<クラシック・輸入盤新譜情報 11-06>


<DECCA>
277412 2枚組 \2680
ロイヤル・ウェディング 公式アルバム 
デラックス盤CD1
01. エルガー:弦楽のためのセレナード
02. ブリテン:《グロリアーナ》-カントリー・ダンス
03. ヴォーン=ウィリアムズ:グリーンスリーヴスによる幻想曲
04. ピーター・マクスウェル=デイヴィス:さらばストロムネス
05. ディーリアス:春初めてのカッコウを聞いて
06. ウォルトン:《ヘンリー5世》-やさしき唇にふれて別れなん
07. フリンジ:ロマンス
08. パーシー・ウィットロック:ソナタ(オルガンのためのカンツォーナ)
09. ヴィドール:交響曲第5番-トッカータ
10. エルガー:威風堂々第5番"
CD2
01. 女王、エディンバラ公の到着――ファンファーレ
02. 女王、入場――行進曲「ザ・バーズ」(作曲:パリー)
03. 序曲「ロージーメドル」(作曲:ヴォーン=ウィリアムズ)
04. 新婦、入場――「私は歓喜した」(作曲:パリー)
05. 賛美歌「汝 偉大なる救い手よ 我を導き給え」(作曲:ヒューズ)
06. 歓迎と紹介の言葉
07. 婚姻の儀
08. 誓いの言葉
09. 賛美歌「天なる喜び」(作曲:ローランズ)
10. 聖書朗読
11. 賛歌「主が設けられた日」(作曲:ルター)
12. 式辞
13. モテット「ウビ・カリタス」(作曲:ミーラー)
14. 祈り
15. 賛美歌「エルサレム」(作曲:パリー)
16. 神への祈り
17. 英国国歌
18. 署名――「恵みを受けし二人のセイレーン」(作曲:パリー)
19. ファンファーレ“ヴァリアント&ブレイヴ”(作曲:スタッブズ)
20. 新婦、新郎、退場――「戴冠行進曲」(作曲:ウォルトン)
21. トッカータ-交響曲第5番より(作曲:ヴィドール)"
ロンドン・チェンバー・オーケストラ
指揮:クリストファー・ワレン=グリーン
ジェームズ・マックヴィニー(オルガン)、ロバート・クィニー(オルガン)
ウェストミンスター寺院聖歌隊、セントジェイムズ王宮聖歌隊
イギリス空軍ファンファーレ・チーム、他
録音:2011年4月29日 ロンドン、ウェストミンスター寺院
全世界180ヶ国で中継され、20億人がその模様を見守ったウィリアム王子&キャ
サリン・ミドルトンさんの記念すべき式典の公式CD第2弾。1枚もののCDは早く
も現地で5/5に発売、日本では5/17日発売が決定しましたが、神聖なる結婚式
の実況中継を収録したCDに 当日演奏された英国を代表する名曲を収録した
1枚を加えた豪華2枚組もリリースされることになりました。当日のプログラ
ムなども英国王室のオフィシャルサイトを通じて販売され、英国ではまだま
だウェディングの盛り上がりが続いています。

743426(DVD-Video) \3350
743427(Blu-ray) \3880
プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》
トゥーランドット:マリア・グレギーナ、リーナ・ポプフラスカヤ(ソプラノ)
マルチェロ・ジョルダーニ(テノール)サミュエル・レイミー(バス)他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:アンドリス・ネルソンス
演出:フランコ・ゼッフィレッリ
収録:2009年11月7日 メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク
絢爛豪華な舞台で定評があるゼッフィレッリ演出の《トゥーランドット》が待
望の映像化!METでは初役となるグレギーナとジョルダーニの瑞々しい歌唱を、
俊英ネルソンスが持ち前の手堅い指揮で整然とまとめたことで評判を呼んだ
名舞台は、今後への期待も含めて必見の価値ありです。




<Deutsche Grammophon>
4779822(アナログ盤) 2枚組 \4280
【初回限定盤】
ショパン・リサイタル
1.ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
2.ポロネーズ第7番変イ長調Op.61《幻想ポロネーズ》
3.バラード第4番へ短調Op.52
4.アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22
インゴルフ・ヴンダー(ピアノ)
録音:2011年2月16日 ラジオセンター、ベルリン
昨年のショパン国際コンクールで第2位に輝き、コンチェルト賞と「幻想ポロ
ネーズ」賞も受賞したピアニスト、インゴルフ・ヴンダー。1985年9月8日クラ
ンゲンフルト(オーストリア)生まれで、ウィーン音楽芸術大学を卒業、近年は
アダム・ハラシエヴィッチに師事しており、2006年にはポズナン大学のコンサ
ートホールでアグニエスカ・ドゥッチマール指揮アマデウス室内オーケストラ
とショパンのピアノ協奏曲第1番を共演。これまでに、ベルリンのコンツェル
トハウス、ウィーン楽友協会、チューリッヒのトーン・ハレなどにも登場して
いる期待の若手です。73年におよぶショパン・コンクール史上初となるドイツ
語圏からのファイナリスと登場!ということで、今回ドイツ・グラモフォンで
は例年以上に力が入り、LPまでリリースされることになりました。

4764211(通常CD) \1850
762801(DVD-Video) \3350
シェーンブルン・サマー・ナイト・コンサート2011
演奏予定曲目
シベリウス:鶴のいる風景 op.44-1
リスト:交響詩《前奏曲》
パガニーニ/クライスラー編:ヴァイオリン協奏曲 1番-第1楽章
ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲《展覧会の絵》
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヴァレリー・ゲルギエフ
録音&収録:2011年6月2日 
ウィーン、シェーンブルン宮殿庭園 (ライヴ)
ニューイヤー・コンサート同様にウィーンの風物詩となっているシェーンブル
ンの美しき庭園で開かれる夏の夜のコンサート。今年の指揮台に立つのは炎の
カリスマ指揮者、ゲルギエフです。今年のコンセプトは「名匠の絵画」。ソリ
ストにベンヤミン・シュミットを迎えたヴァイオリン協奏曲や今年のアニバー
サリー作曲家リストの作品もとりまぜ、豪華な夏の夜になることはまちがいな
し!日本の震災に寄り添う気持ちを込めて、シベリウスの鶴のいる風景もプロ
グラムに加えられました。世界遺産に登録される美しきシェーンブルンのバロ
ック庭園に15000人の聴衆が集まる壮麗なコンサートの模様は、世界60カ国で
TV放映が予定されており、ニューイヤーコンサートさながらのラッシュリリー
スで現地では6月下旬にリリースが予定されています。

<EMI CLASSICS>
CDS-0288262 3枚組 \3680 ※9月末入荷分までの特価 \3000
ロッシーニ:ウィリアム・テル
(ラグジュリー・エディション)(初回生産限定盤)
ロッシーニ最後のグランド・オペラの大傑作、パッパーノが2010年秋、
ローマで大成功した公演が遂に発売
ジェラルド・フィンリー(バス) / ウィリアム・テル(ギヨーム・テル)
ジョン・オズボーン(テナー) / アルノール・メルクタール
マシュー・ローズ(バス) / ヴァルター・フルスト
フレデリク・カトン(バス) / メルクタール
エレナ・クサントウダキス(ソプラノ) / ジェミ
カルロ・チーニ(バス) / ジェスレル
カルロ・ボーシ(テナー) / ロドルフ
チェルソ・アルベーロ(テナー) / リュオディ
ダーヴィト・キンバーグ(バリトン) / ルートルド
マリン・ビストレム(ソプラノ) / マティルデ
マリー=ニコル・ルミュー(メゾ・ソプラノ) / エドヴィージュ
ダヴィデ・マルヴェスティオ(バス) / 狩人
ローマ、サンタ・チェチーリア・アカデミー管弦楽団&合唱団
アントニオ・パッパーノ指揮
エリザベス・C.・バートレット編のFondazione Rossine di Pesaroのクリ
ティカル・エディション
コンサート・パフォーマンス; 歌唱:フランス語
録音:2010年10月16,18&20日、12月18,20&21日コンサート録音
サラ・サンタ・チェチーリア 
アウディトリウム・パルコ・デッラ・ムジカ、ローマ
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 220Pブックレット
ロッシーニの完成させた最後のフランス・グランドーオペラ・スタイルの
「ウィリアム・テル(ギヨーム・テル)」は決定版のクリティカル・エディ
ションで、パッパーノ、サンタ・チェチーリアの合唱団&管弦楽団、世界
的なスター・キャストにより命がふきこまれました。ライブ・コンサート
・スタイルの演奏会での録音は、タイトル・ロールのカナダ出身のバリト
ン、ジェラルド・フィンリーと、この録音のためにパッパーノが見出した
アメリカ出身のテナー、ジョン・オズボーンによるアルノールがリードし
ました。アルノール役は名にしおう高域が要求される至難の役で、「ジョ
ン・オズボーンを配役できたのは幸運だった。」とパッパーノもコメント
し、二人の歌手はライヴ評でも絶賛されました。アメリカのテレヴィ・ド
ラマ「ローン・レンジャー」でその序曲は世界中で知られるものの、全体
像を聞く機会が少ないこの作品は、後のベッリーニ、ドニゼッティ、ヴェ
ルディなどに影響を与えた傑作でありながらその実演のむずかしさを証明
しているかも知れません。今秋にはサンタ・チェチーリアとの来日公演を
控えた、パッパーノの絶好調の演奏が楽しめる話題作です。

CZS-0271802 10枚組 \2850
LISZT 200TH ANNIVERSARY
リスト・ザ・ピアノ・コレクション(生産限定盤)
生誕200年記念!名ピアニストによるピアノの巨匠の名曲アンソロジー
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 40Pブックレット
CD1&2
巡礼の年報(全曲)
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
CD3&CD4-1.詩的で宗教的な調べ(全10曲)
2.愛の夢(全3曲)
3.コンソラシオン(全6曲)
4.伝説(2曲)
5.バラード(2曲)
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
CD5&6-1.ハンガリー狂詩曲(17曲)
2.ポロネーズ(2曲)
3.即興ワルツ
4.半音階的大ギャロップ
ジョルジュ・シフラ(ピアノ)
CD7
1.超絶技巧練習曲集S139(全12曲)
ヴラディミール・オフチニコフ(ピアノ)
2.2つの演奏会用練習曲S145
3.4つの忘れられたワルツS315 より 第1番&第2番
ミハイル・ルディ(ピアノ)
CD8
1.パガニーニによる超絶技巧練習曲集S140(全6曲)
2.暗い雲S199
3.夜想曲「眠られぬ夜、問いと答え」S203
4.調性のないバガテルS216a
アンドレ・ワッツ(ピアノ)
5.メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」S514
6.メフィスト・ワルツ第2番S515
7.メフィスト・ワルツ第4番S216b
8.忘れられたワルツ第4番S215
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
9.前奏曲「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」S179
マテュー・パパディアマンディス(ピアノ)
「クリスマス・ツリー」S186より
10.第3曲 飼葉桶のそばの羊飼いたち
11.第4曲 誠実な人々よ来たれ
ウェイン・マーシャル(ピアノ)
CD9
1.ソナタ ロ短調
2.ピアノ小曲 嬰ヘ長調S193
3.即興曲(夜想曲)S191
4.聖ドロテアS187
5.われらの主イエス・キリストの変容の祝日にS188
6.子守歌S198
7.不運S208
8.夜想曲「夢のなかに」S207
9.2つのチャールダーシュS225
10.メフィスト・ポルカS217
デジェ・ラーンキ(ピアノ)
3つの演奏会用練習曲S144 より
11.第1曲 悲しみ
ホセ・アベル・ゴンザレス(ピアノ)
12.第2曲 軽やかさ
13.第3曲 溜め息
ジャンヌ=マリー・ダルレ(ピアノ)
CD10
1.スペイン狂詩曲S254
2.アヴェ・マリアS182
3.瞑想S204
4.2つの悲しみのゴンドラS200(第1版&第2版)
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
オルガン作品集
5.コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲と
フーガ
6.バッハの名による前奏曲とフーガ
7.アルカデルトのアヴェ・マリア


●MUTI EDITION
1941年7月28日生まれの今や世界の巨匠として比類ない評価とリスペクトを得ているリッカルド・ムーティの生誕70年に合わせて、EMIへの録音をまとめた12点のMUTI EDITIONを発売してまいります。その中で限定生産発売されるベートーヴェンとチャイコフスキーのボックス2点を最初にご案内いたします。
いずれもクラムシェル・ボックス 32Pブックレットの仕様となります。


CZS-0979462 6枚組 \2480
ベートーヴェン:交響曲全集(初回生産限定盤)
CD1
1.交響曲第1番ハ長調作品21
録音:1985年11月2,4&9日 
メモリアル・ホール、フェアマウント・パーク、フィラデルフィア
2.交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」
録音:1986年1月10,12,17,19&21日 
メモリアル・ホール、フェアマウント・パーク、フィラデルフィア
CD2
1.交響曲第2番ニ長調作品36
録音:1986年1月10,12,17,19&21日 
メモリアル・ホール、フェアマウント・パーク、
2.交響曲第4番変ロ長調作品60
録音:1985年11月2,4&9日 
メモリアル・ホール、フェアマウント・パーク、フィラデルフィア
CD3
1.交響曲第5番ハ短調作品67
録音:1985年11月2,4&9日 
メモリアル・ホール、フェアマウント・パーク、フィラデルフィア
2.交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
録音:1987年9月28日 
メモリアル・ホール、フェアマウント・パーク、フィラデルフィア
CD4
1.交響曲第7番イ長調作品92
録音:1988年2月13,17&20日 
メモリアル・ホール、フェアマウント・パーク、フィラデルフィア
2.交響曲第8番ヘ長調作品93
録音:1986年1月10,12,17,19&21日 
メモリアル・ホール、フェアマウント・パーク、
CD5
交響曲第9番ニ短調作品125
w/チェリル・スチューダー(ソプラノ)、
ドロレス・ズィーグラー(メゾ・ソプラノ)
ペーター・ザイフェルト(テナー)、
ジェイムズ・モリス(バリトン)
ウェストミンスター合唱団
録音:1988年4月23,25&26日 
メモリアル・ホール、フェアマウント・パーク、フィラデルフィア
以上 w/フィラデルフィア管弦楽団
CD6
序曲集
1.レオノーレ序曲第3番作品72a
録音:1988年2月13,17&20日 
メモリアル・ホール、フェアマウント・パーク、フィラデルフィア
2.フィデリオ序曲作品72b
3.献堂式序曲作品124
録音:1985年11月2,4&9日 
メモリアル・ホール、フェアマウント・パーク、フィラデルフィア
以上 w/フィラデルフィア管弦楽団
4.ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37
w/スヴィァトスラフ・リヒテル(ピアノ) 
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1977年9月19&20日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
以上 指揮:リッカルド・ムーティ

CZS-0979992 7枚組 \2700
チャイコフスキー:交響曲全集
バレエ音楽集(初回生産限定盤)
CD1
1.交響曲第1番ト短調作品13「冬の日の夢想」
w/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
録音:1975年2月11&12日 キングズウェイ・ホール、ロンドン
2.交響曲第2番ハ短調作品17「小ロシア」
w/フィルハーモニア管弦楽団
録音:1977年3月27&28日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
CD2
1.交響曲第3番ニ長調作品29「ポーランド」
w/フィルハーモニア管弦楽団
録音:1977年6月24&25日、7月20日 
アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.&CD3ー1.交響曲第4番ヘ短調作品36
w/フィルハーモニア管弦楽団
録音:1979年1月19&21日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.交響曲第5番ホ短調作品64
w/フィルハーモニア管弦楽団
録音:1978年7月1&2日 キングズウェイ・ホール、ロンドン
3.幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
w/フィルハーモニア管弦楽団
録音:1977年3月27&28日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
CD4
1.交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」
w/フィルハーモニア管弦楽団
録音:1979年11月14&15日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」作品32
w/フィラデルフィア管弦楽団
録音:1991年1月19&21日 
メモリアル・ホール、フェアマウント・パーク、フィラデルフィア
CD5
1.マンフレッド交響曲作品58
w/フィルハーモニア管弦楽団
録音:1981年7月3&10日 キングズウェイ・ホール、ロンドン
2.序曲「1812年」
w/フィラデルフィア管弦楽団
録音:1981年2月9日 
オールド・メトロポリタン・オペラ・ハウス、フィラデルフィア
CD6
1.ピアノ協奏曲第1番変ロ長調作品23
w/アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1979年7月4&5日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.セレナード(弦楽合奏のための)作品48
録音:1981年2月9日 
オールド・メトロポリタン・オペラ・ハウス、フィラデルフィア
CD7
1.「白鳥の湖」作品20 バレエ組曲(抜粋)
2.「眠れる森の美女」作品66 バレエ組曲(抜粋)
録音:1984年2月25&27日 
メモリアル・ホール、フェアマウント・パーク、フィラデルフィア
以上 w/フィラデルフィア管弦楽団
3.幻想的序曲「ハムレット」
w/フィラデルフィア管弦楽団
録音:1989年11月3&6日 
メモリアル・ホール、フェアマウント・パーク、フィラデルフィア
以上 指揮:リッカルド・ムーティ


●AMERICAN ARTISTRY
CDMW-0269812 \750
ステファニー・ブリス/ブラームス:アルト・ラプソディ
1.ブラームス:アルト・ラプソディ 作品53
2.ワーグナー:ヴェーゼンドンクの歌(5曲)
3.マーラー:大地の歌-第6楽章:告別
ステファニー・ブリス(メゾ・ソプラノ)
アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ、ジョン・ネルソン指揮
ジュエル・ケース 12Pブックレット
アメリカのメゾ・ソプラノ、ステファニー・ブリスの歌う3つの濃厚なロマン
ティシズムに溢れた作品。それぞれ異なる方向性ながら孤独感、あきらめと
精神的な危機を描いています。ブラームスの自伝的「アルト・ラプソディ」
はメゾの中核的レパートリー、ワーグナーの「ヴェーゼンドンク」はヘンツェ
による室内アンサンブル版での演奏。マーラーの「告別」はシェーンベルク
編版が聴けます。

CDMW-0944262 \750
サラ・チャン/デビュー
1.サラサーテ:「カルメン」幻想曲 作品25
2.エルガー:愛のあいさつ 作品12
3.エルガー:気まぐれな女 作品17
4.ハチャトゥリアン:剣の舞(「ガヤネー」より)
5.クライスラー:ミニュエットのテンポで(プニャーニのスタイルによる)
6.パガニーニ:カプリース 第1番 ホ長調 作品1
7.パガニーニ:カプリース 第15番 ホ短調 作品1
8.ショパン:夜想曲 第20番 嬰ハ短調 (遺作)
9.ショスタコーヴィチ:前奏曲 第10番 嬰ハ短調 作品34
10.ショスタコーヴィチ:前奏曲 第15番 ニ長調 作品34
11.リスト:コンソラシヨン 第3番 変ニ長調 
12.ショスタコーヴィチ:メロディ 変ホ長調 作品42の3
13.プロコフィエフ:行進曲(「3つのオレンジへの恋」より)
14.ガーシュウィン:It Ain't Necessarily So(「ポーギーとベス」より)
サラ・チャン(ヴァイオリン)
サンドラ・リヴァース(ピアノ)
ジュエル・ケース 12Pブックレット
ちょうど11歳、サラ・チャンのまごうかたなき天才の証しのデビュー・アルバ
ム。8歳で、メータ、ニュー・ヨーク・フィルとパガニーニの協奏曲1番で登場、
1年半後にこのアルバムが収録された。その後に続く彼女のベスト・セラー・
アルバムの最初となりました。グラモフォン誌も「これは驚くべきディスク」
と絶賛しました。

CDMW-0269782 \750
デイヴィッド・ダニエルズ/A QUIET THING
1.A Quiet Thing(John Harold Kander)
2.Blackberry Winter(Alec Wilder)
3.So Pretty(Leonard Bernstein)
4.My Shining Hour(Johnny Mercer/Harold Arlen)
5.Pampano verde(Francisco de la Torre arr.Arne Dorumsgaard)
6.Con amores, la mi madre(Joan de Anchieta arr.Arne Dorumsgaard)
7.A la caza(Gabriel Mena arr.Arne Dorumsgaard)
8.Come Again, Sweet Love(John Dowland)
9.Flow, my Tears(John Dowland)
10.Music for a while(Henry Purcell)
11.Vaga luna, che inargenti(Vincenzo Bellini)
12.Malinconia, ninfa gentile(Vincenzo Bellini)
13.Ma rendi pur contento(Vincenzo Bellini)
14.Ave Maria(Johann Sebastian Bach arr.Charles Gounod)
15.A Simple Song(Leonard Bernstein)
16.Ave Maria(Franz Schubert)
17.Beautiful dreamer(Stephen Foster)
18.Shenandoah(Traditional)
19.Plaisir d'amour(Giovanni Battista Martini)
デイヴィッド・ダニエルズ(カウンター・テナー)
クレイグ・オグドン(ギター)
ジュエル・ケース 12Pブックレット
デイヴィッド・ダニエルズの大きな関心事のひとつはカウンター・テナーの
馴染みのない作品も含めてレパートリーを拡大すること。また本当にギター
と合わせて歌うことが好き。その結果、リサイタルで常に歌う曲のプログラム
による作品が録音されました。ダウランド、パーセルからアメリカン・クラシ
ックスともいうべき「夢見る佳人」までが収録されました。オーストラリア
のギタリスト、オグデンによる伴奏で「とてもインティメイトで美しい言葉
とメロディに満ちた」作品となりました。

CDMW-0944272 \750
エロイカ・トリオ
1.ガーシュウィン:3つのプレリュード
2.ラヴェル:ピアノ三重奏曲
3.ゴダール:子守歌(「ジョスラン」より)
4.シェンフィールド:カフェ・ミュージック
エロイカ・トリオ
ジュエル・ケース 12Pブックレット
世界的に最も注目されるトリオ、エロイカ・トリオはすばらしいテクニック
と洗練された演奏で世界的に聴衆を惹きつけています。ピアノ・トリオのス
タンダード作品であれ現代作品であれ情熱にあふれた演奏を繰り広げていま
す。自身の名称をタイトルとしたデビュー・アルバムはNPR Perfomance Today
の’Debut Recording of the Year’とTime Out New Yorkの1997年度の’Top
Ten Recordings’に選ばれています。

CDMW-0269792 \750
トマス・ハンプソン/リーディング・マン-ベスト・オブ・
ブロードウェイ
1.君は我がすべて (Very Warm For May)(Jerome Kern/Oscar Hammerstein II)
2.Bring Him Home(レ・ミゼラブル)(Herbert Kretzmer/Alain Boublil/
Claude-Michel Schonberg)
3.ミュージック・オブ・ザ・ナイト(オペラ座の怪人)(Andrew Lloyd Webber/
Charles Hart/Richard Stilgoe)
4.Soliloquy(回転木馬)(Richard Rodgers/Oscar Hammerstein II)
5.Gigi(恋の手ほどき)(Frederick Loewe/Alan Jay Lerner)
6.Hey There(パジャマゲーム)(Richard Adler/Jerry Ross)
7.Unusual Way(NINE)(Maury Yeston)
8.Not A Day Goes By(Merrily We Roll Along)(Stephen Sondheim, Lyrics-
Stephen Sondheim)
9.How Could I Ever Know?(The Secret Garden)(Marsha Norman, Lucy Simon)
10.愛せぬならば(美女と野獣)(Alan Menken, Tim Rice) 
11.If Ever I Would Leave You(キャメロット)
(Frederick Loewe, Alan Jay Lerner)
トマス・ハンプソン(バリトン)
アメリカン・シアター・オーケストラ、ポール・ジェミニャーニ指揮
ジュエル・ケース 12Pブックレット
トマス・ハンプソンはアメリカを代表するバリトン。世界中のコンサート・
ホールやオペラ・ハウスで、歌手、ピアニスト、指揮者、オーケストラのトッ
プ・クラスと共演して活躍を続けています。オペラでの役どころと並んでこ
のアルバムは彼の音楽的なキャパシティの広さと高さを証明するブロードウェ
イ作品の録音です。

CDMW-0944282 \750
シャロン・イスビン/アメリカン・ランドスケイプ
1.ジョン・コリリャーノ:トロバドゥール(ギターと管弦楽のための変奏曲)
2.ジョゼフ・シュワントナー:From Afar…(ギターと管弦楽のための幻想曲)
3.ルーカス・フォス:アメリカン・ランドスケイプ(ギターと管弦楽のための)
シャロン・イスビン(ギター)
セント・ポール室内管弦楽団、ハフ・ヴォルフ指揮
ジュエル・ケース 12Pブックレット
並外れたリリシズム、テクニックと幅広さで高く評価され、「現代の抜群の
ギタリスト」として奉られる存在のシャロン・イスビン。本ディスクは彼女
のために作曲されたアメリカのギター協奏曲作品3曲の初録音です。2002年度
グラモフォン誌の'Critics' Choice Recording of the Year'とギター・プレ
イヤー誌の'Best Classical Album of the Year'を獲得しています。

CDMW-0269772 \750
アワダジン・プラット/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
1.ピアノ・ソナタ 第9番 ホ長調
2.ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調
3.ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調
4.ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調
アワダジン・プラット(ピアノ)
ジュエル・ケース 12Pブックレット
同世代のアメリカ出身のピアニスト中で、音楽的な洞察力と没入力から生ま
れる演奏が高く評価されています。ナウムバーグ国際ピアノ・コンペでの優
勝は国際的なピアノ・コンクールで初めて優勝したアメリカ出身ピアニスト
となりました。EMIレーベルへの2作目となるこのベートーヴェンは親密で魅
力にあふれた演奏が展開されています。

CDMW-0269802 \750
サミュエル・ラミー/オペラ・アリア集
1.ヴェルディ:「エルナーニ」 Che mai vegg'io!...Infelice! E tuo credevi
2.ロッシーニ:「オリー伯爵」 いつでも気を配っていないと
3.ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」 プロローグ
4.ヴェルディ:「ナブッコ」 未来の暗がりの中に私は見る
5.ヴェルディ:「シチリアの夕べの祈り」 そしてお前,パレルモよ
6.ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」 作品24 メフィストのセレナーデ
7.マイアベーア:「悪魔のロベール」 Encore un de gagne
8.マイアベーア:「悪魔のロベール」 ここがあの古い修道院の廃墟だな
9.ロッシーニ:「セビーリャの理髪師」 中傷とはそよ風のように
10.ヴェルディ:「ドン・カルロ」 Elle ne m'aime pas!
11.ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」 復讐よ 来れ
サミュエル・ラミー(バス・バリトン)
ミュンヘン放送交響楽団、ジャック・ドゥラコート指揮
ジュエル・ケース 12Pブックレット
35年以上のキャリアを続け、バス・バリトンの頂点で活躍するラミーはあらゆ
るレパートリーを歌う幅広い適応力を持つ貴重な歌手です。本アルバムではス
タイルとテクニックのヴィルトゥオジティを発揮して録音史上最もキャスティ
ングされている歌手として実力を遺憾なく証明する仕上がりです。

CDMW-0957132 \750
ストコフスキー/バッハ・バイ・ストコフスキー
1.パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
2.甘き死よ、来たれ BWV478
3.ブーレエ-イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV807
4.サラバンド-ヴァイオリン組曲 第1番 ロ短調 BWV1002
5.神はわがやぐら
6.シンフォニア-クリスマス・オラトリオ BWV248
7.小フーガ ト短調 BWV578
8.G線上のアリア-管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068
9.わがイエスよ、いかなる魂の苦しみが BWV487
10.前奏曲-ヴァイオリン組曲 第3番 ホ長調 BWV1006
11.トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
交響楽団、 レオポルド・ストコフスキー指揮
ジュエル・ケース 12Pブックレット
英国生まれのアメリカの指揮者ストコフスキー、形式にこだわらずに音楽の輝
きを大胆に表現する指揮ぶりは実にユニークな存在感を現在でも放っていま
す。本アルバムではまさに彼のオーケストラを指揮してのストコフスキー・
バッハを実現している名盤です。

CDMW-0944252 \750
フレデリカ・フォン・シュターデ/フォーレ:歌曲集
1.ゆりかご 作品23の1
2.蝶と花 作品1の1
3.リディア 作品4の2
4.愛の夢 作品5の2
5.歌う妖精 作品27の2
6.川のほとりで 作品8の1
7.私たちの愛 作品23の2
8.イスパハーンのばら 作品39の4
9.ある僧院の廃墟にて 作品2の1
10.夢のあとに 作品7の1
11.月の光 作品46の2
12.マンドリン 作品58の1
13.ひめやかに 作品58の2
14.朝焼けが広がり
15.アルペッジョ 作品76の2
16.牢獄 作品83の1
17.9月の森の中で 作品85の1
18.墓地にて 作品51の2
19.「ペレアスとメリザンド」作品80 第4曲:メリザンドの歌*
フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾ・ソプラノ)
ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)
トゥールーズ・カピトール管弦楽団、ミシェル・プラッソン指揮*
ジュエル・ケース 12Pブックレット
ニューヨーク・タイムズ紙上で「アメリカの最も優れた芸術家で歌手」と形
容されたフォン・シュターデのフォーレの歌曲集。およそ35年以上にわたって
世界のクラシック音楽界の最も愛される歌手として親しまれている’フリッ
カ’の魅力的なアルバムです。



●SAVOY OPERAS
マルコム・サージェントが指揮した5つのサヴォイ・オペラ/ギルバート&サ
リヴァン作品を中心とした再登場企画のご案内です。録音は50年代後半/
60年代初期が中心でグラインドボーンでのプロダクションの主役歌手、合唱
団が参加したオリジナルの雰囲気を伝える音源です。ロイド・ウェッバーが
ソロのチェロ協奏曲や、ダン指揮の付随音楽、序曲集も聴きものです。
各デジパック 12Pブックレット ディスク2にリブレット・データ収録

CMSW-0950872 2枚組 ¥1950
ギルバート&サリヴァン:「軍艦ピナフォア」(全2幕)
ジョージ・ベイカー、ジョン・キャムロン、リチャード・ルイス、
オーウェン・ブラニガン 他
2.「陪審裁判」より(18曲)
ジョージ・ベイカー、エルシー・モリソン、リチャード・ルイス、
ジョン・キャムロン他
以上 グラインドボーン・フェスティヴァル合唱団
プロ・アルテ管弦楽団
マルコム・サージェント指揮

CMSW-0950922 2枚組 ¥1950
ギルバート&サリヴァン:
「ペンザンスの海賊」(全2幕)
ジョージ・ベイカー、ジェイムズ・ミリガン、ジョン・キャムロン、
リチャード・ルイス、
オウエン・ブラニガン、モニカ・シンクレア 他
グラインドボーン・フェスティヴァル合唱団
プロ・アルテ管弦楽団
マルコム・サージェント指揮
2.「魔法使い(愛の万能薬)」 序曲
3.「コックスとボックス、または永らく不明の兄弟」 序曲
4.「女王イダ」 序曲
プロ・アルテ管弦楽団
マルコム・サージェント指揮
5.序曲 ハ長調「追悼」
バーミンガム市交響楽団
ヴィヴィアン・ダン指揮

CMSW-0950972 2枚組 ¥1950
ギルバート&サリヴァン:
「ゴンドラの漕ぎ手、またはバラタリアの王」(全2幕)
ジェレイント・エヴァンス、アレクサンダー・ヤング、
オウエン・ブラニガン、
リチャード・ルイス、モニカ・シンクレア
グラインドボーン・フェスティヴァル合唱団
プロ・アルテ管弦楽団
マルコム・サージェント指揮
2.チェロ協奏曲 ニ長調
ジュリアン・ロイド・ウェッバー(チェロ)
ロンドン交響楽団
チャールズ・マッケラス指揮

CMSW-0951022 2枚組 ¥1950
ギルバート&サリヴァン:「ミカド、またはティティプの町」(全2幕)
オウエン・ブラニガン、リチャード・ルイス、ジェレイント・エヴァンス、
イアン・ウォレス、
ジョン・キャムロン、エルシー・モリソン 他
グラインドボーン・フェスティヴァル合唱団
プロ・アルテ管弦楽団
マルコム・サージェント指揮
プロ・アルテ管弦楽団
マルコム・サージェント指揮

CMSW-0951072 2枚組 ¥1950
ギルバート&サリヴァン:「近衛騎兵隊、または従者とその女中」(全2幕)
デニス・ダウリング、リチャード・ルイス、ジョン・キャムロン、
アレクサンダー・ヤング、
ジェレイント・エヴァンス、エルシー・モリソン 他
グラインドボーン・フェスティヴァル合唱団
プロ・アルテ管弦楽団
マルコム・サージェント指揮



●20TH CENTURY CLASSICS
好評の20TH CENTURY CLASSICSシリーズの第7回発売のご案内です。EMIの豊富なカタログから20世紀の音楽を幅広く深く聴けるシリーズ。
いずれもブリリアント・ボックス 12Pブックレット仕様


CZSW-0946272 2枚組 \1150
バルトーク
CD1
1.管弦楽のための協奏曲Sz116
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮
2.弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽Sz106
フィラデルフィア管弦楽団、ユージン・オーマンディ指揮
CD2
1.ヴィオラ協奏曲Sz120
タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)
バイエルン放送交響楽団、ダヴィド・シャロン指揮
2.2台のピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲Sz115
カティア&マリエル・ラベック、シルヴィオ・グァルダ、
ジャン=ピエール・ドロウ
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮
3.2台のピアノとパーカッションのためのソナタSz110
カティア&マリエル・ラベック、シルヴィオ・グァルダ、
ジャン=ピエール・ドロウ

CZSW-0946532 2枚組 \1150
ディーリアス
CD1
1.丘を越えて遥かに(編:ビーチャム)
2.そりすべり
3.ブリッグの定期市ーイギリス狂詩曲
4.組曲「フロリダ」(編:ビーチャム)
5.奇想行進曲
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
トマス・ビーチャム指揮
CD2
1.ダンス・ラプソディ第2番
2.夏の夕べ(編:ビーチャム)
3.小管弦楽のための2つの小品
(春を告げるかっこうを聞いて; 川辺の夏の夜)
4.夜明け前の歌
5.フェニモアとゲルダー間奏曲
6.「イルメリン」前奏曲
7.日没の歌
w/ジョン・キャムロン、モーリーン・フォレスター、ビーチャム合唱協会
以上 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
トマス・ビーチャム指揮

CZSW-0946662 2枚組 \1150
ハルトマン
CD1
1.交響曲第1番「レクイエムへの試み」
w/コルネリア・カリッシュ(ソプラノ)
2.交響曲第2番ー大管弦楽のためのアダージョ
3.交響曲第3番
バンベルグ交響楽団
インゴ・メッツマッハー指揮
CD2
1.交響曲第4番(弦楽オーケストラのための)
2.交響曲第5番ー協奏交響曲
3.交響曲第6番
バンベルグ交響楽団
インゴ・メッツマッハー指揮

CZSW-0946732 2枚組 \1150
オネゲル
CD1
1.パシフィック231 H53
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
 マリス・ヤンソンス指揮
2.交響曲第2番 H153(トランペットのオブリガート付の弦楽合奏のための)
ルーベン・ヨルダノフ(ヴァイオリン・ソロ)
パリ管弦楽団
シャルル・ミュンシュ指揮
3.雌山羊の踊り H39
ジョナサン・スノウドン
4.チェロ協奏曲 H72
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
ソ連国立交響楽団
ヴィクトル・ドゥブロフスキー指揮
5.交響曲第4番「バーゼルの喜び」
トゥルーズ・カピトール管弦楽団
ミシェル・プラッソン指揮
CD2
1.夏の牧歌 H31
フランス放送国立管弦楽団
ジャン・マルティノン指揮
2.交響曲第3番 H186「典礼風」
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
マリス・ヤンソンス指揮
3.ラグビー H67
フランス放送国立管弦楽団
ジャン・マルティノン指揮
4.室内協奏曲 H196
ジョン・ソラム(フルート)
イングリッシュ・シンフォニア
ネヴィル・ディルクス指揮

CZSW-0946782 2枚組 \1150
コダーイ
CD1
1.「ハーリ・ヤーノシュ」 組曲
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウス・テンシュテット指揮
2.マロシュセーク舞曲
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァルター・ジュスキント指揮
3.ミサ・ブレヴィス 
ジェイソン・ジェイムズ、ジェイムズ・ギルクリスト、
スティーヴン・ライス、
スティーブン・レイトン、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
スティーヴン・クローベリー指揮
4.精霊降臨節(歌唱:ハンガリー語)
コダーイ少女合唱団
イローナ・アンドール指揮
CD2
1.ジプシー(歌唱:ハンガリー語)
2.山の夜(歌唱:ハンガリー語)
3.踊り歌(歌唱:ハンガリー語)
4.Fancy(歌唱:英語)
5.楽に興ずるワイナモイネン(歌唱:ハンガリー語)
6.King Ladislau's Men(歌唱:ハンガリー語)
7.天使と羊飼い(歌唱:ハンガリー語)
コダーイ少女合唱団
イローナ・アンドール指揮
8.ガラーンタ舞曲
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァルター・ジュスキント指揮
9.無伴奏チェロ・ソナタ 作品8
ポール・トルトゥリエ(チェロ)

CZSW-0946832 2枚組 \1150
コルンゴルト
CD1
1.ヴァイオリン協奏曲 作品35
ウルフ・ヘルシャー(ヴァイオリン)
シュトゥットガルト放送交響楽団
ヴィリー・マッテス指揮
2.交響曲 嬰ヘ長調 作品40
フィラデルフィア管弦楽団
フランツ・ヴェルザー=メスト指揮
CD2
1.ヴァイオリン・ソナタ ト長調 作品6
グレン・ディクテロウ(ヴァイオリン)
イスレアラ・マルガリト(ピアノ)
2.6つの質朴な歌 作品9(抜粋)
3.死の都 作品12-マリエッタの歌 
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
フィラデルフィア管弦楽団
フランツ・ヴェルザー=メスト指揮
4.「空騒ぎ」 組曲 作品11
5.主題と変奏 作品42
シュトゥットガルト放送交響楽団
ヴィリー・マッテス指揮

CZSW-0946882 2枚組 \1150
ミヨー
CD1
1.世界の創造 作品81a
フランス国立管弦楽団
レナード・バーンスタイン指揮
2.マリンバ、ヴィブラフォーンと管弦楽のための協奏曲 作品278
ペーター・サドロ(マリンバ)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
セルジュ・チェリビダッケ指揮
3.チェロ協奏曲第1番 作品136
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
フィルハーモニア管弦楽団
ヴァルター・ジュスキント指揮
4.屋根の上の牡牛 作品58
フランス国立管弦楽団
レナード・バーンスタイン指揮
CD2
1.ひそかに書かれた6つのソネット
グループ・ヴォカール・ドゥ・フランス
ジョン・オールディス指揮
2.ソナチネ 作品76
エマニュエル・パユ(フルート)
エリク・ル・サージュ(ピアノ)
3.3つの黒人女の歌 作品148b
ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)
アーウィン・ゲイジ(ピアノ)
4.スカラムーシュ 作品165b
クリスティアン・イヴァルディ&ノエル・リー(ピアノ)
5.ブラジルの郷愁 作品67
コンサート・アーツ管弦楽団
ダリウス・ミヨー指揮
6.フランス組曲 作品248
モンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽団
ジョルジュ・プレートル指揮

CZSW-0946932 2枚組 \1150
イベール
CD1
(6/13)1.ディヴェルティスマン
(2CD) バーミンガム市交響楽団
 ルイ・フレモー指揮
2.3つの小品
デニス・ブレイン(ホルン)、ガレス・モリス(フルート)、
レナード・ブレイン(オーボエ)
スティーヴン・ウォーターズ(クラリネット)、
セシル・ジェイムズ(ファゴット)
3.寄港地
フランス放送国立管弦楽団
レオポルド・ストコフスキー指揮
4.海の交響曲
バーミンガム市交響楽団
ルイ・フレモー指揮
5.舞踏への勧誘-道化師たちの踊り
シンフォニア・オブ・ロンドン
ロバート・アーヴィング指揮
6.フルート協奏曲
エマニュエル・パユ(フルート)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
ダヴィド・ジンマン指揮
CD2
1.祝典序曲
フランス放送国立管弦楽団
ジャン・マルティノン指揮
2.ドン・キホーテの4つの歌
ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン)
リヨン・オペラ管弦楽団
ケント・ナガノ指揮
3.ルイヴィル協奏曲
バーミンガム市交響楽団
ルイ・フレモー指揮
4.架空の愛へのトロピズム
フランス放送国立管弦楽団
ジャン・マルティノン指揮
5.バッカナール 
バーミンガム市交響楽団
ルイ・フレモー指揮

CZSW-0947032 2枚組 \1150
ヴィラ=ロボス
CD1
1.幻想曲(ソプラノ・サクソフォンと室内管弦楽団のための)
ジョン・ハーレ(ソプラノ・サクソフォン)
アカデミー室内管弦楽団
ネヴィル・マリナー指揮
2.協奏曲(ギターと小管弦楽団のための)
アンヘル・ロメロ(ギター)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘスス・ロベス=コボス指揮
3.Momoprecoce(ブラジルの子供の謝肉祭による幻想曲)
クリスティナ・オルティス(ピアノ)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
ウラディミール・アシュケナージ指揮
4.弦楽四重奏曲第6番ホ短調
ハンガリア四重奏団
CD2
1.バキアナ・ブラジレイラ第1番
2.バキアナ・ブラジレイラ第2番
3.バキアナ・ブラジレイラ第3番
w/ホルヘ・フェデリコ・オソリオ(ピアノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
エンリケ・バティス指揮
4.バキアナ・ブラジレイラ第5番(ソプラノと8台のチェロのための)
w/ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
フランス放送国立管弦楽団
エイトル・ヴィラ=ロボス指揮

CZSW-0947082 2枚組 \1150
ウォルトン
CD1
1.交響曲第1番
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
チャールズ・マッケラス指揮
2.交響曲第2番
ロンドン交響楽団
チャールズ・マッケラス指揮
CD2
1.ヴァイオリン協奏曲
ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
アンドレ・プレヴィン指揮
2.チェロ協奏曲
ポール・トルトゥリエ(チェロ)
ボーンマス交響楽団
パーヴォ・ベルグルンド指揮
3.「賢いおとめたち」 バレエ組曲(バッハ 編:ウォルトン)
バーミンガム市交響楽団
ルイ・フレモー指揮


●THE HOME OF OPERA
3月に引き続き登場するEMIならではの、オペラ名盤を揃えた'THE HOME OF
OPERA'シリーズのご案内です。いずれもマルチパック 16Pブックレット 
あらすじと歌詞テキストのデータを掲載したCDR-Rom付です。

CMSW-0288522(2CD+1CDRom)\1750
プッチーニ:トスカ
アンジェラ・ゲオルギュー、ロベルト・アラーニャ、
ルッジェロ・ライモンディ、マウリツィオ・ムラーロ、
エンリコ・フィッソーリ、ダーヴィド・カンジェローシ、
ソーリン・コリバン、グェイン・ハウエル、
ジェイムズ・サヴェージ=ハンフォード、
ティフィン児童合唱団、
コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団&管弦楽団
アントニオ・パッパーノ指揮

CMSW-0288462(2CD+1CDRom)\1750
ロッシーニ:チェネレントーラ(シンデレラ)
マリーナ・デ・ガバライン、ジュアン・オンチーナ、
セスト・ブルスカンティーニ、アルダ・ノーニ、
グラインドボーン・フェスティヴァル合唱団&管弦楽団
ヴィットリオ・グイ指揮

CMSW-0288582(4CD+1CDRom)\3000
ワーグナー:トリスタンとイゾルデ
ジョン・ヴィッカース、ヘルガ・デルネシュ、クリスタ・ルートヴィヒ、
ヴァルター・ベリー、カール・リッダーブッシュ、
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮



<EMI GERMANY>
ドイツEMI編成の合唱作品ボックス企画の新発売アイテムのご案内です。

CZS-0284742 11枚組 \3300
シューベルト:宗教的、世俗的合唱作品集(初回生産限定盤)
サヴァリッシュが当代の名歌手とバイエルンの合唱団を率いて完成させた
シューベルト合唱作品の集大成。ロマン派合唱作品の精化とされるシュー
ベルト作品の多様性を見事に表現した傑作ボックス。
クラムシェル・ボックス 28Pブックレット
宗教的合唱作品集
CD1
1.キリエ 変ロ長調 D45
2.キリエ ニ短調 D49
w/ルチア・ポップ(ソプラノ)、ブリギッテ・ファスベンダー(アルト)、
アドルフ・ダラポッツァ(テナー)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バス)
3.ミサ曲 ヘ長調 D105
w/ルチア・ポップ(ソプラノ)、ヘレン・ドーナト(ソプラノ)、
ブリギッテ・ファスベンダー(アルト)、アドルフ・ダラポッツァ(テナー)、
ペーター・シュライヤー(テナー)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バス)
マンフレート・クレメント(オーボエ)
4.ミサ曲 ト長調 D167
w/ルチア・ポップ(ソプラノ)、アドルフ・ダラポッツァ(テナー)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バス)
CD2
1.ミサ曲 変ロ長調 D324
w/ルチア・ポップ(ソプラノ)、ブリギッテ・ファスベンダー(アルト)、
アドルフ・ダラポッツァ(テナー)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バス)
2.サルヴェ・レジナ ヘ長調 D379
3.スターバト・マーテル ヘ短調 D383
w/ヘレン・ドーナト(ソプラノ)、ヨーゼフ・プロチュカ(テナー)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バス)
4.サルヴェ・レジナ 変ロ長調 D386
CD3
1.ミサ曲 変イ長調 D678
w/ヘレン・ドーナト(ソプラノ)、ブリギッテ・ファスベンダー(アルト)、
2.ミサ曲 ハ長調 D452
w/ルチア・ポップ(ソプラノ)、ブリギッテ・ファスベンダー(アルト)、
アドルフ・ダラポッツァ(テナー)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バス)
CD4
1.ミサ曲 変ホ長調 D950
w/ヘレン・ドーナト(ソプラノ)、ブリギッテ・ファスベンダー(アルト)
フランシスコ・アライサ(テナー)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バス)
2.タントゥム・エルゴ 変ホ長調 D962
w/ルチア・ポップ(ソプラノ)、ブリギッテ・ファスベンダー(アルト)、
アドルフ・ダラポッツァ(テナー)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バス)
3.オッファートリウム 変ロ長調 D963
CD5
1.キリエ ニ短調 D31
ルチア・ポップ(ソプラノ)、アドルフ・ダラポッツァ(テナー)
2.キリエ ヘ長調 D66
3.サルヴァ・レジナ 変ロ長調 D106
w/フランシスコ・アライサ(テナー)
4.オッファートリウム「トートゥス・イン・コルデ」 ハ長調 D136
ヘレン・ドーナト(ソプラノ)、エドゥアルト・ブルナー(クラリネット)
5.スターバト・マーテル ト短調 D175
6.オッファートリウム「トレ・スント」 イ短調 D181
7.グラドゥアレ ハ長調 D184
8.オッファートリウム「サルヴェ・レジナ」 ヘ長調 D223
w/ヘレン・ドーナト(ソプラノ)
9.タントゥム・エルゴ ハ長調 D461
w/エリカ・リュッゲベルグ(ソプラノ)、ユリアナ・ファルク(アルト)、
アルベルト・ガスナー(テナー)、ペーター・リーカ(バス)
10.タントゥム・エルゴ ハ長調 D460
w/エリカ・リュッゲベルグ(ソプラノ)
11.マニフィカト ハ長調 D486
w/ルチア・ポップ(ソプラノ)、ブリギッテ・ファスベンダー(アルト)、
アドルフ・ダラポッツァ(テナー)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バス)
12.アウグステ・ヤム・コエレスティウム ト長調 D488
w/ルチア・ポップ(ソプラノ)、アドルフ・ダラポッツァ(テナー)
CD6
1.オッファートリウム「サルヴェ・レジナ」 イ長調 D676
w/ヘレン・ドーナト(ソプラノ)
2.枝の主日のための6つのアンティフォナ D696
3.第23詩篇 D706
w/カペラ・バヴァリア、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
4.タントゥム・エルゴ ハ長調 D739
5.タントゥム・エルゴ ハ長調 D750
6.サルヴェ・レジナ ハ長調 D811
w/カペラ・バヴァリア
7.ドイツ語ミサ曲「ミサの聖奉献式のために」 D872
8.第92詩篇 D953
w/ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バス)、
エリカ・リュッケベルグ(ソプラノ)、
カリン・ハウターマン(ソプラノ)、ユリアナ・ファルク(アルト)
グゥドルン・グラインドル=ロスナー(アルト)、カペラ・バヴァリア
9.精霊への聖歌 D964
w/カペラ・バヴァリア
CD7&8
ラザロ、または復活祭 D689
w/ヘレン・ドーナト(ソプラノーマリア)、
ルチア・ポップ(ソプラノーイェミナ)、
マリア・ヴェヌティ(ソプラノーマルタ)、
ヨーゼフ・プロチュカ(テナーーナサニエル)
ロバート・ティアー(テナーーラザロ)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
(バスーシモン)
以上 カペラ・バヴァリア
エルマー・シュローター(オルガン)
バイエルン放送合唱団(合唱指揮:ヨーゼフ・シュミットフーバー)
バイエルン放送交響楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
世俗合唱作品集
CD8
1.野外の歌 D572
2.Rauberlied D435 Nr.13「人質」より
3.代言人たち D37
w/アルベルト・ガスナー、アントン・ロスナー(テナー)、
ペーター・シュライヤー(バリトン)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
4.酒宴の歌「兄弟たち、われらが人生の行路」 D148
w/ペーター・シュライヤー(バリトン)、カペラ・バヴァリア
5.ようこそ、愛する美しい5月D244
w/カリン・ハウターマン、イルムガルト・ランパート、
エリカ・リュッゲベルグ(ソプラノ)
アルベルト・ガスナー、アントン・ロスナー、
ハインリヒ・ヴェーバー(テナー)
6.漁夫の歌 D364
7.酒宴の歌「さあ、みんな楽しく」 D267
w/カペラ・バヴァリア、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
8.酒宴の歌「Funkelnd im Becher」 D356
w/ペーター・シュライヤー(バリトン)、
カペラ・バヴァリア、ヴォルフガング・サヴァリッシュ
(ピアノ)
9.鉱夫の歌 D268
w/カペラ・バヴァリア、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
10.安らぎ、地上の最もすばらしい幸せ D657
11.冬の酒宴の歌 D242
w/アルベルト・ガスナー、アントン・ロスナー(テナー)、
ヨーゼフ・ヴェーバー(バス)
12.自然の中の神 D757
w/ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
13.自然の喜び D422
w/カペラ・バヴァリア、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
14.雪は解けて D422
15.春の歌 D740
w/カペラ・バヴァリア、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
16.5月の酒宴の歌 D427
17.春の歌 D243
w/アルベルト・ガスナー、アントン・ロスナー(テナー)、
ヨーゼフ・ヴェーバー(バス)
18.反対 D865
w/カペラ・バヴァリア、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
19.月光 D875
w/ペーター・シュライヤー(テナー)、カペラ・バヴァリア、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
20.夜の音楽 D848
21.金色の輝き D357
w/グゥドルン・グラインドル=ロスナー、アーデルハイト・シラー、
レナート・フライヤー
(アルト)
22.春の歌 D914
CD9
1.森の中の夜の歌 D913
w/カペラ・バヴァリア、オラフ・クラマント、
エルンスト・デルフリンガー、ヴィリー・ベック
ギュンター・ヴェーバー(ホルン)
2.ゴンドラのこぎ手 D809
w/カペラ・バヴァリア、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
3.夜 D983 Nr.4
w/アントン・ロスナー、ペーター・シュライヤー(テナー)、
ヨーゼフ・ヴェーバー、
ペーター・リーカ(バス)
4.夜の明るみ D724
w/ペーター・シュライヤー(テナー)、カペラ・バヴァリア、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ
(ピアノ)
5.ナイチンゲール D724
w/カペラ・バヴァリア、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
6.わたしは涙にぬれて D131b
w/エリカ・リュッゲベルグ、カリン・ハウターマン、
イゾルデ・ミッターナハト(ソプラノ)
7.遠ざかった人 D331
w/カペラ・バヴァリア
8.5月の歌「野の緑と空の青は増し」 D129
w/アルベルト・ガスナー、アントン・ロスナー(テナー)、
ヨーゼフ・ヴェーバー(バス)
9.輪舞のために D983 Nr.3
w/アントン・ロスナー、ペーター・シュランナー(テナー)、
ヨーゼフ・ヴェーバー、
ペーター・リーカ(バス)
10.酒と恋 D901
11.愛の精霊 D747
w/カペラ・バヴァリア、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
12.木の葉は愛をささやき D988
w/エリカ・リュッゲベルグ、カリン・ハウターマン、
イルムガルト・ランパルと(ソプラノ)
13.Andenken D423
w/アルベルト・ガスナー、アントン・ロスナー(テナー)、
ペーター・シュランナー(バリトン)
14.そっと、そっと歌おう D635
w/カペラ・バヴァリア
15.Erinnerungen D424
16.反響 D428
w/アントン・ロスナー、ペーター・シュランナー(テナー)、
ヨーゼフ・ヴェーバー(バス)
17.わたしは涙にぬれて D131a
w/アルベルト・ガスナー、アントン・ロスナー、
ハインリヒ・ヴェーバー(テナー)
18.水上の精霊たちの歌 D714
19.あこがれ D656
w/カペラ・バヴァリア、ペーター・リーカ(バス)
20.時の流れのうちに D710
w/カペラ・バヴァリア、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
21.小舟の歌 D835
w/カペラ・バヴァリア、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
CD10
1.吟唱詩人の歌 D147
2.16世紀の酒宴の歌 D847
3.草原の羊飼いの娘 D513
w/カペラ・バヴァリア、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
4.アリー・ベイへの哀悼 D140
w/エリカ・リュッゲベルガー、カリン・ハウターマン(ソプラノ)、
グゥドゥルン・グラインドル=ロスナー、ユリア・ファルク(アルト)、
カペラ・バヴァリア
5.合戦の歌 D912
6.精霊の踊り D494
7.セレナード D920
w/ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)、カペラ・バヴァリア、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
8.小さな村 D641
w/カペラ・バヴァリア、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
9.5月の歌「雪は解けて」 D202
w/グゥドルン・グラインドル=ロスナー、ユリア・ファルク(アルト)、
クルト・リヒター、
エルンスト・デルフリンガー(ホルン)
10.酒宴の歌「友よ、輪になれ」
w/ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
カペラ・バヴァリア、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
11.孔子曰く、時に三相あり D69
12.つらい悲しみは過ぎ去り D53
w/アルベルト・ガスナー(テナー)、ペーター・シュランナー(バリトン)、
ヨーゼフ・ヴェーバー(バス)
13.限りない喜びは心にたぎり D51
14.ここにさすらう巡礼者は身をのばして D57
15.嵐にひるがえる旗 D58
16.ここに信じあった夫婦は抱き合って D60
17.限りない喜びは心にたぎり D54
18.春に寄す D338
w/カペラ・バヴァリア
19.朝の生気はさわやかに息づく D67
20.ポンス酒の歌 D277
w/カペラ・バヴァリア、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
21.愛による幸せ D55
w/アルベルト・ガスナー(テナー)、ペーター・シュランナー(バリトン)、
ヨーゼフ・ヴェーバー(バス)
22.若々しい5月の生気 D61
23.高貴な座にすわって D62
24.堂々たる太陽の馬 D64
25.けわしい星の道を昇る者は D63
26.愛 D983 Nr.2
w/アントン・ロスナー、ペーター・シュランナー(テナー)、
ヨーゼフ・ヴェーバー、
ペーター・リーカ(バス)
27.二つの徳の道 D71
w/アルベルト・ガスナー(テナー)、ペーター・シュランナー(バリトン)、
ヨーゼフ・ヴェーバー(バス)
28.孔子曰く、時に三相あり D43
CD11
1.リュッツォウの嵐の夜の狩 D205
w/ヨハネス・リッツコウスキ、ギュンター・ヴェーバー(ホルン)
2.隠遁所 D337
3.墓堀人の歌 D38
4.5月の歌「春の歌」 D199
w/グゥドゥルン・グラインドル=ロスナー、
ユリア・ファルク(アルト)、アルベルト・ガスナー、
アントン・ロスナー(テナー)、クルト・リヒター、
エルンスト・デルフリンガー(ホルン)
5.逃避 D825 Nr.3
6.暁の星 D203
w/グゥドゥルン・グラインドル=ロスナー、
ユリア・ファルク(アルト)、女性合唱団、
クルト・リヒター、エルンスト・デルフリンガー(ホルン)
7.挽歌 D836
8.憂い D825
9.墓と月D893
w/アントン・ロスナー(テナー)、ペーター・シュランナー(バリトン)、
ヨーゼフ・ヴェーバー
ペーター・リーカ(バス)
10.永遠の愛 D825 Nr.2
11.おやすみ D903
w/ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
カペラ・バヴァリア、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
12.ミリアムの勝利の歌 D942
w/ヒルデガルド・ベーレンス、エリカ・リュッゲベルグ、
カリン・ハウターマン(ソプラノ)、
グゥドゥルン・グラインドル=ロスナー、ユリア・ファルク(アルト)、
カペラ・バヴァリア
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
13.青年の喜び D983 Nr.1
14.Das stille Lied D916
w/アルベルト・ガスナー、アントン・ロスナー(テナー)、
ヨーゼフ・ヴェーバー、
パウル・ハンゼン(バス)
以上 バイエルン放送合唱団(合唱指揮:ヨーゼフ・シュミットフーバー)
バイエルン放送交響楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮



<VIRGIN CLASSICS>
VMSW-0289842 2枚組 \1150
グレート・オペラ・デュエッツ
400年間に及ぶデュエットの名曲をオペラ作品、オラトリオ作品まで、作曲
家ではパーセルから始まり、ヘンデル、モーツァルト、ヴェルディ、ドニ
ゼッティを経由してリヒャルト・シュトラウスまで幅広く網羅。ヴァージ
ン・レーベルのデセイ、チョーフィ、ジャンス、ジャルスキー、ヴィラゾ
ン、ダニエルズといったスター歌手たちはもちろんネトレプコ、フォン・
オッター、キルヒシュラーガーまで参加の豪華ラインアップ。
ブリリアント・ボックス 12Pブックレット
CD1
1.ヴェルディ:「椿姫」より
ロランド・ヴィラゾン(テナー)、アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)(DG原盤)
2.ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」より
ナタリー・デセイ(ソプラノ)、ロベルト・アラーニャ(テナー)
3.ベルリオーズ:「ベンベヌート・チェッリーニ」より
パトリツィア・チョーフィ(ソプラノ)、グレゴリー・クンデ(テナー)
4.グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」より
アンネ=ゾフィ・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)、
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
5.オッフェンバック:「美しきエレーヌ」より
フェリシティ・ロット(ソプラノ)、ヤン・ブーロン(テナー)
6.ドリーブ:「ラクメ」より
ナタリー・デセイ(ソプラノ)、デルフィーヌ・アイダン(メゾ・ソプラノ)
7.オッフェンバック:「ジェロルスタン女大公」より
フェリシティ・ロット(ソプラノ)、フランソワ・ル・ルー(バリトン)
8.ビゼー:「真珠とり」より
ジョン・アラー(テナー)、ジノ・クィリコ(バリトン)
9.リヒャルト・シュトラウス:「ばらの騎士」より
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾ・ソプラノ)、
ナタリー・デセイ(ソプラノ)
CD2
1.ヘンデル:「Dixit Dominus」-De torrente
ヴェロニク・ジャンス、ナタリー・デセイ(ソプラノ)
2.シュトルツェル/編:ロンビ(擬J.S.バッハ):Bist du bei mir
ナタリー・デセイ(ソプラノ)、ロランド・ヴィラゾン(テナー)
3.モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」より
ペーター・マッテイ(バス)、リサ・ラーソン(ソプラノ)
4.モーツァルト:「魔笛」より
ドウン・アップショウ(ソプラノ)、キャトリン・ピエラード(ソプラノ)、
アンドレアス・シュミット(テナー)
5.ボイエルデュー:「白衣の婦人」より
ローラン・ナウリ(バス)、アニック・マッシ(ソプラノ)
6.モンテヴェルディ:帰っておくれ、いとしい口づけよ
ロランド・ヴィラゾン、トピ・レーティプー(テナー)
7.モンテヴェルディ:「ポッペアの戴冠」より
アーリーン・オージェ(ソプラノ)、デラ・ジョーンズ(ソプラノ)
8.パーセル:「ダイドーとイニーアス」より
スーザン・グレアム(ソプラノ)、カミラ・ティリング(ソプラノ)、
イアン・ボストリッジ(テナー)
9.レグレンツィ:幸いなるかな天の女王
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)、
マリー=ニコル・ルミュー(コントラルト)
10.ペルゴレージ:「スターバト・マーテル」より
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)、ジェラール・レーヌ(アルト)
11.ヘンデル:Caro autor di mia doglia HWV182a
パトリチア・プティボン(ソプラノ)、ポール・アグニュー(テナー)
12.ヘンデル:「リナルド」より
パトリツィア・チョーフィ(ソプラノ)、
ジョイス・ディ・ドナート(メゾ・ソプラノ)
13.ヘンデル:「アルミニオ」より
ヴィヴィカ・ジノー(メゾ・ソプラノ)、
ジェラルディン・マッグリーヴィ(ソプラノ)
14.ヘンデル:「ジューリオ・チェーザレ」より
ステファニー・ブリス(メゾ・ソプラノ)、
デイヴィッド・ダニエルズ(カウンターテナー)
15.ヘンデル:「アチス、ガラテアとポリフェーモ」より
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)、サラ・ミンガルド(アルト)
16.ロッシーニ:猫のデュエット
ジェラール・レーヌ(アルト)、ロックウェル・ブレイク(テナー)

<SONY CLASSICAL>
8869789262-2 ¥1600
JAN VOGLERTrout Variations - Forellenvariationen
1)シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D.667,Op.114「ます」,
2)シューベルト:「ます」D.550
3)E・ソーリッド&L・A・トムテ:「ます」
4)マシュー・ホィットール:「オードブル」
5)S・カシュテンセン&B・シュミット:「Forelle Blue」
1)ヤン・フォグラー(Vc), アンティ・シーララ(P),
ベンヤミン・シュミット(Vn), ラルス・アンデルス・トムテ(Va),
ヤンネ・サクサラ(Cb),
2)ヤン・フォグラー(Vc), アンティ・シーララ(P),
ヤンネ・サクサラ(Cb),
3)エーリック・ソーリッド(ハルダンゲル・フィドル),
ラルス・アンデルス・トムテ(Va),
4)アンティ・シーララ(P),
5)スティアン・カシュテンセン(アコーデオン),
ベンヤミン・シュミット(Vn),
[録音] 2011年3月24-27日, ドレスデン(デジタル:セッション)
元ドレスデン・シュターツカペレの首席チェリストで、現在はソリストとし
て活躍するヤン・フォグラーが主宰する室内楽音楽祭「モーリッツブルク音
楽祭」は、毎年8月にドレスデン近郊のモーリッツブルク城で行われる音楽祭
です。参加メンバーも実力派揃いで、飛躍のピアニストのシーララ、自在な
鋭さのベンヤミン・シュミット、ベルリン・フィルのサクサラらが参加し、
若々しくけれん味のない颯爽とした演奏が展開されています。
それだけでなく、北欧民族音楽とポップスの融合を図っているアーティスト
らが作曲&即興で参加し、「ます」を題材とした作品を変奏曲のように演奏
していきます。躍動感とすばらしき親密さを感じられるアルバムです。

8869787385-2(1CD+1DVD) ¥1600
KHATIA BUNIATISHVILI Franz Liszt(Limited Deluxe Edition)
初回生産限定盤
(CD)フランツ・リスト:
1.愛の夢 第3番変イ長調S.541-3
2.ピアノ・ソナタ ロ短調S.178
3.メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」S.514
4.悲しみのゴンドラ 第2稿S.200/2
5.前奏曲とフーガ イ短調BWV.543(J.S.バッハ曲/リスト編曲S.462/1)
(DVD) ピアノ・ソナタ ロ短調 よりショート・フィルム
カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)
録音:2010年10月10日-14日マイスターザール、ベルリン
アルゲリッチの再来と言われる才能、華麗にソロ・デビューDVD付きUS盤登場

●ヨーヨー・マの大ヒット・アルバム4作をリマスター
8869756108-2 ¥1200
YO-YO MAThe New York Album(Remastered)
アルバート&バルトーク:チェロ協奏曲
ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」
(ジンマン指揮ボルティモア交響楽団)
オリジナル:1994年発売

8869756283-2 ¥1300
YO-YO MASilk Road Journeys: Beyond the Horizon(Remastered)
Mohini(Enchantment)/ Oasis / Distant Green Valley / Akhalqalaqi Dance
/ Echoes of a Lost City / Mountains are Far Away/
Yanzi(Swallow Song)/ Battle Remembered / Summer in the High Grassland
/ Kor Arab(The Blind Arab)/ Shikasta(Minstrel's Song)/
Night at the Caravanserai / Gallop of A Thousand Horses /
Tarang(Currents)/ Sacred Cloud Music
音楽監督デビュー作品となったNHKで2005年1月から12月まで放送されたNHKス
ペシャル「新シルクロード」の音楽監督作品。
オリジナル:2004年発売

8869756034-2 ¥1200
YO-YO MAMade in America(Remastered)
バーンスタイン:クラリネット・ソナタ(ヨーヨー・マ編曲)
キルシュナー:トリプティック
ガーシュウィン/ハイフェッツ:3つの前奏曲
アイヴズ:三重奏曲
(レフコウィッツ(vn),ヨーヨー・マ、カリッシュ(ピアノ))
オリジナル:1993年発売

8869756110-2 ¥1100
YO-YO MABrahms, Beethoven, Mozart: Clarinet Trios(Remastered)
ブラームス:クラリネット三重奏曲
ベートーヴェン:クラリネット三重奏曲(ピアノ三重奏曲第4番)「街の歌」
モーツァルト:クラリネット三重奏曲
リチャード・ストルツマン(クラリネット)
エマニュエル・アックス(ピアノ)
ヨーヨー・マ(チェロ)
オリジナル:1995年発売




<RCA RED SEAL>
8869787510-2 9枚組 ¥4900
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
ルドルフ・ブッフビンダー(P)
【録音】2010年9月-2011年3月, ドレスデン・ゼンパーオパーでのライヴ
“ウィーン・ピアノ流派”の後継者の頂点に存在するピアニスト、ブッフビ
ンダーは、既に1980年代にソナタ全集をTeldecに録音を果たしていますが、
今回ライヴでの約30年ぶりの再録音を行いました。曲の解釈から運指法に至
るまで、独自の観点を持ち、孤高のアプローチでこれらの「ピアノの新訳聖
書」を解読し、格別の思いを込めてこれらのソナタを演奏しています
レコーディング・プロデューサーはLiving Stereo SACDシリーズ製作にも携
わったPhilipp Nedelと、エンジニアはMichael Brammannの、2009年のグラミ
ー賞にもノミネートされた、b-Sharpスタジオ・チームが担当しています。




<deutsche harmonia mundi>
8869786045-2 2枚組 ¥2000
ヘンデル:セレナータ・オペラ『ジェルマニコ』(全曲)
サラ・ミンガルド(A), マリア・グラツィア・スキアーヴォ(Sp),
ラウラ・ケリーチ(Sp), フランコ・ファジョーリ(C-T),
マグヌス・スターヴェラン(T), セルジオ・フォレスティ(Bs),
オッタヴィアーノ・テネラーニ(指揮)
イル・ロッシニョーロ(ピリオド楽器使用)
[録音]2010年9月9-19日, ロニーゴ、ヴィラ・サン・フェルモ
(デジタル:ライヴ)
イタリアの指揮者・音楽学者でもあるオッタヴィアーノ・テネラーニは、
2007年にヴィヴァルディの楽譜研究している時に、6人の歌手とヘンデルのた
めに契約された「セレナータ・オペラ」の写譜を偶然発見しました。その後、
音楽的状況、音楽史上、などヘンデルの国際的専門家らが研究を行い、最終
的にヘンデルがイタリア滞在中の1706年頃に作曲されたに違いないと結論に
至りました。
「ジェルマニコ」は、ヘンデルがハンブルクで最初のオペラ「アルミーラ」
を作曲後の1706年にフィレンツェとヴェネツィアへ旅した時に作曲したであ
ろう、ヘンデル初期の重要な作品となるべく作品です。
このアルバムはテネラーニらが楽譜を再構成を行い、世界的バロック歌手た
ちを起用して世界初演が行われた時のライヴ録音となります。

8869788578-2 ¥1600
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集
「ソナタ ニ短調HWV.359a」「ソナタ ト短調Op.1-6,HWV.364a」
「ソナタ ト長調HWV.358」「ソナタ イ長調Op.1-3,HWV.361」
「ソナタ ト短調Op.1-10,HWV.368」「ソナタ ニ長調Op.1-13,HWV.371」
ユリア・シュレーダー(バロックVn)
クリストフ・ダンゲル(バロックVc), ジョルジョ・パロヌッツィ(Cemb)
ダニエーレ・カミティーニ
(リュート, アーチ・リュート, テオルボ, バロック・ギター),
[録音]2010年10月4-7日, レフォルミールテ教会, スイス
(デジタル:セッション)
ユリア・シュレーダーは、「繊細で官能的、新鮮さに満ちたヴァイオリニス
トの一人」と高い評価を得ているモダン&バロック・ヴァイオリニストです。
2004年以来バーゼル室内管弦楽団のコンサートミストレスを務めており、
ArteNovaから発売された「ホグウッド指揮:劇場音楽集」「アントニーニ指揮:
ベートーヴェン交響曲集」のリーダーを務め、新しい方向性による演奏で好
評を得ています。幅広いレパートリーを持ち、ウィーンのクラブでのミュー
ジカルから、アムステルダム・コンセルトヘボウ、フランクフルト放送交響
楽団、ビルバオ音楽祭などでのソリスト。ウィスペルイ、バルトリ、ヒュー
イット、アンドレア・ショルなどからの多くの共演者より依頼も受け、信頼
の高い演奏家としても有名です。
モダン・ヴァイオリンだけでなくバロック・ヴァイオリン奏者としても評価
は高く、DHMからも弾きぶりとしてのファッシュ(88697446412)やヘンデル
(88697575202)の協奏曲集を録音。そして今回はヘンデルでのソロ・アルバ
ムの録音となりました。

<NAXOS>
NYCC-27265(SACD-Hybrid) ¥2625
「ズービン・メータ『第九』- 復興支援演奏会 in ミュンヘン」
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068より「アリア」(拍手なし)
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲第9番二短調作品 125「合唱」
録音:2011年5月2日ミュンヘン・ガスタイクフィルハーモニー(ライブ録音)
アニヤ・カンペ(ソプラノ) リオバ・ブラウン(アルト)
クラウス・フロリアン・フォクト(テノール)
ミヒャエル・フォッレ(バス・バリトン)
バイエルン国立合唱団、ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団、
バイエルン放送合唱団
バイエルン国立管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、
バイエルン放送交響楽団
ズービン・メータ(指揮)
2011年5月2日にミュンヘンを代表する世界的な3つのオーケストラ(バイエル
ン国立管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送
交響楽団)によって共催されたチャリティコンサートをライブ収録。SACDハイ
ブリッド形式でお届けします。3つの楽団から編成された初の合同オーケスト
ラは、ミュンヘンと縁のあるズービン・メータ指揮の下、ベートーヴェンの
交響曲第9番「合唱」を熱演。普段はライバルとしてしのぎを削る3つのオー
ケストラが手をとりあって実現した歴史的演奏。マエストロ・メータの希望
により、被災者に向けて送られた「G線上のアリア」も収録。このアルバムに
よる収益の一部を日本赤十字社を通じて被災地へと寄付させていただきます。




<NAXOS> 各1枚 \1000
8.572704
シベリウス:
1-4.交響曲 第2番 ニ長調 Op.43
5-7.カレリア組曲 Op.11(間奏曲/バラード/行進曲風に)
ニュージーランド交響楽団
ピエタリ・インキネン(指揮)
インキネンとニュージーランド交響楽団によるシベリウス交響曲集もこれで
3枚目。あとは第6番と第7番を残すのみとなりました。インキネンの指揮は、
これまで通り、スタイリッシュな演奏かと思いきや、想像以上に重厚な響き
と、ゆったりした流れに終始しています。終楽章の爆発的な機動力は圧巻。
過去の名指揮者たちの解釈にひけをとりません。「カレリア組曲」はフィン
人発祥の地の伝説や音楽を基にした作品です。当初劇音楽として創案、初演
されましたが、評判がよくなかったため、序曲と、3曲からなる組曲の2つの
作品として出版され、現在は人気作となっています。メリハリのある曲想が
魅力です。

8.572487
カルウォヴィチ:
1-4.交響曲 ホ短調 「復活」Op.7
5-6.「ビアンカ・ダ・モレナ-白い鳩」付随音楽 Op.6(プロローグ/間奏曲)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
日本にも熱狂的なファンが存在するカルウォヴィチ(1876-1909)。NAXOS4枚目
となるこのアルバムは、彼の最も野心作と言われる「復活交響曲」です。
1901年頃から作曲を始め2年後に完成、ベルリンで初演されたこの作品、逆ら
えぬ運命に対して、悲劇から勝利までの魂の精神的な戦いを描いたというもの
で、マーラーの「復活」を思い起こさせますが、語法的には、ブルックナーや
R.シュトラウス、チャイコフスキーに近いものです。曲の最後はテインパニの
勇ましい響きに導かれ、高らかなコラールと金管の咆哮で幕を閉じます。合唱
なしでも充分です。ヴィトとワルシャワ・フィル、この曲を演奏するのにこれ
以上ふさわしい組み合わせはないでしょう。第2楽章のため息が出そうなチェ
ロの独奏、たっぷりとした弦の厚み、輝かしい管楽器、そしてスケールの大
きな音楽。大満足の1枚です。

8.572553
インス:
1.ホット、レッド、コールド、ヴィブラント(1992)
2-5.交響曲 第5番「ガラタサライ」(2005)
6.言葉のないレクイエム(2004)/7.赤外線の前
トゥライ・ウヤル(ソプラノ)…2-5
レヴェント・ギュンドゥズ(テノール)…2-5
アニル・キルキイルディズ(ボーイ・ソプラノ)…2-5
トルコ文化省合唱団…2-5
セルヴァ・エルデナー(ヴォーカル)…6/オルカ・クンタサル(ソプラノ)…6
ギュヴェンチ・ダギュストゥン(バリトン)…6
ネヴァ・オズゲン(ケメンチェ)…6/アリ・チャブク(タンブール)…6
ビルケント交響楽団
カムラン・インス(指揮)
トルコ系アメリカ人の作曲家、カムラン・インス(1960-)はイスタンブール工
科大学で作曲を教えながら、活発な創作活動を行っています。彼の音楽はどれ
もエネルギーに満ち、聴く者を自然に元気にさせる力を備えています。交響曲
第5番「ガラタサライ」はトルコの最も有名なサッカー・チームの創立100年を
祝して作曲されたものです。トルコ国中にサポーターを持ち、2006-07シーズ
ンには稲本潤一も所属していたという強豪。どれほど祝祭ムードを盛り上げて
も足りることはありません。インスはそんな希望を120%かなえたようです。
「通常の彼の作品よりは穏健である」と評されてはいますが、合唱とソプラノ、
テノール、ボーイ・ソプラノの独唱を従えたオーケストラの巨大な音響は、聴
き手の心をもり立てるには充分過ぎるほどです。「ホット、レッド、コール
ド、ヴィブラント」はミニマル・ミュージックの爽快感に若干の衝撃が加わっ
た曲。スパイスの効いた逸品です。「言葉のないレクイエム」は2003年に起こ
ったイスタンブールへのテロリストによる爆撃を悼み書かれた曲。こちらは少
数民族の歌い手による悲しげな歌で始まり、大音量で断絶されるまでそれは続
きます。攻撃、混乱、パニックが音で表され、祈りの歌で曲を閉じます。

8.572653
ラター:
1-3.グローリア(1974)(アレグロ・ヴィヴァーチェ/アンダンテ/ヴィヴァー
チェ・エ・リトミコ)
4-10.マニフィカト(わが魂は主を崇め/ばらよ、愛しいばらよ/全能者は為し
たもうた/そして憐れみは/主は力をふるい/飢えている人を/父に栄光あれ)
11.テ・デウム
エリザベス・クラッグ(ソプラノ)
セント・オールバンズ大聖堂合唱団
トム・ウィンペニー(オルガン)/アンサンブル・デコラム
アンドリュー・ルーカス(指揮)
現在の英国で最も人気の高い作曲家と言えば、まずこのラター(1945-)の名前
が挙がることでしょう。合唱好きの間では清冽なレクイエムがとりわけ知られ
ていますが、他の多くの合唱曲も、その平易な歌い口と、斬新なリズム、そし
て美しいハーモニーが大人気。2011年のロイヤル・ウェディングでも彼の曲が
晴れ晴れと演奏され、列席した人のみならず、世界中の「若き2人」を見守る
人々の心に強い感動を巻き起こしました。このアルバムには伝統的な形式に
則った宗教曲を3つ収録。どれも鮮烈でダイナミック。この、まるで映画音楽
のようなスペクタクルな世界こそ、クラシック音楽に馴染みのない人にも広く
親しまれる要因なのかもしれません。

8.572275
サラサーテ:ヴァイオリンと管弦楽のための作品集第3集
1.モーツァルトの歌劇「魔笛」による演奏会用幻想曲Op.54
2.ナヴァラOp.33(2台のヴァイオリンと管弦楽による)
3.ムイニエラOp.32
4.グノーの歌劇「ファウスト」による新しい幻想曲Op.13
5.ヴェネツィア風舟歌Op.46(ヴァイオリンと管弦楽版)
6.序奏とカプリース・ホタ
楊天堝(ヴァイオリン)…トラック2は多重録音
ナヴァール交響楽団
エルネスト・マルティネス=イスキエルド(指揮)
「非常に才能ある若いヴァイオリン奏者」楊天堝によるサラサーテ(1844-1908)
の管弦楽とヴァイオリンのための作品集もこれで3集目となります。彼女はす
でにピアノとヴァイオリンのための作品集を2枚リリースしているので、これ
で合計5枚!サラサーテに関して彼女の右に出る者はいないはずです。今回の
アルバムも、サラサーテの華麗な音楽と彼女の素晴らしい技巧をとことん楽し
んでもらえるはずです。冒頭の「魔笛による幻想曲」だけでも驚くばかりの楽
しさです。スペイン風の「序奏とカプリース・ホタ」での捲るめくスピード感、
美しいメロディが次々に現れる「ファウストによる幻想曲」など唖然とするば
かり。極めつけは「ナヴァラ」の楊天堝による多重録音!1粒で2度おいしいと
はこのことでしょうか。

8.559637
ゴンパー:
1-3.ヴァイオリン協奏曲(2009)/4.イコン(2008)/5.フィリップ(1993)
6.スパイラルス(2007)
ウォルフガング・デイヴィッド(ヴァイオリン)…1-4.6
ピーター・ゾゾフスキー(ヴァイオリン)…6
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
エマニュエル・シフェール(指揮者)
デイヴィッド・ゴンパー(1954-)はアメリカの作曲家、指揮者、ピアニストで
す。彼はロンドンで学び、ミシガン大学で博士号を授与され、2002年から2003
年にはロシアに行き、教えながら、活発な演奏活動を行いました。ロシアから
戻った彼は多くのインスピレーションを得たようで、歌曲や室内楽、映画音楽
など多数の作品を書き、それはアメリカのみならず、ヨーロッパ中で広く演奏
されています。ここに収録されているのは、ヴァイオリン協奏曲を中心とした
4つの作品です。長い期間に渡って考え抜かれたヴァイオリン協奏曲は、響き
を組織化することと、管弦楽とヴァイオリンの対話に重点を置いて書かれてい
ます。果てしなく魅力的で、自由に流れる楽想が魅力的です。

8.570705
オルウィン:
1-3.ヴァイオリン協奏曲
4-6.組曲「令嬢ジュリー」(P.レーンによる管弦楽版)
7.喜ばしい出来事のためのファンファーレ
ロレイン・マカスラン(ヴァイオリン)…1-3
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)
オルウィン(1905-1985)の名は、クラシックの作曲家としてよりも、映画音楽
の作曲家としての方が知られているかもしれません。彼は70以上の映画に200
もの曲を書き、そのどれもが当時としては実験的な手法を取り、またそのスペ
キュタクラーな表現は観客を興奮させたのです(しかし彼の書いたスコアのほ
とんどは映画スタジオが破棄してしまい、現存するのはわずかであることは本
当に残念)。そんなオルウィンのヴァイオリン協奏曲を聴いてみてください。
こちらも熱狂的でロマンティックの極みです。ここでヴァイオリンを演奏する
マカスランは「イギリスの若き世代の最も優秀なヴァイオリニストの一人」と
称賛された女性演奏家です。とりわけ第2楽章での美しい音色が心に残ります。
こんなに充実した曲なのに、オルウィンが生きている間に完全な形で演奏され
ることはなく(ピアノとヴァイオリン版のみ)、その後も1993年に一度レコー
ディングされただけで、まだコンサートで演奏されたことがないという不遇の
作品だというから驚きです。「令嬢ジュリー」の組曲は、彼の最後の完成され
たオペラからエピソードを取ったもの。ファンファーレは打楽器奏者J.ブレー
ズに敬意を表して書かれた作品です。

8.572402
タンスマン:
1-3.クラリネット協奏曲(1957)
4-9.オーボエ、クラリネットと弦楽のための小協奏曲(1952)
10-15.弦楽のための6つの楽章(1962/63)
ジャン=マルク・フェサール(クラリネット)…1-9
ローラン・デッカー(オーボエ)…4-9
シレジア室内管弦楽団
ミロスラフ・ヤチェク・ブワスチク(指揮)
ポーランド生まれでパリに定住、第2次世界大戦中はアメリカで活動し、また
終戦後にパリに戻った作曲家タンスマン(1897-1986)。彼の作風は基本的に新
古典主義ですが、晩年になるにつれてポーランドの民族意識が強く全面に押し
出されるようになりました。このアルバムに収録されているのは彼の円熟期の
作品で、フランス風の柔らかい楽想と、民謡風の和声が聞こえてくる独自の世
界観を有したものです。クラリネット協奏曲の流麗な旋律美、そして終楽章に
使われるポーランド舞曲は耳を捉えて離しません。また、極めて精緻に書かれ
た「弦楽のための6つの楽章」での有機的に結びついた各々の部分は、この作
曲家の飽くなき探求心を物語るかのようです。

8.572597
バックス:
1-4.冬の伝説/5.朝の歌「サセックスの五月」/6.サガ断章
アシュリー・ウェイス(ピアノ)
ボーンマス交響楽団
ジェームス・ジャッド(指揮)
イギリスの近代作曲家、アーノルド・バックス(1883-1953)はモダニズム全盛
の時代にあっても、自らを「恥じることなきロマン主義者」と呼んでいまし
た。彼の音楽は幅広いメロディーをもち、巧みで豊かなオーケストレーション
が施されています。とりわけ彼のピアノ作品は、戦争中に秘密の愛を育んだピ
アニスト、ハリエット・コーエンのために書かれたものが多く、底に秘めた情
熱の焔は永遠に青白く燃えています。「冬の伝説」は彼が愛した北国の風景が
描かれています。海と松林、暗い空、そして力強い自然が音で描かれていま
す。サセックスの5月の副題が付いた「朝の歌」は当時のエリザベス王女21歳
の誕生日を祝うための作品です。1933年には「サガ断章」が書かれます。これ
は、アメリカに演奏旅行に出かけるコーエンが、バックスに「新しい曲を演奏
したいので作って欲しい」と頼み、彼はそれに応え、自作のピアノ四重奏曲を
小さな管弦楽とピアノのあために編曲しました。当時の暗い世情を反映するか
のような不吉さが全編を覆う濃い作品です。

8.572528
ファンファーレ,カプリッチョとラプソディ
1.ネルソン(1929-):ケネディ・センターのためのファンファーレ
2-4.ネルソン:中世組曲(レオナンへのオマージュ/ペロタンへのオマージュ/
マショーへのオマージュ)
5.タル(1935-1994):テューダー朝の聖歌によるスケッチ
6.バーカー(1923-2006):サクソフォン四重奏とバンドのためのカプリッチョ
7-9.ボイセン(1968-):吹奏楽と打楽器のための交響曲 第1番
10.タル:トランペットと吹奏楽のためのラプソディ
シカゴ・サクソフォン四重奏団…6
ヴィンチェ・ディマルティーノ(トランペット)…10
インディアナ州立大学ファカルティ・ウィンズ…1
インディアナ州立大学シンフォニック・ウィンド・アンサンブル…6-9
ケント州立大学ウィンド・アンサンブル…2-5.10/ジョン・ボイド(指揮)
ケネディ・センターの25周年記念のために書かれたファンファーレで幕を開け
るこのアルバム。多種多様なインスピレーションから生まれた様々なスタイル
の吹奏楽作品をお届けします。中世の3人の作曲家に敬意を表して書かれた
「中世組曲」は、原曲の持つ中世的で敬虔な雰囲気が活かされた、得も言われ
ぬ曲。思わず背筋が伸びることでしょう。「テューダーの聖歌によるスケッ
チ」はヴォーン・ウィリアムスと同じ聖歌を用いて書かれていますが、こちら
は何とも現代風。炸裂するパーカッション、激しいリズムが遠くから聴こえる
鐘の音と溶け合います。サクソフォン四重奏が縦横無尽に活躍する「カプリッ
チョ」、トランペットが高らかに響き渡る「ラプソディ」、悲しげで緊張感
溢れるシャコンヌを含む「交響曲」。どれも吹奏楽の限界に挑戦するかのよう
な難曲揃いです。

8.572460
ショパンの弟子たちによるヴァイオリンとピアノのための作品集
1-4.ミクーリ(1819-1897):大二重奏曲 イ長調 Op.26
5-8.テレフセン(1823-1874):ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op.19
9-11.テレフセン:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ホ短調 Op.37
12.フィルチ(1830-1845):アレグレットと変奏
ヴォイテク・プロニエヴィチ(ヴァイオリン)
アレクサンドル・ヤコビツェ=ギトマン(ピアノ)
既にリリースされている「ショパンの弟子たち」(8.572344)は、ショパンの後
継者たちのしられざるピアノ作品を集めたアルバムでしたが、こちらはもっと
珍しい、彼らのヴァイオリン作品を集めたものです。今回もミクーリ、テレフ
セン、フィルチの3人の才能ある弟子たちが登場します。直接ショパンから教
えを受けているとはいえ、その当時はワーグナーやリスト、そしてパガニーニ
らの音楽の影響も見逃せません。1860年に書かれたミクーリの二重奏曲は「パ
ガニーニのライバル」と称されたリピンスキーに捧げられた曲。思いの他革新
的な音楽ですが、ピアノ書法の至るところに、やはりショパンの香りを感じま
す。テレフセンの作品は、ショパンよりもベートーヴェンとグリーグらしさを
感じさせ、確実に時代の流れを思い起こさせることでしょう。15歳でその生涯
を閉じてしまったフィルチの作品は、まだまだ荒削りですが、匂い立つような
才能を感じさせるものです。

8.557532
ストラヴィンスキー:
1-5.協奏的二重奏曲/6-8.2台のピアノのためのソナタ
9-17.レクイエム・カンティクルス
18.宗教的バラード「アブラハムとイサク」
19.独奏ヴィオラのための悲歌
20-23.チャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」より青い鳥のパ・ド
・ドゥ(ストラヴィンスキー編)
ジェニファー・フラウチ(ヴァイオリン)…1-5
ジェレミー・デンク(ピアノ)…1-5/ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)…6-8
マールテン・ファン・フェーン(ピアノ)…6-8
サリー・バージェス(コントラルト)…9-17
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)…9-17
ディヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バリトン)…18
リチャード・オニール…19/20世紀古典アンサンブル…20-23
サイモン・ジョリー合唱団…9-17
フィルハーモニア管弦楽団…9-18
ロバート・クラフト(指揮)9-18.20-23
ストラヴィンスキー(1882-1971)晩年の愛弟子であり、シェーンベルクとも親
交のあった作曲家、指揮者ロバート・クラフト監修のストラヴィンスキー作品
集も、これで第12集となりました。ヴァイオリンとピアノの対照的な音色が楽
しめる「協奏的に重奏曲」、亡命先のアメリカでロシアを思い書かれた「2台
のピアノのためのソナタ」、ストラヴィンスキーの葬儀の際に演奏された「レ
クイエム・カンティクルス」、聖書から題材が取られた劇的な「アブラハムと
イサク」、ストラヴィンスキーの最も感動的な作品のひとつ「悲歌」。チャイ
コフスキーの作品の編曲である「青い鳥」と、なんともヴァラエティ豊かな選
曲です。器楽曲ももちろん素晴らしいのですが、何と言っても大規模な作品が
見事です。

8.559644
ディロン:ヴァイオリン作品集
1.ミスター・ブリスター(2006)/2.ファサード(1983)
3.バッカスのシャコンヌ(1991)
4-6.ヴァイオリン・ソナタ「モーション」(2008)/7.春過ぎて(1997)
8.15分で15曲(2006)/9.声(2008)
ダニエル・ベレン(ヴァイオリン)/デイヴィッド・フン(ピアノ)…2.4-6.9
フアン・ミゲル・ヘルナンデス(ヴィオラ)…3
スタン・マンシー(マリンバ)…7
作曲家ローレンス・ディロン(1959-)は幼い時に病気で聴力の50%を失いまし
たが、7歳でピアノ・レッスンを始めると同時に作曲も手がけるようになりま
した。1985年にジュリアード音楽院で博士号を得てその後幅広く活動していま
す。このアルバムには9つのヴァイオリン作品が収録されていますが、作曲年
代は25年間に渡っていて、彼の作風の変化を感じることができます。1983年に
書かれた「ファサード」は「とげの多い」難解な曲を作ることが主流だったこ
の時代に、敢えてメロディアスな曲を持ってきたという挑戦的なものです。サ
ロンミュージックのようなメロディが突然不協和音に取って変わられる瞬間は
聴き手の価値観を根源から揺るがすに違いありません。もちろん発表当時も周
囲から反感を買い、一人の教授などは「彼の音楽を絶対に演奏してはならない」
と学生たちに命令したのだそうです。反骨精神から生まれたかもしれない曲で
すが、今なら全く問題なく受け入れられるのではないでしょうか?2008年の
新作も時代を回顧するような懐かしい響きに満ちています。

8.559683
打楽器のためのアメリカ作品集第1集
1.タワー(1938-):DNA/2.サンドラー(1961-):大根引き
3.ヒグドン(1962-):素晴らしい樹木
4.ハビエル・ロドリゲス(1946-):死者の日
5-8.シュラー(1925-):打楽器と鍵盤のための大協奏曲
ニューイングランド音楽院パーカッション・アンサンブル
フランク・エプステイン(指揮)…1.2.4
ガンサー・シュラー(指揮)…5-8
現代のアメリカの5人の作曲家による、独創的で変わった音色を持つ打楽器の
ための作品集です。タワーの「DNA」はパーカッション・クィンテットと、全
ての生命体の素材のために書かれています。美しい二重螺旋で描かれる優雅な
形をしたデオキシリボ核酸を音で描くとは何と斬新な試みでしょう?サンドラ
ーの「大根引き」はご存知、一茶の「大根引き大根で道を教えけり」の句から
インスピレーションを受けています。俳句の持つ凝縮された世界が音で描かれ
ています。マリンバの巧みな音色で森の風景を描く素晴らしい樹木」、死者の
魂が現世に戻り、親しい人とはしゃぎまわる様子を描いた「死者の日」、そし
てシュラーの大作はハープ、ピアノ、チェレスタと100以上もの打楽器のため
に書かれた「協奏曲」。本当に多彩な響きをお楽しみいただけることでしょう。

8.570489
フローラン・シュミット(1870-1958):ピアノ五重奏曲Op.51他
1-3.ピアノ五重奏曲Op.51
4-7.トゥールダンシュにOp.97(追尾/予告されたリズムで/夜想曲-サラバンド
/クァジモド)
ベルリン・ソロイスツ・アンサンブル(メンバー)
ビルギッタ・ヴォーレンウェバー(p)…1-7
マティアス・ウォロング(第1vn)…1-3
ペトラ・シュヴィーガー(第2vn)…1-7
ウルリヒ・クネルツァー(va)…1-7/アンドレアスグリュンコルン(vc)…1-7
マティアス・ベッカー(ob)…4-7/リヒャルド・オベルマイヤー(cl)…4-7
フランク・ホルスト(fg)…4-7
1901年から1908年に書かれた「ピアノ五重奏曲」は初期の作品だけあって、ま
だ先人の影響がかなり大きく感じられます。とはいえ、冒頭の厚いピアノの響
きとともに立ち上がる不安な旋律は彼ならではのもの。湿り気を帯びた弦の響
きに耳を傾けていると、1分50秒あたりから現れるピアノの独奏メロディが泣
かせます。更に美しいのが第2楽章。作曲家自身も気に入っていたこの楽章、
月の光の中で咲く青い花を思わせる耽美な曲。まさに印象派の音楽です。その
40年後に書かれた「トゥールダンシュに」は、彼の特徴である神秘的な作風は
影をひそめていますが、程良いユーモアと、抒情的な気分、そして情熱が混在
するプーランクを思わせる名曲です。

8.572292
マティアス:ヴァイオリン・ソナタ集
1-3.ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Op.15
4-7.ヴァイオリン・ソナタ 第2番 Op.94
8-10.ヴァイオリン・ソナタ(1952)…世界初録音
サラ・トリッキー(ヴァイオリン)
イワン・リュウェリン=ジョーンズ(ピアノ)
1934年、ウェールズのウィットランドで、グラマースクールの校長を務める父
と、ピアノ教師の母のもとに生まれたマティアス(1934-1992)は、3歳でピアノ
を演奏し、5歳から作曲を始め、ロンドンの王立音楽院でレノックス・バーク
リーから作曲を学びます。現代に生きながらも、常に古典を尊敬し、創作する
作品も調性を逸脱することはなく、聴きやすい曲から、新古典派的な作品まで
幅広く残しています。彼の最初の作品は「弦楽のためのディヴェルティメント」
で、こちらは1958年に初演され、BBCでも放送されましたが、このアルバムに
収録された1952年のヴァイオリン・ソナタは彼の学生時代の習作で(未発表)、
とても挑戦的で、野心に満ちた曲です。

8.572385
ドビュッシー:4手ピアノのための初期作品集
1-2.「春」組曲/3.ディヴェルティシメント/4.インテルメッツォ
5-6.交響曲 ロ短調
7-10.「バッカスの勝利」組曲より(ディヴェルティシメント/アンダンテ/
断章1:マーチとバッカナーレ-アレグロ・コン・フォーコ/断章2:マエストー
ソ-アレグロ・コン・フォーコ)
11.ディアーネ序曲/12-13.放蕩息子より抒情的情景
アドリエンネ・ソーシュ&イーヴォ・ハーグ・ピアノ・デュオ
ドビュッシー(1862-1918)と言えば、まず頭に浮かぶのが「印象派の音楽」で
すが、彼も10代の頃にはブラームス風?の作品を書いていました。それがここ
に収録された交響曲ロ短調です。1880年頃に書かれたこの曲は、残念ながらオ
ーケストレーションされず、また1933年まで未発表でしたが、このロマンティ
ックで初々しいメロディは(とりわけ第2楽章)充分に聴く価値があるものです。
ローマに滞在していた1887年に書かれた「春」はボッティチェッリの名画から
インスピレーションを受けた作品で、女性合唱、ピアノ、管弦楽のために書か
れたものです。現在はビュッセルの管弦楽編曲版が良く演奏されますが、この
連弾版は、名ピアニストでもあったドビュッシーの別の面を見せてくれるかの
ような、まばゆい光と音の戯れに満ちたものです。

8.572454
サン=サーンス:
1-4.弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調 Op.112
5-7.弦楽四重奏曲 第2番 ト長調 Op.153
ファイン・アーツ弦楽四重奏団(メンバー)
ラルフ・エヴァン(ヴァイオリン)/エフィム・ボイコ(ヴァイオリン)
ニコロ・エウゲルミ(ヴィオラ)/ヴォルフガンク・ラウファー(チェロ)
フランス音楽の基礎を作ったとされるサン=サーンス(1835-1921)。偉大な作
曲家でありながら、あまりにも長く生き過ぎたためか、時代の波に乗り遅れて
しまい、現在では決して高く評価されているとは言えません。多くの作品を書
いたのですが、聴かれるのはその中のほんの一部。例えばこんなに美しい弦楽
四重奏曲たちも、ひっそりと埋もれているのが正直なところです。彼が初めて
弦楽四重奏のジャンルに手を付けたのは64歳の時でした。イザイに捧げられた
この第1番は、確かに印象派のようなもやもやした響きは見てとれなくとも、
透明感と切なさが溢れた佳曲です。第2番はサン=サーンス83歳の時の作品で
す。当時の潮流とは全くかけ離れた、まるでモーツァルトのような古典的な語
法を用いて書かれていますが、独特の転調などは、やはりこの時代の音楽であ
ることを感じさせます。どちらも渋く通好みの作品ですが、なぜか心に残って
しまいます。ロマン派の作品を得意とするファイン・アーツ弦楽四重奏団の柔
らかい表現は、これらの曲の真の姿を見せてくれるでしょう。

8.559638
カリアー:ピアノ作品集
1-5.ピアノ・ソナタ(1988)/6-11.出発と到着(2007)
12.スカルラッティのカデンツ(1996)/13.ひらめき(1994)
ローラ・メルトン(ピアノ)
作曲家セバスチャン・カリアー(1959-)と言えば、アンネ・ゾフィー・ムター
が彼のヴァイオリン協奏曲を世界初演したことで、その名を知っている人も
多いことでしょう。権威あるグロマイヤー賞を2007年に受賞した彼の作品はワ
シントン・ポスト誌でも「抒情的であり、伝統に根ざしているが、全く新しい
ものにも根ざしている」と絶賛され、多くの愛好家たちの心を捉えています。
多彩な曲を書くことでも知られ、このアルバムにも新古典派を思わせる機能的
な曲から、極めて抒情的な曲など、どれもこれもが面白い作品ばかりが収録さ
れています。5つの楽章からなる「ピアノ・ソナタ」は彼の学生時代の作品で、
大胆、挑戦的でありながら繊細な側面も持ち合わせています。ベートーヴェン
やヒンデミットの影響も垣間見えますが、充分に個性的な1曲です。「出発と
到着」は、カリアー自身の言葉によると、彼が音楽を作る時に感じる特定の感
覚を音にしているのだそうです。6つの部分は全て同じ材料からなり、違った
道を通って到達した世界なのだとか。作品ができあがるプロセスが理解でき
るかもしれません。

8.570562
リスト:ピアノ作品全集 第33集
ワーグナー&ウェーバー・トランスクリプション集
《ワーグナー(1813-1883)原曲》
1.歌劇「タンホイザー」序曲 /2.歌劇「タンホイザー」から「夕星の歌」
3.歌劇「タンホイザー」と楽劇「ローエングリン」から2つの小品 第1番
「客たちのワルトブルクへの入場」
4.楽劇「マイスタージンガー」から「冬の静かな炉ばたで」
5.楽劇「ニーベルングの指環」から「ヴァルハラへの入場」
《ウェーバー(1786-1826)原曲》
6.歌劇「魔弾の射手」序曲
スティーヴン・メイヤー(ピアノ)
娘コジマと、悪名高きワーグナーが結ばれると知った時、父であるリスト
(1811-1886)の心情はいかがなものだったことでしょう?自らも奔放な恋愛を
繰り返した彼だけに、色々と思うことは多かったに違いありません。そんな
義父リストは、「息子」の作品を数多くピアノ独奏へと編曲しました。男女間
の軋轢を重厚な音色であますことなく描いたワーグナーの楽劇は、内容的にも
音楽的にもリストが興味を持ったことは間違いありません。ここで聞かれるピ
アノ版「愛の劇場」はコンパクトな響きとはいえ、ワーグナーの描きたかった
世界をきちんと昇華しています。もちろんこれらの曲を弾きこなすには並大抵
の技巧の持ち主では歯がたつわけもありません。そんな息苦しいまでの対決の
後に聴くウェーバーは「楽しい」の一言に尽きるでしょう。

8.572209
ストラーチェ:チェンバロのための音楽集(1664年のコレクションからの選集)
1.シャコンヌ/2.パッサカリア ハ短調/3.戦いのバッロ/4.トッカータ
5.「ラ・モニカ」による変奏曲/6.第5のパッシによるパルティータ
7.「ア・ラ・ミ・レ」によるパッサカリア/8.スパニョレッタによるアリア
9.コレンテ/10.「イル・パッソ・エ・メッツォ」によるカプリッチョ
11.フォリア/12.アルトロ・パッソ・エ・メッツォ
芥川直子(チェンバロ)
ベルナルド・ストラーチェは、1660年頃にイタリアで活躍した作曲家ですが、
彼の作品の楽譜のほとんどは2度の地震によって消失してしまいました。とは
いえ、ここに収録された1664年の作品集は、彼の作品というだけでなくイタリ
アのチェンバロ作品としても歴史的に大変貴重なものです。当時は巨匠フレス
コバルディの影響力が強く、残念なことに彼の知名度が上がることはありませ
んでしたが、創作力の高さ、対位法の明暗、音楽の生命感など、最近では高い
評価を得てきています。ドイツで活躍するチェンバロ奏者、芥川直子のソノリ
ティに優れた立体感を感じさせる演奏で、これらの作品が生き生きと甦ります。
ストラーチェと面識のあったといわれているチェンバロ製作者、カルロ・グリ
マルディの1697年作の忠実なコピー楽器を使用しています。

8.572027
コルンゴルト:歌曲集 第1集
1-3.3つの歌曲 Op.22(あなたは私にとって?/私はあなたとともに沈黙する
/世界は静かな眠りに入った)
4-8.不滅であること Op.27(不滅 I/小さな急流/眠りにつく子ども/死より強
きもの/不滅 II)/
9-13.道化師の歌 Op.29(来るがいい、死よ/おお、恋人よ/悪魔みたいな旦那/
やあ、ロビン/だって毎日雨降りさ)
14-17.4つのシェイクスピアの歌 Op.31(デズデモーナの歌/緑なす森の木陰で
/吹け吹け、冬の風/鳥たちが歌を歌う時)
18-29.12の歌「神と父によって」(セレナーデ/冬の夜/少女/夜の景色/スノー
ドロップ/見通し/すずめ/夜のさすらい人/平和の使者/山より/森の孤独/歌の
勇気)/
30-32.6つの歌 Op.9より第4番-第6番(小さなラブレター/プルートの英雄の墓
/夏)
33.追憶/34.ヴェスペレ/35.旅の歌/36.天才
ブリッタ・シュタルマイスター(ソプラノ)…1-17
ウーヴェ・シェンカー=プリムス(バリトン)…18-36
クラウス・シモン(ピアノ)
幼い頃から音楽の才能を示し、15歳の頃にはすでにプロの作曲家として活動し
ていたコルンゴルト(1897-1957)。しかし彼は時代の波に揉まれ、その才能を
存分に発揮することは結局かなわず、彼としては意に添わなかったであろう
「映画音楽」の分野での活動が、ハリウッド音楽の源流とまでになったのは
本当に皮肉なことでした。ここに収録された歌曲は彼が生涯を通じて愛して
いた分野です。とりわけ珍しいのは、彼が13-14歳の頃に書いた「若き歌」で
す。1911年に父親へのクリスマス・プレゼントとして書かれた12の歌(本当は
Op.5とされていた)は、彼の父親の意に添わず「歌の中に美徳なし」とされて
しまい、結局Op.5は別の曲に付され、この歌曲集は出版の機会を失ってし
まったのです。良い曲なのですが…。

8.572128
ハイドン:ミサ曲集 第8集
1-6.ミサ曲第5番 変ロ長調「神なる聖ヨハネのミサ・ブレヴィス」
(小オルガン・ミサ)Hob.XXII:7
ミサ曲第10番 変ロ長調「テレジア・ミサ」Hob.XXII:12
アン・ホイット(ソプラノ)/ドンショク・シン(オルガン)
ニューヨーク・トリニティ教会合唱団
ルベル・バロック管弦楽団
オーウェン・バーディック(指揮)…1-6/ナコル・パルマー(ソプラノ)
キルステン・ゾレク=アヴェラ(アルト)/ダニエル・ムトル(テノール)
アンドリュー・ノーレン(バス)/ニューヨーク・トリニティ教会合唱団
レーベル・バロック管弦楽団
ジェーン・グローヴァー(指揮)…7-18
ハイドン(1732-1809)のミサ曲全集の第8集です。こちらでシリーズは完結とな
ります。「小オルガンミサ」は1775年頃の作曲で、エステルハージ家の本拠地
であるアイゼンシュタットの「慈悲の友修道会」のために書かれています。こ
の教会の修道士たちは、医者としても高い能力を有していて、音楽の治癒力に
も絶大なる信頼を置いていました(現在でもリハビリ施設のある病院として知
られています)。ハイドンも胃の万能薬を始め、ハーブティー、歯磨き粉など
を与えられたそうです。この教会はとても小さかったため、ミサも必然的に小
さいものとなったようです。もう1曲の「テレージア・ミサ」はフランツ1世の
妃マリア・テレージアのために書かれたと言われていますが、現在ではこれは
否定されています。彼女は献呈を受けたのではなく、溺愛するハイドンのミサ
曲を自ら蒐集し、コレクションの中に加えていたのでした。1799年、ハイドン
の円熟期の充実したミサ曲です。なおミサ曲の番号表記は旧全集に拠っていま


8.505226 52枚組 \10800
J.シュトラウス 2世(1825-1899):管弦楽作品全集


8.111367
グレート・ヴァイオリニスト・シリーズ/ハイフェッツ
1-3.ウォルトン(1902-1983):ヴァイオリン協奏曲
4.サン=サーンス(1835-1921):ハヴァネラ Op.83
5-7.シンディング(1856-1941):古風な様式の組曲 Op.10
8-10.カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
ヴァイオリン協奏曲 第2番「預言者」Op.66
フィルハーモニア管弦楽団
ウィリアム・ウォルトン(指揮)…1-3
RCAビクター交響楽団/ウィリアム・スタインバーグ(指揮)…4
ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団
アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)…5-10
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
録音1950年7月26-27日 ロンドン EMIアビー・ロード第1スタジオ,
1951年6月18日…4,1953年12月9日…5-7,1954年10月28-29日…8-10
ハリウッド リパブリック・スタジオ、サウンド・ステージ9
マーク・オーバート=ソーン復刻
ハイフェッツが、同時代の作曲家の作品を積極的に取り上げたことは良く知
られていますが、このウォルトンの協奏曲もそんな1曲です。ハイフェッツ自
身が作曲家に委嘱し初演。その後も幾度も演奏を行いウォルトンの名声をも
高めた作品です。初演後、ウォルトン自身がオーケストレーションに手直し
を加え、この演奏も改定稿に拠っています(オリジナル版は8.110939に収録)。
映画音楽を思わせる壮大でロマンティックな音楽が魅力です。同じくハイフェ
ッツが委嘱したカステルヌオーヴォ=テデスコの作品は、聖書からヒントを得
たもので、ユダヤの血の誇りと、素晴らしき過去への喚起を表現したものです。

8.111370
メノッティ:歌劇「霊媒」/歌劇「電話」
歌劇「霊媒」(1-10.第1幕/11-18.第2幕)/19-25.歌劇「電話」
演奏: 《歌劇「霊媒」》
モニカ…エヴリン・ケラー(ソプラノ)
フローラ夫人…マリー・パワーズ(コントラルト)
ゴビノー夫人…ビヴァリー・デイム(ソプラノ)
ゴビノー氏…フランク・ロジエ(バリトン)
ノーラン夫人…キャスリーン・マスタイス(ソプラノ)
《歌劇「電話」》
ルーシー…マリリン・コトロー(ソプラノ)
ベン…フランク・ロジエ(バリトン)
スタジオ・オーケストラ/エマヌエル・バラバン(指揮)
録音1947年10月ニューヨーク マーク・オーバート=ソーン復刻
メノッティ(1911-2007)の2つの対照的な歌劇です。「霊媒」は1945年に作曲
され、その翌年に初演された作品で、心霊術で死者を呼び出すと称して、娘
と結託し、人々を欺いていた女が迎えた悲しい結末を描いています。かたや
「電話」は1946年作曲、やはりその翌年に初演されており、こちらは結婚を申
し込みに来た男が、女のもとに次々と掛ってくる電話に業をにやし、最後は
「電話でプロポーズ」するという楽しいお話です。この2本立ては、当時とて
も評判となり、ブロードウェイを始めとした劇場で200回以上も上演され、
メノッティの名声も飛躍的に高めたのです。




<DACAPO>
8.226094 \1780
シュッツ:マタイ受難曲 SWV479
ユリアン・ポッジャー(テノール)
ヤコブ・ブロック・イェスペルセン(バス)
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン
ポール・ヒリアー(指揮)
録音 2010年4月5-8日コペンハーゲン ガルニソン教会
ヒリアーによるシュッツ作品の第4集です。今作は、シュッツ(1585-1672)作
品の最高峰であり、最難関の曲「マタイ受難曲」です。この作品が書かれた
1666年と言えば、バロック音楽も最盛期を迎えていたのですが、敢えてシュ
ッツは簡素な形式でこの作品を書き上げました。福音史家とキリスト、そし
て合唱は淡々とこのドラマを歌い継ぎ、そこにはバッハ作品にみられるよう
な劇的なドラマはありません。しかし、このモノクロームの世界にどれほど
まで慈悲の眼差しが浸透しているのか、ここに気が付くことができれば、も
うシュッツの世界から逃れることはできません。完膚なきまでに澄み切った
合唱には言葉もでないでしょう。

8.226053 \1780
スヴェン・エリク・タープ:ピアノ曲集
1-7.主題(鐘)と変奏 Op.43(1944)/8-11.組曲(1927/1929)
12-14.3つのソナチネ 第1番 Op.48-1
15-16.3つのソナチネ 第2番(ファンタジエッタ)Op.48-2
17-19.3つのソナチネ 第3番 Op.48-3/20-22.3つの即興曲 Op.21(1934)
23-25.ソナタ Op.60(1956)
トーニャ・レモー(ピアノ)
スヴェン・エリク・タープ(1908-1994)が生きた時代のデンマーク音楽は、
ドイツ後期ロマン派の影響の中にいくばくかのフランス印象派の流れが混在
したものと言えるでしょう。決して前衛的ではなく、聴きようによっては
「時代遅れ」かもしれませんが、豊かな抒情性と魅惑的なメロディに満たさ
れています。このアルバムには、1920年代の情熱溢れる作品から、1956年の
円熟期の作品まで、彼の多様な音楽性に触れることができます。デンマーク
生まれの女性ピアニスト、トーニャ・レモーはバッハから現代曲まで幅広い
レパートリーを有する才能ある人。ここでも知られざる作品を説得力高く弾
きこなしています。

8.226553 \1780
ペーター・ブルーン:海の手紙
1-4.アンサンブルのための「海の手紙」
(夜更けゆくとき/海が他の海に溺れる/穏やかなれ/天の避難所)
5-10.メゾ・ソプラノとアンサンブルのための「全ての生きとし生ける物と
ともに鳴らす銀の鐘」(あなたの歌を通じて/わが家を失くしたクラリネット
/全ての生きとし生ける物とともに鳴らす銀のピアノ/悲しみに沈んだギター
/コントラバスは今飛び立つ/今、雨の歌)
11-14.アコーディオンとアンサンブルのための「反射する波」
フローデ・アンデルセン(アコーディオン)
ヘレーネ・ギェリス(メゾ・ソプラノ)/エスビェア・アンサンブル
ペッテル・スンドクヴィスト(指揮)
ブルーン(1968-)の音楽は一言では語り尽くせないほどの多様性を秘めてい
ます。彼は1989年に作曲の勉強を始め、同時に大学では哲学を学びました。
1991年から1997年にはデンマーク王立音楽大学で、ノアゴーとラスムッセン
からも教えを受けています。声楽作品と、アンサンブルのための作品を得意
としていて、このアルバムには彼の真骨頂とも言える曲が収録されています。
アンサンブルの指揮は、NAXOSでもおなじみのスンドクヴィスト。どの曲も
一度聴いたら忘れられないほどの強い印象を残しますが、中でもメゾ・ソプ
ラノとアンサンブルのための「全ての生きとし-」のロルカの詩を元にした
歌曲集は、その強烈な音色と言葉遊びがユニークです。

6.220566(SACD-Hybrid) \1980
コッペル:弦楽四重奏曲
1-3.弦楽四重奏曲 第1番(1997)/4-6.弦楽四重奏曲 第2番(2008)
7-9.メゾ・サクソフォンと弦楽四重奏のための五重奏曲(2008)
シェラン弦楽四重奏団
ベンヤミン・コッペル(サクソフォン)
アナス・コッペル(1947-)はヨーロッパ音楽の伝統にしっかりと根差しながら
も、民族音楽、ロック、ジャズのテイストを適度に織り交ぜながら、独自の
音楽を構築することで人気の高い作曲家です。この弦楽四重奏曲も、ノリの
良さが随所に感じられる爽快な音楽。ピアソラが好きな人だったら必ずハマ
ることでしょう。官能的なサックスを聴かせるのは、作曲家の息子でジャズ
奏者として有名な1974年生まれのベンヤミン・コッペル君。このカッコ良さ
は真似できません!




<cpo>
777614-2 ¥2450
ジョン・ブロウ:仮面劇「ヴィーナスとアドニス」他
1.仮面劇「ヴィーナスとアドニス」
2.来たまえ、来たまえ、全ての客たちよ/3.グラウンド ト短調
4.クロエは横たわるアミンタスを見つけた
ミレイユ・レベル(メゾ・ソプラノ)/アマンダ・フォーサイス(ソプラノ)
テイラー・ダンカン(バリトン)他
ボストン・アーリー・ミュージック・フェスティヴァル管弦楽団&合唱団
ポール・オデット&スティーヴン・スタッブズ(指揮)
スタッブスとオデット監修による一連のバロック・オペラは世界中で高い評
価を受けていて、グラミー賞などの数々の賞も獲得するなど、マニア垂涎の
アイテムが次々とリリースされています。今作は、イギリスの最初のオペラ?
とされるブロウの「ヴィーナスとアドニス」です。イングランドの作曲家、
ジョン・ブロウ(1649-1708)は数多くの典礼音楽と聖歌を作曲したことで知ら
れますが、この「ヴィーナスとアドニス」は残存する記録の中で彼の唯一の
舞台作品です。当時の国王ジェームズ2世を喜ばせるために書かれた仮面劇
で、素朴なれど、生き生きとした音楽が付けられています。

777629-2 2枚組 ¥2900
オスカー・ネドバル:3幕のオペレッタ「ぶどう園の花嫁」
台本…レオ・シュタイン&ユリウス・ヴィルヘルム
セリフ…フォルカー・フォーゲル
ヴォルフガンク・ミュラー=ローレンツ(テノール)
マルティン.C.トゥルバ(ナレーター)
マルクス・ニーダーマイール(バリトン)
ビビアーナ・ヌウォビロ(ソプラノ)/ミリヤム・ノイルーラー(ソプラノ)
シェーンブルン宮廷劇場管弦楽団&合唱団
ヘルベルト・モグ(指揮)
ボヘミア生まれの作曲家、ネドバル(1874-1930)の楽しいオペレッタです。彼
はドイツ語を話すチェコ人の家庭に生まれ、作曲をドヴォルザークに学び、
ヴィオラ奏者としてボヘミア弦楽四重奏団の創立メンバーとなり15年間活躍
します。同時にチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者も務め、多
彩な音楽活動を繰り広げます。その後、ウィーンで繁栄したオペレッタ市場
に魅せられ、1906年からウィーンへ行き、いくつかのオペレッタを作曲しま
す。当時、すでに2作目のオペレッタ「ポーランドの血潮」で国際的成功を
収めていた彼ですが、この「ぶどう園の花嫁」は、ボヘミア風の音楽を使い、
民族色を強く押し出しています。2010年のプロジェクトです。

777210-2 ¥2450
エルンスト・クルシェネク:
1.交響曲 第4番 Op.113(世界初録音)
2.合奏協奏曲 Op.25-2
フォルカー・ヴォルリッチュ(ヴァイオリン)…2
ディミタール・ペンコフ(ヴィオラ)…2
ニコライ・シュナイダー(チェロ)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー
アルン・フランシス(指揮)
cpoレーベルでは、およそ20年前にクルシェネク(1900-1991)の交響曲の録音
を続けていました。しかし、その時点で第4番は録音されることがありません
でした。その後、今から5年前にcpoのスタッフがクルシェネク研究所から呼
び出しを受け、「ぜひとも交響曲全集を完成させてほしい」と懇願されたと
か。それにより実現したのがこの録音です。この交響曲第4番は、クルシェネ
クがアメリカに亡命していた時期の作品で、大指揮者ミトロプーロスの依頼
で書かれたものです。初演の指揮を担ったのもミトロプーロス。新古典主義、
無調など当時の趨勢を見極めた意欲的な作品で、強い表現力と力溢れる音楽
に満ちています。1920年代に書かれた合奏協奏曲も歯切れのよい作品です。

777411-2 ¥2450
クリストフ・ヴィリバルト・グルック:シンフォニア集
1.シンフォニア Chen G3「ワイマール」
2.シンフォニア・コンチェルタンテ Chen D6
3.シンフォニア Chen A1「レーゲンスブルク」
4.シンフォニア Chen F1 Wq 165.5
5.シンフォニア Chen D2 Wq 165.2
オルフェオ・バロック管弦楽団/ミヒ・ガイッグ(指揮)
グルック(1714-1787)は、18世紀のオペラ作曲家として知られていますが、反
面、シンフォニアについての研究は全く遅れを取っているようです。実際に
書かれた曲数も文献によって違いが見られ、作品を整理したアルフレッド・
ヴォトケンヌによる作品目録(Wq)には、今回このアルバムに収録された作品
の全てが含まれているわけではありません。まだまだ突っ込みどころの多い
作曲家ですが、これらの曲を聴いてみると、彼が当時のウィーンでどれほど
名声を得ていたのかが容易に伺い知れるというものです。

777631-2 ¥2450
アントニオ・ロゼッティ:オーボエ協奏曲と交響曲集
1.オーボエ協奏曲 ハ長調 Murray C29/Kaul III:32
2.オーボエ協奏曲 ハ長調 Murray C30/Kaul III:27
3.交響曲 ヘ長調 Murray A32/Kaul I:10
4.交響曲 ニ長調 Murray A16/Kaul I:7
クルト.W.マイアー(オーボエ)/チューリッヒ室内管弦楽団
ヨハネス・メーズス(指揮)
cpoで大好評、ロセッティ(1750-1792 レスレルとも表記される)の協奏曲集
です。彼は生涯に400を越える作品を残し、その半分ほどは出版者によって
印刷されています。しかし、当時同名の作曲家が何人も活躍していたため、
「間違いなく彼の作品である。」と確証を求めるのはとても困難な作業だと
言われているのです。現在では、特にモーツァルトの作品の手本とされる
「ホルン協奏曲が人気」ですが、このような他の楽器のための協奏曲も独創
的で素晴らしい味わいを有しています。独奏楽器の扱い方や、豊かな和声は
確かにモーツァルトを凌駕すると言っても過言ではありません。

777376-2 2枚組 ¥3400
ゲオルク・フィリップ・テレマン:パリ四重奏曲集 第2集&第3集
1.協奏曲 ト長調 TWV 43:G1(クァドリ 第1番)
2.組曲 第2番 ロ短調 TWV 43:h1(クァドリ 第6番)
3.組曲 第1番 ホ短調 TWV 43:e1(クァドリ 第5番)
4.四重奏曲 ト長調 TWV 43:G4(新四重奏曲 第3番)
5.四重奏曲 ロ短調 TWV 43:h2(新四重奏曲 第4番)
6.四重奏曲 ニ長調 TWV 43:D3(新四重奏曲 第1番)
7.ソナタ 第2番 ト短調 TWV 43:g1(クァドリ 第4番)
8.四重奏曲 イ長調 TWV 43:A3(新四重奏曲 第5番)
ジョン・ホロウェイ(ヴァイオリン)/リンデ・ブルンマイア(フルート)
ローレンツ・ドゥフトシュミット(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ウルリケ・ベッカー(チェロ)
ラルス=ウルリク・モーテンセン(ハープシコード)
テレマン(1681-1767)の「パリ四重奏曲」の第2集です。第1集(777375-2)で
4曲紹介しましたが、こちらの8曲で完結となります。テレマンがパリで人気
者になるきっかけを作った曲集である「クァドリ(四重奏曲集)」は1730年に
ハンブルクで出版された曲集で、協奏曲、教会ソナタ、フランス風組曲がそ
れぞれ二つ、計6曲から構成されています。「新四重奏曲集」は1738年にパリ
で出版された6曲のフランス風組曲です。曲集ごとに作風の違いはありますが、
一般的にはこの2つの曲集を併せて「パリ四重奏曲集」と呼ばれます。名前を
見ただけで嬉しくなってしまう名手たちの饗宴をどうぞ。

777505-2 ¥1700
フェリックス・メンデルスゾーン:
1.ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 Op.49
2.ピアノ三重奏曲 第2番 ハ短調 Op.66
アトス三重奏団
アトス三重奏団は、2003年に創立、2006年第6回グラーツ・シューベルト&現
代音楽コンクールで優勝するなど、世界中で絶賛されている気鋭の三人組で
す。アルバン・ベルク弦楽四重奏団に師事、今までにもヘルツォーゲンベル
クやスークなどのピアノ三重奏曲をリリースしていますが、今回はメンデル
スゾーン(1809-1847)で勝負します。ロマンティックの極みのような2作品、
彼らは説得力ある演奏ででぐいぐい迫ります。歯切れのよいピアノ・パート、
美しいヴァイオリン、重心の低い安定したチェロ。これは素晴らしい1枚です。




<OehmsClassics>
OC795 \1750
J.S.バッハ:リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュートのための編曲集
1.シチリアーノ(ヴァイオリン・ソナタ 第4番 ハ短調より)
2.ペダル練習曲 イ短調(原調 ト短調)BWV598
3-7.イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV807
8.前奏曲 ニ長調 BWV1006a
9-15.フランス組曲 第5番 BWV816
16-21.フランス組曲 第3番 BWV814
22.目覚めよ、と呼ぶ声あり BWV645/23.フーガ ト短調 BWV1000
シュテファン・テミング(リコーダー&音楽監督)
ドーメン・マリンチッチュ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アクセル・ヴォルフ(リュート)
録音 2011年1月
コレルリ(OC598)、ヘンデル(OC772)で、超絶技巧と確固たる時代考証をまざま
ざと見せつけた驚異のリコーダー奏者、テミングの最新作はバッハ(1685-1750)
の作品集です。もし、リコーダーでバッハを演奏したいとしても、そのレパー
トリーは非常に限られています。しかし、テミングは「バッハのハープシコー
ド作品は他の楽器で演奏されるためにコピーが可能である」と主張、その結果、
なんと、イギリス組曲とフランス組曲のメロディをリコーダーで吹いてみせる
のです。確かに当時は様々な編曲も花盛りでしたし、ヴィヴァルディの協奏曲
を独奏版に編曲したバッハ自身の作品も多数存在します。さて、テミングの思
惑は当たってますでしょうか?
シュテファン・テミング・・・1987年ケープタウン生まれ。ミュンヘンとフラ
ンクフルト大学でミヒャエル・シュナイダーにリコーダーを学ぶ。様々な音楽
コンクールで優勝した後、リコーダー・アンサンブル、古楽アンサンブルに参
加。様々な現代音楽作曲家も、彼のために曲を書いているなど、すでに彼の演
奏は「既に巨匠の域」と絶賛されています。

OC784 \1750
グルジアン・ミニアチュアズ
1.スルハン・ナシーゼ(1927-1996):室内交響曲 第3番
2-4.ヨゼフ・バルダナシュヴィリ(1948-):
ピアノと弦楽、チェレスタとハープシコードのための「協奏曲、ほとんど幻
想曲のように」
5-15.スルハン・ツィンツァーゼ(1925-1991):
室内管弦楽団のための「ミニアチュアズ」
グルジア室内管弦楽団インゴルシュタット
アリエル・ズッカーマン(指揮)
アレクサンダー・コルサンティア(ピアノ)…2-4
録音 2010年9月19-21日 ノイマルクト ヒストリシャー・ライトシュタードル
グルジアのティフリス(トビリシ)で1964年に創設され、1990年にドイツへ移っ
た「グルジア室内管弦楽団インゴルシュタット」の20世紀の音楽集です。彼ら
は既にドイツで確固たる地位を築いていて、様々なレパートリーを有し、現代
作品も意欲的に紹介しています。このアルバムでは、現代グルジアの音楽を紹
介。未知の作曲家の作品との出会いを楽しむことができます。「協奏曲、ほと
んど幻想曲のように」でピアノを担当しているアレクサンダー・コルサンティ
アは、1988年にシドニー国際ピアノコンクールと、1995年にテル・アビブで開
催されたルービンシュタイン国際コンクールで1位を獲得したグルジアのピア
ニストです。東洋と西洋の出会いから幾千年、良い具合に熟成された音楽をお
楽しみください。

OC790 \1750
デヴィッド・イアンニ:ピアノ作品集 「夜に祈る人」-神秘的なピアノの夢
1-3.こぼれ落ちる真珠(マジック・ミラー/涙のよる/別れ)
4.白いばら Op.40/5.バラード 第1番 Op.39/6.バラード 第2番 Op.64
7.バラード 第3番 Op.78/8.星の歌 Op.41
9-11.夜に祈る人 Op.79
(Iアヴェ・マリア/IIサンクトゥム/IIIヌンク・ディミティス)
12-14.ラヴ・レター Op.62(あなた/切望/ラヴ・ソング)
15.ソナタ 第1番 Op.65
デヴィッド・イアンニ(ピアノ)
録音 2010年4月
1979年ルクセンブルク生まれのピアニスト&作曲家デヴィッド・イアンニに
よる、彼自身の選集アルバムです。ルクセンブルクとロンドンで作曲とピアノ
を学び、ウゴルスキやルプーにも師事、16歳でピアニストとしてデビューし
1997年にはベートーヴェン、ラフマニノフなどを収録したCDもリリースしてい
ます。同時期に作曲も始めた彼、既に100以上もの作品を書き、その創作意欲
は留まることを知りません。多数の合唱曲(オラトリオも含む)、子どもたちの
ためのオペラ、弦楽四重奏曲、室内楽などジャンルは広範囲に及びますが、な
んと言っても彼の本領はピアノ曲。ここに収録された繊細で美しい作品は、彼
の感性の豊かさを雄弁に物語るものです。

OC647(SACD-Hybrid) 2枚組 \3050
マーラー(1860-1911):交響曲 第2番 ハ短調「復活」
クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)
ミカエラ・シュスター(メゾ・ソプラノ)
カルトイザーカントライ・ケルン/バッハ=フェライン・ケルン
ケルン音楽大学マドリガルコア/ケルン音楽大学カンマーコア
フィギュラルコア・ボン
マルクス・シュテンツ(指揮)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
録音 2010年10月23-27日 ケルン・フィルハーモニー
Recording Producer, Editing, Mastering:Jens Schunemann,
Balance Engineer: Christian Feldgen,
SACD Authoring: Ingo Schmidt-Lucas
純器楽作品である第5番、ソプラノを伴う第4番。続くシュテンツのマーラー
・ツィクルスは合唱を伴う第2番へと移ります。ソプラノ、メゾ・ソプラノの
ソロと合唱を伴うこの「復活交響曲」のために、ケルンとボンから5つの合唱
団と、2人の名歌手が力を合わせました。今作もシュテンツは作曲家の真意を
汲むために、入念なスコアの読み込みを行い、確固たる表現力でこの大作を
見事に形にしています。またホールの空気感までをも余さず捉えた素晴らし
い録音にも注目。全てのマーラー・ファンへ捧げます。




<DIVOX>
CDX-70308 4枚組 \4850
メールロ:オルガン作品全集
《第1集 CDX-7030-/10-6(SACD-Hybrid 2枚組)》
(CD1)
1.トッカータ集 第1集-第1番
2.リチェルカーレ集 第1集-第2旋法によるリチェルカーレ
3-5.カンツォーナ集 第1集より(La Gratiosa/Petit Jacquet/La Leonora)
6.トッカータ集 第1集-第3番
7.トッカータ集 第2集-第3番
8.リチェルカーレ集 第1集-第8旋法によるリチェルカーレ
9.カンツォーナ集 第1集-La Cortese
10.トッカータ集 第1集-第4番
11-12.カンツォーナ集 第2集(La Seula/La Pazza)
13.トッカータ集 第2集-第1番
(CD2)
1.トッカータ集 第3集-第4番
2.カンツォーナ集 第2集-La Radivila
3.リチェルカーレ集 第1集-第3旋法によつリチェルカーレ
4-6.カンツォーナ集 第2集より(L'Arconadia/La Palma/La Scarampa)
7.トッカータ集 第2集-第6番
8.トッカータ集 第1集-第9番
9-10.カンツォーナ集 第3集より(Content/Languissans)
11.リチェルカーレ集 第1集-第6旋法によるリチェルカーレ
12.カンツォーナ集 第2集-La Pargoletta
13.トッカータ集 1集-第8番
《第2集 CDX-70311/12(通常CD)》
(CD1)
1.トッカータ集 第2集-第9番
2.リチェルカーレ集 第1集-第11旋法によるリチェルカーレ
3.カンツォーナ集 第3集-Onques amour
4.カンツォーナ集 第1集-La Rolanda
5.カンツォーナ集 第2集-La Ironica
6.トッカータ集 第2集-第5番
7.トッカータ集 第1集-第4番
8.カンツォーナ集 第2集-La Jolette
9.カンツォーナ集 第1集-La Zambeccara
10.第3旋法によるトッカータ
11.カンツォーナ集 第1集-La Benvenuta
12.リチェルカーレ集 第1集-第12旋法によるリチェルカーレ
13.トッカータ集 第2集-第10番
(CD2)
1.トッカータ集 第2集-第7番
2.カンツォーナ集 第1集-L'Alberagata
3.リチェルカーレ集 第1集-第1旋法によるリチェルカーレ
4.トッカータ集 第1集-トッカータ第2番
5.カンツォーナ集 第1集-La Rosa
6.トッカータ集 第2集-第2番
7.トッカータ集 第2集-第8番
8.カンツォーナ集 第1集-La Bovia
9.リチェルカーレ集 第1集-第4旋法によるリチェルカーレ
10.トッカータ集 第1集-第7番
11.カンツォーナ集 第1集-Petite Camusette
12.カンツォーナ集 第1集-Susanne un jour
13.トッカータ集 第1集-第6番
ステファノ・モラルディ(オルガン)
2004年、偉大なるオルガニスト&作曲家クラウディオ・メールロ(1533-1604)
没後400年を記念して、制作されたオルガン作品全集をBOX化。メールロはサン
マルコ大聖堂のオルガニストを長く務め、またオルガン制作者としても名を
馳せました。彼は当時の鍵盤音楽を技術的にも音楽的にも飛躍的に向上させ、
とりわけ、すばらしいトッカータの構造は、後の作曲家・・・ブクステフーデ
たちに強い影響を与えたことで知られます。この演奏は、DIVOXレーベルが誇
る名オルガニスト、モラルディがメールロの生まれた年である1533年に作られ
たオルガン(残存する最も古い楽器3台の中の1台)を使用したものです。明るく
暖かい音色は、当時のベニスの聴衆の趣味にぴったり合っていたようです。
第2集は通常CDですが…これでも充分音はすばらしい…第1集の2枚はSACDのス
ペックを極限まで生かした高音質です。レーベルの拘りが存分に発揮された、
極上の響きに身を委ねる幸福。時を越えた愉悦のひとときをお約束いたします。




<ORCHID CLASSICS>
ORC100015 \1750
冬のスケッチ ビャルケ・モーゲンセン:アコーディオン名演集
1.伝承曲:Oi Da Snowball Tree(パニツキー編)
2.伝承曲:2つのロシア民謡(P.P. ロンドノフ編)
3-5.ソロタリョフ(1942-1975):室内組曲
6.レプニコフ(1932-2007):カプリッチョ
7.チャイコフスキー(1840-1893):ロシアの踊り(B.モーゲンセン編)
8.チャイコフスキー:夜想曲(B.モーゲンセン編)
9.セミョーノフ(1946-):ゲルダーローズ
10.ムソルグスキー(1839-1881):村にて(B.モーゲンセン編)
11.プロコフィエフ(1891-1953):行進曲
12.プロコフィエフ:スケルツォ
13.ユン・キン(1954-):2つのロシアの主題による幻想曲
14.伝承曲:ヴォルガの舟歌(V.チェルニコフ編)
15-20.クスヤコフ(1945-2007):冬のスケッチ
ビャルケ・モーゲンセン(アコーディオン)
録音 2009年12月1日、2010年3月2日 デンマーク コペンハーゲン,
ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック
多くの国の音楽文化は、伝統の中に必ずアコーディオンの歴史も伴うようで
す。ポーランドのポルカ、フランスのミュゼット、アルゼンチンのタンゴ、
ブルガリアのホウロウ・・・。この「一人で奏でる移動可能なオーケストラ」
は、様々な音楽シーンを盛り上げる立役者であることは間違いありません。
ロシア式アコーディオンは、「バヤン(吟遊詩人を意味する)」と呼ばれ、他
の楽器とは違った鍵盤配列を持つものです。発明は1907年と比較的新しいの
ですが、後に西洋音楽の演奏もできるように改良が加えられ、現代音楽の作曲
家たちも、この楽器のために重要な作品を書いています。ロシアの冷たい空気
と、迸る情熱が感じられるような作品集となりました。ここでアコーディオン
を演奏するのは、1985年デンマーク生まれのモーゲンセンです。7歳でアコー
ディオンを演奏し始め、2-3年も経つ頃には名手と呼ばれるまでになりました。
13歳でテレビに出演、その後もデンマーク音楽大学で勉強を続けながら、デン
マーク中で演奏活動を行い、また幾つかの音楽コンクールでも賞を獲得してい
ます。現代作曲家たちは彼のために多くの作品を書いていますが、このアルバ
ムでも聴けるように、彼自身もアコーディオンのために積極的に編曲を行い、
新たなる可能性の模索に余念がありません。




<DIVOX>
ICAD-5029(DVD-Video) ¥2450
シャルル・ミュンシュ
1-4.ブラームス(1833-1897):交響曲 第1番 ハ短調 Op.68
5-8.ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 Op.73
ボストン交響楽団
シャルル・ミュンシュ(指揮)
収録 ハーヴァート・ユニヴァーシティ サンダース劇場
1961年10月31日…1-4, 1960年4月12日…5-8
アンビエント・マスタリング
大好評、ミュンシュのテレビ放送シリーズです。ミュンシュはボストン交
響楽団の音楽監督時代に、積極的にブラームスを取り上げました。交響曲
第1番は43回、交響曲第2番は何と!62回、そして第4番は56回もの演奏記録
があるのです。演奏旅行の際には必ずと言ってよいほどブラームスを取り
上げ、その熱い思いを音にしたのでしょう。1960年の来日公演では第2番を
演奏し、大絶賛を浴びたミュンシュ。この映像の第2番はその来日直前の
記録です。

ICAD-5030(DVD-Video) ¥2450
レ・シルフィード/ジゼル
ショパン(1810-1849):
バレエ「レ・シルフィード」(ロイ・ラグラス編曲)
(1.タマラ・カルサヴィナによるイントロダクション/2.前奏曲 Op.28-7
3.夜想曲 Op.32-2/4.ワルツ Op.70-1/5.マズルカ Op.33-2/6.前奏曲
Op.28-7/7.マズルカ Op.67-3/8.ワルツ Op.18/9.ワルツ Op.64-2/
10.クレジット)
アダン(1803-1856):バレエ「ジゼル」(11-23.第1幕/24-34.第2幕)
《レ・シルフィード》
(踊り手)スヴェトラーナ・ベリオソヴァ/ヴィオレッタ・エルヴィン
アリシア・マルコヴァ/ジョン・フィールド
コレオグラフィ…ミハイル・フォーキン
スタジオ・オーケストラ/エリック・ロビンソン(指揮)
《ジゼル》
(踊り手)ナディア・ネリナ…ジゼル
ニコライ・ファジェーチェフ…アルブレヒト
ニルス・ビョルン・ラーセン…ヒラリオン
リディア・ソコロヴァ…ジゼルの母/マーガレット・ヒル…ミルタ
ユリア・ファーロン…バチルダ 他
コレオグラフィ…ジャン・コラリ、ジュール・ペロー
コヴェントガーテン管弦楽団
ヒューゴー・リゲノールド(指揮)
収録 1953年4月3日放送(スタジオ収録)…1-10,
1958年11月3日放送(スタジオ収録)…2 アンビエント・マスタリング
1900年代の初頭、ディアギレフ率いるバレエ・リュスの公演で大成功を収
めた2つのバレエ作品です。レ・シルフィード。これはショパンの名曲を、
ルイ・ダグラス(初演時はグラズノフ)が管弦楽に編曲したものを使用した
ロマンティックな作品で、特にあらすじはなく、ただただ幻想的な場面が
広がる作品です。1907年、この作品の初演で踊った伝説の名プリマ、タマ
ラ・カルサヴィナがこの作品について語る場面だけでも、ファンにとって
は必見でしょう。この映像で踊るマルコヴァは、もともとイギリス生まれ
のバレリーナですが、1924年にバレエ・リュスに入団、その際に名前もロ
シア風に変えたという人。戦後イギリスに戻り様々な活躍をしました。ジ
ゼルを踊るナディア・ネリナは1950年代から1960年代にかけて、コヴェン
ト・ガーデンで最高の踊り手と称された人。優雅な踊りで人々を魅了しま
した。

ICAD-5031(DVD-Video) 2枚組 ¥3450
マイケル・ティルソン・トーマス:R・シュトラウスを振る
《DVD1》
R.シュトラウス(1884-1949):
ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら Op.28
(1.イントロダクションと楽曲解説/2.演奏)
《DVD2》
R.シュトラウス:英雄の生涯 Op.40
(1.イントロダクションと楽曲解説/2-7.演奏)
アレクサンダー・バランチック(ヴァイオリン)…DVD2
ロンドン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
《DVD1》収録 1986年12月4.5日エルストゥリー、スタジオA 放送
1987年2月21日,
《DVD2》収録 1994年ロンドン バービカン 放送 1998年4月12日
字幕…フランス語/英語(日本語なし)
1995年からサンフランシスコ交響楽団の音楽監督を務め、また世界中で精力
的に活躍している指揮者マイケル・ティルソン・トーマスの2つのR.シュトラ
ウス作品です。この映像はテレビ放送のために制作されたドキュメンタリー
で、“楽曲解説、リハーサル場面”と“本番の演奏”の2つの部分から構成
されています。彼のR.シュトラウスは1989年録音のCBS MasterworksのCDで
も高く評価されていますが、この映像では、素晴らしい演奏が創造されてい
く様子がつぶさにわかります。R.シュトラウスが総譜に何を記したか、それ
を演奏家たちがどのように読み解くか、そして指揮者がどのようにまとめ上
げ、人々の心に届かせるのか・・・その顛末が逐一わかることでしょう。





<Solo Musica>
SM142 ¥2080
シャドウズ-ラモン・オルテガ・ケロ
1-7.デュパール(1667-1740):
6つのクラヴサン組曲-第6番 ヘ短調(オーボエと通奏低音編)
8-11.ヴィヴァルディ(1678-1741):ソナタ第5番 ト短調 RV28
12-14.ブラヴェ(1700-1768):
フルート・ソナタ集第3集 Op.3-第3番 ホ短調(オーボエと通奏低音編)
15-18.ヴェラチーニ(1690-1768):
リコーダー・ソナタ ト短調(1716)(オーボエと通奏低音編)
19-21.ブラヴェ:
フルート・ソナタ集第3集 Op.3-第2番 ロ短調(オーボエと通奏低音編)
22-25.ヴィヴァルディ:オーボエ・ソナタ ハ短調 RV53
ラモン・オルテガ・ケロ(オーボエ)/ルイース・ビュッフベルガー(チェロ)
ペーター・ケフラー(チェンバロ)
2008年3月からバイエルン放送交響楽団の首席オーボエ奏者として活躍してい
るラモン・オルテガ・ケロによるバロック作品集です。彼は1988年に生まれ、
グラナダ音楽院で学び、12歳の時にアンダルシアのユースオーケストラで活
躍、その後、バレンボイムに見出され、2007年ミュンヘン国際音楽コンクー
ルで優勝し、ソリスト、室内楽奏者として国際的に活動を始めます。このア
ルバムは彼における新境地の開拓であり、バロックの2つの大きな様式・・・
フランスとイタリアの類似点と相違点を洗い出し、ユニークな視点から演奏
するというものです。

SM154 ¥2080
未来・ニシモト・ノイベルト、J.S.バッハを弾く
1-7.パルティータ 第6番 ホ短調 BWV830
8-11.イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
12-18.フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816
未来・ニシモト・ノイベルト(ピアノ)
未来・ニシモト・ノイベルトは、東京に生まれ、東京藝大音楽学部で学び、
1993年渡独。ハノーファーで研鑽を積み、1998年J.S.バッハ国際コンクール
3位(1位なし)など、様々なコンクールに入賞。ソリスト、室内楽、歌曲伴奏
など幅広く活動している実力派ピアニストです。このアルバムに収録された
バッハ(1685-1750)の3つの作品は、彼の鍵盤作品のなかでもとりわけ人気の
高いもので、奏者の力量がはっきりと試される何曲でもあります。彼女の演
奏は、粒立ちの良い音で複雑な対位法を鮮やかに切り取り、美しいメロディ
を鮮明に浮かび上がらせるもの。バッハを知り尽くした人ならではの素晴ら
しい解釈と言えるでしょう。ブックレットには日本語解説が付いています。

SM150 ¥2080
オルショイヤ・コルソラン:モザイク-ヴァイオリン・リサイタル
1-3.マルク・ラヴリー(1903-1967):3つのユダヤの踊り
4.ブロッホ(1880-1959):アドボー
5.パールマン(1897-2000):ヘブライ組曲からラビたちの踊り
6.チェイジェス(1910-1985):チェイシッド
7-9.ブロッホ:バール・シェム-ハシディズム教徒の生活の3つの情景
10.アブラハム・ゴルトファーデン(1840-1908)スラミス
- 干しぶどうおよびアーモンド(ヴァイオリンとピアノ編)
11.ジョセフ・ボニーム(1891-1959):ヘブライの踊り
12.ラザール・サミンスキー(1882-1959):ヘブライ狂詩曲 Op.3-2
13.イサイ・アレクサンドロヴィチ・ドブローウェン(1891-1953):
ヘブライの旋律
14.ラヴェル(1875-1937):
2つのヘブライの旋律-第1番 カディッシュ(L. ガーバン編)
15.マーク・マルコヴィチ・ワルシャフスキー(1840-1907):暖炉にて
オルショイヤ・コルソラン(ヴァイオリン)
ユディット・カルツェス(ピアノ)
ウィーンで活躍する女性ヴァイオリニスト、コルソランは、シュレスヴィヒ
・ホルシュタイン音楽祭に出演したことで指揮者ショルティに見出され、世
界的に脚光を浴びました。彼女はブダペストのフランツ・リスト音楽院で学
び、ジュリアード音楽院では、パールマンとディレイに師事し、ウィーン交
響楽団などいくつものオーケストラのコンサート・ミストレスを務めた人。
ユダヤ音楽を精力的に紹介していることでも知られています。毎年100万人
以上もの集客があるブダペストの「ユダヤ夏祭り」での実行委員を務めるな
ど、「頽廃音楽」の紹介にも力を注いでいます。

SM145 ¥2080
シューベルト:作品集
1-4.ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 Op.100 D929
5-7.ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 Op.120 D664
トリオ・オーパス100(メンバー)マリナ・ヤコヴレヴァ(ヴァイオリン)…1-4
クラウディス・ヘルマン(チェロ)…1-4
オリヴァー・シュニーダー(ピアノ…1-7
ロシアの若きヴァイオリニスト、ヤコヴレヴァ、チューリヒ歌劇場で活躍す
るチェリスト、ハーマン、そしてスイス生まれのピアニスト、シュニーダー。
この3人による最強トリオ「opus 100」の登場です。はじけるような若さ、見
事なアンサンブル、これまでに聴いた事のないほど、気持ちよい緊張感の漂
うシューベルト(1797-1828)!これは一聴の価値ありです。すでに何枚かのソ
ロ・アルバムをリリースしているシュニーダーのソロで聴く12番のソナタも
見事。流麗かつ一分の隙のない筋肉質なシューベルトをどうぞ。

<Berlin Classics>
BC 0274 10枚組 \4050
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集&弦楽三重奏曲全集
ズスケ四重奏団
長らく廃盤となっておりました同タイトルですが、ご好評につき数量限定で
の再プレスが決定しました。




<WARNER CLASSICS>
WARNER 2564 672635 \2080
サティ:ピアノ曲集
3つのジムノペディ、冷たい小品より逃げ出したくなる3つの歌、
乾からびた胎児、犬のためのしまりのない真正な前奏曲、
いやな気取り屋の3つの高雅なワルツ、スポーツと気晴らし、
最後から2番目の思想、古い金貨と古い甲冑、天国の英雄的な門への前奏曲、
グノシエンヌ、世紀ごとの時間と瞬間の時間、あなたが欲しい、
ラグ・タイム・パラード
ジョアンナ・マグレガー(pf)

WARNER 2564 672698 \2080
D.スカルラッティ:ソナタ集
ソナタK.1、K.9、K.69、K.113、K.127、K.132、K.133、K.141、K.144、
K.159、K.175、K.215、K.380、K.430、K.481、K.492、K.502、K.30
ジョアンナ・マグレガー(pf)

WARNER 2564 672352 3枚組 \2850
J.S.バッハ:フーガの技法、6つのフランス組曲
ジョアンナ・マグレガー(pf)

WARNER 2564 672554 2枚組 \1350
リスト:作品集
ピアノ協奏曲、愛の夢、超絶技巧練習曲より、メフィストワルツ第1番、
スペイン狂詩曲、巡礼の年より、伝説、十字架の道、
ハンガリー狂詩曲第12番、前奏曲、他
ヴァリアスアーティスツ

WARNER 2564 673616 7枚組 \4850
J.S.バッハ:
マタイ受難曲、ヨハネ受難曲、ミサ曲ロ短調
トン・コープマン指揮、アムステルダム・バロック管弦楽団、他

WARNER 2564 675239 10枚組 \5550
Court of the Sun King
太陽王の宮廷 - フランス・バロックの栄光
Charpentier:Te Deum/Lully:Te Deum
Charpentier:Magnificat、Messe de minuit
Dialogus inter angelos et pastores Judeae
Bernier:Motet du Saint-Esprit/Marchand:Livre d’orgue(excerpt)
Charpentier:Messe pour les trepasses、Dies irae、
Motet pour les trepasses
Couperin:Lecons de tenebres、Motet“Audite omnes et expanescite”、
Motet“Victoria: Christo resurgenti”
Charpentier:Le Reniement de saint Pierre/Gilles:Messe des morts
Lalande:3e Lecon de tenebres/Nivers:Suite du 2e ton
Grigny:Messe“Conctipotens genitor Deus”(excerpt)
Couperin:Messe des Paroisses(excerpt)、Messe pour les Couvents
Lalande:Simphonies pour les Soupers du Roy Hymne“Sacris solemnis”
Couperin:Le Parnasse, ou l’Apotheose de Corelli、
Concert royal No.1、L’Apotheose de Lully
Dandrieu:Trio Sonata, op.1 no.6
La Barre:Suite for 2 flutes Jacquet de la Guerre
D’Anglebert:Pieces de clavecin
D’Anglebert、Boismortier、Chambonnieres、Corrette、
F.&L.Couperin、Rameau、Royer: Pieces de clavecin
Lully: Isis & Armide(excerpts)、Amadis(symphonic suite)
ヴァリアスアーティスツ

●WARNER APEX series 各1枚もの \680 2枚組 \1050
WARNER 2564 674290
リムスキー・コルサコフ:シェヘラザード、組曲「サルタン皇帝の物語」
ダニエル・バレンボイム指揮、シカゴ交響楽団

WARNER 2564 674298
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」
シューマン:ピアノ五重奏曲
スヴャトスラフ・リヒテル(pf)
ボロディン四重奏曲

WARNER 2564 673917
ブリテン:二重協奏曲、シンフォニエッタ、ヤング・アポロ、2つのポートレート
ケント・ナガノ指揮、ハレ管弦楽団
ギドン・クレーメル(Vln)ユーリ・バシュメット(Vla)
ニコライ・ルガンスキー(pf)

WARNER 2564 673912
バルトーク:ヴァイオリンソナタ第2番
エネスコ:幼き頃の印象
シュルホフ:ヴァイオリンソナタ第2番
プラキディス:2つのきりぎりすの踊り
ギドン・クレーメル(Vln)
オレグ・マイセンベルク(pf)

WARNER 2564 674300
ヴァイオリン名曲集
ハチャトゥリアン:剣の舞/ラフマニノフ:ヴォカリース
プロコフィエフ:ピーターとおおかみより/シューベルト:アヴェマア
ウィリアム・クロール:バンジョーとフィドル/グルック:メロディ
ヴュータン:ロンドOp.32-2/ヴィエニャフスキ:伝説Op.17
パガニーニ:ソナタOp.3-4/マスネ:タイスの瞑想曲
シューベルト:魔王、ドイツ舞曲/ガーシュウィン:3つのプレリュード
アレキサンダー・マルコフ(Vln)
ドミトリー・コーガン(pf)

WARNER 2564 674302 2枚組 \1050
シューベルト:ミサ曲第5番D.678、第6番D.950
ニコラウス・アーノンクール指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団、他

WARNER 2564 674296
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番、第20番
マルタ・アルゲリッチ(pf)
アレクサンドル・ラビノヴィチ指揮、パドヴァ管弦楽団
2台のピアノのための協奏曲K.365
アレクサンドル・ラビノヴィチ(pf)
イエルク・フェルバー指揮、ヴュルテンベルク室内管弦楽団

WARNER 2564 673910
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」、第4番「イタリア」
ニコラウス・アーノンクール指揮
ヨーロッパ室内管弦楽団

WARNER 2564 673914
プッチーニ:オペラアリアと歌曲集
キリ・テ・カナワ(Sop)
ケント・ナガノ指揮、フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団
ロジャー・ヴィニョールズ(pf)

WARNER 2564 674378
バルトーク:ピアノ協奏曲第1番-第3番
アンドラーシュ・シフ(pf)
イヴァン・フィシャー指揮、ブダペスト祝祭管弦楽団




<Brilliant Classics>
BRL 9220 2枚組 \1080
ジョリヴェ:歌曲全集
Deux poesies de Francis Jammes、Chewing-gum、Faux Rayon、
Rondel“Au retour de dure prison”、La Mule de Lord Bolingbroke、
Priere des treize hommes dans la mine、
Quatre melodies sur des poesies anciennes、
Le Chant des regrets、Romantiques 、Jeu du camp fou、
Les Trois Complaintes du soldat、Trois Chansons de Menestrel、
Poemes intimes、Trois Poemes galants、Jardins d’hiver
ヴァレーズ:暗く深い眠り
※ブックレットはCDROMで収録
ソフィー・マリレー(MSop)クリスティアン・イムラー(Br)
ルネ・パーラー(Br)フィリッポ・ファリネッリ(pf)

BRL 94061 3枚組 \1550
J.S.バッハ:フーガの技法
カノン変奏曲「高き天よりわれはきたり」BWV.769、
音楽の捧げものBWV.1079、3つの主題によるフーガBWV.1080/18
※ブックレットはCDROMで収録
マッテオ・メッソーリ(Cemb、Org)
カペラ・アウグスターナ

BRL 9231 9枚組 \4380
R.シュトラウス:室内楽曲全集
2つの小品AV.168、AV.178、AV.182-1、AV182-2、ピアノ四重奏曲Op.13、
海辺の城AV.92、2つのハルモニウムのための婚礼前奏曲AV.108、
イノック・アーデンOp.38、ホルン協奏曲第1番(ホルンとピアノによる)、
第2番(ホルンと2台ピアノによる)、アンダンテAV.86a、
セレナーデ(ピアノによる)Op.7、四手のためのフーガAV.81/177、
ガボットAV.57、13の吹奏楽器のための組曲(四手ピアノによる)Op.4、
交響的幻想曲「イタリアから」(四手ピアノによる)Op.16、
ヴァイオリン協奏曲(ピアノ伴奏による)Op.8、アレグレットAV.149、
歌劇「ダフネ」よりアンダンテOp.82、ヴァイオリンソナタOp.18、
チェロソナタOp.6、ロマンスAV.75、弦楽四重奏曲Op.2、
弦楽四重奏楽章AV.211、Variations on a Bavarian Folksong、
5つのピアノ小品Op.3、情緒のある風景Op.9、ピアノソナタOp.5、
交響曲第2番(四手ピアノによる)Op.12、セレナーデ(四手ピアノによる)Op.7、
4つのマーチ、カプリチョOp.85、ピアノ三重奏曲第1番、第2番、
序奏と主題AV.52、ロマンスAV.61、AV.75
ヨハネス・リツコフスキー(Hrn)ウォルフガング・サヴァリッシュ(pf)
バートン・ウェーバー、ギッティ・ピルナー(pf)
ベゴニア=ウリアルテ・ムロンゴヴィウス、
カール=ヘルマン・ムロンゴヴィウス(pf)エルネ・セベスチャン(Vln)
ジンネーファー四重奏団、ペーター・ヴェプケ(Vc)
ウィーン弦楽三重奏団、セバスティアン・ヘス(Vc)
カール=ハインツ・シュテフェンス(Cla)ウェン=シン・ヤン(Vc)

BRL 94189 \540
アルビノーニ:6つのソナタ・ダ・キエザOp.4
アド・コルダ

BRL 94190 \540
ギターとフォルテピアノのための作品集
ジュリアーニ&モシュレス:協奏的大二重奏曲
ジュリアーニ:2つのロンドOp.68
ジュリアーニ&フンメル:国民的大ポプリOp.93
ジュリアーニ:「シリアへの出発」の主題による大変奏曲Op.104
パオロ・プリエーゼ、クラウディオ・マッカーリ(Guitar)
ジョヴァンニ・トーニ(fp)

BRL 94210 \540
チャイコフスキー:世俗合唱曲集
Evening、Autumn、Child’s Song、Blessed is he who smiles、
Why does the sound of the revels grow silent?、
Much too soon in the season、Old French Air、Dawn、Nature and Love、
Before sleep、A golden cloud slumbered、
A greeting to Anton Rubinstein、The Nightingale、
It is not the cuckoo、Night、Hymn to Cyril and Methodius、
A Legend、Neapolitan Air
ヴィクトル・ポポフ指揮
モスクワ・アカデミー合唱団
アンドレイ・アゾフスキ(Sop)ドミトリー・コルチャク(Ten)
Natalia Savelieva soprano(Sop)Vera Trifonova(Sop)
Anetta Michina(MSop)タマラ・クラフチェンコ(pf)

BRL 94216 3枚組 \1550
メンデルスゾーン:付随音楽集
劇音楽「アンティゴーネ」Op.55、劇音楽「コロノスのエディプス」Op.93
劇音楽「アタリー」Op.74
ステファン・ゾルテス指揮、ベルリン放送交響楽団、他
クリストフ・シュペリング指揮、ノイエ・オルケスター、他

BRL 94219 2枚組 \1080
クルーセル:クラリネット協奏曲全集
エマ・ジョンソン(Cla)
ジェラード・シュワルツ指揮、イギリス室内管弦楽団
ヘンク・デ・グラーフ(Cla)
ダニエル弦楽四重奏団のメンバー

BRL 94237 2枚組 \1080
シュレーカー:管弦楽曲集、合唱曲集
交響曲Op.1、インタフェルネスの女、詩篇第116番Op.6、
祝典円舞曲と円舞曲風間奏曲、舞踊劇「ロココ」、5つの歌、
Immer hatt'ich noch Gluck im Leben、
Wollte ich hadern mit Gluck und Schicksal、
アイヒェンドルフ歌曲集より第12番「郷愁」(ヴォルフ原曲)、Fagea、
アイヒェンドルフ歌曲集より第3番「語らぬ愛」(ヴォルフ原曲)、
警鐘、白鳥の歌 Op.11
ゲオルク・メヒトヒルト(Sop)
ペーター・グルケ指揮、ケルン放送管弦楽団、合唱団

BRL 94238 3枚組 \1550
ステンハンマル:交響曲集、ピアノ協奏曲集
交響曲第1番、組曲「ロドレッシの歌」Op.39、
カンタータ「歌」Op.44より間奏曲/交響曲第2番、冬至祭Op.24、
フローレスとブランセフロール、2つの感傷的ロマンスOp.28
ピアノ協奏曲第1番、第2番 
ペーテル・マッテイ(Br)ウルフ・ヴァーリン(Vln)
パーヴォ・ヤルヴィ指揮、マルメ交響楽団
クリスティーナ・オルティス(pf)ルーヴェ・デルヴィンイェル(pf)
ネーメ・ヤルヴィ指揮、イェーテボリ交響楽団




<Regis>
RRC 1370 \680
The Solo Recordings
ディヌ・リパッティ(pf)名演奏集

RRC 1371 \680
R.シュトラウス:交響詩集
ドン・キホーテ
ルドルフ・ケンぺ指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
ポール・トルトゥリエ(Vc)、
ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快ないたずら
ドン・ファン フリッツ・レーマン指揮  1958年録音

RRC 1372 \680
ヴェルディ:レクイエム
ヘルヴァ・ネッリ(Sop)フェドーラ・バルビエーリ(MSop)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(Ten)チェーザレ・シエピ(Bs)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮、NBC交響楽団、他

RRC 1373 \680
ムソルグスキー:展覧会の絵
スヴャトスラフ・リヒテル(pf)
プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番、ピアノ協奏曲第1番
カレル・アンチェル指揮、プラハ交響楽団

RRC 1374 \680
Great British Sopranos
イギリスのソプラノたちヴァリアスアーティスツ
戦前に活躍したイギリスを代表するソプラノ歌手の名演奏集。
マギー・テイト、イゾベル・ベイリー、マーガレット・シェリダン、
エヴァ・ターナー、メアリー・ガーデン、Elsie Suddaby、Miriam Licette、
Dora Labette、他

RRC 1375 \680
Great Welsh Tenor
ヘンデル:アリア集
イギリス民謡集
リチャード・ルイス(Ten)

RRC 6010 6枚組 \4050
ショパン:ピアノ曲集
バラード第1番-第4番、スケルツォ第1番-第4番、ポロネーズ第1番-第6番、
マズルカ集Op.6、Op.17、Op.24、Op.30、Op.33、Op.41、Op.50-1-3、
Op.56-1-3、Op.59-1-3、Op.63-1-3、Op.68、Op.51、Op.50、
24の前奏曲Op.28、ノクターン第1番-第19番、ワルツ第1番-第14番 
録音1936、1937、1946、1955、1956、1958、1959年
アルトゥール・ルービンシュタイン(pf)



<Membran>
●DOCUMENTS Series
MEMBRAN 233157 2枚組 \950
R.シュトラウス:歌劇「アラベラ」
ゲオルグ・ショルティ指揮、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団、他
オットー・エーデルマン(Bs)イラ・マラニューク(Sop)
リーザ・デラ・カーザ(Sop)ヒルデ・ギューデン(Sop)
ジョージ・ロンドン(Br)

MEMBRAN 233190 2枚組 \950
ヘンデル:歌劇「アルチーナ」
ジョーン・サザーランド(Sop)フリッツ・ヴンダーリヒ(Ten)
ノーマ・プロクター(Alt)ジャネット・ヴァン・ダイク(Sop)  
フェルディナンド・ライトナー指揮、カペラ・コロニエンシス、他

MEMBRAN 233191 2枚組 \950
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」
ジョーン・サザーランド(Sop)ジョアオ・ギビン(Ten)
ジョン・ショウ(Br)ジョセフ・ルルー(Bs)
トゥリオ・セラフィン指揮、コヴェント・ガーデン管弦楽団、他

NCA 60213 \1650
恋のアランフェス-ギター四重奏によるロドリーゴ作品集
ロドリーゴ:
アランフェス、わが思い
4つの愛のマドリガル
バレンシアの6つの歌 から 第1、2、4、5、7曲
聖なる羊飼い
ベレンのコプリーリャ
恋する羊飼いのコプラ
ソナタ・ジョコーサ
カスティーリャの抒情詩
恋のアランフェス
スパニッシュ・アート四重奏団
Janet Whitmore-Johnson, soprano
David Johnson, violin
Klaus und Rainer Feldmann, guitar duo
1993/5/25-27

NCA 60226 \1650
ライヒャ:
木管五重奏曲 イ短調 op.91-2
コール・アングレーのためのアンダンテ ヘ長調、ニ短調、
変ホ長調
ライヒャ木管五重奏団 1996/5/28-30

FABFOUR 233307 4枚組 \1050
ジークフリート・ベーレント/世界中のギターで
ダウランド、ミラン、ロジー、シェンク、ロイスナー、ヴィゼ、
パガニーニ、ガブリエリ、フレスコバルディ、ガリレイ、
デュランテ、マレーラ、カルッリ、パーセル、テレマン、
ジュリアーニ、ボッケリーニ、カステルヌオーヴォ=テデスコ、
他スペインの音楽集(いづれも詳細不明)
Pierre W. Feit(Oboe), Zagreber Streichquartett, Siegfried Fink
(Darabukka), Symphonie-Orchester Graunke, Heinz Geese
1975,1977-79

FABFOUR 233308 4枚組 \1050
マリア・カラス/彼女のもっともいとしいアリア集
収録作品(いづれも抜粋、詳細不明)
ノルマ、ランメルモールのルチア、トスカ、トゥーランドット、
蝶々夫人、リゴレット、椿姫、ラ・ワリー、アンドレア・シェニエ、
アイーダ、ナブッコ、セヴィリアの理髪師、ディノラ、
ヴェスタの巫女 他
セラフィン、ヴォットー、バーンスタイン、カラヤン、レッシーニョ、
デ・サバタ他指揮   1951-1974

FABFOUR 233310 4枚組 \1050
クリスマスのクラシック作品集
CD1:
モンテヴェルディ:クリスマスの晩課
エルセ・トープ・シュレーダー、クラウディア・キドン(S)
キルステン・グローヴ(A) 
ポウル・エンボア、ラーシュ・ペデルセン(T)
ペール・ホイアー、ルネ・ステンスヴォルト(Bs)
キム・グリス・ナンフレーズ指揮
デンマーク室内管弦楽団、合唱団1999
CD2:
ヘンデル:メサイア(Part1,2 + Chorus"Hallelujah"
ボーディル・アーネセン(S) ウッラ・クドスク・イェンセン(A)
ミカエル・クリステンセン(T) ハンス・ラーヴェッツ(Bs)
モーテン・トプ指揮 アカデミー管弦楽団、合唱団  1997,1998
CD3:
バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV.248(抜粋)
ゲルト・ルッツェ(エヴァンゲリスト) クロエ・オーウェン(S)
ヘルタ・テッパー(A) ホルスト・ギュンター(B)
キート・エンゲン(B)
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団、同合唱団   1955
CD4:
サン=サーンス:クリスマス・オラトリオ、ハープのための幻想曲
フォーレ:ラシーヌ賛歌
ティネベート・ハルトコプフ(S) ボレッテ・ブルノ・ハンセン(A)
ヤン・ルンド(T) ラーシュ・フェンツ・クロウ(Bs)
ユースト・シェリング(Hp) ベント・セアンセン(Org)
スヴェン=インヴァート・ミッケルセン指揮
ローウム修道院声楽アンサンブル1998




<SonyBmg>
SBLM 00001(仮番号) 30枚組 \11000
ロリン・マゼールの芸術
装丁はクラムシェル・ボックス仕様で、各CDは紙製ケースに収納されてます。
Disc.1-5
ベートーヴェン:交響曲全集
ロリン・マゼール指揮、クリーヴランド管弦楽団
Disc.6
ベルリオーズ:幻想交響曲
ロリン・マゼール指揮、クリーヴランド管弦楽団
Disc.7
ドビュッシー:バレエ「遊戯」、交響詩「海」、夜想曲
ロリン・マゼール指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、シェーンベルク合唱団
Disc.8
グローフェ:組曲「グランド・キャニオン」、
ハーバート:
交響詩「ヘーローとレアンドロス」op.33、
オペレッタ名曲メドレー:おもちゃの行進曲-アブサン・フラッペ-
君は君なれば-君去りしとき-算数なんか大嫌い-だれかと恋におちそうよ-
ジプシーの恋の歌-イタリアの街の歌-もう一度キスして-
アイルランド人は今晩、大はしゃぎ (サンフォード編)
ロリン・マゼール指揮、ピッツバーグ交響楽団
Disc.9
ホルスト:組曲「惑星」
ロリン・マゼール指揮、フランス国立管弦楽団
Disc.10
マーラー:交響曲第1番「巨人」
ロリン・マゼール指揮、フランス国立管弦楽団
Disc.11
ラヴェル:ボレロ
ロリン・マゼール指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Disc.12
レスピーギ:ローマ三部作
ロリン・マゼール指揮、ピッツバーグ交響楽団
Disc.13
サン・サーンス:
交響曲第3番op.78「オルガン付き」、交響詩「ファントン」op.39、
交響詩「死の舞踏」op.40、歌劇「サムソンとデリラ」-第3幕バッカナール
アンソニー・ニューマン(オルガン)、
ロリン・マゼール指揮、ピッツバーグ交響楽団、
Disc.14-17
シベリウス:交響曲全集
ロリン・マゼール指揮、ピッツバーグ交響楽団
Disc.18
リヒャルト・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
ロリン・マゼール指揮、クリーヴランド管弦楽団
Disc.19-22
リヒャルト・シュトラウス:管弦楽作品集
・交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」op.30
・楽劇「薔薇の騎士」組曲 op.59
・交響詩「ドン・ファン」op.20
・家庭交響曲 op.53
・交響詩「死と変容」op.24
・交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」op.28
・交響詩「英雄の生涯」op.40
・アルプス交響曲 op.64
・交響詩「マクベス」p.23
ロリン・マゼール指揮、バイエルン放送交響楽団
Disc.23
ストラヴィンスキー:
バレエ音楽「ペトルーシュカ」、交響詩「ナイチンゲールの歌」、
幻想曲「花火」
ロリン・マゼール指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Disc.24
ストラヴィンスキー:
組曲「兵士の物語」、「三楽章の交響曲」、「詩篇交響曲」
ロリン・マゼール指揮、バイエルン放送交響楽団
Disc.25-27
チャイコフスキー:交響曲第4-6番
ロリン・マゼール指揮、クリーヴランド管弦楽団
Disc.28-29
ワーグナー:管弦楽作品集
ロリン・マゼール指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
Disc.30
オーケストラ・スペクタキュラー
チャイコフスキー:イタリア奇想曲po.45、序曲「1812」op.49
ベートーヴェン:ウェリントンの勝利
リスト:交響詩「フン族の戦い」
ロリン・マゼール指揮、バイエルン放送交響楽団
※収録曲順につきましては変更なる場合がございますので予めご了承くだ
さい。




<Opus Arte DVD>
OA 1051D(DVD-Video) 2枚組 \5480
OABD 7086D(Blu-ray) \5480
ブリテン:歌劇「ビリー・バッド」
字幕 英・仏・独・西
マーク・エルダー指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、他
グラインドボーン音楽祭2010

OA 1040(DVD-Video) \4550
OA 7076BD(Blu-ray) \3590
ヴェルディ:歌劇「椿姫」
字幕 英・仏・独・西・伊
アントニオ・パッパーノ指揮
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団、他
コヴェントガーデン王立歌劇場2009

OA 1049(DVD-Video) \4550
OA 7084BD(Blu-ray) \5480
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」
字幕 英・仏・独・西・蘭
ハルトムート・ヘンヒェン指揮
ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団、他
ネーデルラントオペラ2010




<HARDY CLASSIC VIDEO>
HCD 4047(DVD-Video) \3050
フェニーチェ歌劇場 ニューイヤーコンサート2011
ダニエル・ハーディング指揮
フェニーチェ歌劇場管弦楽団、他




<ANALEKTA>
●ANALEKTA the finest Canadian musicians
ANALEKTA 2 9768 \2080
SELECTIONS ベスト オブ ジェームズ・エーネス
J.S.バッハ:パルティータ第3番BWV1006より、ソナタBWV1019Aより、
パルティータBWV1004よりシャコンヌ
ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品Op.75より、ソナタOp.100より
クライスラー:愛の悲しみ、中国の太鼓、愛の喜び
サン・サーンス:ハバネラ、序奏とロンド・カプリチオーソ
マスネ:瞑想曲

ANALEKTA 2 9953 \2080
ブリランス
ジャン・マティシア:悪魔のラグ/Breilh-Decruck:ソナタ
ポール・クレストン:ソナタOp.19/ウィリアム・オルブライト:ソナタ
イダ・ゴトコフスキー:ブリランス/ルディ・ヴィードーフ:ワルツ
ピエット・スウェルツ:クロノス
マチュー・ゴーラン(Sax)
ジャセイント・リヴァイン(pf)

ANALEKTA 2 9286 \2080
ショーソン:ヴァイオリンとピアノと弦楽四重奏のための協奏曲Op.21
マテュー:ピアノ三重奏曲、ピアノ五重奏曲
アラン・ルフェーヴル(pf)
ダヴィッド・ルフェーヴル(Vln)
アルカン弦楽四重奏団

ANALEKTA 2 9970 \2080
J.S.バッハ:チェンバロによる演奏集
BWV.565、BWV.645、BWV.541、BWV.605、BWV.638、BWV.535、BWV.639、
BWV.545、BWV.529、BWV.545、BWV.690、BWV.642、BWV.643、BWV.731、
BWV.582
リュック・ボーセジュール(Cemb)

ANALEKTA 2 8732 \2080
ジョン・アダムス:ポートレート
ロード・ムーヴィーズ、ジョンの胡散臭い踊りの本より、
シェーカー・ループス
アンジェル・デュボー(Vln)ルイーズ・バセット(pf)
ラ・ピエタ

ANALEKTA 2 9985 \2080
ハープのための室内楽曲集
タイユフェール:ソナタ
フィリップ・エルサン:ハープとチェロのためのコラール
シェーファー:風の鳥
ラヴェル:ソナチネ
フランセ:五重奏曲第2番
ヴァレリー・ミロ(Harp)、他

ANALEKTA 2 9968 2枚組 \3380
J.S.バッハ:ヴィオラによるチェロ組曲集
ヘレン・カルス(Vla)

ANALEKTA 2 9989 \2080
プレミア・ソング - アーリー・ドリームス
ムルシア、サンス、ルイス・デ・リバヤス、オエスタールの室内楽曲
コンスタンチノープル




<Brilliant>
BRL 94052 85枚組 \12000
ベートーヴェン:作品全集
縦130mm×横215mm×奥行140mm CDROM(ブックレット収録)1枚
待望の新編集・再発売!!
ブリリアントレーベルの豊富なベートーヴェン音源を使った全集です。
現在全集として入手できる唯一のボックスです。今回、交響曲はブロムシュ
テット指揮の名演奏を、ピアノソナタはブレンデルの演奏を収録しています。
また前回ボックス同様、協奏曲はグルダ、弦楽四重奏曲はグァルネリ、シャ
ロン四重奏団の演奏です。
ブックレットは英、伊、西語でCDROMに収録。歌曲の歌詞も収録しています。
数量限定生産品です。

●Disc. 1- 5
交響曲全集
ヘレナ・デーゼ(Sop)マルガ・シムル(Alt)
ペーター・シュライアー(Ten)テオ・アダム(Bs)
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮、シュターツカペレ・ドレスデン、他
●Disc. 6-8
ピアノ協奏曲全集
フリードリヒ・グルダ(pf)
ホルスト・シュタイン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァイオリン協奏曲Op.61(ピアノ編曲版)
杉谷昭子(pf)ジェラルド・オスカンプ指揮、ベルリン交響楽団
●Disc. 9
ヴァイオリン協奏曲Op.61、ロマンス第1番、第2番
ヘンリク・シェリング(Vln)
ベルナルド・ハイティンク指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
●Disc. 10
三重協奏曲Op.56
ジョゼフ・カリクシュタイン(pf)ジェイミー・ラレード(Vln)
シャロン・ロビンソン(Vc)
アレグザンダー・ギブソン指揮、イギリス室内管弦楽団
ピアノ協奏曲WoO.4
マルティン・ガリング(pf)
カール=アウグスト・ビュンテ指揮、ベルリン交響楽団
ピアノと管弦楽のためのロンドWoO.6
ワルター・クリーン(pf)
イルジー・セムコフ指揮、セントルイス交響楽団
●Disc. 11、12
「レオノーレ」序曲第1番Op.138、第2番Op.72、第3番Op.72a、
「フィデリオ」序曲Op.72b、
「レオノーレ・プロハスカ」のための葬送行進曲WoO.96、
「献堂式」より序曲Op.124、合唱曲WoO.98、序曲「コリオラン」Op.62、
序曲「命名祝日」Op.115、祝賀メヌエットWoO.3、
「タルペイア」のための凱旋行進曲WoO.2
フィリス・プリン=ジュリソン(Sop)バッハ・ソサエティ・オブ・ミネソタ
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮、ミネソタ管弦楽団
ウェリントンの勝利Op.91
ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団
オルガンのための2声フーガWoO.31、音楽時計のための5つの小品WoO.33、
笛時計のための擲弾兵行進曲Hess.107
クリスティアン・シュミット(Org)
●Disc. 13
12のコントルダンスWoO.14、11のウィーン舞曲「メートリング舞曲」WoO.17、
6つのレントラーWoO.15、12のドイツ舞曲WoO.8
ヘルムート・コッホ指揮、ベルリン室内管弦楽団
6つの夜会メヌエットWoO.9
カール・ズスケ、クラウス・ペータース(Vln)
マティアス・プフェンダー(Vc)
●Disc. 14
12のメヌエットWoO.7
フリーデマン・ヴェッツェル指揮、ワイマール室内管弦楽団
行進曲「軍隊行進曲」WoO.24、6つのメヌエットWoO.10
エーヴァルト・ドンホーファー指揮、カペラ・イストポリターナ
6つのドイツ舞曲WoO.42
小林幸子(Vln)ミカエル・ワグナー(pf)
6つのエコセーズWoO.83、エコセーズWoO.23、7つのレントラーWoO.11、
12のドイツ舞曲WoO.13
ライナー・マリア・クラス(pf)
●Disc. 15
管楽八重奏曲Op.103、ロンディーノWoO.25、六重奏曲Op.71、
3つの二重奏曲WoO.27
オッテット・イタリアーノ
●Disc. 16
行進曲第1番「ボヘミア国防軍のために」WoO.18、行進曲「帰営譜」WoO.20、
軍楽のための行進曲第2番WoO.19、ポロネーズWoO.21、エコセーズWoO.22、
行進曲WoO.29、五重奏曲Hess.19、3つのホルンのためのアダージョ ヘ長調、
4つのトロンボーンのための3つのエクアーレWoO.30、
2つのオーボエとイングリッシュホルンのための三重奏曲Op.87、
モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲
WoO.28、2つのフルートのためのアレグロとメヌエットWoO.26
オッテット・イタリアーノ、ジェノバ室内管弦楽団のメンバー
●Disc. 17、18
セレナードOp.41、主題と6つの変奏曲Op.105、
2つのフルートのためのアレグロとメヌエットWoO.26、
フルートとファゴットとピアノのための三重奏曲WoO.37、
主題と10の変奏曲Op.107、3つのフルートのためのトリオ ト長調、
フルートソナタ変ロ長調Anhang.4
ジャン=ピエール・ランパル(Flu)アラン・マリオン(Flu)
クリスチャン・ラルデ(Flu)パウル・オンゲ(Fgt)
ロベルト・ヴァイロン=ラクロス(pf)
●Disc.19
七重奏曲Op.20
アカデミー室内管弦楽団
六重奏曲Op.81b
ゲルハルト・マイヤー(Hrn)ルドルフ・オロルド(Hrn)エルベン四重奏団
●Disc. 20
ピアノと管楽のための五重奏曲Op.16
クララ・ヴュルツ(pf)ハンス・メイヤー(Obe)ヘンク・デ・グラーフ(Cla)
マルティン・ヴァン・デ・メルヴェ(Hrn)ペーター・ガーステルランド(Fgt)
ピアノ三重奏曲第4番「街の歌」
ゾルターン・コチシュ(pf)カールマン・ベルケシュ(Cla)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
ホルンソナタOp.17
フェレンツ・タルヤーニ(Hrn)デジュー・ラーンキ(pf)
●Disc. 21
ピアノ三重奏曲Op.38(七重奏曲編曲版)
小林幸子(Vln)斎藤千尋(Vc)ミカエル・ワグナー(pf)
モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」の「もし伯爵様が踊るなら」による
12の変奏曲WoO.40
ペーター・グラッテ(Vln)エヴァ・アンデル(pf)
●Disc. 22
セレナードOp.25
スーザン・ミラン(Flu)リーヴォン・チリンギリアン(Vln)
イアン・ブラウン(pf)
ロンドWoO.41、三重奏曲Hess.48
小林幸子(Vln)斎藤千尋(Vc)ミカエル・ワグナー(pf)
アダージョWoO.43-2、ソナチネWoO.44-1
エルハルド・フィーツ(Mandolin)アマデウス・ウェーバージンケ(pf)
ソナチネWoO.43-1、アンダンテと変奏曲WoO.44-2
ラヨシュ・メイヤー(Mandolin)イムレ・ローマン(pf)
●Disc. 23
ピアノ四重奏曲WoO.36-1、WoO.36-2、WoO.36-3
アンソニー・ゴールドストーン(pf)カミングズ弦楽三重奏団
●Disc. 24-27
ピアノ三重奏曲第1番、第2番、第3番、第5番「幽霊」、
第6番、第7番「大公」第8番WoO.39、第9番WoO.38、
第10番「創作主題による14の変奏曲」、カカドゥ変奏曲Op.121a
ボロディン三重奏団
●Disc. 28、29
チェロソナタ全曲、
ヘンデルのオラトリオ「ユーダス・マカウベス」の「見よ勇者は帰る」の
主題による12の変奏曲WoO.45、
モーツァルトの歌劇「魔笛」の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲Op.66
モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲
WoO.46
ハインリッヒ・シフ(Vc)
ティル・フェルナー(pf)
●Disc. 30-32
ヴァイオリンソナタ全曲
アルテュール・グリュミオー(Vln)
クララ・ハスキル(pf)
●Disc. 33、 34
弦楽三重奏曲Op.3、Op.9、セレナードOp.8
チューリッヒ弦楽三重奏団
●Disc. 35-42
弦楽四重奏曲全曲、大フーガOp.133
シャロン四重奏団、グァルネリ四重奏団
●Disc. 43
弦楽五重奏曲Op.29、Op.104
チューリッヒ弦楽五重奏団
弦楽四重奏曲ヘ長調Hess.34
ズスケ四重奏団
●Disc. 44
弦楽五重奏曲Op.4、弦楽五重奏曲のためのフーガOp.137、二重奏曲WoO.32、
2つのヴァイオリンとチェロとストリングベースのための6つのレントラー
WoO.15
チューリッヒ弦楽五重奏団
前奏曲とフーガ ホ短調Hess.29、ヘ長調Hess.30、ハ長調Hess.31、
メヌエット変イ長調Hess.33、弦楽五重奏のための前奏曲とフーガHess.40
ペレス四重奏団
●Disc. 45-53
ピアノソナタ全曲
アルフレッド・ブレンデル(pf)
●Disc. 54-56
「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガOp.35、
ピアノソナタ第20番Op.49-2、
「ルール・ブリタニア」による5つの変奏曲WoO.79、
イギリス国家による7つの変奏曲WoO.78
ヴラニツキーのバレエ「森のおとめ」のロシア舞曲による12の変奏曲WoO.71
創作主題による6つの変奏曲Op.34、創作主題による6つの変奏曲Op.76
創作主題による32の変奏曲WoO.80
ヴィンターの歌劇「中止された奉献祭」の四重唱曲「子よ、静かにおやすみ」
による7つの変奏曲WoO.75、
リギーニのアリエッタ「恋人よ来たれ」による24の変奏曲WoO.65、
パイジェルロの歌劇「水車屋の娘」の二重唱「わが心もはやうつろになりて」
による6つの変奏曲WoO.70
ジュスマイアーの歌劇「三人のサルタン妃」の三重奏曲「ふざけとたわむれ」
による8つの変奏曲WoO.76
ディッタースドルフのジングシュピーゲル「赤ずきん」からアリエッタ「昔々
おじいさんが」による13の変奏曲WoO.66
サリエリの歌劇「ファルスタッフ」の二重唱「まさにその通り」の主題によ
る10の変奏曲WoO.73、スイスの歌による6つのやさしい変奏曲WoO.64
パイジェルロの歌劇「水車屋の娘」の「田舎物の恋は」の主題による9つの
変奏曲WoO.69、創作主題による6つのやさしい変奏曲WoO.77
グレトリーの歌劇「獅子王リチャード」のロマンス「燃える情熱」の主題に
よる8つの変奏曲WoO.72、ロンドOp.51-2、アレグレットWoO.53
6つのエコセーズWoO.83、バガテル「エリーゼのために」WoO.59
ポロネーズOp.89
アルフレッド・ブレンデル(pf)
「選帝侯ソナタ」第1番WoO.47-1、第2番WoO.47-2
ウルリッヒ・スターク(pf)
●Disc. 57-59
ディアベッリの主題による33の変奏曲Op.120、11のバカテルOp.119、
6つのバガテルOp.126、ロンド・ア・カプリッチョOp.129、ロンドOp.51-1、
7つのバガテルOp.33、アンダンテ・ファヴォリWoO.57、
やや活き活きとWoO.60
アルフレッド・ブレンデル(pf)
プレストWoO.52、アレグレット ハ長調Hess.69、
バガテル「楽しい―悲しい」WoO.54、ロンドWoO.48、WoO.49、
2つのソナチネ楽章WoO.50、アルマンドWoO.81、アングレース 
ニ長調Hess.61、前奏曲WoO.55、幻想曲Op.77、アレグレットWoO.61、
ドレスラー行進曲による9つの変奏曲WoO.63、2つの前奏曲Op.39、
フーガ ハ長調Hess.64、メヌエットWoO.82、アレグレットWoO.56、
ハイベルのバレエ「妨げられた結婚」の「ヴィガノのメヌエット」の主題に
よる12の変奏曲WoO.68、ワルツWoO.84、
アレグレット・クワジ・アンダンテWoO.61a、ワルツWoO.85、
エコセーズWoO.86
ゲオルグ・フリードリヒ・シェンク(pf)
●Disc. 60
ピアノ連弾ソナタOp.6
ワルトシュタイン伯爵の主題による8つの変奏曲WoO.67、3つの行進曲Op.45
歌曲「君を思いて」による6つの変奏曲WoO.74、大フーガOp.134
フランク・ツァベル、ステファン・トーマス(pf)
「選帝侯ソナタ」第3番WoO.47-3
ウルリッヒ・スターク(pf)
●Disc. 61、62
歌劇「レオノーレ」全曲
エダ・モーザー(Sop)ヘレン・ドナート(Sop)テオ・アダム(Bs)
ヘルマン・クリスティアン・ポルステル(Bs)
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
シュターツカペレ・ドレスデン、他
●Disc. 63、64
歌劇「フィデリオ」全曲
カブリエレ・シュナウト(Sop)ルート・ツィーザク(Sop)
ヨゼフ・プロチュカ(Ten)ウーヴェ・ハイルマン(Br)
クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、他
●Disc. 65
劇音楽「エグモント」Op.84
エリザベート・ブロイル(Sop)ホルスト・シェルツェ(語り)
ハインツ・ボンガルツ指揮、シュターツカペレ・ベルリン
●Disc. 66
バレエ音楽「プロメテウスの創造物」Op.43
デイヴィット・ジンマン指揮、ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団
バレエ音楽「騎士のバレエ」WoO.1
ギュンター・ヘルビッヒ指揮、シュターツカペレ・ベルリン
●Disc. 67
劇音楽「アテネの廃墟」Op.113、「シュテファン王」Op.117
スターリング(Sop)ヴラディミール・デ・カネル(Br)
ハンス・フーベルト・シェーンツェラー指揮、ベルリン交響楽団、
ベルリン合唱団
終末歌「ゲルマニア」WoO.94
連合した王侯たちに寄せる合唱WoO.95
フロリアン・プライ(Br)
ニコル・マット指揮、ヨーロッパ室内ゾリステン、ヨーロッパ室内合唱団
●Disc. 68
アリア「ああ、不実なる人よ」Op.65、「初恋」WoO.92、
「いいえ、心配しないで」WoO.92a、二重唱「おまえの幸福な日々に」WoO.93、
三重唱「不信心な者よ、おののけ」Op.116、アリア「キスへの試み」WoO.89、
「娘たちと仲良くして」WoO.90
ウムラウフのジングシュピーゲル「美しい靴屋の娘」への2つのアリアWoO.91
ハンネ=ローレ・クーゼ(Sop)エーベルハルト・ビュヒナー(Ten)
ジークフリート・フォーゲル(Bs)
アルトゥール・アーベルト指揮、シュターツカペレ・ベルリン
●Disc. 69
皇帝ヨゼフII世の葬送カンタータWoO.87
皇帝レオポルトII世の即位を祝うカンタータWoO.88
キャメロン・フィオーナ(Sop)ヨクス・ティーレ(MSop)
コルツ・マティ(Ten)サヴィスキ・レオニード(Bs)
トヌ・カリユステ指揮、エストニア国立交響楽団、
エストニア・フィルハーモニー室内合唱団
●Disc. 70
カンタータ「栄光の瞬間」Op.136
アッラ・シモーニ(Sop)スランチェスカ・ペダーチ(Sop)
ジェレミー・オベンデン(Ten)ロベルト・ギェルラフ(Bs)
ディエゴ・ファソリス指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団、
スイス放送合唱団
12のイタリア語の重奏曲WoO.99
ハイケ・ハイルマン(Sop)アンネ・ヴァーヴィルト(Alt)
ダニエル・ヨハンセン(Ten)マンフレッド・ビットナー(Bs)
エリザベート・グリュネルト(pf)
●Disc. 71
同志の歌「すべてのよき時に」Op.122
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮、
ミネソタ管弦楽団、ミネソタ・バッハ・ソサエティ
合唱幻想曲Op.80、悲歌「生けるごとく安らかに」Op.118
ワルター・クリーン(pf)
イェジー・セムコフ指揮、
セントルイス交響楽団、合唱団
同志の歌「すべてのよき時に」Op.122、
野外カンタータ「楽しい乾杯の辞」WoO.103、
ロプコヴィツ・カンタータ「われらの尊き殿万歳」WoO.106、
カノン「苦しみは短く、喜びは永し」WoO.166
バーバラ・エミリア・シェーデル(Sop)カースティン・ワグナー(Alt)
ダニエル・シュライバー(Ten)トビアス・アルトバター(Ten)
ライナー・テテンベルク(Ten)ミカエル・ワグナー(pf)
奉献歌Hess.91、結婚の歌「友らのために、婚姻の神を称えん」WoO.105
ハイケ・ハイルマン(Sop)アンネ・ヴァーヴィルト(Alt)
ダニエル・ヨハンセン(Ten)マンフレッド・ビットナー(Bs)
エリザベート・グリュネルト(pf)
ウィーン市民への別れの歌WoO.121、オーストリア軍歌WoO.122、
奉献歌WoO.126
フロリアン・プライ(Br)ノルベルト・グロウ(pf)
ジングシュピール「凱旋門」のフィナーレ「成就せり」WoO.97
ジークフリート・フォーゲル(Bs)
アルトゥール・アーベルト指揮、シュターツカペレ・ベルリン
奉献歌Op.121b
インゲボルク・スプリンガー(Msop)
ヘルムート・コッホ指揮、ベルリン放送交響楽団
●Disc. 72
オラトリオ「オリーヴ山上のキリスト」Op.85
リーゼロッテ・レープマン(Sop)ラインホルト・バルテル(Ten)
アウグスト・メスタール(Bs)
ヨーゼフ・ブローザー指揮
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団
南ドイツ・コラール・ソサエティ
●Disc. 73、74
ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123
アンナ・トモワ・シントウ(Sop)パトリシア・ペイン(Alt)
ロベルト・ティア(Ten)ロベルト・ロイド(Bs)
コリン・デイヴィス指揮、ロンドン交響楽団、合唱団
ミサ曲ハ長調Op.86
クリスティーヌ・エダ=ピエール(Sop)クルト・モル(Bs)
コリン・デイヴィス指揮、ロンドン交響楽団、合唱団
●Disc. 75
連作歌曲「遥かな恋人に」Op.98、アデライーデOp.46、
アリエッタ「くちづけ」Op.128、君を愛すWoO.123、遠くからの歌WoO.137、
異国の若者WoO.138、あきらめWoO.149、追憶WoO.136、
ゲレルトの詩による6つの歌Op.48、5月の歌Op.52-4、モルモットOp.52-7、
新しき愛、新しき人生Op.75-2、寂しさの喜びOp.83-1、あこがれOp.83-2、
彩られたリボンに添えてOp.83-3、喜びと苦悩に満ちOp.84-4
ペーター・シュライアー(Ten)ワルター・オルベルツ(pf)
●Disc. 76
友情の喜びOp.88、愛されない者のため息と愛の答えWoO.118、
愛する男WoO.139、山からの呼び声WoO.147、希望に寄せてOp.32、
希望に寄せてOp.94、恋人に寄すWoO.140、恋人に寄す(第2稿)WoO.140、
独りごとWoO.114、われを忘れたもうWoO.130、君を思うWoO.74、
愛Op.52-6、いと麗しき花Op.52-8、ある乙女の絵WoO.107、
ミンナにWoO.115、声高な嘆きWoO.135、愛する人が去ろうとした時WoO.132、
憩いの歌Op.52-3、あこがれWoO.146
ペーター・シュライアー(Ten)アデーレ・シュトルテ(Sop)
ワルター・オルベルツ(pf)
●Disc. 77
蚤の歌Op.75-3、ウリアン氏の世界旅行Op.52-1、別れに歌う酒の歌WoO.109、
ポンス酒の歌WoO.111、満ち足りた者Op.75-6、
4つのアリエッタとひとつの二重唱曲Op.82、おお、いとしの森よWoO.119、
別れWoO.124、この暗い墓のうちにWoO.133、女暴君WoO.125、
何と時は長くWoO.116、愛する喜びWoO.128、うずらの鳴き声WoO.129、
ひめごとWoO.145、ラウラにWoO.112、星空の下の夕べの歌WoO.150、
嘆きWoO.113、燃え上がる色Op.52-2、むく犬の死に寄せる悲歌WoO.110、
いずれにしてもWoO.148、戦士の別れWoO.143、自由の人WoO.117、
奉献歌WoO.126
ペーター・シュライアー(Ten)ワルター・オルベルツ(pf)
ギーゼラ・フランケ(pf)
●Disc. 78
夜うぐいすの歌WoO.141、新しき愛、新しき生命WoO.127、
愛されない者のため息と愛の答えWoO.118、詩人の魂WoO.142、
愛する男WoO.139、メルケンシュタインWoO.144、
人は炎を隠そうとするWoO.120、モリーの別れOp.52-5、あこがれWoO.134、
遥かなる恋人に寄すOp.75-5、ミニョンOp.75-1、グレーテルの戒めOp.75-4、
約束を守る男Op.99、高貴な人は慈悲深く善良であれWoO.151、
親愛なヘンリエッテHess.151、メルケンシュタインOp.100
フロリアン・プライ(Br)アンナ・ハッセ(MSop)ノルベルト・グロウ(pf)
●Disc. 79-80
太った人を讃えてWoO.100、ろばの中のろばHess.277、親愛なる伯爵さま、
親愛なる羊さまWoO.101、伯爵様、おたずねしますHess.276、最上の伯爵殿、
貴殿はお人よしだWoO.183、そうあらねばならぬWoO.196、
カノン ト長調Hess.274、作品が出来上がった、金を調達しろWoO.197、
信じて望めよWoO.174、ホフマンよ、決してホーフマンになるなかれWoO.180
アングレース ニ長調Hess.61(ピアノ版)、修道僧の歌WoO.104、
博士、お訪ねしましたWoO.190、修道院長殿、私は病気ですWoO.178
苦しみは短く、喜びは永しWoO.163、死んでもいい、断じて違うWoO.173
神は堅きやぐらWoO.188、聖ペテロは岩なりき、
ベルナルドゥスな聖なりきWoO.175、美徳とは空虚な名目ではないWoO.181-3
人は高貴で、慈悲深く善良であれWoO.185、親愛なる市参事会員殿
あなたは寒がるWoO.177、うすら寒く、生暖かくなくWoO.191
私たちはみな迷うものだWoO.198、お芝居しないで体を動かせWoO.187
ブラウフレ、リンケWoO.167、おおトビアス!ハスリンガーの支配者WoO.182
今日バーデンを思い出せWoO.181-1、大公殿下、幸運を祈りますWoO.179
幸せはなくても良し、健康は欠くべからずWoO.171、ごきげんようWoO.181-2
人生を楽しめWoO.195、新年おめでとうWoO.165、カノン変イ長調Hess.275
恋人の腕に安らかに憩うWoO.159、私はあなたに接吻するWoO.169
愛する人よ私はあなたによって悩み死ぬHess.229
あなたのみを讃うWoO.186、永遠にあなたのものWoO.161
友情は真の幸福の泉WoO.164、2つのカノンWoO.160-2
タ、タ、タ…親愛なるメルツェルよ、ごきげんようWoO.162
お願いです、変ホ長調の音階を書いて下さいWoO.172
芸術は長く、人生は短い(第2稿)WoO.192、2つのカノンWoO.160-1
沈黙を学べWoO.168-1、雄弁WoO.168-2、ファルスタッフ君、登場しろWoO.184、
アレグロ 2つのヴァイオリンのための小品イ長調WoO.34、別れの歌WoO.102
ディートリヒ・クノーテ指揮
ベルリン・ゾリステン、ベルリン・ジングアカデミー室内合唱団
25のアイルランド民謡WoO.152
20のアイルランド民謡WoO.153
レナーテ・クラーマー(Sop)インゲボルク・シュプリンガー(Sop)
エバーハルト・ビュヒナー(Ten)アルミン・ウーデ(Ten)
ジークフリート・ロレンツ(Br)/ドロシー・ヴォールゲムート(Sop)
クリスティーヌ・ヴェーラー(Alt)ゲオルク・ポプルツ(Ten)
イェンス・ハマン(Br)/マルティン・ハウンホルスト(Vln)
ベルンハルト・シュヴァルツ(Vc)ライナー・マリア・クラース(pf)
ベルリン・ゾリステン、ブラームス三重奏団
●Disc. 81
12のアイルランド民謡WoO.154
1.こびとの妖精達、2.おお、エリンノハープ3.別れの歌
4.アイルランドっ子の血潮、5.おお、いとしいダーモットよ、だれが
6.輝く酒を注げ、7.楽しきわが故郷ガリオンから
8.謹厳で賢い人から我を救え、9.おお、私があのやさしい紅鶸だったら
10.勇者は国に殉ずる、11.異国にいる兵士、12.彼は別れるとき約束した
バーバラ・エミリア・シューベル(Sop)カースティン・ワグナー(Alt)
ダニエル・シュレイバー(Ten)ダニエル・ラシンスキー(Br)
小林幸子(Vln)斎藤千尋(Vc)ミカエル・ワグナー(pf)
●Disc. 82、83
26のウェールズ民謡 WoO.155
12のスコットランド民謡 WoO.156
12のさまざまな民謡 WoO.157
アントニア・ポーヴェ(Sop)レベッカ・ストール(MSop)
ダヴィッド・ムルヴェンナ・ハミルトン(Ten)ハーコン・シャウブ(Br)
マンフレッド・ビットナー(Bs)ジュジャ・ジズマン(Vln)
コーネリアス・ボンシュ(Vc)マイケル・クラーク(pf)
●Disc. 84、85
25のスコットランド民謡 Op.108
23の各国の歌 WoO.158a
7つのイギリスの歌 WoO.158b
6つの各国の歌 WoO.158c
ドロシー・ヴォールゲムート(Sop)クリスティーヌ・ヴェーラー(Alt)
ゲオルグ・ポプルツ(Ten)イェンス・ハマン(Br)
マルティン・アウンホースト(Vln)ベルンハルト・シュヴァルツ(Vc)
ライナー・マリア・クラス(pf)
◎ブックレットはCDROMにて収録

<DELOS>
DE 3365 \2080
1ボロディン:休息もまどろみもな
2.ムソルグスキー:《ボリス・ゴドノフ》第2幕-最高の権力を手にして
3.同:《ホヴァンシチナ》第3幕-銃兵隊どもの巣は寝静まっている
4.A.ルビンシテイン:《悪魔》-Na Vozdushnom akiane
5.同-泣くな、乙女よ
6.同:《ネロ》-強壮な祝婚歌
7.ワーグナー:おお、お前、優しい夕星よ
8.ジョルダーノ:祖国の敵
9.ヴェルディ:この中に私の運命がある
10.レオンカヴァッロ:失礼致します
11.プッチーニ:テ・デウム
12グノー:門出を前に
13.マスネ:儚い幻影
14.ビゼー:闘牛士の歌
15.トーマス:乾杯の歌
ドミトリー・ホロストフスキー(バリトン)
フローレンス・イッリ=ホロストフスキー(3:ソプラノ) 
ロシア・フィルハーモニア 
指揮:コンスタンティン・オルベリアン
録音:2005年9月 モスクワ
2005年9月にモスクワで録音された当代屈指の名バリトン歌手ホロストフスキ
ーのアルバム。英雄と悪党という両極端なキャラクターを集めた内容で、彼
の柔軟で幅広い音楽性にしかなしえない好企画と言えるでしょう。また、タマ
ーラという女性の美しさに魅了された堕天使デーモンの様子を描いたアントン
・ルビンシテインの《Na Vozdushnom akiane》では、彼の愛妻でソプラノ歌手
フローレンス・イッリとの美しい二重唱が聴けるのも大きな魅力です。

DRD 2005 \2080
ショスタコーヴィチ:映画音楽集Vol.5
1.組曲《黄金の山脈》Op.30
2.組曲《司祭とその下男バルダの物語》Op.36
3.コルジンキナの冒険Op.59
4.愚かな子ネズミの物語Op.56
ベラルーシ国立合唱団(3) ベラルーシ放送交響楽団(1) 
ステート・シネマトグラフィック・オーケストラ(2-4) 
指揮:ワルター・ムナチャカノフ"
ソヴィエト映画音楽のパイオニアとして、1929年から71年の間に30もの作品を
残したショスタコーヴィチ。第3弾にあたる当盤には、1931年公開の《黄金の
山脈》など、彼の演奏機会の稀な4曲を収録。ショスタコーヴィチ&映画ファ
ン必聴の1枚です!

DRD 2008 \2080
20世紀ロシア・ピアノ作品集
1.グバイドゥリーナ:シャコンヌ
2.ペルト:パルティータOp.2
3.ショスタコーヴィチ:24の前奏曲Op.34(抜粋:第1-3、10、14、16、17、24番)
4.シチェドリン:24の前奏曲とフーガ第1巻《#系》(抜粋:第10、12番)
ウラディーミル・ユリジン=クレヴケ(ピアノ)
現代ロシアを代表するピアニスト、ウラディーミル・ユリジン=クレヴケが贈
る20世紀ロシア・ピアノ作品集。4人の巨匠作曲家たちの傑作を精選して、そ
れぞれの作風に応じた精妙な弾き分けをみごとに実現しています。初心者の入
門にも最適な1枚です。

<DREYER-GAIDO>
CD21065 2枚組 \2700
マーラー:交響曲第3番ニ短調
ガブリエル・フェルツ指揮
シュトゥトガルト・フィルハーモニー管弦楽団、
アレクサンドラ・ペーターザマー(メゾ・ソプラノ)、
ブルノ国立フィルハーモニー合唱団、
カルヴ・アウレリウス少年合唱団
録音:2010年4月30日ライヴ・レコーディング
日本語解説つき(フェルツ氏のインタビュー形式)
リリース済みの3タイトルが好評で、今後の活躍が俄然期待されることとな
ったガブリエル・フェルツのマーラー交響曲全集シリーズ第4弾。今回はマ
ーラーの交響曲中、もっとも長大で多様性に富み、マーラーの田園交響曲
とも評される第3番。宇宙の誕生から命の誕生と発展、そして愛の光の中へ
と上昇してゆく過程は「交響曲は世界である」と語ったマーラーの音楽観
が如実に反映されています。11才の頃からマーラーの音楽をこよなく愛し
てきたというフェルツはこの作品を演奏するにあたってこれまでの慣習に
囚われず、スコアに表記されているテンポ、ディナーミクを徹底的に検証
し直し、また初演前後の手紙、関係者の証言(R.シュトラウスを含む)まで
にも目を通しながら、マーラーが本当に望んだ演奏を再現しようとしてい
ます。実際演奏を聴いてみると、これまでのCDにはなかったテンポの設定
と変化、声部がフォーカスされ新鮮です。解説(日本語訳つき)では譜例を
引用しつつフェルツ自身の分析を読むことが出来ます。

CD21064 2枚組(1枚価格) \1980
CD1)ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
CD2)ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
マーカス・ポシュナー指揮
ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2009年2月23、26日ブレーメン
日本語解説付き
マーカス・ポシュナー指揮ブレーメン・フィルハーモニーによるブラーム
ス交響曲全集の完結編。指揮者ポシュナーは1971年ミュンヘン生まれ。
2004年にドイツ音楽協会、ドイツオーケストラ連盟よりドイツ指揮者賞を
授与された。コリン・デイヴィス、ロジャー・ノリントン、ファビオ・ル
イジのアシスタントとして研鑽を積み、2007年9月からはブレーメン歌劇場
の音楽総監督を務め、客演指揮者としてミュンヘン・フィル、バンベルク
響、ケルンWDR交響楽団、リンツ・ブルックナー管弦楽団、シュトゥットガ
ルト放送響と共演。2010年4月には東京都交響楽団、2009年には広島交響楽
団の指揮台にも立っている若き巨匠。





<KAIROS>
13062KAI \2250
「チン・ウンスク(b.1961):作品集」
(1)ファンタジー・メカニーク(1994/1997)
(2)Xi(1997/1998)
(3)アクロスティコン-ボースピール(1991/1993)
(4)二重協奏曲(2002)
アンサンブル・コンテンポラン、
(1)パトリック・ダヴァン(指揮)、
(2)デヴィッド・ロバートソン(指揮)、
(3)大野和士(指揮)、ピーア・コムシ(Sop)、
(4)ステファン・アスバリー(指揮)、サミュエル・ファヴレ(Perc)、
(4)ディミトリ・ヴァシラキス(Pf)
録音:2003-2004年
チン・ウンスク(b.1961)はソウル国立大学でカン・ソキに学んだ後、ハン
ブルグ音楽院でリゲティに師事。1985年に権威あるオランダのガウデアム
ス作曲コンクールに優勝して以来、シカゴ響、ベルリン・フィル、クロノ
スQ、アルディッティQなど名だたる団体から委嘱を受け、韓国を代表する
作曲家となった。彼女の作品は韓国の伝統音楽の影響は直接感じさせない
ものの、激しい感情を思わせるエネルギッシュな音の身振りとヨーロッパ
前衛音楽の技法が程よく融合され、ユン・イサンの後継者というに相応しい。

13152KAI \2250
フリードリヒ・チェルハ(b.1926):
(1)断片的小品《夢》(2009)
(2)9つのバガテル(2008)
(3)《瞬間》(2006/07)
(1)シルヴァン・カンブルラン指揮クラングフォルム・ウィーン、
(2)ゼブラ・トリオ(弦楽三重奏)、
(3)ペーター・ルンデル指揮WDRケルン放送響
録音:2009-2010年
今年85歳を迎えるチェルハの近作を3曲収録。いずれも密度の高い作品で高
齢にも関わらず、その創作力には驚かされる。断片的小品《夢》は弦楽の
静謐な持続音が絡み合い、次第に旋律を為してゆく美しい佳曲。「9つのバ
ガテル-弦楽三重奏のための」はベルクを思わせ、オーケストラのための
《瞬間》は作曲当時80歳というのが信じられないほどのエネルギーを放射。
これもまたベルクの《3つの管弦楽曲》を思わせる。チェルハ芸術の総決算
がこの一曲に集約。




<MARQUIS>
MAR 81415 \1980
「パラレルズ」-スクリャービンとロスラヴェッツ
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番「幻想的ソナタ」Op.19(1892-1897)
ロスラヴェッツ:ピアノ・ソナタ第2番(1916)
スクリャービン:2つの詩曲Op.32(1903)
ロスラヴェッツ:2つの詩曲(1920)
スクリャービン:5つの前奏曲Op.74(1914)
ロスラヴェッツ:5つの前奏曲(1919-1922)
スクリャービン:3つの前奏曲Op.65(1911-1922)
ロスラヴェッツ:3つの前奏曲(1914)
アーニャ・アレクセーエフ(Pf) 
録音:2009年10-11月
同時代を共有した二人のロシアの作曲家のピアノ小品を収録。スクリャー
ビンはロスラヴェッツよりおよそ10才年上で当アルバムではショパンの影
響を受けた初期の作品から独自の様式を確立した後、晩年までの小品が収
録。対するロスラヴェッツはロシア・アヴァンギャルドの一員として独自
の無調様式を確立した作曲家。二人とも似た部分とそうでない部分を持っ
ており、そうした微妙な距離感がアルバム・タイトル「パラレル」に表れ
ている。ロスラヴェッツのピアノ曲の録音は滅多にないので貴重。共に19
世紀末の爛熟と20世紀の混沌の雰囲気にあふれている。




<ALTARUS>
AIRCD 9064 2枚組 \4160
カイホスルー・シャブルジ・ソラブジ(1892-1988):
ピアノ独奏のための交響曲第5番「シンフォニア・ブレヴィス」(1973)
CD1)第1部、第2部a-b-c、CD2)第2部d-e-f
ドンナ・アマート(Pf) 2011年
ALTARUSの真打ち作曲家ソラブジの新譜が久々に登場です。ソラブジはイン
ド系とスペイン系の血を受け継いでイギリスに生まれ、独学で作曲とピア
ノを学び、ブゾーニにその才能を見出されました。ブゾーニ、メトネル、
スクリャービンらの影響を受けた彼の音楽はどれも長大で分厚い音塊がこ
れでもか、これでもまだ参らぬかとばかりにぶつかってきます。彼の作品
は殆どがピアノ曲ですが長いものでは演奏に9時間もかかるというから驚
き。それもケージやフェルドマンのように希薄な空間ではなく、楽譜が真
っ黒になる位、ぎっしりと音符で埋め尽くされているのです。さて今回リ
リースされるのは1973年に書かれた(作曲家81才!)ピアノのための交響曲
第5番《シンフォニア・ブレヴィス》。ここでも汲めども尽きせぬ音の奔
と妄想が壮大に展開します。ピアノのドンナ・アマートはこれまでにも積
極的にソラブジの演奏を行ってきましたがソラブジ・アーカイブが認めた
記録ではこれまでこの作品を演奏したのはこのアマート女史のみ。もちろ
ん、これが現在唯一のCD録音となります。




<MARSTON>
52063-2 2枚組 \4360
「ラウル・フォン・コチャルスキ 全録音集 第1集
POLYDOR録音 1924-1928年」
POLYDOR アコースティック録音 1924-1925年頃
ショパン:
ワルツ 変イ長調 Op.42/ワルツ 変ニ長調 Op.64-1 「小犬のワルツ」
ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/ワルツ 変ト長調 Op.70-1/ワルツ ホ短調 Op.post.
タランテラ 変イ長調 Op.43/練習曲 変ト長調 Op.10-5 「黒鍵」
練習曲 変ト長調 Op.25-9 「蝶々」/練習曲 ヘ短調 Op.25-2
練習曲 ヘ長調 Op.25-3/練習曲 嬰ハ短調 Op.25-7
即興曲 変イ長調 Op.29/夜想曲 変ホ長調 Op.9-2
夜想曲 嬰ヘ長調 Op.15-2/夜想曲 変ニ長調 Op.27-2
ポロネーズ 変イ長調 Op.53 「英雄ポロネーズ」
バッハ:イギリス組曲第3番BWV808-ガヴォットとミュゼット ト短調
シューベルト(リスト編):菩提樹/リスト:愛の夢第3番 変イ長調
シューマン:寂しい花 Op.82-3
コチャルスキ:プラルディウム 変ニ長調/バレエ「レナータ」からのワルツ
印象 Op.75-2
シューマン:ワルツ Op.124-4
POLYDOR 電気録音 1928年頃
ショパン:
ポロネーズ イ長調 Op.40-1 「軍隊ポロネーズ」/マズルカ ロ短調 Op.33-4
マズルカ イ短調 Op.68-2/子守歌 変ニ長調 Op.57
前奏曲 ホ長調 Op.28-9/前奏曲 嬰ハ短調 Op.28-10
前奏曲 ロ長調 Op.28-11/前奏曲 嬰ト短調 Op.28-12
前奏曲 変イ長調 Op.28-17/前奏曲 ハ短調 Op.28-20/前奏曲 嬰ハ短調 Op.45
ワルツ 変ホ長調 Op.18 「華麗なる大円舞曲」/ワルツ イ短調 Op.34-2
ワルツ 変ニ長調 Op.64-1 「小犬のワルツ」/ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2
ワルツ 変ト長調 Op.70-1/ワルツ ホ短調 Op.post.
練習曲 イ短調 Op.10-2/練習曲 変ホ短調 Op.10-6/練習曲 ヘ短調 Op.25-2
練習曲 ヘ長調 Op.25-3/練習曲 嬰ト短調 Op.25-6/練習曲 嬰ハ短調 Op.25-7
新しい練習曲第1番 ヘ短調/新しい練習曲第3番 変ニ長調
夜想曲 変ニ長調 Op.27-2/夜想曲 ロ長調 Op.62-1
シューベルト(リスト編):菩提樹/パデレフスキ:夕べに Op.10-1
ラウル・フォン・コチャルスキ(ピアノ)ADD,148'30
ポーランドのピアニスト、ラウル・フォン・コチャルスキ(1885-1948)は、20
世紀前半の最も偉大なショパン弾きの一人である。僅か3歳で私的リサイタル
を開いたほどの神童な上、ショパンが最も可愛がった弟子のカロル・ミクリに
学び、ショパンのピアニズムを最も正統に受け継いだ存在であった。1920、
1930年代、コチャルスキはショパン弾きとして極めて高い名声を誇った。同時
に、作曲家としても多くの作品を残した。50代後半から第二次世界大戦に巻き
込まれてしまったこと、戦後はポーランドに戻って教職に専念した(弟子の一
人にモニク・ド・ラ・ブリュショルリがいる)ことから、一世代前のアルフ
レッド・コルトーと比べても著しく知名度が低くなってしまったが、彼のショ
パンは今日もっと広く聞かれるべきものである。
今回、marstonがコチャルスキの全録音復刻を計画、これがその第1集である。

52065-2 2枚組 \4360
「リストの名手たち」
ワルツ即興曲 変イ長調
ペトラルカの三つのソネット
ホルヘ・ボレット(ピアノ)
録音時期不明(BaldwinLP)
バラード第2番 ロ短調
ホルヘ・ボレット(ピアノ)
1986年4月3日,ニューヨーク
スペイン狂詩曲
ホルヘ・ボレット(ピアノ)
1972年2月5日
「ドン・ジョヴァンニ」の回想
パガニーニによる大練習曲第3番「ラ・カンパネラ」
パガニーニによる大練習曲第4番「アルペジオ」
ベートーヴェンの「アテネの廃墟」の主題による幻想曲
超絶技巧練習曲第5番「鬼火」
超絶技巧練習曲10番
グンナー・ヨハンセン(ピアノ)
録音時期不明
ダンテを読んで
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
1982年8月、ザルツブルク
ピアノ・ソナタ ロ短調
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
1977年11月、トロント
2つの演奏会用練習曲第2番 嬰ヘ短調 「小人の踊り」
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
1963年5月、ルガーノ
リストを得意とするピアニストは、常に特別の敬意を表されるものである。
このCDには、20世半ばにリストを見事に弾きのけた三人の名ピアニストの珍し
い録音が集められている。ホルヘ・ボレット(ボレ 1914-1990)とクラウディオ
・アラウ(1903-1991)は日本でも有名だが、グンナー・ヨハンセン(1906-1991)
はピアノに詳しい人でないと知らないかもしれない。デンマーク生まれで、
20代で米国に移住、広範なレパートリーで活躍したが、録音が極めて少なく、
入手可能な録音は、ブゾーニのピアノ協奏曲(Music & Arts M&A1163)くらいし
かなかった。ここに収録されている6曲は、マニアが泣いて喜ぶほど貴重な音
源である。

56001-2 6枚組 \8720
「ヴァンニ=マルクー 全録音集」
GRAMOPHONE COMPANY、パリ、アコースティック録音(CD1)
GRAMOPHONE COMPANY、パリ、電気録音(CD1-6)
ラ・ヴォワ・デ・ノートル「シャンテ・デ・メティエ」録音(CD6)
マルニという偽名で録音したもの(CD6)
ヴォワ・ドゥ・ソン・メートル 1955年LP録音(CD6)
ヴァンニ=マルクー(バ
ス・バリトン)
ピエロ・コッポラ(指揮、ピアノ)他、様々な伴奏者
録音:1924-1955年
ヴァンニ=マルクー、本名ジャン=エミル・マルクー(1877-1962)は、20世紀
初頭のフランスの偉大なバス=バリトンである。パリのオペラ座に初出演した
のが1908年、それから歌手を引退する1948年までの40年間、マルクーは偉大な
歌手であり続けた。オペラからポピュラー曲まで幅広く歌い、残された録音も
膨大である。今回、marstonがそのすべてを復刻、CD6枚に収めた。1924年の
アコースティック録音から、80歳近くになった1955年の録音まで、いずれも貴
重な録音である。一時代を築いた偉大な歌手のすべてを、素晴らしい復刻で楽
しむことができる。
「ヴァンニ=マルクー 全録音集」 曲目・録音データ明細
●CD1(79:34)
GRAMOPHONE COMPANY、パリ、アコースティック録音
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」-私は最高の権力を得た
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」-カザンの町であったこと
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1924年9月26日、パリ、
ドビュッシー:「ペレアスとメリザンド」-ああ、やっと気分が良くなった,
まるで汚れを知らぬと
フェヴリエ:「モンナ・ヴァンナ」-ここに老人はいない
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1924年10月6日
マスネ:「ドン・キショット」-星が現れる時,友よ、聞いてくれ,私は死ぬ
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1924年10月13日
トスティ:ご婦人よ、あなたは眠っている
トレッリ:あなたは知っている
コッポラ:溜め息
クラ:古い噴水,朝早く
セヴラック:愛する人形
ピエロ・コッポラ(ピアノ)
1925年2月6日
グラズノフ:東洋のロマンス
ボロディン:眠る王女
マルティーニ:愛の喜び
ピエロ・コッポラ(ピアノ)
1925年9月24日
GRAMOPHONE COMPANY、パリ、電気録音(CD6の2曲目まで)
マスネ:「ドン・キショット」-星が現れる時
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1927年10月6日
マスネ:「ドン・キショット」-主よ、私の魂をお受けください,私は放浪
の騎士です
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1927年10月13日
マスネ:「ドン・キショット」-友よ、聞いてくれ
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1927年10月7日
マスネ:「ドン・キショット」-私は死ぬ
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1927年10月6日
●CD2(77:14)
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」-さあ、窓辺においで
プッチーニ:「ボエーム」-古い外套よ
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1927年10月12日
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」-私は最高の権力を得た,ああ、
苦しい(2種)
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1927年10月7日
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」-私は死ぬ
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1927年10月13日
ドビュッシー:「ペレアスとメリザンド」-ああ、やっと気分が良くなった,
まるで汚れを知らぬと
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1927年10月6日
マルティーニ:愛の喜び
トスティ:ご婦人よ、あなたは眠っている
グラズノフ:東洋のロマンス
コッポラ:溜め息
ピエロ・コッポラ(ピアノ)
1928年6月18日
カーペンター:ジャズの少年たち,クライン・ブルース
セヴラック:愛する人形
ブロージ:志願兵
シューベルト:鱒,笑いと涙
ピエロ・コッポラ(ピアノ)
1928年6月28日
デュパルク:ロズモンドの館
マスネ:「パニュルジュ」-トゥーレーヌの歌
シューマン:くるみの木
不詳:素晴らしい住み家
不詳:私たちの村で
ピエロ・コッポラ(ピアノ)
1930年5月28日
●CD3(73:54)
マスネ:「ノートルダムの曲芸師」-聖処女はよく聞いてくださる
ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」-家の前で,やさしい蚤が一匹
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1930年9月23日
トスティ:最後の歌,秘密,
管弦楽団
1930年9月24日
アーン:捧げ物,あなたの慈悲を
トスティ:ニノン
ベンベルク:インドの歌
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1931年4月14日
トスティ:愛の苦しみ
シューベルト:菩提樹,水車屋の花(フランス語)
伝承曲:昔々、一人の羊飼いがいた
伝承曲:マリーの歌
ランセル:カンタティユ
ピエロ・コッポラ(ピアノ)
1931年6月23日
ウェッケルラン:幸せに生きる,ノルマンドの歌
フォーレ:秘密
トスティ:別れの歌
ピエロ・コッポラ(ピアノ)
1931年6月26日
ラパラ:ハバネラ
トーマ:「ハムレット(アムレ)」-生きるべきか死ぬべきか
マスネ:「クレオパトラ(クレオパトル)」-テラスに一人
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1931年10月5日
●CD4(73:56)
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」-カタログの歌
ヴェルディ:「ドン・カルロス」-一人眠ろう
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1931年10月7日
伝承曲:ムール貝を採りに,とても愛らしいシルヴィー,三人の王女
ベアルヌ民謡:ルシニュレット
ウェッケルラン:朝の星,甘いキスを一つ、リゼット,僕のかわいい恋人
リュシアン・プティジャン(ピアノ)
1932年5月2日
グノー:花に添えて,祈り
ピエモンテの古謡:美しいマリオン
17世紀の歌:エグゾデのメヌエット
ウェッケルラン:五月の愛
リュシアン・プティジャン(ピアノ)
1932年5月3日
デルメ:あなたは本当に素敵だ,老乞食,憂鬱,愛の星
リュシアン・プティジャン(ピアノ)
1932年11月3日
トレス:「パリのミュージックホール」-一言もなしに,ハバナ人
デルメ:飾り,小さな悩み,自由な歌,幕を閉めよう,すべて単純に
管弦楽団
1933年10月12日
●CD5(78:08)
デルメ:花束を贈る,愛の魅力,マノンに捧げるスタンス,小さな敷石
リュシアン・プティジャン(ピアノ)
1933年10月17日
ルナール:さくらんぼの実る頃
プリヴァ:時の歌
セヴラック:愛する人形
マルティーニ:愛の喜び
リュシアン・プティジャン(ピアノ)
1933年10月22日
ディオ:リラがまた咲く時
フラグソン,クリスティーヌ:戻り来る
ルルー:ジャン=ピエールの手紙
ナドー:マルサラの兵士
アンドレ・レルミト(ピアノ)
1934年5月7日
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」-私の心は悲しみ
マスネ:「ドン・キショット」-友よ、聞いてくれ
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1934年6月8日
ベルトミュー:「美しい航海」-一晩、一時間
ベルトミュー:「ロベール・マケール」-美しい星に
イヴェン:「家なき児」-狼たちが,僕のローラ
E.ベルヴィリ(指揮)管弦楽団
1934年11月7日
シャルパンティエ:「ルイーズ」-子守歌
トーマ:「ミニョン」-逃げ出し、震えて,彼女の心の昂ぶりを私は鎮め
てやった
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1934年11月12日
グブリエ:「夜は美しい」-夜は美しい,脱いだドレスが
アンリ・グブリエ(指揮)
1935年9月30日
●CD6(68:25)
ハヴォス:決して
マルセル・カリヴァン(指揮)管弦楽団
1936年12月7日
カスタニャーロ:あなたは私に言った
マルセル・カリヴァン(指揮)管弦楽団
1937年4月13日
ラ・ヴォワ・デ・ノートル「シャンテ・デ・メティエ」録音
ラルビ:忘れられた歌,タイピストの歌,大工の歌,売り子さんの歌
ジャニーヌ・ウーセ(ピアノ)
1931-1932年
マルニという偽名で録音したもの
コッポラ:キスのために,二つのうち良い方,タンゴのおかげで,あなた
が愛して何になる
ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
1932年11/12月
ヴォワ・ドゥ・ソン・メートル LP録音
デルメ:新しい歌曲集(14曲)
イレーヌ・エトフ(ピアノ)
1955年




<QUERSTAND>
VKJK 1017(SACD-Hybrid) \2380 ※5月25日までのご注文特価 \1980
ブルックナー:
交響曲第3番 ニ短調(1873年第1稿)
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:2010年9月ライヴ
ブロムシュテット&ゲヴァントハウス管弦楽団のライヴによるブルックナー
・シリーズ第5弾。2010年の新録音です。この交響曲第3番は初稿による演奏
です。近年、この初稿による演奏は増えてきていますが、ブロムシュテット
は、1998年のゲヴァントハウス・カペルマイスター着任コンサートでも、
「第3番」をこのワーグナーに献呈された初稿で演奏しており、並々ならぬこ
だわりを感じさせます(当レーベルのVKJK0507ボックスセットでCD化済)。
ブロムシュテットとしては相当自在なアゴーギグがあり、それがまた実に効果
をあげており、この初稿がまるで未熟さや失敗な部分などない、完璧な作品で
あることを証明しています。時として官能的な揺らぎすらも見せ、如何に巨匠
がこの曲を愛しているかの証でしょう。

VKJK 1118 \1680
「バザール」-フルート四重奏作品集
モーツァルト:フーガK.401(K.375e)
ドビュッシー:夏の風の神、パンに祈るために/夢想/2つのアラベスク
テレマン:四重奏曲ホ短調
ヴォルフガング・バルチュ(b.1963):足音(2010)
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
メンデルスゾーン:
「無言歌」より(安らぎも無くOp.30-2/5月のそよ風Op.62-1/別れOp.85-2
羊飼いの嘆きOp.67-5/タランテラOp.102-3)
モーツァルト:アダージョK.540/メヌエットK.355(K.576b)/小ジーグK.574
ブラームス:8つの小品Op.76より4曲
マイク・モーワー(b.1958):ヒア・ウィー・ゴー・アゲイン(1980)
ハイケ・ベックマン(b.1959):バザール(2009)
アルカディ四重奏団:
【ユディト・コンター(アルトfl),ズザンネ・シュラーゲ(ピッコロ),
トーマス・ブリンクマン(fl)、マティアス・シュミット(バスfl)】
録音:2010年6月28-30日,
ピッコロからバス・フルートまで、フルート4人によるアンサンブルです。フ
ルートばかりでよく溶け合って美しいです。バス・フルートなんか息が大変
そうです。

VKJK 1012 \1680
「ヒストリカル・トロンボーンVol.1」
-ルネッサンス・トロンボーン
バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデ(3曲)
ディエゴ・オルティス(6曲)
ジョヴァンニ・バティスタ・ボヴィチェッリ(1曲)
フランチェスコ・ロニョーニ=テッジョ(2曲)
ジョヴァンニ・バッサーノ(1曲)
クラウディオ・モンテヴェルディ(1曲)/の作品
エルコーレ・ニシーニ:「アヴェ・マリス・ステラ」による即興
エルコーレ・ニシーニ(バロックTrb)
インストゥルメンタ・ムジカ:
【ウタ・シュミット(b-fl)、ズィタ・ミキヤンスカ(Org,ウ゛ァージナル)、
モニカ・フィシャレク(ドルシアン)、ノラ・ティエレ(打楽器)】
録音:2010年10月、ドレスデン
エルコーレ・ニシーニはミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ管に席を置きながら
ルネサンス・トロンボーンやバロック・トロンボーンを学び直した。この「ヒ
ストリカル・トロンボーン」シリーズは全4枚が予定されており「バロック編」
「古典編」「ロマン派編」が予定されている。
どちらも美しい!クラシックからポピュラーまで歌えます!

VKJK 1103 \1680
「アウフタクト」
エデンロート:チリ・コン・カルネ/ガストルディ:美しい男
ガストルディ:愛しき乙女たち/メンデルスゾーン:船路
ジルヒャー:サンクトゥス/パレストリーナ:おお、慈悲深きイエスよ
マウエルスベルガー:主よ,知らしめ給え/グリュック:すずしき谷間に
フンパーディンク:宗教的な夕べの歌/レーガー:夜の歌
ブラームス:森の夜/民謡:黒い鳥/民謡:グリーンスリーヴス
エリントン:クリオール・ラヴ・コール(*)
ヘイマン:友よ、良き友よ(*)
ハモンド&ヘーゼルウッド:アイム・ア・トレイン/他,全20曲
オクタヴィアンス(男声声楽アンサンブル)
(*印のみ)ヘルマン・ヴェルナー(Pf)
録音:2010年11月、イェーナ
2006年イェーナ・フィル少年合唱団OBで結成された若手男声アンサンブル、オ
クタヴィアンス。ルネサンスから民謡、ジャズまで2曲を除きア・カペラで歌
います。

VKJK 1109 \1680
「SJAELLA(シャエラ)」
クヌート・ニューステット/ラヨシュ・バルドス/モーリス・デュリュフレ
ヤヴィエル・ブスト/ツェザール・ブレスゲン/の作品
レノン&マッカートーニー:ドライヴ・マイ・カー,ブラック・バード
スティング:ヴァルパライゾ,フィールズ・オヴ・ゴールド
ヴィクター・ヤング:フェン・アイ・フォール・イン・ラヴ/他全16トラック
シャエラ(女声アンサンブル)
録音:2010年12月27-30,
シャエラは15-19歳の女声6人のア・カペラ・アンサンブル。「シャエラ」の名
前の由来はスカンジナヴィアの言葉で「ソウル(魂)」の意味。まだ若いのに前
身のアンサンブルは2005年から活動しています。クラシックからビートルズ、
スティングのナンバーまで、美しいア・カペラで歌っています。児童合唱とも
違う、大人のアンサンブルとも違う、とにかく美しいアンサンブルです。癒さ
れます。

VKJK 1105 \1680
「シオンの慰め」
-ヨハン・ユストゥス・カーレ:教会カンタータ集(世界初録音)
ヨハン・ユストゥス・カーレ(1668-1720頃):あなたの住まいは何と素敵なの
でしょう、万軍の主よ/鹿が新鮮な水に鳴くように/
ヨアヒム・パウリ(1636-1708)&J.クリューガー(1598-1662):シオンの慰め
J.J.カーレ:われ山に向かって目を上げ
J.パウリ:日は落ち、今、夜が来た/J.J.カーレ:全世界よ、神を讃美せよ
マリア・スキバ(ソプラノ)
コレジオ・ハレンセ(古楽アンサンブル)
録音:2010年5月,
カーレは17-18世紀に活躍したオルガニストで作曲家。そのカーレ作品を中心
に世界初録音となるソプラノと小アンサンブルによる教会カンタータを収録。

VKJK 1004 \1680
「シューマン生誕200年アルバム」
「月に寄す」-シューマン、シューベルト、ツェルター歌曲集
ツェルター:テューレの王
シューベルト:
漁夫D.225/最初の喪失D.226/海の静けさD.216/テューレの王D.367
魔王D.328/人間の限界D.716/月に寄せて(5-7曲目はツェルター作)
歌劇「ヴィラ・ベッラのクラウディーネ」D.239より「恋は至るところに
ツェルター:さすらい人の夜の歌(2曲
シューベルト:さすらい人の夜の歌D.768,D.224
シューマン:
ベルシャザールOp.57/憎みあう兄弟Op.49-2/手袋Op.87
リーダークライスOp.39(全曲)
ゴットホルト・シュヴァルツ(Br)
ミハエル・シェーンハイト(Pf)
録音:2010年4-10月、ケルン
ツヴィッカウ生まれのバス・バリトンのゴットホルト・シュヴァルツは指揮者
としても活躍しています。このアルバムでは、シューマンのリーダークライス
をメインに凝った選曲となっている。

VKJK 1114 \1680
「4世紀にわたる音楽」
-リュート、マンドリン、ギターのための作品集
ダリオ・カステージョ(17世紀):第1ソナタ
コレッリ(1653-1713):12のソナタOp.3より教会トリオ・ソナタ
ヨハン・コンラート・シュリック(1748頃-1818):
ディヴェルティメント ニ長調
ヴァレンティン・レーザー(1735-1782):
2つのマンドリンと通奏低音のためのソナタOp.3-6
桑原康雄(1946-2003):「機織る乙女」による集第と変奏
ホセ・アントニオ・ザンブラーノ(1965-):ベネズエラ組曲
アンサンブル・ル・ソン・ダルジャン:
【カテリーナ・リヒテンベルク、ジルケ・リシュコ、ミルコ・シュラーダー】
録音:2008年9月5-7日,
バロックから現代まで4世紀にわたるリュート、マンドリン、ギター音楽を集
めたアルバム。優雅なバロックに始まり、日本を代表するマンドリン作曲家で
世界で認められた桑原康雄を経て、南米の民族舞踊風のベネズエラ組曲で賑や
かに終わります。





<ミッテンヴァルト・レーベル(日本)>
MTWD 99047 \2500
メトネル(1880-1951):ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ短調作品57「叙事詩的」
メトネル:3つの夜想曲作品16より第3番
グレチャニノフ(1864-1956):瞑想曲作品14
谷本 潤(ヴァイオリン)
ウラディーミル・ブードニコフ(ピアノ)
録音:2010年11月24・25日、笠懸野文化ホールPAL
優れたヴァイオリニスト谷本潤とピアニスト・ブードニコフのメトネル作品
中、宝物的価値を持つヴァイオリン・ソナタ第3番への取り組みに注目している。
(アレクサンドル・ボンドリアンスキー【モスクワ・トリオ ピアノ奏者・
人民芸術家】)

<Timpani>
1C 1189 ¥2300
エマニュエル:管弦楽作品集 ――
ある愉快な物語への序曲Op.3(世界初録音)
交響曲第1番イ長調Op.18/フランス組曲Op.26(世界初録音)
交響曲第2番イ長調《ブルターニュ》Op.25
エマニュエル・ヴィヨーム(指揮)
スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団
19世紀後半-20世紀前半のフランス音楽界で独立した作風、立場を貫いた異才
モーリス・エマニュエル(1862-1938)の管弦楽作品集!
フリギア旋法などの中世の旋法、ブルターニュ民謡、オリエント音楽を採り入
れたエマニュエルは師であるドリーブと衝突。ローマ賞への参加を禁止され、
2人の決別を決定的にした作品こそが「ある愉快な物語への序曲」である。
エマニュエルの音楽には「フランス組曲」など一部の例外を除き、文学的なあ
らすじを持ち、「交響曲第2番」は大洪水により海底に消えたブルターニュ地
方の伝説都市、イスのグラドロン王のエピソードから着想を得て作曲されてい
る。
録音:2010年12月、リュブリャナ(スロヴェニア)

1C 1179 ¥2300
クラ:フルート、ハープと弦楽のための作品集 ――
弦楽三重奏曲/ハープのための《2つの即興曲》
フルートとハープのための《組曲》
フルート、ハープと弦楽のための《五重奏曲》
ジュリエット・ユレル(フルート)、マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ)
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)、ミゲル・ダ・シルヴァ(ヴィオラ)
アンリ・ドマルケット(チェロ)
第一次世界大戦では司令官も務めたフランスの海軍士官であると同時に作曲家
でもあったジャン・クラ(1879-1932)。その生涯にわたり"職業軍人"と"作曲家"
を両立させたジャン・クラの音楽は、デュパルクや印象派からの影響、ロマン
派の特色などを併せ持つ。
ヴァイオリンのグラファンやフルートのユレルなどレコーディングに集まった
フランスのトップ・プレーヤーたちの存在が、ジャン・クラの音楽の価値を物
語っている。
録音:2010年9月&11月、パリ(フランス)




<PentaTone(RQR)>
PTC 5186190(SACD-Hybrid) ¥2580
モーツァルト(トリーベンゼー編):
歌劇《ドン・ジョヴァンニ》K.527(管楽八重奏版)
ロッシーニ(セドラク編):歌劇《セビリアの理髪師》(管楽十一重奏版)
オランダ管楽アンサンブル
1970年代にフィリップスが生み出したクァドラフォニック(4チャンネル)録音
をSACDフォーマットにリマスタリングしたペンタトーンの"RQR"シリーズ。
1959年にコンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者などオランダの名手たちによっ
て結成された管楽アンサンブルの先駆者的存在、オランダ管楽アンサンブルの
名盤がSACD Hybridで復活!録音から約40年が経過した今でもメンバー全員の
レベルの高さに驚きを隠せない。1972年10月&1973年11月。

PTC 5186 148(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3850
ベートーヴェン:序曲集 ――
《フィデリオ》序曲Op.72c/《レオノーレ》序曲第1番Op.138
《レオノーレ》序曲第2番Op.72a/《レオノーレ》序曲第3番Op.72b
序曲《コリオラン》Op.62/《エグモント》Op.84より 序曲
《シュテファン王》Op.117より 序曲
《プロメテウスの創造物》Op.43より 序曲/序曲《献堂式》Op.124
序曲《命名祝日》Op.115/《アテネの廃墟》Op.113より 序曲
クルト・マズア(指揮)、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
クルト・マズア&ゲヴァントハウス管弦楽団の充実期を刻んだベートーヴェン
の「11の序曲集」。「序曲集」の復活でクルト・マズア時代、1970年代のゲ
ヴァントハウス管のベートーヴェンがペンタトーンのSACD Hybridで揃うこと
になる。1972年-1974年の録音。




<Centaur>
CRC 3080 ¥2080
フンメル:ピアノ・ソナタ第3番へ短調Op.20
モーツァルト:幻想曲ハ短調K.475、ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332
フンメル:モーツァルトの《フィガロの結婚》による幻想曲Op.124
メンデルスゾーン:変奏曲変ホ長調Op.82
ダリア・グロウホヴァ(ピアノ)
ダリア・グロウホヴァは、10歳で初めてのソロ・コンサートを開き、11歳でモ
スクワ音楽院ラフマニノフ・ホールにデビューを果たした1986年モスクワ生ま
れの若き才女。
左腕にフンメルの名前と生没年のタトゥーを入れるほどフンメルを敬愛するグ
ロウホヴァのデビュー・レコーディングは、フンメルとモーツァルト、メンデ
ルスゾーン。ロシア新世代のピアニストとして注目度アップの予感!
2009年11月、モスクワでの録音。

CRC 3049 ¥2080
内なる声 ――
ブリテン:ラクリメ-ダウランドの歌曲の投影Op.48
ロックバーク:ヴィオラ・ソナタ/ペルト:鏡の中の鏡
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタOp.147
ピーター・ミンクラー(ヴィオラ)、ルーラ・ジョンソン(ピアノ)
ボルティモア交響楽団のヴィオラ奏者、ピーター・ミンクラーの近現代プログ
ラム。このレコーディングは、ウィリアム・プリムローズと元ボルティモア響
の音楽監督テミルカーノフに捧げられてる。

CRC 3064 ¥2080
ポンセ:弦楽のための室内楽作品集 ――
弦楽四重奏曲/二重奏によるソナタ/古風な形式による小組曲
ロバート・レーマン(ヴァイオリン)
ジェニファー・エロウィッチ(ヴァイオリン)
キンバリー・レーマン(ヴィオラ)、ウィリアム・ラウンズ(チェロ)
セゴビアと親交を深めギターのために多くの傑作を書き、後期ロマン主義から
新古典主義へと作風を変えたメキシコの代表的作曲家マヌエル・ポンセ
(1882-1948)。ラテン・アメリカの空気とは別の響きを漂わせる室内楽作品も
ポンセの重要作である。2009年4月&5月の録音。

CRC 3056 ¥2080
テイキング・ザ・スカーレット ――
T・オズボーン:タンブリング/エレミアソヴァ:シェード
ジュン・スン・カン:デュオローグ/リプタク:氷の花
イワノワ:サーフェイス・テンション
ウィニー・チャン:テイキング・ザ・スカーレット
デュオ・ヴィオ=リンク=オト
〔水谷隆子(箏)、ピア・リップタック(ヴァイオリン)〕
沢井忠夫に箏を師事した愛知県生まれの箏奏者、水谷隆子と、デンマークの女
流ヴァイオリニスト、ピア・リップタックの異色デュオが繰り広げる和装折衷
のサウンドスケープ。"箏"と"ヴァイオリン"、2000年代に作曲された"新作"の
トライアングルが、弦楽器の新たな世界を聴かせてくれる。
2005年&2008年の録音。

CRC 3077 ¥2080
フィールズ:
プロジェニー・オヴ・メモリー
アブサン、スピリット・オヴ・グリーン・ドリーム/ローラーチャント
ファイアーハート
クリストファー・フレンチ(チェロ)、ヒューストン・シンフォニア
2006年の世界現代音楽協会(ISCM)作曲家コンクールで優勝を飾ったアメリカの
白髭の作曲家マシュー・H.フィールズ(1961-)の室内楽作品集。チェロのクリ
ストファー・フレンチは、ヒューストン交響楽団の副首席奏者として活躍中。
2009年12月の録音。




<TACET>
TACET 196 \2380
ドヴォルザーク:弦楽作品集
(1)弦楽六重奏曲 イ長調 op.48
アウリン弦楽四重奏団
クリスティアン・アルテンブルガー(ヴァイオリン)
パトリック・デメンガ(チェロ)
(2)三重奏曲 ハ長調 op.74
クリスティアン・アルテンブルガー(ヴァイオリン)
マティアス・リンゲンフェルダー(ヴァイオリン)
スチュアート・イートン(ヴィオラ)
(3)「ミニアチュア」 op.75a(三重奏曲 第2番)
マティアス・リンゲンフェルダー(ヴァイオリン)
イエンス・オッパーマン(ヴァイオリン)
スチュアート・イートン(ヴィオラ)
2010年録音11月録音
クリスティアン・アルテンブルガー(ヴァイオリン)
パトリック・デメンガ(チェロ)(ACCORDレーベルにバッハ:無伴奏チェロ組曲
全曲の録音もある実力派です)
アウリン弦楽四重奏団
マティアス・リンゲンフェルダー(ヴァイオリン)
イエンス・オッパーマン(ヴァイオリン)
スチュアート・イートン(ヴィオラ)
アンドレアス・アーント(チェロ)
1981年にケルンで結成されたアウリン弦楽四重奏団。
ケルン音楽大学でアマデウス弦楽四重奏団に学び、ガルネリ弦楽四重奏団に
アメリカで学んだ後、数々の国際コンクールで賞を受け、現在に至るまで多く
の演奏会を行い、且つレパートリーを広げています。明快な表現力で緊張感
溢れる音楽を作り出す実力派の演奏家達です。録音技術の高さ、音質の良さ
で知られるTACETレーベルならではの自然で深みのある音で、彼らの演奏の
素晴らしさが際立ちます。




<MALIBRAN>
フランスMALIBRANレーベルの新譜の扱いを開始させて頂きます。弊社で扱わせ
て頂くものは、すべてプレス製造された音楽媒体(ソフト)で、一時期CD-Rで
発売されておりましたアイテムは扱いません。つきましては、MALIBRAN社の
カタログ全てを取り揃えません。フランスの演奏家、作品を中心に良質で優れ
た音源を発売し続けるMALIBRANレーベルにご期待下さい。

CDRG191 2枚組 \2380
マスネ:歌劇「エロディアード」
アンドレア・ギオー(サロメ)
ミミ・アールデン(エロディアード)
シャルル・カンボン(エロド)
ギー・フシェ(ジャン)
アルベール・ヴォルフ指揮
オランダ放送管弦楽団、合唱団
1957年録音
1881年12月19日ブリュッセルのモネ劇場で初演された4幕7場の歌劇。
ロマンティックで美しいメロディが印象的な「サロメ(王妃エロディアードの
娘)」の物語です。
※音質はとても良いです。

CDRG192 \1350
エルネスト・ブランク(バリトン) 名唱集
フランス人ながらイタリア、ドイツ・オペラも、みごとに歌い上げる、やわら
かく美しい響きが特徴的なバリトンであるブランク(1923-2010)の1955-1978年
における演奏会からアリア集を集めたアルバムです。
全18トラック 79分12秒。インタビュー(バイロイトの想い出)も含みます。
ロッシーニ:歌劇「セビーリャの理髪師」から
サン=サーンス:歌劇「ヘンリー8世」から
マスネ:歌劇「エロディアード」から
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」から
ビゼー:歌劇「真珠とり」から
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」「タンホイザー」から
ベッリーニ:歌劇「清教徒」から
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」から
グルック:歌劇「アウリスのイフィゲニア」から
マスネ:歌劇「タイス」から
指揮:ギュスターヴ・クロエ、ヴィットリオ・グイ
アンドレ・クリュイタンス、ジョン・プリッチャード
ジョルジュ・プレートル 他
録音年代もばらばらで統一感はありませんが、全体的に良い音質です。
一部の古い時期に録音されたものに、マスターに起因する傷が聴かれます。

CDRG193 2枚組 \2380
初録音時(1951年)の演奏記録!
グノー:歌劇「ピエール師」
ゲオリ・ブエ(エロイーザ)
ジャクリーヌ・クシェ-ル(ジャクリーヌ)
アンリ・レ・クレジオ(アベラール)
ミシェル・ルー(ベルナルド)
マックス・ドローヌ指揮
管弦楽団、合唱団 (記載無し。詳細不明です)
1951年パリでの録音
グノーの未完成の3幕の歌劇「ピエール師」の1951年にラジオ放送の為に収録、
記録された、この作品最初の録音です。未完成部分はマスネの弟子で指揮者
で作曲家でもあるマックス・ドローヌの補筆によって完成された版での演奏
です。
ラジオ放送向けに収録されたもののため、音質はとても良いです。
貴重な音源の復刻です。




<ACOUSENCE>
ACOCD10811 \2380
ホーレンシュタイン・アンサンブル、デビュー「テンペルホーフ」
(1)ラヴェル:序奏とアレグロ
(2)ハーバード・ハウエルズ(Herbert Howells : 1892-1983 イギリス):
「狂詩的五重奏曲」 クラリネットと弦楽四重奏のための作品
(3)ジャン・エミール・ポール・クラ(Jean Emile Paul Cras : 1879-1932
フランス):
「五重奏曲」 フルート、ハープと弦楽三重奏のための作品
(4)ヴォーン・ウィリアムズ:「残酷な美(3つのロンデル)」
独唱、2台のヴァイオリンとチェロのための作品
フィオニュアラ・マッカーシー(ソプラノ)
ホーレンシュタイン・アンサンブル
Teresa Kammerer(ヴァイオリン)
Jana Kramer(ヴァイオリン)
Matthias Benker(ヴィオラ)
Andreas Timm アンドレアス・ティム (チェロ)
Silvia Careddu シルヴィア・カレッドゥ (フルート)
Ronith Mues(ハープ)
Ralf Forster(クラリネット)
2010年10月16-18日 コンチェルトハウス、ベルリンでの録音
Konzerthaus Orchester Berlinで活躍する若手7人が2008年春に設立したアン
サンブルのデビュー・アルバムです。
”テンペルホーフ”というタイトルはベルリンにあった戦争に由来の深い空港
名。歴史ある場所から縦横無尽に演奏の幅を広げる事を自らのアンサンブル・
イメージと重ね合わせたタイトルです。
彼らは偉大な指揮者ヤッシャ・ホーレンシュタインを音楽性のみならず人物、
人生観に共感しており、ホーレンシュタイン・アンサンブルという名前をつけ
て活動しています。
メンバーはヴァイオリンx2、ヴィオラ、チェロ、フルート、ハープ、クラリ
ネットの7名ですが、その中での組み合わせ、またはゲストの付加によって
多くの楽曲に適応できる、まさに縦横無尽なアンサンブルです。
レパートリーは、ラモー、モーツァルト、ベートーヴェンからラヴェル、
ドビュッシーそしてメシアン、イサン・ユンと古典から現代までと幅広く、
音楽する喜びに溢れた、闊達な演奏が魅力的です。
アイルランドのベテラン、フィオニュアラ・マッカーシー(ソプラノ)を迎えて
の美しいヴォーン・ウィリアムズの作品含めあまり耳にする機会の無いクラ、
ハウエルズ等の野心的な作品を完成度の高い演奏でこのアンサンブルの
実力をご堪能下さい。




<WALHALL>
WLCD0337 3枚組 \2700
ポンキエッリ:歌劇「ジョコンダ」
ルシル・ウドヴィク(ジョコンダ)
ミニョン・ダン(ラウラ)
ノーマン・スコット(アルヴィーゼ)
フラヴィアーノ・ラボー(エンツォ・グリマルド)
ルイザ・バルトレッティ(チェーカ)
アルド・プロッティ(バルナバ)
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ指揮
コロン劇場管弦楽団、合唱団
1960年7月28日ブエノス・アイレスでのライヴ録音
※良い音質です。



<MYTO>
MDCD0006 3枚組 \4380
マイアベーア:歌劇「悪魔のロベール」(イタリア語)
ジョルジョ・メリーギ(ロベール)
レナータ・スコット(イザベル)
ボリス・クリストフ(ベルトラム)
ジャンフランコ・マンガノッティ(ランボー)
ステファニア・マラグー(アリス)
ニーノ・サンツォーニョ指揮
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、合唱団
1968年5月7日フィレンツェでのライヴ録音
※とても良い音質です。以前、他のレーベルから発売あり。
素晴らしいキャストによる、スケールの大きな名演奏。待望の復刻です。




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 290 2枚組 \1750
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」
ジョン・サザーランド(ルチア)
ジョアン・ジビン(エドガルト)
ジョン・ショウ(エンリーコ)
ジョゼフ・ルーロー(ライモンド) 
ケネス・マクドナルド(アルトゥーロ) 
マルグレータ・エルキンズ(アリーサ)
ロバート・ボウマン(ノルマンノ)
トゥリオ・セラフィン指揮
コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団、合唱団
1959年2月26日ロンドンでのライヴ録音
※以前、他レーベル他から、発売あり。
サザーランドの出世作です。彼女を語る上で、欠かせないアルバムです。




<TACET>
TACET 193 \2380
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ3曲
ブラームス
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」 ト長調 op.78
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 op.100
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番 二短調 op.108
ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン) Daniel Gaede
セッ・シュ・リュー(ピアノ) ?雪甦 Xuesu Lie
2006年録音
1966年ハンブルグに生まれ、数々のコンクールにて賞を受賞しウィーン・
フィルのコンサート・マスターをつとめたダニエル・ゲーデによるTACET
レーベルへの久しぶりの録音です。
このまま止まってしまうのではと思われる程の、息の長い第一番の主題演奏
から始まるこのアルバムは全三曲を通して温かく素朴で美しい演奏です。
TACETレーベルの特徴である音質の良さも、演奏の情報量の多さを際立たせ、
聴くものに、よりその感動を伝えます。




<ARCHIPEL>
ARPCD0527 \880
マーラー:大地の歌
マルガ・ヘフゲン(アルト)
ミシェル・セネシャル(テノール)
ロリン・マゼール指揮
RAIローマ交響楽団
1959年3月7日ローマでのライヴ録音
とても、良い音質です。
若きマゼールによる、大地の歌。素晴らしい演奏です。

ARPCD0528 \880
ブラームス:ドイツ・レクイエム op.45
ヴィルマ・リップ(ソプラノ)
エバーハルト・ヴェヒター(バリトン)
オットー・クレンペラー指揮
ウィーン・フィル、ウィーン楽友協会合唱団
1958年6月15日ウィーンでのライヴ録音
とても、良い音質です。
よく知られた名演奏です。

ARPCD0530 \880
ラヴェル、モーツァルト、プロコフィエフ
(1)ラヴェル:「ボレロ」
(2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」 イ長調
アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン) Arthur Grumiaux
1960年11月9日ミュンヘン
(3)プロコフィエフ:交響曲第7番「青春」 嬰ハ短調
1960年11月11日ミュンヘンでのライヴ録音
ルドルフ・ケンペ指揮 Rudolf Kempe
バイエルン放送交響楽団
それぞれ、良い音質です。
ケンペ指揮のボレロの音源はとても珍しい為、レーベルに確認を行いました
ところ入手したマスターにおける記載にて確かであるとの事。
マーラーの第5番ARPCD0519(#4035122405194)等の珍しい音源復刻を通して
ヨーロッパ等で評価高いこのレーベルのケンペの扱いを信じ、且つケンペ指
揮のボレロは現状流通する商品が現存しない事から、日本でも扱いを行いま
す。このボレロの演奏には大胆な演奏ミスがあります。尚、他2曲(モーツァ
ルトとプロコフィエフ)は既に他レーベルから商品化の実績がある演奏です。

ARPCD0532 \880
ベートーヴェン:
(1)交響曲第7番 イ長調 op.92
NBC交響楽団
1953年11月15日ニューヨーク、カーネギーホールでのライヴ録音
(2)ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 変ホ長調 op.73
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
ニューヨーク・フィル
1959年2月26日ニューヨーク・カーネギーホールでのライヴ録音
ピエール・モントゥー指揮
それぞれ良い音質です。
名演奏の復刻です。




<WALHALL>
WLCD0332 2枚組 \1750
ヨハン・シュトラウス:喜歌劇「こうもり」(英語)
チャールズ・カルマン(アイゼンシュタイン)
マルゲリート・ピアッツァ(ロサリンデ)
ヒュー・トンプソン(フランク)
リチャード・タッカー(アルフレード)
ジョン・ブラウンリー(ファルケ)
ユージン・オーマンディ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1951年1月20日メトロポリタン、ニューヨークでのライヴ録音
とても良い音質です。英語による上演のライヴ録音です。ご注意ください。
オーマンディは1950年12月20日に「こうもり」を指揮してメトロポリタンに
初登場しました。1953年までに15回の演奏を集中して行っている中の4回目
の演奏です。
名役者をそろえた、観客の興奮が伝わる楽しい演奏です。




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 255 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」
アントニエッタ・ステッラ(レオノーラ)
ジュリエッタ・シミオナート(アズチェーナ)
カルロ・ベルゴンツィ(マンリーコ)
エットレ・バスティアニーニ(ルーナ伯爵)
ウィリアム・ウィルダーマン(フェルナンド)
ファウスト・クレヴァ指揮 Fausto Cleva
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1960年2月27日メトロポリタン、ニューヨークでのライヴ録音
とても良い音質です。キャストも魅力的です。

MYTO 280 \1050
マリア・カラス ハンブルグでのコンサート 1959年5月15日
(1)スポンティーニ:歌劇「ウェスタの巫女」より1曲
ユリアのアリア 「神よ、恐れおののき祈りを捧げます」
(2)ヴェルディ:歌劇「マクベス」より3曲
マクベス夫人のアリア 「野望に満ちて」、「早く来て、明かりをつけて」他
(3)ロッシーニ:歌劇「セビーリャの理髪師」より1曲のアリア
ロジーナのカヴァティーナ 「今の歌声は心に響く」
(4)ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」より1曲
エリザベッタのアリア 「世の空しさを知る神」
(5)ベッリーニ:歌劇「海賊」より3曲
イモージェネのアリア 「無邪気なほほえみで」 他
マリア・カラス(ソプラノ) Maria Callas
ニコラ・レッシーニョ指揮 Nicola Rescigno
NDR交響楽団
1959年5月15日ハンブルグでのライヴ録音 全12トラック
とても良い音質です。

MYTO 281 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
ヒルデ・ギューデン(ジルダ)
ジーン・マデイラ(マッダレーナ) 
リチャード・タッカー(マントヴァ公爵) 
レナード・ウォーレン(リゴレット)
アロイス・ペルネルシュトルファー(スパラフチーレ)
アルベルト・エレーデ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1951年12月8日メトロポリタン、ニューヨークでのライヴ録音
とても良い音質です。素晴らしいキャストによる初出となる演奏です。

<Linn>
CKD 382(SACD-Hybrid) ¥2580
ヨハネス・ブラームス&スティーヴン・ハフ - 歌曲集 ――
ブラームス:ワルツ集《愛の歌》Op.52/ハフ:別の愛の歌(世界初録音)
ブラームス:ワルツ集《新・愛の歌》Op.65
プリンス・コンソート〔アラスター・ホガース(ピアノ)、
アンナ・リーズ(ソプラノ)、ジェニファー・ジョンストン(メゾ・ソプラノ)、
アンドルー・ステイプルズ(テノール)、ジャック・インブライロ(バリトン)、
ティム・ミード(カウンターテナー)〕、スティーヴン・ハフ(ピアノ)、
フィリップ・フォーク(ピアノ)
ブラームスのワルツ集、「愛の歌」と「新・愛の歌」のストーリーを補完する
ために、プリンス・コンソートはハフに新作の作曲を依頼。そこで誕生したの
が、2010年に完成した世界初録音となる「別の愛の歌(Other Love Songs)」な
のである。プリンス・コンソートのアイディアにより、"作曲家同士"として共
演を果たすブラームスとハフの関係が楽しみなところ(もちろんハフはピアニ
ストとしてもゲスト参加!)。
録音:2010年10月25日-29日、ポットン・ホール(サフォーク)

CKD 380(SACD-Hybrid) ¥2580
ソル:後期作品集 ――
3つの練習曲Op.29より 第23番ト長調、第13番変ロ長調、第17番ハ長調
演奏会用小品Op.54/レッスンOp.31より 第16番/マズルカOp.43-4
ワルツOp.32-2/静けさOp.50/3つの練習曲 - Op.60, 第22番、Op.35,
第17番、Op.35, 第22番/レッスンOp.31より 第23番
ウィリアム・カーター(ギター)
パラディアン・アンサンブルの創設メンバーであり、現在は、エンシェント
室内管弦楽団、イングリッシュ・コンサート、パラディアンズのメンバーとし
て活躍するバロック・ギターの名匠ウィリアム・カーターが弾くフェルナンド
・ソル(1778-1839)の"後期作品集"!
カーターが弾くスペイン・ギター黄金時代を支えたソルの円熟期の音楽は、
ジャケット・デザインの「ヴォルガ川にて(ボリス・クストーディエフ作)」
のように、さり気なく味わい深い。2010年5月17日-19日、セント・マーティ
ン教会(イースト・ウッドヘイ)での録音。





<Rondeau>
ROP 6038 ¥2300
テレマン:受難オラトリオ《イエスの死》TWV.5:6
シーリ・カロリーン・ソーンヒル(ソプラノ)、
スザンネ・クルンビーゲル(メゾ・ソプラノ)、
アルブレヒト・ザック(テノール)、
ゴットホルト・シュヴァルツ(バス&指揮)、
バッハ・コンソート・ライプツィヒ
1544年にドイツで初めて建設されたプロテスタントの教会、トルガウ城教会
礼拝堂でレコーディングされたテレマンの受難オラトリオ「イエスの死」。
ゴットホルト・シュヴァルツとバッハ・コンソート・ライプツィヒは、各パ
ート1人ずつという小編成でテレマンの「イエスの死」に臨み、作曲当時の姿
の再現を目指している。2010年2月の録音。

ROP 6041 ¥2300
1600年頃のドイツ教会音楽のコントラスト ――
ハスラー:カンターテ・ドミノ、モテット《マリアは天使たちに言った》、
ミサ曲《マリアは言いたもう》、喜ぶべきかな天を
ガルス:イエスの御名において、見よ, 正しき者のいかに死せるとも、
幼児がわれらのために生まれ、シオンのラッパを響かせよ
シャイン:教会コンチェルト集、他
ティオス・オミロス、アレクサンドラ・スキーベ(オルガン)、
ベンジャミン・ドレスラー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ティオス・オミロスは、ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団のメンバー
たちによって2002年に結成された男声ヴォーカル・クィンテット。
"1600年頃のドイツ"という最も得意とする時代の音楽を歌うティオス・オミロ
スのレベルの高い歌唱力、安定感に満ちたアンサンブルは、さすが聖トーマス
教会少年合唱団の卒業生たち。2010年8月の録音。

ROP 6044 ¥2300
ドヴォルザーク:歌曲集《聖書の歌》Op.99
クリチカ:オルガン・ソナタ嬰へ短調
クラウス・メルテンス(バリトン)、スザンネ・レーン(オルガン)
コープマンとの共演でも知られるドイツの大バリトン歌手、クラウス・メルテ
ンスがチェコ語で歌うドヴォルザークの歌曲集。
気品と威厳のあるメルテンスの歌声とオルガンの共演が、チェコ語の旧約詩篇
による歌曲の魅力を際立たせる。2010年10月の録音。

ROP 6050/51 2枚組 ¥4600
J.S.バッハ:ライプツィヒ・コラールBWV.651-668
ウルリッヒ・ベーメ(オルガン)
ライプツィヒ聖トーマス教会のトーマスオルガニスト(首席オルガン奏者)を
務めるウルリッヒ・ベーメが弾くバッハの「ライプツィヒ・コラール」。
かつてバッハが音楽監督を務めた聖トーマス教会のオルガンで響くバッハの
音楽は、他の演奏とは違う雰囲気を創り出す。2010年11月の録音。

ROP 6046 ¥2300
J.S.バッハ:
前奏曲ハ長調BWV.943/トッカータとフーガ ヘ長調BWV.540
《ノイマイスター・コラール》より BWV.1111、BWV.1095、BWV.1093
幻想曲ハ長調BWV.570
《ライプツィヒ・コラール》より BWV.654、BWV.658、BWV.655
オルガン小品ト長調BWV.572/ソナタ ホ短調BWV.528/前奏曲ハ長調BWV.943
ウルフェルト・シュミット(オルガン)
北ドイツ、ハノーファー・マルクト教会の3種類のオルガン、イタリアン・オ
ルガン、クワイアー・アンサンブル・オルガン、グランド・オルガンを弾き
分けた大バッハのオルガン作品集。2010年10月の録音。

ROP 6045 ¥2300
女声合唱のためのロマンティックな音楽 ――
ラインベルガー:ミサ曲ト短調Op.187、汝の住家はいかに美わしくOp.35
ホルスト:2つの東方の絵画、《王女》からの組曲、《リグ・ヴェーダ》から
の合唱賛歌Op.26-3
ブラームス:水車小屋の娘Op.44-5、尼Op.44-6、4つの女声合唱Op.17
バート・ホンブルク女声室内合唱団、スザンネ・ローン(指揮)
リヒテンシュタインのラインベルガー、イギリスのホルスト、そしてドイツの
ブラームスを組み合わせた女声合唱のためのプログラム。
2010年2月&5月の録音。




<Guild Historical>
GHCD 2364/65 2枚組 ¥2700
メモリアル・トリビュート・トゥ・トスカニーニ ――
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV.1047(1938年10月29日)*
J.S.バッハ(レスピーギ編):
パッサカリアとフーガ ハ短調BWV.582(1947年11月22日)
ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第3番ハ長調(1952年11月15日)
ヴィヴァルディ:合奏協奏曲ニ短調Op.3-11,RV.565(1954年3月14日)
リハーサル集(解説:マーシャ・ダヴェンポート)- モーツァルト:歌劇《魔笛》
序曲(1947年11月5日)、ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125《合唱》
より 第4楽章(1952年3月27日)、ヴェルディ:歌劇《椿姫》より 第1幕&第2幕
(1946年11月28日)
アルトゥール・トスカニーニ(指揮)、
NBC交響楽団、
バーナード・ベイカー(トランペット)*、ジョン・ワマー(フルート)*、
ロバート・ブルーム(オーボエ)*、ミッシャ・ミスチャコフ(ヴァイオリン)*
ギルド・ヒストリカルのトスカニーニ放送録音シリーズから、トスカニーニ
&NBC交響楽団の「バロック+ロッシーニ&リハーサル集」というファン垂涎
のディスクが登場!
トスカニーニの長男ワルター・トスカニーニが、ミュージシャンズ・ファウ
ンデーションへの寄付金を集めるために500枚限定でプレスされたLPからの
復刻で特に注目が集まるのは、やはりトスカニーニのリハーサルだろう。
手兵NBC交響楽団を相手に自身の意図する表現を徹底的に伝えるトスカニーニ
の熱気が録音からビシビシと伝わってくる。トスカニーニ・ファン必聴必携
です!
レコード芸術6月号204Pに山崎浩太郎氏によるレビューが掲載されています!
リマスター:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング
(コルチェスター)

GHCD 2373/75 3枚組 ¥4050
モーツァルト:
歌劇《フィガロの結婚》K.492
歌劇《バスティアンとバスティエンヌ》K.50*
カール・ベーム(指揮)、
ジョン・プリッチャード(指揮)*、
ウィーン交響楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団、
パウル・シェフラー(アルマヴィーヴァ伯爵)、
セーナ・ユリナッチ(伯爵夫人)、リタ・シュトライヒ(スザンナ)、
ヴァルター・ベリー(フィガロ)、クリスタ・ルートヴィヒ(ケルビーノ)、
イーラ・マラウニク(マルチェリーナ)、
エーリヒ・マイクート(ドン・バジーリオ)、
オスカー・チェルヴェンカ(バルトロ)、カール・デンヒ(アントニオ)、
ロスル・シュヴァイガー(バルバリーナ)
1956年、当時62歳だった巨匠カール・ベームが振ったウィーン交響楽団との
「フィガロの結婚」が名エンジニア、ピーター・レイノルズのリマスターで
復刻!
マックス・レーガー研究所のシャールヴェヒター・コレクション(LP)から復
刻されたベームの「フィガロの結婚」の音質は「excellent vintage」だとい
う。音質向上にも期待したい。
リマスター:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング
(コルチェスター)




<Guild>
GMCD 7358 ¥2180
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調Op.82
シベリウス(エックマン):6つのユモレスク(ピアノ伴奏版/世界初録音)
エフィ・クリストドウロウ(ヴァイオリン)、
マーガレット・フィンガーハット(ピアノ)
クリストドウロウは、エジンバラでウィリアム・シューマンのヴァイオリン
協奏曲のスコットランド初演を行うなど、イギリスで目覚ましい活躍を展開
中のギリシャ人女流ヴァイオリニスト。
母国ギリシャのギリシャ国立歌劇場室内管弦楽団、シティ・オヴ・アテネ・
シンフォニーのメンバーとしても活躍中。名手マーガレット・フィンガーハッ
トの好サポートはさすが。2010年5月の録音。




<Guild Light Music>
GLCD 5177 ¥1650
軽音楽の黄金時代Vol.77 - コンポーザー・コンダクツVol.1 ――
グッドウィン:ジェット・ジャーニー/カルヴィ:コース・デ・トロス
モーリー:ファン・イン・ザ・サン/デュモン:パルファン・ド・パリ
フィリップス:パリジャン・モード/ムーニー:サジタリウス
アンダーソン:ファントム・レジメント
バクスター:シティ・オブ・ベールズ/フリムル:パペッツ・オン・パレード
ゲラー:サブウェイ・ポルカ/
ロン・グッドウィン&ヒズ・コンサート・オーケストラ、
ジェラルド・カルヴィ&ヒズ・オーケストラ、
アンジェラ・モーレイ&テレキャスト・オーケストラ、
セドリック・デュモン&ニュー・コンサート・オーケストラ、
ウルフ・フィリップス&ヒズ・コンサート、他
ライト・ミュージックの黄金時代を巡る壮大な旅、ギルド・ライト・ミュー
ジック・シリーズの第77集。
ロン・グッドウィンやジェラール・カルヴィ、セドリック・デュモン、ドル
フ・ファン・デル・リンデンなど、コンポーザー=コンダクターたちの名演
が揃う。スピード感あふれるグッドウィンの「ジェット・ジャーニー」がな
んとも楽しい。1946年-1960年の録音。リマスター:アラン・バンティング

GLCD 5178 ¥1650
軽音楽の黄金時代Vol.78 - コンポーザー・コンダクツVol.2 ――
ブリス:《来るべき世界》より 行進曲/ニューマン:ピンキー
ギリス:スケルツォフレニア/ファーノン:ステイト・オケージョン
ヨーク:ドーン・ファンタジー/グリーン:映画《紳士同盟》からの音楽
コーツ:サリュート・ザ・ソルジャー/メラクリーノ:レ・ジュ
ルーカス:アメジスト・マーチ/コリンズ:ストリングス・イン・ザ・ムード
クリフォード:ナヴァル・オケージョン/ケテルビー:ウェッジウッドの青
バス:コーニッシュ・ラプソディ/他
アーサー・ブリス(指揮)
ロンドン交響楽団、アルフレッド・ニューマン&ヒズ・オーケストラ、
ドン・ギリス(指揮)、
ニュー・シンフォニー・オーケストラ・オヴ・ロンドン、
ロバート・ファ―ノン&クィーンズホール・ライト・オーケストラ、
ピーター・ヨーク&ヒズ・コンサート・オーケストラ、
アルバート・ケテルビー&ヒズ・オーケストラ、
ヒューバート・バス(指揮)、ロンドン交響楽団&ハリエット・コーエン、他
シリーズ第78集の「コンポーザー・コンダクツVol.2」のトップ・バッターは
アーサー・ブリス&LSO!エリック・コーツ、ドン・ギリスの指揮、ケテルビ
ーの弾き振り、ハリエット・コーエンのピアノなど、アーティスト陣の充実
度がスゴイ。1930年-1960年の録音。リマスター:アラン・バンティング

GLCD 5179 ¥1650
軽音楽の黄金時代Vol.79 - 愛の肖像 ――
オーナデル:愛の肖像/コーツ:王女の印象/ポーター:愛しのサマンサ
ファイン&ウェブスター:四月の恋
ティオムキン&ワシントン:王子と王女のワルツ/ブラウンスミス:結婚の日
シャーツィンガー:恋の一夜/ロジャース:君が美しすぎて
シュトルツ:ツー・ハーツ・イン・3/4・タイム
バーク:ライク・サムワン・イン・ラヴ/他
シリル・オーナデル&スターライト・シンフォニー、
ロバート・ファ―ノン(指揮)、デンマーク国立放送交響楽団、
ヴィクター・シルヴェスター&ヒズ・シルヴァー・ストリングス、
マントヴァーニ&ヒズ・オーケストラ、
デイヴィッド・キャロル&ヒズ・オーケストラ、
ポルテン&ニュー・コンサート・オーケストラ、他
いつの時代の歌手やソングライターたちにとって無くてはならない"ロマン
ス"、"愛"、"結婚"といったキーワードがシリーズ第79集「愛の肖像」のテ
ーマ。優美で甘いメロディをちょっとレトロなサウンドでどうぞ。
1944年-1960年の録音。リマスター:アラン・バンティング




<Gala>
GL 100.815 2枚組 ¥2560
ジョーン・サザーランド - 初期録音集 ――
ヘンデル:歌劇《アルチーナ》より
モーツァルト:歌劇《後宮からの逃走》より、歌劇《魔笛》より、モテット
《踊れ、喜べ、幸いなる魂よ》
ロッシーニ:フィレンツェの花売り娘/他
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)、リチャード・ボニング(ピアノ)、
オットー・クレンペラー(指揮)、チャールズ・マッケラス(指揮)、他
オーストラリアを代表するソプラノ、サザーランドの初期録音集。
1956年-1962年の録音。

GL 100.678 4枚組 ¥5120
アンナ・モッフォの芸術 ――
ヘンデル:オラトリオ《メサイア》
ベッリーニ:歌劇《夢遊病の女》(ハイライト)
ヴェルディ:歌劇《ファルスタッフ》/レスピーギ:歌劇《炎》
アンナ・モッフォ(ソプラノ)、
フランチェスコ・モリナリ・プラデッリ(指揮)、
ミラノ・イタリア放送交響楽団、他
アンナ・モッフォは、美声と美貌で一世を風靡したアメリカのソプラノ歌手。
1955年-1959年の録音。

GL 100.677 4枚組 ¥5120
フェルッチョ・タリアヴィーニ - イン・オペラ&ソングス ――
マスカーニ:歌劇《友人フリッツ》より
オレフィーチェ:歌劇《ショパン》より
ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールのルチア》より
ビゼー:歌劇《真珠採り》より/他
フェルッチョ・タリアヴィーニ(テノール)、
トリノ・イタリア放送交響楽団、NHK交響楽団、
サン・カルロ歌劇場管弦楽団&合唱団、他
フェルッチョ・タリアヴィーニは、ミラノ・スカラ座、METなどで活躍した
20世紀イタリアの大テノール。




<Hyperion>
CDA 67794 ¥2180
ウォルトン:交響曲集 ――
交響曲第1番変ロ長調/シエスタ/交響曲第2番
マーティン・ブラビンズ(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
サー・ハミルトン・ハーティからの委嘱で作曲され、第4楽章完成前に初演
が行われてしまったというエピソードを持つ傑作「交響曲第1番」、複雑な
調性、無調の登場など前作と対極に位置するかのような「交響曲第2番」の
2つの交響曲は、20世紀イギリス音楽史における交響曲の最高傑作と言って
も過言ではない。
ブライデン・トムソン&LPO以来となるウォルトンの名盤誕生に期待したい!
録音:2010年11月20日-21日&12月4日-5日、シティ・ホール(グラスゴー)

CDA 67857 ¥2180
エルガー:ピアノ五重奏曲 ――
弦楽四重奏曲ホ短調Op.83/ミーナ/ラウラ・ワルツ/行進曲ニ長調
即興曲/ピアノ五重奏曲イ短調Op.84
ピアーズ・レーン(ピアノ)、ゴールドナー弦楽四重奏団
夫人の死により創作意欲を失う前のエルガーが、ウェスト・サセックスの
ブリンクウェルズ滞在時に作曲した2つの代表的室内楽作品「ピアノ五重奏
曲」と「弦楽四重奏曲」。
知性派ピアーズ・レーンのピアノ、オーストラリアの俊英ゴールドナー弦
楽四重奏団の演奏からは、エルガーがブリングウェルズで見ていた風景が
浮かび上がるかのよう。ピアーズ・レーンが弾くエルガー最後の小品「ミ
ーナ」のピアノ版も限りなく美しい。
ジャケットに用いられたエドワード・フランプトン(1872-1923)の「The
South Downs near Eastbourne」とエルガーの音楽の組み合わせも芸術的。
録音:2010年7月3日-5日、ポットン・ホール(サフォーク)

CDA 67832 ¥2180
アメリカのア・カペラ合唱作品集 ――
クラウセン:トゥナイト・エタニティ・アローン
スタッキー:3つの新しいモテット《トマス・タリスの追憶に》
イェイロ:サンクトゥス
フェルコ:ヒルデガルド・トリプティク
フィッシンガー:ルクス・エテルナ
ウィラン:
フェアー・イン・フェイス、私の目に映る彼女は鳩のごとく麗しい、
さあ立っておいで, 愛する人よ, 美しい人よ、
ハウ・ゼイ・ソー・ソフトリー・レスト
ポーラス:ザ・デイ・イズ・ドーン、御詠歌、永遠の炎の賛歌
ハーレイ:2つのモテット
イェイロ:フェニックス
スティーヴン・レイトン(指揮)
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
英グラモフォン誌で「世界で5番目に素晴らしい合唱団」(上位はポリフォ
ニーやカージナルズ・ミュージック、ザ・シックスティーン)と大絶賛され
たイギリスの名門ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団。
知られざるアメリカのア・アカペラ合唱音楽のショーケースは、合唱王国
イギリス最高峰の指揮者スティーヴン・レイトンが見出した逸品ばかり。
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団の透明感にみちた歌声、完璧
なイントネーションは、名匠レイトンの指導の賜物だろう。合唱ファン&
関係者必携のディスクです!
録音:2010年7月2日-5日、トリニティ・カレッジ・チャペル(ケンブリッジ)




<Helios>
CDH 55387 ¥1280
モシュレス:演奏会用練習曲全集 ――
性格的な練習曲集Op.95/2つの練習曲Op.98/2つの練習曲Op.105
4つの演奏会用練習曲Op.111/演奏会用練習曲Op.126
ピアーズ・レーン(ピアノ)
19世紀にドイツとウィーンで活躍したチェコの作曲家イグナーツ・モシュ
レス(1794-1870)の練習曲全集!存命当時にはショパンやリスト、シューマ
ンと並ぶ評価を受けたモシュレスのエチュードが、スクリャービンやサン
=サーンスのエチュードの名演で知られる知将ピアーズ・レーンの両手を
通じて真価を発揮する。
録音:2003年4月15日-17日、チャーターハウス・ホール(サリー)
CDA 67394からの新装移行再発売

CDH 55326 ¥1280
ペニャローサ:ミサ曲集 ――
ミサ・アヴェ・マリア・ペレグリナ/サクリス・ソレムニス
ミサ曲《これほどの苦しみはかつてなく》
ジェームズ・オドンネル(指揮)
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
ジェームズ・オドンネル時代のウェストミンスター大聖堂聖歌隊が歌う、
スペイン盛期ルネサンスの音楽家、ペニャローサのミサ曲集。
そのミサ曲の優れた書法は、あのジョスカン・デ・プレにも比肩すると称
されている。
録音:1992年6月30日-7月2日
CDA 66629からの新装移行再発売




<Danacord>
DACOCD 682 ¥2300
シェイクスピアと"ハムレット"から生まれた音楽 ――
クーラウ:劇付随音楽《ウィリアム・シェクスピア》Op.74より 序曲
チャイコフスキー:幻想序曲《ハムレット》Op.67
リスト:交響詩第10番《ハムレット》
ヨアヒム:演奏会序曲《ハムレット》Op.4
マクダウェル:2つの交響詩《ハムレットとオフィーリア》Op.22
ウラディーミル・ジヴァ(指揮)
南ユラン交響楽団 
シェイクスピアを題材、または影響を受けたチャイコフスキーやリストか
ら、クーラウ、ヨアヒム、マクダウェルなどのレア・ワークスを、オレグ
・マルシェフとの共演で活躍してきたジヴァ&南ユラン響が好演。
秘曲&マイナー・オケ・ファンにはたまらない組み合わせです!

DACOCD 712-713 2枚組 ¥4600
ハートマン:北欧語とドイツ語の歌曲集 ――
5つの歌Op.13より/9つの愛の歌/歌曲集《アハスヴェルス》より 墓地で
3つの歌Op.15a/4つの歌Op.1/失意/子守歌/歌曲集Op.21
歌曲集《ノルウェー抒情詩》Op.41
ベアンハート・マルムストレムの2つの詩/歌曲と歌Op.35a
歌曲と歌Op.35b
イーベン・ヴェスタゴー(ソプラノ)、
カトリーネ・ペネロプ(ピアノ/ファツォーリF212)
デンマーク・ロマンティシズムの名匠エミール・ハートマン(1836-1898)が、
北欧各国とドイツ語で書いた歌曲集。北欧の作曲家の音楽で、言語の違い
による発音、響きの違いを楽しむのもまた一興。

DACOCD 705 ¥2300
クーラウ、ハイセ、バーネコウ、ベクゴーの抒情歌曲集 ――
ハイセ:
《英詩集》の詩、矢と歌、世のさすらい人たち、
美の女神の娘たちはいない、エコー、砕け, 砕けよ, 砕け散れ、
眠らずに, ああ/クーラウ:たゆみなき愛、
ゲルシュテンベルクの詩集《林》の3つの詩Op.21、5月1日、夢、
オルフェウス
バーネコウ:
トア・ランゲの訳による4つのロシア民謡Op.14、聞いたことがある、
輝け、ああ, 垣の柳がしっかりと芽吹き、
畑のはずれに細い白樺が立っている
ベクゴー:抒情歌集《エアンスト・フォン・デア・レケの詩》Op.19、
エーリク・ベカ・ハンセン(テノール)、
カミラ・トルディ・ブゲ(ソプラノ)、エレン・レフストロプ(ピアノ)
クーラウなどデンマークの作曲家たちが、イギリス、ドイツ、ロシアの言
葉を採り入れた抒情的な歌曲集。エーリク・ベカ・ハンセンは、デンマー
ク、オーフスの楽壇をリードする期待のテノール。

DACOCD 685 ¥2300
わが心を汝がみ手に ――
グラナドス:歌曲集《トナディーリャス》より
ニールセン:
ルーズヴィ・ホルスタインの詩による6つの歌Op.10より、自然の研究
ランゲ=ミュラー:睡蓮、輝け明るい日の光よ!
エストヴァド:美しく明るい夜が再びやってきた
ゲバウアー:道の曲がるところに/ヴァイゼ:舟歌
モルテンセン:おやすみわが子、ゆっくりおやすみ
ランゲラン島の民謡:静かな深い森/アルヴェーン:わが心を汝がみ手に
アールフォルス:Har du visor min van/ランゲストレム:パン、風と木
ゴットランド島の民謡:私たちの牧場で/ニーストレム:魂と風景
シューベルト:春の思い、笑いと涙
R・シュトラウス:万霊節Op.10-8、朝Op.27-4、献身Op.10-1
ティナ・キベア(ソプラノ)、トーヴェ・レンスコフ(ピアノ)
1983年にデンマーク王立歌劇場でデビューを果たし、バイロイト音楽祭の
「ニーベルングの指輪」でも活躍したデンマークのソプラノ歌手ティナ・
キベアが歌うリサイタル・プログラム。北欧からグラナドス、シューベル
ト、R・シュトラウスなど鮮やかなプログラムも魅力。

DACOCD 686 ¥2300
北欧の民謡とバラード ――
デンマーク民謡:En yndig og frydefuld sommertid、
Det var en lordag aften、Roselil og hendes moder
ノルウェー民謡:
Norsk springdans、Aa lensmand han ha no ei graaskijmra maer、
Alt i heima dagjen graanar、Per Spelmann
アイスランド民謡:Rioum, Rioum
フェロー諸島民謡:olavur Riddararos
フィンランド民謡:Ol' kaunis kesailta、Luullahan、Minun kultani
デンマーク民謡:Ja va lidinj horra
スウェーデン:
Uti var hage、Nu ar det soligt、Kristallen den fina、
Nu ska vi skorda linet/他
ノルディック・トリオ
"ソプラノ"、"ギター"、"ヴァイオリン"というユニークな編成によるデン
マークのアンサンブル、ノルディック・トリオが、北欧各国の民謡を
「声+弦楽器」のためのアレンジで情景豊かに聴かせてくれる。

DACOCD 711 ¥2300
ギターのための21世紀デンマークの音楽 ――
セーアンセン:メランコリー・ダンス
アナセン:イン-サイド-アウト-サイド-イン...
クリステンセン:グラウンドVol.8
レンスホルト:WIR I
フレゼリク・モンク・ラーセン(ギター)
デンマーク王立アカデミーとケルン音楽大学でギターを学んだデンマーク
のトップ・クラシカル・ギタリスト、フレゼリク・モンク・ラーセンによ
る現代デンマークのギター作品集。21世紀デンマークのギター音楽に出会
えるまたとない機会となるでしょう。

DACOCD 697-698 2枚組 ¥4600
スカンジナヴィアン・クラシックスVol.3 ――
グリーグ:
交響的舞曲Op.64*、
ノルウェー舞曲Op.35(ハンス・ジットによる管弦楽版)+
セーヴェルー:劇付随音楽《ペール・ギュント》Op.28*
シベリウス:
ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47**、
交響詩《レンミンカイネン》Op.22***
エーリク・トゥクセン(指揮)*/+、
デンマーク国立放送交響楽団、トマス・イェンセン(指揮)**/***、
エミール・テルマーニ(ヴァイオリン)***
デンマークのオーケストラと指揮者によるスカンジナヴィア音楽の歴史的
録音を復刻するシリーズの第3集。
1952年5月10日-11日*、1949年8月29日-30日&9月2日&12日+、
1952年4月21日-23日**、1953年7月***の録音。
※このタイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




<Avie(SFS)>
SFS 0039(SACD-Hybrid) 17枚組 \18800
マーラー:交響曲全集&管弦楽伴奏付き歌曲集 ――
交響曲第1番ニ長調《巨人》
交響曲第2番ハ短調《復活》
交響曲第3番ニ短調
亡き子をしのぶ歌
マーラー:交響曲第4番ト長調
交響曲第5番嬰ハ短調
交響曲第6番イ短調《悲劇的》
交響曲第7番ホ短調《夜の歌》
交響曲第8番変ホ長調《千人の交響曲》
交響曲第10番嬰ヘ短調より アダージョ
交響曲第9番ニ長調
大地の歌
カンタータ《嘆きの歌》
管弦楽伴奏付き歌曲集
(さすらう若人の歌/リュッケルト歌曲集
《子供の魔法の角笛》より 塔の中の囚人の歌、少年の鼓手、
トランペットが美しく鳴り響くところ、死んだ少年鼓手、原光)
リュッケルトによる5つの詩(ボーナス・レコーディング)
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
サンフランシスコ交響楽団
9.11の同時多発テロの直後に交響曲第6番「悲劇的」でスタートしたマイケル
・ティルソン・トーマスとサンフランシスコ交響楽団のマーラー・プロジェク
ト。「管弦楽伴奏付き歌曲集」でフィナーレを迎えた世紀のプロジェクトが、
マーラーのアニヴァーサリー・イヤーに"SACD Hybrid 17枚組"のスペシャル
・ボックスで衝撃のリリース!
圧倒的名演、超優秀録音がグラミー賞をはじめ、世界各国の音楽賞に輝いた
MTT&SFSのマーラー。このボックスには、ボーナス・レコーディングとして
スーザン・グラハムが歌いMTTがピアノを弾いた「リュッケルトによる5つの
詩」、324ページのブックレットが封入されるなど、特典も豪華。




<Onyx>
ONYX 4070 2枚組 \3250
ペザント・ガール ――
デュオウード(バーリー編):フォー・ネディム(フォー・ナディア)
ジョン・ルイス/ブラッチ(バーリー編):ジャンゴ
フロリアン・ヘルマン(バーリー編):黒い瞳
ブラッチ(バーリー編):
エル・ネモ・クランツ・ウィズ・バルトーク・デュオス
ウェザー・リポート(ザヴィヌル/バーリー編):ペザント
バルトーク:
デュオス・ウィズ・インプロヴィゼイションズ(44の二重奏曲より)
バーリー:ユーラ - ロシア民謡リューバによる
ブラッチ(バーリー編):ビ・ロヴェンゴ
ウェザー・リポート(ザヴィヌル
バーリー編):貴婦人の追跡
ンドゥール:ライフ
コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための《二重奏曲》Op.7
ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)
マシュー・バーリー(チェロ)
ジュリアン・ジョセフ(ピアノ)
ポール・クラーヴィス(ドラムス/パーカッション)
サム・ウォルトン(パーカッション)
オニックス(Onyx)という新しいステージに上がり、ヴィヴァルディ、シュー
ベルト、リサイタル・プログラム、バッハ、ベートーヴェンの名演を送り出し
てきた女王ヴィクトリア・ムローヴァ。
「鏡の国のアリス」以来となるムローヴァのクロスオーヴァー・プログラム
「ペザント・ガール(田舎娘)」のキーワードは、「ジプシー音楽」、「伝統
音楽」&「ウクライナ」!
ムローヴァは「ペザント・ガール」を実現させるために、夫君でチェリスト
のマシュー・バーリーや天才ジャス・ピアニストのジュリアン・ジョゼフ、
「鏡の国のアリス」のメンバーだったポール・クラーヴィス、サム・ウォル
トンとスペシャル・ユニットを結成!
アラブの弦楽器ウードを弾く"デュオウード"、フランスのジプシー・バンド
の"ブラッチ"、セネガル・ポップスの巨星"ユッスー・ンドゥール"、伝説の
ジャズ・バンド"ウェザー・リポート"、そして"バルトーク"&"コダーイ"の
音楽とインプロヴィゼーションから生まれる強烈なリズムと憂愁を帯びた旋
律の音世界が、"ウクライナ"というムローヴァのバックグラウンドと結びつ
く。女王ムローヴァのもう1つの姿を映し出す「ペザント・ガール」が、世界
を再び驚かすことになる ――!

ONYX 4080 \2180
ペイペル&エッシャー - ヴァイオリン・ソナタ集 ――
ペイペル:
ヴァイオリン・ソナタ第1番、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、
ヴァイオリン・ソナタ第2番
エッシャー:ヴァイオリン・ソナタ
フォールモーレン:牧歌
デ・レーウ:ソナチナ
オランダのクリスマス歌曲による即興曲(Midden in de winternacht)
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)、イェルガー・ブランケン(ピアノ)
フランスの天才ヴァイオリニスト、フィリップ・グラファンのレア・ダッチ
・ワークス!
ヴィレム・ペイペル(1894-1947)とルドルフ・エッシャー(1912-1980)の師弟
コンビを中心に、ハルトマンとメシアンの下で学んだデ・レーウやフォール
モーレンなど、20世紀オランダの"レア"なヴァイオリン作品にスポットライ
トをあてるグラファンならではの好企画。
ハイペリオン(ヘリオス)からリリースされている「レア・フレンチ・ワーク
ス」の続編として聴いても面白そう。

ONYX 4083 \2180
レスピーギ:ローマ三部作 ――
交響詩《ローマの松》/交響詩《ローマの噴水》/交響詩《ローマの祭り》
ジョゼップ・カバリエ=ドメネク(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
コリン・デイヴィス、デイヴィッド・ジンマン、ヨルマ・パヌラ、セルジュ
・コミッショーナといった大指揮者たちの下で研鑽を積んだスペイン、バル
セロナのマエストロ、ジョゼップ・カバリエ=ドメネク(1973-)がロイヤル・
フィルとのコンビでオニックスに初登場!
デュトワ体制となり勢いに乗るロイヤル・フィルを率いていきなりの「ロー
マ三部作」という大胆な選曲には期待させられてしまう。イベリア半島に現
れたスペイン人マエストロの才能や如何に!




<SOMM(ソム)>
国内の代理店が変更になり、新規のご案内となります。
以前ご紹介の商品も含まれますので、ご注意下さい。
(これまでご注文をいただいていて未入荷のSOMMレーベル商品は、すべて
ご注文キャンセルとさせていただきますので、再度ご注文をお願いいたします)

"SOMM(ソム)"は、1995年に設立されたイギリスのインディペンデント・レーベ
ル。イギリスの演奏家による優れた演奏、巨匠トーマス・ビーチャムの名演な
どは要注目です!

★期間限定割引:2011年10月31日入荷分まで、今回ご案内商品は\100割引と
なります。品切れ等で入荷が遅れた場合は、通常価格になる場合がございます
ので、お早めにご検討下さい。

SOMMCD 245 \2180
マーラー(シュタイン編&プラット校訂版):交響曲第4番ト長調(室内楽版)
ベルリオーズ(デイヴィッド・マシューズ編):
歌曲集《夏の夜》(独唱&室内楽版/マシューズ編曲世界初録音)
デイヴィッド・カーティス(指揮)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン、ヘザー・シップ(メゾ・ソプラノ)
バーミンガム・タウン・ホールのレジデント・チェンバー・オーケストラ、
オーケストラ・オヴ・ザ・スワンの"室内楽編曲版"マーラー&ベルリオーズ!
マーラーの「交響曲第4番」は、ウィーンの作曲家エルヴィン・シュタイン
(1885-1958)のアレンジに、アメリカの若手指揮者アレクサンダー・プラット
が校訂を加えたヴァージョンを使用。個々に高い力量が求められる室内楽編
成から浮かび上がるマーラーは、シンプルな響きと一体感が美しい。
マシューズ編曲版のベルリオーズはこれが世界初録音!
2009年3月25日、バーミンガム・タウン・ホール(イギリス)でのライヴ録音。

●Somm(Beecham)
SOMM-BEECHAM 29 \1650
ビーチャム・コレクション ――
ワーグナー:歌劇《リエンツィ》序曲
ディーリアス:夏の庭で
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944《ザ・グレイト》
トーマス・ビーチャム(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
巨匠トーマス・ビーチャム(1879-1961)が遺した名演の復刻を行いイギリスで
凄まじい人気を誇るソムのビーチャム・コレクション。没後50周年記念として
リリースされるロイヤル・フィルとのワーグナー、ディーリアス、シューベル
トのライヴは、商業用録音としては世界初CD化となる。
録音(全てライヴ):1956年12月9日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
(ワーグナー)&1956年8月24日、アッシャー・ホール(ディーリアス)&1955年
12月14日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(シューベルト)

●Somm(Celeste Series)
SOMMCD 0103 \1780
ショパン:ピアノ作品集 ――
ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1《小犬》/3つのエコセーズOp.72
4つのマズルカOp.6/即興曲第1番変イ長調Op.29/即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36
即興曲第3番変ト長調Op.51/幻想即興曲嬰ハ短調Op.post.
2つの夜想曲Op.27/4つのマズルカOp.17/幻想曲ヘ短調Op.49
レオン・マッコーリー(ピアノ)
レオン・マッコーリーは、ベートーヴェン国際ピアノ・コンクール第1位、リ
ーズ国際ピアノ・コンクール第2位の実績を持ち、アヴィー(Avie)からリリー
スされたモーツァルトとハンス・ガルで一気に知名度を上げたイギリスの実
力派ピアニスト。
イギリスの名門ロンドン王立音楽大学の教授が弾くショパン・リサイタルは、
緩急のバランス、表情の変化が見事。
2010年7月14日&15日、チャンプス・ヒル(ウェスト・サセックス)での録音。

SOMMCD 0101 \1780
ヴェナブルズ:
ピアノ五重奏曲Op.27/ヴァイオリンとピアノのための《3つの小品》Op.11
チェロとピアノのための《エレジー》Op.2
ヴィオラとピアノのための《独り言》Op.26
チェロとピアノのための《詩曲》Op.29
マーク・ベビントン(ピアノ)、
グレアム・J.ロイド(ピアノ)、コウル弦楽四重奏団
リヴァプール出身で現在のイギリスを代表する歌曲の作曲家の1人、イアン・
ヴェナブルズ(1955-)の室内楽作品集。
歌曲の作曲で培われた作曲技法、メロディアスなフレーズがヴェナブルズの
室内楽の持ち味。「ピアノ五重奏曲」、「独り言」、「詩曲」は世界初録音。
2009年5月23日-24日、アボッツホルム・スクール(スタフォードシャー)での
録音。

SOMMCD 0102 \1780
ソー・スウィート・ア・メロディ ――
ベルリオーズ:《キリストの幼時》第1部より トリオ
ラインベルガー:グローリア
リスト:眠りから覚めた御子への讃歌
ゴダール:見よ、幼子を
ブリテン:あの幼子は、バルラロー
ベルリオーズ:《キリストの幼時》第2部より トリオ
ラインベルガー:サンクトゥス&ベネディクトゥス
ゴダール:おやすみ、イエス
ベラ:言葉は肉となりて
ラインベルガー:幼な子はベツレヘムに生まれぬ
ブリテン:やさしい歌、間奏曲(キャロルの祭典より)
トスト:ボネ・ヘスレ
ヴォ―ン=ウィリアムズ:おお、わが心よ
ブリテン:4月の露のように(キャロルの祭典より)
ヒルデガルド合唱団、
ガリヴァー・ラルストン(指揮)
エミリー・ファン・エヴェラ(ソプラノ)
オックスフォードのヒルデガルド合唱団の新録音は、母なる聖母マリア、イエ
スの降誕をテーマとした女声合唱のためのレパートリー集。
イギリス、フランス、ドイツ、さらには東欧スロバキアから集められた音楽
が、マリア、イエスの存在により一本の線で結ばれる。
2009年8月28日-29日&10月21日、サマータウン(オックスフォード)での録音。

●Somm(New Horizons)
SOMMCD 0100 \1780
グラズノフ:ピアノ・ソナタ第1番Op.74、ピアノ・ソナタ第2番Op.75
リャードフ:ポーランド民謡の主題による変奏曲Op.51
アレンスキー:6つの奇想曲Op.43
マーティン・カズン(ピアノ)
グラズノフの「ピアノ・ソナタ」にリャードフ、アレンスキーというロシア
音楽ファン垂涎のロシアン・プログラム。
2005年のエットレ・ポッツォーリ国際ピアノ・コンクール(イタリア)で第1位
に輝いたスコットランド出身のピアニスト、マーティン・カズンは、グラミ
ー受賞映画の「シャイン」に"手"の出演(ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番)
を果たすという珍しい(?)経歴の持ち主である。
2009年1月11日-12日、フィロソファー・バーン(ノーフォーク)での録音。
弊社初紹介

SOMMCD 099 \1780
アイアランド:ピアノ作品集Vol.3 ――
狂詩曲(1915)/2つの小品/4つの前奏曲/2つの小品
ロンドンの夜のバラード/アーモンドの木/3つの舞曲/前奏曲変ホ長調
狂詩曲第1番(1906/世界初録音)
マーク・ベビントン(ピアノ)
マーク・ベビントンは、イギリスの"ソム(Somm)"を自身の活躍の場と定め、
近代イギリスのピアノ作品の演奏をライフワークとするイギリスのピアニス
ト。ピアニスト、作曲家、レーベルの全てが"イギリス"のアイアランド第3集
では、1906年作曲の「狂詩曲第1番」が世界初録音。
2008年1月5日-6日、CBSOセンター(バーミンガム)での録音。弊社初紹介




<NIFC>
NIFCCD 604-605 2枚組 ¥4600
ルーカス・ゲニューシャス -
第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ ――
ショパン:
練習曲第2番イ短調Op.10-2/12の練習曲Op.25
ポロネーズ第5番嬰ヘ短調Op.44/舟歌嬰ヘ長調Op.60
ワルツ第5番変イ長調Op.42/幻想ポロネーズ変イ長調Op.61
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11*
ルーカス・ゲニューシャス(ピアノ/スタインウェイ)、
アントニ・ヴィト(指揮)*、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団*
NIFCのブルー・シリーズ、第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ・
レコーディング第3弾は、インゴルフ・ヴンダーと第2位を分け合い、ポロネー
ズ賞を獲得したルーカス・ゲニューシャス(1990-)!
モスクワの音楽一家に生まれたゲニューシャスは、ロシアの名教師ヴェラ・
ゴルノスタエヴァの孫であり秘蔵っ子。このショパン・コンクールのライヴで
も完全に自分の世界を創り上げており、その個性と成熟度は、名手揃いの入賞
者の中でも群を抜いている。
まるでコンサートのようなコンクール・ライヴ。未来が楽しみなピアニストが
また1人登場です!
録音:2010年10月3日-23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・
ホール(ポーランド)/使用ピアノ:スタインウェイ

NIFCCD 606-607 2枚組 ¥4600
ダニール・トリフォノフ -
第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ ――
ショパン:
練習曲第8番ヘ長調Op.10-8/練習曲第18番嬰ト短調Op.25-6
夜想曲第17番ロ長調Op.62-1/スケルツォ第4番ホ長調Op.54
ワルツ第1番変ホ長調Op.18/舟歌嬰ヘ長調Op.60/3つのマズルカOp.56
スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39/アンダンテ・スピアナート変ホ長調Op.22
マズルカ風ロンド ヘ長調Op.5/幻想ポロネーズ変イ長調Op.61
タランテラ変イ長調Op.43/ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11*
ダニール・トリフォノフ(ピアノ/ファツィオーリ)、
アントニ・ヴィト(指揮)*、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団*
ポーランド国立ショパン協会(ショパン研究所)の自主レーベル"NIFC" のブル
ー・シリーズ第4弾は、第16回ショパン国際コンクールの第3位&マズルカ賞受
賞者、ダニール・トリフォノフ(1991-)!
輝かしい音色で疾走する「練習曲第8番」が衝撃的なトリフォノフは、今大会
から公式ピアノに加わったイタリアの銘器"ファツィオーリ"使用の最上位入賞
者。ファツィオーリを特色を完全に把握したトリフォノフのショパンは、間
違いなくショパン・コンクールに刻まれた新たな1ページである。
録音:2010年10月3日-23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・
ホール(ポーランド)/使用ピアノ:ファツィオーリ




<Piano21>
P21 035-N(DVD-Video) \3380
ライヴ・イン・上海2007 ――
ペルー - パブロ・チャベス・アギラール(1899-1952):
4つのインカの前奏曲
パラグアイ - アグスティン・バリオス・マンゴーレ(1855-1944):
悲しみのショーロ(カロル・A.ペンソン編)
ブラジル - エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
コラール、アリア、ブラジルの魂
ブラジル - エルネスト・ナザレ(1863-1934):
オデオン、嵐のような口づけ、7月9日、頑張れ, カバキーニョ!
キューバ - イグナシオ・セルバンテス(1847-1905):
ソレダー(母に捧ぐ)、アディオス,キューバ
アルゼンチン - アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):
アルゼンチン舞曲第2番
アルゼンチン - アストル・ピアソラ(1921-1992):
ラ・ミスマ・ペナ、アイ短調のミロンガ、グアルディア・ヌエバ、
チキリン・デ・バチン、天使のミロンガ
ウルグアイ - ヘラルド・マトス・ロドリゲス(1900-1948):
ラ・クンパルシータ(カツァリス編)
メキシコ - エルネスト・エロルドゥイ(1853-1913):熱帯
メキシコ - アルベルト・フラチェッバ(1883-?):クリオーヤの踊り
メキシコ - マヌエル・M.ポンセ(1882-1948):間奏曲
メキシコ - ルーベン・M.カンポス(1876-1945):
メキシコの旋律より 6つのアリア、みぞれ、ラ・パロマ、
シエリト・リンド、ソン・ミチョアカノ、メキシコの歌
メキシコ - ホセ・アントニオ・ゴメス(1805-1870):
メキシコのハラベの主題による変奏曲(カツァリス編)
ロベルト・シューマン(1810-1856):アラベスク ハ長調Op.18
フレデリック・ショパン(1810-1849):ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
2007年10月2日に上海音楽院を舞台として次々と披露されたカツァリスが弾く
中米、カリブ海、南米のピアノ音楽。その他の追随を許さぬマニアックなプ
ログラムはもちろんのこと、さらなる驚きと衝撃を与えてくれるのが前代未
聞(!?)の"カツァリス本人による日本語ナレーション"!
レアなラテン・アメリカ・プログラムの曲目詳細を"日本語"で解説してしま
うカツァリスのナレーションは、ファン&マニア必聴必携です!
録音(ライヴ):2007年10月2日、上海音楽院(中国)
収録時間:106分

P21 039-N \2300
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集Vol.7 ――
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
(第1楽章&第3楽章カデンツァ:モーツァルト作)
ピアノ協奏曲第5番ニ長調K.175
(第1楽章カデンツァ:モーツァルト作/第2楽章カデンツァA:モーツァルト作
/第3楽章カデンツァA:カツァリス作)
第3楽章のカデンツァB(カツァリス作)
第1楽章のカデンツァB(モーツァルト作)
第2楽章のカデンツァB(モーツァルト作)
ピアノと管弦楽のためのロンド ニ長調K.382(カデンツァA:モーツァルト作)、
カデンツァB(モーツァルト作)
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
リ・ユンク(指揮)、ザルツブルク・カンマーフィルハーモニー
カツァリスが弾くモーツァルトの醍醐味といえば"様々なヴァージョンのカ
デンツァ"。"Vol.7"に収録された2曲の「コンチェルト」と「ロンド」でカ
ツァリスが繰り出すカデンツァは、「ピアノ協奏曲第5番」の各楽章2パター
ンずつ(第3楽章は両方ともカツァリス作!)など、なんと計10パターン!
カツァリスのモーツァルトは、今回も驚きと仕掛けが満載です!
録音(ライヴ):1998年4月22日(第27番)&1997年10月25日(第5番)&
1999年3月12日(ロンド)、ザルツブルク(オーストリア)




<Compunctio>
COMPCD 003 \2300
エクレーヴ:NOR. ――
3台のピアノのための《パターンズ》/3台のピアノのための小品/ラサール
NOR/フライデー/パッセージ・フォー・ツィター/ティエントI
マッツ・ペアション(ピアノ&クラヴィコード)、
ステファニー・ミュロ(ピアノ)、ニナ・ニルソン(ピアノ)、
ラッセ・エッゲ(ピアノ)、オロフ・オルソン(ヴィブラフォン&ゴング)、
アムンド・ショーリエ・スヴェーン(ヴィブラフォン&ゴング)、
アンドレアス・エクレフ(ツィター)
パフォーマンス、サウンド、レコーディング、パッケージの全てがハイクォ
リティのスウェディッシュ・レーベル「コンプンクティオ(Compunctio)」。
スウェーデンのマルチ・プレーヤー、アンドレアス・エクレーヴ(1975-)の
作品集の「パターンズ」や「小品」では3台のピアノを左、中央、右に配置
し、響きも熟考。ミニマル的で空間全体を芸術として捉えたレベルの高い音
楽が展開されている。2007年11月-2008年7月&2006年の録音。




<SFZ>
SFZ 6015 \2300
モーレル:ホエン・ザ・ウィンズ・ディゾルブ ――
母への歌/空の星/風のささやき/ホエン・ザ・ウィンズ・ディゾルブ
ラサ=リラ*/アナンダ/ジャヤ・バガヴァン*
ユハンネス・モーレル(ギター)、マッツ・モーレル(アルト・フルート)、
ラウラ・フラティチェリ(ギター)*
ユハンネス・モーレルは、名フルーティスト、マッツ・モーレルを父に持つ
スウェーデンの若きコンポーザー・ギタリスト。
インドの高僧スワーミ・ラーマクリシュナーナンダに献呈された「アナンダ」
など伝承音楽からインスピレーションを得た音楽が、シンプルで美しき響き
を湛える。2009年9月13日-16日&10月26日の録音。




<Ictus>
IMP 1111 \2300
シクステン:合唱作品集 ――
マニフィカト/アヴェ・マリス・ステラ/ユビラーテ・デオ
タントゥム・エルゴ/手を叩こう/ソロモンの雅歌
いと高きところにホサナ/アニュス・デイ/詩篇98番
レット・ゼア・ビー
アンデシュ・エビ(指揮)
ミカエリ室内合唱団、フリダ・ヤンソン(ソプラノ)
パトリック・サンディン(バリトン)、ヘンリク・アリンデル(オルガン)
ヨアキム・アグナス(トランペット)
ミカエル・ニルソン(トランペット&打楽器)
アクセル・シェーステッド(トランペット)
ミカエル・オアスカーソン(トロンボーン)
アーケ・レンネルホルム(トロンボーン)
ミカエル・ウェリン・ヴェスベリ(バス・トロンボーン)
クリステル・パルム(チューバ)、マルティン・ラーション(打楽器)
マルティン・ヴェランデル(打楽器)
1970年に合唱指揮者アンデシュ・エビにより結成されたスウェーデンを代表
する合唱団の1つ、ミカエリ室内合唱団が歌う、スウェーデン気鋭の作曲家
フレデリク・シクステン(1962-)の合唱作品集。
金管楽器やオルガンが鳴り響くシクステンの合唱作品は、作風は違えども
ジョン・ラッターを彷彿とさせる。ミカエル室内合唱団の歌唱力も抜群。
2010年9月3日-5日の録音。




<Glossa>
GCD 920918 3枚組 \4600
カヴァッリ:歌劇《アルテミジア》
フランチェスカ・ロンバルディ・マッツッリ(ソプラノ/アルテミジア)、
ロベルタ・マメリ(ソプラノ/アルテミア)、
ヴァレンティーナ・コラドナート(ソプラノ/オロンタ)、
マールテン・エンヘルチェス(カウンターテナー/メラスペ)、
アンドレア・アッリアヴェベーネ(カウンターテナー/アリンド)、
マリーナ・バルトリ(ソプラノ/ラミーロ)、
シルヴィア・フリガート(ソプラノ/エウリロ)、
サルヴォ・ヴィターレ(バス/インダモロ)、
アルベルト・アッレグレッツァ(テノール/エリスベ)、
アレッサンドロ・ジャングランデ(カウンターテナー/ニーソ)、
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)、
ラ・ヴェネクシアーナ
世界最高峰ののラテン系ヴォーカル・アンサンブルであり、モンテヴェルディ
の伝承者たち、クラウディオ・カヴィーナとラ・ヴェネクシアーナ。
1616年、ヴェネツィアのサン・マルコ寺院聖歌隊に加わり、楽長モンテヴェル
ディとの出会いを果たしたカヴァッリはその生涯で約30曲のオペラを作曲して
おり、モンテヴェルディから受け継いだ"ヴェネツィア・オペラ"の代表的作曲
家としての名声を勝ち取った音楽家である。
「ラウンドM」(GCD P30917)であまりにも美しい歌声を聴かせてくれたロベル
タ・マメリなど、世界トップクラスの古楽系歌手たちが集ったカヴァッリ後期
のオペラ「アルテミジア」。
録音:2010年10月、モンドヴィ(イタリア)





<Channel Classics>
CCSSA 90311(SACD-Hybrid) \2180
バルトーク:歌劇《青ひげ公の城》
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ブダペスト祝祭管弦楽団
ラースロー・ポルガール(バス/青ひげ公)、
イルディコ・コムローシ(ソプラノ/ユーディト)
イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管弦楽団のフィリップス音源復刻
シリーズから、同コンビの十八番中の十八番、バルトークの「青ひげ公の城」
が登場!
I・フィッシャー&BFOの凄演はもちろんのこと、イルディコ・コムローシの
「ユーディト」と2010年9月に他界したラースロー・ポルガールの「青ひげ公」
は、バルトークの"ホンモノ"の「青ひげ公の城」には欠かせない。





<Intim>
IMCD 116 2枚組 \4600
シャイデマン:オルガンのための7つのマニフィカト
作曲者不詳:
第7旋法によるマニフィカト、第8旋法による幻想風マニフィカト
カリン・ネルソン(オルガン)
スウェーデンの女流オルガニスト、カリン・ネルソンが弾く17世紀ドイツの
作曲家ハインリヒ・シャイデマン(ca.1595-1663)の7つのマニフィカト。使用
楽器は、イエテボリ・エルグリテ新教会の北ドイツ・オルガン。
2010年2月の録音。





<Chamber Sound>
CSCD 10042 \2300
ノードスト ――
レイレイ・チャン:
ジュビリー=ジュビラーテ、フロム・アーメン・トゥ・アーメン、
ローリング・イン・ザ・クラウズ
スタウブ:ノードスト
アクセルソン&ニルソン:リコシェット
アクセルソン&ニルソン・デュオ、ムジカ・ヴィテ
トロンボニストのイーヴォ・ニルソンと、パーカッショニストのジョニー・
アクセルソンのデュオが、抜群のコンビネーションで高度なコンテンポラリ
ーと対峙する。

CSCD 10043 \2300
スーヴェニアーズ・オンブル ――
ストルム:オンブル/ディスタンス/スーヴェニアーズ/サンス・パローレ
スーヴェニアーズ/ディスタンス/オンブル、他
トリオ・トリブカイト=ペッテション=ベリ
スウェーデンのコンテンポラリー・フィールドに定着している"フルート"、
"打楽器"、"オルガン"のトリオによるスタファン・ストルム(1964-)の作品集。
2007年-2008年の録音。

CSCD 10041 \2300
グラヴィテイション ――
マロシュ:デュオ/ザガイケヴィチ:グラヴィテイション
エクストレム:ギメル/エリクソン:ナフカプセル
ユーリナ:ディスタンジエルング/シューバック:スペクラティオ
ラルチコフ:インテル・ラクリマス・エト・ルクトゥム
デュオ・ヴィオロンチェリッシモ
〔オルガ・ヴェゼリナ(チェロ)、ヴァディム・ラルチコフ(チェロ)〕
1995年にウクライナのオデッサで結成されたチェロ・デュオのためのコンテ
ンポラリー・レパートリー。
2004年-2008年の録音。

CSCD 10044 \2300
スパニング - スカンジナヴィアのエレクトロ・アコースティック・ミュージ
ック ――
バング:トワイライト・コライダー
パーメント:ショート・カッツ
ブロムクヴィスト:レパ・バーグ
タリー:
ラスト・イヤーズ・サン・スティル・グリッターズ・イン・ザ・ドロップ・
オヴ・ウォーター
リリェホルム:ストリームズ
フリスク:レペティション・リピーツ・オール・アザー・レペティションズ
コザクラ:コンポニスト-ビン・イッヒ!
ザビーネ・フォーゲル(フルート&バス・フルート)、
モニカ・マッティーセン(フルート)、ペーテル・サルメラ(打楽器)、
ステファン・エステルシェ(ギター)、
イェルゲン・ペッテション(アルト&バス・サクソフォン)
バス・フルートやバス・サクソフォンなどの低音木管楽器が登場する北欧の
エレクトロ・アコースティック・アルバム。




<nosag records>
nosag CD194 \2300
ハンメルト:ピアノのための前奏曲集Vol.1 ――
前奏曲第1番/第3番/第5番/第7番/第8番/第11番/第12番/第25番
第26番/第27番/第28番/第30番/第31番/第32番/第33番/第34番
第36番
ステファン・リンドグレン(ピアノ)
バッハ、ショパンの"前奏曲"に心惹かれたスウェーデンの作曲家ユーハン・
ハンメルト(1953-)の前奏曲全曲録音の第1巻。
2010年11月の録音。

nosag CD 181 \2300
デュオ・ジェラン - ヴァイオリン・デュオのための作品集Vol.6 ――
ゴトショシク:2本のヴァイオリンのためのユダヤ民謡より
フランケ:フェブリス/ラムストレム:カケル、ヴァロンブローサ
ダールグレン:イマジンズ・メモリエ
デュオ・ジェラン
デュオ・ジェランは、1994年のスタートから現在までコンテンポラリー・ミュ
ージックを弾き続けているヴァイオリン・デュオ。現代作曲家のプログラム
による作品集も今回で第6集(!)。
2010年6月の録音。




<Bluebell>
ABCD 114 3枚組 \4600
ユッシ・ビョルリンク・アット・グレーナ・ルンド ――
ボロディン:ウラディミールのカヴァティーナ/トスティ:理想
ヌードクヴィスト:ティル・ハヴス/ヴォルフ:隠棲
リスト:それはすばらしいことに違いない
R・シュトラウス:セレナード、たそがれの愛、ツェツィーリエ
プッチーニ:だれも寝てはならぬ/他
ユッシ・ビョルリンク(テノール)
ベルティル・ボクステット(ピアノ)、
ヘリ・エバート(ピアノ)
ビョルリンクがスウェーデン、ストックホルムのアミューズメント・パーク、
グレーナ・ルンドのステージで歌ったライヴ・レコーディング集。
1950年-1960年の録音。

ABCD 092 \2300
ユッシ・ビョルリンク - 映画とラジオのための録音 ――
映画《成功にむかって》より
映画《ジョン・エリクソン、ハンプトン・ロードの勝利者》より
映画《君への旅》より/他
ユッシ・ビョルリンク(テノール)
スウェーデン映画産業管弦楽団、他
ユッシ・ビョルリンクの映画出演作からのサウンドトラック集。
1937年-1960年の録音。




<Signum Classics>
SIGCD 253 \1700
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74《悲愴》
メンデルスゾーン:序曲《真夏の夜の夢》Op.21
チャールズ・マッケラス(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団
晩年のレパートリーでは、ヤナーチェクやドヴォルザークなどのチェコ音楽、
スコットランド室内管とのモーツァルトやベートーヴェンが印象的なマッケ
ラスが振るロシア音楽、チャイコフスキー。
逝去の前年、マッケラスが"ロンドンの盟友"と繰り広げた「悲愴」は、円熟
の巨匠の最晩年の名演として人々の記憶に刻まれるに違いない。
録音(ライヴ):2009年2月8日、
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)

SIGCD 264 \2180
ラフマニノフ:前奏曲集&メロディーズ ――
10の前奏曲Op.23/前奏曲ヘ長調Op.2/カノン ニ短調/前奏曲変ホ短調
メロディ ホ長調/ガヴォット ニ長調/前奏曲ニ短調Op.Posth
断章Op.Posth/リラの花Op.21-5/ひなぎくOp.38-3
ヴォカリーズOp.34-14(バックス編)
ムソルグスキー(ラフマニノフ編):
歌劇《ソロチンスクの定期市》より ゴパック
クライスラー(ラフマニノフ編):愛の悲しみ、愛の喜び
アレッシオ・バックス(ピアノ)
イタリアの貴公子アレッシオ・バックスの「バッハ・トランスクライブド」
(SIGCD 156)に続く移籍第2弾はラフマニノフ!
新天地シグナム・クラシックス(Signum Classics)で再び輝きを放つアレッシ
オ・バックスは、1997年第3回浜松国際ピアノ・コンクール、2000年リーズ国
際ピアノ・コンクールを制覇した、イタリアの新世代を代表する若き名ピアニ
スト。アレッシオ・バックスにとってのラフマニノフは多くの作曲家たちの中
でも特別な存在であり、その音楽との相性の良さはコンサートやレコーディン
グですでに実証済。
このラフマニノフでは、さらなる進化を遂げたアレッシオ・バックスのピア
ニズムと出会うことができそうだ!
録音:2010年6月13日-16日、ワイアストン・ホール(モンマスシャー)




<Et'cetera>
KTC 1424 11枚組 \5750 ※7月27日入荷分までの特価 \4580
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集 ――
第9番変ホ長調K.271《ジュノム》/第14番変ホ長調K.449
第11番ヘ長調K.413/第15番変ロ長調K.450/第19番ヘ長調K.459
第25番ハ長調K.503/第26番ニ長調K.537《戴冠式》
ロンド イ長調K.386/第12番イ長調K.414/第13番ハ長調K.415
第21番ハ長調K.467/第5番ニ長調K.175/第10番変ホ長調K.365*
第7番ヘ長調K.242《ロドロン》*/+/第22番変ホ長調K.482
第24番ハ短調K.491/ロンド ニ長調K.382/第6番変ロ長調K.238
第20番ニ短調K.466/第23番イ長調K.488/第8番ハ長調K.246《リュッツォウ》
第16番ニ長調K.451/第17番ト長調K.453/第18番変ロ長調K.456
第27番変ロ長調K.595/第1番ヘ長調K.37/第2番変ロ長調K.39
第3番ニ長調K.40/第4番ト長調K.41/協奏曲ニ長調K.107-1
協奏曲ト長調K.107-2/協奏曲変ホ長調K.107-3
ヴィヴィアナ・ソフロニツキー(フォルテピアノ)
タデウシュ・カロラク(指揮)
ムジケ・アンティケ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ、
リンダ・ニコルソン(フォルテピアノ)*、
マリオ・アシュナウアー(フォルテピアノ)+
2010年12月の来日公演では3種類のフォルテピアノを弾き分けるという素晴ら
しい"コンサート"と"レクチャー"を聴かせてくれた"名手"ヴィヴィアナ・ソ
フロニツキーと"名工"ポール・マクナルティ。
2005年から2006年にかけてポーランドのワルシャワでレコーディングが行わ
れたソフロニツキーとマクナルティの共同作業、モーツァルトのピアノ協奏
曲全集がエトセトラ(Et'cetera)から新装リリース!
録音:2005年-2006年、ワルシャワ(ポーランド)





<Footprint>
FRCD 053 \2300
デューベン・コレクションからの祝祭音楽 ――
ブクステフーデ:喜びに響くBuxWV.119、カンタータ《天使に委ねよ》BuxWV.10
ガイスト:Quis hostis in coelis
作曲者不詳:
Ach Swea Trohn、5声のソナタ、汝の若き時よりの妻に喜びを抱け、
主よ怒ってわたしを責めないでください、パッサカリア
メーダー:主に向かって喜びの声をあげよ
トゥンダー:主は我が光
イェテボリ・バロック、マグヌス・キールソン(指揮)
"デューベン・コレクション"とは、スウェーデンのウプサラ大学図書館に所蔵
されている17-18世紀の未出版の楽譜集。スウェーデンのホットなバロック・
アンサンブル、イェテボリ・バロックが約2300曲にも及ぶ膨大なコレクション
の中から選んだのは"Festival Music"。北欧古楽のレベルの高さに感服!
2009年5月の録音。

FRCD 049 \2300
デューベン・デライツ ――
ビュンター:子らよ、主を誉めまつれ
フィレタリ:めでたし、王なるキリストよ
アルブリチ:神が創りしすべてのものを
タイレ:Ach, dass ich horen sollte dass Gott
グネッセル:我がもとに来たれ/アルブリチ:2声のシンフォニア
プフレガー:正しき人の魂は神の御手にあり
ハンフ:我はいかなる時も主を誉めたたえん
アンナ・ヨブラント(ソプラノ)、デューベン・ユナイテッド
スウェーデン宮廷のカペルマイスターを務めたデューベン・ファミリーのコレ
クションからセレクトされた「ソプラノのための歌曲集」。アンナ・ヨブラン
トは、エマ・カークビーとマヌエラ・ウィースラーから大きな影響を受けたと
いうスウェーデンの古楽系ソプラノ。ソリスト、イェテボリ・バロックのメン
バーとして活躍する北欧古楽界注目の名花である。2009年1月の録音。

FRCD 041 \2300
ヨハンソン:バーニング・ブライト
グンナル・エリクソン(指揮)、リルケ・アンサンブル
スウェーデンの伝承詩やライナー・マリア・リルケの詩を題材とした20世紀ス
ウェーデンの作曲家、スヴェン=エリク・ヨハンソン(1919-1997)の合唱作品
集。リルケ・アンサンブルは、スウェーデン合唱界の"もう1人のエリクソン"、
グンナル・エリクソンが1980年の秋に創設した室内合唱団。近現代スウェーデ
ンの合唱音楽の良き理解者たちである。2006年-2009年の録音。





<Daphne>
DAPHNE 1038 \2300
アルベットゥス・ピクトルの時代の歌 ――
ムトン:アレルヤ、主をほめたたえよ/オケゲム:詠唱
リシャフォール:キリストはよみがえり
ジョスカン:ヌンク・ディミッティス、アヴェ・マリア/ジャヌカン:鳥の歌
パレストリーナ:鹿が谷川を慕うごとく/ムトン:羊飼いたちと共に
エスコバル:されどカナの女は叫びて/パイゴット:クイド・ペティス
クレメンス:ラマの声/ブリュメル:主は滅ぼそうと定め
ア・カペラ・ホルミエンシス
中世スウェーデンの代表的画家アルベットゥス・ピクトル(c.1440-1509)と同
じ時代を生きた大作曲家たちの教会音楽集。
中世&ルネサンス音楽の演奏のためにストックホルムで1994年に結成された
ヴォーカル・クヮルテット、ア・カペラ・ホルミエンシスの豊かで幻想的な
ハーモニーがアルベットゥス・ピクトルの時代を描く――。2009年の録音。




<Phono Suecia>
PSCD 187 \2300
フォンタジー ――
ニルソン:フォンタジー/ブレーマン:ディンカム・シンカムII
ヤンソン:サクソフォン四重奏曲第1番/セーデルベリ:オセラトゥス
サミュエルソン:セイレーン
レーヴァンデル:ニッセ、カーチャ・マリの子守歌
スウェーデン・サクソフォン四重奏団《ローリン・フォーンズ》、
ダニエル・サウル(打楽器)
ローリン・フォーンズは、4人の女流サクソフォン・プレーヤーたちによって
1986年に結成されたスウェーデンのサクソフォン四重奏団。アンデシュ・ニ
ルソン2008年の作品「フォンタジー」など、現代スウェーデンのサクソフォ
ン四重奏曲はどれも完成度が高い。2009年&2010年の録音。

PSCD 186 \2300
リュート・コン・フォルツァ - ペーテル・セーデルベリ ――
ハムブレウス:リュート独奏のための変奏曲
ニルソン:テオルボのためのリュータ
ペーテシュ:リュートとライブエレクトロニクスのための小品
エークストレム:テオルボのための《ビジョンと灰》
カルコフ:リュートのための4つの小品
ウーロフソン:沈黙の道 I-III
ペーテル・セーデルベリ(リュート&バロック・リュート&テオルボ) 
エーリク・ペーテシュ(ライブエレクトロニクス)
ストックホルムの王立音楽院とバーゼル・スコラ・カントルムで学んだ本格派
リュート奏者ペーテル・セーデルベリが、"リュート"と"コンテンポラリー"の
新たな可能性を追求。古楽器のリュートと現代作品という一見ミスマッチな組
み合わせも、予想外の相性に驚き。2009年&2010年の録音。

PSCD 175 \2300
メルネス :管弦楽のための作品集 ――
管弦楽のための《通路》*/サクソフォン協奏曲《ラビュリントス》**
交響曲第1番 《イーカロス》***
エサ=ペッカ・サロネン(指揮)*、
スウェーデン放送交響楽団*、
ヨリエン・ペッテション(サクソフォン)**、
マルチェッロ・ヴィオッティ(指揮)**、
イェテボリ交響楽団**、
イマンツ・レスニス(指揮)***、
ラトビア国立交響楽団***
ポーランドのモダニズムから強い影響を受けたスウェーデンの作曲家アーネ・
メルネス(1933-2002)の管弦楽作品集。管弦楽のための「通路」はサロネン&
スウェーデン放送響!1992年*&2000年**&1989年の録音***。




<Ladybird>
Ladybird 79556817 \2300
ヴィクトリア王女とダニエル・ベストリングの結婚式の音楽
グスタフ・ショークヴィスト(指揮)、
グスタフ・ショークヴィスト室内合唱団、王室管弦楽団、他
スウェーデンのヴィクトリア王女とサクセス・ストーリーを歩んだダニエル・
ベストリング氏の"スウェーデン・ロイヤル・ウェディング"の音楽集。
2010年6月の録音。





<Caprice>
CAP 21681(4CDs+DVD-PAL) \9180
スウェーデンのピアニストVol.12
-1950年以前のスウェーデンのピアニストたち
グレタ・エリクソン(ピアノ)、ハンス・レイグラフ(ピアノ)、
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(ピアノ)、
エミール・シェーグレン(ピアノ)、他
「ヨーテボリ(イェテボリ)・ポステン紙、マグヌス・ハーグルンドの選ぶ2010
年優秀アルバムのひとつ」と評価された歴史的録音集。1903年-1970年の録音。





<Vax Records>
VAXCD 1014-1030 17枚組 \19500
ウッラ・ビルクヴィスト - コンプリート・レコーディングス
ウッラ・ビルクヴィスト(ヴォーカル)、様々なアーティスト
SP時代を生きたスウェーデンの女性シンガー、ウッラ・ヴィルクヴィスト
(1907-1946)の録音全集。200ページのブックレット付き。
1929年-1946年の録音。




<Deux-Elles>
DXL 1162 \2180
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.2(バリー・クーパー新校訂版) ――
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7
ピアノ・ソナタ第19番ト短調Op.49-1
ピアノ・ソナタ第20番ト長調Op.49-2
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》
マーティン・ロスコー(ピアノ)
イギリスの名ピアニスト、マーティン・ロスコーが世界有数のベートーヴェン
研究者バリー・クーパーによる新校訂版を使用した"世界初"のピアノ・ソナタ
全集第2巻!
ベートーヴェンの「交響曲第10番第1楽章」を補筆完成させたことでも有名な
世界的権威バリー・クーパーが、スコアの全てを見直して完成させた新校訂譜
の存在は非常に興味深いところ。
第2巻のテーマは「ワルトシュタイン」。マーティン・ロスコーの軽快なテン
ポと鮮やかな技巧が活きた快演です!2007年-2008年の録音。





<Brana Records>
BR 0034 \1880
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
ロベルト・ワーグナー(指揮)、ウィーン交響楽団
ワルシャワで生まれブラジルへ移住、そしてヨーロッパ復帰と世界を巡り、
メジャーからレアまで膨大な数のレパートリーを弾き続けた20世紀の幻の女
流ピアニスト、フェリシア・ブルメンタール。
楽聖ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番&第2番は、テクニック先行や奇をて
らった演奏ではなく、ベートーヴェンの音楽への深い愛情、尊敬の思いを感じ
させるような丁寧な演奏。
幻と呼ばれてきた女流ピアニストの軌跡がまた1つ、世界へと送り出される時
が来た――。録音年月日不詳。




<Champs Hill Records>
CHRCD 018 \2180
ジリアン・キース - R・シュトラウスを歌う ――
R・シュトラウス:
セレナードOp.17-2/ひそやかな歌Op.39-1/子守歌Op.49-3/赤いばら
目覚めたばら/あおい/乙女の花Op.22/5つの歌曲Op.48/高鳴る胸Op.29-2
母親の自慢話Op.43-2/小川Op.88-1/アモールOp.68-5/5つの小さな歌Op.69
オフェーリアの3つの歌Op.67
ジリアン・キース(ソプラノ)
サイモン・レッパー(ピアノ)
「ナクソス島のアリアドネ」でツェルビネッタを歌い、コヴェント・ガーデン
王立歌劇場デビューを果たしたカナダを代表するリリック・ソプラノ、ジリア
ン・キースのリヒャルト・シュトラウス・アルバム。
2009年4月&5月の録音。

CHRCD 016 \2180
P・Z・ノヴァーク:24の前奏曲とフーガ
ウィリアム・ハワード(ピアノ)
チェコのブルノ国立歌劇場管弦楽団の首席オーボエ奏者としても活躍するパ
ヴェル・ゼメック・ノヴァーク(1957-)のピアノ作品「24の前奏曲とフーガ」。
イギリスの作曲家デイヴィッド・マシューズは、ノヴァークの「24の前奏曲
とフーガ」を「現代最高のピアノ音楽の1つだ」と激賞しており、バッハとも
ショスタコーヴィチとも違う21世紀の「24の前奏曲とフーガ」の全貌が明ら
かとなる。2009年8月の録音。

CHRCD 020 \2180
シャピラ:ラテン協奏曲 ――
アタック/ラメント/パーティ
イッタイ・シャピラ(ヴァイオリン)、
クシシュトフ・ホルジェルスキ(指揮)
ロンドン・セレナータ
"コンポーザー=ピアニスト"ならぬ21世紀のレアな"コンポーザー=ヴァイオ
リニスト"、イッタイ・シャピラの自作自演集。
作曲家としてはヴィラ=ロボス、ファリャ、ゴリホフから影響を受けていると
いうシャピラ。1745年製の銘器グァダニーニを手にシャピラ・ワールドを展開!
2010年3月の録音。





<Dal Segno>
DSPRCD 053 \2180
マスターズ・オブ・ザ・ピアノロール ―
偉大なるピアニストVol.13 - ハラルド・バウアー ――
ベートーヴェン:トルコ行進曲(1916)、ガヴォット ヘ長調(1921)
バウアー:
モトリー&フローリッシュ(1925)、バルベリーニのメヌエット(1924)
パデレフスキ:ポロネーズOp.9(1921)
リスト:パガニーニによる超絶技巧大練習曲第2番変ホ長調(1918)
モシュコフスキ:ポロネーズ変ホ長調Op.11(1919)
J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ(1929)
ショパン:
ポロネーズ第1番嬰ハ短調Op.26(1924)、練習曲第7番嬰ハ短調op.25(1927)、
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58(1917)
ハラルド・バウワー(ピアノロール)
デニス・コンドン・コレクションのピアノ・ロール再生をデジタル収録した
"ヒストリカルではない"歴史的名演集「マスターズ・オブ・ザ・ピアノロー
ル」のVol.13。
ハラルド・バウワー(1873-1951)は、パデレフスキに認められ、天才ヴァイオ
リニストから天才ピアニストへと華麗な転身を遂げたイギリス出身の伝説的
アーティスト。決して録音が多いとは言えないバウアーの解釈をクリアなピ
アノで聴ける貴重なディスクである。1916年-1929年の演奏の復刻。

DSPRCD 054 \2180
マスターズ・オブ・ザ・ピアノロール ―
偉大なるピアニストVol.14 - イグナーツ・フリードマン ――
ショパン:
ワルツ変ホ長調Op.18(1928)、即興曲変イ長調Op.29(1921)、
ワルツ変ニ長調Op.64-1(1924)、ポロネーズ変ロ長調op.71-2(1921)
シューマン:夕べにOp.12-1(1922)、なぜにOp.12-3(1922)
モシュコフスキ:セレナーデOp.15(1929)
リスト:ラ・カンパネラ(1923)
ワーグナー:楽劇《ワルキューレ》より 魔の炎の音楽(1922)
ルビンシテイン:ロマンス変ホ長調Op.44(1926)
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV.565(1924)
フリードマン:
彼女は踊るOp.10-5(1922)、古い時代のメヌエットOp.10-5(1922)、
ウィーン舞曲第1番(1921)/ウィーン舞曲第2番(1921)
ウィーン舞曲第3番(1922)/ウィーン舞曲第4番(1926)
リスト:ハンガリー狂詩曲第14番ヘ短調(1924)
イグナーツ・フリードマン(ピアノロール)
「マスターズ・オブ・ザ・ピアノロール」の第14集は、ポーランドのユダヤ系
ピアニスト、イグナーツ・フリードマン(1882-1948)。
名ピアニストであり、名アレンジャーでもあったフリードマンのヴィルトゥオ
ージティ、トランスクリプション、自作の凄さ、魅力を伝える最高のお手本と
なることだろう。1921年-1929年の演奏の復刻。

<DYNAMIC>
DYNDVD 33685(DVD-Video) 3枚組 ¥4050
字幕:英独仏伊西
ビゼー:「カルメン」
ニーノ・スルグラーゼ(Ms カルメン) フィリップ・ド(T ドン・ジョゼ)
シモーネ・アルベルギーニ(Bs エスカミーリオ) 
イリーナ・ルング(S ミカエラ)
ニコラ・クルジャル(Bs ズニガ) フランシス・ドゥジアク(Br ダンカイロ)
エマヌエーレ・ダグアンノ(T レメンダード) 
アンベータ・トロマーニ(バレリーナ)
ほか
カルロ・モンタナーロ(指)
マルケ地方財団管弦楽団,マルケ“ヴィンチェンツォ・ベッリーニ”合唱団
演出、装置:ダンテ・フェレッティ
衣装:ピエール・ルイージ・ピッツィ
振り付け:ゲオルゲ・イアンク
収録:2008年7-8月,マチェラータ
ヴェルディ:「トラヴィアータ」
チンツィア・フォルテ(S ヴィオレッタ) 
サイミール・ピルグ(T アルフレード)
ジョヴァンニ・メオーニ(Br ジェルモン) 
フェデリーカ・カルネヴァーレ(Ms アンニーナ)
ティネケ・ヴァン・インヘルヘム(S フローラ) 
パトリック・デルクール(Bs ドビニー侯爵)
クリス・デ・ムーア(Br ドゥフォール男爵) 
クリスティアーノ・クレモニーニ(T ガストーネ)
ロレンツォ・ムッツィ(Bs 医師グランヴィル)
パオロ・アッリヴァベーニ(指)
ワロン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:ステーファノ・マッツォニス・ディ・パララフェーラ
装置:エドァルド・サンキ
衣装:カート・ティレイ
収録:2009年3月,リエージュ,ワロン王立歌劇場
ドアティ:「ジャッキー・オー」
フィオナ・マクアンドルー(S ジャッキー・オー) 
ノラ・スルジァン(Ms マリア・カラス)
シモーネ・アルベルギーニ(Bs アリストートル・オナシス) 
アリス・クィンタヴァラ(S リズ・テイラー)
エリザベス・グライソン(S グレイス・ケリー) 
ポール・キャリー・ジョーンズ(Br アンディ・ウォーホル)
ほか
クリストファー・フランクリン(指)
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:ダミアーノ・ミキエレット
装置:パオロ・フアンティン
衣装:クラウディア・ペルニゴッティ
振付:ロベルト・ピッツート
収録:2008年7月2-4日,ボローニャ
DYNDVD 33614、DYNDVD 33642、DYNDVD 33605で単売されているもの。
「カルメン」は、この2、3年で急速に人気の高まったメッゾソプラノ、ニーノ
・スルグラーゼが、ようやく主役を張れるようになったばかりの頃の映像。こ
の9月のボローニャ歌劇場来日公演でカルメンを歌うほど、立派に成長しまし
た。そんな逸材を抜擢した音楽祭も、それを抜かりなく収録したDYNAMIC社も、
さすが目利き。
ヴェルディの「トラヴィアータ」は、美人ソプラノ、チンツィア・フォルテの
ヴィオレッタと、今やヨーロッパ各地で引っ張りだこの人気テノール、サイミ
ール・ピルグの若々しいアルフレード、そして美しい舞台が「トラヴィアータ」
にぴったりと評判になったもの。
「ジャッキー・オー」は、話題の新作オペラを、気鋭の演出家、ダミアーノ・
ミキエレットが手がけたもの。この5、6月、新国立劇場での「コジ・ファン・
トゥッテ」でも話題にならないはずがないミキエレットの意欲的なプロダク
ションです。
この3本がセットになって、なんと1DVD価格!まさかまさかの仰天価格は、製
造元在庫のある限りでございます。お早めにどうぞ。


CDS 682 5枚組 ¥3380
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」
マリアンナ・ピッツォラート(Ms イザベッラ) 
マキシム・ミロノフ(T リンドーロ)
マルコ・ヴィンコ(Bs ムスタファー) 
ブルーノ・デ・シモーネ(Bs タッデーオ)
バルバラ・バルニェージ(S エルヴィーラ) 
ホセ・マリア・ロ・モナコ(Ms ズルマ)
アレックス・エスポージト(Bs アリ)
ドナート・レンゼッティ(指)
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団、プラハ室内合唱団
録音:2006年8月12,15,19日,ペーザロ
ロッシーニ:「結婚手形」
デジレ・ランカトーレ(S ファニー) 
サイミール・ピルグ(T エドアルド・ミルフォルト)
パオロ・ボルドーニャ(Bs トビア・ミル) 
ファビオ・マリア・カピタヌッチ(Bs スロック)
ほか
ウンベルト・ベネデッティ・ミケランジェリ(指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
録音:2006年8月
ロッシーニ:「イタリアのトルコ人」
マルコ・ヴィンコ(Bs セリム) 
アレッサンドラ・マリアネッリ(S フィオリッラ)
アンドレア・コンチェッティ(Bs ジェローニオ) 
フィリッポ・アダミ(T ナルチーゾ)
ブルーノ・タッディア(Bs 詩人プロスドーチモ) 
エレナ・ベルフィオーレ(Ms ザイダ)
ダニエレ・ザンファルディーノ(T アルバザール)
アントネッロ・アッレマンディ(指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団,プラハ室内合唱団
録音:2007年8月15-18日
CDS 526、CDS 529、CDS 566で単発されているもの。いずれもペーザロのロッ
シーニ・オペラ・フェスティヴェるでのライヴ録音です。
「アルジェのイタリア女」は、2010年に藤原歌劇団公演の「タンクレーディ」
でタイトルロールを歌ったマリアンナ・ピッツォラートがイザベッラ、さらに
マキシム・ミロノフ、マルコ・ヴィンコ、ブルーノ・デ・シモーネと、ロッシ
ーニ歌手が揃った高水準の公演。
「結婚手形」は、日本でも人気のソプラノ、デジレ・ランカトーレに、当時ま
だ人気が出始めたばかりだったサイミール・ピルグ、いまではROFの重要なバ
ッソブッフォに成長したパオロ・ボルドーニャと、後のスターの若き日の記録。
「イタリアのトルコ人」は、当時まだ二十歳だったというアレッサンドラ・
マリアネッリが新鮮ピチピチのフィオリッラを歌い、ROF常連のマルコ・ヴィ
ンコのセリムをメロメロにしています。
この5CDが何とビックリの超々お買い得値段!いままでロッシーニに手を出し
かねていた人でも気軽に手を出せるお値段です。製造元在庫のある限りの限定
発売、お早めにどうぞ。




<MERTOPOLITAN OPERA BRASS>
84501 38218 ¥2450
メトロポリタン・オペラ・ブラス-ワルツ
(1)R.シュトラウス:ワルツ組曲(ばらの騎士より)
(2)モンテヴェルディ:トッカータ(『オルフェオ』より)
(3)フンパーディンク:魔女の騎行(『ヘンゼルとグレーテル』より)
(4)コルンゴルト:モノローグ(『カトリーン』より)
(5)モーツァルト:風よおだやかに(『コジ・ファン・トゥッテ』より)
(6)モーツァルト:恋を知るほどのお方なら(『魔笛』より)
(7)レハール:ヴィリアの歌(『メリー・ウィドウ』より)
(8)J.シュトラウス:シャンパンの歌(『こうもり』より)
(9)ドヴォルザーク:月に寄せる歌(『ルサルカ』より)
(10)R.シュトラウス:幕切れの三重唱(『ばらの騎士』より)
(11)R.コルサコフ:ポロネーズ(『クリスマス・イヴ』より)
(12)ブルース・アドルフ:
サンタとイゾルデ(オペラ&クリスマス・スペシャル・メドレー)
メトロポリタン・オペラ・ブラス
デイヴィッド・クラウス(ピッコロ・トランペット、トランペット)
トロンボーン/ジェフ・キャスウェル、デミアン・オースチン、
トム・ハッチンソン
ホルン/ジュリー・ランズマン、ミッチェル・ベイカー、
バーバラ・イェストライン、ブラッド・ゲマインハルト、
アンエ・マリー・シェイラー、ジュリア・パイラン、
E.スコット・ブルーベイカー、ジョセフ・アンダラー、
ハヴィエル・ガンダーラ、ジョン・デイヴィッド・スミス
チューバ/クリストファー・ジョン・ホール
録音:2010年4,5月
間もなく来日を控えているメトロポリタン歌劇場管弦楽団のブラス・メンバー
によるCD第2弾です。コジ・ファン・トゥッテの絶美のアリアはホルン10人に
よる演奏。豊かな音色で聴かせます。最後に収録されている「サンタとイゾル
デ」は名場面メドレー的な作品で、トリスタンとイゾルデで始まったかと思う
と、クリスマスの「ジングルベル」が聴こえたり、カルメンが聴こえたかと思
うと「赤鼻のトナカイ」が聴こえたりと楽しい作品です。オペラ好きにも、
管楽器好きにも、また、クリスマスの時期に聴いてもまた楽しい1枚となって
います。



<helicon>
=The IPO Heritage Series(イスラエル・フィル・ヘリテイジ・シリーズ)=
名門イスラエル・フィルのレーベルとして注目を集めるhelicon classicsに
あらたなラインナップが登場します。「The IPO Heritage Series(イスラエル
・フィル・ヘリテイジ・シリーズ)」は、1936年以来の伝統を誇るオケが保有
する過去の膨大な公演アーカイヴから、往年の巨匠たちと繰り広げた選りすぐ
りのライヴ演奏の数々をお届けするというもので、ここでしか聴くことので
きない貴重な内容ばかり。第1弾はモントゥー、パレー、ドラティと、強力な
顔ぶれによる3タイトル同時リリースです。

HEL 029641 ¥1480
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調Op.60
エルガー:エニグマ変奏曲Op.36
ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」第2組曲
ピエール・モントゥー(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1964年3月7日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・モノラル)
ピエール・モントゥー(1875-1964)が、世を去る3か月ほど前の1964年3月にイ
スラエル・フィルに客演した際の模様をライヴ収録したアルバムは、幅広いレ
パートリーを誇った巨匠にあって、とりわけ得意のレパートリーがならぶ注目
の内容です。
モントゥーが指揮したベートーヴェンの交響曲といえば、ウィーン・フィルや
ロンドン響とのセッション録音が知られ、単独のオーケストラとの間でこそ全
曲録音は実現しませんでしたが、その演奏は気品と気力あふれる充実ぶりでい
まなお強い支持を集めています。第4交響曲については、ほかに1952年のサン
フランシスコ響、1959年のロンドン響、1960年のハンブルク北ドイツ放送響と
の録音があるので、このたびのイスラエル・フィルとのライヴはモントゥー
4種目の演奏となり、現状、もっとも多く録音が残されているナンバーとなり
ます。ここでモントゥーはヴァイオリン両翼型配置を採用しており、立体的な
音響から繰り出される眩いばかりの音楽はたとえようがありません。
「エニグマ変奏曲」は、モントゥーが1958年にロンドン響とセッションで残し
た録音も名盤の誉れ高い内容として知られますが、ここでも性格的な変奏をた
くみに描き分ける巨匠の音楽運びにあらためて納得させられるいっぽうで、や
はりなんといっても聴きどころは、イスラエル・フィルの強力な弦楽セクショ
ンが濃厚な味わいを聴かせる「ニムロッド」でしょう。
そして、締め括りの「ダフニスとクロエ」はもはや説明不要。そのむかし、
ディアギレフのロシア・バレエ団とのコラボで初演を手がけた、巨匠きわめつ
きのプログラムです。1959年のロンドン響とのセッション録音や、1955年のコ
ンセルトヘボウ管とのライヴ録音などでもわかるように、モントゥーが指揮す
るとガラッと色彩がゆたかになるのですから、なんとも不思議。
すべてイスラエル・フィルの正規アーカイヴより、あらたにデジタル・リマス
タリングを施した音源は、モノラルながら聴きやすいものとなっています。

HEL 029642 ¥1480
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」
アンタル・ドラティ(指揮) 
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1963年10月27日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・モノラル)
作曲家歿後100年を迎える2011年に、またあらたに注目すべきマーラーのディ
スクが登場します。アンタル・ドラティがイスラエル・フィルを指揮してマー
ラーの第6交響曲を演奏したアルバムは、1963年に本拠テルアビブ、マン・オ
ーディトリアムでの模様をライヴ収録したものです。
独自のマーラー演奏の伝統を培ってきたイスラエル・フィルですが、現状、
第6番については正規のリリースがないため、その意味でもこのたびのリリー
スは意義深いものといえますし、圧倒的な弦楽セクションのおおきな見せ場
ともいえるアンダンテでは、美しくも濃厚な表現を存分に味わうことができる
ものとおもわれます。
なお、ここでドラティは第2楽章をスケルツォ、第3楽章をアンダンテとする演
奏順を採用しています。

HEL 029640 ¥1480
シューマン:交響曲第2番ハ長調Op.61
録音:1976年11月18日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)
シューマン:交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」
録音:1971年11月29日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・モノラル)
ポール・パレー(指揮) 
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ルーアン近郊のトレポルに生まれたポール・パレー(1886-1979)は、音楽監督
(1952-1963)の立場で後半生を捧げたデトロイト響での仕事ぶりが示すように、
「オーケストラ・ビルダー」として名高いフランスの名匠。
あまり知られていませんが、パレーはデトロイト時代以前にイスラエル・フィ
ルの音楽監督(1949-1951)を務めています。パレー自身はユダヤ系ではなかっ
たものの、1940年に、首席指揮者のポストにあったコンセール・コロンヌで、
ユダヤ人演奏家が退団を余儀なくさせられると、パレーも共に楽団を去り、ま
た、夫人がアルザス地方のユダヤの家系の生まれであったこともあって、すぐ
にイスラエル在住の人びととコンタクトを取り、親交を持つようになったこと
で、イスラエル・フィルの指揮者としての道が開かれることになります。
楽団のレベル向上に強い意欲をみせていたパレーですが、偉大なるバーンスタ
インの後任ということで運営委員会の選定は難航し、さらにパレーも音楽監督
を引き受けるにあたり、不十分だった木管セクションへの新メンバーの加入
(フルートにはほかでもないジャン・ピエール・ランパルをパリから連れてき
て充てようとしていた)、優秀ながら絶対数の不足していた弦楽セクションの
テコ入れをはかるなど、あまりに要求がきびしかったため、就任後も運営委員
会とのあいだで壮絶なやりとりがあったことがライナーノート[英語]に記され
ています。




<DOREMI>
DHR 7999 ¥2080
MONO
リヒテル・アーカイヴ Vol.20
(1)ヤナーチェク:コンチェルティーノ[1980年ライヴ/モスクワ]
(2)ヒンデミット:
ヴィオラソナタ ヘ長調 Op.11の4[1985年1月14日ライヴ/ブダペスト]
(3)同:ピアノソナタ第2番[1985年5月2日ライヴ/モスクワ]
(4)同:ファゴットソナタ[1978年5月22日/モスクワ]
(5)同:トランペットソナタ[1978年5月22日/モスクワ]
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
ユーリ・ニコラエフスキー(指)
モスクワ音楽院室内管弦楽団(1)、
ユーリ・バシュメト(Va)(2)、アンドリス・アルニツァンス(Fg)、
ウラジーミル・ジーコフ(Trp)
これは驚きの音源。リヒテルがヤナーチェクのコンチェルティーノを残してい
ました。リヒテルならではの大きな演奏で、曲の良さを再認識させてくれます。
さらに驚きなのが、リヒテルのヒンデミット集。ピアノソナタ第2番をリヒテ
ルの演奏で聴けるのは予期せぬ喜びですが、グールドの解釈とは全く異質の、
非常に人間味あふれる名演となっています。ピアノ・パートが非常に難しいこ
とで知られるヒンデミットの器楽ソナタも絶品のひとことにつきます。バシュ
メトとのヴィオラソナタは、同曲の他の録音とは次元の違う凄さ。20世紀ソ連
の音楽家には意外なほどヒンデミット狂が多く、リヒテルもそうであったこと
がうなずける、共感あふれる演奏となっています。
すべて初出。録音状態は芳しくなく、ことにヤナーチェクは不鮮明です。また
マスター・テープに起因する音のよれも一部みられます。予めご了承ください。

DHR 7929/30 2枚組 ¥4160
MONO
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
(2)同:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調「ジュノム」 K.271
(3)同:ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲変ホ長調 K.498
(4)同:ピアノと木管のための五重奏曲変ホ長調 K.452
(5)同:アダージョとロンド K.617
(6)J.S.バッハ:最愛の兄の旅立ちにあたってのカプリッチョ BWV992
(7)同:メヌエットBWV114/ポロネーズ BWV119/行進曲 BWV122
メヌエット BWV116/ミュゼット BWV126/行進曲 BWV127
ポロネーズ BWV123/メヌエットBWV822/ブーレ BWV996
ポロネーズ-フランス組曲第6番BWV817
前奏曲ハ長調-平均律クラヴィア曲集第1巻/小前奏曲 BWV927
ガヴォットとミュゼット-イギリス組曲第3番BWV808/小前奏曲 BWV939
小前奏曲 BWV934/小前奏曲 BWV933
2声のインヴェンションよりBWV789、779、784、785
リリー・クラウス(Pf)
ウィリー・ボスコフスキー(指)
ウィーン・コンツェルトハウス室内管弦楽団(1)(2)、
ピエール・パスキエ(Va)(3)(5)、フランソワ・エティエンヌ(Cl)(2)、
ピエール・ピエルロ(Ob)(4)(5)、
ジャック・ランスロ(Cl)(4)、ポール・オンニュ(Fg)(4)、
ジルベール・クルシエ(Hr)(4)、ジャン=ピエール・ランパル(Fl)(5)、
エティエンヌ・パスキエ(Vc)
録音:1953-4年(ずべてモノラル)
女神リリー・クラウスのモーツァルト待望の登場です。ボスコフスキー&ウィ
ーン・コンツェルトハウス室内管との協奏曲、ランパルやピエルロ、ランスロ
といった超弩級奏者たちとの室内楽など、名盤の誉れ高かったにもかかわらず、
CD化されなかったお宝音源を2枚組でまとめました。さらに嬉しいのがバッハ
の諸作。「アンナ・マグダレーナの音楽帳」ほかから小曲をたくさん披露して
いますが、一つ一つが宝石のように輝き、それを慈しむように紡ぐ真の絶品。
誰にも渡さずに家で楽しみたい宝と申せましょう。




<CAvi-music>
4260085532230 ¥2450
コルンゴルト:チェロ協奏曲ハ長調Op.37
ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ(ソロモン)」
ゴルトシュミット:チェロ協奏曲Op.23
ユリアン・ステッケル(Vc)
ライン州立フィルハーモニー ダニエル・ライスキン(指)
録音:2009年10月(コルンゴルト)、2009年11月(ブロッホ)、
2009年6月(ゴルトシュミット)
ライン・モーゼル・ホール
20世紀の3人の作曲家コルンゴルト、ブロッホ、ゴルトシュミットのチェロ協
奏曲集。20世紀の傑作コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲の1年後に作曲され
たチェロ協奏曲は、女流ピアニストを巡るチェリストと作曲家の三角関係を
描いた映画「愛憎の曲」のために作曲された作品。モダンなハーモニーや洗練
された響きの曲で、チェロのソロが緻密に濃厚に表現されています。
ブロッホのチェロと管弦楽のための狂詩曲ヘブライ狂詩曲「シェロモ」。
「シェロモ」とは旧約聖書におけるソロモン王のことで、独奏チェロがソロモ
ン王として曲が進行していきます。ブロッホのユダヤの世界観に根差した音楽
性を壮絶な情念を表出させた演奏で聴かせます。
ユダヤ系ドイツ人であったゴルトシュミットは、ナチスの台頭により活動の場
を奪われイギリスに亡命しますが、その後も活躍の場には恵まれず、再び注目
を浴びたのは亡命後50年以上過ぎてからの事でした。このチェロ協奏曲はBBC
に勤務していた頃の作品。イギリスのチェリスト、ウィリアム・プリースによ
って1954年に初演されています。この主題はブロッホの「シェロモ」の冒頭に
似ていますが、中心となるモティーフはバッハ無伴奏チェロ組曲のアルマンド
を思わせ、チェロ独特の深みと渋みを味わう事のできる作品です。
チェロのユリアン・ステッケルは1982年生まれ。ウルリッヒ・フォス、グスタ
フ・リビニウス、ボリス・ペルガメンシコフ、アンティエ・ヴァイトハースら
に学び、2010年ミュンヘン国際コンクールで優勝した、今最も実力のある若手
チェリストの一人。




<IDIS>
IDIS 6617 ¥1650
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 「葬送」
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
エミール・ギレリス(P)
録音:1961年
エミール・ギレリスの極めつけの名演として知られるショパンの葬送行進曲
ソナタとリストのロ短調ソナタをを収録。どちらもMelodiyaから出ていたモス
クワでのライヴ録音と思われます。

IDIS 6616 ¥1650
リスト:
ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調
ピアノ協奏曲第2番 イ長調
ハンガリー民謡による幻想曲
死の舞踊
フルヴィオ・ヴェルニッツィ(指)RAIトリノ交響楽団(第1番)
ベルンハルト・コンツ(指)RAIミラノ交響楽団(第2番,幻想曲)
ウンベルト・カッティーニ(指)フェニーチェ劇場管弦楽団
1958年3月18日(第1番),1959年3月6日(第2番,幻想曲),
1960年3月6日(死の舞踊)
リストを得意としたジョルジュ・シフラ、ことに1950、1960年代の演奏は強烈
なものばかり。ここには1958、1959、1960年のイタリアでのライヴ録音が集め
られています。




<ALTUS>
ALT 210 2枚組 ¥2950
ステレオ
日本語解説書付
ベートーヴェン:
序曲『コリオラン』ハ短調 作品62、ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37*
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98
カール・シューリヒト(指揮)
クラウディオ・アラウ(ピアノ)*
フランス国立放送管弦楽団
録音:1959年3月24日、パリ、ライヴ、
フランス国立放送管創立25周年記念演奏会
嬉しいのは当時としては非常に優秀なステレオで収録されており、演奏内容も
傑出し、過去に発売されたアルトゥスの全CDを含めても最も注目すべきものだ。
シューリヒトのブラームス4番は昔からバイエルン放響が知られているがはる
かに演奏内容が濃い。明瞭なステレオゆえにシューリヒトの解釈が手に取るよ
うにわかるのもファンにとってこの上ない福音である。
平林 直哉

ALT 208 2枚組 ¥2950
モノラル
日本語解説書付
(1)シュテルツェル:4つの合奏体のための合奏協奏曲 ニ長調
(2)バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV 1042
(3)シューベルト:ヴァイオリンと弦楽のためのロンド イ長調 D.438
(4)ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
カール・シューリヒト(指揮)
男爵アルトゥール・グリュミオー(vn)(2)(3)
フランス国立放送管弦楽団
録音:1959年9月17日、モントルー音楽祭 ライヴ
今回のブラームス第1番は圧倒的に優れているだけではなく、シューリヒトの
全録音の中でも忘れ得ぬものと言える。シューリヒトの個性が強烈なまでに刻
まれており、ファンには本当にたまらない。一番驚かされるのは音の密度であ
る。この炎のような気迫と凄まじい集中力はフルトヴェングラーやミュンシュ
以上ではあるまいか。
平林 直哉

ALT 207 ¥2450
モノラル
日本語解説書付
ブラームス:ドイツ・レクイエム
カール・シューリヒト(指揮)
フランス国立放送管弦楽団 / フランス国立放送合唱団
エルフリーデ・トレッチェル(ソプラノ)
ハインツ・レーフス(バス)
録音:1955年2月10日、パリ、ライヴ
シューリヒトの最も聴きごたえのある「ドイツ・レクイエム」がここに復刻
されたのは、非常に喜ばしいことである。このディスクはオリジナル・マスタ
ーを使用した最初のCDである。合唱も実に精力的で渾身の力を込めて歌ってい
るのもはっきり聴きとれる。
平林 直哉




<ORFEO>
ORFEO 835111 ¥2450
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
無伴奏チェロ組曲第1番 Op.72
無伴奏チェロ組曲第2番 Op.80
無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87
ダニエル・ミュラー=ショット(Vc/1727年製ゴフリラー、ウィーン)
録音:2009年7月26日、2010年7月28-30日ミュンヘン
ドイツの若き実力派チェリスト、ダニエル・ミュラー=ショットによるブリテ
ンの無伴奏チェロ組曲。20世紀イギリスの作曲家ブリテンの無伴奏チェロ組曲
は、親友であったチェリストのロストロポーヴィチのために作曲された作品。
バッハへの敬意が表れた洗練された様式、チェロの奏法を駆使して書かれた
ブリテンの傑作です。
ミュラー=ショットは銘器ゴフリラー使用していて、豊かな低音の響きを堪能
することができます。ミュラー=ショットの明晰なアプローチを通して語られ
る雄弁な演奏は、まさに新時代の名演。第1組曲は第1の歌、フーガ、ラメント、
第2の歌、セレナータ、行進曲、第3の歌、ボルドーネ、無窮動と第4の歌から
成っています。聴かせ所となる20世紀の技法が盛り込まれ、ミュラー=ショッ
トは圧倒的な説得力で聴く者を惹きつけます。続く第2組曲のシャコンヌや第3
組曲のパッサカリアなど抜群の安定感で弾ききります。
リリースを重ねるごとに自身の音楽性を高めていくミュラー=ショットの更な
る進化を感じさせる1枚です。




<C Major>
70 3408(DVD-Video) 2枚組 ¥4800
言語:英語
字幕:英、仏、西、伊、韓、中、日本語
アルフレート・ブレンデル・オン・ミュージック-3つのレクチャー
1.クラシック音楽は真面目でなければならないのか?
・音楽の中の笑い・笑いの常套手段・構造の違反・形式と心理の相互作用・
一段上の笑い・人生が愉快であるならば、芸術は真面目であるべきだ
2.音楽的な性格の例証-ベートーヴェンのピアノ・ソナタで
・性格と構造・性格と主題材料・多様性・ソナタOp.53「ワルトシュタイン」
・ソナタOp.28「田園」・3つのソナタOp.31・音楽的な性格の理解・性格とテ
ンポ
3.解釈の光と影
・音楽の解釈・解釈の見地・演奏の習慣・和音グループとディミヌエンド・
強拍に関するアクセント・フレージング・トリル・装飾・テンポの選択・
フェルマータ・ピアノの音響とバランス
出演者:アルフレート・ブレンデル
監督:マーク・カイデル
収録:2010年9月25、26&27日ザルツブルク
演奏活動から2009年に引退してしまったブレンデル。この映像は2010年ザルツ
ブルクで3日間に渡って行われたブレンデルのレクチャーDVDです。レクチャー
の内容は、テーマに沿ってブレンデルが説明し、必要な個所はピアノを用いて
弾きながらレクチャーしていくというプログラム。演奏するのは楽譜1ページ
ほどの短いものですが、演奏活動を引退したブレンデルの貴重なピアノに向か
う姿を観ることができます。レクチャーの中心は音楽理論的なことではなく、
演奏者は作曲者の心理的意図をくみ取っていかなければならないということ。
これまでのブレンデルの演奏活動の答えを垣間見ることができる映像です。
この3つのテーマのレクチャーは大成功し、ドイツ、スイス、イタリアなど世
界中で行われています。




<EURO ARTS>
20 55648(DVD-Video) ¥2900
20 55644(Blu-ray) ¥4250
輸入再開
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」
クラウディオ・アバド(指)
ルツェルン祝祭管弦楽団
収録:2006年8月10日
ルツェルン・コンサートホール(スイス)
アバドがあらたに取り組んでいるマーラー・シリーズ。2006年ルツェルン音楽
祭でのマーラー「悲劇的」のライヴ映像。コンサートマスターにコーリャ・
ブラッハー、チェリストにナターリャ・グートマン、クラリネットにザビーネ
・マイヤーらとアバドを信頼する世界一流のアーティストが集まり、華麗な演
奏を披露しています。マーラーの音楽を見事に描写したアバドの手腕が炸裂し、
オーケストラの一体感が音の洪水となって聴き手に迫る名演です。




<日本音声保存>
ANOC 6158 \2500
Pretty Bach
J.S.バッハ:2声のインヴェンション 第8番
J.S.バッハ:G線上のアリア(管弦楽組曲 第3番 アリア)
J.S.バッハ:2声のインヴェンション 第13番
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第7番 フーガ
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第10番 プレリュード
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第17番 プレリュード
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第2番 プレリュード
J.S.バッハ:アヴェ・マリア(平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番
プレリュード)
La Fiesta Campanella ( La Campanella / La Fiesta Medley )
パガニーニ、F.リスト:ラ・カンパネラ チック・コリア:ラ・フィエスタ
紅林弥生:My Funny Betty 第1-3楽章
紅林弥生:月の涙
紅林弥生:月の映(うつ)り
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲 第4番 第1-3楽章
※編曲はすべて紅林弥生
プリティ・バッハ[佐田詠夢、紅林弥生](P)
二台のスタインウェイを使った贅沢なホール録音の本作は、鮮烈に明るい
「2声のインヴェンション第8番」で始まり、「平均律クラヴィーア曲集」
などからいくつかの名曲を巧みなデュオアレンジ・ドラマティックな展開
で聴かせる。アヴェ・マリアやG線上のアリアなどの超有名曲もオリジナル
アレンジで揃える。
バッハだけでなく、紅林のオリジナル曲「月」は深い瞑想の森にいざない、
リストとチック・コリアを合体させた「La Fiesta Campanella」や「My
Funny Betty」は躍動するリズムが気分を高揚させる、クラシック+ジャ
ズチューン。そして代表曲バッハの「ピアノ協奏曲第4番」。その端正な
音が心に強い印象を刻んでアルバムが終わる。
華麗なサウンドを奏でながらも、二人が醸し出すアットホームな雰囲気は
老若男女問わず様々なファンを獲得する可能性を秘めている。
【アーティストプロフィール】
<紅林 弥生(くればやし やよい)KurebayashiYayoi>
幻想即興曲を4歳で弾<など早<から才能を開花させ、スタジオミュージ
シャンとして活躍するピアニスト。槇原敬之、小椋桂、三枝成章、米良美
-、神山純-「氷の音楽」などのレコーディング、コンサートに参加。また
渡米時代にレニー・カストロ(元ToTo)、ヒューバート・ロウズ、アル・
シュミットらとアルバム「Memories」を制作。高い演奏能力で超人的な
セッションをこなす。
<佐田 詠夢(さだ えむ)Sada Emu>
長野県出身、新進気鋭のクラシックピアニスト。洗足学園音楽大学を首席
で卒業し、読売新人演奏会出演。秋山和慶氏と「パガニーニの主題による
狂詩曲」など2度の共演。その他にも渡辺俊幸氏、中部フィルハーモニー
交響楽団との共演や、ピティナコンペティション、大阪国際コンクールな
どに幅広く活動する一方、白石明子・安永徹・市野あゆみ・松崎伶子各氏
に師事し、腕を磨く。歌手さだまさしの長女。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33586(DVD-Video) 2枚組 \4180
字幕:伊英独仏西
ヴィヴァルディ:「モテズーマ」
ヴィート・プリアンテ(Br モテズーマ)
マリー=エレン・ネシ(Ms ミトレーナ)
ラウラ・ケリーチ(S テウティーレ)
フランチスカ・ゴットヴァルト(Ms フェルナンド・コルテス)
テオドーラ・バカ(Ms ラミーロ)
ジェンマ・ベルタニョッリ(Ms アスプラーノ)
アラン・カーティス(指)イル・コンプレッソ・バロッコ
演出:ステーファノ・ヴィツィオーリ
収録:2008年1月、フェラーラ
幻になっていたヴィヴァルディのオペラ「モテズーマ」が、ついに映像に
なりました!「モテズーマ」は1733年11月14日にヴェネツィアで初演され
ました。その存在は知られていたものの、台本しか残っておらず、長いこ
と音楽は「紛失」とされていました。そのため、台本に既存の他のヴィヴァ
ルディの音楽を当てはめた捏造に近い復元上演もあったほど。ところが
2002年、突如「モテズーマ」の楽譜が発見されます。手稿譜がベルリンの
蔵書にあったのですが、その存在を知られないまま蔵書ごとソ連の手に渡
り、2001年になってようやくベルリンに返却、蔵書内容の調査によって偶
然「モテズーマ」の筆写譜だと確認されたのです。音楽が欠落した部分を
慎重に修復し、ついに2005年6月11日、ロッテルダムでの演奏会形式上演で
「モテズーマ」は長い眠りから目覚めたのです。その後舞台上演も演奏会
形式上演も多数行われ、また全曲録音も行われました。
今回登場するDVDは、2008年1月25、27日にイタリアのフェラーラ市立劇場
で上演された際の映像。全曲録音での指揮者も務めたアラン・カーティス
は、2007年4月にリスボンでこの作品を初めて取り上げて以来、ウィーン、
パリ、バリャドリッド、バレンシア、ビルバオ、セビリア、ピアチェン
ツァ、モデナなどで、舞台、演奏会形式合わせて20回近い上演を手がけて
います。
歌手は全員バロック音楽を得意とする人たちです。モテズーマのヴィート
・プリアンテは、イタリアのバス。この役は、カーティスが演奏する時は、
全曲録音も含め、すべてプリアンテが受け持ってきました。フェルディナ
ンドのフランチスカ・ゴットヴァルトは、1971年、ドイツ、マルブルク生
まれのメッゾソプラノ。バッハの声楽作品のソリストとしても知られてい
ます。テウティーレのラウラ・ケリーチは、トリノ出身のソプラノ。娘役
を得意としています。ラミーロのテオドーラ・バカとミトレーナのマリー
=エレン・ネシはともにギリシャを代表する古楽系歌手。脇役のアスプラ
ーノを、名古楽メッゾ、ジェンマ・ベルタニョッリが受け持っているのに
は驚かされます。
一度完全に失われたと思われていたヴィヴァルディの音楽が、こうして見
事に復活したことは、奇跡と言ってもよいでしょう。その奇跡を、ぜひ映
像でお楽しみください。

CDS 633 \1950
アダイェフスカヤ:声楽とピアノのための24の前奏曲
声楽とピアノのための前奏曲集第1巻(全12曲)
声楽とピアノのための前奏曲集第2巻(全12曲)
ガヴォット
サラバンド
ロココ風のエール
エストニアの子守歌(2曲)
クラウディア・グリマス(S)
アンドレア・ルクリ(P)
ルーチョ・デガーニ(Vn)
録音:2009年9月、フリウリ
エラ・アダイェフスカヤ(1846-1926)は、19世紀末から20世紀初頭にかけて
活躍したピアニスト、作曲家、音楽研究家。本名はエリザヴェータ・シュ
リツ(エリーザベト・シュルツ)といい、サンクトペテルブルグに、ドイツ
人の母親、バルト人の父親の娘に生まれました。ピアニストとして活躍す
る一方、作曲活動にも打ち込みました。このCDに収録されているのは1890
年頃の作品。ガヴォット、サラバンド、ロココ風のエールのみピアノ独奏
です。アダイェフスカヤの存在は比較的知られているものの、まとまった
録音はほとんどなかったので、このCDは歓迎されることでしょう。

CDS 687 4枚組 \3780
「フレスコバルディからブラームスまで」
ブリュメル、バッハ、フレスコバルディ、ハイドン、ブラームス、
パーセル、他の作曲家の作品。
ジョルジョ・クエスタ(Org)
録音:1986年11月、インペリア
イタリアのオルガン奏者、ジョルジョ・クエスタ(1929-2010)が、ルネサン
スからロマン派までのオルガン作品を演奏したもの。しかしただのオルガ
ン名曲集じゃありません。クエスタが演奏に用いているのは、自作のオル
ガン。持ち運びに容易な小型のオルガンながら、491本の木製パイプとス
トップを持つこのオルガンには、パイプオルガンはもちろん、通常のポジ
ティブオルガンとも違った独特の魅力があります。4CDたっぷりの収録で
2CD価格というお求め安い価格でご提供です。

DM 8020 \880
ボッテシーニ:コントラバス協奏曲第1番 嬰ヘ短調
ボッテジーニ:コントラバス協奏曲第2番 ロ短調
ボッテジーニ:協奏的大二重奏曲
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲(コントラバス版)
オヴィディウ・バディラ(Cb)
ツァン・ガンユエン(Vn)
マルコ・ズッカリーニ(指)ミラノ・ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団
録音:1998年1月,ミラノ
旧CDS 210。コントラバスの神様、ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821-1889)
のコントラバス2曲と、チャイコフスキーのチェロの名作、ロココの主題に
よる変奏曲をコントラバスで弾いたものを収録。
オヴィディウ・バディラはルーマニア出身のコントラバス奏者。たいへん
な名手として知られたものの、2001年に若くして亡くなってしまい、残さ
れた録音は多くありません。これは貴重な録音。



<Bel Air>
BAC 061(DVD-Video) \4950
BAC 461(Blu-ray) \5670
字幕:仏英独西
プーランク:「カルメル会修道女の会話」
スーザン・グリットン(S ブランシュ・ド・ラ・フォルス)
エレヌ・ギルメット(S コンスタンス)
シルヴィー・ブリュネ(Ms クロワシー夫人)
スサネ・レースマーク(Ms マリー)
ソイレ・イソコスキ(S リドワーヌ)
アラン・ヴェルヌ(Bs ド・ラ・フォルス侯爵)
ベルナール・リヒター(T 騎士ド・ラ・フォルス)
ハイケ・グレッツィンガー(Ms ジャンヌ)
アナイク・モレル(S マティルド)
ほか
ケント・ナガノ(指)
バイエルン国立管弦楽団,
バイエルン国立歌劇場合唱団
演出:ディミトリ・チェルニャコフ
衣装:エレナ・ザイチェヴァ
収録:2010年3月、ミュンヘン
今や人気オペラ演出家の筆頭格に位置づけられる、ロシア出身のディミト
リ・チェルニャコフ、そのチェルニャコフが2010年3月にバイエルン国立
歌劇場で手がけたプーランクの大傑作「カルメル会修道女の対話」が映像
になりました。チェルニャコフなので、舞台は当然現代。ごくありふれた
服を着た女性たちが集うのは教会ではなく、宗教活動の拠点としている木
造の小屋(ハウス)。この小屋は、広い舞台の上を、まるで漂流するように
移動します。しかし彼女たちは世間からカルトとみなされ、やがて警察に
追い込まれていく。チェルニャコフは、このオペラがフランス革命や修道
院という舞台設定によってしばしば「時代物」になってしまっていること
から、歴史性を一掃し、信仰に生きようと集団生活をする女性たちが、大
きな社会の軋みによって死に直面させられる様を、非常に生々しく描いて
います。しかも、本来全員がギロチンで斬首される強烈な幕切れに、チェ
ルニャコフはもう一捻り入れており、その扱いを巡ってかなりの賛否両論
が巻き起こりました。
歌手では、要のブランシュを歌うスーザン・グリットンの熱唱が絶賛を浴
びました。また、リドワーヌのソイレ・イソコスキ、侯爵のアラン・ヴェ
ルヌらベテラン、そしてバイエルン国立歌劇場を拠点としている実力派の
歌手たちによって、歌、演技ともたいへんにまとまりが出来上がっていま
す。音楽監督ナガノの指揮は、プーランクの繊細さを大事にしつつ、胸を
締め付けられるような悲痛の表現にも長けた優れたものです。
度々の上演によって日本でもその真価が広く認められるようになった「カ
ルメル会修道女の対話」、そこにさらに新たな切り口を開いたこの舞台を、
鮮明映像でお楽しみいただけます。ことにBlu-Rayは目の覚めるような画
質です。




<Orfeo>
ORFEOR 812112 2枚組 \4160
ショスタコーヴィチ:歌劇「ムツェンスクのマクベス夫人」
カテリーナ:アンゲラ・デノケ(Sop)、
セルゲイ(下男):ミーシャ・ディディク(Ten)、
ボリス(舅):クルト・リドゥル(Bs)、
ジノーヴィ(カテリーナの夫):マリアン・タラバ(Ten)、
アクシーニャ:ドンナ・エレン(Sop)、
ボロ服の農民:ミヒャエル・ロイダー(Ten)、
司祭:ヤヌシュ・モナルハ(Bs)、警察署長:甲斐栄次郎(Br)、
ソネートカ:ナディア・クラステワ(Sop)、
インゴ・メッツマッハー(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
[2009年10月23日/ウィーン国立歌劇場(ライヴ)]
ショスタコーヴィチの最も先鋭的な問題作「ムツェンスクのマクベス夫人」。
これが上演、録音されれば、必ず話題となりますが、非常に刺激的な新録
音が登場しました。
2009年10月23日にウィーン国立歌劇場で行われたライヴで、現在人気・実
力ともに最高のアンゲラ・デノケが主人公カテリーナを演じているのが注
目。難技巧に加え、性的な場面や堕ちていく女の哀れさと怖さを体当たり
で熱演、カテリーナ本人に思えてしまうほどの没入ぶりが見られ、後半は
涙なしには聴けません。イケメンなだけのサイテー男セルゲイはミーシャ
・ディディクが甘い声で好演。セクハラ爺のボリスはクルト・リドゥル。
ネチネチとしたいやらしさでこれも好演。
ショスタコーヴィチがまだ国から弾圧を受ける前、自由な表現ができた時
期の作で、かなり急進的かつ不道徳でもあり、性行為を音楽で描写する場
面などスターリンを激怒させたと言われます。しかし、どの部分もまさに
天才の筆で、聴く者を圧倒、あらゆる演出を音楽が凌駕してしまいます。
声楽陣の重要さはもちろんですが、「四幕の交響曲」とも称されるこのオ
ペラは、オーケストラの役割の大きさも命です。そこはさすがメッツマッ
ハー、驚くべき緊張感とコントロールで絶大な効果をあげています。もと
もとはキリル・ペトレンコが振る予定でしたが、キャンセルのためメッツ
マッハーが代役を務めたとのことですが、明らかにこちらが正解と断言で
きる凄さです。寒々とした陰惨さはトラウマになりそうなリアルさ。ロシ
ア音楽に興味を持つ方は必聴の超強力盤です。



<ACCENT>
ACC 24238 2枚組 \3780
シューマン:ピアノ作品集
CD1:森の情景Op.82、子供の情景Op.15、パピヨンOp.2、アラベスクOp.18、
花の曲Op.19
CD2:交響的練習曲Op.13、5つの変奏曲〔遺作〕、
子供のためのアルバムOp.68
ヤン・フェルミューレン
(フォルテピアノ/ヨハン・ネポムク・トレンドリン、ライプツィヒ
1830-1835年製)
録音:2010年5月-6月
フォルテピアノによるシューマンのピアノ作品集。ここで使用されている
トレンドリン製の楽器は、1830-1835年頃ライプツィヒで作られたもので、
ウィーンの伝統を持つ構造と響きを継承しています。シューマンは子供の
心を描いくことに長けた作曲家で、「子供の情景」「子供のためのアルバ
ム」など大人の視点からみた子供の世界を見事に表しています。また主題
と12の練習曲からなる「交響的練習曲」はシューマンのピアノ曲の傑作の
一つであり、ベートーヴェンのディアベッリ変奏曲と同じく変奏曲のマイ
ルストーン的な作品です。演奏者のヤン・フェルミューレンはこの録音に
際して以下のように語っています。「シューマンのメトロノーム速度を最
大限に守った演奏をしようと努めました。シューマンのメトロノーム速度
が正確だったかどうかは、疑わしいとされていますが、それを忠実に再現
することはシューマンの作曲意図に最も近づける手段であると確信してい
ます。」シューマンの豊かなイマジネーションと感性を自然に捉えたアル
バムに仕上がっています。

ACC 24218 \2300
ヨハン・プファイファー(1697-1761):序曲&協奏曲集
序曲ト長調(2本のフルート、ファゴット、弦楽と通奏低音)D-DS Mus862/3、
トリオ・ソナタ ハ短調
(オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音)D-Dlb Mus2469-Q-1、
協奏曲 変ロ長調(リュートと弦楽)D-As Tonkunst2 Hs fasc 3Nr.16/9、
協奏曲ニ長調(ヴァイオリン、弦楽と通奏低音)D-Dlb Mus 2469-O-1、
序曲ト長調(2本のオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音)
D-Dlb Mus 2469-O-3
バツドルファー・ホーフカペレ
録音:2009年9月6-8日ノイマルクト
フリードリヒ・ヴィルヘルム1世の長女で、ブランデンブルク=バイトリト
辺境伯カール・ヴィルヘルム・フリードリヒ3世の妃であるヴィルヘルミー
ネ・フォン・プロイセンは、芸術家、音楽家への援助を積極的に行ってい
ました。そのような中でヨハン・プファイファーは1734年から宮廷ヴァイ
オリン奏者の地位に付き、その後すぐに宮廷楽長として素晴らしい才能を
発揮しました。しかし、現在では彼の作品の多くは忘れ去られています。
バツドルファー・ホーフカペレは、この歴史の陰に隠れたバロック後期の
作曲の音楽家の作品に、巧みに演奏し音楽を調和させ命を吹き込んでいます。

ACC 24235 \2300
ジェリ・ド・ゲルサン(1573-1630):ミサ「めでたしいと聖なる処女よ」
フランシスコ・ゲレーロ(1528-1596):
モテット「めでたし、至聖なる処女よ」、レジナ・チェリ、
サルヴェ・レジナ
グレゴリオ聖歌:レジナ・チェリ
ペーテル・コルネット(C1575-1633):レジナ・チェリ
フィリップ・ロジエ(1561-1596):レジナ・チェリ
ペーター・フィリップス(1560-1628):レジナ・チェリ、サルヴェ・レジナ
エリク・ファン・ネーヴェル(指) 声楽・器楽アンサンブル・クレンデ
録音:2010年2月19-21日
ジェリ・ド・ゲルサンはフランス・フランドルの作曲家であり歌手。20歳
の時にマドリードの王室礼拝堂の歌手としてフィリップ・ロジエのもとで
修業し、ロジエの死後遺言でロジエのミサ5曲の出版を任されます。資金
援助を受け自身のミサ曲「めでたしいと聖なる処女よ」を加え6曲を出版
しました。31歳で母国に戻るまで間スペインに多くの作品を残しています
が、1755年にリスボンで起きた地震と火事により、そのほとんどが消失し
てしまいました。ここに収録されたのは奇跡的に残ったミサ「めでたしい
と聖なる処女よ」。7声のルネサンス対位法で書かれています。ゲルサン
は没するまで、ブリュッセルの詩的礼拝堂の監督の地位にあり、当時の宮
廷の仲間には、ここに収録されているピータ・フィリップス、ペーテル・
コルネットらがいました。
ゲルサンのミサと同じ題材で書かれたフランシスコ・ゲレーロの5声のモ
テット「めでたし、至聖なる処女よ」は、非常に成功し聖母マリアのモ
テットの代表的な作品として知られています。ゲレーロの作品で注目すべ
きは、激しい感情を表すことの出来た巧妙なカノンの技法を生み出したこ
とです。エリク・ファン・ネーヴェルによって1974年に設立された声楽・
器楽アンサンブル・クレンデの緻密な研究に基づいた演奏を聴かせてくれ
ます。

ACC 24209 \2300
ジョヴァンニ・アルベルト・リストーリ(1692-1753):
我らが主の受難への敬虔なる心情、通奏低音のための練習曲
アンサンブル・エコー・ドゥ・ダニューブ
ドロテー・ミールズ(S) フランツ・ヴィッツム(A)
録音:2009年2月16-19日
イタリア、ボローニャ生まれの作曲家、ジョヴァンニ・アルベルト・リス
トーリ。オペラを数作書き上げた後、多才な音楽家で俳優のイタリア喜劇
一座の座長であった父と妻と共に1715年ドレスデンに渡ります。当時のド
レスデンはフリードリヒ・アウグスト1世治下の華やかな宮廷文化が花開
いた時期。リストーリは1720年頃から宮廷楽長ハイニヒェン、ゼレンカ、
ブッツと共に宮廷音楽を担当していました。1733年には室内オルガニスト
の任に着き、1746年にはミサ曲や合唱曲が認められ礼拝堂作曲に任命され
活躍していました。リストーリの作品はオランダの音楽学者ルドルフ・メ
ンゲルベルクによって研究されていますが、その音楽はあまり知られてい
ません。




<MIRARE>
MIR 125 \2500
セバスティアン・ド・ブロサール(1655-1730):
オラトリオ「無原罪の聖マリア」SDB.56、ソナタ ハ長調SDB.224、
カンタータ「レアンドロ」SDB.77、「悔い改めた魂と神との対話」SDB.55
ラ・レヴーズ
シャルタン・サントン・ジェフリー(S) ウジェニー・ヴァルニエ(S) 
イザベル・ドリュエ(A) ジェフリー・トンプソン(CT) 
ヴァンサン・ブーショ(T) ベノワ・アルヌール(B)
録音:2010年6月28日-7月1日
セバスティアン・ド・ブロサールはフランスの辞書編纂者、愛書家、理論
家、作曲家、聖職者。ブロサールは辞書編纂者、理論家としての功績が大
きく、フランスでは初めての「音楽辞典」と詳細な「楽譜・楽書目録」の
編纂で知られています。ブロサールはフランスにおけるイタリア音楽の浸
透を支持しており、自身の作風にも取り入れていました。ブロサールのオ
ラトリオはオラトリオの創始者として名高い作曲家、ジャコモ・カリッシ
ミにならい作曲されています。また「レアンドロ」はイタリア語で書かれ
たブロサールの初期の傑作カンタータです。




<Tallpoppies>
TP 201 ¥2080
ハイドン:ピアノソナタ全集I
(1)前奏曲 ト短調、ソナタ ト短調Hob.XVI:44(1770年頃)
(2)前奏曲 変イ長調、ソナタ 変イ長調Hob.XVI:46(1767/8)
(3)前奏曲 ハ短調、ソナタ ハ短調Hob.XVI:20(1771/80)
ジェフリー・ランカスター(Fp)

TP 208 ¥2080
ハイドン:ピアノソナタ全集II
前奏曲 ニ長調、ソナタ ニ長調Hob.XVI:19(1767)
前奏曲 ホ短調、ソナタ ホ短調Hob.XVI:34(1780-83)
前奏曲 ヘ長調、ソナタ ヘ長調Hob.XVI:23(1773)
前奏曲 ニ長調、ソナタ ニ長調Hob.XVI:14(1761/2-1767)
ジェフリー・ランカスター(Fp)
2010年から始まったハイドンのピアノソナタ全曲録音の第1&2集。ハイドンの
ソナタの前にジェフリー・ランカスターによる雰囲気醸成的な趣をもつ前奏曲
が添えられているのも興味深い。

TP 199 ¥2080
デーヴィッド・スタンホープ:
(1)9つのトランペットのためのオーストラリアン・ファンファーレ
(2)ブラス大アンサンブルと打楽器のためのオリンピックの花火
(3)金管五重奏のための3つのフォークソング
(4)金管五重奏のための典礼ファンファーレ
(5)トロンボーン四重奏のための4つの演奏会用練習曲
(6)ブラス大アンサンブルと打楽器のための
(7)トロンボーン七重奏のためのリトル・リッパー行進曲
(8)金管アンサンブルのための終曲
シドニー・ブラス
50年以上の歴史を持つシドニー・ブラスがオーストラリアの作曲家、スタンホ
ープの金管アンサンブルのための作品をバリバリブリブリと吹きまくっており
ます。シドニーオリンピックで使われた曲も収録!

TP 214 ¥2080
(1)バーバー:チェロ・ソナタ ハ短調Op.6
(2)ブロッホ:ユダヤ人の生活より3つのスケッチ
(3)ファリャ:スペイン組曲
(4)グラナドス:マドリガル
(5)ドビュッシー:チェロ・ソナタ
デヴィッド・バーリン(Vc)レン・フォルスター(Pf)
チェロのデヴィッド・バーリンはメルボルン響の首席チェロ奏者を20年以上務
めております。




<C Major>
70 6008(DVD-Video) 2枚組 ¥4780
70 6104(Blu-ray) ¥5180
字幕:仏英独西中韓
ベルリオーズ:「トロイアの人々」
ランス・ライアン(T エネ)
エリザベーテ・マトス(S カサンドル)
ダニエラ・バルチェッローナ(Ms ディドン)
ガブリエーレ・ヴィヴィアーニ(Br コレブ)
ジョルジョ・ジュゼッピーニ(Bs パンテ)
ステファン・ミリング(Bs ナルバル)
ズラータ・ブリチョワ(Ms アンナ)
ディミトリ・ヴォロパエフ(T イラス)
アスカル・アブドラザコフ(Bs プリアム) ほか
ワレリー・ゲルギエフ(指)
バレンシア州立管弦楽団,
バレンシア自治州合唱団
演出:ラ・フラ・デルス・バウス
2009年10,11月,バレンシア,芸術館
大きな話題となった「バレンシア・リング」に続き、バレンシアの芸術館か
ら強烈な映像が届きました。ベルリオーズの大作「トロイアの人々」。今回
もカルルス・パドリッサ率いる舞踏集団、ラ・フラ・デルス・バウスによる
演出がスゴイことになっています。まるで某有名映画を思わせる未来的スペ
ースファンタジー仕立て。奇抜なデザインの衣装、豪華な装置、巨大なスク
リーン投影、宙吊りのダンサーなど、「バレンシア・リング」で大きな評判
となった要素はここでも存分に活用され、見応えたっぷり。
指揮は、近年「トロイアの人々」を盛んに取り上げているワレリー・ゲルギ
エフ。2011年2月14日、雪の東京、サントリーホールで「トロイアの人々」を
演奏会形式で日本初演し、大成功を収めたのは記憶に新しいところ。ここで
も集中力に富んだ、エネルギッシュかつ細かい感情表現に優れたベルリオー
ズの音楽を生かしています。
歌手も豪華です。難役ディドンには、ロッシーニ・メッゾの女王、ダニエラ
・バルチェッローナ。前半の要であるカサンドルは、ポルトガルのプリマド
ンナ、エリザベーテ・マトス。出ずっぱりな上に至難の歌唱が続くエネには、
カナダ、ホワイト・ロック出身で、2010年にはバイロイト音楽祭でジークフ
リートを歌った英雄テノール、ランス・ライアン。コレブには、度々の来日
で日本でも人気の高いイタリア、ルッカ生まれのバリトン、ガブリエーレ・
ヴィヴィアーニ。またズラータ・ブリチョワは、日本初演でもアンナを歌っ
て好評を博していました。
ベルリオーズ渾身の大傑作の充実した上演が映像化されたのは、たいへん喜
ばしいことです。ことにBly-Ray Discでの鮮明画像は圧倒的な迫力。ぜひ大
画面でお楽しみください。

70 6208(DVD-Video) ¥3500
70 6304(Blu-ray) ¥5180
字幕:伊英独仏西中韓
プッチーニ:「蝶々夫人」
ラッファエッラ・アンジェレッティ(S 蝶々夫人)
マッシミリアーノ・ピサピア(T ピンカートン)
アンヌンツィアータ・ヴェストリ(Ms スズキ)
クラウディオ・スグーラ(Br シャープレス)
トーマス・モリス(T ゴロー)
エンリコ・コッスッタ(T ヤマドリ公)
エンリコ・イオーリ(Bs ボンゾ) ほか
ダニエレ・カッレガーリ(指)マルケ地方財団管弦楽団,
マルケ「ヴィンチェンツォ・ベッリーニ」合唱団
演出,衣装:ピエール・ルイージ・ピッツィ
振付:ロベルト・ピッツート
収録:2009年8月
夏の野外オペラ祭の中でも、意欲的な取り組みを続けていることで知られてい
る、イタリア、マチェラータのスフェリステーリオ・オペラ・フェスティヴァ
ル(通称マチェラータ音楽祭)。その2009年の演目から、プッチーニの「蝶々夫
人」が映像になりました。このプロダクションでは、音楽祭の監督を務めてお
り、日本でも人気の高い演出家、ピエール・ルイージ・ピッツィが演出を担当
しているのが注目です。
蝶々さんのラッファエッラ・アンジェレッティは、ここ数年でメキメキと頭角
を現してきたトリノ出身のソプラノ。蝶々さんはウィーン国立歌劇場で2007年
から毎年のように歌っているほど高く評価されています。ピンカートンのマッ
シミリアーノ・ピサピアもトリノ出身。プッチーニ・テノールとして、ドイツ、
イタリアでは既にたいへん人気が高い人です(Dynamic社からトッレ・デル・ラ
ーゴのプッチーニ音楽祭での「ボエーム」の映像が発売されています DYNDVD
33564)。ことにピンカートンはデビュー時の役で、ここ数年の出演の半分が
ピンカートンという、まさに当り役。日本でも2009年の新国立劇場で歌ってい
ます。シャープレスのクラウディオ・スグーラは、新世代のヴェルディ・バリ
トンとして今最も注目されている人。1974年、ブリンディジ生まれ。2010年の
「ガラ・ドミンゴ」に抜擢され、ドミンゴを相手にイヤーゴ、エスカミーリオ
など三役を歌って賞賛されたのはまだ記憶に新しいところでしょう。こうした
適材適所の歌手たちを、カッレガーリのイタリアオペラのツボを押さえた指揮
が絶妙にまとめています。
巨匠ピッツィは、自ら美術、衣装を手がけ、美意識を徹底させたもの。ある程
度まで日本人が見ても違和感が少ないくらいに様式を尊重しつつ、その上で独
自の視点や美学を盛り込んでいて、見応えのあるものとなっています。
美しい舞台を、HD収録でますます綺麗に楽しめます。もちろんBly-Rayではな
おさら。「蝶々夫人」の映像は既に多々ありますが、意外なことにBly-Rayで
の発売はこれが初めて。イタリアの夏の夜の野外音楽祭に飛んでいった気分に
なれるでしょう。

70 5908(DVD-Video) 2枚組 ¥4780
字幕:独英仏西
ワーグナー:「パルジファル」
ポール・エルミング(T パルジファル)
リンダ・ワトソン(S クンドリ)
ハンス・ゾーティン(Bs グルネマンツ)
ファルク・シュトルックマン(Br アンフォルタス)
マティアス・ヘレ(Bs ティトゥレル)
エッケハルト・ヴラシハ(Br クリングゾル)
リチャード・ブルンナー(T 第一の聖杯騎士)
シャーンドル・ソーリョム=ナジ(Br 第二の聖杯騎士)
サラ・フライアー(Ms 第一の小姓)
ジェーン・ターナー(Ms 第二の小姓)
ヘルムート・パンプフ(T 第三の小姓)
ペーター・マウス(T 第四の小姓)
アンドレア・ベニッヒ(Ms 天からの声)
ジュゼッペ・シノーポリ(指)バイロイト祝祭管弦楽団,合唱団
演出,装置:ヴォルフガング・ワーグナー
衣装:ラインハルト・ハインリヒ
収録:1998年7月6-13日,バイロイト
待望のDVD化が実現しました!!1998年のバイロイト音楽祭で収録された、
ジュゼッペ・シノーポリ指揮の「パルジファル」です。シノーポリは、1985
年にバイロイト音楽祭にデビュー、以来「タンホイザー」(1985-1987、1989)、
「さまよえるオランダ人」(1990-1993)、「パルジファル」(1994-1999)と出
演を続け、ついに2000年には「指環」全曲の指揮を任されます。翌2001年も
シノーポリが「指環」を指揮する予定が、その年の4月20日に帰らぬ人となっ
てしまいました。生きていればさらに何年もの間バイロイト音楽祭に出演し、
さらなる黄金時代を築き上げていたことでしょう。「パルジファル」は1989
年以来続いているヴォルフガング・ワーグナーのプロダクションですが、シ
ノーポリの鋭利に切り込む音楽によって、新たな世界を獲得することに成功
しました。この映像はその5年目の時のもの。隅々までシノーポリの意図が染
み渡っており、ことにオーケストラがクッキリとした明晰な響きを奏でつつ、
音楽に熱気が宿っているのは、まさにシノーポリならでは。シノーポリのワー
グナー演奏の頂点としてこの映像は語り継がれていくものでしょう。
歌手は、ベテランと中堅に、若い世代が加わっています。ベテラン勢では、
グルネマンツのハンス・ゾーティン、クリングゾルのエッケハルト・ヴラシ
ハ、ティトゥレルのマティアス・ヘレあたりは、安心して聞くことのできる
もの。ことに1975年からバイロイト音楽祭で多々グルネマンツを歌ってきた
ハンス・ゾーティンはさすがの貫禄。デンマークの英雄テノール、ポール・
エルミングは、シノーポリがバイロイト音楽祭で指揮した「パルジファル」
すべてにおいてタイトルロールを務めました。一方、クンドリーのリンダ・
ワトソンは、この時がバイロイト音楽祭初出演で、この成功によって音楽祭
に不可欠のワーグナー・ソプラノに成長しました。
もう二度と生では聞くことのできないシノーポリのワーグナー、それがこう
した優良な収録で残されたのは幸運だったと言えるでしょう。音楽祭期間中
のライヴ収録ではなく、総練習を兼ねた開幕前の上演の収録で、カメラワー
クの制約が少ないので映像に無理が少ないのも利点です。




<MELBA>
MR 301128 ¥2180
ストラヴィンスキー:
(1)イタリア組曲
(2)ディヴェルティメント(「妖精の口づけ」に基づく)
(3)協奏的二重奏曲
(4)歌劇「マヴラ」-ロシア乙女の歌
(5)バレエ音楽「ペトルーシュカ」-ロシア舞曲
レイ・チェン(Vn)、ティモシー・ ヤング(Pf)
[録音:2010年1月/イワキ・オーディトリウム(メルボルン)]
1989年生まれ、カーチス音楽院でアーロン・ロザンドに師事、2009年にエリ
ザベート王妃国際コンクールで最年少出場ながら見事優勝を果たした台湾の
ヴァイオリニスト、レイ・チェン。今年6月にも来日公演が予定されるなど、
現在将来を最も嘱望される若手のひとり。このアルバムはストラヴィンスキ
ーのヴァイオリンとピアノのための作品を網羅したものですが、「イタリア
組曲」はペルゴレージ、「ディヴェルティメント」はチャイコフスキー作品
に基づいているため、旋律的な魅力も手ぬかりなし。レイ・チェンの鮮やか
な技巧と誠実さあふれる丁寧な演奏はさすがの一言に尽きます。大器の印明
瞭な逸材です。

MR 301126 ¥2180
(1)ケクラン:ヴィオラソナタ Op.53
(2)同:4つの小品
(3)ジョンゲン:ヴィオラとピアノのためのコンチェルティーノ Op.111
(4)同:序奏と舞曲 Op.102
(5)同:アンダンテ・エスプレッシーヴォ
(6)同:アレグロ・アパッショナート Op.79
ロジャー・ベネディクト(Va)、ティモシー・ヤング(Pf)、
ベン・ジャックス(Hn)(2)
[録音:2009年2月/イワキ・オーディトリウム(メルボルン)]
イギリス・ヴィオラ界の重鎮としてレスペクトされながら、2002年にオースト
ラリアへ渡り、シドニー交響楽団の首席奏者兼芸術監督も務めているロジャー
・ベネディクト。楽譜は容易に入手できるものの、何故か録音にめぐまれぬケ
クランとジョンゲンのオリジナル作品という大歓迎の新録音の登場です。熱狂
的なファンのいるベルギーの作曲家ジョゼフ・ジョンゲン(1873-1953)は数篇
のヴィオラ曲を残していますが、いずれもフランス印象派風のデリケート極ま
りない絶美の世界に陶酔させられます。ヴィオラ音楽の印象を変えさせられ
ます。

MR 301127 ¥2180
ラフマニノフ:
(1)ピアノソナタ第1番ニ短調 Op.28
(2)同第2番変ロ短調 Op.36(原典版)
(3)アンダンテ・マ・ノン・トロッポ(1917)
(4)オリエンタル・スケッチ
(5)断章(1917)
(6)晩祷 Op.37-第5曲「主よ、今汝の言に従い」(作曲者編)
レスリー・ハワード(Pf)
リスト大全集をはじめ、アントン・ルビンシテインのピアノソナタ全集やグラ
ズノフなど、技巧的な大曲を得意とするピアニスト、レスリー・ハワードがラ
フマニノフに挑戦しました。それもあまりの難解さゆえ、ピアニストが避けて
通るといわれるピアノソナタ第1番と、やはり難しすぎるソナタ第2番の原典版
という所がさすがハワード。ハワードの解釈は明快でピアノの音も透明で美し
いため、余裕の技巧と相まりラフマニノフの音が厚くややがさばった音楽を、
すっきりとわかりやすく語ってくれます。曲の良さを初めて明らかにしてくれ
たと申せましょう。さらにラフマニノフが1917年に作った作品番号のない小品
3篇もハワードの演奏で聴くことが出来るのが嬉しい限り。さらにさらに、無
伴奏合唱の名作「晩祷」の第5曲のラフマニノフ自身によるピアノ編曲も収め
られているのも注目。ラフマニノフ・ファンは絶対に見逃せないアルバムです。





<KII>
KKC-5134 ¥3000
[ORFEO]
ORFEO 778091
輸入盤・日本語解説書付
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
(2)ベルク:ヴァイオリン協奏曲
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(Vn)、
アンドリス・ネルソンス(指)ケルン放送交響楽団
録音:2008年11月4-7日/ケルン・フィルハーモニー
最近目覚ましい成長ぶりを見せる期待の若手ヴァイオリニスト、アラベラ・
美歩・シュタインバッハー。骨太で力強い演奏が魅力。今回は話題のネルソ
ンスの指揮でベートーヴェンとベルクの2大協奏曲に挑戦。どちらも天上的な
精神性に満ちた傑作ですが、彼女は艶のある音色と瑞々しい表現で独自の表
現を披露。ベルク作品での強い緊張感も特筆で、大器ぶりを示しています。

KKC-5137(SACD-Hybrid) ¥3000
[BIS]
BIS SA.1810
輸入盤・日本語解説書付
(1)ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 Op.42
(2)J.S.バッハ(ブゾーニ編曲):シャコンヌ
(3)ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
(4)ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの三章
フレディ・ケンプ(ピアノ)
録音:2010年7月/旧ストックホルム音楽アカデミー
イギリス出身の人気ピアニスト、フレディ・ケンプ。スポーツ的な指回りと力
強い演奏が魅力のケンプならではの真骨頂アルバムの登場です。いずれも最高
度に難しいものばかりですが、ケンプの演奏だと何の不安もなく音楽を楽しめ
ます。バッハの「シャコンヌ」ではケンプの成長ぶりを伺える陰影を感じさせ、
惹きつけられます。

KKC-5140(SACD-Hybrid) ¥3000
[ACCENT]
ACC 24179
輸入盤・日本語解説書付
ヴィヴァルディ:
(1)四季
(2)チェロ協奏曲ニ長調 RV403
(3)ソナタ「ラ・フォリア」RV63
シギスヴァルト・クイケン(ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ&指揮)
ラ・プティット・バンド
クイケン2度目の「四季」録音は、幻の「ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ」を
独奏楽器に据えた意欲作。ヴィオロンチェロ・ダ・スパラは一般的なチェロ
奏法とは異なり、「スパラ(肩)」という名称通りヴァイオリンのように肩に
掛けて演奏します。音色はふくよかで柔らかく、低弦楽器のわりに繊細な響
きをもつ逸品です。シギスヴァルト・クイケンの名人芸で新しい「四季」像
がうかびあがる画期的アルバムです。

KKC-5138/9(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥4500
[ACCENT]
ACC 24224
輸入盤・日本語解説書付
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド
シギスヴァルト・クイケン率いるラ・プティット・バンドが名作ブランデン
ブルク協奏曲の新録音を行いましたが、これがあらゆる点で同曲演奏に一石
を投じる革命的なものとなりました。まず「肩のチェロ」といわれるヴィオ
ロンチェロ・ダ・スパラを用いていること。さらに管楽器はバルブなしのナ
チュラル楽器、オーケストラはバロック時代の形態通り1パート1人という編
成をとっています。そこから生まれる響きは何と純正、天上の音楽のようです。

KKC-5135/6 2枚組 ¥3500
[Harmonia mundi France]
HMC 902083/4
輸入盤・日本語解説書付
C.P.E.バッハ:チェンバロ協奏曲集
(1)第1番ヘ長調/(2)第2番ニ長調/(3)第3番変ホ長調/
(4)第4番ハ短調/(5)第5番ト短調/(6)第6番ハ長調
アンドレアス・シュタイアー(Cem)
ペトラ・ミュレヤンス(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ
[2010年5月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)]
今もっとも刺激的なチェンバロ奏者アンドレアス・シュタイアー。彼がC.P.E.
バッハの協奏曲集に挑戦しました。共演は彼が全幅の信頼を寄せるフライブ
ルック・バロック・オーケストラなので、これ以上望みようのない最高の組み
合わせと申せましょう。この録音のため事前にコンサートに臨み、万全の態勢
で収録が行われました。エネルギーに満ちた推進力、切れの良いリズム、緩徐
楽章での冴えさど、どこから見ても完璧です。




<ACCETUS MUSIC>
ACC 20224DVD(DVD-Video) ¥2900
ACC 10224BD(Blu-ray) ¥4250
ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリチオーソ, Op. 66
シチェドリン:ピアノとチェロの二重協奏曲「空想の捧げもの」(世界初演)
フランク:チェロとピアノのためのソナタ イ長調
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番変ホ長調Op.70
マルタ・アルゲリッチ&ミッシャ・マイスキー
ルツェルン交響楽団 ネーメ・ヤルヴィ(指)
収録:2011年2月9-10日
ルツェルン・カルチャーコングレスセンター、ライヴ
ボーナス:シチェドリン、アルゲリッチ、マイスキーの世界初演の舞台裏
マルタ・アルゲリッチとミッシャ・マイスキーという豪華アーティストによる
コンサート映像がブルーレイとDVDで発売されます。
注目はなんといっても現代ロシアの重鎮シチェドリンの新作ピアノとチェロの
二重協奏曲「空想の捧げもの」の世界初演映像でしょう。シチェドリンはこの
作品で西洋クラシック音楽の伝統に再び立ち返り、彼自身初のピアノとチェロ
の二重協奏曲を書き上げました。「空想の捧げもの(Romantic Offering)」と
いうタイトルはバッハの「音楽の捧げもの」から影響を受けています。作品は
3つの楽章からなり、「Romantic」という言葉に含まれる「愛」「無限」「欲
望」という意味をシチェドリン自身の作曲技法で作り上げています。
世界初演に至るまでの舞台裏を捉えた特典映像では、シチェドリン、アルゲ
リッチ、マイスキーが作品について語る場面や、リハーサルに立ち会ったシ
チェドリンの様子などが映し出されています。また妻であり現代最高のバレリ
ーナー、マイヤ・プリセツカヤとルツェルンの並木を散歩する映像なども収め
られています。
このコンサート映像には、シチェドリンの作品の他に、後期ロマン派の主要
作品フランク、ドヴォルザーク、そしてネーメ・ヤルヴィ指揮、ルツェルン
交響楽団によるショスタコーヴィチの交響曲第9番が収録されています。ショ
スタコーヴィチを得意とするネーメ・ヤルヴィの豪快に炸裂する会心の演奏
も聴きものです。



<C Major>
70 5708(DVD-Video) 2枚組 ¥4780
70 5804(Blu-ray) ¥5180
字幕:英独仏西
ヘンデル:「テオドーラ」
クリスティーネ・シェーファー(Ms テオドーラ)
ベジュン・メータ(CT ディディムス)
ヨハネス・マルティン・クレンツレ(Br ヴァレンス)
ヨゼフ・カイザー(T セプティミウス)
ベルナルダ・フィンク(Ms アイリーン)
ライランド・デイヴィス(T 使者)
アイヴァー・ボルトン(指)フライブルク・バロックオーケストラ,
ザルツブルク・バッハ合唱団
演出:クリストフ・ロイ
舞台:アネッテ・クルズ
衣装:ウルズラ・レンツェンブリンク
収録:2009年8月,ザルツブルク
「テオドーラ」は、ヘンデルの晩年、1749年に作曲された英語のオラトリオ
で、1759年に亡くなったヘンデルのオリジナルの声楽大作としては「イェフ
タ」の一つ前に位置する作品です。物語は、4世紀初頭のエジプト、アレキサ
ンドリアにいたとされるキリスト教徒テオドーラの殉教の伝説。時はローマ
帝国皇帝ディオクレティアヌスの治世、増大する一方のキリスト教徒に手を
焼いた皇帝は、キリスト教徒を迫害する一方、ローマ人の繁栄のため婦女に
は出産を義務付け、反したら罰則の政策を取っていた。ローマ人貴族の血を
引くテオドーラは、キリスト教に改宗し、信仰に生きるため結婚もせず処女
を通していた。やがてテオドーラにも弾圧の手が及び、彼女は罰として売春
宿に送られる。ところが、やはりキリスト教に改宗した兵士ディディムスが
彼女を救いに現れ、衣装を交換して彼女を逃がしてやる。しかし今度はディ
ディムスが死刑を宣告されてしまい、それを知ったテオドーラは、ディディ
ムスと共に処刑されることを選ぶ、というもの。ヘンデルのオラトリオもほ
ぼこの流れに沿っています。当時のオペラ、オラトリオではハッピーエンド
がお約束だったのにもかかわらず、「テオドーラ」では二人が処刑へ引っ立
てられるという悲劇的結末になっているのが大きな特徴です。しかしその新
機軸が仇となって、1750年3月16日の初演は失敗に終わってしまいました。
今日では、ヘンデル晩年の意欲作としてむしろ高い評価を得ています。
ここに収録されている2009年のザルツブルク音楽祭での上演は、クリストフ
・ロイの演出によるもの。背景に巨大なパイプオルガンを据え、人々は基本
的に黒い簡素な衣装で、売春宿送りにされたテオドーラだけ赤いドレス。こ
の簡素な舞台作りによって、殉教へと向かう弾圧を受ける者の悲しみが静か
に広がる、印象的な舞台になっています。
歌手では、テオドーラを歌うクリスティーネ・シェーファーの集中力のある
歌と、いまやトップ・カウンターテノールとして大人気のベジュン・メータ
のディディムスが絶賛されました。また、テオドーラのキリスト教徒仲間ア
イリーンがベルナルダ・フィンクというのは贅沢な配役です。アイヴァー・
ボルトン指揮のフライブルク・バロックオーケストラは、演出の方向性にあ
わせた抑えの効いた透明な音楽作りで、感動を守り立てています。
晩年のヘンデルの意欲作を、ぜひ鮮明画像でお楽しみください!




<EURO ARTS>
20 58708(DVD-Video) 2枚組 ¥3250
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ
第21番ハ長調「ワルトシュタイン」Op.53、第3番ハ長調Op2-3、
第32番ハ短調Op.111、第13番変ホ長調Op.27-1、第30番ホ長調、
第23番ヘ短調「熱情」Op.57、第14番嬰ハ短調「月光」Op.27-2、
第26番変ホ長調「告別」Op.81a
クラウディオ・アラウ(P)
収録:1970、1977年ベートーヴェン・フェスティヴァル、ボン(ライヴ)
20世紀の巨匠ピアニスト、クラウディオ・アラウ。そのアラウが最も得意とし
ていたベートーヴェンのピアノ・ソナタ8曲を収録。1970年と1977年にベート
ーヴェンの街ボンで開かれたベートーヴェン・フェスティヴァルでの貴重な
ライヴ映像です。
アラウが醸し出す温かな雰囲気は、まるでピアノが呼吸しているように自然に
音楽が響いてきます。ベートーヴェンの作曲の真髄を表現し、作品の奥深い所
まで芸術を追求し続けたアラウならではの世界に引き込まれます。

20 58698(DVD-Video) ¥2180
J.S.バッハ:イギリス組曲ト短調BWV808
ベートーヴェン:エロイカ変奏曲、ピアノ・ソナタ第29番
フリードリヒ・グルダ(P)
収録:1970年ベートーヴェン・フェスティヴァル、ボン(ライヴ)
ジャズに情熱的に取り組み、作曲・即興にも優れ、多彩な活動を続けた20世紀
を代表するピアニスト、フリードリヒ・グルダ。この映像は1970年ベートー
ヴェン生誕200年を記念して行われたベートーヴェン・フェスティヴァルのラ
イヴ映像です。このフェスティヴァルのメイン・アーティストとして登場し
たのがウィーンっ子であるグルダでした。グルダはジャズに傾倒するなど風変
わりな一面もありましたが、彼が最も大きな影響を受けたのはベートーヴェン
の音楽でした。そのベートーヴェンの生誕200年を祝う演奏会でグルダはピア
ノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」を選曲し、生き生きとした躍動感
溢れる演奏を聴かせてくれています。




<naive>
OP 30517 4枚組 ¥2700
ヴィヴァルディ/ビオンディ&エウローパ・ガランテ-スペシャル・ボックス
[CD1](OP569120)
ヴィヴァルディ:四季
録音:1991年
[CD2](OP 3086)
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲集-ヴァイオリン協奏曲ホ短調R281,協奏曲ホ短調R133,
チェロ協奏曲ニ短調R407,ヴァイオリンとオルガンの協奏曲ニ短調R541,
ヴァイオリン協奏曲ヘ長調「聖ロレンツォの祝日のために」R286,
2挺のヴァイオリンのための協奏曲ニ長調R511,
2挺のチェロのための協奏曲ト短調R531
ビオンディ(Vn&指)、
エウローパ・ガランテ、アレッサンドリーニ(オルガン)
録音:1993年4月
[CD3](OP 309004(現状入手不可商品))
ヴィヴァルディ:
弦楽のための協奏曲集-ヴァイオリン協奏曲ハ短調R761,
弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調「マドリガル風」R129,
2挺のヴァイオリンのための協奏曲ト短調R517,
ヴァイオリンとチェロの協奏曲変ロ長調R547,
ヴァイオリン協奏曲ハ短調R202(Op.11-5),
弦楽と通奏低音のための協奏曲変ホ長調「聖なる墓にて」R130,
弦楽と通奏低音のためのシンフォニア ロ短調
「聖なる墓にて(聖墓のそばで)」R169
ファビオ・ビオンディ(Vn) エウローパ・ガランテ
[CD4](OP 30154(現状入手不可商品))
ヴィヴァルディ:
ドレスデン・ソナタ集-ヴァイオリン・ソナタト短調R26,変ロ長調R34,
ハ短調R5,ニ短調R15,ト短調R28/サラバンド ハ長調
ファビオ・ビオンディ(Vn) マウリツィオ・ナッデオ(Vc) 
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb)
録音:1995年11月
ビオンディによるヴィヴァルディ作品の名録音集。単独盤では現在廃盤になっ
てしまっているものも含まれており、ビオンディ発掘、ヴィヴァルディの魅力
発掘、お買い得価格のセットです。Disc3の協奏曲集は長らく廃盤扱いとなっ
ていたもの。「聖なる墓にて」の繊細な響き、沁みる音楽をご堪能下さい。

OP 30516 4枚組 ¥2700
ヴィヴァルディ/アレッサンドリーニ・スペシャル・ボックス
[CD1](OP 30397---この盤のみSACDハイブリッド)
ヴィヴァルディ:聖母被昇天のための晩祷 ハイライト
(アレッサンドリーニによる再現版)
ジェンマ・ベルタニョッリ(S) ロベルタ・インヴェルニッツィ(S) 
アンナ・シンボリ(A) サラ・ミンガルド(コントラルト)
ジャンルカ・フェッラリーニ(T) マッテオ・ベッロット(Br) 
リナルド・アレッサンドリーニ(指)
コンチェルト・イタリアーノ
録音:2003年7月
[CD2](OP 30377)
ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲集(全12曲)
協奏曲イ長調RV159,ト短調RV153,ニ長調RV121, ニ短調RV129,
ト短調RV154,ハ長調RV115,ヘ短調RV143,
ヘ長調RV141,ハ短調RV120,ト短調RV156,イ長調RV158,ニ長調RV123
リナルド・アレッサンドリーニ(指)
コンチェルト・イタリアーノ
録音:2003年2月
[CD3]
ヴィヴァルディ:グローリアRV589、グローリアRV 588、
深紅色で描かれた女RV 642
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb&指) 
デボラ・ヨーク、パトリツィア・ビッチーレ(S) 
サラ・ミンガルド(A)
アンドレア・ミオ(Ob) ガブリエーレ・カッソーネ(Tp) 
コンチェルト・イタリアーノ&アカデミア(合唱団)
録音:2009年3月
[CD4](OP 30451)
ヴィヴァルディ:オリンピアーデRV 725(抜粋)
サラ・ミンガルド(A、クレタ王子リチダ)ほか
リナルド・アレッサンドリーニ(指)
コンチェルト・イタリアーノ
アレッサンドリーニ率いるコンチェルト・イタリアーノの声の妙技、そして
弦楽の協奏曲集はその一糸乱れぬ完璧なアンサンブルに圧倒されどおし!

OP 30515 4枚組 ¥2700
ヴィヴァルディ/スピノージ・スペシャル・ボックス
[CD1](OP 30453)
ヴィヴァルディ:(1)主が家を建てられるのでなければ(Nisi Dominnus)RV608
十字架にはりつけつけられ(Crucifixus)-クレド ト長調RV 592より 
(3)スターバト・マーテルRV 621
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)
アンサンブル・マテウス,
フィリップ・ジャルスキ(カウンターテナー)
 マリー=ニコル・ルミュー(アルト) 録音:2007年7月
[CD2](OP 30371)
ヴィヴァルディ:
リコーダー協奏曲集-夜 フルート協奏曲Op.10より
(第1曲へ長調「海の嵐」R433,第2曲ト短調「夜」R439,
第3曲ニ長調「ごしきひわ」R428),リコーダー協奏曲ハ短調R441,
フラウティーノ協奏曲ト長調R443,フラウティーノ協奏曲ト長調R312
セバスチャン・マルク(BFl) 
ジャン=クリストフ・スピノージ(指,Vn) 
アンサンブル・マテウス
録音:2000、2001年
[CD3]
ヴィヴァルディ:「怒れるオルランド」(ハイライト)
マリー=ニコル・ルミュー(Ms オルランド) 
ジェニファー・ラーモア(Ms アルチーナ)
ヴェロニカ・カンヘミ(S アンジェリカ) 
フィリップ・ジャルスキ(CT ルッジェーロ) 
ロレンツォ・レガッツォ(Bs アストルフォ) 
アン・ハレンベルク(ブラダマンテ) 他,
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)
アンサンブル・マテウス,レゼレモン合唱団
[CD4]
ヴィヴァルディ:歌劇「忠実な(貞節な)ニンファ」RV714
サンドリーヌ・ピオー(S,リコリ) ヴェロニカ・カンヘミ(S,モラスト) 
マリー=ニコル・ルミュー(コントラルト、エルピーナ) 
ロレンツォ・レガッツォ(B、オラールト) 
フィリップ・ジャルスキ(カウンターテナー、オズミーノ)
トピ・レーティプー(T、ナレーテ) 
サラ・ミンガルド(コントラルト、ジュノーネ)
 クリスティアン・セン(バス=バリトン、エオーロ) 
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)
アンサンブル・マテウス,
録音:2008年4、5月
ヴィヴァルディの縦ノリのリズムを鮮やかに聴かせるスピノージのボックス
セット。

V 5271 4枚組 ¥2700
ロシア魂
[CD1](V 5068)
(1)ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」 (2)チャイコフスキー:交響曲第4番
トゥガン・ソヒエフ(指揮)、トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団
録音:2006年7月
[CD2](OP 30386)
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84
スクリャービン:
ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調Op.23,同第9番ヘ長調「黒ミサ」Op.68
ラフマニノフ:前奏曲第10番ニ長調Op.23-4
ソコロフ(ピアノ)録音:1984、1988年
[CD3](V 5025)
ショスタコーヴィチ:
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 Op.77 (2)同第2番嬰ハ短調 Op.129
セルゲイ・ハチャトリャン(Vn) 
クルト・マズア(指)
フランス国立管弦楽団、録音:2006年7月
[CD4](V 4666)
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ホ短調 Op.40
プロコフィエフ:アダージョ Op.97bis(バレエシンデレラより)、
ピアノ・ソナタ ハ長調 Op.119、バラードOp.15
ソニア・ヴィーダー=アサートン(チェロ)、ロラン・カバッソ(ピアノ)
録音:1992年9月
ソコロフ、ソヒエフ、ハチャトリャン、ソニア・ヴィーダー=アサートンと、
魅力の歌を聴かせる演奏者の秀演がぎゅぎゅっと詰まったボックス。




<Classic Concert>
[管楽器特集]
CCR 62032 ¥1980
(1)ヨーゼフ・ホロヴィッツ(1926-):クラリネット・ソナタ
(2)ヴェルディ:リゴレット幻想曲(ルイージ・バッシ)
(3)ヴェルディ:トラヴィアータ幻想曲(ドナート・ロヴレーリオ)
(4)C.P.Eバッハ/ペーター・ヴェーゼンアウアー(1966-):フェルディジェット
(5)ストラヴィンスキー:3つの小品
(6)フランセ:主題と変奏
(7)ドビュッシー:クラリネットのための第1狂詩曲
(8)ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調Op.3-2、道化師Op.3-4
(9)マーク・グレンワース(1960-):ギルバートのためのブルース
フェルディナント・シュタイナー(Cl)ミヒャエル・ヴァインガルテン(Pf)
(1)ファウスト・クインタバ(Pf) 
(4)(9)アンドレアス・シュタイナー(Perc,Drums) 
(4)イバイロ・ヨルダノフ(Cb)
シュタイナーは1970年生まれ、ウィーン音楽大学でペーター・シュミードルら
のもとで学び、現在、ザルツブルク・モーツァルテウム管等のソリストを務
めている。

CCR 62029 ¥1980
(1)ジュール・デメルスマン:オリジナル主題による幻想曲
(2)クライスラー:愛のかなしみ、愛の喜び、美しきロスマリン
(3)エルヴィン・シュルホフ:ホット・ソナタ
(4)ラヴェル:ハバネラ形式の小品
(5)フランセ:5つの異国風舞曲
(6)ペドロ・イトゥラルデ(1929-):小さなチャルダシュ
(7)ルディ・ヴィードーフ(1893-1940):Sax-O-Phun、サクソフォビア
(8)M.L.レイク(1879-1955):ヴィードーフのルバート
ヤン・シュルテ-ブネルト(Sax) フローリアン・フォン・ラドヴィツ(Pf)
シュルテ-ブネルトは1976年生まれ。ベルリン芸術大学、アムステルダム 
スヴェーリンク音楽院でアルノ・ボーンカムプらのもとで学んだ。
ペドロ・イトゥラルデはスペインのもっとも有名なJAZZ Sax奏者。ヴィード
ーフはSaxphone演奏史上のパガニーニのような名人。

CCR 62024 ¥1980
(1)フランソワ・ボルネ(1840-1920):カルメン幻想曲
(2)ライネッケ(1824-1910):
フルート・ソナタ ホ短調 Op.167「ウンディーネ」
(3)クーラウ(1786-1832):
ウェーバーの「オイリアンテ」の主題による序奏と変奏曲
(4)ドゥヴィエンヌ(1759-1803):フルート・ソナタ ヘ長調
ガブリエレ・ヘン(Fl)
スヴェン-イェルク・シュヌーア(Pf)
ブエノスアイレス生まれ、南ドイツ在住の美形フルート奏者、ガブリエレ・
ヘンが古典派、ロマン派、近代のフルートの名曲、難曲を華麗に吹きまくっ
ております。

CCR 62033 ¥1980
(1)スティーヴン・イェーツ(1957-):カント、ソルフェッジエートVII,III
(2)アンドリュー・フォード(1957-):d’amore
(3)トム・ロビン・ハリス(1941-):チェンバロ独奏のための2つの楽章
(4)エドウィン・マクリーン(1951-):霊感(2005)
(5)ジョン・メイローズ(1975-):ヴィヴァルディアーナ(2004)
(6)ロス・エドワーズ(1943-):Yanada(1999),Ulpirra
(7)カスパー・ブルックス(1960-):5つの鐘
(8)クリス・ラストヴィツカ(1973-):Laska
ジェフリー・ブルジェス(baroque Ob)
エレーヌ・フナロ(Cemb)
バロック・オーボエとチェンバロによる現代音楽のユニークな響きをお楽し
みください。
ブルジェスはレ・ザール・フロリサンで20年以上にわたりオーボエを演奏し、
現在はバロック・オーボエの権威としてグローヴ新音楽事典の編纂にも携わっ
ている。

CCR 62056 ¥1980
(1)ヴィヴァルディ:
フルート協奏曲ハ長調 RV443
フルート協奏曲ト短調 RV439「夜」
フルート協奏曲ニ長調 RV90「ごしきひわ」
フルート協奏曲ハ短調 RV441
(2)ピアソラ:タンゴの歴史(ホセ・カルリ編曲)
マリア・ルース(Fl dolce)
トーマス・フェオドロフ(指)アンサンブル・プリスマ
古楽アンサンブルとリコーダーのピアソラが実に新鮮な響きです。




<EURO ARTS>
20 58628(DVD-Video) ¥2900
字幕:仏英独蘭
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」
トルステン・ケルル(T サムソン)
マリアンナ・タラソワ(Ms デリラ)
ニコラ・ミヤイロヴィッチ(Br ダゴンの大祭司)
ミルコ・ボロヴィノフ(Bs アビメレク)
タイル・ファヴェイツ(Bs ヘブライの老人)
ガイス・ヴァン・デア・リンデン(T 伝令) ほか
トマーシュ・ネトピル(指)
フランダース歌劇場交響楽団,合唱団
演出:オムリ・ニツァン,アミル・ニザル・ズアビ
装置、衣装:アシュラフ・ハンナ,アミル・ニザル・ズアビ
収録:2009年5月8日,アントワープ
たいへんに注目の映像が登場です。ベルギーのフランダース歌劇場で上演さ
れたサン=サーンスの「サムソンとデリラ」です。「サムソンとデリラ」と
いえば、デリラの有名なアリア「あなたの声に私の心は開く」やバッカナー
ルに代表されるように、官能性とエキゾティズムが特徴で、普段ははそこば
かりが強調されがちです。しかしこのフランダース歌劇場での上演では、イ
スラエル人演出家オムリ・ニツァン(語り草になっているサントリーホール
でのヴェルディ「ナブッコ」で演出をした人)と、パレスチナ人演出家アミ
ル・ニザル・ズアビの二人が共同で演出を担当、結果、現代のパレスチナ人
問題に鋭くメスを入れた舞台になっています。ここでは、ヘブライの民がパ
レスチナ人、ペリシテ人がイスラエル人と、構図を完全に逆転。したがって
サムソンはパレスチナ人の指導者です。冒頭、社交ダンスを楽しむ上流階級
の人々を奥に、貧しい身なりのパレスチナ人が嘆き、その中からサムソンが
声を上げると、上流階級の人々が露骨に嫌な顔をして去っていく、という場
面だけでも、かなり挑発的。アビメレクは白い制服のイスラエル軍人、ダゴ
ンの大祭司は黒い背広姿のイスラエルの政治家。デリラは金だけを信じる娼
婦。こうなると幕切れは当然の事態へと向かいます。この舞台の衝撃がいか
に大きかったかは、ベルギーで賛否両論になったのみならず、米国でもニュ
ーヨークタイムズがわざわざ記事に取り上げたことでも分かります。
刺激的な舞台に目が奪われがちな映像ですが、音楽面での充実も特筆せねば
なりません。このオペラはサムソンに存在感がないと始まりませんが、今も
っとも脂の乗っているヘルデンテノール、トルステン・ケルルのサムソンが
圧倒的。張りのある逞しい声はもちろん、虐げられたものの屈折感まで見事
に表現、歴代の偉大なサムソン歌手と比較しても十分立派なサムソンです。
デリラは、ロシア、サンクトペテルブルグ出身のメッゾソプラノ、マリアン
ナ・タラソワ。近年活躍が著しく、2008年3月、新国立劇場での「アイーダ」
でアムネリスを歌っていました。ダゴンの大祭司のニコラ・ミヤイロヴィッ
チは、1973年、セルビア、ベオグラード生まれのバリトン。太く押しの強い
バリトンの声と立派な体格で、堂々とした存在感があります。さらに今人気
沸騰中のチェコの指揮者、トマーシュ・ネトピルが、切れば血が噴き出すよ
うな鮮度の高い音楽を生み出し、サン=サーンスが当時としてはかなり斬新
な音楽を書いていたことを改めて実感させてくれます。
陳腐化していた「サムソンとデリラ」に、逆転の発想で刺激を与えたこの舞
台、これは見逃せません!

20 53798(DVD-Video) ¥2900
字幕:伊英独仏西
ヘンデル:「セルセ」
ポーラ・ラスマッセン(Ms セルセ)
イサベル・バイラクダリアン(Ms ロミルダ)
サンドリーヌ・ピオー(S アタランタ)
アン・ハレンベリ(Ms アルサメーネ)
パトリシア・バードン(Ms アマストレ)
マルチェッロ・リッピ(Bs アリオダーテ)
マッテオ・ペイローネ(Bs エルヴィーロ)
クリストフ・ルセ(指)レ・タラン・リリク,
ルートヴィヒスハーフェン合唱団
演出:ミヒャエル・ハンペ
収録:2000年6月2、3日、ドレスデン
以前、他2作品と併せてセットになっていた「セルセ」のDVDが単売になりま
した。「オンブラ・マイ・フ」で有名なヘンデルのイタリアオペラ「セルセ」
の初映像として非常に話題になったものです。ラスマッセン、バイラクダリ
アン、ピオー、ハレンベリ、バードンと、ヘンデルを得意とする女性歌手が
ずらりと並び、それをバロックオペラの雄、ルセが指揮、ヘンデルのオペラ
の醍醐味がたっぷりの音楽になっています。ハンペの、堅実かつ知的な視点
の冴えた演出も見ものです。




<ELOQUENTIA>
EL 1125 ¥2380
J.S.バッハ:フーガの技法(ヴィオラ・ダ・ガンバ四重奏による)
SIT FAST(ヴィオール・コンソート)酒井淳、
イサベル・サン=イヴ、トマ・ドゥ・ピエルフ、ジョス・チートハム
ヴィオラ・ダ・ガンバ特有の、肌にぴたりと吸いつくような音色で聴く、
フーガの技法。ヴィオラ・ダ・ガンバによるフーガの技法といえば、フレッ
トワークの名盤がありますが、あちらは6重奏。こちらの盤は4重奏による
フーガの技法です。冒頭の主題提示から、ヴィオラ・ダ・ガンバのなめらか
で吸いつくような音色が鮮烈に耳に響きます。バッハが腕によりをかけて書
いたフーガの緻密建築作品を、4人の奏者がしっとりと見事に空間に描いて
いきます。
SIT FASTのFASTは、スピードとは何の関係もない言葉。「しっかりと座りな
さい」、ひいては「油断するな」、「心してかかれ」、といったような意味
のアンサンブルです。メンバーの酒井はルセ率いるレ・タラン・リリクでも
研鑽を積んだ75年生まれの奏者。チートハムはラ・フォル・ジュルネ音楽祭
にも来日、PARADIZOレーベルからリリースもある実力派。個性豊かなメンバ
ーによる魅惑の音色のアンサンブルをたっぷりと味わいながら聴きたい1枚
です。

EL 1127 ¥2380
カルミナ・ブラーナ(中世版-ルネ・クレマンシック校訂の現代譜に基づく)
エマニュエル・ボナルド(指)
アンサンブル・オブシディエンヌ
録音:2010年8月
カルミナ・ブラーナといえばオルフですが、オルフはこの中世に生まれたカ
ルミナ・ブラーナ(中世の吟遊詩人らによって書かれた詩の集大成、節をつけ
てうたわれ、通常楽器伴奏も伴う)に衝撃を受けて作品を書きました。中世
の詩人たちによって書かれた詩には、ワインのこと、恋のこと、ちょっぴり
の宗教性を感じさせるもの、ちょっぴりいやらしい性的なものなど実に様々
な内容のものが含まれます。ジョングルール(吟遊詩人)の集まりであると
名乗るこのアンサンブル・オブシディエンヌは、カルミナ・ブラーナのエッ
センスともいえる名曲をセレクト、伴奏の楽器も当時の楽器にちかいものを
採用、男声女声の設定も作品の内容や雰囲気にあわせて為されています。実
に様々な内容の歌たちを、鮮やかによみがえらせて聴かせます。




<ORFEO>
ORFEO 829112 2枚組(1枚価格) ¥2450
[CD 1]
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
バイバ・スクリデ(Vn)
サカリ・オラモ(指揮)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2009年1月29日ストックホルム、コンサート・ホール(ライヴ・デジタル)
[CD 2]
・ブラームス / ヨーゼフ・ヨアヒム編:ハンガリー舞曲集WoO 1(全21曲)
バイバ・スクリデ(Vn) ラウマ・スクリデ(P)
録音:2010年11月7-9日ミュンヘン、グリュンヴァルト、
アウグスト・エファーディング・ザール(セッション・デジタル)
(バイエルン放送との共同制作)
1981年ラトヴィアのリガに生まれ、2001年にエリザベート王妃国際コンクー
ルのヴァイオリン部門で第1位に輝いたバイバ・スクリデ。すでにコンサート
とレコーディング双方で着実にキャリアを重ねていますが、コンクール制覇
以来10年の節目にあたる2011年、ORFEOよりあらたなスタートを切ることにな
りました。記念すべき専属リリース第1弾はブラームス。2009年にライヴ収録
された「ヴァイオリン協奏曲」と、2010年に妹ラウマ・スクリデとデュオを
組み、セッション録音した「ハンガリー舞曲集全曲」という豪華2本立ての
ラインナップです。




<harmonia mundi France>
HMD 9909028(DVD-Video) 2枚組 ¥4500
HMD 9809028(Blu-Ray) ¥5150
字幕:英独仏
ヘンデル:「ベルシャザル」
ケニス・ターヴァー(T ベルシャザル)
ローズマリー・ジョシュア(S ニトクリス)
ベジュン・メータ(CT サイラス)
クリスティーナ・ハマーストレム(Ms ダニエル)
ニール・デイヴィス(Br ゴブライアス)
ルネ・ヤーコプス(指)ベルリン古楽アカデミー,RIAS室内合唱団
演出:クリストフ・ネル
収録:2008年7月,エクサン・プロヴァンス
ヤーコプスのヘンデルがついに映像になりました!2008年7月に、エクサン
・プロヴァンス音楽祭で上演された「ベルシャザル」です。「ベルシャザル」
は1744年に作曲されたオラトリオで、英語で歌われます。初演は1745年3月27
日に行われました。ヘンデルのオラトリオは演奏会上演を前提としています
が、多くのオラトリオは物語性が強く、この「ベルシャザル」も十分舞台上
演が可能な程度です。物語は、名高いペルシャの王キュロスによる新バビロ
ニア王国滅亡に基づいており、旧約聖書のダニエル記などに描かれているエ
ピソードから台本が作られています。ベルシャザルとは、新バビロニア王国
最後の王の王子で、ここでは王として描かれています。
ヤーコプスがヘンデルを指揮すると熱が入るのが常です。ここでも音楽はじ
つにダイナミックで、ヘンデルならではの生々しい感情描写が存分に楽しめ
ます。もちろん歌手も高水準。中でもサイラスのベジュン・メータ、至難な
アリアも惚れ惚れするほど見事に歌い切り、圧倒的。さらに近年モーツァル
ト、ロッシーニのテノールとして活躍する米国のテノール、ケニス・ター
ヴァーのベルシャザル、英国の美声古楽ソプラノ、ローズマリー・ジョシュ
アのニトクリス、スウェーデン出身でやはり古楽畑で活躍するクリスティー
ナ・ハマーストレムの神秘的なダニエル、そしてヤーコプスが「メサイア」
のソリストにも起用したウェールズのバス=バリトン、ニール・デイヴィス
のゴブライアスと、ヤーコプスらしいこだわりの強い配役です。
演出のクリストフ・ネルは、1944年、シュトゥットガルト生まれの、今非常
に人気のある演出家です。ここでは、様式化された城壁を広げた舞台に、古
代風の衣装と現代風の衣装を混ぜ込んだ舞台作りをしており、楽しめる舞台
になっています。
「ベルシャザル」のDVDは初めて、もちろんBlu-Rayでも初めて。鮮明映像で
ヤーコプスのヘンデルをお楽しみください!




<Hungaroton>
HCD 32654/5 2枚組 ¥4160
グレゴール・ヨーゼフ・ヴェルナー:音楽カレンダー
1月に/2月に/3月に/4月に/5月に/6月に(水無月)/7月に(乾草月)/
8月に/9月に(秋月)/10月に(酒月)/11月に(冬月)/12月に(降臨月)
バラージ・マーテー(指)
アウラ・ムジカーレ
グレゴール・ヨーゼフ・ヴェルナー(1693-1766)はバロック末期から初期古典
派のオーストリアの作曲家。エステルハージ候の宮廷楽団を高い水準に引き
上げましたが、ハイドンに引き継がれたことを逆恨みし、陰口を言いまくり
「へぼ歌作り」とまで罵倒したサイテーさで音楽史に名を留めています。典
型的な「負け組」作曲家で、今日その作品を聴く機会はほとんどありません
が、「音楽カレンダー」は一年12カ月を描写したもので、ヴィヴァルディの
「四季」に匹敵する巧みさに満ちています。各月は4-5曲の小品から成り、
それぞれに季節感あふれるタイトルが付いています。いろいろなBGMにもピッ
タリで、非常に日本人好みと申せましょう。アウラ・ムジカーレはハンガリ
ーを代表する古楽器団体。

HCD 32691 ¥2080
シャーンドル・ヴェレシュ:
(1)弦楽四重奏曲第1番(1931)
(2)同第2番(1937)
(3)弦楽三重奏曲(1954)
アンサンブル・デ・ゼキリブル
【アニエス・ピカ、セシル・グイロン(Vn)、マガリ・ドムセ(Va)、
ヤンニク・カリエ(Vc)】
世界初録音。シャーンドル・ヴェレシュ(1907-1992)は交響曲第1番を皇紀
2600年に献上したことで、日本人には特別な存在です。彼の弦楽四重奏曲は
世界初録音ですが、バルトークの傑作を思わす辛口の作風で、ハンガリー弦
楽四重奏史上の重要作に数えられます。戦後の弦楽三重奏曲は十二音技法に
基づく野心作。2006年創設のフランスの弦楽四重奏団アンサンブル・デ・ゼ
キリブルは、同時代の知られざる作品の開拓に力を入れる実力派。

HCD 32671 ¥2080
ベンダ兄弟:フルートソナタ集
(1)ゲオルク(イジー)・ベンダ:
フルートソナタ ヘ長調/変ロ長調/イ長調/ト長調
(2)フランツ(フランティシェク)・ベンダ:フルートソナタ ニ長調/ホ短調
ヴェロニカ・オロシュ(Fl)、コウシャイ・マハディ(バロックVc)、
アンゲリカ・チズマディア(Cem)
ボヘミアの音楽一族ベンダ家からは多くの作曲家が輩出されていますが、な
かでもフリードリヒ大王に仕えたフランツ(1709-1786)と、その弟で教会音楽
とメロドラマの作曲で知られたゲオルク(1722-1795)のフルートソナタ集。独
奏者オロシュはフランツ・リスト音楽院でローラーント・コヴァーチとヤー
ノシュ・バーリントに師事、数々の室内楽コンクールに入賞した実力派。現
在ブダペスト・コンチェルト管の第一奏者を務めています。

HCD 32683 ¥2080
エルケル:合唱曲集
(1)ハンガリー国歌/(2)第1ハンガリー王国国歌/(3)輪舞/(4)歌手の行進
/(5)誰のために杯を干すか/(6)あなたがくれるなら、結婚するわ
(7)ペスタロッチの記念年祝典のための合唱曲/(8)熱望して/(9)死へ
(10)第2ハンガリー王国国歌/(11)イシュトヴァーン王-歌劇の合唱曲
(12)ハンガリー・カンタータ
サビナ・シュネーレル(Sop)、メルセデス・ハイム(コントラルト)、
バマ・コヴァーチ、シャーンドル・ケチケーシュ(Ten)、
ヤーノシュ・ファートライ、ラースロー・イェクル(Br)、
デメテル・ピンテール(Bs)、ベーラ・バルトーク男声合唱団、
ペーチ大学女声合唱団、ムジカ・ノストラ女声合唱団、
イシュトヴァーン王歌劇合唱団、MAV交響楽団、
タマーシュ・ラクネル、アーコシュ・ショモジヴァーリ(指)
フェレンツ・エルケル(1810-1893)はリストと同時期のハンガリーの作曲家。
本領はオペラですが、何と言ってもハンガリー国歌の作曲者として記憶され
ます。ここではハンガリーの合唱団が、主に彼の愛国的な作品をとりあげて
いますが、さすがの巧さと熱い思いが感動的。ハンガリー色濃厚な国歌も本
当に名作と聴き惚れてしまいます。

HCD 32574 ¥2080
レンドヴァイ:
(1)天国-ヨハネの黙示録より(2004)
(2)レクイエム(2003)
ラースロー・イェクル(Bs)、イングリート・ケルテシ(Sop)、
ラースロー・ティハニ(1)、ラースロー・コヴァーチ(2)(指)
MR交響楽団、同合唱団
カミルロー・レンドヴァイ(1928-)はフランツ・リスト音楽院名誉教授を務め
る長老作曲家。主にオペラで知られますが、宗教曲も胸に迫るもののある逸
品です。

HCD 32484 ¥2080
ティハニ:空想旅行
(1)エンバンクメント埠頭からの帰り道/(2)夜の節々/(3)海王星通過
(4)衛星トリトン/(5)アティス/(6)マーラーの不思議な角笛
アンサンブル・インターモデュレーション(1)(4)(6)、
ジグモンド・サットマリー(Org)(2)、ガーボル・エックハルト(Pf)(3)、
ジェルジ・ラカトシュ(Fg)(4)、ペーテル・ショモジ(Vn)(5)、
アンドレア・メラート(Ms)(6)、ゾルターン・メジェシ(Ten)(6)
ラースロー・ティハニ(1956)は、ハンガリーの中堅作曲家。このアルバムは
聴き手を約1時間の空想旅行に誘う好企画。ショルティ未亡人と散策したロン
ドンのエンバンクメント埠頭に始まり、ティハニ幼少期の悪夢の思い出から、
宇宙に出て、ピアノ独奏による海王星と、ファゴットが主役の衛星トリトン
を巡った後、時空を超えて古代ギリシャのアティスに会い、さらに20世紀初
頭でマーラーにも会います。ここでは、詩集「子供の不思議な角笛」になか
でマーラーが作曲しなかった詩に附曲するという興味深い試みを行っていま
す。

HCD 32594 ¥2080
メッセージ-ハンガリー若手作曲家たちによるツィンバロン作品集
(1)イローナ・メシュコー:水車小屋の歌/3つの小品/ポエジー
(2)ペーテル・ゾムボラ:前奏曲/インスチチューチオI/A
(3)マーテー・ベッラ:メッセージ/メッセージ02
(4)バラージュ・ホルヴァート:
砂利道-Z.イェネイ65周年のために/さらなるシリーズ
(5)ダーニエル・ディニェーシュ:序曲、エアとドゥーブル
(6)マールトン・ケレークフィ:ラプソディ
ベアータ・モーリ(ツィンバロン)
ハンガリーの民俗楽器ツィンバロン。ここでは6人のハンガリーの若い作曲家
たちが、ツィンバロンの効果と可能性に着目して書き下ろした新作を集めて
います。演奏はモデルばりの美貌を誇るハンガリーの女流ツィンバロン奏者
ベアータ・モーリ。いずれもモーリのために書かれ、名人芸と不思議な表現
力を発揮させています。

HCD 32636 ¥2080
バラッシャ:室内管弦楽曲集
(1)序曲と情景 Op.103(2008)/(2)セゲド協奏曲 Op.88(2004)/
(3)夏の音楽 Op.89(2004)/(4)ナプヘジへのハイキング Op.81(2003)
ベーラ・ドラホシュ(Fl)(3)、
リハルト・ヴェニンゲル(指)ヴェイネル・レーオ室内管弦楽団(1)(2)、
ベーラ・ドラホシュ(指)ブダペスト・ストリングス(3)(4)
シャーンドル・バラッシャ(1935-)は現代ハンガリー作曲界を代表する大物の
ひとり。彼が2003-2008年に作曲した新作オーケストラ曲を集めたアルバムの
登場です。バロック、古典派の音楽形式をふまえつつ、ハンガリーの民族色
や独特の調性感を示しています。

HCD 32651 ¥2080
ファルカーシュ:ハープ作品集
(1)ハープ小協奏曲(1937/1994)/(2)古いハンガリーの旋律(1937)
(3)ソナチネ(1972)/(4)羊飼いの踊り(1975)
(5)シェイクスピアの「十二夜」4つの歌(1954-83)
(6)シェイクスピアの「お気に召すまま」組曲(1939-69)
(7)4つの前奏曲(1987)/(8)アレグロ・インペトゥオーソ(1991)
(9)17世紀のハンガリー舞曲集(1939-69)
メリンダ・フェッレタール(Hp)、クリスティナ・コーニャ(Sop)(5)、
ペーテル・ショモジ(Vn)、バラージュ・トート(Va)(6)、
ベーラ・ドラホシュ(指)
ブダペスト・コンチェルト管弦楽団(1)
フェレンツ・ファルカーシュ(1905-2000)は20世紀ハンガリーの大作曲家の
ひとり。ハンガリー人の手による最初のハープ協奏曲は、第2次世界大戦で
パート譜が消失したため、1956年から新しい伴奏を作り直し、約半世紀後に
完成しました。そのほか、古い伝承舞曲の改編やシェイクスピア劇の付随音
楽まで多彩かつ美しく効果的なものとなっています。独奏のメリンダ・フェ
ッレタールはモスクワ音楽院でヴェラ・ドゥーロワに師事した名手。現在は
セゲド音楽院で教鞭もとっています。

HCD 32656 ¥2080
シュガール:
(1)礼拝堂の2つの花/(2)寸法/(3)虎(ブレイク詩)/(4)思い出/(5)派動
(6)万華鏡/(7)5つの練習曲/(8)エレクトロカリナ/(9)ティリンコーの歌
(9)ミニコンサート
リグヌム木管三重奏団(1)、チャバ・クレニャーン(Cl)、
アンタル・バビッツ(コントラナス・クラリネット)(2)、
ズザーンナ・ミンドセンティ(指)ムジカ・ノストラ合唱団(3)、
ジェルジ・ラカトシュ(Fg)(4)、イシュトヴァーン・マトゥズ(Fl)、
シャム・グリュシュ(ベースギター)、
ベーラ・ファラゴー(シンセサイザー)(5)、ガーボル・エックハルト(Pf)(7)、
マールク・ヒュレプ(オカリナ(8)、ティリンコー(9))、
ミクローシュ・シュガール(指)合奏団(8)、
イシュトヴァーン・ホルヴァート(電子機器)
フンガロトン・レーベルが力を入れる作曲家ミクローシュ・シュガール
(1952-)。このアルバムのほとんどの作品が、アコースティック楽器を電子
機器で増幅して、独特の効果を生んでいます。バス・クラリネットのための
「寸法」など、ちょっと聴くとモンゴルのホーミみたいです。

HCD 32619 ¥2080
ジグモンド・サットマリー:
(1)ヤヌシュ/(2)管弦楽のための3つの小品/(3)談話/(4)弔辞/(5)振動
イーディコー・チェルナ(Sop)、エッケハルト・アベレ(Br)、
アニコー・カタリナ・サットマリー(Vn)、
フランク・サットマリー=フィリピッチュ(Trb)、
ジグモンド・サットマリー(Org、指揮)
MR交響楽団、同合唱団
今日最も優れたオルガン奏者のひとりジグモンド・サットマリー(1939-)は、
即興演奏の名手という点からもわかる通り、ひとかどの作曲家でもあります。
当アルバムは彼のオーケストラ曲をあつめた本格的な作品集。独唱、合唱も
含む大編成の大曲に彼の構成力が発揮されています。サットマリー自身、作
曲家のほか指揮者、オルガン奏者としても参加しています。

HCD 31392 ¥2080
シャーリ:接近と離反
ラースロー・シャーリ(Pf, Org, Acc, Perc, 口笛)、
アンドラーシュ・ペテチ(朗読、Perc)、
バーンク・シャーリ(Org, Harm, Pf)
1990年発売のアルバムの再発。ハンガリーの詩人アンドラーシュ・ペテチの
詩に、ミニマル・ミュージックのラースロー・シャーリ(1940-)が作曲した
もので、クラシックというよりポップス調のオシャレな出来となっています。
ちなみにシャーリは1996年3カ月東京に滞在し、日本の伝統音楽や芸能を研究
したそうです。




<audite>
AU 97538 ¥2250
「ホルンとピアノのためのフランス音楽」
・サン=サーンス:ロマンス ヘ長調Op.36(1874)
・ジャン=ミシェル・ダマーズ(b.1928):ホルンとピアノのためのソナタ
・サン=サーンス:ロマンス ホ長調Op.67(1885)
・ジャン=ミシェル・デュファイエ(b.1932):ホルンとピアノためのALPHA
・プーランク:エレジー
・デュカス:ヴィラネル
グリエルモ・ペッラリン(Hrn ; パクスマン・モデル20M)
フェデリーコ・ロヴァート(P ; スタインウェイ・モデルD)
録音:2009年7月10-13日イタリア、トレント、
フィエーラ・ディ・プリミエーロ(セッション・デジタル)
ローマの聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団首席ホルン奏者ペッラリンが、
目の覚めるテクニックで聴かせるホルン作品集。このジャンル屈指の名曲&
難曲「デュカスのヴィラネル」をはじめ、ナチュラル・ホルンからヴァルヴ
式ホルンにかけての発展過程で、独自の発展を遂げたフランスのホルン作品
を取り上げています。
なかでも、アルバム独自のカラーを打ち出しているのが、20世紀前半に生ま
れたダマーズとデュファイエの作品。初録音となるダマーズのホルン・ソナ
タは、ワーグナーの「ジークフリート牧歌」の第1主題の引用とおぼしきテー
マが第1楽章で何度も現われたり、主題と変奏の形式によるアンダンテでは、
リズムのせいか、ややジャズ風の香りを漂わせたりするのが特徴的。
デュファイエのALPHAは1973年にパリ音楽院のホルン最終試験用に書かれた
課題曲。2オクターヴ以上に及ぶ半音階パッセージ、タンギングつきのロン
グ・トーン、さらに超低音域を吹かせたりするいっぽうで、最後のレントの
セクションでは、ただピアノはさまざまな和音を鳴らすだけなのに、ホルン
には自由な表現を要求したりと、まさしく実力をこれでもかと試してくるか
なりの難曲で、こちらもまた、ジャズのエッセンスを取り入れた内容が聞か
れます。




<harmonia mundi>
「ルソン・パティキュリエ」(個人レッスン)シリーズ第2弾の御案内

HMD 9909040(DVD-Video) ¥2450
ニキタ・マガロフ(ピアノ)-プライベート・レッスン
【監督:ミシェル・フォラン】
(1)ショパン:バラード第2番(生徒:パトリシア・パニー)
(2)ムソルグスキー:展覧会の絵(生徒:フィリップ・カッサール)
(3)シューベルト:
ピアノ・ソナタ第17番「マリアの苦しみにのせて」D.632
(生徒:フィリップ・カッサール)
(4)シューベルト:即興曲第2番 変ホ長調 D899(生徒:坂上博子)
(5)シューマン:夢のもつれ(幻想小曲集より)(生徒:フィリップ・カッサール)
(6)ストラヴィンスキー:タンゴ(マガロフ自身の演奏)
(7)ショパン:舟歌(マガロフ自身の演奏)
放送:1989年
これは貴重!洗練の巨匠、ニキタ・マガロフのレッスン。マガロフは演奏者
としても優れた功績を残していることは言うまでもありませんが、教師とし
てもアルゲリッチをはじめ、ルイサダにも影響を与えるなど優れた弟子を育
てています。レッスン風景を見ていると、マガロフの高貴な人格と音楽性が
滲みでており、まさに「音楽家」の姿がここにあると感じます。ショパンの
権威として名高いマガロフ、ショパン作品のレッスンでは、テンポ設定、左
手の扱いの重要さを説きます。ちょっとしたお手本を示しながら話すのです
が、そのお手本演奏がとにかく巧い!引き込まれてしまいます。「君のテン
ポは速すぎるよ」「エスプレッシーヴォに」「君のフォルテは強すぎるよ」
という指示の語り口もなにもかも、実にエレガントで洒脱。マガロフが高貴
なる家柄の出であることも多いに納得です。レッスン場所は雰囲気溢れる
ジュネーブ湖畔のマガロフの自宅。レッスンに訪れる生徒をまず奥様(シゲ
ティの娘)があたたかく迎え入れる姿も印象的です。室内には畏友リパッティ
の写真などが飾られています。楽譜に書かれていること、テキストを尊重す
ることの大切さなどを語ったドキュメンタリーをはさみながら、マガロフの
高貴なる人格溢れるレッスンが続きます。マガロフの演奏姿からは気品が滲
みでています。マガロフに魅了されてしまいます。

HMD 9909036(DVD-Video) ¥2450
ケネス・ギルバート(オルガン、チェンバロ)-プライベート・レッスン
【監督:ミシェル・フォラン】
(1)J.S.バッハ:イタリア協奏曲より第1楽章
(2)J.S.バッハ:パルティータ 第4番 ニ長調 BWV 828より序曲
(ギルバート自身による演奏)
(3)F.クープラン:空想にふける女(La Visionnaire)(ボーモン)
(4)F.クープラン:さまよう亡霊たち(Les Ombres errantes)(ボーモン)
(5)F.クープラン:パッサカイユ(ギルバート自身による演奏)
(6)フローベルガー:ファンタジー(ボーモン/オルガン)
放送:1990年
ギルバートは音楽の勉強を始めた時からチェンバロ一筋。少年の時に聴いた
チェンバロの音色に魅せられて、音楽の世界に入るきっかけとなったのは
チェンバロでした。そんなギルバートが、生徒役として登場している愛弟子
のボーモンの演奏を聴く際の真剣さがまず印象的。生徒はオリヴィエ・ボー
モン。当時すでに演奏者として活躍している名手ということもあってか、ボ
ーモンの素晴しい演奏をまずたっぷりと観ることができる造りになっていま
す。その後でのギルバートの非常に真摯なアドヴァイスも印象的。イタリア
協奏曲では第1楽章冒頭の和音の鳴らし方についてもボーモンと対話をしな
がらアドヴァイスをします。ギルバートはF.クープランの楽譜の校訂もして
いる、フランス・バロックの権威。クープラン作品のレッスンでは様々な貴
重なコメントが飛び出します。空想にふける女(La Visionnaire)はフランス
風序曲でありながら、フランス風序曲の形式に則っていないこと(つまり、
グラーヴェではない)ことの意味について思慮深い発言をしています。また、
さまよう亡霊たちではクープラン作品でのアーティキュレーションの付け方
について、細やかに話します。実際にお手本でほんの少しだけ演奏していま
すが、その演奏が素晴らしくてハッとさせられます。フローベルガー作品で
はオルガンに楽器をかえてのレッスン。音色の選択やフレーズの進め方など
について多いに語っています。ギルバートの、音楽に対する真摯で献身的な
態度が滲みでています。

HMD 9909038(DVD-Video) ¥2450
ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)-プライベート・レッスン
【監督:キャスリーン・ジン】
(1)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタop.27-2 イ短調
(生徒:ティエリー・フシン)
(2)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
(生徒:ティエリー・フシン、ジョン・マグヌッソン(ピアノ)
/特別出演(譜めくり):ノエル・リー)
(3)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第2番K.211
(生徒:ルノー・カプソン/ジャン=マリ・コッテ(ピアノ))
(4)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲(生徒:マリー・シュブレ)
(5)ブラームス:ピアノ三重奏曲第2番op.87 ハ長調より第2楽章
(ヴァイオリン/プーレ、チェロ/グザヴィエ・フィリップス、
ピアノ/ノエル・リー)
放送:1989年
プーレの熱血レッスン。イザイのソナタを顔色ひとつ変えずに超絶技巧の重
音を寸分の狂いもなく鮮やかに弾く姿から始まります。ドビュッシーのレッ
スンでは、自身の父がドビュッシー自身のピアノ伴奏でこのソナタを初演し
た人物ということもあり、ヴァイオリンにもピアノにも音色のひとつひとつ
の出し方に熱い指示が飛びます。モーツァルトのレッスンでは若きカプソン
が登場。プーレは「君の音色は素晴らしいし、語り口もとてもうまい」とカ
プソンを絶賛しますが、「ひとつ君が忘れていることがある。聴衆は必ずし
も奏者の傍にいないってことだ。遠くの人に聴かせるように演奏しなければ
ならない」と演奏者としての心持を説きます。ヴィブラートやレガートのか
け方についての熱のこもった指導、脱力してレガートで奏することの重要さ
を説くあたりに、プーレの音色の魅力の秘密があるのかもしれません。対談
風の場面では、プーレが、シェリングやカール・フレッシュに受けた影響や
演奏することと指導することの両論の活動の大切さなどについても語ってお
り、大変興味深い内容です。

HMD 9909037(DVD-Video) ¥2450
マレク・ヤノフスキ(指揮、指導者)-プライベート・レッスン
【監督:ミシェル・フォラン】
(1)モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」より第1楽章
(生徒:オリヴィエ・デジュール)
(2)ベルリオーズ:レクイエム(指揮はヤノフスキ自身/練習風景)
(3)ベートーヴェン:エグモント序曲op.84(生徒:オリヴィエ・デジュール)
(4)ベートーヴェン:エグモント序曲op.84(ヤノフスキ指揮による演奏)
オーケストラ:ラジオ・フランス管弦楽団((1)(3)(4))
ケルン・ギュルツェニヒ管、
ラジオ・フランス・デュッセルドルフ合唱団((2))
放送:1989年
巨匠マレク・ヤノフフスキ(b.1939)のレッスン。考えてみれば指揮のレッス
ン風景を目にする機会は少ないのではないでしょうか。ここでのレッスンの
流れは、楽譜とピアノを前に生徒とテンポや間の取り方、強弱などについて
生徒とディスカッションしたあと、実際にオーケストラを指揮しながらレッ
スンをつけていきます。オーケストラは当時自身が音楽監督を務めていたラ
ジオ・フランス管が担当しているというなんともいえない豪華さ。エグモン
ト序曲では弱拍の取り方についてきめ細かな指摘と指示。生徒と先生がたが
い違いに振りますが、オーケストラの鳴り方や音の方向性がまったく違って
響いてくるのにびっくりします。指揮のレッスン風景のほか、ヤノフスキが
オーケストラと指揮者との間の人間関係の大切さなど、指揮者としての心得
などについて語っている場面も収録。あらゆるものに対する感覚を磨くこと
の大切さ、語るよりもジェスチャーで示せ、説明は最小限にせよ、説明をす
るとするならば明確なイメージを呼び起こすような言葉を選ぶことの大切さ
などを説いています。指揮者の神秘を少しだけ垣間見ることのできる1枚。

HMD 9909039(DVD-Video) ¥2450
ユーリ・バシュメト(ヴィオラ)-プライベート・レッスン
【監督:ジャック・デュシャン】
(1)序章(ドヴォルザーク:弦楽セレナーデ ホ長調 op.22/指揮・バシュメト)
(2)シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ
(生徒:アンドレイ・グリドチュク(Vla)、ミハイル・ムンティアン(ピアノ))
(3)J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタBWV 1001ト短調よりアダージョ
(生徒:クレール・ボビィ(Vla))
(4)ブラームス:クラリネット・ソナタop.120 ヘ短調(ヴィオヴァ版)
(生徒:ダニロ・ロッシ)
(5)ブリテン:ラクリメより第5楽章(バシュメト自身による演奏)
(6)シューベルト/マーラー編:
死と乙女(バシュメト指揮/モスクワ=モンペリエ管弦楽団のソリストたち)
(7)ブラームス:三重奏曲第5番op.114 イ短調
(ボリス・バラズ(Vc)、クセニア・バシュメト(Pf))
放送:1991年
ジプシー風のお涙ちょうだい風の節回しはシューベルトには厳禁であること、
つねに距離感を保つことの大切さを説きます。バッハでは、音と時間との関
係の大切さ、音楽が線となって進んでいくこと、拍の取り方、さらにハーモ
ニーを大きくとらえることの大切さについても語ります。真摯に音楽に向き
合う姿が印象的なバシュメトによる、音楽に溢れたレッスン。

HMD 9909041(DVD-Video) ¥2450
第1部-声-
(1)ロッシーニ:セビリアの理髪師より「今の歌声は」
(生徒:フロランス・ボンナフー)
(2)モーツァルト:フィガロの結婚より「もう飛ぶまいぞ」
(生徒:ルノー・ドゥルー)
(3)モーツァルト:フィガロの結婚よりスザンナのアリア
(生徒:キャロリン・フェヴル)
(4)リエージュ音楽院でのレッスン風景(発声練習)
(5)R.シュトラウス:万霊節(生徒:マリー・ポール・フェイ)
(6)フォーレ:ゆりかご(生徒:ルノー・ドゥルー)
第2部-オペラのキャラクター
(7)ヴェルディ:ドン・カルロについて(フェリペ2世)
(生徒:ジャン=ルイ・スマニャ)
(8)ドビュッシー:ペレアスとメリザンドについて
(ゴローとメリザンドについて)
(生徒:エレーヌ・ペッラギン&ヴァンサン・ル・テクシエ)
(9)R.シュトラウス:サロメ(ヨカナーンについて)
(ジョゼ・ヴァン・ダム自身による演奏)
放送:1990年
日本でもファンの多いベルギーの名バリトン、男爵ジョゼ・ヴァン・ダムに
よるレッスン。声のこと、オペラの登場人物についてのヴァン・ダム自身に
よる分析など様々な話を交えながら、オペラ・アリア、ドイツ歌曲、フラン
ス歌曲の名曲に細かなレッスンをつけていきます。実際に演奏をする人に
とっては最高の指南DVDとなることでしょう。DVDの最後にはリヨン歌劇場で
フランス語によるサロメ上演の一部が収録、ヨカナーン・パートの自身の練
習風景も収録されています。ジョゼ・ヴァン・ダムがどのように曲を創りあ
げていくかを垣間見ることができ、非常に興味深い1枚です。



<WAHOO>
WAH 001(DVD-Video) ¥3500
字幕:仏英独西
グレトリー:「嫉妬深い恋人」
マガリ・レジェ(S レオノール) クレア・デボノ(S イザベル)
マリリン・ファロット(S ジャサント) 
フレデリク・アントゥン(T フロリヴァル)
ブラッド・クーパー(T ドン・アロンズ) 
ヴァンサン・ビリエ(Bs-Br ロペス)
ジェレミー・ロレ(指)ル・セルクル・ドゥ・ラルモニ
演出:ピエール=エマニュエル・ルソー
美術:ティボー・ウェルクラン
衣装:ピエール=エマニュエル・ルソー,クロディーヌ・クロラン ほか
収録:2009年11月,ヴェルサイユ宮殿歌劇場
たいへん興味深いDVDの発売です。フランス革命期の前後に大人気を博したフ
ランスの作曲家、アンドレ・エルネスト・モデスト・グレトリー(1741-1813)
の中でも、とりわけ人気の高かった喜劇「嫉妬深い恋人」の映像です。この
オペラは1778年11月20日、ヴェルサイユ宮殿内の歌劇場で初演され、大きな
人気を博しました。物語も音楽もよくできており、気楽に見てもとても楽し
いオペラです。
一方、モーツァルティアンには別の楽しみ方があります。「嫉妬深い恋人」
の台本には、衣装部屋に閉じ込められた「愛人」、夜の庭での「密会」など、
ボーマルシェ、ダ・ポンテの「フィガロの結婚」と酷似した場面があり、そ
うした箇所の音楽では、モーツァルトはグレトリーの音楽を参考にしている
のではないかと言われているのです。たとえば、第1幕、衣装部屋に隠れて
いた人物が女性と分かった後、三拍子のからかうような音楽が用いられてい
るのは「フィガロの結婚」でも同様。また第3幕の夜の庭でのアンサンブル
も、「フィガロの結婚」第4幕とどことなく似ている気がします。
この映像の大きな特徴が、初演場所であるヴェルサイユ宮殿歌劇場での上演
であること。ヴェルサイユ宮殿に歌劇場があるというのはわりと有名ですが、
そこで実際にオペラが上演されることはなかなかありません。この歌劇場は
1770年に作られ、後のルイ16世とマリー・アントワネットの結婚祝賀公演で
こけら落としされた由緒ある劇場です。ピエール=エマニュエル・ルソーは
その点を尊重し、品の良い書割と伝統的衣装を用いており、初演時の雰囲気
を醸し出しています。その上で、幕切れを完全なハッピーエンドにせず、少
し苦味を残すところが見事です。
レオノールのマガリ・レジェは、フランスのソプラノ。古楽系ソプラノとし
て活躍する一方、近年はリヨン歌劇場でも活躍しています。クレア・デボノ
は、マルタ島出身のソプラノ。バロック音楽からモーツァルトなどで人気を
博しています。フロリヴァルのフレデリク・アントゥンは、フランス系カナ
ダ人のテノール。モーツァルト・テノールとして人気急上昇です。ドン・ア
ロンズのブラッド・クーパーは、オーストラリア、シドニー出身のテノール
主に英語圏で活躍しています。
この「嫉妬深い恋人」には、もう一つ有名なエピソードがあります。第2幕
でフロリヴァルが歌うセレナード「なにもかもが眠る間」は、単独で歌われ
ることも少なくない名曲として知られています(ロベルト・アラーニャもア
リア集で歌っています)。この曲にはマンドリンが用いられていますが、マ
ンドリン弾きの間では、この曲で初めてマンドリンのトレモロ奏法が用いら
れた、というのが通説になっています。話には知っていても曲は知らないと
いうマンドリン・ファンも多いでしょう、ぜひ実際に耳にしてみてください。



<Paradizo>
PA 0009(CD+DVD-ROM) ¥2280
MONO
J.S.バッハ:
(1)パルティータ第1番変ロ長調 BWV825
(2)3つの小前奏曲 BWV936-938
(3)イタリア協奏曲 BWV971
(4)イギリス組曲イ短調 BWV807
(5)トッカータ ニ長調 BWV912
(6)半音階的幻想曲とフーガ BWV903
ヴァンダ・ランドフスカ(Cem)
+ DVD-ROM:ランドフスカに関する150点以上の貴重な写真(初出多数)。
[録音:1935-36年]
19世紀の初めに絶滅した楽器チェンバロを20世紀に復興させた立役者の中心
人物ランドフスカ。彼女が第2次世界大戦前にヨーロッパで録音した、名盤の
誉れ高いバッハがオリジナル音源から新リマスタリングで復活しました。そ
の責任者を奇才チェンバロ奏者スキップ・センペが担っているのも注目です。
バロックの一人者とはいえ、ピアノの流派ではショパンの曾孫弟子にあたり、
非常にロマンティックな音楽性の持ち主だったことが明瞭で、濃厚なバッハ
となっています。しかし音楽作りの大きさ、魔術のような説得力の深さなど
真似の出来ない凄さで、ただただ圧倒されます。
さらに嬉しいのが、未発表品を数多く含む150点以上の写真を収めたDVD-ROM。
彼女がパリ近郊で1925年に開校し、第2次世界大戦中ナチスにより押収された
古楽音楽学校の設計図や写真が貴重。ランドフスカが心血を注いだ古楽復興
運動の様子が生々しく伝わってきて心打たれます。このDVD-ROMだけでも超
お宝、ぜひとも持っていたいアルバムと申せましょう。





<ACCENTUS MUSIC>
ACC 30230CD 2枚組 ¥2900
CD1:
ウェーベルン:
管弦楽のためのパッサカリアOp.1、管弦楽のための変奏曲Op.30
ストラヴィンスキー:交響詩「うぐいすの歌」
CD2:
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」
ルツェルン祝祭アカデミー管弦楽団 ピエール・ブーレーズ(指揮)
録音:2010年8、9月(ライヴ)
ドイツの映像系レーベルACCENTUS MUSICから、2010年ルツェルン音楽祭での
ピエール・ブーレーズ指揮、ルツェルン祝祭アカデミー管弦楽団の演奏によ
るCD2枚組が発売されます。ルツェルン祝祭アカデミー管は世界中から集まっ
た優秀な若手音楽家が、ブーレーズの指導を受けて音楽祭に出演しています。
後進の育成に情熱を注いでいるブーレーズ渾身のオケです。
ディスク1に収録されているのは、現代音楽の巨匠ブーレーズならではウェー
ベルンの管弦楽曲。1908年作曲の最初の作品番号「パッサカリア」はウェー
ベルン独特の音列技法と音色感覚を見事表現し、ブーレーズの鮮やかな指揮
ぶりが劇的な効果を生んでいます。また「管弦楽のための変奏曲」は難解な
ウェーベルンの作品を、すっきりと造形を捉えた精緻な演奏はさすがブーレ
ーズ。また鮮烈な解釈でスリリングな演奏を披露するストラヴィンスキーの
「うぐいすの歌」。
ディスク2に収録されているのはマーラー「悲劇的」。客観的で知性的なア
プローチで端正に構成を浮かび上がらせます。徹底した分析により本質を突
く演奏。そして各楽器のバランスが素晴らしく、透明感を引き出し美感溢れ
た秀演です。




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 191 \2250
エルガー:
・序曲「南国にて」Op.50 (22’40”)
録音:2010年9月30日& 10月1日シュトゥットガルト、リーダーハレ
(ライヴ・デジタル)
・序奏とアレグロOp.47 (15’50”)
録音:2010年10月4日& 10月5日SWRフンクシュトゥーディオ
(セッション・デジタル)
・エニグマ変奏曲Op.36 (31’46”)
録音:2007年12月13日& 12月14日シュトゥットガルト、リーダーハレ
(ライヴ・デジタル)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)
ノリントンが手兵シュトゥットガルト放送響を指揮して、「エニグマ変奏曲」
ほかエルガーの作品を演奏したアルバムが登場します。
1934年にイギリス・オクスフォードに生まれたノリントンにとって、イギリス
音楽、とくにエルガーは重要で、過去に「自分の心情にもっとも近い作曲家」
であると述べていたほどです。ノリントンのエルガーといえば、シュトゥット
ガルト放送響とともに、1999年に「交響曲第1番」(93000)を、2001年に「弦楽
のためのセレナード」(93043)をいずれもライヴで録音して高評価を得ていま
すが、ノリントンの情熱に反してあまりレコーディングに恵まれているとは
いえなかったので、このたびのアルバムの登場はおおいに歓迎されるものとお
もわれます。




<BIS>
BIS 1405 \2380
ドビュッシー:ピアノ曲全集 Vol.5
(1)2つのアラベスク/(2)ベルガマスク組曲/(3)ピアノのために/(4)舞曲
(5)バラード/(6)ロマンティックなワルツ/(7)夢想/(8)マズルカ
(9)夜想曲/(10)ボヘミア舞曲
小川典子(Pf)
録音:2000年1月/旧ストックホルム音楽アカデミー
小川典子のドビュッシー・ピアノ曲全集、完結編の第5巻には初期作品が集め
られています。最初のピアノ曲にあたる「ボヘミア舞曲」から人気曲「2つの
アラベスク」や「月の光」を含む「ベルガマスク組曲」まで、ドビュッシー
の最も親しみやすい作品ばかり。小川典子の硬質でクリアな響きが独特のド
ビュッシー世界を作り上げています。

BIS 1975 \2380
レウヴスタ・ブリュークの音楽秘宝II
(1)タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ短調 D55/同第4番ニ長調 D15
(2)ケーラー:2本のフルートのためのソナタ
(3)ヘンデル:歌劇「オットーネ」より2本のフルートのための二重奏
(4)ルーマン:フルート・ソナタ第4番ト長調
(5)ヒンリヒ・フィリップ・ヨンセン:
チェンバロ・ソナタ第3番/1757年復活祭のための教会音楽(抜粋)
(6)作者不詳:チェロ・ソナタ ハ短調
ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル
録音:2010年10月、2011年1、2月/レウヴスタ教会
ストックホルム北西約140kmに位置するレウヴスタ・ブリュークは、18世紀鉄
鋼業で栄えた街でした。この街の発展に寄与したベルギーの実業家ルイ・ド
・イェールは数多くの楽譜を蒐集し、コレクションにしていました。当アル
バムはその膨大なコレクションから選ばれたものを披露、好評だった同第1集
(BIS-1526)に次ぐ好企画となっています。スウェーデンの古楽器団体ドロット
ニング・バロック・アンサンブルが精密かつ愉悦にあふれる演奏を繰り広げま
す。

BIS SA 1755(SACD-Hybrid) \2500
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集 Vol.2
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207/(2)第2番ニ長調 K.211
(3)第4番ニ長調 K.218/(4)アダージョ ホ短調 K.261
(5)ロンド ハ長調 K.371
リチャード・トニェッティ(Vnと指)
オーストラリア室内管
録音:2010年2月、2009年2月/ACOスタジオ(シドニー)
Vol.1(BIS-1754)に続く好評シリーズの完結篇。協奏曲以外にもアダージョと
ロンドが入っているのが嬉しい限り。さらにトニェッティはガット弦と古楽
器系管楽器を採用し、ピッチも幾分下げることでピリオド的解釈を志向して
います。はつらつとした解釈が魅力です。

BIS SA 1968(SACD-Hybrid) \2500
ウーレ・オルセン:
(1)アースガルズの騎行 Op.10 (2)トロンボーン協奏曲ヘ長調 Op.48(46)
(3)交響曲第1番ト長調 Op.5
クリスチャン・リンドベルイ(Trbと指)、ルネ・ハルヴォシェン(指)(2)、
アークティック・フィル
録音:2011年2月/ハルスタド文化会館(ノルウェー)
ウーレ・オルセン(1850-1927)はグリーグより一世代後のノルウェーの作曲家。
グリーグやスヴェンセンと共通するカラフルで爽やかな情感あふれる作風が
特徴です。「アースガルズの騎行」は北欧神話の巨人族を描いたもので、円
谷プロ風の迫力に満ちた音楽が物凄い効果で伝わります。当アルバムがデビュ
ーとなるノルウェー北部北極圏の街トロムソ・ボドに本拠を置く新進オーケ
ストラ、アークテック・フィル、高水準のアンサンブルに注目。首席指揮者
のクリスチャン・リンドベルイの指揮ぶりも光ります。さらに嬉しいのは、
美しいトロンボーン協奏曲の独奏を務めていること。酔わされます。

BIS SA 1600(SACD-Hybrid) \2500
マーラー:
(1)亡き子をしのぶ歌
(2)さすらう若人の歌
(3)リュッケルトの5つの歌
カタリナ・カルネウス(Ms)、
スサンナ・マルッキ(指)
エーテボリ響
録音:2007年6月、2010年1、8月/エーテボリ・コンサート・ホール
ストックホルム出身、ロンドンのトリニティ音楽院で学んだメゾ、カルネウス
のマーラー歌曲集。彼女は期待のマーラー歌手で、ティルソン・トーマスの
交響曲全集でも素晴らしい歌唱を聴かせています。今回は彼女の独壇場で、
美しい声と迫真の表現を堪能できます。フィンランドの女性指揮者スサンナ
・マルッキの好サポートも特筆で、女性の眼から見たマーラーを実感できます。

BIS SA 1707(SACD-Hybrid) \2500
セバスチャン・ファーゲルルンド:
(1)クラリネット協奏曲(2005/6)
(2)弦楽と打楽器のためのパルティータ(2007/9)
(3)イソラ(2006/7)
クリストファー・サンドクヴィスト(Cl)、
ディーマ・スロボジェニュク(指)
エーテボリ響
録音:2008年6月、2010年6月/エーテボリ・コンサート・ホール
歌劇「デーベルン」で注目を集めた1972年生まれのスウェーデンの作曲家セバ
スチャン・ファーゲルルンド待望のオーケストラ・アルバムが登場します。色
彩的で変化に富むクラリネット協奏曲、内的、霊的な祈りの気持ちに満ちた感
動的なパルティータ、さらにかつてハンセン氏病や精神病患者を隔離していた
トゥルク諸島の島を描いたイソラなど、いずれも興味津々です。





<Profil>
PH 08063 \2180
(1)タファネル:木管五重奏曲
(2)バーバー:サマー・ミュージック Op.31
(3)ニールセン:木管五重奏曲 Op.43
シャンティリー五重奏団【ピルミン・グレール(フルート)、フロリアン・
グルーベ(オーボエ)、ヨハネス・ツール(クラリネット)、
ドミトリィ・ババノフ(ホルン)、ベンチェ・ボガーニ(バスーン)】
2006年にミュンヘンで行われたARD国際コンクールで2位と課題新作最高解釈
賞を受賞した実力派シャンティリー五重奏団。全員がミュンヘン・フィルや
ベルリン放送響ほかの団員も務めているので、アンサンブル能力の高さも完
璧。ここではフランス、アメリカ、北欧といった色彩の異なる3作に取り組ん
でいますが、いずれも唖然とする巧さ。作品の素晴らしさに身をゆだねて楽
しむことができます。





<Supraphon>
SU 4057 \1480
レイハ(ライヒャ):ピアノ三重奏曲集
(1)変ホ長調 Op.101の1
(2)ニ短調 Op.101の2
(3)ハ長調 Op.101の3
グァルネリ・トリオ【チェニェク・パヴリーク(Vn)、マレク・イェリエ(Vc)、
イヴァン・クラーンスキー(Pf)】
録音:1994年6月16日、1995年4月18日/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
ドイツやフランスで活動したライヒャことアントニーン・レイハはもともと
チェコ人。フルート、ヴァイオリン、ピアノいずれもの名手でハイドンやベ
ートーヴェンの親友だった実力者ながら、今日作品全体を聴く機会のない作
曲家です。ここに収められたピアノ三重奏曲はどのパートも協奏曲ばりの難
しさが要求されます。チェコの名門グァルネリ・トリオだからこそ実現した
レベル。すべてグァルネリの銘器で、ことにヴァオリンは往年の名手ジンバ
リストの愛器だったといわれます。




<WERGO>
WER 6736 \2180
シュトックハウゼン(1928-2007):
星座のための12のメロディー(オルガンによる)
(1)みずがめ座 (2)うお座 (3)おひつじ座 (4)即興I (5)おうし座 
(6)ふたご座 (7)かに座 (8)即興II (9)しし座 (10)おとめ座 
(11)てんびん座 (12)即興III (13)さそり座 (14)いて座 (15)やぎ座 
(16)即興IV
ドミニク・シュステック(オルガン、即興)
録音:2008年9月(ケルン、聖ペーター教会)
シュトックハウゼンの「星座のための12のメロディー」は、もともとはオル
ゴールのために生まれた音楽で、前衛的なところがほとんどありません。も
ちろんハーモニーは古典派のものとは少々趣が異なりますが、メロディーと
伴奏という伝統的で明確な構成をとっています。この作品は演奏者に楽器や
音色の選択などを委ねており、ピアノ版や室内楽版、また、6人の奏者による
版(WER 6659)など様々な録音がありますが、ここに新たに登場した録音は一
人の奏者が奏でるオルガンによるもの。それにしても、このオルガンの音は
すごい!オルガンマニアの間では有名なケルンの聖ペーター教会のオルガン
を使用しています。この教会は、信仰の場であることはもちろん、「聖ペー
ター・アート・ステーション」とも呼ばれていて、現代美術の展覧会や、新
しい音楽のコンサートが開かれている、いわば現代芸術の砦。日々の礼拝も
すべて現代音楽で執り行われています。ここに備えられているオルガンは、
エオリアン・ハープ、チェロ、ハープ、サックス、打楽器、ホイッスルなど
様々な音を模した音色が出るストップを合計104兼ね備えていて、すべての音
が一人の奏者の指や足から発せられている音とは信じられない壮大さです。
さらに、この録音でオルガンを弾いているのは、当教会オルガン奏者のシュ
ステック。日々の礼拝で楽器に触れ、楽器を熟知してすべてのストップの音
色を巧みにブレンドすることができる、まさに理想的な布陣での録音となっ
ております。オルガンによるこの作品の演奏は、極彩色の世界。どことなく
メシアンのオルガン作品を想起させるようでもあります。あらゆるものを超
越したもの、時に呪術的なものを強烈に感じさせます。ひとつひとつの曲が
終わり、ウヮンッというオルガンの残響が消えたあとの静寂は、まるで宇宙
に放り出されたような感覚。究極の宇宙遊泳世界を是非ご堪能下さい。

WER 6723 \2180
ヘンツェ:
交響曲第3番(大オーケストラのための)
交響曲第4番(大オーケストラのための)
交響曲第5番(大オーケストラのための)
マレク・ヤノフフスキ(指揮) ベルリン放送交響楽団
録音:2010年1月(第3、第4)、2010年9月(第5)
ヘンツェ自身の舞台作品とも深いかかわりをもつ交響曲第4番などを収録した
充実のヘンツェ交響曲集。オペラから交響曲まで幅広いレパートリーで聴衆
を唸らせ続けているヤノフスキ指揮、注目のヘンツェ新譜の登場です。交響
曲第3番は、世紀末を思わせるような爛熟の官能的響きと大規模な作風が印象
的。交響曲第4番は、静かな弦の響きの中から様々なモティーフが生まれては
消え、発展しながら進み、最後は壮大な音の重なり合いとなる、演奏時間20
分超の単一楽章で非常に高い集中を保った曲。もともとはヘンツェのオペラ
「鹿の王」第2幕の幕切れの音楽として書かれたものです。ヤノフスキの指揮、
オケの巧さが冴えます。第5番は一言で表すならば「ドラマティック」な作品。
バーンスタイン&ニューヨーク・フィルの委託を受け作曲されたもので、ヘ
ンツェいわく「ローマの風景、人々のイメージに触発されて作曲した」もの。
激しいリズムや熱いクレッシェンドの連続など、こちらもまたヤノフスキの
曲の構成力が光る演奏となっています。

WER 6581 \2180
ゴルドン・カンペ:作品集
(1)hal (2)ハイ・ヌーン (3)リプリー・ムジークV (4)qs nachtstueck 
(5)gassenhauermaschinensuite (6)picard
多数の演奏家
ギコギコギコギコ、ヒュ-、ドカン!的ないわゆる「現代」の作品かと思わせ
ておきながら、ピアソラの断片風なテイストが漂ったり、どことなく日本の
音階を思わせる作品など、なかなかにオツな世界が広がっています。カンペ
は1976年生まれ、ドイツ・ヘルネ出身の作曲家。ヘルスキらに師事しています。




<naive>
V 5222(1CD+ボーナス1DVD) \2280
ドゥーブル・ムッシュー(ふたりのオヤジ)-double messieurs-
[CD](1)ヴィシー (2)サン=マロ (3)ソー (4)ナンテル (5)パリ 
(6)トゥールーズ
[DVD]4つの即興
アントワン・エルベ、ジャン=フランソワ・ジジェル(ピアノ)
モダン・ジャズ界でも人気のあるアントワン・エルベと、フランスで大人気
のマルチミュージシャン、ジジェルという今をときめくカッコいい「オヤジ」
2人による豪華コラボアルバム。ミニマル・ミュージック風なドライな響き、
疾走感溢れる活きのよさ、おしゃれな和音など、2人の抜群のセンスが光る1枚
です。付録DVDも2人の丁々発止の即興試合を興味深く見ることができます。




<財団法人 日本伝統文化振興財団>
JVCよりXRCDの発売が当財団に移管!
濃厚でエネルギッシュなところがASTREEの魅力。強烈にパワフルなのに下品
にならず、楽器の音をよく捉え、それと同時に比類なき残響の美しさを聴か
せる。これはまさにASTREEの美点そのものである。1980年代に初CD化された
ものがあるので聴き比べてみたが、これはもう勝負にならないといってよい。
今回のXRCDを一度聴いてしまうともういけない。通常CDとXRCDを聴き比べる
と大体いつも違いに驚くものだが、今回はそれにしても大きな違いを感じた。
多くの音楽ファンへぜひにと薦めたい。(オーディオ評論家:炭山アキラ)

XRCG 30001(XRCD) 9枚組 \28350
[日本語解説付き]
完全限定品
国内盤初CD化
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
パウル・バドゥラ=スコダ(フォルテピアノ)

録音: 1978年-1989年
ウィーン、バウムガルトナー・カジノ
抜群の録音でならしたミシェル・ベルンシュタイン率いるアストレ・レーベル
のXRCD化ですが、驚きのクープラン全集に続く第2弾は、バドゥラ=スコダに
よる画期的な古楽器(フォルテピアノ)によるベートーヴェンの全集が登場!
楽器はベートーヴェン時代のものを使用しており、大いに話題となりました。
演奏、録音とも内外で絶賛されましたが、国内盤CDは発売されませんでした。
まさに幻の逸品。カリスマ・オーディオ評論家 長岡鉄男氏は以下のように絶
賛しておりました。
『作曲年代と同年代の楽器を使用、当時の演奏法で演奏する。演奏する場所
も当時と同じような建物をさがすという凝り方だ。曲については説明の要は
ないが、演奏と録音はひと味もふた味もちがったものだ。音は圧倒的なエネ
ルギー感に驚かされる。左手はグローブをはめて叩きつけるようなソフトタッ
チのメガトンパンチ。この低音はASTR?E以外では聴けない。マイクは4本ぐら
い使って、オンとオフに使い分けているのではないかと思うが、演奏ノイズ
も適当に入る一方、余韻とホールエコーの美しさは比類がない。全体にトロ
リとした艶がのって、まさに濃厚。』
なお、今回解説書は渡邊順生氏の書き下ろしによる詳細な楽器解説、スコダ
自身によるディアベリ変奏曲に関する考察的論文、また、故長岡鉄男氏の高
弟でオーディオ原理主義を標榜する最右翼、炭山アキラ氏による当盤に関す
るオーディオ的聴きどころを論じた読み物など興味が尽きない内容です。
また、アナログ・ディスク(オリジナルLP盤)はピアノ・ソナタ第32番の第1
楽章で右チャンネルの音の一瞬の欠落が指摘されておりましたが当盤では万
全の復活で、当然ながら欠落はございません。




<ATMA Classique>
ACD2 2664 \1850
ハイドン:オペラ・アリア集
「オルフェオとエウリディーチェ、または哲学者の魂」
-幸運なるおまえの胸に(第3幕)、見捨てられたフィロメーナ(第1幕)
「月の世界」-人には分別があります(第1幕)、貴方は私の星だ(第2幕)
「無人島」-序曲、私が見たものは(第1部)、甘い錯乱のなかで(第1部)
「突然の出会い」-序曲
「騎士オルランド」-絶えず震えているの,哀れな私の心は(第1幕)、
行かないで,私の美しきともし火(第1幕)、執念深い神々よ!(第3幕)、
末期の彼の嘆きの言葉(第3幕)
ジェーン・アーチボルド(S)
ビエンヌ交響楽団 
トーマス・レスナー(指)
録音:2010年9月
カナダ人ソプラノ歌手ジェーン・アーチボルド。ロイヤル・オペラ・ハウス、
バイエルン国立歌劇場などヨーロッパ各地のオペラ・ハウスに出演し、2009
年にはバーデンバーデン祝祭劇場で現在最も注目を集めている指揮者の一人
クリスティアン・ティーレマンと当代きっての歌姫ルネ・フレミングと共演
し、頭角を現しています。2011-2012年シーズンからは地元カナダのオペラ・
ハウスと契約。ヘンデルの歌劇「セメレ」を上演予定です。
ここではハイドンのオペラ・アリア集を収録。難易度の高いアリアから、優
しく、柔らかく歌うなど、技巧の高さと表現の幅を感じさせる1枚です。

ACD2 2505 2枚組 \3380
アントニオ・カルダーラ(1670-1736):
オラトリオ「フランク王クロヴィスの改宗」
ル・ヌーヴェル・オペラ アレクサンダー・ワインマン(指)
アリソン・マクハーディ(Ms)ナタリー・ポーラン(S)スージー・ルブラン(S)
マシュー・ホワイト(CT)
録音:2007年7月モントリオール・バロック・フェスティヴァス
アントニオ・カルダーラはヴェネツィア生まれのイタリア・バロックの作曲家
でヴィヴァルディとほぼ同時代の作曲家です。後にウィーンに移りルスポリ大
公の宮廷楽長に就任。オペラやオラトリオを多く作曲しています。
このオラトリオ「フランク王国のクロヴィスの改宗」で題材となっているの
は、メロヴィング朝フランク王国の初代国王クロヴィス1世。当時フランドル
を支配していたクロヴィス1世が領土を拡大し全フランクを統一し、481年メロ
ヴィング朝を開朝しました。496年王妃クロティルドの強い薦めで家臣4000名
とともにカトリックに改宗。これを「クロヴィスの改宗」といい、このオラト
リオの題材となっています。

ACD2 2631 \1850
O VOS OMNES-すべての人々よ
パブロ・カザルス:すべての人々よ、
ブライアン・A・シュミット:ルクス・エテルナ、
ナンシー・テルファー:ホワット・ゼン、マイ・ラブ、
サンドラ・ミリケン:パニス・デイ、
エレアノ・デイリー:イン・リメンバランス、アヴェ・マリア、
レナード・エンス:音楽は、やさしい音が消えた後も、
シューベルト:夜Op.17-4、
ドナルド・M・ケンドリック:マニフィカト、
ジャン・パピノー=クーチュア:テ・マーテル、
トマス・ルイス・デ・ビクトリア:我々に幼子が生まれた、
モートン・ローリゼン:おお、大いなる神秘、
ジル・ヴィニョー:あなたが死んだら、
マルコ・アントニオ・インジェニェーリ:それらは作られた、
ルイジ・ボッタッツォ:アヴェ・マリア、
ヤーコプ・ハンドル:この世の王国、
イベール:野の花
ヴォーカル・アンサンブル・ガニメデ(メールクワイア) 
イヴァン・サブラン(指)
録音:2009年10月、2010年4月
男声ヴォーカル・アンサンブルのガニメデは1991年に結成され2011年で20周年
を迎えます。
このアルバムは神聖かつ非宗教的なルネサンスから現代までの美しい作品を
収録しています。ガニメデは芸術監督のイヴァン・サブランによって創設さ
れ、男声合唱の古典的なレパートリーから新しい作品まで演奏し、男声合唱
の幅を広げています。2006年にはワールドアウトゲームズのコーラス・フェ
スティヴァルで金メダルを受賞。2010年にはスイスのヌーシャテルで行われ
た国際コーラス・フェスティヴァルで特別賞を受賞するなど、実力を発揮し
ています。
ビクトリア、シューベルトなどの古典的な作品からフレンチ・ポップスのジ
ル・ヴィニョー、ナンシー・テルファーやサンドラ・ミリケンといった現代
合唱曲ではお馴染の女性作曲家など彼らの歌唱力を存分に生かすことのでき
る作品が収録されています。

ACD2 2547 \1850
サマー・ミュージック
マテュー・ルシエ(1973-):熱帯
デニス・プラント(1972-):
ピエドラ・リブレ組曲
【エル・トゥルコ(タンゴ)/ラ・カシータ(ミロンガ・レント)/トレス・マリ
アス(ワルツ)/ラ・マンチャ(ミロンガ)/エスコンディーダ(タンゴ)】
サミュエル・バーバー(1910-1981):夏の音楽Op.31
ヴィラ=ロヴォス(1887-1959):ショーロ形式の五重奏曲
パキート・デリヴェラ(1948): アイレス・トロピカレス
ペンタドル(管楽五重奏)
【ダニエル・ブールジェ(FL)マーティン・カルペンティエール(Cl)
ノーマルド・フォーゲット(Ob)マテュー・ルシエ(Fg)】
録音:2009年4月
夏をテーマにした音楽を集めたアルバム。マテュー・ルシエの「熱帯」はキュ
ーバの舞踏ハバネラを模した作品。バーバーの「夏の音楽」は1955-1956に作
曲され、ちょうど彼の初オペラ作品「ヴァネッサ」を書き上げた時期です。
ノクターン調の形式でバルトークはもちろんラヴェルの影響も感じらます。
ヴィラ=ロヴォスの「ショーロ形式の五重奏曲」。即興性と意外性というヴィ
ラ=ロヴォスの音楽の面白さが詰まった、爽快な作品です。

●旧譜(弊社初案内)
ACD2 2595 \1850
フランソワ=ジョセフ・ゴセック:作品集
フェローを追悼する葬送歌、ラ・マルセイエーズ(ゴセック編)、
革命歌組曲【ア・サ・イラ/勇者への讃歌/
バラ・エ・ヴィアラ祭で人民が歌った歌/勝利の行進曲】、
戦い、アンダンテ、4つの自由への讃歌、6声の交響曲
ル・ジャコバン 
マテュー・ルシエ(指)
録音:2008年4月9-11日

ACD2 2627 2枚組 \3380
モントリオール・オペラ30周年記念ガラ
トマ、ヴェルディ、プッチーニ、ロッシーニ、ヘンデル、チャイコフスキー、
モーツァルト、R.シュトラウス、ビゼー、グノー、マスネ、ワーグナー、
ガーシュウィン、ドリーブ 他
ラファエル・パケ(S)グレゴリー・ダール(B)アントニー・ベランガー(T)
マリアンヌ・フィセ(S)エティンヌ・デュプイ(B)アリソン・マクハーディ(Ms)
マリアンヌ・ランバート(S)リン・フォーティン(S)ノラ・スルジアン(Ms)
フィリップ・アディス(B)グレタン・ラペリエール(B)アリーヌ・クタン(S)
マルク・エルヴィュー(T)他
メトロポリタン管弦楽団
アラン・トゥルーデル(指)
録音:2009年12月6日カナダ・モントリオール、
サル・ウィルフリッド・ペルティエ




<DYNAMIC>
DYNDVD 33670(DVD-Video) \3780
字幕:伊英仏独西
ボッテジーニ:「エーロとレアンドロ」
ヴェロニク・メルシエ(S エーロ)
ジャン・ルカ・パゾリーニ(T レアンドロ)
ロベルト・スカンディウッツィ(Bs アリオファルネ)
アルド・サルヴァーニョ(指)ピエモンテ・フィルハーモニー管弦楽団,
クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団
演出:ラウラ・ボレッロ,グレゴリオ・ズルラ
収録:2009年10月、クレーマ
ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821-1889)というと、今日では19世紀のコント
ラバスのヴィルトゥオーソというのが一般的な理解で、彼の作曲したコント
ラバス曲は今でもこの楽器の重要なレパートリーです。一方オペラとの関わ
りでは、ヴェルディの「アイーダ」世界初演をカイロで指揮したことが知ら
れている程度。しかし実はボッテジーニは、パリのイタリア座の監督を3年務
め、自作のオペラも舞台にかけていたという立派な経歴を持つ人物です。全
部で7作のオペラを書いたと伝えられており、その中で最も成功を収めたのが
1879年、トリノで初演された「エーロとレアンドロ」です。登場人物は三人
だけですが、という。3幕仕立て、1時間半を超える立派なオペラです。台本
作家は、なんとあのアリーゴ・ボーイトです。「メフィストーフェレ」が失
敗に終わり作曲家を断念したボーイトは、台本作家活動に本腰を据え、1876
年初演されたポンキエッリ「ジョコンダ」の台本を手掛けていました。ボー
イトらしく常套的なオペラ台本とは一線を画した知的な捻りのあるものです。
なおこのボーイトの台本は、およそ20年後にルイージ・マンチネッリ(1848-
1921)が再びオペラ化していることでも知られています。
三人の歌手は、若い歌手、中堅、ベテランが組み合わされています。ヴェロ
ニク・メルシエは、ローザンヌ出身のソプラノ。イタリアで学び、主として
娘役、コロラトゥーラ・ソプラノとして活躍しています。ジャン・ルカ・パ
ゾリーニは、アドリア海沿いのリッチョーネ出身。30歳で歌を学び始めたと
いいます。近年ではイタリアにおけるモーツァルト・テノールとして活躍し
ています。そしてイタリアのバスの大御所、ロベルト・スカンディウッツィ
が大きな存在感を示しています。
ボレッロとズルラによる舞台は、シンプルな中にセンスの良い美しさを盛り
込んだものです。
YouTubeにて試聴できます。
http://www.youtube.com/watch?v=4bqmaK4iVmo




<池田 操>
FPCD 5449 \2500
(1)山田耕作:異国、城ケ島の雨、涙、愛と祈り、薔薇の花に心をこめて
(2)平井康三郎:月、平城山、甲斐の峡、九十九里浜、あらざらむ、
つれづれと、もの思へば、黒髪の、人の身も
(3)高田三郎:いのちとは、遠くの空で、くちなし、
(4)中田喜直:鳩笛の唄、悲しくなったときは、たんぽぽ、髪、歌をください
池田 操(Sp) 塚田佳男(Pf)
若き日の山田耕作がベルリン留学時代1911年に作曲した「異国」から、最後
の歌曲になった晩年(1959年)の「薔薇の花に心をこめて」にはじまり、平井
康三郎の名作「平城山」を含む3部作「甲斐の峡」「九十九里浜」、都会的で
モダンな作風の高田三郎、中田喜直の歌曲を収録した意欲的CD.




<LIMEN Classic>
CDVD005 C005(2CD+1DVD) \3750
日本語解説付
フリードリヒ・ヨハン・フランツ・ブルグミュラー(1806-1874):
[CD1]
25の練習曲集Op.100
素直な心/アラベスク/牧歌/子どもたちの集い/無邪気/進歩/清らかな流れ
/優美/狩/優しい花/せきれい/さようなら/なぐさめ/スティリエンヌ
/バラード/甘い嘆き/おしゃべり/心配/アヴェ・マリア/タランテラ/天使の声
/舟歌/家路/つばめ/貴婦人の乗馬
18の性格的な練習曲Op.109
ないしょ話/真珠/家路につく牧童/ジプシー/泉/陽気な女/子守歌/アジタート
/朝の鐘/速さ/セレナード/森の目覚め/大雷雨/ゴンドラの船頭歌/空気の精
/別れ/行進曲/糸を紡ぐ女
[CD2]
華麗で旋律的な12の練習曲Op.105
ファンタジー・ブリランテ(ヴェルディのオペラ「エルナーニ」による)Op.92
レーゲンスブルクの思い出(バレエ「ジゼル」に挿入されたワルツ・ブリラン
テ)Op.67
[DVD1]
25の練習曲集Op.100
18の性格的な練習曲Op.109
華麗で旋律的な12の練習曲Op.105
ファンタジー・ブリランテ(ヴェルディのオペラ「エルナーニ」による)Op.92
レーゲンスブルクの思い出
(バレエ「ジゼル」に挿入されたワルツ・ブリランテ)Op.67
黒田亜樹(P)
録音:2011年1月ミラノ
ピアノ学習者なら誰でも必ず使用する練習曲集ブルグミュラー。広く知られ
ている「25の練習曲Op.100」以外にも「18の性格的な練習曲Op.109」、「華
麗で旋律的な12の練習曲Op.105」など教材として取り上げられています。ブ
ルグミュラーは、ドイツで生まれ育ち26歳の時にパリに移住し、華やかな社
交界、サロンの場で演奏されるピアノ小品に力を入れ多くの作品を残してい
ます。
ブルグミュラーと言うと「初級ピアノ学習者用教材」と連想しがちですが、
実は音楽を知る上で大切な要素がたくさん詰まった洗練された作品が多く、
各曲につけられた魅力的なタイトルは弾く者はもちろん聴く者にも楽しみを
与えています。ここでは、練習曲集の他にヴェルディのオペラ「エルナーニ」
による「ファンタジー・ブリランテOp.92」とバレエ「ジゼル」に挿入された
ワルツ・ブリランテ「レーゲンスブルクの思い出Op.67」を加えた2枚組CDと
演奏風景を収録したDVDのセット販売です。
演奏するのは、現在ミラノを拠点とする日本人ピアニスト黒田亜樹。クラシ
ックはもちろんポップス、タンゴ、ワールド・ミュージックなどジャンルを
超えた活動を行っており、これまでタンゴのアルバムやゲーム音楽「ファイ
ナル・ファンタジーXピアノ・コレクション」などのCDをリリースしていま
す。
プロが弾くと何と芸術的で美しい作品なのかと驚かされるアルバムです。




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2063 \2250
モノラル
(1)ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 作品93
(2)ベートーヴェン:交響曲 第3番 「英雄」変ホ長調 作品55
ボーナス・トラック
(3)ベートーヴェン:交響曲第8番-第1楽章
(オリジナルFALP 572/第1楽章251-252小節に欠落あり)
カール・シューリヒト(指揮)、パリ音楽院管弦楽団
録音:(1)(3)1957年5月7、10日、
(2)1957年12月18、20、23日、パリ、サル・ワグラム
使用音源:EMI(France)(1)(3)FALP 572, (2)FALP 574(片面テスト・プレス)
■制作者より
2010年に発売したシューリヒト指揮、パリ音楽院管弦楽団の片面テスト・プ
レスLP復刻、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」&第7番(GS-2045)は非常
に好評でしたが、今回はその第2弾である交響曲第8番&第3番「英雄」です。
前回と同じ説明になりますが、このテスト・プレスはマスターが完成したあ
とに一番はじめにカッティングされたものであり、しかも片面が未収録のた
めに平面になっています。従って、原理的には最も新鮮であり、かつ安定し
た再生音を得られます。
■ボーナス・トラックと解説書にについて
交響曲第8番はフランス、イギリスで初発売された際、第1楽章に欠落が含ま
れたままでした。これはその後修正されて再発売されましたが、その歴史的
事実を記録しておくために、この欠落をあえて付録としました。また、解説
書にはシューリヒトの数少ない貴重なインタビューの中から、このベートー
ヴェンのセッションに関する部分を抜粋して掲載します。(以上、平林直哉)




<TALENT / Silkroad>
SRM 012 \2300
J.S.バッハ:
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調BWV1041
(2)ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調BWV1042
(3)ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ニ短調BWV1060
ローラ・ボベスコ(Vn)セニア・トゥルバスニク(Ob)
ウジェーヌ・イザイ弦楽アンサンブル
録音:1986年 ブリュッセル





<TALENT>
DOM 2929902(SACD-Hybrid) \2300
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
ラヴェル:マ・メール・ロワ
チャイコフスキー:ロメオとジュリエット
マルコ・グイダリーニ(指)
ジャパン・ソロイスツ響

DOM 2910116 \2300
ドヴォルザーク:
弦楽五重奏曲第3番 変ホ長調Op.97
弦楽六重奏曲 イ長調Op.48
マルティヌー四重奏団
ピエール=アンリ・ゼレブ(Va)、ペテル・ヘイニ(Vc)

DOM 381114 2枚組 \4600
ブラームス:
(1)ヴァイオリンソナタ第1番 ト長調Op.78
(2)ヴァイオリンソナタ第2番 イ長調Op.100
(3)ヴァイオリンソナタ第3番 ニ短調Op.108
(4)チェロソナタ第1番 ホ短調Op.38
(5)チェロソナタ第2番 ヘ長調Op.99
(6)チェロソナタ ニ長調Op.78(ヴァイオリンソナタ第1番の編曲)
堀米ゆず子(Vn) ヴィヴィアヌ・スパノゲ(Vc) 
アンドレ・デ・グローテ(Pf)




<Coviello Classics>
COV 31104 \2350
プフィッツナー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調Op.34
ジークフリート・ワーグナー:ヴァイオリン協奏曲
リヒャルト・ワーグナー:夢(ヴェーゼンドンク歌曲集より)
ユライ・チズマロヴィチ(Vn)
WDRケルン放送管弦楽団 マルクス・ボッシュ(指)
録音:2009年ケルン
優れた才能を持ちながらも音楽史上では不遇な立場にある作曲家二人に焦点を
当てたアルバム。R.シュトラウスと並んで、20世紀前半のドイツ音楽界の重要
な作曲家であったハンス・プフィッツナー(1869-1949)。「最後のロマン主義
者」と称され、徹底してドイツ・ロマン主義にこだわり調性的で旋律的な作品
を作り出していました。このヴァイオリン協奏曲は単一楽章の三部構成となっ
ています。後期ロマン派の名残を感じさせる音楽で、スロヴァキア出身のヴァ
イオリニストのユライ・チズマロヴィチが丁寧に濃厚に描き出しています。
チズマロヴィチは1990年から2004年までゲルツェニヒ管のコンサートマスター
を務めた実力派。そして、リヒャルト・ワーグナーの息子ジークフリート・
ワーグナーのヴァイオリン協奏曲も収録。ジークフリートは父親の影から抜け
出せず作曲家としては大きな成功をおさめることはできませんでしたが、オペ
ラなど多くの作品を残しています。このヴァイオリン協奏曲は「交響詩的ヴァ
イオリン協奏曲」とも言われノスタルジックな雰囲気漂う美しい作品です。
またカップリングにリヒャルト・ワーグナー自身の編曲によるヴァイオリンと
オーケストラによる「夢」を収録しています。マルクス・ボッシュとWDRケル
ン放送管も好サポートでチズマロヴィチの演奏を引き立てています。

COV 51103 \2350
ショーソン:ピアノ・トリオ ト短調Op.3
ドビュッシー:ピアノ・トリオ ト長調
シャルル=マリー・ウィドール:4つのピアノ・トリオ
パイアン・トリオ
アレクサンドラ・ノイマン(P)
カール=マグヌス・ヘリング(Vn)
マリン・スメスノイ(Vc)
録音:2009年7月17-20日シュトゥットガルト
ショーソン、ドビュッシー、シャルル=マリー・ウィドールの3人のフランス
の作曲家によるピアノ三重奏曲集。まずショーソンの哀愁帯びた美しいメロ
ディーと抒情的フランス風の香り漂う名品。色彩豊かな光彩を放った傑作とし
て数えられるドビュッシーのピアノ・トリオ。ドビュッシーがパリ音楽院の学
生であった頃の作品ですが、ドビュッシーらしい巧みな色彩表現と若々しい情
感が表れています。フランスのオルガン奏者兼作曲家であるシャルル=マリー
・ウィドール。4つの短い作品からなるピアノ・トリオは独自の感情世界を表
現しています。閃きに満ちた新鮮な解釈でパイアン・トリオの実力を証明した
アルバムです。




<Alba>
ABCD 320(SACD-Hybrid) \1980
エーロ・ハメーンニエミ(1951-):
(1)歌曲集「赤い大地と降りそそぐ雨」(2008)
(2)歌曲集「鳥と風」(1993-94)
(1)ボンベイ・ジャヤシュリ(Vo) 
プーングラム・スブラマニアム(ムリダンガム) S・カールティック(ガタム)
 ミンナ・ペンソラ(Vn) ヘイッキ・ニクラ(バスクラリネット)
(2)ラウラ・レイスマ(S) ユッカ・ランタマキ(Vn) 
ラリマッティ・プネルプロ(Vc)
(1)(2)アヴァンティ!室内管弦楽団  ヨン・ストゥールゴールズ(指)
エーロ・ハメーンニエミ(1951-)。フィンランドの若い作曲家たちが作ったグ
ループ、「耳を開け!」の初代会長を務め、その後、モダニズムを捨て、伝
統的なネオエクスプレッショニスト様式に転向。1990年代の初めからは、イ
ンド古典音楽の要素を取り入れた音楽語法による作品を発表するようになり
ました。ハメーンニエミの新しいアルバムに収録された《鳥と風》 は、その
時代の代表的作品のひとつです。「誕生と死の5つの歌」の副題をもち、フィ
ンランドの民俗詩と古代インドの詩をグレゴリー・ウォレン=ウィルソンが
英訳したテクストをソプラノが弦楽5部の共演で歌い、2人のインド踊り手が
加わるステージで演奏されます。ヨエンスー・フェスティヴァルの委嘱によ
り、1993年から1994年にかけて作曲されました。歌曲集《赤い大地と降りそ
そぐ雨》 は、南インドの古典音楽、カルナータカ(カルナティック)音楽を
代表する女性歌手のひとり、ボンベイ・ジャヤシュリのために作曲された作
品です。タミル語の詩集『Kuruntokai』から選んだ5つの愛の詩をハメーンニ
エミ自身が翻訳したテクスト。ソロヴォーカル、管弦楽、ヴァイオリン・ソ
ロ、バスクラリネット・ソロ、ムリダンガム(南インドの両面太鼓)、ガタム
(壺)の編成。ムリダンガムのプーングラム・スブラマニアムとガタムのS・
カールティックによる即興演奏の織り込まれる音楽です。今日の音楽からタ
ンゴまで、あらゆるジャンルに素晴らしい演奏を聴かせる室内オーケストラ、
アヴァンティ! をヘルシンキ・フィルハーモニックの首席指揮者、ヨン・
ストゥールゴールズ(1963-)が指揮しました。2曲とも世界初録音です。





<EURO ARTS>
20 50349(DVD-Video) \2900
字幕:英、独、仏
トン・コープマン プレイズ・バッハ
【第1部:オルガン作品集】
「覚めよと呼ぶ声が聞え」BWV.645/コラール「来たれ、異教徒の救い主よ」
BWV.659/小フーガ ト短調 BWV.578/コラール「装いせよ、わが魂よ」BWV.654
/トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565-トッカータ
トン・コープマン(Org)
収録:2000年6月16日聖マリア大聖堂、フライブルク
【第2部:アット・ホーム・ウィズ・バッハ】
「エホヴァよ、われ汝に向かいて歌わん」BWV.452/トッカータ ト長調
BWV.916 - Presto/ジョバンニのアリア「お前の心をくれるなら」BWV.518/
「天にましますわれらの父よ」BWV.683/「ある喫煙家の念頭を去来する人生
訓のさまざま」BWV.515/「不実な愛」BWV.203/「ただ愛する神の摂理にまか
す者」BWV.691/「われは満ち足れり」BWV.82/トッカータ ト長調 BWV.916 -
Allegro/「我が身の上を、神よ、み心のままになしたまえ」BWV.514/
「おまえがわたしのそばに居てくれるなら」BWV.508/メヌエット ト長調
BWV Anh.II 116/「すべての善きものの源泉」BWV.445/「照り輝く愛する太陽」
BWV.446/トッカータ ト長調 BWV.916 ? Adagio/「イエス、われらの慰めと命」
BWV.475/メヌエット ト長調 BWV Anh.II 114/「われ汝に喜びあり」BWV.465/
「来たれ、甘き死よ」BWV.478
クラウス・メルテンス(B) トン・コープマン(Cemb)
収録:2000年1月6-8日、ゴーリザー邸ホール、ライプツィヒ
【ボーナス】舞台裏の特典映像
オルガニスト、チェンバリストとしてのコープマンを捉えたバッハ作品集。
第1部ではオルガン作品を、第2部では鍵盤楽器の伴奏でのカンタータや歌曲
集。大聖堂の壮麗なオルガンなど映像としても見所があります。

20 50759(DVD-Video) \2900
字幕:英、独、仏
J.S.バッハ:室内楽作品集
【フーガの技法/ジェルジー・クルターク】
「フーガの技法」BWV1080より「コントラプンクトゥス第1曲」、
「コントラプンクトゥス第2曲」、「コントラプンクトゥス第3曲」、
アンドラーシュ・ミハーイへのオマージュ
(弦楽四重奏のための12のミクロリュード)作品13、
「フーガの技法」BWV1080より「コントラプンクトゥス第4曲」、
「コントラプンクトゥス第6曲」 、リガトゥーラy、
J.S.バッハへのオマージュ、無窮動、
「フーガの技法」BWV1080より「コントラプンクトゥス第9曲」、
遠方よりIII、「フーガの技法」BWV1080より「コントラプンクトゥス第11曲」、
小オフィチウム(アンドレ・セルヴァンスキーをしのんで)作品28、
「フーガの技法」BWV1080より「コントラプンクトゥス第18曲」、
リガトゥーラ
ケラー弦楽四重奏団
収録:大気科学アカデミー、ブダペスト
【無伴奏チェロ組曲】
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007
無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV1011
アンナー・ビルスマ(Vc)
収録:聖バルトロマイ教会、ドルンハイム
ケラー弦楽四重奏団によるJ.S.バッハと現代作品の融合、そしてチェロの名手
・ビルスマによる無伴奏チェロ組曲からの抜粋を収録。ハンガリーの現代作曲
家、ジェルジー・クルタークらに師事したケラー弦楽四重奏団が、バッハの
「フーガの技法」とクルタークの弦楽合奏用作品を取り混ぜて演奏していま
す。スケール感大きく、懐深く響くビルスマの無伴奏も必見です。

20 53299(DVD-Video) \2900
字幕:英、独、仏
サマー・ナイト・ミュージック2003「ラヴ・ソングス」
「ジャンニ・スキッキ」-私のお父さん、ハニー・パイ、白鳥、
時の過ぎゆくままに、
スピーク・ロウ、ふたつの月、アディオス・ノニーノ 他
ディー・ディー・ブリッジウォーター(Vo) ミッシャ・マイスキー(Vc)
ロビー・ラカトシュ(Vn)キングスシンガーズ
ミージア(ファド) クリスティーナ・ガリャルド=ドマス(S)
マイテ・マルティン&ベレン・マヤ(フラメンコ) 
ロドルフォ・メデーロス(バンドネオン)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 アンドレイ・ボレイコ(指)
収録:2003年7月マーケット広場、ライプツィヒ
ミッシャ・マイスキーやロビー・ラカトシュ、キングスシンガーズなど世界的
なミュージシャンが集まって行われた野外コンサートの模様。クラシック界
以外にもジャズ・シンガーのブリッジウォーターやフラメンコ、ファドのアー
ティストが出演し「愛」をテーマに名曲を演奏しています。




<BONGIOVANNI>
AB 20020(DVD-Video) \4950
字幕:伊英
ドニゼッティ:「呼び鈴」
ロベルト・デ・カンディア(Br エンリーコ)
アルフォンソ・アントニオッツィ(Bs ドン・アンニバーレ・ピスタッキオ)
ステファニア・ドンツェッリ(S セラフィーナ)
エレナ・ブレシャーニ(Ms ローザ夫人)
マルティーノ・ダミーコ(スピリディオーネ)
マッテオ・ベルトラーミ(指)
G.ロッシーニ交響楽団,フォルトゥーナ劇場合唱団
演出:マウーロ・アヴォガドロ
装置:サルヴァトーレ・シモーネ
衣装:セレーナ・マージ
照明:エミリアーノ・パスクッチ
収録:2010年2月、ファーノ
ドニゼッティは喜劇も得意としていましたが、なかでもファルサと呼ばれる
1幕ものの笑劇には傑作が少なくありません。この「呼び鈴」はドニゼッティ
のファルサの中でも特に人気が高いもの。物語は単純。金持ちの薬局の主人
ドン・アンニバーレは、若く美しい娘セラフィーナと新婚ホヤホヤ、しかし
彼女を諦められない元恋人エンリーコが夜になると変装して何度も薬局を訪
れ初夜の晩を邪魔する。そうこうしているうちに朝になり、ドン・アンニバ
ーレは出張に出かけてしまう。ちなみにタイトルのIl Campanelloとは呼び出
しに用いられる「鈴、ベル、鐘」のことで(女性形のcampanellaは教会などの
立派な「鐘」)、ドン・アンニバーレを邪魔するために鳴らされる呼び鈴を示
します。
こういう話ですから、男二人のキャラクターが立っていないと面白くありま
せん。邪魔する側のエンリーコは、バッソブッフォとして大人気のロベルト・
デ・カンディア。変装はどれも愉快で、ことにパヴァロッティもどきのオペラ
歌手姿は笑えます。気の毒なドン・アンニバーレは、これまたブッフォとして
人気のバリトン、アルフォンソ・アントニオッツィ。伊達男だけれどどこか
間抜けな役作りで、タイプの違うブッフォ二人のダブルボケになっています。
さらに、ステファニア・ドンツェッリのいかにも気の強そうなセラフィーナが
アクセントになっています。
マウーロ・アヴォガドロは、1951年、トリノ生まれの演出家。この上演では、
舞台を1950年代風に据えており、イタリア的な色彩美も映えた優れものです。
イラリア・ナリーチによるクリティカルエディションを使用。

HOC 058 2枚組 \2680
プッチーニ:「マノン・レスコー」
フロリアーナ・カヴァッリ(S マノン) 
カルロ・ベルゴンツィ(T デ・グリュー)
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(Br レスコー) 
マリアーノ・カルーゾ(T エドモンド,舞踏教師)
アントニオ・カッシネッリ(Bs ジェロンテ) 
カルロ・ロマーノ(Bs 宿屋の主人)
ビアンカローザ・ザニベッリ(Ms 音楽家)ほか
ガブリエーレ・サンティーニ(指)
管弦楽団,合唱団
録音:1960年、ナポリ
1960年にナポリ(おそらくサンカルロ劇場と思われます)で上演されたプッチー
ニの「マノン・レスコー」のライヴ録音です。名テノール、カルロ・ベルゴン
ツィのデ・グリューは珍しく、同年暮れにメトロポリタン歌劇場で歌ったライ
ヴ録音が出回ったことがあるだけなので貴重です。マノンを歌うフロリアーナ
・カヴァッリは、1924年生まれのソプラノ。1960年代を中心に活躍しましたが、
録音がほとんど残されていない幻のソプラノ。レスコーを、トスカニーニが
ファルスタッフやイヤーゴに起用したジュゼッペ・ヴァルデンゴが歌ってい
ます。これら名歌手たちを、名匠ガブリエーレ・サンティーニが守り立てて
います。音の状態はあまり良くありませんが、熱のある「マノン・レスコー」
が楽しめます。

GB 5168 \2180
ヴィンチグエッラ:前奏曲集
東洋風前奏曲(6曲)
公園の前奏曲(6曲)
色の付いた前奏曲(12曲)
公園の前奏曲(7曲)
東洋風の前奏曲(5曲)
サンドロ・バルディ(P)
録音:2009年9月,2010年3月
レモ・ヴィンチグエッラは、1956年、ランチャーノ生まれのピアニスト、作曲
家。前奏曲はいずれもサロン風の聞きやすい作風です。サンドロ・バルディは
ボローニャのピアニスト。




<Sub Rosa>
SR 312 \4050
美麗画集仕様
アドルフ・ヴェルフリ:音楽的暗号の解読
第1部)王冠/檻の鳥、リーセン=カナーリ=10m間隔=羽=ヴァイッテ1913
/英連邦カナダの上流・下層貴族のソルトレイク・シーウエストへの船出/
リーセン=カナーリ=10m間隔=羽=ヴァイッテ1913/白鳥、パンドゥーレン
滝/木陰で、スペイン・ローダナス1910/青い音符、天への梯子1915/ネバ
ーアンガー島行進曲/中洲の法規1904
第2部)鯨、餌付1911/喜びと四角/ネバーアンガー島1911/パンドゥーレン
滝行進曲/リーセン=カナーリ行進曲/地理と代数の本第2巻行進曲/行進曲
/オーベルブルク聖アドルフの鐘行進曲/青い音符のよる前奏曲、天への梯子
1915/小島、ネバーアンガー島1911/鳥2/水流/第2巻行進曲/聖アドルフ
の生贄、ゼニスの全智全能の神1904
第3部)鳥3/レア・タンターリア1911/聖マリア聖ハルの最高レーゲントシャ
フト行進曲/聖ウジェーヌ・イザイ/地下室の底で/行進曲1913/聖アドルフ
の旅/ベルンの通りで/ジュノー、黒人の神1904
ボドゥアン・ド・ジャエル(Vn)
とんでもない人物がいました。アドルフ・ヴェルフリ(1864-1930)はスイスの
画家、作家、詩人、図案制作家として、アール・ブリュット(アウトサイダー
アート)すなわち専門教育を受けていない制作者のアートを代表する存在です
が、何と作曲も残していました。経歴がすさまじい。極貧の石工の家庭に生
まれ、幼時に虐待を受けるものの6歳で父が家族を捨て、7歳で母が亡くなると
天涯孤独となりますが、「姦」の字の入るハレンチ極まりない犯罪を3度も繰
り返し(三度目の被害者は3歳!)、1895年に刑務所ではなく精神病院に収容さ
れ、以後生涯をそこで送りました。
精神病院内で1899年から絵を描き始め、1908年からは「揺篭から墓場まで」と
題された3,000ページにわたる小説を綴り始めます。これはヴェルフリ自身の
超自我である8歳の少年ドゥフィが世界中を巡る空想の探検記で、旅した地域
の距離、高度、深度から街、山、川、橋の列挙と複雑な地図まで添えた、とて
も精神を病む人の手から生まれたとは信じがたい精緻なものとなっています。
その物語の挿絵として描き始めたドローイングが、これまた驚く程のマニエリ
スムで、一見マンダラかペルシャの細密画風な独特のオーラとエネルギーを放
ち、気に入る方も多いはずの美しさを示しています。
1916年には誇大妄想も極まり、「聖アドルフ巨大王国」を建設、自らを聖アド
ルフ2世と命名、その王国を祝福してポルカや行進曲などの作曲まで始めます。
病院では、自分が作曲した自らを称える歌をラッパで吹き鳴らしつつ描くヴェ
ルフリの姿が見られたという笑えない話が残されています。
ここに収められた楽曲は、ヴェルフリの残した楽譜をヴァイオリニストで作曲
家のボドゥアン・ド・ジャエルが研究のすえ、自ら音にしたもの。彼は一見適
当に音符を連ねただけのように見えるヴェルフリの音楽に、非常な個性と秩序
を見出したとのことで、演奏も説得力に富んでいます。音楽はかなり珍妙です
が、何やら凄いものが潜んでいるようにも聴こえ、もしかしたら大天才の大傑
作かもしれないと思うようになってきます。さしずめ音楽版「ドグラ・マグラ」
と申せましょう。
美術に興味のある方、既成の価値観を認めない方には是非聴いていただきたい、
二度と手に入らぬ貴重盤。ハードカバー本仕立てで、彼の美術も鑑賞できます。




<haenssler>
94 214 2枚組 \2450
ワーグナー:「ローエングリーン」-遥かな国から
スメタナ:「売られた花嫁」-君を見つけた
プッチーニ:「ボエーム」-二人だけだよ
ビゼー:「カルメン」-花の歌,母からの手紙
ヴェルディ:「オテッロ」-夜もふけた
プッチーニ:「蝶々夫人」-第1幕の愛の二重唱
キーンツル:「エヴァンゲリマン」-幸いである
ベートーヴェン:「フィデリオ」-神よ!ここはなんと暗いのだ
ウェーバー:「魔弾の射手」-森を過ぎ野を越えて
J.シュトラウス:「ジプシー男爵」-気楽な奴だった俺は,
誰が俺たちを結婚させたと?
シューベルト:どこへ? D795-2、夜と夢 D827、愛の便り D957-1、
ガニュメート D544、双子座に寄せる舟人の歌 D360、ミューズの子 D764、
春の想い D686
シューマン:美しい見知らぬ土地 Op.39-6、終わりに Op.25-26、
間奏曲 Op.39-2、春の旅 Op.45-2、二人の擲弾兵 Op.49-1
ベートーヴェン:「遥かな恋人に」 Op.98(全6曲)
チャイコフスキー:愚かなものと言われ Op.25-6、
ただ憧れを知る者だけが Op.6-6、おお、あの歌を歌っておくれ Op.16-4、
なぜそんなに Op.16-5、涙は震える Op.6-4、なぜ? Op.28-3、
騒がしい舞踏会の中で Op.38-3
ペーター・アンデルス(T)
オットー・アッカーマン(指)バーデン=バーデン・フライブルク放送交響楽団
パウル・ブルクハルト(指)バーデン=バーデン・フライブルク放送交響楽団
ハインツ・メンデ(P)
フーベルト・ギーゼン(P)
録音:1952年4月17-19日,1951年7月9日,1946年3月6日,1949年4月17日,
1951年4月23日
ペーター・アンデルス(1908-1954)は、20世紀半ばのドイツを代表する名テノ
ールです。1938年から1940年までバイエルン国立歌劇場に、1940年から1948年
までベルリン国立歌劇場に所属、甘い美声の持ち主でありながら、ドラマティ
ックな役もこなせるレパートリーの広さで人気を博しました。しかし、30代が
第二次世界大戦と重なったこと、戦後活動を活発にしていた46歳の時に交通事
故のため亡くなったことから、その実力はドイツ国内でしかあまり知られませ
んでした。このCDには、南ドイツ放送が所有する貴重な音源が用いられており、
オペラ歌手として、ドイツ・リート歌手としてのアンデルスの素晴らしさが
遺憾なく収められています。
なお、すべてドイツ語歌唱です。

<SEDEM>
CD 24(DCD 275) 2枚組 \3300
マドリードのスペイン八人組のピアノ作品集
サルバドル・バカリッセ(1898-1963):使者たち; ヘレナ/マケダ!/リア
フリアン・バウティスタ(1901-1961):色彩; 白/紫/黒/黄/青/赤
フリアン・ホセ・マンティコン(1895-1964):サーカス
こおろぎのセレナード/悲しむ熊/蚊のワルツ
ロドルフォ・アルフテル(1900-1987):
静物/無窮動/昔のムニェイラ/前奏曲/フーガ
エルネスト・アルフテル(1905-1989):楽しい行進曲
フェルナンド・レマチャ(1898-1984):3つの小品
ロサ・ガルシア・アスコット(1902-2002):小組曲
グスタボ・ピッタルガ(1906-1975):バレエ「寝取られ男たちの巡礼祭」から
序奏と情景/ソリタのロマンス-情景/巡礼者たちの入場
シエラと聖具納室係の踊り
フアン・バウティスタ:前奏曲/舞曲
エルネスト・アルフテル:たそがれ; 城の古時計/子守歌/森の礼拝堂
サルバドル・バカリッセ:「ドニャ・アハダの悲劇」から 魔女たちの踊り
アイノア・パドロン(ピアノ)
録音:2009年8月27-28日、2010年9月2日、
テネリフェ(スペイン、カナリア諸島)、
アウディトリオ、室内ホール
「スペイン八人組(Grupo de los Ocho)」は1930年代にスペインの首都マド
リードで活躍した作曲家のグループ。国民楽派から新古典主義音楽に傾斜
したため、フランス六人組になぞらえてこの名が付けられたのですが、ス
ペイン内戦(1936-1939)によりメンバーはばらばらになってしまいました。
(参考:Wikipedia「スペイン8人組」。)

CD 25(DCD 271) \2250
ホセ・エスパニョル(1700-1758):宗教的歌曲集
甘美の泉に/山に/Adórote mi bien/おお、神秘のばら
世界の純朴な農民たち/はい、はい、いいえ、いいえ、いいえ
おお、すばらしい聖餐/陽をさえぎり、光を和らげよ
私のキリスト、あなたを見たお方/癒しに/湾へ、船乗りたちよ
皆で礼拝しよう/すべての国々/愛しのパロミタ
インガルツェ・アストゥイ(メゾソプラノ)
ネオカンテス
ヘルマン・トレリャス・リエバナ
(ビウエラ・デ・アルコ、リコーダー、ギター)
ヘルマン・トレリャス・パス(チェロ、ビウエラ・デ・アルコ)
パトリシア・モラ(オルガン) エンマ・メンド(オーボエ)
ヘルマン・トレリャス・リエバナ(指揮)
録音:2010年4月5-9日、ラス・ロサス・デ・マドリード(スペイン)、
スタジオ・セザンヌ
ホセ・エスパニョルはスペイン、リオハ地方の町アロの聖トマス教会のオ
ルガニストと楽長を務めた作曲家。

CD 26(DCD 919) \2250
祝福されたパラフォクス 17世紀新旧両世界間のポリフォニー
ガスパル・フェルナンデス(1566-1529):
Elegit eum Dominum(5声)/楽団のための(歌詞のない)小品(4声)
フアン・グティエレス・デ・パディリャ(1590頃-1664):
私の心は悲しむ[Tristis est anima mea](4声)
ミサ「私は野の花」[Misa Ergo flos campi](8声二重合唱)
De carambanos el dia viste(クリスマスのためのビリャンシコ;4声&6声)
Serafines se despenan(クリスマスのためのビリャンシコ;6声)
Que tienes hermosa noche(クリスマスのためのビリャンシコ)
エステバン・ロペス・モラゴ(1575頃-1641以後):
主をたたえよ、しもべらよ[Laudate pueri Dominum]
(クリスマスのための詩篇;7声とグレゴリオ聖歌斉唱)
何を見たのか、羊飼いたちよ[Quem vidistis, pastores]
(クリスマスのためのレスポンソリウム;4声)
おお、大いなる神秘[O magnum mysterium]
(クリスマスのためのレスポンソリウム;4声)
フアン・ガルシア・セスペデス(1619-1678):Convidando esta la noche
(クリスマスのためのビリャンシコ=グアラチャ;5声&2声)
カピリャ・ニヴァリエンセ(声楽&器楽)
カメラータ・ラクネンシス(合唱)
カントリア・サン・ミゲル・デ・ラス・ビクトリアス(グレゴリオ聖歌斉唱)
フランシスコ・ホセ・エレロ(指揮)
録音:2010年8月21-23日、ボデガス・モンヘ(スペイン、カナリア諸島)、
文化スペース
スペインの司教フアン・デ・パラフォクス・メンドサ(1600-1659)は当時
「ヌエバ・エスパーニャ副王領(新スペイン)」と呼ばれていたメキシコに
プエブラの司教兼巡察使として派遣され政治改革を行って人望を集め、現
地政界で最大の影響力を持つに至った人物。フアン・グティエレス・デ・
パディリャ(スペイン人)はパラフォクス司教時代のプエブラ大聖堂楽長を
務めた作曲家。ガスパル・フェルナンデス(ポルトガル人)が彼の前任、フ
アン・ガルシア・セスペデス(メキシコ人)が後任にあたります。




<Parnassus>
PACD 96045 ¥1200
キャサリン・フーヴァー(1937-):
弦楽四重奏曲第1番(*)
弦楽四重奏曲第2番(*)
ピアノ三重奏曲(+)
コロラド弦楽四重奏団(*)
ロジェリ三重奏団(+)
録音:2007年10月5-7日、
アナンデール=オン=ハドソン(合衆国ニューヨーク州)、
リチャード・B・フィッシャー・パフォーミング・アーツ・センター、
ソスノフ劇場(*)
1978年3月、ニューヨーク、ヘブライ・アーツ・スクール(+)

PACD 96048/9 2枚組 ¥1750
ベートーヴェン(1770-1827):6つの弦楽四重奏曲 Op.18
第1番ヘ長調 Op.18 No.1/第2番ト長調 Op.18 No.2
第3番ニ長調 Op.18 No.3/第4番ハ短調 Op.18 No.4
第5番イ長調 Op.18 No.5/第6番変ロ長調 Op.18 No.6
コロラド弦楽四重奏団
録音:2008年1、4、8月、アナンデール=オン=ハドソン
(合衆国ニューヨーク州)、
リチャード・B・フィッシャー・パフォーミング・アーツ・センター、
ソスノフ劇場




<NUMERICA>
NUM 1214 ¥1850
ポルトガルのヴァイオリン音楽
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):4つの小品(1980)(+)
ジョリ・ブラガ・サントス(1924-1988):夜想曲(1942)(+)
アミルカル・ヴァスケス=ディアス(1945-):
スグラッフィート[Esgrafitos](2005)(*)(#/+)
クラウディオ・カルネイロ(1895-1963):
この海とその先の Op.20 No.3(1925-1926)(+)
ジョゼ・ヴィアンナ・ダ・モッタ(1868-1948):ロマンス(+)
ダニエル・シェヴェツ(1955-):Ejstake(1995)(*)(#)
フランシスコ・デ・サ・ノロニャ(1820-1881):
タールベルクの主題による3声の変奏曲
ルイス・バルボザ(1887-1952):ロマンス(+)
セザル・ヴィアナ(1963-):クリュ[Cru](2005)(*)
ペドロ・ロペス・ノゲイラ(18世紀前半):前奏曲と幻想曲
ルイス・ティノコ(1969-):三連作(1997)(*)(+)
ルイス・パシェコ・クニャ(ヴァイオリン)
ペドロ・ワレンステイン(コントラバス(#)
エウリコ・ロザド(ピアノ(+))
録音:2005年10月、2006年3月、ベレン文化センター、
ベルガイス芸術センター
ルイス・パシェコ・クニャはモスクワ音楽院で学んだポルトガルのヴァイオ
リニスト。(*)は彼への献呈作品。




<VOICE OF LYRICS>
VOLIC 217 ¥2080
エマニュエル・ド・フォンコロンブ(1810-1875):
全世界[Tout l'univers](*)
ミサ・ブレヴィス[Messe Brève]
アヴェ・マリア
天使の糧[Panis Angelicus](*)
カトリーヌ・マナンダーザ(ソプラノ)
パトリック・ガライ(テノール)
マリオ・アクァール(バリトン)
フェリツィタス・ベルクマン(メゾソプラノ(*))
キャロライン・シュスター=フルニエ(オルガン)
録音:2010年8月、マルセイユ(フランス)、聖ジャン=バティスト教会
エマニュエル・ド・フォンコロンブはフランスのエクサンプロヴァンスに
生まれ、同市のマドレーヌ教会の楽長を務めた作曲家。「夜間飛行」「星の
王子さま」等で知られる作家サン=テグジュペリは彼の曾孫にあたります。
ミサ・ブレヴィスは3人の独唱者、3声の合唱とオルガンのために書かれた未
出版作品。「短いミサ」と称しながら当録音での演奏時間は40分近くを要し
ています。声楽パート(特にテノールの高音域)が技術的に難しいため、当録
音では独唱とオルガンのみによる版が作られ、それが当録音でも用いられて
います。ベルリオーズやロッシーニの影響を感じさせる部分もあるなど、な
かなか興味深い音楽です。




<MELODIYA>
速報版:情報に不明や疑問の点がございますので再度のご案内にて追加・訂正
を行う予定です。

MELCD 1001828 \1550
バラキレフ(1837-1910):交響詩「タマーラ」(*)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):交響組曲「アンタール」Op.9(*)
グラズノフ(1865-1836):オリエンタル狂詩曲 Op.29(+)
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1977年(*)、1990年(+)、モスクワ音楽院大ホール

MELCD 1001829 3枚組 \4050
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
オペラ「ムラダ」(*)
シンフォニエッタ(+)
ウラディーミル・マーホフ(テノール:ヤロミール)
タチアナ・トゥガリノワ(ソプラノ:ヴォイスラヴァ)
アレクセイ・コロリョフ(バス:ムスチヴォイ)
ニーナ・クラーギナ(ソプラノ:モレーナ)
ボリショイ劇場合唱団男声グループ
モスクワ放送合唱団&交響楽団 以上(*)
ボリショイ劇場管弦楽団(+)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1962年(*)/1985年(+)

MELCD 1001831 \1550
プロコフィエフ(1891-1953):
カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」Op.78(*)
カンタータ「祝杯」(スターリンへの祝詞)Op.85(+)
ラリーサ・アヴデーエワ(メゾソプラノ(*))
ユルロフ合唱団[ロシア共和国立合唱団]
アレクサンドル・ユルロフ(合唱指揮(*))
ユーリー・ウーホフ(合唱指揮(+))
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1962年?、1966年?(*)/1962年?、1968年?(+)
(*)の独奏者は「L.
Andreyeva」(L・アンドレーエワ)とのことですが、アヴデーエワ表記のLPや
既発売のCDと別の音源とは考えにくいため、確認いたします。

MELCD 1001833 \1550
ストラヴィンスキー(1882-1971):バレエ「妖精の口づけ」(1928)
モスクワ放送交響楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)

MELCD 1001839 \1550
ハチャトゥリアン・コンダクツ・ハチャトゥリアン Vol.3
ハチャトゥリアン(1903-1978):
交響曲第1番ホ短調
チェロと管弦楽のための協奏狂詩曲(コンチェルト=ラプソディ)(*)
ナターリャ・シャホフスカヤ(チェロ(*))
ソヴィエト国立交響楽団
アラム・ハチャトゥリアン(指揮)
録音:1975年

MELCD 1001840 2枚組 \2980
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):オペラ「五月の夜」
コンスタンチン・リソフスキー(テノール:レフコ)
リュドミラ・サペギナ(メゾソプラノ:ハンナ)
イワン・ブドリン(バリトン:炭焼き人)
アレクセイ・クリフチェニア(バス:村長)
アンナ・マチューシナ(アルト:村長の義姉)
ユーリー・エルニコフ(テノール:酒造人)
ゲンナジー・トロイツキー(バス:村の書記官)
オリガ・パストゥシェンコ(ソプラノ:パンノチカ) 他
モスクワ放送合唱団&交響楽団
ウラディーミル・フェドセーエフ(指揮)
録音:1973年

MELCD 1001810 \1550
ロシアの演奏芸術 20世紀の伝説 オレグ・ヤンチェンコ
J・S・バッハ(1685-1750):
オルガン独奏のための協奏曲ハ長調 BWV594(原曲:ヴィヴァルディ)(*)
オレグ・ヤンチェンコ(1939-2002):オルガン協奏曲第2番(1965)(+)
エドゥアルト・ハガゴルチャン(1930-1983):
オルガン独奏のための交響曲第3番(1969;オレグ・ヤンチェンコ校訂)(#)
オレグ・ヤンチェンコ(オルガン)
リトアニア国立フィルハーモニー室内管弦楽団(+)
サウリス・ソンデツキス(指揮(+))
録音:1971年、ヴィリニュス(リトアニア)(*)
1969年、ヴィリニュス絵画展示館(旧聖スタニスラウス大聖堂)(+)
1984年、キエフ、オルガン音楽ホール(#)

MELCD 1001814 \1550
ロシアの演奏芸術 20世紀の伝説 コミタス弦楽四重奏団
エドヴァルド・ミルゾヤン(1921-):弦楽四重奏曲(主題と変奏曲)ニ短調
エドガル・オガニシャン(1930-1998):ピアノ五重奏曲(*)
コミタス(1869-1935)/セルゲイ・アスラマジャン(1897-1978):
小さな深紅のネッカチーフ((+)/すずかけの樹のように細く(+)
おお、ナザン(+)/エチミアジン舞曲(+)/少女の踊り(+)
Sweet Shoger[甘美なショーゲル?](#)/鶴(#)
コミタス弦楽四重奏団
アヴェト・ガブリエリアン(第1ヴァイオリン) 
ラファエル・ダヴィディアン(第2ヴァイオリン)
ゲンリフ・タラリアン(ヴィオラ) セルゲイ・アスラマジャン(チェロ)
ヴィクトル・メルジャーノフ(ピアノ(*))
録音:1950年代(復元:1961年(#)/1969年(+))
「アルメニア近代クラシック音楽の父」と称される作曲家コミタス(1869-1935)
の名を冠するコミタス弦楽四重奏団は1924年にモスクワ音楽院に学ぶアルメニ
ア人学生により創設。メンバー交替を重ねて現在まで引き継がれており、現役
で最長の歴史を持つ弦楽四重奏曲と称されています。ガブリエリアンとアスラ
マジャンの二人は創設メンバーです。

MELCD 1001827 \1550
グリンカ(1804-1857):ピアノ作品集
「母に祝福あれ」による変奏曲/夜想曲変ホ長調
ポルカ ニ短調/マズルカ ト長調/祈り/マズルカ ハ長調
ラス・モリャレス(アンダルシア舞曲)/自作主題による変奏曲
モーツァルトの主題による変奏曲/ギャロップ/舟歌/タランテッラ
マズルカ ヘ長調/アリャビエフの「ナイチンゲール」による変奏曲
ワレーリー・カミショフ(ピアノ)
録音:1976年、1978年

MELCD 1001830 \1550
コレッリ、ヴィヴァルディ、モーツァルト:室内楽作品集
コレッリ(1653-1713):
2つのヴァイオリンと通奏低音のための教会ソナタ ト短調 Op.1 No.10(*)
2つのヴァイオリンと通奏低音のための教会ソナタ ニ短調 Op.3 No.5(*)
ヴィヴァルディ(1678-1741):
2つのヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ニ短調 Op.1 No.8(*)
ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ニ短調 Op.2 No.3(+)
モーツァルト(1756-1791):フルート四重奏曲ニ長調 K.285(#)
ウラディーミル・スピヴァコフ(第1ヴァイオリン)
アナトーリー・シェイニュク(第2ヴァイオリン(+以外))
レフ・アニケーエフ(ヴィオラ(#))
ユーリー・トゥロフスキー(チェロ)
エーベルハルト・グリューネンタール(フルート(#))
セルゲイ・ディジュール(チェンバロ(#以外))

MELCD 1001844 \1550
コミタス(1869-1935):男声合唱のためのパタラグ(アルメニア教会典礼聖歌集)
O mystery deep / Through the intercession of thy Virgin Mother
Holy God / Again in peace. Be mindful, Lord
Glory to thee, o Lord. We believe / The body of the Lord
Who is like unto the Lord our God? / Again in peace. Save, o Lord
Christ in our midst / Let us stand in awe. Mercy and peace
Holy, holy / Heavenly Father / In all things blessed art thou, o Lord
Son of God / Spirit of God / Intercessions. Be mindful, Lord
Thanksgiving. From all and for all
And the mercy of our great God be with you all. Amen. And with thy
spirit
Our Father / The one holy / Amen. Holy is the Father
Lord, have mercy / Christ is sacrificed
We have been filled with thy good things / We give thanks to thee
The Prayer Amid the Church. Blessed be the Lord's name
ダヴィド・ヴァルヤペチャン(独唱)
イェレヴァン・オペラ劇場男声室内合唱団
タテヴォス・アスマリャン(合唱指揮)
コミタス・ケシシヤン(指揮)
録音:1989年
アルメニアの修道士で、「アルメニア近代クラシック音楽の父」と称される
作曲家・合唱指揮者・歌手・音楽教育者・音楽学者・音楽民族学者コミタス
による教会典礼歌集。上記曲目は英訳を表記しています。

MELCD 3001822 \1550
民族音楽集成 カザフスタンの伝統音楽
Munlyk-zarlyk(Grief-Sorrow)/ Iligai(Iligai)
Abyzdyn tolgaui(Musings of an Abyz)/ Kazbenny saryny(Motive of
Kozben)
Aksak kulan(Lame kulan)/ Kel sana batyr(Challenge to a Contest)
Zheldyrme(Zheldyrme)/ On ayak(On ayak)/ San-a'u(San-a'u)
Naratu(Naratu)/ Abyl(Abyl)/ Akkum(Akkum)/ Dariga(Dariga)
Aha'u, kumgan-ai(Aha'u, kumgan-ai)/ Sokyr kyz(Blind Girl)
Zhansa'ule(Zhan Sa'ule, name of a girl)/
Zhan Erke(Zhan Erke, name of a girl)/ Sa'ulemai(Sa'ulemai, name of a
girl)
Bayana'ul(Bayana'ul)/ Bopem(Child)/ Kara kanshyk(Kara kanshyk)
Konyr kaz(Grey Goose)
様々な演奏者たち
録音:1965-1989年




<VISTA VERA>
VVCD 00228 \1550 ※訂正 2枚組 \2980
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453(*)
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595(*)
ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415(387b)(+)
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271(+)
マリーサ・タンツィーニ(ピアノ)
アルテミシア室内管弦楽団
アルパスラン・エルトゥンゲアルプ(指揮)
録音:2009年(*)/2010年(+)

VVCD 00229 \1550
J・S・バッハ(1685-1750)/ブゾーニ(1866-1924)編曲:
シャコンヌ(BWV1004 No.2)
ショパン(1810-1849):
夜想曲ハ短調 Op.48 No.1/ワルツ変ニ長調 Op.64 No.1
スケルツォ第1番ロ短調 Op.20/スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39/スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
ダーリャ・リャーボワ(ピアノ)
録音:2010年

VVCD 00230 \1550
ロシアの指揮者たち Vol.19 ナタン・ラフリン
リスト(1811-1886):
ハンガリー狂詩曲第1番/ハンガリー狂詩曲第2番
ビゼー(1838-1875):
「アルルの女」組曲第1番/「アルルの女」組曲第2番
ムソルグスキー(1839-1881)/リムスキー=コルサコフ(1844-1908)編曲:
「はげ山の一夜」(*)
モスクワ放送交響楽団
ナタン・ラフリン(指揮)
録音:1950年(*以外)/1958年10月28日(*)

VVCD 00233 \1550
ウラディーミル・ソフロニツキー スクリャービン博物館ライヴ Vol.8
最晩年のリサイタルから(1960-1961)
スクリャービン(1872-1915):ピアノ作品集
幻想曲ロ短調 Op.28/4つの小品 Op.51 から たよりなさ(No.1)
3つの小品 Op.45 から おどけた詩曲(No.2)
3つの小品 Op.49; 練習曲変ホ長調,前奏曲ヘ長調,夢想 ハ長調
2つの小品 Op.57; 憧れ,舞い踊る愛撫 以上(*)
4つの前奏曲 Op.39; 嬰ヘ長調,ニ長調,ト長調,変イ長調
ソナタ第4番嬰ヘ長調 Op.30 以上(+)
3つの前奏曲 Op.35 から 変ロ長調(No.2),変ニ長調(No.1)
4つの前奏曲 Op.37 から 変ロ短調(No.1)/ソナタ第6番 Op.62
6つのマズルカ Op.25 から ホ短調(No.3)/ソナタ第10番 Op.70
2つの舞曲 Op.73 から 暗い炎(No.2)
5つの前奏曲 Op.74 から じゅうぶんに遅く、幻想的に(No.2) 以上(#)
ソナタ第8番 Op.66(**)
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:1960年7月18日(+)、7月22日(*)、12月24日(**)、1961年1月7日(#)、
モスクワ、スクリャービン博物館、ライヴ




<UNIVERSAL MUSIC POLAND>
4764427 \1150
【注目盤 推薦盤】
日本との絆 日本がんばれ! 東日本大震災復興支援ショパン・アルバム
ショパン(1810-1849):
バラード ト短調 Op.23
クリスティアン・ツィメルマン(ピアノ)
録音:1988年 原盤:Deutsche Grammophon
練習曲ヘ長調 Op.25 No.3/同ヘ長調 Op.10 No.8/同ロ短調 Op.25 No.10
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)
録音:1970年 原盤:ポーランド放送
ポロネース ハ短調 Op.40 No.2
バルバラ・ヘッセ=ブコフスカ(ピアノ)
録音:1970年 原盤:ポーランド放送
マズルカ ト長調 Op.50 No.1/同変イ長調 Op.50 No.2
同嬰ハ短調 Op.50 No.3
アダム・ハラシェヴィチ(ピアノ)
録音:2009年 原盤:ポーランド放送
ポロネーズ変イ長調 Op.53
ピオトル・パレチニ(ピアノ)
録音:1977年 原盤:ポーランド放送
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ)
録音:1990年 原盤:ポーランド放送
前奏曲ホ短調 Op.28 No.4/同嬰ヘ長調 Op.28 No.13
同変ニ長調 Op.28 No.15
ラファウ・ブレハッチ(ピアノ)
録音:2007年 原盤:Deutsche Grammophon
アンダンテ・スピアナートと華麗なポロネーズ変ホ長調 Op.22
エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ)
録音:1980年 原盤:ポーランド放送
東日本大震災復興支援のためにポーランドが国を挙げて取り組むプロジェクト
「日本との絆」。ショパン国際ピアノ・コンクールに入賞歴のあるポーランド
のピアニストたちの演奏によるこのコンピレーション・アルバムの収益は、
震災および原子力発電所事故により被災した子供たちの生活と教育環境の再建
のために寄付されます。




<ACTE PREALABLE>
AP 0214 \1800
中田喜直(1923-2000):歌曲集
さくら横ちょう/子守唄/たんぽぽ/悲しくなったとき/霧と話した
木兎(みみずく)/未知の扉
日本のおもちゃうた
あねさまにんぎょう/ヨーヨー/お手玉とおはじき/海ほおずきと少年
竹とんぼ/おまつりはどこ/紙風船
六つの子供の歌
うばぐるま/烏(からす)/風邪の子供/たあんき・ぽーんき/ねむの木
おやすみ
子供のための八つの歌
くるみのお家/ねえ、蜂さん/雨ふり/うれしい象さん/匂いのある歌
むこうのきしへ/かあさん はやくこい/おやすみなさい
ヴァレリア・プシェラスコフスカ=ロキタ(メゾソプラノ)
ヴィトルト・ヴォウォシンスキ(ピアノ)
録音:2010年2月8、10、12日、ワルシャワ、国立第一総合音楽学校コンサー
トホール
20世紀における日本を代表する作曲家の一、中田喜直。ここでは彼が得意と
した日本の子供の情景を描いた歌曲が選ばれています。ポーランドの歌手・
ピアニスト・音楽教師であるヴァレリア・プシェラスコフスカ=ロキタは
1995-1996年、1998-1999年の二度にわたり日本で教育・演奏に携わった経験
があります。このアルバムは彼女の日本滞在経験と日本文化への憧れの賜物
とのことで、自ら解説も手がけています。ブックレットに日本語歌詞、解説
の日本語訳を掲載。

AP 0217 \1800
ルボミル・ルジツキ(1883-1953):
ピアノと管弦楽のためのバラード Op.18(1904)(*)
ピアノ協奏曲第1番ト短調 Op.43(1918)(+)
クリスティナ・マコフスカ=ワヴリノヴィチ(ピアノ)
クラクフ・ポーランド放送管弦楽団
シモン・カヴァラ(指揮(*))
アンジェイ・ストラシンスキ(指揮(+))
録音:1990年12月5日(*)、1984年5月23-26日(+)、クラクフ・フィルハーモニ
ー(ポーランド)
シマノフスキと同世代のポーランドの作曲家ルジツキのピアノ協奏作品集。
(+)はイグナツィ・フリードマンの独奏で初演されたことを伝える資料があ
ります。世界初録音と表記されています。

AP 0219 \1800
ルボミル・ルジツキ(1883-1953):
ヴァイオリン協奏曲 Op.70(*)
ヴァイオリンとピアノのための2つの旋律 Op.5
ヴァイオリンとピアノのための2つの夜想曲 Op.30
バレエ「トファルドフスキ氏」Op.45 からのヴァイオリンとピアノのための
編曲集
エヴェリナ・ノヴィツカ(ヴァイオリン)
ポーランド国立放送交響楽団(*)
ジグムント・リヒェルト(指揮(*))
ポーラ・ラザール、ミハウ・クレンジレフスキ(ピアノ)
ピアニストの担当曲目および録音データは今のところ不明です。

AP 0220 \1800
イワン・クリジャノフスキー(1867-1924):チェロ・ソナタ ト短調 Op.2
ニコライ・ポトロフスキー(1878-1927):
チェロとピアノのための2つの小品 Op.3/チェロ・ソナタ ト短調 Op.2
ヤロスワフ・ドムジャウ(チェロ)
リューボフ・ナヴロツカ(ピアノ)
録音:2009年8月、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS1
クリジャノフスキーはキエフ、ポトロフスキーはモスクワに生まれたロシア
の作曲家。世界初録音と表記されています。

AP 0241 \1800
ダリウシュ・マズロフスキ(1966-):
プセウダリア(2011)
ディヴェルティメント(2010)
ダリウシュ・マズロフスキ(制作・録音)
録音:2010年10月-2011年2月
ポーランドの作曲家マズロフスキによる電子音楽作品。世界初録音と表記さ
れています。

AP 0248 \1800
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):室内楽作品集 Vol.3
ヴァイオリンとピアノのための3つの小品 Op.24
古い歌/モダーンな歌/ブーレ風奇想曲
ウクライナの小唄(ヴァイオリンとピアノのための)Op.26 No.2a
子守歌(ヴァイオリンとピアノのための)Op.11
ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ヨランタ・ソスノフスカ(ヴァイオリン)
ドナート・デアーキ(ピアノ)
録音:2009年7月、2010年2月、ウィーン
世界初録音と表記されています。Vol.1:AP 0234/Vol.2:未発売。




<Inenita>
PI 2757 \2080
マリオ・ピラーティ(1903-1938):管弦楽作品集
前奏曲、アリアとタランテッラ(1932)(*)
4つのイタリア民謡(小管弦楽のための;1931)(*)
バガテル集(室内管弦楽のための;1933)(*)
ディヴェルティメント(金管アンサンブルのための;1932)(+)
モスクワ交響楽団(*)
モスクワ交響楽団金管ソロイスツ(+)
アドリアーノ(指揮)
録音:2007年3月(*)、2008年5月(+)、モスフィルム・スタジオ
近年再評価が著しいイタリアの作曲家ピラーティの、すべて世界初録音とな
る作品集。ピラーティはナポリに生まれ、ナポリ音楽院でアントニオ・サヴァ
スタ(1873-1959)に師事。35歳の若さで病死しましたが、多数の作品を残しま
した。作風には交友関係にあったレスピーギを感じさせる部分もあります。




<DUX>
DUX 0786 \1800
ミコワイ・ジェレンスキ(1550頃-1616頃):作品全集 Vol.2
「オフェルトリム集」(1611)から
Ascendit Deus / Confirma hoc Deus / Portas caeli aperuit Dominus
Benedictus sit Deus Pater / Sacerdotes Domini / Mirabilis Deus
Gloriabuntur in te Omnes / Beata es Virgo Maria
Filiae regum in honore tuo / In omnem terram exivit sonus
Confessio et pulchritudo / Assumpta es Maria / In virtute tua Domine
Protege Domine plebem tuam / Stetit angelus / Iustorum animae
Domine Deus in simplicitate cordis mei
スシ・フェルフォグリア、ヤドヴィガ・コヴァルスカ(オルガン)
コレギウム・ジェレンスキ
スタニスワフ・ガウォンスキ(指揮)
ミコワイ・ジェレンスキはポーランドの作曲家・オルガニストで、ローマで学
んだという説もありますが、その生涯について詳しいことはほとんどわかって
おらず、彼の名を伝えるものは「オフェルトリム(奉献唱)集」と「コムニオ
(聖体拝領唱)集」の2巻の曲集のみです。前者には複合唱形式による壮大な作
品、後者には小編成の作品が収められています。

DUX 0819 \1800
ミコワイ・ジェレンスキ(1550頃-1616頃):作品全集 Vol.4
「コムニオ集」(1611)から
In splendoribus I / In splendoribus II / Video caelos apertos
Exiit sermo / Responsum accepit I / Responsum accepit II
Si consurrexistis / Confundantur superbi / Venite post me
Semel iuravi / Principes persecuti sunt / Amen dico vobis quidquid
Mirabantur omnes / Introibo ad altare Dei / Illumina faciem tuam
Gustate et videte / Qui manducat meam carnem / Tu es Petrus
Amen Dico Vobis Quod Vos / Ecce Virgo Concipiet
Spiritus qui a Patre procedit / Qui mihi ministrat / Beata viscera I
Beata viscera II / Mitte manum tuam
エマ・カークビー(ソプラノ)
ジグムント・マギェラ(テノール)
ウーカシュ・モトコヴィチ(バリトン)
ヨエル・フレデリクセン(バッソ・プロフォンド・コロラトゥーラ)
トマシュ・ゴラ(ヴァイオリン)
ボグダン・ピズナル(トロンボーン)
アンジェイ・ビャウコ、スシ・フェルフォグリア(オルガン)
スシ・フェルフォグリア、ヤドヴィガ・コヴァルスカ(オルガン)
コレギウム・ジェレンスキ
スタニスワフ・ガウォンスキ(指揮)
シリーズ第1作に続きエマ・カークビーが参加しています。

DUX 0740 \1800
【旧譜・再案内】
ミコワイ・ジェレンスキ(1550頃-1616頃):作品全集 Vol.1
「オフェルトリム集」(1611)から
Laetentur caeli / Deus firmavit / Tui sunt caeli / Elegerunt apostoli
Iustus ut palma florebit / Anima nostra / Inveni David / Reges Tharsis
Desiderium animae eius / Tu es Petrus / Laeramini in Domino
Mihi autem nimis / Diffusa est gratia / Constitues eos
Veritas mea et misericordia / Ave Maria / Terra tremuit
Angelus Domini descendit / Intonuit de caelo / Confitebuntur caeli
Dextera Domini / Posuisti Domine / Gloria et divitiae
コレギウム・ジェレンスキ
カペラ・コラコヴィエンシス
スタニスワフ・ガウォンスキ(指揮)
録音:2008年8月、2009年6、7月、クラクフ(ポーランド)、
ファティマの聖母教会

DUX 0681 \1800
【旧譜・再案内】
ミコワイ・ジェレンスキ(1550頃-1616頃):
「オフェルトリウム集」(1611)、「コムニオ集」(1611)から
Anima nostra / Ave Maria / Video caelos apertos(*)
Desiderium animae eius / Deus firmavit / Ego sum pastor bonus
Elegerunt apostol / Inveni David / Responsum accepit(*)
Iustus ut palma florebit / Laetentur caeli / Confundantur superbi(*)
Posuisti Domine / Reges Tharsis / Gustate et videte(*)/ Terra tremuit
Principes persecuti sunt(*)/ Tui sunt caeli
エマ・カークビー(ソプラノ(*))
カペラ・クラコヴィエンシス
アンジェイ・ビャウコ(オルガン)
スタニスワフ・ガウォンスキ(指揮)
録音:2008年8月18-21日、クラクフ(ポーランド)、ファティマの聖母教会
シリーズ第1作。カタログには明記されておりませんが、こちらが「Vol.3」
に相当するのかもしれません。




<PRO MUSICA CAMERATA>
PMC 4151 11枚組 ¥3750
モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲全集
第9番変ホ長調「ジュノム」K.271/第14番変ホ長調 K.449
第11番ヘ長調 K.413/第15番変ロ長調 K.450/第19番ヘ長調 K.459
第25番ハ長調 K.503/第26番ニ長調「戴冠式」K.537/ロンド イ長調 K.386
第12番イ長調 K.414/第13番ハ長調 K.415/第21番ハ長調 K.467
第5番ニ長調 K.175/第10番(2台のピアノのための)変ホ長調 K.365(*)
第7番(3台のピアノのための)ヘ長調「ロドロン」K.242(*/+)
第22番変ホ長調 K.482/第24番ハ短調 K.491/ロンド ニ長調 K.382
第6番変ロ長調 K.238/第20番ニ短調 K.466/第23番イ長調 K.488
第8番ハ長調 K.264「リュツォウ」/第16番ニ長調 K.451/第17番ト長調 K.453
第18番変ロ長調 K.456/第27番変ロ長調 K.595
第1番へ長調 K.37/第2番変ロ長調 K.39/第3番ニ長調 K.40
第4番ト長調 K.41
ニ長調 K.107 No.1/ト長調 K.107 No.2/変ホ長調 K.107 No.3
ヴィヴィアナ・ソフロニツキ(フォルテピアノ)
リンダ・ニコルソン(フォルテピアノ(*))
マリオ・アシュナウアー(フォルテピアノ(+))
ムジケ・アンティケ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
タデウシュ・カロラク(指揮)
録音:2004-2006年、ワルシャワ
使用楽器:ポール・マクナルティ製(モデル:1795年頃、ワルター製)
ロシアの大ピアニスト、ウラディーミル・ソフロニツキー(1901-1961)の娘
ヴィヴィアナは、モスクワ音楽院ピアノ科を卒業後オランダの王立ハーグ音
楽院でチェンバロと時代ピアノを学びました。ムジケ・アンティケ・コレギ
ウム・ヴァルソヴィエンセは1957年、古楽を演奏するポーランドで最初の声
楽・器楽アンサンブルとして創設され、奏者たちは1961年、ワルシャワ室内
歌劇場の創設メンバーも兼ねました。当初はモダーン楽器を使用していまし
たが、1991年以降はピリオド楽器を専門としています。タデウシュ・カロラ
ク(1954年生まれ)は2003年よりムジケ・アンティケ・コレギウム・ヴァルソ
ヴィエンセとワルシャワ室内歌劇場の指揮者を兼任しています。




<Alto>
ALC 1111 ¥750
ボロディン(1833-1887):
弦楽四重奏曲第1番イ長調
弦楽四重奏曲第2番ニ長調
ショスタコーヴィチ弦楽四重奏団
原盤:Olympia 前出:Regis, RRC 1011

ALC 1138 ¥750
コダーイ(1882-1967):
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 Op.7(*)
無伴奏チェロのための奇想曲
無伴奏チェロ組曲 Op.8
カリーネ・ゲオルギアン(チェロ)
マルコ・リッツィ(ヴァイオリン(*))
新録音。カリーネ・ゲオルギアンはモスクワに生まれたアルメニア系ロシア
のチェロ奏者。モスクワ音楽院でロストロポーヴィチに師事し、1966年第3回
チャイコフスキー国際コンクール優勝。ハチャトゥリアンの協奏的狂詩曲を
作曲者指揮シカゴ交響楽団の伴奏でアメリカ初演して以来国際的に活躍し、
数多くの同時代作曲家の新作を初演。1980年より英国に在住し、ドイツのデ
トモルト音楽大学教授、英国王立ノーザン音楽大学教授を務めています。

ALC 1143 ¥750
パーセル:(1659-1695):宮廷の歌&酒場の歌
劇付随音楽「エディプス王」から
Hear ye sullen powers / Music for a while / Come away, do not stay
[ラウンド、キャッチと酒宴の歌]
Christchurch bells / I gave her cakes and ale
'Tis wine was made to rule the day / He that drinks is immortal
Tom the taylor / Sir Walter enjoying his damsel
[歌、二重唱とアリア]
So! when the glitt'ring queen of night(「ヨークシャーの祝祭の歌」から)
Arise ye subterranean winds / Lost is my quiet for ever
When the cock begins To crow
[ラウンド]
My lady's coachman John / As Roger last night
Hark, how the wild musicians / Not all my torments
オペラ「妖精の女王」から Yes, Daphne
Laudate Cecilium(聖チェチーリアの祝日のための賛歌)
プロ・カンツィオーネ・アンティクァ
コレギウム・アウレウム
マーク・ブラウン(指揮)
前出:Ars Musici, 1141

ALC 1144 ¥750
ハチャトゥリアン(1903-1978):ピアノ作品集
トッカータ(1932)/詩曲(1927)/2つの小品(1926)
ソナティナ(1959)/子供のための10の小品(1964)
ピアノ・ソナタ(原典版;1961)/「仮面舞踏会」から ワルツ
マレー・マクラクラン(ピアノ)
録音:1992年8月、ピーターシャム(英国)、オール・セインツ教会
原盤:Olympia 前出:Regis, RRC 1184

ALC 1145 ¥750
フルートとハープのロマンス
アドルフ・ハッセルマンス(1845-1912):泉 Op.44
バンジャマン・ゴダール(1849-1895):アレグレット Op.116
フェリクス・ゴドフロワ(1818-1897):演奏会用練習曲変ホ短調
フォーレ(1845-1924):子守歌 Op.16/即興曲 Op.86
フランツ・ドップラー(1821-1883):マズルカ
メンデルスゾーン(1809-1847):春の歌
ジョン・トマス(1826-1913):黄金の麦畑
サン=サーンス(1835-1921):白鳥
アドルフ・ハッセルマンス:枯葉
ビゼー(1838-1875):間奏曲
エリアス・パリッシュ=アルヴェール(1808-1849):セレナード
ドビュッシー:シランクス/月の光
フィリッパ・デイヴィス(フルート)
セルマ・オーウェン(ハープ)
録音:ハーバーダッシャーズ・エイスクス・スクール
前出:IMP Classics / Regis, RRC 1085

ALC 1148 ¥750
三羽のからす ぼろを着たジプシー 英国民謡集
The Three Ravens / The Cuckoo
How should I your true love know(「ハムレット」のオフィーリアの歌)
Sweet Nightingale / I will give my love an apple / The Oak and the Ash
King Henry / Coventry Carol / Barbara Allen
Heigh ho, the wind and the rain(「十二夜」)/ Waly, Waly
Down in yon forest / Matthew, Mark, Luke and John
The Tailor and the Mouse / Greensleeves / The Wraggle Taggle Gypsies
Lord Rendall / Sweet Jane / The Frog and the Mouse
The Seeds of Love / Flowers in the Valley / Near London Town
O who's going to shoe your pretty little foot
Blow away the morning dew / Searching for Lambs / Sweet England
Dabbling in the Dew / Strawberry Fair / Just as the tide was flowing
アルフレッド・デラー(カウターテナー)
デスモンド・デュプレ(リュート、ギター)
録音:1950-1960年代 原盤、前出:Vanguard Classics
ヴァンガードのオリジナル・マスター・テープからのリマスター盤。

ALC 1155 ¥750
ラ・ストゥペンダ! ジョーン・サザーランド オペラ・アリア集
ヴェルディ(1813-1901):
「椿姫」から E strano..Ah forsè lui.. Sempre libera(*)
「リゴレット」から Gualtier Maldé.. Caro nome(*)
「シチリア島の夕べの祈り」から Mercè, diletti amiche(+)
「オテロ」から Mia madre aveva una povera ancella... Piangea cantando(*)
ドニゼッティ(1797-1848):
「ランメルモールのルチア」から
Ancor non giunse!.. Regnava nel silenzio(*)
l dolce suono.. Ardon gl'incensi(*)
「シャモニーのリンダ」から Ah! Tardai troppo.. O luce di quest anima(+)
トマ(1811-1896):「ハムレット」から Mad scene:A vos jeux mes amis(*)
グノー(1818-1893):「ロミオとジュリエット」から Je veux vivre(*)
アルディーティ(1822-1903):口づけ(#)
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)
コヴェントガーデン王立オペラハウス管弦楽団(*)
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指揮(*))
パリ音楽院管弦楽団(+)
ネッロ・サンティ(指揮(+))
不詳(器楽伴奏(#))
録音:1959年(+)/1960年(*/#) ADD 原盤:Decca
「ラ・ストゥペンダ」はサザーランドを称賛したニックネームで、「とても
なくすばらしい声(を持つ女性)」のような意味。

ALC 2018 2枚組 ¥1180
ヨハン・シュトラウスII(1825-1899):オペレッタ「こうもり」
ヴァルデマール・クメント(テノール:アイゼンシュタイン)
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ:ロザリンデ)
エリカ・ケート(ソプラノ:アデーレ)
レジーナ・レズニック(メゾソプラノ:オルロフスキー公爵)
ジュゼッペ・ザンピエーリ(テノール:アルフレート)
ヴァルター・ベリー(バス:ファルケ)
エバーハルト・ヴェヒター(バリトン:フランク)
ウィーン国立オペラ合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ガラ・パフォーマンス
レナータ・テバルディ、ジョーン・サザーランド、
レオンタイン・プライス(ソプラノ)
マリオ・デル・モナコ(テノール) 他




<DUX>
DUX 0690 \1800
ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921):歌曲集
夜のスキー Op.19/真夏の夜の夢 Op.23 No.1/贈り物 Op.26 No.2
他(全19曲)
ウルシュラ・クリゲル(メゾソプラノ)
ワルシャワ・ソロイスツ・コンチェルト・アヴェンナ
アンジェイ・ミシンスキ(指揮)

DUX 0750 \1800
ハンス・レオ・ハスラー(1564頃-1612):ミサ・オクターヴァ
見よ、大祭司を[Ecce Sacerdos magnus](6声)
主に向かって歌え[Cantate Domino](イントロイトゥス;4声)
ミサ・オクターヴァ[Missa Octava](8声)から キリエ,グローリア
私は苦しめられる時、主に対し[Ad dominum cum tribularer]
(詩篇119;グラドゥアーレ;5声)
ミサ・オクターヴァ から クレド
天は喜び[Laetantur coeli](オフェルトリウム;4声)
マリアは言った[Dixit Maria](オフェルトリウム;4声)
ミサ・オクターヴァ から Sanctus & Benedictus
天におられる父[Pater noster](8声)
ミサ・オクターヴァ から Agnus dei
主を称えよ[Laudate Dominum](コムニオ:4声)
言葉は肉となり[Verbum caro factum est](イテ・ミサ・エスト;6声)
オクターヴァ・アンサンブル
アンナ・マギェラ、アグニェシュカ・ドラベント(ソプラノ)
マウゴジャタ・ランゲル=クルル(アルト) 
ウーカシュ・ドゥレヴィチ(男性アルト)
ジグムント・マギェラ(テノール、アーティスティック・マネージメント)
マレク・オパスカ(テノール) バルトゥオメイ・ポラク、
マルチン・ヴルベル(バス)
録音:2011年1月、クラクフ(ポーランド)、処女マリア無原罪懐胎教会
ドイツのニュルンベルクに生まれたハスラーはヴェネツィアに留学し、帰国後
アウクスブルクの富豪フッガー家のオルガニストとして活躍。ドイツ・バロッ
ク音楽の基礎を築いた一人と見なされています。ミサ・オクターヴァはヴェネ
ツィアで学んだ複合唱形式による8声(2群4声)のミサ。
ポーランドの若手声楽家8人が結成したオクターヴァ・アンサンブルは中世音
楽から現代音楽、クラシックからジャズ、ポップスまでを歌いこなす注目株。

DUX 0807 \1800
フェリクス・ノヴォヴィエイスキ(1877-1946):
楽園にて(オルガン独奏のための詩曲)Op.61(*)
ピエール=マリ・デルフィユ(1934-):
十字架上のキリストの最後の七つの言葉による観想(+)
不詳:祝福(ザイツェフによるロシア第6旋法)(#)
セバスティアン・アダムチク(オルガン(*))
ピエール=マリ・デルフィユ(観想(+))
ワルシャワ・エルサレム修道会修道士&修道女(#)
録音:2010年8月、ワルシャワ、エルサレムの神の御母教会
ポーランドの作曲家ノヴォヴィエイスキの代表作の一つである「楽園にて」
の前後と楽章間に、エルサレム修道会(1975-)の創設者デルフィユ神父の観想
(Meditation)が説かれるという構成のアルバム。

DUX 0820 \1800
ピオトル・モス(1949-):
瞑想と詩篇(合唱と管弦楽のための;2001)(*)
旅(2台のハープと管弦楽のための協奏曲;2000)(+)
カスパー・ダヴィト・フィッシャーの5つの絵画(管弦楽のための;2007)(#)
グラジナ・ストシェシェフスカ、アンナ・シコジャク=オレク(ハープ(+))
ポーランド放送クラクフ合唱団(*)
アルトゥル・センジェラシュ(合唱指揮(*))
ポーランド国立放送交響楽団
ミハウ・クラウザ(指揮)
録音:2010年5月28日(*)、2009年3月4日(+)、2009年3月27日(#)、
カトヴィツェ文化センター(ポーランド)、
グジェゴシュ・フィテルベルク・ホール、ライヴ
モスはグラジナ・バツェヴィチ、クシシュトフ・ペンデレツキ、ナディア・
ブーランジェらに師事し、1981年パリに移住、1984年にフランス市民権を取得
したたポーランド作曲家。

DUX 0825 \1800
イン・ザ・リズム・オブ・ショパン
ショパン(1810-1849)/
ヤン・"プタシン"・ブルブレフスキ編曲:前奏曲ホ短調 Op.28 No.4
クシシュトフ・ヘルジン編曲:マズルカ ニ長調 Op.33 No.2
ボグダン・チェスシェルスキ編曲:ワルツ嬰ハ短調 Op.64 No.2
ヘンリク・ミシキェヴィチ編曲:前奏曲ハ短調 Op.28 No.20
クシシュトフ・ヘルジン編曲:練習曲ホ長調 Op.10 No.3
ヘンリク・ミシキェヴィチ編曲:ワルツ イ短調 Op.34 No.2
ヤン・"プタシン"・ブルブレフスキ編曲:スケルツォ変ロ短調 Op.31 No.2
ボグダン・チェスシェルスキ編曲:夜想曲変ホ長調 Op.9 No.2
クシシュトフ・ヘルジン編曲:ワルツ ロ短調 Op.69 No.2
ユゼフ・エリアシュ&エルジャズ・ビッグ=バンド
ポモジェ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2010年、ビドゴシュチ(ポーランド)、ポモジェ・フィルハーモニー、
スタジオ・トカルニア

DUX 0830/0831 2枚組(1枚価格) \1800
ベスト・オブ・ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニー
ビゼー(1838-1875):
「カルメン」組曲第1番
闘牛士,アラゴネーズ,間奏曲,セギディリャ,アルカラの竜騎兵
「カルメン」組曲第2番 から ジプシーの踊り
チャイコフスキー(1840-1893):
管弦楽組曲第2番 Op.53 から ワルツ,ユーモラスなスケルツォ
デュカス(1865-1935):交響詩「魔法使いの弟子」
サン=サーンス(1835-1921):
ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調 Op.61 から 第2楽章(*)
リスト(1811-1886):死の舞踏(ピアノと管弦楽のための)(+)
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):
フレスコバルディの主題による変奏曲
ジグムント・ストヨフスキ(1870-1946):管弦楽組曲変ホ長調 Op.9
主題と変奏曲,ポロネーズ間奏曲,夢想とクラコヴィエンヌ
アレクサンデル・タンスマン:
ヴァイオリンとピアノまたは小管弦楽の伴奏のための5つの小品(#)
トッカータ,歌とオルゴール,無窮動,アリア,バッソ・オスティナート
バロック組曲(室内管弦楽のための;1958)
アントレ,サラバンド,ディヴェルティスマン,アリア,リゴドン
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909):連作交響詩「永遠の歌」Op.10
永遠の憧れの歌,愛と死の歌,永遠の歌
クバ・ヤコヴィチ(ヴァイオリン(*))
ヴァルデマル・マリツキ(ピアノ(+))
バルトシュ・カイエル(ヴァイオリン(#))
ビャウィストク・ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニー管弦楽団
マルチン・ナウェンチ=ニェショウォフスキ(指揮)

DUX 0832 \1800
ショパン(1810-1849):
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
(ヴォイチェフ・ライスキ編曲;弦楽合奏伴奏版)(*)
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/即興曲変イ長調 Op.29
即興曲嬰ヘ長調 Op.36/タランテッラ 変イ長調 Op.43
ダニール・トリフォノフ(ピアノ)
ソポト・ポーランド室内フィルハーモニー管弦楽団(*)
ヴォイチェフ・ライスキ(指揮(*))
録音:2010年12月、グダンスク(ポーランド)、
スタニスワフ・モニュシュコ音楽アカデミー・コンサートホール
2010年の第16回ショパン国際ピアノ・コンクール第3位に入賞したロシアのピ
アニスト、ダニール・トリフォノフ(1991年生まれ)がポーランドでショパンを
録音。注目盤です。




<PNEUMA>
PN 1320 \2080
L'Amore Mi Fa Sollazar(愛が私を慰める)
レオナルド・ダ・ヴィンチが設計した楽器によるルネサンス音楽コンサート
ヤコプ・オブレヒト(1430-1505):Rompeltier
ヨアン・アンブロジオ・ダルツァ(活躍:1500頃):
Tastar da corde / Piva a la ferrarese
不詳:L'amor, donna, chio te porto / Io mi voglio lamentare
Guarda, donna, il mio tormento(以上3曲、「王宮の歌集」(15世紀)から)
ヨハネス・ティクトーリス(1435-1511):Virgo Dei trono digna
ジョスカン・デプレ(1450頃-1521):Lle Fantazies de Joskin
ミケーレ・ペゼンティ(1470頃-1524頃):Inhospitas per alpes
ガブリエル・メーナ(活躍:1496頃):
De la dulce mi enemiga(「王宮の歌集」から)
ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561):
Madonna per voi ardo / Recordans de mia segnora
ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517):Carmen in fa
ディエゴ・オルティス(1510頃-1570頃):
Recerdadas 1 y 2 sobre la Spagna
[ラ・スパニャによるレセルカダ第1&2番]
バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470頃-1535頃):Non val Aqua
ハインリヒ・イザーク:Choralis Constantinus から Duo III
不詳/ロレンツォ・イル・マニフィコ(1469-1492)作詩:
Lasse'in questo carnovale(「マリャブ写本」(1512、フィレンツェ)から)
ハインリヒ・イザーク:Choralis Constantinus から Duo IV
ロイゼ・コンペール(1445-1518):J'ay un syon sur la porte
フアン・デル・エンシナ(1468-1529):Fata la parte(「王宮の歌集」から)
ムシカ・アンティグア
ルイス・アントニオ・ムニョス
(歌、リラ・ダ・ブラッチョ、ヴィオラ・オルガニスタ、ヴィオラ・ダ・
ガンバ)
ハビエル・カブレ
(レオナルドのペーパー・オルガン、オルガネット、ヴィオラ・オルガニスタ)
フェリペ・サンチェス・マスクニャノ
(リュート、ビウエラ、ビウエラ・デ・ペニョラ)
ダビド・マヨラル(カンタラ、小太鼓、タンバリン)
アルフォンソ・トマス(笛、鈴、ゴング、鐘) 
エドゥアルド・パニアグア(笛、鐘)
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
録音:2011年2月、マドリード
ルネサンスを代表する天才レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)が残した発
明楽器の設計図を基に作られた楽器を用いてルネサンス音楽を演奏するとい
う好企画盤。タイトルはレオナルドによる音楽的語呂合わせ(L'Amore
Mi Fa Sollazar レ・ミ・ファ・ソ・ラ)です。
「レオナルドのペーパー・オルガン」は抱えて歩きながら演奏できるよう改
良されたオルガン。音の途切れを防ぐためにダブルアクションの送風装置
(ふいごを押しても引いても空気が送り込まれる)を組み込まれています。楽
器の軽量化のため、強度を高めた紙でパイプを作ることが提案されているた
めにこの名があります。また、演奏しながら歌いやすいよう、パイプは斜め
上に向かって取り付けられ顔を隠さない工夫が成されています。
「ヴィオラ・オルガニスタ」はいわゆる弓奏鍵盤楽器の一種で、17世紀にド
イツで実際に作られ「ガイゲンヴェルク」と呼ばれています。内部にヴァイ
オリンの弦が張られており、ハンドルを回して回転弓を回し、鍵盤を押し込
むことで回転弓を弦に押し付けて発音する構造。鍵盤を押す強さで音の強弱
を付けられるようになっています。




<NUMERICA>
NUM 1208 \1850
音楽の地理学 Vol.4
カルロス・セイシャス(1704-1742):ピアノ協奏曲イ長調(*)
ボッケリーニ(1743-1805):チェロ協奏曲ト長調(+)
モーツァルト(1756-1791):ディヴェルティメント ニ長調 K.136(#)
バルトーク(1881-1945):ルーマニア民俗舞曲(**)
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):
ポルトガルの田舎の旋律(ピアノ四手連弾のための;1979)(++)
ジョゼ・アタラヤ:多面体の音楽(ピアノとコンピューターのための)(##)
ブリュノ・ベルトワーズ(ピアノ(*/++/##)、コンピューター(##))
クリスティナ・マルゴット(ピアノ(++)
ジェド・バラハル(チェロ(+))
マルタ・エウフラジオ(ヴァイオリン(**))
ライゼス・イベリカス管弦楽団
ピエロ・ベッルージ(指揮(+))
パウロ・マルティンス(指揮(*/#/**))

NUM 1212 \1850
フラウタスティカ(フルータスティック) フルートとピアノのための音楽
コープランド(1900-1990):二重奏曲(1971)
ブロッホ(1880-1959):旋法組曲(1956)
プーランク(1899-1963):ソナタ(1956-1957)
シューベルト(1797-1828)/イシュトヴァーン・マトゥス編曲:
アヴェ・マリア/君は憩い/しおれた花/セレナード
J・S・バッハ(1685-1750):ソナタ ロ短調 BWV1030
イシュトヴァーン・マトゥス(フルート)
ナンシー・リー・ハーパー(ピアノ)
録音:2004年9月24-25日、ブダペスト、フンガロトン・スタジオ
イシュトヴァーン・マトゥスは1947年ハンガリーのナジケーレシュに生まれ、
ブダペストのリスト音楽アカデミー、ブリュッセル高等音楽院を卒業(1972年)
後、ピエール・ブーレーズに招かれパリのIRCAM(フランス国立音響音楽研究
所)研究員となり、アンサンブル・アンテルコンタンポランのメンバーとして
活躍しました。録音の数はHungarotonレーベルだけで50以上を数え、1991年
以降はフルート教育法に関する論文も数多く発表しています。




<STRADIVARIUS>
STR 33861 \1980
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ三重奏曲イ短調「偉大な芸術家の思い出に」 Op.50
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 Op.67
ダヴィド三重奏団
クラウディオ・トロヴァヨーリ(ピアノ)
ダニエーレ・パスコレッティ(ヴァイオリン)
パトリツィオ・セリーノ(チェロ)
イタリアの若手トリオ、ダヴィド三重奏団が当レーベルに初登場。

STR 33867 \1980
エザイアス・ロイスナー(1636-1679):「リュートの楽しみ」(1667) Vol.1
組曲第9番ト短調/組曲第4番イ短調/組曲第13番変ホ長調
組曲第11番ハ短調/組曲第14番ヘ短調
バウル・ベイエル(バロックリュート)
エザイアス・ロイスナーはリュート奏者であった同名の父の教えを受け、
リュートの神童として父とともにヨーロッパ各地の宮廷で活躍。フランス
音楽の影響を受けたリュート独奏や器楽合奏のための組曲形式をドイツに
おいて発展させました。「リュートの楽しみ」は様々な調性の15の組曲か
ら成る作品です。

STR 33900 \1980
サルヴァトーレ・シャッリーノ(1947-):
オペラ「Luci mie traditrici」(全2幕;1998)
ニーナ・タランデク(メゾソプラノ)
クリスティアン・ミードル(バリトン)
ローラント・シュナイダー(カウンターテナー)
ジーモン・ボーデ(テノール)
アンサンブル・アルゴリトモ
マルコ・アンジウス(指揮)
邦題として「私を裏切った光」、「わが裏切りの瞳」のように訳されている
オペラ。

STR 57012 2枚組 \2950
ルーカ・フランチェスコーニ(1956-):オペラ「バッラータ」(全2幕;2002)
マルコ・ビーズリー、アンデシュ・ラーション、イルディコー・コムローシ、
ウーキュン・キム、エバーハルト・フランチェスコ・ローレンツ、
ロール・デルカンプ、ドナル・J・バーン、シュテファン・ローゲス、
スーザン・シンマック、シルヴィア・ヴァイス(キャスト)
モネ劇場合唱団&交響楽団
レナート・バルサドンナ(合唱指揮)
タノス・アダモプーロス(コンサートマスター)
大野和士(指揮)
録音:2002年10月29日、ブリュッセル、モネ劇場、初演ライヴ
世界初録音。




<LA MA DE GUIDO>
LMG 2096 \2080
アセンシオ、ロドリーゴ、タレガ:ギター作品集
ビセンテ・アセンシオ(1908-1979):
バレンシア組曲; 前奏曲/歌/踊り
Col.lectici intim; 平静/宝石/平穏/歓喜/焦燥
神秘主義的組曲; Dipso/ゲッセマネ/聖霊降臨祭
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):
祈りと踊り(マヌエル・デ・ファリャへのオマージュ)
フランシスコ(フランセスク)・タレガ(1852-1909):
アラブ奇想曲/アルハンブラの思い出
ヨルゴス・アルギリアディス(ギター)
録音:2010年、バルセロナ、
マレ・デ・デウ・デ・エスペランサ(望徳の聖母)礼拝堂
ロドリーゴと同時代のスペインの作曲家ビセンテ・アセンシオはバレンシアに
生まれ、エンリク・ムレラ、ホアキン・トゥリナ、エルネスト・アルフテルに
師事しましたが、誰よりもファリャの影響を強く受けた作風で知られています。
彼が書いたギター曲はナルシソ・イエペスやアンドレス・セゴビアのレパート
リーとなり、現在でも頻繁に演奏されています。

LMG 2097 \2080
14-16世紀アラゴン王国のビウエラ・デ・アルコ
不詳/ラス・ウエルガス写本(18世紀)所収:Benedicamus XIV(Haec est mater)
ルイス・ベネガス・デ・エネストロサ(1510頃-1577以後)/
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):Ave maris stella(1557)
ディエゴ・オルティス(1510年頃-1570年頃):La Espana(1553)
不詳/ウプサラ歌集(1556)所収:Para verme con ventura
フアン・デル・エンシナ(1468-1529):
No se puede llamar fe / Es la causa bien amar
アントニオ・デ・カベソン:
Fabordoan del 1er tono llano y Glosado en el tiple
ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561):Romance de Moriana
ルイス・ベネガス・デ・ネストロサ/アントニオ・デ・カベソン:
O gloriosa domina
不詳/ウプサラ歌集 所収:
Como puedo yo bivir / No soy yo quien veis bivir
アントニオ・デ・カベソン:
Fabordon del 1er tono llano y Glosado en las voces intermedias
フアン・デル・エンシナ:Mas vale trocar
不詳/ウプサラ歌集 所収:
Que todos se passan en flores / Si la noche haze escura
Que es de ti, desconsolado
不詳/ラス・ウエルガス写本 所収:Benedicamus IX
ルイス・ベネガス・デ・ネストロサ/アントニオ・デ・カベソン:
Pange lingua
アントニオ・デ・カベソン:Fabordon del 5 tono llano
不詳/ウプサラ歌集 所収:Un dolor tengo en el alma / Dime Robadora
カンタール・アラ・ヴィオラ
ナディーヌ・バルベイジ(ソプラノ)
フェルナンド・マリン(ビウエラ・デ・アルコ)
録音:2010年4月6-9日、アルタフリャ(スペイン、タラゴナ県)、
聖アントニ隠修士修道院
イベリア半島北東部に栄えたアラゴン王国における、ヴィオラ・ダ・ガンバの
祖先とも見なされる擦弦楽器ビウエラ・デ・アルコ(弓で弾くビウエラ)の音楽。

LMG 2098 \2080
ジャウメ・ボスク(1825-1895):ギター伴奏歌曲集&ギター曲集
10の歌(*); モーロの歌/鐘/秋のたそがれ/ロンド/首領の妻
オバド/愛する人に/セビリャに/去年の花/帰営の歌
パッサカリア(グノーによるギターと任意のヴァイオリンのためのセレナード)(+)
つまらない物(歌詞のないロマンス)Op.11/星と花、夢想 Op.12
自作のオペラによる劇的幻想曲 Op.14/スペインの帰営曲 Op.16
瞑想 Op.18/バラード Op.19/モーロの嘆き(ギターのための歌)Op.85
チェロ Op.posth.
マリア・テレザ・ガリゴザ(ソプラノ(*))
ミゲル・ハバロイ(ギター)
パトリツィア・ブロニシュ(ヴァイオリン(+))
録音:2010年8月29-30日、サンタ・マリア・デル・バルバラ・デル・バリェス
(スペイン、カタルーニャ)、ロマネスク教会
使用楽器:J・L・ロマニリョス製「La playera」
ジャウメ・ボスクはバルセロナ生まれのギタリスト・作曲家。1853年以降パリ
で活躍し作曲家グノーや画家マネと交友、「ギターの王」と称えられました。

LMG 2099 \2080
フアン・バウティスタ・コメス(1582?-1643):エレミヤの哀歌
聖木曜日の第1の哀歌(11声)(*)
聖木曜日の第1の哀歌(5声)(*)
聖木曜日の第1の哀歌(5声)
聖金曜日の第1の哀歌(4声)(*)
キリストは私たちのために従順に死につかれた
ヴィクトリア・ムジケ
ホセプ・ラモン・ヒル=タレガ(指揮)
録音:2010年4月、バレンシア大学(スペイン)、ラ・サピエンシア礼拝堂
フアン・バウティスタ・コメスはバレンシアに生まれ同地の大聖堂楽長を務め
た作曲家。(*)世界初録音。

LMG 2100 \2080
グラナドス(1867-1916):ピアノ作品集
幻影/幻影-ロマンティック・ワルツ集/セレナタ・アンパロ
スペイン奇想曲/詩的な情景 第1集/ゴンドラ-詩的情景
詩的ワルツ集/詩的な情景 第2集/アラゴン狂詩曲
エミリ・ブラスコ(ピアノ)
録音:2010年11月10-12日、サンタ・クロマ・デ・グラマネト
(スペイン、バルセロナ県)、
アウディトリ・カン・ロチ・イ・トゥレス

LMG 2101 \2080
ホセ・マリン(1619-1699):トノス・ウマノス(世俗歌集)
Si quieres dar Marica en lo cierto / Amante, ausente y triste
Apostemos nina que acierto / Para las indias de Clori
Ojos pues me desdenais / Esta mi necia pasion / Nina como en tus
mudanzas
De Amarilis yo vi la beldad / Ya desengano miao / Dicen que de Ines
Pensamiento que en tu dano / Ahora que estais dormida / No piense
Menguilla
Sepan todos que muero / Mi senora Mariantanos / Valgate amor por Gileta
Todo eres contradicciones / Bercebu cargue contigo
フェリクス・リーント(テノール)
マヌエル・ビラス(ダブルハープ)
録音:2008年1月、ポンベイロ(スペイン、ルゴ県)、聖ビセンテ教会
ホセ・マリンはスペイン・バロック期の作曲家・歌手・ギタリスト・ハーピス
ト。強盗・殺人の罪で実刑判決を受けるも逃亡して音楽活動を続けたというと
んでもない経歴の持ち主。フェリクス・リーントはスイスとスペインの二重国
籍を持つテノール。

LMG 4009 \2080
モーリス・オアナ(1913-1992):12の解釈法練習曲(1982/1984-1985)
第1集; 自由なカデンツァ/並行の動き/音槐/左手のみ/五度/第3ペダル
第2集 から; 七度/二度/自由な対位法/九度
マリア・パス・サンティバニェス(ピアノ)
録音:2009年12月-2010年9月、モントルイユ(フランス)、
セクエンツァ・スタジオ




<VERSO>
VRS 2088 \2080
光への賛歌
D・スカルラッティ(1685-1757):
ソナタ変ホ長調 K.475/ソナタ ロ短調 K.87
ソナタ ニ長調 K.491/ソナタ イ短調 K.175
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調「ヴァルトシュタイン」Op.53
ショパン(1810-1849):
練習曲変イ長調 Op.10 No.10/夜想曲変ニ長調 Op.27 No.2
ブラームス(1833-1897):間奏曲イ長調 Op.118 No.2
リスト(1811-1886):超絶技巧練習曲集 から マゼッパ
ラヴェル(1875-1937):夜のガスパール から オンディーヌ
アルベニス(1860-1909):組曲「イベリア」第2巻 から トリアナ
フェリクス・アルダナス(ピアノ)
録音:2008年6月22-23日、ビトリア(スペイン)、
ヘスス・グリディ専門音楽院
録音時点で18歳というスペインの若きピアニスト、フェリクス・アルダナス
はアリシア・デ・ラローチャ(1923-2009)の指導を受けた最後の生徒の一人。

VRS 2099 3枚組 \4160
ラモン・ガライ(1761-1823):交響曲集
第1番変ホ長調/第2番ニ長調/第3番変ロ長調/第4番イ長調
第5番ハ短調/第6番ハ長調/第7番ハ長調/第8番ハ長調
第9番変ホ長調/第10番変ロ長調
コルドバ管弦楽団
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
録音:2009年10月、コルドバ大劇場(スペイン)
ラモン・ガライはスペインのアストゥリアス地方に生まれアンダルシア地方
で活躍したスペインの知られざる作曲家。1785年よりハエン大聖堂楽長を務
めたため作品の大半は教会音楽ですが、1790年から1817年までの間に10曲の
古典派的な交響曲を書いています。

VRS 2102 \2080
ルイス・デ・ロス・コボス(1927-):管弦楽作品全集
交響曲「Cursus Vitae」Op.8(1956)
再現する苦悩(交響的瞑想)Op.12(1967)
ジャングル Op.11(1963)
カスティリャ・イ・レオン交響楽団
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
ルイス・デ・ロス・コボスはスペインのバリャドリドに生まれた作曲家。フ
ランコ独裁政権を避け1951年に国外に脱出し各地を転々とした後、1961年以
降スイスのジュネーヴに定住しました。収録全曲が世界初録音。

VRS 2104 \2080
シューベルト(1797-1828):歌曲集「冬の旅」D.911(1827)
ホセ・マヌエル・モンテロ(テノール)
フアン・アントニオ・アルバレス・パレホ(ピアノ)
スペインの歌手とピアニストによる「冬の旅」。




<ARS HARMONICA>
AH 215 \2080
ジュゼプ・パドロ(1938-):多色装飾 室内アンサンブルのための4つの組曲
弦楽四重奏のための組曲「夕暮れの逆光」(舞台音楽;1985)
弦楽四重奏のための組曲「野心と死の伝説」(2000)
弦楽三重奏のための組曲「多色装飾」(2006)
フルートと弦楽三重奏のための組曲「呪文」(2009)
アンサンブル・アルキミア
アンジェルス・リウス(フルート)
アリアドナ・パドロ、ミケル・コルドゥバ(ヴァイオリン)
ライア・ベザルドゥク(ヴィオラ) アンナ・コスタ(チェロ)
録音:2009-2010年、マンレザ音楽院(スペイン、カタルーニャ)
ジュゼプ・パドロはバルセロナ近郊の町マンレザに生まれたスペイン・カタ
ルーニャの作曲家・指揮者・音楽教師・フルート、リコーダー、フラビオル
(カタルーニャの民族的管楽器)の奏者。

AH 216 \2080
シャビエ・ベンゲレル(1931-):ピアノ作品全集、他
ピアノのための組曲(1953)(*)/ピアノ・ソナタ(1957)(*)
構造IV(ピアノのための;1966)(*)/ボードレールの手法で(2003)(*)
炉端の7つの詩
(朗読、ピアノ、フルート、クラリネット、チェロと打楽器のための;2008)(+/#)
六芒星(ピアノ、フルート、クラリネット、チェロと打楽器のための;1997)(#)
ダビド・カザノバ(ピアノ(*))
エリザベト・エジェア(朗読(+))
バルセロナ・モダーン・プロジェクト(#)
キム・ウリェ(フルート) ナウム・モンテルデ(クラリネット)
ダビド・カザノバ(ピアノ) ピラル・スビラ(打楽器)
エベリウ・テレス(ヴァイオリン) リト・イグレシアス(チェロ)
マルク・ムンクジ(指揮(#))
録音:2009年7月、バルセロナ、SGAE、モンポウ・ホール
シャビエ・ベンゲレルはスペインの「51年世代」に属するバルセロナ生まれ
の作曲家。

AH 217 \2080
シャビエ・ベンゲレル(1931-):秋の協奏曲、冬の宮殿 室内楽作品集
秋の協奏曲(ギターと弦楽四重奏曲のための;2005)(+/**)
冬の宮殿(ソプラノ、クラリネットと弦楽四重奏曲のための;2005)(*/**)
クロッキー(弦楽四重奏曲のための;1988)(**)
内省(クラリネットのための;2003)(#)
サラ・デ・リェバント五重奏曲(クラリネットと弦楽四重奏曲のための;2005)(#/**)
ティナ・ゴリナ(ソプラノ(*))
ジャウメ・トゥレン(ギター(+))
ホセプ・フステル(クラリネット(#))
バルセロナ・グリンカ弦楽四重奏団(**)
アラ・ヴォロンコワ、ゲラシム・ヴォロンコフ(ヴァイオリン)
ベルナト・ブファルイ(ヴィオラ) ナビ・カベスタニ(チェロ)
録音:2007年5月、ラ・ガリガ(スペイン、カタルーニャ)、
スタジオ・ムラレダ




<ANIMA E CORPO>
AEC 001 \2080
私は狂気 17世紀スペイン歌曲集
アンリ・ド・バイイ(?-1637):私は狂気
不詳(17世紀):マリサパロス
ホセ・マリン(1619-1699):もう思わないで、メンギリャ
B・サンセベリノ(活躍:1620-1622):私はあなたに忘れられた
ガスパル・サンス(1640頃-1710):フォリアー即興演奏(器楽)
ホセ・マリン:瞳よ、お前は私を軽蔑している/アモルよ、それほど極端に
不詳(17世紀):あなたの美しい奥様
ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):知っている、私は死にかけていると
ルカス・ルイス・デ・リバヤス(1626-?):エスパニョレタス(器楽)
不詳(17世紀):
不在/あなたの瞳/おお、ヴィーナスよりも美しく/船は浜辺に
フアン・イダルゴ(1614-1685):それこそ愛
ラケル・アンドゥエサ(ソプラノ)
ラ・ガラニア
ヘスス・フェルナンデス・バエナ(テオルボ)
ピエール・ピツル(バロックギター)
録音:2010年9月10-15日、グアダラハラ(スペイン)、聖ミゲル教会
スペインの新しい古楽レーベル「アニマ・エ・コルポ」からの初リリース。
17世紀にスペインで歌われていた音楽を数々の出典から精選した内容で、外国
の曲にスペイン語の歌詞を付けたものも含まれています。
ラケル・アンドゥエサはパンプロナに生まれ、同地のサラサーテ高等音楽院お
よびロンドンのギルドホール音楽学校で学んだスペインのソプラノで、スペイ
ン古楽ファンにはすでにおなじみ。ヘスス・フェルナンデス・バエナはセビ
リャ近郊のエステパに生まれ、セビリャ高等音楽院でギリェルモ・ペニャル
ベルとフアン・カルロス・リベラに師事した後オランダのハーグ王立音楽院
で学んだテオルボ奏者。ピエール・ピツルはウィーン音楽大学でヴァルター・
ヴュルディンガー、バーゼルのスコラ・カントールムでユルゲン・ヒュプシャ
ー、オイゲン・ドンゴワ、ホプキンソン・スミスに師事したギター・リュート
奏者で、オーストリアの古楽アンサンブル「プライヴェート・ミュージック」
の主宰。フェルナンデス・バエナとピツルのデュオ「ラ・ガラニア」は当盤で
CDデビューとなります。





<UNIVERSAL MUSIC SPAIN>
0028947643494 \2850
マイ・スペイン
ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ(1961-):
イベリアの主題による幻想曲/ラ・エリアナ協奏曲
イサーク・アルベニスへの墓碑銘/EsZENa I a Astor/EsZENA II a Nela
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946)
/ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ編曲:
バレエ「恋は魔術師」より 隣人たちの踊り
バレエ「三角帽子」より 粉屋の踊り
バレエ「恋は魔術師」より 情景-鬼火の歌,火祭りの踊り
オペラ「はかない人生」より 舞曲
イサーク・アルベニス(1860-1909)
/ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ編曲:
スペインの歌 Op.232 より コルドバ/スペイン組曲 Op.47 より セビリャ
ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ:暗闇のバンデリリャス
ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ(ギター)
ラ・マエストランサ
エセキエル・コルタバリア(フルート) ビセンテ・サバテル(クラリネット)
エバ・マルティン(ヴィオラ) ミハウ・ドモホフスキ(チェロ)
ヘルマン・ムニョス(コントラバス) ロベルト・ボスメディアノ(打楽器)
録音:2009年、ナバセラダ(スペイン、マドリード自治州)、
イスラ・ブランカ・スタジオ
ホセ・マリア・ガジャルド(ガリャルド)・デル・レイはスペインのセビリャに
生まれ、9歳でデビュー以来世界的に活躍しているギタリスト・作曲家。





<DIVUCSA>
SA 01772 \2850
第4回ホアキン・ロドリーゴ国際コンクール優勝者ライヴ
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):
ラ・テンプラニカへのオマージュ(管弦楽のための)(*)
ピアノ協奏曲(+)
夏の協奏曲(ヴァイオリンと管弦楽のための)
エドワード・ニーマン(ピアノ(*))
レーナ・セメノワ(ヴァイオリン(+))
プラハ・フィルハーモニー管弦楽団
ルベン・ヒメノ(指揮)
録音:2009年12月10日、プラハ、ビノフラディ劇場、
ホアキン・ロドリーゴ没後10周年記念演奏会、ライヴ
2008年開催の第4回ホアキン・ロドリーゴ国際コンクールの優勝者、エドワー
ド・ニーマン(合衆国;1984年生まれ)とレーナ・セメノワ(ロシア;1986年生
まれ)を招いて行われた演奏会のライヴ録音。特別な装丁となっております。
2010年に活動を終了したAUTORレーベルが制作していた未発売の在庫商品を
DIVUCSAレーベルが引き取って発売したもので、本体・外装ともに「DIVUCSA」
の表記はございません。




<EMEC>
E 085 \2080
愛と死 グラナドス、アルベニス、モンポウ:ピアノ作品集
グラナドス(1867-1913):「ゴイェスカス」から 愛と死/わら人形
アルベニス(1860-1909):「イベリア」第1集
喚起(エボカシオン)/港/セビリャの聖体祭
モンポウ(1893-1987):ショパンの主題による変奏曲
セバスチャン・スタンリー(ピアノ)
録音:2010年12月7-8日、ロンドン、ペレグリン・ピアノ・スタジオ
は英国王立音楽大学で学んだスペイン系英国人ピアニスト、セバスチャン
(・ミゲル)・スタンリー(1984年生まれ)によるスペイン・プログラム。

E 097 \2080
江文也:16のバガテル
アグスティン・マルリ編曲:16の中国伝承曲
川のささやき/歌/水仙の花/羊飼いの笛/歌/小さな羊飼い
Akbilak/歌/愛とりんご/ジャスミン/愛の歌/羊飼いの満足
歌/サモワールは呼んでいる/李族賛歌/美しい山鳥
江文也(1910-1983)/アグスティン・マルリ編曲:16のバガテル Op.8
Green Leaves Young Leaves / Lento tranquillo / Canto dormiente
Charamela / Adagio misterioso / Allegro feroce / Epitaph
Allegro ma non troppo / I Remember… / Allegretto siempre legato
Erhu / Prestissimo tumultuoso / Andante cantabile
Allegretto leggiero / Pipa / Peking Gate
マイケル・ケヴィン・ジョーンズ(チェロ)
アグスティン・マルリ(ギター)
録音:2010年11月9-12日、マドリード、
サン・フランシスコ・エル・グランデ王立バジリカ教会
江文也(こう・ぶんや)は日本植民地時代の台湾出身の作曲家・声楽家。旧制
上田中学校、武蔵高等工科学校、東京音楽学校夜間校で学び、バリトン歌手
としてデビュー。山田耕筰、橋本國彦に作曲を師事。1938年に北京師範大学
教授に就任し北京と東京を行き来する生活を送っていましたが、1945年、北
京滞在中に日本が降伏したため中国当局に拘束され、釈放後も日本への帰国
を許されませんでした。1950年に天津中央音楽院教授に就任したものの、
1966年からの文化大革命で弾圧され作曲も禁じられるという不遇を余儀なく
され、1978年に名誉回復されましたが既に病身、北京で逝去しました。没後
に再評価され中国・台湾・香港で録音の機会が増え、今世紀に入り日本の作
曲家としても見直される機運が高まっています。
「16のバガテル Op.8」は1936年、当時日本で教えていたアレクサンドル・
チェレプニン(1899-1977)による「チェレプニン・コレクション」の一環と
して出版されたピアノ小品集。当盤ではその楽譜に基づきアグスティン・マ
ルリがチェロとギターの二重奏用に編曲した版が演奏されています。もちろ
ん世界初録音。

<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72515 \2080
クルフト:ホルン・ソナタ ホ長調
ベートーヴェン:ホルン・ソナタ ヘ長調 作品17
ハイドン:ラルゴ(弦楽四重奏曲第59番『騎士』より)
ライデスドルフ/ベロンチ:ソナタ 変ホ調 作品164
アンネケ・スコット(ナチュラル・ホルン)
キャスリーン・クック(フォルテピアノ)
19世紀に作曲されたホルンとフォルテピアノのための秀作集です。有名なア
ンネケ・スコット(ナチュラル・ホルン)による華やかな音色と優れた超絶技
巧、そしてデュオ・パートナーであるキャスリーン・クック(フォルテピアノ)
による洗練された、バランス感覚と美的感覚に優れた伴奏。この二人の音楽
性が溶け合って、この録音に特別な輝きを与えています。これほどまでに完
璧な録音はあったでしょうか!」(チャレンジ・クラシックス)
このディスクに収められたのは、19世紀の作曲家たちによるホルンとフォル
テピアノのための作品群です。クルフトは夭逝の作曲家で、その短い生涯に
驚くべき数の作品を残しました。当時の主力音楽雑誌であるAllegemaine
Musikalische Zeitung においても「勤勉且つ精力的な作曲家」と称賛され
ています。そしてベートーヴェンが、ずば抜けたホルンの名手だったジョ
ヴァンニ・プントのために書いたホルン・ソナタ。出版社(ライデスドルフ・
ウント・バウワー)でその名が知られるライデスドルフもまた、多産な作曲
家でした。このライデスドルフと、やはりホルンの名手と伝えられるベロン
チとの連名によるソナタは、ホルン、ピアノ双方のパートを超絶技巧が華や
かに彩っています。最後のラルゴは、ハイドンの弦楽四重奏曲「騎士」に由
来しますが、この素晴らしい編曲版を誰が手がけたのかは不明です。

CC 72500(SACD-Hybrid) \2300
ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 作品92
ベートーヴェン:交響曲 第8番 へ長調 作品93
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ネザーランド交響楽団(ヘット・オーステン管弦楽団)
アカデミックなアプローチと高い芸術性との絶妙のバランスを保った演奏解
釈で、ヨーロッパを中心にセンセーショナルな成功をおさめているデ・フリ
エンド。そして現在、最も親密な活動をしている手兵、ネザーランド交響楽
団との蜜月コンビネーションは、ベートーヴェンが中期から後期へと向かう
二つの交響曲の真髄に迫る演奏で、全集第3弾となる当盤を含め、国際的に
高い評価を受けているシリーズです!

CC72516(SACD-Hybrid) 4枚組+ボーナスDVD \7280※品番訂正 CC72519
ワーグナー:舞台神聖祝祭劇「パルジファル」(演奏会形式)
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
オランダ放送合唱団
ラトヴィア国立合唱団(男声)
アンフォルタス:フォルク・シュトルックマン(バスバリトン)
ティトゥレル:アンテ・イェルクニカ(バス)
グルネマンツ:ロベルト・ホル(バス)
パルジファル:クラウス・フロリアン・フォークト(テノール)
クリングゾル:クリスター・セント・ヒル(バリトン)
クンドリ:カタリナ・ダレイマン 他
EXTONでもおなじみのオランダの鬼才、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンの最
新盤がチャレンジ・クラシックスから登場です。現在、オランダ放送フィル
の他、ダラス響、ロイヤル・フランダース管の音楽監督を務め、ヨーロッパ
での2つのポジションが満了する2012年以降は、よりアメリカでの活動に専
念する予定。すでにフィラデルフィア、ロサンゼルス、セントルイス等の
ビッグ・オーケストラとの客演を重ね、シカゴ響との共演も予定されてい
ます。オランダ放送フィルとのワーグナー・プロジェクトは、これまでも
オランダ国内外で大絶賛を博しています。今回は実力派ソリスト陣を擁して
2010年12月に行われた演奏会形式による公演からのライヴ盤です!見逃せな
いセット(全幕版CD4枚組+ハイライトから構成されるボーナスDVD)です。

CC 72373 \2080
Melodies of Love and Death ? Opera Senza Parole
「ルサルカ」より“月に寄せる歌”
「椿姫」より“過ぎし日よ、さようなら”
「カルメン」より“ハバネラ”、“おまえが投げたこの花は”、
“ダイヤに,スペード…”
「愛の妙薬」より“人知れぬ涙”
「トスカ」より“星は光ぬ”
「利口な女狐の物語」より愛の二重唱
「マノン・レスコー」より“一人寂しく捨てられて”
「ウェルテル」より“春風よ、なぜわれを目覚ますのか”
「トゥーランドット」より“氷のようなあなた様も”
「サムソンとデリラ」より“あなたの声に心は開く”
「ラ・ボエーム」より“冷たいこの手”
「蝶々夫人」より“ある晴れた日”
「ばらの騎士」より“夢なのでしょう。 本当ではないのでしょうか”
オシリス・トリオ
エレン・コルヴァー(ピアノ)
ペーター・ブラント(ヴァイオリン)
ラリッサ・フレーネフェルト(チェロ)
「もし歌い手が自分の担当する音符を仲間の楽器奏者に託したら、有名なオ
ペラ・アリアはどうなると思いますか?オペラというのは物語や動作、そし
て恋人たちの情熱や敵対するものたちの復讐など人間の激しい感情が進める
演劇でありドラマです。ヴァイオリンはチェロに愛を語れますか?ピアノは
弦楽器群に復讐するでしょうか?しかし、ここで、偉大な作曲家たちが永遠
に不滅である所以があるのです。彼らが作った旋律や和声そしてリズムが、
台本と言う具体的な事実が言葉によっては惨めにも表現できないたびに、台
本を超越し、人間存在という根本的テーマの持つ抽象性を言葉によるドラマ
に与えるのです。そして、我々聴衆は決して満足することもありません。
我々はこれらの旋律をすべて、何度でも何度でも聴きたいのです。これらの
旋律を通じて、不幸な結末のオペラの登場人物が体験していることを追体験
するのです。我々は情熱的な愛を一緒に感じ、死の恐怖の前に身震いをする
のです。たいていの場合、我々はオペラが言葉として何を歌っているのかほ
とんど知りません。そして、非常に奇妙なことですが、我々はこうした歌詞
の言葉をほとんど、あるいはまったく理解することなく満足するのです。そ
れらの歌詞がただの下手な韻律であろうと、最高の文学的クオリティを誇る
詩であろうと、お構い無しです。何故か? 音楽が物語を全て語っているの
です!」(ライナーノートより)
オランダを中心に内外で高い評価を獲得するオシリス・トリオによる珠玉の
オペラ・アリアのピアノ・トリオ編曲集(ボブ・ジマーマンによる編曲)です。

<GALA>
GL100678 4枚組 \2980
アンナ・モッフォの芸術
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
アンナ・モッフォ(S) ジョヴァンナ・フィオローニ(A)
ハーバート・ハンド(T) イヴォ・ヴィンコ(B)
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ指揮
ミラノRAI管弦楽団  1959/4/17
ベッリーニ:歌劇「夢遊病の女」(抜粋)
アンナ・モッフォ(アミーナ)
ダニーロ・ヴェガ(エルヴィーノ)
プリニオ・クラバッシ(ロドルフォ伯爵)
ジャンナ・ガッリ(リーザ)
アンナ・マリア・アネッリ(テレサ)
ブルーノ・バルトレッティ指揮
イタリア・ミラノ放送管弦楽団 1956
ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」
ジュゼッペ・タッデイ(サー・ジョン・ファルスタッフ)
シピオ・コロンボ(フォード)
ルイジ・アルヴァ(フェントン)
ロザンナ・カルテリ(アリーチェ)
アンナ・モッフォ(アンネッタ)
アンナ・マリア・カナリ(メグ・ページ夫人)
フェードラ・バルビエリ(クイックリー夫人)
トゥリオ・セラフィン指揮
ミラノRAI管弦楽団  1956
レスピーギ:歌劇「炎」
マラ・コレヴァ、アンナ・モッフォ(S)
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ指揮
ミラノRAI管弦楽団  1955




<KULTUR DVD>
再案内
数年前にご案内したときはRegion Code 1(US Code)でしたが、以下の2タイト
ルは最近Region Codeが「All」に変更されておりましたので、再度ご案内いた
します。

D1101(DVD-Video) \2450
HEIFETZ & PIATIGORSKY
ヴィターリ:シャコンヌ
バッハ:前奏曲 ホ長調
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテッラ、ポロネーズ
パガニーニ:24の奇想曲
メンデルスゾーン:甘い思い出
ブラームス:ソナタ断章、ハンガリア舞曲第7番
グルック:メロディー
プロコフィエフ:行進曲(3つのオレンジへの恋)
ディニク(ハイフェッツ編):ホラ・スタッカート
以上 ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
バッハ:無伴奏チェロ組曲 ハ長調よりブーレ第1番、第2番
ショパン:チェロ・ソナタより緩除楽章
プロコフィエフ:仮面(ロメオとジュリエット)
ルビンステイン:ロマンス
チャイコフスキー:ワルツ
シューベルト(ピアティゴルスキー編):序奏、主題と変奏曲
以上 グレゴル・ピアティゴルスキー(VC)
88分 モノクロ 英語

D1102(DVD-Video) \2450
ARTUR RUBINSTEIN
メンデルスゾーン:紡ぎ歌
リスト:愛の夢
ショパン:ワルツ 嬰ハ短調、ポロネーズ イ長調、前奏曲
嬰ヘ短調、マズルカ 嬰ハ短調、スケルツォ 嬰ハ短調、
夜想曲 嬰ヘ長調、ポロネーズ 変イ長調
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調-第1楽章
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調
(第1楽章-第3楽章)
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) グレゴル・ピアティゴルスキー(VC)
74分 モノクロ 英語




<CHERRY RED>
ACMEM211CD \1180
The Art Of Julian Bream
マルコム・アーノルド:ギター協奏曲 op.67(1921-2006)
1. Allegro
2. Lento
3. Con brio
レノックス・バークリー:ソナチネ op.52,no.1(1903-1989)
4. Allegretto
5. Lento
6. Rondo
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999)
7. EN LOS TRIGALES
モーリス・ラヴェル:(1875-1937),ブリーム編曲
8. 亡き王女の為のパヴァーヌ
アルバート・ルーセル(1869-1937)
9. Segovia, op.29
ジローラモ・フレスコバルディ:(1583-1643),セゴビア編曲
10. Aria Con Variazione Detta La Frescobada
マテオ アルベニス:(1755-1831)エミリオ・プジョル編曲
11. Sonata
ドメニコ・スカルラッティ:(1658-1757)
12. Sonata In E Minor, K.11(ブリーム編曲)
13. Sonata In E Minor,. K.87(セゴビア編曲)
ドメニコ・チマローザ:(1749-1801),ブリーム編曲
14. Sonata In C Sharp Minor
15. Sonata In A
ホアキン・トゥリーナ:(1882-1949)
Homenaje A Tarrega, op.69
16. Garrotin
17. Soleares
18. Fandanguillo, op.36
マヌエル・デ・ファリャ:(1876-1946)
19. クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌
演奏:ジュリアン・ブリーム 1959-60録音

<レグルス>
QHJ‐1010 \2625
バリリ四重奏団の遺産-東京ライヴ 1957
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第4番ハ短調 作品18-4*
ハイドン(R.ホーフシュテッター作):
弦楽四重奏曲第17番ヘ長調 作品3-5「セレナード」**
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 作品135**
ワルター・バリリ氏の日本の音楽ファンへのメッセージ
バリリ四重奏団Barylli Quartett
第1ヴァイオリン:ワルター・バリリ、
第2ヴァイオリン:オットー・シュトラッサー
ヴィオラ:ルドルフ・シュトレンク
チェロ:エマヌエル・ブラベッツ
音楽評論家 山根銀二氏の解説
録音:1957年12月16日*、12月11日**
ラジオ東京ホール-ライヴ収録(番組プロデューサー:門馬直美)
音源提供:株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズヒストリカル
\2,625(税込) \2,500(税抜)
一度新星堂から発売されましたが、永らく市場から消えていました。この度、
TBSラジオ所有の音源からリマスターリングを施し、12月11日放送時の山根
銀二氏の解説を加えて発売します。
ウィーン・フィルのメンバ-で構成され、モノーラルLP時代に活躍、一世を
風靡したバリリ四重奏団。このライヴ録音は、唯一度の来日の折、ラジオ東
京(現在のTBS)ホールで放送用に公開演奏された時のもので、録音は門馬直美
氏のプロデュース、山根銀二氏の解説で放送されました。誇張のない端正な
表現とライヴならではの躍動感は、まさに“伝統の味わいであり、ウィーン
の真髄”と言えるもの。若きバリリ氏の日本の聴衆へのメッセージ肉声を収
録。ブックレットにはProf. Dr. オットー・ビーバ(ウィーン楽友協会)の寄
稿文を掲載。

<MEMORIES>
MR2165/2169 5枚組 \2080
ベートーヴェン:交響曲全集(カプリング順)
全てシャルル・ミュンシュ指揮、モノラル録音
CD1
交響曲第1番(ボストン響、1950年12月27日ライヴ録音)
交響曲第4番(ボストン響、1961年4月18日ライヴ録音)
CD2
交響曲第2番(ボストン響、1953年10月17日ライヴ録音)
交響曲第5番「運命」(ボストン響、1959年11月3日ライヴ録音)
CD3
交響曲第8番(パリ音楽院管、1947年9月スタジオ録音)
交響曲第3番「英雄」(ボストン響、1957年11月30日ライヴ)
CD4
交響曲第6番「田園」(ボストン響、1956年12月8日ライヴ)
交響曲第7番(ボストン響、1954年10月15日ライヴ)
CD5
交響曲第9番
(ボストン響、タングルウッド祝祭合唱団、アデレ・アディソン(S),
フローレンス・コプレフ(CA),ブレイク・スターン(T),
ドナルド・グラム(Bs)、1958年8月10日タングルウッド音楽祭ライヴ)
今までありそうでなかった、巨匠ミュンシュによる「ベートーヴェン:交響曲
全集」の登場です。ボストン響着任からその黄金時代のライヴ録音を集成しま
した。正に火の玉のように燃える熱いベートーヴェン。ミュンシュも怒鳴り、
足踏みしまくります。基本的には快速のテンポ設定で、オーケストラを鼓舞し
続けます。第8番のみはパリ音楽院管とのスタジオ録音で、この当時はまだロ
ーカルなフランス。オーケストラの味わいが色濃く残っていることも注目され
ます。聴きやすく作為のないMEMORIES入魂のリマスタリング