンテク(ヴィオラ)、パブロ・マハヴェ=フェリア(チェロ)
レイチェル・ジェンセン(ピアノ)
マーレン・ヴァルヴィコワは、オストラヴァのヤナーチェク音楽院からアメ
リカの名門イーストマン音楽院へと渡り、チェコのオーボエ作品の初演、普
及に情熱を燃やすチェコの女流オーボエ奏者。2008年8月の録音。

CRC 3107 ¥2080
ヴォ―ン=ウィリアムズ:イギリス民謡による6つの練習曲
グリーンスリーヴズによる幻想曲/2つの小品/ロマンス/ヴィオラ組曲
ティナ・ルイーズ・カユーテ(ヴィオラ)、マリアンヌ・パテアウデ(ピアノ)
"ヴィオラ"の音色で聴くヴォ―ン=ウィリアムズの音楽。「ヴィオラ組曲」
は、ライオネル・ターティスのために作曲された「ヴィオラ協奏曲」からの
トランスクリプション。




<Globe>
GLO 5241 6枚組 ¥4750
ジェズアルド:マドリガーレ全集 ――
マドリガーレ集第1巻(1594)/マドリガーレ集第2巻(1594)
マドリガーレ集第3巻(1596)/マドリガーレ集第4巻(1596)
マドリガーレ集第5巻(1611)/マドリガーレ集第6巻(1611)
カシオペア・クィンテット〔オルランダ・ヴェレス・イシドロ(ソプラノ)、
マチルダ・カストロ(ソプラノ)、ノア・フレンケル(アルト)、
ヤン=ヴィレム・シャーフスマ(テノール)、ティド・ヴィセール(バス)〕、
ヨーゼフ・W.シュレジンガー(カウンターテナー)、
ルイーザ・タヴァレス(メゾ・ソプラノ)、
マルコ・ファン・デ・クルンダート(テノール)
ヴェノーサ公、コンツァ伯という由緒ある地位を授けられたイタリアの貴族で
あると同時に、"マドリガーレ"によって作曲家としての名声も確立したカルロ
・ジェズアルド(1566-1613)。不貞を働いた妻マリアに刺客を差し向け殺害す
るなど冷酷で血塗られた一面を抱え、"貴族"、"作曲家"、"殺人者"という様々
な顔を持ったミステリアスな音楽家である。
"作曲家"としてのジェズアルドの代名詞でもある"マドリガーレ"の特徴は、
大胆な半音階進行と不協和音、複雑なリズム、歌詞の中に数多く現れる"愛"や
"死"、"苦しみ"、"悲しみ"といったキーワード。
同時代の数ある"マドリガーレ"の中でも異彩を放つ"ブラック・プリンス"ジェ
ズアルドの作品は、その数奇な人生とともに再び注目を集めている。
カシオペア・クィンテットは、オランダの名門ハーグ王立音楽院で研鑽を積ん
だオランダ、ポルトガル、イスラエル出身の5人の声楽家たちによって結成さ
れた多国籍のヴォーカル・アンサンブル。
16世紀-17世紀音楽の演奏や、同時代の忘れられた音楽の発掘に大きな情熱を
注いでおり、小編成ならではの絶妙なバランスや一体感、繊細でストレート
なハーモニーが高い評価を受けている。
録音:2003年-2008年、オランダ

GLO 5236 ¥2300
シューベルト:ピアノ作品集Vol.6 ――
3つの小品D.946/8のレントラーD.681/2つのレントラーD.679
コティヨン変ホ長調D.976/楽興の時D.780
トゥルーデリーズ・レオンハルト(フォルテピアノ)
グスタフ・レオンハルトの妹であり、自身も高名な鍵盤奏者であるトゥルー
デリーズ・レオンハルトのシューベルト第6集。
作曲者の存命中、1815/1820年頃に製作されたウィーンのベニグヌス・ザイド
ナーのフォルテピアノと共にシューベルトの音楽に寄り添うレオンハルト。
シューベルトの音楽への愛情に満ちあふれたレオンハルトの演奏は、あたたか
く、やさしく、そして美しい。2009年2月の録音。




<Musiepoca>
MEPCD-002 ¥2300
カタルーニャ人の手に - 15世紀、スペイン&イタリアの歌集
ラ・カラヴァッジャ、リュイス・コル(音楽監督)
スペインの古楽系レーベル、Musiepoca(ムジエポカ)の取り扱いを開始します。
15世紀後半から16世紀中期にかけてまとめられたモンテカッシーノ、バルセロ
ナ、ウプサラなど、イタリアとスペインの歌集からの音楽。
2004年に結成されたスペインの古楽管打楽器アンサンブル、ラ・カラヴァッ
ジャの演奏は、サックバットのサウンド、打楽器のリズム感が特筆もの。
2010年の録音。

MEPCD-001 ¥2300
デマジュール:4声のサンフォニー集(1702)より 組曲第1番、組曲第3番
ベスプレス・ダルナディ、ダニ・エスパサ(音楽監督)
マルセイユ大聖堂のオルガニストとして活躍したシャルル・デマジュール
(1670-1736)が1702年に出版した「4声のサンフォニー集」は、サヴォア家の
マリア・ルイーザがマルセイユを訪問した際に作曲、献呈された作品。
ベスプレス・ダルナディは、カタルーニャ高等音楽院で古楽を学んだ演奏家た
ちが集まり、2005年に活動をスタートさせたスペインのピリオド・アンサン
ブル。2008年2月の録音。





<Christophorus>
CHR 77339 2枚組 ¥4600
12世紀-15世紀のミンネザング - 偉大なるアンソロジー
アウグスブルク古楽アンサンブル、イ・チャルラターニ、エスタンピー、
アンドレア・フォン・ラム(メゾ・ソプラノ)
クリストフォルス(Christophorus)と、ドイツ文学研究のフォルカー・メルテ
ンス教授との共同編集、中世ドイツ語圏の叙情詩と愛の歌、ミンネザングの
アンソロジー集。
カルミナ・ブラーナ写本、タンホイザー、ヴォルケンシュタインなど、約3世
紀にわたりドイツで流行したミンネザングの歴史のハイライトであり、音楽
史資料としての価値もまた見逃せない。1984年-1996年の録音。

CHR 77338 ¥2300
レ・エスカパード・デュ・ロワ ――
シャルパンティエ:序曲とエアー/マレ:ミュゼット
クープラン:ソナタ《サルタン》/フォルクレ:摂政婦人
リュリ:王のシャンブルのトリオ/フォルクレ:組曲(断章)
シャルパンティエ:4声の協奏曲/ラランド:シャコンヌ/他
モニカ・マウク(ソプラノ)、レ・エスカパード
栄華を極めたルイ14世時代のフランス、ヴェルサイユで活躍した大作曲家たち
による、ソプラノ、ヴィオール・アンサンブルのための作品集。シャルパン
ティエ、マレ、クープラン、ヴィゼー・・・豪華です。2010年5月の録音。

CHR 77341 ¥2300
バルブルス:
ザンクト・ガレン修道院のゼクエンツ、トローペとグレゴリオ聖歌
アンサンブル・オルド・ヴィルトゥトゥム
スイスのザンクト・ガレン修道院の書庫に眠っていた未出版の写本の蘇演に、
中世の声楽、器楽音楽の演奏を専門とするドイツの古楽演奏団体アンサンブル
・オルド・ヴィルトゥトゥムが取り組む。
ザンクト・ガレンのノートケル(9世紀)のものとされる音楽が、はるかなる時
を越えてその姿を現す。2010年4月の録音。





<Ameson>
ASCP 1020 ¥2300
ラフマニノフ:
コレルリの主題による変奏曲Op.42、前奏曲嬰ト短調Op.32-12、
前奏曲嬰ハ短調Op.3-2《鐘》、前奏曲ト短調Op.23-5、
楽興の時第2番変ホ短調Op.16-2、楽興の時第3番ロ短調Op.16-3、
楽興の時第4番ホ短調Op.16-4
サン=サーンス:
アレグロ・アパッショナート嬰ハ短調Op.70、指の独立のためのOp.52-2、
長三度と短三度Op.111-1、トッカータOp.72-3、ブーレーOp.135-4、
トッカータOp.111-6
ダヴィッド・ビスマス(ピアノ)
ダヴィッド・ビスマスは、14歳で名門パリ国立高等音楽院に入学し、早くから
その才能が注目されてきたフランスのピアニスト。
2010年には、マリア・ジョアン・ピリスとの共演によるモーツァルトの「2台
ピアノのための協奏曲」でパリ管弦楽団デビューを果たすなど、順調に積み
上げられるキャリア、その演奏からは大器の風格が漂う。

ASCP 0916 ¥2300
パスカル:モノグラフィーI
アンサンブル・オーケストラル・コンテンポラン
フランスのクレテイユ国立音楽院で中世&ルネサンス音楽、声楽、指揮法を学
んだプロヴァンス出身の作曲家ロベール・パスカル(1952-)。現代的な作風と、
古楽を学んだという経歴のギャップも面白い。2008年&2009年の録音。





<Syrius>
SYR 141426 ¥2300
ヴィエルヌ:
オルガン交響曲第3番Op.28/アレグレットOp.1/アレグロ・ヴィヴァーチェ
コラール/ロマンス/終曲
マッシモ・ノゼッティ(オルガン)
2004年にトリノ大司教区の名誉オルガン奏者に任命されたマッシモ・ノゼッ
ティのヴィエルヌ。イタリア、シチリア島のメッシーナ大聖堂のグランド・
オルガンによる演奏。2009年4月の録音。




<Et'cetera>
KTC 1420 ¥2300
シューベルト:
歌曲集《白鳥の歌》D.957/森にてD.834/春にD.882
ヴィルデマンの丘でD.884/ブルックにてD.853/鳩の便りD.965a
トーマス・オリーマンス(バリトン)
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの秘蔵っ子であり、フランスの
名バリトン歌手ジェラール・スゼーの再来と謳われるオランダの大器トーマス
・オリーマンス。ザルツブルク音楽祭やコヴェント・ガーデン・ロイヤル・
オペラ・ハウスへのデビューを果たし、ブリュッヘン&18世紀オーケストラの
J.S.バッハ「ヨハネ受難曲」(GCD 921113)ではイエスを歌ったオリーマンスが
選んぶドイツ・リートは、恩師フィッシャー=ディースカウの十八番でもある
シューベルトの「白鳥の歌」。
あふれる気品と揺るぎない存在感、全てを包み込むような包容力のある歌声
によるオリーマンスの「白鳥の歌」が、バリトン新世代の先陣を切る!
録音:2010年3月15日-17日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー)

KTC 1422 ¥2300
ボニ:ピアノ作品集 ――
舟歌変ホ長調Op.71/傷つけられた大聖堂Op.107/小雨Op.102/無言歌Op.56
バラードOp.27/田園詩Op.12/演奏会用練習曲Op.136/こだまOp.89
ナルシスOp.90/マリオネットOp.42/前奏曲Op.51
クレオパトラの夢Op.180-1/メリザンドOp.34/デズデモーナOp.101
サロメOp.100/オフェーリアOp.165/ドロローサOp.138/即興曲Op.1
遠くの鐘Op.121
ヴェールレ・ペーテルス(ピアノ)、ヤン・フェルミューレン(ピアノ)
メル・ボニ(1858-1937/本名:メラニー・ボニ)は、フランクとギローから音楽
を学び豊かな才能を開花させるものの、若き娘の恋愛を許さなかった両親によ
ってパリ音楽院を退学させられてしまうなど、運命に翻弄されたフランスの女
流作曲家。
後期ロマン派、印象派の作風を持つメル・ボニの音楽は近年再評価が進んでい
る。2010年7月の録音。

KTC 1409 2枚組 ¥4600
ハスラー:宗教音楽&世俗音楽集 ――
詩篇とキリスト教聖歌/聖歌集/宗教曲集/新ドイツ歌曲の楽しい園
マドリガーレとカンツォネッタの手法による新しいドイツ語の歌
マドリガーレ/カンツォネッタ
エリク・ファン・ネーヴェル(指揮)、クレンデ
プレトリウスと並ぶルネサンス期ドイツの大作曲家であり、ヴェネツィアで学
んだガブリエリのコンチェルタント様式をドイツに最初にもたらしたハンス・
レオ・ハスラーの本格的な作品集。
きらびやかなサックバット、合奏と合唱の交歓は"ドイツ版ガブリエリ"。

KTC 1405 ¥2300
フレハール:管弦楽作品集 ――
ピアノ協奏曲/エア・オヴ・ソラース*/デッド・アズ・ディスコ
ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)
オットー・タウスク(指揮)、パスカル・ロフェ(指揮)*
オランダ放送室内フィルハーモニック
ヒエル・フレハールは、1974年アムステルダム生まれの若手世代の作曲家。
ヒルヴァーサム音楽院ではジャズ・アレンジ、作曲を学んでおり、ジャズ、
ブルーグラス、ポップスの要素をミックスした「ピアノ協奏曲」や、ハンド
クラップ、ディスコ・ビートがエキサイティング「デッド・アズ・ディスコ」
など、その作風はフリーダム!2007年&2009年の録音。

KTC 1419 ¥2300
ガーシュウィン:
パリのアメリカ人/ノヴェレット・イン・フォース/《ポーギーとベス》より
セカンド・ラプソディ
ドロシー・ルイス=グリフィス(ピアノ)
アメリカからフランスへと渡り、パリ音楽院、パリ・エコール・ノルマルで
ピアノを学び、ジュネーヴ国際音楽コンクール入賞の実績を持つアメリカの
女流ピアニスト、ドロシー・ルイス=グリフィスのガーシュウィン・アルバ
ム。録音年代不詳。




<Glossa Cabinet>
GCD C80003 ¥1780
シュメルツァー:ソナタ集 ――
6声のソナタ第4番/5声のソナタ第8番/2声のソナチナ第4番
6声のソナタ第5番/3声のソナタ《パストラーレ》/5声のソナタ第9番
6声のソナタ第6番/3声のソナタ《ランターリー》/3声のソナタ第11番
3声のソナタ第10番/3声のソナタ第12番/6声のソナタ第3番
2声のソナチナ第6番/5声のソナタ第7番
アンサンブル・アウローラ、ラビリント
〔エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)、オディール・エドゥアール
(ヴァイオリン)、パオロ・パンドルフォ(テナー&バス・ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ユーニス・ブランダン(テナー・ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
シグリット・リー(バス・ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ガエターノ・ナジッロ(バス・ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ロベルト・センシ(ヴィオローネ)、グィド・モリーニ(チェンバロ&オルガン)〕
ビーバーが登場する以前のオーストリアにおいて、ソナタや組曲を発展させる
など、器楽分野を進歩させたシュメルツァー。ハプスブルク家の宮廷でオース
トリア人として初の楽長に任命されるなど、シュメルツァーが後世に遺した影
響は非常に大きい。
録音:1991年、ボローニャ(イタリア)

GCD C80301 ¥1780
ボッケリーニのおやすみ - ボッケリーニ:弦楽二重奏&三重奏曲集 ――
2つのヴァイオリンとチェロのための三重奏曲ト長調 Op.34-2(G.102)
2つのヴァイオリンとチェロのための三重奏曲ト短調 Op.6-5(G.93)
2つのヴァイオリンのためのノットゥルノ《おやすみ》(G.62)
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための三重奏曲ニ長調 Op.14-4(G.98)
ラ・レアル・カマラ〔エミリオ・モレーノ(ヴァイオリン&ヴィオラ)、
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)、ウォーター・メラー(チェロ)〕
エンリコ・ガッティとエミリオ・モレーノ、ウォーター・メラー。世界トップ
クラスの古楽系弦楽器奏者たちによるボッケリーニのテーマは"夜の音楽"。
ボッケリーニが用いた強弱、高低、長短。緩急を鋭く変化させることで効果を
発揮する音楽における"明暗法(キアロスクーロ)"を、エンリコ・ガッティたち
が見事に再現している。
イタリアからスペインへと渡り数多くの優れた室内楽作品を遺したボッケリー
ニの音楽を、ラ・レアル・カマラの最高の演奏で。
録音:1994年7月、バルセロナ(スペイン)

GCD C81607 ¥1780
デマレ:
グラン・モテ《主は王となられる(詩篇第96番)》
グラン・モテ《パリのテ・デウム(聖アンブロシウス賛歌)》
エルヴェ・ニケ(指揮)、コンセール・スピリチュエル、
マリー=ルイーゼ・デュトワ(ソプラノ)、ハンナ・バヨディ(ソプラノ)、
ロバート・ゲッチェル(オート・コントル)、
ステファン・ファン・ダイク(テノール)、アラン・ビュエ(バリトン)、
エマニュエル・ヴィストルキ(バス)
アンリ・デマレ(1661-1741)は、フランス宮廷と密接な関わりを持ち、天賦の
才に恵まれながらも、ニコラ・グピエのゴーストライター、弟子のサン=ゴベ
ールとの恋愛を発端にした修道院への追放、変装、裁判、死罪覚悟の逃亡、放
浪生活を経て、1707年にロレーヌ公の宮廷音楽監督として表舞台に復帰すると
いう波乱万丈の人生を送ったフランス・バロックの作曲家。
大規模なグラン・モテを説得力あふれる姿に仕上げ、色彩感覚にあふれたデマ
レの音楽を復権へと導くのは、もちろんフランス・バロックの伝道師エルヴェ
・ニケとコンセール・スピリチュエル!
録音:2003年2月、メス・アルセナール(フランス)

GCD C80602 ¥1780
モーツァルト:バセットホルンのためのディヴェルティメント集 ――
ディヴェルティメント第1番(K.439bより)
アダージョ ヘ長調 K.580a
ディヴェルティメント第3番(K.439bより)
歌劇《フィガロの結婚》のハルモニームジーク
ディヴェルティメント第5番(K.439bより)
シュタードラー・トリオ〔エリック・ホープリッチ(バセットホルン&クラリ
ネット)、カルレス・リエラ(バセットホルン)、アルフ・ヘルベルク(バセット
ホルン)〕、アルベルト・グミ(バセットホルン)
18世紀オーケストラの首席クラリネット奏者であり、ピリオド管楽アンサンブ
ル、ナハトムジークの主宰でもある、ピリオド・クラリネットの世界的名手エ
リック・ホープリッチと、その仲間たちによるモーツァルト。
18世紀のバセットホルン奏者アントン・シュタードラーは、多くの作曲家たち
にバセットホルンのための作品を依頼しており、天才モーツァルトもその中の
1人。シュタードラーの名前を冠するホープリッチ率いるバセットホルン・ト
リオの妙技が、シュタードラーとモーツァルトが思い描いたバセットホルンの
ためのユートピアを最高の姿で聴かせてくれる。
録音:1996年4月、クエンカ(スペイン)

GCD C80908 ¥1780
ディンディア:マドリガーレ曲集第1巻(1606) ――
慈悲深き恵み/我が息子との別離/私は貧しくみすぼらしい
むごいアマリリよ/蛇の毒/彼は汝が楽しんでいるように見えた
川が呼んでいる/薔薇と百合の間柄/悩まない私の心
しかし誰が我の言葉を聞き飽きたのか?/我は汝を愛していないのか?
我の心に訪れる汝の魂/希望なく、空虚な望み/天国を見つめるフィリ
ラ・ヴェネクシアーナ、クラウディオ・カヴィーナ(指揮)
その生涯で8巻のマドリガーレを残したディンディア(c.1582-c.1629)は、謎に
満ちた部分が多い作曲家だが、この第1巻を書いた1606年頃はまだトリノのサ
ヴォア公カルロ・エマヌエーレ1世お抱えの宮廷音楽家に就任する前、イタリア
各地の宮廷を巡っていた時期であったと伝えられている。
自由な朗唱法と声の名技性を生かしたディンディアの声楽作品の特徴はこの曲
集でも顕著に表れており、中でも「むごいアマリリよ」は絶世の美しさを持つ
隠れた名作である。
録音:2000年12月、ロレット(イタリア)

GCD C80106 ¥1780
天使のリュート - フランスのテオルボ作品集 ――
ベティヌ:アンジェリクのための曲集ハ長調
ヴィゼー:嘆き(ド・ヴィゼー嬢へのトンボー)
フォルクレ:ビュイソン(茂み)/ヴィゼー:テオルボ曲集ニ長調
リュリ:ガラテアのシャコンヌ
ヴィゼー:クロ・デュ・メニル(サラバンド)、シャコンヌ
マレ:夢見る人
ホセ・ミゲル・モレーノ(アンジェリク&独奏用テオルボ)
"天使のリュート"と呼ばれるリュート属の特別な楽器、"アンジェリク"の音色
に接することが出来るホセ・ミゲル・モレーノならではの貴重なアルバム。
モレーノ夫妻の手によって演奏可能な状態に復元された"アンジェリク"。17世
紀フランスの作曲家ミシェル・ド・ベティヌの「曲集ハ長調」は、この"アン
ジェリク"のために作曲された作品であり、"天使のリュート"の特色を知るには
この上ない音楽であるといえよう。
そしてモレーノが独奏用テオルボで弾くフランス・バロックの大作曲家たちの
音楽。これぞフランス・バロックの雅と神秘 ――。
※録音:1997年7月、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル(スペイン)

GCD C80108 ¥1780
皇帝の歌 - ビウエラのための音楽 ――
ダサ:長いパッセージによるファンタシーア第22番
オルティス:
ベルガマスカによるレセルカーダ第3番、新しいパッサメッツォによるレセル
カーダ第2番
マイモン:ディフェレンシアス・デ・バカス
ダサ:長いパッセージによるファンタシーア第21番
ムダーラ:クラロス伯爵のディファレンシアス/作曲者不詳:夜明け頃来てね
ナルバエス:クラロス伯爵のディフェレンシアス、何で洗いましょう
フエンリャーナ:きみは私を殺めた/ピサドール:夜は暗く
フエンリャーナ:《花咲く日々に生きるかぎり》のグローサ
オルティス:
古いパッサメッツォによるレセルカーダ第5番、ロマネスカによるレセルカー
ダ第7番
パエス:ディフェレンシアス・デ・バカス/ナルバエス:皇帝の歌
ホセ・ミゲル・モレーノ(ビウエラ)
「騎士の歌」(GCD C80101)の続編となるホセ・ミゲル・モレーノのスペイン・
ルネサンス時代のビウエラ作品集。
アルバム・タイトルにもなっている「皇帝の歌」とは、当時の神聖ローマ皇帝、
スペイン王として君臨したカール5世が好んだジョスカン・デ・プレのシャンソ
ン「千々の悲しみ」を、ナルバエスがディファレンシアス(変奏曲)へと仕上げ
た作品。
スペイン・ルネサンス時代の傑作「皇帝の歌」は、スペイン音楽の演奏、発掘、
研究を続けてきたホセ・ミゲル・モレーノの代表的名演である。モレーノが弾
くビウエラの音色も余すことなくじっくりと楽しみたい。
録音:1998年4月、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル(スペイン)

GCD C80001 ¥1780
ヘンデル:ソロ&トリオ・ソナタ集 ――
トリオ・ソナタ ト短調 Op.2-2,HWV.387/ソナタ イ短調 Op.1-4,HWV.362
ソナタ ト短調 HWV.364b/ソナタ イ長調 Op.1-14,HWV.372
ソナタ ヘ長調 Op.1-11,HWV.369/トリオ・ソナタ 変ロ長調Op.2-4,HWV.388
アルカディア〔クリストフ・エールサム(リコーダー)、
マイカ・ブランダン(ヴァイオリン)、
ユーニス・ブランダン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ルチアーノ・コンティーニ(リュート)、
アッティリオ・クレモネージ(チェンバロ&ディレクター)〕
アルカディアは、ルネサンス&バロック音楽のスペシャリストであり現在は指
揮者としても活動しているイタリアのチェンバリスト、アッティリオ・クレモ
ネージが創設したピリオド・アンサンブル。
ヘンデルのソロ&トリオ・ソナタ集では、リコーダー奏者のクリストフ・エー
ルサムの活躍に要注目!
録音:1992年2月、ゼーヴェン(スイス)

GCD C80002 ¥1780
歌とリュート - ルネサンス時代の歌曲と器楽小品集 ――
作曲者不詳:私は愛を得た/アテニャン:希望/モルレ:ファンタジー
クレキヨン:あなたのもの/ダ・ミラノ:リチェルカーレ
クレメンス・ノン・パパ:慈悲/アテニャン:ラ・ロック
セルミジ:ラテンス・スクール/セルミジ-ダ・ミラノ:ああ、悲しいかな
アテニャン:ラ・マグダレーナ/ダ・ミラノ:ファンタジア
クレメンス・ノン・パパ:愛こそ我が命/ダ・ミラノ:リチェルカーレ
クレメンス・ノン・パパ:あなたが旅発つというので
クレキヨン:美しく愛されて/ダ・ミラノ:リチェルカーレ
セルミジ:私を揺さぶって/アテニャン:ラ・ブロス
セルミジ-アテニャン:花咲く頃に/ダ・ミラノ:リチェルカーレ
クレキヨン:燃えるような愛が/スピナチーノ:リチェルカーレ
作曲者不詳-アテニャン:運命よ、私の人生を放っておくれ
クレキヨン:私が覚えているとき/ダ・ミラノ:リチェルカーレ
クロディーヌ・アンセルメ(ソプラノ)
パオロ・ケリーチ(リュート&ビウエラ)
艶やかな美声を持ち、数々の名唱を披露してきてくれたジュネーヴ生まれの古
楽系ソプラノ歌手クロディーヌ・アンセルメと、ミラノ音楽院でも教鞭を執る
イタリアのリュート奏者パオロ・ケリーチのデュオが奏でるルネサンス時代の
美しき音楽の花々。
クロディーヌ・アンセルメの歌声が、最良のパートナーのリュート伴奏を得て
名花となる。
録音:1999年、ピサ(イタリア)




<PentaTone>
PTC 5186 182(SACD-Hybrid) 3枚組 ¥3850
ブラームス:交響曲全集 ――
交響曲第1番ハ短調Op.68/悲劇的序曲Op.81/交響曲第2番ニ長調Op.73
大学祝典序曲Op.80/交響曲第3番ヘ長調Op.90/交響曲第4番ホ短調Op.98
クルト・マズア(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
1970年代にフィリップスが生み出したクァドラフォニック(4チャンネル)録音
をSACDフォーマットにリマスタリングしたペンタトーンの"RQR"シリーズ。
旧東ドイツの名匠クルト・マズアがカペルマイスターを務めた同じく旧東ドイ
ツの名門ゲヴァントハウス管のブラームス全集がSACD Hybridで復活!
往年の名エンジニア、クラウス・シュトリューベンが手懸けたサウンドがマル
チ・チャンネルでどのように再現されるのかも楽しみなポイント。
録音:1976年10月、パウル・ゲルハルト教会(ライプツィヒ)




<Raumklang edition apollon>
RK ap 30107 ¥2300
中部ドイツのバロックの葬送音楽 ――
作曲者不詳:詩篇《神よ、あなたの善きものにより私に恵みを》
オットー:人よ、女より生まれし者/ローゼンミュラー:世に別れ告げて
シュッツ:アンフィオンと共に/シャイン:挽歌
シュッツ:葬送音楽I&II(ドイツ・レクイエム)
シャイデマン:心から汝を愛す、おお主よ
プレトリウス:平安と喜びの中で私はこの世を去る
シュッツ:葬送音楽III(ドイツ・レクイエム)
アンサンブル・アマコード、ゲジーネ・アドラー(ソプラノ)、
ジドニー・オットー(ソプラノ)、ドロテア・ヴァグナー(ソプラノ)、
シュテファン・ゲーラー(テノール)、カペラ・サジタリアーナ・ドレスデン
ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団の出身者たちによって1992年に結成さ
れたドイツの男声ア・カペラ・ヴォーカル・アンサンブル、アンサンブル・ア
マコードが歌うドイツ・バロック!
ライプツィヒで発見された未出版の写本、神への懺悔の詩篇(1711年頃)や、ハ
インリヒ・シュッツの「ドイツ・レクイエム」で再現される「中部ドイツのバ
ロック時代の葬送音楽」。
このプログラムのためだけに3人のソプラノ、1人のテノールを加えて"混声合
唱"となったアンサンブル・アマコードと、ドレスデンのピリオド・アンサン
ブル、カペラ・サジタリアーナ・ドレスデンの一期一会のハーモニーが厳粛に
響く。
録音:2006年11月&2008年1月、ルカ教会(ドレスデン)




<Raumklang>
RK 3006 ¥2300
ダウランドの喜び - ルネサンス&バロック時代のハープ音楽 ――
ダウランド:
デンマーク王のガリアード、ラクリメ、ウィルビー卿ご帰館、
ハンソン夫人のパフ、ホワイト夫人に事なし
ヴァイス:幻想曲とフーガ ニ短調/ロイスナー:パドゥアナ、ソナチナ
ダウランド:
ジョン・スミス卿のアルメイン、ウィンター夫人のジャンプ、
タールトンのジグ、タールトンの復活、常にダウランド, 常に悲しき
ユーデンクーニヒ:カラタ・アラ・スパニョラ、ロシーナ
クラウス:シュティーフル・タンツ、ミルネリン、シュニート・シュッヒ
M・ノイジードラー:フゲリン・タンツ/H・ノイジードラー:外国の踊り
作曲者不詳:ゲストレイフト・ダンツ
J.S.バッハ:アルマンド、サラバンド、ガヴォットとロンドー
ダウランド:1日でもあるとすれば
トム・ダウン(アルパ・ドッピア&ゴシック・ハープ)
アーリー・ミュージックのシンデレラ、ピリオド・ハープのために、ドイツの
ハープ奏者トム・ダウンがルネサンス&バロックのリュート音楽をハープ版に
アレンジ。
2つの異なるピリオド・ハープ、アルパ・ドッピアとゴシック・ハープが奏で
るダウランドでは、儚くも古き良き音色に心を奪われる ――。
2010年5月の録音。





<ABC Classics>
ABC 476 3828 ¥2250
タパス - テイスト・オヴ・ザ・バロック ――
カプスベルガー:トッカータ・アルペッジアータ
ファルコニエーリ:チャコーナ
カプスベルガー:私のアヴリッラ、ベルガマスカ、カナリオス
カッツァーティ:パッサカリア/モンテヴェルディ:金色の髪
即興曲:スパニョレッタ/モンテヴェルディ:かくも甘い苦悩
ファルコニエーリ:フォリア/即興曲:アンダルシアのパッサカリア
フェラーリ:恋する男達よ、私は君達に言いたい
ラウレンティ:前奏曲第12番/メールラ:チャコーナ
即興曲:タランテラ、トッカータ - カプスベルガーによる
イダルゴ:希望、思い、死
ポール・ダイアー(芸術監督&チェンバロ)
オーストラリア・ブランデンブルク管弦楽団
愛、火、美、自由からインスパイアされた17世紀南ヨーロッパの音楽に"即興"
というスパイスが加わったユニークなバロック・プログラム。極上のバロック
音楽のテイスティング・プレートが、オセアニア、オーストラリアが特別便で
届きます!
2009年6月&7月の録音。

ABC 456 364-2 ¥2250
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲集《四季》ヴァイオリン協奏曲ニ長調RV.208
《ムガール大帝》
ヴァイオリン協奏曲イ長調RV.335《かっこう》
エリザベス・ウォルフィッシュ(バロック・ヴァイオリン)、
ポール・ダイアー(芸術監督&チェンバロ)、
オーストラリア・ブランデンブルク管弦楽団
ロカテッリ・トリオ(コンヴィヴィウム)のメンバーであり、オーストラリアが
誇るバロック・ヴァイオリンの先駆者、エリザベス・ウォルフィッシュが弾く
ヴィヴァルディの「四季」!バロック・ヴァイオリンのシンプルで艶のある音
色、絶妙なバランスで保たれたスピード感を感じさせてくれる「四季」には聴
けば聴くほど増してゆく味わいがある。
1996年8月の録音。弊社初紹介。

ABC 476 8030  2枚組 ¥3380
モンテヴェルディ:歌劇《オルフェオ》
マーク・タッカー(テノール)、サラ・マクリヴァー(ソプラノ)、
アントニー・ウォーカー(指揮)、
カンティレイション、アンティポデーズ管弦楽団、他
オーストラリア、シドニーの古楽シーンにおける2004年のハイライトと絶賛さ
れたモンテヴェルディの「オルフェオ」のライヴ!マーク・タッカーやサラ・
マクリヴァーの古楽唱法、オーストラリア最高の合唱団カンティレイションの
歌声など、好演誕生の要素が揃い踏み。
2004年12月、シティ・リサイタル・ホール(シドニー)でのライヴ録音。
弊社初紹介。

ABC 476 125-0 ¥2250
モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調K.622
アルカンドロよ告白しようK.294/私はあなた様に明かしたい、おお神よK.418
私の感謝をお受け下さいK.383/夜の女王のアリア
クレイグ・ヒル(バセット・クラリネット)、
シンディア・シーデン(ソプラノ)
ポール・ダイアー(芸術監督&チェンバロ)
オーストラリア・ブランデンブルク管弦楽団
クレイグ・ヒルは、メルボルン交響楽団の首席奏者、オーストラリア・ブラン
デンブルク管の首席奏者、コンチェルト・コペンハーゲンの客演首席奏者を兼
任するピリオド・クラリネットのスペシャリスト。師であるディーター・クレ
ッカー譲りのサウンドとテクニックがバセット・クラリネットでモーツァルト
を華麗に奏でます。
2001年6月、シティ・リサイタル・ホール(シドニー)でのライヴ録音。
弊社初紹介。

ABC 446 272-2 ¥2250
ヘンデル:アリア集 ――
歌劇《アルチーナ》HWV.34より/歌劇《ジュリアス・シーザー》HWV.17より
歌劇《リナルド》HWV.7より
グラハム・プシー(カウンターテナー)
ポール・ダイアー(芸術監督&チェンバロ)
オーストラリア・ブランデンブルク管弦楽団
グラハム・プシーは、ベルギーのモネ劇場、イタリアのスカラ座など、世界中
の歌劇場でヘンデル歌手として活躍してきたオーストラリアのカウンターテナ
ー。ABCクラシックFMレコーディング・オヴ・ザ・イヤー受賞タイトル。
1994年8月の録音。弊社初紹介。

ABC 434 720-2 ¥2250
ブランデンブルクのお気に入り ――
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV.1048
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.3-9,RV.230
ヘンデル:フルート組曲ト長調HWV.350
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.3-8,RV.522
グルック:復讐の女神達の踊り、精霊の踊り
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ヘ長調Op.3-7,RV.567
ヘンデル:シバの女王の入場
ポール・ダイアー(芸術監督&チェンバロ)
オーストラリア・ブランデンブルク管弦楽団
大バッハがブランデンブルク辺境伯に献呈した「ブランデンブルク協奏曲」
や、ヴィヴァルディの「調和の霊感」など、オーストラリアのピリオド・オー
ケストラ、ブランデンブルク管の"お気に入り"がギッシリと並んだプログラ
ム。演奏レベルも、もちろん高水準!1992年1月の録音。弊社初紹介。

ABC 456 6922 ¥2250
17世紀頃ロンドンの仮面劇と劇場音楽 ――
ジョンソン:
2番目の王子たち、あなたは輝く百合が咲くところを見たことがありますか
ルポ:幻想曲ニ短調/アドソン:コートリー・マスキング・エアーズ
ウィルソン:持って行け、あの唇を
コプラリオ:美しい島、《妖精の女王》からの音楽/他
サラ・マクリヴァー(ソプラノ)
ポール・ダイアー(芸術監督&チェンバロ)
オーストラリア・ブランデンブルク管弦楽団
オーストラリアの古楽系ソプラノ、サラ・マクリヴァーが、17世紀頃のロンド
ンを舞台として演奏された仮面劇の音楽、劇場音楽を歌う。マクリヴァーの古
楽唱法が、まるで17世紀当時にいるかのような雰囲気を創り出す。
1997年8月の録音。弊社初紹介。




<LAWO Classics>
LWC 1015 \2300
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581
ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
レイフ・アルネ・ペデルセン(クラリネット)、
オスロ・フィルハーモニック・チェンバー・グループ
北欧ノルウェーの新興レーベル、【 LAWO Classics】の取り扱いを開始します!
クラリネットの王道中の王道、モーツァルトとブラームスの「五重奏曲」を取
り上げるオスロ・フィルハーモニック・チェンバー・グループは、ノルウェー
の名門オスロ・フィルの奏者たちで結成された室内アンサンブル。
クラリネットのペデルセンは、ヤンソンス在任中の1990年からソロ・クラリネ
ット奏者のポジションで活躍するオスロ・フィル木管セクションの中核メンバ
ー。ペデルセンの伸びやかで優美な音色が、極上のモーツァルトとブラームス
を聴かせる。
2009年8月&10月、オスロでの録音。

LWC 1002 \2300
雨が降りやむとき - スペインとラテン・アメリカの歌曲集 ――
モンサルバーチェ:5つの黒人の歌
グリーディ:6つのカスティーリャの歌
ニン:ポロ、アンダルシアの歌、エル・ビト
グアスタビーノ:4つの植民地の歌
トゥリーナ:歌のかたちの詩
イツィアル・マルティネス・ガルドス(ソプラノ)、
ペール・アルネ・フランセン(ピアノ)
スペイン、サン・セバスティアン出身のイツィアル・マルティネス・ガルドス
は、オスロのナショナル・オペラ・アカデミーを経て、ノルウェー国立歌劇場
のソリストとして、またスウェーデンなどスカンジナヴィアで活躍するソプラ
ノ歌手。
ガルドスの歌うスペインとラテン・アメリカの歌曲は、ラテン=情熱というイ
メージではなく、雨が降りやんだ後に差し込む日差しのような印象を与えてく
れる。
2007年11月、オスロでの録音。

LWC 1014 \2300
7 - 方角 ――
エスタゴー:7.方角 - 女声、ヴィオラとチェロのための
変イ調で - チェロのための序曲
リトゥス - ヴィオラのための
瞑想曲
シリ・トリエセン(ソプラノ)、モルテン・カールセン(ヴィオラ)、
ハンス・ヨーゼフ・グロー(チェロ)
ノルウェー・グラミー賞"Spellemannprisen"の2010年コンテンポラリー・ミュ
ージック・アウォード受賞タイトル。
アメリカ、ミズーリ州生まれのノルウェー人作曲家エドヴィン・エスタゴー
(1959-)の音楽のキーワードは、"エレクトリック"ではなく"アコースティッ
ク"。2009年11月、オスロでの録音。





<Centaur>
CRC 3067 \2080
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集 ――
ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV.1047a
ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV.1050a
協奏曲ヘ長調BWV.1057
アポロ・アンサンブル
アポロ・アンサンブルは、ザハール・ブロンの門弟ダヴィド・ラヴィノヴィチ
がディレクター&ヴァイオリニストを務める1992年創設のピリオド・アンサン
ブル。
アニマ・エテルナや、ターフェルムジーク、イル・ガルデリーノで古楽に親し
み続けてきたロシアの名チェリスト、セルゲイ・イストミンが支える土台の上
で、ヴァイオリンやトラヴェルソ、トランペットが自在に舞う。
2008年8月&2009年7月、オランダでの録音。

CRC 3092 \2080
ブラームス:セレナード第1番ニ長調Op.11(原典版/ボーステッド校訂)
ファランク:九重奏曲変ホ長調Op.38
ミネルヴァ・チェンバー・アンサンブル、ケヴィン・ジェラルディ(指揮)
作曲者自身の手により管弦楽編成に書き替えられた"ブラームスの「セレナー
ド第1番」"の原典版(九重奏)を復活させるという壮大なチャレンジの成果!
イギリスの作曲家&指揮者、アラン・ボーステッドが校訂、再構成を行い、
スリムになった「セレナード第1番」。ボーステッド版を聴きながらブラーム
スが破棄してしまった原典版を姿を思い描いてみては・・・
2009年3月、ノースカロライナでの録音。

CRC 3071 \2080
4手連弾のためのフランス・ピアノ作品集 ――
ドビュッシー:小組曲/ビゼー:子供の遊び
ラヴェル:組曲《マ・メール・ロワ》
ドビュッシー:6つの古代の墓碑銘
フォーレ:組曲《ドリー》Op.56
トランスコンチネンタル・ピアノ・デュオ(ピアノ/エラール1877)
アメリカのベテラン女流ピアニストたちのデュオ、トランスコンチネンタル・
ピアノ・デュオのフレンチ・プログラムで使用されている楽器は、1877年製の
エラール!
マサチューセッツのコレクター、フレデリック・ピアノ・コレクションが所有
するエクストラ・グランド・モデルの銘器エラールから、一世紀以上の時を経
て優しく温もりのある音色と豊かな表情が響き渡る。

CRC 3062 \2080
ラフマニノフ:
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36(1931年版)
コレルリの主題による変奏曲Op.42/ヴォカリーズOp.34-14
ピアノ連弾のための6つの小品Op.11*
アントニオ・ポンパ=バルディ(ピアノ)、
エマヌエラ・フリショーニ(ピアノ)*
独特の色彩を放つグリーグのピアノ作品集をリリースてきたアントニオ・ポン
パ=バルディは、1998年のロン・テイボー国際音楽コンクール優勝、2001年の
ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール銀メダルという実績を持つイタ
リア、フォッジャ出身のピアニスト。
時に軽やかに、時には重々しく、緩急強弱、フレーズのカラーを思うがままに
コントロールしたイタリアン・テイストのラフマニノフが披露されている。
2008年12月、クリーヴランドでの録音。

CRC 3044 \2080
マーラー:
大地の歌(室内楽版/アルノルト・シェーンベルク&ライナー・リーン編)
ティモシー・W.スパークス(テノール)、
エレン・ウィリアムズ(メゾ・ソプラノ)、
スコット・ティリー(指揮)
ドゥラレイ・チェンバー・プレーヤーズ
アルノルト・シェーンベルクが着手したものの未完のまま遺され、音楽学者の
ライナー・リーンが補筆校訂陽を行い陽の目を見ることになった"室内楽版"
「大地の歌」。アメリカ、ノースカロライナのアーティストたちによるマーラ
ーのアニヴァーサリー・タイトルです。2007年11月の録音。

CRC 3063 \2080
ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100(ヴィオラ版/チェイス編)
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
ロジャー・チェイス(ヴィオラ)、大滝美知子(ピアノ)
20年以上にわたりUKのスーパー・アンサンブル、ナッシュ・アンサンブルの
メンバーとしても活躍したロンドン生まれのヴィオリスト、ロジャー・チェ
イスのブラームス。深く豊かなヴィオラの音色で響く「ヴァイオリン・ソナ
タ第2番」も、ヴァイオリンの演奏とはまた違った味わいがある。
2007年5月、ポットン・ホールでの録音。

CRC 3086 \2080
R・シューマン:
ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調Op.121
C・シューマン:3つのロマンスOp.22
ブルーノ・モンテイロ(ヴァイオリン)、フアン・パウロ・サントス(ピアノ)
グルベンキアン財団の奨学生となりジェラルド・リベイロの助手としてキャリ
アをスタートさせたモンテイロ、サン・カルルシュ国立劇場の合唱指揮者を務
めたパウロ・サントスのポルトガル・コンビによるシューマン夫妻の作品集。
2010年3月、リスボンでの録音。

CRC 3099 \2080
イースト・ミーツ・ウェスト - フルート作品集 ――
細川俊夫:リート
オッフェルマンズ:穂波
フェルー:3つの小品
武満徹:エア
ローブ:日本からの情景、ランド・オヴ・リモート・ヴァレーズ、8つの風景
尹伊桑:雅楽
レナード・ギャリソン(フルート&ピッコロ)、カイ・ザヴィスラク(ピアノ)
E"極東アジア"の細川俊夫、武満徹、尹伊桑、"欧米"のオッフェルマンズ、
フェルー、ローブの音楽がアメリカのフルーティストのプログラムで出会いを
果たす。
レナード・ギャリソンは、シカゴ交響楽団の2003年日本ツアーに参加した経
歴を持ち、アジアのフルート音楽への興味、理解も深い。2009年3月の録音。

CRC 3106 \2080
ガルブレイス:アザー・サン/トラヴェルソ・ミスティコ
アイランド・エコーズ/ナイト・トレイン
スティーヴン・シュルツ(エレクトリック・バロック・フルート)、
チェロ・フューリー
「ゴブリン(小悪魔)の踊り」などの吹奏楽作品の作曲家として知られるアメリ
カの女流作曲家ナンシー・ガルブレイスの室内楽作品集。
"エレクトリック・バロック・フルート"や"エレクトリック・チェロ"を駆使し
たカラフルなサウンドは、今後の作曲界の新しい手法となるかも?"エレキ"と
"バロック・フルート"のコラボがなんとも興味をそそる。
2004年-2010年の録音。

CRC 3053 \2080
シロッコ - ギター作品集 ――
ヨーク:シロッコ/ロス:マクギリカディーズ・ラントによる変奏曲
ドメニコーニ:コユンババ/ブリューワー:アン・アイディア!
シルヴィ・プルー(ギター)
アンドリュー・ヨークの「シロッコ」や、トルコ的な「コユンババ」など、
民族色に彩られたギター作品集。カナダの女流ヴィルトゥオーゾ・ギタリス
ト、シルヴィ・プルーのさり気なく繰り出す高度なテクニックや、民族音楽
風のメロディラインの扱い方が巧い。
2009年7月、カナダでの録音。

CRC 3103 \2080
シェイピー:
ヴァイオリン・ソナタ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番
アダージョとアレグロ/4つのエチュード/ヴァイオリン・ソナタ第3番
ミランダ・クックソン(ヴァイオリン)、ブレア・マクミレン(ピアノ)
ロシアの血を引くフィラデルフィア生まれのラルフ・シェイピー(1920-2000)
は、シュテファン・ヴォルペから作曲を学んだ20世紀アメリカの作曲家。
2010年1月の録音。

CRC 3089 \2080
ベイン:サウンディング・ナンバー ――
ミュージック・オヴ・ザ・プライムス/バタフライ・エフェクト
カオス・ゲーム/ゴッド・ダズ・ノット・プレイ・ダイス!
ホエン・インスピレーション・ケイム/天使の言葉
ストレンジ・アトラクション/ピ・デイ
レジナルド・ベイン(プログラム&電子音楽)
コンピューター・ミュージックのスペシャリスト、レジナルド・ベイン(1963-)
が緻密に組み立てた電子音楽の世界。2009年の録音。




★新レーベル"Opera Australia"スタート!
オーストラリア・オペラ・バレエ管弦楽団、オペラ・オーストラリア合唱団
シドニー・オペラ・ハウスを本拠地とするオペラ・オーストラリアの自主レー
ベル"Opera Australia"の取り扱いを開始します!
現在のオペラ・オーストラリアのライヴや、オーストラリアの大ソプラノ、
ジョーン・サザーランドのレコーディングの復刻など、オペラ・ファン要注目
のレーベルです!

<Opera Australia>
OPOZ 56003CD 3枚組 \3150
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》K.492
テディ・タフ・ローズ(フィガロ)、タリン・フィービッグ(スザンナ)、
ピーター・コールマン=ライト(アルマヴィーヴァ伯爵)、
レイチェル ダーキン(伯爵夫人)、ワーウィック・ファイフ(ドン・バルトロ)、
ジャクリーン・ダーク(マルチェリーナ)、シアン・ペンドリー(ケルビーノ)、
カネン・ブリーン(ドン・バジーリオ)
パトリック・サマーズ(指揮)
オペラ・オーストラリア(Opera Australia)のリリース第1弾は、METでも活躍
するニュージーランドのバリトン、テディ・タフ・ローズ、オーストラリアの
ソプラノのタリン・フィービッグなど、今を輝くフレッシュなスターたちが揃
ったモーツァルトの「フィガロの結婚」!
オーストラリア最高の演出家と称されるニール・アームフィールドの演出で
上演された「フィガロの結婚」は、デイリー・テレグラフ紙、オーストラリア
ン紙、シドニー・モーニング・ヘラルド紙などで大絶賛を博すなど、オースト
ラリア・オペラの総力を結集したステージが繰り広げられています。
録音:2010年7月29日、シドニー・オペラ・ハウス(ライヴ)

OPOZ 56007CD 3枚組 \3150
マイアベーア:歌劇《ユグノー教徒》
ジョーン・サザーランド(マルグリット・ド・ヴァロワ)、
クリフォード・グラント(マルセル)、アマンダ・セイン(ヴァランティーヌ)、
スザンヌ・ジョンストン(ウルバン)、
アンソン・オースティン(ラウル・ド・ナンジ)、
ジョン・プリングル(ネヴェール伯爵)、
ジョン・ヴェーグナー(サン・ブリ伯爵)
リチャード・ボニング(指揮)
オーストラリア・オペラ・バレエ管弦楽団、オーストラリア・オペラ合唱団
オーストラリア・オペラ界の至宝、ジョーン・サザーランドのオペラ引退公演
となった1990年10月2日、マイアベーアの「ユグノー教徒」!
夫であるリチャード・ボニングの指揮でマルグリット王妃を歌い、自身のオペ
ラ歌手としてのキャリアに幕を下ろしたサザーランドの存在感、貫録はまさに
世紀の大ソプラノの証しである。サザーランドの引退スピーチも収録。
録音:1990年10月2日、シドニー・オペラ・ハウス(ライヴ)
ジョーン・サザーランド・コレクション

OPOZ 56005CD 2枚組 \2450
ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールのルチア》
ジョーン・サザーランド(ルチア)、マルコム・ドネリー(エンリーコ)、
リチャード・グリーガー(エドガルド)、
セルゲイ・バイギルディン(アルトゥーロ)
クリフォード・グラント(ライモンド)、ロビン・ドナルド(ノルマンノ)
パトリシア・プライス(アリーサ)
リチャード・ボニング(指揮)
エリザベス・シドニー管弦楽団、オペラ・オーストラリア合唱団
ドニゼッティのベルカント・オペラ「ランメルモールのルチア」は、ジョーン
・サザーランドのキャリアを語る上で欠かせない重要なオペラ。
「ランメルモールのルチア」は、ボニングと共にベルカント・オペラの復興を
目指したサザーランドが歌い続けた演目である。
※録音:1986年2月8日、シドニー・オペラ・ハウス(ライヴ)
ジョーン・サザーランド・コレクション

OPOZ 56006CD 2枚組 \2450
ドニゼッティ:歌劇《ルクレツィア・ボルジア》
ジョーン・サザーランド(ルクレツィア・ボルジア)、
ロバート・オールマン(ドン・アルフォンソ)、
マルグレータ・エルキンス(マッフィオ・オルシーニ)、
ロン・スティーヴンス(ジェンナーロ)
リチャード・ボニング(指揮)
エリザベス・シドニー管弦楽団、オペラ・オーストラリア合唱団
イタリア・ルネサンスの実在の人物、ルクレツィア・ボルジアを描いたドニ
ゼッティの歌劇「ルクレツィア・ボルジア」。
ベルカント・ソプラノ、サザーランドの絶唱は、タイトルロールのルクレツィ
ア・ボルジアを鮮やかに現代へと蘇らせているかのよう。
※録音:1977年7月8日、シドニー・オペラ・ハウス(ライヴ)
ジョーン・サザーランド・コレクション




<Christophorus>
CHR 77321 \2300
チフラ:ロレートの夕べの祈り
アンサンブル・オフィチウム、インストゥルメンタ・ムジカ、
ウィルフリード・ロンバッハ(指揮)
アントニオ・チフラ(1584-1629)は、イタリア、ロレートのサンタ・カーザの
楽長を務め、グレゴリオ・アレグリたちと並びローマ楽派の教会音楽作曲家と
して多くの音楽を作曲。
チフラは、カルロ・ジェズアルドの半音階技法から影響を受けた貴重な作曲家
でもあり、12声のための「ロレートの夕べの祈り」は最晩年の1929年に作曲さ
れたヴェスプロである。2009年8月の録音。

CHE 0158-2 \1250
ギターのための大練習曲集 ――
ウィルコックス:ギターのための12の練習曲
パガニーニ(ホップストック編):3つのカプリース
カルカッシ:12の練習曲
ヴィラ=ロボス:ギターのための12の練習曲
ティルマン・ホップストック(ギター)
ワイセンベルクやプレガルディエンとのコンビ経験を持つドイツのギタリス
ト、ティルマン・ホップストックがセレクトした"ギターのための大練習曲集"。
素材にブロンズを使用したダダリオ弦を張ったホップスティックのアコース
ティック・ギターがエチュードをドラマティックに語り出す。
1989年&1990年&2004年&2010年の録音。




<Aeolus>
AE-10691 \2300
エスケシュ:ライヴ・インプロヴィゼイションズ ――
ゴシック組曲/即興による2つの舞曲/前奏曲と二重フーガ/パントマイム
ポロネーズ/他
ティエリー・エスケシュ(オルガン)
バスク地方のデバ・サンタ・マリア教会に完成したグランド・オルガンのお披
露目を兼ねたオープニング・コンサートのライヴ。
オルガン即興の達人ティエリー・エスケシュが、バスクの伝統音楽をテーマと
して次々と音楽を創造していく。2009年9月の録音。





<Syrius>
SYR 141437 \2300
ジャダン:6つのソナタ ――
ピアノ・ソナタ ロ短調Op.3-2/ピアノ・ソナタ ハ長調Op.3-3
ピアノ・ソナタ 嬰へ短調Op.4-2/ピアノ・ソナタ ハ短調Op.5-3
ピアノ・ソナタ イ長調Op.6-2/ピアノ・ソナタ へ長調Op.6-3
ジャン・デュベ(ピアノ)
ヤサント・ジャダン(1776-1800)は、フランスの名門音楽一族に生まれ、天賦
の才を如何なく発揮しながらも、志いし半ばで結核に倒れた夭折の天才作曲
家。ジャダンがその短い生涯の中で遺したロマン派的な音楽は、再評価の時
を迎えている。2010年3月の録音。

SYR 141434 \2300
シューマン:
4つのスケッチ/カノン形式による6つの練習曲
バッハの名による6つのフーガ
ジョルジュ・ベソネ(オルガン)
"ロベルト・シューマン"と"オルガン"。オルガンのためのオリジナル作品が
少ないためか、繋がりが薄いというイメージの両者だが、幻想的な雰囲気が
加わるなどオルガン版シューマンも捨てがたい。2010年5月の録音。

SYR 141435 \2300
J.S.バッハ:オルガン作品集Vol.7 ――
トッカータとフーガ ニ短調BWV.538
コラール《主なるイエス・キリストよ、我らをかえりみたまえ》BWV.709
コラール《ああ神よ、天より見そなわし》BWV.741
コラール《われいずこに逃れ行かん》BWV.694
前奏曲とフーガ ハ長調BWV.545
コラール《主よ、汝に望みを抱けり》BWV.712
おお神の小羊、罪なくしてBWV.1085/前奏曲とフーガ ハ短調BWV.546
コラール《キリストは死のとりことなられても》BWV.695
コラール《いざ喜べ、尊きキリストのともがらよ》BWV.734
トッカータ ハ長調BWV.564
ヘルガ・シャウエルテ(オルガン)
パリでナディア・ブーランジェに学び、パリのドイツ・ルター派教会でオルガ
ニストを務めてきた女流オルガニスト、ヘルガ・シャウエルテのバッハ第7巻。
ドイツ、アンスバッハ聖グンベルトュス教会のオルガンでの演奏。
2010年7月の録音。




<Marc aurel edition>
MA 20043 2枚組 \4600
ポルシャー:移行(ANAKOLUTH)
マルク・ポルシャー(プログラミング)
ドイツの現代作曲家マルク・ポルシャー(1961-)の「移行」は、エレクトロニ
ックとミュージック・コンクレートをミックスした105分のコンテンポラリー
・ミュージック。




<Chandos>
CHAN 10673 \2180 ※6月13日までのご注文特価 \1850
バツェヴィチ:ヴァイオリン協奏曲集Vol.2 ――
ヴァイオリン協奏曲第4番
ヴァイオリン協奏曲第5番
ヴァイオリン協奏曲第2番
ヨアンナ・クルコヴィチ(ヴァイオリン)
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)、ポーランド放送交響楽団
ルトスワフスキから「20世紀のポーランドを代表する作曲家であり、音楽史上
最高の女流作曲家の1人」という最大級の賛辞を送られたポーランドの女流作
曲家、グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969)のヴァイオリン協奏曲集第2巻が
登場!
シマノフスキのネオ・ロマンティシズムとルトスワフスキのモダニズムの間に
あったギャップを埋め、共産圏時代のポーランドにおける女流作曲家の活路
を開いたバツェヴィチの音楽は、近年急速に注目を集めている。
ソリストのヨアンナ・クルコヴィチは、フランス・ディアパゾン賞、ドイツ・
シャルプラッテン賞、ポーランド・フレデリック賞など、欧州各国の数々の音
楽賞に輝いた前作(CHAN 10533)を成功に導いた立役者。
クルコヴィチと1699年製ピエトロ・ジョヴァンニ・グァルネリ(ペトリス・
グァルネリウス)のヴァイオリンが、祖国ポーランドの偉才バツェヴィチの
「ヴァイオリン協奏曲」を20世紀ポーランドの傑作として、歴史の表舞台に
引き上げる!
録音:2010年11月8日-10日&2011年2月7日-9日&2011年3月31日-4月2日、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・ホール
(ワルシャワ)

CHAN 10677 \2180
ラフマニノフ:
交響曲第3番イ短調Op.44/ジプシーの主題による奇想曲Op.12
交響詩《ロスティスラフ王子》
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
BBCフィルハーモニック
カリスマ、ストコフスキーとフィラデルフィア管弦楽団によって1936年11月
に初演が行われた「交響曲第3番」。「交響曲第1番」の初演の大失敗から数
十年を経てラフマニノフがたどり着いた交響曲の"集大成"が、ノセダとBBC
フィルが築き上げてきたラフマニノフ・プロジェクトにとっての"集大成"と
なる!
録音:2010年11月1日&3日、マンチェスター新放送センター・スタジオ7
(イギリス)

CHAN 0781 \2180
モーツァルト:デュオ・ソナタ集Vol.4 ――
ソナタ第35番ト長調K.379/ソナタ第38番ハ長調K.403
ソナタ第33番ヘ長調K.377/ソナタ第41番変ホ長調K.481
デュオ・アマデ〔キャサリン・マッキントッシュ(ヴァイオリン)、
ジェフリー・ゴヴィアー(フォルテピアノ)〕
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団の創設メンバー、エンシェント
室内管弦楽団のコンサートミストレスとして活躍し、現在はパーセル・クヮ
ルテットのヴァイオリニストとして英国古楽界の第一線に立ち続けるキャサ
リン・マッキントッシュ。
イギリスの鍵盤奏者ジェフリー・ゴヴィアーとのモーツァルトは、「ヴァイ
オリン・ソナタ」でもなく「ヴァイオリン・オブリガード付きピアノ・ソナ
タ」でもなく、あくまでも両者が対等の「デュオ・ソナタ」。
1980年代からデュオとして活動を続けてきたマッキントッシュとゴヴィアー
だからこそ醸し出せる熟練の技である。
2010年5月3日-5日、セント・メアリー教会(サフォーク)での録音。

CHAN 10678 \2180
弦楽のためのチェコ音楽 ――
ヤナーチェク:弦楽のための組曲
マルティヌー:弦楽のための六重奏曲H.224A
ハース:弦楽のための練習曲(ペドゥッツィ補筆完成版)
ヤナーチェク:
弦楽四重奏曲第1番《クロイツェル・ソナタ》(弦楽オーケストラ版)
ヤナーチェク室内管弦楽団
ヤクブ・チェルノホルスキー(芸術監督)
東欧チェコの大作曲家ヤナーチェクの名を冠する弦楽オーケストラ、ヤナー
チェク室内管弦楽団による東欧チェコ一色のプログラム!
トルストイの小説からインスピレーションを得てヤナーチェクが作曲した「ク
ロイツェル・ソナタ」の弦楽オーケストラ・ヴァージョンなど、チェコの演
奏家たちによるチェコの音楽からは、ここだけに存在する解釈や民族的なカ
ラーを感じ取ることができることだろう。シャンドスの東欧音楽は名盤が多
いだけに期待が膨らむ!
2009年5月2日-3日、9日&2010年9月6日の録音。

CHAN 10679X 5枚組 \4580
グリエール:オーケストラル・コレクション ――
交響曲第3番ロ短調Op.42《イリヤ・ムーロメツ》/交響曲第2番ハ短調Op.25
ザポロージュのコサックOp.64/交響曲第1番変ホ長調Op.8
バレエ組曲《赤いけしの花》Op.70/バレエ組曲《青銅の騎士》
ホルン協奏曲Op.91/序曲《ギュリサーラ》*/演奏会用ワルツOp.90*
序曲《シャー=セネム》*/バラードOp.4*/スラヴの主題による序曲*
ブリヤート=モンゴル自治共和国のための英雄的行進曲Op.71*
序曲《フェルガナの休日》Op.75*
リチャード・ワトキンス(ホルン)、ピーター・ディクソン(チェロ)、
エドワード・ダウンズ(指揮)、ワシーリー・シナイスキー(指揮)*、
BBCフィルハーモニック
名匠サー・エドワード・ダウンズとワシーリー・シナイスキーがBBCフィルと
完成させたシャンドスのベストセラー、レインゴリト・グリエール(1875-1956)
の「交響曲&管弦楽作品集」がボックス・セットで新登場!
吹奏楽アレンジで大ヒットとなった「青銅の騎士」、ホルン奏者の必須レパー
トリー「ホルン協奏曲」、代表作「イリヤ・ムーロメツ」や「赤いけしの花」
など、ロシア・ロマン派最後の巨匠とも呼ばれるグリエールの傑作の数々を、
BBCフィルの優れた演奏で繰り広げられるこのボックス・セットは、ロシア音
楽&吹奏楽ファンにとってのマストアイテムとなること間違いなし!
録音:1991年-1996年、マンチェスター新放送センター・スタジオ7(イギリス)

CHAN 10684X 3枚組 \5280
ヴィエナ・プリミエール ――
シュトラウスI世:自由行進曲Op.226、ギャロップ《パリの謝肉祭》Op.100
シュトラウスII世:
ワルツ《競争》Op.267、ポルカ《見知らぬ女》Op.182、
新しいチャルダッシュ(喜歌劇《こうもり》より)、
行進曲《オーストリア万歳》Op.371、ポルカ《アレキサンドリーナ》Op.198
ポルカ《パパコーダ》Op.412、愉快な戦争のカドリーユOp.402
ワルツ《かわいいグレーテル》Op.462
ポルカ《まあ、つべこべ言わずに》Op.672
シュトラウスIII世:
シュラオ=シュラオOp.6、ワルツ《ウンター・デン・リンデン》Op.30
エドゥアルト・シュトラウス:
直ちにOp.132、ワルツ《螢》Op.161、ヘクトグラフOp.186、
ヨハン・シュトラウスの花冠Op.292、ザーッ・ウント・エルンテOp.159、
ヴァイプレヒト=パイアー行進曲Op.120、メッチェンラオネOp.99、
ワルツ《アボンネンテン》Op.116、
エステライヒ・フェルカー・トロイ・マルシュOp.211、青い眼Op.254、
ヴェールと王冠Op.200/
ヨーゼフ・シュトラウス:
ワルツ《楽しい生活》Op.272、ポルカ《前へ!》Op.127、
ポルカ・マズルカ《夜の陰影》Op.229、ポルカ《妖精》Op.74、
ポルカ《永遠に》Op.193、分列行進Op.53、
ポルカ《フェアウェル!》Op.211、ワロン人の行進Op.41、
パウリーネOp.190b、ワルツ《過ぎ去りし思い出》Op.51
ミレッカー:
行進曲《ジーベン・シュヴァーベン》、ヨナタン行進曲、
フランス風ポルカ《Klopf'an!》
ツィーラー:カシミール・ワルツOp.551、ルスティヒマシェリンOp.4
ファールバッハII世:ゲラニウム(風露草)
マリリン・ヒル・スミス(ソプラノ)
ジャック・ロススタイン(指揮)、ヨハン・シュトラウス管弦楽団
音楽の都ウィーンで栄えたシュトラウス一族とその仲間たちのレア作品を集
めたシャンドス初期の好企画シリーズ、「ヴィエナ・プリミエール(ウィーン
・プレミアーズ)」が復活!
ワルツの申し子たち、ジャック・ロススタインとヨハン・シュトラウス管弦
楽団が贈るのは、ワルツ王が治めたシュトラウス王朝の隠れた名作たちの楽
しさと素晴らしさ。ヨハン・シュトラウスたちの音楽の新たな魅力がきっと
見つかります。
録音:1983年-1992年

<Euro Arts>
20 58808(DVD-Video) ¥2900
20 58884(Blu-ray) ¥4250
ファリャ : 交響的印象「スペインの庭の夜」
収録:2010年9月7日ベルリン・フィルハーモニー
アルベニス:ナヴァーラ
ドビュッシー:前奏曲集第2集より「ヴィーノの門」
グラナドス:組曲「ゴイェスカス」より「嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす」
ラヴェル:
夜のガスパールより「絞首台」、「スカルボ」、高雅で感傷的なワルツ
ドビュッシー:版画
ファリャ:「オマージュ(ドビュッシーの墓に捧げる賛歌)」
収録:2010年10月7日テアトロ・レアル、マドリード
ホアキン・アチューカロ(P)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル(指揮)
スペインの巨匠ピアニスト、ホアキン・アチューカロとラトル&ベルリン・
フィルによるファリャの「スペインの庭の夜」。3楽章からなるピアノと管弦
楽のための作品で、洗練された表現とスペイン的色彩が香り立つ音楽です。
アチューカロの変幻自在の豊かな色彩感、ラトル&ベルリン・フィルの憎らし
いほど小粋なニュアンスが合わさり、エキゾチックで神秘的な響きが交錯する
魅力的な演奏を聴かせてくれます。
またマドリードでのアチューカロのピアノ・リサイタルの映像も収録されてお
り、得意のアルベニス、グラナドスや鮮烈な音楽センスを発揮するドビュッシ
ー、ラヴェルを演奏。スペインの情緒と風土を感じさせつつ、洒脱で伸縮自在
な音楽性で、作品の魅力を存分に堪能させてくれます。





<NIGHTINGALE>
NC 00010011 ¥1850
マーラー:
冬の歌
春に
春の朝
思い出
ハンスとグレーテ
セレナード
幻想
「さすらう若者の歌」(全4曲)
「亡き子を偲ぶ歌」(全5曲)
あなたが美しさゆえに愛するのなら
私の歌を見ないで
真夜中に
私はやわらかな香を吸い込んだ
私はこの世に忘れられ
素晴らしく美しい五月に
春の夜に霜が降りた
ヴォルフガング・ホルツマイア(Br)
ラッセル・ライアン(P)
録音:2011年1月6-8日
オーストリアのバリトン、ヴォルフガング・ホルツマイアのマーラー歌曲集で
す。ホルツマイアは、1952年、オーストリア南部のフェックラブルックの生ま
れ。テノールに近いハイバリトンで、繊細で気品のある柔らかい声はドイツ・
リートに打ってつけ。しかしこれまでどういうわけかマーラーの録音がありま
せんでした。今回は待望のマーラー歌曲集。しかも「さすらう若者の歌」、
「亡き子を偲ぶ歌」、リュっケルト歌曲集に加え、たいへんに珍しい「素晴ら
しく美しい五月に」と「春の夜に霜が降りた」を収録。この2曲は「2つのスケ
ッチ」と呼ばれるハイネの詩による未完の草稿。ニューヨークのモーガン・ラ
イブラリーに楽譜が所蔵されているものの、実際に歌われることはまずなく、
これが初録音と思われます。「素晴らしく美しい五月に」はシューマンの
「詩人の恋」の一曲目と同じですから、比較するのも興味深いでしょう。




<audite>
AU 95543 ¥1850
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調[第2稿]
バイエルン放送交響楽団
ラファエル・クーベリック(指揮)
録音:1970年1月30日ミュンヘン、レジデンス・ヘルクレスザール
(ライヴ・ステレオ)
クーベリックがバイエルン放送響を指揮して、ブルックナーの第3交響曲を演
奏したアルバムは、1969/70シーズン第5回定期公演2日目の模様を収めたもの
で、2005年にSACDハイブリッド盤(AU.92543 / 廃盤)として正規リリースされ
ましたが、このたび通常盤CDとしてカタログに再登場します。
マーラーの交響曲全集を完成させているいっぽうで、クーベリックはブルック
ナーについては全集には至らなかったものの、第3番のスタジオ盤、ライヴ盤、
第4番のスタジオ盤、第8番のライヴ盤、第9番のライヴ盤といった注目作がリ
リース済み。なかでも第3番は記録によれば、手兵バイエルン放送響だけでも
3種の録音が知られています。
まず、1962年11月8、9日のライヴ。これは前年1961年音楽監督就任後に、クー
ベリックがバイエルンと初めてこの曲を取り上げた記念すべきもの(未発売)。
次いで今なお高い評価を獲得している1980年のセッション録音(SONY)。そして
今回の1970年ライヴ。いずれにも共通する特徴としてはエーザー版を使用して
いる点。ちなみに、コンセルトへボウとのライヴ録音(54年)もエーザー版でし
たが、この間1967年にヨッフムがバイエルンとノヴァーク版による録音も行っ
ていることを考え合わせても、クーベリックによる版の選択は興味深いところ
です。ただ、それにもまして、ここでの演奏内容の充実ぶりには、あらためて
目を見張るものがあります。たとえば前半2楽章。どの瞬間を切り取っても、
こんなにも有機的に音楽が響き、心に届いてくる例をほかに知りません。燃
焼度では、同じバイエルン放送響を指揮したものとして、たいへん個性的な
テンシュテットの76年ライヴ(PH.04093 / profil)が話題となりましたが、そ
ちらとの比較も楽しみなところです。




<LIGIA DIGITAL>
LIDI 0104226 6枚組 ¥8100
[CD1]
ショパン:(1)前奏曲op.28-9 (2)前奏曲op.28-4
リスト:(3)コラール「アド・ノス, アド・サルタレム・ムンダム」-
マイヤベーア「預言者」より (4)コンソレイションIV(変ニ長調)
(5)コンソレイションV(ホ長調) (6)コンソレイションVI(嬰ハ短調) 
(7)コラール「われらが神はかたき砦」による教会祝典序曲 
(8)アヴェ・マリアI (9)交響詩「オルフェウス」
[CD2]
リスト:
(1)バッハの名による前奏曲とフーガ 
(2)ダンテ交響曲”より、導入部、フーガ、マニフィカト 
(3)リスト:アンダンテ・レリジオーソ
J.S.バッハ:(4)深き淵より、われ汝に呼ばわる(BWV 38) 
(5)カンタータ「わが心に憂い多かりき」(BWV 21)による導入部とフーガ
(6)ワーグナー:巡礼の合唱「ふるさとよ、また見る野山」
リスト:(7)アヴェ・マリア (8)「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」
[CD3]
リスト:(1)システィーナ礼拝堂への祈り (2)法王の讃歌 
(3)スラヴィモ・ スラヴノ・スラヴェニ 
(4)「われらのために祈りたまえ」 
(5)J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタよりアダージョ (
6)オルランド・ディ・ラッソ:レジーナ・チェリ 
リスト:(7)ワイマールの民謡 
(8)オラトリオ「キリスト」から汝はペテロなり (9)めでたし、海の星 
(10)アヴェ・マリアII (11)Les Morts- Oraison
[CD4]
リスト:(1)オッフェルトリウム-ハンガリー戴冠式ミサより 
(2)ハンガリーの神 (3)サルヴェ・レジーナ 
(3)クリスマス・ツリーより第1-4曲 (4)夕べの鐘、守護天使への祈り 
(5)ヴェルディ:アニュス・デイ(レクイエムより)
リスト:(6)諦め (7)祈り(8)ロザリオより第1-3曲(9)オルガン・ミサ曲
[CD5]
リスト:(1)聖フランチェスコ (2)アヴェ・マリアIV 
(3)リヒャルト・ワーグナーの墓に (4)レクイエム 
(5)コラール「いざ、みな神に感謝せよ」(6)婚礼(7)おお聖なる晩餐 
(8)主の家に我らは進み行く (9)入祭唱 
(10)モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
[CD6]
ピアノとオルガン (1)マゼッパ (2)レ・プレリュード (3)オルフェウス 
(4)プロメテウス
オリヴィエ・ヴェルレ(オルガン)
ローラン・カバッソ(ピアノ)
録音:2000, 2002& 2003年
オリヴィエ・ヴェルネは、マリー=クレール・アラン、ミシェル・シャピュイ
らといったフランスの大家のもとで学び、数々の国際コンクールで1位を獲得
した名手。85枚以上のリリースを数え、膨大なレパートリーを誇っています。
現在、モナコとニースで教鞭もとっています。ここではリスト作品を中心に
鮮やかなオルガンさばきを披露。Disc6のカバッソとのリストの競演は驚きの
連続です。オルガンによるこのマゼッパを聴くと、どんな名ピアニストの演奏
も色あせてしまいそうな迫力に満ちています。

LIDI 0104225 ¥2250
オルガン連弾集
ラヴェル:ボレロ
アルベニス:
パヴァーヌ=カプリース/スペイン組曲op.47よりセビーリャ、カディス、
アストゥリアス、アラゴン、カスティーリャ/タンゴ
ファリャ:はかない人生(スペイン舞曲第1番)
ピアソラ:リベルタンゴ
ピエール・コリー(b.1962):タンゴ・フリオーゾ
オリヴィエ・ヴェルレ&セドリック・メクレル
(オルガン/Stahlhuth-Jann de Dudelange)
録音:2010年8月
医学博士、および神経科学博士(R.シューマンの研究)という異色の経歴をもつ
奏者、セドリック・メクレルとの連弾。オルガンで聴くボレロ、冒頭の弱音の
部分から一気に引き込まれます。最後の盛り上がりは圧巻!ピアソラも抜群の
リズム感覚で聴かせます。

LIDI 0104223 ¥2250
オルガンの道 volume 11
モレッティ:ソナタ/モンツァ:パストラーレ
プロヴェジ:ハ調のシンフォニア
ガエターノ・アマデオ:3つのヴェルセット
マイヤベーア:預言者より行進
ヴェルディ:「椿姫」3幕への序曲
ベッリーニ:「ノルマ」第1幕への導入とカヴァティーナ
ロッシーニ:セビリアの理髪師よりフィガロのカヴァティーナ
ガリバルディ:オルガンのためのヴェルセット
ワーグナー:「タンホイザー」巡礼の合唱「ふるさとよ、また見る野山」
ウィルシャー:Insectarium ou Bestiaire des insectes
ロベルト・コグナッツォ、ミシェル・コラン、
シルヴァーノ・ローディ、オリヴィエ・ヴェルレ(オルガン)
録音:2010年10月
最後のウィルシャーの作品も、現代曲ではありますがオルガンの不思議な響き
が存分に楽しめるものです。

LIDI 0202212 ¥2250
ジャン・ジル(1668-1705):哀歌、モテット「Diligam te Domine」
アンヌ・マグエ(ソプラノ)、ヴァンサン・リエーヴル=ピカール(アルト)、
ブルーノ・ボテルフ(テノール)、アラン・ブエ(バス)
シャンブル・レ・エレメンツ合唱団
レ・パッシオンス交響楽団
ジャン=マルク・アンドリウ(指揮)
録音:2009年10月
ジャン・ジルは、エクサンプロヴァンスで教会のオルガン奏者として活躍しま
した。ヴェルサイユのグラン・モテ形式に従った平明な構成をとっています。
オーケストラは声楽(合唱)から比較的独立していますが、競奏の効果というほ
どでもありません。不協和音も少なく、極めて純粋で美しい響きが魅力です。

LIDI 0202224 ¥2250
ロレーヌ地方(メッツ、トゥール、ヴェルダン)の中世の聖歌
マリー=レーヌ・ドゥモリエール指揮
スコラ・メテンシス
録音:2010年
中世のフランス・ロレーヌ地方の音楽。




<LIMEN~EGEA>
CDVD003 C003(1CD+1DVD) ¥2980
DVD【画面:PAL 4:3 音声:PCMステレオ】
【CD】
ブラームス:2つのヴィオラ・ソナタ
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1、
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
【DVD(PAL)】
ブラームス:2つのヴィオラ・ソナタ
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1、
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
インタビュー:ダニエロ・ロッシ&ステファノ・ベッツィケリ
ダニロ・ロッシ(Va)ステファノ・ベッツィケリ(P)
ヴィルジニオ・B・サラ(聞き手)
録音・収録:2010年ミラノ
81894年作曲の晩年の作品クラリネット・ソナタからブラームス自身によるヴィ
オラ編曲版。
晩年の深みを感じさせつつも、瑞々しい感性に溢れた作品です。ヴィオラ特有
の渋さと艶を生かし、朗々と歌い上げるヴィオラの音色が胸に響きます。
ダニロ・ロッシは、ディーノ・アッショラ、ピエロ・ファルッリ、ユーリ・
バシュメットに師事。20歳の若さでリッカルド・ムーティにミラノ・スカラ
座管弦楽団のソリスト、第1ヴィオラ奏者に任命。同オケの歴史上最も若い
第1奏者となりました。
伴奏を務めるステファノ・ベッツィケリは1988年からダニロ・ロッシとコンビ
を組み、イタリア国内やヨーロッパ各地でコンサートを行っています。




<Blue Serge~EGEAZ>
BLS 020 ¥2180
ミヨー:世界の創造(室内楽版)Op.81b
メシアン:世の終わりのための四重奏曲
ジャン・ピエール・アルマンゴー(P) ジャン・クロイツ(Cl)
パウル・クレー弦楽四重奏団【アレッサンドロ・ファジョーリ(Vn)
ステファノ・アントネッロ(Vn)
アンドレア・アメンドラ(Va)ルカ・パッカネーラ(Vc)】
録音:2008年1月&8月パドヴァ
ジャズ・レーベル「Blue Serge(ブルー・サージ)」からクラシック・タイトル
の発売。1996年に結成されたパウル・クレーQによる演奏です。
創世と終焉をテーマにミヨーの「世界の創造」とメシアンの「世の終わりの
ための四重奏曲」を収録。ミヨーが訪米中に耳にしたジャズに影響され作曲
した「世界の創造」。大胆にジャズの要素を取り入れ書き上げた作品。緻密
な洗練されたアンサンブルを聴かせてくれます。また、メシアンの「世の終
わりのための四重奏曲」は、第2次世界大戦の捕虜生活の中で書かれた作品で、
そこで出会った3人の音楽家と自身のために作曲したため、クラリネット、
ピアノ、ヴァイオリン、チェロといった一風変わった楽器編成となっていま
す。偶然の編成で生まれた不思議な響きが、メシアンの独自の音楽語法を確
立した傑作。




<写影>
SHHP C005(DVD-Video) 3枚組 ¥12600
「朝比奈 隆 / ブラームス・チクルス 交響曲全集&協奏曲全集」
朝比奈隆歿後10周年記念特別企画 完全限定盤
[DVD 1] 152’
・交響曲第1番ハ短調Op.68
収録:1990年2月5日オーチャードホール(ライヴ)
・ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
収録:1990年5月1日オーチャードホール(ライヴ)
・ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
収録:1990年4月3日オーチャードホール(ライヴ)
伊藤恵(P) 藤川真弓(Vn)
朝比奈 隆(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団
[DVD 2] 132’
・交響曲第2番ニ長調Op.73
収録:1990年4月3日オーチャードホール(ライヴ)
・交響曲第3番ヘ長調Op.90
収録:1990年5月1日オーチャードホール(ライヴ)
・ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
収録:1990年2月5日オーチャードホール(ライヴ)
豊嶋泰嗣(Vn) 上村昇(Vc)
朝比奈 隆(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団
[DVD 3] 133’
・ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
収録:1990年6月1日オーチャードホール(ライヴ)
【特典映像】
インタビュー「実相寺昭雄監督と朝比奈隆先生の思い出」
出演:寺田 農(俳優)
・交響曲第4番ホ短調Op.98
収録:1990年6月1日オーチャードホール(ライヴ)
園田高弘(P)
朝比奈 隆(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団
日本が世界に誇る巨匠指揮者、朝比奈隆(1908-2001)が歿後10周年を迎える
2011年に、注目の映像作品が登場します。朝比奈が1990年に新日本フィルを指
揮したブラームスの交響曲全集は、このアニヴァーサリーに向けて2010年に先
行リリースされた「ブルックナー:交響曲選集」に引き続いて、「映像の巨匠」
実相寺昭雄が映像演出を手掛けたもので、ヴァイオリン協奏曲、ピアノ協奏曲
2曲や二重協奏曲のほか、特典映像もあらたに追加されたたいへん豪華な内容
となっています。なお、収録内容の一部曲目については、交響曲第1番と第4番
の2曲が過去にソフト化されたことがありますが(『交響的肖像』[廃盤])、こ
うして完全な形で交響曲全曲が揃うのはきわめて意義深いものがあるといえま
す。すべての音源制作は朝比奈、新日本フィル両者とゆかりの深いフォンテッ
クが担当。同一音源によるCDはフォンテックより、ほとんどすべてがリリース
されていますが、ピアノ協奏曲第2番とヴァイオリン協奏曲については映像の
みならず、いずれの音源自体が初出というのも注目すべきポイントとなってい
ます。さらに、特典映像も見どころ満載で、朝比奈、実相寺両巨匠と親交のあ
った名優、寺田農(東海大文学部特任教授)が語るご両人の思い出話が出色。監
督については、いわゆる「TBS実相寺事件」をユーモアを交えて明かしており、
映像ファンもたいへん興味深い内容。また、朝比奈については、ブラヴォーと
ブーイングが相半ばした有名公演「フィデリオ」のエピソードと、その貴重な
ハイライト映像も収められております。
朝比奈隆と実相寺昭雄、巨匠同士の顔合わせが生んだブラームス・チクルス。
ぜひとも、末長くお手元に置いていただきたい、手ごたえたっぷりの内容と
いえるでしょう。




<IDIS>
IDIS 6615 ¥850
ベートーヴェン:
交響曲第9番 ニ短調 Op.125 「合唱」
「プロメテウスの創造物」序曲 Op.43
オットー・クレンペラー(指)フィルハーモニア管弦楽団
録音:1960年6月7日(「合唱」),1960年6月2日(「プロメテウスの創造物」)
1番3番(IDIS 6610)、2番5番(IDIS 6612)に続く、1960年ウィーンでのクレン
ペラーとフィルハーモニア管弦楽団のベートーヴェン・チクルス、第3弾は
第9交響曲です。IDISは今回も良質な音源を見つけ出したとのことです。余白
に「プロメテウスの創造物」序曲 を収録。

IDIS 6619 ¥850
ベートーヴェン:
交響曲第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」
交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
オットー・クレンペラー(指)フィルハーモニア管弦楽団
録音:1960年6月2日(第6番)、5月31日(第4番)、ウィーン
クレンペラーとフィルハーモニア管弦楽団がウィーンに乗り込んでのベートー
ヴェン・チクルスの第3弾は、「田園」と第4番。標題性にこだわらない「田園」
も見事なら、冷静かつ広い視野の音楽作りが映える第4番と、クレンペラーの
素晴らしさが堪能できる2曲です。

IDIS 6614 ¥1650
バッハ:
パルティータ第5番 ト長調 BWV.829
イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971
前奏曲とフーガ第7番 変ホ長調 BWV.876
前奏曲とフーガ第22番 変ロ短調 BWV.891
前奏曲とフーガ第9番 ホ長調 BWV.878
前奏曲とフーガ 第14番 嬰ヘ短調 BWV.883
クラヴィア協奏曲第1番 ニ短調 BWV.1052
グレン・グールド(P)
アーネスト・マクミラン(指)トロント交響楽団
録音:1954年10月4日、トロント(BWV.829),1952年10月21日、
トロント(BWV.971),
1955年3月29日,1952-1954年(前奏曲とフーガ)
グールドのカナダ時代の貴重な録音です。ここには「獅子の子、猫に非ず」
を証明する強い個性の放出がすでに見て取れます。

IDIS 6618 ¥1650
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 D.385
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
アレクサンダー・シュナイダー(Vn シューベルト)
ヨゼフ・シゲティ(Vn ベートーヴェン)
ミエチスラフ・ホルショフスキー(P)
録音:1957年4月(シューベルト),1951年3月(ベートーヴェン Op.96),
1949年3月(ベートーヴェン Op.30-2)
名ピアニスト、ミエチスラフ・ホルショフスキーが、二人の偉大なヴァイオリ
ニストの伴奏を務めた録音。シュナイダーとのシューベルトは、プエルト・リ
コでのカザルス音楽祭でのライヴ録音。ベートーヴェン2曲は米Columbia録音。




<EURO ARTS>
20 58818(DVD-Video) 6枚組 ¥9450
字幕:伊、英、独、仏、西、日本語
DVD1&2
歌劇「フィガロの結婚」(全曲)
イルデブラント・ダルカンジェロ(Br フィガロ)
アンナ・ネトレプコ(S スザンナ)
ドロテア・レーシュマン(S 伯爵夫人)
ボー・スコウフス(Br アルマヴィーヴァ伯爵)
クリスティーネ・シェーファー(S ケルビーノ)
マリー・マクローリン(Ms マルチェリーナ)
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(Bs バルトロ)
パトリック・ヘンケンス(T ドン・バジリオ)
オリヴァー・リンケルハーン(T ドン・クルツィオ)
フローリアン・ベッシュ(Br アントニオ)
エヴァ・リーバウ(S バルバリーナ)
ウィーン国立歌劇場合唱団 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
演出:クラウス・グート
装置・衣装:クリスティアン・シュミット
映像監督:ブライアン・ラージ
収録:2006年7-8月、ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
DVD3&4
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(全曲)【ウィーン版】
クリストファー・マルトマン(Br ドン・ジョヴァンニ)
アーウィン・シュロット(Bs レポレッロ) 
アンネッテ・ダッシュ(S ドンナ・アンナ) 
マシュー・ポレンザーニ(T ドン・オッターヴィオ) 
ドロテア・レッシュマン(S ドンナ・エルヴィーラ) 
エカテリーナ・シューリナ(S ゼルリーナ) 
アレックス・エスポジト(Br マゼット) 
アナトーリ・コチェルガ(Bs 騎士長)
ウィーン国立歌劇場合唱団 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
演出:クラウス・グート
装置、衣装:クリスティアン・シュミット
映像監督:ブライアン・ラージ
収録:2008年7月、8月ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
DVD5&6
歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」(全曲)
ミア・パーション(S フィオルディリージ) 
イザベル・レナード(Ms ドラベッラ)
トピ・レーティプー(T フェランド) 
フローリアン・ベッシュ(Br グリエルモ)
ボー・スコウフス(Br ドン・アルフォンソ) 
パトリシア・プティボン(S デスピーナ)
ウィーン国立歌劇場合唱団 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
アダム・フィッシャー(指揮)
演出:クラウス・グート
装置:クリスティアン・シュミット
衣装:アンナ・ゾフィー・トゥマ
映像監督:ブライアン・ラージ
収録:2009年7月、8月ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
クラウス・グートの演出で話題騒然となった、ザルツブルク音楽祭2006/2009
で上演されたモーツァルトのダ・ポンテ オペラ3部作がボックス・セットで
発売されます。
指揮者にはアーノンクール、ド・ビリー、アダム・フィッシャー、そしてアン
ナ・ネトレプコ、イルデブラント・ダルカンジェロ、パトリシア・プティボン
などの豪華歌手陣を揃え、音楽面でも非常に完成度の高い上演です。
ネトレプコが圧倒的存在感を放ち、巨匠アーノンクールの説得力ある音楽を聴
かせる「フィガロの結婚」、グートの冴えわたる演出で上演された「ドン・
ジョヴァンニ」ウィーン版、森の中の別荘で描かれる若者たちの変化を描い
た「コジ・ファン・トゥッテ」などどれも大きな評判となった上演のライヴ
映像です。




<C-Major>
70 6408(DVD-Video) 2枚組 ¥4800
70 6504(Blu-ray) ¥5180
字幕:英独仏西韓中
ドヴォルザーク:「ルサルカ」
クリスティーネ・オポライス(S ルサルカ)
クラウス・フローリアン・フォークト(T 王子)
ギュンター・グロイスベック(Bs 水の精)
ナディア・クラステヴァ(S 外国の王女)
ヤニナ・ベヒレ(Ms 魔法使い)
ほか
トマーシュ・ハヌス(指)
バイエルン国立管弦楽団,
バイエルン国立歌劇場管弦楽団
演出:マルティン・クシェイ
装置:マルティン・ゼートグルーバー
衣装:ハイディ・ハックル
照明ラインハルト・タウプ
収録:2010年10月、ミュンヘン
2010年10月にバイエルン国立歌劇場で上演されたドヴォルザーク「ルサルカ」
は、鬼才マルティン・クシェイの斬新な舞台を巡って賛否両論あったものの、
大きな話題を提供しました。もともと「ルサルカ」は、人間界に夢を抱いた水
の精ルサルカが、犠牲を払っても王子と恋に落ちるも、王子が心変わりし、し
かし最後には呪いに苦しむ王子とルサルカが愛の死を迎えるという物語で、民
話ならでは悲惨さをワーグナー張りのロマンティシズムに昇華したもの。ク
シェイはそれをさらに現代的に描き、金持ちの青年に恋をした娘の悲しみを前
面に出した上で、第3幕はあっと驚く展開に仕立ててます。御伽噺の世界を期
待していると驚かされるものの、民話が持っていた残酷性を伴った悲恋を現代
的に表現した舞台としては成功しています。
ルサルカのクリスティーネ・オポライスは、1979年、ラトヴィア生まれのソプ
ラノ。近年ドイツ語圏を中心に大活躍しており、大ソプラノとしてのブレイク
も間近と期待されている人。王子には、ローエングリーンで大人気になったク
ラウス・フローリアン・フォークト。1970年生まれのこのドイツのテノール
は、今こうした王子役を歌わせたら抜群です。出番は少ないながら存在感の求
められる水の精には、1976年生まれのオーストリアのバリトン、ギュンター・
グロイスベック。彼は今年バイロイト音楽祭への初出演が決まっています。
外国の王女のナディア・クラステヴァは、1976年ブルガリア生まれのメッゾソ
プラノ。ウィーン国立歌劇場を中心に活躍しており、メッゾの新星として大き
な期待がかかっています。そして魔法使いには、1968年、ハンブルク生まれの
メッゾ、ヤニナ・ベヒレと、勢いのある充実したキャストが組まれています。
指揮は、2007年から2009年までブルノ国立歌劇場の音楽監督を務めたトマー
シュ・ハヌス。新鮮で瑞々しい音楽で《ルサルカ》の魅力を存分に引き出して
います。ボーナスにメイキング映像を収録。




<Simax>
PSC 1317 2枚組 ¥4560
G・B・アントワーヌ・フォルクレ(1671-1745)
/ジャン・バティスト・フォルクレ(1699-1782):
クラヴサン曲集に編曲されたヴィオール全曲集(pub.1747)
第1組曲 第2組曲 第3組曲 第4組曲 第5組曲
シェティル・ハウグサン(Cemb)
楽器:シェティル・ハウグサン製作(1971)、
後期フランドル・タイプ・ハープシコードのコピー
録音:2010年3月15日-19日 ドイツ放送室内楽ホール(ケルン)
制作:フランソワ・エッケルト  録音:エヴァ・ペップライン
父G・B・アントワーヌは作曲家、ガンバのヴィルトゥオーゾ。子ジャン・バ
ティストは作曲家、洗練された技巧をもつヴィオール奏者。ともに「太陽王」
ルイ十四世の宮廷に仕えたフォルクレ父子は、息子の才能に対する父の嫉妬の
ため、良好な関係になかったことが伝わっています。父が没した2年後の1747
年にジャン・バティストが出版した、自分を投獄しフランスから追放という憂
き目に遭わした父の名を冠した『クラヴサン曲集に編曲されたヴィオール曲
集』。この曲集は、「編曲」とされているものの、実質はジャン・バティスト
の作曲だろうと言われます。第1組曲から第5組曲まで全32曲。多くの曲はジャ
ン・バティストの友人と知人たちに敬意を表して命名され、いくつかの曲には
フォルクレ、クープラン(第1組曲)、ルクレール(第2組曲)、ラモー、ギニョン
(第5組曲)といった音楽家たちの名がつけられました。
シェティル・ハウグサンはノルウェーのチェンバロ奏者。今日を代表するアー
リーミュージックの音楽家のひとり。トロンハイム、オスロ、プラハ、ハーレ
ムで学び、1975年グスタフ・レオンハルトに学んだアムステルダム音楽院の
Prix d'Excellence を獲得、現在はケルンの音楽大学で教授を務めています。
またチェンバロ製作者としても活動し、この録音でも使用しています。
ハウグサンがフォルクレの曲集に出会ったのは、1972年9月、南ドイツのフラ
イブルク近郊のシュタウフェンで行われたアーリーミュージックのワークショ
ップでした。レオンハルトとヴィーラント・クイケンがマスタークラスを担当。
以来、この曲集はハウグサンにとってもっとも大切な音楽のひとつになりまし
た。この曲集を完全な姿に録音したい。その願いがかない、Simax とケルンの
ドイツ放送(Deutschlandfunk)が共同で制作にあたったこの録音でハウグサン
は、後期フランドル・タイプの楽器を基に自身が1971年に製作した2段鍵盤、
5オクターヴ(FF-g''')のハープシコードを弾いています。この楽器を垂直に
置き「ガンバ」に見立てた写真がブックレットのアートワークに使われてい
ます。




<ATMA Classique>
ACD2 2504 ¥1850
謝肉祭と四旬節
ジョヴァンニ・ガストルディ、オラツィオ・ヴェッキ、
ミヒャエル・プレトリウス、
オルランド・ディ・ラッソ、カスパル・オトマイヤー、ザムエル・シャイト、
ジャン・デストレ、ガブリエル・バタイユ、クロード・ル・ジュヌ、
サラモネ・ロッシ、アンドレア・ガブリエリ、モンテヴェルディ、
タルクィニオ・メールラ、アンリ・ル・バイイ、トビアス・ヒューム、
マイケル・イースト、ジョン・ダウランド、オーランド・ギボンズ、
レ・ヴォワ・バロック、 レ・ヴォワ・ユメーヌ
録音:2008年1月24-26日サントーギュスタン教会
謝肉祭は、キリストの復活を記念するイースター前の四旬節(40日間)に入る
前のお祭り。四旬節には、復活祭の喜びの備えのために肉食を絶つ習慣があ
り、その前のカーニバル(謝肉祭)に、沢山ごちそうを食べ、お祭り騒ぎをす
る祝祭。ここではカナダを代表する古楽団体レ・ヴォワ・バロックとレ・ヴォ
ワ・ユメーヌが謝肉祭と四旬節に関連する作品を取り上げています。




<ACCENT>
ACC 24232 ¥2300
ヨゼフ・トリーベンゼー(1772-1846):管楽合奏編曲集-編曲の芸術-
ケルビーニ/トリーベンゼー編:歌劇「メデア」より
ハイドン/トリーベンゼー編:弦楽四重奏第77番Op.76-3「皇帝」より
ハイドン/トリーベンゼー編:交響曲第92番「オックフォード」より
モーツァルト/トリーベンゼー編:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より
アンフィオン管楽八重奏団
録音:2010年2月22-25日
トリーベンゼーはボヘミア出身の作曲家。父ゲオルクと同様にオーボエ奏者と
して活動しており、ウィーンのアウフ・デア・ヴィーデン劇場の第2オーボエ
奏者を務めていました。モーツァルトが指揮した「魔笛」の初演にも加わり、
独奏者としても活躍していました。作曲家としては多作家であり、特に他の
作曲家の作品を編曲した管楽合奏集は評価が高いです。ここに録音された作品
もケルビーニ、ハイドン、モーツァルトの有名作品の編曲。
バーゼルのスコラ・カントルムで学んだ腕利きの古楽器の名手たちが集まった
アンフィオン管楽八重奏団。オーボエ2本、クラリネット2本、ナチュラルホル
ン2本、ファゴット2本、トランペット、コントラバス1本という豪華編成で巧
みなアンサンブルを聴かせてくれます。




<ATMA Classique>
ACD2 2558 2枚組 ¥3380
ジャン・ティトルーズ(1563-1633):教会讃歌集
イヴ・G・プレフォンテン(Org:使用楽器ジュリアン・トリボー1699)
レ・シャトレ・ドゥ・ロワ
録音:2008年5月28-30日、6月24日サン=マルタン教会、サール、フランス
フランスにおけるオルガン音楽の父と言われるジャン・ティトルーズ。即興演
奏技術が優れていたティトルーズはルアン大聖堂のオルガニストに就任。また
バッハ同様オルガン建造に優れており、ルアンをはじめ各地で設置、修復に携
わっていました。
作品は厳格なポリフォニー様式によっており、典礼音楽としての性格が強く表
れています。ここに録音されているのは、12の単旋聖歌に基づく賛歌。使用さ
れている楽器は1699年に建造されたフランス、サールのサン=マルタン教会の
オルガン。

ACD2 2621 ¥1850
メシアン:
6台のオンド・マルトノのための「美しき水の祭典」
【1.はじめてのロケット花火2.水3.ロケット花火4.水5.ロケット花火6.水
(その高さが最高の時に)7.水とロケット花火の競演8.最後の花火】、
未刊の音楽帖-オンド・マルトノとピアノのための4つの作品
ラヴェル:
弦楽四重奏曲-第1楽章(4台のオンド・マルトノのための編曲版)
モントリオール・アンサンブル・オンド・マルトノ
ルイーズ・ベセット(P)
録音:2008年9月8、9、11日
オンド・マルトノ発表80周年、メシアン生誕100周年の2008年に録音されたア
ルバム。収録曲は、1937年のパリ万博のために書かれた6台のオンド・マルト
ノによる「美しき水の祭典」。35分にも及ぶ大曲を6人のオンド・マルトノの
スペシャリストたちによって演奏されています。メシアンに死後夫人イヴォン
ヌ・ロリオが、残されたスケッチの中から断片を選んで再構成したという「未
刊の音楽帖」。またモントリオール・アンサンブル・オンド・マルトノの編曲
によるラヴェルの弦楽四重奏の編曲版。ラヴェルはオンド・マルトノで演奏さ
れた自身の作品を聴いて大変満足していたようで、この編曲も興味深い録音と
なっています。




<VAI>
VAIDVD 4530(DVD-Video) ¥3980
ロシア・バレエの大スターたち Vol.1 1971-1983
(1)瀕死の白鳥(サン=サーンス/フォーキン振付) 
マイヤ・プリセツカヤ(1975)
(2)マズルカ(スクリャービン/ゴレイゾフスキー振付) 
エカテリーナ・マクシーモワ(1972)
(3)メロディ(グルック/メッセレル振付) 
マリーナ・コンドラチェヴァ&マリス・リエパ(1978)
(4)バヤデルカ-パ・ド・ドゥ(ミンクス/プティパ振付) 
ナジェジダ・パヴロワ&ヴャチェスラフ・ゴルデーエフ(1979)
(5)白鳥の湖-第2幕のグラン・アダージョ、第3幕の黒鳥のパ・ド・ドゥ
(チャイコフスキー/プティパ=イワノフ振付) 
マイヤ・プリセツカヤ&ワレリー・コフトゥン(1973)
(6)ナルシスとエコー-ソロ(N.チェレプニン/ゴレイゾフスキー振付) 
ウラジーミル・ワシリエフ(1971)
(7)エスメラルダ-パ・ド・ドゥ(プーニ/プティパ=ワガノワ振付) 
タチヤナ・テレホワ&ニコライ・コフミル(1983)
(8)ドン・キホーテ-パ・ド・ドゥ(ミンクス/プティパ=ゴルスキー振付) 
ニーナ・チモフェーエワ&アレクサンドル・ゴドゥノフ(1976)
(9)愛の伝説-パ・ド・ドゥ(メリコフ/グリゴローヴィチ振付) 
リュドミラ・セメニャーカ&アレクサンドル・ボガティレフ(1978)
(10)ロミオとジュリエット(ベルリオーズ/ベジャール振付) 
エカテリーナ・マクシーモワ&ウラジーミル・ワシリエフ(1979)
(11)ジゼル-第2幕のパ・ド・ドゥ(アダン/コラリ、ペロー=プティパ振付)
タチヤナ・タヤーキナ&ワレリー・コフトゥン(1977)
(12)海賊-パ・ド・ドゥ(アダン/プティパ振付) 
マルガリータ・ドロズドーワ&ワジム・テデーエフ(1975)

VAIDVD 4531(DVD-Video) ¥3980
ロシア・バレエの大スターたち Vol.2 1955-1991
(1)眠りの森の美女-バラのアダージョ(チャイコフスキー/プティパ振付) 
マイヤ・プリセツカヤ&ボリショイのダンサーたち(1977)
(2)イカルス(スロニムスキー/ワシリエフ振付) 
エカテリーナ・マクシーモワ&ウラジーミル・ワシリエフ(1978)
(3)エスメラルダ-パ・ド・ドゥ(プーニ/プティパ振付) 
ニーナ・チモフェーエワ&ユーリ・ウラジミロフ(1983)
(4)ジゼル-第2幕のパ・ド・ドゥ(アダン/コラリ、ペロー=プティパ振付) 
リュドミラ・セメニャーカ&ミハイル・ラヴロフスキー(1974)
(5)ヴァルプルギスの夜(グノー/ラヴロフスキー振付) 
エカテリーナ・マクシーモワ&シャミル・ヤグージン、
スラニスラフ・ウラーソフ(1974)
(6)病めるバラ(マーラー/ローラン・プティ振付) 
マイヤ・プリセツカヤ&ワレリー・コフトゥン(1978)
(7)ロミオとジュリエット-ジュリエットの寝室
(プロコフィエフ/ラヴロフスキー振付) 
ガリーナ・ウラノワ&ユーリ・ジダーノフ(1955)
(8)白鳥の湖-第3幕の黒鳥のパ・ド・ドゥ
(チャイコフスキー/プティパ=グリゴローヴィチ振付)
ナタリヤ・ベスメルトノワ&アレクサンドル・ボガティレフ(1983)
(9)ライモンダ-第3幕のグラン・パ・クラシック(グラズノフ/プティパ振付)
イリーナ・コルパコワ&ワジム・セミョーノフ(1976)
(10)ジェンツァーノの花祭り(ヘルステッド/ブルノンヴィル振付)
タチヤナ・タヤーキナ&ワレリー・コフトゥン(1977)
(11)ラ・シルフィード-パ・ド・ドゥ
(レーヴェンスキョルド/ブルノンヴィル振付)
イリーナ・コルパコワ&セルゲイ・ベレジノイ(1984)
(12)アンガラ川(エシパイ/グリゴローヴィチ振付)
リュドミラ・セメニャーカ&ボリス・アキーモフ(1979)
(13)ドン・キホーテ-ジプシー舞曲(ジェロビンスキー/ゴレイゾフスキー振付)
ラリサ・トレムボヴェーリスカヤ(1974)
(14)ドン・キホーテ-パ・ド・ドゥ(ミンクス/プティパ振付)
リュドミラ・ワシーリエワ&イルギス・ガリムーリン(1991)

VAIDVD 4532(DVD-Video) ¥3980
ロシア・バレエの大スターたち Vol.3 1972-1992
(1)海賊(アダン/プティパ振付) 
リュドミラ・ワシーリエワ&イワン・コルネーエフ(1992)
(2)ライモンダ-グラン・パ・ダクシオン(グラズノフ/プティパ振付) 
リュボーフィ・クナコーワ&レジェプ・アブディエフ(1983)
(3)伝説(ペルゴレージ/ヴェトロフ振付) 
ニーナ・チモフェーエワ&ユーリ・ヴェトロフ(1981)
(4)天地創造(ペトロフ/カサトキナ&ワシリョーフ振付) 
エカテリーナ・マクシーモワ&スタニスラフ・イサーエフ(1981)
(5)眠りの森の美女-バラのアダージョ(チャイコフスキー/プティパ振付) 
タチヤナ・タヤーキナ&ワレリー・コフトゥン(1976)
(6)薔薇の精(ウェーバー/フォーキン振付) 
ワレリヤ・ツォイ&ウラジーミル・マラーホフ(1991)
(7)シュトラウシアーナ(ヨハン・シュトラウスjr/ブルメイステル振付) 
リーリャ・トゥルニナ&オレグ・ミクラシェフスキー(1975)
(8)ノクチュルヌ(チャイコフスキー/エリザレフ振付) 
マイヤ・プリセツカヤ&アナトーリ・ヴェルディシェフ(1980)
(9)アダージョ(ラフマニノフ/ヴェトロフ振付) 
ニーナ・チモフェーエワ&アレクセイ・ラザレフ(1980)
(10)セレナータ・ノットゥルナ
(モーツァルト/カサトキナ&ワシリョーフ振付) 
ナディア・サイダコワ&ウラジーミル・マラーホフ(1991)
(11)ジェンツァーノの花祭り(ヘルステッド/ブルノンヴィル振付) 
タチヤナ・パリィ&ウラジーミル・マラーホフ(1991)
(12)グラン・パ・クラシック(D.オーベール/グゾフスキー振付) 
ヴェーラ・ティマショーワ&アレクサンドル・ゴルバチェヴィチ(1992)
(13)ドン・キホーテ-パ・ド・ドゥ(ミンクス/プティパ=ゴルスキー振付) 
エカテリーナ・マクシーモワ&ウラジーミル・ワシリエフ(1972)

VAIDVD 4533(DVD-Video) ¥3980
ロシア・バレエの大スターたち Vol.4 1968-1992
(1)スパルタクス-第1幕フィナーレ
(ハチャトゥリヤン/グリゴローヴィチ振付)
ウラジーミル・ワシリエフ(1972)
(2)ガイーヌ-パ・ド・ドゥ(ハチャトゥリヤン/チチナーゼ振付)
マルガリータ・ドロズドーワ&ワジム・テデーエフ(1975)
(3)決闘(ガヴリーリン/エイフマン振付)
ワレンチナ・モロゾワ&アンドレイ・ゴルデーエフ(1987)
(4)スペイン舞曲(マスネ/チモフェーエフ振付)
ニーナ・チモフェーエワ&ワレリー・アニシモフ(1981)
(5)白鳥の湖-第3幕の黒鳥のパ・ド・ドゥ
(チャイコフスキー/プティパ=イワノフ振付)
タチヤナ・タヤーキナ&ワレリー・コフトゥン(1977)
(6)バフチサライの泉(アサフィエフ/グーセフ振付)
イリーナ・コルパコワ&ゲンナジー・セルツキー(1981)
(7)海賊(アダン/プティパ振付)
ナジェジダ・グラチョーワ&アレクサンドル・ヴェトロフ(1992)
(8)グラン・パ・クラシック(D.オーベール/グゾフスキー振付)
タチヤナ・パリィ&ウラジーミル・マラーホフ(1991)
(9)ライモンダ-第3幕のグラン・パ・クラシック(グラズノフ/プティパ振付)
ガブリエラ・コムレワ&エフゲニー・ネッフ(1983)
(10)イワン雷帝(プロコフィエフ/グリゴローヴィチ振付)
ナタリヤ・ベスメルトノワ&ユーリ・ウラジミロフ(1978)
(11)エスメラルダ-パ・ド・ドゥ(プーニ/プティパ振付)
タチヤナ・タヤーキナ&ワレリー・コフトゥン(1976)
(12)ロミオとジュリエット-バルコニー・シーン
(プロコフィエフ/グリゴローヴィチ振付)
ナジェジダ・グラチョーワ&ユーリ・ヴァシュチェンコ(1992)
(13)レダと白鳥(マーラー/カサトキナ&ワシリョーフ振付)
リュドミラ・ワシーリエワ&ウラジーミル・マラーホフ(1991)
(14)ドン・キホーテ-パ・ド・ドゥ(ミンクス/プティパ=ゴルスキー振付)
リュドミラ・セメニャーカ&ミハイル・バリシニコフ(1968)
ロシアへ行って、一度は観てみたいのがバレエ。技術、美術、演技すべての点
で世界最高とされていますが、本当に凄かったのはソ連時代でした。しかし、
鉄のカーテンに遮られて情報が出なかったのと、記録媒体が限られていたこと
で、幻のものとされてきました。それらを一挙公開、4巻6時間半に及ぶ貴重な
映像を収録しました。現在活躍するアイドル・ダンサーはいないものの、振付
や教育などで名を残している伝説のダンサーたちの実際の演技にふれられ、非
常に興奮させられます。なかでもウラノワ1955年からグラチョーワ1992年の
「ロミオとジュリエット」や、全盛期のプリセツカヤ、さらにおなじみのバ
リシニコフ、ゴドゥノフ、ガリムーリンらのソ連時代の妙技も堪能できます。
ことに若々しいプリセツカヤのテクニックは驚きの連続で、これだけでも持っ
ている価値ありと申せましょう。
いずれも難しいテクニックを要求される見せ場ですが、彼らのロボットのよう
に精巧無比なピルエットやスポーツ選手ばりの跳躍、それでありながら舞台
俳優ばりの感情表現など恐るべき技巧と、夢のように美しい舞台美術、伝説の
ダンサーたちが次から次へと妙技を見せてくれる夢のような時間を楽しめま
す。バレエを学ぶ方必見、無二の宝と申せましょう。
さらに嬉しいのは、あまり音で聴く機会のないエシパイの「アンガラ川」やス
ロニムスキーの「イカルス」、メリコフの「愛の伝説」などの作品が入ってい
ること。いずれもソ連時代の重要なバレエ音楽で、名のみ高いものの他に音源
が出ていません。ロシア音楽ファンも必聴と申せましょう。
今日のロシア・バレエでほぼ絶滅した古き良き伝統を、すべて収めた貴重盤、
永久保存されることをおススメ致します。




<IDEALEAUDIENCE>
30 79508(DVD-Video) ¥2900
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6
ドビュッシー:
前奏曲集第2集より「風変わりなラヴィーヌ将軍」、
「月の光がふりそそぐテラス」
シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番ト長調D894, Op.78
ブラームス:間奏曲 Op.117-2
アダム・ラルーム(P)
収録:2010年ヴェルビエ音楽祭、ライヴ
2009年のクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝したフランス人ピア
ニスト、アダム・ラルーム。詩的な表現力と確かな技巧で、たちまち聴衆を
魅了した注目の若手ピアニストです。この映像は印象的なデビューを飾った
ヴェルビエ音楽祭でのライヴ。ロマンの香り漂うシューマン。品のある瑞々
しい表現のドビュッシー。構成感抜群のシューベルト。そして落ち着いた味
わいを丁寧に表現したブラームス。
ラルームの繊細なタッチと溢れ出る表現力がたっぷりと詰まったDVD。




<EVIL PENGUIN RECORDS>
EPRC 009(1CD+ボーナスDVD(PAL) ¥2250
プーランク:チェロ・ソナタ
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
メシアン:イエスの永遠性への讃歌(世の終わりのための四重奏曲より)0
ジャクリーヌ・フォンテイン:6つの気候
≪特典映像DVD(PAL)約40分:ドビュッシー:チェロ・ソナタの演奏風景
/リハーサル風景≫
ヤン・パス(チェロ)、ステファノ・ヴィスマラ(ピアノ)
録音:2008年9月
ベルギー生まれのチェリスト、ヤン・パス。18歳という若さでモネ王立歌劇場
のソロ・チェリストに任命され、その後シュトゥットガルトやバイエルン歌劇
場でも実力を発揮しています。そんなベテラン、ヤン・パスによるプーランク、
ドビュッシーといったセンスが問われる作品のほか、同郷のジャクリーヌ・
フォンテインの作品集。ジャクリーヌ・フォンテインは、キャサリン・ヘプバ
ーンの出演した映画「招かれざる客」の音楽を担当した人物。「6つの気候」
は、ドビュッシーへのオマージュ的作品でありながら、メシアンの緻密さをも
想起させる雰囲気の作品で、このアルバムを締めくくるにふさわしい作品です。




<K617>
K617 224 ¥2250
アンドレ・カンプラ(1660-1744):
レクイエム/主がシオンの繁栄を回復されたとき(In convertendo)
アニュス・デイ
ロバート・ゲッチェル(ソプラノ)、
ジャン=フランソワ・ノヴェッリ(テノール)、マルク・ラボネット(バス)、
レ・パージュ&レ・シャントレ・ドゥ・サントル・ドゥ・ムジーク・バロック
・ドゥ・ヴェルサイユ、
オルケストル・デ・ムジーク・アンシエンヌ・エタヴニール
オリヴィエ・シュネーベリ(指揮)
録音:2010年10月
イタリアの影響をとりいれながら、フランス音楽がさらに豊かになった時期の
代表的作曲家の一人。レクイエムでの透明感あふれる世界は、後のフォーレや
デュリュフレに通じるものを感じさせます。




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2065 ¥2250
リヒャルト・ワーグナー:
(1)歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲、
(2)歌劇「タンホイザー」序曲
フランツ・リスト:(3) 交響詩「前奏曲」 
R.シュトラウス:(4)4つの最後の歌
(I眠りにつくとき、II9月、III春、IV夕映えに)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
(1)(2)(3)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(4)フィルハーモニア管弦楽団
録音:(1)1954年3月4、5日、(2)1952年12月2、3日、(3)1954年3月3、4日
以上、ウィーン、ムジーク・フェラインザール
(4)1950年5月22日、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
使用音源: (1)(2)(3)HMV(U.K.)HTA-16(オープンリール・テープ、2トラック、
19センチ) (4)アセテート盤(番号なし)
録音方式:モノラル((1)(2)(3)セッション、(4)ライヴ)
■制作者より
ステレオ初期時代、英HMVから発売されたフルトヴェングラーのオリジナル・
モノラルのオープンリール・テープはカタログ数が限られているだけではなく、
中古市場でも極めて稀少です。ところが、今年に入ってその幻のテープを初め
て入手、その再生音に驚愕しました。従って、わずか3曲ではありますが、ノ
イズ・リダクションを使用しないテープの音がいかに生々しいか、それを実感
していただくために急きょ発売を決定しました。
■ボーナス・トラックについて
1950年5月22日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われたR.シュ
トラウスの「4つの最後の歌」の世界初演は、これまでいくつかのレーベルで
発売されています。元となるアセテート盤には2箇所(〈眠りにつくとき〉の
最終和音、〈夕映えに〉の最後7小節)に欠落があり、さらに第3曲目〈春〉に
のみ拍手が入っていますが、既存のすべてのLP、CDはこうした欠落を補修する
とともに、拍手の位置を入れ替えたり追加したりして、当日の雰囲気を再現し
ようとしています。しかし、当ディスクではオリジナルのアセテート盤に記録
された音を「全く修正せず、あるがまま」復刻いたしました。
(以上、平林直哉)




<SEELENKLANG>
FIT 2 ¥2250
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー:交響曲第3番 嬰ハ短調(日本初演)
野口剛夫(指揮)、東京フルトヴェングラー研究会管弦楽団
録音:2006年8月27日 杉並公会堂 ライヴ録音
歌曲とテデウムの日本初演ライヴで話題を呼んだ作曲家フルトヴェングラーの
作品シリーズ第2弾。東京フルトヴェングラー研究会は1995年の設立以来、
一貫してフルトヴェングラーの作品を紹介し続けてきましたが、2006年には彼
の遺作となった交響曲第3番の日本初演を行いました。このCDには、杉並公会
堂におけるライヴ録音が収められています。宿命、戦い、彼岸、戦いは続く、
とタイトルがつけられた各楽章には、芸術的にも政治的にも激動の時代だった
20世紀前半を生き抜き到達した作曲家としての肉声が聴こえて来ます。時代の
流行には批判的な姿勢を貫いた結果、ほとんど顧みられることのなかったフル
トヴェングラーの作曲は、生誕125年を迎える現在、時代を超えた普遍的メッ
セージを伝えるものとして再評価が高まっています。東京フルトヴェングラー
管弦楽団は、常任指揮者の野口剛夫のもと、作品に対して献身的な演奏を繰り
広げており、生々しい日本初演のドキュメントになっています。

SEK 1 ¥2250
ブルックナー:
アダージョ~弦楽五重奏曲より(管弦楽編曲:野口剛夫 世界初演)
録音:2006年3月18日、大田アプリコ大ホール
交響曲第5番 変ロ長調(F.シャルク改訂版 日本初演)
録音:1996年7月20日、なかのZEROホール
野口剛夫(指揮)、東京フルトヴェングラー研究会管弦楽団
「ブルックナーの改訂版は改竄版なんかではない。面白いし、ブルックナー音
楽の本質を考えるのにふさわしい材料を提供してくれる。」かつて音楽雑誌で
こう宣言して、賛否両論を巻き起こした野口剛夫が、自らタクトをとって挑戦
したシャルク改訂版の第5交響曲の日本初演ライヴを収めております。さらに
野口は、現代におけるブルックナー編曲の実例を示さんとして、弦楽五重奏曲
のアダージョを管弦楽用に編曲して演奏しました。その前代未聞の世界初演も
収められた、他には類を見ない意欲的なアルバムです。




<FIRST HAND RECORDS>
FHR 11 ¥1780
「音楽の迷宮 / コン・ジョイア・レコーディングス」
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV.1009
・C.P.E.バッハ:スペインのフォリアによる12の変奏曲wq.118-9, H 263
・ロカテッリ:
カプリッチョ第23番ニ長調-「音楽の迷宮」op.3
[デ・サラムによる無伴奏チェロ用編曲版]
・J.S.バッハ:
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番ト短調BWV.1029
・ヒンデミット:無伴奏チェロ・ソナタOp.25-3(1922)
・デ・シルヴァ:
ハープシコードのための4つの小品 パ・ド・ドゥ(ソナチネより)
/ 左手のための習作 / Alankara-Tala / 前奏曲
ロハン・デ・サラム(チェロ;Eric T Benning, Los Angeles, 2005,
after the “Christiani” cello by Antonio Stradivari; on loan by kind
courtesy of Mr Armen Ksajikian)
プリーシ・デ・シルヴァ(ハープシコード;John Phillips, Berkeley, 2001,
after instruments by Johann Heinrich Grubner,
the Younger, Dresden, circa 1740)
録音:2010年5月17-19日カリフォルニア州、クレアモント、
スクリップス・カレッジ・演奏芸術センター、
ギャリソン・シアター(セッション・デジタル)
「かれの世代で、こんなにも天賦の才に恵まれたものはほとんどいない」
―パブロ・カザルス
かつてアルディッティ四重奏団のチェリストとして活躍したロハン・デ・サラ
ムが、J.S.バッハやロカテッリを取り上げた異色のアルバムが登場します。
現代の最高峰アルディッティ四重奏団の第3代チェリスト(1977-2005)として、
20年以上に亘り、同時代音楽シーンの最前線でしのぎを削ってきたデ・サラ
ム。在籍中、創設者のアーヴィン・アルディッティと比肩して、アルディッ
ティ四重奏団の顔と呼ばれたほど。
デ・サラムは、チェロのための主だった現代作品の献呈を数多く受けており、
たとえばベリオから「セクエンツァXIV」を献呈され、クセナキスも作品を捧
げている事実が示すように、その実力に対する信頼感は絶大。
2005年にアルディッティ四重奏団を勇退し、現在では、ソリストとして世界中
の主要なオーケストラと共演を重ねているデ・サラムですが、“原点回帰”と
でもいうべきこのアルバムでも、完璧な技巧を披露しています。
格調高いJ.S.バッハも聴かせますが、圧巻はやはり、アルバムのタイトルにも
なっているロカテッリ。猛烈な勢いで目まぐるしくパッセージが繰り返され、
まさに迷宮をおもわせる内容ですが、デ・サラムは圧倒的なテクニックでねじ
伏せます。
なお、デュオを組むデ・シルヴァは、アメリカ合衆国の著名な古楽アンサンブ
ル、コン・ジョイア(Con Gioia)の音楽監督を務めています。キアラ・バンキ
ーニ、モニカ・ハジェット、ヴィーラント・クイケン、マーティン・パール
マンといった国際的に有名なビッグ・ネームとの共演を数多く果たしており、
演奏ならびに創作活動でも、これまでに数々の賞を獲得しています。




<RCO Live>
RCO 11004 14枚組 ¥16200
ステレオ
「ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団アンソロジー第6集1990-2000」
[CD 1]
バルトーク:歌劇「青ひげ公の城」Sz.48, BB 62(Op.11) (57’47”)
イルディコー・コムローシ(Ms ユーディト) 
コロシュ・コヴァーチュ(Bs 青ひげ公)
イヴァン・フィッシャー(指揮)
録音:1990年1月6日NOS / RNW
[CD 2]
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
クラウス・テンシュテット(指揮)
録音:1990年12月9日RNW
[CD 3]
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
録音:1991年3月10日AVRO / RNW
シベリウス:交響曲第4番イ短調Op.63
パーヴォ・ベルグルンド(指揮)
録音:1991年9月11日AVRO
[CD 4]
フランク・マルタン:
7つの管楽器、ティンパニ、打楽器と弦楽のための協奏曲(1949)
リッカルド・シャイー(指揮)
録音:1991年9月26日AVRO/RNW
デュティユー:ヴァイオリン協奏曲「夢の樹」(1985)
イザベル・ファン・クーレン(Vn) シャルル・デュトワ(指揮)
録音:1991年2月2日AVRO/RNW
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調Op.10
サー・ゲオルク・ショルティ(指揮)
録音:1991年9月19日AVRO/RNW
[CD 5]
エルガー:交響曲第2番変ホ長調Op.63
アンドレ・プレヴィン(指揮)
録音:1992年2月19日AVRO/RNW
ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲(1954)
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)
録音:1993年2月18日AVRO/RNW
[CD 6]
ワーグナー:「リエンツィ」序曲
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音:1993年12月9日AVRO/RNW
ラヴェル:バレエ「マ・メール・ロワ」全曲
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
録音:1993年2月24日AVRO/RNW
ツェムリンスキー:交響的歌曲Op.20(1929)
ウィラード・ホワイト(Br) リッカルド・シャイー(指揮)
録音:1993年10月10日AVRO/RNW
[CD 7]
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番Sz.119 (23’14”)
マルタ・アルゲリッチ(P) クラウス・ペーター・フロール(指揮)
録音:1993年12月16日AVRO/RNW
ダッラピッコラ:
ギリシャ叙情詩集-ソプラノとさまざまな器楽グループのための(1942-45)
ルーシー・シェルトン(S) ラインベルト・デ・レーウ(指揮)
録音:1993年4月29日RNW
メシアン:神の降臨のための3 つの小典礼(1944)
オランダ放送合唱団女性合唱
マルク=アンドレ・アムラン(P) ジャン・ローランドー(オンド・マルトノ)
シャルル・デュトワ(指揮)
録音:1994年1月21日AVRO/RNW
[CD 8]
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ジャン・フルネ(指揮)
録音:1995年2月24日AVRO/RNW
ヒンデミット:ヴェーバーの主題による交響的変容
リッカルド・シャイー(指揮)
録音:1994年4月29日AVRO
ベルント・アロイス・ツィンマーマン:
トランペット協奏曲ハ長調“誰も知らない我が悩み”(1954)
ペーテル・マスーズ(Tp) *RCO首席
エド・デ・ワールト(指揮)
録音:1995年6月29日AVRO/RNW
シェーンベルク:淨められた夜Op.4(1899 / 1917弦楽合奏版)
ピエール・ブーレーズ(指揮)
録音:1995年10月27日AVRO/RNW
[CD 9]
ブラームス:悲劇的序曲Op.81
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:1995年5月12日AVRO/RNW
シューマン:ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲ハ長調Op.131
トーマス・ツェートマイアー(Vn) ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:1995年5月12日AVRO/RNW
シューベルト:交響曲第8(9)番ハ長調D 944「グレイト」
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
録音:1996年11月1日AVRO
[CD 10]
シェーンベルク:管弦楽のための5つの小品Op.16
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音:1995年11月24日AVRO/RNW
テオ・ルーベンディー(b.1930):ピアノ協奏曲(1995-96)
ロナルド・ブラウティハム(P) リッカルド・シャイー(指揮)
録音:1996年4月19日AVRO/RNW
モーツァルト:交響曲第40番ト短調KV 550
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:1997年1月29日AVRO
[CD 11]
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1889年版 / ノーヴァク版第3稿)
クルト・ザンデルリング(指揮)
録音:1996年11月8日AVRO/RNW
ディーペンブロック:夜の讃歌第2番「朝をかならず迎えねばならぬのか?」
ナタリー・シュトゥッツマン(A) リッカルド・シャイー(指揮)
録音:1997年10月10日AVRO/RNW
[CD 12]
ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント(1934 / 1949改訂)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1997年4月27日AVRO
モートン・フェルドマン(1926-1987):コプトの光(1986)
ペーテル・エトヴェシュ(指揮)
録音:1998年10月23日AVRO/RNW
ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):シンフォニア(1968-69)
スウィングル・シンガーズ
ルチアーノ・ベリオ(指揮)
録音:1997年5月16日AVRO/RNW
[CD 13]
ウィレム・ペイペル(1894-1947):6つの交響的エピグラム[諷刺詩](1928)
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
録音:1999年3月19日AVRO/RNW
ベルリオーズ:歌曲集「夏の夜」Op.7
アン・マレイ(S) ベルナルド・ハイティンク(指揮)
録音:1999年3月19日AVRO/RNW
R.シュトラウス:交響詩「死と浄化」Op.24
クルト・マズア(指揮)
録音:1999年6月11日AVRO/RNW
アイヴズ:ニュー・イングランドの3つの場所
ジョン・アダムズ(指揮)
録音:1998年4月18日AVRO/RNW
[CD 14]
武満徹:鳥は星形の庭に降りる(1977)
ジョン・アダムズ(指揮)
録音:1998年4月18日AVRO/RNW
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47
クルト・ザンデルリング(指揮)
録音:1999年6月11日AVRO/RNW
シュレーカー:
永遠の生について[テキスト:ウォルト・ホイットマン](1927年管弦楽版)
クラウディア・バラインスキー(S)
ゲルト・アルブレヒト(指揮)
録音:2000年3月10日AVRO/RNW
お待ちかね、名門RCOのアンソロジーボックス第6集は、いよいよ1990年代に突
入。今回も前回同様、クラムシェル仕様ボックス入りの14枚組、極上のライヴ
音源をぎっしり収めています。
まず、目を引くのはテンシュテットとザンデルリング。テンシュテットそして
RCOの大看板、マーラーの第5交響曲(CD 2)に、巨匠ザンデルリングの指揮でブ
ルックナー第3番(CD 11)、ショスタコーヴィチ第5番(CD 14)といった超弩級演
奏が、ようやく正規音源より日の目を見るのが最大の収穫といえます。
さらに、ヴァラエティゆたかなスター客演陣が得意とするプログラムがポイン
トよく網羅されているのはいつも通りで、ブーレーズ指揮の「淨められた夜」
(CD 8)、イヴァン・フィッシャーによるバルトーク「青ひげ公の城」(CD 1)、
ベルグルンドのシベリウス(CD 3)、プレヴィンのエルガー(CD 5)、ガーディナ
ーのシューベルト(CD 9)、そして、前回に引き続いての登場となるアルゲリッ
チ独奏でバルトークの第3番(CD 7)と、なんとも心躍るプログラムが並びます。
もちろん、名誉客演指揮者アーノンクールをはじめ、ハイティンク、シャイー
それにヤンソンスといった、歴代シェフの未発表の音源をしっかりと押さえて
いるのもうれしいところ。
加えて、シャイーによるディーペンブロック(CD 11)やハイティンクによるペ
イペル(CD 13)、エトヴェシュによるフェルドマン、ベリオ自演による「シン
フォニア」(CD 12)というように、自国オランダの作曲家や同時代の音楽への
積極的な関わりを持ってきたRCOの姿を伝える構成もこのシリーズならではの
特色といえます。
やはり、このたびもまた、伝統と革新のRCOだからこそ成し得る、この上ない
充実の内容となっています。




<FRA PROD>
FRA 005(DVD-Video) 2枚組 ¥4350
FRA 505(Blu-Ray) ¥4450
字幕:仏英独西伊
リュリ:「アルミード」
ステファニー・ドゥストラック(S アルミード)
ポール・アグニュー(T ルノー)
ロラン・ナウリ(Br 憎悪)
クレア・デボノ(S 栄光,フェニス,リュサンド)
イザベラ・ドリュエ(Ms 英知,シドニー,メリッス)
ネイサン・バーグ(Bs イドラオ)
マルク・モイヨン(Br ユバルド,アロント)
マーク・キャラハン(Br アルテミドル)
ほか
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン
演出:ロバート・カーセン
装置,衣装:ギデオン・デイヴィー
収録:2008年10月,パリ
素晴らしい映像の登場です。「アルミード」は、リュリが完成させた最後のオ
ペラで、また名コンビとしてオペラ史上に名高いフィリップ・キノーとの最後
の共同作業になったものです。題材は、オペラに頻繁に用いられているトルク
ワート・タッソーの「解放されたエルサレム」に登場する魔女アルミーダ(フラ
ンス語でアルミード)と十字軍の騎士リナルド(ルノー)の物語。リュリは十数年
に渡る抒情悲劇(トラジェディ・リリク)の経験から得られた音楽を「アルミー
ド」に惜しみなく注ぎ込み、素晴らしい音楽に仕立てています。キノーの台本
は、およそ90年後にグルックが新たに作曲をしており、こちらも傑作として知
られています。
ここに収録されているのは、2008年10月にパリのシャンゼリゼ劇場で上演され
た舞台。ラモー「レ・ボレアド」、ヘンデル「アルチーナ」、「セメレ」など、
数々のヒットを飛ばしたクリスティとカーセンのコンビが、ここでも大きな話
題になりました。
「アルミード」の成功如何はタイトルロールにかかっています。ここでのドゥ
ストラックのアルミードは、歌、演技、容姿、衣装、すべてが揃った絶品です。
ドゥストラックは数年前に、やはり激しい気性で愛に苦しむ女メデーの音楽を
集めたアルバム(Ambroisie AM157)が絶賛されました。ここでもアルミードを
鮮やかな切り口で描いています。
クリスティの音楽の素晴らしさは言うまでもありません。多くの人たちがリュ
リを演奏するようになった今日でも、クリスティのリュリは気品ある力強さで
頭一つ抜けています。
作曲家リュリの集大成「アルミード」の、このような充実した上演を映像で見
れれるとは、なんと喜ばしいことでしょう。もちろん映像は鮮明、ことにBlu-
Rayでは美しさに目を見張らずに入られません。




<Supraphon>
SU 4037 ¥1780
イバラの中の花々-三聖女の伝説
(1)聖カテリーナ (2)聖バルバラ伝 (3)聖マルガレーテ伝
バルボラ・ソイコヴァー(指)
ティブルティナ・アンサンブル、ハナ・ブラシコヴァ(ゴシックHrp)
【録音:2010年11月/フシテ教会(プラハ)】
チェコがキリスト教化したのは980年代とされ、中世には敬虔で美しい宗教曲が
数多く作られました。ことに殉教した三聖女カテリーナ、バルバラ、マルガレ
ーテの伝説は美しい歌物語的な宗教音楽となり、今日に伝承されています。ア
カペラの女声のみ、時にゴシック・ハープの典雅を伴い歌われるさまは、この
世のものとは思えぬ純な美しさで、心洗われるかのようです。これからの暑い
時期に、一服の清涼剤のような涼風をもたらしてくれるエコCDです。バッハ・
コレギウム・ジャパンの名唱で話題のハナ・ブラシコヴァが参加しているのも
注目。何とゴシック・ハープも彼女の演奏で、俗世の煩わしさを忘れさせてく
れます。

SU 4059 ¥1780
ショパン:
(1)スケルツォ第1番ロ短調 Op.20/(2)同第2番変ロ短調 Op.31
(3)同第3番嬰ハ短調 Op.39/(4)同第4番ホ長調 Op.54
(5)練習曲嬰ハ短調 Op.25の7/(6)同変イ長調 Op.25の1
(7)マズルカ ホ短調 Op.41の1/(8)同ヘ短調 Op.68の4
(9)同ハ長調 Op.7の5/(10)同ハ長調 Op.56の2
イヴァン・モラヴェッツ(Pf)
【録音:1989年11月/トロイ貯蓄銀行ホール(ニューヨーク)】
米DORIANレーベルからのライセンス音源。硬質で色彩感に満ちた音色、隙のな
い技巧で知られるモラヴェッツは、日本にも熱狂的なファンを持つ巨匠。イマ
ジネーショあふれる彼のショパンは独特の味わいに満ちていて、はまると他の
演奏が物足りなくなる魔力を秘めています。超オススメ。

SU 3845 ¥1780
スメタナ:ピアノ曲集 Vol.5
(1)バガテルと即興曲 Op.6(全8曲)/(2)ギャロップ ニ長調
(3)華麗なギャロップ(1840)/(4)ポルカ「ルイーゼ」(1840)
(5)ポルカ「ゲオルギア」(1840)/(6)ピルゼンの思い出/(7)学生時代より
(8)即興曲変ホ短調(1841)/(9)同ロ短調(1841)/(10)同変イ長調(1841)
(11)マズルカ・カプリッチョ/(12)歌詞のない二重唱(1842)
(13)ワルツ集(1844)/(14)カドリーユ ヘ長調(1843)
(15)同変ロ長調(1843)
イトカ・チェホヴァー(Pf)
【録音:2011年2、3月/マルティーネク・スタジオ(プラハ)】
スプラフォン・レーベルが進めるスメタナ・ピアノ曲全集の第5巻。スメタナと
いえばオーケストラ曲や室内楽のイメージが強いですが、本人がピアノの名手
だったこともあり、多くのピアノ曲が残されています。そのいずれもが技巧
で内容も凝り、ショパンやリストに匹敵する魅力的なピアノ音楽作曲家だった
ことを再認識させてくれます。チェコの女流チェホヴァーはエネルギッシュな
技巧派で、スメタナ特有の細かい音の動きを完璧に再現。民俗舞曲ポルカのリ
ズムの良さも最高です。

SU 4058 ¥1480
ボヘミアの印象
(1)スメタナ:ボヘミアの森と草原から
(2)ドヴォルザーク:「チェコ組曲」より前奏曲、ロマンス、
(3)同:序曲「自然のなかで」Op.91
(4)スーク:夏のおとぎ話 Op.29より間奏曲
(5)ノヴァーク:スロヴァキア組曲より恋人たち、田舎楽士
(6)マルチヌー:「花束集」より牧歌
(7)ヤナーチェク:利口な女狐の物語-序奏
(8)同:ラシュスコ舞曲よりのこぎり
(9)フィビヒ:詩曲
ヴァーツラフ・ノイマン(1)‐(3)、(6)‐(9)(指)、
リボル・ペシェク(4)(指)
チェコ・フィル、イジー・ビェロフラーベク(5)(指)
プラハ・フィルハーモニア
【録音:1971-85年(1)‐(4)(6)‐(9)/ルドルフィヌム、1998年
ドモヴィナ・スタジオ(5)(プラハ)】
一見チェコを代表する作曲家を集めた名曲集風ですが、選んでいる曲が凝って
います。あえて誰でも知っている曲にしないところがスプラフォンならではで、
新たな宝石を発見できる喜びに満ちています。あの甘く美しいフィビヒの「詩
曲」を何とノイマンの指揮で聴くことができるのも注目です。




<EUROARTS>
20 66468(DVD-Video) ¥2900
ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲Op.120(60mm)
ダニエル・バレンボイム(P)
収録:1991年フィルハーモニー・ガスタイク、ミュンヘン
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲Op.24(29mm)
イェフィム・ブロンフマン(P)
収録:1987年マックス・ヨーゼフ・ザール ミュンヘン・レジデンツ
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988(81mm)
アンドラーシュ・シフ(P)
収録:1990年ライトシュターデル、ノイマルクト(ライヴ)
この映像は音楽都市ミュンヘンの貴重な映像を発売するシリーズ「メトロポリ
タン・ミュンヘン」の第1弾。
ドイツ3大クラシック作曲家J.S.バッハ、ベートーヴェン、ブラームスが残した
偉大な変奏曲「ゴルトベルク変奏曲」「ディアベッリ変奏曲」「ヘンデルの主
題による変奏曲」を収録した映像。演奏するのはバレンボイム、ブロンフマン、
シフの現代を代表する巨匠ピアニスト3人。
1991年に録音されたバレンボイムのディアベッリ変奏曲。バレンボイムならで
はの細部に至るまで徹底した表現力と独自の様式美に溢れた演奏を披露してい
ます。
ミュンヘンのレジデンツ内にあるマックス・ヨーゼフ・ザールで1987年に収録
されたブロンフマンのヘンデルの主題による変奏曲。高度な技巧を要するこの
作品を説得力あふれる演奏で名手ブロンフマンが聴かせます。
アンドラーシュ・シフの2つのゴルトベルク変奏曲の録音は、名盤として高い
評価を得ていますが、この1990年に収録されたライヴ映像は、2度の録音の丁
度間に位置する時期のものです。優れた音楽的感覚と並はずれた知性と明晰さ、
圧倒的集中力と安定感に脱帽です。




<WAON RECORDS>
WAONCD 210 ¥2080
G.F.ヘンデル:フルート・ソナタ集
(1)ホ短調 HWV379(op.1-1a)
(2)ト長調 HWV 363b(op.1-5) 
(3)ロ短調 HWV367b(op.1-9)
(4)イ短調HWV374(ハレソナタ第1番)
(5)ホ短調HWV375(ハレソナタ第2番)
(6)ロ短調HWV376(ハレソナタ第3番)
(7)ニ長調HWV378
福永吉宏(フルート/ヘルムート・ハンミッヒ銀管No.436((4)(5))、
銀管No.12((1)(2)(3)(6))、木管No.228((7)))
上尾直毅(チェンバロ/Bruce Kennedy, Amsterdam 1993,
after Michael Mietke, Berlin)
録音:2010年3月30,31日&4月1日/滋賀県立高島市立ガリバーホール
ベテラン福永と、名手上尾によるヘンデル・ソナタ集。
「このソロソナタ集は、緩徐楽章における美しい旋律、早い楽章におけるソロ
とバスの2声で書かれていながらも多声部の教会作品を思わせるような響きを持
つ対位法的手法、複数ある楽章のうちの幾つかに舞曲楽章を織り交ぜながら1曲
のソナタを形作る方法など、基本的にはコレッリ以来多くの作曲家がすでに行っ
てきた様々な伝統的なスタイルを踏襲している。しかしながら、それら伝統的
な形式の上に成り立つ個々の楽章を観た時、ヘンデル以外に書きようがないこ
の上もなく甘く切ない旋律や、激しく猛り狂う感情の世界が確かに存在し、さ
すが劇作品を熟知した作曲家の手によるものだと深く驚嘆させられる。」
(-ブックレットより)
旧東ドイツの名匠ヘルムート・ハンミッヒは生涯に役460本のフルートとピッコ
ロを製作しました。彼のフルートは、銀管・木管ともいわゆるモダン楽器です
が、ヘンデルのフルート・ソナタを演奏するのにとてもふさわしい資質を持っ
ている楽器としてここの録音では3本の楽器が曲にあわせて選択・使用されてい
ます。芯の太い音質、柔らかなニュアンス、自在な即興演奏を可能にする抜群
のコントロール性といった楽器の素晴しい可能性を、名手福永が見事に引き出
しています。上尾のサポートも光ります。音の芯が見事にとらえられた優秀録
音ぶりも注目です。
福永吉宏(ふくなが・よしひろ)
1981年、京都・バッハ・ゾリステンを創立・主宰、バッハの教会カンタータ
200曲全曲を20年計画で全曲演奏する連続演奏シリーズは、2005年11月に最終
回を迎え完奏、各メディアで報道され注目を浴びた。フルート奏者として活躍
する傍ら、各地にてレクチャーコンサート等を開催するなど、その活動は多彩。
上尾直毅(うえお・なおき)
上尾は東京芸術大学のピアノ科を卒業してからバロック音楽の学びを深めるた
め、チェンバロを本格的に始める。チェンバロのほか、フォルテピアノ、ミュ
ゼットやクラヴィコードも得意としている。




<K617>
K617 227 ¥2180
ブクステフーデ(c.1637-1707):
(1)カンタータ「(O dulcis Jesu, o amor cordis mei)」BuxWV 83
(2)シャコンヌBuxWV 160
(3)カンタータ「おお、慈悲深く、優しく、神々しい父よ」BuxWV 82
(4)前奏曲BuxWV 163 (5)カンタータ「Fallax mundus」BuxWV 28
(6)ソナタBuxWV 266 (7)カンタータ「おお、神の都」BuxWV 87
(8)パッサカリアBuxWV 161 (9)十字架の歌BuxWV 76
ラファエル・ケネディ(S)、
ダ・パーチェム〔ヴィルジニ・デシャルム&ステファニー・ポーレ(Vn)、
シルヴィー・モケ(Vl)、マルク・ヴォルフ(テオルボ)、
ヤニク・ヴェルレ(Cem)、ピエール・アドリアン・シャルピ(Org)〕
録音:2010年9月
ブクステフーデはオルガン作品だけではなく、豊かな声楽作品も多数のこして
います。さらに、その声楽作品は、(1)のようにラテン語の典礼音楽風なもの
から、(6)のカンタータのようなルター派教会の様式に則ったものまで、様々
なスタイルのものがのこされています。魅力ある器楽作品と声楽作品を組み合
わせたブクステフーデの魅力を堪能できる1枚。ラファエル・ケネディの澄ん
だ歌声が疲れた心に沁み渡るようです。




<haenssler>
98 628 ¥2080
フォーレ:
・レクィエムOp.48
 岡村 知由紀(S)、デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Br) 
パリ室内管弦楽団
・ラシーヌの雅歌Op.11(Org伴奏版)
・汝はペテロなり
 トマーシュ・セルク(Br)
・タントゥム・エルゴOp.65-2
ポール・ナンスキーヴィル(Org)
リューベック・シュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭合唱団
ロルフ・ベック(指揮)
録音: 2010年7月15 & 16日レンツブルク、キリスト教会(ライヴ・デジタル)
[レクィエム],
2010年8月17日メルドルフ大聖堂(ライヴ・デジタル)[Op.11、ペテロ、Op.65-2]
ギュンター・ヴァント時代、ハンブルクNDR響のインテンダントとして巨匠の
信頼も厚かったロルフ・ベックは、1945年生まれのドイツを代表する合唱指揮
者。ベックが手兵シュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭合唱団を指揮して、
フォーレの「レクィエム」ほかを演奏したアルバムは、2010年のシュレスヴィ
ヒ=ホルシュタイン音楽祭でおおいに話題になった公演の模様をライヴ収録し
たものです。
ヴィルヘルム・エーマンとヴォルフガング・ゲネンヴァインに師事し、フラン
クフルト・アン・マインの音楽大学ではヘルムート・リリングのクラスで指揮
を学び、合唱指揮の最終課程を修めたのち、ベックはバンベルク交響合唱団の
指揮者を20年以上に亘り務め、現在、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭ア
カデミー合唱団の創設者で芸術監督のポストにあり、バンベルク響、シンフォ
ニア・ヴァルソヴィアにもデビューを果たし、近年オーケストラ指揮者として
の活躍にも目覚ましいものがあります。
大阪フィル、オーケストラ・アンサンブル金沢への客演など来日経験も豊富で、
レパートリーもたいへん幅広く、ヘンデルの主要なオラトリオやメンデルスゾ
ーンからシュニトケまで多岐にわたります。
崇高にして甘美なムードに満ちた傑作「レクィエム」をはじめ、ここでも比較
的若いメンバーの覇気をうまく引き出して、やわらかく美しいハーモニーを作
り上げるあたりにみごとな手腕を確かめられます。




<Profil>
PH 11028 4枚組 ¥4580
[CD 1] 65’43”
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(1878/80年版)
録音:2007年7月29日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
[CD 2] 64’52”
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
録音:2008年7月29日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
[CD 3] 36’54”
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
(ウィリアム・キャラガンによるフィナーレ補筆完成2010年改訂版による世界初
録音)
第1楽章、第2楽章
[CD 4] 46’47”
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
第3楽章、第4楽章
録音:2010年8月1日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
/ バイエルン放送-シュトゥーディオ・フランケン
ゲルト・シャラー(指揮)
フィルハーモニー・フェスティヴァ
[バイエルン放送収録による共同制作]
ブルックナー研究の第一人者ウィリアム・キャラガンが2010年にフィナーレを復
元した最新改訂版による第9交響曲を収めた、ファン注目のアルバムが登場します。
ブルックナーの第9交響曲は、1887年から1894年にかけて第1楽章から第3楽章まで
が完成されたものの、1896年の作曲者の死によって、未完の交響曲として残され
ています。遺されたスケッチの数々をもとに、フィナーレを補筆して全曲を完成
する試みにはいくつもの版が存在し、キャラガン校訂によるもののほかにも主だっ
たものとして、以下のようなものがあります。
・「サマーレ&マツーカによる1984年フィナーレ復元版」-インバル、ロジェスト
ヴェンスキー
・「サマーレ、フィリップス、コールス、マツーカによる1992年フィナーレ復元
版(サマーレ&コールスによる2005年改訂)」-ボッシュ
1981年から83年にかけてフィナーレの復元作業を手掛けた権威ウィリアム・キャ
ラガンによるものとしては、すでにオリジナル版、2003年改訂版、2006年改訂版
のレコーディングがそれぞれありますが、このたび登場するのは2010年に行われ
た最新改訂版。どのような内容かは聴いてのお楽しみですが、トラックタイム22
分12秒にも及ぶ聴きごたえ十分のボリュームを有しているのはなんとも見逃せな
いところです。
フィルハーモニー・フェスティヴァは、ミュンヘンの主要なオーケストラ、すな
わちミュンヘン・フィル、バイエルン放送響、バイエルン州立歌劇場管のメンバ
ーと首席奏者たちで構成されるオーケストラ。もともとはカール・リヒターが
1953年に創設した世界的アンサンブル、ミュンヘン・バッハ管をその母体とし、
偉大な伝統を振り返ることが可能ですが、レパートリーを拡大し古典派とロマン
派時代の傑作群を網羅しようとして、“フィルハーモニー・フェスティヴァ”の
名称のもと、幅広い楽器編成で演奏をおこなっています。
1965年バンベルクに生まれたゲルト・シャラーは、1993年にハノーファー州立歌
劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、ほかにも1998年にブラウンシュ
ヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務
めている実績が示すように、劇場たたき上げのマエストロ。とりわけワーグナー、
シュトラウス、ヴェルディのオペラを得意として評価も高く、そのいっぽうで、
あたらしいレパートリーの開拓にも前向きなシャラーは、最近ではProfilよりリ
リースされたゴルトマルクの「メルリン」のレコーディングでも注目を集めてい
ます。




<TAHRA>
FURT 2008(SACD-Hybrid) ¥2380
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
フルトヴェングラー(指)
ウィーンPO
録音:1944年12月19/20日
24bit192khz新マスタリングで「ウラニアのエロイカ」の真実の姿が、今ここに明
らかになりました!演奏についてはすでに語りつくされているフルトヴェングラ
ー壮年期の、最も劇的な「エロイカ」。
ドイツ放送アーカイヴのオリジナルアナログマスターテープコピーからピッチを
修正し、新たにマスタリングし直され、hybrid SACDで甦りました。
ムジーク・フェライン・ザールの豊かな残響がSACDで楽しめます。
第一楽章終結の猛烈なアッチェレランド、雄弁でドラマチックで精神的な葬送行
進曲、まさに英雄の進軍を思わせるスケルツォのトリオ、ぐんぐん集中していく
テンポが見事な血沸き肉躍るフィナーレの特になだれ込むような迫力のコーダ。
どこをとっても「エロイカ」を聴く醍醐味ここに極まれり!というような素晴ら
しいSACDの登場でございます。
今後もTAHRAレーベルのフルトヴェングラーの名盤がSACDで発売される予定です。




<haenssler>=SWR MUSIC=
93 277 ¥2250
ドヴォルザーク:
交響曲第7番ニ短調Op.70
交響曲第8番ト長調Op.88
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)
録音:[第7番]2010年4月20、24日/ [第8番]2010年9月30日
シュトゥットガルト・リーダーハレ・ベートーヴェンザール(ライヴ・デジタル)
「新世界より」(93251)に続く、ノリントン& SWRシュトゥットガルト放送響によ
るドヴォルザーク・シリーズ第2弾。
交響曲第7番と第8番はともに2010年にライヴ収録されたものですが、前作「新世
界より」でも、なんともいえない清清しい感触が印象的で、たとえば第2楽章ラル
ゴで端的に示されていたように、ノリントンはこの泰西名曲よりあらたな魅力を
引き出していたので、ここでの内容にもあらたな期待が膨らみます。
ドヴォルザークが独自の作風を確立した円熟期に書かれ、メロディメーカーとし
ての非凡なセンスを強く刻み込む代表作として、すでに幅広い人気を獲得してい
るこの2曲ですが、1998年の首席指揮者就任以来、ベートーヴェンやモーツァルト、
ハイドンと一貫して、既成のイメージをことごとく打破してきたノリントンの実
験精神の前ではいかなる例外もありません。ドヴォルザークに対しても、民俗色
を前面に打ち出した本場チェコ勢の演奏とはひと味もふた味もちがうアプローチ
で、痛快さにも似た満足感をもたらしてくれるにちがいありません。




<PRAGA>
PRDDSD 250284(SACD-Hybrid) ¥2780
ツェムリンスキー(1871-1942):
(1)いたるところに咲く五月の花-ソプラノと弦楽六重奏のための 
(2)チェロ・ソナタ イ短調
(3)弦楽五重奏のための二つの小品 (4)チェロとピアノのための3つの小品
ルーシー・ハジコヴァー(S)
ツェムリンスキー弦楽四重奏団
プラジャーク弦楽四重奏団メンバー
ツェムリンスキーの若き日の作品集。ブラームスの影響が色濃く見られます。デ
ーメルの詩によるやや病的な「いたるところに咲く五月の花」は、8分に満たない
短い作品ながら、心を波立たせる作品です。

PRDDSD 250283(SACD-Hybrid) ¥2780
(SACD Hybrid)
シューマン:謝肉祭op.9
ショパン:バラード第3番 変イ長調 op.47、夜想曲第13番ハ短調op.48-1、
スケルツォ第4番ホ長調op.54、幻想曲 ヘ短調op.49
スラヴカ・ペチョコヴァー(ピアノ)
録音:2011年1、2月
プラハ・ピアノ・デュオの一人、マルティン・フルシェルおよび巨匠モラヴェッ
ツに師事したスラヴカ・ペチョコヴァーが弾くシューマン&ショパン作品集。




<ATMA Classique>
ACD2 2623 ¥1850
ブリテン:テノールとハープのための後期作品集
ハルモニア・サクラからの5つの歌
【聖なる音楽による讃歌/主よ、私は罪を犯した/父なる神への讃歌/神への讃歌
/我が眼が溢れてしまえばよい】
民謡編曲集
【とねりこの林/彼女は燕のように/やれやれ嫁はもらったが/グリーンスリーヴス
/答えのなんと優しいことか/美しいマリー伯爵】
ハープのための組曲Op.83、誕生日を祝う歌Op.92、
カンティクル第5番「聖ナーシサスの死」Op.89
ローレンス・ウィルフォード(T)
ジェニファー・シュウォーツ(Hp)
録音:2009年11月21-23日
ハープ伴奏によるブリテンの後期声楽作品集。ブリテンの生涯のパートナーであっ
たテノール歌手ピーター・ピアーズ。ブリテンの声楽作品には欠かせない存在で
す。ブリテンが病に倒れた後は、ピアーズの伴奏が出来なくなったためハープ奏
者オシアン・エリスとともに演奏活動を行っていました。最晩年の作品カンティ
クル第5番「聖ナーシサスの死」は、ピアーズとエリスによって初演。また、ここ
に収録されているハープのための組曲はエリスのために作曲されています。これ
らのブリテン後期の作品は晩年の独特の力強さを感じさせます。

ACD2 2556 ¥1850
ジョン・アダムズ(1947-):中国の門、フリギアの門
フィリップ・グラス(1937-):ピアノ独奏のためのオルフェ組曲
デイヴィッド・ジャルベール(P)
録音:2009年5月
アメリカ現代音楽の牽引者ジョン・アダムズとフィリップ・グラスのピアノ・ソ
ロ作品を録音したアルバム。ミニマル・ミュージックの作曲家ジョン・アダムズ
は、この「中国の門」と「フリギアの門」を作曲した時は太平洋に面した北カリ
フォルニアに住んでおり、変調する波と水の自然な動きに影響を受けています。
ジョン・アダムズはこの作品でポスト・ミニマルの様式へと変化しています。
フィリップ・グラスの「オルフェ組曲」はジャン・コクトーの映画「オルフェ」
(1950)に影響され作曲された室内オペラ(1991)に基づいています。

ACD2 2509 ¥1850
ラッスス(1532-1594):聖ペテロの涙
モントリオール古楽スタジオ クリストファー・ジャクソン(指)
録音:2010年5月聖オーギュスタン教会、ケベック
ラッススは最晩年にイタリアの詩人タンシッロの21節からなる8行詩「聖ペテロの
涙」に曲をつけ、この7声の宗教的連作マドリガーレを書き上げました。多彩な表
現でラッススの簡潔さと卓越したバランス感覚が見事この作品に凝縮されていま
す。モントリオール古楽スタジオの知的なアプローチで自然な響きを堪能できる
1枚です。

ACD2 2471 ¥1850
シャルル・トゥルヌミール(1870-1939):オルガン作品集Vol.2
「テ・デウム」による即興(デュリュフレ編)
ヴァリエ・プルセ、ハーモニウムのための40の小品Op.21より5つのノエル
神聖な大壁画 No.1 Op.75
大いなるアントワーヌのための自由な形式の前奏曲Op.68
小さな花Op.66
神秘のオルガンOp.55/III
ヴァンサン・ブシェール(Org)
録音:2008年10月聖ジャン・バティスト教会、ケベック
カナダのオルガン奏者ヴァンサン・ブシェールによるシャルル・トゥルヌミール
のオルガン作品第2集。トゥルヌミールは神秘主義に傾倒しており、その信条は
作品を通して強く表れています。彼の最高傑作「神秘のオルガン」は教会暦に沿っ
て作曲された連作であり、バッハの全オルガン作品の長さに等しい大作です。




<IDEALEAUDIENCE>
30 79568(DVD-Video) ¥2900
30 79564(Blu-ray) ¥4250
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
(2)D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調K.141
(3)ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.35
(4)ビゼー:交響曲 ハ長調
マルタ・アルゲリッチ(P) ダヴィド・ゲリエ(Tp)
ヴェルビエ音楽祭室内管弦楽団
ガーボル・タカーチ=ナジ(指)
収録:(1)(2)2009年7月22日 (3)(4)2010年7月17日
ヴェルビエ音楽祭ライヴ
スイスのスキー・リゾート地、ヴェルビエで毎夏に開催されている音楽祭。2009
年と2010年に行われたアルゲリッチのコンサート・ライヴ映像を収録しています。
アルゲリッチは2011年6月5日で70歳を迎えなお、その技巧は衰えることなく、精
力的に活動を行っています。
先ずは2009年、完全に手中に収めた堂々たる演奏のベートーヴェンのピアノ協奏
曲第2番。アルゲリッチ節が炸裂した刺激的で、しかも説得力のある演奏を披露し
ています。そして、こちらもアンコールの十八番D.スカルラッティのソナタK.141。
555曲あるソナタの中でも有名な作品で同音連打の激しい難曲です。
次に2010年には、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番。正式名称は「ピアノ
とトランペット、弦楽合奏のための協奏曲ハ短調」。ユーモアと皮肉に満ちたショ
スタコーヴィチらしい音楽でトランペットとの掛け合いが見事。アルゲリッチの
キレの良い溌剌としたタッチは健在。トランペットを担当するのは、14歳の時モ
ーリス・アンドレ国際トランペット・コンクールで優勝し、ミュンヘン国際コン
クールでは18歳でモーリス・アンドレ以来の1位を獲得した実力の持ち主ダヴィド
・ゲリエ。現在はフランス国立管の首席ホルン奏者として活躍する凄腕です。
最後は、事実上ビゼーの唯一の交響曲 ハ長調。ガーボル・タカーチ=ナジの指
揮でヴェルビエ音楽祭室内管が颯爽とした若さみなぎる演奏を聴かせてくれます。




<Alba>
ABCD 322(SACD-Hybrid) ¥1980
ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008):
サクソフォーン四重奏、弦楽オーケストラとゴングのための協奏曲 作品108(2000)
アルヴォ・ペルト(1935-):
フラトレス(Version A)(1977/1980/2007)(室内オーケストラのための)
アウスケトル・マウッソン(1953
クウォトレイン(2005)(サクソフォーン四重奏と弦楽のための)
カレヴィ・アホ(1949-):
ペール・ヘンリク・ノルドグレン追悼(2009)(ヴァイオリンソロのための)
ラッシャー・サクソフォーン四重奏団
クリスティーネ・ラル(ソプラノサックス) 
エリオット・ライリー(アルトサックス)
ブルース・ワインバーガー(テナーサックス) 
ケネス・クーン(バリトンサックス)
ラップランド室内管弦楽団 
ヨン・ストゥールゴールズ(指、Vn)
2008年に亡くなったフィンランドの作曲家ペール・ヘンリク・ノルドグレンを追
悼するアルバム。ドイツ生まれ、アメリカのサクソフォーン奏者ジーグルト・ラ
ーシェール(1907-2001)が娘カリーナ(カーリン)と1969年に創設したラッシャー・
サクソフォーン四重奏団(ラーシェール・サクソフォーン四重奏団)のためにノル
ドグレンが作曲した《サクソフォーン四重奏、弦楽オーケストラとゴングのため
の協奏曲》。ペトリ・サカリとラッシャー・サクソフォーン四重奏団の提案によ
りアイスランド国営放送の作曲家基金がアウスケトル・マウッソンに委嘱、素材
のひとつをアイスランド伝承のバラード《アウサの詩》に求め、4人のサクソフォ
ーン奏者のソロとカデンツァが散りばめられた《クウォトレイン》。1996年から
ラップランド室内管弦楽団の芸術監督を務める指揮者、ヴァイオリニストのヨン
・ストゥールゴールズが、2009年11月15日、シウンティオで初演したカレヴィ・
アホの《ペール・ヘンリク・ノルドグレン追悼》。そして、エストニア生まれ、
オーストリアの作曲家ペルトの代表作《フラトレス》の室内オーケストラ版が演
奏されます。




<Aurora>
ACD 5066 ¥2250
ヨン・オイヴィン・ネス(1968-):
マッド・キャップ・トゥートリング(ヴァイオリン協奏曲)(2003)
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 
ロルフ・グプタ(指)
録音:2008年4月28日-30日オスロ・コンサートホール
ヘンリク・ヘルステニウス(1963-):
ヴァイオリン協奏曲「声のするところから微かな光が」(2001)
BIT20 アンサンブル ピエール=アンドレ・ヴァラード(指)
録音:2007年1月15日-17日グリーグ・ホール(ベルゲン、ノルウェー)
ギスレ・クヴェルンドク(1967-):
イニシエーション(1992)(ヴァイオリンと管弦楽のための)
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 ペーテル・シルヴァイ(指)
録音:2009年11月12日オスロ・コンサートホール(ライヴ)
ニルス・ヘンリク・アスハイム(1960-):
キャッチ・ライト(2009)(ヴァイオリン、打楽器と管弦楽のための)
ピーター・ケイツ(打楽器) 
ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 ペーテル・シルヴァイ(指)
録音:2009年3月28日グリーグ・ホール(ベルゲン、ノルウェー)(ライヴ)
ペーテル・ヘレスタール(Vn)
優れた演奏家がいてはじめて、自分たちの作品は「可能性」から「実体」になる。
そのことを知るノルウェーの作曲家たちは、現代の音楽に深い理解を示しヌール
ハイムのヴァイオリン協奏曲(BIS CD1212)でノルウェー・グラミー賞、トンメセ
ンのBull's Eye》(BIS SA1512)で2002年のノルウェー音楽批評家賞を受けたペー
テル・ヘレスタールに厚い信頼を寄せています。ノルウェー作曲家協会が主宰す
るレーベル、Aurora の最新アルバム『キャッチ・ライト』は、そのヘレスタール
のポートレート・アルバムです。
このアルバムでは、ヘレスタールが委嘱もしくは初演した「ヴァイオリン協奏曲」
4曲が紹介されます。ヨン・オイヴィン・ネス、ヘンリク・ヘルステニウス、ギス
レ・クヴェルンドクは、彼と同じ時期にオスロのノルウェー国立音楽アカデミー
で学んだ作曲家たち。ニルス・ヘンリク・アスハイムは、一足早くプロの音楽家
として出発し、オルガニスト、ピアニスト、作曲家として活躍しています。
音楽のスタイルと表現する内容の大きく異なる4人の作品。ヴァイオリンのソロに
始まるネスの《マッド・キャップ・トゥートリング》は、メディアを前にイラク
への侵攻をぶち上げ、「われらの時代でもっとも馬鹿げた悲劇的戦争のひとつ」
を引き起こしたアメリカ合衆国第43代大統領ジョージ・W・ブッシュ(ペラペラしゃ
べる無鉄砲者)へのあてこすりです。ヘルステニウスの《声のするところから微か
な光が》は、同じ和声が循環する4つの部分から構成されています。ヴァイオリン
のソロとアンサンブルが「距離」を置かず、ともに音のテクスチュアを微細に変
化させていきます。この2曲は、オスロとベルゲンでセッション録音され、Simax
と Aurora のアルバムに収録された音源が再び使われています。
クヴェルンドクの《イニシエーション》ではソロとオーケストラは、伝統のヴァ
イオリン協奏曲に見られる「距離」を保ちながら音楽を展開します。アルバン・
ベルクのヴァイオリン協奏曲をほのめかす旋律が開始早々現れます。「肖像写真
に撮られた人物の目に映りこむもの」がイメージされたという、アスハイムの
《キャッチ・ライト》。電気的に増幅されたヴァイオリンと打楽器の音が音楽の
空間に加わります。クヴェルンドクとアスハイムの作品は、オスロとベルゲンの
コンサートがライヴ録音されました。
アスハイムの曲の打楽器ソロを担当するピーター・ケイツはアメリカ出身。ベル
ゲン・フィルハーモニックのソロ首席打楽器奏者とグリーグ・アカデミー打楽器
科の科長を務め、ベルゲンに本拠を置く現代音楽アンサンブル、BIT20 にも参加
しています。




<C-major>
70 6608(DVD-Video) ¥3500
70 6704(Blu-ray) ¥5180
ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番Op.72
シェーンベルク:管弦楽のための変奏曲Op.31
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
ボーナス:モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調K297b
ダニエル・バレンボイム(指)
ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ
モハメド・サレ(Ob)キナーン・アズメ(Cl)
シャロン・ポリャク(Hrn)モル・ビロン(Fg)
収録:2007年8月13日、8月15日(ボーナス)
ザルツブルク音楽祭、ライヴ
ユダヤ系の音楽家バレンボイムとパレスチナ系の学者であり音楽家でもあるエド
ワード・サイードによって創設されたウェスト=イースタン・ディヴァン・オー
ケストラ。イスラエルとアラブの和平のためにイスラエル、パレスチナ、ヨルダ
ン、レバノン、エジプト等の才能ある若手音楽家を集めています。
この映像は2007年ザルツブルク音楽祭での演奏会。濃厚な陰影で充実した演奏の
ベートーヴェンの「レオノーレ」第3番。光の見えない闇を感じさせる、12音技法
による後期ロマン主義的な音楽シェーンベルクの「管弦楽のための変奏曲」。そし
て、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」。感情的で艶やかな魅力のある演奏。
終楽章の絶望的暗さを強調した解釈が印象的です。
ボーナスとして収録されているのは、モーツァルトの協奏交響曲。ウェスト=イ
ースタン・ディヴァン・オーケストラのメンバーがソリストとして登場。各人の
気合が入り、息がピッタリと合った見事な演奏です。




<WERGO>
WER 6733 ¥2180
As fast as possible-ナンカロウ作品集
ナンカロウ:
(1)オーケストラのための組曲
(2)プレーヤー・ピアノのための練習曲第16番(2台8手編曲版)
(3)プレーヤー・ピアノのための練習曲第20番(ピアノ連弾編曲版)
(4)プレーヤー・ピアノのための練習曲第26番(4台7手編曲版)
(5)室内オーケストラのための3つの楽章
(6)七重奏。断片
(7)プレーヤー・ピアノのための練習曲第32番(ピアノ・デュエット編曲版)
(8)プレーヤー・ピアノのための練習曲第44番 偶然性のカノン(エンドレス)
2台4手編曲版
パウル・ウッシャー:
(9)ピアノーラと室内オーケストラのためのナンカロウ協奏曲
ヘレナ・ブガッロ&エイミー・ウィリアムズ(ピアノ/(3)(4)(5)(7)(8))
エイミー・フリッグス&イングリード・カルレン(ピアノ/(2)(4)) 
レックス・ローソン(ピアノーラ(9))
カスパー・デ・ロー(指揮)アンサンブル・モデルン((5)(6)(9))
ステファン・アスバリー(指揮)WDRケルン放送交響楽団((1))
録音:2004, 2005年
ナンカロウといえば、プレーヤー・ピアノ。ナンカロウは生のピアノを含む音楽
を書いていましたが、演奏不可能なほど難しいものを書き、自分の作品が正しく
演奏されないことを憂い、一寸の間違いのない機械仕掛けのプレーヤー・ピアノ
のために作品を書きだしました。50曲以上あるこの練習曲では、ありえない音程
のアルペジオや、複雑怪奇なリズム、テンポに満ちています。欧米を中心にナン
カロウ・ブームが巻き起こった時、彼はコンサートへの関心に目覚め、この練習
曲集を編曲するようになりました。基本的にナンカロウ作品の編曲は本人以外し
てはいけないことになっており、現在もこのルールは生きています。ナンカロウ
自身による編曲のプレーヤー・ピアノは、ジャズとスペイン的空気が入り混じっ
たような、無機的なリズムに裏打ちされた独特な世界が広がります。ナンカロウ
が生の楽器のために書いた作品も収録されており、ナンカロウの魅力を多角的に
見ることができます。パウル・ウッシャーによる「ピアノーラと室内オーケスト
ラのためのナンカロウ協奏曲」は、亡くなってしまったために未完のままとなっ
ていたナンカロウのスケッチから作品を書き起こしたもの。プレーヤー・ピアノ
のための作品よりも人間味の漂う世界で、ナンカロウが意図したものと同じかど
うかはわかりませんが、「いかにも」ナンカロウ「らしい」音響(ジャズのようで
ありスペイン風味のある)となっています。ソロを務めるのはピアノーラの名手、
レックス・ローソン。ナンカロウはローソンに出会ってピアノーラに興味を示し
たと言います。(注:ピアノーラもプレーヤー・ピアノの仲間の機械仕掛けのピア
ノではありますが、演奏時に演奏者が存在して、多少テンポを揺らしたりするこ
とができるものだと思われます。)ナンカロウも認めた奏者による演奏をご堪能下
さい。

WER 6314 2枚組 ¥2700
ハンス・G・ヘルムス(b.1932):
Fa:m’ Ahniesgwow-実験的語り作品
シュプレッヒボーラー(言語的=音楽的語り芸術トリオ)
録音:2009年
文学と音楽作品の境目で起こったアヴァン=ギャルドの記念碑的作品、Fa:m’
Ahniesgwowの録音。テクストの内容は、ファシスト風な社会構造が続いている
ことへの非難や、消費社会への洞察。ヘルムスは、作曲する言語(language to
compose)を使って、社会・政治経済の現象を考察し、自身が見、体験したことを、
意味・音節や文法などの要素と融合させています。このヘルムスの重要な作品を
録音するにあたり、このシュプレッヒボーラー(スピーチ・アート・トリオ)は何
度も舞台にかけてきました。作曲者とも何度も対話を重ねた上でのこの録音は、
非常にオーセンティシティの高いものとなっています。



<ALIA VOX>
AVSA 9882(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥2700
「ルイ15世のオーケストラ/ラモー:管弦楽組曲集」
ラモー:
「優雅なインド」組曲(1735年)、「ナイス(ナイアス)」組曲(1748年)、
「ゾロアストル(ゾロアスター)」組曲(1749年)、「ボレアド」組曲(1764年)
ジョルディ・サヴァール(指)
ル・コンセール・デ・ナシォン
録音:2011年1月11-14日モーゼル県メス、メス海軍工廠大ホール
ルイ13世時代のフィリドール、ルイ14世時代のリュリに続き、ルイ15世(1710-1774)
時代から選ばれたのはラモー(1683-1764)。前の2人と比べると、王個人とのつな
がりは希薄でしたが、オーケストラの団員たちとは、その作品を通して深いつな
がりを持っていました。リュリの時と同様、代表的なオペラから抜粋した管弦楽
組曲で、最初期の代表作「優雅なインド」、中期を代表する「ナイス」と「ゾロ
アストル」、最晩年の作「ボレアド」から各曲は取り上げられています。
リュリとの比較、特に管弦楽法的な側面に焦点を当てて比較すると、ラモーの特
徴は、フル・オーケストラによる豪華絢爛さにあり、このことが、ラモーがオペ
ラの作曲家としてデビューした1730年代半ばに起きた、リュリ派とラモー派の論
争点の1つでした。しかしながら、この管弦楽の豪華絢爛さは、音楽理論家ラモー
自身による和声法の探求にその基礎を置いており、音楽史的には、リュリからラ
モーに至る間に、カンプラ、マレ、モンテクレールらによって、徐々に取り入れ
られていった方法を、効果的に展開したものでした。
今回、サヴァールたちは、CIMA(国際古楽センター)、及びESMUC(カタルーニャ上
級音楽院)の協力を得、演奏の準備に大規模な学術調査を基礎作業として取り入れ
ました。その後のヨーロッパ各都市におけるツアーにおいて、その成果を遺憾な
く発揮した演奏会を重ね、満を持して録音にのぞんでいます。





<APARTE>
AP 019 ¥2300
リスト:ピアノ作品集
(1)ハンガリー狂詩曲 第15番(ホロヴィッツ編曲)
(2)愛の夢(ノクターン第3番)
(3)ラ・ダンツァ(ロッシーニ:音楽の夜会より/リスト編曲)
(4)愛の夢(ノクターン第2番)
(5)即興ワルツ
(6)おお、お前、夕星の歌(ワーグナー/リスト編曲)
(7)イゾルデの愛の死(ワーグナー/リスト編曲)
(8)コンソレイション第3番
(9)巡礼の年第2年への補遺「ヴェネツィアとナポリ」-ゴンドラの漕ぎ手、
カンツォーネ、タランテッラ
トリスタン・プァッフ(ピアノ)
録音:2011年2月
現在26歳のトリスタン・プァッフによるリスト作品集。プァッフは2007年のロ
ン・ティボー国際音楽コンクールで6位入賞、ガラ・コンサートで来日経験もある
注目株。ミシェル・ベロフやチッコリーニの薫陶を受けたとびきりのリストです。




<Orfeo>
ORFEO 738111 \2450
サリエリ:ハルモニームジーク(管楽合奏)のための作品集
「トロフォーニオの洞窟」(1785)[ハルモニームジーク版・7曲]
「オルムスの王、アクスル」(1788)[ハルモニームジーク版・10曲]
「ペルシャの女王パルミーラ」(1795)[ハルモニームジーク版・10曲]
ディーター・クレッカー(指揮) コンソルティウム・クラシクム
録音:2006年5月7-9日ザントハウゼン、クララ・ヴィーク・アウディトリアム
(セッション・デジタル)
ORFEOの看板アーティスト、クラリネットの名手クレッカーが率いる精鋭管楽ア
ンサンブル“コンソルティウム・クラシクム”の最新アルバムに、サリエリ作の
オペラ編曲のハルモニームジークが登場します。





<BIS>
BIS SA 1882(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集 Vol.10
(1)7つのバガテル Op.33/(2)11のバガテル Op.119/(3)6つのバガテル Op.126
(4)アレグレット ハ短調Hess69/(5)バガテル ハ長調 Hess73
(6)バガテル 変ホ長調 Hess74/(7)アレグレット ハ短調WoO.53
(8)バガテル「楽しい―悲しい」WoO.54/(9)バガテル ハ長調 WoO.56
(10)バガテル ハ短調 WoO.52/(11)エリーゼのために WoO.59
(12)やや生き生きと WoO.60/(13)アレグレット ロ短調 WoO.61
(14)ピアノ曲ト短調 WoO.61a/(15)バガテル ハ長調 Hess57
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
[録音:2010年8月/エステローケル教会(スウェーデン)]
好評のブラウティハム・ベートーヴェン全集の第10巻は、バガテル全曲。もちろ
んあの「エリーゼのために」も入っているのが嬉しい限り。フォルテピアノで奏
されると新鮮さもひとしおで、初めて聴くような印象を受けます。また、普段聴
くことのできない初期作も多数含まれているのも秀逸。ブラウティハムが驚きの
巧さで、ベートーヴェン・ファンは絶対にはずせない一枚です。

BIS SA 1730(SACD-Hybrid) \2500
ヒンデミット:
(1)交響曲「画家マティス」
(2)バレエ組曲「いとも気高き幻想」
(3)ウェーバーの主題による交響的変容
ジョン・ネシリング(指)サンパウロ響
[録音:2008年8月/サラ・サンパウロ]
ヒンデミットの作品というと、アカデミックでドライかつ薄味で、あまり聴きた
くない…という印象をよく聞きますが、実は聴き手を楽しませようというサービ
ス精神に満ちた、職人芸光る面白さの連続です。ここに収められた3作は彼の代
表作で、それをシェーンベルクの子孫であるネシリングが指揮しているのも不思
議な因縁を感じます。ネシリングの熱血指揮も注目。急速楽章のノリの良さ最高
です。

BIS SA 1760(SACD-Hybrid) \2500
ウェーバー:序曲集
(1)魔弾の射手/(2)精霊の支配者/(3)トゥーランドット/(4)アブ・ハッサン
(5)オベロン/(6)オイリアンテ/(7)ペーター・シュモル/(8)プレチオーザ
(9)シルヴァーナ/(9)祝典序曲
ジャン=ジャック・カントロフ(指)
タピオラ・シンフォニエッタ
[録音:2006年5月、2009年11月/タピオラ・ホール]
ウェーバーの序曲集は芳醇なロマンの香りに満ち、演奏効果抜群なため、かつて
はドイツ系指揮者の定番レパートリーでしたが、なぜか近年新録にも恵まれず、
急激に縁遠い音楽となりつつあります。しかし、カントロフとタピオラ・シン
フォニッタ待望の新録音が登場となります。オペラ的な美しいメロディ、異常
なまでのボルテージの高い演奏を楽しめます。

BIS SA 1775(SACD-Hybrid) \2500
シューマン:ヴァイオリンとオーケストラのための作品全集
(1)ヴァイオリン協奏曲イ短調(チェロ協奏曲 Op.129より作曲者自編)
(2)幻想曲ハ長調 Op.131
(3)ヴァイオリン協奏曲ニ短調
ウルフ・ヴァリーン(Vn)、
フランク・ベーアマン(指)
ロベルト・シューマン・フィル
[録音:2009年6月/ルカ教会(ドレスデン)]
ありそうであまりないシューマンのヴァイオリンとオーケストラのための作品
全集。いずれもシューマン晩年の精神に変調をきたしてからの作品で、アブナ
い世界へ足を踏み入れてしまっているからでしょう。ヨアヒムが初演して好評
を博したという幻想曲の新録音も貴重。シュニトケや、狂焼死した奇行作曲家
アルゲーンなど、どうもその筋の音楽が得意なようなスウェーデンの名手ヴァ
リーンのソロが冴えます。

BIS 1682 \2380
ニューストレム:
(1)短い交響曲(1929/31)
(2)海の交響曲(1947/8)
マレーナ・エルンマン(Ms)(2)、クリストフ・ケーニヒ(指)マルメ響
[録音:2006年3月、2007年1月/マルメ・コンサート・ホール]
近代スウェーデンの作曲家ヨスタ・ニューストレム(1890-1966)は生涯に6篇の
交響曲を残していて、BISではすでに4篇をリリースしてロングセラーを続けて
いますが、ついに今回で全集完結します。第1交響曲にあたる「短い交響曲」は
ニューストレムのパリ時代の作。印象派の影響が感じられます。ニューストレ
ムの代表作とされる「海の交響曲」は7つの海で活躍する水夫に捧げられたもの
で、彼の海と岸への偏愛の印が明瞭に刻まれています。スウェーデンの詩人エッ
バ・リンドクヴィストの詩による歌唱をエルンマンが好演しています。

BIS 1674 \2380
アーウェル・ヒューズ:
(1)前奏曲
(2)伝説曲「オーワイン・グリンダー」(1979)
(3)歌劇「恋する博士」序曲
(4)管弦楽組曲
(5)アネイショメイロス(1943)
(6)歌劇「メンナ」前奏曲
オーワイン・アーウェル・ヒューズ(指)
ロイヤル・フィル
[録音:2009年4月/キャドガン・ホール(ロンドン)]
アーウェル・ヒューズといっても、最近BISレーベルで続々とCDをリリースして
いる指揮者ではなく、その同名の父君。1909年に生まれ、1988年に歿したウェ
ールズの作曲家。ヴァーン・ウィリアムズとホルストに師事し、ウェールズ人
としての自覚と誇りを終生熱烈に守り続けました。ここに収められた作品も、
ウェールズの古譚に基づく標題的なものが中心で聴き応え満点。息子のオーワ
イン・アーウェル・ヒューズが父へのレスペクトあふれる演奏を繰り広げてい
て感動的です。




<Profil>
PH 05008 \2180
ドヴォルザーク:ミサ曲 ニ長調Op. 86, B. 153(1887) (35’12”)
プリスカ・エセル=シュトライト(ソプラノ) バルバラ・ミュラー(アルト)
マティアス・レトナー(テノール) トーマス・ハンバーガー(バス)
ハラルト・フェラー(オルガン)
・ヤナーチェク:主の祈りJW IV/29(1901/06) (15’18”)
ロバート・ヴェルレ(テノール) イルムガルト・ゴジャフスキ(ハープ)
ハラルト・フェラー(オルガン) ミュンヘン・オルフェウス合唱団
ゲルト・グクルヘーア(指揮)
ボヘミア生まれのドヴォルザークとモラヴィア生まれのヤナーチェクによる宗
教曲を収録したアルバム。「ピアノ五重奏曲」と同じ円熟期の1887年に書かれた
「ミサ曲ニ長調」は、小規模ながらも2大傑作「スターバト・マーテル」や「レ
クィエム」に通じて、敬虔なクリスチャンであったドヴォルザークのストレート
で真摯な姿勢がよく表れたもの。のちの1893年にロンドンでの演奏に際して管
弦楽版に編曲されていますが、ここでは当初のオルガン版を採用しています。
代表作「グラゴル・ミサ」の印象が強烈なヤナーチェクの「主の祈り」は、
1901年の作曲時にはピアノもしくはハルモニウムの伴奏指定でしたが、1906年
の改訂ではハープとオルガンによる伴奏に変更され、ここでは後者による演奏
となっています。
グクルヘーア率いるミュンヘン・オルフェウス合唱団は、ミュンヘン楽友協会
合唱団の選抜メンバーおよそ60名規模のアンサンブルで、1982年の設立以来、
ドイツで評価の高い団体。ほかにも珍しい宗教作品も数多くリリースしてきた
実績が示す通り、深く美しいハーモニーを聴かせてくれます。




<ATMA Classique>
ACD2 2579 \1850
ジョン・ウィリアムズ:
「シンドラーのリスト」組曲【テーマ、ユダヤ人街、追憶】(Vn&Orch.)
ブロッホ:ヘブライ組曲(Vn&Orch.)、コンチェルト・グロッソ第1番(P&Orch.)
アレクサンドレ・ダ・コスタ(Vn)マルク・パンティロン(P)
ビエンヌ交響楽団 トーマス・レスナー(指)
録音:2008年3月19-21日ビエンヌ、スイス
1979年モントリオール出身ヴァイオリニスト、アレクサンドル・ダ・コスタと
スイスの名門オケ、ビエンヌ交響楽団による映画音楽の巨匠ジョン・ウィリア
ムズの「シンドラーのリスト」。映画では儚く切ない優しく美しいメロディー
を、イツァーク・パールマンが演奏し、映画と共に大きなヒットとなった作品
です。演奏するダ・コスタはピアノとヴァイオリンを学び、9歳にしてそれぞれ
の楽器でコンサートを行うなど神童ぶりを発揮。18歳からマドリッドのソフィ
ア王妃音楽大学で名教師ザハール・ブロンに師事。23歳の時にはシルヴィア・
ゲルバー財団より30歳以下の優れたカナダ人音楽家に贈られる最優秀賞を受賞。
これまでにベルリン・フィルをはじめとする世界中のオーケストラと共演し高
い評価を得ています。ダ・コスタは類い稀なるテクニックと情熱溢れる音楽表
現で、聴く者の心を熱くさせる演奏を披露しています。
ユダヤをテーマとしたプログラムでブロッホのヘブライ組曲とコンチェルト・
グロッソ第1番が録音されています。

ACD2 2578 \1850
アルマンド・ホセ・フェルナンデス(1906-1983):ヴァイオリン協奏曲ホ長調
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):交響曲第2番変ロ短調
アレクサンドレ・ダ・コスタ(Vn)
ジーザス・アミーゴ(指)
エクストレマドゥーラ交響楽団
録音:2007年6月18-20日バダホス、スペイン
ポルトガルの作曲家アルマンド・ホセ・フェルナンデスとルイス・デ・フレイ
タス・ブランコの作品。フェルナンデスのヴァイオリン協奏曲は1948年に作曲。
ダ・コスタの才気溢れる演奏が作品の魅力を決定づけています。ブランコの交
響曲はポルトガルのネオクラシック様式を受け継ぐ作品です。

ACD2 2632 \1850
テオドール・デュボワ(1837-1924):
サン=レミのための荘厳ミサ曲(1900)、デリヴァランスのミサ(1919)
マリア・ナピック(S)マーク・ブーシュ(B)ジャン=ウィリィ・クンツ(Org)
ミシェル・ブラッソー(指)
ヌーヴォー・モンド・フィルハーモニー管弦楽団、合唱団
オタワ・クラシック・合唱団 トレンブラン合唱団
録音:2009年9月18-20日聖ジャン=バティスト教会、モントオリオール
2005年にバリトンのマーク・ブーシュがデュボワ家でいくつかの作品を発見し
ました。その後指揮者のミシェル・ブラッソーと共に彼の故郷フランスへ向か
い作品について調べ上げミサ曲2つを持ち帰りました。2008年5月にこれらの作
品の北アメリカ初演を行い、ここに録音されました。静謐なデュボワの世界を
十分に表現しています。
デュボワはシャンパーニュ地方の小さな村ロスネーに生まれました。パリ音楽
院でトマに師事し、恩師の死後1896年から1905年までパリ音楽院の院長を務め
ます。作曲家としては多作であり、宗教曲、オペラ、バレエ、オラトリオ、器
楽曲、管弦楽曲、室内楽など多岐にわたっています。また「対位法とフーガ」
「和声法、理論と実践」など音楽理論家としても著書を残しています。

ACD2 2380 \1850
テオドール・デュボワ(1837-1924):室内楽作品集Vol.3
チェロとピアノのためのソナタ ニ長調、バラード(Vn&P)、夜想曲(Vc&P)、
メロディー(Vn&P)、アンダンテ・アパッショナート(Vc&P)、
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調、アンダンテ・カンタービレ(Vc&P)、
瞑想曲(Vn&P)、スケルツェット(Vn&P)、カヴァティーナ(Vc&P)
オシュラガ三重奏団
【アンヌ・ロベール(Vn)ブノワ・ロワゼール(Vc)ステファン・ルムラン(P)】
録音:2005年10月12-14日
テオドール・デュボワの研究をしているピアニストのステファン・ルムランと
仲間たちによる室内楽作品集第3集。美しい響きのチェロとピアノ、ヴァイオリ
ンとピアノによる作品を集めたもの。

ACD2 2362 \1850
テオドール・デュボワ(1837-1924):室内楽作品集Vol.1
ピアノ三重奏曲第1番ハ短調、ピアノ三重奏曲第2番ホ長調、
プロムナード・センチメンタル(Vn,Vc&P)、カノン(Vn,Vc&P)、
カンティレーヌ(Vn,Vc&P)
オシュラガ三重奏団
【アンヌ・ロベール(Vn)ブノワ・ロワゼール(Vc)ステファン・ルムラン(P)】
録音:2005年5月6-7日
テオドール・デュボワは19世紀フランス音楽の伝統を受け継いだ作風で、優雅
さと洗練された響き、明快でバランスのとれた構成を基本としています。ピア
ニストのステファン・ルムランがこの20世紀初頭のあまり知られていないこの
作曲家に光を当て、録音していくシリーズです。

ACD2 2539 \1850
2台ハープのための作品集
レスピーギ/S.チャロウプカ編:リュートのための古風な舞曲とアリア
ベルナルド・アンドレ:孔雀たちの庭園
ジョン・トーマス:グランド・デュエット
アンドリュー・クリーガン:ゴーウィング・ウェスト
キャロライン・リゾット:ラガ
エリック・クラプトン/ケヴィン・フォックス編:サイン
ジェニファー・スウォーツ(Hp)  ロリ・ジェメル(Hp)
録音:2007年12月19-21日
2台のハープのための作品集。レスピーギなど古典の作曲家からエリック・クラ
プトンの曲など19世紀前半から21世紀の作品までを取り上げています。ジェニ
ファー・スウォーツはモントリオール交響楽団の首席ハープ奏者、ロリ・ジェ
メルもキッチェナー・ウォータールー交響楽団の首席奏者です。実力派2人は
1999年に共にアンサンブルを組みコンサート活動を行っています。

ACD2 2356 \1850
ルーセル:セレナードOp.30(Fl,Vn,Va,Vc&Hp)
ロパルツ:前奏曲、海景画と歌(Fl,Vn,Va,Vc&Hp)
ドビュッシー:ソナタ(Fl,Va&Hp)
ラヴェル:序奏とアレグロ
ケクラン:五重奏曲第2番Op.223(Fl,Vn,Va&Hp)
ジェニファー・スウォーツ(Hp) モントリオール・チェンバー・プレイヤーズ
録音:2004年9月13-15日
7モントリオール・チェンバー・プレイヤーズとモントリオール交響楽団の首席
ハープ奏者のジェニファー・スウォーツによるフランス・ハープ室内楽作品集。
ラヴェルの若き日の作品「序奏とアレグロ」やドビュッシーの最盛期に書かれた
「ソナタ」、ロパルツの美しい作品「前奏曲、海景画と歌」など、透明感ある
ハープの響きを堪能できる1枚です。




<harmonia mundi>
HMG 501735 \1700
「20世紀ハンガリーのチェロ音楽集」
クルターク(b.1926):しるしII 作品5b-1, 2/影/信仰
ピリンスキ・ヤーノシュ:
ジェラール・ド・ネルヴァル/アツェール・ジェルジュの思い出に
コダーイ(1881-1967):
無伴奏チェロ・ソナタ op.8/チェロとピアノのためのソナチネ*/アダージョ
ヴェレシュ(1907-1992):無伴奏チェロ・ソナタ
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ) アレクサンドル・タロー(ピアノ*)
録音:2000年10月
ケラスの腕が冴えわたる!20世紀以降のハンガリー・チェロ音楽の俯瞰的名盤
です。クルタークの「影」での金属製のミュートを使っての半音階的なパッセ
ージの非現実的な壮絶感は圧巻。名手ケラスにしか出せない味わいです。コダ
ーイの「チェロとピアノのためのソナチネ」ではタローがピアノを務めていま
す。民謡を思わせる音構造やの旋律線と、ロマン派を思わせる雰囲気の合わさ
った独特の世界に、名コンビが大胆に斬り込みます。ともすれば土臭さが全面
に押し出されがちなコダーイですが、ここではがらりと違った表情が展開され
ており、その斬新さは今なおくらりとさせるショッキングさ。強烈な説得力と
凄み、ケラスの腕前の確かさを痛感する名盤です。

HMG 507344 2枚組 \2080
ビーバー:8つのヴァイオリン・ソナタ(1681)他
8つのヴァイオリン・ソナタ(1681)全曲/リュート独奏のためのパッサカリア
描写ソナタ/ソナタ「羊飼娘」/ヴァイオリン独奏のためのパッサカリア
ロマネスカ〔アンドルー・マンゼ(バロックVn)、
ナイジェル・ノース(リュート,テオルボ) ジョン・トール(Cemb,Org)〕
録音:1993年9月15/18日,1994年1月8/11日
イギリス,イースト・ウッダイ,聖マーティン教会
バロック・ヴァイオリンの魔術師、マンゼが奏でる、バロック期ドイツのヴァイ
オリン音楽の祖、ビーバーの作品集です。スコラダトゥーラ技法をはじめとする
超個性的な技法の数々をマンゼがものの見事に表現してゆきます。超難しいヴィ
ルトゥオーゾ曲をマンゼはさらりとこなし、実に明るくたのしいビーバーのを
聴かせてくれます。

HMG 501933 2枚組 \2080
ボッケリーニ:作品集
[CD1]
(1)スターバト・マーテル(1781年初版) 
(2)弦楽五重奏曲ハ短調Op.31-4G.328 〔録音:1991年4月〕
[CD2]
(1)交響曲「悪魔の家」Op.12-4、交響曲イ長調Op.35-3、交響曲ニ長調G.490、
交響曲ヘ長調Op.35-4 〔録音:1988年6月〕
A.メロン(ソプラノ)
キアラ・バンキーニ(Vn,指)
アンサンブル415
ボッケリーニのスターバト・マーテルは、1781年にソプラノと弦楽五重奏という
編成で書かれましたが、1801年に改訂され、コントラルトとテノールを加え、
序曲を付けました。この盤は1781年初版による演奏で、当時世界初録音でした。
ボッケリーニの本領である室内楽的響きが魅力です。[CD2]の交響曲「悪魔の家」
は、グルックの歌劇「オルフェオ」の地獄の場面と同じ主題によっているため、
この呼び名がつけられたもの。全員がオリジナル楽器をもちいていて、当時の
ピッチ415をグループ名にしているアンサンブル415の絶妙なアンサンブルでボッ
ケリーニを心ゆくまで楽しめるセットです。

HMG 501632 2枚組 \2080
ベルリオーズ:オラトリオ〈キリストの幼時〉Op.25
(1)ヘロデの夢 (2)エジプトへの逃避 (3)サイスへの到達
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
コレギウム・ヴォカーレ、シャペル・ロワイヤル、シャンゼリゼ管弦楽団
ヴェロニク・ジャン(Ms) ポール・アグニュー(T) 
オリヴィエ・ラルエット(Br) ローラン・ナウリ(Bs) 
フレデリック・キャトン(Bs)
このオラトリオは、木管楽器と弦楽器が主体で古雅な響きがするという点で、
ベルリオーズの作品群の中でもひときわ異彩を放っている作品です。特に、最
初に作曲された「エジプトの逃避」第2 部の合唱曲は、悪意に満ちた偏見と先
入観に基づく酷評を見返すために、バロック時代の他人の作品として発表され
ており、バロック風の響きを持っています。
ヘレヴェッヘ率いるシャンゼリゼ管弦楽団、コレギウム・ヴォカーレ、シャペ
ル・ロワイヤル及び、ジャンスをはじめとする独唱陣による演奏は、これらの
背景にある演奏様式を踏まえ、作品に深みのある表現を与えています。

HMG 501700 \1700
ギョーム・デュファイ(c.1400-1474)-アイソリズムによるモテトゥス全集
「喜べ、ビザンツ帝国の妃」「おお、聖セバスティアヌスよ」
「おお、輝きわたる宝石」「誉れある使徒に」
「偉大なるヤコブをわれら正しくたたえん」「戦う教会」
「バルサムと上品なる蝋が」「人には平和が最高のもの」
「バラの花が先ごろ」「めでたし、トスカナ人の花」
「度量ある人々の称賛を」「神の教会の輝ける星」
「キリストとともにヨハネが」
パウル・ヴァン・ネーヴェル(指)
ウエルガス・アンサンブル
録音:1999年7月
アイソリズムとは、違う旋律素材でも、同じリズム・パターンが繰り返し現れ
るというもの。デュファイはこの手法を大変得意としていました。中世の雰囲
気も漂う、独特の世界が広がります。1トラックずつじっくり聴いて、横の線
と縦の線の複雑な関連、独特で不思議なハーモニーの万華鏡にたっぷりと身を
浸からせたい1枚です。

HMG 905213 \1700
ファリャ:「恋は魔術師」(1915年版)/ペドロ親方の人形芝居
ジュゼップ・ポンス(指)
テアトル・リウレ室内管弦楽団
ヒネーサ・オルテガ(カンタオーラ)他
録音:1990年11月
今日バレエ音楽として知られるファリャの「恋は魔術師」は元来、歌と語りを含
み、15名の奏者のみの伴奏によるものでしたが、作曲の翌年、現在の形に直さ
れました。当CDはそのオリジナル版による初録音盤。バレエ曲と初版のものは、
音楽素材は同じものの、別の作品といって良いほど異なっています。ドン・キ
ホーテに基づく「ペドロ親方の人形芝居」もファリャの代表作。古いスペイン
の歌やアンダルシア民謡の要素が濃く感じられます。名匠ポンス率いる、1985
年に設立されたテアトル・リウレ室内管弦楽団の気魄に満ちた演奏でお楽しみ
下さい。

HMG 501835 \1700
バロック時代のドイツの歌曲
「愛」
ハインリヒ・アルベルト:ああひどい冷酷さ!
ヨハン・クリーガー:いとしい人、君が好きだ
アンドレアス・ハンマーシュミット:
美よ、お前は;3声のための3つのカンツォーナ
フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ:
愛の神よ、急いで正直に助言を与えてくれ
アダム・クリーガー:飛べ、魂よ、飛べ
「不安定」
ハインリヒ・アルベルト:かつて誇り高く今や死に瀕した若い女性の最後の言葉
ヨハン・クリスティアン・デデキント:すべては足早に過ぎ去って行く
フィリップ・ハンリヒ・エルレバッハ:
私たちの人生はたくさんの苦悩に囲まれている
「平安」
エラスムス・キンダーマン:
神にさかえあれ、平安はまだここに;ああ主よ、どれほど長く;晩の礼拝
「自然」
ハインリヒ・アルベルト:
魂よ、おまえはかつて見なかったか;年の中心の5月が
ヨハン・クリーガー:
おいで、歩きに行こう;2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
「幸運」
フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ:幸運よ、お前はわたしをもてあそぶ
ヨハン・クリーガー:自分の持っているもので満足する者は幸せである
アンネッテ・ダッシュ(ソプラノ) 
ベルリン古楽アカデミー団員
録音:2004年7月
アンネッテ・ダッシュは1976 年ベルリン生まれのドイツのソプラノ。2000年の
ジュネーヴ国際音楽コンクール声楽部門で第1 位を獲得。日本では2003年12月
の新国立劇場でのオッフェンバック「ホフマン物語」でアントニーアを歌って
好評でした。彼女は古楽畑での活動が主で、バッハなどの宗教音楽で評価を得
た人です。ヤーコプスもパリで「フィガロの結婚」を上演する時には若きダッ
シュを伯爵夫人に起用していますから、ただの若手ソプラノではありません。
当盤は、彼女の初ソロCD。17世紀のドイツの作曲家による親しみやすい歌曲を
歌っています。柔らかくしっとりした魅惑の声、驚くほどの気品が漂う表現、
全てにおいて大器であることを感じさせます。もちろん若い歌手ならではの溌
剌とした生命力、しっかりした技術力も目を見張るものです。テーマごとに区
切られた凝ったプログラム、それぞれのセクションでの変幻自在なダッシュの
表情は見事。滴るような音色のベルリン古楽アカデミーのメンバーの伴奏もま
た実に楽しめます。

HMG 501825 \1700
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調op.8、第2番 ホ短調 op.67
コープランド(1900-1990):
ピアノ三重奏曲「ヴィテプスク」(ユダヤ主題による習作)
トリオ・ヴァンダラー
録音:2003年5月
ショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2番はソレルチンスキー追悼のために書
かれたもので、ユダヤのメロディを用いています。コープランド初期のピアノ
三重奏曲にはベラルーシの町ヴィテプスクの名が付けられています。ヴィテプ
スクはユダヤ人が多く、シャガールもここの出身。ロシア系ユダヤ移民の子で
あるコープランドのルーツ探しで、むせかえるようなユダヤ色に満ちています。
この2作品、何故か良く似ていて、同世代の米露2大作曲家の意外な関連が興味
津々です。

HMG 50252 2枚組 \2080
パーセル:「アーサー王」(全曲)、「アテネのタイモン」付随音楽
アルフレッド・デラー(指)
デラー・コンソート、ザ・キングス・ミュージック
録音:1978年
オペラでもなく、演劇でもなく、まさにセミ・オペラとして歴史上に燦然と輝
くパーセルの「アーサー王」。1978年に録音されたデラーによるこの演奏は、
パーセルの新しい魅力を世に知らしめた非常に画期的なものでした。

HMG 501686 \1700
シュッツ(1585-1672):
イタリア語マドリガル集第1巻SWV 1-9(1611年ヴェネツィア刊)
ユングヘーネル(リュート、指揮)カントゥス・ケルン
録音:1998年ドイツ/ノイシュタット=マンデルスローの聖オスダク教会
偉大な芸術家の処女作・初期作というのはやはりただならぬ風格をもっている
ものです。シュッツ26歳の時に出版されたこのイタリア語による19のマドリガ
ルも、大変な力作です。ヴェネツィア楽派の生ける神のような存在であったG.
ガブリエリの下で研鑽を積んだシュッツ。2年ほどの修行の後に書かれたこれら
の作品は、師がそれほど善しとしなかった、極めて難しい技術が歌い手に要求
されるもの。5声の各パートの独立性が高く、通奏低音の支えもなく、さらに
歌詞もミサ曲のように繰り返しではなく、通常の歌詞を歌わなければなりませ
ん。もちろん、作曲者の腕がなければこのようなものは書けませんが、見事な
構築性をもってシュッツはこの作品を書き上げています。




<audite>
AU 92579(SACD-Hybrid) \2300
「グリーグ:管弦楽作品全集Vol.2 / オードラン」
2つの悲しい旋律Op.34
組曲「ホルベアの時代より」Op.40
2つのメロディOp.53
2つのノルウェーの旋律Op.63
ケルンWDR交響楽団
アイヴィン・オードラン(指揮)
録音:2009年8月31日-9月2日ケルン、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール
(デジタル・セッション)[WDR制作]
ヨルマ・パヌラの弟子オードランが進めるグリーグの管弦楽曲全集シリーズ第2
弾。グリーグが何にもまして極めたジャンルと云われる弦楽オーケストラのため
の作品は、歌曲とピアノ小品からの編曲が主体ですが、すっと透き通った高音か
ら絶妙に表情を変えてゆく中低域まで、ここにしかない独特の魅力にあふれてい
ます。
“この音楽の風味は、わたしの血です”と語るように、オードランもまたグリー
グの生まれ故郷ベルゲン育ち。胸をしめつけるような「過ぎし春」や組曲「ホル
ベアの時代より」ほか、ノルウェーのフォークロアを題材にした内容への共感の
深さは本物で、演奏の出来ばえがそれを物語っています。




<harmonia mundi>
HMC 902082 ¥2450
フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ(1809-1847):協奏曲集
(1)ピアノと弦楽のための協奏曲 イ短調 MWV 02(1822)
(2)ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲 ニ短調 MWV 04(1823)
クリスティアン・ベズイデンホウト
(フォルテピアノ/copy after Conrad Graf 1824, built by Rodney
Regier, 1989, Freeport, Main(USA)overhauled by Edwin Beunk and
Johan Wennink in 2002 - collection Edwin Beunk)
フライブルク・バロック・オーケストラ
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指揮&ヴァイオリン(2))
録音:2010年4月(Teldexスタジオ)
フォルテピアノの申し子、クリスティアン・ベズイデンホウト。近年は王
子ホールでのリサイタルや、オーケストラ・リベラ・クラシカとの共演の
ために毎年のように来日、どのコンサートでも、実に感動的な演奏を聴か
せてくれており、日本での評価も急速に高まりつつあります。ホグウッド
指揮NHK交響楽団との演奏会ではモダンピアノでの素晴しい演奏を聴かせて
くれましたが、自身「音楽活動のうち95-98%はフォルテピアノ」と言う通
り、彼の真骨頂はフォルテピアノ。一音一音の表情が実に多彩で、時に笑
いかけ、時に涙するような、変幻自在の柔らかな音楽性で聴き手を包み込
みます。




<Bel Air>
BAC 054(DVD-Video) 2枚組 ¥5150
BAC 454(Blu-ray) ¥4680
字幕:伊英独仏西
ヴェルディ:「マクベス」
ディミトリス・ティリアコス(Br マクベス)
フェルッチョ・フルラネット(Bs バンコ)
ヴィオレタ・ウルマーナ(S マクベス夫人)
ステーファノ・セッコ(T マクドゥフ)
アルフレード・ニグロ(T マルコルム)
ほか
テオドール・クレンツィス(指)
パリ・オペラ座管弦楽団,合唱団
演出,装置,衣装:ディミトリ・チェルニャコフ
収録:2009年4月,パリ
パリで話題騒然となったヴェルディの「マクベス」が映像で登場です。
「マクベス」はシェイクスピア原作から時代や場所の設定を移し変えた上
演が盛んで、日本では黒澤映画「蜘蛛巣城」などという傑作もあります。
とうぜん、オペラでも現代社会に置き換えた舞台は良くあります。このパ
リのバスティーユ劇場での新制作では、大人気演出家ディミトリ・チェル
ニャコフがマクベスをまさしく現代的に仕立てています。舞台は小さな町
の中。冒頭、徴兵についていたと思しきマクベスの帰郷を町民が歓迎しま
す。この舞台ではこの町民たちがマクベスとバンコに予言を与えます。そ
れなりに裕福だけれど冴えない風貌のマクベスと夫人が、野心を燃やし、
殺人を犯してまで権力の頂点に上っていく様は、かなりリアル。ことに田
舎臭い格好から流行のファッションへと変貌していくマクベス夫人の成り
上がり奥様っぷりはたいへん説得力があります。
マクベスのディミトリス・ティリアコスはギリシャ、ロードス島出身のバ
リトン。ここ数年で急速に台頭したバリトンで、マクベスを始め、「ドン
・カルロ」のロドリーゴなど、ヴェルディ・バリトンとして人気急上昇中
です。オペラ歌手にしては痩せ型で背が高く、しかしどこか不甲斐ない中
年の雰囲気があって、このマクベスにはピッタリ。マクベス夫人には、も
はやヴェルディ、ワーグナーどちらもドラマティックソプラノの筆頭格に
なったヴィオレタ・ウルマーナ。女丈夫といった風貌と強靭な歌声で、は
まり役。そしてこの二人以上に喝采を貰っていたのが、イタリア人テノー
ル、ステーファノ・セッコ。見せ場の少ないマクドゥフ(マクダフ)が、
彼の明るい美声で非常に目立つ存在になっています。さらに大ベテラン、
フェルッチョ・フルラネットが存在感のあるバンコを歌って前半を大いに
引き締めています。
このプロダクションはロシアのノヴォシビルスク国立歌劇場との共同制作
だったので、その音楽監督テオドール・クレンツィスが指揮に当たってい
ます。1973年生まれのこの若手指揮者は、今西側でも非常に注目されてい
る俊英で、ここでも切れ味鋭い音楽でヴェルディの卓越した心理描写を克
明にしています。




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2064 ¥2250
(1)ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:
「くるみ割り人形」組曲、作品71a
(2)フランツ・シューベルト(ヴェニンガー編):軍隊行進曲、作品51の1
(3)カール・マリア・フォン・ウェーバー(ベルリオーズ編):
舞踏への勧誘、作品56
(4)オットー・ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
(5)ミヒャエル・グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
(6)ジョアッキーノ・ロッシニー:歌劇「ウィリアム・テル」序曲
(7)リヒャルト・シュトラウス:
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」、作品28
ハンス・クナッパーツブシュ(指揮)
(1)-(4)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(5)オデオン大交響楽団、(6)ミュンヘン国立歌劇場管弦楽団、
(7)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
録音:
(1)-(4)1960年2月15日-17日、ウィーン、ゾフィエンザール(ステレオ)
(5)1933年4月21日、(6)1928年12月、(7)1928年9月4日、5日(モノラル)
使用音源:(1)-(4)Decca(U.K.)SXL 2239,
(5)Odeon(Germany)O 11875(Be 10316/7)
(6)Homocord(Geramny)4-8942(M 52604/5)
(7)Odeon(Germay)O 6772/3(XXB 8162/8163/8164/8165-2)
4909346 306417
■制作者より
クナッパーツブッシュのステレオ復刻第5弾は「ポピュラー・コンサート」
で、これは英デッカの初期LPからの復刻です。いつものように初期LPに刻
まれた情報を最忠実に再現します。また、ボーナス・トラックにはSP時代
の怪演奏を収録します。超スロー・テンポの「ルスランとリュドミラ」、
とぼけた味わいの「ウィリアム・テル」、そして途中でオーケストラがメ
チャクチャになる「ティル」など、クナの個性が強烈です。
■解説書の内容
元NHK交響楽団の首席トランペット奏者、北村源三氏はウィーンに留学して
いる時、クナッパーツブッシュ指揮、ウィーン・フィルの演奏に接してい
ます。その時の模様や、カラヤン、クリップス、ベームなどの思い出を存
分に語っていただいています。その当時のウィーンの空気がよく伝わって
くる貴重な証言です。(以上、平林直哉)



<ALTUS>
SACDシングルレイヤー非圧縮!NHK秘蔵のオリジナルマスターテープ(放送
用編集前)をNHK職員立ち合いでキングレコード関口台スタジオに持ちこみ、
今や大変貴重な完動品のテレフンケン製のレコーダーにて同レコーダー専
任のベテラン再生エンジニアにより慎重に再生された音をDSD方式にデジ
タル変換しました。音に徹底的にこだわり非圧縮で収録されています。

ALTSA 001(SACD) ¥3850
非圧縮シングルレイヤー
限定生産品
2チャンネルステレオ
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調
リャードフ:「バーバ・ヤーガ」 
グラズノフ:バレエ音楽「ライモンダ」より第3幕への間奏曲
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1973年5月26日東京文化会館ライヴ

ALTSA 002(SACD) ¥3850
非圧縮シングルレイヤー
限定生産品
2チャンネルステレオ
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1973年5月26日東京文化会館ライヴ

ALTSA 003(SACD) ¥3850
非圧縮シングルレイヤー
限定生産品
2チャンネルステレオ
ベルリオーズ:幻想交響曲 
ムソルグスキー:「展覧会の絵」より古い城 
ビゼー:「アルルの女」からファランドール
アンドレ・クリュイタンス(指揮)パリ音楽院管弦楽団
録音1964年5月10日東京文化会館ライヴ
厳選した公演がマスター音源さながらのSACDアルバムで発売された。その
音質は非圧縮ステレオ仕様であるため、まさにそのコンサート会場に身を
置いているようなピュアな臨場感を感じさせ、なかでも弦、管楽器などの
響きの豊かさはアナログに一番近い特性を持つSACDにより、作品をさらに
味わい深いものにしている。ぜひとも一度、音質に優れたオーディオ装置
で聴いてみて欲しい。この素晴らしさを分かっていただけると思う。
-オーディオ評論家 角田郁雄-
聴衆の興奮が伝わってくる熱い録音だ。アナログライクなキメの細かさ、
雰囲気感の良さにSACDのメリットが実によく出ている。このSACD3タイトル
は本当に見事な出来栄えだ。 -オーディオ評論家 佐藤良平-
※これらのディスクはSACD対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCDプ
レーヤーでは再生することができません。




<ANIMA RECORDS>
ANM1 10300001 ¥2350
ショーソン(1855-1899):ピアノ三重奏曲ト短調Op.3
テオドール・デュボワ(1837-1924):センチメンタル・プロムナード
ジョルジュ・プファイファー(1835-1908):ピアノ三重奏曲ニ短調Op.103
トリオ・アルカディス
録音:2011年1月10-12日パリ
ショーソン、デュボワ、プファイファーのフランスの作曲家3人によるピア
ノ三重奏曲を集めたアルバム。
若きショーソンの情熱が込められたピアノ三重奏曲は、抒情的な美しさと
香り豊かで繊細な音楽。気品ある美しさを漂わせる完成度の高いアンサン
ブルを聴かせてくれます。
そしてシャンパーニュ地方の小さな村ロスネーに生まれたデュボワ。パリ
音楽院でトマに師事し、恩師の死後1896年から1905年までパリ音楽院の院
長を務めます。作曲家としては多作であり、「対位法とフーガ」「和声法、
理論と実践」など音楽理論家としても著書を残しています。この「センチ
メンタル・プロムナード」はピアノの静かな旋律から始まり、それをヴァ
イオリンとチェロがなぞるように奏でる、静寂の音楽。
ヴェルサイユ生まれのピアニスト兼作曲家のジョルジュ・プファイファー。
カルクブレンナーの弟子でピアニストであった母からピアノの手ほどきを
受け、父はプレイエルの楽器店を経営していました。彼はバレエ、オペレ
ッタ、ピアノ曲、室内楽、管弦楽曲など様々なジャンルの作品を作曲しま
した。彼はサン=サーンスと同じくフランスの作曲家としては珍しく3曲
の協奏曲を作曲しています。このピアノ三重奏曲はフランスらしい瀟洒さ
に富み、洗練された響きの作品です。
トリオ・アルカディスは2001年にパリとリヨンの国立高等音楽院の優秀な
若手3人によって結成された三重奏団。

ANM1 10300002 ¥2350
マルセル・ソラージュ(1894-1970):チェロ・ソナタ ヘ短調
ピエール=オクターヴ・フェルー(1900-1936):チェロ・ソナタ イ長調
ポール・ヴィアルド(1857-1941):チェロ・ソナタ
オディール・ブラン(Vc)ジュヌヴィエーヴ・アイバニーズ(P)
録音:2010年12月27-29日
フランスの作曲家によるチェロ・ソナタ。フランス音楽史上忘れてはなら
ない重要な作曲家3人を取り上げています。
マルセル・ソラージュは時代の過渡期に活躍した女性作曲家。パリ国立音
楽院は1785年創立当初は、女性は器楽科のみ入学を許され、1850年までは
作曲科は男性しか受け入れていませんでした。20世紀に入り少しずつ女性
にも扉が開かれ始めたその頃に、マルセル・ソラージュはフランス人の両
親の元ペルーで生まれました。幼少の頃パリへ渡り、直ぐに音楽院でナディ
ア・ブーランジェと共にピアノと伴奏法を学び、その後作曲の才能を開花
させます。このチェロ・ソナタは1919年に作曲。3つの楽章からなる作品で、
雄々しい主題から始まる第1楽章、装飾的で歌うような美しい第2楽章が続
き、強いリズムと渦巻くフレーズの第3楽章で華やかに締めくくります。
交通事故のため36歳の若さで夭折したピエール=オクターヴ・フェルー。
リヨン出身で家族によって音楽の才能を見いだされます。大学では物理・
化学を専攻、同時にフローラン・シュミットに作曲を学びました。彼は8
歳から教会で演奏するなど幼いころ評判のピアノ弾きでありましたが、指
先の事故により作曲へ転向しました。パリへ渡った後、室内アンサンブル
「トリトン」を設立。評論、執筆活動を積極的に行っていました。このチェ
ロ・ソナタは亡くなる4年前に作曲され、伝統的な作曲スタイルを好んだ、
緻密な作品です。
19世紀ヨーロッパ音楽界を席巻したオペラ歌手・作曲家ポリーヌ・ガルシ
ア=ヴィアルドの息子ポール・ヴィアルド。彼は優秀なヴァイオリニスト
でもあり、姉マリアンヌの婚約者であったフォーレのヴァイオリン・ソナ
タ第1番を献呈されています。彼のチェロ・ソナタは気品と豊かな抒情を
湛えた美しい作品です。




<ELOQUENTIA>
EL 1021 2枚組 ¥2850
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
ルイジ・ピオヴァーノ(チェロ/使用楽器:マッテオ・ゴフリラー(1720頃)、
6番のみ5弦ウィリアム・フォスターIII(1795年))
録音:2008年8月
音声による解説(ブックレット朗読/ドイツ語・フランス語)
トラックも含まれています。
日本にもしばしば来日しているチェリスト、ピオヴァーノによるバッハ無伴奏
の全曲。第1番のプレリュードはどこまでもさわやか、5番のプレリュードも、
ハ短調という調性の荘重さはまといつつも、豊かな音色につつみこまれるよう
です。どの曲も音楽の運びが実に自然で、聴いていると身体の中を爽やかな風
が吹き抜けていくよう。第6番では5弦のウィリアム・フォスターIIIを用いて
おり、音色の違いもたのしめます。



<Mariinsky>
MAR 0512(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥2850
ドニゼッティ:「ルチア」
ナタリー・デセイ(S ルチア) ピョートル・ベチャーワ(T エドガルド)
ヴラジスラフ・スリムスキー(Br エンリーコ) 
イリヤ・バンニク(Bs ライモンド)
ディミトリー・ヴォロパエフ(T アルトゥーロ) 
ジャンナ・ドンブロフスカヤ(Ms アリーザ)
セルゲイ・スコロホドフ(T ノルマンノ)ほか
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリンスキー劇場管弦楽団,合唱団
録音:2010年9月12-16日,サンクトペテルブルグ(ライヴ)
Mariinskyレーベルから注目のオペラ全曲録音が登場です。ドニゼッティの傑
作「ルチア」を、日本でも大人気の名ソプラノ、ナタリー・デセイが歌ってい
ます。デセイはコロラトゥーラソプラノ役を得意とし、「ルチア」も度々歌っ
ているものの、録音、映像ともフランス語版「リュシ」で、ファンの間からは
オリジナルの「ルチア」も聞いてみたいという声が上がっていました。今回、
2010年9月に、ロシア、サンクトペテルブルグのマリインスキー・コンサート
・ホールにて演奏会形式で上演された際の録音。デセイですから、声の美し
さ、高いレベルの歌唱技術はもちろん、役の掘り込みもたいへんに深く、傑出
したルチアをになっています。エドガルドには、ポーランド出身で今や欧米で
大人気のテノール、ピョートル・ベチャーワ。2007年9月のチューリヒ歌劇場
来日公演でも話題になり、さらにこの6月のメトロポリタン歌劇場来日公演で
は、このエドガルドと、プッチーニ「ボエーム」ではネトレプコ相手にロドル
フォを歌う予定です。エンリーコのヴラジスラフ・スリムスキーは、2009年6
月のボリショイ劇場来日公演で絶賛されたチャイコフスキー「エフゲニ・オ
ネーギン」のタイトルロールを務めていました。そしてもちろんゲルギエフの
指揮はいつだって驚異的な集中力と熱い感情に溢れ、「ルチア」本来の生々し
い表現を掘り出した演奏になっています。
この「ルチア」のもう一つの特徴として、狂乱の場でグラスハーモニカを用い
ていことがあげられます。この場面でドニゼッティは、機械式のグラスハーモ
ニカを用いようとしたのですが、様々な事情で断念、フルートで代用していま
す。近年、扱いの難しい機械式ではなく、音楽専用の楽器としてのグラスに水
を張って音程調整するタイプのグラスハーモニカに優れた名手が輩出、この
上演ではドイツ人グラスハーモニカ奏者のサシャ・レッケルトがこの世のも
のとは思えぬ響きを漂わせ、狂乱の場をいっそう趣き深いものにしています。
SACD hybrid、112ページブックレット付きの豪華な仕様です。




<AKORDEONUS RECORDS>
新規レーベルの御案内-ポーランド出身のアコーディオン奏者3人が結成した
トリオ、モーション・トリオのレーベル取扱を開始します。
モーション・トリオは、ヤヌス・ヴォイタロヴィチ、マーチン・ガラツィン、
パヴェル・バラネクによりポーランドのクラクフで1996年に結成されたアコ
ーディオン三重奏団。ヘヴィーメタル、ジャズ、クラシック音楽、現代音楽
など多種多様な音楽ジャンルを取り入れ、メンバー自らが演奏作品の編曲・
作曲もこなしています。ポーランド政府から助成を受け、これまで30以上の
国々から招かれ演奏。作曲家・指揮者のクシシュトフ・ペンデレツキ、映画
「ピアノ・レッスン」の作曲者で知られるマイケル・ナイマン、アメリカの
ジャズ歌手ボビー・マクファーリン、ケルン放送管弦楽団、クラクフ・シン
フォニエッタなど様々な分野のトップ・ミュージシャンと共演経験がある。
ペンデレツキより「並外れた才能を持つグループ」と称えられ、ドイツ一般
新聞でも、その「卓越した技法」を絶賛されています。

AKD 005 ¥1980
ショパン:
前奏曲 ホ長調op.28-9、夜想曲 嬰ハ短調(遺作)、前奏曲 ハ短調op.28-20、
ワルツ 嬰ハ短調op.64-2、マズルカ ハ長調 op.24-2、ワルツ イ短調 op.34-2、
子犬のワルツ 変ニ長調op.64-1、プレリュード ホ短調op.28-4、
ワルツ ヘ長調op.34-3
モーション・トリオ:DJチキン、サイレンス
(すべてヤノシュ・ヴォイタロヴィチ編曲)
モーション・トリオ
録音:2010年1月29日
(ナントにおけるラ・フォル・ジュルネライヴ録音/拍手入り)
最初は低音でバリバリと楽器を鳴らし、まるで電気ノコギリのよう・・・と
思っていると、前奏曲ホ長調op.28-9の美しい旋律が立ち上ってきます。子犬
のワルツではアコーディオンによる超絶技巧を堪能、雰囲気はレトロな映画館
といったところで、実に楽しめます。ショパン名曲のたのしい編曲集です。
ショパンの曲に挟まれているモーション・トリオ作曲による作品が、フラン
ス料理の途中に出てくるようなお口直しのシャーベットのような、なんとも
いえない味を醸し出しています。

AKD 001 ¥1980
ピクチャーズ・フロム・ザ・ストリート
(1)天国への列車 (2)カフェ・パリ (3)バルカン・ダンス 
(4)リトル・ストーリー (5)タンゴ
(6)だいじょうぶ (7)スコッツマン (8)野外劇 (9)ajde jano
モーション・トリオ
すべてモーション・トリオの作曲による作品集。(1)天国への列車では、ガタ
ゴトいう効果音もすべてアコーディオンから発せられた音。猛スピードの列
車に乗せられていくような気分が味わえます。(2)のカフェ・パリはゲーム
音楽のような味わい。他の作品も、アコーディオンの超絶技巧を交えながら、
楽器のもつ様々な可能性が十分に発揮される作品ばかり。

AKD 002 ¥1980
ライヴ・イン・ウィーン
(1)ハート (2)戦争の音 (3)春の一日目 (4)詩篇 (5)星 (6)UFO 
(7)サイレンス (8)ゲームVI
モーション・トリオ
こちらもすべてモーション・トリオ自身の作曲による作品集。UFOなどは不思
議な音色と不思議なハーモニーによる作品。夜空をUFOが乱飛行しているかの
ようです。ゲームVIはゲームのBGMとして実際に使われていそうなファンタジ
ー的作品です。なお、ライヴ・イン・ウィーンというタイトルがついてはい
ますが、ポーランドでセッション録音されています。

AKD 003 ¥1980
プレイ・ステーション
(1)ゲーム1-UFO (2)ゲーム2-蟻 (3)ゲーム3-星 (4)ゲーム4-ヘリコプター
(5)ゲーム5-月面の風景 (6)ゲーム6-カルーセル (7)ゲーム7-スピード 
(8)ゲーム8-サイレンス (9)ゲーム9-ゲームオーバー
モーション・トリオ
モーション・トリオ自身の作曲による、ゲーム音楽的な要素の強い音楽集。
「ゲームオーバー」は、いわゆるゲームオーバーを思い起こさせるようなちょ
っと情けない効果音の連続のような作品。これも不思議な音色がしますが、
アコースティック録音で電子効果は一切加えられていません。モーション・
トリオ、おそるべしです。

AKD 004 ¥1980
メトロポリス
(1)Hostel-クラクフ(2)サンライズ・ダンス-イスタンブール
(3)Yellow Trabant-ベルリン(4)DJチキン-モスクワ(5)Libertin-パリ
(6)Carrousel-リオ・デ・ジャネイロ(7)コーヒーショップ-アムステルダム
(8)チャイナタウン-ニューヨーク(9)U-Dance-エルサレム(10)Proms-ロンドン
(11)U-Dance(ボーナス・トラック)
モーション・トリオ
5Life will always lead you to an unexpected destination-いつも行きた
かった所とは違う所に辿り着く。さすらいのアコーディオン・トリオ、モー
ション・トリオが展開する世界の様々な都市を音楽にした世界。なお、実に
様々な音色が収録されていますが、すべてアコースティック録音によるもの
なので、すべては彼らがアコーディオンから発している音色。アコーディオ
ンの新しい魅力が詰まった一枚です。




<EURO ARTS>
20 58648(DVD-Video) ¥2900
字幕:独、仏、西
言語:英語
ドキュメンタリー:クラウディオ・アラウ-皇帝
・空港到着・チリ人は常に文化を愛している・チリに到着後・ベートーヴェン
の音楽・私は素晴らしい教育を受けた・1918年15歳の頃・苦闘の数年・アメリ
カとチリ・アラウのヨーロッパでの経歴の分岐点・ニューヨークでのアラウの
静かな生活・待ち遠しい今晩
監督:ピーター・ローゼン
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
クラウディオ・アラウ(P)
チリ国立大学交響楽団 
ヴィクトール・テヴァ(指)
収録:1984年5月メトロポリタン大聖堂サンティアゴ、チリ
20世紀の巨匠クラウディオ・アラウ。東京、ベルリン、パリ、ロンドン、ニュ
ーヨークと世界中で演奏活動を行い、最晩年までコンサートと録音を精力的に
こなしてきました。
この映像はアラウが17年振りに故郷チリで行った凱旋コンサートの模様。コン
サート前後の様子を含むドキュメンタリー部分と演奏部分に分かれています。
この凱旋コンサートは国を挙げての一大イベントとして扱われ、夫人と共に到
着した空港には多くのファンが詰めかけ、チケットは2時間で完売、コンサー
ト会場には5000人が集まり、会場は熱気の渦に包まれました。まさにアラウは
チリの「皇帝」であったのです。
コンサートのプログラムはアラウが得意とするベートーヴェンのピアノ協奏曲
第5番「皇帝」。この時アラウは81歳、リハーサルも精力的に行い、コンサー
ト本番でも晩年に達した精神性と深みを感じる演奏で、チリの聴衆に感動を
与えました。




<ENZO Recordings>
HFJCD 1001 2枚組 ¥5000
解説・歌詞対訳付きブックレット16ページ
ヘンデル:「エイシスとガラテア」HWV 49a
三澤寿喜(指)キャノンズ・コンサート室内O、
廣海史帆(コンサートミストレス)
三宮正満(Ob,Rec) 通奏低音:武澤秀平(Vc) 平野智美(Cemb)
キャノンズ・コンサート室内Cho.
エイシス:辻裕久(Tn)
ガラテア:広瀬奈緒(Sp)
ポリフィーマス:牧野正人(Bs)
デイモン:前田ヒロミツ(Tn)
ソロ 千石史子(Sp) 福島康晴(Tn)
2011年1月13日 浜離宮朝日ホールにて24Bit/96KHz ライヴ収録
日本のヘンデル研究の第一人者として、楽譜の監修、評伝執筆などを手がけ、
「レコード芸術」誌上でも健筆を振るう三澤寿喜氏のライフワーク。シリーズ
開始から8年、満を持してのライヴCD化。
《エイシスとガラテア》は英語オラトリオの原点とも言うべき作品である。
壮年期らしい名曲の数々からは、恋人たちの愛が歌われる前半から悲劇的な
後半への鮮やかな変化、簡潔・流麗ながらも親しみ易いアリアと立体的・重
層的な合唱との対比をはじめとする効果的な合唱用法など、後年の英語オラ
トリオの特徴を、そして円熟期に数々の傑作オラトリオを生み出していく大
作曲家の片鱗を確かに聴き取ることができる。(河村泰子)




<ATMA Classique>
ACD2 2610 ¥1850
イアサント・ジャダン(1776-1800):
弦楽四重奏曲変ロ長調Op.1-1
弦楽四重奏曲イ長調Op.1-2
弦楽四重奏曲ヘ短調Op.1-3
フランツ・ヨーゼフ弦楽四重奏団
録音:2008年11月ケベック
ヴェルサイユのピアニストであり作曲家のイアサント・ジャダン。父ジャ
ンはヴェルザイユ宮殿のヴァイオリニスト、兄ルイも同じくピアニスト、
教師、作曲家という音楽一家に生まれました。神童として幼い時から才能
を開花させていましたが、24歳の若さで結核のため夭折。残された作品は
数少ないですが、その作風はロマンティックな要素に溢れています。
ここに収録されている弦楽四重奏曲は、ハイドンから受け継いだ4楽章構成
で、19世紀ロマン派へ向かう予兆を感じさせる音楽語法が用いられていま
す。
フランツ・ヨーゼフ弦楽四重奏団は2002年に結成されたピリオド楽器のカ
ルテットです。

ACD2 2638 ¥1850
ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュ(1708-1763):室内ソナタ集Vol.2
室内ソナタ ハ短調Op.3-4、室内ソナタ イ長調Op.3-3、
室内ソナタ ハ短調Op.1-1、
教会ソナタ ト長調Op.7-4、教会ソナタ イ短調Op.7-6
ノットゥルナ
クリストファー・パラメータ(Ob、オーボエ・ダモーレ、指)
ワシントン・マクレイン(Ob、オーボエ・ダモーレ) 
ミカ・パターマン(フラウト・トラヴェルソ)
エレーヌ・プラウフ(Vn)スコット・ウールウィーヴァ(Va)
カレン・カデラヴェク(Vc)エリン・エリアール(Cemb)
録音:2010年5月ケベック
ノットゥルナは管楽器作品のために作曲された作品を演奏する古楽アンサ
ンブル。アンサンブルのメンバーは18-19世紀の作品のスペシャリスト達が
集結し、オーボエ奏者のクリストファー・パラメータを中心に、新しいレ
パートリーを開拓しています。特にベルリンで活躍した作曲家ヨハン・ゴ
ットリープ・ヤニチェの作品に熱心に取り組んでおり、全3巻の録音が予定
されております。
ヤニチェはシュヴァイトニツ(=シレジアは、現在のポーランド南西部か
らチェコ北東部の地域)生まれ。1736年に皇太子フリードリヒ(後のフリー
ドリヒ大王)の私設楽団の一員となり、その後ラインスベルクに移り有名な
「金曜アカデミー」を開始。1740年にフリードリヒ即位に際して再結成さ
れた楽団のコントラヴァイオリン奏者として活躍し、ベルリンで生涯を送
りました。ヤニチェの作品は華やかで優美なギャラント様式で書かれてお
り、当時のフランクフルト、ベルリンでは人気が高く、多くの作曲依頼を
受けていました。

ACD2 2625 ¥1850
セルジュ・アルクーリ(1954-):
Les Furieuses enluminures
(フルート、クラリネット、ピアノと弦楽四重奏ための)
Fragments(ピアノのための)
Des Torrents d'?toiles(ヴァイオリンとピアノのための)
Migrations(フルートとCDのための)
Les Voix des Hautes-Gorges(クラリネットとCDのための)
Soliloque I(ヴァイオリン)、 Soliloque II(ヴァイオリン)
R?manences(弦楽四重奏のための)
ジョナサン・クロウ(Vn)マーク・フューアー(Vn)
ダグラス・マックナブネイ(Va)
イエゴー・ジャクコフ(Vc)ロベルト・クラム(Fl)
シモン・アルドリッチ(Cl)
ルイーズ・ベセット(P)
録音:2010年3月ケベック
ケベック在住の新進気鋭の作曲家セルジュ・アルクーリ。音を視覚的、
感情的な観点から捉え、予測不可能なインスピレーションをもとに、それ
ぞれの作品を楽音、雑音、景色、絵、感覚、欠落をキーに構築しています。
セルジュ・アルクーリは2008年最優秀作曲家賞を受賞しています。

ACD2 2503 ¥1850
雅歌
ラスッス:モテット「わが庭に来たれ」、
パレストリーナ:モテット「かの人の口で私に口づけせしめよ」、
シュッツ:シンフォニア・サクラSWV263,SWV264、
マッツォッキ:ディアロゴ・デラ・カンティカ、
ヒーリー・ウィラン:
モテット「愛しいひとよ、美しいひとよ、さあ立っておいで」、
モテット「私の目に映る彼女は鳩のごとく麗しい」、
ウォルトン:モテット「汝の心に封印をするように」、
トーマス・トムキンズ:ヴァース・アンセム「わが愛する人は語った」、
シュッツ:
カンツィオーネス・サクレよりMモテット「エゴ・ドルミオ」SWV63、
モテット「汝はわが心を奪いぬ」SWV64、
シャルパンティエ:小モテット「私の愛する者」H436、
マラン・マレ:パッサカリア、
シャルパンティエ:アンティエーヌ「美しく輝かしい」、
ジョン・ダンスタブル:モテット「あなたは誰よりも美しい」、
パーセル:ヴァース・アンセム「愛する人は語った」Z28
レ・ヴォア・バロック
録音:2007年ケベック




<SONARE>
SONARE 1004 ¥2520
The Short Story from Daddy
エルガー:愛の挨拶
フォーレ:シシリエンヌ
グラズノフ:吟遊詩人の歌
ラヴェル、 マレシャル編:亡き王女のためのパヴァーヌ
ルビンシテイン、ポッパー編:ヘ調のメロディ
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
サン=サーンス:白
パラディス、ペイチック編:シシリエンヌ
フォーレ:エレジーOp.24
プーランク:愛の小路
ラフマニノフ、ウォルフィッシュ編:ヴォカリーズOp.34-14
カサド:愛の言葉
TEHO :The Short Story from Daddy
植木昭雄(Vc)佐藤勝重(Pf)
録音:2011年2月 Hakuju Hall
やわらかい語り口の植木昭雄のチェロと、それを包み込むような洗練され
た佐藤勝重のピアノで、愛情の表現や、古きを懐かしむ小品が並ぶ。とて
も丁寧に、フレーズ一つ一つを愛情を持って奏でてゆくさまは、吟遊詩人
を想わせる。(野平多美 ライナーノーツより)




<EUROARTS>
20 58838(DVD-Video) ¥2900
オリジナル音声:仏
字幕:英・独・仏
「グスタフ・マーラー-ある天才の検視解剖」
1.オープニング
2.イントロダクション
3.きざし
4.ウィーン1897年
5.宮廷歌劇場監督
6.1897年5月11日
7.マーラーの革命
8.1903年:トリスタン
9.アルマ
10.“酷い孤立感”
11.プッツィ(長女マリア)の死
12.1907年:ウィーンとの告別
13.1907年:ニューヨーク
14.トブラッハ
15.アルマの不貞
16.ニューヨークに戻って
17.アルマ・マーラー
18.病気
19.エピローグ
20.エンドクレジット
監督:アンディ・ゾマー
脚本:カテリーヌ・ソーヴァ
出演:アンリ=ルイ・ドゥ・ラ・グランジュ(芸術監督)
クラウディオ・アバド、ピエール・ブーレーズ、
フィリップ・ドゥ・シャランダル、
ダニエレ・ガッティ、トーマス・ハンプソン、ダニエル・ハーディング、
ジョナサン・ノット
ルツェルン・フェスティヴァル・アカデミーの音楽家たち:レスリー・ドラ
ガン、マイケル・コンピテッロ
声の出演:ピエール=フランソワ・ピストリオ(グスタフ・マーラー)
オーロール・ボンジュール(アルマ・マーラー)
コランタン・ルコント(ナレーター)
[ARTE FRANCE、Bel Air MediaとEUROARTSとの共同制作]
歿後100周年に合わせて、2011年に制作されたマーラーのドキュメンタリー
映像作品がEUROARTより登場します。監督は、これまでにモーツァルト、ベ
ートーヴェン、シューベルトにベルリオーズを扱ったセンセーショナルな
音楽ドキュメンタリーの数々や、フランスの人気ヴォーカル集団アクサン
チュスの映像版「トランスクリプションズ」(V5116)などを手掛けてきたフ
ランスの名匠アンディ・ゾマーです。




<harmonia mundi>
HMC 902085 ¥2450
シャロンのばら-アメリカ音楽の100年
Lay me low-シェイカーの聖歌
【自由を求めての戦い】
ベンジャミン・フランクリン・ホワイト(1800-1879):朝のトランペット
ヘンリー・カーリー(1687-1743):He comes, the hero comes!
フィリップ・ファイル(1734-1793):
The President's March/The Death of General Wolfe(アメリカの歌)
ジェファーソンと自由(The Gobby O)-(アイルランドの歌)
【アメリカ合唱音楽の父】
ウィリアム・ビリングス(1746-1800):
アメリカ;神は王なり;私はシャロンのばら
【Shape Notes and Singing Schools】
やさしい兵隊(英国)、Leander、Drumdelgie、北の大地、
キャプテン・キッド、驚くべき愛
【Shaker Spirituals】
生活よ、シェイカーの生活よ/おお愛よ、甘き愛よ/さあ、いとしの人よ
柳のようにしなやかに/現世の命/頑固なオーク
Tis the gift to be simple
【市民戦争からの音楽】
The Army of the Free、メリーランド・マイ・メリーランド、Lorena、
ディキシーズ・ランド、ダンス・ミー・ア・ジグ
【Revival Meetings and Spirituals】
ステファン・コリンズ・フォスター(1826-1864):
ハード・タイムズ・カム・アゲイン・ノー・モア/伝統歌 Sinner Man
M.M.ウォーナー(1836-1900):Hear, O Lord, when I cry
ヨエル・フレデリクセン(バス、ギター)
アンサンブル・フェニクス・ミュンヘン
録音:2010年5月
ヨーロッパとくらべて、アメリカの古楽復興運動は近年になって注目され
る動きとなっています。新大陸へと移住した人々が、新天地の音楽と自分
の音楽とを融合させていく変遷をたどるのは実に興味深い営みです。ヨー
ロッパ伝来の作曲法をとりいれながら、音楽は、次第に独自色豊かなもの
になりました。ここに収められているのは、アメリカの独立戦争(1775-83)
から市民戦争(1861-65)にかけての時期に生まれたアメリカ音楽。アメリカ
に生まれアメリカで育った作曲家たちによる作品が中心に収録されていま
す。メリーランド・マイ・メリーランドは「もみの木」として特にクリス
マス音楽として日本で親しまれている曲。ほかにも耳にしたことのあるク
リスマスソングの原型と思しき音楽もいくつか収録されており、大変興味
をもちやすい内容となっています。
「アメリカのパッチワークのようなプログラムの1枚。ひとつひとつの作品
はパッチワークのパーツのようにばらばらですが、ひとつにまとまってみ
ると見事なタペストリーとなっています。ヨーロッパ以外の国で発展、繁
栄し、アメリカ大陸で独自の道をたどった豊かな伝統のほんの一部ではあ
りますが、皆さまにお聴き頂きたく、このプログラムを考えました。」
=ヨエル・フレデリクセンの言葉より




<Bel Air>
BAC 056(DVD-Video) ¥3500
字幕:英・独
バロック・アカデミー「ル・ジャルダン・デ・ヴォワ」
ウィリアム・クリスティ
「ル・ジャルダン・デ・ヴォワ」とは、クリスティ率いるレザール・フロ
リサンがたちあげた大プロジェクトで、若い声楽家の才能を発掘し伸ばす
ため、世界の名だたるコンサートホールでのツアーに彼らを同行させると
いうもの。プロジェクトに参加するにはオーディションを受けなくてはな
らないのですが、このオーディションの場面から、実際の舞台の裏側まで
のすべてが収められています。青春群像劇+ヨーロッパ一流のバロック音
楽舞台制作の裏側のドキュメンタリーDVDといえるでしょう。オーディショ
ンで若者の歌を聴く、クリスティの真剣なまなざしが印象的。深い内容を
要求するリハーサルシーン、また、演奏者が風光明媚な土地でボートなど
を楽しむシーンも収録されており、ヨーロッパでの音楽修行はこんな感じ
なのか、と目で見て納得。クリスティの音楽性、バロック・オペラ制作舞
台の表と裏を覗くことのできる貴重な内容です。




<EURO ARTS>
20 54604(Blu-ray) ¥4250
字幕:英、仏
モーツァルト:大ミサ+バレエ
・グレゴリオ聖歌-カンタベリー聖トーマスの祝日のためのミサ
・モーツァルト:
大ミサ ハ短調K.427、アダージョとフーガ ハ短調K.546、
アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618
・トーマス・ヤーン(1940-):場所と時間より
・ジェルジュ・クルターク(1926-):
ヤテコクとバッハのトランスクリプションズより
・パウル・ツェラン(1920-1970):ブランド、詩篇
・アルヴォ・ペルト(1935-):クレド
振付:ウヴェ・ショルツ
ライプツィヒ・バレエ団
木村規予香、オクサナ・クルチツカ、シビル・ナウンドルフ、
クリストフ・ベーム、
ジョヴァンニ・ディ・パルマ、大石麻衣子、エレーナ・トマーノヴァ、
横関雄一郎 他
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
バラージュ・コチャール(指)
ライプツィヒ歌劇場合唱団
ユーニー・ユー(S)マリー・クロード・シャピュイ(S)
ウェルナー・ギューラ(T) フリーデマン・レーリヒ(B)
収録:2005年6月28日ドイツ・ライプツィヒ歌劇場、ライヴ
2004年に46歳の若さで急逝したドイツ人振付師ウヴェ・ショルツ。彼が芸
術監督を務めたライプツィヒ・バレエ団によるコンテンポラリー・バレエ
作品。音楽はモーツァルトの大ミサを中心に、現代作曲家の作品を織り交
ぜ、舞台装置、ダンサーの衣装もシンプルに作られています。
ドイツ・ライプツィヒバレエ団でプリンシパルとして活躍したジョヴァン
ニ・ディ・パルマ、木村規予香などウヴェ・ショルツの信頼の高かったダ
ンサーが登場しています。

<STRADIVARIUS>
STR 33866 ¥1980
グイード・アルベルト・ファーノ(1875-1961):私の夜 室内歌曲集
処女の夢(1913)/霧(1906)/私の夜(1906-1907)
遠くへ、遠くへ(歌の翼に乗って)(1906-1907)
私の船は進む、黒い帆を立てて(1906)
ヴェーレ・ノーヴォ(新しい春へのオード)(1906)
アニーに(1945)/人類よ、さらば(1903)
サラ・ミンガルド(アルト)
アルド・オルヴィエート(ピアノ)
録音:2010年6月14-17日、ヴェネツィア、サン・ジョルジョ・マジョーレ島、
ジョルジョ・チーニ財団、小劇場ホール
グイード・アルベルト・ファーノはイタリアのパドゥアに生まれ、ジュゼッ
ペ・マルトゥッチに師事した作曲家・指揮者・ピアニスト。パルマ、ナポリ、
パレルモ、ミラノの王立音楽院長を歴任しました。彼の残した作品は各ジャ
ンルに及びますが、作曲キャリアの全般にわたって書き続けた歌曲は「室内
声楽」と呼ぶにふさわしい内容を備えており、収録曲の半数は演奏時間7分
を超えます(最長の「私の夜」は約13分半)。こういう音楽にぴったりなのが、
イタリアの誇るコントラルト、サラ・ミンガルド。重心低く格調高いそのパ
フォーマンスはまさに「歌うヴィオラ」。知られざる作曲家の充実した音楽
を堪能できる一枚です。

STR 33895 ¥1980
現代イタリアの声楽作品集 Vol.3
ロレンツォ・フェッレーロ(1951-):愛の歌集(1985)
ジョルジョ・バッティステッリ(1953-):アンジェラの手紙(2008-2010)
ファビオ・ヴァッキ(1949-):ナディアのアリア(2009)
ピエラルベルト・カッタネーオ(1950-):もし…(2009)(*)
ヴィクトル・アンドリーニ:マルチェッロのディヴェルティメント(+)
リッカルド・ピアチェンティーニ(1958-):
ピエモンテの歌(2010)(#)/4つのナポリの歌(2010)(#)
ドゥオ・アルテルノ
ティツィアーナ・スカンデレッティ(ソプラノ) 
リッカルド・ピアチェンティーニ(ピアノ)
カルラ・サヴォルディ(フルート(*))
ヴィルジニア・アランチオ(エレクトリック・ギター(+))
ミラノ・イ・ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団(#)
ルベルト・ジャノーラ(指揮(#))
録音:2010年11月28日、ミラノ、ダル・ヴェルメ劇場、ライヴ(#)
/2011年1月(#以外)

STR 33897 ¥1980
ゲオルク・ムッファト(1653-1704):幸運の星 合奏協奏曲集
12の合奏協奏曲 から
第8番「皇帝の戴冠」(1689)/第9番「ヴィクトリア陛下」(1688)
第11番「愛の妄想」(1682)
ヴァイオリン独奏(と通奏低音)のためのソナタ
12の合奏協奏曲 から 第12番「幸運の星」(1682-1689)
ステファノ・ロッシ(第1ヴァイオリン)
ラ・コンコルダンツァ
イレーネ・デ・ルーヴォ(チェンバロ、指揮)
録音:2010年12月20-21日、2011年2月3日、
トリウッジョ(イタリア、ロンバルディア州
モンツァ・エ・ブリアンツァ県)、ヴィッラ・サクロ・クオーレ
パリでリュリに、イタリアでベルナルド・パスクイーニに学んだゲオルク・
ムッファトは後期ドイツ・バロック器楽の発展に大いに貢献した作曲家。
「12の合奏協奏曲」は彼の代表作の一つです。ラ・コンコルダンツァのメン
バーでもあるステファノ・ロッシはルシー・ファン・ダール門下のイタリア
のヴァイオリニスト。アカデミア・ビザンチナのコンサートマスター兼ソリ
ストを務めた他、イタリアとオランダの数々のピリオド楽器グループで活躍
しています。

STR 33904 ¥1980
ラッファエーレ・ベッラフロンテ(1961-):アラカタラマ
ブロードウェイの夜[Nights in Broadway](金管五重奏のための)
ゴマラン・ブラス(金管五重奏)
真夜中のプレイ[Midnight plays](クラリネット、チェロとピアノのための)
コッラード・ジュッフレーディ(クラリネット)
ヴィート・パーテルノステル(チェロ) アドリアーノ・パオリーニ(ピアノ)
不一致[Desaccòrd](ピアノ・ソナタ)
ジャンパオロ・ヌーティ(ピアノ)
ブルー[Blue](ヴァイオリンとハープのための)
フランチェシコ・ドラーツィオ(ヴァイオリン) マリア・ガンボス(ハープ)
歩み[Passi](フルート、サクソフォンとピアノのための)
ダンテ・ミロッツィ(フルート) フェデリコ・モンデルチ(サクソフォン)
アドリアーノ・パオリーニ(ピアノ)
塩の結晶[Cristalli di sale](ギターとハープのための)
マルコ・サルチート(ギター) マリア・ガンボス(ハープ)
心のオアシス[Oasi alla mente]
(フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
ダンテ・ミロッツィ(フルート) 
フランチェシコ・ドラーツィオ(ヴァイオリン)
ヴィート・パーテルノステル(チェロ) アドリアーノ・パオリーニ(ピアノ)
アラカタラマ[Arakathalama]
(クラリネット、ギター、バンドネオンとコントラバスのための)
コッラード・ジュッフレーディ(クラリネット)
ジャンパオロ・バンディーニ(ギター)
チェーザレ・キャッキャレッタ(バンドネオン)
エンリコ・ファゴーネ(コントラバス)
RAI TRADE所有の音源(録音時期データ無し)を2010年にミキシング&マスタリ
ングした編集盤。




<PAVIAN>
PM 0050-2 ¥2450
【高価格帯】
ヴラジミール・ゴダール(1956-):オラトリオ「平和の訴え」(2009)
前奏曲-「マントラ」(エラスムス作詩「平和の訴え」;ラテン語)(**)
レチタティーヴォ「兵士」(ヨハン・アモス・コメニウス作詩;ラテン語)(#)
「市街地の包囲」(ヨハン・アモス・コメニウス作詩;ラテン語)(**)
「大戦争」(++)/「哀歌」(ウリムの哀歌;シュメール語)(+/**)
「祈り、アラー」(ヘンリー・ワーズワース・ロングフェロー作詩;英語)(*/**)
詩篇「主よ、お聞きください」(詩篇101、詩篇51;ラテン語)(*/**)
「ラクリモーサ」(ラテン語)(+/#/**)
「この狂乱の時代のための悲しみのパヴァーヌ」
後奏曲-「マントラ」(エラスムス作詩「平和の訴え」;ラテン語)(*/+/#/**)
子守歌「小鳥は何を話しているの?」
(アルフレッド・テニソン作詩;英語)(*/+/**)
エミリー・ヴァン・エヴェラ(ソプラノ(*))
ペトラ・ノスカイオヴァー(アルト(+))
トマーシュ・シェルツ(バス(#))
聖マルチン大聖堂合唱団(**)
デュシャン・ビル(合唱指揮(**))
ソラメンテ・ナトゥラーリ(管弦楽)
ミロシュ・ヴァレント(ヴァイオリン・ソロ(++)、
アーティスティック・ディレクター)
アンドルー・パロット(指揮)
録音:2010年7月7-9日、ブラチスラヴァ(スロヴァキア)、聖家族教会
クラシカル音楽と映画音楽の両分野で高名なスロヴァキアの作曲家ゴダール
が Europa Cantat(ヨーロッパ合唱協会)の委嘱を受けて作曲した、戦争と平
和をテーマとするオラトリオ。2009年オランダのユトレヒトで開催されたユ
ビラーテ・フェスティヴァルにおいて初演されました。ソラメンテ・ナトゥ
ラーリはミロシュ・ヴァレントが1995年に創設したスロヴァキアのピリオド
楽器アンサンブル。アンドルー・パロットとミロシュ・ヴァレント&ソラメ
ンテ・ナトゥラーリ、デュシャン・ビルはゴダールが再評価に尽力したスロ
ヴァキアの作曲家ヤーン・レヴォスラフ・ベラ(1843-1936)の教会音楽のCD
でも共演していました(次項に記載)。ハーカヴァー・ブック仕様のため価格
が高くなっておりますのでご注意ください。




<SCRIPTORIUM MUSICUM EDITION>
1624-001-2 ¥2250
【旧譜・再案内】
ヤーン・レヴォスラフ・ベッラ(1843-1936):教会音楽集(1866-1881)
テ・デウム[Te Deum]
あなたは私の救い[Adiutor meus]
私を清めてください、主よ、ヒソポで[Asperges me, Domine, hyssopo]
言葉は肉となり[Verbum caro]
キリストは私たちのために[Christus factus est]
めでたし、王[Ave Rex]
来てください、聖霊よ[Veni sancte Spiritus]
地は震え[Terra Tremuit]
聖なるイエスの御名のリタニア[Litaniae de Sanctissimo Nomine Jesu]
レクイエム[Requiem]
エミリー・ヴァン・エヴェラ(ソプラノ)
ブラチスラヴァ音楽院室内合唱団
デュシャン・ビル(合唱指揮)
ソラメンテ・ナトゥラーリ(管弦楽)
ミロシュ・ヴァレント
(アーティスティック・ディレクター、ヴァイオリン・ソロ)
アンドルー・パロット(指揮)
録音:2008年12月2日、ブラチスラヴァ(スロヴァキア)、モイゼス・ホール、
ブラチスラヴァ音楽祭、ライヴ
ヤーン・レヴォスラフ・ベッラはロマン派の時代から70年にわたって創作を
続けたスロヴァキアの作曲家。収録の全曲が世界初録音。




<MELODIYA>
MELCD 1000814 8枚組 ¥8100 ※価格変更 \4450
※価格変更 再案内
マーラー:交響曲選集
交響曲第1番
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1969年
交響曲第3番(歌唱:ロシア語)(*)
交響曲第3番 から 第4楽章-第5楽章(歌唱:ドイツ語)(+)
ヴァレンチナ・レフコ(アルト(*))
イルガ・ティクヌーセ(メゾソプラノ(+))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
モスクワ国立女声合唱団&児童合唱団(*)
ラトヴィア国立フィルハーモニー女声合唱団&児童合唱団(+)
録音:1961年、モスクワ(*)/1975年、ラトヴィア、リガ(+)
交響曲第4番(歌唱:ロシア語)(*)
交響曲第4番 から 第4楽章(歌唱:ドイツ語)(+)
ガリーナ・ピサレンコ(ソプラノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1972年(*)/1973年(+)
交響曲第5番
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1974年
交響曲第6番「悲劇的」
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年
交響曲第7番「夜の歌」
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団  録音:1975年
交響曲第9番
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団  録音:1964年
キリル・コンドラシン(指揮)

MELCD 1001860 5枚組 ¥4250
※価格変更 再案内
チャイコフスキー国際コンクールに捧ぐ
ヴァン・クライバーン(ピアノ)
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57(*)
リスト(1811-1886):愛の夢 第3番(+)
チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23(#)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(#) キリル・コンドラシン(指揮(#))
録音:1958年、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(*)/1958年(+/#)
ワレリー・クリモフ(ヴァイオリン)
メンデルスゾーン(1809-1847):ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64(*)
チャイコフスキー(1840-1893):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35(+)
ソヴィエト国立交響楽団(*) マクシム・ショスタコーヴィチ(指揮(*))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(+) 
ドミートリー・キタエンコ(指揮(+))
録音:1967年(*)/1977年(+)
ナターリャ・シャホフスカヤ(チェロ)
ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38(*)
ハイドン(1732-1809):チェロ協奏曲第1番ハ長調(+)
A・アメンターエワ(ピアノ(*))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(+) 
マクシム・ショスタコーヴィチ(指揮(+))
録音:1982年(*)/1969年(+)
ジェーン・マーシュ(ソプラノ)
ヴェルディ(1813-1901):
オペラ「オテロ」から デズデモーナの場面、アリアと祈り
モーツァルト(1756-1791):オペラ「魔笛」から パミーナのアリア
プッチーニ(1858-1924):オペラ「トゥーランドット」から リューのアリア
チャイコフスキー(1840-1893):
オペラ「エフゲニー・オネーギン」から タチアナの手紙の場面
ヴェルディ:オペラ「オテロ」から オテロとデズデモーナの二重唱(*)
ウラディーミル・アトラントフ(テノール(*))
L・ファー(ピアノ)
ボリショイ劇場管弦楽団 マルク・エルムレル(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団 ボリス・ハイキン(指揮)
録音:1966年/1966年、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ
ウラディーミル・アトラントフ(テノール)
ボリス・シェレメチエフ:ぼくは君を愛した
チャイコフスキー(1840-1893):
昼の光が満ちても/ただ憧れを知る者だけが
ドン・ファンのセレナード/太陽は沈んだ
アレクサンドル・グリーリョフ(1803-1858):鐘
ビゼー(1838-1875):オペラ「カルメン」から ドン・ホセのアリア
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「アイーダ」から ラダメスのアリア
レオンカヴァッロ(1857-1919):オペラ「道化師」から
カニオのレチタティーヴォとアリア
プッチーニ(1858-1924):オペラ「トスカ」から カヴァラドッシのアリア
エドゥアルト・ナープラヴニーク(1839-1916):
オペラ「ドゥブロフスキー」から
ヴラディミールのレチタティーヴォとロマンス
ボロディン(1833-1887):オペラ「イーゴリ公」から
ウラディーミルのレチタティーヴォとカヴァティーナ
チャイコフスキー:オペラ「スペードの女王」から
ゲルマンのレチタティーヴォ、アリア、アリオーソ
ボリショイ劇場六重奏団 F・ハリロワ(ピアノ)
ボリショイ劇場管弦楽団 マルク・エルムレル(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団 ボリス・ハイキン(指揮)
録音:1966-1973年




<PLECTRA MUSIC>
PL 21002 ¥1550
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
ヴァイオリン・ソナタ集 Op.5(全12曲)
第1番ニ長調/第2番変ロ長調/第3番ハ長調
第4番ヘ長調/第5番ト短調/第6番イ長調
ブランディワイン・バロック
シンシア・フライヴォーゲル(ヴァイオリン)
ダグラス・マクネイムズ(チェロ) カレン・フリント(チェンバロ)
録音:データ記載なし 発売:2010年
当レーベルのカタログの6割を占めるピリオド楽器アンサンブル、ブランディ
ワイン・バロックの最新盤。シンシア・フライヴォーゲルはエール大学で音
楽学の学位を、サンフランシスコ音楽院でマスター・オブ・ミュージックを
取得したアメリカ合衆国のヴァイオリニスト。コロラド・バロック室内管弦
楽団のコンサートマスター兼リーダー、フィルハーモニア・バロック・オー
ケストラのメンバー、ノヴェッロ弦楽四重奏団の第2ヴァイオリン奏者も務
めています。

PL 20902 ¥1550
フランスのカンタータ Vol.1
エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729):「イェフテ」(*/+)
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
「イポリートとアリシ」から 恋するナイチンゲール(+)
ルイ=ニコラ・クレランボー(1676-1749):「アモルとバッカス」(*/#)
エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール:
クラヴサン曲集(1707)から シャコンヌ(チェンバロ独奏)
ルイ=ニコラ・クレランボー:「平和の勝利」(*/+/#)
ブランディワイン・バロック
ローラ・ヘイムズ(ソプラノ(*)) ジュリアン・ベアード(ソプラノ(+))
カーティス・ストリートマン(バス(#))
エイリーン・グリッキー(フルート)
エリザベス・フィールド、ニナ・フォーク(ヴァイオリン)
ダグラス・マクネイムズ(チェロ) カレン・フリント(チェンバロ)
録音:データ記載なし 発売:2009年

PL 20802 ¥1550
ヘンデル(1685-1759):二重唱&三重唱曲集
夜明けにほほえむあの花を HWV192(1741)(+/*)
私の悩みの種、いとしいおかた HWV182a(1707頃)(*/#)
もしおまえが愛を捨てないなら HWV201b(1708)(*/+/**)
愛は私に喜びをもたらす HWV180(1710-1711以前)(+/*)
海が穏やかにほほえむとき HWV191(1710-1711以前)(*/**)
行け、あだなる望み HWV199(1710-1711以前)(*/+)
私の悩みの種、いとしいおかた [HWV183]
(おそらくラインハルト・カイザー(1674-1739)作曲)(*/+)
ああ、人の世では HWV179(1745)(*/+)
夜明けにほほえむあの花を HWV200(1708頃)(+/*/**)
いや、あなたを信じまい HWV189(1741)(*/+)
ブランディワイン・バロック
ローラ・ヘイムズ(ソプラノ(*)) ジュリアン・ベアード(ソプラノ(+))
トニー・ブッテ(テノール(#)) サムナー・トンプソン(バス(**))
ダグラス・マクネイムズ(チェロ) カレン・フリント(チェンバロ)
録音:データ記載なし 発売:2008年

PL 20703 ¥1550
ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755):
チェロ・ソナタ集 Op.50 から
第2番ト長調/第1番ホ短調/第4番ニ短調/第5番ハ短調
チェロ・ソナタ集 Op.26 から 第3番ト長調
チェロ・ソナタ集 Op.50 から 第3番ニ長調
チェロ・ソナタ集 Op.26 から 第4番ホ短調/第5番ト短調
ブランディワイン・バロック
ダグラス・マクネイムズ(チェロ)
ヴィヴィアン・バートン・ドーザー(チェロ) 
カレン・フリント(チェンバロ)
録音:データ記載なし 発売:2007年
ファゴット・ソナタ集としても演奏される作品。ダグラス・マクネイムズは
ブランディワイン・バロックの中核メンバーの一人。デラウェア交響楽団、
オペラ・デラウェア、リーディング交響楽団の首席チェロ奏者、デロス弦楽
四重奏団のチェロ奏者も務めています。

PL 20601 ¥1550
繊細な態度のお嬢さん ロンドン・プレジャー・ガーデンの歌
ジェイムズ・オズワルド(1710-1769):The dust cart cantata
トマス・リンリー(1733-1795):
「ドゥエンナ、または二重の駆け落ち」から When the maid whom we love
ウィリアム・ボイス(1711-1779):
「花輪」から In vain I try my ev'ry art
トマス・アーン(1707頃-1778):
「妖精の王子」から See, o see who here is come a maying
ヘンデル(1685-1759):「デボラ」から Choirs of angels
トマス・チルコット(1700-1766):Wedding is great Juno's crown
ウィリアム・ボイス:
2つのヴァイオリンと通奏低音のための12のソナタ から 第3番イ長調
ジョン・オキーフ(1747-1833):
「ミダス」から To blast a rival's happiness
ヘンデル:「ユダス・マカベウス」から So shall the lute and harp awake
ジョゼフ・ベイルドン(1727頃-1774):
「月桂冠」から In Cupid's fam'd school
トゥールロホ・オ・カロラン(1670-1738):
Michael O'Connor first air & jig
マイケル・アーン(1740頃-1786):The lass with the delicate air
マシュー・デュバーグ(1703-1767):
「音楽雑誌」第2巻 から The larks shril notes
ウィリアム・ボイス:
2つのヴァイオリンと通奏低音のための12のソナタ から 第1番イ短調
ウィリアム・リンリー(1771-1835):
「ノアへの旅」から The night was dark
トマス・アーン:「乞食オペラ」から
Virgins are like the fair flow'r / No Pow'r on earth
マシュー・デュバーグ:
「ヴァイオリンのためのコレクション」第3 から Dubourg's maggott
トマス・アーン:「乞食オペラ」から When young at the bar
チャールズ・ディブディン(1745-1814):
「南京錠」から Was I a shepherd's maid
トマス・アーン:
「アルタクセルクセス」から The Soldier tir'd of wars alarms
ブランディワイン・バロック
ローラ・ヘイムズ(ソプラノ)
エイリーン・グリッキー(フルート) 
キンバリー・レイリー(フルート、リコーダー)
エリザベス・フィールド(ヴァイオリン) ダグラス・マクネイムズ(チェロ)
カレン・フリント(チェンバロ、ディレクター)
録音:データ記載なし 発売:2006年

PL 20502 ¥1550
おお、甘美な愛の喜び
ヘンリー・パーセル(1659-1695):
Sound the trumpet / Cupid, the slyest rogue alive / Let us dance
I attempt from love's sickness / Oh! the sweet delights of love
Not all my torment / Sonata 6 in G major / Sweeter than roses
If music be the food of love
トマス・チルコット(1707頃-1766):Not all my torment
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):By my sighs
ヘンリー・パーセル:
Love thou art best / Sonata 3 in A minor / Oh solitude!
The fatal hour / O dive custos / From rosie bow'rs
ブランディワイン・バロック
ジュリアン・ベアード、ローラ・ヘイムズ(ソプラノ)
トニー・ブッテ(テノール)
エイリーン・グリッキー(フルート)
エリザベス・フィールド、マーティン・デイヴィッズ(ヴァイオリン)
ダグラス・マクネイムズ(チェロ)
デボラ・フォックス(テオルボ、ギター、アーチリュート)
カレン・フリント(チェンバロ、ディレクター)
録音:データ記載なし 発売:2005年

PL 20401 ¥1550
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714- 1788):トリオ・ソナタ集
ハ長調 H.575(1745)/ト長調 H.574(1747)/イ短調 H.572(1747)
ニ長調 H.575(1747)/ホ長調 H.580(1749)
ブランディワイン・バロック
エイリーン・グリッキー(フルート) 
デイヴィッド・マイフォード(ヴァイオリン)
ダグラス・マクネイムズ(チェロ) 
カレン・フリント(チェンバロ、ディレクター)
録音:データ記載なし 発売:2004年

PL 19701 ¥1550
テレマン(1681-1767):
6つの組曲から成る新四重奏曲集 から 第1番ニ長調 TWV43:D3
聖霊降臨祭第2日のためのカンタータ
フルート・ソナタ ト長調
カナリア・カンタータ
6つの組曲から成る新四重奏曲集 から 第4番ロ短調 TWV43:h2
ブランディワイン・バロック
メラニー・デメント(ソプラノ)
エイリーン・グリッキー、キンバリー・レイリー(フルート)
デイヴィッド・マイフォード(ヴァイオリン) 
ダグラス・マクネイムズ(チェロ)
カレン・フリント(チェンバロ、ディレクター)
録音:1995年6月
「埋もれた宝をめざして掘って行く」という副題の付いたアルバム。ブラン
ディワイン・バロックの自主製作CDが当レーベルに移行したもので、本体・
外装ともレーベル名・規格番号表記がございません。ご了承ください。

DOR 93222 ¥1550
ジャン=バティスト・マス(1700頃-1757頃):
2つのチェロのためのソナタ集第1巻(1736)
第1番ハ長調/第2番ニ長調/第3番イ短調
第4番ホ短調/第5番変ロ長調/第6番ト短調
ブランディワイン・バロック
ダグラス・マクネイムズ、ヴィヴィアン・バートン(チェロ)
カレン・フリント(チェンバロ)
録音:1998年5、9月、モルバーン(合衆国ペンシルヴァニア州)、
ザ・レッド・バーン

DOR 93223 ¥1550
ジャン=バティスト・マス(1700頃-1757頃):
2つのチェロのためのソナタ集第2巻(1739)
第1番ホ短調/第2番ハ短調/第3番ト長調
第4番ヘ長調/第5番ニ長調/第6番ハ長調
ブランディワイン・バロック
ダグラス・マクネイムズ、ヴィヴィアン・バートン(チェロ)
カレン・フリント(チェンバロ)
録音:1998年5、9月、モルバーン(合衆国ペンシルヴァニア州)、
ザ・レッド・バーン
ジャン=バティスト・マスはフランスのチェリスト・作曲家。王宮楽団
「Les Vingt-quatre Violons du Roi」やコメディー・フランセーズの楽団で
活躍しました。 当CDおよび前項でご紹介の「DOR 93223」は旧DORIANレーベ
ルとPLECTRA MUSICの共同制作盤。旧DORIANレーベルから発売されていたもの
で、おそらく旧DORIANの倒産に際してPLECTRA MUSICが在庫を買い取ったと思
われます。弊社はこれら2点もPLECTRA MUSICレーベルの商品として扱います。




<UNIVERSAL MUSIC SPAIN>
マドリード貯蓄銀行文化財団をスポンサーとする「黄金世紀シリーズ(Los
SIGLOS de ORO)」プロジェクトの一環として、ビクトリアの没後400年にあた
る西暦2011年に合わせ全10巻完結を目指して進行してきたビクトリア・シリ
ーズが、ついに完結!

0028947644552 ¥2850
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):作品集 Vol.9
ミサ・サルヴェとモテット集
たたえよ、シオンよ[Lauda Sion](セクエンツィア;2群8声)
主よ、私には資格がありません[Domine non sum dignus](モテット;4声)
サルヴェ・レジナ[Salve Regina](アンティフォナ;8声;トレド写本版)
アヴェ・マリス・ステラ[幸あれ、海の星;Ave maris stella]
(賛歌;4声;トレドのグレゴリオ聖歌付き)
私は生きたパンである(モテット;4声)
ミサ・サルヴェ(8声&オルガン)
おお、聖なる宴よ[O sacrum convivium](モテット;4声)
聖処女のリタニア[Litania de Beata Virgine](8声)
アンサンブル・プルス・ウルトラ
グレース・デイヴィドソン、エイミー・ハワース(ソプラノ)
クレア・ウィルキンソン(アルト)
デイヴィッド・マーティン、マーク・チェンバーズ、
デイヴィッド・オルソップ(男性アルト)
トム・ホブズ、ジュリアン・ストッカー、アシュリー・ターネル、(テノール)
サイモン・ガリアー、ジミー・ホリデイ、ステュアート・ヤング(バス)
マハン・エスファハニ(オルガン)
マイケル・ヌーン(指揮)
録音:2009年8月、ロンドン、ハムステッド、
セント・ジュード=オン=ザ・ヒル教会
「ミサ・サルヴェ」は当盤収録の「サルヴェ・レジナ」に基づくミサ曲。

0028947644569 ¥2850
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):作品集 Vol.10
教会暦のためのモテット&賛歌集
善い羊飼いはよみがえられた[Surrexit pastor bonus](モテット;6声)
おお、イスパニアの光にして徳[O lux et decus Hispaniae](モテット:5声)
おお、天の王を[O regem coeli](モテット;4声)
博士たちは星を見て[Magi viderunt stellam](モテット;4声)
星の創り主よ[Conditor alme siderum](賛歌;4声)
私は急ぎ、市民を包囲しよう[Vadam et circuibo civitatem]
(モテット;6声)
二人のセラフィムが[Duo seraphim](モテット;4声)
来てください、創造主である聖霊よ[Veni creator spiritus](賛歌;4声)
おお、大いなる神秘よ[O magnum mysterium](モテット;4声)
キリストは高みに昇り[Ascendens Christus](モテット;5声)
聖霊降臨祭の日が来て[Dum complerentur dies Pentecostes]
(モテット;5声)
残酷な敵ヘロデよ[Hostis Herodes](賛歌;4声)
誰を見たのか、羊飼いたちよ[Quem vidistis, pastores](モテット;6声)
私の心は燃えている[Ardens est cor meum](モテット;6声)
アンサンブル・プルス・ウルトラ
グレース・デイヴィドソン(ソプラノ)
クレア・ウィルキンソン(アルト)
デイヴィッド・マーティン、マーク・チェンバーズ(男性アルト)
ジュリアン・ストッカー、ジェレミー・バッド、
アシュリー・ターネル(テノール)
サイモン・ガリアー、ジミー・ホリデイ、ステュアート・ヤング(バス)
マイケル・ヌーン(指揮)
録音:2009年11月、ロンドン、ハムステッド、
セント・ジュード=オン=ザ・ヒル教会





<ANACRUSI>
AC 062 2枚組 ¥3850
【未案内旧譜】
19世紀スペインの未出版ピアノ音楽(Vol.1)
シプリアノ・マルティネス・リュッケル(1862-1934):
マズルカ第1番 Op.31/マズルカ第2番 Op.32
マズルカ第3番 Op.33/マズルカ第4番 Op.48
エドゥアルド・オコン(1833-1901):ライン川下り/瞑想
マヌエル・メンディサバル(1817-1896):8つのソルチコ/夜想曲
マルシアル・デ・アダリド(1826-1881):歌詞のないロマンス
フアン・マリア・ゲルベンス(1819-1886):
マミタ(ハバネラ)/ゆりかごに/歌詞のないロマンス
ビセンテ・スロン(1871-1915):ピエロ(小品)
クラウディオ・マルティネス・インペルト(1845-1919):
スペイン奇想曲/田舎の踊り
ダマソ・サバルサ(1835-1894):アリツァディ(ソルチコ)
ホアキン・ラレグラ(1865-1945):ナバラ万歳!
ホセ・マリア・ウサンディサガ(1887-1915):バスク狂詩曲
フェリプ・ペドレイ(1841-1922):マズルカ
ペドロ・ティントレル(1814-1891):練習曲第1番
ニコラス・デ・レデスマ(1791-1883):ソナタ第6番/ソナタ第3番
ホアキン・マラツ(1872-1912):スペインのセレナード
サンティアゴ・マサルナウ(1805-1882):3つのスケルツォ
ペドロ・アルベニス(1795-1855):華麗な変奏曲
マルティン・サンチェス=アリュ(1823-1891):
2つのメロディ; メランコリー/セイレーンの歌
アナ・ベナビデス(ピアノ)
録音:2006年10月、ジャフレ・デ・テ(スペイン、ジロナ県)、
アナクルジ・スタジオ・ラウディトリウム
Vol.3-5が BASSUS EDICIONESレーベルから発売されている「19世紀スペイン
の未出版ピアノ音楽」のVol.1。

AC 069 2枚組 ¥3850
【未案内旧譜】
19世紀スペインの未出版ピアノ音楽 Vol.2
ホセ・インセンガ(1828-1891):幻想曲
ダマソ・サバルサ(1835-1894):夜想曲/子供の目覚め
フェリプ・ペドレイ(1841-1922):悲しみ/夜想曲
ルイス・レアンドロ・マリアニ(1868-1925):鉄柵の下に
エドゥアルド・コンプタ(1835-1882):8つの練習曲
アドルフォ・ケサダ(1830-1888):3つのマズルカ Op.18/瞑想 Op.17
ジュアン・バウティスタ・プジョル(1835-1898):
アンセリナ Op.9/アンダルシアの祭 Op.4
エドゥアルド・オコン(1833-1901):
アンダルシア狂詩曲 Op.9/アンダルシアの思い出 Op.8
テオバルド・ポウェル(1848-1884):ロマンティック奇想曲
ホセ・トラゴ(1856-1934):タランテラ/ソルチコ
マルティン・サンチェス=アリュ(1823-1891):春 Op.24
私を忘れないで/夾竹桃/ひばり/思い
水泡(スペインのセレナード)/つる草
マヌエル・ゲルボス(1863-1902):2つのマズルカ
アントニ・ニコラウ(1858-1933):アマリア
マルシアル・デ・アダリド(1826-1881):思い出
アナ・ベナビデス(ピアノ)
録音:2007年8月14-15日、9月14-15日、
ジャフレ・デ・テ(スペイン、ジロナ県)、
アナクルジ・スタジオ・ラウディトリウム
Vol.3-5が BASSUS
EDICIONESレーベルから発売されている「19世紀スペインの未出版ピアノ音
楽」のVol.1。オリジナルのアルバム・タイトルは「19世紀と20世紀初頭の
スペインの未出版ピアノ音楽 Vol.2」となっています。

AC 070 ¥2580
【未案内旧譜】
エドゥアルド・オコン(1833-1901):ピアノ作品全集
アンダルシア狂詩曲 Op.9(*)
アンダルシアの思い出(演奏会用ボレロ)Op.8(*)
左手のための奇想練習曲 Op.10/ライン川下り(幻想的練習曲)
華麗な大ワルツ/瞑想/海岸にて(舟歌)/不滅の愛(奇想曲)
アナ・ベナビデス(ピアノ)
録音:2007年8月14-15日、9月14-15日、
ジャフレ・デ・テ(スペイン、ジロナ県)、
アナクルジ・スタジオ・ラウディトリウム
エドゥアルド・オコンはスペイン、アンダルシア地方のマラガに生まれた作
曲家・オルガン奏者。マラガ音楽院を創設し初代院長に就任。スペイン各地
の民謡の収集を行い、スペイン国民楽派への道を開きました。
(*)は前項「19世紀スペインの未出版ピアノ音楽 Vol.2」の収録曲と同テイク
と思われます。また、録音データとしては記載されておりませんが、他の曲
も同シリーズの収録曲と同テイクである可能性もございます。あらかじめご
了承ください。

AC 063 ¥2580
【未案内旧譜】
バルトロメ・ペレス・カサス(1873-1956):クラリネットとピアノのための作品集
アンダンティーノ(1915)/独奏曲第1番(1897)/独奏曲第2番(1901)
ロマンス(1917)/間奏曲(バスクラリネットとピアノのための;1900頃)
シチリアの歌(B♭管クラリネットとピアノのための;1901)(+)
ペドロ・ルビオ(クラリネット、B♭管クラリネット、バスクラリネット)
アナ・ベナビデス(ピアノ)
録音:2007年3月22-23日、ジャフレ・デ・テ(スペイン、ジロナ県)、
アナクルジ・スタジオ・ラウディトリウム
バルトロメ・ペレス・カサスはスペイン、ムルシア地方のロルカに生まれた
作曲家・指揮者。クラリネット奏者として吹奏楽団で活躍した後、マドリー
ド王立音楽院の和声学教授に就任、またスペイン国立管弦楽団の初代指揮者
(1942-1947)を務めました。

AC 068 ¥2580
【未案内旧譜】
スペイン・ロマン派のクラリネット音楽(Vol.1)
クラリネットとピアノのための19世紀の作品集
クリストバル・オウドリド(1825-1877):スビサの粉屋(1870)
イラリオン・エスラバ(1807-1878):アンダンテとアレグロ(1844頃)
ラモン・カルニセル(1789-1855):幻想曲(1849)
ペドロ・スレ[ソレル](1810-1850):アリア変奏曲第1番(1840頃)
アントニオ・ロメロ(1815-1886):
オリジナル独奏曲第1番(1856)/幻想曲(1839)/華麗な独奏曲(1878)
バルトロメ・ペレス・カサス(1873-1956):独奏曲第1番(1897)(*)
ペドロ・ルビオ(クラリネット)
アナ・ベナビデス(ピアノ)
録音:2007年7月2-4日、ジャフレ・デ・テ(スペイン、ジロナ県)、
アナクルジ・スタジオ・ラウディトリウム
Vol.2は BASSUS EDICIONESレーベルから発売されております。
(次項でご案内。)
録音データとしては記載されておりませんが、(*)は前項「バルトロメ・ペレ
ス・カサス:クラリネットとピアノのための作品集」の収録曲と同テイクであ
る可能性がございます。あらかじめご了承ください。




<BASSUS EDICIONES>
BED 001 ¥2580
【未案内旧譜】
スペイン・ロマン派のクラリネット音楽 Vol.2
クラリネットとピアノのための19世紀の作品集
エミリオ・アリエタ(1821-1894):アリア(1859)
フランシシコ・アセンホ・バルビエリ(1823-1894):4つの小品(1863)
パスクアル・ラマヨン(?-?):悲歌 Op.18(A管クラリネットのための;1864)
カミロ・マホン(1797-?):アダージョ(1823)
ホアキン・バルベルデ(1846-1910):クラリネット独奏曲(1874)
ミゲル・ウィルツ(?-?):クラリネット練習曲(1808頃)
アントニオ・ロメロ(1815-1886):8つの練習曲(1845)
エンリケ・カルビスト(?-1897):15の練習曲(1880)
ペドロ・ルビオ(クラリネット)
アナ・ベナビデス(ピアノ)
録音:2008年8月1-3日、ジャフレ・デ・テ(スペイン、ジロナ県)、
アナクルジ・スタジオ・ラウディトリウム
Vol.1は ANACRUSIレーベルから発売されております。(前項でご案内。)





<MELODIYA>
MELCD 1001813 ¥1550
ロシアの芸術 20世紀の伝説 ヤコフ・フリエール(1912-1977)
モーツァルト(1756-1791):幻想曲ハ短調 K.475(1785)(*)
シューマン(1810-1856):幻想曲ニ長調 Op.17(*)
ショパン(1810-1849):(+)
ポロネーズ変ホ短調 Op.26 No.2/夜想曲ホ長調 Op.62 No.2
ワルツ変ニ長調 Op.64 No.1/夜想曲ハ短調 Op.48 No.1
マズルカ嬰ハ短調 Op.30 No.4/舟歌嬰ヘ長調 Op.60
ヤコフ・フリエール(ピアノ)
録音:1969年9月17日(*)/1972年3月2日(+)
ヤコフ・フリエールはモスクワ音楽院でコンスタンチン・イグムーノフに師
事したユダヤ系ソヴィエト(ロシア)のピアニスト。リヒテル、ギレリス、
ベルマンらに匹敵する実力と人気の持ち主でしたが、西側での華々しい活躍
の前に亡くなってしまい、旧共産圏以外では「幻の巨匠」となってしまいま
した。シューマン、ショパン、リスト、ブラームス、ラフマニノフ等のロマ
ン派音楽を得意とし、モスクワ音楽院教授としてロディオン・シチェドリン、
ヴィクトリア・ポストニコワ、ミハイル・プレトニョフ、レフ・ウラセンコ、
ベーラ・ダヴィドヴィチらを輩出しました。

MELCD 1001848 2枚組 ¥2980 ※価格変更 \2080
リヒテル・プレイズ・バッハ
J・S・バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV846-869
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1969年4月20-21日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1001849 2枚組 ¥2980
プロコフィエフ(1891-1953):オペラ「修道院での結婚」Op.86(1940)
ニーナ・イサコワ(メゾソプラノ)
N・コルシュノフ(テノール)
イワン・ペトロフ(バス) 他
モスクワ・スタニスラフスキー&
ネミーロヴィチ=ダンチェンコ音楽劇場合唱団&管弦楽団
ケマール・アブドゥラーエフ(指揮)
録音:1966年

MELCD 1001860 5枚組 ¥5280
チャイコフスキー国際コンクールに捧ぐ
ヴァン・クライバーン(ピアノ)
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57(*)
リスト(1811-1886):愛の夢 第3番(+)
チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23(#)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(#) キリル・コンドラシン(指揮(#))
録音:1958年、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(*)/1958年(+/#)
ワレリー・クリモフ(ヴァイオリン)
メンデルスゾーン(1809-1847):ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64(*)
チャイコフスキー(1840-1893):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35(+)
ソヴィエト国立交響楽団(*) マクシム・ショスタコーヴィチ(指揮(*))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(+) 
ドミートリー・キタエンコ(指揮(+))
録音:1967年(*)/1977年(+)
ナターリャ・シャホフスカヤ(チェロ)
ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38(*)
ハイドン(1732-1809):チェロ協奏曲第1番ハ長調(+)
A・アメンターエワ(ピアノ(*))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(+) 
マクシム・ショスタコーヴィチ(指揮(+))
録音:1982年(*)/1969年(+)
ジェーン・マーシュ(ソプラノ)
ヴェルディ(1813-1901):
オペラ「オテロ」から デズデモーナの場面、アリアと祈り
モーツァルト(1756-1791):オペラ「魔笛」から パミーナのアリア
プッチーニ(1858-1924):オペラ「トゥーランドット」から リューのアリア
チャイコフスキー(1840-1893):
オペラ「エフゲニー・オネーギン」から タチアナの手紙の場面
ヴェルディ:オペラ「オテロ」から オテロとデズデモーナの二重唱(*)
ウラディーミル・アトラントフ(テノール(*))
L・ファー(ピアノ)
ボリショイ劇場管弦楽団 マルク・エルムレル(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団 ボリス・ハイキン(指揮)
録音:1966年/1966年、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ
ウラディーミル・アトラントフ(テノール)
ボリス・シェレメチエフ:ぼくは君を愛した
チャイコフスキー(1840-1893):
昼の光が満ちても/ただ憧れを知る者だけが
ドン・ファンのセレナード/太陽は沈んだ
アレクサンドル・グリーリョフ(1803-1858):鐘
ビゼー(1838-1875):オペラ「カルメン」から ドン・ホセのアリア
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「アイーダ」から ラダメスのアリア
レオンカヴァッロ(1857-1919):オペラ「道化師」から
カニオのレチタティーヴォとアリア
プッチーニ(1858-1924):オペラ「トスカ」から カヴァラドッシのアリア
エドゥアルト・ナープラヴニーク(1839-1916):
オペラ「ドゥブロフスキー」から
ヴラディミールのレチタティーヴォとロマンス
ボロディン(1833-1887):オペラ「イーゴリ公」から
ウラディーミルのレチタティーヴォとカヴァティーナ
チャイコフスキー:オペラ「スペードの女王」から
ゲルマンのレチタティーヴォ、アリア、アリオーソ
ボリショイ劇場六重奏団 F・ハリロワ(ピアノ)
ボリショイ劇場管弦楽団 マルク・エルムレル(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団 ボリス・ハイキン(指揮)
録音:1966-1973年

MELCD 6001803 ¥1550
世界革命の歌 2
ラ・マルセイエーズ(ルージェ・ド・リール作詞作曲)
〔フョードル・シャリアピン〕
インターナショナル(ウジェーヌ・ポティエ作詞/ピエール・ドジェーテル作曲)
〔パリ・フォーク合唱団 グループ17〕
エルンスト・テールマン(ドイツ共産党指導者)の演説
秘密裏の行軍(エーリヒ・ヴァイネルト作詞/ハンス・アイスラー作曲)
〔エルンスト・ブッシュ 管弦楽団〕
中華人民共和国国家(田漢作詞/聶耳作曲) 管弦楽&合唱
リエゴ賛歌(エバリスト・サン・ミゲル作詞/ホセ・メルチョル・ゴミス作曲)
〔アンサンブル・グレナダ〕
ドロレス・イバルリ(スペイン共産党指導者)の演説
第十五国際旅団万歳(伝承歌) 〔アンサンブル・グレナダ〕
ベラ・チャオ(イタリアのパルチザンの歌)
ヌオーヴォ・カンツォニエーレ・イタリアーノ
パルミーロ・トリアッテ(イタリア共産党指導者)の演説
「大十月社会主義革命の国際的意義」
赤旗(伝承歌) 〔アンサンブル・グレナダ〕
エルネスト・ゲバラ(チェ・ゲバラ;キューバのゲリラ指導者)の演説
アスタ・シエンプレ(カルロス・プエブラ作詞作曲) 
〔アンサンブル・グレナダ〕
チェのサンバ(ルベン・オルティス作詞作曲) 〔ビクトル・ハラ〕
フィデル・カストロ(キューバの革命指導者)の演説
この革命(伝承歌) 〔アディディ(ベニン共和国のフォーク・アンサンブル)〕
人民連合(セルヒオ・オルテガ作詞作曲) 〔アンサンブル・グレナダ〕
サルバドール・アジェンデ(チリ大統領)の演説
ベンセレモス(クラウディオ・イトゥラ作詞/セルヒオ・オルテガ作曲)
〔インティ・イリマニ(チリのフォルクローレ・グループ)〕
われわれは動かない 〔ティエンポ・ヌエボ〕
〔演奏者〕
録音:1911-1987年




<CLASSICAL RECORDS>
CR 146 2枚組 ¥2980
ユーリー・ボグダーノフ・プレイズ・ショパン
ショパン(1810-1849):
華麗なワルツ変イ長調 Op.34 No.1/華麗なワルツ イ短調 Op.34 No.2
ワルツ変ニ長調 Op.64 No.1/嬰ハ長調 Op.64 No.2
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
夜想曲変ニ長調 Op.27 No.2/ピアノ・ソナタ変ロ短調 Op.35
ポロネーズ変イ長調 Op.53/幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
練習曲ロ短調 Op.25 No.10/練習曲嬰ハ短調 Op.10 No.4
夜想曲変イ長調 Op.32 No.2/バラード第1番ト短調 Op.23
マズルカイ短調 Op.17 No.4/マズルカ嬰ハ短調 Op.30 No.4
マズルカ ロ短調 Op.33 No.4/マズルカ ヘ短調 Op.68 No.4
スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
ユーリー・ボグダーノフ(ピアノ)
録音:2010年5月12-14日、モスクワ合唱アカデミー大ホール
ユーリー・ボグダーノフ(1972年生まれ)はモスクワ音楽院でタチアナ・ニコ
ラーエワ、アレクセイ・ナセトキン、ミハイル・ヴォスクレセンスキーに師
事したロシアのピアニスト。ロシア自然科学アカデミー「人間性と創造」部
門特派員メンバー、「芸術の生まれる所」プロジェクトのアート・ディレク
ター等を務めながら、世界的に演奏活動を展開しています。





<VISTA VERA>
VVCD 00226 ¥1550
モーツァルト(1756-1791):
交響曲第29番イ長調 K.201(*)
ディヴェルティメント第1番ニ長調 K.136(+)
ピアノ協奏曲第28番(ピアノと管弦楽のためのロンド)ニ長調 K.382(#)
ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466(#)
ドミートリー・バシキーロフ(ピアノ(#))
リトアニア室内管弦楽団
サウリウス・ソンデツキス(指揮)
録音:1972年(+)/1982年9月14日(*)/1983年6月24日(#)




<ARS PRODUKTION>
ARS 38095(SACD-Hybrid) ¥2250
ロゼッティ:モーツァルトのためのレクイエム
アントニオ・ロゼッティ
[フランチシェク・アントニーン・レスレル](1750-1792):
レクイエム変ホ長調(独唱、合唱と管弦楽のための)
Murray H15(1776;プラハ版)(*/+/#)
交響曲変ホ長調 Murray A23(Fassung A)
アントニオ・ロゼッティ/マインゴスス・ゲーレ(1752-1816):
グラドゥアーレ変ホ長調(ソプラノ、合唱と管弦楽のための)
「私の所へ来なさい、皆よ」Murray H24(*/#)
グラドゥアーレ変ロ長調(合唱と管弦楽のための)
「地上のすべての国々は見た」Murray H25(#)
アントニオ・ロゼッティ:
サルヴェ・レジナ 変ホ長調(ソプラノと器楽のための)Murray F85(*)
賛歌「イエス、最強の王」(合唱と管弦楽のための)ニ長調 Murray H31(#)
マルシア・ポーター(ソプラノ(*))
アンナ・ハヴィルコヴァー(メゾソプラノ(+))
オンドジェイ・ソハ(テノール(+))
マシュー・マーカム(バス(+))
プラハ・シンガーズ(合唱(#))
ラ・ジョイア(合唱(#))
カメラータ・フィラルモニカ・ボヘミア(管弦楽)
ヨハネス・メーズス(指揮)
録音:2008年8月13-15日、プラハ、聖ミクラーシュ教会
モーツァルトの死の9日後、1791年12月14日にプラハで彼の追悼式が行われ、
ボヘミアの作曲家ロゼッティのレクイエムが演奏されました。この経緯から
この作品は「モーツァルトのためのレクイエム」と呼ばれるようになりました
が、実際にはこの追悼式のために新たに書かれたものではなく、式の音楽を任
されたノスティツ劇場(現在のエステート劇場)ヨセフ・ストローバッハ(1731-
1794)が時間的に新作は不可能と考え、友人であるロゼッティが15年前に書い
たレクイエムに手を加えたもの(プラハ版)でした。長調で書かれたこのレクイ
エムはモーツァルトの絶筆となった同名作品のような劇的なものではありませ
んが、モーツァルトを愛したプラハの人々が彼の人柄と音楽を偲ぶにはふさわ
しかったのかもしれません。レクイエムの収録時間は23分ほどですが、ディス
クの後半もなかなかおもしろい構成となっています。ロゼッティの交響曲に、
その第2楽章と第3楽章にドイツの教会音楽家ゲーレが歌詞を当てはめた2つの
グラドゥアーレが続き、締めはロゼッティのオリジナルの教会声楽作品2曲。
すでに5枚ものロゼッティのCD(CPO、MD+G)を録音しているスペシャリスト、
ヨハネス・メーズスの堂々たる指揮で楽しめます。全曲世界初録音と表記され
ています。

ARS 38093(SACD-Hybrid) ¥2250
シューベルト(1797-1828):
3つのピアノ小品 D.946/アレグレット D.935
4つの即興曲 D.935/高雅なワルツ集 D.969
ウィリアム・ヨン(ピアノ)
録音:2011年2月、ヴッパータール(ドイツ)





<PLECTRA MUSIC>
PL 20901 3枚組 ¥3580
J・S・バッハ(1685-1750):チェンバロ協奏曲全集
4台のチェンバロのための協奏曲イ短調 BWV1065(無伴奏)(F/H/M/K)(*)
チェンバロ協奏曲第4番イ長調 BWV1055(M)
2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調 BWV1061(F/M)
3台のチェンバロのための協奏曲第1番ニ短調 BWV1063(H/M/P)
4台のチェンバロのための協奏曲イ短調 BWV1065(F/H/M/K/Pc)
チェンバロ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052(P)
チェンバロ協奏曲第3番ニ長調 BWV1054(H)
チェンバロ協奏曲第7番ト短調 BWV1058(F)
チェンバロ協奏曲第2番ホ長調 BWV1053(M)
2台のチェンバロのための協奏曲第1番ハ短調 BWV1060(P/H)
チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056(H)
チェンバロ協奏曲(チェンバロと2つのリコーダーのための協奏曲)
第6番ヘ長調 BWV1057(K/r)
2台のチェンバロのための協奏曲第3番ハ短調 BWV1062(K/P)
3台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調 BWV1064(M/F/K)
ダヴィット・モロニー(チェンバロ(M))
カレン・フリント(チェンバロ(F))
アーサー・ハース(チェンバロ(H))
キム・ジョンヘ(チェンバロ(K))
アダム・パール(チェンバロ(P)、通奏低音パートのチェンバロ(Pc))
ニナ・スターン、ダフナ・モア(リコーダー(r))
カーラ・ムーア(ヴァイオリン、リーダー)
マーティン・デイヴィッズ(ヴァイオリン) エイミー・レナード(ヴィオラ)
ダグラス・マクネイムズ(チェロ) アン・ピーターソン(コントラバス)
録音:2007年5月、ウィルミントン(合衆国デラウェア州)、
ザ・バーン・アット・フリントウッズ
使用楽器(チェンバロ):
1707年、パリ、ニコラ・デュモン製
1635年、アントワープ、ヨハネス・ルッカース製
1700-1725頃、スペイン、不詳作者製
16世紀後半-17世紀前半、イタリア、ドメニクス・ピサウリエンシス製
アルバム・タイトルの直訳は「アンティーク楽器によるチェンバロ協奏曲全集」。
複製ではないオリジナルのチェンバロ4台を贅沢に使った全曲録音(断片のみの
BWV1059は未収録)です。(*)は弦楽と通奏低音を省き4台のチェンバロのみで演
奏されています。
ダヴィット・モロニー(1950年生まれ)はスージー・ジーンズ、ケネス・ギルバ
ート、グスタフ・レオンハルトに師事した英国の鍵盤楽器奏者。バッハ、バー
ド、ルイ・クープラン他、フランスHarmonia
Mundi等のレーベルに録音したディスクの数が60を超える巨匠です。20年以上
本拠としていたパリから2001年合衆国に移住し、カリフォルニア大学バークレ
ー校教授兼オリガニストを務めています。カレン・フリントはオバーリン音楽
院およびミシガン大学で学んだ合衆国のチェンバロ奏者。ブランディワイン・
バロック(古楽アンサンブル)のアーティスティック・ディレクターであり、当
レーベルの中心的音楽家です。アーサー・ハースはベス・カープ、アルバート
・フラー、アラン・カーティス、ケネス・ギルバートに師事した合衆国の鍵盤
楽器奏者。キム・ジョンヘはピーボディー音楽院およびオバーリン音楽院で学
んだ後、アムステルダムのスヴェーリンク音楽院でグスタフ・レオンハルトに
師事したチェンバロ奏者。アダム・パールはピーボディー音楽院古楽科で教え
ている若手チェンバロ奏者。

PL 20701 ¥1550
マルシャン、クレランボー:チェンバロ作品全集
ルイ・マルシャン(1669-1732):
組曲ニ短調(1699)/ヴェネツィア風/ひょうきん者
組曲ト短調(1702)/ガヴォット ト短調
ルイ=ニコラ・クレランボー(1676-1749):
前奏曲ト長調/組曲ハ長調(1702-1703)/組曲ハ短調(1704)
ニコラ・ルベグ(1631頃-1702):鐘(1685)
ダヴィット・モロニー(チェンバロ)
録音:データ記載なし 発売:2007年
使用楽器:1707年、パリ、ニコラ・デュモン製

PL 20801 2枚組 ¥1580
ボレル写本の音楽  ジャン=アンリ・ダングルベール(1629-1691):
クラヴサン曲集ハ長調; 前奏曲/アルマンド/クーラント
ガイヤルドとドゥブル/ジーグ/シャコンヌ
ジャック=ドニ・トムラン(1640頃-1693):アルマンド
不詳:王のクーラントとルドゥブル
ジャック=ドニ・トムラン:アルマンド
不詳:パスメス[パッサメッツォ]/ポワトゥのブランル
ジョゼフ・シャバンソー・ド・ラ・バル(1633-1678?):
イングランドのパヴァーヌとルドゥブル/アルマンド
クーラントとルドゥブル/イングランドのパヴァーヌとルドゥブル
ブロシャール氏:アルマンド/クーラントとルドゥブル
ビュール伯爵夫人:クーラント
不詳:サラバンド、右手のルドゥブルと左手のルドゥブル/銃士/御者バレエ
ルイ・クープラン(1626頃-1661):アルマンド-
ジャン=アンリ・ダングルベール:ルイ・クープランのアルマンドのドゥブル(*)
ジャン=アンリ・ダングルベール:
「バスク」のための踊り歌(*)/行進(踊り歌)(*)
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール(1601頃-1672):
若きゼフィルス(サラバンド)-
ジャン=アンリ・ダングルベール:ドゥブル・サラバンド・シャンボニエール(*)
アンリ・デュモン(1610頃-1684):パヴァーヌ
ブア氏:サラバンド
不詳:イングランドのジーグ/もう一つのイングランドのジーグ
アンリ・デュモン:アルマンド/同じもう一つ(のアルマンド)
ルイ・クープラン:ジプシー女
アンリ・デュモン:同じもう一つ(のアルマンド)
不詳:イタリアのアリア
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール(クープラン?):
シャンボニエール氏のカナリア
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール:田舎風アルマンド
(ポール・)ド・ラ・ピエール(1612-1689):グラン・シュエドワーズ
クーラント/バレ/ブーレ/サラバンド/パヴァーヌ
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール:
おお、美しい庭(サラバンド)-
ジャン=アンリ・ダングルベール:ドゥブル・シャンボニエール(*)
ヴァンサン氏:パヴァーヌ(*)
ド・ロランシー氏:ファンタジー(*)
(エティエンヌ・リシャール:ジーグ(*)/ジーグ(*)
(ルイージ・)ロッシ:ルイージ氏のパッサカリア(*)
ダヴィット・モロニー(チェンバロ)
録音:データ記載なし 発売:2008年
使用楽器:1635年、アントワープ、ヨハネス・ルッカース製(*以外)
1707年、パリ、ニコラ・デュモン製(*)
カリフォルニア大学バークレー校ハーグルーヴ音楽図書館所蔵 MS1365「ボレ
ル写本」(1660年頃編纂)に所収の楽曲を中心に構成されたアルバム。

PL 20702 ¥1550
ラ・テルプシコール
エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729):
クラヴサン曲集第1巻(1687)から 前奏曲ニ短調
クラヴサン曲集第2巻(1707)から 組曲ニ調
ラ・フラマンドとドゥブル(アルマンド)/クーラントとドゥブル
サラバンド/ジーグとドゥブル/第2のジーグ/第1と第2のリゴドン
シャコンヌ
フランソワ・クープラン(1668-1733):
クラヴサン奏法(1716)から 前奏曲ニ短調
クラヴサン曲集第1巻(1713)から
勤勉な女(アルマンド)/第1のクーラント/第2のクーラント
慎み深い女(サラバンド)/カナリアとドゥブル/リゴドン/シャロレ風の女
テルプシコール/ガルニエ/幸福な思い/熱心な女/へつらい女/蝶々
アーサー・ハース(チェンバロ)
録音:データ記載なし 発売:2007年
使用楽器:1707年、パリ、ニコラ・デュモン製

PL 21001 ¥1550
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール(1601頃-1672):
クラヴサン曲集
組曲ニ調
アルマンド/バグパイプ吹き(アルマンド)/婦人のクーラント/サラバンド
クーラントともう一つのドゥブル/クーラント/パヴァーヌ/サラバンド
組曲イ調
La Rare(アルマンド)/クーラントとクーラントのドゥブル/クーラント
クーラント/サラバンド/ガイヤルド
組曲ハ調
修道院(アルマンド)とクープラン氏の「修道院」によるドゥブル
アルマンド/クーラント/クーラント/サラバンド/もう一つの(曲)
荘重なサラバンド/ジーグ/シャンボニエール(合唱長のシャコンヌ)
神々の維持(パヴァーヌ)/悲しみ(アルマンド)/クーラント
クーラント/サラバンド/村娘(ジーグ)/カナリア
カレン・フリント(チェンバロ)録音:データ記載なし 発売:2010年
使用楽器:1635年、アントワープ、ヨハネス・ルッカース製
出版された2巻の曲集および手稿譜からカレン・フリントが編んだ組曲。

PL 21003 2枚組 ¥2580
エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729):チェンバロ作品全集
クラヴサン曲集第1巻(1687)
組曲ニ調
前奏曲/アルマンド/クーラント/(第2の)クーラント/サラバンド
ジーグ/カナリア/シャコンヌ/メヌエット
組曲ト調
前奏曲/アルマンド/クーラント/第2のクーラント/サラバンド
ジーグ/(第2の)ジーグ/メヌエットとドゥブル
組曲イ調
前奏曲/アルマンド/クーラント/(第2の)クーラント/サラバンド
ジーグ/シャコンヌ/ガヴォット/メヌエット
組曲ヘ調
トカード/アルマンド/クーラント/(第2の)クーラント/サラバンド
ジーグ/カナリア/メヌエット
クラヴサン曲集第2巻(1707)
組曲ニ調
ラ・フラマンドとドゥブル/クーラントとドゥブル/サラバンド
ジーグとドゥブル/(第2の)ジーグ/リゴドンと第2のリゴドン
シャコンヌ/ラ・ゲール嬢のメヌエット
組曲ト調
アルマンド/クーラント/サラバンド/ジーグ/メヌエット/ロンド
カレン・フリント(チェンバロ)録音:データ記載なし 発売:2010年
使用楽器:1627年、アントワープ、ヨハネス・ルッカース製




<AUDITORIUM Classic>
AUD 02806 \2080
プント・ディ・アスコルト 2005
マッシモ・カルレンティーニ:
riversi Mondi Diversi(ヴァイオリンとエレクトロニクスのための;2003)(*)
マルコ・マリノーニ:Wahn(ピアノとエレクトロニクスのための;2005)(+)
マッシモ・マリアーニ:Six-o-Four
(8チャンネル・テープと録音された声のための;ステレオ版;2003)(#)
フランコ・デグラッシ:Luminal(テープのための;2003)
トマゾ・ペレーゴ:
Les jeux sont faits(ヴァイオリンとエレクトロニクスのための;2009)(**)
マリオ・バヤルディ:Bjm Piano Studio(テープのための;2003)
ジャンカルロ・トゥラッチョ:Trisi(アルトサクソフォン、
テナー=バス・トロンボーンとエレクトロニクスのための;2003)(++)
ディエゴ・コンティ(ヴァイオリン(*))
マルコ・マリノーニ(ピアノ(+))
リリアーナ・バンコリーニ(声(#))
エロイザ・マネーラ(ヴァイオリン(**))
ミケーレ・ロムート(トロンボーン(++))
ジャンパオロ・アントンジロラーミ(サクソフォン(++))
様々な録音プロダクション・スタジオ
CEMAT(イタリア・エレクトロアコースティック・ミュージック・センター)と
の共同制作盤。高名な現代作曲家や現代音楽専門家がイタリアの若手作曲家の
新作を厳選してCD化する企画で、「プント・ディ・アスコルト」は「リスニン
グ・ポイント」を意味するイタリア語。

AUD 03108 \2080
プント・ディ・アスコルト 2006
アレッサンドロ・アルタヴィッラ:
Pixel we lost in the fire(テープのための;2004)
アントニオ・キアラモンテ:
Riflessioni(コンピューター・プロセッシングされたフルート音ための;2006)
マルコ・ディベルトゥル:Sguardo contemporaneo(テープのための;2006)
フランチェスコ・ガランテ:
Resilienza(エレクトロニック・サウンドのための;2005)
ロベルト・ジローリン:Anakros(見えないソプラノ、
シンセサイザーとディジタル・プロセッシング・サウンドのための;2006)(*)
マルコ・モーミ:Reflexions II(コンピューター・プロセッシングされた
フルート音、チェロ音とピアノ音のための;2006)
ジャン・マルコ・モーラ:
Kata Kosmon(声とライヴ・エレクトロニクスのための;2005)(+)
マルコ・テントーリ:
Impression(コンピューター・コンクレート・サウンドのための;2006)
アンナ・ダッツァン(ソプラノ(*))
ロレダーナ・シャンナ(声(+))
様々な録音プロダクション・スタジオ

AUD 01203 \2080
セレブレイション
マヤ・ハンブルガー、バリー・ガイ:Celebration
マヤ・ハンブルガー、ワルテル・プラーティ、バリー・ガイ:
Incontro / Con tre / Inquieto / Alta / Con variazioni
Con agevolezza / Sciolto
マヤ・ハンブルガー、バリー・ガイ:Celebration(アンコール)
マヤ・ハンブルガー(ヴァイオリン)
ワルテル・プラーティ(チェロ)
バリー・ガイ(コントラバス)

AUD 03006 \2080
バイバイ、モーツァルト
ポップ、ロック、ジャズ、エレクトロニック&クラシック風モーツァルト
ミスター対位法のための葬送行進曲(小葬送行進曲)K.453a(+)
ヴォルフガングって誰?/自分で自分が分からない(*)
ヴォルフ=ギャングスターズ/私は奇妙な存在だ
M. P. T.(モーツァルトのトルコ風腕立て伏せ)
弦楽四重奏曲第19番ハ長調「不協和音」K.465 から アダージョ
ブル・ロンド・アラ・トゥルカ/奥様、これがカタログです
自分で自分が分からない/ジーグ ト長調 K.574
ピアノソナタ第2番 ヘ長調 K.280 から アダージョ(+/#)
マウロ・エルマノ・ジョヴァナルディ(歌(*))
ジョヴァンニ・ファルツォーネ(トランペット(+))
マリオ・ブルネッロ(チェロ(#))
ムジカモルフォージ・アンサンブル
モーツァルトの生誕250年(2006年)に合わせ、豪華ゲストを迎えて制作された
パロディ精神あふれるアルバム。





<BORGATO>
イタリアの新興ピアノ・メーカー、ボルガートの自主制作レーベル。

DB 072010 \2080
「ドッピオ・ボルガート」によるペダルピアノのための音楽
ベートーヴェン(1770-1827):
音楽時計のための5つの小品 WoO 33 から アダージョ
シューマン(1810-1856):
ペダルピアノのための6つの練習曲 Op.56
ペダルピアノのための4つのスケッチ Op.58
フランク(1822-1890):前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
J・S・バッハ(1685-1750):
私はあなたを呼ぶ、主イエス・キリストよ BWV639
今こそ来たれ、異教徒の救い主よ BWV659
パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
ミルコ・ブルゾン(ペダルピアノ「ドッピオ・ボルガート」)
録音:2010年7月、モンティチェロ・ディ・ロニーゴ
(イタリア、ヴェネト州ヴィチェンツァ県)、
聖アポッリナーレ教会
イタリアの新興ピアノ・メーカー、ボルガートが現代に復活させたペダルピア
ノ「ドッピオ・ボルガート」(英語でダブル・ボルガート)を使用した録音。
ペダルピアノとはパイプオルガンの足鍵盤と同じ配列の足鍵盤を持つピアノ
で、通常のピアノの下に足鍵盤で鳴らされるもう一台のピアノが置かれたよ
うな形をしています。パイプオルガンの練習用として作られたペダルチェンバ
ロ(ペダルハープシコード)から発展したもので、バッハ(ペダルクラヴィコー
ド)、モーツァルト(ペダルフォルテピアノ)もこのタイプの楽器を所有したこ
とがあります。19世紀に入ってからもメンデルスゾーン、シューマン、アル
カン、フランクらが興味を示しいくつかの作品を書きましたが、珍しい楽器
の域を出ないまま終わってしまいました。
イタリアのピアノ製作家ルイジ・ボルガート(1963年生まれ)はペダルピアノに
魅力を覚え、ボルガートの最高級コンサートグランドピアノ「BORGATO L282」
(単体価格:171,800ユーロ、約2,000万円)に37の足鍵盤で演奏する第2のピアノ
を加えた「DOPPIO BORGATO」(合計価格:260,750ユーロ、約3,000万円)を完成、
秘められたレパートリーの演奏を可能にしました。ミルコ・ブルゾンはパドゥ
ア音楽院でピアノをフランコ・アンジェレーリ(エンリコ・ガッティのパート
ナーを務めたこともあるピアニスト)に、オルガンをフランチェスコ・フィノ
ッティとジャン・ギューに師事し1992年に卒業。2000年よりボルガートの契
約ピアニストとして活動しています。当録音のための調律はルイジ・ボルガ
ート自身が行っており、これはまさに「純正ボルガート」のアルバムと申せ
ましょう。





<STRADIVARIUS>
STR 33890 \1980
ミラノ音楽祭ライヴ Vol.4
ジェルジ・クルターグ(1926-):
ヒパルティータ[Hipartita] Op.43(無伴奏ヴァイオリンのための;2000-2004)(*)
サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):
アスペルン組曲[Aspern Suite](ソプラノと楽器のための;1979)(+)
菊地裕美(ヴァイオリン(*))
ペトラ・ホフマン(ソプラノ(+))
アンサンブル・ルシェルシュ(+)
録音:2006年10月22日(*)、2003年10月22日(+)、ミラノ(*/+)
(*)はヨーロッパで評価の高い日本のヴァイオリニスト菊地裕美への献呈作品。

STR 33891 \1980
ミラノ音楽祭ライヴ Vol.5
ルカ・フランチェスコーニ(1956-):Rest(チェロと管弦楽のための;2004)(*)
イヴァン・フェデーレ(1953-):
Duo en resonance(2つの協奏ホルンのための;1991)(+)
ジョヴァンニ・ヴェランド(1965-):弦楽四重奏曲第2番(1999)(#)
エンリコ・ディンド(チェロ(*))
RAI国立交響楽団(*)
ロベルト・アバド(指揮(*))
アンサンブル・アンテルコンタンポラン(+)
ジェンス・マクナマラ、ジャン・クリストフ・ヴェルヴォワット(ホルン)
ピエール・ブーレーズ(指揮(+))
トリノ弦楽四重奏団(#)
録音:2004年9月27日、ミラノ、ヴェルディ・ホール、ライヴ(*)
1994年6月22日、ミラノ、スカラ座、ライヴ(+)/1999年10月4日、
ミラノ、ライヴ(#)

STR 33892 \1980
ミラノ音楽祭ライヴ Vol.6
ジェルジ・リゲティ(1923-2006):13の楽器のための室内協奏曲(1969-1970)(*)
ジェルジ・クルターグ(1926-):
6つの楽興の時 Op.44(弦楽四重奏のための;2005)(+)
バルトーク(1881-1945):野外にて(ピアノのための;1926)(#)
リスト(1811-1886):夜の賛歌、朝の賛歌(ピアノのための)(#)
ペーテル・エトヴェシュ(1944-):
Psy(フルート、チェロとツィンバロムのための;1976)(**)
イクトゥス(アンサンブル(*))
ジョルジュ=エリー・オクトルス(指揮(*))
ケラー弦楽四重奏団(+)
エマヌエーレ・アルチウリ(ピアノ(#))
マリオ・カルーリ(フルート(**))
ジョルジョ・カザーティ(チェロ(**))
ルイージ・ガッジェーロ(ツィンバロム(**))
録音:2003年10月10日(*)、2006年10月22日(+)、2009年11月2日(#)、
ミラノ、スカラ座、ライヴ(*/+/#)
2006年10月6日、聖ロレンツォ教会、ライヴ(**)
ハンガリーの作曲家で統一されたアルバム。

STR 33893 \1980
アウレリアーノ・カッタネーオ(1974-):
描線[Trazos](ソプラノと管楽器のための;2007)(*)
ヴァイオリン、チェロとアコーディオンのための三重奏曲(2001-2002)
トロンボーンと増幅されたアンサンブルのためのコンチェルティーノ(2001)(+)
ペトラ・ホフマン(ソプラノ(*))
カルロス・ヒル(トロンボーン(+))
アンサンブル・エスパイ・ソノル
ボロ・ガルシア(指揮)

STR 33894 \1980
ボロ・ガルシア(1970-):影の記憶
Nada queda al despertar(2008)/ Cuando la lux de ese dia(2004)
Territoris de la memoria(2006)/ Sombra del recuerdo(2008)
アンサンブル・エスパイ・ソノル
ボロ・ガルシア(指揮)





<COLOSSEUM>
COL 9204.2 \1850
クルト・ライマー バッハ、ベートーヴェン、ブラームスを弾く
J・S・バッハ(1685-1750):フランス組曲第6番ホ長調 BWV817
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
ブラームス(1833-1897):パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
クルト・ライマー(ピアノ)
録音:データ未詳
クルト・ライマー・シリーズ第4弾はバロック・古典派・ロマン派三大巨匠(「三
大B」という呼び方はもう古いでしょうか)のピアノ独奏作品集。
ワルター・ギーゼキングの師カール・ライマーの甥にあたるピアニスト・作曲家
クルト・ライマー。ギーゼキング、カール・シューリヒト、ヴィルヘルム・フル
トヴェングラーらに才能を見いだされ18歳でデビュー、その後ラフマニノフの高
弟ウラディーミル・ホロフスキ、エドウィン・フィッシャーに師事。レオポルド
・ストコフスキー、ユージン・オーマンディ、ヘルベルト・フォン・カラヤンら
と共演し、リヒャルト・シュトラウスに高く評価されその支援を受けました。





<MV CREMONA>
MVC 010-029 \2080
ソナタ&コンチェルト 18世紀の晴朗なるオルガン音楽
ヴィヴァルディ(1678-1741)/J・S・バッハ(1685-1750)編曲:
協奏曲ト長調 Op.4 No.6(BWV975)
アレッサンドロ・マルチェッロ(1669-1747)/J・S・バッハ編曲:
協奏曲ニ短調(BWV974)
ヴィヴァルディ/J・S・バッハ編曲:協奏曲ト長調 Op.7 No.8(BWV973)
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):ソナタ ハ短調
アンドレア・ルッケージ(1741-1801):ソナタ ヘ長調/ソナタ ハ長調
ガエターノ・ヴァレーリ(1760-1822):
ヴァーセット ニ短調/ソナタ ト長調 Op.1 No.2
アンドレア・ケッツィ(オルガン)
録音:2009年6月18日、アクアネグラ・スル・キエーゼ(イタリア、マントヴァ県)、
聖トマゾ教会
使用楽器:1813年、ルイージ・モンテサンティ製
(復元:2009年、シルヴィオ・ミケーリ)
アンドレア・ケッツィはパルマ県コロルノに生まれ、パルマのボーイト音楽院で
オルガンとチェンバロを学んだ後アムステルダムでボブ・ファン・アスペレンに
チェンバロを師事したイタリアの鍵盤楽器奏者。パルマ公フェルディナンド・デ
ィ・ボルボーネ(1750-1802)の宮廷における音楽生活をテーマとした論文により
最高栄誉賞付きでパルマ大学を卒業したインテリでもあります。

MVC 010-030 \2080
ギャラントリー…機知、愛嬌、流暢 ギャラント様式の鍵盤音楽
(オルガンによる)
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):トッカータ(Shedlock No.27)
フランチェスコ・ガスパリーニ(1661-1727):
ソナタ イ短調(ヴェネツィア音楽院図書館の「Fondo Giustiniani」から)
ヴィヴァルディ(1678-1741)/J・S・バッハ編曲:
協奏曲ト長調 Op.7 No.8(チェンバロ版;BWV973)
テレマン(1681-1767):
幻想曲(TWV33/5, 26;コペンハーゲン王立図書館の印刷物コレクションから)
J・S・バッハ(1685-1750):フランス組曲第5番ト長調 BWV816
ベネデット・マルチェッロ(1686-1739):
ソナタ イ短調 Op.3 No.4/ソナタ ハ長調 Op.3 No.3
ヘンデル(1685-1759):チェンバロ組曲 HWV427 から アダージョとフーガ ヘ長調
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):ソナタ ニ短調
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):ソナタ変ロ長調 W.62/16
ドメニコ・チマローザ(1749-1801):
フォルテピアノ・ソナタ
(C.50/C.55/C.48;フィレンツェ音楽院のコレクションから)
モーツァルト(1756-1791)/パオロ・ボッティーニ(1972-)編曲:
ヘンデルの手法による組曲 K.399(1782)
ガエターノ・ヴァレーリ(1760-1822):
オルガン・ソナタ集 Op.1(1785、ヴェネツィア)から Nos.2,5
パオロ・ボッティーニ(オルガン)
録音:2009年10月27日、ヴェッツァーノ・スル・クロストーロ
(イタリア、レッジョ・エミーリア県)、
パデルナ教区、聖大天使ミケーレ教会
使用楽器:1832年、フィリッポ・リアッティ製
(復元:1997-1998年、ダニエーレ・ジアーニ・オルガン工房)
パオロ・ボッティーニはクレモナに生まれ、1998年以来イタリア教会オルガニス
ト協会事務局長を務めているオルガニスト。





<CARPE DIEM>
CARPE 16284 \2080
天使の歌
ヤコブ・ファン・エイク(1590-1657):リコーダー作品集
「笛の楽園」第1巻 から
Lof-zangh Marie / Engels Nachtegaeltje / Janneman en Alemoer
O Heyligh Zaligh / Tweede Lavignione / Prinst Robberts Masco
Bockxvoetje(第2巻 から)/ Engels Liedt / Lanterlu
Pavaen Lachrymae / Courante / Stil, stil een reys / Rosemont
Rosemond die lagh gedocken / Lavignone / Frans Ballet
ゲラルト・シュテンプフェル(リコーダー)
録音:2008年8月、アウハウゼン(ドイツ、バイエルン州)、修道院教会
生まれながらの盲目のオランダ貴族にしてリコーダー、オルガン、カリヨンの
名演奏家、作曲家であったファン・エイク。厖大な数のリコーダー独奏曲を収
録した「笛の楽園」は現代のリコーダー奏者、そして古楽愛好家に遺された貴
重な曲集です。
ゲラルト・シュテンプフェルはリコーダーをウルリケ・フォルクハルト、マリ
オン・フェラブリュッヘン、ワルター・ファン・ハウヴェに、チェンバロをア
ンネケ・アンテンボッシュ、カルステン・ローフに、ヴィオラ・ダ・ガンバを
ハルトヴィヒ・グロート、パオロ・パンドルフォに師事したドイツのピリオド
楽器奏者。




<AGORA MUSICA>
AGR 001 \2250
オブリガード
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
オーボエ、クラリネットとファゴットのための三重奏曲(1921)
レオ・ブローウェル(1939-):
マヌエル・デ・ファリャへのオマージュ(1958)(*)
エイトル・ヴィラ=ロボス:ショーロ形式の五重奏曲(1928)
アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994)
/マヌエル・アメルリンク編曲:(+)
愛の語らい[Falando de amor]
マンゲイラのピアノ[Piano na Mangueira]
パト・プレト[Pato Preto]/ガロート[Garoto]
この人生のすべて[Por toda minha vida]
オルフェのフレヴォ[Frevo di Orfeu]
グルポ・イリャナ
ビセント・ヘロス(フルート) ビセンテ・ゴメス(オーボエ)
ホアン・エステベ(クラリネット) エクトル・ペルテガス(ホルン)
トノ・ルアノ(ファゴット)
[ゲスト]
セルヒオ・サンテス(ギター(*)) マヌエル・アメルリンク(ギター(+))
アルベルト・サンス(ピアノ(+)) ミケル・アセンシオ(ドラムス(+))
録音:データ記載なし
バレンシア(スペイン)の管楽アンサンブル、グルポ・イリャナがブラジル
のヴィラ=ロボスとジョビン、キューバのブローウェル、そしてポピュラ
ー系のゲストを迎えてブラジルの「ボサノヴァの父」ジョビンを演奏。
「オブリガード」はポルトガル語で「ありがとう」の意味です。




<ANACRUSI>
AC 034 \2580
【未案内旧譜】
5世紀にわたるイベリア半島のオルガン音楽
ビセンテ・ロドリゲス(1690-1760):
パンジェ・リングァによる6つのベルソとパストレラ
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):
パンジェ・リングァによる賛歌第19番
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1654):
ティエント・デ・メディオ・レヒストロ・デ・バホン第7旋法(第31番)
ジュアン・バウティスタ・カバニリェス(1644-1712):
バタリャのティエント第5旋法
ビセンテ・ロドリゲス:クラリーノのためのバタリャのティエント
マヌエル・ナロ(1729-1776):ソナタ・デ・レヒストロ・イグアル
ベニト・リコ(?-1825):ソナタ第8旋法
ラモン・カルニセル(1789-1855):ソナタ第6番ヘ長調
エドゥアルド・トレス(1872-1934):サエタ第3番/サエタ第4番
エルネスト・アルフテル(1905-1989):ティエント
マヌエル・カスティリョ(1930-2005):
オルガン曲集のための幻想曲/聖エステベ教会の鐘の連打
イグナシオ・リバス・タレンス(オルガン)
録音:2003年3月13-14日、アンドラ・ラ・ベリャ(アンドラ公国)、
聖エステベ教会
発売:2003年




<BASSUS EDICIONES>
BED 002 2枚組 \5160
19世紀スペインの未出版ピアノ音楽 Vol.3
ビセンテ・スロン(1871-1915):サラゴサ(特徴的奇想曲)
フランシスコ・ゴンサレス・デ・ラ・リバ(1816-1876):
朝の歌/この花を救え!/露のしずく/人生の夜明け
ローマの思い出/使者
ニコラス・レデスマ(1791-1883):ソナティナ第1番
ミケル・カプリョンク(1861-1935):郷愁 Op.17
ホセ・マリア・ウサンディサガ(1887-1915):ホタ
ロヘリオ・デル・ビリャル(1873-1937):モンタニャ舞曲
エドゥアルド・オコン(1833-1901):
左手のための奇想練習曲/不滅の愛/海岸にて、舟歌
ビセンテ・コスタ・イ・ノゲラス(1852-1919):
特徴的練習曲第1番/同第4番(舟歌)/同第5番
ホアキン・マラツ(1872-1912):キューバの色黒の女(キューバの印象)
アントニオ・ニコラウ(1858-1933):アレグレット
シプリアノ・マルティネス・リュッケル(1862-1934):
アンダルシア奇想曲/私の土地の歌
フェリプ・ペドレイ(1841-1922):
即興曲第1番 Op.18/夜想曲第1番 Op.53/スケルツォ=ワルツ Op.25
クラウディオ・マルティネス・インベルト(1843-1919):
踊る人形(子供の奇想曲)/メロディ
ホアキン・ラレグラ(1865-1945):前奏曲イ長調
アナ・ベナビデス(ピアノ)
録音:2008年8月11-14日、ジャフレ・デ・テ(スペイン、ジロナ県)、
アナクルジ・スタジオ・ラウディトリウム

BED 004 2枚組 \5160
19世紀スペインの未出版ピアノ音楽 Vol.4
ルイス・レアンドロ・マリアニ(1864-1925):アンダルシアの心
市場で/ラ・マカレナ/植木鉢/サパテアド/セレナード
ビセンテ・コスタ・イ・ノゲラス(1852-1919):夜想曲
フアン・アントニオ・サンテステバン(1835-1906):24の前奏曲
ホセ・マリア・ウサンディサガ(1887-1915):
村ではお祝いが行われ/バスクのフェスタラ
フアン・クリソストモ・デ・アリアガ(1804-1824):3つの特徴的練習曲
フランシスコ・デ・ラ・リバ(1816-1876):
慰めの口づけ/ゴンドラの舟歌/ため息、小さなバラッド
ギリェルモ・マソト(1842-1900):奇想ワルツ
ラファエル・アセベス(1837-1876):心の嘆き
ミケル・カプリョンク(1861-1935):夜想曲
アポリナル・ブルル(1845-1905):悲しい思い出
アントニオ・デ・ラ・クルス(1825-1899):
歌詞のないロマンス Op.160/歌詞のないロマンス Op.27
ホアキン・ラレグラ(1865-1945):奇想セレナード
アナ・ベナビデス(ピアノ)
録音:2009年7月27-29日、9月1-2日、
ボアディリャ・デル・モンテ(スペイン、マドリード自治州)、
アウディトリオ

BED 006 2枚組 \5160
19世紀スペインの未出版ピアノ音楽 Vol.5
ルイス・レアンドロ・マリアニ(1864-1925):アンダルシアの夜
ホセ・マリア・ゲルボス(1870-1944):小さな舟歌/嬰ヘ長調の奇想曲
ホセ・マリア・ウサンディサガ(1887-1915):即興曲/ワルツ変イ長調
ビセンテ・コスタ・イ・ノゲラス(1852-1919):
セビリャの夜/糸紡ぎの女(演奏会用小品)
マルシアル・デ・アダリド(1826-1881):歌詞のない6つのロマンス
ホセ・ミロ(1815-1878):5つの華麗なワルツ
ヘナロ・バリェホス(1861-1910):アンダルシア奇想曲
アルトゥロ・サコ・デル・バリェ(1869-1932):思い出/マズルカ
フェリクス・マヒモ・ロペス(1742-1821):
ファンダンゴ風メヌエットと6つの変奏曲ト短調
フェデリコ・デ・オルメダ(1865-1909):宗教的アンダンテ
ラファエル・セブレロス(1851-20??):
失くした幸福、歌詞のないロマンス第1番
オリエンタル、歌詞のないロマンス第4番/夜更け(夜想曲)
マリアノ・ロドリゲス・デ・レデスマ(1779-1847):6つのワルツ
アナ・ベナビデス(ピアノ)
録音:2010年8月3-4、31日、9月1-2日、
アロヨモリノス(スペイン、マドリード自治州)、TAFスタジオ

BED 003 \2580
20世紀前半のスペインのクラリネット曲集
アルトゥロ・セコ・デ・バリェ:クラリネット・コンクール曲(1918)
ジュゼプ・マリア・ルエダ:瞑想(1925)
ロベルト・ジェラルド[ロバート・ジェラード]:ソナタ(1928)
ミゲル・ユステ:メロディ練習曲 Op.33(1920頃)
ヘスス・バル・イ・ガイ:ソナタ(1947)
フリアン・バウティスタ:スペイン幻想曲(1945)
バルトロメ・ペレス・カサス:アンダンティーノ(1915)
ペドロ・ルビオ(クラリネット)
アナ・ベナビデス(ピアノ)
録音:2009年9月28-30日、
ボアディリャ・デル・モンテ(スペイン、マドリード自治州)、
アウディトリオ
1927年、スペイン黄金世紀の詩人ゴンゴラ(1561-1627)の三百年忌に合わせ
グループ結成の旗あげ講演を催した、ガルシア・ロルカら伝統回帰・反ロ
マン主義一群の詩人たち。彼らは「27年世代」と呼ばれ、その思想は音楽
など他の芸術にも影響を与えました。




<BMG ARIOLA>
WD 74243 \3100
【高価格帯】
グレゴリオ聖歌によるミサ
Missa de la Verge IV / Missa Dominica d'Advent I - Quaresma XVII
Missa Ferial d'Advent I - Quaresma XVIII / Missa Orbis Factor(*)
モンセラト修道院修道士聖歌隊(*以外)
ウディロ・クニイ(指揮(*以外))
モンセラト修道院聖歌隊(*)
イレネウ・セガラ(指揮(*))
録音:データ記載なし (P)1989
BMG ARIOLA(SONY SPAIN)のカタログでは廃盤ですが、モンセラト修道院で
の販売用として在庫がわずかに残っているようです。コレクター向けの稀
少品としてご案内いたします。




<DD>
スペインでは比較的よく見られる、レーベル名も規格番号表記も持たない
CDをご案内いたします。
便宜的に「DD」をレーベル名、「DD *****」を規格番号として管理いたし
ます。

DD 1298 \2580
スペイン風古典主義 18世紀終盤のオルガン音楽
ガスイ(18世紀):クラリーノのためのソナタ
フェルナンド・エギグレン(18世紀):アリア風コンチェルト
ホセ・リドン(1784-1827):ミサにおける聖体奉挙のためのカンタービレ
ラファエル・アンヘレス(1730-1816):ヴァース第3旋法
フランシスコ・カボ(1768-1832):ソナタ(晩課のための、ト長調)
プラ・フェルソラ(18世紀):アンダンティーノ・モルト
(オルガンとヴァイオリン、ホルン、低音のための序曲 から)
マヌエル・エスポナ(1714-1779):田園ソナタ
ホセフ・ヒル・デ・パロマル(?-1796):ソナタ第5旋法/リェノ第2旋法
ラモン・フェレニャク(1763-1832):フェレニャク氏の変奏曲
不詳(18世紀):前奏曲とパンジェ・リングァのグロサ
マヌエル・ナロ(1729-1776):2つのソナタ(第8&第5旋法)
アンセルム・ヴィオラ(1738-1798):ソナタ(ニ長調)
グレゴリオ・ファハルネス(18世紀):ソナタ(変ホ長調)
ナルシス・カナノベス(18世紀):ロンド
マリアノ・コスエンダ(1737-1801):ソナタ
ラファエル・アンヘレス:ヴァース第1旋法
アントニオ・ソレル(1729-1783):クラリーノのソナタ
ヘスス・ゴンサロ・ロペス(オルガン)
録音:2008年3月25-27日、バニャレス(スペイン、ラ・リオハ州)、
聖十字架教会



<GALANO>
GLO 2813 \2250
情熱 中南米とスペインのピアノ音楽
エルネスト・レクオナ(1895-1963):
ラ・コンパルサ/…そして黒人の女が踊った!
アントニオ・ソレル(1729-1783):ソナタ S.R.78/ソナタ S.R.88
イグナシオ・セルバンテス(1847-1905):
招待/3つの打撃/失くした幻想/魅惑の女/さらば、キューバ/即興曲
イサーク・アルベニス(1860-1909):
「イベリア」第1集; 喚起/港/セビリャの聖体祭
アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):アルゼンチン舞曲集 Op.2
年老いた牛飼いの踊り/優雅な乙女の踊り/はぐれ者のガウチョの踊り
エルネスト・レクオナ:マラゲニャ
ベアトリス・ボイサン(ピアノ)
録音:2010年9月、ステュ・ゴールドバーグ・スタジオ(合衆国)
キューバ出身のピアニスト、ベアトリス・ボイサンのデビューCD。




<LIMIT>
RTAC 006 \2080
【未案内旧譜】
レオノラ・ミラ(1942-):ピアノのためのハバネラ集
ハバネラ 第1番 Op.48/第2番 Op.52 No.2/第3番 Op.53
第4番 Op.54/第5番 Op.55
彼方 Op.56
ハバネラ 第7番 Op.57/第8番 Op.58/第9番 Op.59/第10番 Op.60
4つの練習曲 Op.54/夜想曲 Op.23/公平 Op.42
レオノラ・ミラ(ピアノ)
録音:バルセロナ、スタジオ・ムラレダ、時期記載なし (P)1991




<LA FACTORIA>
LF 00100 \3100
【未案内旧譜】
クラリネット、チェロとピアノのための作品集
ブラームス(1833-1897):三重奏曲イ短調 Op.114(*/+)
アントニオ・ロメロ(1815-1886):
クラリネットのための演奏会用独奏曲第1番(*)
マーラー(1860-1911)/ヴィクトル・ポルトラーツキー(1949-1985)編曲:
さすらう若者の歌(チェロとピアノのための版)(+)
プーランク(1899-1963):三重奏曲(*/+)
クラピアチェロ三重奏団
アルベルト・ベインティミリャ(クラリネット(*))
ヴィグエン・サルキーソフ(チェロ(+))
プリタ・デ・ラ・リバ(ピアノ)
録音:1999年6月、アストゥリアス公高等音楽院




<PROFESOR MERCURY>
MAGUCA 02 \2250
プロフェッサー・マーキュリー:
私の魔法のギター スペインのスポーツへのオマージュ
Astro-Musica Michael Jackson Op.361 "In Memoriam"
Palacio Real de Madrid Op.10
Vals de la Gran Via Madrilena Op.374
Recordando al maestro Joaquin Rodrigo Op.165
Museo Thissen-Bornemisza Op.377
Noche en la Alhambra de Granada Op.396
El Camino de Santiago desde Roncesvalles Op.398
Astro-Musica "Rafa Nadal" Op.350
Astro-Musica Magica Alberto Contador Op.380
Astro-Musica Magica Cristiano Ronaldo Op.366
Astro-Musica Magica Pau Gasol Op.384
Astro-Musica Magica Fernando Verdasco Op.378
Astro-Musica Lance Armstrong Op.208
Astro-Musica Magica Andres Iniesta Op.367
Astro-Musica Magica Irene Villa Op.395
Magica Seleccion Espanola de Futbol 2010 Op.388
プロフェッサー・マーキュリー(ギター)
スペインの「霊気センター」所長プロフェッサー・マーキュリーの自作自
演自主製作CD第2弾。プロフェッサー・マーキュリーは霊気療法、占星術、
数霊術、性科学の専門家にしてジャーナリスト、作曲家、音楽療法士、
ギタリストでもあるという多才な人物。収録曲の作風と演奏は……個性的
ではあります。きわもの・珍盤マニア向けの一枚と申せましょう。




<SELLO AUTOR>
2010年に活動を終了したAUTORレーベルが制作していた弊社未案内の現地在
庫商品が特殊ルートで輸入されるものです。便宜上「SELLO AUTOR」と表記
いたします。他のAUTORレーベル商品は扱いませんのでご了承ください。
(サラバンド社)

SA 01693 \2250
レオ・ブローウェル(1939-):ギター作品選集
フーガ第1番(1959)/舞踏礼賛(1964)/新・単純な練習曲集(2001)
カンティクム(1968)/11月のある日(1968)/ソナタ(1990)
アン・アイデア(エリのためのパッサカリア)(1999)
アルチョム・デルウォード(ギター)
録音:2009年11月24-26日、マドリード、技術&応用工学センター
ロシアのギタリスト、アルチョム・デルウォード(日本での慣用表記;
1981年生まれ)の第18回クリスティナ王女国際ギター・コンクール優勝を
記念して制作されたCD。




<TANIDOS>
SRD-391 \2080
アルベルト・ゴメス(1950-):ピアノ作品全集 Vol.1 幻想的印象
アマブレのためのソナティナ(1997)/3つの主題練習曲(1998)
3つの前奏曲(1997)/主題と5つの変奏曲(白鍵と黒鍵による;2000)
スケルツォ(2001)/アドリアナの5つの夢(ピアノの手ほどき;1998)
幻想曲(2006)/若い人たちのためのソナタ(1999)/タランテッラ(2006)
踊り手の少女(ミロンガ;2001)/子羊(スペイン民謡;2002)
トッカータ(2006)
アルベルト・ゴメス(ピアノ)
録音:データ記載なし
マドリード生まれの作曲家アルベルト・ゴメスの自作自演集




<VANITAS>
VA 01 \2080
天国のオルフェオ
バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラベルデ:カンツォーナ集
ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630):イントラーダ
バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラベルデ(1580頃-1638以後):
「カンツォーナ、ファンタジアとコッレンテ集第1巻」から
4声のカンツォーナ第1番/1声のカンツォーナ第3番
2声のカンツォーナ第2番/3声のカンツォーナ第5番
3声のカンツォーナ第6番/1声のカンツォーナ第1番
ファンタジア/2声のカンツォーナ第1番
ルッツァスコ・ルッツァスキ(1545頃-1607):トッカータ第4旋法
バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラベルデ:
「カンツォーナ、ファンタジアとコッレンテ集第1巻」から
4声のカンツォーナ第3番/1声のカンツォーナ第2番
3声のカンツォーナ第6番/3声のコッレンテ第2番
2声のカンツォーナ第10番/野山は花ののぎわい(2声)
2声のカンツォーナ第4番/4声のコッレンテ第2番
ラ・レベレンシア
マヌエル・パスクアル(コルネット[ツィンク])
パベル・アミルカル(ヴァイオリン)
ホルヘ・ミロ、トル・ホルヘン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
パブロ・サピコ、ペドロ・ヘスス・ゴメス
(テオルボ、ギター、アーチリュート)
ミゲル・アンヘル・オレロ(打楽器) 
ラウラ・プエルト(チェンバロ、オルガン)
アンドレス・アルベルト・ゴメス(チェンバロ、オルガン、ディレクター)
録音:2010年7月、アルバセテ(スペイン)、チンチリャ大修道院長聖アント
ニオ小聖堂
バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデはスペインの修道士・ファゴッ
ト奏者・作曲家。ファゴットの名手としてオーストリアの大公レオポルト
の宮廷に仕えた後(おそらく)ブレスラウ(現ポーランドのヴロツワフ)の司
教カール・フェルディナントに仕え、「通奏低音と1つ、2つ、3つまたは
4つの楽器によるカンツォーナ、ファンタジア、コッレンテ集第1巻」
(1638年ヴェネツィア刊)を司教に献呈、これが現存する彼の現存する唯一
の曲集となっています。
ラ・レベレンシアの録音では今回初めて活躍を見せるヴァイオリニスト、
パベル・アミルカルは1979年メキシコシティ生まれ。黒沼ユリ子のアカデ
ミー、メキシコシティ国立音楽院等国内で学んだ後、バロック・ヴァイオ
リン習得のため渡欧、アガタ・サピエハ(ポーランド)、サイモン・スタン
デイジ、ルシー・ファン・ダール、ヒロ・クロサキらの教えを受けました。



<KNSクラシカル>
KNS A/018 \2080
ブラームス(1833-1897):ピアノ作品集
3つの間奏曲 Op.117
6つの小品 Op.118
4つの小品 Op.119
ボリス・クラリェヴィチ(ピアノ)
録音:2009年10月7-9日、シンガポール、Yong Siew Toh音楽院録音スタジオ
ボリス・クラリェヴィチはモンテネグロ(旧ユーゴスラヴィア)に生まれ、
モスクワ・チャイコフスキー音楽院でレフ・ナウモフに師事したピアニス
ト。2011年現在シンガポールのナニャン芸術アカデミー教授、サラエボ音
楽アカデミー(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)およびベオグラード芸術アカ
デミー(セルビア)客員教授を務めています。

●未案内旧譜
KNS A/006 \2080
リスト(1811-1886):12の超絶技巧練習曲
アレッサンドロ・アンブロゾーリ(ピアノ)
録音:2002年9月27日、イヴレア(イタリア、トリノ県)、SMC
アレッサンドロ・アンブロゾーリは1979年イタリアのトリノに生まれ、ラ
ザール・ベルマンの監督のもとヴァレンティナ夫人に師事したピアニスト。

KNS A/007 \2080
チャイコフスキー(1840-1893):
「四季」Op.37b
ドゥムカ Op.58
マリア・アセーエワ(ピアノ)
録音:2006年6月29日、サチーレ(イタリア、フリウリ=ベネツィア・ジュリ
ア州ポルデノーネ県)、ファツィオーリ・コンサートホール
マリア・アセーエワはモスクワに生まれ、モスクワ音楽院でセルゲイ・ド
レンスキーに師事したピアニスト。ナイジェリアのピアノ音楽の発展に尽
力しており、新しいピアノ学校の創設者にもなっています。

KNS A/012 \2080
ショパン(1810-1849):ピアノ作品集
ボレロ ハ長調 Op.19/華麗な変奏曲変ロ長調 Op.12
スケルツォ第2番変ロ長調 Op.31/前奏曲嬰ハ短調 Op.45
バラード第1番ト短調 Op.23/練習曲ホ長調 Op.10 No.3
練習曲ハ短調 Op.10 No.12/幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
マルチェッラ・クルデーリ(ピアノ)
録音:2005年10月10-11、13日、
ヴァチカン・ラジオ・スタジオ(ヴァチカン市国、聖母被昇天ホール)
マルチェッラ・クルデーリはミラノ、ウィーン、ザルツブツクで学んだイ
タリアのピアニスト。ローマのサンタ・チェチーリア音楽院教授、ペスカ
ーラ音楽院長を歴任し、パリのエコール・ノルマン音楽院でも長年にわた
って教えています。

KNS A/013 \2080
セオフィラス・アヨーラ・バンコル[アヨ・バンコル](1935-1976):
ピアノ作品集
ナイジェリア組曲/ソナタ第2番ハ長調「受難」
Ya Orule/リトル・アヨのための変奏曲/エグン変奏曲ト長調
マリア・アセーエワ(ピアノ)
録音:2006年3月7日サチーレ(イタリア)、ファツィオーリ・コンサート
ホール
セオフィラス・アヨーラ・バンコルはナイジェリア、ヨルバ族の作曲家。
ロンドンのギルドホール音楽学校およびケンブリッジのクレア・カレッジ
で学び、1966年に帰国。ナイジェリアのクラシカル音楽の発展に尽力しま
したが、1976年、妻とともに腹違いの兄弟により殺害されるという非業の
死を遂げました。バンコルはナイジェリアの伝統音楽と西洋クラシック音
楽の両方の要素を取り入れた作品を遺しました。(名前はナイジェリアの
公用語である英語風にカタカナ化しましたが、適切でない可能性がありま
す。お許しください)

KNS A/014 \2080
ショパン(1819-1849):
ポロネーズ 変ホ長調 Op.26 No.2/嬰ハ短調 Op.26 No.1
イ長調 Op.40 No.1/ハ短調 Op.40 No.2/嬰ヘ短調 Op.44
ラフマニノフ(1873-1943):
絵画的練習曲集 Op.39 から 第2番イ短調/第4番ロ短調
第5番変ホ長調/第1番ハ短調/第7番ハ短調
ヨアンナ・トシェチャク(ピアノ)
録音:2006年12月12-14日、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
ヨアンナ・トシェチャクはポーランドのクラクフに生まれ、同地でズビグ
ニェフ・ドジェヴィエツキに、ワルシャワでヤン・エキエルに、モスクワ
でレフ・ウラセンコに師事したピアニスト。

KNS A/015 \2080
モーツァルト(1756-1791):ピアノ作品集
アダージョ ロ短調 K.540/ソナタ第15番ハ長調 K.545
幻想曲ハ短調 K.475/ソナタ第14番ハ短調 K.457
ボリス・クラリェヴィチ(ピアノ)
録音:2007年5月15-16日、ブエノスアイレス、スタジオ・コンセンティノ

●案内済み旧譜
KNS A/001 \2080
シューベルト、ブラームス、ドヴォルジャーク:ピアノ四手連弾作品集
シューベルト(1797-1828):幻想曲ヘ短調 D.940
ブラームス(1833-1897):シューマンの主題による変奏曲 Op.23
ドヴォルジャーク(1841-1904):
スラヴ舞曲集 から Op.46 No.1,Op.72 No.2,Op.46 No.8
カルロス・ラマ、ソフィア・カブルハ(ピアノ)
録音:2001年12月28-29日、ジロナ(スペイン)、アウディトリ・ビアデ

KNS A/002 \2080
カントリー・ガーデンズ
パーシー・グレインジャー(1882-1961):
カントリー・ガーデンズ/アイルランド、デリー州の調べ
スコットランドのストラススペイとリール
シューマン(1810-1856):交響的練習曲 Op.13
ジョン・カーマイケル(1930-):パストラーレ、間奏曲とトッカータ
アンドルー・トーヴィー(1962-):
マルコム・ウィリアムソンのためのリトル・ミュージック
ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(1760-1812):
ピアノ・ソナタ ト長調 Op.45 No.2
マシュー・ハインドソン(1968-):AK47
プーランク(1899-1963):間奏曲変ニ長調
アントニー・グレイ(ピアノ)
録音:2003年11月12-13日、ジロナ(スペイン)、アウディトリ・ビアデ

KNS A/003 \2080
フォーレ、ラフマニノフ、モンサルバジェ、バゾンバ:
ピアノ四手連弾作品集
フォーレ(1848-1924):組曲「ドリー」
ラフマニノフ(1873-1943):6つの前奏曲 Op.11
モンサルバジェ(1912-2002):3つのディヴェルティメント
ダニエル・バゾンバ(1969-):3つの練習曲
カルロス・ラマ、ソフィア・カブルハ(ピアノ)
録音:2003年7月30-31日、ジロナ(スペイン)、アウディトリ・ビアデ

KNS A/004 \2080
ショパン(1810-1849):
17のポーランドの歌 Op.74(ヴィクトル・ヴィルデル訳によるフランス語版)
アンニク・ヴァン・デ・ワッレ(ソプラノ)
コルネリア・オゴルコヴナ(ピアノ)
録音:2004年2月25-26日、ジロナ(スペイン)、アウディトリ・ビアデ

KNS A/005 \2080
ジャパン・リサイタル
ラヴェル(1875-1937):ソナティネ
ドビュッシー(1862-1918):映像 第1集
アルベニス(1860-1909):コルドバ
グラナドス(1867-1916):詩的ワルツ集/演奏会用アレグロ
ヘスス・マリア・ゴメス(ピアノ)
録音:2000年8月18日、松戸、森のホール、ライヴ

KNS A/009 \2080
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
マルコ・スキアヴォ(ピアノ)
ロシア国立交響楽団(ロシア国立シンフォニー・カペラ)
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)
録音:1996年4月1-3日、モスクワ、モスフィルム・スタジオ

KNS A/011 \2080
マリオ・チェーザ(1940-):ピアノとディスクラビアのための作品集
ムラーレス[壁画;I Murales]
(ディスクラビアまたは複数のピアノのための組曲;6曲)(+)
子供のためのモジュール[Moduli for Children](6曲)(*)
旅するモジュール[Moduli Itineranti](6曲)(*)
マルコ・スキアヴォ(ピアノ(*)、ディスクラビア(+))
録音:2005年3月1-2日、Vidison Italia
ディスクラビアは演奏記録・再生演奏・自動演奏可能なヤマハのハイテク
・ピアノ(リンク)。




<DUX>
DUX 0733 \1800
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):
ピアノ協奏曲イ短調 Op.17
ピアノと管弦楽のためのポーランド幻想曲嬰ト短調 Op.19
ケヴィン・ケナー(ピアノ)
ビャウィストク・ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニー管弦楽団
マルチン・ナウェンチ=ニェショウォフスキ(指揮)

DUX 0823 \1800
ハンナ・クレンティ(1961-):MUSIC 4
GG Concerto(チェンバロと弦楽合奏のための;2009)(*)
Music for Roy(混声合唱と室内管弦楽のための;2010)(#)
Breathe(弦楽合奏のための;1987)
Sinequan Forte B
(アンプ増幅・ディレイ処理されたチェロと室内管弦楽のための;1994)(+)
ゴシカ・イスフォルディング(チェンバロ(*))
バルトシュ・コジャク(チェロ(+))
ヴロツワフ・フィルハーモニー合唱団(#)
レオポルディウム・ヴロツワフ・フィルハーモニー室内管弦楽団
エルンスト・コヴァチッチ(指揮)
ハンナ・クレンティはヴロツワフに生まれ、ワルシャワとオランダのハー
グ(ルイス・アンドリーセンに師事)で学んだポーランドの作曲家。ポーラ
ンドとオランダに活動拠点を置いています。




<AFONTIBUS>
アフォンティブス(ノルウェー) 新規契約 全商品ご案内

ATB-CD 1&2 2枚組 \3250
J・S・バッハ(1685-1750):ヴァイオリンとオルガンのための6つのソナタ
第1番ロ短調 BWV1014/第2番イ長調 BWV1015
第3番ホ長調 BWV1016/第4番ハ短調 BWV1017
第5番ヘ短調 BWV1018/第6番ト長調 BWV1019
ゲイル・インゲ・ロツベルグ(ヴァイオリン)
コーレ・ノールストーガ(オルガン)
録音:1997年6月8-10日、10月5-7日、オスロ大聖堂(ノルウェー)
使用楽器:1996年、リューデ&ベルグ・オルガン製作所製(オルガン)
「ヴァイオリンとチェンバロのための6つのソナタ」のチェンバロ・パート
をオルガンで演奏。

ATB-CD 03 \2180
カール・ニルセン(1865-1931):ヴァイオリンとピアノのための作品集
ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.9(1895)(*)
ヴァイオリン・ソナタ第2番ト短調 Op.35(1912)(*)
無伴奏ヴァイオリンのための前奏曲、主題と変奏曲 Op.48(1923)(+)
無伴奏ヴァイオリンのための前奏曲とプレス Op.52(+)
ゲイル・インゲ・ロツベルグ(ヴァイオリン)
ホーヴァル・ギムセ(ピアノ)
録音:2001年3月24-26日、トロールハウゲン(ノルウェー、ベルゲン)、
トロル・ホール(*)
2001年3月31日-4月2日、ハルダンゲル(ノルウェー)、ヨンダール教会(+)

ATB-CD 04 \2180
アポリオン、スコウエン、オーム:ヴァイオリン作品集
ニコライ・アポリオン(1945-):
Episeme(無伴奏ヴァイオリンのための;2001-2002)(*)
シュンネ・ スコウエン(1950-):
"Une Soiree d'ete...: Meditation sur Marguerite D.
(無伴奏ヴァイオリンのための;1991)(+)
マグナル・オーム(1952-):aching hard, aching soft
(ヴァイオリンと infinitely responding space のための協奏曲;2000)(#)
ニコライ・アポリオン:
MNEMonics(ヴァイオリンとエレクトロニクスのための;1999)(**)
ゲイル・インゲ・ロツベルグ(ヴァイオリン)
録音:2004年3月23日、オスロ、ソフィエンベルグ教会(*)
2005年1月10日、オスロ、リス教会(+)
2004年10月27日、オスロ、エマヌエル・ヴィーゲラン美術館(#)
1999年11月23日、オスロ、ソルケダーレン教会(**)
現代ノルウェー作曲家たちの作品。

ATB-CD 05 \2180
リスト(1811-1886):オルガン作品集
B-A-C-Hの名による前奏曲とフーガ
「泣き、嘆き、憂い、怯え」による変奏曲
「私たちへ、魂の救いを求める者たちへ」による幻想曲とフーガ
バッハの「ヴァイオリンソナタ第4番 BWV1017」のアダージョのオルガン編曲
コーレ・ノールストーガ(オルガン)
録音:2005年8月8-9日、オスロ大聖堂
使用楽器:1998年、リューデ&ベルグ・オルガン製作所製

ATB-CD 06-08 3枚組 \4360
J・S・バッハ(1685-1750):オルガン作品集
オルガン小曲集(オルゲルビュヒライン)BWV599-644
前奏曲とフーガ イ短調 BWV543/前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548
幻想曲とフーガ ト短調 BWV542/パッサカリア ハ短調 BWV582
前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532/前奏曲とフーガ ロ短調 BWV544
コーレ・ノールストーガ(オルガン)
録音:2006年6、8月、オスロ大聖堂
使用楽器:1998年、リューデ&ベルグ・オルガン製作所製

ATB-CD 09 \2180
ソロ・ヴァイオリン 無伴奏ヴァイオリンのための音楽
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-):フィルハーモニー練習曲(1979)
ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938-):一歩一歩(1998)
クラウス・サンヴィーク(1966-):In the pinch of now(2007)(*)
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ:セレナード(1986)
イサン・ユン(1917-1995):コントラスト-2つの小品(1987)
シュンネ・スコウエン(1950-):「…言葉を通じて」(2007)(*)
イサン・ユン:王の主題(1976)
アウリス・サッリネン(1935-):
Canto Op.37(1975)/リトルネッロ Op.36(1975)
クラウス・サンヴィーク:Classical Brace(2008)(*)
ゲイル・インゲ・ロツベルグ(ヴァイオリン)
録音:2008年6、9月、オスロ、ソフィエンベルグ教会
(*)世界初録音。




<FABRA>
ファブラ(ノルウェー) 新規契約 全商品ご案内

FBRCD 01 \2180
Twitter Machine ヴァイオリンとギターのための音楽
マーク・アダリー(1960-):Twitter Machine
ヘンリク・ヘルステニウス(1963-):Between two
アイヴィン・ビューエネ(1973-):Delta Ground Duo
クヌート・ヴォーゲ(1961-):
A Small Devil Tries to Make / Order Out of the Air
エリサ・ヴァイセンバウム:
In memory of:〔subjects〕/ 2 songs / Traces(I)/ Traces(II)
Found Object I / Found Object II
ラーシュ=エーリク・テル・ユング(ヴァイオリン)
トマス・シェクスタード(ギター)
録音:2003年2月10-12、24-26日、ボー教会(ノルウェー)

FBRCD 02 \2180
Falling upwards 弦楽四重奏によるポピュラー名曲集
オイスタイン・ソンスタード(1970-)編曲:
Memories of You(Eubie Blake, Andy Razaf)
SOS(Bjorn Ulvaeus, Benny Andresson)/ Cavatina(Stanley Myers)
Chump Change(Quincy Jones)/ Get out of Your Lazy Bed(Matt Bianca)
Mamma Mia(Bjorn Ulvaeus, Benny Andresson)
One Note Samba(Antonio Carlos Jobin)/ Pink Panther(Henry Mancini)
Babels Blunder / Blue Rondo alla turk(Dave Brubeck)
Popcorn(Gershon Kingskey)/ Romeo(Ketil Stokkan)
Send in the Clowns(Steven Sondheim)
West Side Story(Leonard Bernstein)
オスロ弦楽四重奏団
録音:データ記載なし

FBRCD 03 \2180
19 March 2004, Oslo Cathedral
ニルス・ヘンリク・アスハイム(オルガン即興演奏)
録音:2004年3月19日、オスロ大聖堂、ライヴ

FBRCD 04 \2180
Nostos
ビョルン・H・クルーセ(1946-):
Nostros(ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲;2002)(*)
ギスレ・クヴェルンドク(1967-):
Omriss(9人の弦楽器奏者と合唱のための)(+)
ヘンリク・オーデゴール(1955-):
Nyslatt(2つのハリングフェレと弦楽合奏のための;2000)(#)
ペール・アンデシュ・ビューエン・ガルノース、
トルゲイル・ストロン(ハリングフェレ(#))
Cor声楽アンサンブル(+)
テレマルク室内管弦楽団
ラーシュ=エーリク・テル・ユング(ヴァイオリン(*)、指揮)
録音:2003年1月20-22日(*)、2005年2月8-11日(+/#)、ボー教会(ノルウェー)

FBRCD 05 \2180
Cirrus 弦楽四重奏曲のための音楽
セシーリ・オーレ(1954-):Cirrus[巻雲](2002)(*)
エミール・ベルンハルト(1979-):弦楽四重奏曲(2004)(+)
ダーヴィド・ブラトリ(1972-):弦楽四重奏曲(1998)(#)
アイヴィン・ビューエネ(1973-):3つの四重奏曲(1998-2000)(#)
チカーダ弦楽四重奏団
録音:2005年12月16日(*)、2月28日(+)、オスロ、ソフィエンベルグ教会(*/+)
2004年6月12日、オスロ、Nordmorka礼拝堂(#)

FBRCD 06 \2180
Grieg Revisited(グリーグ再訪)
グリーグ(1843-1907)/(オイスタイン・ソンスタード(1970-)編曲:
ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード ト短調 Op.24
ベルグリョート(朗読と弦楽四重奏のためのメロドラマ)Op.42(*)
グリーグ/オイスタイン・ソンスタード補筆完成:
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 EG117
リーセ・フィエルスター(朗読(*))
オスロ弦楽四重奏団
録音:2010年1、3月、オスロ、ソフィエンベルグ教会

FBRCD 07 \2180
Passione
ハイドン(1732-1809):交響曲第49番ヘ短調「受難」HobI:49(1768)
エルガー(1857-1934):セレナード Op.20(1892)
モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414(1782)
イングリ・アンスネス(ピアノ)
テレマルク室内管弦楽団
ラーシュ=エーリク・テル・ユング(指揮)
録音:2010年10月8-10日、オスロ、ソフィエンベルグ教会




<PROPRIUS>
PRCD 2060 \2180
私を思い出してください 中世の復活祭の聖歌集
Memento mei / Lumen verum / Agnus Dei / Deus, Deus meus
In manus tuas Domine / Jesu benigne redemptor
In pace Patris eterni / Alleluia / Dum transisset sabbatum
Angelus autem Domini - Kyrie eleison - Respondens autem angelus
Alleluia. Pascha nostrum / Surrexit Christus, alleluia!
Regina celi / Alleluia. Spiritus Domini / Exsultabo et laetabor
Benedicamus in laudem Patris / Alleluia. Surrexit pastor bonus
Dulcis Jesu memoria
ヴォクス・シレンティー
ヨハンナ・コルホネン、ヒルッカ=リーサ・ヴオリ(歌)

PRSACD 2062(SACD-Hybrid) \2300
イェオリ・グリヤース・プレイズ・バッハ Vol.2
J・S・バッハ(1685-1750):
フーガ ト短調 BWV1000/組曲ト短調 BWV995/組曲ホ長調 BWV1006a
前奏曲ハ短調 BWV999/前奏曲、フーガとアレグロ ニ長調 BWV998
イェオリ・グリヤース(ギター)
録音:2009年5月11日、2010年3月22日、10月4日、2月28日、リッケ教会
イェオリ・グリヤースはストックホルム王立音楽アカデミー、ニューヨーク
のジュリアード音楽院で学んだスウェーデンのギター奏者。
Vol.1:PRSACD 2041。

<URANIA>
WS 121.126 3枚組 ¥2080
The Greatest Soprano of the Twentieth Century
CD1:The Early Decca and Cetra Records:1949-1950
オペラ・アリア集(トロヴァトーレ、アイーダ、蝶々夫人、ファウ
スト、マノン・レスコー、トスカ、椿姫、オテロ、フィガロの結婚、
ラ・ボエーム、メフィストーフェレ、ラ・ワリー、アンドレア・シェニエ)
CD2:Decca Evergreen:1955-1958
オペラ・アリア集(運命の力、トロヴァトーレ、セシリア、ウィリ
アム・テル、アドリアーナ・ルクヴルール、フィガロの結婚、
エフゲニー・オネーギン、エジプトのジューリオ・チェーザレ、
ゴールのアマディージ、フラーヴィオ、セデチーア)
CD3:The Great Opera Duets:1951-1960
オペラ・デュエット集(ラ・ボエーム、蝶々夫人、トスカ、トゥーラ
ンドット、アイーダ、オテロ、椿姫、アンドレア・シェニエ)
レナータ・テバルディ(S)
2004年に亡くなったレナータ・テバルディは、1950年代から1960年代にかけて
イタリア・オペラ界でマリア・カラスと人気を二分する人気を得ました。今年
は彼女が日本へ第3回NHKイタリア・オペラ公演で初来日してから丁度50年の節
目の年となります。

WS 121.127 2枚組 ¥1450
ボーイト:歌劇「メフィストーフェレ」
チェザーレ・シエピ(メフィストーフェレ)
マリオ・デル・モナコ(ファウスト)
レナータ・テバルディ(マルゲリータ)
ルチア・ダニエリ(マルタ)
フロリアーナ・カヴァッリ(エレナ) 他
トゥリオ・セラフィン指揮
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団、合唱団  1958年




<MEMBRAN>
NCA 60225 \1480
ハープのための名作品集
カルロス・サルゼード(1885-1961):古い様式の主題による変奏曲
フランチェスコ・アントニオ・ロゼッティ(1750頃-1792):
ソナタ 変ロ長調
ピエリック・ウーディ(1929-):ハープのためのソナタ
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):ハープのための組曲 Op.83
ルイ・シュポア(1784-1859):幻想曲 ハ短調 Op.35
ガブリエル・ピエルネ(1863-1937):即興的奇想曲 Op.9
アストリット・フォン・ブルック(Hp) 1997/6/2-4

NCA 60230 2枚組 \2380
バッハ:
前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV.552/1,2
教理問答書コラール(ドイツ・オルガン・ミサ)
4つのデュエット BWV.802-805
ジェレミー・ヨゼフ(Org) 2010/8/27-29

NCA 60238 \1780
カルロ・ブレスキ(通称ファリネッリ)(1705-1782):
コンポーザー/カストラートの黄金時代
1 Aria “Io sperai del porto in sano”(anon.)
2 R ecitativo “Invan ti chiamo, invan ti cerco”
3 Aria “Al dolor che vo sfogando”(Paolo Rolli?)
4 R ecitativo “Ogni di piu molesto dunque”
5 Aria “Non sperar, non lusingarti”(Pietro Metastasio)
6 Aria “Che chiedi?”(Pietro Metastasio)
7 “Son pastorello amante”(Paolo Rolli)
8 La Partenza “Ecco quel fiero istante”(Pietro Metastasio)
9 La Partenza “Ecco quel fiero istante”(Pietro Metastasio/Farinelli)
10 R ecitativo “Regal Britannia”
11 Arie “Ah, che non sono”(Farinelli)
12 E ngland’s Lamentation for the loss of Farinelli(anon.)
イェルク・ワシンスキ(男声ソプラノ)
ヴォルフガング・ブルンナー指揮 
ザルツブルク・ホフムジーク 2009/9

DOCUMENTS 233053 \880
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
エットーレ・グラチス指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1957

DOCUMENTS 233054 \880
ブラームス:ドイツ・レクイエム
エリーザベト・グリュンマー(S)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ルドルフ・ケンペ指揮 ベルリン・フィル
ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂合唱団   1955/6



●MEMBRAN 10CD
内容詳細は
こちらにございます。

DOCUMENTS 233359 10枚組 \1080
ヤナーチェク:名曲集

DOCUMENTS 233360 10枚組 \1080
ソロモン名演集
ソロモン(ピアノ)

DOCUMENTS 233361 10枚組 \1080
フェレンツ・フリッチャイ:名演集
フェレンツ・フリッチャイ指揮

DOCUMENTS 233362 10枚組 \1080
ジョージ・セル:名演集

DOCUMENTS 233363 10枚組 \1080
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス名唱集
『オペラ・アリアと場面』
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S) 1948年-1960年

DOCUMENTS 233383 10枚組 \1080
ボリス・クリストフ名唱集
『オペラ・アリアと場面』
ファウスト、メフィストーフェレ、ボリス・ゴドゥノフ、エフゲニ・
オネーギン、サトコ、運命の力、ナブッコ、アイーダ、シモン・
ボッカネグラ、マクベス、ナブッコ、アイーダ、マクベス、エル
ナーニ、シチリア島の夕べの祈り、ドン・カルロ、ドン・ジョヴァ
ンニ、ノルマ、夢遊病の女、ボエーム、タウリスのイフィゲーニ、
パルジファル、ドン・キホーテ、他
『歌曲集』
ロシアの歌
ボリス・クリストフ(Br) 1949年-1958年

DOCUMENTS 231055 10枚組 \1080
シューベルト:器楽作品集

DOCUMENTS 231056 10枚組 \1080
シューベルト:歌曲集

DOCUMENTS 231755 10枚組 \1080
ディミトリ・ミトロプーロス名演集

DOCUMENTS 232107 10枚組 \1080
プッチーニ/歴史的録音集




<独UNIVERSAL>
DECCA 4804738 ¥750
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲、ある貴紳のための幻想曲
セレドニオ・ロメロ&モレノ・トローバ:マラガ協奏曲
ペペ・ロメロ(G)
ネヴィル・マリナー指揮 アカデミー室内管弦楽団

DECCA 4805090 6枚組 ¥3250
Arrau Spielt Liszt
リスト:
ピアノ協奏曲第1番、第2番
ピアノ・ソナタ ロ短調、愛の夢、巡礼の年 第1年、第3年
メフィスト・ワルツ第1番 他
クラウディオ・アラウ(P)

DG 4804737 ¥750
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ジュゼッペ・シノーポリ指揮
フィルハーモニア管弦楽団

DG 4805155 ¥750
リスト:愛の夢第3番、「ヴェネツィアとナポリ」-「ゴンドラの漕ぎ手」、
パガニーニよる超絶技巧練習曲集より第3番「鐘」、
2つの演奏会用練習曲より「小人の踊り」、コンソラシヨン
第2番 ホ長調、巡礼の年 第3年より「エステ荘の噴水」、
リゴレット(演奏会用パラフレーズ)、ハンガリー狂詩曲第6番、
超絶技巧練習曲集より第8番「荒野の狩」、メフィスト・ワルツ
第1番、2つの演奏会用練習曲より「森のざわめき」、君に捧ぐ
(シューマンによる)、即興曲(夜想曲)、ハンガリー狂詩曲第15番
シューベルト:水の上で歌う、糸を紡ぐグレートヒェン
ダニエル・バレンボイム、マルタ・アルゲリッチ、クラウディオ・
アラウ、ユンディ・リ、ミハイル・プレトニョフ、エフゲニー・キー
シン、ジャン=イヴ・ティボーデ(P)

DECCA 4804942 ¥750
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
マルタ・アルゲリッチ(P)
キリル・コンドラシン指揮 バイエルン放送交響楽団
リッカルド・シャイー指揮 ベルリン放送交響楽団

DECCA 4804945 ¥750
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(抜粋)
ブリン・ターフェル(Br)
ルネ・フレミング(S)
アン・マレー(M.S)
ヘルベルト・リッパート(T)
ミケーレ・ペルトゥーシ(Br)  他
サー・ゲオルグ・ショルティ指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン・ヴォイシズ

DECCA 4804951 2枚組 ¥1500
バッハ:ブランデンブルグ協奏曲全曲、三重協奏曲
イレーナ・グラフェナウアー(Fl)
サイモン・プレストン(Cemb)
ホーカン・ハーデンベルガー(Tp) 他
ペーター・シュライアー指揮
CPEバッハ室内管弦楽団

DECCA 4804996 ¥750
リスト:
ピアノ協奏曲第1番、第2番、ハンガリー幻想曲、死の舞踏
ジャン=イヴ・ティボーデ(P)
シャルル・デュトワ指揮
モントリオール交響楽団

DECCA 4805216 ¥750
モーツァルト:戴冠式ミサ、ヴェスペレ・ソレムニス、
アヴェ・ヴェルム・コルプス
エディト・マティス(S)
ヤドヴィーガ・パッペ(M.S)
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(T)
トーマス・クヴァストホフ(Bs)
ペーター・シュライアー指揮
ドレスデン・シュターツ・カペレ、ライプツィヒ放送合唱団

DG 4804950 ¥750
ハイドン:
弦楽四重奏曲第77番「皇帝」、第67番「ひばり」、第78番「日の出」
アマデウス四重奏団




<TDK DVD>
TDDVDWWBOXBALLETDVD(DVD-Video) 3枚組 ¥7560
パリ・オペラ座バレエBOX
『パキータ』
振付:ピエール・ラコット
出演:アニエス・ルテステュ、ジョゼ・マルティネズ、
パリ・オペラ座バレエ団
演奏:デイヴィッド・コールマン指揮 パリ・オペラ座管弦楽団
2003年1月、パリ・オペラ座ガルニエ宮(ライヴ)
『ノートルダム・ド・パリ』
振付:ローラン・プティ
衣装:イヴ・サン=ローラン
音楽:モーリス・ジャール
出演:
エスメラルダ:イザベル・ゲラン
カジモド:ニコラ・ル・リッシュ
フロロ:ローラン・イーレル
フェビュス:マニュエル・ルグリ
パリ・オペラ座バレエ団
演奏:デヴィッド・ガーフォース指揮 パリ・オペラ座管弦楽団
1996年、パリ・オペラ座バスティーユ(ライヴ)
『若者と死/カルメン』
『若者と死』
振付:ローラン・プティ
音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ:パッサカリアとフーガ
ハ短調 BWV582
出演:ニコラ・ル・リッシュ、マリ=アニエス・ジロ
『カルメン』
振付:ローラン・プティ
音楽:ジョルジュ・ビゼー:『カルメン』より
出演:ニコラ・ル・リッシュ、クレールマリ・オスタ
パリ・オペラ座バレエ団
演奏:ポール・コネリー指揮、コローネ管弦楽団
2005年、パリ・オペラ座ガルニエ宮(ライヴ)
特典映像(字幕:英独仏伊西):芸術監督ルフェーブル、
ル・リッシュ、プティのインタビュー
281分



<BEARTON>
BDVD095(DVD-Video)(PAL仕様) ¥2300
ドキュメンタリー「ショパン 最後の秘密」
日本語字幕付
アンジェイ・コス教授はフレデリック・ショパンの墓の修復作業に携わり、
中に隠されていた缶の存在をフランス側に知らせた人物である。この発見さ
れた缶がどうなったかは秘密に包まれている。ポーランド政府はフランス側
に修復作業と、その価値を正確に調査するため、缶をポーランドに引き渡す
よう要請した。この複雑な手続きには何年かを要するようである。
案内人:グジェゴジュ・マズル、アンジェイ・コス
ピオトル・ヴィット(フレデリック・ショパン研究家)
30分 カラー

BCD093 ¥2080
バッハ(ケンプ編):主よ、人の望みの喜びよ(心と口と行いと
命もて BWV.147より)
バッハ(ケンプ編):コラール「わが心の切なる願い」BWV.727
バッハ(ブゾーニ編):コラール前奏曲「主イエス・キリスト、わ
れ汝を呼ぶ」BWV.639
リスト:孤独のなかの神の祝福(詩的で宗教的な調べより)
シューベルト(リスト編):若い尼僧
マイヤベーア(リスト編):「ユグノー教徒」の回想
シューベルト(リスト編):アヴェ・マリア
ヴェルディ:「十字軍のロンバルディア人」からサルヴェ・マリア
リスト:2つの伝説
ジョアンナ・ミクナ(P)  2005/5/12-13

BCD094 ¥2080
リスト:
ダンテを読んで―ソナタ風幻想曲「ダンテ・ソナタ」 2011/1
ペトラルカのソネット第104番、第123番 2011/1
バラード第1番 変ニ長調、同第2番 ロ短調 2007/6
2つの伝説 2005/5
ジョアンナ・ミクナ(P)