<クラシック・輸入盤新譜情報 11-04>


<Deutsche Grammophon>
4779351 3枚組 \3700
プレヴィン:歌劇《逢びき》全2幕
エリザベス・フトラル(ソプラノ)ネイサン・ガン(バス)
キム・ヨセフソン(バリトン) 
ヒューストン・グランド・オペラ管弦楽団 
指揮:パトリック・サマーズ
録音:2009年5月 ブラウン・シアター、ヒューストン
巨匠アンドレ・プレヴィンのオペラ第2作目にあたる《逢びき》の世界初演
(2009年5月)を収めたファン必携のライヴ盤2枚組。ノエル・カワードが製作と
脚本を手がけた1945年公開の名画《逢びき》を基にした全2幕のオペラで、映
画同様、互いに配偶者を持つ身でありながら道ならぬ恋に惑う男女の出会いと
別れが、実に情緒深く、感動的に描かれています。3人の名歌手をみごとに束
ねるサマーズの知的なタクトも要注目です。

4778988 \1850
マーラー:交響曲《大地の歌》
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール) 
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン) 
ウィーン交響楽団 
指揮:ヨーゼフ・クリップス
録音:1964年6月14日 ムジークフェラインザール、ウィーン
マーラー没後100年を記念して蘇る伝説のライヴ録音!1964年6月14日のウィー
ン音楽祭の記録で、ヴンダーリヒとフィッシャー=ディースカウという、当時
最高の歌手が並び立った公演はチケット完売となる大盛況だったそうです。
巨匠クリップスの誠実なタクトの下、2人の名歌手が情緒豊かで洗練された名
唱を繰り広げます。

4779297 \1850
モーツァルト:アリア集
1.カタログの歌/2.なるほど、お殿様!/3.もしも踊りをなさりたければ
4.アルカンドロよ、私はそれを打ち明ける/5.どこから来るのか私は知らない
6.さあ、お小姓さん/7.恋の蝶よ、お前はもう
8.ああ、窓辺にいでよ、私の愛しい人よ/9.娘よ、お前と離れるに際して
10.みんな楽しく、お酒を飲んで/11.彼に目を向けて下さい
12.すべて準備は整った/13.少しばかりその目を開け
14.このようにあなたは裏切るのか/15.苦く酷い後悔よ/16.僕のご婦人方
17.このうるわしい御手と瞳のために/18.ため息をついている間に
19.こちらが指をくわえて
イルデブランド・ダルカンジェロ(バス・バリトン) 
トリノ王立歌劇場管弦楽団 指揮:ジャンドレア・ノセダ
録音:2010年6月23日 トリノ王立歌劇場
1969年イタリア生まれのバス・バリトン歌手で、当代きってのモーツァルト歌
手として知られるイルデブランド・ダルカンジェロ。彼の十八番を19曲も集め
た待望のモーツァルト・アリア集が完成しました。若き巨匠ノセダの好サポー
トも手伝い、しなやかさと安定感を備えた極上の仕上がりになっています。

4779523 3枚組 \2580
アルゲリッチのDG録音50年史をダイジェストで辿る3枚組
ザ・マルタ・アルゲリッチ・ストーリー
CD1
1.ショパン:スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
2.プロコフィエフ:トッカータOp.11
3.マズルカ第36番イ短調Op.59‐1
4.プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26-第1楽章
5.ラヴェル:ピアノ協奏曲ト調-第2楽章
6.リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124-第3楽章
7.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23-第2楽章
8.ショパン:ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22-第2楽章
9.同:スケルツォ第2番変ロ短調Op.31-プレスト
10.ラヴェル:オンディーヌ
11.ショパン:24の前奏曲Op.28-第3、4、12、15、16、17、23、24番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(4-5) ロンドン交響楽団(6) 
指揮:クラウディオ・アバド(4-5) フィルハーモニア管弦楽団 
指揮:シャルル・デュトワ(7)
CD2
1.モーツァルト:4手のピアノのための5つの変奏曲とアンダンテ ト長調K.501a
2.シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54-第3楽章
3.J.S.バッハ:イギリス組曲第2番イ短調BWV.807-ブーレI&II
4.ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65-第3楽章
5.ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲
6.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番イ短調Op.30-第3楽章
7.チャイコフスキー:特徴のある舞曲
8.シューマン:トロイメライ
9.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.12‐2-第1楽章
10.J.S.バッハ:
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番ト長調BWV.1027-第3、4楽章
11.サン=サーンス:ピアニスト
12.同:化石
13.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.29-第3楽章
ピアノ:スティーヴン・コヴァセヴィチ(1)、ネルソン・フレイレ(5) 
ニコラス・エコノム(7) ヴァイオリン:ギドン・クレーメル(9) 
チェロ:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(4)、
ミッシャ・マイスキー(10) 
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(2) 
ベルリン放送交響楽団
指揮:リッカルド・シャイー(6)
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:ジュゼッペ・シノーポリ(13)他
CD3
1.バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番Sz.75-アレグロ・アパッショナート
2.ベートーヴェン:《魔笛》の主題による変奏曲Op.66
3.ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調Hob.XVIII:11-第3楽章
4.バルトーク:2台のピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲Sz.118-第3楽章
5.キーゼヴェッター:タンゴ・パセティック
6.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37-第3楽章
7.プロコフィエフ:《石の花》Op.118-ワルツ
8.ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25-第4楽章
9.プロコフィエフ:《チェネレントラ》Op.87-ギャロップ
10.シューベルト:ロンドD.951-アレグレット・クワジ・アンダンティーノ
11.モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K.576-第2楽章
12.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10‐3-第4楽章
ピアノ:ネルソン・フレイレ(4、10)、ミハイル・プレトニョフ(9) 
ヴァイオリン:ギドン・クレーメル(1、5、8) 
ヴィオラ:ユーリ・バシュメット(8) 
チェロ:ミッシャ・マイスキー(2、5、7、8) 
パーカッション:ヤン・ラボルダス、ヤン・パストヤンス(4) 
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団 
指揮:イェルク・フェルバー(3) 
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団 
指揮:デイヴィッド・ジンマン(4) 
マーラー室内管弦楽団 
指揮:クラウディオ・アバド(6)
録音:1960-2009年
アルゲリッチが1960-2009年の半世紀にわたって残した膨大な録音の軌跡をダ
イジェストで辿る3枚組。ソロ、室内楽、協奏曲と分野も多岐に渡り、豪華な
共演者陣もずらりと並んだ、アルゲリッチ入門にも最適のアイテムと言える
でしょう。ハードカヴァー仕様の豪華ブックレットはオリジナルのジャケット
写真入りのコンプリート・ディスコグラフィやアルゲリッチ・ファミリーの
写真集から借用したレアな写真が多数入り、120ページという贅沢さ。アルゲ
リッチ・ファンなら是非手元に置きたい3枚組です。



<DECCA>
743420(DVD-Video) \3350
プッチーニ:歌劇《トスカ》
ヨナス・カウフマン(テノール)、エミリー・マギー(ソプラノ)
トマス・ハンプソン(バリトン) 
チューリヒ歌劇場管弦楽団
指揮:パウロ・カリナーニ
収録:2009年4月 チューリヒ歌劇場
ヨナス・カウフマン初の《トスカ》DVDは、エミリー・マギーとヨナス・カウ
フマンとの共演によるチューリヒ歌劇場での収録です。2009年4月にチューリ
ヒで上演されたのこの舞台は、ロバート・カーセンの斬新な演出も相まって、
大きな話題を呼びました。イケメン、カウフマン演じるカヴァラドッシは全て
の女性オペラファンの心を鷲づかみに!また、ハンプソンの邪悪なスカルピア
も必見です。

2768422 \1850
ロイヤル・ウェディング
The Royal Wedding
Prince William & Catherine Middleton
録音:2011年4月29日
ロンドン、ウェストミンスター寺院&バッキンガム宮殿
来月の4月29日でロンドンにて執り行われる英国のウィリアム王子とケイト・
ミドルトンさんの結婚式は、久々のロイヤル・ウェディングということで世界
の注目を集めています。日本からは皇太子ご夫妻が出席されるのか?というこ
とが注目を集めています。またアーティスト関係の出席ではエルトン・ジョン
が出席表明をした、ポール・マッカートニーが披露宴で歌うなど数々の噂が飛
び交っていますが、果たしてどんな大物アーティストたちが参加するのか・・
・。詳細は随時下記のページにて発表されていくことと思われますが、英国を
代表する老舗レーベルDECCAが当日の模様を収録した公式CDをいち早くリリース
する事が決定しました。発売は5月になる予定です。
ロイヤルウェディング 
公式ページ:http://www.officialroyalwedding2011.org/tag/homepage/page/1

4782728 \1850
リスト:夕べの調べ
1.森のささやきS.145‐1
2.ソネット第104番S.161‐5
3.忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調S.215‐1 同 第8番嬰へ短調S.244
4.バラード第2番ロ短調S.171
5.ヴァレンシュタットの湖S.160‐2
6ハンガリー狂詩曲第3番変ロ長調S.244‐3Waldesrauschen
7.6つのコンソレーションS.172
8.夕べの調べ
ネルソン・フレイレ(ピアノ)
録音:2011年1月31日 フリードリヒ・エーベルト・ホール、ハンブルク
名手フレイレがリスト生誕200年に贈る珠玉の1枚。膨大なレパートリーの中か
ら、彼の愛着が深い作品だけを選りすぐったラインナップで、表題の《夕べの
調べ》を始めとした珍しい作品が数多いのも大きな魅力です。

4782719 \1850
1.シェーンベルク:管弦楽のための変奏曲Op.31
2.チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74《悲愴》
ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団
指揮:ダニエル・バレンボイム
2010年11月にドイツ・グラモフォンおよびデッカ・クラシックスと多岐に渡る
レコーディング契約を締結した巨匠ダニエル・バレンボイム。彼のデビュー60
周年を記念して発表される4枚の一つにあたるのが、当盤に収録されたチャイ
コフスキーの《悲愴》とシェーンベルクの《管弦楽のための変奏曲》です。
1999年にバレンボイムとパレスチナ系文学者のエドワード・サイードにより
設立された新しいオーケストラで、政治的に対立関係にあるアラブシ諸国の
若者たちで構成されるウェスト=イースタン・ディヴァン管を指揮した瑞々
しい名演をお届けします。

4782684 \1850
1.レスピーギ:秋の詩
2.スーク:幻想曲Op.24
3.ショーソン:詩曲Op.25
4.ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン) 
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: ヤコフ・クライツベルク
録音:2010年11月24日 レニエ3世オーディトリアム、モンテカルロ
ユリア・フィッシャーのデッカ移籍第3弾。バッハ、パガニーニに続く当盤に
は、レスピーギの隠れた名曲《秋の歌》、スークの小協奏曲的な《幻想曲》、
ショーソンのエレガントな《詩曲》、ヴォーン・ウィリアムズがイギリスの
田園風景を歌った《揚げひばり》という、4つの詩情あふれる名曲を収録。
若き巨匠クライツベルクの堅牢な好サポートも光る1枚です。

4782720 \1850
カレヤ/ザ・マルテーゼ・テノール
1.プッチーニ:冷たい手を/2.同:ああ、麗しの乙女
3.ヴェルディ:我が心に炎が燃える
4.オッフェンバック:アイゼナッハのお屋敷に(クラインザックのバラード)
5.プッチーニ:妙なる調和/6.同:星は光りぬ/7.ボイト:野から牧場から
8.同:地の果てに近づいた/9.グノー:清らかな住まい
10.プッチーニ:褐色の髪や金髪の美人の中で/11.同:何とすばらしい美人
12.マスネ:消え去れ優しい面影よ
13.ヴェルディ:ああ!自分の目を信じずにいることができたら!
…静かな晩には/14.同:永遠に君を失えば
15.ビゼー:静寂な湖の底深く…レイラ!偉大な神よ、あの人がここに!
ジョセフ・カレヤ(テノール) 
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:マルコ・アルミリアート
録音:2010年8月31日 ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ
1978年マルタ島生まれの新生テノール、ジョセフ・カレヤのデッカ第3弾。
これまでに数多くのオペラハウスで著名指揮者と共演し、その輝きのある声
と叙情性豊な歌唱は、次代を担うリリック・テノールとして欠かせない逸材で
あると、誰もが彼の才能を認め絶大なる信頼を寄せていることは周知の通り
です。当盤にはそんな彼の当たり役として評価が高いオペラの名アリアを多
数収録。若き日のパヴァロッティを彷彿させる妙技をたっぷりお楽しみくだ
さい。

4782746 6枚組 \3580
アルゲリッチ/ザ・コレクション4-フィリップス録音全集
CD1
1.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30/
ベルリン放送交響楽団 指揮:リッカルド・シャイー
2.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23/
バイエルン放送交響楽団 指揮:キリル・コンドラシン
CD2
1.サン=サーンス:組曲《動物の謝肉祭》
/ネルソン・フレイレ(ピアノ)キドン・クレーメル、
イザベル・ヴァン・クーレン(ヴァイオリン)
タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)ミッシャ・マイスキー(チェロ)
ゲオルグ・ヘルトナーゲル(コントラバス)
イレーナ・グラフェナウアー(フルート)
エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)
マルクス・ステッケラー(シロフォン)
エディト・サルメン=ヴェーバー(グロッケンシュピール)
2.リドー:フェルディナンド
3.メシュヴィツ:動物の祈り
/以上エレーナ・バシュキーロワ(ピアノ)キドン・クレーメル(語り)
CD3
1.シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調D.821
2.シューマン:幻想小曲集Op.73
3.同:5つの民謡風の小品集Op.102
以上ミッシャ・マイスキー(チェロ)
CD4
1.ラフマニノフ:組曲第2番Op.17/ラヴェル:ラ・ヴァルス
3.ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲
以上ネルソン・フレイレ(ピアノ)
CD5
1.バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタSz.110
/スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
ウィリー・ハウドスワールト、ミヒャエル・デ・ルー(パーカッション)
2.モーツァルト:
4手のピアノのための5つの変奏曲とアンダンテ ト長調K.501a
3.ドビュッシー:白と黒で
4.バルトーク:組曲《戸外にて》Sz.81
以上スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
CD6
1.バルトーク:2台のピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲Sz.118
/ネルソン・フレイレ(ピアノ)ヤン・ラボルダス、
ヤン・パストヤンス(パーカッション) 
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団 指揮:デイヴィッド・ジンマン
2.コダーイ:ガランタ舞曲
/ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団 指揮:デイヴィッド・ジンマン
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)他
録音:1977-85年
1977-85年にアルゲリッチがフィリップスに残した全録音を収録した6枚組。
室内楽と協奏曲を中心としたラインナップで、フレイレ、コヴァセヴィチ、
マイスキー、シャイー、ジンマンといった巨匠たちとの火花散る競演の数々
をたっぷりお楽しみください!


4782747 28枚組 \9650
ヴィヴァルディ・エディション
CD1
トリオ・ソナタ ト短調RV.73/同 ホ短調RV.67/同 ハ長調RV.61
同 ヘ長調RV.66/同 ホ長調RV.69/同 ニ長調RV.62
CD2
トリオ・ソナタ ニ短調RV.64/同 ホ長調RV65/同 イ長調RV.75
同 変ロ長調RV.78/同 ロ短調RV.79/同 ニ短調RV.63《ラ・フォリア》
以上サルヴァトーレ・アッカルド、フランコ・グッリ(ヴァイオリン)
ロハン・デ・サラム (チェロ)ブルーノ・カニーノ(チェンバロ)
CD3
ヴァイオリン・ソナタ ト短調RV.27/同 イ短調RV.31/同 ニ長調RV.14
同 ヘ長調RV.20/同 ロ短調RV.36/同 ハ長調RV.1
CD4
ヴァイオリン・ソナタ ハ短調RV.8/同 ホ長調RV.23/同 ホ短調RV.16
同 ヘ短調RV.21/同 ニ長調RV.9/同 イ長調RV.32
以上サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
ロハン・デ・サラム (チェロ)ブルーノ・カニーノ(チェンバロ)
CD5-6
協奏曲集《調和の霊感》Op.3(全12曲)
エンシェント室内管弦楽団 指揮:クリストファー・ホグウッド
CD7-8
ヴァイオリン協奏曲集《ラ・ストラヴァガンツァ》Op.4
モニカ・ハジェット(ヴァイオリン) 
エンシェント室内管弦楽団 指揮:クリストファー・ホグウッド
CD9
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調RV.18/同 イ長調RV.30/同 変ロ長調RV.33
同 ロ短調RV.35/トリオ・ソナタ 変ロ長調RV.76/同 イ短調RV.72
サルヴァトーレ・アッカルド、シルヴィー・ガゾー (ヴァイオリン)
ロハン・デ・サラム (チェロ)ブルーノ・カニーノ(チェンバロ)
CD10
ヴァイオリン協奏曲集Op.6(全6曲)
ヴァイオリン協奏曲イ長調RV.335《カッコウ》
アンドルー・マンゼ(ヴァイオリン) 
エンシェント室内管弦楽団 指揮:クリストファー・ホグウッド
CD11-12
ヴァイオリン協奏曲集Op.7(全12曲)
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)ハインツ・ホリガー(オーボエ)
イ・ムジチ合奏団
CD13-14
ヴァイオリン協奏曲集Op.8《和声と創意への試み》(全12曲)
エンシェント室内管弦楽団 指揮:クリストファー・ホグウッド
CD15-16
ヴァイオリン協奏曲集《ラ・チェトラ》Op.9(全12曲)
サイモン・スタンデイジ(ヴァイオリン)
エンシェント室内管弦楽団 指揮:クリストファー・ホグウッド
CD17
フルート協奏曲集Op.10(全6曲)
スティーヴンプレストン(フルート) 
エンシェント室内管弦楽団 指揮:クリストファー・ホグウッド
CD18
ヴァイオリン協奏曲集Op.11(全6曲)
サイモン・スタンデイジ(ヴァイオリン)
エンシェント室内管弦楽団 指揮:クリストファー・ホグウッド"
CD19
ヴァイオリン協奏曲集Op.12(全6曲)
パヴロ・ベズノシウク(ヴァイオリン)
エンシェント室内管弦楽団 指揮:クリストファー・ホグウッド
CD20
チェロ・ソナタ 変ロ長調RV.47/同 イ長調RV.43/同 ヘ長調RV.41
同 変ロ長調RV.45/同 変ロ長調RV.46/同 ホ短調RV.40
CD21
チェロ協奏曲ニ短調/チェロ・ソナタ第7番イ短調/チェロ協奏曲ハ短調
チェロ・ソナタ第8番変ホ長調/同 第9番ト短調/チェロ協奏曲ト長調RV.414
以上クリストフ・コワン 、アヘート・ツヴァイストラ(チェロ) 
エンシェント室内管弦楽団 指揮:クリストファー・ホグウッド
CD22
チェロ協奏曲ロ短調RV.414/同 ト短調RV.416/同 イ短調RV.418
同 ヘ長調RV.412/同 ハ短調RV.401/同 ト長調RV.412
クリストフ・コワン(チェロ) 
エンシェント室内管弦楽団 指揮:クリストファー・ホグウッド
CD23
オーボエ協奏曲ヘ長調RV.457/同 イ短調RV.461
2つのオーボエのための協奏曲ニ短調RV.535
オーボエ協奏曲イ短調RV.463/同 ハ長調RV.447
2つのオーボエと2つのクラリネットのための協奏曲ハ長調RV.559
スティーブ・ハマー、フランク・ドゥ・ブリュイヌ(オーボエ) 
エンシェント室内管弦楽団 指揮:クリストファー・ホグウッド
CD24
ファゴット協奏曲ト短調RV.576/同 ハ長調
ヴァイオリン、2つのオーボエ、2つのホルン、チェロ、ファゴットのための
協奏曲ヘ長調
ファゴット協奏曲イ短調RV.498
同 ヘ長調RV.489/ファゴット協奏曲ト短調RV.577
ダニー・ボンド(ファゴット) 
エンシェント室内管弦楽団 指揮:クリストファー・ホグウッド
CD25
ヴィヴァルディ:2つのトランペットのための協奏曲ハ長調RV.537
弦楽のための協奏曲ニ短調RV.129/2つのチェロのための協奏曲ト短調RV.531
2つのフルートのための協奏曲ハ長調RV.533/弦楽のための協奏曲ト長調RV.151
2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲ニ長調RV.564
トリオ・ソナタ ロ短調RV.79/協奏曲ト短調RV.153
ピッコロ協奏曲ハ長調RV.443
マイケル・ レアード、イアン・ウィルソン(トランペット)
アンナ・ビルスマ、アンソニー・プリース(チェロ)
スティーヴン・プレストン、ニコラス・マギーガン(フルート)
モニカ・ハジェット、キャサリン・マッキントッシュ(ヴァイオリン)
マイケル・コプレイ(リコーダー) 
エンシェント室内管弦楽団 指揮:クリストファー・ホグウッド"
CD26
2つのマンドリンのための協奏曲 ト長調RV.532
カンタータ ト長調RV.678《疑いの影さして》/リュー協奏曲ニ長調RV.93
カンタータRV.680《エルヴィーラの麗しい面影から》
室内協奏曲イ短調RV.108/カンタータ《憧れの瞳のもとへ》RV.682
フルート協奏曲ト短調RV.439
ニュー・ロンドン・コンソート 指揮:フィリップ・ピケット
CD27
グローリア ニ長調RV.589
モテット《まことの安らぎはこの世にはなく》RV.630
カンタータ《愛よ、お前の勝ちだ》RV.651
スターバト・マーテルRV.621
エマ・カークビー(ソプラノ)ジェイムズ・バウマン(カウンターテナー) 
オックスフォード・クライスト・チャーチ合唱団 
エンシェント室内管弦楽団 指揮:サイモン・プレストン
CD28
ニシ・ドミヌスRV.608/弦楽のための協奏曲へ長調RV.141
モテット《明るい星々よ、煌きたまえ》RV.625
弦楽のための協奏曲ハ長調RV.109
モテット《あなた方の聖なる君主のために》RV.633
サルヴェ・レジナRV.616
アンドレアス・ショル(カウンターテナー) 
オーストラリア・ブランデンブルク管弦楽団 指揮:ポール・ダイヤー
録音:1975-2000年
イタリア・バロックの巨匠ヴィヴァルディのソナタ、協奏曲、声楽作品の傑作
を網羅した豪華28枚組!ホグウッドが指揮するエンシェント室内管の名演を中
心に、アッカルド、カニーノ、コワン、ショルといった古今の代表盤がずらり
と並んでいます。

4782759 10枚組 \5050
マリナー&アカデミー/20世紀クラシック作品集
CD1
ストラヴィンスキー:バレエ組曲《プルチネルラ》
同:バレエ《ミューズを率いるアポロ》(1947年改訂版)
CD2
R.シュトラウス:
メタモルフォーゼン/ワーグナー:ジークフリート牧歌
ベールマン:アダージョ 変ニ長調
CD3
バルトーク:
弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽Sz.106
同:弦楽のためのディヴェルティメントSz.113
CD4
ストラヴィンスキー:ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.35
CD5
ウォルトン:弦楽のためのソナタ
プロコフィエフ(バルシャイ編):束の間の幻影Op.22
CD6
ビゼー:交響曲ハ長調
プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調Op.25
CD7
シェーンベルク:浄夜Op.4/ヒンデミット:弦楽のための5つの小品Op.44
ウェーベルン:5つの楽章Op.5(弦楽合奏版)
CD8
バーバー:弦楽のためのアダージョOp.11
アイヴス:交響曲第3番《キャンプ・ミーティング》
コープランド:静かな都会
CD9
バターワース:シュロップシャーの若者/同:緑の枝垂れ柳の岸辺
同:2つのイギリス牧歌
ブリテン:フランク・ブリッジの主題による変奏曲 Op.10
CD10
グリーグ:ホルベルク組曲 Op.40/同:2つの悲しい旋律Op.34
シベリウス:悲しきワルツOp.34‐1/弦楽のための小組曲イ短調Op.1
ウィーレン:弦楽のためのセレナーデOp.11
シベリウス:組曲《恋する人》Op.14
ジョン・オグドン(5:ピアノ) ジョン・ウィルブラハム(5:トランペット)
マイケル・レアード (8:トランペット)
セリア・ニックリン(8:イングリッシュホルン) 
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ 
指揮:サー・ネヴィル・マリナー
録音:1967-77年
PHILIPSへの初録音(ヘンデルの合奏協奏曲Op.3他)から、今年の3月で50周年を
迎えるマリナー&アカデミー。以来、300以上にのぼる膨大な録音を行い、バ
ロックから現代に至る広範で質の高いカタログとなっていることは広く知られ
ている通りです。当盤には、1967-77年間に行われた19世紀後半-20世紀音楽
――ワーグナーからストラヴィンスキーまでをカバーした名演を豪華10枚組と
して収録。各CDのジャケ写に、LP時代のオリジナルを使用しているのも大きな
魅力です!



<Universal Italia>
4804787 2枚組 \3350
ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールのルチア》全2幕
モンセラート・カバリエ(ソプラノ)
ホセ・カレーラス(テノール)
サミュエル・レイミー(バス)他 
アンブロジアン・オペラ合唱団 
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
録音:1976年8月 ロンドン
作曲家の意図を忠実に再現する目的で、巨匠ロペス・コボスが新解釈で挑戦
したベル・カント・オペラの代表作。カバリエ、カレーラスらの名歌手もに
その意図に充分に応え、新しい《ルチア》を生み出すことに成功した往年の
名盤です。

4804790 2枚組 \3350
ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》全1幕
カティア・リッチャレッリ、スザンナ・リガッチ(ソプラノ)
ホセ・カレーラス(テノール)
レオ・ヌッチ、ドメニコ・トリマルキ(バリトン)他
トリノ放送交響楽団 & 合唱団
指揮:クラウディオ・シモーネ
録音:1984年7月 トリノ
主人公の純粋な青年ネモリーノを歌うカレーラスが、従来のイメージを一新
する名唱を聴かせた名演。ルッチ、リッチャレッリ、オケ、合唱団などいず
れも適材適所の活躍を繰り広げる哀切な人情喜劇的オペラをたっぷりお楽し
みください。

4804784 2枚組 \3350
ヴェルディ:歌劇《ファルスタッフ》全2幕
レナート・ブルゾン、レオ・ヌッチ(バリトン)
カーティア・リッチャレッリ、
ルチア・ヴァレンティーニ=テッラーニ、
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ダルマシオ・ゴンザレス、マイケル・セルズ(テノール)他 
ロスアンジェルス・マスター・コラール
ロスアンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
録音:1982年4月27日 ロサンゼルス
1982年デジタル録音。巨匠ジュリーニならではの完全主義が、カンタービレと
重量感に如実に感じられるまっすぐでユニークな名演。歌手陣では主役のブル
ゾンがさすがの貫禄をみせるほか、ヌッチの芸達者ぶりも聴きものです。

4804793 2枚組 \3350
モーツァルト:歌劇《魔笛》K.620全2幕
シェリル・ステューダー、キリ・テ・カナワ、エヴァ・リンド(ソプラノ)
フランシスコ・アライサ(テノール)オラフ・ベーア(バリトン)
サミュエル・レイミー、ホセ・ヴァン・ダム(バス)他 
アンブロジアン・オペラ・コーラス 
アカデミー室内管弦楽団
指揮:サー・ネヴィル・マリナー
録音:1989年7月 ロンドン
天才モーツァルトの最も総合的な芸術が楽しめるジングシュピールの金字塔。
現代の代表的なキャストを起用した巨匠マリナー会心の作です。




<Australian Eloquence>
4802338 2枚組 \1400
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調
1.カンタータ第56番BWV.56《我、喜びて十字架を背負わん》
2.ミサ曲ロ短調BWV.232
ジョン・シャーリー=クァーク(1:バリトン)
マーガレット・マーシャル(2:ソプラノ1)、
ジャネット・ベイカー(2:ソプラノ2&アルト)
ロバート・ティアー(2:テノール)
サミュエル・レイミー(2:バス) 
セントアンソニーシンガーズ(1) 
アカデミー室内合唱団(2) アカデミー室内管弦楽団&合唱団
指揮:サー・ネヴィル・マリナー
録音:1964年4月(1)、1977年6-7月(2)
優れた歌手をずらりと並ぶ名演にも関わらず、長らく廃盤になっていたミサ曲
ロ短調と、今回が初CD化となるカンタータ第56番をカップリングした2枚組。
2009年に創立50周年を迎えた名門アカデミー室内管と、その創立者で当盤も
指揮するマリナーを祝ったファン必聴の記念盤。

4802333 2枚組 \1400
コンチェルト・ア・ラ・カルト
CD1
1.テレマン:トランペット協奏曲ニ長調
2.アルビノーニ:トランペット協奏曲ハ長調
3.ハーテル:5声の協奏曲
4.ファッシュ:トランペット協奏曲ニ長調FWV L:D1
5.テレマン:ヴィオラ協奏曲ト長調(51:G9)
6.ガブリエリ:第9旋法による12声のカンツォンC.183
CD2
1.ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンのための協奏曲ロ短調Op.10‐3
2.ヘンデル:合奏協奏曲ロ短調Op.6‐4
3.クヴァンツ:フルート協奏曲ニ長調/4.ルイエ:フルート協奏曲ニ長調
5.グレトリ:フルート協奏曲ハ長調/6.ルクレール:フルート協奏曲ハ長調
ジョン・ウィルブラハム(トランペット)
サイモン・ストリートフィールド(ヴィオラ)
ノーマン・ネルソン、アンソニー・ハワード、
トレヴァー・コナー(ヴァイオリン)クロード・モントゥー(フルート)
アカデミー室内管弦楽団
指揮&ヴァイオリン:サー・ネヴィル・マリナー
クラシックのあらゆる分野にバランスよく膨大な録音を残してきたマリナー
&アカデミー室内管の黄金コンビ。当盤には、彼らが最初に発表した3つの協
奏曲録音をカップリングしてお届けします。ウィルブラハムがソロを吹くバ
ロック・トランペット協奏曲集、マリナーのヴァイオリン弾き振りを含む様々
な弦楽のための協奏曲集、そしてモントゥーがソロを吹く18世紀フルート協奏
曲集。瑞々しく清冽な熱気に満ちたアンサンブルをたっぷりお楽しみください。

4802330 2枚組 \1400
マリナー/ザ・ファースト・レコーディング
CD1
1.コレッリ:合奏協奏曲ニ長調Op.6‐7
2.トレッリ:合奏協奏曲ニ短調Op.6‐10
3.ロカテッリ:合奏協奏曲ニ長調Op.1‐9
4.アルビカストロ:協奏曲第6番ヘ長調
5.ヘンデル:合奏協奏曲ト短調Op.6‐6
6.マンフレディーニ:合奏協奏曲ト短調Op.3‐10
7.アルビノーニ:5声の協奏曲イ短調Op.5‐5
ケルビーニ:ホルンと弦楽のための練習曲
CD2
1.アヴィソン:合奏協奏曲イ長調Op.9‐11
2.ヘンデル:合奏協奏曲ト長調Op.6‐1
3.テレマン:ターフェルムジーク第2集-協奏曲ヘ長調
4.ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲ハ短調RV.401
5.ジェミニアーニ:合奏協奏曲ホ短調Op.3‐3
6.ベッリーニ:オーボエ協奏曲変ホ長調
7.コレッリ:合奏協奏曲ニ長調Op.6‐1
バリー・タックウェル(CD1‐8:ホルン) ロジャー・ロード(CD2‐6) 
アカデミー室内管弦楽団 
指揮:サー・ネヴィル・マリナー
クラシックのあらゆる分野にバランスよく膨大な録音を残してきたマリナー
&アカデミー室内管の黄金コンビ。当盤には、彼らの記念すべき最初の録音
にあたる3タイトルをカップリング。「リサイタル」と題された2タイトルに
は、コレッリの合奏協奏曲や、アカデミー室内管の首席奏者たちがソロを務
める各種協奏曲など、魅力あふれるバロックの名曲が散りばめられています。

4802202 2枚組 \1400
J.S.バッハ:協奏曲集
CD1
1.オーボエ・ダモーレ協奏曲イ長調(ホグウッド編/原曲:BWV.1055)
/ニール・ブラック(オーボエ・ダモーレ)
2.ヴァイオリン、オーボエとフルートのための協奏曲ニ短調
(ホグウッド編/原曲:BWV.1063)
/カーメル・ケイン(ヴァイオリン)ニール・ブラック(オーボエ)
ウィリアム・ベネット(フルート)
3.3つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調(ホグウッド編/原曲:BWV.1063)
/カーメル・ケイン、ロナルド・トーマス、
リチャード・シュトゥット(ヴァイオリン)
4.オーボエ協奏曲ヘ長調(ホグウッド編/原曲:BWV.1053)
/ニール・ブラック(オーボエ)
CD2
1.ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ハ短調
(ホグウッド編/原曲:BWV.1060)
/カーメル・ケイン(ヴァイオリン)テス・ミラー(オーボエ)
2.フルート協奏曲へ短調(ホグウッド編/原曲:BWV.1056)
/ウィリアム・ベネット(フルート)
3.ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041
/ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
4. 同 第2番ホ長調BWV.1042/ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
5.2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043
/ヘンリク・シェリング、モーリス・アッソン(ヴァイオリン)
アカデミー室内管弦楽団
指揮:サー・ネヴィル・マリナー
巨匠ヘンリク・シェリングをソロに迎えた3つのヴァイオリン協奏曲と、ホグ
ウッドがチェンバロ協奏曲を様々な楽器のために色彩豊かな編曲を施した6曲
をカップリングした豪華2枚組。ホグウッド自身が寄せた解説も必読です!

4802091 \900
パーセル・コンソート・オブ・ヴォイス/
ミュージック・オール・パワフル
1.ツアーズ:ザ・スターズ・ビヨンド・ザ・クラウド
2.ピンスティ:グッド・ナイト、ビーラヴド
3.サリヴァン:アイ・ウッド・アイ・ワー・ア・キング
4.アルバート大公:ヴァイオリンのための音楽
5.メンデルスゾーン:渡り鳥の別れの歌Op.63‐2
6.同:失われた幸福Op.38‐2/7.バーンビー:スウィート・アンド・ロウ
8.クローゼ:エア・ヴァリー・フォー・オフィクレイド
9.ビアーレ:カム・レット・アス・ジョイン・ザ・ラウンドレイ
10.メンデルスゾーン:秋の歌Op.63‐4/11.ガルキン:マズルカ
12.ウォルミズリー:ミュージック・オール・パワフル
13.スミス:オ・ザット・ウィ・トゥー・ワー・メイング
14.コールコット:ザ・ラーク・ナウ・リーヴス・ヒズ・ネスト
15.シャミナーデ:アルルカン/ベンソン:ア・ロイヤル・オード
16.サリヴァン:ザ・ロング・デイ・クローゼス
ジェニファー・パートリッジ(ピアノ)
アイオナ・ブラウン(ヴァイオリン)アラン・ラムスデン(オフィクレイド)
デイヴィッド・キング(語り) 
パーセル・コンソート・オブ・ヴォイス
指揮:グレイストン・バージェス
ヴィクトリア女王治世下のイギリス宮廷を彩った珠玉の名旋律を集め1枚。
グレイストン・バージェスが指揮する名門パーセル・コンソート・オブ・
ヴォイスの演奏する16曲は実に多岐に渡り、19世紀に考案された低音金管楽
器オフィクレイドのために書かれたクローゼの作品をはじめ、美しい音楽が
並んでいます。名手アイオナ・ブラウンのヴァイオリンなど、豪華な共演が
数多く、ブックレットには全収録曲の歌詞が掲載されているのも大きな魅力
です。

4802092 \900
パーセル・コンソート・オブ・ヴォイス/アルバート大公の音楽
1.小夜曲/2.挽歌/3.遠くからのあいさつ/4.愛の嘆き
5.愛されてないもの/6.この上なくすばらしいこと/7.告別/8.騎士の歌
9.リーベ・ハット・ウンス・ヌン・ヴェリエント/10.冬の旅/11.孤独
12.詩人の最後の言葉/13.愛を傷つけて/14.晩祷/15.連盟
16.インヴォカツィオーネ・オール・アルモニア
ジェニファー・パートリッジ(ピアノ)
パーセル・コンソート・オブ・ヴォイス
指揮:グレイストン・バージェス
イギリス女王ヴィクトリアの夫として、議会から唯一公式に「王配殿下」の
称号を認められたアルバート大公(ザクセン=コーブルク=ゴータ公子アルバ
ート)。音楽の天分にも恵まれた彼が、女王との結婚前、18-19歳頃に書き残
した歌曲を収めたのが当盤です。繊細な歌謡性にあふれたその作風はシュー
ベルトやシューマン初期に近いと言われますが、謙虚な性格から「アマチュ
ア作曲家」を自認していた彼が最も尊敬してやまなかったのはメンデルスゾ
ーンだったそうです。

<EMI CLASSICS>
CDCW-0945732 \1650
ベートーヴェン:
1.ソナタ第8番ハ短調 作品13「悲愴」
2.ソナタ第17番ニ短調 作品31の2「テンペスト」
\1,1003.ソナタ第23番へ短調 作品57「熱情」
イングリット・フリッター(ピアノ)
録音:2010年12月11-13日 パットン・ホール、サフォーク
ジュエル・ケース 16Pブックレット
2000年のショパン・コンクールで銀メダル(第2位)を獲得して一躍その名を
世界に知らしめ、日本における数度のリサイタルでもそのショパン演奏は多く
のファンを惹きつけてきました。2005年には4年に一度無記名投票により選ば
れる権威あるギルモア・アーティスト賞を獲得、その実力の程を証明しまし
た。2010/11年シーズンではベートーヴェンに取り組み昨年10月の来日公演で
も「悲愴」「テンペスト」を披露し絶賛を浴びています。
「ベートーヴェンの音楽への取り組みを通して、彼がその音楽で表現した、人
間、人間性を発見しました。彼はその人生と音楽(使命)にとても真摯に向か
い合いました。彼は「過激派」でした。彼はいかなる譲歩や妥協もしませんで
した。彼は多くの敵を作り出し同時に友人、敬愛する人、崇拝者をも作り出し
た彼自身をさらけだすことを恐れませんでした。もちろん私は後者に属してい
ます。」とベートーヴェンの音楽の魅力を語るフリッターの新境地が現れた新
録音です。

●MARTHA ARGERICH EDITION
1951年6月5日生まれ、生誕70周年のアニヴァーサリー・イヤーをむかえるカリスマ・ピアニスト、アルゲリッチのEMI音源をまとめたコレクションを、演奏ジャンルでまとめた3つのボックスとベスト・ボックスをご案内します。

CDS-0946182 3枚組 \1150
ザ・サウンド・オブ・マルタ・アルゲリッチ(初回生産限定盤)
CD1
1.シューマン:ピアノ協奏曲イ短調作品54-第1楽章
オルケストラ・デッラ・シヴィッツェラ・イタリアーナ
指揮:アレクサンドル・ラビノヴィチ=バラコフスキー
2.ショパン:ピアノ協奏曲第2番へ短調作品21-第2楽章
3.ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11-第3楽章
モントリオール交響楽団、指揮:シャルル・デュトワ
4.バルトーク:ピアノ協奏曲第3番Sz119-第1楽章
5.プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調作品26-第3楽章
モントリオール交響楽団、指揮:シャルル・デュトワ
6.ファリャ:スペインの庭の夜‐第1楽章
オルケストラ・デッラ・シヴィッツェラ・イタリアーナ、
指揮:アレクサンドル・ヴェデルニコフ
7.ショスタコーヴィチ:協奏曲第1番
(ピアノ、トランペットと弦楽合奏のための)作品35‐第3&第4楽章
セルゲイ・ナカリャコフ(トランペット)
オルケストラ・デッラ・シヴィッツェラ・イタリアーナ、
指揮:アレクサンドル・ヴェデルニコフ
CD2
1.シューマン:子供の情景作品15
2.ショパン:スケルツォ第3番嬰ハ短調作品39
3.ショパン:ポロネーズ第6番変イ長調作品53
4.メンデルスゾーン:真夏の夜の夢 作品21‐序曲
w/クリスティナ・マルトン(ピアノ)
5.リスト:ドン・ファンの思い出(2台のピアノのための)S.656/R.379
6.ラヴェル:マ・メール・ロア(ピアノ二重奏のための組曲)
以上 w/アレクサンデル・モギレフスキー(ピアノ)
7.ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲(2台のピアノのための)
w/ジョルジア・トマッシ(ピアノ)
CD3
1.ハイドン:ピアノ三重奏曲ト長調Hob.XV/25(ジプシー・トリオ)
w/ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
2.シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調作品44
w/ドーラ・シュヴァルツベルグ&ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
ノラ・ロマノフ=シュヴァルツベルグ(ヴィオラ)、
マルク・ドロビンスキー(チェロ)
3.ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
w/ミッシャ・マイスキー(チェロ)
4.ヤナーチェク:コンチェルティーノ
(ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、クラリネット、
ホルン&バスーンのための)
w/ルチア・ホール&アリッサ・マルグリス(ヴァイオリン)、
ノラ・ロマノフ=シュヴァルツベルグ(ヴィオラ)、
コッラド・ジュッフレディ(クラリネット)、
ゾラ・スローカー(ホルン)、ヴィンセント・ゴーデル(バスーン)
以上 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 20Pブックレット

CDS-0940142 8枚組 \2700
マルタ・アルゲリッチ/EMIクラシックス室内楽録音
(1981-2009)(初回生産限定盤)
CD1
1.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47「クロイツェル」
2.フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
w/イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
CD2
1.ベートーヴェン:ピアノ四重奏曲ハ長調WoO36No.3
w/ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、リダ・チェン(ヴィオラ)
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
2.ベートーヴェン:クラリネット三重奏曲変ロ長調作品11
w/マレク・デネマルク(クラリネット)、マルク・ドロビンスキー(チェロ)
3.ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲ニ長調作品70の1「幽霊」
w/ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、ミッシャ・マイスキー(チェロ)
4.ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調
(チェロとピアノのための)作品3
w/ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
CD3
シューマン:
1.ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調作品105
w/ゲザ・ホッスス=レゴツキー(ヴァイオリン)
2.ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調作品121
w/ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
3.幻想小曲集作品73(フリューゲルホルンとピアノ版)
w/セルゲイ・ナカリャコフ(フリューゲルホルン)
4.お伽話の挿絵 作品113
w/今井信子(ヴィオラ)
CD4
1.ピアノ五重奏曲変ホ長調作品44
w/ドーラ・シュヴァルツベルグ&ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
ノラ・ロマノフ=シュヴァルツベルグ(ヴィオラ)、
マルク・ドロビンスキー(チェロ)
2.ピアノ四重奏曲変ホ長調作品47
w/ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、リダ・チェン(ヴィオラ)、
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
3.アンダンテと変奏曲変ロ長調作品46
w/アレクサンドル・ラビノヴィチ(ピアノ)、
マリー=ルイズ・ノイネッカー(ホルン)
ナターリア・グートマン&ミッシャ・マイスキー(チェロ)
CD5
1.ハイドン:ピアノ三重奏曲ト長調Hob.XV/25(ジプシー・トリオ)
w/ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
2.メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調作品49
w/ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
3.シューマン:幻想小曲集作品88
w/ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
ドビュッシー:
4.チェロ・ソナタ ニ短調
5.レントより遅く(編:マイスキー)
6.前奏曲第1巻第12曲:吟遊詩人(編:マイスキー)
以上 w/ミッシャ・マイスキー(チェロ)
CD6
1.フランク:チェロ・ソナタ イ長調
w/ミッシャ・マイスキー(チェロ)
2.バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番Sz75
w/ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
3.バルトーク:コントラスツSz111
w/シャンタル・ジュイエ(ヴァイオリン)、マイケル・コリンズ(クラリネット)
CD7
1.ショスタコーヴィチ:五重奏曲(ピアノと弦楽四重奏のための)ト短調作品57
w/ルノー・カピュソン&アリッサ・マルグリス(ヴァイオリン)、
リダ・チェロ(ヴィオラ)、
ミッシャ・マイスキー(チェロ)
2.ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調作品67
w/マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)、
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
3.ヤナーチェク:コンチェルティーノ
(ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、クラリネットとバスーンのための)
w/ルチア・ホール&アリッサ・マルグリス(ヴァイオリン)、
ノラ・ロマノフ=シュヴァルツベルグ(ヴィオラ)、
コッラド・ジュッフレディ(クラリネット)、
ゾラ・スローカー(ホルン)、ヴィンセント・ゴーデル(バスーン)
CD8(別録音)
シューマン:
1.ピアノ五重奏曲変ホ長調作品44
w/ドーラ・シュヴァルツベルグ&ルシー・ホール(ヴァイオリン)、
今井信子(ヴィオラ)、
ミッシャ・マイスキー(チェロ)
2.ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調作品121
w/ドーラ・シュヴァルツベルグ(ヴァイオリン)
3.幻想小曲集作品73
w/ナターリア・グートマン(チェロ)
以上 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 32Pブックレット

CDS-0940312 4枚組 \1650
マルタ・アルゲリッチ/EMIクラシックス協奏曲録音
(1997-2006)(初回生産限定盤)
CD1
ショパン:
1.ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11
2.ピアノ協奏曲第2番へ短調作品21
w/モントリオール交響楽団、シャルル・デュトワ指揮
CD2
1.プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番変ニ長調作品10
2.バルトーク:ピアノ協奏曲第3番Sz119
3.プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調作品26
w/モントリオール交響楽団、シャルル・デュトワ指揮
CD3
1.ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調作品56
2.シューマン:ピアノ協奏曲イ短調作品54
w/ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、ミッシャ・マイスキー(チェロ)
オルケストラ・デッラ・シヴィッツェラ・イタリアーナ
指揮:アレクサンドル・ラビノヴィチ=バラコフスキー
CD4
1.ショスタコーヴィチ:協奏曲第1番
(ピアノ、トランペットと弦楽合奏のための)作品35
w/セルゲイ・ナカリャコフ(トランペット)
オルケストラ・デッラ・シヴィッツェラ・イタリアーナ、
指揮:アレクサンドル・ヴェデルニコフ
2.ファリァ:スペインの庭の夜
w/オルケストラ・デッラ・シヴィッツェラ・イタリアーナ、
指揮:アレクサンドル・ヴェデルニコフ
3.プレトニョフ:スイス幻想曲
w/アレクサンドル・モギレフスキー(ピアノ)
オルケストラ・デッラ・シヴィッツェラ・イタリアーナ、
指揮:ミハイル・プレトニョフ
以上 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 32Pブックレット

CDS-0940442 6枚組 \2250
マルタ・アルゲリッチ/EMIソロ&ドゥオ・ピアノ録音
(1965-2009)(初回生産限定盤)
CD1
ショパン:
1.ピアノ・ソナタ ロ短調作品58
2.マズルカ第36番イ短調作品59の1
3.マズルカ第37番変イ長調作品59の2
4.マズルカ第38番嬰ヘ短調作品59の3
5.夜想曲第4番ヘ長調作品15の1
6.スケルツォ第3番嬰ハ短調作品39
7.ポロネーズ第6番変イ長調作品53
8.シューマン:子供の情景作品15
CD2
1.シューマン:アンダンテと変奏曲(2台のピアノための)作品46
w/ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)
2.モーツァルト:アンダンテと変奏曲 ト長調(4手ピアノのための)K501
w/スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
3.モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番ハ長調K545
(グリーグによる第2ピアノ付加編曲版)
w/ピョートル・アンデルシェフスキ(ピアノ)
4.ブゾーニ/モーツァルト:幻想曲(自動オルガンのための)
w/リリヤ・ジルバースタイン(ピアノ)
5.リスト:ドン・ファンの思い出(2台のピアノのための)S.656/R.379
w/マウリチオ・ヴァッリーナ(ピアノ)
6.リスト:悲愴協奏曲S.258
w/ネルソン・フレーレ(ピアノ)
CD3
1.メンデルスゾーン:劇付随音楽「真夏の夜の夢」‐序曲、スケルツォ
w/クリスティナ・マルトン(ピアノ)
2.ブラームス:ソナタ ヘ短調(2台のピアノのための)作品34b
(ピアノ五重奏曲 作品34のトランスクリプション)
w/リリヤ・ジルバースタイン(ピアノ)
3.ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲(2台のピアノのための)作品56b
w/ポリーナ・レスチェンコ(ピアノ)
CD4
ラフマニノフ:
1.組曲第1番(2台のピアノのための)作品5
w/リリヤ・ジルバースタイン(ピアノ)
2.組曲第2番(2台のピアノのための)作品17
w/ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)
3.6つの二重奏曲作品11
w/リリヤ・ジルバースタイン(ピアノ)
CD5
1.プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調作品23「古典」
(リクヤ・テラシマによる2台のピアノのためのトランスクリプション)
w/イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)
2.チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲作品71a
(ニコラス・エコノムによる2台のピアノのためのトランスクリプション)
w/ミラベラ・ディーナ(ピアノ)
3.ショスタコーヴィチ:協奏曲(2台のピアノのための)イ短調作品94
w/リリヤ・ジルバースタイン(ピアノ)
4.ラヴェル:マ・メール・ロア(ピアノ二重奏のための組曲)
w/アレクサンデル・モギレフスキー(ピアノ)
5.ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲(2台のピアノのための)
w/ジョルジア・トマッシ(ピアノ)
6.ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲(2台のピアノのための)
w/マウリチオ・ヴァッリーナ(ピアノ)
CD6
1.メシアン:アーメンの幻想
w/アレクサンドル・ラビノヴィチ(ピアノ)
2.カルロス・グスタヴィーノ:3つのアルゼンチンのロマンス 作品2
w/マウリチオ・ヴァッリーナ(ピアノ)
3.ピアソラ:3つのタンゴ
(エドゥアルド・フーバートによるトランスクリプション)
w/エドゥアルド・フーバート
以上 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 32Pブックレット


CZS-0944932 16枚組 \5350
テンシュテット&ロンドン・フィル/マーラー録音(初回生産限定盤)
生誕85年の2011年、マーラー・イヤーを飾るにふさわしいテンシュテットの
ボックス
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 32Pブックレット
CD1
1.交響曲第1番ニ長調
録音:1977年10月4&5日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.&CD2
交響曲第2番ハ短調「復活」
w/エディト・マティス(ソプラノ)、ドリス・ゾッフェル(メゾ・ソプラノ)、
ロンドン・フィルハーモニー合唱団
録音:1981年5月14-16日 キングズウェイ・ホール、ロンドン
CD3&CD4-1.
交響曲第3番ニ短調
w/オルトラン・ウェンケル(コントラルト)、
ロンドン・フィルハーモニー合唱団女性メンバー
サウスエンド少年合唱団
録音:1979年10月27&29-31日 キングズウェイ・ホール、ロンドン
2.交響曲第4番ト長調
w/ルチア・ポップ(ソプラノ)
録音:1982年5月5-7日 キングズウェイ・ホール、ロンドン
CD5
交響曲第5番嬰ハ短調
録音:1978年5月10-12日、6月8日&10月5-7日 アビイ・ロード第1スタジオ
CD6&CD7-1.
交響曲第7番
録音:1980年10月20-22日 アビイ・ロード第1スタジオ
2.&CD8-1.
交響曲第6番イ短調
録音:1983年4月28&29日、5月4&9日 キングズウェイ・ホール、ロンドン
2.&CD9
交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」
w/エリザベス・コネル(ソプラノI)、エディス・ウィーンズ(ソプラノII)、
フェリシティ・ロット(ソプラノIII)、
トゥルーデリーゼ・シュミット(コントラルトI)、
ナディーヌ・ドゥニーズ(コントラルトII)、
リチャード・ヴァーサル(テナー)、
ヨルマ・ヒンニネン(バリトン)、ハンス・ゾーティン(バス)
ティフィン・スクール少年合唱団、ロンドン・フィルハーモニー合唱団
デイヴィッド・ヒル(オルガン)
録音:1986年4月20-24日 ウォルサムストウ・タウン・ホール、ロンドン&
1986年10月8-10日 ウェストミンスター・カセドラル、ロンドン
CD10
大地の歌
アグネス・バルツァ(コントラルト)、クラウス・ケーニヒ(テナー)
録音:1982年12月&1984年8月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
CD11&CD12-1.
交響曲第9番ニ長調
録音:1979年5月11、12&14日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.交響曲第10番嬰ヘ短調ーアダージョ
録音:1978年5月10-12日、6月8日&10月5-7日 アビイ・ロード第1スタジオ
CD13
交響曲第5番嬰ハ短調
ライヴ録音:1988年12月13日 
ロイヤル・フェイスティヴァル・ホール、ロンドン
CD14&CD15-1.
交響曲第6番イ短調
ライヴ録音:1991年11月4&7日 
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン
2.&CD16
交響曲第7番
ライヴ録音:1993年5月14&15日 
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン
以上 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウス・テンシュテット

CZS-0944332 14枚組 \4880
テンシュテット/グレートEMI録音(初回生産限定盤)
生誕85年の2011年、ベートーヴェンからR.シュトラウスまでの演奏を集大成
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 32Pブックレット
CD1
1.ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」
ライヴ録音:1991年9月26日&10月3日 
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン
2.ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」作品43-序曲
3.ベートーヴェン:序曲「コリオラン」作品62
4.ベートーヴェン:「エグモント」作品84-序曲
録音:1984年5月11-12日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
CD2
1.ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
2.ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調作品93
録音:1985年9月15,15&19日、1986年3月27日 
アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
3.ベートーヴェン:「フィデリオ」-序曲作品72b
録音:1984年5月11-12日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
CD3
1.ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68
録音:1983年9月21&22日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.&CD4-1.
ブラームス:ドイツ・レクイエム 作品45
w/ジェシー・ノーマン(ソプラノ)、ヨルマ・ヒンニネン(バリトン)、
ロンドン・フィルハーモニー合唱団、BBC交響合唱団
録音:1984年8月19,20&23-25日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.運命の歌 作品54
w/ロンドン・フィルハーモニー合唱団、BBC交響合唱団
録音:1985年5月2日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
以上 w/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
CD5
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(1881版 編:ハース)
w/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1981年12月13、15&16日 フィルハーモニー、ベルリン
CD6
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1890版 編:ノーヴァク)
w/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1982年9月24-26日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
CD7
マーラー:交響曲第1番ニ長調
w/シカゴ交響楽団
ライブ録音:1990年5月31日ー6月4日 オーケストラ・ホール、シカゴ
CD8
1.シューマン:交響曲第3番変ホ長調作品97「ライン」
録音:1978年10月17-18日 フィルハーモニー、ベルリン
2.シューマン:交響曲第4番ニ短調
録音:1980年4月18-20&22日 フィルハーモニー、ベルリン
以上 w/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD9 R.シュトラウス:
1.ツァラトゥストラはこう語った 作品30
録音:1989年3月 ウォトフォード・タウン・ホール、UK
2.ドン・ファン 作品20
録音:1986年9月 ウォルサムストウ・アセンブリー・ルームズ、ロンドン
3.死と変容 作品24
録音:1982年3月28&29日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
以上 w/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ワーグナー:
CD10
1.「ワルキューレ」-ワルキューレの騎行
「神々のたそがれ」-
2.夜明けとジークフリートのラインの旅
3.ジークフリートの死と葬送行進曲
4.「ラインの黄金」-ワルハラへの神々の入場
5.「ジークフリート」-森のささやき
6.「ワルキューレ」-ヴォータンの別れと魔の炎の音楽
録音:1980年10月6、8&9日 フィルハーモニー、ベルリン
CD11
1.「タンホイザー」-序曲
2.「リエンツィ」-序曲
「ローエングリン」-
3.第1幕ー前奏曲
4.第3幕ー前奏曲
5.「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕ー前奏曲
録音:1982年12月15日、1983年4月16&17日 フィルハーモニー、ベルリン
以上 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD12
1.メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調作品90「イタリア」
録音:1980年4月18-20&22日 フィルハーモニー、ベルリン
2.シューベルト:交響曲第9番ハ長調D944「グレート」
録音:1983年4月21-22日 フィルハーモニー、ベルリン
以上 w/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD13
1.ムソルグスキー:はげ山の一夜
録音:1990年5月10日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.コダーイ:「ハーリ・ヤーノシュ」-組曲
3.プロコフィエフ:「キージェ中尉」-組曲
録音:1983年9月22、23&26日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
CD14
1.ベートーヴェン:レオノーレ第3番ー序曲 作品72a
w/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1984年5月11-12日 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.シューマン:
コンチェルトシゥトゥック(4つのホルンのための)ヘ長調作品86
w/ノルベルト・ハウプトマン、マンフレート・クリア、
クリストファー・コーラー、ゲルト・ザイフェルト(ホルン)
録音:1978年10月17-18日 フィルハーモニー、ベルリン
3.ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ長調作品95「新世界より」
録音:1984年3月14&15日 フィルハーモニー、ベルリン
以上 w/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
以上 指揮:クラウス・テンシュテット




<VIRGIN CLASSICS>
VBSW-0960462 6枚組 \1350
ベスト・ヘンデル100
ベスト100シリーズで登場するヘンデルの名曲集決定盤
マルチパック 8Pブックレット
※曲目詳細はこちらにございます。



<EMI CLASSICS>
●VALLET EDITION
EMIの音源から厳選したバレエ作品のハイライトともいえる名作品をまとめた
シリーズのご案内です。
いずれもブリリアント・ボックス 12Pブックレット

CZSW-9498442 2枚組 \1150
ストラヴィンスキー・バレエ/アゴン、プルチネッラ他
CD1
(1.妖精の口づけ(全曲)
香港フィルハーモニー管弦楽団、デイヴィッド・アサートン指揮
録音:1994年10-11月、 香港
2.&CD2-1ペルセフォネ(全曲)
アン・フォアネット(スピーカー)、アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テナー)、
ティフィン・スクール・ボーイズ合唱団、
ロンドン・フィルハーモニー合唱団&管弦楽団、ケント・ナガノ指揮
録音:1991年5月 ロンドン
2.プルチネッラ
ジェニファー・スミス(ソプラノ)、ジョン・フライアット(テナー)、
マルコム・キング(バス)
ノーザン・シンフォニア管弦楽団、サイモン・ラトル指揮
録音:1977年3月、1978年1月 ヘンリー・ウッド・ホール、
ニューキャッスル・アポン・タイン
3.3楽章の交響曲
イレイン・ドノホー(ピアノ)、ロバート・ジョンストン(ハープ)
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮
録音:1986年10月 アーツ・センター、ウォーウィック大学

CZSW-9498192 2枚組 \1150
ブリティッシュ・バレエ音楽
CD1
1.サリヴァン:パイナップル・ポール(編:マッケラス)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、チャールズ・マッケラス指揮
録音:1960年10月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.バーナーズ:結婚式の花束‐タンゴ&ワルツ
ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団&管弦楽団、ロバート・アーヴィング指揮
録音:1956年1月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
3.ブリス:王手詰め
ロイヤル・リヴァプール管弦楽団、ヴァーノン・ハンドレイ指揮
録音:1978年12月 フィルハーモニック・ホール、リヴァプール
CD2
1.ウォルトン:ファサード
バーミンガム市交響楽団、ルイ・フレモー指揮
録音:1976年11月 ベドワース・シヴィック・センター
2.エルガー:エニグマ変奏曲
ロンドン交響楽団、エードリアン・ボールト指揮
録音:1970年8月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
3.ゴードン:ザ・レイクス・プログレス‐サラバンドとオーギィ
4.ランバート:ホロスコープ‐第3曲:双子座のワルツ
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団、ロバート・アーヴィング指揮
録音:1956年1月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
5.ホルスト:どこまでも馬鹿な男‐バレエ音楽
ロンドン交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮
録音:1974年8月録音 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン

CZSW-9498392 2枚組 \1150
ランチベリー
CD1&2-1
ランチベリー:ベアトリクス・ポッター物語
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団、ジョン・ランチベリー指揮
録音:1970年9月、10月、12月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.エロール:わがまま娘(編:ランチベリー)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
バリー・ワーズワース指揮
録音:1983年3月 フィルハーモニック・ホール、リヴァプール

CZSW-9498342 2枚組 \1150
ショパン・バレエ
CD1
1.ル・シルフィード(編:ダグラス)
フィルハーモニア管弦楽団、ロバート・アーヴィング指揮
録音:1959年4月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.田舎の一ヶ月(編:ランチベリー)
フィリップ・ギャモン(ピアノ)、ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団、
ジョン・ランチベリー指揮
録音:1976年7月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
CD2
1.ダンシズ・アット・ア・ギャザリング
ロナルド・スミス(ピアノ‐マズルカ)、
ドミトリ・アレクセーエフ(ピアノ‐ワルツ)、
アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ‐練習曲)、
セシル・ウーセ(ピアノ‐スケルツォ)、
ギャリック・オールソン(ピアノ‐夜想曲)
録音:1973年10月、1974年10月、1975年1月 
アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
(マズルカ)、1984年11月 聖マイケル教会、ロンドン(ワルツ)、1984-1987年
アビイー・ロード第1スタジオ、ロンドン(練習曲)、1987年5月 
アビイ・ロード・スタジオ
(スケルツォ)、1977年12月、1978年11月&1979年2月 
アビイ・ロード第1スタジオ
ロンドン(夜想曲)
2.ザ・コンサート
ギャリック・オールソン(ポロネーズ&前奏曲)、
ダニエル・バレンボイム(子守歌)、
アグスティン・アニエヴァス(ワルツ)、ロナルド・スミス(マズルカ)、
セシル・ウーセ(バラード)
録音:1972年10月(ポロネーズ)、1973年6月(子守歌)、1974年5月(前奏曲)、
1969年1月(ワルツ)、1973年10月、1974年10月&1975年1月(マズルカ)、
1987年5月(バラード) アビイ・ロード第1スタジオ

CZSW-9498292 2枚組 \1150
ブリテン&バルトーク
CD1&2-1
ブリテン:パゴダの王子
ロンドン・シンフォニエッタ、オリヴァー・ナッセン指揮
録音:1989年5月 聖オーグスティン教会、ロンドン
2.バルトーク:不思議なマンダリン
ロンドン・フィルハーモニー合唱団&管弦楽団、
フランツ・ウェルザー=メスト指揮
録音:1992年10月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン

CZSW-9498492 2枚組 \1150
ロマンティック・バレエ
CD1
1.メンデルスゾーン:夢(真夏の夜の夢)
リリアン・ウォトスン(ソプラノ)、ディリア・ウォリス(メゾ・ソプラノ)、
フィンチリー・チルドレンズ・ミュージック・グループ、ロンドン交響楽団、
アンドレ・プレヴィン指揮
録音:1976年12月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
2.ヴェルディ:レディと馬鹿(編:マッケラス)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、チャールズ・マッケラス指揮
録音:1977年3月 ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
CD2
1.ベッリーニ:夜の影(編:リーティ)
ロンドン・フェスティヴァル・バレエ管弦楽団、テレンス・カーン指揮
録音:1972年4月、5月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.ショパン:夜に
ギャリック・オールソン(ピアノ)
録音:1977年12月、1978年11月&1978年1月 
アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
3.サティ:モノトーンズI
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団、ジョン・ランチベリー指揮
録音:1976年7月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
4.サン=サーンス:瀕死の白鳥(「白鳥」-動物の謝肉祭)
バーミンガム市交響楽団、ルイ・フレモー指揮
録音:1974年5月 ドゥ・モンフォール・ホール、レスター
5.ウェーバー:ばらの霊(舞踏へのお誘い)(編:ベルリオーズ)
フィルハーモニア管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
録音:1958年1月 キングズウェイ・ホール、ロンドン

CZSW-9498242 2枚組 \1150
ロシア・バレエ音楽
CD1
1.リムスキー=コルサコフ:シェエラザード
ノーマン・キャロル(ヴァイオリン)、
フィラデルフィア管弦楽団、リッカルド・ムーティ指揮
録音:1982年2月 オールド・メット、フィラデルフィア
2.ハチャトゥリアン:スパルタカス
ロンドン交響楽団、アラム・ハチャトゥリアン指揮
録音:1977年2月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
CD2
1.ハチャトゥリアン:ガヤネー
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ユーリ・テミルカーノフ指揮
録音:1983年11月&1985年2月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.グラズノフ:四季
フィルハーモニア管弦楽団、エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
録音:1977年10月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
3.ショスタコーヴィチ:黄金時代
フィルハーモニア管弦楽団、ロバート・アーヴィング指揮
録音:1960年6月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
4.タヒチ・トロット
(ユーマンス:「ティー・フォー・トゥ」-編:ショスタコーヴィチ)
ラジオ・フランス・フィルハーモニア管弦楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮
録音:2002年12月&2003年6月 
オーディトーリアム・オリヴィエ・メシアン、パリ


●AMERICAN CLASSICS
CDMW-9489552 \900
バーバー
1.夜想曲、’ジョン・フィールドへのオマージュ’作品33
2.遠足 作品20(4曲)
3.バラード 作品46
4.スーヴェニール 作品28(6曲)
5.間奏曲 作品:遺作
6.ソナタ 作品26
レオン・マコウリー(ピアノ)
録音:1995年12月 聖ジョージ・ブランドン・ヒル、ブリストル
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CDMW-9489452 \900
エリントン
1.Caravan (編:ジョン・ハーレ)
2.Sucrier Velours (編:ジョン・ハーレ&スティーヴ・ロッダー)
3.The Mooche (編:ジョン・ハーレ)
4.Sultry Sunset (編:ジョン・ハーレ&リチャード・ロドニー・ベネット)
5.Minnihaha (編:アン・ダドリー)
6.Isfahan (編:リチャード・ロドニー・ベネット)
7.Sonnet for Caesar (編:ジョン・ハーレ)
8.Star-crossed Lovers
(編:ジョン・ハーレ&リチャード・ロドニー・ベネット)
9.In a Mellotone (編:スタン・トレイシー)
ジョン・ハーレ、リチャード・ロドニー・ベネット 他
ザ・ジョン・ハーレ・バンド
録音:1990年10月 ロンドン
10.I Let a Song go out of my Heart
11.Don't get Around much Anymore
12.Prelude to a Kiss
13.I got it Bad
14.Mood Indigo
15.In a Sentimental Mood
16.Sophisticated Lady
17.Billy Strayhorn: Take the A Train
バーバラ・ヘンドリックス、 モンティ・アレクサンダー・トリオ
録音:1994年7月(ライヴ) モントルー・ジャズ・フェスティヴァル
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CDMW-9489522 \900
グレート・アメリカン・ショウピーシズ
1.バーンスタイン:キャンディード‐序曲
セント・ルイス交響楽団、レナード・スラトキン指揮
録音:パウエル・ホール、セント・ルイス
2.コープランド:エル・サロン・メヒコ
ダラス交響楽団 エドゥアルド・マータ指揮
録音:1986年5月 クリフ・テンプル・バプティスト教会、ダラス
3.ガーシュウィン:パリのアメリカ人
セント・ルイス交響楽団、レナード・スラトキン指揮
録音:パウエル・ホール、セント・ルイス
4.コープランド:キューバ舞曲
ダラス交響楽団 エドゥアルド・マータ指揮
録音:1986年5月 クリフ・テンプル・バプティスト教会、ダラス
5.バーバー:「悪口学校」への序曲 作品5
セント・ルイス交響楽団、レナード・スラトキン指揮
録音:1988年5月 パウエル・ホール、セント・ルイス
6.ガーシュウィン:キューバ序曲
セント・ルイス交響楽団、レナード・スラトキン指揮
録音:パウエル・ホール、セント・ルイス
7.バーンスタイン:オン・ザ・タウン(3つのダンス・エピソード)
セント・ルイス交響楽団、レナード・スラトキン指揮
録音:パウエル・ホール、セント・ルイス
8.バーバー:弦楽合奏のためのアダージョ
セント・ルイス交響楽団、レナード・スラトキン指揮
録音:1988年5月 パウエル・ホール、セント・ルイス
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CDMW-9489462 \900
カーン
1.The Ragtime Reastaurant(from The Red Petticoat)
2.Babes in the Wood(from Very Good, Eddie)
3.Drift with Me(from Love o'Mike)
4.I'm so Busy(from Have a Heart)
5.Till the Clouds Roll by(from Oh Boy!)
6.Whip-poor-will(from Zip goes a Million)
7.The Bullfrog Patrol(from She's a Good Fellow)
8.I Want to be There(from Dear Sir)
9.Wishing Well Scene(from Dear Sir)
10.She Didn't Say 'Yes'(from The Cat and the Fiddle)
11.Every Little While(from Men of the Sky)
12.In Egern on the Tegernsee(from Music in the Air)
13.The Song is You(from Music in the Air)
14.Smoke gets in Your Eyes(from Roberta)
15.The Folks who Live on the Hill(from High, Wide and Handsom)
16.Heaven in my Arms(from Very Warm for May)
17.The Last Time I saw Paris(from Lady be Good)
18.Harlem Boogie-woogie(from Very Warm for May)
ジョージ・ドヴォルスキー、トマス・ハンプソン 他
ロンドン・シンフォニエッタ、ジョン・マッグリン指揮
録音:1992年11月 アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CDMW-9489442 \900
ポーター
エニシング・ゴーズ(全曲)
キム・クリズウェル、クリス・グローネンダール、
フレデリカ・フォン・シュターデ 他
ロンドン交響楽団、ジョン・マッグリン指揮
録音:1988年8月 CTSスタジオ、ウェンブリー
ジュエル・ケース 8Pブックレット

●BRITISH COMPOSERS
現代で最も注目される作曲家、トマス・アデスの作品がまとめて3点登場。


CDZW-0272012 \600
アデス/America A Prophecy
1.アメリカ
2.Fool's Rhymes
3.冬の恋人
バーミンガム市交響楽団 他
トマス・アデス
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CDZW-0272022 \600
アデス/Life Story
1.Catch 作品4
リンゼイ・マーシュ(クラリネット)、アンソニー・マーウッド(ヴァイオリン)、
ルイーズ・ホプキンス(チェロ)、トマス・アデス(ピアノ)
2.Darknesse visible
トマス・アデス、デイヴィッド・グード、スティーヴン・ファー(オルガン)
3.Still sorrowing 作品7
トマス・アデス(ピアノ)
4.Under Hamelin Hill 作品6
トマス・アデス、デイヴィッド・グード、スティーヴン・ファー(オルガン)
5.Five Eliot Landscapes 作品1
トマス・アデス(ピアノ)、ヴァルディン・アンダーソン(ソプラノ)
5.Traced overhead 作品15(1990)
トマス・アデス(ピアノ)
ジュエル・ケース 8Pブックレット
アデスの初期作品集

CZSW-0271702 2枚組 \1500
アデス/Powder Her Face
女侯爵・・・・・・・・・・ジル・ゴメス(ソプラノ)
メイド 他・・・・・・・・・ヴァルディン・アンダーソン(ソプラノ)
電気技師 他・・・・・・・ナイアル・モリス(テナー)
ホテル支配人 他・・・・・・ロジャー・ブライソン(バス)
アルメイダ・アンサンブル
録音:1995年12月 ロスリン・ヒル・チャペル、ロンドン 
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
アルメイダ・オペラの委嘱作の室内オペラ。1955年の初演は大成功とスキャ
ンダルが渦巻いた。




<VIRGIN CLASSICS>
DVBW-6419649(DVD-Video) \1600
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番、第25番
(ブルーノ・モンサンジョン・フィルム)
ダヴィド・フレイ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮
録音:2010年8月 アビイ・ロード・スタジオ、ロンドン
収録時間:約2時間45分(演奏セッションとインタヴュー)
ブラック・アマレイ 8Pブックレット
実力とルックス、両面で魅了するフレイのCD録音セッションを巨匠、モンサン
ジョンがが捉えた映像が遂に登場。
感性のひらめきを感じさせる録音選曲と、その実力で常に注目を受けている
フレイ。彼の存在をいちはやくモンサンジョンは注目し、彼の映像作品として
ヴァージンより2つめとなるDVDが完成しました。二人の天才が織り成す世界は
一層日本のファンにもアピールするのは必至。今秋、パリ管との来日が取りざ
たされるフレイにさらにご注目下さい。

VCS-0708442 3枚組 \3300
カーティス、ディドナート/ヘンデル:アリオダンテ
(初回生産限定盤)
アリオダンテ・・・・・・・ジョイス・ディドナート(メゾソプラノ)
ジネーヴラ・・・・・・・・・カリーナ・ゴーヴァン(ソプラノ)
ポリネッサ・・・・・・・・・マリー=ニコル・ルミュー(コントラルト)
ダリンダ・・・・・・・・・サビーナ・プエルトラス(ソプラノ)
ルルカーニオ・・・・・・・トピ・レーティプー(テナー)
イル・コンプレッソ・バロッコ
アラン・カーティス指揮
録音:2010年1月3-11日 ヴィラ・サン・フェルマ、ロニーゴ、イタリア
クラムシェル・ボックス 96Pブックレット
カーティスが情熱を注ぎ続けるヘンデルのオペラ録音シリーズ、主役に今、
絶好調のディドナートを向かえ収録したヘンデルの傑作。
『アリオダンテ』のこの全曲録音で、卓越したヘンデル指揮者/研究者のアラ
ン・カーティスは今や輝きを放つメゾ・ソプラノ、ジョイス・ディドナート
他の実力者を結集しています。2010年に発表したカーティスのヘンデル・オ
ペラ『べレニーチェ』でも高い評価を得て、それに続く新録音の登場となり
ます。本作でディドナートはタイトル・ロールである若き王子を歌っていま
すが、彼女の最近作のアリア集アルバム「Diva, Divo」(VC-6419860)でも男
性キャラクターを見事に歌っており、「アリオダンテ」にはぴったりとはまっ
ています。この役は当時のスター・カストラート、カレスティーニを想定し
て作曲され、ヘンデル作品のなかでも最も有名な2曲のアリア、「次の夜」、
「不実な女よ、戯れるがよい」が歌われます。ディドナートは2007年、ジェノ
ヴァで「アリオダンテ」役を歌って絶賛されています。相手役の不幸なジネ
ーヴラ王女役にはカナダのソプラノ、ゴーヴァン、さらにカナダ出身のレミュ
ー、スペイン出身のプエルトラス、フィンランド出身のレーティプーが共演
しています。

<RCA RED SEAL>
8869772723-2(SACD-Hybrid) 15枚組 \9800
マーラー:交響曲全集
【Disc 1】
交響曲第1番ニ長調「巨人」』(「花の章」付)
[録音]2006年2月チューリヒ・トーンハレ(DSDレコーディング:セッション)
【Disc 2&3】
交響曲第2番ハ短調「復活」
ユリアーネ・バンゼ(Sp)アンナ・ラーション(A)
スイス室内合唱団(合唱指揮:フリッツ・ネーフ)
[録音]2006年2月チューリヒ・トーンハレ(DSDレコーディング:セッション)
【Disc 4&5】
交響曲第3番ニ短調
ビルギット・レンメルト(A)
スイス室内合唱団(合唱指揮:フリッツ・ネーフ)
スイス児童合唱団(合唱指揮:アルフォンス・フォン・アールブルク)
ダヴィッド・ブリュシェ(トロンボーン・ソロ)
ハインツ・ザウアー(ポストホルン・ソロ)
プリモス・ノヴシャク(ヴァイオリン・ソロ)
[録音]2006年2-3月チューリヒ・トーンハレ(DSDレコーディング:セッション)
【Disc 6】
交響曲第4番ト長調
リューバ・オルゴナソヴァ(Sp)
プリモス・ノヴシャク(ヴァイオリン・ソロ)
[録音]2006年11月チューリヒ・トーンハレ(DSDレコーディング:セッション)
【Disc 7】
交響曲第5番嬰ハ短調
[録音]2007年4月チューリヒ・トーンハレ(DSDレコーディング:セッション)
【Disc 8&9】
交響曲第6番イ短調「悲劇的」
[録音]2007年5月チューリヒ・トーンハレ(DSDレコーディング:セッション)
【Disc 10】
交響曲第7番ホ短調「夜の歌」
[録音]2008年9月チューリヒ・トーンハレ(DSDレコーディング:セッション)
【Disc 11&12】交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」
メラニー・ディーナー(Sp:罪深き女)
ユリアーネ・バンゼ(Sp:懺悔する女)
リサ・ラーション(Sp:栄光の聖母)
イヴォンヌ・ナエフ(A:サマリアの女)
ビルギット・レンメルト(A:エジプトのマリア)
アンソニー・ディーン・グリフィー(T:マリア崇拝の博士)
シュテファン・パウエル(Br:法悦の教父)
アスカー・アブドラザコフ(Bs:瞑想する教父)
チューリヒ児童合唱団, カルトブルン児童合唱団,
スイス室内合唱団, WDR合唱団
[録音]2009年2月-3月チューリヒ・トーンハレ(DSDレコーディング:セッション)
【Disc 13&14】
交響曲第9番ニ長調
[録音]2009年9-10月チューリヒ・トーンハレ(DSDレコーディング:セッション)
【Disc 15】
交響曲第10番嬰ヘ長調(クリントン・A・カーペンター補筆完成版)
[録音]2009年2月チューリヒ・トーンハレ(DSDレコーディング:セッション)
【Disc 16:DVD】GOING AGAINST FATE
『ジンマン&チューリヒ・トーンハレ、マーラー:交響曲第6番の本質への証言』
言語:英語とドイツ語 字幕: 英語とドイツ語 (日本語字幕はついておりません)
-デイヴィッド・ジンマン(指揮) チューリヒ・トーンハレ管弦楽団

8869787213-2 \1600
フレデリック・ショパン(1810-1849):
1.バラード第1番ト短調作品23
2.バラード第2番へ長調作品38
3.バラード第3番変ニ長調作品47
4.バラード第4番ヘ短調作品52
5.夜想曲第2番変ホ長調作品9-2
6.夜想曲第13番ハ短調作品48-1
7.アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調作品22
ジャン=マルク・ルイサダ
[録音]2010年7月26日-29日、岐阜サラマンカホール
ジャン=マルク・ルイサダは、コルトー、フランソワ、ハイドシェックなどに
脈々と流れ続ける、フランスのロマンティック・ピアニズムの伝統を継承する
数少ない個性派ピアニストの一人。音楽から湧き上がるファンタジーをまるで
即興であるかのように変幻自在に具現化していく様は、一度そのとりこになる
と、楽譜の表面を綺麗になぞっているだけのありきたりのピアニストでは全く
物足りなくなってしまうほどの魅力を放っています。千変万化する絶美の音色、
大胆なテンポ・ルバート、思いもがけない和声や声部の強調など、ルイサダの
創意は尽きることがありません。パリ随一のコンサートホールであるシャンゼ
リゼ劇場を満杯に出来る数少ないピアニストとして、フランスでは絶大な人気
を誇り、また日本でも1984年の初来日以来定期的に来演、数多くのファンを獲
得しています。2006年から生誕200年の「ショパン・イヤー」2010年まで5年連
続で毎年来日公演が行なわれており、2010年7月には、いよいよ満を持してショ
パンのバラードを取り上げ、今作はその機会をとらえて録音しました。




<SONY CLASSICAL>
8869784474-2 \1500
ERWIN SCHROTTRojotango
『Rojotango』『Oblivion』『Chiquilin de bachin』『Gracias a la vida』
『Agua y vino』『Saveiros』『Los pajaros perditos』
『Milonga en el viento』『Rinascero』『Insensatez』『Bocha』
『Desde que o samba e samba』
アーウィン・シュロット(Br)
パブロ・シーグレル(P)& フレンズ
[録音] 2010年7月&11月ニューヨーク、MRSスタジオ(デジタル:セッション)
アーウィン・シュロットのSONY移籍初アルバムは、何とも意表を突く作品とな
りました。2000年にデビューしてから、着々とその名声と活躍の場を広めてき
た彼ですが、ここで自らの命の源を探究したくなったのでしょうか? とにか
く、このアルバムは彼にとって大きな重要性を持っています。モーツァルトや
ヴェルディで素晴らしいキャラクターを演じていたとは言え、それはやはり仮
の姿。ウルグアイ出身の彼において、「裸のままの自分」を表現するためには、
「タンゴ」が一番ふさわしいのでしょう。深みのある迫力たっぷりの声と、に
じみ出る色っぽさ。 このアルバムこそ、オペラとは違ったエキゾチックで深み
のある歌声、そして筋肉質でセクシーな容姿など、シュロットの魅力の全てを
凝縮したアルバムといえるでしょう。オペラ・ファンならずとも、全ての音楽
好きに贈る1枚と言えるでしょう。そして、現代アルゼンチン・タンゴの巨匠、
パブロ・シーグレルと彼の仲間たちがバックを務め、エキサイティングなリズ
ムとメランコリックなメロディを奏でているのも見逃せないでしょう。

8869777141-2 \1600
ロッシーニ:序曲集
ロッシーニ:
『歌劇「絹のはしご」序曲』『歌劇「ブルスキーノ氏」序曲』
『歌劇「幸福な錯覚」序曲』『歌劇「アルジェのイタリア女」序曲』
『歌劇「イタリアのトルコ人」序曲』『歌劇「マティルダ・シャブラン」序曲』
『歌劇「セヴィリャの理髪師」序曲』
『歌劇「ウィリアム・テル(グリエルモ・テル)」序曲』
アレクサンダー・リープライヒ(指揮) ミュンヘン室内管弦楽団
[録音] 2010年6月30日-7月3日ミュンヘン・ヘラクレスザール
(デジタル:セッション)
ECM,DG,CHANDOSからCDを発売し、モダン楽器ながら古楽奏法を取り入れた演奏
で、バロックから現代音楽まで純粋な音色で新鮮な感動を贈り続けているアレ
クサンダー・リープライヒの最新録音は、あえてロッシーニの演奏となります。
ロッシーニの序曲集のピリオド楽器での演奏は、ノーリントンとグッドマンの
演奏しかなく、古楽奏法を取り入れた演奏はほとんど無いようですので、ロッ
シーニの楽しみと純粋な音の融合によって、新鮮な音楽を聴くことができるで
しょう。



<SONY CLASSICAL>
8869780771-2 3枚組 \1900
ペルゴレージ:歌劇「オリンピアーデ」(全曲)
ジェニファー・リヴェラ(Ms)ラファエラ・ミラネージ(Sp)
アン=ベス・ソルヴァング(Ms)オルガ・パシェチニク(Sp)
マルティン・オロ(C-T)ジェフリー・フランシス(T)
マルクス・ブルッチャー(T)
アレッサンドロ・マルキ(指揮)
アカデミア・モンティス・レガリス(ピリオド楽器使用)
[録音] 2010年8月6,8,10,12日インスブルック・チロル州立劇場
(インスブルック古楽音楽祭でのライブ)
今回の「オリンピアーデ」の録音は、バロックから古典派を得意としている歌
手を起用して演奏されています。また、現在最も感情の大きい演奏で聴衆の心
を熱くするアレッサンドロ・マルキ&アカデミア・モンティス・レガリスが、
大きな哀愁と華やかさの対比により、ペルゴレーの演奏感を塗り替えます。
なお、「オリンピアーデ」の初稿譜は残っていないので、その後の版から再構
成して演奏されています。




<deutsche harmonia mundi>
8869777142-2 \1600
様々な国時代の、タバコの歌
『作者不詳:Tobacco is a dirty weed』『Juan Blas de Castro:Como el
humo del cigaro』『作者不詳:O metaphysical tobacco』『Carl Ludwig
Friedrich:Louange de la Havane』『Jose Peyro:De vuelta abajo』
『Charles Wesley:My last cigar』『Francisco Javier:La guarijita』
『Augustus Edmonds:Das Zigarrenlied』『W. Augustus Barratt:So I have
my cigar』『H. Lazerges:Eloge du tabac』『Paul Lebrun:To a segar』
『作者不詳:Fumeux fume par fumee』『Daniel B.Towner:Open the old cigar
box』『Tobias Hume:Tobacco, sing sweetly for tobacco』『E.C. Walker:
I like cigars beneath the stars』『作者不詳:Elogio』
パウル・ファン・ネーヴェル(指揮) ウエルガス・アンサンブル
[録音] 2010年6月16-17日ベルギー、パリダエンス学校教会
(デジタル:セッション)
中世、ルネサンス音楽の専門家で指揮者のパウル・ファン・ネーヴェルが、
1970年に結成したヴォーカル・アンサンブル「ウエルガス・アンサンブル」の
40周年記念録音盤となります。彼らは長い間、古い音楽を専門としており、
最近バッハの音楽を手掛けました。しかし、このアルバムは彼らにとって大胆
で冒険的なものとなっているのです。1500年代から20世紀の音楽まで幅広い年
代。さらに様々な国の音楽を演奏していきます。ネーヴェルの膨大な知識が、
ここに集約されています。音楽的だけでなく、文学的な要素も取り入れられ、
パリのスモーキング・ルーム、ベルリンの居酒屋、ビクトリア朝のサロン、
そして憂鬱、皮肉が取り入れられたタバコに関する作品が選ばれました。

8869785749-2 \1600
Amor oriental = 東洋と西洋間の愛の物語
ヘンデル:
『歌劇「アルチーナ」序曲』『歌を歌っている小鳥たち(「リナルド」より)』
『今や、ラッパが華やかな音で私を勝利へ誘う(「リナルド」より)』
『戦い(「リナルド」より)』『待って!...駄目だ、惨い女よ!(「リナルド」
より)』『恐るべき鬼女たちよ(「リナルド」より)』
『涙するために生まれ(「ジュリアス・シーザー」より』
『この胸に息のある限り(「ジュリアス・シーザー」より』
『風よ、旋風よ、この足にお前たちの翼をくれ(「リナルド」より)』
『歌劇「リナルド」よりシンフォニア』
アーメット・オズハン:『Hak serleri hayreyler』*
民謡:『カーヌーン・タクシーム』*
ヘンデル:
『オンブラ・マイ・フ(「セルセ」より)』
『ああ、惨い人、私の涙が貴方に憐れみの情を惹き起こしますように!
(「リナルド」より)』
作者不詳:『Guzel Asik』*
ヘンデル:
『歌劇「アルチーナ」よりシンフォニア』
『貴方の顔には数多の優雅さが戯れています(「リナルド」より)』
民謡:『ケメンチェ(中近東のヴィオール属)による即興』*
ヘンデル:『醜い奴め、と言おう(「ジュリアス・シーザー」より)』
民謡:『ウード(中近東のリュート属)による即興』*
ヘンデル:
『情をかけて下さらないのでしたら(「ジュリアス・シーザー」より)』
民謡:『中近東の打楽器による即興』*
ヘンデル:
『タンブリン(「アルチーナ」より)』
『No, no ch'io non apprezzo(「アグリッピーナ」より)』
作者不詳:『Ilahis(イスラムの詩篇)』*
ファニータ・ラスカーロ(Sp)フロリン・セサル・オウアトゥ(C-T)
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
ラルテ・デル・モンド (ピリオド楽器使用)
ペーラ・アンサンブル* (トルコ音楽アンサンブル)
アーメット・オズハン(歌)
[録音] 2010年10月13日ベルリン・フィルハーモニー・室内楽ホール
(デジタル:ライブ)
以前コンチェルト・ケルンのメンバー、ヴェルナー・エールハルトが2004年に
設立した「ラルテ・デル・モンド」は、基本的にピリオド楽器を使用していま
すが、柔軟な解釈によって高い評価を得ています。その柔軟性は、ダニエル・
ホープやバイバ・スクリデ、X・ドゥ・メストレの参加や、作品やソリストに
よりモダン楽器での演奏。そしてこのアルバムのように、トルコ音楽のアンサ
ンブルなども参加し、独特なコンサートも演奏しています。
このアルバムは、ヨーロッパ各国で行ったこのコンセプト・コンサートが好評
だったため、急遽ベルリンでのコンサートをライブ録音したものです。


●SONY CLASSICAL ORIGINALS 各1枚 \1250
8869785828-2
シューマン:『幻想曲ハ長調 Op.17』『幻想小曲集 Op.12』
マルタ・アルゲリッチ(P)
[録音] 1976年ミラノ Ricordi原盤(ステレオ:セッション)
アルゲリッチがイタリアの名門楽譜出版社リコルディに録音した音源の中でも
飛びきりの名演とされるシューマンの2つの作品です。シューマンの名録音を
多く残す彼女ですが、この作品は唯一の録音になります。協奏曲や他の小品な
ど、彼女のシューマンはどれも情熱的で色彩豊かな表現が魅力ですが、この幻
想曲と幻想小曲集は唯一無比のもの。力強く伸びやかな幻想曲、一転、神経質
とも思えるほどにめまぐるしく表情を変える幻想小曲集。どちらも若き彼女の
美質をとことん味わうことができ、作曲家の楽曲に対する思いを、抑制のきい
た表現によって見事に再現したアルバムです。

8869785757-2
リスト:『ファウスト交響曲 S.108』
レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
チャールズ・ブレスラー(T)コーラル・アーツ・ソサエティ
[録音] 1960年11月7日ニューヨーク(ステレオ:セッション)
リストの管弦楽曲の中でも演奏される機会が少ない大作「ファウスト交響曲」。
バーンスタインはこの作品を高く評価しており、力強い説得力とロマンティシ
ズム溢れる解釈で演奏していきます。

8869785822-2
ユッシ・ビョルリンク・アット・ザ・カーネギー・ホール
ベートーヴェン:『アデライーデ』
シューベルト:
『春の思い』『ます』『「白鳥の歌」-セレナード』
『「美しき水車屋の娘」-「嫌な色」』
R.シュトラウス:『黄昏の夢』『チェチーリエ』
ブラームス:『セレナード』
モーツァルト:『「ドン・ジョヴァンニ」-「私の恋人を慰めて」』
ジョルダーノ:『「フェドラ」-「愛さずにはいられないこの思い」』
ビゼー:『「カルメン」-「花の歌」』
マスネ:『「マノン」-「夢の歌」』
グリーグ:『白鳥 Op.25-2』『ある夢 Op.48-6』
シベリウス:
『3月の雪の上のダイヤモンド Op.36-6』『葦よそよげ Op.36-4』
『黒いばら Op.36-1』
カール・シェーベリ :『調べ』
マスカーニ:
『「カヴァレリア・ルスティカーナ」-「母さん、このお酒は強いね」』
トスティ:『理想』
プッチーニ:『「トスカ」-「星は光りぬ」』
トスティ:『暁は光から闇を隔て』
フォスター:『金髪のジェニー』
ユッシ・ビョルリンク(T)
フレデリック・シャウヴェッカー(P)
[録音] 1955年9月24日カーネギー・ホールでのライブ
名テノール歌手、ビョルリングのカーネギー・ホールでのライヴ録音が登場。
この盤では、その時のリサイタルで歌われたものがすべて収録されています。
ビョルリンクといえば、まずその輝かしく美しい高音域と、格調高く気品に満
ちた歌いくちによって知られており、そのことは残された数々のスタジオ録音
からも十分にうかがい知ることが可能でしたが、やはり本領はライヴで発揮さ
れています。収録曲も盛りだくさんで、『アデライーデ』や『ます』といった
リートのほか、あまり歌われないグリーグやシベリウスの歌曲(LPでの初発売
時には収録されませんでした)、得意のオペラ・アリアもたっぷり収められて
います。なおこのアルバムは、以前発売されていた「ビョルリンク:
reDiscovered(82876532312)」と収録曲は同じものです。

8869785824-2
シューベルト:『ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 D.850,Op.53』
リスト:『ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178』
エミール・ギレリス(P)
[録音] 1966年1月(シューベルト)、1964年12月(リスト)
(ステレオ:セッション)
ダイナミックな打鍵とヴィルトゥオーゾぶりで「鋼鉄のタッチ」と形容された
ロシアの巨匠エミール・ギレリスによる2つのソナタです。美しい弱音の描写
による感情漂うシューベルト。力強くも精緻で繊細なタッチにより、音楽の
情景の流れを察知し、デリケートな柔軟性を持ったリスト。ギレリスしか演奏
できない個性的な演奏です。

8869785831-2
シューマン:
『クララ・ヴィークの主題による変奏曲 Op.14』
『クライスレリアーナ Op.16』
『子供の情景 Op.15』*
『トッカータ ハ長調 Op.7』*
ウラジミール・ホロヴィッツ(P)
[録音] 1962-1969年ニューヨーク (ステレオ:セッション)
20世紀最大のヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ホロヴィッツがもっとも脂の乗
り切った60年代に行った録音によるシューマン名曲集です。ホロヴィッツの稀
有な才能が、シューマンの音楽と見事に融合した不滅の1枚といえましょう。

<NAXOS>
NYCC-27264 \1000
タイタン 巨人のポートレート
デジパック仕様
楽曲解説:飯尾洋一
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2011-タイタンたち-で演奏予定の作品の
中から作曲家の作風が色濃く表れている」楽曲を21曲に厳選して収録しました。
超有名曲から普段耳馴染みのない作品までバラエティに富んだラインナップは、
さながらタイタン=作曲家たちの音のポートレートを聴き比べるような気分で
す。すべての曲は5分以内で、トラックのつながりやテンポ感まで考え抜かれた
コンピレーション。音楽評論家・飯尾洋一氏の分かりやすい楽曲解説も必見で
す。
マーラー 朝の野を歩けば(さすらう若人の歌 第2曲)―「タイタン」と呼ばれ
るような大家にも、苦悩する青春時代があった。20代の青年作曲家が書いた歌
曲集は、愛しい人が他の男と婚礼を挙げる場面からはじまる。しかしこの第2曲
では朝の野原の美しさが朗らかに讃えられる。自然の美しさを愛でるが、最後
には幸福への懐疑がよみがえる。若さとは希望と絶望の往復なのだろうか。
ブラームス ハンガリー舞曲 第5番(編曲:シュメリング) ― ハンガリー系
ヴァイオリニストのレメーニからジプシーの民族音楽を知ったブラームスが、
そのメロディを舞曲集に仕立てた。当初4手ピアノ用の作品だったが、現在では
管弦楽編曲版でより親しまれている。特にこの第5番は誰もが知る傑作。憂いと
情熱が交錯する。
楽曲解説 ※抜粋
【収録曲】
マーラー:朝の野を歩けば(さすらう若人の歌 第2曲)
マーラー:交響曲第1番「巨人」 - 第1楽章 [抜粋]
マーラー:私は快い香りを吸い込んだ(リュッケルト歌曲集 第2曲)
リスト:愛の夢 第3番
ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番(管弦楽編)
R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき - 冒頭
リスト:ピアノ協奏曲第1番 - 第4楽章
リスト:ラ・カンパネラ
シェーンベルク:予感(5つの管弦楽曲 第1曲)
ヴェーベルン:ピアノのための変奏曲 - 第1部
シェーンベルク:おお、いにしえの香りよ(「月に憑かれたピエロ」より)
R.シュトラウス:春(4つの最後の歌 第1曲)
ワーグナー:愛の死 [抜粋](楽劇「トリスタンとイゾルデ」より、管弦楽編)
ブラームス:間奏曲(4つの小品 第1曲)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 - 第3楽章
シェーンベルク:ガヴォット(ピアノ組曲 第2曲)
レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ - 第1変奏、第4-5変奏
ブラームス:
万軍の主よ、あなたのすまいはいかに麗しいことでしょう
(ドイツ・レクイエム 第4曲、4手ピアノ編)
ブルックナー:アヴェ・マリア
リスト:サンクタ・ヴェロニカ(十字架への道 第4曲)
シェーンベルク:浄められた夜 - 終わりの部分(弦楽合奏編)




<NAXOS> 各1枚 ¥1000
8.559647
ジャズ・ノクターン-ジャズ・エイジのアメリカ協奏曲集
1.ジェイムズ・プライス・ジョンソン(1894-1955):
ヤマクロー、ニグロ狂詩曲(W.G.スティルによるピアノと管弦楽編)
2-4.ハリー・リーサー(1896-1965):
バンジョーとオーケストラのための組曲(D.ヴァッピー編)
5.ガーシュウイン(1898-1937):
ラプソディ・イン・ブルー(F.グローフェ編)
6.ダナ・シュッス(1909-1987):
ジャズ・ノクターン(C.ハクスレイによるピアノと管弦楽編)
7-9.ダナ・シュッス:3つのリズムのコンチェルト(F.グローフェ編)
ゲイリー・ハモンド(ピアノ)…1/タチアーナ・ロイトマン(ピアノ)…5
ドン・バピー(バンジョー)…2-5/ペーター・ミンタン(ピアノ)…6
マイケル・グート…7-9/クレオール・セネレイダーズ…5
ホットスプリングズ・ミュージック・フェスティバル管弦楽団
リチャード・ローゼンバーグ(指揮)
元々は西洋音楽とアフリカ音楽の融合であり、19世紀末のニューオーリンズ
で一応の誕生を見たとされるジャズ。瞬く間に世界中にブームを巻き起こし
たことは誰しもがご存知でしょう。

8.572505
ハード:ポップ・カンタータ
1-6.ジョナ・マン・ジャズ(1966)/7-14.プロディガル(1989)
15-22.おんどりのラグ/23-28.スインギン・サムソン
29-36.キャプテン・コラムの子どもたち
ジョン・アディソン(ナレーター)…1-6.29-36
アレクサンダー・ウェルズ(ピアノ)…7-28
新ロンドン児童合唱団/ニュー・ロンドン管弦楽団のメンバー…1-6.15-36
ロナルド・コープ(指揮)
1928年グロスター生まれのマイケル・ハード(1928-2006)はオックスフォード
で音楽を学び、1953年から 1956年まで英国海兵隊の音楽学校で作曲を教えま
した。その後は、2006年に亡くなるまで、ハンプシャーで音楽教育と作曲に
力を注いだ人です。この「子どものための合唱曲集」は彼が最も得意とした
分野で、詩や言葉への鋭い感覚と、歌いやすいメロディが顕著です。何と言
っても、演奏する子どもたちの溌剌とした表情がたまりません。聖書の物語
がジャズに生まれ変わった「ヨナ・マン・ジャズ」、全編スウィングで歌わ
れる「プロディガル」「スウィング・サムソン」など、さまざまなお話が楽
しい音として表現されています。

8.572430-31 2枚組
シューマン:ゲーテのファウストからの情景 WoO3
懸念、天使、贖罪の女…イヴォナ・ホッサ(ソプラノ)
グレートヒェン、罪深き女、困窮…クリスティーネ・リボー(ソプラノ)
アマリアの女、欠乏…アンナ・ルバンスカ(アルト)
マルテ、エジプトのマリア、罪障、栄光の聖母…エヴァ・マルシニク(アルト)
アリエル、法悦の神父…ダニエル・キルヒ(テノール)
ファウスト、マリア崇拝の博士、天使に似た神父…ヤーッコ・コルテカンガス
(バリトン)
メフィストフェレス、悪霊、瞑想の神父…アンドリュー・ガンゲスタッド
(バス)
ワルシャワ少年合唱団/ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
アントニ・ヴィト(指揮)
悪魔に魂を売り渡したファウスト博士の伝説を基に、ゲーテが書きあげた戯曲
は様々な芸術家に影響を与え、19世紀の作曲家たちも挙ってこの物語に曲を付
けています。中でも「神秘の合唱」はマーラーの第8番の第2部とリストの
「ファウスト交響曲」でご存知の方も多いでしょう。このシューマンの作品は
ゲーテの物語から「死と変容」というテーマを読み取ったもので、彼の最高傑
作のひとつと言われています。早いペースで曲を書き上げる彼にしては、構想
から完成まで9年間の長い年月をかけ、じっくりと曲想を練っています。最初
に書かれたのは神秘の合唱の部分から。まずクライマックスを仕上げてから、
物語を遡るように音楽を書き進め、1853年に序曲が書かれて、雄大なる物語が
完成しました。1856年にその生涯を閉じたシューマンですが、最後の3年間は
創作することが不可能だったため、この年が実質的に彼の最後の「生きている
証」をなったのです。

8.572579
イギリスのヴィオラ作品集
1-3.クラーク(1886-1979):ヴィオラ・ソナタ
4-5.ウォルトン(1902-1983):
2つの小品(M.ジョーンズによるヴィオラとピアノ編)…世界初録音
(カンツォネッタ/スケルツェット)
6-9.ブリッジ(1879-1941):
4つの小品(V.L.ジェイコブによるヴィオラとピアノ編)
(子守歌/セレナーデ/エレジー/ゆりかごの歌)
10.バックス(1883-1953):伝説
11.ブリス(1891-1975):
間奏曲(W.フォーブスによるヴィオラとピアノ編)…世界初録音
12.ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):ヴィオラとピアノのためのロマンス
13-15.ホランド(1878-1947):組曲ニ長調…世界初録音
マシュー・ジョーンズ(ヴィオラ)/マイケル・ハンプソン(ピアノ)
NAXOSの隠れた名シリーズ、ヴィオラ作品集です。今回も渋い選曲が心にしみ
入ります。最初の曲の作曲家であるレベッカ・クラークは、素晴らしい才能に
恵まれながらも、当時の社会的な状況(女性の地位の低さ)に揉まれてしまい、
大輪の花を咲かせることができなかった人です。しかし、このソナタを聴いて
みると、その説得力の高さと芯の強い美しさに魅了されるはずです。その他、
おなじみの作曲家たちによる滋養味たっぷりの作品。イギリスの伝説的名ヴィ
オラ奏者ライオネル・ターティスの「真の後継者」と呼ばれるジョーンズの
素晴らしい演奏でお楽しみください。

8.572568
ドビュッシー:管弦楽作品集第5集
1-7.おもちゃ箱(A.カプレによる管弦楽版)(前奏曲「おもちゃ箱の眠り」/第1場
「おもちゃの店」 /ワルツ「人形の踊り」/第2場「戦いの場」 /第3場「売ら
れた羊小屋」 /第4場「お金持ちになってから」 /終曲 )
8-13. 6つの古代墓碑銘(E.アンセルメによる管弦楽版)(夏の風の神、パンに祈
るために/無名の墓のために/夜が幸いであるために/カスタネットを持つ舞姫
のために/エジプト女のために/朝の雨に感謝するために)
14.版画第1番「パゴダ」(A.カプレによる管弦楽版)
15.版画第2番「グラナダの夕べ」(P=H.ビュッセルによる管弦楽版)
16.喜びの島(B.モリナーリによる管弦楽版)
17.バッカスの勝利(M.F.ガイヤールによる管弦楽編)
フランス国立リヨン管弦楽団/準・メルクル(指揮)
準・メルクルとリヨン響によるドビュッシー(1862-1918)の管弦楽作品集第5集
です。このアルバムにはドビュッシーが他の楽器のために書いたか、もしくは
未完に終わってしまったかの作品を、他の作曲家がオーケストラ用に編曲した
ものを集めています。娘クロード=エマに捧げられるも、ピアノ譜のままで初
演されずに終わってしまった「おもちゃ箱」、もともとは付随音楽「ビリティ
スの歌」を編曲した「 6つの古代墓碑銘」の再編曲、その他、ドビュッシーの
新しい世界が広がります。準・メルクルはいつもながらの的確な指示で、これ
らを色彩豊かに描きだします。

8.572158
マルケヴィチ:管弦楽作品全集第8集
バッハ:音楽の捧げもの…マルケヴィチによる3つの管弦楽群と四重奏による
編曲版(1949-1950)
MARCO POLO 8.225120より移行盤
レミ・ボーデ(ヴァイオリン)/ダーク・ライメス(チェンバロ)/イェローン
・リューリンク(チェロ)/ハンス・ファン・ルーネン(フルート)
アルンヘム・フィルハーモニー管弦楽団
クリストファー・リンドン=ジー(指揮)
バッハの「音楽の捧げもの」管弦楽編曲と言えば、あの有名なウェーベルンの
「6声のリチェルカーレ」の冒頭の響きを思いだす人が多いことでしょう。し
かし、このマルケヴィチ(1912-1983)の編曲はもっと大掛かりで、色彩豊かな
曲へと変貌しています。彼はこの作品を、一つの「交響曲」として解釈し、完
全に自らの語法に変換した上で、バッハの作品を再構築したのでした。曲全体
は3群の管弦楽と4人のソリストを交えた大規模な編成で奏され、複雑な対位法
も見事に処理されています。全てが緊密に絡み合い、一つたりとも無駄な音符
はありません。あまりにも素晴らしい世界です。

8.572693
リムスキー=コルサコフ:
1-4.シェエラザード Op.35
5-7.「皇帝サルタンの物語」組曲 Op.57
(皇帝の別れと旅立ち/海を漂う樽の中の王妃/3つの奇跡)
8.歌劇「皇帝サルタンの物語」より「熊蜂の飛行」
マリア・ラリオノフ(ヴァイオリン)…1-4/シアトル交響楽団
ジェラード・シュワルツ(指揮)
NAXOSレーベルとしては、バティス盤に続く2枚目となるリムスキー=コルサコ
フ(1844-1908)の名作「シェエラザード」です。リムスキー=コルサコフの絶
頂期に書かれたこの作品は、一貫した物語にはなっていませんが、全曲に渡っ
て独奏ヴァイオリンが「シェエラザード」のモティーフを演奏し、聴き手を想
像の世界へといざなって行くのです。重厚な響きと、散りばめられたオリエン
タリズム。まさに名曲です。「皇帝サルタンの物語」は今ではほとんど全曲演
奏されることはありませんが、第3幕で、主人公のグヴィドン王子が魔法の力
で蜂に姿を変え、悪役の 2人の姉妹を襲う場面で使われる「熊蜂の飛行」は
独立した作品として、こちらも誰一人知らぬ者はないほどの名曲です。

8.572570
ブライアーズ:
1.ヘンデルの晩課より/2.ランブル・オン・コルトナ
3.ピアノ協奏曲(ソルウェイ・キャナル)
ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)/カペラ・アムステルダム…3
オランダ放送室内フィルハーモニー…3
オットー・タウスク(指揮)…3
1994年に「タイタニック号の沈没」を発表、世界中に衝撃を与えたイギリス生
まれの作曲家、ギャビン・ブライアーズ(1943-)。彼はもともとベーシストと
して活躍したのですが、ある時、ジャズの演奏と決別し、アメリカに渡って作
曲を学びます。彼の作風は、その時々に変化し、ある時は実験的であり、ある
時は瞑想的な作品を生み出しています。このピアノ協奏曲は、ピアノと管弦楽、
合唱までを交えた規模的には大きな作品ですが、内容は「ソルウェイ運河」と
題されているとおり、一日中運河を眺めているかのような、穏やかで印象派的
な世界が展開されています。茫洋としたオーケストラの響きにに時折アクセン
トを付けるピアノの音色、その川の流れの中を合唱(詩はスコットランドの E.
モーガン)が入り込み、音の風景を塗りつぶしていきます。混沌とした響きの
中に、何となく突き刺さるものが感じられる作品です。他の2曲はピアノの独
奏曲です。こちらも単なるヒーリング・ミュージックとは一線を画すものです。

8.559611
シエッラ:ピアノ三重奏曲集
1-3.ピアノ三重奏曲第1番「熱帯のトリオ」(1991)
(ハ調/ハバネラ・ノクターン/宗教的間奏曲と永久運動)
4-7.ピアノ三重奏曲第2番(2002)
8.ファンファーレ、アリアと永久運動(2000)
9-12.ピアノ三重奏曲第3番(2008)
トリオ・アルボス (メンバー)ミゲル・ボッレゴ(ヴァイオリン)
ホセ・ミゲル・ゴメス(チェロ)/ホアン・カルロス・ガルバージョ(ピアノ)
プエルトリコに生まれ、ドイツでリゲティに作曲を学んだシエッラ(1953-)の
作品集です。NAXOSからは室内楽作品集(8.559263)と大規模なミサ曲「プロ・
パーチェ」(8.559624)が既にリリースされていて、その独特な語り口が秘かな
反響を呼んでいる作曲家です。この3つのピアノトリオは 1991年から2008年に
渡って書かれたもので、作曲家の「その時の感性」をくまなく表現した自信作
です。現代的なテイストの中にラテンとジャズの影響がはっきり見てとれるの
が特徴で、このアルバムも最初のトラックから衝撃的な音が炸裂します。コー
プランド生誕100周年の記念行事のために作曲されたトラック8も興味深い音の
連続です。

8.572314
カミロ・シューマン:
1-3.チェロ・ソナタ第1番ト短調 Op.59/4-5.小協奏曲 Op.20
6-9.チェロ・ソナタ第2番ハ短調 Op.99
マリア・クリーゲル(チェロ)
フランチェスコ・ピエモンテージ(ピアノ)
1872年、ザクソンに生まれたカミロ・シューマン(1872-1946)の作品集です。
彼の父クレメンスは、町の音楽監督であったため、カミロは生まれた時から音
楽に包まれていて、幼い頃からいくつもの楽器を自由自在に操れたといい、
12歳の時には地域の管学アンサンブルの指揮者にも選ばれるほど卓越した才能
を発揮していました。17歳の時、ライプツィヒ芸術学院に入学、作曲をライネ
ッケ、音楽理論をヤーダスゾーン、そしてピアノをツヴィンツァーに学びます。
その後、アイゼナハでオルガニストとして活躍、ガブリエリから当時最先端で
あったレーガーの作品まで多くの曲を演奏したことで知られています。このア
ルバムで聴けるチェロ作品は、どうしてもラフマニノフやブラームスの影響を
免れませんが、とは言え彼のメロディメーカーとしての資質と、ピアノ・パー
トの名人芸を聴きとることができるでしょう。チェロを奏するのは NAXOSおな
じみのクリーゲルです。

8.572555
ラッブラ:
1-3.弦楽四重奏曲第1番ヘ短調 Op.35/4-6.弦楽四重奏曲第3番 Op.112
7-8.弦楽四重奏曲第4番 Op.150
マッジーニ弦楽四重奏団
(メンバー)ジーナ・マッコーマック(第1ヴァイオリン)/デヴィッド・エン
ジェル(第2ヴァイオリン)/マーティン・オートラム(ヴィオラ)/マイケル・
カズノフスキ(チェロ)
イギリスの作曲家ラッブラ(1901-1986)の弦楽四重奏曲は、すでに第2番
(8.572286)がリリースされており、その夢幻的な響きに心奪われた方も多いこ
とでしょう。このアルバムでは、彼が作曲した残りの3曲を収録。さらにラッ
ブラの世界に入り込むための格好の1枚となりました。第1番は、ホルストが亡
くなった 1934年に作曲を始め、その年に初演されました。しかし彼は終楽章
がどうしても気に入らず、ヴォーン=ウィリアムズの奨めもあり、1946年に
なって新しい物を差し替えています。このアルバムでは、その1946年版を収録
しています。第3番以降は少し神秘的な雰囲気も感じられる音楽です。

8.572389
ガルシア・アブリル:ギター音楽集
1.地中海幻想曲(1987)
2-6.ギターのための組曲「エヴォカシオン」
-アンドレス・セゴビアへのオマージュ(1981)
7-9.ソナタ・デル・ポルティコ(1994)/10-12.3つの都会的な前奏曲(1995)
フランシスコ・ベルニエ(ギター)
ガルシア・アブリル(1933-)は1933年、スペイン中東部、アラゴン州の都市テ
ルエルで生まれました。1952年から 1955年にフラッツィに作曲、ポール・ヴァ
ン・ケンペンに管弦楽法などを学び、1964年には奨学金を得てローマのサンタ
・チェチリア国立音楽院アカデミーに留学します。スペインで数多くの賞を受
賞し、国際的にも広く活躍している作曲家です。彼のギター作品は、地中海の
雰囲気と、活発なリズム。そして印象主義の香りを内包したもので、どれもが
「伝説のギタリスト」アンドレアス・セゴビアへのオマージュ的な意味も持っ
ています。ギタリスト、ベルニエはミケーレ・ピッタルーガ国際クラシック・
ギター・コンクールで優勝した他、20を超える国際コンクールの入賞歴を持つ
実力派です。

8.570571
W.F.バッハ:オルガン作品集
1.フーガト短調 Fk.37/2.コラール前奏曲 Fk.38/1 No.3「イエス、我が喜び」
3.フーガヘ長調 Fk.33
4.コラール前奏曲 Fk.38/1 No.1「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」
5.フーガハ短調 Fk.32/6.フーガハ短調
7.コラール前奏曲 Fk.38/1 No.4「アダムの堕落によりて」
8.フーガヘ長調 Fk.36「三重フーガ」
9.コラール前奏曲 Fk.38/1 No.6「わが神の欲したもうこと、つねに起こらん」
10.フーガハ短調
11.コラール前奏曲 Fk.38/1 No.7「我らキリストのともがら今喜びて」
12.フーガ変ロ長調
13.コラール前奏曲 Fk.38/1 No.5「われ汝に感謝す、主イエス・キリスト」
14.フーガニ長調
15.コラール前奏曲 Fk.38/1 No.2「日にして光なるキリスト」
16.フーガ変ロ長調/17.フーガイ短調
ジュリア・ブラウン(オルガン)
ゴットフリート&マリー・フックス・オルガン(パウル・フリッツ制作)
J.S.バッハの長男として生まれ、その音楽的才能を嘱望されながらも結局大輪
の花を咲かすことなく生涯を閉じてしまったヴィルヘルム・フリーデマン・
バッハ(1710-1780)。ヴァイマールに生まれ、ライプツィヒで教育を受け、
1746年にハレの教会でオルガニストとして活躍しますが、就任の際の父のコネ
があまりに強かったためか、父バッハの死後は、いろいろとうまく行かなくな
ってしまい、1746年に退任してからは、亡くなるまで放浪の日々を続けベルリ
ンで死去しました。しかし、その自由を求める性格は音楽に反映されていて、
ここで聴けるオルガン作品も、到底古典派の作品とは思えぬほどロマンティッ
クで、柔軟な作風と形式を有しています。

8.570831-32 2枚組
ビゼー:独奏ピアノのための作品全集
《CD1》
1.夜想曲ヘ長調/ 2.演奏会用大ワルツ変ホ長調
3-5.3つの音楽スケッチ (トルコ風ロンド/セレナード/奇想曲)
6.夜想曲ニ長調/ 7.演奏会用半音階的変奏曲/8.ワルツハ長調
9-12.4つの前奏曲/13.風変りなカプリス第1番嬰ハ短調/
14.風変りなカプリス第2番ハ長調/ 15.華麗な主題
16-19.アルルの女第1組曲(ピアノ版)(前奏曲/メヌエット/アダジェット/
カリヨン)
《CD2》
1-6.ラインの歌(暁/出発/夢想/ジプシー女 /ないしょ話/帰還)
7-9.家族の店(瞑想曲/無言歌 /カジルダ)10.ヴェニス/11.無言歌ハ長調
12.海/13.幻想的な狩り
14-17.アルルの女第2組曲(ピアノ版)
(パストラール/間奏曲/メヌエット/ファランドール)
ジュリア・セブルス(ピアノ)
ビゼー(1838-1875)の独奏ピアノのための作品を全て集めたアルバムです。これ
らは「ラインの歌」以外はほとんど耳にする機会がなく、なかでも「アルルの
女」組曲の作曲家自身によるピアノ版の存在は、今までほとんど知られていま
せんでした。優れたピアニストであったビゼーの手になる作品はとても抒情的
かつ技巧的なもので、美しい「夜想曲」から劇的な「演奏会用半音階的変奏曲」
まで、さまざまなキャラクター・ピースを楽しむことができるでしょう。ここ
でピアノを演奏するセブルスは、オーロラ・デュオのメンバーで、チャイコフ
スキー(8.570418)とバラキレフ&グラズノフ(8.557717)のアルバムで見事な演
奏を聞かせてくれている人です。

8.572194
フローラン・シュミット:ピアノ作品集
1-3.影 Op.64(私は遠くで聞く/ムーア風/その影は私の印象 )
4-5.幻影 Op.70(そして牧神は月光を浴びた麦畑のなかに横たわる/悲劇的騎行)
6-8.バレエ音楽「サロメの悲劇」Op.50bis(作曲家自身によるピアノ版)
…世界初録音(第1部前奏曲 /第1部真珠の踊り /第2部海上の誘惑 )
ヴァンサン・ラルデル(ピアノ)
フローラン・シュミット(フランツではない)(1870-1958)は、ドイツ系フラン
ス人の家庭に生まれ、パリ音楽院で学び、印象主義の影響から出発しました。
一時期フォーレとともに、独立音楽協会を結成しフランス音楽の発展に寄与し
ましたが、「サロメの悲劇」がストラヴィンスキーの称賛を受けるなどで、ロ
シア音楽にも傾倒。亡くなる寸前まで作曲を続け、オペラ以外の分野で夥しい
作品を残しています。曲を作る際、様々な素材からインスピレーションを得る
のが常で、Op.64はラヴェルの「夜のガスパール」から、そして Op.70はリスト
とドビュッシーの作品から影響を受けていると言われています。「サロメの悲
劇」の作曲家によるピアン版はこの盤が世界初録音。音の多さで知られるこれ
らの曲を、期待の新鋭ピアニスト、ラルデルが妖艶かつ冷徹に弾きこなしてい
ます。

8.572263
ガルッピ:ピアノ・ソナタ集第1集
1-3.ピアノ・ソナタヘ長調 Illy No.28/4-6.ピアノ・ソナタヘ短調 Illy No.9
7-8.ピアノ・ソナタハ短調 Illy No.18&4
9-11.ピアノ・ソナタハ長調 Illy No.57
12-13.ピアノ・ソナタ変ロ長調 Illy No.32
14-15.ピアノ・ソナタト長調 Illy No.53
16-19.ピアノ・ソナタニ長調 Illy No.45(カタログではホ長調と記載)
20.ピアノ・ソナタハ長調 Illy No.98
マッテオ・ナポリ(ピアノ)
ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の楽長、ペテルブルクのロシア宮廷の楽長
を歴任し(この時期、ボルトニャンスキーを育てた)、劇作家ゴルドーニとの共
同作業であるオペラ・ブッファの作曲で名を挙げたガルッピ(1706-1785)は、
優れたチェンバロ奏者としても活躍。チェンバロのための多くのソナタも残し
ています。しかしオペラばかりが知られていて、これらのソナタはほとんど顧
みられることがないのは何故なのでしょう?大部分は出版さえされなかった不
遇な作品群です。しかし、彼はそれまでのソナタの形式を変えた功労者でもあ
り、また各曲は良く歌うメロディと華麗勇壮な楽想を持ったもの。スカルラッ
ティや若きモーツァルトを彷彿させる名曲揃いです。

8.572418
R.アルフテル:室内楽作品集第1集
1.…霧の来客…韻をふまない言葉 Op.44(1981)
2-4.ピアノ・ソナタ第1番 Op.16(1947)/5.牧歌 Op.18(1940)
6-9.ピアノ・ソナタ第2番 Op.20(1951)/10.エグロガ(牧歌)Op.45(1982)
11-14.ピアノ・ソナタ第3番 Op.30(1967)
マドリッド・コミュニティ管のソリストたち (メンバー)
シンタ・バレア(フルート)…1
フランシスコ・ホセ・セゴビア(ピアノ)…1.5.10
ビクトル・アリオラ(ヴァイオリン)…5
ビセンテ・フェルナンデス(オーボエ)…10
マリア・エレナ・バリエントス(ピアノ)…2-4.6-9.11-14
マドリード生まれのロドルフォ・アルフテル(1900-1987)はドイツ人の父親と
カタロニア人の母親の間に生まれ、音楽を愛する母親の影響で音楽家になりま
した。同じく作曲家のエルネストは弟クリストバルは甥にあたります。作曲は
独学で学んだと言われますが、彼はほとんどのジャンルの音楽を書きあげ、ま
たスペイン近代音楽の発展にも大きく寄与した人です。このアルバムにはピア
ノ・ソナタと室内楽が収録されています。1981年、彼が 81歳の時にメキシコ
の芸術アカデミーから委嘱された「霧の来客」はスペインのロマン派の詩人グ
スターボ・アドルフォ・ベッケルに霊感を得た作品です。フルートとピアノの
ために書かれています。ピアノ・ソナタは円熟の時期に書かれた闊達な作品で
詩的情緒とラテンのリズムが融合した興味深い作品です。

8.572367
マイアーベーア:カンツォネッタ、シャンソンとリート集
1.思い出/2.私の一日/3.ばらの花が開く時
4-9. 6つのイタリアのカンツォネッタ (千の中から一つの心を/あなた、
あなた、愛する光 /水夫の誓い/愛しい美しい唇よ/あなたの傍で死ねないの
なら/あなたが好きだと言う)
10.目に見えぬ女性/11.レイチェルとナフタリ/12.バラード
13.バルコニーにて/14.洗礼/15.聖ヨゼフと悪女/16.5月の歌/17.ネッラ
18.おいで、美しき漁夫の娘よ/19.ばらよ、ゆりよ、鳩よ
20.恋人の歌の響きを聴くと/21.ズライカ
22.ミーナ-ヴェネツィアの舟漕ぎの歌/23.朝の風/24.心の庭/25.シロッコ
26.春が隠れて
シヴァン・ローテム(ソプラノ)
ジョナサン・ザーク(ピアノ)
歌劇作曲家として知られるマイアーベーア(1791-1864)のとても美しい歌曲集
です。彼はユダヤ系の裕福な銀行家の家に生まれましたが、父方の姓はベーア、
母方の姓がマイアーであり、ユダヤのしきたりである「母方尊重」の意図を汲
んだのか、祖父の遺産を相続する際に両家の複合姓である「マイアーベーア」
と名乗るようになったのだそうです。兄弟には天文学者ヴィルヘルムと劇作家
ミヒャエルがおり、コノアルバムのトラック22と25はミヒャエルの詩による歌
曲です。フランス語、ドイツ語、イタリア語の言葉の響きの美しさを最大限に
引き出した、光輝く愛と祈りの歌をぜひお聴きください。

8.572127
ハイドン:ミサ曲集第7集
ミサ・ブレヴィスヘ長調 Hob.XXII:1(1805年復元版)
ミサ曲第11番変ロ長調「天地創造ミサ」 Hob.XXII:13
アン・ホイット(ソプラノ)/ジュリー・リストン(ソプラノ)
リチャード・リポルド(バス)…1-7/ナコル・パルマー(ソプラノ)
ニーナ・ファイア(ソプラノ)/キルステン・ゾレク=アヴェラ(アルト)
ダニエル・ムトル(テノール)/マシュー・ヘンスラッド(テノール)
アンドリュー・ノーレン(バス)
ニューヨーク・トリニティ教会合唱団/ルベル・バロック管弦楽団
オーウェン・バーディック(指揮)/ジェーン・グローヴァー(指揮)
1805年、73歳を迎えたハイドン(1732-1809)は、若かりし頃に書いた「ミサ・
ブレヴィス」にフルート、クラリネット、ファゴット、トランペット、そして
ティンパニを加え、豊かな響きに改作しました。これは当時彼の作品を出版し
ていたブライトコップ&ヘルテル社の依頼に応じて、若書きの作品に手を加え
たのですが、結局のところ出版されることはなかったようです。もう1曲の
「天地創造ミサ」は、オラトリオ「天地創造」の引用があるため、この名前で
呼ばれます。女帝マリア・テレジアの聖名日である 1801年9月13日に初演され
た晩年の作品で、流麗なメロディと力強さに溢れた秀作です。

8.572504
偉大なる英国の讃歌集
1.パリー(1848-1918):「恵みを受けし二人のセイレーン」
2.スタンフォード(1852-1924):二重合唱のためのマニフィカト変ロ長調
3.スタイナー(1840-1901):私は主を見た
4.ネイラー(1867-1934):声は言った、叫べと
5.ウォルトン(1902-1983):十二使徒
6.ホルスト(1874-1934):今こそ主よ、僕を去らせたまわん
7.フィンジ(1901-1956):見よ、満ち足りた最後の生贄
ジェレミー・フィルセル(オルガン)…1.3.5.7
ヴァサーリ・シンガーズ/ジェレミー・バックハウス(指揮)
荘厳で華麗な合唱曲を聴きたかったら、まずこのアルバムを手にしてみてくだ
さい。英国の伝統を受け継いだ聖歌の数々を、国内人気No.1のヴァサーリ・シ
ンガーズが熱き共感を持って歌いあげています。バリーの美しい抒情詩から始
まり、19世紀から20世紀のイギリスを代表する7人の作曲家たちの「思い思い
の神への賛辞」が並べられています。スタンフォードの華麗すぎる「マニフィ
カト」、オルガニスト、スタイナーの荘厳な「私は主を見た」、イギリスのオ
ペラ作曲家ネイラーの力強い無伴奏合唱、「ベルシャザルの饗宴」で知られる
ウォルトンの「十二使徒」、シンプルな響きが魅力的なホルスト、そして最後
は日本でも人気急上昇、フィンジの感動的な曲で締めくくるという、何とも贅
を尽くした1枚です。

8.111362
デ・バンフィールド:バイロン卿の恋文他
1-10.デ・バンフィールド(1922-2008):
バイロン卿の恋文(情景1.その曲の弾き方をどうやって学ぶつもりなの?/
情景2.こちらに来ない?/情景 2.それから彼はヘレスポントス海峡を泳いだの。
/情景 3.ああ、ウィンストン!そのばかげた帽子を目の前から消してちょうだ
い/情景 4.私たちは早朝にアクロポリスへ出発します。/情景 4.もし私が高く
昇らなければ、あなたは心配するでしょう。/情景 4.そこに止まって!もう充
分。/情景 4.とても魅惑的な季節!私はよく考え魅了されたの。/情景 4.ママ、
ママ。あなたはきっと寂しく思うわ。/情景 5.悪い人!悪い人!悪い人!)
11-13.ベルク(1885-1935):歌劇「ヴォツェック」から 3つの情景(間奏曲、軍
隊の音楽と子守歌 /マリーの聖書の朗読/ヴォツェックの死と終景)
アストリッド・ヴァルナイ(ソプラノ)/ガートルード・リブラ(ソプラノ)
ニコレッタ・カッルーバ(コントラルト)/マリオ・カーリン(テノール)
ローマ・アカデミー交響楽団/ニコラ・レシーニョ(指揮)…1-10
ガートルード・リブラ(ソプラノ)/フィラデルフィア管弦楽団
ユージン・オーマンディ(指揮)…11-13
録音 1958年ローマ… 1-10, 1947年11月1日フィラデルフィア… 11-13
ソプラノ歌手として長いキャリアを誇り、1969年にメゾ・ソプラノへ転向した
名歌手ヴァルナイの知られざるレパートリーです。このオペラは、「欲望とい
う名の電車」でおなじみ劇作家のテネシー・ウィリアムズの原作を基にした作
品で、RCAのカタログに非常に短期間のみ存在し、その後忘れ去られてしまいま
した。その上、一度も CD化されることもありませんでした。19世紀後期のニュ
ーオリンズに住む老婦人を中心とした物語が、 R・シュトラウスにも似た甘く
しっとりとした音楽に合わせて展開されていきます。

8.111365
ショパン(1810-1849):ワルツと即興曲集
1.ワルツ第1番変ホ長調「華麗なる大円舞曲」 Op.18
2.ワルツ第2番変イ長調「華麗なる円舞曲」 Op.34-1
3.ワルツ第3番イ短調「華麗なる円舞曲」Op.34-2
4.ワルツ第4番ヘ長調「華麗なる円舞曲」Op.34-3
5.ワルツ第5番変イ長調 Op.42
6.ワルツ第6番変ニ長調「子犬のワルツ」 Op.64-1
7.ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2/8.ワルツ第8番変イ長調 Op.64-3
9.ワルツ第9番変イ長調「別れのワルツ」 Op.69-1
10.ワルツ第10番ロ短調 Op.69-2/11.ワルツ第11番変ト長調 Op.70-1
12.ワルツ第12番ヘ短調 Op.70-2/13.ワルツ第13番変ニ長調 Op.70-3
14.ワルツ第14番ホ短調遺作/15.即興曲第1番変イ長調 Op.29
16.即興曲第2番嬰ヘ長調 Op.36/17.即興曲第3番変ト長調 Op.51
18.幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
マーク・オーバート=ソーン復刻
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
録音 1954年11月6-13,25,27日&12月12日ハリウッド… 1-14,
1954年2月12日ハリウッド… 15
1953年11月3日ハリウッド… 16-17,
1957年3月11日ニューヨークマンハッタン・センター… 18
20世紀を代表する名ピアニスト、ルービンシュタインの壮年期の録音集です。
彼がこのワルツ全曲を録音したのは、1954年ですが、それ以前の1920-30年代
に 2曲だけ… Op.34-1と Op.64-2を録音しており、彼自身もその演奏をとても
気に入っていたといいます(その時に全曲録音が成されなかったのは、すでに
HMV/ビクターにホロヴィッツの全曲録音があったためでした)。ワルツのリズ
ムは少し無骨ですが、何よりもメロディの歌わせ方が秀逸で、洗練されたワル
ツではなく土の香り漂うワルツとでも言えましょうか。早目のテンポが心地良
い即興曲も聴きものです。




<MARCO POLO>
8.225338 ¥1780
J.シュトラウス 1世(1804-1849):作品集第18集
1.ワルツ「とげのないばら」 Op.166/2.ワルツ「ウィーンの果物」 Op.167
3.ワルツ「ようこそいらっしゃいませ」 Op.168
4.オペラ「 4人のハイモンの息子たち」の主題によるカドリーユ Op.169
5.ワルツ「仮面の歌」 Op.170/6.ワルツ「エウノミアの踊り」Op.171
7.ワルツ「オデオンの踊り」Op.172/8.マリアンカ-ポルカ Op.173
9.女神たちのカドリーユ Op.174
スロヴァキア・シンフォニエッタ/エルンスト・メルツェンドルファー(指揮)
このワルツ集は 1844年から 1845年にかけて書かれたものです。1844年はアル
ブレヒト大公がバイエルンの王女と結婚式を挙げ、ミュンヘンが祝祭ムードに
包まれていた時。3曲目のワルツはそのために書かれたものです。とは言え、
この頃のシュトラウスは自ら抱えた女性問題がこじれていて、かなり大変な思
いをしていたのですが、作品を聴く限りそんな諍いは微塵も感じられません。
どこもかしこも甘く、幸福な夢を見せてくれるワルツばかりです。




<Myrios>
MYR006(SACD-Hybrid) ¥2450
1-4.ベートーヴェン(1770-1827):
弦楽四重奏曲 ホ短調「ラズモフスキー」Op.59-2
5-8.モーツァルト(1756-1791):弦楽四重奏曲 変ホ長調 K428(K421b)
9-13.ヴェーベルン(1883-1945):
弦楽四重奏のための 5つの楽章 Op.5
14-19.ヴェーベルン:弦楽四重奏のための 6つのバガテル Op.9
ハーゲン弦楽四重奏団
(メンバー)
ルーカス・ハーゲン(第1ヴァイオリン)
ライナー・シュミット(第2ヴァイオリン)
ヴェロニカ・ハーゲン(ヴィオラ)
クレメンス・ハーゲン(チェロ)
今や世界一の実力と人気を誇るハーゲン弦楽四重奏団、MYRIOSレーベルに登場
です。1981年にロッケンハウスで審査員賞と観客賞を受賞し、その翌年ポーツ
マス弦楽四重奏コンクールで優勝し、グラモフォン・レーベルと契約し、40枚
以上のCDをリリースしています。このアルバムは、結成 30周年の記念リリー
スで、ベートーヴェンとモーツァルト、ヴェーベルンが収録されています。研
ぎ澄まされた感性と一分の隙もないアンサンブル、そして今回特筆すべきは
SACDハイブリッドの高音質です。まさに至高の音楽がここにあります。
2011年には世界ツアーも予定されており、ウィーンを皮切りに、ロンドン、ア
ムステルダム、バーゼル、ブリュッセル、ハンブルク、マドリッド、イェルサ
レム、北京、そして東京がコンサート会場として予定されています。




<ARTHAUS>
101553(DVD-Video) \3480
カルロス・クライバー…無への足跡
エリック・シュルツによるドキュメンタリー・フィルム
出演:
プラシド・ドミンゴ
ブリギッテ・ファスベンダー
オットー・シェンク
ヴェロニカ・クライバー(実姉)
ミヒャエル・ギーレン
マンフレッド・ホーネック 他
収録時間:72分
字幕:英語・独語・仏語・西語・伊語・日語
2004年7月11日、世界的名指揮者カルロス・クライバーは彼の愛車でミュンヘン
からスロヴェニア東部の小さな町コンシチャへと向かいました。アルプス山脈
を経由し、別荘まで 6時間の道のり。その間、車中のオーディオにはウィーン
・フィルとのブラームスの4番が入っていたと言います。その前に世界中の友人
たちに「別れを告げるための」手紙を書いた彼。長きに渡る闘病生活、そして
2003年に愛妻を亡くしたことで精神的にも追いつめられていた彼の苦悩は計り
知れないものがあったに違いありません。このフィルムはそんな彼の孤独かつ
天衣無縫な道行を辿りながら、友人や証言者たちの言葉を交え、時には演奏シ
ーンを挿入し、彼が創り上げた音楽そのままの、丁寧な作品として創造されて
います。2010年、クライバー生誕80周年にドイツの Servus TVで制作された
作品です。

101063(DVD-Video) \3480
カルロス・クライバー
リハーサルと本番-魔弾の射手、こうもりを創り上げる若き奇才の姿
ウェーバー(1786-1826):歌劇「魔弾の射手」序曲
1.リハーサル
2.本番
J.シュトラウス 2世(1825-1899):歌劇「こうもり」序曲
3.リハーサル
4.本番
カルロス・クライバー(指揮)・シュトゥットガルト放送交響楽団
収録時間:102分
字幕:英語・独語・仏語・西語・伊語
これまで幾度も再発され、その都度深い感銘を与える映像が ARTHAUSに登場し
ました。本番では即興的とも言える自由自在な演奏を繰り広げるクライバーで
すが、リハーサルでは入念でデリケートな指示を与え、何度も何度も執拗なま
でに音を追い続ける姿は、まさに音楽の神が乗り移ったかのようです。本番の
映像では、細部に至るまで、完璧に作り上げた上で、新たな創造を加える彼の
姿を見ることができるでしょう。1970年の闊達な姿をごらんください。

101545(DVD-Video) \3480
※日本語字幕付き
ソフィア-ヴァイオリン協奏曲が生まれるまで
ジャン・シュミット=ガレによる映像
ソフィア・グバイドゥーリナ/アンネ=ゾフィー・ムター
ギドン・クレーメル
サイモン・ラトル/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録時間:60分
字幕:英語・独語・仏語・西語・伊語・日本語
2007年8月、アンネ=ゾフィー・ムターによって世界初演されたグバイドゥー
リナのヴァイオリン協奏曲第2番を巡るドキュメントです。1931年ロシア生まれ
の女性作曲家、グバイドゥーリナはその特異な作風で知られており、武満徹や
高橋悠治らも彼女の音楽を高く支持しています。彼女の名声を決定付けたのは
1980年に初演された第1番のヴァイオリン協奏曲「オッフェルトリウム」で、
この曲は彼女を強く擁護したギドン・クレーメルに捧げられており、彼の共感
溢れる演奏も相俟って、世界中にファンを増やしたことで知られています(この
映像にはクレーメルも出演していて、彼が「オッフェルトリウム」をどれほど
愛しているか、熱く語っています)。この映像は第2番のヴァイオリン協奏曲が
初演されるまでを、初演一年前から、順を追って追い続けています。グバイ
ドゥーリナとアンネ=ゾフィー・ムターが初めて顔を合わせたのは初演の2週間
前!という興味深い事実も明かされます。作曲家が愛する独特の数列「フィボ
ナッチ数列」も交え、作曲のプロセスも克明に記され、またヴァイオリニスト
が曲に取り組む姿も垣間見ることができるでしょう。初演を担うのは、ラトル
指揮のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。彼らが一つになったコンサート
で、この映像はクライマックスを迎えます。

101551(DVD-Video) \5650
101552(Blu-ray) \5650
※日本語字幕付き
アリベルト・ライマン(1936-):歌劇「メデア」
4つの場面による歌劇
フランツ・グリルパルツァー原作「金羊皮」/アリベルト・ライマン脚本
メデア…マーリス・ペーターゼン(ソプラノ)
クロイザ…ミヒャエラ・ゼリンガー(メゾ・ソプラノ)
ゴーラ…エリザベス・クルマン(メゾ・ソプラノ)
クレオン…ミヒャエル・ロイダー(テノール)
ヤーソン…アドリアン・エレード(バリトン)
エロルド…マックス・エマニュエル・チェンチッチ(カウンター・テナー)他
ミヒャエル・ボーダー(指揮)/ウィーン国立歌劇場管弦楽団
マルコ・アルトゥーロ・マレッリ(演出、舞台装置、照明)
ダグマール・ニーフィンド(衣装)
2010年ウィーン国立歌劇場 ライヴ収録/収録時間:113分
字幕:英語・独語・仏語・西語・伊語・日本語
アリベルト・ライマンは現在、世界で最も重要視されている作曲家の一人です。
彼の作品は世界中で演奏され大人気を博しています。この歌劇「メデア」は彼
の最新作です。ギリシャ神話に登場する復讐に囚われた女性メデアについての
物語は、30名を越える芸術家たちによって、その姿を様々な形で表現されてい
ますが、ライマンの心を捉えたのは、オーストリアの劇作家グリルパルツァー
(1791-1872)の戯曲でした。
メデアを歌うペーターゼンは、ウィーンで大人気のソプラノです。このような
おどろおどろしい役を歌うかと思えば、フィガロでスザンナを歌ったりと八面
六臂の活躍です。また名カウンター・テナー、チェンチッチもスパイスの効い
た役回りを演じています。

101539(DVD-Video) \5650
マイヤ・プリセツカヤを讃えて 2010年11月20日彼女の85歳の誕生日を祝して
1.ビゼー=シチェドリン:カルメン組曲(1978年収録)
2.チャイコフスキー:ロマンティック・エンカウンター(1978年収録)
3.チャイコフスキー:眠りの森の美女から「ばらのアダージョ」(1977年収録)
4.マーラー:交響曲 第5番 第4楽章アダージェット「病めるばら」(1978年収録)
5.バッハ=グノー:アヴェ・マイア-マイヤの75歳誕生日を記念して(2000年)
《ボーナス》
1.マイヤとの対話「カルメン組曲」/2.写真で見るマイヤの生涯
(コレオグラフィー)アルベルト・アロンソ…1/モーリス・ベジャール…4
ローラン・プティ…3/ヴァレンティン・エリサリエフ…2
(ダンサー)マイヤ・プリセツカヤ/アレクサンダー・ゴドゥノフ…1
アナトリー・ベルディシェフ…2/ヴァレリー・コフトゥン…4
ボリショイ・バレエのダンサーたち…3
収録時間:101分(本編82分:ボーナス19分)
字幕(ボーナスのみ):露語・英語・独語・仏語・西語・伊語・日本語
20世紀を代表する名バレリーナ、マイヤ・プリセツカヤは、1925年ロシア在住
のユダヤ人の名門に生まれました。しかし1938年に彼女の父親がスターリンの
粛正により処刑されたことで、一家は離散。彼女はバレリーナであったおばの
家の養女となります。1943年にボリショイ・バレエ団に入団しますが、出自が
ユダヤということで、その才能が開花される機会に恵まれず、「瀕死の白鳥」
の芸術性の高い舞踊で高い評価を受けるも、国外公演に同行することすら許さ
れなかったと言います。そんな彼女がようやく名声を掴んだのは1959年のこと。
初めて彼女のバレエを目にした西側の人々は、彼女の高い技術と美しさに感嘆
しました。またその前年に作曲家のシチェドリンと結婚した彼女は、二人三脚
で「カルメン組曲」を始めとした素晴らしい作品を創り上げていくことになり
ます。彼女の踊りに魅せられた振付師たちも数知れず。ここではベジャールや
プティらが彼女のために、とびきりの振付を施した演目を目の当たりにするこ
とができるでしょう。

101541(DVD-Video) \3480
ラクリンとの対話
フランソワ・デュペイロン…作&演出/マリー・クロード・シャピュイ…歌手
イナ・ペッチェニウク…ピアニスト/ニコラス・ブリーガー…俳優
劇中にシューベルト・シューマン・ヴォルフの作品使用
ギレス・ランベルト…装置/カルメル・ペリトーレ…衣装
2009年ジュネーヴ 大劇場/収録時間:91分
字幕:英語・独語・仏語
音楽と劇の素晴らしいコラボレーションです。出演者はメゾ・ソプラノ歌手マ
リー・クロード・シャピュイと、ピアニストのイナ・ペッチェニウク(この2人
は実際のコンサートでも数多く共演を重ねています)そして、俳優ニコラス・
ブリーガーの3人。舞台は第2次世界大戦、ナチス・ドイツが崩壊する直前の
1944年という緊迫した時期の強制収容所。彼らは絶望の中で語り、また歌いま
す。迫りくる狂気を静かに描いた問題作です。

101555(DVD-Video) \3480
※日本語字幕付き
ジャン・シュミット=ガレによる映像
ブルックナー(1824-1896):交響曲第9番のリハーサル
演奏:セルジュ・チェリビダッケ(指揮)/ミュンヘン交響楽団
1985年6月21日ミュンヘンにて/収録時間:60分
字幕:英語・独語・仏語・西語・伊語・日本語
チェリビダッケによるブルックナーの天国的なアダージョ・・・交響曲第9番
の第3楽章・・・のリハーサル風景です。私たちが、今チェリビダッケの演奏
をCDなどで聴く時に意識しなくてはいけないのは、それが「完成されたもの」
であるということでしょう。彼の音楽を聴く時は、ただただ美しい響きに身を
任せていればよいのです。しかし、チェリビダッケが「これだ!」という音楽
を創り上げるまでに、どれほどの長い時間をかけ、響きや強弱を調整し、作曲
家の思いを繰り返し楽団員に伝えているかということを、どれほどの人が知っ
ているのでしょうか?何度も何度も同じ小節を繰り返し、納得の行く音を練り
上げていく彼の姿は、まさに求道者そのものです。とはいえ、厳しい彼も、時
にはユーモラスに楽団員に語りかけます。「何が可笑しいのかい?」その一瞬、
ふっと和らぐ張り詰めた空気。そんな柔和な時間も、映像作家J.シュミット=
ガレは克明に捉えています。物語の後半でチェリビダッケがブルックナーの聖
地「聖フローリアン修道院」を訪れた際にブルックナーの音楽について、つぶ
やく言葉も感動ものです。そして長い長いリハーサルが終わる時、アダージョ
の最後の音が溶けて行く時にチェリビダッケが発した言葉「さあ、もう一度
第1楽章から!」で、この感動的な映像は締めくくられます。

101559(DVD-Video) \5650
101560(Blu-ray) \5650
※日本語字幕付き
R.シュトラウス(1864-1949):歌劇「エレクトラ」
1幕の悲劇
ソポクレス「エレクトラ」によるフーゴー・フォン・ホフマンスタール台本
エレクトラ…イレーネ・テオリン(ソプラノ)
クリテムネストラ…ヴァルトラウト・マイヤー(メゾ・ソプラノ)
クリソテミス…エファ=マリア・ウェストブローク(ソプラノ)
エギスト…ロバート・ギャンビル(テノール)
オレスト…ルネ・パーペ(バリトン)他
ダニエレ・ガッティ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ニコラウス・レーンホフ(演出)/ライムンド・バウアー(舞台装置
アンドレア・シュミット=フッテラー(衣装)
2010年ザルツブルク音楽祭 大祝祭劇場 ライヴ収録/収録時間:109分
字幕:英語・独語・仏語・西語・伊語・日語
R.シュトラウスの問題作「エレクトラ」2010年のプレミエ上演です。演出はレ
ーンホフ。斬新な舞台装置と最良の歌手による緊張感溢れる舞台をお楽しみく
ださい。ユングが提唱した「エレクトラ・コンプレックス」(女児が父親に対
し強い愛情を抱き、母親を敵対視すること)の由来となったギリシャ神話に登場
する王女の葛藤の物語にシュトラウスは極めて暴力的で陶酔的な音楽を付けて
います。エレクトラは100分を越える全曲にほとんど出ずっぱり。息詰まるよ
うな歌を歌いながら体中から憎しみを発散させなくてはいけません。ここでは
テオリンが独特のメイクと眼力、そして蛇のような動きでこの難役を文句なく
演じています。彼女に対峙する母親クリテムネストラは、それ以上に海千山千
の女。名歌手マイヤーが持てる底力をとくと見せ付けてくれます。純情な妹ク
リソテミスもなかなかの食わせ者。ウェストブロークが良い味だしています。
パーペを始めとした男声陣もなかなかです。レーンホフの演出は、あからさま
で、動き一つ一つが台詞に沿っており、また、幕切れの場面は決して結末をぼ
かすことなく全てを白日の下に晒し出します。




<LPO>
LPO-0053 \2100
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
1.ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 Op.35
2.ピアノ協奏曲 第2番 ヘ長調 Op.102
3.ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.57
マルティン・ヘルムヒェン(ピアノ)
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)…1.2
ロンドン交響楽団…1.2
ポール・ベニストン(トランペット)…1
ピーター・シェーマン(ヴァイオリン)…3
ヴェッセリン・ゲレヴ(ヴァイオリン)…3
アレクサンダー・ツェムツォフ(ヴィオラ)…3
クリスティーナ・ブラウマネ(チェロ)…3
録音 ロンドン サウスバンク・センター、
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
2008年4月23日…1
2009年4月25日…2
2011年4月に日本公演が予定されている若手ピアニスト、ヘルムヒェンをソリ
ストに迎えたショスタコーヴィチのピアノ協奏曲をメインにした1枚です。
1933年に書かれた第1番の協奏曲は、正式名称が「ピアノとトランペット、弦
楽合奏のための協奏曲ハ短調」と題されていることでもわかる通り、トラン
ペットがこれでもかとばかりに活躍する作品。自作や他作品からのパロディを
多く含むも、挑戦的な眼差しが貫かれており、その解釈は一筋縄ではいかない
ことで知られています。かたや第2番は1957年に作曲されたもので、同時期の
チェロ協奏曲などに比べると、平易な楽想に終始しています。これは愛息マク
シムのために書かれたせいもあるのでしょうが、何よりショスタコーヴィチ自
身が楽しんで書いたのではないかと想像されます。軽やかに駆け抜けるピアノ
をサポートするユロフスキのエネルギッシュな指揮が聴きものです。陰鬱な中
に独自の美しさを秘めるピアノ五重奏曲は、人気の高い名曲ですが、こちらも
現代的な感覚漲る名演です。




<OEHMS CLASSICS>
OC-923 3枚組 \3450
シュポア(1784-1859):歌劇「錬金術師」(全曲)
錬金術師ヴァスケス…ベルント・ヴァイクル(バリトン)
その娘イネス…モラン・アボウロフ(ソプラノ)
ドン・アロンゾ・カストロス…イェルク・ドュルミュラー(テノール)
ドン・ラミロ・デ・ロクサ…ヤン・ツィンクラー(バリトン)
パオラ…スザンナ・ピュッテルス(ソプラノ)
ロペス…マイク・ガーリング(テノール)
ブラウンシュヴァイグ州立劇場管弦楽団&合唱団
クリスティアン・フレーリヒ(指揮)
録音 2009年5月24日ブラウエンシュヴァイク州立劇場 大ホール
ドイツ・ハノーヴァー近くの町ブラウエンシュヴァイク生まれの作曲家、ルイ
・シュポア(1784-1859)(ルートヴィッヒ・シュポーア)のオペラは、殆ど上演
される機会がありませんが、彼の作品の一つ「錬金術師」が、生誕225年没後
150年を記念して、生まれ故郷のブラウエンシュヴァイク州立劇場で上演され
ました。その2009年5月24日のライブ録音です。錬金術師ヴァスケスを歌うの
は、ベルント・ヴァイクル。67歳という年齢を越えた迫力ある歌声です。

OC-666(SACD-Hybrid) \2080
チャイコフスキー(1840-1893):交響曲第6番 ロ短調 「悲愴」Op.74
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
ドミトリー・キタエンコ(指揮)
録音 2010年1月ケルン ビューネン,プローベン ザール
昨年のマンフレッド交響曲に続く、キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管弦
楽団のチャイコフスキー第2弾。今回は彼の最高傑作である「悲愴」。アグレッ
シヴでマッシヴな音作りはさすがです。

OC-759 \1750
ファレンティン・ラドゥティウ:チェロ・リサイタル
1-5.シューマン(1810-1856):民謡風の5つの小品 Op.102
6-9.フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調(チェロ版)
10.ペーター・ルジツカ(1948-):
チェロとピアノのためのレチタティーヴォ(世界初録音)
11.サン=サーンス(1835-1921):序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op.28
ファレンティン・ラドゥティウ(チェロ)
ペル・ルンドベルク(ピアノ)
録音 2010年3月6-8日ライプツィヒ MDRスタジオ
1986年にミュンヘンに生まれたチェリスト、ラドゥティウ。彼は6歳の時に父
親から最初のチェロのレッスンを受け、たちまちその才覚を表しました。2001
年から2005年まで、ザルツブルクのモーツァルテウム大学でクレメンス・ハー
ゲンと学んだ後、ウィーンでハインリヒ・シフ(彼には今でも学んでいる)の下
で学びます。その後2007年から2009年までは、ベルリンのハンス・アイスラー
・アカデミー・オブ・ミュージックでD.ゲリンガスの最後の学生の一人となり
ました。もちろん内外のコンクールでも数多くの入賞歴を持っていて、中でも
2008年にリガで開催された「カール・ダヴィドフ国際コンクール」での1位と、
バッハの解釈に与えられた特別賞は、彼の経歴の中でもとりわけ輝くものとな
っています。そんな、現在のドイツで最も将来有望視されている彼のデビュー
・アルバムは、世界初録音となるルジツカの依嘱作品を含む、幅広いレパート
リーからなるものです。今後の彼の活躍が容易に想像できそうな、柔軟な音楽
性が魅力です。

OC-786 \1750
リスト:巡礼の年第1年「スイス」S.160
1-9.リスト:
巡礼の年第1年「スイス」S.160(ウィリアム・テルの聖堂/ワレンシュタット湖
畔で/田園曲/泉のほとりで/嵐/オーベルマンの谷/牧歌/郷愁/ジュネーヴの鐘)
10.巡礼の年第3年より『エステ荘の噴水』
トマス・ドラトヴァ(ピアノ…ワーグナーがバイロイトで使用した1876年製ス
タインウェイ)
録音 2010年5月6-10日バイロイト ヴァーンフリート・ハウス
レーベルの創始者であるディーター・エームス氏は、かなりの楽器マニアのよ
うで、数多いオルガンのアルバムの他、以前はミュンヘン国立博物館の企画に
連動したオルゴールや自動ピアノのアルバム(OC330)などの珍しいアルバムも
積極的にリリースしていることはご存知の通りです。このリストの「巡礼の年」
は、ワーグナーが実際に使用した1876年製のスタインウェイを使っているとこ
ろに注目。このピアノは実際にリストも演奏したもので(ブックレットに掲載
された絵には、蓋を閉めた状態のピアノを弾くリスト、それに聴きいるワーグ
ナー、コジマ、その他の人たちが描かれています)、その当時の情景を想像し
ながら聴くのも乙なものです。スイスのピアニスト、ドラトヴァの味のある
演奏でお楽しみください。

OC-789 \1750
カラーズ・オブ・フレンチ・ホルン
1.R・シュトラウス(1864-1949):ホルンとピアノのためのアンダンテ
2-4.シューマン(1810-1856):3つのロマンス Op.94
5-6.シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
7.ロッシーニ(1792-1868):前奏曲、主題と変奏 ホ長調
8-10.ジャン・フランセ(1912-1997):
ホルンとピアノのためのディヴェルティメント
11.プーランク(1899-1963):
ホルンとピアノのためのエレジー(デニス・ブレインの想い出に捧ぐ)
12-13.フォルカー・ダヴィット・キルヒナー:3つの詩
サボルチ・ゼンプレーニ(Hr)/ペーター・ナギー(P)
1981年、ハンガリーのブタベストに生まれ、6歳からピアノを、13歳からホル
ンを始めた今最も注目のホルン奏者の一人です。父もホルン奏者、母はオーボ
エ奏者、祖父はピアニストという音楽一家に育った彼は、フランツ・リスト
音楽院でフェレンツ・タルヤーニに師事し、2002年からベルリンのハンス・ア
イスラー音楽院でクリスティアン・フリードリッヒ・ダルマン及びマルクス・
ブルガイヤーに学びました。17歳の時にコンチェルティーノ・プラハで第1位
及び特別賞を受賞。その後も数多くのコンクールに入賞し、2005年には24歳に
してミュンヘン国際コンクール第1位を獲得しました。オーケストラ歴は2000
年ブダペスト祝祭管弦楽団の第1ホルン奏者、フランクフルト歌劇場管弦楽団、
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(契約)、そして2005年11月よりバンベルク交響
楽団のソロホルン奏者となり、現在に至ります。彼の演奏は、本当にのびのび
とした明るい音色が特色で、バボラークに続く俊英として期待されています。




<Newton Classics>
8802046 2枚組 ¥2450
ベルリオーズ(1803-1869):劇的交響曲「ロメオとジュリエット」 Op.17
オルガ・ボロディナ(メゾ・ソプラノ)/トーマス・モーザー(テノール)/
アラステア・マイルス(バス)/バイエルン放送合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
録音1993年6月ウィーン、ムジクフェライン大ホール
劇的交響曲は、ベルリオーズが1839年に作曲した大規模な作品です。正式には
「合唱、独唱、および合唱によるレチタティーヴォのプロローグ付き劇的交響
曲」と題され、もちろんシェイクスピアの「ロメオとジュリエット」が素材と
して使われていますが、歌の入る部分はごく一部で、ほとんどの場面はベルリ
オーズが自由に作曲し、表題を付けて表現しています。歌われる歌詞はフラン
ス語で、最初にベルリオーズが散文で書き、詩人デシャンが韻文に改めたもの
を使用しています。あまりにも長大、かつ様式がばらばらな曲で演奏は非常に
困難を極めますが、美しいメロディの宝庫でもあり、素晴らしい指揮者と演奏
家、そして録音技術が融合すると、このような名盤が出来上がるわけです。

8802047 ¥1750
ショパン(1810-1849):バラードと即興曲集
1.バラード第1番ト短調 Op.23/2.バラード第2番ヘ長調 Op.38
3.バラード第3番変イ長調 Op.47/4.バラード第4番ヘ短調 Op.52
5.即興曲第1番変イ長調 Op.29/6.即興曲第2番嬰ヘ長調 Op.36
7.即興曲第3番変ト長調 Op.51/8.即興曲第4番嬰ハ短調「幻想即興曲」 Op.66
ベラ・ダヴィドヴィチ(ピアノ)
録音1982年12月スイス… 5-7,
1981年2月ワットフォード・タウン・ホール… 1-4.8
ベラ・ダヴィドヴィチは1928年、アゼルバイジャンの首都バクーで生まれた女
性ピアニストです。彼女はモスクワ音楽院で学び、1949年に卒業、その年に
第4回ショパン国際ピアノ・コンクールでハリーナ・チェルニー=ステファン
スカと優勝を分け合ったことで、世界的な評価を受けました。そんな経歴のた
めか、「ショパンのスペシャリスト」として知られますが、彼女の弾くショパ
ンは他のピアニストたちのような重々しさを目指すものではなく、独自の美質
と感覚で勝負するものであり、その上品な表現法で一線を画しているとも言え
るでしょう。とりわけバラードは、控え目さと雄弁さが同居する不思議な感覚
に満ちた素晴らしいもので、即興曲も、一見捉えどころのない水のような表現
の中に、驚くほど力強い歌を聞きとることが可能なのです。

8802048 2枚組 ¥2450
レスピーギ(1879-1936):作品集
《CD1》
1-4.リュートのための古い歌と舞曲第1組曲
5-8.リュートのための古い歌と舞曲第2組曲
9-18.リュートのための古い歌と舞曲第3組曲
《CD2》
1-5.組曲「鳥」/6-8.ブラジルの印象/9-12.交響詩「ローマの噴水」
13-16.交響詩「ローマの松」
フィルハーモニア・フンガリカ… CD1/ロンドン交響楽団… CD2,1-8
ミネアポリス交響楽団… CD2,9-16
アンタル・ドラティ(指揮)
録音1958年6月ウィーン、コンチェルトハウス・大ホール… CD1,
1957年7月ワットフォード・タウン・ホール… CD2,1-8
1960年4月ミネアポリス、ノースロップ・オーディトリアム… CD2,9-16
ハンガリーの名指揮者ドラティは、フィルハーモニア・フンガリカを指揮して
史上初となるハイドンの交響曲全曲録音を行なった指揮者として知られていま
す。しかし、彼は生涯に600点ほどの録音を残し、全てにおいて、堅実で確実
な音づくりを持って、曲の真実の姿を見事に伝えていることも忘れてはなりま
せん。このレスピーギ作品集は、1947年にアメリカ合衆国に帰化し、その後ミ
ネアポリス交響楽団の音楽監督に就任してからマーキュリー・レコードに残し
た膨大な録音の中の一つであり、レスピーギ・ファンにとっても、ドラティ・
ファンにとっても、物凄く価値のあるセットと言えるでしょう。

8802049 2枚組 ¥2450
リスト(1811-1886):ハンガリー狂詩曲全集
ミシャ・ディヒター(ピアノ)
録音スイスラ・ショード・フォン1977年5月…第11.14番
1980年11月…第2.6.12.13番,1985年11月…第1.3-5.7-10.15-19番
アメリカ合衆国のピアニスト、ミッシャ・ディヒターの伝説的名演として知ら
れるリストの「ハンガリー狂詩曲」全曲の復刻です。彼は初めて全19曲を録音
したピアニストでもあり、この曲集が要求する超絶技巧と華麗な音色を易々と
表現し尽くしたことでも知られています。この曲集のために、ディヒター自身
が新たに執筆したライナー・ノーツが添えられており、ここでは彼の曲に対す
る思いと、録音時の回想が書かれていて、なかなか興味深いものとなっており
ます。

8802050 ¥1750
ベートーヴェン(1770-1827):
1-3.ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」 Op.73
4-7.ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
ロベール・カサドシュ(ピアノ)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団…1-3
ハンス・ロスバウト(指揮)…1-3
録音1961年2月…1-3,1964年2月アムステルダム・コンセルトヘボウ… 4-7
決して華々しいとは言えないのだけど、根強い人気を誇るフランスのピアニス
ト、ロベール・カサドシュ。コルトーとフランソワの間の世代の人ですが、演
奏様式は極めて古典的で、デフォルメなどは一切感じられません。この「皇帝」
はどちらかと言うと指揮者ロスバウトのファンが愛聴していた感もありますが、
とにかく一聴すればわかる通り、まさに「いぶし銀」の風情を持った演奏であ
り、一つの頂点を極めた名演と呼んでも全く差支えないものでしょう。ピアノ
・ソナタはカサドシュが得意としていたレパートリーで、じっくり良く噛んで
味わってほしい滋味に溢れたものです。

8802051 3枚組 ¥3050
《CD1》
1-4.シューマン:弦楽四重奏曲第1番イ短調 Op.41-1
5-8.シューマン:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 Op.41-2
《CD2》
1-4.シューマン:弦楽四重奏曲第3番イ長調 Op.41-3
5-8.ブラームス:弦楽四重奏曲第3番変ロ長調 Op.67
《CD3》
1-4.ブラームス:弦楽四重奏曲第1番ハ短調 Op.51-1
5-8.ブラームス:弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.51-2
メロス弦楽四重奏団
録音バンベルク ,ツェントラルザール1986年5月…CD1.5-8,CD2,CD3.5-8,
1987年6月…CD1.1-4,CD3.1-4
シュトゥットガルトの名門、メロス弦楽四重奏団の味わい深いシューマンとブ
ラームスです。1965年にヴュルテンベルク室内管弦楽団とシュトゥットガルト
室内管弦楽団の首席奏者らによって結成されました。「メロス」の名称の由来
は、第1ヴァイオリンの MelcherのMelと第2ヴァイオリンとヴィオラのVoss兄
弟のosを組み合わせ、ラテン語で「歌」「音楽」「旋律」を意味する言葉にか
けたものだそうですが、名前の由来通り、常に歌心に溢れた演奏を聞かせ、聴
き手の心を揺さぶることで知られています。またレパートリーには現代音楽が
一切入っていないことでも知られます。そんな彼らに、このブラームスとシュ
ーマンは打ってつけのレパートリーであり、全てにおいて滴り落ちるような抒
情性と重厚かつナイーヴな表現は彼らならではのものです。

8802052 2枚組 ¥2450
J.S.バッハ(1685-1750):ヨハネ受難曲 1724年版
(1725年版より 3つのアリア )BWV245
ロベルタ・アレクサンダー(ソプラノ)
マルジャーナ・リポヴシェク(メゾ・ソプラノ)
オラフ・ベーア(バリトン)
ローベルト・ホル(バス)
ライプツィヒ放送合唱団/ドレスデン・シュターツカペレ
ペーター・シュライヤー(テノール&指揮)
録音1988年2月ドレスデンルカ教会
CNNによると、このバッハのヨハネ受難曲は、「死ぬ前に一度は聴くべき 1001
のクラシック作品の録音」の中に含まれているのだそうです。確かに素晴らし
い演奏であることは間違いありません。リヒター、カラヤンら名指揮者の下で
幾度となくこの曲を歌ってきたシュライヤーによる自家薬籠の表現(この演奏
時、シュライヤーは聴衆に向かい合い、指揮棒、譜面台なしで音楽を奏でまし
た。そして2時間以上もの間、テノールの全ての役を完璧に歌いこなしたので
す )、そして彼の的確な指揮にコントロールされた全ての演奏家たち。彼らが
奏でる無限のドラマが展開されます。まさに世界の全てがここにあります。瞑
目し対峙したい音楽です。




<cpo>
777498-2 ¥2450
アンジェイ・パヌフニク(1914-1991):交響的作品集第3集
1.神秘的交響曲(交響曲第6番)/2.秋の音楽
3.ショパンへのオマージュ(フルートと弦楽合奏のための5つの小品)
4.ラプソディ
ルーカス・ドゥルゴスツ(フルート)
ポーランド放送交響楽団
ルーカス・ボロヴィッツ(指揮)
1914年ポーランド生まれの作曲家パヌフニクの管弦楽作品集第3集です。ワル
シャワ、パリ、ウィーンで学び、ウィーン時代には尾高尚忠と交友があったた
め、彼の二男である忠明氏がパヌフニク作品を積極的に取り上げていることで
も知られています。ナチス-ソヴィエト時代、ポーランドでも彼の作品を取り
上げることが禁じられたため、イギリスに亡命、その地で生涯を終えました。
彼は10曲の交響曲を作曲し、そのほとんどにタイトルが付けられています。こ
の第6番は「神秘的」と名付けられていますが、これは「数字の6が持つ神秘」
について書かれています。短い音形が綴られていきますが、どれも根底に6が
潜んでいます。それは6拍子であったり、6つの和音であったり。まさに神秘に
彩られた作品です。他に珍しい曲が3つ収録されています。

777405-2 2枚組 ¥4900
J.シュトラウス 2世(1825-1899):喜歌劇「ローマの謝肉祭」
3幕の喜歌劇 台本…ヨーゼフ・ブラウン(台詞)&リヒャルト・ゲネー
台詞版…アンドレ・マイヤー
イザベラ・マー=ツァハ(ソプラノ)/ジェシカ・グラッテ(ソプラノ)
ミヒャエル・ハイム(テノール)/マンフレッド・エクィルツ(テノール)
マルクス・グェンツェル(バリトン)/ベルント・ケンネス(テノール)
ドレスデン・シュターツオーパー管弦楽団&合唱団
エルンスト・タイス(指揮)
この作品はヨハン・シュトラウスが手掛けてオペレッタの第2作にあたります。
第1作の「インディゴと 40人の盗賊」に比べると、その力量が飛躍的に上がっ
たと称されたのですが、その 1年後に初演された「こうもり」が素晴らしすぎ
て、すっかり評判が落ちてしまった不遇の作品です。原作は、あの「トスカ」
を書いた V.サルドゥで、1組の男女と、 2人の画家、そして、ちょっと浮気な
伯爵夫人とその夫。嫉妬のために少年に変装して恋人に近づく娘などの設定は、
幾分ご都合主義的ではありますが、音楽は素晴らしく情緒的です。演奏によっ
て、色々なヴァージョンが存在する曲ですが、こちらは1937年に指揮者 F.マ
ルツァレクがドルトムントで行った版に基づくもので、2004年ドレスデンでの
公演記録となります。

777670-2 ¥2450
イシドラ・ゼベリャン(1967-):管弦楽作品集
1.管弦楽のためのイルミネーション「サン・マルコの馬たち」
2.ソプラノと管弦楽のための 5つの歌曲「花冠」
3.室内管弦楽のための「吟遊詩人の踊り」
4.管弦楽のためのエレジー「セリステ」
5.3楽章の交響曲「いたずらな情景」
アイレ・アッソニー(ソプラノ)/ゼベリャン・アンサンブル
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
ディヴィッド・ポルセリン(指揮)
サラエヴォ出身の映画監督、エミール・クストリッツァによる問題作「アンダ
ーグラウンド」。その衝撃的な音楽を書いたのはゴラン・ブレゴヴィッチです
が、この時、管弦楽編曲を担当したのが、当時「興味深い女性作曲家」として
評価されていたセベリャンでした。ベオグラードで生まれた彼女は、ラウタ
ヴァーラとサッリネンの影響を受けており、映像以上に説得力のある音楽を書
くことが可能で、その新鮮な感覚と独創性は他の誰にも真似できるものではあ
りません。「バルカン諸国、およびビザンチン式芸術」から抽出された美と神
秘の結晶音楽です。

777643-2 ¥2450
F.W.ツァッホウ(1663-1714)&ヘンデル(1685-1759):カンタータ集
1.ツァッホウ:復活祭カンタータ「私はよみがえり、そして生を受ける」
2.ツァツホウ:カンタータ「神は私の救い、私の名誉」
3.ヘンデル:コラール・カンタータ「傷つけられし聖体よ」
4.ヘンデル:復活祭の対話「ああ主よ、この憐れな罪びとを
グドラン・シドニー・オットー(ソプラノ )
マーガレット・ハンター(ソプラノ)
クリストフ・ディットマー(カウンターテノール)
ミルコ・ルドヴィッヒ(テノール)/グゥラウメ・オルリー(バス)
カントゥス・チューリンギア&カペラ
ベルンハルト・クラップロット(指揮)
F.W.ツァッホウは、ライプツィヒ市の音楽監督を務める父親からヴァイオリン、
オーボエ、ハープシコード、オルガンなど様々な楽器の演奏を学びました。
1684年にハレの聖マリア教会のオルガニスト職に就き、その後28年間に渡って
聖歌隊の指導や宗教音楽の作曲など幅広く活躍したのです。彼のカンタータは
ドイツ中で有名で、J.S.バッハも彼の影響を色濃く受けていたと言われます。
そんなツァッホウの下で音楽を学んだのがヘンデルでした。ヘンデルの抜きん
でた才能はツァッホウを驚かせたことでしょう。そんな子弟によるカンタータ
をお聴きください。

777603-2 ¥2450
ハンブルクの聖なる音楽集 1600-1800年
テレマン(1714-1788):
カール 7世の死に寄せるオラトリオ「私は光を希望する」 TVWV 4:13
ガブリエーレ・ヒエルダイス(ソプラノ)
アンネグレト・クラインドップ(ソプラノ)
ドミトリー・エゴロフ(カウンター・テナー)
ウルリケ・アンデルセン(アルト)/ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
ベンヤミン・キルヒナー(テノール)/ニルス・クーパー(バス)
シュテファン・シュレッケンベルガー(バス)
ラ・スタジオーネ・フランクフルト
ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
ハンブルクの音楽監督として君臨したテレマンは、また多くの著名人たちの
「葬送のための音楽」を作曲しました。このカール7世のための音楽もそんな
中の1曲です。神聖ローマ皇帝とボヘミア王、そしてバイエルン選帝侯を務め
たカール7世は当時の通例の如く、様々な国々の争いに巻き込まれる激動の人
生を送りました。そんなカール 7世が1745年に亡くなった時、都市をあげての
葬儀が行われたのはもちろんのこと、テレマンも最上級の音楽を用意したこと
は言うまでもありません。選び抜かれたテキストに付けられたテレマンの心の
こもった音楽は、特定の個人のために書かれたとはいえ、250年以上経った現
代人の心にも痛切に響く名曲です。

777092-2 ¥1700
トッホ(1887-1964):作品集
1.14の独奏楽器とソプラノのための室内交響曲「中国の笛」 Op.29
2.管楽器と打楽器のための 5つの小品 Op.83
3.コロラトゥーラ・ソプラノと語り、7の管楽器のための家庭劇「エゴンと
エミール」 Op.46(モルゲンシュテルン原作)
4.オーボエ、クラリネット、ファゴットとヴィオラのための四重奏曲 Op.98
マリア・カルプ(ソプラノ)…1/ブリッタ・シュトレール(ソプラノ)…3
ムターレ・アンサンブル
ゲルハルト・ミュラー=ホルンバッハ(指揮)
オーストリア生まれの作曲家、エルンスト・トッホはマンハイム、ベルリンで
教鞭を取った後、ナチスから逃れるために1933年パリに亡命、その後アメリカ
に定住し生涯を終えました。独学で作曲を学び、あらゆる分野に数多くの作品
を残しています。初期の作品はまだまだ先人の影響から抜け出せていないもの
の、少しずつ独自路線を開拓、アメリカに渡った頃には色彩感とユーモアに溢
れた見事な作品が書かれています。その後は12音技法を試みるなど先進的な手
法も取り入れ、ここに収録されている Op.83と Op.98の 2つの晩年の作品は、
虚飾を排したアバンギャルドな音に満たされた「新しい音楽」となっています。

777640-2 5枚組 ¥6250
サッリネン(1935-):交響曲&その他作品集
《CD1.999918-2》
1.交響曲第1番 Op.24/2.交響曲第7番「ガンダルフの夢」 Op.71
3.荘厳序曲「リア王」/4.コラーリ
《CD2.999969-2》
1.交響曲第2番 Op.29/2.交響曲第4番 Op.49/3.ホルン協奏曲 Op.82
《CD3.999970-2》
1.交響曲第3番 Op.35/2.交響曲第5番「ワシントン・モザイク」 Op.57
《CD4.999971-2》
1.交響曲第6番「ニュージーランドの日記より」 Op.65
2.チェロ協奏曲 Op.44
《CD5.999972-2》
1.交響曲第8番 Op.81/2.ヴァイオリン協奏曲 Op.18
3.パラス・ラプソディ Op.72
エサ・タパーニ(ホルン)…CD2-3
ヤン=エーリク・グスタフソン(チェロ)…CD4-2
ヤーコ・クーシスト(ヴァイオリン)…CD5-2
ノールショッピング交響楽団… CD2.CD4.
ラインランド=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団… CD1.CD3.CD5.
アリ・ラシライネン(指揮)
フィンランドの偉大なる作曲家アリウス・サッリネンは、この国の現代音楽に
おける最も偉大な人として認識されています。彼はオペラ「赤い線」でその名
声を飛躍的に高めましたが、交響曲や管弦楽作品の分野でも素晴らしい作品が
数多く見られます。彼の作風は十二音の音列を極めながらも、決して調性を失
うことはなく、ぎりぎりの情緒性を持つその漲る緊張感と明瞭さが賛美されて
います。この5枚組のアルバムをじっくり聞いてみれば、その新鮮な感動にう
ち震えること間違いありません。

<TESTAMENT>
JSBT 8466 \1850
ブルックナー:交響曲第5番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
録音:1942年10月25日-28日 ベルリン、フィルハーモニー
各種発売がされているフルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルによる1942年
のブルックナー録音。戦時下で行われた記念すべき演奏会のオリジナルマスタ
ーはソ連に没収され、その後行方知れずとなり、複製コピーからの様々なリリ
ースがされて来ましたが、今回、ベルリン・ブランデンブルク放送(RBB前身は
SFB)がアーカイヴに保持していた良質なマスター・テープによって鮮やかな音
質で蘇りました。A音のピッチが従来リリースで使われてきた444Hzから440Hz
に修正されている点も今回のリリースの大きなポイントといえましょう。この
マスターテープをめぐる追跡の歴史、そしてベルリン・ドイツ放送のアーカイ
ヴに保管されていたマスターテープの写真がブックレットに掲載されています。
1940年代のモノラル録音とは信じ難い音色で蘇ったフルトヴェングラー演奏の
深価を現代に伝えるテスタメントならではのリリースです。
※解説書より
今回のこのリリースは、ベルリン・ブランデンブルク放送(RBB,前身はSFB)が
アーカイヴに保持していたオリジナルのテープがソースである。テープの写真
はこのブックレットにも掲載されている。テープは最小限の修正しか必要とし
ない、非常に良い状態だった。実際、驚くほど自然で、音場の広い、透明なオ
ーケストラ・サウンドを聴くことができる。たった一箇所だけ、補正が必要だ
った。最終楽章の冒頭、二つのピチカートが聴こえなくなっていたのだ。この
部分のみ、第一楽章のまったく同じ音形の部分を借用してある。
フルトヴェングラーのブルックナー第5番を巡る長い旅は、今、70年近い年月
を経て終わりを告げようとしている。ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの
芸術の信奉者、そしてベルリン・フィル・サウンドをこよなく愛する人々は、
ここに、新たに蘇った輝かしいばかりのフルトヴェングラーのブルックナー
解釈を聴く機会を得る幸運を手にしたのである。そしてそこには、難解で近寄
り難いとされるこの交響曲とフルトヴェングラーの気質にどこか似通った点が
あることを知らしめてくれるだろう。 そして、偉大な指揮者の遺産が、彼が
生誕125周年(2011年1月25日)を迎える年にリリースされることは、この上のな
い喜びである。
ヘルガ・グリューネヴァルト(ヴィルヘルム・フルトヴェングラー協会副会長)




<Telarc>
TEL 32664 \2080
ブラームス:チェロとピアノのための作品集
1.ひばりの歌
2.チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
3.野の寂しさOp.86‐2
4.旋律のようにOp.105‐1
5.サッフォー風の頌歌Op.94‐4
6.愛の誠Op.3‐1
7.ソナタ断章
8.愛の歌Op.71‐5
9.チェロ・ソナタ 第2番ヘ長調Op.99
10.子守歌Op.49‐15
ズイル・ベイリー(チェロ) アワダジン・プラット(ピアノ)
録音:2010年9月 
オバーリン音楽院クロニック・ホール、米オハイオ州オバーリン
チェロの才人ズイル・ベイリーの最新盤は、超絶技巧と内省を備えたアメリカ
を代表する黒人ピアニスト、アワダジン・プラットとの共演によるブラームス
作品集。2つのチェロ・ソナタを軸に、歌曲やヴァイオリン作品の編曲を散り
ばめた全10曲が収録されており、精妙なしなやかさとダイナミックを備えた、
いかにもブラームスと唸りたくなるような滋味深く充実した名演を聴かせてく
れます。




<Arbiter>
ARB 159 2枚組 \3960
ローマン・ トーテンベルクの芸術
CD1
1.ブラームス:ヴァイオリンソナタ第3番ニ短調Op.108
2.ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
3.J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調BWV.1003
4.パガニーニ:カプリス第24番
5.ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.95《セリオーソ》
-第2、3、4楽章
CD2
1.コープランド:ヴァイオリン・ソナタ
2.ダラピッコラ:2つの習作
3.ウェーベルン:4つの小品Op.7
4.シェーンベルク:幻想曲
5.ストラヴィンスキー:デュオ・コンチェルタンテ
6.ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
ローマン・ トーテンベルク(ヴァイオリン) 
ディーン・サンダース(CD1‐1、2) WQXR四重奏団(CD1‐5) 
スリマ・ストラヴィンスキー(CD2‐1-5) 佐野志津恵(CD2‐6)
録音:1943-86年
1911年にポーランド生まれ、カール・フレッシュの愛弟子として早くから活躍
したローマン・トーテンベルク(1911‐)は、シマノフスキとのジョイント・リ
サイタルや、ルービンシュタインとの演奏旅行、ミヨーの協奏曲第2番を作曲
者と初演するなど、その業績は枚挙に暇がありません。イダ・ヘンデル(彼女
はトーテンベルクの生誕100年を祝う祝祭コンサートをボストンで開催)らを育
てた高名な教育者でもある彼は今なお現役で、毎週6人の生徒にレッスンを行
う矍鑠ぶりだそうです。この度、彼の生誕を祝って企画された当盤には、
1943-86年に彼が残した録音の中から名演を選りすぐり、十八番のJ.S.バッハ
からウェーベルンまで幅広いレパートリーと妙技を聴かせてくれます。共演者
も多才で、かのストラヴィンスキーの末子で彼の長年のパートナーでもあった
スリマ・ストラヴィンスキーや、アメリカで活躍する邦人ピアニスト佐野志津
恵らが伴奏を務めているのも聴きどころです。




<ACCORD>
4764904 4枚組 \4750
クセナキス:アルファ&オメガ
CD1
1.メタスタシス(1953-54)/2.ディアモルフォーズ(1957)
3.コンクレP.H.(1958)/4.アナロジークA‐B(1958-59)/5. 東洋-西洋(1960)
6.モルシマ-アモルシマ(1956-62)/7.ノモス・アルファ(1965)
8.アナクトリア(1969)
南西ドイツ放送交響楽団
指揮:ハンス・ロスバウト(1) 
フランス音楽研究グループ
指揮:ピエール・シェーファール(2-5) 
ジャクリーヌ・メファノ(6:ピアノ) ジークフリート・パルム(7:チェロ) 
パリ八重奏団(6、8)
CD2
1.夜(1967-68)/2.ペルセパッサ(1969)/3.シナファイ(1969)
4.アロウラ(1971)
フランス国立放送合唱団員
指揮:マルセル・クーロー(1) 
ストラスブール・パーカッション・アンサンブル(2) 
ジョフリー・ダグラス・マッジ(3、4:ピアノ) 
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮:エルガー・ハワース(3、4)
CD3
1.対地星(1971)/2.ペルセポリス(1971)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮:エルガー・ハワース(1)、ヤニス・クセナキス(2)
CD4
1.カリスマ(1971)/2.ミッカ(1972)-ミッカ""S""(1975)/3.霧(1981)
4. Keren(1986)/5.ケクロプス(1986)/6.オーファー(1989)/7.オメガ(1997)
アラン・ダミアン(1:クラリネット) ピエール・ストローク(1:チェロ) 
マリヴォンヌ・ル・ディゼス=リシャール(2:ヴァイオリン) 
クロード・エルフェ(3:ピアノ) ベニー・スラチン(4:トロンボーン) 
ロジャー・ウッドワード(3:ピアノ) 
グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド(5) エリーザベト・ホイナツカ(6:チェンバロ)
シルヴィオ・グァルダ(6:パーカッション) 
ロラン・オーゼ(7:パーカッション) 
アンサンブルFA 指揮:ドミニク・ミ(7)
録音:1955-2005年
ルーマニア生まれのギリシャ系フランス人で、20世紀を代表する現代音楽作曲
家ヤニス・クセナキス。彼の没後10年を記念して、革新と驚きに満ちた膨大な
作品の中から選りすぐった名曲名演奏を4枚組でお届けします。初CD化も含む
貴重な名演をたっぷりお楽しみください。




<MD+G>
93716736(SACD-Hybrid) \2950
ブルックナー:管弦楽作品集
1.交響曲第0番ニ短調
2.行進曲ニ短調
3.3つの管弦楽小品
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
指揮:シュテファン・ブルーニエ
録音:2010年5月25-27日 ベートーヴェンホール、ボン
若々しい覇気と洗練を兼ね備えた秀演を次々に発表しているブルーニエ&ボ
ン・ベートーヴェン管の最新盤はブルックナー。一筋縄ではいかない巧妙な
プログラミングで知られる彼らしく、1869年に試作され、晩年に「第0番」
の名を与えられたニ短調の交響曲をはじめ、演奏機会の稀な3曲がセレクトさ
れています。

90116366(SACD-Hybrid) \2950
シューベルト:
1.交響曲第8番ロ短調D.759《未完成》
2. 同 第9番ハ長調D.944《ザ・グレイト》
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム
指揮:ダグラス・ボイド
録音:2010年10月5-8日 シュタットハウス、ヴィンタートゥール
イギリスのグラスゴー出身で、ヨーロッパ室内管の設立メンバーの一人とし
て2002年まで首席オーボエ奏者を務め、現在は指揮者として活躍する若き名
匠ダグラス・ボイド。2009-10シーズンより、スイスのヴィンタートゥール・
ムジークコレギウムの首席指揮者を務める彼の最新盤は、好評を博した前作
に続くシューベルト。《未完成》と《ザ・グレイト》という王道プログラム
を、実に歯切れよく爽快に歌い上げています。

61316862 \2080
ホルガー・ファルク/
ヨーゼフ・ マティアス・ハウアー:ミュージック・ウィズ・ヘルダーリン
1.中声とピアノのためのヘルダーリン歌曲Op.6
2. 同 Op.12
3.ピアノ小品Op.25(1)
4.中声とピアノのためのヘルダーリン歌曲
5.ピアノ小品Op.25(2)
ホルガー・ファルク(バリトン) 
シュテッフェン・シュライエルマッハー(ピアノ) 
録音:2010年9月6-7日 マリエンミュンスター修道院
オーストリアの作曲家&音楽理論家ヨーゼフ・マティアス・ハウアー(1883-
1959)は、シェーンベルクよりも早く、独自に12音技法を発展させていたこと
で知られる存在です。彼の作曲技法は、作品を追う毎に変化しており、1音1音
を積木を積むように構築された作品もあれば、12音の並びから和声の連結を
生成する手法を用いたもの、易学に基づくもの、図形楽譜まであり、非常に
多彩です。バリトンのホルガー・ファルクと、ピアニストのシュテッフェン
・シュライエルマッハーという現代音楽のスペシャリストたちが、ニーチェ
やハイデガーら思想家にも強い影響を与えたことで知られるヘルダーリンの
歌曲に基づいて書かれた5作をお届けします。

90516356(SACD-Hybrid) \2950
マウロ・ジュリアーニ:フルートとギターのための作品集
1.グランド・ポプリOp.126
2.ロッシーニの歌劇《セミラーミデ》-嘆かわしいうめき
3.変奏曲Op.84
4.ノットゥルノOp.86-第16番アレグロ
5. 同-第11番ラルゲット
6.ポロネーズo.op
7.プロシア行進曲(アレグロ)
8.スウェーデン行進曲(モデラート)
9.オーストリア行進曲(アレグロ・マエストーソ)
10.セレナータOp.127
アンドレア・リーバークネヒト(フルート)
フランク・ブンガルテン(ギター)
録音:2009年11月9-11日 マリエンミュンスター修道院
フルートのアンドレア・リーバークネヒト、ギターのフランク・ブンガルテ
ンによる夢の競演第2弾!前作では20世紀の現代作品集で好評を博しましたが、
当盤には、19世紀初頭におけるクラシック・ギターのヴィルトゥオーゾの一人
マウロ・ジュリアーニ(1781‐1829)の10曲を収録。変奏曲やオペラのトランス
クリプションを得意とした彼の魅力をたっぷりお伝えします。

90216946(SACD-Hybrid) \2950
ヨハネス・エッカルト:ミサ曲、モテット&カンティカス集
1.この復活のときに/2.ミサ曲《私の心はあなたに救いを求めます》
3.アニュス・デイ/4.山を越えてマリアが行く/5.沈黙のツァハリアス
6.聖徒たちよ、喜びなさい/7.高き天より我は来れり/8.聖域のマリア
9.おお、神の子羊よ、 罪なくして十字架の木にかけて
10.天より来るこの精霊/11.常に喜べ/12.今我ら聖霊に願う
13.ただ汝のみ、イエス・キリスト/14.ヘル・イエス・グナデンゾーネ
15.主よ、汝のうちにのみ/16.我らに平和と恩恵をください
17.天にましますわれらの父よ
北ドイツ室内管弦楽団
録音:2010年10月22-24日 クロシスター・シスマール
宗教音楽の権威として1600曲近くの作品を残したヨハネス・エッカルト
(1555‐1613)。2013年の没後400年を記念して、今なお数多くのプロテスタン
ト教会で歌われている作品から名曲を選りすぐってお届けします。また、彼
唯一のミサ曲が収録されているのも聴きどころです。




<ECM>
4763309 \2180
ヴィトマン:
1.ミサ曲(2006)
2.5つの断章(1997)
3.エレジー(2005)
ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:クリストフ・ポッペン(1、3) 
イェルク・ヴィトマン(2、3:クラリネット) ハインツ・ホリガー(3:ピアノ)
録音:2008年6-7月 ザールブリュッケン(1、3)、2009年5月 ケルン(2)
世界的なクラリネット奏者としてだけでなく、作曲家としても着実にキャリア
を築き上げているイェルク・ヴィトマン。1973年生まれの若き彼の作品を初演
者には、ブーレーズ&ウィーン・フィル、テツラフ、ブロンフマンなど錚々た
る面々が並んでいます。当盤にも、名匠ポッペンが指揮する2つの管弦楽作品
に加え、当盤でピアニスト・デビューを飾るクラリネットの巨匠ホリガーと
ヴィトマン自身の共演によるデュオが収められており、いずれも練り上げら
れた充実の名演をお楽しみいただけます。

4764171 \2180
1.ヴィクター・キッシン:鏡(2009)
2.チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調Op.50《偉大な芸術家の思い出に》
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
ギードゥレ・ディルヴァナウスカイテ(チェロ)
カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)
録音:2010年8月9-10日 ミュンヘン
鬼才クレーメルの注目の新プロジェクトは、若き2人の演奏家とのピアノ・ト
リオ。リトアニア出身のチェリスト、ギードゥレ・ディルヴァナウスカイテ
は、クレメラータ・バルティカの精鋭チェリストで、同団のソリストを長年
務める名手。そしてピアノは、ピアノはアルゲリッチも絶賛する、目下ヨー
ロッパで注目度No.1のグルジア出身の23歳、カティア・ブニアティシヴィリ。
このトリオは結成から2年足らずですが、2010年夏のザルツブルク音楽祭など
ヨーロッパ各地でツアーを行って大絶賛を集めており、当盤に収録された2つ
のロシア作品でも、ベテランと若手の絶妙な掛け合いを聴かせてくれます。

<Brilliant Classics>
BRL 9199 10枚組 \4580
Historical Russian Archives
スヴャトスラフ・リヒテル(pf)協奏曲名演奏集
Disc. 1
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第1番BWV.1052
クルト・ザンデルリンク指揮、ソビエト国立交響楽団
J.S.バッハ:第3番BWV.1054、第7番BWV.1058
ユーリ・ニコラエフスキー指揮、モスクワ国立音楽院管弦楽団
録音:1955年4月22日(ライヴ録音)、1983年12月19日(ライヴ録音)
Disc. 2
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番K.271「ジュノーム」
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、ソビエト国立交響楽団
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番K.453
ルドルフ・バルシャイ指揮、モスクワ室内管弦楽団
録音:1966年3月25日(ライヴ録音)、1968年4月10日(ライヴ録音)
Disc. 3
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番K.466
カルル・エリアスベルク指揮、モスクワ国立交響楽団
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番K.595
キリル・コンドラシン指揮、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1958年5月20日(ライヴ録音)、1973年3月28日(ライヴ録音)
Disc. 4
モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番K.449
ルドルフ・バルシャイ指揮、モスクワ室内管弦楽団
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番Op.37
クルト・ザンデルリンク指揮、モスクワ青年交響楽団
ベートーヴェン:合唱幻想曲Op.80
クルト・ザンデルリンク指揮、ソビエト国立放送交響楽団、他
録音:1973年5月27日(ライヴ録音)、1952年3月22日(ライヴ録音)
Disc. 5
シューマン:ピアノ協奏曲Op.54
ジョルジェ・ジョルジェスク指揮、ソビエト国立交響楽団
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番Op.23
キリル・コンドラシン指揮、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1958年4月17日(ライヴ録音)、1968年4月9日(ライヴ録音)
Disc. 6
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番Op.83
ジョルジェ・ジョルジェスク指揮、ソビエト国立交響楽団
R.シュトラウス:ブルレスケ
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、ソビエト国立交響楽団
録音:1958年4月17日(ライヴ録音)、1961年12月18日(ライヴ録音)
Disc. 7
ショパン:ピアノ協奏曲第2番Op.21
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、ソビエト国立交響楽団
フランク:交響詩「ジン」
キリル・コンドラシン指揮、モスクワ青年交響楽団
ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調Hob.XVIII/11
ユーリ・ツィリューク指揮、ミンスク室内管弦楽団
録音:1966年12月22日(ライヴ録音)、1952年12月30日(ライヴ録音)
Disc. 8
ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲Op.33
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番Op.10
キリル・コンドラシン指揮、モスクワ青年交響楽団
録音:1966年5月29日(ライヴ録音)、1952年5月31日(ライヴ録音)
Disc. 9
バルトーク:ピアノ協奏曲第2番Op.21/Sz.95
ブリテン:ピアノ協奏曲第1番Op.13
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、ソビエト国立交響楽団
録音:1967年5月6日(ライヴ録音)、1967年5月28日(ライヴ録音)
Disc. 10
ベルク:室内協奏曲
オレグ・カガン(Vln)
ルドルフ・バルシャイ指揮、ソビエト放送大交響楽団
ヒンデミット:室内音楽第2番
ユーリ・ニコラエフスキー指揮、モスクワ音楽院管弦楽団
録音:1972年4月9日(ライヴ録音)、1978年5月22日(ライヴ録音)

BRL 9213 \540
オルガンとピアノによる二重奏曲集
ジャン・ラングレ:Dyptique
サン・サーンス:
ハルモニウムとピアノのための6つの二重奏曲Op.8よりカプリチョ
ヴィドール:
ハルモニウムとピアノのための6つの二重奏曲Op.3より2つの二重奏曲
ルトスワフスキ(プリエト編):パガニーニ主題による変奏曲
デニス・ベダール:二重奏組曲
セルベリョ:プレルディアンド
マルセル・デュプレ:2つの主題による変奏曲
デュオ・ムサルト・バルセロナ

BRL 9214 \540
ロシアの作曲家による子供のための小曲集
チャイコフスキー:子供のアルバムOp.39
プロコフィエフ:子供のための音楽Op.65
ショスタコーヴィチ(アトヴミャーン編):
子どものための5つの小品、こどもの音楽帳Op.69
リムマ・ボブリツカヤ(pf)

BRL 9215 \540
シュニトケ:バレエ組曲「エスキース」
アンドレイ・チスチャコフ指揮
ボリショイ劇場管弦楽団

BRL 94107 2枚組 \1080
ソレール:チェンバロソナタ集第4巻
ピーター=ヤン・ベルダー(Cemb)

BRL 94108 2枚組 \1080
アントワーヌ・フォルクレ/ジャン=バティスタ・フォルクレ:
ハープシコード曲集
組曲第1番-第5番
ミカエル・ボルグステーデ(Cemb)

BRL 94113 3枚組 \1550
Clementi Complete Sonatas Vol.5
クレメンティ:ソナタ集第5巻
コンスタンティーノ・マストロプリミアーノ(fp)
ソナタOp.34、Op.37、カプリチョOp.34、ソナチネOp.36

BRL 94126(3CD+DVD) \1550
J.S.バッハ:マタイ受難曲
全曲収録ボーナスDVD付き
エマ・カークビー(Sop)マイケル・チャンス(C-T)マルティン・ヒル(Ten)
ダヴィッド・トーマス(Bs)、他
シュテファン・クレオバリー指揮
ブランデンブルク・コンソート、キングス・カレッジ合唱団

BRL 94127(2CD+DVD) \1080
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
全曲収録ボーナスDVD付き
リン・ドーソン(Sop)ヒラリー・サマーズ(Alt)
ジョン・マーク・エインズリー(Ten)アラスタール・マイルズ(Bs)、他
シュテファン・クレオバリー指揮、
ブランデンブルク・コンソート、キングス・カレッジ合唱団

BRL 94145 2枚組 \1080
ルイジ・ガッティ:ヴァイオリンとヴィオラのための6つのソナタ
パオロ・ギドーニ(pf)アルフレッド・サマラ(Vla)

BRL 94157 \540
ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ:
リコーダー協奏曲ヘ長調、リコーダーソナタ第11番、第21番、第23番、
トリオソナタOp.1より第4番
ハープシコードソナタ ニ短調
ステファノ・バリャーノ(リコーダー)
コレギウム・プロ・ムジカ

BRL 94184 \540
Passio di Venerdi Santo
カルロ・ストゥーラ:ヨハネ受難曲
ルカ・フランコ・フェラーリ指揮、
イル・コンチェルト・エクレジアースティコ

BRL 94185 \540
フニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(1817-90):
弦楽のためのノヴェレッテ第1番、第2番
オーヴェ・ヴェドステン・ラーセン指揮、オーフス室内管弦楽団

BRL 94200 \540
ブゾーニの編曲によるリスト作品集
パガニーニによる超絶技巧練習曲集S141、ハンガリー狂詩曲第19番S623A、
メフィストワルツ「村の酒場での踊り」、
マイアベーア(リスト編)のコラール「アド・ノス・アド・サルタレム・ウンタ
ム」による幻想曲とフーガS624
サンドロ・イーヴォ・バルトリ(pf)

BRL 94201 2枚組 \1080
J.S.バッハ:クラヴィーア練習曲第3巻
マッテオ・メッソーリ(Org)

BRL 94208 \540
テレマン:初期のソナタと協奏曲、序奏付き協奏曲集(初録音)
協奏曲ニ長調TWV53:D3、協奏曲ニ短調TWV43:d2、協奏曲ニ長調TWV43:D4、
ソナタ ホ短調TWV44:e5、協奏曲ニ長調TWV51:D8、協奏曲ニ長調TWV43:D4
ステファノ・ヴェジェッティ(Vc)
アンサンブル・コルディア

BRL 94215 30枚組 \7850
Portrait リスト:作品集
Disc. 1
ファウスト交響曲
ジェルジ・コロンディ(Ten)
ヤーノシュ・フェレンチク指揮、ハンガリー国立管弦楽団、他
Disc. 2
ダンテ交響曲、システィーナ礼拝堂に
ハルトムート・ヘンヒェン指揮、オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
Disc. 3-6
交響詩集
「人、山上にて聞きしこと」「タッソー、悲劇と勝利」「前奏曲」
「オルフェウス」「プロメテウス」「マゼッパ」「祭りのどよめき」
「英雄の嘆き」「ハンガリー」「ハムレット」「フン族の戦い」「理想」
「ゆりかごから墓場まで」
アルパド・ヨー指揮、ブダペスト交響楽団
Disc. 7
レーナウの「ファウスト」からの2つのエピソード
メフィスト・ワルツ第2番
表明と国歌の幻想曲
アルパド・ヨー指揮、ブダペスト交響楽団
Disc. 8
オルガン曲集
BACHの名による前奏曲とフーガ、
バッハのカンタータ「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」による変奏曲、
コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ
ハンス=ユルゲン・カイザー(Org)
Disc. 9
グランのバジリカ落成のためのミサ・ソレムニス
ヴェロニカ・キンチェシュ(Sop)クララ・タカーチ(contralto)
ジェルジ・コロンディ(Ten)ヨゼフ・グレゴール(Bs)
ヤーノシュ・フェレンチク指揮、ブタペスト交響楽団、他
Disc. 10
ピアノソナタ ロ短調、ペトラルカのソネット第47番、第104番、第123番、
2つの伝説より第1曲「小鳥に説教するアシジの聖フランソワ」
インデジ・サン(pf)
Disc. 11
超絶技巧練習曲集
第1番「前奏曲」、第2番イ短調、第3番「風景」、第4番「マゼッパ」、
第5番「鬼火」、第6番「幻影」、第7番「エロイカ」、第8番「狩り」、
第9番「回想」、第10番ヘ短調、第11番「夕べの調べ」、第12番「雪かき」
ウラディーミル・オフチニコフ(pf)
Disc. 12、13
ハンガリー狂詩曲第1番-第19番
アルトゥール・ピサロ(pf)
Disc. 14
ワーグナーの作品による編曲集
歌劇「ローエングリン」よりエルザの大聖堂への行進、エルザの夢、
ローエングリンの非難、祝典と結婚式の歌
歌劇「タンホイザー」より優しい夕星よ-レチタティーヴォとロマンス
歌劇「さまよえるオランダ人」よりバラード、糸紡ぎの歌
楽劇「ニーベルンゲンの指輪」よりヴァルハラ
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より静かな炉辺で、
舞台神聖祭典劇「パルジファル」より聖杯への祝典行進曲
ミケーレ・カンパネッラ(pf)
Disc. 15
ヴェルディの作品による編曲集
エルナーニ・パラフレーズ
歌劇「十字軍のロンバルディア人」よりサルヴェ・マリア
歌劇「イル・トロヴァトーレ」よりミゼレーレ
歌劇「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ、
「ドン・カルロ」より祝典の合唱と葬送行進曲
レクイエムよりアニュス・デイ
歌劇「シモン・ボッカネグラ」の回想
歌劇「アイーダ」より巫女たちの踊りと終幕の二重唱
ミケーレ・カンパネッラ(pf)
Disc. 16
いろいろな作曲家のピアノ曲による編曲集
メンデルスゾーンの付随音楽「真夏の夜の夢」より結婚行進曲と妖精の踊り
グノーの歌劇「ロミオとジュリエット」より別れ
ベッリーニの歌劇「夢遊病の女」による演奏会用大幻想曲
グノーの歌劇「シバの女王」より子守歌
グノーの歌劇「ファウスト」よりワルツ
ジチの「アデールのワルツ」
モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の回想
ミケーレ・カンパネッラ(pf)
Disc. 17
呪い、ベルリオーズの「レリオ」主題による交響的大幻想曲、
詩編第129番「深き淵よりわれ汝を呼ぶ」
ルイ・ロルティ(pf)
ジョージ・ペーリヴァニアン指揮、ハーグ・レジデンティ管弦楽団
Disc. 18
死の舞踏、ピアノ協奏曲第1番、第2番、「怒りの日」のパラフレーズ
ネルソン・フレイレ(pf)
ミシェル・プラッソン指揮、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ピアノ協奏曲第3番Op.posth.
スティーヴン・メイヤー(pf)
タマーシュ・ヴァーシャリ指揮、ロンドン交響楽団
Disc.19
ベートーヴェンのアテネの廃墟による幻想曲
ウェーバーの華麗なるポロネーズ、悲劇的協奏曲ホ短調、
ハンガリー民謡による幻想曲、シューベルトのさすらい人幻想曲
ルイ・ロルティ(pf)
ジョージ・ペーリヴァニアン指揮、ハーグ・レジデンティ管弦楽団
― 歴史的録音集 ―
Disc. 20
ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」、メフィスト・ワルツ第1番、
超絶技巧練習曲集より第1番「前奏曲」、第3番「風景」、第5番「鬼火」、
第6番「幻影」、第10番ヘ短調、第12番「雪かき」、スペイン狂詩曲
ラザール・ベルマン(pf)
録音:1950-71年
Disc. 21
巡礼の年第1年「スイス」よりウイリアム・テルの礼拝堂、
ワレンシュタット湖畔で、オーベルマンの谷、望郷、ジュネーヴの鐘、
ピアノ協奏曲第1番
ラザール・ベルマン(pf)
キリル・コンドラシン指揮、モスクワ・フィルハーモニー青年管弦楽団
録音:1952、72年
Disc. 22
ピアノソナタ ロ短調、シューベルトの歌曲編曲集より「辻音楽師」「幻覚」
「糸を紡ぐグレートヒェン」「若き尼層」「アヴェ・マリア」「魔王」
ラザール・ベルマン(pf)
演奏:1955、81年
Disc. 23
ピアノソナタ ロ短調、ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」、
調性のないバガテル、死のチャルダーシュ、悲しみのゴンドラ、
メフィスト・ワルツ第1番
アルフレッド・ブレンデル(pf)
録音:1958年
Disc. 24
ドニゼッティの歌劇「ランメルモールのルチア」より六重唱曲、
ヴェルディの歌劇「イル・トロヴァトーレ」よりミゼレーレ、
ベッリーニの歌劇「ノルマ」よりノルマの回想、
ウェーバーの歌劇「オベロン」序曲、
ベルリオーズの歌劇「ベンヴェヌート・チェリーニ」より恩恵と誓い、
ワーグナーの歌劇「タンホイザー」より巡礼の合唱、
パガニーニによる大練習曲より第1番「トレモロ」、第2番「オクターヴ」、
第3番「ラ・カンパネッラ」、第4番「アルペッジョ」、第5番「狩り」、
第6番「主題と変奏」
アルフレート・ブレンデル(pf)
録音:1955-59年
Disc. 25
ペトラルカのソネット第47番、第104番、第123番、
巡礼の年第2年補講「ヴェネツィアとナポリ」よりタランテラ、
詩的で宗教的な調べ第1曲「祈り」、第3曲「孤独な中の神の祝福」、
第4曲「死者の追憶」、第7曲「葬送、1849年10月」、第10曲「愛の賛歌」
アルフレート・ブレンデル(pf)
録音:1955-59年
Disc. 26
2つの演奏会用練習曲S.145より第1番「森のささやき」、
3つの演奏会用練習曲S.144より第2番「軽やかさ」、
愛の夢第3番、ハンガリー狂詩曲第12番、
超絶技巧練習曲より第10番ヘ短調
エフゲニー・キーシン(pf)
ピアノソナタ ロ短調
スヴァストラフ・リヒテル(pf)
バッハのカンタータ「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」による変奏曲
マリヤ・ユーディナ(pf)
録音:1950-89年
Disc. 27
ピアノソナタ ロ短調(録音:1949年)、
ハンガリー狂詩曲第15番「ラコッツィ行進曲」、
ピアノソナタ ロ短調(録音:1965年)、
ハンガリー狂詩曲第9番「ペストの謝肉祭」、
4つの忘れられたワルツより第1番
エミール・ギレリス(pf)
録音:1949-65年
Disc. 28
巡礼の年第1年「スイス」より牧歌、巡礼の年第2年「イタリア」より婚礼、
物思いに沈む人、サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ、
ペトラルカのソネット第123番、
シューベルトの歌曲より「都会」「若き尼層」「湖の畔で」「春の想い」
「水の上で歌う」「影法師」「魔王」
ヴラディーミル・ソフロニツキー(pf)
録音:1949-53年
Disc. 29
マイアベーアの歌劇「悪魔のロベール」の回想、
2つの演奏会用練習曲より第2番「小人の踊り」、メフィスト・ポルカ、
メフィスト・ワルツ第1番、
モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の回想、
グノーの歌劇「ファウスト」よりワルツ
アール・ワイルド(pf)
録音:1968年
Disc. 30
パラフレーズとトランスクリプション
ワーグナーのタンホイザーより、ヴェルディのリゴレットより、
メンデルスゾーンの結婚行進曲と妖精の踊り、
オベールのポルティチのおし娘より、華麗なるタランテラ、
半音階的大ギャロップ、忘れられたワルツ第1番、2つの演奏会用練習曲、
エステ荘の噴水、即興的ワルツ、ハンガリー狂詩曲第19番
ジョルジュ・シフラ(pf)
録音:1954-56年
◎ブックレットはCDROMにて収録

●Brilliant Classics Opera Collection
BRL 94206 2枚組 \1080
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(Sop)ジュゼッペ・ディ・ステファノ(Ten)
アンナ・マリア・カナーリ(MSop)ティート・ゴッビ(Br)
レナート・エルコラーニ(Ten)
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮
ローマ国立歌劇場管弦楽団、他




<BARLIN CLASSICS>
BC 0300060 \2380
Turning Points 転機- ヴァイオリン曲集
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタBWV.1001
プロコフィエフ:5つのメロディOp.35b
チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出Op.42
ガーシュウィン(ハイフェッツ編):サマー・タイム、必ずしもそうではない
メンデルスゾーン:ソナタ へ長調
ミハエル・オヴルツキ(Vln)
ソーニャ・エヴルツキ(pf)

BC 0300212 \1480
The Corno da caccia in Saxony
コルノ・ダ・カチャ協奏曲集
ファッシュ:2つのコルノ・ダ・カチャのための協奏曲
ベール:4声部の協奏曲
ゼレンカ:カプリッチョ
レーリヒ:コルノ・ダ・カチャ協奏曲
ネルーダ:コルノ・ダ・カチャ協奏曲
ルートヴィヒ・ギュトラー、ザクセン・ヴィルトゥオーゾ

BC 0300213 \1480
The Corno da caccia in Hunting Music
狩りの音楽集
L.モーツァルト:狩のシンフォニア
ファッシュ:狩のシンフォニア
ハイニヒェン:シンフォニア
ハイドン:交響曲第31番「ホルン信号」
ルートヴィヒ・ギュトラー、ザクセン・ヴィルトゥオーゾ

BC 0300214 \1480
The Triumph of the Corno da caccia
コルノ・ダ・カチャによる演奏集
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番
テレマン:3つのコルノ・ダ・カチャのための協奏曲
モルター:コルノ・ダ・カチャ協奏曲
L.モーツァルト:シンフォニア ニ長調
ヴィヴァルディ:2つのコルノ・ダ・カチャのための協奏曲
クヴァンツ:コルノ・ダ・カチャ協奏曲
ルートヴィヒ・ギュトラー、ザクセン・ヴィルトゥオーゾ




<Tower Records>
●Original VINTAGE COLLECTION SPECIAL Vol.11
PROC 1090 2枚組 \1500
プロコフィエフ:交響曲第3番、組曲「3つのオレンジへの恋」
リッカルド・シャイー指揮、
ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
アレクサンドル・モソロフ:鉄工場/エドガー・ヴァレーズ:アルカナ

PROC 1092 5枚組 \4200
クリスティーヌ・ワレフスカ(Vc)名演奏集
ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」
ブルッフ:コル・ニドライ
シューマン:チェロ協奏曲
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
ハイドン:チェロ協奏曲第1番Hob.VIIb-1、第2番Hob.VIIb-2
プロコフィエフ:チェロ協奏曲第1番
ハチャトゥリアン:チェロ協奏曲
サン=サーンス:
チェロ協奏曲第1番、第2番、チェロと管弦楽のための組曲、
アレグロ・アパッショナートOp.43
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲RV414、RV418、RV417、RV420
演奏:エリアフ・インバル指揮、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
アレキサンダー・ギブソン指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
エド・デ・ワールト指揮、イギリス室内管弦楽団
クルト・レーデル指揮、オランダ室内管弦楽団

PROC 1097 \1000
ドヴォルザーク:弦楽セレナードOp.22、管楽セレナードOp.44
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
北ドイツ放送交響楽団

PROC 1098 \1000
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
前奏曲Op.23-5、Op.32-12、Op.3-2、バルカロールOp.10-3、メロディOp.3-3
シューラ・チェルカスキー(pf)
ユーリ・テミルカーノフ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

PROC 1099 \1000
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲
ヘンリク・シェリング(Vln)
アンタル・ドラティ指揮、ロンドン交響楽団

PROC 1100 \1000
ドビュッシー:弦楽四重奏曲
ラヴェル:弦楽四重奏曲
ラサール弦楽四重奏団

PROC 1101 \1000
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ラヴェル:水の戯れ、「鏡」より道化師の朝の歌、鐘の谷
ルドルフ・フィルクスニー(pf)

PROC 1102 \1000
ブラームス:ドイツレクイエム
ルチア・ポップ(Sop)ヴォルフガング・ブレンデル(Br)
ジュゼッペ・シノーポリ指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

PROC 1103 3枚組 \2500
バッハ以前のドイツ室内楽曲集
ムジカ・アンティクヮ・ケルン
ラインケン:ソナタ イ短調、ホ短調
J.S.バッハ:ソナタBWV965
ブクステフーデ:ソナタBuxWV271、BuxWV273、BuxWV266
パッヘルベル:組曲ト長調、ホ短調、変奏つきアリア イ長調、カノンとジーグ
ローゼンミュラー:ソナタ ハ長調、ホ短調、変ロ長調
シェンク:組曲Op.6
ヴェストホフ:ソナタ「戦い」

PROC 1106 3枚組 \2500
シューマン:交響曲全集
4本のホルンと大オーケストラのためのコンチェルトシュトゥックOp.86、
劇音楽「マンフレッド」序曲
ダニエル・バレンボイム指揮、シカゴ交響楽団

●Tower Records Original WARNER Detour Collection Vol.4
WQCC 193 5枚組 \3600
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第17番K.453、第18番K.456、第19番K.459、第20番K.466、
第23番K.488、第24番K.491、第25番K.503、第27番K.559、
第9番K.271「ジュノム」
リチャード・グード(pf、指揮)
オルフェウス室内管弦楽団

WQCC 198 \1000
バロック期の標題音楽
カルロ・ファリーナ:常軌を逸したカプリッチョ
ヨハン・ハインリッヒ・シュメルツァー:フェンシング指南
ハインリッヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー:描写的なヴァイオリンソナタ
マラン・マレ:膀胱結石手術図
ヴィヴァルディ:協奏曲Op.10-2 「夜」
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェント・ムジクス
一部お聴き苦しい箇所がございますが、全てオリジナル・マスターに起因
するものです。予めご了承下さい。



<Opus Arte DVD>
OA 1044(DVD-Video) \4550
OA 7080BD(Blu-ray) \5480
モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」
リナルド・アレッサンドリーニ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、他
ミラノ・スカラ座2009

OA 1045(DVD-Video) 2枚組 \5480
OA 7081BD(Blu-ray) \5480
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
クリスティアン・ティーレマン指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、他
バイロイト音楽祭2010

OA 1048(DVD-Video) \4550
OA 7083BD(Blu-ray) \5480
マクレガー 「トリプルビル」
英国ロイヤルバレエ団2008/2010

OA 1052(DVD-Video) 11枚組 \8500
ラモー:オペラ・ボックス(全6作)
ヴァリアスアーティスツ
コヴェントガーデン王立歌劇場




<Opus Arte CD>
OACD 9007 \1880
タヴナー:合唱イコン
ジェイムズ・ウィットボーン指揮、ザ・クワイア
コヴェントガーデン王立歌劇場1981




<HARDY CLASSIC VIDEO>
HCD 4046(DVD-Video) 2枚組 \5480
ヴェルディ:歌劇「運命の力」
ジュゼッペ・パタネ指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団、他
ミラノ・スカラ座1978




<ソニー・ミュージックダイレクト>
●国内盤仕様
MECO 1006 \3000
プロコフィエフ:ヴァイオリンソナタ第1番、第2番
三浦 文彰(Vln)
イタマール・ゴラン(pf)
デモーニッシュ、エモーショナル、パッショネーション…
天から授かりしヴァイオリンの申し子、ここにデビュー!"
世界三大ヴァイオリン・コンクールのひとつ、ハノーファ国際ヴァイオリン・
コンクールにおいて史上最年少で優勝。「驚くべきその演奏はハノーファ国際
コンクールのすべてを吸い取ってしまった」と評された至宝の才能が、プロコ
フィエフの傑作ソナタにおいて結実しました。聴く者を震撼させる圧倒的な超
絶技巧と、悪魔的霊感に満ちた音楽性がここに開示されました。世界最高のア
カンパニストとの呼び声も高い、イタマール・ゴランとの濃密なアンサンブル
も圧巻です。



<Studio N.A.T>
●国内盤仕様
NAT 10221 \2800
ゴールデンベアー
大熊理津子、金丸寛(マリンバ)




<Berlin Classics>
長らく廃盤となっておりました両タイトルですが、ご好評につき数量限定での
再プレスが決定しました!

BC 0271 11枚組 \4750
ハインツ・レーグナー・コンダクツ・シンフォニーズ
ハインツ・レーグナー(指揮)
ベルリン放送交響楽団/ベルリン放送合唱団 他
CD-1
ブルックナー:ミサ曲 第2番 ホ短調
ブルックナー:テ・デウム
RSOB&RChB
CD-2
ブルックナー:ミサ曲 第3番
RSOB&RChB
CD-3
ブルックナ-:交響曲 第4番 ロマンティック
RSOB
CD-4
ブルックナー:交響曲 第5番
RSOB
CD-5
ブルックナー:交響曲 第6番
RSOB
CD-6
ブルックナー:交響曲 第7番
RSOB
CD-7
ブルックナー:交響曲 第8番
RSOB
CD-8
ブルックナー:交響曲 第9番
RSOB
CD-9&10
マーラー:交響曲 第3番
RSOB
CD-11
ワーグナー:交響曲 ハ長調
ワーグナー:ジークフリート牧歌
RSOB

BC 0272 12枚組 \4750
ハインツ・レーグナー・コンダクツ・オーケストラ・ワークス
ハインツ・レーグナー(指揮)
ベルリン放送交響楽団/ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
CD-1
ビゼー:アルルの女 第1&2組曲/子供の遊び 他
RSOB
CD-2
ハイドン:オーボエ協奏曲
ハンス・ヴェルナー・ヴェーツィヒ
R.シュトラウス:オーボエ協奏曲
(オーボウ)
RSOB
CD-3
ヤナーチェク:シンフォニエッタ/タラス・ブーリバ
RSOB
CD-4
ラヴェル:左手の為のピアノ協奏曲
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ロルフ=ディーター・アレンス(ピアノ)
RSOB
CD-5
レーガー:ある悲劇の為の交響的プロローグ
レーガー:ロマンティック組曲
RSOB
CD-6
J.シュトラウス:ヴェネツィアの一夜 より
DP 他
J.シュトラウス:ジプシー男爵 より
CD-7
チャイコフスキー:眠りの森の美女 より
RSOB
CD-8
チャイコフスキー:くるみ割り人形 より
RSOB
CD-9
チャイコフスキー:白鳥の湖 より
RSOB
CD-10
V.フェラーリ:管弦楽作品集
RSOB
CD-11
ワーグナー/R.シュトラウス:管弦楽曲集
RSOB
CD-12
デュカス/サン=サーンス/ミヨー/エネスコ/ファリャ
管弦楽曲集
RSOB




<Studio N.A.T>
国内盤仕様
NAT 10381 \2800
Pilgrimage ピアノと歩む巡礼の旅
シューマン:クライスレリアーナ (8つの幻想曲) 作品16
シューマン=リスト:献呈(ミルテの花) 作品25-1
リスト:巡礼の年 第一年「スイス」より ”ジュネーヴの鐘”
リスト:巡礼の年 第二年「イタリア」より
”ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲-”
井尻 愛紗(pf)
未知の大空に翼を広げたのは、19歳の夏。ストックホルム王立音楽大学から、
ギルドホールを経て英国王立音楽大学へ。7年間の留学生活、そしてヨーロッ
パ各地を巡った「心と音楽の旅」。詩情と情熱をシューマンとリストに奏でる。
ロンドン・デビューにて「輝きに満ちた詩的なアーティスト」と絶賛された井
尻愛紗のデビューアルバム!




<CRD>
CRD 2416 \1250
ブラームス:2台ピアノのための作品集
ハイドン主題による変奏曲、ワルツ集Op.39、
ワルツ集「新・愛の歌」Op.65a、交響曲第3番、
R.シューマンの主題による変奏曲Op.23(4手)
ブラーチャ・イーデン、アレクサンダー・タミール(pf)

CRD 3322 \1250
グラナドス:ピアノ曲集
組曲「ロマンティックな情景」、スペイン民謡による6つの小品、
ゆるやかな舞曲
トーマス・ライナ(pf)

CRD 3411 \1250
モーツァルト:
ピアノと管楽のための五重奏曲K.452
ピアノとクラリネットとヴィオラのための三重奏曲K.498
シューマン:幻想小曲集Op.73
シューマン:おとぎ話Op.132
ナッシュ・アンサンブル

CRD 35278 2枚組 \1880
M.ハイドン:二重奏曲P.127-P.130
モーツァルト:二重奏曲K.423、K.424
マヤ・マガブ(Vln)
ユディット・バスブリッジ(Vla)

<VENEZIA>
CDVE00010 5枚組 \2700
CD. 1
(1)バッハ:管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV.10671973年
アルベルト・ラツバウム(フルート) Albert Ratsbaum
(2)フンメル:トランペット協奏曲 変ホ長調  1968年
ティモフェイ・ドクシツェル(トランペット) Timofei Dokshitser
CD. 2
(3)モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調 K.364 1960年
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン) David Oistrach
ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ)
(4)モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550 1963年
CD. 3 ハイドン:交響曲
(5)第45番「告別」 嬰へ短調 1967年 
(6)第94番「驚愕」 ト長調 1974年
CD. 4 ハイドン:交響曲
(7)第95番 ハ短調 1974年 
(8)第100番「軍隊」 ト長調 1973年
CD. 5 ハイドン:交響曲
(9)第102番 変ロ長調 1973年  
(10)第104番「ロンドン」 ニ長調 1973年
指揮は全て ルドルフ・バルシャイ指揮
モスクワ室内管弦楽団
ルドルフ・バルシャイによる丹精で筋肉質な名演の数々です。
ハイドンは CDVE04266(3CD)既に廃盤の再収録です。

CDVE04395 2枚組 \1650
ブラームス:
(1)ヴァイオリン・ソナタ 第1番「雨の歌」 ト長調 op.78
(2)ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 op.100
(3)ヴァイオリン・ソナタ 第3番 二短調 op.108
CD. 1
ボリス・ゴルドシュタイン(ヴァイオリン) Boris Goldstein
ユリア・ゴルドシュタイン(ピアノ) Yulia Goldstein 1985年
CD. 2
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
レフ・オボーリン(ピアノ)  第1番(1957年)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) 第2番(1972年)、第3番(1969年)
ボリス・ゴルドシュタイン(1922-1987)は14歳でワルシャワの第1回ヴィエニャ
フスキー国際ヴァイオリン・コンクール(1935年)第4位、(オイストラフは2位)
2年後(1937年)イザイ・コンクール(後のエリザベート王妃国際コンクール)
第4位。(オイストラフは1位)戦争前の中央音楽学校にて若くして神童と称され
たゴルドシュタインでしたがこのアルバムに収録されているもう1人のヴァイ
オリニスト、ダヴィド・オイストラフに比べて戦後のゴルドシュタインのキャ
リアは停滞し、豊かで輝かしいと評された、その演奏は僅かな録音によってし
か残されていません。病に冒され2年後に亡くなるこの演奏は1964年生まれの
娘であるユリアとの共演。思慮深い温かみのある演奏です。
オイストラフは CDVE04282(3CD)既に廃盤の再収録です。

CDVE04396 \1350
モーツァルト:レクイエム 二短調 K.626
ヴィクトル・ポポフ指揮、オーケストラ(名称記載なし)
独唱及び合唱はA. スヴェシニコフ記念モスクワ国立合唱学校少年合唱団
1988年
モスクワ国立合唱学校には1993年の以降、短大以上に女性の入学が認められま
したが、1988年録音のこのアルバムではロシアの伝統的な合唱スタイルにより
選抜された少年(男性)合唱のみで演奏されています。澄み切った歌声による、
美しいレクイエムです。




<WALHALL>
WLCD0330 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
ジャンナ・タンジェロ(ジルダ)
ミリアム・ピラツィーニ(マッダレーナ)
リチャード・タッカー(マンドヴァ公爵)
レナート・カペッキ(リゴレット)
イヴァン・サルディ(スパラフチーレ)
モリナーリ=プラデッリ指揮
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団、合唱団
1959年ナポリでのライヴ ステレオです。
以前、PHILIPSレーベルで発売あり。

WLCD0331 3枚組 \2780
リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」 1946年
ヤルミラ・ノヴォトナー(オクタヴィアン)
イレーネ・イェスナー(ヴェルデインベルグ公爵夫人)
エマニュエル・リスト(オックス)
ナディーン・コナー(ゾフィー)
ジョージ・セル指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1946年2月16日ニューヨークでのライヴ
※録音の古さを感じさせる音質で、所々に傷ヤ歪みが聴かれますが
全体的に鑑賞に支障の無い音質ですが初心者向けではありません。
初出かと思われます。

WLCD0333 2枚組 \1750
モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」
テレサ・シュティッヒ=ランダル(フィオルディリージ)
テレサ・ベルガンサ(ドラベッラ)
ルイジ・アルヴァ(フェルランド)
ローランド・パネライ(グリエルモ)
マリエッラ・アダーニ(デスピーナ)
マルチェッロ・コルティス(ドン・アルフォンソ)
ハンス・ロスバウト指揮
パリ音楽院管弦楽団、合唱団
1957年フェスティバル エクス・アン・プロヴァンスでのライヴ
音質はとても良いです。
清涼感ある演奏。すばらしいキャストによる歌の共演も魅力的です。




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 235 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」
コーネル・マクニール(ナブッコ)
レオニー・リザネク(アビガイッレ)
エウジェニオ・フェルナンディ(イズマエーレ)
チェーザレ・シェピ(ザッカリア)
トーマス・シッパーズ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1960年12月3日 メトロポリタンでのライヴ
とても良い音質です。
名指揮者シッパーズの躍動感溢れる音楽の造りが魅力的なアルバムです。

MYTO 260 2枚組 \1750
ザンドナーイ:歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」
イルヴァ・リガブーエ(フランチェスコ)
ニコレッタ・パンニ(サマリターナ)
フェルナンド・ヴァレンティーニ(オスタージオ)
アルド・プロッティ(ジョヴァンニ)
ミルト・ピッキ(パオロ)
ニーノ・サンツォーニョ指揮
RAIローマ交響楽団
1958年11月6日ローマでのライヴ
とても良い音質です。

MYTO 267 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「オテロ」
マリオ・デル・モナコ(オテロ)
ティト・ゴッビ(イアーゴ)
アゴスティアーノ・ラッザーリ(カッシオ)
パオロ・ワシントン(ロドヴィーコ)
ドラ・ミナルキ(エミーリア)
フランコ・カプアーナ指揮
ローマ歌劇場管弦楽団、合唱団 1960年12月26日ライヴ
音質はとても良いです。放送用ライヴ音源につき
キャストの紹介など、イタリア語による解説から収録されています。
デル・モナコ、ゴッビ 他、すばらしいキャストによる、気迫溢れる演奏です。

MYTO 269 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」
ジャン・ジャコモ・グェルフィ(ルーナ伯爵)
ミレッラ・パルット(レオノーラ)
フェードラ・バルビエーリ(アズチェーナ)
フランコ・コレッリ(マンリーコ)
ジュゼッペ・モデスティ(フェルランド)
ガブリエーレ・サンティーニ指揮
サン・カルロ劇場管弦楽団、合唱団 1960年2月13日ナポリでのライヴ
録音年代の古さを感じさせる音質です。
コレッリ 他、すばらしいキャストによる、堂々たる演奏です。




<ARCHIPEL>
ARPCD0516 \880
(1)マーラー:交響曲第1番「巨人」
ロリン・マゼール指揮
ヴェネツィア・ラ・フェニーチェ歌劇場管弦楽団 
1960年9月11日 ヴェネツィアでのライヴ
ボーナス・トラック
(2)マーラー:さすらう若人の歌
アルフレート・ペル(バリトン)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィル 1952年11月30日
「巨人」の音質はとても良いです。演奏上のバランスの乱れも聴かれますが
躍動感あふれるきびきびとした、熱演です。

ARPCD0523 \880
(1)ベートーヴェン:
モーツァルトの「魔笛」から「娘か女か」の主題による12の変奏曲
 ヘ長調 op.66   1959年4月1日 ローマ
(2)シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
1958年4月6日ローマ
(3)ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 op.99
1959年4月1日ローマ
(4)ドビュッシー:チェロ・ソナタ 二短調
1958年4月6日ローマ
エンリーコ・マイナルディ(チェロ)
カルロ・ゼッキ(ピアノ)
音質は、とても良いのですが、ところどころマスターに起因する
”ぱちぱち”音が入ります。ご了承くださいますよう、お願い致します。
1897年ミラノに生まれ主にドイツで活躍したエンリーコ・マイナルディ
(Enrico Mainardi 1897-1976)による美しくよく歌う音色と厳格さを併せ持つ
味わいの深い演奏集です。

ARPCD0524 \880
(1)ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」 ヘ長調 op.68
RAIミラノ交響楽団   1960年1月8日ミラノでのライヴ
ボーナス・トラック
(2)シューベルト:6つのドイツ舞曲 D.820
(3)J.シュトラウス:ウィーン気質 op.354
RAIミラノ交響楽団  1960年2月22日ミラノでのライヴ
セルジウ・チェリビダッケ指揮
音質は、良好です。

ARPCD0525 \880
ブラームス:ドイツ・レクイエム op.45
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
ジョージ・ロンドン(バス)
ブルーノ・ワルター指揮
ニューヨーク・フィル
1954年12月16日ニューヨークでのライヴ
録音年代の古さを感じさせ、所々に傷が聴かれる音質ですが、
この偉大な演奏を鑑賞するに支障はございません。




<ANDROMEDA>
ANDRCD9085 \1050
エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)が歌う、歌曲集
モーツァルト:「春の初めに」K.597、「夕べの想い」K.523
「ひめごと」K.518、「すみれ」K.476
シューベルト:「ズライカ」D.717、「美と愛がここにいたことを」D.775
「憩いなき愛」D.138、「子守唄」D.867、「春の想い」D.686
ブラームス:
「エオルスの竪琴に寄せて」op.19-5、「森に囲まれた丘から」op.57-1
「ひめごと」op.71-3、「乙女」op.95-1
ヴォルフ:「進軍のラッパが鳴っている」、「我が恋は胸のうちに」
「口さがのない人達には、いつも悪態の限りをつく」「私を花で覆って下さい」
「私は巻髪に包まれて」
フーゴ・ディーツェ(ピアノ) Hugo Dietz
1958年5月30日 ドイツ・シュヴェツィンゲン
ボーナス・トラック
シューマン 1953年ベルリン、シューベルト1956年ベルリンでの歌曲集を収録
以上 全28曲を収録した、楽しいアルバムです。
とても良い音質です。
1911年に生まれたドイツのソプラノ、エリーザベト・グリュンマー(Elisabeth
Grummer 1911-1986)の、よくのびる歌声と深い感情表現を気品ある演奏が堪能
できるアルバムです。
今回同時にANDRCD9088 オペラ・アリア集も発売されます。

ANDRCD9086 2枚組 \1750
ギュンター・ラミン イン・モスクワ 1954年ライヴ 完全収録
CD. 1
(1)ヘンデル:シャコンヌ ト長調
(2)バッハ:パルティータ 第4番 ニ長調 BWV.828
(3)バッハ:半音階的幻想曲とフーガ 二短調 BWV.903
(4)バッハ:
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロの為のソナタ第2番 ニ長調 BWV.1028
(5)ヘンデル:組曲第3番 二短調
CD. 2
(6)ギュンター・ラミン:3つの主題による即興曲
(6)バッハ:フランス組曲第6番 ホ長調 BWV.817から抜粋
ベルンハルト・ギュンター(ヴィオラ・ダ・ガンバ) Bernhard Gunther
ギュンター・ラミン(ハープシコード) Gunther Ramin
1954年6月19日モスクワ音楽院小ホールでのライヴ
1954年6月19日、当日のコンサートをマスター・テープから完全収録しました。
とても良い音質です。
ボーナス・トラックとして、下記を収録
バッハ:カンタータ第41番「イエスよ、今ぞ讃えられん」 BWV.41
ギュンター・ラミン指揮
ライプツィッヒ・ゲバンドハウス管弦楽団、聖トーマス教会合唱団 1950年

ANDRCD9087 2枚組 \1750
マーラー:交響曲第1番、第2番
CD. 1
(1)マーラー:交響曲第1番「巨人」 ニ長調
ニューヨーク・フィル 1950年2月12日
(2)マーラー:交響曲第2番「復活」 ハ短調 第1楽章
CD. 2
第2楽章から終章
マリア・チェボターリ(ソプラノ)
ロゼッテ・アンダイ(アルト)
ウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場合唱団 1948年9月16日
指揮は、 ブルーノ・ワルター
注意) ジャケットの表記では、1948年9月16日となっておりますが、この演奏
は日本で良く知られた1948年5月15日のものと思われます。ヨーロッパでは、
この演奏を1948年9月16日と記載している既存の媒体が複数ありますので、それ
に近いところから入手したマスターかと考えます。メーカーに確認したところ、
現在この問題に対してジャケット等の記載変更は行わないとの事です。

ANDRCD9088 \1050
エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)が歌う、オペラ・アリア集
モーツァルト:歌劇「魔笛」、歌劇「フィガロの結婚」、
「コシ・ファン・トゥッテ」から
ヴェーバー:歌劇「魔弾の射手」から、ワーグナー:歌劇「タンホイザー」から
オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」から、グノー:歌劇「ファウスト」から
トマ:歌劇「ミニョン」から、ヴェルディ:歌劇「オテロ」から 全17曲
ヴィルヘルム・シュヒター指揮
アルトゥール・ローター指揮
フリッツ・レーマン指揮
リヒャルト・クラウス指揮
ベルリン・フィル、RIAS交響楽団、ベルリン放送交響楽団、
ベルリン交響楽団、ベルリン・ドイツ歌劇場管弦楽団
1951-1957年録音
とても良い音質です。

ANDRCD9089 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「エルナーニ」
マリオ・デル・モナコ(エルナーニ)
エットレ・バスティアニーニ(ドン・カルロ)
ニコラ・ロッシ=レメーニ(ドン・ルイ・ゴメス・シルヴィア)
マルゲリータ・ロベルティ(ドンナ・エルヴィラ)
フェルナンド・プレヴィターリ指揮
サン・カルロ劇場管弦楽団、合唱団 1960年11月27日ナポリ
音質は残念ながら、良くありません。初心者向けではありません。しかし、
現在ではこのアルバムでしか、この素晴らしいキャストによる名演奏を聴く事
ができません。その意味で、貴重な復刻です。
以前、MELODRAMレーベルから発売あり。

ANDRCD9090 2枚組 \1750
デ・ヴィート(ヴァイオリン)の芸術 「シャコンヌ」1957年録音
CD. 1
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
オイゲン・ヨッフム指揮 
バイエルン放送管弦楽団 1956年ミュンヘン
(2)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 二短調 op.108
ティート・アプレーア(ピアノ) 1957年10月3日ローマ
(3)ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第4番 ニ長調 HWV.371
トゥリオ・マコーギ(ピアノ) 1959年3月11日ローマ
CD. 2
(4)バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV.1003
1959年3月11日ローマでのライヴ
(5)バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 二短調 BWV.1004から
「シャコンヌ」  1957年10月3日 ローマでのライヴ
(6)コレッリ:
ヴァイオリン・ソナタ 二短調 op.5 から第12番「ラ・フォリア」
アントニオ・ベルトラーミ(ピアノ) 1954年3月14日ローマ
(7)ジャン=マリー・レクレール:
ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 op.5から第6番
トゥリオ・マコーギ(ピアノ) 1959年3月11日ローマ
以上 ヴァイオリンは ジョコンダ・デ・ヴィート Gioconda de Vito
録音年代がばらばらで、音質の統一感はありませんが、全体的にとても良い
音質です。

ANDRCD9091 \1050
メンデルスゾーン:
(1)交響曲第3番「スコットランド」 イ短調 op.56
ベルリン・フィル 1960年8月21日
(2)交響曲第5番「宗教改革」 二短調 op.107
ケルン放送交響楽団 1957年7月19日
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
音質はとても良いです。
ミトロプーロスが得意とするメンデルスゾーン2曲の交響曲。
熱演です。 待望の復刻。

ANDRCD9092 2枚組 \1750
ブルックナー:交響曲第8、9番
CD. 1
(1)ブルックナー:交響曲第8番
ニューヨーク・フィル 1941年4月26日
全体的にマスターに起因するSurface noiseが、聴かれます。とても貴重な
演奏の復刻です。
CD. 2
(2)ブルックナー:交響曲第9番
ウィーン・フィル 1953年8月20日 ザルツブルグ
指揮は、 ブルーノ・ワルター
音質は良好です。しかし、ところどころ傷が聴かれます。
とても貴重な演奏の復刻です。

<VAI>
VAIDVD 4529(DVD-Video) \3450
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調Op.121
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調Op.25「ルーマニア民俗風で」
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンOp.20-1
ボーナス:イダ・ヘンデルとジゼル・ブロツキーの対談
イダ・ヘンデル(Vn)
ミッシャ・ダチッチ(P)
収録:2009年11月28日アマトゥーロ・シアター、フロリダ
毎年恒例のマイアミ国際ピアノ・フェスティヴァルのDVD。1928年ポーランド生
まれの大御所イダ・ヘンデルと1978年生まれのセルビア生まれのピアニスト、
ミッシャ・ダチッチによるヴァイオリン・リサイタル映像が収録されています。
イダ・ヘンデルが得意とするエネスコの第3番のヴァイオリン・ソナタ。内に秘
めた情熱を感じるシューマンのヴァイオリン・ソナタ第2番。即興性溢れるサラ
サーテのツィゴイネルワイゼンなど充実のプログラムで、まさに巨匠の至芸を
披露しています。イダ・ヘンデルの悠然としたアプローチ、音楽の本質を追究
する演奏に、若手のミッシャ・ダチッチが食らいつき、白熱したライヴ映像が
収められています。
ボーナス特典とし、マイアミ国際ピアノ・フェスティヴァルの主宰者であるジ
ゼル・ブロツキーとイダ・ヘンデルの対談を収録しています。

VAIA 1273 2枚組 \1780
アルベルト・レイエス・プレイズ・シューマン
クライスレリアーナOp.16、子供の情景Op.15、幻想曲Op.17
アルベルト・レイエス(P)
録音:2010年6月米国芸術文学アカデミー、ニューヨーク
1948年ウルグアイ生まれのピアニスト、アルベルト・レイエスによるシューマ
ン・アルバム。1970年チャイコフスキー国際コンクール、1969年リオ・デ・
ジャネイロ国際ピアノ・コンクール、1971年レベントリット国際コンクール、
1973年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールなど数々の国際コンクー
ルで入賞し、その後世界的な演奏家として活躍しています。
レイエスは丁寧に一音一音作り上げ、子供の情景では巧みな描写力で表現して
います。またクライスレリアーナでは、湧き上がる情熱を見事に見出した熱演
を聴かせてくれます。




<GENUIN>
GEN 11195 ¥1980
(1)ストラヴィンスキー:
春の祭典(デュオ・ダコール&イヤードラム・パーカッション・デュオ編,
2台のピアノと打楽器版)
(2)バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ
デュオ・ダコール(ピアノ・デュオ):
【ルシア・ファン&ゼバスティアン・オイラー】
イヤードラム・パーカッション・デュオ:
【ヨハネス・フィッシャー&ドメニコ・メルヒオーレ】
録音:2010年4月
デュオ・ダコールはエームス・レーベルなどに録音がある新進コンビ。メシア
ンやカルミナ・ブラーナ(ピアノ伴奏版)などで評判です。このアルバムは演奏
者たちによる編曲でストラヴィンスーの「春の祭典」に挑んでいます。2台ピア
ノ版は今までもありましたが、打楽器も入ることで、更に多彩な表情が出てい
ます。ティンパニなど入る場面では迫力が違いますし、ピアノに木琴などが重
なると意外に可愛らしい感じになったり、と面白い効果が続出です。カップリ
ングはこの編成の名曲バルトークです。

GEN 10535 ¥1980
「ロマンティック・ヴァイオリン作品集」
(1)ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53
(2)スーク:4つの小品 Op.17
(3)シューマン:3つのロマンス Op.94
(4)イザイ:去年の雪 Op.23,子守歌 Op.20
クリスティーネ・ラファエル(Vn)
(1)アンドレアス・アルベルト(指揮)
ニュルンベルク交響楽団(録音:1977年)
(2)(3)ライナー・ゲップ(ピアノ)
(録音:1983年7月9-10日)
(4)ヤン・コラツォッラ(指揮)ライン室内管弦楽団(1985年4月10日)
ドイツのヴァイオリニスト、クリスティーネ・ラファエル(1943-2008)の録音
集。マイニンゲンの生まれで、CPOからチェリビダッケ等が演奏した録音が発
売になって話題となった作曲家のギュンター・ラファエル(1903-1960)の娘。
ヴァイオリンを始めたのが13歳とかなり遅く、ソリストとしての活動が本格化
したのも1970年代になってからという遅咲きだった。残された録音は少ない。
このCDは、LP用の録音と放送録音を復刻したもの。

GEN 10184 ¥1980
アルビノーニ:ソナタ・ダ・キエーザ Op.4
(ソナタ第1番 ニ短調/ソナタ第2番 ホ短調/ソナタ第3番 ヘ長調
/ソナタ第4番 ト短調/ ソナタ第5番 ト短調/ソナタ第6番 ロ短調)
ソナタ・ダ・カメラ ハ長調
ハイメ・ゴンザレス(オーボエ)
オーサ・オーケルベリ(チェロ)
トーマス・ボイセン(リュート)
マルティン・ミュラー(チェンバロ)
録音:2010年3月1-5日
トマゾ・アルビノーニ(1671-1751)のソナタ・ダ・キエーザ Op.4は、1708年に
出版された6つのオーボエと通奏低音のための作品集。6曲のうち5曲が短調と
いうラメントな色合いの濃いもの。ハイメ・ゴンザレスはドイツを中心に活躍
するオーボエ奏者。2009年からスイス、ベルンの芸術高等学院の教授を務めて
いる。

GEN 11199 ¥1980
「ロシアとフランスへの音楽の旅」
ムソルグスキー:展覧会の絵,涙,瞑想曲(アルバムの綴り)
ドビュッシー:映像第1巻(水の反映,ラモー讃,運動),喜びの島
吉住理恵子(Pf)
録音:2009年10月,ビーレフェエルト
ドレスデン在住の日本人ピアニスト吉住理恵子初のソロ・アルバム(伴奏では
ドレスデン近代ヴァイオリン作品集 GEN87107が出ていた)。吉住は東京芸術大
学を卒業後デトモルト音楽大学に留学。ヨーロッパ、アジア、南米で活躍し、
2000年からドレスデン音楽大学教授を務めている。学生時代はロックバンドで
ヴォーカルをやっていたという変わり種です。

GEN 11188 ¥1980
「ドイツ音楽コンクール2007優勝者 -フレデリック・ベッリ」
(1)ベリオ:「ソロ」-トロンボーンと管弦楽のための
(2)ラーベ(b.1935):「バスタ」-トロンボーンのための
(3)マルタン:「バラード」-トロンボーンとピアノのための
(4)ジョルジュ・ドルリュー(1925-92):マドリガル
(5)ニーノ・ロータ:トロンボーン協奏曲 ハ長調
フレデリック・ベッリ(トロンボーン)
(1)シルヴァン・カンブルラン(指揮)
バーデンバーデン・フライブルクSWR交響楽団
録音:2009年9月18日、ストラスブール
(3)竹沢絵里子(ピアノ)
(4)トロンボーン・ユニット・ハノーファー
(2)-(4)録音:2009年5月18日、バーデンバーデン
(5)パブロ・エラス・カサド(指揮)
バーデンバーデン・フライブルクSWR交響楽団
録音:2009年5月14-15日
2007年のドイツ音楽コンクールに入賞したトロンボーン奏者、フレデリック・
ベッリのアルバム。彼は2006年から、バーデンバーデン・フライブルクSWR交
響楽団のソロ・トロンボーン奏者を務めている。ソリストの少ないトロンボー
ンだけに、珍しい作品が集められている。

GEN 10177 ¥1980
「ルイーゼ・アドルファ・ル・ボー:ピアノ作品全集」
3つのピアノ小品 Op.1/独自の主題による変奏曲 Op.3
ピアノ・ソナタ Op.8/8つの前奏曲 Op.12/即興曲 Op.30
ガヴォット Op.32/バラード Op.47/3つの古風な舞曲 Op.48
ドイツの輪舞 Op.49/葬送行進曲 Op.53/ピアノ小品集 Op.57
舟歌 Op.59/夕べの調べ Op.64
アナ=マリヤ・マルコヴィーナ(ピアノ)
録音:2010年5月11-13日、ビーレフェルド
ルイーゼ・アドルファ・ル・ボー(1850-1927)は、19世紀後半に大きな活躍を
したピアニストであり、まだ女性作曲家が珍しかった時代に積極的に作曲活動
を繰り広げた人物である。室内楽作品のCDはあったが、これだけピアノ作品を
まとめたCDは初めてだろう。アナ=マリヤ・マルコヴィーナは、1970年にクロ
アチアに生まれたピアニスト。GENUINレーベルに多数の録音がある。

GEN 11194 ¥1980
ドヴォルザーク:
ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 Op.65
ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 Op.90「ドゥムキー」
ミュンヘン・ピアノ三重奏団:
【ドナルド・ズルツェン(ピアノ) ミヒャエル・アールト(ヴァイオリン)
ゲルハルト・ツァンク(チェロ)】
録音:2010年7月14-15日、ミュンヘン
今やドイツを代表するピアノ三重奏団であるミュンヘン・ピアノ三重奏団によ
るドヴォルザーク。予想に違わぬ充実した演奏である。両曲とも比較的チェロ
が活躍し、ゲルハルト・ツァンクの深々としたチェロの音色が生きている。

GEN 11196 ¥1980
「フルートとハープのためのリサイトル」
バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調 BWV1033
モーツァルト:アンダンテ ハ長調 K.315
ショパン:ロッシーニの主題による変奏曲
イベール:フルート・ソロのための小品,アントラクト
ベルトミュー:パテティコ,ラシーヴォ,イディリコ,エキゾティコ,
ドルチッシモ
フォーレ:幻想曲 ハ長調 Op.79
トゥルニエ:2つのロマンティックな前奏曲 Op.17
フォーレ:夢のあとに
ロッシーニ:アンダンテ・コン・ヴァリアツィオーニ
サン=サーンス:幻想曲 Op.124
ミヒャエル・マルティン・コフラー(fl)
レギーネ・コフラー(Hrp)
録音:2008年9月8-11日,
フルートとハープの相性は良く、これまでにも多くの録音が残されているが、
このCDも魅力的だ。ミヒャエル・マルティン・コフラーは1966年、オーストリ
アのフィラッハの生まれ。1987年にセルジュ・チェリビダッケによってミュン
ヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者に招かれている。

GEN 11197 ¥1980
「ブラームス:ピアノ・デュオのための作品集」
2台のピアノのためのソナタ ヘ短調Op.34b
ハイドンの主題による変奏曲Op.56b(2台ピアノ)
シューマンの主題による変奏曲Op.23(連弾)
オルハ・チパク&オレクシイ・クシュニル(ピアノ・デュオ)
録音:2010年3月、5月
ブラームスのピアノ・デュオ作品集。一曲目のソナタはピアノ五重奏曲と同じ
曲で、弦楽五重奏として着想されたものの破棄され、この2台ピアノ版に置きか
えられ、その後で現行のピアノ五重奏曲になったという複雑な経緯をたどった
もの。ブラームスはこ2台ピアノ版を気に入っていたそうです。チパク&クシュ
ニルはウクライナのピアノ・デュオで98年のローマ・コンクール優勝を始め
様々なコンクールに入選、現在はウクライナを始めヨーロッパ、アメリカ、中
国などで活躍している。




<QUERSTAND>
VKJK 1005 ¥1680
シュミット=コヴァルスキ:
(1)ピアノ協奏曲 ト短調 Op.108
(2)ヴィオラ協奏曲 嬰ヘ短調 Op.111
(3)交響的幻想曲 Op.112
高橋直史(指揮)
アウエ・エルツゲビルゲ・フィルハーモニー
(1)ユリアン・リーム(Pf)、
(2)エミリアン・ダスカル(Va)
録音:2010年10月12-16日
トーマス・シュミット=コヴァルスキは1949年生まれのドイツの作曲家。19世
紀末のドイツのロマンティシズムを現代に継いだ作曲家として近年大きな注目
を浴びている。ここに収録された三つの作品も、完全に後期ロマン派の作風で
ある。高橋直史(たかはしなおし)は、ドイツ西部、チェコとの国境に近いエル
ツゲビルゲ(エルツ山地)地方の町アウエのオーケストラの音楽監督を務めてお
り、これが3枚目のCD。日本語解説付き。

VKJK 0903 ¥1680
「ラクリメ」 -英国のヴァージナル音楽とオランダおよび北ドイツの楽派
バード:涙,アルマン ト長調,ファンタジア ト長調
作者不詳:グラウンド ト短調
ギボンズ:ファンタジア ハ長調,グラウンド イ短調
ファーナビー:ロザソリス,玩具
スウェーリンク:涙,私の若き日は終わり
ブル:私の宝,イン・ノミネ,なぜ尋ねる
シャイデマン:涙,ガリアルダ
トムキンズ:ヴォランタリー ハ長調,グラウンド ニ短調
作者不詳:英国の夜鳴鶯/シルト:涙
ラヨーシュ・ロヴァートカイ(ヴァージナル,チェンバロ)
録音:2009年10月24-26日、ハノーファー
ウィリアム・バード(1543頃-1623)、オーランド・ギボンズ(1583-1625)、ジャ
イルズ・ファーナビー(1560-1640)ら、1700年前後の英国で活躍した作曲家の
ヴァージナル作品を中心にしている。ラヨーシュ・ロヴァートカイは1936年、
ブダペスト生まれのチェンバリスト。querstandからは、バッハのゴルトベ
ルク変奏曲が発売されている(VKJK 0314)。

VKJK 0930 ¥1680
「ヴュルツェン、聖マリア大聖堂の晩の歌」
ディッケルト:ヨハン・パッヘルベルへの讃歌
ザイフェン:オルガンのための小組曲第1番/フラーム:喧騒が静まり
アルブレヒト:太陽が沈む前に/バッハ:覚めよ、私の心よ
オルランド・ディ・ラッソ:神よ聞きたまえ/バッハ:照り輝く愛する太陽
アルブレヒト:太陽がここから沈み/ハンマーシュミット:私の魂は主を崇め
ザイフェン: オルガンのための小組曲第2番/リスト:私たちの父
マウエルスベルガー:主よ、私たちのもとに留まってください
ルコウスキ:月が昇った/シュレック:日が短くなり
ローテンベルク:晩になり、まもなく夜が来る/クリーガー:今や昼が終わり
ラインベルガー:私たちのもとにいなさい、そうすれば晩になる
ザイフェン:オルガンのための小組曲第3番
エカールト:マリアは聖所へと詣で
メンデルスゾーン:主よ、今やあなたはその僕を
バッハ:来たれ、おお死よ、眠りの兄弟よ
モンク:主よ、私のもとに留まってください/イロンス:太陽がそこへ沈み
ディッケルト:ヨハン・パッヘルベルへの讃歌
ヨハネス・ディッケルト(指揮)
ヴュルツェン大聖堂ユーゲントカントライ
ヴォルフガング・ザイフェン(オルガン)
録音:2010年5月13-17日
ライプツィヒ近郊のヴュルツェンにある、由緒正しいマリア大聖堂の若者合唱
団による演奏。『晩』にちなんだ様々な曲が取り上げられている。

VKJK 1001 ¥1680
「フランスのノエル」
トゥルニエ:6つのノエル Op.32
ジョリヴェ:ノエルのパストラール
ペイペル:フランスのノエル
サン=サーンス:ファンタジー Op.124
マルタン:3つのノエルの歌
ミリアム・オフェルラッハ(ハープ)
ヤナ・マハレット(フルート)
ザビーネ・ヴュトリヒ(ソプラノ)
エルス・ケシェギ(チェロ)
録音:2010年8月30日-9月2日
ノエルとはフランス語でクリスマスのこと。つまりこれらの曲はいずれもクリ
スマスに関連した曲である。フランスのハープ奏者、マルセル・トゥルニエ
(1879-1951)や、オランダの作曲家、ウィレム・ペイペル(1894-1947)の作品が
珍しい。

VKJK 1002 ¥1680
「フランスのノエル」
バッハ:
カンタータ「心も魂も乱れ」 BWV35
カンタータ「神だけが私の心を占める」 BWV169
ドロテア・ツィンマーマン(アルト)
ヤン・カツシュケ(オルガン)
アンサンブル・ビッツァリース
録音:2007年8月27-30日
ドイツ中部の町ナウムブルクの聖ヴェンツェル教会で録音されたバッハのカン
タータ2曲。アンサンブル・ビッツァリースは、ヨーロッパ連合バロック管弦
楽団(EUBO)のメンバーが主体となって2001年に結成された新しい古楽アンサン
ブル。ドロテア・ツィンマーマンはドレスデン生まれのアルトで、バッハなど
のバロック音楽やドイツリートで活躍している。

VKJK 1006 ¥1680
モービー(b.1936):
レクイエム
真実の十字架/キリストよ、あなたを崇めます/キリストの復活
この喜ばしい復活節/ 来てください、創造主である聖霊よ
世界のミサ/すべての者よ、主に向かって喜ぼう
マルクス・レーネルト(指揮)
ヴェストフェリス・カンマーゾリステン
カロリーネ・プロツェラー(Org),
クリスティーネ・コットホフ=ヴィスナー(S),
大石敬子(S),マルリス・クンツェ(S),
ハンナ・ヴァイスバッハ(A),
ハルトヴィヒ・シュリフカ(B)
録音:2010年6月25、26日
コリン・モービーは、1936年生まれの英国のオルガニスト。英国の合唱の伝統
に根ざした合唱曲を多数作曲していることでも知られている。ドイツ西部のラ
インラント=プファルツ州のガッケンバッハにある聖バルトホロモイス教会で
の収録。

VKJK 1020 ¥1680
ナウマン:弦楽三重奏曲 ニ長調 Op.12
ベルガー:弦楽三重奏曲 ト短調 Op.69
ドレスデン弦楽三重奏団
録音:2010年9月、ライプツィヒ
エルンスト・ナウマン(1832-1910)とヴィルヘルム・ベルガー(1861-1911)とい
う、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍した二人の作曲家の弦楽三重奏曲
を収録。ドレスデン弦楽三重奏団は、ヴァイオリンのイェルク・ファスマン、
ヴィオラのゼバスティアン・ヘルベルク、チェロのミヒャエル・プファエンダ
ーによって1995年に創立。弦楽四重奏曲の陰に隠れていた数々の弦楽三重奏曲
の名作の真価を世に問うてきた。

VKJK 1021 ¥1680
「ドレスデン聖十字架教会のイェームリヒ・オルガン」
メルケル:ベートーヴェンの主題による変奏曲Op.43
バッハ:コラール「装いなさい、おお愛する魂よ」BWV654
シューマン:バッハの名による6つのフーガOp.60
バッハ:パッサカリア ハ短調 BWV582
ロイプケ:詩篇94番 ハ短調
ホルガー・ゲーリング(オルガン)
録音:2010年10月4-7日、ドレスデン聖十字架教会
ドレスデンの有名な聖十字架教会のオルガンを用いた録音。ゲーリングは、
1969年、ドイツ北西部のビーレフェルトに生まれたオルガニスト。2004年から
聖十字架教会のオルガニストを務めている。




<TUDOR>
TUDOR 1610 6枚組(SACDハイブリッド4枚+通常CD2枚) \10480
「バンベルク・シューベルト・プロジェクト」
-交響曲全集+エピローグ&ディアローグ
CD1(SACD-Hybrid)
交響曲第1番、第3番、第7(8)番「未完成」(第3楽章冒頭断片も収録)
CD2(SACD-Hybrid)
交響曲第2番、第4番「悲劇的」
CD3(SACD-Hybrid)
交響曲第5番、第6番
CD4(SACD-Hybrid)
交響曲第8(9)番「グレイト」
CD5(通常CD) 「シューベルト・エピローグ」
(1)ベリオ:レンダリング〈翻訳〉(1990)
(2)ライマン:シューベルトのメヌエットによるメタモルフォーゼン
(3)ヘンツェ:「大気の息子」より管弦楽のための幻想曲「魔王」
(4)ツェンダー:シューベルトの合唱曲1-4(挽歌D.836、
詩篇23番D.706-神は私の牧者である、ゴンドラの舟人D.809、晴れた夜D.892)
(5)シュヴェルツィク:ロザムンデへのエピローグ
CD6(通常CD) 「シューベルト・ディアローグ」
(1)イェルク・ヴィトマン(1973-):管弦楽のための歌(2003)
(2)W.リーム:
「現象」-シューベルトについてのスケッチ、9つの弦楽器とピアノのための
(1978)
(3)ブルーノ・マントヴァーニ(1974-):
「表情豊かに」-クラリネットと管弦楽のため(2003)
(4)D.シュネーベル(1930-):シューベルト・ファンタジア(1978/1989)
ジョナサン・ノット(指揮)
バンベルク交響楽団(録音:2002-06年)
ジョナサン・ノット&バンベルク交響楽団のCD第1弾だったシューベルト:未完
成を初めとする、交響曲全集とシューベルトにからむ現代音楽の録音。彼らの
実力を世界に知らしめた出世作シリーズが待望のBOXセット化!

TUDOR 7154 \2080
メンデルスゾーン:
(1)ヴィオラ・ソナタ ハ短調
(2)クラリネット・ソナタ 変ホ長調
(3)ピアノ三重奏曲 ハ短調(1820)
アナ・チュマチェンコ(Vn)
ハリオルフ・シュリヒティヒ(Va)
エドゥアルド・ブルンナー(Cl)
アドリアン・オーティカー(Pf)
録音:2008年10月,2009年1月,ミュンヘン、62'09
メンデルスゾーンの比較的珍しい作品を収録。ヴィオラ・ソナタは1823年、ク
ラリネット・ソナタは1824年の作品。三重奏曲は、はっきりとした年代は分か
らないものの、1820年代の作曲と思われる。いずれもメンデルスゾーンが十代
の頃の作品である。アナ・チュマチェンコ(クマケンコ)は、1945年、イタリア
のパドヴァ生まれのロシア系ヴァイオリニスト。アルゼンチンで育ち、晩年の
ヨゼフ・シゲティに学んでいるベテランの名手である。




<NEOS>
NEOS 10935(SACD-Hybrid) \2650
ブルーノ・マデルナ管弦楽作品全集Vol.3
ブルーノ・マデルナ(1920-1973):
(1)《放射》(1971)-女声、フルート、オーボエ、大管弦楽とテープのための
(2)ビオグラマ(1972)-大管弦楽のための
(3)グランデ・アウロディア(1970)-フルート、オーボエと管弦楽のための
アルトゥーロ・タマヨ指揮
フランクフルト放送交響楽団
(1)キャロル・シドニー・ルイス(Sop)、
(1)(3)タデウス・ワトソン(Fl)、
(1)(3)ミハエル・ジーク(Ob)、
録音:2007年
好評のマデルナ管弦楽全集シリーズ待望の第3弾がリリースです。
第1集が1940-50年代、第2集が1950年代後半から60年代の作品と続き、いよいよ
円熟の晩年の大作群の登場です。「放射」は古代ペルシャ、インドの古典文学
をテキストにした声とフルート、オーボエ、予め録音されたテープと管弦楽のた
めの大作で、マデルナ芸術の頂点といってもよい作品。死の前年に作曲された
「ビオグラマ」はおそらくはテープ音楽に影響されたであろう、クリスタルの
ようなきらびやかで変幻自在の音色の変化に、また二重協奏曲「グランデ・ア
ウロディア」では独奏楽器の超絶技巧とオーケストラの目も覚めるような色彩
にうっとりとさせられてしまいます。毎度のことながらアルトゥーロ・タマヨ
率いるフランクフルト放送交響楽団の演奏は完璧。超優秀録音。

NEOS 11031(SACD-Hybrid) \2650
ニッコロ・カスティリオーニ(1932-1996):
(1)アルティソナンツァ(1990-92)
(2)オラトリオ「イソップ物語」(1979)
エミリオ・ポマリコ指揮
WDRケルン放送交響楽団、
(2)WDRケルン放送合唱団
録音:2007-2008年
ニッコロ・カスティリオーニはミラノ出身で戦後前衛音楽の影響を受けた後、
独自の色彩的で幻想的な世界を作り上げた。《アルティソナンツァ》は冒頭の
高音の持続によるキラキラした色彩は例えようもなく美しく、鳥の鳴き声のよ
うなモティーフ(メシアンを思わせる)もメルヘンチックで楽しい。オラトリオ
《イソップ物語》はまさにメルヘンそのもの。しかし安易な新ロマン主義的方
向には流れず現代音楽の様々な書法を取りながら神秘的で不可思議な世界を展
開している。

NEOS 10946 \2500
ファビアン・パニセーリョ(b.1963):
ピアノのための練習曲第1巻(2007)
(練習曲第1番「彩度I」/第2番「彩度II」/第3番「彩度III」/
第4番「彩度IV」/第5番「ペンタフォニー」/第6番「ダブル」)
ピアノのための練習曲第2巻(2008)
(練習曲第7番「アクサクスI」/第8番「派生した和音」/
第9番「アクサクスII」)
ジェルジ・リゲティ(1923-2006):
ピアノのための練習曲第1巻(1985)
(第1番「無秩序」/第2番「開放弦」/第4番「ファンファーレ」/第5番「虹」)
ピアノのための練習曲第2巻(1989/1994)
(第8番「鋼鉄」/第10番「魔法使いの弟子」/第11番「不安定なままに」)
ピアノのための練習曲第3巻(1995/2001)
(第15番「白の上の白」/第18番「カノン」)
ディミトリ・ヴァシラキス(Pf)
録音:2009年
新旧二人の現代作曲家のピアノのための練習曲。ピアノは作曲家が新しいアイ
デアを試すのに好都合の媒体だが、もちろんアイデア倒れに終わらない完成度
を持った先鋭的な作品である。パニゼッロは1963年ブエノスアイレス出身で作
曲をエリオット・カーター、フランコ・ドナトーニ、ブライアン・ファーニホ
ー、ルイス・デ・パブロに師事。数々の賞を受賞し国際的に活躍している。リ
ゲティのエチュードは20世紀後半を代表するピアノ作品。ピアノの機能性の追
求はもちろん、新しい作曲のアイデアをすべて注ぎ込んだリゲティ晩年の力作。
ピアノのディミトリ・ヴァシラキスは1967年生まれのギリシャのピアニストで
レオン・フライシャー、アリシア・デ・ラローチャらに学んだ。ブーレーズ、
クセナキス、シュトックハウゼンなど現代作品を得意とし、ここでも超絶技巧
を聴かせる一方、リゲティのエチュードではユーモラスな側面や抒情的な味わ
いも見せる。

NEOS 11011 \2500
ラディスラフ・クービック(b.1946):
(1)シンフォニエッタ第1番(1998)-19楽器のための
(2)ピアノ協奏曲第3番「ボフスラフ・マルティヌーの追憶に」(2010)
(3)シンフォニエッタ第3番「ゴング」(2008)-メゾ・ソプラノ又はアルト、
混声合唱、管弦楽とエレクトロニクスのための
※全作世界初録音
(1)ヤクブ・フルシャ指揮
アンサンブル21
(2)リード・ゲインズフォード(Pf)、
アレクサンデル・ヒメネス指揮ブルノ・フィルハーモニック
(3)ヤドヴィガ・ラッペ(MS)、キューン混声合唱団、
ヤン・クチェラ指揮
プラハ放送交響楽団
録音:録音:2005-2010年
本CDが当レーベル2枚目となるクービック作品集。ピアノ協奏曲第3番《ボフス
ラフ・マルティヌーの追憶へ》はマルティヌー没後50周年のコンサートのため
に作曲され、マルティヌーの様々な管弦楽曲(ピアノ協奏曲弟4、同第5番、交
響曲第6番など)が引用される。シンフォニエッタ第3番《ゴング》はリルケの
同名の詩「ゴング」と「オルフェウスに捧げるソネット」をテキストにした
歌つきの作品。クビークは戦後世代ながらいわゆる前衛とは異なり、ショスタ
コーヴィチ、ストラヴィンスキーを思わせるダイナミズムとエンターテイメン
ト性を備えておりどれも楽しめる。

NEOS 11046 \2500
ミヒャエル・クヴェル(Michael Quell,b.1960):作品集
(1)エクスターレ(Fl,Ob,vn,Va,Vc)
(2)時と色彩I(Fl,Gtr)
(3)弦楽三重奏曲「覆われた秘密の世界の音」
(4)異方性-[4][集計]-結論(Pf)
(5)アクロノン(アコーディオン,Gtr)
(6)アナモルフォシスII[ポリフォモルフィア]ヴァージョン・A
(様々な空間星座のアンサンブルのための)
アリステア・ザルドゥア指揮
アンサンブル・アヴァンチュール(Fl, Ob, Cl, Perc, Pf, Vn, Va, Vc, G,
アコーディオン)
録音:2009年
クエルは1960年生まれのドイツの作曲家。作曲をハンス=ウルリッヒ・エンゲ
ルマンに学んだ。フランクフルト芸術賞、ベルリン国際作曲賞などヨーロッパ
の多くの作曲賞を受賞している。作風はラッヘンマンの影響が色濃く、特殊奏
法を駆使した緊張度の高い音楽で錯乱したようなカオスと静けさのコントラス
トが印象的。

●NEOSジャズ・シリーズ
NEOS 41008(SACD-Hybrid) \2650
(SACDハイブリッド)
(NEOSジャズ)「コンポーザー・イン・ダイアローグ」
ウィンター・サン・クライング
(鐘、列車、ウィンター・サン・クライング、大地、月、涙、希望、世界を変
えよう、ほか全15曲)
ウィリアム・パーカー(ベース,Trp,尺八)& ICIアンサンブル
録音:2005年ライヴ、ドナウエッシンゲン
ウィリアム・パーカーは1952年ニューヨーク・ブロンクス生まれのベーシスト。
チャールズ・ミンガスらの伝統的ベース・テクニックを学んだ後、次第にフリ
ー・ジャズへ転換。デレック・ベイリー、ジョン・ゾーン、DJスプーキーらと
共演を重ねる。ICIアンサンブルはヴィンコ・グロボカールほか先鋭的なミュ
ージシャンらが集まって1999年に結成、グロボカール、オルガ・ノイヴィルト
の作品を上演するなどジャズ、現代音楽の音楽家を広く共演している。

<Onyx>
ONYX 4061 3枚組 \4360 ※初回入荷分特価 \3780
マルティヌー:交響曲全集 ――
交響曲第1番/交響曲第2番/交響曲第3番/交響曲第4番/交響曲第5番
交響曲第6番
イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)、BBC交響楽団
2006年からイギリス、BBC交響楽団の首席指揮者を務め、2012年には祖国の名
門チェコ・フィルの首席指揮者に返り咲くことが決定している現代最高のマル
ティヌー・コンダクター、イルジー・ビエロフラーヴェク。
母国チェコの20世紀を代表する大作曲家、マルティヌーの没後50周年を記念し
てバービカン・センターで行われたコンサートのライヴ・レコーディングは、
ビエロフラーヴェクにとって初となるマルティヌーの交響曲全集!
チェコから外へと踏み出し、世界各国を渡り歩いたマルティヌーの多彩な作風、
作品に息づくチェコの魂、情熱、抒情性の全てが凝縮された6つの交響曲。
ビエロフラーヴェクのマルティヌーはチェコ・フィルとの演奏も有名だが、
首席指揮者就任以降、蜜月時代を過ごすBBC交響楽団との全曲録音は、マルティ
ヌーの交響曲を代表する名盤となることは間違いなさそうだ!

ONYX 4071 2枚組 \3250
ブリテン:歌曲全集Vol.1 ――
《波立たない湖の魚》より/ヘルダーリンの6つの断章Op.61
ジョン・ダンの神聖なソネットOp.35/キャバレー・ソング
ティト・フォー・タト/ビーウェアー!(気をつけて!)/リリアン
ジョイ・オヴ・グリーフ/詩人のこだまOp.76/冬の言葉Op.52
キャリル・ヒューズ(メゾ・ソプラノ)、
アンドルー・トータス(テノール)、ジェームズ・ギア(テノール)、
ベン・ジョンソン(テノール)、キャスリーン・ブロデリック(ソプラノ)、
ニッキー・スペンス(テノール)、ロビン・トリッチュラー(テノール)、
フィリップ・スミス(バリトン)、マルコム・マルティヌー(ピアノ)
スコットランドのエジンバラが生んだ名伴奏者&名ピアニスト、マルコム・マ
ルティヌーと才能豊かな若手歌手たちを迎えて贈るオニックスの歌曲シリーズ
は、ベンジャミン・ブリテン!
オニックスの「ブリテン歌曲集Vol.1」では「詩人のこだま」や「冬の言葉」
から、1922年に9歳(!)のブリテンが書いた「ビーウェアー!(Beware!)」など
初期の珍しい歌曲もプログラムを彩る。
マルコム・マルティヌーのピアノ、オニックスに集まった若き歌い手たちが、
これまで見過ごされてきたブリテンの歌曲の魅力を世界へと発信する ――!

ONYX 4052 \2180
レーヴェ&シューマン歌曲集 ――
レーヴェ:
旅人の夜の歌Heft1 Nr.3b、足の揃わぬ短長格Op.62 Heft1 Nr.5、
海を行くオーディンOp.118、甘美な埋葬Op.62 Nr.4、オルフ殿Op.2 Nr.2、
老デッサウ人Op.141、詩人トムOp.135、エドワードOp.1 Nr.1、
巡礼者Op.99 Nr.3、時計Op.123 Nr.3
シューマン:リーダークライスOp.39
ヘンク・ネヴェン(バリトン)、
ハンス・アイザッカース(ピアノ)
ネヴェンは2009年にはボルレッティ=ブイトーニ・フェローシップに、2009年
から2011年にはBBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選出されるなど
既に実績は十分。オランダの大器がソロ・デビューのプログラムとして選んで
きたレーヴェ&シューマンが、バリトン新時代の到来を告げる!




<Chandos>
CHAN 10669 \2180 ※3月29日ご注文分までの特価 \1750
ロータ:
交響曲第3番ハ長調/ピアノと管弦楽のための《夕べの協奏曲》*
コントラバスと管弦楽のための《ディヴェルティメント・コンチェルタンテ》**
バリー・ダグラス(ピアノ)*、ダヴィデ・ボット(コントラバス)**、
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
フィラルモニカ'900
大ヒット作「道」の直後となる1956年-57年にかけて作曲された「交響曲第3番」
では、1930年代に書かれた「交響曲第1番&第2番」のロマン主義から新古典主
義へとスタイルを転換。充実期を迎えていた"クラシックの作曲家"ニーノ・
ロータ入魂の大作である。
「夕べの協奏曲」では、1986年チャイコフスキー国際コンクールの覇者バリー
・ダグラスがシャンドス専属アーティストとして初登場!
シャンドス専属第1弾がロータのピアノ協奏曲、しかも燃えるジャナンドレア
・ノセダとトリノ王立歌劇場のメンバーによる自主運営オーケストラ、フィラ
ルモニカ'900と共演。

CHAN 10670 \2180
ボーウェン:
交響曲第1番ト長調Op.4(世界初録音)/交響曲第2番ホ短調Op.31
アンドルー・デイヴィス(指揮)、BBCフィルハーモニック
英国王立音楽院で学んでいた18歳のボーウェンが1902年に作曲した「交響曲
第1番」は、美しくリリシズムにあふれた第2楽章を持つ3楽章形式の交響曲。
「第1番」から7年後に作曲された「交響曲第2番」は大規模なスケールを持ち、
創作の情熱に満ちたボーウェンの個性"ボーウェン様式"が発揮された20世紀
イギリスの知られざる傑作である。
ちなみにボーウェンの「ピアノ協奏曲第4番」は、あの奇才ソラブジに「イギリ
ス人によってこれまでに書かれたピアノ協奏曲の中で最も優れた作品だ」と称
賛されたという逸話が残されている。
「交響曲第1番」はこのデイヴィス盤が世界初録音!

CHAN 10671 \2180
ブリテン:
カンタータ《フェードラ》Op.93*
子守歌のお守りOp.41*(コリン・マシューズ編)/ラクリメOp.48a**
2つの肖像/シンフォニエッタOp.1(2本のホルン付きヴァージョン)
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)*、マキシム・リザノフ(ヴィオラ)**、
エドワード・ガードナー(指揮)、BBC交響楽団
「歌劇《グロリアーナ》交響組曲」でのブリリアントなサウンドが印象強かっ
た前作、「管弦楽作品集&チェロ交響曲」(CHAN 10658)の続編となるエドワー
ド・ガードナーのブリテン・シリーズ第2弾!
メゾ・ソプラノのサラ・コノリー、バシュメットの後継者マキシム・リザノフ
を迎えてのブリテンでは、1930年の「2つの肖像」から1975年の「フェードラ」
までの"45年間"が描かれる。
死の前年、ジャネット・ベイカーのために作曲されたカンタータ「フェードラ」、
若き日の「2つの肖像」や「シンフォニエッタ」では、ブリテンの作曲技法、
作風の変化をじっくりと聴いてみたいところ。

CHSA 5089(SACD-Hybrid)\2850
ワインベルク:
交響曲第3番ロ短調Op.45/《黄金の鍵》Op.55dより 組曲第4番
トルド・スヴェドルンド(指揮)
イェテボリ交響楽団
スヴェドルンド&イェテボリ響がフムーラ&ポーランド国立放送響から引き継
いだワインベルク・シリーズの最新盤がSACD Hybridで登場!
ナチスのポーランド侵攻から逃れるためにワルシャワから旧ソ連へと渡ったワ
インベルク。「交響曲第3番」はジダーノフ批判後の1949年-50年に作曲されな
がらも1953年の反ユダヤ・キャンペーンによる逮捕、スターリンの死と自身の
名誉回復を経て、1959年にようやく改訂完成。翌年の1960年にモスクワ音楽院
大ホールでガウクの指揮により初演が行われたという労作である。まだまだ作
品の全貌が明らかになっているとは言い難いワインベルク。続編の登場にも
期待したい。

CHAN 10676 \2180
ロシア5人組のピアノ音楽 ――
ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》
リムスキー=コルサコフ:
スケルツィーノOp.11-3、ワルツOp.15-1、ロマンスOp.15-2
ボロディン:小組曲、スケルツォ変イ長調
キュイ:夜想曲嬰へ短調
バラキレフ:東洋風幻想曲《イスラメイ》
フィリップ・エドワード・フィッシャー(ピアノ)
英国王立音楽院とジュリアード音楽院という英米の名門で研鑽を積んだエリー
ト・ピアニスト、フィリップ・エドワード・フィッシャーのソロ・リサイタル
・ディスクは、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフ、ボロディン、キュ
イ、バラキレフ、すなわち「ロシア5人組」のピアノ作品集!
ムソルグスキーの「展覧会の絵」で始まり、バラキレフの「イスラメイ」で
フィナーレを迎えるプログラム。「ロシア5人組」のピアノ作品は一部を除く
と管弦楽作品と比べて陽の目を見る機会が少ないだけに、ロシア音楽ファン垂
涎のプログラムとなることでしょう!

CHAN 0779 \2180
ル・ディヴィン・アルカデルト - ルネサンス時代ローマの聖燭節 ――
アルカデルト:我らの父、今日,聖なる乙女は
入祭唱:神よ、われらは御身の哀れみを受け奉る
アルカデルト:ミサ曲《めでたし天の女王》より キリエ、グローリア
昇階唱:神よ、われらは御身の哀れみを受け奉る
パレストリーナ:今日、祝福された処女マリアは
アルカデルト:ミサ曲《めでたし天の女王》より クレド
パレストリーナ:御身が唇には慈しみが置かれぬ
詠唱:ヌンク・ディミッティス
アルカデルト:ミサ曲《めでたし天の女王》より サンクトゥス
聖体拝領唱:シメオンは聖霊を見ざるうちは
デ・シルバ:けがれなく罪なく貞節なマリア
アルカデルト:ミサ曲《めでたし天の女王》より アニュス・デイ
デ・シルバ:めでたし天の女王
ムジカ・コンテクスタ、
サイモン・レイヴンス(ディレクター)、
イングリッシュ・コルネット&サクバット・アンサンブル
パレストリーナの「聖週間のための音楽」をレコーディングしてきたイギリス
のルネサンス・ヴォーカル・アンサンブル、ムジカ・コンテクスタが、その歌
声でルネサンス時代のローマで演奏された聖母マリアの清めの祝日、聖燭節の
音楽を再現。
イタリアのパレストリーナ、フランドル系、もしくはフランス人のアルカデル
ト、スペインのデ・シルバ。国は違えども"システィーナ礼拝堂"という共通点
を持つ3人の祈りの音楽が、聖燭節のローマの雰囲気を創造する ――。




<Glossa>
GCD 920111 2枚組 \3450
スペインのギター音楽集 ――
第1集
ナルバエス:“私の牛の見張りをしておくれ”による4つのディフェレンシア、
ムーアの王は散策していた、“私の牛の見張りをしておくれ”による3つのディ
フェレンシア、皇帝の歌/ロペス:ファンタジア/ミラン:パヴァーヌII/ムダ
ラ:アレクサンドルのパヴァーヌ、ルドヴィーコの手法によってハープを模し
たファンタジア/ムルシア:ジーグ、クンベス/ゲラウ:マリオナス、カナリー
/サンス:スペインの歌によるパヴァーヌ、フォリア、ラントゥルルー、カナ
リー/ソル:アンダンテ・マエストーゾ、アンダンテ・エクスプレッシーヴォ、
モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲/
第2集
ソル:序奏と「マルブルクは戦争に行った」による変奏曲、アンダンティーノ
ニ短調/メルツ:セレナード(シューベルト作曲、メルツ編曲)、無言歌/タレ
ガ:アンダンテ・ソステヌート、涙、マズルカ ト長調、パキート、アデリー
タ、マリエータ/リョベート:カタルーニャ民謡集〔アメリアの遺言、聖母の
御子、盗賊の歌、糸を紡ぐ娘〕/タレガ:哀歌、夢、われ祈らん、パヴァーヌ、
別れ(シューベルト作曲、タレガ編曲)
ホセ・ミゲル・モレーノ
(ビウエラ&バロック・ギター&クラシカル=ロマンティック・ギター)
世界有数の古楽系弦楽器の名手、音楽学者、楽器製作者、歴史的楽器のコレク
ター、そしてスペインの名門古楽レーベル"グロッサ(Glossa)"の共同創設者と
いう様々な姿を持つホセ・ミゲル・モレーノの名盤、「スペインのギター音楽
集」の第1集&第2集が復活!
モレーノの「スペインのギター音楽集」は、ギターの聖地スペインが歩んだ四
百有余年の歴史を時系列で解き明かすという壮大な企画。
ギターの歴史を語る上で欠かせないソル、タレガ、ミラン、サンスなどの名
匠たちの音楽家を名手モレーノの演奏で聴けるという貴重な録音!
モレーノは作曲時期にあわせてビウエラ、バロック・ギター、クラシカル=ロ
マンティック・ギター、ロマン派以降に製作されたギターを弾き分けるなど、
作曲当時の響きを鮮明に再現させている。
録音:1994年3月&1996年6月、エル・エスコリアル修道院
(サン・ロレンツォ/スペイン)

GCD P31407 \2300
マイヤー:逃げゆくアタランタ(1617)-
17世紀初期の音楽、錬金術と薔薇十字団
アンサンブル・プラス・ウルトラ〔グレース・ダヴィッドソン(ソプラノ)、
クレア・ウィルキンソン(アルト)、ウォーレン・トレヴェリアン=ジョーンズ
(テノール)、ジャイルズ・アンダーウッド(バス)、スティーヴン・ジョーンズ
(アルフ〔二胡〕)、スー・アディソン(サックバット)、マリー・ブルニジアン
(ルネサンス・ハープ)〕、マイケル・ヌーン(指揮)
ミヒャエル・マイヤー(1568-1622)は、プラハでハプスブルク家の神聖ローマ
皇帝ルドルフ2世の侍医を務め、薔薇十字団運動の熱心な提唱者として歴史に
その名を残し、さらには錬金術師、哲学者としても高名だったドイツの奇才。
1617年に完成した「逃げゆくアタランタ」とは、50のフーガと50の象徴寓意画、
詩句が収められた紋章学に関する謎多き書物のこと。
紋章を音楽的、視覚的に記述した「逃げゆくアタランタ」の"50のフーガ"は50
曲の2声のカノンであり、その声部は錬金術における三大元素、水銀、硫黄、
塩を表すなど、ミステリアスなエピソード、雰囲気が漂う・・・。
ザ・シックスティーンのソプラノ、グレース・ダヴィッドソンも参加する声楽
と器楽による古楽演奏団体アンサンブル・プラス・ウルトラはまさにルネサン
ス音楽の申し子。
ゲレーロやモラレス、ビクトリアなどのスペイン・ルネサンス、調和概論の著
者ツァルリーノのモテット集で聴かせてくれた綿密な演奏は絶大な評価を受け
ている。
録音:2008年8月、セント・アンドリュース教会(グロスターシャー/イギリス)

GCD 921511 \2300
A・スカルラッティ:フィッリのためのセレナータ(1706)――
フィッリのためのセレナータ
2人のムーサ、ウラニアとクレイオがフィッリの美しさをたたえる
エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ)、
イェツァベル・アリアス・フェルナンデス(ソプラノ)、
マルティン・オロ(カウンターテナー)、
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ&ディレクター)、
ラ・リゾナンサ
ロベルタ・インヴェルニッツィやエマヌエラ・ガッリなど世界トップレベルの
古楽系歌手たちとの共演による『ヘンデルのイタリアン・カンタータ集』
(全7巻)を完成させたボニッツォーニ&ラ・リゾナンサ。
"ヘンデル後"の新シリーズは、イタリア、ナポリ楽派の重鎮アレッサンドロ・
スカルラッティ(1660-1725)のセレナータ!
A・スカルラッティのセレナータは、イタリア時代のヘンデルのパトロンでも
あったフランチェスコ・マリア・ルスポリ公など、有力な後援者たちからの
依頼によって作曲された作品が大半であり、それだけにその完成度はオペラを
凌ぐとも評されている。
A・スカルラッティのセレナータでは器楽パートが重要な役割を担っており、
イタリアの名鍵盤奏者ファビオ・ボニッツォーニを中心としたラ・リゾナンサ
の好演に期待!
そして、ガッリ、フェルナンデス、オロのソリストたちの歌声が、A・スカル
ラッティの「セレナータ」の魅力を紐解きます。
録音:2010年6月、ティエラッシェ・サン・ミッシェル(フランス)




<Avie(SFS Media)>
SFS 0037(SACD-Hybrid) \2580
ベートーヴェン:
交響曲第5番ハ短調Op.67《運命》
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58*
エマニュエル・アックス(ピアノ)*、
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
サンフランシスコ交響楽団
シリーズ12作目となる「管弦楽伴奏付き歌曲集」(821936-0036-2)でフィナー
レを迎え、「交響曲第8番《千人の交響曲》」など4作品がグラミー賞の栄冠に
輝くなど、世界的大反響を呼んだマイケル・ティルソン・トーマス&サンフラ
ンシスコ交響楽団のマーラー・サイクル。
1995年から15年間以上続く両者のパートナシップが最大限に反映されたレパー
トリーが選ばれるというマーラー・サイクルに続く新しいライヴ・レコーディ
ング・シリーズの第1弾は、オール・ベートーヴェン・プログラム!
MTT&SFSは、キーピング・スコア・シリーズ(DVD-Video)でも「交響曲第3番
《英雄》」を取り上げており、機動力の高さが活かされたベートーヴェンはや
はり別格!
「交響曲第5番」での"運命の動機"の扱い方や、第4楽章で放たれる輝かしいパ
ワー、エマニュエル・アックスをソリストに迎えた「ピアノ協奏曲第4番」な
ど楽しみは尽きない。フォーマットはもちろんSACD Hybrid!
録音(ライヴ):2009年12月9日-12日、
デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)

SFS 0038(SACD-Hybrid) \2580
アイヴズ(ブラント編):コンコード・シンフォニー
コープランド:オルガンと管弦楽のための交響曲*
ポール・ジェイコブス(オルガン)*、
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団が得意とするア
メリカ音楽の中でも十八番中の十八番なのがアイヴズとコープランド。
しかもここでは、難曲で知られるアイヴズのピアノ・ソナタ第2番「コンコー
ド・ソナタ」のオーケストラ・ヴァージョン「コンコード・シンフォニー」の
レコーディングというMTTならではの離れ業を実現!
アメリカの権威あるピューリッツァー賞の受賞作曲家ヘンリー・ブラント
(1913-2008)が「コンコード・ソナタ」のオーケストレーションを決意したの
は1950年代後半。ここからヘンリー・ブラントが36年間という歳月をかけ完成
させた作品こそが、アイヴズの「コンコード・シンフォニー」なのである。
"ピアノ"から"オーケストラ"へと引き継がれた「コンコード・ソナタ」。近現
代アメリカ音楽を知り尽くしたMTT&SFSという理解者を得た「コンコード・シ
ンフォニー」がその真価を世に問う時が来た!
録音(ライヴ):2010年2月3日-6日&2010年9月22日-25日、
デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)




<Hyperion>
CDA 67834 \2180
ショスタコーヴィチ:
ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.8《詩曲》
アレクサンドル・ブロークの詩による7つのロマンスOp.127*
ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.102
フロレスタン・トリオ〔アンソニー・マーウッド(ヴァイオリン)、
リチャード・レスター(チェロ)、スーザン・トムズ(ピアノ)〕、
スーザン・グリットン(ソプラノ)*
ドーマス四重奏団の発展的解散から1996年に誕生した英国が世界に誇る常設の
ピアノ三重奏団"フロレスタン・トリオ"。
16年にわたり、世界規模での活躍を展開してきたフロレスタン・トリオだが、
2012年1月にウィグモア・ホールでコンサートを最後に今シーズン限りでの解
散を発表。代表作「フランスのピアノ三重奏曲集」やベートーヴェン、ハイド
ン、モーツァルト、シューマンなど、数々の名演を届け続けてくれたフロレス
タン・トリオが、活動の集大成となるラスト・レコーディングで取り上げるの
は、20世紀ロシア、ショスタコーヴィチ!
17歳の若きショスタコーヴィチが病気療養中に完成させ"詩曲"とも呼ばれる
「ピアノ三重奏曲第1番」と約20年後の1944年に初演され代表作1つに数えられ
る"追悼曲"「ピアノ三重奏曲第2番」。そしてヴィシネフスカヤ&ロストロポ
ーヴィチ夫妻のために作曲された"ソプラノ+ピアノ三重奏曲"の「7つのロマ
ンスOp.172」を歌うのは、現代イギリスの大ソプラノ、スーザン・グリット
ン!フロレスタン・トリオのラスト・レコーディングであると同時にラスト・
チャレンジでもある"ショスタコーヴィチ"。
英国の名ピアノ・トリオが贈る"最後"の名演をしっかりと心に刻みたい。
ジャケット・デザインは、ロシアの画家ヴィクトル・ヴァスネツォフ(1848-
1826)の絵画「ガマユン - 予言の鳥」。
録音:2010年1月11日-13日&10月30日(ピアノ三重奏曲第1番)、
ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

CDA 67821/3 3枚組 \6540
マルタン:歌劇《嵐》
ティエリー・フィッシャー(指揮)、
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団&合唱団、
ロベルト・ホル(バリトン)、クリスティーン・ブッフル(ソプラノ)、
エーサン・ヘルシェンフェルド(バス)、ヨーゼフ・ワーグナー(バリトン)、
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、アンドレアス・マッコ(バス)、
サイモン・オニール(テノール)、マルセル・ビークマン(テノール)、
デニス・ヴィルゲンホフ(バス)、ロマン・サドニク(テノール)、
アンドレ・モルシュ(バリトン)、トマス・オリーマンス(バリトン)
20世紀スイスの偉才フランク・マルタンが遺した20世紀の知られざる傑作、歌
劇「嵐」の全曲録音!マルタンの「嵐」は、シェイクスピアのロマンス劇「テ
ンペスト」を、アウグスト・ヴィルヘルム・シュレーゲルが翻訳を行い台本を
仕上げた3幕のオペラ。ソリストには、主人公の元ミラノ大公プロスペローを
歌うロベルト・ホルや、ジェラール・スゼイの後継者トマス・オリーマンス、
ジェイムス・ギルクリスト、マルセル・ビークマンなど、世界トップクラスの
歌手たちを起用!
名古屋フィルの第7代常任指揮者として一気に株を上げたティエリー・フィッ
シャーのタクト捌き、存続が危ぶまれているオランダの名門オランダ放送フィ
ルの底力にも注目したい。
録音:2008年10月、コンセルトヘボウ(アムステルダム)

CDA 67866 \2180
レーヴェ:歌曲&バラード集 ――
エドワードOp.1-1/詩人トムOp.135a/魔王Op.1-3/オルフ殿Op.2-2
山々に憩いありOp.9 BookI-3a/天上から来たあなたOp.9 BookI-3b
エーベルシュタイン伯爵Op.9 BookVI-5
塔守リュンコイスがファウストの見張り台で歌うOp.9 BookVIII-3
甘美な埋葬Op.62 BookI-4/足の揃わぬ短長格Op.62 BookI-5
歩きまわる鐘Op.20-3/通り過ぎる時にOp.81-1/巡礼者Op.99-3
海を行くオーディンOp.118/時計Op.123-3/宿屋の若い娘Op.1-2
ほの光る海Op.145-1/嵐に遭ってOp.145-3/秘め事Op.145-4
騎兵の歌Op.145-5
フローリア・ベッシュ(バリトン)、ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
歌曲王国ハイぺリオンに新たに加わる作曲家は、"北ドイツのシューベルト"と
呼ばれた"もう1人"の歌曲王カール・レーヴェ(1796-1869)。
次世代のフーゴー・ヴォルフを魅了したレーヴェの声楽作品の中でも特に成功
を収めた分野は「バラード」。"北ドイツのシューベルト"の異名に相応しいド
イツ・ロマン派の傑作である。
ロベルト・ホルの愛弟子フローリアン・ベッシュは、次代のリート界を担う逸
材であり、オペラから古楽までを高いレベルで歌うことのできるオーストリア
のバリトン歌手。
ベッシュが歌うレーヴェの「魔王」や「バラード」が、リート界に新風を吹き
込む ――。歌曲ファン要チェック!
録音:2010年5月、オール・セインツ教会(ロンドン)

CDA 67854 \2180
シェーンドルフ:作品全集 ――
ミサ曲《主よ、いつまでもわれを》、第6旋法によるマニフィカト、
賛歌が捧げられ、聖霊来たりたまえ、
ミサ・スーペル・ラ・ドルチェ・ヴィスタ(ミサ曲《やさしい眼差し》)/
デ・モンテ:主よ, いつまでもわれを、第4旋法によるマニフィカト、
やさしい眼差し
チンクエチェント
チンクエチェントは、5ヶ国から集まった6人のプロフェッショナルたちで2004
年10月に結成されて以来、瞬く間に頭角を表し"ルネサンス系男声ヴォーカル
・アンサンブル"の最高峰へと上り詰めたエリートたち。
フィリップ・シェーンドルフ(1565/70-a.1617)は、当時隆盛を誇ったハプスブ
ルク家の神聖ローマ皇帝ルドルフ2世に仕え、プラハ宮廷では聖歌隊指揮者を
務めた音楽家。
師であるフィリップ・デ・モンテから受け継いだ手法が発揮された作品は現存
数が少ないだけに、チンクエチェントの演奏は、ハプスブルク王朝の音楽史を
知るための音楽史的資料としての価値も高い。
インパクトのあるジャケット・デザインに用いられているのは、ジュゼッペ・
アルチンボルドの「ウェルトゥムヌスに扮するルドルフ2世」。
録音:2010年4月、クロスター・ペルネッグ(オーストリア)

CDA 67845 \2180
シベリウス:弦楽四重奏曲ニ短調Op.56《親愛なる声》
スメタナ:
弦楽四重奏曲第1番ホ短調《わが生涯より》、弦楽四重奏曲第2番ニ短調
ダンテ四重奏団
フォーレ&フランクの弦楽四重奏曲集(CDA 67664)が、2009年の英BBCミュー
ジック・マガジン賞、仏ディアパゾン賞に輝くなど大絶賛を博したダンテ四重
奏団。"フォーレ&フランク"、"ラヴェル&ドビュッシー"に続く3枚目のリリ
ースは、フランスから北欧とチェコへ、シベリウスとスメタナの弦楽四重奏曲
集!
作曲家たちが作曲当時に置かれていた環境や、作曲背景を綿密に考察するダン
テ四重奏団の演奏と解釈、名手クリシア・オソストヴィッツのリーダーシッ
プに期待したい。
録音:2010年7月、ポットン・ホール(サフォーク)




<Helios>
CDH 55376 \1280
ビクトリア:
われを連れ行きたまえ
ミサ曲《われを連れ行きたまえ》(ミサ・トラーエ・メ・ポスト・テ)
恵み深き救い主の母よ(8声)/幸いなるかな、天の女王(5声)
天の女王(5声)/ようこそ天の女王(8声)/第1旋法によるマニフィカト(8声)
ジェイムズ・オドンネル(指揮)、
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、イアン・シムコック(オルガン)
没後400周年を迎えたスペイン・ルネサンスの大作曲家トマス・ルイス・デ・
ビクトリア(1548-1611)のミサ曲&モテット集。
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊のビクトリアといえば、デイヴィッド・ヒル
が指揮する「レクイエム」や「テネブレ」が思い浮かぶが、オドンネル指揮の
ミサ曲もハイぺリオン初期の名唱の1つ。
※録音:1994年3月14日-18日、ウェストミンスター大聖堂(ロンドン)
CDA 66738からの移行再発売

CDH 55355 \1280
ハイドン:歌曲集 ――
ナクソスのアリアンナHob.XXVIb-2/人生は夢Hob.XXVIa-21
どんな冷たい美人でもHob.XXVIa-18/船乗りの歌Hob.XXVIa-31
回想Hob.XXVIa-26/さすらい人Hob.XXVIa-32/牧歌Hob.XXVIa-27
鋭い目Hob.XXVIa-35/絶望Hob.XXVIa-28/同情Hob.XXVIa-33
愛の苦しみHob.XXVIa-29/愛を語らずHob.XXVIa-34
人魚の歌Hob.XXVIa-25/満ち足りた心Hob.XXVIa-36/真実Hob.XXVIa-30
精霊の歌Hob.XXVIa-41/おお、美しい声よHob.XXVIa-42
リサ・ミルン(ソプラノ)、ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)、
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)、
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)、
イギリスで長い年月を過ごし、ロンドン交響曲をはじめとする多くの作品を書
いたハイドンは英語の詩による歌曲を多数残したことでも知られている。
歌曲に親しみながらも、その"歌曲"は忘れられがちなハイドンの歌曲からの代
表的作品を3人の名歌手たちの歌声で。
録音:1999年11月2日&2001年5月7日
CDA 67174からの移行再発売

CDH 55372 \1280
ブルックナー:弦楽五重奏曲ヘ長調、間奏曲ニ短調
R・シュトラウス:歌劇《カプリッチョ》Op.85より 前奏曲
ラファエル・アンサンブル
19世紀オーストリアのシンフォニスト、アントン・ブルックナーの"室内楽作
品集"。めぐり合う機会の少ないブルックナーの室内楽作品だが、その中でも
「弦楽五重奏曲」は、交響曲や宗教合唱曲と比べても遜色のない完成度を誇る。
※録音:1993年10月24日-26日、セント・ジョージ教会(ブリストル)
CDA 66704からの移行再発売




<PentaTone>
PTM 1013(SACD-Hybrid)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集 ――
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
F.A.E.ソナタ ハ短調WoO.2より スケルツォ
アラベラ・美歩・シュタインバッハー
(ヴァイオリン ストラディヴァリス"Booth")
ロベルト・クーレック(ピアノ)
シマノフスキ&ドヴォルザーク(PTM 1009)、バルトーク(PTM 1007)のコンチェ
ルトでは、民族色豊かな作品をクールに奏で、新しいイメージを与えてくれた
美しき天才ヴァイオリニスト、アラベラ・美歩・シュタインバッハー。
若干9歳でミュンヘン音楽大学の名教師アナ・チュマチェンコ女史の門下生と
なった天才のペンタトーン・リリース第3弾は、前2作のプログラムから一転、
ドイツ後期ロマン派の名作ブラームスのヴァイオリン・ソナタ集!

PTM 1014(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:
交響曲第4番変ロ長調Op.60/交響曲第7番イ長調Op.92
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)、
ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団
古楽大国ベルギーが生んだピリオド奏法の第1人者、フィリップ・ヘレヴェッ
ヘが1997年から音楽監督を務めているロイヤル・フランダース・フィルとのベ
ートーヴェン・チクルス。
チクルスのスタートとなった「交響曲第4番」&「交響曲第7番」がペンタトー
ンから"SACD Hybrid"で復活!
録音:2004年11月、デ・ローマ(アントワープ)




<Signum Classics>
SIGCD 250 2枚組 特価 \1700
ブラームス:
交響曲第1番ハ短調Op.68
交響曲第3番ヘ長調Op.90
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
ドホナーニは"北米の名門"クリーヴランド管の音楽監督時代、1980年代後半に
全集録音を完成させており、約20年振りに実現した新たな全集録音への期待は
高まるばかり!
ブラームスのスコアに記された音楽の流れを大事にした正攻法のアプローチ、
オーケストラ全体の絶妙なバランス。




<CORO>
COR 16067 ¥1880
ゲレーロ:戦いのミサ ――
ジャヌカン:戦争(マリニャーノの戦い)
ゲレーロ:
たたえよ, 母なる教会を、マリアよ, 御身はすべてに美し、王の御旗(賛歌)、
私は野の花(ソロモンの雅歌より)、歌え, 我が舌よ(パンジェ・リングァ)、
戦いのミサ
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
ザ・シックスティーン
ビクトリアの名唱に代表されるようにスペイン・ルネサンス音楽と抜群の相性
を誇るザ・シックスティーン。
クレマン・ジャヌカンのシャンソン「戦争」によるパロディ・ミサであるゲレ
ーロの「戦いのミサ」はこのシックスティーンの演奏が決定盤!冒頭に置かれ
たジャヌカンの「戦争」も存在感十分。
2008年3月、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、ロンドン)での録音
/弊社初紹介

COR 16044 2枚組 ¥2980
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232
カトリーヌ・デュボス(ソプラノI)、キャスリン・デンリー(ソプラノII)、
ジェームズ・ボウマン(カウンターテナー)、
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)、マイケル・ジョージ(バス)、
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
ザ・シックスティーン、シンフォニー・オヴ・ハーモニー&インヴェンション
ビクトリアやヘンデルの名唱が特に大絶賛されているクリストファーズ&ザ・
シックスティーンだが、J.S.バッハの教会音楽もスケールの大きな秀演ばかり。
「ロ短調ミサ」の合唱メンバーにも、ソプラノのレベッカ・アウトラムやテノ
ールのアンドルー・カーウッド、バスのマシュー・ブルックなど、英国古楽界
の名歌手たちが揃う。オーケストラとのサウンドのブレンドも絶品!
1994年4月、聖アウグスティヌス教会(ロンドン)/弊社初紹介

COR 16017 2枚組 ¥2980
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオBWV.248
リンダ・ラッセル(ソプラノ)、
キャスリン・ウィン=ロジャーズ(コントラルト)、
マーク・パドモア(テノール/エヴァンゲリスト)、
マイケル・ジョージ(バス/ヘロデ)、
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
ザ・シックスティーン、シンフォニー・オヴ・ハーモニー&インヴェンション
バッハの「クリスマス・オラトリオ」は、クリストファーズ&ザ・シックスティ
ーン自らが最高の演奏の1つと絶賛する名演。
トランペットのクリスピアン・スティール=パーキンスやオーボエのポール・
グッドウィンなど、オーケストラのソリストたちの好演も輝かしい。
1993年、ロスリン・ヒル教会(ロンドン)での録音/弊社初紹介

COR 16039 ¥1880
J.S.バッハ:カンタータ集 ――
カンタータ第50番《いまぞ救いと力は来たれり》BWV.50
コラール前奏曲《天にいますわれらの父よ》
カンタータ第34番《おお永遠の炎、おお愛の泉》BWV.34
コラール前奏曲《いと高きにある神にのみ栄光あれ》
カンタータ第147番《心と口と行いと生きざまは》BWV.147
ジリアン・フィッシャー(ソプラノ)、
デイヴィッド・ジェームズ(カウンターテナー)、
イアン・パートリッジ(テノール)、マイケル・ジョージ(バス)、
ポール・ニコルソン(オルガン)、
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
ザ・シックスティーン、シンフォニー・オヴ・ハーモニー&インヴェンション
ザ・シックスティーンの「カンタータ集」は、バッハの教会カンタータを探究
し続けてきたことによって得られた大いなる成果。
ソリストたちの歌声、マーク・パドモアも参加する合唱、ロイ・グッドマンが
ゲスト・リーダーを務めたオーケストラ。ソリスト、合唱、オーケストラが三
位一体となった名盤です。
1990年、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)での録音
/弊社初紹介

COR 16001 ¥1880
天才の栄え ――
ゲレーロ:めでたし、聖なる乙女/タリス:聞き入れたまえ、われは願う
ビクトリア:おお, 汝らは、まこと我らの弱さを、おお, 主イエス・キリストよ
タリス:アニュス・デイ(ミサ・プエル・ナトゥス・エスト・ノビスより)
ビクトリア:
バビロンの流れのほとりにて、私は急ぎ市民を包囲しよう、主を賛美せよ,
全ての国よ
シェパード:言葉は肉となり/デ・モンテ:バビロンの流れのほとりにて
バード:われらはいかにして主の歌を歌わん
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
メアリーI世とフェリペII世の結婚、そしてそこから生まれたイングランドと
スペイン音楽の開花をザ・シックスティーンがその歌声で巧みに表現。
ザ・シックスティーンンの演奏で十八番のスペイン・ルネサンス音楽、母
イギリス・ルネサンスの音楽を1枚で聴けてしまう嬉しいアルバム。
1997年11月&1989年9月の録音/弊社初紹介

COR 16071 ¥1880
聖ピオ神父 - 祈り ――
マクミラン:聖ピオ神父の祈り、ダヴィデの家から小羊が来たり
トッド:天使たちの中に/マクミラン:聖母の受胎告知
トッド:我と共にあり(聖ピオ神父の祈り)/パヌフニク:祈り
マクミラン:新しい歌/パヌフニク:我と共にあり(聖ピオ神父の祈り)
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
イギリスの作曲家、ジェームズ・マクミラン、ロクサンナ・パヌフニク、ウィ
ル・トッドの3人の作曲家に委嘱されたカプチン会のカトリック教会司祭「聖
ピオ神父」をテーマとした合唱作品集。
ここに存在するのは難解な現代合唱ではなく、純粋で崇高なる祈りの音楽。
2008年5月、セント・ジャイルズ教会(ロンドン)/弊社初紹介

COR 16060 ¥1880
マザランのための音楽! ――
ミーキ:スペラ・ミ・ディセ・アモーレ
シャルパンティエ:ああ!なんて短いのだろう
リュリ(ヴィゼー編):アセ・ド・プリュール/ゲドロン:喜び
リュリ(ダングルベール編):妖精たちのリトルネッロ
カリッシミ:お願い、思い出
L・ロッシ(ブランデン編):ミオ・コーレ・ランギシェ
L・クープラン:セキレイのシャコンヌ/リュリ:泣きたまえ
作曲者不詳(ブランデン編):ラ・シャッス・ドネ・ア・マザラン
ドゥマシー:アルマンド/シャルパンティエ:寂しい荒野よ
M・ロッシ:トッカータ第7番
L・ロッシ:ノン・ピアンガ・エ・ノン・ソスピリ
リュリ:トランクィル・クール
シャルパンティエ(ブランデン編):何も恐れずこの森に
作曲者不詳(ブランデン編):
アヴェルティスマン・デ・アンファリネス・ア・マザラン
リュリ:不実なルノーはわたしを捨てた
リュリ(ヴィゼー編):ハーレクインのシャコンヌ
カンプラ:アド・ウン・クール
ル・ジャルダン・セクレ
〔エリザベス・ドビン(ソプラノ)、
ソフィー・ヴァンデン・アインデ(テオルボ&バロック・ギター)、
デイヴィッド・ブランデン(チェンバロ)、 
ロミーナ・リシュカ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
マリアン・ミンヌ(バロック・チェロ&バス・ヴィオール)〕
アーリー・ミュージック・ネットワーク・ヤング・アーティスツ・コンペティ
ション2007で第1位と聴衆賞に輝いた若き古楽アンサンブル、ル・ジャルダン
・スクレのデビュー・アルバム。17世紀フランスのマザラン枢機卿の宮廷で演
奏された音楽を再現させたプログラム。
2008年2月、セント・ポール教会(ロンドン)/弊社初紹介




<Signum Classics>
SIGCD 237 2枚組 \3500
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
ロバート・ハワース(指揮)、
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団&合唱団
1986年の結成以来、首席指揮者を置かないというスタイルで、英国の古楽復興
に大きな役割を果たしてきたエイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団。
この「聖母マリアの夕べの祈り」のキングス・プレイス・ライヴでは、メンバ
ーでチェンバロ、オルガン奏者でバロック・オペラの指揮経験も豊富なロバー
ト・ハワースがオーケストラを牽引。
また、ザ・シックスティーンのソプラノ、グレース・ダヴィッドソンなどトッ
プレベルの古楽系歌手たちが集まった声楽陣も強力!
録音:2010年8月30日、キングス・プレイス・ホール・ワン(ライヴ)

SIGCD 231 \2180
スコティッシュ・アンサンブル・ライヴ - エイト・シーズンズ ――
ヴィヴァルディ:春/ピアソラ:ブエノスアイレスの春
ヴィヴァルディ:夏/ピアソラ:ブエノスアイレスの夏
ヴィヴァルディ:秋/ピアソラ:ブエノスアイレスの秋
ヴィヴァルディ:冬/ピアソラ:ブエノスアイレスの冬
ジョナサン・モートン(ヴァイオリン&芸術監督)、
スコティッシュ・アンサンブル
スコットランドのチェンバー・オーケストラ、スコティッシュ・アンサンブル
のライヴ・レコーディングは、ヴィヴァルディの「四季」とピアソラの「ブエ
ノスアイレスの四季」のコラボレーションさせた"欧州"と"南米"の四季の旅。
交互に広がるイタリア・バロックと20世紀アルゼンチンの"四季"の風景は、ス
コティッシュ・アンサンブルのアイディアの勝利!1640年頃に製作されたニコ
ラ・アマティのヴァイオリンを手にジョナサン・モートンが獅子奮迅の大活躍!
2010年4月23日、クイーンズ・ホール(エジンバラ)でのライヴ録音。

SIGCD 236 \2180
ダンス ――
ジェゲデ:ダンス・オヴ・ザ・スピリット/カトラー:フォーク・ミュージック
アダムズ:パヴァーヌ/フィトキン:インフォーマル・ダンス
ポピー:ディフィニトリー・ディスコ/フィニッシー:メヌエット
タン・ドゥン:ブラック・ダンス/ヴォランズ:ファースト・ダンス
ナイマン:タンゴ/ロード:サラバンダ・ソリタリア
G・プロコフィエフ:ボーグル・ムーヴ
カッツ=チェルニン:ナイーヴ・ワルツ/デネヒー:スタンプ
ベイツ:ペキュリアー・タームス・オヴ・フィジカル・インティマシー
スミス弦楽四重奏団
これまでに150作品以上の世界初演を担当し、スティーヴ・ライヒ、フィリッ
プ・グラス、イギリスの現代作曲家たちなど、弦楽四重奏のための現代作品と
向き合い続けてきたイギリスのスミス弦楽四重奏団。
"ダンス"をテーマとした作品集の作曲家も、アダムズ、フィトキン、フィニッ
シー、ナイマン、タン・ドゥン、そして元ディープ・パープルのジョン・ロー
ドなど大物たちばかり。スミス弦楽四重奏団の徹底的されたコンテンポラリー
路線。降参デス。2009年9月&2010年1月、聖マイケル教区教会(ハイゲイト)で
の録音。

SIGCD 230 \2180
ラフマニノフ:ピアノ作品集 ――
幻想小品集Op.3より エレジー変ホ短調Op.3-1、前奏曲嬰ハ短調Op.3-2
富と喜びOp.34-12(ポット編)/リラの花Op.21-5(ラフマニノフ編)
前奏曲集Op.23より ニ長調Op.23-4、ト短調Op.23-5、変ホ長調Op.23-6
前奏曲集Op.32より ヘ短調Op.32-6、ロ短調Op.32-10、嬰ト短調Op.32-12
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36
ジェレミー・フィルセル(ピアノ)
イギリスのヴィルトゥオーゾ・オルガニスト、ジェレミー・フィルセルのもう1
つの姿"ピアニスト"としてのラフマニノフ・アルバム。
ラフマニノフの難曲「ピアノ・ソナタ第2番」を弾きこなし、オルガンとピア
ノを両立させたフィルセルの実力はホンモノ。
2007年12月14日、ワッセン・ホール(ロンドン)での録音。





<Champs Hill Records>
CHRCD 017 \2180
オー・デュオ ――
ショパン:幻想即興曲嬰ハ短調Op.66/マクネフ:バリスタス
J.S.バッハ:パルティータ第1番より 前奏曲、クーラント
三木稔:マリンバ・スピリチュアル/J.S.バッハ:前奏曲第6番
フェルトハウス:ゴールドラッシュ
J.S.バッハ:前奏曲第2番、3声のフーガ第2番/ジョリフ:ノック・アバウト
メンデルスゾーン:フーガ第4番ヘ短調
プーランク:4手のためのピアノ・ソナタより プレリュード、終曲
バルトーク:組曲より アレグロ・モルト
オー・デュオ〔オーウェン・ガネル&オリヴァー・コックス〕
2000年にイギリスの王立音楽大学で結成されたパーカッション・デュオ、オー
・デュオ(O Duo)のファンタスティックなアレンジ&オリジナル作品集。
ショパンやバッハのアレンジから、三木稔の名作「マリンバ・スピリチュア
ル」などを組み合わせたプログラムも演奏も本格派。UK発、注目のパーカッ
ション・デュオが登場です!

CHRCD 015 \2180
バウワーマン:イゾルデ幻想曲/主題と変奏/チェロ・ソナタ
ワイルドブルックス組曲/エレジー/エルガーの主題による変奏曲
《日暮れて 四方は暗く》による幻想曲
ダニエル・ペールソープ(フルート)、ジュリアン・ミルフォード(ピアノ)、
イッタイ・シャピラ(ヴァイオリン)、ブロンテ弦楽四重奏団、他
デイヴィド・W. バウワーマン(1936-)は、本業は理学士の学位を取得した農家
であり、音楽は独学で学び続けたという異色の経歴を持つ作曲家。
難解な作曲技法には傾倒せず、旋律を大事にした作風は、イギリスのアーティ
ストたちから支持を受けている。




<Deux-Elles>
DXL 1144 \2180
スコットランド女王のための音楽 ――
伝承曲:スコットランド女王
作曲者不詳:エドワード王子のパヴァン、離れて, 離れて
アルボ:スコットランドの2つのブランル
ピーブルス:詩編第1番
作曲者不詳:詩編第113番、パヴァン、ガリアルダ
ヒューム:フランスのジグ/他
フラウタドース、コリーナ・シルヴェスター(打楽器)
スコットランド女王メアリー(1542-1587)の生涯を、リコーダー四重奏+古楽
パーカッションの演奏と、スコットランド伝承曲などの音楽で描く。
フラウタドースは、中世&ルネサンスからラッブラまでの広いレパートリーを
持つイギリスのリコーダー四重奏団。古楽関係者の間では英国随一との呼び声
も高い。ドゥーゼル(Deux-Elles)レーベルの特色でもある録音も優秀。
2009年8月、聖アンドリュース教会(グロスターシャー)での録音。




<Channel Classics>
CCSSA 32511(SACD-Hybrid) 3枚組 \4750
※2011年5月末入荷分までの特価 \3850
J.S.バッハ:マタイ受難曲BWV.244
ヨス・ファン・フェルトホーフェン(指揮)、
オランダ・バッハ協会、
カンペン少年合唱団、
アマリリス・ディールティンス(ソプラノ)、
シーリ・カロリーン・ソーンヒル(ソプラノ)、
ティム・ミード(アルト〔カウンターテナー〕)、
マシュー・ホワイト(アルト〔カウンターテナー〕)、
ゲルト・テュルク(テノール/エヴァンゲリスト)、
ジュリアン・ポッジャー(テノール)、チャールズ・ダニエルズ(テノール)、
ピーター・ハーヴェイ(バス)、セバスティアン・ノアック(バス)
ヨハネッテ・ゾマー、アンドレアス・ショル、ゲルト・テュルクなどの名歌手
たちがソリストを務めた旧盤(CCS 11397)も名演として親しまれてきたが、それ
だけにチャンネル・クラシックスの超優秀録音が最大限に発揮されるハイブリ
ッドSACDでの新録音が待ち望まれてきたオランダ・バッハ協会の「マタイ受難
曲」。1922年から今日までオランダ、ナールデンのグローテ教会で「マタイ受
難曲」の演奏を続け、遂に新録音、しかも豪華装丁でのリリースを決断したオ
ランダ・バッハ協会にとっても記念碑的なレコーディングとなることは間違い
ない!
フェルトホーフェン&オランダ・バッハ協会のバッハが持つ"もう1つ"の魅力、
ヨーロッパ有数のコレクションを誇るオランダ、ユトレヒトのカタレイネ修道
院美術館の全面協力による美麗、豪華な「ブック」(192ページ!)のクォリテ
ィは今までにも増して素晴らしい。
録音(ライヴ):2010年4月、ナールデン大教会(オランダ)




<Chandos>
CHAN 10668 \2180
ハイドン:ピアノ・ソナタ集Vol.2 ――
ピアノ・ソナタ第48番ハ長調Hob.XVI-35
ピアノ・ソナタ第32番ト短調Hob.XVI-44
ピアノ・ソナタ第50番ニ長調Hob.XVI-37
ピアノ・ソナタ第19番ホ短調Hob.XVI-47bis
ピアノ・ソナタ第20番変ロ長調Hob.XVI-18
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
ハイドンは常に新しい解釈の扉が開かれている作曲家であると語るバヴゼ。
古典派の音楽というイメージ、スタイルにこだわらず、常に新しい解釈を追い
求めるバヴゼのハイドンからは、あのアムランのハイドンのように新しい発見
を得ることができるでしょう!
バヴゼがこのハイドンのレコーディングのために熟慮を重ねて使用を決めたピ
アノは、"Yamaha model CFIIIS(Serial no.6177700)"。"バヴゼ"、"ヤマハ"、
"ハイドン"の相性の素晴らしさは「Vol.1(CHAN 10586)」で証明済み。この
「Vol.2」でもバヴゼの理想とする"他とは違う"ハイドンをじっくりとお楽し
みいただきたい。
録音:2009年10月6日-8日&2010年6月19日-21日、ポットン・ホール(サフォーク)

CHAN 10667 \2180
ジェニファー・パイク - フランスのヴァイオリン・ソナタ集 ――
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ジェニファー・パイク(ヴァイオリン)、マーティン・ロスコー(ピアノ)
2002年、BBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーに史上最年少の12歳
で輝いたイギリスの美しき天才ジェニファー・パイクが専属アーティストとし
てシャンドス・デビュー!
アンドルー・デイヴィス&BBC響と共演したメンデルスゾーンで世界中を魅了
したジェニファー・パイクのシャンドス・ファースト・レコーディングはフラ
ンスのヴァイオリン・ソナタ集。
ジェニファー・パイクが選んだ3つの作品は、全てがフランス系ヴァイオリン
・ソナタの最高峰に位置する大作ばかり。
録音:2010年12月14日-16日、ブリテン・スタジオ(サフォーク)

CHAN 10666 \2180
キーンツル:歌曲集Vol.1 ――
ハープは鳴り響く/春!/婚礼の歌/秘密を守るナイチンゲール
青服の竜騎兵/悲しみ/幸運/健康的で/あなたの思い出/夢の暗示
大事な理由/忘却へのあこがれ
アウアーバッハス・ケラーのメフィストフェレスの歌/辻音楽師
バラと蝶々/くちづけ/ロマンス/タンブラン奏者/曾祖母
ユング・ヴェルナースの歌/夜に/ひととき/夕べの歌/アスフォデレン
最後の旅
クリスティアーネ・リボー(ソプラノ)、カーステン・スス(テノール)、
ヨッヘン・クプファー(バリトン)、ステイシー・バルチュ(ピアノ)
オーストリアの作曲家ヴィルヘルム・キーンツル(1857-1941)の歌曲全集がス
タート!
ポスト・ワーグナー世代の音楽家としてオーストリア、オランダ、ドイツで活
躍し、特にオペラで優れた手腕を発揮したキーンツル。
ゲーテやアイヒェンドルフ、ハイネ、レーナウなどの詩を題材とした歌曲も傑
作が揃う。ワーグナーの崇拝者キーンツルが作曲した歌曲。シャンドスならで
はのこだわりの選曲です。

CHAN 10665 \2180
ルフィナッチャ:管弦楽作品集Vol.1 ――
序曲《メッシーナの花嫁》/交響曲第6番ニ長調(全曲世界初録音)
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、BBCフィルハーモニック
灼熱のマエストロ、知られざる秘曲の伝道師ジャナンドレア・ノセダが復活の
魔法をかけるのは、19世紀オーストリアの作曲家ヨハン・ルフィナッチャ(1812
-1893)の音楽!
ウィーン音楽院ではブリュルとエプシュタインを育成するなど"教育者"として
の功績が知られているルフィナッチャ。"作曲家"としてのルフィナッチャは不
遇の時を過ごし続けているが、偉大な友人ブラームスが「交響曲第1番」を作曲
している間に書き上げたその管弦楽作品は、シューベルトとブルックナーの間
にある歴史の空白を埋める貴重な存在なのである。

CHSA 5088(SACD-Hybrid) \2850 ※3月5日までのご注文特価 \2280
ディーリアス:
古い黒人奴隷の歌による変奏曲《アパラチア》(ビーチャム校訂版)
合唱と管弦楽のための《高い丘の歌》(ビーチャム校訂版)*
アンドルー・デイヴィス(指揮)、
BBC交響楽団、BBC交響合唱団、
オリヴィア・ロビンソン(ソプラノ)*、
クリストファー・ボーウェン(テノール)*、
アンドルー・ラップ(バリトン)
今は亡きリチャード・ヒコックスからバトンを託された"英国音楽の達人"アン
ドルー・デイヴィスが遂にディーリアスを振る!
両親はドイツ人で、イギリス、ドイツ、アメリカ、フランスなど欧米各国を渡
り歩いたディーリアス。アメリカ、フロリダ時代の思い出を黒人霊歌の変奏曲
として描いた「アパラチア」と、北欧ノルウェーでの自然の印象を音楽で表現
した「高い丘の歌」は、両作品とも作曲背景がイギリスではないというところ
が非常に興味深い。
アンドルー・デイヴィスは「アパラチア」と「高い丘の歌」のレコーディング
に、ディーリアスの最大の理解者であり、その音楽の魅力を伝えるために尽力
したビーチャムの校訂版を使用。

CHAN 10664 \2180
ハルヴォルセン:管弦楽作品集Vol.3 ――
交響曲第3番ハ長調(フォスハイム校訂版)/黒鳥/結婚行進曲Op.32-1**
カラスの森のワタリガラスの結婚/フォッセグリムOp.21*
ベルゲンシアーナ - ベルゲンの古謡によるロココ変奏曲
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
ラグンヒル・ヘムシング(ハルダンゲル・フィドル)*
マリアンネ・トゥーシェン(ヴァイオリン)**
グリーグやスヴェンセンによって確立されたノルウェーのナショナル・ロマン
チシズムを継承、発展させたヨハンハルヴォルセン(ハルヴォルシェン)。
存命当時、ハルヴォルセンがコンサートマスター、首席指揮者を歴任したベル
ゲン・フィルは、シャンドスとヤルヴィの「ハルヴォルセンの管弦楽作品集」
にとって理想的なキャスティングなのである。
ハルヴォルセン自身が「抒情交響曲」と呼び、第1楽章にはグリーグのモチーフ
が登場する「交響曲第3番」は、ノルウェーの指揮者、ピアニスト、ヨルン・
フォスハイムによる新校訂版を使用しているところも注目のポイント。
また「黒鳥」と「ラスの森のワタリガラスの結婚」は、このヤルヴィ&ベルゲ
ン・フィル盤が世界初録音となるだけに、北欧音楽ファン&ハルヴォルセン・
ファンは聴き逃せない!
録音:2009年8月24日-9月2日&2010年8月30日-9月1日、
グリーグホール(ベルゲン/ノルウェー)




<Passacaille>
Passacaille 969 ¥2300
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.2 ――
J.S.バッハ:
カンタータ第177番《われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ》BWV.177、
カンタータ第131番《深き淵より、主よ、われ汝に呼ばわる》BWV.131
グラウプナー:深き淵より、主よ、われ汝に呼ばわるGWV.1113/23a
カロリーヌ・ヴァイナンツ(ソプラノ)、
ダミアン・ギヨン(カウンターテナー)、マーカス・ウルマン(テノール)、
リーヴェン・テルモント(バリトン)、
マルセル・ポンセール(ディレクター&オーボエ)、
寺神戸亮(ソロ・ヴァイオリン)、
イル・ガルデリーノ
古楽王国ベルギーの名アンサンブル、イル・ガルデリーノのカンタータ・シリ
ーズ第2弾!
「J.S.バッハ+同世代の作曲家」という組み合わせ、それぞれのテーマ(第2集
は「深き淵より」)に沿って選び抜かれたカンタータには、イル・ガルデリーノ
の古楽への敬意とこだわりが込められている。
ドイツ後期バロックの音楽家J.S.バッハとグラウプナー。ヨハン・クリストフ
・グラウプナー(1683-1760)が就任を辞退したため、J.S.バッハの聖トーマス
教会カントール就任が実現したという歴史的な繋がりが"カンタータ"によって
表現されているところも興味深い。
ソリストは"Vol.1"(Passacaille 956)で素晴らしい歌声を聴かせてくれたカロ
リーヌ・ヴェイナンツやマーカス・ウルマン、そしてイル・ガルデリーノには
寺神戸亮、秋葉美佳、ソフィー・ジェント、そしてマルセル・ポンセールの名
前が!
録音:2010年1月、アミューズ(アントワープ)




<Linn>
CKD 373(SACD-Hybrid) \2580
J.S.バッハ:復活祭オラトリオBWV.249/昇天節オラトリオBWV.11
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)、
イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー)、
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
マシュー・ホールズ(指揮)
レトロスペクト・アンサンブル
古楽界の若き巨匠マシュー・ホールズの音楽監督就任により、旧キングズ・コ
ンソートから新たに姿へと生まれ変わったレトロスペクト・アンサンブル。
主要メンバーで構成されたレトロスペクト・トリオのパーセル「4声のソナタ
集」(CKD 332)に続くレトロスペクト・アンサンブルとしての本格的なレコー
ディング第1弾、古楽ファン待望の大規模作品はJ.S.バッハの復活祭オラトリ
オ!
イエス・キリストの復活、イースターを祝うための神々しく輝かしいJ.S.バッ
ハの「復活祭オラトリオ」。冒頭の「シンフォニア」では、ピリオド系トラン
ペットの第1人者クリスピアン=スティール・パーキンスが率いる3本のトラン
ペットとティンパニが壮麗に鳴り響く!そしてソリストには現代最高峰の古楽
系ソプラノ、キャロリン・サンプソンを筆頭に、イェスティン・デイヴィス、
ジェイムス・ギルクリスト、ピーター・ハーヴェイという名歌手たちが集う!
録音:2010年2月22日-25日、セント・ジュード教会(ロンドン)

CKD 368(SACD-Hybrid) \2580
テイスト・オヴ・ヨーロッパ - テレマン:三重奏曲&四重奏曲集 ――
協奏曲ト長調TWV.46:G6/三重奏曲ホ短調TWV.42:e11
三重奏曲第3番ト短調TWV.42:g5/三重奏曲第7番ヘ長調TWV.42:F3
協奏曲イ短調TWV.43:a3/三重奏曲ロ短調TWV.42:h6
プロウォ:三重奏曲ニ短調TWV.42:d10
アンサンブル・メリディアーナ〔ドミニク・ティンゲリー(リコーダー&バス
ーン)、サラ・ハンフリース(オーボエ)、
ザビーネ・ストファー(ヴァイオリン)、
トーレ・エケトープ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
クリスティアン・チョス(チェンバロ)〕
アンサンブル・メリディアーナは、あのパラディアン・アンサンブルが受賞グ
ループに名を連ねる古楽アンサンブルの登竜門、"ヨーク古楽音楽祭ヤング・
アーティスト・コンペティション"で栄冠に輝いた英国古楽界注目の若手アン
サンブル。
2011年2月にはドイツのヘンデル・コンクールで優勝を飾るなど、スイスの古
楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムで学んだ古楽奏法は、"次代のパラ
ディアン・アンサンブル"の到来を予感させる。

CKD 370(SACD-Hybrid) \2580
ロマンティック・トランペット・ソナタ ――
グリーグ(ピエナール編):ホルベルク組曲Op.40
シューマン(ピエナール&フリーマン=アットウッド編):ソナタ イ短調Op.105
メンデルスゾーン(ピエナール&フリーマン=アットウッド編):
ソナタ第2番ニ長調Op.58
ピルス:トランペット・ソナタ
ジョナサン・フリーマン=アットウッド(トランペット)、
ダニエル・ベン・ピエナール(ピアノ)
トランペット奏者、敏腕レコーディング・プロデューサー、英国王立音楽院
(アカデミー)の学長という二足のわらじならぬ三足のわらじを履くジョナサン
・フリーマン=アットウッドのソロ・アルバム第4弾。
グリーグ、シューマン、メンデルスゾーンのメロディックなアレンジと、トラ
ンペッターの必須作品ピルスのソナタをカップリング。トランペットを吹きな
がら、学長職を務め、さらにはカージナルズ・ミュージックのバード
(Hyperion/CDA 67779)を英グラモフォン賞に導いたフリーマン=アットウッ
ド。恐れ入りました。
録音:2010年3月29日-31日、セント・ジョージ教会(ブリストル)





<Guild Historical>
GHCD 2369/70 2枚組 \2700
トスカニーニ - デビュー&引退コンサート ――
デビュー・コンサート(1937年12月25日) -
ヴィヴァルディ:合奏協奏曲ニ短調Op.3-11
モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550
シベリウス:交響曲第1番ハ短調Op.68
引退コンサート(1954年4月4日) -
ワーグナー:
歌劇《ローエングリン》より 第1幕への前奏曲
楽劇《ジークフリート》より 森のささやき
楽劇《神々の黄昏》より 夜明けとジークフリートのラインへの旅
歌劇《タンホイザー》より 序曲とバッカナール
楽劇《マイスタージンガー》より 第1幕への前奏曲
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、NBC交響楽団
巨匠トスカニーニ&NBC交響楽団の"1937年のデビュー・コンサート"と"1954年
の引退コンサート"がギルド・ヒストリカルから復刻!
多くの期待を背負いトスカニーニが遂にNBC交響楽団の指揮台に立った1937年
のコンサート、記憶障害による指揮中断のハプニングが起きた1954年の引退コ
ンサート。
数々の名演を繰り広げてきたトスカニーニとNBC交響楽団の"スタート"と"ラス
ト"となった2つのコンサートのライヴが、レイノルズ・マスタリングの総帥
ピーター・レイノルズのリマスターで蘇る。トスカニーニ&ヒストリカル・
ファン要注目!
録音(ライヴ):1937年12月25日、NBCスタジオ8H(ニューヨーク)&
1954年4月4日、カーネギー・ホール(ニューヨーク)

GHCD 2367 \1350
偉大なるピアニストたちVol.2 - 1945-1958 ――
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488(1945年6月26日/ライヴ)*
リスト:ドン・ジョヴァンニの回想(1952年2月7日)、
ドン・ジョヴァンニの回想(1953年3月5日)**
R・シュトラウス:ブルレスケ ニ短調(1958年2月9日/ライヴ)***
アレクサンドル・ブライロフスキー(ピアノ)*、
セルゲイ・クーセヴィツキー(指揮)*、ボストン交響楽団*、
シューラ・チェルカスキー(ピアノ)**、ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)***、
ディミトリス・ミトロプーロス(指揮)***、
ニューヨーク・フィルハーモニック***
往年の名ピアニストたちが遺した"名演"を復活させるシリーズ"偉大なるピア
ニストたち"の第2弾は、ブライロフスキー!チェルカスキー!ゼルキン!
ブライロフスキーの未発表音源となる「モーツァルト」、チェルカスキーが
弾く「ドン・ジョヴァンニの回想」の聴き比べ、ゼルキン&ミトロプーロス
の「ブルレスケ」からはアメリカを舞台に活躍した3人のピアニストたちの
強烈な"個性"が迸る!
録音:1945年-1958年(ADD)/リマスター:ピーター・レイノルズ

GHCD 2377 \1350
ルドルフ・ガンツ - ピアニストと指揮者 ――
ショパン:ワルツOp.34-1/リスト:ノットゥルノ/イェンゼン:つぶやくそよ風
メンデルスゾーン:春の歌/グラナドス:スペイン舞曲第5番*
グラズノフ:夜Op.31-3*/ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女*、ヴィーニョの門*
ショパン:夜想曲Op.9-1*/リスト:ミニョンの歌*
コルンゴルト:ピアノ・ソナタ第2番ホ長調Op.2より 第1楽章&第2楽章*
グリーグ:ホルベルク組曲Op.40#
ルドルフ・ガンツの80歳記念インタビュー***
ルドルフ・ガンツ(ピアノ&指揮#)、
メトロポリタン・シンフォニー・オーケストラ#
「チューリッヒ中央図書館所蔵の歴史的録音シリーズ」からは、アメリカで
活躍した20世紀スイスのピアニスト&指揮者、ルドルフ・ガンツ(1877-1972)
の貴重な録音が登場。
フェルッチョ・ブゾーニの下で研鑽を積み、バルトークやコルンゴルトの音楽
に逸早く取り組んだガンツ。指揮者としてはセントルイス交響楽団を大きく飛
躍させるなど米国の楽壇に大きな足跡を残す"アメリカのスイス人"である。
※録音:1920年&1913年*&1948年#(ADD)/リマスター:ピーター・レイノルズ




<Guild>
GMCD 7351 \2180
ビーチ:ピアノ作品集Vol.3 ――
ファンタジア・フガータOp.87/コロンバインの夢Op.65(Nos.1-5)
ロードス島/前奏曲とフーガOp.81/黒い鳥の丘よりOp.83
フェアー・ヒルズ・オヴ・エアーOp.91/夕べのツグミOp.92-1
夜明けのツグミOp.92-2/おばあさんの庭からOp.97/2つの小品Op.102
カーステン・ジョンソン(ピアノ)
アメリカで最初に名声を勝ち取った女流作曲家エイミー・ビーチ(1867-1944)。
ピアノ作品集の第3巻には円熟期を迎えたビーチの佳作を収録。全容が見え始
めてきたエイミー・ビーチのピアノ作品。
世界初録音や、知られざるピアノ作品の発掘を得意とするカーステン・ジョン
ソンのピアノも堅実。2010年3月4日-5日の録音。

GMCD 7357 \2180
ミュージカル・カラーズ・オヴ・ギター ――
モレーノ・トローバ:ソナチナ
ルドネフ:《リパ・ヴェコヴィア》による変奏曲
ポンセ:南のソナチネ、主題, 変奏曲と終曲/トゥリーナ:ソナタOp.61
バリオス:
悲しみのショーロ、神様のお慈悲に免じてお恵みを(最後のトレモロ)、
舟歌、ワルツOp.8-3
カステルヌオーヴォ=テデスコ:タランテラ
イェンス・シュティバル(ギター)
ドイツ・ギター界の若手世代の代表格、イェンス・シュティバルのソロ・アル
バムは、カラフルな色彩感を放つ近代プログラム。
ラテン系作品の歌い方、絶妙のテンポ感がレベルの高さを感じさせる。使用楽
器は、ドイツ、ビーデンコプフのディーター・ミュラー2001年製。

GMCD 7354 \2180
ブラウン:
ピアノ四重奏曲/ヴァイオリン・ソナタ/プロスペロー島/弦楽三重奏曲
タマシュ・アンドラーシュ(ヴァイオリン)、
サラ=ジェーン・ブラッドリー(ヴィオラ)、
ジェマ・ローズフィールド(チェロ)、カーチャ・アペキシェワ(ピアノ)、
ジャック・リーベック(ヴァイオリン)、ニコラ・エイマー(ピアノ)
ジェームズ・フランシス・ブラウン(1969-)はアルバン・ベルクの孫弟子にあ
たる現代イギリスの作曲家。
技巧的なコンテンポラリーの精神と、強い抒情性を融合させるという困難な
テーマに取り組み続けてきたブラウンの室内楽作品は、母国イギリスを中心
に高い評価を得ている。2008年7月&11月の録音。




<Guild Light Music>
GLCD 5175 \1650
軽音楽の黄金時代Vol.75 - 紙吹雪 ――
ケイパー:紙吹雪/クーン:シャンゼリゼのカフェ
ファ―ノン:マンハッタン・プレイボーイ/ディニク:ホラ・スタッカート
ハルテル:ムジーク・クリングト・ドゥルヒ・ディエ・ナハト
マクヒュー:私の思い出に/ロペス:リナ/ポーター:あなたに夢中
カマラータ:ピチカート・ルンバ/ヴェッツォーリ:ノータ・ペル・ノータ
クーン:ヴィア・アマルフィ/ロジャース:ゲッティング・トゥ・ノウ・ユー
クーン:モンテビデオ・ボレロ/スタンリー:ブルーベル・ポルカ
リーズマン:ジョーイズ・ソング
リーヒ:トワイス・アラウンド・ザ・アイランド
シーベルト:ビーズ・ア・バジン/カーゾン:ミスチーフ
ワッターズ:ガダバウト/ファン・デル・リンデン:ユートピア・ロード
ビゲリー:ヴァイオリンズ・イン・ヴェルヴェット
ジョセフス:マーケット・デイ/デニス:トレブル・チャンス
フレンチ:チャンピオンのパレード/デフランチェスコ:フローレラ
伝承曲:誰がこまどり殺したの?
パー・デイヴィス:ディア・ミス・フェーベ
ジョニー・グリーン&MGMスタジオ・オーケストラ、
ロン・グッドウィン&ヒズ・オーケストラ、
クルト・レーフェルト&シュトゥットガルト放送管弦楽団、他
"ライト・ミュージック(軽音楽)" の黄金時代、1940年代-50年代に録音された
音源を復刻する"ギルド・ライト・ミュージック・シリーズ"の第75巻。
紙吹雪のように様々なカラーを持つ27曲のライト・ミュージックが、当時の
雰囲気と共に21世紀にやってくる――。貴重音源も多数収録!リマスターは
アラン・バンディングが担当。

GLCD 5176 \1650
軽音楽の黄金時代Vol.76 - ヴィンテージ・ヴォールトより ――
モンクトン:アルカディアンズ序曲/コンフリー:道化師/エルガー:ロンデル
フィッシャー:アルパネッタ/ファンタジー・イン・ブルー
キング:ララバイ・ランド/ラトケ:ドワーフ・パトロール
ポピー:オリエンタル組曲/ヴォ―ン=ウィリアムズ:台所用品の行進曲
リッター:ジプシー・ワイン/ハイケンス:スプリングタイム・セレナーデ
ユーイング:イン・プレイフル・ムード/ミレッカー:ガスパローネ
ギルバート:プップヒェン/ビング:ナポリの1日
シュトルツ:モン・ビジュー/マーティン:ソングス・オヴ・ザ・フェアー
パーヤン:サンタ・クルスの夏の夕べ/ロブレヒト:ナイアガラ
スーザ:スーザ・マーチ・メドレー
アーサー・ウッド&ヒズ・オーケストラ、
ハイドン・ウッド&ライト・シンフォニー・オーケストラ、
フレッド・ハートリー&ヒズ・クィンテット、
ジャック・ヒルトン&ヒズ・オーケストラ、他
Tシリーズの第76集は、ヴィンテージの保管室から解き放たれたライトミュー
ジックたち。
"主演者"エルガー、ヴォ―ン=ウィリアムズ、フィッシャー、キング、そし
てスーザたちの音楽をどこか懐かしくレトロな響きで・・・。「スーザ・マー
チ・メドレー」がおススメ!

<MIRARE>
=ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」関連新譜続々発売=
MIRAREレーベルキャンペーン
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭のアーティスティック・ディレクターのルネ・マルタン氏が主宰するMIRARE。アルバムも音楽祭に則した内容で発売。続々とリリースされる新譜と旧譜を合わせてMIRAREキャンペーンを行います。

★セール期間 2011年5月31日入荷分まで。
対象商品等はこちらにございます。



MIR 129 \2500 ※セール期間中はセール価格 \2180
シャルル・グノー(1818-1893):レクイエム ハ長調、ミサ曲 ト短調
ミシェル・コルボ(指)
ローザンヌ声楽アンサンブル
シャルロット・ミュラー=ペリエ(S)ヴァレリー・ボナール(A) 
クリストフ・アインホルン(T)クリスティアン・イムラー(Bs)
録音:2010年8月
数々の名盤を生み出してきた巨匠ミシェル・コルボの最新録音は、グノー
のレクイエム。グノーは音楽家になるか聖職者になるか迷い、音楽家の道
を選んだことからも分かるように、他の作品に比べて宗教曲を圧倒的に多
く作曲しています。ここに収録されているレクイエムはグノー最後の作品。
フォーレ、デュリュフレ、プーランクと並ぶレクイエムの傑作と言えるで
しょう。半音階の上昇と下降を繰り返し不穏な雰囲気を漂わせ、いつもの
美しいグノー節は封印され、自らの最期を悟っているかのような音楽です。
とは言うもののサンクトゥスの美しい響きの洪水から一転、テノールとソ
プラノで高らかに歌われるベネディクトゥスなど、いつのも優美なグノー
節を聴くことができます。ミサ曲 ト短調は透明感ある至福の喜びに満ち
た作品です。

MIR 133 \2500 ※セール期間中はセール価格 \2180
「ウィーン 1925年」
ベルク:室内協奏曲(ピアノとヴァイオリン、13管楽器のための)
J.シュトラウスII世(ヴェーベルン編曲):宝のワルツ Op.418
J.シュトラウスII世(シェーンベルク編曲):南国のバラ Op.388
マリー=ジョゼフ・ジュド(P)フランソワ=マリー・ドリュー(Vn)
ジャン=フランソワ・エッセール(指)
ポワトゥ=シャラント管弦楽団
録音:2010年10月
新ウィーン楽派の作曲家ベルクとヴェーベルンの作品をジャン=フランソ
ワ・エッセール率いるポワトゥ=シャラント管のメンバーによる演奏で収
録。ベルクの代表作「室内協奏曲」は、ベルクらしい緻密な旋律線や感情
が交錯し、官能的で鮮烈な作品です。編成もユニークでソロにはピアノと
ヴァイオリン。オケには、ピッコロ、フルート、オーボエ、イングリッシュ
・ホルン、クラリネット2本、バス・クラリネット、ファゴット、コントラ
ファゴット、ホルン2本、トランペット、トロンボーンという編成。ソロ・
パートにはフランスの若手奏者2人が選ばれています。
ベルクとヴェーベルンが尊敬していたヨハン・シュトラウスのワルツをヴェ
ーベルン編曲版で収録。アルバムのタイトルにもなっている「ウィーン
1925」は、2011年のラ・フォル・ジュルネのプログラムともなっています。




<STUDIO FROHLA>
Y1048 B18 \2500
サントリーホール・ニューイヤーコンサート2010
(1)J.シュトラウスII:オペレッタ「ジプシー男爵」序曲
(2)J.シュトラウスII:ワルツ「シトロンの花咲くところ」op.364
(3)J.シュトラウスII:
オペレッタ「ウィーン気質」からデュエット「これがなくちゃあ許せない」
(4)J.シュトラウスII:無窮動/音楽の冗談 op.257
(5)ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 ホ短調 op.72-2
(6)ロッシーニ:オペラ「ウィリアム・テル」序曲
(7)J.シュトラウスII:
ワルツ「ウィーンの森の物語」op.325(ヴァイオリン・ソロ
/オラ・ルードナー)
(8)カールマン:
オペレッタ「チャールダッシュの女王」よりデュエット「踊りたい!」
(9)ブラームス:ハンガリー舞曲第1番 ト短調
(10)J.シュトラウスII:狂乱のポルカ op.260
オラ・ルードナー(指揮&ヴァイオリン)
ナターリア・ウシャコーワ(ソプラノ)
メルツァード・モンタゼーリ(テノール)
ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団
録音:2009年12月31-2010年1月1日
ウィーン・フィルと並び世界最高のウィンナ・ワルツやポルカを聴かせてくれ
るウィーン・フォルクスオーパー恒例のサントリーホールでのニューイヤーコ
ンサートの録音。楽しい名曲が並びます。

DI 0409 2枚組 \2000
RENDEZVOUS WEIN& MUSIKワインと音楽の出会い
[CD1]
(1)モーツァルト:ドン・ジョヴァンニより「シャンパンのアリア」
(2)ビゼー:交響曲 ハ長調より第4楽章
(3)メンデルズーン:交響曲第4番より第4楽章
(4)プロコフィエフ:交響曲第1番「古典交響曲」より第4楽章
(5)メンデルズーン:交響曲第4番より第1楽章
(6)ハイドン:交響曲第73番より第4楽章
(7)ビゼー:交響曲ハ長調より第1楽章
(8)シューベルト:交響曲第8番「未完成」より第1楽章(1955年カラヤン指揮)
(9)シューベルト:交響曲第5番より第1楽章
(10)モーツァルト:交響曲第40番より第1楽章
(11)シューマン:交響曲第3番より第1楽章
(12)J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番より第1楽章
[CD2]
(1)ブラームス:交響曲第4番より第1楽章(1959年ワルター指揮)
(2)プロコフィエフ:交響曲第1番より第3楽章
(3)ドヴォルザーク:弦楽セレナーデよりテンポ・ディ・ワルツ
(4)チャイコフスキー:交響曲第6番より第2楽章(1959年ワルター指揮)
(5)ブラームス:交響曲第3番より第3楽章
(6)シューベルト:ロザムンデ
(7)ブラームス:ハイドン主題による変奏曲
(8)ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
(9)ベートーヴェン:交響曲第2番 第4楽章
(10)J.シュトラウス:ポルカ
(11)シューベルト:交響曲第8番「未完成」より第2楽章(1959年ワルター指揮)
(12)チャイコフスキー:白鳥の湖より「情景」
(13)J.シュトラウス:Die Libelle, Polka mazur
マティアス・ハウスマン(バリトン)
コンツェルト・クラシック・ヴィーン、ゲッリ・プリースニッツ(指揮)
録音:2009年2月
ウィーンから、ワインを片手にクラシックを楽しんでほしいと生まれた2枚組
のコンピレーション。ブックレットには、トラックごとのオススメのワインリ
ストが掲載されており、実際に少しずつワインをかたむけながらCDをゆったり
と楽しむこともできます。




<audite>
=ドイチュラントラジオ・クルトゥーア=
AU 21406 3枚組 \3850
モノラル
「セルジウ・チェリビダッケ / コンプリートRIAS録音集1948-57」
[CD 1]
・ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
ゲルハルト・プッヒェルト(P)
RIAS交響楽団
録音:1948年10月20日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト
(ライヴ・モノラル)
・ラヴェル:スペイン狂詩曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1948年10月14日ベルリン=ダーレム、
ティールアレー・ゲマインデハウス(セッション・モノラル)
・ブゾーニ:ヴァイオリン協奏曲Op.35a
ジークフリート・ボリース(Vn)
録音:1949年5月9日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト
(ライヴ・モノラル)
・ケルビーニ:「アナクレオン」序曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1949年3月7日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト
(ライヴ・モノラル)
[CD 2]
・ヒンデミット:ピアノ協奏曲(1945) 【ドイツ初演】
ゲルハルト・プッヒェルト(P)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1949年9月5日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト
(ライヴ・モノラル)
・ハラルト・ゲンツマー(1909-2007):
フルートと室内オーケストラのための協奏曲(1944)
グスタフ・シェック(Fl)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1950年12月9日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
(セッション・モノラル)
・コープランド:バレエ「アパラチアの春」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1950年4月4日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト
(ライヴ・モノラル)
[CD 3] 
・ハインツ・ティーセン(1887-1971):ハムレット組曲Op.30
合唱団
ベルリン放送交響楽団
録音:1957年10月7日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト
(ライヴ・モノラル)
・ティーセン:サランボー組曲Op.34a
ベルリン放送交響楽団
録音:1957年10月7日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト
(ライヴ・モノラル)
・ティーセン:交響曲第2番Op.17「死してなれ」
ベルリン放送交響楽団
録音:1957年10月7日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト
(ライヴ・モノラル)
・ラインハルト・シュヴァルツ=シリング(1904-1985):
弦楽オーケストラのための序奏とフーガ 【世界初演】
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1949年4月11日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト
(ライヴ・モノラル)
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
抜群の高音質復刻で評判を呼ぶauditeの「ドイチュラントラジオ・クルトゥー
ア・エディション」に、またまた大物が登場します。チェリビダッケがベルリ
ン・フィルほかを指揮したCD3枚組セットの内容は、1948年から1957年の間に
RIASによってライヴならびにセッション収録されたすべての音源を集めたもの
です。
ブゾーニ、ケルビーニ、ヒンデミットなど、別のレーベルから出ていたことの
ある演奏も含まれていますが、このセットのために、RIASのアーカイヴよりオ
リジナル・マスターテープが初めて利用可能となり、その結果、望みうる最高
のクオリティのCD化が実現しました。
なお、時折、低域にブーンというノイズの混入がみられることがありますが、
これは1948年6月24日から1949年5月12日にかけて、いわゆる「ベルリン封鎖」
によりティタニア=パラスト上空が大渋滞を起こしていたことによるもので、
この演奏が行われた当時の時代背景をなまなましく感じさせるものといえるで
しょう。




<MN RECORDS>
MNRCD 121 3枚組 \3580
[CD1-2]
マイケル・ナイマン:歌劇「ゴヤを見つめて」(全4幕)
〔台本:ビクトリア・ハーディ
初演:2000年7月3日、スペイン、サンチャゴ・デ・コンポステッラ、
ガラシアオーディトリウム〕
マイケル・ナイマン・バンド マイケル・ナイマン(指揮)
ウィニー・ボウ(S/美術評論家、優生学者、頭骨測定家)、
マリー・アンジェル(S/頭骨測定家助手、美術評論家、検査医)、
ヒラリー・サマーズ(A/美術収集家、未亡人)、
ハリー・ニコル(T/頭骨測定家助手、優生学者、バイオ工業会社の取締役)
録音:2001,2002年
[CD3]
マイケル・ナイマン:オペア「マン・アンド・ボーイ」「ラブ・カウンツ」の
ハイライト集
マイケル・ナイマンの最新盤は、2000に初演されたオペラ「フェイシング・ゴ
ヤ」(※[CD1-2]は、ワーナーからリリースされていたものと同内容です)。ゴ
ヤ(1746-1828)は「マドリード、1808年5月3日」などで有名なスペインの画家。
このオペラは、18世紀スペインの画家、ゴヤの失われた頭蓋骨を異常ともいえ
る情熱をもって捜しさまよう女性の物語です。天才画家ゴヤの頭蓋骨は、彼が
埋葬された地から、その天才の秘密を探るために持ち去られてしまい、行方不
明のままです。ゴヤの頭蓋骨を捜し求める旅路の中で、人種偏見、遺伝子治療、
クローン技術などといった危うげな世界、そしてそこにはびこる優生学者から
頭骨測定家、謎めいた医者に美術収集家、バイオ工業会社の取締役などといっ
た風変りな登場人物たちが次々とあらわれます。この女性はなんとかゴヤの頭
蓋骨を発見し、クローンすることに成功、ゴヤはこの世にクローンとして甦り
ますが・・・。
このオペラが生まれたきっかけは、1870年に発達した頭骨測定器についてナイ
マンがひそかに、しかし情熱をもって調べていたこと。「ゴヤの頭蓋骨が見つ
かって、ゴヤがクローン技術で再生されたら、どうなるか?」
ドライなミニマル・ミュージックの音楽にのって歌手たちが人間の醜さをまる
だしにしたような表情で歌うアリア、思いもかけず清らかな歌など、すべての
人がもつ心の闇と優しさ、様々な感情が入り乱れた世界が広がっています。




<MIRARE>
MIR 136 2枚組 \4180 ※5月31日入荷分までのMirareセール特価 \3250
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲BWV245(1724/1725)
リチェルカール・コンソート  フィリップ・ピエルロ(指)
マリア・キーオヘイン(ケオハーン)(S) ヘレーナ・エーク(S) 
カルロス・メーナ(A) ヤン・ヴェルナー(A)
ハンス・イェルク・マンメル(T/エヴァンゲリスト) ヤン・コボウ(T) 
マティアス・ヴィーヴェグ(Bs/イエス)
ステファン・マクラウド(Bs/ペテロ、ピラト)
録音:2010年9月27-30日リエージュ・フィルハーモニー・ホール
フィリップ・ピエルロ指揮、リチェルカール・コンサートによる待望のバッハ
「ヨハネ受難曲」。バッハの生前に、ヨハネ受難曲は4回演奏され、その度に
バッハは改訂稿を出しています。フィリップ・ピエルロはこの録音で、基本的
には第1稿の1724年版を用いていますが、第2稿(1725)で差し替えられている
11曲のバスのアリア「天、裂けよ、地、震えよ」と最後のコラール「キリスト
よ、汝、神の子羊よ」を挿入しています。
エヴァンゲリストは繊細な美声をもつハンス・イェルク・マンメル。イエスは
安定感のある歌声のマティアス・ヴィーヴェグ。ソプラノのマリア・キーオヘ
イン(ケオハーン)は清々しい感動を覚える、生き生きとした歌声。歌手陣の質
の高さに圧倒されます。

MIR 108 \2500 ※5月31日入荷分までのMirareセール特価 \2180
サン=サーンス:
(1)チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33、
(2)チェロ・ソナタ第1番ハ短調Op.32、
(3)ロマンス へ長調 Op.36、
(4)チェロとピアノのための組曲 Op.16、
(5)動物の謝肉祭
アンリ・ドマルケット(Vc)
ボリス・ベレゾフスキー(P)(2) ブリジット・エンゲラー(P)(3)(4)
パリ室内管弦楽団 ジョセフ・スウェンセン(指)(1)(5)
録音:2009年11月
フランスの実力派チェリスト、アンリ・ドマルケットによるサン=サーンス
作品集。チェロ協奏曲のレパートリーの中で重要な作品である第1番。しなや
かで流麗なドマルケットのチェロは、センスの良さが際立つキレのある小気
味良い快演を聴かせてくれます。「チェロ・ソナタ第1番」は、協奏曲第1番
の前に作曲された最初のチェロ作品。巧みな構成力とサン=サーンスらしい
美しい旋律に彩られた華麗な曲。ピアノにベレゾフスキーを迎えロマン性溢
れる音楽に仕上げています。「ロマンスOp.36」はホルンまたはチェロと管弦
楽のために作曲されましたが、ここではピアノ伴奏版で演奏。ブリジット・
エンゲラーの好サポートにより「チェロとピアノのための組曲」と同様に甘
く優しく奏でられます。「動物の謝肉祭」はさまざまな動物の生態をユーモ
ラスに描いたサン=サーンスの代表作。ベレゾフスキーとエンゲラーの優れ
た表現力と共に、ドマルケットの音楽性が溢れだす、躍動的な演奏です。




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2061 \2250
ステレオ
ヨハネス・ブラームス:
(1)交響曲第3番 ヘ長調 作品90
(2)交響曲第2番 ニ長調 作品73
ブルーノ・ワルター(指揮) コロンビア交響楽団
録音:(1)1960年1月11日、14日、(2)1960年1月27日、30日、
以上、アメリカン・リージュン・ホール、ステレオ、セッション
使用音源:Columbia(U.S.A.)(1)MQ 323, (2)MQ 371
(オープンリール・テープ、19センチ、4トラック)
■制作者より
ワルター&コロンビア響によるブラームス交響曲全集の第2弾です。復刻に使用
した素材は前回同様19センチ、4トラックのオープンリール・テープです。テ
ープ・ヒスは多少ありますが、原テープに記録された瑞々しい音を忠実に復刻
しています。
■解説書の内容
前回の交響曲第1番ほか(GS 2060)に続き、当時のプロデュサーであったマック
ルーアの手記「ブルーノ・ワルターのリハーサル-その教訓と喜びと」(その2)
を掲載します。(その1)ではワルターの出会いから最初の録音セッションが開
始された経過に触れられていますが、今回は実際の録音現場の模様が記され
ており、いよいよ核心部分へと迫ります。いずれにせよ(その1)と(その2)を
あわせて読んでいただければ、この文章がワルターの芸術とその人間性を見事
に浮き彫りにしていることが実感されると思います。(以上、平林直哉)




<EURO ARTS>
20 54628(DVD-Video) \2900
20 54624(Blu-ray) \4250
マーラー:交響曲第7番ホ短調「夜の歌」
クラウディオ・アバド(指揮)
ルツェルン祝祭管弦楽団
収録:2005年8月17-18日、ルツェルン音楽祭ホール、ライヴ
アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団によるルツェルン音楽祭2005年ライヴ映像が
遂にブルーレイで発売となり、高画質、高音質で楽しむことができます。さら
にDVDも新装丁で再登場します。マーラーはこの第7番の交響曲で、ギターやマ
ンドリンを用いており、実験的な試みを行っています。唸りあげるコントラバ
ス、絡むヴァイオリンの鳴き、印象的なテナーホルンの響き、第4楽章のギタ
ーとマンドリンが奏でる「セレナーデ」など、アバドは各楽器の響きを生き生
きと表現しています。自ら創り上げたオケと共に生み出す、流麗で色彩豊かな
ふくよかな響きは,長年マーラーに取り組んできたアバドならではでしょう。

20 53589(DVD-Video) \2900
字幕:英,独,仏,西,伊
ベルリン・オペラ・ナイト2003
モーツァルト:
歌劇「フィガロの結婚」-ケルビーノのアリア2曲
「自分で自分がわからない」「恋とはどんなものか御存知の貴女」
モーツァルト: 歌劇「ドン・ジョバンニ」-カタログの歌
プッチーニ:歌劇「トスカ」-歌に生き愛に生き
ドヴルザーク:歌劇「ルサルカ」-月に寄せる歌
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」-エルザの夢
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」-誰も眠ってはならぬ
サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」-あなたの声に心は開き
マスネ:歌劇「ウェルテル」-手紙の歌
レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」-衣装を着けろ
レハール:ほほえみの国-君こそわが心
R.シュトラウス:歌劇「バラの騎士」-重唱
J.シュトラウスII:喜歌劇「こうもり」-重唱
ケント・ナガノ(指) ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団・管弦楽団
アンジェリカ・キルヒシュラーガー、ルネ・パーペ、ミシェル・クライダー、
アドリアンヌ・ペチョンカ、
アンネ・シュヴァネリルムス、サルヴァトーレ・リチートラ、
グレイス・バンブリー、ヴェッセリーナ・カサロヴァ、
ウラジミール・ガロウジン、チャールズ・カストロノーヴォ
収録:2003年11月8日、ベルリン・ドイツ・オペラ
ベルリン・ドイツ・オペラでのチャリティ・オペラ・ガラコンサートのDVD。
オペラ界のスターが一堂に会し、ケント・ナガノ指揮、ベルリン・ドイツ・
オペラの演奏でオペラの名曲を歌いあげる華やかな一夜の音楽祭です。キル
ヒシュラーガーのケルビーノ、ルネ・パーペの美声で聴かせる「カタログの
歌」、往年の名メゾ、グレイス・バンブリーによる「サムソンとデリラ」な
ど聴きどころ満載の映像です。




<BONGIOVANNI>
GB 1219 \2180
マリオ・フィリッペスキ 第3集
プッチーニ:「トゥーランドット」抜粋
アデリーナ・カンビ(S トゥーランドット) 
マリオ・フィリッペスキ(T カラフ)
ロゼッタ・ノーリ(S リュー) アフロ・ポーリ(Bs ティムール)
ヴィンチェンツォ・ベッレッツァ(指)管弦楽団,合唱団
録音:1957年7月,ナポリ
ロッシーニ:「グリエルモ・テル」抜粋
パオロ・シルヴェーリ(Br グリエルモ・テル) 
マリオ・フィリッペスキ(T アルノルド)
アンナ・マリア・ロヴェーレ(S マティルデ) 
ラッファエーレ・アリエ(Bs グワルティエーロ)
ニーノ・サンツォーニョ(指)管弦楽団,合唱団
録音:1954年、ミラノ
輝かしい高音で根強いファンのいるイタリアのテノール、マリオ・フィリッペ
スキ(1907-1979)の貴重な録音集第3弾。「トゥーランドット」は、おそらくこ
れが初出となる音源。1957年7月に、ナポリのアレーナ・フレグレアで行われ
た野外上演のライヴ。オーケストラと合唱団はサンカルロ劇場のものと思われ
ます。「グリエルモ・テル」は、RAIミラノへの放送用録音。全曲盤も発売さ
れたことがあります。

HOC 056 2枚組 \2680
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
ルシール・ウドヴィッチ(S ジョコンダ)
フラヴィアーノ・ラボー(T エンツォ・グリマルド)
アルド・プロッティ(Br バルナバ)
ノーマン・スコット(Bs アルヴィーゼ・バドエロ)
ミニョン・ダン(Ms ラウラ・アドルノ)
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指)管弦楽団,合唱団
録音:1960年、ブエノスアイレス
1960年7月28日、ブエノスアイレスのコロン劇場での上演のライヴ録音と思わ
れます。イタリアの名バリトン、アルド・プロッティ(1920-1995)は日本でも
人気がありますし、1960年代を中心に活躍したフラヴィアーノ・ラボー(1927
-1991)も、ヴェルディ・テノールとして高い評価を得たテノール。しかし米国
生まれでイタリアで活躍したソプラノ、ルシール・ウドヴィッチ(1930-1999)
となると、日本ではほとんど知られてないでしょう。しかしこの三人はいず
れもたいへんな実力の持ち主です。さらにメトの万能バス、ノーマン・スコッ
ト(1921-1968)、まだ20代だったメッゾソプラノ、ミニョン・ダン(1931-)と、
実は相当に良いキャストが集っています。しかも名匠カルロ・フェリーチェ・
チラーリオの指揮。実力のある人たちが舞台に集った時だけに味わえる興奮が
しっかり収められています。音は、1960年の南米のライヴの標準よりはいくら
かよいか、というくらいです。興奮のライヴをぜひ。




<naive>
V 5267 \2280
リスト:ピアノ作品集
(1)ダンテを読んで―ソナタ風幻想曲
(2)ラクリモサ(モーツァルト/リスト)
(3)バラード第2番 ロ短調
(4)愛の歌(献呈)(シューマン/リスト)
(5)マゼッパ(超絶技巧練習曲より第4番)
(6)灰色の雲
(7)セレナード(シューベルト/リスト)
(8)葬送(詩的で宗教的な夕べより第7曲)
(9)イゾルデの愛の死(ワーグナー/リスト)
リーズ・ドゥ・ラ・サール(ピアノ)
録音:2011年1月
1988年生まれの若く美しきピアニスト、リーズ・ドゥ・ラ・サールの最新盤は、
リスト作品集。リーズ独特の深く強靱なタッチとたしかなテクニックが光る
「ダンテを読んで」や「バラード第2番」など規模の大きな作品から、シュー
ベルトやシューマンの歌曲トランスクリプション、さらに、熱のある歌が湧き
上がるような「愛の歌(献呈)」など、リーズの魅力に満ちた1枚となっていま
す。5月にはこのリストをメインに据えたプログラムでの来日も予定されてお
り、今後のリーズの活躍からますます目が離せません。




<Supraphon>
SU 4052 2枚組 \2960
ベートーヴェン:
(1)弦楽三重奏曲ト長調 Op.9の1
(2)同ハ短調 Op.9の3
(3)同変ホ長調 Op.3
レオニード・コーガン(Vn)、ルドルフ・バルシャイ(Va)、
ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
【録音:1960年6月2日/ルドルフィヌム。第15回プラハの春音楽祭ライヴ】
これまた凄い音源が出現しました。コーガン、バルシャイ、ロストロポーヴィ
チの黄金トリオによるベートーヴェンの弦楽三重奏曲のライヴです。この3巨
匠は1956年に旧メロディア・レーベルへ同曲を録音していますが、当盤はそ
の4年後1960年6月にプラハで行われたコンサートのライヴ録音で完全初出。
コーガン、ロストロポーヴィチの神業はもちろんながら、指揮者としてのイ
メージの強いバルシャイが全く2巨匠のひけをとっていないのがさすが。まる
で3つの弦楽器のための協奏曲かとみまごうソロイスティックな見事さが光る
演奏で、こんなに刺激的なベートーヴェンの弦楽三重奏は滅多に聴けません。
単なる技巧の見事さだけでなく、音楽性と表現力の深さも驚き。まさに神の
ひとことに尽きる音源の出現です。




<harmonia mundi>
HMC 902080 \2450
ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ(1667-1731):葬送のための
アンナ・プロハスカ(ソプラノ)
イヴォンヌ・フックス(アルト)
マキシミリアン・シュミット(テノール)
アンドレアス・ヴォルフ(バス)
RIAS室内合唱団、ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
ベルリン古楽アカデミー
録音:2010年3, 4月
「マイニンゲンのバッハ」とも呼ばれる、バッハ一族に属するヨハン・ルート
ヴィヒ・バッハ。J.S.バッハの曽祖父の弟にあたる人物の玄孫にあたると考え
られます。この作品は、J.L.バッハのパトロンであったエルンスト・ルート
ヴィヒ候が自身の葬儀のために書いた詞に作曲したもの。2つの合唱団を要す
るものですが、この作品はJ.S.バッハがマタイ受難曲を作曲する5年前。大バ
ッハより前に、このような大規模な作品を作っていたという点でも興味深い
ものがあります。作品は第1部「おお主よ、私は汝の僕です」第2部「私は天
上の生活をもとめ」第3部「私は感謝祭のいけにえを汝にささげます」の3部
から成ります。哀悼のための音楽ではありますが、死者が天にのぼり神とと
もに過ごすことへの喜びの雰囲気に満ちた作品となっており、希望と明るさ
に満ちています。ベルリン古楽アカデミー、RIAS室内合唱団のアンサンブルの
妙も堪能できる内容です。

HMC 902065 \2450
アントン・ラヨビチ(1818-1960):
わが祖国,ジャミー、来てごらん!,セレナーデ
アロイジ・ゲルツィニク(1915-2008):
悲しい手紙,秋の歌,ほこり,春の喜び
ルチヤン・マリア・スケルヤンク(1900-1973):
秋の歌,ビジョン,夕べの印象,山の向こうの月,歌,白い雲
ヨシップ・パヴチッチ(1870-1949):
片足のおじいさん,ララバイ第2番,チチバン、チチフイ
ベンヤミン・イパベチ(1829-1908):
春の憩い,夜に,野薔薇と蔦,春の夜,けし,てんとうむし,思い出の本に,
春の風
カミロ・マセク(1831-1859):窓の下で
フラン・ゲルビチ(1840-1917):
どこへ?,少女が糸を紡ぐのを見ていよう,夜に
エミル・アダミチ:サクラソウ,ララバイ
ダヴォリン・イェンコ(1835-1914):異国に
ベルナルダ・フィンク(Ms)、マルコス・フィンク(Bs-Br)、
アントニー・シピリ(Pf)
録音:2009年10月
ヨーロッパ地図の長靴の付け根の右側に位置するスロベニアで生まれた歌曲
集。バルカン半島の民謡の影響を色濃く漂わせながら、ロマン派の雰囲気を
漂わせた独特の世界が魅力です。フィンク兄妹の両親はスロベニア出身とい
うこともあり、思い入れもひとしおに聴かせます。ベルナルダ・フィンクの
ふくよかで優しい歌声、マルコス・フィンクのシピリのピアノのクリアーな
音色、そして全体的に優しげな曲が多いのが印象的。




<WERGO>
WER 6940 3枚組 \4050
アール・ブラウン/コンテンポラリー・サウンド・シリーズ 
ブラウンの音楽人生 vol.5
[CD1]sonic arts union: electric sound
(1)アルヴィン・ルシエ:Vespers
(2)ロバート・アシュレイ:purposeful lady slow afternoon
(3)ダヴィッド・ベアマン:ラン・スルー
(4)ゴードン・ムンマ:ホーンパイプ
オリジナルLP: 1972年
[CD2]
アイヴズ:ピアノ・ソナタ第2番「マサチューセッツ州コンコード 1840-60年」
第1楽章 エマーソン 第2楽章 ホーソーン 第3楽章 オルコッツ
第4楽章 ソロー
アロイス・コンタルスキー(ピアノ)、
テオ・プリューマッハー(Vla/第1楽章)、
ウィリー・シュヴェーグラー(Fl/第4楽章)
オリジナルLP: 1962年
[CD3]
フルートとピアノのための音楽
(1)フランコ・エヴァンゲリスティ:プロポルツィオーニ
(2)ニコロ・カスティリオーニ:ジメル
(3)L.ベリオ:セクエンツァI
(4)メシアン:クロツグミ
(5)松平頼則:蘇寞者
(6)マデルナ:蜜の夢
セヴェリーノ・ガッゼローニ(fl)、
アロイス・コンタルスキー(Pf,(2)(4)(6))
オリジナルLP: 1962年
[CD1]の1トラック目は、カチカチと石がぶつかりあうようなパルス音に混じっ
て、遠くの方で草刈り機が稼働しているようなモーター音が聴こえる作品、
ヴェスパー(ルシエ作)。これはエコロケーション(反響位置測定装置)システム
を持った奏者たちが、物体に近づいたり物体から遠ざかったりすることにより
生じる音が収録されたもの。コウモリやクジラは超音波を発し、対象物からの
反射によってその対象の形や大きさ、位置などを知る動物ですが、ルシエ本人
はこうした動物(反響定位を行う動物)に尊敬の念をこめて作曲したと言ってい
ます。この不思議な音が何と反応して生じているのかはわかりませんが、面白
い世界です。ソニック・アーツ・ユニオンとは、1966年にアルヴィン・ルシエ、
ロバート・アシュレイ、ダヴィッド・ベアマン、ゴードン・ムンマによって結
成されたいわば電子音楽相互協力促進のためのグループ。電子音楽の最先端を
切り開いた彼らの気概に溢れた作品が並びます。
[CD2]は、1939年にカークパトリックによって初演されて以来、演奏不可能と
された、マーラーのように壮大で物語性に満ち、ベートーヴェンの第5番交響
曲の引用といった古典の要素と、小節線がなく板で鍵盤を押してトーン・クラ
スターの効果といった現代的な要素をあわせもつコンコード・ソナタの不滅の
名演。第1楽章は広大なコンセプト、第2楽章はいくらかおとぎばなしのような
世界にむけての冒険へと我々をいざなうマテリアルの断片、第3楽章は行進曲
風、第4楽章は「夜行列車とともに安らぎのないこの世界もどこかへ行ってし
まい」、「詩人の吹くフルートの音色が湖の向こうから聴こえてくる」といっ
たアイヴズのノートを読みながら聴くと様々な風景が目の前に広がります。
[CD3]はフルートの伝説的名手、ガッゼローニの演奏による20世紀の名作の
数々。フルートのために作品を書くことは作曲家にとって非常に足かせの多い
挑戦となります。約3オクターブに限られた音域、音色の可能性の幅の狭さ、
また、発生できるノイズ音も、キーをタッピングする、あるいは楽器に息を
吹き込む音など2種類ほどしかありません。しかし、1919-1992年に生きたガッ
ゼローニは、ストラヴィンスキー、ブーレーズ、リゲティなど内外を問わず
様々な大作曲家にインスピレーションを与え、ガッゼローニのために作品を
書きました。現代のフルート音楽はガッゼローニなくして語れないといって
も過言ではないでしょう。ベリオのセクエンツィアなどは鬼気迫る完璧な技
巧の名演、松平の蘇寞者も神秘的な雰囲気にのまれてしまいます。

WER 6735 \2180
B.A.ツィンマーマン(1918-1970):初期作品集
(1)ナッハラスの3つの歌(1939-42作曲)
(2)小組曲(1942)(ヴァイオリンとピアノのための)
(3)アリア(1942)(ヴァイオリンとピアノのための)
(4)5つの歌曲(1942-46)(mittlere歌声とピアノのための)
(5)ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための三重奏曲(1944)
(6)エルンスト・ベルトラムの詩にもとづく3つのgeistliche歌曲(1946)
(7)ソナタ(1950)
(1)(4)(6)アンナ・プロアスカ(S)&コルデリア・ヘーファー(Pf)
(2)(3)アレッサンドロ・カッポーネ(Vn)&コルデリア・ヘーファー(Pf)
(5)トリオ・ベルリン(アレクサンダー・イヴィッチ(Vn)、
ユリア・ガルテマン(Vla)、マルティン・メンキング(Vc))
(7)ラファエル・シュミット(Vn)&コルデリア・ヘーファー(Pf)
録音:2009年、2010年
2008年5月に新国立劇場で上演された「軍人たち」の記憶もあたらしいB.A.ツィ
ンマーマンの初期作品集の登場。「軍人たち」(1965年発表)的な作品が収録さ
れているかと思いきや、聴いてびっくり、R.シュトラウスやマーラーのように
爛熟した調性感と官能的な世界が広がっています。
ツィンマーマンは、1938年の冬頃から音楽の勉強を本格的に始めましたが、家
族からの猛反対の中でのスタートであったこと、さらに、フランス、ポーラン
ド、ロシアでの兵役のため音楽学校を卒業したのは1947年のことでした。ここ
に収められている作品は、音楽学校に入学して間もない頃から、卒業後しばら
くというまさに駆け出しの頃のものばかりです。
歌曲は、フランス歌曲かと思ってしまうような雰囲気。ヴァイオリンとピアノ
のための小組曲も、懐かしさをおぼえるようなメランコリックな旋律に彩られ
た作品。ベルリン・フィルの精鋭メンバーによって構成されたトリオ・ベルリ
ンが演奏するトリオも退廃的な薫りと官能性を併せもっています。ツィンマー
マンは、バッハから脈々と続く西洋音楽の遺産を反復しているに過ぎない、な
どといった批判の対象となりましたが、高度な設計によって構築された作品た
ちはどれも魅力に満ちています。

WER 6726 \2180
ハヤ・チェルノヴィン(b.1957):作品集
(1)変速する重力-シフティング・グラヴィティ
(2)ウィンター・ソングスIII
(1)ディオティマ弦楽四重奏団、アンサンブル・ニケル、
ヨナタン・シュトックハンマー(指揮)
(2)アンサンブル・クレージュ、エリック・ダウブレッス、IRCAM
録音:2009、2010年
チェルノヴィンは、2006年のザルツブルク音楽祭でモーツァルトのオペラ
「ツァイーデ」を補完するかたちのオペラ「アダマ」を作曲、話題となりまし
た。楽器の素材を生々しく感じさせ、電子音までもがリアルにせまる実体感に
満ち、ノイズや楽音で旋律を思わせる線状の素材を用いての作曲が特徴です。

WER 6580 \2180
エレナ・メンドーサ(b.1973):
(1)霧-ミゲル・デ・ウナムーノの劇に基づく
 アウグスト(語り手):オリヴァー・ニッチェ、
 エウゲニア:ウタ・ブッフハイスター(Ms)、
 ロザリオ:カティア・グエーデス(S)、
 マウルチオ:グリエルモ・アンゾレーナ(Br)、
 ヴィクトール:トビアス・ドゥッチュケ(打楽器・語り)
(2)Fe de erratas-無伴奏6声作品
 シュトゥットガルト新ヴォーカルアンサンブル
(3)Gramatica de lo indecible-Fl, Sax, Vn, Vc, Pfと打楽器のための
アンサンブル・ルシェルシュ
録音:2009、2010年
スペイン・セビーリャ出身で現在はベルリン在住の作曲家、メンドーサ作品集。
演劇に強い興味をもっており、1曲目の「霧」は語りと声楽による劇場作品。
音と言葉への鋭敏なセンスが光る作品の数々をお楽しみください。




<harmonia mundi>
HMC 902079 \2450
J.S.バッハ:モテット集
霊は弱い私たちを BWV 226
来たれ、イエスよ、来たれ BWV 229
イエス、わが喜び BWV 227
おそるることなかれ BWV 228
主をたたえよ、すべての異教徒よ BWV 230
われを祝福したまわずは、われ汝を離さじ BWV Anh 159
主に向かって新しき歌を歌え BWV 225
ヴォーカルコンソート・ベルリン マルクス・クリード(指揮)
録音:2010年3月
2003年に設立された声楽アンサンブル、ヴォーカルコンソート・ベルリンによ
る極上のバッハ・モテット集。きわめてソフト、声部間で繰り広げられる短い
音型のやりとりは、1ミリの隙もなく溶け合い、まるで様々な色の水が流れ解
け合い美しい模様を描いてゆくようです。モテットは18世紀のはじめには時代
遅れとなっており、あまり知られなくなっていた存在でした。そうした時期に
あってなおバッハがモテットを、しかもこれだけの高い水準のものを書き、す
でに当時時代後れになっていたにも関わらず、後世に受け継がれていることは、
バッハがいかに優れた作曲家であったか、そしていかに偏屈だったか、という
ことを示しているといえるでしょう。ライプツィヒの聖トーマス教会の合唱団
の力量がいかに優れていたかという名残を濃厚に現代に伝える貴重な作品群と
もいえます。

HMU 807550(SACD-Hybrid) \2500
J.S.バッハ:カンタータ集
(1)「天は笑い、地は歓呼す」BWV 31より第8曲アリア
(2)「試練に耐えうる人は幸いなり」BWV 57より第3曲アリア
(3)「わが心は地の海に漂う」BWV 199(ソプラノ・ソロのカンタータ/全曲)
(4)「主よ、汝のしもべの審きにかかずらいたもうなかれ」BWV 105より
第3曲アリア
(5)「全地よ、神にむかいて歓呼せよ」BWV 51(ソプラノ・ソロのカンタータ
/全曲)
エリザベス・ワッツ(ソプラノ)
イングシッリュ・コンサート ハリー・ビケット(指揮)
録音:2010年1月
今注目を集めているイギリスのソプラノ、エリザベス・ワッツの魅力に満ちた
バッハのカンタータ&カンタータ・アリア集。イングリッシュ・コンサートが
器楽パートを担当しているのも見逃せません。揺れ動くヴァイオリンが印象的
なBWV 57第3曲のアリアでは、イエスの愛を求めてさまよう魂を熱唱。BWV 105
の第3曲アリアは、通奏低音をもたない極めて独創的なアリアで、罪深い人間
がおそれおののくさまが歌われます。オーボエが奏でるよろめきの旋律が印象
的です。声楽パートもさることながら、器楽パートも説得力十分に聴き手にせ
まります。有名なBWV 51のカンタータも収録されており、バッハのカンタータ
の魅力、エリザベス・ワッツの魅力、イングリッシュ・コンサートの魅力、
すべてを堪能できる充実の1枚です




<EURO ARTS>
20 56128(DVD-Video) \2180
字幕:英、独、仏、西(ドキュメンタリー)
名曲紹介DVD-ベートーヴェン「第9」編
【ドキュメンタリー】
・<ほとんど聞こえない>(作曲経緯)
・ヴルフ・コーノルト 氏による楽曲解説(各楽章)
 制作:2007年
【演奏】
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ長調Op.125「合唱」(全曲)
カリタ・マッティラ(S) ヴィオレッタ・ウルマーナ(Ms)
トーマス・モーザー(T) トーマス・クヴァストフ(B)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  クラウディオ・アバド(指揮)
収録:2000年5月ベルリン、フィルハーモニー
交響曲の重要なレパートリーを解説と演奏で紹介する新シリーズ。全曲演奏の
映像だけではなく、専門家の洞察力に富んだドキュメンタリーで構成され、視
聴者に分かりやすく、詳しく作品の構造を案内します。
このベートーヴェンの第9はドイツ音楽の権威ヴルフ・コーノルト氏が、作曲
の経緯、楽曲の性格、緻密な分析を行い、詳細な解説を聞くことができます。
を背景に、この名曲の謎を解き明かします。ベーレンライター新校訂譜の採用
などで話題を呼んだアバド&ベルリン・フィルのベートーヴェン全集は、この
2000年の第9番でスタートしました。現代のベートーヴェン演奏を考える上で
重要な役割をする映像です。

20 56158(DVD-Video) \2180
字幕:英、独、仏、西
名曲紹介DVD-ベルリオーズ「幻想交響曲」編
【ドキュメンタリー】
・<野心的な計画>(作曲経緯)
・ヴルフ・コーノルト氏による楽曲解説(各楽章)
 制作:2007年
【演奏】
ベルリオーズ:幻想交響曲-ひとりの芸術家の生活のエピソード 作品14 (全曲)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)
収録:2001年5月1日イスタンブール、聖イレーネ聖堂(ライヴ)
交響曲の重要なレパートリーを解説と演奏で紹介する新シリーズ。全曲演奏の
映像だけではなく、専門家の洞察力に富んだドキュメンタリーで構成され、視
聴者に分かりやすく、詳しく作品の構造を案内します。
このベルリオーズの幻想交響曲はヴルフ・コーノルト氏が、作曲の経緯、楽曲
の性格、緻密な分析を行い、詳細な解説を聞くことができます。演奏は2001年
のベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート。古都イスタンブールにある美
しい聖イレーネ博物館で行われ、豊かな響きと、ヤンソンスのダイナミックな
演奏を高音質、高画質で楽しむ事ができます。

20 56058(DVD-Video) \2180
字幕:英、独、仏、西
名曲紹介DVD-ハイドン「驚愕」編
【ドキュメンタリー】
・<鳥撃ちの発砲>(作曲経緯)
・ロバート・レヴィン氏による楽曲解説(各楽章)
制作:2007年
【演奏】
ハイドン:交響曲第94番ト長調 Hob.I-94「驚愕」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)
収録:2001年5月1日イスタンブール、聖イレーネ聖堂(ライヴ)
交響曲の重要なレパートリーを解説と演奏で紹介する新シリーズ。全曲演奏の
映像だけではなく、専門家の洞察力に富んだドキュメンタリーで構成され、視
聴者に分かりやすく、詳しく作品の構造を案内します。
このハイドンの交響曲第94番は音楽評論家でピアニストでもあるロバート・レ
ヴィン氏が、作曲の経緯、楽曲の性格、緻密な分析を行い、詳細な解説を聞く
ことができます。ハイドンの交響曲の中でも親しみやすく完成度の高い作品。
ヤンソンス&ベルリン・フィルの簡潔かつ的確なアプローチで味わい深い演奏
を聴かせています。




<LABORIE>
LC 09 \2280
「ロマンチックなバラード」
ヨハン・ベンヤミン・グロス(1809-1848):作品集(全曲世界初録音)
(1)チェロ・ソナタ ロ短調 op.7
(2)薬屋の主人は恋がたき(詩:グルッペ)op.35-3
(3)フリードリッヒ・バルバロッサ(詩:リュッケルト)op.35-5
(4)バラード op.26-4
(5)愛のかなしみ(詩:ハイネ)op.35-4
(6)ヘブライの歌より(詩:バイロン)op.35-6
(7)チェロとピアノのためのセレナーデ ハ長調 op.32
(8)第3集より(詩:リュッケルト)op.35-1
(9)弦楽四重奏曲 ヘ短調 op.37-3
金子陽子(ピアノ/ウィーン製1838年頃のフォルテピアノ”グロス”)
ミヒャエル・ダーメン(バリトン)
クリストフ・コワン
(チェロ/1720年頃製アレッサンドロ・ガリアーノ製のチェロ)
モザイク弦楽四重奏団
(エーリヒ・ヘーバルト、アンドレア・ビショッフ、アニタ・ミッテラー、
クリストフ・コワン)
録音:2009年9月
チェリスト、そして作曲家として19世紀の重要な人物、ベンヤミン・グロスの
作品集。音楽史や事典で彼のことが扱われることはほとんどありませんが、43
の主にチェロのための作品(4つのチェロ協奏曲、ソナタ1曲ほか)、4つの弦楽
四重奏曲や何曲かの歌曲をのこしています。ベルリン、そしてライプツィヒで
チェロ奏者として活躍しながら、メンデルスゾーン、シューマン、クララ・
シューマンらと一緒にロマン派の渦の中心点にいました。クララ・シューマン
とは自作のソナタを共演したことがあるといいます。1848年に教師・チェロ奏
者として活躍したサンクト・ペテルブクルクの地でコレラにかかり客死しまし
た。作品はどれもロマン派ならではの抒情と情熱に満ちたもの。チェロ・ソナ
タ ロ短調ではコワンが渋く滋味あふれる音色で旋律をうたい、金子のピアノ
が熱く華麗にコワンの奏でる旋律を彩ります。歌曲でも、詩の魅力が存分に活
きた曲作りが見事。弦楽四重奏曲では濃厚メロディと熱を帯びた和声、ロマン
の魅力に溢れています。モザイク・クヮルテットの熟練のアンサンブルが光り
ます。

LC 12 \2280
(1)フェリシアン・ダヴィッド(1810-76):ピアノ三重奏曲第1番 変ホ長調
(2)ヴュータン(1820-1881):夜(チェロとピアノのための)
ダヴィッド:(3)パンセ(ピアノのためメロディ・ワルツ)
(4)ラ・キャプリス(チェロとピアノのための)
(5)フィリップ・ムザール(1792-1859):
ララ・ルークのワルツ(ダヴィッドのオペラ・コミックより)
(6)セバスティアン・リー(1805-1887):エルキュラヌムの思い出
ダヴィッド:(7)不在(ピアノのための無言歌)
(8)弦楽四重奏曲第3番 ニ短調
(9)思い出(チェロとピアノのためのメロディ)
クリストフ・コワン(チェロ)
モザイク弦楽四重奏団
(エーリヒ・ヘーバルト、アンドレア・ビショッフ、アニタ・ミッテラー、
クリストフ・コワン)
アンサンブル・バロック・ドゥ・リモージュ
【ジャン=ジャック・ドゥーンキ(エラール・ピアノ/(1)(2)(3)(5)(7)、
ピアニーノ/(4)(6)(9)&アンドレ・ガベッタ(Vn)、
クリストフ・コワン(チェロ)】
録音:2010年5月&10月
フェリシアン・ダヴィッド(1810-76)は、サン=シモン主義(19世紀前後)の運
動に深くかかわり、産業階級と女性の地位向上に努めた人物として知られてい
ます。ダヴィッドの作品というと、サザーランドによる歌曲録音や、いくつか
のコロラトゥーラ・ソプラノのアリアなどの声楽作品が比較的知られているで
しょう。音楽史家たちはダヴィッドのことを語るときに、ベルリオーズの名前
をしばしば出します。この二人はお互いの作品のことは知っていましたし、ベ
ルリオーズはダヴィッドの作品についての文章を残しその魅力についても認め
ていましたが、彼らは直接の知り合いではありませんでした。ダヴィッドは中
東に渡ったことがあり、そこで出会った独特の打楽器に魅了されたといいます。
ここに収められているような比較的小編成の作品も多く残しています。同時に
収められているのはすべてダヴィッドと同時代のフランスで活躍した作曲家た
ちによるもので、当時のフランスの薫りに満ちた1枚となっています。珍しい
作品、そして珍しいピアニーノの楽器の音色をご堪能下さい。




<Alba>
ABCD 317 \1980
サクソフォーン・ロマンス
ユーリウス・ヤコブセン:ワルツ・スケルツァンド
デューク・エリントン/ビリー・ストレイホーン:スタークロスト・ラヴァーズ
ジョージ・ド・ゴジンスキー:ロマンティックな小品
リッカルド・ドリゴ:ブリエッタ・ワルツ
ビリー・ストレイホーン:チェルシー・ブリッジ
アーサー・ボーンシャイン:抒情的な幻影
ギュンター・バハナー:ヘカトン
デューク・エリントン:プレリュード・トゥ・ア・キス
エルンスト・フィッシャー:夕陽の微かな光のなかに
グスタフ・リントナー:ヴァルス・カプリース
デューク・エリントン/ジョン・ハール、ジョン・レネハン編:
サルトリー・サンセット
オッリ=ペッカ・トゥオミサロ(Sax) トゥオミサロのオーケストラ
オッリ=ペッカ・トゥオミサロ(1970-)は、シベリウス・アカデミーのペッカ
・サヴィヨキに下で学び、現在、アカデミーの博士課程で研究をつづけながら、
サクソフォーン奏者として国内外で積極的な演奏活動を行っています。現代
フィンランドの作品を集めた「アベニュー」(ABCD275)につづく、このアルバ
ム「サクソフォーン・ロマンス」では、一転、親しみやすい音楽を中心とする
プログラムを演奏しています。
デューク・エリントンの「スタークロスト・ラヴァーズ」、「プレリュード・
トゥ・ア・キス」、「サルトリー・サンセット」を収録。デューク・エリント
ンらしい上品かつ官能的な少しけだるい美しいメロディー満載の名曲です。
「スタークロスト・ラヴァーズ」は村上春樹の小説「国境の南、太陽の西」に
も登場する曲で、“幸薄き恋人たち”というタイトル通り寂しく悲しい曲で
サックスの甘く切ない音色にピッタリの作品です。
トゥオミサロのオーケストラに参加するのはフィンランド音楽界のフロンティ
アで活躍するプレーヤーたち。エリントンの曲では、ピアノのリスト=マッ
ティ・マリン、ベースのヴェサ・オヤニエミ、ドラムズのミッコ・アルリンの
トリオが、トゥオミサロと一緒にスウィングします。

ABCD 318(SACD-Hybrid) \1980
ジャン=フィリップ・ラモー:コンセール・クラヴサン曲集(1741)
コンセール第1番、コンセール第2番、コンセール第3番、コンセール第4番、
コンセール第5番
アーポ・ハッキネン(ハープシコード) ペトリ・タピオ・マトソン(Vn) 
ミッコ・ペルコラ(Gamb)
バロック期のフランス、もっとも高雅な音楽を書いたひとり、ジャン=フィ
リップ・ラモーが残した唯一の室内楽作品、5組のコンセールからなる「アン
サンブルのための」クラヴサン曲集。1741年に出版されたこの曲集は、彼が舞
台のための音楽を手がける以前に作曲した《クラヴサン曲集》3巻や《新クラ
ヴサン曲集》を「懐かしい想いとともに振りかえるような」(シルヴィ・ブイッ
スー)趣をもち、オペラの作曲を重ねながら到達した円熟したスタイルを反映
する作品群とみなされています。イタリアのトリオソナタと異なりハープシ
コードがソロ楽器として魅力をいっぱいに振りまく「コンセール」の音楽。
この新しい録音でハープシコードを弾くのは、アーポ・ハッキネン(1976-)
です。ヴァイオリンのペトリ・タピオ・マトソンは、フィンランド・バロッ
ク管弦楽団コンサートマスター(1999-2006)を経て、2009年2月からバロック
アンサンブル、オーパスX Opus X の芸術監督。ヴィオラダガンバを弾くミッ
コ・ペルコラは、シベリウス・アカデミーとハーグの王立音楽院で学んだ後、
異なる分野のアーティストと積極的な創作活動を行っています。今日のフィ
ンランドでもっとも才能のあるバロック音楽家の集まったアンサンブルです。




<harmonia mundi>
HMU 807556(SACD-Hybrid) \2500
SOUND THE BELLS!
アメリカのブラス音楽新録音集
ジョン・T・ウィリアムズ(b.1932):
サウンド・ザ・ベルズ!(1993)/祝典のためのファンファーレ(1980)/
マストを上げろ!(1992)
マイケル・ティルソン・トーマス(b.1944):ストリート・ソング(1988/1996)
モートン・ローリゼン(b.1943):ブラス六重奏のためのファンファーレ/
おお何たる神秘(1994/2001)
ブルース・ブロートン(b.1945):
ファンファーレ、マーチ、賛歌&フィナーレ(2002)
ケヴィン・プッツ(b.1972):ブラスのためのエレジー(2009)
スコット・ヘルツィク(b.1962):スパイラルズ(2005)
【ザ・ベイ・ブラス】
トランペット/デイヴィッド・バークハルト、ジェームス・ドゥーリー、
グレン・フィッシュタール、ラルフ・ワーグナー
ホルン/ジョナサン・リング、ブルース・ロバーツ、ロバート・ワード、
キンバリー・ライト
トロンボーン:ジェフリー・ブディン、ジョン・エンゲルク、
マーク・ローレンス、ポール・ウェルカマー
チューバ:ペーター・ワールハフティヒ
客演/トランペット:ジェフ・ビアンカラーナ、ケール・カミングス、
マーク・イノウエ、ジョン・キング
ホルン:クリス・クーパー、ダグ・ハル、ジェシカ・ヴァレリ
打楽器:ヴィクター・アヴディエンコ、レイモンド・フレーリッヒ、
トム・ヘンプヒル、デイヴィッド・ヘルベルト、
アルトゥール・ストーチ、ジェームズ・ウィアット
ハープ:ダグ・リオット
ピアノ:マーク・シャピロ
録音:2004、2007、2009年
ハルモニアムンディから珍しい、ブラスものの登場です。ザ・ベイ・ブラスは
サンフランシスコ交響楽団、同バレエ団、同歌劇場などで活躍する奏者たちに
よって結成されたグループ。密度のつまった音色、どこまでもまろやかな音色
が持ち味の彼らの演奏で、アメリカ発、パワーと美しさに満ちた新曲を楽しむ
1枚。録音も素晴しく、オーディオ的にも非常にたのしめます。ティルソン・
トーマスの作品が収録されているのも見逃せません。




<COVIELLO>
COV 61009(SACD-Hybrid) \2350
カローラ・バウクホルト(b.1959):Hellhoerig-耳をすませば
6の演奏家(グループ)による「ノイズ・シンフォニー」
エリック・オーナ(音楽監督)
シルヴィア・ノッパー(S)、トゥルイケ・ファン・デア・ペール(Ms)、
マティアス・ホルン(Br)、ヘレネ・ブガッロ(Pf)、
ケルン打楽器四重奏団、ブル・チェロ三重奏団
録音:2009年1月12-14日
自然界や文明界からの様々な音を楽譜に記し、人の声や楽器の音などで再現し
た作品。作曲したバウクホルトは1959年生まれ、カーゲルに師事した女性作曲
家。舞台で演奏・上演するための作品を創作活動の中心に据えています。この
「耳をすませば」も舞台上演を念頭においた作品で、歌手たちはアシカやヤギ
の鳴き声、エスキモー犬の鳴き声などを模倣します。




<TAHRA>
TAH 716 3枚組 \4600
マーラー:
(1)交響曲第1番「巨人」
(2)交響曲第5番
(3)交響曲第7番「夜の歌」
ヘルマン・シェルヘン(指)
(1)ロイヤル・フィルハーモニックO(1954年9月)
(2)(3)ウィーン国立歌劇場O(1953年7月)
ヘルマン・シェルヘン(1891年6月21日- 1966年6月12日)は生涯を通じて彼の同
時代の音楽(シェーンベルク、ベルク、ウェーベルン、ノーノ、クセナキス、
シュトックハウゼン等々)を積極的に紹介し続けましたが、バッハ、ベートー
ヴェンの他にはとりわけマーラーに情熱を注ぎました。
1914年2月にベルリンで第5を指揮したのを皮切りに最晩年の1966年5月にブレ
ーメンでやはり5番を振り、その一月後に亡くなっています。
生涯の演奏回数:
I(4),II(2),III(13),IV(2),V(22),VI(3),VII(6),VIII(10),IX(17),
X~adagio(10),大地(3),若人(5),亡き子(7).
注目すべきは最も演奏回数の多い5番で当録音、ミラノRAI(1962)、フィラデル
フィア(1964 TAH422廃盤)、仏国立(1965 HMA1955179廃盤)の4回の録音があり
ますが当録音以外はすべて第3,5楽章にカットがあり60分以下の演奏時間です。
カットのないこの演奏はアダージェットが8’58”という快速演奏に対しフィ
ラデルフィア盤は15’12”という史上最長の演奏時間を記録しております。
録音は3曲とも非常に明快!マーラー年を記念する貴重なセットの発売を共ど
もに喜びあいましょう。




<col legno>
WWE 20295 \2380
エドガー・ヴァレーズ(1883-1965):
(1)13人の奏者による打楽器アンサンブルのためのイオニザシオン(6'59)
(2)ソプラノと室内オーケストラのためのオフランド(捧げもの)
(3)9つの木管楽器と打楽器奏者たちのためのハイパープリズム
(4)11の木管楽器と8人の打楽器奏者のためのインテグラル
(5)バス、8つの金管楽器、ピアノ、オルガン、2つのオンド・マルトノと6人の
打楽器奏者のためのエクアトリアル
(6)オーケストラのためのアメリカ
(7)13人の奏者による打楽器アンサンブルのためのイオニザシオン(7'03)
(1)マルティン・グルビンガー(指、Perc)
パーカッシヴ・プラネット・アンサンブル
(2)ジュリー・モファ(Sp)
(2)(3)(4)(5)(7)フランソワ=クサヴィエ・ロート(指)
アンサンブル・モデルン
(5)オットー・カッツァマイアー(Bs)ジャック・チャムケルテン、
トーマス・ブロッホ(ondes Martnenot)
(6)ベルトラン・ド・ビリー(指)ウィーンORF放響
2009年のザルツブルク音楽祭でヴァレーズに捧げられた「コンティネント(大
陸)」シリーズより。
20世紀の音楽には、ふるくはストラヴィンスキーの「兵士の物語」やバルトー
クの「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」をはじめ、ミヨーの「打楽器と
小管弦楽のための協奏曲」、メキシコの音楽家チャベスの「打楽器のための
トッカータ」など、多くの打楽器効果の発揮を考えた作品があるが、ヴァレー
ズの曲は、それよりも徹底的で、むしろ一種の生命主義(ヴァイタリズム)的な
根源から出てきているところに特色がある。(吉田秀和)

WWE 20296 \2380
ヴォルフガング・ミッテラー:
”Stop Playing”-リミックスされた3つのパイプ・オルガン独奏
ヴォルフガング・ミッテラー(org,remixed)
リエンツ、聖アンドレエ教会 アンドレアス・プッツ・オルガン、ウィーン、
聖シュテファン大聖堂 リーガー・オルガン、ケフラッハ、ピーバー教会 
ヴァルター・フォンバンク・オルガン使用。




<naive>
V 5221 \2280
ロッシーニ:アリア集
「湖上の美女」-たくさんの気持ちが
「ウィリアム・テル」-暗い森
「セミラーミデ」-美しい光が
「オテッロ」-柳の根本に腰を下ろし
「チェネレントラ」序曲,悲しみと涙のうちに生まれ
「コリントの包囲」-宿命の時が近づいた
ユリア・レージネヴァ(Ms)
マルク・ミンコフスキ(指)シンフォニア・ヴァルソヴィア
2010年1月、ワルシャワ
今若手のオペラ歌手でもとりわけ注目されている一人がユリア・レージネヴァ。
1989年、ロシアはサハリンのユジノサハリンスク生まれ、つまりはまだ20代は
じめ。2007年、エレナ・オブラスツォワ国際声楽コンクールにおいて優勝して
一躍注目を浴び、翌2008年8月には、ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル
の開幕演奏会のオール・ロッシーニ・コンサートで、アルベルト・ゼッダ指揮
のもと、ファン・ディエゴ・フローレスと共演。またバロック音楽でも活躍し
ており、naiveからは既にヴィヴァルディの「離宮のオットーネ」(OP 30493)
とバッハのミサ曲 ロ短調(V 5145)に参加しています。
そのレージネヴァ、録音時まだ20歳そこそことは思えないほどの実力。高難易
度のロッシーニの音楽、ことに込み入った装飾歌唱を、いとも簡単にサラサラ
と歌い切ってしまう力量には、空恐ろしさを感じてしまうほど。まさにロッシ
ーニにピタリの歌手です。
マルク・ミンコフスキは、バッハのミサ曲でレージネヴァの実力を高く評価し、
今回のアリア集を全面バックアップすることになりました。今回は、ミンコフ
スキのルーツであるポーランドのオーケストラ、シンフォニア・ヴァルソヴィ
ア(ラ・フォル・ジュルネでおなじみ)を指揮しているのも注目です。
ちなみに、Minkowskiはポーランド近辺に由来する姓。フランスにおいては明
らかに異国からもたらされた名前として認知されており、そのため、フランス
の音楽関係者もフランスの放送もすべて「ミンコフスキ」と発音、もちろんご
本人もミンコフスキと名乗っています。日本では時々『本当はマンコフスキと
発音する』と言われたりしますが、それはあくまで冗談、問題なく『ミンコフ
スキ』が正しい発音です。




<SUPRAPHON>
ECT 080(DVD-Video) \2700
字幕:英語
「パヴェル・シュポルツル & ロマノ・スティーロ / ジプシー・ウェイ」
・オープニング
・J.S.バッハ:
ガヴォットとロンド(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV 1006)
・フバイ:おいでよカティ
・ロシア民謡:ロシアン・ファンタジー
・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンOp.20
・ブラームス:ハンガリー舞曲第5番ト短調
・ハチャトゥリアン:剣の舞
・ツィンバロン・ポルカ
・ディニク:ひばり-スメタナ:モルダウ、誠実なる愛
・ジョン・ウィリアムズ:シンドラーのリスト
・ジェリー・ボック:屋根の上のヴァイオリン弾き
・ロシア民謡:ママ
・ヴラディミール・コスマ:ぐうたらバンザイ!(Alexandre le Bienheureux)
・ヴラディミール・コスマ:
片足に黒靴を履いたブロンドの太っちょ
(Le Grand Blond Avec Une Chaussure Noire)
・ジョルジュ・ブーランジェ:ジョーゼット ニ長調
・ジョルジュ・ブーランジェ:わが祈り(Avant de Mourir)
・トランシルヴァニアン・ファンタジー ホ短調
・ジプシー・ソング:ナネ・コチャ
パヴェル・シュポルツル(Vn)
ロマノ・スティーロ
フランティシェク・リゴ父(ツィンバロン) 
ニコラ・シュレーズ(ヴァイオリン) 
ラースロー・オノディ(ヴィオラ、ギター)
ヤーン・リゴ(コントラバス) 
フランティシェク・リゴJr.(ピアノ、ツィンバロン)
収録:2010年6月チェコ、リトミシュル(ライヴ) 制作:チェコTV
チェコ中部、ボヘミア地方の小さな町リトミシュルは、チェコの生んだ偉大な
作曲家スメタナの生地で、1999年にユネスコの世界遺産に登録されたリトミ
シュル城でも知られます。この16世紀に建造されたルネサンス様式によるリト
ミシュル城を会場にして、「プラハの春国際音楽祭」に次いで、チェコ発信の
クラシック音楽を中心としたもっとも名高い音楽祭として知られる「スメタナ
・リトミシュル音楽祭」が毎年開催されています。
チェコ出身で世界的に活躍するパヴェル・シュポルツルが、スロヴァキアの
ツィンバロン・バンド「ロマノ・スティーロ」と共演した映像作品は、2010年
6月中旬、スメタナ・リトミシュル音楽祭期間中に、リトミシュル城の中庭で
おこなわれた野外コンサートの模様をライヴ収録したものです。
同じ顔合わせにより、2008年にプラハでライヴ収録された同名のアルバム
(SU.3951)が話題を集めましたが、こちらはその映像版ともいえるもので、か
なりの部分でプログラムも重なっています。このたびも内容はユニークで、ジ
プシー、ロシア、ハンガリー、ルーマニアのそれぞれの民俗音楽に加えて、サ
ラサーテ、J.S.バッハやハチャトゥリアンのクラシック・レパートリー、さら
には「屋根の上のヴァイオリン弾き」「シンドラーのリスト」といったヴァイ
オリンが印象的に扱われた映画音楽のアレンジものまで、ヴァリエーション豊
富。トレード・マークの「ブルー・ヴァイオリン」を引っ提げて、ジャンルに
とらわれない活動を展開するシュポルツルと、ジプシー・バンドとのコラボは、
聴衆を楽しませることに徹したショーマンシップがみごと。乗りに乗りまくっ
ている様子が映像からも伝わり、音楽の楽しさをストレートに実感させてくれ
ます。

SU 4055 2枚組 \2960
「ヴァーツラフ・フデチェク / ヴァイオリン協奏曲集」
[CD 1]
・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64 *
 収録時期:1974年10月プラハ、ルドルフィヌム(セッション)
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
 収録時期:1980年7月プラハ、ルドルフィヌム(セッション)
[CD 2]
・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
 収録時期:1979年2月プラハ、TJプラハ・スタジオ(セッション)
・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
 収録時期:1976年6月プラハ、ルドルフィヌム(セッション)
ヴァーツラフ・フデチェク(Vn)
イジー・ビエロフラーヴェク(指揮)プラハ交響楽団
ヴァーツラフ・スメターチェク(指揮)プラハ放送交響楽団*
2007年にチェコ共和国大統領より「文化と芸術の領域における功績に対する国
家賞(National Award for Achievement in the Area of Culture and the Arts)」
を表彰されているヴァーツラフ・フデチェクは、チェコを代表するヴァイオリ
ニスト。このアルバムは、フデチェクが22歳から28歳までの間に、Pantonレー
ベルへセッション録音した協奏曲をまとめたものです。
1952年生まれ、プラハ音楽院に学んだフデチェクは、1960年代に入るとまもな
くエリートとしてチェコ国内の活動に止まらず国際的な舞台へと武者修行の旅
に赴きますが、そうこうするうちに1967年11月12日、フデチェクはすでに15歳
になっていましたが、ロイヤル・フィルとの共演でロンドン・デビューを果た
しています。
一日遅れで、フデチェクのことを聞き及んだ、伝説的なヴァイオリニストのダ
ヴィド・オイストラフは、フデチェクの有望なる前途を予言し、彼に教育的援
助を申し出ることになります。こうして、1970年からオイストラフの亡くなる
1974年までの間、フデチェクは生徒として、師でありよき相談相手である偉大
なるヴァイオリニストのもとで学んでいます。
オイストラフにたぐいまれな才能を認められたフデチェクの魅力といえば、や
はり師仕込みの温かく豊かな音色。まぎれもなくロシア楽派の継承者であるこ
とを実感させ、ヴァイオリン音楽の醍醐味をたっぷりと満喫させてくれる、フ
デチェクによる一連の録音は久しく入手できなかったこともあり、ヴァイオリ
ン・ファンにはたまらない内容といえそうです。





<audite>
AU 20012 \1850
ブルーンス:前奏曲 ト長調
スヴェーリンク:「わが青春はすでに過ぎ去り」「パラティーノのやり方で」
ブクステフーデ:トッカータ ニ短調 BuxWV155
ベーム:「イエスよ、汝はいとも美し」
モンス:前奏曲とフーガ ト短調
J.S.バッハ:おお神よ、汝慈愛深き神よ BWV767
同:トッカータ、アダージョとフーガ BWV564
ゲルハルト・グナン(オルガン;リーガー&フリードリヒ制作1991)
録音:1993年10月13-15日、聖マルティン教会、フライブルク
FERMATEレーベルで発売されていた名盤がauditeより復活! ドイツ実力派オル
ガニスト、ゲルハルト・グナンによる珠玉のオルガン作品集。使用オルガンは
1991年に出来たばかりのリーガー&フリードリヒ制作によるもので、フライブル
クの聖マルティン教会になります。このオルガンはコピーという意味ではなく
歴史的な北ドイツオルガンをモデルとし建設されました。非常に明るくバラン
スのとれたオルガンとして知られ、バロック期はもちろん、それ以降の時代の
音楽にも適した名器と言えましょう。ゲルハルト・グナンはトン・コープマン
に師事し宗教音楽、古楽を学びました。バッハ国際コンクール(1988)また、ス
イス・オルガン国際コンクール(1992)に入賞後、ヨーロッパをはじめ各国で演
奏会を成功させております。本録音は1993年、オルガニストとして確固たる地
位を得た年で、若々しくも極めて誠実な演奏と申せましょう。現在、ヨハネス
・グーテンベルク大学にて教会音楽、オルガン科の教授として後進の育成にも
力を注いでおります。(旧品番:FER 20012)

AU 20007 \1850
ヴィヴァルディ:協奏曲ロ短調Op.3-10
パッヘルベル:コラール変奏曲「わが命なるキリスト」
クネヒト:大オルガン・ソナタ ハ長調
モーツァルト:アンダンテ ヘ長調
ムファット:トッカータ第7番
J.S.バッハ:
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト長調BWV1027より
トリオ、コラール「いと高きにある神にのみ栄光あれ」BWV662、
コラール「いと高きにある神にのみ栄光あれ」BWV663、
前奏曲とフーガ イ短調BWV543
ゲルハルト・グナン(オルガン、ガプラー制作)
録音:1992年8月、ヴァインガルテン・バシリカ聖堂
ヴァインガルテン・バシリカ聖堂のガプラー・オルガンは教会内の柱や彫刻な
ど、バロック装飾の中に見事な調和をなすいわば歴史的価値ある芸術的作品で
す。この聖堂に据え付けられたガプラー制作のオルガンは壮麗な聖堂にあった
素晴らしい音色を持っており、名手グナンにより清冽な魅力にあふれた演奏に
なっております。(旧品番:FER 20007)




<ACCENT>
ACC 24225 \2300
ジョヴァンニ・バティスタ・フェリーニ(c.160-1674):
マントヴァの主題による3つの変奏曲
ジローラモ・カヴァッツォーニ(c.1490-1564): リチェルカーレ・プリモ
ジャック・デ・ヴェルト(1535-1596):リチェルカーレ
ジャック・ブリュメル(c.1490-1564):リチェルカーレ
ベルナルディーノ・ロンカリ:マントヴァ
アマンテ・フランツォーニ(c.1575-1630):ゴンザーガ
ジェルマノ・パッラヴィチーノ(c.1545-1610):トッカータ・ラ・ゴンザーガ
フレスコバルディ(1583-1643):
 モニカのアリアによる11のパルティータより第6曲、トッカータ第7番
作曲者不明:希望、バラバン※、バーロ・ディ・マントヴァ※
リウヴェ・タミンガ(オルガン;グラツィアディオ・アンテニャーティ制作
1565a’=462Hz)
※ファビオ・トリコミ(バロック・ヴァイオリン)
録音:2008年11月、聖バーバラ教会 イタリア
イタリア、聖バーバラ教会の歴史的なオルガンを使用して、ルネッサンス時代
の偉大なオルガニストが残した作品を演奏している1枚。ヨーロッパ中ではよく
知られ、今日でもイタリア、オランダなどで歌われている有名で人気のあるメ
ロディーの1つであるマントヴァをもとにフェリーニや作者不明の美しきマント
ヴァが収録されております。これらの曲は17世紀にユダヤ人社会で生まれたと
考えられておりこのアルバムはそういった時代背景も考慮されている内容とな
っております。演奏のリウヴェ・タミンガはイタリアのオルガン音楽のエキス
パートで『カナリア諸島の歴史的オルガン』(ACC 24204)をはじめ数多くのCD
をリリースしております。




<haenssler>
=SWR MUSIC=
94 207 \1350
・ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
 録音:1962年2月5日シュトゥットガルト、ゼンデザール・ヴィラ・ベルク
(放送用セッション・モノラル)
・バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番BB 117, Sz 112
 録音:1967年11月23日シュトゥットガルト、リーダーハレ(ライヴ・ステレオ)
イダ・ヘンデル(Vn)
ハンス・ミュラー=クライ(指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団
SWRアーカイヴのオリジナル・マスターテープより続々と復刻されるイダ・ヘン
デルの協奏曲録音。ブラームス&メンデルスゾーン(94.202)、チャイコフスキー
&ドヴォルザーク(94.205)に次ぐ第3弾は、ハチャトゥリアン(1940年)とバルト
ーク(1937-1938年)と、ほぼ同時期に書かれた20世紀を代表するヴァイオリン協
奏曲の傑作をカップリングしたもので、現状、ヘンデルがセッション録音を残
していないレパートリーという点でも注目の内容となっています。
1928年生まれで、カール・フレッシュとジョルジュ・エネスクに師事し、第2次
大戦後の20代からバリバリ活躍したヘンデルにとって、両作品ともにまだまだ
リアルに同時代の音楽であったわけですが、ほかにもルイージ・ダッラピッコ
ラやアラン・ペッタションの初演も手掛けている事実も示すように、同時代作
品への関心と造詣の深いヘンデルの姿を伝える貴重なドキュメントといえるで
しょう。
これまでのリリース同様に、ヘンデルの良きパートナーであったクライ率いる
オーケストラもきわめて優秀です。





<SUPRAPHON>
SU 4048 3枚組 \4450
「ドヴォルザーク:弦楽四重奏傑作選集 / パノハ四重奏団」
[CD 1]
・弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.51, B 92
 録音:1985年6月プラハ、チェコ・フィルハーモニー合唱団
リハーサル・ホール(セッション)
・弦楽四重奏曲第11番ハ長調Op.61, B 121
 録音:1995年12月プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション)
[CD 2]
・弦楽四重奏のための「糸杉」B 152
 録音:1992年11月、1993年1月プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション)
・弦楽四重奏曲第12番ヘ長調Op.96, B 179「アメリカ」
 録音:1994年12月プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション)
[CD 3]
・弦楽四重奏曲第13番ト長調Op.106, B 192
 録音:1984年11月プラハ、チェコ・フィルハーモニー合唱団
リハーサル・ホール(セッション)
・弦楽四重奏曲第14番変イ長調Op.105, B 193
 録音:1983年10月プラハ、ルドルフィヌム(セッション)
パノハ四重奏団
もともとヴィオラ奏者であったドヴォルザークは室内楽に強い関心を寄せ
ていて、創作活動のほぼ全般に亘りずっと室内楽作品を作曲し続けました。
なかでも弦楽四重奏については最多の15曲を残していますが、ここに収め
られた6曲は「アメリカ」というタイトルで親しまれている第12番をはじめ、
そのなかでも、とくにうつくしく、独創性に富んだもの。結成以来40年以
上のキャリアを誇るパノハ四重奏団が完成させた弦楽四重奏曲全集
(SU.3815)から編まれた当セットは、素直にその魅力を伝えるという点で
広くお薦めできる内容となっています。





<KII>
KKC-5125/6 2枚組 \3000
[MIRARE]
MIR 128
輸入盤・日本語解説書付
J.S.バッハ:
(1)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001
(2)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
(3)同第2番ニ短調 BWV1004
レーガー:
(4)前奏曲とフーガ ト短調Op.117の2
(5)同ロ短調 Op.117の1
(6)同ト短調Op.117の4「シャコンヌ」
庄司紗矢香(ヴァイオリン)
録音:2010年8月28‐31日/イエスの子聖堂
1999年、16歳でパガニーニ国際コンクールに最年少で優勝して以来、世界
の注目を集めてきた庄司紗矢香、期待のバッハ無伴奏に挑戦です。このア
ルバムの特徴は、バッハ作品を規範にして作られたレーガーの無伴奏作品
を、調性と形式の共通するものを並べて収録していること。庄司は抜群の
テクニックと明るい音色で熱演を展開、驚くべき深みを表現しています。
使用楽器が、往年の名手エルマンの愛器だったストラディヴァリウスなの
も興味津々です。

KKC-5127 \2800
[Dynamic]
CDS 654
輸入盤・日本語解説書付
プロコフィエフ:
(1)ヴァイオリンソナタ第1番ヘ短調 Op.80
(2)同第2番ニ長調 Op.94a
(3)5つのメロディ Op.35bis
パヴェル・ベルマン(ヴァイオリン)、
ヴァルダン・マミコニヤン(ピアノ)
録音:2009年12月20、21日/グルッポ24オーレ講堂(ミラノ)
1970年生まれのヴァイオリニスト、パヴェル・ベルマン。伝説のヴィルトゥ
オーゾ、ラーザリ・ベルマンの息子で父子共演もありますが、父の愛弟子
マミコニヤンとの共演で、プロコフィエフのヴァイオリンとピアノのため
の作品全集を待望の新録音。鮮烈なテクニックと豊かな情感、父親ゆずり
のようなダイナミックな表現など巨匠の風格。1716年製ストラディヴァリ
ウスの銘器「ペルティエ」の芳醇な音もたっぷり味わえます。

KKC-5128 \2800
[naive]
V 5215
輸入盤・日本語解説書付
ショパン:
(1)バラード第1番ト短調 Op.23
(2)同第2番ヘ長調 Op.38
(3)同第3番変イ長調 Op.47
(4)同第4番ヘ短調 Op.52
(5)ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
リーズ・ドゥ・ラ・サール(Pf)
録音:2009年9月(協奏曲)ライヴ、2010年2月(バラード)セッション
ロシアの血を引くフランスのピアニスト、リーズ・ドゥ・ラ・サール。
14歳でCDデビューした彼女も今や20歳を超え、ショパンに挑戦。オシャレ
で若々しいショパンの魅力を堪能させてくれますが、単にそれにとどまら
ず、華やかさに隠された孤独、悲しみといった陰影も見事に表現。驚くべ
き音楽家に成長を続けるリーズ、現在最注目の若手のひとりと申せましょう。

KKC-5132 \3000
[harmonia mundi France]
HMC 902059
輸入盤・日本語解説書付
J.S.バッハ
(1)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
(2)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
(3)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
録音:2009年9月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
若々しさと円熟の両方を兼ね備える現在のイザベル・ファウスト。その彼
女が待望のバッハ、無伴奏パルティータとソナタに挑戦しました。ドイツ
・ヴァイオリン楽派の伝統に添いながらも、驚くほど自然で柔らか。さら
に舞曲としてのリズムも尊重しているので、自然に体が動いてしまうほど。
既存のシャコンヌ観を覆す、新鮮の極みの演奏をお楽しみいただけます。





<Classic Concert Records>
新レーベルのご紹介
ザルツブルクで室内楽、アンサンブルを積極的に録音し続けているレーベ
ル。特筆すべきはマリンバの名盤がひしめいていることで神谷百子、
内山詠美子、ボグダン・バカヌ、カテジナ・ミツカたちの録音があります。
モーツァルト少年合唱団も聴きもの。

CCR 62068 \1980
日本語解説付き
神谷百子-Pieces of Peace
村松崇継:(1)満開の木漏れ日、(2)スピリット、(3)光の幻影
竹島悟史:(4)手紙、(5)いちばん好きな椅子、(6)1杯のコーヒー、
(7)あなたへレノン/マッカートニー(菅原拓馬 編):(8)ブラックバード
喜多形寛丈:(9)HATO-OTO(ハトオト)
吉松隆:(10)アトム・ハーツ・クラブ・デュオ
マーク・フォード:(11)ウェリントン
神谷百子(マリンバ)、ボグダン・バカヌ((3)(10)マリンバ)
音楽を通して、何を表現して行きたいか、音楽を通して何が出来るか、を
日々模索する中、近年、作曲家の方々に「何らかの形で Love and Peace
をテーマに取り入れた作品(アレンジ作品でも)」を委嘱させて頂いていま
す。Pieces of Peace と名付けたこのプロジェクトを、今後もライフワー
クとして続けて行き、そこから何か発展させて行くことが出来ればと願っ
ています。(2011年 神谷百子 )

CCR 62049 \1980
(1)内山詠美子:タンカの世界
(2)トーマツ・アーノルド:闇夜の明るい光
(3)三善晃:リップル-ソロマリンバのための
(4)ヴラディーミル・ペトロフ:ミスター・ノーネム
(5)末吉保雄:ミラージュ-ソロマリンバのための
(6)レーンコ:別れの詞
(7)安倍圭子:
ザ・ウェーブ インプレッションズ-マリンバソロと2つのパーカッション
のための
内山詠美子(マリンバ)
マヌエル・ホーフシュテッター、ヴラディーミル・ペトロフ((7)Perc)

CCR 62006 \1980
J.S.バッハ:
(1)マリンバ協奏曲 ハ短調BWV 1060
(2)マリンバ協奏曲 ハ長調BWV 1061
(3)マリンバ協奏曲 ハ短調BWV 1062
ペーター・ザードロ(指揮)
ウェイヴ・カルテット
(ボグダン・バカヌ、内山詠美子、ヴラディーミル・ペトロフ、
クリストフ・ズィーツェン マリンバ)

CCR 62002 \1980
J.S.バッハ:
(1)マリンバ協奏曲 ニ短調BWV1052
(2)マリンバ協奏曲 ニ長調BWV1054
(3)マリンバ協奏曲 ヘ短調BWV1056
ボグダン・バカヌ、カテジナ・ミツカ(マリンバ)
ブカレスト国立放響



<BIS>
BIS SA 1881(SACD-Hybrid) \2500
(SACD Hybrid)
J.S.バッハ:カンタータ全集Vol.48
(1)第34番「おお永遠の炎、おお愛の源よ」BWV34
(2)第117番「讃美と栄光が至高の善にあれ」BWV117
(3)第98番「神がなすのは恵みに満ちた御業」BWV98
(4)第120番「神よ、シオンにて、安らかにあなたを讃美し」BWV120
ハナ・ブラシコヴァ(Sop)、ロビン・ブレイズ(A)、水越啓(Ten)、
ペーター・コーイ(Bs)、
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
[録音:2010年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル]
BCJのカンタータ48巻は、1720年代後半に作られたと推測されるものの、
資料のきちんと現存しない4作品をとりあげています。いずれも祝祭的で
明るく、美しいアリアを含んでいるのが特徴。ブレイズ、ブラシコヴァの
美声をたっぷり堪能できます。鈴木雅明の指揮はますます円熟を深め、
魔術的な凄さとなっています。

BIS SA 1852(SACD-Hybrid) \2500
ブルッフ:
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26
(2)ロマンス ヘ長調 Op.85(ヴァイオリン版)
(3)弦楽五重奏曲イ短調(遺作)
ワジム・グルズマン(Vn)、
アンドルー・リットン(指)
ベルゲン・フィル、サンディス・シテインベルグス(Vn)、
マキシム・リサーノフ、イルゼ・クリャーヴァ(Va)、
レイニス・ビルズニェクス(Vc)
[録音:2009年10月/グリーグ・ホール(ベルゲン)(1)(2)、9月
/ノルトキルヒェン城(ヴェストファーレン)(3)]
BISから次々と新録音を送り出すグルズマン、最新盤はブルッフ作品集。
甘美な協奏曲第1番をグルズマンならではの陶酔的な演奏で楽しめます。
オリジナルがヴィオラと管弦楽のための「ロマンス」は作曲者自編のヴァ
イオリン版による演奏。さらに遺作の弦楽五重奏曲を話題のヴィオラ奏者
リサーノフやラトヴィアの若手たちと組んだ最強五重奏団で披露。1918年
の作とは思えぬロマンにあふれています。

BIS SA 1749(SACD-Hybrid) \2500
ペーテル・マッテイ:バリトン・アリア集
(1)モーツァルト:
「シャンパンの歌」「半分はこっちへ」-ドン・ジョヴァンニ/
「もう訴訟に勝っただと」-フィガロの結婚/演奏会用アリア
「彼に目を向けたまえ」K.584
(2)チャイコフスキー:「あれがあのタチヤナ」
「あなたは手紙をくれた」-エフゲニー・オネーギン/
「あなたを愛しています」-スペードの女王
(3)ワーグナー:「この貴きまどいを」「夕星の歌」-タンホイザー
(4)グノー:「この土地を去る前に」-ファウスト
(5)ロッシーニ:「私は町のなんでも屋」-セビリャの理髪師
(6)ヴェルディ:「私だよ、カルロ」-ドン・カルロ
(7)ブリテン:「見ろ、船窓から月光が」-ビリー・バッド
ペーテル・マッテイ(Br)、
ローレンス・レネス(指)
ロイヤル・ストックホルム・フィル
[録音:2008年11月、2009年3月、2010年10月/
ストックホルム・コンサートホール]
1965年生まれ、今日最高のバリトン歌手のひとりペーテル・マッテイ待望
のアリア集。これまでなかったのが不思議で、要望の声が非常多かったと
言われます。すべて得意な作品ばかりですが、もともとモーツァルトで注
目されたマッティのフィガロの伯爵役がさすがに白眉。魅力を存分に堪能
できます。

BIS 1488/90 6枚組 \7140
テレマン:リコーダー音楽大集成
(1)12の幻想曲TWV40:2-13/(2)通奏低音なしの6つのソナタTWV40:101-106
/(3)二重奏曲(ソナタTWV40:107/(4)二重奏による6つのソナTWV40:
118-123/(5)二重奏曲第2巻TWV124-129/(6)通奏低音付8つのソナタ/
(7)通奏低音付2つのソナチネ/(8)リコーダー、ファゴットのための協奏曲
TWV52:F1/(9)2つのリコーダーのための協奏曲TWV52:B1/(10)リコーダー
とヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲TWV52:al/(11)2つのリコーダー
のための協奏曲TWV52:a2/(12)リコーダーとフルートのための協奏曲
TWV52:e1/(13)リコーダーと弦楽のための組曲イ短調TWV55:a2/
(14)リコーダー協奏曲ハ長調TWV51:C1/(15)リコーダー協奏曲ヘ長調
TWV51:F1
クラース・ペーション、ダン・ラウリン(Rec)、
マイケル・マックロー (バロック・ファゴット)、
ペネロペ・エヴィソン (トラヴェルソ)、
ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル、
ミーメ・ヤマヒロ・ブリンクマン(Vc)、
オラフ・ラーション(Gamba)、鎌田真由美(チェンバロ)
[録音:1982年‐2008年/スウェーデン]
生前は大バッハやヘンデル以上に人気があったというテレマン。たしかに
人好きするメロディと親しみやすさは独特の魅力と申せましょう。そのテ
レマンが生涯力を注いだリコーダーのための作品を集大成しました。テレ
マンはリコーダーの機能と魅力を熟知しており、いずれも名人芸と心地よ
い響きに満ちたものばかり。演奏はペーションとラウリンというスウェー
デンの名手。このレベルで聴くことができるのは奇跡で、さらに超お買い
得価格もあいまり、各家庭に1セットは備えたいアルバムとなっています。




<Proprio>
PRO 0110 ¥2280
ある芸術家に
子守歌
ある芸術家に
黄昏に
スヴェン・ヘルルフセンの言葉
ワルツ 作品1-3(ピアノソロのための)
アンナの歌(Annas sangor)
-第4曲「ねえ、盗んだのが誰なのか、おまえに言えるかしら
第3曲「少女は草地で野いちごを摘み
露にぬれた花よ
わたしの大きな苦しみから
秘密の花園
わが心 
冬の夕べ
黄昏どきの夢作品1-1(ピアノソロのための) 
ヴェスレモイ
途方に暮れて
冬の嵐
愛の歌(エロティク)作品1-2(ピアノソロのための)

巷に雨が降るごとく
暗く果てない眠り
スケルツィーノ作品1-4 
牧場で

憂鬱の小鳥
死んでしまった感覚
この世に
トーヴェ・トレスダール(メッツォソプラノ) 
ペール・アルネ・フランセン(ピアノ) イングリ・アンスネス(ピアノ)
録音:2010年8月 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
制作 モッテン・リンドベルグ(2L)  録音 ベアトリス・ユハンネセン
アガーテ・バッケル・グロンダールとともに第二次世界大戦前の世代を代表
するノルウェーの女性作曲家、パウリーネ・ハル Pauline Hall(1890-1969)。
音楽批評家、作家、音楽書翻訳家としても活動。国際現代音楽協会(ISCM)の
ノルウェー支部会長を23年に渡って務め、歌曲、ピアノ曲、室内楽曲、管弦
楽曲、劇音楽のジャンルに作品を残しました。代表作に挙げられる管弦楽の
ための《ヴェルレーヌ組曲》と劇音楽《ユリウス・カエサル》組曲が Simax
の "Norway in Music" の1枚としてリリースされています(PSC 3105)。ハル
の書いた歌曲は約50曲。『ある芸術家に』には、ガルボルグ Arne Garborg
(1851-1924)、ブー・ベリマン Bo Bergman(1869-1967)、ヤコブセン Jens
Peter Jacobsen(1847-1885)、ハイネ Heinrich Heine(1797-1856)、モルゲ
ンシュテルン Christian Morgenstern(1871-1914)、ヴェルレーヌ Paul
Verlaine(1844-1896)をはじめとするノルウェー、スウェーデン、デンマー
ク、ドイツ、フランスの詩をテクストとする抒情と内省の歌が22曲収録され
ました。1920年代に初演され好評だったもの、出版されなかったせいで忘れ
られてしまっていた作品です。ノルウェー国立図書館所蔵の手稿譜がこの演
奏のために使われました。メッツォソプラノのトーヴェ・トレスダール
Tove Tr?sdal とピアノで共演するペール・アルネ・フランセン Per Arne
Frantzen、作品1のピアノ曲を弾くイングリ・アンスネス Ingri Andsnes
(1978-)。歌心のある素晴らしい音楽家たちです。アルバムの制作は 2L
(Lindberg Lyd)のモッテン・リンドベルグ Morten Lindberg が担当。優れ
た録音で知られる 2L レーベルと同じクオリティの録音が、ソフィエンベル
グ教会で行われたセッションの "楽興の時" を伝えてくれます。




<Telos>
TLS 062 2枚組 ¥3960
エネスコ:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調
ヴァイオリン・ソナタ第2番へ短調
ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調「ルーマニアの民俗風に」
幼年時代の印象Op.28
ヴァイオリン・ソナタ断章「トルソ」 イ短調(1911)
ヴィオラとピアノのための演奏会用小品
ローラン・アルブレヒト・ボロイニンガー(ヴァイオリン/ヴィオラ)
トーマス・デュース(ピアノ)
録音:2003年2月、2005年1月
クライスラー、ティボーなどとともに20世紀を代表するルーマニア生まれの
ヴァイオリニスト、ジョルジュ・エネスコが作曲したヴァイオリンそしてヴィ
オラのための作品集です。エネスコの作品はルーマニアの民俗音楽に影響さ
れ、民俗的要素を取り入れ、特にヴァイオリン・ソナタ第3番「ルーマニアの
民俗風に」などでは微分音を多用しエネスコ独特の世界に引き込まれます。
演奏のアルブレヒト・ブロイニンガーは1997年のエリザベート王妃国際音楽
コンクールで第2位を受賞した経歴をもつヴァイオリニストで、ヨーロッパー
を中心に演奏活動を積極的におこなっております。




<MIRARE>
MIR 131 ¥2500
ブラームス:ピアノ作品集
創作主題による変奏曲Op.21-1、8つのピアノ小品 Op. 76、
2つのラプソディー Op.79、3つのインテルメッツォ Op.117
アダム・ラルーム(P)
録音:2010年11月2-5日
2009年9月に行われたクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝者として
注目を集めている期待の若手ピアニスト、アダム・ラルーム。ラ・ロック・
ダンテロン国際ピアノ、ピアノ・オ・ジャコバン、ヴェルビエ音楽祭、ルー
ル・ピアノ・フェスティヴァルなど世界の名高い音楽祭で演奏し、昨年の
日本のラ・フォル・ジュルネ音楽祭にも出演、もちろん2011年のラ・フォル
・ジュルネにもこのブラームスのプログラムを携えて来日します。
アダム・ラルームは、ブラームスの秘められた情念や葛藤を包み込むような
優しい情感溢れる演奏。特に2つのラプソディーでは、音の強弱、濃淡をはっ
きりとさせ、微細で美しい旋律線を奏でています。




<Coviello>
COV 51101 2枚組 ¥4600
ブラームス:三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 Op.8、ピアノ三重奏曲第2番 ハ長調 Op.87、
ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.101、
ホルン三重奏曲 変ホ長調Op.40、クラリネット三重奏曲 Op.114
ヴィラ・ムジカのソリストたち
【ニコラス・チュマチェンコ(Vn)マーティン・オステルターグ(Vc)
カッレ・ランダル(P)
ウルフ・ローデンホイザー(Cl)フランク・ロイド(Hrn)】
録音:2010年3月、4月バーデン・バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
ブラームスの三重奏全曲集。名作揃いのブラームスの室内楽のなかでも特に
三重奏曲は特別な音の魅力が詰まっています。ピアノ三重奏曲はブラームス
の若々しい情熱迸る瑞々しい第1番、ブラームスらしい重厚さと円熟期の匠
の技光る第2、3番の傑作。ホルンとクラリネットの三重奏曲は個々の楽器の
響きがうまく溶け合い、渋味のある格別の雰囲気を出しています。
ヴィラ・ムジカは1986年にドイツ西部のラインラント・プファルツ州が設立
した室内楽のための特殊教育財団で、ヨーロッパ中から才能ある若い演奏家
が集まり、年間150のコンサートを組織しています。このアルバムでは、ヴァ
イオリンのニコラス・チュマチェンコをはじめ、ベルリン・フィル、バイエ
ルン放響のクラリネット奏者でもあったウルフ・ローデンホイザー、ホルン
はロイヤル・スコティッシュ管の首席奏者、ロイヤル・フィルの奏者として
活躍していたイギリスの名手フランク・ロイドなど財団から厚い信頼を得て
若手を育成している演奏家が集まり録音しています。




<naive>
V 5209 ¥2280
ドビュッシー:
3つの歌曲(海はさらに美しく、角笛の音は悲しく、垣根のつらなり)
デュパルク:ギャロップ、ラメント、悲歌、前世
サン=サーンス:墓地で、渦巻き(ペルシアの歌より)
シャブリエ:幸福の島、ジャンヌのための歌、ジャンヌのための歌、蝉
アーン:ぶどう収穫期の3日、郊外の墓地
ラヴェル:博物誌(くじゃく、こおろぎ、白鳥、かわせみ、ほろほろ鳥)
ドビュッシー:フランソワ・ヴィヨンの3つのバラード
ステファン・ドゥグー(バリトン)、エレーヌ・リュカ(ピアノ)
録音:2010年7月
ラトル指揮の「ペレアスとメリザンド」(メトロポリタン・オペラ)でも絶賛
された、今世界が注目するバリトン、ステファン・ドゥグーによるフランス
歌曲集。非常に端正で言葉がくっきりとした彼の歌唱スタイルは、ネイティ
ヴということもあってまさにフランス歌曲むきといえるでしょう。サン=サ
ーンスの「渦巻き」などはピアノも無窮動的な難曲ですが、音楽院時代から
共演を重ねるお互いを知りつくしたピアニスト、エレーヌ・リュカのピアノ
とともに、動き回る風を見事に表現しています。ドビュッシーのフランソワ
・ヴィヨンの3つのバラードでも、エスプリに満ちた世界を展開しています。
フランス歌曲の粋が詰まった魅力的な1枚です。

V 5257 ¥2280
VITA-モンテヴェルディ_シェルシ
モンテヴェルディ:
麗しいアンジョレッタが、セネカよ死ぬなかれ、
他の者は愛の神について歌えばよい、天と地と風が沈黙し、
タンクレディとクロリンダの戦い(抜粋)
シェルシ:TriphonII、TriphonIII、Dithome、YgghurI
ソニア・ヴィーダー=アサートン(Vc)
サラ・イアンク、マチュー・ルジュンヌ(Vc)
録音:2010年9、10月
モンテヴェルディより以前の時代、声楽曲は、ポリフォニーの技法を追求す
ることが重視され、歌詞はその下のレベルのもの、とされていました。モン
テヴェルディは、それとは逆に、歌詞の内容や表現に沿って音楽をつくるこ
とを重要視しました。歌詞の内容に即して作曲されたマドリガル集の楽曲は、
しかし、歌詞無しのチェロで聴いても説得力満点、劇的な熱さに満ちてい
ます。アサートンの巧みな語り口によって、モンテヴェルディのマドリガル
が新しい魅力をもって甦りました。組み合わされたシェルシ作品でもアサー
トンは実に雄弁です。



<DYNAMIC>
CDS 628 2枚組 ¥3780
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」
ミカエラ・カロージ(S アドリアーナ・ルクヴルール)
マルセロ・アルヴァレス(T マウリツィオ)
マリアンネ・コルネッティ(Ms ブイヨン公爵夫人)
アルフォンソ・アントニオッツィ(Br ミショネ)
シモーネ・デル・サヴィオ(Bs-Br ブイヨン公爵)
ほか
レナート・パルンボ(指)トリノ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団
録音:2009年7月、トリノ
チレーアの名作「アドリアーナ・ルクヴルール」は、タイトルロールはもち
ろん、テノール、メッゾソプラノ、バリトンと四役が揃わないと盛り上がり
ません。この2009年の上演では、近年プリマドンナとして台頭著しいミカエ
ラ・カロージのアドリアーナ、2010年のレージョ劇場来日公演でも素晴らし
いロドルフォを聞かせてくれたマルセロ・アルヴァレスのマウリツィオ、米
国生まれでヴェルディ・メッゾとして活躍するマリアンネ・コルネッティ、
喜劇役からシリアスな役まで幅広く活躍するアルフォンソ・アントニオッツィ
のミショネと、かなり充実したキャストが揃えられています。指揮は前ベル
リン・ドイツオペラの音楽監督、レナート・パルンボ。既にDynamicからの
ライセンスで他社による映像が出ていますが、音質重視、音楽だけに浸りた
いという方はこちらがお勧めです。

CDS 673 ¥1980
パガニーニ:
ソナティーナ第1番 M.S.85-1
ソナティーナ第2番 M.S.85-2
ソナティーナ第3番 M.S.85-3
ソナティーナ第4番 M.S.85-4
ソナティーナ第5番 M.S.85-5
ソナタ M.S.87
アンダンティーノ M.S.88
アンダンティーノ M.S.89
アレグレット M.S.90
アレグレット M.S.91
ワルツ M.S.92
ロンドンチーノ M.S.93
ワルツ M.S.96
アンダンティーノ M.S.97
アンダンティーノ M.S.99
ワルツとトリオ M.S.100/101
アンダンティーノ M.S.102
行進曲 M.S.103
ミヌエットとペリゴルディーノ M.S.104
行進曲 M.S.105
ロドヴィスカのシンフォニア M.S.98
グィド・フィヒトナー(G)
録音:2009年5月、ヒッツェンドルフ
ヴァイオリンの名手、ニコロ・パガニーニには、ギターを好んでいたことで
も知られており、室内楽作品、ギター伴奏のヴァイオリン曲を多数残してい
ます。もちろんギター単独の曲も素晴らしいもの。このCDにはソナティーナ
や小品が収録されています。あまり録音が多くない曲ばかりですので、ギタ
ー・ファンからは歓迎されることでしょう。いずれもゆったりと聞いて和む
ことのできるものばかりです。
グィド・フィヒトナーは、既にDYNAMIC社にパガニーニの37のギター・ソナタ
を録音(CDS 550)、ここでもパガニーニの音楽に適した古いタイプのギター
を用いて、万全の演奏を聞かせてくれます。

●デリーツィエ・ムジカーリ
DM 8014 ¥880
ヴィヴァルディ:二つのヴァイオリンのための協奏曲集
協奏曲 イ短調 RV523
協奏曲 ニ長調 RV513
協奏曲 ト長調 RV516
協奏曲 ハ長調 RV506
協奏曲 ハ短調 RV509
協奏曲 ニ短調 RV514
ラルテ・デラルコ
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn)
フェデリーコ・グリエルモ(Vn)
カルロ・ラッザーリ(Vn)
録音:1996年1月、アルタヴィッラ・ヴィチェンティーナ
旧CDS 167。ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲をピリオド楽器で続々と
録音したラルテ・デラルコによる演奏です。独奏ヴァイオリンが二つという
ことで、華やかさが増しています。

DM 8015 ¥880
J.G.グラウン:協奏曲 ハ長調(リコーダー、ヴァイオリンと弦楽)
ファッシュ:ソナタ ト長調(フラウト・トラヴェルソ、二つのリコーダー)
グラウプナー:偉大な世界救世主よ、あなたは来るのか,
リコーダー協奏曲 ヘ長調
ファッシュ:もはや罪ある僕でなく,ソナタ 変ロ長調
ほか
ステーファノ・バリアーノ(リコーダー)
ズザンネ・ケリング(Ms)
ファブリツィオ・チプリアーニ(Vn)
コレギウム・プロ・ムジカ
録音:1997年、ジェノヴァ
旧CDS 186。ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758)、ヨハン・クリ
ストフ・グラウプナー(1683-1760)、ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1703-
1771)の器楽、声楽作品を収録。

DM 8013 ¥880
ブレシャネッロ:ガリコーネのためのソナタ集
ソナタ第1番 ハ長調
ソナタ第2番 ト長調
ソナタ第3番 変ロ長調
ソナタ第4番 ヘ長調
ソナタ第5番 ロ長調
ソナタ第6番 ト長調
ソナタ第7番 ハ長調
ソナタ第8番 ト長調
ソナタ第9番 ロ長調
ターレル・ストーン(ガリコーネ)
録音:1995年8-9月、パドヴァ
旧CDS 151。ジュゼッペ・アントーニオ・ブレシェネッロ(1960-1758)のガリ
コーネのためのソナタ集を収録。ガリコーネとは、リュート属楽器の一種。
ブレシャネッロは早くからドイツに渡り活躍していたが、これらの作品もド
レスデンの図書館に保管されていたという。ターレル・ストーンは米国出身
のリュート奏者。




<C major>
70 5504(Blu-ray) ¥5180
70 5408(DVD-Video) ¥3500
字幕:独・英・仏・西・日
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ短調Op.123
クラッシミラ・ストヤノヴァ(S)
エリーナ・ガランチャ(Ms)
ミヒャエル・シャーデ(T)
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(Br)
ドレスデン国立歌劇場合唱団
パブロ・アサンテ(合唱指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
収録時期:2010年2月13日、14日(ライヴ)
収録場所:ドレスデン、ゼンパーオーパー
映像監督:ミヒャエル・バイヤー(映像制作:ユニテル・クラシカ)
クリスティアン・ティーレマンが、2012年のシーズンより首席指揮者に就任
予定のシュターツカペレ・ドレスデンを指揮して、ベートーヴェンの「荘厳
ミサ曲」を演奏したライヴ映像作品は、2010年2月13日と14日の2日間に亘り、
ゼンパーオーパーで行われたコンサートの模様を収録したものです。
第2次世界大戦が最終局面を迎えていた時期、1945年2月13日から15日にかけ
て英米の連合国軍による爆撃を受けたドレスデンは、街の大半を破壊し尽く
され、一般市民を含む3万とも15万ともいわれる夥しい数の犠牲者を出しまし
た。戦後、当地ドレスデンでは、いわゆる「ドレスデン爆撃」として名高い、
この未曾有の戦禍を被ったのと同じ2月13、14の両日に、シュターツカペレ・
ドレスデンによってレクィエムやミサ曲といったプログラムが組まれ、「ド
レスデン爆撃戦没者追悼演奏会」が開かれるのが毎年の恒例となっています。
ちなみに、過去、1994年の1994年2月13、14日には、コリン・デイヴィスの
指揮でベルリオーズの「レクィエム」が演奏され、その迫真かつ感銘深いド
キュメント(PH07014)も残されています。
こうした背景のもと、ティーレマンが2012年のシーズンより首席指揮者に就
任予定のシュターツカペレ・ドレスデンと臨んだ「ミサ・ソレムニス」は、
近年、とみにおおきな構えでの音楽運びを持ち味とするこの指揮者にあって、
いつにもましてその傾向が顕著な内容となっています。
ここに至るティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンの関係についてい
えば、首席指揮者就任の直接的な契機を導き出した2009年9月の定期演奏会
におけるブルックナーの交響曲第8番(PH10031)といい、当ライヴののちに行
われた2010年のジルヴェスター・コンサートでの大盛況ぶりといい、その評
価は鰻登り。
1959年、ベルリンに生まれたティーレマンにしても、このたびのモニュメン
タルなイベントに期するところにはかなりのものがあったはずですが、そも
そも首席指揮者就任を前倒しで起用されていること自体が異例ともいえ、
ティーレマンのドイツでの高い人気と楽団からの信頼の厚さを端的に裏付け
るものといえるでしょう。
最後に、声楽陣では「4人の輝かしいソリストたち」(Die Welt)のなかに、
いまをときめくエリーナ・ガランチャの名もあり、演奏に華を添えています。




<IDIS>
IDIS 6610 \800
ベートーヴェン:
交響曲第1番 ハ長調 Op.21
交響曲第3番 変ホ長調 Op.55 「英雄」
オットー・クレンペラー(指)
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1960年(ライヴ)
1960年、クレンペラー率いるフィルハーモニア管弦楽団がウィーンに乗り込ん
でのベートーヴェン交響曲全曲演奏会、伝説的名演として知られるチクルスの
ライヴ録音がIDISから登場です。第1弾は、第1番と英雄。第1番は6月7日、英
雄は5月29日の公演。既に様々なところから出回っている音源ですが、音源収
集能力には定評のあるIDISのこと、今回は音質にも自信を持っているようで
す。続編もお楽しみに。

IDIS 6612 \800
ベートーヴェン:
交響曲第2番 ニ長調 Op.36
交響曲第5番 ハ短調 Op.67
オットー・クレンペラー(指)
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1960年(ライヴ)
クレンペラー率いるフィルハーモニア管弦楽団がウィーンに乗り込んでのベー
トーヴェン交響曲全曲演奏会、第2弾は、第2番と第5番。前者が5月29日、後者
が5月31日の公演です。いずれも名演揃いののこの全曲チクルスの中でも、こ
とに第5番は巨岩のごとく揺ぎ無いのに熱気をはらんだ名演で、この時期のク
レンペラーの凄さをまざと感じさせてくれます。今回、特にこの5番に関して
は、この年代のライヴ録音としてはかなり良好な音源を得られたとのことで
期待が出来ます。

IDIS 6611 \1650
フランク:交響曲 ニ短調
チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
セルジュ・チェリビダッケ(指)
RAIローマ交響楽団(フランク)
RAIトリノ交響楽団(チャイコフスキー)
録音:1957年7月27日、ローマ,1960年4月4日、トリノ
若き日のチェリビダッケは、晩年の演奏とは違った良さがあって、いまでも
人気があります。このCDには、ローマでのフランクの交響曲と、トリノでの
チャイコフスキーの『ロメオとジュリエット」が収録されています。

IDIS 6613 \1650
バッハ:組曲 ハ長調 BWV1009(原曲 無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調)
ヴィラ=ロボス:練習曲第1番
クレスポ:ノルテーニャ
マドリゲーラ:ウモラーダ
ラウロ:クリオージョ風ワルツ
+ボーナス
ソル:大ソナタ Op.22
タレガ:
アルハンブラの思い出,アデリータ,マリエータ,ミヌエット,マズルカ
ジョン・ウィリアムズ(G)
録音:1958年
[ボーナス]ホセ・レイ・デ・ラ・トーレ(G)
録音:1950年頃
ジョン・ウィリアムズの録音は、彼の最初の最初のセッション録音から。若々
しくも高い完成度を誇る演奏です。余白には、キューバ出身の名ギタリスト
で、タレガの高弟、ミゲル・リョベットに学んだ名ギタリスト、ホセ・レイ・
デ・ラ・トーレ(1917-1994)の貴重な録音を収録。




<Hungaroton>
HCD 32684 \2080
ドホナーニ:
(1)交響曲ヘ長調(1895)
(2)ズリーニ序曲
(3)ワルツの組曲 Op.39
ラースロー・コヴァーチ(指)
ミシュコルチ交響楽団
エルネ・ドホナーニには2篇の交響曲(Op.9と40)がありますが、ここに収めら
れたものは、彼がブダペスト音楽院の学生だった1895年の作で、世界初録音。
「ズリーニ序曲」とともに1896年のハンガリー建国千年を記念した作曲コン
クールの管弦楽部門で優勝しました。初演は成功したものの、ドホナーニ自
身が封印してしまったため、これまで幻の作品となっていました。作風はド
イツ流の堅固な構成によりながらも、旋律は甘口で、バレエ音楽のようなオ
ーケストレーションが光る親しみやすさに満ちます。オスマン・トルコを破
った16世紀の英雄ズリーニを描いた交響詩的な序曲もハンガリー色濃厚、楽
しめます。

HCD 32685 \2080
リスト:宗教合唱曲集
(1)十字架(舟乗りの賛歌)S.35
(2)十字架の道 S.53
(3)至福 S.25
(4)教皇に I&II S.59
(5)おお、高貴なローマ S.54
(6)いざ、すべての者は神に感謝せよ S.61
(7)主はその聖徒の魂を守り S.48
カールメン・セレシ、アンドレア・モルナール(Sop)、
テュンデ・ジェルフィ・ホヴァンツェク(コントラルト)、
タマーシュ・クルジス(Ten)、
フェレンツ・シュツ(Br)、ジョルト・フェニヴェシ(Bs)(2)、
デジェー・カラッソン(Org)、
ゾルターン・パド(指)
デブレチェン・コダーイ合唱団
リスト生誕200年を記念して、華麗なピアノ曲とは一線を画した宗教合唱曲集
がリリース。いずれも聖職者リストならではの敬虔な祈りに満ちていますが、
「十字架の道」はお経のような男声合唱が延々と続く奇作。ハンガリーの名門
コダーイ合唱団の美声を堪能できます。

HCD 31849 \2080
ジョン・ケージ:パーカッション作品集 Vol.6
(1)俳諧(1986)
(2)木の子供(1975)
(3)枝(1976)
(4)ファイヴ4(1991)
(5)コンポーズド・インプロヴィゼーション(1987-90)
(6)同(別ヴァージョン)
(7)バット・フヮット・アバウト・ザ・ノイズ・オヴ・クラムピング・
ペーパー…(1985)
アマディンダ・パーカッショ・グループ、
ニュー・ミュージック・スタジオほか
フンガロトンのカタログ中でも静かなロングヒットを続けているのがジョン・
ケージのパーカッション作品集。最新の第6巻には、即興や偶然性を中心とし
た作品が中心。とは言っても厳密な指示のもとに行われるもので、ケージなら
ではの世界が広がります。「バット・フヮット・アバウト…」は音楽史上最
も長いタイトルを持つ作品のひとつ。




<Integral>
INTEG 221180 \2080
シマノフスキ:
(1)練習曲 Op.4の3
(2)変奏曲 Op.3
(3)9の前奏曲 Op.1
(4)マズルカ Op.50の1
(5)前奏曲とフーガ
(6)幻想曲 Op.14
フレデリック・ヴァイセ=クニッテル(Pf)
フレデリック・ヴァイセ=クニッテルはポーランドの血を引くフランスのピア
ニスト。パリ音楽院で学んだ期待の若手で、アレクサンドル・タローとサン・
テティエンヌで音楽祭を運営するなど活躍中。このアルバムは彼の父祖の地
ポーランドの大作曲家シマノフスキの作品集。意外に録音のない「前奏曲と
フーガ」や「幻想曲」が魅力。颯爽とした解釈が非常に魅力的です。




<C major>
KKC 9015(3Blu-Ray BOX) \18200
字幕:日・英・仏・西・伊・韓・中
「ベートーヴェン:交響曲全集 / ティーレマン&ウィーン・フィル」
[BD 1] 全編:326mm【本編:156mm、ドキュメンタリー:170mm】
ベートーヴェン:
・交響曲第1番ハ長調Op.21
 収録時期:2008年12月(ライヴ) 撮影監督:ブライアン・ラージ
・交響曲第2番ニ長調Op.36
 収録時期:2008年12月(ライヴ) 撮影監督:ブライアン・ラージ
・交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
 収録時期:2009年3月(ライヴ) 撮影監督:アグネス・メート
・序曲「コリオラン」Op.62
 収録時期:2008年12月(ライヴ) 撮影監督:ブライアン・ラージ
・「エグモント」Op.84序曲
 収録時期:2009年11月(ライヴ) 撮影監督:ミヒャエル・バイヤー
 収録場所:すべてウィーン、ムジークフェライン大ホール
・ドキュメンタリー「ディスカヴァリング・ベートーヴェン-クリスティアン
・ティーレマンとヨアヒム・カイザーとの対話」
(交響曲第1番、第2番、第3番「英雄」)
[BD 2] 全編:300mm【本編:130mm、ドキュメンタリー:170mm】
ベートーヴェン:
・交響曲第4番変ロ長調Op.60
 収録時期:2009年3月(ライヴ) 撮影監督:アグネス・メート
・交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
 収録時期:2010年4月(ライヴ) 撮影監督:カリーナ・フィビヒ
・交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
 収録時期:2010年4月(ライヴ) 撮影監督:カリーナ・フィビヒ
 収録場所:すべてウィーン、ムジークフェライン大ホール
・ドキュメンタリー「ディスカヴァリング・ベートーヴェン-クリスティアン
・ティーレマンとヨアヒム・カイザーとの対話」
(交響曲第4番、第5番「運命」、第6番「田園」)
[BD 3] 全編:325mm【本編:156mm、ドキュメンタリー:170mm】
ベートーヴェン:
・交響曲第7番イ長調Op.92
 収録時期:2009年11月(ライヴ) 撮影監督:ミヒャエル・バイヤー
・交響曲第8番ヘ長調Op.93
 収録時期:2009年11月(ライヴ) 撮影監督:ミヒャエル・バイヤー
・交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」
 アネッテ・ダッシュ(S)、藤村実穂子(A)
 ピョートル・ベチャワ(T)、ゲオルク・ツェッペンフェルト(Bs)
 ウィーン楽友協会合唱団(合唱指揮:ヨハネス・プリンツ)
 収録時期:2010年4月(ライヴ) 撮影監督:アグネス・メート
 収録場所:すべてウィーン、ムジークフェライン大ホール
・ドキュメンタリー「ディスカヴァリング・ベートーヴェン-クリスティアン
・ティーレマンとヨアヒム・カイザーとの対話」
(交響曲第7番、第8番、第9番「合唱つき」)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
(映像制作:ユニテル・クラシカ)
ドキュメンタリー撮影監督:
クリストフ・エンゲル(交響曲第1番、第2番、第4番、第5番、第6番、第7番、
第8番&第9番)
アンカ=モニカ・パンデレア&クリストフ・エンゲル(交響曲第3番&第9番)

KKC 9019(9DVD BOX) \18200
画面:カラーNTSC 16 : 9 / Region All
音声:dtsサラウンド5.1 / PCMステレオ
字幕:独・英・仏・西・日
「ベートーヴェン:交響曲全集 / ティーレマン&ウィーン・フィル」
【本編:446mm、ドキュメンタリー:510mm】
[DVD 1]
ベートーヴェン:
・交響曲第1番ハ長調Op.21
 収録時期:2008年12月(ライヴ) 撮影監督:ブライアン・ラージ
・序曲「コリオラン」Op.62
 収録時期:2008年12月(ライヴ) 撮影監督:ブライアン・ラージ
・「エグモント」Op.84序曲
 収録時期:2009年11月(ライヴ) 撮影監督:ミヒャエル・バイヤー
 収録場所:すべてウィーン、ムジークフェライン大ホール
[DVD 2]
ベートーヴェン:
・交響曲第2番ニ長調Op.36
 収録時期:2008年12月(ライヴ) 撮影監督:ブライアン・ラージ
・交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
 収録時期:2009年3月(ライヴ) 撮影監督:アグネス・メート
 収録場所:すべてウィーン、ムジークフェライン大ホール
[DVD 3]
・ドキュメンタリー「ディスカヴァリング・ベートーヴェン-クリスティアン・ティーレマンとヨアヒム・カイザーとの対話」(交響曲第1番、第2番、第3番「英雄」)
[DVD 4]
ベートーヴェン:
・交響曲第4番変ロ長調Op.60
 収録時期:2009年3月(ライヴ) 撮影監督:アグネス・メート
 収録場所:ウィーン、ムジークフェライン大ホール
[DVD 5]
ベートーヴェン:
・交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
 収録時期:2010年4月(ライヴ) 撮影監督:カリーナ・フィビヒ
・交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
 収録時期:2010年4月(ライヴ) 撮影監督:カリーナ・フィビヒ
 収録場所:すべてウィーン、ムジークフェライン大ホール
[DVD 6]
・ドキュメンタリー「ディスカヴァリング・ベートーヴェン-クリスティアン
・ティーレマンとヨアヒム・カイザーとの対話」
(交響曲第4番、第5番「運命」、第6番「田園」)
[DVD 7]
ベートーヴェン:
・交響曲第7番イ長調Op.92
 収録時期:2009年11月(ライヴ) 撮影監督:ミヒャエル・バイヤー
・交響曲第8番ヘ長調Op.93
 収録時期:2009年11月(ライヴ) 撮影監督:ミヒャエル・バイヤー
 収録場所:すべてウィーン、ムジークフェライン大ホール
[DVD 8]
ベートーヴェン:
・交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」
 アネッテ・ダッシュ(S)、藤村実穂子(A)
 ピョートル・ベチャワ(T)、ゲオルク・ツェッペンフェルト(Bs)
 ウィーン楽友協会合唱団(合唱指揮:ヨハネス・プリンツ)
 収録時期:2010年4月(ライヴ) 撮影監督:アグネス・メート
 収録場所:ウィーン、ムジークフェライン大ホール
[DVD 9]
・ドキュメンタリー「ディスカヴァリング・ベートーヴェン-クリスティアン
・ティーレマンとヨアヒム・カイザーとの対話」
(交響曲第7番、第8番、第9番「合唱つき」)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
(映像制作:ユニテル・クラシカ)
ドキュメンタリー撮影監督:
クリストフ・エンゲル(交響曲第1番、第2番、第4番、第5番、第6番、第7番、
第8番&第9番)
アンカ=モニカ・パンデレア&クリストフ・エンゲル(交響曲第3番&第9番)
「BEETHOVEN9」と銘打って2008年12月よりスタートし、2010年4月をもって遂
に完結した、クリスティアン・ティーレマン&ウィーン・フィルによるベート
ーヴェン交響曲全曲演奏会。ウィーンのムジークフェラインザールでおこなわ
れたすべてのコンサートの模様は、オーストリア放送協会(ORF)とユニテル・
クラシカの共同制作により、HDハイディフィニションと5.0サラウンド・サウ
ンドで収録されましたが、いよいよブルーレイ&DVDボックスでリリースされま
す。ベルリン・ドイツ・オペラの総音楽監督、ミュンヘン・フィルの総音楽監
督を歴任し、あらたにまたシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に就任
しようというまさにこの時期、ドイツ本流のマエストロとして邁進している
ティーレマンにとって、ベートーヴェンこそ待望度一番のプログラムであった
わけですが、このキャリアの命運をかけた最重要プロジェクトに選んだ相手が
数多の名演奏を生んできた名門ウィーン・フィルともなれば、なんの不足もあ
りません。
「9つすべてのシンフォニーにおいて、ベートーヴェンはそれぞれ異なる世界
を切り開いたのです。しかも、ベートーヴェンは初めからこうしようと計画
していたのです。」と語るティーレマン。ヴァイオリン両翼配置を採用した
大編成のウィーン・フィルを相手に、ティーレマンがさっそうと繰り広げる
音楽は、これこそ21世紀のベートーヴェン演奏といわんばかりの確固たる自信
にあふれたものです。
なお、約440分のコンサート本編の映像に併せて、トータル約510分におよぶ
充実したボーナス・パートもこのたびのセットのおおきな特徴となっていま
す。ドイツの高名な音楽評論家ヨアヒム・カイザーとティーレマンとの対談
「ディスカヴァリング・ベートーヴェン」では、過去60年以上に亘り偉大な
巨匠たちのベートーヴェン演奏に間近に接してきたカイザーを通して、ティー
レマンの音楽観が語られる一方、フルトヴェングラー、ベーム、カラヤン、
バーンスタインといった巨匠たちのベートーヴェン演奏の映像や画像を織り
交ぜながら触れられているのも興味深く、この内容から本編の演奏をより深
く理解することが可能です。




<DOREMI>
DHR 8006/8 3枚組 \5950
「アイダ・シュトゥッキVol.2 / 放送用ライヴ録音集」
・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」
・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
 アイダ・シュトゥッキ(Vn) ワルター・フライ(P)
 録音:1972年チューリヒ放送スタジオ(放送用ライヴ)
・ブラームス:弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.51-2
 アイダ・シュトゥッキ、ジュゼッペ・ピラッチーニ(Vn) 
ゲルハルト・ヴィーザー(Va) ヴァルター・ヘフェリ(Vc)
 録音:1971年チューリヒ放送スタジオ(放送用ライヴ)
・シューマン:ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲ハ長調Op.131
 アイダ・シュトゥッキ(Vn)
 ロルフ・ラインハルト(指揮)シュトゥットガルト・プロ・ムジカ管弦楽団
 録音:1953年11月23日(Vox-Period音源復刻)
・ハイドン:ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲ヘ長調Hob.XVIII-6
 アイダ・シュトゥッキ(Vn) ハンス・アンドレーエ(Cem)
 エーリヒ・シュミット(指揮) チューリヒ放送管弦楽団
 録音:1960年(ライヴ)
・ブラームス、シューマン&ディートリヒ共作:F.A.E.ソナタ
 アイダ・シュトゥッキ(Vn) ピナ・ポッツィ(P)
 録音:1956年(パリ・ラジオ・フランス・ミュジクによる放送用ライヴ)
・モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第27番ハ長調 K.303
・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96
 アイダ・シュトゥッキ(Vn) ピナ・ポッツィ(P)
 録音:1962年(スイス・イタリア語放送による放送用ライヴ)
・ドヴォルザーク:テルツェット ハ長調Op.74, B 148
 アイダ・シュトゥッキ、ジュゼッペ・ピラッチーニ(Vn) 
ヘルマン・フリードリヒ(Va)
 録音:1969年(チューリヒ放送による放送用ライヴ)
ドイツ・レコード批評家賞を受賞した、モーツァルトの「ヴァイオリン協奏曲
全集&ソナタ集」(DHR.7964/9)につづく、DOREMIのアイダ・シュトゥッキ第2弾。
前作に引き続きこのたびも大半を占めているのが、シュトゥッキの母国スイス
の放送局を中心に収録した放送用ライヴ音源の数々。同じスイスの名手フライ
と組んだブラームスのソナタ全曲ほか、「ピラッチーニ=シュトゥッキ・クヮ
ルテット」として知られるアンサンブルの演奏なども含まれ、充実の復刻内容
となっております。
「私にとっての特別な先生は、生涯を通じて私にインスピレーションを与え
続けてくれています」
9歳のときにアイダ・シュトゥッキに師事することになった、世界的なヴァイ
オリニストのアンネ=ゾフィー・ムターがこのように敬愛してやまないシュ
トゥッキの魅力に浸れるすばらしいセットといえるでしょう。




<ACCENT>
ACC 25313(SACD-Hybrid) \2580
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.13
復活祭オラトリオ BWV249、
カンタータ第6番 われらと共に留まりたまえ BWV6
ソ・イェリ(S)ペトラ・ノスカイオヴァ(A)クリストフ・ゲンツ(T)
ヤン・ファン・デア・グラッベン(B)
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド
録音:2009年
4クイケンのOVPP(One Voice Per Part=各パート1人)による大好評カンタータ
集シリーズの第13弾です。今回は「復活祭オラトリオ」とカンタータ第6番。
「復活祭オラトリオ」は大作のヨハネ&マタイ受難曲とは対照的に、明るく楽
しい雰囲気のイースター用の素晴らしい作品です。
クイケンのすっきりとした見通しの良い演奏は、冒頭のシンフォニアから清涼
感溢れる名演です。
復活節(復活祭)第二日用に書かれたカンタータ第6番。弟子たちが復活したイ
エスであると中々気付かずパンを与えられてようやく悟ったというストーリー
がベースになっています。韓国出身のソプラノ歌手ソ・イェリの高貴な歌声が
美しく、クリストフ・ゲンツの深みと真摯な歌唱が印象的。そして終曲のコラ
ールでは情感にみちた感動的な演奏を聴かせてくれます。





<OBSIDIAN>
OBSCD 706 2枚組 \2700
トマス・タリス&ウィリアム・バード:
聖歌集(カンティオネス・サクレ)1575
アラミレ デイヴィッド・スキナー(指)
録音:2009年2月、3月、2010年1月フィッツァラン教会、アランデール城
古楽研究家であり演奏者でもあるディヴィッド・スキナー率いる合唱団アラミ
レは、全30巻からなる15世紀から英連邦が発足した1930年代頃までのイギリス
教会音楽を演奏&録音するプロジェクトを始動させました。最初のリリース
は、当時の出版社の計画通りトマス・タリスとウィリアム・バードの聖歌集
です。タリスとその弟子であったバードは、1575年エリザベス1世から楽譜出
版販売の許可を受け、彼らの聖歌集からそれぞれ17のモテットを選び出版しま
した。これらの作品は、その後の教会音楽の重要なレパートリーとして受け継
がれています。




<LUDI MUSICI>
【新規レーベル】
LUDI MUSICIは2006年に設立されたスイスを拠点とするレーベル。クラシック
音楽を主としていますが、ワールド・ミュージックとの融合を目指したレパー
トリーなど、ジャンルにとらわれなることない、良質の音楽をリスナーに届け
ることをモットーにしています。またパッケージにもこだわり、充実したブッ
クレットと装丁で所有する喜びを感じさせます。

LM 001(SACD-Hybrid) 2枚組 \2980
モーツァルト:
ヴァイオリン・ソナタ第25番 ト長調K.301
ヴァイオリン・ソナタ第26番 変ホ長調K.302
ヴァイオリン・ソナタ第27番 ハ長調K.303
ヴァイオリン・ソナタ第28番 ホ短調K.304
ヴァイオリン・ソナタ第29番 イ長調K.305
ヴァイオリン・ソナタ第30番 ニ長調K.306
マリエケ・スパーンス(タンジェント・ピアノ)
アントン・シュテック(Vn)
録音:2006年1月30日-2月2日 ケルン、ドイツ放送・ゼンデザール
モーツァルトが1778年パリで作った6曲のヴァイオリン・ソナタ集。このソナ
タは正確には「ヴァイオリン伴奏付きのクラヴィーア・ソナタ」とされている
ことから分かるように、当時ヴァイオリンがピアノを補足する伴奏的存在であ
りました。しかしこのモーツァルトのソナタは、ヴァイオリン・パートは単な
るオブリガード的な扱いに終わらずに、ピアノとほぼ対等に扱われています。
タンジェント・ピアノを演奏するマリエケ・スパーンス1972年、アムステルダ
ム生まれ。グスタフ・レオンハルトに学び、ジョス・ファン・インマゼールの
マスター・クラスなどに参加。タンジェント・ピアノとはタンジェントという
木片で弦を突き上げて音を出すタイプの鍵盤楽器。チェンバロからピアノへの
過渡期にあたります。このアルバムでは1788年ウィーン製のタンジェント・ピ
アノを使用しています。バロック・ヴァイオリンのアントン・シュテックは
1658年製のヤコブ・シュタイナーを使用。モーツァルトが想定していた響きを
感じることのできるアルバムです。80ページのカラーのブックレットが付いた
豪華装丁。

LM 002 \2250
ハーレム-トルコ後宮の宴
・クリスティアン・カンナビヒ(1731-1798):
後宮の宴-第22番:コントルダンス
・即興:Ruhe Sanft(やすらかにお休み)
・モーツァルト(1756-1791):
歌劇「ツァイーデ」(後宮)-アリア「安らかにお休み下さい、私の愛しい命よ」
・即興:ラースト・ペスレヴ(ウード)
・セリフ(17世紀):ラースト・ペスレヴ
・カンナビヒ:バレエ組曲「後宮の宴」-第1番:序曲
・カンナビヒ:バレエ組曲「後宮の宴」-第2番:アンダンティーノ
・カンナビヒ:バレエ組曲「後宮の宴」-第3番:マルシア、マ・ガランテ
・スルタン・バヤジット・ハーンII.(1481-1512):ニサブール・ペスレヴ
・サキール・アガ(1779-1840): フェラフナーク・イュルュク・セマイ
・カンナビヒ:バレエ組曲「後宮の宴」-第5番:グストーソ
・モーツァルト:歌劇「ツァイーデ」(後宮)-アリア「運命よ,荒れ狂えよ」
・モーツァルト:歌劇「ツァイーデ」(後宮)-二重唱「私の心は嬉しさに踊り」
・カンナビヒ:バレエ組曲「後宮の宴」-第16番:ジョコーソ、アレグロ
・即興:スージー・ディラーラ・ベステ(ネイ、カーヌーン、ウード)
・スルタン・バヤジット・ハーンII.:スージー・ディラーラ・ベステ
・モーツァルト:
歌劇「ツァイーデ」(後宮)-アリア「虎よ!その鋭い爪を研ぐがよい」
・アリ・ウフキー(ボボウスキー)(1610-1675):ネヴァ・チェンギー・ハルビ
・即興:ウサック・ガゼル
・アリ・ウフキー/ボボウスキー:ベネフセザール・ペスレヴ
・タンブリ・ムスタファ・カブス(?-1745):ヒサルブセリク・サルキ
インタビュー(対談):
ヴェルナー・エールハルト&メフメット・ジェマル・イェシルチャイ
アンサンブル・ラルテ・デル・モンド、ヴェルナー・エールハルト(指)
ペーラ・アンサンブル、メフメット・ジェマル・イェシルチャイ(指)
ステファニー ・エリオット(S) ゲオルク・ポプルッツ(T) 
ベキル・ウンルアタエル(Vo)
録音:2007年
2004年にヴェルナー・エールハルトが設立した古楽団体「アンサンブル・ラ
テ・デル・モンド」は、古楽だけではなく他ジャンルのアーティストとのコラ
ボレーションなど、柔軟な解釈、斬新なプログラムを導入し高い評判を得てい
ます。このアルバムではトルコ、イスタンブールの音楽家集団「ペーラ・アン
サンブル」と共に東洋と西洋の音楽の旅へ誘います。ペーラ・アンサンブルを
率いるフメット・ジェマル・イェシルチャイは、今日のトルコ古典音楽の名手
の一人で、ヴェルナー・エールハルトとも以前から音楽的親交がありました。
モーツァルトの歌劇「ツァイーデ」のアリアやカンナビヒのバレエ組曲「後宮
の宴」、ウードの即興演奏、トルコ の民族音楽を織り交ぜたユニークなアル
バムです。音楽を愛好した選帝侯カール・テオドールと美しいロココ調のシュ
ウェジンゲンの劇場のために作曲されたカンナビヒのバレエ音楽「後宮の宴」。
カンナビヒはモーツァルトと同時代の作曲家で、モーツァルトも影響を受けマ
ンハイム楽派最大の作曲家と称されています。

LM 003 \2250
One God-東洋と西洋の詩篇と聖歌
クロード・グディメル/アリ・ウフキー(ボボウスキー)(1514-1572):詩篇2
クロード・グディメル/アリ・ウフキー(ボボウスキー):詩篇5
ニコラ・ヴァレ(1583-1642):詩篇8(リュートのための)
クロード・グディメル/アリ・ウフキー(ボボウスキー):詩篇1
シュッツ(1585-1672):神の子らよ、主に帰せよ SWV283
クロード・グディメル/アリ・ウフキー(ボボウスキー):詩篇10
アレッサンドロ・グランディ(1577-1630):「いでよ、シオンのおとめたちよ」
クロード・グディメル/アリ・ウフキー(ボボウスキー):詩篇8
スルタン・バヤジット・ハーンIII(1574-1594):ウヤン・エイ
アレッサンドロ・グランディ:カンタンド・ドミノ
ネヴァ・タクシム/マカーム・ネヴァ(即興)
ネヴァ・イラーヒー/マカーム・ネヴァ(宗教的な歌)
ルイーズ・ブルジョワ(1510-1561):詩篇42「しかが谷川を慕いあえぐように」
ナイ・アリ・デデ/バヤティ
イサーク・フレスコ・ロマノ/タンブリ・イサク(1745-1814):
彼は天国からつかわした
ダルヴィッシュ・コチェク・ムスタファ・デデ(?-1776):
バヤティ・アイン3.・セラム
ムジ・アリアス・ラビ・ムシュ・ファオ(?-1776):
ドゥガーフ・マイヤー・サズ・セマイシ
ヨハン・ルートヴィヒ・シュタイナー(1688-1761):
ウスタシュ・デュ・コーロワ
プリンツ・ディメトリウス・カンテミルス(1673-1723):
ペンチギャーフ・サズ・セマイシ
サラモーネ・ロッシ(1550-1630):ソロモンの雅歌(詩篇80;4)
アフメット・オズハン(Vo)ロバート・クロウェ(S)
ヴォーカル・コンソート・ベルリン
アンサンブル・ラルテ・デル・モンドのメンバー
ペーラ・アンサンブル、メフメット・ジェマル・イェシルチャイ(指)
録音:2008年
トルコのイスタンブールを拠点とする団体ペーラ・アンサンブルは、入念な研
究のもと、東洋の音楽と西洋の音楽を融合させる試みを行っています。このア
ルバムでは、東洋と西洋の詩篇と聖歌を取り上げています。

LM 004 \2250
ヘンデル:イタリアン・カンタータ集-コントラルトと通奏低音のための
カンタータ「愛の苦しみは甘くもある」 HWV.109
カンタータ「汝らは露にぬれたばら」HWV.162
カンタータ「つれないけれど美しいドーリよ」 HWV 151
カンタータ「あのことを思う間に」HWV.115
カンタータ「悩みに疲れ」HMW.167a
カンタータ「ルクレツィア」HWV145
ソニア・プリナ(コントラルト)
アンサンブル・ラ・スフェラ・アルモニカ
マイク・フェントロス(指、Lute)
録音:2008年
ヘンデルはイタリア時代に100曲の室内カンタータを作曲しました。ここでは
「ルクレツィア」をはじめとするヘンデルの傑作イタリアン・カンタータを収
録しています。絵や写真がふんだんに使われた60ページの豪華装丁です。
イタリア人コントラルトのソニア・プリナが素晴らしいヘンデルを聴かせてく
れます。アンサンブル・ラ・スフェラ・アルモニカは1992年に設立された
17-18世紀の音楽中心に活動する団体です。音楽監督を務めるマイク・フェン
トロスはコープマン、ブリュッヘン、ルセ、クリスティなどと共に60以上の
録音を残しています。




<Cascavelle>
●ヨゼフ・クリップス・エディション開始
VEL 3156 \1480
モノラル
ライヴ
モーツァルト:
アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
レクイエム ニ短調 K.626
ヨゼフ・クリップス(指揮)
アグネス・ギーベル、マルガ・ヘフゲン、ハンス・ウルリヒ・ミールシュ、
ボリス・カルメリ、
フランス国立放送管弦楽団、フランス国立放送合唱団、
ルネ・アリックス(合唱指揮)
録音:1965年12月2日(ライヴ)、パリ
クリップスの十八番であるモーツァルトだけあり、その美しさは群を抜いて
おります。レクイエムとアヴェ・ヴェルム・コルプスの格調高さを再認識で
きる名演でモノラルながら分離も非常によく美しい録音でございます。

VEL 3155 \1480
モノラル
ライヴ
(1)ヴェーバー:オベロン序曲
(2)シューベルト:交響曲第9番 ハ長調「ザ・グレイト」D.944
ヨゼフ・クリップス(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
録音:(1)1957年10月10日(ライヴ)、(2)1954年10月4日(ライヴ)、パリ
クリップスがフランスのオーケストラ特有のとろけるようなホルンと声部がエ
レガントなチェロを歌わせ、それでいて決して音色がぼやけることはなく絶妙
にコントロールされた絶品の演奏です。シューベルトのグレイト、第1楽章の
コーダでは崩れる寸前のテンポ感が見事、これは大歌舞伎です!

VEL 3154 \1480
モノラル
ライヴ
ベートーヴェン:
(1)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
(2)コリオラン序曲 作品62
(3)交響曲第1番 ハ長調 作品21
ヨゼフ・クリップス(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
(1)アイザック・スターン(ヴァイオリン)
録音:(1)(2)1958年9月18日(ライヴ)、(3)1965年8月28日(ライヴ)、パリ
アイザック・スターン38歳の力強さと語りかけるような人間味あふれた演奏。
スターンはグァルネリ・デル・ジェスを愛用し、この録音では1737年製
『Viconte de Panette』(1947年-1994年所有)使用していると思われます。
生涯通じるスターン独自の音色をもち、音楽への誠実さ素直さはこのときか
らすでに確立されております。またカップリングの交響曲第1番ではクリップ
スとフランス国立との相性抜群です。




<Profil>
PH 10048 \2180
ゴルドマルク:
(1)交響曲第1番変ホ長調 Op.26「田舎の婚礼」
(2)歌劇「メルリン」前奏曲
ゲルト・シャラー(指)フィルハーモニー・フェスティヴァ
録音:(1)2008年6月8日(2)2009年4月19日/マックス・リットマン・ザール
(レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン)ライヴ
カール(カーロイ)・ゴルトマルクの代表作交響曲第1番。「婚礼の行進」「婚
礼の歌」「セレナード」「庭園にて」「舞曲」の5楽章から成る東欧の田舎の
結婚式を描いたカラフルで親しみやすい内容で、ブラームスも激賞したといわ
れます。指揮のゲルト・シャラーはゴルトマルクの「メルリン」やマイールの
「フェドーラ」など埋もれたオペラを蘇演したことで注目されたドイツの中堅。
ハノーファー州立歌劇場を経て、ブラウンスヴァイク州立歌劇場の音楽監督を
務める実力派。「田舎の婚礼」はプレヴィン盤以来の名盤と申せましょう。

PH 11025 \2180
J.S.バッハ:
(1)パルティータ第1番変ロ長調 BWV825
(2)同第2番ハ短調 BWV826
(3)前奏曲とフーガ ハ短調 BWV546(リスト編)
(4)同ハ長調 BWV547(リスト編)
(5)同イ短調 BWV543(リスト編)
ダーヴィッド・テオドーア・シュミット(Pf)
録音:2010年7月/SWR室内楽スタジオ
ドイツから凄いピアニストが出現しました。ダーヴィッド・テオドーア・シュ
ミット。1982年エアランゲンの生まれ、カールスルーエ音楽大学でゾントラウ
ト・シュパイデルに、ロンドンでケヴィン・ケナーに師事、数々の受賞歴を誇
っています。彼はバッハと独墺のロマン派作品を得意とするドイツ・ピアノ界
の期待を一身に背負う未来の巨匠。このバッハもドイツ伝統の深みにあふれた
名演。リスト編での華麗な技巧も見ものです。今後目の離せないピアニストと
申せましょう。

PH 11000 \2180
シューマン:
(1)クライスレリアーナ Op.16
(2)幻想曲 Op.17
(3)アラベスク Op.18
(4)花の曲 Op.19
スザンネ・グリュツマン(Pf)
録音:2006年7,8月/MDRスタジオ(ライプツィヒ)
ドイツの実力派女流グリュツマン期待のシューマン登場。これまでクララ・
シューマンやショパン作品集で聴かせたオトナの演奏から、シューマン作品が
最も待たれていました。ここに収められた4篇は作品番号が連番で、いずれも
傑作揃い。グリュツマンの粒立ちのクリアな音色と落着いた情緒は絶品。ドイ
ツならではのシューマンを楽しめます。





<Supraphon>
SU 4049 \1750
(1)パヴェル・ボシュコヴェツ:無伴奏ヴィオラソナタ(1931)
(2)ヤン・クルサーク:モノローグ(1987)/パルティータ
(3)ラジスラフ・ヴィツパーレク:無伴奏ヴィオラ組曲 Op.21(1929)
(4)ヤロスラフ・スモルカ:
憂欝の霧-スメタナの最後のスケッチに基づく幻想曲(1982)
イトカ・ホスプロヴァー(Va)
録音:2009年9月,2010年3月/チェコ放送マルティーネクスタジオ
ヴァイオリンともチェロとも異なる音色にファンも多いヴィオラ。意外とオリ
ジナル作品がありながら、何故か決まった作品ばかり演奏されるのにガッカリ
気味のファンに朗報アルバムの登場です。近現代チェコを代表する作曲家たち
による無伴奏ヴィオラ曲を同国の若手女流ホスプロヴァーの演奏で味わえます。
ヨゼフ・スークの弟子だったボシュコヴェツの爽やかで透明さ、十二音技法を
用いながら深い叙情性がマーラーを思わすクルサーク、旧ソ連のジダーノフ批
判のチェコへの余波で糾弾され、1952年まで作品が演奏禁止となったヴィツパ
ーレク、スプラフォン社社員としてブックレットの解説等も執筆していたスモ
ルカまで内容も多彩。スモルカ作品は精神を害したスメタナが残したスケッチ
に基づいたもので、はまるとかなりアブナい作となっています。




<harmonia mundi>
HMC 902071 \2450
ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲 op.120
ポール・ルイス(ピアノ)
録音:2009年12月
2011年4月から全5回に渡り、銀座・王子ホールにてシューベルト・チクルス
演奏会が予定されているなど今注目されているポール・ルイス。彼はシュー
ベルトも得意ですが、ベートーヴェンもまた得意としています。2010年夏に
は、プロムス史上初めてベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を一人で演奏した
ピアニストとして世界中で注目を浴びました(指揮者、オーケストラは様々)。
師匠のブレンデルの十八番でもあったディアベリ変奏曲ですが、ポール・ル
イスの演奏は実にすばらしい。パッセージやモティーフひとつひとつの子音
の立ち上がりの種類の細かさ、あくまで自然なフレージング、一寸の乱れも
ない美しい音色で、語り口の巧さは同世代のピアニスト達の中でも群を抜い
ているといえるでしょう。奇を衒ったような表現は一切ありませんが、それ
だけにベートーヴェン作品のもつ斬新さや面白さがくっきりと浮き彫りにさ
れています。ベートーヴェンの魅力がこれほどストレートに伝わってくる演
奏は稀有。さわやかな感動をおぼえる快演です。




<ARTE VERUM>
歴史あるエリザベート王妃国際コンクールの貴重な記録ボックス!
1951年から2000年までの決勝時のライヴ録音をメインとした気魄に満ちた演奏
がギッシリ
クレーメル、内田光子、レーピン、ブラレイに戸田弥生、フライシャー、コー
ガンも!
さらに伴奏指揮者もギーレンなど注目!

CYP 9612 12枚組 \8800
エリザベート王妃国際音楽コンクール1951-2001
過去に開催されたコンクールの実況ライヴ
(一部受賞者記念コンサート音源を含む)
[CD1]
・1951年ヴァイオリン部門第1位/レオニード・コーガン(1924-1982)
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番-カデンツァのみ
(1951年5月23日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1955年ヴァイオリン部門第1位/バール・セノフスキ(b.1925)
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ(ピアノ:ウジェーヌ・ドゥ・カンク)
(1955年5月26日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1955年ヴァイオリン部門第2位/ジュリアン・シトコヴェツキ(1925-1958)
イザイ:ヴァイオリン・ソナタop.27-6
(1955年6月8日(入賞者記念コンサート)パレ・デ・ボザール)
・1959年ヴァイオリン部門第1位/ジェイム・ラレード(b.1941)
ミヨー:ヴァイオリン協奏曲第3番「国王のコンセール」op.373
(ベルギー国立管弦楽団、フランツ・アンドレ指揮)
(1959年5月28日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1963年ヴァイオリン部門第5位/チャールズ・キャッスルマン(b.1941)
ジョンゲン:ヴァイオリン協奏曲 ニ調
(ベルギー国立管弦楽団、フランツ・アンドレ指揮)
(1963年5月23日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
[CD2]
・1952年ピアノ部門第1位/レオン・フライシャー(b.1928)
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
(ベルギー国立管弦楽団、フランツ・アンドレ指揮)
(1952年5月26日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1956年ピアノ部門第5位/ラザール・ベルマン(b.1930)
プロコフィエフ:トッカータop.11
(1956年5月29日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1960年ピアノ部門第1位/マルコム・フレージャー
マルセル・プート:ピアノ協奏曲
(ベルギー国立管弦楽団、フランツ・アンドレ指揮)
(1960年5月25日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
[CD3]
・1956年ピアノ部門第1位/ヴラディーミル・アシュケナージ(b.1937)
リスト:ピアノ協奏曲第1番(ベルギー国立管弦楽団、フランツ・アンドレ指揮)
(1956年6月1日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1964年ピアノ部門第3位/ジャン=クロード・ヴァンドン・アインデン
(b.1947)
シューマン:交響的練習曲
(1964年5月25日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1964年ピアノ部門第1位/エフゲニー・モギレフスキ(b.1945)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
(RTB/ BRT交響管弦楽団、ダニエル・シュテルンフェルド指揮)
(1964年6月12日(ガラ・コンサート)パレ・デ・ボザール)
[CD4]
・1963年ヴァイオリン部門第1位/アレクセイ・ミフリン(b.1938)
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 op.77
(ベルギー国立管弦楽団、アンドレ・クリュイタンス指揮)
(1963年6月13日(ガラ・コンサート)パレ・デ・ボザール)
・1967年ヴァイオリン部門第1位/フィリップ・ヒルシュホルン(1946-1996)
ラヴェル:ツィガーヌ(ベルギー国立管弦楽団、ルネ・ドゥフォッセ指揮)
(1967年6月9日(ガラ・コンサート)パレ・デ・ボザール)
・1967年ヴァイオリン部門第3位/ギドン・クレーメル
シューマン:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 op.131
(ピアノ:マリーナ・ボンダレンコ)
(1967年5月25日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1980年ヴァイオリン部門第2位/ペーター・ザゾフスキ(b.1945)
フレデリク・ファン・ロッスム:ヴァイオリン協奏曲第1番
(ベルギー国立管弦楽団、ジョルジュ・オクトロス指揮)
(1980年5月27日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
[CD5]
・1968年ピアノ部門第5位/アンドレ・ドゥ・グロート(b.1940)
ラフマニノフ:パガニーニの主題に基づく変奏曲op.43
(ベルギー国立管弦楽団、ルネ・ドゥフォッセ)
(1968年6月5日(受賞者記念コンサート)パレ・デ・ボザール)
・1968年ピアノ部門第1位/エカテリーナ・ノヴィツカヤ(b.1951)
ムソルグスキー:展覧会の絵
(1968年5月31日(第1位受賞者記念リサイタル)パレ・デ・ボザール)
・1975年ピアノ部門第3位/ユーリ・エゴロフ(1954-1988)
シューマン:謝肉祭op.9
(1975年5月27日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
[CD6]
・1968年ピアノ部門第10位/内田光子(b.1948)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
(RTB/ BRT交響管弦楽団、ダニエル・シュテルンフェルド指揮)
(1968年5月21日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1978年ピアノ部門第1位/アブデル=ラーマン・エル=バシャ(b.1958)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番
(ベルギー国立管弦楽団、ジョルジュ・オクトロス指揮)
(1978年5月31日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1987年ピアノ部門第1位/アンドレイ・ニコルスキ(b.1959)
ショパン:舟歌
(1987年5月13日(セミ・ファイナル)ブリュッセル王立音楽院)
[CD7]
・1971年ヴァイオリン部門第5位/エディト・ヴォルケールト(1949-1992)
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
(ベルギー国立管弦楽団、ミヒャエル・ギーレン指揮)
(1971年6月2日(受賞者記念コンサート)パレ・デ・ボザール)
・1980年ヴァイオリン部門第1位/堀米ゆず子(b.1957)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 op.78
(ピアノ:ジャン=クロード・ヴァンデン・アインデン)
(1980年5月30日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1976年ヴァイオリン部門第1位/ミハイル・ベズヴェルフニー(b.1947)
ショスタコーヴィチ/ツィガノフ:
ヴァイオリンとピアノのための4つのプレリュード
(ピアノ:ベッラ・ラーコヴァ)
(1976年5月29日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
[CD8]
・1975年ピアノ部門第1位/ミハイル・フェールマン(b.1955)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
(BRT交響管弦楽団、イルヴィン・ホフマン指揮)
(1975年5月31日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1983年ピアノ部門第1位/ピエール=アラン・ヴォロンダート(b.1962)
ブラームス:4つのバラードop.10
(1983年5月27日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1987年ピアノ部門第4位/ヨハン・シュミット(b.1964)
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ
(1987年5月27日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
[CD9]
・1971年ヴァイオリン部門第1位/ミリアム・フリード(b.1946)
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
(RTB/BRT交響管弦楽団、ルネ・ドゥフォッセ指揮)
(1971年5月17日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1985年ヴァイオリン部門第1位/ナイ・ユアン・フ(b.1961)
ジャン=マリー・シモニス:
ヴァイオリンとオーケストラのためのカンティレーヌ
(録音データなし)
・1993年ヴァイオリン部門第1位/戸田弥生(b.1968)
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ(ピアノ:ダナ・プロトポペスク)
(1993年6月4日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1997年ヴァイオリン部門第1位/ニコライ・ズナイダー(b.1975)
イザイ:ヴァイオリン・ソナタop.27-2
(1997年6月3日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
[CD10]
・1972年ピアノ部門第1位/ヴァレリー・アファナシエフ(b.1947)
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 op.120 D664
(1972年6月1日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1983年ピアノ部門第4位/ダニエル・ブルーメンタール(b.1952)
ドゥヴレーズ:ピアノ協奏曲第4番
(ベルギー国立管弦楽団、ジョルジュ・オクトロス)
(1983年5月23日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1991年ピアノ部門第1位/フランク・ブラレイ(b.1968)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ ヘ長調 KV332
(1991年5月31日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1991年ピアノ部門第1、2、3位
/ブラレイ、ステファン・プルツマン、ブライアン・ガンツ
ラフマニノフ:6手のためのロマンス
(1991年6月18日(ガラ・コンサート)パレ・デ・ボザール)
・1995年ピアノ部門第1位/マルクス・グロー(b.1970)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110
(1995年5月13日(セミ・ファイナル)ブリュッセル王立音楽院)
[CD11]
・1989年ヴァイオリン部門第1位/ヴァディム・レーピン(b.1971)
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
(ベルギー王立音楽院、ジョルジュ・オクトロス指揮)
(1989年5月29日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1999年ピアノ部門第1位/ヴィタリ・サモシュコ(b.1973)
ショパン:バラード第4番
(1999年5月15日(セミ・ファイナル)ブリュッセル王立音楽院)
・1999年ピアノ第2位/アレクサンドル・ギンジン(b.1977)
リスト:ピアノ・ソナタ
(1999年5月13日(セミ・ファイナル)ブリュッセル王立音楽院)
[CD12]
・1988年声楽部門第1位/アガ・ウィンスカ(b.1964)
ヴェルディ:椿姫より「ああ、そはかの人か-花から花へ」
(モネ王立歌劇場管弦楽団、シルヴァン・カンブルラン指揮)
(1988年5月28日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・1992年声楽部門第1位/ティエリー・フェリックス(b.1965)
モーツァルト:
フィガロの結婚より「すべて準備は整った-少しばかりその目を開け」
(1992年5月24日(ファイナル)モネ王立歌劇場管弦楽団、
マルク・シュストロット指揮)
・1996年声楽部門第1位/ステファン・サルターズ(b.1970)
レスピーギ:夜(ピアノ:ヨゼフ・デ・ベーンハウウェル)
(1996年5月15日(セミ・ファイナル)ブリュッセル王立音楽院)
・1996年声楽部門第2位/アンナ・カメリア・ステファヌスク(b.1974)
フィリップ・ベースマンス:季節の夢
(ピアノ:アンドレイアナ・ロスカ=ゲアマナ)
(1996年5月16日(セミ・ファイナル)ブリュッセル王立音楽院)
・1996年声楽部門第3位/エレーニ・マトス(b.1966)
マーラー:私は真っ赤にやけたナイフを(さすらう若人の歌より)
(ピアノ:ダニエル・ブルーメンタール)
(1996年5月16日(セミ・ファイナル)ブリュッセル王立音楽院)
・2000年声楽部門第3位/オルガ・パシフニク(b.1968)
モンテヴェルディ:dal mio permesso amato(オルフェオより)
(アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック、
ポール・グッドウィン指揮)
(2000年5月17日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・2000年声楽部門第2位/マリウス・ブレンシウ(b.1973)
ヴェルディ:マクベスより「ああ、父の手は」
(モネ王立歌劇場管弦楽団、マルク・シュストロット指揮)
(2000年5月25日(ファイナル)パレ・デ・ボザール)
・2000年声楽部門第1位/マリー=ニコル・ルミュウ(b.1975)
ロッシーニ:アルジェのイタリア女より「ひどい運命よ」
(モネ王立歌劇場管弦楽団、マルク・シュストロット指揮)
(2000年5月20日(セミ・ファイナル)パレ・デ・ボザール)
ショーソン:リラの花咲くころ(ピアノ:ダニエル・ブルーメンタール)
(2000年5月19日(セミ・ファイナル)ブリュッセル王立音楽院)
世界の三大コンクールのひとつとも言われるエリザベート王妃国際音楽コンク
ールの50年にわたる貴重な記録。エリザベート王妃国際コンクールは、ベルギ
ーが生んだ偉大なヴァイオリニスト、イザイの名を冠したウジェーヌ・イザイ
コンクール(1937年に第1回が開催)の後身として、1951年に記念すべき第1回
(ヴァイオリン部門)が開催されました。これを皮切りに、ピアノ(1952年-)、
作曲(1953年-)部門が設立、1988年からは声楽部門も設立されました。1年につ
き1部門、各部門は4年毎に開催されています。このボックスには、第1回の優
勝者コーガンの録音から、2000年開催の声楽部門の記録までがギッシリ詰まっ
ています。コンクールのライヴ録音というだけあって、どれも独特の緊張感と
気魄に満ちた演奏ばかり。コーガンのもの以外はすべて全曲収録されています。
若き音楽家たちの真剣勝負にじっくり耳を傾けたいセットです。

QEC 2010 3枚組 \2450
エリザベート王妃国際音楽コンクール2010年(ピアノ部門)の記録
[CD1]
(1)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 op.16
/デニス・コジューキン
(2)ジョン・ミニェ:ターゲット/エフゲニ・ボザノフ
(3)リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調/ユーリ・ファヴォリン
[CD2]
(1)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番/ハンネス・ミナール
(2)ショパン:ピアノ・ソナタ第3番/エフゲニ・ボザノフ
(3)ジャン=リュック・ファフシャン:バック・トゥ・ザ・サウンド
/ユーリ・ファヴォリン
(4)リスト:タランテラ/デニス・コジューキン
[CD3]
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番 ト長調 KV 453/エフゲニ・ボザノフ
(2)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 KV 333/キム・テ・ユン
(3)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 KV 466/キム・ダ・ソル
管弦楽:[CD1&2]ベルギー国立管弦楽団/マリン・オルソップ指揮
[CD3]ワロニー王立室内管弦楽団/ポール・グッドウィン指揮
ライヴ録音/2010年5月10-15日(セミ・ファイナル/ブリュッセル王立音楽院)、
2010年5月24-29日(ファイナル/ブリュッセル・ファインアーツ・センター)
エリザベート王妃国際音楽コンクール2010年(ピアノ部門)の記録。

CYP 9613 3枚組 \2450
エリザベート王妃国際音楽コンクール1951-2001
過去に開催されたコンクールの実況ライヴ
(CYP 9612の抜粋/ミリアム・フリード、ヴラディーミル・アシュケナージ、
堀米ゆず子、フランク・ブラレイ、フィリップ・ヒルシュホルン、
ヴァレリー・アファナシエフ、マリー=ニコル・ルミュウ、
アブデル=ラーマン・エル=バシャ、ヴァディム・レーピン、
ヴィタリ・サモシュコ

<RADIOSERVIS>
CR 0509-2 ¥1850
グレート・アーティスツ・イン・プラハ ゾルターン・コチシュ
シューベルト(1797-1928):ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960(1828)(*)
リスト(1811-1886):
ハンガリー狂詩曲第5番ホ短調「悲しい英雄物語」S.244/5(1846-1853)(+)
アヴェ・マリア(ローマの鐘)S.182(1862)(+)
バルトーク(1881-1945):9つのピアノ小品 第2部 Sz.82, BB.90(1926)(*)
メヌエット/歌/動物たちの行進/タンバリン
ゾルターン・コチシュ(ピアノ)
録音:1996年5月28日、プラハ城、スペインの間、「プラハの春」音楽祭、
ライヴ(*)
1986年5月28日、プラハ市民会館、スメタナ・ホール、「プラハの春」音楽祭、
ライヴ(+)
人気のシリーズにハンガリーの巨匠ゾルターン・コチシュ(1952年生まれ)が登
場。

CR 0510-2 2枚組 ¥2450
グレート・アーティスツ・イン・プラハ 
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲(全曲)
第1番ト長調 BWV1007(*)/第2番ニ短調 BWV1008(*)
第3番ハ長調 BWV1009(*)/第4番変ホ長調 BWV1010(+)
第5番ハ短調 BWV1011(+)/第6番ニ長調 BWV1012(+)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
録音:1955年5月26日(*)、27日(+)、プラハ、ルドルフィヌム、
ドヴォルジャーク・ホール、
「プラハの春」音楽祭、ライヴ、モノラル(+)
Supraphonレーベル、SU 4044と同一音源です。ご注意ください。

CR 0528-2 ¥1850
フランチシェク・ベンダ(1709-1786):ヴァイオリン協奏曲集
イ長調/変ホ長調/ハ長調/ニ長調
ロマン・パトチカ(ヴァイオリン)
プラハ室内管弦楽団

CR 0538-2 ¥1850
メンデルスゾーン(1809-1847):
ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲ニ短調(1822)(*)
ピアノと弦楽のための協奏曲イ短調(1822)(+)
マルチナ・バチョヴァー(ヴァイオリン(*))
マルチン・カシーク(ピアノ(+))
カメラータ・ヤナーチェク
パヴェル・ドレジャル(リーダー)
録音:2010年6月12-13日(*)、9月4-5日(+)、
チェコ放送オストラヴァ支局スタジオ1
メンデルスゾーンが少年時代に書いた協奏曲。




<LAUDA>
LAU 010 \2080 枚数訂正 2枚組 \3100
クリストバル・ガラン(1625頃-1684):魂の歌 ラテン語とスペイン語の作品集
【CD 1:ラテン語の作品】
主をほめたたえよ[Laudate Dominum](詩篇;8声)
天の星[Stella coeli](聖母のためのモテット;8声)
めでたし、元后[Salve Regina](アンティフォナ;5声)
悲しみの聖母[Stabat Mater](セクエンツィア;8声)
めでたし、聖なるマリア[Ave sanctissima Maria](聖母のモテット;8声)
クレゴリオ聖歌による作品 第1旋法[Orba de lleno de primer tono]
(フアン・デル・バド(1625頃-1691)作曲;器楽)
記憶しないでください[Ne recorderis](死者のためのレスポンソリウム;4声)
私は信じた[Credidi](詩篇;8声)
私は私の父のもとへ昇る[Ascendo ad Patrem meun]
(被昇天のためのレシポンソリウム;8声)
【CD 2:スペイン語の作品】
天上界のケルビムよ![Querubes de la impirea]
(聖体の秘蹟のビリャンシコ;8声)
勇敢な恋する男に[Al valiente enamorado](聖体の秘蹟のハカラ;8声)
愛の矢を飛ばせ[Vuele la flecha!](聖母被昇天の独唱曲)
二つの意味を聞け[Oigan a dos sentidos](聖体の秘蹟のビリャンシコ;8声)
太陽の最も美しい娘よ![Bellisima hija del sol!]
(無原罪懐胎の二重唱と四重唱)
蝶よ、飛んで火に入るな![Mariposa, no corras al fuego!]
(聖体の秘蹟のトナダ;独唱)
聞け、木々よ、聞け、獣らよ![Oid troncos, oid, fieras!]
(聖体の秘蹟のビリャンシコ;8声)
フェニックス、愛の炎の中に[Fenix, que en llamas de amor]
(キリスト生誕のトノ;4声)
おべっかつかいの泉[Fuentecillas lisonjeras](聖体の秘蹟の二重唱)
愛するために生きること[Vivir para amar](聖体の秘蹟のビリャンシコ;3声)
感覚の毒[Veneno de los sentidos](トノ・ウマノ;二重唱)
最も美しい光に[A la luz mas hermosa](聖体の秘蹟の独唱曲)
恐れるな、疑うな[No temas, no receles](レスポンシオン・ヘネラル;8声)
ラ・グランド・シャペル
マリア・エウジェニア・ボシュ、アンナ・デニス、マリス・パボン、
カミーユ・ヘスケス(ソプラノ)
ロサ・ドミンゲス、ジョアナ・トメ(メゾソプラノ)
ガブリエル・ディアス・クエスタ、デイヴィッド・オルソップ、
ダニエル・コリンズ(カウンターテナー)
ニコラス・マルロイ、サイモン・ウォール、ヘラルド・ロペス・ガメス(テノール)
ブノワ・アルヌール、ヘスス・ガルシア・アレフラ(バス)
ビャッテ・アイケ、ペーター・シュピスキー(ヴァイオリン)
ニコラス・ミルン(ビウエラ・デ・アルコ) バルバラ・セラ(ファゴット)
エリヒオ・キンテイロ(テオルボ) ジョシュア・チーザム(ヴィオローネ)
シオバン・アームストロング(ハープ)
ヘルマン・スティンダース(ポシティヴ・オルガン)
スコラ・アンティクァ(グレゴリオ聖歌斉唱)
(フアン・カルロス・アセンシオ(指揮))
アルベルト・レカセンス(指揮)
録音:2009年10月25-26日、2010年1月24-26日、クエンカ(スペイン)、
聖ミゲル教会
クリストバル・ガランはセゴビア大聖堂楽長、マドリードのデスカルサル・デ
アレス修道院楽長、王宮礼拝堂楽長等を務めたスペインの作曲家。スペイン・
バロックの作曲家の例にもれず彼の作品の多くが王宮の火災により失われまし
たが、残された教会音楽や世俗声楽曲を入念に研究した上で録音された当盤は、
人気作曲家であった彼の実力をじゅうぶんに伝えるものとなっています。全収
録曲が世界初録音。

LAU 011 \2080
フアン・ガルシア・サラサル(1639-1710):枝の主日のための音楽
サモラの枝の主日の行列とミサの再構成
《棕櫚の聖別》
私を清めてください[Asperges me](アンティフォナ)
ダヴィデの息子にホサナ[Hosanna Filio David]
(アンティフォナ;グレゴリオ聖歌)
《棕櫚の配布》
ヘブライの子らは[Pueri Hebraeorum](アンティフォナ;8声)
《行列》
エルサレムに着き[Cum appropinquaret](アンティフォナ;グレゴリオ聖歌)
《教会の門の前に》
栄光、称賛[Gloria laus](ヒムヌス;8声)
《教会内の行列》
主が聖都に入られたとき[Ingrediente Domino](レスポンソリウム;8声)-
民が聞いたとき[Cum audissent populus](グレゴリオ聖歌)
クレゴリオ聖歌による作品 第1旋法[Orba de lleno de primer tono]
(アントニオ・ブロカルテ(1629-1696)作曲)
《ミサ》
主よ、離れないでください[Domine, ne longe facias](グレゴリオ聖歌)
ミサ第8旋法(4声)から キリエ[Kyrie de la Misa de octavo tono]
あなたは私の友となる[Vos amici mei](使徒書簡;4声)
マタイ受難曲[Passio Domini nostri Jesu Christi secundum Matthaerum]
(福音書;4声)
キリストは私たちのために[Christus factus est](オフェルトリウム;4声)
ミサ第8旋法(4声)から サンクトゥス[Sanctus de la Misa de octavo tono]-
ベネディクトゥス[Benedictus](グレゴリオ聖歌)
平和を与えてください、主よ[Da pacem, Domine](聖体奉挙;4声;器楽)
ミサ第8旋法(4声)から アニュス・デイ
[Agnus Dei de la Misa de octavo tono]
父よ、もしも[Pater, si non potest](コムニオン;グレゴリオ聖歌)
私たちは主を祝う[Benedicamus Domino]
(ポストコムニオン;グレゴリオ聖歌)-
天の都、エルサレム[Caelestis urbs Ierusalem](4声;器楽)
《晩課》
王の御旗は進む[Vexilla regis]
(ヒムヌス;4声、グレゴリオ聖歌との交代歌唱)
《ボーナス・トラック》
マリア・マグダレーナ[Maria Magdalena](モテット;4声)
ラ・グランド・シャペル
ロビン・タイソン、
ガブリエル・ディアス・クエスタ(カウンターテナー;ソプラノ声部)
ダニエル・コリンズ、
オーウェン・ウィレッツ(カウンターテナー;アルト声部)
ジェイムズ・オクスリー、サイモン・ウォール(テノール)
マシュー・ベイカー、ニック・パーフェクト(バス)
ゲープハルト・ダーヴィト(コルネット) 
ベルンハルト・オルトナー(アルトサックバット)
ハンス・ペーター・ガイスヴィンクラー(テナーサックバット)
バルバラ・セラ(ファゴット) シオバン・アームストロング(ハープ)
ヘルマン・スティンダース(ポシティヴ・オルガン)
スコラ・アンティクァ(グレゴリオ聖歌斉唱)
(フアン・カルロス・アセンシオ(指揮))
アルベルト・レカセンス(指揮)
録音:2010年3月14-15日、バリャドリド(スペイン)、
ミゲル・デリベス文化センター
フアン・ガルシア・サラサルは1668年から没するまで42年の長きにわたってス
ペインのサモラ大聖堂楽長を務めた作曲家。バロック時代にありながら前時代
的な作風の教会音楽を数多く書きました。当盤では復活祭の一週間前の日曜日
(聖週間の初日)、棕櫚(しゅろ)の枝を聖別する枝の主日(受難の主日)の祝祭音
楽が再構成されています。「マタイ受難曲」の演奏時間は約24分。全収録曲が
世界初録音。




<LICANUS>
CDM 1028 \2080
モレスカ(モーロ風) モーロ人とキリスト教徒のロマンセとカンティガ集
不詳:ラ・モレスカ(聖母マリアのカンティガ 第76番;器楽)
不詳:モーロの女王シェリファ(セファルディムのロマンス;モロッコ伝承)
不詳:なぜモーロ人と戦うか(聖母マリアのカンティガ 第193番)
イブラヒム・タイビリ?作詩:
スペインのファラオのソネット(ムダラの曲の替え歌)
ガブリエル:あの美しいモーロ娘(「王宮の歌集」から)
ダルツァ/不詳:Caldibi castigliano/Calvi arabi(Salinas)
不詳:Como Santa Maria livrou u mouro a que queria fillar...
(聖母マリアのカンティガ 第192番)
不詳:モーロ人、私のモーロ人
(ペロ・ディアスの古いロマンセ;エンシナの曲の替え歌)
不詳:Como Santa Maria destruyu un gran poboo de mouros
(聖母マリアのカンティガ 第99番;器楽)
フアン・デル・エンシナ(1468-1529):起きて、パスクアル(「王宮の歌集」から)
不詳:Twichia Nuba Asbahan(アンダルシア伝承;器楽)
ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561以後?):
Con pavor recordo el moro(モリアナのロマンセ)
不詳:Ha moura que tia seu fillo en bracos...
(聖母マリアのカンティガ 第205番)
クリストバル・デ・モラレス(1500頃-1553)/
ミゲル・デ・フエンリャナ(1500頃-1579):モーロ人はアンテケラから
不詳:三人のモーロ娘が私を魅了した(「王宮の歌集」から)
不詳:La mora moraima(ロマンセ;エンシナの曲の替え歌)
ルイス・デ・ナルバエス(1500頃-1555/1560):モーロの王は散歩していた
不詳:Como una moura levou seu fillo morto a Santa Maria de Salas
et ressucitou-ll'o(聖母マリアのカンティガ 第167番;器楽)
ディエゴ・ピサドル(1509/10?-1557以後):聖フアン祭の朝
ピラル・エステバン(ソプラノ)
ジョルディ・リカルト(バリトン)
カペリャ・デ・ミニストレルス
カルレス・マグラネル(指揮)
録音:2010年1月22-24日、バレンシア(スペイン)、
ラ・ベネフィセンシア文化センター、アルフォンス・エル・マグナニム・
ホール
モーロ人(ムーア人、イスラム教徒)の文学的・音楽的影響を強く受けた中世・
ルンサンス時代のスペインの芸術歌曲を中心とするプログラム。スペイン語・
カタルーニャ語・英語・フランス語による解説と原語歌詞、カタルーニャ語・
英語・フランス語訳詞を完備したハードカバー・ブック仕様。

CDM 0720 \2080
【未案内旧譜】
皇帝の戦争 アルマンサの戦いの時代の音楽
ジュアン・バプティスタ・カバニリェス(1644-1711):
イタリアのコッレンテ(序奏)/ティエント・デ・ファルサス
聖体の秘蹟のビリャンシコ から Mi esposo asesta sus flechas(リフレイン)
トッカータとパッサカリア
マティアス・ナバロ(1668頃-1727):
聖体の秘蹟のカンタータ から Abrasame, alumbrame(序唱)
アントニオ・テオドロ・オルテリュス(1649-1706):
宗教的オラトリオ「われらが主キリストの受難について」(1706)から
Silencio adorable(アリエッタ)
アントニオ・リテレス(1673-1747):
オペラ「四大元素」から Suenen los clarines(アリエッタ)
サルスエラ「ユピテルとダナエ」から Mi bien adorado(二重唱)
オペラ「四大元素」から Sedienta de influjos(アリエッタ)
アントニオ・マルティン・イ・コル(?-1734頃):
スペイン組曲(マドリード、1706頃)
ホセプ・プラダス・ガリェン(1689-1757):
Oigan al bobo(ソロ・ウマノ;バレンシア、1710)
Venid valencianos
(喜劇のためのクアトロ、ヴァイオリンを伴う;バレンシア、1709)
Hola hola au(寸劇のためのクアトロ;バレンシア、1709)
イサベル・モナル、オルガ・ピタルク、パトリシア・リュレンス、
エストレリャ・エステベス(ソプラノ)、他
カペリャ・デ・ミニストレルス
カルレス・マグラネル(指揮)
スペイン継承戦争(1701-1713)においてフランス・スペイン軍がイギリス・ポル
トガル軍を撃破してバレンシアとスペインの大半を奪回したアルマンサの戦い
(1707)。その300周年を記念して2007年に制作・発売されたアルバム。既発売
音源からの編集盤ですが、未だ当レーベルから再発売されていない旧EGTレー
ベルの音源も含まれているようです。





<VERSO>
VRS 2096 \2080
ショパン(1810-1849):
バラード第1番ト短調 Op.23/バラード第2番ヘ長調 Op.38
バラード第3番変イ長調 Op.47/バラード第4番ロ短調 Op.52
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
ミゲル・アンヘル・ムニョス(ピアノ)
録音:2010年6月12日、7月3日、ヘタフェ専門音楽院
(スペイン、マドリード自治州)
ミゲル・アンヘル・ムニョスはマドリード王立音楽院でジュゼプ・コロン他に、
ロンドン王立音楽アカデミーでアンドラーシュ・シフに師事したスペインのピ
アニスト。

VRS 2097 \2080
J・S・バッハ(1685-1750):ゴルトベルク変奏曲 BWV988
エウラリア・スレ(ピアノ)
録音:2006年10月7日、バルセロナ、カタルーニャ高等音楽学校
エウラリア・スレ(ソレ)はバルセロナに生まれ、ペレ・バリュリベラ、クリス
ティアーヌ・セナール(フランス)、マリア・ティーポ(イタリア)に師事したピ
アニスト。

VRS 2098 \2080
アルトゥル・ドゥオ・ビタル(1901-1964):管弦楽作品集
島の風車小屋(1932)
山の組曲(1949)(*)
ある記念日のための交響曲(1960)(*)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
録音:2009年3月、マラガ・フィルハーモニー管弦楽団リハーサル・ホール
(スペイン)
アルトゥル・ドゥオ・ビタルはスペインのカンタブリア生まれの指揮者・作曲
家。パリでデュカスに作曲を、マドリードでアルボスに指揮を師事しました。
声楽作品を多く書き特に合唱の作曲家として高名でしたが、レーベルからの情
報によれば現存する管弦楽曲は当盤に収録の3作品がすべてとのことです。
(*)世界初録音。




<COLUMNA MUSICA>
1CM 0244 ¥2080
風の翼
マリア・ロザ・リバス/マリウス・トゥレス(1910-1942)作詩:
孤独/マハルタへの歌/夕べの歌/沈黙の後に(器楽)/ある音楽の記憶
窓/これが喜び/命の火がもどるのだから/雲/三人の友
目覚めて(器楽)/甘美な死の天使(*)/日の長い五月に/秋の歌
M・アンジェルス・ミロ(ソプラノ)
ミケル・コボス(テノール)
マリア・ロザ・リバス(ピアノ)
ピーター・ジョン・バッカス、ヌリア・フェレス(フルート)
フレデリク・ミラルダ(クラリネット)
パウラ・ウスタロス(チェロ)
ソノール弦楽四重奏団
録音:1987、2010年、スタジオ・アルベルト・ムラレダ(*以外)
1992年12月16日、バルセロナ市立音楽院(*)

1CM 0252 ¥2080
ビクトリア・フロム・ザ・ハート 愛の歌集
マルティーニ(1741-1816):愛の喜び
ロンドン交響楽団 ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
録音:1964年
シューベルト(1797-1828):ただ憧れを知る者だけが(ミニョンと竪琴弾き)D.877
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン) 
ジェラルド・ムーア(ピアノ)
録音:1960年
フォーレ(1845-1924):イスファハンのばら Op.39 No.4
ゴンサロ・ソリアノ(ピアノ) 録音:1967年
ラヴェル(1875-1937)/ロザンタール編曲(管弦楽伴奏):
5つのギリシャ民謡 から 乳香を摘む女たちの歌
パリ音楽院管弦楽団 ジョルジュ・プレートル(指揮) 録音:1962年
アーン(1874-1947):恋する乙女
ロンドン交響楽団 ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
録音:1964年
カントルーブ(1879-1957):オーベルニュの歌 から バイレロ
コンセール・ラムルー管弦楽団 ジャン=ピエール・ジャキャ(指揮)
録音:1973年
フォーレ:黄金の涙 Op.72
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン) 
ジェラルド・ムーア(ピアノ)
録音:1961年
ブラームス(1833-1897):旋律のように私の心を惹きつける Op.105 No.1
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ) 録音:1990年
シューマン(1810-1856):ミルテの花 Op.25 から くるみの木(No.3)
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 録音:1951年
アーン:クロリスに
マヌエル・ガルシア・ムランテ(ピアノ)
録音:1990年、東京 前出:Colunma Musica, 1CM 0161
ブラームス:君の青い瞳 Op.59 No.8
フォーレ:月の光 Op.46 No.2
ジェラルド・ムーア(ピアノ 録音:1961年
ベートーヴェン(1770-1827):夢 WoO.155 No.14
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン) 
ジェラルド・ムーア(ピアノ)
録音:1961年
フォーレ:愛の歌 Op.27 No.1
ジェラルド・ムーア(ピアノ 録音:1961年
プッチーニ(1858-1924):オペラ「ボエーム」から あなたの愛の呼ぶ声に
ローマ・オペラ管弦楽団 ジュゼッペ・モレッリ(指揮) 録音:1955年
モーツァルト(1756-1791):オペラ「フィガロの結婚」から 愛の神よ
パリ・オペラ座管弦楽団 ワルター・ジュスキント(指揮) 録音:1955年
グノー(1818-1893):オペラ「ファウスト」から テューレの王のバラード
パリ・オペラ座合唱団&管弦楽団 アンドレ・クリュイタンス(指揮)
録音:1959年
マスネ(1842-1912):
オペラ「マノン」から さようなら、私たちの小さなテーブルよ
パリ・オペラ座管弦楽団 ピエール・モントゥー(指揮) 録音:1950年
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「シモン・ボッカネグラ」から 海をご覧なさい
ジュゼッペ・カンポーラ(テノール) ローマ・オペラ合唱団&管弦楽団
ガブリエーレ・サンティーニ(指揮) 録音:1958年
ヴェルディ:オペラ「椿姫」から パリを離れて
カルロ・デル・モンテ(テノール) ローマ・オペラ合唱団&管弦楽団
トゥリオ・セラフィン(指揮) 録音:1960年
[ボーナス・トラック]
Defaite / Aveu ビクトリア・デ・ロスア・アンヘレス(ギター弾き語り)
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
EMI音源を中心にビクトリア・デ・ロス・アンヘレスが録音した愛の歌の数々
を収集したアルバム。

1CM 0253 ¥2080
ホアキン・トゥリナ(1882-1949):ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲ヘ長調(1904)/環 Op.91(1942)
ピアノ三重奏曲第1番ニ長調 Op.35(1926)
ピアノ三重奏曲第2番ロ短調 Op.76(1933)
アリアガ三重奏団
ダニエル・リゴリオ(ピアノ) フェリペ・ロドリゲス(ヴァイオリン)
ダビド・アペリャニス(チェロ)
録音:2009年10月6-7日、ヘタフェ音楽院ホール(スペイン)
ピアノ三重奏曲ヘ長調は作曲者没後50年にあたって1999年に復元された作品。

1CM 0256 ¥2080
クララ・シューマンとヨハネス・ブラームス
ブラームス(1833-1897):ピアノ三重奏曲第1番 Op.8(1891)
クララ・シューマン(1819-1896):ピアノ三重奏曲ト短調 Op.17(1846)
ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番ハ長調 Op.101(1887)
カンディンスキー三重奏団
コッラード・ボルシ(ヴァイオリン) アンパロ・ラクルス(チェロ)
エミリ・ブルガリャ(ピアノ)

1CM 0263 ¥2080
春の水 カタルーニャの合唱音楽
サルバド・ブルトンス(1959-):四季 Op.64
春の水/八月の怠慢/秋の最後の満月/クリスマスの歌
ジュゼプ・ビラ(1966-):見晴らし台
マヌエル・オルトラ(1922-):音楽詩集
ペンギン/秘密/蝿と蚊/象
ラモン・ヌゲラ(1937-):ラ・フォン・デル・ガトから下って
ウルフェオ・カタラ青年合唱団
ジュゼプ・ブフォルン(ピアノ)
エステベ・ナボナ(指揮)
録音:2010年6月12-13日、9月18-19日、バルセロナ、カタルーニャ音楽堂、
小音楽堂

1CM 0266 ¥2080
シューマン 小品の技法
シューマン(1810-1856):
蝶々 Op.2/アレグロ Op.8/幻想小曲集 Op.12
フディト・ハウレギ(ピアノ)
録音:2010年9月27-29日、ヘタフェ、アウディトリオ
(スペイン、マドリード自治州)
フディト・ハウレギ(1985年生まれ)は生地サンセバスティアンの音楽院、
サラマンカ高等音楽院、ミュンヘンのリヒャルト・シュトラウスで学んだスペ
インのピアニスト。

1CM 0269 ¥2080
ミッション アマゾンのバロック
モホスとチキトスのインディオへのイエズス会の伝道の音楽(1681-1767)
不詳:
フォリア/Caima, Iyai Jesus(*/+)/Pastoreta Ychepe Flauta(+)
Quid moror Maria(*)(#)/Aqui ta naqui Iyai(*/+)/ソナタ第5番ニ短調(#)
In hac mensa novi Regis(*)/ソナタ第6番ト長調(#)
[ボーナス・トラック]
ドメニコ・ツィポーリ(1688-1726)/
A・マルティン・サルダニャ編曲:聖体奉挙 ヘ長調
ソレダド・カルドソ(ソプラノ(*))
フロリアン・カズン(フラウト・トラヴェルソ(+))
スフェラ・アンティクァ
ハビエル・イリャン’パブロ・グティエレス(指揮)
録音:2010年9月15-17日、マドリード、スタジオ・ムシグラマ
現ボリビア共和国のアマゾン川上流地域、イエズス会の伝道所が建てられたモ
ホスとチキトスのアーカイヴに残された楽譜に基づく演奏。(#)世界初録音。
スフェラ・アンティクァはスペイン語圏の古楽の演奏を目的として創設された
スペインのピリオド楽器アンサンブル。




<ARS PRODUKTION>
ARS 38072 ¥1850
ユリウス・レントヘン(1855-1832):ピアノ三重奏曲集 Vol.2
ピアノ三重奏曲第2番変ロ長調 Op.23
ピアノ三重奏曲第4番ト短調「エンタム」
ストリオーニ三重奏団
バルト・ファン・デ・ルール(ピアノ) ワウター・フォッセン(ヴァイオリン)
マルク・フォッセン(チェロ)
録音:2009年8月26-28日、ファルテルモント(オランダ)、コンセルトブルデレイ
ユリウス・レントヘンはライプツィヒ生まれのオランダ人作曲家・ピアニスト
で、アムステルダム音楽院長を務めました。2曲とも世界初録音。
Vol.1:ARS 38031。

ARS 38081(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3350
ハイドン(1732-1809):オラトリオ「四季」Hob.XXI:3
シビッラ・ルーベンス(ソプラノ)
ヤン・コボウ(テノール)
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(バリトン)
テルツ少年合唱団
ゲアハルト・シュミット=ガーデン(合唱指揮)
カペラ・コロニエンシス
ブルーノ・ヴァイル(指揮)
録音:2010年3月21日、エッセン・フィルハーモニー(ドイツ)、
アルフリート・クルップ・ザール、ライヴ
強力ソリスト陣、名門少年合唱団、老舗ピリオド楽器オーケストラによるハイ
ドンの名作オラトリオ。

ARS 38498 ¥1850
シューマンと彼の理想の人物プロイセン王子ルイ・フェルディナント、
そしてシューベルト
シューマン(1810-1856):行進曲変ホ長調 Op.76 No.4(管弦楽版)
プロイセン王子ルイ・フェルディナント(1772-1806):
ピアノと管弦楽のためのロンド変ロ長調 Op.9(+)
シューベルト(1797-1828):(管弦楽伴奏編曲版、独唱歌曲)(*)
秋の夜の月に D.614/夜の曲 Op.36 No.2 D.672
さすらい人 Op.4 No.1 D.489/ズライカの第1の歌 Op.14 No.1 D.720
シューマン:交響曲第3番変ホ長調「ライン」Op.97
ミリアム・アレクサンドラ(ソプラノ(*))
クラウス・テンプス(バリトン(*))
イラ・マリア・ヴィトシンスキー(ピアノ(+))
カールスルーエ工学研究所コレギウム・ムジクム(管弦楽)
フーベルト・ハイツ(指揮)
録音:2010年7月2-4日、場所未詳

ARS 38499 ¥1850
シュンケ、シューマン、ブルグミュラー:ピアノ作品集
ノルベルト・ブルグミュラー(1810-1836):狂詩曲ロ短調 Op.13
ルートヴィヒ・シュンケ(1810-1834):大ソナタ ト短調 Op.3
シューマン(1810-1856):
ユモレスク 変ロ長調 Op.20/謝肉祭「4つの音符による面白い情景」Op.9
佐野恵(ピアノ)
録音:2010年12月11日、2011年1月7-8日、場所未詳




<VISTA VERA>
VVCD 00221 \1550
ロシアの指揮者たち Vol.18 ボリス・ハイキン
チャイコフスキー(1840-1893):交響曲第2番ハ短調 Op.17(*)
ドヴォルジャーク(1841-1904):スラヴ舞曲集第1巻 Op.46 から Nos.2,5,8(+)
ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲集 から Nos.17-21(#)
リスト(1811-1886):メフィスト・ワルツ(**)
ソヴィエト国立交響楽団(*)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(+)
大交響楽団(#/**)
ボリス・ハイキン(指揮)
録音:1949年(+)/1958年(*/**)/1964年(#)

VVCD 00222 \1550
ウラディーミル・ソフロニツキー スクリャービン博物館ライヴ Vol.4
ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ第50番ニ長調 Hob.XVI:37(*)
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2(+)
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57(#)
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111(**)
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:1956年6月14日(**)、1956年12月9日(+)、1957年1月19日(*)、
1957年10月12日(#)、
モスクワ、スクリャービン博物館、ライヴ

VVCD 00223 \1550
ウラディーミル・ソフロニツキー スクリャービン博物館ライヴ Vol.5
シューベルト(1797-1828):
ピアノ・ソナタ第14番イ短調 Op.143 D.784(*)
楽興の時 Op.94 D.780 から Nos.3,5(+)
シューマン(1810-1856):
3つのロマンス Op.28(#)/8つのノヴェレッテ Op.21 から Nos.7,8(**)
スクリャービン(1872-1915):
練習曲変ロ短調 Op.8 No.11(++)/前奏曲嬰ヘ長調 Op.33 No.2(++)
謎 変ニ長調 Op.52 No.2(++)/2つのマズルカ Op.40(##)
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:1956年5月31日(*)、1956年12月2日(##)、1956年12月25日(+)、
1957年1月19日(++)、
1958年6月25日(**)、1958年7月5日(#)、モスクワ、スクリャービン博物館、
ライヴ

VVCD 00224 \1550
ウラディーミル・ソフロニツキー スクリャービン博物館ライヴ Vol.6
シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
ショパン(1810-1849):
マズルカ
ホ短調 Op.41 No.2/ロ短調 Op.33 No.4/ハ長調 Op.33 No.3
嬰ハ短調 Op.50 No.3/嬰ハ短調 Op.41 No.1/ヘ短調 Op.63 No.2
嬰ハ短調 Op.30 No.4/変ニ長調 Op.30 No.3
前奏曲変ロ短調 Op.28 No.16/同ヘ短調 Op.28 No.18
ワルツ
ロ短調 Op.69 No.2/変ト長調 Op.70 No.1/ヘ短調 Op.70 No.2
変ニ長調 Op.70 No.3
スクリャービン(1872-1915):
マズルカ嬰ヘ長調 Op.40 No.2/同ホ短調 Op.25 No.3/ワルツ変イ長調 Op.38
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:1956年3月7日、モスクワ、スクリャービン博物館、リサイタル・ライヴ

VVCD 00225 \1550
ウラディーミル・ソフロニツキー スクリャービン博物館ライヴ Vol.7
プロコフィエフ(1891-1953):
伝説 Op.12 No.5(*)/束の間の幻影 Op.22 から Nos.1-7,11,10,12,17,18(+)
風刺 Op.17(+)/おとぎ話 Op.3 No.1(+)/ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83(#)
年老いた祖母の物語(#)/ピアノ・ソナタ第3番イ短調 Op.28(#)
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
24の前奏曲とフーガ Op.87 から Nos.9,3(#)
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:1955年4月10日(+)、1955年6月11日(#)、1957年2月9日(*)、
モスクワ、スクリャービン博物館、ライヴ

VVCD 00227 \1550
スタニスラフ・ネイガウス Vol.8
スクリャービン(1872-1915):
ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調「幻想ソナタ」Op.19
左手のための2つの小品 Op.9/ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調 Op.30
練習曲 嬰ヘ短調 Op.8 No.2/ロ長調 Op.8 No.4/ホ長調 Op.8 No.5
嬰ハ短調 Op.42 No.5/変ロ短調 Op.8 No.11/嬰ニ短調 Op.8 No.12
ピアノ・ソナタ第9番 Op.68/脆さ Op.51 No.1/謎 Op.52 No.2
炎に向かって(詩曲)Op.72 以上(*)
詩曲 Op.59 No.1/2つのマズルカ Op.40/2つの詩曲 Op.32
憧れ Op.57 No.1/舞い踊る愛撫 Op.57 No.2
仮面(詩曲) Op.63 No.1/不思議(詩曲)Op.63 No.2 以上(+)
スタニスラフ・ネイガウス(ピアノ)
録音:1969年6月10日(*)、1975年10月10日(+)、モスクワ音楽院大ホール、
ライヴ




<MELODIYA>
MELCD 1001824 \1550
ロシア作曲家によるオペラ序曲集
グリンカ(1804-1857):
「ルスランとリュドミラ」序曲/「イワン・スサーニン」序曲(*)
ボロディン(1833-1887):「イーゴリ公」序曲
ムソルグスキー(1839-1881):
「ホヴァーンシチナ」から 前奏曲「モスクワの川の夜明け」
リムスキーコルサコフ(1844-1908):
「サトコ」前奏曲/「五月の夜」序曲/「皇帝の花嫁」序曲
「プスコフの娘」序曲
ダルゴムイシスキー(1813-1869):「ルサルカ」序曲
ボリショイ劇場管弦楽団(*以外)
ソヴィエト国立交響楽団(*)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)

MELCD 6001690 \1550
世界革命の歌
ウラディーミル・レーニン(1870-1924)演説:第三インターナショナル
ピエール・ドジェイテル(1848-1932)/
ウジェーヌ・ポティエ(1816-1887)作詞:インターナショナル
モスクワ放送合唱団&交響楽団 アレクサンドル・ガウク(指揮)
ルージェ・ド・リール(1760-1836):ラ・マルセイエーズ
ロシア共和国合唱団 アレクサンドル・ユルロフ(指揮)
伝承歌/ヴァツワフ・シフィエンチツキ作詞/
グレプ・クシジャノフスキ訳詞:ワルシャワ労働歌
赤旗勲章アレクサンドロフ記念ソヴィエト軍・歌と踊りのアンサンブル
レフ・トロツキー(1879-1940):ソヴィエト社会主義共和国連邦について
伝承歌/レオニード・ラーディン(1860-1900):
果敢に、同志よ、足並み揃え(憎しみのるつぼ)
モスクワ放送合唱団&交響楽団 A・コヴァーリョフ(指揮)
伝承歌/アレクサンドル・ヴェルミシェフ(1879-1919)作詞:いざ、友よ
ピャトニツキー記念国立ロシア民俗楽団 V・レバショフ(指揮)
伝承歌/フィリプ・シュクレフ作詞:われらは鍛冶屋
モスクワ国立室内合唱団 V・ソコロフ(指揮)
不詳/ミハイル・ミハイロフ作詞/Y・エンゲ編曲:果敢に、友よ
ソヴィエト国立アカデミー・ロシア合唱団
アレクサンドル・スヴェシニコフ(指揮)
ウラディーミル・レーニン(演説):ソヴィエトの力とは何か?
フランス革命歌/ボレスワフ・ユエルヴィエンスキ(1851-1888)、
ウラディーミル・アキモフ(1872-1921)訳詞:赤旗
モスクワ放送合唱団&交響楽団 A・コヴァーリョフ(指揮)
不詳/A・アルハンゲリスキー作詞:同志は斃れぬ
ソヴィエト国立アカデミー・ロシア合唱団
アレクサンドル・スヴェシニコフ(指揮)
アレクサンドラ・コロンタイ(1872-1952)演説:女性労働者へ
P・ズプコフ/B・スコルビン作詞:われらの機関車よ、疾走せよ
モスクワ国立室内合唱団 V・ソコロフ(指揮)
ピエール・ドジェイテル:インターナショナル(管弦楽版)
ボリショイ劇場管弦楽団 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1918-1966年

MELCD 1001734 \1550
ストラヴィンスキー(1882-1971):バレエ「火の鳥」(1910)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
ドミートリー・キタエンコ(指揮)
録音:1985年




<CLASSICAL RECORDS>
※代理店の在庫限りの限定特価商品

CR 024 2枚組 \1280
プッチーニ(1858-1924):オペラ「トスカ」(ロシア語版)
タマーラ・ミラシュキナ(ソプラノ:トスカ)
ズラブ・アンジャパリーゼ(テノール:カヴァラドッシ)
オレグ・クレノフ(バリトン:スカルピア)
ワレーリー・ヤロスラフツェフ(バス:アンジェロッティ) 他
ソヴィエト国立アカデミー・ロシア合唱団
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1967年
スヴェトラーノフの珍しいレパートリーとして発売当時話題となったアイテム。




<TRITO>
TD 0078 ¥1550
アルベニス(1860-1909):カタロニア 管弦楽作品集
交響的狂詩曲「カタロニア」(1899)
カタルーニャの交響的情景(1888-1889)
村で/牧歌/セレナード/田舎の踊り
オペラ「ペピタ・ヒメネス」(1895)からの組曲
(ホセ・デ・エウセビオ選曲・校訂)
バルセロナ交響楽団
ハイメ・マルティン(指揮)
録音:2010年7月、バルセロナ、ラウディトリ
ピアノ音楽で知られるスペイン、カタルーニャ(カタロニア)地方生まれの作曲
家アルベニスの管弦楽作品のみを収録した珍しいアルバム。「カタルーニャの
交響的情景」はアルベニスがバルセロナ近郊のティアナ村で書き上げた村祭り
を題材とする組曲形式の作品で、当録音が世界初。

TD 0079 ¥1550
マルケス、モンサルバジェ、アマルゴス:フルート協奏曲集
アルトゥロ・マルケス(1950-):
協奏曲「ソン II」(地の)/協奏曲「ソン I」(*)
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):シンフォニエッタ=コンチェルト(*)
ジュアン・アルベルト・アマルゴス(1950-):
ノーザン・コンチェルト(フルート版)(+)
クララ・アンドラダ(フルート)
カスティリャ・イ・レオン交響楽団
アレハンドロ・ポサダ(指揮)
録音:2008年1月29日-2月1日(+)、6月21-24日(*)、
バリャドリド(スペイン)、アウディトリオ・ミゲル・デリベス
アルトゥロ・マルケスはメキシコの作曲家で、「ソン」はアフリカ起源のラテ
ンアメリカ音楽の一形式。クララ・アンドラダは1982年スペインのサラマンカ
に生まれ、国内で学んだ後ジュネーヴ音楽院でエマニュエル・パユに、ロンド
ンの王立音楽大学でハイメ・マルティンに師事、22歳の時からフランクフルト
のヘッセン放送でソリストを務めるフルーティスト。

TD 0080 ¥1550
16-17世紀カタルーニャのオルガン音楽 Vol.1
アントニオ・マルティン・イ・コル(1671-1733頃):カタルーニャの歌
ガブリエル・メナルト(1657-1687):
ティエント第1旋法「2つの手の」
サクリス・ソレムニス、3声、ド・ラ・ソ・レによる
右手のための分割されたヴァース第2旋法
ジュアン・バゼイア(活躍:1679-1687):2つのソプラノ声部のガイティリャ
ガブリエル・メナルト:
左手のためのガイティリャ第1旋法/ティエント・デ・ファルサス第6旋法
右手のための分割されたヴァース第3旋法
アントニオ・マルティン・イ・コル:カタルーニャの歌
ペレ・アルベルク・ビラ(1517-1582):
ティエント第1旋法/ティエント第1旋法(attributed)/ティエント第1旋法
アントニオ・マルティン・イ・コル:カタルーニャの歌
フランセスク・エスペルト(?-1712):
左手のための分割されたサクリス・ソレムニス、3声
キリエ第5旋法(ミサ・ドブレ・マヨル から)
右手のための分割されたパンジェ・リングァ、3声
アントニオ・マルティン・イ・コル:カタルーニャの歌
ガブリエル・メナルト:
右手のための分割されたティエント第8旋法
2つのバス声部のパンジェ・リングァ
右手のための分割されたヴァース第6旋法
ベルナベ・イリベリア(?-1677):ティエント・デ・ファルサス第7旋法
ガブリエル・メナルト:
詩篇朗唱のヴァース第4旋法/パンジェ・リングァ、右手のためのグロサ
アンドレス・セア(オルガン)
録音:2010年9月12-14日、カダケス(スペイン、ジロナ県)、聖マリア教区教会
使用楽器:1689-1691年、ジュゼプ・ボスカ製(ゲアハルト・グレンツィング復元)





<SCRIPTORIUM MUSICUM EDITION>
1624-001-2 ¥2250
アンドルー・パロット指揮!
ヤーン・レヴォスラフ・ベッラ(1843-1936):教会音楽集(1866-1881)
テ・デウム[Te Deum]
あなたは私の救い[Adiutor meus]
私を清めてください、主よ、ヒソポで[Asperges me, Domine, hyssopo]
言葉は肉となり[Verbum caro]
キリストは私たちのために[Christus factus est]
めでたし、王[Ave Rex]
来てください、聖霊よ[Veni sancte Spiritus]
地は震え[Terra Tremuit]
聖なるイエスの御名のリタニア[Litaniae de Sanctissimo Nomine Jesu]
レクイエム[Requiem]
エミリー・ヴァン・エヴァラ(ソプラノ)
ブラチスラヴァ音楽院室内合唱団
デュシャン・ビル(合唱指揮)
ソラメンテ・ナトゥラーリ(管弦楽)
ミロシュ・ヴァレント
(アーティスティック・ディレクター、ヴァイオリン・ソロ)
アンドルー・パロット(指揮)
録音:2008年12月2日、ブラチスラヴァ(スロヴァキア)、モイゼス・ホール、
ブラチスラヴァ音楽祭、ライヴ
発売:2009年
ヤーン・レヴォスラフ・ベッラはロマン派の時代から70年にわたって創作を続
けたスロヴァキアの作曲家。収録の全曲が世界初録音。ソラメンテ・ナトゥラ
ーリはミロシュ・ヴァレントが1995年に創設したスロヴァキアのピリオド楽器
アンサンブル。アンドルー・パロットとの共演としてはスロヴァキアの現代作
曲家ヴラジミール・ゴダール(1956-)のオラトリオがすでに録音され発売待ち
(Pavianレーベル)となっています。




<PAVIAN>
PM 0039-2 ¥2080
ヨハン・ネポムク・フンメル(1778-1837):ミサ・ソレムニス
テ・デウム ニ長調(1806)
ミサ・ソレムニス ハ長調(1806)(*)
恵み深き処女 ヘ長調[Alma Virgo](オフェルトリウム)(+)
アンドレア・チャヨヴァー(ソプラノ(*/+))
ズザナ・デュナイチャノヴァー(アルト(*))
オンドレイ・シャリング(テノール(*))
ラスチスラフ・ウフラール(バス(*))
アレア合唱団
ブラニスラフ・コストカ(合唱指揮)
ソラメンテ・ナトゥラーリ(管弦楽)
ディディエ・タルパン(指揮)
録音:2007年9月、ブラチスラヴァ(スロヴァキア)
発売:2008年
フランスの指揮者ディディエ・タルパンは2007年以来ソラメンテ・ナトゥラー
リとの関係を深めており、2010年にはフンメルのオペラ「ギーズ家のマティル
ド」も発売されました。




<PROPRIUS>
PRCD 2059 ¥2180
テレマニア
テレマン(1681-1767):
2つのヴァイオリンのための協奏曲ト長調 TWV52:G1
4つのヴァイオリンのための協奏曲ト長調
リコーダーとファゴットのための協奏曲ヘ長調 TWV52:F1
2つのフラウト・トラヴェルソ、ファゴットと通奏低音のための四重奏曲ニ短調
(ターフェルムジーク から)
ヴァイオリン、ファゴットと通奏低音のためのトリオ・ソナタ変ロ長調
TWV42:B5, TWV42:B5 FFG
ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ファゴットと通奏低音のための協奏曲
ロ短調
REBaroque
マリア・リンダル(コンサートマスター&アーティスティック・ディレクター)
録音:2010年4月25-26日、スウェーデン放送スタジオ2

PRCD 2061 2枚組 ¥2180
フレデリク・マグレ(1977-):Like a Flame
Origin / Like a Flame / Fleeting Glimpses / Towards Truth /
A Temptation Merry-go-round / Awakening / Awake / To Become /
Realization / Truth Odditorium / Through the Mist / Crossing Borders /
Dreams of Childhood Dreams
Memories of Meadows / Behind the Mask / Empty Fair / Lament /
Journey Forever
Destiny / Ascending / End of the Circle
フレデリク・マグレ(オルガン)
録音:Jorlunde 教会(デンマーク)、時期記載なし
使用楽器:2009年、Th. Frobenius & Sons 製
デンマークの作曲家・オルガニスト、フレゼリク・マグレの自作自演盤。
2枚組で1枚分の価格。




<ARTA>
F 10178 \2080
天使のように美しい人 中世ヨーロッパの饗宴の音楽
Istampitta Ghaetta(Anonymous)/ Lied(Hugo von Montfort / Burg Mangolt)
Ich hatte mir zur Hand gelockt(Monk of Salzburg)
Sempre seja beita e loada(Cantigas de Santa Maria)
Iam Christus ab inferis(Codex Franus)
Quen alga cousa(Cantigas de Santa Maria)
Chanson d'amour(Jacques de Dosti)/ Saltarello I(Anonymous)
Santa Maria, strela do dia(Cantigas de Santa Maria)
Estampie Royal(Anonymous)/ Saltarello II(Anonymous)
Surrexit Christus hodie(Codex Franus)
Meye, dein lichter schein(Neidhart von Reuenthal)
Angelica belta(Francesco Landini)/ Sanctissima(Hymnal from Klatovy)
Christus iam surrexit(Hymnal from Klatovy)/ En mai(Colin Musset)
Dance(Anonymous)/ Ave maris stella(Manuscript from Vyssi Brod)
Dance(Anonymous)/ Pensament ai e consir(Peire Eaimon de Tolosa)
Dance(Anonymous)/ Ey, ey, eatas iam aurea(Manuscript from Vyssi Brod)
Mariam Matrem Virginem(Llibre Vermell de Montserrat)
Porque ben S. Maria(Cantigas de Santa Maria)/ La Rotta(Anonymous)
Pangat odas ariter(Manuscript from Vyssi Brod)
L'autrier tout seus(Richart de Semilli)
Magnificemus Dominum(Manuscript from Vyssi Brod)/ Trotto(Anonymous)
Woll auf wir wellen's laufen(Oswald von Wolkenstein)
Aqua sas cousas coitadas(Cantigas de Santa Maria)
Laudemus virginem(Llibre Vermell de Montserrat)
ロジュンベルク・コンソート
マリオ・メサニー(アーティスティック・ディレクター)
録音:2010年5月、ズブラスラフ(チェコ)、ヤン・フス教会

F 10191 \2080
黄金の音楽の泉 チェコ前古典派のオルガン協奏曲集
カレル・ブラジェイ・コプシヴァ(1756-1785):前奏曲ハ長調
ヤン・ヴァーツラフ・スタミツ(1717-1757):オルガン協奏曲第6番ヘ長調
カレル・ブラジェイ・コプシヴァ:
フゲッタ ハ短調/フーガ ハ長調/オルガン協奏曲変ホ長調
フーガ イ短調/フーガ=パストレッラ ハ長調/フーガ ヘ短調
ヤン・クシチテル・ヴァンハル(1739-1813):オルガン協奏曲ヘ長調
ヤロスラフ・トゥーマ(ポジティヴ・オルガン(*)、レガール(+))
ヒポコンドリア・アンサンブル
録音:2010年10月、ベズジェズ(チェコ)、聖イルイー教会




<Diskant>
DK 0130-2 \2080
スロヴァキアの歴史的オルガン Vol.7
イジー・イグナーツ・リネク(1725-1791):バクフのオルガン曲集 から(*)
前奏曲(第12曲)/前奏曲 exハ長調「パストラーレ」(第14曲)
フリードリヒ・ヴィルヘルム・マルプルク(1718-1795):
フーガとカプリッチョ(全10曲)(*)
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
トッカータ ト長調(+)/トッカータ ニ短調(+)
パルティータ(スペインのフォリアによる)(+)/トッカータ ニ短調(+)
ヤーン・ヴラジミール・ミハルコ(オルガン)
録音:2010年9月、ドルネー・サビリ(スロヴァキア)、ルター派教会(*)
2010年9月、リプトフスキー・ヤーン(スロヴァキア)、
ローマ・カトリック教会(+)
使用楽器:1878年、マルチン・シャシュコ製(*)/1721年、
マルチン・ゾルコフスキー製(+)

DK 0132-2 \2080
ロシアの子守歌
ワルラーモフ(1801-1848):コサックの子守歌(*)
ダルゴムイシスキー(1813-1869):子守歌(1861)(*)
コルガーノフ(1858-1890):水彩画 Op.22 から 子守歌(No.3)
グリンカ(1804-1857):子守歌(1840)(*)
バラキレフ(1837-1910):子守歌(1858)(*)
キュイ(1835-1918):12の小品 Op.20(1882) から 子守歌(No.8)
チャイコフスキー(1840-1893):
16の子供の歌 Op.54(1883) から 嵐の中の子守歌(No.10)(*)
ルビンシテイン(1829-1894):様々な曲集(1873)から 子守歌
ムソルグスキー(1839-1881):農夫の子守歌(1865)(*)
サペリニコフ(1867-1941):子守歌 Op.11 No.3
ボロディン(1833-1887):眠る王女(バラード)(1867)(*)
リャプーノフ(1855-1924):
12の超絶技巧練習曲 Op.1(1897-1898)から 子守歌(No.1)
タネーエフ(1856-1915):子守歌(1896)(*)
ブルーメンフェリト(1863-1931):
ポーランド組曲 Op.23(1897)から 子守歌(No.3)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):4つの歌 Op.2(1866)から 子守歌(No.3)(*)
コニュス(1862-1933):8つの小品 Op.31(1905)から 子守歌
アレンスキー(1861-1906):子守歌 Op.70 No.3(1904)(*)
レビコフ(1866-1920):音詩集 Op.13(1897)から 子守歌(No.5)
リャードフ(1855-1914):
民俗詩による6つの子供の歌 Op.18(1887)から 子守歌「猫のとなりで」(No.3)(*)
民俗詩による6つの子供の歌 Op.22(1890)から 子守歌「子猫」(No.1)(*)
イリインスキー(1859-1920):
ある少女の一日(24の小品)Op.17(1900)から 子守歌(No.23)
バリモント(1881-1950):
青春の日々(12のロマンス)Op.2(1903-1906)から 子守歌(No.1)(*)
クレチャニノフ(1864-1956):コサックの子守歌 Op.1 No.5(1893)(*)
クリラートフ(1934-):牝熊の子守歌(1969)(*)
ペトラ・ノスカイオヴァー(メゾソプラノ(*))
ダニエル・ブラノフスキー(ピアノ)
録音:2010年9月、ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ芸術館

DK 0133-2 \2080
ギター・クアルテットのためのスロヴァキアの音楽
パヴォル・マロヴェツ(1957-):リトルネッロ(2010)
ラジスラフ・クプコヴィチ(1936-):室内ソナタ(2004)
エゴン・クラーク(1958-):4つのギターのためのカデンツァ(2010)
ヨゼフ・コルコヴィチ(1957-):
完全な円(4つのギターのための)から コラールII(2000)
マルチン・ブルラス(1955-):
最後のそよ風(4つのギターと4つの送風機のための;2010)
ヴラジミール・ゴダール(1956-):エンメレイア(1994/2002)
イリャ・ゼリェンカ(1932-2007)/マルチン・クライチョ編曲:
ムジカ・スロヴァカ(1975/2010)
ブラチスラヴァ・ギター・クアルテット
ミロシュ・スロヴォドニク、ヤナ・バブリアコヴァー、
ラトカ・クライチョヴァー、マルチン・クライチョ(ギター)
録音:2010年10月、シャモリーン(スロヴァキア)、コンサートホール

DK 0134-2 \2080
レディーズ・チェンバー・オーケストラ
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):4声の協奏曲第2番ト長調
ヴィヴァルディ(1678-1743):シンフォニア第2番ト長調
J・S・バッハ(1685-1750):管弦楽組曲第3番 BWV1068 から アリア
J・S・バッハ:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052(*)
イヴァン・フルショフスキー(1927-2001):レヴォチャの高貴な舞曲集
イリャ・ゼリェンカ(1932-2007):ムジカ・スロヴァカ(+)
ダナ・シャシノヴァー=サトゥリ(ピアノ(*))
ペテル・シャライ(ヴァイオリン(+))
レディーズ・チェンバー・オーケストラ
エレナ・シャラヨヴァー=コヴァーチコヴァー(指揮)
録音:スロヴァキア放送スタジオ
ブラチスラヴァ大学図書館リスト・パヴィリオン・ホール 時期未記載
レディーズ・チェンバー・オーケストラ(Dámsky Komorný
Orchester)はエレナ・シャラヨヴァー=コヴァーチコヴァーにより1969年に創
設された女性奏者のみで構成されるスロヴァキアの弦楽合奏団。




<PAVLIK>
PA 0077-2 \2080
ミロスラフ・イシュトヴァン(1928-1990):弦楽四重奏のための作品全集
弦楽四重奏曲「1951」(1951)
弦楽四重奏曲(1963)
暗い風景画-1939-45年の犠牲者の記念に(1975)
弦楽四重奏曲第2番(1986)
ミロスラフ・イシュトヴァン弦楽四重奏団
ルカーシュ・ミク(第1ヴァイオリン) 
イヴァナ・フライトヴァー(第2ヴァイオリン)
スタニスラフ・ヴァツェク(ヴィオラ) 
シュチェパーン・フィリーペク(チェロ)
録音:2010年、ブルノ(チェコ)、陸軍病院祈祷所
チェコ、モラヴィア地方のオロモウツに生まれた作曲家。バルトークの影響を
受け、民謡の旋法に基づく作品を書いたミロスラフ・イシュトヴァン。その名
を冠したチェコの若手クアルテットのデビューCDです。

PA 0079-2/9(2CD/2DVD-Audio) \3100
ヴァイオリン・ソロ 2
スロヴァキアの作曲家による無伴奏ヴァイオリンのための作品集
エフゲニー・イルシャイ(1951-):
Omni tempore / From Nowhere with Love / Lost notes
Pimpampunči / Vodever / Ex foedere
ペテル・グロル(1974-):
Play Violin(ヴァイオリンとPCプロセッシングのための)
マテイ・ハース(1977-):Frammento di Epos
アドリアーン・デモチ(1985-):Violin / Katharsis / Apogeum
ルツィア・コニャコフスカー(1975-):
At the Bottom of Nonsense / Schizofrescoes
マリアーン・レヤヴァ(1976-):Violino solo
アントン・ステイネツケル(1971-):Preludium / Invention
ルツィア・パパネドゾヴァー(1978-):Imagination 5.
ミラン・パリャ(ヴァイオリン)
録音:2010年、モシュテニツァ教会(スロヴァキア)
CDとDVD-Audioの二面ディスク構造。

PA 0082-2/9(CD/DVD-Audio) \2080
ラディカル・カット ピアノ・デュオのための音楽
ストラヴィンスキー(1882-1971):
ピアノ四手連弾のための3つの容易な小品(1914-1915)
ピアノ四手連弾のための5つの容易な小品(1917)
マレク・ピアチェク(1972-):ピアノ四手連弾のためのラグタイム(2004/2005)
エフゲニー・イルシャイ(1951-):ラディカル・カット
J・S・バッハ(1685-1750)/ジェルジュ・クルターク編曲:
深い淵の底から私はあなたに叫ぶ
ジェルジュ・クルターク(1926-):「遊び」第4巻 から
鐘(No.3)/シャーリ・ラースローへのオマージュ(No.4)/霧のカノン(No.1)
J・S・バッハ/ジェルジュ・クルターク編曲:すべての人は死なねばならない
ジェルジュ・クルターク:「遊び」第4巻 から
キリエ(No.8)/ハルマージ・ミハーイへのオマージュ(No.6)
J・S・バッハ/ジェルジュ・クルターク編曲:おお、神の子羊よ、罪もなく
ジェルジュ・クルターク:「遊び」第4巻 から
ヘルダーリン考(No.10)/ショプロニへのオマージュ(No.7)
J・S・バッハ/ジェルジュ・クルターク編曲:神の時は最上の時である
イヴァン・シレル、アンドレア・バーレショヴァー(ピアノ)
録音:2010年6月4-6日、ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ・ホール
CDとDVD-Audioの二面ディスク構造。

PA 0085-2/9(CD/DVD-Audio) \2080
アコーディオンによるスカルラッティとハイドンのソナタ
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ
ホ長調 K.135 L.224/ニ長調 K.435 L.361/ハ長調 K.513 L.S.3
ヘ長調 K.44 L.432/ニ長調 K.177 L.364/ハ長調 K.132 L.457
ハ長調 K.200 L.54/ホ長調 K.380 L.23/ト長調 K.427 L.286
ハイドン(1732-1809):
ピアノ・ソナタ第38番ヘ長調 Hob.XVI:23
ピアノ・ソナタ第43番変ホ長調 Hob.XVI:28
ボリス・レンコ(アコーディオン)
録音:2010年2月、バンスカー・ビストリツァ(スロヴァキア)、
トゥルゾー家の館




<HUDOBNE CENTRUM(Music Center Slovakia)>
HC 10005 \2080
【未案内旧譜】
器楽アンサンブルのための現代スロヴァキアの音楽
ヤナ・クミティオヴァー(1976-):傷[Rana](13の楽器のための)
ルツィア・パパネドゾヴァー(1978-):ザヒル[Zahir]
ボシュコ・ミラコヴィチ(1973-):テトラポフォニック[Tetrapophonic]
リュビツァ・サラモン=チェコフスカー(1975-):後奏曲[Postludium]
マリアーン・レヤヴァ(1976-):平地と平原[Flat Lands and Plains]
メロス・エトス・アンサンブル
ジョルト・ナジ(指揮)
録音:データ記載なし (P)2005




<PAVIAN>
PM 0028-2 \2080
【未案内旧譜】
マリアーン・ヴァルガ&モイゼス弦楽四重奏団
マリアーン・ヴァルガ(1947-):
Christmas suite
Overture / Christmas Trains / Musaquetes I. / March / Hell or Heaven
Heart of the Mirror / Musaquetes II. / Chimney Sweep / Conclusion
Yellow Lily / The Clover / Water / Help Me / Can / Sad Morning Tram
Inadvertently / Thorns Queen / Homework / Antiphon 2003
マリアーン・ヴァルガ
(デジタル・ピアノ[Yamaha, P-120]、シンセサイザー[Yamaha, S 80])
モイゼス弦楽四重奏団
録音:2006年9-10月、IMIスタジオ (C)(P)2006
マリアーン・ヴァルガはスロヴァキアのプログレッシヴ・ロック・グループ
「コレギウム・ムジクム」のリーダー。

PM 0034-2 \2080
【未案内旧譜】
TRIANGO
アルトゥロ・ベルンステイン:La Gaita
フリアン・プラサ:Pavadora
フランシスコ・カナロ/フアン・アンドレス・カルソ:Nobleza de Arrabal
ティト・リベロ/レオポルド・ディアス・ベレス:La Milonga y Yo
フリオ&フランシスコ・デ・カロ:El Bajel
フリアン・プラサ:Nostalgico
パスカル・デ・グリョペテル・ブレイネル:Lagrimas y Sonrisas
ペテル・ブレイネル:When? Newer?
アルフレド・エウセビオ・ゴッビ:Muy del Aeroplano
アンヘル・デ・ビリョルド/エンリケ・サントス・ディスセポロ:El Choclo
アストル・ピアソラ:Oblivion
ペテル・ブレイネル/ヤーン・シュトラセル:Miss Mendacity
カルロス・ガルデル:Soledad
コール・ポーター:So in Love
トリアンゴ
ペテル・ブレイネル(ピアノ) ボリス・レンコ(アコーディオン)
スタノ・パルーフ(ヴァイオリン)
録音:2006年8月25-27日、ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ芸術館 
(C)(P)2007
スロヴァキアの演奏家によるタンゴ・アルバム。




<SLOVART>
SR 0069 \2080
シ・イジェ オペラ・アリア名曲集
プッチーニ(1858-1924):
「トスカ」から 星は光りぬ/「ボエーム」から 冷たい手を
「蝶々夫人」から さようなら、愛の家よ
「トゥーランドット」から 誰も寝てはならぬ
ヴェルディ(1813-1901):「リゴレット」から 風の中の羽根のように(女心の歌)
チレーア(1866-1950):「アルルの女」から ありふれた話(フェデリコの嘆き)
ビゼー(1838-1875):「カルメン」から お前が投げたこの花を(花の歌)
グノー(1818-1893):「ファウスト」から この清らかな住まい
ドニゼッティ(1878-1848):「愛の妙薬」から 人知れぬ涙
モーツァルト(1756-1791):「魔笛」から 何と美しい絵姿
カールマーン(1882-1953):「伯爵令嬢マリーツァ」から ウィーンへ愛を込めて
レハール(1870-1948):
「メリー・ウィドー」から ばらのつぼみが
「微笑みの国」から 君はわが心のすべて
林千尋:希望の瞳よ(*)
シ・イジェ(テノール)
ブラチスラヴァ国立放送管弦楽団
林千尋[はやしちひろ](指揮)
録音:ブラチスラヴァ、スロヴァキア放送コンサート・スタジオ 時期記載なし
シ・イジェ[石倚シ吉](最後の一字は「さんずい+吉」)
1982年上海生まれ。2006年日本の東邦音楽大学首席卒業、特別研修生としてオ
ーストリアに留学。2009年東邦音楽大学大学院卒業。声楽を宣春亭、魏松、
廖昌永、山崎明美、林千尋、クラウス・ブッシュ、ペーター・シュメルツァー、
レジーナ・レズニック、リチャード・バーカー、アルベルト・ゼッダに師事。
第13回フェルッチョ・タリアヴィーニ国際声楽コンクール優勝、ベスト・テノ
ール賞、観客賞。第37回トティ・ダル・モンテ国際声楽コンクール優勝。
第24回マリア・カニーリャ国際声楽コンクール優勝。パッサウ市国際声楽コン
クール2007優勝、リート賞。
2007年11月イタリアのトレヴィーゾ歌劇場でモーツァルトの「コシ・ファン・
トゥッテ」のフェランド役でデビュー。以来、オペラ歌手としてイタリアの
フェニーチェ劇場、サン・カルロ劇場、ボローニャ歌劇場、カリアリ歌劇場、
フィレンツェ五月音楽祭劇場、ペーザロの国際ロッシーニ・オペラ・フェス
ティヴァル、ペルゴレージ歌劇場など、また、スペインのラ・コルーニャの
モーツァルト・フェスティヴァル、ビルバオのアリアーガ劇場、サンタンデ
ール国際音楽祭、さらにスイスのローザンヌ歌劇場、その他フランスのマスネ
歌劇場などにおいてそれぞれ主役を歌っている。また、演奏会ソリストとして
ローマのサンタ・チェチーリア国立管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団
などと共演している。なお、2010年4、5月にはアメリカのニューヨーク・メト
ロポリタン歌劇場にロッシーニの「アルミーダ」のカルロ役とリナルド役の
代役に抜擢された。
ブックレットに日本語解説と(*)の歌詞(日本語歌唱)を記載。




<DUX>
DUX 0701 \1800
グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):室内オーケストラ作品集 Vol.2
弦楽合奏のためのシンフォニエッタ(1935)(*)
弦楽合奏のための交響曲(1946)(*)
4つのチェロのための四重奏曲(1964)(+)
4つのヴァイオリンのための四重奏曲(1949)(#)
マルチン・クルル、アンナ・スコヴロネク=クルシュチンスカ、
ルツィアン・シャリーンスキ=バウヴァス、たがしらさとみ(ヴァイオリン(#))
コンラト・ブコヴィアン、アルカディウシュ・ドブロヴォルスキ、
シモン・クシェミエン、バルバラ・ピョトロフスカ(チェロ(+))
ラドムスコ室内管弦楽団(*)
マチェイ・ジュウトフスキ(指揮)

DUX 0775/0776 2枚組 \3600
ジャコモ・オルフェリーチェ(1865-1922):
オペラ「ショパン」(全4幕;1901)
エフゲニア・クズネツォワ、エヴァ・ヴェシン(ソプラノ)
スティーヴン・ハリソン(テノール)
マリウシュ・ゴドレフスキ(バリトン)
グラツィアン・シムチャク(ピアノ)
ヴロツワフ・オペラ合唱団&管弦楽団
エヴァ・ミフニク(指揮)
イタリアの作曲家オルフェリーチェがショパンの楽曲に基づいて作曲した、
ショパンを主人公とするオペラ。

DUX 0822 \1800
ペンデレツキ(1933-):交響曲第4番「アダージョ」(1989)
シンフォニア・ユヴェントゥス
クシシュトフ・ペンデレツキ(指揮)

DUX 0753 \1800
マルチン・グミェラ(1980-):教会音楽集
スターバト・マーテル(混声合唱のための;2006)
パーテル・ノステル[私たちの父](混声合唱のための;2006)
ラウダーテ・ドミヌム[主をたたえよ](2つの混声合唱と男声のための;2005)
ヤン・トファルドフスキ神父の言葉への「どのように?」ではなく「なぜ?」
(混声合唱と大太鼓のための;2002)
黙示録(2つの女声合唱、2つの男声合唱、
独唱と7つの室内合奏のための;2006-2010)
プシェミスワフ・クンメル(バス)
ピオトル・ザポロヴィチ(朗読)
ビャウィストク・ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニー合唱団&管弦楽団
ヴィオレッタ・ビェレツカ(合唱指揮)
マルチン・ナウェンチ=ニェショウォフスキ(指揮)

DUX 0769 \1800
クシシュトフ・バツレフスキ(1950-):合唱作品集
リルケ歌曲集
(ソプラノ、バリトン独唱と2つの無伴奏混声合唱のための;1994)
グローリア(アルト独唱と無伴奏混声合唱のための;1996)
Nox ultima, nox beata(無伴奏混声合唱のためのモテット;1995)
前奏曲、詩篇と瞑想(合唱、オルガンとタムタムのための;2007)
ミゼレーレ(無伴奏混声合唱のためのモテット;1999)
Ozwodne i krzesane(無伴奏混声合唱のための;2000)
アンへの不敬なアンセム(ジョン・ダンのテキストによる、ソプラノ独唱、
独唱者の四重唱、混声合唱、弦楽合奏と通奏低音のための;1993)
カメラータ・シレジア(合唱)
コンチェルト・ポラッコ
トマシュ・オルロフ(オルガン)
アンナ・ショスタク(指揮)

DUX 0810 \1800
マーラー(1860-1911):交響曲「大地の歌」
ヤドヴィガ・ラッペ(アルト)
ピオトル・クシェヴィチ(テノール)
ポーランド国立放送交響楽団
ミヒャエル・ツィルム(指揮)
ロストック北ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団、
リスボン・クルベンキアン管弦楽団等の指揮者を務めたミヒャエル・ツィルム
(1957年ドイツのシュトゥットガルト生まれ)とポーランド勢の共演による注目
のマーラー。

<MEMBRAN>
※価格値下げでの再案内
221790(SACD-Hybrid) 7枚組 \2080
ベートーヴェン:交響曲全集
CD1:
交響曲第1番  バリー・ワーズワース指揮
交響曲第2番  ジェイムズ・ロックハート指揮
CD2.
交響曲第3番「英雄」 ギュンター・ヘルビッヒ指揮 
CD3:
交響曲第4番 バリー・ワーズワース指揮
交響曲第5番  クレール・ジボー指揮
CD4:
交響曲第6番「田園」  マルク・エルムレル指揮 
「エグモント」序曲    ダグラス・ボストック指揮
CD5:
交響曲第7番   バリー・ワーズワース指揮
交響曲第8番   ジェイムズ・ロックハート指揮
CD6:
交響曲第9番「合唱付」
ジリアン・ウェブスター(S)
キャスリーン・ウィン=ロジャース(A)
マーティン・ヒル(T)
ロバート・ヘイワード(B)
アンブロジアン・シンガーズ
レイモンド・レッパード(指揮)
CD7:
交響曲第10番  
祝賀メヌエット
「アテネの廃墟」序曲    
「命名祝日」序曲
「シュテファン王」序曲
「フィデリオ」序曲
「レオノーレ・プロハスカ」-葬送行進曲
「献堂式」序曲
ダグラス・ボストック指揮
チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団(第10番、序曲)
2003年録音
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(第1番-第9番)
1993-95年(第1番-第9番) 録音

NCA 60219 \1480
ロドリーゴ:ギターのための牧歌
アルベニス:朱色の塔、キューバ
D.スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.209、ソナタ ニ短調 K.213
ジュリアーニ:大序曲 イ長調 op.61、
ロッシニアーナ第6番 op.124
マグダレーナ・カルチエヴァ(G)

NCA 60234 \1480
リスト:ダンテ交響曲、システィーナ礼拝堂への祈り
マーティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
シネ・ノミネ合唱団ウーマン・シンガーズ
2010/10/24-26

DOCUMENTS 233156 \1050
フリードリヒ・グルダ/ライヴ・アット・バードランド 1956
1. Pee Wee Marquette introduces Friedrich Gulda & His Sextett
2. Dark Glow(Friedrich Gulda)
3. Scruby(Friedrich Gulda)
4. Air From Other Planets(Friedrich Gulda)
5. Vienna Discussion(Friedrich Gulda)
6. A Night In Tunisia(Dizzy Gillespie/Frank Paparelli)
7. Dodo(Friedrich Gulda)
8. Bernie’s Tune(Bernie Miller/Stoller/Leiber)
9. New Shoes(Friedrich Gulda)
10. Quintet(Friedrich Gulda)
11. Introvert(Friedrich Gulda)
12. Teheran(Friedrich Gulda)
13. Cool Hill(Friedrich Gulda)
14. Out Of Nowhere(Edward Heyman/Johnny Green)
15. Lullaby Of Birdland(George Shearing)
16. All The Things You Are(Jerome Kern)
Friedrich Gulda, K / piano
idrees Sulieman, / trumpet
James cleveland, / trombone
Phil Woods, / alto saxophone
Seldon Powell, / tenor saxophone
aaron Bell, / contrabass
Nick Stabulas, / drums

DOCUMENTS 232804 2枚組 \1050
バッハ:ブランデンブルグ協奏曲全曲
ユーディ・メニューイン(Vn、指揮)
バース・フェスティヴァル管弦楽団 1959年

DOCUMENTS 233075 2枚組 \1050
ベートーヴェン:
チェロ・ソナタ第1番-第5番
「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲 WoO45
「魔笛」の主題による7つの変奏曲 WoO46
「魔笛」の主題による12の変奏曲 op.66
ピエール・フルニエ(VC)
フリードリヒ・グルダ(P) 1959年




<DHM>
DHM 88697866422 3枚組 \2450
バッハ:マタイ受難曲 BWV.244
クリストフ・プレガルディエン(T)
マックス・ファン・エグモント(Bs)
クリスティアン・フリークナー(B-S)
マクシミリアン・キーナー(B-S)
ルネ・ヤーコプス(C-T)
ディヴィッド・コルディア(C-T)
マルクス・シェーファー(T)
ジョン・エルウィス(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
ペーター・リカ(Bs)
グスタフ・レオンハルト指揮
ラ・プティット・バンド、男声合唱団
テルツ少年合唱団 1989年




<独UNIVERSAL>
DECCA 4804830 \750
ラモー:「優雅なインドの国々」組曲、
「カストルとポルクス」組曲
フランス・ブリュッヘン指揮
18世紀オーケストラ

DECCA 4804941 \750
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番、第27番、
ピアノと管弦楽のためのロンド ニ長調 K.382
アルフレート・ブレンデル(P)
ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー室内管弦楽団

DECCA 4804946 2枚組 \1500
マーラー:交響曲第4番、第2番「復活」
キリ・テ・カナワ(S)
マリリン・ホーン(M.S)
小澤征爾指揮
ボストン交響楽団

DECCA 4804949 \750
ベルリオーズ:幻想交響曲、ロメオとジュリエットより
シャルル・デュトワ指揮
モントリオール交響楽団

DECCA 4804986 \750
リスト:ハンガリー狂詩曲第1番-第6番
クルト・マズア指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

DG 4804985 \750
ロッシーニ:歌劇「セヴィリアの理髪師」(抜粋)
テレサ・ベルガンサ
ルイジ・アルヴァ
ヘルマン・プライ 他
クラウディオ・アバド指揮
ロンドン交響楽団

L'OIS 4804821 \750
カルミナ・ブラーナ
キャサリン・ボット
マイケル・ジョージ
フィリップ・ピケット指揮
ニュー・ロンドン・コンソート

L'OIS 4804822 \750
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番-第5番
サイモン・スタンデイジ(Vn)
クリストファー・ホグウッド指揮
エンシェント室内管弦楽団

L'OIS 4804824 \750
バッハ:ゴールドベルク変奏曲
クリストフ・ルセ(Cemb)

L'OIS 4804834 \750
ヘンデル、ヴィヴァルディ:イタリア語カンタータ集
エマ・カークビー(S)
クリストファー・ホグウッド指揮
エンシェント室内管弦楽団




<URANIA>
WS121115 2枚組 ¥1450
Verdi/ Il Trovatore
ヴェルディ:歌劇「イル・トロヴァトーレ」
フランコ・コレッリ
エットーレ・バスティアニーニ
フェードラ・バルビエリ
ミレッラ・パルット
オリヴィエロ・デ・ファブリティース(指揮)
ローマ歌劇場管弦楽団、合唱団
1961 RAI LIVE RECORDING

WS121116 2枚組 ¥1450
ワーグナー:「タンホイザー」序曲、「ワルキューレの騎行」、
魔の炎の音楽、ジークフリートの葬送行進曲、
「ローエングリン」第3幕への前奏曲
コンサート・アーツ交響楽団  1957/11/1-3
R. シュトラウス:交響詩「死と変容」
ロサンゼルス・フィル  1961/7/13
R. シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な
いたずら」、歌劇「影のない女」-Interludes
フィルハーモニア管弦楽団  1960/9/12-16
R. コルサコフ:シェエラザード
イスラエル・ベイカー(Vn)
コンサート・アーツ交響楽団  1960/3/8-10
演奏:
エーリッヒ・ラインスドルフ(指揮)

WS121117 2枚組 ¥1450
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第3番
ヘルマン・アーベントロート指揮 ロシア国立交響楽団 1954/10
合唱幻想曲
クルト・ザンデルリンク指揮 ソヴィエトRTV大交響楽団 1952
ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」  1959/6/4
ピアノ・ソナタ第23番「熱情」  1960/6/9
8つのバガテル (op.33、op.119、op.126より)(詳細不明)
演奏:
スヴャトスラフ・リヒテル(P)




<KULTUR>
KULTUR BD4712(Blu-ray) \3780
KULTUR D4712(DVD-Video) \3450
Cinderella - Birmingham Royal Ballet
英国バーミンガム・ロイヤルバレエの新振付による「シンデレラ」。振付け
はバレエ団の芸術監督を務めるデヴィッド・ビントレー。シンデレラ役はエリ
シャ・ウィリス、王子役はイアン・マッケイ、強欲な継母役にマリオン・トレ
イト、意地の悪い異母姉妹にゲイリーン・カマーフィールド、キャロル・アン
・ミラー。
ジョン・マクファーレンの舞台デザインがこのおとぎ話を一段と楽しいものに
している。エンディングは夢のような華やかなステージで幕を閉じる。
デヴィット・ビントレーは2010/2011シーズンの新国立劇場の舞踊芸術監督に
就任。これまでに、ペンギンカフェ、シンデレラ、ラ・バヤデールの公演が行
われている。 109分

KULTUR D4715(DVD-Video) \2450
Yo-Yo Ma - Extraordinary Minds [DVD]
「知的な未来をつくる五つの心」“Five Minds For The Future”の著者であ
るハーバード大学教育学大学院教授で認知・教育学の第一人者ハワード・ガー
ドナー博士のインタビューシリーズ。世界的チェリスト、ヨーヨー・マをゲス
トに迎えてのインタビュー。ハーバード大で人類学の学位を取得し、演奏家と
してだけでなく、教育者・人道主義者として世界を舞台に活躍しているヨーヨ
ー・マとガードナー博士との対話は音楽の話題にとどまらない。知性にあふれ
た内容は我々の意識を高めてくれるだろう。 52分




<MICROCINEMA>
MICM1210 ¥1880
John Cage/ How to Get Started
ジョン・ケージの唯一残されたHow to Get Startedパフォーマンス(89年)を
収録したCD。カリフォルニア州ニカシオで開かれたサウンド・デザイン・コン
ファレンスでのパフォーマンスで、当初予定していた作品に代わって講演され
たもの。ケージは彼が長年考えていることや最近起こった出来事を書きとめた
メモ10枚用意し、それをそのまま読むのではなくインプロヴィゼーションする。
インプロヴィゼーションはサウンド・エンジニアが録音する。次にチャンス・
オペレーションを使って次の1枚を選ぶ。ケージがインプロヴァイジングして
いる間、録音した1枚目のインプロヴィゼーションのテープが同時に流される。
その手順が繰り返される。
コノインタラクティブ・インスタレーションは、現代音楽家/建築家を育成する
フィラデルフィアのNPO法人スラウト・ファウンデーションとジョン・ケージ
・トラストの共同プロジェクト。




<NEW WORLD>
NEW WORLD 80714 ¥1700
James Newton/ Sacred Works
Mass(2006-7)
1. Kyrie(7:31)
2. Gloria(5:08)
3. Gredo(13:58)
4. Sanctus(4:24)
5. Agnus Dei(7:05)
Between the Cherubim(2007)
6. Movement 1 - Dedicated to Jason Moran(1:51)
7. Movement II - Dedicated to Don Pullen(2:39)
8. Movement III - Dedicated to Emanuele Torquati(2:54)
9. In a Moment, In the Twinkling of an Eye(2004,rev 2009)
ジェームス・ニュートン初録音集。メシアンのオペラや
ストラヴィンスキー、バッハのカンタータから影響を受けています。

<MEMORIES>
MR2160/2164 5枚組 \2080
マーラー:
交響曲第1番「巨人」(NBC交響楽団、1939年4月8日ライヴ)
交響曲第2番「復活」
(ウィーンフィル、チェボターリ、アンダイ独唱、1948年5月15日ライヴ録音)
交響曲第4番(ウィーンフィル、ヒルデ・ギューデン、1955年11月6日ライヴ)
交響曲第5番よりアダージェット(ウィーンフィル、1938年1月15日ライヴ)
交響曲第9番(ウィーンフィル、ヒルデ・ギューデン、1938年1月16日ライヴ)
交響曲「大地の歌」
(ニューヨークフィル、ルイス、フォレスター、1960年4月16日ライヴ)
全てブルーノ・ワルター指揮、モノラル録音
マーラーの使徒、ワルターによるライヴ録音集。元来ワルターは熱しやすく、
自分をコントロールすらできなくなるほどの激情的な性格の持ち主でした。
その心情は1939年新天地アメリカでのライヴである「巨人」によく表れており
ます。荒れ狂うテンポと豪快なオーケストラ・ドライヴは名盤の誉れ高い晩年
のコロンビア響との静謐な美しさとまた別の魅力があります。ワルターがほぼ
10年振りにウィーンフィルと再会してまもない時期の「復活」。これなども大
指揮者ワルターともあろうものが意外や神経質になっていることが手に取るよ
うにわかります、しかしよよと泣き崩れんばかりの官能的な音色には抗し難い
魅力があります。名歌手チェボターリは翌年夭折しております。第5番アダー
ジェット、第9番は命の危険すら迫っていたワルターがウィーンで成し遂げた
奇跡の名演。緊張感みなぎるのは音楽家だけではなく客席からの息吹も同じで
す。そして「大地の歌」はマーラー生誕100年祭のライヴで、マーラーとも縁
の深いニューヨークフィルを指揮しての枯淡の境地です。独唱歌手はRCAにラ
イナーとも録音しており、アメリカでの代表的なマーラー歌手でした。いずれ
も聴きやすい音質で、至高の名演を楽しめます。最近、好評が続くMEMORIES入
魂の新マスタリングです。

ME1031/1036 6枚組 \2080
マーラー:
第3番(ロンドンフィル・1986年10月)
第4番(ボストン響・1977年1月)
第5番(コンセルトヘボウ管・1990年12月)
第6番(ニューヨークフィル・1986年10月)
第7番(クリーヴランド管・1978年3月)
クラウス・テンシュテット:指揮
全ステレオ録音
ほぼ5年ぶりの再入荷で最終入荷とのことです。
第3番は、極めて遅いテンポを採用した気の遠くなるような演奏です。第4番は
ボストン響の清涼飲料水のような爽やかな音色を存分に生かした美演。そして
第5番は、病を克服してからの演奏で、強烈な個性はますます過激度を増して
おります。コンセルトヘボウという名技集団を得ての凄まじいライヴです。
第6番はマーラー縁のニューヨークフィルとの共演、これも重戦車のような重苦
しい進撃を見せます。第7番はテンシュテットのマーラー演奏歴の中でも比較的
初期のライヴですが、クリーヴランド管を駆使して極めてクリアで見通しの良
い演奏を聴かせてくれます。ライヴならではの強烈で刺激的な演奏ばかり。正
に錯乱したコウモリと異名をとった鬼才の在りし日の姿を偲ばせる名演ばかり
です。

<Challenge Classics>
CC72509(SACD-Hybrid) \2300
ホセ・デ・ネブラ:教会カンタータ集
“Que contrario, Senor” Cantada al Santisimo
“Alienta fervorosa” Cantada al Santisimo
Sonata en mi menor
“Llegad, llegad, creyentes” Cantada al Santisimo
アイ・アイレ・エスパニョール
エドゥアルド・ロペス・バンゾ(指揮、チェンバロ)
マリア・エスパダ(ソプラノ)
ホセ・デ・ネブラ(1702-1768)は、スペインの音楽一家に生まれ、バロック期の
スペインを代表する重要な作曲家の一人です。特に、スペイン・オペラやサル
スエラの父として、その礎を築いたことが大きな業績だと言われています。若
くしてその才能を認められたホセ・デ・ネブラは、家系の中でも最も成功した
音楽家とされ、作風は、「スペイン的な雰囲気を持ちつつ、イタリア風」であ
り、「まさにイタリア様式がヨーロッパの宮廷を席巻していた時代を象徴する
ものだったのです」。本CDは遠く南米で発見されたネブラの4つの教会カンター
タを収録しています。
スペイン発、アーリー・ミュージックを専門とするアンサンブル、アイ・アイ
レ・エスパニョールは、1988年、優れた指揮者であり、指導者であり、古楽エ
キスパートのエドゥアルド・バンゾによって設立。「真正」のスペイン・バロ
ック音楽の演奏と普及を目的として、ベルリン・コンチェルトハウス、ウィー
ン楽友協会、ウィーン・コンチェルトハウス、パリ・シャンゼリゼ劇場、アム
ステルダム・コンセルトヘボウ、バルセロナ・バラウ・デ・ラ・ムジカ他、ス
ペイン、ドイツ、北米、ベルギーなど世界中で活躍しています。ソリストのマ
リア・エスパダは、同じくスペイン出身のソプラノ歌手で、ブリュッヘン、ロ
ペス・コボス、デ・ブルゴスなどと共演し、世界の名だたる古楽アンサンブル
との共演も重ねています。

CC72508 \2080
ラヴェル:鏡(蛾、悲しい鳥たち、海原の小舟、道化師の朝の歌、鐘の谷)
シューマン:クライスレリアーナ作品 16
スクリャービン:ソナタ第5番 作品 53
アレクセイ・ヴォロディン(ピアノ)
ロシアの若手俊英ピアニスト、アレクセイ・ヴォロディン。ショパン作品集に
続くチャレンジ・クラシックスでの新譜は、シューマン、ラヴェル、そしてス
クリャービンによる一枚です。
2003年ゲザ・アンダ国際ピアノ・コンクールにおいて優勝し、ピアニストとし
ての国際的キャリアをスタート。その後はゲルギエフ、シャイー、マゼール、
ジンマン、チョン・ミョンフンなどの巨匠やロンドン響、ニューヨーク・フィ
ル、スイス・ロマンド管、モスクワ・チャイコフスキー響、ロシア国立管、
ウィーン響、チューリヒ・トーンハレ管など世界に名だたるオーケストラと定
期的に共演。ロシアの若手ピアニストとして鮮烈な存在感を放っています
アレクセイ・ヴォロディンは、「穏やかなるヴィルトゥオーゾ」と言われます。
まるで矛盾するようですが、その意味するところは、「超絶技巧をひけらかす
ことは、その流儀ではなく、技術的な華やかさはそのままに、ただし、音楽の
感覚や温度感、作曲家との真のつながり、そしてその音楽が重要」なのです。
ヴォロディンは、本当の意味での「音楽的な才能」であり、世界が認めるピア
ニストです。本盤では、シューマン、ラヴェル、スクリャービンと、ピアニス
トの表現力や力量が大いに試される作品群を取り上げています。