<クラシック・輸入盤新譜情報 11-03>


<Deutsche Grammophon>
4779337 \1850
4778857 ※CD+特典DVD(特別限定盤) \2680
ペルゴレージ:スターバト・マーテル
1.カンタータ《オルフェオ》
2.宗教音楽劇《アキテーヌ公聖グリエルモの改心と死》から シンフォニア
3.カンタータ《Questo e il piano》
4.スターバト・マーテル
アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)
マリアンナ・ピッツォラート(アルト) 
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団
指揮:アントニオ・パッパーノ
録音:2010年7月29日バーデン=バーデン(ライヴ)
モーツァルトと並ぶほどの才能を持ちながら26歳という若さで夭折したペルゴ
レージ(2010年生誕300年)の作品集で、人気のスターバト・マーテルも収録。
本場イタリア最高のオーケストラ、ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団と、
近年評価急上昇のアントニオ・パッパーノの指揮という理想的組み合わせ。
そして、あの美しい旋律が、当盤が初の宗教曲録音となる名花ネトレプコの輝
きのある深い声で蘇ります!

4779520 \1850
ショパン:ピアノ協奏曲集
1.ピアノ協奏曲 第2番ヘ短調Op.21
2. 同 第1番ホ短調Op.11
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
指揮:アンドリス・ネルソンス
録音:2010年7月1日 フィルハーモニー、エッセン
現代屈指のマエストロ、ダニエル・バレンボイムが、ドイツ・グラモフォン/
デッカに移籍!その記念すべき第1弾は、2作品同時発売で、当盤にはショパン
の傑作として名高い2つのピアノ協奏曲を収録。昨年のウィーン・フィルとの
初来日で好評を博したオランダの俊英アンドリス・ネルソンスが指揮するベル
リン国立歌劇場管の爽快で巧みな伴奏も必聴です!

4779519 \1850
ワルシャワ・リサイタル-バレンボイム・プレイズ・ショパン
1.幻想曲ヘ短調Op.49/2.夜想曲第8番変ニ長調Op.27‐2
3.ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35/4.舟歌 嬰ヘ長調Op.60
5.ワルツ第4番ヘ長調Op.34‐3/6.同 第3番イ短調Op.34‐2
7.同 第7番嬰ハ短調Op.64‐2/8.子守歌 変ニ長調Op.57
9.ポロネーズ第6番変イ長調Op.53《英雄》/10.マズルカ第7番ヘ短調Op.7‐3
11.ワルツ第6番変ニ長調 Op.64‐1《小犬》
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
録音:2010年2月28日
フィルハーモニー・ホール、ワルシャワ (ライヴ)
2010年はショパン生誕200週年と同時に、当代最高のピアニストの一人である
ダニエル・バレンボイムの演奏活動60年という節目の年でもありました。当盤
には、バレンボイムがワルシャワのショパン・ガラで行った感動のリサイタル
が収録されています!

4778979 \1850
モーストリー・モーツァルト
1.モーツァルト:虎よ!その爪を研げ/2.サリエリ:あなたの娘の涙
3.モーツァルト:いつ果てるのでしょう/4.同:お父様、お兄様、さようなら
5.同:安らかにお休み、私の愛しい命よ/6.同:しかし罪の意識ならば
7.同:ぶってよ、私の愛しいマゼット/8.パイジェッロ:私の愛するあの人が
9.モーツァルト:とうとうその時がきた/10.同:恋人よ、早くここへ
11.ホルツバウアー:それは書かれます/12.同:ばら色の時間
13.モーツァルト:恋人よ、さあこの薬で
14.J.C.バッハ:私を信頼してください/15.モーツァルト:愛の喜びは消え
16.サリエリ:父よ、私も引きます
17.モーツァルト:たとえ父を失い、祖国と心の安らぎを失っても
18.ホルツバウアー:隙間を縫って急げ!
モイカ・エルトマン(ソプラノ) 
ラ・チェトラ
指揮:アンドレア・マルコン
録音:2010年6月11日 バーゼル・リーエン
モイカ・エルトマンは、ザルツブルク音楽祭でモーツァルトとハイドンを披露
し、国際的に評価と注目度を高めているドイツ・ハンブルク生まれの若手ソプ
ラノ。リームが彼女のために書き下ろされた非常に難しい演目の初演に際して
も、現地メディアから「彼女の歌の明快さと正確さには感嘆せざるを得ない。
彼女は歌唱力だけでなく、力強い演技力でも圧倒的なパフォーマンスを見せ
た」と絶賛されました。ラトルやアーノンクールを始めとした巨匠たちからも
絶大な信頼を得る彼女が、記念すべきDGデビュー盤に選んだのは、十八番のモ
ーツァルトとその仲間たち。その音楽的魅力に様々な角度から新しいメスを鋭
く入れた名歌唱を、アンドレア・マルコンが指揮するラ・チェトラが傑出した
伴奏で好サポートしています。

4779445 \1850
モーツァルト:序曲集
1.《アポロンとヒュアキントス》序曲K.38
2.《バスティアンとバスティエンヌ》序曲K.50/3.《偽ののろま娘》序曲K.51
4.《ポントの王ミトリダーテ》序曲K.87
5.《アルバのアスカニオ》序曲K.118/6.《救われたベトゥーリア》序曲K.111
7.《ルチオ・シッラ》序曲K.135/8.《羊飼いの王様》序曲K.208
9.《イドメネオ》序曲K.366/10.《後宮からの逃走》序曲K.384
11.《劇場支配人》序曲K.486/12.《フィガロの結婚》序曲K.492
13.《ドン・ジョヴァンニ》序曲K.527
14.《コジ・ファン・トゥッテ》序曲K.588/15.《魔笛》序曲K.620
16.《皇帝ティートの慈悲》序曲K.621
ラ・チェトラ
指揮:アンドレア・マルコン
録音:2010年10月6日 バーゼル・リーエン
モーツアルトの偉大さを知る最も有効な方法の一つは、傑作として名高い彼の
オペラの魅力が凝縮された序曲を聴くことです。古楽の名匠アンドレア・マル
コンと、精鋭揃いの古楽アンサンブル、ラ・チェトラが贈る当盤は、精妙で色
彩感にあふれた名演で編まれた14曲を収録。有名曲から演奏機会の稀な珍曲ま
でバランスのよい選曲がなされており、 モーツァルト・オペラを再考し、再
発見する礎となることでしょう!

4779329 \1850
モーツァルト:協奏交響曲&フルートとハープのための協奏曲
1.協奏交響曲変ホ長調K.297b
2.フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299"
ルーカス・マシアス・ ナヴァッロ(1:オーボエ)
アレッサンドロ・ カルボナーレ(1:クラリネット)
アレッシオ・アレグリーニ(1:ホルン)
ギヨーム・サンタナ(1:ファゴット)
ジャック・ズーン(2:フルート)
レティツィア・ベルモンド(2:ハープ)
モーツァルト管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:2008年6月12日 ボローニャ
後期交響曲集、ヴァイオリン交響曲全集に続くアバド&モーツァルト管による
モーツァルト第3弾は、名手たちの競演による2つの協奏曲。第8回国際オーボ
エコンクール・軽井沢の覇者ナヴァッロ、ローマ聖チェチーリア管の首席クラ
リネット奏者カルボナーレ、マーラー・チェンバー管の首席ファゴット奏者サ
ンタナ、そしてルツェルン祝祭管、モーツァルト管、ヨーロッパ室内管の首席
ホルン奏者を兼任するアレグリーニという錚々たる若手が集ったK.297bの協奏
交響曲と、名手ズーンとイスラエル国際コンクールの覇者ベルモンドを要した
K.299の協奏曲を豪華カップリング。若手の育成に長年力を注いでいるアバド
ならではの人選が光る、若々しく充実した掛け合いの数々がお楽しみいただけ
ます。

4776617 \1850
ワーグナー:アリア集
1.今生の別れだ、勇気ある輝かしき子よ!/2.輝くおまえの瞳
3.ローゲよ、聴け! よく聴け/4.ニワトコの花が何と柔らかく、また強く
5.皆さん、聞いてください/6.マイスターを侮るなかれ
7.ご機嫌よう、ブラバントの親愛なる人々よ!
8.おお!神のおめぐみ!この上ない幸せ!/9.私だ、私だ
10.清き人よ、清らかな水の祝福を受けよ!
11.草原が今日はなんと美しく見えることでしょう!/12.夕星の歌
ルネ・パーぺ(バス)
シュターツカペレ・ベルリン
指揮:ダニエル・バレンボイム
録音:2010年6月17日 ベルリン
1964年ドレスデンに生まれたルネ・パーペは、有名なドレスデン聖十字架合唱
団に所属し、1988年の学生時代にベルリン国立歌劇場にデビューし契約を交わ
して以来、世界中の主要歌劇場で活躍していることはご存知の通り。2007年の
ベルリン国立歌劇場の来日公演《トリスタンとイゾルデ》でも好評を博した彼
が、当代最高のワーグナー指揮者バレンボイムとの共同作業で贈る待望のワー
グナー・アルバム。《ワルキューレ》、《ニュルンベルクのマイスタージンガ
ー》、《ローエングリン》、《パルジファル》、《タンホイザー》という6つ
の名作から選りすぐった12曲を、安定感のある声量たっぷりで伸びやかな低
音、そして役に嵌りきる完璧な演技力を備えた名歌唱でお届けします。




<Decca>
4782734(1CD+DVD) \2080
ストリッジョ:ミサ曲《見よ、祝福されたる光が》(40声部)
イ・ファジョリーニ
指揮:ロバート・ホリングワース
録音:2010年9月29日-10月1日
トゥーティング・オール・セインツ教会、ロンドン
アレッサンドロ・ストリッジョ(1540-92)は、イタリア後期ルネサンス音楽の
作曲家&演奏家ですが、外交官も務めた多彩ぶりでも知られており、膨大な
マドリガーレや劇音楽を作曲するとともに、その両者を融合させて「マドリ
ガル・コメディ」の発案者となりました。そんな彼の最も印象深く重要な業
績にあたるのが、当盤に収録された《見よ、祝福されたる光が》です。対位
法の粋を駆使した本作は1568年にミュンヘンで初演されており、その際には
フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、トロンボーンを8つずつ、通奏低音楽器と
してチェンバロとバスリュートを使った上、10群に分割された4部合唱はソプ
ラノ16、アルト10、テノール8、バス6名を配し、壮麗な盛り上がりをみせた
と言われています。ロバート・ホリングワース率いるイ・ファジョリーニの
清廉に躍動する名演でどうぞ!

●COLLECTORS EDITION - DECCA
4782705 11枚組 \6550
リムスキー=コルサコフ:オペラ集
CD1
歌劇《不死身のカシチェイ》全1幕
CD2-4
歌劇《見えざる町キテージと聖女フェヴォロニャの物語》全4幕
CD5-6
歌劇《プスコフの娘》全3幕
CD7-9
歌劇《サトコ》全1幕
CD10-11
歌劇《皇帝の花嫁》全4幕
マリインスキー(キーロフ)劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ワレリー・ゲルギエフ他
録音:1993-98年
現代最高のカリスマ、ゲルギエフが1993-98年にかけて集中して取り組んだリ
ムスキー=コルサコフの5つのオペラを集めた豪華5枚組。白熱のライヴ録音が
好評を博した《見えざる町キテージと聖女フェヴォロニャの物語》をはじめ、
いずれも決定盤の一つと賞される名演揃いです!

4782687 7枚組 \4150
ガーシュウィン・コレクション
CD1
1.ラプソディ・イン・ブルー/カティア&マリエル・ラベック(ピアノ)
2.ララバイ/3.パリのアメリカ人/4.キューバ序曲
クリーヴランド管弦楽団 指揮:リッカルド・シャイー(1-4)
4.ラルフ・ヴォタペック(ピアノ) ボストン・ポップス 
指揮:アーサー・フィードラー
CD2
1.《ガール・クレイジー》組曲/2.《オー・ケイ》序曲
3.《ファニー・フェイス》序曲/4.《レット・エム・イート・ケーク》序曲
5.《君に捧げる歌》序曲/6.同-ウィンターグリーンを大統領に
ボストン・ポップス 指揮:アーサー・フィードラー
7.ピアノ協奏曲ト調/ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ) 
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ
CD3
1.私の彼氏/2.誰も奪えぬこの思い/3.わが恋はここに
4.バット・ノット・フォー・ミー/5.エンブレイサブル・ユー
6.うまくやれたら/7.アイ・ガット・リズム/8.サマー・タイム
9.ハズ・エニーワン・シーン・ジョー/10.アイ・ラヴ・ユー,ポーギー
カティア&マリエル・ラベック(ピアノ) 
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
11.《アイ・ガット・リズム》による変奏曲
デヴィッド・ パークハウス(ピアノ) 
ロンドン・フェスティヴァル・ レコーディング・アンサンブル 
指揮:バーナード・ハーマン
12.交響的絵画《ポーギーとベス》
デトロイト交響楽団 指揮:アンタル・ドラティ
CD4
1.序曲:ガーシュウィン・イン・ハリウッド
2.《デリシャス》-ニューヨーク・ラプソディ
3.《踊らん哉》-ウォーキング・ザ・ドッグ
4.同-アイヴ・ゴット・ビギナーズ・ラック/5.同-バスを叩いて
6.同-みんな笑った/7.同-レッツ・コール・ザ・ホール・シング・オフ
8.同-ウォッチ・ユア・ステップ/9.《踊る騎士》-霧深き日
10.同-うまくやれたら/11.同-ロンドンのアメリカ人
12.《ゴールドウィン・フォリー》-ラヴ・ウォークト・イン
13.同-わが恋はここに
14.《ショッキング・ミス・ピルグリム》-フォー・ユー、フォー・ミー、
フォー・エヴァーモア
パティ・オースチン、グレゴリー・ハインズ(ヴォーカル)
ウェイン・マーシャル(ピアノ) 
ハリウッド・ボウル・オーケストラ
指揮:ジョン・マウチェリー
CD5-7
歌劇《ポギーとベス》全3幕
レオーナ・ミッチェル(ソプラノ)サー・ウィラード・ホワイト(バス) 
クリーヴランド管弦楽団合唱団&児童合唱団 クリーヴランド管弦楽団
指揮:ロリン・マゼール
録音:1971-91年
ポピュラー音楽・クラシック音楽の両面で活躍し、「アメリカ音楽」を作り
上げた作曲家ガーシュウィンの多彩な魅力を凝縮した豪華7枚組。初出時に好
評を博したラベック姉妹のピアノ・デュオから、《ポギーとベス》の金字塔
として今なお君臨するマゼールの1975年盤まで、他では決して味わえない名
盤ばかりが並んでいます。

4782695 12枚組 \7150
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
CD1
ピアノ協奏曲第1-4番
イングリット・へブラー(フォルテピアノ) 
カペラ・アカデミカ・ウィーン 指揮:エドゥアルド・メルクス
CD2
チェンバロ協奏曲ニ長調K.107‐1-3
トン・コープマン(チェンバロ&指揮) アムステルダム・バロック管弦楽団
3台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.242
カティア&マリエル・ラベック(ピアノ) 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮&ピアノ:セミヨン・ビシュコフ
CD3
ピアノ協奏曲第5-6番/2台ピアノのための協奏曲変ホ長調K.365
アルフレッド・ブレンデル、イモジェン・クーパー(ピアノ) 
アカデミー室内管弦楽団 
指揮:ネヴィル・マリナー
CD4
3台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.242/ピアノ協奏曲第8番
同 第11番
アルフレッド・ブレンデル、イモジェン・クーパー(ピアノ) 
アカデミー室内管弦楽団 
指揮:ネヴィル・マリナー
CD5
ピアノ協奏曲第9番《ジュノーム》/同 第12番
コンサート・ロンド イ長調K.386
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ) アカデミー室内管弦楽団 
指揮:ネヴィル・マリナー
CD6
ピアノ協奏曲第13番/同 第17番/ロンド ニ長調K.382
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ) アカデミー室内管弦楽団 
指揮:ネヴィル・マリナー
CD7
ピアノ協奏曲第14-16番
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ) アカデミー室内管弦楽団 
指揮:ネヴィル・マリナー
CD8
ピアノ協奏曲第18-19番
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ) アカデミー室内管弦楽団 
指揮:ネヴィル・マリナー
CD9
ピアノ協奏曲第20-21番
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ) アカデミー室内管弦楽団 
指揮:ネヴィル・マリナー
CD10
ピアノ協奏曲第22-23番
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ) アカデミー室内管弦楽団 
指揮:ネヴィル・マリナー
CD11
ピアノ協奏曲第24-25番
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ) アカデミー室内管弦楽団 
指揮:ネヴィル・マリナー
CD12
ピアノ協奏曲第26-27番
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ) アカデミー室内管弦楽団 
指揮:ネヴィル・マリナー
録音:1971-89年
チェンバロ、フォルテピアノ、ピアノによる各種ソロで聴くモーツァルトの
ピアノ協奏曲集。へブラー、ラベック姉妹、コープマン、ブレンデルという
錚々たる名手たちの往年の名演でどうぞ!

●COLLECTORS EDITION - Deutsche Grammophon
4779510 8枚組 \4750
J.S.バッハ:協奏曲&管弦楽組曲集
CD1
ブランデンブルク協奏曲第1-4番
CD2
ブランデンブルク協奏曲第5-6番/管弦楽組曲第1番
CD3
管弦楽組曲第2-4番
CD4
チェンバロ協奏曲第1-3番
CD5
チェンバロ協奏曲第4-7番/2台のチェンバロのための協奏曲ハ短調
CD6
2台のチェンバロのための協奏曲ハ長調/同 ハ短調
3台のチェンバロのための協奏曲第1-2番
4台のチェンバロのための協奏曲イ短調
CD7
フルートとヴァイオリンのための協奏曲/オーボエ・ダモーレ協奏曲
CD8
ヴァイオリン協奏曲第1-2番/2つのヴァイオリンのための協奏曲
イングリッシュ・コンサート トレヴァー・ピノック(指揮&チェンバロ)他
録音:1978-84年
「こんなに生き生きとして、力強く、エネルギーに満ち、そして忠実な解釈に
基づいた演奏は他にない」と『Fono Forum』で絶賛されたJ.S.バッハの管弦
楽組曲と、様々な楽器のために書かれた協奏曲を集めたピノック&イングリッ
シュ・コンサートの豪華8枚組。精緻で瑞々しい名演の数々は、バッハ入門に
も最適なアイテムと言えるでしょう。

4779505 4枚組 \3150
ラフマニノフ:交響曲全集&管弦楽曲集
CD1
交響詩《死の島》Op.29/交響曲第1番イ短調Op.13
CD2
交響曲第2番ホ短調Op.27/幻想曲《岩》Op.7
CD3
交響曲第3番イ短調Op.44/交響的舞曲Op.45
CD4
ラフマニノフ:合唱交響曲《鐘》Op.35
タネーエフ:カンタータ《ダマスクスのヨハネ》Op.1
ロシア・ナショナル管弦楽団
指揮:ミハイル・プレトニョフ 
マリア・メシチェリャコーワ(ソプラノ)セルゲイ・ラーリン(テノール)
ウラディーミル・チェルノフ(バリトン) 
モスクワ室内合唱団(合唱指揮:ウラディーミル・ミーニン)
録音:1993-2000年
ロシア的響きとは程遠い、スリムでスマートな解釈によって編まれたプレト
ニョフ&ロシア・ナショナル管のラフマニノフ作品集。モスクワ室内合唱団と
の共演による2つの合唱作品も収めた豪華4枚組です!



<Australian Eloquence>
4802802 \900
1.ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調Op.60
2.シューベルト:交響曲第4番ハ長調D.944《ザ・グレイト》
アムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団 
指揮:ヨーゼフ・クリップス
録音:1953年(1)、1952年(2) アムステルダム
フルトヴェングラー、ベーム、カラヤンといった大指揮者の陰に隠れてあまり
目立たない存在でしたが、ウィーン風の典雅さを備えた貴重な指揮者として日
本でも多くのファンを持つ名指揮者ヨーゼフ・クリップス。当盤には、1950年
代前半に名門アムステルダム・コンセルトへボウ管を指揮した2つの貴重な音
源を収録。美しさとエネルギッシュさを備えたベートーヴェンの交響曲第4番、
雄大なキャンパスに精細な水彩画のように描かれたシューベルトの《グレート》
は、いずれも今回が世界初CD化です。

4804331 2枚組 \1400
1.ハイドン:交響曲第94番ト長調《驚愕》
2. 同 第92番ト長調《オックスフォード》
3. 同 第104番ニ長調《ロンドン》
4. 同 第99番変ホ長調
5.シューベルト:交響曲第6番ハ長調D.589
6.メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調Op.90《イタリア》
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1-4) ロンドン交響楽団(5、6)
指揮:ヨーゼフ・クリップス録音:1948-57年
クリップスが得意としたハイドンを中心に、シューベルト、メンデルスゾーン
をカップリングした2枚組。ウィーン・フィルとの《驚愕》&第99番 は昔から
名盤として親しまれてきたもので、シューベルトの第6番は繊細な歌い回しが、
メンデルスゾーンの《イタリア》は上品な明るさが絶品です!

4804725 \900
シューベルト:
1.交響曲第9番ハ長調D.944 《ザ・グレイト》
2. 同 第8番 ロ短調D.759《未完成》
ロンドン交響楽団(1) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(2)
指揮:ヨーゼフ・クリップス
録音:1958年 ロンドン(1)、1969年 ウィーン(2)
クリップスのシューベルトの2大交響曲。ウィーン・フィルとの《未完成》は、
彼のデッカへの最後の録音となったファン必聴の名演です。

4804325 2枚組 \1400
1.ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
2. 同 第4番ホ短調Op.98
3.シューマン:交響曲第1番変ロ長調Op.38《春》
4. 同 第4番ニ短調Op.120
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1) ロンドン交響楽団(2-4)
指揮:ヨーゼフ・クリップス
録音:1950-57年
古き良き時代のウィーンの伝統を今日に伝えるクリップスによるロマン派シン
フォニー4曲をカップリング。

4804334 2枚組 \1400
メンデルスゾーン:オラトリオ《エリヤ》Op.70"
ジャクリーヌ・デルマン(ソプラノ)
ノーマ・プロクター(アルト)
ジョージ・マラン(テノール)
ブルース・ボイス(バリトン)
マイケル・カニンガム(語り)
ハムステッド教会少年合唱
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
指揮:ヨーゼフ・クリップス
録音:1954年 ロンドン
オラトリオ《エリヤ》は、メンデルゾーンの代表作のみならず、オラトリオ全
体の中でも最も著名な作品の一つに数えられる傑作です。旧約聖書の列王記に
登場する預言者エリヤの生涯を題材にした作品で、オーケストラおよび、ソプ
ラノからバリトンまでの独唱者・混声合唱によって演奏されます。公開の初演
は1846年8月26日は、イギリスのバーミンガムで行われていますが、これに先
立ち、同年の8月中にロンドンで部分的な試演が数回行われ、8月24日には全曲
の試演がバーミンガムで行われています。当盤には、長らく名盤として語り継
がれてきた1954年の録音を収録。デッカでは初CD化となるファン必携のアイテ
ムです!

4803793 \900
1.ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
2.ウェーバー:《オイリアンテ》序曲
3. 同:《プレチオーザ》序曲
4. 同:《オベロン》序曲
5. 同:《ペーター・シュモルとその隣人たち》序曲
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム
録音:1951年(2-5)、1953年(1) ウィーン
1950年代、巨匠ベームはウィーン・フィルとともに、モーツァルト、ベートー
ヴェン、ブラームス、シューベルト、ウェーバーといった多くの名録音をデッ
カに残しました。当盤に収録されたブラームスの交響曲第3番は、いかにもウィ
ーンらしい古典的な均整美に溢れた名演で、初演の地でもあるムジークフェラ
インザールにおける録音。また、その2年前に録音されたウェーバーの4つの序
曲も、慈愛に満ちた名演揃いです。

4803794 \900
1.ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.93
2.シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D.485
3. 同 第8番ロ短調D.759《未完成》
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム録音:1951年(1)、1953年(2) ウィーン
1950年代、巨匠ベームはウィーン・フィルとともに、モーツァルト、ベートー
ヴェン、ブラームス、シューベルト、ウェーバーといった多くの名録音をデッ
カに残しました。当盤に収録された3つの交響曲は、いずれも今回が世界初CD
化となるファン必聴の1枚。ウィーン・フィルの美しい色調を完璧にドライヴ
したベームの巧みな手綱捌きと、ムジークフェラインザールのすばらしい音
響が、最高の形で結びついた名演です!

4804726 \900
1.ハイドン:交響曲第94番ト長調《驚愕》
2. 同 第101番ニ長調《時計》
3.ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1、2) ロンドン交響楽団(3)
指揮:ピエール・モントゥー
録音:1959年 ウィーン(1、2)、1958年 ロンドン(3)
1961年、86歳のピエール・モントゥーは、、ロンドン交響楽団の音楽監督に
就任するにあたり、何と25年もの長期契約を結びました。それはいかにも彼ら
しいユーモアの表れとも言えますが、それから亡くなるまでの3年間に、同響
が彼と歩んだ時間は何ものにも代えがたい研鑽の日々となりました。当盤に収
録された3曲は、デッカの絶対的な古典と言っても過言ではない名演中の名演。
音楽のあらゆる要素が正統で、深く、巧みな歩調によって描かれています。

<EMI CLASSICS>
CDSW-0941802 2枚組 \2480
シューマン:ピアノ三重奏曲全集
CD1
1.ピアノ三重奏曲第1番ニ短調作品63
2.ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調作品80
3.カノン形式の6つの小品作品56(ピアノ三重奏用編曲:キルヒナー)
CD2
1.ピアノ三重奏曲第3番ト短調作品110
2.幻想小曲集(ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための)作品88(全4曲)
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
ターニャ・テツラフ(チェロ)
録音:2009年9月、2010年5月、東フレデリクシュタート教会、ノルウェー
ブリリアント・ボックス 16Pブックレット
「同世代の中で最も天賦の才に恵まれた音楽家」(ウォール・ストリート・ジャ
ーナル)、「エレガンス、パワーと洞察力を持つピアニスト」(ニュー・ヨーク・
タイムズ)などと世界的に絶賛されるアンスネスと、「ブリリアント」で探究心
の富んだと評価されるテツラフは実演でも録音でも優れた音楽を提供してきま
した。室内楽で活躍中のターニャ・テツラフを加えてシューマンのピアノ・ト
リオ用の作品を2枚組に収めたアルバムが発表されます。

DVBW-0720179(DVD-Video) 2枚組 \2550
モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ(グラインドボーンの新制作‐2010)
ジェラルド・フィンリー、ケイト・ロイヤル他のスター・キャストによるニュ
ー・プロダクション
20Pブックレット
騎士団長・・・・・・アラステア・マイルズ(バス)
ドンナ・アンナ・・・・・アンナ・サムイル(ソプラノ)
ドン・オッターヴィオ・・・ウィリアム・バーデン(テナー)
ドン・ジョヴァンニ・・・・・ジェラルド・フィンリー(バリトン)
レポレッロ・・・・・・ルカ・ピサローニ(バス)
ドンナ・エルヴィーラ・・・ケイト・ロイヤル(ソプラノ)
ツェルリーナ・・・・・・アンナ・ヴィロフランスキー(ソプラノ)
マゼット・・・・・・グィド・ロコンソロ(バス)
オーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・エンライトゥンメント
グラインドボーン合唱団
指揮:ウラディーミル・ユロフスキ
ディレクター:ジョナサン・ケント
デザイナー:ポール・ブラウン
ユロフスキ、ケント、ブラウンのチームによるグラインドボーンにとって10年
ぶりとなる新制作の「ドン・ジョヴァンニ」。フィンリー、ロイヤル他の歌手
陣、装置、そしてオーケストラの演奏が絶賛を受けました。フィンリーはニュ
ー・ヨーク、ロンドン、パリ、ウィーン、ローマ、ブダペスト、プラハでドン
・ジョヴァンニ役で絶賛を博して得意の役柄で登場、ピサローニはグラインド
ボーンの06年、「コジ・ファン・トゥッテ」のグリエルモで、またロイヤルは
2006年の「ねじの回転」で絶賛を博しており、サムイルはこのドンナ・アンナ
がグラインドボーン/UKのオペラ・デビューとなっています。

CMSW-0950582 2枚組 \1500
ヴェリー・ベスト・オブ・カール・ジェンキンス
今、最も愛されている現存の作曲家、ジェンキンスの有名曲を収めた2枚組
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
CD1
1.Dies Irae from Requiem
2.Benedictus from The Armed Man: A Mass for Peace
3.Allegretto from Palladio for string orchestra
4.Pie Jesu from Requiem
5.The Proclamation from Gloria
6.Agnus Dei from The Armed Man: A Mass for Peace
7.III. Dance from Sarikiz(Concerto for violin and orchestra)
8.Only Heavenly Music: In memoriam Christine Brown from Stella Natalis
9.Sanctus from The Armed Man: A Mass for Peace
10.The Protector from Stella Natalis
11.In Paradisum
12.Lullay from Stella Natalis
13.Lacrimosa from Requiem
14.And the mother did weep from Stabat Mater
15.In these Stones Horizons Sing
16.III. Chasing the goose! from Quirk
(Concertante for flutes, keyboards, percussion and orchestra)
CD2
1.Adiemus
2.In Caelum Fero
3.Kayama
4.Hymn
5.Cantus - Song of the Spirit
6.Cantus - Song of the Plain
7.Dos A Dos(Square Dance)
8.The Wooing of ?ta?n
9.Boogie Woogie Llanoogie
10.Beyond the Century
11.Introit from Requiem
12.The Exile Song(Bryn Terfel / Catrin Finch)
13.Sancta Mater from Stabat Mater
14.Ave Verum Corpus(Alfie Boe)
15.Benedictus from The Armed Man(New piano arrangement for 4 hands)
16.The Prayer from Gloria
17.The Song: I'll Make Music from Gloria(Hayley Westenra)
カール・ジェンキンスは2010年CBEを受け、現存の作曲家として最もポピュラ
ーな存在。「The Armed Man」は2000年4月のロイヤル・アルバート・ホールの
初演以来、1000回をこえる演奏が行われている。
ジェンキンスはウェールズ生まれ、カーディフ大学でオーボエを学び卒業後、
ロンドンの王立 音楽院で研鑽を重ねた。ジャズを愛し「Nucleus」や「Soft
Machine」にメンバー参加し、作曲を手掛け始めた。クラシックをベースにし
ながらジャンルの壁を越えた作風で、「デルタ航空」、「デ・ビアス・ダイア
モンド」、「英国航空」、「リーヴァイス・ジーンズ」のCMを手掛け、「ア
ディエマス」プロジェクトで世界的にブレーク、日本でもベスト・セラー・
アルバムとなった。クラシックな作品では「レクイエム」、「スターバト・マ
ーテル」、「クァーク」、「アームド・マン:平和のためのミサ」などがあり、
クラシカル・ブリット・アウォードで「Lifetime Achievement」を受賞してい
る。


CZSW-9482902 6枚組 \1350
100ベスト・ベルリン・フィル
世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルのベスト、指揮者ごとにまとめ
た6CD
マルチパック 8Pブックレット
曲目詳細はこちらにございます。

CZSW-9483062 6枚組 \1350
100ベスト聖歌
キングズ・カレッジなど伝統の聖歌を集大成
マルチパック 8Pブックレット
曲目詳細はこちらにございます。

CMSW-0966662 2枚組 \1150
オペラ2011
オペラの今を豪華アーティスト、名アリアで聞く2CD
ブリリアント 8Pブックレット
曲目詳細はこちらにございます。

THE HOME OF OPERA
いずれもマルチパック 16Pブックレット あらすじと歌詞テキストのデータ
を収録したCDROM付きです。

CMSW-9481722(2CD+1CDROM) \1650
ベートーヴェン:フィデリオ
ヘルガ・デルネシュ、ジョン・ヴィッカース、ゾルタン・ケレメン、
ヘレン・ドナート、 
ジョゼ・ヴァン・ダム、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮

CMSW-9482152(3CD+1CDROM) \2480
ビゼー:カルメン
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス、ニコライ・ゲッダ、
ジャニーヌ・ミショー、
エルネ・ブラン、フランス放送国立合唱団&管弦楽団 
トマス・ビーチャム指揮

CMSW-9482232(2CD+1CDROM) \1650
ボロディン:イーゴリ公
ボリス・クリストフ、トドール・トドロフ、ユリア・ヴィーナー
ソフィア国立オペラ合唱団&管弦楽団
イェルジ・セムコフ指揮

CMSW-9482802(2CD+1CDROM) \1650
ドニゼッティ:愛の妙薬
ミレッラ・フレー二、ニコライ・ゲッダ、マリオ・セレーニ、
レナート・カペッキ
ローマ・オペラ座合唱団&管弦楽団
フランチェスコ・モリナーリ・プラデッリ指揮

CMSW-9482752(2CD+1CDROM) \1650
エネスク:オイディプス王
ジョゼ・ヴァン・ダム、バーバラ・ヘンドリックス、
ブリギッテ・ファスベンダー、
マリャーナ・リポヴシェク、オルフェオン・ドノスティアッラ
モンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団
ローレンス・フォスター指揮

CMSW-9482702(2CD+1CDROM) \1650
グルック:オルフェオとエウリディーチェ
アグネス・バルツァ、マーガレット・マーシャル、エディタ・グルベローヴァ、 
アンブロジアン・オペラ合唱団
フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮

CMSW-9482652(2CD+1CDROM) \1650
ヤナーチェク:イェヌーファ
リブゼ・ドマニンスカ、イヴォ・ズィデク、ヴィレム・プリビル、
ネデズダ・クニプロヴァ、
ラハ国立劇場合唱団&管弦楽団
ボフミル・グレゴール指揮

CMSW-9482582(2CD+1CDROM) \1650
マスカーニ:友人フリッツ
ルチアーノ・パヴァロッティ、ミレッラ・フレー二、
ヴィンチェンツォ・サルディネロ、
コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団&管弦楽団
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮

VMSW-9482532(2CD+1CDROM) \1650
モンテヴェルディ:オルフェオ
イアン・ボストリッジ、パトリチア・チョーフィ、
アリス・クーテ、ナタリー・デセイ、
ヴェロニク・ジャンス、ヨーロピアン・ヴォイセズ
ル・コンセール・ダストレエ
エマニュエル・アイム指揮

CMSW-9482452(3CD+1CDROM) \2480
モーツァルト:コジ・ファン・トゥッテ
エリーザベト・シュヴァルツコップ、ナン・メリマン、
リザ・オットー、
レオポルド・シモノー、ロランド・パネライ、セスト・ブルスカンティーニ、
フィルハーモニア合唱団&管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮

CMSW-9482382(3CD+1CDROM) \2480
モーツァルト:イドメネオ
イアン・ボストリッジ、ロレイン・ハント・リバーソン、リサ・ミルン、
(3/7) バルバラ・フリットリ、アンソニー・ロルフ・ジョンソン、
エディンバラ・フェスティヴァル合唱団
スコティッシュ室内管弦楽団
チャールズ・マッケラス指揮

CMSW-9482332(2CD+1CDROM) \1650
オッフェンバック:オルフェオとエウリディーチェ
ナタリー・デセイ、ローラン・ナウリ、ヴェロニク・ジャンス、
エヴァ・ポドル
リヨン国立オペラ合唱団&管弦楽団
マルク・ミンコフスキ指揮

CMSW-9482282(2CD+1CDROM) \1650
プーランク:カルメル派修道女の対話
ドゥニーズ・デュヴァル、レジーヌ・クレスパン、ドゥニーズ・シャーリィ、
リリアン・ベルトン、パリ・オペラ国立合唱団&管弦楽団
ピエール・デルヴォー指揮

VMSW-9482102(2CD+1CDROM) \1650
プロコフィエフ:3つのオレンジへの恋
キャスリン・デュボス、ガブリエル・バキエ、ジャン=リュック・ヴィアラ、
リヨン・オペラ合唱団&管弦楽団
ケント・ナガノ指揮

CMSW-9482092(1CD+1CDROM) \750
ラヴェル:子供と魔法 他
スーザン・ダヴィニー=ワイナー、ジョスリン・タイヨン、
ジャヌ・ベルビエ、アーリン・オージェ、リンダ・フィニー、
フィリップ・ラングリッジ、フィリップ・ウッテンロシェール、
ジュール・バスタン、アンブロジアン・オペラ合唱団
ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン指揮

CMSW-9482042(2CD+1CDROM) \1650
ロッシーニ:アルジェのイタリア女
グラツィエッラ・シュッティ、ジュリエッタ・シミオナート、
チェザーレ・ヴァッレッティ、マリオ・ペトリ
ミラノ・スカラ座合唱団&管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮

CMSW-9481992(2CD+1CDROM) \1650
ヴェルディ:ファルスタッフ
ティト・ゴッビ、エリーザベト・シュヴァルツコップ、アンナ・モッフォ、
ルイジ・アルヴァ、ロランド・パネライ、
フィルハーモニア合唱団&管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮

CMSW-9481912(3CD+1CDROM) \2480
ヴェルディ:運命の力
マリア・カラス、リチャード・タッカー、カルロ・タリアブエ、
ニコラ・ロッシ=レメーニ、
ミラノ・スカラ座合唱団&管弦楽団
トゥッリオ・セラフィン指揮

CMSW-9481822(4CD+1CDROM) \2950
ワーグナー:パルジファル
ドナルド・マッキンタイア、ヴァルトラウト・マイヤー、
ウォレン・エルスワース、フィリップ・ジョル、
ウェールズ国立オペラ合唱団&管弦楽団
レジナルド・グッドール指揮

CMSW-9481772(2CD+1CDROM) \1650
ヴェーバー:魔弾の射手
エリーザベト・グリュンマー、ルドルフ・ショック、
ゴットロープ・フリック、リザ・オットー
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヨゼフ・カイルベルト指揮




<EMI GERMANY>
CZS-0978962 11枚組 \4050
バッハ:合唱作品集(初回生産限定盤)
永遠のバッハ作品の、永遠にあせることの無い名演
クラムシェル 各CD紙ケース入り 28Pブックレット
CD1&2
ミサ曲ロ短調
ヘレン・ドーナト、ブリギッテ・ファスベンダー、クラエス・H.アーンシェ、
ロラント・ヘルマン、ロベルト・ホル、バイエルン放送合唱団
バイエルン放送交響楽団
オイゲン・ヨッフム指揮
CD3-5
マタイ受難曲
テオ・アルトマイヤー、フランツ・クラス、テレサ・ツィリス=ガラ、他
南ドイツ・マドリガル合唱団、少年合唱団
コンソルティウム・ムジクム
ヴォルガング・ゲネンヴァイン指揮
CD6&7
ヨハネ受難曲
テオ・アルトマイヤー、フランツ・クラス、クルト・モル、
エリー・アメリング、
ブリギッテ・ファスベンダー 他、南ドイツ・マドリガル合唱団
コンソルティウム・ムジクム
ヴォルガング・ゲネンヴァイン指揮
CD8&9
クリスマス・オラトリオ
エリー・アメリング、ジャネット・ベイカー、ロバート・ティアー、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
アカデミー室内管弦楽団
フィリップ・レッジャー指揮
CD10
1.復活祭オラトリオ
テレサ・ツィリス=ガラ、パトリシア・ジョンソン、テオ・アルトマイヤー、 
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、南ドイツ・マドリガル合唱団
南ドイツ室内管弦楽団
ヴォルガング・ゲネンヴァイン指揮
2.昇天祭オラトリオ
マーガレット・マーシャル、アルフレダ・ホッジソン、マーティン・ヒル、
スティーヴン・ロバーツ、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
イギリス室内管弦楽団
フィリップ・レッジャー指揮
CD11
1.マニフィカト
ルチア・ポップ、アン・パシュリー、ジャネット・ベイカー、
ロバート・ティアー、
トマス・ヘムスリー、ニュー・フィルハーモニア合唱団&管弦楽団
ダニエル・バレンボイム指揮
2.カンタータBWV147「心と口と行いと命もて」
ジョーン・サザーランド、ヘレン・ウォッツ、ウィフレッド・ブラウン、
トマス・ヘムスリー、
ジェレイント・ジョーンズ・シンガーズ&管弦楽団
ジェレイント・ジョーンズ指揮
(アレグロ・モルト) w/モーリス・アンドレ(トランペット)




<EMI UK>
CDMW-0967892 \800
ストレンジャー・イン・パラダイスー
ザ・コレクション
UKのクラシカル・クロスオーヴァー・テナー、アルフィー・ボーのコレクション
デジパック 6P折ブックレット
1.Caruso(Luciano Dalla)
2.帰れソレントへ(Ernest & Giovanni Battista de Curtis)
3.マッティナータ(Ruggero Leoncavallo/編:
Matteo Saggese,Alfie Boe,Chris Porter)
4.グラナダ(Agustin Lara)
5.A Living Praye
r(Ron Block/Orchestor:Chris Elliott/Arranger:Chris Elliot)
6.Where'er You Walk(from Semele)(George Frideric Handel/Text:Newburgh
Hamilton)
7.A Gaelic Blessing(new version by Rutter)(John Rutter)
8.The Lord Is My Shepherd(Psalm 23)(Howard Goodall)
9.I Vow To Thee My Country
(Gustav Holst/Text:Cecil Spring-Rice/Arranger:Nick Ingman)
10.乾杯の歌(椿姫)(Giuseppe Verdi, Natasha Marsh, Alfie Boe)
11.Abide With Me(W. H. Monk/Text:H. F. Lyte/Arranger:Nick Ingman)
12.ストレンジャー・イン・パラダイス(Robert Wright,George Forrest)
13.Fratello sole sorella luna
(Donovan Phillips Leitch/Arranger:Craig Leon)
14.You'll Never Walk Alone(Richard Rodgers/Lyrics:Oscar Hammerstein II
/Arranger:Nick Ingman)
15.Eternal Light: A Requiem-Agnus Dei(Howard Goodall)
16.Cujus Animan(from Stabat Mater)(Gioachino Rossini)
アルフィー・ボー(テナー)
1973年9月29日、ブラックプール出身、2002年ブロードウェイでの「ラ・ボエー
ム」でデビュー。UKでTV,ラジオ、ライヴで大活躍、2010年10月にはロンドン
で「レ・ミゼラブル」の25周年記念のショーでジャン・ヴァルジャン役に出演、
大好評を博している。

●BRITISH COMPOSERS
CZSW-0953952 5枚組 \2250
ブリテン 他(初回生産限定盤)
ブリテンと同時代の作曲家、ウォルトンとティペットの作品をまとめた5枚組
クラムシェル 24Pブックレット
主な収録曲
ブリテン:春の交響曲
ブリテン&ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲集
ブリテン&ウォルトン:室内楽作品集
ティペット:二重弦楽合奏のための協奏曲、4つのホルンのためのソナタ、他

CZSW-0954052 5枚組 \2250
ディーリアス 他(初回生産限定盤)
ディーリアスと同時代の作曲家、ハウェルズとハドリーの作品をまとめた5枚組
クラムシェル 24Pブックレット
主な収録曲
ディーリアス:人生のミサ
ディーリアス&ハウェルズ:弦楽四重奏曲集
ハウェルズ:楽園の賛歌 他
ハドリー:丘陵地帯

CZSW-0954222 5枚組 \2250
エルガー 他(初回生産限定盤)
エルガーと同時代の作曲家、スタンフォードとパリーの作品をまとめた5枚組
クラムシェル 24Pブックレット
主な収録曲
エルガーの小品集
エルガー:バイエルンの高地から
スタンフォード:「アイリッシュ」交響曲
エルガー&パリー:弦楽合奏のための作品集
スタンフォード:Evening Services, anthems 他
パリー:交響曲第5番、Blest Pair 他

CZSW-0954442 5枚組 \2250
バルビローリ・コンダクツ・エルガー(初回生産限定盤)
バルビローリ指揮のエルガー名曲集5枚組
クラムシェル 24Pブックレット
CD1
1.交響曲第1番
2.序奏とアレグロ(弦楽四重奏と弦楽合奏のための)作品47
CD2
1.交響曲第2番
2.悲歌 作品58
3.溜め息 作品70
CD3
1.交響的習作「ファルスタッフ」
2.序曲「コケイン」

CD4
1.創作主題による変奏曲「エニグマ(謎)」
2.行進曲「威風堂々」第1番ー第5番
3.セレナード ホ短調作品20
CD5
1.海の絵 作品37(全5曲)
2.チェロ協奏曲 ホ短調作品85

CZSW-0954332 5枚組 \2250
ヴォーン・ウィリアムズ 他(初回生産限定盤)
ヴォーン・ウィリアムズと、同時代の作曲家、フィンジ、バックス&ホルスト
の作品による5枚組
クラムシェル 24Pブックレット
主な収録曲
ヴォーン・ウィリアムズ:フロス・カンピ、聖なる市民、オクスフォード悲歌、
5つの神秘的な歌、ミサ曲ト短調
フィンジ:クリスマス作品8
ホルスト:合唱幻想曲
フィンジ&バックス:宗教的作品集
ホルスト:「惑星」、エグドン・ヒース 他


CZSW-0956942 9枚組 \2780
エルガー・エディション(完全電気録音)(初回生産限定盤)
エルガーの自作自演指揮他の演奏を9枚組にまとめた完全版
クラムシェル 各CD紙製ウォレット入り 36Pブックレット

CD1
1.交響曲第1番変イ長調作品55
w/ロンドン交響楽団
録音:キングズウェイ・ホール、ロンドン 1930年11月
2.ファルスタッフ‐交響的習作ハ短調作品68
w/ロンドン交響楽団
録音:アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン 1931年11月&1932年2月
CD2
1.交響曲第2番変ホ長調作品63
2.上曲‐第3楽章のファースト・テイク
3.上曲‐セカンド・テイクのためのリハーサル
w/ロンドン交響楽団
録音:クイーンズ・ホール、ロンドン 1927年4月&7月
CD3
1.ジェロンティアスの夢作品38(抜粋)
w/マーガレット・バルフォア(メゾ・ソプラノ‐天使)、
スチュアート・ウィルソン(テナー
‐ジェロンティアス/ジェロンティアスの魂)、
ハーバート・ハイナー(バス‐僧侶/
苦悶の天使)、ロイヤル合唱協会、ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団
録音:ロイヤル・アルバート・ホール、ロンドン 1927年2月 ライヴ
2.市民のファンファーレ
3.ジェロンティアスの夢 作品38(抜粋)
w/マーガレット・バルフォア(メゾ・ソプラノ‐天使)、
チューダー・デイヴィース(テナー
-ジェロンティアス/ジェロンティアスの魂)、
ホレイス・スティーヴンス(バス‐苦悶の
天使)、他 ロンドン交響楽団
録音:ヒアフォード・カセドラル 1927年9月 ライヴ
4.ミュージック・メイカーズ作品69(抜粋)
w/合唱団、ロンドン交響楽団
録音:ヒアフォード・カセドラル 1927年9月 ライヴ
CD4
1.創作主題による変奏曲「エニグマ(謎)」作品36
w/ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団
録音:クイーンズ・ホール、ロンドン 1926年4月&8月
2.ヴァイオリン協奏曲ロ短調作品61
w/ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
ロンドン交響楽団
録音:アビイ・ロード第1スタジオ、ロンドン 1932年7月
CD5
子供の魔法の杖‐児童劇のための音楽
1.第1組曲作品1a
2.第2組曲作品1b
録音:キングズウェイ・ホール、ロンドン 1928年12月
3.ナースリー組曲
録音:キングズウェイ・ホール 1931年5月&6月
4.セヴァーン川組曲作品87
録音:アビイ・ロード第1スタジオ 1932年4月
以上 w/ロンドン交響楽団
CD6
1.希望と栄光の島(マーガレット・バルフォア‐コントラルト)
2.It comes from the misty ages(「聖ジョージの旗」作品33‐エピローグ)
3.英国国歌(編:エルガー)
4.Croft: O God, our help in ages past
w/フィルハーモニック合唱団、ロンドン交響楽団
録音:クイーンズ・ホール 1028年2月
5.メディテーション-「生命の光」
w/ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団
録音:クイーンズ・ホール 1926年8月
6.3つの性格的小品 作品10
w/新交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:クイーンズ・ホール 
1929年11月 & アビイ・ロード第1スタジオ 1933年2月
7.朝の歌 作品15の1 
8.夕べの歌 作品15の2
w/ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団、ロンドン交響楽団
録音:クイーンズ・ホール 1926年4月 & 1927年4月
9.3つのバイエルンの踊り作品27
w/ロンドン交響楽団
録音:クイーンズ・ホール 
1927年7月 & アビイ・ロード第1スタジオ 1932年2月
10.インドの王冠‐組曲作品66
w/ロンドン交響楽団
録音:キングズウェイ・ホール 1930年9月&11月
11.ファンタジアとフーガ ハ短調作品86(バッハ:BWV537-オケ編:エルガー)
w/ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団
録音:クイーンズ・ホール 1926年4月
CD7
1.フロワサール‐演奏会用序曲
w/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:アビイ・ロード第1スタジオ 1933年2月録音
2.コケイン(ロンドンの下町)-序曲
w/ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団
録音:クイーンズ・ホール、ロンドン 1926年4月
3.南国で‐演奏会用序曲作品50
w/ロンドン交響楽団
録音:キングズウェイ・ホール、ロンドン 1930年9月
4.間奏曲-ファルスタッフ‐交響的習作ハ短調作品68
w/新交響楽団
録音:クイーンズ・ホール、ロンドン 1929年11月
5.チェロ協奏曲ホ短調作品85
w/ベアトリス・ハリスン(チェロ)
新交響楽団
録音:キングズウェイ・ホール 1928年3月&6月
CD8
1.ミニュエット-伊達男ブランメル
2.ローズマリー
3.愛のあいさつ
4.ミニュエット作品21
5.抒情的なセレナード
6.五月の歌
7.カリッシマ
以上 w/新交響楽団
録音:クイーンズ・ホール 1929年11月
8.ミニュエット-伊達男ブランメル
w/ロンドン交響楽団
録音:キングズウェイ・ホール 1928年12月
9.5つのピアノ即興曲
エドワード・エルガー(ピアノ)
録音:クイーンズ・ホール 1929年11月
10.威風堂々‐軍隊行進曲作品39(全5曲)
w/ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団、ロンドン交響楽団
録音:クイーンズ・ホール 1926年4月 & 1927年7月
11.希望と栄光の島(エルガーによるイントロダクション付き)
w/ロンドン交響楽団
録音:アビイ・ロード第1スタジオ 1931年11月
CD9
1.「神の国」への前奏曲
2.威風堂々‐軍隊行進曲作品39‐第1番、第2番、第4番
3.コケイン(ロンドンの下町)‐演奏会用序曲作品40
以上 w/BBC交響楽団
録音:アビイ・ロード第1スタジオ 
1933年4月 & キングズウェイ・ホール 1932年10月
4.セレナード ホ短調作品20
5.エレジー作品58
以上 w/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:キングズウェイ・ホール 1933年8月
以上 エドワード・エルガー指揮
補遺
6.カラクタクス 作品35(2曲)
ロンドン交響楽団
ローランス・コリングウッド指揮
録音:アビイ・ロード第1スタジオ 1934年1月
7.ミーナ
ニュー・ライト交響楽団
J.エインスリー・マレイ指揮
8.ミーナ
ライト交響楽団
ハイドン・ウッド指揮
録音:アビイ・ロード第2&第1スタジオ 1934年2月 & 1935年1月
9.戴冠式行進曲作品65
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ランドン・ロナルド指揮
録音:キングズウェイ・ホール 1935年3月




<VIRGIN CLASSICS>
VCW-6286100 \1650
ブラームス:ドイツ・レクイエム
ナタリー・デセイ(ソプラノ)、リュドヴィク・テジエ(バリトン)
フランクフルト放送交響楽団
スウェーデン放送合唱団
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
ジュエル・ボックス 12Pブックレット
壮大で労わりの音楽に満ちたブラームスの傑作といわれる「ドイツ・レクイエ
ム」を、2009年の10月創設80周年を祝ったコンサートの曲目に主席指揮者ヤル
ヴィとフランクフルト交響楽団は選びました。ソリストとしてフランスを代表す
るデセイとテジエ、そして世界の合唱界をリードするスウェーデン放送合唱団
の参加を得てそのコンサートは絶賛されました。「フランクフルト交響楽団と
共に、ヤルヴィは『模範的』と称されうる解釈を作り出すことに成功した」(フ
ランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥンク紙)、「フランクフルト交響楽
団は、精度のスタンダード、洗練されたサウンド、劇的な緊張感を生みだすキャ
パシティ、緊密なアンサンブルとソリスト陣の質を備えている」(ダス・オルケ
スター誌)

VCW-5193002 \1650
ヴィヴァルディ:「ラ・ストラヴァガンツァ」作品4の9
1.協奏曲第1番変ロ長調 RV282a
2.協奏曲第2番ホ短調 RV279
3.協奏曲第3番イ短調 RV357
4.協奏曲第4番ヘ長調 RV284
5.協奏曲第5番ニ長調 RV204
6.協奏曲第6番ヘ長調 RV291
7.協奏曲(ヴァイオリン、チェロと弦楽合奏のための)ヘ長調 RV544
「プロテウス、または逆の世界」
エウローパ・ガランテ
ファビオ・ビオンディ指揮
ジュエル・ボックス 12Pブックレット
「途方も無い敬意」(BBCラジオ3)をヴィヴァルディ作品に注ぐ彼らがオペラ
「Ercole…」に続いて世に問うのは「ラ・ストラヴァガンツァ」協奏曲集、
1728年のロンドンでジョン・ウォルシュによりセット作品として出版され、
ヴィヴィルディ生前の名声を代表する作品です。ビオンディ指揮の「Ercole..」
はフランスではディアパソン賞も獲得、ヴィラゾン、ディドナートやダムラウ
の参加したキャストも含め大評判となっている中での新作発表です。18世紀前
半には流行していた「グランド・ツアー」旅行者により収集された作品で、ロ
ンドンのウォルシュが(海賊版的に)「ラ・ストランヴァガンツァ」作品集から
の5曲+ヘ長調の作品をまとめて6曲の作品集として出版したものです。


●VERITAS X 2
VBSW-0963272 2枚組 \900
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ、トッカータ集
CD1
1.組曲(リュートための作品より)ホ短調BWV996
2.前奏曲
3.トッカータ ニ短調BWV913
4.トッカータ ホ短調BWV914
5.幻想曲BWV917
6.トッカータ ト短調BWV915
7.ソナタ ニ短調BWV964
CD2
1.トッカータ ニ長調BWV912
2.半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903
3.幻想曲とフーガ イ短調BWV944
4.前奏曲とフーガ イ短調BWV894
5.前奏曲BWV999
6.前奏曲BWV923とフーガBWV951 ロ短調
7.トッカータ ハ短調BWV911
以上 ピエール・アンタイ(ハープシコードーヨエル・カッツマン1997)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBSW-0963342 2枚組 \900
バッハ:クリスマス・オラトリオ
クリスマス・オラトリオBWV248
バーバラ・シュリック(ソプラノ)、マイケル・チャンス(アルト)、
ハワード・クルック(テナー)、ピーター・クーイ(バス)
ゲント、コレギウム・ヴォカーレ合唱団&管弦楽団
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
ソロイスツー
寺神戸 亮、エイドリアン・シャモロ(ヴァイオリン)
マルセル・ポンセール、タカ・キタサト(オーボエ、オーボエ・ダモーレ)
マルク・アンタイ(フルート)
スティーヴン・ケヴィ(トランペット)
コンティヌオー
アギート・ツヴァイストラ(チェロ)
ジョナサン・ケイブル(ダブル・ベース)
ピエール・アンタイ(オルガン)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBSW-0963392 2枚組 \900
ボッケリーニ:室内楽曲集
CD1
1.弦楽五重奏曲イ短調作品25の6 G.300
2.弦楽五重奏曲ハ長調作品25の4 G.298
3.弦楽五重奏曲ニ短調作品25の1 G.295
4.弦楽五重奏曲ホ長調作品11の5 G.275-ミヌエット
CD2
1.ギター五重奏曲第4番ニ長調 G.448「ファンダンゴ」
2.弦楽四重奏曲ト短調作品24の6 G.194
3.ギター五重奏曲ハ長調 G.453「マドリードの帰営ラッパ」
エウローパ・ガランテ
ファビオ・ビオンディ(ヴァイオリン)
エンリコ・カサッツァ(ヴァイオリン)-CD1
ロレンツォ・コリッタ(ヴァイオリン)-CD2
エルネスト・ブラウケール(ヴィオラ)
マウリツィオ・ナッデオ(チェロ)
アントニオ・ファンティヌオリ(チェロ)-CD1
ジャンジャコモ・ピナルディ(ギター)-CD2
マウロ・オッコニエロ(カスタネット)-CD2-3
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBSW-0963442 2枚組 \900
フランクール:シンフォニー&フィリドール:ルイ14世のための音楽
CD1
アンドレ・フィリドール(C.1652-1730):
ルイ14世のための行進曲、祝宴&狩
1.田舎への出発
2.戦闘:ギョーム・ドランジュに対抗するルイ14世
3.宮廷への帰還
4.バレエと仮面劇
CD2
フランソワ・フランクール(1698-1787):
アルトワ伯の饗宴のためのシンフォニー
1.組曲ト短調
2.組曲ニ長調
3.組曲ヘ長調
ラ・シンフォニー・ドゥ・マレ
ウーゴー・レイヌ指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBSW-0963492 2枚組 \900
カルロス・デ・セイシャス:ハープシコード作品集&
CD1 
1.ミサ曲ト長調
2.オルガン・ソナタ第76番イ短調、第75番イ短調、第48番ト長調、第12番イ短調
3.タントゥム・エルゴ
4.Dixit Dominus
CD2
1.ハープシコード協奏曲イ長調
2.弦楽合奏のためのシンフォニア変ロ長調
3.ハープシコード・ソナタ第1番ハ長調、第16番ハ短調、第32番変ホ長調、
第33番変ホ長調、第42番へ短調、第47番ト長調、第46番ト長調、第57番イ長調、
第71番イ短調、第79番変ロ長調
アレクサンドラ・ド・オー(ソプラノ)(ミサ曲)
アナ・フェラス(ソプラノ)(Dixit Dominus)
マニュエル・ブラス・ダ・コスタ(アルト)
アントリオ・ワグネル・ディニス(テナー、バス)(ミサ曲)
ルイス・マドゥレイラ(テナー)(Dixit Dominus)
リスボン室内合唱団
ノルウェー・バロック管弦楽団
ケティル・ハウスガンド指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBSW-0963542 2枚組 \900
カーター:協奏曲集、3つのオケイジョン他
CD1 エリオット・カーター:
1.管弦楽のための3つのオケイジョン
2.ヴァイオリン協奏曲 w/オーレ・ボーン(ヴァイオリン)
3.管弦楽のための協奏曲
4.トッカータ ホ短調BWV914
以上 ロンドン・シンフォニエッタ
オリヴァー・ナッセン指揮
CD2 オリヴァー・ナッセン:
1.声の無い歌 作品26
2.ホイットマン・セッティングス 作品25
3.ウィニー・ザ・プーのハミングと歌 作品6 w/リサ・サファー(ソプラノ)
以上 ロンドン・センター室内楽協会
オリヴァー・ナッセン指揮
4.変奏曲 作品24
ピーター・ゼルキン(ピアノ)
5.ライナー・マリア・リルケの4つの後期の歌とエピグラム
リサ・サファー(ソプラノ)
6.ソーニャの子守歌 作品16
ピーター・ゼルキン(ピアノ)
7.大地の海 作品10
ルーシー・シェルトン(ソプラノ)
ロンドン・センター室内楽協会
オリヴァー・ナッセン指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBSW-0963592 2枚組 \900
リスト:ピアノ作品集
CD1
1.詩的で宗教的な調べS173-葬送
2.6つのコンソラシオンS172-第3番変ニ長調
3.巡礼の年報第3年S163-エステ荘の噴水
4.バラード第2番
5.ペトラルカのソネット第104番
6.メフィスト・ワルツ
7.愛の夢第3番
8.3つの演奏会用練習曲-ため息
9.パガニーニによる6つの大練習曲集-第3曲:「鐘」
CD2
1.ドン・ジョヴァンニの回想
2.リゴレット(演奏会用パラフレーズ)
3.ミゼレーレ(トロヴァトーレからの演奏会用パラフレーズ)
4.巫女たちの踊りと終幕の二重唱(アイーダからのトランスクリプション)
5.ボッカネグラの思い出(シモン・ボッカネグラからの演奏会用パラフレーズ)
6.祝典の合唱と葬送行進曲(ドン・カルロからのトランスクリプション)
7.踊り(ロッシーニのナポリ風タランテッラ)
8.ロッシーニの「ウィリアム・テル」序曲
以上 フランソワ=ルネ・デュシャーブル(ピアノ)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBSW-0963652 2枚組 \900
ブラームス:チェロ&ヴァイオリン・ソナタ集
CD1
1.スケルツォ ハ短調、「FAEソナタ」作品5
2.ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調作品78
3.ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調作品100
4.ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調作品108
ハイメ・ラレード(ヴァイオリン)
ジャン=ベルナール・ポミエ(ピアノ)
CD2
1.チェロ・ソナタ第1番ホ短調作品38
2.チェロ・ソナタ第2番ヘ長調作品99
レナード・ローズ(チェロ)
ジャン=ベルナール・ポミエ(ピアノ)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBSW-0963702 2枚組 \900
モーツァルト:交響曲集
CD1
1.交響曲第32番ト長調K318‐アレグロ・スピリトーソ
2.交響曲第35番ニ長調K385「ハフナー」
3.交響曲第36番ハ長調K425「リンツ」
CD2
1.交響曲第39番変ホ長調K543
2.交響曲第41番ハ長調K551「ジュピター」
以上 スコットランド室内管弦楽団
ユッカ=ペッカ・サラステ指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBSW-0963752 2枚組 \900
ラフマニノフ:前奏曲集
CD1
1.10の前奏曲集作品23
2.前奏曲ニ短調(1917)
3.5つの幻想的小品集作品3
4.リラの花作品21の5
5.ひな菊作品38の3
6.4つの小品‐メロディー ホ長調(1887)
7.東洋のスケッチ 変ロ長調
CD2
1.13の前奏曲集作品32
2.楽興の時 作品16(全6曲)
以上 ドミトリ・アレクセーエフ(ピアノ)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VMW-0708292 2枚組 \900
子守歌-眠りのための音楽
1.ブラームス:子守歌作品49の4(編:モルク)
トゥルルス・モルク(チェロ)、ユハニ・ラガースペッツ(ピアノ)
2.シューマン:子供の情景作品15‐トロイメライ
ジャン=ベルナール・ポミエ(ピアノ)
3.シューマン:おとぎ話の挿絵 作品113‐第4曲(抜粋)
ラルス・アンデルス・トンター(ヴィオラ)、
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
4.フリース(擬:モーツァルト):眠れ、良い児よ
ウィーン少年合唱団
5.シューベルト:八重奏曲D.803-アンダンテ(抜粋)
ザ・ナッシュ・アンサンブル
6.フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテル‐Abends will ich schlafen
アンネ・ゾフィ・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)、
バーバラ・ボニー(ソプラノ)
バイエルン放送交響楽団、ジェフリー・テイト指揮
7.リヒャルト・シュトラウス:子守歌作品41の1
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)
アカデミー・オブ・ロンドン、リチャード・スタンプ指揮
8.ショパン:子守歌作品57
ダニエル・ラヴァル(ピアノ)
9.オッフェンバック:ホフマン物語‐舟歌
ミュンヘン放送管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
10.マスネ:聖処女の最後の眠り
イギリス室内管弦楽団、ポール・トルトゥリエ指揮
11.サン=サーンス:動物の謝肉祭‐水族館
ザ・ナッシュ・アンサンブル
12.ドビュッシー:小組曲‐小舟にて(オケ編:ビュセール)
ノーザン・シンフォニア、ジャン=ベルナール・ポミエ指揮
13.ドビュッシー:月の光
クン・ウー・パイク(ピアノ)
14.サティ:ジムノペディ第1番
クン・ウー・パイク(ピアノ)
15.プーランク:ソナタ(フルートとピアノのための)-カンティレーナ(抜粋)
ミシェル・デボスト(フルート)、ジャック・フェヴリエ(ピアノ)
16.ラヴェル:マ・メール・ロア‐妖精の園
ノーザン・シンフォニア、ジャン=ベルナール・ポミエ指揮
17.フォーレ:ドリー‐子守歌(オケ編:ラボー)
パリ管弦楽団、セルジュ・ボード指揮
18.ペルト:鏡の中の鏡
タスミン・リトル(ヴァイオリン)、マーティン・ロスコー(ピアノ)
ジュエル・ボックス 8Pブックレット

<EMI UK>
CZSW-0952802 2枚組 \1200
ナイジェル・ケネディ/クラシック・アルバム
CD1
1.エルガー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 作品61
2.ヴォーン・ウィリアムズ:
揚げひばり(ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス)
ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン)
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮
CD2
1.ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26
2.シューベルト:ロンド イ長調 D.438
3.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン)
イギリス室内管弦楽団、ジェフリー・テイト指揮
クラシカル・ヒーロー、ケネディによる協奏曲名曲の2枚組
ブリリアント・ボックス 

<SONY CLASSICAL>
8869774291-2 3枚組 \2300
J・S・バッハ:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1-7番
フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲BVW1056
ブランデンブルグ協奏曲第5番 BWV1050
イタリア協奏曲 BWV971
マレイ・ペライア(ピアノ&指揮)
アカデミー室内管弦楽団

8869783985-2 4枚組 \2300
初回生産限定盤
ホロヴィッツ・プレイズ・リスト
【Disc1】
『忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調S.215-1』
『ペトラルカのソネット第104番』『泉のほとりでS.160-4』
『詩的で宗教的な調べ-第7曲「葬送」』『ハンガリー狂詩曲第15番イ短調
「ラコッツィ行進曲」S.244-15』『ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調S.244-6』
『サン=サーンス:死の舞踏S.555』
『メンデルスゾーン:結婚行進曲の主題による変奏曲』
『パガニーニによる超絶技巧大練習曲第2番変ホ長調(ブゾーニ編)』
『忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調S.215-1』
【Disc2】
『2つの伝説-第2曲「波の上を歩くパウラの聖フランチェスコ」(ホロヴィッ
ツ編)』『ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調S.244-6』
『ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調S.244-2(ホロヴィッツ編)』
『ピアノ・ソナタ ロ短調S.178(1949年3月21日録音)』
『コンソレーション第4番変ニ長調S.172-4』
『コンソレーション第5番ホ長調S.172-5』
『 忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調S.215-1』
【Disc3】
『コンソレーション第2番ホ長調S.172-2』
『ハンガリー狂詩曲第19番ニ短調S.244-19』
『スケルツォと行進曲ニ短調S.177』『オーベルマンの谷S.160-6』
『ピアノ・ソナタ ロ短調S.178(1977年録音)』『泉のほとりでS.160-4』
『忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調S.215-1』
【Disc4】
『コンソレーション第3番変ニ長調S.172-3』
『メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」S.514』
『バラード第2番ロ短調S.171』『シューベルト:ウィーンの夜会-第6曲』
『ペトラルカのソネット第104番』
『忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調S.215-1』
『前奏曲「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」S.179』
『ワーグナー:イゾルデの愛の死S.447』
ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
ホロヴィッツのリストを表現する時は、「悪魔的な」という言い回しが常套
句です。確かに、この一連の演奏を聴いてみてください。身の毛もよだつよ
うな興奮に襲われることでしょう。まずはピアノ・ソナタかメフィスト・ワ
ルツをどうぞ。まさに哄笑。その鮮烈な表現に唖然とすること間違いなしで
す。一転、「ペトラルカのソネット」(彼は104番を愛していました)や「コン
ソレーション」そして「泉のほとりで」などでの優しい語り口はまるで別人。
リストの美メロを心行くまで堪能できることでしょう。ホロヴィッツ自身に
よる編曲では、もともと難しいリストの曲が一層華やかに、そして困難にな
って立ち現れます。やっぱりリストはすごい。実感できる4枚組です。




<RCA RED SEAL>
8869784019-2 2枚組 \2000
初回生産限定盤、スリップケース付(予定)
ルービンシュタイン・プレイズ・リスト
【Disc1】
『ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124*』『ピアノ・ソナタ ロ短調S.178』
『忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調S.215-1』
【Disc2】
『詩的で宗教的な調べ-第7曲「葬送」』
『ヴァルス・アンブロンプテュ(即興的ワルツ)S.213』
『忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調S.215-1』
『村の居酒屋での踊り(メフィスト・ワルツ第1番)S.514』
『愛の夢第3番変イ長調S.541-3』
『ハンガリー狂詩曲第10番ホ長調「前奏曲」S.244-10』
『コンソレーション第3番変ニ長調S.172-3』
『ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調S.244-12』
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)
RCAビクター交響楽団*
ショパンのオーソリストとして知られるルービンシュタインですが、彼はリ
ストの曲の演奏もかなり残しています。ホロヴィッツが悪魔的ならば、ルー
ビンシュタインのリストは「豪快さの中に漲る官能性」とでも表しましょう
か。レパートリー的にはホロヴィッツとさほど変わりませんが、一聴すると
その違いに驚くことでしょう。ルービンシュタイン唯一の正規録音である
「ピアノ・ソナタ」は、とても晩年の録音とは思えないしなやかな演奏。協
奏曲ではとにかく華麗に弾きまくり、「愛の夢」や「コンソレーション」で
は徹底的に歌わせます。詩的で宗教的な調べの「葬送」では中間部の切ない
メロディの美しさにため息をつく他ありません。

8869783948-2 2枚組 \2000
初回生産限定盤、スリップケース付(予定)
キーシン・プレイズ・リスト
【Disc1】
『村の居酒屋での踊り(メフィスト・ワルツ第1番)』
『超絶技巧練習曲集第12番変ロ短調「雪かき」』
『超絶技巧練習曲集第11番変ニ長調「夕べの調べ」』
『超絶技巧練習曲集第10番ヘ短調 』
『超絶技巧練習曲集第5番変ロ長調「鬼火」』
『超絶技巧練習曲集第8番ハ短調「狩り」』
『3つの演奏会用練習曲-第2番ヘ
短調「軽やかさ」』
『2つの演奏会用練習曲-第1番変ニ長調「森のささやき」』
【Disc2】
『愛の夢第3番変イ長調』『スペイン狂詩曲』『シューマン:君に捧ぐ』
『シューベルト:セレナード』『シューベルト:さすらい』
『シューベルト:どこへ?』『シューベルト:すみか』
『シューベルト:ます』『シューベルト:魔王』
『シューベルト:ウィーンの夜会第6番』
エフゲニー・キーシン(P)
キーシンの演奏は「超絶技巧派ピアニスト、リスト」の姿を正しく現代に蘇
らせたものと言えるでしょう。この2枚組に収録されているのは、「超絶技
巧」や「トランスプリクション」などの一癖も二癖もある曲ばかり。どれも
目も眩むような技巧を要求される曲なのは間違いありません。Disc1はメフィ
スト・ワルツと練習曲からのセレクト。軽やかなタッチが美しい「軽やかさ」
や「森のささやき」、そしてキーシンならではの「メフィスト・ワルツ」も
たまりません。そして聴きどころはDISC2。シューマン=リストの「君に捧
ぐ(献呈)」は、最近手がける人も多くなってきたレパートリーですが、この
キーシン盤を超えるものはなかなかありません。鮮やかでカッコいいリスト
を聴きたい人にオススメです。

8869785737-2 \1600
ベートーヴェン:
『交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」』
『バレエ「プロメテウスの創造物」Op.43より「序曲」「イントロダクショ
ン」「第5曲:アダージョ」「第8曲:アレグロ・コン・ブリオ」
「第16曲フィナーレ:アレグレット」』
[録音] 2010年5月モントリオール(デジタル:セッション)
ケント・ナガノ(指揮)
モントリオール交響楽団
現在、モントリオール交響楽団、バイエルン国立歌劇場、バークレイ交響楽
団およびバークレイ・アカデミー・アンサンブルの音楽監督のポストを兼任
し、世界で最も多忙な指揮者の一人ケント・ナガノ。オーケストラ曲からオ
ペラまで古今東西の音楽作品の膨大なレパートリーを渉猟し、そのいずれに
も彼独自の個性を刻印した充実した演奏を聴かせてくれます。そのケント・
ナガノが、2008年よりソニーBMGマスターワークスと契約し、現在音楽監督
をつとめるモントリール交響楽団を指揮して、継続的なレコーディング・プ
ロジェクトを開始しました。新訳に置き換えた「ベートーヴェン:「エグモ
ント」と「運命」(RCA)」、あくまでも書かれた音を忠実に再現し感覚的で
知的でしなやかな「マーラー:大地の歌(SONY)」。バイエルン国立管弦楽団
との初稿版による「ブルックナー:4番(SONY)」など、それぞれ話題となり高
い評価を得てきました。
今回のアルバムでは、ケント・ナガノならではの個性的なベートーヴェン・
プロジェクト第2弾となります。これまでさまざまなレーベルから膨大なレ
コーディングを発表してきた彼ですが、ベートーヴェン作品については、
ベルリン・ドイツ響とのこの「英雄」についてのドキュメンタリー映像
(ARTHAUS)がありますが、それをさらに発展させた演奏で、現在密接な関係
にあるモントリオール響との新感覚なベートーヴェン演奏を感じ取ることが
できるほど、当アルバムは大きな価値を持つといえるでしょう。




<SONY CLASSICAL>
8869785128-2(1CD+1DVD) \3800
YANNI
Truth of Touch
【CD】
1: Truth of Touch 2: Echo of a Dream 3: Seasons 4: Voyage
5: Flash of Color 6: Vertigo 7: Nine 8: Can't Wait
9: Guilty Pleasure(Instrumental)10: O Luce Che Brilla Nell'Oscurita,
11: Long Way Home(Instrumental)12: I'm So 13: Yanni & Arturo
14: Mist of a Kiss 15: Secret,
【ボーナスDVD】
1: Intro(Act I), 2: Desire(Royal Albert Hall, London, England 1995),
3: Keys to Imagination(Mandalay Bay, Las Vegas, USA 2004),
4: Aria(Acropolis, Athens, Greece 1993),
5: Felitsa(Acropolis, Athens, Greece 1993),
6: Within Attraction
(The Forum at Mundo Imperial, Acapulco, Mexico, 2008),
7: Our Days(Act II)
(The Forum at Mundo Imperial, Acapulco, Mexico, 2008),
8: Nostalgia(Mandalay Bay, Las Vegas, USA 2004),
9: On Sacred Ground(Mandalay Bay, Las Vegas, USA 2004),
10: End of August(Acropolis, Athens, Greece 1993),
11: Tribute(Taj Mahal, Agra, India 1997),
12: Prelude(Act III), 13: Deliverance(Taj Mahal, Agra, India 1997),
14: Nightingale(The Forbidden City, Beijing, China 1997),
15: Santorini(The Forum at Mundo Imperial, Acapulco, Mexico, 2008),
16: Santorini(Acropolis, Athens, Greece 1993),
17: The Storm(The Forum at Mundo Imperial, Acapulco, Mexico, 2008),
18: Voyage,
世界的に名を轟かせ、ニュー・エイジ・シーンで最も知名度あるアーティス
ト、ヤニー。ギリシャ出身のキーボード奏者である彼は、アダルト・オルタ
ネイティヴ界の先駆者とも呼べる存在でしょう。そして、そのアクセシブル
でエキサイティングで斬新なキーボード・スタイルは唯一無二で、世界的に
幅広く支持されており、様々な映画音楽やフィギュアスケートでの使用曲と
しても有名なアーティストです。それだけでなく、彼の音楽には多彩な民族
楽器を取り入れ、それと目玉として飽きさせない様々な曲調の曲を展開して
いるのも人気の一つでしょう。 ヤニーの音楽は完全に独学で、スタイルが
まったく型にはまっていないオリジナル性があり、ベートーヴェン、モー
ツァルト、ショパン、ストラヴィンスキー、ドビッシーなど、両親の影響で
聴いた沢山のクラシック音楽に触発され、それらを取り込んでいます。ヤニ
ー曰く、「母が歌い、父がギターを弾きながら母と一緒になって歌いだす・
・・といった、まるでミュージカルの世界のような家庭だった。音楽は、
言葉を使わずともコミュニケーションが取れる。彼らの音楽、リズム、メロ
ディには言葉よりも解り易いメッセージがある」と。ヤニー・サウンドの根
底には、温かい人間性と、音楽への愛情が溢れているのです。
彼のコンサートは世界中で行われ、パルテノン神殿、タージ・マハール、紫
禁城、京都...と、世界遺産の地でワールド・ワイドなライヴ活動を続けて
います。ニュー・エイジというジャンル界では異例の作品中35枚がミリオン
・セールスを記録。最近、ベスト盤のみのリリースが目立っていただけに、
新作が切望されていましたが、8年ぶりの待望の新作の登場です。今までの
アルバム音楽からスッキリと整えられた音楽に仕上げられつつも、叙情感と
スケール感たっぷりのサウンド展開になっており、期待以上の傑作となって
います。 今回、今までに発売した映像作品やライヴからダイジェストの映像
が、ボーナスDVDが付いておりますので、彼の長いキャリアの音楽を楽しむ
ことができます。

8869778239-2 \1600
ゴリホフ:イサークの夢と祈り
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581
[録音] 2010年(デジタル:セッション)
デイヴィッド・オルロフスキ(Cl)
フォグラー・クァルテット
オルロフスキは1981年生まれ、13歳からクラリネットの勉強をはじめました。
最初はクラシックや現代音楽を専門としていましたが、徐々にジャズに興味
を抱きトリオを組むようになります。そこでの音楽はクレズマー(東欧系イ
ディッシュや民謡をルーツにもつ音楽ジャンル)を取り入れたジャズで、時々
ホットクラブ風サウンドも入り混じり、今までのクラシック、クレズマー、
ホットクラブと言うジャンルを超越した新しさは、各国で高い人気を誇って
います。すでにSONY CLASSICALから2枚のアルバムを発売し、2008年度エコー
賞を受賞しています。
そうした彼の本格的クラシック・アルバムの登場です。ゴリホフの作品は、
音によるユダヤの叙事詩。クラリネットがユダヤの韻律で歌い、踊り、つぶ
やき、祈り。そして弦楽四重奏は多様な響きが絡み、そのモノローグにエモ
ーショナルな情景を与えていきます。オルロフスキの音楽に見事にあった作
品でしょう。そして注目のモーツァルトですが、彼の独特のクレズマー的軽
い中にも奥行きとやさしく暖かい音色は、どこか開放感と牧歌的なものを感
じる独特な演奏です。以前RCAからデビューした「フォグラー・クァルテッ
ト」も、みごとなサポートです。

8869782134-2 \1600
リスト:
『ピアノ・ソナタ ロ短調S.178』
『巡礼の年第2年「イタリア」より、
「婚礼」「ペトラルカのソネット第123番」「ダンテを読んで」』
[録音] 2010年3月12-14&21日スイス(デジタル:セッション)
アンドレア・カウテン(P)Andrea Kauten
ハンガリーで生まれ、スイスのバーゼルで学んだピアニスト、アンドレア・
カウテンは、いくつかのシューマン作品の録音で知られています。しかし、
やはり彼女の本領はフランツ・リストの作品において発揮されることは間違
いありません。このアルバムは、王道とも言える「ピアノ・ソナタ」と、巡
礼の年からのいくつかの曲の組み合わせで構成されています。シューマンで
は柔らかくニュアンスに富んだタッチを聴かせる人ですが、そんな彼女の美
質をまず味わいたければ「婚礼」や「ペトラルカのソネット」での悩ましい
までの歌に耳を澄ますと良いでしょう。一転、ソナタや「ダンテを読んで」
では荒れ狂う音楽をまとめ上げる様に息を飲むのでは。

8869785345-2 \1600
サクソフォン四重奏によるロシア曲集
チャイコフスキー:『バレエ「くるみ割り人形」組曲より』
R=コルサコフ:『交響組曲「シェエラザード」より』
グリンカ:『歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲』
ショスタコーヴィチ:『「ジャズ組曲」より』
ハチャトゥリアン:『剣の舞』
グリエール:『中国の女性の踊り』『ロシア水兵の踊り』
リャードフ:『ゆりかごの歌』
[録音] 2010年9月5-8日ドイチュランド放送(デジタル:セッション)
アリアージュ・サクソフォン四重奏団
アリアージュとは「混合」の意味で、すでにMD+Gに2枚とSONYに1枚アルバム
をリリースしている、ダニエル・ゴーティエ率いるカルテットです。今回の
アルバムではロシアの名作品ばかりを集め、サクソフォンの力強さだけでな
く、小回りの効く様々な音色や繊細さが表現されているのです。もちろんそ
れらを表現するには、各人の超絶技巧が完璧さ要求され、そのような演奏不
可能な編曲にも驚きです。



<deutsche harmonia mundi>
8869780597-2 2枚組 \2300
テレマン:歌劇「オルフェウス」(全曲)
[録音] 2010年8月(デジタル:ライヴ)
ドロテー・ミールズ(Sp), マルクス・フォルペルト(Br),
ウルリケ・ホフバウアー(Sp), クリスティアン・ツェンカー(T),
バルバラ・クラウス(Sp), ラインハルト・マイール(Bs),
マレリーツェ・ゲルバー(Sp), ジュリー・カンパリーニ(A),
ミヒ・ガイック(指揮)
オルフェオ・バロックオーケストラ、リンツ
「オルフェウス」の物語を題材としたオペラは、モンテヴェルディ以来非常
に人気のあったものです。テレマンのオペラは現在8曲ほど残されています
が、そのほとんどはあまり演奏されていません。「オルフェウス」は、1726
年にハンブルクのために作曲されたオペラです。オーストリアの歌手を中心
に演奏されたこの録音は、独特な手の込んだオーケストレーションと表情豊
かなレチタティーヴォ。ヘンデルに匹敵するコロラトゥーラや、起伏の激し
い古楽器使用の管弦楽もメリハリをつけて演奏されています。

8869781625-2 \1600
カストラート歌手ニコリーニのためのアリア集
アレッサンドロ・スカルラッティ:
歌劇「ティグラーネ」「十人委員会の凋落」より
ヘンデル:歌劇「リナルド」「ゴールのアマディージ」より
[録音] 2010年2月11-13日、 ケルン放送局(デジタル:セッション)
ドミトリー・エゴロフ(C-T)
ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
ラ・スタジオーネ・フランクフルト
ニコリーニ(本名:ニコロ・グリマルディ, 1673-1732)は、ナポリ生まれの実
力と人気の高かった最高のカストラート歌手のひとりでした。最初は神聖な
る教会音楽を専門としていましたが、イタリア各地で多くの上演を行い、
A・スカルラッティ、ポルポラ、ハッセらが彼のために様々なオペラを作曲
しました。1708年にロンドンで彼が出演し絶賛を浴び、ヘンデルは1711-1717
年まで彼をロンドンに滞在させ、彼のために「リナルド」「アマディージ」
などを書き上げたほどです。ドミトリー・エゴロフは1975年に生れ、現在フ
ランクフルト歌劇場専属のカウンターテナー歌手として、「抜群なテクニッ
クと表現」と高い評価を得ている歌手です。



<EPIC>
8869777339-2 \1600
RUSSELL WATSONLa Voce
1. Parla Piu Piano 
ゴッドファーザー 愛のテーマ(映画「ゴッドファーザー」)
2. E Sara Cosi 愛の終わりに
3. Be My Love ビー・マイ・ラヴ
4. Arrivederci Roma アリヴェデルチ・ローマ(さよなら、ローマ)
5. Io Che Non Vivo(Senza Te) この胸のときめきを
6. La Vita Senza Te ラ・ヴィータ・センツァ・テ(仮)
7. Concerto D'Autunno 秋のコンチェルト(仮)
8. Intermezzo インテルメッツォ(歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ)
9. Love Story ある愛の詩(映画「ある愛の詩」)
10. Solo Con Te ソロ・コン・テ
11. Adagio アダージョ
12. Parlami D'Amore Mariu マリウ愛の言葉を
13. Someone To Remember Me サムワン・トュ・リメンバー・ミー
全世界で500万枚のアルバム売上をもつ、英国が生んだスーパー・ヴォーカリス
ト。飾らない性格から、本国英国では「国民のテノール」(People’s Tenor)と
呼ばれています。故ダイアナ妃が「国民のプリンセス」(People’s Princess)
と呼ばれていたように、この称号は英国民に愛されていることを象徴していま
す。各国のセレブにも愛され、エリザベス女王、ブッシュ大統領、ローマ法王
ブルネイ国王など各国元首の前で演奏。2006年、東京で開催されたチャリティ
・ディナーショーに出演。天皇皇后両陛下御観覧のショーの後、ラッセルは両
陛下のテーブルでディナーを共にする栄誉に授かりました。
ラッセルはイギリスのマンチェスター近郊に生まれ育ちました。16歳から、働
きながら地元のパブでポップスやロックを歌っていました。ある日、ラッセル
の声に注目した客からクラシックを歌うことを勧められ、チャリティー・ショ
ーでオペラのアリアを歌いました。たまたまこれを聴いた地元の名門サッカー
クラブ、マンチェスター・ユナイテッドの監督の要請で、MUの公式試合でトゥ
ーランドットの《誰も寝てはならぬ》を歌い、9万人の大喝采を浴びました。
以来、ラグビー世界選手権、サッカーEURO2000など、メジャーなスポーツ大会
に招かれて黄金の歌声を披露しています。
2000年9月発売のデビュー・アルバム《ザ・ヴォイス》は、全英と全米のクラ
シック・チャートで同時に1位、さらにUK総合チャートでも5位にランクイン。
その後発売したアルバムはすべてイギリスの総合アルバム・チャートでトップ
10入りを果たし、自国だけでなく、オーストラリア、カナダ、アメリカなど全
世界でゴールド、プラチナディスクを獲得しています。さらに、2001年、国連
(WAFUNIF)親善大使に任命されました。
2006年秋、米国でアルバムのレコーディング中に重病(脳腫瘍)で倒れましたが、
大手術後6ヶ月で奇跡の復帰を果たしました。そのアルバム・タイトルは
『That’s Life』。フランク・シナトラ、ナット・キング・コールなど往年の
大スターがレコーディングをしたハリウッドの伝説的なスタジオ、キャピトル
・スタジオで収録されました。レコーディングは、現在主流のパート別では
く、当時のスタイルにならい、オーケストラと歌手が一堂に会して行われ、
ラッセルは、ここでもジャズ・スタンダードを軽々と歌い上げて本場米国の
ミュージシャンたちを驚かせています。
2010年、DECCA(ユニバーサル)からEPICへ移籍。今作は移籍第1弾となる新作
です。




<deutsche harmonia mundi>
8869782401-2 \1600
The Angel’s Voice/フランシスコ・ゲレーロ:宗教合唱作品集
フランシスコ・ゲレーロ:
『天使ガブリエル』『ミサ・ロム・アロメ』『ミサ・イン・イッロ・テンポレ』
『澄んで 落ちついたまなざし』『成功するには、この食べものを』
『おお、いと聡明なる乙女』『聖なるその汚れのない処女な るものよ』
『Que buen ano,villanesca』『Vana speranca』『Acabe de matarme』
『O Virgen,quand'os miro』『Adios,verde ribera』
【録音】2009年9月25日-27日 セオン改革教会、スイス(デジタル:セッション)
アドリアーノ・ジャルディーナ(指揮)
アンサンブル・ラ・セスティーナ
スペイン・ルネッサンス期の偉大なる作曲家は、モラーレス、ビクトリア、
ゲレーロでした。その中でもフランシスコ・ゲレーロ(1528-1599)は、17歳で
ハエンの聖堂の楽長に任命され、30歳で大きな名声を得ていました。同時代の
作曲家とは異なり、宗教作品だけでなく多くの世俗音楽も作曲していました。
彼の作品は死後数百年にわたり人気を保ち、特にラテンアメリカの教会でよく
演奏されていたようです。彼の様式で特筆すべき点は、機能和声的な作曲法を
先取りしている点です。様式からみると、彼は同時代のスペインで流行してい
たホモフォニーを好み、印象に残る、歌いやすい旋律を編み出し、各パートが
それぞれ違うメロディーを歌って織り重ねて1つの曲にしていったのです。
「アンサンブル・ラ・セスティーナ」は1999年に、忘れ去られたルネサンス・
ポリフォニー音楽解釈を専門として、アドリアーノ・ジャルディーナによって
結成された声楽アンサンブルです。このグループの基本編成 4Sp, 4C-T, 5T,
4Bs によっていますが、彼らの研究によりいくつかのゲレーロの作品は6人の
女声と2人の男声といったハイピッチで歌われるべきであるとし、それをアカ
ペラで実証もしているのも特徴的です。



<SONY CLASSICAL>
●SONY CLASSICAL MASTERS BOX SET
★初回生産限定盤★
※発売延期で再掲載商品もございますが、前回ご注文分はキャンセルとなって
おりますので、今回再注文をお願いいたします。

100年以上の歴史を誇るアメリカ発の老舗クラシック・レーベル、SONY
CLASSICALとRCA RED SEAL両レーベルの誇る豊富なカタログから、音楽ファン
ならば誰でも一度は聴いておくべきクラシック音楽の定番名曲を、定評ある
アーティストの名演で幅広く取り揃え、お買い得な価格にて続々リリース!
白を基調とした目に留まりやすいアートワーク・デザイン。ベルリンの
b-sharpスタジオにて、24ビット/88.2KHzリマスタリングを行ない、よりマス
ターテープに忠実で伸びやかなサウンドを実現しています。

8869783672-2 6枚組 \2100
[Disc 1] 
『交響曲第1番ト短調 Op.13「冬の日の幻想」』
『バレエ「くるみ割り人形」組曲』
[Disc 2] 
『交響曲第2番ハ短調 Op.17「ウクライナ」』
『幻想曲「テンペスト」Op.18』
[Disc 3] 
『交響曲第3番ニ長調 Op.29「ポーランド」』『序曲「1812年」Op.49』
[Disc 4] 
『交響曲第4番ヘ短調 Op.36』『幻想曲「テンペスト」Op.18』
[Disc 5] 
『交響曲第5番ホ短調 Op.64』
『交響的バラード「ヴォイェヴォダ(地方長官)」Op.78』
[Disc 6] 
『交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」』『スラヴ行進曲Op.31』
【録音】1984-1991年、シカゴ(デジタル:セッション)
プロデューサー:ジェームズ・マリンソン
クラウディオ・アバド指揮、
アバド・コンダクツ・チャイコフスキー
この時期ショルティがシカゴ交響楽団の音楽監督を務めていましたが、1982-
1985年に首席客演指揮者として関係を持っていたアバドによるチャイコフスキ
ー交響曲全集です。シカゴ響の高い性能と馬力というだけでなく、ピュアで
繊細な音楽の美しさを表現していきます。そして歌心を叙情性豊かにそれも
自然に訴えてくるのにも心がうたれます。芯もしっかりとし、はっきりとした
サウンドにより、ストレートな音楽が展開されていきます。また、元デッカの
ジェームズ・マリンソンによる録音(最近ではLSOの録音を手掛ける)も優秀で、
この演奏を際立たせています。

8869780837-2 5枚組 \2000
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
[Disc 1]
『ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467』
- ジョージ・セル(指揮)クリーヴランド管弦楽団 
[録音:1961年 クリーヴランド(ステレオ:セッション)]
『ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482』
- ジョージ・セル(指揮)コロンビア交響楽団 
[録音:1959年 クリーヴランド(ステレオ:セッション)]
[Disc 2]
『ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488』
- ジョージ・セル(指揮)コロンビア交響楽団 
[録音:1959年 クリーヴランド(ステレオ:セッション)]
『ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491』
- ジョージ・セル(指揮)クリーヴランド管弦楽団
[録音:1961年、クリーヴランド(ステレオ:セッション)]
[Disc 3]
『協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」』
『ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595』
- ジョージ・セル(指揮)コロンビア交響楽団
[録音:1962年、クリーヴランド(ステレオ:セッション)]
[Disc 4]
『ピアノ協奏曲第15番変ロ長調K.450』
『ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453』
- ジョージ・セル(指揮)クリーヴランド管弦楽団メンバー
[録音:1968年、クリーヴランド(ステレオ:セッション)]
『ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332』 -
[録音:1964年、ニューヨーク(ステレオ:セッション)]
[Disc 5]
『2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365』
- ギャビー・カサドシュ(P)
ジョージ・セル(指揮)クリーヴランド管弦楽団メンバー
[録音:1960年、ニューヨーク(ステレオ:セッション)]
『3台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.242』
- ギャビー・カサドシュ&ジャン・カサドシュ(P
ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団 
[録音:1962年、フィラデルフィア(ステレオ:セッション)]
『ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調K.452』
- ジョン・デ・ランシー(Ob)アンソニー・ジリオッティ(Cl)
バーナード・ガーフィールド(Fg)メイソン・ジョーンズ(Hr)
[録音:1963年、(ステレオ:セッション)]
名手カサドシュによるモーツァルト:ピアノ協奏曲集。モーツァルトも大の得
意としており、モノラル時代から多くのレコーディングを行ってきました。
このBOXでは盟友ジョージ・セルとのステレオ期に録音された中期-後期の有名
なピアノ協奏曲集8曲に加え、夫人ギャビーと共演した「2台のピアノのための
協奏曲」、夫人および息子ジャン、オーマンディ指揮フィラデルフィアと録音
した「3台のピアノのための協奏曲」を網羅。そして、ピアノ・ソナタ第12番、
とフィラデルフィア管弦楽団の伝説の管楽器奏者たちと共演した「五重奏」ま
で含まれている豪華カップリング。弱音を主体に古典的な慎ましさをもった
清潔なモーツァルト解釈が聴くことができます。

8869782812-2 12枚組 \2900
サー・ゴールウェイ、フルート協奏曲を集大成したBOX
[Disc 1]
J・S・バッハ:
『協奏曲ハ長調 BWV.1032(原曲:フルート・ソナタ)』
『フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲イ短調BWV.1044』
-ライナー・ヴォルターズ(Vn)ウルスラ・ドイチュラー(Cemb)
イェルク・フェルバー(指揮)ヴュルテンベルク室内管弦楽団 [録音]1991年
J・S・バッハ:『協奏曲イ短調 BWV1056』『協奏曲ホ短調 BWV1059&35』
- ジェームズ・ゴールウェイ(Fl&指揮)ザグレブ・ソロイスツ [録音]1976年
[Disc 2]
J・S・バッハ:『管弦楽組曲第2番 BWV.1067』
- イェルク・フェルバー(指揮)ヴュルテンベルク室内管弦楽団 [録音]1991年
テレマン:『協奏曲ト長調』『組曲イ短調』
- ジェームズ・ゴールウェイ(Fl&指揮)ザグレブ・ソロイスツ [録音]1978年
カール・シュターミッツ:『フルート協奏曲ト長調』
- アンドレ・プリエール(指揮)ニュー・アイルランド室内管弦楽団
[録音]1979年
[Disc 3]
ペルゴレージ:『フルート協奏曲第1番ト長調』
ガルッピ:『フルート協奏曲ニ長調』
ピチェンティーニ:『フルート協奏曲ト長調』
タルティーニ:『フルート協奏曲ト長調』
- クラウディオ・シモーネ(指揮)イ・ソリスティ・ヴェネティ[録音]1991年
[Disc 4]
ヴィヴァルディ:『協奏曲集 Op.10(全6曲)』
- ジェームズ・ゴールウェイ(Fl&指揮)ニュー・アイルランド室内管弦楽団
[録音]1983年
[Disc 5]
クヴァンツ:
『協奏曲ト長調』『協奏曲ハ長調』『協奏曲ト短調』『協奏曲ニ長調』
- イェルク・フェルバー(指揮)ヴュルテンベルク室内管弦楽団 [録音]1989年
[Disc 6]
C・P・E・バッハ:
『協奏曲ニ短調Wq.22』『協奏曲イ長調Wq.168』『協奏曲ト長調Wq.169』
- イェルク・フェルバー(指揮)ヴュルテンベルク室内管弦楽団 [録音]1989年
[Disc 7]
モーツァルト:
『フルート協奏曲第1番ト長調K.313』『フルート協奏曲第2番ニ長調K.314』
『フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299』
-マリサ・ロブレス(Hp)
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
セント・マーティン・アカデミー管弦楽団(アカデミー室内管弦楽団
[録音]1995年
[Disc 8]
ドヴィエンヌ:『フルート協奏曲第7番ホ短調』『フルート協奏曲第8番ト長調』
チマローザ:『2本のフルートのための協奏曲ト長調*』
- ジェームズ・ゴールウェイ(Fl&指揮)
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ ジニー・ゴールウェイ(Fl)*
[録音]1999年
[Disc 9]
ダンツィ:
『フルート協奏曲第2番ニ短調Op.31』
『フルートとクラリネットのためのコンチェルタンテ ロ長調Op.41*』
- ザビーネ・マイヤー(Cl)*
イェルク・フェルバー(指揮)ヴュルテンベルク室内管弦楽団  [録音]1993年
[Disc 10]
メルカダンテ:
『フルート協奏曲ニ長調』『フルート協奏曲ホ短調』
『フルート協奏曲ホ長調』
- クラウディオ・シモーネ(指揮)イ・ソリスティ・ヴェネティ
[録音]1987年
[Disc 11]
ライネッケ:『フルート協奏曲ニ長調Op.283』
- 岩城宏之(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団  [録音]1981年
ロドリーゴ:『パストラル協奏曲』
- エドァルト・マータ(指揮)フィルハーモニア管弦楽団 [録音]1978年
アーノルド:
『フルート協奏曲第2番Op.111』『フルートと弦楽のための協奏曲Op.45』
- サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
セント・マーティン・アカデミー管弦楽団(アカデミー室内管弦楽団)
[録音]1996年
[Disc 12]
イベール:『フルート協奏曲』
- シャルル・デュトワ(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1976年
ニールセン:『フルート協奏曲』
- ジェームズ・ゴールウェイ(Fl&指揮)デンマーク放送交響楽団
[録音]1985年
ジョン・メイヤー:『フルート協奏曲』
-岩城宏之(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団  [録音]1981年 
世界のトップ・フルーティスト、サー・ゴールウェイの偉大なる足跡。バロッ
クから現代までのマスター・ワークス的フルート協奏曲ばかりを集大成した
ボックスとなります。ベルリン・フィルの首席を務めていた時代より、ゴール
ウェイは繰り返しモーツァルトの協奏曲をディスクに刻んでいて、ここでの盤
の「フルートとハープ」は5回目、「協奏曲」は4回目の録音のものです。朗々
と鳴り渡る輝かしい音色と、おおらかで生命力にあふれた歌い口にはますます
磨きがかかり、粋を極めた大見得も加わって、スケールの大きい音楽を聴かせ
てくれます。マリナーの伴奏も自然体に徹しています。Disc8では、フランス
のモーツァルトといわれるドヴィエンヌと、ナポリ楽派の名作曲家チマローザ
のフルート協奏曲を集めたもので、骨太な音色を持つゴールウェイが、亡き巨
匠ランパルに捧げたものです。

8869768393-2 6枚組 \2100
グレン・グールド・プレイズ・J・S・バッハ
[Disc 1]
『ゴルトベルク変奏曲BWV.988』(1955年モノラル録音盤)
『平均律クラヴィーア曲集第2巻』より『前奏曲とフーガ第9&14番』
[Disc 2]『2声のインヴェンションと3声のシンフォニアBWV.772-801』
[Disc 3]『トッカータ集 BWV.910-916』
[Disc 4]『パルティータ集(第1番-第5番)BWV.825-829』
[Disc 5]
『パルティータ第6番 BWV.830』
『小プレリュードとフーガ集 BWV.933-938,902,924-932,895,900』
[Disc 6]
『フーガの技法 BWV.1080より コントラプンクトゥス第1番-第9番
(オルガン演奏)、コントラプンクトュス第1番、第2番、第4番、第9番、
第11番、第13番、第14番(未完)(ピアノ演奏)』
『BACHの名によるプレリュードとフーガ変ロ長調BWV.898』
1982年、50歳で惜しまれて世を去ったグレン・グールド。1955年のゴルトベル
ク変奏曲に始まる彼のバッハ演奏は、それまでのバッハという概念を覆し、
清新でヴィヴィッドな中に深い精神性を湛え20世紀の新しいバッハ演奏の規範
を確立したといえるでしょう。

8869780945-2 6枚組 \2100
ラインスドルフ・コンダクツ・プロコフィエフ
[Disc 1]『交響曲第2番ニ短調Op.40』『交響曲第6番変ホ短調Op.111』
[Disc 2]『『交響曲第3番ハ短調Op.44』『交響曲第5番変ロ長調Op.100』
[Disc 3]
『ピアノ協奏曲第1番変ニ長調Op.10』『ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.16』
『ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26』
[Disc 4]
『ピアノ協奏曲第4番変ロ長調Op.53』『ピアノ協奏曲第5番ハ長調Op.55』
[Disc 5]
『ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19』
『ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調Op.63』
[Disc 6]
『バレエ「ロメオとジュリエット」Op.64より抜粋』
『組曲「キージェ中尉」Op.60』
【録音】1963-1969年 ボストン・シンフォニー・ホール
(ステレオ:セッション)
ラインスドルフは、ボストン交響楽団音楽監督在任中に、プロコフィエフの管
弦楽作品や協奏曲全曲を積極的に取り上げ、レコーデイングを初めて実現した
のでした。どの演奏も音の迫力が感じられ、高度な技術による多彩な表現が完
璧に演じられた名演がここに刻まれています。「ヴァイオリン協奏曲第2番」
以外は、2005年にテスタメントより発売されましたが、今回はSony=RCAのリ
マスターにより、本家よりBOX化での発売となります。

8869768604-2 4枚組 \1600
ジェームズ・レヴァイン コンダクツ ブラームス
[Disc 1]
『交響曲第1番ハ短調Op.68』『交響曲第4番ホ短調Op.98』
[Disc 2]
『交響曲第3番ヘ長調Op.90』『交響曲第2番ニ長調Op.73』
- シカゴ交響楽団 [録音:1975-1976年、シカゴ(ステレオ:セッション)
[Disc 3]
『ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15』
- エマニュエル・アックス(P)シカゴ交響楽団
[録音:1983年、シカゴ(デジタル:セッション)]
『万歳 Op.6-4』『子守歌 Op.49-4』『乙女は語る Op.107-3』
『私は戻る道を知りたいOp63-8』『わが恋は緑Op63-5』
『永遠の愛について Op.43-1』『われらはさまよいぬ Op.96-2』
『夜のさすらい人 Op.86-3』
- キャスリーン・バトル(Sp)ホーカン・ハーゲゴール(Br)
ジェームズ・レヴァイン(P)
[録音 : 1983年、ニューヨーク(デジタル:セッション)]
[Disc 4]
『ドイツ・レクィエム Op.45』
- キャスリーン・バトル(Sp)ホーカン・ハーゲゴール(Br)
ジェームズ・レヴァイン(指揮)シカゴ交響楽団 
シカゴ・シンフォニー・コーラス
[録音 :1983年シカゴ(デジタル:セッション)]
30代前半のレヴァインが、ショルティ時代のシカゴ響を指揮したダイナミック
でドラマティックな演奏。ショルティはレヴァインの3年後に同じシカゴ響と
同じブラームスの交響曲全集を完成させていますが、両者の演奏は大きく異な
り、剛直・骨太なショルティに対し、レヴァインの演奏は柔軟でよく歌い、
テンポの伸縮も大きいのが特徴です。「ドイツ・レクイエム」は、1983年に
録音されたシカゴ響とのドラマティックな起伏を巧みに備えた快演として有名
で、生きることに尊さを大らかに歌い上げた合唱団と、祈り目正しい歌唱の
ソリストたちにも大きな拍手を送るべきでしょう。

8869780833-2 5枚組 \2000
マゼール&ピッツバーグ響の「シベリウス交響曲全集」
[Disc 1]『交響曲第1番ホ短調Op.39』『交響曲第7番ハ長調Op.105』
[Disc 2]『交響曲第2番ニ長調Op.43』『交響曲第6番ニ短調Op.104』
[Disc 3]『交響曲第3番ハ長調Op.52』『「カレリア」組曲Op.11』
『トゥオネラのレンミンカイネンOp.22-3』『恋しきワルツOp.44-1』
『交響詩「フィンランディア」Op.26』
[Disc 4]『交響曲第4番イ短調Op.63』『交響曲第5番変ホ長調Op.82』
[Disc 5]『ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47』
『セレナード第2番ト短調Op.69b』『交響詩「伝説」Op.9』
【録音】1990-1992年、ピッツバーグ(デジタル:セッション)
1964年にウィーン・フィルと「シベリウス交響曲全集」をDECCAに録音してい
ましたが、これは1990-92年にピッツバーグ交響楽団との2回目の録音となり
ます。1回目の録音ではマゼールの個性的な面が強調された緊迫したものでし
たが、2回目の録音でのマゼールのスコアの読み込みは深く、過剰的な演出
なしで吟味し尽くしたシベリウスの音楽を指揮していきます。寂たる雰囲気と
霊感に満ち、繊細で抒情的な面が強調されているように感じられます。マゼー
ル自身、再録音という行為にはあまり大きな意義を感じないと語っていまし
たが、「このシベリウスだけは再録音してよかった」とインタビューに答え
ていたのにも納得です。

8869782673-2 8枚組 \2480
ミュンシュ・コンダクツ ロマンティック マスターワークス
[Disc 1]
メンデルスゾーン:
『交響曲第3番イ短調Op.56「スコットランド」』
『ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64』『華麗なるカプリッチョ ロ短調Op.22』
[録音]1959、1960年
[Disc 2]
メンデルスゾーン:
『交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア』
『交響曲第5番ニ長調Op.107「宗教改革」』
『弦楽八重奏曲変ホ長調Op.20よりスケルツォ』
[録音]1958,1957,1960年
[Disc 3]
ブラームス:
『交響曲第1番ハ短調Op.68』『悲劇的序曲Op.81』[録音]1956,1955年
[Disc 4]
ブラームス:『交響曲第2番ニ長調Op.73』『交響曲第4番ホ短調Op.98』
[録音]1955,1958年
[Disc 5]
シューベルト:『交響曲第2番変ロ長調D.125』
ブラームス:『ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15』 [録音]1960,1958年
[Disc 6]
シューベルト:
『交響曲第8(7)番ロ短調D.759「未完成」』
『交響曲第9番ハ長調D.944「ザ・グレイト」』 [録音]1955.1958年
[Disc 7]
シューマン:
『交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」』『マンフレッド」序曲Op.115』
[録音]1959年
[Disc 8]
シューマン:『「ゲノヴェーヴァ」序曲Op.81』
ブラームス:『ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83』
[録音]1951,1952年(モノラル)
これらの演奏は、ミュンシュのロマン派作品の高い定評のあった名演ばかりを
集めたBOXです。メンデルスゾーンでは、特に木管やホルン・パートがまるで
フランスのオーケストラを思わせる明るく軽いソノリティを持ち、そこにほの
かな憂愁を交えて演奏される「スコットランド」、躍動的なダイナミズムと鮮
やかな色彩感に彩られ、終楽章の熱狂的なサルタレッロで高揚する「イタリ
ア」。名手ハイフェッツの完璧な技巧とゆるぎない音楽的感性が冴えわたる
「メンコン」。ドラマティックな表現力が極限まで発揮された「ブラームスの
交響曲」の名演。ボストン響のパリッと冴えた輝かしい金管の響きを効果的に
生かしながら、凄まじい推進力で全曲を聴かせてしまう勢いを備えており、よ
り剛毅な迫力に満ちた男性的な解釈といえるでしょう。 雄大でドラマティッ
クな「ザ・グレイト」では、冒頭のホルンから速めのテンポが採られ、力強く
骨太の音楽が展開されて、リズムの鋭い切り込みと躍動感に溢れ、感傷的な
シューベルト像とは無縁ながら、第2楽章中間部や第3楽章トリオでの優美な
ロマンティシズムは、ミュンシュ=ボストンならでは。ぶっきらぼうなまでに
豪胆な響きによるユニークな「未完成」にもミュンシュの個性がくっきりと
刻印されています。シューマンの交響曲の一般的なイメージとは大きく異な
り、明るく輝かしい響きに彩られ、春の訪れに狂気せんばかりの圧倒的な歓喜
の表現があり、それは黄金期のミュンシュ&ボストンにしてはじめて成しえた
大胆な解釈でしょう。グラフマンとの「ブラームス:ピアノ協奏曲1番」では、
約43分の超快速の演奏。ルービンシュタインならではの深く熱いロマンティ
シズムを堪能できる「2番」など、ミュンシュの本領であるドラマティックな
演出が最大限に発揮された名解釈を聴くことができます。

8869782677-2 9枚組 \2600
アイザック・スターン・プレイズ・ベートーヴェン
[Disc 1]
『ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61』
- ダニエル・バレンボイム(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音] 1975年
『ロマンス第1番ト長調Op.40』『ロマンス第2番ヘ長調Op.50』
- 小澤征爾(指揮) ボストン交響楽団  [録音] 1975年
[Disc 2]
『ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための協奏曲ハ長調Op.56』
- ユージン・イストミン(P)レナード・ローズ(Vc)
ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団  [録音] 1964年
『ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調Op.16(ピアノ四重奏版)』
- ヨーヨー・マ(Vc)ハイメ・ラレード(Va)エマニュエル・アックス(P)
[録音]1994年
[Disc 3]『ヴァイオリン・ソナタ第1-4番』
[Disc 4]『ヴァイオリン・ソナタ第6,7,10番』
[Disc 5]『ヴァイオリン・ソナタ第5,8,9番』 -ユージン・イストミン(P) 
[録音] 1969、1982-1983年
[Disc 6]
『ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調Op.1-1』『カカドゥ変奏曲ト長調Op.121a』
『ピアノ三重奏曲変ホ長調WoO.38』
[Disc 7]
『ピアノ三重奏曲第2番ト長調Op.1-2』『ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.1-3』
[Disc 8]
『ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70-1「幽霊」』
『ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調Op.70-2』
『創作主題による14の変奏曲変ホ長調Op.44』
『ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調Op.11「街の歌」』
[Disc 9]
『ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」』
『ピアノ三重奏曲変ロ長調(アレグレット)WoO.39』
- ユージン・イストミン(P)レナード・ローズ(Vc) [録音]1965-1970年
今年没後10年のアイザック・スターンによるベートーヴェン録音を収録した
BOXです。巨匠スターンがバレンボイムと共演したこの「ヴァイオリン協奏曲」
は、まさに王者の風格をたたえた名演で、同じく気品と抒情がゆるやかに流れ
る名作「ロマンス」2曲も、盟友小澤征爾&ボストン響という絶好のバックを得
て、これまた秀演といえるでしょう。親しみやすくロマンティックなメロディ
が春の息吹きを想わせる「スプリング」や、精神の奥深くから溢れ出る心模様
をより自由な作風に生かした「クロイツェル」などを含む「ヴァイオリン・
ソナタ」全曲。巨匠アイザック・スターンが、永年の音楽の同志イストミンと
紡ぎだす演奏は、純粋であるがままの音楽の流れの中に身をゆだね、幸せな
境地に誘います。そしてレナード・ローズも加わった「三重奏曲」の全曲も、
チャーミングなメロディが横溢する佳品で、まさに知・情・意のバランスが
取れた奇跡的な名演奏でしょう。

8869768779-2 4枚組 \1600
ジョージ・セル、コンダクツ・ハイドン
[Disc 1]
『交響曲第93番ニ長調Hob.I-93』
(1968年4月18日、クリーヴランド、セヴェランス・ホール)
『交響曲第94番ト長調「驚愕」Hob.I-94』
(1967年5月5日、クリーヴランド、セヴェランス・ホール)
『交響曲第95番ハ短調Hob.I-95』
(1969年1月17日、クリーヴランド、セヴェランス・ホール)
[Disc 2]
『交響曲第96番ニ長調「奇跡」Hob.I-96』
(1968年10月11日、クリーヴランド、セヴェランス・ホール)
『交響曲第97番ハ長調Hob.I-97』
(1969年10月3日、クリーヴランド、セヴェランス・ホール)
『交響曲第98番変ロ長調Hob.I-98』
(1969年10月10日、クリーヴランド、セヴェランス・ホール)
[Disc 3]
『交響曲第92番ト長調「オックスフォード」Hob.I-92』
(1961年10月20日、クリーヴランド、セヴェランス・ホール)
『交響曲第99番変ホ長調Hob.I-99』
(1957年10月25日、クリーヴランド、セヴェランス・ホール)
[Disc 4]
『交響曲第88番ト長調「V字」Hob.I-88』
(1954年4月9日、クリーヴランド、セヴェランス・ホール/モノラル)
『交響曲第104番ニ長調「ロンドン」Hob.I-104』 
(1954年4月9日、クリーヴランド、セヴェランス・ホール/モノラル)
『交響曲第97番ハ長調Hob.I-
(1957年10月25日、クリーヴランド、セヴェランス・ホール)
-ジョージ・セル(指揮) クリーヴランド管弦楽団
[録音] 1949年-1969年  セヴェランス・ホール、クリーヴランド
ハンガリーに生まれ、中堅クラスだったクリーヴランド管弦楽団を世界的な
オーケストラに育て上げた稀代の名指揮者ジョージ・セル。そのアンサンブル
はまさに「精緻」という言葉がふさわしいものですが、ここで聴くハイドンの
交響曲は、そうしたセル/クリーヴランドの特質――引き締まったリズムとス
リムな響きにぴったりであり、今でもこれらの曲の決定的な演奏として聴き
つがれるにふさわしい内容となっています。1957年と1969年の2種類の交響曲
第97番を含め、セルがクリーヴランド管弦楽団と残したハイドンの交響曲録音
を網羅したセットです。


●SONY CLASSICAL MASTERS 各1枚 \950
8869771502-2
ジュリアン・ブリーム演奏、ロドリーゴ
ロドリーゴ:
『アランフェス協奏曲*』『ある貴紳のための幻想曲**』
『3つのスペイン風小品』『祈りと踊り』『小麦畑で』
【録音】1959-1987年
【演奏】ジュリアン・ブリーム(G)
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)ヨーロッパ室内管弦楽団、
レオ・ブローウェル(指揮)RCAビクター室内管弦楽団
100年以上の歴史を誇るアメリカ発の老舗クラシック・レーベル、SONY
CLASSICALとRCA RED SEAL両レーベルの誇る豊富なカタログから、誰でも一度
は聴いておくべきクラシック音楽の定番名曲を、定評あるアーティストの名演
で幅広く取り揃え、お求めやすい価格にてリリース。白を基調とした目に留ま
りやすいアートワーク・デザイン。
ギター演奏の巨匠、ジュリアン・ブリームによるロドリーゴの名演を収録。こ
こでは、アランフェス協奏曲は3度目の録音を収録しています。緊張感が支配
し、研ぎ澄まされたテクニックによって瑞々しい音楽を紡ぎ出していきます。

8869784017-2
3大テノールの一人、プラシド・ドミンゴ / ザ・ヴェルディ・テナー
「椿姫」「リゴレット」「ルイザ・ミラー」「シモン・ボッカネグラ」
「仮面舞踏会」「シチリア島の夕べの祈り」「アイーダ」「ドン・カルロ」
「オテロ」から名アリアを収録
世界のオペラ・シーンをリードし、3大テノールの1人としても人気を誇るプラ
シド・ドミンゴのヴェルディ・オペラからの名アリア集。RCAに全曲録音した
中からのセレクトで、豊かで力強く響き渡るテノール、ドミンゴならではの
奔放な声の魅力を堪能することができます。

8869771290-2
クーベリック指揮、「モーツァルトの交響曲」
『交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」』
『交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」』
『交響曲第39番変ホ長調K.543』
【録音】1980年ヘラクレスザール、ミュンヘン[デジタル:セッション]
【演奏】ラファエル・クーベリック(指揮)バイエルン放送交響楽団
名匠クーベリックが手兵バイエルン放送交響楽団とソニー・クラシカルで録音
した「後期6大交響曲集」のうちの3曲で、いずれもこのコンビならではの充実
した演奏を聴かせます。丁寧に一音一音を紡いで織り上げており、出来上がっ
たものは、肌理が細かく陰影に富んだ微妙な美しさを持っています。40&41番
の名曲だけでなく、この3曲も聴くほどに味わい深さが増してくるアルバムで
す。

8869771092-2
ラヴェル:
『スペイン狂詩曲』『ボレロ』『ラ・ヴァルス』『道化師の朝の歌』
- ロリン・マゼール(指揮)フランス国立管弦楽団
[録音] 1981年9月パリ、フランス放送(デジタル:セッション)
標題音楽を見事に表現するマゼールの名盤の一つで、「音の錬金術師」ラヴェ
ルの華麗かつ複雑な楽譜を、艶っぽい音色、中盤から後半へのダイナミックで
熱気を帯びた盛り上げていきます。フランス国立との相性抜群で、マゼールの
感性と一致し、マゼールらしい演出を見事に呼応した名演によって、粋で洒落
たフランス音楽の精華が満喫できます。なおマゼールは、「道化師の朝の歌」
以外、1996年にウィーン・フィルとRCAに再録音(82876608682)を行っています。

8869771298-2
『ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」』
『シューベルト:交響曲第8(7)番ロ短調D.759「未完成」』*
- ロリン・マゼール(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1980年11月5日、名古屋市民会館ホール
1980年11月13日、昭和女子大人見記念講堂*(デジタル:ライヴ)
1980年マゼール&ウィーン・フィル来日時のライヴ録音。マゼールがウィーン
国立歌劇場音楽監督就任し、自信に満ちあふれた堂々たる演奏。2曲ともマゼ
ールにとって2度目の録音で、甘めのウィーン・フィルの音も、ここでは緻密
で引き締っています。音楽は非常にストレートのように見えますが、細部に至
るまでマゼールらしい目が行き届いた演奏です。「運命」の第3楽章から4楽章
へのデクレッシェンド・パワーは強烈。

8869772493-2
メータ /ワーグナー:序曲、前奏曲集
ワーグナー:
『「タンホイザー」序曲とヴェヌスベルクの音楽』『「リエンツィ」序曲』
『「パルジファル」第1幕への前奏曲と聖金曜日の音楽』
- ズービン・メータ(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音] 1989年(デジタル:セッション)
10年以上も信頼関係を築いてきたニューヨーク・フィルとも、そろそろ決別の
予感漂う時期に録音されたワーグナー作品集。80年代初頭に録音された「指環」
のハイライトは名演とされ、入手の機会も多かったのですが、こちらはなぜか
入手が困難で、探していた人も多いはずでしょう。オーケストラの機能を存分
に生かしきった伸びやかな音楽が魅力で、もちろんスペキュラクターな効果も
充分に堪能できます。タンホイザーを得意とした彼だけあって、序曲の盛り上
がりは見事の一言。

8869784007-2
チャイコフスキー:
バレエ音楽『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』(ハイライト)
- ユージン・オーマンディ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団
[録音] 1961年、1963年(ステレオ:セッション)
チャイコフスキーの「3大バレエ音楽」は、そのいずれもがバレエ音楽の最高
峰の作品でしょう。その魅力の秘密は、ファンタスティックなストーリーが、
稀にみる美しい旋律や色彩豊かなオーケストレーションと、無駄のない見事な
構成によって描かれていることにあります。この盤は3曲LP1枚分ずつ録音され
たハイライト版からの抜粋で、名匠オーマンディが壮麗なフィラデルフィア・
サウンドを駆使して繰りひろげているこのアルバムは、ひととき、聴く者を夢
と幻想のロマンの世界へと誘ってくれます。

8869783976-2
J・S・バッハ:マタイ受難曲 BWV.244(抜粋)
-ヘルムート・リリング(指揮)
アダルバート・クラウス(エヴァンゲリスト)
ジークムント・ニムスゲルン(イエス)
アーリーン・オジェー(Sp)、ユリア・ハマリ(A)、アルド・バルディン(T)、
フィリップ・フッテンロッハー(Br)、
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ、
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
[録音] 1978年(ステレオ:セッション)
バッハの専門家として世界的に定評がある、ヘルムート・リリング。ここに
収録された1978年のCBSへの録音は、現代楽器と現代奏法によるものですが、
リヒターとは全く異なった解釈のものとなっています。

8869784005-2
カール・オルフ:「カルミナ・ブラーナ」(全曲)
レナード・スラットキン(指揮)セントルイス交響楽団
ルヴィア・マクネアー(Sp)ジョン・エイラー(T)
ホーカン・ハーゲゴール(Br)
セントルイス交響合唱団、セントルイス少年合唱団
[録音] 1992年10月セントルイス(デジタル:セッション)
様々な「カルミナ・ブラーナ」の名盤があれど、スラットキンの演奏はこれま
での「酒や男女の睦み合いなどを歌った詞」をドロドロとした方向ではなく、
スマートな解釈をとっています。だからといって軽い演奏ではなく、実に見事
なバランス感覚と各所に見せる絶妙なアクセントによって、期待を裏切らない
重厚感を味わうことができます。マクネアーの清楚なソプラノと、知的なハー
ゲゴールのバリトンも、この演奏の新感覚に寄与しています。艶やかな弦や斬
れのある低音楽器と打楽器群など、録音も優秀です。

8869784014-2
プッチーニ:歌劇「ボエーム」(抜粋)
モンセラート・カバリエ
プラシド・ドミンゴ
シェリル・ミルンズ
ジュディス・ブレゲン
ルッジェーロ・ライモンディ、他
ゲオルク・ショルティ(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音] 1973年ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
(ステレオ:セッション)
いかにもショルティらしい元気な前半部と、抒情におぼれず毅然とした後半部
が鮮明なコントラストをみせる隠れた名盤で、刺激的なボエームでもあります。
「お涙頂戴」的になりやすいこのオペラの悲劇的な格調を明確に描いています。
若きカバリエ、ドミンゴ、ミルンズ、ライモンディの見事な歌唱も大きなポイ
ントです。

<NAXOS> 各1枚 \1000
8.559613
ドアティ:ルート 66 他
1.ルート 66(1998)
2-4.ゴースト・ランチ(2006)(骨/雲の上に/ブラックラトル)
5-7.サンセット・ストリップ(1999)(午後 7時/夜想曲 /午前 7時)
8-9.3人の指揮者と管弦楽のための「タイム・マシーン」(2003)(過去/未来)
ボーンマス交響楽団
マリン・オールソップ(指揮)/陳美安(指揮)…8-9のみ
ローラ・ジャクソン(指揮)…8-9のみ
今や、世界中で最も注目される作曲家の一人となったマイケル・ドアティ
(1954-)。しかし、オールソップは彼の作品を20年以上も前から擁護し、積極
的に演奏しています。今回の作品も極めて創造的でユニークです。「ルート
66」とは、アメリカ合衆国の国道でイリノイからカリフォルニアを結ぶ重要
な道でした。映画、音楽、ポップ・カルチャーにもしばしば登場し、多くの
人に愛された道路です。「ゴースト・ランチ」はアメリカの女性画家ジージ
ア・オキーフにインスパイアされて書かれた作品。彼女は風景、花、そして
動物の骨をモティーフとして 70年もの間絵画を書き続けた人。そんな特異な
画を彷彿させる煽情的な作品です。真夜中の街をドライヴしているような「サ
ンセット・ストリップ」、3人の指揮者による競演「タイム・マシーン」。ど
れも実験的、かつ興味深い作品ばかりです。

8.572489
ブロシュ:ミサ・カンタータ 他
1-10.ミサ・カンタータ(1999)/11.聖母マリア(1998)/12.冷淡な歌(2009)
13-14.キリスト教会のブルース(1990/2005)
15.キリスト教会のポストリュード(2008)
※11を除いて世界初録音
イェルク・ワシンスキ(男声ソプラノ&ヴォーカル)…1-14
パデレフスキー・フィルハーモニー管弦楽団…1-10
フェルナンド・クァトロッキ(指揮)…1-10
ジャック・デュプリース(ヴィオラ)…11
デイヴィッド・コウルター(ミュージック・ソウ)… 13-15
トーマ・ブロシュ(グラス・ハーモニカ、クリスタル・バシェット、
キーボード、クリスタル・ベル、ウォーターホン、ベル、オンドマルトノ)
トーマ・ブロシュ(1962-)。彼の名前を聞いて思いだすのはオンド・マルトノ?
それともグラス・ハーモニカでしょうか?とにかく「レアな楽器」を紹介する
ことにかけては類を見ないアーティストとして知られ、クラシックだけではな
くレディオ・ヘッドとコラボしたり、映画のサウンド・トラックに登場したり
と八面六臂の活躍をしている人です。さあ、このアルバムはそんな彼の全てを
丸ごと楽しむ1枚です。男声ソプラノの響きを生かした美しいミサ曲、そして
様々な楽器の奇妙な音のオンパレードですが、これが何とも面白く、まるで氷
の世界を彷徨っているような感じを受けるのではないでしょうか。

8.572227
シベリウス:
1-4.交響曲第4番イ短調 Op.63
5-7.交響曲第5番変ホ長調 Op.82
ニュージーランド交響楽団
ピエタリ・インキネン(指揮)
日本でますます人気急上昇中。巨匠の道を歩き始めた感のある若手気鋭指揮
者インキネンのシベリウス(1865-1957)・交響曲ツィクルス第2弾です(第1集
は 8.572305)。当盤に収録されているのは、最も曲想が晦渋な第4番と祝祭的
な雰囲気に満ちた第5番です。1911年に完成された第4番は、当時体調不良を
訴えていたシベリウスの気分がそのまま反映された作品。寒々とした荒涼な
風景の中をよぎる一抹の風のような不気味さが見え隠れします。一転1915年
に作曲された第5番は彼の50歳の誕生日の祝賀式典に演奏するために書かれた
曲。春の訪れを感じさせるような暖かさを抱いています。対称的な2つの作品
を、インキネンは見事に描き分けています。


8.572471
イタリアの歌曲とバラード集
1.トスティ(1846-1916):マリア/ 2.トスティ:かわいい唇
3.トスティ:最後の歌/4.トスティ:四月/5.トスティ:君なんかもう
6.トスティ:夏の月/7.トスティ:セレナード/8.トスティ:理想
9.マスカーニ(1863-1945):セレナータ/ 10.トスティ:マレキアーレ
11.トスティ:夢/12.トスティ:暁は光から
13.トスティ:去りゆくことは少し死ぬこと
14.ドナウディ(1879-1925):ああ、私の愛する人の
ステファーノ・セッコ(テノール)
デイヴィッド・アブラモウィッツ(ピアノ)
トスティの歌曲は聴きたいと思っても、実はあまり録音がないことで有名。
何人かの名歌手たちが手掛けてはいるものの「これ」と言ったオススメ盤は
なかなかありません。この盤に収録された歌曲のほとんどはトスティの作品
で、彼が活躍した 19世紀後半のイタリアでは、家庭の客間に家族や友人たち
が集って、御自慢ののどを聴かせるのが大流行(今で言うとカラオケパーティ
のようなものでしょうか)。そんな時に手軽に歌えて、なおかつ芸術性の高
いこれらの歌曲は引く手数多の大人気となったのです。ほとんどの歌のテー
マは「愛」。時として燃え上がり、時として失われる愛。燃える瞳、暖かい
腕、そして心ときめかす甘い唇。そういうものが、甘いメロディに乗ってじっ
くり歌われます。

8.572527
ラテン・アメリカのギター音楽集
1.ポンセ(1882-1948):前奏曲/2.ロメロ(1913-1996):天使のタンゴ
3.ブローウェル(1939-):子守歌/4.ポンセ:ギター・ソナタ第3番より第2楽章
5.モレル(1931-):師匠/6-8.バリオス(1885-1944):大聖堂
9.カントラル:時計( V.コベスによるギター編)/10.ロメロ:グァサ
11.イラディエル(1809-1865):ラ・パロマ(V.コベスによるギター編)
12.コベス(1982-):チェリタンゴ/13.バリオス:ワルツ Op.8 No.4
14.ラミレス(1921-):アルフォンシーナと海
15.ピアソラ(1921-1992):
バチンの少年(V. コベスによる声楽、ナレーター、ギターとピアノ編)
ビンセント・コベス(ギター)/エンリケ・モレンテ(ヴォーカル)…15
オラシオ・フェラー(ナレーター)…15
エステバン・オカーニャ(ピアノ)…15
1982年生まれのギタリスト、コベスによるラテン・アメリカ・ギター作品集
です。彼は1997年から伝説のギタリスト、ペペ・ロメロに学び、その後世界
中で演奏旅行を行い、多くのオーケストラとも共演しています。2008年には
モスクワのチャイコフスキー音楽院からルービンシュタイン・メダルを授与
されています NAXOSにはバロモの録音( 8.570420)があり、こちらも好評を
博しています。この演奏、お聴きいただければわかる通り、粒立ちのはっき
りした明晰な音と、迸るような情熱に満ちた表情が素晴らしく、思い切り感
情移入できそうです。おすすめはトラック14の「アルフォンシーナと海」。
泣けます。

8.570462
リャプノフ:
1.ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.61
2-4.交響曲第1番ロ短調 Op.12
マキシム・フェドトフ(ヴァイオリン)…1
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)
ピアノ協奏曲では、リストの面影を引きずっていたリャプノフ(1859-1924)
ですが、1915年に作曲され1921年に改訂されたヴァイオリン協奏曲では一転、
ロシアの郷愁を前面に出した壮大で抒情的な作品を書いています。フェドト
フが鳴らす豪華なソロ・パート。甘美な第2主題、4分にも渡るそして強烈な
カデンツァ。これを聴いて魅了されずに済む人がいるのでしょうか?もう一
つの交響曲第1番は1887年に完成された曲で、まだバラキレフの影響が見られ
るものの、刺激的で堂々たる楽想を持つ雄大な作品です。終楽章での燃え上
がる情熱の炎をぜひ体感してください。

8.570883
マリピエロ:
1-3.「ゴルドーニの 3つの喜劇」からの交響的断章(喫茶店/テオドーロ・
ブロントローン氏/キオッジャの立て引き)
4.1幕のバレエ「ストラディヴァリオ」
5-9.管弦楽のための「チマロジアーナ」
10-13.管弦楽のための「ガブリエリアーナ」
MARCO POLO 8.225118より移行盤
トーマス・メイジャー(ヴァイオリン)…4/スイス・イタリア語放送管弦楽団
クリスティアン・ベンダ(指揮)
マリピエロ(1883-1973)は既に知られている通り、音楽学者としての顔と、作
曲家としての顔。その2つをうまく使い分けていたようです。このアルバムに
収録されているのはオリジナル作品が2つと、編曲作品が2つで、彼の個性の
両面を味わえます。ヴェネツィア共和国の劇作家ゴルドーニの喜劇のために
書いた3つの断章と、バレエ「ストラディヴァリオ」ではモダンな響きが楽し
め、「チマロージアーナ」と「ガブリエーリアーナ」では清々しい原曲に絡
みつく色彩豊かな管弦楽の響きを堪能できます。彼は作曲家として、ほとん
ど独学でスタイルを確立できたのは、モンテヴェルディとヴィヴァルディの
音楽を徹底的に研究したという成果があるのでしょうね。

8.572274
カルウォヴィチ:
1-4.セレナード Op.2(行進曲/ロマンス/ワルツ/終曲)
5-7.ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.8
イリヤ・カーラー(ヴァイオリン)…5-7
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
ポーランドの作曲家カルウォヴィチ(1876-1909)は、リトアニア州ヴィリニュ
スに生まれ、ワルシャワでヴァイオリンを学んだ後、ドイツに留学。アルトゥ
ール・ニキシュに指揮法を学びつつ、いくつかの作品を書いています。シマノ
フスキと並ぶ「ポーランドの新進気鋭の作曲家」として期待されるも、33歳、
これからの時にタトラ山で雪崩に巻き込まれその生涯を終えてしまいました。
彼の華麗な作品は一度でも聴いたら耳に残るのでしょう。作品の録音数があ
まり多くないにも拘わらず、熱心なファンが多いことで知られています。中
でも「ヴァイオリン協奏曲」は聴かせどころも多く、華やかさと甘美さを併
せ持つ名品です。ヴァイオリンを担当するのはおなじみイリヤ・カーラー。
文句なしの超絶技巧で難なく弾き切っています。

8.572285
ロージャ:
1.シンフォニー・コンサートへの序曲 Op.26a(改訂版)
2.チェロと管弦楽のための狂詩曲 Op.3
3.ハンガリー風夜想曲 Op.28
4-6.3つのハンガリーの情景(奇想曲/田園曲/踊り)※2…世界初録音
マーク・コソワー(チェロ)…2
ブダペスト交響楽団/マリウス・スモリジ
ハンガリーの作曲家、ミクロス・ロージャ(1907-1995)の管弦楽作品集第3弾
です。ハリウッドの映画音楽のようなダイナミックな響きと、ハンガリーの
民族性がマッチした色彩豊かな作品は、すでに多くのファンを獲得していま
すが、今作も期待に違わぬ素晴らしさです。眩暈をもよおすほど悩ましいチェ
ロの狂詩曲。1956年に起きたハンガリーの暴動にインスパイアを受け、当時
契約していた MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー )の仕事の合間に作曲
された「シンフォニー・コンサートへの序曲」は、ハンガリーから追放され
た彼の友人たちに捧げられました。

8.572448
バルトーク(1881-1945):バレエ音楽「中国の不思議な役人」 Op.19, BB82
ブラームス(1833-1897):交響曲第1番ハ短調 Op.68
ロンドン交響楽団
ジョナサン・パステルナック(指揮)
ロンドン交響楽団と若手指揮者、パステルナックによるバルトークとブラー
ムスです。指揮者パステルナックはニューヨーク生まれ。16歳の時に奨学金
を得て、マンハッタン音楽院で学びます。ネーメ・ヤルヴィ、デーヴィッド
・ジンマン、ヨルマ・パヌラなど錚々たる顔ぶれから教えを受け、2002年バ
ルセロナのカダケス国際指揮者コンクール(第1回優勝者はジャナンドレア・
ノセダ )で第2位を獲得。将来が期待される新鋭です。このアルバム、そんな
彼の若々しい情熱が満ち溢れた好演で、おどろおどろしさよりもシャープさ
を前面に出したバルトーク、見通しの良いすっきりとしたブラームスと、こ
れらの曲に食傷気味の耳にも新鮮な風をお届けいたします。

8.572217
J.C.F.バッハ:
1-3.交響曲第6番ハ長調 HWI/6/4-6.交響曲第10番変ホ長調 HWI/10
7-10.交響曲第20番変ロ長調 HWI/20
ライプツィヒ室内管弦楽団
モルテン・シュルト=イェンセン(指揮)
子だくさんであった J.S.バッハの下から 2番目の息子、J.C.F.バッハ(1732-
1795)は、ビュッケブッルクの宮廷音楽家となったため「ビュッケブルクの
バッハ」と呼ばれます。どちらかというと地味な活動をしたためか、同時代
の評論家からは、あまり良い評価を受けなかったのですが、それは他の兄弟
たちが個性的過ぎたせいもあったためで、彼自身、決して音楽家として才能
がなかったのではありません。ここで聴くことのできる3つの交響曲はどれも
上品で、機知に富み、充分に「バロックから古典派への橋渡し」を担うこと
のできる名作と言えるでしょう。

8.572176
バラダ:カプリチョス第2番-第4番
1-3.カプリチョス第2番(2004)/
4-7.カプリチョス第4番「ジャズ風に」(2007)
8-12.カプリチョス第3番「国際義勇軍への賛辞」(2005)
アンドレス・カルデネス(ヴァイオリン…1-3.8-12)、(指揮…1-7)
ジェフリー・ターナー(コントラバス)…1-7
ピッツバーグ・シンフォニエッタ/ローレンス・ロー(指揮)…8-12
スペイン生まれの異色作曲家、レオナルド・バラダ(1933-)の作品はどれも一
癖も二癖もある独特なもので、それは交響曲であっても、オペラであっても、
いつなんどきも強い主張をしているものですから、聴き手としては黙って通
り過ぎるわけにはいきません。今作はカプリチョス(狂詩曲)と題された1連
の組曲です。自由なラテンアメリカのダンス音楽集である第2番、ボランティ
アの軍隊へ敬意をあらわすための5つの小曲からなる第3番、そしてジャズの
イディオムを持つ第4番。暴力的なパワーを持ちながらも、どこか足取りがふ
らつくような、ユーモラスさと悪魔的な嘲笑を持ち合わせた作品群です。

8.572029
F.X.リヒター:室内ソナタ集第1集(1764)
1-3.フルート、チェロとチェンバロのためのソナタ第1番ニ長調
4-6.フルート、チェロとチェンバロのためのソナタ第2番ト長調
7-9.フルート、チェロとチェンバロのためのソナタ第3番イ長調
パウリーナ・フレッド(フルート)/ヘイディ・ペルトニエミ(チェロ)
アーポ・ハッキネン(チェンバロ)
シンフォニア集(8.557818)でその典雅な世界へ聴き手を誘った、マンハイム
楽派の作曲家フランツ・クサヴァー・リヒター(1709-1789)の室内ソナタ集
です。時代的には複雑なバロック様式から、装飾の少ないギャラント様式へ
と移り変わる頃に活躍した人ですが、この1764年にニュルンベルクで公表さ
れた一連のソナタ集は、まだバロックのトリオ・ソナタの伝統に基づくもの
です。この12のソナタはヴァイオリン(もしくはフルート)、チェロの序奏
付きのチェンバロ・ソナタとして書かれたものですが、実際に演奏してみる
とヴァイオリンでは若干演奏不能な個所があり、これらの曲はフルートで演
奏するべきではないかと思われます。北欧の名手たちによる春の陽だまりの
ようなどこもかしこも柔らかく美しい音楽です。

8.572187
ホフマイスター:
コントラバス四重奏曲&シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
1-4.ホフマイスター(1754-1812):コントラバス四重奏曲第2番ニ長調
5-7.ホフマイスター:コントラバス四重奏曲第3番ニ長調
8-11.ホフマイスター:コントラバス四重奏曲第4番ニ長調
12-13.シューベルト(1797-1828):
アルペジョーネ・ソナタ(N.デューカによるコントラバス編)
ノルベルト・デューカ(コントラバス)
エルネ・セベスチャン(ヴァイオリン)…1-11
ヘルムート・ニコライ(ヴィオラ)…1-11
マーティン・オステルターグ(チェロ)…1-11
フィリップ・モル(ピアノ)…12-13
1754年、ローテンブルクで生まれたッフマイスターは14歳の時に法律を学ぶ
ためウィーンに移り、その後音楽を学ぶためにハンガリーへと移住しました。
作曲の勉強をしながら、楽譜出版の事業も起こし、ハイドンやモーツァルト
の作品の出版を行ったのです(現在の C.F.Peters社も彼が創業 )。作曲家と
しても交響曲、協奏曲、器楽曲など多くの作品を残しました。このコントラ
バス四重奏曲は、第1ヴァイオリンで奏する部分をコントラバスが担うという
変わり種。本来こまわりの効かない楽器が、こんなにも悠然とメロディを奏
でるところを想像するだけで、あまりの愛らしさに抱きしめたくなってしま
うほどです。ここで演奏しているデューカ本人による編曲の「アルペジョー
ネ・ソナタ」は全く違和感のない美しさ。音色に絶妙の深みも加わり、良い
味出してます。

8.572377
ベートーヴェン:
1-4.弦楽三重奏曲ト長調 Op.9-1/5-8.弦楽三重奏曲ニ長調 Op.9-2
9-12.弦楽三重奏曲ハ短調 Op.9-3
(コダーイ弦楽合奏団のメンバー )アッティラ・ファルヴェイ(ヴァイオリン)
ヤーノシュ・フェヘールヴァーリ(ヴィオラ)/ジェルジ・エーデル(チェロ)
27-28歳。この頃のベートーヴェン(1770-1827)は次第に深刻となる耳の病に
悩まされ続けていました。しかし、創作熱は衰えることなく、数多くのピアノ
曲や室内楽が生まれていた時期でもあります。とはいえ、弦楽三重奏というス
タイルはとても珍しく(ハイドンの曲は編成が違う)、なぜ彼が弦楽四重奏でな
く、三重奏で、こんなにも充実した作品を書いたのかは良く分かっていません。
弦楽四重奏に比べると、ヴァイオリンが 1台少なくなるだけですが、透明度は
飛躍的にアップし、スリリングな局面も多くなります。そうなると曲の仕上が
りは奏者たちの腕にかかってきますが、そこは安心。名門コダーイ弦楽合奏
団のメンバーによる納得の演奏です。これぞ知られざる名作。充実の響きをお
楽しみください。

8.572281
ヴァインベルク:独奏チェロのための作品集第2集
1-4.無伴奏チェロ・ソナタ第2番 Op.86(1964)
5-8.無伴奏チェロ・ソナタ第3番 Op.106(1971)
9-11.無伴奏チェロ・ソナタ第4番 Op.140(1986)
12.無伴奏チェロ・ソナタ第4番より第1楽章
(1985年、オリジナル・ヴァージョン)
※全て世界初録音
ジョゼフ・フェイゲルソン(チェロ)
巷でもじわじわファンが増えつつあるヴァインベルク(1919-1996)のチェロ作品
集。なぜ知られていなかったかについては、ただ単に「録音が少なくて聴く機
会がなかったから」に尽きるのではないでしょうか。この盤は全て世界初録音。
最近、他レーベルでも挙ってこれらの作品を録音していますが、やはり系統的
に聴くのなら NAXOSがオススメです。ショスタコーヴィチ、マーラー、プロコ
フィエフたち、先人の残滓を感じさせる強烈で感傷的な作品群です。ロストロ
ポーヴィチにも学んだチェリスト、フェイゲルソンによる納得の演奏でお聴き
ください。

8.571268
ベートーヴェン:ソナタ集第9集
1-3.ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a「告別」
4-6.ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
7-8.ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
イディル・ビレット(ピアノ)
トルコの名ピアニスト、ビレットのベートーヴェン(1770-1827)・ソナタ集。
こちらは「告別」ソナタと晩年のソナタ、第30番、第32番のカップリングです。
朴訥とした語り口と、不思議な味わいの音色、そして深みのある歌心。これは
まさに彼女の資質そのものです。どんなに早く流麗なパッセージにおいても、
その姿勢を崩すことがないのは見事としか言いようがありません。「告別」の
終楽章でのノンレガート奏法はある意味グールドを超えるかも。そして最後の
ソナタ、第32番の第2楽章での「濃い」解釈を聴いてみてください。最近流行の
「スマート」な演奏では物足りない方にぜひお聴きいただきたいベートーヴェ
ンです。

8.572330
ゲディーニ:ピアノ作品全集第2集
1-3.ソナチネニ長調(1913)
4-7.5つの音符のための 4つの小品「プレリーリャ」(1922)
8-10.ピアノ・ソナタ変イ長調(1922)
11.幻想曲(1927)/12.対位法のディヴェルティメント(1940)
13.カプリッチョ(1943)/14.「鹿が水の泉を求めるように」に
よるリチェルカーレ(1956)/15.アレグレット(1957)
1-11、15・・・世界初録音
マッシモ・ジュゼッペ・ビアンキ(ピアノ)
ボローニャでエンリコ・ボッシに学び、作曲家、指揮者として活動。トリノ音
楽院とパルマ音楽院で長年作曲を教え、1951年から 1962年までミラノ音楽院の
院長を務めた作曲家ゲディーニ(1892-1965)の知られざるピアノ作品集第2集で
す。ここでは作曲年代が40年以上に渡る8つの作品を聴くことができます。初期
のソナチネは、まるでロマン派の作品であり、アルペジョを駆使したその美し
さに誰もがため息をつくのではないでしょうか?しかしその 9年後の「プレリ
ーリャ」は何とも解読不能な作品で、旋律より色彩の豊かさを楽しむものと言
えるでしょう。他の作品もぜひ聴いてみてください。ゲディーニの多彩な世界
にはまること間違いありません。第1集(8.572329)もご一緒に。

8.660282-83 2枚組
パチーニ:歌劇「ドン・ジョヴァンニ・テノーリオ、または石の客」
ドン・ジョヴァンニ…レオナルド・コルテッラッツィ(テノール)
ドンア・アンナ…ジェラルディーヌ・ショヴェ(メゾ・ソプラノ)
ツェルリーナ…ジノヴィア=マリア・ザフェイリアドウ(ソプラノ)
マゼット…ウーゴ・グアリアルド(バス)
オッターヴィオ伯爵…ジョルジョ・トゥルッコ(テノール)
おせっかい…ジューリオ・マストロトターロ(バリトン)
クルージュ・トランシルヴァニア・フィル
ハーモニア合唱団/プファルツハイム室内管弦楽団
ダニエレ・フェラーリ(指揮)
色男、ドン・ファンを題材にしたオペラはモーツァルト以外にもいくつかあり
ます。例えば他の作家の台本を使ったガッツァニーガの「ドン・ジョヴァンニ」
であったり、ダルゴムイシスキーも「石の客」と言う作品を書いています。さ
て、このパチーニ(1796-1867)の名前は、音楽辞書に掲載されてはいるのですが、
この「石の客」については触れられていません。このオペラは作曲家の家族の
ために書かれたプライヴェートな作品で、今までに公式な公演すらされたこと
がないからです。モーツァルトと同じ物語に基づきますが、ドン・ジョヴァン
ニはバリトンでなくテノールですし、ドンナ・エルヴィラは登場しません。い
くつかのアリアは、パチーニの他の作品(家族のお気に入り)を用いて構成され
ています。しかし、聴き進むにつれ、やはりドラマに胸が踊ることは間違いな
いでしょう。今回、部分的に保存されていた台本とパチーニのスコアを研究し、
どうにか上演までにこぎつけたという力作です。違いを味わいながら、この素
晴らしい蘇演をお楽しみいただきたいものです。

8.570135
グエッラの写本第1集
1.序奏/2.聞いて、聞く/3.イダルゴ(1614-1685):愛しているのは誰?
4.痛みが増して/5.高く飛びあがれ/6.マリン (1619-1699):影への執着
7.厳しさから目をそむける/8.疲弊した創造力/9.気をつけて、不注意だから
10.イダルゴ (1612-1685):魚、獣、鳥/ 11.礼拝の栄光
12.イダルゴ:これは誰ですか?/13.イダルゴ:愛の壊れる先
14.イダルゴ:信用は私への礼儀/15.マリン:私を殺せば私は死ぬ
イザベル・モナール(ソプラノ)
マニュエル・ヴィラス(スペイン・バロック・ハープ)
最近発見されたばかりの、17世紀の後半にマドリッドで編纂されたグエッラの
写本です。ミゲル・デ・グエッラ(1646-1722)は 1677年から王宮の礼拝堂の書
記を務めた人で、この写本は当時流行していた歌を丹念に集めたもの。2人の音
楽学者トレントとアルバレスによって発見され 1998年に公表されました。スペ
イン王室、貴族、上流階級の作曲をたしなむ文化人たちによる100余りの小品集
で、当時のスペインの音楽を肌で感じることができる興味深いものです。ほと
んどは作曲家不詳ですが、中にはサルスエラの大家フアン・イダルゴや、ホセ
・マリンなど作曲家名を特定できるものも含まれています。イザベル・モナー
ルの表情豊かな歌に圧倒されます。

8.572114
シューベルト:ミサ曲第5番変イ長調 D678 他
ミサ曲第5番変イ長調 D678(1.キリエ/2-5.グローリア/6-9.クレド
10-11.サンクトゥス/12.ベネディクトゥス/13-14.アニュス・デイ)
15-17.マニフィカトハ長調 D486
トリーネ・ウィルスベリ・ルンド(ソプラノ)/ベッティナ・ランチ(アルト)
リ・ミンウ(テノール)/ドミニジュ・ケーニガー(バス)
イモータル・バッハ・アンサンブル
ライプツィヒ室内管弦楽団
モルテン・シュルト=イェンセン(指揮)
シューベルト(1797-1828)のミサ曲の中でも「最も美しく創造的」と言われる
第5番です。未完成交響曲と同じ時期に書かれた作品で、管楽器、とりわけ木管
楽器の扱いには目を見張るものがあります。流動的なハーモニーが魅力的で、
何より全編に曇りなき明るさが満ちているのが特徴です。大気を漂うようなキ
リエ。躍動感溢れるグローリア、例外的な悲しみを帯びたサンクトゥス、ソリ
ストたちの清冽な歌唱が印象的なアニュス・デイと聴きどころ満載です。ブル
ックナーのミサ曲にも通じる重厚な風格も帯びています。マニフィカトはスコ
アに1816年9月の記載がありますが、その前年に書かれた可能性が示唆されてい
ます。ルカ伝のマリアが神に感謝する祈り言葉がテキストに使われた祝祭的な
曲で一部にオリジナルの聖歌が使われています。モルテン・シュルト=イェン
センの真摯かつ手慣れた指揮棒が、全曲を鮮やかに描きだします。

8.111360-61 2枚組
メノッティ(1911-2007):歌劇「ブリーカー街の聖人」他
歌劇「ブリーカー街の聖人」
(CD1.1-8.第1幕第1場/9-14.第1幕第2場/15-22.第2幕/CD2.1-9.第3幕)
ユニコーン、ゴーゴン及びマンティゴア
(10.序奏/11.インターリュード 1/12.マドリガル 1/13.インターリュード
2/14-17.第1の日曜日/18-21.第2の日曜日/22-29.第3の日曜日)
演奏:
《歌劇「ブリーカー街の聖人」》
ガブリエッレ。ルッジエーロ(ソプラノ)/デヴィッド・ポレリ(テノール)
グロリア・レーン(メゾ・ソプラノ)/マリア・ディ・ゲルランド(ソプラノ)
レオン・リシュナー(バス)他
スタジオ・オーケストラ&コーラス
トーマス・シッパーズ(指揮)
《ユニコーン、ゴーゴン及びマンティゴア》
インストゥルメンタル・アンサンブル&コーラス/トーマス・シッパーズ(指揮)
録音《歌劇「ブリーカー街の聖人」》1955年2-3月ニューヨーク
《ユニコーン、ゴーゴン及びマンティゴア》 1957年ニューヨーク
ニューヨークのブリーカー街で起こる小さな物語は、ガーシュウインの「ポー
ギーとベス」以来の新しいオペラとして、多くの人たちから絶賛されました。
病身をおして人々のために祈る主人公アニーナ、彼女にすがる貧しき人たち、
彼女の神性を否定する兄ミケーレ、その恋人デシテリア。イタリア系の移民た
ちとその宗教観を見事に描いたこの作品は、1955年のピューリッツァー賞を受
賞しました(彼はその前年も「領事」で同賞を受賞しています )。バレエ音楽
「ユニコーン、ゴーゴン及びマンティゴア」は詩人の人生を3つの寓意の動物に
見立てたもの。 E.S.クーリッジ財団の依嘱作品で 1957年にニューヨークで初
演されています。

8.111363
グレート・ヴァイオリニスト・シリーズ /ハイフェッツ
1-4.ラロ(1823-1892):スペイン交響曲(4楽章版 )
5.サン=サーンス(1835-1921):序奏とロンド・カプリッチョーソ Op.28
6.ショーソン(1855-1899):詩曲 Op.25
7.ラヴェル(1875-1937):ツィガーヌ
8.チャイコフスキー(1840-1893):憂鬱なセレナード Op.26
9-11.ヴィエニャフスキー(1835-1880):ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調 Op.22
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
RCAビクター交響楽団… 1-6.9-11/ウィリアム・スタインバーグ(指揮)…1-5
アイズラー・ソロモン(指揮)…6.9-11
ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団… 7.8
アルフレッド・ウォーレンスタイン…7.8
録音 1951年6月12-13日…1-4, 1951年6月19日…5, 1952年12月2日…6,
1953年12月8日…7, 1954年10月29日…8, 1954年11月5日…9-11ハリウッド
20世紀を代表する名ヴァイオリニスト、ハイフェッツの至芸を聴く1枚です。こ
の録音は1950年代のもので、円熟した音楽性に溢れた一連の演奏として評価の
高いおのです。ラロのスペイン交響曲は、彼のレパートリーの中では比較的珍
しいものです。ヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲第2番は、1935年のバル
ビローリとのものがより知られていますが(8.110938)、こちらはより深みのあ
る、大らかな演奏が魅力です。終楽章での激しさは感動ものです。




<MarcoPolo>
8.225982 \1780
シュポア:弦楽四重奏曲全集第14集
1-4.弦楽四重奏曲第31番イ長調 Op.132
5-8.弦楽四重奏曲第36番ト短調 Op.157
9.ポプリ第4番変ロ長調 Op.24
モスクワ・フィルハーモニー・コンチェルティーノ弦楽四重奏団
ヤロスラフ・クラスニコフ(第1ヴァイオリン)
ソフィア・クラスニコワ(第2ヴァイオリン )
オルガ・ツィマエワ(ヴィオラ)
ヴィクトル・コゾドフ(チェロ)
MARCO POLOの人気シリーズであるシュポア(1784-1859)の弦楽四重奏曲集も第14
集となりました。彼は生涯に渡ってこのジャンルの作品を書いていますが、この
アルバムに収録された第36番は最後の大規模な曲です。モーツァルトとハイドン
の曲に倣い書かれていますが、彼自身、自らの才能の枯渇を感じてしまったの
か、曲の演奏を禁止してしまいました。しかし、実際は完全無欠な技量を誇る
素晴らしい仕上がりです。その11年前に書かれた第31番は、緻密な対位法と精
巧に関連付けられたモティーフが魅力。ワーグナーとメンデルスゾーンが支持
したという魅力的な曲です。ポプリ第4番は彼が敬愛したモーツァルトのアリア
が次々と現れる逸品。




<solo musica>
SM 147 \2080
マルガリータ・ヘーエンリーダーショパン・リストを弾く
1-4.ショパン(1810-1849):ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
5.リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタロ短調
マルガリータ・ヘーエンリーダー(ピアノ)
録音 2010年7月26-27日ドイツフェルダフィンク
全くの偶然にも、ショパン、リストこの2人の巨匠の傑作はロ短調でした。しか
し、その曲想は全く違います。理路整然として古典的な形式を重んじつつも、
自らの心の声をくまなく盛り込んだショパンの曲に対して、おどろおどろしい
響きから始まるリストのソナタはあくまでもデモーニッシュ。あのクララ・シュ
ーマンが「ただの騒音にすぎない」と切って捨てたほどの問題作。この対称的
な 2つの作品を、ドイツの名ピアニスト、ヘーエンリーダーは文句の付けよう
がないほどに明晰に演奏しています。ショパンの持つメランコリックさも、リ
ストの持つ混沌も、全て青空の下で新鮮な空気を当てたかのような初々しさを
感じさせてくれるのがスゴイです。

SM 118 \2080
ホートン(1941-):冬のささやき
ユーモア、光に満ちた、とても静かな魔法のクリスマスの物語
ペーター・ホートン(ナレーター・ギター・シンセサイザー)
☆オーストリアのアーティスト、ペーター・ホートンは、アコースティック・
ギターの名手であり、作曲、キーボード、ヴォーカル、電子楽器も自在に弾き
こなす人。現在ハンブルク音楽大学で教鞭を取り、教育者としても知られてい
ます。このアルバムは、彼によるクリスマス物語。語りと音楽による全ての人
への贈り物です。

SM 146 \2080
チェロ・デュエロ
1.ハルヴォリセン(1864-1935):
パッサカリアト短調(原曲:ヘンデルの組曲第7番ト短調 HWV432)
2-5.ハイドン(1732-1809):
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲ニ長調 Hob.VI:D1(チェロ・デュオ編)
6-8.ミューラー=ヴィーラント(1966-):2つのチェロのためのソナタ
9-11.バリエール(1707-1747):
6つのソナタ第4集 - 2つのチェロのためのソナタ第4番ト長調
12-14.オッフェンバック(1819-1880):二重奏ホ長調 Op.54
15.パガニーニ(1782-1840):ロッシーニの「モーゼ」による幻想曲
16.モリコーネ (1928-):
映画「ウエスタン」より「ハルモニカ」(W.E.シュミット編曲 )
イェンス・ペーター・マインツ(チェロ)
ウォルフガング・エマヌエル・シュミット(チェロ)
録音 2010年6月ベルリンジーメンス・ヴィラ
2011年は、この2人のチェリストによるデュオ「チェロ・デュエッロ」が結成
20年を迎えます。DUELLOとは「決闘」の意味。確かに2台のチェロが華やかな響
きの火花を散らす様は壮観です。マインツとシュミットは、ともにデヴィッド
・ゲリンガスに学び、マスター・クラスでパガニーニの「モーゼ幻想曲」を演
奏、チェロ・デュエッロが誕生したということです。彼らはロマンティックな
作品から古典派の作品まで何でも演奏してしまいます。モリコーネの作品は、
本来6台のチェロのために書かれた作品を編曲したもので、彼らは多重録音で求
められる響きを極限まで再現しています。




<The Music Agents Red Label(solo musica)>
MA 509 \2080
ドビュッシー、ブラームスに出会う
1-3.ブラームス(1833-1897):
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2(フルートとピアノ編)
4.ドビュッシー(1862-1918):シランクス
5.ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(フルートとピアノ編)
6-9.ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
(フルートとピアノ編 )
※4…フルート・ソロ
マルティン・ゴンシェレク(フルート)/ステファン・マシューズ(ピアノ)
録音 2009年10月スタジオ・ヴァイサー・ラウシュ
「あなたは私に手紙を書き、私の家を2回訪問したフランス人ですか?この件は
許しますが、今後はそんなことをしないでください」1887年のウィーンで、ブ
ラームスは25歳のパリから来た青年ドビュッシーにこんな辛辣な挨拶をしたの
だそうです。確かにこの2人の作曲家は根本的に違います。しかしそんな彼らの
作品を並べて聞くことで(それもフルートで)何かその時代の持つ共通性が見え
てはこないでしょうか?後期ロマン派へ、そして印象派へ。方向は違えど、新し
い扉を開く 2人の芸術家のエッセンスを堪能できそうな洒落た1枚です。フルー
トのゴンシェレクは2000年からアーティスト集団である「 Weisser Rausch」の
メンバーとして室内楽演奏者としての高い評価を得ています。ピアノのマシュー
ズも彼の良きパートナーとして活躍しています。ブラームスのクラリネット・
ソナタをフルートで演奏するというのは、以前エマニュエル・パユもトライし
ていますが、このゴンシェレクもいい味だしています。




<LPO>
LPO-0052 2枚組(1枚価格) \2100
マーラー(1860-1911):交響曲 第8番 変ホ長調
ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)
ジェーン・イーグレン(ソプラノ)
スーザン・ブロック(ソプラノ)
トゥルデリーゼ・シュミット(メゾ・ソプラノ)
ヤドヴィガ・ラッペ(メゾ・ソプラノ)
ケネス・リーゲル(テノール)
アイケ・ヴィルム・シュルテ(バリトン)
ハンス・ゾーティン(バス)
ロンドン・フィルハーモニー合唱団
ロンドン交響楽団合唱団
イートン・カレッジ少年合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウス・テンシュテット(指揮)
録音 1991年1月27日
ロンドン・フェスティヴァル・ホール
マスタリング・エンジニア:アンドリュー・ラング
テンシュテットのこの演奏は、すでにレーザー・ディスク&DVDとして発売され
ているものです。あちらは、BBCテレビのスタッフによる編集であり、1月27日、
28日収録とされていて、あくまでも「テレビ放送用」として編纂されたもので
すが、こちらは1月27日のオリジナルテープをリマスターしたものになります。
DVDを確認したところ、恐らく27日の演奏(このCDに収録されているもの)がベー
スとなっており、演奏上本CDと大きな違いは認められませんが、音質などは格
段に良くなっています(音場の広がり、奥行き、そして粒立ちの違いははっきり
とわかります)。第1部での異様なほどの高揚感、一転、第2部では雄大な音楽が
展開されます。テンシュテットの求めるテンポがあまりにも悠々し過ぎている
ためか、時に歌手たちがフライング気味になってしまうのは御愛嬌。満身創痍
となりながらも最後の「神秘の合唱」へと辿りつく様はまさに神々しいの一言
に尽きるでしょう。
20世紀の終焉、そして希望を示唆するような感動的な演奏です。




<cpo>
777545-2 \2450
アンタイル (1900-1959):兄弟たち
1幕のオペラ「兄弟たち」聖書「カインとアベル」によるアンタイル自身の台本
演奏: レベッカ・ネルセン(ソプラノ)/レイ.M.ウェイド Jr.(テノール)
ウィリアム・ダズリー(バリトン)/E.マーク.マーピー(テノール)
ピョートル・プロチェラ (バリトン)/ボーフム・シンフォニカー
スティーヴン・スロアーン(指揮)
アメリカの前衛作曲家アンタイル。彼は1926年に発表した「バレエ・メカニッ
ク」で賛否両論を巻き起こし、その進歩的な作風は遠く離れた日本にも影響を
与えています。しかし、1930年を過ぎると次第に伝統的な手法を取るようにな
り、さらに1940年代から映画音楽に手を染め、その作風は少しずつ時代を後退
し、晩年は後期ロマン派に近い音楽も手掛けるようになったことは、彼の評価
を難しくしているともいえるのではないでしょうか。このオペラ「兄弟」も
1954年に作曲されたもので、聖書の「カインとアベル」の物語を、戦後のアメ
リカの労働者階級に置き換え、初演当時は好評を博したものの、その人気は長
く続くことなくいつしか忘れられてしまった作品です。今回ヨーロッパで録音
されたことで、また人気が再燃するのでしょうか?色々な意味で興味深いアル
バムです。

777321-2 \2450
J.G.グラウン (1702/3?-1771)&C.H.グラウン(1703/4?-1759):協奏曲集
1.弦楽と通奏低音のための交響曲…J.G.グラウン
2.ヴァイオリンとヴィオラ、弦楽と通奏低音のための協奏曲… J.G.グラウン
3.ファゴットと弦楽と通奏低音のための協奏曲…グラウン?もしくはC.グラウ
プナー(1683?-1760)作
4.リコーダー、ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲…グラウン?
5.フルート、2台のヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲…グラウン?
演奏:カペラ・アカデミカ・フランクフルト
18世紀初頭に活躍したグラウン兄弟による協奏曲集です。ドイツのヴァーレン
ブリュックに生まれ、弟は歌劇作曲家、兄はヴァイオリニストとして活躍。フ
リードリヒ大王に招かれ宮廷音楽家として人気を博しました。当時の彼らの名
声はベルリンからポツダムまでを席巻したほどですが、残念ながら現在ではそ
の作品のほとんどが忘れられてしまっています。このアルバムには、彼ら兄弟
の作品(と目されているものも含む)を収録。バロックから古典派へと移行する
時代特有の旋律美溢れる曲を楽しむことができるでしょう。ただし当時は夥し
い作品が王宮で演奏されたためか、兄弟のどちらが書いた曲であるか特定でき
ないものもあるあたりが御愛嬌。今後研究が進んでいくのではないでしょうか。

777609-2 \2450
リース(1784-1837):序曲集
1.序曲「救世主の花嫁」Op.162/2.序曲「ドン・カルロス」Op.94
3.大祝典序曲と勝利の行進曲 Op.172/4.鳥の序曲 WoO 24
5.劇的序曲「出現」WoO 61
演奏:ケルンWDR交響楽団/ハワード・グリフィス (指揮)
ベートーヴェンの才能ある弟子であり、友人であったリースの作品は、近年じ
わじわと人気が再燃しつつあります。彼はすぐれたピアニストであったため、
どうしてもピアノ曲や室内楽作品に目が向きがちですが、もっと大規模な作品、
例えば交響曲やカンタータなどももっと聴かれても良いのではないでしょうか。
このアルバムはそんな彼の序曲集です。「ドン・カルロス」などのこれらの作
品は、特定のオペラなどへの序曲ではなく、単独に演奏される曲として書かれ
ています。他の作品も全て、何かの用途のために書かれたようです。「大祝典
序曲と勝利の行進曲」は本当に魅惑的な作品で、この曲が演奏された時は聴衆
は熱狂の嵐に包まれたことでしょう。

777599-2 \1700
グレーナー(1872-1944):ピアノ三重奏曲集
1.ピアノ三重奏曲「組曲」 Op.19/2.室内楽の詩曲 Op.20
3.ピアノ三重奏曲 Op.61
4.ピアノ三重奏とバリトンのための「テオドール・シュトルムの調べ」
演奏:ハイペリオン三重奏団/アルブレヒト・ペール(バリトン)
ベルリンで生まれ、幼少から美しいボーイソプラノを生かして聖歌隊で活躍、
その後音楽院で作曲を学んだグレーナーのピアノ三重奏曲集です。ドイツだけ
でなく、ロンドンのヘイマーケット劇場の音楽監督や、英国王立音楽院でも教
鞭を執り多くの学生に影響を与えました。戦時中ナチスとの関わりが深かった
ため、立場的にも音楽的にも、色々な憶測を醸しましたが、結局のところ没し
た後は、作品もほとんど演奏されることなく、ほとんど忘れ去られてしまった
作曲家と言えそうです。そんな彼の作品は、当時の風潮をしっかり反映した後
期ロマン派色の強いもので、この時代の音楽を好む人ならば文句なしに好きに
なれそうです。

777441-2 \1700
三重奏曲&四重奏曲集
1.2本のフルートと2台のファゴットのための四重奏曲ニ長調 TWV 43:D2
2.フルート、オーボエと通奏低音のための三重奏曲ニ短調 TWV 42:d4
3.オーボエ、2台のファゴットと通奏低音のための四重奏曲ヘ長調
(原曲:ソナタ TWV 42:F16…S.アッツォリーニ編)
4.2本のフルートと2台のチェロのための四重奏曲イ長調 TWV 43:A2
5.フルート、オーボエと通奏低音のための三重奏曲ト長調 TWV 42:G13
6.オーボエとファゴットのためのソナタト短調 TWV 41:g12
7.フルート、オーボエと通奏低音のための三重奏曲ホ短調 TWV 42:e9
8.2本のフルートと 2台のチェロのための四重奏曲ホ長調 TWV 43:E1
演奏:エポカ・バロッカ
エポカ・バロッカの奏者たちの卓越した技巧で聴くテレマンの室内楽曲集です。
当時の上流階級の家庭では、このような室内楽が毎日奏されていました。もち
ろん素晴らしい名手たちもたくさんいたでしょうし、教養のために音楽をたし
なむ人も多かったことでしょう。テレマンは、それらの人々のために、様々な
難易度の曲を書き、ニーズに応えたのでした。ヴァイオリン、フルート、ビオ
ラ・ダ・ガンバ、そしてファゴットなど、広範囲の楽器が活躍する流麗で美し
い作品は、音楽の伝統を踏まえながらも、常に新しい形式と霊感溢れるメロ
ディを持っています。生前はバッハを凌ぐ名声を有していたテレマン。あまり
にも多くの作品がありすぎて、どこから聴いたらよいのかわからない方にオス
スメの1枚です。

777581-2 \1700
ベルリン・サクソフォン四重奏団によるルネサンス作品集
1.パレストリーナ(1525-1594):リチェルカーレソ-ミ-ラ-ソ(F.グリーフ編)
2.パレストリーナ:第1旋法によるリチェルカーレ(F.グリーフ編)
3.イサーク(1460-1517):リチェルカーレラ-ミ-ラ-ソ(C.ホフマン編)
4.イサーク:インスブルックよ、さようなら(F.グリーフ編)
5.イサーク:私に恵みを与えたまえ(F.グリーフ編)
6.スサート(1515-1570?):3つのアルマンドとトリプラ(F.グリーフ編)
7.スザート:パヴァンとガイアルド「ラ・ドンナ」(F.グリーフ編)
8.シャイト(1587-1654):カンツォン・コルネット(C.ホフマン編)
9.フレスコバルディ(1583-1643):
リチェルカーレラ-ファ-ソ-ラ-レ(F.グリーフ編)
10.フレスコバルディ:カンツォン・テルツァデツィマ(F.グリーフ編)
11.フレスコバルディ:リチェルカーレミ-レ-ファ-ミ(F.グリーフ編)
12.オルランド・ディ・ラッソ(1532-1594):寒い夜(F.グリーフ編)
13.オルランド・ディ・ラッソ:マドンナ・ミア・カーラ(F.グリーフ編)
14.G.ガブリエリ(1557-1613):カンツォーネ・ラ・スピリタータ
(ベルリン・サクソフォン四重奏団編)
15.G.ガブリエリ:第2のカンツォーネ(ベルリン・サクソフォン四重奏団編)
16.ダウランド(1563-1626):流れよ、わが涙(C.ホフマン編)
17.ダウランド:涙のパヴァン(C.ホフマン編)
18.作者不詳:私たちに子どもが生まれる(C.ホフマン編)
19.フレチャ(1481-1553):「リウ・リウ・シウ」(C.ホフマン編)
20.トッレ(1483-1504):「古い踊り」(C.ホフマン編)
21.作者不詳:Ojos garcos(C.ホフマン編)
22.作者不詳:ラ・ドン・ドン(C.ホフマン編)
23.作者不詳:Corten espados afilados(C.ホフマン編)
24.マブリアーノ・デ・オルト(1460-1529):
Se je perdu mon amy(F.グリーフ編)
25.ジョスカン・デプレ(1440-1521):Fors Seulement(F.グリーフ編)
26.作者不詳:Se je perdu mon amy(F.グリーフ編)
演奏:ベルリン・サクソフォン四重奏団
既発アルバム「フーガの技法」(999058-2)で、斬新な演奏を聴かせたベルリン
・サクソフォン四重奏団による新譜は、中世の音楽をモダン楽器で聴く喜びを
心行くまで堪能する1枚です。16世紀に書かれた多くの作品は、特定の楽器を
割り当てることをしていません。そのため、フルートのために書かれた箇所を
リュートやビオラ・ダ・ガンバで演奏することは全く問題ないようです。そん
な中世時代の様々な曲を研究し、1845年頃に開発されたサクソフォンの豊富な
音色に置き換えてみたらこのようなステキなアルバムになりました。創造力に
富んだ編曲も聴きどころの一つです。サクソフォンの明瞭な音色は、入り組ん
だポリフォニーを明確に解きほぐし、全く新鮮な音楽として聞かせてくれるこ
とでしょう。

777641-2 \1700
アガ・ミコライ R.シュトラウスとモーツァルトを歌う
1.R.シュトラウス(1864-1949):4つの最後の歌
2.R.シュトラウス:歌劇「ナクソス島のアリアドネ」から「総てのものが清らか
な国がある」/
3.R.シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」から終わりの情景/
4.モーツァルト(1756-1791):歌劇「フィガロの結婚」から「カヴァティーナ」
5.モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」から「スザンナはまだこない」
6.モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」から「あの人でなしは私を裏切り」
7.モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」から「岩のように動かずに」
演奏:アガ・ミコライ(ソプラノ)
ケルンWDR交響楽団/カール・ソラック(指揮)
2008年に来日。新国立劇場でドンナ・エルヴィーラを歌い大好評を博したソプ
ラノ、アガ・ミコライのアリア集です(2014年も新国立劇場でドン・ジョヴァ
ンニのドンナ・アンナを歌う予定です)。ポーランド生まれの彼女、NAXOSレー
ベルではペンデレツキの作品に参加しています。名歌手エリザベート・シュ
ヴァルツコップとレナータ・スコットのマスター・クラスで指導を受け、1999
年のアルフレード・クラウスに入賞。2002年からはバイエルン国立歌劇場のメ
ンバーとなり大活躍をしています。モーツァルトでの繊細な解釈と、R.シュト
ラウスでの哲学的なメッセージを強靭で美しい声に載せて聴き手に届けます。
「4つの最後の歌」での陰影ある響きが聴きものです。




<newton classics>
8802026 \1750
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集
1.第1集第1番:デルフォイの舞姫/2.第2集第3番:ビーノの門
3.第1集第6番:雪の上の足跡/4.第1集第11番:パックの踊り
5.第1集第9番:さえぎられたセレナード/ 6.第1集第3番:野を渡る風
7.第2集第5番:ヒースの草むら/8.第2集第6番:ラヴィーヌ将軍、風変りな
9.第2集第10番:エジプトの壺/10.第1集第7番:西風の見たもの
11.第1集第8番:亜麻色の髪のおとめ/12.第1集第12番:吟遊詩人
13.第1集第10番:沈める寺/14.第2集第8番:オンディーヌ
15.第2集第7番:月の光が降り注ぐテラス/16.第2集第12番:花火
ホルヘ・ボレット(ピアノ)
録音 1989年9月サンフランシスコデーヴィス・シンフォニー・ホール
キューバの名ピアニストで、ラフマニノフやリストなど超絶技巧の使い手とし
て知られるホルヘ・ボレットが死の前年に残したドビュッシーです。「1回の
レコーディングより100回のコンサートを行う方が良い」と語り、またレコー
ディグでもジャケットとタイを手放すことのなかったという気難しいボレット
でしたが、この16曲の選ばれたこの前奏曲集は、驚くほど明るい音色と、繊細
なタッチで、ドビュッシーの音楽の持つ色彩感と柔らかさを表現しています。
使用ピアノは、スタインウェイではなくボールドウィン SD-10(アラウも愛用
していた)。今はあまり使われない楽器ですが、深い音色が特徴の「知る人ぞ
知る」銘器です。彼にとってはもしかしたら不本意な録音だったのかもしれま
せんが、この詩情溢れた演奏には何も文句のつけようがありません。

8802027 2枚組 \2450
チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲全集
《CD1》
1-3.ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
4.ピアノ協奏曲 第3番変ホ長調 Op.75
《CD2》1-3.ピアノ協奏曲第2番ト長調 Op.44
ヴィクトリア・ポストニコワ(ピアノ)
ウィーン交響楽団/ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音 1982年10月ウィーン・ゾフィエンザール
チャイコフスキーはピアノとオーケストラのために4つの作品を書きました。
それはここに収録された 3曲の協奏曲と、Op.56の「協奏的幻想曲」です。ピ
アノ協奏曲第1番は、恐らく現在では最も有名な曲の一つですが、初演時はN.
ルビンシテインに「演奏不能」と拒否されたりと、さんざんな経緯を辿ってい
ることも知られています。第2番の協奏曲は、チャイコフスキーの生徒であっ
たジロティによって短縮版も作られたのですが、これは第2楽章の冒頭のバイ
オリン、チェロ、ピアノが濃厚に歌う場面(ここが聴きどころ)をばっさりカッ
トしてしまったため、チャイコフスキー自身が認めることはありませんでした。
この録音はもちろんオリジナル版です。第3番は本来交響曲として構想された
作品からの転用で、こちらも滅多に演奏されることがありません。ロジェスト
ヴェンスキーとポストニコワの息の合った夫婦共演でじっくりとお楽しみくだ
さい。

8802028 \1750
1-3.パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.6
4.チャイコフスキー:感傷的なセレナーデ 変ロ短調 Op.26
5.ワルツ・スケルツォ Op.34
五島みどり(ヴァイオリン)
ロンドン交響楽団/レナード・スラットキン(指揮)
録音 1987年5月ロンドンヘンリー・ウッド・ホール
五嶋みどり(海外では MIDORIで通ってます)の伝説的名演です。当時15歳の少女
による完璧なるパガニーニ!目の覚めるようなテクニック、そして神がかりと
も言える表現力。パガニーニが求めたもの全てがここにあると断言しても間違
いありません。「栴檀は双葉より芳し」その言葉が実感できる極上の1枚です。

8802029 \1750
バルトーク(1881-1945):
1-5.管弦楽のための協奏曲 Sz116
6-11.パントマイムのための舞台音楽「中国の不思議な役人」 Sz273
タングルウッド祝祭合唱団
ボストン交響楽団/小澤征爾(指揮)
録音 1994年2月・・・6-11,1994年3月・・・1-5
巨匠への道を着実に進んでいる小澤征爾、59歳の時の才気煥発たるバルトーク
録音です。1918-19年に書かれたストラヴィンスキーの「春の祭典」を彷彿さ
せる暴力的なバレエと、晩年の気力と体力を振り絞って書いた「管弦楽のため
の協奏曲」。この2つの作品はバルトークの異なった個性を証明するかのよう
な対称的な作品です。小澤の指揮は、どちらの曲も抜群のリズム感を生かした
迫力のある曲作りですが、若い頃のようなイケイケ感は若干なりを潜めている
ようです。この録音の翌年には、小澤はN響と32年ぶりの共演を果たすことに
なります。

8802030 3枚組 \3050
ヘンデル(1685-1759):合奏協奏曲集 Op.6
《CD1》
1-5.第1番ト長調/ 6-9.第2番ヘ長調/10-14.第3番ホ短調/15-18.第4番イ短調
《CD2》
1-6.第5番ニ長調/7-11.第6番ト短調/12-16.第7番変ロ長調/17-22.第8番ハ短調
《CD3》
1-6.第9番ヘ長調/ 7-12.第10番ニ短調/ 13-17.第11番イ長調/18-22.第12番ロ短調
演奏:イ・ムジチ
録音 1987年8月、1988年8月、1989年8月
ヘンデルは合奏協奏曲集を2つ残しています。ここに収録された Op.6は1739年
の9月末からおよそ1カ月という短い期間に作曲され、翌年4月にロンドンで出
版されたものです。当時の彼は、ロンドンで酷評されたオペラのジャンルから
離れ、オラトリオに力を注ぎ始めた時期でした。形式としてはバロック時代の
協奏曲、とりわけコレッリのスタイルを継承したもので、1曲は4楽章から6楽
章で、2つのヴァイオリンと通奏低音、そして弦楽器という組み合わせが多く、
自由さと華麗さを持ち合わせた充実した響きに満たされた曲群です。名曲だけ
あり、モダン楽器、オリジナル楽器入り乱れて多くの録音がありますが、この
演奏は「日本人の原点」に帰るような安心して聴けるもの。豊かな楽想に思わ
ず聴き入ってしまうこと間違いなしです。

8802031 \1750
ホルスト(1874-1934):組曲「惑星」
1.火星-戦争の神/2.金星-平和の神/3.水星-翼のある使いの神
4.木星-快楽の神/5.土星-老年の神/6.天王星-魔術の神/7.海王星-神秘の神
ニュー・イングランド・コンセルヴァトワリー・コーラス(7のみ)
ボストン交響楽団
小澤征爾(指揮)
録音 1979年12月
1987年6月号のイギリスのグラモフォン誌で「小澤のこの曲の解釈は、伝統を
継ぐエイドリアン・ボールトのものとは違うが、新鮮なアプローチで聴き手
を小旅行へといざなってくれる。通常聴き慣れたテンポではなく、「火星」は
聴いたことがないくらい早く、「水星」はゆっくりと奏される。「金星」「木
星」は慣例通りだ・・・。ボストン交響楽団は素晴らしく新鮮な心でこの音楽
を演奏している」と絶賛された小澤の「惑星」です。評にある通り、当時のイ
ギリスの聴き手にはかなり新鮮に映ったこの演奏、今、いろんな指揮者による
同曲の解釈を聴き慣れた耳には、どのような評価をされるのでしょうか?

8802032 3枚組 \3050
ヘンデル(1685-1759):
オラトリオ「メサイア」全曲
オラトリオ「エフタ」より「太陽よ、その忌まわしい光を隠せ」
オラトリオ「マカベウスのユダ」より「兄弟たちのおかげで」
オラトリオ「マカベウスのユダ」より「わが腕よ」
オラトリオ「サムソン」より「悲しげな調べと」
オラトリオ「サムソン」より「輝かしい熾天使は」
演奏:ジョン・サザーランド(S)/グレース・バンブリー(Ms)
ケネス・マッケラー(T)/ダヴィッド・ワード(B)
ロンドン交響楽団&合唱団
サー・エイドリアン・ボールト(指揮)…《メサイア》
ケネス・マッケラー(T)
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団
サー・エイドリアン・ボールト(指揮)
ジョン・サザーランド(S)
ニュー・シンフォニー・オーケストラ・オブ・ロンドン
リチャード・ボニング(指揮)
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団&合唱団・
フランチェスコ・モリナーリ・プラデッリ(指揮)・
録音 1961年5月15日-8月25日・・・メサイア
1963年6月7-20日, 1960年8月15-18日
エイドリアン・ボールトは日本ではあまり人気がありません。理由は来日経験
がないこと(飛行機が嫌いだったようです)や、他の指揮者、ビーチャムやバル
ビローリの影に隠れてしまったことなど色々あるでしょうが、イギリスでは絶
大なる人気を誇っていることは間違いありません。またホルストの惑星を5回
も録音したことでも知られています。この「メサイア」は雄大な音楽作りで知
られる名演で、昨今の軽めのヘンデルを聴き慣れた耳には多少古色蒼然とした
感を与えるかもしれませんが、それはそれ。サザーランドの天上的に清らかな
歌声にも癒されます。

8802033 6枚組 \3450
シューベルト(1797-1828):交響曲第1-第10番(交響的スケッチと断章付き )
《CD1》
1-4.交響曲第1番ニ長調 D82/5-8.交響曲第3番ニ長調 D200
《CD2》
1-4.交響曲第2番変ロ長調 D125/5-8.交響曲第6番ハ長調 D589
《CD3》
1-4.交響曲第4番ハ短調「悲劇的」D417/5-8.交響曲第5番変ロ長調 D485
《CD4》
1-4.交響曲第8番ロ短調「未完成」
3楽章完成版… B.ニューボールド(4楽章に「ロザムンデ」の音楽を付帯 )
5-8.交響的断章ニ長調 D708a/
《CD5》
1-4.交響曲第7番ホ短調 /ホ長調 D729(B.ニューボールド再現版)
5-7.交響曲第10番ニ長調 D936a(B.ニューボールド再現版 )
《CD6》
1-4.交響曲第9番ハ長調「グレート」 D944/5-6.交響的断章ニ長調 D615
アカデミー・オブ・セイント・マーティン・イン・ザ・フィールド
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
録音 1981年6月…第3&5番, 1981年11月…第2&6番, 1982月2月…第1&4番,
1982年11月…第7&10番&断章 D615,
1983年6月…断章 D708a, 1983年8月…第8番, 1984年1月…第9番
シューベルトの交響曲の全容を知るのは、実は並大抵のことではありません。
良く知られる「未完成」は、彼が何らかの理由で、途中で作曲をやめてしまっ
た曲ですし、他にも交響曲になるはずだったいくつかの断章も残されています。
また後期の作品は何度も番号が変更されており、昔は第9番として知られた
「グレート」も現在では第8番とされています。この交響曲全集は、なぜか第
10番まで収録されていてびっくりしますが、これはシューベルトが「グレート」
を完成した後に着手した交響曲のスケッチを、研究家ニューボールト博士が復
元したもの。マーラーを予感させるゆっくりとした楽章は日の極みです。

8802034 19枚組 \12250
ヴィヴァルディ(1678-1741):協奏曲とソナタ集
《CD1》トリオ・ソナタ集 Op.1 第1番-第6番
《CD2》トリオ・ソナタ集 Op.1 第7番-第12番
《CD3》ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 Op.2 第1番-第6番
《CD4》ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 Op.2 第7番-第12番
《CD5》協奏曲集「調和の霊感」 Op.3 第1番-第6番
《CD6》協奏曲集「調和の霊感」 Op.3 第7番-第12番
《CD7》ヴァイオリン協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」Op.4 第1番-第6番
《CD8》ヴァイオリン協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」Op.4 第7番-第12番
《CD9》ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 Op.5 第1番-第6番》
《CD10》ヴァイオリン協奏曲集 Op.6 第1番-第6番
《CD11》ヴァイオリン協奏曲集 Op.7 第1番-第6番
《CD12》ヴァイオリン協奏曲集 Op.7 第7番-第12番
《CD13》ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」 Op.8
第1番-第6番(「四季」、「海のあらし」収録 )
《CD14》ヴァイオリン協奏曲「和声と創意の試み」 Op.8 第7番-第12番
《CD15》ヴァイオリン協奏曲集「ラ・チェトラ」 Op.9 第1番-第6番
《CD16》ヴァイオリン協奏曲集「ラ・チェトラ」Op.9第7番-第12番
《CD17》フルート協奏曲集 Op.10 第1番-第6番(「海のあらし」、「夜」、
「ごしきひわ」収録 )
《CD18》ヴァイオリン協奏曲集 Op.11 第1番-第6番
《CD19》ヴァイオリン協奏曲集 Op.12 第1番-第6番
演奏:フランコ・グッリ(vn)…CD1-2/ブルーノ・カニーノ(cemb)…CD1-4, CD9
ロハン・デ・サラム(vc)…CD1-4, CD9
サルヴァトーレ・アッカルド(vn)…CD1-4, CD9, CD11,-12, CD18-19
フェリックス・アーヨ(vn)…CD7-8, CD12, CD14-16
マリア・テレサ・ガラッティ(cemb)…CD7-8, CD15-16
シルヴィー・ガゾー(vn)…CD9. 15-20
ピナ・カルミレッリ(vn)… CD10
アンナ・マリア・コトーニ(vn)…CD15-16
エンツォ・アルトベッリ(vc)…CD15-16
セヴェリーノ・ガッツェローニ (fl)…CD17
イ・ムジチ… CD5-8, CD10-19
録音 1977年1月…CD1-2, 1977年11月…CD3-4, 1962年9月スイス
1962年6月アムステルダム… CD5-6, 1963年6月スイス…CD7,
1963年9月スイス… CD8, 1977年4月アムステルダム… CD9,
1977年6月スイス… CD10, 1975年7月スイス…CD11-12,
1959年5月オーストリア… CD13 1-12,
1961年9月イタリア… CD13 13-16、CD14, 1964年5-6月スイス… CD15,
1964年6月、9月スイス… CD16, 1968年6月スイス… CD17,
1974年7月スイス… CD18, 1974年7月スイス… CD19
ヴィヴァルディの膨大な作品の中から作品番号 Opの付いた(生前に発表された)
ソナタと協奏曲のうち12番までを集大成した価値ある BOXセットです。協奏曲
のバックを務めるのはイ・ムジチで、ソロはアーヨやアッカルド、ガッツェロ
ーニと言った名手たちが錚々たる饗宴を繰り広げます。ソナタ集でもアッカル
ドやカニーノたちがここぞとばかりに弾きまくります。ヴィヴァルディと言え
ば、どうしても「四季」と答えたくなってしまう方にぜひオススメ。一生もの
の BOXです。

8802035 7枚組 \4050
ヘルマン・バウマンコレクション
《CD1.テレマン(1681-1767):ホルン協奏曲集》
1-3.3つのホルン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調
4-6.つのホルン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ホ長調
7-9.ホルン協奏曲ニ長調
10-14.2つのホルン、弦楽と通奏低音のための組曲ヘ長調
15-18.2つのホルン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調
《CD2.ホルン協奏曲集》
1-3.ハイドン(1732-1809):ホルン協奏曲第1番ニ長調 H:VIId-3
4-6.ハイドン(1732-1809):ホルン協奏曲第2番ニ長調 H:VIID-4
7-9.2つのホルン協奏曲変ホ長調(M.ハイドンもしくは A.ロセッティ伝)
10-12.F.X.ポコルニィ(1729-1794):ホルン協奏曲ニ長調
《CD3.モーツァルト (1756-1791):ホルン協奏曲集》
1-3.ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K447/4-6.ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K417
7-9.ホルン協奏曲ニ長調 D412/514/9-11.ホルン協奏曲第4番変ホ長調 K495
《CD4》
1-2.チェルニー(1791-1857):アンダンテとポルカ
3-5.ベートーヴェン(1770-1827):ホルン・ソナタヘ長調 Op.17
6.ロッシーニ(1792-1868):前奏曲、主題と変奏
7-9.クラフト(1779-1818):ホルン・ソナタホ長調
10.R.シュトラウス(1864-1949):アンダンテ遺作
《 CD5》
1-3.グリエール(1875-1956):ホルン協奏曲変ロ長調 Op.91
4-5.サン=サーンス(1835-1921):演奏会用小品 Op.94
6.シャブリエ(1841-1894):ラルゲット/7.デュカス(1865-1935):ヴィラネル
《CD6》
1-2.R.シュトラウス(1864-1949):ホルン協奏曲変ホ長調第2番
3-5.ウェーバー(1786-1826):小協奏曲ホ短調 Op.45
6-7.R.シュトラウス:ホルン協奏曲変ホ長調第1番
《CD7.聖フーベルトのグランド・ミサ/狩の音楽》
1-22.カンタン(1874-1956)聖フーベルトのグランド・ミサ(バウマンによるオ
ルガンとホルン編)
23.ツィールジナ(1750?-1825):3つのトリオ
24.シュナイダー(1770-1839):3つのトリオ
25.コレット(1709-1795):
4本のホルンとオルガンのための協奏曲「ラ・ショアジ」
26.シャルメル(1907-1993):狩の行進曲
27.シャルメル:2つの幻想的ファンファーレ
28.ソンブラン(1870-1993):ブルターニュの思い出
29.ロッシーニ(1792-1868):狩のファンファーレ(バウマン編)
30.ポント:狩のファンファーレ
演奏:ヘルマン・バウマン(hr)…CD1-7/ティモシー・ブラウン(hr2)…CD1-2
ニコラス・ヒル(hr3)…CD1
アカデミー・オブ・セイント・マーティン・イン・ザ・フィールド…CD1-2
イオナ・ブラウン(指揮)…CD1-2/セント・ポール室内管弦楽団
ピンカス・ズーカーマン(指揮)…CD3/レオナルド・ホカンソン(ピアノ)…CD4
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団/クルト・マズア(指揮)…CD5-6
アルムート・ヴィッテキント(hr)/ウォルフガング・クラスネル(org)
エックハルト・シャール(hr)
ドイツ・ナチュラル・ホルン・ゾリステン
フォルクヴァング・ホルン・アンサンブル…CD7
録音 1984年2月…CD1, 1988年2月…CD2, 1984年10月…CD3, 1983年1月…CD4,
1985年9月…CD5, 1983年12月… CD6, 1990年2月…CD7
バウマンはドイツのホルン奏者。シュトゥットガルト放送響に在籍中の1964年、
ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝し脚光を浴びました。1967年にオーケス
トラをやめてソロ活動を始め世界で活躍しています。アバドがマーラーの6番
で彼と共演した時「なぜベルリン・フィルにあなたがいないのか?」と聞いた
とか。ここではそんな彼の至芸をとことん楽しめるでしょう。テレマン、ハイ
ドン、モーツァルト、R.シュトラウスはもちろんのこと、ナチュラルホルンの
先駆者でもあった彼らしく、自身が編曲した「聖フーベルトのグランド・ミ
サ」での自然倍音の響きも味わえます。ファン「ならずとも」必携の1セット
です。

8802036 4枚組 \3450
チャイコフスキー(1840-1893):交響曲全集
《CD1》
1-4.交響曲第1番ト短調「冬の日の幻想」Op.13
5-6.交響曲第2番ハ短調「小ロシア」Op.17 第1,2楽章
《CD2》
1-2.交響曲第2番 ハ短調「小ロシア」 Op.17 第3,4楽章
3-7.交響曲第3番ニ長調「ポーランド」 Op.29
《CD3》
1-4.交響曲第4番ヘ短調 Op.36
5-6.交響曲第5番ホ短調 Op.64 第1,第2楽章
《CD4》
1-2.交響曲第5番ホ短調 Op.64 第3,4楽章
3-6.交響曲第6番ロ短調「悲愴」 Op.74
演奏:ロンドン交響楽団/イゴール・マルケヴィチ(指揮)
録音ウェムブリー・タウン・ホール , 1962年1月9-12日…Op.74,
1963年10月19-21日…Op.36, 1965年3月3-12日…Op.17&29,
1966年2月16-25日…Op.13&64
天才マルケヴィチのチャイコフスキーです。もともとは作曲家として活動を始
め、ナディア・ブーランジェの下で学び、ロシア・バレエ団の創立者ディアギ
レフのためにいくつかの作品を書きました。しかし、18歳でアムステルダム・
コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮して、指揮者としてのデビューも果たしてい
た彼、ヘルマン・シェルヘンの勧めもあって、1930年代の始めに作曲活動をや
めてしまいました。彼のスタイルは緊張感を持続させ、あらゆる箇所を徹底的
にコントロールするもので、このチャイコフスキーの演奏は、代表的名演とし
て知られるものです。

8802038 2枚組 \2450
ショパン(1810-1849):マズルカ集
《CD1》1-4.4つのマズルカ Op.6/5-9.5つのマズルカ Op.7
10-13.4つのマズルカ Op.17/14-17.4つのマズルカ Op.24
18-21.4つのマズルカ Op.30/22-25.4つのマズルカ Op.33
《CD2》1-4.4つのマズルカ Op.41/5-7.3つのマズルカ Op.50
8-10.3つのマズルカ Op.56/11-13.3つのマズルカ Op.59
14-16.3つのマズルカ Op.63/07-20.4つのマズルカ Op.67/
21-24.4つのマズルカ Op.68
演奏:ジャン=マルク・ルイサダ(ピアノ)
録音 1990年11月フランス
1958年チュニジア生まれのピアニスト、ジャン=マルク・ルイサダのショパン
です。国際コンクールの入賞歴は思いの他少ないのですが(1985年のショパン
国際コンクールで第5位入賞 )個性的な解釈と、文学的な表現から多くのフ
ンを持ち、日本でもテレビ番組の講師を務めたことで、大人気となったことは
記憶に新しいところです。このマズルカは1990年の録音。彼の評価が高まるき
っかけとなった重要な演奏でもあります。躍動的なリズムと、時折見せる深い
慟哭が、マズルカを単なる舞踊音楽ではないものとして品格を高めているの
です。

8802037 2枚組 \2450
ロシアの序曲と管弦楽作品集
《CD1》1.グリンカ
(1804-1857):歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
2.ボロディン(1833-1887):歌劇「イーゴリ公」序曲
3.ショスタコーヴィチ(1906-1975):祝典序曲 Op.96
4.プロコフィエフ (1891-1953):歌劇「セミョーン・コトコ」組曲 Op.81a
5.カバレフスキー(1904-1987):歌劇「コラ・ブリュニョン」序曲 Op.24
6.リムスキー=コルサコフ(1844-1908):歌劇「皇帝の花嫁」序曲
7.ムソルグスキー(1839-1881):
歌劇「ホヴァンシチナ」より第1幕前奏曲「モスクワ川の夜明け」/
8.チャイコフスキー(1840-1893):序曲ヘ長調
9.グラズノフ(1865-1936):祝典序曲 Op.73
《CD2》
1.リャードフ(1855-1914):ババ・ヤガ Op.56
2.リャードフ :魔法にかけられた湖 Op.62
3.リャードフ :キキモラ Op.63
4.チェレプニン(1873-1945):遠き王女のための前奏曲 op.4
5.チェレプニン:魔法にかけられた王国前奏曲 Op.39
6-9.リムスキー=コルサコフ:組曲「金鶏」
ロシア・ナショナル管弦楽団/ミハイル・プレトニョフ(指揮)
録音 1993年11月16-23日…CD1, 1994年4月…CD2
モスクワ・コンセルヴァトワール・コンサート・ホール
1978年にチャイコフスキー国際コンクールで優勝、ピアニストとしてデビュー
した後、1990年にロシアで最初の私設オーケストラ「ロシア・ナショナル管弦
楽団」を設立し、指揮者としても特異な才能を発揮したプレトニョフによるロ
シア・アルバム。良く知られた曲から、珍しい曲までが2枚のアルバムに集結。
華麗で重厚なロシア風味を楽しめます。演奏自体は、いかにもロシア的なバリ
バリ鳴らすものではなく、洗練された優美な音作りが特徴です。

8802039 6枚組 \3450
教会暦のグレゴリアン・チャント集
《CD1》1-26.降臨節/
《CD2》1-31.クリスマス
《CD3》1-30.復活祭/
《CD4》1-30.キリストの昇天/
《CD5》1-24.ペンテコステ(聖霊降臨祭)
《CD6》1-29.マリアの生涯
ウィーン・ホーフブルクカペルレ・コーラルスコラ/
P.フーベルト・ドップ (指揮)
録音《CD1》1994年11月, 《CD2》1994年3月, 《CD3》1995年3月,
《CD4》1995年10月, 《CD5》1990年3月, 《CD6》1994年6月
グレゴリオ聖歌は、主に9世紀から10世紀にかけて、西欧から中欧のフランク人
の居住地域で発展し、改変を受けながら伝承しました。教皇グレゴリウス 1世
(540?-604)によって編纂されたと言われていますが、現在では研究の結果、他
の説が有力です。単旋律からなる聖歌集で、その技法や使用には多くの決まり
ごともあるのですが、メロディ自体が絶妙な陶酔感を持つため、ひところは
「癒し」アイテムとして流行したり、クロスオーバー・ジャンルの音楽へとア
レンジされたりと現代人にもなくてはならない音楽となっています。このアル
バムでは教会暦に準じた分類で曲を選別。資料的にも興味深いものとなってい
ます。良い眠りを求めている人にもオススメしたいアイテムです。

8802040 \1750
ベリオ(1925-2003):作品集
1.5つの楽器と磁気テープのためのディフェランス
2.セクエンツァ
3(女声のための)/3.セクエンツァ7(オーボエのための)
4-5.ヴァイオリンとピアノのための2つの小品
6-8.女声とクラリネット、チェロ、ハープのための室内楽
(地球と空気の弦/モノトーン/五月の風)
ジュリアード・アンサンブル/キャシー・バーベリアン (ソプラノ)
ハインツ・ホリガー(オーボエ)
録音 1969年4月
ルチャーノ・ベリオがニューヨークのジュリアード音楽院で教えていた1969年
(6年契約の 4年目)にこれらの録音が行われました。当時の彼は作曲法と分析を
教え、またジュリアード・アンサンブルも組織するなど、精力的に活動してい
たのです。そして彼の音楽の発展に一番寄与したのが、当時妻であった歌手キャ
シー・バーベリアンでした。彼女の独特の歌声と言葉に対する素晴らしい感性
は、ベリオに大きな影響と霊感を与え、多くの声楽曲が生み出されたのです。
このアルバムはそんな彼の多彩な才能を知ることができます。当時拘っていた
独奏のための作品「セクエンツァ」を始め、アンサンブル(テープを使ったもの
まで)など、この 1枚で彼の音楽の発展を目の当たりにできることでしょう。

8802041 2枚組 \2450
ロッシーニ (1792-1868):弦楽のためのソナタ集
《CD1》1-3.第1番ト長調/4-6.第2番イ長調/ 7-9.第3番ハ長調
《CD2》1-3.第4番変ロ長調/4-6.第5番変ホ長調/7-9.第6番ニ長調
演奏:イ・ムジチ
録音 1971年6月&9月
第1曲の冒頭の清々しい響きから耳を奪われる6曲の弦楽のためのソナタ。これ
らが書いたのは、何と12歳の少年ロッシーニでした。それも全てを3日間で書い
たと言われています。なんと早熟な才能でしょう。もちろん偉大なる先人モー
ツァルトの影響もありますが、やはりロッシーニ特有の「歌心」が全編に漲っ
ていることは間違いありません。特に第2ヴァイリンの素晴らしさ!
イ・ムジチの文句なしの名演で。

8802042 \1750
ルネサンス・ポリフォニーの名作集
1.パレストリーナ(1525?-1594):
主に向かって喜べ/2.パレストリーナ:日々罪を犯したるわれを/
3.パレストリーナ:汝はペテロなり
4.ロッティ(1667-1740):十字架にかけられ/
5.ビクトリア(1548-1611):シオンよ、救い主をたたえよ
6.アレグリ (1582-1652):ミゼレーレ
7.モンテヴェルディ(1567-1643):主の祈り
8.モンテヴェルディ:カンターテ・ドミノ
9.カヴァッリ(1602-1676):サルヴェ・レジーナ
10.ガブリエリ(1554?-1612):神に向かって喜びの声を上げよ
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
スティーヴン・クレオベリー (指揮)
録音 1982年6月
現在、Hyperionレーベルに多くの録音を持つ、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
の1982年の輝かしい録音の復刻です。16世紀から17世紀の宗教改革の時代は、
度重なる十字軍の遠征の失敗により、教会や貴族の力が弱体化していました。
そのためカトリック教会によって1545年から1563年にかけて催された「トレン
ト公会議」で教会内部の刷新と改革が進められ、問題点の改善と反宗教改革の
動きを推し進めたことも知られています。そんな時代の宗教音楽は、信仰を広
め、強化するための手段として用いられることが多く、各々の作曲家がポリフォ
ニーの贅をこらした素晴らしい作品を書きました。この中のアレグリのミゼレ
ーレは、実はバロック時代に書かれたものですが、門外不出とされていたため、
作曲年代も隠されていたものです。14歳の若きモーツァルトが2度聴いて完璧に
覚えてしまったことでも知られます。

8802043 \1750
ドビュッシー
(1862-1918):海他
1.牧神の午後への前奏曲/2-4.海-3つの交響的スケッチ
(海の夜明けから真昼まで/波の戯れ/風と海との対話)/5.遊戯
6.カンマ(ケクランによる管弦楽版)
スイス・ロマンド管弦楽団/エルネスト・アンセルメ(指揮)
録音 1957年10月…1-4, 1958年5月…5, 1964年12月…6
名指揮者アンセルメ(1883-1969)は、スイスで生まれローザンヌでエルネスト・
ブロッホから音楽を学び、一時は数学者を志しますが、結局は指揮者としての
道を選びました。ストラヴィンスキーと出会い、彼の推薦で、1915年から1923
年までディアギレフのロシア・バレエ団の指揮者として活躍、1917年にはドビュ
ッシーにも直接会い、夜想曲の演奏について議論したことも知られています。
彼のドビュッシーは、まさに伝説的名演として、録音されてから50年以上経っ
た現在でも破格の扱いを受けています。

8802044 4枚組 \3450
アムステルダム・ルッキ・スターダスト・カルテット・コレクション
《CD1.イタリアのリコーダー音楽》
1.メールラ(1594-1665):ギラダルラのカンツォン
2.メールラ:メールラのカンツォン
3.グアミ(1591-1607):バスティーナのカンツォン
4.グアミ:ブリランティーナのカンツォン
5.グアミ:ジェンティーレのカンツォン
6.フレスコバルディ(1583-1643):スパニョレッタのカプリッチョ・ソプラ
7.フレスコバルディ:パウリーニのカンツォン
8.フレスコバルディ:リチェルカーレ・テルツォ
9.フレスコバルディ:パッサ・フィアメンガのカプリッチョ第5番
10.コンフォーティ(1550?-1570):第4旋法のリチェルカーレ
11.パレストリーナ(1525?-1594):エレミアの哀歌
12.トラバーチ(1575-1647):第1旋法による歌
13.トラバーチ:カンツォーナ・ソプラ
14.トラバーチ:カンツォン・テルツァ
15.トラバーチ:第2リチェルカーレ
16.チーマ(1570-1622):カプリッチョのカンツォン
17.メールラ:Dum illuscescente beati
18.メールラ:Este Est Joannes
19.メールラ:O Glorioso Domina
《CD2.フルート協奏曲集》
1-4.ハイニヒェン(1683-1729):協奏曲ハ長
調/5-8.シックハルト(1681?-1761?):
4本のリコーダーと通奏低音のための協奏曲ニ短調
9-12.テレマン(1681-1767):2本のリコーダーと弦楽のための協奏曲イ短調
13-15.マルチェッロ(1669-1747):フルート協奏曲ト長調
16-19.テレマン(1681-1767):2本のリコーダーと弦楽のための協奏曲変ロ長調
20-23.シックハルト:4本のリコーダーと通奏低音のための協奏曲ト長調
24-26.ヴィヴァルディ(1678-1741):協奏曲イ長調 RV 585
《CD3.バロックのリコーダー音楽》
1-2.J.S.バッハ(1685-1750):フーガの技法 BWV1080から
3.スウェーリンク(1562-1621):わが青春はすでに過ぎ去り
4.J.S.バッハ:フーガト長調 BWV550
5.パーセル(1659-1695):ファンタジア第8番イ短調 Z739
6-9.ボワモルティエ(1689-1755):ソナタハ短調 Op.34-6
10-13.ロック(1621-1677):組曲第3番ヘ長調
14.シャイト(1587-1654):「傷つき,みじめな私」によるファンタジア
15-16.J.S.バッハ:幻想曲とフーガハ短調 BWV537
《CD4.エクストラ・タイム》
1.ガーナー/バーク:ミスティ/
2.J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番 BWV1048よりアレグロ
3.J.S.バッハ:フーガ変ロ長調 BWV560/4.名高き戦い
5.マンシーニ:ピンクパンサー
6.マンデル/ウェブスター:シャドウ・オブ・ユア・スマイル(いそしぎのテーマ)
7.レノン/マッカートニー:ミッシェル
8-9.J.C.バッハ:.四重奏曲ハ長調
10-12.ヴィヴァルディ:協奏曲ニ長調 Op.7-12
13.リムスキー=コルサコフ:夜想曲
14.レーンフーツ:陽が輝く時(君は心の太陽)
15.パーカー:スクラップル・フロム・ジ・アップル
16.ショット:アムステルダムの運河にて
17.ベートーヴェン:エリーゼのために
演奏:エンシェント室内管弦楽団/クリストファー・ホグウッド(指揮)…CD2
アムステルダム・ルッキ・スターダスト・カルテット
録音《CD1》1989年11月, 《CD2》1992年6月, 《CD3》1987年3月,
《CD4》1989年9月
1978年に結成、30年以上の長い歴史を持つオランダの名門リコーダー・カルテッ
ト、ルッキ・スターダスト・カルテットです。彼らのレパートリーは幅広く、
「とりすました」バロックの曲から、「くつろいだ」POPSまで何でもありです。
この4枚組のアルバムは PHILIPS、L'Oiseau-Lyreの名盤の復刻で、定番ルネサ
ンス、バロックの作品から、お楽しみの「エクストラ・タイム」までを存分に
楽しむことができます。個人的には栗コーダー・カルテットとのコラボを希望
したいアンサンブルです!

8802045 7枚組 \4050
ヴィヴァルディ(1678-1741):宗教的声楽作品集
《CD1.合唱曲集》
1.エルサレムよ、主をたたえよ RV609/2-4.グローリアの序唱「色は紅」RV642
5-15.グローリアニ長調 RV589/16-25.子らよ主をたたえよ RV602
26.すべての人よ、主をたたえよ RV606
《CD2.合唱曲集》
1-3.聖歌序唱「野に歌え、泉にほほえめ」RV636
4-6.主はわが主に言われた RV594/14-24.マニフィカート RV611
25.主を恐れる者は幸いなり RV598
《CD3.合唱曲集》
1-3.キリエト短調 RV587/1-2.グローリアの序唱「喜び祝え」RV639
6-16.グローリア RV588/17-20.クレド RV591
21-23.われはなおも信じたり RV605/24.われ、喜べり RV607
《CD4.合唱曲集》
1-3.主よ、来たりてわれをたすけたまえ RV593
4-12.主を恐れる者は幸いなり RV597/13-21.マニフィカトト短調 RV610/611
22-27.クレド RV592
《CD5.合唱曲集》
1-5.ミサハ長調 RV586/6-8.序唱「喜んで昇る」 RV635
9-19.主はわが主に言われた RV595/20.イスラエルの民エジプトを出て RV604
《CD6.ソロ・モテット集》
1-9.主が家を建てられるのではなければ RV608/10.喜べ、母なる教会 RV613
11-16.サルヴェ・レジーナ RV616/17-20.サルヴェ・レジーナ RV617
《CD7.ソロ・モテット集》
1-6.サルヴェ・レジーナ RV618/7-15.子らよ主をたたえよ RV600
16-21.主よ、われは心より汝に感謝せん RV596/22-24.レジナ・チエリ RV615
演奏:サリー・ブルゲス
(ソプラノ)/スーザン・ダニエル(ソプラノ)/フェリシティ・ロット(ソプラノ)
マーガレット・マルシャル(ソプラノ)/アン・コリンズ (メゾ・ソプラノ)
アン・マレイ(メゾ・ソプラノ)/ビルギット・フィニレ(アルト)/リンダ・
フィニー(アルト)/ヨッヘン・コワルスキー(カウンター・テナー)
ニコ・ファン・デル・メール(テノール)
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)/ロベルト・ホル(バス)
アントン・シャリンガー(バス)/トーマス・トマスシッケ(バス)
ジョン・アルディス合唱団/イギリス室内管弦楽団…CD1-5
コンセルトヘボウ室内管弦楽団…CD6.7
ヴィットーリオ・ネグリ(指揮)
録音 1976年…CD1.1, CD2.1-13, CD3.1-3, CD4.1-12,
1978年…CD1.2-15 & 26, CD3.6-24, CD5.1-5, CD5.20,
1979年…CD2.14-25, CD3.4-5, CD4.13-27, CD5.6-19, 1990年…CD6, CD7
多くの宗教曲を書いたにも拘わらず、これらの作品はヴィヴァルディの死後、
相当長い年月を経るまで顧みられることはありませんでした。これらは1920年
代になってから、イタリアの音楽学者アルベルト・ジェンティーリ(1873-1954)
が膨大な資料をまとめ、ヴィヴァルディのモテト、ミサ、オラトリオなどを27
巻にまとめ、ようやく人々の目に触れるようになったのです。もちろんその中
には、今では知らぬ人のいない名曲「グローリア」も含まれていました。彼の
これらの作品は、ヴェネツィアのピエタ慈善院付属音楽院 (Ospedale della
Pieta)のために書かれ、その少女たちによって演奏されたもの。協奏曲もそう
ですが、彼女たちがいかに高い音楽性を有していたのかがわかる内容です。




<OHEMS CLASSICS>
OC679(SACD-Hybrid) \2080
トリオロジー
1-6.マルセル・デュプレ(1886-1971):3つのプレリュードとフーガ Op.7
7-9.ジュアン・アラン(1911-1940):3つの舞曲 JA.120,AWV119
10-12.マルセル・デュプレ:3つのエスキース(素描)Op.41
グンター・ロスト(オルガン)
ヴュルツブルク・ユリウス・マクシミリアン大学新教会、
シュッケ・オルガンにて演奏
録音 2010年4月6-9日
フランスの近代オルガン作曲家2人の作品集です。マルセル・デュプレはルー
アンの音楽一家に生まれ、1904年にパリ音楽院に入学。ヴィドールとギルマ
ン、ヴィエルヌ他に師事し、1914年にローマ大賞を受賞、1920年にはバッハの
オルガン作品全曲演奏会という偉業を成し遂げます。1926年にオルガン科の教
授としてパリ音楽院で教鞭を執ります。作曲家としては65曲の作品番号付きの
曲を書き、多くの後進へ影響を与えました。教師としてもすぐれていて、過去
の作曲家たちの作品の校正を行い、また音楽理論や即興演奏法、オルガン奏法
教則本なども多く執筆しています。彼の弟子でもあったジュアン・アランは、
名オルガニスト、マリー=クレール・アランの兄であり、夭折の作曲家として
も知られます。彼らの作品は、19世紀の後半にフランスで発展したロマンティ
ックなオルガン作品とは一線を画す革新的なもので、音色や技巧など、目の覚
めるような素晴らしさを有しています。オルガニストのロストは、1974年ヴュ
ルツブルク生れ。J.S.バッハなどのオーソドックスなレパートリーから近代作
品まで幅広いレパートリーの持ち主で、古典作品では「6つの協奏曲(OC642)」
や「ゴルトベルク変奏曲(OC636)」。近代では「エベン作品集(OC643)」が既に
リリースされ、好評を博しています。

OC634(SACD-Hybrid) \2080
J.S.バッハ(1685-1750):オルガンで聴く様々な作品集
1.カンタータ第29番「われら汝に感謝す、神よ、われら感謝す」BWV.29より
「シンフォニア」(オルガン版編曲:M.デュプレ)
2.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータよりシャコンヌ ニ短調 BWV.1004
(オルガン版編曲:A.ランドマン)
3-5.イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971(オルガン版編曲:ハンスイェルク・アル
ブレヒト)
6-13.フランス風序曲ロ短調BWV.831(オルガン版編曲:
ハンスイェルク・アルブレヒト)
14.パッサカリアとフーガハ短調 BWV.582
ハンスイェルク・アルブレヒト(オルガン)ハルゼヴィンケル、聖パウル教会、
ミュルアイゼン・オルガンによる演奏
録音 2009年10月30日-11月2日ハルゼヴィンケル、聖パウル教会
ハンスイェルク・アルブレヒトによるオルガン編曲作品集は、音楽的にも音質
的にも優れていて、多くのファンから絶大なる支持を得ています。例えば、ワ
ーグナーの「指環」からの音楽集に於いて、なんと多重録音を用いて2台のオ
ルガンの華麗なる音の饗宴を聴かせたり、他のアルバムではムソルグスキーや
ストラヴィンスキー、ラフマニノフと言ったロシアの重厚過ぎる音楽を、オル
ガンの音色に移し替えています。ここではバッハの諸作品を演奏していますが、
これも一筋縄では行きません。明晰な響きが求められる流麗な「イタリア協奏
曲」をオルガンで演奏するなんて、これは確かに暴挙?ですが、これがとにか
くスゴイのです。ピアノ版で奏されることの多い「シャコンヌ」もオルガンで
聴くとまた一味違います。音質の素晴らしさも特筆もの。体中が喜ぶ1枚です。

OC678(SACD-Hybrid) \2080
愛と死
1.ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲第5番よりトッカータ
2.サン=サーンス(1835-1921):交響詩「死の舞踏」Op.40(E・ルメア編)
3-6.ビゼー(1838-1875):「アルルの女」第1組曲(J・アビンク編)(前奏曲/メヌ
エット/アダージェット/カリヨン)
7-10.ビゼー:「アルルの女」第2組曲(J・アビンク編)(パストラーレ/間奏曲/
メヌエット/ファランドール)
11.サン=サーンス:英雄的行進曲変ホ長調 Op.34(A・ギルマン編)
12.フォーレ(1845-1924):パヴァーヌ Op.50(I・アプカルナ編)
演奏:イヴェタ・アプカルナ(オルガン)
エッセン・フィルハーモニー、クーン・オルガンにて演奏
録音 2007年10月、2009年9月
1976年生まれの若きオルガニスト、イヴェタ・アプカルナは、ラトヴィアの音
楽アカデミーでピアノとオルガンを学び、1999年に卒業。その後1年間ロンド
ンでピアノの勉強を続け2003年にはシュトゥットガルトでラドガー・ローマン
教授による3年間に渡るオルガン・ソロの長期授業を終え、また多くの国際コ
ンクールに参加し、実績を残しています。彼女の演奏は、従来のオルガン奏法
を踏襲しながらも、「新しさ」を常に追求するもので、多くの人がオルガンに
抱く「ほこりまみれ」と言ったイメージを払拭するための尽力は素晴らしいも
のです。以前、PHOENIXレーベルから現代曲を、トランペット奏者ラインホル
トと共演した作品をリリースし、オルガン・マニアの熱い視線を浴びていまし
た彼女ですが、このアルバムでも、ヴィドール以外は全て、オーケストラ作品
からの編曲もの。楽器の可能性を存分に発揮した素晴らしい音の建造物を目の
当たりにすることが可能です。このアルバムにおいて権威ある ECHO賞を受賞
しています。

OC785 \1750
シネマ・コンチェルタンテ
1.ハワード・ショア(1946-):イン・ドリームズ-ロード・オブ・ザ・リングよ
り/2.エルマー・バーンスタイン(1922-2004):エイジ・オブ・イノセンス-汚
れなき情事より/3.カブリエル・ヤレド(1949-):コンヴェント・ディ・サンタ
ナ-イングリッシュ・ペイシェントより/4.エンニオ・モリコーネ(1928-):ニュ
ー・シネマ・モリコーネ組曲(オクトパス/ワンス・アポン・ア・タイム・イ
ン・アメリカ/ミッション/サッコとヴァンゼッティ/プロフェッショナル)
/5-6.ニーノ・ロータ(1911-1979):「ワルツ」「愛のテーマ」-ゴッドファー
ザーより/7.ヤン・ティルセン(1970-):アメリ-テーマ/8.エンヤ(1961-):
メイ・イット・ビー-ロード・オブ・ザ・リングより/9.ニキ・ライザー
(1958-):ビヨンド・サイレンス/10.ナイジェル・ヘス(1953-):ラヴェンダー
の咲く庭で-テーマ/11.エンニオ・モリコーネ:レディ・カリフ-テーマ/
12.ロン・ゴッドウィン(1925-2003):ミス・マープル-テーマ/13.ルイス・
バカロフ(1933-):イル・ボスティーノ-テーマ/14.ヘンリー・マンシーニ
(1924-1994):ピンクの豹-メイン・テーマ/15.マティアス・ケラー(1956-):
Elise goes to Hollywood-テーマ
演奏:ウルリヒ・ヘルケンホフ(パン・フルート)
マンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団
フランク・ツァッハー(指揮)
録音 2010年9月29日-10月1日 マンハイム 聖ヨハネス教会
パン・フルートの音色は、なぜか胸をくすぐるものがあります。そんな素朴で
郷愁に満ちた楽器で奏される「映画音楽集」。ここで魅力ある演奏を聴かせる
のは、ドイツで最も有名なパン・フルート奏者であるヘルケンホフです。ヨー
ロッパでは10枚以上のソロ・アルバムをリリースし、多くのアーティストとの
コラボレーションでも知られています。またモリコーネも彼を高く評価してい
て、自身のコンサートにも招いているほどです。今作は、最近の映画からの
名曲を、名編曲家マティアス・ケラーが曲に最もふさわしい形に再創造したも
のです。ケラーのオリジナル作品である最終トラックの「Elise goes to
Hollywood」は、ベートーヴェンの「エリーゼのために」が原曲。こちらは弦
楽合奏曲です。ハリウッドを訪れたエリーゼがヤナーチェク風の衣装を纏い、
ワルツを踊る。そんな曲です。

OC819 \2080
ロベルト&クララ・シューマン:歌曲集
1-16.ロベルト・シューマン(1810-1856):詩人の恋 Op.48
17.クララ・シューマン(1819-1896):彼らは愛し合っていた Op.13-2
18.クララ・シューマン:僕は暗い夢の中にいた Op.13-1
19.クララ・シューマン:ローレライ
20-28.ロベルト・シューマン:リーダークライス Op.24
マクシミリアン・シュミット(テノール)
ゲロルト・フーバー(ピアノ)
録音 2010年5月4-7日 フランクフルト フェストブルク教会
若きテノール、マクシミリアン・シュミットによる瑞々しいシューマン夫妻の
歌曲集です。ドイツで人気急上昇中(特に古楽演奏ではひっぱりだこ)の彼は、
レーゲンスブルクの少年合唱団で最初の音楽トレーニングをうけ、1999年には
ベルリン芸術大学でアンケ・エッガース教授の下で声楽を学びました。2005年
と2006年にはバイエルンの国立オペラのマスタークラスでアン・マレーとロベ
ルト・D・スミスに師事し、オペラにも出演するようになります。コンサート
歌手としてもレパートリーを深め、ハーディングやマンゼを始めとした大指揮
者と共演を果たしています。ここではシューマンの溢れるようなロマンティシ
ズムを極めつけの美声で朗々と歌いこなし、新たな可能性を示唆します。伴奏
はゲルハーエルとの共演で世界的名声を獲得したフーバーです。

OC782 \1750
ハイドン:チェロ協奏曲集
1-3.ハイドン(1732-1809):チェロ協奏曲 第1番ハ長調 Hob.VIIb-1
4-6.ハイドン:チェロ協奏曲 第2番ニ長調 Hob.VIIb-2
7-9.ヴァイオリン協奏曲第4番ト長調 Hob.VIIa-4
(ウェン=シン・ヤン編によるチェロ版)」
ウェン=シン・ヤン(チェロ)
アカデミア・ダルキ・ボルツァーノ
ゲオルク・エガー(コンサートマスター)
録音 2010年8月9-13日
レンクムース フェラインスハウス“ペーター・マイール”
このチェリスト、ウェン=シン・ヤンも古典から現代の幅広いレパートリーを
持つ人です。彼はスイスのベルンに生まれた台湾系で、シューリヒとベルリン
で学び、24歳の時にバイエルン放送交響楽団の首席チェリストとなりました。
1991年のジュネーブ国際音楽コンクールで1位を受賞後、その後、ソリストと
して世界中のオーケストラと共演し、多くの作品を演奏しています。このアル
バムでは、彼が恐るべし超絶技巧を駆使して、指揮者なしのアンサンブル(コ
ンサートマスターはゲオルグ・エガー)アカデミア・ダルキ・ボルツァーノと
丁々発止の演奏を繰り広げます。彼自身の編曲による「ヴァイオリン協奏曲」
も、ため息のでるような素晴らしさです。

OC783 \1750
J.S.バッハ(1685-1750):カンタータ集
1-5.カンタータ第131番「深き淵より、主よ、われ汝に呼ばわる」BWV.131
6-10.カンタータ第182番「天の王よ、よくぞ来ませり」BWV.182
(ワイマール初稿版)
レジーネ・ユルダ(メゾ・ソプラノ)/マクシミリアン・キーナー(テノール)
フランツ・シュレヒト(バス)/ミュンヘン・アルチス=ヴォーカリステン
アルパ・フェスタンテ・バロック管弦楽団(ピリオド楽器使用)
トーマス・グロッパー(指揮)
録音 2010年4月30日-5月2日 ミュンヘン ゼントリンク、ヒンメルファーツ教会
ミュンヘンの劇場・音楽アカデミーのおよそ50人の学生たちをメンバーとする
「ミュンヘン・アルチス=ヴォーカリステン」はミュンヘンやバイエルンの声
楽付き演奏会で大活躍中。このアルバムでもぞくぞくするばかりの歌声を披露
しています。このアルバムにはバッハの2つの初期カンタータを収録。BWV131
は恐らく最も早いカンタータと言われ、1707年に作曲されました。用途は不明
ですが、当時のバッハの任地であったミュールハウゼンは、その少し前に大火
にあっていて、7月に神を鎮めるための礼拝が行われ、そのために書かれたも
のという説もあります。聖書の詩篇 130番の全編ををテキストとして用い、
途中に懺悔をテーマとするコラールを挟みこむなど、工夫の凝らされた曲と
なっています。BWV182はワイマールの宮廷楽師長に就任したばかりの 1714年
の作品です。月に1作、カンタータを演奏することを義務つけられたバッハの
気合いの入った作品です。

OC787 \1750
ブラームス(1833-1897):ドイツ・レクィエム Op.45
ルート・ツィーザク(ソプラノ)/コンラッド・ジャーノット(バリトン)
フリーデマン・ヴィンクルホーファー(オルガン)
ミュンヘン・バッハ合唱団/ミュンヘン放送管弦楽団
ハンスイェルク・アルブレヒト(指揮)
2010年9月25日ライヴ録音 ミュンヘン ガスタイク・ホール
2010年9月25日に、ドミニク・ブルンナー財団が主催したコンサートのライヴ
録音です。その1年前にミュンヘンで起こった暴行事件の被害者ブルンナー氏
(駅で強請られていた子どもたちを守ろうとし、2人の犯人に殺害された)の勇
敢な行為を記念して開催された演奏会。ここで選ばれたのはブラームスの「ド
イツ・レクイエム」でした。普通のレクイエムのように死者だけを悼むのでは
なく、全ての人々の上に平等に訪れる死に対しての、尊厳と心の平安を聴き手
に意識させるために、これ以上ふさわしい曲目はありません。この演奏では、
スコア上「任意で追加してもよい」とされるオルガンも加わり、その響きに更
なる深みを与えています。感動的な名演です。

OC781 2枚組 \3050
J.S.バッハ(1685-1750):パルティータ集 BWV.825-830
イルマ・イサカーゼ(ピアノ)
録音 2010年3月21-23日、5月3-5日 バイエルン放送 第2スタジオ
前作「ゴルトベルク変奏曲」(OC628)で「グールドの再来か?」と称されたグ
ルジア生まれの若手ピアニスト、イルマ・イサカーゼのバッハ第2弾です。若
手ピアニストが出現してバッハを弾くと、どうしてもグールドと比較してしま
いがちですが、彼女は自らの世界を構築することに熱心です。ここでも1曲1曲
を磨き上げ、音に宝石のような輝きを載せて聴かせます。「パルティータ」と
は、17世紀にはほとんど「変奏曲」と同じ意味であったジャンルですが、18世
紀になると、舞曲と変奏曲の境が曖昧になり、「統一の主題と気分を持った組
曲」という意味合いに変化したもので、このバッハの作品も大きな舞曲集に近
いものと言えるでしょう。そんな曲集を彼女は丁寧に音にしていきます。ゆっ
たりとした曲の叙情性がたまりません。

OC821 \2080
シューベルト(1797-1828):歌曲集「冬の旅」D911
コンラッド・ジャーノット(バリトン)
アルクサンダー・シュマルツ(ピアノ)
録音 2009年10月6-9日 クララ=ヴィーク・アウディトリアム
以前は、女声のための歌である「ヴェーゼンドンクの 5つの歌」や「4つの最
後の歌」、ラヴェルの「シェエラザード」など、珍しいレパートリーを好んで
歌っていたジャーノットですが、最近は「水車小屋の娘」などオーソドックス
な曲も次々とこなしています。そんな彼、この「冬の旅」では一層深化した歌
唱を聴かせています。第1曲の「おやすみ」から聴いたこともないほどにゆっく
りとした歩みは、これ以上この世界に浸ることを真っ向から拒否しているかの
ような冷徹さを持っていますが、美しい声の誘惑は、その先に待つ「甘き眠り」
の世界をも示唆しています。曲が進むたびに立ち止まって考えたくなるような
厳しい歌曲集です。菩提樹の下でまどろんでしまうと、もう戻れなくなること
必至でしょう。

OC912 2枚組 \3050
ヴェルナー・エック(1901-1983):歌劇「検察官」(全曲)
エックへのインタビュー(1956年9月28日収録…聴き手ハンス・カンマイヤー)
エックへのインタビュー(1976年5月19日収録…聴き手クラウス・アダム)
フレスタコフ…ダグラス・ナスラーヴィ(テノール)
オシップ…ニコライ・ガルキン(バス)/町長…ミハエル・ドリーズ(バリトン)
アンナ…ジャネット・ウォーカー(メゾ・ソプラノ)
マリア…コーネリア・ツィンク(ソプラノ)
ボブチンスキー…ニコラ・ダーヴィット(テノール)
ドブチンスキー…フェリペ・ペイロ(テノール)
ハンス・ノルベルト・ビールマイアー(指揮)
アウグスブルク・フィルハーモニー管弦楽団
2001年3月8-10日、アウグスブルク劇場
OC222(生産中止)からの、再発売となります。CD2はエンハンスト仕様。エック
のバイオグラフィなどが収録されています(以前ここに収録されていたインタ
ヴューは CD2に収録)。ニコライ・ゴーゴリの 5幕からなる喜劇「検察官」
(査察官とも)によるヴェルナー・エックのオペラです。初演は1957年。ロシア
帝政時代の賄賂や悪行がはびこる小さな町に起こる騒動を描いた作品です。
町長を含め、誰もが悪行に手を染めている町に密命を帯びた検察官がやってく
るという噂がたったから、さあ大変。宿屋に泊っている「その人物らしき」
フレスタコフを皆で徹底的にもてなし、口封じを図るのですが・・・。粗筋は
おいておくとして、この付けられた音楽が実に愉快です。村人たちの姦計の
場面、フレスタコフの悪ノリする場面、その他、めまぐるしく表情を変える音
楽をお聴きください。もちろんロシア的な雰囲気もたっぷり。ショスタコー
ヴィチやストラヴィンスキーの好きな方なら、間違いなくつぼにはまる作品で
しょう。

OC775 \1750
ヴァリエーション
1-10.モーツァルト(1756-1791):デュポールのメヌエットによる 9つの変奏曲
ニ長調 K573
11.ベートーヴェン(1770-1827):創作主題による 32の変奏曲ハ短調 WoO.80
12.シューマン(1810-1856):アベッグ変奏曲 Op.1
13.シューベルト(1797-1828):即興曲 変ロ長調 D935-3
14.メンデルスゾーン(1809-1847):厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54
15.ショパン(1810-1849):子守歌 変ニ長調 Op.57
アレハンドロ・ピコ=レオニス(ピアノ)
録音 2009年4月22-23日 ベルリン テルデック・スタジオ
変奏曲形式で書かれた作品を集めた1枚です。モーツァルトからショパンまで、
小さな作品がパッチワークのように大きな流れを形成していく様を眺めること
ができるでしょう。1789年に書かれたモーツァルトの曲の整った形式、ベート
ーヴェンに新しい音楽への探求心、そしてシューマンが20歳の時に書いた実験
的な作品(音名を曲に執拗に織り込むこと)、メンデルスゾーンの「厳格」とい
いながらも溢れるロマンティックさ、シューベルトの「即興的」な変奏曲。そ
して最後に置かれたショパン(1843年に作曲)では、左手の音形を変えずに右手
のメロディだけを変化させるという手法。およそ50年くらいの年代の違いでこ
れほどまでに時代は変遷していきました。これらを演奏するのは、スペイン、
アリカンテ生まれのピアニスト、
レハンドロ・ピコ=レオニス。アリシア・デ・ラローチャに学び、その後ニュ
ーヨークへ渡り、2002年にカーネギー・ホール・デビューを果たした逸材です。

OC768 \1750
マーラー(1860-1911):交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」
リカルダ・メルベス(ソプラノ)
エルザ・ファン・デン・ヘーヴァー(ソプラノ)
エリザベータ・マリン(ソプラノ)/ステラ・グリゴリアン(アルト)
ジェーン・ヘンシェル(アルト)/ヨハン・ボータ(テノール)
ボアズ・ダニエル(バリトン)/ユン・クヮンチュル(バス)
ウィーン・ジングアカデミー
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団/ウィーン少年合唱団
ウィーン放送交響楽団
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
録音 2010年3月ウィーン、コンチェルトハウス大ホール
パリ生まれの指揮者ベルトランド・ド・ビリー。最近は専らベートーヴェン指
揮者として名を馳せていますが、新作はマーラーの交響曲8番という大物です。
ベートーヴェンでもドヴォルザークなどは、どちらかというと「さっぱり目」
の味付けで曲を聴かせるド・ビリーですが、一転ワーグナーなどでは濃厚な響
きを前面に押し出す彼。ここでも、今現在考えられる名歌手を総動員して、
管弦楽、合唱団も交え、最上の音色を創り上げています。




<CLASSIC ARCHIVE>
CA038-2 \1750
1-4.ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」(トラック 1は拍手)
5.スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ニ長調 L.461
6.スカルラッティ:ソナタ ハ短調 L.352
7.スカルラッティ:ソナタ ロ短調 L.449
8.モンポウ:歌と踊り 第6番から「歌」
9.ショパン(1810-1849):ワルツ 第17番 変ホ長調 遺作
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
ローマ・イタリア放送交響楽団
マッシーモ・フレッチャ(指揮)
録音 モノラル
1959年12月2日ローマ RAIオーディトリアム…1-4
1949年ナポリスタジオ(詳細不明)…5-7
1959年9月9日アレッツォ アウラ・ディ・パラッツォ・プレトリオ…8-9
TAHRAレーベルからも発売されているミケランジェリ 1959年12月12日「皇帝」
のライヴ録音です。ミケランジェリ特有の粒立ちの良い明るい音色が巧く捉え
られている録音です。攻撃的とも思えるフレッチャの棒も魅力的です。彼が生
涯愛した「皇帝」の革新的な姿がここにあります。同時収録の小品も貴重なも
のばかりで商業盤としては初出になります。スカルラッティの 3曲は 1949年
の録音。想像以上のクリアな音で、流麗闊達な音楽が目の前に立ち現れます。
モンポウの歌は「歌と踊り」第6番より歌のみですが、TESTAMENT盤の演奏とは
違うものです。ミケランジェリが生涯愛した作品の数々をお聴きください。
なお、オリジナル・テープに起因すると思われるノイズ、編集ミスと思われる
個所があります。ご了承ください。

<Accord>
4764269 11枚組 \7450
ダブル・フェイス
CD1-2:J.S.バッハ
平均律クラヴィーア曲集第1巻BWV.846-869 
CD3-4:ベートーヴェン
ピアノ・ソナタ第14番《月光》Op.27/同 第21番《ワルトシュタイン》Op.53
同 第23番《熱情》/同 第29番《ハンマークラヴィーア》/同 第32番
CD5:シューマン
謝肉祭Op.9/交響的練習曲Op.13/蝶々Op.2
CD6:フォーレ
優しい歌Op.61/20のメロディ第2巻/夢のあとにOp.7‐1
CD7:スクリャービン
練習曲Op.8
CD8:リゲティ&ラヴィナス
ピアノのための練習曲集
CD9:レヴィナス
弦楽四重奏曲第1番/からみあう文字II/翼の挫傷
アルシスとテシス、または息の歌/アラゴン
CD10:レヴィナス
豪華な食事のための序曲/レ・リール・ドゥ・ジル
ピアノ・スペースのための協奏曲第2番/クロヴ・エ・アム
コントルポアン・イレーエル
CD11:レヴィナス
鳥の会議
ミカエル・レヴィナス(ピアノ)他
1949年生まれのフランス人作曲家&ピアニストのミカエル・レヴィナスは、
著名な倫理学者エマニュエル・レヴィナスを父に持ち、パリ国立高等音楽院の
メシアンの分析クラスにて学んだ後、アンサンブル・イティネレールを設立し
て、スペクトル音楽の方向性の確立に大きな役割を果たしました。また彼は、
ピアニストとしても第一級の腕前を誇り、古典から近現代音楽に至る幅広いレ
パートリーを取り上げています。当盤には、彼の代表盤として名高いバッハの
平均律クラヴィーア、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ、スクリャービンやリ
ゲティのの練習曲集を網羅的に収録。また、作曲家としての彼の代表作も幅広
く収録することで二つの才能を一度に垣間見ることができる内容になっている
ため、ファン必携なのはもちろん、レヴィナス入門にも最適です。

4764277 2枚組 \2950
レハール:歌劇《フリーデリケ》全3幕
ニコラ・ベラー・カーボーン、ミリヤム・ノイルラー、
オリヴィア・ドレイ(ソプラノ)マリアンヌ・クレバッサ、
ベアトリス・パリー(メゾ・ソプラノ)マリウス・ブレンチウ、
イヴ・セレンス、ジョアンナ・マレフスキ(テノール) 
エロディ・ビュイソン(語り) 
モンペリエ国立管弦楽団 
指揮:ローレンス・フォスター
録音:2009年7月 モンペリエ
ラジオ・フランスが埋もれた名作オペラに当てるシリーズの第25弾としてモン
ペリエで上演されたレハール《フリーデリケ》。修業時代のゲーテの実話に基
づいた全3幕のジンクシュピールです。あらすじは、ゲーテがストラスブール
近郊の村ゼーゼンハイムで出会った美しい娘フリーデリケ・ブリオンと激しく
愛し合うも、彼が出世してワイマール宮廷に赴くためには独身であることが条
件だったため、2人は泣く泣く別離を選択するという悲恋物語。彼女は一生独
身で過ごし、ゲーテも彼女を捨てたことを一生悔やんだと言われています。
『ファウスト』のグレートヒェンのモデルと言われるフリーデリケの悲恋を
上品に歌い上げた本作は、笑いの中に胸が疼くような悲しみを秘めてるのが
魅力。日本でもおなじみの名匠ローレンス・フォスターの指揮でどうぞ!




<ECM>
4763827 \2180
ツェートマイヤー&キリウス/マント・アンド・マドリガルズ
1.ライナー・キリウス:オ・ミン・フラスカン・フリオラ
2.ジャチント・シェルシ:マント
3.ハインツ・ホリガー:3つのスケッチ
4.バルトーク:2台のヴァイオリンのための二重奏曲
5.スカルコッタス:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲
6.ピーター・マックスウェル・デイヴィス:ミッドハウス・エア
7.マルティヌー:3つのマドリガル
8.ヨハンネス・ニード:ツガベ
トーマス・ツェートマイヤー(ヴァイオリン) 
ルース・キリウス(ヴィオラ)
録音:2009年6月29-30日 DRSラジオスタジオ、チューリヒ
公私共にパートナーであるツェートマイヤーとキリウスの天才夫妻デュオに
よる多彩な現代音楽旅行アルバム。マンハイムで行われたECM40周年記念フェ
スティヴァルにおいて、彼らが披露した多彩なレパートリーの中核を選りす
ぐったラインナップで、評論筋からも高い評価を得た折り紙つきの1枚です。
シェルシの神秘的な《マント》、バルトークの初期傑作の一つとして名高い
《2台のヴァイオリンのための二重奏曲》、シェーンベルクの弟子であるギリ
シア人作曲家スカルコッタス、マルティヌーの遊び心に満ちた《3つのマドリ
ガル》、そしてハインツ・ホリガーがツェートマイヤーとキリウスに捧げた
《3つのスケッチ》など、現代音楽ファン必聴の聴きどころが満載です!

4764215 \2180
トリオ・メディーヴァル/ウースターの聖母ミサ
1.サルヴェ・サンクタ・パーレンス/2.キリエ/3.グローリア
4.ムンダ・マリア/5.スポンサ・レクトリス・オムニウム
6.オ・スポンサ・デイ・エレクタ/7.オ・マリア・ヴィルゴ・ピア
8 べネディクタ/9.クレド/10.フェリックス・ナムク
11.サルヴェ・ローザ・フローラム/12.グラータ・ユヴェンクラ
13.インヴィオラータ・インテグラ・マター
14.デ・スーペルニス・セディバス/15.ダルシフラ・ツア・メモリア
16.サンクトゥス/17.アニュス・デイ/18.ベアータ・ヴィスセラ
19.アルマ・デイ・ゲニ トリックス/20.べネディカムス・ドミノ
トリオ・メディーヴァル
録音:2010年2月3-5日 ザンクト・ゲロルト修道院、オーストリア
1997年にオスロで結成された女声アカペラ・グループ、トリオ・メディイー
ヴァルは、その澄みきった幻想的なハーモニーで多くの人々を魅了し続けて
おり。 古くからノルウェーに伝わるバラードから現代曲に至るまで、幅広い
レパートリーを驚くべき歌唱力で歌い上げます。当盤には、昨年12月に行わ
れた待望の来日公演でも好評を博した《ウースターの聖母ミサ》を収録。
ノルマン・コンクエストによる教会再編を免れたイングランド・ウースター
のベネディクト修道院に13世紀から伝わる聖母讃歌のほか、グレゴリオ聖歌
やギャビン・ブライヤーズなども自由に織り交ぜた、精妙で美しい祈りの調
べをお届けします。




<MD+G>
30716832 \2080
ハイドン:弦楽四重奏曲集Vol.3
1.弦楽四重奏曲第78番変ロ長調Op.76-4《日の出》
2. 同 第77番ハ長調Op.76-3《皇帝》
3. 同 第76番ニ短調Op.76-2《五度》
ライプツィヒ弦楽四重奏団
録音:2009年11月4-6日 マリエンミュンスター修道院
世界最古のシンフォニー・オーケストラである名門ライプツィヒ・ゲヴァン
トハウス管弦楽団の首席奏者たちが1988年に結成した当団は、55人の作曲家
による約200曲をレパートリーに持ち、録音も30枚以上残している名門中の名
門です。んな彼らが満を持して挑むハイドン全集の第2弾が待望のリリースと
なります。収録曲は、1797年にエルデーディ伯爵の依頼で作られ、同伯爵に
献呈されたため「エルデーディ四重奏曲」と呼ばれている6曲から選りすぐっ
た3曲。ハイドンの弦楽四重奏曲の中でも最もよく演奏される3曲を正統派の
名演でご堪能ください。

34216852 \2080
ウィーン・ピアノ・トリオ・ライヴ!
1.ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調Op.11《街の歌》
2.ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調
3.シューマン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.63
ウィーン・ピアノ・トリオ
録音:2010年8月29日 マリエンミュンスター修道院
約20年間に渡って世界第一級のピアノ・トリオとして活躍するウィーン・ピ
アノ・トリオ。多彩なレパートリーを誇る彼らが、2010年8月に行って高い評
価を得たライヴをお届けします。ピアノ・トリオの金字塔として名高い3曲を、
持ち前の優美で隅々までよく練り上げられた名演でどうぞ!

94716816(SACD-Hybrid) \2950
シューマン:ピアノ作品集
1.幻想曲ハ長調Op.17
2.ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調
ジン・ジュ(ピアノ)
録音:2010年8月25-26日 マリエンミュンスター修道院
チャイコフスキー国際、エリザベート王妃国際など、世界の名だたるコンクー
ルで活躍し、中国期待の若手女流ピアニストとして活躍の幅を広げているジ
ン・ジュ。、《クライスレリアーナ》等と並び、彼のロマン主義志向が顕著
に現れた初期傑作の一つ《幻想曲》とシューマンが初めてソナタ形式の大作
に挑んだ《ソナタ第1番》をカップリングして、両作品の作風にふさわしい
若々しく充実した名演を繰り広げています。

90116336(SACD-Hybrid) \2950
シューベルト:劇付随音楽《ロザムンデ》D.797
セレーナ・マルフィ(アルト)
シュヴァイツァー室内合唱団
ムジークコレギウム・ヴィンタートゥーア
指揮:ダグラス・ボイド
録音:2010年10月5-8日 
ヴィンタートゥーア
イギリスのグラスゴー出身で、ヨーロッパ室内管の設立メンバーの一人とし
て2002年まで首席オーボエ奏者を務めていたが、現在は指揮者として活躍す
る若き名匠ダグラス・ボイド。マンチェスター・カメラータの音楽監督とし
て、同団をイギリスで最も優良なオーケストラの一つに育て上げた手腕を評
価され、2009-10シーズンより、スイスのヴィンタートゥーア・ムジークコレ
ギウムの首席指揮者に就任しました。当盤に収録されたシューベルト《ロザ
ムンデ》でも、その明快で活気に満ち溢れた音楽性を存分に活かし、強い金
管の出だしも、叙情的な弦楽パートも、情感豊かに歌い上げています。

324872 \2080
ルイ=フランソワ・ドープラ:ホルンのための大六重奏曲
デトモルト・ホルニステン
録音:1982年 マルティン・ルター教会、デトモルト
ルイ=フランソワ・ドープラ(1781-1868)は、パリ生まれのフランスの名ホルン
奏者で、ホルン音楽の作曲家。パリ・コンセルヴァトワールの教師も務めた
当時のホルンの権威で、数多くの演奏家や、ガレなど優秀な作曲家を指導し
たことでも知られています。そのドープラの最も有名な作品にあたるのが、
この《大六重奏曲》。ドイツを代表するホルン・アンサンブル、デトモルダ
ー・ホルニステンによる優雅なロココ調のサウンドをたっぷりお楽しみくだ
さい。




<FONE>
FONE 34LP \5180
結成60周年を記念した珠玉のアナログ盤
200g 33回転 日本プレス 重量盤LP
イ・ムジチ合奏団/ペルゴレージ時代のコンチェルト&フォリー集
SIDE‐A
1.ジェミニアーニ:合奏協奏曲第12番ニ短調《ラ・フォリア》
2.ペルゴレージ:
ヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲変ロ長調 -第1楽章
SIDE‐B
1.ペルゴレージ:
ヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲変ロ長調 -第2&3楽章
2.ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調RV.208《グロッソ・モグール》
イ・ムジチ合奏団
録音:2009年8月12-14日 カプラローラ
1952年にローマ聖チェチーリア音楽院の卒業生12名が集まって結成した名門
イ・ムジチ合奏団が、2012年に結成60周年を迎えるのを記念して制作した珠玉
のアナログ盤。ジェミニアーニ、ペルゴレージ、ヴィヴァルディという、彼ら
の中核レパートリーをなす作曲家たちの傑作を集めて、イ・ムジチ特有のよく
歌い流れる しかも精緻にして正攻法の名演を聴かせてくれます。

FONE 073GD(ゴールドCD) \2950
FONE 71(通常CD) \2080
1.ピアソラ:3つの前奏曲
2.ツィポーリ:トッカータ
3.ヒナステラ:ピアノ・ソナタ第1番Op.22
4.スクリャービン:左手のための夜想曲Op.9-2
5.ラフマニノフ:非歌Op.3‐1
6. 同:3つの前奏曲(Op.3‐2/Op.23‐6/Op.23‐5)
7.アルベニス:グラナダOp.47‐1
スザンヌ・ウッソン(ピアノ)
当レーベルを代表するピアニストだったスザンヌ・ウッソンの復帰を祝う超
絶技巧名曲集。ヴォルテッラの歴史的なペルシオ・フランコ劇場のすばらし
い音響とも相まって、華麗な名演がたっぷり楽しめます。ゴールドCDと、シ
ニョリッチCDの2タイトルでのリリースです。

FONE 72 \2080
1.シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調Op. 9
2.クライスラー:フランクールのスタイルによるシチリアーノとリゴードン
3.プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調Op.80
4.パガニーニ(クライスラー編):ラ・カンパネッラ
モーカン・ラザレヴィッチ(ヴァイオリン)
スザンヌ・ウッソン(ピアノ)
優美な音色が魅力のヴァイオリニスト・ラザレヴィッチと 超絶技巧ピアニ
スト・ウッソンの名コンビによる、シマノフスキをはじめとしたヴァイオリ
ン名曲集です。(Signoricci CD)




<Kleos>
KL 5155 \2080
チャールズ・シュリューター/ステートメンツ
1.ルース・ロモン:オデッセイ
2.コープランド:静かな都会
3.ヴィンセント・パーシケッティ:不誠実な人々
4.ノーマン・ボルター:オン・ザ・カスプ
5.アラン・ホヴァネス:聖グレゴリーの祈り
6.リチャード・ピースリー:ナイト・ソングズ
7.アルベルト・ティベリオ:ステートメンツ
チャールズ・シュリューター(トランペット)
バークシャー室内管弦楽団 
指揮:ローランド・フェルドマン(1-3、5-7) 
フリークエンシー・バンド 
指揮:ノーマン・ボルター(4)
録音:2010年8月6-8日 
トンプソン・メモリアル・チャペ
マサチューセッツ州ウィリアムズタウン(1-3、5-7)
2004年6月1日 ニューイングランド音楽院・ジョーダン・ホール、
ボストン(4)
名門ボストン交響楽団の首席トランペット奏者として長年に渡って活躍し、
先年惜しまれつつ引退したチャールズ・シュリューターの注目のソロ盤。
20世紀生まれの7人のアメリカ人作曲家の傑作を一堂に集め、今なお衰えぬ
パワフルかつ洗練された妙技を聴かせてくれます。今回が世界初録音となる
《オデッセイ》《オン・ザ・カスプ》《ステートメンツ》、とりわけ作曲者
が伴奏指揮を務めた《オン・ザ・カスプ》は要注目です。

KL 5156 \2080
ジョン・アレイ/オータム
1.ジョン・スティーヴンス:トランペットとピアノのためのソナタ
2.アンリ・セニー:コンチェルティーノ
3.エリック・エヴァゼン:…トゥ・キャスト・ア・シャドウ・アゲイン
4.ジョン・スティーヴンス:
金管五重奏のための交響曲《季節》(フリューゲルホルン&ピアノ版)
5.ジェイムズ・スティーヴンソンIII世:
トランペットとピアノのためのソナタ"
ジョン・アレイ(トランペット) マルタ・フィッシャー(ピアノ)
ポール・ロウ(バリトン)
録音:2009年 ウィスコンシン大学マディソン校・ミルズ・コンサートホール
1985年からウィスコンシン大学マディソン校でテューバとユーフォニアムの
教授を務めるジョン・アレイ。教師、オーケストラ、室内楽、ソロ、ジャズ
等々、マルチな才能に恵まれ、作曲や編曲の分野でも活躍する彼の才能が遺
憾なく発揮された1枚です。




<BAYER>
BR 100371(SACD-Hybrid) \2180
シンプリー・ストリングス
1.バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメントSz.113
2.ヤナーチェク:弦楽のための組曲
3.シベリウス:弦楽のための即興曲(原曲:Op.5‐5&6)
4.ブリテン:シンプル・シンフォニーOp.4
ヴュルテンベルク室内管弦楽団
指揮:ルーベン・ガザリアン
録音:2009-2010年
1971年、アルメニア生まれのルーベン・ガザリアンは、ヴァイオリニストとし
て活躍した後、2002年よりヴュルテンベルク室内管弦楽団の指揮者を務め、
ヨーロッパ各地のオーケストラにも客演。「ヤング・バーンスタイン」と評
される期待の若手指揮者です。そんな彼らの最新盤には、ヴァイオリニスト
出身の彼ならではの20世紀弦楽オーケストラ作品を4曲収録。シンプルで美し
い弦楽の調べをお楽しみください!

BR 100372 \2080
ハルモニカ・カエレスティス
1.J.S.バッハ:
カンタータ第21番《我が心に憂い多かりき》BWV.21-シンフォニア
2. 同:オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ハ短調(原曲:BWV.1060)
3. 同:オーボエ・ダ・モーレ協奏曲イ長調 BWV.1055
4.モーツァルト:《ツィアーデ》-やすらかににお休み、私の愛しい命よ
5. 同:オーボエ協奏曲ハ長調K.314
ラヨシュ・レンチェス(オーボエ)
ミラ・ゲオルギエヴァ(ヴァイオリン)
シュトゥットガルト放送交響楽団員 
ブダペスト・ストリングス ヴュルテンベルク室内管弦楽団 
指揮:イェルク・フェルバー
録音:1991年&2010年
現代屈指のオーボエ奏者、レンチェス(レンチェシュ)は1943年ハンガリーの
ドログで生まれ、ブダペスト音楽院とパリ音楽院で学びました。その後1968
年ジュネーヴ国際コンクールで優勝し、世界の舞台に踏み出します。現在彼
はシュトゥットガルト放送交響楽団のメンバーでもあるのと同時に、ソリス
トとして世界各地で公演を行い、バロックから現代曲におよぶ幅広いレパー
トリーで数多くのCD録音でも高い評価を得ています。当盤には、J.S.バッハ
とモーツァルトの名作を5曲収録。名手ならではの精緻かつ伸びやかな至芸
をお楽しみいただけます。

BR 100381(SACD-Hybrid) 5枚組 \6350
ベートーヴェン交響曲全集
クラウディア・バラインスキー(ソプラノ)クリスタ・マイヤー(アルト)
トーマス・マイケル・アレン(テノール)コンラート・ヤルノット(バリトン)
ルートヴィヒスブルク・シュロス祝祭合唱団
ヴュルテンベルク室内管弦楽団
指揮:ルーベン・ガザリアン
録音:2010年
1971年、アルメニア生まれのルーベン・ガザリアンは、ヴァイオリニストと
して活躍した後、2002年よりヴュルテンベルク室内管弦楽団の指揮者を務め、
ヨーロッパ各地のオーケストラにも客演。「ヤング・バーンスタイン」と評
される期待の若手指揮者です。そんな彼らが満を持して贈るこのベートー
ヴェンの交響曲全集は、2010年6月に行われたヴュルテンベルク室内管の創立
50周年記念演奏会における白熱のライヴ録音です。




<ARION>
ARN 60807 \2180
ルノアール-ミュージカル・インプレッションズ
1.ワルトトイフェル:グランヴィテスOp.146
2.オッフェンバック:《行商人》によるデュオ
3.シャブリエ:幸福の島/4.マンブレ:友達の2人
5.シャブリエ:おどけた行列/6.同:ジャンヌに寄せる歌
7.C.スミス:スミソニアン/8.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
9.フォーレ:ピアノ五重奏曲第1番ニ短調Op.89-第1楽章
10.フォーレ:月の光/11.ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
12.ラヴェル:ラ・ヴァルス
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クルト・リーデル(1) 
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:デヴィッド・ガルフォース(12)
フランク・ルゲリネル(3、6:バリトン)
ティエリー・コーエンズ(2、4、7:コルネット・ア・ピストン)
ミシェル・ベッケ(2、4、7:トロンボーン)
アレクサンドル・タロー、アレクサンダー・マッジャー(5:ピアノ)
テレーズ・デュソー(8:ピアノ)フランソワ・シャプラン(11:ピアノ)
イレーネ・アイトフ(3、6:ピアノ)ブリュノ・フォンテーヌ(2、4、7:ピアノ)
2009年9月から2010年5月にかけて、パリ、ロサンゼルス、フィラデルフィア
の3都市で行われたルノワール絵画展のために作られた公式CD。繊細かつ豊麗
な作風で知られるルノワールの名画を彷彿とさせる12曲を、アレクサンドル
・タローやミシェル・ベッケなど第一級の名演でどうぞ!

ARN 68795 \2180
ショーソン:
1.弦楽四重奏曲ハ短調Op.35
2.ヴィオラとピアノのための小品ハ長調Op.39
3.ピアノ五重奏曲イ長調Op.30
エリシーン・カルテット(1) ロラン・ヴェルネイ(2:ヴィオラ) 
クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ) ガブリエル・タッキーノ(3:ピアノ) 
アテネウム・エネスコ弦楽四重奏団(3)
2009年のショーソン没後110年を記念した注目盤。作曲者の美しい傑作として
名高いピアノ四重奏曲と弦楽四重奏曲をカップリングした1枚です。また、そ
の間に、近年評価を高めているクレール=マリ・ル・ゲがピアノを弾く作品
39の小品が挟まれているのも聴きどころです。

ARN 268793 2枚組 \2950
R.シュトラウス:管楽のための室内楽作品全集
CD1
1.16管楽器のためのソナチネ《傷病兵の仕事場から》
2.13管楽器のための組曲変ロ長調Op.4
CD2
1.13管楽器のためのセレナードOp.7
2.管楽器のための交響曲変ホ長調《楽しい仕事場》
パリ警視庁音楽隊
指揮:デジレ・ドンディーヌ
R.シュトラウスのめずらしい管楽のための室内楽作品をすべて収録した2枚組。
フランスの名コンビ、デジレ・ドンディーヌ&パリ警視庁音楽隊の洗練され
た名演でどうぞ!ドンディーヌは1921年生まれ、1954年から四半世紀に渡っ
てパリ警視庁音楽隊を率いた名匠で、なおかつフランスを代表するクラリネ
ット奏者&教育者でもあります。

ARN 68804 \2180
パーセルのトランペット
1.W.ショア:オイゲン王子の行進曲/2.パーセル:《ボンドゥカ》-組曲
3.G.フィンガー:ソナタ/4.デュパール:ソナタ第4番
5.パーセル:シンフォニア・オブ・ジャッジメント・オブ・パリ
6.W.トップハム:ソナタ/7.パーセル:シャコンヌ ト短調
8.J.ぺジーブル:ソナタ/9.コレッリ:四重奏のためのソナタ
10.パーセル:幻想曲《グラウンドによる3声曲》
11.同:《妖精の女王》第4幕-シンフォニア
12.J.クラーク:ショアのトランペット
アンサンブル・アリアンナ
指揮:マリー=ポール・ヌヌ
1660年のチャールズ2世による王政復古で、イギリス宮廷音楽は百花繚乱の華
やぎと発展を見せるようになりました。様々な古楽作品を手がけているアン
サンブル・アリアンナによる当盤には、パーセルをはじめ、イギリス宮廷を
美しいナチュラル・トランペットで彩った名旋律を12曲収録。聴き手の感性
を瑞々しく刺激してくれる名演です。

ARN 268808 2枚組 \2950
W.F.バッハ:チェンバロ協奏曲集
CD1
1.協奏曲第1番ニ長調
2. 同  第2番ホ短調
CD2
1. 同  第3番へ短調
2. 同  第4番イ短調
ブリジット・オードブール(チェンバロ) 
ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団
指揮:クルト・リーデル
大バッハの長男ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ。並はずれた才能を持
ちながらも、その天才肌ゆえ恵まれた生涯を送ることはなかった彼ですが、
近年はその類い稀な創作が再評価されています。当盤は彼の4つの鍵盤協奏
曲を収録した2枚組で、初出時は世界初録音だったこともあり、大好評を博
しました。2010年に作曲者が生誕300周年を迎えたことで、待望の再プレス
となりました!

ARN 368813 3枚組 \4780
フランク:オルガン作品全集
CD1
1.幻想曲ハ長調/2.大交響的作品Op.17/3.前奏曲、フーガと変奏曲Op.18
4.パストラルOp.19
CD2
1.祈りOp.20/2.フィナーレOp.21/3.幻想曲Op.16/4.カンタービレ
CD3
1.大オルガンのための小品/2.コラール第1番/3. 同 第2番
4. 同 第3番
ジャン・ラングレー(オルガン)
ブルターニュ出身のフランス人作曲家で、ヴィルトゥオーゾのオルガニスト
&即興の名手としても知られたジャン・ラングレー(1907‐97)が、長年十八
番の一つとしたフランクのオルガン作品をすべて収録した豪華3枚組。パリの
聖バジリカ教会にあるカヴァイエ=コル・オルガンによる演奏で、今回が初
CD化!後期ロマン派の残り香と、先鋭的なモダニズムがみごとに調和した歴
史的名演です!

<Challenge Classics>
CC72383 7枚組 \4450
ザ・オリジナル・レコーディング1951-1966
(Disc1)
スメタナ:「売られた花嫁」序曲、ポルカ、フリアント、喜劇役者の踊り(1)
フランク:交響詩「アイオリスの人々」(2)、交響曲 ニ短調(2)
(Disc2)
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調作品67「運命」(3)、フィデリオ序曲(1)
シューベルト:交響曲 第5番 変ロ長調 D485(1)
ブラームス:大学祝典序曲作品80(1)
(Disc3)
ブルックナー:交響曲 第7番 ホ長調(3)
(Disc4)
ワーグナー:ジークフリート牧歌(4)
サン=サーンス:交響曲 第3番 ハ短調 作品78(1)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第1番 嬰へ短調 作品1(1)
(Disc5)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18(1)
フランク:プシュケ(1)
(Disc6)
ベートーヴェン:交響曲 第6番 へ長調 作品68 「田園」(3)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37(3)
(Disc7)
ベートーヴェン:トルコ行進曲 作品113(1)
ベートーヴェン:ヴァイオリンのためのロマンス 第1番、第2番(1)
シューベルト:ロザムンデ序曲 D644(1)
ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲(1)
ウェーバー:交響曲 第2番 ハ長調(1)
マイアベーア:戴冠式行進曲(1)
ウェーバー:魔弾の射手 序曲(1)
グリーグ:弦楽のための2つの悲しい旋律(1)
プロコフィエフ:行進曲 作品33 bis(1)
演奏:
ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指揮)
*オーケストラ
(1)ハーグ管弦楽団
(2)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
(3)ウィーン交響楽団
(4)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
*ピアノ:コル・デ・フロート(Disc4,5)
*ヴァイオリン:テオ・オロフ、
ヘルマン・クレバース
(Disc7)
ウィレム・ヴァン・オッテルロー(1907-1978)はオランダを代表する巨匠的指
揮者であり、ハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席指揮者を長きにわたってつ
とめ、メルボルン交響楽団、シドニー交響楽団などの首席指揮者を歴任。数多
くの名盤といわれる録音も残しています。今回は、オッテルローがDGGやフィ
リップスなどに録音したLP音源にデジタル・リマスタリングを施し、CDとして
は初出となります。決して独裁的でもショー・マン的でもなかった巨匠にとっ
て、最も重要だったのは常に「音楽」そのものでした。オッテルローのあらゆ
る作品に対する徹底した知識、さらにほとんどの大規模な作品を暗譜で指揮を
していたことはまさに伝説として有名ですが、それ以上に、オッテルローはオ
ーケストラにとっての真の指導者でした。
本新譜は、ハーグ管との録音から構成した前作(チャレンジ)よりもっと幅広い
視野で、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管など、オッテルロ
ーが指揮・録音を行った超一流のオーケストラとの貴重な音源を収録していま
す。

CC72501 \2080
ヴォーン・ウィリアムズ:合唱作品集
Come away, death (来たれ、死よ)、
Ring out your bells (リング・アウト・ユア・ベルズ)、
Love is a sickness(恋は病), Rest(休息)、
The unquiet grave(アンクワイエット・グレイブ),
Heart’s Music(心の音楽), Linden Lea(リンデン・リー),
Fain would I change that note(楽譜を変えようか)、
Alister Mc.Alpines Lament(アリスター・マッカルパインの哀歌)、
Silence and music (沈黙と音楽)
ジェラルド・フィンジ:
Three short Eligies 3つの短いエレジー
Seven poems of Robert Bridgesブリッジズによる7つの詩
クインク・ボーカル・アンサンブル
ヨーロッパを拠点として世界規模で活動するクインク・ボーカル・アンサンブ
ルは、世界のアカペラ合唱団のトップ・クラスに君臨するアンサンブルです。
そのレパートリーは多岐にわたり、ルネッサンス・バロック期の作品はもとよ
り、ロマン派、印象派そして近現代に至る幅広い作品群を演奏しています。
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)がパーセル以来のイギリス音楽史上、重
要な作曲家の一人であることは疑問の余地もありません。エルガーの登場によ
り、イギリス音楽が見直され、もてはやされる中、ヴォーン・ウィリアムズも
その主要な人物であり、この作曲家がイギリスの民族音楽をこよなく愛し、研
究したことから、ブラームスやドビュッシー、シェーンベルク、ストラヴィン
スキーといった同時代のヨーロッパの作曲家たちが「新機軸」を志向したのに
対し、ヴォーン・ウィリアムズはイギリス音楽文化の本質に忠実であり続けよ
うとしました。ヴォーン・ウィリアムズの真骨頂は新しく且つ他と異なる音楽
語法を作り上げることよりもむしろ、なじみ深い周知の要素を新しい方法で用
いることにあり、その好奇心、明晰な頭脳、音楽への献身、そしてエネルギー
によって、英国音楽史上確固たる軌跡を刻み付けました。宗教作品と共にその
合唱作品も広く愛されている作曲家です。
ヴォーン・ウィリアムズの作品と組み合わせるのは、この作曲家の友人であ
り、彼を敬愛してやまなかったジェラルド・フィンジ(1901-1956)。ヴォーン
・ウィリアムズ、エルガー、パリーを含むイギリス人作曲家の多大な影響を
受ける一方、その誰よりも「言葉」の扱いに長けていました。ヴォーン・ウィ
リアムズがより規模の大きな交響的作品を得意とした一方、フィンジはより
歌曲の作曲家といえましょう。
本ディスクは、クインクの代表作であるCDの再発売です。イギリスを代表する
作曲家による合唱作品を優れたボーカル・アンサンブルによる演奏で存分に
味わえる一枚です。

QL201002 \2080
ラフマニノフ:ピアノ連弾のための6つの小品 作品11(4手連弾)
ドビュッシー:白と黒で(2台ピアノ)
ラヴェル:ラ・ヴァルス(2台ピアノ)
スホルテス&ヤンセンス ピアノ・デュオ
レスタリ・スホルテス
グウィリム・ヤンセンス
スホルテス&ヤンセンス ピアノ・デュオは、2003年結成以来オランダ国内外
のピアノ・デュオ・コンクールで華々しい受賞暦を重ねる若き注目のアーティ
ストです。オランダ・クリスティーナ王女コンクール優勝、イスラエル・テル
・ハイ国際ピアノ・マスタークラス最優秀デュオ賞、ポーランド・ビアリスト
ック音楽院国際ピアノ・デュオ・コンクール特別賞、イタリア・IBLAグランプ
リ国際音楽コンクールラヴェル賞などを受賞。2009年カーネギーホールでデ
ビューし、「まるで指が25本か30本あるような充分なボリュームと統一感のあ
るサウンド」と絶賛されました。特に自国オランダでの活躍は著しく、アムス
テルダム・コンセルトヘボウでの権威あるフリエンデンクランス・コンクール
に優勝し、現在若く優れた才能として注目を集めています。
本CDは、オランダ放送が主催するクワトロ・ライブ・レーベルでのデビュー
盤、ラフマニノフ、ドビュッシー、ラヴェルによる珠玉のデュオ作品集です。
ラフマニノフの「ピアノ連弾のための6つの小品」は技巧的にも高いレベルを
要求する難曲のため、演奏機会は少ないものの、ピアノ連弾作品として重要な
ものの一つです。ドビュッシーの「白と黒で」は、文字通り白鍵のみ又は黒鍵
のみで演奏するパッセージを含み、一方で、このタイトルは楽章間の性格的対
比を暗示したものでもあります。エネルギッシュで輝かしい第1、第3楽章(ス
トラヴィンスキーに献呈)が「白」であるとすれば、暗鬱な第2楽章は「黒」
であり、作曲家は戦死した友人ジャック・シャルローにこの楽章を捧げていま
す。ラヴェルはドビュッシーと並ぶフランス印象派の重鎮ですが、しばしば古
典的な音楽様式に立ち戻り、そうした古典様式とジャズや舞曲と結合し、新境
地を開きました。有名な「ラ・ヴァルス」もその一つであり、ラヴェル自身が
管弦楽によるオリジナルからこの2台ピアノ版を編曲しました。
若く才能あるピアノ・デュオによるセンス溢れる演奏をお楽しみ下さい。

CC72382 \2080
ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 作品78
「雨の歌」
ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 作品100
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 作品108
F.A.E.ソナタのためのスケルツォ
リナス・ロス(ヴァイオリン)
ホセ・ガラルド(ピアノ)
リナス・ロスは幼少の頃からその才能を注目され、ドイツ国内の青少年コンク
ールながらその実績が国際的に評価されるJugend Musiziert で優勝。その後
もザハール・ブロン(リューベック音楽大学)、アナ・チュマチェンコ(チュ
ーリヒ音楽大学、ミュンヘン音楽大学)各氏に師事し、在学中にはアンネ=ゾ
フィー・ムターとその財団から支援を受けた注目すべき才能です。
ソリストとしても、シュトゥットガルト国立歌劇場管弦楽団、ヴュルテンベル
ク室内管弦楽団、ベルン交響楽団、SWR放送交響楽団、ベルリン放送交響楽団、
ロイヤル・リバプール管弦楽団、ウィーン及びケルン室内管弦楽団、アルブレ
ヒト、ブロムシュテット、ボレイコ、ガフィガン、ヘンヒェン、ホーネック、
アヌ・タリ、ヴィットなどの著名な指揮者・オーケストラと共演。2006年のデ
ビューCDはドイツ国内を中心に高く評価されています。

CC72514 2枚組 \2700
ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
オランダ放送合唱団
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
シャルロット・マルジョーノ(ソプラノ)
ヴィンソン・コール(テノール)
トーマス・クヴァストホフ(バリトン)
ヤコ・フイペン(バス)
*ライナーノートはオランダ語のみ。
本音源は1999年にライブ録音された、オランダ放送フィル、放送合唱団、そし
てオランダが誇る世界的指揮者ハイティンクが、4人の強力なソリスト陣を迎
えて行ったベルリオーズの傑作の演奏の初CD化です。
現在、オランダは新政府の緊縮財政によって、国内のオーケストラはそれぞれ
、大幅な予算カットやその存続が危ぶまれている状況です。国営放送傘下のオ
ランダ放送フィルもその例外ではなく、様々な方法で状況の改善を訴えていま
す。オランダのクラシック音楽文化発展の重要なプラットホームであるオーケ
ストラを守るべく、オランダ出身の指揮者陣も協力を惜しまず、本CDもハイ
ティンク氏の協力のもと、CD化が実現しました。オランダ放送フィルは、ハイ
ティンクが音楽家として、又指揮者としてそのキャリアをスタートした重要な
オーケストラであり、その愛情や信頼関係が充実した音楽的成果としてここに
結実しています。
ヨーロッパ内では、現在ハイティンクだけでなく、アシュケナージをはじめ著
名なアーティストたちが、この状況を打開し、オランダのクラシック音楽文化
を守るために様々な広報活動を行っています。

CC72362 2枚組 \3450
ベートーヴェン:
Disc1
弦楽四重奏曲 ヘ長調 作品59-1
弦楽四重奏曲 ホ短調 作品59-2
Disc2
弦楽四重奏曲 ハ長調 作品59-3「ラズモフスキー」
弦楽四重奏曲 ハ長調 作品29
ヴェロニカ・クイケン(第1ヴァイオリン)
シギスヴァルト・クイケン(第2ヴァイオリン)
サラ・クイケン(ヴィオラ)、ヴィーラント・クイケン(チェロ)
マルレーン・ティエルス(ヴィオラ)*Op.29のみ
古楽器界の巨匠の一人であり、ラ・プティットバンドを率いるシギスヴァルト、
世界屈指のビオラ・ダ・ガンバ奏者でありチェリストのヴィーラントという世
界的名声を誇るオールド・ジェネレーションと、ヴェロニカやサラなどのヤン
グ・ジェネレーションの活躍も目覚しい世界有数の音楽一家、クイケン・ファ
ミリー。通常は古楽器を使用しての演奏が多い彼らですが、今回は、「円熟期
のベートーヴェンによるこれらの作品では、必ずしも古楽器で演奏する必然性
はない」として、モダン楽器を使用しての演奏になります。

CC72311 2枚組 \3450
モンテヴェルディ:「聖母マリアの夕べの祈り」
シギスヴァルト・クイケン
ラ・プティット・バンド
ソリスト:ゲルリンデ・ゼーマン、マリー・クイケン、
アレッサンドロ・カルミニャーニ、ジャン・フランソワ・ロンバール、
ファビオ・フルナーリ、ジョゼッペ・マレット、フルヴィオ・ベッティーニ、
マルコ・スカヴァッツァ、パオロ・コスタ、ヴァルター・テストリン
モンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」はミサ曲「イエスが話してい
るちょうどその時」と共に1610年に出版されました。この版はモンテヴェルディ
がカトリックの礼拝のために作曲した音楽で最初の重要なものです。この「祈
り」の作曲経緯については不確かなことがたくさんあります。実際に、この作
品は、一つの完結・一貫した作品を作るという目的であれば、おそらく一緒に
構成しないような多種多様な作品を集めているものといえます。例えば、2つの
マニフィカトが並列しており、どちらか一つを演奏者が選択しなければならな
いのです。
この種の音楽の演奏方法は、たとえ一般的な慣習の範囲内であったとしても、
その時代の中で様々に異なっていました。しかし、この1610年版の中でモンテ
ヴェルディは声楽と楽器の編成について具体的な指示をたくさんしており、そ
の場合、選択の余地は制限されることになります。この録音で、私はそれらの
指示に完全に従うことにしました。その結果いくつかの楽器はほとんど使用し
なかったとしても、むしろそれによって各部分毎に、相当な独立性を示唆して
いるように思われます。声楽部分はそれ故に一つのパートに対して一人のソリ
ストという独唱による編成となり、10人のソリストがそれぞれに、一定の個々
の役を担います。対位法的な部分で各パートを二重や三重にした合唱による演
奏ももちろん可能でしょう。ただ、楽譜上モンテヴェルディは独唱による編成
を指示しており、私の考えでは、よりはっきりとした個別の表現が可能となる
のです。
楽器編成について作曲家の指示に従うと、多くの部分がオルガンのみによる伴
奏になります。中には正確な楽器の組み合わせを指示する部分もありますが、
それ以外はただ、「楽器で」又は「お好みの楽器で」と大まかに指示している
だけで、このように指示されることで、演奏家が自分で決断しなければならず、
その決断は各時代の精神を完全に反映するものであるのです。
(シギスヴァルト・クイケン、ライナーノートより)

<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD 99046 \3000
「曼珠沙華」
山田耕筰(明治19年-昭和40年):ヴァイオリンとピアノのための作品集
【オリジナル作品】
(1)曼珠沙華[3:24]
【編曲作品】
(2)キング・カール・マーチ[3:12]/(3)キスメット[3:49]
(4)陽気な鍛冶屋[2:33]/(5)森の鍛冶屋[3:15]/(6)トルコの巡邏兵[3:18]
(7)六段の調べ[6:34]/(8)麗しき天然[3:23]/(9)母の子守歌[2:54]
(10)来るか来るか[2:35]
【オリジナル作品】
(11)アレグレット・ブリランテ[5:10]/(12)負い目[2:51]
(13)ルナに[2:17]/(14)ロマンス(橘川 琢編)[3:01]/まきば((15)朝[1:28]
(16)昼[1:23]/(17)夕[1:27])
印田千裕(ヴァイオリン)、澤田まゆみ(ピアノ)
録音:2010年11月16日、二宮町生涯学習センター「ラディアンホール」
※(前略)世間一般では、山田を「日本のシューベルト」などと呼んでいる。
歌曲王ということだ。(中略)オーケストラ曲にも室内楽曲にも交響詩にもピ
アノ曲にもヴァイオリン曲にも、すぐれた仕事が多いのに、あまりに聴かれ
ていない。歌の作曲家がそんなものを作っても様にならないに違いない、い
や、そもそもそんなものを作っているはずがないと、勝手に決め込んでいる
音楽ファンのなんと多いことか。一度、定評ができてしまうと怖い。なかな
か改まらない。当盤は、そうした山田の定評を是正してくれるのに大いに貢
献するだろう。若き日の山田の器楽への情熱、その作品の魅力を、思い知ら
せてくれるだろう。日本のヴァイオリニストたちが、これらを当たり前に弾
くような時代が早く来ますように。(片山杜秀・ライナーノートより抜粋)




<アクースティカ・レーベル&パンセ・ミュージック>
PANU 7007/8 2枚組 \3000
「J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)」
Disc1(72:28)
組曲第1番ト長調BWV.1007/組曲第3番ハ長調BWV.1009
組曲第6番ニ長調BWV.1012
Disc2(74:27)
組曲第2番ニ短調BWV.1008/組曲第4番変ホ長調BWV.1010
組曲第5番ハ短調BWV.1011
ルドヴィート・カンタ(チェロ)
録音:2009年7月27-30日、2009年12月1、2日、
津幡町文化会館「シグナス」
スロヴァキア出身のチェリスト、ルドヴィート・カンタはスロヴァキア・フィ
ルの第1ソロ・チェリストを経て1990年よりオーケストラ・アンサンブル金沢
の首席奏者に就任。以来ソリスト、室内楽、後進の指導にと様々な活躍をして
います。金沢で行われたバッハの無伴奏組曲・全曲リサイタルは3時間の時間
も忘れるほどの名演!これまでも様々な演奏で観客を魅了し続けてきたカンタ
が作り出すバッハの組曲。大切な1枚となるでしょう。(商品オビより)

●その他新規取り扱い ルドヴィート・カンタのCD
PANU 7004/5 2枚組 \3000
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
第1番 ヘ長調Op.5-1/第2番 ト短調Op.5-2
第3番 イ長調Op.69/第4番 ハ長調Op.102-1
第5番 ニ長調Op.102-2
ルドヴィート・カンタ(チェロ)
ノルベルト・ヘラー(ピアノ)
録音:2007年6月12-15日、津幡町文化会館「シグナス」
今回のレコーディングは学生時代からのパートナー、ノルベルト・ヘラーとの
2枚目のアルバム。二人の息のあった演奏からは、高度なテクニックと力強さの
中にも繊細な叙情性と優れた音楽性が感じ取れます。レコード芸術準特選!

PACM 9002 \1200
ドヴォルザーク:
チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
ルドヴィート・カンタ(チェロ)
ジャン・レイサム=ケーニック指揮
オーケストラ・アンサブル金沢
録音:2001年7月21日、金沢市観光会館,ライヴ
このアルバムは2001年のライヴ録音で、レイサム=ケーニックとオーケストラ
の好サポートを得、独特の温かみを湛えながらも、柔軟性に富んだ迫力ある演
奏が繰り広げられています。



PPCA 612 \2800
シリーズ・ピアニスツinトッパンホール
「福間洸太朗リサイタル・ライヴ」
ハイドン:ピアノ・ソナタ第39番ニ長調Hob.XVI24
シューマン:謝肉祭Op.9/
フォーレ:ノクターン変ホ長調Op.33-1&ロ長調Op.33-2
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調Op.23
(アンコール)シューマン(リスト編):春の夜
福間洸太朗(ピアノ)
録音:2008年4月26日トッパンホール,ライヴ
福間洸太朗は1982年生まれ。都立武蔵野高校卒業後ヨーロッパへ留学し、仏パ
リ国立高等音楽院、独ベルリン芸術大学、同大学院、伊コモ湖国際ピアノアカ
デミーにて学ぶ。20歳でアメリカ・クリーヴランド国際ピアノ・コンクール優
勝及びショパン賞を受賞。その後様々なコンクールに入賞。2003年NYリンカー
ン・センターでデビューして以来、全米で50回以上公演、ヨーロッパ、南アフ
リカ、アジアでも定期的に演奏する。CDは武満徹作品集(NAXOS,日本作曲家選
輯)、シューマン:作品集(NAXOS)が絶賛されています。

PPCA 614 \2800
「ウィーンをめぐる物語」
ハイドン:アンダンテと変奏曲ヘ短調Hob.XVII-6/
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」/
ブラームス:6つピアノ小品Op.118/
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化Op.26 川井綾子(ピアノ)
録音:2010年1月19-21日
三重県総合文化会館大ホール
ファースト・アルバム「ファンタジー」(EVICA)に続く川井綾子のセカンド・
アルバム。。
このCDのテーマは「ウィーンをめぐる物語」。ウィーンを舞台に活躍した作曲
家たちの、しかもある種心穏やかではない環境の中で創作された作品たちが取
り上げられている。なぜなら、そこには作曲家たちの真実が、確かに投影され
ているからである。(ライナー・ノートより)

PPCA 703 \3000
「フィンランド・日本修好90周年記念盤」
シューベルト:
ピアノ・トリオ第2番ホ長調Op.100 D.929(ベーレンライター新全集版)
シベリウス:
ヴァイオリンとピアノのための小品(ワルツOp.81-3/ロンディーノOp.81-2
マズルカOp.81-1/子守歌Op.79-6)
シベリウス:
チェロとピアノのための小品(ロマンスOp.78-2/レリジオーソOp.78-3)
トリオ・ネーベンゾンネン
【新井淑子(Vn)、セッポ・キマネン(Vc)、高橋望(Pf)】
録音:2010年6月22-24日
三重県総合文化会館大ホール
トリオ・ネーベンゾンネンはシューベルト:「冬の旅」の「幻の太陽」から命名
された。2007年から新井淑子とキマネン夫妻にピアノの高橋望を加え結成され
たトリオ。このシューベルトのピアノ三重奏曲第2番はベーレンライターの新版
を用い、最終楽章のカットされた繰り返しが全て復活、天国的な長さが強調さ
れています。




<若林工房レーベル(日本)>
WAKA 4151-52 2枚組 \3600
「シューマン作品集 / イリーナ・メジューエワ」
シューマン(1810-1856):
●disc-1
アラベスク 作品18/ 
子供の情景 作品15/
クライスレリアーナ 作品16
●disc-2
ノヴェレッテ ヘ長調 作品21-1/
ノヴェレッテ 嬰へ短調 作品21-8/
ピアノ・ソナタ 第2番 ト短調 作品22/
ミニョン (「子供のためのアルバム」作品68より)/
3つの幻想小曲集 作品111/
暁の歌 作品133
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音:2010年6月、11月、12月、新川文化ホール(富山県魚津市)
※オープン価格。(参考価格:メーカーホームページ価格¥3,600[税込])
STEREO/24bit + 96kHz Digital録音、発売元:若林工房
「ショパン:ノクターン集」が2010年度レコードアカデミー賞(器楽曲部門)を受
賞するなど、大活躍を続けるイリーナ・メジューエワがシューマン・イヤー
(2010年)に行った録音の登場です。傑作として名高い「クライスレリアーナ」
のほか、「アラベスク」、「子供の情景」、ピアノ・ソナタ第2番、「ノヴェ
レッテ」(2曲)、晩年の名作「3つの幻想小曲集」と「暁の歌」を収録した二枚
組。(「アラベスク」と「子供の情景」はDENON盤以来の再録音)。
一般的に扱いにくいと言われるシューマンの音楽ですが、メジューエワの手に
かかると、すべてが過不足なく自然に表現されるのが素晴らしいところ。シュ
ーマン独特の幻想や憧憬、苦悩、恍惚、狂気といった複雑に錯綜した要素を、
かくあるべきものとして再創造してゆくさまは圧巻です。ニュアンスに富んだ
細部の表現ひとつひとつが鮮やかな情景を喚起しながら、全体として大きなス
トーリーを感じさせる点で比類がありません。
「…メジューエワはいくつもの語り口を使いわけながら、シューマンが愛した
ドイツ・ロマン派の作家さながらにメルヘンを繰り広げていく。このシューマ
ンの世界はもはや『文学的』ではない。まさに『詩』である。」
 (國重 游/ライナーノートより)

WAKA 4153-54 2枚組 \3600
「シューベルト:ピアノ作品集-1/イリーナ・メジューエワ」
シューベルト(1797-1828)
●disc-1
ピアノ・ソナタ(第18番)ト長調 D.894
アレグレット ハ短調 D.915
●disc-2
4つの即興曲 作品90 D.899
ピアノ・ソナタ(第19番)ハ短調 D.958
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音: 2009年5月、11月、2010年11月、新川文化ホール(富山県魚津市)
STEREO/24bit + 96kHz Digital録音、発売元:若林工房
※イリーナ・メジューエワによる待望のシューベルト・シリーズがスタート。
2007年から09年にかけてベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音を敢行、続
いてショパンの主要作品を立て続けにリリース、中でも「ノクターン集」が
2010年度レコードアカデミー賞(器楽曲部門)を受賞するなど、素晴らしい活躍
を続けるロシア出身の実力派が、いよいよシューベルト作品の録音に着手しま
した。「満を持して」と呼ぶに相応しい第一弾
シューマンが「形式も精神も完璧を極めている」と絶賛したト長調(D894)と晩年
の傑作ハ短調(D958)のソナタ2曲と、「4つの即興曲」(D899)、「アレグレット」
(D915)の組み合わせは、期待通り、いや期待以上の面白さ。繊細優美で愉悦感
に溢れる音楽づくりは言うまでもなく、シューベルトの音楽のもうひとつの要
素である寂寥感や死の影をそこはかとなく表出してゆきます。確固たる造型に
支えられた線の太さと、千万変化するタッチを駆使した玄妙な表現が一体化し
た恐るべきシューベルト。続編にも大きな期待のかかるシリーズ第一弾です。
「ここに収められているどの曲も、傑作であることを、深く納得させてくれる
一枚だ。」 
(亀田正俊/ライナーノートより)




<WEITBLICK>
スヴェトラーノフ&スウェーデン放送響、待望の発売!
スヴェトラーノフが最も客演した国はスウェーデンであり、最も客演したオー
ケストラはスウェーデン放送響なのです。共演回数実に147回!特別なタイト
ルこそ持たなかったものの、如何にこのオケを愛していたか判ります。スウェ
ーデンでのレパートリーは実に多岐に渡り興味深いものですが、この優秀な
オーケストラとの数多くの名演が優秀な録音で現存することが確認されまし
た。特に晩年の名演が多く遺されていることは有難い限りです。ここに発表
される第1回リリースは全曲演奏は初出となる「ブル9」の凄演、ロシア国立
響とのライヴより徹底的にスヴェトラ節全開「ローマ三部作」です。いずれ
も、はやしひろし氏による詳細な解説付。第2期以降は、「ガーシュイン・
コンサート」、「未完成」と「ザ・グレート」、「新世界」、「ショーソン
とフランクの交響曲」などファン垂涎の名演が予定されています。

SSS0121-2 \1980
ブルックナー:交響曲第9番
エフゲニ・スヴェトラーノフ指揮
スウェーデン放送交響楽団
録音:1999年3月6日ベルワルド・ホール,ライヴ録音(デジタル)
スヴェトラーノフとブルックナーと意外に思われるかも知れませんが、第8番
の名演はマニアなら知るところでしょう。第9番は、ロシア国立響との第3楽章
のみが正規発売されています。当盤の登場で巨匠の名解釈が初めて世に問われ
ることになります。演奏分数の通り、正に大河的名演奏。ミュンヘン・フィル
との共演(ワーグナー、SSS0094)でみせた静謐な心境で取り組んだ美演と申せ
ましょう。その細密画のような描写は遥か対極にあるかのように思われたチェ
リビダッケの演奏にも通じるものがあります。
※演奏タイミング[28:46][11:40][25:25]
※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。

SSS0122-2 \1980
レスピーギ:ローマ三部作
ローマの噴水/ローマの祭り/ローマの松
エフゲニ・スヴェトラーノフ指揮
スウェーデン放送交響楽団
録音:1999年9月10日ベルワルド・ホール,ライヴ録音(デジタル)
1980年のロシア国立交響楽団との名演が長らく愛されてきましたが、ほぼ20年
後のこの演奏もとにかく凄まじいです。オーケストラが優秀でセンスがあり音
色も美しいのですが、さすがスヴェトラーノフ、それだけでは終わらせません。
コンサートはこの曲順に行われましたが、「噴水」は結構ノーマルな名演。
晩年は精緻繊細に傾斜したのかと誤解してしまいます。ところが「祭り」は狂
乱の宴で、時々聴いていて恥ずかしくなる瞬間すらあります。そして極めつけ
は「松」の「アッピア街道の松」でしょう。ロシア国立盤でも気が遠くなるよ
うなエンディングでしたが、それを超えます。スウェーデン放送響が素直に生
真面目に言うとおりにしているのも、感慨深いものがあります。
※作品別演奏タイミング[18:21][30:04][25:29]
※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。





<MUSIC&ARTS>
M&ACD 1249 2枚組 \3960
マーラー:
(1)交響曲第10番-アダージョ,煉獄
(2)交響曲第3番 ニ短調 F.チャールズ・アドラー(指揮)
ウィーン交響楽団
(2)ヒルデガルト・レッセル=マイダン(メッゾソプラノ)、
ウィーン少年合唱団
録音:(1)1953年4月8日(ライヴ)、(2)1952年3月27日(スタジオ録音)
(2010年スナイダーによるリマスタリング)
チャールズ・アドラー(1889-1959)は、ロンドン生まれながらドイツ語圏や米
国で活動をした指揮者。交響曲第8番の初演でマーラーの助手として合唱指導
を担当しており、マーラーの交響曲を広めたパイオニアとしてヘルマン・シェ
ルヘンと並ぶ存在である。第3番の録音は、解説によれば、1952年3月27日に
SPA社によってなされたスタジオ録音とのことで、会場からの雑音などは聞か
れない(なお4月20日付けのライヴ録音というものも存在する)。
第10番のうちのアダージョと煉獄は、AMP社の出版譜を用いた初演のライヴ録
音である。マーラーが未完に残した第10番交響曲は、未亡人アルマ・マーラー
の依頼を受けたクルシェネクによって演奏可能な手書き譜が作成され、
年には初演されていた。その後、楽譜の権利がニューヨークのThe
Associated Music Publishers(AMP社。現在のSchirmer社)に移り、同社に所
属していたアルバン・ベルク門下のオットー・ヨークル(1891-1963)の校訂で
1951年に出版譜として刊行された。ヨークルが利用した楽譜はクルシェネク
の楽譜をさらにアレクサンダー・ツェムリンスキーが加筆整理したもので、
AMP社はクルシェネクによる元の楽譜は所有していなかったという。ちなみに
ジョージ・セルが録音で使用した楽譜もこのAMP社のヨークル校訂譜である。

※再プレスのご案内
M&ACD1021 6枚組 \7920
「ミトロプーロス・コンダクツ・マーラー」1955-1960ライヴ録音集
CD1(77:04) 交響曲第1番/交響曲第10番-アダージョ
ニューヨーク・フィル 録音:1960年1月9日(第1番)、1960年1月17日(第10番)、
カーネギー・ホール
CD2(78:35) 交響曲第3番
ニューヨーク・フィル、ベアトリーチェ・クレブス(A)、
録音:1956年4月15日カーネギー・ホール
CD3(70:32) 交響曲第5番
ニューヨーク・フィル、録音:1960年1月2日カーネギー・ホール
CD4(74:33) 交響曲第6番
ケルン放送交響楽団、録音:1959年8月31日
CD5(79:48) 交響曲第8番
ウィーン・フィル、ウィーン少年合唱団、ウィーン国立歌劇場合唱団、
ウィーン楽友協会合唱団、
ミミ・ケルツェ(S)、ヒルデ・ザデク(S)、ルクレティア・ウェスト(A)、
イラ・マラニウク(A)、
ジュゼッペ・ザンピエリ(T)、ヘルマン・プライ(Br)、
オットー・エーデルマン(B)
録音:1960年8月28日ザルツブルグ音楽祭
CD6(73:48) 交響曲第9番
ニューヨーク・フィル 録音:1960年1月23日カーネギー・ホール

M&ACD1199 \1980
マーラー:交響曲第2番「復活」
ブルーノ・ワルター指揮
フィルハーモニック交響楽団(ニューヨーク・フィル)、
ウェストミンスター合唱団
マリア・シュターダー(S),モーリーン・フォレスター(A)
録音:1957年2月17日カーネギー・ホール,ライヴ、79:47





<MERIDIAN>
CDE 84592/3 2枚組 \3700
「ハイドン:ピアノ・ソナタ集」
ハ短調 Hob.XVI/20(旧第33番)/ロ短調 Hob.XVI/32(旧第47番)
ニ長調 Hob.XVI/33(旧第34番)/変イ長調 Hob.XVI/46(旧第31番)
ハ長調 Hob.XVI/50(旧第60番)/ニ長調 Hob.XVI/51(旧第59番)
フー・ツォン(Pf)
録音:2009年8月25-27日,ロンドン
フー・ツォン(1934-)の待望の新録音である。ハイドン・イヤーである2009年
に、本拠としているロンドンでこの6曲を録音。直後の9月には京都でこのう
ちの3曲を含むリサイタルを催している。1955年にショパン・コンクールで
第3位を得て、若くして国際的名声を獲たフーだったが、一方で文化大革命
に巻き込まれた上海の両親は自殺に追い込まれた。彼の音楽には、深い苦悩
を乗り越えてきた者だけが持つ静かだが深い感情を湛えた感動がある。こと
に緩徐楽章でのしみじみとした味わいは、大方の人が持つハイドンのピアノ
・ソナタという概念を遥かに越えたものだ。ピアノマニアには絶対逃せない
名演だ。





<LYRINX>
LYR 269 \1980
「フランスのフルートとピアノ 1890-1920」
ゴーベール:組曲第1番/フォーレ:幻想曲 Op.79
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ケクラン:フルート・ソナタ Op.52
ピエルネ:フルート・ソナタ Op.36 ジョスラン・オブリュン(Fl)
アリーヌ・ピブル(Pf)
録音:2009年6月8-11日,マルセイユ
19世紀末から20世紀初頭にかけてのフルートとピアノのための作品を収録。
ジョスラン・オブリュンは、1983年、フランス、イル・ド・フランス地域圏
のクールブヴォアに生まれたフルーティスト。フランス人フルーティストら
しい気品ある美しさを持ちつつも、軽い明るい健康的な音色が特徴である。
2006年からリヨン国立管弦楽団の首席フルート奏者を務めている。アリーヌ
・ピブルは1980年、リヨン生まれのピアニスト。

※再プレスのご案内
リスト生誕200年記念、名盤3タイトルが再プレス!

LYR 112 \1980
「リスト:ピアノ作品集」
夜/ペトラルカの3つのソネット/「巡礼の年第2年」から葬送曲/
メフィスト・ワルツ/暗い雲/「詩的で宗教的な調べ」から不運/
悲しみのゴンドラ第1番/夢の中に ブルーノ・リグット(Pf)
録音:1991年5月7-10日,マルセイユ

LYR 156 \1980
「リスト:練習曲集第1集」
3つの演奏会用練習曲(悲しみ/軽やかさ/ため息)
2つの演奏会用練習曲(森のささやき/小人の踊り)/怒りをこめて
6つのパガニーニによる大練習曲(トレモロ/オクターヴ/ラ・カンパネッラ
アルペッジョ/狩り/主題と変奏) ムーザ・ルバツキーテ(Pf)
録音:1996年3月4-7日,マルセイユ

LYR 2216(SACD-Hybrid) 3枚組 \6750
(3SACDハイブリッド)
「リスト:巡礼の年(全曲)」
DISC1(49:58)巡礼の年 第1年「スイス」
DISC2(67:57)巡礼の年 第2年「イタリア」
巡礼の年 第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」
DISC3(51:47)巡礼の年 第3年
ムーザ・ルバツキーテ(Pf)
録音:2003年1月、2月、5月,マルセイユ(DSD)




<PIERRE VERANY>
PV 710101 \2250
「トランペットの印象派」
フォーレ:子守歌 Op.16,スペインの踊り,夢のあとに,シシリエンヌ,
悲歌,子守歌 Op.56-1,パヴァーヌ
サティ:グノシエンヌ
ラヴェル:ハバネラ形式の小品,亡き王女のためのパヴァーヌ,小さな黒人
プーランク:ユモレスク,村人たち,ポルカ,ワルツ/
ドビュッシー:月の光,レントより遅く,ヒースの茂る荒地,ポルカ,
小さな羊飼い
サン=サーンス:白鳥
ティエリー・カンス(トランペット)
クリスティアン・イヴァルディ(ピアノ)、
ラ・カメラータ・ド・ブルゴーニュ
録音:2009年5月30,31日、6月1日
フランスの高名なトランペット奏者、ティエリー・カンスがフランス近代音
楽を演奏したもの。軽さと明るさのある音色を柔らかく使ったトランペット
は実に見事。いずれも自身の編曲で、ピアノ伴奏を基本に適宜アンサンブル
を加えている。

PV 710031 \2250
A.スカルラッティ:カンタータ集
「ディアナとエンディミオーネ」
「エーロとレアンドロ」
「愛する胸の中へと飛び込み」
ジャクリーヌ・ニコラ(S),アラン・オバン(C-T)
スチュワート・ディークス(Vn),
クサヴィエ・ジュリアン=ラフェリエル(Vn),
ヘレン・ウィリアムズ(Va),アリックス・ヴェルツィエ(Vc),
マルコム・ボスウェル(バス・ヴィオル),
フィリップ・ラマン(クラヴサン)
録音:1989年10月8、9日
旧PV790013。大スカルラッティの声楽作品を3曲収録。「ディアナとエンディ
ミオーネ」はセレナータと呼ばれる一種の室内オペラ。35分ほどで規模も小
さいが、音楽はオペラ・セリアそのもので、スカルラッティの卓越した音楽
が楽しめる。ソプラノ・ソロのカンタータ「愛する胸の中へと飛び込み」は、
スカルラッティのソロ・カンタータの中でも人気の高い作品。なおブックレ
ットに歌詞が掲載されておりません。

PV 710051 \2250
カンプラ:「タンクレード」抜粋
カテリーヌ・デュッソー(S,エルミニー),
ジャック・ボナ(B,タンクレード),
アルマン・アラビアン(Br,アルガン),
クレマン・ザフィーニ(指揮)プロヴァンス楽器アンサンブル
アヴィニョン声楽アンサンブル
録音:1981年
旧PV786111。アンドレ・カンプラ(1660-1744)の先駆的録音の復活。カンプラ
は、リュリとラモーの間の世代の作曲家として重要な人物だが、作品の復活
は両者に大きく遅れをとっている。この録音は、抜粋とはいえ、30年も前に
本格的にカンプラのオペラを取り上げたことで意義が大きい。また故長岡鉄
男氏が賞賛した名録音盤として知られている。

PV 710052 \2250
「ルベーグ:クラヴサン作品集」
組曲第1番/組曲第2番
ビビアン・ラポワント(クラヴサン)
録音:1996年7月22/25日
旧PV 796101。17世紀後半に活躍したニコラ・ルベーグ(1631頃-1702)のクラ
ヴサン組曲を2つ収録。ルベーグはパリのサンメリ教会のオルガニストを40年
近く務めた名手で、多くの作品を残しているが、録音はいたって少ない。こ
の録音はルベーグを知る上で貴重な録音である。ビビアン・ラポワントはカ
ナダ出身のチェンバリスト。スコット・ロスに学んだ後、オランダに渡りト
ン・コープマンのもとで修行を積んだ。

※再プレスのご案内
名盤ポール・クエンツ指揮のバッハとロッシーニ、再プレスができました

PV 730051 2枚組 \3100
バッハ:ヨハネ受難曲
ポール・クエンツ指揮
ポール・クエンツ管弦楽団&合唱団
バーバラ・シュリック(S),
インゲボルク・モスト(A),
A.スティーヴンソン(T、福音史家),
エイドリアン・ブランド(T),
フィリップ・ラングショー(B、キリスト)

PV 730102 2枚組 \3100
ロッシーニ:
(1)小ミサ・ソレニムス
(2)弦楽のためのソナタ第1番 ト長調
(3)弦楽のためのソナタ第3番 ハ長調
ポール・クエンツ(指揮)、
(1)ポール・クエンツ合唱団
(2)(3)ポール・クエンツ管弦楽団
(1)バーバラ・シュリック(S)、クリスタ・メンケ(A)、
パトリック・ガレ(T)、フィリップ・ラングショー(B)、
アニェス・ポステク&ロマーノ・パッロッティーニ(2台P)
シャンタル・ペリエ=ライェク(ハルモニウム)、




<MSR>
MS 1302 \1980
「ギター編曲によるJ.S.バッハ作品集」
(1)パルティータ イ短調BVW.997(リュートもしくはハープシコードのための)
(2)トッカータ ホ短調BWV.914(長谷川純編)
(3)シンフォニア ホ短調BWV795
(2声と3声のインヴェンションとシンフォニアより,長谷川純編)
(4)リュート組曲 ホ長調BWV1006a(長谷川純&清水あずさ編)
清水あずさ(G,ロベール・ブーシェNo.153)
録音:2006年3月、聖ローレンス教会、ウェスト・ウィコム,イギリス
日本語解説付き
清水あずさは中央大学仏文科卒後渡欧。アルベルト・ポンセ、ジュリアン・
ブリームに師事、フランス滞在中パリにおいて多数のコンサートを行い、帰
国後、第34回東京国際ギターコンクール第4位入賞。その後ヨーロッパと日本
を往復しつつ演奏活動を続けている。リュート組曲は清水自らの編曲による
ものである。つやのある音色と各声部を見事に弾き分ける確かな技術を持っ
たギタリスト。日本語解説つき。

MS 1381 \1980
「ギリシャのピアノ音楽」
ヤニス・コンスタンティニディス(1903-1984):
子供のための小品-ギリシャ民謡による44のミニアチュールより
マノリス・カロミリス(1883-1994):夜想曲
マノス・ハジダキス(1925-1994):
イオニアの組曲(抜粋)、小さな白い貝殻のために(抜粋)
ヤニス・コンスタンティニディス:8つのギリシャの島の舞曲
ミキス・テオドラキス(b.1925):前奏曲第1番、小組曲より終曲
ジョン・プサタス(b.1966):飛行機を待つ
ヤニス・コンスタンティニディス:ドデカネシアの22の歌とダンス
マノス・ハジダキス:6つの民族的な絵画(抜粋)
ミキス・テオドラキス:ゾルバのダンス
ディノ・マストロヤニス(Pf)
録音:2010年5月ギリシャ
19世紀末より20世紀後半にかけて活躍したギリシャの作曲家たちのピアノ曲
を集めた好企画。図らずも近現代ギリシャの作曲史を俯瞰するものとなって
いる。ギリシャといえば現代音楽のクセナキスが有名だが、ここに収められ
た音楽はどれもギリシャの民謡や伝統的な舞曲に基づいた作品で親しみやす
いものばかり。グリーグ、バルトークにも似た雰囲気を持っている。テオド
ラキスのゾルバのダンスは歌心にあふれた楽しい作品。

MS 1361(SACD-Hybrid) 2枚組 \3960
「バッハ-ショパン-シューマン」
SACD1
フレデリック・ショパン:
バラード第3番 変イ長調Op.47/前奏曲 嬰ハ短調Op.45
幻想曲 ヘ短調Op.49/子守唄 変ニ長調Op.57
舟歌 嬰ヘ長調OP.60/幻想ポロネーズ 変イ長調Op.61
ワルツ 嬰ハ短調Op.64-2/バラード第4番 へ短調Op.52
SACD2
J.S.バッハ:パルティータ第2番 ハ短調BWV826
ロベルト・シューマン:クライスレリアーナOp.16
ブルカルト・シュリースマン(Pf)
録音:2009年6月/2010年3月ベルリン
シュリースマンはヘルベルト・ザイデル、シューラ・チェルカスキー、ブル
ーノ=レオナルド・ゲルバーに師事した。米紙ハイ・パフォーマンス・レビュ
ーでは「リヒテル、ゼルキン、ミケランジェリ、グールドに匹敵する才能」
と絶賛されている。またBAYERレーベルからCDが、ARTHAUSレーベルからはDVD
が発売され、ショパン、シューマン、リストやゴドフスキーといったレパー
トリーが高い評価を得ている。シュリースマンは、一つ一つの音を丁寧に情
感深く弾いており、真珠を転がすような繊細なタッチはショパンで見事な効
果を生んでいる。

MS 1382 \1980
(1)フェリクス・ドレーゼケ(1835-1913):クラリネット・ソナタ
(2)メンデルスゾーン:協奏的小品第1番Op.113
(3)メンデルスゾーン:協奏的小品第2番Op.114
(4)ノルベルト・ブルグミューラー(1810-36):デュオOp.15
(5)ベートーヴェン:クラリネット三重奏曲《街の歌》Op.11
ピアース=アオモリ・デュオ:【青森英明(Cl)、ジョシュア・ピアース(Pf)】
(5)ダニエル・バレット(Vc)
録音:2009-2010年
青森英明はジュリアード出身ニューヨーク在住のクラリネット奏者でクラシッ
クのみならずジャズのクラリネットやサックスまで演奏し高い評価を得てい
る。前回リリースのブラームス(MSR1322)に継ぐCDはクラリネットの世界で
は知る人ぞ知るドレーゼケのソナタ、メンデルスゾーンの2つの協奏的小品、
そしてベートーヴェンの名曲クラリネット三重奏曲と盛りだくさん。正統的
なドイツ音楽の味わいを聴かせてくれる。

MS 1257 \1980
バーバラ・ハーバックの音楽Vol.6「室内楽作品集第3集」
(1)フロンティア・ファンシー(Vn&Pf)(1996)/
(2)アメリカン・ダイアローグ(Fl&Pf)(1997)/
(3)二人のための4つのダンス(Ob&Vn)(1997)/
(4)3つの舞曲(クラヴサン)(1989)/(5)幻想曲とフーガ(ピアノ)(1994)/
(6)奇想曲「スペイン・ダンゴ」(チェンバロ)(1986)/
(7)素朴な場面(Va&Pf)(1998)/(8)遊び(Trp&Pf)(1996)/
(9)デイストリーム・ダンス(Ob&Pf)(1992)/
(10)神聖なハープより《発散》(Vc&Pf)(2001)
UMセントルイス・チェンバー・ソロイスツ
録音:2008年6月
ハーバックは交響曲、室内楽、オルガン、ピアノ、声楽曲とあらゆる編成で
多くの作品を発表している。作風は調性を基本とした穏健なもので曲によっ
てはミニマルのような今日的な語法も加えている。コープランド、新古典主
義期のストラヴィンスキーに通じる雰囲気を持っている。

MS 1283 \1980
「分割された真実の光」
-デヴィッド・カールソン(b.1952):室内楽作品集
(1)分割された真実の光(2005)/
(2)チェロ・ソナタ(1991) (1)ジェラルディン・ワルサー(Va)、
(2)エミル・ミランド(Vc)、
(1)(2)デヴィッド・コレヴァー(Pf)
録音:2009年3月
カールソンは1952年カリフォルニア出身の作曲家。当初12音技法や各種アヴァ
ンギャルドの潮流に身を置いていたが、現在は新ロマン主義的な作風をとっ
ている。「分割された真実の光-ヴィオラとピアノのための」はプロコフィエ
フとミニマリズムが程よくブレンドされた秀曲。チェロ・ソナタはいくぶん
前衛的でリズムの面白さとダイナミズムが聴きどころ。

MS 1345 \1980
「シューベルトの4手連弾ピアノのための作品集」
(1)3つの軍隊行進曲Op.51(D.733)/
(2)アンダンテ・ヴァリエ
-フランスの主題によるディヴェルティメントより ロ短調Op.84/1(D.823)
(3)デュオ《人生の嵐》Op.144(D.647)/
(4)4つのレントラー D.814/(5)幻想曲 ヘ短調 Op.103(D.940)
ミン・クウォン((1)(3)(5)第1Pf、(2)(4)第2Pf)、
ロベルト・レーバウメル((2)(4)第1Pf、(1)(3)(5)第2Pf)
録音:2010年5月
ミン・クウォンは韓国出身のピアニストでアメリカで研鑽を積み、スクロヴァ
チェフスキ、アラン・ギルバートらの指揮のもとオーケストラとの共演も多
い注目の女流ピアニスト。相方のレーバウメルはオーストリア出身で室内楽、
歌曲の伴奏を得意とし特にシューベルトには定評がある。このディスクでも
オーストリアの伝統的なシューベルトを聴かせている。

MS 1365 \1980
「それは聖夜に降り立った」-エリザベス朝のクリスマス音楽
ウィリアム・バード:前奏曲とヴォランタリー/
アンソニー・ホルボーン:それは聖夜に降り立った、夜の情景/
ジョン・ブル:ジーグ/
トビアス・ヒューム:ハーク・ハーク/
作者不詳:グリーン・スリーヴス/ほか全22曲
ジュリアン・ベアード(S)、
パルテニア・ア・コンソート・オヴ・ヴィオール
録音:2009年
大英帝国の黄金期と言われるエリザベス朝時代(1558年-1603年)に作られた
クリスマスに因んだ音楽集。パルテニア・ア・コンソート・オヴ・ヴィオー
ルはニューヨークに拠点を置くヴィオール・アンサンブル。MSRではこれが
3枚目のアルバムとなる。ジュリアン・ベアードはアメリカの代表的な古楽
歌手でこれまでにオワゾリール、アルヒーフを始め様々なレーベルからCDを
リリースしている。MSRからは既に2枚のCDを出している。

MS 1369 \1980
「アメリカの休日」
-ハンプソン・シスラーの愛国的吹奏楽作品集
ハンプソン・シスラー(b.1932):
「アメリカ国民の祝日」組曲(第1-3巻)
「市民のイベント」組曲(R.ディーマー編) カーク・トレヴァー指揮
スロヴァキア国立シンフォニー・ウインド・アンサンブル
録音:2009年9月
「アメリカ国民の祝日」組曲は一年間に11ある国民の祝日にそれぞれ曲をつ
けた組曲。アイヴズのホリデー・シンフォニーと似た雰囲気を持つ。吹奏楽
のあらゆる効果が駆使されており、吹奏楽ファンは必聴。




<ALBANY>
TROY1228 \1980
ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40
デュボワ:トリオ・カンタービレ
ホルブルック:ホルン三重奏曲 ニ長調 Op.28
ジェニファー・フラウチ(Vn)
エリック・ラスク(Hr)
スティーヴン・プラッツマン(Pf)
録音:2010年4月2、3日、ボストン、
ブラームスのホルン三重奏曲に加え、フランスの作曲家テオドール・デュボワ
(1837-1924)のトリオ・カンタービレ、英国の作曲家ジョセフ・ホルブルック
(1878-1958)の三重奏曲の二つの世界初録音となる三重奏曲を収録。エリック
・ラスクは1963年、シカゴ生まれ。元クリーブランド管弦楽団の奏者で、エン
パイア・ブラス・カルテットにも所属。その後ソリストとして活躍し、チャー
ルズ・マッケラスの伴奏でモーツァルトのホルン協奏曲全曲を録音している。

TROY1199 \1980
「プレイング・ジ・エッジ」 -ヴァイオリンと打楽器のための音楽
(1)マイケル・ドアティ(b.1954):レックス
(2)ルー・ハリソン(1917-2003):ヴァイオリンと打楽器のための協奏曲
(3)クレイグ・ウォルシュ(b.1971):あなたの策略を指摘する
(4)ケヴィン・プッツ(b.1972):そして軍団は上昇する
(1)-(4)マーク・ラッシュ((1)エレクトリックVn,(2)-(4)Vn)、
(1)(2)アリゾナ・パーカッション・アンサンブル
((1)ノーマン・ウェインバーグ指揮,(2)ゲイリー・クック指揮)
(3)(4)ノーマン・ウェインバーグ(マリンバ)、
(4)ジェリー・カークブライド(Cl)
売れっ子作曲家マイケル・ドアティのエレクトリック・ヴァイオリンが吠える
ロックン・ロールばりのポップな《レックス》、無調とガムランが出会うエス
ニックな香り一杯のハリソンのヴァイオリン協奏曲、一柳慧を彷彿とさせる
ウォルシュの《あなたの策略を指摘する》、ポスト・ハリソンともいうべき
新しい抒情性を感じさせるプッツの《そして軍団は上昇する》など秀作ぞろい。

TROY1222 \1980
「ブラス・トリオ」-メリーランド大学ブラス・トリオの至芸
エリック・エワゼン(b.1954):フィルハーモニック・ファンファーレ
ローレン・バーノフスキー(b.1967):ブラスのためのトリオ
アンソニー・プログ(b.1947):ブラスのためのトリオ
ヴァーツラフ・ネリベル(1919-96):ブラスのためのトリオ
アラン・ホヴァネス(1911-2000):3つのファンタジー
デヴィド・サンプソン(b.1951):ダンカン・トリオ
メリーランド大学ブラス・トリオ:
【クリス・ゲッカー(Trp,フリューゲルHr)、グレゴリー・ミラー(フレンチHr)、
マシュー・ギルフォード(バス&テナーTrb)】
録音:2009年
グレゴリー・ミラーはエンパイア・ブラスほかピッツバーグ響、マシュー・
ギルフォードはサンフランシスコ響、ボストン・ポップスで、クリス・ゲッカ
ーはニューヨーク・フィル、サンフランシスコ響でそれぞれ首席を勤めた名手
たち。ブラス・ファンは必聴です。アラン・ホヴァネスのミステリアスな「ブ
ラスのための3つのファンタジー」は聴きもの。

TROY1203 \1980
(1)ロイ・マグヌソン(b.1983):求めよ求めよ(2009)
(2)デヴィッド・ギリングハム(b.1947):2008年夏
(3)デヴィド・マスランカ(b.1943):交響曲第3番
スティーヴン・K・スティール指揮
イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー
(2)ジェイソン・ハム(ユーフォニウム)
録音:2008-09年
吹奏楽ファンに好評のイリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー最新録音。巨
匠マスランカの交響曲第3番はショスタコーヴィチと見紛うばかりの大作。若手
のマグヌソンの《求めよ求めよ》はインディ・ジョーンズかと思うほどのジョ
ン・ウィリアムズばりの鳴り鳴りイケイケの音楽で興奮間違いなし。ギリング
ハムの《2008年夏》は事実上のユーフォニウム協奏曲で作曲者の個人的な思い
出を優しい情感で音楽化。

TROY 1236/37 2枚組 \3960
スーザ:オペレッタ「エル・カピタン」
ニコラス・ユーマン(T,ドン・メディガ),アルタ・ダンツラー(MS,王女),
ナンシー・マリア・バラチ(MS,イザベラ),カイル・ナップ(Br,ヴェラダ),
タニア・マンジー(MS,エストレルダ),コリー・コリンズ(T,スカランバ),
デイヴィッド・ケレハー=フライト(Br,ドン・カサロ),ほか
スティーヴン・バイス(指揮)
オハイオ・ライト・オペラ管弦楽団,合唱団
録音:2010年(ライヴ録音)
マーチ王ジョン・フィリップ・スーザ(1854-1932)は、オペレッタでもかなり
の成功を収めたのだが、作品はほとんど忘れられている。「エル・カピタン」
は、1896年にボストンで初演され、直後のニューヨークでの上演で百公演を越
すロングランを記録、さらにロンドンでもそれ以上の上演数に達した人気作。
その音楽を利用した行進曲「エル・カピタン」は今でも親しまれている。新た
にペルー副王に着任するスペイン人ドン・メディガは、前副王派が反乱のため
呼び寄せていた凄腕の傭兵エル・カピタン(=隊長)が道中で亡くなったことを
知り、自らエル・カピタンに変装。反乱軍を無駄に率いて消耗させた上に酔っ
払わせ、到着したスペイン軍に鎮圧させる、という物語。オハイオ・ライト・
オペラによる世界初録音。

TROY 1241/42 2枚組 \3960
サリヴァン:オペレッタ「ペイシェンス」
セシリー・エリス=ビルス(S,ペイシェンス)
カイル・ナップ(Br,バンソーン)
ジョン・ガーハード(Br,グローヴナー)
ジュリー・ライト(S,ジェイン嬢)
チェルシー・ベイスラー(S,サフィア嬢)
タニア・マンジー(MS,アンジェラ嬢)
ボイド・マッカス(Br,大佐),ドレイク・ダンツラー(T,公爵)
コリー・コリンズ(T,少佐),
マイケル・ボロウィッツ(指揮)
オハイオ・ライト・オペラ管弦楽団,合唱団
録音:2010年(ライヴ録音)
オハイオ・ライト・オペラは、2010年のシーズンでは、6月19日から8月7日ま
での50日で7演目55公演も行っており、人気の高さが窺える。「ペイシェンス」
はギルバート&サリバン絶頂期の傑作。1881年の初演当時英国でブームになっ
ていた耽美主義芸術を皮肉ったヒネリのきいたコメディ。ギルバート&サリ
ヴァンものはオハイオ・ライト・オペラのお得意で、ここでも台詞まで含め
て演技達者な上演が楽しめる。
オハイオ・ライト・オペラによるG&Sは、既に「大公」(TROY 631/32)、
「魔法使い」(TROY 814/815),「ゴンドラ漕ぎ」(TROY 915/16)、「ミカド」
(TROY 1070/71)、「ラディゴア」(TROY 1164/65)がCDになっている。

TROY1198(DVD-Video) \1980
ウェスターガード:アンサンブル・オペラ「不思議な国のアリス」(2007)
ジェニファー・ウィン(S,アリス)
アマイア・アーティガ(S,イーディス,鷲の子,ビル,ほか),
カレン・ジョリクール
(S,ネズミ,公爵夫人の料理人,スペードの7,クラブの2,ほか),
アビガル・フィッシャー
(MS,ロリンダ,鸚鵡,醜い公爵夫人,クラブの6,ほか),
マーシャル・コイド(C-T,白うさぎ,年よりのカササギ,ほか),
デイヴィッド・ケレット(T, アヒル,芋虫,チュシャ猫,ほか),
エリック・ジョーダン(B, ドードー,魚の召使,ほか)
マイケル・プラット(指揮)
アンサンブル
ピーター・ウェスターガード(演出),アリソン・カーヴァー(舞台装置),
サラ・カベイジ(衣装)
ルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」を小オペラに仕立てたもの。
ピーター・ウェスターガードは1931年、米国イリノイ州シャンペーン生まれ。
「不思議の国のアリス」は2006年の作品である。センター・フォー・コンテ
ンポラリー・オペラによる舞台を収録したものである。

TROY1200 \1980
「アフリカのディアスポラの音楽」
(1)メアリー・D・ワトキンス:色つきの5章(1994)
(2)オリー・W・ウィルソン:歌曲集「幻と真実」(1991)
ニュー・ブラック・ミュージック・レパートリー・アンサンブル
(1)L.B.ダナー(指揮)
(2)ボニータ・ハイマン(MS)、ロドリック・ディクソン(T)
ドニー・レイ・アルバート(Br)
カーク・スミス(指揮)
録音:2009年8月
アフリカ系アメリカ人作曲家の管弦楽作品集。メアリー・D・ワトキンスは当
初ジャズ・ピアニストとして活動していたが、東海岸からカリフォルニアへ移
住したのを機に作曲家に転進。クラシック、ジャズ、アフリカ音楽を融合した
力強い作風を特徴とする。オリー・W・ウィルソンはグッケンハイム、ロック
フェラーなどの財団から数々の賞を受賞しており、12音技法などの現代音楽の
手法とアフリカ音楽を融合した極めて異色の作風を持った作曲家である。

TROY1211 \1980
「シカゴ・クラリネット・トリオ」
(1)アンジェイ・アンワイラー(1947-2009):ディヴァージョン
(2)マックス・ライミ(b.1956):
輝かしいクラリネット奏者たちのためのチャレンジング・エチュード
(3)ジョン・マッケイブ(b.1939):バガテル
(4)ラリー・コムズ(B.1939):ディヴァージョン
(5)エディ・モラ・ベルムデス(b.1965):レトラートVI
シカゴ・クラリネット・トリオ:【(1)-(5)ラリー・コムズ、(1)-(5)ジュリー
・デロッシュ、(2)(4)(5)ワグナー・カンポス】
(5)リック・ファーガソン(Pf)
(5)ブラッド・オプランド(Cb)
(5)フレッド・セルヴァッジョ(Perc)
シカゴ・クラリネット・トリオはその名の通りシカゴで活躍するグループで名
プレイヤーだったラリー・コムズを始め全員がシカゴ交響楽団の団員もしくは
団員であった。作品は新古典主義的もしくはジャズの影響を受けた親しみや
すいもので、優れた演奏とともにクラリネットの音色を思う存分楽しめる。

TROY1212 \1980
トーマス・スリーパー(b.1956):
(1)交響曲第1番
(2)ゼニア
(3)チェロと管弦楽のための6つのアリア
(1)ポウル・フィリップス指揮ミードウズ交響楽団、
(2)ジョン・ダイカーズ(Ten)、ゾー・ゼニオディ指揮フロスト交響楽団
(3)アシュレイ・ギャリットン(Vc)、
トーマス・スリーパー指揮ロシア・ナショナル管弦楽団
録音:2006-2010年
スリーパーはオクラホマ出身で、テキサス大学で音楽を学んだ。後期ロマン派
から(クルシェネクやヒッチコックの映画音楽を担当したバーナード・ハーマン
に似た雰囲気を持っている)近現代音楽の語法を折衷しダイナミックな音楽を
聴かせる。「6つのアリア」では新古典主義のストラヴィンスキーを思わせる。
いずれも映画音楽のサントラを思わせるオーケストラのダイナミズムにあふれ
ている。

TROY1213 \1980
「オブジェクト・レッスンズ」
-ピーター・アイヴァン・エドワーズ(b.1973)作品集
(1)暗い部屋(2006)/(2)カーヴとカラー(2007)
(3)バーゲン漁り(Schnappchenjagd)(2009)/(4)ハレウ!ハレウ!(2005)
(1)レッド・フィッシュ・ブルー・フィッシュ(打楽器Ens)、
(2)ジョンガー・ユーン(Pf)
(3)アイユン・ファン(Perc)、
(4)コリン・マクアリスター(Gtr)
エドワーズは1973年ニューヨーク出身、アメリカ国内でヨーロッパの前衛音楽
についての研究が特に進んでいるカリフォルニア大学サン・ディエゴ校で学ん
だ。彼はアメリカ実験主義とヨーロッパ前衛音楽の両方、特にケージ、フェル
ドマン、ノーノ、リゲティ、ラッヘンマン達から多大な影響を受けていると語
る。《暗い部屋》における無秩序なリズムの連続、ジャズの響きが抽象化され
てエコーする詩的な《カーヴとカラー》、ギョーム・ド・マショーの作品に基
づく抒情的な《ハレウ!ハレウ!》が聴きもの。

TROY1214 \1980
「ザ・ヴォイス・オブ・ザ・コンポーザー」
-ニュー・ミュージック・フロム・ボウリング・グリーンVol.6
(1)マリリン・シュルード:ヴァーチャル・リアリティ
(2)スティーヴン・スタッキー:アメリカのミューズ
(3)レイモンド・ルスティグ:アンスタック(はずれ)
(4)エリオット・カーター:パストラル
(5)アヴナー・ドーマン:主題のない変奏曲
(1)-(5)エミリー・フリーマン・ブラウン指揮
ボウリング・グリーン・フィルハーモニア
(2)ジェシー・ブルームバーグ(Br)
(4)ジャクリーン・ルクレア(E-hr)
録音:2008年
ストックはデューケンス大学で教鞭を取る一方、指揮者としても活動してい
る。ピッツバーグ響、シアトル響のレジデンス・コンポーザーを勤めたことも
ある。多くの委嘱を受け、ニューヨーク・フィル創立150周年記念として委嘱
された管弦楽曲「キック・オフ」はクルト・マズアによって初演され絶賛さ
れた。2000年に入ってから集中的に書かれた3つの弦楽四重奏曲は様々な様式
が折衷されている。バルトーク、ミニマル、ベルク、コープランド、民族音楽
の要素などが巧みにブレンドされ独自の世界を生み出している。

TROY1215 \1980
「同時の世界」-フルートと打楽器のための新しい音楽
アレジャンドロ・ラッティ:同時の世界/デヴィッド・マキ:イルタ
マーク・エンゲブレットソン:2つのデュオ
ジョン・アレマイヤー:大地と空の歌
ジェフ・ヘリオット:思考の消費電力
カール・シンメル:気性の変異
デュー・イースト:【グレッグ・バイヤー(Perc)、エリン・レッサー(Fl)】
録音:2009年
フルートと打楽器のデュオ、デュー・イーストは2008年アメリカ・ナショナル
・フルート協会の室内楽コンペティションで優勝して以来、南米、カナダ、
ヨーロッパで演奏を行っている。ラッティの《同時の世界》はミニマル風アフ
リカ音楽、デヴィッド・マキの《イルタ》は似非・東洋音楽で笑え、エンゲブ
レットソンの《2つのデュオ》もジャズとルー・ハリソンが聴いたら喜びそう
な妖しい擬似アジア音楽の折衷。シンメルの《気性の変異》もどうやらアメリ
カ人から見た東洋を表現しているらしく、彼らが武満徹や佐藤聡明を模倣した
らこうなる、というような作品。どの作品も実際にはどこにも存在しない不思
議の国、あこがれの国アジアを表現した作品ぞろいで大変面白い。


TROY1216 \1980
「ホーム・アンド・アウェイ」
-モリス・ローゼンズワイグ(b.1952):室内楽曲集
過去の光(Cl,Vn,Vc,Pf)/一歩を越えて(Va,Cimbalom)
最もよく使われる和音のテーブル(Horn四重奏)
人々、場所、エトセトラ(Fl,Perc)/反復(Vn,Va,Vc,Cb,Pf)
ラフ・スリーパーズ(Fl,Cl,Vn,Vc,Pf,Perc)
ニューヨーク・ニュー・ミュージック・アンサンブル、
ローゼンズワイグ指揮キャニオンランド・アンサンブル
ほか
録音:2004-2008年
ローゼンズワイグは1952年ニューオリンズ出身。グッゲンハイム、ロックフェ
ラー財団から多数の作品委嘱を受け、作品は全米、ヨーロッパ、アジアで演奏
されている。ウェーベルンを始めとしたセリー音楽に多大な影響を受けたアカ
デミックな作風だが、次第に自由な無調様式へと移行し《反復》では旋法、調
性的な音響も登場、《ラフ・スリーパーズ》では予めテープに録音された人声
と器楽がアンサンブルするといった実験的な側面を見せる。

TROY1217/18 2枚組 \3960
「エクストリーム・ミージャーズ(極端な措置)」
デヴィッド・フェルダー:まれな大気blews
エリック・モー:グランド・プリズマティック
パオロ・カヴァローン:[ディス]テンショーニ
デヴィッド・フェルダー:まれな大気boxmunsdottir
スティーブン・リックス:扁桃体
ジェームズ・プリモシュ:タイムズ・ライク・ジーズ
デヴィッド・フェルダー:まれな大気boxmunssum
ジェイソン・エッカート:演出
ハーベイ・ソルバーガー:宿敵
デヴィッド・フェルダー:アリア・ダ・カーポ
ジーン・コッペルド(Cl)、
スティーヴン・ゴスリング(Pf)
録音:2009年
アメリカの若手から中堅世代の作曲家によるクラリネットのための作品集。
全てジーン・コッペルドのために書かれた。彼女はジュリアード音楽院出身
でニューヨーク・ニューミュージック・アンサンブルでも演奏している。作品
の多くはアメリカ東海岸のアカデミックでセリエルな前衛音楽の傾向が強く
贅肉のない切り詰められた硬派の音楽。現代音楽でクラリネットの新しいレ
パートリーを探している人にお薦め。

TROY1219 \1980
ヘイグ・ボヤジアン(b.1938):作品集
(1)カシオペア-クラリネット、チェロ、ピアノのための(2003)
(2)ミ・タンゴ-ギターのための(2003/2010)
(3)ペルセウス-フルートとチェロのための(2008)
(4)深淵より-ソプラノとピアノのための(2008-09)
(5)ヴィエントス-ギター、ヴァイオリン、マンドリンのための(2010)
(6)プレアデス-ネイティブ・アメリカン・フルート、フルート、ヴィオラ、
チェロ、マリンバのための(2004)
S.ホロズィアン(Cl)、K.コチャリアン(Vc)、A.グリゴリアン(Pf)、
アーロン・ラルゲ=カプラン(G)、ティグラン・ゲヴォルギアン(Fl)
G.ゲガミアン(S)、アンナ・マンダリアン(P)、デュオ46(G&Vn)ほか
ボヤジアンは1938年パリに生まれ、少年時代にアルゼンチンに移住、やがて20
才の時にアメリカに移住。ニューイングランド音楽院にてヒナステラの弟子ベ
アトリズ・バルツィに師事した。同級生にはセイモア・シフリン、アルヴィン
・ルシエらがいた。作風は生誕の地パリと育ったアルゼンチンの風土を反映す
るかのように洗練された感性と野卑なパワーが共存しヒナステラ、ストラヴィ
ンスキーを思わせる。

TROY1220 \1980
「マイケル・ホワイト:ピアノ作品集」
(1)ソナチネ(2009)/(2)夜想曲とタンゴ(1990)
(3)《真夏の夜の夢》よりの情景(2008)
(4)パルティータ(2008)/(5)4つの幻想曲(2009)
(6)ピアノ四重奏曲(2007)
ミリアン・コンティ(Pf)、
(6)K.オーグスティン(Vn)、ウェイヤン・アンディ・リン(Va)
アンドルー・ジャンス(Vc)
録音:2008年
ホワイトはシカゴ出身でジュリアード音楽院でパーシケッティに学んだ。その
後、ガーシュイン、バーンスタイン、コープランドに強い影響を受け、ジャズ
とクラシックを融合したスタイルを作る。ソナチネは軽快なラグ・タイムで始
まる。激しいリズムで始まる《真夏の夜の夢》よりの情景はストラヴィンスキ
ーばりの生き生きとした音楽。大作ピアノ四重奏曲は室内楽版「春の祭典」と
形容したくなるエネルギッシュな音楽。

TROY1221 \1980
「ザ・ヤング・ドビュッシー」-ドビュッシー:歌曲集
(美しい夕暮れ/感傷的な風景/時は春/麦の花/シャルル・ボード
レールの5つの詩(バルコニー,晩の調べ,噴水,内省,恋人たちの死)
/星降る夜/鐘/忘れられたアリエッタ(やるせない夢心地,心に涙が
降る,木々の影,木馬,緑,スプリーン)/み告げの鐘/庭で/眠りの
森の美女/華やかな宴その1(密やかに,操り人形,月の光)
ダレン・チェイス(テノール)
マーク・コグレイ(ピアノ)
「ザ・ヤング・ドビュッシー」と題されたアルバム。ドビュッシーが30歳にな
るまでに作曲した歌曲を集めている。ダレン・チェイスは米国カリフォルニア
州サン・ディエゴ生まれのテノール。主としてドイツリートなど歌曲の歌手と
して活躍している。

TROY1223 \1980
シンディ・コックス(b.1961):作品集
苦い海-ヴァイオリン、チェロとピアノのための(2007)
プレイング・アラウンド-増幅されたハープシコードとプリペアード・ピアノ
のための(2007)
シルヴァン・ピース-ピアノのための(2009)
バック・トゥ・スクエア・ワン-ヴァイオリンとピアノのための(1999)
グレアム・ジェニングス(Vn)、
レイトン・フォング(Vc)、
クリストファー・ジョーンズ(Pf)、
シンディ・コックス(Pf)、ほか
コックスはインディアナ大学でバーナード・ランズ、ジェイコブ・ドラッグマ
ン、ジョン・ハービソンに学んだ。彼女自身はポスト・トーナル・ミュージッ
ク(調性後の音楽)を提唱し調性、無調を自由に折衷した生き生きとしたリズム
を持つ抒情豊かな音楽を聴かせる。

TROY1224 \1980
「サーモン・イズ・ジャンピン」ジョン・サーモン:ピアノ作品集
(小さなダイヤモンド/イミテーション・ロック/パーセルの嘆き
スカティテュード/マンボ・マッドネス/マリ・ピノ/夕べ
ボッサ・バッキアーナ/ほか全14曲)
ジョン・サーモン(Pf)
録音:2009年
サーモンはジャズ、クラシック両方を修めたピアニスト、作曲家で作品はバッ
ハの対位法とジャズのリズムを融合したユニークなもの。キース・ジャレット、
ビル・エヴァンスに似た洗練されたジャズという雰囲気を持つ。《小さなダイ
ヤモンド》はエヴァンスの傑作「ワルツ・フォー・デビー」に似た主題がフー
ガとして展開される。

TROY1225 \1980
ベン・リーズ・カーソン:打楽器のための音楽
(1)Aは方位角(azimuth)とアルニカ(arnica)のA
(2)瞑想曲,テナー
クリス・フロー、イアン・アントニオ、ラッセル・グリーンバーグ、
エユン・フアン(以上Perc)
ベン・リーズ・カーソンはアメリカの若手でアメリカ国内でも特にヨーロッパ
前衛音楽の研究が進んでいるカリフォリニア大学サン・ディエゴ校で作曲をブ
ライアン・ファーニホー、ロジャー・レイノルズに師事した。作品は大中小の
ガラスのコップを叩いたり木や紙をこすったり、更には奏者に歌わせたりと変
わった作風だが、その殆どが即興ではなく厳密に記譜されているのがユニーク。
ケージの「ソナタとインターリュード」に似た風通しのよい乾いたリリシズム
が感じられる。

TROY1229 \1980
アーマンド・クオリオティン(b.1954):
ヴィブラフォン、マリンバとピアノのための作品集
(1)石の谷を非難して(2003)/(2)8つの音図(2000)
(3)D♭ヒプノシス(2003)/(4)緑の妖精の幻(2006)
(5)ピアノは柔らかい手によって口づけされた(2003)
(6)カプリスとヴァリエーション(2007-08)
(7)クワジ・ジェレミ(2003-07)/(8)4つのララバイ(2003-08)
(1)サラ・ボブ(Pf)、(2)ジェイムズ・ラッセル・スミス(ヴィブラフォン)
(3)(7)ジョン・マクドナルド(Pf)
(4)(7)アーロン・トラント(ヴィブラフォン)、(5)山宮祥子(Pf)
(6)チェン・シンイ(マリンバ)、(8)リン・ペイチュン(Pf)
(8)(4曲目のみ)アーマンド・クオリオティン(Pf)
クオリオティンは1954年ニューヨーク・ブルックリンに生まれ、当初ジャズ・
ミュージシャンとして活動、やがてニューヨーク州立大学でピエール・ブーレ
ーズ、ミルトン・バビッドらに現代音楽の手法を学ぶ。ISCM World Music
Daysほか数々の現代音楽祭に入選、入賞。モードとセリーを折衷しながら現代
のリリシズムとでもいうべき硬質できらめくような音を紡ぎだす。

TROY1230 \1980
エドワード・ジョセフ・コリンズ(1886-1951)の音楽Vol.10
(1)ソナタ/(2)アラベスク/(3)黒人の歌の主題による変奏曲
(4)アイルランド民謡の主題による変奏曲/(5)カノン
(6)カノン様式による6つのテクニカル・スタント
(7)誰が言うことができる?(オペレッタよりの歌曲)
(8)6つの性格的ワルツOp.18
(1)-(7)アンナ・ポロンスキー(Pf)
(1)(2)アーノード・サスマン(Vn)、
(7)パトリス・マイケルズ(S)、
(8)ウィリアム・ブロウニング(Pf)、
録音:1999-2008年
コリンズはイリノイ州出身の作曲家・ピアニスト。フォーレ、ドビュッシーら
フランス楽派からの影響が色濃く、同時代のアメリカの他の作曲家と比べると
その洗練度と完成度において格段に水準が高い。ワーグナーの半音階的和声も
極めて洗練された形で消化され、部分的には無調となっている箇所もある。
民謡を主なテーマにして作曲する点、印象派の影響を受けていることからイギ
リスの同時代の作曲家バックス、モーラン、ブリッジたちと美意識の多くを共
有している。隠れたファンが多いシリーズの第10弾。

TROY1233 \1980
「クエスト」-ヴァイオリンとチェロのための新しい音楽
ジョセフ・デンジャーフィールド:ノミナ・スント・オミナ
ジョン・オルマイヤー:ロケット/デヴィッド・マキ:青い屈折
ジョン・オルマイヤー:フォルクローレ
ロナルド・キース・パークス:ア・マター・オブ・パースペクティヴ
スティーヴン・R・アンダーソン:探索(クエスト)
デュオ21: 【アンナ・クロムウェル(Vn)、ミラ・フリッシュ(Vc)】
デュオ21は2007年に結成された二人の弦楽器奏者によるデュオ。アンナ・クロ
ムウェルは演奏活動の傍らイースタン・イリノイ大学で、ミラ・フリッシュは
ノース・カロライナ大学でそれぞれ教鞭を取る。ヴァイオリンとチェロの二重
奏はラヴェルの他若干の前例があるが、これらの新曲はいずれも完成度が高く、
新ロマン主義的な抒情的な音楽で親しみやすい内容。

TROY1234 \1980
「バーン・ダンス(萌えるダンス)」
(1)リビー・ラーセン(b.1930):バーン・ダンス(萌えるダンス)(2001)
(2)ジーン・カータン(1906-32):ソナチネ(1931)
(3)ジョン・アディソン(1920-98):5つの対話(1992)
(4)ダン・ウェルチャー(b.1948):リバー・サイド・ジャケット(1987)
(5)ロジャー・ニクソン(1921-2009):ピッコロとE♭クラリネットのための2つ
の二重奏曲(1982)
(6)ロバート・ワイクス(b.1926):3つの友情の要素(1991)
(7)ユルグ・ヴィッテンバッハ(b.1935):セレナーデ(1959/1979)
(8)ロバート・ラッセル・ベネット(1894-1981):組曲(1973)
(9)ロバート・ディッカウ(b.1949):4つの小さな二重奏曲(1997)
ザ・スコット・ガリソン・デュオ:【シャノン・スコット(Cl)、
レナード・ガリソン(Fl)】
(1)ジェイ・モークリー(P)
ザ・スコット・ガリソン・デュオは1988年に主にアメリカの現代音楽を演奏す
る目的で結成された。収録の作品は彼らのために作曲されたもの。穏健でロマ
ン的、新古典主義的な親しみやすい作品で統一されている。フルート、クラリ
ネットの新しいレパートリーを探している向きにお薦め。

TROY1235 \1980
「ヴォーチェス・インテルナス」-現代メキシコのチェロ音楽
(1)ニカンドロ・タメス(1938-1985):序奏とデュオ(1976)
(2)レアンドロ・エスピノーサ(b.1955):デュオ《暗闇からの光》(1976)
(3)マリオ・ラビスタ(b.1943):旅行(1989/2002)
(4)オマール・タメス(b.1974):ヴォーチェ・エテルナ(2006)
(5)ラビスタ:引用(1976)
(6)マヌエル・デ・エリアス(b.1939):オメリカ(1996)
(7)ニカンドロ・タメス:モノマキアI(1976)
ジョナサン・ゴラヴ(Vc)、 スティーヴン・メーンズ(Pf)、
(4)エミリオ・タメズ(Perc)
メキシコの現代音楽史をチェロでたどる企画。ベテランから若手まで作風は極
めて多様な様相を呈しており大変興味深い。ジョナサン・グローブズはニュー
ヨーク・バッファロー大学で教鞭を取りる一方、バッファロー・フィルの首席
を勤めている。

TROY1240 \1980
ジョン・デュフィ(b.1926):管弦楽作品集
(1)我らマーク・トウェインを望む-語りと弦楽四重奏、歌手のための
(2)サクソフォン協奏曲-弦楽四重奏とコントラバス、サックスのための
(3)管弦楽のための《肖像》
(1)(2)カサット四重奏団、
(1)I.シェーファー(語り)、S.モーテンセン(Vo)、
(2)青森ともや(Cb)、グレン・モーリセット(テナーSax)
(3)リチャード・ウィリアムズ指揮ロイヤル・フィル
デュフィは1926年生まれの作曲家でコープランド、ヘンリー・カウウェル、ダ
ラピッコラに作曲を学んだ。作風は極めて穏健でコープランドの影響が強く肩
に力を入れずに楽しめる音楽。




<DIVINE ART>
DDA 25086 \1980
「インスピレーション」-マリア・クルチョへのオマージュ
シューベルト(リスト編):アヴェ・マリア
ロッシーニ(リスト編):ナポリのタランテラ
ヴィラ=ロボス:ブラジルの魂(ショーロ第5番)
カゼッラ:シャコンヌ主題による変奏曲
シュナーベル:ワルツ集Op.15-3
モーツァルト:ロンド イ短調K.511
ベートーヴェン:幻想曲Op.77
ショパン:ポロネーズ 嬰へ短調Op.44
レーガー:マリアの子守唄
シューマン(リスト編):献呈
アンソニー・ゴールドストーン(Pf)
録音:2009年セント・ジョン・バプティスト教会,イングランド
【ボーナス・トラック】
モーツァルト:コンサート・アリア「どうしてあなたを忘れられよう?」
マリア・クルチョ(Pf)、エリザベート・シュワルツコップ(S)、
オットー・クレンペラー指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:1957年ライヴ(モノラル)
2009年に89才で亡くなったイタリアのピアニストでイヴォンヌ・ロリオやアル
ゲリッチ、エマール、ル・サージュらを育て、一時内田光子も師事した名教師
マリア・クルチョ(クルシオ)に因んだ作品を彼女の愛弟子ゴールドストーンが
弾く。作品は彼女の得意としたロマン派、イタリア物、同時代で親交のあった
カゼルラ、シュナーベル(クルチョの師匠)の作品を収録。最後にボーナス・ト
ラックとしてクルチョがシュワルツコップ、クレンペラーと共演したモーツァ
ルトのアリアを収録。

DDA 25091 \1980
「ヴェニス・イン・メヒコ」 -ファッコとヴィヴァルディの協奏曲集
ジャコモ・ファッコ(1676-1753):
協奏曲ホ短調《和声復興への考察》Op.1-1
協奏曲イ長調《和声復興への考察》Op.1-5
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
協奏曲ニ長調RV.121
協奏曲イ短調《調和の霊感》Op.3-No.6
リコーダー協奏曲ハ長調RV.443
協奏曲ニ短調RV.127
プサルタリー協奏曲ハ長調RV.425
リコーダー協奏曲イ短調RV.445
メキシカン・バロック・オーケストラ、
ミゲル・ラウレンセ(指揮,リコーダー)、
マヌエル・ゾグビ(Vn)、
ダニエル・アルマス(プサルタリー)、
録音:2009-2010年メキシコ
メキシカン・バロック・オーケストラは本CDでリコーダーも披露しているミゲ
ル・ローレンスにより2009年に結成されたバロック・アンサンブルでメンバー
全員が18世紀の植民地時代の楽器を使用している。ミゲル・ローレンスはロン
ドンでリコーダーとフルートをフィリップ・ピケットに学び、帰国後はソリタ
ス・デ・メヒコの主席フルート、リコーダー奏者、指揮者としてメキシコのみ
ならずヨーロッパで活動を行っている。

DDA 25092 \1980
「ジョン・ローズ(b.1928):室内楽作品集」
(1)弦楽四重奏曲第1番(1997)
(2)前奏曲とフーガ(2001)
(3)前奏曲と2つのフーガ(2001)
(4)DSCHによるエッセイ(1970)
(5)弦楽四重奏曲第2番(1999)
(1)(5)エディンバラ四重奏団、
(2)-(4)ロバート・メリング(Pf)
録音:(1)(5)2009年スコットランド、(2)-(4)2010年エディンバラ
ジョン・ローズは1928年ロンドン出身のイギリスの作曲家。ロンドン王立音楽
院でエドムンド・ラッブラに作曲を師事した。無調と調性の間を行くほの暗い
叙情性はラッブラ譲りでラッブラ、シンプソンなど近現代イギリス音楽ファン
は必聴。

DDA 21371 3枚組 \5940
「無言歌」-ポール・タファネルの遺産
CD1)
ポール・タファネル:ウェーバー《魔弾の射手》の主題による幻想曲
グルック:精霊の踊り/ライネッケ:フルート・ソナタOp.167
ショパン:夜想曲Op.15-No.2(タファネル編)
ポール・タファネル:音楽読譜
アルフォンス・カスリーヌ:夜想曲
フォーレ:シシリエンヌ,コンクール用小品,幻想曲
ユレ・ムーケ:ギリシャ風ディヴェルティメント第1番
サン=サーンス:ロマンス
CD2)
クレマンス・ド・グランヴァル:組曲
エミール・ベルナール:ロマンス
フランソワ・ボルン:子鬼のバラードと舞曲
C.E.ルフェーブル:2つの小品Op.72
ルイ・レイノー:夜想曲
C.-W.ド・ベリオ:ソナタOp.64
CD3)
ジョルジュ・バレール:夜想曲
アルベール・ドワイェン:ギリシャ風小品(5つの勇ましい小品)
A.ブリュノー:ロマンス/ジャック・デュラン:ロマンス
ドップラー:ハンガリー田園詩曲
シャルル=マリー・ヴィドール:組曲
メンデルスゾーン:熟考(タファネル編)
ケネス・スミス(Fl)、ポール・ローデス(Pf)
録音:2008-2009年聖マリー教会,バーグフィールド,バークシャー
タファネル(1844-1908)はフランスのフルート奏者、指揮者として永らくパリ
音楽院の教授を務め、近代フルート音楽の礎を築いた。あの伝説のフルート奏
者マルセル・モイーズの師としても知られる。彼の演奏は録音としては一切残
されていないが、このセットは彼の生きた時代に作曲された(タファネルの自
作、編曲を含む)作品を聞くことでその時代を偲ぶもの。よほどフルートに親
しんでいる者にしか馴染みのない作品が目白押しで、フルート音楽の好きな
人にはお勧め。これまで楽譜はあっても音源がなかった曲もあるのでフルー
ト学習者には最適の参考資料音源にもなる。フルートのケネス・スミスはフィ
ルハーモニア管弦楽団の首席奏者でソロ奏者としてはバロックから現代まで
幅広いレパートリーを持つが特にイギリス、フランス音楽には定評がある。




<METIER>
MSV28519 2枚組 \3700
「白い夜明け」-デイヴィッド・ラムズデイン(b.1931):
歌曲とサウンド・スケイプ
CD1)
(1)オーストラリアの音風景I
(2)トレーシー・チャドウェルの追憶による小さなカンタータ
(3)オーストラリアの音風景II
(4)ブルー・アポン・ブルー
(5)オーストラリアの音風景III
(6)6つのポストカード(Pf)
(7)オーストラリアの音風景IV
(8)オルフェウスの話す木
CD2)
(9)オーストラリアの音風景V
(10)ムレット・クリークでの変容
(11)ノーフォーク・ソングブック
(12)カンベワラ(Pf)
(2)(8)(11)レスリー=ジェーン・ロジャーズ(S)、
(2)(10)(11)ジョン・ターナー(リコーダー)、
(2)(6)(12)ピーター・ローソン(Pf)、
(4)ジョナサン・プライス(Vc)
(8)マーティン・ブラビンズ指揮ジェミニ
(1)(3)(5)(7)(9) 録音:2004年
ラムズデインは1931年シドニー出身のオーストラリアの作曲家でシドニー大学
で作曲を学んだ。この作品集はオーストラリアの音風景と題されたオーストラ
リアの自然の環境音を間に挟みながらリコーダー独奏や歌曲、チェロ独奏曲が
並べられている。いずれも旋律豊かで抒情的。

MSV28520 \1850
「ジョン・ヴィールとロバート・クロフォードの作品集」
(1)ジョン・ヴィール(1922-2006):弦楽四重奏曲
(2)ロバート・クロフォード(b.1925):悲しげな五重奏曲
(3)ジョン・ヴィール:即興曲
(4)ロバート・クロフォード:3つの2声のインヴェンション
(5)ジョン・ヴィール:トリプティーク
(6)ロバート・クロフォード:クラリネット五重奏曲
(2)(3)(4)(5)ジョン・ターナー(リコーダー)、
(4)(5)リンダ・メリック(Cl)、
(1)(2)(5)(6)アダバリー・アンサンブル(弦楽四重奏)
録音:2009年5月オックスフォード
ジョン・ヴィールは1922年生まれのイギリスの作曲家でオックスフォード大学
で作曲を学んだが後に渡米しロジャー・セッションズとロイ・ハリスに師事し
た。ロバート・クロフォードは1925年生まれで作曲の傍ら、BBCの音楽プロ
デューサーを長く勤めた。ともにバックス、エルガー、ブリテンらに続く、
基本は調性を使いながら新しい時代にふさわしいロマンティシズムを追求した
作品を残している。イギリスのやや曇った空を思わせるほの暗いハーモニーが
イギリス音楽ファンを虜にするだろう。




<KAIROS>
13112KAI \2250
「アルベルト・ポサダス(b.1967):作品集」
(1)「涙と優しさの暗い深淵」-アンサンブルのための(2005)
(2)「ネブマート」-五重奏のための(2008)
(3)「クリプシス」-アンサンブルのための(2007)
(4)「グロッソポエイア」-3人のダンサー、4人の音楽家とヴィデオ、
ライブ・エレクトロニクスのための(2009)
(1)-(4)アンサンブル・コンテンポラン、
(1)-(3)フランソワ=クサヴィエ・ロート(指揮)
IRCAMポンピドゥ・センター
録音:2007-2009年
ポサダス(b.1967)はスペインの作曲家で当KAIROSレーベルでは既にリリースさ
れた「フラクタルの典礼」(12932KAI)が話題となった現代スペインを代表する
作曲家である。彼はフランシス・ゲレーロに師事した後、パリのIRCAMで電子音
響についての研究、創作に取り組む一方、クセナキスのように最新の数学理論
にも関心を寄せ、感性と科学の両面から新しい音楽を開拓しようとしている。
作品はコンピュータ音楽やスペクトル楽派からの影響を感じさせ、持続する音
の帯の色彩とテクスチュアの変化で作品を構成している。《涙と優しさの暗い
深淵》では雅楽の笙を思わせる響き、間の感覚、一音に込める気合いのような
凄みが1970年代の武満(ウィンター、マージナリア、ジェモー第1部あたり)を思
わせ、ライオン・ローアの悩ましい呻きが聴き手の生命力を喚起する。《クリ
プシス》の低音の凄みと高音域のきらめく美しさ、最新作《グロッソポエイア》
のライブ・エレクトロニクスとアンサンブルのコンビネーションも見事なもの
である。現代音楽ファン必聴!



<ALTARUS>
AIRCD 9015 \2080
「カーソン・クーマン(b.1982):ピアノ作品集」
9つの前奏曲(2007)/演奏会用小品《ラ・トリコテア》(2006)/
マドリガル(2008)/ララバイ-ラモーによる(2009)
ベア・マウンテン断章(2008)/夏至(2007)
夢見るマダケット(2008)/マウンテン・トッカータ(2008)
ドンナ・アマート(Pf)
録音:2010年5月
クーマンは29才の現在までに作曲した作品はなんと800曲を越えるという多作家
である。ナクソス・レーベルより定期的にCDがリリースされており、アマート
によるピアノ作品集も出ているが、今回のアルバムとは重複はない。これまで
にオペラ、声楽曲、交響曲、室内楽などありとあらゆる作品を発表している。
ここに収められたピアノ曲は無調、調性、印象派的な響き(9つの前奏曲は時に
ドビュッシーを思わせる)ほかプロコフィエフ、ジャズなどを折衷した自由奔放
な音楽。ピアノは当ALTARUSでアマート女史はクーマンの手の込んだ多声的書法
を見事に弾ききっている。




<MARQUIS>
MAR 81411 \1980
ショパン:ピアノ三重奏曲ト短調Op.8
シューマン:ピアノ三重奏曲ト短調Op.110
マンハッタン・ピアノ三重奏団:
【ウェイン・リー(Vn)、ドミトリー・コウゾフ(Vc)、ミラナ・ストレゼワ(Pf)】
録音:2009年
マンハッタン・ピアノ三重奏団は2004年の結成以来、数々の国際室内楽コンク
ールに入賞、アメリカ、ヨーロッパを中心に活動をしているアンサンブル。レ
パートリーはロマン派の作品からアイヴズ、ペルトのような現代作品までヴァ
ラエティに富んでいる。若いながら非常に落ち着いた、奇を衒わない音楽作り
に大変好感が持てる内容。

<ARCHIPEL>
ARPCD0507 \880
イワン・コズロフスキー(テノール)
リサイタル集 Vol.1
ロッシーニ:歌劇「セビーリャの理髪師」から「空は微笑み」
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」から「あれかこれか」、「女心の歌」 他
ヴェルデイ:歌劇「椿姫」から「パリを離れて、いとしい人よ」 他
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」から「もう帰らないミミ」 他
レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」から「おおコロンビーナ」
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」から「快い歌声は消えて」 他
他 全26曲
歌は イワン・コズロフスキー(テノール) Ivan Kozlovsky 
他 ソリスト
指揮は サムイル・サモスード、アレクサンドル・オルロフ、
オニシム・ブロン 
管弦楽表記は無し。 録音は1930年代、1940年代。
20世紀前半ソビエト時代の最高の歌手の1人、イワン・コズロフスキー(1900-
1993)が残した膨大な記録から選曲された26曲を収録したアルバムです。全体的
に音質は録音年代を考慮しても驚くほど良いですがところどころ、POP音などの
傷、高音域の際”音のびびり”などが聴かれます。
ご理解くださいますよう、お願い致します。

ARPCD0518 \880
初出
バッハ:マニフィカト ニ長調 BWV.243
Erika Rokyta (ソプラノ)
ローレ・フィッシャー(アルト) Lore Fischer
ハインツ・マルテン(テノール) Heinz marten
ヨゼフ・グラインドル(バス) Josef Greindl
ギュンター・ラミン指揮 Gunther Ramin
ライプツィヒ・ゲヴァンドハウス管弦楽団、トーマス教会合唱団
1944年11月24日ライプツィヒ
1918年ライプツィヒ聖トーマス教会のオリガニストとなり、1940年から師シュ
トラウベの後任としてバッハ以後12代目のトーマス・カントルを務め1956年に
亡くなるまで、オルガニスト、ハープシコード奏者、指揮者として活躍し、ド
イツにおけるバッハ演奏の伝統を守ったギュンター・ラミンによる、今回初出
となるバッハの演奏です。音質は、こもりがちで、決して良いとは言えません
が価値のあるアルバムです。
ボーナス・トラックとして:
バッハ:管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV.1068
オットー・クレンペラー指揮 Otto Klemperer
バイエルン放送交響楽団 1957年ミュンヘン 
音質はとても良いです。

ARPCD0519 \880
マーラー:交響曲第5番
ルドルフ・ケンペ指揮 Rudolf Kempe
ライプツィヒ放送交響楽団
1948年11月3日 ライプツィヒ
ところどころに、原盤に起因するノイズなどの傷が聴かれますこと、ご理解頂
けますよう、お願い致します。全体的には良い音質です。
貴重な録音の登場です。




<WALHALL>
WLCD0310 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「運命の力」
グレ・ブラウエンステイン(ドンナ・レオノーラ) Gre Brouwenstijn
ミニョン・ダン(プルチオシルラ) Mignon Dunn
リチャード・タッカー(ドン・アルヴァーロ) Richard Tucker
アルド・プロッティ(ドン・カルロ) Aldo Protti
ノーマン・スコット(グァルディアーノ神父) Norman Scott
ジュリオ・ヴィアモンテ(フラ・メルトーネ) Giulio Viamonte
フェルナンド・プレヴィターリ指揮 Fernando Previtali
コロン劇場管弦楽団、合唱団
1960年8月12日ブエノス=アイレスでのライヴ
とても、良い音質です。

WLCD0320 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「椿姫」
アンナ・モッフォ(ヴィオレッタ・ヴァレリー) Anna Moffo
バリー・モレル(アルフレード・ジェルモン) Barry Morell
ロバート・メリル(ジョルジュ・ジェルモン) Robert Merrill
クルト・アドラー指揮 Kurt Adler
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1960年5月4日アトランタでのライヴ
※アメリカ生まれで、後にイタリアで成功をおさめ1960年4月1日に
「椿姫」ヴィオレッタ役でメトロポリタンでのデビューを果たし
成功と人気を博したアンナ・モッフォによる名唱が、聴きどころです。
音質は良いです。

WLCD0328 2枚組 \1750
プッチーニ:歌劇「トスカ」
リチア・アルバネーゼ(フローリア・トスカ) Licia Albanese
ダニエーレ・バリオーニ(マリオ・カヴァラドッシ) Daniele Barioni
レナード・ウォーレン(スカルピア男爵) Leonard Warren
ディミトリ・ミトロプーロス指揮 Dimitri Mitropoulos
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1957年3月23日ニューヨークでのライヴ
※特筆すべきは、リチア・アルバネーゼの熱演です。
レナード・ウォーレンの力強い美声にも圧倒されます。
音質も録音年代から考えても良い状態です。




<TACET>
TACET DVDD172(DVD-AUDIO) \2380
シュポーア:室内楽作品集
(1)弦楽六重奏曲 ハ長調 op.140
(2)大九重奏曲 ヘ長調 op.31
カメラータ・フリーデン camerata freden
もとよりヴァイオリニストとしてヨーロッパ各地で活躍したシューポアは指揮
者として、またオペラ、交響曲、ヴァイオリン協奏曲や室内楽からオラトリオ
までと、初期ロマン派の様式にて多くの大作を作曲しました。
※このアイテムはDVD-AUDIOです。DVDプレーヤーのみで聴くことが出来ます。
ご注意ください。
CDは:カタログ番号:TACET 172 で発売されています。




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 234 2枚組 \1750
ドニゼッティ:歌劇「ポリウト」
マリア・カラス(パオリーナ) Maria Callas
フランコ・コレッリ(ポリウト)Franco Corelli
エットレ・バスティアニーニ(セヴェーロ) Ettore Bastianini
ニコラ・ザッカリア(カリステネ) Nicola Zaccaria
アントニーノ・ヴォットー指揮 Antonio Votto
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団 1960年12月7日ミラノでのライヴ
以前 EMI LABEL 他で発売あり。
この曲の決定的な名演と言われる名盤。待望の復刻です。

MYTO 259 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」
ジュゼッペ・タデイ(サー・ジョン・ファルスタッフ) Giuseppe Taddei
アルド・プロッティ(フォード) Aldo Protti
ニコラ・モンティ(フェントン) Nicola Monti
ロザーナ・カルテーリ(ナンネッタ) Rosanna Carteri
マリオ・ロッシ指揮 Mario Rossi
ローマRAI交響楽団、合唱団 1959年3月14日ローマでのスタジオ録音
第二次世界大戦後のイタリア・オペラ界が生んだ、艶やかな美声と豊かな表現
力を持つバリトンのひとりであるジュゼッペ・タデイによる名演。
音質はとても良いです。

MYTO 263 2枚組 \1750
ベルリーニ:歌劇「清教徒」
ジョン・サザーランド(エルヴィラ) Joan Sutherland
ニコラ・フィラクリーディ(アルトゥーロ・ラ・タルボ) Nicola Filacuridi
エルネスト・ブランク(リッカルド・フォルト) Ernest Blanc
ジュゼッペ・モデスティ(ジョルジョ) Giuseppe Modesti
ヴィットリオ・グイ指揮 Vittorio Gui   ロイヤル・フィル
グラインドボーン祝祭合唱団 1960年9月8月エディンバラでのライヴ
「清教徒」では多くの名盤を残しているサザーランドによるアルバム。
音質は良いです。

MYTO 268 \1050
マリア・カラス イン・パリ 1958年12月19日ライブ
ジョルジュ・セバスティアン指揮 Georges Sebastian
パリ国立歌劇場管弦楽団、合唱団
(1)ベルリーニ:歌劇「ノルマ」から「清らかな女神よ」他
(2)ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」から
(3)ロッシーニ:歌劇「セビーリャの理髪師」から「今の歌声は心にひびく」
(4)プッチーニ:歌劇「トスカ」 第2幕から
ティト・ゴッビ(スカルピア男爵)Tito Gobbi
アルバート・ランス(カヴァラドッシ)Albert Lance
マリア・カラス(ソプラノ) Maria Callas
全18トラック。 音質は、とても良いです。

MYTO 277 \1050
マリア・カラス イン・シュトゥットガルト 1959年5月19日ライヴ
ニコラ・レッシーニョ指揮 Nicola Rescigno
シュトゥットガルト・ジュートフンク交響楽団
(1)スポンティーニ:歌劇「ウェスタの巫女」から
(2)ヴェルディ:歌劇「マクベス」から「早く来て、明かりをつけて」他
(3)ロッシーニ:歌劇「セビーリャの理髪師」から「今の歌声は心にひびく」
(4)ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」から「世の空しさを知る神」他
(5)ベルリーニ:歌劇「海賊」から「無邪気な微笑で」他
マリア・カラス(ソプラノ) Maria Callas
全12曲を収録。 音質は、とても良いです。




<VENEZIA>
CDVE00013 3枚組 \1650
コンスタンティン・イワーノフの芸術
CD. 1
(1)ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」
ソビエト国立交響楽団 1966年7月16日録音
1966年7月16日録音
(2)スクリャービン:「プロメテウス」ピアノ、合唱、管弦楽の為の作品
ワレリー・カステリスキー(ピアノ) Valeri Kastelsky
モスクワ・フィル
スヴェシニコフ記念ソビエト国立合唱アカデミー合唱団 1975年録音
CD. 2
(3)ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番 1952年録音
ソビエト国立交響楽団 
(4)ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 ハ短調 op.67
ソビエトRTV大交響楽団 1973年録音
CD. 3
(5)ベートーヴェン:
ピアノ、ヴァイオリンとチェロの為の三重協奏曲 ハ長調 op.56
レフ・オボーリン(ピアノ)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(チェロ)
ソビエト国立交響楽団 1961年録音
以上、指揮は全て コンスタンティン・イワノフ
※CD.2の2曲は、CDVE04239からのリマスターリングしての再収録です。
LP時代から高い評価を得ていた「ペトルーシュカ」を含み、骨太でエネルギッ
シュな野性味溢れる演奏です。
コンスタンティン・イワノフは1907年生まれ。貧しい家庭で育つも若くして
頭角をあらわし、ガウク、ラフリンに続き1946-65年にソビエト国立交響楽団
の主席指揮者として活躍しました。その輝かしい活躍とは裏腹に現在入手で
きる音盤は限られています。
コンスタンティン・イワノフの演奏を堪能できるお買い得盤です。

CDVE04397 2枚組 \1650
ガヴリーロフ(ピアノ) バッハ:ピアノ協奏曲集
CD. 1
(1)ピアノ協奏曲第1番 二短調 BWV.1052
(2)ピアノ協奏曲第2番 ホ長調 BWV.1053
(3)ピアノ協奏曲第3番 ニ長調 BWV.1054
CD.2
(4)ピアノ協奏曲第4番 イ長調 BWV.1055
(5)ピアノ協奏曲第5番 ヘ短調 BWV.1056
(6)ピアノ協奏曲第6番 ヘ長調 BWV.1057
(7)ピアノ協奏曲第7番  ト短調 BWV.1058
アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ) Andrei Gavrilov
ユーリー・ニコラエフスキー指揮 Yuri Nikolaevsky
室内管弦楽団 1981-1982年録音
※1955年にモスクワで生まれ、1974年にチャイコフスキー国際
コンクールでの優勝、大ピアニストであるリヒテルの代役としてザルツブルグ
音楽祭への出演における賞賛から始まった国際的な演奏活動。若き
ヴィルトゥオーゾがその政治的な言動により当局から国外に出ることを禁じ
られた1979年。ゴルバチョフ体制に転じる直前まで政治的な多くの制約の時代
ガヴリーロフが集中的に取り組んだバッハの鍵盤曲を代表する名演奏の
復刻です。




<CARUS>
83.232 2枚組 \3450
シュッツ:宗教的合唱曲集 
29のモテット op.11 SWV.369-397
ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮
ドレスデン室内合唱団
カペラ・サジタリアーナ、ドレスデン
2006年11月24-28日、2007年2月27-28日ドレスデンでの録音
1985年に設立され、ラーデマンのもとで名声を確立したドイツを代表する合
唱団のひとつ、ドレスデン室内合唱団によるシュッツの代表作品。名盤です。
装丁を変えての再発売となります。ご注意ください。

83.348 \2380
ビーバー:聖母マリアの夕べの祈り
ルペルト・イグナーツ・マイア(1646-1712ドイツ)
(1)「主よ、とく来たりて我を助け給え」
(2)「聖なるマリア、神の母」
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1620代-1690イタリア)
(3)「めでたし女王」
レオポルト I世(1640-1705オーストリア)
(4)「めでたし、海の星」
ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・ビーバー
(1644-1704ボヘミア)
(5)マニフィカト
(6)詩篇110,111,112,113,117及びソナタで構成された「聖母マリアの夕べの
祈り」
サイモン・キャリントン指揮
イェール・スコラ・カントルム
イェール・コレギウム・プレイヤーズ
2004年12月5-7日ニューヨークでの録音
世界各国の合唱音楽を紹介し、日本の合唱文化を再確認することを目的にコン
サートやセミナーなどを行う合唱イベント「Tokyo Cantat」に今年もまた講師
として出席する(4/29-5/5)、キングス・シンガーズ創立メンバーでもある
サイモン・キャリントンの指揮による、珍しいビーバー他の作品。
イネガル(不均衡)奏法のマイア、弦楽曲の発展に影響力をもったレグレンツィ
スコルダトゥーラ(楽器本来とは違う調弦の仕方)奏法を取り入れたビーバー。
そして、ビーバー自身が仕えた皇帝レオポルトI世の作品を収録。
バロックの演奏手法の変革を聴く、興味深い企画によるアルバムです。

83.446 \2380
リスト:歌曲選集
(1)「ラインの美しき流れのほとり」
(2)「毎朝私は起き、そして問う」
(3)「とうひの樹がひっそりとたたずんでいる」
(4)「はじめはほとんど絶望するところだった」
(5)「君は花のような人」
(6)「僕の歌には毒がある」
(7)「ローレライ」Die Loreley
(8)「昔トゥーレに王がいた」
(9)「喜びに満ち、悲しみに満ち」
(10)「涙と共にパンを食べたことのない者は」
(11)「すべての山頂に安らぎがある」
(12)「御身、天から来たり」
(13)「三人のジプシー」
(14)「それは素晴らしいことに違いない」
(15)「すみれ」Das Veilchen 
(16)「桜草」
(17)「ノンネンヴェルト」
(18)「少年漁師」
(19)「羊飼い」
(20)「アルプスの狩人」
ハンス・イェルク・マンメル(テノール)
ヒルコ・デュムノ(ピアノ)
2010年5月31日-6月2日フランクフルト他での録音
古楽界の逸材、マンメルによる珍しいリストの歌曲集。

<Regis>
RRC 1366 \680
パーセル:歌曲と宗教アリア集デラー・コンソート

RRC 1367 \680
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番、第5番「皇帝」
エミール・ギレリス(pf)
レオポルト・ルードヴィヒ指揮、フィルハーモニア管弦楽団

RRC 1368 \680
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲、ピアノ協奏曲
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
フランティシェク・マクシアン(pf)
ヴァーツラフ・ターリッヒ指揮
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

RRC 1369 \680
ラッスス:モテット集、ミサ・サルヴェ・レジナ
アンドリュー・カーウッド指揮
カージナルズ・ミュージック

RRC 1336 \680
バード:
5声のミサ曲、4声のミサ曲、3声のミサ曲、アヴェ・ヴェルム・コルプス
スティーヴン・ダーリントン指揮
クライストチャーチ大聖堂合唱団

RRC 1338 \680
O for A Thousand Tongues To Sing
賛美歌集
And Can It Be?、As Pants The Heart、Lo He Comes With Clouds Descending、
O Worship The King、Away With Our Sorrow And Care、
Arise And Hail The Joyful Day、Hail Happy Morn、
Awake And Join The Cheerful Choir、See Heaven's High Portals、
Awake, Awake Ye Mortals All、While Shepherds Watched、
Behold The Morning Star、The Musical Lovers、
Arise And Hail The Sacred Day、Rejoice This Glorious Day Is Come、
Christ The Lord Is Ris'n Today、Light Of The World、
All Hail The Pow'r Of Jesus' Name、O For A Thousand Tongues To Sing、
Who Would True Valour See
マディ・プライア、ザ・カーニバル・バンド

RRC 1342 \680
行進曲集
ロジャー・G.スウィフト少佐指揮
ザ・コールドストリーム・ガーズ・バンド

RRC 1344 \680
デュカス:交響曲ハ長調
ファンファーレ、舞踊詩「ラ・ペリ」
ジャン・フルネ指揮
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団

RRC 1345 \680
モーツァルト:ピアノソナタ第10番-第12番、第14番
マリア・ジョアン・ピリス(pf)




<Membran>
MEMBRAN 233110 109枚組 \16000
フルトヴェングラー大全集/THE LEGACY
ボーナスDVD 1枚、CD-ROM(ブックレット収録)1枚 計109枚組
特典映像としてフルトヴェングラーとも親交があったドイツの著名音楽評論家
ヨアヒム・カイザー教授による「フルトヴェングラーの偉業について語る」ビ
デオ・クリップが付きます。
※曲目詳細はこちらにございます。

MEMBRAN 233247 64枚組 \8650
Maria Callas/30 - Complete Operas
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」  1954年
カラス、スティニャーニ、フィリッペスキ、ロッシ=レメーニ 他
セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座
ベッリーニ:歌劇「清教徒」  1953年
カラス、ディ・ステファノ、パネライ 他
セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座
ベッリーニ:歌劇「夢遊病の女」  1955年
カラス、ヴァレッティ、モデスティ 他
バーンスタイン指揮 ミラノ・スカラ座
ケルビーニ:歌劇「メディア」   1953年
カラス、バルビエリ、ペンノ、ナーケ 他
バーンスタイン指揮 ミラノ・スカラ座
ドニゼッティ:歌劇「アンナ・ボレーナ」  1957年
カラス、シミオナート、ロッシ=レメーニ、ライモンディ 他
ガヴァッツェーニ指揮 ミラノ・スカラ座
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」  1953年
カラス、ディ・ステファノ、ゴッビ 他
セラフィン指揮 フィレンツェ5月音楽祭
グルック:歌劇「アルチェステ」  1954年
カラス、ガヴァリーニ、パネライ 他
ジュリーニ指揮 ミラノ・スカラ座
グルック:歌劇「タウリスのイフィゲニア」  1957年
カラス、ドンディ、アルバネーゼ 他
サンツォーニョ指揮 ミラノ・スカラ座
レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」  1954年
カラス、ディ・ステファノ、ゴッビ 他
セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」  1953年
カラス、ディ・ステファノ、パネライ 他
セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座
ポンキエッリ:歌劇「ジョコンダ」  1959年
カラス、カプッチッリ、コッソット 他
ヴォットー指揮 ミラノ・スカラ座
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」  1956年
カラス、ディ・ステファノ、モッフォ 他
ヴォットー指揮 ミラノ・スカラ座
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」  1955年
カラス、ゲッダ、ダニエリ 他
カラヤン指揮 ミラノ・スカラ座
プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」  1957年
カラス、フィオラヴァンテ、ディ・ステファノ 他
セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座
プッチーニ:歌劇「トスカ」  1953年
カラス、ディ・ステファノ、ゴッビ 他
デ・サバタ指揮 ミラノ・スカラ座
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」  1957年
カラス、シュヴァルツコップ、フェルナンディ 他
セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座
ロッシーニ:歌劇「アルミーダ」  1952年
カラス、アルバネーゼ、フィリッペスキ 他
セラフィン指揮  フィレンツェ歌劇場 
ロッシーニ:歌劇「セヴィリアの理髪師」  1957年
カラス、アルヴァ、ゴッビ 他
ガリエラ指揮 フィルハーモニア
ロッシーニ:歌劇「イタリアのトルコ人」  1954年
カラス、ロッシ=レメーニ、ゲッダ 他
ガヴァッツェーニ指揮 ミラノ・スカラ座
スポンティーニ:歌劇「ヴェスタの巫女」  1954年
カラス、コレッリ、スティニャーニ 他
ヴォットー指揮 ミラノ・スカラ座
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」  1955年
カラス、バルビエリ、タッカー、ゴッビ 他
セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」  1956年
カラス、ディ・ステファノ、バルビエリ、ゴッビ 他
ヴォットー指揮 ミラノ・スカラ座
ヴェルディ:歌劇「運命の力」  1954年
カラス、タッカー、タリアブエ 他
セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座
ヴェルディ:歌劇「マクベス」  1952年
カラス、マスケリーニ、ペンノ 他
デ・サバタ指揮 ミラノ・スカラ座
ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」  1949年
ベッキ、カラス、ネローネ 他
グイ指揮 ナポリ・サンカルロ劇場
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」  1955年
カラス、ゴッビ、ディ・ステファノ 他
セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座
ヴェルディ:歌劇「椿姫」  1955年
カラス、ディ・ステファノ、バスティアニーニ
ジュリーニ指揮 ミラノ・スカラ座
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」  1956年
カラス、バルビエリ、ディ・ステファノ 他
カラヤン指揮 ミラノ・スカラ座
ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」  1951年
マスケリーニ、ココリオス=バルディ、カラス 他
エーリヒ・クライバー指揮 フィレンツェ5月音楽祭
ワーグナー:楽劇「パルジファル」  1950年
バルデッリ、クリストフ、パネライ、カラス 他
グイ指揮 RAIローマ
ボーナスCD
モントリオールでのリサイタル 1974年5月13日
カラス、ディ・ステファノ
ロバート・サザーランド(P)




<Brilliant Classics>
BRL 9208 \540
ジラルディーノ:Concerto di Oliena
Da Studi di Virtuosita e di Trascendenza
クリスティアーノ・ポルケッドゥ(Guitar)
エルマンノ・ブリニョーロ・アスティ指揮
サルデーニャ室内管弦楽団

BRL 9212 3枚組 \1550
シベリウス:交響詩全集
組曲「レンミンカイネン」Op.22、フィンランディアOp.26、
ルオンノタールOp.70、吟遊詩人Op.64、エン・サガOp.9、
ポヒョラの娘Op.49、森の精Op.45-1、春の歌Op.16、海の精Op.73、
タピオラOp.112、夜の騎行と日の出Op.55
ヴァシリー・シナイスキー指揮
モスクワ・フィルハモニー管弦楽団

BRL 93960 3枚組 \1550
ソル:ギター幻想曲全集
幻想曲第1番-第7番、セレナードOp.37、
スコットランドの主題による変奏曲Op.40、幻想曲「友情の想い出」Op.46、
静けさOp.50、村人の幻想曲Op.52、ベルリンの夜会の思い出Op.56、
幻想曲Op.58 悲歌風幻想曲Op.59、他
ステファノ・パラミデッシ(Guitar)

BRL 94049 \540
Frescobaldi Edition Vol.9
フレスコバルディ:リチャルカーレ集第1巻
ロベルト・ロレッジャン(Org)
 
BRL 94116 \540
J.C.バッハ/モーツァルト:助奏付きコンサートアリア全集
J.C.バッハ:
よろしい 行くように…、聞いてくれ 行かないでくれ…、
Sventurata,in van mi legno
モーツァルト:
ああ 私の目の前から消えてK.272、この麗しい御手と瞳のためにK.612、
どうしてあなたを忘れられようK.505、恐れないで愛する人よK.490
ヒョルディス・テボー(Sop)幸田浩子(Sop)グスタフ・ベラチェク(Bs)
ディディア・タルパイン指揮、ソラメンテ・ナトゥラリ

BRL 94203 \540
ITALIAN CONCERTOS
J.S.バッハの編曲によるオルガン曲集
協奏曲BWV.593(ヴィヴァルディ:協奏曲RV.522)、
協奏曲BWV.596(ヴィヴァルディ:協奏曲RV.565)、
協奏曲BWV.595(エルンスト・フォン・ザクセン=ヴァイマル:協奏曲)、
協奏曲BWV.974(マルチェルロ:オーボエ協奏曲ニ短調)、
協奏曲BWV.592(フォン・ザクセン=ヴァイマル:協奏曲ト長調)、
フーガBWV.539(J.S.バッハ:ヴァイオリンソナタBWV1001よりフーガ)、
協奏曲BWV.594(ヴィヴァルディ:協奏曲RV208)
マティアス・ハヴィンガ(Org)

BRL 94205 6枚組 \3080
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲Op.12、Op.13、Op.44、Op.80、変ホ長調、
弦楽四重奏のための4つの小品 Op.81
ゲヴァントハウス四重奏団
弦楽五重奏曲Op.18、Op.87
シャロン四重奏団、ペトラ・ヴァーレ(Vla)
ピアノ六重奏曲Op.110 
ダリア・ウズィエル(pf)ギル・シャロン(Vln)
ロン・エプハート、リーサ・タミネン(Vla)
アレックス・ファルショフ(Vc)ヤン・サッセン(Cb)
弦楽八重奏曲Op.20 アマティ弦楽合奏団

BRL 94209 \540
INTRODUCING
ヴィルトゥオーゾ・ピアノ・ミュージック
プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番/リスト:スペイン狂詩曲S.254
ハイドン:ピアノソナタHob.XVI:34/スクリャービン:ピアノソナタ第1番
ヴァネッサ・ベネリ・モーゼル(pf)

●Brilliant Classics Opera Collection
BRL 9219 2枚組 \1080
セーロフ:歌劇「ユディト」
イリーナ・ウダローワ(MSop)エレナ・ザレンバ
(MSop)Mikhail Krutikov(Bs)
ニコライ・ワシーリエフ、Aladimir Kudriashov
アンドレイ・チスチャコフ指揮
ボリショイ劇場管弦楽団、他

BRL 93969 2枚組 \1080
R・コルサコフ:歌劇「皇帝の花嫁」
Ekaterina Kudriavchenko(Sop)Arkady Mishenkin(Ten)
ヴラジスラフ・ヴェレスニコフ(Br)ニーナ・テレンチェヴァ(MSop)
アンドレイ・チスチャコフ指揮
ボリショイ劇場管弦楽団、他

BRL 94178 2枚組 \1080
パーセル:歌劇「ディドーとエネアス」
ガリアード:歌劇「パンとシリンクス」
ニコラ・ウィミス(Sop)マシュー・ベーカー(Bs)
フランシン・ファン・デル・ヘイデン(Sop)
ヨハネッテ・ゾマー(Sop)Marc Pantus(Bs)
イェド・ヴェンツ指揮、ムジカ・アド・レーヌム、他

BRL 94207 2枚組 \1080
フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」
ギゼラ・リッツ(Sop)リタ・シュトライヒ(Sop)ホルスト・ギュンター(Br)
マリアンネ・シエッヒ(Sop)
フリッツ・レーマン指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、他




<WARNER CLASSICS>
WARNER 2564 676111 13枚組 \6750
モーツァルト:宗教曲全集
ミサ曲K.66、K.139、K.167、K.257、K.262、K.317、K.337、K.427、
ミサ・ブレヴィスK.49、K.65、K.140、K.192、K.194、K.220、K.259、
K.275、レクイエムK.626、主日のための晩課K.321、
証聖者の盛儀晩課K.339、
聖体の祝日のためのリタニアK.243、
聖母マリアのためのリタニアK.109&K.195、踊れ喜べ幸いなる魂よK.165、
タントゥム・エルゴK.142&K197、K.277、
アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618、

ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェルトゥス・ムジクス、他
既発の品番:2564 623372と同内容(品番:2564 623372は廃盤となります)。

●WARNER APEX series
WARNER 2564 676218 4枚組 \2080
ヴィヴァルディ:宗教曲集
グロリアRV.589、キリエRV.587、クレドRV.591、マニフィカトRV.610、
「主を恐れるものは幸いなり」RV.597、
モテット「まことの安らぎはこの世にはなく」RV.630、
「イェルサレムよ、主をほめ讃えよ」RV.609、
モテット「草原にて歌い、泉のほとりにてほほえめ」RV.623、
モテット「いと公正なる怒りの激しさに」RV.626、
「ディクシト・ドミヌス」RV.595、
モテット「おお天にても地にても清きもの」RV.631、
グロリアRV.588、「主が建て給うのでなければ」RV.608、
「ディクシト・ドミヌス」RV.594、スターバト・マーテルRV.621
ミシェル・コルボ指揮
ローザンヌ室内管弦楽団、リスボン・グルベンキアン管弦楽団、他

WARNER 2564 675946 2枚組 \1050
ヘンデル:オラトリオ「復活」HWV.47
トン・コープマン指揮、アムステルダム・バロック管弦楽団
ナンシー・アルジェンタ(Sop)バルバラ・シュリック(Sop)
ギュメット・ロランス(MSop)ギ・ド・メイ(Ten)クラウス・メルテンス(Br)

WARNER 2564 675412 \680
Sancte Deus
多声音楽によるルネサンス時代の宗教曲集
バード、デプレ、ラッソ、パレストリーナ、タリス、ビクトリア、
カルドソ、ゲレーロ、ゴンベール、ロボ、ウゴリーニの作品より
エドワード・ヒギンボトム指揮、
オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団

WARNER 2564 675459 \680
Early One Morning
民謡と霊歌
Blow the wind southerly、Early one morning、Londonderry Air、
The Minstrel Boy、The Kerry Dance、Linden Lea、
Down By The Sally Gardens、Brigg Fair、Loch Lomond、Shenandoah、
Oh no John!、Sumer is icumen in、Waly, waly、The Skye Boat Song、
Steal away、Greensleeves、The Oak and the Ash、
My Love is like a red, red rose、Swing low, sweet chariot
エドワード・ヒギンボトム指揮、
オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団

WARNER 2564 675387 2枚組 \1050
モーツァルト:宗教曲のなかのアリア集
バーバラ・ボニー(Sop)シャルロット・マルジョーノ(Sop)
ジョーン・ロジャーズ(Sop)ヨーゼフ・プロチュカ(Ten)
デオン・ファン・デア・ヴァルト(Ten)クルト・エクヴィルツ(Ten)
ホーカン・ハーゲゴード(Br)ラースロー・ポルガール(Bs)
ロベルト・ホル(Br)
ニコラス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

●WARNER DVD
WARNER 2564 674094(DVD-Video) \3500
WARNER 2564 674090(Blu-ray) \4050
プロコフィエフ:バレエ「シンデレラ」
シンデレラ:エリシャ・ウィルズ、王子:イアン・マッケイ 
監督・振付:デヴィッド・ビントレー
コーエン・ケッセルス指揮
ロイヤル・バレエ・シンフォニア




<MEMBAN>
●Membran 10CD BOX Series
MEMBRAN 233087 10枚組 \1350
マーラー:交響曲全集、大地の歌
Disc. 1
交響曲第1番「巨人」
ラファエル・クーベリック指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1954年
交響曲第10番よりアダージョ
ヘルマン・シェルヘン指揮、ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1952年
Disc. 2
交響曲第2番「復活」
ジョー・ヴィンセント(Sop) キャスリーン・フェリアー(Alt)
オットー・クレンペラー指揮、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
1951年(ライヴ)
Disc. 3、4
交響曲第3番
キャスリーン・フェリアー(Alt)
エードリアン・ボールト指揮、BBC交響楽団
1947年(ライヴ)
交響曲第4番
リーザ・デラ・カーザ(Sop)
フリッツ・ライナー指揮、シカゴ交響楽団
1958年
Disc. 5
交響曲第5番
ブルーノ・ワルター指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
1947年
Disc. 6
交響曲第6番「悲劇的」
ディミトリ・ミトロプーロス指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
1955年(ライヴ)
Disc. 7
交響曲第7番「夜の歌」
ハンス・ロスバウト指揮、バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団
1957年(ライヴ)
Disc. 8
交響曲第8番「千人の交響曲」
フランシス・イーンド、ウタ・グラーフ、カミラ・ウィリアムズ(Sop)
マーサ・リプトン、ルイーゼ・ベルンハルト(Alt)
ユージン・コンリー(Ten)
カーロス・アレグザンダー(Br)ジョージ・ロンドン(Bs)
レオポルド・ストコフスキー指揮、
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団、他
1950年(ライヴ)
Disc. 9
交響曲第9番
ハンス・ロスバウト指揮、バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団
1954年(ライヴ)
Disc. 10
大地の歌
キャスリーン・フェリアー(Alt)ユリウス・パツァーク(Ten)
ブルーノ・ワルター指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1952年

<Hyperion>
CDA 67760 \2180
リスト:
ピアノ・ソナタ ロ短調S.178/B-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガS.529ii
孤独な中の神の祝福S.173/3/巡礼の年第2年補遺《ヴェネツィアとナポリ》
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
2002年にレコーディングされた大名演「パガニーニ大練習曲S.141」から約10年。
難曲中の難曲「パガニーニ大練習曲」を易々と弾いてしまったアムランの"超人
技"が、さらなる進化を遂げてアムランだけのリストの「ピアノ・ソナタ」を繰
り広げる!
録音:2010年8月25日-27日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

CDA 67635 \2180
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズVol.53 ――
レーガー:ピアノ協奏曲ヘ短調Op.114
R・シュトラウス:ブルレスケ ニ短調
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
イラン・ヴォルコフ(指揮)、ベルリン放送交響楽団
自らを"ドイツ三大B"の後継者と位置付け、卓越した対位法、フーガによる膨大
な数の作品を生み出したマックス・レーガー。重厚で力強く、また分厚く構築
され、特有の渋さを漂わせるレーガーの巨大な「ピアノ協奏曲」が、アムラン
の両手によって"ドイツ・ロマン派の傑作"という称号を手にすることになる。
アムランが"パーティー・ピース"としているR・シュトラウスの「ブルレスケ」
では、ソリストとオーケストラの丁々発止の"競演"、ユーモアと豊かな色彩感
に要注目!
録音:2010年3月16日-18日、ベルリン放送局スタジオ(ベルリン)

CDJ 33122 \2180
ブラームス:歌曲全集Vol.2 ――
万歳!Op.6-4/太陽に向かう雲のようにOp.6-5/水車小屋Anh.III/13
恋人の手紙Op.47-5/あなたが時折ほほえむのならOp.57-2
私は夢を見たOp.57-3/ああ、この眼差しをそらしてOp.57-4
時にはやわらかな光がOp.57-6/真珠の首飾りOp.57-7/雨の歌WoO.23
雨の歌Op.59-3/残響Op.59-4/オフェリアの歌WoO.22/嘆きIOp.69-1
嘆きIIOp.69-2/別れOp.69-3/恋人の誓いOp.69-4/乙女の歌Op.95-6
乙女の歌Op.85-3/乙女の歌Op.107-5/乙女は語るOp.107-3
乙女の呪いOp.69-9/乙女Op.95-1/こんばんは、おずるさんWoO.33-4
グンヒルデはつつましくWoO.33-7/この世で一目なりともWoO.33-19
美しい恋人、私の天使WoO.33-20/月はこれより輝かないでWoO.33-35
ヴァイオリン弾きが住んでいるWoO.33-36
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
グレアム・ジョンソン(ピアノ)
クリスティーネ・シェーファーが歌うブラームスは、若き日の佳作から円熟期
の歌曲、「乙女の歌」や「ドイツ民謡集WoO.33」から選ばれたプログラム。
シェーファーの歌声はもちろんのこと、ハイペリオンのシューベルト、シュー
マン歌曲全集を芸術品として完成させてきたグレアム・ジョンソンのセンスも
完璧。
録音:2010年6月1日-3日、オール・セインツ教会(ロンドン)

CDA 67812 2枚組(1枚価格) \2180
グレツキ:弦楽四重奏曲集 ――
弦楽四重奏曲第1番Op.62《すでに日は暮れて》
弦楽四重奏曲第2番Op.64《幻想曲風に》
弦楽四重奏曲第3番Op.67《...ソングス・アー・サング》
ロイヤル弦楽四重奏団
2010年11月に他界した現代ポーランドの巨匠ヘンリク・グレツキ(1933-2010)の
追悼盤は室内楽の代表作「3つの弦楽四重奏曲」。
第3番は補筆完成までに10年という歳月を費やすなど、"ホーリー・ミニマリズ
ム"を掲げたグレツキの弦楽四重奏曲は、クロノス・クァルテットとの深い信
頼関係から誕生した現代ポーランドの宝である。
ハイペリオンがグレツキの「弦楽四重奏曲」を託したのは、今回がデビュー
第2弾となるポーランドのロイヤル弦楽四重奏団。ポーランド文化省お墨付きの
若きアンサンブルが展開するグレツキの世界に期待!
録音:2010年2月8日-11日、ポットン・ホール(サフォーク)

CDA 67835 \2180
ハーヴェイ:合唱作品集 ――
天使たち*/アシーズ・ダンス・バック/マライ
サマー・クラウズ・アウェイクニング
カスパルス・プトニンシュ(指揮)*、ジェームズ・ウッド(指揮)、
ラトビア放送合唱団
ジョナサン・ハーヴェイ(1939-)は、ブーレーズからの招きでIRCAM(フランス国
立音響音楽研究所)で活動した経歴を持つ現代イギリスのリーディング・コンポ
ーザーの1人。
得意とするエレクトロニクスと人間の声をコラボレートさせた合唱作品には、
"コンテンポラリー"という単語では表現できない神秘性が存在する。
1940年に創設されたバルト三国ラトビアの名門、ラトビア放送合唱団のハイペ
リオン・デビューとなるハーヴェイ。合唱関係者要チェック!
録音:2005年4月19日&2008年11月1日、リガ(ラトビア)




<Helios>
CDH 55365 \1280
ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのための作品集 ――
ソナチネ ト長調Op.100/バラード ニ短調Op.15-1
4つのロマンティックな小品Op.75/ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調Op.57
ノットゥルノ ロ長調Op.40
アンソニー・マーウッド(ヴァイオリン)、スーザン・トムズ(ピアノ)
グラモフォン賞をはじめとする数々の栄誉に輝いてきたイギリス最高峰の室内
楽団、フロレスタン・トリオのアンソニー・マーウッドとスーザン・トムズの
デュオによるドヴォルザーク。
チェコ国民楽派の情熱が息づくヴァイオリンとピアノのための音楽を、名コン
ビが阿吽の呼吸で聴かせてくれます。
録音:1997年4月21日-22日、セント・ジョージ教会
(ブランドン・ヒル、ブリストル)
CDA 66934からの新装移行再発売

CDH 55323 \1280
ゴンベール:
第8旋法によるマニフィカト/《復活祭ミサ》より キリエ、グローリア
主、イエス・キリストよ/《復活祭ミサ》より クレド/その時に
《復活祭ミサ》より サンクトゥス、ベネディクトゥス/おお、栄光の王
《復活祭ミサ》より アニュス・デイ
ヘンリーズ・エイト、ジョナサン・ブラウン(ディレクター)、
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、トビー・ワトキン(テノール)、
ジャイルズ・アンダーウッド(バス)
ルネサンス・フランドル楽派の巨匠ニコラ・ゴンベール(c.1495-c.1560)。現存
する数少ないミサ曲は、師であると伝わるジョスカンから学んだポリフォニー
が発揮された傑作である。
ヘンリーズ・エイトは、ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団の精鋭た
ちで結成されたヴォーカル・アンサンブル。名門仕込みのハーモニーはハイレ
ベル。
録音:1996年12月29日-31日、トリニティ・カレッジ・アンテ・チャペル
(ケンブリッジ)
CDA 66943からの新装移行再発売




<Nimbus Alliance>
(Nimbus、Nimbus Allianceはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります)
NI 6128 \2080
ショパン:
バラード第1番ト短調Op.23/バラード第2番ヘ長調Op.38
バラード第3番変イ長調Op.47/バラード第4番ヘ短調Op.52
幻想曲ヘ短調Op.49/幻想ポロネーズ変イ長調Op.61
ウラディミール・フェルツマン(ピアノ)
旧ソ連時代に国外移住を表明したため一切の音楽活動禁止という事実上の追放
処分を受けながらも、当時の米国大統領レーガンの援助によりアメリカへの亡
命を果たした"旧ソ連最後のヴィルトゥオーゾ・ピアニスト"ウラディミール・
フェルツマン。
"Sony Classical"から"MusicMasters"への移籍、倒産、"Urtext"からの復活な
ど、苦難の度に不死鳥の如く蘇った不屈の天才フェルツマンが2008年にレコー
ディングを行ったショパンの「4つのバラード」!
録音:2008年6月8日-9日、
フィッシャー・パフォーミング・アーツ・センター(ニューヨーク)

NI 6126 2枚組 \3180
ショパン:夜想曲全集 ――
夜想曲第1番変ロ短調Op.9-1/第2番変ホ長調Op.9-2/第3番ロ長調Op.9-3
第4番ヘ長調Op.15-1/第5番嬰ヘ長調Op.15-2/第6番ト短調Op.15-3
第7番嬰ハ短調Op.27-1/第8番変ニ長調Op.27-2/第9番ロ長調Op.32-1
第10番変イ長調Op.32-2/第11番ト短調Op.37-1/第12番ト長調Op.37-2
第13番ハ短調Op.48-1/第14番嬰ヘ短調Op.48-2/第15番ヘ短調Op.55-1
第16番変ホ長調Op.55-2/第17番ロ長調Op.62-1/第18番ホ長調Op.62-2
第19番ホ短調Op.72-1/第20番嬰ハ短調/第21番ハ短調/舟歌嬰ヘ長調Op.60
子守歌変ニ長調Op.57
ウラディミール・フェルツマン(ピアノ)
突如としてメキシコの"Urtext"レーベルからリリースされ、世界を驚かせるの
と同時に"フェルツマン復活"を強く印象付けたショパンの「夜想曲全集」もニ
ンバスから復刻です!
録音:2000年2月11日-13日、モスクワ音楽院ボリショイ・ホール(モスクワ)

NI 6123 \2080
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.82
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.77
サーシャ・ロジェストヴェンスキー(ヴァイオリン)、
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)、
ロシア国立シンフォニー・カペラ
サーシャとゲンナジー。ロジェストヴェンスキー親子がグラズノフとプロコ
フィエフで共演!しかもオーケストラはロジェヴェン父がかつて音楽監督を
務めたロシア国立シンフォニー・カペラ(旧ソヴィエト国立文化省交響楽団)。
ジャケットのインパクトも特大で、エンジニアはメロディア・ファン懐かしの
イーゴル・ヴェプリンツェフ。これはロシア音楽ファン必聴でしょう!
2007年12月20日-21日、モスクワ音楽院大ホール(モスクワ)での録音。

NI 5866 \2080
ヨーク2 - 4手連弾のための作品集 ――
ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》(4手連弾版)
ラヴェル:スペイン狂詩曲(4手連弾版)
ドビュッシー:管弦楽のための3つの交響的素描《海》(4手連弾版)
ヨーク2〔フィオナ・ヨーク&ジョン・ヨーク(ピアノ)〕
ホルストの「惑星」〔1台ピアノ/4手連弾版〕の名演が懐かしいイギリスの夫
婦ピアノ・デュオ"ヨーク2"!
ヨーク2の2人が弾く「ハルサイ」、「スペイン狂詩曲」、「海」は、3作品と
も作曲者自身によるピアノ・デュオのためのオリジナル・スコアを使用。
"フル・オーケストラ"から"4手連弾"へ。シンプルなスタイルから聴こえてく
る新たな魅力を探してみて下さい!
2010年2月17日-18日の録音。

NI 2571/74 4枚組 \4350
ルー・ハリソン:管弦楽、アンサンブル&ガムランのための音楽 ――
7つのパストラーレ/ニュー・ファースト・スイート
ヴェスティウント・シルヴェ/ゲンディング・チェルシー
サンクトゥス/組曲《エッフェル塔での結婚》/フィレモンとバウキス
コーニッシュ・ランカロン/ゲンディング・アレクサンダー
パシフィカへのオマージュ/ブバラン・ロバート
バレエ《ソルスティス》からの組曲/アリアドネ
サマーフィールド・セット/カンティクル第3番/交響曲第3番
グランド・デュオ
ジョディ・ダイアモンド&ルー・ハリソン・ガムラン・グループ、
ヴァージル・トムソン&ルー・ハリソン(ナレーター)、
ガムラン・シ・ベティ、バークシャー・チェンバー・シンガーズ、
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)、
ブルックリン・フィルハーモニー管弦楽団
東南アジアの民族楽器ガムラン大好きのアメリカ人作曲家ルー・ハリソン
(1917-2003)。ガムランなどオリエンタルな伝統音楽を自身の作曲の重要な素
材としたルー・ハリソンの音楽を振るのは、デニス・ラッセル・デイヴィス!
近年ではリンツ・ブルックナー管とのブルックナーが注目されてきたが、こ
こでのD.R.デイヴィスもガムラン&ルー・ハリソンに負けじと白熱してます。
MusicMasters音源の復刻再発売

NI 6124 2枚組 \3180
コンスタンティン・シルヴェストリ・コンダクツ・ボーンマス交響楽団 ――
エネスコ:交響曲第1番
モーツァルト:歌劇《魔笛》序曲、交響曲第29番
プロコフィエフ:交響曲第1番《古典交響曲》
エネスコ:組曲第1番、組曲第2番
シルヴェストリ:弦楽のための3つの小品
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集
コンスタンティン・シルヴェストリ(指揮)
ボーンマス交響楽団
ルーマニアの個性派指揮者、コンスタンティン・シルヴェストリ(1913-1969)が
晩年に首席指揮者を務めたボーンマス交響楽団とのBBC録音集。母国ルーマニア
のエネスコからモーツァルト、プロコフィエフ、ドヴォルザーク、そしてシル
ヴェストリの自作が、デジタル・リマスターを施されて蘇ります。
1966年-1967年の録音(モノラル録音)

NI 6115 \2080
ドヴォルザーク:
弦楽四重奏曲第9番ニ短調Op.34/弦楽四重奏曲第14番変イ長調Op.105
ヴィハン弦楽四重奏団
パガニーニの「24のカプリース」を"弦楽四重奏版"(NI 6113)にアレンジして
しまうなど、常に斬新なアイディアを追い続けているヴィハン弦楽四重奏団の
ドヴォルザーク・ライヴ!ボヘミア弦楽四重奏団の創設メンバー、ハヌシュ・
ヴィハン(ヴィーハン)の名を冠したヴィハン弦楽四重奏団。チェコのアンサン
ブルだからこそ表現できるカラーやリズム、タイミングが楽しみ。チェコ聖ア
グネス修道院でのライヴ録音。

NI 6129 \2080
ソーヤーズ:
交響曲第1番/弦楽と金管のための交響的音楽/ゲイル・オヴ・ライフ
デイヴィッド・ロッキントン(指揮)、
グランド・ラピッズ交響楽団
ヴォ―ン=ウィリアムズとバルトークの孫弟子にあたるイギリスの作曲家兼
ヴァイオリニスト、フィリップ・ソーヤーズ(1951-)の管弦楽作品集。グラン
ド・ラピッズ響の創立75周年記念作品「交響曲第1番」のシンフォニック・サ
ウンドは迫力もカッコよさも十分!
2002年-2008年の録音。




<Quartz>(Quartzはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります)
QTZ 2074 \2180
ヴィラ=ロボス:ピアノ作品全集Vol.1 ――
壊れたオルゴール/シランディーニャ/シランダス
マルセロ・ブラトケ(ピアノ)
"ブラジルのショパン"の異名を持つナザレのピアノ作品を熱く愉しく聴かせて
くれたブラジルのトップ・ピアニスト、マルセロ・ブラトケが"ブラジル風バッ
ハ"の作曲者ヴィラ=ロボスのピアノ作品全集をスタート!
ブラトケは現在"ヴィラ=ロボス・ワールドワイド・プロジェクト"に取り組ん
でおり、ヴィラ=ロボスが「ブラジル風バッハ」だけの作曲家ではないという
事実を自身のピアノで世界へと発信し続けている。続編にも期待!
2009年6月の録音。




<Integra Records>
ING 1004 \2180
サンクチュアリー ――
作曲者不詳(フォーショウ編):モータル・フレッシュ
マショー(フォーショウ&ピアソン編):
マショーのコラール《J'ain la flour》とインプロヴィゼーション
アイアランド(フォーショウ&ピアソン編):知られざる愛
ヴォーン・ウィリアムズ(フォーショウ編):ダウン・アンプニー
フォーショウ:マニフィカト、ヌンク・ディミッティス、アンノウン・ラヴ
クリスチャン・フォーショウ(ソプラノ&アルト・サクソフォン、
パーカッション、シンセサイザー、オルガン)、
エイミー・グリーン(ソプラノ)、アレグザンダー・イードン(オルガン)、
ジェームズ・ペアソン(オルガン)、
デイヴィッド・トレンデル(指揮)、ロンドン・キングズ・カレッジ合唱団
英"Classic FM"でヘヴィー・ローテーションとなり、英アマゾンのクラシカル
・チャート、ラジオ・ニュージーランド・クラシカル・チャートで堂々の第1位
に輝くなど、イギリスを中心に大ブレイクを果たしたファースト・アルバム
「サンクチュアリー」が、クリスチャン・フォーショウの自主レーベルから
リニューアルして新登場!
癒しの歌声と自由なサクソフォンが生み出す癒しの世界。幻想的な聖域が目の
前に広がります。
2003年&2004年の録音。




<Heritage>
HTGCD 213 \2180
イギリスの合唱音楽 ――
ブリス:オーバード/バックス:ホワット・イズ・イット・ライク
ティペット:ダンス、クラリオン・エアー
ヴォ―ン=ウィリアムズ:サイレンス・アンド・ミュージック
L・バークリー:スプリング・アット・ディス・アワー
アイアランド:丘/ハウエルズ:インヘリタンス/フィンジ:白い花の咲く日々
ロースソーン:カンツォネット/ラッブラ:挨拶
ブリテン:A.M.D.G.(神のさらなる栄光のために)、神聖と世俗
ティモシー・ブラウン(指揮)
ケンブリッジ大学室内合唱団
13世紀創設の由緒ある英国の名門ケンブリッジ大学の室内合唱団が、近現代の
英国合唱音楽ファンに贈るオール・イングリッシュ・プログラム。メイン・
プロはブリテン!1991年6月、セント・ジョージ教会(ケンブリッジ)での録音。





<BMS>(BMSはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります)
BMS 437CD \2180
ホディノット:歌曲集&民謡集 ――
アングルシー島の風景Op.87/グラモーガン民謡より 2つの歌曲
シルヴァー・ハウンドOp.121
ワン・マスト・オールウェイズ・ハヴ・ラヴOp.152-3
トーウィの風景Op.190/6つのウェールズの歌
クレア・ブース(ソプラノ)、ニッキー・スペンス(テノール)、
ジェレミー・ヒュー・ウィリアムズ(バリトン)、
アンドルー・マシュー=オーウェン(ピアノ)、
マイケル・ポロック(ピアノ)
スウォンジー西方の美しいガウアー半島で育った現代ウェールズの大作曲家ア
ラン・ホディノット(1929-2008)。英国音楽協会(BMS)のホディノット歌曲集は
全曲世界初録音。ホディノットの名を冠した"BBCホディノット・ホール"の存
在が、その音楽の偉大さの証しである。2009年10月&2010年2月の録音。





<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります)
NI 7842 \1700
ユッシ・ビョルリンクVol.2 ――
ベートーヴェン:アデライーデ
シューベルト:シルヴィアに、セレナード、竪琴に寄せて
R・シュトラウス:ツェツィーリエ/シベリウス:黒いばら、葦よそよげ
アルヴェーン:森は眠る/エクレフ:朝/シェーベリ:調べ/他
ユッシ・ビョルリンク(テノール)
ハリー・エバート(ピアノ)、他
78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行うニンバスの
復刻シリーズ「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手たちの歌声を聴くことが
できる貴重な録音。
言わずと知れた20世紀スウェーデンの世界的テノール、ユッシ・ビョルリンク
が歌う歌曲の数々。

NI 7840/1 2枚組 \2580
アデリーナ・パッティの時代 ――
モーツァルト:
歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より ぶってよ, マゼット、
歌劇《フィガロの結婚》より 恋とはどんなものかしら
ベッリーニ:歌劇《夢遊病の娘》より ああ信じられない
ビショップ:埴生の宿/他
アデリーナ・パッティ(ソプラノ)、他
19世紀の大ソプラノ、アデリーナ・パッティ(1843-1919)と同じ時代を生きた
名歌手たちの歌声がニンバスのテクノロジーで復刻。1902年-1928年の録音。

NI 7838 \1700
ジョン・チャールズ・トーマス - アメリカン・クラシックス ――
マロット:6ペンスの歌をうたっておくれ
フォスター:マイ・ジャーニーズ・エンド
黒人霊歌:しずかに揺れよ、懐かしのチャリオット
アメリカ民謡:峠の我が家/黒人霊歌:聖霊を感じるたびに/他
ジョン・チャールズ・トーマス(バリトン)、他
アメリカのバリトン、ジョン・チャールズ・トーマス(1891-1960)が歌う母国
アメリカの魂の歌。1931年-1941年の録音。




<Quartz>(Quartzはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります)
QTZ 2077 \2180
ブラームス:ピアノ作品集 ――
2つのラプソディOp.79/7つの幻想曲Op.116/4つのピアノ小品Op.119
アレクサンドル・コブリン(ピアノ)
ネイガウスの高弟レフ・ナウモフ(1925-2005)の愛弟子であり、1999年のブゾ
ーニ国際ピアノコンクール優勝、2000年のショパン国際ピアノコンクール第3
位、2003年の浜松国際ピアノコンクール第2位(最高位)、2005年のヴァン・ク
ライバーン国際ピアノコンクール優勝など、数々の栄冠に輝いてきたロシア
のピアニスト、アレクサンドル・コブリンがイギリスの"クォーツ(Quartz)"
からライヴ・レコーディングを発表!
世界規模での活躍に比べてレコーディングの数が少なかったコブリンだが、
独特の感性、陰影を漂わせるこのブラームスには、"若き天才"から脱皮した
コブリンのピアニズムが存在する。風格を備えたコブリンのブラームス、注
目度大!リード・センター(カンザス・シティ)&グリンカ・ミュージアム
(モスクワ)でのライヴ録音。

QTZ 2075 \2180
エヴィオルーション ――
オルティス:楽節装飾論(1553)より/カベソン:フォーブルドン
フェッラボスコ:
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ、リラ・ヴァイオルのためのレッスン集
サント=コロンブ:シャコンヌ/ド・マシュイ:ヴィオール小品集
テレマン:《忠実な音楽の師》より アダージョ、アレグロ
アーベル:アレグロ(ソナタ ニ短調より)
フェルナンド・マリン
(ビウエラ・デ・アルコ&リラ・ヴァイオル&ヴィオラ・ダ・ガンバ)
擦弦系ピリオド楽器の饗宴"エヴィオルーション"は、ピリオド楽器が栄華を
極めた時代へのオマージュ・アルバム。
ビウエラ・デ・アルコ、リラ・ヴァイオル、ヴィオラ・ダ・ガンバ(7弦)を弾
き分けるフェルナンド・マリンは、スペインのアリカンテ出身で巨匠ヴィー
ラント・クイケンに師事したガンビスト。
スペイン古楽界に現れた異才が繰り広げる擦弦系ピリオド楽器の宴 ――。
※QTZ 2075は通常プレス盤となります。

QTZ 2076 \2180
草かげの小径にて -
シューマン:森の情景Op.82/マクダウェル:森のスケッチOp.51
ヤナーチェク:草かげの小径にて
リチャード・サクセル(ピアノ)
クリフォード・ベンソン、マイケル・デュセックに師事した英国のコンサー
ト・ピアニスト、リチャード・サクセル(1974-)。
この"森"をテーマとしたピアノ作品集では、シューマン、マクダウェル、ヤ
ナーチェクという国も時代もスタイルも違う作曲家の作品の大胆に組み合わ
せており、知られざるピアノ作品の紹介に情熱を注ぐサクセルのアイディア
が光る。2009年4月22日-24日の録音。




<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります)
NI 2567 \1780
アンタイル:バレエ・メカニック ――
ジャズ・シンフォニー(1925年原典版)
ヴァイオリン、ピアノとドラムのためのセカンド・ソナタ
弦楽四重奏曲第1番/バレエ・メカニック(1925年原典版)
モーリス・ペレス(指揮)、
ニュー・パレ・ロワイヤル・オーケストラ&パーカッション・アンサンブル、
イヴァン・デイヴィス(ピアノ)、
チャールズ・キャッスルマン(ヴァイオリン)、
ランダル・ホジキンソン(ピアノ)、
メンデルスゾーン弦楽四重奏団
自伝のタイトルは「音楽の悪童」。音楽界のバッド・ボーイを名乗ったジョ
ージ・アンタイル(1900-1959)の問題作、「バレエ・メカニック」が初演され
た1927年のカーネギーホール・コンサートを再現!
ピアノラ(自動ピアノの一種)、複数台のピアノとシロフォン、様々な打楽器、
電子サイレン(?)、プロペラ(!?)が容赦なく炸裂するメカニカルでカオスな
世界「バレエ・メカニック」。ちなみに1927年の初演は、作品、演奏があま
りにも刺激的で前衛的だったために大失敗に終わったという・・・。アンタ
イル・ファン待望、狂喜の復刻です!
1990年4月1日-4日、ニューヨークでの録音/MusicMastersからの移行再発売

NI 2568/70 3枚組 \3380
モーツァルト:ピリオド楽器による木管楽器のための協奏曲全集 ――
クラリネット協奏曲イ長調K.622/ファゴット協奏曲変ロ長調K.191
オーボエ協奏曲ハ長調K.314/フルート協奏曲ト長調K.313
フルート協奏曲ニ長調K.314/フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299
ホルン協奏曲第2番変ホ長調K.417/ホルン協奏曲第3番変ホ長調K.447
ホルン協奏曲第4番変ホ長調K.495/ホルン協奏曲第1番ニ長調K.412
ホルン協奏曲変ホ長調K.370d/371
ホルン協奏曲第1番ニ長調K.412より ロンド(朗読付き)
エリック・ホープリッチ(バセットホルン)、
デニス・ゴッドバーン(ファゴット)、マルク・シャックマン(オーボエ)、
サンドラ・ミラー(フルート)、ヴィクトリア・ドレイク(ハープ)、
R.J.ケリー(ホルン)、
トーマス・クロフォード(指揮)、アメリカン・クラシカル・オーケストラ
アメリカン・クラシカル・オーケストラ(オールド・フェアフィールド・アカ
デミー管弦楽団)は、クラリネットのチャールズ・ナイディックなどアメリカ
のトップ・プレーヤーたちで構成されたピリオド・オーケストラ。
ソリストもクラリネットのエリック・ホープリッチやホルンのR.J.ケリーな
ど、古楽系管楽器の世界的名手たちばかり。そして名演揃いのプログラムの
最後を飾るのは、モーツァルトのロイトゲープへの落書きを読み上げた"朗
読付き"「ロンド」。このユーモアあふれるセンスに拍手!
MusicMastersからの移行再発売

NI 5862 \2080
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65
ショパン(グラズノフ編):練習曲第6番変ホ短調Op.10-6
ラクス:チェロ・ソナタ
シマノフスキ(ヴィウコミルスキ編):チェロ・ソナタ ニ短調Op.9
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、ジョン・ヨーク(ピアノ)
英国チェロ界の重鎮ラファエル・ウォルフィッシュのポーランド・プログラ
ム!シマノフスキの"チェロ版"「ヴァイオリン・ソナタOp.9」やペルルミュ
テールが最初にピアノ・パートを弾いたラクスの「チェロ・ソナタ」など、
ショパンだけに頼らないプログラム構成はさすがウォルフィッシュ。
2010年1月23日&24日の録音。

NI 5852 \2080
ヴェレス:合唱作品集 ――
ミサ曲ヘ短調Op.51/アイ・シング・オヴ・ア・メイデン
オッフェルトリウム/ミサ・ブレヴィスOp.89/眠りへOp.94
スティーヴン・ダーリントン(指揮)、
オックスフォード・クライスト・チャーチ合唱団
シェーンベルクの弟子で橋本國彦に作曲を教えたユダヤ系ポーランド人作曲
家エゴン・ヴェレス(1885-1974)。ユダヤ教からカトリックへと改宗したヴェ
レスの「ミサ曲ヘ短調Op.51」からは、同じ調で書かれたブルックナーの「ミ
サ曲第3番ヘ短調」との共通点が浮かび上がるかもしれない。
2006年3月16日&17日の録音。

NI 5518 \2080
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIa-1
ヴァイオリン協奏曲第4番ト長調Hob.VIIa-4/協奏交響曲変ロ長調*
ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)、
ヴォルフガング・ヘルツァー(チェロ)*、
ゲルハルト・トレチェック(オーボエ)*、
ミヒャエル・ヴェルバ(ファゴット)*、
アダム・フィッシャー(指揮)*、
オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニー*
現在もコンサートマスターとして活躍するライナー・キュッヒルを筆頭に、
ウィーン・フィルのメンバーが共演するゴージャスなハイドンの「協奏交響
曲」。バックもアダム・フィッシャー&オーストリア・ハンガリー・ハイド
ン・フィルで万全。
1988年9月&1990年9月の録音。弊社初紹介

NI 5515 \2080
ブラームス:
弦楽五重奏曲第1番ヘ長調Op.88/クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115*
カール・ライスター(クラリネット)*、ブランディス弦楽四重奏団、
ブレット・ディーン(ヴィオラ)
クラリネット界の帝王"カール・ライスター"と盟友"ブランディス弦楽四重奏
団"によるブラームス!1993年のベルリン・フィル退団から3年後に収録され
たブラームスには、カール・ライスターの有無を言わさぬ説得力がある。
1996年6月&7月の録音。弊社初紹介

NI 5516 \2080
エステベス:
8声のミサ曲/モテット《ピングィス・エスト・パニス》
クリスマス・レスポンソリウム
スティーヴン・ダーリントン(指揮)、
オックスフォード・クライスト・チャーチ合唱団
ジョアン・ロドリゲス・エステベス(c.1700-a.1751)は、ポルトガル王ジョア
ン5世から支援を受け、1729年頃にはリスボン聖マリア大聖堂の楽長に任命さ
れた18世紀ポルトガルを代表する作曲家の1人。ここでは楽長就任以降に作曲
された3つの宗教音楽を収録。
1996年11月の録音。弊社初紹介

NI 5512 \2080
チューダー朝時代の歌曲と聖歌 ――
ソールズベリー賛歌/ダンスタブル/コーニッシュ/ピゴット/ブラウン
作曲者不詳の作品を収録
ライオンハート
ライオンハートは、中世、ルネサンスからコンテンポラリーまでを歌うアメ
リカの6人組男声ヴォーカル・アンサンブル。チューダー朝の賛歌やコーニッ
シュ、ブラウンなどの音楽で、中世イングランドの女性のイメージを創造す
るプログラム。1996年6月の録音。弊社初紹介

NI 5513/4 2枚組 \3180
ブレタン:歌劇《ホリア》(世界初録音)
コルネル・トレイレスク(指揮)、
ブカレスト・ルーマニア歌劇場管弦楽団&合唱団
ニンバスとニコラエ・ブレタン音楽財団の協力によってリリースが続けられ
てきたルーマニアの作曲家ニコラエ・ブレタン(1887-1968)のオペラ・シリー
ズ。「ホリア」も世界初録音。
1980年7月の録音。弊社初紹介




<PentaTone>
PTM 1011(SACD-Hybrid) \2500
チャイコフスキー:
交響曲第4番ヘ短調Op.36/幻想序曲《ロメオとジュリエット》(1880年第3稿)
ミハイル・プレトニョフ(指揮)
ロシア・ナショナル管弦楽団
DGでの全集録音完結から15年。ミハイル・プレトニョフがロシア・ナショナル
管弦楽団(RNO)を率いて、ペンタトーン(PentaTone)での"新たな"チャイコフス
キーの交響曲全曲録音をスタート!
1990年にミハイル・プレトニョフによって創設され、旧ソ連崩壊で混迷する
ロシアのオーケストラ界をリードしてきたプレトニョフ&RNO。斬新すぎる解
釈(やりたい放題?)のベートーヴェンで賛否両論を巻き起こすなど、話題には
事欠かないプレトニョフとRNOが決断したチャイコフスキーへの再挑戦。
録音:2010年6月、DZZ第5スタジオ(モスクワ)

PTM 1012(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Op.10 ――
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3
ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10-2
ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1
児玉麻里(ピアノ/スタインウェイD-274)
師であるアルフレッド・ブレンデル、タチアナ・ニコラーエワ、ジェルメーヌ
・ムニエから多大な影響を受け、1999年のロサンゼルス、2003年の東京、名古
屋でのピアノ・ソナタ全曲演奏会の大成功、ペンタトーン(PentaTone)での全
曲録音(進行中)により、日本屈指のベートーヴェン弾きとして世界的地位を築
いている児玉麻里。
"楽聖"ベートーヴェンを絶望の淵へ追い込んだ"難聴"の発症。「ピアノ・ソナ
タ集Op.10」が完成した1798年は、まさにこの難聴の症状が現れはじめた時期
なのである。3楽章形式の「第5番」と「第6番」、4楽章形式へと発展させた
「第7番」。"ハイリゲンシュタットの遺書"、"傑作の森"へと続く28歳のベー
トーヴェンが抱いていた心情を児玉麻里がどのように表現するのか。円熟味が
増した児玉麻里のベートーヴェン解釈に期待したい!
録音:2010年1月、ファルテルモント(オランダ)




<Melodiya>
MELCD 6001690 \1550※予定
世界革命の歌 1 -インターナショナル-
『第3インターナショナル』(レーニンの演説)
インターナショナル/ラ・マルセイエーズ/ワルシャワ労働歌
『ソ連について』(トロツキーの演説)
ブレイブリー、コムラデス、イン・ステップ/フォワード、フレンズ
我らは鍛冶屋/
レイブリー、フレンズ/『ソヴィエトの力とは何か?』(レーニンの演説)
赤旗(せっき)/同志は倒れぬ/『女性労働者へ』(コロンタイの演説)
アワ・ロコモティヴ、フライ・フォワード
インターナショナル “インストゥルメンタル版
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)、
ボリショイ劇場管弦楽団
アレクサンドル・ガウク(指揮)
モスクワ放送交響楽団
アレクサンドル・スヴェシニコフ(指揮)
ロシア国立合唱団
アレクサンドロフ・アンサンブル
アレクサンドル・ユルロフ(指揮)
ロシア国立合唱団
ウラジスラフ・ソコロフ(指揮)
国立モスクワ合唱団/他
世界で最も有名な革命歌「インターナショナル」。ロシア語バージョンの代表
的演奏であるガウクの凄演に、インストゥルメンタル版はなんとロジェヴェン
の爆演を収録! 他、Melodiyaの秘蔵音源が誇る、スヴェシニコフやアレクサ
ンドロフ、ユルロフ、ソコロフなど旧ソ連の国家的アーティストたちによる
革命歌を集めたベスト・セレクション!
更にこのアルバムに強いアクセントを加えているのは、3人の偉大なる革命家
による伝説的な演説である。ロシア革命の主導者であったレーニンの歴史的
な演説で始まり、十月革命における指導者の1人であり、赤軍の創設者として
知られるトロツキーと、ロシアの女性革命家コロンタイらによる魂を揺さぶる
程の熱の入った演説を収録。3名とも人々の心を引きつける演説の上手い革命
家としても知られている。
録音:1918年-1966年




<VMS>
VMS191 \2300
イタリアン・アルバム ――
J.S.バッハ:イタリア協奏曲BWV.971/ベリオ:セクエンツァ13《シャンソン》
J.S.バッハ:幻想曲ハ短調BWV.906/A・クレメンティ:B.A.C.H
J.S.バッハ:フーガ ハ長調BWV.946、フーガ ロ短調BWV.951
カゼッラ:葬送/J.S.バッハ:リチェルカーレBWV.1079/5
ヤンネ・ラットゥア(アコーディオン)
北欧フィンランドが育んだクラシカル・アコーディオン界のライジングスター、
ヤンネ・ラットゥア(1974-)のソロ・アルバムは"イタリア"がテーマ。
大バッハの「イタリア協奏曲」から、再評価著しいカゼッラ、現代のベリオ、
アルド・クレメンティの音楽を、ラットゥアが1台のアコーディオン、圧巻の
テクニックと音楽性で変幻自在に聴かせて魅せる!
シベリウス・アカデミーの名教師マッティ・ランタネン、日本を代表する御
喜美江も絶賛するフィンランドの天才奏者ヤンネ・ラットゥア。この無尽蔵の
才能、ホンモノです。
2007年9月、グラーツでの録音/使用楽器:ジュピター(モスクワ1995年製)





<Zappel Music>
ZM 0019 \2300
ベースインスティンクト - バタフライ ――
シュヴァルツ:エル・ヴィオラガンビスタ/レアンドレ:バタフライII
ドレッサー:ラシチュード/ブルックミュラー:ブリデスク
ステンプコウスキ:エルフ
ヘリアス:マップルス&スプルースI、マップルス&スプルースII
ブラインシュミット:5/4/スラヴィク:ナルシサスのためのセレモニー
スヴェリルソン:19世紀/シュヴァルツ:イルンフリッツの次
ヘルベルト:YAK52/シュヴァルツ:サウンド・オヴ・エアー
ブラインシュミット:ゾルプナーズ・ホリデー
ベースインスティンクト
〔ジナ・シュヴァルツ、ペーター・ヘルベルト、ティム・ドゥーニン、
ヘルベルト・マイヤー、ゲルハルト・ムートシュピール、
エルンスト・ヴァイセンシュタイナー〕
ベースインスティンクトは、ウィーン・フィル、ウィーン響、ウィーン・フォ
ルクスオーパーなど、音楽の都ウィーンのコントラバス奏者たちによって結成
されたスーパー・アンサンブル!滅多に出会えないコントラバス・アンサンブ
ルのためのオリジナル作品やアレンジ作品を自分たちで創り上げてしまうこと
が出来るのもこのスーパー集団だからこそ。ヴィオラ・ダ・ガンバへのオマ
ージュ"エル・ヴィオラガンビスタ"からスタートするベースインスティンクト
の"バタフライ"は驚きの連続。ああ、素晴らしきかな低音楽器・・・。この低
音の魅力にドップリと浸かってください!
2009年12月11日-13日、シンフォニー・スタジオ(ウィーン)での録音。




<Extraplatte>
EX 801-2 \2300
ヤナーチェク:組曲《草かげの小径にて》(全曲)/4つの小品《霧の中で》
ラース・ダヴィッド・ケルナー(ピアノ/スタインウェイ)
ラース・ダヴィッド・ケルナー(1973-)は、ヤナーチェクのピアノ作品を追求
し続けるドイツ期待のピアニスト。
最愛の娘オルガを亡くしたヤナーチェクの哀しみを、硬質なピアノの音色が
哀愁深く奏でる。2008年10月30日、ガスタイクでの録音。

EX-ED 029 2枚組 \4600
カウフマン:歌劇《ピコレットのためのレクイエム》
ヴァルター・コベラ(指揮)、
アマデウス・アンサンブル・ウイーン
2006年のウィーン・モーツァルト・イヤー音楽祭で上演されたディーター・
カウフマン(1941-)のコンテンポラリー・オペラ、「ピコレットのためのレク
イエム」のライヴ・レコーディング。
アヴァンギャルドな作風の中にキリエやクレド、アニュス・デイなどの典礼
文が散りばめられるなど、ペルネスの「魔笛06」が上演されたこの音楽祭ら
しい最先端のオペラが展開される。2006年4月のライヴ録音。

EX 833-2 \2300
ハープによるバッハ ――
J.S.バッハ:
イギリス組曲第3番ト短調BWV.808/2つの小品
イギリス組曲第2番イ短調BWV.807
アンナ・ザウナー=パギッチュ(トリプルハープ)
オーストリアの名門モーツァルテウムのディプロマを修了した女流バロック
・ハーピストのバッハ・アルバム。ウェールズのセント・フェイガンズ国立
歴史博物館が所有する18世紀のバロック・ハープとバッハの音楽が時空を超
えて共演する。

EX 786-2 \2300
ラインベルガー:ヴァイオリンとオルガンのための作品集 ――
オルガンとヴァイオリンのための《6つの小品》Op.150
ヴァイオリンとオルガンのための《組曲》Op.166
コンスタンティン・ヴァイツ(ヴァイオリン)、
シクステン・エンルンド(オルガン)
リヒテンシュタインの大作曲家ラインべルガーの"ヴァイオリン"と"オルガン"
のためのデュオ。オルガンの厚く安定した響きの上で、ウィーンのソリスト、
ヴァイツのヴァイオリンが朗々と歌う。2005年5月&2009年の録音。

EX-SP 032-2 \2300
オモネロ - ツィターのための新しい音楽 ――
ハート:ログバック/シュネーベル:サンメルシリウム
ハウジンガー:小さな神々の音楽/ケレール:インプレサ・オモネロ
ハース:ザイテンシュピール
マルティン・マラウン(ツィター)
スイスが起源とされるツィター(チター)と、現役で活躍する現代作曲家たちの
音楽をコラボレーションさせた大胆な"ツィター・アルバム"。ミスマッチか?
と思いきや、ツィターと現代作品の相性はなかなかのもの。

EX 859-2 \2300
ノータ・ベネ ――
ハイドン:チャーク城の吟遊詩人、エジンバラの花、ブロッサム・オヴ・ザ
・ソーン、チャークのくぼみ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96
ハイドン:あの娘まだ小娘、ダウン・オヴ・デイ、ロスリン城、Maltraeth
ノータ・ベネ〔エヴァ・シュタインシャーデン(ヴァイオリン)、
アレクサンドル・バフタル(ピアノ)〕、マキシミリアン・キーネル(テノール)、
デートレフ・ミールケ(チェロ)
ハイドンの「スコットランド歌曲集」からのハイライトとベートーヴェンの
「ヴァイオリン・ソナタ第10番」を組み合わせた師弟共演プログラム。





<Arpa-records>
arpa 07002 \2300
レ・ミエ・アルパ ――
トラバーチ:トッカータ第2番、ラ・ファ・ソ・ラによるカプリッチョ
作曲者不詳:マイエ・ディン、コンダクトゥス・ダニエリス、
コンダクトゥス・レジネ、トロット、コントラパッソ
コエーリョ:テント・ド・プリメイロ
リバヤス:アチャス&ブエルタ・デル・ハチャ、ハカラス、ガラリア・デ・
アモール&ブエルタ、エル・トゥルデオン
ディルータ:トッカータ・ディ・グラード
マック:レ・ファミ・ソによるカプリッチョ
パスクイーニ:ベルガマスカ
アンナ・ザウナー=パギッチュ(ヒストリカルハープ)
ルネサンス時代の作曲者不詳の作品からイタリア・バロックのトラバーチ、
パスクィーニの音楽が、アイリッシュ・ハープやダブル・ハープ、トリプル
・ハープの調べに乗ってオーストリアから届く――。ヒストリカル・ハープ
の音色がハープの歴史を見せてくれます。





<Stellamaris>
SM 201001 \2300
トラバーチ:チェンバロのための小品集
リディア・マリア・ブランク(チェンバロ)
ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(ca.1575-1647)は、フレスコバルディに
先駆けて半音階的手法や主題の変化を作曲に採り入れたイタリア初期バロック
の作曲家。約160曲におよぶ鍵盤作品に代表される革新的な手法は、当時のナ
ポリで高い名声を得たと伝わっている。




<Passacaille>
Passacaille 965 \2300
サティ:星たちの息子
アレクセイ・リュビモフ(ピアノ/ベヒシュタイン1899)
ネイガウスとナウモフの高弟で、古楽から現代音楽までを自在に弾きこなす
ロシアの奇才アレクセイ・リュビモフがパッサカイユ(Passacaille)レーベ
ルに初登場!
名工クリス・マーネが修復を担当したコレクション・フランク・アグステリ
ッベの"1899年製ベヒシュタイン"でリュビモフが弾いたのは・・・なんとサ
ティ!
録音:2009年9月、ベイローク音楽センター(ヘント)

Passacaille 959 \2300
テルツェッティ - シャリュモー、クラリネットとバセットホルンのための
音楽 ――
グラウプナー:序曲ハ長調
ドルシェツキー:
33のディヴェルティスマンより 第11番、第12番、第13番、第18番、第8番、
第16番
ジュスマイヤー(編曲者不詳):
歌劇《アルカディアの鏡》より アンダンテ・ソステヌート、アンダンテ、
アンダンテ・グラツィオーソ
ナウマン(編曲者不詳):歌劇《武装した女性》より 行進曲
ブルメンタール:6つの小品/モーツァルト:アレグロ
モーツァルト(編曲者不詳):
歌劇《フィガロの結婚》より 汝をあがめるものの望みに、恋とはどんなも
のかしら、もう飛ぶまいぞこの蝶々、歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より
お手をどうぞ、恋人よさあこの薬で
クラリネットのご先祖様たち、シャリュモーやバセット・ホルンのサウンド
をアンサンブルでたっぷりと味わえる古楽ファン、クラリネット関係者要注
目のアルバム。
3本のシャリュモーのためのグラウプナーの「序曲ハ長調」、3本のバセット
・ホルンのためのドルシェツキーの「ディヴェルティスマン」といったオリ
ジナル作品から、チェコやオーストリアで発見されたジュスマイヤーやモー
ツァルトの音楽を編曲したアレンジ作品が並ぶプログラムはかなり魅力的!
アンドラーシ・トリオは、オランダの名門ハーグ王立音楽院で学んだ3人の
クラリネット奏者たちよって2005年に結成されたアンサンブル。シャリュモ
ーやバセット・ホルンなど、ピリオド楽器系クラリネットを専門とした古楽
界でも貴重な存在である。
録音:2008年11月6日-8日、アミューズ(アントワープ)

Passacaille 966 \2300
フレスコバルディ:リチェルカーレ集(1615)
リウウェ・タミンハ(オルガン)
イタリア、ボローニャの聖ペトロニオ教会でオルガニストを務めるリウウェ
・タミンハのマスケラ(Passacaille 951)、プッチーニ(Passacaille 952)
に続く3枚目のレコーディングは、イタリア・バロックの大鍵盤作曲家フレス
コバルディのリチェルカーレ集。
ボローニャの守護聖人、聖ペトロニオを祀った聖ペトロニオ教会の2台のヒス
トリカル・オルガン、ロレンツォ・ダ・プラト(1471-75)&ジョヴァンバ
ティスタ・ファケッティ(1531)とバルダッサーレ・マラミーニ(1596)の
サウンドをじっくりと。
録音:2010年2月、聖ペトロニオ教会(ボローニャ)




<Signum Classics>
SIGCD 220 \2180
ウォルトン:チェロ協奏曲(第4楽章=1975年改訂版/世界初録音)
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調Op.107
ウォルトン:チェロ協奏曲より 第4楽章(1956年原典版)
ジェイミー・ウォルトン(チェロ)、
アレクサンダー・ブリガー(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
シグナム・クラシックスが強力にバックアップしているブリティッシュ・チェ
リスト、ジェイミー・ウォルトン。エルガー&ミャスコフスキー(SIGCD 116)、
ブリテン&ショスタコーヴィチ(SIGCD 137)に続くコンチェルト・アルバムは、
ウォルトン&ショスタコーヴィチ!
ウォルトンでは、第4楽章に世界初録音となる1975年の改訂版を用いて完成形
の構築を目指すなど、イギリス音楽への探究心も特筆もの。高評価を得ている
ショスタコーヴィチも期待に違わぬハイ・パフォーマンス。
2009年12月22日-23日の録音。

SIGCD 225 \2180
マジェスティ・オヴ・ザ・グローリー ――
パーセル:テ・デウム ニ長調、アンセム《わが愛する者は語る》Z.28
エルガー:テ・デウム/ブリテン:キリストとありて喜べOp.30
ハウエルズ:テ・デウム《コレギウム・レガーレ》
テンプル教会聖歌隊、
テンプル・プレーヤーズ、グレッグ・モリス(オルガン)、
イアン・レ・グリース(オルガン)、ジェームズ・ヴィヴィアン(ディレクター)
12世紀後半に建立された英国国教会のロンドン・テンプル教会の聖歌隊が、パ
ーセルからハウエルズまでのイギリス音楽300年の歴史を歌う。
ジェームズ・ヴィヴィアンは、スティーヴン・レイトン体制時代には副オルガ
ニストを務め、現在はテンプル教会の音楽監督&オルガニストとして活躍中。
レイトンから受け継いだテンプル教会合唱団、合唱指導法が神聖なるハーモニ
ーを生み出す。2009年3月の録音。

SIGCD 221(SACD-Hybrid) 特価 \1450
タヴナー:トワーズ・サイレンス -
4つの弦楽四重奏とチベットのシンギングボウルのための(世界初録音)
メディチ弦楽四重奏団、フィンジ弦楽四重奏団、カヴァレり弦楽四重奏団、
フィフス・クアルダント
イギリスの神秘主義作曲家ジョン・タヴナー(1944-)の新作は、"4つの弦楽四重
奏+チベットのシンギングボウル"という異色の編成による不思議な音世界。
自らを正教徒であるとするタヴナーは、宗教的題材や、要素を取り入れた作品
を送り出しており、この「トワーズ・サイレンス」では"チベット"と"シンギン
グボウル"が作品から発せられるメッセージの鍵となっている。

SIGCD 233 \2180
ジーズ・ヴィジョンズ ――
メトカーフ:オン・ソング/レイノルズ:ヘッド・オヴ・ブラス
ペトリー:カムリの歌/タン:サム・オブ・ザ・サイレンス
ペインター:ルナ・シー/ボーデン:ジーズ・ヴィジョンズ
ロング:ハーヴェルスペンディング
ルナ・サクソフォン四重奏団
2002年に結成されたルナ・サクソフォン四重奏団、コンポーザー&パフォーマ
ーのコラボレーションを活動のテーマに掲げてきたイギリスの新しいサクソフォ
ン・クヮルテット。
すでに数十曲の委嘱作品の初演を行っており、ウェールズの若手作曲家たちの
作品を収録した"ジーズ・ヴィジョンズ"も、新作への熱意が完成させたアルバ
ムである。新作委嘱によるサクソフォン四重奏曲のレパートリー拡大が期待さ
れる。2010年7月&8月の録音。

SIGCD 232 \2180
シェパード:ソウル・レスツ・エターナル
キャロライン・デール(チェロ)、
スティーヴ・シドウェル(指揮)、イギリス室内管弦楽団、
マイク・スミス(打楽器)
ヨーロッパの出版社のマネージング・エディターとして、マイケル・ナイマン、
フィリップ・グラス、クレイグ・グラスらの作品に携わってきたフリーランス
の作曲家、マイク・シェパードの"祈りの音楽"。
イギリス室内管、スコティッシュ・アンサンブルの首席チェリスト、キャロラ
イン・デールが弾く祈りの旋律がヒーリングのように響く。
2010年8月2日-9日の録音。

SIGCD 223 \2180
イギリスのオルガン音楽 ――
ホワイトロック:ファンアーレ/ウォルフォード・デイヴィス:荘厳な旋律
スタンリー:ヴォランタリー/ウェズリー:コラール歌曲とフーガ
ブリッジ:アレグロ・グラツィオーソ/ハーウッド:ソナタ第1番嬰ハ短調
ハウエルズ:狂詩曲変ニ長調Op.17-1
ジャクソン:トッカータ、コラールとフーガOp.16
ジェームズ・ヴィヴィアン(オルガン)
約800年という長大な歴史と芸術性を誇るテンプル教会に設置されたハリソン
&ハリソン社1926年製のグランド・オルガンから、オルガンのためのイギリス
音楽が雄大なスケールで広がる。2009年9月の録音。

SIGCD 222 \2180
ナジ・ハキム・プレイズ・ナジ・ハキム ――
ハキム:オール・マイ・ファウンツ・シャル・ビー・ウィズ・ユー
アイ・ラヴ・ザ・カラフル・ワールド/サクスコビング前奏曲
グレナルモンド組曲/アーライキサラーム
ナジ・ハキム(オルガン)
レバノンのベイルートで生を受け、メシアンの後任としてパリのトリニテ教会
のオルガニストを務めるナジ・ハキム(1955-)の自作自演集。デンマーク放送
コンサート・ホールのファン・デン・フーヴェル製のオルガンでの演奏。
2009年8月の録音。




<Hyperion>
CDA 67796 \2180
エセンヴァルズ:合唱作品集 ――
受難と復活*/夕べ/夜の祈り/大海の一滴/幽閉された女の伝説/長い道
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)*、
スティーヴン・レイトン(指揮)、ポリフォニー、ブリテン・シンフォニア
2010年に行われたコンサートで、その音楽に接した聴衆と評論家に大きな衝撃
を与え、新たな才能の登場を確信させたバルト三国ラトビア出身の作曲家エリ
クス・エセンヴァルズ(1977-)。
エストニアの異才アルヴォ・ペルト(1935-)からバルト三国のリーディング・
コンポーザーの座を受け継ぐであろうエセンヴァルズの合唱作品を歌うのは、
英国合唱界の黄金コンビ、スティーヴン・レイトン&ポリフォニー!
キリストの受難と復活を題材としたエセンヴァルズの「受難と復活」は、早く
もペルトの「ヨハネ受難曲」と並ぶバルト三国の宗教音楽の重要レパートリー
と称される2005年作曲の大作。
ポリフォニーのハーモニーの奥から響く世界最高峰の古楽系ソプラノ、キャロ
リン・サンプソンの神聖なる歌声は、受難の嘆きか、またはその先に待つ光か
――。その歌声の存在感、あまりの美しさに息を呑む。
コンテンポラリー(現代音楽)とは完全に対極に位置するエセンヴァルズの宗教
音楽集が、ハイペリオンの2003年度ワールド・セールス・トップに輝いたペル
トの"トリオディオン"(CDA 67375)の再来となる可能性は高い。
録音:2010年4月10日、12日-13日、オール・ハロウズ教会
(ゴスペル・オーク/ロンドン)

CDA 67856 \2180
リスト:葬送頌歌 ――
交響詩《ゆりかごから墓場まで》S.107/3つの葬送頌歌S.112*
レーナウの《ファウスト》からの2つのエピソードS.110
イラン・ヴォルコフ(指揮)、
BBCスコティッシュ交響楽団、グラスゴー・シンガーズ*
1860年から1866年にかけて作曲され、オーケストラ、ピアノ・ソロ、ピアノ
・デュオなど様々な形で演奏されてきた「3つの葬送頌歌」。
第1曲の「死者」に合唱が加わり、「夜」、「タッソーの葬送的凱旋」の"3曲
が揃った"管弦楽版「3つの葬送頌歌」は、このヴォルコフ&BBC SSOの演奏が
世界初録音となる。
また、ドイツ・ロマン派の画家、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(1774
-1840)の「樫の森の中の修道院」をジャケット・デザインに用いるなど、絵画
と音楽の組み合わせも実に見事!
録音:2010年6月2日-4日、シティ・ホール(グラスゴー)

CDD 22076 2枚組(1枚価格) \2180
ウェーバー:ピアノ・ソナタ全集 ――
ピアノ・ソナタ第1番ハ長調Op.24/ピアノ・ソナタ第2番変イ長調Op.39
舞踏への勧誘Op.65/ピアノ・ソナタ3番ニ短調Op.49
ピアノ・ソナタ第4番ホ短調Op.70/華麗なるロンドOp.62
モメント・カプリチオーソOp.12
ギャリック・オールソン(ピアノ)
1970年第8回ショパン国際ピアノ・コンクールで第1位に輝いたアメリカの名
匠ギャリック・オールソンの名盤、ウェーバーの"ピアノ・ソナタ全集"がハ
イペリオンから復活!
ドイツ・ロマン派のオペラ様式を完成させたウェーバーの印象はどうしても
『 オペラ > ピアノ 』となるがピアノ作品も実は重要。
ウェーバーの4つのピアノ・ソナタは、後に続くメンデルスゾーンやシューマ
ンに大きな影響を与えており、ドイツ・ロマン派のピアノ音楽の出発点とも
いえる作品なのである。
録音:1987年4月9日-11日&1988年1月4日-6日、コンコーディア・カレッジ
(ニューヨーク)/Arabesqueレーベルからの新装移行再発売

CDA 67813 \2180
夜鳴きうぐいすのこだま ――
ホーマー:シング・トゥ・ミー、シング/マッカーサー:夜
クレーマー:ナウ・ライク・ア・ランタン/タイソン:シー・ムーズ
ロナルド:おお、愛しい夜よ!/ロジャース:別れに臨んで
カーペンター:赤ん坊の目を軽やかに過ぎていく眠り
サージェント:ヒッコリー・ヒル/ユーマンス:スルー・ザ・イヤーズ
ノードフ:ゼアー・シャル・ビー・モアー・ジョイ
ラ・フォージ:ヒルズ/ブリッジ:愛はペガサスに乗って
ファイアストン:私の庭で/ロンバーグ:覚えていますか?
ファイアストン:もし私があなたに伝えることができるのなら
フロート:庭の千草/ヴァイカーズ:雅歌
ラ・モンテーヌ:雪の夕べ森のそばにたたずんで
アーレン:ハッピネス・イズ・ア・シング・コールド・ジョー
バーンスタイン:サム・アザー・タイム
チャールズ:ホエン・アイ・ハヴ・サング・マイ・ソングス
ドハティ:レヴュー
クリスティーネ・ブリューワー(ソプラノ)、
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
R・シュトラウス&ワーグナー歌いとして絶賛されているアメリカのソプラノ、
クリスティーネ・ブリューワー。R・シュトラウスの歌曲全集Vol.1(CDA 67488)
からガラリと変わるプログラムは、偉大なる4人の先人たちが歌ったアンコー
ル・ピース集!
キルステン・フラグスタート、アイリーン・ファレル、ヘレン・トローベル、
エリナー・スティーバーが愛した逸品をブリューワーの歌声で。
録音:2009年12月14日-16日、オール・セインツ教会(ロンドン)

CDA 67855 \2180
ブクステフーデ:オルガン作品全集Vol.3 ――
前奏曲ニ短調BuxWV.140/主に感謝せよ、彼は恵み深きがゆえにBuxWV.181
カンツォネッタ ト長調BuxWV.172
主よ、われらを御言葉のもとに留めたまえBuxWV.185
今ぞわが魂よ主をたたえよBuxWV.212/前奏曲ヘ長調BuxWV.145
主イエス・キリストよ、我は知れりBuxWV.193
第1旋法によるマニフィカトBuxWV.203
イエス・キリスト、汝はたたえられよBuxWV.189
救い我らに来たれりBuxWV.186/御子はベツレヘムに生まれたまうBuxWV.217
前奏曲ハ長調BuxWV.136/来たれ聖霊、主なる神BuxWV.200
カンツォーナ ト長調BuxWV.170/神のひとり子なる主キリストBuxWV.191
前奏曲嬰へ短調BuxWV.146
クリストファー・へリック(オルガン)
"オルガン・ファイアーワークス"シリーズでもお馴染みのオルガニスト、ク
リストファー・へリックが取り組んでいる北ドイツ・オルガン楽派最大の巨
匠ブクステフーデのオルガン作品全集第3集!
パリ、セーヌ川のサン=ルイ島にある唯一の教会、サン・ルイ・アン・リル
教会のオーベルタン・オルガンが、第3集の録音の舞台。「前奏曲」と「オル
ガン・コラール」から生まれる荘厳な空間は、作曲当時から現在まで続くオ
ルガンと人々の生活との結びつきを感じさせてくれます。
録音:2010年4月20日-22日、サン・ルイ・アン・リル教会(パリ)




<APR>
APR 7501 5枚組 \4750
パーシー・グレインジャー - コンプリート・ソロ・78rpm・レコーディングス
シューマン:ピアノ・ソナタ第2番、交響的練習曲Op.13
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番、ピアノ・ソナタ第3番
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番
リスト:ハンガリー協奏曲第2番、ハンガリー協奏曲第12番、
ハンガリー協奏曲第15番
グレインジャー:シェパーズ・ヘイ、モリスもどき、岸辺のモリー、
カントリー・ガーデンズ、ガムサッカーズ・マーチ/他
パーシー・グレインジャー(ピアノ)
没後50周年を迎えたパーシー・グレインジャー(1882-1961)。歴史的録音の良
質な復刻でヒストリカル・ファンから多くの支持を集める"APR"からのアニ
ヴァーサリー・アルバムは、"ピアニスト"グレインジャーの記録。
膨大な数の作品と比べ、演奏家としてのグレインジャーにスポットライトが
あたる機会は決して多くないため、APRからの復刻は"ピアニスト・グレイン
ジャー"を知る絶好の場となることだろう。
1908年-1945年の録音。




<Helios>
CDH 55396 \1280
レア・フレンチ・ワークス - ヴァイオリンと管弦楽のための作品集 ――
フォーレ:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.14
サン=サーンス:演奏会用小品ト短調Op.62
ラロ:ノルウェー幻想曲
ギロー:カプリース
ラロ(ピエルネ編):ギターOp.28
カントルーブ:詩曲
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)、
ティエリー・フィッシャー(指揮)、アルスター管弦楽団
1878年に着手されたものの未完に終わってしまったフォーレの「ヴァイオリ
ン協奏曲」、「スペイン交響曲」のラロの「ノルウェー幻想曲」など、フラ
ンスのレアなヴァイオリン作品が満載!
16歳でパリ音楽院を卒業した天才グラファン、名フィルとのコンビで知名度
を上げたティエリー・フィッシャーのコンビが巧い!
※録音:2001年5月31日-6月1日、アルスター・ホール(ベルファスト)
CDA 67294からの新装移行再発売

CDH 55368 \1280
パレストリーナ:
永遠のキリストの恵み/ミサ曲《永遠のキリストの恵み》
鹿が谷川を慕うごとく/バビロンの川のほとりに/われは大群衆を見たり
《ソロモンの雅歌》より それは誰か、お前の2つの乳房は、
私は黒いけれども美しい、私の親しい美しい人よ, 立ち止まって
第1旋法のマニフィカト
ジェームズ・オドンネル(指揮)、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
デイヴィッド・ヒル指揮の「教皇マルチェルスのミサ」に代表されるウェスト
ミンスター大聖堂聖歌隊のパレストリーナは、ビクトリアと並ぶ最重要レパ
ートリー。
ジェームズ・オドンネルのパレストリーナは、ウェストミンスター大聖堂聖
歌隊の歴史に残る名唱が数多い。
録音:1991年2月12日-15日、ウェストミンスター大聖堂(ロンドン)
CDA 66490からの新装移行再発売




<Chandos>
CHAN 10659 \2180 ※2月7日までのご注文特価 \1750
ヴェルディ:
カンタータ《諸国民への讃歌》#
《ロッシーニのためのレクイエム》より リベラ・メ*
聖歌四篇*
歌劇《運命の力》より 天使の中の女王よ*
バルバラ・フリットリ(ソプラノ)*、フランチェスコ・メリ(テノール)#、
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、トリノ王立歌劇場管弦楽団&合唱団
2010年に行われたトリノ王立歌劇場の日本公演での「椿姫」が大絶賛を博した
ノセダが、トリノ王立歌劇場管&合唱団とのヴェルディ・プログラムの中心に
据えたのは「聖歌四篇」。晩年の異なる時期に作曲されたアヴェ・マリア、
スターバト・マーテル、聖母マリアへの讃歌、テ・デウムの4曲で構成される
「聖歌四篇」は、ヴェルディの作曲家人生を最後を飾る最晩年の傑作である。
13人の作曲家たちによる協同作「ロッシーニのためのレクイエム」でヴェル
ディが担当した「リベラ・メ」、1862年のロンドン万博のために作曲された
カンタータ「諸国民への讃歌」、「運命の力」からの合唱曲「天使の中の女
王よ」、そして「聖歌四篇」。
ノセダは、イタリア・オペラの大家ヴェルディの"合唱作品"を最高の演奏で
奏でるべく、バルバラ・フリットリ、フランチェスコ・メリをソリストとし
て招くなど、豪華キャストが実現!
録音:2010年7月15日-17日、トリノ王立歌劇場メイン・ステージ(イタリア)

CHAN 10662 2枚組(1枚価格) \2180
ルイ・ロルティ・プレイズ・リスト ――
リスト:
巡礼の年第1年《スイス》S.160/巡礼の年第2年《イタリア》S.161
巡礼の年第3年S.163/巡礼の年第2年補遺《ヴェネツィアとナポリ》S.162
ルイ・ロルティ(ピアノ/ファツィオーリF278)
リストが滞在したスイスやイタリア得た印象、人生の経験を絵画的に綴った
「巡礼の年」。20代から60代にかけて長きにわたり作曲された「巡礼の年」
には、リストの若かりし頃の技巧的、ロマン派的な作風から、後期の宗教的
な作風など、様々なリストの音楽が収められている。
ルイ・ロルティは、代表的名演、ショパンの「練習曲全集」(CHAN 8482)やベ
ートーヴェンの「ピアノ・ソナタ全集」(CHAN 10616)の存在により"ショパン
弾き"、"ベートーヴェン弾き"としての印象が強いが、1980年代後半にはリス
トの「ピアノ・ソナタ」(CHAN 8548)を、1999年&2000年には「ピアノと管弦
楽のための作品集」(CHAN 10371X)のレコーディングで世界中から高い評価を
獲得するなど、当代屈指の"リスト弾き"としての姿と実力も兼ね備えている。
録音:2010年11月8日-10日、ポットン・ホール(サフォーク)

CHAN 10658 \2180
ブリテン:管弦楽作品集 ――
歌劇《グロリアーナ》より 交響組曲Op.53a*/チェロ交響曲Op.68#
歌劇《ピーター・グライムズ》より 4つの海の間奏曲Op.33a
エドワード・ガードナー(指揮)、
BBCフィルハーモニック、ロバート・マレイ(テノール)*、
ポール・ワトキンス(チェロ)#
2007年に異例の若さでイングリッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)の音楽監督
に迎えられ、シャンドス・アーティストに加わったエドワード・ガードナー。
ルトスワフスキの管弦楽作品集(CHSA 5082)でいよいよ本格始動したガードナ
ーが次に繰り出してきたのは、20世紀イギリスの代表的作曲家ブリテンの管
弦楽作品集!
創立当初からブリテンの音楽の紹介、発掘に並々ならぬ情熱を注いできたシャ
ンドス。初期の名演が存在する「4つの海の間奏曲」(ヒコックス盤&ハンドリ
ー盤)と「チェロ交響曲」(ウォルフィッシュ盤)の新録音をガードナーに託し
たのは、この英国の若き偉才に寄せる期待が本物だからこそ。
録音:2010年7月14日-15日、
マンチェスター新放送センター・スタジオ7(イギリス)

CHAN 10660 \2180
ダンディ:管弦楽作品集Vol.4 ――
交響組曲《海辺の詩》Op.77/交響曲イ短調《イタリア》
ラモン・ガンバ(指揮)、アイスランド交響楽団
第1集(CHAN 10464)のグラミー賞にノミネート、第2集の英グラモフォン誌2009
年6月号エディターズ・チョイス選出など、ヴァンサン・ダンディ(1851-1931)
の音楽の復権、再評価に大きな役割を果たしてきたラモン・ガンバ&アイスラ
ンド交響楽団のコンビによる管弦楽作品集。
最新巻となる"Vol.4"では、旅行先のイタリアで強い影響を受けた若きダン
ディが、各楽章にローマ、フィレンツェ、ヴェニス、ナポリというタイトル
を付けた「交響曲イ短調」と、まるで地中海の風景を彷彿とさせる様な"海"を
テーマとした「海辺の詩」をカップリング!
2010年9月27日-30日、ハスコラビオ(アイスランド)

CHAN 10661 \2180
ウォルトン:弦楽四重奏曲集 ――
弦楽四重奏曲(1922/原典版)/弦楽四重奏曲イ短調
ドーリック弦楽四重奏団〔アレックス・レディントン(第1ヴァイオリン)、
ジョナサン・ストーン(第2ヴァイオリン)、サイモン・タンドリー(ヴィオラ)、
ジョン・マイヤーズコフ(チェロ)〕
シャンドスも次代の看板アーティストとして期待するイギリスの俊英ドーリッ
ク弦楽四重奏団のレコーディング第2弾は、ウォルトンの弦楽四重奏曲集。
1922年の弦楽四重奏曲では、2008年に出版された"ウィリアム・ウォルトン・
エディション"に収録されているヒュー・ウィリアムズ校訂の原典版を用いて
おり、若き日のウォルトンが書き上げた「弦楽四重奏曲」の本来の姿が明らか
になる。
シャンドスでのウォルトンの新録音という大役を担うドーリック弦楽四重奏
団。イギリスに現れた新星、要注目です!
録音:2010年7月14日-16日、ポットン・ホール(サフォーク)

CHAN 0778 \2180
神を讃美せよ - ラッスス:宗教作品集 ――
いざ、主を祝福せよ/わが庭に来たれ/われに従う者は
讃美のうちに鳴り響け/歌詞なし第15番(Sine textu 15)
安息日に来たりしすべての人々/その話を制する者は
神よ、わが祈りを聞きたまえ/すべての国々よ、神に向かいて歓呼せよ
歌詞なし第19番(Sine textu19)/恐れと震えが/どんな事にも時がある
アレルヤ、讃美と栄光は/第3旋法のマニフィカト/なぜ誇るのか
しもべらよ、主をたたえよ/おおマリア、守りの庭よ/天よ、喜べ
竪琴に合わせて神を賛美せよ/歌詞なし第13番(Sine textu 13)
おお、罪人よ/兄弟たちよ、誇る者は主を/あなたに感謝します
マニフィカト《おお、なんと魅惑的な暁よ》
アンドルー・ネスシンガ(指揮)、
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団、
ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ&コルネッツ、
ティモシー・ラヴァルド(オルガン)
ネスシンガ&ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団の「ハウエル
ズ」(CHAN 10587)、「わが言葉を聞きたまえ」(CHSA 5085)に続くシャンドス
専属3枚目のレコーディングの舞台は、ルネサンス時代のフランドル楽派!
オルランド・デ・ラッスス(オルランド・ディ・ラッソ)は、フランドル楽派
の中でも特にポリフォニー様式に長けた作曲家であり、その生涯で2000年曲
を超える作曲を行った多作家である。
録音:2010年7月20日-22日、
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ・チャペル(イギリス)




<Signum Classics>
SIGCD 229 \2180
チャイコフスキー:組曲《白鳥の湖》
- 情景、ワルツ、白鳥の踊り、パ・ダクシオン、ハンガリーの踊り、
ナポリの踊り、マズルカ、小さい白鳥たちの踊り、終幕の情景
ラフマニノフ:交響的舞曲Op.45
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)、
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
テミルカーノフの十八番中の十八番、チャイコフスキーとラフマニノフ。
RCA時代にもレコーディングを行っている"交響曲"の再録音ではなく、敢えて
「白鳥の湖」の組曲版と「交響的舞曲」を選んだプログラムには、チャイコフ
スキー&ラフマニノフの演奏に対するテミルカーノフの絶対の自身とプライド
が漲っている。
サンクトぺテルブルク・フィルを自在に操り、時には旧ソ連時代のオーケスト
ラを彷彿とさせるような鋭く炸裂するサウンド、また時には弦楽セクションか
ら柔らかく優雅で気品のある音色を引き出すテミルカーノフのオーケストラ・
コントロールとカリスマ性はここでも健在!
録音:2008年4月14日、
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー大ホー(チャイコフスキー/ライ
&2008年8月26日、ルツェルン・コンサート・ホール(ラフマニノフ/ライヴ)

SIGCD 234 \2180
ハーマン:
弦楽四重奏のための《エコー》/クラリネット五重奏曲《旅の思い出》*
弦楽四重奏のための《サイコ組曲》(リチャード・バーチャル編)
ジュリアン・ブリス(クラリネット)*、ティペット弦楽四重奏団
「悪魔の金」でアカデミー作曲賞に輝いた映画音楽の大作曲家バーナード・
ハーマン(1911-1975)の"室内楽作品"を集めたユニークなプログラム!
1960年代中期以降に作曲されたハーマン晩年の室内楽作品は、"映画音楽の巨
匠"ではなく、名門ジュリアード音楽院で学んだ"クラシックの作曲家"として
の実力が発揮された本格的な作品ばかり。
天才少年として世界を驚かせたクラリネット奏者ジュリアン・ブリスの演奏
が、ハーマンの「クラリネット五重奏曲」の知名度を一気に向上させるかも!
2010年6月&10月の録音。

SIGCD 235 \2180
ネイクド・バードVol.2 ――
コントラクトゥス:めでたし女王
タリス(モンクス編):タリスの精神(世界初録音)
バーバー:アニュス・デイ(弦楽のためのアダージョより)
タヴナー:葬送のイコス/パーセル:おお主よ、わが祈りを聞きたまえ
ビンゲン:聖霊は生の源の生/ロバーツ:愛を語ってはならない(世界初録音)
ロッティ:十字架につけられ/ビンゲン:オー・ウィルトゥス・サピエンティエ
ビクトリア:我がハープは悲しみの音に変わり
バックリー:主の慈しみは世々とこしえに(世界初録音)
バード:アニュス・デイ(4声のミサ曲より)/タヴナー:子羊
アルモニコ・コンソート、クリストファー・モンクス(芸術監督)
2001年にエマ・カークビーを迎えてデビューを果たし、合唱王国イギリスの
中でも存在感を高めているヴォーカル・アンサンブル、アルモニコ・コンソ
ート。生命力に富んだハーモニーが魅力的なアルモニコ・コンソートのコン
サート・プログラム、"ネイクド・バード(Naked Byrd)"のVol.2には、タヴナ
ー、パーセル、バーバーやバードなど、様々な時代やスタイルの合唱作品が
並ぶ。芸術監督クリストファー・モンクスのアレンジよる「タリスの精神」や
現代作曲家たちの合唱作品は世界初録音となる。2010年2月の録音。

SIGCD 186 \2180
カーニス:妖魔の市/見えないモザイクII
ニュー・プロフェッショナルズ、メリー・キング(ナレーター)、
レベッカ・ミラー(指揮)
19世紀イギリスの詩人クリスティーナ・ロセッティの作品「妖魔の市」を題材
とした、ピューリッツァ賞の受賞作曲家アーロン・ジェイ・カーニス(1960-)
の野心作。
ロンドンを拠点とするアンサンブル、ニュー・プロフェッショナルズは、自ら
プロフェッショナルと名乗るだけあって、現代作品の演奏、個々の技量もハイ
レベル。2008年9月の録音。

SIGCD 240 3枚組 \4360
ロドルファス合唱団 - コラール・コレクション ――
タリス:ラテン語のモテットと英語のアンセム集
グリアー:12のアンセム
スペシャル・アレンジ集
- チャイコフスキー(オールウッド編):アヴェ・マリア
ショパン(オールウッド編):前奏曲ハ短調、
シューベルト(スモールウッド編):音楽に寄せて、他
ロドルファス合唱団、ラルフ・オールウッド(指揮)
ロドルファス合唱団は、イートン・カレッジ・サマー・コラール・コースの
メンバーから選抜された16歳-25歳のメンバーによる混声合唱団。
16世紀のタリス、現代のグリアー、アレンジ集など様々な時代の作品を歌え
る柔軟な対応力、イートン・カレッジの音楽監督ラルフ・オールウッドの指
導力の高さには定評がある。




<Cala>
CACD 0129 \2180
ベイビー・ハープ ――
ロイド・ウェッバー:
《オペラ座の怪人》より ミュージック・オブ・ザ・ナイト
ブラームス:子守歌/伝承曲:茉莉花/J・S・バッハ:前奏曲へ短調
ルグラン:風のささやき/アンドレ:ベイビー・デイ
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲/エディット・ピアフのシャンソン集
レクオーナ:アンダルシア/シムコック:湖上の美人
カーン/ドナルドソン:マイ・ベイビー・ジャスト・ケアズ・フォー・ミー
ロンドンの16人のハープ奏者たち、ジェフリー・サイモン(指揮)
ロンドン・ハープ・サウンド(CACD 0119)の"ベイビー"ヴァージョン。
可愛らしいジャケット、16台のハープ・アンサンブルによる本格的な演奏は、
プレゼントやヒーリング・ミュージックとして、はたまた未来の巨匠を育成す
る英才教育用(?)の教材としても役立ちそう。




<CORO>
"CORO"の取り扱いを記念して"新規レーベル導入記念、期間限定特別価格"と
なります。★2011年2月28入荷分まで
通常 1CD:\2180 ※2011年2月28日までの記念特価 \1780
通常 2CDs:\3250 ※2011年2月28日までの記念特価 \2850
通常 SACD:\2580 ※2011年2月28日までの記念特価 \2180

COR 16089(3CDs+1SACD Hybrid Multichannel) ¥5400 ※期間限定特価\3780
ビクトリア・コレクション ――
最愛の人の呼びかけ ――
ビクトリア:
わたしは喜んだ(12声のモテット)/ミサ曲《わたしは喜んだ》(12声)
来たれ、創り主なる聖霊よ(4声の賛歌)
わたしは急ぎ、市民を包囲しよう(6声のモテット)
わたしは美しいものを見た(6声の賛歌)/小羊の宴を整え(4声の賛歌)
第7旋法によるマニフィカト
十字架の神秘 ――
ビクトリア:
聖木曜日のための哀歌/王の御旗は進む/聖金曜日の哀歌
パンジェ・リングァ/聖土曜日のための哀歌
ビクトリア:レクイエム(1605) ――
めでたし、女王/幸いなるかな天の女王(5声)/黒くとも美しい
汝の足は何と美しきかな/われを連れ行きたまえ
幸いなるかな天の女王(8声)/わが魂は萎え
死者のためのミサ曲(レクイエム)
聖母マリアへの帰依 ――
ビクトリア:
めでたし女王(8声)/ミサ曲《めでたし女王》(8声)/めでたし、海の星(4声)
恵み深き救い主の御母(8声)/天の女王(8声)/アヴェ・マリア(8声)
マニフィカト(8声)
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
スペイン・ルネサンスの大作曲家トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611)。
ハリー・クリストファーズ&ザ・シックスティーンの自主レーベル"コーロ
(CORO)"の没後400周年記念リリース第2弾は、ザ・シックスティーンのビクト
リアの名唱を集めたボックス・セット、"ビクトリア・コレクション"!
2005年録音の"コーロ"屈指の名盤、皇太后マリアの死を悼んで1603年作曲され
た名作「レクイエム(6声)」や、キャロリン・サンプソンやアンドルー・カー
ウッド、フィリップ・ケイヴ、キャロライン・トレヴァー、パトリック・クラ
イグなど英国古楽界の名歌手たちが参加した豪華メンバーによる"宗教作品集
Vol.1-3"がセットとなったザ・シックスティーンの"ビクトリア・コレクショ
ン"は、間違いなくビクトリア・イヤーの超重要リリース!

COR 16050 \2180
ブラームス:ドイツ・レクイエムOp.45(ピアノ4手連弾伴奏版)
ジュリー・クーパー(ソプラノ)、イーモン・ドゥーガン(バス)、
ゲイリー・クーパー&クリストファー・グリン
(ピアノ/ベーゼンドルファー1872)、
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
クリストファーズ&ザ・シックスティーンが歌うドイツ・ロマン派、ブラー
ムスの「ドイツ・レクイエム」は、"オーケストラ版"ではなく"ピアノ4手連弾
版"!名手ゲイリー・クーパーとクリストファー・グリンが弾くピアノは、
1871年ロンドン版(2台ピアノ伴奏版)の翌年1872年に製作されたベーゼンドル
ファー。ザ・シックスティーンのハーモニーと、作曲当時に製作された銘器
のサウンドがブレンドするシンプルで感動的な「ドイツ・レクイエム」の名
演です。
録音:2006年10月26日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)/弊社初紹介

COR 16042 \2180
ヴィヴァルディ:グローリア ニ長調RV.589
J.S.バッハ:マニフィカト ニ長調BWV.243
リンダ・ラッセル(ソプラノ)、ジリアン・フィッシャー(ソプラノ)、
アリソン・ブラウナー(アルト)、イアン・パートリッジ(テノール)、
マイケル・ジョージ(バス)、
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
ザ・シックスティーン、
シンフォニー・オヴ・ハーモニー&インヴェンション
"イタリア・バロック"ヴィヴァルディの「グローリア」と"ドイツ・バロック"
J.S.バッハの「マニフィカト」を、ザ・シックスティーンの歌声で!
ソリスト、合唱のレベルの高さはもちろんのこと、洗練されたオーケストラの
サウンドも演奏の充実に欠かせない重要な存在。バロック・トランペットの
名手、クリスピアン・スティール=パーキンスの輝かしいサウンドが高らか
に鳴り響く!
録音:1991年、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(ロンドン)/弊社初紹介

COR 16031 \2180
アメリカン・コレクション ――
バーバー:アニュス・デイ/ファイン:砂時計
ライヒ:クラッピング・ミュージック
バーンスタイン:
《ひばり》より 第1部-フランス語の合唱曲、第2部-ラテン語の合唱曲
コープランド:4つのモテット/バーバー:生まれ変わりOp.16
デル・トレディチ:歌劇《最後のアリス》より アクロスティック・ソング
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
中世、ルネサンスからロマン派、そして近現代作品。バーバー、ライヒ、バ
ーンスタイン、コープランドなどの作品を取り上げた"アメリカン・コレク
ション"は、ザ・シックスティーンが誇る驚異的な広さのレパートリーの証明
でもある。
手拍子のリズムで音楽を創るライヒの「クラッピング・ミュージック」、
バーバーの「弦楽のためのアダージョ」の合唱版「アニュス・デイ」など、
近現代のアメリカ音楽にも対応できる適応力、表現力の高さに脱帽させられ
ること間違いなし!
録音:スネイプ・マルティングス(サフォーク/イギリス)/弊社初紹介

COR 16069 \2180
輝かしきハーモニーの宝珠 - パーセル&マクミラン ――
パーセル:主よ, わが敵の何と多きことか、主我を憐れみ給え、
思いたもうな, 主よ、主を恐るる者は幸いなり
マクミラン:おお、慈悲深きイエス
パーセル:我が眼は夜の昼も絶えず涙を流さん
マクミラン:御手を差し伸べ、子供の祈り、主は玉座に就き
パーセル:おお豊かなる保護者(ソプラノ二重唱)、
メアリー女王の葬送音楽(第1巻)、主よ,汝は知りたもう(1695)
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
ヘンリー・パーセル(1659-1695)の生誕350周年とジェームズ・マクミラン
(1659-)の50歳を記念したダブル・アニヴァーサリー・アルバム!
17世紀のパーセルと現代のマクミランの音楽を組み合わせた意欲あふれるプ
ログラムには、時代が違うからこそ浮かび上がる様々な発見がある。
※録音:2009年2月27日、ギルドフォード大聖堂(イギリス)でのライヴ
/弊社初紹介

COR 16051 \2180
カーヴァー:
ミサ曲《聖なる秘儀を見し時》(ミサ・ドゥム・サクルム・ミステリウム)
マニフィカト/19声の《おお良きイエス》
グレゴリオ聖歌:聖なる秘儀を見し時
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
ロバート・カーヴァー(c.1487-a.1566)は、ジョスカンやイザークなどフラン
ドル楽派の影響を受けたスコットランドの作曲家。
ザ・シックスティーンが歌うミサ曲「聖なる秘儀を見し時」は、神と大天使
聖ミカエルを讃えて作曲され、スコットランド王ジェームズ5世の即位式で
も歌われたとされるカーヴァーの代表作である。
録音:1996年5月、セント・ジュード教会(ロンドン)/弊社初紹介

COR 16038 \2180
湿地と草原 - ブリテン:合唱作品集Vol.3 ――
歌劇《グロリアーナ》Op.53より 合唱舞曲/民主主義を進めよ
幼いマスグレイヴとバーナード夫人のバラード/婚礼のアンセム
5つの花の歌/神聖と世俗Op.91
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
クリストファーズ&ザ・シックスティーンが、母国イギリスの20世紀を代表
する大作曲家ベンジャミン・ブリテン(1913-1976)の「合唱作品」に光をあて
る。「神聖と世俗」など、ザ・シックスティーンが歌うブリテンの合唱作品
もまた格別。ブリテンの合唱作品が他の作品に勝るとも劣らぬ魅力を持つこと
を伝えてくれる。
録音:1991年1月、スネイプ・マルティングス・コンサート・ホール
(サフォーク)&1992年9月、聖ミカエル教会(ハイゲイト)/弊社初紹介

COR 16034 \2180
キャロルの祭典 - ブリテン:合唱作品集Vol.2 ――
キャロルの祭典Op.28/羊飼いのキャロル/いちじくの木
乙女の歌うやさしい歌/ミサ・ブレヴィス ニ長調Op.63
みどり児はお生まれになったOp.3
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
ザ・シックスティーン、シオネド・ウィリアムズ(ハープ)
キリスト誕生の物語を題材としたブリテンの合唱音楽の最高峰「キャロルの
祭典」をザ・シックスティーンが歌う!
第2次世界大戦中に完成した「キャロルの祭典」には、反戦主義者、平和主義
者だったブリテンの強いメッセージも込められており、作品の内面に迫った
ザ・シックスティーンの演奏は同曲屈指の名演である。
録音:1991年1月、スネイプ・マルティングス・コンサート・ホール
(サフォーク)&1992年9月、聖ミカエル教会(ハイゲイト)/弊社初紹介




<Sterling>
CDO 1091/1092-2 2枚組 \4600
ヤコポ・フォローニ:歌劇《スウェーデン女王クリスティーナ》(世界初録音)
リン・カールソン(ソプラノ)、
アン=クリスティン・ジョーンズ(メゾ・ソプラノ)、
コスマ・ラヌエル(バリトン)、イワール・ベルグクヴィスト(テノール)、
ダニエル・ヨハンソン(テノール)、フレドリク・ゼッターストレム(バリトン)、
トビアス・リングボリ(指揮)、イェテボリ歌劇場管弦楽団&合唱団
1849年にスウェーデンへと渡り、ストックホルム王立歌劇場で活躍したイタリ
ア・ロマン派の知られざる作曲家ヤコポ・フォローニ(1825-1858)。
コレラによりストックホルムで若くして命を落としてしまったフォローニのオ
ペラ「スウェーデン女王クリスティーナ」は、ヴァ―サ王朝最後のスウェーデ
ン国王、クリスティーナ女王の人生を描いた大作。
ドニゼッティとヴェルディ初期の橋渡し的存在になり、ソプラノが絶大な存在
感を放つフォローニのドラマティックで華やかなオペラは、隆盛を極めたイタ
リア・オペラの歴史に加わる価値がある。
またこのフォローニのオペラには、王位から退いた後に母国を離れイタリアの
ローマに定住したクリスティーナ女王への敬意も込められている。
イタリアからスウェーデンへと渡ったフォローニ、スウェーデンからイタリア
へと渡ったクリスティーナ。正反対の道を歩んだ作曲家と王女の運命が1つの
オペラで交錯する!
録音:2010年8月3日-7日&10日-13日、イェテボリ大学(スウェーデン)




<Bergen Digital>
BD 7067CD \2300
ホルベルグ・リサイタルII ――
マレ:組曲第5番ホ短調/マルシャン:組曲ト短調
デュパール:組曲第2番ニ長調、組曲第3番ロ短調
ヴィゼー:プレシュード、コンヴェルサシオン
マレ:小さなパッサカリア ト短調
ベルゲン・バロック
〔フローデ・トゥーシェン(リコーダー)、ヨステイン・グンナシェン
(リコーダー)、マルック・ルオヤラン=ミッコラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
トーマス・C.ボイセン(テオルボ&バロック・ギター)、
ハンス・クヌート・スヴェーエン(チェンバロ)〕
ベルゲン・バロックのホルベルグ・リサイタル第2巻は、マラン・マレやロベー
ル・ド・ヴィゼーなどルイ14世の時代に活躍した作曲家たちのフレンチ・プロ
グラム。
ベルゲン・バロックは、ファンタズムの創設メンバー、ルオヤラン=ミッコラ
や、リコーダーのフローデ・トゥーシェンと名奏者たちにより1994年に結成さ
れたノルウェー古楽界のリーディング・アンサンブル。北欧ノルウェーから届
くフランス・バロックの風は美しく心地よい。2009年6月の録音。




<Marc Aurel Edition>
MA 20042 \2300
ベートーヴェン:ソナタと変奏曲 ――
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7/創作主題による32の変奏曲ハ短調WoO.80
ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2《テンペスト》
アレクサンドル・プリャエフ(フォルテピアノ)
アレクサンドル・プリャエフは、モスクワ音楽院でピアノを学んだ後、アムス
テルダムのスヴェーリンク音楽院でチェンバロとフォルテピアノの奏法を学び
直して古楽の世界に飛び込んだサンクトペテルブルク出身の鍵盤奏者。
ヴィヴィアナ・ソフロニツキーのリサイタルやレコーディングで話題を呼んだ
名工ポール・マクナルティが2007年に製作したアントン・ヴァルター(1805年頃)
のレプリカ・モデルでのベートーヴェン!2008年4月14日のライヴ録音。





<Raumklang>
RKs 59806 \1780
ヴィオラ・ダ・ガンバ・コンチェルタータ ――
テレマン:コンチェルト イ短調 TWV52:aI
アーベル:歌劇《シファリ》より アリア
テレマン:シンフォニア ヘ長調 TWV50:3、コンチェルト イ長調 TWV51:A5
ヘンデル:イタリアン・カンタータ《炎の中で》 HWV.170
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)、
ジークフリート・パンク(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ロベルト・エールリヒ(リコーダー)、
ライプツィヒ中央ドイツ・バロックゾリステン、
ライプツィヒ・ブレーゼル・コレギウム
ゲヴァントハウス管の首席チェロ奏者からヴィオラ・ダ・ガンバ奏者に大胆な
転身を遂げたドイツ古楽界の名手ジークフリート・パンクと、ドイツを代表す
る大ソプラノ、ユリアーネ・バンゼの演奏が聴けてしまう豪華なディスク!
音楽都市ライプツィヒの伝統と、現代の古楽演奏の融合が名演の源泉である。
1998年11月の録音。RK 9806からの新装移行再発売。

RKs 59803 \1780
テレマン:モテット集 ――
それはわたしの喜び TWV Deest/われらの主である神イエス・キリスト
TWV 8:4/止まれ、おまえは何を持っているのか TWV 8:9/シオンの娘たちに
語れ TWV Deest/苦しみの時にわたしに呼びかけたまえ TWV Deest/まこと
に彼はわれらの病を負いたもうた TWV Deest/主をたたえよ TWV 8:11
地に旗を立てよ TWV 8:15/わたしはあなたの顔を見よう TWV Deest
死者たちは幸いである TWV Deest/TWV 8:13/わたしは楽しみから離れて
しまった TWV Deest/祝福したまえ、神よ TWV 8:8/来たれ、聖霊 TWV 3:92
主に感謝せよ TWV 8:3/われらの神は堅き砦 TWV 8:7
ローター・ヘニッヒ(指揮)、
マグデブルク室内合唱団、マグデブルク・バロック・オーケストラ
器楽曲やカンタータなどの録音は数多いが、テレマンの"モテットのみ"という
ディスクは珍しい。ドイツ、ザクセン=アンハルト州の州都マグデブルクのバ
ロック・オーケストラと合唱団の演奏は精妙で瑞々しい。1998年の録音。
RK 9803からの新装移行再発売。

RK 2903 \2300
ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》(オルガン&打楽器版)
ニコラ・シタディン(オルガン)、フィリップ・タル(打楽器)
「展覧会の絵」のオルガン&打楽器ヴァージョン!バーゼル聖エリザベート教
会のオルガンとバロック・ティンパニ、ドラムス、シンバル、トライアングル
などの打楽器群がいままでに無い「展覧会の絵」を見せて(聴かせて)くれます。
2009年6月の録音。





<Hortus>
HORTUS 077 \2300
チストゥとオルガンのためのバスクの音楽 ――
ウルテアガ:マルチャ・レリジオーサ/サラベリア:エウスカル・スイテア
ウルテアガ:プレガリア/クエスタ:天使のまどろみ/ゴロサリ:即興曲
サラベリ:ノンディク・ノラ
ヘスス・マルティン・モロ(オルガン)、
セルジオ・トリセス・ロルダン(チストゥ)
スペインの他の地域とは異なる独特の文化を持つバスク地方で19世紀-20世紀に
生まれた"チストゥ"と"オルガン"のための作品集。リコーダーのようなバスク
地方の民族楽器"チストゥ"と"オルガン"というちょっと不思議な組み合わせの
音楽は想像以上に面白い!2009年12月の録音。





<Christophorus>
CHE 0152-2 \2300
ツェルニー:交響曲第1番ハ短調Op.780/交響曲第5番変ホ長調
ニコス・アティネオス(指揮)、
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
カール・ツェルニー(1791-1857)はピアノの練習曲だけじゃない!恩師ベートー
ヴェン譲りの作曲技法、堅実な構成の「交響曲」は、ツェルニーが「ピアノ練
習曲」の世界に収まりきらない才能の持ち主であったことの証しである。
1997年6月23日-27日の録音。

CHE 0153-2 2枚組 \4600
ラインベルガー:
管弦楽のための交響的絵画《ヴァレンシュタイン》Op.10
歌劇《七羽のからす》Op.20より 前奏曲/《じゃじゃ馬ならし》序曲Op.18
エスピンゴの谷Op.50/管弦楽のための幻想曲Op.79
《デメートリウス》序曲Op.110/音楽芸術への賛歌Op.179/大学序曲Op.195
ニコス・アティネオス(指揮)、
ランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊
西欧の小国リヒテンシュタイン公国に生まれた大作曲家ヨーゼフ・ガブリエル
・ラインベルガー(1839-1901)。オルガン作品の作曲家として知られおり、これ
だけまとまった管弦楽作品集はレア。ラインベルガーは、あのフルトヴェング
ラーの作曲の師でもある。1993年1月&1994年1月の録音。

CHE 0154-2 \2300
レーヴェ:大三重奏曲Op.12/ベリオ:ピアノ三重奏曲第2番Op.58
ゲーベル・トリオ・ベルリン
「大三重奏曲(グランド・トリオ)Op.12」は、400曲を超えるリートを作曲し
"北ドイツ地方のシューベルト"と呼ばれたカール・レーヴェ(1796-1869)唯一
のピアノ三重奏曲。シャルル=オーギュスト・ド・ベリオ(1802-1870)は、
ヴュータンやイザイの師。1999年4月の録音。




<Rondeau>
ROP 4032 \2300
聖トーマス教会少年合唱団とライプツィヒ大学聖パウロ教会 ――
J.S.バッハ:モテット第2番《御霊はわれらが弱きを助けたまう》BWV.226
ツィンマーマン:まことに、まことに、われ汝らに告ぐ
メンデルスゾーン:神よ、われを審きOp.78-2/テルツァキス:神は論ずる
レーガー:おおいかに喜びに満ちたるか汝ら信仰あつき者
J.S.バッハ:カンタータ第198番《侯妃よ、さらに一条の光を》BWV.198
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)、
ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
創設から現在まで実り多き関係を築いてきた"聖トーマス教会少年合唱団"と
"ライプツィヒ大学"の歴史が、縁の深い作曲家たちの音楽で描かれる。
2003年-2009年の録音。





<Urtext>
JBCC 123 \2180
ショスタコーヴィチ:
チェロ・ソナタ ニ短調Op.40
ヴィオラ・ソナタ ハ長調Op.147(プリエト編/チェロ版)
カルロス・プリエト(チェロ)、ドリス・スティーヴンソン(ピアノ)
カルロス・プリエトは、ピエール・フルニエとレナード・ローズの弟子で、モ
スクワ留学時代にはストラヴィンスキーやショスタコーヴィチとも親交を深め
たラテン・アメリカを代表する世界的チェリスト。
その名声はなかなか日本まで届いこないが、ショスタコーヴィチの「チェロ協
奏曲第1番」のメキシコ、スペイン初演や、ヨーヨー・マとプリエトのために
作曲されたジマンの「2台のチェロのための組曲」の存在など、そのチェロは
間違いなくワールドクラス!
正攻法の「チェロ・ソナタ」、プリエト自身のアレンジによるチェロ版「ヴィ
オラ・ソナタ」の演奏には、旧友ショスタコーヴィチも納得だろう。

JBCC 159 \2180
メキシコのサクソフォン四重奏曲集Vol.1 ――
コジェハ:エン・エセ・カミーノ・エンペドラード/マシアス:ケアトル
ロサド:ディヴェルティメントIII/チャペーラ:ラ・メンガンブラ
カルデナス:子供の頃の思い出/アナヤ:プエルト・プログレソ
ダエル:フーガ・デル・チャフィレテ/モンカージョ:ウワパンゴ
アナクルサックス・サクソフォン四重奏団
メキシカン・アーティストによる20世紀&21世紀メキシコのサクソフォン四重
奏曲集!
作風は現代最先端のコンテンポラリーではなく、"サクソフォン四重奏"という
編成の特色を活かした佳作揃い。
どこかメキシカン・マ○ィアような風貌のサクソフォン四重奏団の演奏もメキ
シコらしく熱い!

JBCC 155 \2180
ミチェラーダ - 多重録音によるチェロ作品集 ――
カルドナ:エチュ、テレグラマス、プロフェシア/ルイス:ウステッド
ピアソラ:悪魔をやっつけろ/アギーラ:ザ・デイ・アフター
ピアソラ:来たるべきもの/チャペラ:ダン・ソン
シリセオ:ジョグ・アラップ/ガンボア:シウダデス・オスクラス
ケコグ:山の歌/オルティス:ディジタル
オルグイン:エル・ティエンポ・イ・エル・オルヴィド
アルバロ・ビトラン(チェロ)
メキシコのチェリスト、アルバロ・ビトランが自分自身の50歳を祝い、委嘱作
品やピアソラの音楽を多重録音で完成させてしまったという気合の入ったアニ
ヴァサーリー(?)・アルバム。
アルバム・タイトルの"ミチェラーダ(メキシコのビール版マルガリータ)"のよ
うに多重録音の演奏も仕掛けが満載!

JBCC 156 \2180
リアリズモ・マジコVol.2 - フルートのための室内楽作品集 ――
アングーロ:
フルート四重奏のための《エオリカ》
フルート、ヴィオラとピアノのためのソナタ
フルート、ヴィオラとアルパのための4つの舞曲
フルートとギターのためのトッカータ
フルート、ヴィオラとアルパのためのバッカナール
ミゲル・アンヘル・ビリャヌエバ(フルート)、
エドゥアルド・アングーロ(ヴィオラ)、ジャネット・パウルス(アルパ)、
エミリオ・アングーロ(ピアノ)、フアン・カルロス・ラグーナ(ギター)、
メキシコ・フルート四重奏団
メキシコのヴァイオリニスト兼作曲家、エドゥアルド・アングーロ(1954-)の
フルートのための室内楽作品集。
イギリス、スタットフォード国際フルート音楽祭のレジデント・プロフェッサ
ーを務めるミゲル・アンヘル・ビリャヌエバのフルートが、メロディックでリ
ズミカルなメキシコのフルート音楽をたっぷりと響かせます。

JBCC 086 \2180
アラウダ・アンサンブル ――
ヴィヴァルディ:協奏曲ハ長調RV.554/J.S.バッハ:アリオーソ
シェリング:古風な前奏曲/ポンセ:ガヴォット、間奏曲/シャルル:ワルツ
イエペス:組曲、3つの舞曲/マキネン:コタン・ルース
モノネン:サトゥマー
アラウダ・アンサンブル
Vアラウダ・アンサンブルは、1966年に結成されたメキシコのチェンバー・オ
ーケストラ。母国メキシコのポンセやシェリングの作品を加えてくるところは
さすが。




<Timpani>
1C 1167 \2300
エマニュエル:室内楽作品集 ――
チェロ・ソナタ/フルート、クラリネットとピアノのためのソナタ
ギリシャ民謡による組曲/ビューグルとピアノのためのソナタ
弦楽四重奏曲
スタニスラス弦楽四重奏団、
ローラン・ワグシャル(ピアノ)、ラファエル・ペロー(チェロ)、
アレクシス・ガルペリン(ヴァイオリン)、
オリヴィエ・ソヴァージュ(フルート)、フィリップ・モネ(クラリネット)、
ファブリス・ウィギショフ(ビューグル)
フランス民謡やオリエントの音楽、フリギア旋法などに強く惹かれ、独自の
スタイルを築いたフランスの作曲家モーリス・エマニュエル(1862-1938)。
パリ音楽院時代には、中世の旋法を用いた斬新な作風が師であるドリーブの
逆鱗に触れてしまいローマ賞への道が断たれてしまうものの、ギローの門を
叩き、ドビュッシーと親交を結び、印象主義へと続く道を切り開くなど、エ
マニュエルがフランス音楽へ与えた影響は非常に大きい。
「チェロ・ソナタ」や「弦楽四重奏曲」、ユニークな「ビューグルとピアノ
のためのソナタ」など、ティンパニ(Timpani)が送り出すエマニュエルの室内
楽作品集が、過小評価との決別、再評価の気運を高めてくれるに違いない。
近代フランス音楽ファン必聴!

1C 1170 \2300
ジャダン:弦楽四重奏曲集 ――
弦楽四重奏曲変ロ長調Op.1-1(世界初録音)/弦楽四重奏曲ハ長調Op.3-1
弦楽四重奏曲イ短調Op.3-3(世界初録音)
カンビーニ四重奏団
18-19世紀フランスの音楽一族ジャダン家の天才、イヤサント・ジャダン(1776
-1800)の弦楽四重奏曲集。
1789年4月には13歳で自作の「ピアノ協奏曲第1番」がル・コンセール・スピリ
チュエルで演奏されるなど、フランスの神童として大きな注目を集めたが、
結核に倒れ1800年にパリでこの世を去った夭折の天才作曲家である。
ジャダンの弦楽四重奏曲は1795年から1798年にかけて作曲されており、ハイ
ドンを思わせるスタイルが特徴。「Op.1-1」と「Op.3-3」は世界初録音とな
る。ティンパニならではのプログラムはもちろんのこと、日本人チェリスト、
酒井淳がメンバーに名を連ねるカンビーニ四重奏団の演奏も注目ポイント。
※録音:2009年10月、フォンダション・サンジェール=ポニャック(パリ)

1C 1180 \2300
デュパルク:歌曲全集 ――
旅への誘い/恍惚/波と鐘/エレジー/フィレンツェのセレナード/嘆き
悲しき歌/ため息/遺言/逃走/ギャロップ/セレナード
ミニョンのロマンス/戦いのある国へ/ローズモンドの館/フィディレ
前世
ミレイユ・デランシュ(ソプラノ)、ヴァンサン・ル・テクシエ(バリトン)、
ガイ・フレクテル(テノール)、フランソワ・ケルドンクフ(ピアノ)
フランクの弟子で印象主義前のフランス音楽に大きく貢献したアンリ・デュ
パルクの歌曲全集は、フランスのレーベル"ティンパニ(Timpani)"とフランス
の作曲家"デュパルク"の音楽というパーフェクトな組み合わせ。
デュパルクは、生前に自らその作品の大半を破棄してしまっているため、こ
の歌曲全集の存在は重要。ティンパニこだわりのジャケット・デザインには、
エドワード・バーン=ジョーンズの「廃墟の恋」(1894)が用いられている。
録音:1999年10月、ヴィラ・ルヴィニー(ルクセンブルク)
1C 1053からの新装移行再発売。




<Halle>(Halleはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様です)
CDHLD 7525 5枚組 \5280
CDHLM 7530(MP3 Edition/特別価格) \1780
ワーグナー:楽劇《神々の黄昏》
カタリーナ・ダライマン(ブリュンヒルデ/ソプラノ)、
ラーシュ・クレーヴェマン(ジークフリート/テノール)、
ピーター・コールマン=ライト(グンター/バス・バリトン)、
アッティラ・ユン(ハーゲン/バス)、
ナンシー・グスタフソン(グートルーネ/ソプラノ)、
スーザン・ビックリー(ヴァルトラウテ/メゾ・ソプラノ)、
アンドルー・ショア(アルベリヒ/バス・バリトン)、
キャスリン・ブロデリック(ヴォークリンデ/ソプラノ)、
マデレーヌ・ショー(ヴェルグンデ/メゾ・ソプラノ)、
レア=マリアン・ジョーンズ(フロスヒルデ/メゾ・ソプラノ)、
マーク・エルダー(指揮)、
ハレ管弦楽団&合唱団、BBC交響合唱団、ロンドン交響合唱団、
コヴェントガーデン王立歌劇場合唱団
"Halleレーベル"初のオペラ録音は、ソリスト、合唱など名手揃いのキャスト
陣、エルダーが絶賛するブリッジウォーター・ホールの音響など聴きどころ多
し!
2009年5月9日-10日、ブリッジウォーター・ホールでのライヴ録音。
※MP3 EditonはMP3対応のプレーヤー、PCなどでのみ再生可能です。

CDHLD 7527 2枚組 \3560
ドビュッシー(マシューズ編):前奏曲集(管弦楽版/世界初録音)
マシューズ:ムッシュー・クローシュ
マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団
あの「冥王星」の作曲者コリン・マシューズ(1946-)のアレンジで"管弦楽版"へ
と生まれ変わったドビュッシーの「前奏曲集」。ピアノ版とは全く違うドビュッ
シーのフランス印象主義の世界が広がります。
もちろんエルダー&ハレ管弦楽団の演奏が世界初録音!
CDHLL 7513&CDHLL 7518のセット・ヴァージョン。2006年-2008年の録音。




<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様です)
NI 5863/4 2枚組 \3180
ツェルニー:ピアノ・ソナタ集Vol.2 ――
ピアノ・ソナタ第11番変ニ長調Op.730/無言歌Op.795-1
ピアノ・ソナタ第1番変イ長調Op.7/ピアノ・ソナタ第2番イ短調Op.13
性格的な練習曲Op.755/ソナチネ イ長調Op.167
ピアノ・ソナタ ホ短調Op.143
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)
超人マルク=アンドレ・アムランにも匹敵する凄まじい広さのレパートリーを
持つニンバス(Nimbus)のメイン・ピアニスト、マーティン・ジョーンズ。
ピアノ初心者のための「練習曲集」ばかりがクローズアップされてしまうツェ
ルニーのイメージを180度変えてくれるソナタ集です。
2008年6月&2009年4月の録音。




<Lyrita>(Lyritaはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様です)
SRCD.333 \2180
ホディノット:
管弦楽のための変奏曲Op.47*/管弦楽のための《夜の音楽》Op.48**
シンフォニエッタ第1番Op.56**/シンフォニエッタ第3番Op.71***
The Sun the Great Luminary of the Universe Op.76***
ノーマン・デル・マー(指揮)*、
ロンドン交響楽団*/***、デイヴィッド・アサートン(指揮)**/***、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団**
20世紀ウェールズ最大の作曲家アラン・ホディノット(1929-2008)の管弦楽作品
集には、1960年代後半-1970年代の作品を収録。
バルトーク、ロースソーンから影響を受けたホディノットの音楽は、英国民謡
を採り入れた作曲家たちとは一線を画す秩序あるモダンな作風が特徴。
1967年*&1975年**&1972年***の録音。



<BMS>(BMSはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様です)
BMS 436CD \2180
チェロとピアノのためのイギリス音楽 ――
ワーズワース:
ソナタ第2番Op.66、夜想曲Op.29、スケルツォOp.42、チェロ・ソナタOp.70
ホールブルック:幻想的ソナタOp.19
ブッシュ:組曲、ある記憶、エレジー
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、ラファエル・テローニ(ピアノ)
ロンドン生まれの3人の作曲家、ウィリアム・ワーズワース、ジョセフ・ホール
ブルック、ウィリアム・ブッシュの知られざるチェロ作品集。
重鎮ラファエル・ウォルフィッシュという有数の理解者を得た音楽たちが表舞
台へと返り咲く。2008年10月&2010年2月の録音。




<Retrospective>(Retrospectiveはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様です)
RTS 4164 2枚組 \2080
蓄音機の黄金時代 ――
クライスラー:愛の喜び/ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
グレインジャー:カントリー・ガーデンズ/ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調
ハイフェッツ編:ホラ・スタッカート/エルガー:愛のあいさつ/他
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)、ジョージ・ガーシュウィン(ピアノ)、
パーシー・グレインジャー(ピアノ)、セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ)、
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)、他
蓄音機が音楽プレーヤーとして大活躍した時代に78回転LPとして発売された珠
玉の音源を復刻。1907年-1945年の録音。




<Pavane>
ADW 7246 \2300
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集Vol.1 ――
ピアノ・ソナタ第1番ハ長調K.279/第2番ヘ長調K.280/第3番変ロ長調K.281
第4番変ホ長調K.282/第5番ト長調K.283
ロベルテ・マムー(ピアノ)

ADW 7247 \2300
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集Vol.2 ――
ピアノ・ソナタ第6番ニ長調K.284/第7番ハ長調K.309/第8番イ短調K.310
ロベルテ・マムー(ピアノ)

ADW 7248 \2300
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集Vol.3 ――
ピアノ・ソナタ第9番ニ長調K.311/第10番ハ長調K.330
第11番イ長調K.331《トルコ行進曲付き》
ロベルテ・マムー(ピアノ)

ADW 7249 \2300
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集Vol.4 ――
ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332/第13番変ロ長調K.333/第14番ハ短調K.457
幻想曲ハ短調K.475
ロベルテ・マムー(ピアノ)

ADW 7250 \2300
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集Vol.5 ――
ピアノ・ソナタ第15番ヘ長調K.533/ピアノ・ソナタ第16番ハ長調K.545
第17番変ロ長調K.570/第18番ニ長調K.576
ロベルテ・マムー(ピアノ)
北アフリカのチュニジア生まれの女流ピアニスト、ロベルタ・マムーのモーツァ
ルト全集。チュニジアのチュニス音楽院からヨーロッパへと渡り、ベルギーで
活躍するマムーのモーツァルトはシンプルでスマート。弊社初紹介。

<LSO Live>
LSO 0692(SACD-Hybrid) \2180
ドビュッシー:
・「海」-3つの交響的スケッチ
 録音:2009年9月20 & 24日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
・バレエ「遊戯」
 録音:2009年12月13 & 18日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
・牧神の午後への前奏曲
 録音:2010年5月12 & 19日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
ロンドン交響楽団
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス&ニール・ハッチンソン
ドビュッシーは、ゲルギエフが2007年のLSO首席指揮者就任当初より定期的に取
り上げてきた作曲家で、人気作『海』ほか全3曲を収めた期待のプログラムとな
っています。
ラヴェルの『ダフニスとクロエ』(LSO0693)とともに、2009/10年のシーズンのオ
ープニングを飾ったドビュッシーの『海』。ゲルギエフは『海』を、1997年以
来自らが指揮者を務めるワールド・オーケストラ・フォー・ピースと、2000年
にBBCプロムスでライヴ録音していたので、9年ぶり2度目のレコーディングとい
うことになります。
『海』といえば、数あるドビュッシー作品の中でもゲルギエフが一際好んで手
掛けている作品としてよく知られ、アルバム併録の『牧神』が演奏された2010
年5月19日、予定されていたラヴェルの協奏曲がグリモーの健康上の理由でキャ
ンセルとなるアクシデントに見舞われた際、ゲルギエフが急遽プログラムをほ
かならぬこの曲に差し替えていることから、やはり自信のプログラムであるこ
とがうかがい知れます。
なお、ここでの演奏の模様は、以前よりLSOによって演奏の一部がYouTubeでも
公開されておおきな反響を呼び、ヴァイオリン両翼型配置を採用したオケの様
子やソロをとる首席奏者たちの表情に加え、とりわけ『風と海との対話』にお
けるゲルギエフのエネルギッシュな指揮ぶりなど、まさに見た目の迫力そのま
まのセンセーショナルな内容を今もじっさいに確かめることができます。




<haennsler>
93 268 \2250
ヴィラ=ロボス:合唱曲集
甘美な合唱、愛らしい合唱
ホセ
縫い物をする女
ブラジル風バッハ第9番
ショーロス第3番 「きつつき」
言葉のない祈り
ニェエンガトゥ語による二つのアメリカインディアンの伝説
アヴェ・マリア
バッズム
平均律クラヴィーア曲集第1巻から前奏曲とフーガ 変ホ短調 BWV.853
(合唱による演奏)
ナ・バイア・テム
知識に祝福あれ
マーカス・クリード(指)
シュトゥットガルトSWRヴォーカルアンサンブル
マーカス・クリードが手兵シュトゥットガルトSWRヴォーカルアンサンブルを
指揮したヴィラ=ロボスの合唱曲集です。精緻なアンサンブルによる掘り込み
の深い表現はいつもながら、加えてヴィラ=ロボスならではの内に秘めた熱さ
も見事。ホセ、言葉のない祈り、合唱による平均律はこれが初録音です。





<ARTACT>
AR 003 \2180
シューマン:
(1)ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 op.14
(2)ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44
ダヴィッド・カドゥシュ(ピアノ)、アルデオ弦楽四重奏団((2))
録音:2009年12月(ライヴ録音)
1985年生まれの新進気鋭のフランスのピアニスト、ダヴィッド・カドゥシュに
よるシューマン。ソナタ第3番は「管弦楽のない協奏曲」と呼ばれる大曲。1836
年に作曲され、モシェレスに献呈されてはいますが、シューマンの心の中では
クララ・シューマンに捧げたとされています。シューマンの生前演奏されるこ
とはなく、シューマン亡き後、1862年にブラームスによって初演されました。
怒濤のように荒れ狂う冒頭から、カドゥシュは抜群のテクニックと、息の長い
フレージングと物凄いスピード感で一気に聴かせます。カップリングのピアノ
五重奏曲で共演しているアルデオ弦楽四重奏団は、2001年にフランス国立高等
音楽院の学生たちによって結成されたグループ。瑞々しい感性のアンサンブル
が光る第1楽章、そして、第3楽章での次々とあらわれる快活なパッセージの処
理の見事さには圧倒されます。終楽章でも、終結部にかけての鮮やかな音楽運
びに魅了されます。
カドゥシュは2011年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭にも出演が予定されており、
注目アーティストの一人です。




<CAvi>
4260085532186 3枚組 \5600
ルール・ピアノフェスティヴァル・エディションVol.26
CD1【シューマン】
シューマン:
ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6
アダム・ラムール(P)
録音:2010年5月16日
森の情景Op.82
エリック・シュナイダー(P)
録音:2010年5月17日
交響的練習曲Op.13
森の情景Op.82より予言の鳥
バッハの名による6つのフーガOp.60
予感(アンコール)
ソフィー・マユコ・フェッター(P)
録音:2010年6月17日
CD2【ショパン】
ショパン:
ロンド ハ長調(2台ピアノのための)
4手のための変奏曲 ニ長調
滑川真希、デニス=ラッセル・デイヴィス(P)
録音:2010年6月16日
ポロネーズ第7番変イ長調 "幻想ポロネーズ", Op. 61
ジー・チェン(P)
録音:2010年5月26日
スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20
スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op.31
スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 Op.39
スケルツォ 第4番 ホ長調 Op.54
アベール・テベニヒン(P)
録音:2010年5月14日
CD3【現代ピアノ作品集】
ジョージ・ベンジャミン(1960-):
トゥ・オア・フォー(ピアノ2手のための)
ロレンツォ・スレ(P)
トゥ・オア・フォー(ピアノ4手のための)
ロレンツォ・スレ & タマラ・ステファノヴィッチ(P)
ルーク・ベッドフォード(1978-):
ギブ・ヒズ・ハット(ピアノ2手のための)
ファビアン・ミュラー(P)
ギブ・ヒズ・ハット(ピアノ4手のための)
ファビアン・ミュラー&タマラ・ステファノヴィッチ(P)
マルコ・ストロッパ(1959-):
ル・マントー・ファントム(ピアノ2手のための)
ピエール・ロラン・エマール(P)
ル・マントー・ファントム(ピアノ4手のための)
ピエール・ロラン・エマール&タマラ・ステファノヴィッチ(P)
オーラヴ・リアルヴィック(1982-):
アンバランシズ(ピアノ2手のための)
ファビアン・ミュラー(P)
アンバランシズ(ピアノ4手のための)
ピエール・ロラン・エマール&タマラ・ステファノヴィッチ(P)
ヨーク・ヘラー(1944-):
ソロ・プレイ(ピアノ2手のための)
タマラ・ステファノヴィッチ(P)
ソロ・プレイ(ピアノ4手のための)
タマラ・ステファノヴィッチ&ピエール・ロラン・エマール(P)
ヴァソス・ニコラウ(1971-):
アストロノーツ(ピアノ2手のための)
タマラ・ステファノヴィッチ(P)
シーン(ピアノ4手のための)
ロレンツォ・スレ&ピエール・ロラン・エマール(P)
録音:2010年7月12日
ドイツ,ルール地方にある工業 地域で毎年行われるピアノ・フェスティヴァル
のライヴ・レコーディング・シリーズ第26弾。22年目を迎えた2010年は、生誕2
00年であったシューマンとショパン、そして現代の作曲家に委嘱した意欲的な
プログラムの3枚組。
シューマン&ショパンのプログラムでは、滑川真希とデニス=ラッセル・デイ
ヴィスによるお馴染のコンビはもちろん、2009年のクララ・ハスキル国際ピア
ノ・コンクール優勝者として注目を集めているアダム・ラムール、リート伴奏
者として歌手から絶大な信頼を得るエリック・シュナイダー。そしてドイツ人
の父と日本人の母を持つ、札幌生まれのドイツ育ちの若手ピアニスト、ソフィ
ー・マユコ・フェッターが登場。昨年新発見されたシューマンの「予感」を演
奏しています。現代プログラムでは、現代音楽のスペシャリスト、ピエール・
ロラン・エマールを筆頭に
現代音楽を代表する作曲家のソロと4手によるピアノ作品が収録されています。

4260085532018 \2450
ドヴォルザーク&スーク:ヴァイオリン作品集
ドヴォルザーク:カプリッチョ ハ長調B81
スーク:4つの小品Op.17
ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
スーク:バラーダOp.3/b
ドヴォルザーク:ソナチネ ト長調Op.100
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
ジルケ・アーヴェンハウス(P)
録音:2010年2月、ケルン
今をときめく四重奏団アルカント・カルテットの第1ヴァイオリンを務めるアン
ティエ・ヴァイトハースと室内楽のキャリアが豊富なピアニスト、ジルケ・ア
ーヴェンハウスによるドヴォルザークとスークのヴァイオリン作品集。ボヘミ
アの民族色が鮮やかに彩られている演奏です。
ドヴォルザークのカプリッチョは元々管弦楽版として作曲されましたが、現在
は消失し現存するのはピアノ伴奏版のみ。ボヘミア民族色の豊かな華麗な作品
です。また息子と娘のために作曲したソナチネは、ドヴォルザークらしい親し
みやすい東欧風のメロディーが印象的。ソナタは重厚さ独特の色彩感が漂う秀
作。スークのヴァイオリン作品は気品溢れる豊かな音楽が特徴。
湧き上がる美しい旋律をヴァイトハースが真摯に語りかけ、アーヴェンハウス
が香り豊かなピアノで好サポートしています。

4260085531592 \2450
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第2番ト長調Op.18-2
シューベルト:弦楽四重奏曲第12番ハ短調D.703「四重奏断章」
シマノフスキ:弦楽四重奏曲第1番ハ長調Op.37
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
シマノフスキ四重奏団
録音:2009年7月、2010年1月、シュトゥットガルト
母国の作曲家シマノフスキの名を冠した1995年に結成されたポーランドのカル
テット、シマノフスキ四重奏団。このアルバムは、1900年代初期に音楽の中心
都市であったパリ、ウィーンとモスクワの3つの都市を中心に、シマノフスキ
が影響を受けた作曲家らを取り上げて3枚のCDに収めるプロジェクトです。シマ
ノフスキは1914年からこれらの都市を含めるヨーロッパ旅行に出かけており、
第1弾はパリ(4260085531585)、そして今回第2弾はウィーンです。シマノフスキ
は1911年-1913年の間ウィーンに滞在しR.シュトラウス、フランツ・シュレーカ
ーと会い、ユニバーサル・エディションと出版契約を交わしています。
このアルバムには伝統的なウィーン音楽と20世紀初頭までの流れを感じるベー
トーヴェン、シューベルト、ウェーベルン、そしてシマノフスキの4人の作曲家
の作品を収録。シマノフスキに最初の弦楽四重奏曲を作曲させたウィーン古典
主義から世紀末ウィーンへ時代が動く雰囲気を感じ取ることができます。




<naive>
ND 68569(DVD-PAL) \2500
字幕:仏英
ドビュッシー:「ペレアスとメリザンド」 ドキュメンタリー
ジャン=セバスティアン・ブ(Br ペレアス)
ソフィー・マラン=ドゥゴール(S メリザンド)
フランソワ・ル・ルー(Br ゴロー)
ディミトリ・ステパノヴィチ(Br アルケル)
マルク・ミンコフスキ(指)
スタニフラスキー&ネミロヴィチ=ダンチェンコ音楽劇場管弦楽団,合唱団
演出:オリヴィエ・ピー
収録:2007年6月
+「ペレアスの死」 マニュエル・ロザンタールによる「ペレアスとメリザン
ド」のリハーサル風景など。
オリヴィエ・オルン監督。1988年、カラカス。60分。
「私のペレアス」 フランソワ・ル・ルーの語るペレアスとゴロー。20分。
★ご注意 PAL仕様です。
2007年6月、フランスの名指揮者マルク・ミンコフスキは、モスクワでドビュッ
シーの「ペレアスとメリザンド」を上演、作品の美しさと残酷さを鮮烈に描い
た鬼才オリヴィエ・ピーの演出ともども、大きな話題を攫いました。このDVDに
は、その時のリハーサル風景、インタビューなどを収録。総練習と思われる舞
台収録は、時間として長くないものの、上演の素晴らしさを伝えるものとして
貴重。もちろんミンコフスキの指揮姿はあちこちで見られます。ミンコマニア
ならば見る価値大の映像です。
しかも、あの名匠マニュエル・ロザンタール(1904-2003)による「ペレアスとメ
リザンド」のリハーサル風景がたっぷり収録されています。
なお、このDVDはPAL仕様です。日本の一般的なDVDプレイヤーなどでは再生でき
ません。PAL対応の機器か、コンピュータでの再生となりますことを予めご承知
ください。

V 5240 \2280
シェーンベルク:弦楽四重奏曲第2番 嬰ヘ短調 op.10
ウェーベルン:
6つのバガテル、「Langsam」(声を伴う弦楽四重奏のためのバガテル/未出版)
アルバン・ベルク:抒情組曲(第6楽章「奈落よりわれは叫びぬ」収録)
ディオティマ弦楽四重奏団
シェーンベルク作品:サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
ウェーベルン、ベルク作品:マリー=ニコル・ルミュウ(アルト)
録音:2010年6月
ピオーの声がたまらない魅力を放つ、新ウィーン楽派の感情の起伏に富んだ作
品集。シェーンベルクの弦楽四重奏第2番は、ソプラノ独唱を含む作品で、調
と無調の狭間を官能的に行き来する器楽パートに、夢見るような透明な声で絡
むピオーによるソプラノパートがなんともいえない高貴さを漂わせます。また、
抒情組曲は、第6楽章の「奈落よりわれは叫びぬ」つき版。こちらはアルトの
マリー=ニコル・ルミュウが魅惑的な声で聴かせます。ボードレールの「悪の
華」に含まれる詩の一部をうたったこの詩は、ボードレールのジャンヌ・デュ
ヴァルへの思いを歌ったもの。無調ながら感情の起伏に富み、聴いている自分
の心の闇がざわざわと波立つのを感じます。

V 5217 \2280
フィリップ・マヌリ(b.1952):作品集
(1)fragments d’heraclite
(2)inharmonies
(3)slova
(4)trakl gedichte
ロランス・エキルベイ(指揮)
アクサントゥス
録音:2009年10月、2010年6月
マヌリは、1952年生まれの現代フランスの最も重要な作曲家の一人。打楽器が
美しく鳴り響く中、遠くから徐々に聴こえてくる声が魅力の第1曲目は、ギリ
シャの吟遊詩人が残した詩をうたうもの。3つのグループにわかれた合唱団が、
詩をささやき、美しく不協和音を響かせます。2曲目は24パートから成る大曲。
五線譜に書き起こせない音もたくさん含まれる迫力ある音が聴く者に襲い掛か
ります。4曲目は、ドイツの表現主義最大とも評される夭折の詩人、ゲオルク
・トラークル(1887-1914)の詩によるもの。「詩自体が非常に音楽的」と語る
マヌリは、合唱団を二つのグループに分け、ひとつのグループは詩をささやく
ように語り、もう一つは歌の旋律ラインを構築しては不協和音へとバラバラ
に解体されていくことを繰り返します。大変不思議な音世界ですが、アクサン
トゥスの抜群の技量で聴くとすべての音が生き生きと伝わってきます。

V 5258 5枚組 \3600
ベートーヴェン:交響曲全集
[CD1]
第1番 ハ長調 op.21 録音:2009年12月
第2番 ニ長調 op.36 録音:2010年5月
[CD2]
第3番「英雄」変ホ長調 op.55 録音:2009年12月
第4番 変ロ長調 op.60 録音:2009年12月
[CD3]
第5番「運命」ハ短調 op.67 録音:2009年12月
第6番「田園」ヘ長調 op.68 録音:2010年5月
[CD4]
第7番 イ長調 op.92 録音:2010年5月
第8番 ヘ長調 op.93 録音:2010年5月
[CD5]
交響曲第9番「合唱つき」ニ短調 op.125 録音:2009年6月
エマニュエル・クリヴィヌ(指)
ラ・シャンブル・フィルハーモニック
シャンブル・レ・エレメンツ合唱団
ジネアド・ミュレーン(S) キャロリン・マズア(A) 
ドミニク・ヴォルティッヒ(T) コンスタンティン・ヴォルフ(B)
クリヴィヌ率いるピリオド楽器オーケストラ、ラ・シャンブル・フィルハーモ
ニックから、ベートーヴェン交響曲全集の登場です。
「何か新しいこと」を表現するためにこの録音に臨んだわけではないけれど、
厳重に検討を重ねた結果いくつもの「新しい真実」を見つけた、と語るクリヴィ
ヌ。様々な校訂版を検討して細かなアーティキュレーションやディナーミクを
丹念に手掛けていて、すべての楽曲が非常に新鮮、刺激的に響きます。このオ
ーケストラは、オリジナル楽器の名手たちによって構成されています。徹底し
てアーティキュレーションなどにこだわったことにより、ガット弦特有の魅力
的な不均衡さを伴う弦楽器パートや、管楽器のまっすぐな響き、直線的なクレ
ッシェンドなど、刺戟的な音色が得られ、素晴しい効果をあげています。曲ご
とに楽器編成を熟考した結果、交響曲的なダイミックさと厚み、時に緻密な室
内楽のアンサンブルの楽しみに満ちた、生き生きとしたベートーヴェンの交響
曲の世界があますところなく収録されています。ライヴの熱気と緊張感に満ち
たとびきりのベートーヴェン交響曲全集です。
オリジナル楽器のコントラファゴットが第7番の交響曲で用いられているのは
録音としては初めてのこと。コントラファゴットは、コントラバスパートとほ
ぼ同じ旋律を担当したことが多いという記録から、ここでもその方法がとられ
ています。このコントラファゴットが加わったことにより、管楽器セクション
により一層の広がりと魅力的なリズム構造がくっきりと表れ、ドライヴの効い
た響きにワクワクします。
交響曲第9番は、V 5202品番で既発のものですが、他はすべて初出。
クリヴィヌは、ロシア系の父とポーランド系の母をもち、ヴァイオリニストと
して音楽界でのキャリアを歩み始めました。2004年にこのラ・シャンブル・
フィルハーモニックを設立、時代ごと・プロジェクトごとに自在に招集される
トップクラスのメンバーと共に、その都度、古典から現代ものまでしなやかに
名演奏を聴かせてくれます。





<Mariinsky>
MAR 0511(SACD-Hybrid) \1850
ショスタコーヴィチ:
(1)交響曲第3番変ホ長調「メーデー」Op.20
(2)同第10番ホ短調Op.93
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管、同合唱団
[2009-10年/マリインスキー・コンサート・ホール]
ゲルギエフ&マリインスキー劇場管によるショスタコーヴィチ交響曲の新シリ
ーズ第3弾は、「メーデー」の副題を持つ合唱付の第3番と、戦後1953年作の意
味深な第10番のカップリング。
交響曲第3番は1929年、ショスタコーヴィチ23歳の作で、まだ前衛的な香りをと
どめています。いわば「体制側」の顔で、最後に農村を賛美した白々しい合唱
が付きます。しかし音楽のオタク的なとりとめなさと、オーケストラの効果を
存分に発揮している所はショスタコーヴィチの真骨頂で、それをゲルギエフで
聴くことができるのは超贅沢。この曲の決定盤となること間違いないと申せま
しょう。
交響曲第10番は2009年12月東京・サントリーホールでの壮絶な名演が語り草と
なっていますが、まさに同時期の録音。第2楽章はスターリンの肖像画を音で
描いたといわれる粗野で恐ろしいもので、いわばショスタコーヴィチの「反体
制」の顔を代表します。決して感動的な音楽ではなく、盛り上がりもしません
が、全体を貫く緊張感と底に秘めたエネルギーが痛いまでに伝わってくる演奏
で、ゲルギエフの凄さを実感させてくれます。初演を務めたムラヴィンスキー
の名盤と甲乙付け難い強烈な存在感を示します。




<Cascavelle>
VEL 3152 \1480
ライヴ
リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1956年2月8日、ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ
フリッチャイの貴重なブラームス:交響曲第1番のライヴ!収録は56年とのこと
ですので白血病を患ったとされる前年、フリッチャイがバイエルン国立歌劇場
の音楽監督に就任した年です。彼はヴァイオリン、ティンパニ、トロンボーン
ほか多くの楽器を習得しており、それぞれの楽器を知り尽くした上での表現は
非常に深くまた情熱に満ちております。とりわけ弦の歌わせ方、効果的なティ
ンパニのダイナミクスなどは希有の才能をもってして、と言えましょう。そし
て注目のもう一つのプログラムは、チッコリーニのリストのピアノ協奏曲第2番
のカップリング。日本でも人気の巨匠チッコリーニですが録音当時は30歳。
1949年にロン・ティボー国際コンクールに優勝してから5年が経ち、名声を広め
はじめたチッコリーニ若かりし貴重なライヴ録音です。決して力任せではない
深い低音と繊細なまでも美しい高音が魅力のチッコリーニですが、30歳にして
完璧なまでに表現しております。フリッチャイの好サポートも得た名演と申せ
ましょう。

VEL 3157 2枚組(1枚価格) \1480
リスト:12の超絶技巧練習曲集(全曲)
録音:1999年12月14日ジュネーヴ、アンセルメ・スタジオ、ライヴ録音
(原盤:VEL 3029(廃盤))
リスト:
ピアノ・ソナタ ロ短調、バラード第2番 ロ短調、調性のないバガテル、
メフィスト・ワルツ第1番
ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死
録音:2007年4月ワルシャワ、ポーランド放送局
ヴィトルド・ルトスワフスキ・スタジオ
(原盤:VEL 3101)
ネルソン・ゲルネル(P)
アルゲリッチが認め人気実力ともに知名度をあげているアルゼンチン出身のピ
アニスト、ネルソン・ゲルネル(ゲルナー)。Cascavelleに録音したリスト作品
(VEL 3029、VEL 3101)を収録したアルバムを2枚組み合わせて発売します。リス
ト・イヤーにふさわしい充実の内容で、大作ピアノ・ソナタ、名曲メフィスト
・ワルツ1番から、超絶技巧練習曲集など技巧はもちろんのこと、繊細なタッチ
とゲルネル独特の解釈が光ります。

●限定復活 旧譜の御案内 これが最後の限定プレス!
VEL 3100 10枚組 \5150
CD1:第14 番「月光」、第11 番、第1 番
CD2:第20 番、第9 番、第10 番、第32 番
CD3:第5 番、第30 番、第17 番「テンペスト」
CD4:第28 番、第6 番、第2 番
CD5:第31 番、第7 番、第18 番「狩」
CD6:第21 番「ワルトシュタイン」、第25 番、第4 番
CD7:第24 番「テレーゼ」、第15 番「田園」、第27 番、第12 番
CD8:第23 番「熱情」、第13 番、第16 番
CD9:第26 番「告別」、第3 番、第8 番「悲愴」
CD10:第19 番、第29 番「ハンマークラヴィーア」、第22 番
アルド・チッコリーニ(Pf) 使用ピアノ:スタインウェイ D274
録音:1995 年(CD1,CD2,CD3)、1996 年(CD4,CD5,CD7)、1997 年(CD6,CD8,CD9)、
1998年(CD10-第19番)、1999年(CD10-第29&22番)
巨匠チッコリーニの名盤、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集が限定廃盤復活
いたします。再発売への熱望の結果、限定プレスが決定いたしました。この機会
をお見逃しなく!
80歳をこえた今もなお人気実力ともに第一線で活躍するチッコリーニですが、
とりわけ1990年代の演奏は充実しており、チッコリーニの歩んできた音楽人生を
体現するようなこのベートーヴェンの演奏は名盤としてうたわれておりました。



<RELIEF>
CR 210312 4枚組 \4600
グラズノフ:交響曲全集
第1番ホ長調「スラヴ」Op.5/第2番嬰ヘ短調Op.16/第3番ニ長調Op.33
第4番変ホ長調Op.48/第5番変ロ長調Op.55/第6番ハ短調Op.58
第7番ヘ長調Op.77/第8番変ホ長調Op.83
ウラジーミル・フェドセーエフ(指)
モスクワ放送響
[録音:1974-82年(ライヴ)]
フェドセーエフのグラズノフの交響曲には同時期1976-79年のセッション録音が
ありますが、これは全く別の初出コンサート・ライヴ。当時のモスクワ放送響
の凄さは現在からは想像もできないレベルで、ライヴでも完璧。ロシア的とい
うよりはソ連的味わいがしますが、1970年代のソ連のオーケストラの底力を堪
能させてくれます。
グラズノフの交響曲は全8曲いずれも規模が大きく、内容も変化に富んで聴き応
え満点。とは言っても晦渋なものではなく、メロディ・メーカーのグラズノフ
ならではの甘くチャーミングなメロディにあふれ、またどれもがバレエ音楽的
な極彩色の夢幻性と流れるようなスピード感で楽しさ満点。また、フェドセー
エフの解釈は、同じく全集を録音しているロジェストヴェンスキーやスヴェト
ラーノフと比べ若々しく、またセッション録音より自由さに満ちています。




<ORFEO D'OR>
ORFEOR 683102 2枚組 \4160
アントン・デルモータ 1944-1981
モーツァルト:「魔笛」から
カール・ベーム(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1950年9月14日、ウィーン DECCA録音
モーツァルト:「魔笛」から
イルムガルト・ゼーフリート(S パミーナ)
カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1944年11月14-16日、ウィーン
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」から(ドイツ語)
カール・ベーム(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1950年9月14日、ウィーン
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」から(ドイツ語)
セーナ・ユリナッチ(S ドンナ・エルヴィーラ)
リーザ・デラ・カーザ(S ドンナ・アンナ)
カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1955年11月6日
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」から
イルムガルト・ゼーフリート(S フィオルディリージ)
パウル・シェフラー(Br ドン・アルフォンソ)
エーリヒ・クンツ(Br グリエルモ)
カール・ベーム(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1956年8月8日、ザルツブルク
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から
パウル・シェフラー(Br ハンス・ザックス)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1951年9月、ウィーン DECCA録音
ベートーヴェン:「フィデリオ」から
エリザベート・シュヴァルツコップ(S マルツェリーネ)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1950年8月5日、ザルツブルク
ベートーヴェン:「フィデリオ」から
カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1955年11月5日、ウィーン
R.シュトラウス:「ばらの騎士」から
ルートヴィヒ・ウェーバー(Bs オックス男爵)
エーリヒ・クライバー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954年6月、ウィーン DECCA録音
R.シュトラウス:「アラベラ」から
リーザ・デラ・カーザ(S アラベラ)
ゲオルク・ショルティ(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957年6月、ウィーン DECCA録音
R.シュトラウス:「カプリッチョ」から
エリザベート・シュヴァルツコップ(S 伯爵夫人)
パウル・シェフラー(Br ラ・ロシュ)
カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1960年5月15日、ウィーン
チャイコフスキー:「エフゲニ・オネーギン」から(ドイツ語)
レオニー・リザネク(S タチアーナ)
ジョージ・ロンドン(Br オネーギン)
ベリスラフ・クロブチャール(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1955年6月17日、ウィーン
チャイコフスキー:「エフゲニ・オネーギン」から(ドイツ語)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br オネーギン)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1961年1月26日、ウィーン
チャイコフスキー:「エフゲニ・オネーギン」から(ドイツ語)
ペーター・シュナイダー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1973年11月10日、ウィーン
ショスタコーヴィチ:「カテリーナ・イズマイロヴァ」から(ドイツ語)
インゲ・ボルク(S カテリーナ)
フリッツ・ウール(T セルゲイ)
セルジュ・ボド(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1968年5月10日、ウィーン
プフィッツナー:「パレストリーナ」から
ハンス・スワロフスキー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1970年5月12日、ウィーン
モーツァルト:「魔笛」から
トーマス・ザンデルリンク(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1981年1月21日、ウィーン
アントン・デルモータ(T)
1950年代を代表するウィーンの名モーツァルト・テノール、アントン・デルモ
ータ(1910-1989)の、ライヴを中心とした録音集です。モーツァルトを得意とし
た人だけに、「魔笛」のタミーノ、「ドン・ジョヴァンニ」のドン・オッター
ヴィオ、「コジ・ファン・トゥッテ」のフェルランドと、素敵な歌が記録され
ています。また、チャイコフスキーの「エフゲニ・オネーギン」のレンスキー
とトリケ、ショスタコーヴィチの「カテリーナ・イズマイロヴァ」のジノー
ヴィなど、珍しいロシアオペラも含まれています。1981年の「魔笛」のタミー
ノでもまだまだ立派な歌、一世を風靡した名歌手の全貌が収められています。




<haenssler>
93 260 \2250
(1)ワインベルク:ピアノ五重奏曲 Op.18
(2)ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲 Op.57
マティアス・キルシュネライト(Pf)、シマノフスキSQ
精神的師弟ワインベルクとショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲を好カップリ
ング。どちらも作曲者がピアノを受け持った歴史的名盤(メロディア)が残され
ていますが、若手演奏家たちのフレッシュな演奏が、最新録音で聴けるのは嬉
しい限り。両作品は、重く深刻な緩徐楽章と皮肉に満ちたソヴィエト風な急速
楽章を持つなど共通点が多いものの、作者の個性の違いが明瞭に現れていて興
味津々。コンサートやマスタークラスで日本でもおなじみのキルシュネライト
が巨匠風のピアノを聴かせるほか、ワインベルクの故郷ポーランドのシマノフ
スキSQが演奏しているのも特筆。驚くほど雄弁にワインベルクの音楽を表現し
ています。




<Profil>
PH 11023 \2180
(1)フルトヴェングラー:ヴァイオリンソナタ第2番ニ長調
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第8番ト長調 Op.30の3
ゾフィー・モーザー(Vn)
カーチャ・フーン(Pf)
1984年生まれのドイツ美人ヴァイオリニスト、ゾフィー・モーザー。ザハール
・ブロンとヴィクトル・トレチャコフに師事、2005年にオーストリアで行われ
たベートーヴェン国際コンクール優勝の実力派です。1981年生まれのロシア美
人ピアニスト、カーチャ・フーンはワシーリー・ロバノフやルドルフ・ケレル
に師事。実はこのふたりの美女、熱烈なフルヴェン狂とのことで、その作品を
頻繁に演奏するにあきたらず、ヴァイオリンソナタ第2番を録音までしてしまっ
たとのことで、なかなか見どころがあります。フルトヴェングラー42歳の作で、
演奏時間43分の大作。クーレンカンプとフルトヴェングラーによりしばしば演
奏されたという自信作。フルヴェンの指揮ぶりを彷彿させる諸楽想が興味津々
です。モーザーとフーンは、さすが愛奏作だけに弾きこまれていて表現も自然
で説得力満点。これを超える演奏はちょっと考えられないと申せましょう。

PH 11024 \2180
(1)サン=サーンス:ファゴット・ソナタ Op.168
(2)ブトリ:アンテルフェランスI
(3)タンスマン:ファゴットとピアノのためのソナチネ
(4)デュティユー:サラバンドと行列
(5)マルセル・ビッチ:コンチェルティーノ
(6)プーランク:オーボエ、ファゴット、ピアノのための三重奏曲
ベンツェ・ボガーニ(Fg)、ブリギッテ・エンゲルハート(Pf)、
クララ・デント(Ob)(6)
ベルリン・フィル八重奏団のメンバーとしても知られる実力派ボガーニ、待望
のソロ・アルバムの登場です。ハンガリーに生まれ、9歳からファゴットを始
め、ベルリンでトゥーネマンに師事。1997年にフィンランドのクルーセル国際
コンクールで優勝、2004年にジャン・フランセ国際コンクール2位、2006年に
はインディアナポリスのフェルナンド・ジル=フーゴ・フォックス・コンクー
ル優勝という輝かしい経歴を持ち、2007年よりミュンヘン・フィルの首席奏者
を務めています。当アルバムはファゴット関係者が必ず手掛ける名作を収めて
いますが、いずれも名だたる難曲揃い。しかしボガーニの驚異的な指回りとタ
ンギング、美しく歌わせる技量など神業の連続。タンスマンのソナチネなど、
このスピード感、この美しさで奏されたものを聴いたことがありません。

PH 04031 \2180
モーツァルト:
(1)弦楽四重奏曲第22番変ロ長調 K589
(2)同第23番ヘ長調 K.590
クレンケSQ【アンネグレート・クレンケ、ベアテ・ハルトマン(Vn)、
イヴォンヌ・ウーレマン(Va)、ルース・カルテンホイザー(Vc)】
モデルと見まごう美女たちによる弦楽四重奏団クレンケSQ。ワイマールのリス
ト音楽学校の生徒たちにより1991年に結成され、これまでにリリースしたCDは
いずれも高い評価を受けています。今回は「プロシャ王四重奏曲」から第22番
と23番。全員が女性とは思えぬ辛口で厳格な演奏は、まるで軍隊のようで、一
部の隙も曖昧さのカケラもないのがさすが。ドイツ女性の芯の強さを再認識さ
せてくれます。




<Supraphon>
SU 4044 2枚組 \2960
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)BWV1007-1012
ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
【録音:1955年5月26、27日/ルドルフィヌム。第10回プラハの春音楽祭ライ
ヴ】
指揮、ピアノから社会活動まで精力的に活躍した偉人ロストロポーヴィチ。
しかし彼の真骨頂はやはりチェロ。そのロストロポーヴィチは晩年の1993年
に初めてバッハの無伴奏チェロ組曲全曲を録音し、名盤の誉れ高いものと
なっていますが、もうひとつの驚愕の全曲録音が存在しました。1955年5月
26、27日に行われた第10回プラハの春音楽祭ライヴで、今回初めて日の目を
見ました。当時27歳。天才チェロ奏者として名声が広まり、4年前の1951年
にはバッハの「無伴奏チェロ組曲」演奏に対してスターリン賞を授与される
勢いでした。その同時期の無伴奏全曲が聴けるとは奇跡と申せましょう。
演奏は若さと覇気にあふれ、技巧の冴えも抜群、巧いなんてレベルではあり
ません。まさに神。この若さでここまでの深みを表現できるとは驚き。天才
のオーラがシャワーのようにふりかかってきます。超超オススメ。

SU 4045 \1480
ベートーヴェン:
(1)ピアノソナタ第7番ニ長調 Op.10の3
(2)同第12番変イ長調「葬送」Op.26
(3)同第23番ヘ短調「熱情」Op.57
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
【録音:1959年11月1日/プラハ・ルドルフィヌム(ライヴ)】
かつてPragaレーベルからリリースされ評価の高かったものと同演奏。この
当時のリヒテルの凄さは類がなく、今日のロシアン・ピアニズムが束になっ
てかかっても太刀打ちできぬレベルです。この録音も、火の出るような「熱
情」をはじめ、いずれも紙一重的天才性に満ちています。

SU 4051 6枚組 \6080
「クレツキ&チェコ・フィル / ベートーヴェン:交響曲全集」
[CD 1]
・交響曲第1番ハ長調Op.21 (収録時期:1968年1月7-12日)
・交響曲第2番ニ長調Op.36 (収録時期:1968年1月7-12日)
[CD 2]
・交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」(収録時期:1967年2月18-21日)
・「エグモント」Op.84序曲 (収録時期:1967年2月11-13日)
[CD 3]
・交響曲第4番変ロ長調Op.60 (収録時期:1965年12月21、22日)
・交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」 (収録時期:1967年2月14-17日)
[CD 4]
・交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」 (収録時期:1965年6月5-7日)
・序曲「コリオラン」Op.62 (収録時期:1967年2月14-17日)
[CD 5]
・交響曲第7番イ長調Op.92 (収録時期:1967年2月11-13日)
・交響曲第8番ヘ長調Op.93 (収録時期:1967年2月21日)
[CD 6]
・交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」 (収録時期:1965年6月23-28日)
インゲボルク・ヴェングロル(S) アンネリース・ブルマイスター(A)
マルティン・リッツマン(T) ロルフ・キューネ(Bs-Br)
プラハ・フィルハーモニー合唱団、ヨゼフ・ヴェセルカ(合唱指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、パウル・クレツキ(指揮)
収録場所:すべてプラハ、ルドルフィヌム(ステレオ・セッション)
ポーランド生まれの名指揮者で作曲家のパウル・クレツキ(1900-1973)が遺
した唯一のベートーヴェンの全集録音。若いころからすでに、フルトヴェン
グラーやトスカニーニらからも絶賛されるほどの作曲家だったことの片鱗を
うかがわせるように、クレツキのすぐれたバランス感覚&明晰なアプローチ
と、アンチェル時代のチェコ・フィル黄金期のサウンドとが、がっちりと組
み合わさった内容は、当コンビの代表的録音として以前よりたいへん有名な
ものです。とくに3番、5番、7番といったナンバーの尋常ならざる緊迫感は、
衝撃を受けること間違いなし。
かつてSUPRAPHONより分売リリースされ、国内では2005年に日本コロムビア
から5枚組セットで発売されたこともありますが、いずれも現在廃盤で長ら
く入手難の状態が続いていただけに、このたびの復活リリースはまたとない
朗報です。さらに、全曲新リマスタリングを施して音質も一新されています
ので、クレツキ&チェコ・フィルによるこの金字塔は今後いっそうの輝きを
放つことでしょう。

SU 4047 \1480
・ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53(B 108)#
収録時期:1978年1月(セッション)
・ドヴォルザーク:ロマンス ヘ短調Op.11(B 39)#
収録時期:1978年1月(セッション)
・スーク:幻想曲ト短調Op.24 #
収録時期:1984年1月(セッション)
・スーク:組曲「おとぎ話」Op.16-第1曲「ラドゥースとマフレナの不滅の
愛と彼らの悲嘆」* 初出音源
収録時期:1978年12月(ライヴ)
ヨゼフ・スーク(Vn)#
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
収録場所:すべてプラハ、ルドルフィヌム
チェコの生んだ名ヴァイオリニスト、ヨゼフ・スークが40代後半から50代半
ばにかけての円熟期におこなった録音を集めたこのアルバムは、かれにとっ
て祖父にあたるスークと曾祖父ドヴォルザークの作品を収めたもの。作曲者
直系の血を引く重みと作品への愛情の深さに加えて、“練り絹のよう”と譬
えられ、日本のファンにこよなく愛された美しい音色の魅力から、すでにこ
れらのスタンダードとしておなじみの内容ですが、カップリングを変更して
SUPRAPHONより新装リリースとなります。
そのカップリング変更の目玉と呼べるのが、あらたに追加された未発表のラ
イヴ音源。スーク初期のすぐれた管弦楽書法が詰まった「おとぎ話」は、ゼ
イエルの劇的物語「ラドゥースとマフレナ」に題材を得た自作の付随音楽よ
り編んだ組曲。伝説的なスラヴ世界を活写し、やはり熱い共感にあふれた名
匠ノイマン&チェコ・フィルによる演奏は、おおいに歓迎されるものとおも
われます。




<ORFEO>
ORFEO 752111 \2450
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77*
シューマン:交響曲第4番ニ短調 Op.120
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(Vn)
ファビオ・ルイージ(指) ウィーン交響楽団
録音:2007年12月11日ウィーン、ムジークフェライン大ホール(ライヴ)*、
2007年4月30、5月2日ウィーン、コンツェルトハウス(ライヴ)
いま最も期待されている若手ヴァイオリニストの一人、アラベラ・美歩・
シュタインバッハーが、将来の巨匠候補として着実に実績を積んでいる指揮
者ファビオ・ルイージと共演したブラームスのヴァイオリン協奏曲。シュタ
インバッハーは第1楽章の静かな熱を帯びた緊張感の中切れ味の良いヴァイ
オリンを聴かせ、第2楽章では濃厚で大胆な表現で聴衆を魅了し、エネルギッ
シュで躍動的な第3楽章では力強くしなやかに仕上げています。堅実でメリ
ハリの効いたルイージ&ウィーン響の伴奏も絶品。
カップリングのシューマンの交響曲第4番は、シューマン:交響曲全集
(ORFEO 717102)からの分売。




<harmonia mundi>
HMC 902083 2枚組 \2580
C.P.E.バッハ(1714-1788):鍵盤協奏曲集 Wq43
協奏曲第1番 ヘ長調、第2番 ニ長調、第3番 変ホ長調、第4番 ハ短調、
第5番 ト長調、第6番 ハ長調
アンドレアス・シュタイアー
(チェンバロ/Hieronymus Albrecht hass, ハンブルク1834のコピー
(2004年パリ、Anthony Sidey and Frederic Bal))
フライブルク・バロック・オーケストラ、
ペトラ・ミュレヤンス(指揮、コンサートミストレス)
録音:2010年5月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
シュタイアー待望の新譜は、C.P.E.バッハの鍵盤協奏曲集。オーケストラは
フライブルク・バロック・オーケストラとこれ以上望みようがないくらいに
最高の布陣での、満を持しての演奏です。とにかくチェンバロもオケもうま
い!この録音のために、事前にコンサートに臨み、万全の態勢で録音を迎え
たというから気合が違います。アレグロなどの快速楽章でのフライブルク・
バロック・オーケストラの快活なリズムの刻みは、愉悦の極み。快速なパッ
セージによるかけあいも、シュタイアーが駆け巡る音型を奏でている間のオ
ケの合いの手も、すべてに思わず笑みがこぼれてしまう素晴らしさです。
また、緩徐楽章でのシュタイアーの冴えわたりかたはものすごいものがあり
ます。




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2060 \2250
ステレオ
ヨハネス・ブラームス:
(1)交響曲第1番 ハ短調 作品68
(第2楽章のヴァイオリン・ソロ:イスラエル・ベーカー)
(2)大学祝典序曲 作品80
(3)悲劇的序曲 作品81
ブルーノ・ワルター(指揮)、コロンビア交響楽団
録音:(1)1959年11月25日、(2)1960年1月16日、(3)1960年1月8日、
カリフォルニア、アメリカン・リージュン・ホール、ステレオ
使用音源:Columbia(U.S.A.)(1)(2)MQ 337、(3)MQ 373
(オープンリール・テープ、19センチ、4トラック)
■制作者より
GSレーベルでは、いよいよワルター指揮コロンビア交響楽団によるブラーム
スの交響曲全集を発売します。復刻の素材はすべて19センチ、4トラックのオ
ープンリールで、豊かな空間的広がりを持つテープの音質を忠実に再現しま
す。
■解説書の内容
ワルターのステレオ録音の立て役者のひとりに、プロデューサーのジョン・
マックルーアがいます。彼はアメリカ「ハイ・フィデリティ」誌の1964年1月
号にワルターの追悼記事を寄稿していますが、これにはワルターとの出会い、
理想的な録音会場探しと優秀な楽団員の確保、一番最初のセッションへの不
安、録音現場の雰囲気と音楽作りの方法、ワルターの人間性などが実に克明
に記されています。これはワルターを知るためには最も重要な文献のひとつ
であり、ワルターの演奏と同等の価値を持つと言っても過言ではありません。
このマックルーアの記事「ブルーノ・ワルターのリハーサル-その教訓と喜び
と」は1964年3月に発売されたハイドンの交響曲第88番「V字」、同第100番
「軍隊」のLP(日本コロムビア OS-307)のジャケットに全文の邦訳が掲載さ
れていましたが、このCDを制作するにあたり著者マックルーアおよび訳者掛
下栄一郎の両氏の許諾を得て転載します。なお、この交響曲第1番(GS-2060)
ではワルターの出会いから最初のセッションまでの部分を掲載し、後半部分
は交響曲第2番+第3番(GS-2061 発売予定)に掲載します。また、マックルー
ア氏によると、交響曲第1番の第2楽章のヴァイオリン・ソロは、ハイフェッ
ツとの室内楽の録音でも知られる名手イスラエル・ベーカーとのことで、
それを明記したディスクは恐らく初めてのことと思われます。
(以上、平林 直哉)





<MIRARE>
MIR 109 \2500
ジョン・ブロウ:ヘンリー・パーセルの死を悼む頌歌
ヘンリー・パーセル:
・もしより多くの富を望むならばZ.544
・目覚めよ、我がムーサよZ.320(メアリー2世の誕生日)
・フルートのためのシンフォニー
・来たれ、芸術の子よZ.323(メアリー2世の誕生日)
・天上の音楽は神々を動かしZ.322(メイドウェル学校で演奏)
・シャコンヌ
・歌劇「予言者」-第2幕アリア「罠と危険から」
・フルートのためのシンフォニー
・乙女の最後の祈り(または失敗するくらいなら)Z.601-ダメよ抵抗してもだめ
・私は美しいチェリアに恋をした
・愛の女神は盲目Z.331
フィリップ・ピエルロ(指&Gamb)リチェルカーレ・コンソート
カルロス・メーナ(CT) ダミアン・ギヨン(CT)
録音:2009年10月
フィリップ・ピエルロ率いるリチェルカーレ・コンソートによるブロウとパー
セルのオードとソング集。ヘンリー・パーセルは、わずか36年でこの世を去っ
た17世紀後半のイギリス天才作曲家。20歳という若さでウェストミンスター寺
院のオルガニストに就任し、以後宮廷作曲家として名声を得ていました。パー
セルは王室の特別な儀式のために演奏されるオード(頌歌)を多く作曲し、また
メアリー女王の誕生日を記念して毎年1曲オードを作曲していました。このアル
バムでは、それらの代表的な作品を収録。透明感のあるカルロス・メーナと安
定感がある優しいダミアン・ギヨンのカウンターテナーが憂いのある美しい歌
唱を聴かせてくれます。またパーセルの師であったジョン・ブロウがパーセル
の早すぎる死を悼み作曲したオードも収録されています。

MIR 130 \2500
ブラームス:
ピアノ五重奏曲ヘ短調 Op.34、2つの歌曲 Op.91(ヴィオラ、メゾソプラノ、
ピアノのための)
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(P)アンドレア・ヒル(Ms)
モディリアニ弦楽四重奏団
録音:2010年9月12-15日
ジャン・フレデリック・ヌーブルジェとモディリアニ弦楽四重奏団によるブラ
ームスのピアノ五重奏曲。重厚で若き日のブラームスのほの暗い情熱が感じら
れる傑作です。ジャン・フレデリック・ヌーブルジェの切れの良いピアノとモ
ディリアニQの緻密なアンサンブル。たたみかけるようなリズムと和声を伴う
終楽章の迫力、若々しい情熱がほとばしる演奏は必聴です。
またカップリングはピアノとメゾソプラノとヴィオラによる2つの歌曲。ブラ
ームスらしい構築美、豊かな歌心が凝縮された美しい作品です。通常アルトで
歌われることの多い作品ですが、ここではメゾソプラノで歌われます。カナダ
出身の美人メゾソプラノのアンドレア・ヒル。その容姿もさることながら、豊
麗な美声に魅了されます。




<EUROARTS>
20 51954(Blu-ray) \4250
字幕:英、独、仏、西、伊
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調「新世界より」
ベートーヴェン:「エグモント」序曲、ヴェルディ:「シチリアの晩鐘」序曲
ボーナス映像:パレルモのポートレイト
ギル・シャハム(Vn)
クラウディオ・アバド(指) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2002年5月1日パレルモ、マッシモ劇場(ライヴ)
アバドがベルリン・フィルの芸術監督として最後の演奏会となった2002年パレ
ルモでのヨーロッパ・コンサート。シャハムの集中力としなやかな音色で聴か
せるブラームスのヴァイオリン協奏曲。ベルリン・フィルのメンバー、観客の
熱烈な想いが画面を通しても伝わる、心に響く名演奏会の映像です。

20 54078(DVD-Video) \2900
20 54074(Blu-ray) \4250
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
*「コンダクター・カメラ」機能付き
クラウディオ・アバド(指) ルツェルン祝祭管弦楽団
録音:2004年8月18日、19日
ルツェルン・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
一流の演奏家が参加するルツェルン祝祭管。元ベルリン・フィルのコーリャ・
ブラッハー、クラリネットのザビーネ・マイヤー、オーボエのアルブレヒト・
マイヤー、チェロのナタリア・グートマンなど、全員がソリストといっても良
いような豪華な顔ぶれ。
アバドの力みのない壮大な表現力、巧みな構成力とただならぬ推進力によって
繰り広げられる音楽。スター・プレイヤーを従え、自由自在に表現するアバド
生気に満ちています。
この映像には、指揮者アバドに焦点を当てた「コンダクター・カメラ」を選択
することができ、アバドの細部に渡る表現を観ることができます。




<Simax>
PSC 1314 2枚組 \4560
ジャン・アラン(1911-1940):オルガンのための作品全集
リタニア JA119(作品79)/空中庭園 JA71(作品50)/小品 JA33/幻想曲第1番
JA72(作品51)/幻想曲第2番 JA117(作品73)/オルガン組曲 JA69/70/82(作品48)
/前奏曲とフーガ JA75/57/アンダンテ JA89bis/妄想 JA63/
シトー修道会の聖体奉拳のためのコラール JA134/課題提出曲 JA37/
哀歌 JA14/ドリア旋法のコラール JA67(作品47-1)/
フリギア旋法のコラール JA68(作品47-2)/アリア JA138/
3つの舞曲 JA120A(作品81)/モノディ JA135/ 昔の様式の悲歌 JA38/
クレマン・ジャヌカンの主題による変奏曲 JA118(作品78)/
賛美歌「輝く創り主」による変奏曲 JA27(作品28)/
2つの世俗的前奏曲 JA64/65/
アグニ・ヤヴィシュタのための2つの踊り JA77/78/
ジュール・ルメートルの詩に JA62/間奏曲 JA66bis/
戻らなくなった2つの音による子守歌 JA7bis(作品2)/
グラーヴェ JA32 一風変わった空気 JA79/フリギア旋法のバラード JA9/
終課のための後奏曲 JA29
ラーシュ・ノットゥー・ビルケラン(Org)
[ファーゲルボルグ教会のゴル・オルガン(2007年)]
録音:2010年2月18日-20日、4月24日-25日、27日-28日 
ファーゲルボルグ教会(オスロ)
[制作・録音 ショーン・ルイス]
フランスのオルガニスト、作曲家のジャン・アランの生誕から100年の2011年、
ノルウェーの Simax Records からアランのオルガン作品全集がリリースされま
す。オルガニストのラーシュ・ノットゥー・ビルケランが2006年から2008年に
かけてノルウェー政府から与えられた奨学金によりアランの音楽を集中的に研
究したことが、この録音につながりました。アラン自身は「私の音楽に、それ
ぞれの人が心のうちに抱えた自身の思考を発見してくれることを心より願う」
とも語っています。またオルガニストのビルケランはアランの作品について
「真摯で実存主義的なテーマをもっているにもかかわらず、同時に、ばかげた
ユーモアや自分への皮肉に満ちている」とも表現しています。ギゴル・オルガ
ンとファーゲルボルグ教会の響きを最高度に活用しビルケランが表現したジャ
ン・アランの "小宇宙" をプロデュース、録音と編集も担当したのは、イギリ
ス人のショーン・ルイスです。Simax の他の録音と同様、オーディオ装置をチェ
ックするレファレンスディスクにできるクオリティの録音です。

PSC 1304 \2280
カタリヌス・エリング(1858-1942):
弦楽四重奏曲 ニ長調(c.1897)、弦楽四重奏曲 イ短調(1903)、
ピアノ四重奏曲 ト短調(1901)
ゲンゲゴール四重奏団【アルヴィド・エンゲゴール(Vn) 
アトレ・スポンベルグ(Vn)、ジュリエット・ジョプリング(Va) 
ヤン=エーリク・グスタフソン(Vc)】
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(P)
録音:2008年9月1日-5日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
[制作:トニー・ハリソン  録音:ジェフ・マイルズ]
カタリヌス・エリングはオスロ生まれ。言語学分野の科目とピアノを学び、音
楽批評家としてキャリアをスタートさせた後、グリーグの推薦を受けたことを
きかっけにベルリンの音楽大学のハインリヒ・ヘルツォーゲンベルクのマスタ
ークラスに加わりました。モーツァルトとベートーヴェンを手本とし、同時代
のブルックナーとワーグナーの音楽にはほとんど興味を示さなかったと言われ
ます。エリングは、19世紀ドイツ・ロマンティシズムの語法から離れることな
く作曲をつづけ、管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、歌曲と合唱曲、オペラ《タ
ラス・ブーリバ》と幅広いジャンルに作品を残しました。今回録音されたのは、
ニ長調とイ短調の弦楽四重奏曲、ト短調のピアノ四重奏曲。二十世紀への変わ
り目の時代に書かれた作品はいずれもシューベルト、メンデルスゾーン、シュ
ーマン、ブラームスの音楽をしのばせる伝統的な作風の音楽です。アルヴィド
・エンゲゴールがリーダーを務める四重奏団は、ハイドン、スールベルグ、グ
リーグ(2L53)、ハイドン、ヌールハイム、ベートーヴェン(2L71)の弦楽四重奏
曲を録音したアンサンブル。




<Alba>
ABCD 315 \1980
美しきナポリ
フランチェスコ・マンチーニ:
ソナタ第4番 イ短調(リコーダーと通奏低音のための)
ドメニコ・スカルラッティ:
カンタータ「お願いニーチェ、逃げないで」(ソプラノと通奏低音のための)、
ソナタ ト長調 K91(ヴァイオリンと通奏低音のための)
ジュゼッペ・ポルシーレ:
カンタータ「すでに三度(みたび)なれば」
(ソプラノ、リコーダーと通奏低音のための)
ニコラ・ポルポラ:ソナタ ヘ長調(チェロと通奏低音のための)
アレッサンドロ・スカルラッティ:
カンタータ「あの至福の静けさ」(ソプラノ、ヴァイオリン、リコーダー、
チェロと通奏低音のための)
バッカーノ  トゥーリ・リンデベリ(S) ハンナ・ハーパマキ(リコーダー)
 メルヴィ・キンナリネン(バロックヴァイオリン) 
ユッシ・セッパネン(バロックチェロ)
 エーロ・パルヴィアイネン(リュート、バロックギター) 
マルック・マキネン(ハープシコード)
「美しきナポリ」。みずから音楽をたしなみ、音楽を愛した貴族の庇護の下、
音楽史上もっとも美しい花を咲かせた時代のひとつ、17世紀と18世紀のナポリ。
フランチェスコ・マンチーニ、ドメニコ・スカルラッティ、ジュゼッペ・ポル
ジーレ、ニコラ・ポルポラ、アレッサンドロ・スカルラッティの器楽曲とソプ
ラノのためのソロカンタータを、フィンランドを代表するピリオド楽器奏者の
参加するアンサンブル、バッカーノが録音しました。2003年の結成。以来、メ
ンバーは、アンサンブルとして、あるいは個々に、フィンランド各地の音楽祭
に参加。ほかのピリオド楽器アンサンブルと共同でヨーロッパツアーも行って
います。



<C-major>
70 2608(DVD-Video) \3500
本編/独、英、仏、日本語、
ボーナス/独
マーラー:
交響曲第4番ト長調*
交響曲第5番嬰ハ短調
ボーナス:ショルティの展望
-ワールド・オーケストラ・フォー・ピース結成15周年-
ワレリー・ゲルギエフ(指)
ワールド・オーケストラ・フォー・ピース
カミラ・ティリング(S)*
映像監督:マット・ウッドワード
収録:2010年8月ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)
イギリス最大の音楽フェスティヴァル「プロムス」。ロンドンのロイヤル・アル
バート・ホールを中心に世界中から一流アーティストが集まり、約2カ月間コン
サートが行われます。
このDVDは2010年8月5日にゲルギエフが登場した際の映像。演奏したのはマーラ
ーの交響曲第4番(55’87)と第5番(67‘60)という重量感のあるプログラム。ゲ
ルギエフはロンドン交響楽団とのマーラー・シリーズで、この第4番、第5番は
リリースしており、その意欲的で刺激的な演奏は実証済み。ここではロイヤル
・アルバート・ホールの華やかな雰囲気と世界中から集まった腕利き集団ワー
ルド・オーケストラ・フォー・ピースとの感動的演奏を披露しています。
第4番はマーラーの交響曲中でも親しみやすい曲で、じつに美しい音楽。ゲルギ
エフは緻密で繊細な表現で丁寧な演奏聴かせます。第4楽章のソプラノ独唱では、
スウェーデン出身のカミラ・ティリングが登場。美しく透明感のある歌唱で天
上の音楽を歌いあげます。
第5番は、冒頭のトランペットのファンファーレをはじめ金管のクオリティーの
高さに脱帽。弦は立体的にアンサンブルを構築し、何とも美しい響き。オケの
メンバーがゲルギエフの指揮に応え、鮮明に表現をした感動的演奏会となりま
した。
ここで演奏するワールド・オーケストラ・フォー・ピース(WOP)は、1995年に国
連設立50周年を記念して、あの世界的指揮者ゲオルク・ショルティを中心に結
成されました。平和を願う演奏家たちが世界中から集まっています。特典映像
にはWOP結成15周年を記念したドキュメンタリーが収録されています。




<Profil>
PH 10051 \2180
「ギターと弦楽四重奏のためのスペイン音楽Vol.1」
・ボッケリーニ:ギター五重奏曲第4番ニ長調G.448「ファンダンゴ」
・グラナドス:スペイン舞曲集
(ウルリヒ・ヴェトリヒ編曲によるギターと弦楽四重奏版)*世界初録音
第1番メヌエット / 第2番オリエンタル / 第3番サラバンダ /
第4番ビリャネスカ / 第5番アンダルーサ / 第6番ホタ
フリーデマン・ヴットケ(Vn)
ミンゲ四重奏団
フェリックス・マツーラ(カスタネット)
録音:2010年4月28 & 29日フロイデンタール、旧シナゴーグ
(デジタル・セッション)
ドイツの実力派ギタリスト、ヴットケが、1988年結成のミンゲ四重奏団と組ん
で注目のシリーズをスタート。第1弾の内容はボッケリーニとグラナドス。
12曲のギター五重奏曲中、最高傑作の呼び声高く、民俗舞踊フラメンコを連想
させるカスタネットの使用も効果的な「ファンダンゴ」は、ボッケリーニの長
きスペイン生活を反映した人気作。一方、グラナドスの代表作スペイン舞曲集
は、ギター&弦楽四重奏版による世界初録音。こちらはヴットケが前半6曲をギ
タリストで作曲家のウルリヒ・ヴェトリヒに編曲を委嘱したもので、スペイン
情緒たっぷりのアレンジに仕上がっております。

PH 10054 \2180
「聖母マリアのモテット集」
・グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリア
・アレッサンドロ・グランディ:ああ、あなたは何と美しい
・モンテヴェルディ:シオンの娘よ、喜べ
・フレスコバルディ:トッカータ第7番
・グランディ:マリア、すべてが美しい御方
・グランディ:いと聡明なる乙女
・カリッシミ:ああ、マリア、汝は何と美しく
・ヨハン・カスパール・ケルル:トッカータ第1番(オルガン曲)
・グランディ:今日、イエスにとって大切な処女が
・カリッシミ:お救いください、神の子よ
・モンテヴェルディ:聖母の嘆き(もうわたしは死にそうです、わが子よ)
ロバート・クロウ(ソプラニスタ)
ミヒャエル・エーベルト(オルガン)
録音:2010年2月1-5日ミュンヘン=ゼンドリング、
聖昇天教会(デジタル・セッション)[バイエルン放送との共同制作]
2008年にリリースされたソロ・デビュー・アルバム「カリッシミのヴィルトゥ
オーゾ・ソプラノ・モテット集」(PH07069)で、世界的におおきな支持を集めた
天才ソプラニスタ(男性ソプラノ)ロバート・クロウ。その成功を受けて制作さ
れた本作では、カリッシミのほか、モンテヴェルディ、グランディらによって
17世紀初期に書かれた聖母マリアにちなんだモテットを集めています。
なかでも、最多の4曲を収録するグランディは、モンテヴェルディに次ぐイタリ
ア・バロック期の重要な作曲家とされ、才能に恵まれた独唱モテットの旋律美、
抒情美は鳥肌ものです。古のカストラートたちのやさしく妖美な歌声をほうふ
つとさせる、クロウのみごとな歌唱にあらためて引き込まれる内容。




<SONARE RECORDS>
SONARE 1003 \2520
ベートーヴェン:
(1)弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調Op130
(2)ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第2番 イ長調 Op12-2
堀米ゆず子(Vn)
(1)山口裕之(Vn) 川崎和憲(Va) 山崎伸子(Vc) 
録音:2010年6月3日JTアートホール
(2)野平一郎(Pf) 録音:2009年6月9日JTアートホール
JTアートホール室内楽シリーズのプランナー、堀米ゆず子が、互いの音楽を知
り尽くした盟友と作る室内楽の極み。
ベートーヴェン後期の傑作を豊かな表情で描き切る。
野平とのソナタも見事なコンビネーション。2010年収録の弦楽四重奏曲第15番
も発売予定。




<明治学院大学>
-新規レーベルのご案内-
バッハの権威、樋口隆一氏が教授を務める明治学院大学のバッハ・アカデミー
の演奏を中心にリリースするレーベル、「明治学院大学」の取扱を開始しま
す。どのディスクもライヴ録音、バッハの権威ならではの、様々な音型に対
する細やかなこだわりや、声楽曲での歌詞の一言一言の重みが違う、優れた
録音の数々。ライヴ収録はエヌ・アンド・エフ社が担当しているのも注目。
バッハ・ファンならずとも期待のレーベルの登場です。

BAMG 0011 \3150
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125 「合唱」
樋口隆一(指揮)
光野孝子(ソプラノ)、永島陽子(メゾ・ソプラノ)、高野二郎(テノール)、
宇野徹哉(バス)
明治学院バッハ・アカデミー合奏団(コンサートミストレス:瀬戸瑤子)
明治学院バッハ・アカデミー合唱団
使用楽譜:ベーレンライター原典版(Jonathan Del Mar)
収録:2007年3月17日(収録:神奈川県立音楽堂/ライヴ)
2007年の第九、ライヴ録音。樋口氏によるディスクに寄せる思いも読み応えが
あります。樋口氏自身、「演奏している私たちも、さまざまな動機が各声部を
飛び交うスリリングなおもしろさに夢中になった」とブックレットでも書いて
いるように、各声部が生々しく聴こえ、不協和音もまさに衝撃的な響き。樋口
氏も述べているように、第九がいかにベートーヴェンの時代にとって「暴挙」
的作品であったか、ということがよくわかる響きです。終楽章での晴れやかな
合唱にむかうさまはまさに「歓喜」。何度も聴いたことのあるはずの第九です
が、なんとも新鮮に響きます。歌詞対訳も樋口氏自身が手掛けているのも貴重。
拍手の音も美しく収録、エヌ・アンド・エフ社がサウンド面を担当しているの
も注目です。

BAMG 0001 3枚組 \4000
J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV 244b(1727/29)
大島博(T、福音史家)、小原浄二(Bs、イエス)、佐々木典子(S、ピラトの妻)、
小原伸枝(A、証人)、辻秀幸(T、証人)、
宇野徹哉(Bs、ピラト、ペテロ、ユダ、大祭司)
明治学院バッハ・アカデミー合唱団、明治学院バッハ・アカデミー合奏団
有田正広(フラウト・トラヴェルソ)、川村正明(オーボエ)、
川原千真, 渡邊慶子(Vn)
樋口隆一(指揮)
録音:2002年3月30日(明治学院チャペル/ライヴ)
≪マタイ受難曲≫の初演と深く関ると考えられる初期稿(1727/29)BWV 244bの
存在とその重要性は、研究者の間では周知の事実だったが、近年、演奏用楽譜
がライプツィヒから出版され、上演が容易となった。これは明治学院バッハ・
アカデミーによる邦人初演(2002年3月30日)のライヴ・レコーディング。わが
国初のCD化にほかならない。(樋口隆一氏のノートによる)
ブックレットには、この初演稿について、樋口氏の詳細かつわかりやすい文章
でまとめられています。通奏低音のグループは共通であり、オルガンも1台の
みが用いられる(1727年の初演時には合唱もオーケストラも分割されず、1729
年の段階で分割されたという説もあるが、保証はない)こと、第1部の最後が、
壮麗なコラール合唱「おお、人よ、おまえの罪が大きいことを泣きなさい」
ではなく、4声体コラール「わたしはイエスを離さず」で終わっていることな
ど、いくつかの大小様々な違いがあるので、実際の演奏でどのように響くか
注目したいところです。

BAMG 0004 2枚組 \3000
J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV 232
大倉由紀枝(S1)、林美智子(S2)、寺谷千枝子(A)、高野二郎(T)、宇野徹哉(Bs)
明治学院バッハ・アカデミー合奏団&合唱団 樋口隆一(指揮)
録音:2003年3月29日(明治学院チャペル/ライヴ)
この演奏には一般に用いられることの多いベーレンライター版ではなく、クリ
ストフ・ヴォルフ校訂のペーテルス社の新版を使用した。最新のバッハ研究の
成果(注・録音当時)に基づき、特にドレスデン州立図書館所蔵のオリジナル・
パート譜の指示を重視して校訂したこの楽譜を用いることにより、私は壮大な
「キリエ」の冒頭を、各新を持ってアダージョとラルゴというゆったりしたテ
ンポで開始することができた。(樋口隆一氏のノートによる)

BAMG 0006 \2000
J.S.バッハ:マリアの祝日のためのカンタータ(3曲)
(1)カンタータ第1番≪暁の星はいと麗しきかな≫BWV 1
(2)カンタータ第125番≪平和と喜びもて逝かん≫BWV 125
(3)カンタータ第147番≪心と口と行いと生活で≫BWV 147
光野孝子(S)、永島陽子(A)、高野二郎(T)、米谷毅彦(Bs)
明治学院バッハ・アカデミー合奏団&合唱団 樋口隆一(指揮)
録音:2003年10月4日(明治学院チャペル/ライヴ)
誰もが知っているコラール「主よ、人の望みの喜びよ」で終わるカンタータ
147番≪心と口と行いと生活で≫など3曲のカンタータには、美しいメロディー
が満載です。「マリアのお告げ」(受胎告知)、「マリアの訪問」、「マリアの
浄め」を主題とする祝日のために書かれたバッハの名作カンタータ3曲。演奏
する喜びと聴く喜び。そんなある日のわたしたちの幸せをあなたにお届けし
ます。(樋口隆一氏のノート)

BAMG 0007 2枚組 \3000
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV 245 第II稿(1725年稿)
高野二郎(T/福音史家、アリア)、浦野智行(Bs/イエス)、
日比啓子(S/下女、アリア)、寺谷千枝子(Ms/アリア)、
河野克典(Br/ピラト、ペテロアリア)、小津準策(T/下僕)
明治学院バッハ・アカデミー合奏団&合唱団 樋口隆一(指揮)
録音:2004年3月13日(明治学院チャペル/ライヴ)
≪ヨハネ受難曲≫第II稿は、バッハがライプツィヒのトマス・カントルに就任
して2回目の聖金曜日(1725年3月30日)に聖トマス教会で上演された。冒頭と最
後に置かれた大規模なコラール合唱や、3曲の技巧的なアリアなど、現在一般
に上演される最終稿(第IV稿、1749年稿)とはかなり異なった印象を与える。
この極めて個性的な意欲作を、多くのバッハ愛好家に聴いて頂きたい。
(樋口隆一氏のノートより)

BAMG 0009 \2000
ベートーヴェン:
交響曲第4番 変ロ長調 op.60/ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
渡辺順生
(フォルテピアノ/使用楽器:ナネッテ・シュトライヒャー(ウィーン、1818年))
明治学院バッハ・アカデミー合奏団
樋口隆一(指揮)
録音:2004年12月11日(明治学院チャペル/ライヴ)
ベートーヴェンは、交響曲第4番とピアノ協奏曲第4番を1807年3月、ウィーン
のロプコヴィツ宮殿の大広間で、小編成のオーケストラを使って初演している。
そんな初演当時の響きを、古楽器の小オーケストラで再現することを試みた。
ナネッテ・シュトライヒャー製のフォルテピアノ(1818年)の響きも新鮮。これ
は古楽器を使ったベートーヴェン交響曲・協奏曲としては日本初のCD録音で
ある。(樋口隆一氏のノートより)

BAMG 0010 \2500
ベートーヴェン:交響曲第5番、第8番
明治学院バッハ・アカデミー合奏団
樋口隆一(指揮)
録音:2004年12月11日、2005年3月25日(明治学院チャペル/ライヴ)
ベートーヴェンの交響曲を小編成の古楽器オーケストラで演奏してみると、
いろいろのことが分かってくる。オーボエやクラリネット、さらにはファゴッ
トといった木管楽器のそれぞれの性格が明確に浮き出るし、金管楽器の強烈な
個性も倍加する。第5番のいわゆる「運命」の動機や、第8番のオクターヴ(8度)
の跳躍音程も鮮烈だ。第8番のトリオでは、オリジナルの指示通り、チェロを
独奏にしてみたところ、ホルンとクラリネットによる牧歌的な響きに良く調和
して、楽しげな響きが得られた。(樋口隆一氏のノートより)




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2059 \2250
ステレオ
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 作品36
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)、
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1960年9月14日、15日、ロンドン、ウェンブリー・タウン・ホール
使用音源: Deutsche Grammophon(Germany)SLPM 138657(LP)
■制作者より
ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが1960年秋、ヨーロッパでの演奏
旅行中に収録したチャイコフスキーの後期3大交響曲は、あまりにも有名な演
奏です。当レーベルではいよいよその第1弾、交響曲第4番に着手します。これ
は初期LPからの復刻となりますが、いつもの通り初期盤に刻まれた情報を限り
なく忠実に復刻しています。なお、当レーベルでは残りの2曲も発売を予定し
ていますが、1曲ずつCD1枚に収録し、既存のCDのように2枚のCDに分かれない
ようにします。
■解説書の内容
ムラヴィンスキーのチャイコフスキー第4番の総ざらい、この第4番と同時に
収録されたロジェストヴェンスキーらの録音スケジュール、さらにはムラヴィ
ンスキーの幻の日本公演プログラム(1958年)など貴重な資料を掲載します。
(以上 平林直哉)





<BIS>
BIS 1804 \2380
日本語解説付
「シル・ヴ・プレ-ヴィルトゥオーゾ・アコーディオン/御喜美江」
(1)ダカン:カッコウ/(2)ラモー:リゴドンI&II
(3)スカルラッティ:ソナタ ハ短調K11/(4)ヘンデル:調子の良い鍛冶屋
(5)ジャコビ:セレナード/(6)シューベルト:楽興の時D.780の3&5
(7)ブラームス:一輪のバラ咲きて
(8)イベール:年老いた乞食、白い小さなロバ/(9)ストラヴィンスキー:タンゴ
(10)フィリップ・グラス:モダン・ラヴ・ワルツ
(11)アスティア&ロケ:カーティング嬢
(12)アスティア&ロッシ:ノヴェルティ・ポルカ
(13)ルグラン:シェルブールの雨傘
(14)ピアソラ:S.V.P(シル・ヴ・プレ)、バチンの少年、白い自転車
(15)ゼズ・コンフリー:ディジー・フィンガース
(16)ジョン・ゾーン:ロード・ランナー
(17)オギンスキ:ポロネーズ「祖国との別れ」
(18)ショスタコーヴィチ:別れのワルツ
御喜美江(アコーディオン)
[録音:2009年10月/レンナ教会(スウェーデン)]
日本語解説付。アコーディオンの女王・御喜美江。その辞書に「不可能」の文
字のない彼女は、これまで数多くの現代作品やバッハなど、シリアスな作品演
奏で高い評価を受けてきましたが、コンサートの合間に奏でるポップな小品に
こそ、彼女の優しさや陽気な魅力を感じさせるものでした。ファンの要望にお
応えして、それらをまとめたアルバムを新録音。バロック期のポジティフ・オ
ルガンのようなダカンやラモー、フランスのミュゼットのようなオシャレなル
グランとアスティア、バンドネオンのようなピアソラなど変幻自在。ノリの良
さとカッコ良さはまったくクラシック的でなく、御喜美江の懐の深さに驚嘆さ
せられます。アンジェイ・ワイダの「灰とダイヤモンド」のテーマでもあるオ
ギンスキのポロネーズも絶品。泣けます。

BIS 1864 2枚組(1枚価格) \2380
ヘンデル:オラトリオ「イェフタ」
ジェイムズ・ジルクリスト(Ten)、モナ・ユルスルード、
エリザベート・ラップ(Sop)、
エリザベート・ヤンソン、マリアンネ・シェラン(Ms)、
ホヴァール・ステンスヴォルド(Br)、
ファビオ・ビオンディ(指)
スタヴァンゲル響、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
[録音:2008年2月7日、8月29日、9月1日、12月8,9日(セッション)(ライヴ)
スタヴァンゲル・コンサート・ホール(ノルウェー)]
エウロパ・ガランテを率いた「四季」で鮮烈なデビューを飾ったビオンディ。
彼が2005年以来芸術監督を務めるノルウェーのスタヴァンゲル響を率いてヘン
デルのオラトリオに挑戦。「イェフタ」は1751年、ヘンデル失明前最後の大作
で初期の傑作に匹敵する面白さと美しさに満ちています。イスラエルの指導者
イェフタは戦い勝利して凱旋したものの、最初に会う人間を生贄に捧げるとい
う神への誓いを守るため愛娘を失う運命を描いています。イェフタ役はBCJに
も参加しているイギリスのテノール、ジルクリストが好演。モダン・オケなが
ら、ビオンディならではのピリオド解釈ときびきびした音楽作りが非常に新鮮
です。

BIS SA 1810(SACD-Hybrid) \2500
(1)ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 Op.42
(2)J.S.バッハ(ブゾーニ編曲):シャコンヌ
(3)ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
(4)ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの三章
フレディ・ケンプ(Pf)
[録音:2010年7月/旧ストックホルム音楽アカデミー]
今年2月に来日公演が予定されているフレディ・ケンプ。スポーツ的な指回り
と力強い演奏が魅力のケンプならではの真骨頂アルバムの登場です。いずれも
最高度に難しいものばかりですが、ケンプの演奏だと何の不安もなく音楽を楽
しめます。バッハの「シャコンヌ」ではケンプの成長ぶりを伺える深みを感じ
させます。

BIS SA 1474(SACD-Hybrid) \2500
ストラヴィンスキー:
(1)ペトルーシュカ(1911年版)
(2)春の祭典
アンドルー・リットン(指)
ベルゲン・フィル
[録音:2008年8月(2)、2009年6月(1)/グリーグ・ホール(ベルゲン)]
好評のリットン&ベルゲン・フィル・シリーズ最新盤はストラヴィンスキー。
「ペトルーシュカ」は4管編成の1911年版。「春の祭典」ともども極彩色のオ
ーケストレーションがBISならではの超優秀録音で再現。SACDハイブリッド効
果全開の凄さです。

BIS SA 1858(SACD-Hybrid) \2500
(1)ラフマニノフ:チェロソナタ Op.19
(2)同:ヴォカリーズ
(3)ボロディン:チェロソナタ
(4)ショスタコーヴィチ:チェロソナタ Op.40
アレクサンドル・シャウシヤン(Vc)、エフゲニー・スドビン(Pf)
[録音:2010年1月/ブリストル聖ジョージ]
先日待望のアルメニア出身のシャウシヤンと初来日公演を果たしたスドビン
による、超豪華ロシアのチェロソナタ集。ラフマニノフやショスタコーヴィチ
のようなピアノが大活躍する名作をスドビンで聴くことができるのは嬉しい
限りですが、珍しいボロディンのソナタが注目です。バッハの無伴奏ヴァイオ
リンソナタ第1番BWV1001のフーガ主題を素材とし、自身の交響曲第2番第1楽章
の主題も現れる珍品。スドビンのピアノが光ります。




<MIRARE>
MIR 132 \2500
ブラームス:
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op. 83、
パガニーニの主題による変奏曲 Op. 35*、
ハンガリー舞曲第1番ト短調、第2番ニ短調、4番ヘ短調
ボリス・ベレゾフスキー(P)
ドミトリー・リス(指揮)
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2010年11月エカテリンブルグ(ライヴ、*は除く)
濃厚な表現力と卓越した技巧で聴衆を魅了するロシアのピアニスト、ボリス・
ベレゾフスキー。2011年最新アルバムは名盤ひしめく、ブラームスの傑作ピア
ノ協奏曲第2番。音楽性はもちろんピアニストに高い技巧を要求する難曲です。
伴奏は何度も共演しているドミトリー・リス率いるウラル・フィル。本拠地
エカテリンブルグでのライヴ収録です。第1楽章冒頭の美しいホルンの響きに
乗って雄大にピアノが入ってきてオケの合奏につなげ、再度ピアノ・ソロが
バリバリと情熱的に歌いオケが表情豊かに旋律線を奏でる、メリハリのきい
た演奏を展開します。シャープなタッチと内面から湧き上がる哀愁を湛えた
ピアニスティックな第2楽章。チェロの渋い旋律が静かなオケをバックに奏で、
儚げにピアノが登場する第3楽章は至上の音楽。第4楽章では一転リズミカル
で明るい曲調となり華やかに終わりをむかえます。ブラームス特有の重厚な
音の響きは、ベレソフスキーの力強いタッチと推進力でオケを引っ張ってい
き、決して混濁することなく煌めく極上のブラームスを聴かせてくれます。
カップリングの高度な技巧とロマンティシズムを要求されるパガニーニの主
題による変奏曲はベレゾフスキーの真骨頂。奔放で情熱的なリズムと哀愁漂
う旋律が特徴のハンガリー舞曲からは第1、2&4番を収録。心行くまで音楽を
堪能できる王道の演奏です。

MIR 135 \2500
シューマン:
序奏とアレグロ・アパッショナートOp.92、
ピアノ協奏曲イ短調Op.54
リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調
広瀬悦子(P)
フェイサル・カルイ(指揮) ベアルン地方ポー管弦楽団
録音:2010年11月
昨年MIRAREレーベルから発売されたショパン作品集(MIR110)で世界デビュー
した若き日本人ピアニスト広瀬悦子。第2弾となるアルバムはシューマンとリ
ストのピアノ協奏曲。2010年3月にネルソン・フレイレの代役としてフェイサ
ル・カルイ率いるベアルン地方ポー管弦楽団
との共演をきっかけにこのアルバムは制作されました。
ダイナミックかつニュアンス豊かな広瀬悦子の演奏は、シューマンとリストの
音楽を純粋に引き出しています。瑞々しさ、気品に満ちたシューマンのピアノ
協奏曲、誌的で抒情的なリストのピアノ協奏曲第2番を深みのある美しい音色
と端正なタッチで表現しています。スケールの大きいピアノをオーケストラが
上手く支えています。
指揮のフェイサル・カルイは1971年パリ出身。2002年までトゥールーズ・キャ
ピトル国立管でミシェル・プラッソンの助手を務め、幅広いレパートリーを
習得。2002年には設立20年のべアルン地方ポー管弦楽団の音楽監督に就任し、
同楽団を目覚ましく成長させ高い評価を得ている、注目の若手指揮者です。




<audite>
AU 21411 5枚組 \5400
「マンデルリング四重奏団 / ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集」
[CD 1] 72’52”
・弦楽四重奏曲第1番ハ長調Op.49
・弦楽四重奏曲第2番イ長調Op.68
・弦楽四重奏曲第4番ニ長調Op.83
収録時期:2005年2月25日(第1番)、2005年6月28日-7月1日(第2番、第4番)
[CD 2] 70’07”
・弦楽四重奏曲第3番ヘ長調Op.73
・弦楽四重奏曲第6番ト長調Op.101
・弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110
収録時期:2006年6月26-28日
[CD 3] 67’54”
・弦楽四重奏曲第5番変ロ長調Op.92
・弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調Op.108
・弦楽四重奏曲第9番変ホ長調Op.117
収録時期:2007年5月10-12日
[CD 4] 75’33”
・弦楽四重奏曲第10番変イ長調Op.118
・弦楽四重奏曲第12番変ニ長調Op.133
・弦楽四重奏曲第14番嬰ヘ長調Op.142
収録時期:2008年4月23-25日
[CD 5] 67’46”
・弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.122
・弦楽四重奏曲第13番変ロ短調Op.138
・弦楽四重奏曲第15番変ホ短調Op.144
収録時期:2009年5月27-29日
収録場所:全てクリンゲンミュンスター(デジタル・セッション)
マンデルリング四重奏団
ゼバスティアン・シュミット、ナネッテ・シュミット(Vn) 
ローラント・グラッスル(Va),ベルンハルト・シュミット(Vc)
作曲者歿後30周年を迎えた2005年に開始され、2009年に全曲の収録が完了し
たマンデルリング四重奏団によるショスタコーヴィチ・シリーズ。この間、
結成25周年の節目となる2008年には初来日公演も果たし、マンデルリング四
重奏団は日本の聴衆にも広くその名を知られるところとなりましたが、この
たび、かれらの代表作である「ショスタコーヴィチ全集」が装いも新たに、
通常CD5枚組セットで登場します。
当セットは、シュミット3兄弟を中心にした緊密なアンサンブルによる手堅い
演奏内容とともに、録音の良さでもオーディオ・ファイルより注目を集めて
きました。セット発売に際して、SACDハイブリッド仕様による分売リリース
との比較では、さらにお求め安い価格でのリリースとなっており、あらため
て多くの方にお聴きいただけるものとおもわれます。なお、セットの仕様は
コンパクトなクラムシェル・ボックス・タイプとなります。




<Claves>
50 1102 \2180
ディジパック仕様
メンデルスゾーン(1809-1847):
ヴァイオリン、ピアノのための協奏曲 ニ短調
(ウィンド・オーケストラ+ティンパニ版)
弦楽五重奏曲 第2番 変ロ長調 作品87(弦楽オーケストラ版)
アンチェ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
アレクサンダー・ロンクィッヒ(ピアノ; Steinway & Sons)
カメラータ・ベルン
録音:2010年6月15-17日、ライン、スイス
Clavesより注目のアルバムがリリースされます。カメラータ・ベルンのメン
バーによるウィンド・オーケストラ版のメンデルスゾーンのヴァイオリンと
ピアノのための協奏曲 ニ短調と弦楽オーケストラ版の弦楽五重奏曲 第2番
です。そしてソリストに大注目!なんと、アルカントQ.の1stヴァイオリン
で現代ドイツを代表する女流ヴァイオリスニト、アンチェ・ヴァイトハース
とECMにも録音のある、名手アレクサンダー・ロンクィッヒです。ヴァイオリ
ン協奏曲ホ短調があまりにも有名なメンデルスゾーンですが、この協奏曲は
メンコンに引けを取らない作品で、名手が演奏することでその魅力を十分に
引き出していると言えましょう。




<Radio France-SIGNATURE>
SIG 11070 \2450
タテ190×ヨコ140×幅13mm
ディジパック仕様
レジ・カンポ(1968-):
弦楽四重奏曲第1番(2005,2007改訂版)「イザイ弦楽四重奏団に献呈」
弦楽四重奏曲第2番(2006)「エリヤ弦楽四重奏団に献呈」
弦楽四重奏曲第3番~「幸福な影よ」(2007)「ディオティーマ弦楽四重奏団に
献呈」
The life & soul of his imagined landscape(2009)
ディオティーマ弦楽四重奏団
録音:2009年12月4-6日、ラジオ・フランス
作曲家でマルセイユ音楽院作曲科教授のレジ・カンポの弦楽四重奏曲を集め
た1枚。カンポは来日の際に現代音楽について講演を行うなど、日本でも知ら
れる現代作曲家の一人です。躍動感にみなぎる弦楽四重奏曲第1番やモーツァ
ルトの作品のメロディがあらわれる弦楽四重奏曲第2、3番など、ユーモラス
で想像力に富んだカンポの音楽はクァルテットの新たな魅力を引き出してお
ります。演奏のディオティーマ弦楽四重奏団は2000年、ロンドン弦楽四重奏
コンクールにて「現代音楽賞」を受賞するなど、レパートリーの広さと独創
的な解釈が魅力のクァルテットで、オンスロウ:弦楽四重奏曲集(naiveレー
ベル V 5200)をはじめ珍しい作品を中心に録音を行っております。




<Profil>
PH 11026 \2180
ステレオ
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
リスト:交響詩「理想」S.106
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
ユーリ・アーロノヴィチ(指揮)
録音:1979年1月8、9日ケルン、ギュルツェニヒ大ホール(ライヴ・ステレオ)
(ケルン・ドイチュラントフンク収録)
Profilが力を入れる名匠アーロノヴィチ(1932-2002)によるライヴ演奏の復刻
シリーズ。アーロノヴィチが首席指揮者(1975-1986)を務めた手兵ケルン・
ギュルツェニヒ管弦楽団とのライヴは、ブルックナーの第7交響曲(PH09043)
より8か月ほど前に行われたもので、リストとドヴォルザークを取り上げてい
ます。
リストによる12作目の交響詩で、シラーの同名詩よりタイトルを得た「理想」
は、全13曲の交響詩のなかでも大規模なスケールと崇高なムードを特徴とする
作品。静かな場面の音楽は甘美で恍惚的なまでの美しさを放っていますが、
このあたりアーロノヴィチはダンテ交響曲(PH10067)でも聴かせたように、作
品との相性の良さをうかがわせます。
いっぽう、メインのドヴォルザークは、みずみずしい抒情と濃厚なる表現が
聴きものとなっており、性格の異なる2曲を描き分けるアーロノヴィチのたく
みな手腕を感じさせる内容となっています。
ちなみに、3日間ともほかにマルコム・フレージャーをピアノ独奏に迎えて、
ヴェーバーのピアノ協奏曲第2番が演奏されていました。ドイチュラントラジ
オ・クルトゥーア提供の正規音源使用で、良好な音質もうれしいところです。




<harmonia mundi>
HMA 1951596 \1280
(1)プーランク:クラリネット・ソナタ
(2)ドビュッシー:小品、ラプソディ第1番
(3)ミヨー:スカラムーシュ
(4)ゴーベール:幻想曲
(5)サン=サーンス:クラリネット・ソナタ 変ホ長調 op.167
(6)ピエルネ:カンツォネッタ
(7)オネゲル:クラリネットとピアノのためのソナチネ
(8)フランセ:主題と変奏
ロナルド・ファン・スペンドンク(クラリネット) 
アレクサンドル・タロー(ピアノ)
録音:1996年4月
1970年生まれ、89年にブリュッセル王立音楽院をプルミエ・プリで卒業して
間もない頃の名手スペンドンクの録音。ブイケンスとライスターに学び、数々
のコンクールを総ナメにした逸材です。得意のフランスものを集めた旧盤
(HMN 911596)の再発。ピアノは当時20歳代のアレクサンドル・タロー。タロ
ーにとっても得意のフランスものばかりなので、ピアノにもあらためて注目
して聴きたい1枚です。クラリネットのコンクール課題曲でもおなじみの難曲、
技巧もエスプリも申し分ない内容です。なかでもフランセの作品は、フラン
セ本人が録音に立ち会い、手放しに二人を称賛したということです。

HMA 1951243 \1280
ジョスカン・デ・プレ:スターバト・マーテル-モテット集
「アヴェ・マリア」、「スターバト・マーテル」、
「めでたし女王、あわれみ深きみ母」、「めでたし、いと高貴なる創造」、
「おお慈悲深く、いと優しきイエスよ」、「主よ、いつまでわれを」、
「神よ、われをあわれみたまえ」
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
シャペル・ロワイヤル
ジョスカンが残した作品には、フランス語によるシャンソン、イタリア語に
よる世俗歌曲、あるいは器楽曲などの世俗作品がかなりありますが、ルネサ
ンス音楽の典型とも評される作品が多いのは、むしろミサ曲やモテトゥスな
どの宗教作品の分野といえるでしょう。そこでは、ジョスカンの時代に確立
されたとされる、各声部がお互いに模倣し合いながら、それぞれ独自の旋律
を展開してゆくという、通模倣様式で書かれたものをはじめ、定旋律を一つ
の声部に限定して用いたもの、全く自由な形式で書かれたものなど、実に多
様な特徴がみられます。このCDには、そうした宗教曲の中から、ジョスカン
の代表的なモテトゥスが7曲選ばれ、収録されています。ヘレヴェッヘとシャ
ペル・ロワイヤルの妙技をご堪能下さい。

HMA 1951094 \1280
バルトーク:ピアノ曲集
(1)ルーマニア民族舞踊 (2)組曲Op.14 
(3)ハンガリー農民の歌による即興曲 
(4)戸外にて (5)ピアノ・ソナタ
クロード・エルフェ(ピアノ)
フランスのピアニスト、クロード・エルフェ(1922-2004)。カサドシュに師事
し、エリート学校のエコール・ポリテクニークに学びました。そのカリスマ性
で人々を魅了、古典ものから現代ものまで完璧に弾きこなしていましたが、
特にブーレーズら現代作曲家と親交を結び、現代音楽界に多大な影響を与え
ています。ここに収められたバルトークの演奏は、抜群のリズム感と力強さ
に満ちた物凄い推進力。腹の底にドカンと響く力演です。

HMA 1957102 \1280
(1)ロッシーニ:「老いのいたずら」より7曲 
(2)ロッシーニ/リスト編:「ウィリアム・テル」序曲
フレデリク・チュウ(P)
フレデリク・チュウ(b.1964)はアメリカ生まれの中国系ピアニスト。ヴァン
・クライバーン国際ピアノコンクールの決勝に残ることができなかった時、
プレスや聴衆たちによる大騒動が起こったほど、一度聴いたら必ずとりこに
なってしまう独特の魅力に満ちたピアニストです。ものすごい超絶技巧の持
ち主で、リストなどを得意としているのはもちろん、クラムやジェフスキと
いった難曲で知られる現代作曲家たちとも親交があります。このディスクで
は、天才のひらめきに満ちた、チュウにしか再現できないロッシーニの軽や
かで魅惑的な世界を聴かせてくれます。

HMA 195610 \1280
ルネサンス舞曲集
ルネ・クレマンシック(指)
クレマンシック・コンソート
中世、ルネサンスものを演奏したら右に出るものはない、ルネ・クレマンシ
ックによるルネサンス舞曲集。ルネサンス期独特のオリエンタルな空気漂う
不思議な魅力に満ちた世界を、クレマンシックが楽しく聴かせてくれます。

HMA 1957339 \1280
ブラームス:
ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5、幻想曲集 Op.116、4つの小品 Op.119
ジョン・ナカマツ(ピアノ)
完璧なエネルギーのコントロール、自然な抑揚が魅力のジョン・ナカマツに
よるブラームス。ブラームスの渋みの効いた世界を熱い音色で聴かせます。

HMA 1951577 \1280
オリエント聖歌集(レバノンの聖歌)
マリー・キーロウズ修道女(声)、アンサンブル・ド・ラ・ペ
エキゾチックで力強い声が魅力のマリー・キーロウズ修道女によるレバノン
地方の聖歌集。レバノン伝統がもつ魅惑の世界を私たちにこれ以上ないかた
ちで提示してくれています。

HMA 1957118 \1280
マーラー:交響曲第1番「巨人」(花の章つき)
ジェームズ・ジャッド(指)
フロリダPO.
豊かな自然に囲まれたフロリダに本拠地をおき、1985年に結成され2003年に
解散となってしまったフロリダフィルハーモニー管弦楽団による、「花の章」
つきのマーラー巨人。今はもうきくことができない、彼らならではの、あた
たかみのあるサウンドが魅力です。

HMA 195641 \1280
聖ヨハネス・クリュソストムスの典礼(ギリシャ(ロシア)正教/
ビザンチン=スラヴ聖歌)
ディミトリー・ロウスコフ(指)
コラール・ソフィア
録音:1976年1月
ヨハネス・クリュソストムスの典礼といえば、ラフマニノフによる作品を思
い浮かべますが、ここに収められているのはいわばその原型。ラフマニノフ
に衝撃をあたえ、筆をとらせる原動力となった、壮大で感動的な典礼音楽の
世界を堪能できます。

HMA 1951148 \1280
レオナン:ノートルダム楽派のクリスマスのミサ
M.ペレス(指)アンサンブル・オルガヌム
07かけた途端、壮大な石造りの教会の内部に入り込んだような、荘厳な雰囲
気が漂う一枚です。クリスマスとは、神の御子がお生まれになった日である
という宗教的な原点を感じさせる一枚です。アンサンブル・オルガヌムの素
晴らしさにはあらためて驚嘆です。




<VDE GALLO>
GALLO 1326 \1880
カルク=エレルト(1877-1933):3つのソナチネ
サン=サーンス:3つの小品 作品1より第2曲
ルフェビュール=ヴェリー:演奏会用ボレロ
レメンス:夜想曲
デュボア:幻想的パストラーレ
ビゼー:3つの音楽スケッチ(1.トルコ風ロンド、2.セレナード、3.カプリース)
ギルマン:ボードレールの5つの詩より第1曲
アルマグロ:華麗なるワルツ
カルク=エレルト:印象 作品102より7&10
ヨリス・フェルダン(ハルモニウム)
録音:2010年
リードオルガンの親類であるハルモニウム。パイプオルガンに比べると知名
度は低く、また演奏も非常に難しい楽器として知られております。どちらか
と言えばマイナーな楽器に属するハルモニウムですが、名手ヨリス・フェル
ダンが「リファレンス・ハルモニウム」と題したアルバムをリリースいたし
ました。フェルダンは演奏者としてだけでなく、後進の育成にも力を注いで
おり、初来日の際にはレクチャーコンサートを開き好評を博しました。ハル
モニウムの新しい魅力が伝わるシリーズの登場です。

GALLO 1303 \1880
J.S.バッハ:
2つのチェンバロのための協奏曲第1番ハ短調
(パン・フルートとアコーディオン版)BWV 1060
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲「和声と創意の試み」『四季』 作品8より「春」
(パン・フルート版)
J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 BWV1020(パン・フルート版)
ヴィヴァルディ:『四季』より「冬」(パン・フルート版)
J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番 BWV1067(パン・フルート版)
J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番 BWV1068より「アリア」(パン・フルート版)
ミシェル・ティラボスコ(パン・フルート)、
デニス・フェドロフ(アコーディオン)、
アンサンブル・コンコルディア・ディスコルス
録音:2009年12月、2010年1月
温かな音色が魅力のパン・フルート。この楽器の巨匠と言えばVDE-GALLOが誇
るティラボスコではないでしょうか。最新録音はヴィヴァルディ:四季の「春」
「冬」とバッハの「G線上のアリア」他、充実のバロック名曲集です。

GALLO 1322 \1880
イベール:間奏曲
ラヴェル:ハバネラ
ドニゼッティ:フルートとハープのためのソナタよりラルゲット、アレグロ
ニコライ・ウィルム(1834-1611):デュオ 作品156
ホシュテトラー:バラード、ディヴェルティメント
ドビュッシー:ロマンティック・ワルツ
ベルナルド・アンドレス:拝廊
ピアソラ:オブリビオン、失われた小鳥たち
ルーマニア民謡:チンテクル
ジャンヌ・グール(パン・フルート) ユリエ・シクレ(ハープ)
録音:2010年
パン・フルートとハープによるデュオ作品集。フルートの小品集には欠かせ
ないイベール:間奏曲や親しみやすいピアソラやルーマニア民謡などバラエ
ティに富んだ親しみやすい1枚です。

GALLO 1325 \1880
ショパン:夜想曲 作品32-1&2、48-1&2、55-1&2
グラナドス:詩的なワルツ集、演奏会用アレグロ、ゴイェスカス、わら人形
エストル・ピネダ(ピアノ;スタインウェイD)
録音:2010年、フランス
スペイン出身の注目の実力派ピアニスト、ピネダによるショパン、グラナド
ス作品集。スペインの作品を得意とするピネダのグラナドスの演奏は特に注
目です。ピネダは、ベルギー、ギリシャ、ブルガリア、スロバキアなど各国
でのリサイタルを成功しております。

GALLO 1319 \1880
バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント
ロルフ・ウルス・リンガー(1935):
《Love is in the Air》~ヴィオラとオーケストラのための
ラウタヴァーラ:アダージョ
シューベルト:交響曲第5番 D.485
スイス室内管弦楽団
エマニュエル・シフェール(指揮)
ヒューゴ・ボルシュヴァイラー(ヴィオラ)
録音:2007-2009年
1967年生まれのスイス出身の指揮者、エマニュエル・シフェールはジュリーニ
をはじめ世界的な指揮者のもとで研鑽を積みました。現在ではロンドンのヨ
ーロピアン・チェンバー・オペラの首席指揮者となり活躍しております。新
譜はスイス室内管弦楽団との共演でシューベルトを中心にバルトーク、ラウタ
ヴァーラ、と意欲的なプログラムです。

GALLO 1308 \1880
J.S.バッハ:
インヴェンション BWV772-801
前奏曲とフーガ イ短調 BWV894
フーガ BWV951
ダニエル・フックス(ピアノ)
バッハの重要なレパートリーの一つであるインヴェンション全曲を含むバッハ
鍵盤作品集です。演奏のダニエル・フックスは1956年スイス生まれ。ピアノの
他巨匠マリー=クレール・アランにオルガンを学んだフックスは古楽を中心に
幅広いレパートリーをもつ鍵盤楽器奏者です。本アルバムはピアノでの演奏で
すが、古楽鍵盤楽器を知り尽くしたフックスだからこその表現が印象的です。




<helicon>
HEL 029625 12枚組 \8800
「ズービン・メータ&イスラエル・フィル / ライヴ・レコーディングス
1963-2006」
【収録内容】
[CD 1]
・モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
 収録時期:1986年12月
・モーツァルト:
セレナード ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
 収録時期:2006年4月
・ロッシーニ:「絹のはしご」序曲
 収録時期:1977年1月
・ヴェルディ:「運命の力」序曲
 収録時期:1986年12月
・ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
 収録時期:1975年10月
・シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
 収録時期:1996年12月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
[CD 2] 
・モーツァルト:3台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.242「ロドロン」
 アリエ・ヴァルディ、イエフィム・ブロンフマン、ラドゥ・ルプー(P)
 収録時期:1987年1月
・リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調
 イエフィム・ブロンフマン(P)
 収録時期:1996年12月
・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
 アリシア・デ・ラローチャ(P)
 収録時期:1987年1月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
[CD 3] 
・ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調RV 522
 イツァーク・パールマン、ピンカス・ズッカーマン(Vn)
 収録時期:1996年12月
・モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調K.364
 ハイイーム・タウブ(Vn)、ダニエル・ベンヤミニ(Va)
 収録時期:1968年7月
・ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53
 イツァーク・パールマン(Vn)
 収録時期:1971年10月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム
(ライヴ・ステレオ / ドヴォルザークのみモノラル)
[CD 4] 
・ブラームス:アルト・ラプソディOp.53
 マルヤーナ・リポヴシェク(Ms) プラハ・フィルハーモニー合唱団
 収録時期:2000年7月
・ブラームス:運命の歌Op.54
 ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団合唱団
 収録時期:1972年7月
・交響曲第2番ニ長調Op.73
 収録時期:1977年10月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)
[CD 5] 
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
 ピンカス・ズッカーマン(Vn)
 収録時期:1971年8月
 収録場所:オーストリア、ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
・ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ短調Op.102
 アイザック・スターン(Vn)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
 収録時期:1986年12月
 収録場所:テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)
[CD 6] 
・R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28
 収録時期:1996年7月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
・ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
 収録時期:1963年5月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・モノラル)
[CD 7] 
・エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61
 イェフディ・メニューイン(Vn)
 収録時期:1982年10月
・プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調Op.63
 アイザック・スターン(Vn)
 収録時期:1975年10月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
[CD 8] 
・サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33
 リン・ハレル(Vc)
 収録時期:1986年12月
・マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌曲
 マルヤーナ・リポヴシェク(Ms)
 収録時期:1995年10月
・ベルク:「ヴォツェック」よりの3つの断章
 ステッラ・リッチモンド(S)
 収録時期:1972年3月
・エリック(エーリヒ)・ツァイスル(1905-1959):
ヘブライのレクィエム(詩篇第92番) 
-バリトン、ソプラノ、アルト、混声合唱と管弦楽のための
 シャロン・ロストルフ=ザミール(S)、ブラハ・コル(Ms)、
デイヴィッド・ビジック(Br)
 ザ・フィルハーモニア・シンガーズ
 収録時期:2006年4月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
[CD9]
・ホルスト:組曲「惑星」Op.32
 テルアビブ・フィルハーモニー合唱団の女性メンバー
 収録時期:1986年7月
・ブロッホ:シェロモ(チェロと管弦楽のためのヘブライ狂詩曲)
 ミッシャ・マイスキー(Vc)
 収録時期:1990年11月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
[CD10]
・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集Op.72よりロ長調、ホ短調、ハ長調
 収録時期:1996年7月
・ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」
 収録時期:1997年7月
・シェーンベルク:浄められた夜Op.4(弦楽合奏版)
 収録時期:2006年4月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
[CD11]
・ヴェルディ:レクィエム
 マーティナ・アーロヨ(S)、シャーリー・ヴァーレット(Ms)、
 リチャード・タッカー(T)、ボナルド・ジャイオッティ(Bs)
 テルアビブ・フィルハーモニー合唱団
 ヨゼフ・フリートラント(合唱指揮)
 収録時期:1968年7月
 収録場所:ベツレヘム(ライヴ)
[CD12]
・ノアム・シェリフ(b.1935):祝典前奏曲
 収録時期:1996年12月
・ヨセフ・タール(1910-2008):交響曲第2番
 収録時期:1983年9月
・ツヴィ・アヴニ(b.1927):プログラム・ミュージック
 収録時期:1983年6-7月
・ヨーゼフ・カミンスキ(1903-1972):交響的序曲
 収録時期:1982年10月
・アヴナー・ドルマン(b.1975):スパイス、香水、毒素!
 PercaDu(マリンバ&パーカッション・デュオ)
 収録時期:2006年4月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 
 ズービン・メータ(指揮)
巨匠メータと長年ゆかりの深いイスラエル・フィルが、1963年から2006年に
かけて40年以上に亘り、おもに地元テルアビブでおこなったライヴ演奏の数々
を収めた注目のセットがリリースされます。
メータがイスラエル・フィルと初共演を果たして間もない時期の1963年から、
終身音楽監督就任25周年記念を迎えた2006年に至る演奏はごく一部をのぞき、
ほとんどすべてステレオで収録されており、収録時期も比較的あたらしいも
のが多く、古いものもマスターの保存状態が良かったのか、遜色の無いすぐ
れた音質で残されていたのは朗報といえるでしょう。
なお、セットの最後を飾る12枚目に、イスラエルゆかりの作曲家たちを網羅
しているのも興味深いところです。ユダヤ人を理由にナチに退廃音楽家の烙
印を押され、亡命先のアメリカに渡ったのちにハリウッドで映画音楽を手が
けて名を上げたツァイスルの代表作(CD8)のほか、バーンスタインによるマ
ン・オーディトリアム落成公演の際に選ばれたシェリフの出世作、さらには
エキゾチックな雰囲気を漂わせた“パーカッション協奏曲”風のドルマンの
作品など、じつに多彩。イスラエル・フィルならではの比類なき共感に満ち
た音楽作りもあって価値ある内容となっています。

HEL 029614 12枚組 \8800
ステレオ
「イスラエル・フィル創立70周年記念ボックス」
[CD 1]
(1)メンデルスゾーン:序曲「静かな海と楽しい航海」
/ クレツキ(指)1954 年[EMI]
(2)モーツァルト:交響曲第41 番「ジュピター」
/ クリップス(指)1957 年[DECCA]
(3)シューベルト:交響曲第5 番 / ショルティ(指)1958 年[DECCA]
(4)マスネ:バレエ「ル・シッド」より4 曲
/ マルティノン(指)1958 年[DECCA]*
(5)スメタナ:「売られた花嫁」序曲 / ケルテス(指)1962 年[DECCA]
[CD 2]
(1)ヴェルディ:「椿姫」第1 幕への前奏曲 / メータ(指)1978 年[DECCA]
(2)ドヴォルザーク:交響曲第7 番ニ短調 / メータ(指)1972 年[DECCA]*
(3)バルトーク:管弦楽のための協奏曲 / メータ(指)1976 年[DECCA]*
[CD 3]
(1)ベートーヴェン:交響曲第4 番変ロ長調
/ クーベリック(指)1975 年[DG]
(2)メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
/ バーンスタイン(指)1979 年[DG]
(3)同:交響曲第4 番「イタリア」/ バーンスタイン(指)1978 年[DG]
[CD 4]
(1)チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」組曲
/ メータ(指)1979 年[DECCA]
(2)シューベルト:交響曲第9 番「ザ・グレイト」
/ メータ(指)1977 年[DECCA]*
[CD 5]
(1)マーラー:交響曲第4 番ト長調
/ ヘンドリックス(S)メータ(指)1979 年[DECCA]
(2)バーンスタイン:チチェスター詩篇 / バーンスタイン(指)1977 年[DG]
[CD 6]
(1)ウェーバー:「オベロン」序曲 / メータ(指)1978 年[DECCA]
(2)サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
/ ミンツ(Vn)メータ(指)1988 年[DG]
(3) R =コルサコフ:スペイン奇想曲 / メータ(指)1980 年[DECCA]*
(4)ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲・1919 年版
/ バーンスタイン(指)1984 年[DG]
(5)ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
/ バーンスタイン(指)1989 年[DG]
[CD 7]
(1)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調
/ カッチェン(P)ケルテス(指)1962 年[DECCA]
(2)ブラームス:ピアノ協奏曲第1 番ニ短調
/ ルービンシュタイン(P)メータ(指)[DECCA]
[CD 8]
(1)モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲 / メータ(指)1986 年[★]
(2)同:ピアノ協奏曲第27 番 / バレンボイム(P & 指)1972 年[※]
(3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5 番「皇帝」
/ ルプー(P)メータ(指)1979 年[DECCA]
[CD 9]
(1)ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」
/ ベンヤミニ(Va)メータ(指)1975 年[DECCA]*
(2)ブロッホ:シェロモ
/ シュタルケル(Vc)メータ(指)1968 年[DECCA]*
(3)ベン=ハイム:ピアノと管弦楽のためのイスラエル奇想曲
/ザルツマン(P)ジュリーニ(指)1960 年[★]
[CD 10]
(1)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
/ スターン、ズッカーマン、ミンツ、パールマン(Vn)
メータ(指)1982 年[DG]
(2)モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調KV.364
/ パールマン(Vn)ズッカーマン(Va)メータ(指)1982 年[DG]
[CD 11]
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
/ パールマン(Vn)メータ(指)1990 年[EMI]
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
/ ズッカーマン(Vn)メータ(指)1989 年[★]
[CD 12]
(1)ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲
/ マゼール(指)1962 年[DECCA]
(2)シューマン:交響曲第3 番変ホ長調「ライン」/ マズア(指)2003 年[★]
(3)同:交響曲第4 番ニ短調 / マズア(指)2003 年[★]
(4)スメタナ:交響詩「モルダウ」/ ケルテス(指)1962 年[DECCA]
(5)ハティクヴァ(イスラエル国歌)
/ フィルハーモニア・シンガーズ、メータ(指)2004 年11 月15 日[★]
★ イスラエル・フィル・アーカイヴ収蔵のライヴ音源
※ イスラエル放送アーカイヴのライヴ音源
* インターナショナルCD 初リリース
強力な弦楽セクションの魅力で今日世界有数のオケとして知られるイスラエル
・フィル。この3月にメータとともに行なった来日公演でも、血を感じさせる
濃く熱いマーラーを聴かせていました。その歴史は1948 年イスラエル共和国
建国を機に現在の名前に改称する以前、名ヴァイオリニスト、フーベルマン
によりパレスチナ交響楽団としてスタートした1936 年にまで遡ります。
当セットは2006年に創立70周年を迎えた当オケを記念して制作されたもの。
1954年録音クレツキのメンデルスゾーンにはじまり、2004年メータ指揮のイ
スラエル国歌で締め括られる、過去50年の記録。その内容は名実ともに世界
的オケに引き上げたメータを中心に、バーンスタインら巨匠たちと、デッカ、
ドイツ・グラモフォン、EMI に残した代表的な録音で構成されています。ご
自慢の弦の威力が活かされたメータのドヴォ7 など、このなかには世界発売
としては初めてとなる音源も数多く含まれています。
なかでもやはり注目は、ほとんどすべてが初出となるオケのアーカイヴから
のライヴ演奏の数々。バレンボイム弾き振りのモーツァルト、ズッカーマン
独奏のベートーヴェン、マズアのシューマンなど、ここに初めて聴く内容は
興味の尽きないものばかり。
さらに付属のブックレットには、95ページにわたり貴重なカラー写真と新聞
記事などの資料が満載。旗揚げ公演を指揮したトスカニーニをはじめ、楽壇
に登場した巨匠たちの写真を眺めるだけでも当セットを手にする喜びはひと
しお。また、アルバム一枚一枚には可能な限り初出時のオリジナル・ジャケ
ットのデザインをあしらって、このあたりもたいへん丁寧な作りとなってい
ます。オーケストラ自主制作のコレクターズ・アイテムにまたひとつ見逃せ
ない内容が加わりました。




<AUDITE>
AU 95619 \1850
ストラヴィンスキー:「ペルセフォネ」(ドイツ語)
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
ドリス・シャーデ(語り)
ディーン・ディクソン(指)ヘッセン放送交響楽団
ヘッセン放送合唱団
南ドイツ放送合唱団
シュヴァンハイム少年合唱団
録音:1960年11月11日、フランクフルト・アム・マイン(ライヴ・モノラル)
名テノールフリッツ・ヴンダーリヒがストラヴィンスキー作品で歌っている
珍しい録音が発掘されました。「ペルセフォネ」は、1933年にパリで初演さ
れた3部のメロドラマ。テノール・ソロ、合唱、語りをともなった作品で、
初演時にはバレエが用いられて舞台上演されている。音楽そのものはカンタ
ータ風で、題材ともども、新古典主義時代のストラヴィンスキーらしい作品。
ヴンダーリヒの美声が生えています。なおここではフリッツ・シュレーダー
によるドイツ語訳で上演されています。
この録音のもう一つの価値は、ディーン・ディクソン(1915-1976)の指揮。
卓越した指揮者であったにもかかわらず、アフリカ系ということで米国での
活動がままならなかったディクソンは、1950年代からヨーロッパやオースト
ラリアに活路を見出し、エーテボリ交響楽団の首席指揮者を務めるなどかな
りの活躍をしましたが、録音はあまり多く残すことはありませんでした。こ
の幻の名指揮者の力量を知る上でも貴重な録音です。




<IDIS>
IDIS 6607 \1650
シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D.759 「未完成」
シューマン:交響曲第2番 ハ長調 Op.61
セルジュ・チェリビダッケ(指)RAIローマ交響楽団
録音:1958年3月11日(シューベルト),1960年3月18日
イタリア時代のチェリビダッケが、ローマで指揮したシューベルトとシュー
マンのライヴ録音。

IDIS 6606 \1650
チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23
ピアノ協奏曲第2番 ト長調 Op.44
エミール・ギレリス(P)
フェルナンド・プレヴィターリ(指)RAIミラノ交響楽団(第1番)
キリル・コンドラシン(指)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(第2番)
録音:1959年2月3日(第1番),1959年12月23日(第2番)
エミール・ギレリスお得意のチャイコフスキー。第2番は、この日付が正しい
ならば、比較的珍しい音源。

IDIS 6609 \1650
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332
ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330
ロンド イ短調 K.511
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
カール・ベーム(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ベートーヴェン)
録音:1950年(ベートーヴェン),1961年(モーツァルト)
DECCA録音。

IDIS 6608 \1650
バッハ:シャコンヌ
フレスコバルディ:アリア「ラ・フレスコバルダ」
アルベニス:ソナタ
D.スカルラッティ:ソナタ ホ短調
チマローザ:ソナタ 嬰ハ短調,ソナタ イ長調
バークリー:ソナティナ
ロドリーゴ:小麦畑で
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ルーセル:セゴヴィア Op.29
ジュリアン・ブリーム(G)
録音:1956-1960年
ロンドン出身のギターの名手、ジュリアン・ブリーム(1933-)の20代の録
音をあつめたもの。バッハのシャコンヌは1956年の録音で、ブリームの最初
期の録音。




<Dynamic>
DYNDVD 33616(DVD-Video) \3780
字幕:伊英仏独西
ベッリーニ:「夢遊病の女」
エグリゼ・グティエレス(S アミーナ)
アントニーノ・シラグーザ(T エルヴィーノ)
シモーネ・アライモ(Bs ロドルフォ伯爵)
サンドラ・パストラーナ(S リーザ)
ガブリエッラ・コレッキア(S テレーザ)
ガブリエーレ・ナーニ(Br アレッシオ)
マックス・ルネ・コゾッティ(T 公証人)
マウリツィオ・ベニーニ(指)カリアリ歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:ウーゴ・デ・アナ
収録:2008年10月、カリアリ
ベッリーニの「夢遊病の女」のDVDです。なんと言っても日本でも大人気のア
ントニーノ・シラグーザのエルヴィーノが聞きもの。ベッリーニと同じくシ
チリア出身のシラグーザの抜けるような美声は、まさにベッリーニにぴった
り。ベテラン・バスのシモーネ・アライモの存在感も見事。そして注目は、
キューバ出身のソプラノ、エグリゼ・グティエレス。2004年にフィラデル
フィアの声楽アカデミーを修了したばかりのまだ若いソプラノですが、ここ
数年メキメキと頭角を現しています。ドニゼッティ、ベッリーニのオペラや、
ヴェルディのジルダ、ヴィオレッタなどで高い評価を得ており、2010年春に
はマドリッドで、フアン・ディエゴ・フローレスを相手に「清教徒」のエル
ヴィーラを歌っています。まだCDもありませんので、これが初お目見え。名
匠マウリツィオ・ベニーニの様式感ピタリの指揮が歌手を支えます。ウーゴ
・デ・アナ演出の舞台は、ヴェローナのフィラルモニコ劇場との共同制作。
緑を多用して自然を強調した舞台作りで、近年の「夢遊病の女」で最も美し
い演出と絶賛されました。ヴェローナ、カリアリの他、スペインのサンタン
デールでも上演されています。

CDS 659 \1980
バッハ:
ゴルトベルク変奏曲 BWV988
コラール「ただ愛する神の力に委ねる者は」 BWV.691
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.846
ゴルトベルク変奏曲のアリア ト長調
ペツォールト(伝バッハ):メヌエット ト長調
C.P.E.バッハ:行進曲 ト長調
アンドレア・バッケッティ(P)
録音:2010年1月11日
鍵盤用小品集(CDS 629)、鍵盤楽器のためのトッカータ全集(CDS 658)に
続く、アンドレア・バッケッティのDynamic社へのバッハ・シリーズ新刊は、
ゴルトベルク変奏曲です。既にイタリアを代表するバッハ・ピアニストとい
っても過言ではないバッケッティ、各社にまたがってバッハの主要鍵盤作品
を続々と録音していますが、このゴルトベルク変奏曲も知性の冴えたもので
す。余白に、アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳から5曲を収録。

●デリーツィエ・ムジカーリ・シリーズ
DM 8011 \880
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV 189
ヴァイオリン協奏曲 ハ短調 RV 202
ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 RV 286
ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 RV 391
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV 271 「恋人」
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 RV 277 「お気に入り」
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn) フェデリコ・グリエルモ(Vn)
ラルテ・デラルコ
録音:1995年6月,ヴィチェンツァ
2枚組で発売されていたヴァイオリン協奏曲集(CDS 147 廃盤)からの選りす
ぐり。ヴィヴァルディは(神聖ローマ皇帝カール6世に「ラ・チェトラ」と題
されたヴァイオリン協奏曲集の手稿譜を二つ贈り、そのうちの一冊は1727年
にOp.9として出版され、これが一般的に「ラ・チェトラ」として知られてい
ます。もう一冊はウィーンで手稿譜のまま保管されていました。ラルテ・デ
ラルコによるイタリア勢のピリオド楽器演奏でお楽しみいただけます。

DM 8010 \880
ヤナーチェク:
「草かげの小径にて」第1巻
 私たちの晩
 散り行く木の葉
 一緒においで
 フリーデクの聖母
 彼らはツバメのように喋りたて
 言葉を失い
 おやすみ
 言いようのない恐怖
 涙ながらに
 ミミズクは飛び去らず
「草かげの小径にて」第2巻より
 アンダンテ
 アレグレット
「草かげの小径にて」補遺
 ピウ・モッソ
 アレグロ
 ヴィーヴォ
「霧の中で」より(3曲)
ピアノ・ソナタ 変ホ長調 「1905年10月1日街頭にて」
アンドレア・ペスタロッツァ(P)
録音:1990年5月、ジェノヴァ
旧CDS 070。Dynamic社の初期の名盤が復活です。アンドレア・ペスタロッツァ
はミラノ出身のピアニスト。ベリオなど近現代ものを得意としています。

DM 8012 \880
ボッテジーニ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.2-1
弦楽四重奏曲 嬰へ単調 Op.3-2
弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.4-3
エリーザ四重奏団
ドゥッチョ・ベルッフィ(Vn)
ガブリエーレ・ベッル(Vn)
レオナルド・バルターリ(Va)
ジョヴァンニ・リッピ(Vc)
録音:1996年9月、ピストイア
旧S 2006。19世紀のヴィルトゥオーソ・コントラバス奏者として知られるジョ
ヴァンニ・ボッテジーニ(1821-1889)は、作曲家、指揮者としても活躍した
人です。しかしその作品の録音は、圧倒的にコントラバス曲ばかり。このCD
は、作曲家としてのボッテジーニを知るには貴重なものです。




<C major>
70 4304(Blu-ray) \5180
70 4208(DVD-Video) \3500
ドニゼッティ:「マリア・ストゥアルダ」
フィオレンツァ・チェドリンス(S マリア・ストゥアルダ)
ソーニャ・ガナッシ(Ms エリザベッタ)
ホセ・ブロス(T ロベルト)
ミルコ・パラッツィ(Bs ジョルジョ・タルボ)
マルコ・カリア(Br グリエルモ・チェチル)
ペルヴィン・チャカール(S アンナ・ケネディ)
ファブリツィオ・マリア・カルミナーティ(指)
フェニーチェ劇場管弦楽団,合唱団
演出、装置、衣装、証明:デニス・クリーフ
収録:2009年4月,ヴェネツィア
ドニゼッティのオペラの中でも近年非常に人気の高い「マリア・ストゥアル
ダ」に新たな映像が登場。悲運のスコットランド女王マリア・ストゥアルダ
(=メアリー・チューダー)には、ヴェルディを得意としてきたフィオレン
ツァ・チェドリンスが初挑戦、貫禄を見せつけています。英国女王エリザベ
ッタには、この役を得意とするソーニャ・ガナッシ。両女王の激突は見もの
です。レスター伯ロベルトには、ドニゼッティ・テノールとして高い評価を
得ているホセ・ブロス。そして脇役ながら存在感の求められるタルボには、
イタリアの若きバス、ミルコ・パラッツィと、非常に充実したキャストが
揃っています。指揮は、ベルガモ・ドニゼッティ歌劇場で数々のドニゼッ
ティを指揮し、来日公演でも評判の良かったファブリツィオ・マリア・カル
ミナーティ。デニス・クリーフは、庭園風のラビリンスを舞台に張り巡らせ
ることで、両女王の絡まった運命を暗示しています。HD収録の鮮明な画像は、
ことにBly-Rayディスクでは威力絶大です。




<FIRST HAND RECORDS>
FHR 09 \1680
「ジョナサン・マイヤー / “アウト・オブ・ジャンル”」
・J.S.バッハ:ソナタ第1番ト短調BWV.1001-アダージョ
・マイヤー:Rag Jiddhu
・マイヤー:String of Pearls
・マイヤー / ホィーラー:Joning
・J.S.バッハ:ガヴォットとロンド(パルティータ第3番ホ長調BWV.1006より)
・ウィストレート:Abida
・マイヤー:Whole Again
・J.S.バッハ:
プレリュード第2番ハ短調(平均律クラヴィーア曲集第1巻BWV.847より)
・マイヤー:Capo-Lo
・マイヤー:When it Rains
ジョナサン・マイヤー
(シタール、ピグミー・シタール、エレクトリック・シタール、タンプーラ、
ギター、チター、ピアノ、フェンダー・ローズ)
ケニー・ホィーラー(トランペット、フリューゲル・ホルン) 
ベルナール・ウィストレート(フルート、バス・フルート)
ミテル・プホリト(タブラ) アンディ・ブラット(ドラムス)
有名なシタール奏者ジョナサン・マイヤーのデビュー・アルバム。アルバム
・タイトルが示すように、ワールド、ジャズ、クラシックといったジャンル
の垣根を飛び越えた内容は、マイヤー自作のナンバーのほか、シタール用に
初アレンジしたJ.S.バッハのナンバーを収めているのがユニーク。民俗楽器
シタールのエキゾチックな音色を通して、J.S.バッハの普遍的な音楽世界に
思いを馳せるひとときも一興といえるでしょう。
また、ここでは“ジャズ・トランペット界の大御所”ケニー・ホィーラーが
ゲスト参加しているのも話題性十分。
曲に応じて使用楽器を選択するマイヤーは、本作で新開発の“ピグミー・シ
タール”を初めて使用しています。
名門アビー・ロード・スタジオのマスタリングで音質もすぐれており、オー
ディオ・ファンにもおすすめです。



<EUROARTS>
20 50448(DVD-Video) \2900
・ヴェーバー:「オベロン」序曲
・ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.77
・J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調BWV.1001よりプレスト
(アンコール)
・ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ハ長調Op.72-7(アンコール)
ヒラリー・ハーン(Vn)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)
収録:2000年11月26日東京、サントリー・ホール(ライヴ)
マリス・ヤンソンスがベルリン・フィルを率いて、2000年に東京のサントリ
ー・ホールでおこなった公演の模様を収めた映像作品がリリースされます。
ドヴォルザークの第8交響曲といえば、ヤンソンスは1992年にオスロ・フィル
とセッション録音、2007 & 2008年にロイヤル・コンセルトヘボウ管とライヴ
録音をすでに発表しているように、ヤンソンスがたいへん得意としているレ
パートリーとして知られますが、これは別格。オケがベルリン・フィルとい
うことももちろんですが、当夜のヤンソンスが絶好調で、詰め掛けた日本の
聴衆の度肝を抜いたことはいまでも語り草となっているほどです。とにかく
両端楽章における心臓が破裂しそうなテンションの高さでは随一の内容とい
えるでしょう。
当夜のカップリングには、いまをときめくハーンをヴァイオリン独奏に迎えて
のショスタコーヴィチの協奏曲という聴きものが用意されています。
ここでハーンがあざやかなテクニックと研ぎ澄まされた緊張感を持って、この
複雑な難曲に鋭く切り込んでゆくさまは、ことのほか壮絶。ハーンはこののち
の2002年にヤノフスキ&オスロ・フィルと同曲をセッション録音していますが、
ハーンの実演に接した方ならお解りのように、舞台映えする恐るべき存在感
はやはり動く画像があると格別といえるでしょう。




<IDEALEAUDIENCE>
30 58128(DVD-Video) \2900
字幕(ドキュメンタリー):
英、独、仏、日本語
ドキュメンタリー:スティーヴ・ライヒ/フェイズ・トゥ・フェイス
1. Is this Steve Reich?
2. Berio was a very nice man.
3. イッツ・ゴナ・レイン
4. ピアノ・フェイズ
5. ドラミング
6. テヒリーム
7. ディファレント・トレインズ
8. ザ・ケイヴ
ボーナス
・Talks in Tokyo with Steve Reich(18mm)
・A Brief History of Music by Steve Reich(9mm)
監督:エリック・ダルモン、フランク・マレット
ミニマル音楽のカリスマ、スティーヴ・ライヒ。クラシック・ファンだけで
はなく、他ジャンルのアーティストなどからも熱く支持されているライヒの
音楽には、確固たる信念と方向性があり、音楽の純粋な美しさを見出すこと
ができます。
「フェイズ・トゥ・フェイス」と題されたこのDVDには、2007年ル・アーヴル
で行われた音楽祭にはじまり、2008年ローマでのライヴ、11年ぶりの来日公
演でチケット完売した2008年東京オペラシティでのコンサート、2009年ニュ
ーヨーク、そして新作「2×5」を世界初演した2009年7月のマンチェスター・
インターナショナル・フェスティバルとライヒの世界ツアーに密着し、その
独特な音楽性に迫っています。
また2009年には「ダブル・セクステット」がピューリッツァー賞音楽部門を
受賞。電話で受賞の知らせを受けるライヒの姿や、師ベリオはもちろん、
バッハやストラヴィンスキーをはじめ、10代の頃に影響を受けたマイルス・
デイビスやジョン・コルトレーンについて語る映像も収められています。
ボーナス映像として、東京で行われたトーク・セッションの模様などが収録
されています。



<harmonia mundi>
=ルソン・パティキュリエ=
1987年から1991年にかけて、フランスの放送局La Sept(Arteの前身)が12回
にわたって放映した音楽番組「ルソン・パティキュリエ(個人レッスン)」。
レッスン番組といっても、レッスン風景の収録にとどまることなく、講師の
インタビュー映像やドキュメンタリー的要素も含んでおり、興味深い映像が
満載。またレッスンする作品にふさわしい場(コンセルヴァトワールの教会
やメディチ家の邸宅など)を選択しているなど、凝った作りで見ものです。
どれも20年ほど前の映像ですが、画質に不満はありません。これは貴重、
見る価値アリ!第1弾6タイトル、ロス、ロリオ、ビルスマ、ヤーコプス、
アルトー、バウマンのご案内です。

HMD 9909031(DVD-Video) \2450
字幕:英・独
スコット・ロス(チェンバロ)-プライベート・レッスン【
監督:ジャック・ルナール】
(1)バッハ:半音階的幻想曲とフーガ BWV 903より、フーガ
/生徒:ニコラウ・デ・フィゲイレド
(2)クープラン:神秘的なバリケード/生徒:アレッサンドロ・デ・マルキ
(3)バッハ:パルティータ BWV 825/生徒:ニコラウ・デ・フィゲイレド
(4)ラモー:ヴェジネ-「コンセールによるクラヴサン曲集」
第1コンセールより/スコット・ロスによる独奏
放送:1989年
難病のため夭折した天才、スコット・ロス(1951-1989年)の貴重な映像。ロス
はD.スカルラッティの全鍵盤作品などを録音するという大いなる遺産を私た
ちにのこしてくれています。この映像で彼が語る姿を見ていると、その言葉
の1つ1つがシンプルながら重要で本質を突いたもの。この番組は1989年に放
映されたため、このロスの姿はまさに最晩年。明らかに体調は悪そうですが、
仙人のような、神がかった超越した空気をまとっています。
若き日のフィゲイレド、また指揮者としてヨーロッパで活躍しているアレッ
サンドロ・デ・マルキが生徒として登場。
クープランのクラヴサン奏法のおかげで、付点のリズムは三連リズムで捉え
ることなどを知ることができるが、果たして書かれていないことで当時暗黙
の了解だったこともあるのではないか、ということを語る姿は学者のよう。
また、フォルテで弾きたい時には音をひきずるようにして楽器の中で様々な
倍音を発生させることでより大きく聴こえる効果など、きわめてシンプルか
つ重要なことを丹念に見本を示しながら教えている姿が印象的。物静かで言
葉も少ないですが、一言一言が魂に響くようなレッスンです。

HMD 9909032(DVD-Video) \2450
字幕:英・独
イヴォンヌ・ロリオ(ピアノ)-プライベート・レッスン
【監督:フランソワ・マンソー】
(1)メシアン:そのかたによりて、すべては成された
(幼子イエスに注ぐ20のまなざしより)/生徒:ニコラ・アンゲリッシュ
(2)鳥の話(メシアンとロリオの対談、インタビュー、ドキュメンタリー映像)
(3)ベートーヴェン:テンペストから終楽章/生徒:五月女慧
(4)ロジェ・ムラロとロリオの対談(音楽院の授業の思い出など)
(5)モーツァルト:2台ピアノのためのソナタ K.448より
/生徒:金子陽子、安田正昭
(6)メシアン:復活(天と地の歌より)/イヴォンヌ・ロリオ独奏
(7)メシアン:ノエル
放送:1991年
イヴォンヌ・ロリオによるレッスン。14歳でベートーヴェンのソナタ全曲を
弾きこなしていたという天才ピアニスト、ロリオ。後に彼女と結婚したメシ
アンは「鳥のカタログ」と「イエスに注ぐ20のまなざし」という20世紀以降
の作品を語る上ではずせない重要な作品をロリオのために書きました。作品
を生んだいわば両親のあたたかくも鋭い視線の前で難曲を鮮やかに弾きまく
るのは、当時19才のアンゲリッシュ。一瞬ブレハッチかと思ってしまうよう
な青年です。ここに映っているメシアンは、亡くなる1年前ながら恰幅良くオ
シャレなのも印象的。44年に書いたんだから45年に君は初演したはずだよ。
などと軽く言い合う二人の姿はほほえましいですが、その場に居合わせたア
ンゲリッシュはドキドキしながら見ていただろうと思います。
他にも、テンペストの終楽章のレッスン(五月女慧)では終楽章の入り方を前
音楽章との融合を考えながら設定すべきという示唆に富んだ助言を繰り出し、
ロジェ・ミュラロとの対談では音楽院での授業についてつれづれなるままに
思い出を語り合っています。ミュラロの異才を放つ風貌も必見。金子陽子と
安田正昭のデュオのレッスンでは、緩徐楽章のテンポの取り方、伴奏系の書
き方で音楽のスピード感がかわることを考えなければならない、ということ
などを演奏をまじえながらわかりやすく語っています。
天才ピアニスト、ロリオは教えるのもまた天才的であることを十分に感じる
ことのできる内容となっています。ロリオが教会の中で「復活」を演奏して
いる最中に教会の鐘が鳴ってしまうと、鐘の倍音に合わせてロリオがピアノ
をそっと鳴らす素敵なシーンがあります。また、ロリオがピアノを弾いてい
るときのメシアンのなんともいえない表情が印象的です。

HMD 9909035(DVD-Video) \2450
字幕:仏・独・英
アンナー・ビルスマ(チェロ)-プライベート・レッスン
【監督:フランソワ・マンソー】
(1)フランショーム:エチュードop.35-11(ロデヴィク・シュパンヤード)
(2)ドメニコ・ガブリエリ:カンツォーネ(生徒:ルシア・スヴァルツ)
(3)Henri Pousseur:La ligne des toits(生徒:ヨブ・テル・ハール)
(4)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 BWV 1011よりプレリュード
(生徒:ルシア・スヴァルツ)
(5)インタビュー(聞き手:オリヴィエ・ベルナジェール)
(6)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV 1007よりプレリュード
(ビルスマ自身によるソロ)
放送:1989年
アンナー・ビルスマ(1934年ハーグ生まれ)。そのあたたかな人柄、そしてバ
ロックから現代音楽まで、様々なスタイルの奏法をもちいて演奏することが
できる貴重なチェロ奏者です。1962年から68年までロイヤル・コンセルトヘ
ボウ管弦楽団の首席チェロ奏者をつとめ、ブリュッヘン、レオンハルトらと
ともに70年代のオランダ古楽運動の原動力となりました。
DVDは、自宅と思われる場所で、息子と思しき子供と二重奏をしているという
ほほえましいシーンから始まります。レッスン会場である教会へさっそうと
自転車で乗り付けるビルスマなど、CDでは決して見ることのできない表情を
知ることができます。

HMD 9909030(DVD-Video) \2450
字幕:仏・英・独
ルネ・ヤーコプス(カウンターテナー)-プライベート・レッスン
【監督:クロード・ムリエラ】
(1)ヘンデル:Alla sua gabbia d’oro(生徒:マリア・クリスティーナ・キール)
(2)ヘンデル:Quanto dolci(フラーヴィオより)(生徒:スザンヌ・リデーン)
(3)ヘンデル:Mi palpita il cor(生徒:マリア・クリスティーナ・キール)
(4)ヘンデル:Mi palpita il cor
(ヤーコプス自身による歌唱)&イヴォン・ルペラン(チェンバロ)、
ロエル・ディールティエンス(チェロ)、マルク・アンタイ(フルート)
放送:1987年
今やハルモニアムンディのトップアーティストであるルネ・ヤーコプス。現
在は指揮者としての活動が主ですが、もともとは名カウンターテナー歌手で
した。これは、1987年、シリーズの初回として放映されました。
細かいメリスマ音型の難しい箇所でも容赦なく「マルカートに」「レガート
に」「トランペットのように」などと指示をとばすヤーコプス。言葉のもつ
意味に関してもつぶさに考察をしています。自身がチェンバロを見事に操り
ながらレッスンをする様は、現在指揮者として、そしてオペラ指揮者として
もゆるぎない評価を得ているヤーコプスの厳格なる指導的芸術家としての片
鱗を見せています。

HMD 9909034(DVD-Video) \2450
字幕:英・独
ピエール・イヴ・アルトー(フルート)-プライベート・レッスン
【監督:ロジェ・カアネ】
(1)ドビュッシー:シランクス/生徒:ヴェロニク・ローラン
(2)平 義久(1937 - 2005年):シンクロニー
/生徒:エマニュエル・パユ、クララ・ノヴァコヴァー
(3)平 義久:Maya(ジャン=イヴ・アルトー自身のソロ)
(4)ファーニホー:カッサンドラの夢の歌
/生徒:エマニュエル・パユ、クララ・ノヴァコヴァー
(6)ファーニホー:Unity Capsule(アルトー自身のソロ)
放送:1988年
0794881 986699
アルトーは、現在でもたびたび来日しマスタークラスを展開している人気者。
特に現代音楽シーンにおいても極めて大きな存在のアルトー。現代における
フルート音楽の発展に多大なる貢献をしており、彼のおかげで重音奏法や循
環呼吸、アタック技法など様々な新しい奏法が生み出されました。またアル
トーはこれらの奏法を体系的にまとめた本も書いています。まさに現代フル
ート界の最重鎮です。

HMD 9909033(DVD-Video) \2450
ヘルマン・バウマン(ホルン)-プライベート・レッスン
【監督:ハインツ・ペーター・シュヴェルフェル】
(1)シューマン:アダージョとアレグロ op.70-
 バウマンによる演奏+生徒:カエターノ・グラノドス=コネホへのレッスン
(ルドガー・マックスザイン(P)
(2)ベートーヴェン:ソナタop.17-アンゲラ・エームケへのレッスン
(ルーシー・サンソン(P))
(3)ベートーヴェン:フィデリオ序曲(一部)-エックハルト・シャール、
エームケ、グラノドス=コネホ
(4)ハンス・ゲオルク・プフリューゲル:
インペート-パウル・ファン・ゼルムへのレッスン
(5)モーツァルト:ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 K417
-エッセン・フォルクヴァング室内交響楽団
放送:1990年
ヘルマン・バウマンは1934年にハンブルクに生まれたホルン奏者。声楽やジャ
ズ・ドラムを学び、17歳(18歳近かった)でホルンを始めます。ハンブルク音
楽院でフリッツ・フートに指示、1964年にミュンヘン国際音楽コンクールで
優勝したのを期に一気に活動の幅が広がりました。あらゆるタイプの楽器を
も吹きこなし、バロックから現代、ジャズに至るまで自在に演奏し、リゲティ
からも曲をささげられた、まさに最高峰の天才ホルン奏者です。




<ACCENT>
ACC 24244 2枚組 \3780
ゼレンカ:
死者のための聖務曲集ZWV 47(1733)、レクイエム ニ長調ZWV46(1733)
コレギウム・ヴォカーレ1704  コレギウム1704 ヴァーツラフ・ルクス(指)
録音:2010年6月6-11日プラハ
プラハのバロック・アンサンブル、コレギウム1704によるゼレンカ。今回収
録された2曲「死者のための聖務曲集」と「レクイエムZWV46」はアウグスト
1世(ザクセン選帝侯)の葬儀のために作曲された作品。アウグスト1世は驚異
的な怪力の持ち主であったことから強健王と呼ばれていました。芸術にも力
を入れ、ヨーロッパ中から芸術家や芸術作品を宮廷に集めていました。死者
のための聖務曲集ZWV 47の招詞には詩篇第95篇が使われています。詩篇第95
篇では「礼拝」とは何かということを教え、すべての権威と権力をもった王
に対して拝み、歌で持って王を賛美するといった内容にドラマティックで荘
厳な音楽をつけています。
レクイエムZWV45は葬儀のための音楽という理由だけではなく、亡くなった
アウグスト1世への悲しみとレザレクション(復活)と次期王即位に対する喜
びと敬意を表した、相対する2つの感情が交差した、ゼレンカの巧みな音楽
表現を駆使した作品です。

ACC 24234 \2300
エール・ド・クール-フランス宮廷歌曲集
ミシェル・ランベール(1610-1696):
憩いよ、木陰よ、そして静けさよ/愛する人の影/僕の愛する羊飼い娘は貞淑
で優しい/シルヴィ、あなたは何をしているの/春の甘美な魅力 他
ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):
シンフォニー、ガヴォット、メヌエット、シャコンヌ 他
ムジカ・ファヴォラ
【ステファン・ヴァン・ダイク(T & 指)、寺神戸亮(Vn)、
ミリアム・ヘーフェース(Vn)、アリーヌ・ジルベライヒャ(Cemb)、
上村かおり(Gamb)、ベンジャミン・ペロ(G)】
録音:2010年2月フェルネルモン教会、ベルギー
16世紀から17世紀のフランスで流行した宮廷歌曲エール・ド・クールの代表
的な作曲家の一人ミシェル・ランベール。旋律、低旋律、和声、拍子とリズ
ムを情熱的な歌唱を引き出すために効果的に使用した作品です。ここではジャ
ン=バティスト・リュリの作品を含めたCDとなっております。リュリはラン
ベールの娘と結婚、ルイ14世の寵愛を受け宮廷楽長を務めていました。
ステファン・ヴァン・ダイク率いる古楽アンサンブル、ムジカ・ファヴォラ
は2008年に創設されました。名前の由来は、モンテヴルディの音楽による物
語favola in musica”と名打った傑作オペラ「オルフェオ」。現代の古楽界
を牽引するメンバーが集まり、日本からは寺神戸亮、上村かおりが参加して
います。ムジカ・ファヴォラは最新の音楽知識を盛り込み、ルイ14世の時代
の音楽サロンを忠実に再現しています。

ACC 24231 \2300
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー(1580-1651):
 シンフォニア第1番、ベツレヘムの牧人、ナターレ(クリスマス)、
万歳幸せな時代、キリスト降誕を取り囲む天使たち
ジョヴァンニ・ロレンツォ・バルダーノ(1576-1660):
パッソ・エ・メッツォのガリアルダ
エコー・ドュ・ダニューブ
コンスタンツェ・バッケス(S)岡村知由紀(S)フランツ・ヴィッツム(A)
クレマンティーヌ・ジェスディンスキー(S)
クリスティアン・ディーツ(T)マルクス・フライク(B)
録音:2009年8月12-15日メラヒントン教会、ドイツ
カプスベルガーは、イタリアに移住したドイツの作曲家。リュート、キタロ
ーネの名手であり、「ドイツの貴人」としてローマで名を馳せていました。
カプスベルガーの声楽曲は彼の作品には珍しい多様な形式が特徴です。1630
年に「ベツレヘムの牧人」を出版。この作品はジュリオ・ロスピリオージ
(後の教皇クレメンス9世)の台本に様々な続唱のレチラティーヴォと豪華な
合唱で作られています。「ベツレヘムの牧人」の初演は12月24日晩祷後、ア
ヴィニヨンの教皇宮殿の晩餐会で行われ、ローマ教皇へ捧げられた歌詞は、
当時のウルバヌス7世が演奏によって彼自身の存在感を表したものとなりまし
た。エコー・ドュ・ダニューブは2003年にヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のクリ
スチャン・ツィンケが設立。アンサンブル名はヴィオラ・ダ・ガンバのヴィ
ルツォオーゾであったヨハン・シェンクが1709年に出版したソナタ集の題名
からとったもの。





<ORFEO>
ORFEO 833111 \2450
R.シュトラウス:
アルプス交響曲op.64
録音:2010年1月28日、2月3日バーミンガム、
シンフォニー・ホール(デジタル・ライヴ)
楽劇「サロメ」op.54より7つのヴェールの踊り
録音:2010年11月10、11日バーミンガム、シンフォニー・ホール
(デジタル・ライヴ)
バーミンガム市交響楽団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
1978年、ラトヴィアのリガに生まれた若きマエストロ、アンドリス・ネルソン
ス率いる手兵バーミンガム市響による最新アルバムは、「英雄の生涯」&「ば
らの騎士」組曲(ORFEO803091)に次ぐ、シュトラウス。2010年におこなわれた
最新のライヴを収めたもので、「アルプス交響曲」と「サロメの踊り」を取り
上げています。
シュトラウスによる管弦楽の最後の大曲にふさわしく、華麗で精緻なオーケス
トレーションをきわめた「アルプス交響曲」といえば、先にネルソンスの師で
あるヤンソンスがやはり巧みでみごとな演奏を聴かせていましたが、ここでの
ネルソンスも作品への入れ込み方といい、リリースを重ねるごとにいっそうの
結びつきを強めているバーミンガムの面々からゆたかな表情を引き出し、じっ
くりとスケールゆたかな演奏を繰り広げています。
いっぽう、カップリングの「サロメの踊り」では、すでにオペラ指揮者として
もふんだんなキャリアをうかがわせるかのように、ネルソンスは狂気と戦慄と
官能美を描き切って、全曲への期待を抱かせる内容となっています。
ネルソンスは2010年秋に、ベルリン・フィルへのデビューを飾り、ウィーン・
フィル来日公演にも帯同したのに続いて、2011年4月には「東京のオペラの森
2011」でワーグナーの「ローエングリン」を指揮する予定で、今後ますます目
が離せない存在となるのは必至。来日も目前に控えたいま、その目覚ましい進境を伝える本作はまさにぜひとも聴いておきたい内容といえるでしょう。




<ALTUS>
NHK伝説の名番組 立体音楽堂シリーズ開始
国歌以外全て初ディスク化!
※立体音楽堂とは
NHK FMのステレオ本格放送は1965年からですが、本格放送前に画期的試みによ
る世界に類をみない驚くべき番組がございました。それが立体音楽堂でラジオ
の第1放送と第2放送を使いそれぞれ左右の片チャンネルのみを放送、2台ラジオ
を用意すればステレオ放送が楽しめるという試みでした。まさに技術のNHKの
驚くべき発想の名番組でした。

ALT 101 \2450
ステレオ
ライヴ
初CD化
ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
ルーセル:『バッカスとアリアーヌ』組曲第2番 作品43
ヘンデル:『水上の音楽』-アンダンテ、アラ・ホーンパイプ
シャルル・ミュンシュ(指揮)、ボストン交響楽団
録音:1960年5月5日、日比谷公会堂、ステレオ

ALT 102 \2450
ステレオ
ライヴ
初CD化
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調『運命』 作品67
ブラックウッド:交響曲第1番 作品3
ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より前奏曲、
      徒弟たちの踊り、名歌手の入場
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 作品20よりスケルツォ(管弦楽編曲版)
シャルル・ミュンシュ(指揮)、ボストン交響楽団
1960年5月22日、日比谷公会堂、ステレオ

ALT 100 \2450
ステレオ
ライヴ
初CD化
(1)君が代
(2)星条旗(米国国歌)
(3)ピストン:交響曲第6番
(4)バーバー:メディアの瞑想と復讐の踊り 作品23a
(5)ドビュッシー:交響詩『海』
(6)ベルリオーズ:『ラコッツィ行進曲』
シャルル・ミュンシュ(指揮)、ボストン交響楽団
録音:(1)(2)1960年5月4日、旧NHKホール
(3)1960年5月5日、(4)(5)(6)1960年5月29日、日比谷公会堂、ステレオ
ミュンシュといえば、パリ管デビューの幻想(ALT 182)が大変印象的ですが、手
兵ボストン管との当演奏も壮絶無比でストレート!本当に驚いてしまいます。
また得意の運命の迫力。ワーグナーのパワー全開の音響洪水など、ボストン響
黄金期の名人芸を堪能できます。また、当時ニュービート派の重要人物として
名を上げていたブラックウッドの交響曲は現代音楽に冷ややかな山崎浩太郎氏
をして必聴の名曲といわしめ、ピストンの6番も思わぬひろいものとのこと。
アメリカ政府の押した曲だけあり現代曲とは思えぬわかりやすさで楽しめます。





<TAHRA>
TAH 697 \2300
ヴィヴァルディ:
(1)グローリア RV589【録音:1960年11月18、19日ステレオ】
(2)四季【1958年6月2あるいは18日ステレオ】
ミミ・ケルツェ、イナ・ドレッセル(Sop)、ゾーニャ・ドラクスラー(A)、
ジュリアン・オレフスキー(Vn)、
ヘルマン・シェルヘン(指)
ウィーン国立歌劇場管
ウェストミンスター原盤。「グローリア」は今回が正式な初CD化。「四季」は
以前ビクターからリリースされていましたが今日入手困難となっていました。
ヴィヴァルディの「四季」は今でこそ人気曲ながら、最初に録音されたのは
1940年で、以前は学者のみ知る作品だったそう。それから10数年後にシェルヘ
ンは「四季」を含む「和声と創意の試み」全曲を録音しており、その見識には
恐れ入ります。
シェルヘンは「四季」の各曲を彼ならではの速いテンポと強烈なボルテージの
高さで推し進めます。鬼気迫る「冬」はまるで現代音楽ばりで、ヴィヴァル
ディの描写を一段推し進めているかのようです。異常でありながら恰幅の良い
堂々とした演奏で、これがヴィヴァルディ再発見初期に行われた録音とは驚異
的と申せましょう。





<dB Productions>
DBCD 133 \2300
アンドレア・タロッディ(1981-):アカシア(2009)
ユルヴァ・スクーグ(1963-):ピアノ・トリオ(2010)
ブリッタ・ビストレム(1977-):交響曲「Yellow」(2003)
The KMWトリオ
【アンネ=ゾフィー・クリンベルク(ピアノ)、アネット・マンハイマー
(ヴァイオリン)、サラ・ヴァイク(チェロ)】
録音:2010年6月14-16日、スウェーデン放送局 第2スタジオ、コペンハーゲン
スウェーデンが誇るレーベルdB Productionsより、実力派女性ピアノ・トリオ、
KMWの初アルバムが発売いたします。KMWとは、それぞれの名前の頭文字K・M・W
を意味します。ピアノ・トリオの作品と言えばハイドン、メンデルスゾーン、
ショスタコーヴィチなどで、もちろんこれらの曲は彼女たちの重要なレパート
リーですが、寧ろ現代音楽、珍しい曲、忘れられし名曲など、演奏される機会
の少ないレパートリーを積極的に取り入れ演奏活動しております。彼女たちが
デビュー・アルバムに選んだ作品はスウェーデンの女性作曲家に焦点を当てた
もので、スウェーデン・グラミーにノミネートしたY.スクーグ(DBCD 126)や
B.ビストレム(1977-)とA.タロッディ(1981-)といった新進気鋭の作曲者の作品
です。

DBCD 138 \2300
ミヨー:スカラムーシュ 作品165b(1937)
ヒンデミット:ソナタより第2楽章(1943)
パヴェル・ハース:組曲 作品17(1939)
エルヴィン・シュールホフ:ホット・ソナタ(1930)
エマン・バルツァー:スーシ(1937)
ヨハネス・ソネル(サクソフォン)
マグヌス・ショルド(ピアノ)
録音:2007年8月23,24日、2008年3月26日、SAMI スタジオA
サクソフォンの様々な曲を集めたCDはありますが、世界大戦中に作曲された曲
だけを集めたアルバムは珍しいではないでしょうか。この題名である「the
forbidden saxophone」にもあるようにこれらはナチス政権下の時代に曲の演奏
を制限されていた曲です。収録曲としてミヨーのスカラムーシュは付随音楽
「空とぶお医者さん」作品165aより改作(通常は2台ピアノ)や、大戦を避け1940
~1947年にアメリカに住んだヒンデミットのソナタ(1943)などがあげられます。
曲はどれも躍動感に満ちあふれ、時代背景を考えると寧ろ明るい曲という印象
です。演奏のソネルはロイヤル・ストックホルム・フィルとの共演など、スウェ
ーデンで活躍する30代のサクソフォン奏者で、表現力の豊かさには定評があり
ます。




<PHIL.HARMONIE>
PHIL 06007 \2080
J.S.バッハ:
パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
1. アルマンド-グリフィウス:Vanitas! Vanitatum Vanitas!
2. クーラント-グリフィウス:Wie ein Zerschmettert Schiff
3. サラバンド-グリフィウス:Abend
4. グリフィウス:Vanitas Mundi
5. ジグ-グリフィウス:
Ebenbild unseres Lenbens: Auf das gewoehnliche Koenigsspiel
6. グリフィウス:Letzte Rede eines Gelehrten aus seinem Grabe
7. シャコンヌ(朗読なし)
パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006
8. プレリュード-H.J.クリストッフェル・フォン・グリンメルシャウゼン:
Komm Trost der Nacht
9. クリスティアン・ホフマン・フォン・ホフマンスヴァルダウ:Die Wollust
10. ルール-フォン・ホフマンスヴァルダウ:
Belschreibung vollkommener Schoenheit
11. ガヴォット&ロンドー-フォン・ホフマンスヴァルダウ:
Ermahnung zur Vergnuegung
12. メヌエットI&II-パウル・フレミング:Wie er wolle gekuesst seyn
13. ブレー-作者不詳:Allegorisches Sonett
14. ジグ-フォン・ホフマンスヴァルダウ:An Lauretten
コリヤ・ブラッハー(ヴァイオリン/使用楽器:1730年製ストラディヴァリウス
「トリトン」/キミコ・パワーズ氏より貸与)
フランク・アーノルド(朗読)
録音:2009年11月25-26、12月9日/Studio P4(ベルリン)
ベルリン生まれのベルリン・フィル元コンサート・マスター・ブラッハーと、
朗読などで特に定評のある俳優、フランク・アーノルドによる、バッハとその
同時代のドイツの詩人たちの芸術の融合をみる1枚。アーノルドは、「バッハは
偉大な芸術家として歴史に名を残しているけれど、同じくらいに優れた同時代
のドイツの詩人たちの評価はあまりに低いと言わざるを得ない。ここでバッハ
の優れた音楽と、彼の同時代人の優れた詩の音読を同時に聴くことにより、両
方ともが素晴しく響く」と述べています。ブラッハーのヴァイオリンが素晴ら
しいことはいうまでもありません。シャコンヌでも直球勝負、泣きの表情も絶
妙に入っており、ズシリと響く名演です。




<ATMA CLASSIQUE>
ACD2 2647 \1850
フロラン・シュミット:交響詩「サロメの悲劇」 Op.50
フランク:交響曲ニ短調
メトロポリタン管弦楽団
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
録音:2010年7月ケベック
破竹の勢いの若手指揮者ヤニック・ネゼ=セガン。2008年にロッテルダム・
フィルの音楽監督、同じく2008年からロンドン・フィルの首席客演指揮者に
就任し、そして2012年からはデュトワの後にフィラデルフィア管の音楽監督
に就任することが決まっている、今最も注目されている指揮者の一人です。
ATAMAレーベルからの新譜は、2000年から芸術監督を務めるメトロポリタン管
とのフラロン・シュミットの代表作「サロメの悲劇」と、コンサートでも度々
取り上げているフランクの交響曲。
「サロメの悲劇」は、第1部の「序奏」から重厚でうねるような響きを持って
はじまり、続く「真珠の踊り」では切れ味よい迫力の演奏を繰り広げます。
第2部の「海上の誘惑」は蠢く幻想的な音楽を妖しく魅惑的に展開し、「稲妻
の踊り」、「恐怖の踊り」では狂気と官能的表現のもとに大迫力で演奏される
力のこもった熱演を聴かせてくれます。
フランク唯一の交響曲ニ短調。陰鬱とした重厚な響きの中にも、ネゼ=セガ
ンは優れた構成力を生かしニュアンス豊かに仕上げています。

ACD2 2642 \1850
フェット・ギャラント-雅なる宴
フォーレ:マンドリン、月の光、あけぼの、ひそやかに
ラヴェル:5つのギリシャ民謡
ドビュッシー:
 「雅なる宴」-声をひそめて、あやつり人形、月の光
 「ピリティスの歌」-パンの笛、髪、ナイアードの墓
プーランク:
 「メタモルフォーゼ」-かもめの女王、おまえの姿はこれだ、パガニーニ
 「アラゴンの詩による2つのメロディ」-セー、みやびやかな宴
オネゲル:6つの田園詩曲
ヴュイエルモーズ:フランス系カナダ人の歌
カリーナ・ゴヴァン(S) マルク=アンドレ・アムラン(P)
録音:1999年5月14-16日モントリオール
現代カナダを代表するソプラノ、カリーナ・ゴヴァンと超絶技巧で数々の難曲
を演奏してきたピアニスト、マルク=アンドレ・アムランによるフランス歌曲
集。1999年にラジオ・カナダで収録されたこの音源は、ラジオ・カナダとATMA
クラシックの共同制作によってCD発売が実現しました。ここには1869年に出版
されたヴェルレーヌの詩集「雅なる宴(フェット・ギャラント)」に、インスピ
レーションを得たドビュッシーやフォーレの歌曲が収録されています。カリー
ナ・ゴヴァンの多彩な声、言葉の美しさ、独特のニュアンスはフランス歌曲の
録音の頂点の一角をなす1枚と言えるでしょう。





<GLYNDBOURNE>
GFOCD 010 3枚組 \5150
R.シュトラウス:「バラの騎士」
モンセラート・カバリエ(S 元帥夫人)
テレサ・ツィリス=ガラ(Ms オクタヴィアン)
エディト・マティス(S ゾフィー)
オットー・エーデルマン(Bs オックス男爵)
ジョン・モデノス(Br ファーニナル)
アンジェラ・ジェンキンス(S マリアンネ)
デイヴィッド・ヒューズ(T ヴァルツァッキ)
アンナ・レイノルズ(Ms アンニーナ)
ジョン・アンドルー(T 歌手)ほか
ジョン・プリッチャード(指)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、グラインドボーン合唱団
録音:1965年5月30日、グラインドボーン
グラインドボーン歌劇場の歴史的録音のシリーズ、新刊は1965年の「バラの騎
士」です。驚くべきことに、元帥夫人は大プリマドンナ、カバリエ!実はこれ
は意外でも何でもなく、カバリエは若い頃、スイスのバーゼル、さらにブレー
メンの歌劇場に所属していて、バーゼル時代にはサロメも歌っています。この
前月に伝説的なドニゼッティ「ルクレツィア・ボルジア」の復活上演を成功に
導き、一気にイタリアオペラのプリマドンナとして注目を浴びますが、この頃
はまだドイツオペラを頻繁に歌っていました。32歳のカバリエは、歴代の元帥
夫人で声の美しさでは一二を争うほど。他のキャストがまた凄い。ゾフィーに
は、27歳のマティス。ベルリン・ドイツオペラ来日公演のケルビーノが話題と
なった2年後のことです。オクタヴィアンは、ポーランドの美声メッゾ、ツィ
リス=ガラ。彼女も30歳という若さ。3役を50歳前後のベテラン歌手が占める
ことも少なくない「バラの騎士」で、この若い歌手による上演はとても魅力
的。その上で、オックス男爵を「極めつけ」のエーデルマンが実に達者に演じ
歌っています。英国が誇る名オペラ指揮者、プリッチャードの指揮も見事に
ツボを突いたもの。音の状態も比較的良好。かつて抜粋が一度海賊LPになった
ことがあるだけで、全曲はこれが初出。素晴らしい上演を蔵出し音源でお楽し
みください!

GFOCD 011 2枚組 \3780
ブリテン:「ねじの回転」
ウィリアム・バードン(T プロローグ,ピーター・クイント)
カミラ・ティリング(S 家庭教師)
ジョアンナ・ソンジ(S フローラ)
クリストファー・スラッディン(Boy S マイルズ)
アン=マリー・オーウェンズ(Ms グローズ夫人)
エンマ・ベル(S ジェッセル嬢)
エドワード・ガーディナー(指)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2007年8月、グラインドボーン
グラインドボーン歌劇場で2007年に上演されたブリテンの「ねじの回転」の
ライヴ録音。ブリテンは室内オペラを好んで取り上げましたが、中でも傑作
が「ねじの回転」。ヘンリー・ジェイムズの同名の原作そのものが、人間の
心理の内面を掘り下げた傑作と知られており、ブリテンはそこから素晴らし
いオペラを生み出しています。この上演では、主人公である家庭教師に、今
や大人気のスウェーデンのソプラノ、カミラ・ティリングを起用。鍵となる
ピーター・クイントには、米国出身で広いレパートリーで活躍するウィリア
ム・バードン。またジェッセル嬢に、バロック音楽で活躍するエンマ・ベル。
実は彼女はシュトラウス以降の近代音楽も得意にしています。エドワード・
ガーディナーは、1974年、英国のグロスター生まれの指揮者。2004年から2007
年まで、グラインドボーン歌劇場のツアーの音楽監督、2007年からイングリッ
シュ・ナショナル・オペラの音楽監督を務め、さらに2011年9月からはバーミ
ンガム市交響楽団の首席客演指揮者に就任予定。今注目されている若手です。




<naive>
3770001901114 \2280
(1)虹の彼方に(オズの魔法使い)-カリーヌ・デエ
(2)チーク・トゥ・チーク(トップ・ハット)-エミリー・ロワゾー
(3)シェルブールの雨傘-カリーヌ・デエ、セバスエィアン・ドゥロア
(4)踊り明かそう(マイ・フェア・レディ)-カリーヌ・デエ
(5)そんなことはどうでもいいさ(ポーギーとベス)
-ローズマリー・スタンドリー
(6)メモリー(キャッツ)-サンドリーヌ・ピオー
(7)マクサンスの歌(ロシュフォールの恋人たち)
-カリーヌ・デエ、アルビン・ドゥ・ラ・シモーネ
(8)虹の彼方に(オズの魔法使い)
-ラファエル・アンベール(Sax)、ヨハン・ファルジョ
(9)クレイジー・ワールド(ビクター/ビクトリア)
-イサベル・ジョルジュ、ラヴァエル・アンベール、ヨハン・ファルジョ
(10)グッド・モーニング(雨に唄えば)
-マガリ・レジェ、カリーヌ・デエ、アラン・ブエ
(11)マリア(ウェストサイド物語)-カリーヌ・デエ
(12)夢やぶれて(レ・ミゼラブル)
-カロル・ブッファによるインプロヴィゼーション
(13)ワン・ハンド、ワン・ハート(ウェストサイド物語)
-カリーヌ・デエ、ヨハン・ファルジョ、コトラスト合唱団
(14)すべての山にのぼれ(サウンド・オブ・ミュージック)
-サンドリーヌ・ピオー、カリーヌ・デエ
(15)ベス、お前は俺のもの(ポーギーとベス)
-マガリ・レジェ、アラン・ブエ
(16)モノポリス(スターマニア)-カリーヌ・デエ、セバスティアン・グエズ
(17)アイ・ガット・リズム(パリのアメリカ人)-ラファエル・アンベール
(18)ストーン(スターマニア)-カリーヌ・デエ、セバスティアン・ドゥロワ
(19)ラ・ボエーム-アンサンブル・コントラスト
アンサンブル・コントラスト
【アルノー・トレット(Vla)、ヨハン・ファルジョ(Pf)、
ピエール・フォシュンエル(Vn)、アントワーヌ・ピエルロ(Vc)】
録音:2010年7月
超豪華演奏者陣によるミュージカルの名曲集!アンサンブル・コントラストは
クラシックの演奏家たちによって構成され、ジャンルの垣根を越えて魅力的な
アンサンブルを聴かせてくれる彼らの新譜は、様々な豪華ソリストをゲストに
迎え、ミュージカルの名曲をずらりと並べたアルバム。吉田秀和氏も絶賛した
ピオーとデエによる「すべての山にのぼれ」は、映画の名シーンよりもより
神々しく厳かに響き、それでいてしゃれたアレンジも施されており感動的で
す。ピオーの澄んだ歌声の魅力は言うまでもありませんが、オペラを中心に
活躍するデエのまっすぐな声も非常に楽しめます。バッハ/コルトレーンな
どのアルバムでも新境地を示したジャズ・サックス奏者アンベールによるアイ
・ガット・リズムなどは洒脱の極み。これがサックスの音かと思わずにはいら
れない明るさと軽やかさ。エスプリに満ちたna?veレーベルならではの贅沢な
1枚です。




<Aurora>
ACD 5059(CD+DVD) \4550
A Migrant in the New-新天地の渡り鳥
[CD]
シェル・トゥーレ・インネルヴィーク(1974-):I-IV
ダーヴィド・ブラトリ(1972-):Microwaves
ペーテル・トルンクヴィスト(1963-):Q/Carving
ラグンヒル・ベシュタード(1956-):Respicio
イーヴァー・フロウンベア(1950-):Waves and velocities of dawn and dusk
[DVD]
ラヴァシル・ヌールルム アーティスティック・ポートレート
『新天地の渡り鳥』
ロルフ・ヴァリーン(1957-):Scratch
エーリク・デーリン(1976-):Head On
ジェイムズ・ウッド(1953-):Elanga N'Kake singing to his craft [excerpt]
シェル・トゥーレ・インネルヴィーク(NIME instruments)
録音:2009年-2010年 ノルウェー音楽アカデミー、リンデマンホール(オスロ)
制作:マッツ・クレーソン、シェル・トゥーレ・インネルヴィーク 
録音&ミクシング:マッツ・クレーソン
ノルウェーの打楽器奏者シェル・トゥーレ・インネルヴィーク。このアルバム
「新天地の渡り鳥」で NIME(New Interfaces for Musical Expression)(音楽
表現と芸術公演のための新しいテクノロジー研究の国際会議)のために考案し
た「四分音マリンバ、打楽器、風船、その他、打ったり撫でたりすることで
演奏目的に使う部材」を含む NIME instruments を演奏し、音の新しい風景
に挑みます。ノルウェー、デンマーク、イギリスの作曲家らがインネルヴィー
クのために書いた作品を共同制作し、録音とミクシングも担当したのはストッ
クホルム生まれのマッツ・クレーソンです。彼は1990年からノルウェー音楽
アカデミーで准教授を務め、プロダクションや技術コンサルタントとしてさ
まざまな音楽現場で活躍しています。DVDに収録された『新天地の渡り鳥』は、
インネルヴィークの音楽を映像面から体験する目的で作られました。ノルウェ
ーの画家、写真家のラヴァシル・ノルドルムが起用され、NIME instruments
を演奏するインネルヴィークの姿をいろいろな角度から映像に捉えています。

ACD 5062 \2280
Call-Notes(地鳴き)  シュンネ・スコウエン(1950-):ポートレート
(1)Une Soir?e d'?t?...(ある夏の宵…)(ヴァイオリンソロのための)
(2)Hils Domitila!(やあドミティラ!)(ピアノのための)
(3)NATTSTYKKE(夜の小品)(管弦楽のための)
(4)Fair Play, Pocket Music for Percussion
(フェアプレー、打楽器のためのポケットミュージック)
(5)...‡ travers les paroles(「…言葉を通して」)
(6)catchme!(キャッチミー!)(チェロとピアノのための)
(7)O Vilhelm, Vilhelm(おおヴィルヘルム、ヴィルヘルム)
(弦楽四重奏+1 のための)
(8)Vent!(待って!)(ピアノのための)
(9)Scenes from Volven(バレエ「女予言者」の場面 )
(1)ゲイル・インゲ・ロツベルグ(Vn) (2)エレン・ウゲルヴィーク(P) 
(3)ノルウェー放送管弦楽団 クリスチャン・エッゲン(指揮)
(4)アンサンブルSISU ビョルン・スカンセン(打楽器) 
マリウス・ソービ(打楽器) トゥーマス・ニルソン(打楽器)
 アーリル・トルヴィーク(打楽器)
(5)ゲイル・インゲ・ロツベルグ(Vn) (6)エレン・ウゲルヴィーク(P) 
ヨハンネス・マッテンス(Vc)
(7)ルート・ヴィルヘルミーネ・マイエル(声) 
オスロ弦楽四重奏団  ゲイル・インゲ・ロツベルグ(Vn)
 リヴ・ヒルデ・クロック(Vn) アーレ・サンバッケン(Va) 
オイスタイン・ソンスタード(Vc)
(8)エレン・ウゲルヴィーク(P) (9)トゥーネ・クルーセ(A) 
ノルウェー放送管弦楽団 クリスチャン・エッゲン(指揮)
(1)録音:2005年1月10日リス教会(オスロ)(2)(4)(6)(8)
録音:2010年6月22日-23日ソフィエンベルグ教会(オスロ)
(3)録音:2009年11月16日ノルウェー放送(NRK)大スタジオ(オスロ)
(5)録音:2008年6月、9月ソフィエンベルグ教会(オスロ)(7)
録音:2010年1月23日ソフィエンベルグ教会(オスロ)
(9)録音:2010年6月7日ノルウェー放送(NRK)大スタジオ(オスロ)
ノルウェー国立オペラ・バレエが上演した1989年のバレエ《女予言者》で大成
功を収め、現代ノルウェーの文化を担う音楽家のひとりとして活躍するシュン
ネ・スコウエンの初めての "ポートレート・アルバム"。彼女の音楽は、われ
われの日常の生活や体験と密接な関わりをもち、その「親しい感覚」が聴き手
に何かを切実に語ります。静寂と休止と距離が随所に配置され、その奥からわ
れわれに呼びかけ、誘ってくる何か。マルグリット・デュラスの小説『青い
目、黒い髪』から曲名をとった、「マルグリット・Dによるヴァイオリンソロ
のための瞑想」の副題をもつ《"Une Soir?e d'?t?..."(「ある夏の宵…」)》
と、《"...‡ travers les paroles"(「…言葉を通して」)》以下の作品が、
打楽器アンサンブル SISU の演奏する3つの《Fair Play, Pocket Music for
Percussion(フェアプレー、打楽器のためのポケットミュージック)》を挟ん
で収録されています。北欧叙事詩『巫女の予言(Volusp?)』に基づく《女予言
者》からは、予言者とノルンたちが生と死の紐を編む、約15分の審判の場面
が選ばれました。




<helicon>
HEL 029638 \2080
・モーツァルト:交響曲第35番ニ長調KV.385「ハフナー」
・ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
録音: 2005年11月3-5日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)
名匠ブロムシュテットが2005年にイスラエル・フィルを指揮してドヴォルザー
クの第8交響曲をライヴ収録したアルバムは、この指揮者に関心のある方なら
すぐにピンとくる注目のプログラム。
ブロムシュテットといえば、首席指揮者(1975‐1985)を務めたシュターツカ
ペレ・ドレスデンと、1974年にドヴォルザークの第8番をセッション録音して
おり、伝統に培われた名門オケの深くゆたかな響きを最大限に活かした音楽
作りにはたいへん印象深いものがありました。モーツァルトについても、
1982年に第38番「プラハ」と第39番を、1981年に第40番と第41番をいずれも
セッションで録音していましたが、あいにく第35番「ハフナー」は録音され
なかったので、このたびのリリースには期待がかかります。
なお、このときのドヴォルザークについては、心ある音楽ファンの間で“ブ
ロムシュテットの最高傑作”との呼び声もあるほどの出来ばえをみせていた
のは有名な話です。
ドヴォルザークの第1楽章冒頭、チェロの歌い出しに始まり、ボヘミアの田園
風景を思わせるアダージョ、センチメンタルな第3楽章、そしてまたフィナー
レでのチェロのユニゾン、さらに、どこまでもエレガントな美に彩られたモー
ツァルト。2曲に共通して、極上の弦楽セクションを看板にするイスラエル・
フィルがもっとも真価を発揮する場面の連続であるというところ。
ブロムシュテットが揃えた内容は、まさにイスラエル・フィルの美質を極限
まで引き出す絶妙なプログラム構成といえるでしょう。

HEL 029644 \2080
・ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
 録音:2009年7月1日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)
・サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
 録音:1991年2月テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)
[アンコール]
・スカルラッティ:ソナタ ハ短調K11
・シューマン:アラベスク ハ長調Op.18
・ショパン:練習曲ハ短調Op.10-12「革命」
 録音:2009年7月1日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)
イエフィム・ブロンフマン(P)
ズービン・メータ(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
圧倒的なテクニックと並外れた詩情とを併せ持ち、現在、世界的に活躍する
イエフィム・ブロンフマンは、高い人気を誇るアメリカのヴィルトゥオーゾ
・ピアニスト。
1958年に旧ソ連のタシュケントに生まれたブロンフマンは、1973年イスラエ
ルに移住して、テルアビブ大学サムエル・ルービン音楽アカデミーの名教授
アリエ・ヴァルディに師事、さらに1976年のアメリカ移住後はジュリアード
音楽院に学び、ルドルフ・フィルクシュニー、レオン・フライシャー、ルド
ルフ・ゼルキンに師事しています。
名手たちの薫陶を授かり、天賦の才にさらなる磨きをかけたブロンフマンの
凄腕が、あますところなく捉えたこの協奏曲アルバムでは、まず何といって
も、ブラームスの第2協奏曲が一番の聴きものといえるでしょう。ブロンフ
マンがすでに実演ではさまざまな指揮者とひんぱんに取り上げているプログ
ラムだけあって、内容への期待度も十分です。
カップリングのサン=サーンスもまた、ブロンフマンが得意とする演目とし
て有名ですが、アンコールとして収録されたスカルラッティのソナタ共々、
1992年に収録されたザンデルリング&ベルリン・フィルとのライヴ映像作品
(20.57638)のなかで、完全に作品を自らのものとしていた姿は記憶にあたら
しいところです。
メータとはイスラエル時代にモントリオール響との協奏曲の共演で、ブロン
フマンが国際舞台へのデビューを果たして以来の間柄だけあって、息の合っ
たところをみせてくれるものとおもわれます。

HEL 029630 \2080
ブラームス:
交響曲第1番ハ短調Op.68
交響曲第3番ヘ長調Op.90
ズービン・メータ(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2009年10月13、14、16日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)
メータがイスラエル・フィルを指揮したブラームスの第1交響曲と第3交響曲
は、「ドイツ・レクィエム」(HEL029629)や、ブッフビンダーをソリストに迎
えた「ピアノ協奏曲第1番&第2番」(HEL029636)と、ほぼ同時期の2009年10月
にテルアビブでおこなわれた演奏をライヴ収録したものです。
ズービン・メータは当時30代後半だった1976年に、ウィーン・フィルとブラ
ームスの第1交響曲をセッション録音したのを皮切りに、1979年から1982年に
かけて、当時音楽監督を務めていたニューヨーク・フィルと交響曲全曲をセッ
ション録音、さらに1992年10月にイスラエル・フィルとも一挙に交響曲全曲
をセッション録音しています。また、イスラエル・フィルとは、1977年に第2
交響曲をライヴ録音、さらに同楽団が創設60周年を迎えた1996年にも、ガラ
・コンサートにおける第2交響曲のライヴ・レコーディングをおこなっていま
した。
このように、メータにとって第1、第3交響曲とも、イスラエル・フィルとは
17年ぶり2度目のレコーディングということになります。
メータは過去2度に亘り交響曲全集を完成させた実績からもブラームスをたい
へん得意にしているようで、また上記の通り、ここでの演奏はちょうどブラ
ームスを集中的に取り上げていた時期と重なり、レクィエムや協奏曲でも手
兵より申し分のない内容を引き出していたことを踏まえると、同様の充実ぶ
りを聴かせてくれるものとおもわれます。

<COLOSSEUM>
COL 9037.2 \1850
ニュルンベルク交響楽団 ライヴ・イン・ウィーン
スメタナ(1824-1884):オペラ「売られた花嫁」序曲
ドヴォルジャーク(1841-1904):
交響曲第4番ニ短調 Op.13/スラヴ舞曲第1番ハ長調 Op.46 No.1
ニュルンベルク交響楽団
アレグザンダー・シェリー(指揮)
録音:2010年11月11日、ウィーン、楽友協会ホール、ライヴ
2009/2010年シーズンから英国の俊英アレグザンダー・シェリー(1979年生まれ、
父はピアニストのハワード・シェリー)が首席指揮者を務めるニュルンベルク
交響楽団の最新ライヴ。





<ANDANTE PRODUCCIONES CULTURALES>
APC 1(1CD/1DVD) \2980
罰は忘れられ 歌謡と闘牛とサルスエラのパソドブレ
フェルナンド・モラレダ(1911-1985)/
マヌエル・モレノ・ブエンディア編曲:Luna de Espana(*/#)
マヌエル・フォント(1889-1936)/
ホセ・デ・エウセビオ編曲:La cruz de mayo(*/+)
マネエル・キロガ(1899-1988)/ホセ・デ・エウセビオ編曲:Trinia(*)
カルロス・カステリャノ(1904-2002)/
ホルヘ・ムニス編曲:La morena de mi copla(*)
ジュゼプ・マリア・タリダス(1908-1992)/
オラシオ・イスカト編曲:Islas Canarias(*)
マヌエル・フォント/ホセ・デ・エウセビオ編曲:Francisco Alegre(+)
マルティン・ドミンゴ(1889-1961)/
ホルヘ・ムニス編曲:Marcial, eres el mas grande(*/#)
ホセ・パディリャ(1889-1960)/ホルヘ・ムニス編曲:El relicario(*/+)
ラモン・ロチ(1849-1907)/
カルメロ・アロンソ・ベルナオラ(1929-2002):La gracia de Dios
ヘナロ・モンレアル(1894-1974)/ホセ・デ・エウセビオ編曲:Campanera(*)
マヌエル・モンレアル(1915-1992)/
ホセ・デ・エウセビオ編曲:Porque te quiero(*)
フランシスコ・アロンソ(1884-1948)/
マヌエル・モレノ・ブエンディア編曲:Las Corsarias(*/#)
アントニオ・アルバレス(1867-1903)/
カルメロ・アロンソ・ベルナオラ:Suspiros de Espana
マネエル・キロガ/オラシオ・イスカト編曲:!Ay, MariCruz!(*)
ダニエル・モントリオ(1904-1982)/オラシオ・イスカト編曲:Soy minero(*)
[ボーナス・トラック]
マネエル・キロガ/フェルミン・サラベリ編曲:!Ay, Mari Cruz(*/**)
ダニエル・モントリオ/オラシオ・イスカト編曲:Soy minero(*/**)
ホアキン・ピシャン(テノール(*))
マイカ・テバ(ソプラノ(+))
アンサンブル・アレグリ(合唱(#))
ノエリア・ロディレス(ピアノ(**))
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団(**以外)
ホセ・デ・エウセビオ(指揮(**以外))
録音:2009年9-10月、2010年9月、マラガ(スペイン)、カランケ・ホール
マドリード、プロドゥクシオン・ハウス・スタジオ
ヒホン(スペイン)、アルディリャ・スタジオ
CDとメイキング・シーンを収めたDVDのセットですが、恐縮ながらDVDは再生保
証外といたします。ハードカバー・ブック仕様。





<DELICIAS DISCOGRAFICAS>
DCD 110 \2080
オペラ、すべての感情 アリア集
ガーシュウィン(1898-1937):「ポーギーとベス」から サマータイム
プッチーニ(1858-1924):
「ジャンニ・スキッキ」から おお、私の大好きなお父さん
ミゲル・ニエト、ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):
「セビリャの理髪師」(サルスエラ)から 皆が私をべっぴんさんと呼ぶ
ドヴォルジャーク(1841-1904):「ルサルカ」から 月に寄せる歌
グノー(1818-1993):「ロミオとジュリエット」から 私は夢に生きたい
ヴェルディ(1813-1901):「椿姫」から 花から花へ
ドニゼッティ(1797-1848):「ドン・パスクアーレ」から 騎士はあの眼差しを
ベッリーニ(1801-1835):「ノルマ」から 清らかな女神よ
モーツァルト(1756-1791):「魔笛」から ああ、愛の喜びは露と消え
ヘンデル(1685-1759):「リナルド」から 涙の流れるままに
エストレリャ・クエリョ(ソプラノ)
マス・ケ・ボセス
メルチェ・モレノ(第1ヴァイオリン、指揮)
カロリナ・ガルシア(第2ヴァイオリン、ヴィオラ、編曲)
ヌリア・ガニェト(チェロ) タシアナ・ゴメス(フルート)
カルメン・ラナオ(オーボエ、イングリッシュホルン)
ベレン・ブラスケス(チェンバロ、ピアノ)
録音:サラゴサ市立視聴覚研究所(スペイン) 時期記載なし
エストレリャ・クエリョはサラゴサ大学を卒業し弁護士として働いて学費を貯
め、バルセロナのリセウ大劇場高等音楽院に入学したという異色の経歴を持つ
スペインのソプラノ。デビューは2009年。マス・ケ・ボセスはサラゴサのチッ
タ・ディ・ローマ音楽院内に創設された女性奏者による室内アンサンブル。





<AGLAE>
AMC 101 \2850
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.1 No.1
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調「大公」Op.97
ルートヴィヒ三重奏団
イム・ヒョソン(ピアノ) アベル・トマス(ヴァイオリン) 
アルナウ・トマス(チェロ)
録音:2010年2月、サンタ・クロマ・デ・グラマネト(スペイン、バルセロナ県)、
アウディトリ・カン・ロチ・イ・トゥレス
価格が高いのでご注意ください。





<FUNDACION ROGELIO GROBA>
VG 723-2010 2枚組 \3100
ロジェリオ(ロヘリオ)・グロバ(1930-)/
アルフレド・コンデ(1945-)台本:聖ヤコブ祭大カンタータ
マリア・オラン(ソプラノ)
マベル・ペレルステイン(メゾソプラノ)
アントニオ・オルドニェス(テノール)
ジョルジェ・シャミネ(バリトン)
アルフォンソ・エチェベリア(バス)
ロンドン・ヴォイシズ(合唱)
ロンドン交響楽団
ロジェリオ・グロバ(指揮)
録音:データ記載なし
キリスト教三大聖地の一つであるスペイン、ガリシア地方のサンティアゴ・デ
・コンポステラの聖ヤコブ大祭年(2010年)を記念する作品。全66ページのブッ
クレットにガリシア語(テキスト原語)、スペイン語、英語による解説と歌詞訳
を完備。





<OPERA TRES>
CD 1045 \2080
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
世紀を渡って ギター作品集
ロンド Op.129/世紀を渡る変奏曲 Op.71
忘備録[Appunti](前奏曲と練習曲)Op.210
エスカラマン(セルバンテスによる16世紀スペインの舞曲の組曲)Op.177
悪魔的奇想曲、パガニーニを称えて Op.85
タランテッラ Op.87a
マルガリタ・エスカルパ(ギター)
録音:2004年1月、グアダラマ(スペイン、マドリード県)、ラ・トレ





<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 229/230 2枚組 \4050
シューベルト(1797-1828):
ピアノ四手連弾のための幻想曲ヘ短調 Op.103 D.940
ピアノ四手連弾のための4つのポロネーズ Op.75 D.599
ピアノ四手連弾のためのアレグロ イ短調 Op.144 D.947
ブラームス(1833-1897):2台のピアノのためのソナタ ヘ短調 Op.34bis
ボラット=ペッリーノ・ピアノ・デュオ
エレーナ・ボラット、ファルコ・ペッリーノ(ピアノ)
録音:1994年2月19-20日、パヴィア(イタリア)、ボッローメオ神学校、
アッフレスキ・ホール





<STRADIVARIUS>
STR 33882 \1980
ジョン・ケージ(1912-1992):
フリーマン・エチュード 第1巻&第2巻(1977-1980/1990)
マルコ・フージ(ヴァイオリン)
芸術家のパトロンとして知られたベティ・フリーマン(1921-2010)の名を冠した、
ケージとポール・ズーコフスキー(ヴァイオリニスト)との最初のコラボレーショ
ン作品。全16曲を収録。

STR 33885 \1980
献呈 20世紀スペインのフルート音楽
サルバド・ブルトンス(1959-):フルート・ソナタ Op.21
フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):献呈
フリアン・メネンデス(895-1975):夜想曲
ヘスス・グリディ(1886-1961):ティラナ
マヌエル・インファンテ(1883-1958):ジプシーの歌
モンセラト・トゥラス(1973-):サラのための3つの楽章
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):古い歌
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):カダケスのリディアへのセレナード
オスカル・エスプラ(1886-1976):往年の歌
アマンド・ブランケル(1935-2005):若々しいソナティナ
マヌエル・パラウ(1893-1967):ドゥルサイナ吹き
クラウディア・ジオットーリ(フルート)
ラッファエーレ・ダニエッロ(ピアノ)

STR 57911 \1980
EAST TRAVEL
アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994)
ヴァルテル・シルヴィオッティ編曲:
How insensitive / Cancao de amor / Wave / Por causa de voce
A felicidade / Song of the sabia / Concovado / Triste / Look to the sky
Chega de saudade / Girl from Ipanema / One note samba / Samba de aviao
Desafinado / Meditation / Water to drink / Waters of march / Jazz'n'
samba
マリオ・マルツィ(サクソフォン)
アルケ弦楽四重奏団
フェデリコ・サネージ(タブラ、打楽器)
ゲスト:
トリロク・グルトゥ(タブラ、ドラムス、打楽器)
シモーネ・ザンキーニ(アコーディオン)
「ボサノヴァの父」アントニオ・カルロス・ジョビンの作品を東洋風クラシカ
ル・スタイルで演奏したアルバム。

STR 57912 \1980
アンドレア・パドヴァ(1962-):オレンジ・レモン・みかん
Il cielo e bianco / Arancio Limone Mandarino / Un sole nero
Pizzica tarantata / Solo per te / Verso leuca /
Marisa(a Gino Paoli)/ La Merica / Non parlarmi d'amore a Baltimora
Porto Selvaggio(A Renata Fonte)/ La pianura di rame
Mentre girano un film(A Ferzan Ozpetek)/ Senza tempo
アンドレア・パドヴァ(ピアノ)
「イタリアのバッハ弾き」の異名で知られるパドヴァの自作自演アルバム第3弾。

STR 33865 \1980
ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821-1889):
コントラバス協奏曲第2番ロ短調(*)
クラリネットとコントラバスのための二重奏曲(#)
ヴァイオリンとコントラバスのための協奏的大二重奏曲(+)
パッショーネ・アモローザ(ヴァイオリンとコントラバスのための)(+)
エンリコ・ファゴーネ(コントラバス)
ワルテル・ザガート(ヴァイオリン(+))
クッラード・ジュフレーディ(クラリネット(#))
スイス・イタリアーナ管弦楽団(*)
クリストフ=マティアス・ミュラー(指揮(*))




<ACTE PREALABLE>
AP 0213 \1800
ロベルト・ブコフスキ(1983-):過去の鏡を覗き
嵐/教会の門/結婚/修道士の葬儀
第二次大戦のポーランドの英雄たちへ
不運な愛について/傷付いた心
ロベルト・ブコフスキ(演奏、録音、マスタリング)
1994年から2009年にかけて作曲・演奏・録音・マスタリングされた鍵盤楽器
系音楽。映像作品の音楽のような「嵐」の他はパイプオルガンやピアノを思
わせるクラシカルでシンプルな楽曲です。

AP 0236 \1800
ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921):
弦楽四重奏曲ヘ長調 Op.28(*)
弦楽四重奏曲イ長調 Op.42(+)
フォー・ストリング・クアルテット
ルツィナ・フィエドゥキェヴィチ(第1ヴァイオリン)
グジェゴシュ・ヴィテク(第2ヴァイオリン)
ベアタ・ラスエフスカ(ヴィオラ) ウーカシュ・トジェルシュ(チェロ)
録音:2010年8月23-24日(*)、9月18-19日(+)、
ムオショヴァ(ポーランド)、The Palace & Park Complex
ジェレンスキはポーランド盛期ロマン派音楽を代表する作曲家の一人。





<RACCANTO>
RC 001 \2080
イル・サッソーネ ヘンデル、ハッセ:イタリア語カンタータ集
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
カンタータ「愛の神が見て」[Vedendo amor](アルトと通奏低音のための)
リコーダーと通奏低音のためのソナタ ニ長調
カンタータ「私の胸は騒ぐ」[Mi palpita il cor]
(アルト、リコーダーと通奏低音のための)
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
カンタータ「胸の中の炎」[La fiamma che nel seno]
(アルト、リコーダーと通奏低音のための)
カンタータ「かぐわしい草木の間で」[Tra l'odorose piante]
(アルトと通奏低音のための)
カンタータ「名前」[Il nome](アルト、リコーダーと通奏低音のための)
アンサンブル・ラッカント
アンドレアス・ペール(カウンターテナー)
シュテファン・テミング(リコーダー)
ローベルト・シュレーター(チェンバロ)
アンドレア・コルドゥラ・バウアー(アーチリュート、バロックギター)
カトリン・ラツァル(バロックファゴット)
スヴェン・レッセル(ヴィオローネ)
録音:2007年2月、ミュンヘン、グスタフ=アドルフ教会
イタリアで学んだ二人の「ザクセンの人」(イタリア語で「イル・サッソー
ネ」)、ヘンデル(ドイツ、ザクセンのハレ生まれ)とハッセ(ドレスデンのザ
クセン選帝侯宮廷で活躍)を取り上げたアルバム。アンサンブル・ラッカント
は2005年、アンドレアス・ペールとローベルト・シュレーターにより創設さ
れたピリオド楽器演奏団体。

RC 003 \2080
ハンス=クリスティアン・デリンガー(1976-):
ストリーミング 無伴奏サクソフォンのための作品集
Prelude and Hymn / Joyful / In Silence / Reminiscence / Cycles
Your Song within Me(*)/ Prayer and Fulfilment / Streaming
ハンス=クリスティアン・デリンガー
(ソプラノ・サクソフォン、アルト・サクソフォン、テナー・サクソフォン)
録音:2008年9月-2009年5月、アウクスブルク(ドイツ)、聖アントン教会(*以外)
2009年6月、ウンターヴェセン(ドイツ)、TonSchallRaum GmbH(*)
ミュンヘンに生まれ、ミュンヘンとバーゼルの音楽アカデミーおよびフランク
フルト国際アンサンブル・アカデミー「アンサンブル・モダーン」で学び、ア
ウクスブルク大学レオポルト・モーツァルト・センターで教えているサクソ
フォン奏者、ハンス=クリスティアン・デリンガーの自作自演集。

RC 004 \2080
Bachblu und Pestizide
オパス・ディアンドル:Honden / Kneidlsteahler Listen
伝承曲/オパス・ディアンドル編曲:Kiahsuacher / Geiger Dauphine
ベンノ・ジンマ作詞作曲/オパス・ディアンドル編曲:Tod im Bergwerk
オパス・ディアンドル:Nalser Kuchlposcher
シュテファン・ルイス・シュテッヒャー/オパス・ディアンドル編曲:
Mai Maadele, mai Tschuurale
オパス・ディアンドル:Autonzn
ヴォルフガング・ノイミュラー/オパス・ディアンドル編曲:
Kaufmann Schorsch
伝承曲/オパス・ディアンドル編曲:Almerische Weis
シュテファン・ルイス・シュテッヒャー/オパス・ディアンドル編曲:
In Schottn fa mein Pingglkorrn
伝承曲/オパス・ディアンドル編曲:Staade Weis/Zwiefacher
ギュンター・ミッターグラードネッガー/
ゲアハルト・ハルト・グラヴィシュニヒ作詞/オパス・ディアンドル編曲:
Isch so still uman Sea
伝承曲/オパス・ディアンドル編曲:Hinter mein Voutr sein Stoudl
オパス・ディアンドル
ヴェロニカ・エッガー(歌、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マルクス・プリート(歌、ガラガラ、オカリナ、朗唱、ウクレレ)
ダニエル・ファランナ(歌、コントラバス、ウクレレ)
トーマス・ランプレヒト(歌、ギター、ウード、ベンディル)
ゲスト:ヤン・ランガー(打楽器) アンドレアス・プセナー(クラリネット)
ゲルマン語圏のトラッドというような印象の音楽です。

RC 006 \2080
スペイン 1850-1950 ヴァイオリンとピアノのためのスペイン音楽
ヘスス・デ・モナステイロ(1836-1903):
夜想曲(1852)/愛の熱、メロディ(1867)
ホアキン・ニン(1879-1949):スペインのセギディリャ(1922)
ムルシアナ/カタラナ/アンダルサ
ホアキン・トゥリナ(1882-1949):ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.51(1929)
イサーク・アルベニス(1860-1909):イベリア(1906)より
エボカシオン/エル・プエルト
セサル・フィゲリド・ゲルベンス(1876-1956):バスクの歌と踊り(1949)
Errimin / Belatxaren egada / Iru damachu / Agate deunaren abestiya
ミゲル・シマロ(ヴァイオリン)
ローベルト・シュレーター(ピアノ)
録音:2008年3月、アビラ(スペイン)、アビラ貯蓄銀行ホール
ミゲル・シマロは1966年スペインのアビラに生まれ、バルセロナとオランダ
のハーグでジェラルド・クラレ、ベネト・カザブランカス、ヴェラ・ベス、
シギスヴァルト・クイケン、アンナー・ビルスマに師事したヴァイオリニス
ト。ソロ活動の他、カンビーニ弦楽四重奏団のメンバー、ミッテンヴァルト
国立ヴァイオリン学校(ドイツ)およびカタルーニャ高等音楽学校(スペイン)
教師として活躍しています。

RC 007 \2080
静山 ギターのための音楽
レオ・ブローウェル(1939-):
2つのキューバ民謡の旋律; 子守歌/魅惑の瞳
種への旅
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌
アラン・ロースソーン(1905-1971):悲歌
レノックス・バークリー(1903-1989):主題と変奏曲 Op.77
フェルナンド・ソル(1778-1839):静けさ(奇想曲)Op.50
瞿小松[Qu Xiao-Song](1952-):寂 第3番「静山」(*)
レオ・ブローウェル:十一月のある日
シュテファン・バルチャイ(ギター)
録音:2009年12月、アウクスブルク(ドイツ)、Tonstudio ISSA-Musik Sauer
(*)世界初録音。ドイツのヴュルツブルクに生まれ、ベルリン芸術大学でペー
ター・シマンスキに師事したギタリスト。クルムバッハ=シュヴァーベン専門
音楽学校で教えています。

RC 009 \2080
セビリャの一夜 ギター三重奏のための音楽
イサーク・アルベニス(1860-1909):グラナダ
ハイドン(1732-1809):三重奏曲ニ長調
エンリケ・グラナドス(1867-1916):
スペイン舞曲集 より 第3番/第2番「オリエンタル」
ビゼー(1838-1875):「カルメン」組曲第1番&第2番 より
前奏曲/アラゴネーズ/ハバネラ/闘牛士たち
エレーナ・ポプリャノワ(1961-):3つのギターのための三部作
ミロンガ/タンゴ/ルンバ
イサーク・アルベニス:子守歌
アレグリアス・ギター三重奏団
ドミートリー・ラヴレンティエフ、タケオ・サトー、
クラウス・ヴラダー(ギター)
録音:2010年4-5月、アウクスブルク(ドイツ)
アレグリアス・ギター三重奏団は2007年、アウクスブルク音楽院を修了した
三人のギタリストが結成したトリオ。タケオ・サトーはドイツ在住のギター
製作家カズオ・サトーの息子。

RC 010 \2080
ダンス・ウィズ・ミー ギターのための音楽
ローラン・ディアンス(1955-):タンゴ・アン・スカイ
ホルヘ・モレル(1931-):ブラジル舞曲(サンバ)
アレクサンドル・イワーノフ=クラムスコイ(1912-1973):ワルツ
イジー・イルマル(1925-):
バーデン・ジャズ組曲-バーデン・パウエルへのオマージュ
シンプリシタス/子守歌/ロンド・ア・ラ・サンバ
アンドレイ・ペトロフ(1935-2005):
ワルツ-映画「Watch out for the automobile」のテーマ
アントニオ・ラウロ(1917-1986):ベネズエラの4つのワルツ
タティアナ/アンドレイナ/ナタリア/ヤカンブ
ジョアン・ペルナンブコ(1883-1947):鐘の音(マシシェ)
フランシスコ・タレガ(1852-1909):
アラブ奇想曲(セレナード)/マリア(ガヴォット)
大ワルツ/アラールの華麗な練習曲
ディミトリー・ラヴレンティエフ(ギター)
録音:2010年8-9月、アウクスブルク(ドイツ)、Sputnik-12 Studio
ドミートリー・ラヴレンティエフはエカテリンブルク・ムソルグスキー音楽院
チャイコフスキー校(ロシア)でヴィターリー・デルンに、ドルトムント音楽大
学でヴェルナー・ケンマーリングに師事したロシアのギタリスト。アレグリア
ス・ギター三重奏団のメンバーです。

RC 901 \2080
マヌエル・カナレス(1747-1786):
6つの弦楽四重奏曲 Op.3 から
第1番ニ長調/第2番変ホ長調/第3番ハ短調
カンビーニ弦楽四重奏団
ミゲル・シマロ、エヴァ=マリア・レル(ヴァイオリン)
ローター・ハース(ヴィオラ) ミヒャエル・ルップレヒト(チェロ)
録音:1998年4月15-16日、ニッテナウ(ドイツ)、
レーゲンタール・ギムナジウム講堂
LA MA DE GUIDOレーベル、LMG 2038と同一音源。

RC 902 \2080
マヌエル・カナレス(1747-1786):
6つの弦楽四重奏曲 Op.3 から
第4番変ロ長調/第5番ト長調/第6番ハ長調
カンビーニ弦楽四重奏団
ミゲル・シマロ、エヴァ=マリア・レル(ヴァイオリン)
ローター・ハース(ヴィオラ) ウルリケ・ミクス(チェロ)
録音:1999年4月8-9日、ペルハ(ドイツ)、聖ヨゼフ教会
LA MA DE GUIDOレーベル、LMG 2049と同一音源。
マヌエル・カナレスはスペインのトレドに生まれ、マドリードの宮廷でボッ
ケリーニの同僚音楽家となった作曲家。スペインで弦楽四重奏曲を書いた最
初の作曲家といわれ、その作風にはボッケリーニとハイドンの影響が見受け
られます。カンビーニ弦楽四重奏団はミュンヘンを本拠地に活動するピリオ
ド楽器アンサンブル。

RC 903 \2080
トム・ガヴロン:PETER GOES TO THE TOWN
Interlude / Peter Goes to the Moon / Huge Towns / This Town / Lily...
Night Song / Strange House / Dreamland / Under the Sea / The Ocean
The Arrival / Kaffeehaus Song / The Beauty / Fool in Love / Time
Between the Stars / Farewell / Friday / Peter Begins
トム・ガヴロン(歌、ピアノ)
ミヒャエル・シュピーカー(ヴァイオリン)
フィリップ・ヴァイーラウフ(チェロ)
ゼバスティアン・リュトケ(ピアノ)
ゲスト:ドロテア・ヴァーグナー(歌)
ドイツのシンガーソングライター、トム・ガヴロンの作詩作曲による、悲惨な
現実から幻想世界へ逃れようとする一人の男を描いた音楽物語。




<DUX>
DUX 0770 \1800
ペンデレツキ(1933-):
弦楽三重奏曲(1991)/弦楽四重奏曲第1番(1960)
弦楽四重奏曲第2番(1968)/中断された思考(弦楽四重奏のための;1988)
クラリネットと弦楽三重奏のための四重奏曲(1993)(*)
弦楽四重奏曲第3番「書かれなかった日記のページ」(2008)
アルカディウシュ・アダムスキ(クラリネット(*))
ダフォ弦楽四重奏団

DUX 0791 \1800
ショパン、シマノフスキ、マチェイェフスキ:ピアノのためのマズルカ集
ショパン(1810-1849):
マズルカイ短調 Op.17 No.4
4つのマズルカ Op.24; ト短調,ハ長調,変イ長調,ロ短調
マズルカ ロ短調 Op.33 No.4
シマノフスキ(1882-1937):20のマズルカ Op.50 から 第1-4番
ロマン・マチェイェフスキ(1910-1998):マズルカ第1-4、7-10番
ショパン:ポロネーズ嬰ヘ短調 Op.44
レフ・ナピェラワ(ピアノ)

DUX 0800/0801 2枚組 \1800
BASSOLO
リシャルト・ガブリシ(1942-):歓喜に(コントラバスと声のための;2004)
ヴィトルト・シャロネク(1927-2001):
コントラバスと管弦楽のための協奏音楽(1977)
エドヴァルト・ボグスワフスキ(1940-):
コントラバスと弦楽のための幻想協奏曲(1999)
リシャルト・ガブリシ:Il cicerone(コントラバスと弦楽のための;2005)
ジョン・ケージ(1912-1992):591 seconds(弦楽器奏者のための)
ジェラール・グリゼー(1946-1998):Échanges
トーマス・ラウク(1943-):Tu ha' 'l viso piu dolce
アンジェイ・ジャデク(1957-):for Aleksander
ミヒェル・ロート(1976-):Kavalkade
ジャチント・シェルシ(1905-1988):C'est bien la nuit
ヘルムート・エーリング(1961-):Foxfire zwei
グウィン・プリチャード(1948-):コントラバスとハープのための音楽
アルフレート・クニューゼル(1941-):カデンツァIII
イ・ジュンヘ(1964-):IYON
エフゲニー・イルシャイ(1951-):Fremotonia
ヤニス・クセナキス(1922-2001):Theraps
アレクサンデル・ガブリシ(コントラバス)
ダニエル・ブエス、ユルク・ヘンネベルガー(ピアノ)
コンスエロ・ジュリアネッリ(ハープ)

DUX 0808 \1800
ブレハシュ、ザンダース、ヴォイチェホフスキ、ヤスコト、パイウク、
ヘンドリフ:
室内楽作品集
ヴォイチェフ・ブレハシュ(1981-):Torpor(2008)
アルネ・ザンダース(1975-):
Dubug(Strange, I've seen that face before)(2008)
スワヴォミル・ヴォイチェホフスキ(1971-):Rope of sands(2009)
ドブロミワ・ヤスコト(1981-):Hum... (2008)
ガブリエル・パイウク(1975-):Distancia(efectos de superficie)(2008)
パヴェウ・ヘンドリフ(1979-):Cyclostratus(2008)
クファルトルディウム
ミハウ・グルチンスキ(クラリネット) ダンガ・サトコフスカ(ヴァイオリン)
パヴェウ・ノヴィツキ(打楽器) ピオトル・ノヴィツキ(ピアノ)
パトリク・"チクタク"・マテラ、
ヤクプ・"ズガス"・ジミヨフスキ(ビートボックス)

DUX 0809 \1800
ヤンセン、ラソン、細川、チェルニェヴィチ、ストルギンスカ:
弦楽四重奏のための作品集
フース・ヤンセン(1951-):Streepjes
アレクサンデル・ラソン(1951-):弦楽四重奏曲第6番
細川俊夫(1955-):花の妖精
マレク・チェルニェヴィチ(1974-):透明(弦楽四重奏とテープのための)
アクニェシュカ・ストルギンスカ(1978-):印象
ネオ弦楽四重奏団
パヴェウ・カピツァ、カロリナ・ピョントコフスカ=ノヴィツカ(ヴァイオリン)
ミハウ・マルキェヴィチ(ヴィオラ) クシシュトフ・パヴオプスキ(チェロ)

DUX 0811 \1800
ポーランド放送実験スタジオ作品集
エウゲニウシュ・ルドニク(1933-):Dixi
エルジビェタ・シコラ(1943-):窓からの眺め
クシシュトフ・クニッテル(1947-):Low Sounds
デニス・エバーハード(1943-2005):イコン(テープのための)
クシシュトフ・クニッテル:Norcet
ボフダン・マズレク(1937-):エピソード
ツァイトクラッツァー

DUX 0812/0813 2枚組 \1800
ポーランド放送実験スタジオ再訪 ユゼフ・パトコフスキ記念
[CD-1:オリジナル]
ボグスワフ・シェッフェル(1929-):アンティフォナ(1975)
エウゲニウシュ・ルドニク(1933-):コラージュ(1965)
クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):詩篇(1961)
ボフダン・マズレク(1937-):エピソード(1973)
ボグスワフ・シェッフェル:集合、ヴァージョン1(1966)
ボフダン・マズレク:経験(1967)
エウゲニウシュ・ルドニク:Dixi(1967)
ポーランド放送実験スタジオ
ユゼフ・パトコフスキ(制作)
[CD-2:カヴァー]
ボグスワフ・シェッフェル/フィル・デュラント(1957-):アンティフォナ
エウゲニウシュ・ルドニク/
ミコワイ・パウォシュ、マチェイ・シレジェツキ編曲:コラージュ
クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-)/
ジョン・ティルブリー(1936-)編曲:詩篇
ボフダン・マズレク/フィル・デュラント、
ミコワイ・パウォシュ、エディ・プレヴォスト(1942-):エピソード
ボグスワフ・シェッフェル/マチェイ・シレジェツキ編曲:
集合、ヴァージョン1
ボフダン・マズレク/フィル・デュラント、ミコワイ・パウォシュ、
エディ・プレヴォスト、マチェイ・シレジェツキ、
ジョン・ティルブリー編曲:経験
エウゲニウシュ・ルドニク/ミコワイ・パウォシュ編曲:Dixi
フィル・デュラント、ミコワイ・パウォシュ、エディ・プレヴォスト、
マチェイ・シレジェツキ、ジョン・ティルブリー:
ボグスワフ・シェッフェルの交響曲へのオマージュ
フィル・デュラント(ヴァイオリン)
ミコワイ・パウォシュ(チェロ)
エディ・プレヴォスト(打楽器)
マチェイ・シレジェツキ(エレクトリック・ギター)
ジョン・ティルブリー(ピアノ)

DUX 0814/0815 2枚組 \1800
ボフダン・マズレク(1937-):センチネル仮説
6つのエレクトロニック前奏曲/Bozzetti/帳面から/Canti
バラード/ペンシルヴァニア・ドリーム/子供たちの夢
デイジー・ストーリー/夢/友達への手紙/碑文、ヴァージョン1
ポーランド放送実験スタジオ

DUX 0817/0818 2枚組 \1800
イェジ・ゴジシェフスキ・プレイズ・ショパン
ショパン(1810-1849):
24の前奏曲 Op.28/前奏曲嬰ハ短調 Op.45/前奏曲変イ長調 Op. posth.
マズルカ 嬰ト短調 Op.33 No.1/マズルカ ニ長調 Op.33 No.3
バラード ト短調 Op.23 No.1/バラード ヘ長調 Op.38
マズルカ イ短調 Op.68 No.2/マズルカ ハ長調 Op.68 No.1
スケルツォ ロ短調 Op.20/スケルツォ変ロ短調 Op.31
スケルツォ嬰ハ短調 Op.39/スケルツォ ホ長調 Op.54
マズルカ ホ短調 Op.41 No.1/マズルカ ロ長調 Op.41 No.2
マズルカ変イ長調 Op.41 No.3/バラード変イ長調 Op.47
バラード ヘ長調 Op.52/マズルカ ハ短調 Op.30 No.1
マズルカ ロ短調 Op.30 No.2/マズルカ嬰ハ短調 Op.30 No.4




<POLSKIE NAGRANIA>
PNCD 1296 \1800
ヤドヴィガ・ロマンスカ オペラ・リサイタル
ヴェルディ(1813-1901):「椿姫」から
ヴィオレッタのレチタティーヴォとアリア "E strano!..."(第1幕)(*)
ヴィオレッタのアリア "Addio del passato"(第3幕)(+)
ロッシーニ(1792-1868):
「セビリャの理髪師」から ロジーナのカヴァティーナ(第1幕)(*)
ヴェルディ:「リゴレット」から ジルダのアリア(第2幕)(*)
プッチーニ(1858-1924):「蝶々夫人」から "Un bel di vedremo"(第2幕)(+)
プッチーニ:「ボエーム」から "Si mi chiamo Mimi"(第1幕)(*)
モーツァルト(1756-1791):「フィガロの結婚」から
ケルビーノのアリア "Non so piu cosa son"(第1幕)(#)
モニュシュコ(1919-1872):「幽霊屋敷」から
ハンナのレチタティーヴォとアリア "O cudne wody" (第4幕)(#)
ドリーブ(1836-1891):「ラクメ」から ラクメのレチタティーヴォとアリア
"Te kwiaty sa dla mnie tak piekne(第1幕)(#)
ドニゼッティ(1797-1848):「ランメルモールのルチア」から
ルチアのアリア "Regnava nel silenzio"(第1幕)(**)
ルドミル・ルジツキ(1884-1953):「カサノヴァ」から ワルツ(第3幕)(++)
ヤドヴィガ・ロマンスカ(ソプラノ)
ポーランド放送管弦楽団(*/++)
アンジェイ・ストラシンスキ(指揮(++))
ズジスワフ・グジンスキ(指揮(*))
ポーランド放送クラクフ管弦楽団(+/**)
ヴオジミェシュ・カミルスキ(指揮(+))
イェジ・ゲルト(指揮(**))
ポーランド放送交響楽団(#)
ヴオジミェシュ・オルミツキ(指揮(#))
録音:1970年(*)/1975年(+)/1965年(#/**)/1981年(++)

PNCD 1349 2枚組 \2300
ペンデレツキ(1933-):
ルカ受難曲(聖ルカによるわれらの主イエス・キリストの受難と復活)
ステファニア・ヴォイトヴィチ(ソプラノ)
アンジェイ・ヒオルスキ(テノール)
ベルナルト・ワディシュ(バス)
レシェク・ヘルデゲン(語り)
クラクフ・フィルハーモニー少年&混声合唱団
ヤヌシュ・プシビルスキ、ユゼフ・スヴァラ(合唱指揮)
クラクフ・フィルハーモニー管弦楽団
ヘンリク・チシ(指揮)
録音:1966年、クラクフ(ポーランド)/前出:PNCD 017(廃盤)

グレツキ(1933-):交響曲第3番「悲しみの交響曲」Op.36
ステファニア・ヴォイトヴィチ(ソプラノ)
ポーランド国立放送交響楽団
イェジ・カトレヴィチ(指揮)
録音:1978年5月/前出:PNCD 215(廃盤)




<APARTE>
AP 011 \2300
ヴィヴァルディ:「四季」
ピアソラ:ブエノスアイレスの夏、秋、冬、春
デイヴィッド・グリマル(指、Vn)、レ・ディソナンス
録音:2010年5月(ライヴ録音/ディジョン歌劇場)
グリマル率いるレ・ディソナンスは、2004年から、貧困などで困難な生活をす
る人々に音楽と文化を届けようという活動を行っています。この活動の一環と
して2010年5月に行われたコンサートのライヴ。ヴィヴァルディの四季と、ピ
アソラのブエノスアイレスの-を季節ごとに交互に演奏しています。ヴィヴァ
ルディの四季が素晴らしいことはいうまでもありません。ピアソラ作品でも、
アドリブでヴィヴァルディを思わせる音型がちりばめられていますが、ピアソ
ラ独特の熱い緊張感の中にヴィヴァルディの風味が絶妙にマッチ。偉大な芸術
は時代を越えて融合することを実感します。

AP 012 \2300
ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 op.110、第9番 変ホ長調 op.117、
弦楽四重奏のための2つの小品(エレジー、ポルカ)
バイロン弦楽四重奏団
〔ウェンディ・ギセル(Vn)、フランソワ・ジェームス(Vn)、
ロビン・ルメル(Vla)、コラリー・デュヴァース(Vc)〕
録音:2010年10月
バイロン弦楽四重奏楽団は、ヨーロッパ各地から集まった若手音楽家によって
結成されたカルテット。ここに収録されたショスタコーヴィチは、ドライでス
タイリッシュなセンス抜群。エレジーでの繊細な歌、ポルカでのコミカルな表
情など、様々な表情をみせており、カルテットとしての底力を感じさせる1枚と
なっています。




<ARCO DIVA>
UP 0127-2 \2080
メンデルスゾーン、ショスタコーヴィチ、グラズノフ:
ヴィオラとピアノのための作品集
メンデルスゾーン(1809-1847):ヴィオラ・ソナタ ハ短調(*)
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ヴィオラ・ソナタ ハ長調 Op.147(+)
グラズノフ(1865-1936):悲歌 ト短調 Op.44(#)
カレル・シュペリナ(ヴィオラ)
カレル・フリエスル(ピアノ(*))
リディエ・マイリンゴヴァー(ピアノ(+))
ヨセフ・ハーラ(ピアノ(#))
録音:チェコ放送プルゼニュ支局(*)/プラハ、チェコ放送(+/#) 時期記載なし
カレル・シュペリナはチェコのプルゼニュに生まれ、1970年から2002年までチェ
コ・フィルハーモニー管弦楽団に在籍(最終的には首席奏者)、1994年以来プラ
ハ音楽院教授(ヴィオラ、室内楽)を務めているヴィオラ奏者。

UP 0128-2 \2080
私の歌
ドヴォルジャーク(1841-1904):ジプシーの歌 Op.55 B.104
ヤロスラフ・クジチカ(1882-1969):北の夜 Op.14
マルチヌー(1890-1959):2つの歌〔桃の花,病んだ秋〕
バルトーク(1881-1945):5つの歌 Op.16/村の情景
エヴァ・ガラヨヴァー(メゾソプラノ)
マリアン・ラプシャンスキー(ピアノ)
録音:2010年5月1-2日、6月19-20日、プラハ、
リヒテンシュタイン宮マルチヌー・ホール
ブラチスラヴァ音楽院および音楽アカデミー(スロヴァキア)を卒業後イタリア、
ドイツ、合衆国で学び、ブラチスラヴァ室内オペラのメンバーとなり1995年に
デビューしたエヴァ・ガラヨヴァーの愛唱歌集。

UP 0132-2 \2080
パガニーニ、トルフラーシュ、J・ノヴァーク、トゥチャプスキー:
ヴァイオリンとギターのための二重奏作品集
パガニーニ(1782-1840):ソナタ第1番イ短調/ソナタ第3番イ長調
ヤン・トルフラーシュ(1928-2007):2つのコンポジション Op.71a
ヤン・ノヴァーク(1921-1984):ソナタ・セレナータ
アントニーン・トゥチャプスキー(1928-):協奏的二重奏曲
デュオ・テレス
ルツィア・カプソヴァー(ヴァイオリン) トマーシュ・ホニェク(ギター)
録音:2010年10月、ヴェセリー・ナト・モラヴォウ(チェコ)、
スタジオ DIV 8 - Zus
2010年に揃ってヤナーチェク音楽アカデミーを修了したルツィア・カプソヴァ
ー(1986年スロヴァキア生まれ)とトマーシュ・ホニェク(1985年チェコ生まれ)
が在学中の2007年に結成したデュオ。

UP 0136-2 \2080
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第2番ニ長調 Op.36
スメタナ(1824-1884):祝典交響曲 Op.6
マルチヌー(1890-1959):
シンフォニエッタ・ラ・ホッジャ(ピアノと管弦楽のための)(*)
朝比奈智子(ピアノ(*))
パルドゥビツェ・チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
マルコ・イヴァノヴィチ(指揮)
録音:2010年9月4-6日、パルドゥビツェ音楽館(チェコ)

UP 0137-2 \2080
ファースト・ステップス ギター二重奏のための音楽
D・スカルラッティ(1685-1757)/シエンプレ・ヌエボ編曲:
ソナタ K.491/ソナタ K.208/ソナタ K.333
J・S・バッハ(1685-1750)/ティルマン・ホップストック編曲:
フーガ イ短調 BWV539(原調:ニ短調)
グラナドス(1867-1916)/トーマス・ミュラー=ペリング編曲:詩的ワルツ集
ピアソラ(1921-1992):タンゴ組曲
シエンプレ・ヌエボ
マチェイ・フレムル、パトリック・ヴァツィーク(ギター)
録音:2009年8月24-26日、ハウツェンブルク(ドイツ)、聖ヴィトゥス教会
シエンプレ・ヌエボはチェコのギタリスト、マチェイ・フレムル(1982年生ま
れ)とパトリック・ヴァツィーク(1984年生まれ)が2007年に結成したデュオ。

UP 0138-2 \2080
CELLO M.E. 無伴奏チェロのためのスウェーデンとチェコの音楽
エルランド・フォン・コック(1910-2009):モノローグ第17番
ミロスラフ・ペトラーシュ(1948-):
フクヴァルディ幻想曲-ヤナーチェクへのオマージュ
ヤン・カールステット(1926-2004):バラッド Op.18
オンドジェイ・クカル(1964-):狂詩曲
ミカエル・エーリクソン(1952-):
演奏会用変奏曲「おやすみなさい」[Dobrua noc](ピアッティへのオマージュ)
おやすみなさい[Buenas Noches](タンゴ)
スウェーデン民謡/ミカエル・エーリクソン編曲:ああ、美しきヴェルムランド
ミカエル・エーリクソン:Taserud(タンゴ)/リラックス
ミカエル・エーリクソン(チェロ)
録音:2009年6月28日、プラハ、クラリツカー通り、チェコ同胞団教会
ミカエル・エーリクソンはスウェーデンに生まれ、デンマークでエアリング・
ブロンダール・ベンクトソンに、プラハ音楽アカデミーでヨセフ・フフロに師
事、以来「第二の故郷」(本人の表現)であるチェコを本拠に活躍しているチェ
リスト。




<BOHEMIA MUSIC>
BM 0044 \2080
ジャスト・ワン・ワールド ジェントルメン・シンガーズ・ライヴ 2
Opening / Ramkali(インド)/ Na Bahia tem...(ブラジル;ヴィラ=ロボス作曲)
Dulaman(アイルランド;マイケル・マッグリン作曲)
Loch Lomond(スコットランド)/ Chickens in the Garden(英国)
Waltzing Matilda(オーストラリア)/ Odoia-naduri(グルジア)
African Trilogy(アフリカ)/ Vive L'Amour(カナダ)/ Amazing Grace
Heaven Somewhere / Rock-A My Soul / Joshua / I Can't Tarry
Hush! Somebody's Callin' My Name / John, the Revelator
Rock-A My Soul(以上、合衆国)
[ボーナス・トラック] Summertime(ガーシュウィン作曲)
ジェントルメン・シンガーズ
録音:2010年5月8-9日、フラデツ=クラーロヴェー市立音楽ホール(チェコ)、
ライヴ

BM 0080 \2080
ザ・ビートルズ・レトロスペクション
レノン&マッカートニー:
Yesterday(*)/ Help! / The Night Before / Michelle / Girl / Day Tripper
Eleanor Rigby / Here, There and Everywhere / All You Need Is Love
Ob-La-Di, Ob-La-Da / Blackbird / Let It Be / Come Together(+)
Because / You Never Give Me Your Money
[ボーナス・トラック] Elenor Rigby(+)
ジェントルメン・シンガーズ
ペトル・ヴァイサル(歌(*))
エポック弦楽四重奏団(+)
録音:2010年8-11月、プラハ、3bees Studio
The Beatles Retrospection / The Gentlemen Singers




<FOK>
FOK 0003-2 \2080
コダーイ(1882-1967):ガランダ舞曲
モーツァルト(1756-1791):クラリネット協奏曲イ長調 K.622(*)
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第8番ヘ長調 Op.93
ヤン・マフ(クラリネット(*))
プラハ交響楽団
イジー・コウト(指揮)
録音:2010年9月8-9日、プラハ市民会館、スメタナ・ホール、ライヴ





<Alto>
ALC 1094 \880
ハチャトゥリアン(1903-1978):
チェロ協奏曲ホ短調
チェロと管弦楽のための協奏狂詩曲ニ短調
マリアナ・タラソワ(チェロ)
ロシア交響楽団
ヴェロニカ・ドゥダロワ(指揮)
録音:1994年 原盤:Olympia 前出:Regis, RRC 1094

ALC 1103 \880
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第2番ハ短調「小ロシア」Op.17(1880)
交響曲第3番ニ長調「ポーランド」Op.29(1875)
ソヴィエト国立文化省交響楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1988、1989年、モスクワ 「西側」初登場音源

ALC 1106 \880
【旧譜・再案内】
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第6番ロ短調「悲愴」Op.74(*)
バレエ組曲「くるみ割り人形」Op.71(+)
ソヴィエト国立文化省交響楽団(*)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(*))
モスクワ国立交響楽団(+)
パーヴェル・コーガン(指揮(+))
録音:1988年(*)/1990(+) 「西側」初登場音源

ALC 1130 \880
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):
交響曲第1番変ロ短調(*)
ヴァイオリン協奏曲ロ短調(+)
フィルハーモニア管弦楽団(*)
ルイ・フレモー(指揮(*))
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン(+))
ロンドン交響楽団(+)
リチャード・ヒコックス(指揮(+))
録音:1989年(*)/1991年(*)
原盤、前出:Collins, 10312(*)、13382(+)/前出:Regis, RRC 1014(+)

ALC 1131 \880
ストラヴィンスキー(1882-1971):
バレエ「春の祭典」(1913)
バレエ「ペトルーシュカ」組曲(1911/1947)
ロンドン交響楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
録音:1990年 原盤、前出:Collins, 10112

ALC 1132 \880
ラフマニノフ(1873-1943):チェロとピアノのための作品集
チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
ヴォカリーズ Op.34 No.14
(アナトーリー・ブランドゥコフ(1859-1930)編曲)
ロマンス/バラード イ長調(Op.11 No.5 ?)
悲歌 変ホ短調 Op.3 No.1/前奏曲変ト長調 Op.23 No.10
チャイコフスキー(1840-1893):
夜想曲 Op.19 No.4
(ヴィルヘルム・フィッツェンハーゲン(1848-1890)編曲)
奇想的小品 Op.62
マリアナ・タラソワ(チェロ)
アレクサンドル・ポレジャーエフ(ピアノ)
録音:2002年 「西側」初登場音源

ALC 1133 \880
レナータ・テバルディ ヴェルディ、プッチーニ愛唱オペラ・アリア集
ヴェルディ(1813-1901):
「運命の力」から Son giunti... Madrre pietosa vergine
/ Pace, pace, mio Dio
「アイーダ」から Ritorna vincitor / O patria mia
「トロヴァトーレ」から D'amor sull' ali rosee
プッチーニ(1858-1924):
「マノン・レスコー」から In quelle trine morbide
/ Sola, perduta, abbandonata
「ボエーム」から Si, mi chiamano Mimi(*)/ Donde lieta usci
「トゥーランドット」から Signore ascolta
/ Tu che di gel sei cinta(+)
「蝶々夫人」から
Un bel di vedremo / Che tua madre(#)/ Con onor muore... Tu,tu?(*)
「トスカ」から Vissi' d'arte
レナータ・テバルディ(ソプラノ)
カルロ・ベルゴンツィ(テノール(*))
マリオ・デル・モナコ(テノール(+))
エンツォ・ソルデッロ(バリトン(#))
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団
ジュネーヴ大劇場管弦楽団
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ、
アルベルト・エレーデ、トゥリオ・セラフィン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
録音:1955-1960年、ADD 原盤:Decca

ALC 1136 \880
シューマン(1810-1856):ピアノ作品集
交響的練習曲 Op.13(*)
色とりどりの小品(雑記帳)Op.99(*)
幻想小曲集 Op.12 から 夜に(No.5),夢のもつれ(No.7)(+)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1971年(*)/1979年、ライヴ(+) ADD 原盤:Olympia 前出:Regis, RRC 1186

ALC 1137 \880
オックスフォードの英語アンセム集 バードからブリテンまで
ウィリアム・バード(1543-1623):Sing joyfully unto God
トマス・タリス(1505-1585):I call and cry to thee
リチャード・ファラント(1530頃-1580):Hide not though thy face
トマス・ウィールクス(1576-1623):Hosanna to the son of David
オーランド・ギボンズ(1586-1625):O Lord, in thy wrath rebuke me not
ヘンリー・パーセル(1659頃-1695):
Remember not, o Lord, our offences
/ I was glad when they said unto me
モーリス・グリーン(1696-1755):Lord, let me know mine end
ウィリアム・ボイス(1711-1779):O where shall wisdom be found
サミュエル・セバスチャン・ウェズリー(1810-1876):
Blessed be the God and Father
ジョン・ステイナー(1840-1901):I Saw the Lord
チャールズ・ヴィラーズ・スタンフォード(1852-1924):
Glorious and powerful God
エドワード・ベアストー(1874-1946):Let all mortal flesh keep silence
チャールズ・ウッド(1866-1926)Hail, gladdening light
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):Like as the hart
ウィリアム・ハリス(1883-1973):Bring us, o Lord God
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):Hymn to St. Peter
オックスフォード・モードリン・カレッジ聖歌隊
ジョン・ハーパー(指揮)
録音:1983-1989年 前出:Regis, RRC 2030, 2031

ALC 2014 2枚組 \1300
ショパン(1810-1849):夜想曲全集、幻想即興曲、舟歌
幻想即興曲 Op.66
3つの夜想曲 Op.9/3つの夜想曲 Op.15/2つの夜想曲 Op.27
2つの夜想曲 Op.32/2つの夜想曲 Op.37/2つの夜想曲 Op.48
2つの夜想曲 Op.55/2つの夜想曲 Op.62/夜想曲 Op.72 No.1
夜想曲嬰ハ短調 Op. posth./夜想曲ハ短調 Op. posth.
舟歌 Op.60
キャスリーン・ストット(ピアノ)
録音:1993年 原盤:Unicorn-Kanchana 前出:Regis, RRC 2034




<CARPE DIEM>
CARPE 16280 \2080
ファンタスティック・スタイル
ジョヴァンニ・パンドルフィ=メアッリ(1620-1669頃):
6つのソナタ Op.3(1660)から
ソナタ「ラ・カステッラ」/ソナタ「ラ・メラーナ」
ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):
皇帝フェルディナント3世の死に寄せる哀歌(1657)
ジョヴァンニ・パンドルフィ=メアッリ:
6つのソナタ Op.3 から ソナタ「ラ・チェスタ」
ヨハン・ヤコプ・フローベルガー:トッカータ第3番ヘ長調(1649)
ジョヴァンニ・パンドルフィ=メアッリ:6つのソナタ Op.3 から
ソナタ「ラ・ステッラ」/ソナタ「ラ・サッバティーナ」
ヨハン・ヤコプ・フローベルガー:組曲ニ短調
ジョヴァンニ・パンドルフィ=メアッリ:
6つのソナタ Op.3 から ソナタ「ラ・クレメンテ」
ル・コンセール・ブリゼ
ウィリアム・ドンゴワ(コルネット[ツィンク])
カルステン・ローフ(チェンバロ、オルガン)
エリク・ベロック(リュート)
録音:2009年10月28-31日、ヌーシャテル(スイス)、美術・歴史博物館、ライヴ
イタリアのヴァイオリニスト・作曲家パンドルフィ=メアッリはその経歴がほと
んど知られていません。現存する作品は各6曲から成る2つのソナタ集(Op.3、
Op.4)のみですが、それらはコレッリ以前の器楽史において重要視されています。
当CDは吹奏古楽器コルネットの名手ウィリアム・ドンゴワが Op.3の全曲で名演
奏を披露したライヴ盤。同時代のフローベルガー(イタリアでフレスコバルディ
に師事したドイツの鍵盤楽器奏者・作曲家)の作品が曲間に演奏されています。

CARPE 16281 \2080
スウェーリンク:もしも運命の女神に愛されるなら チェンバロ作品集
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):
半音階的ファンタジア/私たちのために御子が生れた/スペインのパヴァーヌ
大公のバレット/緑の菩提樹の下で/もしも運命の女神に愛されるなら
涙のパヴァーヌ/ああ、神よ、天から見下ろしてください/
私の青春は過ぎ去り
クラウディオ・メールロ(1533-1604):トッカータ ニ短調
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク:おかしなシモン
ジョン・ブル(1562-1628):スウェーリンクのフーガによるファンタジア
アリーナ・ロタル(チェンバロ)
録音:2010年7月6-8日、アーレンスホルスト(ドイツ)、聖ヨハンニス教会
アリーナ・ロタルはルーマニアのブカレストに生まれ、1999年ドイツに移住、
ジーグベルト・ランペ、カルステン・ローフ、デトレーフ・ブラチュケ、ボブ
・ファン・アスペレンに師事したチェンバロ奏者。

CARPE 16282 \2080
ニンフィディア-妖精の国 
エリザベス&ジェイムズ朝イングランドの歌と舞曲集
ジョン・ベネット(1575頃-1614以後):The Elves daunce
マイケル・ドレイトン(1563-1631)作詩:Nymphidia
トマス・レイヴンズクロフト(1582/1592-1635):
Yonder comes a courteous knight
ジョン・プレイフォード(1623-1686):Scotch Cap
不詳:The sorrowful complaint of Susan Higges
ジョン・ジョンソン(1545頃-1594):Quadro Paven / Quadro Galliard
リチャード・ファラント(1530頃-1580):Panthea's lament
ロバート・ジョンソン(1583頃-1633):Full fathom five
不詳:Howell's Delight
ロバート・ジョンソン:Where the bee sucks
不詳:Grimstock
トマス・ロビンソン(1560頃-1610頃):The new hunt's up
トマス・アスキュー:Jig
ジョン・ダウランド(1563-1626):O sweet woods / Can she excuse
不詳:The Puncke's delight / The dark is my delight / Excuse me
ジョン・プレイフォード:Bobing Joe & Jenny pluck pears
ジョン・ダウランド:I saw my lady weepe
不詳:Daphne - Broadside ballad [ボーナス・トラック]
パンタグリュエル
アンナ・マリア・ヴィーロズ(歌) ドミニク・シュナイダー(笛、ギター、歌)
マーク・ウィーラー(リュート、チターン、バンドーラ)
録音:2010年7月、コルンラーデ(ドイツ)、聖マリア教会
17世紀のイングランドで隆盛した妖精文学を下敷きとしたプログラム。2002年
に結成されたパンタグリュエルはアントニー・ルーリー絶賛の古楽グループ。
デンマーク生まれのソプラノ、アンナ・マリア・ヴィーロズの透き通った歌声
が魅力です。

<GOLDEN MELODRAM>
GM5.0077 3枚組 \4950
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
エルネスト・ブランク(ドン・ジョヴァンニ)
ジョーン・サザーランド(ドンナ・アンナ)
イルヴァ・リガブエ(ドンナ・エルヴィラ)
ミレッラ・フレーニ(ツェルリーナ)
リチャード・ルイス(ドン・オッターヴィオ)
セスト・ブルスカンティーニ(レポレロ)
レオナルド・モンレアーレ(マゼット)
マルコ・ステファノーニ(騎士長)
サー・ジョン・プリッチャード指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
グラインドボーン合唱団
グラインドボーン・フェスティヴァル
1960年7月24日

GM5.0078 2枚組 \3300
ベッリーニ:歌劇「清教徒」
ジョーン・サザーランド(エルヴィラ)
ニコラ・フィラクリディ(アルトゥーロ)
エルネスト・ブランク(リッカルド)
ジュゼッペ・モデスティ(ジョルジョ)
デイヴィッド・ウォード(グワルティエーロ)
モニカ・シンクレア(エンリケッタ)
ジョン・ケンティッシュ(ブルーノ)
ヴィットリオ・グイ指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
グラインドボーン合唱団
グラインドボーン・フェスティヴァル
1960年6月16日




<MEMBRAN>
MEMBRAN 233219 4枚組 \880
Georg Solti and The Russian Soul
ゲオルグ・ショルティ指揮
CD1.
グリンカ: 『ルスランとリュドミラ』序曲(4:55)
ボロディン: 『イーゴリ公』序曲(11:36)
ムソルグスキー: 『ホヴァンシチーナ』前奏曲(5:25)
ムソルグスキー: 『ホヴァンシチーナ』ペルシャ舞曲(6:40)
ベルリン・フィル   1959年
チャイコフスキー: 弦楽セレナーデ op.48(27:27)
イスラエル・フィル  1958年
CD2.
チャイコフスキー: 交響曲第2番(31:46)
パリ音楽院管弦楽団   1956年
チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番 op.23(34:40)
クリフォード・カーゾン(p)  ウィーン・フィル  1958年
CD3.
チャイコフスキー: 交響曲第5番 op.64(44:19)
パリ音楽院管弦楽団    1956年
CD4.
ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番 op.18(32:39)
ジュリアス・カッチェン(p)  ロンドン交響楽団
ムソルグスキー: はげ山の一夜(10:20)
ベルリン・フィル    1959年

MEMBRAN 233218 4枚組 \880
The Hungarian Masters/ Georg Solti, Janos Kulka
ゲオルグ・ショルティ指揮
CD1.
リスト: ハンガリー狂詩曲第6番(9:35)
リスト: レーナウのファウストより2つのエピソード(27:53)
リスト: 交響詩「フン族の戦い」.(15:13)
CD2.
バルトーク: 舞踏組曲(15:30)
ロンドン・フィル  1955年
バルトーク: 弦楽器、打楽器・チェレスタのための音楽(27:42)
ロンドン・フィル  1955年
CD3.
コダーイ: ハーリ=ヤーノシュ組曲(21:21)
ロンドン・フィル  1955年
コダーイ: ガランタ舞曲(13:55)
ロンドン・フィル  1952年
CD4.
コダーイ: ハンガリー民謡「飛べよ孔雀」による変奏曲(22:49)
ロンドン・フィル   1954年
コダーイ: ハンガリー詩篇(英語)(18:58)
ウイリアム・マックアルパイン(テノール)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、合唱団  1954年

DOCUMENTS 233076 3枚組 \1250
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
CD1:第1番-第4番
CD2:第5番「春」-第7番
CD3:第8番-第10番
アルトゥール・グリュミオー(Vn)
クララ・ハスキル(P) 1956/57

DOCUMENTS 232742 3枚組 \1250
バッハ:マタイ受難曲 BWV 244
エルンスト・ヘフリガー(T)
キート・エンゲン(B)
アントニー・ファーベルク(S)
イルムガルト・ゼーフリート(S)
ヘルタ・テッパー(A)
マックス・プレープストル(B)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(B)
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
ミュンヘン・バッハ合唱団
ミュンヘン少年合唱団 1958

MEMBRAN 233095 10枚組 \1050
Unforgettable melodies from golden age
パリからウィーンへ
※曲目詳細はこちらにございます。



<OMM>
OMM5004(DVD-Video) \1880
Philip Glass/ Kepler
台本:Martina Winkel(マルティナ・ウィンケル)
音楽:Philip Glass(フィリップ・グラス)
指揮:Dennis Russell Davies(デニス・ラッセル・デイヴィス)
舞台監督:Peter Missotten
衣装: Karel van Laere
ヴィデオ監督:Felix Breisach
合唱指揮:Georg Leopolo
Bruckner Orchester Linz Soloists and Chorus
リンツ・ブルックナー管弦楽団、合唱団
Kepler: Martin Achrainer
Soprano 1: Cassandra McConnell
Soprano 2: Karen Robertson
Mezzo: Katerina Hebelkova
Tenor: Pedro Valazouez Diaz
Baritone: Seho Chang
Bass: Florian Spiess
内容:
「ケプラーの法則」を唱えた16,17世紀ドイツ天文学者ヨハネス・ケプラー
の生涯を描いたオペラ作品。ケプラーが晩年を過ごしたオーストリア、リン
ツ州立劇場からの依頼作品。「Einstein on the Beach」「Galileo Galilei」
に続く科学者をテーマにしたオペラの3作目。

<MEMORIERS>
MR2155/2159 5枚組 \2080
ブラームス:交響曲全集+協奏曲集+ドイツ・レクイエム他(カプリング順)
全てカール・シューリヒト指揮、モノラル録音
CD1
交響曲第3番(シュトウットガルト放送響、1954年12月2日ライヴ)、
交響曲第1番(スイス・ロマンド管、1953年12月28日ライヴ)
CD2
交響曲第2番(ウィーンフィル、1953年6月スタジオ録音)、
交響曲第4番(北ドイツ放送響、1958年5月7日ライヴ)
CD3
ピアノ協奏曲第2番(シュトウットガルト放送響、アンダ、1954年11月ライヴ)、
ヴァイオリンとチェロの二重協奏曲
(スイス・ロマンド管、クーレンカンプ=Vn、マイナルディ=Vc 
1947年7月8日スタジオ録音)
CD4
ヴァイオリン協奏曲
(ウィーンフィル、フェラス=Vn 1954年4月スタジオ録音)、
運命の歌(シュトウットガルト放送響、同合唱団、1954年1月26日ライヴ)、
ナニー(シュトウットガルト放送響、同合唱団1954年1月25日ライヴ)
CD5
ドイツ・レクイエム
(シュトウットガルト放送響、同合唱団、マリア・シュターダー=S、
ヘルマン・プライ=Br他1959年11月ライヴ)
大指揮者シューリヒトとブラームスの相性の良さは数々の名盤でファンは良
く知るところですが、レーベルや録音年代もばらばらでブラームスを集中し
て聴けるセットものは今までありませんでした。ここに長年の渇きを癒す好
企画の登場です。交響曲全曲だけでなく、協奏曲、合唱曲までも集大成した
お徳用で、これまた特価での販売となります。シューリヒトの演奏は枯れ切っ
たなどという表現がされることも多いのですが一聴すればなかなか一筋縄で
はいかない芸術家で、時折見せる急ブレーキのようなアゴーギグの大胆さに
は驚かされますし、オーケストラを鼓舞する能力にも優れたものがあります。
「ドイツ・レクイエム」など相当早いテンポ設定がされておりますがむせ返
る様な濃厚さもあり、長く聞き込むには最適の演奏と言えましょう。最近、
好評が続くMEMORIES入魂の新マスタリングです。